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欧州情勢・西洋事情

1とはずがたり:2014/05/26(月) 18:46:47
平沼騏一郎や福沢諭吉に限らず西洋・欧州・EUその他あの辺綜合スレである。

前スレhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/l50より欧洲ネタを独立。

歴史ネタは西洋史スレhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1165050511/l50

2800とはずがたり:2018/10/16(火) 19:28:44
メルケル独首相に迫る危機 「惨敗」の影響、広く欧州に
https://www.asahi.com/articles/ASLBH1T42LBHUHBI001.html
ベルリン=高野弦 パリ=疋田多揚、ローマ=河原田慎一2018年10月16日18時19分

 「この半年に起きたことが、有権者の怒りを買ったと感じている」。バイエルン州のゼーダー州首相は14日、自身も所属するキリスト教社会同盟(CSU)が1950年以来、68年ぶりの低い得票率となった選挙結果を受けてこう語った。

 保守の牙城だった南部バイエルン州の州議会選挙で、メルケル首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)と連立を組むCSUが歴史的敗北を喫した。この半年、連立政権内でCDUとCSUの対立が頻発したことが背景にあり、メルケル政権の足元はおぼつかなくなっている。

 何が支持者の離反を招いたのか。

 昨年9月の総選挙で新興右翼政党「ドイツのための選択肢(AfD)」の台頭に脅威を感じたCSU党首のゼーホーファー内相は、右翼寄りの政策や言動を繰り返した。6月には、国境で難民を追い返す強硬策を打ち出してメルケル首相と対立。あわや連立崩壊の危機にまで追い込んだ。9月には、極右寄りと受け止められる発言をした情報機関のトップをゼーホーファー氏がかばい、その人事をめぐって連立与党の執行部が対立。いったん決めた人事が世論の反発を受けて覆る失態も演じた。

 こうした有権者不在の「内輪もめ」と、CSUの「右傾化」が支持者離れの大きな要因だ。一方、政策をコピーされた形のAfDは「CSUが口約束したことを、われわれが実行する」と選挙戦で訴え、支持を広げた。

 CSUは今後、同州ですでに議席があり、政策が比較的近い地域政党の「自由な有権者」と連立交渉を進める見通しだ。

連立組む与党も惨敗
 連立政権内の対立の影響は、州レベルにとどまらず、政権の足元を揺るがし始めている。

 9月にあったCDU・CSUの連邦議会での統一会派代表(院内総務)選では、メルケル氏の腹心で、13年間も同ポストを務めたカウダー氏が無名の議員に敗れた。議員らによる政権執行部への「警告」と受け止められた。

 11日に発表された公共放送ARDの世論調査では、両党の支持率は26%と過去最低を記録した。「メルケル氏はもやは過去3期のように盤石ではない」(ショイブレ連邦議会議長)との見方が広がりつつある。

 12月には2年に1度のCDUの党首選があるが、メルケル氏以外に3人が立候補の意思を表明。メルケル氏の再選は堅いとみられているが、28日に予定されるヘッセン州の州議会選挙の結果次第では、予断を許さない状況になりそうだ。CDUのクランプカレンバウアー幹事長は14日、「2週間後の選挙に全力を注ぐ」と語った。

 今回の州議会選挙では、中央政権で連立を組む社会民主党(SPD)の得票率がほぼ半減し、第2党から第5党に転落した。全国の世論調査でも、緑の党、AfDの後塵(こうじん)を拝した。SPDのナーレス党首は会見で「ひどい結果の理由のひとつは、ベルリンでの連立政権のひどいパフォーマンスにある」と語った。今年3月の連立政権の発足時から党内にある連立反対の声が高まる可能性がある。

 投票日の前に朝日新聞の取材に応じた緑の党のハーベック党首は「ゼーホーファー氏が混乱の責任をとって党首や内相を辞めない場合、SPD内からの連立離脱を求める声が再び高まるだろう」との見方を示した。(ベルリン=高野弦)

沸き返る欧州右翼
 既存の中道政党の退潮は、来年5月の欧州議会選を前に、欧州の他の右翼政党を勢いづかせている。

 フランスの右翼「国民連合」(旧国民戦線)のマリーヌ・ルペン党首は15日、「AfDの力強さを見れば、来年5月の欧州議会は(既存勢力の)バランスが大きく崩れることがわかるだろう」とツイート。反移民で立場が似通うAfDの躍進を歓迎した。イタリアの右派「同盟」党首のサルビーニ副首相も14日、「独与党の歴史的敗北で多くのAfDの友人が議会入りする。さよならメルケル!」とツイッターに投稿した。

 欧州では9月のスウェーデン総選挙で反移民を掲げる政党が躍進するなど、右翼が既存政党の議席を奪うケースが目立つ。イタリアでは「同盟」の支持率は今月の世論調査でトップの33%に達した。国民連合も9月の仏世論調査で、欧州議会選での投票先として21%の支持率を得ており、マクロン大統領の与党「共和国前進」(21・5%)に匹敵している。ルペン氏とサルビーニ氏は今月8日、ローマで会談し、欧州議会選に向けて共闘することを確認した。反移民や欧州連合(EU)懐疑主義の勢力を結集させる考えだ。(パリ=疋田多揚、ローマ=河原田慎一)

2802とはずがたり:2018/10/16(火) 20:12:40
>>2801
戦後の欧州政治を担ってきた二大政党のうち、保守系は下り坂とはいえ、いまなお3割を超える支持を集める党が少なくない。なぜ社民勢力だけが振るわないのか。

アカデミズムの世界には、さまざまな仮説がある。08年に始まった米リーマン・ショックと、それに続く債務危機でEU各国は財政再建に動いた。金看板だった福祉政策に使うカネがなくなり、有権者が離反した。

欧州統合という域内グローバル化で価値観の多様化や雇用の規制緩和が進み、票田である労働組合の加入率が下がった。長い伝統が「古くさい」というイメージにつながり、新鮮さを求める有権者が環境政党などに流出した。そのうえリベラル化し、左派寄りになった保守系政党にも票を奪われた。

だが最大の敗因は、目指すべき方向を見失い政策が定まらないことだろう。例えばオーストリア社会民主党。当初は「寛容な難民政策」を掲げていたが、反移民機運が盛り上がると社会の説得に回るのではなく、沈黙する道を選んだ。

ドイツ社民党は「所得の再配分」をうたいながら何の手も講じない。メルケル首相の与党、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)との大連立で財務相ポストを保守の重鎮ショイブレ氏から奪っただけで満足し、路線変更はなかった。

党勢が衰えるなか、執行部はリスクを取らずに手堅く党を運営しようとする。「思い切った政策を打ち出して党が分裂するのを恐れている」とドイツ社民党の地方幹部は明かす。つまり組織防衛と私利私欲。社会改革が党是だったのにいつのまにか既得権益を守ることに明け暮れ、ポストに群がる。このままでは有権者はますます失望し、支持率がさらに下がるという悪循環に陥る。

中道左派は多くの国民が共鳴する理想を掲げた場合だけ政権をとることができる――。その定石を忘れたかのようだ。保守系政党は「現状維持」でもいいが、イデオロギーから出発した社民勢力は強力な目標がないと前に進まない。福祉国家、東西和平、構造改革。欧州を変えたスローガンが昔はあったが、いまは見当たらない。

「欧州統合を掲げるしかない」との声が広がる。欧州の先行きが危ういからこそ「統合」にこだわるべきだ、というわけだ。フランスでは社会党政権の閣僚だったマクロン大統領が新興政党「共和国前進」を立ち上げ、親欧派をうたう。これがモデルケースになるかもしれない。もともと左派政党は国際連携を重んじるという素地もある。

改革精神で他の政党に後れをとっているようでは未来はひらけない。19年5月の欧州議会選が迫る。まずは自己改革。目が覚めなければ惨敗だろう。すなわち社会民主主義の終わりの始まりである。

赤川省吾(あかがわ・しょうご)
 日独で育ち、ドイツ銀行フランクフルト本店などでの研修生勤務を経て1994年入社。07年から欧州駐在。冷戦期から欧州を知り、旧共産圏を含めた地域全体の政治・経済・芸術に精通する。ベルリン自由大で修士号(政治および戦後ドイツ史)。現在は編集委員の傍ら、同大付設オットー・ズーア政治学研究所に在籍。

2803チバQ:2018/10/16(火) 21:55:32
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1810160033.html
フランス内閣改造 内相後任、大統領の「身内」起用で収拾図る
20:39産経新聞

 【パリ=三井美奈】フランス大統領府は16日、内閣改造を発表し、与党「共和国前進」代表、クリストフ・カスタネール氏(52)が内相に就任した。難航した内相人事で、マクロン大統領は、選挙参謀だった「身内」起用により収拾を図った。

 カスタネール氏は昨年5月、新政権発足に伴い政府報道官に就任。同年11月、党代表に転身した。

 マクロン政権では今月3日、社会党出身の重鎮、コロン前内相が辞任。保守系「共和党」出身のフィリップ首相との不仲が取り沙汰された。今夏以降、コロン氏を含めて3閣僚が辞任しており、閣内対立を露呈した。

 内相は「内閣ナンバー2」とされる重要ポスト。「中道結集」を掲げるマクロン大統領は、新内相に野党の大物を起用して、体制引き締めを図るとの観測があった。結局、腹心のカスタネール氏に頼らざるを得ず、政界での求心力低迷を印象付けた。カスタネール氏は来年の欧州議会選に向け、党勢拡大を進めているさなかだった。

 内相人事に10日以上を要したのは、「1958年に現在の共和制が発足して以来、初めて」(フィガロ紙)の異例事態。

2804チバQ:2018/10/16(火) 22:05:08
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-181015X228.html
メルケル大連立政権に暗雲=州議選大敗、既存政党が弱体化―ドイツ
10月15日 23:15時事通信

 【ベルリン時事】14日に行われたドイツ南部バイエルン州議会選で、国政与党としてメルケル政権を支える中道右派・キリスト教社会同盟(CSU)と、中道左派・社民党が歴史的大敗を喫した。鮮明になったのは、戦後独政界を牛耳ってきた既存政党の弱体化だ。両党が参加するメルケル首相の大連立政権の求心力低下が一層進み、政権の行方には暗雲が漂っている。

 メルケル氏が党首のキリスト教民主同盟(CDU)の姉妹政党で、同州を地盤とするCSUの得票率は約37%と、68年ぶりの低水準に沈んだ。第1党は維持したものの過半数には遠く及ばなかった。1962年以降、州議会で単独過半数を失ったのは2008年からの1期のみで、CSU所属のゼーダー州首相は「非常に厳しい」結果だと表明した。

 選挙から一夜明けた15日、メルケル氏はベルリンでの産業界との会合で「政治家への信頼が失われた結果」と敗北を率直に認めた。ただ「首相として、信頼回復に努める」と強調し、首相にとどまる意欲を示した。

 一方、前身政党も含め155年の歴史を持ち、幾多の大物政治家を輩出してきた社民党は得票率で第5党に沈んだ。2位の緑の党や、4位の排外政党「ドイツのための選択肢」(AfD)などにも及ばず、社民党のナーレス党首は「(国政の)大連立の先行きは、今後数カ月で決まる」と述べ、現在の枠組みを維持するかを検討する方針を示した。

 大きな争点は難民政策だったが、難民に融和的な緑の党は躍進した。「反難民」のみが得票につながったのではなさそうだ。

 また、3位の「自由な有権者」は全国組織が09年に、4位のAfDは13年にそれぞれ結党された新興政党で、いずれも既存政治と距離を置く。ウェルト紙によると、60歳以上の45%がCSUに投票した一方、59歳以下は31%にとどまり、若年から中堅世代が伝統的政党から離れている傾向がうかがえる。

 28日に行われるヘッセン州議会選でも、CDUの敗戦は濃厚な情勢だ。結果次第では、3月に第4次政権を発足させたばかりのメルケル氏退陣や総選挙を求める圧力が一段と強まる可能性もあり、政権の混迷は続く見通しだ。

2805とはずがたり:2018/10/16(火) 23:11:29

メルケル独首相に迫る危機 「惨敗」の影響、広く欧州に
https://www.asahi.com/articles/ASLBH1T42LBHUHBI001.html
ベルリン=高野弦 パリ=疋田多揚、ローマ=河原田慎一2018年10月16日18時19分

 「この半年に起きたことが、有権者の怒りを買ったと感じている」。バイエルン州のゼーダー州首相は14日、自身も所属するキリスト教社会同盟(CSU)が1950年以来、68年ぶりの低い得票率となった選挙結果を受けてこう語った。

 保守の牙城だった南部バイエルン州の州議会選挙で、メルケル首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)と連立を組むCSUが歴史的敗北を喫した。この半年、連立政権内でCDUとCSUの対立が頻発したことが背景にあり、メルケル政権の足元はおぼつかなくなっている。

 何が支持者の離反を招いたのか。

 昨年9月の総選挙で新興右翼政党「ドイツのための選択肢(AfD)」の台頭に脅威を感じたCSU党首のゼーホーファー内相は、右翼寄りの政策や言動を繰り返した。6月には、国境で難民を追い返す強硬策を打ち出してメルケル首相と対立。あわや連立崩壊の危機にまで追い込んだ。9月には、極右寄りと受け止められる発言をした情報機関のトップをゼーホーファー氏がかばい、その人事をめぐって連立与党の執行部が対立。いったん決めた人事が世論の反発を受けて覆る失態も演じた。

 こうした有権者不在の「内輪もめ」と、CSUの「右傾化」が支持者離れの大きな要因だ。一方、政策をコピーされた形のAfDは「CSUが口約束したことを、われわれが実行する」と選挙戦で訴え、支持を広げた。

 CSUは今後、同州ですでに議席があり、政策が比較的近い地域政党の「自由な有権者」と連立交渉を進める見通しだ。

連立組む与党も惨敗
 連立政権内の対立の影響は、州レベルにとどまらず、政権の足元を揺るがし始めている。

 9月にあったCDU・CSUの連邦議会での統一会派代表(院内総務)選では、メルケル氏の腹心で、13年間も同ポストを務めたカウダー氏が無名の議員に敗れた。議員らによる政権執行部への「警告」と受け止められた。

 11日に発表された公共放送ARDの世論調査では、両党の支持率は26%と過去最低を記録した。「メルケル氏はもやは過去3期のように盤石ではない」(ショイブレ連邦議会議長)との見方が広がりつつある。

 12月には2年に1度のCDUの党首選があるが、メルケル氏以外に3人が立候補の意思を表明。メルケル氏の再選は堅いとみられているが、28日に予定されるヘッセン州の州議会選挙の結果次第では、予断を許さない状況になりそうだ。CDUのクランプカレンバウアー幹事長は14日、「2週間後の選挙に全力を注ぐ」と語った。

 今回の州議会選挙では、中央政権で連立を組む社会民主党(SPD)の得票率がほぼ半減し、第2党から第5党に転落した。全国の世論調査でも、緑の党、AfDの後塵(こうじん)を拝した。SPDのナーレス党首は会見で「ひどい結果の理由のひとつは、ベルリンでの連立政権のひどいパフォーマンスにある」と語った。今年3月の連立政権の発足時から党内にある連立反対の声が高まる可能性がある。

 投票日の前に朝日新聞の取材に応じた緑の党のハーベック党首は「ゼーホーファー氏が混乱の責任をとって党首や内相を辞めない場合、SPD内からの連立離脱を求める声が再び高まるだろう」との見方を示した。(ベルリン=高野弦)

沸き返る欧州右翼
 既存の中道政党の退潮は、来年5月の欧州議会選を前に、欧州の他の右翼政党を勢いづかせている。

 フランスの右翼「国民連合」(旧国民戦線)のマリーヌ・ルペン党首は15日、「AfDの力強さを見れば、来年5月の欧州議会は(既存勢力の)バランスが大きく崩れることがわかるだろう」とツイート。反移民で立場が似通うAfDの躍進を歓迎した。イタリアの右派「同盟」党首のサルビーニ副首相も14日、「独与党の歴史的敗北で多くのAfDの友人が議会入りする。さよならメルケル!」とツイッターに投稿した。

 欧州では9月のスウェーデン総選挙で反移民を掲げる政党が躍進するなど、右翼が既存政党の議席を奪うケースが目立つ。イタリアでは「同盟」の支持率は今月の世論調査でトップの33%に達した。国民連合も9月の仏世論調査で、欧州議会選での投票先として21%の支持率を得ており、マクロン大統領の与党「共和国前進」(21・5%)に匹敵している。ルペン氏とサルビーニ氏は今月8日、ローマで会談し、欧州議会選に向けて共闘することを確認した。反移民や欧州連合(EU)懐疑主義の勢力を結集させる考えだ。(パリ=疋田多揚、ローマ=河原田慎一)

2806チバQ:2018/10/17(水) 16:46:11
https://www.asahi.com/articles/ASLBJ5TKXLBJUHBI031.html
苦境マクロン氏、内閣改造 腹心去り、求心力低下あらわ
パリ=疋田多揚2018年10月17日13時22分
 フランスのマクロン政権が16日、内閣を改造した。マクロン大統領の腹心だったコロン前内相が政権を去って2週間。側近で与党「共和国前進」党首のカスタネール氏(52)がようやく後任に決まった。改造では入閣の打診が断られるなど、マクロン氏の求心力の低下が浮き彫りとなった。

 カスタネール氏は、2016年にマクロン氏が大統領選に立候補を表明した時から支えてきた数少ない側近で、政権発足直後は報道官を担った。内相は治安や移民政策を担う要職だが、コロン氏の辞任以来、フィリップ首相が兼務する異例の事態が続いていた。

 改造では、文化相や農相など主要閣僚4人を入れ替えた。仏紙フィガロなどによると、中道右派のシラク政権で農相を務めたビュスロ氏や、社会党員で前首相のバルス氏に近いクラン氏に入閣を打診したが、いずれも固辞されたという。

 マクロン氏は16日夜、国民向けテレビ演説で「私の態度や率直な物言いを不快に思う人もいたかもしれない。批判は聞こえている」と語りかけた。コロン氏に「謙虚さ」が足りないと指摘され、支持率が30%前後に低迷するだけに低姿勢を強調。「私の羅針盤は、大統領選の時にみなさんからもらった信頼だけだ」と改めて支持を呼びかけた。(パリ=疋田多揚)

2807チバQ:2018/10/17(水) 16:46:52
https://www.sankei.com/world/news/181017/wor1810170006-n1.html
メイ英首相が妥協案、閣僚から理解も EU離脱後のアイルランド国境問題などで
2018.10.17 00:57
英EU離脱問題

英首相官邸を出るメイ首相=15日、ロンドン(ゲッティ=共同)
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 【ロンドン=岡部伸】英国の欧州連合(EU)離脱交渉で、メイ英首相は16日、閣議を開き、離脱後のアイルランド国境問題の妥協案などについて協議した。

 英国はEU側に、英領北アイルランドを離脱後もEU経済圏に残すことを認める代わりに2021年末まで英国全体をEU関税同盟に残す妥協案を提案してきた。EU側は英国が関税同盟に残留する期間を「無制限」であるべきだと主張していたが、15日付の英紙デーリー・テレグラフによると、英国とEUのこれまでの集中協議で期間を「当面」とする方針を実務レベルで取りまとめた。だが、「当面」とする方針について一部の閣僚の支持を得られないことを恐れたメイ氏が直前で発表に待ったをかけ、暫定合意の公表が見送られていた。

 英ガーディアン紙(電子版)などによると、メイ氏は2時間半に及ぶ16日の閣議で、英国全体を関税同盟に残す案について「暫定的」などと説明し、閣僚からの理解を得たもようだ。メイ氏は「共に立ち上がり団結すれば、難局を乗り切れる」などと大詰めの交渉に向けて意欲を語ったという。

 期限なしで関税同盟に残れば、離脱後もEU規則に従い、独立性が失われると反発していた強硬離脱派の閣僚が辞意を表明することなかった。合意の壁とも指摘されていた閣内対立を回避し、EUとの交渉が前進する可能性もある。

2808チバQ:2018/10/18(木) 09:26:50
https://mainichi.jp/articles/20181017/k00/00m/030/084000c
関連ニュースはこちら 英EU離脱交渉
アイルランド問題が最後の障害
毎日新聞2018年10月16日 20時14分(最終更新 10月17日 06時34分)

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北アイルランドの位置
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 【ロンドン矢野純一、ブリュッセル八田浩輔】英国の欧州連合(EU)からの離脱交渉で英領北アイルランドの国境管理の問題が、最後の障害となっている。アイルランドへの帰属を求める住民と、英国の統治継続を求める住民が30年以上にわたって対立し、多くの犠牲者を出した住民の対立の構図とも重なり、交渉をより難しくしている。17日から始まるEU首脳会議では結論が持ち越される公算が大きい。

 英国のメイ首相は15日、離脱交渉について「大きく進展している」と述べる一方、「北アイルランドと英国の間に国境管理を設けるような(EUの提案)内容は決して受け入れない」と強調。北アイルランド問題が離脱交渉の課題となっているとの認識を示した。

 北アイルランドはEU加盟国のアイルランドと同じアイルランド島内にある。1960年以降、英国からの独立とアイルランドへの帰属を求めるカトリック系住民と、英国の統治継続を求めるプロテスタント系住民が30年以上にわたって衝突し、3000人以上の犠牲者を出している。

 英、EUともに過去の衝突を念頭に置き、離脱後は「厳しい国境管理を設けない」ことで一致している。交渉では、アイルランド島内だけでなく、海で隔てる英本土との間で物や人が自由に行き来している状態を、2020年末の正式離脱後にどのような仕組みを作って継続させるかが課題となっている。

 EUは北アイルランドだけを関税がかからないEUの関税同盟に残し、アイルランドとの移動の自由を確保することを提案。英国が、本土との間に障壁ができるとして反対していることについては、工場などからの出荷時の事前検査や、バーコードや最新のハイテクを使うことで、解決できると主張する。

 英国は北アイルランドと英本土の統一性が失われるとして、北アイルランドも含めた英国全体をEUと関税のない貿易を行う関税制度内にとどめることを求め、議論は平行線をたどっている。

 EUのトゥスク欧州理事会常任議長(EU大統領)は15日、加盟国にあてた首脳会議への招待状で「一部で想定されたよりも(交渉は)複雑だ。それでも双方に交渉を継続する意思があり、我々は希望と決意を失うべきではない」と述べた。

2809チバQ:2018/10/18(木) 10:32:49
https://mainichi.jp/articles/20181018/k00/00e/030/207000c
EU首脳会議
11月開催見送り 英EU離脱交渉 
毎日新聞2018年10月18日 10時18分(最終更新 10月18日 10時18分)

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交渉の進展を「不十分」 クリスマスが期限
 【ブリュッセル八田浩輔】欧州連合(EU)は17日の首脳会議で、英国のEU離脱交渉について協議した。英国を除く27加盟国の首脳は、交渉の進展を「不十分」だと判断し、最終合意の舞台として検討していた11月の臨時首脳会議の開催見送りを決めた。EUのバルニエ首席交渉官は、円滑な離脱の実現にはクリスマスまでの合意が必要との考えを示した。

 英国の離脱まで半年を切り、離脱の条件を巡る交渉は英国とアイルランドで生じる国境問題で行き詰まる。英・EUは双方の議会の批准にかかる時間を考慮して、10月の首脳会議を妥結の目標と位置付けてきた。EU側は会議前に、現状を打開する新提案を英国のメイ首相に求めたが、結果はゼロ回答だった。

 メイ氏は17日夜、加盟国の首脳を前に自身の考えを説明。英政府報道官によると、メイ氏は「良い結果になると確信している」と述べた。同席した欧州議会のタヤーニ議長は「中身は新しくなかったが、ボディーランゲージ(身ぶり)は過去よりも前向きだった」と皮肉まじりに振り返った。

 EU筋によると、EU側はメイ氏の退席後に交渉の現状を整理し、合意がないまま離脱日を迎えた場合の対応についての協議も始めた。またバルニエ氏に全権を委ねる方針を改めて確認し、「決定的な進展」があれば首脳会議を開いて合意の手続きを進める方針で一致した。

 オランダのルッテ首相は会合終了後、合意には「数週間」が必要との考えを示し、バルニエ氏がクリスマスを期限と位置付けていることを明らかにした。合意にこぎつけても英国の与党内の立場にはばらつきがあり、議会で承認されるかは不透明だ。このためEU側は今後、市民生活や経済活動に大きな影響をもたらす「無秩序」な離脱への備えも加速させる。

2810とはずがたり:2018/10/18(木) 13:06:44

フランス政治が巧く行ってるの見た事無いが日本のウヨ政治家みたいな事云ってしまいたくなるがフランス人は働かない癖に果実だけ欲しがってる傾向があるように思える。

苦境のマクロン、内閣改造 腹心去り、人材不足あらわ
https://www.asahi.com/articles/ASLBJ5TKXLBJUHBI031.html?ref=tw_asahi
パリ=疋田多揚2018年10月17日13時22分

 フランスのマクロン政権が16日、内閣を改造した。マクロン大統領の腹心だったコロン前内相が政権を去って2週間。側近で与党「共和国前進」党首のカスタネール氏(52)がようやく後任に決まった。改造では入閣の打診が断られるなど、マクロン氏の求心力の低下が浮き彫りとなった。

 カスタネール氏は、2016年にマクロン氏が大統領選に立候補を表明した時から支えてきた数少ない側近で、政権発足直後は報道官を担った。内相は治安や移民政策を担う要職だが、コロン氏の辞任以来、フィリップ首相が兼務する異例の事態が続いていた。

 改造では、文化相や農相など主要閣僚4人を入れ替えた。仏紙フィガロなどによると、中道右派のシラク政権で農相を務めたビュスロ氏や、社会党員で前首相のバルス氏に近いクラン氏に入閣を打診したが、いずれも固辞されたという。

 マクロン氏は16日夜、国民向けテレビ演説で「私の態度や率直な物言いを不快に思う人もいたかもしれない。批判は聞こえている」と語りかけた。コロン氏に「謙虚さ」が足りないと指摘され、支持率が30%前後に低迷するだけに低姿勢を強調。「私の羅針盤は、大統領選の時にみなさんからもらった信頼だけだ」と改めて支持を呼びかけた。(パリ=疋田多揚)

2811とはずがたり:2018/10/19(金) 12:41:51
「合意なき英離脱」なら…社会・経済的大混乱も
https://www.yomiuri.co.jp/world/20181018-OYT1T50098.html?from=yartcl_outbrain1
2018年10月18日 14時39分

 【ブリュッセル=広瀬誠、横堀裕也】欧州連合(EU)は17日、ブリュッセルで首脳会議を開き、英国との離脱交渉について協議した。最大の焦点となっているアイルランドの国境管理問題で十分な進展がなく、最終合意を目指して11月に開く予定だった臨時の首脳会議の開催も見送ることで一致した。

 国境管理問題を巡っては、英国のEU離脱後も、英領北アイルランドとEU加盟国のアイルランドの間で「人やモノが自由に行き来できる現状を維持する」との原則では一致している。住民間の紛争が起きた過去があり、分断線の復活を避けるためだ。

 EUは、北アイルランドを実質的にEU関税同盟に残す案を提案しているが、英国のメイ首相は「国家の分断を招く」として英国全土を期限付きでEU関税同盟に残す案を主張し、協議は乗り上げている。

 首脳会議では、メイ首相が各国の首脳らを前に約15分間演説した。多くの分野で交渉が進んでいると強調し、「最終段階では双方に勇気と信頼、リーダーシップが必要だ」と歩み寄りを呼びかけた。だがEU筋によると、英国から新たな打開策は示されなかった。

 また、首脳会議では英国離脱後の激変緩和措置として2020年末まで設定している「移行期間」について、EUが1年間の延長を提案した。英国が重視する貿易交渉を中心とした「将来の関係」を巡る協議の時間を確保するため英国に配慮したものとみられる。ただ移行期間はEUのルールに従う必要があり、英国内の離脱強硬派からは「離脱が形骸化する」などと早くも反発の声が上がっている。

 EUと英国は、来年3月の英国離脱を控え、今年11月を交渉期限と定めている。英国がEUから離脱する際の条件を定めた「離脱協定」は、EUと英国が合意しても、合意後にEU欧州議会と英国議会で承認を得る時間が必要なためだ。

 EUは今後の交渉で「決定的な進展」があれば、11月に臨時首脳会議を開く方針だが、現時点で11月の合意は困難とみられる。12月にも定例の首脳会議が予定されているが、関税などのルールを定めずに英国がEUを離脱する「合意なき離脱」の懸念がさらに高まる可能性がある。

 「合意なき離脱」となれば、移行期間も白紙となり、EUと英国間で関税や税関手続きが復活し、EUとの共通のルールが無効になる。英国とEU加盟国の双方で社会・経済的な大混乱が起きかねず、首脳会議では「合意なき離脱」を想定し、EU各国への悪影響を軽減する方策も話し合ったという。

2018年10月18日 14時39分 Copyright c The Yomiuri Shimbun

2812とはずがたり:2018/10/19(金) 16:30:51
政治対話の継続提唱=安倍首相、東欧4カ国首脳と会談
https://www.excite.co.jp/News/politics_g/20181019/Jiji_20181019X690.html
時事通信社 2018年10月19日 05時37分

 【ブリュッセル時事】安倍晋三首相は18日午後、ブリュッセルのスロバキア政府代表部で、「V4」と呼ばれる東欧4カ国の首脳と会談した。安倍氏は2003年から続く「V4+日本」の枠組みによる政治対話の継続を呼び掛け、観光や人的交流、防災、環境分野での協力を提案した。

 会談には、スロバキアのペレグリニ、チェコのバビシュ、ポーランドのモラウィエツキ、ハンガリーのオルバン各首相が出席。4氏は科学技術分野での協力や、欧州連合(EU)加盟を目指す旧ユーゴスラビアの西バルカン諸国への経済支援を要請した。

2813チバQ:2018/10/24(水) 11:14:04
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181024-37564814-bloom_st-bus_all
メイ英首相、反対派の抑え利かず-閣僚ら7人の反旗で閣議大荒れ
10/24(水) 8:32配信 Bloomberg
メイ英首相が23日開いた閣議は、欧州連合(EU)と離脱交渉で合意を目指す首相案を巡り閣僚らがあからさまに衝突する荒れ模様の展開となり、反対勢力に対する首相の抑えが利かない状態となった。

事情に詳しい複数の関係者によれば、閣議では離脱に積極的な7人の閣僚らが、英国が無期限にEUの関税同盟にとどまることを可能にする首相案に公然と反対し、メイ首相は怒りを込めた鋭い視線で反応した。一方、首相が歩み寄ることができない限り、英国は合意がないまま無秩序にEUから離脱することになると反撃を開始する閣僚らもいた。

ハント外相が首相案への攻撃を主導し、ジャビッド内相やゴーブ環境・食料・農村相、レッドソム下院院内総務らも同調したという。

ユーラシア・グループのマネジングディレクター、ムシュタバ・ラーマン氏は「メイ首相は国内でかつてない危険な状況に置かれている。欧州懐疑派の議員らが、与党保守党党首としてのメイ氏の資質を問う信任投票をすぐに推し進めるとの観測が強い」と指摘した。

原題:U.K. Cabinet Is Said to Be at War Over May’s Brexit Plan (1)(抜粋)

Tim Ross, Kitty Donaldson, Robert Hutton, Nikos Chrysoloras

2814チバQ:2018/10/24(水) 11:16:42
https://digital.asahi.com/articles/ASLBM7JZDLBMUHBI03C.html?rm=593
あれから2年以上…英国のEU離脱、何をもめてるの?
ブリュッセル=津阪直樹、ロンドン=寺西和男、下司佳代子2018年10月23日17時22分
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英国のEU離脱で想定されるシナリオ

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 英国が2016年6月、国民投票で欧州連合(EU)からの離脱を決めて、2年以上が経った。あと半年足らずで離脱することは決まっているのに、いまだに離脱の方法を巡って英国とEUはもめつづけている。いったい、何を、なぜもめているのか。

 「企業の我慢は限界に近づいている」

 英産業連盟(CBI)は18日、悲鳴にも近い声明を出した。英国とEUは18日までのEU首脳会議で、市民の社会保障を受ける権利など離脱に伴って影響が大きい分野に絞った協定で合意することを目指していた。だが、交渉は行き詰まり、合意は先送りされた。20日にはロンドンで、約70万人(主催団体の推計)が、EU離脱の是非を問う国民投票の再実施を求めるデモに参加した。

 企業が恐れるのは、何の取り決めもないまま、離脱する可能性が高まっていることだ。「合意なしで離脱」となれば英・EUの国境で輸出入検査が復活したり、関税がかかったりと、混乱が生じる。

 交渉の最大の障害は「北アイルランド国境問題」だ。英領北アイルランドとEU加盟国アイルランドは同じアイルランド島で隣り合わせる。かつて英国統治を望む住民とアイルランドとの統一を求める住民が対立し、多数の犠牲者を出した。この歴史的背景から、英・EUは離脱後もアイルランド島で厳しい税関検査などの国境管理をしないことで一致する。だが、双方が納得する国境のあり方を見いだせないでいる。

ログイン前の続き移行期間を1年延長?
 この問題を解決する糸口としてにわかに注目されているのが「移行期間」だ。

 英国とEUは、離脱後に市民生活や企業活動に混乱が生じないよう、来年3月の離脱から1年9カ月間、英国が関税同盟にとどまる一方、基本的にはEUのルールに従う移行期間を設けることで一致する。

 英、EUは北アイルランド問題を先送りし、この期間に再度協議する考え。ただ、その移行期間は北アイルランド問題が万一解決できなかった場合の「非常措置」を盛り込んだ離脱協定で、今年12月までに合意できなければ、無効になる。EU側は非常措置として、北アイルランドを貿易に関税がかからないEUの「関税同盟」に残すことを提案するが、英政府は「英領土を分割するようなもの」と反発し、大きな溝がある。

 そこで、EU側は移行期間の1年延長を検討する。解決策を見つけるための時間を延ばし、非常措置での英側の譲歩を引き出すのが狙いだ。英国のメイ首相も数カ月の延長の可能性に言及し、交渉が進む可能性がある。

 ただ、英国の「弱い政権基盤」がネックとなる。

 メイ英首相が率いる与党・保守党は下院で、北アイルランドの地域政党・民主統一党(DUP、10議席)の閣外協力を得て過半数を維持する。DUPは、北アイルランド国境問題でのEUの非常措置案に反対する。保守党内からも、EUの規制に従う時間が延びる移行期間の延長には、早速強い反発が出ている。

 離脱協定は英・EU双方の議会が承認する必要があり、EU側は今年12月を最終合意期限とする。仮に英・EUの間で合意できても英議会で承認されなければ、「合意なしの離脱」の可能性が高まる。メイ首相は22日の英議会で「離脱協定の95%は完成している」と交渉の進展を強調。与党・保守党内では首相の不信任投票の実施を求める声が高まっており、批判勢力を牽制(けんせい)する狙いがありそうだ。(ブリュッセル=津阪直樹、ロンドン=寺西和男、下司佳代子)

2815チバQ:2018/10/24(水) 11:17:51
https://www.asahi.com/articles/ASL9Q14DRL9PUHBI03D.html?iref=pc_rellink
交渉決裂、経済の大混乱に現実味 英EU離脱まで半年
ロンドン=下司佳代子、寺西和男 聞き手・津阪直樹2018年9月27日16時19分
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英国のEU離脱のスケジュール
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日本製デニムを販売しているダニー・ホッジソンさん=ロンドン、下司佳代子撮影

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 英国が欧州連合(EU)から離脱する交渉がまとまらない。双方が折り合えないまま、離脱する3月29日まで半年。交渉が決裂し、経済が混乱する事態も現実味を帯びてきた。交渉はどこへ向かうのか。(ロンドン=下司佳代子、寺西和男)

 英首相官邸で21日、演説したメイ首相の声は上ずり、怒りがにじんだ。

 「交渉終盤にもなって、提案をただ拒むのは受け入れがたい」

 前日までオーストリアのザルツブルクで開かれたEU非公式首脳会議後の記者会見で、EU首脳会議のトゥスク常任議長が英国の提案を「うまくいかない」と切り捨てたことで、メイ氏は面目を潰されていた。

 英国は、モノに限ってEUルールに従い、円滑な貿易を続けることを提案する。一方、日本など第三国とはEUにとらわれず自由貿易協定を結ぶ考えだ。人の移動の自由は認めず、移民の流入も制限する。

 EUにしてみれば「人、モノ、サービス、資本の移動の自由」を不可分とする基本理念に反する「いいとこ取り」で受け入れがたい。EUは、北アイルランドだけをEUの関税同盟に残すことを提案している。だが、これには英国が「領土を分割するようなこと」(メイ氏)と猛反発する。自国案を押し通そうという態度が、フランスのマクロン大統領らの不興を買い、EU側は態度を硬化させた。

陸続きの北アイルランド課題
 英領北アイルランドとEU加盟国アイルランドが一つの島であることが、問題を難しくしている。

英離脱交渉、1カ月延長も 北アイルランド国境管理、EUと対立
 かつて北アイルランドでは、英国統治を望む多数派プロテスタント系住民と、アイルランドとの統一を求める少数派カトリック系住民が対立し、多数の犠牲を出した。この歴史的背景を考慮し、英・EUは厳しい国境管理を復活させないことでは一致した。だが、離脱後、陸続きの土地で人やモノのやりとりをどう管理していくのか、具体案で折り合えないのだ。

 3月末の離脱までに、双方は離脱条件を定める「離脱協定」と、その後の通商関係などを定める「政治宣言」の合意を目指す。議会承認手続きを考えれば、10〜11月が期限だ。

 国境問題の解決抜きに離脱協定は結べない。合意がないまま離脱すれば、英・EU間の貿易で急に関税や税関検査が復活し、物流の停滞が予想される。物価の上昇や通貨安も招き、市民生活が混乱する恐れがある(シナリオA)。

 双方とも経済への打撃は避けたい。メイ氏は21日の演説で、国境問題で何らかの新提案をすることを示唆。離脱協定の合意にこぎ着けたい考えをにじませた。政治宣言はあいまいな表現にとどめ、協議を移行期間に実質先送りする案も浮上する(シナリオB)。

 英国の与野党の一部では、離脱に関する2度目の国民投票や解散総選挙の実施を求める声も上がる。もし実現すれば、EU残留を含めた大転換もありうる(シナリオC)。

 昨年の総選挙で負けたメイ氏は、政治基盤が弱い。離脱をめぐる英政府案は、EUに懐疑的な強硬離脱派からも親EU派からも評判が悪く、多方向から修正圧力がかかる。メイ氏がEU側に容易に妥協すれば、強硬派にくすぶる倒閣論が火を噴きかねず、仮にEUと合意できても英議会で否決される可能性が残る。

■パナソニック、英国か…

2816チバQ:2018/10/28(日) 15:35:16
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181027-00000068-mai-eurp
<独ヘッセン州議会選>メルケル首相、大敗なら退陣の声も
10/27(土) 20:42配信 毎日新聞
 【ベルリン中西啓介】ドイツ西部ヘッセン州議会選挙が28日、投開票される。州では現在、メルケル首相の保守系国政第1党・キリスト教民主同盟(CDU)と左派系環境政党・緑の党が連立政権を組むが、CDUの大幅な得票率減が予想される。今月14日の南部バイエルン州議会選では、CDUの姉妹政党・キリスト教社会同盟(CSU)が大敗しており、2州連続の国政与党大敗となれば、メルケル氏の退陣を求める声が高まりそうだ。

 ヘッセン州は金融街として有名なフランクフルトなど大都市を抱える産業州。公共放送ARDによると、CDUが前回2013年選挙に比べ12ポイント減に相当する支持率26%を、緑の党は10ポイント増に当たる21%を得ているが、過半数には届かない情勢。国政でメルケル氏を支える中道左派・社会民主党は10ポイント減の21%にとどまる。イスラム批判で勢力を伸ばす右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)も議席を獲得する見通しで、全16州議会に進出することになる。

 3月に発足した第4次メルケル政権では、強硬な難民抑制を主張するCSU党首のゼーホーファー内相とメルケル氏が対立。支持率低迷から選挙を恐れる社民党は対立解消に存在感を示せず、政権混乱が繰り返された。独メディアは今回の州議会選を「メルケル氏にとって運命の選挙」とし、CDUが大敗すればメルケル氏の後継指名などが行われる可能性があると報じる。

2817とはずがたり:2018/10/29(月) 14:40:57

ドイツ
メルケル氏求心力低下に歯止めなし 州議会選連敗
https://mainichi.jp/articles/20181029/k00/00e/030/214000c#cxrecs_s
毎日新聞2018年10月29日 11時36分(最終更新 10月29日 12時03分)

 【ベルリン中西啓介】ドイツ西部ヘッセン州議会選挙が28日、投開票された。公共放送ARDの得票予測によると、メルケル独首相の保守系国政第1党・キリスト教民主同盟(CDU)は過去50年で最低の得票率に落ち込む見通し。メルケル政権を支える中道左派の社会民主党も戦後最低の得票率が予想され、内紛が相次ぐ国政与党に有権者が厳しい審判を突きつけた形だ。14日の南部バイエルン州議会選に続く与党敗北で、メルケル氏の求心力低下に歯止めが利かない状態になっている。

 金融街フランクフルトがあるヘッセン州は産業が盛んで、国政同様CDUと社民党が2大政党の地位を占めてきた。ARDの暫定得票予想(28日夜時点)は▽CDU26.9%(前回2013年比11.4ポイント減)▽社民党20.1%(同10.6ポイント減)▽左派系環境政党「緑の党」19.6%(同8.5ポイント増)など。反イスラムを訴える右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)も13%程度を獲得する見通しで、全16州議会への進出を果たすことになり、全国区の政党として基盤を固めた。

 ヘッセン州のブフェー州首相(CDU)は公共放送ZDFで選挙結果について「秩序ある政治をしろという中央政府へのメッセージだ」と述べ、3月の第4次メルケル政権発足以降、難民対策を巡るメルケル氏と保守強硬派のゼーホーファー内相の対立による政権危機が敗因との見方を示した。社民党は地方選で、緑の党に左派票を奪われる状況が続いている。ナーレス社民党党首は「政権の現状は受け入れられない」とし、政権安定に向けた方策を模索する考えを示した。

 ゼーホーファー内相は地盤のバイエルン州議会選で大敗後も引責辞任しておらず、与党内には不満が募る。社民党の若手などからは党執行部に対し、政権離脱を求める圧力も高まる。ただ、今メルケル政権が崩壊し、連邦議会(下院)で前倒し総選挙になれば、与党各党の党勢衰退は避けられない情勢。当面は求心力が低下したままメルケル政権が継続する見込み。

2818チバQ:2018/10/29(月) 18:58:26
https://news.goo.ne.jp/article/afpbb/world/afpbb-3195001.html
独メルケル与党、地方選でまた敗北 社民は連立離脱も示唆
08:17AFPBB News

独メルケル与党、地方選でまた敗北 社民は連立離脱も示唆

ドイツのアンゲラ・メルケル首相(2018年10月27日撮影、資料写真)。(c)OZAN KOSE / AFP

(AFPBB News)

【AFP=時事】ドイツ中部ヘッセン州議会選が28日に投開票され、アンゲラ・メルケル首相率いる連立与党は、鍵となる地方選で2度目となる敗北を喫した。メルケル氏の脆弱(ぜいじゃく)な連立体制の先行きにさらなる暗雲が垂れ込めている。

 2015年から100万人以上の移民や難民を受け入れたことで強い反発を招き、弱体化しているメルケル氏の第4次政権は、今年の連立発足以降相次ぐ危機に見舞われている。

 公共放送ARDが実施したヘッセン州議会選の出口調査によると、メルケル首相のキリスト教民主同盟の得票率は2013年と比べて10ポイント以上減の27.4%となったが、第一党の座は辛うじて守った。

 また国政で連立を組む社会民主党も、前回に比べて11ポイント以上低い19.6%となり、19.5%と約倍増させた緑の党とほぼ同率2位となった。

 メルケル政権の移民政策への反発が追い風となり、昨年初めて連邦議会入りを果たした反移民の極右政党「ドイツのための選択肢」は、16州の全ての議会で議席を獲得した。

 地方選での敗北が続いているSPDは、昨年には国政選挙でも、1949年のドイツ連邦共和国成立以来最低の得票率となった。

 同党のアンドレア・ナーレス党首は28日、「政府の現状は容認できない」と述べて、CDUに国民の利益にかなう明確で拘束力のある行程表に同意するよう求め、メルケル首相からの譲歩がなければ連立離脱も辞さない構えを示した。【翻訳編集】AFPBB News

2819チバQ:2018/10/29(月) 18:59:27
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1810290001.html
独連立与党また敗北、ヘッセン州議会選、政権へ逆風あらわ
08:34産経新聞

独連立与党また敗北、ヘッセン州議会選、政権へ逆風あらわ

ドイツ主要政党の支持率

(産経新聞)

 【ベルリン=宮下日出男】ドイツ西部ヘッセン州で28日に投票が実施された州議会選挙は即日開票が行われた。公共放送ARDの各党の予想得票率では、メルケル連立政権を構成する左右二大政党はともに得票を大幅に減らす見通し。14日の南部バイエルン州に続く事実上の敗北で、政権の苦境は一段と深まった。

 ARDによると、メルケル首相率いる保守系、キリスト教民主同盟(CDU)は得票率27%。首位を維持したが、2013年の前回選から約11ポイント減り、約50年ぶりに30%を割り込んだ。国政の連立相手で中道左派の社会民主党も約11ポイント減の19・8%で、ヘッセン州議会選で過去最低に落ち込んだ。

 一方、国政野党で左派リベラル系の90年連合・緑の党は19・6%、難民・移民反対を掲げる右派のドイツのための選択肢(AfD)が13・2%とそれぞれ躍進した。AfDはヘッセン州議会初進出で、これで全16州・特別市のすべてで議席を確保した。

 メルケル政権は3月に発足して以降、移民・難民対策などをめぐる連立与党内の内輪もめが絶えず、支持者の離反を招いた。その結果、連立2与党はバイエルン州の州議会選でも大敗。国政に吹く逆風がヘッセン州でもあらわになった。

 4期目に入り、「欧州の盟主」といわれたメルケル氏も近年は国内の求心力低下が著しい。12月に予定される党大会で党首再選を目指すが、責任を問う声などが高まる可能性がある。一方、社民党内でも党勢の立て直しを急ぐため、連立解消を求める意見が強まる可能性がある。

2820チバQ:2018/10/29(月) 19:00:06
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-181029X870.html
独与党、州議選で再度大敗=メルケル氏続投、一段と不透明に
10:15時事通信

独与党、州議選で再度大敗

ドイツ中部ヘッセン州議会選が28日に投開票され、メルケル首相率いる中道右派・キリスト教民主同盟(CDU)は、得票率が1966年以来の低水準に落ち込む大敗を喫した。写真はCDUのボウフィエー州首相。【AFP時事】

(時事通信)

 【ベルリン時事】ドイツ中部ヘッセン州議会選が28日に投開票され、メルケル首相率いる中道右派・キリスト教民主同盟(CDU)は、得票率が1966年以来の低水準に落ち込む大敗を喫した。今月半ばの南部バイエルン州議選でも国政与党が惨敗しており、メルケル氏の続投をめぐる不透明感は一段と高まった。

 公共放送ARDの出口調査によると、CDUの得票率(暫定)は27.4%。州議会第1党は維持したが、前回2013年から約11ポイント低下。国政与党の一角、中道左派・社民党も19.6%と11ポイント超下落した。

 一方、現在CDUと州政府で連立を組む緑の党は8ポイント以上伸ばし、社民党とほぼ並ぶ水準に躍進。排外主義政党「ドイツのための選択肢」(AfD)も13.0%を取って同州で初議席を獲得し、全16州での議会入りを果たした。

 現在の州政府与党であるCDU・緑の党で過半数を確保できたかは微妙な情勢。今後の連立交渉でCDUが与党にとどまれるかが、国政への余波を抑えるカギとなる。ボウフィエー州首相(CDU)は「つらい結果だが、引き続き州政権を担いたい」との意欲を示した。

 CDU大敗の原因は、国政の機能不全だ。昨秋の総選挙後、与党間の難民政策をめぐる対立で、連立交渉による政治空白は半年間に及んだ。今年3月の政権発足後も対立は頻発。有権者の間に積もった既存政治不信が、緑の党、AfDという左右の非国政与党の躍進につながった。

 クランプカレンバウアーCDU幹事長は、メルケル氏が「12月の党首選に立候補する」と、メルケル体制継続を明言。ただ、同様に州議選で大敗を喫した社民党のナーレス党首は、今後CDUの新方針を確認した上で「(国政での連立政権残留が)適切かを判断する」としており、政権維持には暗雲が漂っている。

2821チバQ:2018/10/29(月) 19:36:07
https://news.goo.ne.jp/article/afpbb/world/afpbb-3195125.html
メルケル氏、党首選への再出馬断念か 地方選での連敗受け
19:00AFPBB News

メルケル氏、党首選への再出馬断念か 地方選での連敗受け

ドイツ首都ベルリンで、キリスト教民主同盟(CDU)の幹部会合へ向かうアンゲラ・メルケル氏(2018年10月29日撮影)。(c)Tobias SCHWARZ / AFP

(AFPBB News)

【AFP=時事】ドイツのアンゲラ・メルケル首相は、地方選での連敗を受けて、18年間率いてきた中道右派のキリスト教民主同盟の党首選への再出馬を断念し、後任に道を譲る意向だと、党関係者が29日、明らかにした。

 CDUは前日の28日、中部ヘッセン州議会選で大幅に得票率を下げた。同関係者は、メルケル氏が「党首選への再出馬を見送る」意向だと述べた。【翻訳編集】AFPBB News

2822とはずがたり:2018/10/29(月) 19:39:50

メルケル氏、与党党首退く意向か=首相続投、ヘッセン州議選大敗で-独
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018102901036&g=int

 【ベルリン時事】複数の独メディアは29日、ドイツのメルケル首相が、前日のヘッセン州議会選での大敗を受け、12月に行われる与党・キリスト教民主同盟(CDU)の党首選への立候補を断念し、党首を退く意向を党幹部に伝えたと報じた。ただ、首相は当面続投する考えだという。(2018/10/29-18:53)

2823旧ホントは社民支持@鹿児島2区に転居:2018/10/29(月) 19:39:56
メルケル氏、与党党首退く意向か=首相続投、ヘッセン州議選大敗で-独
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018102901036&g=int&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit
【ベルリン時事】複数の独メディアは29日、ドイツのメルケル首相が、前日のヘッセン州議会選での大敗を受け、12月に行われる与党・キリスト教民主同盟(CDU)の党首選への立候補を断念し、党首を退く意向を党幹部に伝えたと報じた。ただ、首相は当面続投する考えだという。(2018/10/29-18:53)

2824とはずがたり:2018/10/29(月) 19:40:00

対サウジ制裁なら「欧州で協調」=独仏首脳が一致
https://www.jiji.com/jc/article?g=int&k=2018102800199
フランス メルケル

 【イスタンブール時事】ドイツのメルケル首相とフランスのマクロン大統領は27日、トルコのイスタンブールで会談し、サウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏殺害事件を受けて、サウジへの制裁を科す場合は欧州全体で協調していく方針を確認した。
 メルケル首相は先に、事件の全容が解明されるまでサウジへの武器輸出を凍結する方針を表明。これに対し、マクロン大統領が「事件とは無関係だ。(輸出凍結の主張は)大衆扇動的だ」と反論し、独仏の見解の違いが浮き彫りになっていた。
 両首脳は27日、真相究明が進めばサウジへの武器売却に関する欧州連合(EU)共通の立場を調整することで一致。マクロン氏は、制裁は「特定の分野に限定されない」と語った。(2018/10/28-05:57)

2825とはずがたり:2018/10/29(月) 21:48:31

そろそろメルケルも終わりですね〜

メルケル氏、与党の党首を辞任へ 首相職は続投の見通し
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASLBY63Q7LBYUHBI02T.html
20:43朝日新聞

 ドイツのメルケル首相が29日、与党キリスト教民主同盟(CDU)の党首を辞任する意向を党幹部会で伝えた。12月の党大会で党首選への立候補を断念する。DPA通信などが伝えた。今月14日と28日の二つの州議会選挙で歴史的な大敗を喫し、党人事の刷新が不可欠と判断した模様だ。首相職は2021年の任期まで続ける意向だとみられるが、国内外での指導力の低下は必至だ。

 メルケル氏は29日午後1時(日本時間午後9時)から記者会見を開き、自らの考えを明らかにする。

 メルケル氏は15年、シリアなどから欧州に押し寄せる難民の受け入れを決め、100万人以上が入国した。だが、これに反発する声が強まり、17年秋の総選挙では第1党の座を維持したものの、連立相手の社会民主党(SPD)とともに大きく議席を減らした。代わって、難民排斥を掲げる新興右翼政党「ドイツのための選択肢(AfD)」の台頭を招いた。

2826とはずがたり:2018/10/30(火) 11:19:40
普通考えれば後任の党代表の人気が出た所で禅譲だよな。21年迄居坐るなんて無理だろう。

メルケル氏引退の意向 欧州政治にも影響か
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20181030-00000010-nnn-int
10/30(火) 4:57配信
日テレNEWS24
Nippon News Network(NNN)

ドイツのメルケル首相が州議会選挙連敗の責任を取り、与党の党首を辞任する意向を表明した。首相の職は2021年の任期満了まで続けたいとしているが、さらなる求心力の低下は必至だ。

メルケル首相「首相として、与党党首として、責任を負うのが私の任務です。(政権発足から)7か月間の成果が国民に評価された結果で、このままでは続けられないという明確なメッセージを受け取りました」

メルケル首相は29日、12月に予定されている党首選への出馬を断念する意向を明らかにした。今月の州議会選挙で与党が事実上の2連敗を喫したことを受けたもので、首相の職については2021年秋の任期まで続投した上で、その後、政界を引退したいとしている。

2005年以降、13年にわたりドイツのかじ取りを担ってきたメルケル首相だが、寛容な難民政策を推し進めたことや、連立政権内の内紛などが影響し、求心力低下に歯止めがかからない状態が続いていた。

強い指導力でEU(=ヨーロッパ連合)をリードしてきたメルケル氏の政界引退の意向は、ヨーロッパ政治の行方にも大きな影響を与えそうだ。
【関連記事】

2827チバQ:2018/10/30(火) 15:30:22
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181029-00000653-san-eurp
「欧州の盟主」逆風に勝てず メルケル独首相引退表明…政権、一気に不透明感
10/29(月) 23:34配信 産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】ドイツのメルケル首相は29日の記者会見で、2021年秋での首相引退と与党のキリスト教民主同盟(CDU)の党首選不出馬を表明した。政権への逆風にあらがえず、後継への道筋をつけることで混迷を収束させたい考えだが、逆に一層の求心力低下を招く恐れがある。政権の行方は一気に不透明感が強まった。

 「昨年(9月)の総選挙以降のすべての出来事の責任を私は引き受ける」。メルケル氏は29日の記者会見でこう語った。決断は、政策課題に「政府が集中できるようにすることが目的」とした。メルケル氏は05年に首相に就任以降、近年は「欧州の盟主」と称されるほどに存在感を高め、欧州を見舞った相次ぐ危機の対応のかじ取り役を担った。

 だが、転機となったのは15年の難民・移民大量流入問題。メルケル氏の寛容政策をたたえる声が上がる一方、難民・移民の受け入れ反対を掲げる右派、ドイツのための選択肢(AfD)が台頭。自身の与党内でも批判が高まった。

 連立政権の内輪もめの原因も発端は移民・難民政策をめぐる対立。メルケル氏は最近、移民・難民政策の議論に引きずられたままでは、「国民政党としての立場を失う」とも述べ、強い危機感を示していた。

 次期党首をめぐり、メルケル氏は側近のクランプカレンバウアーCDU幹事長を意中に置くとされる。だが、難民政策を批判していた党内の保守派も出馬の意向で、党首選の動向次第では「メルケル降ろし」の動きが早まる可能性がある。

 ヘッセン州議会選挙で大敗した社会民主党では「大連立への最後の審判」とし、政権離脱を求める声が上がった。同党が離脱すれば議会の解散・総選挙になる可能性が高いとされる。

2828チバQ:2018/10/30(火) 15:30:53
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181030-00010001-afpbbnewsv-int
イタリア全土で暴風雨被害、少なくとも5人死亡 ベネチアで広場冠水
10/30(火) 9:51配信 AFPBB News

(c)AFPBB News

【10月30日 AFP】イタリアで29日、各地が暴風雨に見舞われ少なくとも5人が死亡したほか、水の都ベネチア(Venice)では水位が異例の高さに達した。

 当局によると、首都ローマ近郊の車中にいた2人を含め、計4人が倒木で死亡したほか、北西部サボナ(Savona)近くでは建物から落下した装飾により高齢の女性1人が死亡した。

 ベネチアでは旅行者らが雨でずぶ濡れになる中、サンマルコ広場(St Mark's Square) が立ち入り禁止となった。地元当局は、同広場の水位は昼過ぎまでに156センチに達したとしている。

 ベネチアで水位が150cmを超えた例は観測史上5回しかないが、1966年にイタリア全土で洪水が発生した際は市内で194cmの水位が記録された。同年の洪水は、フィレンツェ(Florence)の歴史地区に大きな被害が出たことで知られている。

 今回の暴風雨ではイタリア北部ではほぼ全域が警戒態勢を取った。最大風速は27.7メートルに到達。一部の地域では数か月分の降水量に相当する雨が降った。

 映像は、冠水したサンマルコ広場。(c)AFPBB News

2829チバQ:2018/10/30(火) 15:59:30
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181029-00000100-mai-eurp
<ドイツ>メルケル氏 21年下院任期満了で政界引退
10/29(月) 21:46配信 毎日新聞
<ドイツ>メルケル氏 21年下院任期満了で政界引退
メルケル独首相
 【ベルリン中西啓介】ドイツの保守系国政第1党・キリスト教民主同盟(CDU)党首を務めるメルケル首相は29日、ベルリンで記者会見し、12月の党大会で実施される党首選への立候補を断念する意向を表明した。同時に2021年の首相の任期満了を機に政界を引退する考えも示した。政権の内紛から与党は地方選での大敗が続いている。メルケル氏は自身の進退を明らかにすることで、政権の混乱を収束させたい考えを示した。

 28日に投開票された西部ヘッセン州議会選挙で、CDUは過去50年で最低の得票率だった。メルケル氏は会見で「政権混乱による影響がなければ、ヘッセンではもっと良い結果になっていた」と述べ、3月の第4次政権発足以降、強硬な難民抑制を求めるゼーホーファー内相との対立による政権危機が与党不信を招いたとの考えを示した。

 05年から首相を務めるメルケル氏はこれまで、求心力維持のため首相と党首の兼任に強いこだわりを持ち、既に再選を目指して党首選に立候補する考えを表明していた。だが、14日の南部バイエルン州議会選で国政統一会派を組むキリスト教社会同盟(CSU)が大敗したのに加え、連立パートナーの中道左派・社会民主党も相次いで地方選で大敗。社民党内では連立離脱を求める声が高まっていた。

 メルケル氏は「残る首相任期を全うする」と述べ、「今回の決断によって健全な政権運営に集中できるようにしたい」と与党に協力を呼びかけた。ただ、難民問題で反メルケルを貫いてきた保守政党「ドイツのための選択肢」(AfD)はヘッセン州議会選で全16州議会への進出を果たし、保守基盤を拡大する。

 CDU・CSUには、メルケル路線から離脱し、極端な移民・難民対策を推進することでAfDに対抗するよう求める声が強い。一方、社民党は穏健な左派層の支持を失いつつあり、政権の保守化に警戒感を強める。幕引きが確定したメルケル政権が求心力を維持できるのか疑問視する声もあり、政権の流動化は避けられない情勢となった。

2830チバQ:2018/10/30(火) 16:13:51
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181030-00000036-reut-eurp
スウェーデン、社会民主労働党も組閣断念 再選挙の可能性高まる
10/30(火) 10:41配信 ロイター
スウェーデン、社会民主労働党も組閣断念 再選挙の可能性高まる
 10月29日、スウェーデンの社会民主労働党党首であるロベーン首相は、組閣を断念すると発表した。写真は選挙運動中に演説する同首相。9月にストックホルムで撮影(2018年 ロイター/Ints Kalnins)
[ストックホルム 29日 ロイター] - スウェーデンの社会民主労働党党首であるロベーン首相は29日、組閣を断念すると発表した。

9月の総選挙では、社会民主労働党など中道左派連合と、穏健党を中心とする中道右派連合がほぼ拮抗し、いずれも過半数に届かなかった。

これを受けて組閣作業が進められているが、中道右派連合「アライアンス」の最大政党である穏健党のクリステルソン党首は今月14日、組閣を断念すると発表していた。

ロベーン氏は記者団に対して「現在、議会に受け入れられるような政権をわたしがつくれる可能性はない」と語り、組閣を断念すると表明した。

再選挙の可能性が浮上するなか、議会議長は「再選挙はスウェーデンの政治システムにとり大きな敗北を意味する」と述べ、政権樹立に向けた仲介でより積極的な役割を果たす考えを示した。

2831チバQ:2018/10/30(火) 16:16:14
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181030-00000012-jij-eurp
ロベーン首相、組閣断念=スウェーデン
10/30(火) 6:50配信 時事通信
 【ストックホルムAFP時事】スウェーデンのロベーン首相は29日、組閣を断念した。

 「現在、私が組閣できる状況にない」と述べた。9月9日投票の総選挙の結果、過半数を制する勢力がないため、連立交渉が妥結するまでロベーン首相が暫定首相を務めている。

 国会議長は総選挙後、4回まで組閣の要請を試みることができる。ロベーン氏に先立ち、既に中道右派の野党、穏健党のクリステルソン党首の試みが失敗に終わっている。4回とも失敗すれば、再選挙となる。 

https://www.jiji.com/jc/article?k=2018101600057&g=int
ロベーン首相、再び組閣に挑む=スウェーデン
スウェーデン


15日、ストックホルムで記者会見するスウェーデンのロベーン首相(AFP時事)

 【ストックホルムAFP時事】9月に不信任が可決され退陣を表明したスウェーデンのロベーン首相は15日、記者会見し「国会議長から組閣の要請を受けた。全政党に謙虚さと妥協を求めたい」と語り、再び組閣に挑む考えを表明した。9月の総選挙を受け、ロベーン氏の政敵、中道右派・穏健党のクリステルソン党首が当初、議長から組閣の要請を受けていたが、14日になって断念する考えを議長に伝えていた。(2018/10/16-01:47)

2832チバQ:2018/10/30(火) 17:52:11
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018103001001564.html
ドイツ与党で権力闘争開始 幹事長と保健相が出馬表明

2018年10月30日 11時45分


 【ベルリン共同】ドイツのメルケル首相が保守与党キリスト教民主同盟(CDU)の党首を退任する考えを表明したことを受け、地元メディアは29日、後任党首選びに向け「党内の権力闘争が始まった」と一斉に報じた。党幹事長と保健相が同日、12月の次期党首選への出馬を表明。この2人を中心に後継者選びが進んでいくもようだ。

 出馬を表明したのは、メルケル氏に近い女性のクランプカレンバウアーCDU幹事長(56)と、メルケル氏に批判的なシュパーン保健相(38)。

 地元メディアは、メルケル氏が後任党首を通じ、党内での影響力を保持しようとする可能性もあると指摘している。

2838チバQ:2018/10/30(火) 19:24:30
https://news.goo.ne.jp/article/bloomberg/business/bloomberg-PHDFAF6JTSE901.html
メルケル独首相が与党党首を退任へ、次期党首候補はこの5人
04:04Bloomberg

メルケル独首相が与党党首を退任へ、次期党首候補はこの5人

メルケル独首相が与党党首を退任へ、次期党首候補はこの5人

(Bloomberg)

(ブルームバーグ): ドイツのメルケル首相が与党・キリスト教民主同盟(CDU)党首として再選を目指さないと決断したことで、後継レースの幕が開いた。CDU次期党首となれば、メルケル氏退任後のドイツ首相の座も見えてくる。党首選が行われる12月のCDU党大会に向け、候補に名乗りを上げたのは以下の通りだ。

アンネグレート・クランプカレンバウアー

年齢: 56役職: CDU幹事長  メルケル首相が後継者を選べるとすれば、フランスとの国境沿いにある小さな州、ザールラント州の元首相クランプカレンバウアー氏を指名するだろう。同氏はメルケル氏同様、CDU内のリベラル派に属するが、移民や同性婚などの問題ではより保守的な姿勢を持つ。メルケル氏側近とみられているため警戒する向きもあるが、このような保守的な姿勢がCDU党員の幅広い支持を集める可能性がある。

イェンス・シュパーン

年齢:38役職:保健相  メルケル首相の穏健路線に不満を抱くCDU保守派の代表的政治家。首相の移民政策やイスラム教の女性服ブルカ着用を辛らつに批判して保守派の支持を勝ち得、その支持を基盤に閣僚に指名された。ただ、閣内に入ってからは舌鋒(ぜっぽう)が鈍り、存在感がやや薄らいでいる。

フリードリヒ・メルツ

年齢:62役職:メルケル首相の政敵、元CDU・CSU院内総務  ドイツ下院のCDU・CSU院内総務を務めた経験があるメルツ氏は、メルケル首相が最高権力に上り詰める中で脇へ追いやられた多くの政敵の1人だ。メルツ氏にとって、12月の党首選挙は政治の表舞台に復帰する好機になる。メルケル時代が続く中でメルツ氏は政界を去り金融業界で働いていたため、党内の企業寄り派閥と関係が深い。

  まだ立候補を表明していないものの、出馬する可能性があるとみられるのは以下の通り。

アーミン・ラシェット

年齢:57役職:ノルトライン・ウェストファーレン州首相  CDUが国内で最大の地盤を持つ州の首相であるラシェット氏は、党内部に深いネットワークを持つ。メルケル首相のリベラル路線を信奉しており、右傾化には抵抗を示すとみられる。一般党員に十分な変化を提示できるか問題となる可能性があり、党首選への立候補については選択肢を見極めると述べた。

ダニエル・ギュンター

年齢:45役職:シュレスウィヒ・ホルシュタイン州首相  ギュンター氏は昨年まで比較的無名だったが、ドイツ最北のシュレスウィヒ・ホルシュタイン州の州議会選挙でメルケル首相にとって価値ある勝利をもたらした。さらに同州議会では、連邦議会でメルケル首相が失敗した企業寄り政党の自由民主党(FDP)、環境政党である緑の党との連立を成功させた。中道主義者ではあるが、旧東ドイツ地域でCDUは反資本主義政党の左派党との連携を検討するべきだと発言したこともある。

原題:As Merkel Prepares to Step Back, Here’s Who Might Replace Her(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:ベルリン Patrick Donahue pdonahue1@bloomberg.net;ベルリン Arne Delfs adelfs@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Chris Reiter creiter2@bloomberg.net, Chad Thomas

©2018 Bloomberg L.P.

2839名無しさん:2018/10/31(水) 08:36:02
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181030-00000130-jij-eurp

メルケル氏後継レース加速=複数が名乗り、行方混沌―ドイツ


10/30(火) 22:23配信

時事通信







メルケル氏後継レース加速=複数が名乗り、行方混沌―ドイツ


ドイツの与党・キリスト教民主同盟の次期党首候補とされるイェンス・シュパーン保健相(左)、アンネグレット・クランプカレンバウアー党幹事長(中央)、元連邦議会(下院)院内総務のフリードリヒ・メルツ氏(右)


 【ベルリン時事】ドイツのメルケル首相(64)が29日に与党・キリスト教民主同盟(CDU)党首辞任と、今期限りでの政界引退を表明し、後継レースが加速している。

〔写真特集〕メルケル独首相〜女性政治家の肖像〜

 12月の党首選には複数の議員らが名乗りを上げたが、メルケル氏の在任期間が長かっただけに、明確な最有力候補はおらず、行方は混沌(こんとん)としている。

 辞意表明当日に手を挙げた一人は、アンネグレット・クランプカレンバウアー党幹事長(56)。人口100万人の小州ザールラント州首相から、メルケル氏直々に今年2月に幹事長に大抜てきされた。女性幹事長という経歴の重なりや、理性的な言動から「ミニ・メルケル」とも呼ばれ、就任当初から後継候補として取り沙汰されてきた。ただし全国的な知名度は低く、党員への浸透を図っている段階だ。

 同様に29日に出馬を決めたイェンス・シュパーン保健相(38)は、幹事長と対照的にメルケル氏への批判勢力として、若手の中で頭角を現した。移民への強硬姿勢で知られ、イスラム教徒を念頭にした「すべての異文化が(国を)豊かにするわけではない」などの発言が物議を醸すことも多い。

 また、元連邦議会(下院)院内総務で弁護士のフリードリヒ・メルツ氏(62)も30日、「党の刷新が必要」と出馬を表明。メルケル氏が党首と院内総務の兼務を望んだため、02年に同ポストを降りた因縁がある。09年に政界を引退したが、党内保守派や財界の求めに応じて復帰を決めた形で、有力候補の一人とみられている。

2840チバQ:2018/10/31(水) 10:54:59
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181031-00246403-toyo-bus_all
党首選断念、「メルケルなきEU」はどこへ行く
10/31(水) 6:00配信 東洋経済オンライン
党首選断念、「メルケルなきEU」はどこへ行く
メルケル首相の下でドイツは経済的に繁栄しただけでなく政治的な発言力も高めた。メルケル首相はEUのリーダーでもあった(写真:REUTERS/Hannibal Hanschke)
 10月30日、ドイツのアンゲラ・メルケル首相は記者会見を開き、自身が18年率いてきたCDU(与党・キリスト教民主同盟)の党首を退任する考えを表明した。一方、ドイツ首相の座には2021年の任期切れまでとどまり、その後、政界を引退する意向を示している。

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 首相留任は現時点での意向であり、現実的な話ではないだろう。少なくとも2021年の総選挙の顔が「メルケル」であってはならないというのがCDUの強い総意のはずであり、そのためにあと3年かけて体制を整えるという算段である。メルケル首相はその間の「つなぎ」であり、レームダック化は必至である。ポスト・メルケルに関しては、現時点では有力な情報はなく、まずは12月の党大会をにらんで続報を待つ段階にある。

 2005年にドイツ首相の座に就いたメルケル首相の歴史は、そのままEU(欧州連合)の経験したバブルとその破裂、欧州債務危機(そしてその後始末)の歴史と重なる。もっと言えば、メルケル首相がCDU党首に就任したのは2000年4月であるから、メルケルCDU党首の歴史は1999年1月からスタートした共通通貨ユーロの歴史ともほぼ重なる。名実共にEUの礎を築いた政治家の1人だろう。

 なお、仮に宣言どおり、2021年まで職務を全うすればメルケル首相は「東西ドイツ統一の父」ないし「欧州統合の機関車」とも称され、何よりメルケル首相を表舞台に抜擢したヘルムート・コール元首相が持つ16年間という戦後最長の在任記録に並ぶところだったのだが、どうやらこれは、かないそうにない。

■緑の党と極右政党のAfDが躍進

 今回の決断はバイエルン州、ヘッセン州と州議会選挙で2連敗、しかもいずれも大敗を喫したことの引責という形だが、この流れ自体は1年前の総選挙敗北から始まっていたものでもある。バイエルン州議会選挙の大敗は姉妹政党であるCSU(キリスト教社会同盟)のもので、同党党首のホルスト・ゼーホーファー氏はダメージを抑制すべく必死にメルケル首相との距離感をアピールしたのだが、被弾を免れなかったという経緯がある。

 それだけ「反メルケル」の世論が根強いことが実証された選挙でもあった。ヘッセン州での敗北は首相自身の率いるCDUの敗北であるため、より直接的な打撃になったと考えられる。これをCDUとして放置する選択肢があるはずもなかった。

 ちなみに他の政党はどうだったか。国政でCDUと大連立政権を組む左派系のSPD(ドイツ社会民主党)も歴史的な大敗を喫しており、その凋落はCDUよりもひどい。片や、ヘッセン州でCDUと連立を組む「緑の党」は得票率を前回の約2倍となる19.5%にして躍進し、極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」も前回の約3倍の得票率を得て初めて州議会入りを果たすことになっている。バイエルン州もヘッセン州も「2大政党の大敗」と「緑の党、極右政党の大勝」という構図は共通している。いずれにせよ「メルケルなきEU」という新しい時代が幕を開けようとしている。

2841チバQ:2018/10/31(水) 10:55:23
 現在のドイツ政治が深刻な点は、経済が絶好調であるにもかかわらず現行体制が評価されていないということだろう。

 たとえば、失業率は5%付近まで低下しており、完全雇用状態がほぼ実現、目下、人手不足を指摘する声も多い。CSUが大敗を喫したバイエルン州はドイツ最大の州であり景気は極めて良好であった。通常、好景気は現政権の追い風になるものだが、そうはなっていないのである。

 結局、メルケル政権の「終わりの始まり」は2015年夏の「無制限に難民を受け入れる」という未曾有の決断であり、これがメルケル首相およびメルケル首相率いるCDU・CSUに対する国民の信頼感を決定的に損なったという話である。バイエルン州は難民流入の玄関口でもあり、ピーク時には1日1万人を超える難民が到着した。

 その後、ケルンにおける大みそかの集団暴行事件(2015年)を筆頭に難民による犯罪がクローズアップされる中で2017年9月の総選挙で大敗、その後のたび重なる地方選でも連敗が続き、ついに今回、メルケル首相の政治生命を断つまでに至った。

 メルケル政権は欧州債務危機により瓦解に追い込まれると言われた時期もあったが、決定打になったのは債務ではなく難民だった。ユーロ圏の構造問題というテーマではなく、メルケル首相個人の人道主義という理想(ないし趣味)に引きずられて瓦解したとも言える。

■債務危機は「ストレス」だが「追い風」でもあった

 むしろ、欧州債務危機に関しては、それがあったからこそメルケル政権の安定が演出された部分もあると筆者は考えている。確かに、欧州債務危機における対応を理由に与党の支持率低迷が懸念されることもあり、メルケル首相には「ストレス」であっただろう。だが、振り返ってみれば周縁国が次々と窮地に陥る中、圧倒的な経済力を背景として救済者(債権者)たるドイツの政治力が相対的に増したというのが実情に近い。

 また、分かりやすい例で言えば、欧州債務危機を理由にユーロ相場が低位安定したことがドイツ製造業にとって「追い風」となった面は否めない。「経済はドイツ、政治・外交はフランス」というかつてイメージされた両国のバランスは今や見当たらず、「強い経済力」が「強い政治力」の裏付けとなり、気づけば彼我の差は大分大きくなったという印象である。債務危機時にSPDに肉薄されることはあったものの、CDU・CSUの支持率はこの間、目立って落ちておらず、失業率は危機の最中も下がり続けた。

 欧州債務危機が最も騒がれていた2010〜2012年のドイツは「強い経済」と「安定した政治」の両輪がしっかり回っていたと言える。他国の政治が半ば自滅していく中で救済者でいられたことは、メルケル首相が帝国の「長」としての貫禄を保つ舞台があったといえる。

 しかし、この一強状態が次第に「強いにもかかわらず他者のことを考えないドイツ」の身勝手さ、未熟さ、傲慢さとしてクローズアップされるようになった。ドイツ経済が「最強」であることは誰しも疑わないものの、その危うさが近年、指摘されることが多くなったのは周知の通りである。さらに話を複雑にしているのがメルケル首相の性格だろう。

 牧師の娘として生まれ育ったメルケル首相の抱く人道主義的ないし理想主義的な欲求はことさら強く、これが強い経済力や政治力と結びつくことで「道徳主義的帝国主義」という揶揄まで聞かれるようになった。この発言は難民受け入れ問題をめぐってハンガリーのオルバン・ヴィクトル首相が発したものだ。なお、緊縮財政に固執する政策姿勢もメルケル首相の理想主義と親和性が高く、やはり南欧諸国から忌み嫌われる対象となった。

2842チバQ:2018/10/31(水) 10:57:18
■ドイツを中心に縦・横・斜めに亀裂が走る

 ちなみにこうしたドイツとの不仲はかねて南欧が有名だが、実は近年、ドイツの「友人」は少なくなっている印象を受ける。緊縮路線をめぐって関係が悪化したギリシャを筆頭とする南欧はもとより、移民問題をめぐっては東欧(ポーランド、ハンガリー、チェコなど)、EUの運営方式をめぐっては裕福な沿岸諸国(デンマーク、フィンランド、スウェーデンなど)ともぎこちない関係が見られ始めている。こうして今の欧州大陸はドイツを中心として縦・横・斜めに亀裂が走っている現状が指摘される。

 なお、長らくドイツの味方と思われたオーストリアでも、メルケル首相の移民政策を契機に2017年の総選挙で極右政党が台頭した。周辺諸国を見ればウクライナ問題をめぐってロシアとも対立している。去り行く英国との関係は論じる必要もあるまい。域外に目をやれば新自由主義「最後の砦」とも評されるメルケル政権と保護主義を前面に押し出すアメリカのドナルド・トランプ大統領はまさに水と油の関係として世界の知るところだ。両者の違いは経済に限らず基本的人権などへの考え方にも及ぶ。

 こうした不仲のすべてがメルケル首相の政治運営に拠るものだとは言わないが、小さくない部分に責めを負っていることも違いないだろう。もはや親しい大国は中国だけという論評も目にする。この辺りがメルケル政治の功罪のうちの「罪」の部分として議論される対象になるのではないか。

 ドイツを取り巻く政治環境は率直に言って厳しさを増している。今後、リーダーシップを発揮し亀裂を修復するのはメルケル首相ではなく、その後継者の仕事になる。メルケル首相在任中にドイツは「欧州の病人」と言われた状況から復活し、経済は際立った安定を実現、域内での政治的発言力ではフランスを突き放した。だが一方、そうした状況に見合うだけの尊敬や信頼を勝ち得たわけではない。

 前途は多難である。経済面で言えば、メルケル首相は前任のゲアハルト・シュレーダー首相が実施した大胆な構造改革(≒雇用規制改革)の果実を受け取りつつ、危機に乗じた政治的発言力の増大およびユーロ安という「追い風」を受けた。後継者にそのようなものは期待できない。そもそも後継者は誰になるのか。メルケル首相が在任中、対峙しそうな有能な政治家を徹底的に排除してしまったことで候補は乏しいと言われる。

■後継者に課せられた「理想主義の後始末」

 たとえば、党ナンバー2のポストである幹事長に就く女性政治家アンネグレート・クランプカレンバウアー氏の名は頻繁に挙がる。メルケル首相も首相就任前には党幹事長を経験しており、クランプカレンバウアー氏を「ミニ・メルケル」とはやし立てる向きは多い。だが、同氏が地方(今年2月までザールラント州首相)を飛び出し、国政においてどう立ち回れるのかについて評価は定まっていない。そもそも「メルケルのお気に入り」であることが敬遠される理由にもなるかもしれない。

 「メルケルなきEU」において次期首相は「前任が振りかざした理想主義の後始末」をやらされることになる。まずは難民の取り扱い、次に緊縮路線の修正、これと並行してユーロ圏の共同債などに着手することが期待されるだろう。アメリカとの距離が近くバランサーとしての役目が期待された英国が抜けることで、今後のドイツの立ち居振る舞いには一段のバランス感覚が必要になる。政治・経済両面でそれを発揮できるリーダーが必要になる。

 メルケル首相の下で失った「友人」たちを再び引き寄せ、EUの建て直しを図れるのか。後継者を待ち受けるハードルはメルケル首相が経験したものよりも高いかもしれない。

2843チバQ:2018/10/31(水) 18:40:15
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181031-00000582-san-eurp
「メルケル路線」継承か転換か 独与党後継争い
10/31(水) 17:26配信 産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】ドイツのメルケル首相(64)が2021年の政界引退と保守系与党の党首選不出馬を決め、後継者争いの火ぶたが切って落とされた。難民・移民対応などでメルケル氏がとったリベラルな政策は党内で議論を呼び、党首選ではそうした路線を継承するか、転換を図るかが焦点となりそうだ。

 保守系与党のキリスト教民主同盟(CDU)は12月上旬に開く党大会で党首選を行う。これまでにCDUのアンネグレット・クランプカレンバウアー幹事長(56)やイェンス・シュパーン保健相(38)ら3人が出馬意向を示した。

 クランプカレンバウアー氏は今年2月まで西部ザールランド州首相を務めていた。劣勢だった地元州議会選挙を大勝に導き、批判が上がったメルケル氏の寛容な難民受け入れ策も一貫して支持。この姿勢が評価され、幹事長に抜擢(ばってき)された。

 EU内の協調を重視し、メルケル氏の意中の後継とされるが、メルケル氏は表向き後継者選びには“不介入”の姿勢だ。

 シュパーン氏は寛容な難民政策などをめぐりメルケル氏を批判してきた保守派の若手ホープ。メルケル氏が現政権で閣僚に起用したのは、党内融和を図るためだったとされる。閣僚就任後は目立った批判を控えて職務に専念し、「メルケル後」に備えてきた。

 保守派では連邦議会(下院)元院内総務のフリードリヒ・メルツ氏(62)も出馬を表明。経済界などの支持は強い。メルケル氏に近い州首相の出馬も取り沙汰され、多数派形成に向けた党内の「権力闘争」(独メディア)が激しくなるのは必至だ。

2845チバQ:2018/11/01(木) 11:50:42
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181031-00000087-mai-int
<メルケル氏引退意向>EU改革に痛手 けん引役欠く
10/31(水) 20:12配信 毎日新聞
<メルケル氏引退意向>EU改革に痛手 けん引役欠く
メルケル独首相=AP
 【パリ賀有勇、ベルリン中西啓介】メルケル独首相が2021年の首相任期末で政界引退する意向を表明したことで、欧州統合の深化を目指す欧州連合(EU)改革に悪影響が出るのを懸念する声が上がっている。メルケル氏はマクロン仏大統領とともに改革を推進し、人道的な難民対策なども提案してきた。今後、メルケル政権の一層の求心力低下が避けられない中、英国のEU離脱など課題が山積する欧州のけん引役を独仏が引き続き担えるか、注目が集まる。

 首相在任13年のメルケル氏は、ウクライナ紛争の停戦協定とりまとめや、ギリシャ財政危機収束に中心的役割を果たしてきた。統一通貨ユーロ圏の財政基盤強化などを網羅する独仏共同のEU改革案をまとめた、盟友のマクロン氏と共に熱心なEU支持者として知られる。メルケル氏は10月30日、「外交交渉での地位には影響しない。むしろ課題に集中する時間ができる」と述べ、引退宣言が自身の国際的立場を弱めることはないとの見方を示した。

 マクロン氏は29日のパリ大統領府での記者会見でメルケル氏の引退表明について「非常に威厳ある決断だ」と述べ、進退の明確化で政権内の対立収束を図ったメルケル氏の判断をたたえた。だが一方で、「心休まるものではない」と本音も吐露。マクロン氏が懸念するのは、穏健で現実的な路線を取ってきたメルケル政権の弱体化により、EU内に排外的な右派ポピュリズム(大衆迎合主義)が広がることだ。

 15年秋の欧州難民危機以降、イスラム教徒の移民・難民らの受け入れに反対する政治勢力が欧州各国で拡大。イタリアやオーストリアでは極端な難民規制を求める右派政権が発足し、東欧諸国と「反メルケル網」を築いてきた。オーストリア政府は31日、「移民政策で政府の主権を失う恐れがある」として、国連が12月の採択を目指す難民支援の枠組みを規定する文書から、離脱する方針を表明した。

 メルケル政権で長年閣僚を務めたガブリエル前外相は31日、独紙ツァイトで、メルケル氏が「遅くとも19年5月の欧州議会選後には後進に道を譲る」と予測。EU機関としては唯一、各国の有権者が直接選挙で選ぶ欧州議会は現在、中道右派と中道左派が2大勢力を構成するが、来年5月の選挙では、極右的な反EU勢力の台頭が懸念される。

 マクロン氏はメルケル氏と共に、EUへの不満が増大する南欧諸国への開発支援を目指す新たなユーロ圏共通予算などを提案。欧州統合の深化という共通の価値観を持つメルケル氏の影響力低下はマクロン氏にとって大きな痛手だ。

2846チバQ:2018/11/01(木) 11:52:16
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181101-00000001-asahi-int
メルケル首相の後継レース始まる 新党首に3人が名乗り
11/1(木) 0:20配信 朝日新聞デジタル
メルケル首相の後継レース始まる 新党首に3人が名乗り
メルツ元院内総務=31日、ベルリン、高野弦撮影
 ドイツのメルケル首相が辞任を表明した与党キリスト教民主同盟(CDU)の後継党首をめぐるレースが始まった。これまでに3人が立候補を表明。新党首は12月の党大会で、各州ごとに選ばれた党幹部らの投票によって決まり、将来の首相になる可能性がある。

【写真】クランプカレンバウアー幹事長=AP

 立候補を表明し、10月31日に会見した連邦議会の元院内総務メルツ氏(62)は「CDUは再出発を必要としている」と決意を語った。金融に精通した弁護士で、保守的な価値観を持ち、リベラル派が主張する「多文化社会」に対抗する。会見では「移民、デジタル社会の実現、気候変動は大きな課題で、自分の手で刷新したい」と語った。

 世論調査では一般の有権者の支持を集めるが、党内での支持は不透明だ。メルケル氏とは「水と油」の関係とされ、党首になった場合、混乱は避けられないとみられている。

 党幹事長クランプカレンバウアー氏(56)は10月29日に立候補を表明した。2011年に西部ザールラント州で女性初の党支部代表となり、州首相に就任。昨年3月の州議会選挙で党を圧勝に導き、今年2月に幹事長に抜擢(ばってき)された。「ミニメルケル」と呼ばれるが中央政界での経験は浅く、手腕を不安視する声もある。

 シュパーン保健相(38)も立候補の意思を表明。党内右派として知られ、メルケル氏の難民政策批判の急先鋒(きゅうせんぽう)だ。かつて有力紙の取材に「私は(難民に信者が多い)イスラムについて敏感な感覚を持っている。私のような同性愛者はイスラム社会では、塔から投げ捨てられる」と語った。欧州政策では、財政移転につながりかねないユーロ圏の改革には反対している。(ベルリン=高野弦)

朝日新聞社

2847チバQ:2018/11/01(木) 16:11:02
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1810310018.html
「メルケル路線」継承か転換か 独与党後継争い
10月31日 17:29産経新聞

「メルケル路線」継承か転換か 独与党後継争い

(産経新聞)

 【ベルリン=宮下日出男】ドイツのメルケル首相(64)が2021年の政界引退と保守系与党の党首選不出馬を決め、後継者争いの火ぶたが切って落とされた。難民・移民対応などでメルケル氏がとったリベラルな政策は党内で議論を呼び、党首選ではそうした路線を継承するか、転換を図るかが焦点となりそうだ。

 保守系与党のキリスト教民主同盟(CDU)は12月上旬に開く党大会で党首選を行う。これまでにCDUのアンネグレット・クランプカレンバウアー幹事長(56)やイェンス・シュパーン保健相(38)ら3人が出馬意向を示した。

 クランプカレンバウアー氏は今年2月まで西部ザールランド州首相を務めていた。劣勢だった地元州議会選挙を大勝に導き、批判が上がったメルケル氏の寛容な難民受け入れ策も一貫して支持。この姿勢が評価され、幹事長に抜擢(ばってき)された。

 EU内の協調を重視し、メルケル氏の意中の後継とされるが、メルケル氏は表向き後継者選びには“不介入”の姿勢だ。

 シュパーン氏は寛容な難民政策などをめぐりメルケル氏を批判してきた保守派の若手ホープ。メルケル氏が現政権で閣僚に起用したのは、党内融和を図るためだったとされる。閣僚就任後は目立った批判を控えて職務に専念し、「メルケル後」に備えてきた。

 保守派では連邦議会(下院)元院内総務のフリードリヒ・メルツ氏(62)も出馬を表明。経済界などの支持は強い。メルケル氏に近い州首相の出馬も取り沙汰され、多数派形成に向けた党内の「権力闘争」(独メディア)が激しくなるのは必至だ。

2848チバQ:2018/11/01(木) 16:11:58
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-181031X198.html
欧州、「自国第一」勢力が台頭=メルケル氏退場で遠心力増大も―独政局
10月31日 14:21時事通信

 【ベルリン時事】ドイツのメルケル首相が、与党党首の辞任と2021年までの今期限りでの政界引退を表明した。欧州の連帯を信条とするメルケル氏の求心力低下と反比例する形で拡大してきたのが、欧州連合(EU)の下での協調より自国の利益を優先する勢力の台頭だ。メルケル氏という重しを失い、欧州の中核ドイツも「自国第一」へ傾斜すれば、欧州の遠心力は一段と強まりかねない。

 「米国が米国第一なら、ドイツはドイツ第一だ」。排外主義政党「ドイツのための選択肢」(AfD)のガウラント党首は昨年、党の方針をこう説明した。同党の政策にはユーロ圏脱退をはじめ、欧州統合に懐疑的な項目がずらりと並ぶ。

 メルケル氏辞意表明のきっかけとなったバイエルン、ヘッセン両州議選では、与党キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)の票がAfDへ大量に流出。AfDは全連邦州で議席を獲得するに至った。票を奪い返すには、AfD支持層に響く主張が必要との声も与党内で根強い。

 実際、CDU党首選出馬を決めた有力候補の一人、シュパーン保健相は地元紙への寄稿で、EUの重要性を認めつつ「民主主義の根本は、各国民国家にある」と、EUの権限拡大に否定的な主張を展開している。

 欧州の連帯に背を向ける動きは、欧州中に拡大している。ハンガリーとポーランドは、EUの制止を振り切り、司法の独立を制限する改革を推進。EUの制裁手続きを招いた。欧州大陸では独仏に次ぐ大国のイタリアも、EUの規定に反する歳出拡大型の予算を策定し、公然とEUに反発。欧州統合に逆行するような事態が続く中で、メルケル氏は徐々に表舞台から姿を消していくことになる。

2849とはずがたり:2018/11/02(金) 12:27:54

独与党CDU、保守路線回帰へ
メルケル氏後継、有力3氏
https://this.kiji.is/430891891536577633
2018/11/2 10:01
c一般社団法人共同通信社

 【ベルリン共同】寛容な難民政策などリベラル色を強めてきたドイツのメルケル首相の保守与党キリスト教民主同盟(CDU)が保守路線に回帰する見通しだ。12月に実施されるメルケル氏の後任党首選には保守派3人が出馬表明。このうちシュパーン保健相(38)は1日付の地元紙で、難民問題は「未解決だ」とメルケル氏を批判、難民抑制策の導入を訴えた。

 シュパーン氏はメルケル氏の政策に対抗する党内右派の論客として知られ、フランクフルター・アルゲマイネ紙への寄稿で、国内には「無秩序な形で多数の人間が流入している」と指摘。その数を抑制し、適切に管理すべきだと訴えた。

2851名無しさん:2018/11/09(金) 17:36:25
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181109-00000545-san-eurp
欧州委トップ後任選び本格化 2大会派が候補
11/9(金) 15:17配信 産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】欧州連合(EU)のユンケル欧州委員長(64)の来年秋の退任に伴う後任選びが本格化した。人選に影響を与える欧州議会の左右2大会派が8日までにそれぞれ候補を固めた。EUの行政執行を担う欧州委員会を率いる欧州委員長はEU機関の最重要ポストとされ、EUの行方にも大きな影響を与える。

 欧州委員長は3万人超の職員を抱え、EU機関で唯一の法案提出権を持つ欧州委のトップとして強力な権限を持つ。国際会議にもEU大統領と参加するEUの「顔」。欧州政治の重鎮であるユンケル氏は7月、貿易摩擦をめぐるトランプ米大統領との直談判で譲歩も引き出し、存在感を示した。

 欧州議会最大会派の中道右派、欧州人民党は8日、来年5月の欧州議会選挙で立てる委員長候補にドイツ出身のマンフレット・ウェーバー議員(46)を選出。第2会派の中道左派、社会民主進歩同盟も5日、候補をフランス・ティメルマンス欧州委第1副委員長(57)に絞り込んだ。

 委員長選びでは2014年の前回欧州議会選でEU首脳会議が選挙結果を「考慮」して提案する制度を導入。人民党候補のユンケル氏が委員長に就いた。次回選でも同党が最大勢力を維持すると見込まれ、ウェーバー氏には有利とされる。

 だが、来年はEU懐疑派などの躍進で2大会派が後退し、欧州議会内の調整が難航する可能性がある。フランスは首脳会議の権限を重視し、前回の制度を踏襲することに反対。ウェーバー氏は閣僚経験もなく力量が不安視もされ、後継選びはなお不透明だ。

 次期欧州委員長をめぐっては、EUに懐疑的な右派ポピュリズム(大衆迎合主義)勢力の結集を目指すイタリアのサルビーニ内相が「さまざまな加盟国の友人に頼まれている」と伊メディアに述べ、自身が名乗りを上げる可能性もちらつかせている。

2852チバQ:2018/11/12(月) 11:57:15
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181110-00000052-mai-eurp
<英国>EU離脱に反対し閣外相が辞任 閣僚6人目
11/10(土) 18:05配信 毎日新聞
 【ロンドン矢野純一】英国の前外相ボリス・ジョンソン氏(54)の弟ジョー・ジョンソン運輸担当閣外相(46)が9日、メイ首相の欧州連合(EU)からの離脱方針に賛同できないとして辞任した。メイ氏の方針に反対して辞任した閣僚・閣外相は6人目。

 ジョー・ジョンソン氏は辞任の声明で「民主主義とは最後に民意を問うものだ」として、EUとの離脱交渉で合意した後、合意案を受け入れるかどうかを問う2度目の国民投票を実施するよう求めた。

 メイ氏は「離脱を決めた2016年の国民投票の結果を尊重する」として国民投票の再実施については繰り返し否定している。EUとの交渉が大詰めを迎える中、離脱方針を巡ってまとまりに欠ける状況を露呈した。

 英国とEUは、離脱の条件を定める「離脱協定」や将来の通商関係の枠組みについて、年内の合意を目指して交渉を進めている。2度目の国民投票を求める動きは、一部産業界にも広がっており、従来通りEUとの貿易を続けることを求める英小売り大手の元幹部らが今月団体を設立した。市民団体が10月にロンドンで国民投票を求めるデモを実施した際には数十万人が参加した。

 離脱の是非を問う16年の国民投票では、兄は離脱運動を主導していたが、弟は残留を支持していた。メイ氏の方針に反発して今年7月に外相を辞任した兄はツイッターで「我々は離脱を巡って意見は違うが(メイ氏の方針に)失望していることでは一致した」とコメントした。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181110-00000573-san-eurp
ジョンソン前英外相の弟が閣僚辞任 EU離脱案に反対
11/10(土) 22:03配信 産経新聞
 【ロンドン=岡部伸】英国のジョー・ジョンソン運輸担当閣外相は9日、メイ首相の欧州連合(EU)からの離脱案に反対するとして辞任した。強硬離脱派の旗頭、ボリス・ジョンソン前外相の弟であるジョンソン氏は、親EUの残留派だが、EUと協調しながら通商関係を見直すメイ氏の離脱案は「混乱を引き起こし、EUにとどまるより悪い」と批判。再度の国民投票を求めた。

 英国とEUの交渉が大詰めを迎える中での閣僚辞任は、今後の政権運営をより不透明にしそうだ。

 ジョンソン氏は辞表で、メイ氏がEUと協議中の離脱案は、英国がEUのルールに従い続けながら、英国の意見を訴える権利がなく「妄想的で誤りだ」と批判した。さらに、英国が「第二次大戦以来最大の危機にある」とも強調し、離脱について国民に再度問うべきだと主張した。

2853チバQ:2018/11/12(月) 11:57:36
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181112-00000005-reut-eurp
英閣僚4人が辞任へ、メイ首相の税関案をEUは拒否=英紙
11/12(月) 8:33配信 ロイター
英閣僚4人が辞任へ、メイ首相の税関案をEUは拒否=英紙
11月10日、11日付の英紙サンデー・タイムズによると、英国の欧州連合(EU)離脱の問題を巡り残留派の英閣僚4人が間もなく辞任するという。写真はメイ英首相。ロンドンで2018年10月撮影(2018年 ロイター/Henry Nicholls)
[ロンドン 10日 ロイター] - 11日付の英紙サンデー・タイムズによると、英国の欧州連合(EU)離脱の問題を巡り残留派の英閣僚4人が間もなく辞任するという。

同紙によると、EUは、暫定的な税関に関する合意からの移行について監督する「独立したメカニズム」を設けるというメイ英首相の計画を拒否した。

メイ英首相率いる与党保守党のEU離脱支持者は、EUとの新たな通商関係を築くなかで、暫定的な税関に関する合意からの移行時期の決定権は英国にあるべきだと主張。ただ、関係筋によると、EUは欧州司法裁判所にその判断を委ねるべきだと主張している。

2854チバQ:2018/11/13(火) 20:25:23
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASLCD6JK2LCDUHBI03S.html
メルケル氏ともめて選挙大敗 ドイツ与党の党首、辞任へ
16:44朝日新聞

メルケル氏ともめて選挙大敗 ドイツ与党の党首、辞任へ

ドイツ東部バウツェンで12日、キリスト教社会同盟(CSU)の党首を辞任すると発表したゼーホーファー内相=ロイター

(朝日新聞)

 ドイツ連立政権の一角をなすキリスト教社会同盟(CSU)党首のゼーホーファー内相は12日の記者会見で、党首を辞任すると表明した。辞任の時期については「今週中に明らかにする」とした。10月の南部バイエルン州議会選での大敗の責任をとった形だ。

 CSUは、メルケル首相が党首辞任を表明したキリスト教民主同盟(CDU)の姉妹政党で、バイエルン州を活動拠点としている。ゼーホーファー氏は難民受け入れなどをめぐってメルケル氏としばしば対立し、7月には連立政権を崩壊の危機に追い込んだ。

 こうした「内輪もめ」が影響し、バイエルン州とヘッセン州の議会選で与党は大敗。その責任をとり、メルケル首相は10月末にCDU党首辞任を表明した。リベラル派のメルケル氏と保守派のゼーホーファー氏がともに党首から身を引くことで、姉妹政党同士の関係修復が進む可能性がある。

 党首の交代は年明けにも開かれる臨時党大会で正式に決まる見通し。後任にはバイエルン州のゼーダー州首相が有力視されている。ゼーホーファー氏は引き続き内相として閣内にはとどまる意向だ。(ベルリン=高野弦)

2855チバQ:2018/11/15(木) 19:23:32
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181115-00000059-reut-eurp
スウェーデン議会、中道右派の首相候補を否決 政権樹立の難航続く
11/15(木) 14:08配信 ロイター
スウェーデン議会、中道右派の首相候補を否決 政権樹立の難航続く
 11月14日、9月の総選挙後、連立協議が難航しているスウェーデンで、議会が、中道右派連合「アライアンス」の最大政党である穏健党のクリステルソン党首(写真)を首相とする案を否決した。ストックホルムで撮影。スウェーデン通信提供(2018年 ロイター)
[ストックホルム 14日 ロイター] - 9月の総選挙後、連立協議が難航しているスウェーデンで、議会が14日、中道右派連合「アライアンス」の最大政党である穏健党のクリステルソン党首を首相とする案を否決した。

9月の総選挙では、社会民主労働党など中道左派連合と、穏健党を中心とする中道右派連合がほぼ拮抗し、過半数を制する勢力がない「ハングパーラメント(宙づり議会)」となった。

これまでに中道左派と中道右派がそれぞれ政権樹立を試みたが、反移民を掲げる極右政党、スウェーデン民主党が鍵を握る中、調整は難航している。

議会のノーレン議長は今後、各党党首とさらに協議を行う見通しだが、行方は不透明で、再選挙の可能性も高まっている。

2856チバQ:2018/11/15(木) 21:19:30
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181115-00000113-jij-eurp
英EU離脱相、抗議の辞任=合意案めぐり政権に衝撃
11/15(木) 18:41配信 時事通信
英EU離脱相、抗議の辞任=合意案めぐり政権に衝撃
英国のラーブ欧州連合(EU)離脱担当相(写真)は15日、政府が14日の臨時閣議で承認した交渉合意案を「支持できない」として、抗議の辞任に踏み切った。
 【ロンドン時事】英国のラーブ欧州連合(EU)離脱担当相は15日、政府が14日の臨時閣議で承認した交渉合意案を「支持できない」として、抗議の辞任に踏み切った。

【図解】英EU離脱における今後のスケジュール

 マクベイ雇用・年金相と閣外相ら政権幹部2人も相次ぎ辞任。来年3月に迫った離脱の成功を目指すメイ政権に衝撃が走っている。

 メイ首相が交渉団を指揮してまとめた合意には、野党だけでなく与党・政権内からも不満の声が上がっていた。離脱の条件を定めた国際条約の「離脱協定」を批准するには議会承認が不可欠だが、議会の支持取り付けは難航を極めそうだ。

 ラーブ氏は辞表をツイッターで公表し、合意は「英国の一体性に対する真の脅威だ」と主張。与党・保守党の政権公約に反する上、「いかなる民主国家も調印したことがない」内容だとし、EUとの合意を急いだ首相の判断を批判した。

 マクベイ氏も「合意は(離脱を決めた2016年の)国民投票結果を尊重していない」と反発。バラ北アイルランド担当閣外相らも辞任した。

2857チバQ:2018/11/16(金) 14:22:15
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181115-35128743-cnn-int
ラーブ英離脱相が辞任、「首相を支持できず」 EU離脱交渉でメイ氏に打撃
11/15(木) 18:54配信 CNN.co.jp
ラーブ英離脱相が辞任、「首相を支持できず」 EU離脱交渉でメイ氏に打撃
ラーブ離脱相が辞任を表明した
(CNN) 英国と欧州連合(EU)からの離脱交渉が進む中、ラーブ英離脱相は15日、辞任を表明した。道義上、メイ首相を支持することはできないとしている。

離脱交渉を担当する大臣の辞任は今年に入り2人目。ラーブ氏の前にもデービス離脱担当相が7月に辞任していた。

英国のEUからの離脱をめぐる交渉では、メイ首相は14日、EUとの間に暫定合意した離脱条件の協定案について、閣議で承認を取り付けたと明らかにしていた。

離脱相の辞任は2人目となり、メイ首相には打撃となった。

2858チバQ:2018/11/16(金) 17:01:39
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018111500848&g=int
英与党内「メイ降ろし」の動き=EU離脱で政局流動化

14日、ロンドンの首相官邸前で、マラソン閣議後に結果を発表するメイ英首相(AFP時事)

 【ロンドン時事】英国と欧州連合(EU)が離脱協定に合意し、25日に臨時のEU首脳会議をブリュッセルで開いて正式決定することになった。来年3月末の離脱に向けて最初の関門を突破した格好で、今後の焦点はそれぞれの議会承認に移る。しかし、英国ではメイ首相がまとめた合意内容に反発が広がり、与党内には「メイ降ろし」の動きも始まった。議会承認には不透明感が強まり、英政局も流動化してきた。
 「長く、熱のこもった議論だった。困難な日々がこれから待ち受けていることは分かっている」。首相は14日夜(日本時間15日未明)、5時間以上にも及んだマラソン閣議でようやく承認にこぎ着けた後、記者団にこう語った。表情はやつれ、声にも張りがなかった。
 首相にとって、内閣の承認は国内手続きの最初の関門だった。首相方針に懐疑的な閣僚が一定数いたためで、英メディアによると、実際に閣議では約3分の1が反対を表明。15日には主要閣僚のラーブEU離脱担当相らが辞任するなど、閣内の意見集約にさえてこずる姿は首相の求心力低下を印象付けた。
 今後は前途多難だ。与党・保守党内では早速、有力議員のリースモグ氏がメイ党首の不信任投票を要求する準備を始めた。投票が実施されメイ氏が党首を解任された場合、首相退陣は避けられない。不信任を回避しても、議会承認に必要な与党票の確保は難航しそうだ。(2018/11/15-23:56)

2859チバQ:2018/11/16(金) 17:02:04
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018111600829&g=int
メルケル氏後継、舌戦火ぶた=12月党首選へ地方大会開始-独与党

15日、ドイツ北部リューベックで開催されたキリスト教民主同盟(CDU)地方大会で、次期党首に出馬表明した(左から)メルツ元連邦議会院内総務、クランプカレンバウアー幹事長、シュパーン保健相(AFP時事)

 【ベルリン時事】ドイツ与党・キリスト教民主同盟(CDU)党首辞任を表明したメルケル首相の後継を選ぶ党大会を12月上旬に控え、選挙戦の皮切りとなる第1回地方党大会が15日夜、北部リューベックで開催された。出馬表明した3候補とも保守的な主張を展開。左派色もあったメルケル体制から、保守回帰する様相が強まった。
 論戦では、メルケル氏に近いクランプカレンバウアー幹事長(56)も、「難民問題の教訓を総括する」と、寛容な難民政策でつまずいたメルケル氏の路線を修正する姿勢を強調。メルツ元連邦議会(下院)院内総務(63)は、金融界での経験から減税など経済政策をアピールした。38歳と最若手のシュパーン保健相は「世代交代が必要だ」と訴えた。
 3候補とも、欧州連合(EU)諸国の結束の重要性では一致。また、「中国にあらゆる分野への投資を許して良いのか」(クランプカレンバウアー氏)といった中国への厳しい発言もあった。(2018/11/16-15:32)

2860チバQ:2018/11/16(金) 17:02:57
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018111500741&g=int
経済界、合意に安堵=英EU離脱、なお懸念も
 【ロンドン時事】英国の欧州連合(EU)からの離脱交渉が14日に合意したことで、経済界にはひとまず安堵(あんど)の声が広がった。ただ、英議会での承認が得られなければ「合意なき離脱」に追い込まれる懸念も残り、なおも警戒を緩めていない。
 英最大の経済団体「英国産業連盟(CBI)」は「『合意なき離脱』の悪夢から一歩遠ざかるものだ」と歓迎する声明を発表。さらに、「なお不確実な点は残り、透明性も必要だが、これは重要な前進だ」と指摘した。
 世界的な金融街シティーを抱える英国の「シティー・オブ・ロンドン」も合意を評価。特に英国とEUが金融規制などで協力すると表明したことを、「欧州全体で個人と企業にサービスを提供するシティーの役割を踏まえた前向きな動きだ」と述べた。
 欧州大陸に拠点を置く企業などで構成する経済団体「ビジネス・ヨーロッパ」も「合意は企業と市民に新たな現実に適応するための準備の時間を与えるものだ」と歓迎。「英EU双方の政治レベルでも承認されるべきだ」と支持を表明した。(2018/11/15-21:17)

2861チバQ:2018/11/16(金) 17:06:29
4850 :チバQ :2018/11/16(金) 17:05:40
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018111501310&g=int
英通貨ポンドが急落=相次ぐ閣僚辞任に懸念
 【ロンドン時事】15日の金融市場では、英国と欧州連合(EU)の離脱協定の合意内容をめぐり、英閣僚が相次いで辞任したことを受け、英通貨ポンドが急落した。メイ首相の求心力低下や「合意なき離脱」となる可能性に懸念が広がったためで、合意を歓迎する買いはほとんどなかった。
 英国時間の正午ごろ時点で、ポンドの対ドル相場は前日比約1.3%安の1ポンド=1.2810ドル前後に下落。対円でも約1.4%安の145円台となっている。(2018/11/15-21:42)

2862チバQ:2018/11/20(火) 20:11:43
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181120-00000069-mai-eurp
<ドイツ>右派政党の議会トップに違法献金疑惑
11/20(火) 19:11配信 毎日新聞
 【ベルリン中西啓介】ドイツの国政野党第1党で、排外的な右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)の連邦議会(下院)議員団トップを務めるアリス・バイデル党会派代表が、違法献金を受け取っていた疑惑が浮上した。独地方検察は政党法違反容疑で捜査に着手。党執行部は事態を静観する方針だが、党内からもバイデル氏の議員辞任などが不可避との見方が出ている。

 南ドイツ新聞などによると、バイデル氏の選挙区がある独南部コンスタンツの党支部口座に2017年、スイスの製薬会社の口座を経由し、匿名の寄付約13万ユーロ(約1700万円)が振り込まれた。党支部はこのうち1万6000ユーロを、メディア対策を担当する弁護士費用に充てていた。

 独政党法では、匿名の寄付を禁止。さらにスイスのような欧州連合(EU)非加盟国から、1000ユーロ以上の寄付を受けることも禁止している。バイデル氏側は全額を返還したが、コンスタンツ検察は14日、疑惑に関する捜査を開始することを発表した。

 AfDには反EUの経済政策派と極右も含む保守派がある。多数派の保守派に対し、バイデル氏は少数派の経済政策派幹部として知られる。バイデル氏は献金問題への関与を否定し、「私の評判を落とすための企てだ」と主張している。保守派トップのガウラント党首は党内結束のため当面はバイデル氏を支える考えだが、党所属連邦議員からは「バイデル氏は持ちこたえられないだろう」との見方が出ている。

2864チバQ:2018/11/20(火) 20:14:24
http://mainichi.jp/articles/20181118/k00/00m/030/092000c
英国
メイ首相、新閣僚に腹心任命 政権立て直し図る
毎日新聞2018年11月17日 21時07分(最終更新 11月17日 21時18分)
 【ロンドン矢野純一】欧州連合(EU)からの離脱合意案をまとめた英国のメイ首相に対し、与党保守党内で党首退任を求める動きが加速している。英メディアは、週明けにも党内でメイ氏に対する不信任投票が行われる可能性があると報じた。一方、メイ氏は16日、合意案に反対して辞任した2閣僚の後任に、政権の方針に忠実な人物を任命。議会や党内対策に当たらせ、基盤が揺らぐ政権の立て直しを図る。

 英メディアによると、合意案に反対する20人以上の離脱強硬派議員が、党本部にメイ氏の党首不信任を求める書簡を提出した。党の規約では、不信任を求める書簡が党所属下院議員の15%に達すると、議員による不信任投票が行われる。現在、議員は315人おり、48人に達すると投票が行われ、さらに不信任が半数を超えると、ただちに党首選が行われる。

 英メディアは、週明けに書簡を提出する議員が48人に達する可能性があると報じた。英BBCなどによると、保守党議員の多くがメイ氏を支持しているとされ、不信任投票が行われても成立しない公算が大きいとみられる。

 ただ党内の不信任要求を回避したとしても、メイ氏への反対票が無視できないほど多ければ、政権運営は危機にさらされ、来月にも行われる英議会での承認も危うくなる。

 離脱合意案に反対して辞任したラーブEU離脱担当相とマクベイ雇用・年金相の後任は、いずれもメイ氏に近いバークレイ保健担当閣外相とラッド前内相。

 バークレイ氏は、政権の方針に反対しない「忠臣」として知られる。就任後は国内問題を担当し、EUからの離脱に向け、議会対策に集中する。また、ラッド氏はメイ氏が首相に就任した2016年に後を継いで内相に就任し、メイ氏の腹心として知られる。移民政策を巡る不手際の責任を取って今年4月に辞任したが、将来の首相候補の一人ともされていた人物だ。議会だけでなく、党内対策にも当たり、政権基盤の強化を図っていく。

2866チバQ:2018/11/22(木) 11:22:54
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018112100255&g=int
ハンガリーに亡命=マケドニア元首相

マケドニアのグルエフスキ元首相(左)とハンガリーのオルバン首相=2017年9月、マケドニア南西部オフリド(EPA時事)

 【ブダペストAFP時事】ハンガリー政府は、マケドニアのグルエフスキ元首相の亡命を認めた。政府系紙が20日、伝えた。2006〜16年の在任中の犯罪に問われ禁錮2年の実刑判決を受けていたが、収監を前に国外逃亡していた。
 政府系紙によると、ハンガリーの難民審査当局は「国に戻れば命が危ないとグルエフスキ氏が恐れるのはもっともだ」と結論付けた。グルエフスキ氏はハンガリーのオルバン首相と極めて親しい。(2018/11/21-07:24)

2867チバQ:2018/11/26(月) 09:35:03
https://www.sankei.com/world/news/181125/wor1811250009-n1.html
燃えるパリ 燃料税への抗議デモ 仏各地で130人聴取
2018.11.25 14:02
【パリ=三井美奈】フランス各地で24日、約10万人による燃料税引き上げへの抗議デモが起き、パリのシャンゼリゼ通りではデモ隊の一部が暴徒化し、車両に放火する騒ぎとなった。

 フランス政府は同日、デモ参加者ら計130人から事情聴取したと発表した。一部は同通りにバリケードを張って投石し、警官隊は催涙弾を発射した。警官隊を含め40人以上が負傷した。パリに集まったのは約8千人という。

2868チバQ:2018/11/26(月) 09:47:35
https://www.asahi.com/articles/ASLCS61DRLCSUHBI01T.html
スペイン、英のEU離脱案に賛成 英領ジブラルタル巡り
パリ=疋田多揚2018年11月24日23時37分
 英国が欧州連合(EU)を抜けた際にスペイン南端の英領ジブラルタルをどう扱うかをめぐり、スペインが英国のEU離脱協定案に反対する姿勢を示していた問題で、英国は24日、ジブラルタルとスペインの関係はEUと英国ではなく、スペインと英国の協議で決めていく立場を示した。

 ジブラルタル問題は25日のEU首脳会議で、離脱協定案を全会一致で合意するための最後の関門と見られていたが、合意に向けてようやく環境が整った。

 英国は24日、EUと英国の将来関係をめぐる協議は「領土問題を対象としない」とする声明を出した。スペインの要望に沿う内容で、スペインのサンチェス首相も24日、テレビ演説で「離脱協定案に賛成する」と述べた。

 サンチェス氏は23日、「ジブラルタル問題が解決しない限り、サミットは開催されないだろう」と警告していた。(パリ=疋田多揚)

2869チバQ:2018/11/26(月) 10:40:08
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181125-00000060-mai-int
<英EU離脱>仏独、楽観戒める 臨時首脳会議で条件合意
11/25(日) 21:26配信 毎日新聞
<英EU離脱>仏独、楽観戒める 臨時首脳会議で条件合意
欧州連合の臨時首脳会議で、議事の合間に言葉を交わすメルケル独首相(手前左)とユンケル欧州委員長(同右)=ブリュッセルで25日、AP
 ◇EU加盟国の結束の乱れを警戒

 【パリ賀有勇、ベルリン中西啓介】欧州連合(EU)は25日開いた臨時首脳会議で、英国と離脱に関する条件で合意したが、英下院が承認する見通しは立っていない。「英国なきEU」のけん引役を担う仏独両国では、先行きへの警戒感が漂う。仏独両政府はEU加盟国の結束と経済への影響を最小限にするため、楽観的な見通しを戒める姿勢を鮮明にしている。

 合意を受け、フランスのマクロン大統領は「祝うべき日でも服喪の日でもない。主権者の選択だ」と述べ、英国民の決断を尊重するとともに、英国の利益を守りつつEUと「永続的に協力していく道筋」を模索したメイ英首相に敬意を示した。

 マクロン氏はこれまで「EU抜きでうまくやれると言う人は、うそつきだ」と、反EUの右派ポピュリズム(大衆迎合主義)勢力を念頭に、離脱交渉に対して厳しい態度を堅持してきた。多額の「手切れ金」支払いなど、英国にとって厳しい合意となった背景には、EUの結束に影響しかねない安易な譲歩を拒否するマクロン氏の強い姿勢があった。

 マクロン氏は25日、「EUの脆弱(ぜいじゃく)な面をすべて描き出し、それを改善しなければならない。欧州は再構築が必要で、今後もそれに取り組んでいく」と述べ、欧州の統合深化への決意を示した。

 今後の焦点は、離脱条件を定めた協定案が英下院で承認されるかどうかだ。だが、仏国内の世論調査では、英国民の離脱決断を「なんとも思わない」との回答が6割に上るなど、関心は国内の問題に向いている。調査会社IPSOSは「自己に悲観的なフランス人は国際問題よりも自分たちの問題に目が向かう」と分析する。

 ドイツのメルケル首相は、主要な貿易相手国である英国との離脱交渉合意を重視してきた。独DPA通信によると、メルケル氏は25日、「合意できて良かった。秩序ある離脱と将来の関係構築に向けた条件は整った」と評価し、英下院の審議を見守る考えを示した。

 一方でメルケル氏は「合意は英国議会次第だ。きょうの合意が実を結ぶかどうか注視している」と述べ、楽観できないことを認めた。独誌シュピーゲルは英下院での審議の見通しについて「最初の投票で過半数に達しない可能性が高く、EU幹部もそのシナリオを有力視する」と報じる。

 10万社以上が加盟する独産業連盟のラング代表は「加盟企業は依然として(合意がない)無秩序なEU離脱に準備を進める必要がある」と語り、英国の合意なきEU離脱による関税再導入などに警戒感を強める。

2870チバQ:2018/11/26(月) 10:40:49
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181125-00000528-san-int
英離脱「政治宣言」合意へ EU臨時首脳会議
11/25(日) 18:15配信 産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】欧州連合(EU)は25日、英国の離脱交渉をめぐり、臨時の首脳会議をブリュッセルで開いた。2019年3月の離脱に伴う条件を定めた「協定」と、離脱後の将来的な関係の大枠を示す「政治宣言」で正式合意する見通し。正式合意後は、英国とEU双方の批准手続きに焦点が移るが、英国内では交渉結果への反発が強く、議会の承認が得られるかはなお不透明だ。

 臨時首脳会議は、まず英国を除く27加盟国で会合を開き、暫定合意された離脱協定案と政治宣言案を承認する。その後、メイ英首相も交えた会合を開催する。

 メイ氏は臨時首脳会議に先立つ24日夕、EUのトゥスク大統領とユンケル欧州委員長と会談し、首脳会議の最終準備を進めた。

 トゥスク氏は24日、英国との交渉結果について「可能な範囲で最善の妥協をようやく見いだした」とする書簡を27カ国の首脳に送付し、承認を求めた。

 離脱協定案は全585ページ。英国とEUに暮らす互いの市民の権利保護や英国がEUに支払う清算金などに加え、交渉で最難問となったアイルランド国境問題への対応などを定める。

 離脱に伴う経済環境の激変を緩和するための「移行期間」を20年末まで設けることも盛り込んだ。期間延長は1度に限り、1〜2年間延ばすことができる。

 政治宣言案は、離脱協定と異なり法的拘束力を持たないが、離脱後の英EU関係を交渉する際の基礎となる。通商などの経済分野だけでなく、治安や外交・防衛など幅広い分野で「野心的」かつ「柔軟」な関係を目指すとしている。

 メイ氏は今後、離脱協定の締結に必要な英議会の承認を求める予定だが、与党内にも反発がある。協定が結ばれずに来年3月の離脱を迎え、経済が混乱することへの懸念はなお払拭されていない。

2871チバQ:2018/11/26(月) 10:42:03
http://www.iza.ne.jp/kiji/world/news/170830/wor17083011030010-n1.html?utm_source=yahoo%20news%20feed&utm_medium=referral&utm_campaign=related_link
民進党とウリふたつ? フランス社会党の凋落がとまらない
2017.8.30 11:03
 【三井美奈の国際情報ファイル】

 民進党の代表選が告示され、夏休み明けの政局が動き出した。注目の小池百合子・東京都知事が、5月のフランス大統領選で二大政党候補に勝ったマクロン大統領を意識しているのはよく知られているが、フランスと重なるのはむしろ民進党かも。マクロン旋風で解党寸前に追い込まれた仏社会党とソックリなのだ。

 代表選の2候補を見て、「またか」の思いを抱いた人も多いだろう。在日韓国人からの不正献金で6年前に閣僚を辞任した前原誠司元外相と、福島第一原発事故の対応が記憶に新しい枝野幸男元官房長官。どっちも「改革の担い手」という期待感が沸かない。

 魅力のない「党の顔」選びに、離党ドミノ。まさにフランス社会党がたどった道である。

 仏社会党はオランド前大統領時代、上下両院とも左派が過半数で、盤石与党を形成した。それが5月の大統領選、6月の下院選と立て続けに大敗し、今や少数野党に転落した。下院選(定数577)の獲得議席は30で、改選前から8割以上減。選挙前には船から逃げるねずみのように離党者がマクロン新党に走った。

 転落の始まりは、大統領選に向けた1月の予備選で「ガッカリな候補」が勝ったこと。一般有権者にどう映るかより、党内の力関係で決まった結果だ。

 今回の予備選では、不人気だったオランド氏が再選を断念したため、「オランド派」と「反オランド派」の対決になった。当選したのは反オランドの党内左派、アモン元国民教育相。社会党は元来、労働組合や左派が強い。規制緩和で雇用創出を目指したオランド路線に不満がたまっていた。アモン氏は政権に反発して更迭された造反閣僚だ。

 党内で支持を集められても、一般の人気はサッパリだった。「国民全員に最低9万円の所得を保障する」など、非現実的なバラマキ公約で失笑を買った。大統領選の得票率は6%。共闘を呼びかけた共産党候補の3分の1以下という屈辱的惨敗だ。オランド派のバルス前首相ら党内中道は続々離党。党分裂が支持者をさらに幻滅させる悪循環に陥った。翌月の下院選ではアモン氏ら党幹部がそろって、マクロン新党の素人政治家に敗れた。

 党員投票は一見、民主的な制度だが、現実には党内の力学で勝利が決まる。若手はなかなか出られない。今回の民進党代表選が示す通りだ。マクロン氏は官僚出身で党内基盤がないから、出ても勝ち目はなかった。オランド政権の経済相だった頃から「党の制度は順番待ち」と批判してきた。そこで新党を作って出馬する道を選んだ。

2872チバQ:2018/11/26(月) 10:42:38
 社会党は労組がコア票を固める一方、若者や都市部の支持を集めることで成長してきた。現状変革の要求も強い人たちだ。党は期待に応えられず、新星マクロン氏に支持を奪われた。

 社会党は将来を担う「新顔」候補まで持っていかれた。マクロン新党には、社会党で出世の順番待ちをしている若手や自治体の首長が飛びついた。現在、デジタル相のムニール・マジュビ氏は、5年前の大統領選でオランド陣営の運動員だった。コロン内相は前リヨン市長だ。

 マクロン氏の政策は、オランド路線の延長。昨年まで経済相だったから、当然である。違いは下院選の大勝後、ただちに雇用法改革などの規制緩和に着手したこと。労働組合や党内根回しに追われ、成果を出せなかったオランド政権の轍は踏まない、という決意からだろう。補助金カットへの反発に加え、「態度がエラそう」との批判もあり、60%以上あった支持率は36%まで落ちた。それでも、マクロン新党の支持率は49%で首位を保ち、社会党が16%に低迷する状況は変わらない。

 「マクロン氏は私と似ている」と言った小池知事は、彼のように民進党を凋落に追い込めるのか。フランス人のフランク・ミシュラン帝京大学教授は「衆院選は、政党が支持を競う。候補者個人の人気を競う大統領選と異なり、政策論争が重視される。フランスと状況は異なる」と言い、小池新党が国政に進出しても同じ旋風を起こせるとは限らないと指摘する。

 社民勢力の退潮は日本やフランスだけでなく、欧州全体に広がる。3月のオランダ総選挙では、同一労働・同一賃金の生みの親である労働党が議席を4分の1に減らした。今秋総選挙を控えたドイツでも社会民主党は支持が伸びず、メルケル首相の4選がほぼ確実。英国やスペインでも政権復帰のめどがたたない。

 欧州では1990年代、社民勢力が労組依存を脱却し、環境政策や女性の地位向上、人権重視を訴えて各国で政権を握った。いまでは保守系もこうした課題に熱心に取り組んでいる上、左派伝統のバラマキ=赤字財政に有権者が厳しい目を向けるようになった。

 フランスの話には続きがある。社会党を凋落させたアモン氏自身も「新党を作る」と言って離党。党は再建を担う代表すら選べない惨状にある。一方、大統領選でアモン氏との共闘を蹴った共産党候補は、「真の左派野党」を目指して新党を設立。この極左ポピュリストは、マクロン氏への対抗軸として若者の支持を集めている。(外信部編集委員 三井美奈)

2873チバQ:2018/11/26(月) 10:53:44
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181126-00000010-jij_afp-int
牛の角切りはダメ? スイスで国民投票、注目の結果は…
11/26(月) 10:37配信 AFP=時事
牛の角切りはダメ? スイスで国民投票、注目の結果は…
牛の角(2018年6月29日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】スイスで25日、畜産農家に牛の角切りをやめさせるよう促す措置を憲法に盛り込むという案が国民投票に付された。「動物の苦しみ」を代弁したいと考えた農家による発案だったが、反対約55%で否決された。


 直接民主制を採り入れているスイスでは年に4回、国民投票が行われており、10万人以上の署名を集めれば国民投票を発議できる。

 今回、牛の角切りをやめさせるための発議を行ったのは、畜産業を営むアルミン・カパウル(Armin Capaul)さん。当初は運動のための資金や支援者も乏しく、政治的な後押しもなかったが、発議に必要な10万筆を超える署名を集め、メディアの大きな注目を浴びた。

 カパウルさんの提案では角切り自体の禁止ではなく、角が生えたままの家畜を飼う農家に補助金を与えるよう憲法に盛り込むことを求めた。環境運動家や動物の権利保護に関する活動家らはこの発議に賛成したが、スイス政府は、家畜の扱いは各農家が適切と考える方法に従って自由に任せるべきだとして反対した。

 カパウルさんは10月のAFPのインタビューで、スイス北西部ペルフィット(Perrefitte)の自らの農場で飼育する家畜と「会話」していた際にこの案を思いついたと語っている。

 国民投票で否決された後、カパウルさんは公共放送局RTSに「動物の苦しみについて注意を促し、人々の心を牛に向けさせることができた」と語り、家畜の牛を人間による不要な虐待から守るというより大きな取り組みは失敗していないと胸を張った。

 今回の国民投票ではこのほか、保険金詐欺が疑われる案件に対する保険会社の調査権限を拡大する法案が政府主導で投票にかけられ、プライバシー保護の観点から懸念があったものの賛成が64.7%に達し、可決された。

 一方、国内法を国際法の上位に位置づける通称「スイス法ファースト」という案は圧倒的多数の反対で否決された。【翻訳編集】 AFPBB News

2874チバQ:2018/11/26(月) 11:10:36
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201811/CK2018112302000136.html
国連移民協定 中・東欧、離脱の動き ドイツにも議論飛び火

2018年11月23日 朝刊


 【ベルリン=近藤晶】移民への対処や国際協力の在り方に関する枠組みを定めた国連の移民協定が来月、正式に採択されるのを控え、中・東欧諸国を中心に協定離脱の動きが広がっている。協定を巡る議論は移民大国ドイツにも飛び火し、メルケル政権を揺さぶっている。

 「移民協定は、世界規模の問題を国際レベルで共に解決しようとする正しい試みだ。私たちの国益にかなう」。メルケル首相は二十一日、連邦議会(下院)で協定参加の意義を訴えた。これに対し、難民・移民への強硬姿勢で物議を醸す野党第一党の右派「ドイツのための選択肢」(AfD)は、治安の悪化などを理由に協定を批判した。

 国連の移民協定「安全で秩序ある正規移住のためのグローバル・コンパクト」は今年七月、交渉途中で離脱した米国を除く百九十二の国連加盟国が合意した。法的拘束力はないが、移民の人権や各国の主権尊重などを規定。国内での対処や国際協力について二十三の目的を掲げ、具体的な取り組みを提示した。

 欧州では先月末、連立政権に極右政党が参加するオーストリアが、一度は合意した協定からの離脱を発表。DPA通信によると、ポーランドも今月二十日、国の主権が十分に保障されていないとして離脱を表明した。これまでにハンガリー、チェコ、ブルガリアなどが参加を拒否。欧州連合(EU)のユンケル欧州委員長は相次ぐ離脱に「EUとして利益を守れなくなる」と懸念を示していた。

 ドイツでの議論は、メルケル氏が党首退任を表明した与党、キリスト教民主同盟(CDU)にも及んでいる。メルケル氏の後継を選ぶ党大会を来月七日に控え、党首選に名乗りを上げた反メルケルのシュパーン保健相が党大会で協定について議論するよう要求。南ドイツ新聞は、党大会で協定の賛否を問うことになれば、メルケル首相の信任投票になり得るとの見方を伝えた。

 移民協定は来月十、十一日にモロッコで開かれる国連会合で正式に採択される予定だが、不参加国がさらに増えれば実効性が揺らぎかねない。

2875チバQ:2018/12/02(日) 19:08:39
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181202-00000040-asahi-int
パリでは放火・爆発音… 仏各地で反マクロンデモ
12/2(日) 18:00配信 朝日新聞デジタル
パリでは放火・爆発音… 仏各地で反マクロンデモ
パリで1日、デモのシンボルである黄色いベストを着て、炎上する車両の前に集まるデモの参加者たち=ロイター
 燃料税の引き上げをきっかけにフランスで起こった反マクロン政権のデモが1日、全国であった。仏メディアによると、7万5千人が参加し、287人が拘束された。マクロン大統領は「暴徒は混乱を望んでいるだけだ」と非難したが、「庶民に冷たい大統領」との不満は増すばかりだ。

【写真】パリで1日、「黄色いベストが勝利する」と書かれた凱旋門に集まる参加者=ロイター。黄色いベストはデモのシンボルになっている

 パリでは車両や建物が次々と放火され、レストランなども壊された。鎮圧に向かう消防や警察の車両のサイレンが一日中鳴り響き、爆発音も繰り返された。凱旋門付近は、治安当局が使ったとみられる催涙ガスが充満し、発煙筒や炎上車両の煙も重なって視界がかすんでいた。

 デモに参加した、パリ郊外に住む年金生活者のメレ・ダニエルさん(70)は「私の年金は、住宅費が払えない48歳の娘の仕送りに消えていく。大統領は庶民の惨めな暮らしぶりが分かっていない」と憤った。別の年金生活の女性(70)は「フランス全土が怒っている。私たちは団結している。ここは革命の国だ」とまくしたてた。人々は「マクロン辞任」を訴え、フランス国歌を歌っていた。

朝日新聞社

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181202-00010002-afpbbnewsv-int
パリのデモ、参加者が暴徒化 車や店舗に放火 270人逮捕
12/2(日) 11:21配信 AFPBB News

(c)AFPBB News

【12月2日 AFP】フランスの首都パリ中心部で1日、政府の燃料税引き上げに抗議する数千人規模のデモが新たに行われた。暴徒化した参加者らが数十台の車や店の正面に放火するなど治安部隊と衝突する騒ぎが終日続いた。

 警察官5000人がデモ対応に当たり少なくとも270人を逮捕した。内務省によると、6棟の建物が放火され、約190か所で火が消し止められた。警察官17人を含む110人が負傷した。警察車両から自動小銃が盗まれたという情報もあるが、銃弾が装填されていたかは分かっていない。

 参加者らが黄色いベスト(Yellow Vest)を着用するこのデモは3度目の週末を迎えたが、エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領に対する全般的な抗議デモに性質が変化している。警察は石などを投げつける参加者らに、催涙ガスを噴射して対応した。

 騒乱は凱旋(がいせん)門(Arc de Triomphe)から拡大し、一部の商業地域には煙が立ち込めた。凱旋門周辺には、シャンゼリゼ(Champs Elysees)通りでデモ行進を行おうとする群衆が集結していた。

 ルーブル美術館(Louvre Museum)に面するチュイルリー公園(Tuileries Garden)では、デモ参加者らが大きな鉄製の扉を引き倒した際に数人が下敷きになった。1人は深刻な容体だという。

 マクロン大統領は20か国・地域(G20)首脳会議のため訪れたアルゼンチンの首都ブエノスアイレスで「この暴力の責任を負うべき者たちは、変革や改善ではなく混乱を望んでいる」と述べた。

 内務省は、1日午後にデモに参加した人はフランス全土で7万5000人に上ると推定している。デモの大半は平穏に行われた。参加人数は一連のデモが始まった11月17日の28万2000人、11月24日の10万6000人をかなり下回った。(c)AFPBB News

2877チバQ:2018/12/04(火) 15:09:40
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181204-00000066-jij-eurp
仏デモ、マクロン氏への不満爆発=庶民結束、政権苦境に
12/4(火) 14:42配信 時事通信
仏デモ、マクロン氏への不満爆発=庶民結束、政権苦境に
燃えさかる車を前に燃料税増税方針への抗議デモを行う人々=1日撮影、パリ
 【パリ時事】フランスのマクロン大統領の燃料税増税方針に端を発した抗議デモは、パリで一部が暴徒化し、建物が破壊され車両が炎上する事態にまで発展した。

 減税などで大企業や富裕層を優遇するマクロン氏を「金持ち大統領」と批判してきた庶民の怒りは頂点に達し、社会の不平等に対する不満が爆発。政権は苦境に立たされている。

 「怒りを受け止める」。マクロン氏は11月27日の演説でこう述べたものの、燃料税増税方針は撤回しないと表明。市民の不満は収まる気配がない。

 仏メディアによれば、仏仲裁研究センターのクロード・ポワスノ研究員は暴徒化の理由について「政府に支配される不満が爆発した」と指摘。労働組合や政党が組織的に主導する従来のデモと異なり、「個人が怒りの感情に基づき行動し、過激化した」と説明した。

 インターネット交流サイト(SNS)上では、4回目となる8日のデモ開催の呼び掛けが拡散中。政府はこれ以上の混乱を防ぐため、デモ運動側との対話を模索しているが、自然発生した経緯から誰が代表を務めるのかさえ不明だ。賛同者の主張もあまりに多様で政府は対策を立てられず、和解の糸口はつかめていない。

 デモは、自動車運転者に携行が義務付けられている安全ベストを参加者が着用することから「黄色いベスト運動」と呼ばれる。公共交通機関が未整備で、通勤や買い物に自家用車を使用せざるを得ない郊外や地方の住民を中心に広まった。当初は燃料税増税への抗議が主だったが、マクロン氏の構造改革に反発する幅広い層に浸透。賛同者の主張は年金・社会保障の負担増や、購買力低下への不満など多岐にわたっている。

 フランスではデモやストライキが日常的に行われているが、今回ほどの被害が出るのはまれ。1日はパリだけで400人超が拘束され、パリ警視庁は「前代未聞の暴力行為」と表明した。カスタネール内相は当初、暴徒の大部分はデモに乗じて略奪を行う「壊し屋」だと説明していたが、その後の調べで一般の参加者も暴力行為に及んでいたことが判明した。 


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181204-00050052-yom-int
仏デモで売り上げ半減、ホテルもキャンセル続出
12/4(火) 11:14配信 読売新聞
 【パリ=作田総輝】フランスで続く燃料税引き上げに抗議するデモを巡り、ルメール経済財務相は3日、「経済に深刻な影響が出ている」と述べ、懸念を表明した。企業経営者らとデモの影響について協議した後の記者会見で語った。

 ルメール氏によると、デモがあった地域では、道路が封鎖されたり、店舗が破壊されたりした影響で、外食業の売り上げが最大で50%減少し、小売業も最大40%落ち込んだ。治安の悪化に対する懸念から、ホテルの予約の15〜20%がキャンセルされたという。

 デモはガソリン価格高騰が引き金となったが、マクロン政権の痛みを伴う様々な経済改革にも対象が拡大している。パリでは3日、救急車の運転手らが車両で道路を封鎖し、中小の民間救急車両会社が経営面で不利になるとされる制度改革に抗議した。

2878チバQ:2018/12/04(火) 15:11:00
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181204-00000531-san-eurp
メルケル氏引退の内幕 追い詰めたのは因縁のライバル
12/4(火) 13:00配信 産経新聞
メルケル氏引退の内幕 追い詰めたのは因縁のライバル
2000年4月、独エッセンで開かれたCDUの会合で、党首に選ばれたメルケル現首相(左)とシャンパンを手に並ぶメルツ連邦議会院内総務(当時)=ロイター
 「欧州の盟主」として長年、欧州政治に大きな影響を与えてきたドイツのアンゲラ・メルケル首相(64)が10月末、政界引退を表明した。首相在任は2021年までの今期限りとの見方がもっぱらだったが、この時点の決断には驚きは広がった。舞台裏では求心力低下が加速する中、迫りくる因縁のライバルの挑戦が影響を及ぼした可能性が浮上している。(ベルリン 宮下日出男)

 ■決心はいつ?

 「新たな一章を開くときだ」。10月29日、保守系与党のキリスト教民主同盟(CDU)本部で行われた記者会見。メルケル氏はこう述べ、12月7日の党首選不出馬と今期限りの政界引退を表明した。28日の西部ヘッセン州議会選挙で自党が大敗した翌日のことだ。

 メルケル氏は昨秋の総選挙後、求心力低下が著しかった。ただ、ヘッセン州では最低限の勝敗ラインをクリアし、直前も「党首と首相は同一人物」との持論を展開。党首再選を目指すとみられていた。決断は後継候補とされる側近のクランプカレンバウアー幹事長も29日朝まで知らなかった。

 ハチの巣をつついたような騒ぎとなる中、ある別のニュースも流れた。メルケル氏とは因縁の間柄のフリードリヒ・メルツ元連邦議会(下院)院内総務(63)の党首選出馬だ。31日に記者会見を開いて正式表明。用意周到ぶりをみせた。

 メルケル氏は政界引退を「夏休み前に決めた」と説明する。だが、独メディアは2人の動きを踏まえ「最終的な決心は28日夜だった可能性がある」(独誌シュピーゲル)とも伝えた。

 ■かつては若手リーダー

 めまぐるしい動きの水面下で何が起きていたのか。その前に2人の関係を振り返る。経緯は東西ドイツ統一の立役者、コール元首相の晩節を汚した不正献金疑惑でCDUが揺れた時代にさかのぼる。

 CDUでは2000年、当時のショイブレ党首(現下院議長)が辞任し、メルケル氏が党首、メルツ氏が姉妹政党のキリスト教社会同盟(CSU)とともにつくる下院会派のトップ(院内総務)をそれぞれ引き継いだ。ともに党の将来を担う若手リーダーだった。

 だが、02年総選挙ではCDUは首相候補に実力者のCSU党首、シュトイバー氏を選んだ。経験の浅いメルケル氏への難色が強かったためでメルツ氏もシュトイバー氏を支持。一方、メルケル氏はシュトイバー氏から自身が院内総務を兼務する約束をとりつけ、選挙後に実行。党内の権力を掌握した。

 役を奪われたメルツ氏は影響力を低下させ、09年に引退した。このため独メディアは、今回のメルツ氏の出馬表明はメルケル氏への「復讐」とも取り沙汰する。

 ■重鎮も動く?

 メルツ氏の政界復帰をめぐる動きは今春、始まったとも伝えられる。メルケル氏の政権樹立が難航しているのをみて、「反メルケル」グループの一部が党首選で推す対抗馬を模索。メルツ氏の名前にすぐに行き着いたという。

 政権発足後も内輪もめが続き、CDUの支持率は下落。メルツ氏にはメルケル氏への不満や党首選への出馬を促す関係者の声が次第に増えた。独紙フランクフルター・アルゲマイネ(FAZ)によると、メルツ氏もこれを受け、ヘッセン州でCDUが負ければ、党首選に立つと決めた。

 メルツ氏を後押しする要人として重鎮のショイブレ氏の名前も挙がる。財務相としてメルケル氏を長年支えたが、不正献金疑惑への対応などをめぐり、その関係にしこりが残る。一方、メルツ氏とは私的な誕生パーティーに招くほど親密な関係を保っていた。

 「かつてほど絶対的な存在ではない」。ショイブレ氏は10月中旬、独メディアでメルケル氏の現状をこう語り、ヘッセン州議会選後には「議論が起きる」とも述べた。不穏な動きはメルケル氏も察知していた。

2879チバQ:2018/12/04(火) 15:11:22
■「威厳」ある引退

 「私は威厳を持って職務を担い、威厳を持って去りたい」。引退表明で述べたメルケル氏の言葉は、ぎりぎりまで発表のタイミングをめぐる駆け引きがあったこともうかがわせた。

 権力への執着による求心力低下、選挙敗北、野党の倒閣、スキャンダル…。ドイツでは、メルケル氏の恩師コール氏を含む戦後の歴代首相は決して自主的で“きれいな引退”を演出できなかった。メルケル氏はその轍を踏みたくないとの思いがかねて強かった。

 メルケル氏によると、引退表明の時期は11月初めの党内部会合を考えたが、状況を踏まえて前倒ししたという。時間を置けば、その間に高まる責任論に押されたり、メルツ氏に対決を迫られたりした結果、決断したような印象を与えかねないと考えたとみられる。「そうなれば、自主的な引退ではなくなる」(FAZ)。

 「敵に追われた者にならないため、メルケル氏は動かねばならなかった」(シュピーゲル)。メディアはそんな見方を示した。

 ■キリスト教民主同盟(CDU) 第2次世界大戦後の1945年に結成されたドイツの保守政党。キリスト教精神を基調とし、自由主義市場経済を旗頭とする。大資本から中間層まで、幅広い支持基盤を有する。2015年末現在の党員数は約44万人。南部バイエルン州を基盤とするキリスト教社会同盟(CSU、1945年結成)とは姉妹政党で、統一会派を形成している。

2880チバQ:2018/12/04(火) 15:14:15
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181203-00000550-san-int
スペイン 極右が州議会で議席
12/3(月) 17:47配信 産経新聞
 【パリ=三井美奈】スペイン南部アンダルシア自治州議会(定数109)選が2日、投開票された。開票率99%の段階で、移民流入の阻止を訴える新興の極右政党「ボックス」が12議席を獲得した。1978年のスペイン民主化以降、極右政党の州議会進出は初めてとなる。

 同州では今夏以降、対岸の北アフリカから不法移民の流入が相次いでいた。今回のボックスによる議会進出は、独仏など欧州各国で広がる「反移民」ポピュリズム(大衆迎合主義)の波及と受け止められている。

 スペインは、39年から36年間のフランコ総統による右派独裁を経て民主化に歩みだし、その後は有力な極右政党はなかった。州議会選では、サンチェス首相が率いる社会労働党が33議席で第一党を守ったものの、2015年の前回選挙から14議席減らした。

2881チバQ:2018/12/05(水) 18:21:08
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20181204k0000m030235000c.html
仏デモ 支持率最低でも大統領「改革断行」
12月04日 20:03毎日新聞

 マクロン氏はこれまで、抗議デモが相次ぐ中でも労働法改正や国鉄改革などの改革を進め、妥協する姿勢は見せなかった。欧州における「強いフランス」の復活を目指す改革派としての自負があり、支持率が最低を記録する中でも改革を断行してきたからだ。ロイター通信は、燃料税の増税を延期する方針について「主要政策で初めてとなる方針転換」と報じた。

 マクロン氏は昨年9月、失業率対策として、企業が労働者を解雇する場合に支払う罰金に上限を設け、労働市場に流動性を持たせるよう労働法改正を強行。企業の雇用促進につなげるために法人税減税も実施した。

 こうした政策は「労働者の権利」の保護が手厚いフランスにおいて「企業寄り」と批判されたが、マクロン氏は労働法改正に反対する国民を「怠け者」とさえ呼んだ。

 仏政府は、2040年までにガソリンとディーゼルを燃料とする自動車の販売を禁止する方針で、段階的に燃料税を増税して電気自動車の普及促進につなげたい考えだ。温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」に取り組む姿勢を示すためにも重要な政策だった。

 マクロン氏には、痛みを伴う改革を急ぐことで22年の任期までに経済指標を上向かせれば、支持率も回復するとの思惑があるとみられる。

 ただ、来年5月に迫った欧州議会選挙を前に、更なる求心力の低下を避けたいのが本音だ。

 欧州の統合深化のけん引役を担うマクロン氏は、欧州議会選挙で親EU(欧州連合)勢力の拡大を狙う。だが、欧州ではイタリアのサルビーニ内相が率いる右派ポピュリズム(大衆迎合主義)政党「同盟」が勢いを増し、フランスのルペン党首率いる「国民連合」(RN)など、EUに批判的な勢力が結集を目指す。欧州議会選での投票先の政党を問う世論調査(10月実施)では、マクロン氏の政党「共和国前進」(REM)が19%で、RN(21%)に抜かれるなど、支持率の低迷が痛手となる可能性が出ている。

2882チバQ:2018/12/05(水) 18:27:34
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-181205X364.html
「メルケル路線」刷新か継承か=独与党、7日に党首選
14:28時事通信

 【ベルリン時事】ドイツの中道右派与党キリスト教民主同盟(CDU)は7日、北部ハンブルクで党大会を開き、メルケル首相の後継党首を決める選挙を行う。3人の有力候補のうち、メルケル氏に批判的なメルツ元連邦議会(下院)院内総務(63)と、メルケル氏に近いクランプカレンバウアー幹事長(56)がリード。次期首相候補を決めることにもなる党首選は、「メルケル路線」を刷新するか、引き継ぐかの対決となっている。

 党首選は、CDUの地方組織などが選出した代表人1001人の投票で実施する。独紙ビルトが全代表人に支持候補を聞いた調査によると、144人がメルツ氏を支持。クランプカレンバウアー氏が96人で続き、もう1人の有力候補でメルケル氏に批判的な若手、シュパーン保健相(38)は29人にとどまった。ただ、「検討中」や無回答が大半を占め、情勢は流動的だ。

2883チバQ:2018/12/05(水) 18:30:14
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASLD35TP7LD3UHBI01K.html
「反移民」右翼、欧州を席巻 寛容な姿勢のスペインでも
12月04日 17:57朝日新聞

「反移民」右翼、欧州を席巻 寛容な姿勢のスペインでも

欧州で台頭する右翼政党

(朝日新聞)

 アフリカから地中海を渡る移民・難民が押し寄せるスペイン南部アンダルシアの州議選(定数109)で2日、「不法移民の取り締まり強化」を掲げる新興右翼政党ボックス(VOX)が同国の州議会で初の議席となる12議席を獲得した。受け入れに前向きな与党中道左派の社会労働党は大きく後退した。欧州で移民・難民問題をテコに右翼政党が躍進する構図が、いっそう鮮明になっている。(パリ=疋田多揚)

 「アンダルシア州の人々は歴史をつくった!」

 2日夜、州都セビリア。開票結果が判明して同州議会の12議席獲得が決まると、VOXのサンティアゴ・アバスカル党首(42)は支持者と喜びあった。

 VOXは2015年の前回同州議選の得票率はわずか0・5%。今回も世論調査に基づく事前予想では5議席程度だったが、その倍以上となる大躍進だ。

 一方、与党・社会労働党は47議席から33議席に、2大政党の一翼を担う野党・国民党も33議席から26議席に後退し、既成政党の退潮を印象づけた。

 VOXは13年に設立。「無秩序な不法移民流入反対」を掲げ、欧州議会選、総選挙、州議選を通じて今回初の議席を獲得した。欧州メディアには同党を「極右」と呼ぶところもある。

 VOXの追い風になったのは移民・難民問題だ。スペインでは今年、地中海を越えて移民・難民5万2千人が上陸。前年同期の3倍以上の増加だ。背景には今年、イタリアで「反移民」を掲げる政党「同盟」が連立政権に参加した事情がある。同盟党首のサルビーニ副首相は地中海を渡る移民・難民の上陸を繰り返し拒否。移民・難民は行き先をスペインに変えた。

 モロッコと目と鼻の先のアンダルシア州には、毎日のように移民・難民が小型船で地中海を渡ってくる。社会労働党のサンチェス首相が率いる現政権は前向きに受け入れてきた。

 これに対し、同州南端アルヘシラス市のホセイグナシオ・ランダルセ市長は朝日新聞の取材に「世論は圧力鍋のようなもの。いずれたまった不満は爆発する。無計画に受け入れを続ければ、移民を拒む右翼が勢いづくだろう」と語った。

■「反移民」旗印に連携

 フランスの右翼政党「国民連合」(前国民戦線)のルペン党首は2日、VOXの躍進を受けて、ツイッターに「おめでとう、我々の友よ。素晴らしいスコアだ」と投稿した。欧州ではこの1年、「反移民・難民」を掲げる政権の誕生や政党の躍進が目立った。

 こうした右翼政党は来年5月の欧州議会選に狙いを定め、連携して勢力拡大を目指している。11月16日には欧州各国の右翼政党がブルガリアの首都ソフィアに集まり、欧州議会選に向けた戦略を練った。参加者によると、「反移民・難民」を共通政策に掲げることで合意したという。

 ルペン氏は会合後、記者会見し、「何百万人もの移民・難民が流入するのを望んでいるのが欧州連合(EU)だ。EUは国境管理ができていない。それが嫌だから英国もEUからの離脱を決めたのだ」と訴えた。

 国民連合の支持率は2割で、マクロン大統領の与党「共和国前進」とほぼ同じだ。マクロン氏は自らの政党を「進歩主義者」と位置づけ、ルペン氏ら右翼政党を「閉じこもる勢力」と批判して対決姿勢を強めている。だが、就任当初6割を超えた自身の支持率は3割を切っており、勢いに陰りが見えている。

2884チバQ:2018/12/05(水) 18:30:56
https://jp.reuters.com/article/merkel-successor-idJPKBN1O20ME
焦点:独与党党首選、メルケル首相の「子飼いVS宿敵」の対決
Paul Carrel
2 分で読む

[デュッセルドルフ(ドイツ) 30日 ロイター] - ドイツ与党・キリスト教民主同盟(CDU)は12月7─8日の党大会で新たな党首を選出する予定で、選挙戦が大詰めを迎えつつある。

現在有力候補として浮上しているのは、党首辞任を表明したメルケル首相の子飼いで路線継承を掲げるアンネグレート・クランプカレンバウアー幹事長。対照的に長年にわたるメルケル氏の「宿敵」で、大幅な変革を唱える実業家のフリードリヒ・メルツ氏の2人だ。

計1001人の代議員の投票で決まる党首選挙の結果はCDUだけでなく、ドイツの将来も左右する。メルケル氏は任期まで首相を続けるとはいえ、2021年10月までに行われる次期総選挙では新党首がCDUの首相候補となるからだ。

世論調査を見ると、7年近くザールラント州の首相を務めたクランプカレンバウアー氏が支持率で首位に立っているものの、合意形成を重視して妥協を好むメルケル氏の政治手法と決別したいと考えるCDU党員の支持を受けたメルツ氏も僅差で追っている。

11月28日にメルツ氏の地盤であるノルトライン・ウェストファーレン州のデュッセルドルフで開かれた討論会では、クランプカレンバウアー氏よりもメルツ氏が聴衆の心をつかんだ。

メルツ氏は、世論調査における支持率低下が続く事態を嘆き「われわれはこの流れに抗し、せき止めて上向かせなければならない」と強く訴えかけた。またメルケル氏の政治手法について「われわれははっきりした立場を取ってこなかった」と暗に皮肉った。

一方、クランプカレンバウアー氏はこの討論会でこそ不利な状況に置かれたとはいえ、これまでにメルツ氏に比べて庶民的な側面を打ち出すことで支持獲得につなげてきた。米資産運用会社ブラックロック(BLK.N)のドイツ部門を率いるメルツ氏を念頭に、クランプカレンバウアー氏は「人生の目的が本当に富豪になるかどうか私には分からない」と発言している。

メルツ氏は2000─02年にはCDUの下院議員団長を務めた後、02年にメルケル氏との権力闘争に敗れ、09年以降は議席を持たずに経済の分野に身を置いていたが、ここにきて政治活動を再開した。

最近では、ナチスの犯罪への償いとしてドイツ憲法が規定する全ての「政治的被迫害者」の庇護に疑問を呈したことや、極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」の連邦および各州議会進出にCDUが手をこまねいているだけであることへの批判が注目を集めている。

ただこれらの発言は、クランプカレンバウアー氏にとって格好の攻撃材料になった。

クランプカレンバウアー氏は、CDUがAfDの躍進を座視しているというコメントは、AfDとの対決に必死になっている党員への「侮辱」だと非難するとともに、何かを決めたり言っただけでAfDに勝ったようにふるまいのは愚かだと付け加えた。

何よりも、「ミニ・メルケル」とも呼ばれるクランプカレンバウアー氏は、州の選挙でCDUを勝利に導き、緑の党や企業寄りの自由民主党との幅広い連立政権樹立にこぎ着けた。ドイツでは単独過半数議席を獲得する政党が存在しない場合、3党連立がより一般的になる可能性がある以上、同氏のこうした実績は党首選の追い風になってもおかしくない。

CDU大会の代議員のほとんどは議員や首長など現実主義的な考えを持つ人であることも、クランプカレンバウアー氏にはプラスになる。

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これに対してメルツ氏は、代議員の約3割に相当する296人が自らの地盤のノルトライン・ウェストファーレン州出身という点は有利な材料だ。

デュッセルドルフの討論会に参加したCDU党員の1人は「私はメルツ氏に投票する。なぜなら彼はさまざまな問題に明白に対処してくれているからだ」と語った。

別の党員も「クランプカレンバウアー氏には経験があるが、メルケル政権の中にいる人物だ。私の考えでは、今は刷新の時期であり、変化が求められている」と述べた。

2885チバQ:2018/12/05(水) 18:33:47
https://www.sankei.com/world/news/181204/wor1812040001-n1.html
【激動ヨーロッパ】因縁のライバルが追い詰めた メルケル氏引退の内幕
2018.12.4 12:00国際欧州・ロシア
 「欧州の盟主」として長年、欧州政治に大きな影響を与えてきたドイツのアンゲラ・メルケル首相(64)が10月末、政界引退を表明した。首相在任は2021年までの今期限りとの見方がもっぱらだったが、この時点の決断には驚きは広がった。舞台裏では求心力低下が加速する中、迫りくる因縁のライバルの挑戦が影響を及ぼした可能性が浮上している。
(ベルリン 宮下日出男)

■決心はいつ?

 「新たな一章を開くときだ」。10月29日、保守系与党のキリスト教民主同盟(CDU)本部で行われた記者会見。メルケル氏はこう述べ、12月7日の党首選不出馬と今期限りの政界引退を表明した。28日の西部ヘッセン州議会選挙で自党が大敗した翌日のことだ。

 メルケル氏は昨秋の総選挙後、求心力低下が著しかった。ただ、ヘッセン州では最低限の勝敗ラインをクリアし、直前も「党首と首相は同一人物」との持論を展開。党首再選を目指すとみられていた。決断は後継候補とされる側近のクランプカレンバウアー幹事長も29日朝まで知らなかった。

 ハチの巣をつついたような騒ぎとなる中、ある別のニュースも流れた。メルケル氏とは因縁の間柄のフリードリヒ・メルツ元連邦議会(下院)院内総務(63)の党首選出馬だ。31日に記者会見を開いて正式表明。用意周到ぶりをみせた。

 メルケル氏は政界引退を「夏休み前に決めた」と説明する。だが、独メディアは2人の動きを踏まえ「最終的な決心は28日夜だった可能性がある」(独誌シュピーゲル)とも伝えた。

■かつては若手リーダー

 めまぐるしい動きの水面下で何が起きていたのか。その前に2人の関係を振り返る。経緯は東西ドイツ統一の立役者、コール元首相の晩節を汚した不正献金疑惑でCDUが揺れた時代にさかのぼる。

CDUでは2000年、当時のショイブレ党首(現下院議長)が辞任し、メルケル氏が党首、メルツ氏が姉妹政党のキリスト教社会同盟(CSU)とともにつくる下院会派のトップ(院内総務)をそれぞれ引き継いだ。ともに党の将来を担う若手リーダーだった。

 だが、02年総選挙ではCDUは首相候補に実力者のCSU党首、シュトイバー氏を選んだ。経験の浅いメルケル氏への難色が強かったためでメルツ氏もシュトイバー氏を支持。一方、メルケル氏はシュトイバー氏から自身が院内総務を兼務する約束をとりつけ、選挙後に実行。党内の権力を掌握した。

 役を奪われたメルツ氏は影響力を低下させ、09年に引退した。このため独メディアは、今回のメルツ氏の出馬表明はメルケル氏への「復讐」とも取り沙汰する。

■重鎮も動く?

 メルツ氏の政界復帰をめぐる動きは今春、始まったとも伝えられる。メルケル氏の政権樹立が難航しているのをみて、「反メルケル」グループの一部が党首選で推す対抗馬を模索。メルツ氏の名前にすぐに行き着いたという。

 政権発足後も内輪もめが続き、CDUの支持率は下落。メルツ氏にはメルケル氏への不満や党首選への出馬を促す関係者の声が次第に増えた。独紙フランクフルター・アルゲマイネ(FAZ)によると、メルツ氏もこれを受け、ヘッセン州でCDUが負ければ、党首選に立つと決めた。

 メルツ氏を後押しする要人として重鎮のショイブレ氏の名前も挙がる。財務相としてメルケル氏を長年支えたが、不正献金疑惑への対応などをめぐり、その関係にしこりが残る。一方、メルツ氏とは私的な誕生パーティーに招くほど親密な関係を保っていた。

「かつてほど絶対的な存在ではない」。ショイブレ氏は10月中旬、独メディアでメルケル氏の現状をこう語り、ヘッセン州議会選後には「議論が起きる」とも述べた。不穏な動きはメルケル氏も察知していた。

2886チバQ:2018/12/05(水) 18:34:13

■「威厳」ある引退

 「私は威厳を持って職務を担い、威厳を持って去りたい」。引退表明で述べたメルケル氏の言葉は、ぎりぎりまで発表のタイミングをめぐる駆け引きがあったこともうかがわせた。

 権力への執着による求心力低下、選挙敗北、野党の倒閣、スキャンダル…。ドイツでは、メルケル氏の恩師コール氏を含む戦後の歴代首相は決して自主的で“きれいな引退”を演出できなかった。メルケル氏はその轍を踏みたくないとの思いがかねて強かった。

 メルケル氏によると、引退表明の時期は11月初めの党内部会合を考えたが、状況を踏まえて前倒ししたという。時間を置けば、その間に高まる責任論に押されたり、メルツ氏に対決を迫られたりした結果、決断したような印象を与えかねないと考えたとみられる。「そうなれば、自主的な引退ではなくなる」(FAZ)。

 「敵に追われた者にならないため、メルケル氏は動かねばならなかった」(シュピーゲル)。メディアはそんな見方を示した。

キリスト教民主同盟(CDU) 第2次世界大戦後の1945年に結成されたドイツの保守政党。キリスト教精神を基調とし、自由主義市場経済を旗頭とする。大資本から中間層まで、幅広い支持基盤を有する。2015年末現在の党員数は約44万人。南部バイエルン州を基盤とするキリスト教社会同盟(CSU、1945年結成)とは姉妹政党で、統一会派を形成している。

2888チバQ:2018/12/06(木) 17:59:26
https://www.asahi.com/articles/ASLD513C2LD4UHBI04W.html
EU離脱審議の英議会、「侮辱」動議可決 メイ政権痛手
ロンドン=河原田慎一2018年12月5日14時00分
 英国が欧州連合(EU)から離脱する条件について、EUと同国が合意した協定案の審議が4日、英議会下院で始まった。冒頭から、メイ政権の対応が「議会を侮辱している」とする動議が可決されるなど、協定案に反対する勢力が激しく反発。11日に迫る採決を前に、議会の反対の強さが改めて浮き彫りになり、メイ政権には審議初日から大きな痛手となった。

 「侮辱」動議は、法務長官による協定案についての政権への法的な助言の全文を、メイ首相が公開しなかったことに対して出された。さらに与党・保守党内の残留派から、政府が示した協定案が11日に否決された場合に、「対案」を出すことができるなど議会の権限を強める手続きを求める別の動議も出され、いずれも可決された。

 「『完璧な離脱』を求めるあまり『いい離脱』を排除するべきではない」。メイ首相は4日もこう強調し、協定案への理解を求めた。メイ首相は「この協定案か、『離脱しない』か、『合意なし離脱』のいずれかだ」と議会に迫ってきたが、「対案」の動議には与党の保守党から20人以上が支持に回った。

 協定案が11日に否決されれば…

2889チバQ:2018/12/06(木) 18:00:26
http://www.afpbb.com/articles/-/3200559
EU離脱主導のファラージ氏、英独立党から離党 極右化に反発
2018年12月5日 9:16 発信地:ロンドン/英国 [ 英国 ヨーロッパ ]
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【12月5日 AFP】英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット、Brexit)を主導したナイジェル・ファラージ(Nigel Farage)氏が4日、英独立党(UKIP)を離党した。ファラージ氏は同党の共同創設者で、党首として10年近くにわたり党勢拡大に貢献した。

 同氏は英紙デーリー・テレグラフ(Daily Telegraph)への寄稿で「非常に悲しいことだが、私はUKIPを去る。この党はわが国が真に必要とするEU離脱政党ではない」と表明した。

 ファラージ氏は2016年に党首を辞任したものの、正式な党員としてUKIPに残っていた。しかし、同党が先月、極右活動家で有罪判決を受けた経歴のあるトミー・ロビンソン(Tommy Robinson)氏を顧問に任命すると、現在の党指導部との間で亀裂が発生。自身も極右的見解を助長していると批判されているファラージ氏だが、そうした傾向に反発を示している。

 同氏は寄稿で、今年のUKIPの年次総会に出席した際、「数人の怒れる若者たち」と対峙(たいじ)したことに言及。これらの若者は皆「イスラム教とトミー・ロビンソンのことしか考えていないように見えた」とした。

 ファラージ氏は現在、英国のラジオ番組で司会を担当している。また、2016年米大統領選を通じて築いたドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領との関係を基礎に、米FOXニュース(Fox News)の解説者も務めている。(c)AFP/Dario THUBURN

2890チバQ:2018/12/07(金) 17:28:42
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181207-00000112-kyodonews-int
公共交通、来夏から世界初の無料
12/7(金) 13:00配信 共同通信
公共交通、来夏から世界初の無料
ルクセンブルクのルクセンブルク駅=2009年10月(共同)
 【ハンブルク共同】欧州の小国ルクセンブルクの政府は7日までに、国内の列車やバスなど公共交通機関を来年夏から無料にする方針を示した。英メディアが報じた。交通渋滞の緩和や大気汚染対策が狙い。欧州ではエストニアが今年から国内の大半の地域で公共交通機関を無料にしたが、「全国無料」が実現すれば世界初となるという。

 金融業などが発達し、裕福なルクセンブルクには、フランスなど周辺国から自家用車で通勤する人が目立ち、首都の渋滞は極めて深刻。ベッテル首相率いる連立政権は10月の議会選で渋滞解消や環境対策を訴えてきた。

2891チバQ:2018/12/07(金) 17:33:06
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181206-00000105-mai-eurp
メルケル党首の後任選出へ 独CDU党大会
12/6(木) 20:40配信 毎日新聞
メルケル党首の後任選出へ 独CDU党大会
メルケル独首相=AP
 【ベルリン中西啓介】メルケル独首相の国政最大与党・キリスト教民主同盟(CDU)の党大会が7日、独北部ハンブルクで開幕する。同日午後にはメルケル氏に代わる新党首が選出される見通し。選挙戦はメルケル氏の後継と目されるクランプカレンバウアー党幹事長と、ベテランと若手の保守派2人が三つどもえで争う構図。メルケル氏が政権禅譲に向けた「第一関門」を突破できるか注目される。

 メルケル氏は10月末、相次ぐ地方議会選敗退の責任を取り、党首選立候補断念と2021年の首相任期末での政界引退を表明した。直後に、メルケル氏が自身に次ぐ2人目の女性幹事長に登用したクランプカレンバウアー氏と、難民政策でメルケル氏を批判してきた若手のシュパーン保健相が党首選への立候補を表明。さらに元党連邦議会会派代表で経済・財政通のメルツ氏が立候補した。

 クランプカレンバウアー氏は西部ザールラント州元首相として行政経験があり、女性や労働者の支援など中道路線を取る。一方、メルツ氏は02年、党首だったメルケル氏の意向で党会派代表職をメルケル氏に明け渡した「遺恨」があり、党内では反メルケルの実力者とみなされている。シュパーン氏の支持は低迷しているため、首相の後継者としてのクランプカレンバウアー氏と反メルケルのベテラン、メルツ氏が競り合う形になりそうだ。

 先月30日のベルリンでの演説会で、メルツ氏は「メルケル氏とももちろんうまくやっていける」と余裕をのぞかせ、個別演説でもひときわ大きな拍手を得た。クランプカレンバウアー氏は「国民の権利だけでなく義務も大事だ」と述べ、メルケル氏より保守的な主張で男性票の掘り起こしを図った。シュパーン氏は、メルケル流のリベラル路線を見直す考えを示した。

 党大会では約1000人の代表団が新党首を選出する。保守派の重鎮ショイブレ連邦議会議長が終盤になってメルツ氏支持を表明しており、開票まで情勢は不透明だ。保守派のメルツ氏やシュパーン氏が選ばれれば、連立を組む国政第2党の中道左派・社会民主党内部で政権離脱を求める党内左派の圧力が強まる。一方で、クランプカレンバウアー氏が選出されれば、首相後継が明確化されることになる。

2892チバQ:2018/12/08(土) 11:13:19
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181208-00000528-san-eurp
独与党はメルケル路線「継続」を選択も「刷新」に課題も
12/8(土) 9:05配信 産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】ドイツの保守系与党、キリスト教民主同盟(CDU)は7日、メルケル首相の側近である党幹事長のクランプカレンバウアー氏を新党首に決め、メルケル路線の「継続」を選んだ。2021年までの首相任期をメルケル氏が全うするには後押しとなるが、党勢回復に向けて党の刷新を印象づけられるかが課題となる。

 「『ミニ』と呼ばれるような点は私にはない」。党首選中、クランプカレンバウアー氏は自身が「ミニ・メルケル」と称されることにこう反論。西部ザールラント州首相など長年にわたって政治キャリアを積んできたことを強調した。

 メルケル氏が幹事長に抜擢し、冷静な政治手法も似通うクランプカレンバウアー氏が党首選で意識したのは「違い」を示すことだ。

 メルケル政権が認めた同性婚に批判的な意見を表明し、廃止された徴兵制の代わりに社会奉仕活動の導入にも積極姿勢を示した。

 「犯罪を行った難民は二度と欧州に入れない」。メルケル氏の寛容な難民政策を支持しつつも、治安には厳しく対処する姿勢も明確にした。メルケル氏に批判的な保守派の取り込みを意識したことがうかがえる。 世論調査でクランプカレンバウアー氏は、主要3候補の中で最も高い支持を得ていた。ただ、メルケル氏が敷いた従来路線の踏襲との印象を拭えなければ、新興右派、ドイツのための選択肢(AfD)に流れた支持者の回復が難しくなるだけでなく、党内の保守派をまとめられるかにも不安が残る。

 また、連立政権を組む中道左派の社会民主党が今後の選挙で惨敗すれば、連立反対論が噴出し、政権が揺らぐ恐れも否めない。

2893チバQ:2018/12/08(土) 11:13:42
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181208-00000037-jij-eurp
独与党の新党首はメルケル派=批判派と僅差、分断懸念も―クランプカレンバウアー氏
12/8(土) 8:07配信 時事通信
独与党の新党首はメルケル派=批判派と僅差、分断懸念も―クランプカレンバウアー氏
ドイツ中道右派与党キリスト教民主同盟(CDU)は7日、北部ハンブルクで開いた党大会で、メルケル首相(右)に代わる新党首としてメルケル氏側近のクランプカレンバウアー幹事長(左)を選出した。
 【ハンブルク(ドイツ)時事】ドイツ中道右派与党キリスト教民主同盟(CDU)は7日、北部ハンブルクで開いた党大会で、メルケル首相(64)に代わる新党首としてメルケル氏側近のクランプカレンバウアー幹事長(56)を選出した。

 メルケル氏の穏健な中道路線を引き継ぎ、左右問わず幅広い層にアピールした姿勢が支持を集めた。

 ただ、メルケル氏の批判派や財界の支持を受けた対抗馬、メルツ元下院院内総務(63)とは決選投票にもつれ込み、最後は517票対482票の僅差で決着がついた。寛容な難民政策を主導したメルケル氏への不満は保守層を中心に根強い。今後は党の分断も懸念される。新党首は党内融和を進めつつ、台頭する野党に対抗するかじ取りを迫られる。

 クランプカレンバウアー氏は「全派閥が活躍の場を得るべきだ」と強調。メルツ氏に加え、もう一人の候補でメルケル氏に批判的なシュパーン保健相(38)を党要職などに迎えたい方針を示し、結束を訴えた。

 側近の勝利で、メルケル氏は党首辞任後も影響力を維持する見通し。従来の方針通り、首相ポストには2021年の任期満了までとどまり、その後にクランプカレンバウアー氏に引き継ぐシナリオを描いているとみられる。

 新党首にまず求められるのは、遅くとも21年までに行われる総選挙への備えだ。難民政策をめぐる党内対立で支持率は低迷し、緑の党と、排外主義政党「ドイツのための選択肢」(AfD)に左右から追い上げられる状況。クランプカレンバウアー氏は「中道を守る」と、両極にぶれない立ち位置を確保する方針を強調した。

 AfDのワイデル院内総務は、クランプカレンバウアー氏を「メルケル2号」と呼んで対決姿勢をあらわにしている。単なる「メルケル時代の継続」と有権者から見なされれば、長期政権への飽きから野党には追い風だ。

2894チバQ:2018/12/08(土) 11:14:29
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181208-00000030-jij-eurp
小州出身の「ミニ・メルケル」=独与党のクランプカレンバウアー新党首
12/8(土) 7:39配信 時事通信
 ドイツのメルケル首相の後継者として、中道右派与党キリスト教民主同盟(CDU)の新党首に選ばれた。

 人口100万人の小州ザールラント州首相から、メルケル氏により今年2月に幹事長に抜てきされたばかり。女性幹事長という共通のキャリアからも「ミニ・メルケル」と呼ばれる。

 CDUの党勢が衰える中、昨年の州議会選で圧勝した手腕を買われ、メルケル氏に見いだされた。党首選では「党内融和」を掲げ、対立候補も人事で重用する方針を表明。理性的で敵をつくらないことを重視する姿勢は、メルケル氏に通じるものがある。

 ただ、メルケル氏の求心力が低下しているだけに「私は56歳で、3人の成人した子供がいる。『ミニ』ではない」と、同一視されることには慎重だ。政策面でも、メルケル氏が主導した寛容な難民政策への批判を念頭に、治安向上を重点課題に掲げるなど、より保守的な姿勢を示す。国政経験は少なく、外交手腕も未知数だ。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181208-00000006-mai-eurp
独与党党首に親メルケル派 クランプカレンバウアー幹事長
12/8(土) 1:48配信 毎日新聞
独与党党首に親メルケル派 クランプカレンバウアー幹事長
クランプカレンバウアー氏=AP
 【ベルリン中西啓介】ドイツの国政最大与党・キリスト教民主同盟(CDU)の党大会が7日、独北部ハンブルクで開かれ、メルケル首相の後任党首に、実質的な後継者のクランプカレンバウアー党幹事長を選出した。「反メルケル」派の実力者、メルツ元党連邦議会(下院)会派代表を決選投票の末に退けた。メルケル氏は政権禅譲に向けた最初の試練を乗り越えた形。メルケル路線に不満を持つ党内保守派との融和が新党首の課題になる。

 党首選には2氏に加え、保守派の若手で難民政策でメルケル氏を批判してきたシュパーン保健相も立候補。姉妹政党がある南部バイエルン州を除く全15州の代表約1000人が投票。第1回投票でいずれの候補も過半数に達せず、シュパーン氏を除く上位2候補による決選投票が行われ、517票でクランプカレンバウアー氏を新党首に選出した。メルツ氏は482票を獲得した。

 党大会の演説では、クランプカレンバウアー氏が「変革への勇気」を訴え、「私の党には保守もリベラルもない。CDUは我々の家族だ」と党員に支持と結束を呼びかけた。一方、メルツ氏は「国民政党は票を失う一方、ポピュリスト(大衆迎合主義者)が票を得ている」とし、「我々には戦略の転換が必要。国民との対話の方法を変えるべきだ」と述べ、リベラルなメルケル路線を変更する必要性を訴えていた。

 クランプカレンバウアー氏は女性や中道層に浸透。第1回投票でも首位に立った。メルケル政権を支える国政第2党の社会民主党には、右派で富裕層のメルツ氏が当選することへの警戒感が強かったが、政権への影響は最小限に抑えられそうだ。

2895チバQ:2018/12/09(日) 09:37:45
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181208-00000558-san-eurp
メルケル氏後任の女性幹事長にかかる重責 保守派の不満強く
12/8(土) 19:39配信 産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】ドイツの保守系与党、キリスト教民主同盟(CDU)が7日に行った党首選で、メルケル首相の後任党首に側近のアンネグレート・クランプカレンバウアー幹事長(56)が選ばれた。「メルケル路線」をめぐり分断した党立て直しの重責を担い、その成否は欧州の行方も左右する。

 党首選では決選投票で、クランプカレンバウアー氏が約52%を得票し、メルケル氏に批判的な保守派が推す元連邦議会(下院)院内総務、フリードリヒ・メルツ氏(63)を下した。だが、有効投票999票のうち差はたった35票。二分する党内を映し出した。

 クランプカレンバウアー氏は7日夜、「党内は分断していない」と述べ、党内団結への不安払拭を図ったが、メルケル氏が敷いた中道・リベラル寄り路線への保守派の不満は強い。独メディアは「戦いは終わっていない」と伝えた。

 来年は欧州連合(EU)欧州議会選挙や重要な地方選挙が続き、党新体制は早速試練を迎える。右派ポピュリズム(大衆迎合主義)政党が勢いを保つ中、支持率が歴史的低水準の党勢を回復できなければ、保守派の不満が再び表面化。2021年の首相任期全うを目指すメルケル氏の政権運営に支障が出る恐れもある。

 欧州ではフランスのマクロン大統領も反政府デモで窮地にあり、EU離脱問題で揺れるメイ英政権の行方も不安視される最中だ。メルケル政権が揺らげば欧州のかじ取りにも影響が出る。

 さらに欧州各地では近年のポピュリズム政党の台頭で、左右二大政党を軸とした従来の政治的安定が大きく揺さぶられている。「CDUは欧州に残った最後の国民政党」。クランプカレンバウアー氏はこう語り、党の行方は「欧州に関わる問題」と危機感を強めている。

 キリスト教民主同盟(CDU)党首選 2年に1度行われる。党首を18年間務めたメルケル首相が10月末、地方選挙の大敗の責任をとり、再選出馬を断念。後継争いは「メルケル路線」を継続するか否かが事実上の争点となった。クランプカレンバウアー氏は西部ザールラント州首相などを歴任。メルケル氏が実績を評価し、今年2月に党幹事長に抜擢。その路線を継承する候補とされた。

2896チバQ:2018/12/10(月) 09:36:15
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181209-00000029-jij_afp-int
仏「黄色いベスト」デモ、1723人を拘束 8日の参加者は13万人超
12/9(日) 17:37配信 AFP=時事
仏「黄色いベスト」デモ、1723人を拘束 8日の参加者は13万人超
フランス南西部ボルドーで、機動隊に拘束されたデモ参加者(2018年12月8日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】(更新)フランス各地で繰り広げられた、生活費の上昇とエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領の政策全般に抗議する「ジレ・ジョーヌ(黄色いベスト)」運動により、仏全土で1723人が拘束された。同国内務省が9日、発表した。

【関連写真】パリのシャンゼリゼ通りで、集合写真を撮影する警察官ら

 「黄色いベスト」デモが行われたのは4週連続。マルセイユ(Marseille)、ボルドー(Bordeaux)、リヨン(Lyon)、トゥールーズ(Toulouse)などを含む複数の都市では今回、デモ隊が警官隊と衝突した。

 拘束された1723人のうち、計1220人の勾留が命じられたという。

 パリの警察当局は、8日に1082人を拘束したと発表している。

 また内務省は、8日のデモ参加者は約13万6000人で、今月1日に行われた1週間前のデモとほぼ同規模だったと発表した。【翻訳編集】 AFPBB News

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181209-00000032-jij_afp-int
デモ被害続出のパリ市内、「黄色いベスト」運動から一夜明け
12/9(日) 21:19配信 AFP=時事
デモ被害続出のパリ市内、「黄色いベスト」運動から一夜明け
1700人以上が拘束された「ジレ・ジョーヌ(黄色いベスト)」運動から一夜明け、パリ市内で焼け焦げた車の被害状況を確認する警察官(2018年12月9日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】生活費の上昇とエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領の政策全般に抗議するため、フランス各地で繰り広げられた「ジレ・ジョーヌ(黄色いベスト)」運動から一夜明けた9日、パリ市内では焼け焦げた車やお店が破壊されるなど、デモによる被害状況が明らかになった。

【写真】店内が破壊されたパリ市内のベーカリーの様子

「黄色いベスト」運動が行われたのは4週連続となり、マルセイユ(Marseille)、ボルドー(Bordeaux)、リヨン(Lyon)、トゥールーズ(Toulouse)などを含む複数の都市では今回、デモ隊が警官隊と衝突した。

 フランス内務省は同日、参加者が約13万6000人に上った8日のデモで1723人が拘束され、計1220人に勾留が命じられたと発表している。【翻訳編集】 AFPBB News

2897チバQ:2018/12/10(月) 09:36:40
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181209-00000021-jij_afp-int
黄ベスト運動で警戒の仏パリ、「緑派」もデモ決行 気候変動対策訴え
12/9(日) 14:25配信 AFP=時事
黄ベスト運動で警戒の仏パリ、「緑派」もデモ決行 気候変動対策訴え
パリ市内のレピュブリック広場で、気候変動対策を求めてマリアンヌ像の周囲に「ZAD(防衛ゾーン)」と書かれた横断幕を掲げるデモ参加者ら(2018年12月8日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】仏パリで8日、加熱する「ジレ・ジョーヌ(黄色いベスト)」運動の影響が懸念される中、気候変動問題で各国政府に環境保護の取り組み強化を訴えるデモ行進が行われ、主催者発表で約2万5000人が参加した。

【関連写真】環境デモ参加者と「黄色いベスト」が交錯

 今回のデモ行進は、ポーランドで開催中の「国連気候変動枠組み条約第24回締約国会議(COP24)」に合わせたもので、フランス国内の120を超える都市や町で行われた。パリ市内の行進については、クリストフ・カスタネール(Christophe Castaner)内相が延期を要請していたが主催者は拒否。だが、黄色いベストによる抗議デモの影響で行進ルートの変更を余儀なくされた。

 警察発表によればパリのデモ参加者は約1万7000人だが、主催者側は約2万5000人としている。9日も黄色いベスト運動参加者らによる散発的な暴動が発生しているが、気候変動対策デモのほうは、これまでパリ市内で行われてきた関連デモとほぼ同じ水準となった。パリ以外のデモ開催地では、マルセイユで約1万人、モンペリエで約3500人、リールで約3000人が参加した。

 黄色いベスト運動による抗議デモ拡大は、環境に配慮したグリーン経済への移行を目的とした燃料税引き上げが、郊外や地方住民の強い反発を招いたことがきっかけだった。運動参加者らは、増税は低所得層へのさらなる打撃だと抗議している。これに対し、環境活動家らは9日のデモ行進で「黄色いベストと緑のベスト、われわれの怒りは同じだ」と声を挙げ、環境問題と低所得者対策の双方を解決するよう求めた。【翻訳編集】 AFPBB News

2898チバQ:2018/12/10(月) 09:37:08
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181209-00000008-jij_afp-int
ハンガリー首都で大規模デモ、残業上限引き上げる「奴隷法」に反対
12/9(日) 10:43配信 AFP=時事
ハンガリー首都で大規模デモ、残業上限引き上げる「奴隷法」に反対
ハンガリーの首都ブダペストで行われた労働法改正法案に反対する大規模なデモに参加した労働組合員やその支援者ら(2018年12月8日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】ハンガリーの首都ブダペストで8日、オルバン・ビクトル(Orban Viktor)首相の与党フィデス・ハンガリー市民連盟(Fidesz)が提示した労働法改正法案に反対する数千人規模のデモが行われた。

【関連写真13枚】デモの様子

 改正案は雇用主が要求できる時間外労働の年間の上限を大幅に引き上げ、時間外手当の精算期間も従来から延長する内容で、「奴隷法」との批判を呼んでいる。

 AFPのカメラマンによると、デモ参加者は推計5000人を上回り、フランスの燃料税反対デモの影響で蛍光色の黄色いベストを着用している参加者もみられた。デモ行進には、大半の野党の代表者らも加わった。

 政府は法改正が実現すると、残業で収入を増やしたい労働者が恩恵を受けると主張している。ただ、デモを主催したハンガリー労働組合連合(MASZSZ)は廃案を要求。コーダシュ・ラースロー(Kordas Laszlo)書記長は、時間外労働の年間の上限が現行の250時間から400時間に引き上げられた場合、「労働者は年間で50日残業をせざるを得なるだろう」と述べた。

 人手不足が深刻化しているため、ハンガリー経済の要であるドイツの自動車大手が、残業規制の緩和をハンガリー政府に働きかけたとの観測も、批判を招く要因になっている。ドイツ・ハンガリー商工会議所(German-Hungarian Chamber of Industry and Commerce )は、独企業が法改正を求めた事実はないとしている。

 議会は11日に改正法案の採決を行う予定。【翻訳編集】 AFPBB News

2899チバQ:2018/12/10(月) 09:41:51
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181209-00000030-kyodonews-int
ベルギー、デモで400人拘束
12/9(日) 10:33配信 共同通信
ベルギー、デモで400人拘束
8日、ベルギー・ブリュッセルで警官隊と衝突する、黄色いベストを着たデモ参加者(ロイター=共同)
 【ブリュッセル共同】ベルギー首都ブリュッセルで8日、隣国フランスの「黄色いベスト」運動に感化されたデモがあり、約千人が参加した。警官隊と小競り合いになるなどし、約400人が拘束された。欧州メディアが伝えた。

 参加者は物価の高騰など政権への不満を訴え、一部は警官隊に投石。警察側は催涙ガスや高圧放水銃などを用いてデモ隊を退散させ、政府や欧州連合(EU)関係のビルが立ち並ぶ区域などへの接近を阻んだ。

 ブリュッセルでは11月30日にも同様のデモが発生。一部が暴徒化し、複数の警察車両に放火するなどした。


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