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Tohazugatali Medical Review

85とはずがたり:2005/06/04(土) 17:34:42
防衛医官に熱い視線 医師不足に悩む自治体・民間病院
http://www.asahi.com/life/update/0604/005.html
2005年06月04日17時26分

 医師不足に悩む自治体や病院が、防衛医大を卒業した自衛隊の医官に熱い視線を送っている。「一般病院で働きませんか」と防衛医大同窓会のホームページに募集リストを掲載。職業紹介業者も転職を誘いやすい人材と狙いをつける。「医師として腕を磨けない」との医官の不満を突く作戦だ。防衛庁は危機感を募らせるが、妙案はなく防戦一方になっている。

 ■同窓会HPで転職勧誘

 東北、信越地方や首都圏などを中心に、19の自治体や団体などが、防衛医大同窓会のホームページに、自治体立病院やOBのいる病院の求人掲載を載せている。

 15のJA病院の募集情報を載せるJA新潟県厚生連の担当者は「地元の新潟大出身の医師だけでは埋まらない」と話す。青森県の担当者は「医官は激務になれているし、何でも診られる訓練を受けており最適」。

 北海道のある職業紹介会社は、昨年から医官の一般病院への転職支援を成功させている。別の会社は「防衛医官は大学の医局に縛られていない分、転職の話に乗りやすい」と話す。

 ■技術磨けず

 医官にとって、自衛隊はそれほど魅力的な職場ではない面もある。防衛庁関係の病院17カ所のうち、一般の人が利用できるのは東京都世田谷区の自衛隊中央病院と埼玉県所沢市の防衛医大病院など4カ所しかない。北日本の民間病院で医長をする元防衛医官は「多くの自衛隊病院の患者は隊員と家族だけ。産婦人科、耳鼻咽喉(いんこう)科などは症例数が少なく、医師としての腕は磨けない」と話す。

 73年開設の防衛医大は、あと10年ほどで医官の定年が始まる。同窓会が掲載を認めているのは、「将来の再就職先の確保を考えると断れない」との事情もある。

 ■退官者急増

 防衛医大を卒業して、医官になるのは毎年60人前後。だが、退官者は02年度の54人、03年度の50人から04年度は78人へと急増した。

 04年度はイラクやスマトラ沖大地震、新潟県中越地震など国内外で医官の活動ぶりが報じられた。同庁運用局の担当者は「活躍の場が広がったのだから、魅力を感じて退職者が減ってもいいはずなのに」とぼやく。

 今年設置した検討委は、自衛隊病院の一般開放や処遇の改善、研修制度の見直しなどで、流出を食い止める作戦を打ち出した。だが、「どこまで歯止めになるのか」と疑問視する声も多い。

 5月下旬、医師不足解消策を探る厚生労働省の検討会で、日本医師会の土屋隆常任理事は、へき地や離島に医官を派遣するアイデアを出し、訴えた。「防衛医官が災害出動と同じように地域医療の危機を救ってほしい」

 〈防衛医官〉 多くは防衛医大の卒業生。防衛医大生の身分は特別国家公務員で、月額10万6700円と賞与が出る。食事などすべて貸与・支給され、入学金や授業料は必要ない。卒業後は、自衛隊中央病院か防衛医大病院で2年間の臨床研修を受け、その後約2年間の部隊内の医務室などに勤務。さらに2年間の専門研修を経て、自衛隊病院などに勤める。9年以内に退官する場合は、卒業までの経費を国に返還しなければならない。


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