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食品産業総合スレッド

1荷主研究者:2003/12/07(日) 23:52
製粉、飼料、製糖、製菓、製パン、乳業、ビール、清酒、飲料、製油、冷食そして食品添加物等の食品産業の総合スレッド

1103荷主研究者:2012/05/19(土) 17:04:42

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/298134
2012年4月20日 00:10 西日本新聞
九州産ビール輸出急増 韓国での人気が後押し

 2011年に博多港から海外に輸出されたビールの出荷額が、前年の6・3倍の12億2500万円となり、10年ぶりに過去最高を更新した。出荷量も1万960キロリットルで、前年の9・2倍。門司税関によると、最大の輸出先・韓国で外国産の高級ビールが人気となり、地理的に近い九州からの出荷増を後押ししている。

 国・地域別は、韓国が57・9%、台湾24・7%、中国・香港5・6%と、韓国向けが圧倒的に多い。ビール各社は国内の市場低迷を背景に、海外市場を積極的に開拓中で、アジアの消費地に近い九州の工場が輸出拠点になってきているという。

 大分県に九州日田工場があるサッポロビール(東京)は「韓国では日本のプレミアム(高級)ビールの人気が高い。昨年6月、現地に販売会社もつくっており、日田で生産したビールの販売に力を入れている」と説明している。

=2012/04/20付 西日本新聞朝刊=

1104荷主研究者:2012/05/19(土) 17:09:46

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/04/20120427t12032.htm
2012年04月27日金曜日 河北新報
牛たんサイダー、はじける人気 「味より笑顔」 仙台

ユーモア満点の「牛たんサイダー」を紹介する鶴戸社長(右)=仙台市宮城野区のトレボン食品

 仙台市宮城野区の清涼飲料水メーカー「トレボン食品」が、被災地にユーモアを届けようと「仙臺(だい)牛たんサイダー」を商品化した。爽やかな飲料と牛タンの香りをミックスした、あり得ない組み合わせが受け、今月上旬の発売と同時に人気が急上昇。大手量販店から引き合いが相次いでいる。

 口にした瞬間はサイダーだが、牛タン、あるいはテールスープ風の香りが鼻からスッと抜ける。「想像よりも普通のサイダーだと分かり、ホッとして笑顔になるでしょ」。鶴戸満昭社長(58)が自慢げに解説する。

 誕生までは試行錯誤の連続だった。「30通り以上の組み合わせを試し、最終的に焼き肉香料に『隠し味』としてレモン香料を加えて完成させた」と、開発した鈴木英之工場長(49)が打ち明ける。本物の肉の代わりにコラーゲン1000ミリグラムを入れたのも、しゃれの一つだ。

 同社はこれまでも生キャラメル風味のほか、梅酒風味のサイダー「ママの晩酌」など数々の独自商品を生んできた。しかし、今回は禁じ手に近い焼き肉の香り。鶴戸社長も「最初は商品化は絶対無理だと思ったが、工場長の職人魂に打たれ、『時にはユーモアで被災地を元気づけよう』と決めた。味より笑い優先です」と言い切る。

 ラベルにある牛タン店の「のれん」や仙台藩祖・伊達政宗の「三日月のかぶと飾り」、商売の神様「仙台四郎」など仙台をイメージさせる図柄も、鈴木さんが描いた。「話の種になれば上出来。仙台名物になれば、なおうれしい」と鈴木さんは期待を寄せる。

 340ミリリットル入り。オープン価格で1本200円前後。酒販チェーン「やまや」(仙台市)や大手小売り「イオン」などで全国販売されている。

1105チバQ:2012/05/24(木) 21:45:28
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/news/20120524-OYT8T00414.htm
製菓大手、都内の観光名所に自社商品の直営店

外国人客にアピール


22日にオープンした明治の「100%チョコレートカフェ」(東京・墨田区で)


 製菓大手が相次いで東京都内の観光名所に、自社商品を集めた直営店「アンテナショップ」を開いている。

 少子高齢化で国内市場が伸び悩む中、各社は海外進出を加速させており、自社の人気菓子を海外からの観光客にもアピールしたい考えだ。

 チョコレート大手の明治は22日、東京スカイツリーに併設された商業施設「東京ソラマチ」内に直営店「100%チョコレートカフェ」を開いた。店舗デザインを著名デザイナーが手がけ、英語メニューも用意した。チョコを使ったオリジナルスイーツや軽食、飲み物を提供。56種類の味のチョコやグッズも販売する。

 明治はアジアや北米への進出を強化しており、国際的な観光名所と期待されるスカイツリーに出店することで、「日本人はもちろん、世界の旅行客にも東京発のブランドとして知ってもらう」(スイーツ事業推進部)ことを狙っている。

 森永製菓と江崎グリコは4月14日、JR東京駅地下街の「東京おかしランド」に、19日には東京・お台場の商業施設「ダイバーシティ東京プラザ」に、それぞれ直営店を出した。限定品や特製グッズを用意。グリコは東京駅店に調理を実演するキッチンも設け、見るだけで楽しい店にした。

 先駆けは、カルビーが昨年12月に東京・原宿に開いた直営店「カルビープラス」だ。ポテトチップスや「じゃがりこ」などの自社製品を集め、キャラクター商品なども扱う。4月には「おかしランド」と「ダイバーシティ」にも出店した。

 同社は2011年に韓国で本格販売を始め、12年に中国にも進出する。原宿には韓国や中国からの若い観光客が多く、直営店に立ち寄って自分のブログに「日本で話題の人気ブランド」と訪問記を載せるケースがある。店は国内の女子高生がターゲットだったが、海外のネットを通じて評判が広がり外国人客が急増。来店客はオープン時の2倍ほどになったという。

 アニメなどの日本文化は、海外で「クールジャパン」と呼ばれ人気が高い。製菓各社は菓子も海外の若者に受け入れられるとみており、外国人へのアピールをさらに強化する考えだ。(庄野和道)

(2012年5月24日 読売新聞)

1106チバQ:2012/05/26(土) 00:04:44
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120525-00019046-diamond-bus_all
ビールメーカーがこぞって投入猛暑の“フローズン酒”戦争勃発
ダイヤモンド・オンライン 5月25日(金)8時30分配信

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写真:ダイヤモンド・オンライン

 酒類メーカーにとって最大の稼ぎ時である夏はもうすぐそこ。今年のビール各社のキーワードは「フローズン(凍る)酒」だ。

 キリンビールは17日、“凍った生ビール”を提供する期間限定アンテナショップ「キリン一番搾りフローズンガーデン」を東京・大手町にオープンした。全国で同様の店舗を6店運営するほか、フローズン生ビール用のサーバーを全国で100店に設置、商品の提供を開始する。

 通常の一番搾り生ビールのうえに、シャーベット状に凍らせたマイナス5度の泡をソフトクリーム状に盛り付ける。飲んだときのシャリシャリとした食感とともに、泡がふたの役割をするため30分間冷たさをキープするという効果があるという。

 「一番搾りのブランドの起爆剤として位置づけている。これで樽生ビールの売り上げの前年比5%アップを目指す」と田中敏宏・キリンビールマーケティング部主幹は意気込む。

 アサヒビールはすでに2010年から、スーパードライを専用サーバーでマイナス2度にまで冷やして飲む、「エキストラコールドバー」を展開している。飲食店に2000台専用サーバーを設置しているほか、例年通り5月10日に期間限定のアンテナショップをオープンした。 

 もともと、ビールを氷点下まで冷やして飲むという習慣は1990年代のイギリスで生まれ、その後アジアなどにも広がったもの。スーパードライでこれを試すと、苦味が押さえられ、のど越しが変わることがわかった。それにより、これまで取り込みきれていなかった女性客の来店が増えているという。

 10年度は1店で約4万人、11年度は4店で13万人の来客があった。今年は15万人を見込む。

 さらに今年は新兵器として“ビールをできるだけ長時間氷点下にしたまま飲んでもらう「エクストラコールドテーブル」という保冷式のテーブルを導入。四隅のくぼみにジョッキをセットすると、ビールがぬるくなることなく飲める。

 一方、今年日本で本格デビューとなるアルコール飲料を “フローズン”を武器に売り込もうとしているのがサッポロビール。その飲料とは、昨年販売提携を行った世界的なリカーメーカーのバカルディ社のブランドを冠した「モヒート」だ。

 モヒートはラムベースでのカクテルでは一般的なものだが、一から作るとなると8つもの工程を経なければならない。そこであらかじめミックスした「カクテルズモヒート」を飲食店向けに開発。店側は氷を入れたグラスにこれを注いで炭酸で割りミキサーにかければ、通常では専門のバーなどでなければ作るのが難しかったフローズンモヒートが、居酒屋などでも簡単にできる。

 バカルディモヒートの取り扱い店は4月から6月までで5000店に達し、年間目標売り上げの6万ケースを3ヵ月で達成した。「ハイボールの次はモヒートでブームをつくる」(定井賢一郎・サッポロビール営業本部バカルディグループグループリーダー)と鼻息は荒い。

 全国で計画停電や節電目標が設定される中、今年も暑い夏がやってくることが予想される。昨年は時短勤務などに切り替える企業が続出し、夜の営業時間を前倒しにする飲食店も増えた。

 冷たい酒は冷たいうちに飲まなければならないため、客の回転が速くなり店側にもメリットがある。

 市場の縮小が続く国内酒類市場で、フローズン酒は救世主となるか。猛暑の“凍える”戦いの火蓋は切られた。

 (「週刊ダイヤモンド」編集部 鈴木洋子)

1107チバQ:2012/05/26(土) 00:05:10
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120521-00000068-mai-bus_all
<ビール>キリンとアサヒが「冷え冷え対決」氷の冷たさ売り
毎日新聞 5月21日(月)20時14分配信

 節電で冷房の制限が見込まれる夏本番を控え、大手ビール2社が「氷の冷たさ」を売り物とするビールで「冷え冷え対決」を始めた。ビールそのものを氷点下に冷やす商品を一昨年から飲食店で販売しているアサヒビールが取り扱い店舗を増やしているのに対し、キリンビールは今年から、マイナス5度で粒状に凍らせた泡をビールに乗せる飲み方で対抗。低迷するビール市場のてこ入れも狙う。

 キリンは「一番搾り」をジョッキに注いだ後、マイナス5度に凍らせたビールの粒と空気をかき混ぜた泡を乗せる「フローズン<生>」を17日から飲食店で本格的に販売している。氷の粒が細かく、シャリッとしながらも柔らかい口当たり。泡はふたの役割も果たし、30分程度ビールの冷たさを保つという。

 泡だけを作る専用サーバーを年内に全国の飲食店1000店に設置予定。3月に先行導入した阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)内のレストランでは、3〜5月中旬のビールの売り上げが前年同期比約2倍に伸びたという。

 アサヒは「スーパードライ」をマイナス2〜0度に冷やした「エクストラコールド」を10年から飲食店で販売。「氷点下に冷やすことで味のキレやのどごしが増す」(同社広報)という。専用サーバー設置店は4月末で1965店に上り、年内3000店を目指す。東京、大阪、名古屋、福岡の繁華街には直営店舗「エクストラコールドBAR」を5〜9月の限定で開店。昨年は4店で計13万人以上が来店。今年も仕事帰りのサラリーマンらが列をなす。今年は低温を保つテーブルを新たに導入し、来店15万人以上を目指している。

 ビールの11年の国内出荷は、第3のビールなどに押され前年比4.1%減の279万キロリットルで、ピークだった1994年の4割以下にとどまる。アサヒの調査では、冷たさが0度と10度のビールの飲み比べで、20代の6割が「0度がおいしい」と答えたのに対し、他の年代は5割以下にとどまるといい、「氷点下の冷たさ」をPRして、ビール消費がとりわけ低調とされる若者層をひきつけたい考えだ。【岡田悟】

1108チバQ:2012/05/26(土) 00:06:03
http://mainichi.jp/feature/news/20120413org00m020010000c.html?inb=yt
ワールドウオッチ:韓国 日本のビール各社攻勢 輸入市場が拡大中
2012年04月16日

 ◇西脇真一(にしわき・しんいち=毎日新聞ソウル支局)
 ソウルの繁華街の店先で、日本のビールのサインを目にすることが増えてきた。2000年から「スーパードライ」を輸出するアサヒグループホールディングスは2月、11年の韓国輸入ビール市場でシェア28.3%となり、ハイネケン(蘭)を抜き首位に立ったと明らかにした。ロッテ七星飲料と組んでおり、前年比22%増の約1255万リットルを販売、今年はさらに25%増を目指す。

 一方、サッポロインターナショナルは1月、提携する乳業大手、メイル乳業の酒類販売会社に出資し、非常勤取締役を派遣するなど販売体制の強化を目指すと発表した。サッポロは元々、別の会社と提携していたが08年に解消。10年にメイルと組み再進出を図った。キリンビールもサントリーもそれぞれ提携先と販売に力を入れている。

 韓国のビール市場は、ハイト真露とOBビールの2強による寡占状態。輸入ビールのシェアは市場全体の3〜4%程度とみられている。ただ、富裕層の増加や高級感のある方が販売に有利という傾向もあり、輸入ビール市場は急速に拡大中。2年連続2けた増と「伸びしろが大きい」(サッポロ)。「韓国とEUの自由貿易協定もあり、欧米メーカーとの競争環境は厳しくなっているが、まだまだ成長の余地はある」(アサヒ)との判断だ。

 ある韓国紙記者は「厳しく品質管理された日本の生ビールのおいしさは、韓国人のビールに対する認識を変えた」と言う。日本風居酒屋人気などの後押しもあり、日本のビール各社の攻勢は当分続きそうだ。

1109荷主研究者:2012/05/27(日) 12:58:01

http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20120511000160
2012年05月11日 23時20分 京都新聞
京都ビール工場増産 サントリー、プレミアムモルツ好調

生産能力を増強するサントリー京都ビール工場(長岡京市)

 サントリー酒類(東京都)は、長岡京市の京都ビール工場の生産能力を6月までに増強する。ビール類市場の縮小傾向が続く中、好調な「ザ・プレミアム・モルツ」などを国内各工場で増産し、今年のビール類の販売数量を前年比3%伸ばす。

 プレミアムモルツなどを九州以外の西日本向けに生産する京都工場で醸造設備の増設や更新を行い、生産能力を年間2600万ケース(1ケースは大瓶20本換算)と現在より100万ケース上積みする。武蔵野工場(東京都)も20%上積みの1200万ケースに増やす。投資額は両工場合わせて約7億円で、6月までに完了させる。

 2013年には約53億円をかけて利根川工場(群馬県)を増強し、九州熊本工場(熊本県)を合わせ4工場で現在の年産計6900万ケースから8千万ケースに引き上げる。

 11年のビール大手5社のビール類(発泡酒、第三のビールを含む)の出荷量は前年比3・7%減って7年連続で減少、12年も縮小が見込まれている。サントリーは今年3月にリニューアルしたプレミアムモルツを10%増、第三のビール「金麦」を12%増と計画しており、生産能力を増強してシェア拡大を目指す。

1110荷主研究者:2012/05/27(日) 13:00:38

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120512t12015.htm
2012年05月12日土曜日 河北新報
木乃幡 名取工場今秋着工 南相馬の本社機能移転

 草餅を冷凍乾燥させたしみ餅を揚げた「凍天(しみてん)」で知られる福島県南相馬市の食品製造、木乃幡(このはた)は、宮城県名取市の愛島西部工業団地に宮城工場を建設する。今秋の着工、来年5月ごろの完成を目指す。

 本社工場は福島第1原発20キロ圏内にあり、操業再開の見通しが立っていない。震災後は福岡県の同業者からしみ餅提供を受けるなどしており、新工場で本格的な製造再開を目指す。

 新工場は鉄骨一部2階、延べ床面積約2000平方メートルで敷地面積は約6300平方メートル。しみ餅製造やあん製造などの設備や冷蔵庫を導入する。生産能力は本社工場より2〜3割増強。投資額は2億円程度を見込む。

 当初はあんやたれ、大福などを製造し、その後、しみ餅の生産も手掛ける。本社の事務機能も移す。25人いた本社工場の従業員は15人ほどが避難先から戻れずにいるため、稼働に合わせて10〜15人を新規雇用する。

 木幡(こわた)喜久雄社長は「安全な場所で安心できる商品を提供する体制を整えたい」としている。

1111荷主研究者:2012/05/27(日) 13:01:39

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120512t12016.htm
2012年05月12日土曜日 河北新報
笹かま製造佐々直 名取に仮設工場完成 生産能力8割回復

新工場に設置された笹かまぼこ製造設備

 東日本大震災の津波で被災した宮城県名取市閖上の笹かまぼこ製造「佐々直」の仮設新工場が内陸部の同市増田に完成し11日、同工場で落成式が行われた。震災から1年2カ月。同社は従業員を再雇用して復興への新たなスタートを切った。

 佐々木直哉社長は「この新工場で、安全安心で高品質な商品をつくり顧客の注文に応じたい。閖上再興に向け基盤をつくる」と落成式で決意を表明した。

 新工場は、仙台空港アクセス線杜せきのした駅北側の民有地に立地し、鉄骨プレハブ一部2階で延べ床面積は約1700平方メートル。主力製品の笹かまぼこと揚げかまぼこの製造ラインなどが設けられ、1時間当たりそれぞれ3000枚の生産能力がある。

 新工場の総事業費は約7億3000万円で、被災地の企業集団を支援する国と県のグループ化補助金を活用した。

 新工場完成で生産能力は震災前の7〜8割に回復。震災前110人いた従業員は昨年3月に全員解雇されたが、新工場建設で再雇用を行い、約80人に戻る。

 同社は震災で名取市閖上の本店と工場2カ所、関連会社工場1カ所が全壊。約1カ月後に笹かま工場を仙台市太白区中田町の店舗に移して再雇用を行い、生産を再開していた。

1112荷主研究者:2012/05/27(日) 13:50:38

http://www.sankeibiz.jp/business/news/120510/bsc1205101238008-n1.htm
2012.5.10 12:37 Fuji Sankei Business i.
雪印メグミルクと協同乳業、業務提携を検討

 雪印メグミルクは10日、協同乳業(東京)と業務提携を検討することで基本合意したと発表した。

 コスト競争力を強めるのが狙い。両社グループ間で物流の相互利用や資材の共同購入、生産の委託や受託を通じた工場などの効率的な運用などを検討する。雪印は現在、協同乳業から牛乳などの生産委託を受けているが、より幅広い分野で協力していく。

 5月中に業務提携委員会を設け、1年程度をめどに検討を進める。

1114チバQ:2012/05/27(日) 17:25:15
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120526-00000129-san-bus_all
お酒自販機、全国で激減も… 関西商人、手放さぬ
産経新聞 5月26日(土)15時39分配信


 ■「なんで撤去せなアカンねん」近畿がワースト

 ビールや日本酒などを扱う酒の自販機が全国で激減していることが26日、国税庁のまとめで分かった。防止を目的に業界団体が撤廃を進めた結果、平成8年の約14%にまで減少した。ただし大阪国税局管内(近畿2府4県)には、全国最多の約2700台が残存しており、“苦闘”が続く。酒の小売店にとって自販機は依然貴重な戦力で、さらに関西の“商人(あきんど)精神”を原因に挙げる声もある。「ワースト1」返上への道のりは険しそうだ。

【フォト】 ジュースと勘違いで指導急増 子供がお酒誤飲も

 ◆飲酒高校生55%購入

 ビール酒造組合(東京)が平成4年に行った調査では、飲酒歴のある高校生のうち半数以上、55%が自販機で酒を買っていた。酒小売店の全国組織「全国小売酒販組合中央会」(同)は7年、運転免許証などで年齢を識別する装置がついていない従来型機は、12年5月末までに撤廃することを決め、進めてきた。

 酒税を徴収する国税庁も趣旨に賛同。7年、従来型機の撤去とともに、新設する場合には、年齢識別装置の付いた改良型機以外の自販機を設置しないよう指導する方針を決めた。将来的には、改良型機も含め、酒自販機自体の全廃を目指している。

 ◆コンビニ進出で落日

 国税庁によると、撤廃方針決定直後の8年3月時点で全国の酒自販機数は約18万6千台だったが、23年4月には2万6830台にまで激減した。自販機が大幅に減った理由について、関係者は、撤廃運動の高まりに加え、酒類販売の規制緩和をあげる。

 15年に酒類販売の規制が緩和され、コンビニエンスストアやスーパーが進出。従来、酒小売店が閉店した後は酒自販機で購入するしかなかったが、コンビニで24時間購入できるようになったことで、自販機で買うメリットが失われた。

 ただし自販機撤廃は、全国一律に進んでいるわけではない。もともとの完全撤廃目標(従来型機、12年5月)から12年。いまだ全国に7688台の従来型自販機が残り、国税局別でみると、大阪に全国の35%、2696台も残っている。

 ◆「壊れるまで使う」

 小規模な小売店では、やはり自販機は貴重な戦力だ。大阪市西成区のある小売店主は「経営が先細りする中、売り上げ全体の1割を占める自販機は強い味方。新しい自販機はとても買えず、古いものを壊れるまで使い続けたい。撤廃を進める趣旨は理解できるが、現状、手放せない」と明かす。

 また大阪府小売酒販組合連合会(大阪市)の松田武会長(72)は「特に大阪は『商人精神』が他の地域よりも強く、もうかっている機械をみすみす手放すのに抵抗があるため、多く残っているのではないか」と分析する。

 大阪国税局は同会などと連携し自販機の撤廃を指導しているが、「他のお店が置いているのに、なんでうちだけ撤去せなあかんのか」と抵抗されることが少なくないという。松田会長は「コンビニなどに押されて小売店の経営はじり貧状態。この状況が続けば、自販機とともに小売店まで消えてしまいかねない」と危機感を募らせる。

 大阪国税局は「今後も連合会の取り組みを促すことで未成年者の飲酒防止につなげたい」としている。

1115荷主研究者:2012/06/03(日) 14:47:53

http://www.sankeibiz.jp/business/news/120525/bsc1205250503002-n1.htm
2012.5.25 05:00 Fuji Sankei Business i.
サントリー、食品・飲料でインドに合弁会社

 サントリーホールディングス(HD)は24日、サントリー食品インターナショナル傘下のサントリー食品アジアが、インドの食品・飲料企業のナラン・グループと合弁会社「サントリーナラン」を6月にも設立し、清涼飲料や食品の輸入、製造販売などを行うと発表した。

 同グループ傘下のナラン・コネクトの株式の51%を取得し、経営権を握る。取得額は非公表。新会社の役員5人のうち3人をサントリー側が派遣する。主要35都市を中心にインド各地に広がるナラン・グループの販売網を生かし、2012年度は7億円の売り上げを目指す。現地でニーズの高い炭酸飲料などをまず展開し、将来的には缶コーヒーなどの販売も計画している。

1116チバQ:2012/06/05(火) 21:53:57
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120605/bsc1206051939013-n1.htm
サントリー、青島との提携を発表 製販の合弁設立、上海と江蘇省に特化2012.6.5 19:38
 サントリーホールディングスは5日、中国ビール大手の青島ビール(山東省)と折半出資で合弁会社を設立すると発表した。年内の設立を目指す。上海と江蘇省に特化し、「三得利(サントリー)」「青島」などのブランドで、ビールを共同生産・販売する。

 合弁会社の資本金など詳細は今後詰めるが、両社の工場など生産部門を集約した「事業合弁会社」、販売部門を集約した「販売合弁会社」をつくる。サントリーの投資額は約180億円。

 サントリーは、上海と周辺のみでビール事業を展開し、上海ではシェア33%を占める最大手だが、上海北側の江蘇省は攻めあぐねていた。

 一方、青島ビールは中国国内第2位のシェア。中国全土に販売網を持つが、上海ではサントリーに負けていたことから、サントリーに提携を打診したという。

 両社を合わせると、上海と江蘇省エリアのシェアは30%程度になり、「5、6年後には50%程度に引き上げたい」と意気込む。

 サントリーはこれまで単独で事業展開してきたが、中国国内で小規模のビール会社の集約が加速し、競争が激しくなる中、地元大手と提携して市場を速やかに獲得する方が得策と判断した。

 青島ビールはアサヒグループホールディングスが約2割を出資し、提携関係にあるが、今回の契約では、上海と江蘇省で青島の生産・販売網を利用できるのはサントリーだけとなっている。

1117名無しさん:2012/06/09(土) 17:39:28
エルビー蓮田工場、製品に異物混入で保健所が立ち入り検査した

1118名無しさん:2012/06/10(日) 12:52:34

ヤクルト、岡山和気に工場を新設。

ここに、東北地方・関東地方からの異動希望者を配置できませんか?
全社的な再構築の一環として、是非とも肯定的にお取り組みいただきたく存じます。

飲料・食品を製造する企業様として、ヤクルト以外の企業様もご検討ください。
放射性物質による健康への影響を懸念する人の不安を払拭することと、
地震災害のリスクが低い地方への事業所等の展開は、リスクマネジメント上も有益です。

1119チバQ:2012/06/13(水) 23:34:23
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120613-00000018-pseven-soci
好調のプレミアム・モルツ 味刷新理由「守りに入るの嫌い」
NEWS ポストセブン 6月13日(水)16時5分配信

 今年、酒類メーカーは相次いで主力商品のビールへのテコ入れを実行している。アサヒビールは新商品「ドライブラック」を発売し、キリンビールは「一番搾り」を氷点下で味わう「フローズン〈生〉」を打ち出した。そんな中、最も大胆な策に打って出たのがサントリーの「ザ・プレミアム・モルツ(以下、プレモル)」だ。3月13日に看板商品のパッケージと味を刷新。その裏側に何があったのか。ジャーナリストの片山修氏が解説する。

 * * *
 近年、国内ビール市場は縮小の一途をたどっている。背景には、少子高齢化に加えて、若年層の飲酒離れがある。飲酒人口はもとより、一人あたりの飲酒量も減っているのだ。

 さらに、東日本大震災後の消費の冷え込みも深刻だ。とりわけ嗜好品は、過剰な「自粛ムード」の直撃を受けた。2011年のビール類市場は、前年比97%で、7年連続過去最低を記録した。

 起死回生を目指して、大手酒類メーカーは2012年、こぞってビール事業の梃子入れに乗り出した。父の日やお中元、夏場の本格シーズンを前に、ビール市場は早くも激戦の様相を呈している。

 中でも注目すべきは、サントリーだ。3月、看板商品「プレモル」の味とパッケージを刷新し、市場拡大に挑む。興味深いのは、「プレモル」が発売以来、8年連続の過去最高販売数量を更新し続ける優良商品である点だ。

「変える」のは、大きなリスクを伴う決断である。アサヒビールが今年「ドライブラック」を発売したが、これは「スーパードライ」が誕生して25年目にして初めての派生商品。それほど看板商品に手を入れる決断は簡単ではないのだ。

 そもそも「プレモル」は、赤字の続くサントリーのビール事業のなかで、長い歳月と莫大な投資を注ぎ込んで開発された。前身の「モルツ・スーパープレミアム」は、1989年以来、10年以上の限定販売を経て全国販売をスタートしたが、低空飛行が続いた。

 ところが、2003年に「ザ・プレミアム・モルツ」となり、2005年にモンドセレクションビール部門で日本勢初の「最高金賞」を受賞するや、その後、2007年まで3年連続で同賞を受賞し、一気にブレイクした。

 デフレ下で各業界が安売り競争に走る中、普通のビールより30〜40円程度割高な「プレモル」は伸び続けた。結果、サントリーは2008年、1963年にビール事業に参入して以来46年目にして初の黒字化を果たし、業界3位に浮上した。

「プレモル」を「変える」ことは、この成功ストーリーを手放すリスクをとることを意味する。実際、味を変えれば、「最高金賞」の“勲章”を掲げることができなくなる。長年支えてくれたファンを裏切る結果にもなりかねない。

 しかし、サントリー酒類代表取締役社長の相場康則氏は、次のように自信を見せるのだ。

「うちの会社は、守りに入るのが嫌いです。『プレモル』は、順調だからこそ変えるんですよ。販売数が落ちてから刷新するのでは、遅いんです。お客さんの嗜好は変化します。『最高金賞』が呪縛になって、お客さんの嗜好が変わっているのに『プレモル』の味を変えられないというのが、いちばんまずい。商品には、常に刷新が必要なんです」

※SAPIO2012年6月27日号

1121チバQ:2012/06/17(日) 23:26:36
世界でコカ・コーラが存在しない国はキューバと北朝鮮のみ
http://www.afpbb.com/article/economy/2884267/9119358?ctm_campaign=txt_topics

米コカ・コーラ、60年ぶりにミャンマーに再進出へ
2012年06月15日 19:05 発信地:ワシントンD.C./米国
【6月15日 AFP】米飲料大手コカ・コーラ(Coca-Cola)は14日、60年ぶりにミャンマーに再進出すると発表した。これにより世界でコカ・コーラが存在しない国はキューバと北朝鮮のみとなった。

 コカ・コーラは1962年、ビルマ(現ミャンマー)での軍事クーデターを期に同国から撤退した。だが、この度の民主化プロセスで米政府が投資条件を緩和したことから、コカ・コーラのミャンマー再進出が可能となった。

 まずは周辺国からミャンマーに製品を輸送することになるが、将来的には地元の商慣習に従いミャンマーで提携先を探す計画だ。3〜5年内にも同国で「著しい投資実績」を上げたいと意気込んでいる。

 同社傘下の慈善団体、コカ・コーラ財団(Coca-Cola Foundation)もミャンマーでの女性就業支援に300万ドル(約2億3700万円)を拠出すると発表した。

 米政府はミャンマーへの投資制限および金融制裁については解除したが、ミャンマーからの宝石類や木材などの輸入については、軍部内の反民主化勢力に利益を与えかねないとして制裁を解除していない。(c)AFP

1122チバQ:2012/06/20(水) 22:51:34
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120620/biz12062021520020-n1.htm
ヤクルト株主総会、攻防激化 ダはTOBも辞せず
2012.6.20 21:50
 仏食品大手ダノンが株式の買い増し交渉を続けているヤクルト本社の定時株主総会が20日、都内で開かれた。ヤクルトは発行済み株式の約20%を保有する筆頭株主ダノンによる出資比率引き上げに反対の方針を説明したが、一部株主はヤクルトの「自主独立」路線を批判。ダノンが株式公開買い付け(TOB)に踏み切る可能性もあるなど緊張感が高まっている。

  (金谷かおり)

 ダノンは、ヤクルトへの出資比率を経営の重要議案を否決できる約35%まで引き上げたいと求めている。これに対し、ヤクルトの根岸孝成社長は総会で、「自主独立と友好関係の維持を目指す」と述べるにとどめた。

 株主からは、「ヤクルトの業績にどのような影響があるのか(ダノンから派遣されている社外取締役の)リチャード・ホール氏の話を聞きたい」と質問が出たが、ヤクルト側は拒否。総会は1時間半で終了した。

 総会後、別の株主(56)は経営陣の姿勢に、「自主独立というがグローバル経済のなかでそれでいいのか」と不満を漏らした。

 ダノンも要求を譲らない。同社は本拠地の欧州が金融危機で低迷し、新興国やアジアでの業容拡大を目指している。株の買い増しを凍結する契約が今年5月に期限を迎えたのを機に、ヤクルトの乳酸菌技術や「ヤクルトレディ」の販売制度を手に入れようと狙う。ヤクルトはアジア・オセアニア地域での「ヤクルト」などの売上高が11年度で前期比25・4%増と好調だからだ。

 独立路線にこだわるヤクルト側は、安定株主のホクレン農業協同組合連合会(北海道)が株式の追加取得を決めるなど水面下で動き始めた。だが、膠着(こうちやく)状態が続けば株主の不満も高まりかねない。M&A(企業の合併・買収)関係者は、ダノンがTOBに踏み切る可能性を「五分五分」と注視しており、ヤクルト本社は戦略の見直しも必要になる。

1123チバQ:2012/06/20(水) 22:52:09
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120619/biz12061912580010-n1.htm
ヤクルトVSダノン山場 混沌の株主総会、TOB実現性は五分五分か
2012.6.19 12:57 (1/4ページ)

 出資比率の引き上げをめぐる仏食品大手のダノンとヤクルト本社の攻防が、一つの山場を迎える。都内で20日開かれるヤクルトの株主総会で、発行済み株式の約20%を持つ筆頭株主のダノンがどう出るのか。ダノンは事前に株主提案をしておらず、拒否を貫くヤクルト側の姿勢を見極める考えとされるものの、株式公開買い付け(TOB)の可能性が取り沙汰されるだけに、総会では安定株主の動向も焦点の一つになりそうだ。(フジサンケイビジネスアイ)

 ◆「TOB五分五分」

 「自主独立の理念は変えることなく、出資比率も現状維持のまま年末には決着する。イメージダウンにつながるTOBに踏み切るはずがない」。ヤクルト首脳は楽観的に話すものの、交渉の行方は予断を許さない。

 全国に広がるヤクルトの販売会社109社の中には、本社経営陣の方針に批判的な関係者が少なからずいるとされ、一定数のヤクルト株を保有する販社がダノンの求めに応じ、株を売却する可能性もささやかれる。さらにTOBでダノンが高めの買い付け価格を提示すれば、外国人株主や国内の個人株主が応じる展開も否定できない。大手証券のアナリストは「TOBの実現性は五分五分」とみる。

 ダノンによるヤクルト株の買い取りは、1999年末ごろに始まった。ヤクルトは当時、経営陣のデリバティブ(金融派生商品)取引による巨額損失が発覚。株価の急落を狙った形で、ダノンは市場などを通じて2000年までに約5%を取得、03年には出資比率は約20%に達し、ヤクルトに戦略的な提携を迫った。

 協議は難航したものの04年3月、海外での販売協力や、乳酸菌など人体に有益な微生物「プロバイオティクス」の共同研究で提携し、5年間は出資比率を引き上げないことで合意。07年5月には期限を今年5月まで延長する「休戦協定」を結んだ。

 関係者によると、ダノンは今年に入り、両社間の取り決めに沿って株を35%まで買い増す考えを打診。しかし3分の1以上を握れば経営の重要議案を否決できるため、ヤクルトは拒否。比率を28%にとどめる妥協案も受け入れなかったとされる。

 ◆不意打ちに不信感

 「持ち株比率の増加は望んでいない。(株の買い増しが)あった場合は、自主独立の見地から提携関係の維持が困難になる」。5月15日の期限日を4日後に控えた11日、決算発表の席上でヤクルトの川端美博副社長はダノン側を強く牽制(けんせい)した。

 株買い増しの交渉は11月までの半年間と設定されたもようで、ダノンは「友好関係を維持しながら時間をかけて説得していきたい」(広報担当者)との構えをみせる。一方、ヤクルト側には1999年以降のダノンによる株取得は「不意打ち」との意識が強いこともあり、両社の主張は平行線をたどっている。

1124チバQ:2012/06/20(水) 22:52:36
 ダノンがヤクルトにこだわるのは、地盤とする欧州の成長が少子高齢化もあって先細りで、新興国やアジアでの需要取り込みを急いでいるからだ。ダノンはヨーグルトや乳酸菌飲料などを世界で展開し、2011年の売上高は前年比7.8%増の193億1800万ユーロ(約1兆9400億円)と世界トップクラス。ただ、この15年余りで欧州の売上高比率は約80%から40%未満へと半減し、全体の半分以上を新興国とアジア・オセアニアが占める。

 ダノンは米製薬大手ファイザーのベビーフード部門の買収に乗り出したものの、4月下旬、スイスの食品大手ネスレに競り負けたことが明らかになった。中国などでも地元メーカーとの価格競争で苦戦しており、海外戦略の見直しを迫られている。

                   ◇

 ■法的にはヤクルト不利 重い「35%」

 ダノンにとって、ヤクルトが持つ乳酸菌の基礎技術と、事業所や住宅を訪ねる「ヤクルトレディ」制度は魅力的な存在だ。地域に浸透するヤクルトの販売網を自社製品の販路として活用したい思惑が見え隠れする。

 今後の交渉は「法的にはダノンが有利」(金融関係者)との見方が支配的だ。「35%までの株買い増しが可能」とした両社間の取り決めの存在は重い。

 ダノンのターゲットとみられるのは、株の9%程度を持つとみられる外国人株主と、「中興の祖」とされるヤクルト元社長、松園尚巳氏の資産管理団体で6.55%を持つ第2位株主の松尚(神奈川県藤沢市)。そしてヤクルトの販売会社などだ。販社を会員とする持株会の「共進会」は2.44%を保有する。

 松尚は現時点での株売却を否定する。ただ、ヤクルト本社よりも先行して設立されたケースが多い全国の販社は独立心が強く、一枚岩ではない。株主総会後もにらみながら両社の攻防は水面下で激しさを増している。(金谷かおり、藤沢志穂子)

1125とはずがたり:2012/06/22(金) 13:02:02

「ハイボール」25年目の大逆転ホームランを生んだ上司のひと言−サントリー ウイスキー部課長
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120622-00006464-president-bus_all
プレジデント 6月22日(金)8時0分配信

■どうせ置いたって売れないよ……

 「とりあえずビール! 」

 居酒屋でよく耳にする定番フレーズが、新しい飲み物に取って代わられつつある。30歳前後の若者世代を中心として、ウイスキーをソーダで割った「ハイボール」が一大ブームを巻き起こしたのだ。

 仕掛け役となったのはウイスキー市場を長年牽引してきたサントリーだ。従来「一番おいしい比率」とされてきたウイスキーとソーダの「黄金比率」よりも薄く割り、レモンを搾った軽い味わいのハイボールを、大ぶりなジョッキで豪快に飲むスタイルを提案。これが見事にヒットして、主力商品である「角瓶」の2010年上半期の出荷量は前年比で68%増加した。国内ウイスキー市場全体の出荷量も前年比10%増加し、サントリーは09年、11年ぶりとなる増産を決定した。

 しかし、ほんの数年前まで、国内ウイスキー市場はどん底まで低迷していた。かつてはビールと並ぶ庶民の飲み物として広まっていたが、1983年にピークを迎えて以来、人気は下降の一途をたどる。その後の焼酎ブーム、ワインブームを背景に、25年という長い長いダウントレンドが続き、出荷量はピーク時の5分の1以下にまで落ち込んだ。

写真を拡大

サントリー ウイスキー部課長田中 嗣浩1970年生まれ、神奈川県横浜市出身。早稲田大学卒業。93年4月、入社。99年10月、広域営業本部。2004年4月、洋酒事業部09年4月、ウイスキー部課長。午後5時からが仕事の本番!ハイボールを毎日飲み歩く。
 「40代以上の世代には、ウイスキーをずっと飲み続けている方々もいるんです。でも若い世代には、『オヤジ臭い』『アルコールがきつく、飲みにくい』『食事に合わない』という最悪のイメージが定着していて、ごく普通にみんなが飲みにいく居酒屋では、誰も頼まない飲み物になってしまっていました」

 そう語るのはサントリー酒類、スピリッツ事業部ウイスキー部課長の田中嗣浩さんだ。自身も根っからの洋酒党で、ウイスキーには人一倍の思い入れがあった。

 「私は2004年に現部署に異動してきたんですが、当時からウイスキー市場全体がすごい縮小傾向にあって、どこへ営業しても見向きもしてもらえませんでした。居酒屋さんにお願いしても、『どうせ置いたって売れないから』とメニューにも載せてもらえない。大手スーパーさんでも陳列棚がどんどん小さくなって、理由を聞くと『一週間に一本売れるかどうかだよ』とか。世間的に忘れられてしまっていて、私自身も外でウイスキーを飲んでいる人を見ると、ひょっとしてサントリーの社員では?  と疑ってしまうほど(笑)。私と飲みにいくときだけはウイスキーを注文してくれる同僚もいましたね」

 そもそもサントリーはウイスキーづくりから創業した会社だけに、「ウイスキーは家業だ。このままではマズいよなぁ」という気持ちを多くの社員が共有していたという。それでもニーズがなければビジネスは広がらない。顧客の需要はビールを中心とした売れ筋に集中しており、ウイスキー人気はどうやっても復活しなかった。

 「『なぜ売れないのか』をあらためて検討してみると、ウイスキーは“2軒目需要”になっていたんです。外に飲みにいくとき、普通はまず居酒屋やレストランで食事と一緒にビールやワインを一杯飲んで、2軒目のバーなんかでようやくウイスキーが選択肢に入ってくる。この時代に、それじゃ新しく愛飲者が増えるわけがない。とにかく1軒目に食い込まなければ、ウイスキーの復活はないと考えたんです」

 そこで、市場調査をゼロベースで行ったところ、まったく予期しなかった驚愕の結果が生まれた。

 「我々がよかれと思ってお勧めしていた飲み方は、お客様には濃かったんです。水割りやロックで、アルコール度数が大体12%くらい。それが美味しいと思っていたし、先輩からもずっと伝わってきた黄金比だったんですけれど、実際に消費者に聞いてみると、はるかに薄い8%くらいのものが一番美味しいといわれる結果が出た。そこにレモンを軽く搾るのがとても好評だったんです。このレモンを搾るっていうことが、我々には全然考えつかないことだったんですよ。ウイスキー自体の味が消えてしまうと思っていて。これまでメーカー側で正しいとされてきたスタイルとは全然違う、新しい飲み方をお客さまは欲していたのです」

1126とはずがたり:2012/06/22(金) 13:02:22
>>1125-1126
■小雪のCMもヒット市場が動き始めた! 

 伝統から離れるスタイルゆえに、社内でも批判は強かった。「ウイスキーはわかる人だけにわかってもらえればいいじゃないか」という強硬な意見もあった。

 「我々の世代の、ウイスキーが絶好調だった時代を知っている人間にしてみれば、ウイスキーをジョッキに入れるだの、レモンを搾るだの、そこまでして売らんでもいい!  という気持ちもありました。ウイスキーのよさってなんなんだと、いろいろ葛藤がありましたよ。でも若い社員たちがつくってきたものを飲んでみたら、これが悪くなかった。よく考えてあった。これならやる価値がある、失うものはないんだからと、最後は社風である『やってみなはれ』の精神で進んだのです」(相場康則サントリー酒類社長)

 田中さんがプロジェクトの成功を予感したのは、発表直前に全国の営業マンが結集する会議の席上で、角ハイボールのお披露目をしたときだという。

 「それまで業務用の営業マンは、売れないウイスキーにはなかなかいい顔をしなかったんです。それが、彼らのほうから『これなら絶対メニューに載せてもらえる! 』といってくれた。このジョッキのスタイルなら絶対イケると。そのときの熱気には特別な手ごたえがありました。やっぱりサントリーの人間はウイスキーに特別な思いがある、ウイスキーなら全社一丸になれる、という感覚でした」

 その結果、08年秋のリリース開始時点で、黄色い「ハイボール始めました」のノボリを立てた取扱店は1万5000軒にもなった。テレビCMには人気女優の小雪を起用し、新しくオシャレなイメージを売り込んだ。人気ブロガーに向けてハイボールのつくり方を指導するセミナーを開き、ネットを通じて口コミを広げた。そんな仕掛けが功を奏し、ブームは一気に過熱する。わずか半年で取扱店は4万軒以上増え、2年後の今では9万3000軒を超えた。

 都内にあるショットバーのマスター森村和弘さんは、

 「角ハイボールの前には、サントリーさんからやや高級な『山崎』でつくるハイボールの提案があったんですよ。山崎と同じ天然水でつくった『プレミアムソーダ』を使うんですが、それだと一杯1000円以上じゃないとお客さんに提供できない。当時はまったく流行らなかった(笑)。でも『角瓶』が人気で品薄になっている今なら、山崎の高級路線もいけるかもしれません。ウイスキーを飲む人自体が増えてきてますから」

 ビールに比べて酒税の安いウイスキーを扱うために、提供する小売店の利益率も高くなる。割り材であるソーダ市場も上向いたほか、缶入り酒類の分野でも「角ハイボール缶」はヒット商品となり、キリンをはじめとする同業他社が「世界のハイボール」などの商品で追随。伝統を見直すアイデアによって、ハイボール市場が大きく動き始めた。

 ※すべて雑誌掲載当時

呉 琢磨=文 小原孝博、小倉和徳=撮影

1127名無しさん:2012/06/25(月) 00:02:12

「安全」だと言われる東日本地域にあっても、チェルノブイリ禍を経験したロシア・ウクライナ・ベラルーシの基準によれば、放射能汚染のため定住・食料生産・食品製造に適さない地域が広がっている。

その安全性に係る見解は国内に於いて是非が分かれるところだが、食品製造業について、放射能汚染がなく消費者により安心して購入いただける商品を製造するため、西日本地域でこれを行うことは有意である。

万一の際のリスク分散にも繋がるものであり、震災被害をより受けにくい地域を選んで生産・製造拠点を配置することは、企業組織として理に適い且つ利に適うものであると思慮する。

1128荷主研究者:2012/07/01(日) 10:13:12

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120531t42029.htm
2012年05月31日木曜日 河北新報
ヤマダフーズの納豆新工場が完成 業務用、生産能力1.5倍に

新工場に設置された納豆を保管する冷凍庫

 納豆製造販売のヤマダフーズ(秋田県美郷町)の業務用納豆の新工場が完成し、30日、操業を開始した。

 新工場は総事業費約6億8000万円をかけ、本社隣接地に建設された。延べ床面積は約1600平方メートル。コンビニエンスストアなどの総菜に使う業務用納豆の袋詰めを1日当たり約2万8000個(1個300グラム入り)製造でき、生産能力は1.5倍に上がった。今後新たに従業員を10人程度雇用する予定。

 同社では、3年間で業務用納豆の売り上げを30億円増やしたいとしている。

 山田清繁社長は「量販店などでの総菜部門の需要は高まっている。今後も市場環境の変化に対応し、業界をリードしていく」と意気込みを語った。

 同社によると、東日本大震災の直後、被災した茨城県などの業者に代わって通常の1.5倍の納豆を生産し、市場への供給を支えた。電気やガスがなくても食べられる納豆は、被災地で重宝されたという。売り上げの一部を被災地に寄付する企画も展開、1年間で約220万円を集めた。

1129荷主研究者:2012/07/01(日) 10:49:43

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/301758
2012年5月12日 01:59 西日本新聞
大川に九州工場開設 大阪の飼料会社アプロジャパン

九州工場の竣工を祝い、テープカットをするアプロジャパン関係者

 養殖魚向けの栄養補助飼料メーカー「アプロジャパン」=大阪市、白石俊訓(としくに)社長=が、大川市の企業誘致奨励金制度を活用し、同市中古賀に九州工場を開設する。市によると、同制度に基づく製造業の進出は4年7カ月ぶり、2件目。11日には関係者を招き、現地で工場の竣工(しゅんこう)式を開いた。

 九州工場は、3階建て(延べ床面積約6千平方メートル)の旧家具工場を改築。大川市民を中心に15人程度を雇用し、6月に操業を始める。養殖魚の餌に混ぜる粉末飼料を生産し、長崎県五島・松浦、愛媛県宇和島など九州、四国の養殖業者に販売する。

 同社は、久留米市城島町で唯一の工場を操業していたが、手狭になったため、近隣の大川市への移転を決めたという。

 同市の企業誘致奨励金制度は2006年7月に創設。(1)設備投資額3千万円超(2)新規雇用5人以上(半数以上は市民)−の条件を満たせば、固定資産税相当額を奨励金(3年間、上限3億円)として交付される。

 白石社長は「家具産地の大川はトラック物流が充実している。各地に製品を届けるわが社の基地として工場を育てていきたい」と話した。

=2012/05/12付 西日本新聞朝刊=

1130チバQ:2012/07/01(日) 20:54:56
>>548>>906>>1116
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120701/bsc1207010701001-n1.htm
【底流】異例の三角関係 アサヒとサントリーが青島めぐり火花 (1/4ページ)2012.7.1 07:00
 サントリーホールディングス(HD)が中国ビール2位の青島ビールと提携、上海とその周辺地域の事業展開に乗り出す。だが青島はアサヒグループHDが発行済み株式の20%を保有する大株主。アサヒは青島の販売網を生かして中国全土で事業展開する計画だったが、一大消費地の上海を手放せざるを得なくなる可能性が出てきた。日本の大手2社が中国を舞台に生き残りをかけて火花を散らしている。

 6月5日午後3時半(日本時間午後4時半)、中国・上海市内のホテル。サントリー(中国)ホールディングスの白井省三社長と、青島ビールの孫明波取締役は、にこやかにあいさつを交わし着席した。2人は上海・江蘇地域で両社のビールを生産、販売する2つの合弁会社を、折半で設立する契約書にサイン。手続きは30分ほどで終了した。

 その数時間前、同じ上海市内では青島ビールの臨時取締役会が開かれた。議題はサントリーとの提携について。アサヒの山崎史雄中国代表も、青島の社外取締役として席に着いた。「アサヒの“意見”を伝えるように」(アサヒ首脳)。東京のアサヒ本社からそう指示を受けていた山崎氏は、サントリーとの提携に異論を唱えたが、提携は賛成多数で承認された。

■思いもよらぬ提携 

 国内で熾(し)烈(れつ)なシェア争いを繰り広げる2社が、同じ青島と組む「三角関係」となった事態に、別のビール大手首脳は「異例中の異例」と驚きを隠さない。

 表面的には冷静を保つアサヒだが、首脳陣の心中は穏やかではない。「当然、腹が立つ」。ある同社関係者はそう吐き捨てた。

 アサヒは1994年、日本のビール大手の中ではいち早く中国に進出。青島との提携は97年からと古く、約15年に渡って関係を築いてきた。2009年、出資比率を約20%に引き上げた際に青島と結んだ覚書には「アサヒは中国ビール事業で唯一のパートナー」と記されており、アサヒとしては、青島が他の日本勢と提携するとは思いもよらなかった。

 一方のサントリーはしてやったりだ。青島が開示したサントリーとの提携に関する資料には「上海・江蘇では第三者のビールは作らない、売らない」と明記してある。アサヒは青島との合弁工場でアサヒブランドのビールを製造しており、今後、消費地として最大規模の上海でも青島の販売ルートを活用して拡販をもくろんでいた。サントリーは提携でその芽を摘んだ。

1131チバQ:2012/07/01(日) 20:55:51
■過熱するシェア争い

 「三角関係」で際立つのは青島のしたたかさだ。

 アサヒは「スーパードライ」を中国市場で高級ビールとして販売しているが、いまだに黒字になっていない。一方のサントリーは1981年以来、中国で「三得利(サントリー)」ブランドの高級ビールを展開。ここ数年は赤字だが、経済成長の著しい上海市ではトップシェアを誇る。

 アサヒの実績が不満だった青島はここに目をつけ、自らサントリーに提携を持ちかけたという。一大市場の上海で優位に立ち、シェア首位の華潤雪花ビールに迫るためだ。青島は、アサヒとの関係についてはコメントをしていない。

 「私たちは大きな夢を持っている」(サントリー中国法人の松本洋一副社長)。

 サントリーは今回の提携で、まずは上海・江蘇地域で5年後に600億円の売上高を達成したい考え。これを足がかりに中国全土へ事業を拡大する野望も透ける。

 これに対しアサヒはいらだちと焦りを募らせる。

 同社はサントリーと青島の提携後も、「青島の販売網を活用して中国全土に販路を広げる」(首脳)と公言。20%の出資を背景に青島に提携関係の拡大を迫るとみられる。

 だが、青島側はアサヒを「出資者の1人としかみていない」(アナリスト)との見方もあり、実現するかは不透明だ。

 11年の中国ビール市場は、生産量が前年比9・26%増の4898万キロリットルで10年連続の世界トップ。1980年代には800社超が全土にひしめいていたビール会社は、現在までに華潤雪花、青島、アンハイザー・ブッシュ・インベブ(中国)、北京燕京の4強にほぼ集約され、シェア争いが激化している。

 国内市場が頭打ちの中、ビール大手各社は、海外へ活路を求めている。ただ、巨大な中国市場を狙う2社と異なり、キリンホールディングスやサッポロホールディングスは中国進出に距離を置き、ほかのアジアやオセアニア諸国での展開に力を入れる。低価格ビールの販売競争で経営体力を消耗したくないことと、契約の概念が日本とは異なる中国でのビジネス展開が難しいことなどが理由だ。

 サントリーと青島との提携も、低価格ビールの優勢な中国で、高級ビールを浸透させられるかどうかは不透明。アサヒ同様、今後、青島に翻弄(ほんろう)される可能性もある。両社がともに「背水の陣」で攻める中国は、今後も厳しい市場となりそうだ。(金谷かおり)

1132荷主研究者:2012/07/08(日) 15:04:36

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/06/20120616t72005.htm
2012年06月16日土曜日 河北新報
サンコー食品、大崎進出 工場立地で市と協定

 食品スーパーのヤマザワ(山形市)の完全子会社、サンコー食品(同)が宮城県大崎市古川への工場進出を決め、15日、大崎市などと立地協定を締結した。同社の工場は山形工場に続いて2カ所目。ヤマザワの宮城出店が加速する中、地場産素材を用いた「地産地消」を推進する。

 大崎市役所で行われた調印式で、サンコー食品の遠藤善也社長と大崎市の伊藤康志市長、市土地開発公社理事長の岩渕文昭副市長が協定書に調印した。ヤマザワの山沢進会長と仲介した宮城県の関係者が立ち会った。

 工場用地は石田工業団地の約1万4560平方メートル。建築面積は約1万平方メートルで牛乳、米飯、総菜などを製造する。8月までに着工し、来年4、5月に操業開始の予定。1期工事に20億円を投じるなど、今後3年で事業費計40億円を見込む。

 従業員は地元中心に当初は約200人を採用し、2年間で300人まで引き上げる方針。

 生産面では、牛乳は現在1リットル入りパックを年間生産量900万本生産しているが、うち約400万本を古川工場での生産に切り替える。

 山沢会長は「鳴子の伏流水の良さ、交通の利便性、穀倉地帯の土地柄や人柄などで立地を決めた」と説明。遠藤社長は「地産地消を確立したい。山形工場とは違う新商品も作り、山形、宮城両県の店舗に出荷したい」と話した。

 伊藤市長は「被災した大崎、東北が一日も早く復興するよう協力を願う」と歓迎した。

 ヤマザワは山形県に43店、宮城県に22店ある。岩手、秋田両県にも今後進出する予定で、5年間で山形県外は50店ほど増やす計画だ。

1133チバQ:2012/07/16(月) 15:53:30
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120715-00000002-fsi-bus_all
「黒」でビール復権か 市場は最大7倍に広がる可能性も
フジサンケイ ビジネスアイ 7月16日(月)8時15分配信


拡大写真
好調な売れ行きのアサヒビールの黒ビール「アサヒスーパードライ ドライブラック」=都内のコンビニエンスストア(アサヒグループホールディングス提供)(写真:フジサンケイビジネスアイ)

 国内ビール各社が販売する缶入り黒ビールが人気だ。家飲みの増加で缶ビールで目新しさを求める傾向や、日本人好みのすっきりとした味わいの新商品が需要喚起につながっている。新商品の投入も相次ぎ、今年の黒ビール市場は前年比6〜7倍の一大ブームとの期待が高まる。

[フォト] 従来の黒ビールとはまったく違う味…「スーパードライ」初の派生商品

 その最大の立役者は、アサヒビールが国内トップブランド「アサヒスーパードライ」のラインアップに4月に加わった黒ビール「アサヒスーパードライ ドライブラック」。

 同社の消費者調査では、黒ビールには「かっこいい」イメージがある一方、味は「重い」「飲みにくい」といったマイナスの意見も目立った。そこでスーパードライの製法を活用してキレとコクのあるすっきりとした味わいに仕上げたところ、これが当たった。

 「20〜30代男性を中心に新規顧客も開拓できた」(アサヒ)ため、年間販売目標を当初の200万ケース(1ケースは大瓶20本)から6月には300万ケースに上方修正したほど。7月からは韓国での販売にも乗り出した。

 サッポロビールも、飲食店限定で展開している黒ビール「ヱビス スタウト クリーミートップ」を缶商品にして、8月以降、コンビニエンスストアなどで順次数量限定で販売する。

 グラスに注いだ際に、飲食店で提供されるものに近いクリーミーな泡立ちが実現できる小さめの飲み口を開発し、他社と差別化を図る、力の入れようだ。

 サッポロは3月に発売した第3の『黒』ビール「サッポロ 麦とホップ〈黒〉」の年内販売目標を1カ月後の4月に発売時の2倍の300万ケースに上方修正するほど好調。ノンアルコールビールにも新商品を投入するなど“黒”市場に力を入れている。

 キリンビールも「キリン一番搾り スタウト」の1〜6月の販売数量が前年同期比約4割増とブレーク中。サントリー酒類は、現在お中元のギフトセットのみで取り扱っている「ザ・プレミアム・モルツ〈黒〉」を9月下旬から数量限定で小売店で販売する。

 アサヒによると、昨年の黒ビール市場は約100万ケース。今年は新商品投入効果もあり、最大7倍の700万ケースの可能性もあるという。

 ビール類市場全体に占める割合は昨年で約0.2%にとどまるが、家庭用の缶商品が定着すれば、ビール全体の復権にもつながりそうだ。(金谷かおり)

1134荷主研究者:2012/07/26(木) 00:17:53

http://www.kobe-np.co.jp/news/seiban/0005167293.shtml
2012/06/27 09:30 神戸新聞
ヒガシマル食品新工場完成 生産能力1・5倍に 

白壁の蔵をイメージして造られた新工場=たつの市龍野町日飼

 ヒガシマル醤油(兵庫県たつの市龍野町富永)の子会社ヒガシマル食品(同)が建設を進めていた粉末調味料の新工場が同町日飼に完成し26日、式典があった。生産能力を1・5倍に増強、関東エリアを中心に好調な需要に対応する。

 新工場は5階建て、延べ床面積1万2千平方メートル。老朽化した既存施設の機能を集約し、調合された原料をコンテナで管理するなど最新設備を導入した。除湿空調には二酸化炭素(CO2)排出量が少ない液化天然ガス(LNG)と地下水を利用したハイブリッドシステムを採用、環境負荷を減らした。日産能力は230万袋。総工費32億円。

 外観は白壁の蔵をイメージし、小京都「龍野」の町並みに調和するデザインにした。

 式典には約120人が出席。神事に続き、同食品の淺井昌信社長がスイッチを押し、ラインが稼働を始めると会場から拍手が起きた。

 淺井社長は「家庭で使いやすい商品づくりでさらに市場を拡大させ、関東に進出していきたい」と話した。(松本茂祥)

1135荷主研究者:2012/07/26(木) 00:46:39

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2012/06/25-7114.html
2012年06月25日 化学工業日報
日本コーンスターチ 異性化糖 能力倍増

 日本コーンスターチは、かねて衣浦事業所(愛知県碧南市)に建設中だった異性化糖製造設備の増設が完了し、今月から本格稼働に入る。夏場に需要が高まる飲料や冷菓向けに供給対応するため、製造能力を約2倍に高めた。出荷システムや輸送ローリー車の充実などに加え、放射性物質を自社測定する仕組みも備え、迅速で安全な供給体制が整った。総投資額は約50億円。

1136チバQ:2012/08/09(木) 22:42:08
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120809/bsc1208091643017-n1.htm
ノンアルや第3のビールで明暗 大手ビール6月中間決算2012.8.9 16:42
 国内ビール大手4社の2012年6月中間連結決算が9日、出そろった。売上高は海外でのM&A(企業の合併・買収)加速などで全社増収となったが、営業利益は昨年の東日本大震災で減少した宣伝広告費の反動増により軒並み減益。主力の酒類事業では、第3のビールやノンアルコール飲料といった成長市場への対応能力で明暗が分かれた。

 売上高では、ニュージーランド酒類大手「インディペンデント・リカー」を新たに連結子会社化したアサヒグループホールディングスが前年同期比9・0%増の7102億円、ブラジル酒類大手「スキンカリオール」を買収したキリンホールディングス(HD)が4・0%増の1兆416億円と、海外でのM&Aが増収に直結した。

 一方で営業利益は、震災の反動や積極的な販促で膨らんだ宣伝広告費が押し下げ要因に。アサヒは10・0%減で「売り上げ拡大に向けて販促費を使い過ぎた」(本山和夫副社長)、赤字のサッポロホールディングス(HD)は「投資と成果の計画との乖離(かいり)が課題」(上條努社長)と、戦略上の問題点も浮かんだ。

 看板の酒類事業では、第3のビール「金麦」やノンアルコールビールテイスト飲料「オールフリー」が好調だったサントリーホールディングス(HD)、ノンアル飲料「アサヒドライゼロ」を投入したアサヒなどが増収。サントリーは「下期もノンアルが牽引(けんいん)する」(千地耕造常務執行役員)とする。減収だったキリンは「伸びるジャンルで十分にできなかった」(三宅占二社長)として、売上高と営業利益の通期業績見通しを下方修正した。

1137荷主研究者:2012/08/12(日) 21:10:32

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20120705301.htm
2012年7月5日03時37分 北國新聞
食品卸3社、経営統合へ カナカンが高知、青森の業者と

 食品卸業を手掛けるカナカン(金沢市)は4日、同業の旭食品(高知県南国市)、丸大堀内(青森市)と経営統合に向けた協議を始めることで基本合意したと発表した。来年2月をめどに共同持ち株会社を設立する。3社の売上高の合計は6千億円を超え、国内の業界では5番手の規模になる。「地域連合」を形成し、競争力を高めるのが狙いだ。

 共同持ち株会社の本社は東京に置く予定で、3社は持ち株会社の子会社となる。各社の「地域卸」の強みを生かし、物流網などを活用して事業の拡大や新たなビジネスの創出を目指す。3社の物流の最大メリットによる相乗効果を狙う。

 合併するかどうかや株式の移転比率、組織の再編、共同でできる事業内容などは今後協議する。

 カナカンは北陸三県と新潟県で食品卸を行っている。旭食品は九州から関東までに35事業所を展開し、丸大堀内は東北6県を事業エリアとしている。

 売上高はカナカンが1437億9100万円(12年1月期)、旭食品が3773億1300万円(12年3月期)、丸大堀内が938億600万円(同)となっている。

 3社は「平等の精神に基づき、3社の自主性、機動性の向上を促進していく」とし、カナカンの担当者は「取引先の満足度を向上できるよう、地域密着はこれからも続けていきたい」と強調した。

 卸業界では全国規模での再編が進んでいる。デフレや少子高齢化に加え、製造元と小売業が卸業者を介さずに取引する「中抜き」の動きが広がり、経営環境が厳しさを増しているためだ。地元の関係者からは「今後も生き残りをかけて、再編に動く業者が出てくるのはないか」との声も聞かれる。

 卸業界をめぐっては昨年、三菱商事(東京)の卸業子会社数社が経営統合した。今回、経営統合の協議を始めるカナカンと旭食品、丸大堀内の3社は2004年、食品スーパーの共同仕入れ組織に食品を販売する共同出資会社を他の複数社とともに設立している。

 業界関係者によると、石川の地場卸はデフレ基調などで経営に行き詰まる業者が多く、ここ数十年で半分ほどに減ったという。別の卸売業者は「流通は環境の変化が激しく、地域の卸業者が生き残るためには従来と違うことを積極的に行っていかないといけない」と話した。

1138荷主研究者:2012/08/12(日) 21:30:40

http://www.at-s.com/news/detail/397725727.html
2012/7/7 08:51 静岡新聞
鹿児島に生産拠点 被災リスクを分散 マルハチ村松

 天然調味料製造・販売のマルハチ村松(焼津市、村松憲行社長)は、東海地震など大規模災害発生時のリスクを分散するため、鹿児島県枕崎市に工場を新設した。

 焼津市内の既存工場と合わせて生産体制を再構築した。鹿児島工場はことし1月に操業を開始し、調味料製造をはじめ、バイオ医薬品用素材や健康機能性食品の素材を生産する。

 取引先から「地震などで(同社からの)素材供給が止まると、生産ができなくなる」とリスク分散への要望が高かったことから、2010年に事業継続計画(BCP)の一環で枕崎市内の協力工場を買収し、100%子会社のマルハチ・テクノロジーを新設した。さらに土地を拡張して、約1万3千平方メートルの用地に約2100平方メートルの新工場を建設した。

 新工場建設中に東日本大震災が発生し、「リスク分散に向けてさらなる対応が必要」(村松社長)と、隣接地約1万2千平方メートルも追加取得した。今後、新たに取得した用地で生産体制の拡充を図る。

 村松社長は「鹿児島県は水産原料が豊富で、地震リスクが低い。生産拠点の分散化で、被災時にも事業継続できる体制を整えたい」と話している。

1140チバQ:2012/09/13(木) 21:03:31
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120913-00000070-mai-bus_all
<伊藤忠>ドールの事業買収で交渉…缶詰・果汁飲料事業など
毎日新聞 9月13日(木)19時36分配信

 伊藤忠商事は13日、米食品大手ドール・フード・カンパニーから、アジアでのバナナなど青果物の生産・販売事業と世界の缶詰・果汁飲料事業を買収する方向で交渉していると発表した。近く合意する見通しで、買収額は17億ドル(約1300億円)前後に上る見通し。11月には買収した事業を統括する新会社を日本国内に設立する方針だ。

 伊藤忠は経済成長が続き、果汁飲料などの需要増が見込まれるアジアで、ドールの世界的なブランド力を活用したい考えだ。現在扱っている日本産の青果物にドールブランドを付けて輸出することも検討する。

 ドールはパイナップルの缶詰生産では北米で約60%のシェアを持つほか、アジアではフィリピンなどで大規模農場を運営し、バナナやパイナップルを生産している。しかし、バナナの販売価格下落などで業績が低迷しており、事業の見直しを検討していた。伊藤忠とは1960年代から日本のバナナ販売で提携しており、売却先に選んだとみられる。

 伊藤忠はドールの販売拠点に加え、傘下のコンビニエンスストア「ファミリーマート」のアジア各地の店舗、中国での自社販売網などを活用して売り上げ拡大を目指す。

 日本の商社は収益構造に占める資源エネルギー分野の比重が高く、伊藤忠はリスク回避の観点から資源偏重からの脱却を目指してきた。12年3月期連結決算では最終(当期)損益に占める食品、繊維などの非資源分野の割合が5割超となり、「バランスのとれた収益構造」(岡藤正広社長)を実現。ドールの事業買収で非資源分野をさらに強化したい考えだ。【立山清也】

1141荷主研究者:2012/09/17(月) 10:33:23

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0005310742.shtml
2012/08/19 07:55 神戸新聞
アサヒビール西宮工場、22日閉鎖 

閉鎖されるアサヒビール西宮工場。長年、甲子園球場にも出荷し、親しまれてきた=西宮市津門大塚町(撮影・立川洋一郎)

 85年の歴史を持つアサヒビール西宮工場(兵庫県西宮市)が22日、閉鎖される。戦争や阪神・淡路大震災を乗り越えて、「スーパードライ」などを生産してきた西日本の拠点工場。事業再編のため、吹田工場(大阪府)へ機能を統合する。

 1927(昭和2)年、日本麦酒鉱泉・西宮工場として操業開始。その後、企業合併を経て大日本麦酒の工場となり、49年に企業分割で朝日麦酒(現アサヒビール)西宮工場となった。

 65年には世界で初めて屋外で発酵貯酒できるタンクを開発。安定品質で大量生産を可能にする「画期的な技術」で本場ドイツにも輸出した。

 発展の礎となったのが、87年の大ヒット商品「スーパードライ」。西宮工場では東京工場に続いて翌年生産を始めた。辛口ビールは大ブームとなり、シェアトップに躍り出る原動力となった。

 95年の大震災ではラインに被害を受けたが、醸造用の水を被災地に提供。工場も懸命の復旧作業で3週間後に再開した。

 2011年のアサヒビールのビール類シェアは37・9%で首位だが、国内市場が縮小する中、生産体制の再編を決断。西宮工場を閉鎖し、残る国内8工場の操業度を上げて対応する。西宮の従業員約110人は吹田工場などに移籍する。敷地内にある子会社のニッカウヰスキーの工場は生産を続ける。

     ◇

 西宮工場は兵庫の産業観光では有名な施設で、見学には年間約10万人が訪れる。最終日の17日には大勢のファンが詰めかけ、出来たてを飲んで名残を惜しんだ。

 撤退する工場の土地は約10ヘクタールあり、西宮市は一部を購入する方針。病院など公共施設の移転を検討しているという。

(土井秀人)

1142荷主研究者:2012/09/17(月) 10:39:24

http://www.sankeibiz.jp/business/news/120818/bsc1208181916000-n1.htm
2012.8.18 19:15 Fuji Sankei Business i.
“日韓どぶろく戦”にごり&発泡で日本酒反撃 マッコリに負けるな!

阪神百貨店の冷蔵コーナーにはいまが“旬”のにごり酒と発泡性の酒が並ぶ=大阪市北区(佐々木詩撮影)

 国内で低迷が続いていた日本酒市場。その国内出荷量が昨年度、前年度比1・2%増の60万3612キロリットルと、16年ぶりに前年度を上回った。東日本大震災後、「東北の酒を飲もう」との機運が高まったことが要因の一つとして挙げられるが、日本酒そのものの裾野が広がっていることも見逃せない。その立役者は、「にごり」と「発泡」だ。(佐々木詩)

 オシャレなボトル 女性に人気

 大阪市北区の阪神百貨店。地下1階の日本酒コーナーの一角で、今月に入ってから「夏の生酒特集」と題して、冷蔵ケースに、にごり酒や発泡性の日本酒が並べられている。一見、シャンパンのボトルのようなおしゃれな発泡性のにごり酒やロックで楽しむにごり酒など、種類はさまざま。男性客の多い日本酒コーナーの中にあって、にごり酒や発砲性日本酒は女性客を中心によく売れているという。

 にごり酒とは、もろみを濾過(ろか)しないか、もしくは荒い布でこしただけのもの。火入れをしていないために酵母菌が生きていて発泡するタイプのものもある。

 辛口のものもあるが、甘酸っぱい味わいが特徴的。冬の新酒の時期に出回るものだったが、いまでは「夏限定」のにごり酒も登場するなど、1年を通じて飲まれるようになってきている。

 悔しいけど、きっかけは韓流マッコリ・ブーム

 発泡性清酒も、甘酸っぱさがウリ。なかにはビン内で二次醗酵させることで、シャンパンのような口当たりのよい発泡感が楽しめるものもある。

 にごりや発泡性の日本酒が飲まれるようになった背景には約3年前から始まった韓国のにごり酒「マッコリ」ブームがあるという。阪神百貨店の酒類販売担当者によると、マッコリブームが起きた少しあとからにごり酒も売れるようになった。

 マッコリで「にごり酒」のおいしさを知った女性たちが、日本のにごり酒にも目を向けるようになったようだ。「マッコリでも生タイプの微発泡のものが好まれました。同様に微発泡のにごり酒の人気が高いですね」。同店の発泡性にごり酒の売り上げは、昨年の同時期に比べ約2倍に増えている。

これが日本酒? 広がる世界

 マッコリブームを牽引(けんいん)したのが女性だったように、今回のにごり、発泡酒ブームを後押ししているのも女性。酒造メーカーでは、女性の日本酒ファン拡大を狙い、PRに余念がない。

 「宝酒造」(京都市下京区)は自社の発泡性清酒「澪(みお)」とスイーツを合わせる新しい飲み方を提案。今年3月と7月に京都市内で女性モニターを集め、京都の有名プリン専門店などとコラボレーションしたイベントを開催した。同社広報の坂口智子さんによると、参加者の反応は「意外と合うんですね」と上々だった。また従来の日本酒のイメージにない発泡感とほんのりとした甘さがから、「これが日本酒?」と驚きの声もあがったという。

 澪のアルコール度は5%。他社の発泡性清酒も、アルコール度は高いもので7%どまり。低アルコール飲料を好む若い世代にも飲んでもらおうと、通常の清酒よりも大幅にアルコール度を抑えている。澪は昨年の発売以来、売れ行きは好調といい、坂口さんは「『澪』のような発砲性清酒などから、日本酒の世界を知ってもらい、ファンになってもらえれば」と話している。

1143チバQ:2012/09/21(金) 23:34:33
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000001209200002
焼酎、高まる輸出志向 県内メーカー
2012年09月21日


首藤正治延岡市長(左)らも参加して開かれた佐藤焼酎の輸出発表会=7月、延岡市祝子町




 県内の焼酎メーカーが、将来の国内市場の縮小を視野に中国や米国などへの輸出に乗り出している。新たに参入するメーカーもあり、現在、10社以上の会社が海外に販路を求めている。ただ、高い価格や知名度不足などの「輸出障壁」もあり、収益の柱に成長するには時間がかかりそうだ。


 雲海酒造(本社・宮崎市)は今年6月、台湾の台北市で開かれた国際見本市「フードタイペイ」に「日向木挽(こ・びき)」などの主力商品を出品した。海外営業担当の曳田和彦さん(34)は滞在中、夜は現地の輸入業者と一緒に約10店の日本食レストランを回り、自社の焼酎を売り込んだ。


 「焼酎の認知度は、先行する日本酒に比べるとまだまだ低い。まず台湾人オーナーに飲み方を含めて知ってもらうことが大切です」と曳田さん。反応はよかったという。
 雲海酒造は1985年、県内メーカーでは初めて米国への輸出を始めた。アジアにも販路を広げ、現在は22カ国・地域に出荷。ただ、全体の生産額に占める割合はわずかで、今のところ「国内市場が圧倒的に多い」(営業推進課)。


 焼酎メーカー37社が加盟する県酒造組合によると、海外販売をしているメーカーは10社を超え、2010年7月から1年間で約300キロリットルを輸出。国内の焼酎輸出量の13%を占める。


 各社が輸出に力を入れるのは、近い将来の需要減への危機感があるからだ。「佐藤焼酎製造場」(本社・延岡市)は5月、「亮天」など3種類の焼酎約9200本を上海に輸出し、海外進出に乗り出した。


 水江順治社長(58)は7月の輸出発表会で「少子高齢化が進み焼酎を飲む人が減る国内に比べ、中国は40年後の平均年齢が現在の34・5歳から42・5歳になり需要は増える」と説明。将来は製品の5割を輸出したいと意欲を見せた。


 一方、財務省が統計をとっている08年からの焼酎輸出量は、ほぼ横ばい状態だ。この理由について、各メーカーの担当者は、関税などで現地価格が国内の2、3倍もする「高級酒」であることや、販路が日本料理店や現地邦人に限られている点を指摘する。


 19カ国で「天孫降臨」などを年1億円弱販売する神楽酒造(本社・高千穂町)の海外営業担当、松浦賢史さん(38)は「時間はかかるが、日本料理店を媒体にして現地の人に焼酎の魅力を広めることが必要だ」という。


 焼酎の輸出は、政府が日本酒とともに「国酒」として世界へ売り込む戦略を決めるなど追い風もある。神楽酒造の渡辺浩二管理部次長(58)は「焼酎の国内販売はこれから戦国の世の中になる。いまから海外への基盤をつくっておくことが大切だ」と話す。(大畠正吾)



 〈焼酎の輸出量〉
 財務省の貿易統計によると、輸出額は全国で15億円前後と横ばい状態が続いている。宮崎、山口、大分3県と福岡県などの一部を管内とする門司税関の輸出量は、10年に613キロリットルで、一升瓶換算で約34万本分になる。この半分ほどが宮崎県からの輸出とみられる。

1144荷主研究者:2012/09/22(土) 17:42:07

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120823-00000000-fsi-bus_all
SankeiBiz 2012年8月24日(金)8時15分配信
“カルビーの黒子”伊藤忠、中国で奔走 食の懸け橋「日本人にはまねできない」

(写真:フジサンケイビジネスアイ)

 天然ガスや鉄鉱石など資源権益取得の投資が花盛りの大手商社にあって、伊藤忠商事が事業パートナーの仲介や調達・物流支援など、国内事業会社の経営戦略を縁の下で支える伝統的な商社ビジネスで存在感をみせている。少子化による国内市場の縮小をにらみ食品、繊維など内需型産業でアジアの成長取り込みを狙った海外展開が加速。この動きと同社が強みを持つ中国市場の事業ネットワークが共鳴を強めているためだ。大手商社の中で群を抜く対中国投資が非資源事業を新たな成長ステージに押し上げようとしている。

[写真]中国、五輪観戦の友はスナックも…食不安で日本製品が人気

 ◆ジャガイモ安定調達

 「思ったよりも手ごわい仕事だ」。伊藤忠で輸入青果を手がけてきた北栄哲弥農産部長代行は今、国内スナック菓子で約5割のシェアを握るカルビーの黒子として、中国でのジャガイモ調達網の構築に奔走している。

 カルビーは、伊藤忠と中国食品大手の康師傳グループの3社で、上海近郊の杭州市にスナック菓子製造販売の合弁会社を10月に立ち上げる。まずは小麦粉などを主原料とする「かっぱえびせん」などを来年から生産する予定だが、その後、主力の「ポテトチップス」を投入する計画で、ジャガイモの安定調達は合弁事業の成否を左右する。

 中国のジャガイモの年間生産量は日本の約30倍の8000万トンにも上るが、食用やデンプン向けなどに需要はうなぎ上り。そのうえ政府が、食糧安全保障の観点から国内自給を原則とし、生食用の輸入を認めていないため価格は高騰。生産者は小規模農家がほとんどで、契約栽培の集荷網の構築も一筋縄ではいかないという。調達環境は極めて厳しいのが実態で、北栄氏の肩には、スナック菓子で「5年以内にはシェア10%を目指す」(カルビーの松本晃会長)と、13億人の市場の攻略に意気込むカルビーの期待が重くのしかかる。

 もっとも、北栄氏はこの大仕事に前向きだ。ジャガイモは倉庫保管で手を抜けば揚げたときの色が劣化するほどデリケートな商品。安定した調達網と“カルビー品質”を満たす安心・安全の流通保管体制づくりに成功すれば、手にできるのはカルビーの中国事業の収益成長の共有にとどまらない。「量販店の進出も加速し、調達力が上がれば、フライドポテトなど用途も広がる」と北栄氏はにらむ。

 ◆頂新のノウハウ強み

 中国事業のパートナーに選ばれたことが、伊藤忠に新たな食品分野のビジネスチャンスをもたらす形だが、こうした例はカルビーとの協業だけではない。カルビーが伊藤忠と組んだ背景には、伊藤忠が約20%出資する中国・台湾の食品流通大手、頂新グループの存在がある。カルビーの合弁に参画する康師傳も頂新の傘下企業で、伊藤忠が頂新を通じて中国市場に橋渡しした食品メーカーはアサヒビールやカゴメ、プリマハム、日本製粉、ケンコーマヨネーズなど十数社にも及んでいる。

 頂新は中国全土の物流網に加え、地場の小売業者との関係も深い。「地域ごとに異なる中国人の味覚を商品開発に落とし込むノウハウは日本人にはまねできない」と、伊藤忠の食料部門を統括する青木芳久専務は太鼓判を押す。中には「Pasco(パスコ)」ブランドで国内2位の敷島パンのように、中国市場から一度は撤退したが、頂新の評判を聞き、再チャレンジする企業もあるほどだ。

1145荷主研究者:2012/09/22(土) 17:42:41
>>1144 続き

 ◆実績重ね有力企業とパイプ構築

 一方、2009年に資本参加した繊維事業を核とする中国の企業グループ、杉杉集団との提携も果実を生んでいる。三井不動産を杉杉集団の不動産部門に仲介し、商業モールを建設。同集団の化学部門には、酸化鉄を中心とする素材メーカーの戸田工業を紹介し、リチウムイオン電池材料の合弁事業につなげた。

 頂新、杉杉集団。そして昨年4月に包括提携した政府系大手金融グループの中国中信集団と、伊藤忠が次々に“実力派”の有力中国企業と構築したパイプは、1972年の日中国交回復を機に他社に先んじて貿易再開に乗り出して以来、積み上げてきた実績の結実で、アジアのビジネスチャンスを呼び込む最大の武器となっている。

 中国ビジネスには、尖閣諸島をめぐる領土問題で反日デモが起こるなど政治リスクもある。だが、岡藤正広社長は「食料や繊維など生活に密着した事業は消費者から支持されるだけに、政治や法制度の変更に左右されにくい」と指摘。12年3月期末で1577億円と、大手商社でトップの投資残高で築いた中国事業の先行きに自信をみせる。

 12年3月期の連結最終利益に占める中国事業の比率はまだ5%(157億円)と小さいが、この5年でほぼ倍増した。国内の内需企業が海外展開の動きを強める中、頂新グループの魏応州董事長(会長)が「兄弟」とまで呼ぶ、伊藤忠の中国ネットワークの価値はこれまで以上に高まる見込みで、収益の貢献度もステップアップしそうだ。(上原すみ子)

1147荷主研究者:2012/10/21(日) 17:41:45

http://www.at-s.com/news/detail/450477728.html
2012/9/19 08:10 静岡新聞
ケンコーマヨネーズ、富士に主力工場 4月着工

 マヨネーズ類の製造・販売の業界大手、ケンコーマヨネーズ(本店・神戸市灘区、炭井孝志社長)は18日までに、富士市大渕に新工場を建設する方針を決めた。来年4月に着工し、操業は2014年4月の予定。新商品の開発を手掛けるなど、主力工場として稼働させる。

 新工場は同市の富士山フロント工業団地に建設する。敷地面積は3万7310平方メートルで、延べ床面積は約6千平方メートル。同社単体の工場としては国内7カ所目で、「大規模生産拠点の一つ」(村田隆取締役)と位置付ける。

 商品の原料となる殻付き卵から卵商品まで一貫した生産システムを整備し、生産効率の向上による収益力の強化を図る。投資額は約45億円。

 食品製造にとって不可欠な水資源が豊富で、首都圏と中京・関西圏という一大消費地の間にあり、新東名高速道の開通による利便性の良さなどから、同市への進出を決めた。中期経営計画(12?14年)で掲げた「事業領域の拡大」の一環という。

 従業員の雇用数は検討中としながらも、村田取締役は「できるだけ地元の人たちにお願いしたい」と話す。

 同社の創業は1958年。2012年3月期の業績(連結)は売上高518億7800万円、純利益10億2900万円。

1149荷主研究者:2012/10/28(日) 21:48:17

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201209290038.html
'12/9/29 中国新聞
ヤクルト福山44年の歴史に幕

 福山市神村町の乳製品製造ヤクルト本社福山工場が28日、44年の歴史に幕を閉じた。最後の製品となるヤクルト原料液を積み込んだタンクローリー3台が午前9時半ごろ、工場を出発。社員たち約20人が手を振って見送った。

 1968年から原料液やヨーグルト「ソフール」などを生産してきた。ヤクルト本社(東京)が進める工場再編計画に伴い、老朽化が進んだ福山工場は閉鎖が決まった。原料液などの製造は、兵庫県三木市の工場に集約し、福山工場の従業員約60人は段階的に他工場に移る。

 同工場は、年に1度の工場祭や工場見学会で地域住民に親しまれてきた。田篭(たごもり)恵工場長(54)は「地域のおかげで生産を続けられた。寂しくなる」と振り返った。

 敷地約1万7900平方メートルは売却し、工場は11月ごろに取り壊す。地域のシンボルとして親しまれた約80本の桜は残すという。

【写真説明】最後の原料液を輸送するタンクローリーを見送る田篭工場長(右端)たち

1150チバQ:2012/11/14(水) 22:49:08
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20121114-00007817-president-bus_all
10年に1度のヒット「マルちゃん正麺」が生まれたワケ
プレジデント 11月14日(水)10時30分配信

 東洋水産の袋麺「マルちゃん正麺」が売れている。同製品の特徴は、生麺のようなコシのある食感にある。昨年11月の発売開始当初、同社は年間100億円を販売目標としていたが、200億円に上方修正。生産ラインを増設し、対応する。

 加工食品で同規模を売り上げた新商品となると、2002年に発売された日清食品のカップ麺「日清具多」まで遡る。飲料を除く加工食品全体を見ても、「マルちゃん正麺」のヒットは、10年に1度あるかどうかの水準だと言えよう。

 なぜ、これほどの大ヒット商品が生まれたのか。背景には東洋水産の堅実でマイペースな経営がある。

 コストダウンを繰り返しながら縮小均衡する国内市場で利益水準を維持し、海外展開を拡大していく──。袋麺、カップ麺などの即席麺市場だけでなく、食品業界各社に共通する課題だ。東洋水産はこうした課題にいち早く気づき、国内の即席麺市場で日清食品に次ぐ2番手を維持しつつ、海外市場で拡大を続けてきた。現在、アメリカの即席麺市場における同社のシェアは約6割、メキシコでは約8割と圧倒的だ。しかし、さらなる海外展開には慎重であり、日清食品が進出を進めるアジア地域とは今のところ距離を置いている。

 また、1990年以降、不動産投資で失敗する食品メーカーもある中、同社は投機的な活動を控えてきた。確実に稼げるところを見極め、そこで稼ぐ。その結果として生まれた潤沢なキャッシュが、新たな商品開発の原資となり、今回のヒットに繋がったと考えられる。

 今期、東洋水産は増収増益を見込む。だが、広告宣伝費がかさんでいるため、「マルちゃん正麺」の利益貢献はさほど大きくない。来期以降の戦略が勝負の鍵を握る。

 最大の壁は競争の激化だ。袋麺市場トップのサンヨー食品は、9月に「サッポロ一番 麺の力」を、カップ麺トップで、袋麺では2位につける日清食品は、8月末より「日清ラ王」の発売を開始。いずれも“生麺感覚”を売りにした商品だ。

 この袋麺ブームは来期まで続くと予想する。だが、再来年まで続くかは怪しい。消費者に浸透した新ブランドをカップ麺に横展開するなど、東洋水産の次の一手に期待したい。

1151荷主研究者:2012/11/15(木) 23:44:37

http://www.sankeibiz.jp/business/news/121013/bsc1210130504006-n1.htm
2012.10.13 08:00 Fuji Sankei Business i.
アサヒVSキリン「清涼飲料」でも火花 ビール2強が握る再編のカギ

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/food/bsc1210130504006-p1.jpg
国内飲料メーカーのシェア

 ビール市場で熾烈(しれつ)なシェア争いを繰り広げるアサヒとキリンが、清涼飲料でも火花を散らせている。清涼飲料事業で赤字続きだったアサヒが今月、カルピスを買収して国内3位に躍り出た一方、5位に転落したキリンは組織改編で立て直しを図る。少子高齢化で国内市場が縮小する中で、大手だけでも12社がひしめき合う飲料業界。ビール2強の対決激化がさらなる再編の引き金になりかねない。

ブランドの集合体

 「乳飲料市場で断トツのカルピスは強い。競争が激しくなる中でわれわれの事業に大きく貢献してくれると期待している」

 1日、味の素から約920億円でカルピスを買収したアサヒグループホールディングス(HD)。泉谷直木社長はカルピスの持つ乳酸菌技術や知名度を評価し、アサヒ飲料を中核とする同社の飲料事業拡大に自信を示した。

 買収によってアサヒの飲料事業売上高は単純合算で約4400億円(2011年度)となり、15年までに5000億以上に引き上げる計画だ。カルピスに関しては11年度に約5.2%だった営業利益率を、業界トップクラスの7%台に持っていくという。

 国内シェアも日本コカ・コーラ、サントリーに次ぎ3位となり、清涼飲料でもキリンを追い抜いたアサヒ。00〜02年には3年連続で最終赤字となった弱小メーカーで、当時は事業売却も噂されるほどだった。

 成長できたのは「ワンダ」「三ツ矢」「十六茶」の基幹ブランドへの集中投資に加え、知名度の高いブランドの買収がある。10年5月にハウス食品から「六甲のおいしい水」、同12月にカゴメから「六条麦茶」を獲得。「六甲…」を刷新した「アサヒ おいしい水」の販売量は今年9月までで昨年実績を上回るなど、弱いとされてきた水市場のシェア拡大に寄与している。

 「市場縮小の中では強いブランドの集合体となることが重要」という泉谷社長は、さらなるM&A(企業の合併・買収)への意欲を隠さない。

 一方のキリン。09年までシェア3位だったものの、10年には好調な茶飲料とタリーズコーヒージャパンを傘下に収めコーヒー飲料を強化する伊藤園に抜かれ、今回“宿敵”アサヒにも逆転を許すこととなった。

 飲料事業のキリンビバレッジは「キリンレモン」や「午後の紅茶」などロングセラー商品を持つが、ここ数年は爆発的ヒットがない。00年に5.4%だった同事業の営業利益率は08年には2.1%に落ち込み、11年も2.6%。売上高は08年の4038億円をピークに下降が続く。キリンHDは09年、キリンビールで「一番搾り」や「氷結」などの主力ブランドを開発したヒットメーカー、前田仁氏をビバレッジの社長に送り込んだが、利益面でかつての水準には回復していない。「前田氏は量より収益を重視しすぎたのでは」(業界関係者)との指摘もある。

 飲料事業復活に向けて軸に据えるのが、来年1月に発足するキリンビール、キリンビバレッジ、メルシャンの3社を統括する中間持ち株会社「キリン」だ。新会社の社長を兼務するキリンビールの磯崎功典社長は「このまま(5位)では済まされない」と戦闘態勢に入る。

 新体制の内容はまだ公表されていないが、3社の経営資源、販促活動などを統合管理し、国内の酒類、清涼飲料事業全体の方向性を決める権限も一定程度持つとみられる。

 磯崎氏は「これまでのキリンビバレッジで機動性のあることは必ずしもできていない」と指摘した上で、アサヒのカルピス買収を指し「再成長には『そうしたこと』もやらなければならない」と、こちらもM&Aに積極的だ。

成長見込めぬ市場

 ビール2強が飲料市場シェア向上にアクセルを踏むが、市場は大幅な成長は見込めない。調査会社の富士経済によると、11年の飲料市場は前年比0.7%減の4兆8550億円。今年は1.0%増が見込まれるが、来年は再びマイナス予測だ。

 清涼飲料は単価が安く、ヒット商品を多く持つほど小売りスペースも確保でき、収益もあげられる規模の経済が成り立つ業界。中・下位メーカーでもサッポロHDがポッカコーポレーションを買収し、来年1月に「ポッカサッポロフード&ビバレッジ」を発足させるなど、生き残りへ業界再編は活発化している。自販機販売に強いダイドードリンコも「一段の再編はあり得る」(高松富也副社長)とみる。アサヒとキリンの競争激化が他社を刺激し、次の再編につながる可能性も高い。(金谷かおり)

1153とはずがたり:2012/11/19(月) 18:00:43

低迷サッポロは苦渋の決断か セブン&アイのPBビールを受託生産、27日発売
2012.11.19 17:52
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/121119/biz12111917540016-n1.htm
セブン&アイ・ホールディングスが発売する「セブンプレミアム 100%MALT」=19日午後、東京都千代田区

 セブン&アイ・ホールディングス(HD)とサッポロビールは19日、東京都内で共同会見し、サッポロが製造するセブン&アイのプライベートブランド(PB=自主企画)のビールを27日発売すると発表した。国内大手メーカーによるPBビールは初めて。メーカーブランドより低い価格設定で購買者の取り込みをねらう。

 商品名は「セブンプレミアム100%MALT」。価格は350ミリリットル缶が198円、500ミリリットル缶が258円と、サッポロの「黒ラベル」より約1割安い。缶にはセブン、サッポロの両者のロゴマークをデザイン。セブン−イレブンやイトーヨーカドーなどで販売する。1年間で約72万ケース(1ケースは大瓶20本)の販売を目指す。

 19日に都内で会見したセブン−イレブン・ジャパンの鎌田靖商品本部長は、将来的にセブン−イレブンの売上高において「(アサヒビールの)スーパードライを抜くブランドに育成したい」と意気込んだ。

 サッポロにとっては「自社ブランドの価値向上につながる」(新価値開発本部の中村剛商品・技術イノベーション部長)ほか、PBの売り上げを好調に伸ばしているセブンと組むことで安定収益が見込める。ただ、基幹商品であるビールのPB生産についてアサヒやキリンビールは否定的。サッポロは業界4位で市場シェアが縮小していることから「苦渋の決断」(酒類大手関係者)との見方がもっぱらだ。

1156荷主研究者:2012/12/09(日) 11:59:47

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201210/0005490694.shtml
2012年10/29 23:11 神戸新聞
神戸甲南工場の増設完了 能力1・8倍に 日本製粉

完成した日本製粉の新工場=神戸市東灘区深江浜町(同社提供)

 製粉大手の日本製粉(東京)は29日、神戸甲南工場(神戸市東灘区深江浜町)の敷地内に建設中だった新工場が完成し、報道関係者に公開した。西日本の製造拠点として、生産能力は従来の1・8倍に増強した。年内のフル稼働を目指す。

 新工場は2010年6月に着工し、鉄骨鉄筋コンクリート造り7階建て、延べ床面積9620平方メートル。月産1万1千トンを製粉できる。

 衛生管理を徹底させるため、虫などが入らないように窓のない造りとしたのが特徴。「国内の製粉会社では初めての設備」(同社)という。また、工場の人件費を抑えて価格競争力を高めるため、新工場全体を1人で管理できるよう機械操作などの集中管理室を設けた。

 総投資額は、既に稼働させたサイロや自動倉庫、小包装ラインなどを合わせて123億円。同社は今後、サイロを増設する計画という。(西井由比子)

1157荷主研究者:2012/12/09(日) 12:39:49

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020121031ceas.html
2012年10月31日 日刊工業新聞
キリンHD、インドネシアで紅茶飲料を販売−ミルクティー味など4種

 キリンホールディングスは30日、インドネシアで紅茶飲料のテスト販売を11月に始めると発表した。東南アジア地域統括会社のキリンホールディングス・シンガポールがインドネシアのコンビニエンスストア1位の「アルファマート」約8000店で、「キリン午後の紅茶Tea Break」350ミリリットル入りペットボトルを販売する。東南アジアでのキリンブランドの清涼飲料販売はタイ、ベトナムに次ぎ3カ国目となる。

 インドネシアの飲料市場は過去6年平均で15%伸びており、同国の市場に参入することで東南アジアでの総合飲料戦略を加速する。テスト販売するペットボトルの紅茶はオリジナル味、ミルクティー味、レモンティー味、アップルティー味の4種。価格は4500インドネシアルピア(約38円)。

1158荷主研究者:2012/12/09(日) 12:49:32

http://kumanichi.com/news/local/main/20121106002.shtml
2012年11月06日 熊本日日新聞
コカ・コーラウエスト、「南九州」を子会社化へ

コカ・コーラウエストと完全子会社化に向けた協議を始める南九州コカ・コーラボトリングの本社=熊本市

 清涼飲料製造・販売のコカ・コーラウエスト(福岡市)は5日、南九州コカ・コーラボトリング(熊本市)の完全子会社化に向けた協議を始める、と発表した。来年3月末の実現を目指す。

 ウエスト社は北部九州、中国、近畿地方の計2府12県、南九州社は熊本、鹿児島、宮崎、大分の4県を、それぞれ地盤とする。完全子会社化は、飲料業界の価格競争が激化する中、南北で分かれていたコカ・コーラの九州営業エリアを統合し、販売力強化や経営効率化につなげる狙い。

 両社は再編計画を話し合い、南九州社の株主と交渉に入る。株式取得の手法や金額については今後、協議する。

 両社は2007年に資本業務提携し、ウエスト社が南九州社の株式25%を保有。南九州社は業績の一部がウエスト社の連結決算に反映する「持ち分適用会社」となり、役員の人事交流なども進めてきた。

 南九州社の田口忠憲常務は「資本業務提携では、効果が限定的だった。子会社化により、同じ商品の生産集約や、県境での物流の協力などができる。取引先との販売や資材の調達交渉も優位になる」と話している。

 ウエスト社は1960年設立。資本金152億円。従業員は8105人。11年12月期の売上高は3997億円、純利益は69億円。

 南九州社は1962年設立。従業員2164人。売上高は803億円。純利益は17億円。株主は薩摩酒造や本坊酒造など創業家である本坊グループが6割を占める。(井上直樹)

1166荷主研究者:2012/12/31(月) 00:06:19

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/11/20121127t72002.htm
2012年11月27日火曜日 河北新報
イオン、100円ビール発売 仙台工場などで製造

「サッポロ みがき麦」の特設売り場が設けられた名取市のイオン名取店

 イオンは26日、350ミリリットル入り1缶が100円の第三のビール「サッポロ みがき麦」を発売した。サッポロビールとの共同開発で、同社の仙台工場(名取市)と大分県内の工場で製造する。大量取引で低価格を実現させた。

 全国のイオン、マックスバリュなど約1700店で扱う。350ミリリットルと500ミリリットル(140円)の2種類で、アルコール5%。350ミリリットル缶換算で年4000万缶の販売を見込む。サッポロ仙台工場は東日本向け商品を製造する。

 名取市のイオン名取店であった記念セレモニーで、イオンリテール(千葉市)の山本泰幸イオン東北食品商品部長は「地元のビールとしてご愛顧願う」とあいさつ。サッポロ仙台工場の和田啓生産部長は「麦のうま味が詰まった商品を楽しんでほしい」と述べた。

 みがき麦は、麦芽を粉砕後、殻皮を取り除く製法で、麦のうま味を味わえるという。チェコ産のホップを一部に使った。

1167荷主研究者:2012/12/31(月) 00:27:09

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/economics/news/20121127/930512
2012年11月28日 下野新聞 朝刊
390年続く商店名、合併で消失 日光の高橋弥次右衛門商店

 しょうゆ・調味料醸造の高橋弥次右衛門商店(日光市土沢、小林武司社長)を傘下に置くジャパン・フード&リカー・アライアンス(香川県小豆島町、小林武司社長、JFLA)は27日までに、同商店など子会社計7社を2013年4月1日付で合併し、酒類・しょうゆ製造の盛田(名古屋市中区)を存続会社とすることを決めた。約390年続いた同商店は解散し、「高橋弥次右衛門商店」の名前が消えることになる。

 JFLAは、同商店のしょうゆ・調味料ブランド「マルシチ」の商標は継承するとしている。現在の工場での生産体制などは変更せず、「盛田」として事業を継続。従業員約60人も引き続き雇用するという。

 2社のほか合併するのは、JFLA販売(東京都)、マルキン忠勇(香川県)、ハイピース(福井県)、加賀屋醤油(徳島県)、マルキン共栄(香川県)。

 高橋弥次右衛門商店は1620年創業の老舗。2006年10月、経営悪化に伴い、しょうゆを主体とする各種調味料の製造販売部門をJFLAグループに譲渡した。

1168荷主研究者:2013/01/03(木) 10:21:30

http://www.sankeibiz.jp/business/news/121207/bsc1212071716017-n1.htm
2012.12.7 17:15 Fuji Sankei Business i.
日清製粉グループ、NZ企業を33億円で買収

 日清製粉グループ本社は7日、オーストラリアの食品大手グッドマン・フィールダーから、ニュージーランドの事業部門「チャンピオン製粉」を約33億円で買収すると発表した。

 日清製粉が今月中に現地で設立する新会社が事業を引き継ぐ。日清製粉は国内市場の低迷を背景に海外事業の拡大を目指しており、今年3月にも米国の製粉会社を買収した。

 「チャンピオン」はニュージーランドの小麦粉などの製粉市場でシェア約55%を占める最大手。3月の買収と合わせて、日清製粉の海外生産比率は現在の2割強から3割にまで高まる。

1170荷主研究者:2013/01/06(日) 11:43:12

http://www.sankeibiz.jp/business/news/121211/bsc1212111427014-n1.htm
2012.12.11 14:26 Fuji Sankei Business i.
伊藤ハム、取手市に工場 柏市の東京工場では生産能力増強

 伊藤ハムは11日、茨城県取手市に総菜などを生産する工場を建設すると発表した。投資額は20億円で2013年9月に稼働する予定。コンビニエンスストアやスーパー向けを中心に総菜市場の成長を見込むことができると判断した。

 ハムやソーセージなどを生産する主力の東京工場(千葉県柏市)の生産能力も増強する。13年から4〜5年かけて70億円を投じ、生産能力を現状より2割高める。新型の生産設備を導入するなどして効率化も進める。

1171荷主研究者:2013/01/06(日) 11:48:52

http://www.sankeibiz.jp/business/news/121214/bsc1212141634006-n1.htm
2012.12.14 16:33 Fuji Sankei Business i.
関東のコカ・コーラ4社が経営統合 グループ世界5位のボトラー会社に

国内飲料メーカーのシェア

 コカ・コーラセントラルジャパンや三国コカ・コーラボトリングなど関東にあるコカ・コーラ系のボトラー4社は14日、企業規模を拡大するため経営統合すると発表した。この統合により、新会社は売上高において世界5位のコカ・コーラのボトラーとなる見込み。

 経営統合するのは、コカ・コーラセントラルジャパン(横浜市西区)、三国コカ・コーラボトリング(埼玉県桶川市)、東京コカ・コーラボトリング(東京都港区)、利根コカ・コーラボトリング(千葉県野田市)の4社。来年7月1日に株式交換と分割により、統合する。

 存続会社はセントラル社で、統合後に名称を「コカ・コーライーストジャパン」へと変更する。

 4社のうちセントラル社と三国社は東証1部上場企業だが、非存続会社となる三国社については、株式のうち35.7%を保有し筆頭株主である三井物産が、このうち22%分を154億900万円で売却、経営権を手放す。三国社は来年6月26日に上場廃止の予定。セントラル株1株に対して三国社株0.79株を割り当てる。

 4社の事業規模は、昨年度実績で売上高5700億円、従業員約7000人となっている。生産拠点は十カ所、営業拠点は150カ所に及ぶという。

1174とはずがたり:2013/01/07(月) 23:03:58

2012年09月15日09:23 【トピックス , ベトナム】
昭和産業、ベトナム現地製粉会社に出資
http://kaigaibusiness.com/%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0/4438.html

製粉・食用油大手の昭和産業がベトナムに進出するというニュースです。
11月までに現地の製粉会社に出資し、パンやフライ用のプレミックス粉を生産、ベトナムは旧フランス領だったこともあり、パンなど小麦粉の食文化が根付いている。
日本国内の市場が縮むなか、人口が増えている成長市場を開拓するということです。
出資するのはインターミックス社(ホーチミン市)で、製粉大手ダイフォン製粉(カントー市)と日系企業が2003年に設立したが、11年に合弁を解消していた。
昭和産業はインターミックス社の株式30%を約1億円で取得、伊藤忠商事も5%出資する。
インターミックス社はプレミックス粉の大手で13年中に昭和産業の技術指導を受けて生産能力を年1万2000トンと2倍強に拡大するということです。

1176名無しさん:2013/01/30(水) 13:43:19
きょうのにっけいしんぶんがよめた、

1177荷主研究者:2013/02/10(日) 12:37:36

http://www.sankeibiz.jp/business/news/130123/bsc1301232205011-n1.htm
2013.1.24 06:25 Fuji Sankei Business i.
キリン、国内回帰鮮明に 海外事業で苦戦…誤算認める

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/food/bsc1301232205011-p1.jpg
大手2社のビール類シェア、キリンHDの売上高構成比

 大手ビール各社が海外シフトを強める中、キリンホールディングス(HD)が国内事業への回帰に経営のかじを切った。シンガポールの飲料大手フレイザー・アンド・ニーヴ(F&N)との資本関係を解消せざるを得ないような状況に陥るなど、海外事業の苦戦が背景にある。

 年初に発足した中間持ち株会社の「キリン」が国内飲料3社を統括し、親会社のキリンHDが海外戦略に特化する体制に移行したが、国内需要が縮小する中でキリンが総合飲料メーカーの地歩を固めるのは容易ではない。「この3年間はとにかく国内の飲料を集中的にやっていく」。中間持ち株会社のキリンとキリンビールの社長を兼務する磯崎功典氏は10日、2013年の事業方針説明会でこう強調した。

 新たに発足したキリンはビール類のキリンビール、清涼飲料のキリンビバレッジ、ワインを主力とするメルシャンの飲料3社を傘下に置く。その狙いは「ヒト、モノ、カネの資源を事業の枠を超えて動かし、カテゴリーを横断した価値の提案を加速する」(キリンHDの三宅占二社長)ことにある。

 このため、キリンでは各事業に横串を通すR&D(研究開発)本部とブランド戦略部、新市場創造室を設け、ブランド力や商品開発力の強化を目指す体制をとった。さらに、東京都内の自社ビルに分散していた国内グループ各社の本社機能を6月までに中野区に集約し、グループ内の相乗効果を高める。

 もっとも、13年の販売数量計画は主力のビール類が前年比1%減で、清涼飲料が4%増、ワインが10%増。ビールの増販計画を打ち出したアサヒビールなどライバル他社と比べて見劣りは否めないが、磯崎氏は「きっちりと体質を強化していく段階」と説明する。12年の実績に対し、15年に増収増益を実現させるのが中期的な目標だ。

 キリンHDの国内事業のポジションは業界内で下がり続けてきた。ビール類のシェアは06年の37.6%から12年には35.6%に低下し、09年まで3位だった清涼飲料は伊藤園やアサヒ飲料に抜かれて5位に転落。飲料事業の売上高営業利益率は11年に2.6%と落ち込んでいる。

 12年のビール類の課税出荷数量は前年比1.0%減と8年連続の前年割れとなり、成長株の「第3のビール」も伸びが鈍化。ビール依存のままでは先行きは危うく、中間持ち株会社のキリンにかかる期待は大きい。

 23日にはキリンビバレッジが13年の事業方針を発表。炭酸飲料を成長分野と位置づけ、前年比20%増の1800万ケース(1ケースは480ミリリットル×24本)の販売目標を掲げた。中でも昨春発売し、当初目標の約6倍に当たる600万ケースを売り上げた特定保健用食品の「メッツコーラ」には「新市場を生み、伸びしろも大きい」(山田精二マーケティング部長)と自信を深め、今年の目標を800万ケースに上積みした。

 海外事業は仕切り直しを迫られている。オーストラリアやブラジルなどでM&A(企業の合併・買収)を矢継ぎ早に実行し、07〜11年の投資額が1兆円規模にのぼるものの、原材料価格の高騰や不況、現地メーカーとの価格競争を前に苦戦。東南アジア開拓の橋頭堡(きょうとうほ)を狙ったF&Nには、同社筆頭株主のタイ飲料大手タイ・ビバレッジがTOBを表明し、出資した15%の株を持ち続けるのが困難になっている。キリンHDの三宅社長は「グローバル経営力の不足は率直に反省しないといけない」と、誤算を認める。

 国内回帰を鮮明にしたキリンHDに勝算はあるのか。野村証券の藤原悟史アナリストは「12年は国内で前年比マイナスだった『一番搾り』を横ばい以上にできるかが重要」と指摘し、ビール類の復活を重視する。かつてビールのブランド別のシェアで約6割を占めた「ラガー」は、12年にサントリー酒類の「ザ・プレミアム・モルツ」に抜かれ、いまや5位に沈む。シェア2位で看板ブランドの一番搾りがキリンHDの経営を左右する構図は当面、大きく変えられそうになく、キリンは凍らせた泡を載せた「一番搾り フローズン〈生〉」を夏だけでなく、季節を問わず飲食店で展開するなど拡販に努めている。

 ただ、総合飲料の看板を掲げて国内飲料の全分野を強化し、カテゴリーの枠を超えたジャンルも開拓しようという中間持ち株会社の戦略は、経営資源の配分を誤れば国内各事業が共に伸び悩む危うさもはらむ。新体制の成否は、国内外での収益拡大の行方を大きく左右しそうだ。(金谷かおり)

1181名無しさん:2013/02/15(金) 07:05:40
 セブン&アイ・ホールディングス(HD)は8日、
コンビニエンスストア「セブンイレブン」を3月1日に香川、徳島両県に出店すると発表した。
今回が四国初上陸で、愛媛、高知両県にも準備が整い次第、進出するという。

 香川、徳島両県で約100店を展開している「サークルKサンクス」の加盟会社が、
セブン-イレブン・ジャパンとの間でフランチャイズ契約を結んだ。
各店舗を改装してセブンイレブンに転換する。
さらに新規出店も積極的に進める。
2019年2月末までに四国4県で520店の出店を予定している。

 セブンイレブンは国内店舗数1万4884店(1月末現在)の業界最大手で、2013年度は約1500店を出店する計画。

 3月1日時点での「セブンイレブン空白県」は四国の愛媛、高知のほか、青森、鳥取、沖縄の計5県となる。

http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130207/biz13020717240020-n1.htm

1182チバQ:2013/02/17(日) 13:56:36
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130215/bsc1302150800006-n1.htm
ビール大手、新ジャンルで明暗 2012年12月期は全社が増収確保 (1/2ページ)2013.2.15 08:00
 国内ビール大手4社の2012年12月期連結決算が14日出そろった。売上高は国内外でのM&A(企業の合併・買収)や海外事業の拡大などが寄与し、全社が増収を確保した。

 ただ主力の国内酒類事業では、第3のビールなど新ジャンルに力を入れたアサヒグループホールディングス(HD)とサントリーHDが業績を拡大したが、この分野で出遅れたキリンHDが売り上げを落とし、サッポロHDも営業利益が伸び悩むなど戦略で明暗を分けた。

 「中長期的なブランドの育成や新たなカテゴリーの開発がおろそかになっていた」。同日に決算発表したキリンHDの三宅占二社長は、国内事業の落ち込み要因についてこう説明した。キリンHDの国内酒類売上高は前期比1.9%減の8518億円、営業利益も10.2%減の633億円とそれぞれ減少。キリンHDは酒類の落ち込みを、特定保健用食品の「メッツコーラ」のヒットに代表される、好調な飲料事業でカバーする構え。とはいえ三宅社長は「今後は総合飲料の発想で、3年かけて増収増益にする」と慎重な姿勢を示す。

 サッポロHDは国内酒類の営業利益も前期比19.2%減と大幅な減益。「積極的に販売促進費を投じたが、ビール類や清涼飲料の販売が振るわなかった」(上條努社長)と反省する。

 一方、低価格のRTD(缶チューハイなどの低アルコール飲料)の新商品に力を入れたサントリーHDやアサヒグループHDの業績は堅調に推移。

 第3のビール「金麦」などが好調だったサントリーHDは、国内のビール・スピリッツの売上高は前期比4.9%増。「アサヒドライゼロ」を投入したアサヒグループHDは酒類事業の売上高を0.2%増の9440億円、営業利益を12.2%増の1133億円と伸ばした。各社は今後、定番ブランドの強化や生産効率の向上で、利益率改善に力を入れる。

 ≪ビール大手4社の2012年12月期連結決算≫

  企業名          売上高        営業利益       最終利益

 キリンHD     2兆1861(5.5) 1530  (7.1) 561 (7.6倍)

 サントリーHD   1兆8515(2.7) 1077 (▲5.6) 366(▲41.5)

 アサヒグループHD 1兆5790(8.0) 1084  (1.2) 571  (3.8)

 サッポロHD      4924(9.6)  144(▲23.7)  53 (70.4)

 ※単位:億円。カッコ内は前期比増減率%、▲はマイナス。サントリーHDは非上場

1183チバQ:2013/02/17(日) 13:57:43
http://mainichi.jp/select/news/20130215k0000m020074000c.html
ビール大手4社:12月期連結決算で全社増収 新戦略奏功
毎日新聞 2013年02月14日 21時08分(最終更新 02月15日 00時49分)

 ビール大手4社の12年12月期連結決算が14日、出そろった。4社とも増収で、サントリーを除く3社は最終(当期)増益。国内ビール類市場が縮小する中、清涼飲料やビール類以外の酒、海外展開に活路を見いだす「脱・国内ビール依存」戦略が成果を上げつつある。

 キリンホールディングス(HD)は営業利益が前期比7.1%増の1530億円で過去最高を更新。国内酒類の営業利益が10.2%減となる半面、医薬・バイオケミカル事業が営業利益の約3分の1を稼ぎ出した。豪州子会社なども好調で、海外酒類・飲料の営業利益は79.4%の大幅増だった。

 アサヒグループHDは売上高、営業・経常・最終利益いずれも過去最高を更新した。乳酸菌飲料大手・カルピスの買収などが寄与。ノンアルコールビールの伸びなども貢献した。

 サントリーHDはビールの「ザ・プレミアム・モルツ」の販売数量が前期比10.4%増で、ビール類とノンアルコールビールの合計は5.8%増。ウイスキー販売も3%増だった。サッポロHDは外食事業や北米事業の拡大で増収を確保したが、販促広告費がかさんで営業減益だった。

 各社が主戦場としてきた国内ビール類市場は昨年まで8年連続で出荷数量が減少し、ピークだった94年から2割超減った。アサヒと激しい首位争いを展開してきたキリンの三宅占二社長は「国内シェアは目標ではない」と述べ、飲料やワインなどの強化に取り組む方針を強調。今月中に酎ハイ・カクテル関連の新商品を発表する。

 国内ビール類シェア首位のアサヒも「消費者の多様なニーズをつかむ」(泉谷直木社長)として、今年から「ジャックダニエル」など米ブラウンフォーマン社のウイスキーを国内で展開。サントリーは1000円以下の低価格帯のワインを強化し、サッポロは好調なカクテル「モヒート」やノンアルコールビールに力を入れる。【岡田悟】

1184荷主研究者:2013/02/24(日) 11:03:28

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201302/0005711772.shtml
2013/2/1 17:39 神戸新聞
フジッコ、北海道工場が稼働 ヨーグルトなど製造

生産を始めたフジッコの北海道工場=北海道千歳市(同社提供)

 総菜メーカーのフジッコ(神戸市中央区)は、北海道千歳市で「カスピ海ヨーグルト」や豆製品などを製造する新工場が稼働したと発表した。北海道では同社初の拠点で、製品原料はすべて北海道産を使用する。

 新工場は4階建て、延べ床面積約7千平方メートル。投資額は約23億円。

 カスピ海ヨーグルトは、これまで横浜市と愛媛県の2工場で製造していたが、新工場に集約した。これまで殺菌加工した牛乳を使っていたが、北海道産生乳に切り替え、コクのある自然な風味に仕上げたという。1日から東日本、3月1日から西日本で発売する。希望小売価格は400グラム入りで270円。(土井秀人)

1185荷主研究者:2013/02/24(日) 12:21:40
>>872
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201302/0005721526.shtml
2013/2/6 06:58 神戸新聞
森永・塚口工場6月で閉鎖 跡地を長谷工に売却へ

閉鎖する森永製菓塚口工場=2012年5月、尼崎市上坂部1

 森永製菓は5日、ソフトキャンディー「ハイチュウ」などを生産する塚口工場(尼崎市)を、6月をめどに操業を停止し、跡地を118億7千万円で、マンション大手の長谷工コーポレーション(東京)に売却すると発表した。

 生産性向上のため、群馬県高崎市の工場に生産を集約。塚口工場の敷地面積約8万9千平方メートルのうち、営業事務所などを除く約8万4千平方メートルを売却する。生産停止はすでに発表しており、正社員の配置転換を進めてきた。

 2月7日に契約し、10月31日に引き渡す。売却益約85億円を2014年3月期決算で特別利益として計上する。

 塚口工場は1921(大正10)年に完成。ビスケット「マリー」やチョコレートの「カレ・ド・ショコラ」などを製造してきた。(土井秀人)

1186チバQ:2013/03/03(日) 17:55:02
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130303-00000255-yom-bus_all
チューハイ・カクテル、多彩な果汁…若者に照準
読売新聞 3月3日(日)13時59分配信

 大手ビール4社が缶チューハイやカクテルなど低アルコール飲料の今春の新商品を相次いで発表した。

 いろいろな果汁を使い、主に若年層の取り込みを図る。

 キリンは主力の缶チューハイ「氷結」を刷新し、「レモン」では果汁の割合を0・2%多くした。

 アサヒビールは20歳代の女性向けカクテル「ディアピンク」を3月から発売する。桃やカシスを使い、缶もピンク色にした。サッポロビールのカクテル「バカルディ マンゴーモヒート」も、女性向けに甘い味わいに仕上げた。

 サントリー酒類は売れ筋のチューハイ「ストロングゼロ」に、炭酸を強めた「ドライ」タイプを追加し、若い男性の取り込みを狙う。

 低アルコール飲料は、そのまますぐ飲めるのが人気で、市場規模は2012年まで5年連続で増加している。アルコール市場全体がこの10年で約1割減少しているのとは対照的だ。

 大手4社の今春の新商品は計30種類を超える。アルコールの種類や度数、果汁の風味など組み合わせはさまざまで、ヒット商品を生むには、「開発のスピードとアイデアが勝負」(サントリーの山田真二氏)という。

1187チバQ:2013/03/08(金) 23:26:50
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130308/biz13030808310012-n1.htm
「エビス」で強気に攻めるサッポロ 高級路線どこまで通じるか
2013.3.8 08:29 (1/4ページ)

 2008年にビール大手4社のシェア最下位に転落したサッポロビールが、21日付で就任する尾賀真城次期社長の下で攻勢に転じる。デフレで消費者のビール離れが加速し、酒類の低価格志向が強まるなか、あえて「エビス」ブランドを軸に高級ビールに重心を移す計画を打ち出した。逆張りともいえる戦略がどこまで通用するか、ライバル各社も注視している。(フジサンケイビジネスアイ)

 ◆知名度向上へ全力

 「今年は特にエビスに注力したい。このブランドを輝かせることがわれわれの第一の使命だ」

 2月8日、都内で行われた社長交代の記者会見で、尾賀次期社長はこう宣言し、業界関係者らを驚かせた。

 というのも、国内酒類市場で約4割を占めるビール市場は縮小が止まらず、大きな成長は望み薄とみられているからだ。アサヒ、キリン、サントリー、サッポロにオリオンを加えた大手5社のビール類の昨年の課税出荷数量は前年比1.0%減の4億3811万ケース(1ケース大瓶20本換算)と、8年連続で過去最低を更新し続けている。

 ビール不振の背景には、少子化による消費量の減少に加え、デフレが続くなか、消費者の低価格志向が強まっていることがある。低アルコール飲料市場ではビールとは対照的に、カクテルやチューハイなどの低価格製品が4%増の1億2290万ケースと好調に推移。昨年も5年連続で前年を上回り、今や主戦場となりつつある。

 さらに、エビスは350ミリリットルで250円と、サッポロの普及価格帯の「黒ラベル」や業界販売シェア首位のアサヒの「スーパードライ」に比べ1本当たり約40円も高い。各社が低価格製品開発でしのぎを削る中で、こんなビールをどう売ろうとしているのか。

 尾賀氏は「今年は昨年に比べ2桁増の販促費をかける」と語り、エビスブランドの知名度向上に向け思い切った投資を行う考えを明らかにした。春からは一斉に広告宣伝を展開し、キャンペーンなど話題の提供を積極的に実施する。

 これと並行し、エビスのブランド価値引き上げを進める。エビスの名を乱発していた冠商品数を絞り込み、金色缶の「エビス」、黒ビールの「ザ・ブラック」、クリスタル麦芽を使った赤色缶「琥珀(こはく)」を“3本柱”に据える考えだ。売上高の大半を占める業務用では、飲食店向けに新開発したサーバーの導入を進め、エビスの新しい飲み方を提案する。

 サッポロの2013年のビール系飲料全体の販売目標は前年比1.8%増の5280万ケース。これに対し、重点推進するエビスは5.8%増の1000万ケースという強気の目標を掲げた。

1188チバQ:2013/03/08(金) 23:27:21
 ◆特別な日に照準

 高級ビール部門強化の戦略に成算はあるのか。業界内には「サッポロは主力ブランドの強化くらいしか打つ手がないのだ」と冷ややかな声がある一方で、野村証券の藤原悟史アナリストは「得意の高級ビールカテゴリーで、ブランド力のある商品に特化した戦略は有効だ」と一定の評価を下す。

 尾賀氏は「ビールは幅が広い商品で、価格が高いから売れないのではない。お盆や年末年始など特別な日にビールを飲むのはデータ上でも明らか。贈答用など、売れるタイミングのニーズを着実に取らなくてはいけない」と狙いを説明する。

 ただ、高級ビール市場には強力なライバルがいる。05年に「ザ・プレミアム・モルツ」でモンドセレクション金賞を獲得したサントリーだ。

                   ◇

 ■ブランド価値 販売への結びつき課題

 プレミアム・モルツの販売は受賞を追い風に5年間で約20倍に躍進。サッポロは、黒ラベルのシェア低下を恐れ、飲食店市場へのエビス販売をためらったことがあだとなり、サントリーに足元をすくわれた形だ。

 サッポロも2006年からエビスブランドのテコ入れに着手したが、07年には当時同社持ち株会社の発行済み株式の20%近くを保有していた米系投資ファンドのスティール・パートナーズによる敵対的買収への対応に追われ、商品戦略が立ち遅れた。これが08年にサントリーに3位の座を奪われた一因にもなった。

 昨年の国内販売はプレミアム・モルツが10.4%増の1656万ケースだったのに対し、エビスは4.5%減の945万ケース。野村証券の藤原氏は「主力ビールは他社も同様に強化しており、エビスだけが存在感を際立たせられるかは不透明だ」と指摘する。

 尾賀氏は「(エビスの)ブランド価値を販売の現場にどうつなげていくかが課題の一つだ」と明かす。サッポロの挑戦が実を結ぶまでには、多くの曲折がありそうだ。(西村利也

1190名無しさん:2013/03/16(土) 11:28:46
ドゥ・ハウスは、自社のネットリサーチサービス「my アンケートlight」で20代〜60代の男女を対象に、
「自宅で食べる(手作り)カレー」に関するアンケートを実施した。調査期間は2月12日〜2月14日。998名から有効回答を得られた。
その結果、使う頻度が高い肉は、1位:豚肉、2位:牛肉、3位:鶏肉となった。卵のトッピング方法など、食べ方はエリア別に特色が見られた。

 「自宅で作る(手作り)カレー」に使うお肉のうち、最も頻度が高いものを選んでもらったところ、全体では1位が「豚肉」48.7%で、
ほぼ半数の方が使用していました。次いで2位が「牛肉」の29.7%、3位の「鶏肉」は18.2%という結果になっている。
今回調査した7つの都道府県(北海道・宮城・東京・愛知・大阪・広島・福岡)別に見ると、「豚肉」の使用頻度が最も高いのは宮城(74.2%)、
2位は北海道(67.5%)、3位は愛知(57.9%)でした。一方、「牛肉」の使用頻度が最も高いのは大阪(53.7%)で、2位は福岡(46.4%)、
3位は広島(43.3%)となった。4位は愛知の25.0%だが、3位の広島とは2割近い差が生じている。また、「鶏肉」に注目してみると、
最も回答が多かったのは東京の24.7%で、約4分の1の方が「鶏肉」をカレーに使用していた。2位は北海道の22.7%、3位が福岡の20.5%だった。
(続)
ソース 
http://www.mylifenote.net/008/130314_5.html

1191荷主研究者:2013/03/17(日) 12:19:14

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/02/20130214t22023.htm
2013年02月14日木曜日 河北新報
合同酒精が八戸に酵素医薬品研究所移転 青森県・市と協定

立地協定を結んだ左から小林真市長、長井社長、佐々木郁夫副知事

 合同酒精(東京)は13日、青森県八戸市の自社工場内に、千葉県松戸市から酵素医薬品研究所を移転すると発表した。青森県、八戸市と立地協定を結んだ後、長井幸夫社長が同市で記者会見した。

 市内の酵素医薬品工場の敷地内に、研究棟(2階建て、延べ床面積3200平方メートル)など2棟を建設する。5月に着工し、来年1月に稼働する。投資額は約10億円。

 従業員は松戸市の研究所から35人全員が移る。さらに3、4年かけて、地元を含め二十数人を新規採用する方針。

 同社は、八戸市での日本酒製造を昨年春にやめ、酵素医薬品生産にシフトした。乳製品に入れる乳糖分解酵素(ラクターゼ)や医薬品原薬が主力商品となっている。

 長井社長は「豊かな水と自然がある八戸を、酵素医薬品事業の拠点としたい」と語った。

1192荷主研究者:2013/03/17(日) 12:20:42

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20130215302.htm
2013年2月15日02時10分 北國新聞
北陸統括支社を4月新設 キリンビールマーケティング

 キリンビール(東京)の営業部門であるキリンビールマーケティング(同)は14日、北陸三県の3支社をまとめる北陸統括支社を4月1日付で設立すると発表した。北陸エリアの一体感を高め、地域密着型の営業活動を一層強化させる。

 石川、富山、福井の3支社は北陸統括支社の管轄下となる。これまでは、北陸三県や愛知、岐阜、三重、静岡を管轄とする中部圏統括本部が各県の支社を統括していた。同本部から北陸統括支社に決裁権限などを移し、北陸での営業活動をスピーディーに展開する。

 北陸統括支社は、金沢市彦三町2丁目の石川支社に設ける。

 北陸以外では、四国4県をまとめる四国統括支社、法人営業の広域法人統括本部を同日付で設立する。

1195荷主研究者:2013/03/17(日) 12:48:23

http://www.sankeibiz.jp/business/news/130215/bsc1302151916013-n1.htm
2013.2.15 12:13 Fuji Sankei Business i.
キリンビバレッジ舞鶴工場、撤退発表に地元は困惑

舞鶴工場の生産終了について発表する狩野原住夫常務=舞鶴市

 操業開始からまもなく21年となるキリンビバレッジ舞鶴工場(京都府舞鶴市)が、今年秋で生産終了となることが14日、発表された。同社の狩野住夫常務(生産本部長)らが同日、舞鶴市役所に多々見良三市長を訪ね、舞鶴工場生産終了を報告。これに対し多々見市長は「従業員の雇用と有効な跡地利用について、誠意を持って対応してほしい」と要請したが、市の誘致企業の突然の撤退表明に市も地域経済界も驚きを隠せない。

 舞鶴市内で会見した狩野常務によると、キリングループ全体の清涼飲料生産体制強化に伴う措置。舞鶴工場ではこれまで主に缶コーヒーなどの缶製品を生産してきたが、缶よりペットボトルの需要が増加したため、同工場の生産機能をキリンビール滋賀工場(滋賀県多賀町)に移し、舞鶴工場での生産を今年10月末をめどに終了する。

 62人(正社員46人、契約社員16人)いる工場の従業員に関しては、希望する全員の雇用を継続する方針。一定の訓練期間を経て、滋賀工場での生産に従事するという。運送などを行っている協力会社(従業員計44人)については、今後協議を進めるとしている。

 また、舞鶴工場の跡地利用については「現在のところ全く白紙」としているが、「行政などとも相談しながら、有効利用を考えていきたい」とし、キリンビールの工場跡地に行政と協力して、ショッピングセンターや学校などを整備した過去の例などを示した。

 多々見市長は「今回の発表は全く予期せぬ出来事であり、大変驚いている。今後はキリンビバレッジから詳しく説明を聞き、雇用など不安が生じないようにしたいと考えている」とコメントした。

1196荷主研究者:2013/03/17(日) 12:57:47

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/02/20130217t22004.htm
2013年02月17日日曜日 河北新報
缶詰生産能力を倍増 水産加工「宝幸」が八戸に第2工場

 水産・乳製品加工業の宝幸(東京)が青森県八戸市に建設していた八戸工場第2工場が完成し、16日に現地で竣工(しゅんこう)式があった。

 サバなどの缶詰や瓶詰、レトルトパウチを生産する既存工場に増設。全体の延べ床面積は約8900平方メートル、年間生産能力は約1万2000トンとなり、ともに約2倍に増強した。

 投資額は約13億6000万円。従業員は新規に31人を雇用し、新年度中に105人とする。

 同社の三輪孝之社長は手間をかけずに調理できる「ファストフィッシュ」の普及で、缶詰類の需要は伸びていると説明。「毎日の食卓に上るおかず市場にもアピールしたい」とレトルトパウチの総菜類に力を入れる考えを示した。

 竣工式で青森県の三村申吾知事は「青森県の山海のものを総菜などに使ってもらい、6次産業化する工場となってほしい」と期待を語った。

1197荷主研究者:2013/03/17(日) 13:09:08

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130214-00012909-toyo-bus_all
2013年2月14日(木)6時0分配信 東洋経済オンライン
不二家、“どん底”からの復活

 「ペコちゃん」のキャラクターで親しまれ、ケーキやシュークリームなど洋菓子の製造・小売りのほかに「カントリーマアム」「ミルキー」など菓子の製造も手掛ける不二家が、“かつての姿”を取り戻した。

【詳細画像または表】

 不二家は2012年12月期決算の期末配当を、1株当たり2円(前期は0円)に引き上げた。05年3月期以来、実に8期ぶりの復配だ。続く13年12月期も同2円の配当を予想する。不二家は長く続いた「無配企業」の汚名を返上したのである。

■ 不祥事で信頼を失墜

 6年前。不二家は“どん底”にいた。洋菓子に自社で定める消費期限切れの原料を使用していた問題が、07年1月に発覚。工場の操業停止や洋菓子店の休業などに追い込まれ、消費者の信頼を失った。07年3月期、08年3月期は巨額の営業赤字を強いられた。

 その不二家が今年2月12日に発表した12年12月期決算は、売上高899億円(前期比2.6%増)、営業利益16億円(同54%増)と大幅な増益だった。この復調した業績を踏まえての復配。不二家はこの数年で、どう生まれ変わったのか。

 復活劇に潜むのは、今や不二家の親会社となった山崎製パンだ。

 不祥事を受けて経営危機に見舞われた不二家は、07年春、山崎製パンと資本・業務提携を結ぶとともに、第三者割当増資を経て山崎製パンの持分法適用会社(当時の出資比率は35%)となった。

 両社の関係はその後、さらに深まる。08年に不二家が再び実施した第三者割当増資を経て、山崎製パンの出資比率は過半超まで高まった。それ以後、不二家は山崎製パンの連結子会社となった。

■ 最大の“弱点”を改善

 この山崎製パンへのグループ入りが、不二家が抱えていた最大の“弱点”を改善するきっかけとなった。ケーキやシュークリームなどの洋菓子である。

 不二家は直営とFC(フランチャイズチェーン)による自社ブランドの洋菓子店を、全国で展開する。ペコちゃん人形が店頭に飾っている光景はおなじみだろう。消費者が最も不二家を想起するビジネスでありながら、これこそが儲からない事業構造を抱えていた。02年以降、部門別の赤字が続いた。

 山崎製パンのグループに入るまで、不二家は洋菓子の販売を自社ルートにほぼ依存していた。これが不振の最大要因。当時からジワジワと広がっていたのが、コンビニエンスストアで販売される洋菓子、つまりコンビニスイーツだった。コンビニが店舗数を拡大するとともに、スイーツの商品レベルを上げていく中で、不二家のような洋菓子店はその牙城を少しずつ切り崩されていった。不二家も対抗策をいろいろと模索したが、決め手には欠けていた。

 光明を差したのが製パン最大手の山崎製パンが持つ、コンビニやスーパーへの強力な販売ルートだ。不二家は山崎製パンの力を借り、かつてのライバルであるコンビニやスーパーへ洋菓子の販路を拡大していく。

 たとえば2011年にはローソン向けに「レーズンサブレ」の製造を開始。12年にはセブン-イレブン限定となる「ふんわりペコちゃん」を投入した。こうしたコンビニスイーツが洋菓子事業の牽引役となり、工場の稼働率も改善。収益構造は劇的に改善した。

■ 洋菓子事業の黒字化にはあと一歩

 ただ、12年12月期の洋菓子事業は3億円の部門赤字と、見込んでいた黒字化には一歩届かなかった。利益の大半を稼ぐクリスマス商戦で原材料のイチゴ価格が値上がりしたことや、30店を見込んでいた洋菓子店の純増が9店にとどまったことなどが要因に挙げられる。

 不二家は中国での事業拡大もあり、チョコレート菓子などの製菓事業は堅調。そのうえで完全復活を遂げるには、やはり洋菓子事業の黒字化が必須となる。小売り向けの一層の拡大はカギの一つ。危機を乗り越えて目指す新境地にたどり着くまで、あと一歩だ。

1198荷主研究者:2013/03/17(日) 13:24:22

http://kumanichi.com/news/local/main/20130222005.shtml
2013年02月22日 熊本日日新聞
4年連続で生産量最高更新 サントリー熊本工場

ビールなどの好調さを受け、過去最高の生産となったサントリー九州熊本工場=嘉島町

 サントリーホールディングス(大阪市)は、九州熊本工場(嘉島町)の2012年の生産量が前年を約15%上回り、4年連続で過去最高を更新したことを明らかにした。主力のビールに加え、緑茶などが好調だった。

 ビール類と清涼飲料を含めた同工場の12年の生産量は、約2千万ケース(ビール類の場合、大瓶20本換算)。うちビール類では、昨年3月に刷新した「ザ・プレミアム・モルツ」のほか、第三のビールの「金麦」が伸びた。清涼飲料では、「伊右衛門」のペットボトルや、缶コーヒー「BOSS」も好調だった。

 同工場は03年に操業を開始。ビール類と清涼飲料を一カ所で生産するサントリー初の工場で、九州・沖縄と山口県の一部に出荷している。従業員は約250人。

 ビールなどの試飲ができる工場見学やレストランもあり、年間約12万人が利用している。3月1日から無料シャトルバスの発着場所を、熊本市の「水前寺駅通りバス停」から、熊本交通センターの「Aホーム3番乗り場」に移し、さらに集客増を図る。(中原功一朗)

1199荷主研究者:2013/03/17(日) 13:58:43

http://www.sankeibiz.jp/business/news/130219/bsc1302191751013-n1.htm
2013.2.19 17:50 Fuji Sankei Business i.
アサヒ、グループあげてカルピスと共同開発 紙パック飲料からグミまで

アサヒグループホールディングスと傘下のカルピスなどが初めて共同開発した商品=19日、東京都千代田区

 アサヒグループホールディングス(HD)は19日、昨年10月に子会社化したカルピスとの共同開発商品を発表した。同HD傘下でチルド飲料製造のエルビー、健康食品製造のアサヒフードアンドヘルスケアのノウハウを活用し、飲料や菓子分野でカルピスブランドの新商品を3月から順次発売していく。

 商品化したのは、紙パック飲料の「味わいカルピス」2商品(148円、116円)のほか、需要が伸びている菓子シリーズでは清涼錠菓の「ミンティア」(105円)や「グミ」(105円)、「キャンディ」(168円)、「タブレット」(126円)。

 また、飲食店向けにカルピスをアサヒビールで割って作るビアカクテル「ダブルカルチャード」を提案し、業務用市場での需要拡大も目指す。

 今後、商品ラインアップを拡大し中国や東南アジアでの販売も進めるほか、原料調達の共通化などで2015年度までに60億円のコストダウンを図るなど、協業による相乗効果を高めていく。

1200荷主研究者:2013/03/17(日) 13:59:04

http://www.sankeibiz.jp/business/news/130220/bsc1302200801006-n1.htm
2013.2.20 08:00 Fuji Sankei Business i.
サントリー、ウイスキー設備増強 貯蔵量15%増へ

 サントリー酒類は19日、ハイボール人気などで販売増加が見込まれるウイスキーの生産設備について、蒸留釜と貯蔵庫を増強すると発表した。投資額は約50億円。これにより、2014年の貯蔵量が約15%増となる。

 山崎蒸溜所(大阪府島本町)で、現在6対の蒸留釜を2対増やして8対にするほか、近江エージングセラー(滋賀県東近江市)の貯蔵庫を1棟増設して計20棟にする。山崎蒸溜所が今年10月、近江エージングセラーは26年夏に稼働する計画で、増強後の貯蔵量は現在の100万樽から115万樽に増える。

 日本国内のウイスキー市場は09年以降、4年連続で拡大を続けており、海外へ輸出量も増加傾向にある。

1201荷主研究者:2013/03/31(日) 22:07:31

http://www.at-s.com/news/detail/474570908.html
2013/3/1 07:45 静岡新聞
清水乳業、来年3月解散 牛乳生産は10月終了

 森永乳業は28日、グループ会社の清水乳業(静岡市清水区)が牛乳や乳飲料などの生産を10月末に中止し、来年3月末に解散すると発表した。

 従業員74人については「グループ会社や地元企業への再就職を支援していく」と説明している。約1万2800平方メートルの土地は売却する方針。

 森永乳業の主力拠点の一つ。県内を含めた東海、首都圏エリア向けに牛乳や乳飲料、乳酸菌飲料、ヨーグルト、清涼飲料を生産している。

 2011年度の生産量は約4万6500キロリットル。森永乳業の中京工場(愛知県)、東京多摩工場(東京都)、東京工場(同)とともにグループ会社へ生産を移管する。

 森永乳業は牛乳、乳飲料などの効率的な生産体制を目指し、生産拠点の統廃合を進めていた。

 清水乳業は1964年に清水牛乳商業協同組合の業務を継承し、森永乳業からも一部出資を受けて設立された。

1202荷主研究者:2013/03/31(日) 22:09:52
>>1193
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201302/0005776830.shtml
2013/2/28 21:12 神戸新聞
UCC滋賀工場が本格稼働 コーヒー飲料生産

工場見学では担当者が生産の様子を説明する=滋賀県愛荘町、UCC上島珈琲・滋賀工場

 UCC上島珈琲(神戸市中央区)は28日、滋賀県愛荘町に「滋賀工場」を建設し、3月1日から本格稼働すると発表した。キャップ付きの缶と大型ペットボトル入りのコーヒー飲料を生産する主力拠点。投資額は約100億円。なお、4月から一般の工場見学を受け入れる。無料。

 新工場は2階建てで延べ床面積約3万4千平方メートル。キャップ付きの缶はこれまで協力工場に委託していたが、初めて自社工場で製造する。生産目標はキャップ缶が従来の1・7倍の850万ケース、ペットボトルが2倍の1千万ケース。両製品とも近年市場が拡大しており、安定供給を目指す。

 3月から新製品を投入する。鈴鹿山系の天然水を使用し、コーヒー濃縮エキスを使わないタイプで香りが高いという。

 稼働に先立ち、28日に工場は報道陣に公開された。工場見学ではコーヒーを容器に詰める様子などが見学でき、社員による解説もある。「UCCのものづくりを体験し、おいしいコーヒーを味わって」とアピールしている。

 工場見学は4月2日スタート。毎週火、木曜日に開催し要予約。フリーダイヤル0120・811288(土井秀人)


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