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欧州情勢・西洋事情

1とはずがたり:2014/05/26(月) 18:46:47
平沼騏一郎や福沢諭吉に限らず西洋・欧州・EUその他あの辺綜合スレである。

前スレhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/l50より欧洲ネタを独立。

歴史ネタは西洋史スレhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1165050511/l50

2900チバQ:2018/12/10(月) 09:42:17
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181208-00050106-yom-int
シャンゼリゼ占領、ルーブル休館…仏で再びデモ
12/8(土) 21:48配信 読売新聞
 【パリ=作田総輝】燃料税引き上げなどへの抗議デモが続くフランスで8日、再び大規模デモが起きた。仏BFMテレビによると、全国の参加者は午後3時で7万6000人に達し、700人以上が拘束された。

 パリのシャンゼリゼ通りでは、シンボルとなっている黄色いベストを身に着けたデモ参加者が通りを占拠した。一部が石や発煙筒を投げつけ、治安部隊は催涙ガスや放水で応戦した。

 エッフェル塔が営業を取りやめたほか、ルーブル美術館やオルセー美術館も休館した。地下鉄は中心部の多くの駅が閉鎖され、市民生活に大きな影響が出ている。

 マクロン政権は5日に2019年中の燃料税引き上げ断念を表明したが、デモは「反マクロン運動」に発展しており、収束の気配が見えない。政権は今回のデモに備え、全国に約9万人の治安部隊を配置した。パリには8000人を配置し、装甲車も配備した。

2901チバQ:2018/12/10(月) 18:00:29
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181210-00000031-jij_afp-int
「黄色いベスト」運動、仏経済に大打撃 小売りや観光にも影響
12/10(月) 17:53配信 AFP=時事
「黄色いベスト」運動、仏経済に大打撃 小売りや観光にも影響
仏パリ・シャンゼリゼ通りで、黄色いベストを着て抗議デモに参加する人々(2018年12月8日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】クリスマスを目前に控えたこの時期にも関わらず、小売店のシャッターは降ろされ、街頭も大混乱となっているフランス──。激化する政権への抗議運動「ジレ・ジョーヌ(黄色いベスト)」が経済に与える影響は、仏経済相が「大惨事」と表現するほど大きいものとなっている。

【写真特集】フランス全土に広がるデモ、「黄色いベスト」運動

 8日、パリで抗議デモが展開するなか、米ニューヨークから観光に来ていたフォルトさん夫婦は、バンドーム広場(Place Vendome)に警察車両がずらりと並ぶ様子をただ見ているだけしかできなかった。

 59歳の誕生日を祝い、夫からフランス旅行をプレゼントされたという妻のカーメラさんは、「何もかもが閉まっている」とAFPの取材に述べた。夫婦は、第2次世界大戦中にカーメラさんの父親が兵士として戦ったノルマンディーを訪れる予定だったが、激しい抗議デモのために訪問を断念したと語った。

 広場にある高級宝飾店は、外側に板が打ち付けられ、ショーウインドーに飾られていたダイヤモンドや時計は、略奪されないよう撤去されていた。

 クリスマス前の土曜日ともなれば、エッフェル塔(Eiffel Tower)をはじめ、美術館や博物館、百貨店などは通常、大混雑する。だが今年はすべて閉鎖されたままだ。

 米大使館は、パリを訪れる自国の観光客らに「群衆を避ける」よう注意を呼び掛けた。ベルギーやポルトガル、チェコなどの国は、渡航そのものを延期するよう自国民に勧告した。

 仏首都パリでは、一連の抗議デモで大きな被害を受けている。窓ガラスが割られた他、車に火が放たれ、通りのバリケードも燃やされた。暴動は、観光客に人気のあるボルドー(Bordeaux)やトゥールーズ(Toulouse)など他の都市でも起きている。

 ブリュノ・ルメール(Bruno Le Maire)経済・財務相は、パリの小売店を視察し、「クリスマス目前といえば、通常は商売が活気づく時期だ。だが今の状態は、大惨事だ」と語った。

 同氏は、被害を受けた店舗に「直接的な」支援を約束。またエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)仏大統領も、大統領就任後最大の危機に終止符を打つため、今週、国民に向けた演説を行う予定だ。

■中小企業に100億ユーロの損害
 だが、蛍光色の安全着を身に着けたデモの参加者らは、生活費の高騰や富裕層のみを優遇するマクロン氏に抗議するため、今後も抗議デモを継続するとみられる。

 仏ホテル関連団体は、催涙ガスが漂うパリを観光客らが避けることも考えられるとして、年末年始の宿泊予約が少なくとも10%減少するとの見通しを示した。仏経済省も先月、小売店の収益について、大規模店舗で15%、小規模店舗で最大40%落ち込んだとの推計を発表している。

 他方で、仏中小企業連名(CPME)のフランソワ・アスラン(Francois Asselin)代表は、「黄色いベスト」運動は最終的に、中小企業に100億ユーロ(約1兆2800億円)の損害を与えるだろうと話している。

 マクロン政権は先週、燃料税の引き上げ計画を断念した。引き上げ計画は当初、仏国内の小さな街や地方都市で自動車関連の労働者らの反発を招いた。燃料税の引き上げ見送りによって、国家予算の財源が約20億ユーロ(約2570億円)不足することになる。

 マクロン氏は今年、国内総生産(GDP)に対する仏財政赤字の比率を、欧州連合(EU)が規定する上限3%をやや下回る2.8%に削減する計画を打ち出している。だが、一連の抗議デモによって投資の落ち込みといったリクスが生じ、これがさらなる譲歩と重なった場合、マクロン氏が掲げる削減計画の実現は難しくなるとことが考えられる。【翻訳編集】 AFPBB News

2902チバQ:2018/12/11(火) 10:57:46
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181211-00050002-yom-int
メイ英首相、EU離脱協定案の採決延期を発表
12/11(火) 1:13配信 読売新聞
 【ロンドン=広瀬誠】英国のメイ首相は10日、英下院で11日に予定していた欧州連合(EU)からの離脱協定案の採決を延期すると発表した。延期の期間は明らかにしなかった。協定案に対しては、野党だけでなく与党・保守党内の一部も反対しており、下院で承認を得られないと判断した。来年3月の離脱に向けて先行きに不透明感が強まっている。

 メイ氏は延期の理由として、協定案に盛り込まれた英領北アイルランドの国境管理を巡る規定に対し、下院内で反発が強いことを挙げた。協定案の採決に踏み切れば大差で否決される可能性を認め、何の取り決めもないままEUを離脱する「合意なき離脱」への備えを政府として強化する考えも示した。

 EUは11月下旬の首脳会議で協定案を正式決定した。メイ氏による採決延期の決定を受けて、EUの対応が注目される。

2903チバQ:2018/12/11(火) 10:59:32
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181211-00000001-jij_afp-int
仏大統領、最低賃金引き上げを発表 デモ収束目指し演説
12/11(火) 5:19配信 AFP=時事
仏大統領、最低賃金引き上げを発表 デモ収束目指し演説
フランス首都パリにある大統領府で行われたエマニュエル・マクロン大統領のテレビ演説の様子(2018年12月10日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】(更新)フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は10日、国民向け演説を行い、最低賃金を来年から月額100ユーロ(約1万3000円)引き上げると発表した。同国を揺るがした「ジレ・ジョーヌ(黄色いベスト)」運動のデモを受け、大きな譲歩案を示した形だ。

【関連写真15枚】演説を聞きながらメモを取る「黄色いベスト」運動の参加者ら

 今年の最低賃金は、税引き前で月1498ユーロ(約19万3000円)、税引き後で1185ユーロ(約15万2000円)と設定されていた。マクロン大統領は、賃金引き上げに必要な資金を負担するのは企業ではないと説明。また、自らの政府が導入し批判を集めた定年退職者らに対する増税策の大部分を撤回した。

 マクロン大統領は今回の演説で、自身の指導スタイルに関する批判への対応として、普段よりも謙虚な姿勢を示し、「私の発言が一部の人々を傷つけた」と認めた。

 一方で、国内の地方部や小規模な町に暮らす低所得者層が主体となって行われた抗議行動は、長年にわたる問題に起因すると強調。「人々の苦悩はきのうに始まったことではない。われわれはそれに慣れてしまっていた」と語り、「40年間に及ぶ沈滞が表面化した」という見方を示した。【翻訳編集】 AFPBB News

2904チバQ:2018/12/12(水) 18:01:12
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181212-00000531-san-int
メルケル氏という「18年間」の重し
12/12(水) 11:45配信 産経新聞
 クランプカレンバウアー新党首の選出で決着がついたドイツ保守系与党、キリスト教民主同盟(CDU)の党首選。後継争いはメルケル首相の路線を継承するか否かで緊張したが、主要3候補が繰り広げた活発な論戦は印象的だった。

 CDUではこれまで事前に候補を一本化することが多く、複数候補が正面切って戦うのは約50年ぶり。さらに今回は党員の前で候補が討論する地方集会を重ねるという、CDUとしては画期的な試みを行った。

 いくつか足を運んだが、どれも盛況で初回は満席のため立ち見が出た。ベルリンでは申し込みが殺到し、直前に大きな施設に会場を変更した。「メルケル氏は党首を18年間続けた。新たな出発が必要だ」。ある党員の言葉は新時代への関心の高さをうかがわせた。各候補の論戦で興味深かったのは競争者同士でも共通点があったこと。党員の声を聞き、まずは党内で議論。それを政府の政策に反映させるという主張だ。長期のメルケル政権下、党は政府の取り組みの“追認機関”と化していたとの反省がうかがえた。

 指導者が政策実現するにはときに党内の異論を抑え、まとめ上げる強さが必要だ。だが、論戦が示したのはメルケル氏という重しが外れ、党が活性化する兆し。政党政治の在り方を考えさせられた。(宮下日出男)

2905チバQ:2018/12/12(水) 18:01:54
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181211-00000540-san-eurp
仏大統領 デモに押されて改革にブレーキ EU主導役の面子失墜
12/11(火) 11:20配信 産経新聞
 【パリ=三井美奈】フランスのマクロン大統領は10日、最低賃金引き上げなど低所得者への支援策を発表した。抗議デモに押され、経済改革にブレーキをかけた。欧州連合(EU)への公約だった財政再建の実現は困難になり、EUの主導役としての勢いは大きく後退した。

 大統領は演説で「国民の怒りは正当なものだ」と発言。最低賃金の月額100ユーロ(約1万3千円)引き上げや、年金退職者への減税などを約束した。政府報道官は11日、財政負担は80〜100億ユーロ(約1兆〜1兆3千億円)になると述べた。

 4日の燃料税引き上げ凍結の発表以来、大統領が譲歩を重ねたことで、デモ隊は勢いづいている。11日も「対応が不十分」として、各地で道路封鎖が続いた。

 インターネット上では11日、「金持ち優遇の政策撤回」を求めて、15日に再びデモを行おうという呼びかけが広がる。仮にいったんデモが収束しても、黄色いベストをシンボルとする「マクロン打倒運動」がくすぶり続けるのは確実だ。

 11月から続くデモは、高級ブランド店を含む商店や銀行を襲撃するなど小売りや流通業界に打撃を与えている。仏中銀は10日、今年第4四半期の成長率見込みを0・4%から0・2%に引き下げた。

 デモ隊が反発したマクロン改革には、国家財政をスリム化し、民間投資を促す狙いがあった。大統領は支持率が20%台に低迷しても、法人税引き下げや雇用改革を一気に進めた。今夏、国鉄や病院ストが相次いだが、方針は変えなかった。痛みを伴う改革を早く終わらせ、5年の任期中に国民に成果を実感させようとしたからだ。

 だが、大統領の性急な姿勢は「国民無視」という怒りを買い、ネットによる抗議運動の拡大につながった。今月初めの世論調査では「大統領は傲慢」という意見が72%にのぼった。

 10日の演説で大統領は「国民と広く対話する」と表明した。年金制度見直しや公務員削減など、予定されていた改革が失速するのは間違いない。11日付仏紙フィガロは社説で「デモをなだめた代償は高くつく」と懸念を示した。

 EU経済は、南欧の債務削減が課題だった。大統領は改革のお手本を示すことで、指導力を発揮。ドイツのメルケル首相とともにEUの先頭に立ち、ユーロ政策や安全保障で統合を強めようとした。しかし、デモに押されて譲歩したことで、フランスは財政赤字が膨らみ、EU規律に違反する可能性も出てきた。

 ドイツでは保守系与党を中心に「フランスは経済を自力で立て直せない国」との不信感が広がる。北欧やオランダも仏主導のEU改革に反発しており、大統領への逆風は強まりそうだ。

2906チバQ:2018/12/12(水) 18:09:44
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181210-00050009-yom-int
「メルケル氏死に体」「反マクロン」両首脳苦境
12/10(月) 9:19配信 読売新聞
 【ブリュッセル=横堀裕也】英国の欧州連合(EU)離脱や移民・難民問題など、EUは多くの難題を抱えている。そんな中で、けん引役となるはずの独仏のリーダーが苦境に陥っているのは痛手だ。

 親メルケル派のクランプカレンバウアー氏が勝利を収め、メルケル氏の早期退陣は避けられる見通しとなった。

 だが、ブリュッセルの調査研究機関「欧州政策センター」のユリアン・ラポルト氏は「引退を表明した時点で影響力は弱まりつつある」と述べ、メルケル氏のレームダック(死に体)化が進んでいるとの見方を示す。

 マクロン仏大統領も最近、低支持率にあえいでおり、「反マクロン」の様相を呈してきたデモも収拾の見通しが立たない。EUが抱える懸案よりも、国内対策に傾注せざるを得ない状況だ。

 来年5月に欧州議会選挙が迫る中、既存政党は極右政党の躍進に危機感を強めている。スペインで今月2日に行われた地方選挙では、スペインで1978年に民主的な憲法が制定されて以降、極右政党が初めて議席を獲得した。

2907とはずがたり:2018/12/12(水) 22:29:37

いやあ国民投票がフェイクが飛び交う中で歪められた虞があった時点でリセットするしかなかったと思われるが解散総選挙をどんな勢力でやるのか興味あるね。既存の政党が分裂せなあかんやろ〜

Kazuto Suzuki
@KS_1013
https://twitter.com/KS_1013/status/1072760107421786112

わぉ、英保守党が自らの党首であるメイ首相の不信任案を出したとのこと。しかも48議員が不信任案投票を求めているらしい。Brexitの行方は混迷の極み。

23:48 - 2018年12月11日

Brexit in chaos as Tory MPs trigger vote of no confidence in May
https://www.theguardian.com/politics/2018/dec/12/brexit-chaos-conservative-mps-trigger-vote-of-no-confidence-theresa-may?CMP=share_btn_tw

At least 48 letters sent to chair of 1922 Committee of Conservative backbenchers

The race to replace Theresa May: who are the likely candidates?
How Conservative leadership challenges work

2908チバQ:2018/12/13(木) 11:42:02
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181213-00000029-jij-eurp
メイ英首相、信任もいばらの道=与党内の亀裂鮮明
12/13(木) 10:03配信 時事通信
 【ロンドン時事】メイ英首相は12日、与党・保守党の不信任投票をはねのけ、党首としての信任を得た後、ロンドン中心部の首相官邸前で「長く苦しい一日だった。支持を得ることができてうれしい」と第一声を発した。

 ただ、欧州連合(EU)離脱をめぐる党内の亀裂は予想以上に大きく、深かった。首相の表情は精彩を欠き、今後もいばらの道が続くことを予感させた。

 「今夜の投票結果は『信任』だ」。議会の一室に参集した首相支持の同党議員らは、投票結果の発表を割れんばかりの拍手で歓迎した。その後、同党議員の約3分の1に当たる117人が投票で首相に反旗を翻したことが判明すると、ムードは一変。首相官邸は当初、造反組が「70人程度」(議員)にすぎないと高をくくっていたようだ。

 政権幹部は「全員が支持する党首はいない」「明確な勝利だ」などと擁護。首相は「大勢が不信任を投じた」と認めた上で、信任により離脱を成功させる「新たな使命」を授かったと主張した。

 これに対し、投票を実現させた強硬離脱派を束ねるリースモグ議員は、国民がEU離脱に何を期待しているかについて「首相は理解しておらず、判断を誤った」と即時辞任を要求。離脱か残留かを問う国民投票の再実施を求める残留派の一人も「(政府の役職に就いていない同党)議員の多数は首相を支持していない。(離脱)方針を変えるべきだ」と言い放ち、責任政党としてのまとまりが党内で欠如している実態が鮮明となった。

2909チバQ:2018/12/13(木) 11:42:24
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181213-00000004-mai-eurp
メイ英首相の続投決定 保守党、不信任が不成立
12/13(木) 8:51配信 毎日新聞
メイ英首相の続投決定 保守党、不信任が不成立
メイ首相=AP
 【ロンドン矢野純一】英国の与党・保守党は12日夜、党首で首相のメイ氏に対する不信任投票を行った。200対117で不信任を求める票は過半数に届かず、メイ氏は党首と首相の座にとどまることが決まった。メイ氏の政権基盤が脆弱(ぜいじゃく)な状態は変わらず、英国の欧州連合(EU)離脱を巡るEUとの合意案が議会で承認されるかどうかは依然不透明で、来年3月に経済の混乱などを招く「合意無き離脱」の可能性も残っている。

 離脱合意案の中身ではEUから主権を取り戻せないと反発する離脱強硬派の議員に加え、メイ氏が下院で11日に予定していた合意案採決を直前に延期したことに不満を持つ残留派議員も加わり、不信任投票が決まった。

 100人以上がメイ氏に不信任を投じたことから、メイ氏の党内での基盤の弱さが明確になった。メイ氏はブリュッセルで13日に開かれるEU首脳会議で、EU側から譲歩を引き出せなければ、1月21日までに行う予定の合意案の採決では、与党議員から多くの反対議員がでるのは確実な情勢だ。

 メイ氏は投票に先立ち、「2022年に予定されている総選挙では首相の座を譲る」と議員に説明。離脱に全力を傾ける意向を強調していた。

 投票は無所属となっていた前保守党議員2人も含めた317人の下院議員で行われた。党の規定では不信任投票を行った後、1年間は党内での不信任投票を行えない。

2910とはずがたり:2018/12/15(土) 20:50:39
メイ英首相、党内の信任投票で勝利 議員317人中200人が支持
https://www.bbc.com/japanese/46547884
2018年12月13日

党の信任投票勝ったメイ英首相、「国民が求めた」ブレグジット実現に決意
英保守党の党首信任投票で12日夜(日本時間13日早朝)、テリーザ・メイ首相は同党下院議員317人のうち過半数の200人から信任投票を得て、留任することになった。保守党の規定により、首相は向こう1年間、党内の不信任動議の対象にならない。

首相官邸でメイ首相は、「国民が投票で求めた」ブレグジット(英国の欧州連合離脱)を実現すると約束した。


メイ英首相、次の動きは 党内6割の支持で信任勝利
首相は、自分に不信任票を入れた相当数の下院議員の懸念に耳を傾けたと述べた上で、13日にブリュッセルで開かれる欧州連合(EU)首脳会議の場で、すでにEUと合意した離脱協定の修正を強く求めていくと表明した。

保守党下院議員317人のうち37%にあたる117人が、首相に不信任票を入れた。このためBBCのローラ・クンスバーグ政治編集長は、首相の指導力にとっては「本物の打撃」で、首相は「安泰とは程遠い」と指摘した。


戦い続けるメイ英首相 ブレグジットへの2年間
保守党EU離脱派の中心的存在で、首相不信任運動を推進したジェイコブ・リース=モグ議員は、117人が不信任に入れたのは「首相にとってひどい結果だ」と述べ、首相は直ちに辞任すべきだとBBCに話した。

首相とEUが交わした離脱協定に強く反対するリース=モグ議員たちが中心になり、首相解任運動を進めてきた。保守党の下院議員が1922年委員会委員長に提出した首相不信任の書簡が、党規定の48通に達したため、不信任案投票が即日行われた。

1922年委員会のサー・グレアム・ブレイディーが投票結果を発表すると、多くの保守党議員は拍手と歓声で結果を歓迎した。

<関連記事>

英保守党、メイ首相の不信任投票へ
「自分の全てをかけて戦う」 党首不信任投票を前にメイ氏
クリス・グレイリング運輸相は、「今日は保守党にとって喜ばしい日とはまったく言いがたいが、安心できる多数で首相留任を求め、ブレグジット実現を首相に託した」と話した。

メイ首相は信任投票に先立ち、2022年総選挙までには退任する意向を議員たちに示していた。


「自分の全てをかけて戦う」 党首不信任投票を前にメイ氏
野党の反応は
一方で、野党・労働党のジェレミー・コービン党首は「何も変わらない」と述べ、「テリーザ・メイは議会での多数を失い、政府は混沌(こんとん)状態で、国にとってうまくいくブレグジットを実現できない」と批判した。

労働党のレベッカ・ロング=ベイリー影の商務相は、「首相が提示した離脱合意は下院を通らない」と苦言。労働党として勝算を確認した時点で、下院全体が投票できる首相不信任案を議会に提出するつもりだと述べた。

メイ内閣と閣議協力しながら、北アイルランド国境の扱いをめぐり離脱協定に反対している民主統一党(DUP)のナイジェル・ドッズ副党首は、北アイルランド「バックストップ(防御策)」についてまだ懸念していると述べた。ブレグジット後にイギリスとEUとの通商協定が締結されなければ、北アイルランドはEU単一市場の規則に従い続けるという「バックストップ」には、党を問わずほとんどの下院議員が反対している。

ドッズ氏は「議会の票数計算という意味ではこの投票は実際には何も変えないと思う」としつつ、下院に首相不信任案が提出されてもDUPは現時点では支持しないと述べた。

野党・スコットランド国民党(SNP)のスティーブン・ゲシンス議員は、政府が「国民の人生をもてあそんでいる」と非難し、首相不信任決議案を議会提出するよう労働党に呼びかけた。


英保守党が党首を辞めさせたいとき 党内手続きは
(英語記事 Theresa May survives confidence vote)

2911とはずがたり:2018/12/15(土) 20:51:09
メイ首相を党が信任も…22年までの退任表明
https://www.yomiuri.co.jp/world/20181213-OYT1T50012.html
2018年12月13日 10時48分
12日、ロンドンの首相官邸に到着したメイ首相(AP)
12日、ロンドンの首相官邸に到着したメイ首相(AP)


 【ロンドン=広瀬誠】英国与党・保守党は12日夜(日本時間13日未明)、党首であるメイ首相の信任投票を行い、メイ氏を信任した。メイ氏は首相も続投するが、欧州連合(EU)離脱を巡る党内の不満は高まっており、英BBCなどによると、メイ氏は2022年に予定されている次期総選挙までに退任する考えを表明した。

 党所属の下院議員317人による投票は、信任が200票で、不信任は117票だった。仮に不信任となれば、メイ氏は党首だけでなく首相も退くことになり、来年3月のEU離脱に向けてさらなる混乱が予想されていた。メイ氏は12日夜、信任投票後に官邸前で記者団に対し、「多くの仲間が私に反対したが、我々はEU離脱を実現していく必要がある」と述べ、党内の結束を呼びかけた。

(ここまで328文字 / 残り377文字)

2912とはずがたり:2018/12/15(土) 20:53:37
もうメイに指導力は無く,強行離脱派はこのままメイがEUとの再協議も出来ず国内でEUとの離脱案纏める力もなく無理矢理強行離脱の事態になるのを狙っている。

もう一度国民投票するか総選挙するかしないと纏まらないと思われる。

その際保守党も労働党も分裂して更に小選挙区による歪みも正さないとどうしようもないと思われるが如何せん時間が無いな。

離脱の停止の可能性はどうなんだ?

2913チバQ:2018/12/16(日) 20:40:11
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181216-00000001-jij_afp-int
仏「黄色いベスト」運動 参加者半減 5週目の週末
12/16(日) 7:34配信 AFP=時事
仏「黄色いベスト」運動 参加者半減 5週目の週末
フランスの首都パリにある凱旋門近くで、「ジレ・ジョーヌ(黄色いベスト)」運動に参加しガイ・フォークスのマスクを着けた男性(2018年12月15日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】フランスで15日、燃料税引き上げに対する抗議に端を発した反政府デモ「ジレ・ジョーヌ(黄色いベスト、gilets jaunes)」運動の参加者と数万人の警官の間でにらみ合いが発生した。しかし、開始から5週目に入り、今後を決める上で重要な同日のデモでは、参加者の数が前週に比べ半減し、一時の勢いが失われたとみられている。


 政権発足後最大の危機に直面した同国のエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は10日、地方部や小規模な街で先月始まり非常に危険な状態にまで発展した同運動を受け、さまざまな譲歩策を提示し事態の沈静化を図った。

 11日夜には東部ストラスブールのクリスマス市で銃乱射事件が発生、政府は増員された治安要員をデモに配備しなくて済むよう、国民に自宅にとどまるよう要請していた。

 内務省の15日午後6時(日本時間16日午前2時)の発表によると、フランス全土でのデモ参加者数は推計6万6000人となり、前週に比べ半減した。

 首都パリでは15日、8000人以上の警官が警備に当たりデモ参加者数を圧倒的に上回った。同市当局によると参加者数は同日昼すぎの集計で2200人だった。

 同日午後6時までの拘束者数は168人で、今月8日の約1000人から大幅に減少した。【翻訳編集】 AFPBB News

2914チバQ:2018/12/16(日) 20:41:33
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181215-00000033-jij-int
ポピュリズム対抗、中道選ぶ=独与党党首にメルケル派〔深層探訪〕
12/15(土) 8:25配信 時事通信
ポピュリズム対抗、中道選ぶ=独与党党首にメルケル派〔深層探訪〕
7日、独ハンブルクで開かれた与党キリスト教民主同盟(CDU)党大会で、党首に選出され、メルケル首相(右)の脇で手を振るクランプカレンバウアー氏(AFP時事)
 7日行われたドイツ中道右派与党キリスト教民主同盟(CDU)党首選は、メルケル首相側近のクランプカレンバウアー幹事長(56)が勝利した。勢力を強めるポピュリズム(大衆迎合主義)への対抗に、保守化でなくメルケル氏の中道穏健路線の継続を選んだ形だ。次期首相の最有力候補になるが、18年間に上るメルケル体制で党内保守派がため込んだ不満は、はけ口を見いだせないままだ。「メルケル後」に向け、党勢回復への期待と、党内分断の不安が交錯している。

独与党の新党首はメルケル派=批判派と僅差、分断懸念も-クランプカレンバウアー氏

 ◇僅差の勝利
 「団結し、ともに歩もう」-。クランプカレンバウアー氏は、党首選を実施した党大会に合わせてメルケル氏が考案したスローガンを強く訴えた。選挙戦では「全党員と協力し、中道を守る」と繰り返し、左右を問わず支持を呼び掛けた。勝利後も、「簡単なことではないが、全派閥に活躍の場が与えられるべきだ」と述べ、党内他派閥への配慮を忘れなかった。

 クランプカレンバウアー氏支持を表明したアルトマイヤー経済相は「(16年首相を務めた)ヘルムート・コール氏やメルケル氏が一時代を築けたのは、中道に重きを置いたからだ」と、安易な右傾化や保守化に警鐘を鳴らした。

 それでも、メルケル氏への批判票を集めた保守系のメルツ元下院院内総務(63)とは決選投票まで進む接戦で、最終的な票差はわずか35票(有効投票数は999票)。ユーロ危機時は財務相としてメルケル氏を支えた重鎮ショイブレ下院議長も選挙直前に「メルツ氏が国家にとって最良だ」と地元紙に語り、議長という立場ながら一方の候補を公然と推し、分断の深さが際だった。

 ◇排外主義政党と対峙
 対話重視のイメージが強いメルケル氏だが、脱原発や難民受け入れといった保守層に受けが悪い政策は、独断で決めてきた。特に難民政策は、排外主義のポピュリズム政党「ドイツのための選択肢」(AfD)に票を流出させたとの不満は保守層で強い。メルツ氏も「AfDの票を半減させる」と強い調子で訴え、支持を集めた。

 AfDは今や国政の最大野党で、全16州議会でも議席を確保。遅くとも2021年に実施される総選挙で、クランプカレンバウアー氏はメルケル氏が任期終盤で失った保守層との結束を取り戻し、AfDと対峙(たいじ)することが求められる。

 ただ、「右でも左でもない」をスローガンに登場した隣国フランスのマクロン大統領は今、抗議デモと支持率低迷に苦しんでいる。メルケル氏も任期終盤には多くの批判を浴びた。さまざまな党員や国民の声を丁寧にすくい上げる中道の貫徹は容易ではない。クランプカレンバウアー新党首の真価は、これから試されることになる。(ハンブルク時事)

2915チバQ:2018/12/17(月) 18:47:26
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181217-00000030-jij_afp-int
ハンガリー、「奴隷法」可決で超党派が大規模デモ 参加者1万5000人超
12/17(月) 16:53配信 AFP=時事
ハンガリー、「奴隷法」可決で超党派が大規模デモ 参加者1万5000人超
ハンガリー首都ブダペストの議事堂前で行われた労働法改正案に抗議するデモの参加者たち(2018年12月16日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】ハンガリーで時間外労働の年間上限を大幅に引き上げる労働法改正案が可決され、首都ブダペストでは16日、保守派のオルバン・ビクトル(Orban Viktor)首相率いる政府に抗議する超党派の大規模デモが行われた。一部の参加者が警官隊と衝突する一幕もあった。

【関連写真】「奴隷法」に抗議するデモ参加者たち

 緑の党から極右政党まで全野党が一致団結してオルバン政権に抗議するのは、2010年にオルバン首相が返り咲いて以来初めて。地元メディアによると、野党と労働組合が呼び掛けたこの日のデモには1万5000人以上が参加した。

 12日に議会で可決された労働法改正案は、雇用主が要求できる年間残業上限を250時間から400時間に引き上げるほか、残業手当の支払いを最大3年延長できるとしており、「奴隷法」との批判を浴びている。

 政府は、人員不足に苦しむ雇用主に必要な法改正で、長時間勤務を希望する労働者にも恩恵をもたらすと主張している。

 16日のデモは議会前の広場で解散したが、一部の参加者が野党議員2人に率いられてハンガリー公共放送局前まで行進。陳情書を読み上げようとしたが阻まれたため発煙筒などを投げ、警察が催涙ガスで応じる事態に発展した。【翻訳編集】 AFPBB News

2916チバQ:2018/12/18(火) 15:43:15
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181217-00050010-yom-int
首相候補2回否決、3か月間政権発足できず迷走
12/17(月) 7:36配信 読売新聞
 【ロンドン=広瀬誠】9月の総選挙で反移民の極右政党が躍進したスウェーデンで、政権を発足できない異常事態が約3か月続いている。民主主義の成熟度が高いとされてきたスウェーデンでも、他の欧州諸国と同様、移民・難民への反感が強まる中で政治が迷走している。

 ロイター通信などによると、スウェーデン議会(349議席)は14日、中道左派連合を率いる社会民主労働党(社民党)のロベーン党首(61)の首相承認投票を行い、賛成116票、反対200票で否決した。

 スウェーデンでは、首相候補が議会で4回否決されると総選挙が実施される。昨年までは首相候補が否決された例はなかったが、9月9日の総選挙を受け、11月には中道右派側が試みた最大野党・穏健党党首の選任が否決され、14日は2回目の否決となった。ノーレン議長は否決後の声明で「新たな総選挙に近づいたが、避ける努力を尽くす」と悲壮感をにじませた。

2917チバQ:2018/12/18(火) 15:46:30
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181214-00000009-mai-eurp
伝統か人種差別か 冬のオランダを分断する黒塗り論争
12/14(金) 9:01配信 毎日新聞
伝統か人種差別か 冬のオランダを分断する黒塗り論争
人種差別か伝統か。オランダで論争が続く黒塗りの「ズワルト・ピート」=AP
 オランダの子供たちにとって12月5日は特別な日だ。赤い冠とマントをまとい、白く長いひげをたくわえたシンタクラース(聖ニコラウス)がプレゼントを届けにやってくる。オランダ移民と共に開拓時代の米国に伝わったこの風習は、「サンタクロース」に姿を変えてクリスマスの象徴として定着したとされる。子供たちに夢を届けるシンタクラースは例年、オランダ国内を二分する論争の火種も運ぶ。それは顔を黒塗りにしたズワルト・ピート(黒いピート)と呼ばれる従者の存在だ。

 ◇顔を黒く塗り、唇を赤く誇張した縮れ毛の従者

 伝承によるとシンタクラースは11月半ばにスペインから蒸気船に乗って到着し、白馬とピートを従えてプレゼントを配る旅に出る。19世紀半ばに出版された絵本がこの設定の元になっているようだ。この時期、オランダ各地でシンタクラースの到着を祝うパレードが行われる。多くの場合、従者のピートは白人が顔を黒く塗り、唇を赤く誇張したメークに縮れ毛のかつらをかぶって仮装する。黒塗りのピートが「人種差別」にあたるとして反対派は容姿を変えるよう求めているが、「伝統」を重視する強硬な擁護派は受け入れない。

 反対派のグループは今年、黒塗りのピートを公共放送の番組に登場させないよう裁判を起こしたが、11月半ばに棄却された。地元メディアによると、判決は反対派と擁護派双方の立場に配慮を示した上で「議論を続けることの重要性」を説いたという。

 判決直後にオランダ中部の港では例年通りシンタクラースが黒塗りのピートを連れて上陸するイベントが行われた。続いて国内各地で開催されたパレードでは、反対派に対する暴力で拘束者が出たり、安全確保の目的で反対派のデモが中止に追い込まれたりした。

 ◇反対派は「奴隷貿易を想起させる」と批判

 オランダで黒塗りのピートを巡る議論が先鋭化したのは2011年のことだ。「ズワルト・ピートは人種差別だ」と書いたTシャツを着たカリブ系移民の活動家が警察に拘束された事件がきっかけだった。カリブ史とオランダ文化に詳しいエラスムス大学ロッテルダムのアレクサンドル・バン・スティプリアーン教授によると、議論は1960年代から続くものだという。

 反対派の中には、オランダがかつて展開した奴隷貿易を想起させるという主張がある。とりわけカリブ海に面した南米大陸北部スリナムの植民地支配がその典型例とされる。17世紀からオランダの植民地となったスリナム(1975年に独立)では、アフリカ大陸から移送された黒人奴隷を搾取し、砂糖などのプランテーション経済が発展した。

 1970年代以降、オランダ本土にはスリナムを含むカリブ地域の旧植民地から多くの移民が渡った。バン・スティプリアーン氏によると、黒塗りのピートに反対する運動には移民の2世・3世の代が積極的に加わっているという。

 欧州各地には聖ニコラウスを巡る同種の風習が残り、広い地域でピートの代わりに「悪い子を正す」という魔物のような生物が同行する。

 「従者が典型的な黒人の容姿をしているのはオランダとその周辺だけだ。反対派はこの苦痛とも言えるステレオタイプにあらがっている」「『伝統を変えてはいけない』という主張がある。しかし、伝統は新たな環境と共に変わる。黒塗りのピートの歴史はわずか160年だが、(シンタクラースの起源とされる聖人の)聖ニコラウスには2000年近い歴史がある」(バン・スティプリアーン氏)

2918チバQ:2018/12/18(火) 15:46:49
 ◇大都市圏を中心に進む変化

 大都市圏を中心に少しずつ変化は起きている。

 首都アムステルダムのイベントでは近年、黒塗りのピートの代わりに、“すす汚れ”をメークで表現したピートが登場している。プレゼントを配るために煙突を行き来するとの伝承に基づいた工夫だ。

 オランダの教育関連会社が今月初めに発表した調査によると、アムステルダム、ロッテルダム、ハーグの3大都市圏の学校の関連行事では7割で「えんとつピート」が用いられているのに対し、一部の地方では2割程度にとどまっている。

 また調査会社I&Oリサーチの世論調査によれば、ピートが「黒いままであるべきだ」と答えた人の割合は2016年には65%だった18年は50%に下がった。一方で「変わるべきだ」だと答えた人の割合は16年の32%から18年は44%に増加した。

 この調査では支持政党も尋ねている。

 「黒いままであるべきだ」と答えた人のうち、支持政党別で最も高かったのが反移民を鮮明にする右派・自由党で88%。反対に最も低かったのは移民に親和的な左派・緑の党支持者で15%だった。これらの政党は共に昨年3月のオランダ総選挙で議席を伸ばし、分極化の進行を印象付けた。

 ◇「黒い従者」巡る対立は分極化の象徴

 ティルブルフ大学の社会学者、ペーター・アフテルベルグ教授は、黒塗りのピートを巡る対立の底流には「脱伝統」があると分析する。「かつて人々は教会へ行き、礼拝で説教を聞いた。これが社会を結びつけていた。今はその代わりに文化が人々をつないでいる」「我々が目にしているのは、異なる文化の受け入れを巡る問題だ」

 アフテルベルグ氏は、ピートを巡る分断は今後さらに深まると予測する。「双方に極度の不寛容が存在する。(擁護派・反対派が)それぞれの立場に固執することは双方に悪い結果を招く。分極化は今や西側の先進国のどこでもみられる。『ズワルト・ピート』はその象徴に過ぎない」【八田浩輔、取材協力=フィリップ・ジブコビッチ】

2919チバQ:2018/12/18(火) 16:05:24
https://www.sankei.com/world/news/181217/wor1812170014-n1.html
英「第2の国民投票」めぐり、現首相と前首相が激しい舌戦 EU離脱
2018.12.17 18:57国際欧州・ロシア
英EU離脱問題
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英首相官邸前で演説するメイ首相=12日、ロンドン(ロイター)
英首相官邸前で演説するメイ首相=12日、ロンドン(ロイター)
 【ロンドン=岡部伸】英国のメイ首相が欧州連合(EU)と合意した離脱案について、英議会での承認のめどが立たない中、離脱するか否かを問う国民投票を再び実施する案が議論されている。2度目の国民投票をめぐり、反対派のメイ首相と賛成派のブレア前首相の間で意見が対立。公然と批判し合う“舌戦”が連日、ヒートアップしている。

 2016年の国民投票でEU残留を支持したブレア氏は一貫して、国民投票のやり直しを主張してきた。14日もBBCラジオなどで「離脱案が議会で否決される可能性が高まっており、打開するために2度目の国民投票を実施すべきだ」と訴えた。

 これに対して、メイ氏は15日夜、声明を発表。ブレア氏の主張について「ブレア氏がかつて担った首相の職務と国民に対する侮辱だ。(再び)国民投票を行えば、分断がさらに広がる」などと批判した。

 ブレア氏はすかさず16日、メイ氏を「無責任だ」と反論した上で「議会と合意できないなら、国民に再び問うのが合理的だ」と改めて指摘した。これにメイ氏は「16年の国民投票の結果は明確で、再投票すれば国内がさらに分断される」と繰り返し否定した。

 EU離脱案を問う英下院の採決は越年し、年明け1月14日前後の採決が有力視されている。そこで否決されれば「合意なき離脱」に陥る可能性が高い。英メディアは、局面打開のためとして、再度の国民投票を求める議員が増えていると報じている。

2920チバQ:2018/12/19(水) 13:45:46
https://www.asahi.com/articles/ASLDM2FJZLDMUHBI009.html
ベルギー首相が辞意 移民の国際合意反対され、連立崩壊
ブリュッセル=津阪直樹 2018年12月19日11時28分
 ベルギーのミシェル首相は18日、国会で辞任する意向を表明した。移民保護に関する国際合意への署名に連立与党の一部が反対して離脱し、野党から不信任決議を出す動きが出ていた。フィリップ国王は辞任の申し出を受け入れるか決定を保留している。

 辞意のきっかけになったのは、国連主導で10日に採択された合意文書「安全で秩序ある正規移民のためのグローバル・コンパクト(世界への約束)」。世界の繁栄や持続的な発展に貢献しているとして正規の移民を後押しする一方、不法移民を減らす努力の必要性が盛り込まれている。

 ミシェル氏が署名する意向を示すと、連立与党4党のうち最大議席を持つ右翼政党「新フランドル同盟」が「移民政策に関する主権を失うことにつながる」などとして反発。同党出身の閣僚が辞任し、連立政権の枠組みが崩壊。18日、首相の不信任決議を提出する野党の動きも表面化した。

 ミシェル氏は国会で「自分の主張が受け入れられていない。この状況を受け止めねばならず、辞任する」と語って、その後、国王に辞任を申し出た。

 合意文書をめぐっては、米国も「国内法や国益に従って移民制度を管理する国家の主権を犠牲にする」として署名を拒否。国連のグテーレス事務総長は「合意文書は、移民政策を各国に押しつけることを認めるものだとの神話があるが、ウソだ。条約ではなく、法的な拘束力もない」と批判に対して反論している。(ブリュッセル=津阪直樹)

2922チバQ:2018/12/20(木) 18:26:03
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181220-00000089-asahi-int
移民保護、賛同したら政権崩壊 欧州、強まる右派の反発
12/20(木) 18:00配信 朝日新聞デジタル
移民保護、賛同したら政権崩壊 欧州、強まる右派の反発
ベルギーのミシェル首相=ロイター
 国連主導で10日に採択された移民保護の国際協定が、一部の国から激しい批判を受けている。右派政党が力を持つオーストリアやハンガリーなどが相次いで採択に加わらずに離反。採択に応じたベルギーも、連立を組む政党の反対で18日、協定への賛意を示した首相が辞意表明に追い込まれた。

 協定は「安全で秩序ある正規移住のためのグローバル・コンパクト(世界への約束)」。世界の繁栄や持続的な発展に貢献しているとして正規の移民を後押しする一方、不法移民を減らす努力の必要性が盛り込まれている。ドイツやフランスなど、160以上の加盟国が参加し、採択された。

 ただ、協定をめぐり、一部の国々では採択前から自国の移民政策に影響を与えるとする反対意見が続出。AP通信によると、今年下半期の欧州連合(EU)の議長国を務めるオーストリアは「国家主権への侵害を懸念する」などと反対。ハンガリーやポーランドも採択には加わらなかった。

 また、ベルギーでは、ミシェル首相が協定への賛意を表明したところ、連立与党4党のうち最大議席を持つ右翼政党「新フランドル同盟」が「移民政策に関する主権を失うことにつながる」などと反発。同国は採択には応じたが、同党出身の閣僚が辞任して連立政権の枠組みが崩壊し、18日、首相が辞意を表明した。フィリップ国王が近く、辞任の申し出を受け入れるか決めるという。

 国連のグテーレス事務総長は10日の演説で「協定は国連が各国の主権を侵害し、移民政策を各国に押しつけることを認めるものだとの神話があるがウソだ。条約ではなく、法的な拘束力もない」と反対派の指摘に反論している。(ブリュッセル=津阪直樹、ニューヨーク=金成隆一)

朝日新聞社

2923とはずがたり:2018/12/21(金) 14:28:59
英野党党首の発言で議会荒れ、メイ首相を罵倒か 本人否定
https://www.bbc.com/japanese/46628974
2018年12月20日
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コービン英労働党党首は何と言ったのか メイ首相に挑発され
英下院で19日、最大野党・労働党のジェレミー・コービン党首の発言をめぐり、審議が中断した。与党・保守党はコービン氏がテリーザ・メイ首相を「ばかな女(stupid woman)」と呼んだと強く反発し、謝罪を求めたが、コービン氏は自分は「ばかな連中(stupid people)」と言ったのだと反論した。

保守党が問題にしたコービン氏の発言は、政府がまとめた欧州連合(EU)離脱協定について、首相と激しく議論する最中にあった。

毎週定例の首相代表質問の時間にコービン氏は、離脱協定の下院採決を首相が延期したのは、「失墜しつつある」首相による「極めてシニカルな動き」だと批判。これに対してメイ氏はコービン氏が、まず約束した不信任決議案を提出せず、やっと提出したかと思うとほとんど無意味な内容だったと反撃した。

「今は(イギリスのクリスマス風物詩の)滑稽劇の時期だと言うのは分かっていますが、彼は信任決議案を出すんでしょうか? ええ、もちろん」と首相は挑発し、それに応えて保守党議員たちは「いやいや、まさかそんな」と、滑稽劇の定番のやりとりを真似て声をそろえ、野党党首を嘲笑した。

続けて首相はコービン党首に向かって、「自分の後ろをご覧なさい。誰もあなたを評価していないし、国民も同じです」とたたみかけた。するとコービン氏がつぶやくように口を動かす様子が、カメラに捉えられた。音声はマイクに拾われなかった。

この際にコービン氏が何を言ったのかをめぐり、議会は紛糾(ふんきゅう)した。

メイ首相はコービン党首を「後ろをご覧なさい。誰もあなたを評価していない」と挑発した
代表質問が終わると元閣僚のサー・パトリック・マクロフリンは議事手続き質問を使い発言の機会を求め、コービン氏がメイ氏について「ばかな女」だと「ぶつぶつ言った」と批判した。すると、保守党側の議席からは、「恥を知れ」「みっともない」など非難の声が次々と上がり、議員はコービン氏が本会議場に戻り謝罪すべきだと主張した。他に複数の女性保守党議員が、コービン党首に謝罪を求めた。

保守党のポール・スカリー議員はメイ首相に、コービン党首が何を言ったのか質問し、メイ首相は女性参政権100周年において「この下院の全員が」女性の政治参加を奨励すべきで、「適切な言葉遣いをすべきだ」と答えた。

コービン党首は、自分は「性差別的で女性差別的な一切の言葉遣いに反対」していると述べ、自分が言ったのは「ばかな連中だ」だったと主張した。

「本日の首相代表質問の際、この国が直面する国家的危機に関する議論を、滑稽劇にしてしまおうとする人たちについて、私は『ばかな連中』と言いました。下院議長、私は首相やほかの誰についても『ばかな女』などという表現を口にしていません」とコービン氏は述べた。

2924とはずがたり:2018/12/21(金) 14:29:11
>>2923
コービン英労働党党首 「私は『ばかな女』とは言っていない」
しかし、下院議員たちはコービン氏の説明を受け入れず、謝罪を要求。保守党のレイチェル・マクリーン下院議員は、「まったく信じない」と反発した。

ジョン・バーコウ下院議長は、自分自身はコービン氏の発言の様子を見ていないが、問題とされる発言の様子をテレビ映像で確認し、「確かになぜ野党党首の発言が『ばかな女』と受け止められたか、その理由は分かりやすい」と認めつつ、裁判所などで働く「読唇術」の専門家も同じ意見だったが断定は出来ないと話した。

「誰も100%は確信できない。読唇術のプロも同様だ。ただし私は当然、すべての下院議員の発言を額面どおりに受け入れる。この院も同じように受け入れるよう期待するのは、当然のことだ」と議長は強調した。

バーコウ議長はさらに、発言時にコービン氏は「着席して、本院に向かって発言していたのではない」ので、その発言は議事録に記録されるためのものではなかったと述べた。

このやりとりの中で、保守党や議長にも反発。ヴィッキー・フォード議員は、かつて自分がバーコウ議長から「ばかな女」と呼ばれたことがあると発言したが、議長はそれは初耳だと反論し、「100%否定する」と断言した。

保守党のアナ・ソウブリー議員は、もしも保守党の男性議員が労働党の女性議員について「ばかな女」と発言したなら、バーコウ議長は「直ちに対応したはずだ」と批判した。

保守党の閣僚や議員たちが、バーコウ議長(右)に、コービン氏の発言の映像を見せようとした
野党・自由民主党のウェラ・ホブハウス議員は、「どのような職場でも性差別は許されない。ジェレミー・コービンもそろそろ1980年代を後にした方がいい」と、コービン氏を批判。「国中の若い女性が今日のこのやり取りを目にしたはずで、大勢が政治に参加したがらないのは無理もない。もし発言が本当なら、ジェレミー・コービンは謝罪しなくてはならない」と述べた。

一方で、保守党のデズモンド・スウェイン議員は、「ぶつぶつつぶやいた内容」について議員を批判するのは、「思想犯罪の領域」に近づいていると懸念した。

労働党のローラ・ピドック議員は、本会議場をこのような形で使うのは「まったくみっともない話だ」と批判した。同じく労働党のマーガレット・ベケット議員は、一連のやりとりを「演出された騒ぎ」だと保守党を批判した。

(英語記事 Jeremy Corbyn denies 'stupid woman' jibe at Theresa May)

2925とはずがたり:2018/12/21(金) 14:30:05
英内閣、合意なしブレグジットの準備を開始 20億ポンド振り向け
https://www.bbc.com/japanese/46616292
2018年12月19日

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Image copyrightEPA
イギリスのテリーザ・メイ内閣は18日、離脱条件で合意せずに欧州連合(EU)から離脱するいわゆる「合意なしブレグジット(イギリスのEU離脱)」に向けた準備を進めることを決定した。

メイ首相は11月にEUと離脱協定を取りまとめたものの、イギリス議会での承認が得られるかどうか不確定な状態が続いている。

内閣は今回、下院議員がいかなる離脱協定も受け入れないまま来年3月29日の離脱期日を迎えた場合に備え、政府機関に合計20億ポンド(約2850億円)の準備予算を計上する。

また、国内企業14万社に合意なしブレグジットに向けて備えるべき点を示した書簡を送るほか、政府機関の支援に向け、軍部が3500人の兵士を手配することが決まった。

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ブレグジットまで100日となり、1月に下院で採決予定の離脱協定に多くの議員が反対する中、この日の閣議は通常より長い2時間半にわたり行われた。

この閣議でメイ内閣は、企業がそれぞれ適切と思われる合意なしブレグジットに向けた緊急時対応計画を実施すべきだという点で一致した。

今週末には、国境で今後必要になる変更点について示した最新の歳入関税資料が企業に送られることになっている。

また消費者に対しては、今夏に発表された合意なしブレグジット対策に慣れておくよう指示が出された。これは航空券の予約からクレジットカード利用までを網羅したものだが、向こう数週間でさらに詳細な内容が示されるという。

財務省によると、準備予算20億ポンドのうち4億8000万ポンドは内務省に割り当てられ、入国管理職員の増員や安全保障の強化に充てられる。

環境・食糧・農村地域省は4億1000万ポンドを受け取り、魚介類や食品、化学製品の貿易が阻害されないよう準備を進める。

歳入関税庁には、関税業務の増加に向けて3000人を増員するほか、国境管理の新技術に投資するため、3億7500万ポンドが振り向けられた。

また、ビジネス・エネルギー・産業戦略省には1億9000万ポンド、国際貿易省には1億2800万ポンドが割り当てられた。

これとは別にギャヴィン・ウィリアムソン国防相は、物資調達員やエンジニア、歩兵隊を含む兵士3500人が、必要に応じて出動の用意をしていると明らかにした。

スティーヴン・バークリーEU離脱担当相は、内閣は「政府の中では合意なしブレグジットへの準備は実務的な優先事項だが、全体としての最優先事項は離脱協定をまとめること」という点で一致したと話した。

また、合意なしブレグジットへの準備は「企業の方がより優先すべき問題」であり、3月29日までの14週間の間に企業向けの案内が「非常に多く」発表されるだろうと述べた。

特に合意なしブレグジットの影響を受ける可能性の高い8万社には、数日内に政府から電子メールが配信されるという。

2926とはずがたり:2018/12/21(金) 14:30:18
>>2925
その他の動きは以下の通り――。

メイ首相は、1月に行われる下院での離脱協定の審議・採決の場に、代替案を提示する意向を示していると伝えられた
イギリス政府が推し進めていた、移民流入数を年間10万人以下にするという目標が、最新の移民システム案から除外された
最大野党・労働党が提出したメイ首相に対する不信任案は、1月まで審議されない見込み
イギリスの企業経営者53人は17日、メイ首相に「離脱協定を国民に届ける」よう求める公開書簡を英紙デイリー・テレグラフに掲載した。
2017年の秋季予算発表で、財務省は2018〜2020年に合意なしブレグジットへの準備予算として30億ポンドを計上した。

フィリップ・ハモンド財務相は今年3月、このうち半分は20の政府機関に割り当てられ、内務省や運輸省、環境省、ビジネス省などの取り分が多くなると説明した。

18日の閣議では、政府機関が2019/20年度に受け取る新たな割り当て分と、今年度の未使用分について承認された。これらの予算は国境管理と安全保障、国際貿易といった分野に優先的に分配される。

マット・ハンコック保健相は17日、BBCの報道番組「ニュースナイト」に出演し、すでにイギリスの国民保険制度(NHS)に合意なしブレグジットに向けた十分な準備をするよう指示したと話した。

しかし、欧州議会で離脱交渉を担当するヒー・フェルホフスタット氏はツイッターで、「ジェレミー・ハント英外相のような、合意なしブレグジットを美化する人々は全く無責任だ。国民をより貧しくし、機会を奪い、権利や生活を不安定なものにすることが政治家の仕事ではない。『管理された合意なしブレグジット』などというものは存在しない」と批判した。

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労働党は、合意なしブレグジットは「実行不可能」で、他党と協力してこれを阻止する姿勢を示した。

同党のジェニー・チャップマン影のEU離脱相は、「議会や多くの閣僚が反対した合意なしブレグジットに対して、政府が何十億ポンドもの税金を投じて準備しようとしているのは、メイ首相がブレグジット交渉に失敗したことの何よりの証拠だ」と述べた。

EU離脱をめぐる2度目の国民投票を求めている自由民主党は、政府が合意なしブレグジットになるという脅しで議員や企業、国民を「怖がらせようとしている」と指摘した。

ケーブル党首は、「メイ首相は無責任に時間稼ぎをして、自分の離脱協定を支持するしかない状況を作り出そうしている」と話した。

(英語記事 Cabinet 'ramps up' no-deal Brexit planning)

2927チバQ:2018/12/27(木) 13:53:30
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181226-00000595-san-int
英国のEU離脱 不安抱え越年 1月15日にも協定案採決
12/26(水) 19:42配信 産経新聞
 【ロンドン=岡部伸】英国のメイ首相は、来年3月末に予定する欧州連合(EU)離脱をめぐり、EUと合意した離脱協定案の議会承認の採決を来年1月中旬に延期したが、支持を得られる見通しは立っていない。離脱案の否決を見据えて離脱日程の延期や代替案の検討、解散総選挙などの対応策がささやかれるものの、どれも決め手がなく不安を抱えたままの越年となる。

 メイ氏は、EUとまとめた離脱案を「唯一可能な合意」と訴え続けているが、議会では与党、保守党の強硬派を中心に「屈辱的にEUに譲歩した」(下院議員)と反対している。

 議会側が反発する最大の理由は、英領北アイルランドの国境管理をめぐって解決策が見つかるまで英国が離脱後もEU関税同盟に残留するという安全策(バックストップ)が離脱案に盛り込まれたことだ。EUからの完全独立を主張する保守党の強硬派らから「永遠にEUに隷属する」と強い反発を招いている。

 メイ氏は12月11日に予定していた議会下院での離脱案採決を延期し、安全策に関してEUから譲歩を引き出して強硬派を説得する戦略を描く。メイ氏は年明けに改めてEUと協議する予定だが、EU側が修正に応じる様子はなく、限られた時間の中で劣勢を挽回できる可能性は少ない。

 離脱案の採決は来年1月15日前後とみられているが、3月末に「合意なき離脱」を迎えることへの懸念から、メイ氏側の対応としてさまざまな意見が出ている。

 具体的には離脱日程を3月末から延期することや、EU単一市場に参加するノルウェーがEUと結ぶ協定を基にした代替案での再合意などがある。さらに、国民に離脱案への信を問う解散総選挙や2度目の国民投票も検討されている。

 ただ、代替案は「議員の過半数が支持する案はない」(英メディア)と指摘され、国民投票は国内の分断を深める可能性もあり、国民は不透明感の消えない新年を迎えることになる。

2928名無しさん:2019/01/06(日) 13:04:06
http://www.sankei.com/region/news/181217/rgn1812170019-n1.html


【国家を哲学する 施光恒の一筆両断】「西洋の自死」日本への警鐘
2018.12.17 07:09地方福岡

 時宜にかなった本の邦訳が出版されました。イギリスのジャーナリスト、ダグラス・マレー氏が著した『西洋の自死』(町田敦夫訳、東洋経済新報社)です。
 欧州諸国は戦後、移民を大量に受け入れてきました。著者のマレー氏は、その結果、欧州各国の「国のかたち」が大きく変わり、「私たちの知る欧州という文明が自死の過程にある」と警鐘を鳴らします。昨年出版された本書は、まず英国内でベストセラーになり、その後、欧州諸国を中心に23か国語に翻訳され、大きな話題となっています。

 著者は冒頭、次のように記します。「欧州は自死を遂げつつある。少なくとも欧州の指導者たちは、自死することを決意した」「結果として、現在欧州に住む人々の大半がまだ生きている間に欧州は欧州でなくなり、欧州人は家(ホーム)と呼ぶべき世界で唯一の場所を失っているだろう」
 本書では、欧州諸国が自分たちの国を移民国家にするとはっきりと決めたわけではないのに、ずるずると取り返しのつかないところまで来てしまった経緯が描かれています。

 英国をはじめとする欧州各国で元来の国民(典型的には白人のキリスト教徒)は、少数派に転落しつつあります。2011年の英国の国勢調査によれば、ロンドンの住人のうち「白人の英国人」が占める割合は44・9%とすでに半数を切っています。また、ロンドンの33地区のうち23地区で白人は少数派になっています。2014年に英国内で生まれた赤ん坊の33%は、少なくとも両親のどちらかは移民です。オックスフォード大学のある研究者の予測では、2060年までには英国全体でも「白人の英国人」は少数派になると危惧されています。
 他に、例えばスウェーデンでも今後30年以内に主要都市すべてで、スウェーデン民族は少数派になると予測されています。国全体としても、スウェーデン民族は現在生きている人々の寿命が尽きる前に、少数派に転落する見込みなのです。
 民族構成が変わるだけでなく、欧州諸国の文化的・宗教的性格も変容します。英国民のキリスト教徒の割合は、過去10年間で72%から59%と大幅に減少し、2050年までには国民の3分の1にまで減る見込みです。ウィーン人口問題研究所は、今世紀半ばまでに15歳未満のオーストリア人の過半数がイスラム教徒になると予測しています。著者は、欧州諸国でイスラム教徒の影響力が増大し、言論の自由や同性愛者に対する見方など、欧州が伝統的に育んできた自由民主主義の前提が覆されるのではないかと危惧します。
 本書の描き出す欧州の現状は、先ごろ入管法を改正し、外国人労働者の大量受け入れを決めた日本にとっても他人事ではありません。本書を読むと、移民の大規模受け入れに至った欧州の状況が、現在や近い将来の日本によく似ているのではないかと感じます。例えば、欧州諸国の移民大量受け入れを推進した者たちの論拠は次のようなものです。「移民受け入れは経済成長に資する」「少子高齢化社会では受け入れるしかない」「文化的多様性が増すので良い」「グローバル化が進む以上、移民は止められない」。欧州諸国では、政治家や学者、評論家、マスコミなどのエリートは、これらのうち一つが論駁(ろんばく)されそうになると別の論拠に乗り換え、一般庶民の懸念を巧みに逸らし、移民受け入れを進めてきました。著者は、エリートたちの保身と無責任な楽観主義を克明に描き出します。また、これらの論拠は、いずれも移民受け入れという結論が先にありきの、いい加減なものだということを明示します。
 入管法改正をめぐる日本の国会審議は、欧州の失敗例をほとんど分析せずに終わってしまいました。手遅れになる前に、本書「西洋の自死」をぜひ多くの日本人が読み、欧州の現状や苦悩を知ってほしいと思います。近い将来、「日本の自死」が現実化し、我々の子孫が安住の地を失うことがないように。
                   ◇
【プロフィル】施光恒(せ・てるひさ)
 昭和46年、福岡市生まれ、福岡県立修猷館高校、慶應義塾大法学部卒。英シェフィールド大修士課程修了。慶應義塾大大学院博士課程修了。法学博士。現在は九州大大学院比較社会文化研究院准教授。専攻は政治哲学、政治理論。著書に『英語化は愚民化』(集英社新書)、『本当に日本人は流されやすいのか』(角川新書)など。

2929チバQ:2019/01/06(日) 13:08:03
http://www.afpbb.com/articles/-/3205034
伊3市長、反移民法に不服従表明 極右内相に反発
2019年1月4日 18:20 発信地:ローマ/イタリア [ イタリア ヨーロッパ ]
【1月4日 AFP】イタリアのフィレンツェ(Florence)、ナポリ(Naples)、パレルモ(Palermo)の市長3人は、極右政党「同盟(The League)」を率いるマッテオ・サルビーニ(Matteo Salvini)内相が主導し成立させた反移民法について、違憲であるとして従わない意向を表明した。サルビーニ氏は3日、3市長の辞任を要求した。

 3市はイタリア政府が入港を拒否した救助船に乗る移民の受け入れを申し出ており、パレルモのレオルカ・オルランド(Leoluca Orlando)市長は反移民法について「移民問題の対応でも抑止でもなく、犯罪行為を扇動しているだけだ」と指摘。

 また、「反移民法は人権侵害だ。イタリアには何万人もの移民が合法的に暮らし、税や年金を支払っている。彼らは数週間から数か月後には不法移民となってしまう」と訴えた。

 新しい反移民法は昨年11月28日に成立。新たな移民の国外追放や在留許可の制限が容易となり、また子持ちの家族や単身女性に対して発行が認められていた在留許可を廃止する内容となっている。

 ナポリのルイジ・デ・マジストリス(Luigi De Magistris)市長は、反移民法には違憲である点もみられると指摘。また、移民船について「ナポリの港に来てほしい、私たちの市は救援計画を立ち上げ、移民を入港させる予定だ。私自身が救助活動を指揮する」と述べた。(c)AFP/Ella IDE

2930とはずがたり:2019/01/07(月) 22:30:03
英下院15日に離脱案採決と報道
反発根強く否決の公算大
https://this.kiji.is/454966523222656097
2019/1/7 21:10
c一般社団法人共同通信社

英BBC放送の番組に出演したメイ首相=6日、ロンドン(ロイター=共同)
 【ロンドン共同】英BBC放送などは7日、複数の英政府筋の話として、英国と欧州連合(EU)との離脱合意案を巡る英下院採決が15日に行われると伝えた。合意案には野党に加え与党保守党内でも反発が根強く、メイ首相は昨年12月の当初の実施予定を延期し、1月14日の週に実施する意向を示していた。

 メイ氏は6日、BBCの番組で、議会で否決されれば「(英国が)未知の領域に突入してしまう」と警告、混迷を避けるため合意案を支持するよう訴えたが、ここ数日の間でも保守党や閣外協力政党の民主統一党(DUP)から批判の声が上がっており、現時点では否決される公算が大きい。

2931名無しさん:2019/01/08(火) 23:28:51
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190108-00010006-newsweek-int&pos=2
イギリスのEU離脱の阻止を目指しオランダでアイドルグループが結成された
1/8(火) 19:06配信 ニューズウィーク日本版

──このままEUに残って欲しい、それだけを伝えるために結成されたボーイバンド
■ ユンケル委員長「しっかりしなさい」

2019年は、英国が欧州連合(EU)を離脱する年、ブレグジットの年だ。「Xデー」は今年3月29日の予定だ。とはいえ、EU側となかなか条件が折り合わず、昨年あたりから話がだいぶ混乱気味になってきた。ブレグジットをめぐる指導力を問われたテリーザ・メイ首相の信任投票が行われたり(結局、信任されてメイ首相はことなきを得た)、「ブレグジットを問う国民投票をもう1度実施しよう」という声が上がったり(今後実施される可能性はまだ残っている)。

欧州委員会のユンケル委員長はドイツの日曜紙ヴェルト・アム・ゾンタークとのインタビューで、英国に対してしびれを切らしたかのように、英国民に伝えたい言葉として「しっかりしなさい。君たちが求めているものは何なんだ」と述べている(英エクスプレス紙)。

2016年に行われた国民投票でEUからの離脱が決まって以来、ブレグジットは「英国とEUの離婚」と描写されてきた。単に法的な決めごとのみならず、離れるには感情的な難しさもあるだろうし、比喩としてぴったりだ。

■ 英国への愛を歌うオランダ発のボーイバンド

そんななか、「英国よ、どうか行かないで」とまるで恋人に訴えかけるような切ない気持ちを歌い上げるボーイバンドがお隣の国オランダに登場した。その名も「Breunion Boys」(ブリユニオン・ボーイズ)だ。「英国と連合する」という名前が示すとおり、このままEUに残って欲しい、それだけを伝えるために結成されたグループだ。

ロイター通信によると、バンドを作ったのはアニメーターのユリア・ヴェルドマンさん。英国が国民投票で離脱を決めたと知った時、「泣きじゃくった」という。

そんなユリアさんがなぜ、離脱阻止にボーイバンドという手を使ったのかについては、ユリアさん自身がビデオで説明している。英国の「離脱派」と「残留派」の間には、「テイク・ザットが好き」という共通点があったというのだ。テイク・ザットとは、かつて世界的に大人気を誇った英国のアイドル・グループだ。

そこでユリアさんは、テイク・ザットのようなボーイバンドを作ってこの思いを表現しようと、オーディションをしてメンバーを募ったという。もちろん、オーディションで判断する点は歌と踊りのみならず、「英国とEUの永遠なる友情を信じている」という部分も大切な要素だった。

■ 英国よ「早く心を決めて」とオランダ議員

最終的には、22〜25歳の5人が選ばれた。ユリアさんはブリユニオン・ボーイズについて、ブレグジット阻止に向けた最後の必死の試みだと説明する。そのため、ファースト・シングル「Britain Come Back」(英国よ、どうか戻ってきて)は、英国に対する多くのヨーロッパ人の思いを代弁していると語る。

メンバーのジョシュアさんは、「英国人の多くはEUに対して怒っているし、ヨーロッパ人も去って行く英国に対して怒っている」と話し、「僕らは、その感情への答えなんだ」と説明する。

英国の音楽専門サイトNMEによると、ブリユニオン・ボーイズは自分たちのメッセージを伝えようと、英国のパブを演奏して回るツアーを開始する予定だという。

去年のクリスマスには、オランダの国会議員キーズ・バーホーベン氏が、英国でクリスマス映画として愛されている「ラブ・アクチュアリー」での1コマをパロディにしたビデオを作成。バーホーベン氏が思いをつづった紙を紙芝居方式にしてメイ首相に見せながら、「離脱した後も大好きだから早く心を決めて」と伝えるという内容になっており、ツイッターで拡散された。

ブレグジットの期日まであと2カ月半。まだ何が起こるかは分からないが、どう転んでもオランダはずっと英国の良き友でいてくれそうだ。

松丸さとみ

2932チバQ:2019/01/09(水) 10:05:18
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190109-00000005-asahi-int
独の右翼政党に攻撃相次ぐ 議員襲撃・事務所に爆発物
1/9(水) 2:16配信 朝日新聞デジタル
独の右翼政党に攻撃相次ぐ 議員襲撃・事務所に爆発物
襲撃されたフランク・マグニッツ氏=AP
 ドイツ北部のブレーメンで7日、新興右翼政党「ドイツのための選択肢(AfD)」に所属する国会議員が襲撃され、重傷を負った。同党に対しては、政党事務所に爆発物が仕掛けられるなどの事件が相次いでおり、ドイツ社会の政治的対立が暴力に発展することへの懸念が広がっている。

 襲撃されたのは、同党の連邦議会議員で州代表を務めるフランク・マグニッツ氏(66)。警察などによると、新年行事から帰宅する途中の7日夕、覆面をした複数の男に待ち伏せされ、角材のようなもので頭部を殴られた。意識を失って倒れたところを通行人に助けられ、病院に搬送された。容疑者らは逃走中で警察がテロ事件とみて捜査している。AfDは、対立する左派勢力を批判する声明を発表した。

 マース外相は事件を受け、「暴力は政治的な対立の解決手段になりえない。容疑者は厳しく罰せられなければならない」とコメントした。

 AfDは難民排斥を訴えて支持を伸ばし、一昨年の総選挙で初めて連邦議会に進出。今年の地方選挙でも躍進が見込まれている。(ベルリン=高野弦)

2933チバQ:2019/01/09(水) 11:34:42
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019010800829&g=int
英EU離脱案、可決のめど立たず=9日審議再開
2019年01月08日22時28分


7日、英中部リバプールで演説するメイ首相(AFP時事)

 【ロンドン時事】英国の欧州連合(EU)離脱合意案をめぐる議会での審議が9日、1カ月の中断を経て再開する。この間、メイ首相は国内で不人気の合意案を事実上修正することで突破口を開く方策をEUに打診。しかし、EUは「再交渉には応じない」(トゥスク大統領)と強調しており、首相が反対論を抑え込み、合意案を可決に導くめどは立っていない。
 英国とEUは昨年11月、約1年半に及んだ離脱交渉の末に妥結。合意案は同12月11日に下院で採決が行われる予定だったが、「大差で否決される」事態を恐れた首相が直前の10日になって延期を決定し、審議も中断を余儀なくされた。
 合意案で問題となっているのは、交渉の焦点だった英領北アイルランド問題への配慮から、英国が離脱後もEUに実質的に部分残留する選択肢が盛り込まれた点だ。
 EUからの独立を重視する与党・保守党の強硬離脱派は猛反発。少数与党のメイ内閣に閣外協力する北アイルランドの地域政党・民主統一党(DUP)も一貫して反対を唱え、多数の支持を得るのが難しくなっている。
 首相は9日の議会で過去1カ月間に行ったEUとの協議結果を説明する見通し。部分残留が実行に移されても2、3年の短期間で終了する確約をEUに求めてきた首相の成果が問われることになりそうだ。合意案の採決は15日に行われる。
 ただ、現在の下院は残留派の議員が離脱の是非を問う国民投票の実現を目指すなど、妥協の産物の合意案を受け入れる状況には程遠い。仮に首相がEUから譲歩を引き出しても、反対派議員の翻意を促せるかは不透明だ。このため最大の関心は、合意案が否決された場合に首相がどんな「プランB(代替案)」を提示するかに集中している。
 首相は6日放送されたBBCテレビの番組で、合意案否決時の対策は明らかにせず、「否決されれば(英国は)未踏の領域に入る」と、混乱回避のためにも合意案を支持すべきだと訴えた。(2019/01/08-22:28)

2934チバQ:2019/01/11(金) 11:59:44
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190110-00000599-san-eurp
EU懐疑派、欧州議会選へ結集模索 伊内相、ポーランド実力者と協議
1/10(木) 19:19配信 産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】イタリア右派与党の同盟を率いるサルビーニ副首相兼内相が9日、ポーランドを訪問し、同国の保守系与党「法と正義」のカチンスキ党首と会談した。5月に行われるEUの欧州議会選挙に向けた連携について協議。EUに懐疑的なポピュリズム(大衆迎合主義)勢力による会派や欧州の東西を超えた結集を目指す動きが本格化してきた。

 「欧州を救いたい者の同盟を築く」。AP通信などによると、サルビーニ氏はポーランドの最高実力者、カチンスキ氏との会談後の記者会見でこう語り、欧州議会選の協力について話し合ったと説明。EUを牽引する「仏独枢軸」への対抗心もあらわにし、「欧州の新たな春」を目指すと訴えた。

 欧州議会選はポピュリズム台頭を受けた「EU懐疑派」対「親EU」の戦いとなる。政治サイト・ポリティコ(欧州版)の最新予測では、中道右派・左派の2大会派はそれぞれ第1、2勢力を保つが、総議席705の過半数を割ると予測される一方、同盟や仏極右の国民連合などの会派は60議席で倍近く増やす見通し。

 ただ、EU懐疑派は他の会派にも分散しており、これらがまとまれば第3勢力への一段の躍進も視野に入る。サルビーニ氏は一大勢力を築くことで、10月末で任期が終わるユンケル欧州委員長の後任選びやEUの政策への影響力も増大を図る狙いだ。

 一方、法と正義も難民・移民の受け入れ反対や司法の独立を損なう改革をめぐりEUと対立。同党報道担当者は「相互理解で満たされた前向きな対話だった」とカチンスキ、サルビーニ両氏の会談を評した。

 サルビーニ氏は中道右派に属するハンガリーのオルバン首相にも接近。ドイツの新興右派、ドイツのための選択肢もサルビーニ氏との連携を排除していない。

 ただ、懐疑派勢力も各国の主権を重視し、EU批判で立場が一致しても、ロシアに対しては同盟などが融和的な一方、法と正義は強く警戒。移民問題でも利害が対立しており、「大同団結」がどこまで実現するか不透明な要素もある。

2935とはずがたり:2019/01/12(土) 19:31:38
「北マケドニア」に国名変更 NATO・EU加盟前進へ
2019年1月12日 8時52分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190112/k10011775831000.html?utm_int=all_side_ranking-social_004

旧ユーゴスラビアのマケドニアで、国名を「北マケドニア」に変える憲法改正案が可決されました。隣国ギリシャからの20年以上にわたる反発を踏まえた対応で、ギリシャの反対で進んでこなかったNATO=北大西洋条約機構とEU=ヨーロッパ連合への加盟が前進するとみられます。

マケドニアは1991年、旧ユーゴスラビアから「マケドニア共和国」として独立しましたが、隣国ギリシャはマケドニアという名称は自分たちの歴史を象徴する地名だと反発し、20年以上、対立してきました。

マケドニアがNATOとEUに加盟しようとした際にも、ギリシャはこれに反対してきたため、加盟を目指すマケドニアの首相は去年6月、対立の解消に向け国名を「北マケドニア共和国」に変えることでギリシャ側と合意しました。

これを受けて11日、議会で国名を変えるための憲法改正案の採決が行われ、120人の議員の3分の2を超える81人の賛成で可決されました。

ディミトロフ外相は「国の発展のために不可欠な決定で歴史的な瞬間だ」と述べ、ギリシャの反対で進んでこなかったNATOとEUへの加盟に向けた前進だと強調しました。

旧ユーゴスラビアの国々をめぐっては、この数年、ロシアの影響力が高まっていると指摘されていて、マケドニアのNATOやEUへの加盟が実現すれば、この地域でのヨーロッパ各国とロシアの力関係にも影響を与えるとみられています。

年収はEU平均の3分の1以下 貧しさから脱出へ
ザエフ首相率いるマケドニアの与党は、国名変更に反対していた野党議員の一部を賛成に転じさせることで、憲法改正案の可決にこぎ着けました。

しかしその際、野党議員のうち職権乱用などの罪に問われていた議員に事実上の恩赦を与えるために刑法の改正まで強行するなど、なりふりかまわない施策をとったため、市民から批判の声も上がっています。

それでも与党が国名変更にこだわる背景には、マケドニアの貧しさがあります。
独立から27年がたったものの、国民の平均年収は日本円で60万円余りとEU=ヨーロッパ連合の平均と比べると3分の1以下で、NATOとEUに加盟するうえでの最大の障壁となっているギリシャとの対立を解消しないかぎり、国は発展しないとの危機感があります。

マケドニアの政治に詳しい地元シンクタンク、IDSCSのトロサノフスキー代表は「NATOに加盟して国を安定させ、EUのもとで国を変えていかないかぎり、人口が流出し国はいずれ消滅してしまう。代償は大きいが、この国の未来をひらくためには国名変更しか道はない」と指摘しています。

2936とはずがたり:2019/01/14(月) 16:40:48

一旦解散して離脱も停止してハードエグジットかメイ案か離脱撤回か民意を問うべきだ。

英議会、EU離脱案を否決の公算
15日採決、反発なお
https://this.kiji.is/457421955455157345
2019/1/14 14:50
c一般社団法人共同通信社

 【ロンドン共同】英下院は15日、欧州連合(EU)との離脱合意案の是非を採決する予定だ。与野党双方で反発が根強く、メイ首相は昨年12月の当初の予定を延期して事態の打開を目指したが苦境は変わらず、否決の公算がなお大きい。離脱日が3月末に迫る中、否決なら政治の混迷が長期化し、離脱の先行きは一段と不透明感を増す。

 与党保守党は定数650の下院で317議席と過半数に満たない上、複数の英主要メディアは11日前後までの時点で、100人強が合意案に反対の立場だと伝えた。

 英国が将来にわたってEU規則に従い続ける余地を残す条項が、反発の最大の矛先となっている。

2937チバQ:2019/01/14(月) 19:35:16
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190114-00000527-san-int
仏極右 EU議会選に向け始動 比例首位に23歳擁立
1/14(月) 14:56配信 産経新聞
 【パリ=三井美奈】フランスの極右「国民連合」は13日、パリで党大会を開き、5月の欧州連合(EU)欧州議会選に向けた選挙戦をスタートした。ルペン党首は演説で、「国家重視か、グローバル化か」が問われていると述べ、EUに懐疑的な各国のポピュリズム(大衆迎合主義)勢力との連携を訴えた。

 同党の比例名簿の1位には、同党の地方議員、ジョルダン・バルデラ氏(23)が指名された。同氏は、イスラム系住民が多いパリ郊外セーヌサンドニ県を拠点としており、移民対策の強化を訴えている。党は同氏起用で、若い有権者に政策をアピールする狙いとみられる。

 ルペン党首は、イタリアで移民排斥を進めるサルビーニ内相の与党「同盟」について「われわれの友人だ」と述べ、関係緊密化を図る姿勢を示した。また、フランスで広がる「黄色いベスト」の抗議デモを支援し、選挙は「マクロン大統領を倒すための闘いだ」と位置づけた。

 昨年12月の支持率調査で国民連合は24%。大統領与党「共和国前進」など中道勢力の19%を上回り、首位に立つ。国民連合は昨年、国民戦線から改名した。

2938チバQ:2019/01/14(月) 19:35:52
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190114-00010000-afpbbnewsv-int
ポーランドの市長、イベント中に刺され重傷 襲撃の瞬間
1/14(月) 9:49配信 AFPBB News

(c)AFPBB News

【1月14日 AFP】ポーランド北部グダニスク(Gdansk)で13日、チャリティーイベントに参加していたパベウ・アダモビッチ(Pawel Adamowicz)市長(53)が数百人の前で男に刃物で刺され、重傷を負った。襲った男は警備員らに取り押さえられ、警察に逮捕された。

 動画共有サイト「ユーチューブ(YouTube)」に投稿された映像には、男が壇上に駆け上がる様子などが映っている。男はアダモビッチ氏をナイフで刺した直後、マイクをつかみ、前政権与党の「市民プラットフォーム(Civic Platform、PO)」によって不当に収監され、拷問を受けたと主張。「だからアダモビッチ氏は死ぬ」とも発言している。

 市民プラットフォームは2018年の地方選挙でアダモビッチ氏の再選を後押しした。

 アダモビッチ氏は現場で救急隊員から蘇生処置を受けた後、病院に搬送された。地元当局の医師は、容体は「非常に深刻」だと話している。

 ポーランド通信(PAP)は副市長の話として、同氏は手術を受けたと伝えている。

 グダニスクの警察当局によると、逮捕した男は27歳で市内在住という。

 映像は、襲撃の瞬間で一時停止されたもの。(c)AFPBB News

2939チバQ:2019/01/14(月) 19:36:14
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190114-00000002-jij_afp-int
仏大統領、「黄ベスト」収束へ「大国民議論」 各地回り集会
1/14(月) 8:55配信 AFP=時事
仏大統領、「黄ベスト」収束へ「大国民議論」 各地回り集会
フランスのルマンで、「マクロンよ、人々の泣き声が聞こえるか」などと書いた横断幕を手に抗議する「黄色いベスト」運動の参加者(2019年1月13日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は13日、反政府デモ「ジレ・ジョーヌ(黄色いベスト、gilets jaunes)」運動の収束を目指す施策の一環として、「大国民議論」と銘打った対話集会を各地で行うと発表した。税制、民主主義、環境、移民など、35のテーマについて意見を問う場にする。

【写真】マクロン大統領が送った「国民への手紙」

 燃料税引き上げに対する抗議行動を発端とするジレ・ジョーヌ運動は、生活水準をめぐる反政府運動へと拡大し、広範な支持を得ている。9週間にわたり土曜日ごとに全国で実施され、一部で暴力行為が発生してきた。

 抗議参加者が増加に転じる中、マクロン大統領は13日、「フランス国民への手紙」と題する文書を発表。大国民議論を通じて「(国民の)怒りを解決策に変える」意向を示した。

 同大統領は、これは「選挙でも国民投票でもない」と断った上で、「どの税を最初に引き下げるべきだと考えるか」「具体的にどのような案であれば、環境配慮型社会への移行が促されると思うか」といった議題について話し合ってもらうとしている。

 実施期間は1月15日から3月15日で、結果は終了から1か月後にも「直接報告する」という。

 大統領は15日に北西部ブールトルールド(Bourgtheroulde)で地元首長らと行う対話集会を皮切りに、各地で集会に参加する予定。【翻訳編集】 AFPBB News

2940チバQ:2019/01/14(月) 19:37:32
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190114-00000008-jij-eurp
英離脱、再交渉拒否は変わらず=EU、「合意なし」は回避模索
1/14(月) 7:19配信 時事通信
 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)は、英国のEU離脱合意案をめぐり、15日に採決を行う英議会の懸念払拭(ふっしょく)を図る新たな文書の取りまとめを検討している。

 3月に離脱協定が未発効のまま離脱し、経済や社会に混乱を招く「合意なき離脱」を回避するためだ。ただ、合意案の再交渉に応じない姿勢は変えておらず、英議会での劣勢を覆すのは難しそうだ。

 ユンケル欧州委員長は11日の記者会見で、「合意なき離脱は英国にも欧州にも大惨事だ」と強調。英議会の採決までに「あらゆる努力が必要だ」と語った。

 反対派が懸念するのは、英領北アイルランド問題への対応で、英国が離脱後も実質的にEUに部分残留する選択肢が合意案に盛り込まれていることだ。メイ英首相の要請を受け、EUは先月の首脳会議で、部分残留が実行されても「一時的なものだ」とする声明を採択したが、反対派への説得には不十分だった。

 メイ氏はさらなる確約を求めており、ユンケル氏は部分残留が短期間に限定された措置だと改めて「明確化」する文書を採決前に英側と取り交わすことを模索している。しかし、各国は合意案が「考えうる最善だ」(マクロン仏大統領)との認識で一致しており、譲歩の余地は限られている。ユンケル氏も「再交渉と混同すべきでない」と文書への過度な期待にはくぎを刺す。

 合意案否決なら、合意なき離脱を避けるため、4月以降に離脱が延期されるとの観測も強い。ただ、延期には英国がEUに要請し、全加盟国が同意することが必要。合意案の英議会承認の見込みがある場合を除けば、英総選挙や2度目の国民投票実施などが条件になるとみられている。

 また、5月下旬の欧州議会選挙後に離脱がずれ込む事態への懸念から、仮に延期しても最大3カ月程度にとどまるとの見方もある。

2941チバQ:2019/01/15(火) 08:47:01
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019011400451&g=int
EU離脱案、否決の公算=英議会、15日に投票
2019年01月14日22時26分


メイ英首相=10日、ロンドン(EPA時事)

 【ロンドン時事】メイ英政権が欧州連合(EU)とまとめたEU離脱合意案は15日、英議会での審議を終え、採決に付される。メイ首相は「雇用を守る良い合意だ」と投票での支持を訴えるが、焦点の英領北アイルランド問題をめぐる反対論が根強く、否決される公算が大きくなっている。
 EUはこれまで「最善で唯一可能な合意だ」と繰り返し強調。トゥスク大統領とユンケル欧州委員長は14日公表した首相宛ての書簡で、合意案が「混乱のない離脱を確実にする」などと訴え、反対派に翻意を促した。
 首相はこの日、中部ストークオントレントで演説し、合意案が否決されれば「議会はまひ状態となり、離脱が実現しない」リスクが大きいと警告。民主主義に対する国民の信頼を裏切ることになりかねないと主張した。
 英国は2016年6月の国民投票でEU離脱を決定。離脱条件などをめぐるEUとの交渉を17年6月に開始し、18年11月に妥結した。
 合意案は北アイルランド問題への配慮から、英国が離脱後もEUの関税圏に実質的に残留する可能性を明記した。EUからの独立を重視する与党・保守党の強硬離脱派がこれに反発し、造反を表明。少数与党の首相は、議会での過半数確保が困難な状況になっている。
 首相は18年12月に計画していた採決を延期。EUに合意案の事実上の部分修正を求めたが、「再交渉には応じない」(トゥスク大統領)と拒否されたため、「問題は少しも変わっていない」(強硬派)のが実情だ。
 合意案が大方の予想通り否決された場合、首相は21日までに代案を提示する方針。離脱期限が3月末に迫る中、議会では社会・経済に混乱をもたらす「合意なき離脱」の回避を目指す与野党の議員グループが連携を活発化させており、政権や強硬派と激しい駆け引きを演じることになりそうだ。(2019/01/14-22:26)

2942チバQ:2019/01/15(火) 08:48:02
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019011300385&g=int
ギリシャ国防相辞意、連立崩壊か=マケドニア国名問題で
2019年01月13日21時04分


13日、アテネで、取材に応じるギリシャのチプラス首相(AFP時事)

 【アテネAFP時事】ギリシャのカメノス国防相は13日、チプラス首相と会談し、辞意を伝えたと明らかにした。隣国の旧ユーゴスラビア構成国マケドニアが「北マケドニア共和国」に国名を変更する問題で、首相の方針と対立していた。カメノス氏が党首を務める保守系第2与党「独立ギリシャ人」は「政権から離脱する」と述べ、連立崩壊を宣言した。
 「マケドニア」を含んだ国名を隣国に名乗らせることを容認できないカメノス氏は「マケドニア問題がこれ以上、閣僚を続けることを許さない」と強調。「首相には感謝しているが、今回は国益に関わる問題だ。続けられないと伝えた」と会談の結果を説明した。

13日、アテネの首相府を出るギリシャのカメノス国防相(中央)(AFP時事)

 チプラス首相も会談後「議会で早急に政府の信を問わないといけない」と述べ、近く信任投票を実施したい考えを表明した。(2019/01/13-21:04)

2943チバQ:2019/01/16(水) 08:36:11
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190116-00000006-jij-eurp
EU離脱案、英議会が大差で否決=行方は混沌―首相、21日までに方針
1/16(水) 4:21配信 時事通信
 【ロンドン時事】英議会下院(定数650)は15日夜(日本時間16日未明)、欧州連合(EU)離脱合意案の採決を行い、英領北アイルランド問題をめぐる不満を背景に、反対多数で否決した。

 投票結果は賛成202、反対432と大差がついた。EU離脱を最重要課題とするメイ政権にとって「屈辱的な敗北」(英メディア)で、メイ首相は2016年7月の就任以降、最大の試練に立たされた。

 合意案の批准には議会承認が不可欠。3月末の離脱期限まで70日余と残り時間が少なくなる中、英国が社会・経済に混乱をもたらす「合意なき離脱」へ向かう可能性も出てきた。

 首相は否決を受け「下院の支持確保に何が必要かを見極める」と述べ、辞任する考えがないことを明確にした。今後の方針は21日までにまとめるという。

 ただ、離脱派と残留派の不和が続く現状では、どんなプランの議会通過も容易でない。離脱の行方は混沌(こんとん)としそうだ。 

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20190116-00000011-jnn-int
英議会 “EU離脱協定”否決
1/16(水) 5:18配信 TBS News i

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 イギリス議会は、イギリス政府とEUが合意した離脱協定について、大差で否決しました。

 日本時間午前4時半前から行われた採決の結果、イギリス政府とEUが合意した離脱協定は、賛成202票、反対432票と230票の大差で否決されました。

 労働党などの野党に加え、離脱協定案が中途半端だと批判する保守党内の離脱強硬派が反対に回ったとみられます。メイ首相は去年12月に土壇場で採決を先送りした後も説得を続けてきましたが、実りませんでした。

 政府は来週月曜日までに今後の方針を表明することが決められていますが、さらにEU側と交渉を行い、何らかの譲歩を引き出して、再び採決を求めることなどが想定されます。

 ただ、最大野党・労働党は内閣不信任案を提出。EU離脱をめぐる不確定な状況は当面続くことになります。メイ政権が状況を打開できなければ、解散総選挙や「合意なき離脱」の可能性も出てきます。(16日04:53)

2944チバQ:2019/01/16(水) 16:19:38
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190116-00000024-asahi-int
離脱・残留両派が歓迎、皮肉な「否決」 英の離脱協定案
1/16(水) 11:32配信 朝日新聞デジタル
離脱・残留両派が歓迎、皮肉な「否決」 英の離脱協定案
英議会前では「離脱は離脱だ」とのプラカードなどを掲げた離脱派(手前)が、青色の欧州連合(EU)の旗を掲げる残留派と口論になり、警官隊が割って入った=15日、ロンドン、杉崎慎弥撮影
 英議会下院で15日、欧州連合(EU)からの離脱協定案が否決されたことを受け、この協定案に反対してきた強硬離脱派と残留派の双方の市民から歓迎の声が上がった。だが、このまま「合意なし離脱」となれば、進出する日本企業を含め、混乱は必至。英経済界やEUなどはいらだちをあらわにし、英政権に早急な対応を求めている。

【写真】英議会前では「離脱は離脱だ」とのプラカードなどを掲げた離脱派(手前)が、青色の欧州連合(EU)の旗を掲げる残留派と口論になり、警官隊が割って入った=15日、ロンドン、杉崎慎弥撮影


 英議会前の広場で開かれたEU残留派の集会。大型画面で反対票が432票に上ったと伝えられると、歓喜に包まれ、再度の国民投票を求めるかけ声に変わった。約100メートル離れた場所に陣取った離脱派も「EUから押しつけられた協定案でなくてよかった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。メイ政権がEUとまとめた協定案は、離脱・残留両派から批判を浴びてきたため、双方とも「否決」を歓迎するという皮肉な結果となった。

 周辺では両派が鉢合わせに。数十人の離脱派が残留派に対し「君らは敗者だ」と言葉を浴びせると、残留派が「離脱派の言っていることはウソで、民族主義者の主張だ」と応酬し、警官隊が割って入った。

 英経済界からは結果を憂慮する反応が相次いだ。英経営者協会のマーティン事務局長は声明で「3月29日に離脱すると法律で決まっているのに、議員はいくらでも時間があるかのように振る舞っている。混乱の中でどうやって企業は準備するのか」と訴えた。

 金融街シティーの行政機関「シティー・オブ・ロンドン・コーポレーション」のマクギネス政策責任者は「金融の安定が、いちかばちかの政治のポーカーゲームで危険にさらされてはならない。全ての政党の政治家は『合意なし離脱』を避けるため、現実的な方法で協力しなければならない」。英商工会議所も「政府と議会の最優先事項は『合意なし離脱』が企業や社会にもたらす危険を避けることだ」と訴えた。(ロンドン=杉崎慎弥、河原田慎一、寺西和男)

朝日新聞社

https://www.asahi.com/articles/ASM1J1QM8M1JUHBI003.html?ref=yahoo
英議会、EU離脱協定案を否決 反対432・賛成202
ロンドン=下司佳代子 2019年1月16日05時19分
 3月29日に欧州連合(EU)から離脱する英国の議会下院で15日夜(日本時間16日朝)、円滑な離脱に向けた協定案の採決があり、賛成202、反対432の大差で否決された。これを受け、メイ首相は英議会の3開会日以内に代替案を示すことになる。政権も議会の多数派も、混乱を招く「合意なし離脱」は避けたい意向だが、打開策は見いだせていない。離脱の先行きはますます見通せなくなった。

 協定案は、離脱から2020年末までを移行期間とすることや、在英、在EUの双方の市民が引き続き社会保障を受給する権利を認めることなどを定めたもの。昨年11月に、英国とEUが合意していた。スムーズな離脱に欠かせず、3月末までに英・EU双方の議会が批准手続きを終えなければ、「合意なし離脱」となる。

 協定案で特に反発が強かったのが、英領北アイルランドをめぐる「非常措置」だ。地続きのEU加盟国アイルランド共和国との間で人と物の自由な往来を続けるため、通商協定などの解決策が用意できない限り、英国全体が将来にわたりEUの関税ルールに従うという内容。与党・保守党内でも、EUの規制やルールから早く逃れて「主権回復」をしたい強硬離脱派が反発、最大野党・労働党などと共に反対に回った。

 合意なし離脱では、英国とEUの間の鉄道や国際便の運行に支障が出たり、物流が停滞したりして、市民生活や経済が大きく混乱すると予想されている。経済界を中心に「最悪のシナリオ」とされてきた。EU側もこれは避けたいのが本音で、英国とEUの双方から、離脱の先送りはやむを得ないとの見方も出てきている。(ロンドン=下司佳代子)

2945チバQ:2019/01/16(水) 16:22:35
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190116-00010004-afpbbnewsv-int
ドイツで初のトランスジェンダー議員が誕生
1/16(水) 11:41配信 AFPBB News

(c)AFPBB News

【1月16日 AFP】ドイツのバイエルン(Bavarian)州議会で来週、ドイツ初のトランスジェンダー議員が誕生する――。昨年10月の地方選でマルクス・ガンゼラー(Markus Ganserer)として再選を果たしたテッサ・ガンゼラー(Tessa Ganserer)氏は14日、首都ベルリンで記者会見を開き、女性政治家として活動する決意を語った。(c)AFPBB News

2946チバQ:2019/01/16(水) 22:58:45
https://www.sankei.com/world/news/190116/wor1901160023-n1.html
英EU離脱交渉の最難問、アイルランド国境問題
2019.1.16 22:35
英国議会で欧州連合(EU)離脱協定案が否決された大きな原因の一つは、英国とアイルランドの国境問題への対応だ。離脱案は英国全体が事実上、EUの関税同盟に残り続ける可能性があるため、議会で与野党から強い反発を招いた。

 英領北アイルランドとアイルランド間は離脱によって英国がEU側と陸で唯一、接する国境となる。北アイルランドでは英国統治の継続を求める人々と、アイルランドとの併合を望む人々が紛争を繰り返してきた。紛争を防ぐため「開かれた国境」を重視してきた場所に検問所や通関など物理的な分断を示すものができれば、再び情勢が不安定になる恐れがある。そこで、英EUは検問所などを設けず、人やモノが自由に往来する現状を維持する方針で一致した。

 英EUが合意した離脱案に盛り込まれた安全策では、英国全体が事実上、関税同盟に残り、北アイルランドはEU単一市場の一部ルールがさらに適用される。この措置は「一時的」とされたが、具体的な期限は明記されておらず、終了時期は英EU双方で決めることになっている。

 英与党保守党内の強硬離脱派はこの安全策を「EUへの隷属」と批判。期限の明記や英側が一方的に終了時期を決められる仕組みを求める声が強い。(ベルリン 宮下日出男)

2947チバQ:2019/01/16(水) 22:59:41
https://www.sankei.com/world/news/190116/wor1901160003-n1.html
EU離脱案、大差で否決 メイ首相窮地 与党大量造反
2019.1.16 06:22国際欧州・ロシア
英EU離脱問題
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EUとの離脱合意案が圧倒的大差で否決され、英下院で発言するメイ首相=15日、ロンドン(英下院提供・AP)
EUとの離脱合意案が圧倒的大差で否決され、英下院で発言するメイ首相=15日、ロンドン(英下院提供・AP)
 【ロンドン=岡部伸】英下院(定数650)は15日夜(日本時間16日午前)、メイ首相が欧州連合(EU)と合意した離脱協定案を採決し、反対多数で否決した。メイ氏の呼びかけにも離脱案への反発は収まらず、与党・保守党から大量の議員が造反し、230票差という大差で否決された。英メディアは「歴史的大差で敗北」と伝えた。

 離脱案の採決は賛成202票、反対432票となった。否決後、最大野党の労働党のコービン党首は「採決で政権への不信が決定的になった」として、内閣不信任案を提出した。


 メイ氏は16日に不信任案の採決に臨むほか、21日を期限として代替案を議会に示さねばならず、近くブリュッセルを訪問して離脱案に関してEU側と修正協議をするとみられる。

 メイ政権側にとっては、3月29日の離脱日を延期してEUと離脱案を再交渉することや、2度目の国民投票の実施も選択肢となるが、政治の混迷は深まり、EU離脱の行方はさらに不透明になった。

 下院で可決に必要な賛成票は議長などを除く318票だったが、317議席を持つ与党・保守党から多くの造反議員が出た形だ。

 メイ氏は「議会が離脱案を支持していないことが明らかになったが、何を支持するかは決まっていない」と述べ、代替案で他党と協調する姿勢を見せた。

 離脱案で反対派が問題視してきたのは、アイルランドの国境管理問題が解決されるまで英国がEU関税同盟に残留するという条項(安全策)。期限が書かれていないため、強硬派議員は、「英国が将来もEU規則に従い続ける」と批判してきた。

 英国は2016年6月の国民投票でEU離脱を僅差で選択。英政府とEUは昨年11月に離脱案と、離脱後の英EU関係における大枠を示した政治宣言案で合意した。

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2948チバQ:2019/01/17(木) 08:26:26
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20190117-00000023-jnn-int
英議会、メイ内閣不信任案を否決
1/17(木) 7:08配信 TBS News i

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 イギリス議会は、EU離脱協定が大差で否決されたことを受けて最大野党の労働党が提出したメイ内閣への不信任案を否決しました。

 「間違いなくこの政府は、ゾンビ(生ける屍)政府です」(イギリス労働党 コービン党首)

 イギリス議会は16日、労働党が提出した内閣不信任案について討論した後、日本時間午前4時から採決を行いました。

 「賛成306、反対325、否決です」(バーコウ議長)

 結果は賛成306に対して、反対325で否決されました。前日、メイ首相は、EUとまとめた離脱協定が230票差で否決されるという、歴史的な敗北を喫しましたが、その際、反対に回った保守党の造反組や連立相手の北アイルランドの地域政党も内閣不信任案には賛同しませんでした。

 「我々は国民投票の結果を尊重し、EUを離脱するという国民との約束を果たすことにまい進し続けます」(メイ首相)

 結果を受けてメイ首相は引き続き、EU離脱に取り組む姿勢を強調、事態を打開するために各党党首との会談を提案しました。メイ首相は来週月曜日までに協定否決を受けた今後の方針を議会に示すことにしています。

 EU離脱の期限が3月末に迫り、EU首脳からも「時間がない」との発言が相次ぐ中、イギリスのタイムズ紙はEU側がイギリスのEU離脱を来年まで延期することを視野に、法的な検討を進めていると報じています。(17日05:51)

2949チバQ:2019/01/17(木) 10:55:12
https://www.asahi.com/articles/ASM1J1RYMM1JUHBI004.html
いらだつEU「解決策あるのか」 離脱案の大差で否決に
ブリュッセル=津阪直樹 2019年1月16日05時37分
 大差での否決に、欧州連合(EU)は強い危機感を示した。

 EUの行政トップのユンケル欧州委員長は、「結果を残念に受け止めている」とする声明を発表。ただ、「協定案は公平に譲歩された、最善のもの」との見解を変えず、「合意なし離脱の可能性は高まった。それに備えた対策を進めていく」と、英側と協定案が結べなくなる事態を強く示唆した。そのうえで「できるだけ早く、英国が意向を明らかにするよう求める。時間はほとんどない」と英政府に対応を促した。

 EUの大統領に相当するトゥスク首脳会議常任議長は「協定を結ぶことができず、合意なし離脱もいやなら、前向きな解決策はあるのか」とツイッターで述べ、いらだちをあらわにした。(ブリュッセル=津阪直樹)

2950チバQ:2019/01/17(木) 10:56:31
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190117-00000505-san-eurp
「合意なきEU離脱」回避のシナリオは?
1/17(木) 8:12配信 産経新聞
「合意なきEU離脱」回避のシナリオは?
EU離脱の今後のシナリオ
 英国が、世界経済に影響を及ぼす「合意なき離脱」を回避するための選択肢は多くは残されていない。今後、離脱時期の先送りや2度目の国民投票といった回避策が想定されるが、実現は易しくなさそうだ。

 メイ首相が提示する代替案は離脱案に反対した議員を説得する材料が盛り込まれるとみられる。だが、短期間の交渉で議会の承認を得られる代替案を作成するのは「不可能」(英議員)だ。離脱時期の3月末までに承認が得られない場合、英国がEU(欧州連合)に離脱時期の延期を交渉する必要がある。メイ政権は2度目の国民投票を準備するため、1年程度の延期を模索する可能性がある。

 ただ、延長には英国を除くEU27加盟国の承認が必要だ。今年5月にEUの欧州議会選挙が予定される中、みずほ総合研究所の吉田健一郎上席主任エコノミストは「英国が残留すると選挙後の議席配分に影響が生じるため、加盟国が長期の延長を許さないだろう」と話す。一方、労働党が提出し、16日夜に行われた内閣不信任案の採決は、反対325、賛成306で否決され、メイ首相の続投が決まった。当面、メイ政権が離脱交渉の矢面に立つことになりそうだ。(板東和正)

2951チバQ:2019/01/17(木) 11:15:14
https://www.sankei.com/world/news/190117/wor1901170002-n1.html
EU離脱案否決で英混迷 EUにも手詰まり感
2019.1.17 00:12国際欧州・ロシア
英EU離脱問題
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テリーザ・メイ英首相の欧州連合(EU)離脱案が否決されたことを受け、会見するアンゲラ・メルケル独首相=16日、独ベルリンの国会(AP)
テリーザ・メイ英首相の欧州連合(EU)離脱案が否決されたことを受け、会見するアンゲラ・メルケル独首相=16日、独ベルリンの国会(AP)
 【ベルリン=宮下日出男】英議会がEU離脱案を否決したことで、EUも苦しい状況に迫られた。「合意なき離脱」を避けたいのは英国と同じだが、離脱案の再交渉は容易に認められない。英国内の混迷が続く限り、EUとしても有効策を見いだすのは難しく、手詰まり感が漂っている。

 「秩序立った離脱へ、どう進めたいのか示すのは英政府」。EUの交渉責任者のバルニエ首席交渉官は16日、欧州議会でこう語り、EU側の対応検討には、まず英国の考えを知る必要があるとの見解を示した。

 EUとして悩ましいのは英国の混迷だ。メイ英首相と合意しても与党・保守党はまとまれず、一方で国民投票の再実施を求める声も高まる。バルニエ氏は「政治環境が整っていない」と英側の状況を懸念。マクロン仏大統領は15日、「内政問題」との認識を示した。

 ただ、英側が新たな要望を示しても、EUがさらに譲歩できる余地は少ない。ユンケル欧州委員長は離脱案を「可能な最善の合意」と繰り返し、加盟国でも再交渉拒否の声が上がった。微修正の可能性はあるが、予想以上の大差で否決した英議会の承認を得るのに十分かは不透明だ。

 EU内では離脱延長は認められるとの見方が出ているが、延長しても「ゴールへの道がなければ無意味」(マース独外相)として、英側が描く対応の明確化を求める声は強い。欧州議会の交渉担当者のフェルホフスタット議員は「党派を超えて協力するときだ」と英国に呼びかけた。

2952チバQ:2019/01/17(木) 11:15:56
https://www.sankei.com/world/news/190116/wor1901160005-n1.html
EUに衝撃と戸惑い 欧州委員長、急きょ本部へ
2019.1.16 06:30国際欧州・ロシア
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英下院のEU離脱合意案の採決を前に、議会の外で離脱反対を訴えるデモ参加者(ロイター)
英下院のEU離脱合意案の採決を前に、議会の外で離脱反対を訴えるデモ参加者(ロイター)
 英下院が欧州連合(EU)離脱合意案を大差で否決したことで、合意案を「最善かつ可能な唯一の案」としてきたEU側は衝撃と戸惑いに包まれた。ユンケル欧州委員長は15日夜、欧州議会(フランス・ストラスブール)での日程を切り上げて急きょブリュッセルのEU本部に戻り、対応策の協議に入った。

 ユンケル氏は声明で「もうほとんど時間切れだ」と強調し、3月29日の離脱が迫る中、再交渉などの余裕はないことを暗に指摘。「混乱を伴う離脱の危険性が高まった。欧州委は緊急事態に備えた作業を続ける。英国はどうするつもりなのか大至急明らかにしてほしい」と訴えた。一方で、EU側は合意案の批准作業を続けるとした。

 トゥスクEU大統領はツイッターで「合意案が駄目で、誰も合意なき離脱を望まないなら、最後に唯一の前向きな解決方法を語れる勇気がある者は誰なのか」とし、英国はEU離脱をいったん棚上げした方が良いとの考えを暗に示した。(共同)

2953チバQ:2019/01/17(木) 13:40:56
http://www.afpbb.com/articles/-/3206746
英議会、内閣不信任案を否決 メイ首相、野党に党首会談呼び掛け
2019年1月17日 7:06 発信地:ロンドン/英国 [ 英国 ヨーロッパ ]
【1月17日 AFP】(更新、写真追加)英議会は16日夜(日本時間17日未明)、テリーザ・メイ(Theresa May)政権の不信任投票を行った。不信任決議案は反対多数で否決された。議会は前日、メイ政権が欧州連合(EU)との間で合意に至った英国のEU離脱(ブレグジット、Brexit)協定案を圧倒的多数で否決していた。これを受けメイ首相は、EU離脱を話し合うため、野党各党の党首にメイ氏と直ちに党首会談を行うよう呼び掛けた。

 不信任決議案の採決は前日、英国のEU離脱協定案が否決されメイ氏が完全な敗北を喫したことを受けて最大野党・労働党のジェレミー・コービン(Jeremy Corbyn)党首が要請していた。

 だが与党・保守党議員はメイ氏を支持。決議案は賛成306、反対325で否決され、総選挙を回避した。

 採決直後、メイ首相は下院議員に対し「議会は現政権に信任を与えた」と述べ、「ブレグジットを完遂するためあらゆる議員と協力し、英国民が議会に信任を持ち続けられるよう尽力する構えだ」と表明した。

「国民投票の結果を成し遂げEUを離脱するという、われわれが英国民に対し行った重大な約束を履行するための取り組みを継続する」意向を示した。(c)AFP

2954チバQ:2019/01/17(木) 13:55:48
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190112-00000003-jij_afp-int
マケドニア議会、国名変更の改憲承認 国際機関加盟に前進
1/12(土) 8:35配信 AFP=時事
マケドニア議会、国名変更の改憲承認 国際機関加盟に前進
マケドニア首都スコピエの議会で、国名変更に向けた改憲が承認され報道陣に手を振るゾラン・ザエフ首相(2019年1月11日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】東欧マケドニアの議会(定数120)は11日、国名を「北マケドニア共和国(North Macedonia)」に変更する改憲の是非を問う採決を行い、承認された。これにより、国名をめぐるギリシャとの数十年に及ぶ確執は解消され、マケドニアは北大西洋条約機構(NATO)と欧州連合(EU)加盟に向けて大きく前進する。

【関連写真】国名変更の承認を喜ぶザエフ首相

 タラト・ジャフェリ(Talat Xhaferi)議長は、賛成票81で可決に必要な3分の2を上回ったことを明らかにした。

 国名変更にはギリシャ議会による承認も必要となる。ギリシャ政府は、旧ユーゴスラビア解体によって1991年にマケドニア共和国が誕生して以来、自国の北部に「マケドニア」という地名があることを理由に国名の承認を拒否し、マケドニアの国際機関への加盟を阻んできた。しかし、国名変更を条件に、EUとNATOへの加盟を承認することで合意している。【翻訳編集】 AFPBB News

2955名無しさん:2019/01/19(土) 01:59:59
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190118-00059467-gendaibiz-bus_all
英国「EU離脱危機」が、日本の消費増税を吹き飛ばす可能性
1/18(金) 8:00配信 現代ビジネス
「合意なき離脱」へ進む英国
 安倍晋三政権が10月に予定している消費税の引き上げに、また1つ新たなハードルが加わりそうだ。英国のメイ首相が提案した欧州連合(EU)離脱案を議会下院は1月16日、大差で否決した。世界経済に漂う不透明感は一段と濃くなっている。

 英下院はメイ首相の提案を賛成202票、反対432票の圧倒的大差で否決した。英BBC放送によれば、下院史上でもっとも大差による政府案否決という。メイ首相は修正した離脱案を示す構えだが、議会が同意せず「合意なき離脱」になる可能性も強まっている。

 メイ首相は、EUと再協議して1月21日までに新たな離脱案を議会に提示する方針だ。とはいえ、わずか数日間でEUと議会の双方が納得する案をまとめるのは難しいのではないか。

 なぜかといえば、メイ首相が提案したのは、いわば「一時しのぎの先送り案」だった。これまでの交渉でメイ首相とEU、それに議会のすべてが合意できそうな案が見つからなかったからこそ先送りを提案したのに、それさえも否決されてしまったからだ。どういうことか。

 話が込み入っていて、少しややこしいが、できるだけ分かりやすく説明しよう。

 最大の焦点は、英国の一部である北アイルランドの取り扱いだった。英国とEUはすでに、英国の一部である北アイルランドと独立国であるアイルランドの間に「物理的な国境は作らない」ことで合意している。北アイルランド紛争の再燃を恐れたからだ。

 カトリック教徒が中心のアイルランドとプロテスタント系が多い北アイルランド、それに英国は1980年代まで、血を血で洗う武力闘争を繰り広げた。とりわけ、アイルランド共和国軍(IRA)と英国特殊部隊の壮絶な戦いは映画や小説にもなっている。

 合わせて3000人もの死者を出した末、英国とアイルランドは1998年、アイルランドのベルファストで合意を結び、ようやく和平に向けて決着した。

 さて、現在はアイルランドも英国もEU加盟国なので、アイルランドと北アイルランドは、人やモノが自由に行き来できる。ところが、英国がEUを離脱するなら、双方で関税が発生し、貿易面に限ってみても国境での通関手続きが必要になる。

 普通なら国境に検問所と通関施設を設置して、チェックすればいいのだが、話はそう簡単にいかない。北アイルランド(英国の一部)とアイルランドの間に検問所を設けると、双方にかつての対立を思い出させてしまう懸念があるからだ。

 両国はカトリックとプロテスタントで宗教が違うので、もともと対立意識が強い。それで、英国もEUも「検問所の設置が紛争を再燃させかねない」と心配した。それが「物理的な国境(すなわち検問所)は作らない」という合意を導いた。

 そうは言っても、英国がEUを離脱するなら、英国の一部である北アイルランドとEU加盟国であるアイルランドの国境措置をどうするか、という本質的な問題は残ってしまう。

2956名無しさん:2019/01/19(土) 02:00:09
>>2955

大混乱は必至
 そこで、メイ首相は「EU離脱後の移行期間が終わる2020年12月までに解決案が見つからなければ、北アイルランドはEU単一市場のルールに従う」という案をまとめた。これを「バックストップ」と呼んでいる。一種の安全策、セーフティネットだ。

 もしも期限までに解決案が見つからなかったら、どうなるか。原理的には、EUルールが適用される北アイルランドとEUを離脱する英国本土(グレートブリテン島)の間で異なる関税が適用される形になる。しかも安全策がいったん発動されたら、EUの同意がない限り、解除できない仕組みになっていた。

 これに保守派の強硬離脱派などが反対した。そうなったら「英国の一体化」が損なわれてしまう。加えて、英国の一部とはいえ北アイルランドが事実上、EUに残るなら、その抜け道を通じて、英国自身がEUに残ったも同然になってしまう懸念があるからだ。

 強硬離脱派は「EUの単一市場ルールが適用される北アイルランドを利用して、メイ首相は実質的に英国をEUに残留させようとしているのではないか」とさえ疑った。意地悪く言えば、メイ首相は「根本的な解決策を探したけど、見つからなかった」と言えばいいからだ。奇策と言えば、奇策でもある。

 では、どうするか。

 簡単な答えはない。メイ首相の案は本質的に「2020年12月までの問題先送り案」だったのに、わずか数日で解決策を見い出せるわけがない、と考えるのが普通だろう。そうなると、英国は「合意なき離脱」になる可能性が高い。

 とはいえ、議会の多数もEU側も「合意なき離脱」は嫌っているので、さらに全員が譲歩して土壇場で妥協案がまとまる可能性もなくはない。新聞のブリュッセル特派員を務めた私の経験から言えば、欧州は危機に際して「問題先送り策」を見つける達人でもある。

 仮に「合意なき離脱」となった場合、英国は移行期間なしに3月29日にEUを離脱し、EU各国との貿易には通関手続きが必要になる。トラックが英仏間の海底トンネルを抜けるのに「数十キロの大渋滞が発生する」と指摘されている。物流が大混乱するのは必至だ。

2957名無しさん:2019/01/19(土) 02:01:34
>>2956

この数カ月で「リーマン級」が来る?
 中長期的に関税が英国とEU経済に悪影響を及ぼすのも避けられない。英国中央銀行は昨年11月、合意なき離脱なら「英国の国内総生産は2023年末までに16年の国民投票前と比べて、最大10.5%下落する」との見通しを発表した(https://www.sankei.com/world/news/181129/wor1811290015-n1.html)

 EUについても、国際通貨基金(IMF)は昨年7月、EUのGDPを「長期的に1.5%を押し下げる」との見通しを明らかにしている(https://jp.reuters.com/article/imf-report-on-no-deal-brexit-idJPKBN1K92EL)。実際には、もっと悪くなる可能性もある。

 世界経済はそれでなくても、米中貿易戦争で不透明感が漂っている。昨年末から今年初めにかけて世界の株式市場は激しく乱高下した。米国と中国は貿易戦争の90日間休戦に合意し交渉を続けているが、2月末には休戦期限が切れる。

 貿易戦争は中国の大幅譲歩で合意に至る可能性はある。だからといって、米中の根本的和解は考えられない。産業スパイや知的財産の窃盗だけでなく、南シナ海の軍事基地建設や人権弾圧問題も残っている。

 安倍政権は「リーマンショック級の事態がない限り、予定通り増税する」と言い続けてきた。だが、米中新冷戦と迷走する英国のEU離脱問題のダブルパンチになれば、まさに世界経済は「リーマンショックを超える事態」になる可能性が出てきたのではないか。

 世界の株式市場は離脱案否決を事前に織り込んでいたためか、大暴落は避けられた。とはいえ、米国と中国、欧州の実体経済が悪化すれば、日本だけが好調な景気を持続できると考えるのは楽観的すぎる。ここ数カ月が正念場だ。

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長谷川 幸洋

2958チバQ:2019/01/21(月) 18:53:21
https://mainichi.jp/articles/20190121/k00/00m/030/095000c
スウェーデン、総選挙から4カ月ぶりで新政権
毎日新聞2019年1月21日 15時23分(最終更新 1月21日 15時46分)
 スウェーデン(一院制)の議会第1党、中道左派の社会民主労働党党首、ロベーン首相は21日、議会で閣僚名簿を発表、昨年9月の総選挙から約4カ月ぶりに新政権が発足する。2014年の政権交代で首相に就任したロベーン氏は続投し、2期目に入る。

 社民党と中道左派、緑の党の少数政権に、中道右派、自由党と中央党が閣外協力し、左派の左翼党も政権を支える構図。ただ、中道右派2党と左翼党は政治路線が大きく異なるため新政権の基盤は不安定で、ロベーン氏は慎重なかじ取りを余儀なくされる。(共同)

2959チバQ:2019/01/22(火) 11:53:34
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190122-00000027-mai-eurp
EU離脱 メイ首相が代替案提出 否決合意案を微修正
1/22(火) 10:50配信 毎日新聞
EU離脱 メイ首相が代替案提出 否決合意案を微修正
メイ首相=AP
 【ロンドン矢野純一】英下院が欧州連合(EU)離脱合意案を否決したことを受け、メイ英首相は21日午後(日本時間22日未明)、代替案を下院で説明した。採決で造反した与党保守党の離脱強硬派の賛同を取り付けるため英領北アイルランド問題の解決策でEUから譲歩を引き出す方針を示したが、具体的な内容は説明せず、否決された合意案を微修正した内容にとどまった。

 メイ氏は「(合意案が大差で否決された15日の)採決によって、政府のアプローチは変えるべきだと明らかになった」と説明し、北アイルランドのほか環境や労働者の権利保護といった問題で野党労働党に歩み寄ったほか、3月の離脱後のEUとの通商協定などの交渉に議会を関与させるとした。だが、代替案が合意案をわずかに修正した内容にとどまったため、下院では「プランB(代替案)はプランA(合意案)と同じだ」などの批判が出た。

 首相官邸によると、メイ氏は代替案に対する賛否を見極めるため、29日に下院で法的拘束力のない投票で議会の意向を確認し、状況を見極めた上で2月中旬にも離脱案の批准に向けた採決に臨む方針だ。

 否決された合意案は、北アイルランド問題の解決策が見つかるまで、安全策としてEUと英全土を同じ関税区域に置くとした。離脱強硬派や保守党に閣外協力する北アイルランドの地域政党・民主統一党(DUP)は「(英国が)永遠にEUに縛られる」として反対していた。

 メイ氏は、EUとのこれまでの交渉で、安全策を短期間に限定する条件を付けるなど離脱強硬派の主張に沿う要求をしていたが、拒絶されていた。今後のEUとの協議では、合意案が大差で否決されたことを理由に譲歩を引き出す方針だが、難航は必至だ。

2960チバQ:2019/01/22(火) 11:54:56
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190122-00000520-san-int
英首相が代替策 「安全策」修正しEUと再協議
1/22(火) 10:23配信 産経新聞
 【ロンドン=岡部伸】英国のメイ首相は21日、欧州連合(EU)からの離脱に向けた協定案が英下院で15日に否決されたことを受け、代替策として英国がEUの関税同盟に残る条項(安全策)の修正協議を行う方針を下院で表明した。歴史的大差で否決された離脱案の大筋は残し、安全策に関する国内合意を目指すが、局面を打開できる見通しは立っていない。

 メイ氏は下院で、離脱案否決の要因となったアイルランドとの国境問題で当初の離脱案に盛り込んだ安全策に関し「議会の声を聞く」と述べた。離脱案全体は大幅な変更はせず、安全策を修正してEUと再協議する考えを示した。具体的な修正内容は明らかにしなかった。

 メイ氏は安全策で新たな案を示せれば、与党・保守党内の反対派と閣外協力を結ぶ北アイルランドの地域政党「民主統一党(DUP)」を翻意させることができると判断。EUの規則に縛られ続ける可能性がある従来の安全策への懸念を和らげる修正を検討する意向だ。

 しかし、離脱案の修正にはEUの同意が不可欠で、英議会での合意形成を重視した新たな安全策はEUに拒否される可能性も高い。英BBC放送によると、EU内には安全策の適用について5年間の期限を設ける修正を支持する意見もあるという。

 またメイ氏は、国民投票の再実施について「民主主義への信頼を揺るがし、社会の一体感を損なう」として否定した。

 3月29日の離脱日の延期は「(社会の混乱が予想される)『合意なき離脱』を排除することにはならず、決断の時期を遅らせるだけだ」と指摘し、離脱日程の延期に否定的な見解を示した。

2961名無しさん:2019/01/26(土) 23:54:31
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190126-00000019-jij-eurp
「合意なき離脱」準備加速=英経済界、政治にいら立ちも
1/26(土) 8:05配信 時事通信
 【ロンドン時事】英国の欧州連合(EU)からの離脱をめぐり、英政府・議会が事態を打開できずに行き詰まる中、企業は何の取り決めもないままEUを離れる「合意なき離脱」への備えを加速させている。

 3月29日に予定する離脱が約2カ月後に迫る中、経済界はしびれを切らし始めた。

 「EU離脱派の無謀な主張に耳を傾けてはならない。彼らは『英国の大きな工場を外国に移せっこない』というが、それは間違いだ」。欧州航空機大手エアバスのエンダース最高経営責任者(CEO)は今月23日公開の動画で、英撤退をちらつかせ、合意なき離脱の回避を強く訴えた。

 準備に入った企業も多い。自動車業界では、英ジャガー・ランドローバーや独BMW、日本のホンダがそれぞれ離脱後に英工場の操業を一時停止する方針。合意なき離脱とならなかったとしても、混乱を避けるのが狙いだ。米フォード・モーターは合意なき離脱の場合、今年だけで損失が約8億ドル(約880億円)に上ると試算する。

 英製薬工業協会(ABPI)によると、製薬各社は英国とEUの双方で医薬品の在庫積み増しとサプライチェーンの見直しに着手した。一方、日本の電機大手パナソニックが欧州本社を既にオランダに移転したほか、ソニーも3月にオランダに移す予定だ。

 ハモンド財務相は24日、財界首脳らとの会談で「あなた方のいら立ちは感じている。しかし、政治はビジネスのようには動かない」となだめるのに必死。ただ、メイ首相は「合意なき離脱を避けたいなら、私の合意案を支持すべきだ」と強気の姿勢をなおも崩していない。

2962チバQ:2019/01/28(月) 09:16:35
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20190127k0000m030081000c.html
フランスで11週連続のデモ 収束の兆し見えず
01月27日 18:54毎日新聞

フランスで11週連続のデモ 収束の兆し見えず

行進する「黄色いベスト運動」によるデモ隊=パリで2019年1月26日、AP

(毎日新聞)

 【パリ賀有勇】フランスのマクロン政権に抗議する「黄色いベスト運動」によるデモが26日、パリなどで11週連続で行われた。マクロン大統領はデモを収束に向かわせるため今月から、市民や市町村長から意見を聞くなどする「国民討論会」を実施しており、デモ参加者数は直近2回と比較し減少した。ただ数万人規模のデモが常態化するようになり、収束の兆しは見えない。

 政府の燃料増税方針に端を発したデモは昨年11月に始まった。マクロン氏が最低賃金の引き上げなどの譲歩策を表明したことや、冬季休暇などの影響で減少傾向だったが、年明けから再び上昇に転じた。仏内務省によると、今月26日の参加者数は6万9000人で、直近2回の8万4000人を下回った。

 マクロン氏は3月までの予定で「国民討論会」を実施しており、国民の声に耳を傾ける姿勢を示したことが一定の評価を得たとみることができる。加えて「黄色いベスト運動」の一部の参加者は5月の欧州議会選挙に出馬する意向を示したため、運動への反発が生じて参加者数に影響した可能性もある。

 だがフランスの社会学者、モニク・パンソンシャルロさん(72)が「中産階級以下の市民は購買力が低下し、取り巻く環境は厳しさを増している。常に一定数の参加者がいることは、これ以上失う物がないと感じる人たちがいる表れだ」と分析するように、収束に向かうかは不透明だ。

 仏経済情勢研究所によると、2016年のフランスの世帯当たりの平均可処分所得は、08年と比較して年440ユーロ(約5万5000円)減少。デモ参加者の訴えはさまざまだが、生活苦から抜け出すための抜本的な対策を求める声は根強く、デモがさらに長期化する可能性はある。

2963チバQ:2019/01/28(月) 09:16:50
https://news.goo.ne.jp/article/afpbb/world/afpbb-3208294.html
仏の「黄ベスト」デモ11週目、主導者は欧州選挙に出馬表明
01月27日 14:20AFPBB News

仏の「黄ベスト」デモ11週目、主導者は欧州選挙に出馬表明

仏トゥールーズで、警官隊に催涙ガスの容器を投げ返す「ジレ・ジョーヌ(黄色いベスト)」運動のデモ参加者(2019年1月26日撮影)。(c) Pascal PAVANI / AFP

(AFPBB News)

【AFP=時事】フランスのエマニュエル・マクロン大統領の政策に抗議する「ジレ・ジョーヌ(黄色いベスト)運動」は26日、11週目に突入し、国内各地で大規模デモが行われた。一部都市では治安部隊との衝突も発生し、抗議デモの収拾を図ろうとするマクロン氏に異議を突き付ける形となった。

 内務省によると、26日のデモにはフランス全土で推計6万9000人が参加。前回19日の約8万4000人からは減少した。首都パリのデモ参加者は約4000人。前回は約7000人だった。

 パリでは、黄ベストデモの定例集結場所の一つ、バスチーユ広場で、催涙ガスや放水車でデモ隊を制圧しようとする警官隊に、一部参加者らは建築中のビルから投石。地元当局によると、パリ全体での拘束者は223人に上った。

 デモ隊と警官隊との衝突は、西部のナントとエブルー、南部モンペリエでも発生。地元当局によると、モンペリエでは「花火のような装置」で警官隊員1人が負傷した。さらに、一貫して黄ベスト運動を強く支持してきた南西部の2都市、ボルドーとトゥールーズでも、数千人規模のデモが行われた。

 パリなど複数の都市では、夜間もデモの継続が計画されていたが、パリのAFP記者によると、レピュブリック広場では警官隊が催涙ガスや放水砲、スタングレネード(閃光音響弾)を用いて集まっていた数百人を退散させた。

■黄ベスト内部にも亀裂

 その一方で、黄ベスト運動の内部に不協和音が生じ始めている。 

 先週には黄ベスト運動に政治的な動きが新たに見られた。運動の中心人物の一人である看護師のイングリッド・ルババスール氏が、5月に行われる欧州議会選挙に黄ベスト運動の候補者として出馬すると表明したのだ。この発表後に行われた世論調査は、黄ベスト運動の得票率が13%に上る可能性を示唆した。

 だが、黄ベスト参加者全員がこの動きを歓迎しているわけではない。多くの参加者たちが求めているのは、一般市民の意見を政策に反映させるための国民主導による国民投票の実施だ。この要望を、政府側は一貫して拒否している。

 また、マクロン政権支持派も黄ベスト運動に対抗し、27日に初の「赤いスカーフ」デモを行う。「赤いスカーフ」の人々は、自身らを「民主主義と民主主義傘下の制度」を擁護する「物言わぬ多数派」の代表だとし、黄ベスト運動の暴力行為を非難している。 【翻訳編集】AFPBB News

2964チバQ:2019/01/28(月) 17:59:03
https://www.sankei.com/world/news/181230/wor1812300017-n1.html
欧州は不安な年越し EU加盟国の半数が「少数政権」
2018.12.30 19:28国際欧州・ロシア
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 【パリ=三井美奈】欧州連合(EU)各国で、政権の弱体化が止まらない。ポピュリズム(大衆迎合主義)勢力の台頭で小党分立が加速。EU加盟28カ国中、14カ国が少数政権となった。英独仏の3大国も内政の混乱に追われ、欧州は不安の中で新年を迎える。

 EU本部のあるベルギーでは今月、内閣が崩壊した。政府の移民政策に抗議し、議会第一党が連立政権を離脱。ミシェル首相は辞意表明し、5月の総選挙まで少数政権を運営することになった。スウェーデンでは9月の総選挙後、3カ月たっても新内閣が発足できない。「反移民」の極右が第3党になった結果、保革両派とも議会で過半数を確保できなくなったためだ。

 西欧では、ベルギーなど多くの国が複数政党の連立政権を伝統とする。だが、各国で「反移民」政党が躍進した結果、中道右派、左派が衰退。既存政党の組み合わせで過半数を確保するのが極めて難しくなった。

 今年7月、チェコではバビシュ首相の少数政権が発足した。首相は昨年10月の下院選で就任し、最初の組閣は1月の信任投票で否決。その後、保革相乗りの現内閣誕生までに半年を要した。スペインで6月に発足したサンチェス政権は下院の保有議席が4分の1以下にとどまる。少数政権は有権者の多数の声を反映しないため、「政府が国民から遠い存在になる」(仏紙ルモンド)懸念がある。

 欧州を安定させるべき3大国も今や混乱の元だ。英国のEU離脱案が難航する背景には、17年の下院選での与党・保守党の過半数割れがある。メイ首相は北アイルランドの地域政党、民主統一党(DUP)の閣外協力が頼みだが、同党は北アイルランドの扱いで離脱案になかなか同意しない。

 ドイツでは17年以降、連邦や州の各議会選で野党の「緑の党」や移民受け入れに否定的な「ドイツのための選択肢」(AfD)が躍進。大連立を組んだ保革二大陣営は共に退潮し、メルケル首相は党首続投断念に追い込まれた。フランスではマクロン大統領の新党が下院で過半数を維持するが、「黄色いベスト」の反政府デモに押され、改革後退を迫られた。

 EUで元気なのは、「EUたたき」が売り物のポピュリズム政権だ。イタリアで今年6月に発足した「五つ星運動」と「同盟」の連立は約60%の支持率を誇る。ハンガリーではオルバン首相が今年春の議会選で圧勝し、3期目に入った。来年5月の欧州議会選では、これらの「EU懐疑派」がどこまで票を伸ばすかが焦点となる。

2965チバQ:2019/01/29(火) 09:01:36
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1901280017.html
イタリア・ポピュリズム2与党 フランスたたき「競演」 EU選挙前に支持率逆転で、せめぎ合い?
2019/01/28 19:09産経新聞

 【パリ=三井美奈】イタリアのポピュリズム(大衆迎合主義)政権の2人の副首相が、フランスのマクロン政権への批判を連発し、両国関係が悪化している。「フランス叩き」の背景には、連立2党の支持率が逆転し、5月の欧州議会選を前にせめぎ合いが活発化していることがある。

 イタリアのサルビーニ副首相兼内相は23日、国営ラジオでマクロン大統領について、「彼は支持率が低迷している。仏国民は別の選択をすべきだ」と発言した。22日には、不法移民の流入はリビアの政情不安が一因だとしたうえで、「フランスは石油権益があるから、リビア安定化に無関心だ」となじった。

 ディマイオ副首相兼経済発展・労働相も負けていない。「アフリカから移民が来るのは、フランスが植民地化したせいだ」と批判。仏外務省は駐仏イタリア大使を呼んで抗議した。

 今月半ばの支持率調査で、サルビーニ氏の第2与党「同盟」は36%、ディマイオ氏の第1与党「五つ星運動」は25%。昨年3月の総選挙で五つ星は33%、同盟は17%を得票したが、サルビーニ氏が移民強硬策で支持を大きく広げた。力関係が変化し、経済政策をめぐる立場の違いも出始めた。イタリアでは、同国の移民政策を批判するフランスへの反発が強く、2人の副首相はそれぞれ「フランス叩き」を支持拡大の材料に使っているとみられる。

 欧州議会選でも双方はたもとを分かち、同盟は仏極右「国民連合」と連携。五つ星はフランスで反政府デモを続ける「黄色いベスト」運動に接近している。

 マクロン氏は昨年、移民救助船の寄港を拒否したイタリア政府を「無責任」と批判。伊世論調査で、「欧州で最も敵対的な国」にフランスをあげた人は最多の38%にのぼり、3年前の約3倍に増えた。

2966とはずがたり:2019/01/29(火) 16:32:16
新国名「北マケドニア」 ギリシャ承認、EU加盟に道
有料記事
https://www.asahi.com/articles/ASM1T75PHM1TUHBI036.html?ref=tw_asahi
ローマ=河原田慎一、ダボス〈スイス東部〉=吉武祐 2019年1月29日16時16分


 かねてから大きな議論を呼んでいた問題が、ギリシャ国会で25日、必要な票数をわずかに2票上回る小差で可決になった。隣国マケドニアの「北マケドニア」への国名変更で、マケドニアは今後、変更を国際機関などに通知する。長く対立してきた両国にとって、関係改善への大きな節目となるが、ギリシャとマケドニアの双方で国民に反発が残っている。

急な国名変更「あまりにも…」マケドニア、EU入り暗雲
 マケドニアの国名変更は、ギリシャ政府は変更に合意済み。マケドニアの国内手続きも終わっていた。単に国名が変わるだけでなく、ギリシャが反対してきたマケドニアの欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)への加盟手続きも進む見通しだ。

 可決を受けてギリシャのチプラス首相は「北マケドニアは、地域の安定と発展に向け努力するギリシャの味方になる」と述べた。EUのユンケル欧州委員長(首相に相当)は「和解の機会をつかんだ両国は地域に展望をもたらすだろう。重大な一歩を歓迎する」とする声明を発表した。

 「マケドニア」の名称は、アレクサンドロス大王で知られる古代ギリシャのマケドニア王国に由来する。北部に「マケドニア地方」を抱えるギリシャは1991年のマケドニア独立以来、国名使用に反対。EUやNATOへの加盟を阻んできた。

 ギリシャがマケドニアとの「歴…

残り:816文字/全文:1337文字

2967チバQ:2019/01/30(水) 14:45:18
http://www.afpbb.com/articles/-/3208755
英議会、離脱案の変更を支持 EU側は再交渉否定
2019年1月30日 7:48 発信地:ロンドン/英国 [ 英国 アイルランド ヨーロッパ ]
【1月30日 AFP】(更新)英議会は29日、テリーザ・メイ(Theresa May)首相が欧州連合(EU)と結んだ英国のEU離脱(ブレグジット、Brexit)協定案の内容変更を求める動議を承認した。同動議はメイ首相も支持していたが、EU側は協定案の再交渉には応じない姿勢を示している。

 動議はアイルランドとの間での厳格な国境管理を避けるためのいわゆる「バックストップ」条項の差し替えを要求する内容で、採決の結果、賛成317、反対301で承認された。

 さらに議会は、いわゆる「合意なき離脱」を拒否する修正動議も採択した。ただし、この採決結果にはメイ首相への拘束力はない。

 欧州理事会(European Council)のドナルド・トゥスク(Donald Tusk)常任議長(EU大統領)の報道官は同日、英議会での動きを受け、離脱協定案に「再交渉の余地はない」と明言した。

 メイ首相は採決に先立ち、バックストップ条項の削除をEUに求める方針を表明。トゥスク氏はこれを受け、EU各国政府と意見を交わしていた。

 報道官は、現行の離脱協定案について「秩序ある英国のEU離脱を保証する最善かつ唯一の方法であり、それは今後も変わらない」と述べた。(c)AFP

2968チバQ:2019/01/31(木) 11:05:54
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190130-00000095-jij-eurp
EU離脱、折り合い困難か=英首相が強硬派に急接近
1/30(水) 18:34配信 時事通信
EU離脱、折り合い困難か=英首相が強硬派に急接近
欧州連合(EU)離脱案に関する動議を採決する英下院=29日、ロンドン(AFP時事)
 【ロンドン時事】英議会が29日、欧州連合(EU)離脱案の大幅修正を指示したことを受け、メイ首相はEUとの再交渉に乗り出す。

【ニュースQ&A】英国の「合意なきEU離脱」って?=世界経済に打撃も

 与党・保守党の強硬離脱派の声に耳を傾け、党内の結束を演出する首相。ただ、EUの立場と強硬派の主張は水と油で、折り合いを付けるのは極めて困難とみられる。首相は短期間で厳しい現実に直面しそうだ。

 「EUが乗り気でないことは分かっている」。首相は29日の議会で、大幅修正への道は平たんでないと認めた。一方で「下院が支持できる合意を手にするため(EU本部がある)ブリュッセルに向かいたい」とも強調。大一番の駆け引きをまとめる自信をのぞかせた。

 背景にあるのは「EUは交渉が時間切れを迎える直前に妥協する」という経験則だ。EUから譲歩を引き出すため、混乱を招く「合意なき離脱」も辞さない強い姿勢が必要だと訴える強硬派は数知れない。

 確かに、EUはかつて財政・金融危機のギリシャに対する支援協議で、土壇場になって歩み寄りを示すことがあった。ただ、ギリシャはあくまでユーロ圏への残留を希望し、EUの団結の中にいた。離脱を望む英国とは決定的な違いがあり、首相が期待する結果が到来するとは限らない。

 「党が右傾化している。心配だ」。与党の穏健派は眉をひそめる。首相は強硬派、穏健派のバランスに配慮してきた。しかし、強硬派の大量造反で大敗を喫した15日の離脱案否決を機に、強硬派に急接近。議会の支持取り付けには、強硬派の理解が不可欠と判断したようだ。

 離脱案で批判が集中した英領北アイルランド問題への対応策について、首相は強硬派がまとめた代替措置に「前向きに対応する」と明言した。ただ、EUとの合意を打ち消す内容で、EUは昨年の離脱交渉で「非現実的だ」と拒否した。首相がそうした事情を知らないはずはなく、強硬派に距離を置く与党議員らは真意を測りかねている。

 野党議員は強硬派案について「ファンタジーを追い求めても解決にならない」と批判した。首相は「真剣な提案だ」と反論するが、BBC放送の記者は「首相は強硬派に屈服した」とみている。

2969チバQ:2019/01/31(木) 11:07:36
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190130-00000619-san-eurp
英 離脱再交渉要請へ 下院可決 EUは拒否表明
1/30(水) 21:25配信 産経新聞
 【ロンドン=岡部伸、ベルリン=宮下日出男】英下院は29日、先に否決した英政府と欧州連合(EU)が合意した離脱協定案をめぐり、離脱後の混乱を避けるための安全策に関する条項の見直しを求める議員からの提案を可決した。これを受けてメイ首相はEU側との再交渉で歩み寄りを求め、見直し案の2月13日ごろの議会承認を目指す。

 メイ氏が見直しを求める安全策は、英領北アイルランドとEU加盟国のアイルランドの国境管理復活を避けるため、離脱後も英国全体がEU関税同盟に残るという内容。

 ただ、EUのトゥスク大統領は、安全策の入った離脱協定案が「最善かつ唯一、秩序だった離脱を保証する手段」と強調。1月29日、再交渉を拒否する考えを改めて表明した。

 離脱期限の3月29日が迫る中、経済や社会に混乱をもたらす「合意なき離脱」への懸念が強まっている。

 ロイター通信によると、アイルランド政府も再交渉を受け入れない意向。フランス大統領府も同様の考えを示した。

 提案は与党・保守党のブレイディ議員らによるもので16票差で可決された。離脱強硬派のジョンソン前外相は「首相がより良い離脱案のためEUと再交渉するなら保守党は一致して支持する」と表明。閣外協力を結ぶ北アイルランドの地域政党「民主統一党(DUP)」の幹部も再交渉方針を支持する考えを示した。

 下院ではこのほか、与野党議員による複数の提案が審議され、「合意なき離脱を拒否する」とした別の提案も可決。一方、政府の離脱案が2月26日までに議会で承認されなければ、離脱延期を下院に提案するよう首相に要請する内容の野党議員の提案は否決され、離脱の主導権は首相が維持する形となった。

2970チバQ:2019/01/31(木) 14:00:25
>>2954>>2966
北マケドニア関係
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1399200577/1077
急な国名変更「あまりにも…」マケドニア、EU入り暗雲
10/2(火) 17:35配信 朝日新聞デジタル

https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1399200577/1076
2018.10.1 13:07
マケドニア国民投票 国名変更に圧倒的支持も不成立

https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1399200577/1014
マケドニア、国名変更でギリシャと合意 長年の対立解消へ
2018.06.13

2971チバQ:2019/02/05(火) 10:47:30
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190204-00000598-san-eurp
メルケル氏EUでなお存在感 多国間主義の維持に注力
2/4(月) 21:54配信 産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】「欧州の盟主」と称されたドイツのメルケル首相は2021年までの今期限りの政界引退を表明し、求心力の低下が否めない。だが、内憂外患が続く欧州連合(EU)でその存在はなお欠かせず、残る任期を欧州の安定と多国間主義の維持に注ごうとしている。

 メルケル氏は連立政権内の亀裂やポピュリズム(大衆迎合主義)政党の台頭を受け、昨年12月にはキリスト教民主同盟(CDU)の党首も交代。政権継続も危ぶまれたが、次世代への道筋をつけて「解放された」(独メディア)ように再び積極外交に乗り出した。

 フランスとは1月、新たな2国間の協力条約を締結してEU統合を推進し、難航する英国のEU離脱問題でもメルケル氏の調整力への期待は大きい。1月の世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)の演説では「相互利益の状況こそが国益」と多国間主義を訴え、日本をそのための重要なパートナーとみる。

 最近の世論調査ではメルケル氏の首相任期全うを望むとの回答が約7割に上った。ただ、今後はEUの欧州議会選や国内で重要な地方選挙も控え、結果次第で再び政権が揺らぐ懸念は拭い切れていない。

2972チバQ:2019/02/06(水) 22:07:32
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190206-00000078-asahi-int
NATO、30カ国体制に マケドニアの加盟を承認
2/6(水) 20:20配信 朝日新聞デジタル
 欧州諸国と米国などの軍事同盟、北大西洋条約機構(NATO)の加盟29カ国国は6日、旧ユーゴスラビアのマケドニアの加盟を承認する議定書に署名した。マケドニアの加盟を阻んできたメンバー国ギリシャとの国名問題が解決した。今後、加盟国の議会での承認を経て、年内にも30カ国目の加盟が決まる。

 「マケドニア」の名称は、古代ギリシャのマケドニア王国に由来する。ギリシャは「マケドニア王国は私たちの歴史の一部」と主張し、1991年のマケドニア独立以来、国名の使用に反対。欧州連合(EU)やNATOへの加盟を阻むなど、対立していた。

 しかし、マケドニアは2017年に発足したザエフ政権が対ギリシャの融和路線に転換。昨年6月に国名を「北マケドニア」に変更することでギリシャと合意していた。ギリシャ側が、金融危機時に支援を受けたEUの強い意向をくんだとする見方も出ている。

 NATOは冷戦後、東欧諸国を取り込む「東方拡大」戦略を重視。近年は09年にアルバニア、クロアチア、17年にモンテネグロが加盟した。こうした動きに、ロシアのプーチン大統領は「西側の軍事同盟が我々に向かって拡大している」などと強く反発している。(ブリュッセル=津阪直樹)

朝日新聞社

2973チバQ:2019/02/07(木) 13:07:34
https://www.asahi.com/articles/ASM1075JBM10UHBI040.html
ブレグジット再交渉しないEU こだわりの理由とは
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ブリュッセル=津阪直樹 2019年2月7日09時47分
 3月29日の英国の欧州連合(EU)からの離脱(ブレグジット)まで2カ月を切った。英議会では2月14日、離脱協定案の採決がある予定だ。1月15日に歴史的大差で否決された案の修正案だが、EU側は一貫して条件変更などの再交渉を拒否している。仮に今回、英議会で可決されても、EU側が認める保証はない。なぜ、ここまでEUは頑固なのか。

もつれるアイルランド国境問題
 離脱協定案は、メイ英政権がEUとの間で昨年11月に合意した。この中で英議会が最も嫌がるのは、アイルランド島という一つの島にある「英領北アイルランド」と「アイルランド共和国」の国境問題に絡み、「非常措置」として設ける英EU間の「バックストップ(安全策)」だ。

 北アイルランドでは1960年代以降、親英国のプロテスタント系住民と、アイルランド統一を求めるカトリック系住民の対立が続き、テロなどが頻発。3千人以上の犠牲者を出した。「北アイルランド紛争」だ。98年の包括和平合意で、約30年に及ぶ紛争は収まった。北アイルランドの住民の間には、今もわだかまりは残るが、テロにおびえる生活は過去のものになった。英国がEUにいるおかげで、北アイルランドとアイルランドとの間は物理的な国境や検問もなく、モノやサービスは自由に行き来できる。

写真・図版
英国と北アイルランド

 ところが、ブレグジットで、英領北アイルランドとEU加盟国のアイルランドとの間に、何らかの国境管理が必要になる。英・EUは過去の紛争を繰り返さないため、両地域間で目に見える形で国境を復活させないことで合意している。問題なのは、その具体策がなかなか見つからないことだ。

 離脱協定案では2020年12月まで、完全離脱までの「移行期間」として、現状のEUルールを英国にもそのまま適用することになっている。この時間を使って、物理的な国境を発生させないような解決策を見いだす必要がある。

 これが見つからなかった場合、つまり非常事態の際の「保険」が、バックストップだ。英国がEUから抜けても、英国全土がEUの関税を適用するエリアに残ったうえ、北アイルランドだけにEU加盟国と同様の食品安全基準などを適用する。これで、両地域の間で税関検査などの国境管理は不要になる。

写真・図版
英領北アイルランドとEU加盟国アイルランドを結ぶ幹線道路。通貨両替業者の看板がなければ国境の存在に気づかない。紛争が激しかった過去には厳しい検問が行われていたという=渡辺志帆撮影

 だが、英国が本土と北アイルランドに分断されることにもなる。さらに、英国が勝手にバックストップの適用期間をやめられない取り決めも盛り込まれている。英議会は「英国の一体性を損なう」「永続的にEUに隷属しかねない」などと強く反発。結局、1月29日の採決で、メイ政権がEUと再交渉して、バックストップの問題点を修正することを離脱協定を結ぶ条件にした。

「これはゲームではない」
 EUがこの問題にこだわる最大の理由は、EUの根幹にかかわるからだ。

 EUはもともと、ヨーロッパの…

2974チバQ:2019/02/11(月) 10:57:52
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20190208k0000m030285000c.html
欧州議会選へ仏伊確執 「移民」巡り、相互批判
2019/02/08 20:53毎日新聞

欧州議会選へ仏伊確執 「移民」巡り、相互批判

フランス、イタリア、ドイツ

(毎日新聞)

 【パリ賀有勇】イタリアのポピュリズム(大衆迎合主義)連立政権との関係が悪化していたフランスのマクロン政権が7日、イタリア政権による挑発などに抗議するとして駐イタリア大使を召還した。欧州連合(EU)加盟国間では極めて異例の対応で、5月に迫ったEUの欧州議会選をにらみ、対立が深まっている。

 親EUで移民にも寛容なマクロン政権と、厳しい移民政策を掲げ、EUに批判的な立場を隠さないイタリアのポピュリズム政権は、相互に批判を繰り広げている。昨年10月には、仏政府が欧州議会選での投票を呼びかける動画を動画投稿サイトに投稿。右派政党「同盟」を率いてイタリアの連立政権を構成するサルビーニ副首相(内相)の映像を用い、最後に「欧州の統合か分断か」と問いかけた。

 これに対し、サルビーニ氏は「自国民の税金を使って私を怪物のように扱った動画を作った。2019年春に一掃されるのを恐れているのだろう」とツイッターで反発。サルビーニ氏は「偽善的」、マクロン氏は「無責任」と相手を非難してきた。

 一方、今回の大使召還に至った決定打は、サルビーニ氏の連立相手である「五つ星運動」のディマイオ副首相(経済発展・労働相)が、マクロン政権に抗議する黄色いベスト運動のデモ参加者らと仏国内で面会したことだった。黄色いベスト運動は、欧州議会選への候補者擁立を決めており、面会は選挙に向けた話し合いだったため、仏外務省は「受け入れがたい挑発」と抗議。大使の一時的な召還を決めた。

 サルビーニ氏も、反移民で共通する仏極右政党「国民連合」と欧州議会選で連携する考えを示しており、マクロン氏との対決姿勢を鮮明にしている。

 フランスの政党別支持率の最新世論調査では、国民連合が支持率22%で、マクロン氏の政党「共和国前進」の20%と伯仲。黄色いベスト運動への支持が広がれば、共和国前進の票を侵食する可能性もあり、マクロン氏は神経をとがらせている。

2975とはずがたり:2019/02/12(火) 14:44:05
英の「合意なきEU離脱」で60万人失職の恐れ、独研究所
http://news.livedoor.com/article/detail/16008272/
2019年2月12日 11時18分 AFPBB News
英ロンドンの国会議事堂前で対峙(たいじ)する、EU残留支持派(左)とEU離脱(ブレグジット)支持派(右、2019年1月28日撮影、資料写真)。(c)Tolga AKMEN / AFP
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【AFP=時事】英国が欧州連合(EU)と合意なく離脱した場合、世界全体で約60万人が失職する恐れがあるとの調査結果をドイツ研究所が11日、明らかにした。特に、最も影響が深刻なのはドイツだという。

 ドイツ東部ハレ(Halle)にあるハレ経済研究所(IWH)の研究者らは、英国のEU離脱(ブレグジット、Brexit)後にEUからの輸入が25%減少した場合に起こり得る事態を分析。EU最大の経済規模を誇るドイツでは約10万3000人、フランスでは約5万人の雇用が影響を受ける恐れがあると予測した。

 ハレ研究者らは、市場は世界全域でつながっているため、「合意なき離脱」の影響はEU圏外に供給拠点を持つ企業にも及ぶと警告する。

 その一方で、ブレグジットの影響は必ずしも解雇を意味するわけではないとも指摘。「多くの先進国で熟練労働者が不足しており、企業は就業時間を短縮したり、新たに市場を開拓したりするなどして、従業員を雇い続けようとすることも考えられる」という。

2976チバQ:2019/02/15(金) 15:58:49
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1902140031.html
スペイン、4月にも総選挙か
2019/02/14 20:54産経新聞

スペイン、4月にも総選挙か

(産経新聞)

 【パリ=三井美奈】スペインの中道左派、サンチェス政権の2019年予算案が13日に下院で否決され、4月にも総選挙が行われるとの観測が強まった。同国では新興の極右政党が台頭。カタルーニャ自治州の独立問題が再燃する兆しも出始め、欧州政局の新たな不安材料になっている。

 同国メディアによると、サンチェス首相は15日の閣議後、選挙日程を明らかにする見通し。4月末の実施が有力視されている。

 予算案の否決は、カタルーニャ州の独立派政党の反対が決め手になった。サンチェス首相は昨年6月、独立派政党の協力を得て、中道右派「国民党」のラホイ首相に対する不信任を下院で成立させ、少数政権を発足させた。独立派政党は今回、予算案支持の見返りに「州独立への自決権」で譲歩を求めたが、政権は受入れず、交渉は決裂した。首相の与党「社会労働党」は、下院(定数350)の保有議席が84にとどまる。

 スペインでは昨年12月、極右政党ボックスが、南部アンダルシア自治州議会選で初めて議席を獲得。国民党と合意を結び、同州で中道右派政権の樹立を実現させた。ボックスは国民党とともに「中央集権の強化」を掲げてカタルーニャ州の独立運動を批判しており、国政でも「右派連携」を探る動きが出ている。今月10日には、右派陣営の約5万人がマドリードで、同州独立運動への抗議デモを展開。サンチェス政権を「弱腰」と攻撃するなど、早くも選挙ムードが高まっている。

 ボックスは強硬な移民対策を訴え、全国で急速に基盤を広げており、12日発表の世論調査で支持率は約9%にのぼった。国民党など右派陣営全体の支持率は51%を超えた。

 マドリードでは12日、17年にカタルーニャ州の「独立宣言」を強行したとして、反逆罪で起訴された前州副首相らの裁判が開廷した。国内では独立運動の行方に再び焦点が当たっている。

 スペインでは左右両翼で新党が発足し、二大政党制が崩壊。15年以降、与党が下院議席の過半数に満たない少数政権が続く。総選挙が今年実施されれば、約8年間で4度目となる。

2977チバQ:2019/02/17(日) 13:51:15
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190215-00000591-san-int

スペイン、4月28日に前倒し総選挙 右派結集が焦点


2/15(金) 19:44配信





 【パリ=三井美奈】スペインのサンチェス首相は15日の閣議後にテレビ演説を行い、下院を解散し、4月28日に前倒し総選挙を行うと宣言した。2019年予算案が13日に下院で否決されたのに伴う措置。

 12日発表の世論調査では、首相の中道左派与党「社会労働党」と中道右派野党「国民党」がともに支持率23%前後で首位を争い、新興の中道右派「シウダダノス」(20%)が追う展開。国民党は極右「ボックス」(9%)と連携を深めており、右派結集による政権交替が実現するかどうかが選挙の焦点となる。社会労働党の政権維持には、左派系政党のほか、カタルーニャ自治州など地域政党との関係構築が必要になる見通し。

 サンチェス政権は昨年6月、左派や地域政党の協力を得て国民党のラホイ首相に対する不信任を下院で成立させ、発足した。社会労働党の保有議席は下院定数の4分の1に満たず、不安定な政権運営が続いていた。

2978とはずがたり:2019/02/19(火) 13:43:04
Brexitに明確に反対する中道政党を保守党親EU派・自由民主党・労働党親EU派で大同団結で結成すれば圧勝できるんちゃうの?!

英労働党の議員7人が離党 コービン党首に抗議
https://www.bbc.com/japanese/amp/47280572?__twitter_impression=true
2019年 2月 18日

イギリスの最大野党・労働党から18日、欧州連合(EU)離脱や反ユダヤ主義などについて党指導部の姿勢を批判する下院議員が7人、離党を表明した。

離党を表明したチュカ・ウムナ、ルシアナ・バージャー、クリス・レズリー、アンジェラ・スミス、マイク・ゲイプス、ギャヴィン・シューカー、アン・コフィー各下院議員は、新党を結成するのではなく、独立グループとして議員活動を続ける方針という。ロンドン中心部で独立グループの発足を発表した。

ウムナ議員は、新党結成ではないものの、「第一歩を踏み出した」と述べ、労働党だけでなく他党の議員にも、「新しい政治づくり」に一緒に取り組もうと呼びかけた。

「政治はもう壊れている。こんな状態でなくてもいいはずだ。政治を変えよう」とウムナ議員は強調した。野党・自由民主党に合流するつもりはなく、保守党と労働党の二大政党以外の「別の選択肢を新しく作る」ことが独立グループの目的だと説明した。

バージャー議員は、労働党が「反ユダヤ主義」な組織になってしまったと批判し、党に残ることは「恥ずかしい」ためもはや不可能だと述べた。

レズリー議員は、労働党が極左に「ハイジャックされてしまった」と批判し、自分たち7人の「役割や責任分担」を決める正式な初会合を「数日内」に開くと述べた。

ゲイプス議員は、「今では多くの人が労働党を、人種差別的で反ユダヤ主義の政党だと思っていることに吐き気がする」と強い調子で非難。さらに、「コービン労働党の指導部の主立った顔ぶれは、ブレグジットを止めたくない。それはますますはっきりしてきた」と述べた。

独立グループは結成理念を掲載したウエブサイトと、 ツイッターアカウントを立ち上げたが 、ウエブサイトは間もなくアクセスできなくなった。

独立グループは、1981年に労働党を離れた議員たちが立ち上げた社会民主党(SDP)と比較されることを拒否し、時代背景が異なるほか、自分たちは補選を争うつもりはないと述べた。SDPは後に、自由民主党に合流した。

議員7人の離党発表を受けて、コービン党首は声明で「前回選挙では労働党の政策が数百万人を奮い立たせ、我々は1945年以来最大の上げ幅で得票数を増やした。その党のために、この議員たちがもはや一緒に働くことができないというのは残念だ。労働党は、少数ではなく多数のための政策を掲げて大勢の支持を得た。富と権力を再配分し、重要な社会資本を公共のものにし、全地域と国全体に投資し、気候変動に取り組んできた。保守党政府はブレグジットで大失敗しているが、労働党は国をまとめる実現可能な計画を掲げている」と反論した。

さらに、「ユニバーサル・クレジット(包括的社会保障制度)に何百万人もの人がみじめな思いをしている今、犯罪とホームレス状態と貧困が悪化している今、今こそ全員のためのより良い未来を築くために、大勢が団結すべき時だ」と強調した。

一方で、労組ユニゾンのデイヴ・プレンティス代表は、労働党議員の離党は「ひどい知らせだ」と述べ、「労働者には労働党政府が必要だが、分裂した党は選挙で勝てない。労働党はいま何よりも、なぜ離党した議員たちがもうこれ以上、党にいられないと思ったのか、そこをじっくり点検しなくてはならない」と呼びかけた。

野党・自由民主党の党首、サー・ヴィンス・ケーブルは、「一部の労働党議員がコービン労働党を離れようと思ったのは、意外ではないし、残念でもない。コービン氏はブレグジットについて党の方針に従わなかったのだし」と話した。

「自由民主党はブレグジットについて、EU残留の可能性を含め、国民に最終的な決定権を与えるため、考えが同じグループや個人と協力しあう用意がある」とケーブル党首は、独立グループとの協力を受け入れる姿勢を示した。

(英語記事  Seven MPs leave Labour Party in protest at Jeremy Corbyn's leadership )

2979チバQ:2019/02/19(火) 15:45:59
http://www.asahi.com/international/reuters/CRWKCN1Q804N.html
スペイン総選挙、世論調査の見解分かれる 新興政党台頭で予測困難
2019年2月19日10時56分
 [マドリード 18日 ロイター] - スペインのサンチェス首相が4月28日の総選挙実施を発表した今月15日以降に公表された4つの世論調査では大きく異なる結果が予想されており、極右政党ボックスなど新興政党の台頭を背景に予測の難しい選挙となる可能性が示唆されている。

 ボックスは昨年12月に行われたアンダルシア自治州選挙で一挙に12議席を確保し、世論調査機関の予測議席を大幅に上回った。

 総選挙の実施発表後に公表されたGAD3、GESOP、メトロスコピア、NCリポートの世論調査は、ボックスが国政でも議席を獲得するとの見方で一致しているが、獲得議席数については16議席から46議席まで予測が大きく分かれている。

 サンチェス首相率いる社会労働党がリードし、2016年の前回選挙から議席を増やすものの、下院(定数350)の過半数は大きく下回るとの見方でも一致している。

 一方、連立の行方に関しては、保守の国民党(PP)と中道右派のシウダダノスにボックスを加えた3党連立や、社会労働党とシウダダノスの連立など予測が分かれている。

 さらに、政府関係筋は社会労働党とシウダダノスの連立を排除していないものの、シウダダノスは国政レベルでは社会労働党との連立を望まないとの立場を示しており、こうした状況も予測を難しくしている。

2980チバQ:2019/02/19(火) 21:03:18
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO41473310Z10C19A2FF2000/
欧州議会選、極右に勢い 伊・仏で首位予測

スウエーデン民主党 02→04
ドイツのための選択肢01→12
フランス国民連合  15→21
スペインボックス  00→06
イタリア同盟    06→27


イタリア五つ星同盟 13→22
不服従のフランス  00→08

==========================
欧州人民党 183議席を獲得する見通し 比率26%
欧州社会・進歩連盟(S&D)は135議席  比率19%

2981チバQ:2019/02/22(金) 14:23:51
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASM2P549RM2PUHBI01N.html
混乱続く英政界、与野党11人離党 中道グループ結成
2019/02/21 22:27朝日新聞

混乱続く英政界、与野党11人離党 中道グループ結成

20日に会見したスーブリー議員(前列右から2人目)ら、保守党や労働党を離党して独立グループを形成した11人=ロイター

(朝日新聞)

 3月末に迫る欧州連合(EU)からの離脱方針をめぐる対立などから、英国議会で与党・保守党と最大野党・労働党の双方から離党者が相次いでいる。離党した11人は中道の独立グループを結成し、離脱をめぐる国民投票の再実施などを軸に勢力拡大を図る。今のところ離脱のゆくえを左右する勢いはないが、英政界の分断を象徴している。

 20日、保守党を離党したスーブリー議員は「右翼が党を動かすようになった」と語った。EUからの「主権回復」を重視し、社会の混乱を生む「合意なき離脱」も辞さない強硬離脱派や、彼らに配慮し続けるメイ首相を批判したものだ。

 親EUのスーブリー氏は、国民投票の再実施を求める超党派の運動の旗振り役。同時に保守党を離党した2議員と共に、19日までに労働党からの離党を表明した8議員と合流した。

 8人は、国民投票に消極的で解散総選挙による政権交代を優先するコービン党首を批判してきた。

 11人は議会内で独立グループとして行動し、新党設立も視野に、賛同する議員の合流を呼びかける。

2982チバQ:2019/02/25(月) 09:56:32
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190225-00000014-jij-eurp
ハンガリー、EUと亀裂深刻=欧州委員長に中傷広告
2/25(月) 7:10配信 時事通信
ハンガリー、EUと亀裂深刻=欧州委員長に中傷広告
ユンケル欧州委員長(右)とハンガリー出身の著名投資家ジョージ・ソロス氏の写真を並べたポスター=20日、ブダペスト(AFP時事)
 【ブリュッセル時事】強権政治を進めるハンガリーのオルバン政権に対する批判が欧州連合(EU)内で一段と強まっている。

 オルバン政権が、難民政策をめぐりユンケル欧州委員長を露骨に中傷する異例のキャンペーンを始めたためで、EUとの対立が深刻化している。

 「(EUの政策は)ハンガリーの安全を根底から脅かす」。ハンガリー政府は18日、公式フェイスブックに同国出身の著名投資家で難民支援を行うジョージ・ソロス氏と笑顔のユンケル氏が写るポスターを掲載。「彼らはEU加盟国の国境を守る権利を弱め、移民ビザで移民受け入れを拡大しようとしている」と国民に呼びかけ、街頭にもポスターを張りだした。

 欧州委は「偽ニュース」だと反発。報道官は「信じ難いキャンペーンだ。ハンガリー国民は真実を知らされるべきだ」と訴えた。ユンケル氏は21日、「もうたくさんだ」とEU批判を繰り返すオルバン政権へのいら立ちをあらわにした。

 ドイツのメルケル首相もユンケル氏への「完全な連帯」を表明し、EU内から非難が相次ぐ。EUは昨年、司法抑圧などを理由にハンガリーへの制裁手続きにも着手しており、今や亀裂は鮮明だ。

 事態を複雑にしているのは、オルバン首相率いる政権与党「フィデス・ハンガリー市民連盟」が、ユンケル氏やメルケル氏と同じ欧州議会の最大会派、欧州人民党(EPP)所属であることだ。

 5月の欧州議会選挙を控え、これ以上放置すればEPPに批判の矛先が向きかねず、EPP内では「新たなレッドラインを越えた」(欧州議員)とフィデス除名を求める声が拡大している。

 ただ、直近の選挙予想ではEPPは最大会派を維持するものの、議席数は現行217から30〜40程度減る見通し。現12議席の確保を見込むフィデス除名の影響は小さくない。

 オルバン氏は極右政党「同盟」率いるイタリアのサルビーニ副首相と反移民で連携しており、除名でこうした反EU勢力を勢いづかせる懸念もある。EPPは難しい対応を迫られている。

2983チバQ:2019/02/27(水) 10:04:57
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190226-00000112-asahi-int
メイ英首相、EU離脱3カ月の延期容認 議会に姿勢示す
2/26(火) 21:12配信 朝日新聞デジタル
メイ英首相、EU離脱3カ月の延期容認 議会に姿勢示す
24日、欧州連合(EU)とアラブ連盟の首脳会議が開かれているエジプト東部シャルムエルシェイクで会談した英国のメイ首相(左)とEU首脳会議のトゥスク常任議長=ロイター
 3月29日に予定される英国の欧州連合(EU)からの離脱をめぐり、メイ英首相は26日の英議会で、3カ月ほどの延期を容認する姿勢を初めて示した。議会では、離脱条件などの議論がまとまっておらず、EUとの間で合意がないままの離脱になりかねない。社会の混乱を避けるため、英・EU双方から、延期すべきだとの圧力が強まっていた。

【写真】26日、英ロンドンのダウニング街に姿を現したメイ首相=ロイター

 メイ氏は、3月12日までに予定している英議会採決で離脱協定案が再び否決された場合、EUとの合意がないまま29日に離脱することを認めるかどうか、13日までに採決すると表明。これが否決された場合、「短期間に限定」した離脱延期を認めるかどうか、14日までに採決すると述べた。延期する場合、5月下旬の欧州議会選挙に英国が参加しない前提で、「6月末まで」とした。

 ただ、延期の選択肢を示したのは、あくまで離脱期限が迫っているからだとし、「延期はしたくない。EUと合意した上で3月29日の離脱に集中すべきだ」「延期しても『合意なき離脱』は除外されない」との持論も強調した。

 離脱延期を決めるには、英とEUの双方で承認が必要だ。英議会では、EUと早く決別したい与党・保守党の強硬離脱派が延期に反対する見通しだが、合意なき離脱は避けるべきだとの意見が議会全体では多い。閣僚からも、離脱を延期し、合意なき離脱を排除しなければ辞職するとの表明が相次いでいる。

朝日新聞社

2984チバQ:2019/02/27(水) 13:18:45
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190226-00000028-reut-eurp
イタリア地方選で右派連合が勝利、五つ星惨敗
2/26(火) 9:23配信 ロイター
イタリア地方選で右派連合が勝利、五つ星惨敗
 2月25日、イタリア西部サルデーニャ島で24日行われた首長選で「同盟」など右派連合が勝利した。中央政府レベルで同盟と連立政権を組む「五つ星運動」は惨敗となり、5月の欧州議会選挙に向け不安を残す結果となった。写真は「五つ星運動」のディマイオ党首。昨年6月にローマで撮影(2019年 ロイター/Tony Gentile)
[ローマ 25日 ロイター] - イタリア西部サルデーニャ島で24日行われた首長選で「同盟」など右派連合が勝利した。中央政府レベルで同盟と連立政権を組むポピュリスト(大衆迎合主義者)政党の「五つ星運動」は惨敗となり、5月の欧州議会選挙に向け不安を残す結果となった。

開票率約80%の段階での暫定結果によると、右派連合が擁立したクリスチャン・ソリナス氏が約48%の票を獲得。中道左派の現職は33%にとどまり、敗北を認めた。

五つ星の候補は11%と、他候補に大きく水をあけられた。

ソリナス氏は同盟所属の上院議員。同盟は五つ星と連立政権を担っているが、地方レベルでは右派や中道右派の政党と連合を組んで選挙の候補者を擁立する。

イタリアでは、昨年3月の国政選挙で中道左派の「民主党(PD)」が敗退し、政権を手放して以来、地方選挙でも中道左派が後退し、右派が勝利するという結果が続いている。

一方、五つ星の人気にも陰りが出ている。元々地方選挙よりも国政選挙に強い党ではあるが、今月中部アブルッツォ州で行われた選挙でも敗北している。

ただ、五つ星の党首であるディマイオ伊副首相と同盟党首のサルビーニ副首相、コンテ首相は25日、地方選挙の結果が中央政府に影響を及ぼすとの見方を否定。

無所属のコンテ氏は「地方選挙(の影響)を過大視すべきではない」と強調。「中央政府にいかなる影響も与えることはない」とした。

ディマイオ氏は「政府にとっては何も変わらない」と語った。

2985とはずがたり:2019/02/27(水) 14:22:24
>>2978
本心では離脱したいコービン,妥協を強いられたようだ。

再国民投票を支持=EU離脱で-英労働党
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190226-00000013-jij-eurp
2/26(火) 6:39配信

時事通信
再国民投票を支持=EU離脱で-英労働党

英最大野党・労働党のコービン党首=25日、ロンドン(EPA時事)

 【ロンドン時事】英最大野党・労働党は25日、欧州連合(EU)離脱をめぐる国民投票の再実施を支持すると発表した。

 「合意なき離脱を阻止し、与党・保守党の有害な離脱(案)に反対するため、あらゆる手を尽くす」構えだが、現状では議会の賛同を得られる見通しは立っていない。

 2016年の国民投票では離脱票が多数を占めた。労働党は昨秋、残留を主張する党員らに配慮し、再投票を視野に入れると決定。一方で党内には反対派が一定数いるため、コービン党首は態度をうやむやにしてきた。

 しかし、先週になって再投票派などの議員9人が離党。コービン氏が再投票支持を明確にしなければ、離党の動きが広がると懸念されていた。

2986チバQ:2019/03/02(土) 00:04:45
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190301-00000084-mai-int
印パ緊張 各国仲裁、予断許さず 核保有に憂慮
3/1(金) 21:11配信 毎日新聞
印パ緊張 各国仲裁、予断許さず 核保有に憂慮
パキスタン軍に撃墜され拘束されたインド軍機のパイロットとされる映像=パキスタン軍提供・AP
 【ニューデリー松井聡】軍事的緊張が続くインドとパキスタンに対し、国際社会が仲裁に乗り出している。核保有国である両国の自発的な緊張緩和が期待できず、一層の関係悪化を懸念するためだ。だが、対立は根深く、国際社会の仲裁が早急な緊張緩和に結びつくかは予断を許さない。

 「彼らを止めようとしてきた。収束すると期待している」。トランプ米大統領は2月28日、ベトナムの首都ハノイで米朝首脳会談後に開かれた記者会見で、印パを仲裁していることを明らかにした。

 パキスタン軍は27日にインド軍機を撃墜し、パイロット1人を拘束したが、パキスタンのカーン首相は翌日、3月1日に解放することを明らかにした。インドメディアによると、米国やサウジアラビア、アラブ首長国連邦がパキスタンに対してパイロットを解放するよう求めたという。

 関係悪化のきっかけは、2月14日に両国が領有権を争うカシミール地方のインド側で起きた武装組織による自爆テロだ。インドはこの武装組織を「パキスタンが支援している」と批判。インド空軍は26日に「武装組織のキャンプがある」として領有権を争っていないパキスタン北東部バラコットへの攻撃にまで踏み切った。インド軍機がパキスタン領空に侵入したのは1971年以来だった。

 パキスタンはこの攻撃に脅威を感じた。バラコットは首都イスラマバードから100キロ程度で、パキスタンのジャーナリストは「インドは首都も容易に攻撃できることを示した。この攻撃は『本土』への攻撃であり、カシミール地方での攻撃と意味が異なる。パキスタンは後戻りできなくなった」と語る。

 また、双方とも相手国に対する国民の感情は厳しく、安易な妥協は難しい。インド軍のパイロット解放で双方が緊張緩和に向け歩み寄るかは見通せない。

 インドでは5月までに総選挙が実施される見込み。党勢の衰えを指摘されるモディ首相の与党・インド人民党(BJP)はヒンズー至上主義団体を支持基盤としており、パキスタンに対する強硬姿勢で国威を発揚し、支持拡大につなげたい思惑があるようだ。

 モディ氏は1日に演説。2011年、西部ムンバイでパキスタンのテロ組織が起こした同時多発テロを引き合いに出し、当時の与党で現最大野党の国民会議派が「テロ後に(パキスタンに対して)行動を起こさなかった」と批判した。インド政府筋は「パキスタンがテロ対策に取り組むまで対話しない」としている。

2987とはずがたり:2019/03/03(日) 17:42:09
>>2978

2019年2月22日 / 20:02 / 9日前
英労働党議員が離党、今週9人目
Reuters Staff
https://jp.reuters.com/article/britain-eu-labour-austin-idJPKCN1QB17L?feedType=RSS&feedName=worldNews&utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter

[ロンドン 22日 ロイター] - 野党・労働党のイアン・オースティン議員が22日、離党を表明した。同党を離党した議員は今週9人目。オースティン議員は、労働党が「破壊されて」おり「強硬左派」に乗っ取られたと批判。同党が反ユダヤ主義に不満を漏らす人々に厳しい姿勢を取っていると非難した。

労働党のコービン党首は、党内の反ユダヤ主義を一掃する意向を示している。

労働党報道官は、オースティン議員の離党は遺憾だとコメントした。

2988チバQ:2019/03/04(月) 14:34:39
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/world/kyodo_nor-2019030301001767.html
元大関把瑠都、当選かなわず エストニア総選挙
2019/03/04 11:26共同通信

元大関把瑠都、当選かなわず エストニア総選挙

元大関・把瑠都

(共同通信)

 【タリン共同】バルト3国のエストニアで3日、一院制議会(定数101)の総選挙が行われた。即日開票され、中道右派の野党、改革党が34議席を獲得して第1党となり、中道左派の与党、中央党は26議席で第2党に後退。同国出身で2013年に大相撲を引退した元大関把瑠都のカイド・ホーベルソン氏(34)が中央党から出馬したが、当選はかなわなかった。

 ホーベルソン氏は昨年エストニアに戻り、牧場や宿泊施設を経営している。知名度は高く有力候補とみられたが、一歩及ばなかった。同氏は「エストニアと日本の懸け橋となるため、今後も政治活動を続けていく」と強調した。

2989チバQ:2019/03/05(火) 11:58:22
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190305-00000036-jij-eurp
ハンガリー与党の除名議論へ=EUトップ中傷で-欧州議会最大会派
3/5(火) 9:46配信 時事通信
 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)欧州議会で最大会派を構成する中道右派「欧州人民党(EPP)」が20日の会議で、ユンケル欧州委員長への中傷広告を展開し、反EU姿勢を先鋭化させているハンガリーのオルバン首相率いる与党「フィデス・ハンガリー市民連盟」の除名を議論する見通しとなった。

 AFP通信が4日、報じた。

 オルバン政権は2月中旬、同じEPP所属のユンケル氏を標的としたEUの難民政策批判キャンペーンを開始。欧州委員会が反論するなど、物議を醸している。5月の欧州議会選挙への悪影響が懸念される中、EPP党内からオルバン氏排除への圧力が高まった。

 EPPのドール党首は「9カ国、12の加盟政党から除名や資格停止の要請があった」と説明。除名の発議に必要な要件を満たした。

2990チバQ:2019/03/10(日) 19:53:20
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190308-00000580-san-int
ハンガリー首相の反EUキャンペーンが物議
3/8(金) 19:37配信 産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】欧州連合(EU)で反移民派の急先鋒として知られるハンガリーのオルバン首相が5月の欧州議会選挙に向け激しい反EUキャンペーンを展開し、物議を醸している。EUはその主張を虚偽と反論。オルバン氏の政党が所属する欧州議会の最大会派では追放を目指す動きも強まってきた。

 キャンペーンでは街頭の広告などに、オルバン氏が敵視するハンガリー出身の米著名投資家、ジョージ・ソロス氏とユンケル欧州委員長を並べ、「君たちはブリュッセルの計画を知る権利がある」と強調。EUが移民受け入れ促進を図っているなどとのビラも有権者に配布した。

 欧州委員会はこれを「フェイク」だと批判。オルバン氏の主張について「計画は皆無」などと逐一反論する4ページの文書を公表する事態になった。

 欧州議会の最大会派で、オルバン氏の「フィデス・ハンガリー市民連盟」が属する中道右派「欧州人民党」でも批判が噴出。これまでも、オルバン氏の強権政治への懸念がくすぶっていたが、同会派出身のユンケル氏まで狙い打ちにされたことで、4日にはフィデス追放の動議が提出された。

 人民党側は20日に動議を議論するのに先立ち、キャンペーン中止と謝罪などを要求。これを受け、ハンガリー政府は7日、広告を取り換える意向を示した。だが、オルバン氏は別のEU関係者を対象にする可能性を示唆しており、政府関係者も今後のキャンペーンのあり方への明言を避けた。

 オルバン氏としては、「反移民」でEUとの対決を前面に出し、自身が強い指導者だと国内にアピールする狙いがあるが、欧州議会の主流会派の後ろ盾は失いたくないのが本音だ。

 人民党側にも、欧州議会選で伸長が予想されるEU懐疑派勢力とフィデスが連携するのは避けたいとの事情もあり、今後も双方の駆け引きが続く可能性がある。

2991とはずがたり:2019/03/13(水) 15:25:23
13日は合意なき離脱を否決,14日は離脱延期をEUに申請を可決,その後はメイ内閣崩壊,離脱か残留を掛けて総選挙がいいだらう。もう一遍国民投票に掛けるかどうかかもしれないけど。

いつまでもつかメイ英政権、深まる政治危機-延期なら強硬派離反も
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-03-13/POA9W26JTSEW01?utm_medium=social&utm_source=twitter&utm_campaign=socialflow-organic&utm_content=japan&cmpid%3D=socialflow-twitter-japan
Tim Ross、Kitty Donaldson、Robert Hutton
2019年3月13日 12:29 JST

メイ首相と欧州連合(EU)が取り決めた離脱修正案を下院が否決したことで、英国は「合意なき離脱」の脅威に正面から向き合うことになり、13日の採決は首相の命運も左右する。

  離脱予定の29日まで16日というタイミングで、合意なき離脱を容認するか、より良い条件の確保を期待し、離脱延期に道を開くかという選択が議会に諮られる。合意なき離脱が予想通り否決されれば、離脱延期をEUに申請すべきかどうか14日に採決が行われる。


  離脱延期を市場は歓迎するだろうが、怒りに燃える離脱推進派の閣僚や政務担当者がメイ政権を去り、倒閣につながる一連の出来事の引き金となることもあり得る。

  ユーラシア・グループのマネジングディレクター、ムシュタバ・ラーマン氏は「メイ首相は今や深刻な危機に直面している。与党保守党の議員や政権の一部メンバーでさえ、いつまで彼女が首相官邸にとどまれるか臆測を巡らせている。首相は頑張り続けるだろうが、EU離脱に関する限り、操縦席にもはや座っていない」と指摘した。

  メイ首相がEUの行政執行機関、欧州委員会のユンケル委員長と合意した離脱修正案は、12日夜の下院で反対391、賛成242の大差で否決された。コックス英法務長官は、アイルランド国境を巡る「バックストップ(安全策)」条項について、EUから得た新たな保証を支持せず、英国がEUとの関税同盟に無期限に拘束されるリスクがまだあると法的助言を行った。離脱修正案に賛成するよう保守党内の離脱推進派を説得したいと考えていた首相の望みは、法務長官の助言によって砕かれることになった。

2992チバQ:2019/03/14(木) 13:17:05
https://mainichi.jp/articles/20190314/k00/00m/030/021000c
英EU離脱 下院、「合意なき離脱」を不支持
毎日新聞2019年3月14日 04時39分(最終更新 3月14日 08時00分)
 英国の欧州連合(EU)からの離脱期日が29日に迫る中、英下院は13日、EUと条件の合意のないまま離脱する方針の是非を問う採決で、不支持を議決した。「合意なき離脱」に伴う経済や社会の混乱に懸念を示した形だ。

 採決は、メイ首相が示したEUとの離脱合意案が下院で12日に否決されたのを受けて実施された。離脱を巡る先行きは依然見通せないが、離脱が延期される可能性が高まった。

 英国では離脱を巡る不透明感から、日産自動車が主力車種の製造計画を撤回するなど、経済への影響がすでに現れ始めている。(共同)

2993チバQ:2019/03/14(木) 13:24:26
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20190314k0000m030103000c.html
英下院、合意なき離脱を拒絶 29日の期限、延長の公算大
2019/03/14 12:05毎日新聞

 【ロンドン矢野純一】英下院(定数650)は13日夜(日本時間14日早朝)、「欧州連合(EU)から合意なしで離脱することを拒絶する」とした政府案を採決し、賛成321、反対278の賛成多数で可決した。離脱の延期を巡る14日の採決を経て、29日の離脱期限が延長される可能性が高まった。

 この日の採決に法的拘束力はないが、政府は結果を尊重する必要がある。

 政府側が当初、下院に提出した案は、離脱期限を29日に限定したうえで「合意なき離脱」を避けるとしていた。離脱期限が延長された場合に、EUとの交渉で圧力をかけるカードとして「合意なき離脱」を確保する狙いがあった。

 ところが超党派の議員が、離脱を延期した場合でも「合意なき離脱」を拒絶する修正案を提出。この案が可決されたため政府案に修正が加えられ、離脱期限を延長した場合でも「合意なき離脱」を排除する内容となった。

 一方、首相官邸は採決後、14日の下院に提出する政府案を公表し、EU首脳会議が開かれる21日の前日までにEUとの合意案をさらに下院で採決する方針を明らかにした。合意案が可決されれば、法制化の審議に時間が必要となるため、6月30日まで一度限りの延期を求めるとした。

 メイ氏は下院で「合意できなければ離脱期限を長期にわたって延長する必要がある。そうなれば英国は5月の欧州議会選挙に参加しなければならなくなる」と説明し、離脱を決めた国民投票の結果を実現できなくなる可能性を強調した。

2994チバQ:2019/03/15(金) 09:37:45
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190315-00000008-jij-eurp
英離脱延期、担当閣僚が反対=メイ首相、野党の力で乗り切る
3/15(金) 6:40配信 時事通信
英離脱延期、担当閣僚が反対=メイ首相、野党の力で乗り切る
メイ英政権のバークレイ離脱担当相=13日、ロンドン(AFP時事)
 【ロンドン時事】欧州連合(EU)離脱延期を採決した14日の英議会では、メイ首相提出の決議案に対し、担当閣僚であるバークレイ離脱担当相が反対票を投じた。

【図解】英EU離脱の今後の予定

 首相の求心力低下は著しく、政界では衝撃が広がっている。

 決議案は413対202の賛成多数で可決された。首相は、野党の力で何とか乗り切った格好だ。反対票の93%に当たる188票は与党・保守党の議員が投じていた。

 バークレイ氏は採決直前、首相案への賛成を呼び掛ける議会演説まで行っていた。フォックス国際貿易相、ウィリアムソン国防相ら閣僚の多くも反対票を入れたほか、保守党内の最高幹部アンドレア・レッドソム下院院内総務(閣僚級)も反対した。党議拘束をかける立場にあるジュリアン・スミス院内幹事長は棄権した。

2995とはずがたり:2019/03/15(金) 10:55:07
メイが辛くも踏ん張って英議会が延期を決議したがEU側が今度はそれを潰すかどうかである。

時間稼ぎには混乱回避のメリットがEUにもあるが,出てく奴を優遇すると遠心力を産むデメリットも大きい。

英離脱延期、EUが複数シナリオ 理由と期間考慮し判断
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190315-00000042-kyodonews-int
3/15(金) 10:08配信
共同通信

 【ブリュッセル共同】英下院が欧州連合(EU)離脱の延期を可決したことを受け、EUの行政執行機関、欧州委員会の報道官は14日夜、延期を承認するのは英国を除くEU27カ国首脳だとした上で「延期理由と期間を考慮の上」判断するとの声明を発表した。

 EU側も欧州経済や流通の大混乱を招く「合意なき離脱」は回避したい考え。英政府動議が付けた条件通り、離脱合意案を下院が20日までに可決するなら、EUは21、22日に開かれる首脳会議で離脱延期を承認するとみられる。だが、短期可決は容易ではないため、EUは短期と長期を想定し複数のシナリオを用意している。

安易なEU離脱日の延期は慎め
交渉責任者が演説、英に注文
https://this.kiji.is/478552066806645857
2019/3/13 22:35
c一般社団法人共同通信社

 【ブリュッセル共同】英国の欧州連合(EU)離脱交渉のEU側交渉責任者、バルニエ首席交渉官は13日、欧州議会で演説し、英国が離脱日を遅らせるなら明確な理由と期間についての説明が必要で、欧州の不安定な時期を長引かせないため安直な延期は慎むよう注文を付けた。

 EU基本条約で離脱交渉の期間は離脱通知から2年とされ、今月29日が期限だが、全加盟国が承認すれば延期可能で、英下院は延長の是非に関する採決を14日に行う見込み。バルニエ氏は「なぜ延長するのか。何をするためなのか。交渉は既に終了し、離脱合意案もできているではないか」と述べた。

2996とはずがたり:2019/03/15(金) 15:37:26
EU離脱「6月30日まで延期」 協定案可決が条件もめどたたず
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190315/k10011849371000.html
2019年3月15日 13時16分

今月29日に迫ったEU=ヨーロッパ連合からの離脱についてイギリス議会は、条件付きで6月30日まで延期することを可決しました。ただ、その条件をはじめとしてイギリスにとっては乗り越えるべき難しい課題が多く、今後も予断を許さない状況が続きます。

今月29日に迫ったEU離脱の先行きが見通せない中、イギリス議会は14日、日本時間の15日未明、離脱を6月30日まで延期するかどうかの動議について採決を行い、賛成413、反対202で離脱の延期を可決しました。

イギリス議会は当初、賛成を412と発表していましたが、その後訂正しました。

EUに延期を求めるにあたっては、今月20日までに離脱の条件を定めた協定案を議会が可決することが条件になっていて、地元メディアはメイ首相が来週早々にも協定案の採決に踏み切る可能性があると伝えています。

ただ協定案は、これまで2度にわたって大差で否決されていて、議会で承認されるめどはたっていません。

もし、このままイギリス議会が離脱協定案を可決できなければ、イギリス政府は合意なき離脱以外の道として協定案の再交渉や第2の国民投票などさまざまな選択肢を検討せざるをえない状況も出てきます。

さらに延期にはイギリスを除くEUの27の加盟国が全会一致で同意する必要があり、来週、開かれるEU首脳会議に向けてイギリスは、すべての国の理解を得なくてはいけません。

イギリスにとっては乗り越えるべき難しい課題が多く、今後も予断を許さない状況が続きます。

2997チバQ:2019/03/17(日) 14:59:00
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20190315k0000m030285000c.html
英のEU離脱火種消えず 1年以上先延ばしも
2019/03/15 21:43毎日新聞

英のEU離脱火種消えず 1年以上先延ばしも

英国のEU離脱、今後の流れ

(毎日新聞)

 欧州連合(EU)からの離脱期限(3月29日)が約2週間後に迫る中、英国が離脱延期を決定。離脱時期が1年以上先延ばしにされる可能性も現実味を帯びてきた。英下院で20日までに行われる採決で離脱合意案が可決された場合、英国は6月30日までの延期をEUに要請するが、否決された場合は「さらに長い期間」の延期を求める方針だからだ。英国内では離脱への賛否を巡る分断は今も深く、延期は決めたものの、混乱収拾のめどは見通せない。

 ◇長期化にEUも不信感

 「英国が離脱戦略を再考し、合意を形成する時間を必要とするならば、長期の延期の検討を(英国を除く)EU加盟27カ国に求める」。トゥスク欧州理事会常任議長(EU大統領)は14日、ツイッターに投稿した。

 英国の混迷を前にEU側の不信感は極まっている。英下院での離脱合意案の批准に向けて「やれることはすべてやった」(バルニエ首席交渉官)。しかし、譲歩を重ねて取りまとめた合意修正案は、英下院の12日の採決で大差で否決された。EUは合意案にこれ以上手を加えることには否定的で、数カ月の延期は「合意なき離脱」のリスク先延ばしにすぎない。このためEU内部では、交渉を仕切り直すため離脱を1年以上延ばす案について検討を進めてきた。

 離脱日の延期は、英国が要請してEU27加盟国が全会一致で認めた場合にのみ可能。21、22日にブリュッセルで開かれるEU首脳会議が協議の場となる。英下院で合意案が可決された場合、EUは6月末までの延期を認める公算が大きい。しかし、否決された場合はEU内の調整に難航が予想される。長い延期期間を支持する国がある一方、5月23〜26日の欧州議会選挙を越える延期は「考えられない」(ルクセンブルクのグラメグナ財務相)との声もある。

 ユンケル欧州委員長は、離脱日が欧州議会選挙をまたぐ場合は、「英国でも選挙を実施して議員を選出する義務がある」と強調。欧州全域でEUに懐疑的な政党が支持を広げており、親EU派の中には英国が選挙に加わることでEU懐疑派を勢いづけると危惧する向きもある。

 一方、英国にとっても延期が長期に及べば総選挙や第2の国民投票の機運が高まり分断が深まる可能性があるほか、EUに拠出金を支払い続けることへの反感もある。延期期間で英・EUが折り合えない場合、3月末に「合意なき離脱」に向かうリスクも排除できない。【ブリュッセル八田浩輔】

 ◇「英経済の地盤沈下」危惧

 「とにかく離脱の混乱を収拾してほしい」。インターネットで倉庫の空き状況を知らせる会員制サイトを運営する英国のベンチャー企業「Stowga」のポール社長(37)はこう訴える。

 離脱の先行きが不透明で、英国内では不測の事態に備えてEUから輸入する食料品や製品の部品などを備蓄する動きが広がっている。同社は、この半年で売り上げが25%増えた。離脱の混乱の恩恵を受けている側だが、それでも離脱の影響で今後、英経済が地盤沈下して物流自体が減少することを強く危惧する。

 EUとの離脱交渉を2017年6月に開始してから1年9カ月。英国は離脱期限の延期を決めただけで、いまだに離脱の方向を定めることができないままだ。

 離脱を選択した国民投票では離脱支持は51.9%と残留支持の48.1%をわずか3.8ポイント上回っただけだ。世論調査会社「YouGov」が3月7、8両日に調査した結果では離脱支持は40%、残留は48%。残留支持が増えているものの依然、世論は割れている。

 世論の分断は議会内にも反映される。保守党内では、EUからの主権の回復を主張する離脱強硬派と、残留派も含めた穏健派との対立が先鋭化する。離脱強硬派は「約100人」(強硬派グループ代表リースモグ議員)。保守党議員314人の3分の1を占め、党内に別の政党が存在するような状況だ。

 離脱合意案に盛り込まれた英領北アイルランドの国境管理の問題を巡る立場の違いは分断の構図を象徴する。合意案では、税関検査など厳しい国境管理を復活させないための具体策が見つかるまでの間、英全土をEUの関税区域に残す「安全策」を設けるとした。

 離脱強硬派は「永遠にEUの規則に縛られ、属国になる」と反発。メイ氏はEUとの再度の協議で「安全策は一時的」との妥協を引き出したが、「EUは信用できない」(レッドウッド議員)と態度を変えない強硬派も多い。【ロンドン矢野純一】

2998チバQ:2019/03/17(日) 15:03:47
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/world/kyodo_nor-2019031601001747.html
スロバキアで大統領選 リベラル女性候補優勢
2019/03/16 15:49共同通信

スロバキアで大統領選 リベラル女性候補優勢

ズザナ・チャプトバ氏の選挙ポスター=15日、スロバキア首都ブラチスラバ(AP=共同)

(共同通信)

 【ウィーン共同】東欧スロバキアで16日、大統領選が行われた。事前の世論調査では、中道リベラル派政党副党首の女性弁護士、ズザナ・チャプトバ氏(45)が優位になっている。ただ、当選に必要な過半数を得票するのは厳しい情勢で、上位2候補が30日の決選投票に進むとみられている。

 大勢判明は17日未明(日本時間同日午前)の見通し。

 大統領は直接選挙で選ばれ、任期は5年。首相任命などに当たるが権限は限定的。スロバキアでは昨年2月、政界と犯罪組織の癒着疑惑を追及していたジャーナリストが殺害されるなどしており、与党の汚職体質に市民の反発が強まっている。

2999チバQ:2019/03/18(月) 18:45:08
>>2988
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190318-00010009-huffpost-soci
元大関・把瑠都、エストニア国会議員への選出を報告「これからもガンバルトー」
3/18(月) 15:27配信 ハフポスト日本版
元大関・把瑠都、エストニア国会議員への選出を報告「これからもガンバルトー」
把瑠都さん
元大相撲大関の把瑠都のカイド・ホーベルソン氏が3月17日、母国エストニアの国会議員に選出されたことを、Twitterで発表した。4日の総選挙で落選したが、当選した現職町長が町長職を継続する意向を表明し、代わりにホーベルソン氏が補欠当選した模様だ。(浜田理央 / ハフポスト日本版)

【写真】国会議員へに選出を報告した把瑠都

ホーベルソン氏はTwitterで「せんじつ おこなわれた Estonia せんきょにて ねんがん の こっかいぎいん に なることが できました」と日本語で報告。

「これからも よりいっそう Estonia と Japan の かけはし と なれるようこれからも ガンバルトー」と、自分の名前を文字って意気込みをつづった。

ホーベルソン氏は2018年4月29日、放送された日本テレビ系「さんま転職DE天職7」で、エストニアに帰国して国会議員を目指すと宣言。最終的には、「みんなが幸せになるように、大統領になりたい」と夢を語っていた。

共同通信によると、ホーベルソン氏は、3月4日の総選挙に中央党から出馬したが、票が伸び悩んで落選。ところが、当選した中央党のマールドゥ町長が町長職を継続する意向を示したため、ホーベルソン氏が繰り上げ当選となることが決まったと、ERRニュースが報じている。

ホーベルソン氏の報告には祝福の声があいつぎ、把瑠都さんが主演を務めた「弟の夫」の原作者の田亀源五郎も「おめでとうございます!」とねぎらった。

浜田理央 / ハフポスト日本版


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