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食品産業総合スレッド

1188チバQ:2013/03/08(金) 23:27:21
 ◆特別な日に照準

 高級ビール部門強化の戦略に成算はあるのか。業界内には「サッポロは主力ブランドの強化くらいしか打つ手がないのだ」と冷ややかな声がある一方で、野村証券の藤原悟史アナリストは「得意の高級ビールカテゴリーで、ブランド力のある商品に特化した戦略は有効だ」と一定の評価を下す。

 尾賀氏は「ビールは幅が広い商品で、価格が高いから売れないのではない。お盆や年末年始など特別な日にビールを飲むのはデータ上でも明らか。贈答用など、売れるタイミングのニーズを着実に取らなくてはいけない」と狙いを説明する。

 ただ、高級ビール市場には強力なライバルがいる。05年に「ザ・プレミアム・モルツ」でモンドセレクション金賞を獲得したサントリーだ。

                   ◇

 ■ブランド価値 販売への結びつき課題

 プレミアム・モルツの販売は受賞を追い風に5年間で約20倍に躍進。サッポロは、黒ラベルのシェア低下を恐れ、飲食店市場へのエビス販売をためらったことがあだとなり、サントリーに足元をすくわれた形だ。

 サッポロも2006年からエビスブランドのテコ入れに着手したが、07年には当時同社持ち株会社の発行済み株式の20%近くを保有していた米系投資ファンドのスティール・パートナーズによる敵対的買収への対応に追われ、商品戦略が立ち遅れた。これが08年にサントリーに3位の座を奪われた一因にもなった。

 昨年の国内販売はプレミアム・モルツが10.4%増の1656万ケースだったのに対し、エビスは4.5%減の945万ケース。野村証券の藤原氏は「主力ビールは他社も同様に強化しており、エビスだけが存在感を際立たせられるかは不透明だ」と指摘する。

 尾賀氏は「(エビスの)ブランド価値を販売の現場にどうつなげていくかが課題の一つだ」と明かす。サッポロの挑戦が実を結ぶまでには、多くの曲折がありそうだ。(西村利也


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