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Tohazugatali Medical Review

62とはずがたり:2005/04/10(日) 12:26:09
うーん合併の破綻の原因はこれかぁ。特例債使って建設できりゃあよかったのにねぇ。

岡谷市が2病院統合計画
http://mytown.asahi.com/nagano/news02.asp?kiji=5268

 人口5万5千人の岡谷市が、市内にある2つの総合病院の統合問題に苦慮している。ベッド数は合わせて約600。この人口規模の自治体では例がない多さだという。市は赤字の2病院を統合し、10年後をめどに新病院を建設する方針を打ち出したものの、周辺自治体との合併が破綻、自立を余儀なくされた身に約200億円の建設費が重くのしかかる。「財政的に無理では」「地域医療が後退しないか」と危惧する声があがっている。(犬飼兵衞)
 市立岡谷病院と、市が社会保険庁から運営委託される健康保険岡谷塩嶺病院。
 岡谷病院は1910年、平野製糸共同病院として開設され、47年に市立病院になった。市の中心部に立地する。17の診療科目、296床を備えるが、医師が不足気味で外来の待ち時間が長く、患者離れが目立つ。
 市の北端にある塩嶺病院は54年、国立の療養所から現在の病院になった。8診療科目270床。心疾患の基幹病院として知られるが、98年ごろから経営が悪化。05年度には社会保険庁の財政支援も打ち切られる。
 市はこの数年、2病院に、一般会計からの持ち出しを含む負担金約10億円をつぎこんでいる。
 今年1月、「岡谷市病院懇話会」(会長=林正幸・市医師会長、15人)が「人口は減少傾向にあり病床数は過剰気味」「行政の財政負担は限界」などと指摘、「2病院を早期に統合するのが望ましい」とする提言をまとめた。

 これを受けて市は新病院の基本計画策定を05年度にコンサルタントに委託する方針を決めた。建設候補地は、現在の岡谷病院と、その南にある蚕糸博物館、市民会館、図書館、婦人の家などが集まる「文化ゾーン」と呼ばれる一帯でいずれも市有地。全部で計約3万平方メートルの敷地になる。
 文化ゾーンの施設を別の場所に移転し、跡地に400床の新病院を建設する。10年後の完成が目標。現病院はそれまで運営を継続し、新病院完成後に取り壊し駐車場にする。
 さらに50年たって病院が老朽化すると、駐車場に新しい病院を建設し、古い方の病院を駐車場にする計画だ。平坦(へい・たん)地の少ない地理的条件のなかで、「市民が通うのに便利な適地はここしかないため」という。建設事業費は約200億円の見込み。塩嶺病院も取り壊すが、跡地の利用は未定。

 岡谷市は諏訪湖周の諏訪市、下諏訪町との合併をめざしていたが諏訪市の離脱などで協議が破綻、自立することになった。行財政改革を迫られるなかでの大きな出費に、市議会からは「拙速でないか」「財政的に無理ではないか」などと危惧する意見が出ている。
 「病院統合は市の課題」と訴える林新一郎市長も「合併が実現していたら、特例債でMRI(磁気共鳴断層撮影装置)などを備えた検査センターも作り、より特色ある新病院になれたのに」とぼやく。「合併していれば、岡谷や諏訪、茅野などの総合病院がそれぞれ得意な分野を特化してすみ分け、一段と地域医療が充実しただろう。合併の破綻で諏訪地域の医療はかなり後れをとる」と指摘する医療関係者もいる。

 病院懇話会の提言は、全国の自治体病院の96%が赤字経営であり、厚生労働省の医療制度改革で、一般病床を10年後には半減させられる見通しであることにも触れている。市民からは「統合が地域医療の切り捨てや後退につながらないよう、市の計画をチェックしていく必要があるだろう」という声が上がっている。
(4/10)


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