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食品産業総合スレッド

1151荷主研究者:2012/11/15(木) 23:44:37

http://www.sankeibiz.jp/business/news/121013/bsc1210130504006-n1.htm
2012.10.13 08:00 Fuji Sankei Business i.
アサヒVSキリン「清涼飲料」でも火花 ビール2強が握る再編のカギ

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/food/bsc1210130504006-p1.jpg
国内飲料メーカーのシェア

 ビール市場で熾烈(しれつ)なシェア争いを繰り広げるアサヒとキリンが、清涼飲料でも火花を散らせている。清涼飲料事業で赤字続きだったアサヒが今月、カルピスを買収して国内3位に躍り出た一方、5位に転落したキリンは組織改編で立て直しを図る。少子高齢化で国内市場が縮小する中で、大手だけでも12社がひしめき合う飲料業界。ビール2強の対決激化がさらなる再編の引き金になりかねない。

ブランドの集合体

 「乳飲料市場で断トツのカルピスは強い。競争が激しくなる中でわれわれの事業に大きく貢献してくれると期待している」

 1日、味の素から約920億円でカルピスを買収したアサヒグループホールディングス(HD)。泉谷直木社長はカルピスの持つ乳酸菌技術や知名度を評価し、アサヒ飲料を中核とする同社の飲料事業拡大に自信を示した。

 買収によってアサヒの飲料事業売上高は単純合算で約4400億円(2011年度)となり、15年までに5000億以上に引き上げる計画だ。カルピスに関しては11年度に約5.2%だった営業利益率を、業界トップクラスの7%台に持っていくという。

 国内シェアも日本コカ・コーラ、サントリーに次ぎ3位となり、清涼飲料でもキリンを追い抜いたアサヒ。00〜02年には3年連続で最終赤字となった弱小メーカーで、当時は事業売却も噂されるほどだった。

 成長できたのは「ワンダ」「三ツ矢」「十六茶」の基幹ブランドへの集中投資に加え、知名度の高いブランドの買収がある。10年5月にハウス食品から「六甲のおいしい水」、同12月にカゴメから「六条麦茶」を獲得。「六甲…」を刷新した「アサヒ おいしい水」の販売量は今年9月までで昨年実績を上回るなど、弱いとされてきた水市場のシェア拡大に寄与している。

 「市場縮小の中では強いブランドの集合体となることが重要」という泉谷社長は、さらなるM&A(企業の合併・買収)への意欲を隠さない。

 一方のキリン。09年までシェア3位だったものの、10年には好調な茶飲料とタリーズコーヒージャパンを傘下に収めコーヒー飲料を強化する伊藤園に抜かれ、今回“宿敵”アサヒにも逆転を許すこととなった。

 飲料事業のキリンビバレッジは「キリンレモン」や「午後の紅茶」などロングセラー商品を持つが、ここ数年は爆発的ヒットがない。00年に5.4%だった同事業の営業利益率は08年には2.1%に落ち込み、11年も2.6%。売上高は08年の4038億円をピークに下降が続く。キリンHDは09年、キリンビールで「一番搾り」や「氷結」などの主力ブランドを開発したヒットメーカー、前田仁氏をビバレッジの社長に送り込んだが、利益面でかつての水準には回復していない。「前田氏は量より収益を重視しすぎたのでは」(業界関係者)との指摘もある。

 飲料事業復活に向けて軸に据えるのが、来年1月に発足するキリンビール、キリンビバレッジ、メルシャンの3社を統括する中間持ち株会社「キリン」だ。新会社の社長を兼務するキリンビールの磯崎功典社長は「このまま(5位)では済まされない」と戦闘態勢に入る。

 新体制の内容はまだ公表されていないが、3社の経営資源、販促活動などを統合管理し、国内の酒類、清涼飲料事業全体の方向性を決める権限も一定程度持つとみられる。

 磯崎氏は「これまでのキリンビバレッジで機動性のあることは必ずしもできていない」と指摘した上で、アサヒのカルピス買収を指し「再成長には『そうしたこと』もやらなければならない」と、こちらもM&Aに積極的だ。

成長見込めぬ市場

 ビール2強が飲料市場シェア向上にアクセルを踏むが、市場は大幅な成長は見込めない。調査会社の富士経済によると、11年の飲料市場は前年比0.7%減の4兆8550億円。今年は1.0%増が見込まれるが、来年は再びマイナス予測だ。

 清涼飲料は単価が安く、ヒット商品を多く持つほど小売りスペースも確保でき、収益もあげられる規模の経済が成り立つ業界。中・下位メーカーでもサッポロHDがポッカコーポレーションを買収し、来年1月に「ポッカサッポロフード&ビバレッジ」を発足させるなど、生き残りへ業界再編は活発化している。自販機販売に強いダイドードリンコも「一段の再編はあり得る」(高松富也副社長)とみる。アサヒとキリンの競争激化が他社を刺激し、次の再編につながる可能性も高い。(金谷かおり)


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