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北海道 国政・地方政治スレ

1北海道民:2008/10/13(月) 15:10:41
選挙が近づいてきた次期衆院選の北海道は、町村・中川・武部のところなど接戦で面白い
また地方でも釧路市長選など興味深いところがあるので、このスレを作成してみました
気軽に北海道情報を話し合いましょう

241とはずがたり:2010/01/16(土) 23:01:12
09年道議選結果
豊平区 定数3−候補4 (選管確定)→民主惜しくも積極策成らず
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 27,930(28.6%) 高木 宏寿 46 自民 新 1 学校法人役員
当 26,526(27.1%) 岩本 允 72 自民 現 8 学校法人理事長
当 23,953(24.5%) 佐野 法充 59 民主 現 3 党支部代表
□ 19,400(19.8%) 谷村 尚祐 33 民主 新 (元)網走市議


岩本道議後継に吉田氏 今期限りの引退を表明 (01/06 08:17)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/208695.html

 元道議会議長の岩本允道議(74)=札幌市豊平区選出=は5日、道議会内で記者会見し、今期限りでの引退を正式表明し、後継に専門学校9校を運営する吉田学園(札幌)の副理事長、吉田祐樹氏(37)を自民党公認で擁立する意向を示した。会見に同席した吉田氏は「若さと実行力を生かし、北海道を元気にしたい」と述べた。

 岩本氏は現職道議では当選回数最多の8期目。会見で「年齢や体力の問題もあり、北海道の将来を若い人に託す決意をした」と引退理由を説明した。

 吉田氏は札幌市出身で、北洋銀行勤務などを経て昨年5月から現職。

 道議選の札幌市豊平区は定数3。現職は岩本氏を含め自民2、民主1。

242チバQ:2010/01/20(水) 21:30:07
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000681001180002
【逮捕の衝撃】


(上)民主 重なる不安材料
2010年01月17日

石川事務所前には朝から報道陣が詰めかけた。秘書は「何かあれば対応します」と話すのみ=16日、帯広市

■反攻狙う自民は静観


 民主党・小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地取引をめぐり、政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で石川知裕衆院議員(36)=道11区=が逮捕されてから一夜。民主党北海道(道連)の幹部らは16日、ショックもさめやらぬ中、東京で民主党大会に出席した。


 大会では小沢氏が幹事長続投を表明し、検察当局を痛烈に批判。鳩山由紀夫首相も小沢氏支持を打ち出し、同党は検察との「全面対決路線」を選んだ形となった。


 通常国会開会を18日に控え、同党は衝撃を少しでも和らげようと必死だ。道連代表の三井辨雄(わきお)衆院議員=道2区=は大会後、朝日新聞の取材に「経済情勢や国民の生活が大変な今、国会審議を粛々と進めるだけだ」と語った。小沢氏の説明責任を問う声が高まっているが、仲野博子衆院議員=比例道ブロック=は「幹事長は十分説明している」と擁護した。


   ■ ■


 同党にとって衆参両院で単独過半数を制する悲願の参院選が7月に迫る。道連は昨年の総選挙で、小選挙区を11勝1敗で勝ち抜いた「優等生」だ。9区選出の鳩山氏が首相になり、道内選出議員が政府や党の要職に並ぶ。その勢いで参院選も道選挙区の改選2議席を独占しようと札幌市のテレビリポーター徳永エリ氏(48)の擁立を決め、男性候補の選考を急いでいる矢先の逮捕だった。


 それだけに関係者の口は重い。大会後、鉢呂吉雄衆院議員=道4区=は無言。財務副大臣の峰崎直樹参院議員は「検察とのやりとりの中で、しっかり真実を解明してほしい」、道連幹部は「今後については何も言えない」と話すばかりだった。


 表向きは道連も党本部の対決路線に足並みをそろえている。予定通り22日に札幌市で政治資金パーティーを開き、小沢氏も出席する予定だ。「参院選に影響はない」(仲野氏)という声は多い。


 しかし、相次ぐ不祥事のダメージは確実に積み重なっている。昨年10月には小林千代美衆院議員=道5区=の選対幹部が公職選挙法違反容疑で逮捕され、連座制適用の可能性もある。12月には鳩山首相の元公設秘書らが「政治とカネ」の問題で起訴された。そして今回の逮捕――。道連の高橋由紀雄選対委員長は「参院選への影響が全くないとは言えない」と認める。


   ■ ■


 一方、総選挙惨敗の影響で参院選の候補者選考に苦しむ自民党道連は、この敵失を機に巻き返しを狙っている。「政治に対する信頼を損ねたことは間違いない」(竹内英順幹事長)と反転攻勢の構えだ。「捜査が小沢さんの不透明な政治資金の解明にまで及ぶかどうか。それで影響の度合いは変わる」。当面は事態をじっくりと静観する。


    ◇


 道内選出国会議員の逮捕は佐藤孝行、阿部文男、鈴木宗男の各氏に続き、石川議員で戦後4人目だ。地元を中心に衝撃が広がっている。

243チバQ:2010/01/20(水) 21:30:34
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000681001180003
(中)揺らぐ十勝の政治力
2010年01月18日





石川知裕議員も出席する予定だった道議の新年交礼会。鈴木宗男衆院議員(左)はあいさつの大半を検察批判に費やした=十勝支庁音更町

■中川氏急逝に続く逆風


 「間違った権力とは戦うという意思表示だけはやっていこう」。17日、十勝支庁音更町のホテルで開かれた民主党道議の新年交礼会で、来賓の鈴木宗男・新党大地代表が検察批判を繰り広げると、大広間を埋めた数百人から拍手が沸いた。


 本来なら、地元選出の石川知裕衆院議員も出席する予定だった。だが、小沢一郎・民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐり、小沢氏の秘書だった時に関与したとして、政治資金規正法違反(虚偽記載)の疑いで逮捕されてしまった。


 政治主導を掲げる同党は政権奪取後、国会議員や地方組織を陳情窓口と決定。十勝では石川議員の役割が大きくなるはずだった。絶大なる力を持つ小沢氏への橋渡し役として期待が高まっていただけに逮捕の衝撃は大きい。


 砂川敏文・帯広市長ら地元首長はこの日、十勝地方が抱える政策課題を同党や政府に伝えるための役割分担を確認。逆風の中で結束を固めようとしている。


 しかし、中川昭一元財務・金融相を急死で失い、今また石川議員が痛手を負った十勝地方は重苦しい空気に包まれている。十勝町村会長でもある高橋正夫・本別町長は、こう嘆く。


 「頼りになるのは国会議員なのに、十勝のことを知る大事なパイプ役がいない影響は大きい」


   ■ ■


 国内屈指の農業地帯・十勝地方は、中川氏が父・一郎氏から引き継いで地盤を固めた「中川王国」だった。親子ともども自民党の衆院議員で農林水産相を務め、一郎氏は派閥のトップ、昭一氏も党や内閣の要職を重ねた。


 その力で、一郎氏は十勝に多額の農地整備予算を付けて開発を推し進め、手厚い補助も実現。昭一氏は外国産の安い農産物の輸入阻止に動き、十勝の農業を盤石にした。恩恵を受けた農家は、選挙で票を投じて圧勝させてきた。


 ところが、昭一氏は昨年の総選挙で「もうろう会見」が響いて落選した末、昨年10月に急逝。後援会は解散し、一郎氏の時代から半世紀にわたって続いた王国は消滅した。次の総選挙に立つ後継者も決まっていない。昭一氏の叔父で今年夏に改選期を迎える中川義雄参院議員も、総選挙での自民惨敗の影響で立候補できるかどうか分からない状況だ。


   ■ ■


 一方、石川議員はようやく昨年の総選挙で昭一氏を破り、王国を崩壊に導いた。足寄町出身で、当選をめざして選挙区内をくまなく歩いてきただけに地域事情は熟知している。30代の若さが売りもので、支援者が「フットワークの軽さは並大抵のものではない」と驚くほどだったが、与党の議員として力を発揮する前につまづいた。


 民主党と連携し、検察批判を強めている鈴木氏も今後に不安材料を抱えている。石川議員と同じ足寄町出身で、十勝を基盤として活動を続けてきたが、あっせん収賄などの罪で現在も係争中だ。最高裁で有罪が確定した場合には公民権停止となり、失職することになる。


 「十勝が政治的に空白となるのが不安だ」。音更町のホテルで鈴木氏の激しいあいさつを聴いていた一人は、そうつぶやいた。


   ◇


■「私は元気です」 石川議員、地元へメッセージ


 逮捕された石川知裕衆院議員が地元の支持者らにあてたメッセージが、接見した弁護士を通じて地元事務所などに送られた。「私は元気ですので心配しないでください。自分は道徳的に恥ずかしいことを決してしておりません。いずれ、事の真実が明らかになると思います」としている。


 石川議員の事務所は後援会などと連名で、このメッセージに「これからも石川議員を支えていく」と書き込んだメモを作り、各地の後援会や支持者に送ったという。

244チバQ:2010/01/20(水) 21:31:12
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000681001190001
(下)地方選にも影落とす
2010年01月19日




■地元・帯広、迫る市長選


 政治資金規正法違反の疑いで民主党の石川知裕衆院議員=道11区=が逮捕されたことは、道内で行われる地方選にも影を落としている。特に、4月18日に迫る地元・帯広の市長選への影響は避けられそうもない。


 帯広市出身で東京に住む元コンサルタント会社長(53)は16日、同市で開かれた母校・帯広柏葉高校の同窓会に出席し、同級生や先輩、後輩と旧交を温めた。


 元社長は順調に行けば市長選に民主党の推薦で立候補する見通しだ。7日には、帯広をカバーする民主党十勝帯広支部の会合で、石川議員が元社長について「面会して立候補に前向きな感触を得た」と報告した。表明はこれからだが、同窓会への出席は市長選をにらんだあいさつ回りの意味もあるとみられている。


 そこに襲った石川議員逮捕の衝撃。投票まであと3カ月という時期に、大きな打撃を受けた。


   ■  ■


 十勝の民主党組織にとって、帯広市長選を制することは長年の悲願だ。


 1998年には当時の現職を推薦して敗れ、2002年には候補を擁立できなかった。06年の前回選挙では新顔を推薦し、自民党推薦で3選をめざした現職・砂川敏文氏に挑んで1千票差まで迫ったが、惜敗した。


 今度の市長選は砂川氏が引退を表明し、新たな戦いとなる。昨年夏の総選挙で中川昭一元財務・金融相を初めて小選挙区で破った石川議員は、同市では中川氏に1万1千票の差をつけた。民主党はその勢いに乗って市政を奪還するシナリオを描いていた。


 対する自民党は独自候補を擁立すると決めたものの、総選挙で惨敗した末に中川氏が急死して地盤沈下が著しく、なかなか候補者が決まらない。公募に乗り出し、20日が締め切りだが、どうなるか分からない。民主党が候補者擁立を急いだのも、そんな自民党に先手を取って戦いを有利に進めるためだった。


 しかし、石川議員の逮捕で民主党の清新さは色あせた。地元の三津丈夫・同党道議は市長選に向けて「影響を受けない取り組みを展開したい」と態勢立て直しを図るが、地元のタウン誌「ふるさと十勝」の佐藤隆則代表は「民主党への追い風はかなりそがれるだろう」とみる。


   ■  ■


 道内では今年、夏の参院選や帯広市長選のほかにも、初夏に苫小牧市、秋に旭川市などで市長選がある。鳩山由紀夫首相の地元・苫小牧では、かつて総選挙で鳩山氏と戦った岩倉博文市長が再選を目指す。旭川では小沢氏に近い西川将人市長の再選が焦点だ。


 しかし、鳩山内閣や民主党を取り巻く現状はどんどん厳しくなっている。朝日新聞社が16、17両日に実施した全国世論調査(電話)では、同党の支持率は前回調査(昨年12月19、20両日)で42%だったのが、今回は36%に低下した。内閣支持率も48%から42%に下がり、不支持の41%とほぼ並んだ。


 18日に開会した通常国会では小沢氏や首相をめぐる「政治とカネ」が焦点となる。国会での与野党の攻防や、石川議員らに対する捜査の行方は、道内の選挙の帰趨(きすう)をも決める要因にならないとも限らない。

245チバQ:2010/01/27(水) 22:11:04
http://www.tokachi.co.jp/news/201001/20100125-0004136.php
上野議長 有力の観測も 市長選候補
2010年01月25日 15時47分
自民 公募に複数の名
 帯広市長選(4月11日告示、同18日投開票)に向けて、自民党を中心とした保守内の候補選考作業が本格化している。同党帯広支部の候補者公募(20日締め切り)には、自薦、他薦を合わせて複数の名前が寄せられ、27日の選考委員会から絞り込みに入る予定。現時点では上野敏郎市議会議長(62)が出馬に向けて具体的な動きを見せており、同支部の公募でも名前が挙がっているもようだ。新たな人材が急浮上する可能性がある半面、組織力や基盤からみて上野氏が有力とする観測も流れている。

 同支部では次期市長選候補を5日から20日まで、自薦、他薦で公募。管内の党関係者約2000人に、重要政策、望まれる市長像、具体的な候補者名について調査したほか、ホームページで一般からも受け付けた。

 候補者選考は選考委員会(高橋猛文座長)が担当。現時点では複数の名前が寄せられ、27日までにある程度絞って協議する方向。書類審査、面談を経て、2月上旬にも選考結果をまとめる。

 上野氏は昨年秋以降、市長選への意欲を示し、出馬の可能性を検討。自民党支部の公募には上野氏に近い筋(個人)、同氏と親交のある経済人有志が推薦したとみられる。上野氏は支部の選考結果などをにらみ、最終的な判断をするもようだ。

 上野氏本人は25日、十勝毎日新聞社の取材に対し、「(推薦は)23年間の議員実績を評価してくれたことであり非常に光栄でありがたい。選考結果を見守りたいとしか言えない」と語った。

 自民党支部の選考委の1人は「まだ誰も本命視できない段階。推薦された人の名前を見てから決める」と強調。ただ、上野氏の動きが先行しているのも実態で、ある保守内の関係者は「党の丸抱えとはならない。本人の意欲と、自前の組織力などを考慮すれば、おのずと上野さんが有力になってくるのでは」とみている。(安田義教、原山知寿子)

246チバQ:2010/01/27(水) 22:11:56
http://www.tokachi.co.jp/news/201001/20100127-0004166.php
市長選公募 上野議長、編田市議ら 自民選考委
2010年01月27日 15時51分

自薦・他薦22人の名
 帯広市長選(4月11日告示、同18日投開票)をめぐり、自民党帯広支部は27日正午から帯広市内のとかち館で、市長候補を選ぶ第2回選考委員会を開いた。候補者公募には自薦・他薦合わせて、22人の名前が挙がっている。

 関係者によると内訳は、自薦が4人、他薦が18人。このうち8人は出馬に否定的という。残り14人(自薦は1人)のうち保留を含めて4人が出馬の意思を示しているという。

 他薦では、出馬に意欲を見せていた上野敏郎市議会議長のほか、過去の市長選で出馬を検討した経緯のある編田照茂市議の名前も挙がっている。

 選考委では意向確認などを進め、2月上旬を目指して候補者の絞り込みを進める。

247チバQ:2010/01/29(金) 20:41:02
http://www.tokachi.co.jp/news/201001/20100128-0004183.php
自民市長選候補 14人に意向確認 選考委 女性、若手求める声
2010年01月28日 13時41分
 帯広市長選(4月11日告示、同18日投開票)に向け、自民党帯広支部の候補者選考委員会は27日、公募結果(自薦4人、他薦18人)を受け、態度保留も含めて出馬の可能性がある14人に対し、意向確認の作業を進めることにした。複数の委員が刷新を印象付ける必要性を強調、女性や若手経済人を期待する声が上がった。半面、時間的な余裕はなく、最終的には、自前の組織を有する上野敏郎氏(62)=市議会議長=ら議員が選考作業の軸になる可能性も強まっている。

市議有力の見方も

 公募結果に関しては、道議、市議など公職にある人以外は、職業と年代、性別のみで氏名は明かされなかった。会社役員や会社員、獣医など職業はさまざまで、女性や地元出身の管外在住者の推薦もあったという。

 市民党の立場で近く出馬表明する会社役員、米澤則寿氏(53)に関しては、自薦・他薦ともなかった。市区選出の同党系道議、一部市議も辞退している。

 選考委は推薦があった全員に出馬の意欲などを確認。うち4人が意思を示し、10人が保留、8人が否定した。委員のうち8人による幹事会を設定、出馬の意思を示した4人に保留を合わせた14人に対し、再度接触を図る。高橋猛文座長は「推薦者の考えもあるので保留した人も排除せず、改めて話を聞きたい」とする。 

 氏名が明らかにされ意欲を示しているのは、上野氏と編田照茂市議(55)の2人。上野氏は十勝毎日新聞の取材に対し、「選考作業の聴取には『十勝圏議員』としてのまちづくり観を訴えたい。選考、不選考にかかわらず後援会と相談して最終的な判断をする」と述べ、出馬に強い意欲を示した。

 編田氏も「22人の中に選ばれうれしい。光栄なこと」と強調。半面、「後援会幹部から『市議1期を全うすべき』との声があるのも事実」とも語った。

 このような情勢の中、委員会内部で待望論が強まっているのが、既成の政治家ではない新鮮な人材。27日の委員会では「変革には今までと違うことを考えないといけない」とし複数の委員から、他薦でも挙がった市内の女性経済人らの擁立を模索するべきとの意見が出た。

 半面、他薦で挙がった民間人の大半は出馬に消極的で、説得も含む作業は容易でないのも実情。結果的に、既存の支持基盤を持つ上野氏らが有力との観測は根強い。選考委の1人は「選挙まで時間がない。時期的には組織がないと厳しいという考えもある」と話している。

 選考委では絞り込み作業を急ぎ、帯広支部や道11選挙区支部の選挙対策委員会などを経て、2月10日ごろに道連に申請する方針。(安田義教、原山知寿子)

248チバQ:2010/02/07(日) 10:56:52
http://www.tokachi.co.jp/news/201002/20100205-0004283.php
自民候補選考委 3氏とあす面接
2010年02月05日 13時40分


市議2人、東京の会社員
 帯広市長選(4月11日告示、同18日投開票)で、自民党帯広支部の候補者選考委員会(高橋猛文座長)は6日に3回目の委員会を開き、対象者と面接し出馬への意欲を聞き取る。面接には上野敏郎市議会議長(62)、編田照茂市議(55)、地元出身で東京の会社員男性の3人が臨むとみられ、推薦候補の擁立作業は大詰めを迎える。

 このうち上野氏は5日午前、十勝毎日新聞社の取材に「推薦を受けた場合は手を挙げさせていただく」と語り、自民党の支援で立候補する考えを示した。自民の選考いかんにかかわらず出馬する意向については、「まずは選考結果に委ね、その後、支援者と相談する」とした。

 選考委には、自薦、他薦で寄せられた22人のうち、本人への意向確認などを受けて、保留も含めて出馬の意思がある4、5人に絞り、面接日程を通知していた。関係者によると、名前が挙がっていた女性経営者、農業者などから出席の意向は確認できず、実質的に3人が残ったもようだ。

 会社員の男性は40代で、地元高校、大学を卒業し、現在は東京の外資系企業に勤務。自薦で名乗りを上げた。選考委幹事会のメンバーが4日、東京都内で会社員と初めて面会、1時間程度、意見交換した。会社員は「家族と改めて相談する」としたが、立ち会った1人は「前向きな印象を受けた」としている。

 同支部は10日までに道連に推薦候補を報告する予定。委員会ではさまざまな意見が出ることも予想されるが、高橋座長は「執行部預かりではなく、選考委員会の総意で候補者を選びたい」と話している。(原山知寿子)

249チバQ:2010/02/09(火) 22:30:06
http://www.tokachi.co.jp/news/201002/20100208-0004317.php
上野氏有力、藤田氏も浮上 自民候補、今夕決定
2010年02月08日 15時17分
 帯広市長選(4月11日告示、同18日投開票)で、自民党帯広支部の候補者選考委員会は8日、市内で最終の会議を開き候補者を1人に絞り込む。6日には候補対象者の面接を行い、編田照茂市議(55)、上野敏郎市議会議長(62)、帯広出身で東京の外資系企業勤務、藤田全宏氏(47)の3人が臨んだ。出馬の態勢を整えている上野氏が依然有力視される一方、新鮮さなどから藤田氏を推す意見も出ている。同委は投票で絞り込む予定で、8日夕にも結果が示される。



6日の面接で市長選に向けての意欲を語る編田照茂、上野敏郎、藤田全宏の3氏(右から、発表順)

 同支部は前回推薦した現職の砂川敏文氏の勇退表明を受け、昨年末から候補者選考作業を本格化。選考委を立ち上げて公募を行い、自薦、他薦で計22人の名前が挙がった。本人への意向確認を進めた結果、編田、上野、藤田の3氏が最終選考に残った。

 6日の面接は公開で行われ、編田氏は民間の有識者の各部署への採用、女性を含む民間人の副市長登用、個人市民税の10%減税などを強調。上野氏は「地域創造会議」の設置、4年間で市職員数150人削減、市長直属の「まち経営戦略会議」の設置などを説いた。藤田氏は、豊かな農業基盤を生かした経済成長などを訴えた。

 上野氏は市議6期の経験や組織基盤などで有力視され、これに対し帯広畜産大卒で若さや民間感覚がある藤田氏に複数の委員が関心を寄せている。藤田氏に関しては独自の支持基盤が皆無で、出馬の準備になお時間を要するのがネックとなっている。

 編田氏は以前から市長選への意欲を持っているが、自身の後援会内で出馬に対し慎重論が出ている。

 選考委は8日午後2時から帯広市内のとかち館で開催。委員22人のうち高橋猛文座長を除く21人が投票して1人に絞り込む。これを受け10日は同党帯広支部、11日は道11選挙区支部が、役員会、総務会、選挙対策委員会を合同で開く。選考委の結果を承認し、道連に申請する。

 選考委の高橋座長は「話を聞いた3人の中から1人を絞る。全会一致を目指したい」と話している。(安田義教、原山知寿子)

250チバQ:2010/02/10(水) 00:24:21

http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20100209ddlk01010256000c.html
選挙:帯広市長選 自民、上野氏を擁立 選考委で推薦決定 /北海道
 任期満了に伴う帯広市長選(4月18日投開票)で、自民党帯広支部の候補者選考委員会は8日、帯広市議会議長の上野敏郎氏(62)を推薦候補とする方針を決めた。上野氏は取材に対し「大変光栄。良い帯広をつくるための考えを市民に訴えたい」と述べ、出馬する意向を示した。11日にも正式表明する見通し。

 上野氏は1947年山形県生まれで山形県立鶴岡南高、東洋大卒。富士火災海上保険帯広支社勤務などを経て、87年の市議選で初当選し、現在6期目。07年から市議会議長。

 同支部は、前回市長選で推薦した現職の砂川敏文市長が09年12月に引退表明したのを受け、公募による候補者の選考作業を開始。故中川昭一氏の元後援会幹部が座長を務める選考委を設置し、22人の対象者を審査した結果、市議経験が豊富な上野氏が選ばれた。

 市長選では、すでに出馬表明した投資運用会社元役員の米沢則寿氏(53)が民主党帯広支部の推薦を受ける予定。共産党系の市民団体も独自候補の擁立を検討している。【田中裕之】

251チバQ:2010/03/06(土) 18:47:19
【帯広市長選】
>>211
【激震11区 2009衆院選】(2)市長選 勢力図一変
2009年09月02日 15時19分
>>231
政財界 駆け引き活発 帯広市長選 “保革調整”行方注目
2009年12月08日 14時23分
>民主党内では市内の弁護士、斉藤道俊氏(51)の名前が浮上、ここにきて帯広出身のコンサルタント会社(東京)社長、米澤則寿氏(53)を擁立する動きも表面化した。
>市議会議長の上野敏郎氏(62)も立候補の可能性を探っており、保革合わせた調整の行方が注視されている。
>>236
米澤氏擁立へ支援組織 帯広市長選
2009年12月29日 16時32分
>>244
>十勝の民主党組織にとって、帯広市長選を制することは長年の悲願だ。
>1998年には当時の現職を推薦して敗れ、2002年には候補を擁立できなかった。06年の前回選挙では新顔を推薦し、自民党推薦で3選をめざした現職・砂川敏文氏に挑んで1千票差まで迫ったが、惜敗した。
>>250
選挙:帯広市長選 自民、上野氏を擁立 選考委で推薦決定 /北海道

252チバQ:2010/03/06(土) 18:47:55
http://www.tokachi.co.jp/feature/201003/20100305-0004605.php
【激突 帯広市長選】(上)米沢陣営−民主党の盟主不在
2010年03月05日 15時38分
 帯広市長選(4月11日告示、同18日投開票)は、民主推薦の米沢則寿氏(53)=会社役員=と自民推薦の上野敏郎氏(62)=前市議会議長=の事実上の一騎打ちの様相を強めている。前哨戦の中で垣間見える両陣営の課題を追いながら、今市長選を展望する。
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緊張した面持ちで事務所開きの神事に臨む米沢則寿氏(左から2人目)。知名度の向上が大きな課題だ(2月27日。左は三津丈夫道議、左から3人目は弥生夫人、同4人目は石井啓裕市議会議長)
「市民党」に知名度の壁
 「本人と会えば絶対に米沢の良さが分かってもらえるのだが、選挙では『素人集団』。どう組織的な動きにつなげ、知ってもらうかだ」

 米沢則寿氏の擁立に動いたメンバーの1人は、限られた残りの時間に焦りを隠さない。告示まで40日弱。“Uターン”した無名の新人の相手は、20年以上の市議経験を持つ前市議会議長の上野敏郎氏だ。際だつ争点も無く、盛り上がりに欠く感のある今回の選挙で「知名度」という壁に突き当たっている。

 「特定党派に偏らない市民党」。米沢氏は一貫してこの姿勢を崩さないが、現実の選挙戦は、友人・知人が主体となって立ち上げた手作り組織では限界が出ている。「組織力が必要」(関係者)と、地方主権の考え方などがより近い民主党や民主最大の支持団体である連合の支援を受けることになった。

 しかし、盟主だった石川知裕衆院議員の離党に加え、北海道教職員組合(北教組)による民主党・小林千代美衆院議員陣営への不正な資金提供問題が、ここに来て大きな不安要素となっている。

好感触も未知数
 仲間や後援会のつてで小規模集会を回り、名前と顔の売り込みに腐心する米沢氏。連日100人以上と会い、その範囲内では好感触を得ているものの、それが選挙戦で組織的な動きに広がるかは未知数だ。

 民主党陣営の市合同選対委員会(三津丈夫委員長)は「投票率低下も予想され、組織でフル活動することが極めて大事」と危機感を募らせる。しかし政党色が前面に出ることを避けたい米沢陣営。この折り合いをどう付けるかが目下最大の懸案事項となっている。

 対して自民党を離党し、同じく無所属で出馬する上野氏は市議選を経験した後援会組織が確立されている。さらに自民の推薦を生かし、冬季五輪の日本選手団団長を務めた橋本聖子党道連会長との2ショットポスターを掲示、浸透を図っている。

 これは政党の政治活動として告示前日まで認められる手法。米沢陣営は「民主への厳しい風向きを考えると逆効果になりかねない」と民主党のポスターを使う手段に頭を悩ませたが、高橋功一後援会長は「すべてに門戸を広げている中で推薦を頂いている団体の1つが民主党。とにかく力を借りて米沢の顔を売らなければ」とポスター制作を決意した。

明確な争点なく
 政策面でも、前回市長選(2006年)時の屋内スケート場といった世論を二分する争点が無いのが現実。高橋会長は「米沢の理念には多くの共感をいただいているが、具体的に何をやるか明確に打ち出すのも大事。過去の選挙戦のような争点は見つけにくい」と政策発表に向け、最終調整を進める中での苦しい現状を明かす。

 民主選対の木下栄治事務局長は「今は米沢さんや石川さん、三津さん、市議らの各組織がそれぞれで動いている段階」とし、今月中旬ごろの政策発表を機に各組織の連携を密にして、加速度的に運動を盛り上げることしている。(帯広市長選取材班)

253チバQ:2010/03/06(土) 18:48:35
http://www.tokachi.co.jp/feature/201003/20100306-0004613.php
【激突 帯広市長選】(下)上野陣営−揺れる自民・保守
2010年03月06日 15時00分



上野敏郎氏(右)にとって保守内の結束が最大のポイントになっている(2月27日の事務所開き。左は裕子夫人)
“軸”失い微妙な一枚岩
 「何も言わずに上野氏を推す。決まった以上は」−。ある保守系市議は、自らに言い聞かせるように語る。

 自民党帯広支部は2月、公募という初めての手法を経て、上野敏郎氏を候補予定者に決定した。出馬記者会見(2月11日)には同党系の道議、市議ら約30人が同席し、一致して支援する姿勢をアピールした。

事務所掛け持ち
 しかし、内実は複雑だ。対抗馬の米沢則寿氏は「市民党」の立場で保守層にも食い込んでいる。両陣営の事務所開きが行われた2月27日、一部の保守系市議は両事務所を掛け持ちした。

 「十勝党」を掲げる上野氏にとり、自民・保守内の「足元」をいかに固めるかが喫緊の課題となっている。

 砂川敏文氏(4月で勇退)を擁した過去3回の市長選では、故中川昭一元財務・金融相の後援会組織が軸となって動いた。その中川後援会は、昨年衆院選での敗北と中川氏の死去に伴い解散、保守内の環境は大きく様変わりした。自民と協調し、与党の一角を構成した公明党十勝総支部も現段階では「政策を見て判断する」と態度を鮮明にしていない。

 正式な出馬表明が告示2カ月前と出遅れ、後援会の態勢に厚みをつける途上にあるのも実情。上野氏と裕子夫人が別行動であいさつ回りをこなし、支持拡大に努める毎日だ。上野氏自身、6回の市議選を経験しているが、「市長選は違う」との実感を改めて強くしている。

 こうした中、自民・保守系無所属市議14人が上野氏を支援する会(佐々木勇一会長)を立ち上げた。3月議会の会期中でも役割分担し、公務の合間を縫って、街頭演説など支援活動を本格化する構えだ。メンバーの1人は「市長選は市議の動きが重要。後援会員に100人回れと言っても難しいが、議員ならできる」と語る。

 上野氏の盟友でもある清水誠一道議(自民党道11選挙区支部長)は「支持拡大よりもまずは保守基盤のあいさつ回り。『オール帯広』の態勢のめどはつきつつある」と強調。連合後援会の益子裕之幹事長は「多くの人に上野さんの政策や人物評価をしてもらうことで票につなげたい」と語る。

旧後援会がカギ
 最大のポイントと目されているのが旧中川昭一後援会。「中川直系」とされた砂川氏の選挙とは違い現時点で動きは静かだが、事務所開きには故中川氏の郁子夫人が出席、上野氏支援を呼び掛けた。郁子氏はその後も旧後援会役員などを回り、周囲の関心を集めている。

 上野氏を支持する保守系の政治関係者は「衆院補選や次期衆院選を見据えるとある程度の勢力を帯広で維持しなければならない。中川後継で最有力視されているのが郁子さん。『郁子さんのためなら』と、旧後援会が動き出す可能性はある」とみる。

 「上野氏、旧中川後援会、4道議、市議がどう協調していけるか」と自民党関係者。中川氏の死去後初となる本格的選挙は、十勝の保守政界を占う試金石になっている。(帯広市長選取材班)

254チバQ:2010/03/06(土) 18:53:31
帯広ネタ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146061388/235
帯広の百貨店・藤丸 釧路から無料送迎バス初運行 予想の3倍350人利用

255南たる:2010/03/10(水) 10:43:23
小樽ネタ・情報求む 現市長は今期限りで引退の模様。で、副市長経験者、現職市議会議員、前回落選者、衆院選落選者等々の名前が漏れ伝わってきますが、実際どうなんでしょうか?道議会議員選挙候補者とも思惑が微妙に絡み合っている様子…。何方かご存知でしたらお願いします。

256チバQ:2010/03/10(水) 23:14:15
ぜんぜんわかりませんが・・・2011年4月の統一選挙ですね。
佐藤静雄は引退済み
森井秀明は再度出馬の可能性ありか
八田県議はいま自民みたいですね。自民が擁立する可能性あるか?

【2007年市長選】
30,297(38.4%) 山田 勝麿 68 無所属(自・民・公) 現 3 市長
25,511(32.4%) 佐藤 静雄 65 無所属 新 (元)衆院議員
23,019(29.2%) 森井 秀明 34 無所属 新 (元)小樽市議
【2007年県議選】
小樽市 定数3−候補5 (選管確定)
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 18,676(25.6%) 池田 隆一 62 民主 現 2 党総支部役員・元衆院議員 =民主党・道民連合
当 16,261(22.3%) 花岡 ユリ子 52 共産 現 3 (元)小樽市議 =日本共産党
当 16,000(22.0%) 八田 盛茂 50 無所属 新 1 介護施設会長・元特定郵便局長 =フロンティア→道政クラブ
□ 12,875(17.7%) 久田 恭弘 71 自民 現 建設会社社長
□ 9,041(12.4%) 山口 真人 74 無所属=自民 元 社団法人副会長

257チバQ:2010/03/11(木) 22:01:58
http://www.tokachi.co.jp/news/201003/20100310-0004649.php
注目の集票力 2010帯広市長選
2010年03月10日 14時18分
 帯広市長選(4月11日告示、同18日投開票)で、民主党を離党した石川知裕衆院議院と故中川昭一元財務・金融相の郁子夫人の動向が注目されている。民主・連合推薦の米沢則寿氏(53)の擁立にかかわった石川氏は表立った動きを控えるが、町村にも足を運び米沢氏の支持拡大を側面支援している。中川郁子氏は自民推薦の上野敏郎氏(62)を支持、旧中川後援会の役員を回るなど保守内の基盤固めに努めている。

石川議員→民主・米沢氏
おわび並行側面支援




石川知裕議員
 石川知裕衆院議員は、政治資金規正法違反で起訴された自身の立場や離党を考慮し、市長選では表舞台に立たず、米沢氏への側面支援に徹している。週末に十勝入りし、自身の一連の問題について町村後援会を中心に「おわび行脚」を展開、並行して米沢氏支持を訴えている。米沢氏の後援会事務所には必勝の「為書き」も送った。

 集会では米沢氏と同席することもあり、秘書や民主党役員を通じ情報交換をしている。14日に帯広市内で開かれる同党十勝・帯広の定期総会(大会)には来賓として招かれており、久しぶりに公の場に姿を見せる予定だ。米沢氏の陣営から要請があれば、街頭での応援演説も行うことにしている。

中川夫人→自民・上野氏
お礼兼ねて全面的に



中川郁子氏
 中川郁子氏は現在、週の半分以上を十勝で過ごし、急逝した昭一氏への支援に対するお礼と、上野氏の応援で管内を歩いている。先月末の事務所開きでは「上野市長が誕生できるようお願いしたい」と訴えた。町村部の自民党関係者を回っているほか、上野氏の裕子夫人とも一緒に行動、支持拡大を図っている。

 財務・金融相を務め絶大な力を持った中川氏の夫人で知名度のある郁子氏の応援に、上野陣営は「裕子さん1人に比べて2人で回るとアピール度が全然違う。大変ありがたい」としている。陣営では両夫人のペアによるイメージアップを期待し、週末ごとに裕子氏と一緒にあいさつ回りをするよう、郁子氏に依頼している

258チバQ:2010/03/14(日) 18:00:10
http://www.tokachi.co.jp/feature/201003/20100312-0004667.php
【走る 2010帯広市長選】<上>
2010年03月12日 15時24分
 帯広市長選の告示まで1カ月を切った。市内を駆け巡る米沢則寿氏(54)=民主推薦、会社役員=、上野敏郎氏(62)=自民推薦、前市議会議長=の前哨戦をリポートする。

知名度向上へ1日20カ所
素人組織支える民主のノウハウ
 「子供や車いすの『100センチの目線』で市民参加できるまちづくりを進める」

 「管内の町村長より汗をかき、市職員には思い切って背中を見せて意識改革を促したい。一生懸命やる」

 7日午後、帯広市内の個人宅で開いた“お茶懇”(お茶の間懇談会)。集まったのはほとんどが初対面の高齢者だ。穏やかに、時に熱っぽくまちづくりへの思いを語る米沢則寿氏の言葉に参加者は徐々に引き込まれた。

 「熱意を感じ、思いが伝わった。さわやかだ。頑張ってほしい」−。70代の男性はがっちりと握手を交わした。

 「相手(上野敏郎氏)に比べて運動展開が遅いとおしかりをいただく事も多々ある」と連合後援会の高橋功一会長。初動の遅れを認めつつ、叱責(しっせき)は無名の新人に寄せる期待の裏返しだと前向きに受け止める。

 知名度の向上、人柄の浸透を目指して企業の朝礼に。日中も各地の集会を回り、夕方には再び企業終礼に。1日に訪ねる場所は20カ所近くに上る。後援会人脈を駆使し、企業訪問やお茶懇の約束を取り付けてきた。後援会は「素人集団」の感もぬぐえないが、陰で支えるのが選挙のノウハウに富む民主・連合だ。

 「一党一派に属さない市民党」の立場を尊重しながらも、組織力で米沢氏を各方面に紹介、後援会の日程調整や効率的な運動展開に向けてのアドバイスなど、後方から強力に支援する。ある民主党関係者は「われわれでは接点の無かった企業にもどんどん入っていける」と強調、米沢氏個人のカラーとの相乗効果を実感している。

 海外経験豊富な企業経営者。陣営では当初、その経歴から逆に冷徹なイメージを持たれてしまうのではないかと懸念したが、故郷に寄せる思いを織り交ぜた演説を聞き、不安はいつしか消えていった。最大の課題は知名度。米沢氏本人も「18歳で故郷を離れ知名度の無さを実感している」と語り、焦りを感じ始めている。

 現在は政策発表の最終調整段階。「各推薦団体の立場もあるが、票欲しさに市民党の軸がぶれてはきちっとした市政運営はできない。政策は米沢の情熱や思いが伝わるものに仕上げる」と松原信一幹事長。当面は企業訪問やお茶懇中心に理念の定着に努め、徐々に街頭演説にも乗り出す構え。不特定多数に支持を広げるため、政策発表をひとつのポイントに挙げている。(帯広市長選取材班)

259チバQ:2010/03/14(日) 18:01:05
http://www.tokachi.co.jp/feature/201003/20100313-0004676.php
【走る 2010帯広市長選】<下>
2010年03月13日 15時05分


実績武器に組織フル回転
保守系市議中川夫人も助力
 「私のまちづくりへの思いを書いています。ぜひ目を通してください」

 上野敏郎氏が企業朝礼を始めた11日、市内の企業の会議室には約30人が集まった。1人ひとりと握手を交わし、リーフレットを手渡した。

 1987年の市議初当選時から発行する「鳥の目虫の目レポート」。趣味の銭湯の歴史紹介も織り交ぜながら、活動報告や政策を掲載している。市長選出馬を表明し、あいさつに走り回る合間にも最新の195号を作成。自らの思いを訴える手段に活用している。

 キャッチフレーズは「時代は即戦力!」。上野氏の最大の武器は23年間の市議としての実績だ。連合後援会の江崎茂会長は「40年間帯広に住み続け、市議として市政を間近で見てきた。砂川市長勇退後も停滞せずに市政を継続できるのは上野氏」と強調する。

 市議会の自民党・保守系無所属議員との連携にも力。市議14人でつくる「上野敏郎を支援する帯広市議の会」(佐々木勇一会長)は週末ごとに街頭演説を展開する。近く発表する予定の政策も、上野氏本人が立案した100余りの項目を市議側で精査、絞り込みを進める。上野氏は「市政検証している市議の目を通すことで政策に厚みと説得力が出る」と期待する。

 ただ、推薦を受ける自民党が下野、故中川昭一元財務・金融相は死去し、保守内は大きな柱を失った状態。3月議会の会期中のため、道議、市議団の活動は週末が中心。近く選対本部の陣容を固めるが、組織力をいかにフル回転できるかが課題だ。

 現役の議長だった立場上、出馬表明から市議辞職までに時間を要し、「名刺1枚も作れず1からのスタート。相手(米沢則寿氏)より出遅れた」と上野氏。市議時代から支える後援会幹部は「市内全域を網羅する市長選は戦い方が全然違う」と不安を漏らす。

 ここに来て強い味方となっているのが、中川氏夫人の郁子さんの存在。週末ごとに帯広入りし、応援に回っている。上野氏の裕子夫人とペアで動くことが多く、新たな支持層の獲得を進めている。市議会終了後は市議と裕子夫人も企業朝礼を始める予定だ。

 「市議や自民党の応援は大変心強い。上野氏本人の行動力と市議経験を1人でも多くの人に訴えたい」と江崎会長。明確な争点がなく、新人同士の戦いとなる今市長選。議長まで務めた上野氏の実績をアピールし、上積みを図る取り組みが続いている。(帯広市長選取材班)

260南たる:2010/03/18(木) 10:52:08
チバQさんありがとうございます。来春の地方選は当然ながら、帯広はじめ今年も注目の地方選挙がありますし、参議院選、たぶん衆議院の補欠選挙もあるのでしょう。いずれにしても北海道がもっともっと元気になる政治に期待したいものです。
時々おじゃましたいと思います、ご指導の程お願い致します。

261名無しさん:2010/03/20(土) 11:15:16
http://www.tokachi.co.jp/news/201003/20100318-0004730.php
新人対決 課題は知名度 2010帯広市長選
2010年03月18日 14時59分

米沢氏 上野氏 懸命に前哨戦
 帯広市長選(4月11日告示、同18日投開票)は構図が固まり、出馬を予定している民主推薦の米沢則寿氏(54)=会社役員=、自民推薦の上野敏郎氏(62)=前市議会議長=は、告示に向けて前哨戦を本格化させている。36年ぶりの新人対決となり互いに知名度の向上が課題で、街頭演説やお茶の間懇談会(お茶懇)を精力的に展開するなど、政策や人柄の浸透に懸命。全般的に静かだった選挙戦のムードも、徐々に高まりそうだ。

 現職の砂川敏文氏が勇退し、1974年以来36年ぶりの新人対決。ただ米沢、上野両氏とも正式な出馬表明が2月にずれ込み、前哨戦の始動は遅れ気味に。16日に共産陣営が32年ぶりの不戦を表明、一騎打ちの構図が固まった。19日には上野氏が政策を発表する予定で、公約もようやくでそろう。

 米沢氏は地域の集会や企業・団体回りなどをこなし、街頭演説も17日から開始。逢坂誠二衆院議員(道8区)とのツーショットポスターも完成し、掲示する。10の重点施策と46の個別施策を掲げた公約は発表済みで、近く全戸配布を予定している。

 上野氏は市議団と連携して街頭演説を展開、企業・団体訪問も続ける。橋本聖子参院議員(自民党道連前会長)とのツーショットポスターを掲示しているほか、今週からはお茶懇を通して、23年間の市議経験に基づく実績・政策などを訴えている。

 市長選と同時執行の市議補欠選(定数1)は3新人が出馬表明したが、現時点ではいずれも市長選と直接連動していない。「市長選が盛り上がらない一因」とみる向きもあるが、自民や新党大地系で候補を探る動きがあり、混戦模様の中で各候補が市長選へのスタンスを鮮明にすれば、選挙戦全般が過熱するとみられる。(帯広市長選取材班)

262名無しさん:2010/03/25(木) 12:05:31
十勝毎日新聞社ニュース
帯広市長選激戦史 
2010年03月23日 15時49分
http://www.tokachi.co.jp/news/201003/20100323-0004783.php

263チバQ:2010/04/04(日) 01:50:21
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20100404hog00m010003000c.html
帯広市長選:次期衆院選にらみ支援 石川議員と中川氏の妻、郁子さん

 ■民主陣営

 「ご心配をおかけしました。選挙関係の話を皆さまの前でするのは久しぶりでございます」

 2日に市内で開かれた民主推薦候補(54)の総決起大会。選対の常任顧問に就任した石川議員は約1200人の前で深々と頭を下げた。候補の事務所に秘書を常駐させるなど陰で支援してきたが、表舞台に立つのはこの日が初めてだった。

 離党後も民主の集会に参加するなど連携を継続してきた。だが、市長選では「自分が前面に出るとマイナスになる」と懸念し、裏方に徹していた。

 とはいえ、09年8月の衆院選で石川議員は帯広市で約5万票を獲得し、中川氏を約1万票引き離した。支持者の中には起訴に同情する声もある。「(支持者から)誰を応援しているのかずいぶん聞かれるので、ここで表に出ていくのがいいと判断した」。石川議員は方針転換についてこう説明する。今後は候補とともに街頭に立つ。

 ■自民陣営

 中川氏の妻郁子さんの自宅は東京都内にある。だが、今年3月以降、週の半分は帯広市内で過ごす。自民推薦候補(62)の妻とともに、旧中川後援会の会員に支援を呼び掛けるためだ。

 09年10月の中川氏の急死後、後援会は解散。帯広の保守勢力の足並みは乱れた。市長選と同時に行われる市議補選を巡っては、自民市議3人が離党し、候補を擁立。民主の推薦を取り付けた。「中川ブランドでなければ自民はまとまらない」。自民党内から中川氏の後継として郁子さんを推す声が根強い。

 2月27日にあった自民推薦候補の事務所開き。郁子さんは「主人が最後に『十勝が危ない、日本が危ない』と訴えた言葉の意味が、少しずつ理解できてきた」と述べ、石川議員の起訴や鳩山由紀夫首相の偽装献金事件など民主の一連の「政治とカネ」問題をチクリと刺した。

 市議補選には、中川氏の元秘書(55)が出馬し、市長選で自民推薦候補との連携を目指す。3月28日、帯広入りした郁子さんは毎日新聞の取材に「弔い合戦」を強調した。「主人が大切にした日本を守るつもりで一緒に頑張る」【田中裕之、写真も】

毎日新聞 2010年4月4日 1時36分

264名無しさん:2010/04/04(日) 01:52:43
http://www.tokachi.co.jp/news/201004/20100403-0004918.php
帯広市長選告示まで1週間、各陣営フル回転
2010年04月03日 14時35分
 帯広市長選(18日投開票)は、11日の告示まで1週間余りとなった。選挙戦の軸となる米沢則寿氏(54)=元会社役員、民主・新党大地推薦=と上野敏郎氏(62)=前市議会議長、自民推薦=の両陣営では、人脈や組織をフル回転し支持固めを図っている。出馬表明から2カ月余りの短期決戦だけに、各種集会を開きムードを高めていく。

「少しずつ勢い」米沢陣営

 米沢氏の陣営は2日に総決起大会を開催、1200人を集めてムードを盛り上げた。米沢氏本人は企業の朝礼回り、お茶懇、街頭演説などを精力的にこなし、民主・連合、同級生・知人グループ、経済人有志が徐々にフル回転してきた。

 4日には女性集会を開催するなど、イベントも開き知名度を浸透させる。連合後援会の杉浦寿会長代行は「各職場や団体回りが目白押しで街頭でも支持を訴えてきた。まさに体力勝負。いろいろな組織から『ぜひ会いたい』と声を掛けられることが多くなり、少しずつ勢いが出てきた」と話している。

 「市議団結束も」上野陣営 

 上野氏の陣営は後援会、自民、道議、市議が連携して支持固めを進める。上野氏と裕子夫人が別行動で企業・団体、知人などを回り、企業朝礼や夕礼などは1日十数カ所をこなす。「民ができる仕事は民で」など、市の事業や職員数をスリム化する「市役所改革」など政策を訴えている。

 8日に総決起大会を開き、告示後は伊吹文明元財務相らの応援も予定。選対本部長に就く清水誠一道議は「市議団の結束も強化されてフル回転してきた。後援会加入数や訪問企業・団体数などの目標達成に全力を傾け、告示日を迎えたい」と話している。

 このほか無所属の猪股寛=ゆたか=氏(64)が2日に出馬表明、3人の争いになる予定。事実上、米沢、上野両氏の一騎打ちとみられている。同時に行われる市議補欠選(欠員1)とも連動、米沢氏は三井寿果氏、上野氏は神谷博之氏との「ペア戦術」を展開している。

265名無しさん:2010/04/04(日) 01:54:07
http://www.tokachi.co.jp/news/201003/20100323-0004783.php
帯広市長選激戦史 
2010年03月23日 15時49分

「政変」「転換」明暗のドラマ

 十勝の中核市のリーダーを選ぶ帯広市長選は、いつの時代も大きな注目を集めてきた。特に新人市長が誕生した選挙戦は、さまざまなドラマを生み、私たちの心に深く刻み込まれている。くしくも4月の市長選は現職の勇退で新人対決となり、市政は新しいページを開くことになった。激戦続きの市長選史上、「政変」「転換」が起こった4回の選挙戦を振り返る。
(能勢雄太郎)



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保守分裂で革新市政


 1955年は4月に続き、8月にも市長選が執行された。4月に再選を果たしたばかりの佐藤亀太郎氏が急死。実質的なやり直し選挙が実施された。
 8月選挙に出馬したのは、4月に落選した吉村博(社会党)、石名春雄(無所属)の両氏と、中島武市氏(日本民主党)。当初は石名氏が本命視されたが、中島氏が出馬して保守が分裂。いずれも保守内の実力者だっただけに、選挙戦の様相は一変する。
 地区労幹部として吉村氏の選挙にかかわった山本忠次氏(元市議会議長)は「落選後すぐに再挑戦の機会が訪れ、なおかつ保守が分裂した。石名、中島の得票はほぼ等しく一方に偏らなかったのも幸運だった」と振り返る。
 吉村氏は4年後の市長選でも宮坂寿美雄氏との激戦を制し、結果的に5選を果たす。総合計画の立案など斬新な政策を次々と打ち出し、全国でも屈指の革新市政と評された。
 そんな吉村氏も74年3月、5期目の途中で突然、辞任する。市役所の公金不正事件をきっかけに長期政権の問題が一気に噴出したのが要因だった。

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200票差の大激戦制す


 吉村市長の辞任に伴う市長選が4月21日に実施された。吉村後継の熊谷克治氏(無所属)と、自営業の田本憲吾氏(同)の事実上の一騎打ちとなった。
 田本氏は、本名武、中川一郎両衆院議員のグループが一本化して擁立。本名派の投げ掛けで中川派から人選された。これに対し熊谷氏は社会党道議として知名度が高く、下馬評では「熊谷有利」とされ、開票日には祝勝会もセットされた。結果は田本氏が200票差の大激戦を制した。選挙戦最終日、藤丸前での絶叫、土下座は今も語り草だ。
 保守系市議だった嶺野侑氏(元市議会議長)は「田本さんは未知数の人材。ただ中央で頭角を現してきた中川一郎氏にとり、おひざ元の市長が社会党ではメンツが立たない状況にもあった」と語る。吉村市政末期に議長を務めた山本忠次氏も「誰も熊谷が負けるとは思わなかった。死力を尽くして戦ったのだが…、あれは『中川一郎の選挙』だった」と振り返る。
 田本市政は中川一郎氏という中央とのパイプをバックに、各種ハード整備を展開。4期連続で当選を果たし、現在の帯広の基盤を形成した。

266名無しさん:2010/04/04(日) 01:54:24
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「文化ホール」焦点に


 任期満了に伴う市長選は5選を目指す田本憲吾氏(無所属)と、前回落選した元市職員の高橋幹夫氏(同)が再度ぶつかった。現職優位の観測を覆し、高橋氏が当選。旧社会党陣営が市政を奪還した。
 中川昭一、鈴木宗男両衆院議員のライバル関係を背景に、労組票に鈴木派が合体したといわれた。その一方で高橋陣営は、物議を醸した市民文化ホール問題を徹底的に批判する戦術を展開した。
 選対本部長代行だった三津丈夫氏(道議)は「長期政権の『ひずみ』がいろんな分野に及び現職離れが進んでいた。高橋は浪人時代の4年間、地道に市内を回り支持を広げていた。負けるとは思わなかった」と語る。
 田本市政で議長を務めた嶺野侑氏は「巨額の家賃を払い続けても市の持ち物にならない、文化ホールの手法に世論は非常に厳しかった。文化ホールが(現職の)最大の敗因だった」とする。
 高橋氏は2期連続で当選。高齢者バス無料券など福祉政策を展開し、後半は新市立病院の建設計画を推し進めた。市民文化ホールをめぐっては、市と所有者との間で係争に発展、対応に苦慮した。

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中川昭氏が全面支援


 衆院の小選挙区制移行後、初の市長選。現職の高橋幹夫氏(無所属)に、道開発局幹部だった砂川敏文氏(同)が挑んだ。砂川氏が中川昭一衆院議員の全面支援を受けて初陣を飾った。
 選挙期間中、砂川氏支援で「土下座」する中川氏の姿が話題に。座敷で開いた個人演説会での出来事だった。旧中川後援会幹事長の高橋猛文氏は「両手をついてお辞儀をしたのが土下座に見えた。本人は意識していなかったのだがものすごい反響だった」と明かす。
 当時は現職と連携していた三津丈夫氏が道議落選中。これに対し小野寺勇、清水誠一、山田■(りん)太郎の自民・保守系3道議が砂川氏支持で一本化した。砂川陣営は現職が掲げた新市立病院建設に財源論で対抗、清水氏は「将来見通しのない市立病院に市民の不安は強かった」と語る。
 砂川氏は中川氏の後ろ盾で3期連続当選し、行財政改革や屋内スピードスケート場建設を推進。「中川−砂川ライン」は地元政経界の基軸となった。前回市長選(2006年)は、行政手腕や屋内スピードスケート場への批判から大苦戦し、1001票差の薄氷の勝利だった。
※山田■(りん)太郎氏のりんの字は馬へんに米の下に舛です。

267名無しさん:2010/04/04(日) 01:55:45
http://www.tokachi.co.jp/news/201003/20100325-0004806.php
2010帯広市長選 告示前情勢 上野氏、米沢氏 競り合う
2010年03月25日 15時20分
6割が態度未定
運動遅れ 基盤固まらず
 帯広市長選(4月11日告示、同18日投開票)で、十勝毎日新聞社は19〜22の4日間、世論調査を実施、担当記者の取材を総合して告示前の情勢を探った。前市議会議長の上野敏郎氏(62)=自民推薦=と会社役員の米沢則寿氏(54)=民主推薦=がほぼ横並びで、競り合いを展開している。両氏とも出馬表明が2月にずれ込み運動は遅れ気味で、基盤を固め切れていない。回答者の約6割が態度未定となっている。民主支持率の低落傾向や自民の鈍い回復基調を背景に無党派層が拡大、選挙戦全般の流動的要素となっている。

 上野氏は50〜60代、70歳以上で比較的浸透。商工業者、会社員、主婦層で米沢氏を上回っている。公明支持層の3割強を引き付ける。推薦を受ける自民支持層は5割弱、昨年衆院選で故中川昭一元財務・金融相に投票した層は3割にとどまる。

 自民内は中川氏の死去と中川後援会の解散で運動の中核を喪失。政権交代で自民寄りだった企業、産業団体が中立の様相を強めているのも不安要素だ。上野氏は自身の地盤に加え盟友の清水誠一道議のバックアップで支持拡大に取り組むが、企業の動きが鈍く苦慮している。

 中川氏の郁子夫人、市議補選に出馬する元中川氏秘書の神谷博之氏と連動し、旧中川後援会を含む保守票の囲い込みをどこまで進められるかがポイントとなっている。

 米沢氏は公務員、60代以上の高齢者層で浸透。50代も比較的支持を取り付ける。市長選で不戦の共産支持層の4割弱を引き付ける。民主支持層は5割弱、昨年衆院選で石川知裕氏に投票した層は2割程度にとどまる。

 「市民党」を掲げ、高校同窓生グループや経済人有志に、民主・連合、石川氏の後援会を合わせて運動展開、市議補選では三井寿果氏と連携する。三井氏をめぐっては一部自民系市議が擁立にかかわるなど保守内が分裂含みで、米沢氏が食い込む足掛かりができた。

 半面、昨年衆院選時のような民主への「追い風」はなく、政治資金規正法違反で起訴された石川氏本人の活動も目立っていない。組織をフル回転させて、知名度を向上できるかが課題となっている。

 選挙戦の構図が固まったのは3月中旬と前哨戦の始動が遅く、6割が誰に投票するのかを決めていない。政権交代後の政治情勢の変化を受けて政党支持層が減少、「支持政党なし」の無党派が6割以上に膨らんだのも特徴だ。無党派の7割は誰に投票するかを決めていない。

 両陣営とも「本格的な運動展開はこれから」としており、無党派層の取り込みが大きな焦点に。自主投票の共産、現時点で中立の公明の支持層の動向も選挙戦を左右するとみられている。

無党派層増加65%


 市長選世論調査では、「支持政党なし」の無党派層が前回(2006年3月)より10.9ポイントも増え、64.9%に達した。政党別では自民が15.0%(前回比8.1ポイント減)、民主が11.9%(同4.3ポイント増)となっている。

 民主は前回より支持を伸ばしているが、昨年8月の衆院選調査時(32.8%)より落ち込みが目立つ。「政治とカネ」の問題などによる政治不信で支持離れが進んでいる。自民も昨年衆院選時(22%)を下回り、回復傾向はみられない。政党別支持率は共産(1.1ポイント)以外は軒並み前回を下回った。

 無党派層は30代で最多の80.9%、次いで40代の75.1%、20代の75.0%。60代でも58.5%と6割近い。職業別では「会社員」(72.4%)と「パート.その他」(70.1%)で7割を超え、「主婦」(66.3%)、「農業」(63.2%)、「商工業」(55.9%)、「公務員.団体職員」(51.7%)の順。

■世論調査■
 帯広市内の選挙人名簿から無作為抽出した1000人に対し、電話で聞き取り調査した。サンプル数は男女各500人。

268チバQ:2010/04/06(火) 12:11:19
有名?
自由連合レベル?
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/224634.html
苫小牧市長選 渡辺氏出馬へ (04/06 07:52)
 【苫小牧】上川管内和寒町出身でレスリング東京五輪金メダリストの会社経営渡辺長武(おさむ)氏(69)=東京都在住=は5日、任期満了に伴う6月20日告示、27日投開票の苫小牧市長選に立候補する意向を明らかにした。

 渡辺氏は北海道新聞の取材に「地球温暖化対策と五輪選手育成を柱に、苫小牧市民のために行政を変えたい」と述べた。

 渡辺氏は士別高、中央大卒で1964年の東京五輪で金メダルを獲得、「アニマル」の異名をとった。92年と95年の参院選比例代表に「さわやか新党」などから出馬し、落選。4月に東京から苫小牧に本部を移した温暖化対策に取り組むNPO法人の理事長から要請を受け、立候補を決めた。

 苫小牧市長選では現職の岩倉博文氏(60)が既に再選出馬を表明。民主党も候補擁立を進めている。

269チバQ:2010/04/06(火) 12:23:32
http://www.tokachi.co.jp/news/201004/20100405-0004933.php
【断面】中川後援会の本気度は
2010年04月05日 14時32分

 「保守の火を消さないとの思いは一つ。援軍来たり」
 市長選に立候補を予定する上野敏郎は、市議補選に出馬する神谷博之への期待感をこう語る。

 前回の市長選、自民・保守が推した砂川敏文は中川昭一の全面支援を受けた。その中川は昨年死去、中川後援会も解散した。自民系は中核を失い、運動に一体感を欠いている。上野の事務所に中川系の人脈は少なく、陣営幹部は「(旧中川後援会を)動かすのは簡単な話ではない」と漏らす。

 神谷は中川秘書を22年務め、地元の中川支持者に顔が広い。中川夫人の郁子に加え、神谷の“参戦”はひとつの転機とみられている。

 神谷の事務所は上野と同じ春駒通沿いの目と鼻の先。選対本部長は道議の小野寺秀、幹事長には元帯広JC理事長の谷脇正人が就いた。海野利雄、古澤慎二、高橋猛文といった旧中川後援会の歴代幹事長が指示を送る。どこから見ても中川派だ。

 上野、神谷の連携に関し、自民党の関係者は「両輪と言うよりはトロイカ体制」と指摘。ある中川支持者は「中川後援会は昭一さんを支援する組織。本人がいなくなった以上、どこまで上野さんで本気になれるのか…」と語る。保守結束の行方を各陣営は注視している。(文中敬称略)

270チバQ:2010/04/09(金) 12:19:32
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001004090005
3市長選 譲れぬ民・自
2010年04月09日


選挙戦に向け気勢をあげる支持者=帯広市

■帯広・富良野・名寄 11日告示
■「参院選の前哨戦」


 帯広、富良野、名寄の3市長選が11日に告示される。いずれも事実上、民主系と自民系候補の一騎打ちの構図で、両党とも夏の参院選の前哨戦という位置づけで臨む。だが、民主党は「政治とカネ」の問題を抱え、自民党からは離党者が相次ぐ中での選挙戦。投開票日は18日、有権者がどういう判断を下すのかが注目される。


■帯広 新顔3氏立候補へ
■「石川VS.中川」の様相


 8日夕方。帯広市内で、自民、公明両党が推薦する前市議会議長の上野敏郎氏(62)=無所属=陣営の総決起大会が開かれた。あいさつに立った故・中川昭一元財務相の妻・郁子(ゆうこ)氏(51)は、民主党を批判し、「この選挙に勝つことが日本を守ることにつながる」と訴えた。


 一方、民主党と新党大地が推薦、社民党が支持する元コンサルティング会社社長の米沢則寿氏(54)=同=陣営は2日に総決起集会を開いた。民主党を離党した石川知裕衆院議員=道11区=が「米沢氏に配慮して表に出ることを控えてきたが、今後は改める」と「決意表明」した。


 帯広市長選は、3期12年務めた砂川敏文市長の引退を受け、新顔3氏が争う見通し。


 自民党は砂川氏を推薦し、市政与党の座にあり続けた。だが、昨年の総選挙の道11区で、盤石の強さを誇った中川氏が初めて落選。同市では、相手候補の石川氏に1万1千票差をつけられた。そのうえ10月、中川氏は急逝した。


 これらの影響で、砂川氏の後継候補の人選は公募となり、選考作業も遅れた。上野氏の正式な立候補表明は、市長選告示2カ月前の2月11日だった。


 上野氏陣営の狙いは、根強い「中川支持票」の取り込みだ。それに呼応するように、郁子氏の活動が活発化。2月21日の道議の新年交礼会では、あいさつで上野氏支持を呼びかけた。最近は上野氏の妻と一緒に市内を回り、支持を訴えている。


 対する米沢氏は、母校・帯広柏葉高校の同窓生や、石川氏ら民主党サイドから要請を受け、立候補を決意。石川氏の当選の余勢を駆って、勝利につなげる考えだった。


 だが石川氏は、秘書として仕えていた小沢一郎幹事長の資金管理団体の土地取引をめぐり、政治資金規正法違反容疑で逮捕・起訴された。2月12日には離党し、米沢氏には「黒衣に徹し、外から応援する」と伝えていた。


 ところが選挙戦が近づくにつれ、知名度の高い石川氏への「待望論」が陣営内で高まった。政治とカネの問題での悪影響も懸念されるが、地元有権者の中には石川氏への同情論も根強い。これらを勘案し、石川氏は前面に出ることにしたとみられる。


 その結果、市長選は「石川VS.中川」という色合いも帯びてきた。参院選の前哨戦にとどまらず、市民からは「石川氏が議員辞職し、11区の補欠選挙になった場合、郁子氏は自民党候補として立候補するのでは」との声も聞かれる。


 市長選には幕別町の猪股寛氏(64)も立候補を表明。これまで候補者を擁立してきた共産党は、今回は見送る。


   ◇


■民主 逆風下「全力で」
■自民 知事選級の応援


 帯広、名寄、富良野の3市長選について、民主、自民両党は、夏の参院選の前哨戦と位置付けている。


 民主党北海道(道連)の佐野法充幹事長は、推薦候補を立てる帯広市長選を「全力でとる」と表明。名寄、富良野の両市長選も、参院選のみならず、秋の旭川市長選の前哨戦とみて力を入れる。


 民主党は「政治とカネ」の問題を抱える。特に道内では、11区の石川知裕衆院議員が政治資金規正法違反罪で起訴され、離党。5区の小林千代美衆院議員についても、複数の陣営幹部が公職選挙法や政治資金規正法違反罪で起訴され、ダメージが大きい。


 佐野氏は「この状況下の戦いで、力量と真価が問われる」としている。


 対する自民党も、与野党対決の構図が鮮明な首長選での勝利を重視。昨年の総選挙での惨敗や、道選出の中川義雄参院議員ら離党者の続出という失地の回復につなげる狙いがある。


 中でも帯広は「絶対に勝たなければならない選挙」(竹内英順・道連幹事長)との位置付け。党本部も、民主党推薦候補を破った2月の長崎県知事選と同レベルに考え、小泉進次郎衆院議員や河野太郎幹事長代理といった知名度の高い国会議員が応援で訪れる予定だ。

271チバQ:2010/04/14(水) 12:08:58
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/226014.html
鎌田前道議が根室管内から道議選出馬へ  (04/14 07:19)
 札幌市中央区選出で道議を3期務めた鎌田公浩前道議(47)は13日、来春の道議選根室管内(定数1)に無所属で立候補する意向を固めた。14日に会見して表明する。

 前道議が選挙区を変えて立候補するのは異例。鎌田氏は北海道新聞の取材に対し、「地元からの出馬要請に応えたいと決断した」と述べた。鈴木宗男衆院議員が代表を務める新党大地などとの連携の可能性も示唆した。

 鎌田氏は同管内中標津町出身、札幌大卒。1995年に道議選札幌市中央区(定数3)から新進党公認で初当選。97年に同党を離れて自民党入り。99年、2003年と連続当選したが、07年に落選した。

 道議選根室管内では、自民党現職の中司哲雄氏(62)が3選を目指し立候補するとみられている。

272チバQ:2010/04/14(水) 20:08:54
http://www.tokachi.co.jp/news/201004/20100414-0005050.php
帯広市長選で世論調査…接戦模様で終盤へ
2010年04月14日 14時54分
 帯広市長選(18日投開票)で、十勝毎日新聞社は8〜11の4日間、世論調査を実施、担当記者の取材を総合し情勢を探った。元会社役員の米沢則寿氏(54)=民主・大地推薦、社民支持=と、前市議会議長の上野敏郎氏(63)=自民・公明推薦=が接戦を展開。米沢氏は知名度を徐々に高めて、勢いを付けつつある。政権交代の余波を受ける上野氏は、従来の自民支持層を懸命に囲い込み、激しく追っている。依然として半数が態度を決めておらず、最終盤に向けての不確定要素となっている。


 米沢氏は民主支持層の6割強、市長選で独自候補の擁立を見送った共産支持層の4割を引き付ける。各年代・職域で支持を伸ばし、30、40、60代、公務員、会社員、主婦で比較的厚い。新党大地の支援を背景に企業、保守層に食い込む。前回調査(3月)より商工業者で支持を伸ばし、上野氏と互角になった。

 連携する市議補選候補の三井寿果氏を支援する一部保守系市議も合流。14日には内閣総理大臣補佐官の逢坂誠二衆院議員、16日は大地代表世話人の歌手松山千春氏が応援に入りムードを高める。

 半面、石川知裕衆院議員の起訴・離党、道5区の北教組の選挙違反事件などを受けて、民主に昨年衆院選のような「追い風」はなく、労組の動きも低調。石川氏に投票した層は3割強にとどまる。新人対決ゆえ政策的な違い・争点を打ち出せるかもポイントとなっている。

 上野氏は自民支持層の6割強、公明支持層の3割強を固めた。公明は推薦を打ち出しており、同党支持層の支援は手厚くなると予想されている。50、70代、農業者で米沢氏を上回り、商工業者に浸透する。市議時代の後援会、自民系道議の後援会を中核に、JC同期など上野氏の個人的な人脈で支持を広げる。

 一方で政権交代の影響から、実働部隊だった企業(特に建設)が総じて様子見を決め込み、経済・産業団体の動きも鈍い。中川昭一元財務・金融相の落選・死去に伴い運動の核が消失、昨年衆院選で中川氏に投票した層は3割強にとどまっている。

 中川氏の郁子夫人、市議補選候補で中川氏元秘書の神谷博之氏と連動し、旧中川後援会を中心とした保守票をどこまで固められるかがカギ。自民衆院議員の小泉進次郎氏、河野太郎氏らも投入、無党派層への浸透を狙う。


 元帯広保健所職員の猪股寛氏(64)は出馬表明が遅れ、浸透していない。

 政党支持率は民主、自民が15%前後で拮抗(きっこう)、公明は1.6%、共産は1.5%。「支持政党なし」の無党派層は前回調査より若干縮小したが、それでも6割となっている。

 投票に「絶対行く」としたのは91.4%。ただ態度未定も5割を超え、投票率の見極めは難しくなっている。拡大した無党派層の動向が、選挙戦の勝敗を左右するとみられている。

 世論調査 帯広市内の選挙人名簿から無作為抽出した1000人に対し、電話で聞き取り調査した。サンプル数は男女各500人。

273名無しさん:2010/04/18(日) 08:41:21
大地・鈴木代表 高橋知事を批判 「限界がある」 (04/18 07:30)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1191859439/1469

274チバQ:2010/04/18(日) 22:02:53
>>271
中央区 定数3−候補5 (選管確定)
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 23,810(25.6%) 段坂 繁美 57 民主 現 5 (元)党札幌代表
当 22,312(24.0%) 千葉 英守 57 自民 現 2 党道政調会委員
当 20,559(22.1%) 小林 郁子 59 無所属=民主・ネット 新 1 (元)札幌市議・「市民ネットワーク北海道」
□ 18,864(20.3%) 鎌田 公浩 44 自民 現 (元)衆院議員秘書
7,515(8.1%) 岩井 善昭 64 共産 新 党地区委員

根室支庁 定数1−候補2 (選管確定)
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 21,280(73.8%) 中司 哲雄 59 自民 現 2 酪農業
□ 7,558(26.2%) 馬渕 秀俊 57 無所属=民主 新 飼料会社役員

275秋田2区:2010/04/18(日) 23:15:42
帯広市議会議員補欠選挙・21時45分から確定時までの、15分おき時点の結果を掲載しています。
23時00分確定(開票率100%)届出受理番号 届出政党の名称 候補者氏名 得票数 備考
1 無所属 高田 ゆきこ 6,547
2 無所属 三井 ひさか 26,630(民系)
3 無所属 神谷 ひろゆき 33,641(中川系)
4 日本共産党 すぎの 智美 8,172

276秋田2区:2010/04/18(日) 23:16:48
速報 帯広市長に米沢氏 名寄に加藤氏 富良野は能登氏 (04/18 23:00)
 任期満了に伴う帯広市長選は無所属新人の元会社役員米沢則寿氏(54)=民主党、新党大地推薦=が他の2候補を下し、初当選が確実。名寄市長選は無所属新人の会社役員加藤剛士氏(39)が初当選。加藤氏は道内最年少の市長となる。また、富良野市長選は現職の能登芳昭氏(70)=無所属=が再選。

277秋田2区:2010/04/18(日) 23:29:58
〉〉276
23時00分確定(開票率100%)届出受理番号 届出政党の名称 候補者氏名 得票数 備考
1 無所属 上野 敏郎 37,378
2 無所属 米沢 のりひさ 37,516
3 無所属 猪股 寛 1,781

278とはずがたり:2010/04/19(月) 01:14:11
>>277
ありがとうございます。すげえ僅差。。

279チバQ:2010/04/19(月) 22:37:16
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001004190006
帯広市長に米沢氏 民主系、接戦制す
2010年04月19日





帯広市長選に初当選した米沢則寿氏=18日午後11時13分、帯広市、吉本美奈子撮影




■3市長選 民主系1勝2敗


 帯広、富良野、名寄の3市長選は18日投票があり、即日開票された。いずれも民主系と自民系の候補による事実上の「一騎打ち」の構図で、夏の参院選の前哨戦として注目された。両党の推薦候補が対決した帯広は、民主系の候補が勝利。富良野、名寄ではともに自民系の候補が当選し、国政与党・民主系の1勝2敗という結果となった。


    ◇


 帯広市長選は18日、新顔で無所属の元コンサルタント会社長の米沢則寿氏(54)=民主、新党大地推薦、社民支持=が、ともに新顔で無所属の前市議長の上野敏郎氏(63)=自民、公明推薦=と元帯広保健所職員の猪股寛氏(64)を破り、初当選した。米沢氏と次点の上野氏は138票差という大接戦だった。当日有権者数は13万5234人。投票率は57・55%(前回57・73%)だった。


 帯広市西19条南2丁目の米沢氏の選挙事務所では、当選確実の連絡が入った瞬間、大きな歓声がわき上がった。米沢氏は、大勢の支持者を前に「支援をいただきありがとうございました。人生を賭けて新しい帯広を作り上げていきたい」と満面に笑みを浮かべて力強く話した。


 3期12年務めた現職の砂川敏文市長の引退を受け、同市長選は36年ぶりに新顔3氏の争いになった。事実上、民主系と自民系の一騎打ちの構図で、労組票を固め、無党派層や農村票を取り込んだ米沢氏が接戦を制した。


 民主党の推薦を受けた米沢氏は、同党11区総支部代表だった石川知裕衆院議員が小沢一郎幹事長の資金管理団体の土地取引を巡り逮捕・起訴され、離党に追い込まれたことなどが逆風となり、苦戦が予想された。しかし、「市民党」を前面に打ち出す作戦で、12年ぶりに自民党から市政を奪還した。


 選挙戦では「故郷の未来にクワを入れるために戻ってきた」と主張。市内の企業や商店などを積極的に回った。終盤には街頭演説に歌手の松山千春氏を迎え、知名度不足の解消に努めた。


 毎回候補者を擁立している共産党が今回は見送りを決めたことや、政権与党との絡みから主要農協の幹部が米沢支持に動いたほか、建設業界でも「中立」の立場をとる業者が多かったことなどが優位に働いたとみられる。


 一方、上野氏は23年間市議を務め、自民党が推した砂川市政を支え続けた。しかし、同時にあった市議補欠選挙を巡り同じ与党会派の市議3人が離脱し、逆に米沢氏支持に回ったことも手痛かった。


 故中川昭一元財務相の妻郁(ゆう)子さん(51)が東京から度々帯広入りし、街頭演説や主要集会でこまめに支持を訴えたり、上野夫人とともに市内を巡ったりして「中川支持票」の取り込みも図ったが、わずかに及ばなかった。


 上野氏は、選挙事務所で支持者らに「不徳の致すところ。申し訳ありません」と頭を下げた。郁子さんは「役に立てず残念だ」と話した。


 猪股氏も積極的に街頭に立ち支持を訴えたが、及ばなかった。


 また、帯広市議補欠選(被選挙数1)も同時に投開票され、無所属で新顔の神谷博之氏(55)が、無所属2人、共産1人の新顔3氏を破り初当選した。投票率は57・54%だった。

280チバQ:2010/04/19(月) 22:38:00


http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001004190004
富良野市長は能登氏 自民系
2010年04月19日


■実績訴え再選


 富良野市長選は18日、現職の能登芳昭氏(70)=無所属=が、新顔の焼酎企画販売会社代表佐々木雅夫氏(63)=同=を破り、再選を果たした。前回2006年と同じ顔合わせ。ともに市民党を掲げたが、実質的には自民系と民主系の戦いで再び激しい選挙戦を展開、4年間の実績を訴えた能登氏が振り切った。当日有権者数は1万9465人。投票率は73・89%(前回70・87%)。


 能登氏は、自民党富良野支部の推薦を受けなかったが、前回自主投票だった富良野商工会議所の政治団体「日本商工連盟富良野地区連盟」の推薦を得て、商工層などに支持を広げた。農業団体が佐々木氏支援に回ったことに危機感を強め、農民票の取り込みに力を入れたことも奏功した。


 再選を決めた能登氏は「農業の人づくりをさらにやっていかないといけない。観光振興をさらに深め、森林資源の活用を図りたい」と語った。


 一方、佐々木氏は、連合富良野や市農政同友会の推薦を取り付けたが、労組票や農民票をまとめ切れなかった。選挙戦を自民党の牙城(がじょう)だった農協前からスタートさせるなどして、支持拡大を図ったが、民主党の支持率低下の影響を受け、伸び悩んだ。

281チバQ:2010/04/19(月) 22:38:33
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001004190002
名寄市長に加藤氏 自民系
2010年04月19日


=確定得票

 名寄市長選は18日、自民党名寄支部の支持を受けたホテル・飲食業の加藤剛士氏(39)=無所属=が、連合名寄の推薦を受けた元旧市議会議長の高見勉氏(66)=同=を破り、初当選した。島多慶志市長の引退で新顔同士の争いだったが、島市長の応援を受け若さをアピールした加藤氏が振り切った。当日有権者数は2万4882人。投票率は78・57%(前回80・08%)。


 加藤氏は、父親の自民党道議加藤唯勝氏や島市長の支持層を固めたほか、名寄青年会議所の理事長も務めた経験を生かし、商工層にも支持を広げた。若年層にアピールしたことも奏功した。


 加藤氏は、力強い産業と雇用の創造を掲げ、地域資源を生かし、人が集まる町づくりや道北の医療福祉保健拠点としての町づくりなどを進めるとしている。


 一方、高見氏は前回2006年の市長選に続いての挑戦。市職員、市議会議長を経験を生かして、「安心と信頼の名寄を創(つく)る」と訴えたが、及ばなかった。民主党の佐々木隆博衆院議員らの応援を得て、政権交代効果も期待したが、民主党の支持率低下が響いた格好だ。

282名無しさん:2010/04/19(月) 23:35:41
2010年4月19日(月)
http://www.muneo.gr.jp/html/diary201004.html
鈴 木 宗 男
 昨日投開票が行われた帯広市長選挙で、新党大地が民主党と一緒に推薦した米沢則寿氏が、なんと138票差で勝利する。人口18万人の街での138票差というのは、本当に僅差中の僅差である。
 しかし、勝利は勝利だ。帯広市民の賢明な判断に感謝したい。
 米沢氏は知名度がなかったが、最終盤で松山千春さんが応援に入ったことも結果的に大きなアクションとなった。松山さんにも早速勝利の報告をし、喜んで戴いた。
 帯広は石川知裕代議士の地元でもあり、帯広市長選は全国的に注目されていた。この勝利の意味は極めて大きい。小沢幹事長にも選挙結果を報告し、「今回の結果を受け止めて、自信を持って参議院選挙に向かってほしい」と激励する。
 アイスランドの火山の爆発により、ヨーロッパ便が欠航になっている。
 成田空港では、外国人のお客さんがロビーのベンチや床で寝泊まりしている。
 テレビでその様子を見ていた家内から連絡が入り、「政府は外国人観光客を2020年初めまでに2500万人、将来的には3000万人にすると言っているのだから、『日本人は親切だ』、『日本は優しい国だ』というイメージを持ってもらうためにも、食事や毛布等の差し入れをするべきじゃないの」とアドバイスを戴く。「なるほど」と私もうなずきながら、早速女房の貴重な声を外務大臣秘書官、外務省官房長に伝える。
 旅先で、特に海外で受けた親切は、心に残るものである。外務省、政府には迅速に対応してもらいたい。家内の生活感溢れる声を活かして戴きたい。
 15時半から宮中において、拝謁及び茶会が行われる。先週15日の園遊会、そして本日、天皇陛下にお目にかかれて、これに勝る感激はない。改めて、国家国民のために頑張らなければと、自分自身に言い聞かせるものである。
 夕方の便で福岡に飛び、民間団体主催の会で講演。
 今年に入り、講演も15回目を数える。私なりの発信ができることは、ありがたい限りである。


◎ 本日提出した質問主意書2件
・ №129 かつて在モスクワ日本国大使館に存在していたとされる裏金組織「ルーブル委員会」に係る外務省元欧州局長の発言に関する質問主意書
・ №130 かつて在モスクワ日本国大使館に存在していたとされる裏金組織「ルーブル委員会」に係る外務省元官房長の発言に関する質問主意書

283名無しさん:2010/04/20(火) 09:29:05
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001004200001
3市長選 民主系1勝2敗
2010年04月20日

■民主「有権者厳しい」 自民「反転攻勢狙う」


 夏の参院選の前哨戦として注目された帯広など3市長選が「民主系1勝」「自民系2勝」と終わった結果に、民主党北海道(道連)の幹部は19日、「有権者の目が厳しい」と深刻に受け止めた。一方、自民党道連からは「反転攻勢のきっかけにしたい」との見方が出た。


   ◇


 18日に投開票された帯広市長選は、民主系の候補が自民系に138票差で競り勝った。一方、富良野と名寄の2市長選は、自民系の候補が民主系に勝利した。


 「1勝2敗」となった結果に、民主党道連の高橋由紀雄選対委員長は「民主党に対して、有権者の目が厳しいことが結果に表れた」と振り返り、昨夏総選挙の道内12小選挙区で「11勝1敗」と圧勝した勢いが、ほぼなくなったことを示唆した。


 帯広で勝ったことに触れ、「拠点都市で民主党系の首長が増えたことの意義は大きい。自民党政治に戻してはいけないとの意識が根強く、その思いを参院選に結びつけていきたい」と語った。


 一方、帯広で惜敗したことについて、自民党道連の竹内英順幹事長は「当初は(民主陣営に)水をあけられていたが、党本部や道連、地元の支持者が一枚岩になれた」と前向きに評価した。


 名寄、富良野の両市長選で勝ち、竹内幹事長は「中川義雄参院議員の離党などでガタガタしていた党内が参院選に向けてまとまれたことに意味がある」と話した。


 帯広で敗れたことについて、伊東良孝道連会長は「3連勝と思ったが悔しい」と話した。参院選への影響はないとした上で、「自民党へのこれまでの逆風の中、互角の戦いをした。地方選では勝っているので、反転攻勢のきっかけにしたい」と意気込んだ。


■米沢氏に証書「より良い街に」


 帯広市長選で初当選した米沢則寿氏(54)=民主、新党大地推薦、社民支持=が19日、帯広市役所で当選証書を受け取った。わずか138票差の激戦から一夜明け、米沢氏は「より良い帯広の街づくりに努めたい」などと、改めて抱負を語った。


 この日午前、帯広市選挙管理委員会から受け取った。その後、米沢氏は「証書をもらって改めて当選を実感した。選挙戦で訴えたことを実行した」と決意を新たにした。

284チバQ:2010/04/20(火) 12:16:30
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20100420ddlk01010168000c.html
ニュースプラス:3市長選痛み分け どうなる参院選 民主に漂う危機感 /北海道
 ◇自民「反転攻勢」も不透明
 今夏の参院選の行方を占ううえで注目された帯広、名寄、富良野の3市長選は、民主党系が帯広、自民党系が名寄と富良野で当選し、勝敗を分け合った。ただ民主側にとっては、帯広は予想に反した薄氷の勝利で、参院選に向け危機感が漂う。自民側は「反転攻勢の礎に」と位置づけるものの、有権者の支持が回復するかどうか不透明だ。【田中裕之、横田信行、岸川弘明、和田浩幸】

 ■138票の小差

 「ぎりぎりまで当選が決まらず、いろんな風が吹いていたと思った」。19日午前、帯広市役所で当選証書を受け取った民主推薦の米沢則寿(のりひさ)氏は、138票差の勝利をそう振り返った。

 民主は今回、数千票差の勝利を目算していた。前回市長選は自民推薦の現職に民主推薦候補が1000票差まで迫り、昨夏の衆院選では当時民主党の石川知裕衆院議員が故中川昭一元財務・金融担当相に市内で約1万1000票差を付けて「中川王国」を打ち破った。今回も米沢氏が地元経済人の要請で出馬を決めており、有利な条件はそろっていた。

 しかし、石川議員が政治資金規正法違反容疑で逮捕・起訴され、離党を余儀なくされるなど「政治とカネ」の問題も直撃した地域。選対の常任顧問を務めた池本柳次道議は「今の政権与党の影響は少なからず出たと思う」と語る。

 自民推薦の上野敏郎氏の選対本部長を務めた清水誠一道議は「残念な結果だが、民主の支持率も下がっており、国民も私たちの政策に戻ってくると意を強くしている」と巻き返しを狙う。

 ■追い風止まり

 支援候補が敗れた名寄、富良野両市では、民主党のショックは一段と大きい。地元・道6区選出の佐々木隆博衆院議員は18日夜、名寄の選挙事務所で「まさかこんな結果になるとは」と唇をかんだ。

 民主は6区で、政権交代の余勢を駆って士別市長選(昨年9月)で同党推薦の新人を当選させ、今回の2市長選も重視してきた。しかし富良野は、前回自民支持だった農協の支援を受けながら逆に票差がつく結果に。佐々木氏は「地方ではもう衆院選の時の追い風は吹いていない」と危機感をあわらにする。

 一方、2勝した自民だが、6区の党関係者は「地方には自公政権の構造改革で疲弊したという思いを持つ人がまだ多い。簡単に党への支持が回復するとは思えない」と慎重な見方を示す。

 ■浮動票の行方は?

 参院選道選挙区(改選数2)では民主2人、自民1人、共産1人などが立候補予定。今回の選挙結果の影響について、民主道連は「国政選挙と地方選挙は性格が違う」(佐野法充(のりみち)幹事長)、自民道連は「市民の目は自民党に若干向いてきてくれている」(竹内英順(ひでのぶ)幹事長)と分析する。

 道選挙区には政党支持率を伸ばすみんなの党も候補者を出す方針。民主の徳永エリ氏陣営の幹部は「徳永さんは無党派がターゲット。浮動票が新党に吸収されるのではないか」と警戒感を強める。

 ◇民主系得票、勢いに陰り−−3市
 3市の最近の主な選挙で民主、自民系の候補者の得票数を抽出して比較すると=グラフ参照=政権交代につながった昨年8月の衆院選や07年7月の参院選時に比べ、民主系候補の勢いに陰りが出ていることがうかがえる。

 自民系候補が多くの票を獲得したのは、小泉政権下で自民が圧勝した郵政選挙(05年9月)と、統一地方選で自民系の高橋はるみ氏が再選を果たした知事選(07年4月)。しかし、わずか3カ月後に実施された参院選では民主公認候補が一気に票を伸ばし、その勢いは昨年の衆院選でも維持された。

 ところが今回の市長選は、民主党の負け越し。名寄、富良野両市の民主系候補の得票率は、郵政選挙時よりも下だった。

 知名度や実績、地盤など候補者個人の事情もあり、得票率がそのまま両党の勢いを反映しているとは言い切れないが、民主党には厳しい結果になった。【木村光則、水戸健一】

285名無しさん:2010/04/20(火) 15:42:34
138票差の余波 2010帯広市長選】−下−
http://www.tokachi.co.jp/feature/201004/20100420-0005122.php

286チバQ:2010/04/22(木) 22:38:56
http://www.tokachi.co.jp/feature/201004/20100419-0005107.php
【138票差の余波 2010帯広市長選】−上−
2010年04月19日 15時21分



大接戦を制して喜びを爆発させる米沢氏の陣営関係者。一方、石川氏(左から2人目)は冷静な表情を浮かべる
石川氏 微妙な「失地回復」

 「昨年衆院選で応援してくれた人が、まだまだ来ていなかった。自分がもっと前面に出るべきだった」

 わずか138票差という「超接戦」となった今市長選。米沢則寿氏を支援した石川知裕衆院議員は薄氷の勝利に安堵(あんど)しつつ、複雑な思いもにじませた。

■基盤強化狙う
 政権交代後初の管内首長選となった今市長選は、石川氏にとっても昨年8月衆院選を経た初の選挙戦。12年ぶりの「市政奪還」が至上命題となった背景には、市長選を通じて石川氏の政治基盤を強化する狙いもあった。

 地元の民主幹部が市内の弁護士の擁立を断念した直後、前回市長選でも名前が上がった米沢氏の擁立に動いたのは石川氏本人。“盟主”の強い意向を受け、「地元在住」にこだわっていた幹部も即座に方針転換した。

 選挙戦の主導権を握ったかに見えた民主陣営だったが、石川氏は政治資金規正法違反で逮捕・起訴され離党、鳩山政権の迷走もあり、昨年衆院選時に吹いた民主・石川氏への「追い風」は「逆風」に一変した。石川氏は陣頭指揮を執るどころか市長選の表舞台から遠ざかった。

 選挙戦では新党大地に加え、市議補欠選と連動し一部保守系市議が合流。結果として昨年衆院選を上回る態勢を構築した。市長選の勝利で国政と市政のラインが一本化され、石川氏は「失地回復」の足場を築いた。半面、米沢氏の得票は昨年衆院選の石川氏の市内得票(5万2890票)には遠く、「逆風」は収まっていないことを裏付けた。

■「辞職を」4割
 十勝毎日新聞の出口調査(18日)でも、石川氏に対し「辞職すべき」とした人が38.91%に達し、「辞職は必要ない」(30.59%)を上回った。米沢氏陣営の市議は「石川氏は自身の後援会を固めていたが、前回衆院選の支持者の多くは浮動票。すでに組織のパイ自体が縮小しているのでは」と指摘する。

 公明は石川氏の「政治とカネ」の問題を理由に上野敏郎氏の推薦を決定、共産は市長選で独自候補の擁立を見送ったが、出口調査で米沢氏が取り込んだ共産票は57.14%。上野氏には25.71%が流れた。自民陣営は選挙中の法定ビラを民主政権の批判に集中、上野氏の応援演説を行った小泉進次郎氏、河野太郎氏ら自民国会議員も同様の問題を追及した。

 石川氏は「国政と市政は別。自身の問題がどう影響したかは分からない」とかわすが、米沢氏陣営の保守系市議の1人は「民主・石川氏だけでは勝てなかった。われわれのおかげ」と断言。米沢氏も「予想以上に影響は大きかった」と認める。

■無所属の不安
 米沢氏の高橋功一連合後援会長は「政党に頼らない後援会網を整備しなければ」と示唆、23日には米沢氏を「励ます集い」を開く。ある市議は「石川氏が存在感を増すには国政(民主政権)との『パイプ』を発揮するしかない。無所属の立場でどこまでやれるか」と案じている。(岩城由彦)

287チバQ:2010/04/22(木) 22:39:34
http://www.tokachi.co.jp/feature/201004/20100420-0005122.php
【138票差の余波 2010帯広市長選】−下−
2010年04月20日 14時55分



上野敏郎氏(右)の個人演説会に参加した中川郁子氏(左)は保守市政の継続を訴えた=11日、とかち館
 「帯広には保守の政治土壌があると実証された。保守分裂の中で始まったことを考えると、次はこの票以上を獲得できる自信が持てた」

 きん差で敗れた上野敏郎氏の陣営で選対本部長を務めた清水誠一道議は、惜敗にも一定の手応えをつかんだ。「私たちの政策に(有権者は)戻ってくる」と語る。

 自民党が惨敗した昨年8月の衆院選。故中川昭一氏の得票は帯広市内でも4万1779票にとどまり、民主の石川知裕氏に1万余の差をつけられた。今市長選の上野氏の得票は3万7378票。得票率は48%で、中川氏の41.2%、前回市長選の砂川敏文氏の45.8%を上回った。




■神谷氏連動で求心
 衆院選後に中川氏が急逝し、十勝の自民は大きな核を失い、党への求心力は低下していた。その中で迎えた市長選。関係者が「保守の大同団結」を唱えるのは、混迷の裏返しでもあった。市長選と同時執行の市議補選をめぐっては、党支部の役職に就く市議3人が離党、相手候補を応援する事態に至った。

 流れを変えたのが、元中川氏秘書の神谷博之氏の市議補選出馬。小野寺秀道議が神谷選対の本部長に就き、市長選の清水道議と役割分担する体制をとった。中川氏の郁子夫人も張り付き、旧中川後援会の役員宅を回った。

 神谷陣営では「出馬表明3週間で、どこまで浸透できるか」と不安視していたが、ふたを開けると、米沢則寿氏と連動した候補を引き離した。上野陣営の幹部は「本来はもっと票差が開いてもよい陣立てだった。神谷さんが出たことで、相乗効果が表れた」と語る。

 戦いの「中身」に一定の評価がある半面、あと一歩のところで勝利を逃し、複雑な空気が流れる。ある政治関係者は次期衆院選への影響に関し、「国会議員は系列の市長がいるのといないのとでは全然違う。上野さんが落ちたことで厳しくなった。神谷さんの当選でいくらか(自民が勝つ)可能性は残った」とする。

■民主減退明らか
 一方で「共産党が出れば上野さんが勝っていた。民主は勝利を錯覚するとつまずく」との指摘も。十勝毎日新聞社の出口調査では、4割近くが石川氏は辞職すべきと回答するなど「政治とカネ」の問題には批判が根強いことが示された。昨年衆院選時の民主党の勢いは大幅に減退しており、浮動層をどう引き付けるのか、自民サイドとしては戦術上のポイントが明確になった。

 中川後継の最有力とされる郁子夫人は「私たちが負けたとは思っていない。きん差であり、多くの方々に温かいメッセージをいただいた」と語った。旧中川後援会の幹部も「ようやく『次の絵』を描けるぐらいにはなった」と、次期衆院選に向けての感触を強めた。

 惜敗の中に見いだした光明。自民党関係者は「まずは夏の参院選。道議や市議が一丸になって『ねじれ』をつくる」と意気込む。

 鳩山政権の支持率低下など国政の流動化がささやかれる中、新市長の米沢則寿氏に対しては「自民にも接近せざるを得ないのでは」との観測が出ている。(安田義教)

288名無しさん:2010/04/25(日) 14:14:40
高橋道政支持55% 前回比5ポイント増 北海道新聞世論調査(04/21 08:22)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/227210.html

 北海道新聞社は20日、知事選が1年後に迫った高橋はるみ知事の道政2期目に関する全道世論調査の結果をまとめた。高橋道政の評価は「大変良い」と「まあ良い」を合わせた「支持派」が、昨年4月の前回調査を5ポイント上回る55%で、2期目半年の07年10月の調査と並ぶ過去3番目に高い数字となった。

 「あまり良くない」「まったく良くない」を合わせた「不支持派」は3ポイント減の21%だった。評価の内訳は、過去5〜7%で推移していた「大変良い」が前回比5ポイント増の12%、「まあ良い」は前回と同じ43%、「あまり良くない」が3ポイント減の15%、「まったく良くない」は6%で変わらなかった。

 支持の理由は「行政手腕、指導力がある」と「人柄が良い」がともに28%で最も多かった。次いで「何となく」20%、「自民、公明両党の支持を受け、民主党政権と距離を置いている」17%、「政策が良い」5%。

 不支持の理由は「行政手腕、指導力が足りない」が47%と半数近くに上り、「政策が良くない」と「自民、公明両党の支持を受け、民主党政権と距離を置いている」がいずれも17%、「何となく」7%、「人柄が良くない」5%など。

289名無しさん:2010/05/04(火) 01:55:32

鰹谷忠前道議(網走市)を支援 知事選で松木謙公氏(05/01 08:42)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/229058.html

【北見】民主党の松木謙公衆院議員(道12区)は30日、来春の道知事選に立候補を表明している鰹谷忠前道議(網走市)が北見市内で開いた講演会であいさつし、「鰹谷さんにはぜひ民主党推薦で(知事選に)出てもらいたい」と述べ、鰹谷氏を支援する姿勢を明らかにした。

 鰹谷氏は民主党北海道の了承を得ず知事選への立候補を決め、民主党は知事選に別の独自候補擁立を目指している。2003年の衆院選で道2区(札幌市北、東区)から12区(宗谷、オホーツク管内)に選挙区替えとなった松木氏は「鰹谷さんがいたから(12区で)戦えると思った。鰹谷さんは地方を考えている政治家。この友情を大切にしたい」と述べた。

290チバQ:2010/05/18(火) 22:50:53
>>268
http://www.tomamin.co.jp/2010t/t10051804.html
渡辺氏が出馬を断念 苫小牧市長選
(2010年 5/18)

 6月の苫小牧市長選に立候補を表明していた東京五輪レスリング競技の金メダリスト渡辺長武氏(69)が出馬を断念した。

 苫小牧民報社の取材に、「短時間で準備不足もあった」とし、「岩倉市長は実績もあり、政策に共通点がある。出馬せず応援することが適切と考えた」と説明した。「岩倉氏を全面的に応援したい」とも述べた。

 市長選は6月20日告示、27日投票の日程。即日開票される。2選を目指す岩倉市長と、新人で市議の沖田清志氏の一騎打ちになる公算が大きくなった。

291チバQ:2010/05/23(日) 12:10:07
>安住氏は無所属で立候補予定だが、みんなの党などと接触しており
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/232554.html
旭川市長選に安住市議出馬へ(05/21 08:19)

 【旭川】旭川市議の安住太伸(たかのぶ)氏(40)は20日、北海道新聞の取材に対し、11月の旭川市長選に立候補する意向を表明した。

 安住氏は旭川市出身。慶大を卒業後、会社員を経て1999年の同市議選で初当選。自民党旭川支部幹事長代行だった2期目途中の06年、離党して市長選に立候補し、同じく新人だった西川将人市長に敗れた。翌年4月に市議に返り咲いた。

 安住氏は無所属で立候補予定だが、みんなの党などと接触しており「政党の枠を超え政策協定ができれば、推薦などを受ける可能性もある」と話した。

 同市長選で出馬の意向を表明したのは、安住氏が初めて。

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/3315
当65033 西川 将人=無新<1>[民]
 63275 加藤 礼一=無新[自][公]
 17513 安住 太伸=無新
  7739 荻生 和敏=無新[共]
  7515 神崎  実

292名無しさん:2010/05/25(火) 20:05:56
北海道独立論掲示板
http://8308.teacup.com/shirai/bbs?

293チバQ:2010/06/21(月) 22:35:33
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001006210016
苫小牧市長選 自民系と民主系の一騎打ち
2010年06月21日


告示された苫小牧市長選。鳩山由紀夫前首相の事務所前を選挙運動員の車が通過した=苫小牧市、吉本美奈子撮影

■苫小牧市長選 参院選期間中投票
■自民系と民主系 現新の一騎打ち


 苫小牧市長選が、20日告示された。いずれも無所属で、自民系現職で再選を目指す岩倉博文氏(60)と、民主系新顔で元市議の沖田清志氏(46)が立候補を届け出た。参院選の公示日をはさんだ選挙戦で、民主系と自民系の一騎打ちの構図となった。投票は27日で即日開票される。


 岩倉氏は出陣式で、「行財政改革でバス民営化など行政コストの削減を進めた」と4年間の実績をアピール。「今後も官と民間の役割分担を見直し、民間にできることは民間に任せるなどして財政健全化に取り組む」と訴えた。


 岩倉氏は「市民党」を掲げて政党色をうすめているが、自民党と公明党の支援を受けている。


 一方、沖田氏は岩倉市政の4年間を「多くの市民が閉塞(へいそく)感を感じている。変化を感じない公約達成の自己評価は自己満足にすぎない」と批判。「苫小牧版事業仕分け」の実施を公約に「国に政策提言していく」と強調した。


 沖田氏は民主党を離党したが、民主党苫小牧支部と連合の推薦をうけ、組織と無党派層の取りこみを狙う。


 19日現在の選挙人名簿登録者数は14万2204人。

http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20100621ddlk01010107000c.html
選挙:苫小牧市長選 告示 現職と新人、一騎打ち 参院選前に注目 /北海道
 任期満了に伴う苫小牧市長選は20日告示され、再選を目指す現職の岩倉博文氏(60)=無所属=と、民主党の前市議で新人の沖田清志氏(46)=同=が立候補を届け出た。岩倉氏が自民、公明両党を背景に基盤固めを図るのに対し、鳩山由紀夫前首相の地元で無投票を避けたい民主党苫小牧支部は前幹事長の沖田氏を5月初めに急きょ擁立して短期決戦を挑んだ。投開票は27日。7月11日投開票の参院選を前に、結果が注目される。

 岩倉氏は20日午前9時過ぎ、苫小牧駅前に支持者を集め「市民に約束した財政再建に道筋をつけた。行・財政改革にしっかり取り組む」と強調。「市職員労組出身で私の行革に反対した人が行革を叫ぶのはまやかし」と対立候補を批判した。

 沖田氏は同日午前8時半、国道36号沿いの事務所前で遊説開始。「この4年間、市民の暮らしは何も変わらない」と現職を批判し、「地域主権を真っ先に掲げる民主党政権の下で市民が主役の新しいマチづくりを実現したい」と力を込めた。【斎藤誠】

==============

岩倉博文(いわくら・ひろふみ)60 無現(1)

 市長[歴]岩倉建設取締役▽日本青年会議所副会頭▽自民党苫小牧支部長▽衆院議員▽立教大=[公]

沖田清志(おきた・きよし)46 無新

 [元]市議[歴]市職員▽市職労書記長▽市監査委員▽民主党苫小牧支部幹事長▽苫小牧南高

 (届け出順)

294チバQ:2010/06/27(日) 22:37:46
625:06/27(日) 22:16 3Ue6Zxrc [sage]
だから最初から岩倉当確だっつーに
鳩山後援会の最高幹部まで岩倉陣営側についてんだよ
631:06/27(日) 22:22 3Ue6Zxrc [sage]
宗男は岩倉へ相乗り要請したんだが地元の労組が蹴って対抗馬を擁立した
でも鳩山系は岩倉再選を容認したから寝たふりを決め込んだ

295チバQ:2010/06/28(月) 23:08:32
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001006280003
岩倉氏が再選 苫小牧市長選
2010年06月28日

■民主系・沖田氏破る


 苫小牧市長選は27日投開票され、自民系現職の岩倉博文氏(60)=無所属、公明支持=が、民主系新顔で前市議の沖田清志氏(46)=無所属=を破り、再選を果たした。参院選の投票を前にした自民系と民主系の一騎打ちの構図で注目された選挙は自民系が勝った。当日有権者数は13万9719人。投票率は54・55%(前回は59・36%)だった。

 岩倉氏は「市民党」を掲げて政党色をうすめているが、自民党の支援を受け、公明党の支持を得た。1期目の行財政改革の実績を前面に掲げた岩倉氏は、市営バスの民営化など行政の効率化を実現したと最大限にPR。しっかりした財政基盤を基に、港と空港を生かした戦略的な苫小牧づくりを進めると活性化を強く訴えた。

 一方、沖田氏は事業仕分けの「苫小牧版」の導入で無駄をはぶき、地方のことは地方が決める地域主権の確立をはかると訴え、民主党苫小牧支部と連合の支援をうけたが、立候補表明が5月上旬と遅かったのが最後まで響き、及ばなかった。


http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/238819.html
苫小牧市長選 岩倉氏が再選 (06/27 23:06、06/28 01:34 更新)
 【苫小牧】任期満了に伴う苫小牧市長選は27日投票、即日開票の結果、現職の岩倉博文氏(60)=無所属、公明党支持=が、前市議で新人の沖田清志氏(46)=無所属=を破り、再選を果たした。当日の有権者数は13万9719人。投票者数は7万6211人。投票率は54・55%で、2006年の前回より4・81ポイント下がり、過去最低となった。無効票は854。

 市民党を掲げた岩倉氏は、市営バス民間移譲など行財政改革を中心に1期4年の実績を強調。

 全面支援した自民党と支持を取り付けた公明党の支持者を固めたほか、民主党支持者も取り込み、高齢者や主婦、無党派層にも幅広く浸透した。

 民主党を離党して挑んだ沖田氏は、「苫小牧版事業仕分け」を目玉に掲げ、推薦を受けた連合北海道が組織戦を展開。地元の鳩山由紀夫前首相の退陣で支持率がV字回復した民主党との連携を強調し、終盤に猛追したが、5月上旬となった出馬表明の遅れや知名度不足をはね返せなかった。

◆苫小牧市長選結果

(投票率54・55%)

当 46688 岩倉 博文 60 無現(公支)

  28668 沖田 清志 46 無新

296ジョ−ジ・О・プッシュ:2010/07/19(月) 15:46:51
ネット上にはトラップ trap(罠)としての掲示板, ブログのコメント欄が多数存在しますが、 例えば、 したらば掲示板でもカテゴリ− 「旅行/地域」 で検索窓に‘北海道’と入力して表示される掲示板は殆んどがそれに該当するとご指摘を受けました。
しかも、 見る人が見れば、 アングラ経済と道警との癒着ぶりが垣間見えるとも評価(笑)されています。

297チバQ:2010/07/23(金) 23:27:18
これも転載しときます

7132 名前:名無しさん 投稿日: 2010/07/23(金) 18:16:58
http://www.tokachi.co.jp/news/201007/20100723-0006133.php
十勝毎日新聞社ニュース

自民・清水誠一道議が党道11区支部長辞任の意向
2010年07月23日 15時07分

 自民党道11選挙区支部長の清水誠一道議が、支部長を辞任する意向を関係者に伝えていたことが23日、分かった。清水氏の後援会関係者が参院選で、みんなの党の候補を応援したことに関し道義的責任を取るもの。同時に党道連副会長も辞任する考え。後任の支部長は、大谷亨幹事長(道議)を軸に調整する。同支部は24日、帯広市内で執行部会を開き、対応を協議する。

 11日に投開票が行われた参院選道選挙区で、清水氏の一部後援会関係者は、中川義雄参院議員の長男でみんなの党から立候補した中川賢一氏を支援。道選挙区には党公認の長谷川岳氏が出馬しており、支部の内部から問題視する意見が出ていた。

 清水氏は、党道連の道選挙区候補の選考過程にも不満を示し、党道連副会長も辞任する意向を固めている。

 24日の執行部会では、清水氏から事情を聞いた上で、役員体制などを協議する。清水氏は辞任の意向だが、慰留される可能性もある。大谷氏が支部長に就任した場合、後任の幹事長は他の道議を軸に調整するとみられる。

 清水氏は今年2月、次期衆院選候補が正式に決まるまでの暫定措置として、支部長に就任した。

参院選機にあつれき露呈
 自民党道11選挙区支部の清水誠一支部長の辞意は、参院選の対応をめぐる道義的責任問題が直接の契機だが、中川昭一氏(故人)という中核を失った同支部のギクシャクした内部事情も露呈した。

 党支部は昨年の衆院選後、中川氏の後継を正式に固めず、道議最ベテランの清水氏が暫定支部長に就任。清水、喜多龍一、大谷亨、小野寺秀の4道議が中心となり、帯広市長選や参院選を戦った。

 清水氏は中川義雄参院議員(たちあがれ日本)と近いことで知られ、党道連の参院選道選挙区候補の選考で中川氏が外されると、公然と不満を示していた。中川氏は新党に参画し参院選比例代表に出馬したが、党支部として比例代表の中川氏支持を表明、物議を醸した経緯がある。

 支部内の一部には、参院選に限らず各級選挙への対応や政策面で、清水氏の運営に不満があった。清水氏の後援者が中川賢一氏を支援したことを理由に、参院選直後から、「清水下ろし」の動きが水面下でくすぶっていた。

 党支部の喫緊の課題は次期衆院選の候補選考。故中川昭一氏の旧後援会は、郁子夫人を囲む大規模な集会を8月に予定するなど、後継選考を見据えた動きが活発化しつつある。

 半面、清水氏が辞任した場合、党支部の集団指導体制に「しこり」をもたらすのは確実。次期衆院選、統一地方選に向けて自民側が重視する「保守内の結束」に、新たな不安要素が持ち上がったとみられている。

298チバQ:2010/08/04(水) 19:49:59
議員の寝ている姿だけではなく、活動している姿も見せたい
とか言うんすかね
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/244651.html
旭川市長選 小菅前園長出馬へ 11月投開票 市の発信力強めたい(08/04 08:51、08/04 08:52 更新)
小菅正夫氏
 【旭川】旭川市旭山動物園の前園長、小菅正夫氏(62)は、任期満了に伴う10月31日告示、11月7日投開票の同市長選に出馬する意向を固めた。

 小菅氏は3日、北海道新聞の取材に対し「前からまちづくりに力を貸せと多くの市民に言われ、退職後、その声が大きくなり真剣に考えるようになった。動物園の発信力を生かし旭川全体の発信力を強めたい。組織に頼らず市民の力をお借りし戦いたい」と述べた。9月初めまでに市民有志の要請を受ける形で正式表明する見通しで、政党の公認は受けず草の根選挙を目指す。

 小菅氏は、札幌市出身。1973年に北大獣医学部を卒業後、獣医師として同動物園に勤務。95年に園長に就き、入園者減に悩む同動物園を年間300万人を超える人気動物園に立て直した功労者とされ、映画などのモデルにもなった。2009年3月に定年退職し名誉園長に就任。3月に退任後はテレビ出演や講演、自然保護活動などに専念していた。

299チバQ:2010/08/04(水) 19:53:27
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20100804-OYT1T00660.htm
旭山動物園「育ての親」小菅氏、旭川市長選出馬へ


旭川市長選に立候補の意向を示した小菅正夫氏 北海道旭川市の旭山動物園を「行動展示」などで活性化し、国内有数の動物園に育て上げた前園長の小菅正夫氏(62)が、旭川市長選(10月31日告示、11月7日投開票)に立候補する意向を、地元政党関係者に伝えていたことが4日、明らかになった。

 小菅氏は札幌市出身。1973年に北海道大獣医学部卒業後、旭山動物園で勤務し、1995年に園長に就任した。同市長選には、元市議の安住太伸(たかのぶ)氏(40)がみんなの党推薦で立候補する意思を明らかにしているほか、民主党系の現職・西川将人氏(41)も出馬が確実視されている。

(2010年8月4日15時03分 読売新聞)

300チバQ:2010/08/15(日) 16:29:34
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20100813ddlk01010226000c.html
選挙:旭川市長選 自民党支部、小菅氏支援方針 /北海道
 旭川市長選(11月7日投開票)を巡って自民党旭川支部は12日、市長選対策委員会(森本茂広委員長)を開き、立候補を検討中の前旭山動物園園長の小菅正夫氏(62)を支援する方針を決めた。小菅氏の正式表明後、本人と会って政策協議などをしたうえで支援態勢を決める。

 同市長選には前市議の安住太伸氏(40)が立候補を表明し、現職の西川将人氏(41)も再選出馬が確実視されている。自民支部は独自候補の擁立を検討しており、小菅氏は有力候補の一人だった。ただ小菅氏は、立候補する場合は政党の支援を受けない考えを示しており、支部長の加藤礼一道議は「党としては一歩、二歩下がっても構わない」と、推薦や支持ではなく勝手連的な支援になる可能性も示唆した。【横田信行】

301チバQ:2010/08/20(金) 00:07:25
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/246939.html
綿貫元釧路市長 道議選出馬せず(08/19 08:52)

綿貫健輔氏
 【釧路】来春の道議選釧路市(定数4)に無所属での立候補を検討していた元釧路市長の綿貫健輔氏(64)が不出馬を決めた。有力候補とみられていた綿貫氏の出馬取りやめで、同選挙区の候補者選びは活発化しそうだ。

 綿貫氏は17日、北海道新聞の取材に「支持者から出るなら応援すると言っていただいたが、本音は世代交代を望んでいると感じた」と述べ、出馬環境が整っていないとの考えを明らかにした。

 道議から市長に転身した綿貫氏は2002年、釧路市との合併が争点になった釧路管内釧路町長選で、合併推進派候補を当選させようと介入し、公選法違反で逮捕され、03年に有罪判決を受けた。08年に公民権停止が解け、今春から支持者回りを本格化させていたが、旧後援会には「市民は事件を忘れていない」と、慎重論もあった。

 道議選釧路市は、蝦名大也現市長が自民党道議から転身したため、現在欠員1。自民、民主両党の現職、共産党新人が出馬表明し、公明党現職も出馬が確実視されている。綿貫氏は鈴木宗男・新党大地代表と近いとされ、民主党が連携の可能性を探る一方、自民党は警戒感を強めていた。不出馬を受け、大地の動向もにらみながら自民、民主の2人目の候補擁立に向けた動きが進みそうだ。

303チバQ:2010/09/04(土) 18:35:18
>>298-300
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/249428.html

旭川市長選 現職西川氏、再選出馬へ(09/04 06:34)
 【旭川】旭川市の西川将人市長(41)は3日、任期満了に伴う、10月31日告示、11月7日投開票の同市長選に、再選を目指して出馬する意向を固めた。6日に市内で記者会見し正式表明する予定。

 西川氏は北海道新聞の取材に「1期4年間、地域経済活性化や子育て支援などでさまざまな施策を行い、出始めている成果を(2期目に)さらに大きく伸ばしたい」と述べた。前回市長選に続き民主党の推薦を得る見通しで、中国からのチャーター便誘致や道外からの大型工場誘致など1期目の実績と市政運営の継続を訴えるとみられる。

 西川氏は、旭川市出身。北大卒業後、日本航空176件パイロットなどを経て2006年、59年ぶりに新人5人が立候補した前回市長選で初当選。当時37歳で道内最年少市長だった。

304チバQ:2010/09/09(木) 22:32:48
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/250279.html
旭川市長選 小菅前園長が不出馬会見 「自分には強い意志がない」(09/09 16:01、09/09 19:41 更新)
旭川市長選への出馬を見送ることを発表する、旭山動物園の小菅正夫前園長=9日午後、旭川市
 【旭川】任期満了に伴う10月31日告示、11月7日投開票の旭川市長選に出馬83件の意向を示していた旭山動物園前園長の小菅正夫氏(62)は9日、旭川市内で記者会見し、一転して出馬しない意向を表明した。

 小菅氏は不出馬の理由について「多くの市民から期待は受けたが、どうしても(市長を)やりたいという強い意志が、結局自分にはないと感じた」などと語った。さらに「期待を寄せて下さった皆さんに申し訳ない。お騒がせしました」と謝罪した。

305名無しさん:2010/09/15(水) 11:33:29
札幌市議補選(厚別区) 自民、新人・川田匡桐を擁立へ‎
10年09月15日(水) 11時24分
衆院道5区補選と同じ来月24日の投開票

 今月6日、厚別区選出の義卜(ぎぼく)雄一札幌市議(公明党)が、辞職したことを受け、同区の市議補欠選挙が10月24日に行われる。

 義卜氏は昨年2月に脳梗塞を患って入院、復帰を目指していたが、リハビリに専念するため、辞表届を提出した。市議補選は、定数5の厚別区が公職選挙法で定める6分の1の欠員を超えるため実施される。

 市議補選と同日投開票の衆院道5区(厚別区、石狩管内)補選には、すでに自民党の町村信孝衆院議員、共産党新人の宮内聡氏、民主党新人の中前茂之氏、幸福実現党新人の森山佳則氏が出馬を表明している。

 一方、市議補選は、自民党が新人候補擁立の準備を進めているが、公明党は候補者擁立を見送る方針。また民主党も「市議補選に新人を出せば、現職が2人いる厚別区は、来春の市議選で3人の民主党候補が争うことになる」(札幌市議)と、"共倒れ"を危惧している。
 自民党札連は、14日、新人の川田匡桐(ただひさ)氏(41)の公認を決め、最終決定する道連に申請した。川田氏は2007年4月の市議選に党公認で厚別区から立候補して落選したが、来春行われる市議選の公認候補に決まっていた。

 川田氏は「来春の市議選立起を目指していたが、急きょ、市議補選が実施されることになり、選挙の準備を進めているところ。厚別区の発展と区民のみなさんのため、全力を尽くします」と語る。

ttp://www.hokkaido-365.com/news/2010/09/post-1266.html

306とはずがたり:2010/09/18(土) 00:37:54

海外視察 今度は9道議 費用490万円 今期引退の議員も
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/251467.html
(09/17 08:20)

 来春の任期満了を前に道議9人が公費による海外視察を10月に計画していることが16日、分かった。費用は台湾を訪れるグループが1人50万円、インドネシアなどを訪れるグループが同60万円。海外視察は規定上認められているが、6月の定例道議会でも議決を経て22人が視察を行い、「任期切れを目前に成果を生かせるのか」と批判が出ていた。来春まで半年に迫った今回の海外視察にも疑問視する声が高まりそうだ。

 各派会長会議に提出された「海外調査派遣計画書」によると、視察を申請しているのは自民党・道民会議が4人、民主党・道民連合が5人で、今期での引退を表明している議員も含まれている。9人の視察費用の申請総額は490万円で、全額が公費から支出される。開会中の第3回定例道議会最終日(10月8日)に議案を提出する。

 自民党の4人は当初、インドネシアとシンガポールの視察を6月に申請したが、参院選があったため延期、今回あらためて申請した。10月中旬から8日間、訪問する予定で、参加する板谷実氏は「現地から経済協力を求める声があり、視察の意義は大きい」と話している。

 民主党の5人は、10月下旬に台湾を5日間訪れ、観光や経済交流で関係者と意見交換する。参加予定で、今期での引退表明をしている沢岡信広氏は「現場に行って直接話を聞いたり、人脈をつくることは大切。ルールに沿った視察であり、成果を出せるよう努力する」と話す。

307名無しさん:2010/09/19(日) 13:53:47
http://www.news-kushiro.jp/news/20100919/201009193.html
2010年09月19日
釧路町長選、無風濃厚に/来月告示

 任期満了に伴う釧路町長選挙(10月19日告示、同24日投開票)まで、19日で残り1カ月となる。同選挙に出馬を表明しているのは現職の佐藤広高氏(60)のみで、現時点で対立候補はなく、無風の可能性が一段と強まっている。佐藤氏が町長選に立起を表明したのは後援会が主催する今年1月。共産党を除く主要政党から推薦を受けている。町選挙管理委員会によると、過去20年間で町長選が無投票だったのは1998年、2006年の2回。02年は「平成の大合併」を争点に3氏が争った。

308名無しさん:2010/09/19(日) 13:55:29
選挙:夕張市長選 羽柴氏、出馬へ /北海道
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20100919ddlk01010150000c.html

 青森県の会社役員、羽柴秀吉氏(60)=本名・三上誠三=が18日、夕張市内で記者会見し、来春の夕張市長選に立候補することを表明した。羽柴氏は「一日も早く再生団体から脱出するため地下資源を活用したい」と述べ、天然ガス開発による独自財源の確保などを政策に掲げた。羽柴氏は07年にも同市長選に出馬し、次点で落選。同年の参院選道選挙区でも落選した。羽柴氏は「最後の戦いだと思って臨む」と語った。【円谷美晶】

毎日新聞 2010年9月19日 地方版

309名無しさん:2010/09/22(水) 16:12:57

定数3減の「21」に 恵庭市議会
(2010年9/22)
http://www.tomamin.co.jp/2010c/c10092201.html

 恵庭市議会の議員定数が現行の24から、21に削減されることになった。21日の本会議で、条例改正案を可決した。2011年春の市議選から適用される。

 改正案は、自民党清和会と公明党が提出した。清和会の鷹羽茂会長は、地方自治法改正などを挙げ「議会活性化の仕組みづくりが広げられた。最小経費で最大効果を上げることが必要」と説明した。

 反対討論で、林嘉男氏(民主・春風の会)は「3減は少ないという声がある」と指摘した上で、「議会費の主眼は地域民主主義の実現。執行機関の行革と同様に語るべきではない。改正案では議会改革の方向性が示されず従来型の議会を踏襲する削減案」と語り「会派間で不一致となった議員制度の根幹にかかわる問題を、議員全員の議論も市民的合意も取らずに数の力で押し切るのは議会制民主主義の否定」とした。寺田務氏(共産党)も「現行定数は人口5万〜10万人規模の都市の全国平均で、議会費は一般会計の1%。議員は住民代表で市民と議会、行政のパイプ役。定数の削減で住民の信頼を得られるのか。パイプを細くすることは住民自治への背信行為」と反対した。

 採決では、清和会(11人)と公明党(3人)、市民の会(2人)が賛成。民主・春風の会(3人)と共産党(2人)が反対した。

310名無しさん:2010/09/22(水) 21:26:54
39 :無党派さん:2010/09/20(月) 19:33:17 ID:L/ub9q4Q
やっと財界さっぽろ斜め読みしてきた。
来年は統一地方選の年だから、市長選の噂も多いわけですが、
自民支部長クビ組からは、飯島夕雁に夕張市長選、宮本融に小樽市長選の
噂があるようです。

311とはずがたり:2010/09/29(水) 12:50:09

民主北海道 新代表に小川勝也氏
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/253299.html
(09/29 07:16)

 民主党北海道は28日、国土交通副大臣に就任した三井辨雄代表の後任に首相補佐官の小川勝也副代表を充てる方針を固めた。小川氏は当面は代表代行となり、10月24日投開票の衆院道5区(札幌市厚別区、石狩管内)補欠選挙の前後に党北海道の大会か運営委員会を経て正式に代表に選出される見通しだ。

 民主党は今年3月、当時の小沢一郎幹事長の提案で閣僚副大臣は公務に専念するため都道府県連の代表、幹事長を兼務しないことを決定していた。三井氏は29日、札幌入りする岡田克也幹事長と協議し、後任を小川氏とする方針を確認する。

 小川氏は参院当選3回。昨年9月の政権交代後、鳩山由紀夫、菅直人両内閣で首相補佐官を務めている。党北海道代表に就いた後は来年4月の道知事選の陣頭指揮を執る。

312チバQ:2010/10/02(土) 11:40:12
>>291>>303>>304
強敵の園長が出馬取り止めで西川安泰か?

西川将人 現職;民主党(旧自由党系)
安住太伸 旭川市議:自民党離党しみんなの党に接触
小菅正夫 旭山動物園前園長:自民党支援も出馬辞退
佐々木通彦 会社社長:自民党支援
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20101002ddlk01010304000c.html
選挙:旭川市長選 佐々木氏が出馬 /北海道
 任期満了に伴う旭川市長選(11月7日投開票)で、同市の農業機械製造会社社長の佐々木通彦氏(55)が1日、立候補を正式に表明した。佐々木氏は自民党道連青年局長などを務めたが、9月30日に離党しており、無所属で立候補する。自民党旭川支部は同氏の支援を決めており、5日に推薦を決定する。

 佐々木氏はこの日開いた支援団体の集会で「旭川を変えていく決意を固めた」と出馬を表明。「企業人・経営者としての経験、市民として感じた部分を生かしたい」と意気込みを語った。【横田信行】

313名無しさん:2010/10/03(日) 07:48:04
民主北見支部の臨時大会は無効 大空町議が質問状(10/03 07:15)

 【北見】道議選北見市(定数2)の民主党公認候補として元衆院議員秘書の長南幸子氏の推薦を決めた党北見支部臨時大会について、党員の小島一弘・オホーツク管内大空町議が2日、北見市内で記者会見し、大会は成立要件を満たさず、無効だとする公開質問状を同支部に送付したと明らかにした。

 質問状は1日付。それによると、9月30日に北見市内で開かれた臨時大会で執行部は、同支部の党員登録者数を470人と報告。しかし、小島氏が大会前日に民主党北海道に確認した党員数は273人で、「あまりにも乖離(かいり)が大きい。(大会成立の前提となる)党員数の虚偽の報告をした」と指摘している。<北海道新聞10月3日朝刊掲載>

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/253950.html

314チバQ:2010/10/06(水) 22:37:40
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/254407.html
道議定数 2減で決着 民主、自民案を容認(10/06 16:03)
 道議会第2会派の民主党・道民連合は6日、来春の道議選に向けた定数(106)の削減について、最大会派の自民党・道民会議が主張する「2減」案を受け入れる方針を固めた。これを受け全会派でつくる定数検討協議会は同日中に2減案で合意し、定例道議会最終日の8日に議員定数条例の改正案を提出する見通しとなった。

 定数削減をめぐっては、同協議会の座長を務める自民党・道民会議の遠藤連幹事長が8月に渡島、オホーツク両管内の定数を現行の3から2に各1減し、定数を104とする試案を提示。これに対し、民主党は渡島、オホーツクに加え、後志管内(定数3)も1減する「3減」案を主張して譲らず、調整が難航していた。

 しかし、来年4月に道議選が迫る中、今議会中に自民党との調整がつかなければ、「削減自体が先送りになりかねない」(民主党・道民連合幹部)との声が強まり、2減案を容認する方針となった。

315とはずがたり:2010/10/08(金) 14:44:52
知事、初の「民主訪問」幻に 「首相は不勉強」発言 釈明目的…急に辞退
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/254615.html
(10/08 08:52)

 高橋はるみ知事が7日、札幌市中央区の民主党北海道事務所をひそかに訪問しようとしたが、土壇場でキャンセルする一幕があった。自民党の支援を受ける知事の訪問は過去になく、「何事か」と報道陣が大挙待ち構えたものの、初の民主党訪問は幻に終わった。

 関係者によると、きっかけは知事が9月の会見で、地域主権をめぐる菅直人首相と小沢一郎元代表の発言に対し「不勉強」「不見識」などと批判したこと。民主党北海道は道内選出国会議員らに対し、知事の陳情を事実上受けないよう促す文書を送るなど反発していた。

 このため同日、知事側が発言の経緯を釈明しようと、民主党北海道の佐野法充幹事長に面会を打診。同日夕に知事が道連事務所を訪れることになった。

 しかし、民主党訪問の予定が伝わると、報道関係者は騒然。来春に迫る知事選を念頭に、「まさか相乗り要請では」との憶測も飛び交う中、各社が事務所で待ち構えたこともあり、直前に知事側から急用を理由にキャンセルを伝えたという。

316チバQ:2010/10/09(土) 11:52:28
ユッキー擁立を!
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20101009ddlk01010269000c.html
選挙:知事選 高橋知事、3選出馬は確実 民主の候補者選びに注目 /北海道
 半年後に迫った来春の知事選(4月10日投開票)には、高橋はるみ知事の3選出馬が確実視されており、国政では与党となり「道政奪還」を掲げる民主党道連の候補者選びが注目される。

 前回07年の知事選は、自民、公明推薦の高橋知事が民主推薦候補にダブルスコアで圧勝。本人は知事選について先月29日の記者会見で「諸課題に誠実に対応していくのが精いっぱいで、その先どうするかはなかなか見通せない」と述べるにとどめたが、道政与党の自民、公明両党は「道民人気は健在で、失点もない」として3選出馬を既定路線と受け止める。前回の出馬表明は第4回定例道議会直前の11月下旬で、今回も同時期か年明けの出馬表明が予想される。

 民主道連は、支持団体の連合北海道の定期大会が開かれる10月28日を目標に、候補者選定を進めている。これまでに道内選出国会議員に水面下で立候補の打診をしたが承諾を得られず、「高橋知事に勝るキャリアの人物を」と官僚の擁立を探る動きもある。ただ、衆院道5区補選(24日投開票)が重なったこともあり、決定がずれこむ可能性も高い。

 共産党道委員会も、関係団体と構成する「明るい革新道政をつくる会」での候補擁立を目指している。【堀井恵里子】

317チバQ:2010/10/09(土) 20:15:19
>>314
オホーツク(旧網走)は高齢の石井隠退で無風かな
渡島が自民の高齢vs若手の争いになりそうな


渡島支庁 定数3−候補4 (選管確定)
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 19,154(33.0%) 岡田 俊之 67 民主 現 3 (元)旧八雲町職員
当 14,659(25.2%) 川村 正 66 自民 現 5 党支部長
当 13,847(23.8%) 冨原 亮 34 無所属 新 1 不動産会社役員→自民党・道民会議●
□ 10,452(18.0%) 石田 広紀 58 自民 新 (元)七飯町職員

網走支庁 定数3−候補4 (選管確定)
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 29,787(39.5%) 高橋 文明 54 自民 現 6 道会議長
当 24,358(32.3%) 日下 太朗 60 民主=社民・大地 現 3 新聞社役員
当 16,421(21.8%) 石井 孝一 77 自民 現 5 党道政調会長
4,835(6.4%) 多田 茂光 52 無所属 新 農業

318とはずがたり:2010/10/09(土) 20:33:12
>>316
それだ!!(・∀・)>ユッキー

319チバQ:2010/10/09(土) 20:55:38
http://mainichi.jp/hokkaido/jichisaiko/news/20100928ddr041010005000c.html
自治再考:道議会の実像/1 議員定数削減 党略、思惑で「最小限」
 ◇「自分の選挙に跳ね返る」
 「いじっても『支障』のないところを減らすというのが真相だ」。北海道議会の定数削減を巡り、8月に自民党・道民会議の遠藤連幹事長(定数等検討協議会座長)が示した座長試案。渡島、オホーツク管内の定数を各1減とする案に、自民のベテラン道議は辛辣(しんらつ)に批判した。

 渡島管内(定数3)は08年10月、自民の道議が死去。欠員1となり残りは自民、民主が各1。オホーツク管内(定数3)は自民2、民主1だが、自民の石井孝一議長は今期限りで引退の意向で、渡島と同様に現職道議への「支障」はない。

 06年、前期の定数協は「2増6減案」を今期に引き継いだ。岩見沢、千歳両市を増やし▽渡島▽後志▽胆振▽釧路▽オホーツク▽十勝の6管内を削減する案だったが、渡島、オホーツクを除く4管内は自民、民主が議席を分け合う。定数減は現職道議の死活問題となり、党勢に影響する。

 自民の遠藤幹事長は「会派内では定数削減の問題が政争の具にされてきた」と打ち明ける。自民は09年6月の議長選で2派に分かれた。対立候補が定数削減への方針を明確にしない中、石井氏は「地方の議員定数をいたずらに減らすことはない」と表明。地方議員の支持を獲得し、勝利した。遠藤幹事長は「当時から地方を減らさないという合意ができていた」と指摘する。

 民主党・道民連合も事情は同じだ。渡島、オホーツクに後志管内(定数3)の1減を加えた計3減案を今月7日にまとめたが、後志の議席は自民2、民主1。ある民主道議は「1減になってもうちは1議席を取れる。影響を受けるのは自民だけだ」と解説する。

  ◇  ◇

 道議会の定数は106。道議1人当たりの人口は5万3092人(07年)で、人口500万人以上の9都道府県別では最も少ない。さらに道財政が危機的状況にあり、定数削減は避けられない。

 公職選挙法は「地方議会の議員数は人口に比例して定める」と規定。人口減少が続く地方の定数を削減する2増6減案は法令上妥当な判断だった。しかし、地方選挙区の道議には、都市部の比重が高まることへの懸念が強い。10選挙区で定数28を有する政令市・札幌市には道から権限が大幅に移譲されており「地方の声を届ける地方議員の定数を維持し、札幌の定数を削減すべきだ」という意見が議会内で多数派だ。

 ただ、人口以外の要素を考慮した定数配分には法改正が必要。前期の定数協は申し送り事項で「国に、政令市の議員のあり方を検討するよう要望する」と明記したが、今期の定数協は07年4月から約2年間開催されず、放置されていた。自民の本間勲道議は「定数問題は議員にとっていつでも自分(の選挙)に跳ね返ってくるデリケートな問題」と本音を漏らす。

 道議会は10月8日の第3回定例会閉会までに削減数を決める方針。党利党略や個々の選挙区事情に配慮すれば、議員にとって影響が最小限の削減にとどまるしかない。

  ×  ×

 道民の代弁者として道政をチェックする道議会。どこまでその役割を果たしているのか。連載「自治再考」の第3弾は、道議会の実像を探る。=つづく

毎日新聞 2010年9月28日 北海道朝刊

320チバQ:2010/10/09(土) 20:56:12
http://mainichi.jp/hokkaido/jichisaiko/news/20100929ddr041010005000c.html
自治再考:道議会の実像/2 答弁調整 演出された「議論」
 ◇質問内容の「丸投げ」も
 開会中の第3回定例道議会の本会議場。道議の一般質問に、高橋はるみ知事はペーパーを見ながら、流暢(りゅうちょう)に答える。知事が答弁に窮する場面はない。「答弁調整」で、道議の質問と知事の答弁の内容を事前にすり合わせているからだ。

 答弁調整は知事が答弁に立つ本会議だけではない。道の部長や課長らが答弁する各種委員会でも常態化している。道議にとっては、道側から前向きな回答を引き出し、有権者にアピールできるというメリットがあるが、道側も道議の質問の詳細を知り、対処することが容易になる。

 与党の中堅道議は07年12月の道議会で先輩議員の質問を聴き、驚いたことがある。中堅道議は道教委の施策を批判する質問を予定していた。質問の再考を求める道教委の要求を断り、着々と準備していた時、一般質問に立った先輩議員が同じ施策を褒め上げる質問を行った。同じ会派の自分が180度異なる質問はしづらい。「批判をつぶすため、先輩議員に泣きついたな」。中堅道議は自身の質問を取り下げざるを得なかった。

◇  ◇

 答弁調整は83年、革新系の横路孝弘氏(現衆院議長)の知事就任後に始まったとされる。議会多数派の保守系対策が理由で、一字一句まですり合わせた。その後、政策決定や議論過程の透明化が求められる時代となり、高橋知事は03年の初当選時に答弁調整の廃止を公約した。一字一句の調整はなくなったものの、双方ともにメリットのある慣習は続いた。

 道議や道幹部によると、道職員に質問の文面を書かせたり、「○○部で何か(質問は)ないか」と質問内容さえも道職員に丸投げする道議がいる。

 ある道幹部は「本来は議員が持つ『調査権』を使って情報を集めて質問を作るべきだが、実際にそうしている道議は少ない」と指摘した上で、「有権者が選んだ『先生』だから大事にしなきゃいけないけど、道側の方が圧倒的に情報を持ち、優位な立場だ」と、余裕の表情で話した。

◇  ◇

 100年続いた支庁制度を再編する条例改正案が可決された09年3月の道議会。道側と議会側の意見が合わず、5日間にわたって会期を延長したが、実質審議はわずか2日間。大半の時間は答弁調整に費やされた。

 北海道大公共政策大学院の元教授(公共経営・地方行財政改革)で地方公共団体金融機構の木幡浩資金部長は「密室での答弁調整で、議会議論が有権者に分かりづらくなっている。政策の問題点や思いを率直にぶつけることで、生きた政治が行われるようになる。答弁調整せず、真剣勝負の議論をしなければダメだ」と指摘する。

 菅改造内閣の総務相に就任した片山善博・前鳥取県知事に07年、「ほとんどの地方議会で八百長と学芸会が行われている。一番ひどいのは道議会」と名指しで批判された道議会は今も、議員控室などで道議と道職員の密談が続いている。=つづく

毎日新聞 2010年9月29日 北海道朝刊

321チバQ:2010/10/09(土) 20:57:03
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20100930ddr041010004000c.html
自治再考:道議会の実像/3 議員報酬 限界?「削減努力」
 ◇全国9位も「工面厳しい」
 9月中旬の週末、黒いミニバンが美唄市内の農道を走り回った。ハンドルを握る柿木克弘道議(42)=自民党・道民会議=は稲作農家に会うため、市内の農業施設10カ所を訪問。「今年のコメはどうですか?」。農家の生の声に耳を傾けた。朝に家を出て、午後6時に帰宅。その後、議会準備のため深夜まで書類を読んだ。

 休みは月に1、2日あるかないか。会派の政策審議委員長を務め、道議会開会中以外でも、平日の大半は道議会庁舎に詰める。週末は地元で支持者回りだ。

 毎月の議員報酬は税引き後の手取りで約60万円。月43万円の政務調査費も支給されるが、年4回の「議会便り」、ポスター、チラシなどの印刷代だけで年間数百万円に上る。事務所の家賃は年間100万円以上。専業主婦の妻(41)と長女(12)、長男(5)も抱え、資金に余裕はない。

 柿木道議は「政務調査費に計上できない慶弔費は年100件程度。会合に顔を出していると出費も増える」とやりくりの厳しさを話した上で、「このままでは資産家や特定組織の支援がなければ金が工面できなくなり、政治を志す若者がいなくなる」と危惧(きぐ)する。

 ◇  ◇
 道議の月額報酬は90万円。06年度から独自に10%削減し、81万円になった。道議の09年の年収はこの報酬と期末手当2回分を合わせて1377万円。道議の間には「(税引き後の)実質収入で日常生活や政治活動を支えるのは苦しい」という声が根強く、道議会内ではさらなる報酬削減の動きは出ていない。

 だが、全国都道府県議会議長会によると、道議の報酬額は10年4月現在で47都道府県中9位となり、独自縮減後の実支給額でも同12位に位置する。

 これに対し、道職員は国家公務員の給与と比較するラスパイレス指数で同44位。全国都道府県職員の最低水準の給与に甘んじる道職員からは「議会も削減努力をすべきだ」などと不満がくすぶる。

 ◇  ◇
 道議会4階にずらりと並ぶ約100年間の歴代議長の肖像画。道議会事務局によると、09年6月に退任した26代目の釣部勲前議長の肖像画は47万8000円で作製された。かつては200万円の肖像画を作製した議長もいたという。

 議長肖像画を安価な写真に変えるよう求める声が出ており、議会改革等検討協議会で今後検討される予定だ。27代目の石井孝一議長は「肖像画は『100年の歴史がある』という人もいるだろうが、写真でもいい。写真なら2万〜3万円で済む」と変更を受け入れる考えだ。

 しかし、全国で高ランクに位置する議員報酬について話が及ぶと歯切れが悪い。「報酬が安いか高いかはコメントしたくない。第三者機関に見直してもらうことも考えられる」と述べ、自ら報酬に切り込むことには及び腰だ。=つづく

毎日新聞 2010年9月30日 北海道朝刊

322チバQ:2010/10/09(土) 20:57:51
http://mainichi.jp/hokkaido/jichisaiko/news/20101001ddr041010004000c.html
自治再考:道議会の実像/4 政務調査費 巨額領収書「公開」
 ◇変わらぬ実態不明
 今年度から1円以上の領収書公開(全面公開)が義務付けられた道議会の政務調査費。全面公開は09年4月時点で35都府県が実施しており、遅ればせながら透明度が高まったと言える。だが、いまだに「ブラックボックス」の支出がある。自民党・道民会議(50人)、民主党・道民連合(39人)の両会派が政務調査費から支出する「調査研究費」だ。

 政務調査費は政策研究や調査など議会活動のための費用。議員報酬とは別に、議員個人に月43万円、所属会派に議員1人当たり月10万円が支給される。自民会派は09年度の支給額5980万円のうち約8割の約4730万円を「調査研究費」として支出。うち4445万円は自民党道連に支払われた「調査委託費」が占める。

 5万円以上の支出の領収書公開が義務付けられた06年度以降、自民の調査委託費は計1億8222万円。道連へ支払った金額を記した振込用紙が添付されているが、調査委託費の実態は不明。関係者によると、会派の政策審議委員会の専門員の人件費や中央陳情の旅費などに使用されているとみられるが、道連は「詳細に公開しては政治活動の手の内がばれ、支障が出る」と、具体的説明を避ける。

 民主会派も09年度の政務調査費4670万円から3216万円の調査研究費を計上した。うち2984万円は民主党道連に支払った調査委託費だった。会派の岡田篤幹事長は「政策審議委員会の専門員4人の人件費に使い、何も違法なことはない。会派が雇用すると、雇用保険など労働法上の問題が発生するので、政党が雇用した職員を派遣してもらっている」と説明する。

  ◇  ◇

 厳しい道財政を背景に05年12月以降、各会派は海外視察を自粛。09年4月に自民、民主両会派が再開し、今年度は8〜9月に民主の3グループ(計22人)が欧州を視察した。いずれも視察先にデンマークが含まれ、目的にも農業や環境など共通項目が並ぶ。視察に参加した伊藤政信・前会派会長は「それぞれの視察テーマは違っている。(民間企業でも)テーマが違えば認められるのではないか」と主張。会派内で視察先を調整して経費を削減する姿勢は見えない。

 海外視察について公明、共産両会派は「(来春の)任期切れを目前にした『駆け込み視察』だ」と批判する。10月に台湾や東南アジアを視察する予定だった民主5人、自民4人は一部道議が「地元行事と日程が重なった」(自民道議)などとして申請を取り下げたため、中止になった。

 海外視察は4年間の任期中に1人100万円まで認められ、現在は申し合わせで支出上限を90万円に抑えている。今年度の支出は総額2000万円に上る見通しだ。

 政務調査費や海外視察費用について、市民団体「市民フォーラム北海道」の橋本勝三郎代表は「血税の支出には説明責任が伴うはずだ。道民目線で検証するため、外部の有識者を招いて『道議会の事業仕分け』を公開で実施すべきだ」と求める。=つづく

323チバQ:2010/10/09(土) 20:58:14
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20101002ddr041010002000c.html
自治再考:道議会の実像/5止 政策立案 要望くむ仕組み必要
 9月17日の道議会代表質問。自民党道議の質問は農業、経済、教育などの52項目に上り、40分以上延々と読み上げられた。その後、知事らが答弁。一括質問・答弁方式の道議会は、集中しなければ何の質問に対する答弁か分かりづらく、混乱してしまう。

 道議会は昨年7月、議会の役割や責務を明確化する「議会基本条例」を制定した。いわば議会の「憲法」で、06年に栗山町議会が全国で初めて制定。他の10府県議会にもある。

 道議会は分かりやすい議論を目指し、条例に一問一答方式の質疑応答や道側から逆質問できる反問権を盛り込んだ。しかし、努力目標にしたため未実施のまま。道議会運営委員会の岩本剛人委員長(自民党・道民会議)は「導入を難しくしている最大の要因は時間的制約。(各会派への)質問の時間配分を見直し、質問の事前通告制度や議場の配席も考えるなど準備することは多い」と釈明する。

 栗山町議会や三重県議会では一問一答方式が大半。ある自民道議は「条例はほかの県議会をまねて作っただけ。本当の意味で議会改革につながっていない」と批判する。

  ◇  ◇

 条例では「議員提案による条例の制定を通じ、政策立案を積極的に行う」と規定。議会自らが立案・制定する政策条例は05年までの50年間で5本だったが、昨年は3本が成立。47都道府県議会でトップとなった。「道障がい者条例」は千葉県に続く全国2例目で障害者が住みやすい街づくりの推進などを盛り込んだ内容は関係者に評価される。

 一方、道地球温暖化防止対策条例は各会派の思惑に揺れた。民主会派が道内企業に温室効果ガスの排出削減計画などを報告するよう求め条例案を提出。当初は協力姿勢だった自民会派は北海道経済連合会が反対すると一転して難色を示した。同条例からは計画の報告義務が消え、削減達成状況の報告だけを求める内容になった。

 北海学園大法学部の神原勝教授(自治体学)は「議会基本条例は根本の議論が欠けていたため、実行しなくても責任を問われない抽象的な内容になった。道民や市町村・企業のニーズをくみ取る仕組みを作らなければ、政策立案能力も高まっていかない」と指摘している。=おわり

 (この企画は鈴木勝一、木村光則、高山純二が担当しました)

324チバQ:2010/10/10(日) 18:05:23
http://www.tokachi.co.jp/news/201010/20101010-0006860.php
新党大地が擁立…道議選市区が選挙戦へ
2010年10月10日 15時00分
 来春の道議選(4月10日投開票)まで半年となった。帯広市区(定数3)では鈴木宗男元衆院議員(新党大地代表)の後援会が山崎泉市議(37)=鈴木代表の帯広事務所代表=の事実上の擁立を決定、すでに出馬を予定している清水誠一氏(61)=自民・5期=、三津丈夫氏(64)=民主・4期=、小野寺秀氏(47)=自民・2期=の3現職と合わせ、8年ぶりの選挙戦突入が濃厚となっている。前回(2007年)は不戦だった共産、みんなの党も新人擁立を検討しており、現職・新人の計6氏が争った03年以来の激戦も予想される。



道議選出馬に意欲を語る山崎氏
 次期道議選に向けては、民主サイドが三津氏に続く2議席目の獲得を目指し、連携する大地の協力を仰ぐ形での候補擁立を描いてきた。鈴木代表は最高裁で実刑が確定、収監後も大地代表を続けるが、来春の統一地方選は実質的に「不在」となるため、大地内でも「党勢維持・拡大のため道議選を戦うべきだ」と主戦論が強まっていた。

 当初は農村部に基盤を持つ有城正憲市議(63)の擁立案が浮上。鈴木代表が水面下で調整に乗り出したものの、有城氏は年齢などを理由に出馬を辞退。前回も出馬の動きを見せた山崎氏が有力視されていた。

 鈴木代表は山崎氏出馬について「民主党と石川知裕衆院議員の後援会の推薦が前提」としており、石川議員は「各級選挙で培ってきた大地との共闘関係に基づき判断する」と説明。民主も10月下旬の常任幹事会で対応を決める方針だ。山崎氏と議席を争うことにもなる三津氏は「山崎氏の出馬は想定の範囲で、大地内では順当な人物」と話す。

 ただ民主幹部の1人は「連合は従来通り三津氏推薦の立場で、農民組織内も『中川系』支持者が多い。まずは大地が一枚岩の態勢を築くのが重要」と指摘。別の関係者は「過去の選挙では何かにつけて大地から『民主・連合の動きが鈍い』と批判されたが、山崎氏を出す以上は通用しない。道議選は大地の力を占う試金石になる」とみる。

 一方、山崎氏が出馬するとなれば、支持層が大地系と重なる清水氏にも波及するとみられる。清水陣営の関係者は「影響はあるだろうが冷静に対処したい」と説明。山崎氏が所属する帯広青年会議所OBの小野寺氏サイドも「有権者の選択肢が広がるのはいいこと」と平静を装う。ただ自民党内には「清水、小野寺両氏とも8年間選挙を戦っておらず、組織は盤石ではない」との懸念もある。

 共産党十勝地区委員会の佐藤糸江委員長は「政治的には戦うのが筋で、擁立を前提に検討中」とする。7月の参院選道選挙区で中川義雄元参院議員の長男賢一氏(43)を擁立、市内で1万1000票余りを獲得したみんなの党も「(帯広市区を含む)3人区で候補を出すのが基本方針」(大塚徹帯広市第1支部長)と党勢拡大をうかがっている。

 十勝総合振興局区(定数4)は喜多龍一氏(58)=自民・4期=、大谷亨氏(62)=同・3期=、池本柳次氏(63)=民主・同=、佐々木恵美子氏(61)=無所属・同=の4現職が出馬を予定。市区と同様、共産も新人擁立を模索中で、選挙戦の可能性を含んでいる。

325チバQ:2010/10/10(日) 18:07:28
市議の山崎泉氏を推薦
 鈴木宗男十勝総連合後援会(赤津寛一郎会長)は9日夜、帯広市内のとかち館で拡大役員会を開き、来年4月の道議選帯広市区に帯広市議の山崎泉氏(37)の推薦を決めた。山崎氏は出馬に前向きだが、今後は自身の後援会と相談し、石川知裕衆院議員の後援会と民主党の協力を得られれば、月内にも正式に態度を決める。

 有城正憲市議が緊急動議として山崎氏の出馬を要請。これを受けて谷津征彦会長代行は、後援会の賛同、帯広・十勝の総連合後援会による「オール十勝」の応援態勢構築、石川議員と民主党の協力−の3点を条件に「私たちの仲間から1人道議がほしい。山崎氏に頑張ってほしい」と語った。

 鈴木元議員は「(道議候補に)ふさわしいと思っていた有城さんの言葉は重い。私も賛成で、ぜひお願いしたい。オール十勝でしっかり応援してもらえれば」と語った。

 拍手で承認を受けた山崎氏は「ありがたいことでこの上ない喜び。鈴木代表の十勝の後援会を自分自身で守っていきたい。何とかいい報告をできるように頑張りたい」と語った。

 山崎氏は1973年帯広市出身。帯広三条高卒。95年から2003年まで鈴木氏の秘書を務め、03年市議選で初当選し2期目。前回道議選では鈴木元議員の後援会青年部「宗志会」などの支持を受けて出馬を検討したものの、環境が整わず辞退した。


帯広市 定数3−無投票
氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
○ 三津 丈夫 61 民主=社民 現 4 党支部代表
○ 清水 誠一 58 自民 現 5 党道副会長
○ 小野寺 秀 43 自民 現 2 会社役員

326チバQ:2010/10/15(金) 21:10:12
>>305
http://www.hokkaido-365.com/news/2010/10/post-1350.html
厚別区市議補選が告示 自民、みんなの党の一騎打ち
10年10月15日(金) 10時15分
衆院道5区補選と同じ24日投開票

 義卜(ぎぼく)雄一市議の辞職に伴い実施される厚別区札幌市議補欠選挙(改選数1)が15日告示された。

 補選の立候補は、午前8時30分から午後5時まで厚別区役所で受け付けており、午前10時までに、自民党公認の川田匡桐(ただひさ)氏(41)と、みんなの党公認の場谷常八(ばやつねはち)氏(60)の2人が届け出た。両氏は立候補届け出後、同区内で第一声を上げた。

 義卜氏が所属していた公明党は補選の候補擁立を見送り、定数5の厚別区で2議席を有する民主党も来春の市議選を見据え、候補擁立を断念した。このため補選は川田氏と場谷氏の一騎打ちとなる公算が大きい。

 札幌市議会では、民主、自民両会派がそれぞれ21人で構成されており、与野党の勢力が拮抗。川田氏が当選した場合、自民党が第1会派になる。

 投開票日は衆院北海道5区補選と同じ24日。期日前投票は16日から厚別区役所で行われる(文、写真・糸田)

327名無しさん:2010/10/16(土) 11:16:29
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20101016ddlk01010264000c.html

選挙:札幌市議補選・厚別区選挙区 2氏が出馬 /北海道

 札幌市議の辞職に伴う市議厚別区補選(改選数1)は15日告示され、みんなの党の新人で元道保健福祉部福祉局長の場谷常八(ばやつねはち)氏(60)と、自民党新人で元北広島市職員の川田匡桐(ただひさ)氏(41)が立候補を届け出た。投開票は24日で、衆院道5区補選と同じ。14日現在の有権者数は10万7498人。

 場谷氏は介護や福祉の充実のほか、地域密着型産業による地域活性化と雇用創出を主張。川田氏は行政サービスの効率化や、観光振興などによる札幌経済の自立などを訴えている。

 民主党は衆院道5区補選への集中に加え、来春の統一地方選で改選期を迎える市議が2人いることから候補者擁立を見送った。【中川紗矢子】

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 ◇札幌市議補選厚別区立候補者(改選数1−2、届け出順)
場谷常八 60 み新

 [元]道職員[歴]道保健福祉部福祉局次長・局長▽放送大院

川田匡桐 41 自新

 メンテナンス会社監査役[歴]北広島市職員▽札幌学院大

毎日新聞 2010年10月16日 地方版

328チバQ:2010/10/25(月) 12:16:47
市議補選も自民
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20101025ddlk01010168000c.html
選挙:札幌市議補選・厚別区選挙区 川田氏が初当選 /北海道
 札幌市議の辞職に伴う市議補選厚別区(改選数1)は24日投開票され、自民党新人で元北広島市職員の川田匡桐(ただひさ)氏(41)が、みんなの党新人で元道保健福祉部福祉局長の場谷常八(ばやつねはち)氏(60)を破って初当選した。札幌市議会の自民党議員は22人になり、民主党・市民連合を上回って市議会第1会派となる。投票率は53・42%だった。

 川田氏は行政サービスの効率化や、観光振興などによる札幌経済の自立などを主張。衆院道5区補選に出馬した町村信孝氏と連動し、支持を広げた。場谷氏は介護や福祉の充実のほか、地域密着型産業による地域活性化と雇用創出を訴えたが、及ばなかった。【中川紗矢子】

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 ◇札幌市議補選厚別区開票結果(改選数1)=選管最終発表
当 26361 川田匡桐 41 自新

  25199 場谷常八 60 み新

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 ◇札幌市議補選厚別区当選者(改選数1)
川田匡桐 41 自新(1)

 メンテナンス会社監査役[歴]北広島市職員▽札幌学院

329チバQ:2010/10/26(火) 23:07:04
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/257090.html
知事、3選出馬へ 来月にも正式表明 複数の経済人に意向(10/26 07:03)
 高橋はるみ知事は25日、来年4月の知事選に3選を目指して出馬する意向を固めた。知事は既に複数の経済人に出馬の考えを伝えており、今後は選挙態勢の整備を急ぐ。出馬表明は、11月下旬開会の第4回定例道議会を想定しているが、周辺には対抗馬を擁立する方針の民主党の動きを見極めるべきだとの意見もあり、年明け以降にずれ込む可能性もある。

 関係者によると、知事は今月上旬、札幌市内で経済人らとの会合に参加。出席者から「各地で3選待望論が出ている」などと出馬を促す声が相次いだのに対し「頑張りたい」と応じ出馬表明の時期を検討する考えを伝えた。

 知事は2期目で北海道洞爺湖サミットを成功させ、懸案だった支庁再編なども実現したが、道内経済の活性化などの取り組みは道半ばであることから3選出馬を決断した。

 知事の「後見人」とされる自民党の町村信孝元官房長官が24日の衆院道5区補欠選挙で当選したことも判断を後押しした。<北海道新聞10月26日朝刊掲載>

330チバQ:2010/10/28(木) 23:17:41
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20101028ddlk01010210000c.html
ニュースプラス:統一選前哨戦なのに…低調、旭川市長選と網走市長選 /北海道
 ◇旭川市長選、自民候補選び迷走
 ◇網走市長選、民主が擁立見送り
 ◇31日告示 来月7日投開票
 任期満了に伴う旭川市長選と網走市長選が31日告示される。民主系の現職ら3人が立候補予定の旭川は、自民党の候補者選びが前旭山動物園長の小菅正夫氏(62)の不出馬などで迷走し、今月上旬に候補がようやく決定した。一方、現職が引退する網走は保守系の新人2人が出馬したため、自民は自主投票。民主は候補擁立を見送り、保守系の1人を推薦した。来春には統一地方選を控えるが、両市長選とも民主、自民の全面対決とは言えず、選挙戦は低調気味だ。投開票は11月7日。【横田信行、渡部宏人】

 ■旭川

 再選を目指す現職の西川将人氏(41)=民主推薦=に、農業機械製造会社社長の佐々木通彦氏(55)=自民推薦=と、前市議の安住太伸氏(40)=みんなの党推薦=の保守系の2人が挑む。

 旧自由党出身の西川氏は従来の支持者と連合など民主支持団体による選挙態勢づくりに時間をかけ、正式表明は9月にずれ込んだ。

 民主政権とのパイプをアピールしたいところだが、選対幹部は「票につながるかどうか」と懸念する。西川氏が師と仰ぐ小沢一郎氏が「政治とカネ」問題を抱えているほか、参院選や衆院道5区補選で民主陣営が「連敗」を喫したからだ。

 ただ、保守が二分されたほか、共産党が候補を擁立せず、これまで自民を支援していた商工会議所が初の自主投票となったことは追い風。地元の衆院道6区の佐々木隆博議員は「もう一つの敵は油断」と引き締める。

 一方、自民は前回(06年)、保守が分裂し1758票差で敗れたため、党旭川支部長の加藤礼一道議が今年4月に安住氏に断念を迫ったが失敗。8月に小菅氏の立候補の動きが表面化すると、小菅氏に推薦・支持を断られても支援を表明するなりふり構わぬ作戦に出た。だが、小菅氏が9月に不出馬を表明。支部市長選対策委員会のメンバーだった佐々木氏の決断で不戦敗を回避した。

 告示1カ月前の出馬決定で選挙戦は自民党の地方議員や支援団体頼み。5区補選の勝利がプラス材料だが、集票部隊だった建設業界の動きは鈍い。ある建設会社社長は「今回は与党・民主が現職。弓は引けない。現職支援で動く同業者も少なくない」と話す。

 前回、自民党を離党して立候補し落選した安住氏は6月、みんなの党の推薦を受けて再挑戦を表明。事務所に渡辺喜美・党代表の大きな写真を飾り、今年の参院選で躍進した党の勢いを借りる。事業仕分けなどによる行財政改革の断行や市立病院、上下水道などの民営化推進を公約に挙げ、改革派として無党派層への浸透を図る。

 ■網走

 網走市長選は、3期務めた大場脩市長が引退。前市議会議長の宮川隆昌氏(64)と、前市議の水谷洋一氏(47)の一騎打ちとなる。両氏とも大場市政の継承を掲げ、争点ははっきりしない。

 自民は「2人とも元自民党員」とし、保守層の遺恨を避けるため自主投票を決めた。民主は、水谷氏が95年の道議選で自民公認で出馬した経緯などを理由に宮川氏を推薦した。

 ただ、民主を支持する連合内には保守系候補への反発も。宮川氏の陣営内には道5区補選での民主惨敗の影響を懸念し、「政党色は排したい」との声が出ている。一方、水谷氏は政党の推薦を受けていないため、「うちこそ市民党」と強調するが、保守系市議が支援に回り、公明票の取り込みも狙っている。

331チバQ:2010/11/01(月) 23:55:46
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20101101ddlk01010086000c.html
選挙:旭川市長選 現新3氏が立候補 統一選前哨戦、対応分かれる各党 /北海道
 任期満了に伴う旭川市長選が31日告示され、いずれも無所属で、前市議の安住太伸氏(40)=みんな推薦▽再選を目指す西川将人氏(42)=民主、新党大地推薦、社民支持▽農業機械製造会社社長の佐々木通彦氏(55)=自民推薦=の3人が立候補を届け出た。投開票は11月7日。30日現在の有権者数は29万6028人。

 安住氏は市内中心部の事務所前で第一声。「特定の企業だけが優遇され、特定のグループの人間だけが良い目を見ている」と現市政を批判。「努力している人が救われ、支え合っている方々が幸せになれる旭川に変えることが私の使命。市民の手に政治を取り戻すことが戦いの最大の目標」と呼び掛けた。

 西川氏はJR旭川駅前の買物公園で第一声。「市民との対話を第一に考えてきた。4年間種をまき、芽を出し、花を咲かせ、実をつけたものもたくさんある」と1期目の実績を強調。「旭川駅を中心とする中心街、北彩都地域を旭山動物園に次ぐ第2の旭川の象徴となる地域に生まれ変わらせたい」とアピールした。

 佐々木氏は市内中心部の事務所前での第一声で、現市政について「可もなく不可もなくで、何もしないで4年間たった」と指摘。「旭川を変えなければならない。人に優しい街、人を思いやる街、人を助ける街という三つの心で医療、福祉、観光、経済を連携させ、市民がまちづくりをしていこう」と訴えた。

 同市長選は統一地方選の前哨戦として各政党が重視してきたが、共産党と公明党は自主投票を決定。民主党は政権与党ながら国会審議などのため地元国会議員中心の応援で、現職の実績や人柄のPRに重点を置く。一方、候補擁立が遅れた自民党は衆院道5区補選で当選した町村信孝元官房長官らを投入し攻勢をかける。みんなの党は31日夕に渡辺喜美代表が入り、てこ入れを図った。【横田信行】

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 ◇旭川市長選立候補者(届け出順)
安住太伸(あずみ・たかのぶ) 40 無新

 [元]市議▽会社役員▽まちづくりグループ副会長[歴]新日鉄社員▽自民党支部幹事長代行▽慶大=[み]

西川将人(にしかわ・まさひと) 42 無現(1)

 市長▽上川地方総合開発期成会会長[歴]自由党道連幹事長▽民主党道連交通政策委員長▽北大=[民][社]

佐々木通彦(ささき・みちひこ) 55 無新

 会社社長▽旭川機械金属工業振興会会長[歴]旭川青年会議所理事長▽自民党道連役員▽金沢工大=[自]

332チバQ:2010/11/03(水) 11:01:21
福岡で再選挙の話があったんで、札幌の記事を引っ張り出してみる
札幌市長再選挙 戦いの構図 (2003/05/22(木)〜05/24(土)朝刊)

  政令指定都市で初の再選挙となった札幌市長選は、これまでに四人が立候補を表明し、二十五日の告示を迎えようとしている。政党による候補差し替え、無党派候補の一本化失敗…。先の市長選から一カ月余りで、戦いの構図は大きく様変わりした。
(3回連載)

http://www5.hokkaido-np.co.jp/seiji/senkyo2003/kouzu/01.html
<上> 出 自 2003/05/22(木)
戦う権利めぐり舌戦
 「四月の札幌市長選を戦った道見(重信)さんは、戦友だと思っている。道見さんは候補差し替えに納得していない」

 差し替え疑問

 十九日、札幌市中央区の道新ホールで開かれた市長再選挙の立候補予定者による討論会。先の市長選で民主党と市民ネットワークの推薦を受けて最多得票した弁護士の上田文雄氏(54)は、刺すように言葉を放った。

 矛先は、隣に座った前衆院議員の石崎岳氏(47)。石崎氏が「再選挙は、だれも市長として信任されなかったということだ」と発言したのに対し、再挑戦組の上田氏と元参院議員の中尾則幸氏(56)がかみついた。

 前回、自民党推薦で出馬したものの、今回は同党の推薦を得られずに出馬断念に追い込まれた道見氏を引き合いに、候補差し替えの不当性を訴えたのだった。

 自民党にとって、石崎氏への候補差し替えは、先の市長選で分散した保守支持層の一本化が狙い。「知名度のある候補で短期決戦を勝ち抜く」作戦だが、道見氏とその支援者の反発は予想以上だった。さらに、差し替えた候補が石崎氏だったことが、“適格性”への疑問につながった。

 石崎氏は昨年十二月、若手経済人らから市長選への出馬を要請されたが、「国政への思いを断ちがたい」として、固辞した経緯があるためだ。

 討論会でも、中尾氏が「なぜ一回目から立候補しなかったのか。分かりやすく説明すべきだ」と疑問をぶつけた。これに対し、石崎氏は「再選挙は異例の事態で、市政の混乱を放置できない。当時とは状況が変わった」と情勢変化を訴えるしかすべがなかった。

 途切れた戦意

 討論会で、石崎氏が批判の矢面に立つ一方、石崎氏と同じ「候補差し替え組」の共産党道委員会副委員長の青山慶二氏(48)は、とうとうと党の主張を述べた。

 「共産党は自民、民主、公明三党の総与党だった前市政と厳しく対じしてきた。その共産党が候補を立てないのは無責任になる」

 ただ、強気の発言とは裏腹に、共産党を取り巻く状況は厳しい。

 先の市長選で同党は、労組や福祉団体などとつくる「明るい札幌市政をつくる会」として、団体役員の佐藤宏和氏(50)を擁立した。しかし、佐藤氏は有効投票の10%を二万五千票余りも下回る約五万四千票しか獲得できず、七人の中で最下位に終わり、供託金を没収された。このため、つくる会には当初から「えん戦気分」が強かった。

 候補擁立見送りを主張する労組などに対し、再選挙での立て直しを目指す党が業をにやし、急場しのぎで党役員を公認で擁立した形だ。いったん途切れた戦意を取り戻せるかどうか不透明だ。

 再挑戦組は、最初の選挙で信任されなかったから、市長にふさわしくないのか。差し替え組は、最初の選挙に立候補しなかったから、戦う権利がないのか−。再選挙は、その“出自”をめぐって既に激しい舌戦が始まっている。

333チバQ:2010/11/03(水) 11:01:43
http://www5.hokkaido-np.co.jp/seiji/senkyo2003/kouzu/02.html
<中> 政党色 2003/05/23(金)
「無党派」獲得に躍起
 四月の市長選で政党の支援を受けずに戦った「無党派」四陣営が候補一本化へ向けた調整を水面下で重ねていた大型連休のさなか。前回、民主党などが推薦した弁護士の上田文雄氏(54)は、無党派候補だった一人と札幌市内でひそかに接触した。

 推薦を支持に

 「有権者を幅広く取り込むなら、民主の推薦を(推薦より党のかかわりの薄い)支持に変えた方がいいのかもしれない」。その場で交わされた言葉が、再選挙告示を五日後に控えた二十日、民主党の「支持」決定で現実となった。

 「前回は自民党と民主党の対立関係で候補のイメージがつくられた」。市民運動関係者らによる上田氏の支援組織幹部は、党派色を薄めることで「市民派・上田文雄」をより強く打ち出し、無党派層への浸透を進める狙いを明かす。

 しかし前回、候補乱立の中であえて党派色を強めた経緯もあり、「いまさら推薦を支持に変えても有権者の印象は変わらないのでは」(労組幹部)という冷めた見方も。一度浸透した「民主党の上田」のカラーを変えるのは容易ではなさそうだ。

 先の選挙では元参院議員中尾則幸氏(56)、財団理事長秋山孝二氏(52)、早大教授坪井善明氏(54)、前札幌市議山口たか氏(53)の無党派四候補の合計得票が、政党推薦を受けた三候補の票を上回った。しかし中尾氏以外の三氏は再出馬を断念。再選挙を戦う四陣営は、それぞれ政党との間合いを計りながら、三氏の票の取り込みを目指す。

 結束ぶり強調

 「無党派」候補でただ一人再挑戦する中尾氏の陣営は、一貫して政党と距離を置く姿勢を強く打ち出している。「無党派候補の代表」を有権者にアピールしようと懸命だ。

 今月中旬、陣営関係者が公明党幹部に「支援要請」を行ったことが報道機関に伝わると、後援会幹部は「個人が勝手に動いただけ。正式な要請ではない」と陣営のかかわりをかたくなに否定。中尾氏の生命線となる「無党派イメージ」への影響に神経をとがらせた。

 前回、前札幌市議の道見重信氏(58)を推薦しながら保守層の支持が分散した自民党は、推薦候補を前衆院議員の石崎岳氏(47)に差し替える“力わざ”で保守を一本化。党の結束を強調し、秋山氏や坪井氏に流れた票の取り込みに全力を挙げる。

 共産党道委員会副委員長の青山慶二氏(48)は同党公認で、今回出馬する四人の中で最も党派色が強い。道委員会幹部は「一番知名度があるのは『共産党』だ」として、党の看板を前面に掲げ無党派層に切り込む構えだ。

 政党推薦三候補と推薦を受けない四候補に色分けされた前回と変わり、再選挙に出馬する四氏と政党との関係は、公認、推薦、支持、支援なし−と四者四様になった。前回、無党派四候補に過半数の票が集まった結果は、今回どう変わるのだろうか。

334チバQ:2010/11/03(水) 11:02:02
http://www5.hokkaido-np.co.jp/seiji/senkyo2003/kouzu/03.html
<下> 市役所改革 2003/05/24(土)
「断行宣言」に不信感
 札幌市役所にほど近い自民党推薦の石崎岳氏の事務所。その一角に「OB会」と書かれた札が置かれたテーブルと座席が用意されたのは二十日だった。市役所OBが来訪した際の“特別席”。「さまざまな懸案があるなか、切るものは切っていく」。過去のしがらみを意識する石崎氏が力強く、そう宣言した事務所開きから、三日しかたっていなかった。

 先の市長選では、市の助役経験者ら有力OBは自民党推薦の道見重信氏、無党派の一角を占めた坪井善明氏の二陣営に分裂し、「桂後継」をめぐって綱引きを演じた。しかし、今回は保守一本化を標榜(ひょうぼう)する石崎陣営に多くが名を連ねる。

 切れない存在

 石崎氏は、過去の桂市政の業績は認めつつも、市役所の体質を強く批判し、「後継」「継承」のフレーズを封印している。それでも「各業界に顔が効き影響力がある」(自民党札連幹部)とされる市OBは、短期決戦を強いられている石崎陣営にとって、切るに切れない存在だ。

 選挙戦で支援を受ける市OBの天下り先となっている市の出資団体の改革に、正面切って取り組めるのか−。市役所内部からもそんな疑問の声が出始めている。

 「桂市政の継承なんて言っていたら票にならない」。先の選挙で民主党の推薦を受け、トップの票を得ながら当選に至らなかった上田文雄氏の陣営には、再選挙出馬を決めた後も不満が充満していた。矛先は、政策づくりに携わり、先の選挙戦を支えた市労連に向いていた。

 民間と距離感

 十二年間続いた桂前市政を陰に日なたに支え続けてきた市労連。その支援を受ける上田氏は当初、市役所組織のスリム化を掲げながら、具体的な職員の削減規模には踏み込めなかった。「民間はずっと苦しいのに、市役所だけが違う」。そんな思いを抱く民間労組との足並みが乱れかねない事態に、同氏は徐々に改革の姿勢を鮮明にしている。

 見せ場は十九日の公開討論会。同氏は「四年後に人件費二百億円を削減」と、初めて具体的な数字に踏み込んだ。そのインパクトは支援組織内に広がり、「あんなこと言わせていいのか」と、市職員の予想以上の反発を買った。外部では「組合の応援を受けている候補に実現できるのか」と、冷ややかな見方が広がる。

 オール与党の両翼として桂市政を支えながら、「変化」を求める市民を意識して市役所改革を強く打ち出す石崎、上田両氏。さらに、「唯一の無党派」を自認する中尾則幸氏と、共産党の青山慶二氏も市役所批判のボルテージを上げる。
 「市役所を変えられるのは私だけ」。四人が掲げるキャッチフレーズは、有権者の心にどう響くのか。
                 


 この連載は石田悦啓、高須賀渉、佐藤均が担当しました。

335チバQ:2010/11/03(水) 11:03:24

深層・真相 札幌市長選再選挙 (2003/05/07(水)〜05/10(土)朝刊)
  二十五日告示の札幌市長選再選挙に向け、自民党が同党前衆院議員の石崎岳氏(47)、民主党などが弁護士の上田文雄氏(54)の擁立を決めた。一方、無党派陣営が「第三極」結集に向けて動きだしている。再選挙をめぐって、政党や候補者、関係者がどんな思惑で、どう動いたのか。水面下の動きをドキュメントで追った。(4回連載
http://www5.hokkaido-np.co.jp/seiji/senkyo2003/re-truth/01.html
<1> 直後 2003/05/07(水)
■山崎氏発言 冗談から始まった「差し替え」騒動

記者会見で、市長選候補を道見氏から差し替えるとの考えを示唆した山崎拓幹事長=4月14日未明、東京・永田町の自民党本部
 四月十四日未明 十三日投開票が行われた統一地方選第一ラウンドの結果について、東京・永田町の自民党本部で山崎拓幹事長が記者会見した。

 札幌市長選で同党が推薦した前札幌市議の道見重信氏(58)が三位に終わったことについて、山崎氏は「どんぐりの背比べ的なものがあったと思うので、選挙の結果によっていろいろと札幌市民の期待に応えるような党としての対応を、あらためていたしたい」と述べた。

 党首脳による事実上の「候補差し替え」発言。再選挙の候補選びをめぐり、自民党札連が混乱した「ボタンの掛け違い」はこの時、生まれた。

 関係者は、山崎幹事長の発言に先立ち、こんなエピソードがあったと明かす。札幌市長選が再選挙となったニュースを見ていた山崎氏、麻生太郎政調会長らが「札幌は候補を変えた方がいい」と冗談交じりで話した。

 山崎氏は、その内容をそのまま会見で発言してしまったというのだ−。立ち会った国会議員は後に関係者に「会見で話すとは」と驚きを漏らした。

■分裂の源流 「民主党が乗れない」岩崎氏を拒否
 道見氏が候補となった過程を振り返ってみよう。今回の市長選で保守分裂した「源流」がそこにあるからだ。

 昨年十二月上旬 自民党札連の吉川貴盛会長(衆院議員)と、札幌青年会議所OBで桂信雄前市長の後援会幹部を務める中田揮雄氏らが向き合った。吉川氏は中田氏に「市民の手で市長候補を選んでほしい」と切り出した。

 当時、吉川氏は、横浜や熊本など県庁所在地の市長選で相次いで誕生する「無党派市長」への警戒感が強かった。「自民党」を看板に掲げれば、それだけで有権者の反発を招く。自民、民主、公明による政党相乗りの枠組みを維持し「負けない選挙をしたい」。そんな思惑があった。

 ちょうどそのころ、若手経済人が石崎氏に出馬要請し、回答を待っていた段階だったが、吉川氏は、民主党が乗れないという理由で、石崎氏出馬に最後まで首を縦に振らなかった。

 このことについて、石崎氏は五月四日の出馬表明会見で、昨年末に出馬しなかった理由を「当時は、党内からも反対があり、一つにまとまらなかった」と振り返っている。

 十二月二十一日 吉川氏から人選を依頼された中田氏は、札幌青年会議所の関係者らに働きかけ、「みんなで札幌市長をつくる100人委員会」を設立した。

 100人委は、一カ月以上の候補者選考作業の後、早大教授の坪井善明氏(54)を選んだ。だが、吉川氏にとって、札連会長である自分と歩調を合わせると期待した人選が「政党や議会に縛られたくない」と公言してはばからない坪井氏だったことは認められなかった。

 吉川氏は100人委の結論をけり、以前から市長選出馬に意欲を示していた道見氏の擁立に向かった。道見氏は吉川氏の選挙区内の北区選出市議でもあった。

336チバQ:2010/11/03(水) 11:03:37
■保守一本化 水面下の動き 道見氏「許せない」

市長選で3位となった結果を受け、記者会見する道見重信氏=4月14日未明、中央区の選挙事務所
 話を選挙後に戻そう。道見氏の差し替え方針ですぐに候補に挙がったのが石崎氏だった。

 四月十四日午前 石崎氏は北海道新聞の取材に対し、市長選候補に取りざたされていることに「昨年末から国政を目指していることに変わりはない」と冷静さを守った。

 十四日午後 坪井氏が供託金没収という結果に終わったのを受け、坪井氏の事務所では、中田氏を含め、陣営幹部が今後の検討をしていた。そこに、中田氏の携帯電話が鳴った。町村氏からだった。町村氏は「保守系候補一本化に力を貸してほしい」と打診。「道見後」に向け、水面下の動きが始まった。

 十六日 昨年末に石崎氏擁立に動いた若手経済人と石崎岳氏の後援会幹部が会談。後援会幹部が、再選挙での石崎氏出馬について経済人に意見を聞いた。この経済人は「積極的には支援に動けない」ことを伝えたという。

 同じ日。道見氏は、上京し、国会議員らにあいさつ回りをしていた。ある国会議員には「次は勝てる態勢で臨まないといけない」と話したが、自らの再出馬の考えについては明言しなかった。

 しかしこのころ、道見氏は、支援者らへのあいさつ回りを行う中で「おれが知らない間に、首をすげ替えようなんて、許せない」と反発していたという。

■責任論 吉川氏「体制を一新して臨む」
 民主党や、無党派勢力結集の動きも活発化していた。

 十六日夜 先の市長選で最多得票だった弁護士の上田文雄氏(54)は、中央区のホテルであった連合札幌の集会で、「本番に向けて心の準備をしたい」と、再出馬の意向を明らかにした。

 関係者によると、実は前日の十五日、関係者と今後の打ち合わせをした際、上田氏の妻が「十七万票の支持に応えるべきです」と“主戦論”を唱えたのに上田氏は後押しされたという。

 同じ日。市長選で二位となった元参院議員の中尾則幸氏(56)の陣営関係者が、坪井氏の陣営を訪問。「政党推薦を受けなかった四候補で次は、無党派連合でやらないか」と打診。この関係者は、前札幌市議の山口たか氏(53)の陣営も訪ね、無党派一本化を打診した。
 自民党札連内では、保守分裂、道見氏三位に対して、執行部の責任論が公然とささやかれ始めた。

 十八日夜 自民党札連の宮本幹事長が、胸の内ポケットに幹事長の辞表を忍ばせ、北区の吉川会長の事務所に向かった。100人委設立時から、札連と同委の窓口的な役割を果たした宮本氏は、坪井氏擁立を断った吉川氏に対する反発が極めて強かった。宮本氏は、吉川氏に「責任を明確にしましょう。こういう方法でなければ、保守一本化は不可能だ」と迫った。

 十九日朝 札幌市中央区で、札連が役員会を開き、今年の札連定期総会を当初予定していた六月ではなく、再選挙前の五月十日に開くことを決めた。吉川氏は、自らの責任論には言及しなかったが「体制を一新して再選挙に臨む」方針を打ち出した。このとき、吉川氏の会長辞任の腹は固まっていた。

 さらに札連は、再選挙での「保守一本化」することを合意。今後は経済界と連携し、その調整を札幌関連の国会議員四人に委ねた。候補者選びの主導権が、市長選をめぐって混乱した札連から、国会議員に委ねられた瞬間だった。

337チバQ:2010/11/03(水) 11:03:59
http://www5.hokkaido-np.co.jp/seiji/senkyo2003/re-truth/02.html
<2> うごめき 2003/05/08(木)
■経済界 武井氏ペース「石崎氏?難しいな」
 四月二十一日午前 自民党札連から札幌市長選再選挙の候補選考を委ねられた札幌関連の同党国会議員四人と、経済団体首脳が、札幌市中央区のホテルで初めて会談した。まず自民党と経済団体とが別々に打ち合わせをして、それぞれ結果を持ち寄る形を取った。

 関係者によると、会談前の経済団体側の打ち合わせは終始、道経協の武井正直会長のペースで進んだ。

 「この混乱の元凶は、後継指名もせずに引退する桂信雄市長にある」

 武井会長のこの発言に、もともと市役所内からの候補擁立を主張していた道建設業協会の伊藤義郎会長が大きくうなずき、こう続けたという。

 「やはり市職員から候補が出てくれたほうが、安定した市政を継続する意味でも、みなさんがまとまりやすい。経済界の意見はこれで行きましょう」

 この場では、自民党前衆院議員石崎岳氏(47)の名前も挙がったが、同氏の企業・団体後援会の最高顧問で後見人役の武井会長は「難しいな」と首をかしげた。昨年末、石崎氏本人と事前に綿密な相談をしたにもかかわらず、同氏に出馬要請を断られた若手経済人グループの反発や、「あくまで国政で」との意見が強い後援会の雰囲気を踏まえた発言だった。

■自民と会談 新候補に傾くが一般論に終始

自民党国会議員と経済団体首脳との会談後、記者団の質問に答える伊達忠一参院議員=4月21日午前、札幌市中央区の札幌グランドホテル
 しかし、庁内候補で意見の一致を見たわけでもなく、具体的な名前が挙がらないまま、別室での自民党との会談に入った。

 自民党側は、町村信孝党本部総務局長(衆院議員)、吉川貴盛札連会長(同)、佐藤静雄衆院議員、伊達忠一参院議員の四氏が出席した。

 会談では、保守系候補一本化で一致。しかし、先の市長選で保守層の支持を受けた前札幌市議の道見重信(58)=自民、保守新党推薦=、財団理事長の秋山孝二(52)、早大教授の坪井善明(54)の三氏の中から候補を絞り込むことについては「三陣営を刺激することになる」と難色を示す声が多かった。ここで会談は、新たな候補を選ぶ方向に傾いていた。

 ただ、新たな候補とはいいながらも、この時点では、石崎氏を含む「政治家」、既に擁立の可能性が消えている「庁内候補」=メモ参照=、市財政局長を経験した「総務省の官僚」を一般論として取り上げただけで、人選は「白紙」に近い状態だった。

<メモ> 固辞し続けた田中都市局長
 先の札幌市長選の候補者選考をめぐっては、関係者から幾度となく市役所幹部の擁立論が出た。しかし、有力候補の筆頭だった田中賢龍都市局長(56)に出馬の意思はなかった。

 一月二十九日夜 田中局長は、ススキノの飲食店で親しい市幹部たちと酒を酌み交わし、「みなさんからの要請に返事をします。私は市長選に出るつもりはありません」と断言した。

 田中局長については、引退した桂信雄前市長の市政を引き継ぐ庁内候補を切望していた経済界首脳らがしびれを切らし、一月下旬に白羽の矢を立てていた。この動きに、もともと昨秋から田中局長の擁立に動いていた市幹部らも反応、再度要請したのだった。

 田中局長も悩んだ末に出した結論だったが、この回答を知らない経済人や市OBらが再三にわたって田中局長に接触。だが、田中局長は最後まで首を縦に振らず、混乱する市長選に巻き込まれるのでは−と心配する親しい職員に「あの時、返事した通りですから。気持ちは変わりません」と話していた。

338チバQ:2010/11/03(水) 11:04:12
秋山氏 「シナリオなんてない」無党派結集

再選挙への出馬撤回を表明する秋山孝二氏=4月24日午後、中央区内の秋山氏事務所
 二十二日夕 弁護士の上田文雄氏(54)は、先の市長選で推薦を受けた民主党・連合ブロックや市民ネットワークの推薦決定を待たず、ひと足早く出馬を表明。夕方には早速、ハンドマイクを持って、JR札幌駅前で“つじ説法”を始めた。

 同じ日、当選後の会派構成などの打ち合わせのため市議会へ登庁していた共産党市議のもとへ、連合関係者がひそかに訪れていた。

 「候補を立てない−という支援の方法もある。検討してほしい」

 自民党が石崎氏で一本化することを想定し、「非自民」結集の呼びかけに乗り出した瞬間だった。

 二十三日 市長選で四位だった財団理事長秋山氏は、中央区の事務所で幹部と向き合った。開票直後、「態勢を再構築して臨みたい」と、再出馬への意欲を示した秋山氏。以来、「勝つための態勢」を模索してきた陣営が結論を出す場だった。

 再選挙までの期間はわずか。「どうやってもこのままでは勝利の図式を描けない」。重苦しい空気が支配する中、秋山氏らが出した答えは「出馬の白紙撤回」と「無党派勢力の結集呼び掛け」だった。

 二十四日午後 報道陣が詰めかけた秋山氏の選対事務所は投開票日以来のにぎわいとなった。「掲げた政策を実現させるため、政党に対抗して勝てる候補づくりに全力を注ぐ」。記者会見で無党派結集の必要性を強調する秋山氏。ただ、候補一本化への明確な手順は示されなかった。

 「シナリオなんてない。細い細い糸をたぐる作業だ」。会見終了後、静けさが戻った事務所に残った後援会幹部の言葉が、先行きの難しさを物語っていた。

■自民 虚実情報飛び交い不信増幅
 同じく二十四日。石崎氏は、前日の二十三日から引き続き東京にいた。道建設業協会の伊藤会長や、石崎氏地元の豊平区選出の岩本允道議の上京したタイミングと重なったため、一部関係者の間では出馬に向け関係者が一堂に会し、石崎氏擁立で最終調整に入るとのうわさが一気に広まった。しかし石崎氏は、私用で上京していただけだった。

 ただ、この日も国会議員の協議は続いていた。

 同日正午。東京・永田町の自民党本部四階の党総務局長室。町村、吉川、伊達の三氏が約一時間、会談したが結論は出なかった。伊達氏は同日、北海道新聞の取材に対し、「石崎氏も含めていろんな名前が挙がったが、まだ決まらない。経済界にも誰かいないか探してもらおうと思う」と語った。

 総務局長室内の会話で、石崎氏が上京中であるとの話が出たが、その後、石崎氏が国会議員と会わずに札幌に帰ったことで、ある国会議員は「なぜ、連絡がないんだ」といら立ちを見せる場面もあった。

 このとき、石崎氏擁立の具体的な動きはまだなかった。

 さらに同じ日。同党推薦の道見氏が三位に終わったことについて、自民党札連の区連支部長・幹事長連絡会議が、吉川会長あてに党の一本化を求める要望書をまとめていた。

 「今回の市長選は、わが党が三陣営に分裂し、党所属議員の中には公然と他の陣営に肩入れしたものがいた。今回選挙の敗因は、執行部の不手際もさることながら、党所属の議員が、いかに党意識が乏しく、ただ党を利用するだけで自己本位で選挙を行うものがいたか、だ」

 選挙戦を通じて、道見氏の支援に消極的な札連幹部ら複数市議がいたことに対し、地域党員の反発は大きかった。党内には、札連執行部などに対する不信感が日に日に高まっていた。

 二十四日夜 道見氏周辺や自民党関係者の間で突然、「石崎氏と町村氏が、石崎氏出馬で合意した」との情報が駆け巡った。この情報はなぜか、特に道見氏周辺で広まった。再選挙に向けて、石崎、道見両氏の周辺ともに、虚実ない交ぜの情報に踊らされる“神経戦”に突入していた。

339チバQ:2010/11/03(水) 11:04:35
http://www5.hokkaido-np.co.jp/seiji/senkyo2003/re-truth/03.html
<3> 反発 2003/05/09(金)
■選考会談 石崎氏擁立の情報漏れ懸念
 四月二十六日午前 札幌市中央区のホテルで、自民党国会議員四人と経済団体首脳による二回目の会談があった。選考過程の議論が、記者団に漏れるのを嫌った同党は、会談場所を奥の部屋に取り、記者が近づかないようエレベーター前に立ち入り禁止の非常線を張った。

 自民党が情報漏れを極度に気にしたのには理由があった。

 候補選考に当たって、再出馬に意欲を示す前市議の道見重信氏(58)との調整が進んでいなかったのだ。候補に道見氏が選ばれないことが、道見氏の耳に入れば、感情を逆なでして、保守一本化が壊れてしまう−そんな懸念があった。

 会談後、伊達忠一参院議員一人だけが記者団に対応した。伊達氏は「中央官僚、市役所幹部、政治家に絞り込んだ。三、四人だ」と語った。しかし、この時点で同党は前衆院議員の石崎岳氏(47)を候補の軸に据えていた。

 告示まで一カ月に迫った段階で、勝利をたぐり寄せるには、国会議員やテレビキャスター時代の石崎氏の知名度が必要と判断したのだ。

 さらに、先の市長選で三位にとどまった道見氏では、経済界が一本化できず、そのうえ、「自主投票」を決めた公明党にも「突然、道見氏を支援する理由が見当たらない」(幹部)との事情もあった。

 伊達氏が記者団に対して「三、四人」という微妙な表現をしたのは、「出馬の意欲が残っている道見氏をこの時点で排除していないことを示すためだった」(自民党関係者)との見方が強い。

 札連幹部はこの時、「石崎氏に絞られている。人数はカムフラージュ」と解説した。

■民主党 「保守一本化、公明票におびえぬ」

記者団に囲まれながら経済団体首脳との会合に向かう自民党札連の吉川貴盛会長=28日夕、中央区の札幌グランドホテル
 二十六日夜 民主党札幌は中央区のホテルで臨時大会を開き、弁護士の上田文雄氏(54)の推薦を決定した。参加した国会議員や道議、市議らの間には、既に「自民党が石崎氏で一本化」という情報が流れていた。

 「保守一本化という言葉と、公明党・創価学会票の幻影におびえる必要はない」。民主党北海道の古参幹部は自分に言い聞かせるようにつぶやいた。

 「一本化」といっても、道見氏が反発し挙党態勢の構築には時間がかかると予想していた。かつて道内では長く公明との友党関係を維持してきた経験もあった。「公明党といえども、短期間で浸透させるのは難しい」。

 二十八日午前 同日夜の自民党と経済団体首脳との三回目の会合を前に、関係者が一気に動いた。

 札幌商工会議所の西尾長光会頭は午前、関係者に「候補は石崎さんでまとまりそうだ。今度は経済界を一本化したい」と漏らしたという。

 同日正午。自民党と経済界の調整役を務めていた伊達忠一参院議員は、北洋銀行会長で道経協会長でもある武井正直氏と話し合うため、中央区の北洋銀本店に車で向かった。

 この場では、伊達氏が「自民党として石崎氏で一本化した」と語り、武井氏は異論がないとの意向を示したという。

 伊達氏は武井氏との会談後、行内で前日の二十七日に投開票のあった統一地方選第二ラウンドへの協力のあいさつのために武井氏のもとを訪れていた公明党の風間昶参院議員と出くわした。

 風間氏は北海道新聞に対し、「石崎氏で決まりなんでしょう」と石崎氏擁立が既定路線である認識を示した。

340チバQ:2010/11/03(水) 11:04:54
■強い意欲 道見氏「悔しい。出馬したい」

自民党の擁立方針決定を受け、記者会見する石崎岳氏=28日夜、豊平区の事務所
 二十八日昼 中央区内の企業回りを終えた道見氏は一路、手稲区内の道見氏の資金管理団体の幹部のところに向かった。

 情勢は石崎氏の擁立で固まりつつあった。道見氏は幹部に「石崎氏は昨年、市長選出馬要請を断った張本人だ。大きな騒ぎを引き起こした責任者であり、おれは悔しい。再選挙に出馬したい」と訴えた。道見氏は金という言葉は使わなかったが、幹部は「資金援助を求めている」と直感した。

 道見氏は車をとんぼ返りさせ、中央区の札幌グランドホテルに駆け付けた。この日の夕方に予定されていた、札連と道見後援会による合同選対会議に向け、後援会幹部三人と事前調整するためだった。

 二十八日夕 同ホテル二階で始まった選対会議は、この日で市長選候補選びを決着させたい札連側と、道見氏再出馬の可能性を消されたくない道見氏後援会とのぶつかり合いとなった。

 「きょうは選対本部の解散式です」。札連側の進行役の一言に、道見陣営の幹部は強く反発した。同時に、この幹部は「このまま、消化不良で終わらせるわけにはいかない」との思いを募らせた。

 この会合を途中で抜けた札幌市議の柴田薫心氏は記者団に囲まれ、「道見陣営の反発はものすごい。石崎擁立は白紙に戻るのではないか」と話した。

 選対会議では札連、後援会の話し合いが物別れに終わったまま、同じホテルで引き続き、自民党国会議員と経済団体首脳による三回目の会合が開かれた。

 その後、伊達氏は「候補はまだ決まっていない」と述べたものの、「石崎氏以外の選択肢はあるのか」と食い下がる記者に「ない」と答えた。

 石崎氏一本化がついに水面に出た。

■危機感 なだめに回る国会議員
 二十八日夜 自民党と経済団体首脳の会談の直後。豊平区の石崎事務所には多くの報道陣が詰め掛けた。質問は一つ。出馬意思があるかどうかだ。

 「傍観者でいられない。声がかかったということは重く受け止めざるを得ない」。石崎氏は受諾の意思があることを明らかにした。

 二十九日未明 札幌市北区太平の事務所内で道見氏は、自民党が石崎氏擁立を決定したことに立腹し、記者にまくしたてた。

 「短期間の勝負だから、私が最右翼。私以外なら、札幌関連の国会議員四人がバッジを外して、この危機を救わないとだめだ。国会議員でない石崎さんでは納得できない。石崎さんが出るなら私も出る」

 二十九日早朝 衆院議員の佐藤静雄氏は極秘に、北区の道見氏の自宅を訪れた。

 佐藤氏は「個人的に心配してうかがった。私が中に入ってスムーズに行けば、と思った」と説得を始めた。道見氏と別れた後、佐藤氏は札幌に関連する国会議員に電話して、道見氏と国会議員が直接会談する日程を調整した。

 保守一本化が失敗に終わりかねない危機感を抱えながら、息の抜けない黄金週間が始まっていた。


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