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Tohazugatali Medical Review

77とはずがたり:2005/05/28(土) 10:59:18
>>76

両親と血のつながりない男性に取り違え認定 東京地裁
2005年05月27日23時03分
http://www.asahi.com/national/update/0527/TKY200505270400.html?t

 46歳になった昨春に両親と血のつながりがないことが判明した福岡市に住む男性(47)と70代の両親が、男性が出生した東京都立墨田産院(88年廃止)でほかの新生児と取り違えられたとして、都に計3億円の損害賠償を求めた訴訟の判決が27日、東京地裁であった。水野有子裁判官は取り違えがあったと認定し、「実子を育てる機会を奪われ、また、実の親との関係を一方的に断ち切られるという損害は重大で、取り違えは産院では決してあってはならないものだ」と述べた。

 しかし、賠償請求については「不法行為があった時から20年以上が経過したため、民法の規定により請求権が消滅した」として棄却した。

 判決は、原告側が持っていたへその緒がDNA鑑定で男性のものと確認されたことを根拠に、へその緒がとれた出生5日目までに産院で取り違えられたと判断した。

 この裁判で男性は「自分と誕生日が近い人の氏名と住所を社会保険庁に照会して」と地裁に調査嘱託を申し立てた。水野裁判官は「心情は察してあまりあるが、個人情報であり、新たな権利侵害を生むおそれがある」などと述べて退けた。

 男性は58年4月生まれ。判決によると、97年に母親が体調を崩して病院で血液検査をし、血液型が通常の親子ではあり得ない組み合わせと分かった。男性は昨春、両親と自分のDNA鑑定を依頼し、その結果を受けて昨年10月に提訴した。

 判決の認定通りならば、この男性と同じように取り違えられて血のつながらない両親に育てられた人がもう一人いることになる。

 石原慎太郎・東京都知事は27日の記者会見で判決に触れ、都がもつ資料について「当然、開示する。役に立つならばそれに越したことはない。訴訟を起こした人にすれば人生をかけた問題だ」などと語った。さらに「同じ生年月日に東京で生まれた新生児を捜す手だては国の資料にすがる以外ない。それを解禁するよう、国に迫る」と支援を約束した。

    ◇

 「会って話したいんです」

 判決後の記者会見で、男性は実の親に呼びかけるように繰り返した。

 「取り違えが認められたことは一歩前進」と語ったが、表情は終始硬かった。

 両親と自分の血液型が通常の親子関係ではあり得ない組み合わせと知ったのは8年前。しかし、すぐにDNA鑑定はしなかった。当時、「実の親子でも血液型に不整合が生じることがある」という報道があり、「そのケースだ」と自らに言い聞かせた。だが、「真実を知りたい」という思いも募っていった。

 昨年のDNA鑑定の結果は重かった。「何も考えられなかった」という。

 「お前が納得するまで捜せばいい」。育ててくれた両親は後押ししてくれる。この1年、提訴して報道もされたが、実の親捜しは進んでいない。「こちらが捜していると知っていて、名乗り出ないのだろうか」とも考えるという。


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