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国際政治・世界事情

1とはずがたり:2005/05/23(月) 02:47:11
世界情勢・世界史ネタなど
軍事問題は安全保障論http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1043205301/l10を国際経済問題は国際経済学http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1060165061/l10を参照の事

6335チバQ:2013/05/22(水) 22:00:00
http://mainichi.jp/select/news/20130522k0000e030247000c.html
アルジェリア:報道規制強まる 大統領病状巡り
毎日新聞 2013年05月22日 15時29分

 【カイロ秋山信一、パリ宮川裕章】4月に発作を起こし、パリの病院に搬送されたアルジェリアのブーテフリカ大統領(76)の病状を巡り、政府が報道規制を強めている。18日には大統領が昏睡(こんすい)状態にあるという記事を掲載しようとした新聞の発行が止められ、編集責任者への捜査が始まった。厳しい規制は深刻な病状の裏返しだとの見方もあり、臆測を呼んでいる。

 国営アルジェリア通信によると、大統領は4月27日、軽い発作を起こし、医師団の勧めでパリの病院に搬送された。国営通信は翌28日には「快方に向かい、後遺症もない」との担当医の話を報じた。その後もセラル首相らが「健康状態は良好」と発言しているが、3週間以上たっても帰国の発表はない。

 「大統領は昏睡状態にある」。アルジェリアの仏語紙モンジャーナルが19日付紙面で大統領の病状を報じようとしたところ、同紙を印刷する国営印刷所からの通報で気づいた情報省は18日夜、記事が掲載された2ページ分の削除を要請。新聞社が従わなかったため、発行を差し止めた。

 だが同紙の編集責任者は外国メディアに情報を提供。19日には旧宗主国であるフランスのテレビ局「フランス24」が大統領の昏睡状態の可能性を報じるなど、仏メディアでも病状悪化を示唆する報道が広がった。アルジェリア検察当局は「偏った情報を流して、国家の安定を損なった」として、同紙の編集責任者への捜査を始めた。

 アルジェリアに詳しい仏歴史学者のベンジャマン・ストラ氏は21日、仏ラジオで「政府が情報を限定しているのは、政権内で何らかの裏工作がある可能性を示す。ブーテフリカ大統領の生存すら明言できない」と語った。1999年に就任したブーテフリカ大統領は現在3期目。最近2〜3年は健康不安がささやかれ、1月に起きた人質事件でも表舞台には出なかった。

 ◇ことば:アルジェリア
 1962年にフランスから独立し、政権は軍の強い影響下に置かれ、独裁的な体制が続く。90年代に国営メディア以外の報道が解禁されたが、大統領や軍への批判はタブー視されている。「国境なき記者団」による「報道の自由度」ランキング(2013年)では179カ国・地域の中で125位。国教はイスラム教で、92年ごろからイスラム原理主義過激派のテロが活発化し、13年1月には日本人人質事件が起きた。

6336チバQ:2013/05/22(水) 22:18:03
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&k=2013052200062
ノートルダム寺院で拳銃自殺=極右作家、同性婚合法化に抗議−パリ

21日、警察によって封鎖されたパリのノートルダム寺院(AFP=時事) 【パリ時事】パリの観光名所、ノートルダム寺院で21日午後(日本時間同日深夜)、男が拳銃で自殺する騒ぎがあった。作家で極右活動家のドミニク・ベネール氏(78)で、同性婚合法化に抗議しての自殺とみられている。
 フランス各メディアによると、ベネール氏は大聖堂にある祭壇のそばで、拳銃で自身の頭部を撃った。聖堂内には当時、信徒や観光客ら約1500人がおり、騒ぎを受けて外に避難した。
 ベネール氏はアルジェリア独立戦争(1954〜62年)から帰還した元仏軍兵士で、右翼思想に基づくエッセーや軍事史、兵器に関する著作がある。6月には「西のサムライ」と題した新著を発表予定で、三島由紀夫の影響を受けていたとも言われる。(2013/05/22-06:24)

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6337チバQ:2013/05/22(水) 22:20:20
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2013052200051
側近失格に抗議=イラン大統領
 【エルサレム時事】イランからの報道によると、アハマディネジャド大統領は22日、6月14日投票の大統領選挙立候補者の適格審査で、護憲評議会が側近のマシャイ元大統領府長官の出馬を認めなかったことについて、「不当な措置の犠牲となった」と抗議した。
 大統領は「最後までこの問題を取り上げるつもりだ。問題が解決されることを期待する」と語り、決定の見直しを求めることを示唆した。(2013/05/22-18:31)

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6339チバQ:2013/05/22(水) 23:40:14
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130522/erp13052223100007-n1.htm
ストックホルムで暴動、3夜連続で若者ら
2013.5.22 23:08
 スウェーデンの首都ストックホルム郊外で19日夜から、若者ら数百人による放火や破壊行為などの暴動が3夜連続で起き、21日夜に8人が警察に拘束された。ロイター通信などが伝えた。

 移民が多く住む地域で13日、刃物を持った男性(69)が警官に射殺されたことに対する抗議がきっかけ。スウェーデンは手厚い福祉や移民に寛容な政策で知られ、こうした暴動は珍しい。

 警官が襲われてけがをしたほか、21日夜には学校や商店が破壊され、文化施設や車約30台が放火された。

 スウェーデンでも近年は格差拡大や反移民感情の高まりが指摘されており、若者や低所得者らの不満が背景にあるとみられる。(共同)

6340チバQ:2013/05/23(木) 23:07:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130523/asi13052322220002-n1.htm
中国の李首相、パキスタン訪問 インドにらみ次期政権との関係強化に布石
2013.5.23 22:18

23日、パキスタンの首都イスラマバードで、次期首相就任が確実視されるシャリフ氏(左)と握手する中国の李克強首相(ロイター)
 【ニューデリー=岩田智雄】中国の李克強首相がパキスタンを初訪問し、要人との会談をこなすなど積極外交を展開した。新首相就任が確実なパキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML−N)のシャリフ総裁と23日に会談、次期政権下でも関係強化を図るための布石を打った。22日にはザルダリ大統領とも会い、カシミール問題で対立する隣国インドをにらみ両国の蜜月を確認した。

 パキスタンのジオ・テレビによると、李氏はシャリフ氏に、今月11日に行われたパキスタン下院選でのシャリフ派の勝利を祝福した。シャリフ氏は、パキスタンのエネルギー不足に対処するため、民生用の原子力分野での協力を要請した。

 また、李氏は上院で「パキスタンの主権と領土保全を支持し、あらゆる方法でパキスタンを支援する」などと演説。ザルダリ大統領との22日の会談では、海上交通や国境管理での協力、陸上交通の整備をうたった覚書に調印するなど、「全天候型」と称される良好な両国関係をアピールした。

 理由の一つは、カシミール地方の領有権問題などで対立するインドへの対抗軸を構築することにある。

 中国は最近、パキスタン側から同国南西部グワダル港の運営権の引き渡しを受けた。インドは、グワダル港に中国の艦艇が寄港する可能性があることに敏感になっている。ザルダリ大統領は今回の李氏との会談で、グワダル港建設などへの中国の支援に謝意を伝え、インドを再び刺激した。

 一方、インドのシン首相は23日、ニューデリー近郊で行われた国防大学の起工式で演説し、「インドはこの数年間で国境を守るため陸上戦力を増強してきた」と指摘。さらに、「海岸線地帯や沖合の権益を守る海洋部隊の戦力は5年間で著しく拡大した。遠方での活動を可能にするため、完全な装備を持つ海軍力の増強に特に重点を置いてきた」と強調した。

 シン首相が海上の安全保障で強い姿勢を打ち出すのは異例で、中パ両国の連携強化に警戒感を示したものと受け止められている。

6341チバQ:2013/05/23(木) 23:08:05
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130523/mds13052300480000-n1.htm
イラン大統領選、候補者固まり選挙戦スタート 失格候補の動向焦点
2013.5.23 00:45 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】6月14日に予定されるイラン大統領選は22日、候補者8人の顔ぶれが固まったことを受け実質的な選挙戦がスタートした。最高指導者ハメネイ師に近い強硬保守派を軸とした戦いが予想される中、失格となった穏健保守派のラフサンジャニ元大統領らハメネイ師に批判的な勢力の票がどう動くかに注目が集まっている。

 出馬が認められた8人のうち、ガリバフ・テヘラン市長▽ベラヤティ元外相▽ハダドアデル前国会議長▽ジャリリ最高安全保障委員会事務局長の4人はハメネイ師に近いグループに所属。ジャリリ氏を除く3人は今後、候補の一本化を目指すとしているものの、これに失敗して票が分裂すればジャリリ氏に有利な展開となりそうだ。

 またジャリリ氏には、アフマディネジャド政権下で最高安全保障委員会事務局長として核開発問題をめぐる米欧との交渉を取り仕切ってきた実績があり、マシャイ元大統領府長官の失格で行き場を失ったアフマディネジャド氏支持層の受け皿となる可能性もある。

 一方、ここ数年でハメネイ師との確執が深まっているアフマディネジャド氏自身は22日、「マシャイ氏は不正義の犠牲者だ」などと、資格審査にあたった護憲評議会を批判、マシャイ氏の失格取り消しを求めてハメネイ師への働きかけを続ける考えを強調した。マシャイ氏も異議を申し立てる考えを示している。

 決定が覆る可能性は低いが、このままでは次期政権での影響力を失いかねないアフマディネジャド氏としては、ハメネイ師による「調停」に望みをつなぎつつ今後の出方を模索するものとみられる。

 これに対し、ラフサンジャニ師陣営は22日、決定を受け入れる考えを示した。ただ、2009年の前回選挙以降、改革派が力を失い強硬保守派が支配的となる中、今回の選挙では現実的な穏健路線を強調するラフサンジャニ師が“台風の目”になるとの見方も強かっただけに、改革派の一部を含む支持者には不満もくすぶっている。

6342チバQ:2013/05/23(木) 23:56:48
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013052302000116.html
保守強硬派先頭争い イラン大統領選
2013年5月23日 朝刊


 【カイロ=今村実】六月十四日投票のイラン大統領選は二十一日、候補者八人が決まり、選挙戦に突入する。現段階で抜きんでた候補はおらず、保守強硬派内の先頭争いが焦点。AFP通信によると、候補失格とされた保守穏健派の実力者ラフサンジャニ元大統領の陣営は審査結果の受け入れを表明し、穏健派や改革派は厳しい戦いとなりそうだ。

 保守強硬派の候補五人のうち、有力とされるのが、ジャリリ最高安全保障委員会事務局長。核問題をめぐる対外的な交渉の責任者として強硬な姿勢を堅持し、最高指導者ハメネイ師と関係が深い。

 対抗するのが、「2+1」と呼ばれるグループ。メンバーは、知名度の高いガリバフ・テヘラン市長、ベラヤチ元外相、ハダドアデル前国会議長の三候補だ。選挙情勢をにらみながら一本化を進め、他の二候補は支援に回る可能性がある。

 本紙取材に応じたイラン問題の専門家ハッサン・ファハス氏(ドバイ)によると、ジャリリ氏は、親ハメネイ師勢力と対立するアハマディネジャド大統領とも関係が良好だ。

 同大統領を支持するグループは、擁立を目指したモシャイ元大統領府長官が失格となった。親ハメネイ師勢力に加え、同大統領グループが支持に回る可能性がありそうだ。

 一方、「2+1」内ではガリバフ、ベラヤチ両氏が優勢という。ファハス氏は「ジャリリ氏と決選投票にもつれ込む可能性がある。ハメネイ師は『2+1』が本命だが、どちらが勝っても構わないだろう」と指摘した。

 これに対し、ラフサンジャニ師の出馬に期待を寄せていた保守穏健派や改革派は、同師の失格で機先を制された。穏健派からはロウハニ最高安全保障委員会元事務局長らが出馬するが、ラフサンジャニ師の支持層がどの程度回るかは不明だ。二〇〇九年の前回選挙後、当局の抑圧を受ける改革派から出馬するアレフ元第一副大統領もカリスマ性は高くないとの見方があり支持の広がりは未知数だ。

6343チバQ:2013/05/24(金) 22:52:09
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2945948/10796233?ctm_campaign=txt_topics
選挙間近、当選祈願で狙われるアルビノ住民 政府に保護要請
2013年05月24日 16:07 発信地:ムババーネ/スワジランド
【5月24日 AFP】今年後半に総選挙が予定されているアフリカ南東部スワジランドで、アルビノ(先天性白皮症)の人々が、体の一部を当選祈願の呪術の「護符」に使われる恐れがあるとして政府に保護を求めている。

 スワジランドを始めとする一部のアフリカ諸国では、伝統薬や魔術を駆使する呪術師が「万能」の存在とみなされている。こうした呪術ではアルビノの手足や体の一部が魔よけとして使われるため、アルビノ襲撃事件が後を絶たない。

 南部ンランガーノ (Nhlangano)のアルビノ・コミュニティーのリーダー、Skhumbuzo Mndvoti氏は、AFPの取材に「当局はわれわれの安全を保障しなければならない」と訴えた。「アルビノの人々や、アルビノの子を持つ親たちは、くれぐれも注意する必要がある」

 ンランガーノでは、2010年にアルビノの人たちが相次いで殺害され遺体の一部を切り取られる事件が起きている。特に子供2人が首を切り落とされて殺された事件では、地元住民らがパニックに陥った。

 シフォ・ドラミニ(Sipho Dlamini)さん(28)は、アルビノ殺害は常態化しているにもかかわらず、これまではアルビノ住民の慣習と関連付けて実態がごまかされてきたと指摘する。「昔から、アルビノの人たちは死期を悟ると誰にも見つからない遠いところへ行って死ぬのだと言い伝えられてきた。でも、本当は彼らは殺されていたんだと思う」

 Mndvoti氏は呪術医たちが、アルビノの人体の部位を護符にすれば選挙で勝利したり仕事がうまく行くなどという迷信を人々に植え付けたと非難。アルビノの人々は選挙期間中、「子ども達は集団で登下校し、1人で自宅にいることがないようにするべきだ。大人も、夜間は出歩くのを避けるほうがいい。アルビノ襲撃事件は外が暗くなってから多発している」と警告している。

 ンランガーノのアルビノ住民たちは、政府が特別な安全対策を取らない場合は投票をボイコットすると主張している。(c)AFP/Phathizwe-Chief Zulu

6344チバQ:2013/05/25(土) 00:35:08
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date2&k=2013052400112
仏大統領、独野党を側面支援=「メルコジ」に意趣返しか

23日、ドイツ東部ライプチヒで開かれた社会民主党(SPD)の創設150周年記念式典で演説するフランスのオランド大統領(EPA=時事) 【ベルリン時事】フランスのオランド大統領は23日、ドイツ東部ライプチヒで開かれた同国最大野党・社会民主党(SPD)の創設150周年記念式典で演説し、同党の政策を高く評価した。9月のドイツ連邦議会選挙(総選挙)を前に、同じ中道左派のSPDを側面支援することで、昨年の仏大統領選でサルコジ前大統領を応援したメルケル首相への意趣返しに出たようだ。
 オランド大統領は式典で、社会・労働改革を断行したSPDのシュレーダー前首相を「困難な時期に勇気ある選択をし、ドイツを他国より優位に立たせた」と称賛。メルケル首相は長引く欧州債務危機の中にあって、好調なドイツ経済を背景に高い支持率を維持しているが、同大統領はドイツの景気はシュレーダー氏の功績と強調した。(2013/05/24-07:40)

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6345チバQ:2013/05/26(日) 12:42:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130525/erp13052520410003-n1.htm
続く暴動、6夜連続に 若者らが車20台に放火など スウェーデン首都
2013.5.25 20:41

23日夜遅くの暴動で炎上した車の残骸=ストックホルム(AP)
 スウェーデンの首都ストックホルム郊外で24日夜から25日にかけ、若者らが車約20台に放火するなどし、19日に始まった暴動は6夜連続となった。地元メディアが伝えた。

 これまで暴動が起きた地域は、いずれも移民が多く住む地域。福祉国家として知られ、多くの移民を受け入れているスウェーデンだが、近年は急速に社会格差が拡大しており、暴動の背景には若者や低所得者らの不満があるとみられる。

 警察当局は警備人員を増やすなど、警戒を強化。地元メディアによると、これまで若者ら約30人が拘束された。当初は警官隊への投石や学校などへの破壊行為もあったが、24日夜には確認されておらず、暴動は次第に沈静化しているとの見方もある。

 今月中旬、移民が多く住む地域で刃物を持ったポルトガル系移民とみられる男性(69)が警官に射殺されたことに抗議の声が高まり、暴動のきっかけとなった。(共同)

6346チバQ:2013/05/26(日) 12:44:49
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130525ddlk06010039000c.html
’13参院選:民主県連、舟山氏支持で最終調整 独自候補の擁立断念、非自民勢力集結目指す /山形
毎日新聞 2013年05月25日 地方版

 民主党県連は今夏の参院選での独自候補の擁立を断念し、既に立候補を表明しているみどりの風政調会長の現職、舟山康江氏(46)を支持する方向で最終調整に入った。連合山形と合同で作る候補者選考委員会を26日に開き、正式決定する方針。【鈴木健太】

 舟山氏は07年参院選で民主党の公認候補として初当選した。しかし昨年7月に反消費増税や反TPP(環太平洋パートナーシップ協定)の立場から同党を離党。そのため舟山氏を推薦・支持することについては、選考委員会の一部でも反対の声があった。

 党県連と連合山形は非自民勢力の結集を目指しており、選挙協力を視野に社民党県連とも近く協議する。

 ◇党本部も判断遅く
 「参院選について民主、社民、連合の3者で協議を繰り返してきましたが、本日この場で立候補予定者の紹介ができませんでした。大変残念で申し訳なく思います」。4月27日、山形市で開かれた労働者の祭典「県中央メーデー」で、主催者代表としてあいさつした連合山形の大泉敏男会長は表情を曇らせた。

 参院選がある年は毎回、メーデーで立候補予定者を紹介するのが恒例となっている。だがこの日、壇上にその姿は無かった。

 民主党県連と連合山形は今年1月、合同で候補者選考委員会を設置することを決め、協議を重ねてきた。候補には、みどりの風の舟山康江氏と、関東地方の40代男性の民主党県議の2人の名前が挙がったが、委員の意見は割れた。

 「政策にぶれがない」「農業をはじめ県内の現状を熟知している」。舟山氏を評価する意見はあるが、「離党した人を応援するのはいかがなものか」という不満が漏れた。関東地方の男性県議については「こんな逆風下でも手を挙げてくれた」「人物的にも申し分ない」との賛成がある一方、「県とのゆかりが薄い。夏までに名前を浸透させるのは難しい」と反対意見は根強かった。

 民主党県連は当初、3月末までに候補者を決めることを目標に掲げていた。ところが選考作業は難航し、3月31日に開いた記者会見で「最終調整の段階」と説明。「せめてメーデーまでに」と関係者間では第2目標が設けられたが、間に合わなかった。選考委員で意見が割れたことに加え、民主党本部の判断がなかなか下されなかったことが原因だ。

 4月以降は男性県議については擁立断念ムードが広がり、舟山氏の推薦・支持または自主投票が焦点になっていた。

 維新の橋下徹共同代表の従軍慰安婦発言に端を発し、中央政界では現在、各党の選挙協力の見直しが活発になっている。関係者によると、舟山氏支持を巡る民主党本部の判断が下されたのもここ数日の話だという。

 参院選の県選挙区には、舟山氏のほか▽自民新人の大沼瑞穂氏(34)▽共産新人の太田俊男氏(59)▽幸福実現新人の城取良太氏(36)−−が立候補を予定しており、各立候補予定者は準備を着々と進めている。

 連合山形の大泉会長は「こちらも選対をすぐに組織し、舟山氏の応援態勢作りを急がなければ」と話した。

6347チバQ:2013/05/26(日) 15:11:57
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE94P00820130526
焦点:移民大国スウェーデン、暴動で露呈した「寛容政策」のひずみ
2013年 05月 26日 10:56 JST
[ストックホルム 23日 ロイター] 過去数年間で最悪となる暴動が連夜発生した、スウェーデンの首都ストックホルム郊外のヒュースビー地区。一見したところ、カラフルな遊具が並ぶ遊び場や草が刈り込まれた公園、低層の集合住宅などが集まる一般的な整備された地区に見える。
しかし、移民の多い同地区では、住民らは実を結ばない就職活動や警察による嫌がらせ、人種差別的な中傷などについて口にし、スウェーデンの移民政策の「寛容性」とは相反する現実が浮かび上がってくる。

ヒュースビーで起こった暴動は他の地区にも拡大。貧困や人種差別などを背景に2011年に英ロンドンで、2005年に仏パリで発生した暴動を思い起こさせる。今回の暴動は、スウェーデンの福祉制度に別の一面があることを示している。

同国人口の約15%は外国生まれで、北欧では最も高い割合。「反移民」を唱えるスウェーデン民主党の躍進は、同国民の意見を二極化させてきた。

深夜にストックホルム中心部を出発する列車は、単純労働を終えて帰宅するアラビア語やスペイン語を話す移民であふれている。移民の第2世代でさえも、ホワイトカラーの職に就くことは困難とされる。

あるアジア出身の外交官は「スウェーデンには多くの移民が存在する。しかし、彼らはどこにいるのだろうか」と述べた。

<格差が急速に拡大>

ラインフェルト首相率いる中道右派政権は過去7年間、税率引き下げや公的手当の減額を行い、この取り組みは欧州の大半を上回るスウェーデンの経済成長に寄与してきた。しかし一方で、同国は経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で、格差が最も急速に拡大している国でもある。

ストックホルム大学の犯罪学教授、イェージー・サルネッキ氏は、主要都市には、他の地区に比べて失業率が著しく高く、貧しい移民が集まる地区があると指摘する。

世論調査によると、スウェーデン国民の大半は現在でも移民受け入れを支持している。同国は移民に住居やスウェーデン語の授業を提供し、難民申請者に親族との同居を許可するなど、手厚い保護で評価されている。

しかし、このコンセンサスは崩れつつある。

ヨーテボリ大学のUlf Bjereld・政治学教授は「どんな理由であれ、非就労者は国の発展に貢献しない」と指摘。

スウェーデンが2012年に受け入れた難民申請者は4万3900人。前年から50%近く増え、過去2番目に最も多い人数となった。ほぼ半数はシリア、アフガニスタン、ソマリアの出身者だった。

難民申請者は、短期的には社会保障制度の財政負担となる。OECDのデータによると、外国出身者の失業率が16%であるのに対し、スウェーデンで生まれた国民の失業率は6%。同国が充実した福祉制度を維持するには高水準の就業率が不可欠となる。

6348チバQ:2013/05/26(日) 15:12:19
<怒れる若者たち>

今回の暴動では、若者は車両を放火し、現場に到着した警官や救急隊員らに投石するなどした。目撃者は警察の手荒い対応が状況を悪化させたと述べ、ヒュースビーの住民は警察が「サル」などの言葉を浴びせたとしている。

ヒュースビーで暴動に加わったという20代前半の若者は「最初はただ面白がって参加した」とコメント。しかし、警棒を持った警官が女性や子供を押しのけるのを見たときに強い怒りを感じたと語った。

取材に応じたヒュースビーの若者の大半は失業中かインターンだった。多くはインターン制度の活用を続けているとし、フルタイム雇用の確保はほとんどないと不満を述べた。

今回の暴動の発端は今月、ヒュースビーで刃物を持った男性(69)が警官に射殺されたことだとみられている。移民が住民の約8割を占める同地区では、100人超が参加する平和的デモが行われた。

しかし男性死亡の調査の要求への対応はなく、若者らはツイッターで人種差別行為に対する不満を表明し、怒りが拡大。20代の美容師の女性は「若者が互いを刺激して、小さな火を起こした」と話した。

移民の間では不満が収まる様子はないとみられ、エチオピアで生まれたという看護師の女性(39)は自身がエチオピア人であると同時にスウェーデン人だと語る一方で、「地元のスウェーデン人が、私をスウェーデン人として受け入れることはないだろう。彼らにとっては、私はただの移民としか映らない」と述べた。

(原文執筆:Niklas Pollard記者、Philip O'Connor記者、翻訳:本田ももこ、編集:野村宏之)

6349チバQ:2013/05/26(日) 18:45:12
http://www.cnn.co.jp/world/35032535.html
スウェーデン暴動収束せず、5夜連続 29人逮捕 警官増強
2013.05.25 Sat posted at 15:17 JST

(CNN) 北欧スウェーデンの首都ストックホルムで今月19日から起きている若者らによる暴動は23日夜にも収束せず、地元警察によるとこれまでの逮捕者は29人に達した。逮捕者は今後、さらに増える見通し。

首都郊外のヒュースビー地区などで起きている暴動は5夜連続の発生で、警察は警官を増員して騒乱の収拾を急いでいる。地元警察の報道担当者は、暴力行為は減っているものの事態は沈静化していないと述べた。

23日には2カ所の学校と警察署が放火の被害を受けた。車両約30台が燃やされ、近くの店舗に引火もした。警官や消防士が再び投石などで襲われたものの、重傷者はいないとしている。

ストックホルムでは週末にサッカー試合が予定され、警察は暴動の波及を懸念、警官を増員して関連地区などで警備を強化する方針。

今回の暴動のきっかけは、ヒュースビー地区で今月、なたを手にした69歳男性が警官に射殺された事件とみられる。この事件後、同地区では緊張が高まっていた。ただ、警察は暴動の主因は不明としている。

ヒュースビー地区には移民の住民が多く、失業率や犯罪発生率も高いという。

暴動事件を受けラインフェルト同国首相は今週、騒乱の参加者には立ち向かうとの立場を表明。暴力行使が社会を動かすと信じる若年層を容認しないことを示すなどと述べた。

6350チバQ:2013/05/26(日) 18:45:47
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013052502000103.html
連夜の暴動 多文化主義の優等生 移民問題きしむスウェーデン
2013年5月25日 朝刊

 【ロンドン=石川保典】スウェーデンの首都ストックホルム郊外で、移民の若者たちによる放火や破壊行為などの暴動が24日までに5夜連続で起きた。移民を積極的に受け入れる「寛容政策」で知られるスウェーデンは、欧州の多文化主義のモデルとされるが、移民の高い失業率や差別への不満を背景に暴動が頻発。国民の反移民感情も高まり、ひずみが露呈している。

 暴動のきっかけは、移民が多く住む地区で、男性(69)宅に押し入った警察官が刃物で抵抗した男性を射殺したことへの抗議。若者らが十九日夜、警察署に投石したり、百台以上の車に放火したりした。暴動は飛び火し、少なくとも首都の九カ所で車や警察署、学校、レストランなどが放火、破壊された。

 英紙タイムズによると、最初に暴動が起きた地区は、人口約一万二千人の85%を移民が占め、イスラム教徒が大半。警察に執拗(しつよう)に職務質問を受けたり、侮辱されたりすることへの不満が移民にあるとされ、若者団体の代表は暴動を「社会に広がる人種差別と排斥への正当な反応だ」と地元メディアに語った。

 労働力として半世紀以上前から移民を受け入れてきた同国は、人口約九百五十万人の15%が移民。一九八〇年代以降は難民も多く、近年はイラクやアフガニスタン、シリア、ソマリアなどから大量に押し寄せている。政府は住居提供などの手厚い福祉や語学教室、参政権付与などを通じ社会への「統合」を進めてきた。

 ただ近年は暴動が相次ぐ。二〇〇八年には南部のイスラム教徒が多い町で、警察が施設にいた人を排除したことが暴動に発展。一〇年には若者らがストックホルムで学校のダンスイベント入場を拒否され、暴徒化した。差別的な扱いや、16%と高い移民の失業率(若者は39%)から来る不平が暴動に転化しているとみられる。

 国民にも不満が膨らむ。移民排斥を訴える極右の民主党が、一〇年に二十議席を獲得して初めて議会に進出。最近では支持率が一時、三位になった。

 欧州の移民政策に詳しいロンドンのシンクタンク「戦略対話研究所」のラマリンガム氏は「スウェーデンは欧州の寛容政策の要とみられてきたが人種問題が水面下に隠され、政治家は議論を避けてきた。イスラムの若者たちとの関係に苦労してきた英仏の歴史に学ぶべきだ」と話している。

6351チバQ:2013/05/26(日) 18:47:18
http://www.afpbb.com/article/economy/2945943/10796131
消費財不足のベネズエラ、借金でトイレットペーパー購入へ
2013年05月25日 11:09 発信地:カラカス/ベネズエラ
【5月25日 AFP】南米ベネズエラの国民議会は21日、トイレットペーパーをはじめとする個人衛生用品の不足を解消するための輸入用資金7900万ドル(約80億円)の借り入れを承認した。

 借入金はトイレットペーパー3900万ロールと生理用ナプキン5000万個、せっけん1000万個、紙おむつ1700万個、チューブ入り歯磨き粉300万本の購入に充てられる。

 石油輸出国機構(Organization of the Petroleum Exporting Countries、OPEC)に加盟する同国は、世界最多の石油の確認埋蔵量を誇る。しかし、故ウゴ・チャベス(Hugo Chavez)大統領の社会主義政権が2003年に価格統制を導入して以降、一部の消費財が定期的に不足する状況が続いている。これについて同国政府は、チャベス氏が推進してきた「社会革命」を台無しにしようとしているとして、中道右派の野党と米国を批判してきた。

 チャベス氏が後継者に指名していたニコラス・マドゥロ(Nicolas Maduro)氏が僅差で大統領選に勝利して以来、野党は与党側の不正を訴え続けており、ベネズエラ社会は二分されている。

 また、ベネズエラは現在も散発的な電力不足やインフレに苦しんでいる。昨年のインフレ率は20%に達し、公的債務は国内総生産(GDP)の約半分に当たる約1500億ドル(約15兆3000億円)に上っている。(c)AFP

6352とはずがたり:2013/05/26(日) 20:20:33
>>6351
社会主義的な価格統制が品不足を招く典型ですなぁ。。

>一部の消費財が定期的に不足する状況が続いている。これについて同国政府は、チャベス氏が推進してきた「社会革命」を台無しにしようとしているとして、中道右派の野党と米国を批判してきた。

品不足は右派の陰謀論?

6353チバQ:2013/05/27(月) 18:46:54
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130527-00000002-jij_afp-int
インド毛沢東派が与党政治家を襲撃、少なくとも23人死亡
AFP=時事 5月27日(月)8時13分配信



インド中部チャッティスガル州の州都ライプールの病院に運び込まれる共産党毛沢東主義派の襲撃で負傷した人(2013年5月26日撮影)。
【AFP=時事】インド中部チャッティスガル(Chhattisgarh)州で25日、与党・国民会議派(Congress Party)の州幹部や支持者らを乗せた車列が共産党毛沢東主義派(Maoist)の武装勢力約300人に襲撃され、少なくとも23人が死亡、32人が負傷していたことが分かった。州警察当局が26日に明らかにした。

病院に運び込まれる負傷者

 毛沢東主義派は1967年以来、貧困層に平等に土地や雇用機会が行き渡るような共産主義社会の構築を目指して反政府運動を続けている。インド中部や東部の森林地帯で政治家や治安当局への襲撃を繰り返しているが、今回の地雷と銃撃による急襲は過去3年間で最悪のものといえる。

 国民会議派のソニア・ガンジー(Sonia Gandhi)総裁は、毛沢東主義派に対して、「卑劣な行為だ」と非難した。【翻訳編集】 AFPBB News

6354チバQ:2013/05/27(月) 21:16:07
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201305270033.html
独財務相、党内からの保守層遠ざけ批判で首相を擁護[PR]

 [ベルリン 26日 ロイター] - ドイツのショイブレ財務相は、メルケル首相は保守派の有権者を遠ざけておらず、9月総選挙での与党キリスト教民主同盟(CDU)の勝利に向け着実に足元を固めているとの認識を示した。首相が党を中道寄りに導いているとの党内批判に反論した。

 シュピーゲル誌とのインタビューで述べた。党内の右派勢力に対し、総選挙での勝利を望むなら首相の批判を止めるべきと警告した。

 また財務相は、社会民主党(SPD)との「大連立」の可能性を初めて否定した。アナリストの多くは、CDUが総選挙後にSPDと大連立を組むと予想している。緑の党との連立も否定した。

 メルケル首相は、2009年以降のCDUによる徴兵制や原発の廃止、大学授業料の無償化などを背景に、保守のルーツから離れつつあるとの批判を党内右派から受けている。

 これに対しショイブレ氏は「われわれは誰も遠ざけていない。CDUはこれまでになく良い状況にある。支持率のことだけを話しているのではない」とメルケル首相を擁護。

 さらに、フランスや英国での保守政党の弱体化や党内対立を指摘した上で「首相は素晴らしい仕事をしている。この20年で社会は大きく変わっており、われわれはそれを受け入れなければならない」と述べた。

6355チバQ:2013/05/27(月) 21:58:10
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/it/2946540/10810908?ctm_campaign=txt_topics
古代エジプト遺跡に落書き、中国15歳がネットでやり玉に
2013年05月27日 16:36 発信地:北京/中国
【5月27日 AFP】エジプト南部の古代遺跡ルクソール(Luxor)神殿のレリーフに漢字の落書きがあるのを中国人観光客が見つけ、写真を中国のマイクロブログサービス「新浪微博(Sina Weibo)」に投稿したところ、インターネットユーザーたちが「犯人狩り」を開始し、名指しされた少年(15)の両親が謝罪する騒ぎに発展した。国営紙の環球時報(Global Times)やチャイナ・デーリー(China Daily)が27日に報じた。

 報道によると落書きに怒ったネットユーザーたちは、落書きの「犯人」として1人の男子中学生を名指し。この少年が通う中学校のウェブサイトをハッキングし、ログイン画面を少年の落書きを茶化したものに書き換えた。このため少年の両親は、地元紙上で謝罪を表明したという。両親によれば、学校のウェブサイトがサイバー攻撃されたことを知ってから、少年は夜通し泣き続けていたという。

 この落書き事件騒動の背景には、休暇を海外で過ごす中国人が増えている現状がある。

 汪洋(Wang Yang)副首相は今月初め、一部の中国人旅行客が海外で「非文明的な振る舞い」をしているため中国のイメージが損なわれていると指摘。公共の場で大声で話したり、交通規則を無視したり、たんを吐いたり、景勝地に漢字で落書きをするなどのマナーの悪さに苦言を呈した。

 近年、海外を旅行する中国人は急増しており、国連世界観光機関(UN World Tourism Organization、UNWTO)によると世界の観光収入に最も貢献しているのは中国人観光客となっている。(c)AFP

6356チバQ:2013/05/27(月) 21:59:58
http://www.afpbb.com/article/politics/2946481/10810444
アフリカ連合創設50周年、経済成長の背後に紛争の陰
2013年05月27日 19:23 発信地:アディスアベバ/エチオピア
【5月27日 AFP】アフリカ連合(AU)加盟各国の首脳は25日、エチオピアの首都アディスアベバ(Addis Ababa)に集い、前身のアフリカ統一機構(OAU)の発足50周年を祝う記念式典が開催された。

 議長国エチオピアのハイレマリアム・デザレン(Hailemariam Desalegn)首相は記念式典のはじめに「貧困や紛争のない大陸、市民が中程度の収入を享受できるアフリカを作ろう」と呼び掛けた。

■急速に成長する経済、増える外国投資

 現在のAU(53か国と西サハラが加盟)は、アフリカ大陸全土が次々と植民地支配から独立を果たしていた最中の1963年に創設されたOAUを引き継いだものだ。アフリカは今でも世界で最も貧しく、最も紛争の多い大陸だ。しかし保健衛生や教育、乳幼児死亡率、経済成長、民主化度といった開発指標は、この50年間で着実に向上してきた。国際通貨基金(IMF)によれば、世界で最も急速に成長している経済が集中するのもアフリカで、近年は巨額の外国投資を引き付けている。

 50周年の式典には国連(UN)の潘基文(パン・キムン、Ban Ki-moon)事務総長をはじめ、フランスのフランソワ・オランド(Francois Hollande)大統領、米国のジョン・ケリー(John Kerry)国務長官、ブラジルのジルマ・ルセフ(Dilma Rousseff)大統領らと並び、中国の汪洋(Wang Yang)副首相も出席した。高位の中国閣僚の出席は、アフリカ大陸における中国の存在感が増していることを示唆している。またブラジルは25日、関係強化のためのより広い戦略の一環として、アフリカ12か国が負っている債務総額9億ドル(約900億円)を帳消しにすると発表した。

■紛争による荒廃、テロリズムの台頭

 ただ現状では、国連の人間開発指数の下位25か国中24か国はアフリカの国で、さらにその何か国かは紛争などにより荒廃している。オランド仏大統領は昨年12月、パリ(Paris)に各国首脳を招いて開催した安全保障会議で、アフリカ大陸が直面している「テロリズムの惨劇」に危機感を表明した。

 50周年の祝賀によって汎アフリカ主義が推進され、分断されがちな大陸を一つにすると語る指導者たちは、ホールに鳴り響くジャマイカのレゲエ・シンガー、ピーター・トッシュ(Peter Tosh)のヒット曲の「あなたはアフリカ人」というフレーズにリズムとともにうなづく。AUの執行機関にあたるAU委員会(AU Commission)のヌコサザナ・ドラミニ・ズマ(Nkosazana Dlamini Zuma)委員長は「私たちがアフリカ問題に対するアフリカの解決策を語るのは、それは(アフリカ全体が)一致団結して行動することでしか、永遠に銃を黙らせることはできないと分かっているからだ」と言う。しかし中国が全額を負担して昨年完成したAU本部ビルでの演説でズマ氏は「私たちの(国の)創始者たちが語っていた自立や経済的独立はいまだつかめず、社会的不平等も残っている」とも指摘した。

 満員のホールで打楽器奏者やダンサー、ミュージシャンらが歌と踊りに乗せて、アフリカの歴史を語ったが、その壮大なプログラムは6時間ずれ込み、米国の新しい外交トップとしてアフリカを訪れたケリー米国務長官のスピーチは、後に開催されたの私的な夕食会での短い挨拶に変わってしまった。そのケリー氏は「過去半世紀にわたるアフリカ連合の進歩の遺産は、今後50年の可能性を思わせる、非常に心躍るものだ。今日のアフリカにおける戦争や衝突は、自由や発展よりもまれで、強権政治は複数政党による民主主義よりもまれだ」と述べた。

 国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)と繋がりのあるイスラム過激派とのソマリアでの戦いなど、近年の紛争地域におけるAUの活動は、たとえその作戦遂行のための資金が欧米の支援を柱としながらも、具体的な行動でその役割を果たしてきた。

 しかし一方では、2011年のリビア内戦で故ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐支持か、反体制派支持かでAU加盟国が割れた際、その対立により亀裂が生じ、大陸全体に及ぶ影響力の欠如が露呈した。(c)AFP/Jenny VAUGHAN

6357チバQ:2013/05/27(月) 22:07:57
http://mainichi.jp/select/news/20130528k0000m030078000c.html
シリア内戦:中東波及も イスラエルとヒズボラ緊張高まる
毎日新聞 2013年05月27日 21時08分

 【エルサレム大治朋子、カイロ秋山信一】シリアのアサド政権を支援する隣国レバノンのイスラム教シーア派武装組織ヒズボラと、イスラエルの緊張が高まっている。26日夜には、レバノンからイスラエル側にロケット弾が発射されたと伝えられた。シリア情勢の悪化が中東地域全体に波及する事態も懸念されるが、双方とも「全面対決」は回避したいのが本音のようだ。

 レバノン国営通信によると26日夜、レバノン南部マルジャユーンからイスラエルに向けロケット弾1発が発射された。けが人はいない模様。イスラエル軍は「確認中」としているが、着弾地点付近の住民が爆発音を聞いているという。

 イスラエルは今月に入って2度、シリアの首都ダマスカス近郊を空爆。イスラエル軍は公式にはコメントしていないが、シリア情勢の混乱に乗じて、イランからヒズボラにミサイルなどが供与されるのを防ぐための攻撃だったとされる。

 ただ、イスラエルは現時点でシリアやヒズボラとの全面対決を望んでいるわけではないようだ。警戒するのは、ヒズボラやイスラム過激派に対し、シリア政府軍の保有する化学兵器や最新鋭のミサイルが流出したり、アサド政権を支援するイランから大量の武器が供与され、イスラエル攻撃に転用される事態だ。

 今月中旬、英紙タイムズは匿名のイスラエル政府幹部の言葉として、イスラエルにとっての「最悪のシナリオ」をこう伝えた。「シリアが崩壊して混沌(こんとん)状態に陥り、アラブ諸国の過激派がシリアにのさばるような悪夢を見るぐらいなら、(アサド政権という)なじみの悪魔のほうがまだまし」。イスラエルの地元メディアも最近は「アサド政権の崩壊より存続を望む」というイスラエル政府関係者の言葉を匿名で伝えている。

 ヒズボラはすでに、イラン製の地対地弾道ミサイル「ファテフ110」(射程250キロ)などを数百基保有し、イスラエルのほぼ全土を攻撃可能な戦力を持つ。ネタニヤフ首相は19日、政府内の会議で「ヒズボラや他のテロリストの手に兵器が渡る事態があってはならない」と強調、混乱の拡大阻止が急務だとの認識を示した。

 一方、ヒズボラは既にシリア西部クサイル周辺に数千人規模で進駐させているのに加え、最高指導者のナスララ師は25日のテレビ演説で「数万人を送り込む」と述べ、シリア内戦に戦力を集中させる意向を示した。

 しかし、ヒズボラ側も、現状ではイスラエルとの正面衝突は望んでいない。ナスララ師は「シリア反体制派は、イスラエルを支持する西側諸国に操られている」と説明。世論の支持を得やすい「反イスラエル闘争」と位置付けることで、シリア介入を正当化する材料に利用しようとしている。26日夜の砲撃も「イスラエルとの戦い」を演出するためにヒズボラが仕掛けた可能性がある。

 ただ砲撃は小規模で、犯行声明も出ていない。レバノン南部に拠点を置くパレスチナの過激派勢力による攻撃の可能性もある。

6358チバQ:2013/05/27(月) 22:11:47
http://mainichi.jp/select/news/20130528k0000m030084000c.html
ケニア:ICCが訴追の副大統領訪日へ
毎日新聞 2013年05月27日 21時21分

 2007年末の大統領選後の暴動を首謀したとして「人道に対する罪」で国際刑事裁判所(ICC)から訴追されているケニアのルト副大統領が、6月1〜3日のアフリカ開発会議(TICAD)に出席するため日本を訪問することが27日分かった。ケニア政府当局者らが明らかにした。

 日本はICC加盟国。日本政府関係者は、ルト氏がICCへの協力姿勢を示しており、来日は問題ないとの見解を示した。ルト氏は安倍晋三首相と会談する見通し。

 ルト氏が今年4月に副大統領に就任後、副大統領として欧米を含む先進国を訪問するのは初めて。(共同)

6359チバQ:2013/05/28(火) 19:20:37
http://mainichi.jp/select/news/20130528dde007030003000c.html
シリア:EU平和外交、転換点 反体制派に武器、最終合意 「アサド大統領に退陣圧力」
毎日新聞 2013年05月28日 東京夕刊

 【ブリュッセル斎藤義彦】欧州連合(EU)は27日、シリア反体制派への限定的武器供給で最終合意した。EUが武器供給容認を決断した安全保障上の意味は大きい。専門家は軍事力をちらつかせ「アサド政権に政治的圧力をかけるのが狙い」とみるが、「状況を悪化させる」との見方も根強く、情勢次第で、EUが方針見直しを迫られる可能性もある。

 合意により、加盟国は独自の判断で反体制派へ武器供給や売却できるようになった。ただ、米露が来月に和平会議を予定しているため、EU外相会議は「今年8月1日以前」に方針を再度検討する。最長約2カ月の猶予期間を設けた形だ。また、供給先を明確にするなど「保障措置」も取る。経済制裁やアサド政権幹部の渡航禁止・財産凍結などは1年間継続する。

 EUの共通安全保障・防衛政策において、軍が参加する作戦はこれまで平和維持や軍の教育訓練、海賊対策が主だった。紛争地への武器供給のような積極的な軍事介入は初めてで「EUの平和的外交を180度転換する」(シュピンデルエッガー・オーストリア外相)との憂慮も上がっている。

 シンクタンク「欧州の友人」のメリット事務局長は「今回は攻撃的な初の合意」としたうえで「対空防衛やレーダーなどが中心になるだろうが、効果は必ずしも明確ではない。アサド大統領に退陣を迫るのが本当の目的」とみる。ウェスターウェレ独外相も「これでアサド政権は政治解決を拒否できなくなる」と期待を述べた。

 一方、アサド政権にはロシア、イランが肩入れしている。また、レバノンのイスラム教シーア派武装組織ヒズボラがアサド政権の軍事支援を公言するなど、紛争は周辺地域も巻き込んで複雑化している。

 シンクタンク「欧州国際関係研究所」のセミナトア所長は「宗派対立もある中で、EUが一方に加担することになる。武器供給は状況を悪化させるだけ。政治解決しかありえない」と指摘する。

6360チバQ:2013/05/28(火) 19:24:39
http://mainichi.jp/select/news/20130528ddm008020099000c.html
キユーピー:天使の羽、削除 イスラム圏2カ国「偶像崇拝禁止」配慮
毎日新聞 2013年05月28日 東京朝刊

 キユーピーは東南アジアのマレーシア、インドネシアの2カ国で、家庭用マヨネーズのシンボルマーク「キューピー人形」の一部を変更した。包装に描かれる人形の背中の羽をなくし、全身から顔と手だけにした。両国は偶像崇拝を禁じるイスラム教徒が多いため、キューピー人形が天使と受けとられて問題になる恐れがあるためという。

 同社によると、両国向けのマヨネーズは2010年からマレーシアで製造している。イスラム教の規律に従い、豚肉やアルコール類を使っていないとの政府認証を受けているが、11年夏ごろ政府機関から「シンボルマークが天使と認識されて異論が出る可能性がある」との連絡があったという。11年から販売を始めたインドネシアでも同じ理由から変更した。

 キューピー人形は米国のイラストレーター、ローズ・オニールが考案。同社はマヨネーズを発売した1925年から使用している。【西浦久雄】

6361チバQ:2013/05/28(火) 20:52:26
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130528/erp13052807410001-n1.htm
移民大国スウェーデンで暴動相次ぐ 募る不満、どうなる欧州の寛容政策
2013.5.28 07:39 (1/2ページ)[欧州]

23日、ウェーデンの首都ストックホルム近郊で、暴動による放火で炎を上げる乗用車(ロイター)
 【エディンバラ(英スコットランド)=内藤泰朗】北欧の移民大国スウェーデンで今月、警察側の対応に不満を募らせた移民の若者らによる暴動が相次ぎ、多くの移民を受け入れている欧州各国で関心が高まっている。英国では、反移民を掲げる無名の右派小政党が地方選挙で躍進するなどしており、移民に対する寛容政策の行方が注目される。

 ロイター通信によると、発端はスウェーデンの首都ストックホルム郊外のヒュースビー地区で今月中旬、刃物を持ったポルトガル系移民とみられる男性(69)が、警官に射殺された事件だった。

 事件の全容解明を求めるデモ行進が同地区で平和裏に行われたが、若者たちが短文投稿サイト、ツイッターで警察側の対応に不満を表明したところ、暴徒化の動きが広がった。商店や学校の窓ガラスを割ったり、現場に到着した警官や救急隊員らに投石したりした。

 この地区の住民は移民が約8割を占める。ロイター通信は、「住民らは困難な就職活動や警察による嫌がらせ、人種差別的な中傷に遭い、不満を募らせている。スウェーデンの移民への寛容政策とは相反する現実が浮かび上がってくる」と伝えた。

 暴動は19日から6日連続で発生。若者らは数十台の車に放火するなどしたため、警察は人員を増やすなど警戒を強化。地元メディアによると、これまで若者ら約30人が拘束された。

 高福祉の国として知られるスウェーデンは多くの移民を受け入れており、人口の約15%が外国生まれだ。昨年は、紛争地のシリアやアフガニスタン、ソマリアなどからの難民受け入れが前年比5割増の4万3900人に上った。

 しかし、こうした地域から来る外国系住民は、社会の負担になっているのも事実だ。中道右派の現政権はさまざまな税率の引き下げとともに公的手当の減額を実施し、近年は急速に社会格差が拡大していた。

 「反移民」を唱えるスウェーデン民主党も近年、躍進を果たしており、移民政策のひずみが露呈するたびに世論を二分する議論となっている。

 ノルウェーでは2011年夏、与党の移民受け入れ政策に反対する男が首都オスロの官庁街や国内の島で爆弾テロと銃乱射を相次いで行い、70人以上が死亡する事件が起きた。

 英国ロンドンでも同年、貧困や人種差別などを背景にした移民の若者らによる暴動と放火事件が発生。「反移民」や「反欧州連合(EU)」を訴えてきた右派小政党「英国独立党」(UKIP)が今月の地方選で躍進、2年後の国政選挙では台風の目になりそうな情勢だ。

6362チバQ:2013/05/28(火) 20:53:33
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2946311/10805710
暴動のスウェーデン首都、やや沈静化
2013年05月26日 19:08 発信地:ストックホルム/スウェーデン
【5月26日 AFP】スウェーデンの首都ストックホルム(Stockholm)郊外の移民が集中する地区で前週始まった暴動は、26日朝の時点でやや沈静化している。

 前日には中規模な都市の市街にも暴動が飛び火したが、26日朝はストックホルム以外で騒ぎの報告はなく、ストックホルム郊外で数台の車が放火された程度だという。

 ストックホルムには24日、同様の暴動を近年経験している同国第2と第3の都市、ヨーテボリ(Gothenburg)とマルメ(Malmoe)から増援された警官隊が到着。また若者の親たちやボランティアが市街のパトロールを行い、騒動を起こそうとする者たちを止めるなど沈静化を図っている。この二つの対策が功を奏し、ここ数日間続いた緊張が和らいでいる。

 長らく平穏で安定した平等主義の国とみなされてきたスウェーデンでは、寛容な難民政策の下、入国した移民が全人口の約15%を占めるに至っているが、今回の暴動はスウェーデン人の間で移民の社会的統合に関する議論に火を付けている。(c)AFP/Pia OHLIN

6363チバQ:2013/05/29(水) 18:44:37
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130529/amr13052914340005-n1.htm
“反米色”一段と加速、ボリビアのモラレス大統領 憲法裁「続投は可能」
2013.5.29 14:33 (1/3ページ)

ボリビア中部コチャバンバでベネズエラのマドゥロ大統領(左)と話すボリビアのモラレス大統領(ロイター)
 【ニューヨーク=黒沢潤】南米ボリビアの反米左派モラレス大統領が今月、国内で長年活動してきた米国の国際開発局(USAID)職員を追放し、ケリー米国務長官を批判するなど“反米色”を一段と強めている。モラレス氏の強い影響下にある憲法裁判所が4月下旬に示した判断により、来年実施予定の大統領選への出馬の道が開かれたことが背景にあるとみられ、米国への強硬姿勢を国民にアピールする狙いがうかがえる。

 モラレス氏は今月1日、メーデーの集会で、「米機関はわが国で陰謀を企てようとしている」と強調、USAIDの職員を追放する方針を示した。

 USAIDは1964年からボリビアの農業技術向上や環境保全などに従事。米政府は昨年も活動費として2800万ドル(約28億円)を拠出しており、総額は約20億ドルに上る。

 追放処分を受け、米国務省のベントレル報道部長は「(陰謀論は)根拠がない」と一蹴。その上で、「米政府はボリビア政府の国家開発計画に従って、関連機関と協調して事業を進めている。職員追放で打撃を受けるのはボリビア国民自身だ」と批判した。

 今年3月に死去したベネズエラの反米左翼、チャベス大統領の盟友であるモラレス氏は2008年、米国の駐ボリビア大使を追放。米麻薬取締局(DEA)のボリビア国内での活動も同年に禁止するなど、強い反米姿勢で知られる。

 今回の追放処分に合わせ、モラレス氏はケリー米国務長官が4月中旬、南米諸国を「米国の裏庭」だと表現したことにも怒りを示すなど、反米姿勢を強調している。

 一連の言動は、来年の大統領選で3選を狙う動きと関連がありそうだ。05年に初当選したモラレス氏は09年に再選。同国憲法は3選を禁じているが、憲法裁が先月29日、09年の大統領選前に導入された新憲法下では、モラレス氏が1度しか当選していないと判断したことをふまえ、出馬準備を進めている。

 モラレス氏への支持率は約55%に上り、国民の人気は依然として高い。ただ、高速道路建設反対の抗議デモに加え、警官や軍人らによる賃上げ要求デモが頻発。また、政権寄りの労働組合や農業組合が最近、独自政党を立ち上げる動きもみせており、支持基盤は盤石とまではいえないのが実情だ。

6364チバQ:2013/05/29(水) 21:28:37
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201305290027.html
伊地方選で連立政権の支持広がる 「五つ星運動」はふるわず

 [ローマ 28日 ロイター] - イタリアで26─27日に実施された地方選で、レッタ首相の連立政権がコメディアンのグリッロ氏の「五つ星運動」を退けて支持を伸ばした。

 内務省の発表によると、首相が率いる民主党は16の主要都市選挙のうち5つで過半数を獲得。残りは2週間以内に決選投票が実施される予定で、こちらも同党が優位な情勢となっている。

 連立パートナーでベルルスコーニ元首相が率いる「自由国民」は2番手となった。

 2月の総選挙で躍進した「五つ星運動」は564の町・市で実施された選挙で勝利がなく、ローマでの得票率は12.8%にとどまった。

 調査会社SWGの副会長、Maurizio Pessato氏は「レッタ首相にとって好ましい結果であることは明らかだ。これにより彼は数カ月働く時間を確保できた。グリッロ氏の勢いは後退した」と指摘した。

6365チバQ:2013/05/29(水) 21:35:17
http://www.asahi.com/international/update/0529/TKY201305290001.html
ローマ市長選、決選投票へ
 【ローマ=石田博士】イタリアで26、27日に地方選の投票があり、首都ローマ市長選は28日朝までの開票の結果、現職と新顔の上位2人による決選投票に持ち込まれることになった。

 ANSA通信などによると、開票率99%で中道左派のマリーノ前上院議員が得票率42・6%で首位。現職の中道右派アレマンノ市長は30・3%だった。

 2月の総選挙で躍進した市民政党「五つ星運動」の候補で弁護士のデビート氏は12・4%で3位にとどまり、決選投票には進めなかった。決選投票は6月9、10日投票の予定だ。

6366チバQ:2013/05/30(木) 22:30:40
http://mainichi.jp/select/news/20130531k0000m030065000c.html
ウクライナ:「関税同盟」に参加へ EUより露重視か
毎日新聞 2013年05月30日 20時47分

 【モスクワ大前仁】ウクライナのヤヌコビッチ大統領が29日、ロシアが中心となって旧ソ連3カ国で構成する経済共同体「関税同盟」にオブザーバー参加する意向を表明した。ウクライナは欧州連合(EU)への加盟も検討してきたが、今後ロシアとの経済関係を重視する方向が強まりそうだ。

 訪問先のカザフスタンで明らかにした。ウクライナのアザロフ首相は31日、旧ソ連諸国で構成する独立国家共同体(CIS)の会議の際、オブザーバー参加の覚書に署名する予定だ。

 ロシア産天然ガスに依存するウクライナはここ数年、ロシアにガス価格の引き下げを求めてきたが、ロシア側は関税同盟への参加を値下げの条件にして応じていない。一方、EUはヤヌコビッチ氏の「政敵」ティモシェンコ前首相が2011年に職権乱用罪で有罪判決を受けたことを「政治裁判」と批判し、双方の関係が冷却化。ウクライナのEU加盟に向けた交渉は進展していない。今回の決定にはこうした経緯が影響したとみられる。

 関税同盟はロシア、カザフスタン、ベラルーシが参加し、10年に結成。12年から統一経済圏を発足させており、将来の通貨同盟や域内における「就労の自由」の実現も検討している。ロシアのプーチン大統領は旧ソ連諸国が政治・社会面で統合を深める「ユーラシア同盟」の創設を提唱。関税同盟をその前段階に位置づけ、隣国ウクライナに参加を呼びかけている。

6367チバQ:2013/05/30(木) 22:44:50
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130530/bsc1305300800004-n1.htm
日本、新幹線受注へ大きく前進 印と交渉再開合意、インフラ輸出の大チャンス (1/3ページ)2013.5.30 08:00
 安倍晋三首相とインドのシン首相が、高速鉄道計画の共同調査や原子力協定交渉の再開で合意したことで、政府が成長戦略の一つと位置付ける鉄道や原発などのインフラ輸出に弾みが付く。

 台湾に続き海外で新幹線を受注する可能性が大きくなったほか、東日本大震災後に原発輸出交渉で出遅れていた日本にとって巻き返しの大きなチャンスとなる。国内市場が頭打ちのなか、官民一体でインフラ輸出を強化する。

 「新幹線の輸出に向け大きく前進した」。国土交通省の幹部は、インドとの高速鉄道計画の共同調査に期待を寄せる。

 日印首脳会談では、インド最大の都市ムンバイと工業都市アーメダバードを結ぶ高速鉄道計画で安全性や費用などについて共同調査することで合意した。

 だが、同路線の受注はもともと仏車両メーカーのアルストムが有力視されていた。これに対し日本連合はJR東日本や川崎重工業の首脳、国交省の梶山弘志副大臣らが2月、現地を訪れセミナーを開くなど、官民一体での巻き返しに成功した。

 高い経済成長が続くインドには新幹線以外にもモノレールや貨物専用鉄道の整備計画が目白押しで、日立製作所や川崎重工業などが受注を目指している。

 インドとの原子力協定の交渉再開も、日本の原発輸出の追い風になる。原発は現在、世界で400基程度が稼働中だが、経済産業省は2030年までに90〜370基程度増えると試算。なかでもインドは「潜在的な市場は中国に次ぐ規模」(国内原発メーカー幹部)だ。中国は原発建設で国産志向が強く、自国メーカーを優先するだけに、インド市場への期待は大きい。

 原発輸出も官民一体での売り込みが不可欠だ。安倍首相は5月初めのトルコ訪問でもトップセールスを展開。現地で計画している原発について、三菱重工業と仏アレバの企業連合の受注が事実上決まった。

 ただインドのインフラ輸出をめぐっては、建設に必要な電力や水道などの設備が十分に整備されていない。建設用地の買収に手間取れば事業費が膨らみ、企業側が利益を上げられない懸念もある。

 大和証券の田井宏介シニアアナリストは、インドのインフラ輸出について「ビジネスチャンスとして大きいが、どれだけリスク回避を交渉に盛り込めるかが課題になる」と指摘した。

6369チバQ:2013/05/31(金) 01:04:46
http://mainichi.jp/select/news/20130530k0000m030043000c.html
スーダン:大統領「反政府勢力支援なら南の石油通さず」
毎日新聞 2013年05月29日 20時00分(最終更新 05月29日 20時49分)

 【ヨハネスブルク服部正法】アフリカ東部スーダンのバシル大統領は27日、「南スーダンが(スーダン国内の)反政府勢力の支援をするなら、石油パイプラインを永久に封鎖する」と述べ、スーダン国内を通過する南側の石油輸出を今後止める可能性に言及した。南スーダン側はバシル大統領の発言に反論しており、和解が進んでいた南北スーダンの間で再び緊張が高まってきた。

 バシル大統領は「南スーダンの兄弟たちへの最後の警告だ」と強く迫った。一方、南スーダン政府報道官のマリアル情報放送相は「南スーダンは反政府勢力の支援をしていない」と否定している。

 スーダンでは先月末、反政府勢力「スーダン革命戦線(SRF)」が中部の要衝ウム・ラワバを攻撃して一時制圧した。ウム・ラワバは首都ハルツームの南西500キロに位置し、SRF側は「我々はハルツームに向かう」と宣言した。SRFの攻勢はスーダン政府に衝撃を与えたようだ。

 SRFは、西部ダルフール地方で長年政府側と戦ってきた武装組織や、南スーダンの与党「スーダン人民解放運動(SPLM)」系の武装組織「SPLM−N」による連合体。スーダンは南スーダンがSPLM−Nを支援していると批判するが、南スーダン側は関係を絶ったと説明してきた。

 南スーダンが2011年7月に分離独立する以前の旧スーダンはアフリカ有数の産油国だったが、油田の4分の3が南にあり、輸出港は北のみだった。両国は石油収入の分配を巡って対立が激化し、昨春には国境地帯で両国軍が衝突を繰り返した。だが、その後に和解交渉プロセスが進み、先月には停止をしていた南スーダンの石油生産が再開していた。

6370チバQ:2013/06/01(土) 15:48:05
http://mainichi.jp/select/news/20130601k0000m030111000c.html
イラン:盛り上がらぬ大統領選 候補者審査に失望感
毎日新聞 2013年05月31日 22時52分(最終更新 05月31日 22時55分)

 【テヘラン田中龍士】6月14日の投票まで2週間と迫ったイラン大統領選挙が、盛り上がりに欠けている。かつて権勢を振るったハシェミ・ラフサンジャニ元大統領(78)の再出馬が期待されたが、立候補者の資格審査で「失格」となり、失望感が広がったためだ。だが終盤に流れが変わる可能性もあり、今後の展開が注目される。

 ラフサンジャニ師は1989年から97年まで大統領を務め、米欧との関係改善を模索するなど現実的路線を志向。核開発疑惑に伴う米欧の経済制裁で生じた物価高騰や失業問題がもたらす閉塞(へいそく)感が漂うなか、立候補届け出に期待が高まった。しかし、最高指導者ハメネイ師の影響下で選挙を管理する護憲評議会は、届け出た686人のうちラフサンジャニ師らを除く8人を正式な候補と認定。ハメネイ師と確執を深めるアフマディネジャド大統領側近の立候補も認めなかった。

 2005年の大統領選では、首都テヘランの目抜き通りなどでは支援者らが投票を呼びかける光景も見られたようだが、今は選挙の雰囲気は感じられない。テヘラン大4年の男子学生(23)は「ハシェミ(ラフサンジャニ師)なら核交渉も前進させてくれると思った。選挙にもう行かないと思う」と話した。市民活動家のサレフ・ニクバフト弁護士は「人々は状況は最高指導者しか変えられないと考えており、選挙への関心は低い」と解説する。

 現段階で有力視される候補は、ハメネイ師に忠実な保守派のジャリリ最高安全保障委員会事務局長(47)。核交渉問題の責任者でメディアの露出が多い。治安や経済など絶大な影響力を持つ軍事組織「革命防衛隊」の出身で、傘下の民兵組織「バシジ」の支持を受けるとされる。イラク戦争で右足の一部を失ったことも国家に尽くすイメージと受け止められるようだ。

 同様にハメネイ師に近い保守派のガリバフ・テヘラン市長(51)も有力候補の一人。05年の大統領選で落選後、市長として公共工事の実績を上げ高い支持を受ける。ベラヤティ元外相(67)、ハダドアデル元国会議長(68)と候補者1人を選出する「2+1連合」を結成、終盤に決める。

 ロウハニ元最高安全保障委員会事務局長(64)はラフサンジャニ師の信頼が厚く、衰退する改革派の一部が同師支持を表明した経緯があり、改革派アレフ元副大統領(61)の支持者を取り込む連携も指摘される。

 05年選挙では、アフマディネジャド氏がハメネイ師の支持を取り付け下馬評を覆し終盤に急浮上、ラフサンジャニ師との決選投票を制しており、終盤に情勢が変わる可能性もある。ハメネイ師は5月29日、どの候補にも肩入れしない考えを示した。

6371チバQ:2013/06/01(土) 18:52:40
http://mainichi.jp/select/news/20130602k0000m030016000c.html
ソチ五輪疑惑:開催費「3兆円近く盗まれた」と露の野党
毎日新聞 2013年06月01日 18時16分(最終更新 06月01日 18時46分)

 ロシア野党指導者のネムツォフ元第1副首相らは1日までに、来年開催されるソチ冬季五輪に関する報告書を発表した。施設建設費など開催費用のうち、プーチン大統領に近い企業の横領などにより「250億〜300億ドル(約2兆5000億〜3兆円)」が闇に消えたと批判している。ペスコフ大統領報道官は「報告書を見ていない」としてコメントを避けた。

 ソチ五輪開催費は2007年には120億ドルとされたが、報告書によると、現在は510億ドルと4倍以上に膨らみ、膨張分の大半は建設業者の横領などで「盗まれた」という。(モスクワ共同)

6372チバQ:2013/06/01(土) 19:05:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130530/erp13053022200003-n1.htm
プーチン流“バラマキ”限界?…露で経済成長鈍化
2013.5.30 22:18 (1/2ページ)[ロシア]

 【モスクワ=遠藤良介】プーチン大統領の就任から1年余りが過ぎたロシアで、経済成長の鈍化が鮮明になっている。今年1〜3月期の国内総生産(GDP)は前年同期比でわずか1・2%の伸びにとどまり、経済発展省は通年の成長率予測を3・6%から2・4%に下方修正した。石油・天然ガス収入を再配分するだけのプーチン流経済モデルが、いよいよ限界を露呈してきた。

 2008〜09年の世界金融危機後、ロシアの経済成長率は10年に4・5%、11年に4・3%、12年に3・4%と漸減してきた。今年の予測成長率は、マイナス7・8%となった2009年を除き、1999年以来で最低となる。

 これは、プーチン氏が大統領復帰前に豪語していた「年6〜7%の成長」からほど遠く、主要新興国の中でも大きく見劣りする。ベロウソフ経済発展相は4月の政府会合で「今日の状況は相当な程度、世界経済でなく、国内要因に関係している」と率直に述べた。

 2000年に1期目の大統領に就任したプーチン氏は、政治・経済の両面で国家統制を強化する一方、石油・天然ガス収入を公務員給与や年金の引き上げ、国策企業への資金投下などに振り向けた。就任時に1バレル=20ドルだった石油価格の急騰に助けられ、08年春までの前回大統領期には年平均約7%の成長を達成した。

 通算3期目には、強権統治と“バラマキ”というプーチン政権の性格がいっそう強まっている。医師や教員の給与増額、住宅供給、軍需産業支援といったプーチン氏の公約を全て実現すると、任期の6年間で4兆8000億ルーブル(約15兆3000億円)の支出増になると試算されている。

 だが、経済減速が示すのは、従来の発展モデルが頭打ちになり、バラマキの原資を見いだすことも困難になっている現実だ。最大の問題は、国家予算に占める石油・天然ガス関連の収入が50%を超え、地下資源頼みの経済構造から脱却できていないことにある。

 財政赤字の回避は不可能とみられており、国際資源価格の急落に見舞われた場合の影響は甚大だ。

 政権のリベラル派は企業の税負担軽減や汚職対策、投資環境改善などによる産業育成を主張。だが、現実には治安・特務機関の出身者など国粋主義のシロビキ(武闘派)が影響力を増しており、政権が大胆な改革に踏み切る兆候はない。

 「停滞の時代」と呼ばれる旧ソ連後半のブレジネフ政権期に、超長期化する「プーチン時代」をなぞらえる論調も目立ってきた。

6373チバQ:2013/06/01(土) 19:06:28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130530/amr13053019080008-n1.htm
「反米左翼」チャベス氏後継、マドゥロ政権厳しい船出 ベネズエラ
2013.5.30 19:06 (1/2ページ)[米国]

ベネズエラのマドゥロ大統領=(ロイター=共同)
 【ニューヨーク=黒沢潤】3月に死去した南米ベネズエラの反米左翼、チャベス大統領の後継者であるマドゥロ大統領が4月に就任して以降、厳しい“船出”を余儀なくされている。これまで、過去50年でなかったといわれるトイレットペーパーの買い占め騒動が起きるなど、モノ不足が顕著。また、先月の大統領選で敗北した野党候補からは「不正投票の末の勝利」と今も激しく突き上げられている。チャベス氏という“重し”が外れた今、政界のライバルとの対立も起きているとされ、前途は多難だ。

 長蛇の列、ガラガラの棚−。首都カラカスの小売店ではここ数週間で牛乳や小麦粉、バターといった日常品が次々と消えた。月に1億2500万個消費されるトイレットペーパーも入手困難で、政府は5千万個を緊急輸入すると表明するとともに、「モノ不足は野党の陰謀」と主張している。

 これに対して経済専門家らは、貧困層のために価格を低く抑える「価格統制」が問題の根源にあると指摘する。「たとえば、フケ防止の2千円の高額なシャンプーを作っても、(価格統制で)300円でしか売れなかったら、企業側はバカらしくて生産しなくなる」(外交筋)というわけだ。

 外貨流出を恐れる政府が、殺虫剤や肥料などの商品を輸入したい貿易業者に外貨供給を渋る通貨管理もモノ不足の背景にあり、政府は経済対策の見直しを求められている。

 マドゥロ政権にとり、大統領選で敗北したカプリレス・ミランダ州知事が選挙管理当局に「不正集計」の調査を要求していることも頭痛の種だ。マドゥロ氏とカプリレス氏の得票差はわずか22万票。開票結果に納得しない国民による暴動も発生、少なくとも8人が死亡し、60人が負傷した。

 カプリレス氏陣営はこれまでに、「同一人物が20数回も投票した具体例がある」などと主張、約3200件の不正リストを選管に提示した。6月上旬に監査結果が出るが、当選が覆る可能性は低く、反発が一段と強まるのは必至だ。

 マドゥロ政権は、年間2万1690件にも上る殺人事件などの凶悪犯罪根絶のため、国軍兵約3千人をスラム街などに投入した。ただ、カプリレス氏の“お膝元”であるミランダ州にも動員、「ここにカプリレスが来て、治安改善に努めたことがあっただろうか」と住民に触れ回り、野党陣営から猛反発を買っている。

 マドゥロ氏には、国軍出身で、チャベス大統領に目をかけられていたカベージョ国会議長という有力なライバルが存在する。労働組合出身のマドゥロ氏が国軍内で強力な指導力を発揮できない弱みに乗じて、カベージョ氏が暴動などの社会不安を起こし、政権を掌握するといった不気味なシナリオもささやかれている。

6374チバQ:2013/06/01(土) 19:11:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130601-00000000-jij_afp-int
イスタンブールでデモ隊が機動隊と衝突、数十人重軽傷
AFP=時事 6月1日(土)8時28分配信



トルコ・イスタンブールのタクシム広場で、機動隊が放った催涙ガスの中を、助け合いながら進むデモ参加者ら(2013年5月31日撮影)。
【AFP=時事】トルコのイスタンブール(Istanbul)にあるタクシム広場(Taksim Square)で31日、広場そばの公園の取り壊し計画に反対する抗議集会から発展した反政府デモを解散させるため、機動隊が催涙ガスや放水砲を使用、この衝突により、数十人が重軽傷を負った。

【その他の写真】現場の様子

 イスタンブール県のフセイン・アヴニ・ムトゥル(Huseyin Avni Mutlu)知事によると、最も重い傷を負ったのはモロッコ系トルコ人の女性で、頭蓋骨を骨折し脳外科手術を受けたが、集中治療室に収容され容体は良好だという。同知事はテレビ放送のコメントで、現在捜査が進行中で、「暴力行為を引き起こした」かどで63人が拘束されたと述べた。

 デモ隊は、広場の中心に立つアタチュルク(Ataturk)記念碑の向かいあるタクシム・ゲジ公園(Taksim Excursion Park)の取り壊し工事の阻止を求めていた。建設計画では、高度に商業化したイスタンブールに残る緑の「最後の砦」である公園の跡地にショッピングモールを建設し、オスマン帝国時代の兵舎を再建する予定だ。

 イスタンブールの裁判所は31日夜、計画の一時停止を命じたが、計画自体が中止されるかは定かではない。

 イスタンブール市のカディル・トプバシュ(Kadir Topbas)市長は、デモ参加者の多くは「純粋に緑や環境を気にかけている」人々だが、「政治的意図」を持つ者たちに操られていると語った。

 公園の取り壊しは、広場周辺を歩行者専用道路とするために昨年11月に始まった建設計画の一環だ。タクシム広場は、昔から集会やデモの場として使われてきた他、人気の観光スポットともなっている。

 賛否両論の同計画は、広場周辺の慢性的な交通渋滞の緩和と、外観の美化を目的としている。だが反対派は、計画は広場を魂のないコンクリート商業地域に変え、地元住民を追い出すものだと批判している。【翻訳編集】 AFPBB News

6375とはずがたり:2013/06/01(土) 19:25:25

焦点:プーチン政権の締め付け強化、反体制派は戦々恐々
2013年 06月 1日 14:17 JST
http://jp.reuters.com/article/jp_forum/idJPTYE95001420130601

[モスクワ 30日 ロイター] - ロシアではプーチン大統領に批判的な団体や個人に対する取り締まりが広がりをみせており、反体制派は「次に狙われるのは誰か」と不安を抱いている。

リベラル派の経済学者セルゲイ・グリエフ氏は、捜査当局から事情聴取を受けた後にロシアを出国。同氏の出国は、政府が異論を唱える者や抗議活動への締め付けを一層強化していることが背景にあると受け止められている。

反プーチン派からは、デモを制圧し、抗議活動のリーダーに犯罪容疑をかけ、NGO(非政府組織)に厳しい資金規制を課すといった現政権の手法は、1970年代に社会の停滞を伴ったブレジネフの抑圧的な時代に通ずるものがある、との声が聞こえる。

また反体制派は、大統領は2011年12月以降に相次いだ反プーチンデモで傷ついた自身の権威を取り戻すべく強権を振るっていると強調。かつては側近中の側近と呼ばれたスルコフ前副首相が8日に事実上解任されたように、ひとたび寵愛の対象でなくなれば、大統領に近い人物でさえもあっさり切り捨てられると現状を説明している。

一方、KGB(ソ連国家保安委員会)の元スパイでもあるプーチン大統領は、自らをソ連崩壊後の混乱から秩序を回復させたと自賛。また、反対派の弾圧を否定しながらも、大統領就任以来最大のデモが発生している事態を受け、再び秩序を回復しなくてはならないとの考えを明らかにしている。

これに対し反体制派は、もはやデモは政権にとってほとんど脅威とならないほどに縮小したにもかかわらず、さらなる圧力をかけて残党を一掃したいというのが大統領の本音だ、と指摘する。

<新法とシロビキの影響力拡大>

ロシア議会は新法を相次いで制定。反体制派は新法について、大統領が反プーチン派の締め付けに利用することが可能になり、今年7月に起訴された反体制派活動家アレクセイ・ナバルニー氏のように「でっち上げの罪」に問われる人が増えるのではと警戒する。

当局の締め付けの対象となっているのは反体制派だけではない。不正選挙の証拠を独自に集めている独立系選挙監視団体のゴロスや、大統領の支持率を調査する世論調査機関レバダセンターが新法の標的だ。

新法は外国から資金を受けて政治活動に携わるNGOを「外国の代理人」として登録し、取り締まるよう求めているが、両団体ともに登録を拒否するなどして反発を強めている。

反体制派は、リベラル派の影響力が弱まるにつれ「シロビキ」と呼ばれる、大統領のかつての同僚であった治安関係者の影響力が強まっているとみている。リベラル派の経済学者で政府のアドバイザーでもあったグリエフ氏は、大統領を批判した直後、ナバルニー氏に少額の寄付をした罪に問われ、厳しい監視下に置かれたものとみられる。

グリエフ氏は、ロシアの主力輸出品である石油への依存度を減らし、石油価格の下落に備えることや、まん延する汚職対策が急務だと訴え、これらに失敗すれば大統領は政権の座を追われることになるかもしれないと警告した。しかし、これがあだとなって、グリエフ氏は大統領の寵愛を失うこととなった。

<再びホドルコフスキー氏に矛先か>

グリエフ氏は出国前、服役中のミハイル・ホドルコフスキー氏がかつて経営していた元石油大手ユコスの事件をめぐり、捜査関係者による事情聴取を受けていた。

このことからホドルコフスキー氏らに対する新たな裁判が始まるのではないかとの憶測を呼んでいる。ユコス事件で収監されたホドルコフスキー氏らの刑期満了が近づいており、「彼らの釈放を快く思っていない人たちがいる」(ホドルコフスキー氏の母)という。

野党に接近したホドルコフスキー氏らは2003年に逮捕され、05年に詐欺と脱税の罪で有罪判決を受けた。来年には刑期満了の予定だ。

「外国の代理人」を指定する法律について30日、15人の経済学者と研究者が政府に対して公開質問状を送った。この中で、新法はNGOの資金運用と独立性を脅かすと指摘。さらに、国家が経済学や経済分析を管理したソビエト時代を引き合いに出し、「ソ連経済がどのような結果に至ったかはご存じのとおりだ」として、新法が求める国家統制は結果として経済の破綻をも招きかねないと警告している。

(Timothy Heritage記者;翻訳 新倉由久;編集 野村宏之)

6376チバQ:2013/06/01(土) 21:17:33
http://www.cnn.co.jp/world/35032787.html
イスタンブールで3夜連続の抗議デモ、政府の開発計画に反発
2013.05.31 Fri posted at 11:26 JST

イスタンブール(CNN) トルコの首都イスタンブールで、政府のショッピングセンター建設計画に反対する座り込みが30日未明まで、3夜連続で行われた。政府の利益追求姿勢を批判する声のほか、対シリア政策への不満なども背景にあるとみられ、警察の介入にもかかわらず参加者が増加している。

抗議運動が起きているのはイスタンブールの繁華街にあるタクシム・ゲジ公園。抗議の輪はフェイスブックやツイッターを通じて広がり、公園に集まった人の数は30日夜の時点で数千人に達した。

政府はこの公園にオスマン・トルコ時代にあった兵舎を再建するとともに、ショッピングセンターを作るという計画を進めている。トルコのアナドル通信によればエルドアン首相は29日、「(抗議運動を)やりたければやればいい。われわれも決めたことは実行する」と述べ、計画を推進する姿勢に変わりはないことを示した。

エルドアン首相は立て替え計画は「歴史への敬意」に基づいているとも述べた。

一方、この計画には繁華街の土地を売って利益を得るためだとの批判の声があがっている。「(政府は)この計画を歴史の保存だと言っているが、それだけでは説明がつかない。そうではなく金のためだ」と、トルコ国内の開発計画を調査する団体「アーバン・ムーブメント・フォーラム」のエジェ・デミレル氏は言う。

抗議運動への参加者の数が増えたのは27日午後以降。計画への批判が広がるとともに、警察が2度にわたって催涙弾を使用したことで、かえって多くの人が集まった。

抗議のやり玉に挙がっているのは建設計画だけではない。公園に集まった人々からは、対シリア政策や夜間の酒類販売禁止規制など、政府の他の政策への批判の声も上がっている。

6377チバQ:2013/06/01(土) 21:19:05
http://www.cnn.co.jp/world/35032829.html
ロシア、アサド政権にミグ戦闘機を提供へ
2013.06.01 Sat posted at 12:00 JST

(CNN) 内戦が続くシリアのアサド政権が、ロシアから少なくとも10機の戦闘機を輸入し、さらに多くの戦闘機を求めていることがロシア国営メディアの報道で明らかになった。

ロシアの国防産業関係者が31日にロシア国営イタルタス通信に語ったところによると、ロシアは「以前に締結した契約」に基づき、アサド政権に10機の「ミグ29」戦闘機を販売するという。

またモスクワを訪問中のシリア代表団は、ロシア側にさらに多くの戦闘機の提供を求めており、ロシアの軍用機メーカー「ミグ」のコロトコフ社長は国営ロシア通信のインタビューで、同社とシリア当局の間で新たな契約の詳細や期間について話し合っている最中だと述べた。

この報道に先立ち、欧州連合(EU)は27日、シリアへの武器禁輸措置の解除を決定した。この決定は、欧州諸国による反体制派への軍事支援の道を開くものと考えられているが、同時に、ロシアが長年同盟関係にあるアサド政権への支援をさらに拡大する可能性もある。

ロシアは戦闘機に加え、2010年に締結した契約に基づき、シリアに地対空ミサイルシステム「S300」も販売したとされる。

ロシアは、シリアへの武器供与は国際法に反していないとし、市民に対して使用される恐れのある武器の供給を否定してきた。

しかし米国のケリー国務長官は、ロシアのS300の供与について「それが以前に締結された契約であろうとなかろうと、(シリア周辺)地域の均衡や安定に深刻な悪影響を及ぼすものであり、イスラエルが危険にさらされる」と懸念を示した。

6378チバQ:2013/06/02(日) 23:46:05
http://mainichi.jp/select/news/20130602k0000m030129000c.html
ボツワナ大統領:中国支援に注文「労働者はいらない」
毎日新聞 2013年06月02日 01時06分(最終更新 06月02日 08時22分)


ボツワナのカーマ大統領=横浜市西区で2013年6月1日、宮間俊樹撮影
拡大写真 第5回アフリカ開発会議(TICAD5)のため来日しているボツワナのイアン・カーマ大統領(60)が1日、毎日新聞との単独会見に応じた。アフリカで存在感を増す中国の支援への期待を表明する一方、「中国が雇用先を確保したいのは分かるが、労働者を連れて来るならそれは『ノー』だ。まず地元の労働力を最大限に活用すべきだ」と訴えた。

 最近アフリカでは、中国の支援に対し、雇用も生まず技術移転もなく「これではアフリカが育たない」といった声も上がっている。

 カーマ大統領は「互恵的な関係を維持するため大切なのは、投資の量ではなく質だ」と指摘。また「過去の歴史を踏まえれば、アフリカが不当に安い資源や産品の供給源に陥ってはならない」と強調した。

 一方、ボツワナは今年2月、地上デジタルテレビ放送の導入で、アフリカでは初めて日本方式の採用を決定。カーマ大統領は「他方式にはない利点がある。導入を検討している他国にも経験をアドバイスしたい」と述べ、日本の技術力に期待。

 さらに「東日本大震災という悲劇から、粘り強く復興を遂げつつあることにも敬意を表したい」と述べた。また、核実験など北朝鮮の挑発についても日本の立場を支持し、北朝鮮との外交関係を一時中断したことを明らかにした。

 ボツワナはアフリカ南部にあり、人口約200万人。豊富なダイヤモンド資源をてこに経済発展が進み、中高所得国に分類されている。【平野光芳】

6379チバQ:2013/06/02(日) 23:46:45
http://mainichi.jp/select/news/20130603k0000m030048000c.html
ロシア:有名大学院の学長が事実上の亡命
毎日新聞 2013年06月02日 21時29分(最終更新 06月02日 22時50分)


ロシア経済大学院のグリエフ学長=大前仁撮影
拡大写真 ◇プーチン政権の批判勢力「締め付け」で
 【モスクワ大前仁】ロシアで野党勢力を擁護していた有名大学院の学長が捜査当局から取り調べを受け、国外に避難する事態に追い込まれた。プーチン政権は批判勢力に対する締め付けを強めているが、対象がエリート層に及んだことに衝撃が広がっている。

 ロシアの捜査委員会(検察の捜査部局に相当)は5月29日、2003年に石油大手企業ユーコス社のホドルコフスキー会長(当時)が脱税罪などで有罪判決を受けた裁判に関連し、ロシア経済大学院のグリエフ学長(41)を尋問していたことを明らかにした。グリエフ氏が4月末から休暇を取り、パリに滞在していることも判明し、学長職も5月末に辞任した。

 グリエフ氏は米紙ニューヨーク・タイムズに、捜査当局から電子メールの記録などを提出するよう要求されたと訴え、「自由を失う恐れがあるならロシアへ戻らない」考えを示している。

 グリエフ氏は経済学者でリベラル派の論客。メドベージェフ首相が大統領時代に、演説草稿の一部を書いていたといわれる。一方、プーチン大統領の「政敵」だったホドルコフスキー氏の裁判を「政治的」と批判していたほか、野党勢力の指導者で、プーチン批判を展開する著名ブロガーのナバリヌイ氏を支援していた。

 ロシアでは、ナバリヌイ氏が地方知事の顧問当時の横領罪で起訴されるなど、野党勢力の「封じ込め」が強まっている。また「シロビキ(治安機関出身者)が発言力を増している」(政治評論家のマカルキン氏)事態を受けて、グリエフ氏のような知識層の国外脱出が増えていく懸念も生じている。

6380チバQ:2013/06/02(日) 23:50:01
http://mainichi.jp/select/news/20130603k0000m030068000c.html
トルコ:デモが首都アンカラなど48都市に拡大
毎日新聞 2013年06月02日 23時35分

 【エルサレム大治朋子】トルコの最大都市イスタンブールで5月末に始まったデモは、首都アンカラなど少なくとも計48都市90カ所に拡大し、トルコ内務省は2日、939人を逮捕したと明らかにした。AP通信によると、警官隊との衝突などで数百人が負傷した。デモは2日夕現在、鎮静化に向かっているが、エルドアン政権の対応次第では再燃する可能性もある。

 デモはイスタンブール中心部の再開発計画への抗議として始まったが、警官隊が当初、催涙ガスや放水車などで鎮圧を図り、反発した市民と衝突して一気に拡大した。その後警官隊は撤収し、デモも収束したが、イスタンブールのカディル・トプバシュ市長は1日、地元テレビに出演し、「(警官隊は)もっと早く撤収できた。民主主義国家では、人々は(それぞれの)考えを持って集まることができるものだ」と述べ、政権の強権的な対応を暗に批判した。

 イスタンブールは東京、マドリードと2020年夏の五輪招致を争っており、今後の展開次第では影響を及ぼす可能性もある。

 デモの背景には、エルドアン政権への不満の高まりもあるとされる。政府は最近、アルコール類の販売を一部規制するなどイスラム色を強め、市民の批判が高まっていた。

6381チバQ:2013/06/02(日) 23:55:08
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130602/erp13060223440003-n1.htm
加速するEU離れ 仏、スペイン…難しい対応迫られる欧州委
2013.6.2 23:43
 【ベルリン=宮下日出男】欧州では、債務危機による経済低迷が深刻な南欧などの国民を中心に財政緊縮策などを求めてきた欧州連合(EU)への不満が高まっており、EUは難しい対応を迫られている。

 英国の社会保障制度に対する欧州委員会の提訴はEU懐疑論を刺激しかねず、「最悪の時期」(英専門家)の提訴だったとの懸念が出ている。

 ただ、EUとしてもいつまでも放置できないという事情がある。EU当局者は「ある国に対し、政治的に微妙な時期という理由で法の適用を控えていたら、何もできない」と反論した。

 EU離れが加速するのは英国だけではない。米世論調査会社が3月にEU主要8カ国で行った調査では、EUへの好意的意見は昨年の60%から45%に激減。フランス、スペインで21〜14ポイントも減った。

 背景には、財政緊縮策などを課してきたEUへの反発があり、オランド仏大統領は最近、具体的な改革を求めた欧州委に対し、「われわれに命令できない」と批判した。

 この状況にEU側も懸念を強めており、独出身のエッティンガー欧州委員は最近の会合で、英国はEUに懐疑的な議員に影響され、仏も覚悟がまったくないなどと苦言を呈したという。

6382チバQ:2013/06/03(月) 20:51:04
http://mainichi.jp/select/news/20130603k0000e030142000c.html
エジプト:反モルシ700万人署名 「同胞団寄り」に批判
毎日新聞 2013年06月03日 11時40分(最終更新 06月03日 13時09分)


エジプトの首都カイロで開かれた「反乱」運動の記者会見で、集まった署名の束を掲げるメンバーら=秋山信一撮影
拡大写真 【カイロ秋山信一】エジプトで「反乱」と称して、モルシ大統領の辞任と大統領選の早期実施を求める署名活動が話題になっている。署名活動を主催する団体によると、署名数は3週間で「700万人分」に上った。野党勢力が便乗する形で運動は全国的に広がっており、主催団体はモルシ大統領の就任1年となる6月30日までに全人口の4分の1にあたる2000万人分を集めると気勢を上げている。

 「同胞団の支配を打ち倒すぞ」。29日に開かれた「反乱」運動の記者会見で、演壇に立ったメンバーが演説すると、約150人が「反乱」と書かれたバナーを掲げるなどして呼応した。メンバーらは、モルシ大統領の出身母体である穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団の最高指導者バディア氏が、大統領を操って、同胞団に都合の良い政治を行っていると批判した。

 「反乱」運動は5月上旬、首都カイロ在住のジャーナリストやエンジニアなど13人の友人グループが発案。インターネットの交流サイト・フェイスブックや口コミを通じて、運動は一気に広がった。賛同者は、署名用紙やインターネットの専用サイトに、氏名や身分証のID番号などを記入する。

 運動には主要野党勢力「国民救済戦線」や、ムバラク独裁政権を倒した2011年の革命を主導した若者グループも参加している。中心メンバーの一人で建築士のホセム・タラートさん(36)は「革命の目的だった『パン、自由、社会正義』は私たちの手にない。行動を起こさなければ変わらない」と話した。6月30日には署名を持って、大統領宮殿前に集結する予定だという。

 ただ、重複署名のチェックなどは不十分で、署名の実数は分からない。署名活動に法的根拠はなく、大統領の辞任には直結しない。

6383チバQ:2013/06/03(月) 22:34:50
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&k=2013060300023
大学学長に組閣要請=言語学者、政治手腕は未知数−パレスチナ議長

パレスチナ自治政府の首相に指名されたナジャフ大学のラミ・ハムダラ学長=2012年9月、パレスチナ自治区ナブルス(EPA=時事) 【エルサレム時事】パレスチナ自治政府のアッバス議長は2日、4月に辞任を表明したファイヤド首相の後任に、ナジャフ大学(自治区ナブルス)のラミ・ハムダラ学長(54)を指名し、組閣を要請した。AFP通信が伝えた。ハムダラ氏は言語学者で政治経験はなく、政治手腕は未知数だ。(2013/06/03-06:54)

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6384名無しさん:2013/06/03(月) 23:24:31
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130603-OYT1T01153.htm
トルコのデモ過激化、政党事務所も襲撃

 【イスタンブール=溝田拓士】先月末に始まったトルコの反政府デモは、3日も首都アンカラなどで続いた。


 2日夜には、エルドアン首相率いる穏健イスラム政党「公正発展党」事務所が襲撃される事件も起き、デモの過激化と長期化の可能性が浮上してきた。

 ロイター通信によると、事務所襲撃があったのは、同国第3の都市である西部イズミル。デモ隊が建物に火炎瓶を投げ込んだという。AFP通信によると3日のアンカラのデモでは、警官隊がデモ隊数百人に対し催涙弾を発射した。

 同国最大都市イスタンブール中心部でも2日夜から3日朝にかけて、デモ隊が集結地のタクシム広場から、政府施設が集まるベシクタシュ地区に向けて「エルドアン首相は退陣せよ」と叫びながら行進した。

(2013年6月3日23時13分 読売新聞)

6385チバQ:2013/06/04(火) 17:50:43
http://mainichi.jp/select/news/20130604dde001030053000c.html
チェック:トルコ、反政権デモ拡大 「イスラム色強化」に反発 格差拡大に不満も
毎日新聞 2013年06月04日 東京夕刊

 ◇五輪招致に影響?
 【エルサレム大治朋子】トルコのイスタンブールで5月末に始まった反政権デモが全国200カ所以上に拡大し、一部に暴徒化の兆しも出始めた。株価は急落し、長期化すれば東京などと争う2020年夏の五輪招致運動への影響も懸念される。10年におよぶ長期安定政権を維持してきたエルドアン首相に対するかつてない「市民の怒り」の背景には、政権の保守化や所得格差の拡大などへの不満があるようだ。

 デモ隊は3日夜も「首相は退陣せよ」などと書いた旗を掲げ、エルドアン首相を「独裁者」と呼んで批判を強めた。AFP通信は現地からの報道として、同国南部で22歳の男性がデモ参加中に何者かに銃撃され、病院で死亡したと伝えた。地元メディアによると、2日夜には首相が党首を務める公正発展党(AKP)の地方事務所に火炎瓶が投げ込まれた。

 一方、首相はデモを「過激派が組織した」と強調し、AKPの勢力拡大に反発する他政党などの仕業だと訴えている。

 AP通信によると株価は週明けの3日、先週末に比べ10・5%下落。好調なトルコ経済に影を落とす。また、9月の国際オリンピック委員会(IOC)総会で開催都市が決まるため、イスタンブール五輪招致委員会は「すべての担当者が夢である招致に向け団結して取り組んでいる」との声明を出し、懸念の一掃に躍起となっている。

 ただ、DPA通信によると、IOCのバッハ副会長(ドイツ)は「(デモは決定権を持つ)IOC委員の決断に全く影響しない。委員は7年後に開く五輪招致を議論していることを分かっている」と、デモには影響されないとの見通しを示した。

 デモの発端は、イスタンブール中心部のタクシム広場付近の再開発計画。公園の木を伐採しようとした行政当局に対し、市民グループが中止を求めた。

 英市民団体によると、イスタンブール市の総面積のうち緑地が占める割合は1・5%(東京は約3%)と低い。伐採予定の木はわずか数本だったが、市民らの抵抗の状況を「ツイッター」などを通じて知った若者らが広場に集まり、警官隊と衝突。催涙ガスや放水車が使われ、大規模デモに発展し地方にも飛び火した。

 その背景には「イスラム色」を強める政権への不満がある。国民の大半が世俗派のイスラム教徒であるトルコは、政教分離が国是。

 AKPは、中道右派の穏健なイスラム主義政党とされてきたが、最近はメディア規制の強化やモスク(イスラム礼拝所)の建設拡大を強硬に推し進め、世俗派市民が反発していた。

 また、所得格差の問題もある。経済協力開発機構(OECD)の調査によると、加盟34カ国のうち所得格差が最も大きかったのはチリで、メキシコ、トルコの順だった。エルドアン政権は緊縮財政や金融構造改革などを断行してインフレを大幅に改善。10年の経済規模は欧州6位となるなど経済成長を遂げたが、貧富の格差も拡大した。

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6386チバQ:2013/06/04(火) 17:51:51
http://mainichi.jp/select/news/20130604k0000e030182000c.html
パキスタン南部:最大都市カラチ「戦場と同じ」
毎日新聞 2013年06月04日 08時22分(最終更新 06月04日 08時43分)


カラチで5月11日に起きた爆弾テロ現場近くで、カラシニコフ自動小銃を手にした住民男性(右)が見守る中で歩く子供たち=2013年5月16日、杉尾直哉撮影
拡大写真
カラチの位置
拡大写真 【カラチ(パキスタン南部)で杉尾直哉】パキスタンの最大都市カラチ周辺が、隣国アフガニスタンの旧支配勢力タリバンと連携する武装勢力「パキスタン・タリバン運動」に事実上支配されていることが地元の治安問題研究者などの分析で分かった。当局は「支配」について否定するが、カラチ警察のテロ対策責任者は毎日新聞の取材に「タリバンはカラチを標的にしている。市内の治安状況は戦場と同じ」と、極めて治安が悪化していることを認めた。

 パキスタンでは2001年に米国主導で始まったアフガニスタンでの戦争の影響でテロが頻発してきた。国際テロ組織アルカイダと連携、アフガン国境に近い北西部を拠点としてきた武装勢力「パキスタン・タリバン運動」は活動範囲を広げ、昨年7月ごろから南部カラチでもテロを激化させるようになった。最大の商業都市でもあるカラチが武装勢力に完全に支配されると、国の経済に大打撃を与えるだけでなく、核保有国でもある同国の治安悪化は米欧の南西アジア戦略にも影響を与える可能性がある。

 パキスタン最高裁は昨年11月、カラチが州都のシンド州政府に対し「タリバンが潜伏している問題を深刻に受け止めよ」と、治安対策強化を命じる決定を出した。カラチ在住の元政府高官は「2万人の武装勢力が内外に潜伏し、市周辺部は武装勢力に事実上支配されている」と話す。

 カラチでは大量の警官や軍兵士が警戒する中、下院選投票日の5月11日には「反テロ」を訴える政党事務所で爆弾テロが起き、12人が死亡した。カラチ港からアフガン駐留外国軍に物資を運ぶ運送会社の社長は「市街地から10キロも離れると無法地帯だ」と話す。

 カラチ警察のテロ対策責任者、アワン特別捜査部長は「市内で活動する武装勢力は20〜30の小集団に分かれ、街中に溶け込んでおり、捜査を困難にしている」と話す。公式統計はないが、地元記者によると、カラチでは過去2年で最低でも3000人がテロの犠牲になったという。

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6387チバQ:2013/06/04(火) 20:16:59
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130604/erp13060417040004-n1.htm
ロシア有名大学長が事実上亡命 前大統領側近も、強硬派台頭で抑圧強化
2013.6.4 17:02

セルゲイ・グリエフ氏(ロイター)
 リベラル派のロシア著名経済学者、セルゲイ・グリエフ・ロシア経済学院学長(41)が刑事事件捜査の対象となり、学長辞職と事実上の亡命に踏み切っていたことが4日までに明らかになった。捜査はプーチン政権の圧力とみられる。

 グリエフ氏はメドベージェフ前大統領(現首相)の顧問を務めた。昨年春のプーチン氏の大統領復帰後、前大統領を支えたリベラル派が退潮し、シロビキと呼ばれる軍・治安機関出身の強硬派の勢力が一段と拡大したことが背景にある。

 政権に近いエリートにも抑圧が及んだことについて政治学者マカルキン氏は、反体制派と関係を持てば「誰も(抑圧から)逃れられなくなった」と指摘した。

 3日付の同国紙によると、グリエフ氏は4月末に出国し、妻子が暮らすパリへ。同氏は短文投稿サイト、ツイッターで「(刑務所があるシベリアの町)クラスノカメンスクよりはパリがいい」と書き込んだ。(共同)

6388チバQ:2013/06/04(火) 21:24:10
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013060400930
9月に前倒し市長選か=大統領側近とブロガー対決も−モスクワ

モスクワのソビャニン市長=2010年10月、モスクワ(AFP=時事) 【モスクワ時事】ロシア主要メディアは4日、プーチン大統領の側近である首都モスクワのソビャニン市長(54)が近く、任期満了(2015年)前に辞職し、9月8日の統一地方選に合わせて出直し市長選が実施される見通しだと伝えた。
 反プーチン政権デモが今も続く中、野党勢力が統一候補を擁立し形勢が変わる前に、選挙を急いだ方が有利と判断している可能性がある。国営テレビによると、ソビャニン氏の5月下旬の支持率は54%。


ロシアの反政権ブロガー、ナワリヌイ氏=4月17日、ロシア中部キーロフ(AFP=時事) ただ、反政権ブロガーのナワリヌイ氏(37)は4日、出直し市長選の場合には出馬すると表明。クレムリン(大統領府)のお膝元の1000万都市で、選挙ムードが早くも熱を帯びてきた。(2013/06/04-20:20)

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6389チバQ:2013/06/05(水) 20:40:13
http://mainichi.jp/select/news/20130605ddm007030170000c.html
トルコ:デモ軸足「反首相」へ 「脅し」発言に市民反発
毎日新聞 2013年06月05日 東京朝刊

 【エルサレム大治朋子】トルコの反政権デモは3日深夜から4日にかけても続き、地元メディアによると、首都アンカラでは警官隊との衝突で新たに500人、トルコ第3の都市イズミルでも300人が拘束された。デモは都市部の若者層を中心に拡大し、その軸足は「反政権」から「反エルドアン首相」へと移りつつある。

 地元メディアによると、左派系の公務員労働組合(組合員24万人)は警官隊によるデモ鎮圧に抗議し、4日から2日間のストライキに突入した。また、南西部アンタルヤの行政当局は4日、警官によるデモ隊への放水に疑義を唱え、地元消防局管理の水を使用させない方針を決めた。こうした流れを受け、アルンチ副首相は同日、記者会見で「(警官隊による)行き過ぎた暴力は誤りであり、不当だ。市民に謝罪する」と述べ、火消しを図った。

 一方、デモの中核をなす若者はここ数日、「反エルドアン」の旗印をより鮮明にしている。デモが拡大したきっかけは、5月31日から1日にかけての警官隊による催涙ガスや放水車を使った対応だった。ギュル大統領は1日、エルドアン首相や内務相らに警官隊の撤収を提案したという。

 デモはいったん鎮静化の兆しを見せたが、エルドアン首相が3日開いた会見が波紋を呼び、デモ再燃への流れを加速させた。首相は警官の対応について「ゆるやかだ」と強調。さらに、「国民の半分は(前回の選挙で首相の率いる公正発展党に投票して)支持しており、彼らを何とか自宅にひきとどめているところだ」と述べた。

 この発言は、政権党の支持者を街に出せばデモ隊との衝突は避けられないが、政権としてそれを抑えているとの趣旨と市民に受け止められ、「市民を脅すような発言」と批判が一気に高まった。

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6390チバQ:2013/06/05(水) 20:41:07
http://mainichi.jp/select/news/20130605k0000e030206000c.html
トルコ:デモ、SNSで拡大 「報道規制」メディアに矛先
毎日新聞 2013年06月05日 11時29分(最終更新 06月05日 13時35分)


トルコで続く反政府デモで破壊されたテレビ局の車=2013年6月4日、AP
拡大写真
トルコ最大都市イスタンブールで、デモに参加した女性に向けて催涙ガスを噴射する機動隊員=5月28日、ロイター
拡大写真 【エルサレム大治朋子】トルコ各地で続く大規模な反政権デモは6日目を迎えたが収束の兆しは見えず、5日未明、最大都市イスタンブール中心部タクシム広場には1万人近い市民が集まった。怒りの矛先は、政府による「報道統制」や、「自己規制」を繰り返してきたとされる地元メディアにも向けられている。今回、デモを拡大させた要因の一つは若者たちによる「ツイッター」などソーシャルネットワークの利用だったが、エルドアン首相は会見で、「うそが横行する場所といえばツイッターだ」などと厳しく批判。若者の反感を集めている。

 タクシム広場にはデモで破壊されたテレビ局の車が放置されている。車体はペンキで落書きされ、地元記者によると、「政府の御用聞きメディア」などと記されている。

 大規模デモが始まったのは5月31日だがテレビ局の大半は報道せず、市民の主な情報源はソーシャルメディアや海外メディアに限られた。31日夜、ネットで状況を知った若者らは主要テレビ局の前に集まり、中継などを求めたという。

 批判を受けた大手テレビ局の一つ、NTVは4日、番組の中でテレビ局オーナーの言葉として、「視聴者は(我々に)裏切られたと感じている。(批判は)おおむね妥当なものだ」と述べ、デモを当初、正当に取り上げなかったことを事実上、謝罪した。

 「自己規制」の背景には、エルドアン政権による「締め付け」もある。特にタブーとされるのが、軍批判やアルメニア人虐殺問題、クルド問題。05年にはノーベル文学賞を受賞した小説家がアルメニア人虐殺問題に言及したとして「国家への侮辱」を禁じる刑法で処罰された。今年4月には、地元紙でクルド問題を特報しようとしたベテラン記者が突然、解雇されている。

 最近はテレビや新聞の記者が「規制」を嫌い、インターネットメディアを創設したり、移籍したりする事例が増えている。

 「国境なき記者団」がまとめた13年の報道の自由度ランキングによると、トルコは経済協力開発機構(OECD)加盟国34カ国の中で最下位だ。

6391チバQ:2013/06/05(水) 20:43:14
http://mainichi.jp/select/news/20130606k0000m030029000c.html
ロシア:早期の選挙狙いモスクワ市長辞任、再出馬へ
毎日新聞 2013年06月05日 19時33分

 【モスクワ大前仁】ロシアのソビャニン・モスクワ市長は4日、2015年の任期を待たずに近く辞任したうえで、出直し市長選(任期5年)に再出馬する意向を表明した。モスクワで政権批判の動きが続く中、プーチン大統領側近の市長は野党勢力の準備が整う前に早期の選挙に踏み切る狙いとみられる。

 市長選の実施は、プーチン露大統領の承認を経て決められる。ロシアでは昨年、州レベルの地方自治体(モスクワ市も相当)の直接選挙の復活を決めており、実施されれば、03年以来10年ぶりのモスクワ市長選となる。9月8日に予定されている統一地方選と同時期に行う見通し。

 ソビャニン市長はプーチン大統領の「側近」で、10年に解任されたルシコフ前市長の後釜として市議会に承認された。今回の選挙で選ばれれば、任期は18年秋までとなる。政権側は次期の下院選(16年12月)と大統領選(18年3月)をにらみ、批判勢力が多い首都を掌握する狙いだ。

 政権を批判する著名ブロガーのナバリヌイ氏も4日、出馬の意欲を示した。ナバリヌイ氏が横領罪で起訴されているが、プーチン政権と野党勢力が対決する可能性も出てきそうだ。

6392チバQ:2013/06/05(水) 20:44:17
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130605/amr13060512050004-n1.htm
【トルコ反政府デモ】
バイデン米副大統領、トルコ政府に自制要請 
2013.6.5 12:04
 ロイター通信によると、バイデン米副大統領は4日、トルコ政府に対し、同国の反政府デモ参加者の人権を尊重するよう求め、過剰な対応を行わないよう自制を促した。ワシントン市内でのトルコ系組織の年次総会で述べた。

 バイデン氏は、トルコによる「経済成長と民主主義」の両立は可能だとの考えを表明。米政府は、開かれた社会や政治、経済の制度と、普遍的な人権の尊重を支持すると強調した。

 またAP通信によると、ケリー米国務長官は同日、トルコのデモをめぐりダウトオール外相と電話会談した。(共同)

6393チバQ:2013/06/05(水) 20:45:02
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130605/mds13060500390000-n1.htm
イスラム化か世俗主義か 根深いトルコのジレンマ
2013.6.5 00:37 (1/2ページ)

4日、トルコの首都アンカラで、警察官に対し催涙ガスを使用しないよう求める女性(AP)
 【カイロ=大内清】反政府デモが広がるトルコでは、イスラム系の公正発展党(AKP)を率いるエルドアン首相が2003年に就任して以降、徐々にイスラム色の濃い政策を実施してきた。世俗主義の牙城である軍や司法機関との対立を深め、「独裁的」「強権的」といった批判も出ていた。デモの拡大は、強権姿勢を強める首相への反発に加え、AKPによる社会の「イスラム化」に対する反動のあらわれでもある。

 トルコ政府は今年3月、約30年にわたって政府に対する武力闘争を続けてきたクルド労働者党(PKK)との和解にも歩を進めた。しかし、今回のデモにより、首相は一連の実績を上回るマイナス要因を抱え込みかねないのが実情だ。

 トルコでは1923年の共和国移行後、初代大統領ムスタファ・ケマル(アタチュルク)が厳格な政教分離政策を推進。以来、世俗主義は“国是”とされてきた。ところが90年代以降、イスラムの価値観を標榜(ひょうぼう)する政党が台頭、世俗主義勢力とのせめぎ合いが表面化するようになった。

 地方での支持を背景に政権を獲得したAKPは、禁止されていたスカーフの大学内での着用の容認や、一部でのアルコール販売の制限など、イスラム色の濃い政策を推進してきた。半面、経済自由化で急速な経済成長を実現して高い支持率を誇り、現在は国会で3分の2近い議席を握る。

 今回の反政府デモ拡大についてエルドアン氏は3日、世俗主義野党、共和人民党(CHP)が「背後で操っている」との見方を示した。世俗主義勢力の側から見れば、街頭デモに活路を見いだそうとしていると考えることもできる。

 主要紙ミリエトのコラムニスト、ギュルセル氏は、今回のデモは「エルドアン政権下での政治の二極化」の帰結だと指摘した。

 エルドアン氏は来年予定される大統領選への出馬が取り沙汰され、当選も有力視されている。大統領権限の大幅強化を盛り込んだ憲法改正にも意欲を示しており、デモが収束したとしてもAKPと世俗主義勢力との対立自体は激しさを増す可能性がある。





 公正発展党(AKP) トルコのイスラム系政党。2001年6月に憲法裁判所から解党命令を受けた美徳党の一部議員を中心に同年8月に結成された。02年11月の総選挙で圧勝し、単独与党に。親米欧路線を掲げるとともに、イスラム的価値観を尊重した民主主義を標榜する。

6394チバQ:2013/06/05(水) 20:45:33
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130605/mds13060508000002-n1.htm
サウジ王子、仏ディズニーを3日間独占 学位取得祝いで20億円豪遊
2013.6.5 07:56

ディズニーランド・パリ(AP=共同)
 世界最大級の産油国サウジアラビアのファハド王子がこのほど、パリ郊外の「ディズニーランド・パリ」を3日間貸し切り状態にして豪遊した。費用は1500万ユーロ(約20億円)で、自らの学位取得を祝うのが目的という。フランス公共ラジオが報じた。

 関係者によると、ファハド王子は5月22〜24日、60人余りの招待客と共に「珍しいディズニーキャラクター」も参加した特別ショーなどを楽しんだ。

 ディズニーランド・パリの昨年の訪問者数は約1600万人。1992年に開園した。(共同)

6395チバQ:2013/06/05(水) 20:56:23
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130605/asi13060520000003-n1.htm
シャリフ氏を首相選出、パキスタン 経済手腕に期待
2013.6.5 19:56 (1/2ページ)

 1日、パキスタン下院で、議員の就任宣誓をするシャリフ氏(手前左端)=イスラマバード(パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派提供、AP)
 【ニューデリー=岩田智雄】パキスタン下院は5日、総選挙で勝利したパキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML−N)のナワズ・シャリフ総裁(63)を首相に選出した。シャリフ氏の首相就任は3度目。パキスタンはエネルギー不足対策や経済再生など待ったなしの課題が山積しており、実業家出身の政治家としての手腕が期待される。

 シャリフ氏は演説で、「パキスタンの状態は言葉でいい表せないほど深刻だ」と述べ、汚職根絶や電力不足対策に取り組む決意を表明した。先月パキスタンを訪問した中国の李克強首相との会談で、南西部グワダル港と中パ国境を鉄道と道路で結ぶ計画で合意したと明らかにし、同港の中国への運営権移譲を「大変よい」と評価した。また、米国に無人機攻撃の停止を改めて要求した。

 シャリフ氏はカシミール地方のインド支配地域から移住してきたカシミーリー民族出身で、祖父は鍛冶屋から身を興し、自身は製鉄業で成功を収めた。

 1990年の下院選でイスラム民主同盟を率い、穏健派イスラム教徒の支持を集めて勝利し、大地主の政治家中心のパキスタンでは少数派のビジネスマン出身者として初の首相になった。国営銀行の民営化などで経済手腕を発揮するも軍との権力争いが表面化。さらに、93年にイスハク・カーン大統領との確執が深刻化し退陣に追い込まれた。

 97年の下院選でシャリフ派を率いて首相に返り咲き、98年に国際社会の警告を無視して核実験を挙行した。しかし、首相の権力強化を図ったことで再び軍と対立。99年にムシャラフ陸軍参謀長のクーデターに遭い、翌年サウジアラビアに亡命した。ムシャラフ政権が弱体化した2007年に帰国を果たした。

 今後は、国営企業の民営化などで経済の活性化を図り、深刻化するエネルギー不足の対策に取り組む。イスラム武装勢力との対話も模索しており、強大な軍との良好な関係を維持しつつ、米国の軍事・経済支援をどうつなぎとめるかが問われる。

6396チバQ:2013/06/05(水) 23:25:46
http://mainichi.jp/select/news/20130606k0000m030062000c.html
ラトビア:18番目のユーロ導入国へ 欧州委員が認定
毎日新聞 2013年06月05日 20時57分

 欧州連合(EU)の欧州委員会は5日、バルト海沿岸の小国ラトビアが単一通貨ユーロ導入に必要な全ての基準を満たしたと認定、自国通貨ラトに代えてユーロを導入することを承認するようEU加盟国に勧告した。

 今月下旬のEU首脳会議、7月のEU財務相理事会などの承認を経て、ラトビアが来年1月1日から18番目のユーロ導入国になることが確実になった。

 ユーロ圏は欧州債務危機の影響で長期の景気後退に陥っているが、ラトビアはユーロ導入によるEUへの一層の統合に自国の発展を託した。

 欧州委のレーン副委員長(経済・通貨担当)は、ラトビアが達成した財政健全化を称賛し「ユーロ導入を望むラトビアの姿勢は単一通貨への信認の表れだ」と強調した。

 欧州委の発表によると、ラトビアは長期間の物価安定、財政赤字の削減などユーロ導入の条件を全てクリアした。

 特に、厳しい財政緊縮により財政赤字を大幅削減、2010年には国内総生産(GDP)比で8.1%あった財政赤字を12年末にはEUの基準である「3%未満」を下回る1.2%にまで圧縮した。(ブリュッセル共同)

6397チバQ:2013/06/05(水) 23:57:06
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130605/mds13060521350007-n1.htm
アサド政権、西部の要衝クサイル奪還 イランも祝福
2013.6.5 21:34
 【カイロ=大内清】シリアの反体制派は5日、声明を出し、アサド政権側の攻勢を受けていた西部の要衝クサイルから部隊を撤退させたと明らかにした。同国の国営メディアも同日、政権側の軍部隊がクサイルを完全に掌握したと報道。隣国レバノンからの補給路にあたるクサイルを制圧したことで、政権側は、戦闘が続くハマやホムスなど中・西部の主要都市での攻勢を強める可能性がある。

 3週間弱にわたったクサイル攻防戦には政権側と同盟関係にある隣国レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの戦闘員数百人も参加。戦闘員の一人はロイター通信に、「夜間の奇襲作戦で市内に入った」と語った。ヒズボラは今後、クサイルを通じて政権側への物資供給や戦闘員派遣を加速させるものとみられる。

 またフランス通信(AFP)によると、アサド政権の後ろ盾でヒズボラを支援するイランのアブドラヒアン外務次官は「政権側の勝利を祝福する」と述べた。

 シリア問題をめぐっては、内戦の政治的解決を模索する米国とロシアが、政権側と反体制派の双方を含めた国際会議の開催を目指している。ただ、さまざまなグループの寄せ集めである反体制派統一組織「シリア国民連合」は会議参加の可否で分裂しており、実現のめどは立っていない。

 反体制派は今後、戦況を挽回するため米欧への軍事支援要求を強めるとみられ、一定の譲歩を迫られる会議への参加に反対する勢力が勢いづく可能性もある。

6398チバQ:2013/06/06(木) 23:44:12
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130606/erp13060621060005-n1.htm
ベルギー王族が納税へ 議会決定、独立以来初
2013.6.6 21:05
 ベルギー議会は5日、王室に関する法律の改正案を賛成多数で可決、この結果、皇太子ら王族は手当を大幅に削減され、さらに納税を義務付けられることになった。

 欧州債務危機で国民が増税や社会保障の削減など厳しい財政緊縮策にさらされる中、王族も1830年のベルギー独立以来初めて、納税義務を負う。

 ただ、国王だけは引き続き納税を免除され、現国王アルベール2世は1150万ユーロ(約15億円)の年間収入を維持する。

 ベルギー王族は国庫から支給される手当に収入を頼っているが、新たに納税を義務付けられたのは、フィリップ皇太子、アストリッド王女、ロラン王子のほか、故ボードワン前国王の妻ファビオラ前王妃。

 皇太子はこれまで無税で年間92万3千ユーロを得ていたものの、今後は税込みで18万ユーロと大幅に削減される。王族の公務に関する経費は控除対象となる。(共同)

6399チバQ:2013/06/06(木) 23:46:42
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130606/erp13060609230002-n1.htm
モスクワ市長辞任 反体制派を揺さぶり “不意打ち”選挙狙う
2013.6.6 09:22
 【モスクワ=佐々木正明】2015年秋の任期満了前の辞職を明らかにしたロシアのソビャニン・モスクワ市長は、9月の統一地方選に併せて行われる見通しの次期市長選への立候補を5日、表明した。ソビャニン氏はプーチン大統領の側近。支持率が高いうちに有権者の信を問い、民選の市長となることを狙った“不意打ち”だ。反政権派は足並みがそろわず、候補者一本化は困難とみられている。

 ソビャニン氏は5日、大統領府を訪れ、プーチン氏と会談、「モスクワ市は重大な政策が進行中であり、途中で投げ出すわけにはいかない」と出馬の決意を表明した。大統領は「長らくわれわれは一緒に仕事をしてきた。成功を祈る」と返答。今後、議会手続きなどを経て、9月8日の市長選が正式に決まる見通し。

 2期目のプーチン政権下で大統領府長官を務めたソビャニン氏は08年、副首相に就任。10年のルシコフ前市長解任を受けて市長に任命された。

 昨年、大統領に復帰したプーチン氏は反政権派の民主化要求に伴い、市長や地方知事の選出方法を任命制から直接選挙制に変更した。モスクワでの市長選実施は03年以来となる。

 在任中に地下鉄延伸や市域拡大などを行ったソビャニン氏は人気が高く、最近の世論調査では54%の有権者が支持。今回の辞職について、専門家は「任期が切れるときの政治情勢は不透明で、確実な再選を果たすために前倒しの選挙を選んだ」と指摘している。

6400チバQ:2013/06/07(金) 00:28:10
http://www.afpbb.com/article/politics/2948285/10858097
催涙ガス飛び交うトルコ、政府「二流の民主国家ではない」
2013年06月06日 11:57 発信地:イスタンブール/トルコ
【6月6日 AFP】反政府デモが続くトルコでは、レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)首相の退陣を要求するデモ隊に対し、警察が催涙ガスを使用する事態が5日も続いているが、政府は「トルコは二流の民主国家ではない」と主張している。

 首都アンカラ(Ankara)やイスタンブール(Istanbul)では、教師や医師、銀行員などが、赤と黄色の労働組合の旗を手にデモ行進を行った。6日間にわたり続くデモ隊と当局との衝突の中心地となっているイスタンブールのタクシム広場(Taksim Square)では、多数の人々が集まり平穏なデモを行った。一方のアンカラでは、警察が催涙ガスや放水銃を使用し、デモ隊の強制排除を試みた。

 医師や当局者によると、トルコ全土に広がった暴動でこれまでに2人が死亡した。また、医師の労組によれば、警察が催涙ガスや唐辛子スプレー、放水銃などで沈静化に当たった抗議デモの中で、これまでに4000人以上が負傷、うち43人は重傷という。

 トルコと友好関係にある西側諸国はこうした事態に対する懸念を表明しているが、トルコ外務省筋がAFPに語ったところによると、アフメト・ダウトオール(Ahmet Davutoglu)外相は4日夜、ジョン・ケリー(John Kerry)米国務長官との電話会談で、「トルコは二流の民主国家ではない」と伝えた。(c)AFP/Roland LLOYD PARRY

6401チバQ:2013/06/07(金) 21:37:52
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130607/erp13060709220003-n1.htm
再開発推進表明の首相に反発、イスタンブールに数万人
2013.6.7 09:18

トルコ国旗とトルコ建国の父、アタチュルクの肖像画を掲げ、反政府デモを繰り広げる多くの人たち=6日、アンカラ(AP)
 トルコのエルドアン首相が外遊先で6日、反政府デモのきっかけとなった再開発計画を推進すると強調したことを受け、最大都市イスタンブール中心部には同日夜、反発する市民ら数万人が集まった。デモは拡大する様相を見せている。

 エルドアン氏は7日未明(日本時間同日午前)、外遊を終えて帰国した。

 トルコメディアによると、エルドアン首相は外遊先のチュニジアで、行き過ぎた治安部隊の初動対応を念頭に「私は当初のデモ参加者には率直に謝罪する。ただ、路上で破壊活動をする人々に謝る必要はない」と指摘した。その上で中心部タクシム広場周辺の再開発計画を「後戻りさせるつもりはない」と述べた。

 同広場で男子大学生、エレル・ソイルさん(21)は「これだけ大勢の人々が再開発計画に反対しているのに耳を傾けない首相の態度は論外だ。首相が計画を推進する限り、抗議行動を続ける」と強調した。(共同)

6402チバQ:2013/06/07(金) 22:05:22
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013060700994
「世俗派対イスラム」の図式に懸念=首相支持派、対抗デモ−トルコ
 【イスタンブール時事】トルコの反政権デモは7日、外遊から帰国したエルドアン首相によるデモの即時中止要請を無視し、逆に首相辞任を突き付け、対決姿勢を一段と強めた。同日未明にはイスラム系与党、公正発展党(AKP)支持者が初めて首相支持のデモを繰り広げた。騒乱が世俗派主導のデモ隊とイスラム勢力との対立に発展すれば、「国を分裂させかねない」との懸念も公然化してきた。
 AKP支持者らは5月下旬の衝突発生後、沈黙を貫いてきたが、7日未明、イスタンブール空港に外遊から戻ったエルドアン首相を出迎える形で数千人がデモを行った。「われわれはエルドアン首相のために死ぬ」「鎮圧はわれわれに任せよ」などといった過激な声も飛び出した。
 エルドアン首相は「家に帰るように」と促し、衝突を避けるよう支持者に呼び掛けたものの、デモの長期化に伴い、首相を支持するイスラム勢力が世俗派への不満を募らせ、双方の対立が激化する恐れもある。(2013/06/07-21:14)

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6403チバQ:2013/06/07(金) 22:06:28
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&k=2013060600637
首相、強硬姿勢貫く=死者増、混乱拡大の恐れ−反政権デモ激化から1週間・トルコ

5日、チュニジアの首都チュニスに到着し、ラライズ首相(右)の出迎えを受けたトルコのエルドアン首相(左から2人目)(EPA=時事) 【イスタンブール時事】トルコの反政権デモで、エルドアン首相は6日、外遊先のチュニジアで記者団に対し、デモ隊が中止を求めている最大都市イスタンブールの公園再開発を続行すると言明した。ロイター通信が伝えた。首相が事態の沈静化に努めるのかが焦点となっていたが、デモ隊の要求を一蹴し、強硬姿勢を鮮明にした。デモは開始から同日で1週間になるが、首相発言で混乱が一層拡大する恐れが高まっている。
 エルドアン首相はまた、デモ隊には「テロ集団」が交じり、環境保護運動として開始されたはずのデモを「操っている」とも発言。デモ隊の行動は破壊活動にほかならず、断じて容認できないとの認識を強調した。
 デモは各地で続いており、5日には南部アダナで発生した衝突の際、警官が橋から転落し死亡した。6日までにデモに関連した死者は3人となった。警官側の死者は初めて。


6日、トルコ・イスタンブール中心部の公園で、泊まり込みで抗議活動を行うデモ参加者
 5月下旬に発生した反政権デモで警官隊とデモ隊の衝突が激化したことを受け、ギュル大統領は「デモ隊のメッセージを受け取った」と述べ、デモに一定の理解を表明。アルンチ副首相も「警官隊が過剰な暴力を行使した」と謝罪するなど、政権はデモの収束に向けて歩み寄りの姿勢も示していた。ただ、エルドアン首相は、デモ隊を「反乱分子」「過激派」と呼んで反感を買い、デモが全国に広がった経緯がある。
 今後も、過激な言動の多いエルドアン首相がデモ隊に譲歩するとは考えにくく、デモ隊の政権との対立は深まる可能性がある。(2013/06/07-00:10)

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6404チバQ:2013/06/07(金) 22:09:02
http://mainichi.jp/select/news/20130608k0000m030052000c.html
トルコ:デモで国内分裂の懸念、経済打撃も深刻
毎日新聞 2013年06月07日 21時04分(最終更新 06月07日 21時25分)


イスタンブールの空港に到着後、出迎えた数千人の支持者に手を振るエルドアン首相(左奥)=ロイター
拡大写真 【イスタンブール大治朋子】トルコで続く大規模デモの影響で、国内世論が分裂している。7日未明、外遊から帰国したエルドアン首相を空港で出迎えた支持者は約1万人にのぼり、デモ隊の破壊行為を強く非難した。これに対しデモ隊は各地で「首相退陣」などを求めてデモの続行を強調。今後、政権派とデモ隊の対立がさらに深まれば衝突に発展する可能性もある。好調だったトルコ経済への影響も出始めているが、事態打開のめどは立っていない。

 「違法なデモ活動は今すぐ終わらせなければならない」「我々が緊張を高めたり、対立を深めたりしたことはない。だが、破壊行為を許すわけにはいかない」。強気の発言を繰り返すエルドアン首相に、支援者らは「偉大なる神よ」と連呼。「イスタンブールはここにある。破壊者はどこだ」と叫び、デモへの反感をむき出しにした。

 エルドアン首相は3期連続で10年にわたり公正発展党(AKP)の単独政権を率いてきた。前回2011年の総選挙では、5割の支持を獲得した。10年間で国内総生産(GDP)は約3倍に増加。穏健なイスラム主義を掲げる半面、経済重視の実務型政策を取り、最近は経済界の保守層を中心に支持を固めている。

 「サイレントマジョリティー(沈黙する多数派)」と呼ばれるその支持者が、デモ発生後に大規模な集会を開いたのは今回が初めて。だが経済への影響が深刻化した場合、首相支持者の間に不満が高まり、デモ隊との衝突につながる可能性がある。デモが拡大するイスタンブールなど大都市では、欧米系の銀行やレンタカー会社の一部が攻撃を恐れて営業を見合わせている。デモの長期化と政治不安を懸念し、海外の投資マネーは相次いで流出し、株価もこの1週間で10%以上下がっている。地元紙によると、東部リゼなどでは、すでにデモ隊と首相支持者との間で小競り合いが発生している。

 政権は来年春の地方選挙や夏の大統領選への影響も気にしているようだ。首相は3日の記者会見で「来年には選挙がある。そこで答えを出す」と自信を示した。イスタンブール大学のファトマギュル・バークタイ教授(政治学)は「このデモでAKPが政権を奪われたり、首相が辞任に追い込まれたりすることはないだろう。だがAKPの強固な支持率は現時点では35%程度といわれ、最近は減少気味だ。さらに5%ぐらい支持率を落とすかもしれない」と指摘している。

6405チバQ:2013/06/07(金) 22:09:27
http://mainichi.jp/select/news/20130607dde007030012000c.html
トルコ:反政権デモ 「表現の自由」弾圧に抗議 首相は対決姿勢強調
毎日新聞 2013年06月07日 東京夕刊

 【イスタンブール大治朋子】トルコ各地で続く大規模デモの開始から1週間を迎えた6日夜、政権による「表現の自由の弾圧」や映画館の閉鎖に抗議し、芸術家ら1000人余りが大規模な抗議デモを行った。映画製作者の一部グループは今回のデモ隊と警官隊の衝突を記録した市民の映像や写真を集め、7分余りのビデオを作製。「世界に実態を伝えたい」と訴えた。

 一方、7日外遊から帰国したエルドアン首相は演説で反政権デモは「直ちに終えるべきだ」と対決姿勢を強調。首相退陣を求める数千人規模のデモは同日未明も続き、騒乱の長期化は避けられない見通しだ。

 大規模デモが始まったイスタンブール中心部にあるタクシム広場に隣接するゲジ公園。デモ隊と警官隊が衝突するきっかけは、この公園の樹木伐採だ。エルドアン政権はショッピングモールを建設する計画で、環境保護団体などが抵抗。公園は泊まり込みで抗議デモを続ける若者らのテント数百で埋まっている。

 一角に「映画製作者の抵抗」と書いた看板が立ち、水やビスケットが振る舞われている。「費用はポケットマネーだけど、市民も食料を提供してくれます」と映画プロデューサーのギュリン・ウスタンさん(45)。

 イスタンブールはトルコの文化拠点で、イスラム主義のエルドアン政権と対立。事前検閲で「政府を批判している」などと指摘され、「発表できなかった作品は数えきれない」(ウスタンさん)。

 6日午後7時過ぎ、1000人余りの芸術家たちのデモ行進が始まった。「芸術作品に口出しするな」。上空を警察のヘリコプターが旋回すると一斉にブーイングが上がった。参加者の一人は「今回のデモは規模も熱気も違う。抑えられてきたマグマが一気に爆発したようだ」と話した。

6406チバQ:2013/06/07(金) 22:12:20
http://mainichi.jp/select/news/20130608k0000m030066000c.html
イラン:大統領選まで1週間 ネットやメールに障害
毎日新聞 2013年06月07日 21時40分(最終更新 06月07日 21時49分)

 ◇当局が規制の可能性
 【テヘラン田中龍士】イランで大統領選挙の投票(6月14日)が1週間後に迫ったが、メールの送受信やインターネット通信ができなくなるなどの通信障害が起きている。複数のインターネット事業者は毎日新聞の取材に対し、この数週間での通信事情の悪化を認めた。隣国トルコで反政府デモが激化する中、選挙を控えて反体制派による抗議運動を警戒する当局が規制している可能性がある。

 タブレット端末などの販売を手掛けるインターネット商取引サイトの男性(32)は「ネットの速度が遅くなりメールさえ使えない時がある。売り上げにも影響している」と話す。交流サイト「フェイスブック」などのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)も使えず、利用者がアクセス(接続)できないという。

 イラン政府は以前から、自国に批判的なニュースサイトなどの閲覧を規制しており、アクセスすると「文化と宗教」「教育と科学」などの推奨サイトを紹介するページが出現する。規制を回避するため、市民の間では特殊ソフトやバーチャル・プライベート・ネットワーク(VPN)が使われているが、5月に入り通用しなくなっている。

 選挙を管理する護憲評議会は5月21日、資格審査を通った8人の立候補者を発表したが、出馬が期待されたラフサンジャニ元大統領は「失格」した。あるプロバイダーで働く男性は「(この日の候補者発表後)通信速度が低下した。5、6時間で復旧した」と指摘した。

 2009年の前回大統領選では不正が指摘され、敗れた改革派のムサビ元首相の支持者らによる大規模デモが起きた。今回の選挙では暴動を防ぐことが体制側の最重要課題だ。通信手段を断つことでデモの拡大などを防ぐことが可能になる。

 政府は、大統領選に関わる今回の通信障害について意図的な規制を認めていない。だが4月にSNSを監視する特別選挙サイバー部隊の設置が発表されたほか、学生の集会を防ぐため各大学では期末試験が前倒しされている。

 警戒が強まるなか、6月に入ってロウハニ元最高安全保障委員会事務局長の選挙スタッフらが選挙集会で拘束された。またアフマディネジャド大統領の影響下にあるとされる政府系日刊紙「イラン」に対し「誤報があった」として裁判所が6カ月間の発禁処分を命じた。5日には中部イスファハンで「独裁者に死を」などと政府を批判するデモが起きた。ネット上では11日にも体制批判のデモが呼びかけられている。

 ◇イラン大統領選
 8候補が立候補し、各地での遊説やテレビ討論で舌戦を展開している。投票は今月14日で、15日に開票される。有権者は18歳以上の男女約5500万人。過半数を得た候補が当選するが、どの候補も過半数に満たない場合は得票上位2候補による決選投票を21日に行う。大統領就任は8月上旬になる見通し。

6407チバQ:2013/06/07(金) 22:12:43
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130606/mds13060607520003-n1.htm
イランで大規模な反体制デモ 改革派、聖職者葬儀が転化
2013.6.6 07:50 [政変・反政府デモ]

4日、イラン中部イスファハンで、改革派に近い高位聖職者のひつぎを運ぶ人々(AP)
 【カイロ=大内清】イランの改革派系ウェブサイトなどが伝えたところによると、同国中部イスファハンで4日、改革派寄りとされる高位聖職者ジャラレディン・タヘリ師の葬儀に集まった群衆の一部が「独裁に死を」などと叫び、反体制デモに発展した。英BBC放送などの欧米メディアは、最近のイランでは最大規模のデモだとしている。

 デモ参加者は、2009年の大統領選に出馬し、その後、自宅軟禁下に置かれている改革派のムサビ元首相やカルビ元国会議長の解放を要求。改革派側はデモ隊は数千人規模だと主張しているが、同国メディアは、反体制的なスローガンを使ったのは「一部の者だ」としている。

 イラン改革派は09年の選挙後にアフマディネジャド大統領による不正を訴えて大規模な抗議デモを展開。一部では流血の事態に発展したが、その後は当局の取り締まりで勢いを失った。

 今月14日に行われる大統領選は、改革派に理解を示す穏健保守派のラフサンジャニ元大統領が資格審査で失格となったことから強硬保守派内の争いになるとみられており、改革派候補のアレフ元第1副大統領は存在感を示せずにいる。

6408チバQ:2013/06/07(金) 22:15:11
http://mainichi.jp/select/news/20130607k0000e030150000c.html
ロシア:プーチン大統領夫妻が破局
毎日新聞 2013年06月07日 08時04分(最終更新 06月07日 08時23分)


6日、ロシアの国営テレビ局から提供されたプーチン大統領(左)と妻のリュドミラさんの映像(AP=共同) ロシアのプーチン大統領(60)は6日、妻のリュドミラさん(55)と、ロシア国営テレビのインタビューに応じ、30年近く続いた結婚生活が破局に終わったことを明らかにした。ペスコフ大統領報道官は、離婚届はまだ出していないと述べた。

 プーチン氏は記者に「2人は別れたとのうわさがあるが」と聞かれると「その通り」と言明。リュドミラさんは「(離婚は)2人で出した結論。私たちの結婚生活は終わり、ほとんど会うこともなくなっている。(プーチン氏は)仕事に完全に没頭している。子供は成人し、それぞれの生活を送っている」と語った。(モスクワ共同)

6409チバQ:2013/06/07(金) 22:16:01
http://mainichi.jp/select/news/20130607ddm007030175000c.html
フランス:マリ戦況こう着、足元揺らぐ 経済も低迷、大統領支持率20%台
毎日新聞 2013年06月07日 東京朝刊

 【パリ宮川裕章、ヨハネスブルク服部正法】フランスのオランド大統領は6〜8日の訪日で、日仏関係の強化を図る。日本側はフランスに安全や情報収集などの面で「投資先」として注目を浴びるアフリカでの強い影響力を期待する。しかし、仏が1月に軍事介入した西アフリカ・マリでは、イスラム過激派が国境を越え拡散。周辺国へも介入するか、仏政府は岐路に立たされている。

 「敵との接触なし。存在の兆候も認めず」。パリの仏国防省で毎週開かれる定例記者会見。マリの戦況報告はこう着状態を示す内容が増えている。1月11日の介入開始から約5カ月を迎え、仏軍は規模を縮小しつつ北部山岳地帯を中心に過激派掃討作戦を続けているが、戦果は減っている。

 仏パリジャン紙は5月末、仏軍幹部の話として、マリのイスラム過激派の上層部がリビア南部の砂漠で新兵を集めながら組織を再編していると報道した。マリや周辺国の連携不足から国境を越える過激派の取り締まりは困難が伴う。国連関係者はロイター通信に「周辺各国の協力体制はすぐに改善せず(当面は)武装組織を阻止するレベルに達しない」との見方を示した。

 5月23日にニジェールの仏原子力大手アレバ社のウラン鉱山などで起きたテロも、実行犯はリビアから侵入したとの見方が有力だ。リビアはカダフィ政権崩壊後、国家統治が末端まで機能していない。マリのトラオレ暫定大統領側近は「今日のリビア南部は昨日のマリ北部だ」と言うほどだ。

 一方、ニジェールのウラン鉱山事件で犯行声明を出したのは、1月に日本人10人などが死亡したアルジェリア人質事件に関わった「イスラム聖戦士血盟団」など。血盟団は仏軍などのマリ軍事介入に「報復」を予告している。

 オランド大統領は5月31日の仏テレビ出演で、リビア南部への現時点での軍事介入の意図は否定したが、マリ周辺国への軍事介入拡大の可能性は認める。

 仏経済が低迷する中、オランド大統領の支持率は史上最低水準とされる20%台で推移し、対テロ戦線の不安定化は政権基盤のさらなる弱体化につながる可能性もある。政権内では戦線拡大による泥沼化を懸念する声も根強く、フランスの対テロ政策は難しい局面に差しかかりつつある。

6410チバQ:2013/06/09(日) 09:29:53
http://mainichi.jp/select/news/20130609ddm007030147000c.html
トルコ:デモ拡大 五輪は?EUは?地元懸念 78都市で損害36億円
毎日新聞 2013年06月09日 東京朝刊

 【イスタンブール大治朋子】大規模デモが続くトルコ最大都市イスタンブール中心部のガジ地区で8日未明、バリケードを築くデモ隊に警官隊が催涙ガスや放水を浴びせ、衝突となった。同日夜には新たな抗議行動が計画されており、混乱が拡大する可能性がある。トルコ内務省によると、破壊された公共施設などの損害はすでに総額36億円に達している。トルコ悲願の欧州連合(EU)加盟やオリンピック招致活動に対する影響への懸念も強まっている。

 イスタンブールで5月31日に始まった大規模デモは各地に拡大し、首都アンカラや第3の都市イズミルなど78都市に広がった。トルコ人権財団によると、これまでに市民ら3人が死亡、4300人が負傷した。8日未明に衝突があったガジ地区はトルコからの分離・独立を目指す少数民族クルド人地区で、今回のデモに乗じた動きを見せている。

 発端はタクシム広場に隣接するゲジ公園の再開発問題だった。政府は5月27日、自然保護を求める市民が抵抗する中、樹木の一部伐採を強行。31日には警官隊が催涙ガスなどで「力ずくの鎮圧」を図った。その結果、デモは「自然保護」から、強権的なエルドアン首相に対する「反政権」「反首相」へと変容し、拡大した。

 EUのフューレ欧州委員(拡大・近隣国政策担当)は7日、イスタンブールで開かれた国際会議で、デモ隊に対する警官の「過剰な対応」について「迅速で透明性のある調査の開始と責任者の追及」が必要だと述べた。EU加盟を希望するトルコに、民主的な対応を促した。

 これに対しエルドアン首相は「我々の加盟交渉はなぜこれほど時間がかかるのか」と述べ、いら立ちを隠せない様子だったという。

 トルコは2004年ごろから加盟交渉を続けているが、「人権と言論の自由で基準を満たしていない」との批判もあり、実現のめどは立っていない。今回の問題は、その「未解決の課題」を突きつけられた格好で、加盟実現はさらに遠のくとの指摘がある。

 イスタンブールは20年の五輪開催に向け、東京やマドリードと招致を争っている。地元の招致関連委員会が3月に実施した世論調査によると、国民の76%が招致を支持しているという。

 ただ、今回のデモが世界に伝えた印象は強烈だ。イスタンブールのカディル・トプバシュ市長は1日、「市長として招致にあたるのに、悲しいかな、世界中が(この状況を)見ている。どうやって説明するのか。どんな言葉で五輪を招致すればいいのか」と強い懸念を示した。

 ゲジ公園で自然保護を求める人々の間では、賛否両論が交錯している。都市設計家のハンデ・タシュさん(32)は「経済効果が期待できる」と賛成の立場だ。

 だが、会社員のエムシ・ドマスさん(24)は「招致すればさらに建造物が増えて自然がなくなる」と反対だ。大学教授のユジェル・タルジバショドさん(47)は「招致活動も市民の声を聞かないままに進めている。民主的な手続きを踏むことがまず大事だ」と語った。

6411チバQ:2013/06/09(日) 09:36:14
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013060800335
根強いトルコ首相支持=デモ不参加の「声なき声」

イスタンブールのカスムパシャ地区に掲げられているエルドアン・トルコ首相(左)の垂れ幕=8日 【イスタンブール時事】トルコの最大都市イスタンブール中心部のタクシム広場では8日も、反政権デモが続いた。一方、デモ隊の声とは対照的にエルドアン首相には根強い支持が集まる。デモには参加しない「声なき声」の支持を背景に、首相は強硬姿勢を堅持しており、デモの長期化は避けられない状況だ。
 エルドアン首相が育ったイスタンブール・カスムパシャ地区。タクシム広場から徒歩で20分強の距離だが、住民の多くは首相の支持者とされる。市内では比較的貧しい地区で、スカーフをかぶった女性も多く、イスラム色も強い。
 「7500万人の国民のうち、90%がエルドアンを支持しているよ」。台所用品店を営むオルハンさん(40)は興奮気味に語った。「10年で経済は飛躍的に向上した。エルドアンが首相になったおかげだ」
 首相の指導力を評価するムスタファさん(53)は「反政権デモは支持しない」と主張。スレイマンさん(29)も「エルドアン政権になって給料が良くなった」と支持する一人。多くの若者が集まるデモにも参加していないという。
 エルドアン首相が「国民の過半数以上の支持を得ている」と強調し、強硬路線を取り続けるのは、それなりに理由がある。トルコの急速な経済発展を実現し、生活が豊かになったという実感を多くの国民が抱いているほか、貧しい地区から立身出世を遂げたカリスマ性で今も根強い人気を誇っているからだ。(2013/06/08-21:16)

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6412チバQ:2013/06/09(日) 22:08:30
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201305/2013052900021&rel=j&g=spo
リビア国会議長が辞意

リビア国民議会のマガリエフ議長=2月17日、ベンガジ(AFP=時事) 【カイロ時事】リビア国民議会のマガリエフ議長は28日、議会で辞意を表明した。AFP通信が伝えた。1969年にクーデターで発足したカダフィ政権で公職に就いていた人物が現政府で役職を務めるのを禁じる法律が5日に施行されたことを受けた措置という。
 マガリエフ氏は80年代にカダフィ政権から離反したが、それ以前に外交官を務めていたため、法律に抵触する形となった。議会は辞任が成立した段階で、後任議長を選出する見通し。(2013/05/29-01:23)

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6413チバQ:2013/06/09(日) 22:09:03
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013060900185
改革派モディ氏を「選挙の顔」に=次期総選挙見据え−インド野党

インド西部グジャラート州のナレンドラ・モディ首相=2012年12月、アーメダバード(AFP=時事) 【ニューデリー時事】インドの最大野党インド人民党(BJP)は9日、西部ゴア州で開かれた党大会で、グジャラート州のナレンドラ・モディ首相(62)を次期総選挙対策委員長に任命した。同党の「選挙の顔」として、モディ氏が党の首相候補となる可能性が高まった。
 最近実施された「最も首相にふさわしい人物」を選ぶ世論調査でも、最大与党国民会議派の若手指導者ラフル・ガンジー氏らを抑えてトップに立っており、BJPは2014年に予定される総選挙での政権奪還をモディ氏の人気に賭けた形だ。(2013/06/09-20:45)

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6414チバQ:2013/06/09(日) 23:13:27
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130609/mds13060922310004-n1.htm
マンデラ元大統領、容体に変化の情報なし 回復願う声「歴史そのもの」
2013.6.9 22:28

8日、南アフリカ・ヨハネスブルクで、マンデラ元大統領の快方を祈る人(AP)
 8日未明に再入院した南アフリカのネルソン・マンデラ元大統領(94)について、大統領府は9日、新たな発表を行っておらず、容体に大きな変化はないもようだ。大統領府は8日、容体は「深刻だが安定している」としていた。

 最大都市ヨハネスブルクの市民からはマンデラ氏の回復を願う声が相次いだ。会社員セドリック・マバソさん(37)は「彼は偉大な人で、この国の歴史そのものだ。高齢だが、われわれはまだ彼を必要としている」と話した。

 入院先とされる首都プレトリアの病院には多数の報道陣が建物を取り囲むように詰め掛けた。

 マンデラ氏はこの数日間、肺の感染症の症状が続き、容体が悪化して病院に運ばれた。(共同)

6415チバQ:2013/06/09(日) 23:13:53
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130609/mds13060922490005-n1.htm
【トルコ反政府デモ】
イスタンブールに数万人 サッカーファン合流、最大規模に
2013.6.9 22:46

8日、トルコ・イスタンブールのタクシム広場で反政府スローガンを叫ぶデモ隊(ロイター=共同)
 トルコ最大都市イスタンブール中心部タクシム広場で続く反政府デモは8日夜、地元サッカーチームの熱狂的なファンが合流、地元メディアによると数万人が集まり、これまでで最大規模となった。デモ開始から10日目となる9日も数万人が集まった。

 8日夜は1万人以上が集結した首都アンカラや西部イズミルで、デモ隊と治安部隊が衝突。治安部隊が引き揚げたタクシム広場では衝突は回避されているが、イスタンブールの他の地区では散発的な衝突が起きている。

 エルドアン首相は9日、訪問先の南部アダナでデモ隊を「略奪者」と批判。一方、イスタンブールのムトゥル知事は同日、短文投稿サイト「ツイッター」で「私は皆さんと共にありたい」とタクシム広場のデモ参加者に融和姿勢を示した。(共同)

6416チバQ:2013/06/09(日) 23:14:42
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130609/mds13060922490005-n1.htm
【トルコ反政府デモ】
イスタンブールに数万人 サッカーファン合流、最大規模に
2013.6.9 22:46

8日、トルコ・イスタンブールのタクシム広場で反政府スローガンを叫ぶデモ隊(ロイター=共同)
 トルコ最大都市イスタンブール中心部タクシム広場で続く反政府デモは8日夜、地元サッカーチームの熱狂的なファンが合流、地元メディアによると数万人が集まり、これまでで最大規模となった。デモ開始から10日目となる9日も数万人が集まった。

 8日夜は1万人以上が集結した首都アンカラや西部イズミルで、デモ隊と治安部隊が衝突。治安部隊が引き揚げたタクシム広場では衝突は回避されているが、イスタンブールの他の地区では散発的な衝突が起きている。

 エルドアン首相は9日、訪問先の南部アダナでデモ隊を「略奪者」と批判。一方、イスタンブールのムトゥル知事は同日、短文投稿サイト「ツイッター」で「私は皆さんと共にありたい」とタクシム広場のデモ参加者に融和姿勢を示した。(共同)

6417チバQ:2013/06/11(火) 00:01:09
http://mainichi.jp/select/news/20130611k0000m030050000c.html
インド:最大野党が選対委員長を選出 次期首相候補
毎日新聞 2013年06月10日 21時13分

 【ニューデリー杉尾直哉】インドの最大野党・インド人民党は9日、西部ゴアで党大会を開き、来年予定される総選挙へ向け、西部グジャラート州のナレンドラ・モディ州政府首相(62)を選挙対策委員長に選んだ。モディ氏は2001年から同州政府首相を務め、外国企業誘致などで国内で最も豊かな州に育てたことで知られる。カリスマ的な人気があり次期首相への待望論が強いが、ヒンズー至上主義者として知られイスラム教徒らの反発も強い。モディ氏は委員長就任後、「(与党)国民会議派を駆逐するため、あらゆる手を尽くす」と宣言した。

 インドの主要テレビ局CNN・IBNが5月初めに実施した世論調査では、次期首相として38%がモディ氏の名前を挙げ、与党・国民会議派のラフル・ガンジー副総裁(43)の14%、シン首相の13%を大きく引き離した。

6418チバQ:2013/06/11(火) 00:01:42
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130610/mds13061020590001-n1.htm
イラン大統領選 前国会議長が撤退
2013.6.10 20:58

 イラン大統領選に立候補を届け出たハダドアデル前国会議長=10日、テヘラン(AP)
 イランのファルス通信によると、14日に予定される同国大統領選に立候補していた強硬保守派のハダドアデル前国会議長が10日、選挙戦から撤退すると発表した。

 最高指導者ハメネイ師に近いグループに属するハダドアデル氏とベラヤティ元外相、ガリバフ・テヘラン市長は以前から、投票日までに3人のうち1人に支持を一本化することで合意していた。ハダドアデル氏がどちらの支持に回るかは不明。(カイロ 大内清)

6419チバQ:2013/06/11(火) 00:02:07
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130610/mds13061021030002-n1.htm
トルコ首相「忍耐に限度」 3都市で数万人デモ継続
2013.6.10 21:01

9日、トルコの首都アンカラ中心部で、反政府デモ参加者を追う警官隊(ロイター=共同)
 【カイロ=大内清】大規模な反政府デモが続いているトルコのエルドアン首相は9日、首都アンカラでの支持者らに向けた演説で、「われわれの忍耐にも限度がある」と述べ、デモ発生から10日が過ぎても事態が沈静化しないことへのいらだちをあらわにした。当局がデモ隊の強制排除に乗り出すのではないかとの観測もある中、エルドアン氏の強硬な態度が社会の分裂状況をさらに深めている。

 この日は、最大都市イスタンブールやアンカラ、西部イズミルの3つの大都市圏で数万人がデモに参加した。アンカラ中心部では2日連続で警察が催涙弾や放水車を使用し数千人のデモ隊と衝突した。

 エルドアン氏は演説で、「政党政治を尊重しない人々はそのツケを払うことになるだろう」と、デモ隊を構成する世俗主義勢力が民主主義の原則をないがしろにしていると批判。集まった数千人の支持者は、エルドアン氏や同氏が率いるイスラム系与党・公正発展党(AKP)をたたえるスローガンを叫んだ。

 またエルドアン氏は同日、訪問先の南部アダナで、デモ参加者を「略奪者」などと呼び、デモ隊に譲歩する考えはないことを示した。

 一方、イスタンブール県のムトゥル知事は9日、短文投稿サイト「ツイッター」で、デモ鎮圧に警察を動員したことを謝罪。その上で、イスタンブール中心部タクシム広場などに泊まり込んでいる若者に「敬意を表する」などと述べ、デモ隊への融和姿勢を強調した。

 AKP内にはデモ隊との対話に前向きな勢力もあり、強硬姿勢を崩していないエルドアン氏との間で対応に齟齬(そご)が生じる可能性もある。

6420チバQ:2013/06/11(火) 00:02:29
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130610/mds13061017370000-n1.htm
【2020年五輪招致】
イスタンブール市民に悲観論 「東京に水をあけられた」
2013.6.10 17:35 [五輪]

9日夜、アンカラ市内で気勢を上げる反政府デモの参加者(ロイター)
 2020年夏季五輪招致を東京、マドリードと争うトルコ最大都市イスタンブールでは、反政府デモに収束の兆しが見えず、メディアや市民から「招致活動への悪影響は避けられない」「ライバル都市が有利になった」と悲観する見方が出始めた。

 4日付の地元大手スポーツ紙は「五輪への期待に(噴射された)催涙ガス」と題した記事を掲載。「当初は東京とマドリードよりも有利だったが、デモ沈静化の対策を取らなければ、われわれの希望はなくなる」と焦りをにじませた。その上で、治安部隊によるデモ隊への暴行を念頭に「国民に対する政府の厳格な対応はやめるべき」と、招致活動への悪影響を懸念し、トルコメディアとしては異例の政府批判に踏み込んだ。

 デモに参加しているイスタンブールの大学生、ブラク・アバシローグさん(20)は「(招致合戦は)東京と互角だと思っていたが、水をあけられた」と話す。(共同)

6421チバQ:2013/06/11(火) 23:52:14
http://www.asahi.com/international/update/0611/TKY201306110428.html
イラン大統領選、アレフ氏が立候補辞退 改革派不在に

 【テヘラン=北川学】14日投票のイラン大統領選に立候補した改革派のアレフ元第1副大統領が、選挙戦からの撤退を表明した。イラン学生通信などが11日伝えた。改革派の候補者は不在となったが、アレフ氏の支持者らは民主化を訴える保守穏健派ロハニ元最高安全保障委員会事務局長を「改革派候補に近い」とみなし、支援に回る。

 アレフ氏は声明で「ハタミ前大統領(改革派)の考えを受け、国民の利益のために決断した」と述べた。

 欧米との関係改善や民主化を求める改革派は、前回大統領選で大規模なデモを起こしたことで当局に弾圧された。今回の選挙戦では、アレフ氏とロハニ師支持に分裂。優勢な保守派に対抗するため、支持者からは候補者の一本化を求める声が強まっていた。

6422チバQ:2013/06/11(火) 23:55:17
http://www.afpbb.com/article/politics/2949799/10887550?ctm_campaign=txt_topics
イラン大統領選、唯一の改革派候補アレフ氏が撤退
2013年06月11日 16:28 発信地:テヘラン/イラン
【6月11日 AFP】14日に実施されるイラン大統領選に唯一の改革派候補として出馬していたモハマド・レザ・アレフ(Mohammad Reza Aref)元第1副大統領が11日、大統領選からの撤退を自身のウェブサイトで明らかにした。

 前日夕方、改革派のモハマド・ハタミ(Mohammad Khatami)前大統領から書簡を受け取り、このまま選挙戦に残るのは賢明ではないと忠告されたという。

 改革派陣営からは最近、穏健保守派候補のハサン・ロウハニ(Hassan Rowhani)最高安全保障委員会元事務局長に得票を集めるため、アレフ氏の撤退を求める声が高まっていた。

 アレフ氏が大統領選からの撤退を表明した前日の10日にも、イランの最高指導者アリ・ハメネイ(Ali Khamenei)師に最も近いとみられていたゴラムアリ・ハダドアデル(Gholam Ali Haddad Adel)前国会議長が出馬を取りやめている。

 ロウハニ氏はハタミ大統領の下で核問題交渉を担当。穏健派のアリ・アクバル・ハシェミ・ラフサンジャニ(Ali Akbar Hashemi Rafsanjani)大統領の信頼が厚く、現在も同様に支持を得ている。(c)AFP

6423チバQ:2013/06/12(水) 00:23:26
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013061100056
5年ぶりローマ市長奪還=伊中道左派−ベルルスコーニ陣営に打撃

10日、ローマで、支持者を前に笑顔を見せる新ローマ市長のマリーノ上院議員(AFP=時事) 【ジュネーブ時事】ローマ市長選の決選投票が9、10の両日行われ、中道左派のマリーノ上院議員が中道右派の現職アレマノ市長を破り、2008年以来5年ぶりに中道左派が市政を奪還した。ANSA通信によれば、約3分の2の開票終了時点でマリーノ氏の得票率は63.9%、アレマノ氏は36.1%。選挙戦は盛り上がりに欠け、投票率は過去最低の約45%だった。
 地元メディアによると、アレマノ氏はマフィアとの関係など疑惑が響いた。少女買春裁判の判決を控えるベルルスコーニ元首相の中道右派には打撃となる一方、左右大連立政権で基盤を固めたいレッタ首相には追い風になりそうだ。(2013/06/11-05:54)

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6424チバQ:2013/06/12(水) 00:25:10
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013061100002
現職らに出馬辞退要求=マダガスカル大統領選−仏

マダガスカル大統領選に出馬しているラベロマナナ前大統領のララオ夫人(左)、ラジョエリナ大統領(中央)、ラチラカ元大統領(AFP=時事) 【パリAFP=時事】近く実施される見通しのアフリカ南東部の島国マダガスカルの大統領選について、フランス外務省は10日、現職のラジョエリナ大統領、ラベロマナナ前大統領のララオ夫人、ラチラカ元大統領の3候補に対し出馬を辞退するよう求めた。この3人の権力闘争がこじれる形で、7月に予定されていた大統領選の投票日は8月23日に延期されたばかり。
 仏外務省は3人が出馬辞退しなければ「フランスは選挙結果を認めない」と警告した。マダガスカルはかつてフランスの植民地だった。(2013/06/11-00:10)

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6425チバQ:2013/06/12(水) 00:30:15
http://mainichi.jp/select/news/20130612k0000m030075000c.html
トルコ警官隊突入:催涙ガスと投石…戦場さながら
毎日新聞 2013年06月11日 21時02分(最終更新 06月11日 22時17分)


警官隊の前で破裂する火炎瓶=トルコ・イスタンブールのタクシム広場で2013年6月11日、AP 【イスタンブール大治朋子】「ドーン」。爆発音のような大音響が鳴り響き、大きな悲鳴が聞こえた。11日朝、トルコ最大の都市イスタンブール中心部のタクシム広場。数百人の警官隊が集まり、反政府デモ隊が築いたバリケードをブルドーザーで破壊していく。5月31日の警官隊によるデモ排除以降、最大規模の衝突だ。世界的観光地は、催涙ガスと投石が飛び交う戦場さながらの混乱に陥った。

 警官隊の突入直後、タクシム広場からは人々が逃げ出して来る。催涙ガスが充満し目を開けられない。デモ参加者が集まる広場脇のゲジ公園に近づくと、呼吸が苦しくなる。せき込んで地面に突っ伏す人もいた。

 広場ではバリケードをはさんで警官隊とデモ隊がにらみ合う。「ここは我々の広場だ。徹底抗戦する」。デモ参加者が叫び、火炎瓶や石を投げる。警官は催涙ガスや放水車で応酬、ガスや火炎瓶で燃やされた警察車両の煙で真っ白になった。

 広場にいた大学3年、ギュリン・ウスタンさん(23)は、「ツイッターで警官隊の突入を知り友達が心配で来たがゲジ公園に近づけない」と不安そうだ。公園ではテントで寝泊りしていた若者たち数百人が警官隊と対峙していた。各国の記者数十人が見守るなか、警官隊の一人がマイクを取って叫んだ。「親愛なるゲジ公園の友よ。私たちは君たちを傷つけたくない。撤収してほしい」。だが、警官たちは若者をいぶりだすかのように何度も催涙ガスを放つ。若者たちは一斉に怒号を上げ、大型花火や石を投げつけた。

 今回のデモは5月末、政府のゲジ公園付近の再開発計画に反対する少人数のグループが開始。警官隊が強制排除したため、反発した若者ら数千人が結集した。デモはやがてエルドアン政権の強圧的姿勢への批判に軸足を移し、野党や年齢層の高い世俗派、各種労組、トルコからの分離・独立を目指す少数民族クルド人らが参入。数万人規模に膨れ上がった。今回警察が排除したのはこうした「後発組組」が拠点とするタクシム広場だった。

 エルドアン首相は11日の議会演説で「トルコの多くの都市で起きているデモは、ゲジ公園の抗議活動を隠れみのに利用したものだ」と述べ、強硬姿勢を維持した。

6426チバQ:2013/06/12(水) 00:33:59
http://mainichi.jp/select/news/20130611dde007030003000c.html
トルコ:反政権デモ 首相、デモ隊と対話の意向 酒販売規制法施行へ
毎日新聞 2013年06月11日 東京夕刊

 【イスタンブール大治朋子】トルコで続く反政権デモの発端となった最大都市イスタンブールの再開発計画をめぐり、アルンチ副首相は10日、エルドアン首相が12日にデモ隊の代表者らと面談すると明らかにした。対決姿勢を強調してきた首相がデモ隊との対話に応じる意向を示すのは初めて。一方、ギュル大統領は10日、酒の販売などの規制に関する法案を承認し、同法の施行が確実となった。デモ隊はこうした規制を「イスラム教的価値観の押し付け」と批判しており、さらなる反発を呼びそうだ。

 首都アンカラの中心部では10日夜、警官隊が催涙ガスや放水でデモ隊数百人を排除した。首都での衝突は3夜連続で、AFP通信によると、付近の飲食店などは一時閉鎖を余儀なくされた。

 アルンチ副首相が閣議後に一部記者らに語ったところによると、面談はデモ活動を続けるグループ側から希望があり、首相が応じることになった。具体的に誰と会うかは明らかにしていない。「(デモ関係者は)今回の事件の事実関係の説明を(当局から)聞き、首相は彼らの考えを聞く」としている。場所はデモ隊が拠点とする中心部のタクシム広場以外になる見通しだ。

 副首相はまた、「違法行為に対する必要な対応は完遂する。すべては週末までに行われる」と述べ、対話が不調に終わればデモ隊の強制排除も辞さない構えを見せた。

 施行が決まった規制法は、午後10時から午前6時までの間の酒類の販売を禁止する。広告活動も基本的に禁じ、商品には健康に有害だとする表示を義務付けるほか、自動販売機での販売や店の外から見える場所での展示も禁止とする。

 トルコは国民の大半がイスラム教徒だが、政教分離を国是とする世俗主義で、宗教を公的な場に持ち込むことは禁じてきた。女性のスカーフの着用は自由だが、役所や学校など公的機関の多くは着用を禁止している。

 今回の規制法案は5月24日に議会で可決されたが、原則的に飲酒を禁じるイスラム教の価値観に基づくものだとして世俗派が批判し、デモ拡大の要因の一つにもなった。トルコでは飲酒の習慣は広く普及しているが、エルドアン首相は酒を飲む人々を「アルコール依存症」と呼び、トルコ特産のヨーグルト飲料、アイランを飲むべきだなどと訴えている。

 デモの拠点となったイスタンブール中心部のゲジ公園では、若者らがビールを片手に議論し、歌い、踊る姿が目立つ。抗議運動を続ける大学3年のエムシ・アタライさん(22)は「政権は飲酒をやめさせようとしている。個人の生活に介入されたくない」と語った。

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6427チバQ:2013/06/12(水) 23:17:30
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130612/mds13061221430005-n1.htm
【トルコ反政府デモ】
対話直前の強硬策、デモ隊側は硬化
2013.6.12 21:42

連日の激しいデモが行われているタクシム広場には、デモ隊が設置したバリケードにトルコ国旗が掲げられていた=12日、イスタンブール(ロイター)
 【カイロ=大内清】大規模な反政府デモが続くトルコの最大都市イスタンブール中心部にあるタクシム広場で11日夜から12日未明にかけ、警官隊がデモ参加者を催涙弾や放水で強制排除した。一方で警官隊は広場に隣接するゲジ公園に泊まり込むデモ隊の排除には乗り出しておらず、全面衝突はかろうじて回避されている。

 こうした中、エルドアン首相は12日、首都アンカラでデモの代表者らと会談する予定。ただ、直前まで対話に前向きな姿勢を示していた当局側が、一転してタクシム広場に警官隊を投入したことでデモ隊側が態度を硬化させており、対話によって事態が収拾に向かうかは不透明な状況だ。

 タクシム広場の入り口に設けられたバリケードや横断幕などは警官隊によって撤去され、デモが本格化した5月末以来初めて、一般車両やバスの乗り入れが可能となった。警官隊は広場の警備態勢を強化している。

 イスタンブール県のムトゥル知事は11日夜の記者会見で、さらなる強制排除を示唆。AP通信によると、今回の衝突で少なくとも300人が負傷するなどして手当てを受けた。

6428チバQ:2013/06/12(水) 23:17:53
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130612/mds13061211540002-n1.htm
【トルコ反政府デモ】
EU加盟問題にも水 政府対応に懸念強める欧州諸国
2013.6.12 11:50

11日、トルコ・イスタンブールのタクシム広場で催涙弾を撃つ警官(ロイター)
 【ベルリン=宮下日出男】反政府デモへの強硬姿勢を続けるトルコ政府に、欧州諸国が懸念を深めている。欧州連合(EU)加盟候補国であるトルコをめぐっては最近、停滞中の加盟交渉を再び活性化させようとの動きが出ていた。だが、EUの要請にもかかわらず事態沈静化の気配はみえず、こうした機運にも水を差す形になりかねない。

 EUのアシュトン外交安全保障上級代表は9日、トルコ政府の対応を「警察による過剰な実力行使」と批判し、対話による解決を求める声明を発表。EU加盟に必要な「人権、基本的自由」の保障には、「表現・集会の自由が含まれている」とも警告した。

 トルコはEUの前身、欧州共同体(EC)に加盟申請後、2005年に加盟交渉を開始。だが、人権問題や対立するキプロスの国家承認問題などが壁となり、交渉対象の35政策分野中、交渉入りしたのは13分野、合意到達は1分野にとどまっており、10年半ば以降、交渉は滞っている。

 ただ、トルコの加盟に反対だったサルコジ氏が大統領を退いたフランスが今年、さらに1分野で交渉を始める用意を示し、加盟に慎重なドイツのメルケル首相も同様の態度をみせるなど、域内では軟化の兆しも出ている。EUは追加分野の交渉を7月にも開始すると伝えられている。

 トルコの加盟実現は容易ではないが、中東で影響力を高めるトルコを引きつけておきたいとの意向がEU側にあるとみられる。

 しかし、反政府デモへの対応を受け、ルパンタン仏欧州問題担当相は「行動は一方的であってはならない」と述べ、トルコ政府がデモ鎮圧をやめない場合の交渉開始への影響を示唆。EU拡大担当のフューレ欧州委員も、「加盟交渉の再活性化と基本的権利に対する支持は表裏一体だ」と批判を強めている。

6429チバQ:2013/06/12(水) 23:18:35
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130612/mds13061221090003-n1.htm
イラン大統領選14日投票 強硬派に対抗、改革派と穏健保守共闘
2013.6.12 21:08 (1/2ページ)

ガリバフ・テヘラン市長を支持し、プラカードを持ってデモ行進する女性ら=11日、テヘラン(AP)
 【カイロ=大内清】イラン大統領選の投票を14日に控え、改革派のハタミ前大統領や穏健保守派のラフサンジャニ元大統領らの重鎮が、穏健保守派候補のロウハニ元最高安全保障委員会事務局長への支持を表明した。改革派と穏健保守派による共同戦線の形成が進んだ形だ。大統領選は最高指導者ハメネイ師に近い強硬保守派内での争いとなるとみられてきたが、構図に変化が生じている。

 「国民への義務を果たすため、私はロウハニ師に投票する」。ハタミ師は11日、自身のウェブサイトでこう宣言。出馬を表明したものの資格審査で排除されたラフサンジャニ師もロウハニ師支持を呼びかけた。

 大統領選をめぐってはこの直前、改革派唯一の候補だったアレフ元第1副大統領が撤退を表明。ハタミ師らは、強硬保守派主導の現状に不満を抱く勢力と改革派の双方から支持が期待できるロウハニ師に票を集める戦略だ。

 そのロウハニ師はテレビ討論会や各地の演説で、核開発問題に関する外交交渉について、「(米欧との)関係を改善し制裁緩和を目指すべきだ」などと主張。強硬保守派候補で、現在の核交渉責任者でもあるジャリリ最高安全保障委員会事務局長らの路線を強く批判している。

 核兵器開発が疑われるイランは国連安全保障理事会や米欧各国から制裁を科されており、ここ数年はその影響で外貨収入源である原油輸出が低下、国民は高率のインフレに悩まされている。自身もかつて核交渉責任者を務めたロウハニ師には、国民の関心が高い経済悪化の問題を外交の不手際と結びつけることでジャリリ氏の支持層を切り崩す狙いがあるとみられる。

 強硬保守派内でも、ハメネイ師の外交顧問であるベラヤティ元外相が「制裁緩和が国民の願いだ」と述べるなど非妥協的なジャリリ氏の交渉手法に批判的な声が出ており、外交問題は選挙戦の重要争点となりつつある。

 ただ、核開発はハメネイ師の直轄事業とされ、国民にも核開発そのものへの異論は少ない。核問題で“弱腰”と受け止められれば不利に働く恐れもあるだけに各候補の言及は慎重だ。

 一方、ベラヤティ氏はもともと同じ強硬保守派に属するガリバフ・テヘラン市長やすでに撤退を表明したハダドアデル前国会議長とともに候補を一本化するとしてきた。投票日が間近に迫り、穏健保守・改革派の支持を受けるロウハニ師の追い上げが本格化すれば、強硬保守派内での一本化圧力が高まる可能性もある。

6430チバQ:2013/06/12(水) 23:19:26
http://news.tbs.co.jp/20130611/newseye/tbs_newseye5354792.html
イラン大統領選、市民の関心は経済問題

 核兵器開発疑惑や、シリアへの支援問題で欧米と対立するイランの大統領選挙が、14日に行われます。国際社会の制裁が強化されて、生活に大きな影響が出る中、市民の関心は、経済問題に集まっています。

 首都テヘランの歴史あるバザール。食卓に欠かせない「ゲルドゥ」をはじめ、物価は1年前と比べ、劇的に上がっています。

 「1年前は仕入れ値が、1kg12万リアルだったのに、今は43万リアルだ。売れ行きは良くないね」(ゲルドゥ売り)

 核兵器開発疑惑で、国際社会から経済制裁を受け続け、通貨リアルも暴落したままです。輸入コストは高騰、便乗値上げもあると見られ、インフレ率は年間30%を超えました。

 「何よりもまず、経済を最優先にしてほしいですよね」(帽子店)

 この空気を利用しようとしているのが、テヘラン市長のガリバフ候補です。

 「渋滞解消のためのトンネルも、ガリバフ候補の市長時代の実績の1つとされています」(記者)

 市内で、数々の大型プロジェクトを実現させた手腕を強調、2年で経済を立て直すとして一定の支持を集めています。

 「イランには強力な経営者が必要です。ガリバフ候補は、経験十分だと思います」(ガリバフ候補の支持)

 こうした声の裏には「豊富なエネルギー資源があるのだから、もっと暮らしが豊かになっていいはずだ」というイラン国民共通のうっ憤があります。ここにどう応えるかが、各候補にとって大きなカギとなります。(11日11:22)

6431チバQ:2013/06/12(水) 23:20:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130612/erp13061211240003-n1.htm
ロシア下院、同性愛宣伝禁止法を圧倒的多数で可決 保守社会目指す 
2013.6.12 11:21

11日、モスクワのロシア下院前で、法案に抗議する同性愛者に嫌がらせをするロシア正教の活動家(ロイター)
 ロシア下院は11日、同性愛を公の場で宣伝する行為を禁じる「同性愛宣伝禁止法案」を圧倒的多数の賛成で可決した。上院の審議を経て成立する。欧米的でリベラルな思想を排し、ロシア正教を核とした保守的な社会を目指すプーチン大統領の意向が背景にある。

 禁じられるのは未成年者を対象とした宣伝行為とされるが、実際には同性愛者のパレードやメディアでの同性愛者の権利擁護なども広く対象になりそう。違反した組織には最高100万ルーブル(約300万円)の罰金が科される。

 11日は下院前で法案反対の同性愛者ら数十人をロシア正教の活動家ら約数百人が取り囲み、殴打したり卵をぶつけたりした。

 下院はまた、宗教心の侵害を禁じる法案も可決。同法案は女性バンド「プッシー・ライオット」メンバーが昨年、ロシア正教の総本山の教会でプーチン氏批判のパフォーマンスをしたことから提出された。(共同)

6432チバQ:2013/06/12(水) 23:21:01
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130612/mds13061208550000-n1.htm
イラン大統領選、穏健派候補支持を表明 ラフサンジャニ元大統領
2013.6.12 08:39

写真を掲げてロウハニ最高安全保障委員会元事務局長支持を訴える人々=11日、テヘラン(AP)
 14日投票のイラン大統領選で、保守穏健派の重鎮ラフサンジャニ元大統領は11日、同派候補のロウハニ最高安全保障委員会元事務局長を支持することを正式に明らかにした。国営プレスTVが伝えた。

 唯一の改革派候補だったアレフ元第1副大統領が10日夜に選挙戦からの撤退を表明したことを受け、連携を模索していた保守穏健派と改革派がロウハニ師支持で結束。

 いずれも国民からの人気が高い改革派のハタミ前大統領とラフサンジャニ師がロウハニ師への支持を明確に打ち出したことで、保守強硬派候補のジャリリ最高安全保障委員会事務局長やガリバフ・テヘラン市長が有利とされる選挙情勢が大きく動く可能性もある。

 大統領選では、ラフサンジャニ師の立候補が認められなかったことを受け、保守穏健派と改革派の支持者の多くが投票を棄権することが懸念されているが、ハタミ師とラフサンジャニ師はロウハニ師への投票を呼び掛けている。(共同)

6433チバQ:2013/06/12(水) 23:29:45
http://mainichi.jp/select/news/20130613k0000m030054000c.html
ロシア:プーチン氏の超党派組織が組織拡充
毎日新聞 2013年06月12日 20時53分(最終更新 06月12日 23時15分)

 【モスクワ大前仁】ロシアのプーチン大統領が率いる超党派組織「全ロシア国民戦線」が12日、組織の拡大に向け、中央本部の共同議長や規約などを決めた。与党「統一ロシア」に対する国民の批判が強いことから、大統領は支持基盤を「国民戦線」へ移していくとみられ、任意団体だった「国民戦線」の本格的な組織作りに乗り出した格好だ。

 「国民戦線」は11〜12日に創設大会を開き、プーチン氏を代表、正式名称を「全ロシア社会運動・ロシアのための国民戦線」とした。

 「国民戦線」は2011年にプーチン氏の提唱で設立され、昨年3月の大統領選でプーチン陣営を支援したが、体制作りが遅れていた。保守勢力が政党や団体の枠を超えてプーチン氏の下に集まる組織を目指す。

 今後、正規の社会運動団体として登録し、次期の下院選(16年)や大統領選(18年)へ向け活動を広げていく。

 統一ロシアは11年末の下院選で議席数を大幅に減らし、昨年にプーチン政権が誕生した後、党首職はプーチン氏からメドベージェフ首相へ引き継がれた。

 今後は「国民戦線が組織として形を整える一方で、統一ロシアやメドベージェフ氏が損な役回りを背負わされていく」(高等経済大学院のペトロフ教授)との見方も出ている。

6434チバQ:2013/06/12(水) 23:32:37
http://www.afpbb.com/article/politics/2949935/10892376
トルコ反政府デモの先頭に立つ若い都会女性たち
2013年06月12日 10:45 発信地:イスタンブール/トルコ

【6月12日 AFP】トルコ・イスタンブール(Istanbul)の公園で1週間にわたり寝泊まりを続ける、都会育ちで高い教育を受けた若い女性たち──。彼女らは、同国各地で続く大規模な反政府デモの最前線に立っている。

「私たちは、エルドアンが家に居てほしいと願う類いの女性でしょうね」と劇団女優のセビ・アルガン(Sevi Algan)さん(37)は語る。イスラム教徒が多数派を占めながらも世俗主義を貫くトルコだが、デモの参加者たちは、レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)首相が、自らの保守的なイスラム教的価値観を押し付けていると主張している。

 女性たちの多くは、たまたま反政府運動に身を投じることになっただけだと、喜んで認める。全土に広がる反政府デモの中心地でテントを張ることになるとは、2週間前には思いもよらなかったという。

 しかし、学生や弁護士、会社員など、職業もさまざまなこれらの若い女性たちは、ここゲジ公園(Gezi Park)とその近くのタクシム広場(Taksim Square)の抗議行動に参加する数千人の、優に半分を占めている。彼女らは、公園のプラタナスの木の下で何時間も自分たちの目標について語り、夜通し続く歌や踊りに参加し、必要とあれば、警官が立ち入らない公園の外で抗議するサッカー・サポーターたちと肩を組み、共に警官隊の前に立ちはだかる。

 抗議の発端となったのは、ゲジ公園の600本の木を守ろうという小さな開発反対運動だった。5月31日に警察が催涙ガスと放水銃を使った取り締まりに乗り出すと、政府に対する怒りは瞬く間に広がった。トルコ全土でこれまでに4000人が負傷、3人の死者も出ている。

 その大部分がリベラルな世俗主義者を自称する女性デモ参加者の多くは、エルドアン首相率いる与党・公正発展党(AKP)によって自分たちの自由が侵害される恐れが高まる中、権利を守るために立ち上がるときが来たと語る。

 エルドアン首相は3回の選挙で連勝し、着実な経済成長を背景とした11年の選挙ではAKPの得票率は50%近くに達した。しかし反対勢力は、首相が権威主義に傾き、国を二分させていると非難する。


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