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Tohazugatali Medical Review

1とはずがたり:2004/10/17(日) 14:58
医学・病院・地域医療など今までTER http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1046080617/l10で扱ってた話題を独立させます。

医薬品・製薬関連はこちら http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1070807006/l10

自民党と結託し日本の成長に対する桎梏となってる医師会・歯科医師会の不祥事はこちら http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l10

TERの過去レスは>>2-5あたり

48とはずがたり:2005/02/17(木) 14:24:17
埋めちゃ駄目だ。。_| ̄|○
埋めよ×
産めよ◎

49とはずがたり:2005/02/17(木) 17:20:46
http://www.iwate-np.co.jp/2003kikaku/syakkin/syakkin3.html
①あえぐ県立病院 「合併症」に非常事態

県内に27ある県立病院経営は、年間約1000億円の経費が必要だ。このうち県の一般会計から年間約150億円前後の支援を得ている。

 だが、県財政の借金残高が1兆円を超す危機的状況の中、一般会計からの繰り入れを増やすことはもはや限界に達した。

 佐藤巌・同局病院改革室長は「現状で推移すると(02年度で92億8000万円ある)内部留保金は06年度で底をついてしまう」と説明する。

 02年度決算で単年度黒字の県立病院は大船渡、磐井、胆沢、千厩、釜石、久慈、東和の7カ所。

 福岡は損益ゼロで、これ以外の19病院は赤字決算となっている。

 単年度赤字が大きいのは、一戸の約5億8000万円、宮古の約4億5000万円、遠野の約3億6000万円、高田の約3億3000万円など。

 全体でみると、01年度に比べ、入院収益は約25億円減、外来収益は約32億円減。収益全体では約56億円の収入減となった。

 県内に約6000床ある県立病院のベッド数のうち空きベッドは約950床で、盛岡市の岩手医大付属病院(1048床)にほぼ匹敵するベッド数が空いている。

②あえぐ県立病院 矛盾抱える診療所化

無床化」という最悪の事態は回避された紫波、大迫、花泉、住田、伊保内の県立5病院。

 毎月1回、大迫病院で定期検診を受ける大迫町内川目の農業佐々木輝代志さん(65)は「診療所でも入院ベッドは19床残る」と、ひとまず胸をなでおろす。

 しかし、診療所への移行は「医療の質」と「経営」の両立をさらに難しくさせる。


 その最大の課題は、病院と診療所の診療報酬の違いにある。

 現行制度だと病院側に入る入院基本料は患者1人に対し、平均して1日約1万5000円前後。これが診療所になると1日7000円前後に減額になる。

 さらに、診療所の場合は、この7000円前後の入院基本料に検査、投薬、注射なども含まれる。県医療局労組は「積極的な検査、治療をすればそれだけ赤字になる」(春山一男書記次長)と組織内部から提起する。

50とはずがたり:2005/02/21(月) 22:38:27
後発医薬品で世界最大に ノバルティスが2社買収 (共同通信)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/entertainment/tashiro.html?d=21kyodo2005022101002932&cat=38&typ=t

[ロンドン21日共同] スイスの医薬品大手ノバルティスは21日、ドイツのジェネリック(後発)医薬品メーカー、ヘキサルと米国の同イーオン・ラブズの2社を総額56億5000万ユーロ(約7800億円)で買収し、ノバルティスの後発薬部門サンドと統合すると発表した。

 ロイター通信によると、サンドは今回の買収でイスラエルのテバ・ファーマシューティカルズを抜き、世界最大の後発薬メーカーとなる。

 ノバルティスはヘキサル株100%、イーオン株67・7%の買収で合意し、残るイーオン株の公開買い付けに着手する。この買収により、収入増に加え年間2億ドルの経費削減が見込めるという。
[ 2005年2月21日21時28分 ]

51とはずがたり:2005/02/22(火) 13:36:06
Dr 林の【心と脳の相談室】
http://www.so-net.ne.jp/vivre/kokoro/index.html

52とはずがたり:2005/02/26(土) 00:32:40
三重大:知事、医学部の入学定員増を要望−−へき地医不足解消で /三重
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1043561199/200

 野呂昭彦知事は24日再開した県議会2月定例会本会議で、へき地の医師不足解消のため、三重大学医学部の入学定員増や、県内在住者を対象にした地域枠を入試に設けることを国に要望していることを明らかにした。
 紀南病院(御浜町)など県内のへき地に県が派遣している自治医科大出身の医師は、現在11人。しかし、三重大学医学部から紀南病院に派遣されている4人の医師が05年度末で引き揚げることが決まるなど、へき地の医師不足は深刻化している。
 現在、三重大学医学部医学科の入学定員は100人だが、うち県内在住者は毎年20〜30人。県内に定着する可能性の高い県内在住医師を増やすため、定員増と共に、県内在住者枠の設定を国に要望したという。

54とはずがたり:2005/02/26(土) 03:14:24
>>53-54

今後のスケジュール

両社は25日の取締役会で経営統合基本合意書を承認、基本合意書を締結した。3月に統合準備委員会を発足、5月には確定契約書を締結する予定で、6月に共同株式移転承認の株主総会を開催する計画だ。

統合新会社の業容

統合新会社の売上高を単純合算すると、05年3月期予想ベースで9110億円に上る。国内第2位にとどまるものの、国内トップの武田薬品工業(売上高1兆1000億円)との格差が縮まる。海外売上高も3000億円超に達する見通しで、米国事業で先行するエーザイや藤沢薬品工業を抜き去り、2位につける公算が大きい。

世界での売上高ランキングでは16−18位前後になる見通しだ。研究開発費は約1500億円になると見込まれ、三共が強みを持つ代謝系疾患や、第一薬が得意とする感染症領域での一段の研究開発進展が見込まれる。25日の終値で試算すると、両社の株式時価総額は合計で約1兆7886億円になる。

金融アドバイザーは、三共側が野村ホールディングス、第一薬側がメリルリンチ日本法人が務める。

立て続けに合従連衡

国内医薬品業界の再編をめぐっては、01年10月の三菱ウェルファーマの誕生(旧三菱東京製薬・旧ウェルファイド)を皮切りに、大正製薬による富山化学工業のグループ化(02年9月)、中外製薬のスイス医薬品大手ロシュに傘下入り(02年10月)など、立て続けに企業間の合従連衡が進んでいる。

04年2月には、山之内製薬と藤沢薬品工業が経営を統合することで基本合意。05年4月に統合新会社「アステラス製薬」が誕生する予定だ。2社の今期売上高を合算すると8500億円程度にとどまる見通しで、三共・第一薬連合に若干及ばない。

ただ、アステラス薬は「いずれは世界で10位以内に入りたい」(青木初夫藤沢薬社長)との方針を表明。08年3月期までに医薬品売上高で1兆円、営業利益で2500億円に引き上げる計画だ。武田薬を含めれば、売上高1兆円規模の国内医薬品企業が3社になる見込み。

株価は上昇、市場の見方は2分

19日付の日本経済新聞朝刊が三共と第一薬の経営統合を伝えたのを受けて、21日以降の株式市場では、国内医薬品企業の再編期待から、医薬品株が軒並み上昇。18日終値と比較すると、三共は5営業日で4.5%、第一薬は同1.4%それぞれ上昇した。

両社の合併について、株式市場関係者は「アステラスのようなベストカップルとは言えないが、攻めにつながる良縁だ」(UFJつばさ証券エクイティ調査部の椙田和久部長)との見方が多く、歓迎するムードが広がっている。

ただ、東京海上アセットマネジメント投信の後藤伸樹・投資調査部長は「両社ともジリ貧の状態。M&A報道にやみくもに飛びつくのではなく、個々のケースの見極めが必要だ」との厳しい見方もある。同部長は「単に、コスト削減を目指すようなものであれば、従業員のモラルも下がってしまい、逆効果」と指摘している。

三共株の25日終値は前日比50円(2.1%)高の2450円、第一薬が同10円(0.4%)高の2485円。

[ 2005年2月25日19時8分 ]

56とはずがたり:2005/03/05(土) 19:17:30
集団ストーカーなるものがあるらしい。上二つは被害者のもの。
http://www.geocities.jp/an_idle/
http://www.geocities.jp/boxara/syusuto.html
http://www.johoguard.com/SSK.html

全く以て恐ろしい。統合失調症患者が日本にはうろうろしているという事のようだ。
早く彼らを隔離してやらねば犯罪を犯しかねん。
大体自分が全世界からつきまとわれて嫌がらせを受けるに足りる人物だとでも思ってるのかね。

林先生に相談に乗って貰えばいい。でも100人に一人か。ネット上で一大勢力になっても可笑しくはないわな…。。
http://www.so-net.ne.jp/vivre/kokoro/schizo0.html
http://www.so-net.ne.jp/vivre/kokoro/schizoqa1.html

57とはずがたり:2005/03/17(木) 01:07:54
医師不足を深刻化させて予算増やそうという深謀遠慮か?最近やたらと医局が医師引き揚げのニュースを耳にする。。

医局からの医師引き上げ相次ぐ
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news02.asp?kiji=4183

  医療の現場で医師不足は深刻だ。大学医学部の医局が医者を引き上げるため、一つの診療科が休診になる病院や分娩ができなくなる病院が相次いでいる。医師の研修制度の変更が医師不足に拍車をかけている。県は「今後、限られた医師を活用するために病院の役割分担を明確にする必要がある」としている。

  府中町のマツダ病院(300床)の呼吸器科は4月から休診することになった。広島大の第2内科医局に所属する医師2人が3月末で引き上げ、呼吸器科の医師が1人もいなくなるからだ。

  病院関係者によると、医局側から医師引き上げの連絡があったのは昨年秋だ。呼吸器科の当分の休診を決め、約10人の入院患者や通院患者に病院の他の科や近くの病院を紹介している。

  同病院の医師はほぼ全員が広島大から来ている。病院側は「広島大学に頼っている以上、急に他大学から派遣を求めることは難しい」と、休診の理由を打ち明ける。

  「7月以降、当院での分娩が出来なくなりました」。大竹市の国立病院機構大竹病院(200床)では3月初め、産婦人科外来の受付にこんな張り紙を出した。広島大産婦人科医局から来ていた医師が4月から1人減り、2人になる。医師2人では24時間態勢を取ることが難しいため、分娩ができなくなった。

  大竹市のショックは大きい。小池弘純・保健医療課長は「大竹市生まれの子どもがいなくなる影響は大きい」と話し、市議会や自治会連合会とともに存続を要望することも検討しているという。

  「こちらも医師が足りない。全体の配置を医局内で相談して決めた結果、こういうことになった」。広島大学病院副院長で、第2内科の責任者を務める河野修興教授は、マツダ病院の呼吸科から医師を引き上げる理由をこう説明する。

  一方、広島大大学院医歯薬学総合研究科産婦人科学(産婦人科医局)の工藤美樹教授は「医局で開業が相次いだことや研修制度の変更で派遣医師を減らさざるを得ない」と言う。工藤教授は昨年10月の教授就任以来、20ある関連病院の分娩数や手術数などを調べ、分娩数が少ない大竹病院の医師数を減らすことを決断したという。

  昨年4月に医師の臨床研修制度が導入された影響が大きい。従来、国家試験に合格した医師が特定の医局に入って専門分野を中心に研修を受けていたが、2年間で複数の診療科を回って研修を受けることになった。各医局へ入る研修医はゼロに。

  また、制度変更に伴って、研修できる病院の数が増えた。昨春、広島大学病院に入った研修医は40人余りで以前の半数以下だった。

  県医療対策室の堀益弘明室長は「限られた医師を有効に活用するためには、医療機関の役割分担が必要になる。地域医療と高度な医療を担う病院を分けていく必要がある」と話す。


(3/16)

58とはずがたり:2005/03/19(土) 04:38:11
医師会の資金提供に物を云えない自民党を政権から引きずり降ろさねば

「医師免許更新制」、反発受け削除へ 規制改革会議答申
http://www.asahi.com/politics/update/0318/009.html
2005年03月18日21時18分

 政府の規制改革・民間開放推進会議(議長・宮内義彦オリックス会長)は、答申に盛り込む方針だった「医師免許の更新制導入の是非について05年度中に結論を出す」との項目を削除する。推進会議は、厚生労働省と折衝したうえで同意を得ていたが、自民党の医療関係議員が強く反対し、削除に追い込まれた。

 医師免許の更新制は、ミスを続発する医師を排除するなどして医療の質を向上させるのが目的で、こうした医師の処分と再教育制度の確立も提言しようとしている。

 だが、答申に盛られた具体的施策は25日に閣議決定される「規制改革・民間開放推進3カ年計画」に組み込まれて拘束力が発生するため、自民党行革推進本部の総会などで医療関係議員らが「これは医師イジメだ」「更新制よりも情報開示の方が重要だ」と強く反発。答申までに残された時間では調整が間に合わないと判断した。推進会議側には「医師の既得権益を守るためだ」と不満がくすぶっている。

59とはずがたり:2005/03/23(水) 04:20:21
ひでぇなぁ。業界のことしか考えてない厚生官僚は全員首やね。少なくとも全員減給して賠償金ひねり出せ。

薬害エイズ:「提訴が4日遅い」と国などが和解拒否
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050323k0000m040140000c.html

 薬害エイズの被害者と国・製薬会社の和解に基づき1人当たり4500万円の賠償などを求めた「東京HIV訴訟」のうち、関東在住の被害者が和解を拒否され、通常数カ月で終了する和解協議が1年以上も止まっていることが分かった。投薬日から提訴まで20年と4日かかり、国などが「除斥期間(20年)を過ぎ、損害賠償請求権が消滅した」と主張しているためだ。しかし、最高裁は同種訴訟で20年以上経過後の請求権を認めており、学者から判例違反と批判が起きている。

 国側が除斥期間を主張して和解を拒否するのは同訴訟で初。薬害エイズと同様に潜伏期間の長い薬害肝炎訴訟などに影響する可能性もある。

 訴状などによると、この被害者は81年5月7日の外科手術で非加熱血液製剤を投与され、HIV(エイズウイルス)に感染したとみられるが、01年1月に告知されるまで感染を知らなかった。すぐに弁護士に相談し、手術を受けた病院からHIV感染証明書など3書類を受け取り、同5月11日に東京地裁に提訴。3書類が整っていれば通常数カ月で和解が成立する。

 しかし、被告の国と製薬会社5社は、投薬日から提訴までをとらえ、除斥期間が過ぎているとして和解を拒否した。

 最高裁は昨年4月、筑豊じん肺訴訟で、一定の潜伏期間後に症状が表れる場合は20年以上経過後の提訴も可能との判決を出した。薬害エイズも潜伏期間が長く、国などの主張は判例違反の疑いが強いが、国側は「じん肺は例外」としている。

 訴訟は昨年2月に被害者の本人尋問が行われて以降、和解協議が開かれていない。[小林直]

 ▼厚生労働省医薬品副作用被害対策室の話 係争中でありコメントは控えたい。
毎日新聞 2005年3月23日 3時00分

60とはずがたり:2005/03/23(水) 15:36:28
温熱針でがん治療、東北大がマウス実験成功 (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/science/cancer.html?d=23yomiuri20050323i305&cat=35&typ=t

 東北大大学院工学研究科の松木英敏教授(生体電磁工学)と医学系研究科の相場節也教授(皮膚科)のグループが、設定した温度までしか高温にならない特殊な針を皮膚がんに埋め込み、がん細胞だけを壊死(えし)させる新たな温熱療法を開発した。

 マウスを使った実験では、直径約1センチのがんの大部分が壊死しており、5年以内に皮膚がん患者への応用を目指す。

 温熱療法は、がん細胞が42・5度以上の熱に弱い特性を利用したもの。ただ、電極を刺して加熱したりする従来の方法では、がん全体を十分温めることができず、がん細胞が残る恐れがあった。

 今回開発した針は、ニッケルや銅、亜鉛を混ぜた酸化鉄の合金に銅を巻いたもので、長さが2〜10ミリ、太さが0・4〜1ミリ。周囲に設置したコイルから磁場を発生させると針が発熱する。グループは開発にあたって、設定した温度に達すると針が磁場を遮断して、それ以上高温にならないよう工夫しており、周辺の正常な組織には影響はないという。

 松木教授は「将来は、体の深部にある膵臓(すいぞう)や肝臓などのがん治療にも応用したい」と話している。

[ 2005年3月23日12時36分 ]

61とはずがたり:2005/04/05(火) 02:57:17
大月市立中央病院 常勤医半減、4人に
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news02.asp?kiji=8714

  東京女子医大と提携し、常勤医師4人の診療態勢で1日に新たにスタートした大月市立中央病院の新田澄郎院長(69)が、この日西室覚市長から辞令を交付された。

  新田院長は会見で、常勤医師が3月31日まで在籍した8人に比べ半数しか確保できなかった理由について「臨床研修医制度の指導医師確保や新年度の人事が固まった後で(2月に院長に内定し)、新たな人員確保が大変だった。当面は不本意な状況だが、順次整えていきたい」と語った。

  小児科、整形外科、皮膚科の専門医が確保できていないことについては「人材をそろえるのは難しい。今のところ、確保の予定が遅れている」と述べた。

  新田院長によると、東京女子医大の内科と外科から2人ずつ固定医師が派遣され、実質8人の常勤医師態勢で、午前と午後の診療が毎日可能になったという。

  同病院は、1年前に21人の常勤医師がいたが、派遣元の東京医大が研修医制度の指導医師の確保などを理由に15人を引き揚げたほか、前院長が東京女子医大との新たな提携に抗議して辞職願を出すなど、混乱が続いていた。


〜2005年4月2日山梨版より〜


(4/4)

62とはずがたり:2005/04/10(日) 12:26:09
うーん合併の破綻の原因はこれかぁ。特例債使って建設できりゃあよかったのにねぇ。

岡谷市が2病院統合計画
http://mytown.asahi.com/nagano/news02.asp?kiji=5268

 人口5万5千人の岡谷市が、市内にある2つの総合病院の統合問題に苦慮している。ベッド数は合わせて約600。この人口規模の自治体では例がない多さだという。市は赤字の2病院を統合し、10年後をめどに新病院を建設する方針を打ち出したものの、周辺自治体との合併が破綻、自立を余儀なくされた身に約200億円の建設費が重くのしかかる。「財政的に無理では」「地域医療が後退しないか」と危惧する声があがっている。(犬飼兵衞)
 市立岡谷病院と、市が社会保険庁から運営委託される健康保険岡谷塩嶺病院。
 岡谷病院は1910年、平野製糸共同病院として開設され、47年に市立病院になった。市の中心部に立地する。17の診療科目、296床を備えるが、医師が不足気味で外来の待ち時間が長く、患者離れが目立つ。
 市の北端にある塩嶺病院は54年、国立の療養所から現在の病院になった。8診療科目270床。心疾患の基幹病院として知られるが、98年ごろから経営が悪化。05年度には社会保険庁の財政支援も打ち切られる。
 市はこの数年、2病院に、一般会計からの持ち出しを含む負担金約10億円をつぎこんでいる。
 今年1月、「岡谷市病院懇話会」(会長=林正幸・市医師会長、15人)が「人口は減少傾向にあり病床数は過剰気味」「行政の財政負担は限界」などと指摘、「2病院を早期に統合するのが望ましい」とする提言をまとめた。

 これを受けて市は新病院の基本計画策定を05年度にコンサルタントに委託する方針を決めた。建設候補地は、現在の岡谷病院と、その南にある蚕糸博物館、市民会館、図書館、婦人の家などが集まる「文化ゾーン」と呼ばれる一帯でいずれも市有地。全部で計約3万平方メートルの敷地になる。
 文化ゾーンの施設を別の場所に移転し、跡地に400床の新病院を建設する。10年後の完成が目標。現病院はそれまで運営を継続し、新病院完成後に取り壊し駐車場にする。
 さらに50年たって病院が老朽化すると、駐車場に新しい病院を建設し、古い方の病院を駐車場にする計画だ。平坦(へい・たん)地の少ない地理的条件のなかで、「市民が通うのに便利な適地はここしかないため」という。建設事業費は約200億円の見込み。塩嶺病院も取り壊すが、跡地の利用は未定。

 岡谷市は諏訪湖周の諏訪市、下諏訪町との合併をめざしていたが諏訪市の離脱などで協議が破綻、自立することになった。行財政改革を迫られるなかでの大きな出費に、市議会からは「拙速でないか」「財政的に無理ではないか」などと危惧する意見が出ている。
 「病院統合は市の課題」と訴える林新一郎市長も「合併が実現していたら、特例債でMRI(磁気共鳴断層撮影装置)などを備えた検査センターも作り、より特色ある新病院になれたのに」とぼやく。「合併していれば、岡谷や諏訪、茅野などの総合病院がそれぞれ得意な分野を特化してすみ分け、一段と地域医療が充実しただろう。合併の破綻で諏訪地域の医療はかなり後れをとる」と指摘する医療関係者もいる。

 病院懇話会の提言は、全国の自治体病院の96%が赤字経営であり、厚生労働省の医療制度改革で、一般病床を10年後には半減させられる見通しであることにも触れている。市民からは「統合が地域医療の切り捨てや後退につながらないよう、市の計画をチェックしていく必要があるだろう」という声が上がっている。
(4/10)

63とはずがたり:2005/04/18(月) 17:49:13
自閉症の原因、3割が誤って認識…初の全国調査で判明 (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/science/health.html?d=18yomiuri20050418i206&cat=35&typ=t

 対人関係を築くのが困難で特定の物事に執着するなどの特徴がある自閉症の原因について、3割の人が「心の病」や「親の育て方」などと誤って認識していることが、日本自閉症協会(東京都)の初の全国調査で分かった。

 本来の原因は脳の機能障害とされ、今月から施行された発達障害者支援法の支援対象でもあるが、調査では、約2割の親が自分の子どもと自閉症児が一緒に遊ぶことに不安を感じていることも分かり、地域社会での受け入れになお課題が多い実態が浮かび上がっている。

 調査は、同協会の会員を通じて全国3000人を対象にアンケート方式で行われ、1450人から回答を得た。調査結果によると、自閉症の存在はほぼすべての人に知られていて、その方法は、テレビ(55%)と新聞(22%)が圧倒的に多かった。

 しかし、自閉症の原因について正しく理解していたのは全体の6割に過ぎず、心の病(23%)、遺伝(5%)、親の育て方(3%)と、誤った認識の人が全体の3割を占めた。特に、誤った認識の人は20歳代までの若年層に多く、60歳代以上の世代では、乳幼児期の不適切な教育が原因と考えている人が多かった。

 一方で、学校に自閉症児を受け入れる特別支援教室があることや、自閉症の人が近くに住んでいることについて、抵抗感のない人は全体の9割に達した。

 しかし、保育園や幼稚園で自分の子どもが自閉症児と一緒に遊んだりすることについては、「不安がある」と「いやだ」で計20%に達し、理解は示しつつ直接的な接触は避けたいと考えている親の心情を浮き彫りにした。

 同協会の須田初枝副会長(社会福祉法人けやきの里理事長)は、「今回は協会関係者を通じた調査だったが、障害と犯罪を関連付けた一部報道などで誤ったイメージが植え付けられた側面もあり、純粋な無作為抽出ならもっと厳しい結果だったはず。正しい理解を広め、地域社会で生活できる環境整備を急ぐべきだ」と訴えている。

 ◆自閉症=言葉が遅い、対人関係が築けない、活動や興味の範囲が狭いことなどを特徴とする障害。脳の機能障害が原因と考えられる。日本自閉症協会によると、全国に推定36万人。知的障害を伴わない高機能自閉症など含めると120万人にのぼる。発達障害者支援法は、自閉症や学習障害などを初めて障害と認定。乳幼児期から成人に至るまで、年齢に応じた地域での支援を目指している。

[ 2005年4月18日15時18分 ]

64とはずがたり:2005/04/22(金) 00:48:02
太めの方が死亡少なかった 肥満大国の米で意外な結果
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050420-00000042-kyodo-soci

[ワシントン19日共同] 肥満が深刻な社会問題になっている米国で、最新データを基に体格と死亡数の関係を調べたところ、肥満まではいかない「太り過ぎ」に分類された人たちの方が、標準とされる集団より死亡数が少ないことが、米疾病対策センター(CDC)の分析で19日分かった。
 米政府は、肥満や太り過ぎが心臓病などさまざまな疾患の原因になるとして対策に懸命。意外な結果だが、CDCは「肥満が深刻な問題であることは変わらない」として、引き続き対策を進める考えを強調した。
(共同通信) - 4月20日10時24分更新

65とはずがたり:2005/04/22(金) 00:48:58
ちょっとずれますが人口問題も此処で扱いましょうかね?

ロシアの人口減、日本より深刻=40〜50年後には1億人割れ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050421-00000529-jij-int

[モスクワ21日時事] 少子化や健康問題などで人口減の続くロシアで、現在1億4500万人の人口が40〜50年後には3分の2に減り、1億人を切って19世紀末の水準に戻るとの予測が21日明らかにされた。ヤコブレフ地域発展相が省内の会議で公表した。
 同相によれば、ロシアの人口は過去2年近くで170万人減少。出生率も日本の1.29人を下回る1.17人だった。89の連邦構成体のうち、人口の自然増がみられたのは、南部チェチェン共和国を筆頭に17地域にとどまった。 
(時事通信) - 4月21日23時1分更新

66とはずがたり:2005/04/23(土) 10:38:38
問題起こした医師が資格をちゃんと持ってると云う事では審査は何だったって事になりはしないか?

東京医大病院の心臓外科医、専門医資格取り消し
http://www.asahi.com/national/update/0423/TKY200504220309.html?t
2005年04月23日01時13分

 東京医科大学病院(東京都新宿区)の心臓外科医(45)の手術を受けた患者が相次いで死亡した問題を受けて、「心臓血管外科専門医認定機構」(代表幹事=北村惣一郎・国立循環器病センター総長)は22日、この医師の専門医の資格を取り消すとともに、認定基準について手術経験をこれまでの「20例」から「50例」に厳しくすると発表した。更新時期を迎える専門医や新たな申請者に来年から適用する。

 この医師に対する指導が問題視された診療科長に対しては同機構委員の辞任を勧告した。東京医大についても研修病院としての資格を取り消した。専門医と研修病院の資格取り消しは初めてという。

 また、準強制わいせつの疑いで逮捕・起訴された都立墨東病院(東京都墨田区)の心臓血管外科部長・田辺貞雄被告についても、専門医と研修の指導責任者の資格を取り消した。

67とはずがたり:2005/04/25(月) 01:57:22
中国人医師で医師不足解消 岩手県が検討
2005年04月23日12時04分
http://www.asahi.com/life/update/0423/008.html

 過疎地の医師不足が深刻化している中、解消策の一つとして岩手県は今秋にも、中国・瀋陽市にある中国医科大から小児科と産婦人科の中国人医師を岩手医大に受け入れる方向で検討を始めた。県内の公立病院などへの医師派遣を担ってきた岩手医大に中国人医師が入ることでゆとりができれば、今後過疎地の病院などへの医師の派遣も期待できる。県は今後、受け入れ態勢について協議し、5月にも中国医科大と協定を結ぶ予定だ。

 中国人医師の受け入れは、診療経験や日本語の会話能力など、一定の基準を満たした外国人医師が国内の指定病院で研修できる「臨床修練制度」を利用したもの。

 厚生労働省によると、87年の制度開始から04年3月末までの利用者は延べ876人。うち、中国人が540人と最も多い。担当者は「地元の大学病院のマンパワー増加のために、行政が臨床修練制度を利用する例は聞いたことがない」と話している。

 岩手県医療国保課によると、中国医科大の教授が県環境保健研究センターと共同研究に取り組んだ縁で、昨年末ごろ中国人医師の受け入れ話が持ち上がった。中国医科大には、日本語で医学の講義を受ける日本語クラスがあるため、日本語を話せる医師がいるという。

 岩手医大は、03年度は卒業生のほぼ半数の41人が学内の大学院や医局に残ったが、04年度には17人、05年度には10人しか残らず、医師不足が深刻化。医師を派遣していた県内の病院から医師を引き揚げざるを得ない状況に追い込まれている。

 岩手県は「県内では小児科と産婦人科の医師が特に足りず、休診に追い込まれる病院も多い。中国人医師の受け入れでゆとりが出た分、週に一度でも岩手医大の医師を派遣してもらえるようになれば」と期待している。

68とはずがたり:2005/04/26(火) 01:59:25

独身者の俺にこの辺の感覚はよく解りませんが,夫婦が良いセックスできていないと云うのは非常に民族として不幸なことでは無かろうか?

既婚の10代―40代、3割セックスレス (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/family.html?d=25yomiuri20050425i513&cat=35&typ=t

 結婚している10代から40代の日本人男女の約3割が、最近1か月以上性交渉がなく、セックスレス傾向にあることが、厚生労働科学研究班などの調査でわかった。

 この調査は、避妊教育プログラム開発などをテーマにする厚生労働科学研究班(主任研究者・佐藤郁夫自治医科大名誉教授)と日本家族計画協会が、昨年10月に実施した「男女の生活と意識に関する調査」。16〜49歳の男女3000人を全国から無作為に選び、性行動について質問、1580人が回答した。

 性交渉の経験があると答えた1329人に、この1か月間の回数を聞いたところ、最も多いのが「なかった」の35・2%。現在結婚している人に限ってみると31・9%(男性28・4%、女性34%)だった。また「1回」から「4回」までがそれぞれ1割前後だった。

 日本性科学会は、特別な事情がないのに、性交渉などが1か月以上ない場合を「セックスレス」と定義しており、今回の結果から3割以上が、その傾向にあることが明らかになった。

 結婚しているセックスレスの人の傾向を分析したところ、性交渉に関心が薄く、異性とかかわることを面倒だと感じる一方、避妊方法を相手と十分相談しないなどコミュニケーション上の問題も見られた。また19・2%は、1年以上の長期間性交渉がなかった。

 日本人の性交渉頻度の少なさは、海外の大手コンドームメーカーの調査でも明らかで、2004年の結果によると、世界平均は年間103回なのに対し、日本は46回と半分以下だった。

 日本家族計画協会の北村邦夫常務理事は「行政になじみにくいテーマかもしれないが、少子化対策としてセックスレスの問題にもっと真剣に取り組むべきではないか」と話している。

[ 2005年4月25日22時34分 ]

69とはずがたり:2005/05/06(金) 11:46:08
睡眠時間、遺伝子が操る ハエで発見、人に恩恵も (共同通信)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/science/dna.html?d=28kyodo2005042701005913&cat=38

[ワシントン27日共同] 一日に必要な睡眠時間を決めるのに重要とみられる遺伝子を、米ウィスコンシン大のチームがショウジョウバエで見つけ、28日付の英科学誌ネイチャーに発表した。

 似た機能の遺伝子は人間にもあり、共通の仕組みが人でも働いている可能性があるとチームはみている。睡眠障害の治療法研究などに役立ちそうだ。

 人の睡眠時間は7、8時間が標準だが、もっと寝たい人も、3、4時間しか眠らなくても平気な人もいる。こうした差には遺伝子の関与が指摘されていたが、はっきりしていなかった。

[ 2005年4月28日2時31分 ]

71とはずがたり:2005/05/10(火) 07:56:23
辞任した統括教授,高級で天下るんちゃうやろねぇ。

統括教授、3例目も「やらせてみろ」…東京医大問題 (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/society/story.html?q=10yomiuri20050510ic02&cat=35

 東京医大第2外科の心臓手術で患者4人が相次いで死亡した問題で、同外科を統括する石丸新(しん)教授(57)が、すでに2人の死亡例を出して問題視されていた外科医(45)について、「もう1回やらせてみろ」と3例目の患者の手術も執刀させるよう指示していたことが、関係者の話で分かった。

 大学側に辞表を提出した石丸教授は読売新聞のインタビューに応じ、「外科医に技術がないことは分かっていた」「責任は重大と受け止めている」などと語った。

 3例目の女性は、1、2例目の患者が2003年1月に相次いで死亡した後の同年3月に入院。心臓弁膜症と冠動脈バイパスの同時手術を受けることになったが、外科医はこの同時手術は未経験だった。

 関係者によると、比較的死亡率が低い弁膜症手術での連続死亡だったことから、既に第2外科内で外科医の技量を疑問視する声が上がっていた。実際、医局員が「これ以上彼にやらせていいんですか」と石丸教授に進言したが、執刀継続を指示したという。

 複数の第2外科関係者は、石丸教授の決定に異議を唱えるのは困難だったと話しているが、同教授は記者会見などで「自分だけが執刀医を決めたわけではない」と主張、3例目の指示については、「覚えていない」と話している。4例目の手術では、外科医を助手に降格させ、別の医師に執刀させていた。

 ◆問題の外科医「実力はそれほどでもなかった」◆

 石丸教授は8日、読売新聞の取材に応じ、問題の外科医について、「留学したので期待は大きく、中心に据えたが、実力はそれほどでもなかった。技術がないことはすぐに分かった」と語った。第2外科のレベルアップのため、著名な専門医を招くなどの構想を大学幹部らに訴えたが、実現しなかったという。

 教授は昨年12月の問題発覚当初、「手術ミスではなく、合併症などが原因」と語っていたが、外部調査委員会は、血管外科が専門の同教授が心臓外科も統括して執刀医を決め、未熟な外科医の失敗を見過ごしたことなどの責任を厳しく指摘した。

 この点について、石丸教授は「指摘された通り、診療科長としての責任は重大だと受け止めているが、理解されていない部分もある」と述べた。

 そのうえで、「臨床をやめるのはいいが、講座をやめる必要があるのか疑問だった」として、教授を辞めるかどうか悩み、最終的には「大学に迷惑をかけたくないし、亡くなった患者にも申し訳ないことをした」と考え、辞任を決意したと説明した。


[ 2005年5月10日3時17分 ]

72とはずがたり:2005/05/12(木) 23:14:13
人間凄いこと考えるねぇ。

血液から発電 東北大グループ、バイオ燃料電池開発
http://www.asahi.com/life/update/0512/007.html?t1
2005年05月12日21時59分

 血液中の糖分を使って発電する燃料電池を東北大大学院工学研究科の西沢松彦教授らが開発したと、同大学が12日発表した。糖尿病患者の血糖値を測ってデータを無線で送る装置などへの応用が有望とされるほか、人工臓器の動力にも使える可能性があるという。

 一般的な燃料電池は、水素から電子を取り出して発電する仕組み。西沢教授らは、水素の代わりに血液中の糖分を利用できないかと考えた。

 糖分から電子を取り出す際の媒介として、体内にある物質に近いビタミンK3などを利用。これまで研究されていた金属系の媒介物質より、体内で安全に電子を取り出すことができるとしている。

 すでに発光ダイオードを点灯させる程度の電力を生み出すことに成功。将来は体内に埋め込むことも可能といい、心臓ペースメーカーなどの電源としても期待できるという。

73とはずがたり:2005/05/20(金) 19:32:09
 県によると、バイオベンチャー企業「バイオマスター」(東京都千代田区)を事業主体とする診療所で、皮膚再生技術を活用した美容整形分野を想定している。記者会見した松沢成文知事は「乳がんによる乳房除去後の再生や、顔面陥没の復元治療などで患者の積極的な社会参加が可能になり、社会的意義は大きい」と話した。認定されれば06年にも横浜市内で開業を見込んでいる。

 厚労省によると、株式会社の医療機関経営は48年に施行された医療法で禁じられており、それ以前からある企業の福利厚生病院を除き、営利目的の株式会社では適正な医療行為を提供できないとして病院経営を認めてこなかった。政府の規制改革の一つとして、特区の認定を受けた地域で、健康保険が使えない自由診療でかつ高度医療に限り株式会社病院の開設が認められるようになった。

 ただ、高度医療について、厚労省が(1)肺がん患者への遺伝子治療(2)高度技術での美容外科医療など6分野を具体的に提示しているため、応募者側からすると高いハードルとなっていた。

 内閣府によると、認定作業は7月にも行われる見通し。ただ、県医師会は19日の理事会で、「高度美容医療の安全性が確立されているのか疑問だ」と病院開設に反対することを確認した。認定されるかどうかは、今後の厚労省の判断に委ねられることになりそうだ。

74荷主研究者:2005/05/22(日) 02:34:52

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2005/02/20050203t15024.htm
2005年02月02日水曜日 河北新報
東北大、新型シンチレーター開発 微小がん細胞検知

 東北大多元物質科学研究所の福田承生教授と吉川彰・助教授らのグループは2日までに、がんやアルツハイマー病の早期発見に使われる陽電子放射断層撮影装置(PET)向けの新しい「シンチレーター結晶」を開発した。従来の倍の感度を備えており、PET検査の精密性向上、微小ながん細胞の検知につながると期待される。

 PETは、がん細胞がエネルギーを得ようとして、ブドウ糖を集める特性を利用し、がんを見つける。PETに組み込まれた数十万個のシンチレーター(縦数ミリ、横3センチ)が、患者の体内に投与されたブドウ糖とがん細胞との反応で生じた放射線を光に変換。光は画像化され、体のどこががんに侵されているかが一目で分かる仕組みだ。

 今回開発されたシンチレーターは、金属原子のプラセオジムを鉱石のガーネットに加えた。双方を組み合わせたことで、発光量を上げることに成功し、現在使われている最先端のシンチレーターと比べ、感度は倍以上になった。

 福田教授は「業界の複数の企業から、感度が上がったと評価を受けた。今まで見つけられなかったような小さながん細胞を見つけることも可能になるだろう」と言う。

 PETはここ数年で多くの医療機関に普及しており、国内外でシンチレーターの開発競争が繰り広げられている。一般にPET1台は5億円で、このうちシンチレーターには1億5000万円程度がかかるとされ、コスト減も課題となっている。

 グループは結晶の材料を、るつぼに溶かすなど容易にできる複数の製造法を試しながら、2年後をめどに、より低廉で量産化に適した手法を探ることにしている。研究は科学技術振興機構の助成を受け行われた。

[シンチレーター結晶]放射線を光に変える働きを持つ結晶。PET以外にも、荷物検査のエックス線など身近な用途がある。小柴昌俊東大名誉教授がノーベル物理学賞を受賞した素粒子ニュートリノの検出装置にも液体シンチレーターが使われている。

76とはずがたり:2005/05/26(木) 10:35:11
むうぅ。。

2005年05月26日(木)
本当の両親どこに 福岡の男性、46歳で別人と判明
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20050526/K2005052503950.html

 あなたは両親と血のつながりがない――。そんな事実を昨春、46歳になって突きつけられた男性がいる。「産院でほかの新生児と取り違えられたに違いない」。親捜しに手を尽くし、「元気で生きているだろうか」と思いを募らせている。

 男性は1958年4月、東京都立墨田産院で生まれた。いまは福岡市で暮らす。

 8年前、血液型の検査で父がO、母がB、自分がAという実の親子では通常あり得ない組み合わせと分かった。

 昨春、九州大学医学研究院の池田典昭教授(法医学)を紹介され、DNA鑑定を依頼した。「ずっともやもやした気持ちを抱えていた。真実を知りたかった」。その結果、両親と血のつながりがないことが確定した。

 男性が持っていたへその緒は鑑定の結果、本人のものだった。へその緒がとれたのは出生4日目ごろ。男性は「それまでの間に取り違えられたのでは」と考えている。

 男性は墨田産院で出産した妊婦の氏名や住所を都に尋ねた。答えは「当時の診療記録はすべて廃棄された」。産院自体も88年に廃止されていた。

 「実の親が見つかるきっかけになれば」。男性は昨年10月、都に損害賠償を求めて東京地裁に訴訟を起こした。同地裁の判決が今月27日に言い渡される。

 裁判で都は「取り違えは想像にすぎない」と反論。新生児の足の裏に母親の名を書くなど対策はとっていたと思われる――などと主張している。

 だが、日本を「世界一の取り違え多発国」と表現した学者もいる。故赤石英・東北大教授だ。

 73年の論文で、57〜71年に全国で計32件の取り違えが発覚した状況を報告した。終戦直後は自宅出産がほとんどだったが、提訴した男性が生まれた58年をはさみ、病院など施設での出産の比率が55年の18%から60年の50%へと急増。70年には96%になった。赤石教授は「施設での出産の急増と助産婦、看護婦の数とのアンバランスが取り違えの大きな誘因だろう」と指摘している。

 裁判の傍ら、男性は産院の地元・墨田区に「だれが出生届を出したか知りたい」と当時の受付簿の開示を求めた。しかし、「個人情報だ」と拒まれた。

 「それならば」と今春から区の住民基本台帳をめくり、自分と同じ誕生日の人を捜している。取り違えられた相手を見つけるためだ。電話番号がわからなければ直接訪ねる。5人ほど当たったが成果は出ていない。

 「もし区内に住んでいなかったら、一体どう捜せばいいのか」。徒労感もにじむ。

 「健康でいてくれたら」。男性は離ればなれになった実の親への断ちがたい思いを語る。その一方で「育ての親」である両親についても「親であることに変わりはない。これから、もっと大切にしたい」と話した。

77とはずがたり:2005/05/28(土) 10:59:18
>>76

両親と血のつながりない男性に取り違え認定 東京地裁
2005年05月27日23時03分
http://www.asahi.com/national/update/0527/TKY200505270400.html?t

 46歳になった昨春に両親と血のつながりがないことが判明した福岡市に住む男性(47)と70代の両親が、男性が出生した東京都立墨田産院(88年廃止)でほかの新生児と取り違えられたとして、都に計3億円の損害賠償を求めた訴訟の判決が27日、東京地裁であった。水野有子裁判官は取り違えがあったと認定し、「実子を育てる機会を奪われ、また、実の親との関係を一方的に断ち切られるという損害は重大で、取り違えは産院では決してあってはならないものだ」と述べた。

 しかし、賠償請求については「不法行為があった時から20年以上が経過したため、民法の規定により請求権が消滅した」として棄却した。

 判決は、原告側が持っていたへその緒がDNA鑑定で男性のものと確認されたことを根拠に、へその緒がとれた出生5日目までに産院で取り違えられたと判断した。

 この裁判で男性は「自分と誕生日が近い人の氏名と住所を社会保険庁に照会して」と地裁に調査嘱託を申し立てた。水野裁判官は「心情は察してあまりあるが、個人情報であり、新たな権利侵害を生むおそれがある」などと述べて退けた。

 男性は58年4月生まれ。判決によると、97年に母親が体調を崩して病院で血液検査をし、血液型が通常の親子ではあり得ない組み合わせと分かった。男性は昨春、両親と自分のDNA鑑定を依頼し、その結果を受けて昨年10月に提訴した。

 判決の認定通りならば、この男性と同じように取り違えられて血のつながらない両親に育てられた人がもう一人いることになる。

 石原慎太郎・東京都知事は27日の記者会見で判決に触れ、都がもつ資料について「当然、開示する。役に立つならばそれに越したことはない。訴訟を起こした人にすれば人生をかけた問題だ」などと語った。さらに「同じ生年月日に東京で生まれた新生児を捜す手だては国の資料にすがる以外ない。それを解禁するよう、国に迫る」と支援を約束した。

    ◇

 「会って話したいんです」

 判決後の記者会見で、男性は実の親に呼びかけるように繰り返した。

 「取り違えが認められたことは一歩前進」と語ったが、表情は終始硬かった。

 両親と自分の血液型が通常の親子関係ではあり得ない組み合わせと知ったのは8年前。しかし、すぐにDNA鑑定はしなかった。当時、「実の親子でも血液型に不整合が生じることがある」という報道があり、「そのケースだ」と自らに言い聞かせた。だが、「真実を知りたい」という思いも募っていった。

 昨年のDNA鑑定の結果は重かった。「何も考えられなかった」という。

 「お前が納得するまで捜せばいい」。育ててくれた両親は後押ししてくれる。この1年、提訴して報道もされたが、実の親捜しは進んでいない。「こちらが捜していると知っていて、名乗り出ないのだろうか」とも考えるという。

78とはずがたり:2005/05/28(土) 15:21:09
眼が痒い。。

イネ科花粉
http://homepage2.nifty.com/smark/kafunine.htm
イネ科花粉
カモガヤ、ハガハグサ、コヌカグサ、ホソムギ、ヒロハウシノケグサ、ハルガヤ、イネ(水稲)、麦、アシ、ススキ、シラゲガヤ、コスズメノチャヒキなど
 カモガヤなどは5月〜7月が、アシやススキを中心に8〜9月が花粉の飛ぶ時期です。イネ科の花粉も風に乗って飛ぶ風媒花なので、花粉の季節になると吸い込むことが多くなります。5月の連休明けに飛びはじめ、春の衣替え、新学期の疲れなどと重なり、症状が強く出る場合があります。スギ花粉は毎日症状が続いて具合が悪いため、気をつけている人が多いのですが、イネ科の花粉症の場合は、症状の起こり方が多少違います。雨などで花粉が飛ばず全く症状がない時期の後に、天気がよくなり乾燥し、いっきに花粉が飛んで吸い込み、急に強い症状を起す時があります。また、この時期は気温が高くなり、マスクをしにくくなります。そのため、花が咲く前に刈り取ってしまうか、つぼみの状態の時に生えている場所を見つけておき、風が吹いているときは風下にいないように気をつけましょう。
 ただし、スギなどの樹木花粉と違い、草の花粉はあまり遠くまでは飛びません。‥イネ花粉症はイネ科の食物、とくに小麦が症状を悪化させる傾向が強く、イネ科花粉症の季節に、パンやうどんフライなどを食べて運動をして、強いアレルギー症状を起す人が目立ちます。5月〜7月の季節は小麦の食べ過ぎに注意します。その他、イネ科の油(米油、コーン油)およびその加工品も気をつけましょう。
http://www.asahi-net.or.jp/~mf4n-nmr/disease8.html
明治の初期に我国に入ってきた牧草で今では日本中で見られます。5月から8月に開花する
http://www.sankyo.co.jp/healthcare/kahun/kahunmap/05.html
ヨーロッパ原産で、日本には明治初年に牧草として輸入された帰化植物です。普通は小川のふちなどに生えますが、中部高原・山岳地帯にも見られます。草丈は60〜120cmで大きな株を形成します。花は5〜6月に咲き、長さ30cmあまりの円錐型の特徴的な花穂を持ちます。
http://had0.big.ous.ac.jp/~hada/plantsdic/angiospermae/monocotyledoneae/gramineae/kamogaya/kamogaya.htm
カモガヤ Dactylis glomerata (イネ科 カモガヤ属)
カモガヤはオーチャードグラスとも呼ばれ、ヨーロッパから明治初期に導入された。その後、野生化するとともに、工事などで発生した法面などの緑化に利用され、広く路傍や草地に生育するようになった。植物体は柔らかく、葉の色はやや青みを帯びている。カモガヤは花粉症の原因植物として問題となっている。元々ヨーロッパでも「干草熱」などと呼ばれるような、花粉アレルギーがあったらしい。優秀な牧草であるが、花粉症の人にはやっかいな植物である。

http://www.santen.co.jp/al/al_ine1.html
イネ科花粉症: イネ科に属する植物は大都市でも空き地や堤防などに生息し、郊外の住宅地では身近に多数繁茂して、4〜7月に花粉症を引き起こす。花粉相互の共通抗原性が強く、実際はどの植物の花粉症かは判然としないので「イネ科花粉症」と呼ばれる。小児が突然多量の花粉に曝露されることがあり、このような際には球結膜の高度な浮腫を生じることも珍しくない。
最も世界に普及している牧草で、オーチャード・グラスと呼ばれる。日本でも牧草として栽培されるほか、全国に広く野生している。
茎の高さは60〜150cmである。

79とはずがたり:2005/05/28(土) 23:20:15
へぇ〜>日本のがん医療予算が米国の50分の1程度と貧弱な現状を専門家が報告
人口一人辺りだとどうなるんでしょうか?又研究者一人頭では?

日本のがん医療を変えよう…患者20団体が初の大集会
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050528-00000312-yom-soci

 患者の声を結集して日本のがん医療を変えようと、約20のがん患者団体が28日、初の「がん患者大集会」を大阪市で開催、全国から患者・家族ら約1800人が参加した。

 大集会では、日本のがん医療予算が米国の50分の1程度と貧弱な現状を専門家が報告。さらに、患者や厚生労働省担当者との討論も行われ、肝臓がん患者で大集会実行委員会代表の三浦捷一さん(66)が、「未承認薬や地域による治療格差といった問題に不安を抱える患者にとって、正確で質の高い医療情報が生きる希望だ」と主張した。

 この後、診療指針や病院の治療成績などの情報を全国の患者に提供する「がん情報センター」の設立を盛り込んだ大会アピールを決議、途中から集会に参加した尾辻厚労相に手渡した。これに対し、尾辻厚労相は「これだけ多くの患者の皆さんが結集されたのは意義深いこと。情報センターなど、どんな形でできるのか我々も検討したい」と、積極的に取り組む考えを明らかにした。

 また、東京大学の近藤正晃ジェームス特任助教授らが行った「がん関係者アンケート」の中間集計(回答者数1031人)が報告され、がん患者・家族の80%が、がん医療に不満を抱いていることが分かった。

 調査によると、不満の原因は「治療薬の承認の遅れ」が92%と最も多く、「治療や生活全般の総合的な相談窓口がない」「治療費が高い」が続いた。さらに、「患者の声が医療政策に反映されていない」との回答が93%に上った。
(読売新聞) - 5月28日21時21分更新

80とはずがたり:2005/05/29(日) 13:25:39
http://www1.coralnet.or.jp/nobuyosi/syn/type.html
http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/technology/story/20020325306.html
共感覚

81とはずがたり:2005/05/29(日) 13:30:21
【マリファナ解禁論】>>81-82
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1039194613/247-248n

国家権力もまぁ無害だと感じてるみたいですねぇ。
>常用しても使用量の増加がみられず、顕著な禁断症状もでない。

これみると覚醒剤も大したこと無いような気がしてくるから不思議だ。
>当然栄養の障害から諸々の疾病や細菌感染などが生じ易くなる。水に溶けない不純物を含んだ覚せい剤を注射することは、細い血管に詰まったり脆弱化させたりする原因となるほか、腎臓病や肺機能障害をも引き起こす。
大麻とか芥子とかコカとか自然に生えてるもんを規制するのはなんかどうかなってゆー気にもなってくる。

不正薬物について
名古屋税関より
http://www.nagoya-customs.go.jp/mituyu/jyouhou/yaku.htm

●大麻:アサとも呼ばれるクワ科の一年草で中央アジア原産の植物
薬理作用 : マリファナは吸煙後15分くらいで作用が現れ、作用は2〜4時間持続する。気分がよくなり、外見的には快活、陽気、おしゃべりになる。幻覚性があり、時間と空間の感覚が変化し、触覚、視覚、嗅覚、聴覚などが敏感になる。視覚に現れる幻覚は、格子、雷文飾り、蜂の巣模様、くもの巣模様、トンネル、らせん形などの幾何学的な図形が見られる。感覚や作用の強さは環境と気分に大きく左右されるのも大麻の特徴である。常用しても使用量の増加がみられず、顕著な禁断症状もでない。

●コカイン:南米のアンデス山脈周辺に生育する潅木、コカ(コカの木)が原料となる。
薬理作用 : 局部に対しては麻酔作用を示すが、中枢神経に対しては興奮作用を示す。中枢に対する働きは摂取量によって異なる。少量では過度の自信、気分の高揚など、多量に摂取すると暴力を振るったり、パラノイドまたは誇大妄想になり、さらには昏睡状態に陥ったり、心臓麻痺を起こしたりする。

●モルヒネ:メキシコ、中近東、東南アジアなどで生育している「けし」から粗製の「あへん」ができ、「あへん」から、モルヒネが作られる。モルヒネを無水酢酸と反応させてジアセチル化すると、作用及び毒性の強いヘロインになる。
モルヒネ(硫酸モルヒネ)には、歴史上最強の鎮痛剤と言えるほどの劇的な鎮痛作用がある。10mgで大抵の痛みは消えてしまう程、モルヒネは優れた薬効を持っている。その反面、耐性の形成、精神的依存症、身体的依存症が著しい。
薬理作用 : 皮下注射では20〜30分、静脈内注射では2〜3分で効果が現れる。痛覚だけに選択的に働き、他の感覚や運動機能はあまり損なわれない。中毒に陥った者の身体的依存症状及び禁断症状は顕著で、体はゾクゾクし、暑くなったり寒くなったり突然変化し、悪心や手足の痙攣が起こり、一度にドッと発汗し、発熱し、震顫(ふるえ)を生じ、不安になる。多量に摂取した場合や急性の中毒にあっては、瞳孔が縮小し、血圧が低下し、悪寒を覚え、ベトついて湿った青白い肌となり、ショック状態になり、意識が無くなり、昏睡状態に陥り、呼吸が停止して死に至る場合もある。

82とはずがたり:2005/05/29(日) 13:30:39
>>81-82

●あへん:原料となるけしは1年生または2年生の草本
薬理作用 : 吸煙すると徐々に没我の境地に入り桃源郷をさまようといわれる。日本人の間であへんの乱用が顕著であったことは今日までないが、日本に入国したイラン人等の外国人の間で乱用されている。

●ヘロイン:けしから採取される生あへんはモルヒネ、コデイン等のアルカロイドを含有する。ヘロインの化学名は塩酸ジアセチルモルヒネであり、塩酸モルヒネを無水酢酸で処理製造される。1874年にイギリスの化学者によって、モルヒネから初めて合成され、その後、ドイツのバイエル社が鎮痛剤(咳止めの説もあり)として1898年に発売したのが最初で、ヘロインという名前はドイツ語で「英雄的な、強力な」という意味のヘロ二ッシュからきている。しかし、その毒性が明らかになり即座に販売中止となった。
薬理作用 : ヘロインの鎮痛作用はモルヒネの約2倍であるが、ヘロインの毒性はモルヒネの10倍もある。耐性が非常に早く生じるので、依存症に陥りやすく、禁断症状も強い)。ヘロインはアセチル基がとれた元のモルヒネの形で中枢に作用する。作用機構はモルヒネと同じである。しかし、ヘロインは脂溶性が高い為、脳幹門を容易に通過するので毒性が極めて強い。

●MDMA、MDA:MDMAは、一般名 3,4-methylenedioxymethamphetamine の、MDAは 3,4-methylenedioxyamphetamine の略名である。ともに覚せい剤に似た化学構造を有し、幻覚作用と興奮作用とを併せ持つ。
薬理作用:視覚、聴覚を影響を及ぼし、幸福な気分になったり他人に対する親近感を増大させる。その反面、不安や不眠に陥らせることもある。強い精神的依存症があり、乱用を続けると錯乱状態に陥ることがあるほか、腎・肝障害や記憶障害などの症状も現れることがある。

●LSD:麦角アルカロイドから直接合成する方法と、麦角アルカロイドを加水分解したリゼルギン酸を出発原料とする方法がある。LSDはリゼルギン酸ジエチルアミド(別名リゼルギド)の通称。ドイツ名のLiserg Saure Diethylamidからきている。
薬理作用 : LSDは極めて少量(25〜75マイクログラム)で幻覚作用を発現する。幻覚作用は、異常な音が聞こえたり、色彩豊かなサイケデリックな世界が出現する。時間の感覚もなくなり、数分が何ヶ月にも感じられる。最初の作用は心身的なもので、不安感や悪心が現れる。その後、瀕脈、散瞳、顔面の紅潮、体温・血圧・心拍数の上昇、食欲減退、気分の高揚、不眠などの他、口の中に金属的な味を感じる。

●サイロシビン、サイロシン(マジックマッシュルームに含まれる麻薬成分):麻薬成分であるサイロシビン及びサイロシンは「麻薬、向精神薬及び麻薬向精神薬原料を指定する政令第1条第19号、18号に規定されていたが、平成14年5月7日に公布(同年6月6日施行)された改正令「麻薬、麻薬原料物質、向精神薬及び麻薬向精神薬原料を指定する政令」により、それらの成分を含有する幻覚性を有するきのこ類(いわゆるマジックマッシュルーム)が麻薬原料物質として指定され、栽培、輸出入、製造、譲渡・授受、所持、使用、広告が禁止された。

●メタンフェタミン、アンフェタミン:一般に日本ではその作用から覚せい剤と呼ばれる。メタンフェタミンは、我が国でエフェドリンから合成されたものであり、エフェドリンは咳止め効果のある生薬の麻黄(マオウ)の成分である。性状は白色、無臭の結晶で水に溶けやすい。1941年にヒロポンなどの販売名で発売され、第二次世界大戦時には軍需工場の労働者が徹夜作業を行う際にヒロポンを服用したという。戦後、大量の覚せい剤が民間に放出され、虚無的享楽の手段として乱用された。
薬理作用:即座に強烈な感覚のクライマックスと全身快感が引き起こされる。これはアンフェタミン類が即座に循環器系吸収されることから生じる。大いなる自信と意気軒高を感じさせ、次第に宙を舞うような感じを引き起こす。乱用が長期化すると、当然栄養の障害から諸々の疾病や細菌感染などが生じ易くなる。水に溶けない不純物を含んだ覚せい剤を注射することは、細い血管に詰まったり脆弱化させたりする原因となるほか、腎臓病や肺機能障害をも引き起こす。

83とはずがたり:2005/06/04(土) 12:10:22
世界人類に愛と性欲と子沢山を!

2005年05月24日(火)
セックスを持続させる奇跡の薬を開発=有用性はバイアグラより高い?
http://news.goo.ne.jp/news/jiji/kokusai/20050524/050524055844.fhctqip4.html
[ワシントン23日] 米国泌尿器学会年次総会で23日、男性が性交渉の際に早まってクライマックスに達するのを防止する奇跡の薬が開発されたと発表された。この薬はダポクセチンと呼ばれ、セックスを持久させる効果があるという。薬は米医薬・衛生用品大手ジョンソン・アンド・ジョンソンの子会社オーソ・マクニール製薬が開発した。(写真は北京の公園のカップル)

早漏(PE)は勃起不全症(ED)ほどは話題にならないが、PEに悩む男性はEDに悩む男性より大幅に多く、ダポクセチンは男性にとってED治療薬のバイアグラに負けない福音になると研究者たちは言っている。同学会によれば、PEは老若を含めた全男性の27−34%に及んでいる。EDの男性は全体の10−12%と推定されている。

ダポクセチンの試験はミネソタ大学のジョン・プライアー博士が指導して、18−77歳の男性2614人を対象に12週間にわたり実施され、持久時間を3−4倍に延ばすことができたとされる。しかも持久時間は実験の全期間を通じて増加を維持したという。

現在、食品・医薬品局(FDA)に新薬として認可申請が出されている。〔AFP=時事〕

84とはずがたり:2005/06/04(土) 12:11:04
なーんかどろどろやねぇ〜。。どうなってんの!?

データ改ざん:米医学誌への論文取り下げる 大阪大学
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050519k0000e040043000c.html

 肥満になると量が増える特定の酵素の役割を解明したとして、昨年10月18日付の米医学誌「ネイチャー・メディシン」に発表した大阪大大学院医学系研究科の下村伊一郎教授(内分泌代謝学)と竹田潤二教授(発生工学)らの研究グループが、同誌に論文の取り下げを申し入れていたことが19日分かった。主に執筆した同グループの医学部の学生が、大学の調査に対してデータ改ざんを認めたため。同科は調査委員会(委員長・遠山正彌研究科長)を設け、ねつ造の可能性が高いとみて事実関係の調査を始めた。

 問題の論文では、脂肪組織にある酵素「PTEN」ができなくなるマウスを遺伝子の改変で作ると、体重が減り、血糖値も低くなるといったデータを提示。糖尿病などの生活習慣病の治療に結びつく可能性があると結論づけた。

 同研究科によると、今年に入って同大学の研究者からデータを疑う声が上がり、大学内部で調査したところ、学生が「実験に使ったマウスはいないので、実験を再現できない。実験の記録ノートもない」などと話し、不正にデータを作ったことを認めた。下村教授も不正があったことを認めたが、「自分は関与していない」と説明したという。学生は6年生で、今回を含め6件の論文を書いている。
[河内敏康]毎日新聞 2005年5月19日 11時42分

2005年06月04日(土)
阪大教授名口座に2百万 データ改ざんの学生から
http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/shakai/20050604/20050604a4630.html

 大阪大大学院医学系研究科の教授が、研究室に出入りして実験などをしていた医学部の学生から寄付金として600万円を受け取り、うち200万円は教授が独自に開設した口座に振り込まれていたことが4日までに分かった。大学側は、寄付は大学が管理するもの以外は認めないとする規定に反するとみて、教授の処分を検討している。

寄付を受け取ったのは竹田潤二教授(53)。この医学部生が主執筆者で、竹田教授も共著者になっている論文でデータが改ざんされていたことが分かったため、5月に発足した調査委員会が2人の間の金銭関係を調査、竹田教授が寄付の事実を申し出た。

85とはずがたり:2005/06/04(土) 17:34:42
防衛医官に熱い視線 医師不足に悩む自治体・民間病院
http://www.asahi.com/life/update/0604/005.html
2005年06月04日17時26分

 医師不足に悩む自治体や病院が、防衛医大を卒業した自衛隊の医官に熱い視線を送っている。「一般病院で働きませんか」と防衛医大同窓会のホームページに募集リストを掲載。職業紹介業者も転職を誘いやすい人材と狙いをつける。「医師として腕を磨けない」との医官の不満を突く作戦だ。防衛庁は危機感を募らせるが、妙案はなく防戦一方になっている。

 ■同窓会HPで転職勧誘

 東北、信越地方や首都圏などを中心に、19の自治体や団体などが、防衛医大同窓会のホームページに、自治体立病院やOBのいる病院の求人掲載を載せている。

 15のJA病院の募集情報を載せるJA新潟県厚生連の担当者は「地元の新潟大出身の医師だけでは埋まらない」と話す。青森県の担当者は「医官は激務になれているし、何でも診られる訓練を受けており最適」。

 北海道のある職業紹介会社は、昨年から医官の一般病院への転職支援を成功させている。別の会社は「防衛医官は大学の医局に縛られていない分、転職の話に乗りやすい」と話す。

 ■技術磨けず

 医官にとって、自衛隊はそれほど魅力的な職場ではない面もある。防衛庁関係の病院17カ所のうち、一般の人が利用できるのは東京都世田谷区の自衛隊中央病院と埼玉県所沢市の防衛医大病院など4カ所しかない。北日本の民間病院で医長をする元防衛医官は「多くの自衛隊病院の患者は隊員と家族だけ。産婦人科、耳鼻咽喉(いんこう)科などは症例数が少なく、医師としての腕は磨けない」と話す。

 73年開設の防衛医大は、あと10年ほどで医官の定年が始まる。同窓会が掲載を認めているのは、「将来の再就職先の確保を考えると断れない」との事情もある。

 ■退官者急増

 防衛医大を卒業して、医官になるのは毎年60人前後。だが、退官者は02年度の54人、03年度の50人から04年度は78人へと急増した。

 04年度はイラクやスマトラ沖大地震、新潟県中越地震など国内外で医官の活動ぶりが報じられた。同庁運用局の担当者は「活躍の場が広がったのだから、魅力を感じて退職者が減ってもいいはずなのに」とぼやく。

 今年設置した検討委は、自衛隊病院の一般開放や処遇の改善、研修制度の見直しなどで、流出を食い止める作戦を打ち出した。だが、「どこまで歯止めになるのか」と疑問視する声も多い。

 5月下旬、医師不足解消策を探る厚生労働省の検討会で、日本医師会の土屋隆常任理事は、へき地や離島に医官を派遣するアイデアを出し、訴えた。「防衛医官が災害出動と同じように地域医療の危機を救ってほしい」

 〈防衛医官〉 多くは防衛医大の卒業生。防衛医大生の身分は特別国家公務員で、月額10万6700円と賞与が出る。食事などすべて貸与・支給され、入学金や授業料は必要ない。卒業後は、自衛隊中央病院か防衛医大病院で2年間の臨床研修を受け、その後約2年間の部隊内の医務室などに勤務。さらに2年間の専門研修を経て、自衛隊病院などに勤める。9年以内に退官する場合は、卒業までの経費を国に返還しなければならない。

86とはずがたり:2005/06/04(土) 17:35:56
医師不足は深刻の様である。
カネで入れる私学の医大は補助金削ってガンガンつぶしてその分実力で入れる国公立の医大の定員を大幅に増やそう。

87とはずがたり:2005/06/05(日) 11:08:10
安産型は長生きなのか?

「大きな尻」は長生き?=太めの女性に朗報−デンマーク研究所
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050604-00000805-jij-int

[ロンドン3日時事] お尻が大きな女性は、スリムな女性より長生き−。デンマークの予防医学研究所はこのほど、このような研究結果を発表した。尻の脂肪に心臓病を予防する物質が含まれているためで、ヒップ101センチ以上の場合に効果が出るという。
 英BBC放送によると、同研究所の専門家チームが1987年から88年にかけ、35歳から65歳の男女約3000人の体形を測定。このうち10年以内に心臓病を患った人と、2001年までに死亡した人の数を追跡調査した。 
(時事通信) - 6月4日7時1分更新

88とはずがたり(1/2):2005/06/06(月) 03:08:15
神経科学で商品を売り込め――ニューロマーケティングの挑戦 (Hotwired)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/science/scientific_technique.html?d=03hotwiredi03&cat=8&typ=t

 科学者たちは今、脳の活動をスキャンして、ペプシコーラよりコカコーラの方が好きだと判断するときの大脳生理メカニズムを解明しようとしている。

 『ニューロマーケティング』(neuromarketing)と称されるこの分野の研究はまだ始まったばかりだが、いずれは、曖昧な消費者の気分に訴えるのでなく、脳の中で物理的に起こる反射を直接刺激する、新しいタイプの広告戦略へとつながっていくかもしれない。

 カリフォルニア工科大学のコリン・キャメラー教授(ビジネス経済学)は、「ニューロマーケティングが期待しているのは、脳の中に、人々が商品を実際に買うかどうかを今よりも正確に予測するのに役立つような、一定のプロセスが存在するということだ」と語る。

 米国とドイツの神経科学者たちは数年前から機能的磁気共鳴映像法(fMRI)を使って、人がビールや車や政治家を評価している瞬間に脳の中で何が起こっているかを観察してきた。

 最新の大発見は、宝くじの購入から、バスの中で気味悪い男のとなりに座るのを避けるかどうかまで、さまざまな人間の意思決定の仕組みを研究している神経経済学者たちによってもたらされた。スタンフォード大学の研究者たちは5月、脳において選択を左右する2つの重要な働きをする部分――あるものがどれだけ素晴らしいかを考える部分と、それが手に入る可能性はどれくらいあるかを計算する部分――の特定に成功したと発表した。

 『ニューロサイエンス』誌の5月11日号に掲載されたこの研究論文は、意思決定プロセスに関わる脳の各部の分析を目的にしたものだ。研究者たちは被験者に対し、標的が画面に表示されたら素早くボタンを押すように指示を出した。素早くボタンを押すことでいくらの報酬がもらえるか――0から5ドルまで――、毎回事前に被験者に伝えられた。

 研究チームは、報酬を得られる率が良さそうなときには、脳の前頭葉前部皮質の一部が光ることを発見した。これは、この領域が報酬を得る可能性を計算する役割を担っていることを示唆している。

 皮質下に位置する、脳のより原始的な領域は、潜在的な報酬の大きさ――この実験の場合だと金額――を評価する役割を担っているようだった。報酬が大きくなればなるほど、それが実際に得られる確率には関係なく、この領域が活発な活動を示す。ルーレットで、当たる率などおかまいなしに、黒に1000ドル賭けろとせきたてる友人のようなものだと思えばわかりやすい。

 こうした結果がなぜ重要なのだろう? 論文執筆者の1人であるブライアン・ナットソン助教授(神経科学)によると、今回の発見は、特定の意思決定プロセスを解明することにより、これまでの研究をさらに進めるものだという。「われわれの研究結果は、脳がさまざまに異なる種類の評価判断をしていることを示唆している」とナットソン助教授は語る。

89とはずがたり(2/2):2005/06/06(月) 03:08:37
>>88-89

 究極的には、脳をスキャンすることにより、マーケティング業者は人の心が商品にどう反応するかをより的確に見極められようになるかもしれない。フォーカスグループ[市場調査のためにサンプリングされた消費者グループ]も役には立つが、消費者が実際にどう行動するかをつねに予測できるわけではない。マルコム・グラッドウェル氏のベストセラー本、『ブリンク』(Blink: The Power Of Thinking Without Thinking)も指摘するとおり、米コカ・コーラ社は『ニュー・コーク』の失敗でこのことを学んだ。しかし脳のスキャンを使えば、テストに協力する消費者が、意図的であれ意図せずにであれ、マーケティング担当者を誤った方向に導くことは、より困難になるかもしれない。

 脳のスキャンはまた、たとえば新車を見たときに脳のどの部分が普段と違う反応を起こすかを特定するのにも役立つだろう。「脳を1つの家族のようなものだと考えるといい。商品の種類によって、妻に売り込むか、夫に売り込むか、それとも子どもに売り込むかが変わってくる」とキャメラー教授は話す。

 期待されているのは、謎に包まれた脳内の働きについて理解を深めることや、広告業者への恩恵だけではない。研究者たちが描く壮大な夢は、政治的指導者が地政学から財政にいたるさまざまな問題でどのような選択をするか微調整する際に、この研究成果を役立てたいというものだ。

 「脳内でどのようにドーパミンが出ているかを調べたからといって、一足飛びに、ジョージ・ブッシュ大統領に社会保障について何かを助言できるわけではない」とキャメラー教授。「しかし、研究の目標は……脳の正確な構造を説明するだけでなく、こうした問題に将来の見通しを提供できるようなモデルを作り出すことにある」

 実際、ダイムラー・クライスラー社など複数の企業は、科学者に報酬を払い、消費者心理を操作する方法を模索していると伝えられている。監視団体『コマーシャル・アラート』は、こうした研究が大量消費主義を助長し、政治宣伝活動の効果を高め、「価値の腐敗」をもたらすと警告している。

 しかし、今はまだマインド・コントロールを心配する時期ではないと、スタンフォード大学のアントニオ・ランゲル助教授(経済学)は言う。ランゲル助教授によると、脳スキャン技術は近年大幅に進歩しているが、ニューロマーケティングの推進派が示唆していることに反して、米ゼネラルモーターズ社や米フォードモーター社による効果的な広告操作につながるようなレベルには遠く及ばないという。「彼らが行なっていることを支持する科学的言説を、私はこれまで一切見たことがない」とランゲル助教授は語った。


[日本語版:藤原聡美/高森郁哉

93とはずがたり:2005/06/08(水) 13:50:00
五条坂つまり清水寺の近くにある洛東病院が閉鎖されているのにちょっと前から気付いてた。

リバビリ等に特徴のある病院だったのに閉鎖とは何事かと府職労(=共産党系)は怒っている。
行政側の言い訳,廃止後の現状はどんなもんなんでしょ。

町医者は僅かの患者でもちゃんと儲かるように出来てるらしいが,こういう地域の病院は赤字体質なんでしょうかね?
限られた健康保険料の中で町医者の生活の質を多少落としてでもこういう(共産党系の主張する内容が本当であるならば)特色有る病院が赤字で潰されるのを回避出来るような保険料支出のシステム設計が必要ではないか?

http://www.k-fusyoku.jp/rakutoubyouin/index.htm
洛東病院の灯を消すな

http://www.joho-kyoto.or.jp/~f-machi/100/dekakeyo/065/
京都府立洛東病院
当院は、脳卒中を中心とする循環器系疾患の診断・治療・予防から医学的リハビリテーションまでを一貫して行う地域センター的役割を果たす病院です。

http://www.asahi-net.or.jp/~PN8Y-NRKN/kurashi-jichi/logfile/backlog05-2-3.htm
特集・地域医療③
幅広い府民共同でリハビリ医療の一層の充実めざして
高齢化社会の中、洛東病院の廃止は歴史に残る禍根
増田 勝(京都府職労執行委員)

 この間京都府が説明してきた廃止理由は、「京都府の役割として急性期リハビリは府立医大で行い、現在洛東が行っている回復期リハビリは受け持つ民間病院が増えているので、その役割は民間で行う」というものでした。しかしこれまで議会でも明らかになっているように、府立医大の整備計画がすべて完成するには、8年も必要とされること。また、府立医大が受け持つ医療は、急性期であり、洛東病院が今日まで担ってきた回復期のリハビリテーション医療に対する受け皿とはなり得ません。

 また、2000年の診療報酬改定の「特定入院料」に「回復期リハビリテーション病棟入院料」が新設された以降、京都でも回復期リハビリ病床数が増加をしています。しかし、一般的に10万人に50床必要と言われている状況から見れば京都府はその半数の設置にとどまっています。

 そして回復期のリハビリが終了し、自宅に帰っても障害を悪化させないため、「訪問リハビリ」や「通院リハビリ」などの公的機関の必要性も存在すると考えられます。しかし、京都には他の先進県で設置されている対象疾患全体を見るリハビリテーションセンターがないことや、京都府のリハビリテーション施策の遅れ等がこの運動を通して府民的にも明確になりました。

 こうした京都府の姿勢に対して、リハビリ医療の専門家も「施設、スタッフ、経験とも優れた洛東病院を廃止することは歴史的禍根を残します」(京都民報)と発言されています。私たちは、今後高齢化社会を迎える中で山田知事の選択が歴史に禍根を残す選択であることを府民的に明らかにすると同時に、ひきつづき京都府のリハビリ施策の一層の充実めざして幅広い府民との共同闘争を発展させます。

94とはずがたり:2005/06/09(木) 09:05:58
伊勢総合病院:精神科入院病棟、11月めどに廃止へ 小児科も来月から /三重
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050608-00000034-mailo-l24

 医師不足に悩む伊勢市楠部町の市立伊勢総合病院は、11月をめどに精神科の入院病棟を廃止、1日約60人の患者が診療に訪れる外来のみを継続させる。さらに7月1日から、小児科診療も外来のみとし、入院が必要な患者は御薗村高向、山田赤十字病院に引き受けてもらう措置を取る。
 同病院の説明では、精神科の担当医師2人のうち1人が辞めた時点(03年3月)で入院病棟廃止を決め、準備をしてきた。現在いる入院患者10人の転院先のめどがついたため、7月から精神科病棟50床を改修し、不足気味の一般病床に充てる工事に取りかかる。
 小児科も担当医師2人が6月末で移動する予定で、後任の医師を山田赤十字病院などから派遣してもらい外来診療を継続していく。入院治療やより専門的な治療が必要な場合は同赤十字病院に担当してもらうことで合意したという。
 同病院総務課は「大学病院での医師研修制度が昨春から変わり、地方の医師不足に拍車をかけている。伊勢地域の他の病院と協力し、1カ所に医師を集中させるなど、市民が安心できる診療体制作りをしていく必要がある」と説明、単に一病院だけの問題でないことを強調している。
[沢木繁夫]〔三重版〕6月8日朝刊
(毎日新聞) - 6月8日17時1分更新

97とはずがたり:2005/06/15(水) 06:43:29
腹腔鏡手術、半数が不合格…一線の医師対象に初テスト (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/society/story.html?q=15yomiuri20050615i101&cat=35

 がんの手術などで、患者の体への負担が少ない腹腔(ふっくう)鏡手術の経験を積んだ医師を対象に、日本内視鏡外科学会が初めて行った技術認定審査で、消化器・一般外科領域の全体の合格率が53%にとどまり、約半数が不合格になったことが14日わかった。

 受験者は日本外科学会など他学会の専門医資格を持つ第一線の医師。それでも、患者数が多い胃や大腸の手術では合格率が40%台と低く、技術格差が浮き彫りとなった。

 腹腔鏡手術は、腹部にあけた数か所の小さな傷から、小型カメラ(内視鏡)や切除器具などを挿入して行う手術。従来の開腹手術と異なり、傷が小さく、術後の回復が早いなど「患者にやさしい手術」とされる。実施件数は増加傾向で、日本内視鏡外科学会の2003年実績調査(腹部外科)では、3万1000件だった。

 しかし、モニターを見ながら長い器具を操り、切除や縫合を行うなど、開腹手術とは別種の技術が求められる。02年、東京慈恵医大青戸病院で、腹腔鏡手術を受けた患者が未熟な技術により死亡した事件を機に、指導者の育成を目的に技術審査が導入された。

 消化器・一般外科領域の審査は、日本外科学会などの専門医資格を持ち、胆のう摘出で50件以上、大腸や胃などの切除で20件以上の腹腔鏡手術を経験した医師が対象。大腸、胃、胆道など、臓器別8部門に計422人が申請した。

 審査は今春、同学会審査委員会(木村泰三委員長)が行い、手術の記録ビデオをそれぞれ2人の審査員が見て、カメラや切除器具の使い方、助手との連携などを総合評価した。合格率は基本技術とされる胆道(胆のう摘出など)が最高の66%で、胃は49%、大腸は40%、食道は36%にとどまった。

 申請者はいずれも病院では、指導的な立場で手術を担う専門医。それでも合格率が低かったことについて、審査を担当した医師は「第三者の評価を受けてこなかったため、自己流のやり方に疑問を持たずに手術を続けてきたのだと思う。切除や縫合の基本ができていないケースもあった」と指摘する。


[ 2005年6月15日3時2分 ]

99とはずがたり:2005/06/22(水) 12:22:04
山形県が医師確保へ奨学金 県内勤務7年で返還免除
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050622-00000003-khk-toh

 山形県は本年度、医師確保対策として、現役医学生に対して年間100万―200万円の奨学金を貸与し卒業後、最低7年間県内で勤務すれば返還を免除する制度を開始する。6月補正予算案に、1580万円を計上した。

 県内公立病院では2004年度、96人の研修医を募集したが、実際の応募者は59人にとどまり、医師不足が深刻な問題となっている。
 奨学金制度は、「地域医療従事医師」「特定診療科医師」の2コースで募集。希望者の中から毎年各5人を、面接審査などを行って選出する。

 「地域医療」は県内出身の学生を対象に、年間200万円を貸与。学生は卒業後、県内で勤務する半分以上の期間、町村立診療所・病院での診療に当たる。
 「特定診療科」は需要に比べて専門医の少ない小児科、産婦人科、麻酔科、放射線科の医師になることを希望する学生に年間100万円を貸与する。対象となるのは、県内、県外出身を問わない。

 県は予算案とともに提出した条例案で、両コースとも、奨学金を受けた期間の1.5倍の期間を県内で勤務すれば、返還を免除すると規定。6年間借りた学生は、研修医期間2年間を含め9年間勤務すれば返還を免れる計算となる。
 1、2年程度の短期貸し付けでは、安定した医師確保策にはつながらないため、最低勤務期間を7年間とした。

(河北新報) - 6月22日7時5分更新

100とはずがたり:2005/06/22(水) 18:34:18
つっこみどころ色々。

>偽のオーガズムの演技を経て、…本物のオーガズムに至るまで
偽のオーガズムと本物のオーガズムと二種類どのカップルにもあったんでつか?

>偽のオーガズムの時は、大脳皮質をはじめ脳全体が活性化していたのに対し、本物のオーガズムになると、大脳皮質を含む脳全体に大幅な機能低下が見られたのだ。特に、ヒトの恐怖や不安の条件反射の中枢である扁桃体の不活性化が観察された。
>扁桃体の機能を停止させるために、女性にオーガズムがあるのかも
ふ〜む。しかし学術的考察なら更にその扁桃体の機能停止がどの様に妊娠にプラスか迄云わないとね。あと被験者がやや少ないような気も。

>女性13名、男性11名の協力を得て、それぞれがパートナー
一組女性同士が含まれてたんでしょうか?

>男性は、オーガズムの持続時間が、装置が解析するのに必要な2分間に満たないため
男はつまんない動物だねぇ〜w
女が丸太ん棒の様にぐったりしてる時,外敵から見張ってないと駄目だからね。
まぁカマキリかなんかみたいに食べられちゃうよりマシか。

女性にオーガズムがある理由は=オランダ調査
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1225576/detail?rd

[ライブドア・ニュース 06月22日]− AP通信によると、オランダ・グローニンゲン大学の研究チームがこのほど、欧州ヒト生殖・発生学会(ESHRE)の総会で、女性にオーガズムがある理由を解明する鍵となる研究成果を発表した。

  同研究チームは、女性13名、男性11名の協力を得て、それぞれがパートナーとオーガズムに至るまでの脳の状態をスキャン装置によって詳しく調べた。だが、男性は、オーガズムの持続時間が、装置が解析するのに必要な2分間に満たないため、重要な結果は得られなかった。

  ところが、女性が平常時から、偽のオーガズムの演技を経て、パートナーの愛撫によって本物のオーガズムに至るまでの脳の状態を調べると、驚くべき結果が得られた。偽のオーガズムの時は、大脳皮質をはじめ脳全体が活性化していたのに対し、本物のオーガズムになると、大脳皮質を含む脳全体に大幅な機能低下が見られたのだ。特に、ヒトの恐怖や不安の条件反射の中枢である扁桃体の不活性化が観察された。

  この結果について、研究を率いたグローニンゲン大学のホルステージ教授は、「オーガズムの間、扁桃体が機能停止することで、恐怖やストレスによって行為が中断されることを防いでいるのでしょう」と述べた。そして、同教授は、「逆に言えば、扁桃体の機能を停止させるために、女性にオーガズムがあるのかもしれません」と指摘した。

101とはずがたり:2005/06/25(土) 01:02:49

女の子の元気は表面だけ? 自己評価低く不安で孤独
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050624-00000149-kyodo-soci

 見た目は元気でも、本当は不安で孤独−。小中学生の女子は学級委員などに意欲的で一見元気だが、実は、男子より強い孤独感を内面に抱え、自己評価も低いことが東京成徳大の深谷和子教授(児童臨床心理学)らの調査で分かった。
 25日から大阪市で開かれる日本子ども社会学会で発表する。
 調査は昨年6月−今年2月、首都圏の小学5年生から中学3年生までの男女約1800人を対象に、日ごろ抱いている感情などをアンケートした。
 学級委員や運動会の応援団などの仕事別に「とても好き」「わりと好き」と答えた割合を男女で比べると、小学生は10項目中、給食係を除く9つで女子が男子を上回った。中学生も7つで女子が上回り、社会的場面での積極性が目立った。
(共同通信) - 6月24日17時23分更新

102とはずがたり:2005/07/01(金) 21:50:21
医学部は年齢によって落とすと云う事をするらしい。大学学部卒の後,1年間浪人生活して医学部に無事合格した友人が云ってた。年齢で全く取ってくれなくなる大学があるから志望校選択の上でその辺考えたと。年齢制限は非常な差別だと思う。
しかし今度のケースは国が大金持ち出して教育施して本人に医師の資格が取れた頃には60過ぎだもんなぁ。。

<不合格>理由は年齢?55歳主婦、群馬大を提訴
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050701-00000089-mai-soci

 群馬大医学部(前橋市昭和町3)の今年度入学試験で、年齢を理由に不合格にしたのは不当だとして、東京都目黒区の主婦(55)が大学を相手取り、医学部医学科入学の許可を求める訴えを6月30日までに前橋地裁に起こした。
 訴状によると、主婦は今年度入試で医学部医学科を受験したが不合格となった。群馬大に個人情報の開示を請求すると、主婦のセンター試験と2次試験の総得点が、合格者の平均点を上回っていたことが判明。
 入試担当者に説明を求めたところ、55歳という年齢が問題となったという説明を非公式に受けたという。原告は「年齢を理由とした不合格判定は合格判定権の乱用」と主張している。
 群馬大総務課は「事実関係を調べたうえで対応を検討したい」と話している。[伊澤拓也]
(毎日新聞) - 7月1日19時40分更新

103とはずがたり:2005/07/01(金) 22:11:34
胃癌を限りなく減らせる日も近いのでは!?

胃のピロリ菌退治で「前がん状態」改善 元凶説を裏づけ
http://www.asahi.com/life/update/0701/001.html
2005年07月01日07時42分

 胃がんの「前がん状態」でも、胃の中のピロリ菌を除菌すると、進行を抑え、状態を改善する効果がある。そんな研究結果を、厚生労働省研究班がまとめ、1日、岡山市で開催中の日本ヘリコバクター学会で発表する。主任研究者の斉藤大三・国立がんセンター中央病院内視鏡部長は「胃がん予防を考えると、慢性胃炎が進んだ人も除菌した方がいいかも知れない」という。

 研究対象は96〜04年に登録された全国20〜59歳のピロリ菌感染者で4年以上経過した392人。胃がんへ進む前の状態と考えられている萎縮(いしゅく)性胃炎や腸上皮化生(じょうひかせい)(胃の粘膜の変性)など慢性胃炎になった患者について、抗生物質を飲んで除菌するグループと、除菌しないグループに無作為に分け、平均5.3年にわたって症状を追跡した。

 患部の細胞を採取して調べた結果、胃の下部の萎縮性胃炎で状態が改善した割合は、除菌しなかった116人で17人(15%)に対して、除菌した116人では72人(62%)だった。胃の上部や中部の萎縮性胃炎、腸上皮化生を含め、すべて除菌した人の方が29〜47ポイント改善率が高かった。効果は性別や年齢層に関係なく見られた。

 ピロリ菌に感染すると胃の粘膜が傷つけられ、慢性胃炎になり、さらに胃の粘膜が薄くなる萎縮性胃炎、さらに腸上皮化生になる。これが続くと胃がんを発生しやすい――。こうした筋書きが動物実験や過去の疫学調査から示唆されてきており、ピロリ菌を除菌すると胃がんの発症率が3分の1以下になるとする研究結果もあった。「ピロリ菌元凶説」はかなり広まっているが、科学的根拠は必ずしも十分ではなかった。

 今回の研究は最終的な胃がんの発生頻度まで調べたものではないが、前がん状態でもピロリ菌除菌が胃がんへの進行抑制効果を持つらしいことを厳密な研究で裏付けた点で画期的だ。

 研究班は今後、除菌の効果がいつごろから現れるか解析を進めるとしている。また、研究で除菌しなかった人について、希望に応じて除菌することも検討している。

 ピロリ菌は日本では国民の約半数が感染しており、特に50歳以上の感染率は約6割とされる。

 除菌は、胃酸の分泌を抑える薬と2種類の抗生物質の計3種類の薬を、朝晩に1週間続けて飲むのが標準的だ。胃潰瘍(かいよう)や十二指腸潰瘍の治療などでは公的な医療保険が適用されている。ただ、逆流性食道炎などの副作用も報告されている。

105とはずがたり:2005/07/08(金) 00:44:37
鳥大医学部に「地域枠」
http://mytown.asahi.com/tottori/news01.asp?kiji=5268
06年4月入学から 医師流出歯止め

県が奨学金負担

 地域医療に携わる人材を確保しようと、鳥取大学と県が連携して06年度の入試(06年4月入学)から、医学部に5人の「地域枠」を創設して月12万円の奨学金を出すことになった。大都市での勤務を望む医師が多く、鳥取大も県出身者の半数近くが県外に出てしまう中、卒業生に1人でも多く県内にとどまってもらうのが狙い。

 医師不足が議題になった5月の中国地方知事会で、片山善博知事が問題提起した。「過疎地に医師を確保するために、自治医科大学(栃木県)の入学生には各県枠があるはずなのに、卒業生が地元に戻ってこない」

 鳥大医学部の調べではここ7年間、医学部卒業生のうち県内の高校出身者は平均で約3割の20人強。県内で就職するのは、うち13人程度だ。さらにこの中の9人程度が大学病院に進み、地域の医療機関に就職するのは4人ほどにすぎない。

 04年度から、研修医制度の改正で大学内に指導医の確保が必要となり、大学が県内の医療機関から医師を引き揚げ始めた。このため、今年2月時点で、県内の病院などから出された52人分の医師確保の要求に応えられない状況だ。

 鳥取大が創設する地域枠の人数は5人。定員75人中15人の推薦入学者の中で、県内の高校出身者に資格がある。

 地域枠の志願者は、センター試験と面接が課される。推薦入試では従来受け入れていなかった既卒者も浪人1年目までは認めることとし、鳥取大は「地域医療に対する熱意のある人を選びたい」としている。

 奨学金は県が負担し、臨床研修終了後9年間のうち6年間、県内の病院などに勤務すれば返還を免除される。

 06年度の入試までに、地域枠を設ける国立大学は他に10あるが、県が奨学金を出すなど行政と連携する例は鳥取と鹿児島だけ。鹿児島の地域枠は2人という。

 6日、県庁で会見した鳥取大の重政好弘副学長は「将来県の医療に大いに貢献することに期待する」と話した。

(7/7)

106とはずがたり:2005/07/08(金) 21:11:01
ソース忘失だが,奥さんが家で洗濯してただけで病気になったケースもあったとか。
此処迄被害が出てるとなると,ただの危険性のある物質と云うより,劇物・毒物って感じですねぇ。

08年までにアスベスト全面禁止へ 厚労省
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050708-00000175-kyodo-soci

 アスベスト(石綿)による健康被害対策で、厚生労働省は8日、現在代替品がないため一部で使用されているアスベストについても2008年までに全面禁止にする方針を決めた。来年、専門家会議を開き、具体的に検討に入る。
 これまで厚労省は、アスベスト対策として1995年、特に有害性の高い茶石綿、青石綿の製造、使用を禁止し、昨年はそのほかのアスベストも原則全面禁止にした。
 しかし代替品がない配管、機器のガスケットや配電盤に使われる電気の絶縁板、化学プラントのシール材、工業用のひも、布などでは例外として認められ、現在も使用されている。日本のアスベスト輸入量は74年の35万トンをピークに90年代から減少し、02年に4万3000トン、昨年は8000トンで、今年は数十トンになる見込みだという。
(共同通信) - 7月8日17時58分更新

107とはずがたり:2005/07/16(土) 14:09:06
70歳以上の医療費、現役並み所得者の3割負担検討へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050715-00000015-yom-pol

 厚生労働省は、高齢者医療制度改革に関連し、一定以上の所得のある70歳以上の高齢者について、医療機関の窓口での自己負担を、現行の2割から3割に引き上げることを検討する方針だ。高齢者の医療費抑制が狙いだ。

 窓口負担は現在、70歳未満は原則3割、70歳以上は原則1割。70歳以上でも、現役世代並みの所得がある人は2割を負担している。厚労省は、この現役世代並みの所得がある高齢者の窓口負担を、現行の2割から、3割に引き上げることを検討する。一方、健康保険の保険料について、健康保険の被扶養者となっている人のうち、65〜74歳までの高齢者について、新たに保険料の徴収を検討する。

 現在は企業の健康保険組合や政府管掌健康保険の保険料は企業などで働く本人だけが払い、親などの被扶養者は払っていない。

 政府は、65歳以上の高齢者医療制度改革の中で、高齢者を65歳―74歳と75歳以上に分け、75歳以上に保険料負担を求める新しい高齢者医療保険制度を2008年度に創設することを決めている。このため、被扶養者への新たな保険料負担は、65歳―74歳を対象とする。

 同省は、秋にまとめる医療制度改革案に、こうした案を盛り込み、2006年の通常国会に関連法案を提出したい考えだ。
(読売新聞) - 7月16日1時51分更新

108とはずがたり:2005/07/17(日) 17:49:29
業界団体の「全国労働衛生団体連合会」はX線検診でどうやって儲けてるんだ?儲けてるのは病院なんちゃうの?
死活問題だからといって国民病でも何でもなくなった結核のために漫然と胸部X線検診を多額の費用を使って続けるのは許される状況ではないと思う

胸部X線:健康診断で廃止検討、有効性に疑問 厚労省
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050717k0000m040118000c.html

 胸の病気の早期発見を名目に毎年1回、職場の健康診断で実施されている胸のエックス線検査について、厚生労働省は法的義務付け廃止の検討に入った。検査の有効性を示す証拠がないためだ。すでに専門家による検討会(座長・工藤翔二日本医大教授)を設置しており、結論次第で来年度にも廃止する。しかし廃止で1000億円規模の影響が出るとみられる業界は、検討会で「有効だとの証拠はないが、有効でないとの立証もない」と猛反発。日本医師会の委員も同調しており、最終調整は難航しそうだ。

 エックス線検査は労働安全衛生法の規則が定める職場健診の1項目。同法は72年の施行以来、事業者に対し年1回の実施、労働者には受診を義務付けており、罰則もある。受診対象者は現在、約5900万人に上る。

 結核予防法も年1回の検査を義務付けていたが今年4月に義務は廃止された。見つかる結核患者が受診者1万人に1人未満と少なく、発見の利益よりエックス線被ばくの害が心配されるためだ。

 同省は当初、労働安全衛生法での義務も同時に廃止する考えだった。同省の阿部重一・労働衛生課長は今年1月、業界団体の「全国労働衛生団体連合会」(事務局・東京都港区)の幹部らに「4月から廃止したい」と明言。だが連合会の反対などで4月の廃止を見送り、検討会を設置した。

 検討会では矢野栄二委員(帝京大医学部教授=公衆衛生学)が、職場健診での肺がんの発見率は低く見落としが多い▽他の病気も検査以前に症状が出るなどで健診で探す意義は薄い▽エックス線被ばくの影響で発がんする人が延べ数万回から10万回の受診に1人出ると推計される−−と指摘。利益と危険のバランスを考え、義務を廃して特に必要な人だけを検査すべきだと主張している。

 一方、連合会副会長の柚木孝士委員は、検討会に出した資料で「(個々の病気の発見法としては)優れた検査法とする根拠は乏しい」と認めながら「有効性が低いとする根拠は確立されていない」と存続を訴えている。

 職場健診の費用は全国で年間3000億円から4000億円と推定される。連合会の梶川清専務理事は「廃止は健診料金の大幅値下げや受診者の急減につながりかねず、死活問題だ」と言う。

 阿部課長は「従来は、とにかく検査するのは良いことだとやってきたが、今は有効性の証拠が求められる時代だ」と話している。
[高木昭午]
毎日新聞 2005年7月17日 3時00分

109とはずがたり:2005/07/17(日) 20:07:18
紛らわしい肩書使わないで 看護師名称めぐり法改正へ
http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/shakai/20050627/20050627a4200.html?C=S
2005年 6月27日 (月) 19:42

 看護師の免許を持たない看護補助者が「副看護婦」や「見習い看護婦」と名乗るなど患者に誤解を与えるケースがあるとして、厚生労働省は、看護師以外が「看護師(婦)」の名称を使うことができないよう保健師助産師看護師法(保助看法)を改正する方針を決め、保助看法の在り方を話し合う同省の検討会で27日、了承された。

厚労省によると、医師免許を持たない人が「医師」や紛らわしい名称を使った場合、刑事罰を科すと医師法に規定されているが、保助看法でこうした名称の規定があるのは保健師だけで、看護師と助産師にはない。

また、保健師と助産師については、看護師の資格がなくても看護師の業務ができるとの規定があり、最近では、看護師の試験に合格できなかった保健師が、医療機関で「看護師」と称して働くケースがあるという。

110とはずがたり:2005/07/18(月) 05:09:41
>>106

アスベスト、米は企業倒産続出 訴訟抑止の法案が議論に
http://www.asahi.com/international/update/0718/002.html
2005年07月18日03時12分

 労災死の拡大が相次ぎ公表され、日本での深刻さが表面化したアスベスト(石綿)の被害。石綿の使用と規制で先を行く米国では被害が70年代から増え、賠償の負担で関連企業の破綻(はたん)が相次ぎ、特別基金を設けて訴訟にブレーキをかける法案が連邦議会に出されている。企業を訴えないことを条件に、被害者側に補償金を支払うという内容で、ホワイトハウスも支持している。しかし、被害者側と業界側の双方に反対論が根強く、成立するかどうかは不透明だ。

 米国立健康統計センターによると、アスベストによる中皮腫(ちゅうひしゅ)で米国では年間約4000人が死亡している(02年)。賠償訴訟はたばこ被害などと並ぶ米国最大の集団訴訟に発展しており、患者や家族に訴訟への参加を促す弁護士のテレビCMも流れている。訴訟件数は03年だけで10万件にのぼったという。

 米ランド研究所の調べでは、70年代以降、主に石綿関連メーカーで働いた人など73万人を超える被害者らが企業を相手に訴訟を起こしてきた。賠償金や保険金の支払いで、アスベスト製造業界や保険業界が支払った負担額は計700億ドル、今の為替相場で換算して7兆8000億円を超えるという。

 こうした負担に耐えられず、82年には石綿メーカー最大手のジョンズ・マンビルが倒産するなど、これまでに70社以上が破綻している。このため、被害者の救済と関連業界の支援を両立させようと、超党派の上院議員が法案を提出した。

 それによると、まずアスベスト製造企業や保険会社の出資で1400億ドルの基金を設立。被害の状況や症状に応じて、被害者側に60万〜110万ドル(約6700万〜1億2300万円)を支払う。受け取りの条件として、基金の出資企業を相手取って訴訟を起こす権利を放棄する必要がある。

 法案は5月下旬、上院司法委を賛成多数で通過した。だが、被害者などからは「補償額が低い」との声が上がる一方、業界側も基金への出資を嫌う空気がある。議会でも同様の慎重論が根強く、本会議での採決のめどは立っていない。

112とはずがたり:2005/07/24(日) 11:26:00
離島部の診療施設立ち上げが本気なら滅茶苦茶評価。減刑狙いのパフォなら逝って良しだ。。

日歯連事件 吉田元議員に有罪 横領「計画的で巧妙」 東京地裁判決
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050721-00000020-san-soci

 日本歯科医師会(日歯)の政治団体「日本歯科医師連盟」(日歯連)をめぐる一連の事件で、業務上横領と公選法違反(買収)の罪に問われた元自民党衆院議員、吉田幸弘被告(43)の判決公判が二十日、東京地裁で開かれ、河村俊哉裁判長は懲役三年、執行猶予五年(求刑懲役三年)の有罪判決を言い渡した。
 河村裁判長は判決で、「日歯連の資金を寄付名目でひそかに預かり、保管する手口は計画的で巧妙」と断罪。選挙買収についても「選挙の自由公正を著しく侵害し悪質」と非難した。
 その上で、「買収は共犯者の働きかけがきっかけとなった側面は否めない」などと執行猶予の理由を述べた。
 判決によると、吉田被告は平成十三年八月、日歯の臼田貞夫前会長(74)=有罪確定=らと共謀。臼田前会長らが日歯会長選の工作のために着服した日歯連の三千万円を、自分の資金管理団体への献金と装って預かり、横領した。さらに十五年の衆院選で自民党の愛知県議ら五人に二百万円ずつの小切手を渡し、票の取りまとめを依頼した。
 一連の事件は、東京地検特捜部が昨年二月、政治資金規正法違反容疑で日歯連を家宅捜索したのを発端に、厚生労働相の諮問機関「中央社会保険医療協議会」を舞台とした贈収賄事件や、吉田被告らの事件に発展した。自民党旧橋本派「平成研究会」の一億円献金隠し事件も浮上。規正法違反の罪で会長代理だった村岡兼造元官房長官が在宅起訴され、公判中。
     ◇
 ■「離島で診療施設立ち上げ」吉田元議員 歯科医師として再出発
 「二度と犯罪を繰り返さないよう精進する」。吉田幸弘被告は神妙な表情で話し、裁判所を後にした。日歯連の“お抱え代議士”として歩んだ三年間を反省して控訴はしない方針で、今後は医師の少ない島嶼(とうしょ)部の歯科診療に携わりたいと希望している。弁護人ら関係者によると吉田被告は、今回の事件のほか、裏口入学の口利きなどにも手を染めた一連の行為を反省し歯科医師として再出発する決意をしたという。
 先月二日の最終弁論では、自身の今後について、「石垣島を拠点に周辺離島の歯科診療施設を立ち上げたい」と話した。公判中も医師探しなどに奔走。そのかいあってか、沖縄・島嶼部での診療を引き受ける医師も現れ、計画は実現に向かいつつあるという。
(産経新聞) - 7月21日2時54分更新

113名無しさん:2005/07/24(日) 23:28:35
>>111
歴史的に見ると明治以前の産婆は賤業扱い(いわゆる血のケガレとの関係)、
明治になり富国強兵政策で生めよ殖やせよの時代になると職業としての地位が確立、
経済大国になり少子化時代になると病院で出産するようにと
産婆の歴史は日本の歴史ともいえますね。

参考
http://blhrri.org/kenkyu/burakushi/burakushi_26_1.htm

余談ながら「産婆」は蔑称的な意味合いがあるとされ放送禁止用語扱いなんですが、
(言い換え用語は助産師)ちょっと言葉狩りのような気もします。

114とはずがたり:2005/07/24(日) 23:40:18
>>113
なるほど,概説感謝であります。
>>111でああはぶちあげたものの恥ずかしながら余り詳しい訳ではなく。。

あと産婆が放送禁止用語扱いだとは知りませんでした。"婆"が駄目なんですかね。

117とはずがたり:2005/08/03(水) 22:00:37
むむぅ。。

脳死出産:妊娠早期に脳に悪性がん 米バージニア州
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050804k0000m030043000c.html

 AP通信によると、妊娠早期に脳腫瘍(しゅよう)のため脳死と診断された米バージニア州のスーザン・トレスさん(26)が2日、女児を出産した。

 脳死の女性による出産例はほかにもあるが、トレスさんの場合はがんが既に肺などに転移、子宮に広がる前に胎児が十分に発育できるか時間との闘いになっていたため、内外の注目を集めていた。帝王切開で生まれた女児は体重わずか820グラムだが元気という。トレスさんの状態は不明。

 ワクチン研究者のトレスさんは5月、自宅で突然倒れ呼吸が停止。極めて悪性度の高いがんの一種メラノーマが脳に広がっていた。夫のジェーソンさんは仕事を辞めて妻に付き添い、出産のために人工呼吸器の装着を続けた。

 出産後の赤ちゃんが発育できるぎりぎりの時期とされる妊娠24週が過ぎた2日、手術が行われた。

 集中治療室(ICU)でのケアなど保険適用外の医療費が週に数万ドルかかるため、日本など海外からも含め、これまでに総額40万ドル(約4400万円)の寄付がトレスさんに寄せられた。(ワシントン共同)

毎日新聞 2005年8月3日 19時32分 (最終更新時間 8月3日 19時52分)

メラノーマ
http://www.dermatol.or.jp/QandA/meranoma/contents.html
メラノーマとは悪性黒色腫と呼ばれる皮膚がんの一種です。皮膚のメラノーマは通常、黒く「ほくろ」のようにみえるので、「ほくろのがん」と言った方が一般の方には理解しやすいと思います。このがんは非常に悪性度が高く、進行が速いため、治療が手遅れになるとほとんど生命にかかわってきます。しかし、早期の状態で見つけ、手術を行うとほとんど治すことができます。

メラノーマ(悪性黒色腫)
http://www.m-nomura.com/der/melanoma.html

メラノーマは雑誌やTVなどで頻繁に取り上げられるため、ほとんどの人が怖ろしい病気として理解しているようである。確かにあらゆる癌のなかでも最も悪性度が高く、致死率も高いのも事実だが、実のところ非常に希な癌であり、過度の心配は無用である。

118とはずがたり[TRACKBACK]:2005/08/04(木) 17:23:09
東京三菱銀行、大阪府立病院の主取引銀行に決定
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1036658425/r755

 東京三菱銀行は来年4月の独立行政法人化を予定する大阪府立病院の主取引銀行(メーンバンク)を獲得した。資金決済や短期資金の融資、ATMサービスなどを手がけるほか、グループの三菱総合研究所もシステムや経営へのコンサルティングを実施する。今回の指名を皮切りに、他の公的病院との取引拡大を目指す。

119荷主研究者:2005/08/13(土) 02:50:22

http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20050218/morning_news005.html
2005/02/18 西日本新聞
九州大 新タイプ止血剤開発 来年にも臨床治験 心臓血管手術で効果

 九州大病院(福岡市東区)は十七日、大動脈瘤(りゅう)などの心臓血管手術で、血管と人工血管を縫い合わせた後の出血を迅速、確実に抑える止血剤を開発したと発表した。同大は化学品メーカーと共同で一年後をめどに臨床治験を始め、三、四年後の商品化を目指す方針。

 開発したのは、同大医学研究院医用工学分野の松田武久教授、同大病院心臓血管外科の森田茂樹助教授らと三洋化成工業(京都市)の研究チーム。

 同大によると、胸部大動脈の手術では人工心肺装置を使用するが、同装置のポンプなどに血液が固まらないよう、抗凝固剤を使用する。手術の縫い合わせ部分の出血を抑える止血剤は現在もあるものの、抗凝固剤を使用した状態では接着効果がないという。このため、止血には大量の輸血などが必要となるが、手術が長期化し患者の負担につながる。

 研究チームは、松田教授が約二十年前に開発した、粘性がある液状の化合物で発がん性のない「ウレタンプレポリマー」を止血剤に使用できないかと着目。二〇〇二年からブタなどを使った実験を始めた。

 その結果、ウレタンプレポリマーは抗凝固剤を使用していても止血効果を持つことが判明。体液などを吸収しながら数分で血管に密着し、はがれないなどの効果が明らかになったという。

 森田助教授は「従来の止血剤は人間の血液など生体でできており、ウイルスが混入している可能性も否定できず、この点でも新しい止血剤は安全」と話している。

120とはずがたり:2005/08/16(火) 00:45:50

医療費最多の31兆4千億円、高齢者4割超す 昨年度
http://www.asahi.com/life/update/0815/009.html
2005年08月15日22時59分

 厚生労働省がまとめた04年度の概算医療費が、前年度比6200億円増(2.0%増)の31兆4000億円になり、過去最高を更新したことがわかった。そのうち、70歳以上の高齢者の医療費は同4700億円増(3.8%増)の12兆8000億円で全体の40.6%に達し、初めて4割を突破した。

 医療費は、高齢化や医療技術の進展などで年3〜4%は自然増となる。04年度は2%増だったが、厚労省は「薬価引き下げ分などを勘案すれば、実質3%台の伸びで、基調は従来と変わらない」としている。

 高齢者の医療費は00年度は全体の37.7%、03年度には39.9%と年々微増している。

 1人あたりの医療費は同2.0%増の24万6000円。高齢者だけで見ると、同0.3%増の73万9000円となっている。

 高齢者をのぞいた一般の人を医療保険別にみると、会社員らが加入する政府管掌健康保険や健康保険組合などの被用者保険は、自己負担割合の引き上げによる2年連続の減少傾向から一転し、前年度比1.6%増の12万9000円、自営業者や無職者が加入する国民健康保険は同0.7%増の21万4000円といずれも増加した。

 医療機関別にかかった医療費では、大学病院などの「病院」が前年度比0.7%増の17兆1000億円、「診療所」は同2.5%増の7兆6000億円。「保険薬局」は同7.8%増の4兆2000億円。保険薬局は、ここ数年9〜16%台の大幅な伸びが続いており、厚労省は「医薬分業が進んでいる」としている。

121とはずがたり@生命科学:2005/09/02(金) 11:21:22

RNA:遺伝子を起動 ”がらくたDNA”が大量作成
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20050902k0000m040163000c.html

 マウスの全遺伝情報(ゲノム)を解析した結果、これまでは何の役にも立っていないと考えられていた部分から、遺伝子の発現を指令するなど重要な機能を持つ約2万3000種類ものRNA(リボ核酸)が作られていることを、理化学研究所など11カ国の国際研究チームが発見した。RNAはDNA(デオキシリボ核酸)の遺伝情報を読み取ってたんぱく質を合成する「脇役」と考えられてきたが、この考えを根底から覆す成果で、2日付の米科学誌サイエンスに掲載される。

 ◇理研などが解明

 ヒトの遺伝子の数は、ショウジョウバエとほぼ同じ約2万2000個だが、こうしたRNAの機能の違いが、複雑な生命活動を生み出しているとみられる。

 DNAはたんぱく質を作る設計図で、DNAの持つ全遺伝情報をゲノムと呼ぶ。しかし、実際にたんぱく質を作るのに必要なDNAはごくわずかで、ヒトの場合、必要なDNAは全体の約2%に過ぎず、残りは「ジャンク(がらくた)」とされてきた。

 理研ゲノム科学総合研究センターの林崎良英主任研究員らは、マウスのゲノムを詳しく分析し、計4万4147種類のRNAが作られていることを発見。このうちの53%に相当する2万3218種類は、たんぱく質合成に関与せず、遺伝子をいつ、どこで発現させるかを指令するなどの重要な役割を担っていた。ゲノムの少なくとも約7割が、RNAに転写されていることも突き止めた。

 今後、ヒトのRNA解析が進めば、さまざまな病気の治療に役立つ可能性があるという。

 林崎さんは「何もないと思われていた場所に、RNAの新大陸があったという感じだ。RNAの役割は想像以上に大きく、われわれは認識を改めなくてはならない」と話している。【西川拓】

 ▽中村義一・東京大医科学研究所教授(遺伝子動態分野)の話 これまでのゲノム研究は、DNAとたんぱく質の解析が中心だった。しかし、それだけではヒトとショウジョウバエ、ほ乳類と植物など、遺伝子の数がほとんど変わらない生物の違いが説明できなかった。何らかの機能を持つRNAが大量に存在し、DNAのどこで作られるかが特定されたことは、陰に隠れていた複雑な生命活動のネットワークを浮き彫りにした。高等生物の精密な仕組みを明らかにする第一歩といえる。

<ことば>DNA(デオキシリボ核酸)とRNA(リボ核酸) 生物の遺伝情報は、細胞核にある二重らせん構造のDNAによって記憶されている。4種類の塩基が並んでおり、このうち遺伝子と呼ばれる特定の部分の塩基配列を、特殊な酵素が写し取ってRNAを作り(転写)、さらにRNAの塩基配列に対応したアミノ酸が別種のRNAによって運ばれてきてたんぱく質が合成される(翻訳)。RNAは従来、遺伝情報の仲介やアミノ酸の運搬だけが役割と考えられていた。

毎日新聞 2005年9月2日 3時00分 (最終更新時間 9月2日 7時34分)

122とはずがたり:2005/09/11(日) 14:55:52
研究に疲れた午前3時に帰りがけのコンビニで買って喰うケーキの旨さと云ったら。。_| ̄|○
まぁ体内時計も平気で狂ってる可能性は有るんだけど(・∀・)

「夜食は太る」原因たんぱく質解明 深夜に増え脂肪蓄積
http://www.asahi.com/life/update/0911/002.html
2005年09月11日14時04分

 ダイエットに3時のおやつはOK、でも夜食は厳禁――? 体内時計を調整している細胞内の「BMAL1」と呼ばれるたんぱく質が、脂肪を蓄積する指図もしているらしいことが、日本大薬学部の榛葉(しんば)繁紀講師(衛生化学)らの研究で分かった。BMAL1は午後3時に最も少なくなり、深夜に増加する。米科学アカデミー紀要電子版に論文が掲載された。

 BMAL1は、昼夜の生活リズムを刻む体内時計を調整しており、脂肪組織に多く含まれている。午後3時ごろは微量で、午後10時〜午前2時に最も多くなる。その差は約20倍にも上る。

 榛葉さんらは、遺伝子操作でBMAL1を持たないようにしたマウスを利用。このマウスから取った細胞は、栄養過剰にしても脂肪を蓄えなかったが、遺伝子をアデノウイルスを運び屋にして細胞に送り込み、BMAL1を大量につくらせると、脂肪を蓄え始めた。

 脂肪組織に変わるタイプの細胞に、BMAL1の遺伝子を送り込むと、脂肪の合成にかかわっている物質の量が増え、BMAL1と同じ日内変動を示すことも確かめた。

 榛葉さんは「昔から夜食は太ると言われてきたが、その原因が科学的に証明された。ただ、不規則な生活で体内時計が狂った人は、午後3時ごろに食べても太る可能性がある」といっている。

123とはずがたり:2005/09/14(水) 15:28:33
化粧品防腐剤、紫外線で老化促す作用 京都府立医大調査
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20050825/K2005082404000.html?C=S
2005年 8月25日 (木) 08:10

 化粧して外出するとシワやシミが増える?――。ファンデーションなど化粧品の防腐剤として広く使われているメチルパラベンには、紫外線があたると皮膚細胞の老化を進める作用があることが、京都府立医科大生体安全医学講座(吉川敏一教授)の研究でわかった。きれいに見せるための化粧品でお肌を痛めるかもしれない、という研究結果だけに注目を集めそうだ。

 メチルパラベンは抗菌作用が高い一方、皮膚に対する刺激が低いことから、パウダー類や化粧水、乳液など化粧品では最も一般的に使われている防腐剤。紫外線カットのための製品にも含まれている。単体での安全性は確認されているが、同講座は、実際に使われる状況での影響を調べた。

 実験では、皮膚細胞(ケラチノサイト)に、通常の使用方法で皮膚が吸収する濃度のメチルパラベンを添加し、夏の日中の平均的な紫外線量(1平方センチメートルあたり30ミリジュール)をあてた。細胞の死亡率は、添加しない場合の約6%に対し、添加した方は約19%。紫外線によって酸化した細胞内に発生し、老化の元凶となる「脂質過酸化物」の量は約3倍だった。

 吉川氏は、メチルパラベンが紫外線を浴びると、シワやシミなどにつながる皮膚の老化を進めることが確認できたとして「メチルパラベン入りの化粧品をつけたら、強い直射日光は避けた方がいいのではないか」と話している。

 吉川氏らは、9月にイタリアで開かれる国際抗酸化学会で、研究結果を発表する予定だ。

124とはずがたり:2005/09/17(土) 16:39:26
「病院教授」称号、阪大が導入…優秀な教員を認定へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050917-00000205-yom-soci

 大阪大病院は、臨床面での優れた業績がある助教授と講師に11月から「病院教授」の称号を与えることを決めた。

 昇給などはないが、“教授並み”の実力があるのに、ポストのない教員を認定し、優秀な人材を確保する狙い。同様の制度は公私立大の一部にあるが、国立大では初めて。

 毎年度30人以内。希望者は所属する講座などの教授の推薦を得て申請し、病院長や医学部長らでつくる選考委員会が診療実績や研究業績などを審査する。今後は毎年3月に選考し、期間延長もできる。

 学外でも「病院教授」を名乗れるほか、海外の学術誌への論文投稿などで「クリニカル・プロフェッサー」を使える。ただ、給与面での優遇措置はなく、教授会への出席など通常の教授が持つ権限はない。

 法人化された国立大は国からの運営費交付金が毎年減るため、人件費増につながる教授ポストの新設は難しい。一方、同種の制度のある私立大の教授は「『教授に診てもらいたい』という患者もおり、病院経営上のメリットもある」という。

 荻原俊男病院長は「組織として実力をきちんと評価し、人材の流出を防ぎたい。他大学などに移ることがあったとしても、そこの教授選考などでアピールできるのでは」と話している。
(読売新聞) - 9月17日14時38分更新

125とはずがたり:2005/09/23(金) 00:32:04
女性医師の復帰支援で人材バンク 来年度に東京、大阪で
http://www.asahi.com/life/update/0922/004.html
2005年09月22日13時50分

 育児や介護などでやめた女性医師の職場復帰を促すための人材バンク「女性医師バンク」(仮称)が、06年度に東京と大阪に設けられる見通しになった。厚生労働省が来年度予算の概算要求に盛り込んだ。復帰したい人に希望する労働条件を登録してもらい、受け入れが可能な医療機関を紹介。復帰希望者には講習会で最新の知識や技能も習得してもらう。地方の医療機関や産科・小児科などでの医師不足を少しでも解消する狙いだ。

 女性医師バンクでは、パートタイムなど就労条件次第で職場復帰が可能な女性医師のデータベースを作成。そのうえで、採用を希望する医療機関の条件と照合する。

 講習会は、職場復帰に向けた不安を解消してもらうのが目的。就業後も必要に応じて相談に乗るなど、仕事と家庭が両立できるように支援態勢も整える。

 厚労省は来年度概算要求に事業費として1億4千万円を盛り込んだ。バンクの具体的な運営方法を今後詰める。

 厚労省によると、臨床医に占める女性医師の割合は65年には9.3%だったが、02年には15.7%に増えた。国家試験の合格者も女性が3分の1を占めており、今後、女性医師数は増えていくとみられている。

 ただ、女性医師は男性医師に比べ、出産や育児、介護のために現場を離れるケースが多いうえ、医師の仕事は長時間労働で激務のため、両立は難しいといわれる。育児休暇があっても、子育ての間の研修支援が不足しているため、休暇後の復帰が難しいとの指摘もある。

126とはずがたり:2005/10/02(日) 05:52:58
政治資金:日精協の政治団体が前年の10倍1600万円
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20051001k0000e040064000c.html

 日本精神科病院協会(鮫島健会長、日精協)の政治団体「日本精神科病院協会政治連盟」が昨年、自民党の衆院厚生労働委員会所属議員ら少なくとも15人の政治家に対し、前年の10倍以上に上る計約1600万円を、パーティー券購入や献金の形で提供していたことが、政治資金収支報告書で分かった。

 連盟は、重大犯罪を起こしながら、心神喪失などを理由に刑事責任が問えなかった精神障害者に対し、裁判所が入・退院を命じる心神喪失者医療観察法案を審議中の02年、同委の自民党筆頭理事だった長勢甚遠元副法相のほか、坂口力前厚労相、鴨下一郎、木村義雄の両元副厚労相らに、計約1900万円を献金していた。長勢氏と坂口氏が「誤解を招く」として返却し、連盟は03年に資金提供を計150万円に減額させていたが、これが復活した形だ。

 昨年の資金提供は、長勢氏(200万円)▽鴨下氏(120万円)▽木村氏(200万円)など。医療観察法の対象病棟の建設が進まず、ようやく今年7月に施行されたが、長勢氏の事務所は「長年応援していただいており、特に意図はないと思う」と話している。日精協は「医療観察法とは全く関係がない」とコメントした。

 法の対象になる患者は、これまで民間病院にも入院することがあったが、日精協は02年「退院後事件を起こせば、病院が責任を問われる。国が処遇すべきだ」と法の成立を求めていた。

 市民団体「東京精神医療人権センター」(東京都新宿区)事務局長の小林信子さんは「長年のコンスタントな献金が、ほとぼりが冷めて戻ったのではないか」と話した。[青島顕]

毎日新聞 2005年10月1日 15時00分

127とはずがたり:2005/10/03(月) 23:02:55
豪の出生率、上昇に転じる?=出産奨励策が奏功
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051003-00000007-jij-int

[シドニー3日時事] オーストラリアで1人の女性が生涯に生む子供の平均数(合計特殊出生率)が上昇に転じた可能性が出ている。同国の出生率は、2001年には1.73まで落ちていたが、昨年は1.77と7年ぶりの高水準となる見通し。現在、ほとんどの先進国で出生率は低下傾向にあるため、回復が確認されれば注目を集めそうだ。
 04年の出生数は前年より3000人以上多い25万4579人。同年の出生率はまだ公表されていないが、オーストラリアナショナル大のマクドナルド教授(人口統計学)は出生数を基に出生率を1.77とはじき出した。これは1997年の1.78以来の高い数値。上昇は続き、今後10年で1.80まで回復するとみている。
 同教授は、出産が昨年増えたことについて「一時的なものでなく、政府が給付金の支給など出産奨励策を講じていることが背景にある」と分析。例えば、政府は新生児1人に3000豪ドル(約25万5000円)を支給しており、2008年には5000豪ドルに引き上げる計画だ。
 一方、日本の昨年の出生率は1.29で過去最低を更新。先進国では米国(2.01=02年)やフランス(1.90=01年)が比較的高い。 
(時事通信) - 10月3日7時0分更新

128とはずがたり:2005/10/10(月) 13:30:54
【細胞診について】
http://www2.plala.or.jp/oniwa-kokko/saibousin/hajimeni.html

129とはずがたり(1/2):2005/10/10(月) 19:16:03
世界中で5000万人が風邪で死ぬ(註:インフルエンザと風邪は本来全く違う物なんだけど)ってのはどんな感じなのかねぇ。。

2005年10月5日 11:09am PT
http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20051007303.html
1918年の「スペイン風邪」ウイルスを再現 AP通信

 研究者が、1918年に5000万人もの死者を出したインフルエンザ「スペイン風邪」のウイルスを新たに作り直した。歴史的大流行(パンデミック)の原因となった感染性病原体が再現されたのは、今回が初めてだ。

 なぜこんなことが行なわれたのか? 鳥インフルエンザが世界的な伝染病に発展する危険性を理解し、さらにはその予防策を開発するうえで役立つからだと、研究者たちは述べている。

 現在東南アジアで確認されている鳥インフルエンザ・ウイルスも、1918年のウイルスも、鳥の体内で自然に発生したものだ。1918年にはウイルスが突然変異を起こし、人に感染して世界中に広まった。現在のアジアの鳥インフルエンザ・ウイルスでは、これまで少なくとも65人が死亡しているが、人から人への感染はごくまれだ。

 だがウイルスは突然に変異するので、短期間のうちに1918年ウイルスに見られたような感染特性を生み出すこともありうると、米陸軍病理学研究所(AFIP)のジェフリー・タウベンバーガー博士は言う。

 「1918年に起こったことを理解しようという試みは、新たな緊急性を帯びている」と、この研究における塩基配列解析チームのリーダーであるタウベンバーガー博士は述べた。

 このウイルスの再現によって一般の人々の健康に危険が及ぶ可能性はごく小さいと、米国の保健当局は述べている。致死率が非常に高かったスペイン風邪の大流行後、世界中の人々がこのウイルスに対する免疫を持つようになり、現在でもある程度の免疫が残っていると考えられている。また、これまでの研究で、現代の抗ウイルス薬はスペイン風邪のようなウイルスにも効果があるという結論が出ている。

 このウイルスの再現研究は5日(米国時間)に発表され、詳細は『サイエンス』誌に掲載されている。『ネイチャー』誌には、ウイルスの塩基配列のうち、これまで不明だった分がすべて掲載された。

 このウイルス自体は新たに作り直されたものだが、その元となる設計図は、アラスカに眠っていた。

 タウベンバーガー博士の研究チームは、1918年にスペイン風邪で死亡し、アラスカの永久凍土に埋葬されていた女性から取り出したゲノム情報を解析した。解析された情報はマウント・サイナイ医科大学(ニューヨーク)の研究者たちに提供され、この研究者たちがリバース・ジェネティクスという技法を用いて、解析された遺伝情報を元にプラスミドと呼ばれる微小遺伝物質を作成した。

 その後プラスミドはアトランタにある米疾病管理センター(CDC)に送られ、ヒトの腎細胞に注入された。これで、ウイルスは再現された。

 「腎細胞内にプラスミドを注入すると、ウイルスは自然に生まれる」と、ウイルスを作成したCDCの研究者、テレンス・タンピー博士は話す。「作成にはわずか2日しかかからない」

130とはずがたり(2/2):2005/10/10(月) 19:16:57
>>129-130

 感染性ウイルスの粒子がそれぞれ約1000万個入った瓶をおよそ10本作成したと、タンピー博士は述べた。博士によると、研究者たちの要望に応えるため、さらに多くのウイルスが作られるかもしれないという。

 ウイルスの粒子はCDCに保管されており、外部に試料を送付する予定はないと、CDC所長のジュリー・ガーバーディング博士は言う。ただしタウベンバーガー博士が解析した遺伝子情報は、米国立衛生研究所(NIH)が管理する公共の遺伝子データベース『ジーンバンク』に登録されている。

 この研究結果は、研究者が、将来大流行が危惧される病気に対するワクチンや抗ウイルス薬を開発する際にアクセスする必要があるものだと、サイエンス誌のドナルド・ケネディー編集長は述べた。

 「この研究を掲載する意味を十分に考慮したうえで、一般の人々の健康を守るためにわれわれが得ようとしている知識は、このウイルスに取り組むリスクよりはるかに大きいという結論に達した」とケネディー編集長は語った。

 1918年のスペイン風邪は世界中で大流行した。このウイルスの犠牲者は、数ヵ月で人類史上最悪の数に達した――その数は世界中で2000万〜5000万人と推定され、米国でもおよそ55万人が死亡している。

 重症例では患者の肺に水がたまり、たいていの場合は1週間もたたないうちに肺が水で一杯になった。また、通常、子どもや高齢者に比べてインフルエンザの合併症を発病しにくいはずの15〜35歳の若年層で、スペイン風邪では、特に死者が多かったことも知られている。

 インフルエンザ・ウイルスには8つの遺伝子断片がある。タウベンバーガー博士をはじめとする研究者たちは、これまでに5つの塩基配列を発表していたが、その5つではインフルエンザ・ウイルスの全塩基配列の半分にも満たなかった。今回の研究で、全塩基配列の解明が完了した。

 新たに解明された3つの遺伝子断片は、鳥に由来するウイルスが人間に感染するようになった原因を説明するうえで極めて重要だと思われると、タウベンバーガー博士は述べた。

 タンピー博士も、1918年ウイルスには鳥に似た特性があることを確認している。鳥の受精卵にこのウイルスを注入したところ、アジアの鳥インフルエンザと同様に卵が死んだのだ。博士によると、人に由来する現代の他のインフルエンザでは、鳥の受精卵は死なないという。

 また今回の研究に携わった科学者たちは、ウイルスが細胞に入り込んで増殖するのを助ける赤血球凝集素表面タンパク質をコーディングする遺伝子――HA遺伝子――に着目した。HA遺伝子を持つ1918年ウイルスは致死性が高かったが、HA遺伝子を取り除くと毒性が消えたと、タンピー博士は語った。

 このウイルスの遺伝子特性を研究することで、なぜこのウイルスが現代の大半のウイルスよりも深く肺に入り込んで、肺を水浸しにすることが可能なのかが解明されるだろうと、タンピー博士は述べた。

 ウィスコンシン大学マディソン校と東京大学に籍を置くウイルス学者の河岡義裕教授も、この研究の重要性を指摘する。

 「このウイルスの病原性がこれほど強かった理由を理解する必要がある」

 河岡教授はまた、タンピー博士の研究はさまざまな科学的審査や承認を受けてきたはずだと指摘した――タンピー博士によると、こうした審査や承認にはおよそ3年かかったという。

 「安全面に少しでも懸念があったら、この実験は承認されなかっただろう」と河岡教授は述べた。
[日本語版:天野美保/岩坂 彰]

131とはずがたり:2005/10/11(火) 17:52:50

赤ちゃん「横向き寝」やめて…米小児学会 (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/science/baby.html?d=11yomiuri20051011i405&cat=35&typ=t

[ワシントン=笹沢教一] 全米小児科学会は10日、赤ちゃんの死因の上位を占める乳幼児突然死症候群を防ぐため、横向き寝をやめてあおむけ寝を推奨し、おしゃぶりの使用も効果があるとするガイドライン(安全の手引)を発表した。

 欧米や日本の議論では、うつぶせ寝は危険とされているが、ほかの姿勢については、意見が分かれている。学会は、ガイドラインで寝る姿勢をあおむけ寝だけに限定。気道を確保し、呼吸が止まる深い眠りに陥るのを防ぐおしゃぶりの効用は認めたものの、寝る姿勢の矯正や呼吸の補助によって「同症候群を防ぐ」という触れ込みで販売されている器具・装置類は「効能も安全性も確認されていない」として使用しないよう呼びかけている。


[ 2005年10月11日13時49分 ]

132とはずがたり:2005/10/14(金) 22:07:20
霊とか信じないけど滅茶苦茶怖い俺としては,存在がある可能性までは否定しない。

霊魂の存在に関する学術的研究(上)
http://news.goo.ne.jp/news/wired/it/20051014/20051014302.html
2005年10月14日 (金) 17:49

 アリゾナ大学の心理学研究所は「動的情報エネルギーシステム」や「意識は生き残るという仮説」の研究に時間を費やしている。一方でバージニア大学の心臓専門医たちは、心臓病患者が手術中に「超常的な世界」に入るかどうかを研究している。さらに同大学の精神科医は、世界中から「輪廻(りんね)」と考えられる事例の記録をまとめている。

 わかりやすく言うと、米国でもトップレベルにある2つの大学の教授や医師たちが、魂や臨死体験、霊魂の生まれ変わりについて研究しているのだ。

 もちろん、来世の謎を解き明かそうとした科学者は、アリストテレスからトーマス・エジソンに至るまで、歴史をさかのぼれば大勢いる。たとえばエジソンは、ゾウを感電死させるかたわら、死体にメガホンを置いてじっと観察していた。しかし、この現代に来世の研究だって? しかも正統な高等教育機関で? いったいどういうことだろう。

 カリフォルニア州オークランド在住の科学ジャーナリスト、メアリー・ローチ氏によると、こうした研究機関は来世の存在をめぐる論争に目を向け、こう断言しているという。「『それは研究可能だ。(この分野でも)専門家による相互評価を経た研究という原則を当てはめることができる。われわれにはそれができる。もちろん、なぞは解明できる』」。ローチ氏は最近、『幽霊:科学が来世に挑む』(Spook: Science Tackles the Afterlife)という著書を出版している。

 もともと疑い深い性格のローチ氏は、2003年に出版されてベストセラーになった『死体はみんな生きている』[邦訳・日本放送出版協会刊]の執筆中に、魂の科学に興味を持つようになった。同著の中でローチ氏は、ニューイングランド州の医師ダンカン・マクドゥーガル博士の奇妙な話に触れている。マクドゥーガル博士の発見は、ベニチオ・デル・トロが出演した2003年の『21グラム』という映画のタイトルで、人々の心に刻まれることになった。

 マクドゥーガル博士は魂に重さがあるとの仮説を立て、末期の肺結核患者をはかりに乗せれば測定できると考えた。人は死ぬとき魂の分だけ体が軽くなるだろう、と。瀕死の男性を使って行なわれた実験の結果、どうやら死の瞬間に、魂がどこかに移り、21グラム軽くなったようだった。

 この研究は信憑性に欠けるとされ、マクドゥーガル博士は今ではちょっと変わった人間という扱いになっている。ただしローチ氏は、20世紀初頭の「米国人の気概」を象徴するマクドゥーガル博士の研究にほれ込んだ。そして来世に関する研究、さらにはこうした研究のまやかしを暴こうとする活動の歴史をまとめはじめた。ローチ氏は「膣から出てきた」エクトプラズム(詳しいことは聞かないでほしい)や超低周波音と幽霊の関係といったテーマに果敢に取り組んだ。

 ローチ氏によると、今日の学術界では来世の研究は隅に追いやられた存在だという。「現在進められている研究はほとんどない」とローチ氏は話す。「正統な研究でさえ容易には研究資金を得られないような時代なので、超心理学のように一見不真面目と思われがちな分野では(苦労するのは)当然のことだ」

 それでも、税金の一部――そしていくばくかの民間の支援――が現代の科学では説明できない世界の研究に向けられている。「このようなくだらない研究に金を使うなんてもってのほかだと考える人もいれば、医学や心理学の分野で扱うべき重要な問題だと考える人もいる」とローチ氏は話した。

 たとえばアリゾナ大学では、『ヒューマン・エネルギー・システム研究所』という無難な名前の施設で、研究者が霊能者を介して死者にさかんに質問を行なっている。この研究所の年間予算は約50万ドル。研究対象となっている人の中には、米NBCのドラマ『霊媒』(Medium)のモデルとなったアリソン・ドゥボイスさんもいる。研究所ではこのほか、「エネルギーヒーリング」や「手かざし療法」といったテーマにも取り組んでいる。

(10/17に続く)


[日本語版:米井香織/多々良和臣]

134杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2005/11/09(水) 18:28:30
病気になれば近くの大学病院へ、と言う我が家にとっては手痛い打撃だ・・・・・(゚Д゚iii)

大病院初診、保険外に 紹介ない場合 厚労省方針
http://www.asahi.com/life/update/1109/003.html
2005年11月09日17時32分

 厚生労働省は、200床以上の大病院を医師の紹介状なしに受診した外来患者について、初診料を保険診療の対象から外し、患者の自己負担を増やす方針を固めた。負担を増やすことで大病院への患者の集中を防ぎ、まず地域の診療所で診てもらい、必要なら紹介状をもらって大病院に行くという流れを促す狙いだ。9日の中央社会保険医療協議会(中医協)に提案した。来年4月の診療報酬改定での導入を目指す。

 現在、大病院の初診料は原則2550円だが、医療保険の対象で会社員なら自己負担3割のため、実際に窓口で支払うのは765円。厚労省案が導入された場合、現行の初診料のままなら、紹介状のない患者は2550円全額負担を求められる可能性がある。

 ただ、どこまで患者に負担を求めるかは病院ごとの判断。初診料の減収分を患者負担に転嫁できずに収入減となる病院もあるとみられ、病院側から不満の声が出ることも予想される。一方で大病院志向の背景には初期診療を担う診療所の力量不足を心配する患者心理もあるといわれ、患者側の反発を招く可能性もある。

 厚労省は、大病院への患者の集中が「3時間待ちの3分診療」という状況を招き、本来求められている高度・専門的な治療にも支障が出かねないとして、診療所と病院の機能分担、連携態勢作りを後押ししている。

 診療報酬に基づく初診料を、診療所は2740円と、病院より手厚くしているほか、紹介状がない大病院の外来患者については、保険診療に上乗せして病院が独自に設定した特別な初診料を患者に請求できる仕組みも96年に導入した。

 しかし実際には、上乗せの初診料をとっている病院は一部で、同省の04年調査では、全国の大病院2916施設のうち1138施設にとどまった。請求額を低く抑える病院も多く、1500円までが半数以上の651施設を占め、5001円以上の病院はわずか4施設だけだった。保険診療だけで比べた場合、患者の窓口負担は大病院の方が軽いため、むしろ病院の外来患者が増えているとの指摘もある。

 厚労省は、紹介状のない患者の初診料を、現行の特別な初診料の中に含めて徴収してもらう方針。保険でみる初診料の診療報酬についても、病院と診療所間の格差を是正する方向で検討している。

 〈キーワード・診療所と病院〉 医療機関は「診療所」(19床以下)と「病院」(20床以上)に分かれ、病院でも200床以上は「大病院」に分類される。厚労省は、診療所が初期診療、大病院は入院や救急救命など高度・専門的医療を担うよう、次期医療制度改革でも機能分担や連携態勢づくりを打ち出した。しかし、開業医には病院で専門医療に携わってきた医師が多いため、広くさまざまな病気を診る初期診療を担えるような医師の育成や診療所の機能強化を求める意見も根強い。

[My HP] http://politics.mtcedar.com/
      http://mtcedar.txt-nifty.com/

135とはずがたり:2005/11/11(金) 01:57:21

発症1年前に肝がんを予測 鹿大大学院教授ら新技術
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051110-00000274-kyodo-soci

 肝細胞がんを、発症の1年前に高い確率で予測できる新しい診断技術を、坪内博仁・鹿児島大大学院教授と宮崎大医学部の研究グループが開発した。診断は血液1滴で可能だという。11日から開かれる米肝臓病学会で発表する。
 肝細胞がんの早期診断は現在、超音波検査と血液中の腫瘍マーカー(がんの目印)測定の組み合わせが中心だが、より手軽で精度の高い発症予測が可能になり、治療の成功率が高まると期待される。
 研究を支援した宮崎県産業支援財団によると、研究グループは肝細胞がんの患者や健康な人ら計約110人の血液を調べ、患者だけに見られたり、量が多かったりするタンパク質6種類を特定した。診断は、この6種類の量を専用の装置で解析し、基準値と比較して発症の危険性を判断する。
(共同通信) - 11月10日23時28分更新

136小説吉田学校読者:2005/11/11(金) 02:33:23
>>134
ちょっと初診料について解説。
大病院が初診料を保険適用にするかどうか、これは病院の裁量に任されております。
厚生労働省は現状では「保険外とすることができる」としているからです。
そして、結構昔の国立系、つまり旧国立病院や旧国立大付属病院は、
紹介状なしの初診料は保険適用外になるところが多いです。

私、春先に喉から血を出してしまい、
咽喉科が近所にないので、某旧国立病院に行きましたが、
しっかり、2,550円とられました。

137とはずがたり:2005/11/11(金) 02:54:24
>>136
だ,大丈夫でしたか!?>喉から血
夜更かしは体に毒ですよ。俺もですけど。。

しかし初診患者の量を調整できるように(が趣旨かどうかは解りませんけど)保険を適用しなくてもいいなんて制度があるんですねぇ。

138片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/12(土) 02:17:24
>>136>>137
数年前、某国立大病院について、紹介状がないと高くなるということで、市民病院に行った経験があります。ちゃんと誘導効果が発揮されました。
まぁ大学病院等に病院ゴロが出没しまくるというのも考え物なのでしょうけど、一方で、あまり地域に詳しくない人間がどこへ行けばよいのか困るかもしれないですね。

139とはずがたり:2005/11/12(土) 04:24:54
大学病院にかかったことはないんですけど,えらく待たされると聞いております。
風邪など軽微な患者が軽々に行かないようにするのは資源の有効な配分にとって大事なんじゃないですかね。

しかし近所のお医者さんに掛かって紹介状書いて貰った方が3割負担でも2550円より安くつきそうですね。緊急の場合はそんな悠長なこと云ってられないでしょうけど,そうなるとそれはそれで健康保険料の無駄遣いだな・・。

140小説吉田学校読者:2005/11/12(土) 23:38:50
>>137
声帯のポリープが破けたとのことで、変なちっちゃいカメラ入れられて、
粘液ふくまされて、1週間は発声禁止でした。
おかげで仕事もその間休み。おかげで千葉県知事選は現地取材でき、
創価のオバちゃん連中の非自民についたときのイキイキした様子は忘れられません。

>>139
国民年金の次は国保。健康保険も破綻寸前。
「風邪でも病院行く」という日本人の国民性まで問われることになります。
でもね、売薬で強力なのを売ってくれれば、風邪で病院行くなんてことはなくなるんだけどね。

141とはずがたり:2005/11/25(金) 01:19:25
小学生のアトピー、昼休みシャワーで改善 厚労省研究班
http://www.asahi.com/life/update/1120/004.html
2005年11月20日10時07分

 アトピー性皮膚炎の小学生に学校の昼休みに数分のシャワーを続けてもらったところ、症状が大幅に改善したことが厚生労働省研究班の調査でわかった。福井市で開かれている日本小児アレルギー学会で19日、望月博之・群馬大講師(小児生体防御学)が発表した。設備や学校の協力が必要だが、患者や家族には朗報になりそうだ。

 アトピー性皮膚炎は十数%の小学生が悩んでおり、近年治りにくくなっているともいわれる。体育などで汗やほこりが皮膚に付いて、刺激でかゆみが増し、繰り返しひっかくことも悪化の原因の一つと考えられている。

 そこで、望月さんらは昨年と今年、症状が悪化しがちな6〜7月の6週間に、群馬県内の小学校7校の協力を得て、アトピー性皮膚炎の児童延べ53人(平均8.8歳)を対象に、平日の昼休みに3〜5分ほど温水のシャワーを学校で浴びてもらい、効果を調べた。いずれも症状が安定している児童で、期間中は治療内容を変更しなかった。

 全身を25の部分に分け、場所ごとに強い症状は2点、弱い症状は1点、症状なしは0点と、計50点満点で評価したところ、全員が改善し、シャワー実施前は平均11.2点だったのが6週間後には4.0点と、7.2点も症状が軽くなった。

142とはずがたり:2005/12/01(木) 22:34:47
すげぇ。。

騒ぐ若者を「蚊」で撃退、英発明家が開発 (ロイター)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/invention.html?d=01reutersJAPAN195691&cat=17&typ=t

 [ロンドン 30日 ロイター] 英国人の発明家がこのほど、やかましく騒ぎ立てる若者に対抗するための装置を発明した。

 独自の騒音対策方法を編み出したのはハワード・ステイプルトンさんで、装置の名前は「モスキート(蚊)」。子供と30歳以下の若者にしか聞こえない不快な高周波の超音波を発するのだという。高周波音を聞きとる聴力は年齢とともに衰えるとされている。

 ステイプルトンさんは、この装置を使い、町の食料品店などから、うるさく騒いでいた若者たちを追い出すことに成功した。

 この装置を発明したことでステイプルトンさんは一躍英国では有名人となり、現在テレビやラジオで活躍しており、オーストラリア、米国、カナダなど海外からも問い合わせが来ているという。

[ 2005年12月1日19時13分 ]

143名無しさん:2005/12/01(木) 23:09:38
脳死者から鼻や口を移植、世界で初めて成功…仏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051201-00000002-yom-int

 【パリ=島崎雅夫】フランスの医師団が、犬にかまれて鼻や口の一部を失った女性患者(38)に、脳死状態となった女性の顔の一部を移植する手術を行い、成功したことが30日わかった。

 顔面の一部移植手術の成功は世界初で、医師団は「患者の容体は良好」としている。

 仏AFP通信などによると、移植手術を担当したのは、1998年に手の移植手術を世界で初めて成功させた外科医で、国民議会(下院)議員のデュベルナール医師ら。

 女性患者(仏北部バランシェンヌ居住)は今年5月に犬に襲われて重傷を負った後、食事や会話も難しかったという。

 医師団はこの状況の改善を目指して27、28日の2日間、仏北部アミアンの大学医療センターで手術を実施、提供者の鼻や口の部分を中心に皮膚や皮下組織、筋肉、血管などを女性患者に移植した。

 これまで、顔の一部移植は患者自身の背中や尻、ももの皮膚や筋肉を利用して行われていたが、皮膚が乾いたり、十分に機能しないなどの問題があった。
(読売新聞) - 12月1日10時31分更新

144とはずがたり(1/2):2005/12/03(土) 13:20:10
医療制度改革大綱:内容乏しく、高齢者に負担ズシリ
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20051202k0000m010129000c.html

 1日決まった医療制度改革大綱には、医療費抑制策として高齢者を中心とした患者の負担増につながる項目がずらりと並んだ。生活習慣病予防なども一方の柱に据えたが、抑制効果には疑問が消えない。超高齢社会を見据えた割には内容の乏しさが否めず、来年度予算編成を前にした財源確保のための「数字合わせ」のようにも映る。【吉田啓志、坂口佳代】

 ●窓口負担

 高齢者の医療費窓口負担はまず来年10月、70歳以上で比較的収入の多い現役並み所得者(夫婦世帯で年収約620万円以上)が2割から3割にアップする。「現役並み」の基準は2年間の猶予期間を経て08年8月から夫婦世帯で年収約520万円以上に下がる。

 08年度からは、70〜74歳の一般的所得者(夫婦世帯で年収約620万円未満)も窓口負担が2割と倍増する。3歳以上の未就学児だけは3割から2割に下がる。

 具体的なケースを想定すると、現役並みに所得がある75歳の人が骨折した場合、窓口負担月額は今より2万7000円アップし、6万7000円となる。胃がんで入院すれば、自己負担限度額引き上げの影響も受け、8000円増の9万2000円になる。

 一般所得の70歳の人も骨折では、2倍超の2万5000円にはね上がる。かぜでも、今は500円で済むのが1000円かかるようになる。

 65歳の人や一般の75歳の人がかぜといった軽い病気にかかった場合などは負担が増えない。

 ●高額療養費

 自己負担限度額は年齢や所得で変わり、今は一般的な所得の人の場合、69歳以下は7万2300円プラス医療費の1%▽70歳以上は4万200円。

 これを06年10月から、69歳以下8万100円プラス医療費の1%▽70歳以上4万4400円−−と増やし、08年度以降は69歳以下8万100円プラス医療費の1%▽70〜74歳6万2100円▽75歳以上4万4400円−−と2段階で変える。

 これに伴い、例えば一般所得の70歳の人が胃がん(医療費150万円、30日入院)で手術を受けると、今は4万円で済んでいるのが6万2000円にアップする。

 ●食住費

 慢性病の人が長期入院する療養病床の70歳以上の入院患者は来年10月から、食費や光熱費などの居住費が全額自己負担となる。現在、相部屋に入院する一般の70歳の人の場合、1カ月の自己負担額は食材料費約2万4000円を含め約6万4000円。これが居住費として新たに約1万円、調理コスト相当分として約2万2000円の負担が追加され、合計の自己負担額は約9万6000円に達する。

 ●見送り

 財務省が主張していた、1000円までの医療費を保険給付対象から外す保険免責制導入▽06年10月から70歳以上の人の窓口負担を2割にアップする−−の両案は与党の反発で見送られた。

145とはずがたり(2/2):2005/12/03(土) 13:21:00
>>144-145

 ◇高齢者独立保険…運営あいまいに

 改革のもう一つの柱は、75歳以上の人全員が加入する高齢者独立保険の08年度創設だ。これは運営主体を市町村とし、地域主導で老人医療費を抑制するのが狙いだったが、市町村の反発を受け、土壇場で運営者が「都道府県単位の市町村連合」というあいまいなものに変わった。

 現行の老人保健制度は、医療費の46%を公費、54%を現役世代などの拠出金でまかなう。老人医療費が膨らんでも現役の拠出金で負担するため、自治体に医療費を抑えようという意識が働きにくいという問題がある。

 そこで厚生労働省は独立保険を創設することにした。高齢者全員に応分の保険料を求め、医療費の1割を負担してもらう。保険料は市町村ごとに設定し、医療費が膨らめば保険料を上げざるを得ない仕組みとすることで、市町村に給付抑制の努力を促すのが狙いだった。

 だが、「隣町と保険料が違うのはイヤ」という地方の反発は収まらず、公明党も地方を後押ししたため、「都道府県ごとの保険料」をのまざるを得なくなった。

 この妥協で、市町村の医療費効率化に取り組む姿勢が鈍る恐れがある。介護保険にも市町村広域連合があるが、域内の市町村の効率化への姿勢にばらつきが出る問題が既に起きている。

 制度発足後も老人医療費の4割は現役の支援金で補う。独立新保険でも現役の持ち出しがさらに膨らむ可能性がある。

 ◇帳尻あわせ、効果に疑問

 医療制度改革大綱は「治療重点から予防重視への転換」をうたい、「医療の安心・信頼の確保」を最重要課題に掲げた。だが、実際は来年度予算編成をにらんだ帳尻合わせの制度変更が目立ち、目先の財政対策に偏重した内容にとどまった。

 現役並み所得の70歳以上の窓口負担を2割から3割に▽70歳以上の長期入院患者の食住費を全額自己負担に▽高額療養費の自己負担限度額引き上げ−−。これらの負担増は他の改革に先がけ、来年10月から始まる。来年度予算編成で大幅な医療給付費圧縮を迫られた厚労省が財源探しにきゅうきゅうとしたためだ。

 一方、激しい議論が続いた医療給付費の伸び率管理は、個別抑制策の積み上げを主張した厚労省と、伸びを経済成長率以下に抑えるよう迫った経済財政諮問会議民間メンバーらの意見を折衷する決着に終わった。掲げる数字が「管理目標」なのか、「目安」に過ぎないのか、双方が都合よく解釈できる余地を残し、実効性に疑問符も付く。

 予防面では、都道府県に糖尿病患者の減少率などの目標を設定させることや、健診、保健指導の強化を打ち出した。平均入院日数を減らすなどの中長期策で、2025年度の給付費を6兆円削るという。だが、検証は難しい。都道府県は「ベッド数の規制権限を国が持ったままでは、できることは限られる」と反発する。

 今回は「世代間格差の是正」を名目に、65〜69歳の窓口負担を現行のまま3割とする代わりに、3歳以上の未就学児を3割から2割に引き下げた。しかし、未就学児に対しては独自に助成している市町村も多く、厚労省内には「公明党の顔を立てただけで、市町村の肩代わりをするに過ぎない」との声が漏れる。

毎日新聞 2005年12月1日 23時32分 (最終更新時間 12月2日 1時45分)

146とはずがたり:2005/12/04(日) 19:02:11
>>142
バイト先にあるネズミよけの音が気になって仕方がない俺だが。。

公園もう入らないニャ〜 京都市増設へ 超音波でネコ激減    
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051204-00000002-kyt-l26

 京都市が管理する公園の砂場などに多いネコのふん尿被害を減らすため、市が昨年9月に市内5カ所の砂場でネコの嫌がる超音波を出す機器を試験的に設置したところ、効き目のあることがこのほど分かった。市は「安価で高い効果がある」として、来年度から機器の設置個所を増やすことにしている。
 機器は、縦30センチ、幅20センチ、奥行き16センチの箱型で、高さ50センチの支柱の上に取り付けている。夜間、赤外線センサーが動物の動きを感知すると、人には聞こえないが、ネコの嫌がる超音波を自動的に発する。上京、下京、左京、南、伏見の各区にある公園に設置した。
 市が、各公園の近隣住民に観察してもらうなどして効果を検証したところ、上京区の西町公園では、設置前は毎日5、6個ほどあったふんが、いまではほとんどみられなくなった。
 左京区の宝が池公園でも、同公園事務所にほぼ毎日寄せられていたふんの除去依頼が、最近はなくなったという。
 市はこれまで、ネコのふんに関する苦情が寄せられると、耕運機で掘り起こして除去したり、フェンスで砂場を囲うなどの対策を取ってきた。フェンスを取り付けたのは西京区など4カ所の公園で、1カ所当たり約80万円の費用がかかったというが、今回の機器は1台7万円と比較的安く、未然にふん害を防止できるメリットがある。
 市は「予想以上の効果があった。今後、積極的に機器の設置を増やし、幼児の大事な遊び場を『ふん害』から守りたい」(緑地管理課)としている。
(京都新聞) - 12月4日10時7分更新

147杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2005/12/06(火) 19:06:25
よくバレなかったと言うか、医療事故の類が起こらなかったな・・・・・(゚Д゚;)

ニセ医者、9年間荒稼ぎ 年収2000万円
http://www.asahi.com/national/update/1206/TKY200512060335.html
2005年12月06日16時09分

 医師免許がないのに医療行為をしていたとして、警視庁は6日、東京都目黒区南1丁目、山城英樹容疑者(33)を医師法違反の疑いで逮捕した。偽造した医師免許証のコピーを提出し、97年ごろから病院の勤務医や宿直医を転々としていた。

 生活環境課などの調べでは、山城容疑者は9月、江戸川区内の診療所で女性患者(49)に問診や投薬などの医療行為をした疑い。山城容疑者の銀行口座には97年以降、病院など約20の医療機関から現金が振り込まれており、昨年の1年間では都内の3病院などから約2000万円の収入を得ていた。

 山城容疑者は「慶応大医学部卒業」などといっていたが、実際には高校を中退していたという。


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