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Tohazugatali Medical Review

82とはずがたり:2005/05/29(日) 13:30:39
>>81-82

●あへん:原料となるけしは1年生または2年生の草本
薬理作用 : 吸煙すると徐々に没我の境地に入り桃源郷をさまようといわれる。日本人の間であへんの乱用が顕著であったことは今日までないが、日本に入国したイラン人等の外国人の間で乱用されている。

●ヘロイン:けしから採取される生あへんはモルヒネ、コデイン等のアルカロイドを含有する。ヘロインの化学名は塩酸ジアセチルモルヒネであり、塩酸モルヒネを無水酢酸で処理製造される。1874年にイギリスの化学者によって、モルヒネから初めて合成され、その後、ドイツのバイエル社が鎮痛剤(咳止めの説もあり)として1898年に発売したのが最初で、ヘロインという名前はドイツ語で「英雄的な、強力な」という意味のヘロ二ッシュからきている。しかし、その毒性が明らかになり即座に販売中止となった。
薬理作用 : ヘロインの鎮痛作用はモルヒネの約2倍であるが、ヘロインの毒性はモルヒネの10倍もある。耐性が非常に早く生じるので、依存症に陥りやすく、禁断症状も強い)。ヘロインはアセチル基がとれた元のモルヒネの形で中枢に作用する。作用機構はモルヒネと同じである。しかし、ヘロインは脂溶性が高い為、脳幹門を容易に通過するので毒性が極めて強い。

●MDMA、MDA:MDMAは、一般名 3,4-methylenedioxymethamphetamine の、MDAは 3,4-methylenedioxyamphetamine の略名である。ともに覚せい剤に似た化学構造を有し、幻覚作用と興奮作用とを併せ持つ。
薬理作用:視覚、聴覚を影響を及ぼし、幸福な気分になったり他人に対する親近感を増大させる。その反面、不安や不眠に陥らせることもある。強い精神的依存症があり、乱用を続けると錯乱状態に陥ることがあるほか、腎・肝障害や記憶障害などの症状も現れることがある。

●LSD:麦角アルカロイドから直接合成する方法と、麦角アルカロイドを加水分解したリゼルギン酸を出発原料とする方法がある。LSDはリゼルギン酸ジエチルアミド(別名リゼルギド)の通称。ドイツ名のLiserg Saure Diethylamidからきている。
薬理作用 : LSDは極めて少量(25〜75マイクログラム)で幻覚作用を発現する。幻覚作用は、異常な音が聞こえたり、色彩豊かなサイケデリックな世界が出現する。時間の感覚もなくなり、数分が何ヶ月にも感じられる。最初の作用は心身的なもので、不安感や悪心が現れる。その後、瀕脈、散瞳、顔面の紅潮、体温・血圧・心拍数の上昇、食欲減退、気分の高揚、不眠などの他、口の中に金属的な味を感じる。

●サイロシビン、サイロシン(マジックマッシュルームに含まれる麻薬成分):麻薬成分であるサイロシビン及びサイロシンは「麻薬、向精神薬及び麻薬向精神薬原料を指定する政令第1条第19号、18号に規定されていたが、平成14年5月7日に公布(同年6月6日施行)された改正令「麻薬、麻薬原料物質、向精神薬及び麻薬向精神薬原料を指定する政令」により、それらの成分を含有する幻覚性を有するきのこ類(いわゆるマジックマッシュルーム)が麻薬原料物質として指定され、栽培、輸出入、製造、譲渡・授受、所持、使用、広告が禁止された。

●メタンフェタミン、アンフェタミン:一般に日本ではその作用から覚せい剤と呼ばれる。メタンフェタミンは、我が国でエフェドリンから合成されたものであり、エフェドリンは咳止め効果のある生薬の麻黄(マオウ)の成分である。性状は白色、無臭の結晶で水に溶けやすい。1941年にヒロポンなどの販売名で発売され、第二次世界大戦時には軍需工場の労働者が徹夜作業を行う際にヒロポンを服用したという。戦後、大量の覚せい剤が民間に放出され、虚無的享楽の手段として乱用された。
薬理作用:即座に強烈な感覚のクライマックスと全身快感が引き起こされる。これはアンフェタミン類が即座に循環器系吸収されることから生じる。大いなる自信と意気軒高を感じさせ、次第に宙を舞うような感じを引き起こす。乱用が長期化すると、当然栄養の障害から諸々の疾病や細菌感染などが生じ易くなる。水に溶けない不純物を含んだ覚せい剤を注射することは、細い血管に詰まったり脆弱化させたりする原因となるほか、腎臓病や肺機能障害をも引き起こす。


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