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Tohazugatali Medical Review

1とはずがたり:2004/10/17(日) 14:58
医学・病院・地域医療など今までTER http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1046080617/l10で扱ってた話題を独立させます。

医薬品・製薬関連はこちら http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1070807006/l10

自民党と結託し日本の成長に対する桎梏となってる医師会・歯科医師会の不祥事はこちら http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l10

TERの過去レスは>>2-5あたり

4463とはずがたり:2015/09/23(水) 13:47:21
>人間の脳は手っ取り早く得られる快感と迅速性、テクノロジーの予測不可能性を求める仕組みになっている
解る気がする。常に新しいことが這入ってこないとその時の渇望感半端ない。。

ネット漬けの生活をしていると脳がポップコーン化、現実社会に適応できなくなる恐れがある(米研究)
2011年06月27日
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52019794.html

 メールやチャット、ツイッターやフェイスブックなど、ネットでさまざまな作業が同時進行する「マルチタスク」の刺激に慣れた脳は、ネットよりもペースの遅い現実社会に適応できなくなる恐れがあると、研究者が警鐘を鳴らしているそうだ。

 ワシントン大学のデービッド・リービー教授はこの状態を「ポップコーン脳」と命名。リアルでの用事よりも必要のない携帯メールなどを優先させてしまい、現実生活に支障をきたすという。

 スタンフォード大学の社会心理学者クリフォード・ナス氏も、インターネットのマルチタスクは人間の感情の読み取り方を忘れさせてしまう可能性があると指摘する。

 マルチタスクの習慣がある人は、人間の顔写真を見せられてもその感情を見極めるのが難しく、物語を読み聞かせられても登場人物の感情を言い当てにくい傾向があることが、実験で判明したという。「人間同士の交流のスキルは学習によって獲得するものであり、学習が不足している」とナス氏。

 人間の脳は手っ取り早く得られる快感と迅速性、テクノロジーの予測不可能性を求める仕組みになっていると話すのは、ネット端末を手放せないトラブルを抱える人の相談に乗っているカウンセラーのヒラリー・キャッシュ氏。継続的な刺激は、脳の側坐核と呼ばれる快感を感じる部分のドーパミン細胞を活性化させる作用があるという。

 インターネットを長時間使い続けると、脳の構造が物理的な変化を起こすという調査結果も最近発表された。中国の研究チームは1日10時間以上ネットを利用する大学生18人の脳をMRI(磁気共鳴画像装置)を使って調べ、利用時間が2時間未満のグループと比較したところ、脳の思考を司る灰白質が少なくなっていることが分かったと発表している。

4464とはずがたり:2015/09/24(木) 07:38:28
今更だけど。。

<STAP細胞>133回の再現実験ですべて作れず
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20150924k0000m040122000c.html
00:12毎日新聞

 ◇米ハーバード大など、ネイチャーに発表

 STAP細胞論文の研究不正問題で、米ハーバード大のグループなどが計133回の再現実験ですべてSTAP細胞を作れなかったとの報告を、24日付の英科学誌ネイチャーに発表した。理化学研究所も「STAP細胞はES細胞(胚性幹細胞)由来だった」との試料解析結果を報告した。

 同誌に掲載されたSTAP論文は昨年7月に撤回されており、撤回済みの論文に関する報告を載せるのは異例という。ネイチャーは論説欄で「論文撤回時の説明はSTAP現象が本物である可能性を残していたが、2本の報告は現象が本当ではないことを立証した」とコメントした。

 ハーバード大のジョージ・デイリー教授らの報告によると、再現実験は米国、中国、イスラエルの計7グループが実施。STAP細胞の作製方法は、論文に掲載された以外にも共著者で同大のチャールズ・バカンティ教授らが発表していたが、どの方法でも成功しなかったという。

 理研の報告は松崎文雄チームリーダーらがまとめ、既に昨年12月に理研調査委員会が公表した最終報告にも反映されている。松崎チームリーダーは「国際的にも影響が大きかったので、試料の解析結果を科学的論文として報告する必要があると判断した」と説明した。【須田桃子】

4465名無しさん:2015/09/24(木) 21:59:09
このスレで良いでしょうか。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150923-00000000-jct-soci
9時始業は「拷問のようなもの」 英睡眠専門家の提言が話題
J-CASTニュース 9月23日(水)11時30分配信

 「早起きは三文の徳」という古くからのことわざを覆すような主張を英国の専門家が展開し、話題を呼んでいる。

 いわゆる「9〜17時」の就業時間は、体内時計が刻む「概日リズム」とは合っておらず健康上のリスクを高めるとしており、こういった環境は「拷問のようなもの」だと説明。学校やオフィスの始業時間を10時に遅くするように求めている。

■10歳から55歳の大半の人の体内時計は早起きに不適切

 オックスフォード大学睡眠概日神経科学研究所のポール・ケリー名誉臨床研究フェローが科学フェスティバルで発言した内容を、2015年9月8日にから9日にかけて英主要メディアが相次いで報じた。BBCやデイリー・メイル紙によると、ケリー氏は10歳から55歳の大半の人の体内時計は早起きに不適切だとして

  「目覚まし時計をセットするのは、起きて仕事に行く時間に自然に目覚めないから」

と説明。強制的に起こされる様子を刑務所や病院に例えた。

  「大きな意味では、刑務所や病院にも当てはまる。こういった場所では、人々(受刑者や入院患者)を起こして食べたくもない食事をさせる。まだ目が覚めていないので従順に従うだろうが、睡眠を奪うことは拷問だ」

注意力や記憶力に悪影響、アルコールや薬物中毒にもつながる
 ケリー氏によると、今の社会は「睡眠を奪われた社会」。注意力や記憶力に悪影響を与え、アルコールや薬物中毒といった問題を引き起こすと主張している。睡眠を「奪われた」割合が最も高いのが14〜24歳で、高校までは10時、大学は11時始業にすると最も概日リズムに合うという。

 ケリー氏は、長く眠ると「成績が10%伸びる」とも主張している。ある高校で始業時刻を8時50分から10時に遅くしたところ、全国統一試験(GCSE)で高得点を取った生徒の割合が34%から50%に上昇したという。

 この仮説を実証するため、大規模な調査も予定されている。調査は14〜16歳が通う100校を4つのグループに分けて行う。1つ目のグループでは、始業時刻を10時に遅らせ、2つ目のグループでは「夜に画面を見るような活動は避ける」といった「睡眠教育」を行う。3つ目のグループでは10時始業と睡眠教育の両方を行い、4つ目のグループでは何もしない。調査は2年間にわたって行われ、2018年に結果を発表する予定だ。

 現地の記事のコメント欄には、

  「朝に働く人はどうなるのか」
  「本当はそうしたいが、稼ぎのためにはやらざるを得ない」

といった、主張が実情を踏まえていないといった声が多い。

4466名無しさん:2015/09/24(木) 22:07:15
>>4464

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150923-00050106-yom-sci
「STAPはES細胞」確定…再現実験全て失敗
読売新聞 9月24日(木)5時57分配信

 STAP(スタップ)細胞の論文不正問題で、理化学研究所などは、STAP細胞由来とされる試料はすべて、以前から理研に存在していたES細胞(胚性幹細胞)由来だったとする調査結果を24日付の英科学誌ネイチャーに発表する。

 小保方晴子・元理研研究員の研究室に残っていた試料の遺伝子を解析した。理研の外部調査委員会が昨年12月、同様の結論を出しているが、国際的な科学誌に発表されるのは初めて。

 また、米ハーバード大など米、中、イスラエルの7研究室がSTAP細胞の再現に計133回取り組み、いずれも失敗に終わったとの報告も掲載される。小保方氏らが昨年7月にSTAP論文を撤回した際は、複数の画像の不正が理由だったが、これで、STAP細胞の存在根拠は国際的、科学的に完全に失われた。

最終更新:9月24日(木)5時58分

4467とはずがたり:2015/09/25(金) 12:31:44
患者が悪いわ(`Д´)つ)ノД`)・゚・。

一晩で3度目の救急外来患者を医師が殴る
http://news.goo.ne.jp/article/dtohoku/nation/dtohoku-33217986.html
09月24日 23:06デーリー東北

 むつ市のむつ総合病院に勤務する男性医師が、救急外来を度重ねて訪れた市内の男性患者を殴っていたことが24日、分かった。患者に目立ったけがはなかった。病院の調べに対して医師は、「衝動的だった」などと話しているという。
 病院によると、男性医師は8月上旬、腹痛などを訴えて救急車で来院した男性患者の腹部を1度、手で殴った。患者は酩(めい)酊(てい)状態で、この日は午前0時ごろに肘の痛みを訴えて来院。同1時半ごろと同4時ごろには腹痛を訴え、救急車で病院に運ばれてきたという。
 殴ったのは3度目の受診時。対応したのは別の医師だったが、殴った医師は、それまでの2度の診察で患者に目立った異常がなかったことや、この患者が救急車で病院に運ばれたのが今年に入って18回目で、過去には大声を出すなどしていたことなどの経緯から、腹を立てたと見ている。
 酔いが覚めた後に、男性患者が病院を訪れ申告したことで発覚。病院は、医師が直接、患者に謝罪するなどして患者からの理解を得たとしている。病院はこの医師を厳重注意とした。
 同病院の飛内導明事務局長は「いかなる場合でも暴力はあってはならず、大変申し訳ない」と強調。再発防止に向け、職員らの指導を徹底する考えを示した。(上野貴裕)

4469とはずがたり:2015/09/28(月) 08:05:47

ドイツ:女性国防相に博士論文盗用疑惑 政権に打撃も
毎日新聞 2015年09月27日 13時14分(最終更新 09月27日 13時53分)
http://mainichi.jp/select/news/20150927k0000e030168000c.html

 ドイツ有力誌シュピーゲル(電子版)は26日、同国のフォンデアライエン国防相(56)が、1990年の博士論文で盗用疑惑を指摘され、母校のハノーバー医科大が調査を始めたと伝えた。フォンデアライエン氏はドイツ初の女性国防相でメルケル政権の看板閣僚とされ、進退問題に発展すれば政権の痛手となりそうだ。

 ドイツでは2011年にグッテンベルク国防相(当時)、13年にシャバン教育相(同)が、それぞれ博士論文の盗用を理由に辞任に追い込まれている。

 シュピーゲルによると、政治家などの論文盗用を追及するウェブサイトに、フォンデアライエン氏の論文の分析結果が掲載された。論文には出典の明示が不十分なまま、他の論文から引用したとみられる箇所が多数あると指摘された。

 フォンデアライエン氏側は疑惑を否定。大学に論文の調査を依頼したことを明らかにした。

 同氏は医師の資格を持ち、7人の子どもを育てたことで知られる。3期続けて閣僚を務め、メルケル首相の後継の一人とみられている。(共同)

4470とはずがたり:2015/09/29(火) 13:33:40
ドミニカの奇病、少女が思春期に自然に性転換
http://www.xinhuaxia.jp/social/80820
2015年09月23日 09時43分

英紙「デイリー・メール」の20日付記事では、ドミニカ共和国南西部のサリナスという隔絶された村で、一部少女が思春期に入ると、つまり約12歳になると、自然に性転換現象が起こるという。こういう奇病にかかる少女は「ゲヴェドース」と呼ばれている。「12歳でペニス」という意味だ。

現地で24歳のJohnnyさんはこの奇病にかかっている。最初、医師でさえ性別を判定できなかったが、自ら男だと思っている。9歳のCarlaさんも同じ性転換を経験し、自ら名前をCarlosに変更した。

通常、妊娠8週目に子宮内で胎児の男性ホルモンであるジヒドロテストステロンが男性器の形成を促す。子宮内でジヒドロテストステロンが欠乏すると、出生時の性別が女性と判断されるが、思春期に入るにつれ、テストステロンが激増し、男性器も発育する。

コーネル大学の学者は1970年代に、サリナスを訪問してそれを発見した。現在、サリナスで新生児の約2%がこの奇病にかかっている。

(翻訳 金慧)

4471とはずがたり:2015/10/04(日) 13:13:26

聖マリ医大病院の医師23人を業務停止
TBS News i 2015年10月2日 06時48分 (2015年10月2日 08時40分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20151002/Tbs_news_42941.html

 川崎市にある聖マリアンナ医科大病院の医師が専門医の資格を不正に取得した問題で、厚生労働省は、指導医を含め23人の医師を業務停止の処分とすることを決めました。
 この問題は、聖マリアンナ医科大病院の医師が患者の強制的な入院を判断する「精神保健指定医」の資格を実際には診察していない患者のレポートを提出するなどして不正に取得したものです。

 厚生労働省は、不正に取得した医師11人を1か月の業務停止の処分とするとともに、医師を監督する立場であった指導医12人を2か月の業務停止の処分とすることを決めました。

 厚労省によりますと、一つの案件で処分される医師の数としては、これまでで最も多いということです。(01日18:37)

4472名無しさん:2015/10/04(日) 15:24:40
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151003-00000549-san-soci
無登録で医療行為「認識甘かった」 老人ホーム運営会社が謝罪
産経新聞 10月3日(土)21時40分配信

 介護付き有料老人ホーム「グランパ羽曳野」(大阪府羽曳野市西浦)の元施設長(43)らが社会福祉士・介護福祉士法に基づく登録をせずに職員に医療行為をさせていたとして書類送検されたのを受けて、運営会社が3日、大阪市内で記者会見し、「ご迷惑を掛けおわびします」と謝罪した。

 運営会社によると、鼻から栄養剤を補給する「経管栄養」やインスリン注射などの医療行為を受けた入所者は平成24年12月以降で計4人。医療行為に必要な研修を受けた職員は1人だけだった。

 経管栄養は当初、家族が行っていたが、負担が大きいため、依頼もあって職員が実施するようになったという。インスリン注射も、認知症や握力の低下で入所者自身が行うのが困難になり、職員が補助していた。

 代理人弁護士は「違法行為と認識していたが、目の前に(医療行為を)必要とする入所者がおり、現状に問題がなかったので続けてしまった。認識が甘かった」と説明した。

4473とはずがたり:2015/10/05(月) 19:29:34
オンコセルカ症
http://merckmanuals.jp/home/%E6%84%9F%E6%9F%93%E7%97%87/%E5%AF%84%E7%94%9F%E8%99%AB%E6%84%9F%E6%9F%93%E7%97%87/%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%82%AB%E7%97%87.html
オンコセルカ症(河川盲目症)は回虫である回旋糸状虫による感染症です。これによって、かゆみ、発疹、時として瘢痕、そして失明の原因となる眼の症状が引き起こされます。

この感染症は河川で繁殖するメスのブユが人を刺すことで広がります。
激しいかゆみが発生しますが、時として発疹、リンパ節の腫れ、視覚異常、もしくは失明も引き起こされます。
一般的に、皮膚にいる前期幼虫を調べることで感染症の診断が行われます。
感染がみられる地域では、イベルメクチンを年2回使用することが感染のコントロールに役立ちます。
世界中では、約1800万人がオンコセルカ症にかかります。そのうち27万人が失明し、50万人が視覚障害となります。オンコセルカ症は失明原因の第2位となっており、熱帯地域やアフリカ南部(サハラ以南)で最もよくみられます。時としてイエメン、南メキシコ、グアテマラ、エクアドル、コロンビア、ベネズエラ、ブラジル(アマゾン沿い)でも発生します。

フィラリア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%82%A2

フィラリア (filaria) は、線形動物門双腺綱旋尾線虫亜綱旋尾線虫目糸状虫上科に属する動物の総称で、寄生虫の1種。フィラリアの寄生による疾患をフィラリア症 (filariasis) と呼ぶ。
今日の日本ではイヌの心臓の右心房と肺動脈に寄生する犬糸状虫 Dirofilaria immitis (Leidy, 1856) がよく知られ、これこそがフィラリアのように見られているが、他にも人体寄生性で感染後遺症として象皮症を引き起こすバンクロフト糸状虫 Wuchereria bancrofti (Cobbold, 1877) など、多くの脊椎動物に固有の寄生虫が多数知られている。

ノーベル医学・生理学賞に大村智さん
10月5日 18時35分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151005/k10010259391000.html

ことしのノーベル医学・生理学賞の受賞者に、熱帯の寄生虫の病気に効果がある抗生物質を発見したことなどで知られる北里大学名誉教授の大村智さんが、アイルランド出身の研究者と中国の研究者と共に選ばれました。
日本人がノーベル賞を受賞するのは、アメリカ国籍を取得した人を含め、去年、物理学賞を受賞した赤崎勇さんと天野浩さん、中村修二さんに続いて23人目で、医学・生理学賞の受賞は3年前、平成24年の山中伸弥さんに続いて3人目となります。
大村さんは山梨県韮崎市出身の80歳。山梨大学を卒業後、北里大学薬学部の教授や北里研究所の所長などを務め、現在は名誉教授などを務めています。
大村さんは、これまで微生物由来の有機化合物を多数発見し、薬学研究の分野で優れた業績を上げました。
そして、寄生虫によって引き起こされるオンコセルカ症やフィラリアなどの発生を劇的に抑えることができる「イベルメクチン」のもととなる「エバーメクチン」など、数々の抗生物質を発見しました。
こうした業績が高く評価され、2012年には文化功労者に選ばれ、2014年にはガードナー国際賞を受賞しています。
日本人がノーベル賞を受賞するのは、アメリカ国籍を取得した人を含め、去年、物理学賞を受賞した赤崎勇さんと天野浩さん、中村修二さんに続いて23人目で、医学・生理学賞の受賞は3年前、平成24年の山中伸弥さんに続いて3人目となります。
大村智さんは、アイルランド出身でアメリカ・ドゥルー大学の名誉リサーチフェローを務めるウイリアム・キャンベル氏、それに中国の研究機関に所属する屠※ヨウヨウ氏と共に、ことしのノーベル医学・生理学賞に選ばれました。

※「ヨウ」は「口」に「幼」 2回繰り返す

4474とはずがたり:2015/10/05(月) 19:32:13
>リンパ系フィラリア症も含め、イベルメクチンの服用で感染の危機から救われた人は約3億人に上るという。

大村智
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%9D%91%E6%99%BA

受賞理由:回虫寄生虫によって引き起こされる感染症に対する新たな治療法に関する発見
大村 智(おおむら さとし、1935年7月12日 - )は、日本の天然物有機化学者。北里大学特別栄誉教授。薬学博士(東京大学、1968年)。理学博士(東京理科大学、1970年)。山梨県韮崎市生まれ[1]。2015年ノーベル生理学・医学賞受賞[2]。


1954年 山梨県立韮崎高等学校を卒業し[3]、山梨大学学芸学部に進学。
1958年 山梨大学学芸学部卒業
1963年 東京理科大学大学院理学研究科修士課程修了
1963年 山梨大学助手
1965年 (社)北里研究所入所
1968年 北里大学薬学部助教授
1968年 東京大学より薬学博士 「Leucomycinに関する研究」
1970年 東京理科大学より理学博士 「ロイコマイシン、スピラマイシン及びセルレニンの絶対構造」
1975年 北里大学薬学部教授(1984年まで)
1990年 北里研究所所長(2008年まで)
2001年 北里大学生命科学研究所所長(初代, 2003年まで)
2002年 北里大学大学院感染制御科学府教授(2007年まで)
2005年 米国ウェスリアン大学 MaxTishler教授
2007年 北里大学名誉教授
2008年 (学)北里研究所名誉理事長(2012年6月まで)
2012年 (学)北里研究所顧問
2013年 北里大学特別名誉教授

<ノーベル賞>医学生理学賞に大村智氏…感染症特効薬に貢献
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151005-00000053-mai-sctch
毎日新聞 10月5日(月)18時34分配信

 スウェーデンのカロリンスカ研究所は5日、2015年のノーベル医学生理学賞を、大村智(さとし)北里大特別栄誉教授(80)ら3人に授与すると発表した。大村氏は土壌中の微生物が作り出す化学物質から有用なものを見つける研究を続け、1979年に寄生虫に効果のある「エバーメクチン」の発見を発表。この物質から、熱帯地方で流行する感染症の特効薬や、家畜やペットの寄生虫治療薬が作られた。これまで発見した480種類以上の化学物質から26種の医薬品や農薬が生まれており、天然物有機化学分野の多大な業績が評価された。

 日本人の受賞は昨年の赤崎勇・名城大終身教授、天野浩・名古屋大教授、中村修二・米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授の3氏に続く快挙で、医学生理学賞は利根川進・米マサチューセッツ工科大教授(87年)、山中伸弥・京都大教授(12年)に続き3人目。日本の受賞者数は、米国籍の南部陽一郎氏=08年物理学賞、中村氏を含め23人(医学生理学賞3、物理学賞10、化学賞7、文学賞2、平和賞1)となる。授賞式は12月10日にストックホルムで開かれ、3人には賞金800万スウェーデン・クローナ(約1億1500万円)が贈られる。

 土壌1グラムの中には、約1億匹の微生物がいるとされる。大村氏は70年代から各地で土を採取して微生物を分離・培養し、その微生物が出す化学物質に有用なものがないか調べていた。

 エバーメクチンは、そのうちの一種。静岡県伊東市のゴルフ場周辺の土中にいた新種の放線菌が、寄生虫駆除に効果がある成分を出していることを突き止め「エバーメクチン」と命名した。さらに米製薬大手のメルク社との共同研究で、構造を一部変えた駆除薬「イベルメクチン」を開発。この薬はわずかな量で家畜のさまざまな感染症や犬のフィラリアに劇的に効き、世界で最も使われる動物薬の一つになった。

 さらにエバーメクチンはヒトにも効果があることが分かり、蚊やブヨが媒介する熱帯地方特有の病気「オンコセルカ症(河川盲目症)」や「リンパ系フィラリア症(象皮病)」、ダニが原因の皮膚病「疥癬(かいせん)」などの特効薬として普及した。

 リンパ系フィラリア症も含め、イベルメクチンの服用で感染の危機から救われた人は約3億人に上るという。

4475とはずがたり:2015/10/05(月) 19:35:01
10日程前の新聞辞令。京大・阪大,山梨大・東理・北里大に破れるw

ノーベル賞「有力」日本人2氏…米情報調査会社
http://www.yomiuri.co.jp/science/20150924-OYT1T50101.html?from=yrank_ycont
2015年09月24日 22時45分

 米国の情報調査会社トムソン・ロイターは24日、ノーベル生理学・医学賞の有力候補者として、京都大の森和俊教授(57)と大阪大の坂口志文しもん教授(64)を選んだと発表した。

 森氏は細胞内の器官「小胞体」が、たんぱく質の不良品を検出して修復する仕組み「小胞体ストレス応答」を解明、坂口氏は免疫反応にブレーキをかける「制御性T細胞」を発見した。

 同社は2002年から毎年、世界中の研究者の論文が他の研究者に引用された回数などを分析し、生理学・医学、物理学、化学、経済学の4分野でノーベル賞候補者を独自に発表している。今回は森、坂口両氏と欧米の研究者ら計18人を選んだ。

 昨年までに選ばれた延べ238人のうち、12年に生理学・医学賞を受賞した山中伸弥・京都大教授(53)や、14年に物理学賞を受賞した中村修二・米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授(61)ら37人が、後にノーベル賞を受賞した。

4476とはずがたり:2015/10/05(月) 19:36:51
ノーベル医学生理学賞に大村智氏 熱帯の感染症に特効薬
http://www.asahi.com/articles/ASHB551Q4HB5ULBJ009.html
2015年10月5日19時14分

 スウェーデンのカロリンスカ医科大は5日、今年のノーベル医学生理学賞を大村智・北里大特別栄誉教授(80)らに贈ると発表した。業績は「寄生虫による感染症の治療法に関する発見」。大村さんは、熱帯地方で流行する感染症「オンコセルカ症」の特効薬を開発。多くの患者を失明から救った。

大村智・北里大特別栄誉教授
ノーベル賞
 日本のノーベル賞受賞は、昨年に青色発光ダイオードの発明で受賞した物理学賞の3氏に続き23人目となる。医学生理学賞は利根川進・マサチューセッツ工科大教授、山中伸弥・京都大教授に続いて3人目。授賞式は12月10日にストックホルムである。賞金の800万スウェーデンクローナ(約1億1200万円)は受賞者3人で分ける。

 オンコセルカ症は線虫による感染症で、アフリカや南米などの主に熱帯地域で流行する。線虫を媒介するブユがヒトを刺すことで感染し、患者の2割が失明する恐れがあるとされる。

 大村さんは北里研究所室長だった1974年、静岡県内のゴルフ場の土壌を採取し、線虫を殺す効果がある菌を見つけた。これをエバーメクチンと名付け、製薬企業メルクとの共同で発表した。エバーメクチンの分子構造の一部を変えて効果を高め、抗寄生虫薬イベルメクチンの開発した。

 イベルメクチンは当初、ウシやブタなど動物の治療薬として販売したが、その後、ヒトのオンコセルカ症にも効果があり、失明を防げることが分かった。WHOはオンコセルカ症の排除計画を進めており、現在、世界で年間1億人以上に無償投与を続けている。

■大村智(おおむら・さとし)さんの略歴
1935年 山梨県生まれ
 58年 山梨大学芸学部自然科学科卒業
 63年 東京理科大大学院理学研究科修士課程修了
    山梨大助手
 68年 薬学博士(東京大)
 70年 理学博士(東京理科大)
 75年 北里大薬学部教授
 84年 北里研究所理事・副所長
 90年 同・所長
2007年 北里大名誉教授
 12年 文化功労者
 13年 北里大特別栄誉教授
 14年 ガードナー国際保健賞

4477とはずがたり:2015/10/05(月) 19:37:41

「ツタヤ図書館」蔵書にタイ風俗店案内 神奈川・海老名
http://www.asahi.com/articles/ASHB54WNSHB5ULOB00Y.html?iref=com_alist_6_03
杉山高志2015年10月5日19時16分

 レンタル大手「ツタヤ」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)などが指定管理者となり、1日にリニューアルオープンした神奈川県海老名市の市立中央図書館で、海外の風俗店案内が蔵書に含まれていたことがわかり、市教育委員会は5日、3冊の貸し出しを中止にする方針を固めた。6日にもCCCなどに指示する。

 市教委によると、新たに購入した約7千冊に含まれていたうちの3冊で、いずれもタイの旅行ガイド。「大人のバンコク極楽ガイド」「タイバンコク夜遊び地図」といったタイトルで繁華街を紹介している。

 外部からの指摘で市教委が精読した結果、性的なサービスをする店の紹介など、公立図書館にそぐわない内容が含まれていることがわかり、不適切と判断したという。

4478とはずがたり:2015/10/06(火) 16:24:05
ノーベル医学生理学賞、海外の共同受賞者は・・・
TBS News i 2015年10月6日 12時15分 (2015年10月6日 13時40分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20151006/Tbs_news_43171.html

 大村さんと共同で開発にあたり受賞したアメリカ・ドリュー大学のウィリアム・キャンベル氏は、JNNのインタビューに次のように答えました。
 「大村さんから送られた物質をはじめ、多くの人の協力が大きな成果を生んだのです」(ドリュー大学 ウィリアム・キャンベル氏)

 キャンベル氏は、「大村さんとは薬の歴史が好きなことで共通していて、また会えることを楽しみにしている」と話しました。

 また、中国漢医学研究院の女性研究員、ト・ユウユウ氏が同じく医学生理学賞を受賞しましたが、科学の分野でノーベル賞を受賞するのは中国人としては初めての快挙とあって、中国の国営メディアは速報で伝えました。

 マラリア感染による死亡率を大幅に下げる薬を発見し、発展途上国を中心に多くの命を救ったことが評価されたものですが、中国メディアは、ト研究員の“異色の経歴”にも注目。博士でもなく、留学の経験もなく、「中国科学院」という国が設立した最も権威のある学術機関の会員でもないという「三無科学者」と伝えています。

 また、ト研究員が薬を発見したのは、中国では文化大革命の真っ最中だったことに、中国国内では驚きの声が広がっています。(06日11:27)

4479とはずがたり:2015/10/07(水) 08:31:59
人類の9割「右利き」はなぜ? 1割「左利き」はどう生まれるの
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/158898
2015年4月12日

 人類の9割は右利き。ほかの動物ではチンパンジーに唯一利き手があり、2対1の割合で右が多いそうだ。なぜ人類だけ圧倒的に右利きが多いのか。

「脳の進化と関係があります」というのは、“左右学”を研究する埼玉大名誉教授の西山賢一氏(生物学・経済学)だ。

「今から180万年前の石器などの作られ方を調べたところ、当時の原人類は57%が右利きでした。それから時を下って約1万年前の前史時代、やはり当時の石器などを調べたところ、右利きは9割に増えていました。その間に何があったかというと、約6万年前の“言葉”の誕生です。より複雑で大きな道具を作ったり、団体で狩りをするには、言葉によるコミュニケーションが必要不可欠。急速に言語脳である左脳を発達させた人類は、結果的に左脳とつながっている右半身が優位、つまり右利きが増えていったと考えられます」

 現代社会も右利きに優位につくられている。ハサミや自動改札機のほか、コンビニでは右利きの人が商品を取りやすいよう左回りの動線を設定していることが多い。回転寿司が右から流れてくるのもそうした理由。右利き優位というより、“右利きが基本”なのである。

 では、なぜ左利きが生まれるのか。前出の西山氏は「左利きは右脳が優位で、クリエーティブな才能に秀でている人が多い。誰も考えつかないような独創的な武器を作るなどして、必要とされてきたのではないか。また、論理的な左脳だけでは円滑なコミュニケーションは成り立たない。右脳有利の人は笑いのセンスも高い傾向がある。社会の潤滑油としての役割も担っていたのでは」と分析する。

 もちろん、左右どちらが優れているかは一概に言えないが、いずれも大切な個性であることは間違いない。

4480とはずがたり:2015/10/07(水) 09:52:17
>家が山梨の農家で後を継ぐつもりであったため、大学に進学するつもりがなく、中学、高校時代はスポーツに打ち込んだ。県立韮崎高校時代にはスキーのクロスカントリーで国体に出場するほどの腕前だった。大学は地元の山梨大に進び、外国留学も30代半ばになってから実現している。
>高校3年の春、父親から大学に進学してもよいと言われ、そのときに初めて地元の国立大である山梨大の存在を知ったほど。代々の農家であった父親は子どもに英語の重要性を説いていたというが、大村家が知的な環境に恵まれていたわけではない。

俺の親よりも5才程上になる訳だが,この辺の雰囲気はなんだか解るね。

ノーベル賞博士は日帰り温泉オーナーだった
大村智博士が持つ4つの顔
http://toyokeizai.net/articles/-/87149
長谷川 隆 :週刊東洋経済編集部 編集委員 2015年10月06日

スウェーデンのカロリンスカ研究所は5日、2015年のノーベル医学生理学賞を大村智(さとし)・北里大特別栄誉教授(80)と、米ドリュー大のウィリアム・キャンベル博士、中国中医科学院の女性医学者の屠??(と・ゆうゆう)首席研究員の3氏に授与すると発表した。

受賞理由は、大村氏とキャンベル氏が「寄生虫によって引き起こされる感染症の治療の開発」、屠氏が「マラリアの新規治療法に関する発見」。3氏の感染症治療への功績についてノーベル財団は、「人類への計り知れない貢献」とコメントをしている。

日本人のノーベル賞受賞者は、米国籍の2人の研究者を含め、大村氏で23人目(医学生理学賞3、物理学賞10、化学賞7、文学賞2、平和賞1)となる。

研究者としても経営者としても一流

化学界では高名な大村氏だが、一般にはよく知られていない。これまでもノーベル賞の候補になっていたが、医学生理学賞では本庶佑・元京大教授や、森和俊・京大教授などがより有力だとする見方のほうが強かった。大方の予想を覆しての受賞となった大村氏とはどんな人物なのだろうか。

大村氏の人物評伝である『大村智?--2億人を病魔から守った科学者』(中央公論新社、2012年)の著者である読売新聞・元論説委員の馬場錬成氏は、あるエピソードを紹介する。それは今年7月、国際的に権威あるガートナー賞や日本の朝日賞を受賞した大村氏を祝うパーティーで、北里研究所関係者がスピーチで紹介した大村氏の4つの「顔」である。

まず1つ目は、研究者としての顔だ。山梨大学を卒業後、都立夜間高校の教師から研究者に転じ、数々の抗生物質を発見して重篤な熱帯病を撲滅寸前まで追いやった。国際的な産学連携を主導し、約250億円の特許ロイヤリティを研究現場に還流させた実績を持つ。日本ではしばらくこの記録は破られないだろう。?

第2は、法人経営者としての顔だ。財政的に行き詰まっていた北里研究所を立て直し、新しい病院を建設した。独学で蓄積した財務知識は、プロも認める経営感覚で辣腕をふるった。

第3は、各界リーダーとしての顔だ。美術への造詣が深く絵画のコレクターとしても知られ、請われて女子美術大学の理事長を通算14年間務めた。公益社団法人山梨科学アカデミーを創設し、出身地の人々に向けて科学啓発に熱心だ。

そして第4は人材育成の顔だ。大村門下から輩出した教授は31人、学位取得者は120人余りという数字は、教育者としての功績を物語る。公平で誰にもチャンスを与え、意欲を見せれば支援を惜しまない。

馬場氏はこの4つの顔は、まさに大村氏の業績を簡潔に示したものと説明する。長時間にわたり大村氏本人のインタビューを実施した馬場氏は、「1970年代、日本で産学の連携がまだ珍しかった頃、海外企業と契約を結び、めざましい実績を上げ、多くの人々を病気から解放した。それが今回のノーベル賞につながった。研究者として超一流、法人経営者、教育者としても超一流なのが大村博士のすごいところ」と評する。

4481とはずがたり:2015/10/07(水) 09:52:42
>>4480-4481

人類を病魔から救う

大村 智(おおむら さとし)/1935年山梨県韮崎市生まれ。県立韮崎高校、山梨大学学芸学部自然科学科卒。いったん都立高校の教員になるも退職し、1963年東京理科大学大学院理学研究科修士課程を修了し山梨大助手に。1965年北里研究所に入所。米留学を経て、1975年北里大学薬学部教授。1990年北里研究所長、2007年北里大名誉教授。文化功労者
今回のノーベル賞の受賞対象となったのは、アフリカなどの熱帯地方に蔓延していた河川盲目症(オンコセルカ症)の特効薬イベルメクチンの発見・開発だ。静岡県の川奈ゴルフ場近くの土壌から採取した微生物が産生する化学物質をメルク社と共同研究し、メルク社は動物の寄生虫を劇的に退治する抗生物質を開発した。オンコセルカ症は、ブユが媒体となって線虫の幼虫、フィラリアに感染し、ヒトに盲目を引き起こす。

だが、少量のイベルメクチンを1回投与するだけでフィラリアの幼虫を駆除できるため、世界保健機構(WHO)がメルク社から無償提供を受けて年間3億人(単行本の副題である2億人より現在は3億人が実数に近い)の人々に投与している。WHOは2020年にはこの病気は撲滅すると予測している。人々を苦しめていたこの病気で人類が苦しむことは、じきになくなくなるのだ。

大村氏がこれまでの日本人ノーベル賞受賞者の多くと違うのは、いわゆる知的エリート階級からは縁遠いこと。地方の国立大出身というのも異色だ。

家が山梨の農家で後を継ぐつもりであったため、大学に進学するつもりがなく、中学、高校時代はスポーツに打ち込んだ。県立韮崎高校時代にはスキーのクロスカントリーで国体に出場するほどの腕前だった。大学は地元の山梨大に進び、外国留学も30代半ばになってから実現している。

高校3年の春、父親から大学に進学してもよいと言われ、そのときに初めて地元の国立大である山梨大の存在を知ったほど。代々の農家であった父親は子どもに英語の重要性を説いていたというが、大村家が知的な環境に恵まれていたわけではない。

大村氏が北里研究所に採用されたときの肩書きは、「技術補」。実験の助手やデータ集めだけでなく、北里の研究所員は北里大学の講義も担当するため、上司の研究員が授業をする際の黒板の板書消しも仕事の一部であった。だが、実験と論文で実績を示した大村氏は数年で助教授に昇進し、その後に米国留学を果たす。それが大きな転機となった。

1971年、36歳のとき、米国ウエスレーヤン大でマックス・ティシュラー教授の下に留学。教授は米・化学学界の有力者で、世界的企業メルク社の元研究所長だったことから、メルク社を紹介され、それが縁で大村氏も世界レベルでの産学ネットワークと接点を持つことになる。これがイベルメクチンの開発にもつながることになった。

ふるさとに温泉施設

大村氏のユニークな点でほかのメディアであまり報道されていないことがある。美術愛好家であり収集家である大村氏は、ふるさとに私費で韮崎大村美術館を建設し、収蔵品をすべて韮崎市に寄贈している。このことは地元でもよく知られているが、それだけでなく、美術館の横に建つ日帰り温泉施設のオーナーでもあるのだ。

その温泉施設「武田乃郷 白山温泉」は、「この辺は必ず掘れば温泉が出る。温泉があれば地域の人も観光客も来てくれる」との大村氏の狙いによって建設された。研究者として功成り名を遂げていた10年前、こんな着想をするところが実に面白い。

今年8月に記者が大村氏にお目にかかったときに尋ねたところ、「それほど儲かっているわけではないが、お客さんはそれなりに来て下さっているので、資金は回転している」とのことだ。「掛け流しで、露天風呂からは八ヶ岳、茅ヶ岳が眺望できる。何より、お湯自体がすばらしい」とはご本人のアピールの弁。これから甲州路は紅葉がすばらしい。美術館と温泉をセットにして大村氏を育んだ土地を訪ねるのも一興かもしれない。

(撮影:尾形文繁)

4482とはずがたり:2015/10/07(水) 09:55:55
殺人病院なのか僅かな可能性に賭ける英雄的病院なのか?

肝移植を再開 神戸の民間病院 市の検査後初、通算10例目
http://news.goo.ne.jp/article/kobe/nation/kobe-20151006009.html
10月06日 21:00神戸新聞

 神戸市中央区の民間病院「神戸国際フロンティアメディカルセンター(KIFMEC)」で生体肝移植を受けた患者9人中5人が死亡した問題で、KIFMECが6日、中断していた生体肝移植を再開したことが関係者への取材で分かった。

 KIFMECでは昨年12月?今年4月、生体肝移植を受けた8人中4人が死亡。日本肝移植研究会などが移植中止を求めたが、KIFMECは「体制に問題はない」として6月に再開し、翌日に患者が死亡した。神戸市は同月、立ち入り検査を行っており、移植実施は検査後初めて。通算では10例目となる。

 KIFMECは9月24日、外部の専門家でつくる評価委員会から、移植体制がおおむね備わっていると評価されたとして、移植再開の方針を明らかにしていた。

 評価委員会の委員長を務める上尾中央総合病院(埼玉県)の長谷川剛・院長補佐は「委員会が指名する医師が参加し、再開に当たって求めた条件は満たしている」とした上で「再開したからには手術を順調に進めてほしい」と話している。

 一方、KIFMECは「広報担当者と連絡が取れない」などとし、患者等の情報を公表していない。(金井恒幸)

4483とはずがたり:2015/10/13(火) 11:07:41
>診療報酬には消費税がかけられないのである。
>…つまり増税分がそのまま利益減少につながってしまう。
>実際には病院の売上原価に占める人件費の割合が高いので、3%がそのまま減るわけではないが、それでも1〜2%の利益減少が生じている。
>…病院経営はほとんど黒字が出ないように診療報酬が設定されているなかで、この利益減少はそのまま赤字転落を意味している。
>このことは当然国も理解していたのだが、これへの対応がまずかった。消費税増税で得た資金を利用して基金を設立、都道府県の政策目標に合致して配分するという姿勢を取ったのだ。
>病院にしてみれば突然、売上の1〜2%を国に取り上げられて、都道府県の言うことを聞かなければその分を失ってしまう、ということになったのである。

消費増税で厚労省が省益拡大、私立病院に人事介入
言論封殺を狙った亀田総合病院・小松秀樹副院長解任劇
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/44892
2015.10.1(木) 関家 一樹

 9月25日に亀田総合病院の副院長である小松秀樹医師が、同病院を懲戒解雇された。

 今この問題が医療関係者の間で話題となっている。理由は亀田側が出した通知書の文言が強烈だったからだ。以下はその引用である。
 「なお、既に繰り返し指示してきたところですが、爾後、メール、メールマガジン、記者会見等、手段の如何を問わず、厚生労働省及び千葉県に対する一切の非難行為を厳に慎むことを命じます」

 亀田総合病院は千葉県鴨川市にあり、一般病床865・精神病床52、常勤医約450人と、日本最大級の総合病院である。様々な拠点病院に指定されており、千葉県南部の救命医療を担う基幹病院にもなっていることから、私立病院でありながら事実上千葉県南部の医療を一手に担っている。

行政に盾突く名物医師

 亀田は同病院以外にも様々なクリニックや医療団体を運営しており、亀田グループという一大医療集団を形成している。総スタッフ数が約4000人という巨大組織であるが、経営体制は江戸時代以来の亀田一族による親族経営である。

 小松医師は東京大学医学部を卒業後、2010年に虎の門病院を定年退職し、亀田側から誘われる形で現職となっていた。

 2006年に『医療崩壊』を出版以来、積極的な言論活動を展開し医療業界の論客として知られる人物である。

 小松医師が以前から行政に対して歯に衣着せぬ言論活動をしていたのは周知の事実であり、そもそも、そうした有名人であるから亀田側が採用したとも言える。それなのになぜこのような事態になってしまったのであろうか?

 意外に思われるかもしれないが実はこの問題には「消費税増税」が深く関わっている。

 ことの発端は、亀田が千葉県から依頼されて行っていた補助金事業に対して、県が突然「補助金を打ち切る」と通告してきたことだった。

 当初5400万円の補助金が予定されていながら、2600万円程度で支援が打ち切られそうになったため、小松医師が抗議をメールマガジンに複数回にわたって投稿したところ、これが千葉県と厚労省担当者の逆鱗に触れた。

4484とはずがたり:2015/10/13(火) 11:07:54

 同担当者が亀田の経営陣に対して、県から病院に対する補助金の配分についてもほのめかして、行政への批判をやめるように連絡。亀田の経営陣がこれを受けて、小松医師に対して行政への非難をやめるように「命令」した。これのが小松医師の主張である。

 小松医師が9月18日付で厚生労働大臣宛に提出した申入書によれば、亀田の経営陣は次のように小松医師に対して言ったらしい。

 「行政の批判を今後も書かせるようなことがあると、K(亀田)の責任とみなす。そうなれば補助金が配分されなくなるとほのめかされた。K(亀田)の病院は私立病院であって、公立病院のように守られていない。4000 人の従業員の雇用を守らないといけない。以後、千葉県の批判を止めてもらえないだろうか(伏字については筆者が補った)」

私立病院も補助金で縛られている

 以上はあくまで小松医師の主張であるため、ここでは真実性の検討は行わない。

 亀田は以前から私立病院として、行政とは違った立場で東日本大震災の被災地支援を含めた、意欲的な取り組みを行ってきた病院である。看護師不足が深刻化する千葉県において、県が養成数を減らすなか、自前で看護師養成数を増やすなど涙ぐましい努力も続けている。

 このように革新的で、時には行政と対立することも厭わなかった亀田が、なぜ冒頭のような行政の言うがままの、権能もなければ効果もない強烈な言論封殺を発するようになってしまったのであろうか。

 そもそも、医療業界は信じられないほど、厚生労働省や自治体の支配下に置かれている。

 医師個人としては、医師免許や保険医の指定(これがないと健康保険に基づく診療ができない)が握られており、病院としては各種の許認可や、レセプトと呼ばれる健康保険支払い(患者3割負担の残り7割の請求)の審査、などで常にお上の顔色を伺う必要がある。

 なかでも決定的なのは補助金への依存である。

今回の処分者である亀田が以前に作成した資料によると、自治体病院で15%程度、私立病院でも1%程度の収入を補助金が占めている。


 わずかな額のように見えるが、そもそも価格競争を許していない日本の保険診療制度においては、診療報酬は病院がぎりぎり赤字にならない程度の価格に国が統制している。したがって収入の1%は病院の黒字赤字を左右する額なのである。

 ただ、こうした許認可権や補助金依存については以前からあったこと。決定打となったのが2014年4月から始まった消費税増税だ。

 消費税は本来消費者に転嫁されるべき税金である。例えば「100円(税抜)で物を仕入れて、200円(税抜)で販売している会社」の場合を考えてみよう。

消費増税を省益拡大に利用した厚労省

 消費税が5%の時には、実際には105円を支払って仕入れ、210円を受取って売っている、この会社は受取消費税10円と支払消費税5円の差額である、5円を後で国に納税することになる、つまり100円の利益が上がる。これが8%になったときは108円を支払い、216円を受け取り、8円を納税する、100円の利益は維持される。つまり消費税は本来企業の負担増をもたらさない税金である。

4485とはずがたり:2015/10/13(火) 11:08:19
>>4483-4485
 ところが診療報酬には消費税がかけられないのである。

 消費税が5%時代に、100円(税抜)の商品を105円で仕入れ205円で売り100円の利益が上がっていたとすると、8%時代になり100円の商品を108円で仕入れても205円でしか売れないのである、利益は97円になる。つまり増税分がそのまま利益減少につながってしまう。

 実際には病院の売上原価に占める人件費の割合が高いので、3%がそのまま減るわけではないが、それでも1〜2%の利益減少が生じている。

 そもそも先述のとおり、病院経営はほとんど黒字が出ないように診療報酬が設定されているなかで、この利益減少はそのまま赤字転落を意味している。

 このことは当然国も理解していたのだが、これへの対応がまずかった。消費税増税で得た資金を利用して基金を設立、都道府県の政策目標に合致して配分するという姿勢を取ったのだ。

病院にしてみれば突然、売上の1〜2%を国に取り上げられて、都道府県の言うことを聞かなければその分を失ってしまう、ということになったのである。


 その額が黒字か赤字かの差をもたらすものであれば、なおさら行政が突きつける条件を飲まざるを得なくなってしまったのだ。

 実際に亀田の決算を見てみると、2012年には医業と医業以外を合わせた収入が約436億円であるのに対して経常利益は約6億3749万円と収入に対する利益率が1.46%。

 2013年には約450億円に対して約5億1143万円と1.13%、2014年には約459億円に対して約3702万円と0.08%。このように消費税増税が確実に経営に影響していることが分かる。

言論封殺は日本のためになるか

 小松医師の申入書の中では、亀田の経営陣が経営状況の悪化する中で、補助金の獲得を行っていかなければならないという姿勢になっていた、とされている。

 上述の亀田が公開している経営概況を見るに、その通りの発言があったかはともかくとして、亀田がそのような姿勢を取らざるを得ない状況に追い込まれていったことは、状況証拠からも明らかと言ってよいのではないだろうか。

 まさに「貧すれば鈍する」のである。

 こうしてみると日本の場合、医師は私立病院の場合ですら、半「公務員的」な扱いをされていることが分かる。

 他方で医師は医療という、患者=国民のために働くという「公的」な性格も持っている。医師は行政や法律の専門家ではないが、医療現場での問題点を一番把握できる立場にある。

 現に医療法人の理事長は原則として医師でなければならないのであるから、医療問題において医師以外に声を上げる役割を期待できる存在はいないのである。

 お決まりのフレーズであるが、高齢化の進展とともにわが国における医療のプレゼンスは今後増大する一方である。医療が巨大な問題となっているなかで、医師の自由な発言が妨げられるような風潮は断固として批判されなければならないと考える。

4486とはずがたり:2015/10/13(火) 11:09:39
日本の病院を補助金漬けにして経営破綻に導く厚労省
組織防衛が最優先、改革者は邪魔だ村から出て行け!
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/44958
2015.10.13(火) 川嶋 諭

小松秀樹医師。千葉県鴨川市で撮影。1974年東京大学医学部卒業、山梨医科大学泌尿器科学教室助教授、虎の門病院泌尿器科部長などを経て2010年5月亀田総合病院副院長。2015年9月懲戒解雇を言い渡される。著書には「慈恵医大青戸病院事件〜医療の構造と実践的倫理」【日本経済評論社)、「医療崩壊〜立ち去り型サボタージュとは何か」(朝日新聞社)などがある。

 「あなた、その黒い顔じゃぁ、医者にかかったことはほとんどないでしょう。さては健康診断も受けていないんじゃないか」
 千葉県にある亀田総合病院の副院長だった小松秀樹医師と初めて会ったのは9月中旬だった。初対面でいきなりこう切り出されて、図星なだけにどう答えたものやら窮していると、間髪入れずに「それでいいんです」とおっしゃる。
 「健康診断を受けようが受けまいが、寿命はほとんど変わりません。医師はそれほど大きな役割を果たしているわけではないんです」

 小松さんが自らも執筆し監修役も務めた「地域包括ケアの課題と未来――看取り方と看取られ方」(ロハスメディア)が出版され、その取材の冒頭でのことだった。

 この本は、日本の医療や社会保障制度が崩壊へ向かいつつあるなか、大きな問題になっているお年寄りの介護と医療の問題、またどのような死を迎えるのかについて、様々な角度から検証し考察を加えたもの。

亀田総合病院を懲戒解雇

「地域包括ケアの課題と未来〜看取り方と看取られ方」(ロハスメディア、小松秀樹ほか著、2160円)
 1冊の本の中に日本が抱える問題点がほぼ網羅され、さらに解決のための考え方が記されている。非常に読みやすいので、ぜひご一読をお勧めしたい1冊である。

 例えば興味深い内容の1つに、貧乏な人ほど病気になりやすく、要介護になりやすいという統計がある。

 実際、お金持ちほど医療費を使わず、貧乏になればなるほど医療費をたくさん使う。それが示すものは、「日本の増え続ける医療費は社会の貧困化ともリンクしている」という事実。

 医療費抑制と言うとすぐに医療点数の切り下げに向かうが、実はそのような対処療法よりも社会の貧困対策のような根本問題を一つひとつ改善させていくことが大切だ。医療点数の削減はむしろ医療崩壊の速度を速める危険性すらある。

 このように、私のような素人だけではなく、医療従事者が読んでも目から鱗が落ちそうな内容がこの本には詰まっている。

 さて、小松さんは日本が抱える医療問題の解決に自らも積極的に取り組んできた。東日本大震災の時にも機敏に動いて福島県の浜通りで水不足と設備の問題で十分な治療ができなくなっていた人工透析患者などを救い、亀田総合病院の名を高めた。

 また、メディアを通して医療現場からの貴重な情報発信を続け、行政や医師会などに歯に衣着せぬ指摘をされてきた。日本の医療を良くするために欠かせない人材と言える。機会があればぜひお会いしたいと思っていた。

 実際、この本にも書かれているが、介護の分野でファイナンスの専門知識を持ったソーシャルワーカーの必要性などユニークな発想と実行力を取材して、本物の改革者だと確信した。ただ、少し気になった点もあった。

 この先生も敵が多いに違いないと感じたのだ。メディアへの寄稿からもそれがうかがえたが、残念なことにその心配がしばらくして形となって現れてしまった。

4487とはずがたり:2015/10/13(火) 11:10:01

行政への批判が原因

 9月25日、勤務先の亀田総合病院の副院長を突然、懲戒解雇されてしまったのだ。懲戒解雇というのは多くの場合、横領などの犯罪行為をした社員に適用されるものだろうが、小松さんの場合には、行政に対して"真っ当な"批判をし過ぎたために懲戒解雇されたというのである。

 真っ当な理由とは、先週、関家一樹さんに「消費増税で厚労省が省益拡大、私立病院に人事介入>>4483-4485」の記事で解説してもらったのでお読みいただきたいが、私としても直接ご本人からお話を聞かなければと思い、予定を変更して急遽、千葉県鴨川市に出かけた。

川嶋 突然のことにびっくりしました。それにしても小松さんのこれまでの貢献を考えれば、懲戒解雇とは不自然さが否めません。個人的な恨みが表れているような気がしてなりません。前から兆候のようなものはあったのでしょうか。

小松 亀田総合病院の亀田隆明理事長とは、病院の運営方針を巡って対立したことはあります。気配はあったのですが、本当に懲戒解雇を言い渡されたのにはびっくりしました。

 9月2日にさかのぼります。この日、私は会議で外に出かけていました。夕方、病院に戻ると、職員が忠告してくれた。
 「幹部がただならぬ気配で集まった。9月中に小松先生を解雇すると理事長が息巻いている」

 私が厚生労働大臣宛に厚労官僚の不当な圧力・行為に対して申入書を提出していたのですが、それのコピーがどういうわけか、この日、千葉県の職員を通じて亀田隆明理事長にメールで送られました。実は後日、これが回り回って私の手もとにも届いたのです。

 この申入書というのは、お読みいただいた「地域包括ケアの課題と未来――看取り方と看取られ方」の本に直接関わる問題です。この本は、亀田総合病院地域医療学講座という学術研究の成果物です。

小松 2013年度から3年間、地域医療再生臨時特例交付金という補助金をいただいて始まった講座で、地域の医療人材確保が目的です。

 高齢化時代が本格化する中で、期待が高まっている地域包括ケアについて、例えば高齢者の財産管理などこれまでほとんど研究されてこなかった分野なども含め実践的に研究を進めることにしました。

 地域で先進的な取り組みをしていることを全国に発信することで、医療人材を確保しようと考えました。被災地である福島県の南相馬市立総合病院で医師集めに成功した方法です。

 実はこの補助金を巡って、既に決まったことなのに千葉県の担当者から今年5月、2014年度は1800万円を1500万円に減額、2015年は打ち切るとの通告を受けました。

 予算がなくなったという説明でしたが、どう考えても法律に違反している。厳重に抗議し、千葉県に改めて説明を求めました。するとその担当者の上司から、減額・打ち切りは誤りであったとの謝罪を受けました。

 これは予算の恣意的流用と見られても仕方がないと思います。そこで、この経緯を記し、担当者の処分を求めた文書「千葉県行政における虚偽の役割」を発表しました。

 すると、亀田の経営者兄弟から内密の話があると呼び出されました。何と、厚労省関係者から記事を書くのをやめさせろ、今後、行政の批判を書かせるようなことがあれば亀田の責任とみなす、そうなれば補助金が配分されなくなる、とほのめかされたと言うのです。

 後から考えれば、厚生行政を批判し続けてきた私への当てつけだったと思われます。この厚労省関係者の名前を理事長の周辺の人物が人を介して私に教えてくれました。

 そこで、厚労大臣への申入書の原案を作成し、厚労省の高官である知人に、どの部署に提出したらいいのか相談しました。その知人は、内容が内容だけに放置できず、しかるべき担当部署に文書を渡して対応を頼んだのだと想像します。これが千葉県に送られ、9月2日、亀田隆明理事長に届けられたのです。

役所への批判をやめさせろ!

川嶋 つまり、補助金は国や自治体が出しているものなのに、裁量権をちらつかせて「私たちの言うことを聞かなければ補助金はどうなっても知らないぞ」という一種の脅しだったのですね。

小松 ええ。私が厚生労働大臣宛に送った申入書のPDFがメールで亀田隆明理事長に送られてきて、そのメールには「別添情報提供させていただきます。補足の説明でお電話いたします」とありました。このPDFには、「千葉県行政における虚偽の役割」も入っていたので、よほど批判が効いたものと思います。

4488とはずがたり:2015/10/13(火) 11:10:16

 電話の内容については知る由もありませんが、その後、私が懲戒解雇を申し渡されるまでの経緯から、これ以上小松秀樹に役所の批判を続けさせるのなら、補助金の類は今後一切出せないというような内容だったと推察されます。

川嶋 言論を弾圧しようとした官僚を実名で厚生労働大臣宛に告発したことで、役所としてはもう堪忍袋の緒が切れたということでしょうか。

 関家一樹さんが今回の問題は消費増税を利用して権益拡大を図った厚労省のやり過ぎを指摘していますが、民間の病院の人事まで介入していたとすれば、これはもう常軌を逸していますね。もっとも、処分したのは亀田総合病院を運営する医療法人鉄蕉会であって、自分たちは何の関係もないと言うのでしょうが・・・。

 しかし、不思議なのは亀田さんです。独立した民間の病院として経営に自信があればお役所の"指導"に対して毅然とした態度を取っていればいいわけでしょう。

 千葉県に亀田総合病院ありと言われるわけですから。房総半島のリゾートマンションは建設時に比べてみな大きく値を下げているそうですが、例外は鴨川だと聞いたことがあります。亀田総合病院があるのがその理由だと。

 でも、その病院も実態は補助金漬けになっていたということですか。

小松 補助金漬けというほどもらえるとは思いませんが、裁量幅があるので苦し紛れにもそれを期待していたのでしょうね。もともと水面上にやっと顔を出している程度の収益力でしたが、2014年に消費税が引き上げられてからいよいよ苦しくなり、職員のボーナスも引き下げられました。

川嶋 診療費には消費税のアップ分を加えられないのに仕入れには3%分の消費税が上乗せされてしまうので、仕入れ価格が上がった分、病院経営が悪化してしまうという問題ですね。

 そして、病院経営を圧迫した分の消費税相当額を厚労省がプールして補助金として還付する。言うことを聞く病院とそうでない病院に差をつけることが可能になるわけだ。

小松 はい。でもそれだけではないんです。亀田総合病院側にも問題がある。環境が厳しいなら厳しいなりに経営力を発揮すべきでしょう。実際、私は2010年に亀田に来てからかなり経費削減の努力をしてきました。

 例えば、診療材料や薬の種類ですね。医者というのは自分の気に入った診療材料や薬があって、黙っているとそれを使いたがるものです。亀田のような大きな病院になると、医者がちょっとした我がままを言っただけで経費がかさんでしまう。

 薬も同じで、似たような薬効なのに医者がそれぞれ自分の使い慣れている薬を使っていたら、在庫がいくらあっても足りなくなってしまいます。私はそれらをかなりバッサリやりました。

川嶋 医師仲間から反発が強かったでしょう。それでもやり切るのはすごい。経営にこういう努力は絶対に必要です。日本の製造業はその力が強いから国際競争力があるとも言えます。

 日本の病院がこういう原価低減にこれまで本気でなかったとすれば、これは効果が上がりますよ。私もこれまでの取材を通して、例えばキヤノンなど、数え切れないほど成果を上げたケースを見てきました。

小松 でもねぇ、こういう細かい努力を続けても、節約するそばから使ってしまっては何もならない。例えば、亀田総合病院は中国での事業を始めようと、調査や準備を続けてきました。

 日本は人口が少なくなるから海外に活路を見出そうというのは分からなくもない。しかし、あまりに時期が悪すぎました。

 しかも、中国人相手の診療で収益を上げようというのか、中国人の患者を房総半島まで連れて来ようというのか、あるいは中国で日本人を診療しようというのか目的がはっきりしませんでした。事業の場所も変遷しました。

 最終的に現地調査の結果が悪く、支援してきた経済産業省も政府系金融機関も手を引いてしまいました。それでも中国の事業を継続すると言う。

 そうかと思えば、陽子線治療という先端的な手法を導入すると言う。確かに先端ではあるのですが、最近言われているところでは効果がそれほど高くない。

 前立腺がんなど患者数の多い疾患で、従来の放射線治療を上回る治療効果が証明できなかったのです。建設費用は機器を製造している会社が出すと言うのですが、相当数の患者を集めないと違約金を取られる。小さくコストを削っても、こういうところで湯水のようにお金を使われては赤字になるのは目に見えています。

4489とはずがたり:2015/10/13(火) 11:10:43
川嶋 それはまさに経営の問題ですね。病院に限らず、一般企業でも似たようなことは起きるんだと思います。

 利益率はわずかでも会社の規模が大きいと、経営者の手もとにはそれなりに大きな額のお金がありますから、新しい技術やら海外投資の誘惑にかられてしまう。でもそれは悪魔のささやきなんです。

 これは東南アジアのタイで取材したことなんですけれども、日本が少子化で経済が縮小していくのは目に見えているから、成長力のある東南アジア、中でも親日国で最も日本との経済的結びつきが強いタイに進出しようと、ここ数年で日本の地銀や信用金庫がこぞって進出したそうです。

 ところが、海外はそんなに甘くない。全くと言っていいほどビジネスになっていないようです。

 それはともかく、経営がしっかりしていたはずの亀田総合病院がそういう罠にはまるとは・・・。どうしてなんでしょう。

小松 経営トップの問題が大きいと思います。中国や陽子線治療などはみなトップの判断です。コスト意識より世間体が気になってしまう。海外や先端治療は格好いいですからね。世間から亀田はすごいぞという目が向けられる。

 コストのことは二の次なんです。経営トップに長く座っていて今までうまくやって来られたからこれからもそれが続くと思っている節があります。長い間、権力の座にあると環境の変化が見えなくなる典型例のようなものでしょう。

 海外、特に欧米では権力を持ち続けて周りが何でも言うことを聞いてくれる環境が続くと、傲慢になっていき、これが企業経営の大きなリスク要因になるという研究が盛んだそうです。一種の人格障害で、周囲の声に耳を貸さなくなり冷静な判断ができなくなってしまう。

 2008年のリーマンショックでは巨額の損失を被った大企業が世界で続出しましたが、その多くの企業で傲慢経営が見られたようです。

 今回の私に対する処分はあまりに稚拙で乱暴です。冷静で緻密な判断があるようには思えない。権力者を誰も止められなくなっている。

川嶋 欧米でガバナンスの問題が強く叫ばれるようになったのはリーマンショックより前のエンロン事件が契機だったと思います。経営をチェックする様々な取り組みがされてきましたが、権力者の暴走はなかなか止められないということなのでしょう。

 日本の病院経営の場合には、また別の問題もありますね。

 混合診療などやれば効果が期待できる改革も進めずに、消費増税で病院の経営を圧迫しつつ一方でその消費税分を補助金という形にして官僚支配を強める。これでは経営者のやる気を完全に削いでしまいます。

 共産国家の国営企業と同じ。競争力が高まるはずがありません。私立の亀田総合病院の場合もそういう面はあったのでしょうか。

小松 これは病院外のある人から聞かされた話なんですが、亀田隆明理事長の補助金ねだりが目立って問題になっているということでした。亀田さんにそのことをただすと、政治的反対勢力が意図的に流している風説に過ぎないと一蹴されました。

 しかし、病院の経営が苦しくなると補助金がもらえないか検討するようなことを何度も言っていたこともあり、根も葉もない噂とは言えないようです。

川嶋 経営努力より補助金ですか。そうなると、コストを削減しようとする小松先生のような人は逆に邪魔になるかもしれませんね。

 それで最初の話に戻りますが、「官僚批判をするなら補助金を減らすぞ」という文句が経営トップにとって殺し文句になるわけですね。小松先生の懲戒解雇はそういうストーリーでしたか。

小松 補助金が入っていると、官僚の立場はぐんと強くなります。

 亀田総合病院地域医療学講座という補助金の入った講座で、私が補助金の削減はおかしいと食ってかかった時、彼らがターゲットに設定したのは、NPO法人のソシノフでした。

4490とはずがたり:2015/10/13(火) 11:11:37
>>4486-4490
 「得体の知れないソシノフに補助金が無断で転用されている恐れがある」と言うのです。噂まで流されました。もちろん、一切そんなことはしていません。こういうこともあろうかと、予算制にして、部署の異なる3人の承諾がなければ支出できない仕組みにしておいたのです。

 このソシノフのことを説明しておきますと、まちづくりのために今年2月に設立した団体で、社会課題解決が目的です。具体的には、地域包括ケアに関する業務の約束事(規格)を作成し、認証制度などを考案します。これを継続的に議論し、発展させていきます。純粋な学術研究である亀田総合病院地域医療学講座の活動内容は、ソシノフとの連携が前提でした。

 高齢化が進む日本で、医療の問題、介護の問題に真正面から取り組み、その問題解決と地域活性化を両立させる方法を考えていこうという非営利団体です。

 亀田総合病院のある千葉県の南房総地域(安房地域)には温暖な気候と豊かな自然があります。また人件費も比較的安い。一方で目立った産業がない。

小松 これに対して東京は何でも揃っているようで実は看護師が足りない、介護施設が足りない・・・と高齢化対策が実は大変遅れている。しかも、今後、高齢者が急増します。

 そこで、安房地域に日本一高齢者が生活しやすい環境を整えて、東京からお年寄りに移住してもらおう。そして全く新しい高齢者支援サービスなどを提案して、安全で豊かな老後を送り、安心して死を迎えられるようにしようと考えました。


 新しいサービスは福祉や介護に関わる現場の人たちがアイデアを出し合って少しずつ進歩させていく。お役所の指導ではなくて、民間の創意と工夫を集めることで新しいビジネスが育つ可能性がある。

 そういう活動を支援していこうというのがソシノフの役割です。

 ところが、亀田総合病院地域医療学講座につけられた補助金がソシノフに流用されているのではないか、そうだとすればけしからん、という"指導"があったようです。

 実際、ソシノフの代表理事が亀田さんに呼ばれ、行政に嫌われているだけでも問題だ、もう亀田総合病院はソシノフと関われないときっぱり宣言されてしまいました。私益のためには公益は吹っ飛ぶということです。

川嶋 お話をうかがうと、このソシノフの取り組みは、日本の高齢化対策の先端的取り組みの1つじゃないですか。

 医療に限らず、国が主導してトップダウンで全国一律の対策を講じる時代ではなくなったと思います。地域が地域らしさを生かしながら、みんなでアイデアを出し一歩進み半歩後退しながらも、全体としては着実に進んで行く。

 そんな取り組みこそ必要だと思います。そういうものを標的にするとは、しかも権益拡大が理由とすれば、大きな問題ですね。

 ところで、小松先生はこのあと、どうされるおつもりですか。

小松 私の処分は明らかにおかしいので、戦っていくつもりです。一方で、時間ができた分、高齢者の訪問医療を研究したいと思います。

 これまで手術ばかりやってきたので、私がすぐにやるのは難しい。誰かにかばん持ちをやらせてもらえればと思っています。どんな問題があり、どのように解決すべきなのか考えてみるつもりです。

川嶋 それは素晴らしいですね。どうもありがとうございました。

4491とはずがたり:2015/10/17(土) 16:58:13
アルツハイマー病、原因は真菌感染?患者の脳に痕跡
http://www.msn.com/ja-jp/news/techandscience/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%84%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%9E%E3%83%BC%E7%97%85%E3%80%81%E5%8E%9F%E5%9B%A0%E3%81%AF%E7%9C%9F%E8%8F%8C%E6%84%9F%E6%9F%93%EF%BC%9F%E6%82%A3%E8%80%85%E3%81%AE%E8%84%B3%E3%81%AB%E7%97%95%E8%B7%A1/ar-AAfvj5F#page=2
AFPBB News 1日前

【AFP=時事】認知症の中でも最も症例が多いアルツハイマー病の患者の脳に、真菌の痕跡を発見したとする研究結果が15日、発表された。これにより、アルツハイマー病の原因は伝染性病原菌なのか、という疑問が再び浮上した。

 研究を行ったスペインのチームは、まだ決定的な証拠は得られていなものの、この問いの答えが「イエス」であることが判明すれば、アルツハイマー病は抗真菌療法による治療の対象となる可能性があると、英科学誌ネイチャー(Nature)系オンライン科学誌「サイエンティフィック・リポーツ(Scientific Reports)」に発表した研究論文で指摘している。

「アルツハイマー病が真菌性疾患である、または真菌感染がアルツハイマー病のリスク因子である可能性は、患者への効果的な治療に対する新たな展望を開くものだ」とチームは述べている。

 研究者5人からなるチームは、分析対象としたアルツハイマー病患者11人の遺体の全てで、脳組織と脳血管に「数種類の真菌種」の細胞や関連物質を発見した。これらは、アルツハイマー病にかかっていない対照群にはみられなかった。

 1か月前のネイチャー誌に掲載された別の研究結果では、アルツハイマー病の「種」が外科手術によって誤って患者から別の患者へと移植されてしまう危険性も指摘されていた。また、研究者の中には、アルツハイマー病が伝染病なのではないか、あるいは、少なくとも特定の細菌への感染が発症リスクを高めているのではないか、との説を唱える者もいた。

 これまでの研究で、ウイルスや細菌に由来する遺伝物質がアルツハイマー病患者の脳内で発見されており、ヘルペスや肺炎を引き起こすウイルスが、アルツハイマー病の「病原体」である可能性が示唆されていたと、今回の論文は指摘している。

 アルツハイマー病の「主病因」はこれまで、粘着性タンパク質の蓄積によって形成される脳の「アミロイド斑(プラーク)」とされてきたが、プラークを標的とする薬剤の試験は、期待はずれの結果に終わっている。

 今回の研究結果は、アルツハイマー病の考えられる原因のリストに、新たな仮説を追加するものだ。

 数種類の真菌の痕跡が発見されたことで「アルツハイマー病の臨床症状の進行と重症度が患者によって異なることを説明できるかもしれない」と研究チームは述べている。

 また真菌の原因は、病気の進行がゆっくりであることや炎症反応がみられることなどの、アルツハイマー病の特徴とぴたりと符合すると研究チームは補足した。炎症は、真菌類などの感染性病原体に対する免疫反応の一つだ。

仏東部アンジェルビリエの老人ホームで親族の手を握るアルツハイマー病患者の女性(2011年3月18日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News
c AFPBB News 提供 仏東部アンジェルビリエの老人ホームで親族の手を握るアルツハイマー病患者の女性(2011年3月18日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News
 一方で研究チームは、真菌感染症がアルツハイマー病の原因ではなく、アルツハイマー病によって免疫力が低下したり、食生活や衛生環境が変化したりした結果である可能性も認めている。

 論文は「アルツハイマー病の真菌感染の因果作用を立証するための臨床試験が不可欠なのは明白だ」「有効性が極めて高い上にほとんど毒性のない抗真菌薬が、現時点で多数存在する。アルツハイマー病が真菌感染で引き起こされる可能性を調べるための臨床試験を設計するには、製薬業界と臨床医学者らからの協力が必要になる」と記している。

【翻訳編集】AFPBB News

4492とはずがたり:2015/10/18(日) 22:23:17
青森人は塩摂り過ぎな印象だけど酒も煙草も好きなんか(;´Д`)

<がん死亡率>青森県が全国最悪 11年連続
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/life/mainichi-20151019k0000m040059000c.html
21:23毎日新聞

 ◇部位別で「大腸」「胆のう・胆道」「膵臓」も全国ワースト

 2014年に人口10万人あたり何人ががんで命を落としたかを示す「がん死亡率」で、青森県が98.0と全国最悪だったことが国立がん研究センター(東京都)のまとめで分かった。青森のがん死亡率ワーストは04年から11年連続。死亡率は改善傾向にあるものの全国平均との差は広がり、県が掲げる「短命県返上」に向けた課題が浮き彫りとなった。【森健太郎】

 都道府県別のがん死亡率は、厚生労働省の人口動態統計(75歳未満)を基に、高齢化による地域間の年齢構成のばらつきの影響を受けないよう調整して算出した。人口動態統計によると、14年の県内のがん死者数は5002人で、死因別では全体でトップの約3割を占めている。

 青森の死亡率は、男性が131.4、女性が69.8で、男女とも全国で最悪。男女計では13年の99.6から1.6ポイント下がったが、全国平均の79.0とは19.0ポイントの差が開いた。死亡率が全国で最も低い長野県(68.3)とは29.7ポイントの開きが出た。

 ただ、全国的にがん死亡率は減少傾向にある。青森県も20年前の1995年より16.7ポイント、10年前の2005年より5.2ポイント低下。一方で改善率は全国平均に比べて鈍く、全国との差は拡大しつつある。

 がんの部位別の死亡率では、「大腸」「胆のう・胆道」「膵臓(すいぞう)」で青森県が全国ワーストとなり、「肺」が下から2番目、「肝臓」が下から9番目と悪い水準が目立った。

 背景の一つには、県民の高い喫煙率、飲酒率がある。厚労省の13年国民生活基礎調査によると、県内の喫煙率は男性が40.3%で全国1位、女性が14.3%で全国2位と高くなっている。飲酒量も、1日1合以上を週3日以上続けている県民の割合が男性で51.6%(同省の10年国民健康・栄養調査)と全国平均(35.9%)を大きく上回り、全国1位となっている。

 県がん・生活習慣病対策課によると、青森のがん死亡率の高さについて、このほかに▽塩分摂取量の多さ▽運動習慣の少なさ▽野菜摂取量の少なさ??などが複合的に絡んでいるという。がん検診についても「三大がん」の胃、肺、大腸の受診率は男女とも全国平均をほぼ上回っているが、県が目標とする50%には届いていない。

 同課の嶋谷嘉英課長は「短命県は悪い生活習慣の積み重ねによる影響が大きい」と指摘。青森県の特徴として「働き盛りの40〜50代でがんによって亡くなる人が多い。定期的に検診を受けていない人は、症状が表れた時点で既にがんが進行しているケースが目立つ」といい、引き続き喫煙対策と検診の受診率の向上に力を入れるとしている。

4493荷主研究者:2015/10/21(水) 23:01:19

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020151006eaaa.html
2015年10月06日 日刊工業新聞
東北大、ミューズ細胞を脳梗塞モデル動物に移植し運動能力が回復することを確認

 iPS細胞やES細胞を利用した多能性幹細胞の研究が世界中で活発に行われている。そうした幹細胞の中で注目されているのが、さまざまな細胞に分化できる「ミューズ細胞」だ。今回、東北大学の研究チームが脳梗塞モデル動物に同細胞を移植して運動能力が回復することを確認、米科学誌ステム・セルズに論文を発表した。(冨井哲雄)

さまざまな細胞に分化できるミューズ細胞(東北大提供)

 ミューズ細胞は皮膚や骨髄などにもともと存在し、体のさまざまな組織に分化する能力を持つ多能性幹細胞だ。多能性だけでなく一定の増殖能力を併せ持つ。iPS細胞のように外部から遺伝子を導入する必要はなく、腫瘍が形成される可能性は低い。

 今回、東北大大学院医学系研究科の出澤真理教授と冨永悌二(ていじ)教授らが、ヒトの皮膚由来のミューズ細胞を脳梗塞のモデルラットに移植し、神経機能を回復させることに成功した。ラットの頭に穴を開け、細い管で脳梗塞の場所に同細胞を送り込み移植したところ、細胞移植前には高い場所に設置した細い棒に乗せても棒につかまることしかできなかったラットが、移植から約3カ月後には棒の上を歩けるまでに回復した。

 さらにラットの脳を詳しく調べると、同細胞が脳の組織に生着した後、自発的に神経に分化。脳から脊髄までの神経回路を再構築することが分かった。腫瘍ができないことも確認した。冨永教授は「脳梗塞の患者の骨髄からミューズ細胞を取り出し、脳にミューズ細胞を移植する臨床試験を2018年度から始めたい」としている。

4494とはずがたり:2015/10/26(月) 14:59:03
惚れた(;´Д`)ハアハア

2015年10月21日(水) 週刊現代
総理大臣がなんだ!
ノーベル賞・大村智先生の、権威に媚びない「痛快人生」祝!医学・生理学賞受賞賢者の知恵
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/45883

山梨の農家の長男として生まれて、夜間高校の先生になり、一念発起して研究者に。そして自分の作った薬が世界中の人の病気を治す---そんな偉人めいた話がぶっとぶ、豪快なセンセイの一代記。

総理からの電話に「あとでかける」

2年連続、しかも複数分野でのノーベル賞受賞に日本列島は沸いた。口火を切ったのが、10月5日に医学・生理学賞を受賞した大村智・北里大学特別栄誉教授(80歳)だ。

受賞理由は、アフリカで年間数千万人が感染し、重症化すると失明に至る感染症・オンコセルカ症の特効薬『イベルメクチン』の発見と開発。

アフリカでオンコセルカ症の診療にあたっていた長崎大学熱帯医学研究所元所長の青木克己氏が、当時の反響を語る。

「それまでオンコセルカ症に対して安全で有効性のある薬はなかった。われわれにできることは、寄生虫を媒介するブヨを殺虫剤の散布で殺すことだけ。それだけに、イベルメクチンができたときは大騒ぎでした。

日本ではあまり知られていませんでしたが、世界では大村先生の名前はとうに浸透しています。私は先生のノーベル賞受賞は20年遅いと思っています」

とはいえ、世界に冠たる「平成の野口英世」の素顔は、温厚な人格者というよりは、独立自尊、時の権力にもズバズバと物申す快男児なのだ。

持ち前の反骨心は、受賞の一報を受けての北里大学での記者会見で、さっそく発揮された。業績紹介や学長挨拶の後、詰めかけた報道陣を前に大村さんが挨拶をしようと口を開きかけた刹那、事務方が「安倍総理からお祝いの電話です」と耳打ちした。

すると、大村さんは「あとでかける」とにべもない。気を利かせたつもりの司会者が、「ただ今、安倍総理のほうから電話が入っておりまして、そのあと大村先生のご挨拶を」とフォローした。苦笑い気味に携帯を耳にあてた大村さんが、再び報道陣に向き直って発したひと言は――。

「今、総理大臣から電話があるそうですけども、(この電話口で)ちょっと待たされております。タイム・イズ・マネー。(会見を)続けましょう」

こう言って、挨拶に戻り、今度は総理のほうを待たせたのである。この対応に、「わざわざ記者会見の最中に電話を入れてくるような政権の人気とりを一蹴してくれて、胸がすっとした」「大村さん最高!」などの感想が、ネット上に溢れかえった。

自分の食い扶持は自分で稼ぐ

中学以来の友人で、大村さんが創設した「山梨科学アカデミー」常任理事の功刀能文氏が語る。

「『たとえ総理相手といえども、自分にはそれ以上に大事なものがある』というのが大村先生。権力に巻かれることはしません。

『国立の研究者たちはお上の保護の下、国民の税金で研究しているけれど、僕は自分自身の研究でお金を稼いで研究費に充てている』という自負がある。事実そうやってここまで来たのです」

たしかに大村さんの経歴は、研究者としては異色ずくめだ。1935年、山梨県韮崎市の農家に生まれ、学生時代はクロスカントリースキーに熱中。おかげで勉強のほうはすっかりそっちのけになったという。

地元の山梨大学を卒業後、上京して夜間高校の教師になったが、一念発起して学問の道へと進んだ。『生命誌ジャーナル』のロングインタビューで大村さんは当時をこう振り返っている。

4495とはずがたり:2015/10/26(月) 14:59:20
「昼間は大学で勉強、夜は高校に行って授業をし、土日は徹夜で実験という毎日。資金が足りない時はアルバイトで時間講師もやりましたよ」

修士号を取った後、大村さんは東京に残らず故郷を目指している。Uターンした山梨大学で助手だったときに出会ったのが、微生物の世界だった。

大村さんの評伝『大村智 2億人を病魔から守った化学者』著者の馬場錬成氏は言う。

「大村氏には〝研究勘〟とでもいうべき独特の才能が若い頃からあったように思います。ご本人に聞いても『何かある』としか言わないけれど、傍から見ると人生の岐路で意外な決断を下している。ポリシーが〝人真似はしない〟であるというのもうなずけます」

山梨大から北里研究所へ移って、猛烈に研究し、米国での研究留学へと飛び立った。そして持ち前の独立心と負けん気から、独自の研究スタイルを築き上げる。研究費も含めて「自分の食い扶持は自分で稼ぐ」という、通称「大村方式」がそれだ。再びご本人の弁を引こう。

「まず企業から研究資金の支援を得て、有用な化合物を見つける。そして発見した化合物の使用権を企業に渡す。企業がその化合物を実用化・販売したら、その売り上げに応じて特許料を私の研究室に入れてもらうというものです。

私はイベルメクチンで得た特許料で病院を建てました。世界中訪ねても、特許料で病院をつくった大学の先生というのは私だけかもしれません」

このシステムなら、国に頼る必要はない。そもそも国は、私大には助成金を出したがらない。前出・馬場氏は言う。

「文部科学省の科学研究費補助金の配分は、旧帝大をはじめとする国公立大が約7割。ひどく偏っています。私学出身者で、当時としては珍しい産学連携から研究費を調達した大村先生がノーベル賞を受賞したというのは、まさに画期的なことです」

ごひいきはマイクロソフト創業者

受賞理由となった、イベルメクチンの元となる微生物「放線菌」が静岡県の川奈ゴルフ場脇から採取されたというエピソードはすっかり有名になった。が、イベルメクチン商品化をめぐるエピソードはもう一つあるという。馬場氏が続ける。

「1981年、イベルメクチンは動物薬として商品化されることになり、大村先生を始めとする北里研究所とメルク社で特許料に関するライセンス契約が話し合われました。

最初の交渉で、メルク社は『オオムラが発見した放線菌の菌株を3億円で買いたい』と提案した。研究所の理事会はこの提案を受けようとしたのですが、大村先生は買い取りを拒否した。この薬が生み出す利益はそんな程度で済むものではないと読んだのです。

結局、最後はメルク社側が折れ、大村先生の提示した条件を飲んだ。その後、メルク社側から北里側に支払われた金額は現在までで200億円を超えています。あのとき菌株買収を拒否していなかったら、北里側は3億円にせいぜい若干のお礼を手にするだけで終わっていたでしょう」

この莫大な収入を、大村さんは北里研究所の建て直しにつぎこんだ。

大村さんが北里研究所の副所長に就任したとき、研究所は3億~4億円の赤字を抱えた貧乏研究所だった。大村さんの妻は「大学の教授に落ちついてやっと給料もちゃんと入るようになったのに、また給料の安い研究所に戻るなんて……」とぼやいていたという。

ところが、構造改革、人材育成に取り組んだ大村副所長は、貧乏研究所を金融資産230億円以上の黒字施設に回復させた。研究者として超一流であることは言うまでもないが、経営者としても傑出した能力を発揮するアイデアマンなのだ。

「先生には商人的感覚がある。ご本人もマイクロソフト創業者のビル・ゲイツが大好きなんです。彼は学者ではないけれど、一人であれだけの財を成した。その姿に共感するようですね」(前出・功刀氏)

4496とはずがたり:2015/10/26(月) 14:59:39
>>4494-4496
いわゆる「専門バカ」とは違う。そんな幅の広さを象徴するのが、大村さんの絵画熱だろう。

負けず嫌いの根底にあるのは「東大への対抗心」

ノーベル賞報道がなされたとき、人々の度肝を抜いたのは、数年前に韮崎市の自宅跡に建てた自前の美術館を韮崎市にポンと寄付していた、というエピソードだ。

大村さんは、イベルメクチンだけでなく、これまで26もの医薬品の商品化に成功している。医薬品研究者は生涯に一つ商品化できるものを見つけられたら大成功、といわれており、商品化されればそれほど実入りは大きい。特許料は研究所に入るとはいえ、その一部は、当然、大村さんに支払われる。

かつて公表されていた高額納税者名簿によれば、大村さんの'03年分の納税額は1億3,500万円で、山梨県の高額納税者第3位だ。当時の税制で計算すると、推定年収は3億6,500万円! しかも単年だけの一時的な収入ではないから、大村さんは、まさに山梨きっての大金持ちなのだ。

が、周囲の人々は、大村さんの私生活は、いわゆる金満家とはかけ離れたものだと口を揃える。

「取材で何度もご自宅に通いましたが、私が接した限りでは、私生活で華美な消費をしている印象はまったくありませんでした。そもそも大村氏には贅沢をしようという発想がない。絵画も投機が目的ではなく、あくまで子供の頃から好きだった絵を見て心を休めたいという目的で買っていました」(前出・馬場氏)

六十数年来の付き合いの功刀氏に至っては「あの人には、豪華なものとか派手なものは似合わないですよ」と大笑いする。

「大村先生は高級ホテルやレストランでは食事はしません。田舎流です。町の飲み屋とか学生が泊まるような宿が大好きで、みんなでワイワイやっています。

好きな酒は焼酎。いつも自分の焼酎ビンを持っていて、山梨に帰ってきたときは、その焼酎ビンを抱えて行きつけの蕎麦屋に行くんです。

自宅は教え子たちの合宿所にしており、合宿が始まると先生は自分の親まで呼んでいました。とにかくオープン。あけっぴろげです」

大金持ちだが気さくな先生は、故郷と絵画と本と教え子を愛している。

「先生の負けず嫌いは相当ですが、その根底にあるのは、東京一極集中、わけても東大への対抗心です。

どこかの大学を卒業した後に東大大学院へ進学した人が、周囲の受けをよくしようと、学歴を東大卒とするでしょう。先生はそれががまんならない。だから、ことあるごとに『自分は山梨大学卒です』と公言しています。山梨の人間としては嬉しいですよ。

肩書なんて必要ない、という矜持が先生にはある。それが人を惹きつけるのではないかと思います。努力家でもありますが好奇心旺盛で、読書も欠かさない。学士院会員なだけに、他の分野の学者との交流もあるから、話題もボキャブラリーも豊富で、座談の名手です。

時折冗談をはさんで場をなごませるのもお手のもの。12月のストックホルムでのスピーチを今から楽しみにしていて、『スウェーデンの王様に笑ってもらわなくちゃ』と、すでに息巻いているみたいですよ」(前出・功刀氏)

こんな面白い研究者が出るのだから、日本もまだまだ捨てたものじゃない?そんな気持ちにさせてくれる大村さんの授賞式を、われわれも楽しみにしよう。

「週刊現代」2015年10月24日号より

4497とはずがたり:2015/10/28(水) 18:08:14
イヤーワームってゆうんか!

頭から離れないメロディ、記憶の謎を解く鍵に
ある曲が頭の中で流れ続ける「イヤーワーム」現象はなぜ起こるのか
http://jp.wsj.com/articles/SB10631682899670053547704581320012602459604?mod=JWSJ_EditorsPicks
By MELINDA BECK
2015 年 10 月 28 日 08:29 JST

 ある曲が頭から離れず、果てしなく流れ続けるという経験はないだろうか。

 科学者たちはこれを「不随意音楽イメージ」ないし「イヤーワーム(耳の虫)」と呼ぶが、現在、なぜこれが起こるのか、そして、ここから何を学べるかに光を当てた一連の新たな研究が行われている。

 一部の神経科学者や認知心理学者は、イヤーワームを研究し、記憶の謎や、人間の意識的なコントロールを超えた脳の領域を探ろうとしている。

 心理学者のローレン・スチュワート博士は、「人間が思考プロセスを完全に掌握しているという考えは幻想だ」と述べる。同博士はロンドン大学ゴールドスミス・カレッジの音楽・心理・脳に関する修士コースを創設した人物で、最近の研究はここで行われている。

 研究者たちはまだ、イヤーワームが生じたときに脳で何が起こっているかを観察できていない。なぜなら、それは予測不可能な形で突然起こるからだ。イヤーワームに関して知られていることの大半は、調査やアンケート、日記や実験から得たものだ。

 医学誌「Memory and Cognition」に今年掲載されたゴールドスミス・カレッジの研究論文によると、われわれが頭の中で聞いている曲は、実際の録音に近い傾向があった。研究チームは17人の被験者に対し、4日間の研究期間中にイヤーワームが聞こえた場合、そのリズムに合わせて体を動かすよう依頼した。被験者の動きを手首に装着したデバイスが記録した結果、イヤーワームで刻んだテンポと、オリジナルの録音のテンポとの差は10%以内だったという。

 医学誌「Consciousness and Cognition」に今年掲載されたゴールドスミスの別の研究は、イヤーワームが聞こえたと報告する回数が多く、かつ非常に煩わしいと訴えた人たちの脳の構造が、他の人とわずかに異なることを突き止めた。情動処理に関連する分野の灰白質が比較的多かったのだ。

 さまざまな研究から、脳内のジュークボックスが鳴り出すのは「認知的負荷が少ない」ときに多いことが分かっている。例えばシャワーを浴びているとき、着替えているとき、歩いているときや、家事をしているときなどだ。スチュワート博士はイヤーワームを「音のスクリーンセーバー」になぞらえる。他に何もないときに心を楽しませるものだ。

4498とはずがたり:2015/10/28(水) 18:08:32
>>4497-4498
 同博士率いるチームはこの理論を試した。被験者に映画「007」や「プリティ・ウーマン」の予告編の音を聞かせた後、さまざまな活動タスクを与えた。その後5分間何もせずに座っていた被験者は、頭の中にその音楽が流れたと報告する確率が最も高かった。スチュワート博士は「タスクが難しくなればなるほど、音楽が聞こえる確率が低くなった」としている。

 脳内のDJは曲をランダムにかけているわけではない。日記に関する研究によると、曲はその人の気分と合致する傾向がある。やる気に満ちて明るい気分なら、聞こえてくるイヤーワームもアップテンポである可能性が高い。

 また頭から離れなくなる曲は、通常は最近に耳にした曲であることが研究で分かっている。ラジオで頻繁にかかる曲がイヤーワームのヒットチャートに入る理由もそこにある。2011年の研究によると、年末のホリデーシーズン期間中は、頭の中でもクリスマスの曲が流れる回数が増えるという。

 ウェスタン・ワシントン大学の心理学者アイラ・ハイマン氏によると、注意を払わずに聞いていた曲も、潜在意識に入り込んでくる場合があるという。同大学で行われた研究(学術誌には未掲載)では、ただ音楽を聴いた被験者より、他の活動をしながら音楽を聴いた被験者の方が、後でイヤーワームとしてそれを聞いたと報告する人が多かった。

 言葉、イメージ、その他の関連情報が、長い間潜んでいた音楽の記憶を呼び起こすときもある。ゴールドスミスの研究チームによると、歌手の故マイケル・ジャクソンさんの医師が米国で裁判を受けていたとき、イヤーワームとして彼の曲を挙げた回答者は多かったという。

 歌ったり音楽を聴いたりする頻度が高い人は、より長く、より頻繁なイヤーワームに遭遇する傾向がある。また、強迫神経症の傾向のある人は、より頻繁にイヤーワームに見舞われ、それをより煩わしいと思いがちだ。研究によると、大半のイヤーワームは実際には不快なものではない。しかし、たとえ大好きな曲であっても、何回も聞けば煩わしくなるだろう。

 イヤーワームの中には、壊れたレコードのように曲の一部分だけが繰り返されるものがある。一部の専門家によるとこれは、作業記憶が1度に限られた量の音声情報しか保持できないことが一因かもしれない。このほか、曲の思い出せない部分に記憶が到達すると、先に進むのではなく、前に戻るからだ、という説明もある。

4499荷主研究者:2015/10/28(水) 22:44:26

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020151012eaac.html
2015年10月12日 日刊工業新聞
名大、採血のみで転移がんを診断できる装置開発-がん細胞を生きたまま確実に採取

 名古屋大学大学院マイクロ・ナノメカトロニクス研究センターの新井史人教授らのグループは、血液中のがん細胞を生きたまま採取し、採血のみで転移がんを診断できる単一細胞の分離採取装置(写真)を試作した。3年以内に中央精機(東京都千代田区)が研究用に価格1000万円以下で製品化する。将来はがん診断用として医療機器の認証取得も目指す。

 がんは血液を介して転移する。血液中のがん細胞を検知することで転移の有無が推察できる。ただし血液中の全細胞中のがん細胞は6億分の1と希少で、生きたまま確実に採取するのが難しかった。

 新開発の装置は、隙間7マイクロメートルのフィルター機能を持つ流体チップに血液を流し、正常細胞より大きい直径15マイクロ―30マイクロメートルのがん細胞をこしとる。画像認識システムでチップに残る細胞からがん細胞を識別した後、マニピュレーターを使って自動で取り出す。流体チップを変えれば、他の細胞の採取にも応用できる。

4500とはずがたり:2015/10/29(木) 09:01:37
中医協・薬価専門部会 後発品収載時薬価「0.5掛け」視野に議論スタート
https://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/52292/Default.aspx
公開日時 2015/10/29 03:52

中医協薬価専門部会は10月28日開かれ、新規収載後発医薬品の薬価を0.6掛けから0.5掛けに見直す方向で、議論が本格的にスタートした。厚労省が提示したデータ(2013年9月時点)では、銘柄数が10を超え、0.6掛けで収載された品目では26.6%の乖離率を示された。事実上、規模が大きく、競争が激しい市場では、実質上すでに先発品の0.5掛けの市場を多くの企業が経験していることも示されたことになる。薬局調査でも、後発医薬品の望ましい価格水準についても、0.5 掛けの声が多いことも報告され、0.5掛けを軸に議論が進む。価格帯については、現行の3価格帯から将来的な一本化については合意が得られたが、次期薬価改定では“経過措置”として、後発医薬品の市場実勢価格に基づいた3価格帯とするのか、2価格帯とするのかが焦点となる。

この日の議論では、診療側、支払側ともに、後発医薬品の薬価については引き下げる方向で意見が一致。支払側の白川修二委員(健康保険組合連合会副会長・専務理事)は、後発医薬品80%目標が示される中で、「政府目標高い設定になっている。価格の面でも政策的な意図ということも必要。方向としては、新規収載品の薬価は下げる方向で議論すべき」と指摘。引き下げ幅については、乖離率のデータ分析に基づいて議論すべきとの考えを示した。

2013年9月の薬価調査では、新規後発医薬品の乖離率は24.1%(0.7掛け:19.2%、0.6掛け:26.6%)、先発品の乖離率は8.2%となっている。診療側の松本純一委員(日本医師会常任理事)は、「5掛けでもまだ利益が出ているととれるけれど、そう解釈してもいいのか」と指摘。これに対し、加茂谷佳明専門委員(塩野義製薬常務執行役員)は、2012年以降はじめて収載された後発医薬品の14年改定での引き下げ率は、内用薬で19.5%、注射薬10%、外用薬9.8%だったことを紹介。一括りにするのではなく、剤型に応じたデータなどに基づいた議論を求めた。

◎加茂谷委員「将来的な一価格帯に異論はない」

価格帯についても、診療側、支払側双方から一価格帯に集約することが必要との意見が出た。日本ジェネリック製薬協会が意見陳述の場で、3価格帯の集約方法を後発医薬品のみの市場実勢価格に基づいた3価格帯を要望している。

加茂谷専門委員は、この要望を引き合いに、「将来的には1価格帯の方向で集約していくということで理解している。市場実勢価格が収斂していけば、自ずと1価格帯になる」と述べ、将来的な1価格帯には合意した。その上で、現状では価格のバラツキが大きい中で、1価格帯にしてしまう課題もあると指摘。例えば、市場実勢価格よりも有意に低い価格の品目にとっては、ほかの品目に引き上げられ薬価が底上げされ、結果として薬価差が拡大する“モラルハザード”ともいう現象が起きる。一方で、有意に高い価格の品目にとっては、価格が下振れすることになると説明。「現在は過渡期」との認識を示し、「将来的な一価格帯には異論はない。当分の間、経過措置的な手法も是非検討の俎上にあげてほしいということを要望している」と強調した。

◎“臨床上使用されない”組み合わせの配合剤 1日薬価合計額を上限額に ハーボニー高薬価受け

この日の薬価専門部会では、薬価算定組織(委員長=清野精彦氏)から、臨床上使用されない組み合わせの配合剤について、1日薬価を足し算した合計金額を上限とする、新たなルールが示された。新ルールは、C型肝炎治療薬・ハーボニー配合錠の高薬価をめぐり各側から算定ルールに疑義が示されたことを受けて検討されたもの。ハーボニー配合錠は、治療効果発揮までに一定期間の投与が設定されていることから、比較薬と治療を完遂する期間で薬価を合せる、“1治療薬価合わせ”を適応し、算定された。その結果と、ソバルディの1日薬価に、ダクルインザ錠の1日薬価を2倍にして足し合わせたように見え、これが疑義を生じたきっかけとなった。

清野委員長は、今回のケースについて▽比較薬であるダクルインザ錠とソバルディ錠の効能・効果がそれぞれジェノタイプ1型、ジェノタイプ2型と異なる、▽投与期間が異なる――結果、疑義を生じたと説明した。新ルールは次期薬価改定で導入される見通しだが、ハーボニー配合錠の見直しなどは行わない。

4501とはずがたり:2015/10/29(木) 09:02:05

製薬協 費用対効果評価 引き続き慎重な議論求める 現行の薬価基準制度の骨格維持を
https://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/52256/Default.aspx
公開日時 2015/10/27 03:52

日本製薬工業協会は10月26日、2016年度から試行的導入される費用対効果評価について、現行の薬価基準制度の骨格維持や患者のアクセス確保などの観点から「引き続き慎重な議論が必要と考える」との見解を公表した。費用対効果評価については、現在中医協で議論が本格的に進められており、中間報告に基づき、年内を目途に具体的内容がとりまとめられる見通しだ。製薬協は2012年に費用対効果評価を性急に導入することに反対するスタンスを示しており、今回の見解も課題が十分に解決していないことから、当時のスタンスを基本的に踏襲したものとなっている。

製薬協は、現行の医薬品承認制度、薬価基準制度において適正に評価されている医薬品の価値が費用対効果の導入により損なわれないことを求めた。その上で、▽現行の皆保険・保険償還制度、薬価基準制度の基本的考え方・骨格を維持すること、▽三大前提(イノベーションの阻害、患者のアクセス制限、ドラッグ・ラグの助長につながらないこと)が守られること、▽製薬業界の議論への参画、意見・要望を反映しうる機会を十分確保すること――を前提条件とし、維持・確保されることが重要とした。「単に薬価の引き下げのみを目的とした制度は試行的であっても導入するべきではない」と指摘。費用対効果の有無を判断する閾値については、数値を固定せずに個別製品ごとに丁寧な判断を行い、分析事例を蓄積するなど、慎重な検討を求めた。また、分析の実施にあたって設定されるガイドラインについては、現行の薬価ルールとの整合性を図ることを求め、特に比較役の選定はこれに準拠することも求めた。

費用対効果評価の将来的な本格導入も財政制度等審議会財政制度分科会などで指摘されているが、「現行の薬価基準制度にはすでに医療技術評価の概念が反映されている」とし、本格的な導入を前提としない議論を求めた。

試行的導入の選定対象の範囲については、国内の疫学データやデータベースなどの整備状況、再分析・アプレイザルを実施する基盤整備が不十分であることから、「最小限にとどめるべき」とし、対象品目も客観性、公平性を確保した上で、関係者の納得が得られるものにすべきとしている。

4502とはずがたり:2015/10/30(金) 12:57:19
<早大>小保方氏の博士号取り消しへ 再提出論文で判断
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20151030k0000m040171000c.html
01:41毎日新聞

 撤回されたSTAP細胞論文の筆頭著者だった小保方(おぼかた)晴子・元理化学研究所研究員(32)の博士号について、早稲田大が取り消す方針を固めたことが29日、複数の関係者への取材で分かった。小保方氏は博士論文に盗用や不適切な記述があると認定され、大学の指示で再提出したが、学内の審査委員会が検討した結果、博士号取り消しが妥当と判断したとみられる。早大が近く発表する。

 小保方氏は2011年3月に早大で博士号を取得。ところが昨年2月にSTAP論文の不正疑惑が浮上すると、博士論文でも全体の5分の1に当たる20ページ超に米国立衛生研究所のホームページと同じ記述があるなど多数の問題が指摘されるようになった。

 早大は同10月、「研究者としての基本的な注意義務を著しく怠った」として、博士号を1年程度の猶予期間を設けたうえで取り消すことを決定。大学側にも審査の不備などの責任があったことを理由に、期間中に小保方氏が研究倫理の再教育を受け、論文を適切に訂正すれば学位を維持するとの異例の判断を示していた。【須田桃子】

4503名無しさん:2015/11/05(木) 23:19:41
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151105/k10010295331000.html
日本医師会会長「診療報酬の引き上げを」
11月5日 17時41分

日本医師会の横倉会長は、来年度の診療報酬の改定について、医療機関の経営状況は悪化しており、このままでは医療崩壊を招くおそれがあるなどとして、診療報酬を引き上げるべきだという考えを示しました。
厚生労働省は、4日、昨年度・平成26年度の一般病院の収支が、平均で、前の年度より5587万円減少し、1億1778万円の赤字になったなどとする、医療機関の経営状況の調査結果を公表しました。
これについて日本医師会の横倉会長は記者会見で「病院、診療所のいずれも、厳しい結果だ。医療機関は、常に設備を更新しなければいけないが、消費税の負担が大きい。また、物価や人件費の上昇も、十分、吸収できていない」と述べました。そのうえで横倉会長は来年度の診療報酬の改定について、「医療機関は、得られた利益の中から、設備投資を行いながら地域医療の責任を負っており、診療報酬のプラス改定を行わなければ、医療崩壊を招く」と述べ、診療報酬を引き上げるべきだという考えを示しました。
診療報酬の改定を巡っては、医療の充実のためだとして引き上げを求める意見がある一方、厳しい財政事情を踏まえ引き下げを求める意見もあり、来年度予算案の編成で焦点の一つとなりそうです。

4504とはずがたり:2015/11/06(金) 18:44:02
基本的に俺の考えは変わってないから繰り返しになるけど,小保方女史を雇ったのは間違いではない。
とんでもない事を示そうとしてたとしても,全否定出来ないし,とんでもない発見はとんでもない着想しないと出来ないのである。可能性を買う為にリスクを取る姿勢は重要である。
で,問題はそのとんでもに中身が無い事に早い段階で誰も気付けなかったと云う事にある。腹立たしいなぁ。

<STAP経費>小保方さん給与や調査費で1億4500万円
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20151106k0000e040198000c.html
12:01毎日新聞

 ◇11〜14年度の4年間 会計検査院の調べ 

 理化学研究所の小保方晴子元研究員によるSTAP細胞論文の不正問題を巡り、研究にかかった人件費や不正論文の調査費など一連の経費が2011〜14年度の4年間で、総額約1億4500万円に上ったことが会計検査院の調べで分かった。STAP細胞の研究や不正の調査に要した経費の総額が明らかになったのは初めて。

 検査院によると、STAP細胞の研究経費は11〜13年度の3年間で計約5320万円。また、不正論文の調査・検証費には13〜14年度の2年間で、計約9170万円が使われていた。理研によると、調査・検証費には小保方氏に支払った14年度分の給与など人件費約800万円も含まれているという。

 理研は今年3月、小保方氏の14年度分の人件費を除き、不正論文の調査や検証にかけた一連の経費が総額8360万円に上ったと公表。小保方氏は7月、理研の求めに応じて英科学誌ネイチャーの論文掲載費約60万円を返還した。調査経費が高額過ぎるとの批判もあったが、理研の担当者は「いずれも必要な経費だった。これ以上の返還を求めることはない」と述べた。

 一方、検査院は、他の研究員が遺伝子研究に使う物品の契約方法についても調査。その結果、研究員が内規に違反して業者に直接発注したり、現金を前払いしてポイントと交換し物品を購入したりしていたケースが3910件あったことが判明し、理研に改善を求めた。理研は契約課を通じて物品を発注するなど改善策を講じているとしている。

 ◇STAP細胞研究の主な経費

(2011〜13年度)

・研究費          約2410万円

・小保方氏の客員研究員時代の
 給与などの人件費     約1630万円

・研究室内装工事費     約1140万円

・小保方氏の旅費       約130万円

 ◇不正論文調査の主な経費

(13〜14年度)

・法律の専門家への相談や

 職員のメンタルケアなど  約3820万円

・調査委員会の費用や
 保存試料の分析      約2350万円

・検証実験や立会人旅費など 約1730万円

・研究不正再発防止のための
 改革委員会や広報経費など  約1250万円

4505とはずがたり:2015/11/06(金) 18:46:58

小保方氏は最後まで特別扱いを要求していた 早稲田大学の博士号は取り消し
http://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/trend/toyokeizai-91024.html
11月04日 06:00東洋経済オンライン

世間の耳目を集めたSTAP細胞問題の中心人物、小保方晴子氏の博士号が取り消しとなった。2014年10月に早稲田大学は、小保方氏の博士論文に剽窃(ひょうせつ)など複数の不正があるとして博士号の取り消しを決めたが、大学側の教育指導責任をも認め、1年程度のうちに研究倫理教育を受けたうえで論文を訂正、再提出して審査に通れば、博士号の維持を認める、としていた。いわば執行猶予のついた博士号取り消し決定で、2015年10月30日に猶予期間が切れたため、取り消しが執行された。

大学側のさまざまな特例措置
この間、大学側は、2014年11月には指導教員を選出し、論文提出、審査のスケジュールなども小保方氏に伝えたという。大学に通学ができない小保方氏の状況を勘案し、研究倫理教育のためのe?ラーニングの受講環境を整えた。また、指導教員2名は5月以降、3度小保方氏を訪れたほか、メールや電話などで内容の確認や指導を行ったという。

だが、小保方氏から最初の訂正論文が送られてきたのが今年6月。訂正作業が不足している部分などを指摘するコメントをつけて差し戻し、8月に4度目の訂正稿を小保方氏に戻したあと、小保方氏側からは送られてこなかった。

そのため、10月29日に先進理工学研究科の運営委員会で、論文審査ができないことを確認し、翌30日には大学の研究科長会での議論を経て大学執行部によって取り消しが確定した。小保方氏からは期限の延長希望が出ていたとのことだが、「これ以上学位論文のないまま学位を維持することはできない」(鎌田薫・早稲田大学総長)との判断で、延長は受け入れられなかった。

この件を報告する早稲田大学の会見は3時間に及んだ。会見の中で大学側がたびたび言及したのは、この問題での大学側の小保方氏への対応は「きわめて特例」であることだ。

博士論文の不正自体は本人の責任であるとしながらも、大学側の教育指導体制の不備を認め、通常であれば「即時取り消し」もありうる状況にもかかわらず、1年間の執行猶予をつけた。

また、今回の「論文再提出・再審査に関わる費用は一切大学側が負担し、今後も小保方氏に対する請求は行うつもりはない」(恩藏直人教授、早稲田大学理事/広報担当)という。

学位授与の基準を厳格化
そもそも一般の学生であれば、博士どころか学士であっても、論文の提出が期限に遅れればその年の授与はないのが普通。体調不良などの個人的な問題は、提出期限に遅れる理由として通常認められない。まして最初から1年の猶予が定められた中で、さらなる期限延長の要請が受け入れられないからと言って不満を漏らすのは虫がよすぎるだろう。

小保方氏の件を機に過去の不適切な博士論文のチェックも行われ、2006?14年9月までに博士号を授与された論文2789本すべてをチェックし、不備があった89本のうち48本についてはすでに訂正作業が行われている。2014年10月6日に策定した「学位論文の質向上のためのガイドライン」に基づき、以後の学位授与の基準と手続きは厳格化されている。

「今は優秀なポスドク(博士研究員)がたくさんいるから、あえて早稲田のポスドクを雇わなくてもいい」とある生命科学系研究者はいう。地に落ちた信頼をどのように回復していくのか。学生にも大学にも長い試練の道が待っている。

4506荷主研究者:2015/11/07(土) 22:40:27

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151020_11022.html
2015年10月20日火曜日 河北新報
<東北大病院>摂食障害の治療拠点に指定

 過食症や拒食症など摂食障害患者の総合支援窓口として、宮城県は東北大病院(仙台市青葉区)を「摂食障害治療支援センター」に指定した。東日本大震災の被災者が発症するケースに備え、国の補助事業に手を挙げた。実態が十分に明らかになっていない摂食障害の治療体制の確立を目指す。

 摂食障害は体重や体形に過度にこだわるといった心理的、身体的要因などから過食や拒食を繰り返し、患者の多くは女性。県によると、患者数は県内で200人程度との推計があるが、潜在的な患者も多いとされ実数は把握できていない。

 センターは治療と相談支援に加え、関係機関との連携や助言指導、摂食障害への理解を深める啓発活動も行う。専従の治療支援コーディネーターを配置し、医療関係者や県、患者や家族らによる対策推進協議会も設立する。経費約600万円は国と県が折半する。

 センター指定は厚生労働省による補助事業。国は国立精神・神経医療研究センター(東京)を基幹組織に指定し、全国5カ所の支援センター整備を目指している。実施団体として精神科か心療内科の外来があり、救急医療体制が整備された総合病院を都道府県を通じて募ってきた。

 県は、震災で身近な人や自宅を失うなどした被災者がトラウマ(心的外傷)やストレスから発症する事態を想定し、本年度に入り事業に応募。9月に指定の内示を受け、東北大病院と調整を図ってきた。

 県障害福祉課は「摂食障害は病気と認識されにくかったり、どこで診察を受ければいいか分からなかったりと課題が多い。センターが総合的な窓口となり、患者の早期発見、早期治療につなげたい」と話す。

4507とはずがたり:2015/11/08(日) 17:27:37
診療報酬詐欺 西川史子が逮捕報道&関与を否定「私じゃない」
http://news.livedoor.com/article/detail/10804822/
2015年11月8日 10時28分 スポニチアネックス

 医師でタレントの西川史子(44)が8日、TBS「サンデー・ジャポン」(日曜前10・00)に生出演。偽の患者を使って医療機関などの診療報酬を不正に受け取っていたとして、今月6日に指定暴力団住吉会系組長らが詐欺の疑いで逮捕された事件で、6日付の一部夕刊紙が不正受給に関与した疑いがあるとして1面で「有名女医タレント 逮捕へ」と大々的に報じたが「私じゃない。そもそも開業していないので、これはできない」と否定した。

 西川は「本当に品性下劣な犯罪。水増し請求はすごく厳しく審査されるので、すぐ保健所が立ち入って注意される。医療費は1点10円で、月に1万円を超えてしまうと、もう監査が入ったりする。それだけ厳しい世界なのに、その中をすり抜けて何百人と束ねてやったのだろうから、下衆の極み」とバッサリ。報道を受け「(いろいろな人からメールなどが)すごい来ました」と話した。

 7日付のスポニチ本紙は、西川とは別の元タレント有名女医が不正受給に関与した疑いがあるとして、当局が捜査を進めていると報道。

 女医は今年6月に都内で経営していた美容クリニックを閉鎖。患者への通知がない一方的な閉鎖だったことから、返金騒動も持ち上がっていた。業務提携していた芸能事務所との契約も、閉鎖とともに解消された。

 クリニックは昨年末に経営不振により一時休業。同じ時期に同クリニックの「常習的に(通院治療や入院をした場合に支払われる)医療保険金の不正受給が行われている」との告発情報が出回り始めた。周囲によると、不正受給について女医は「全く関わっていない。私はむしろ被害者」と弁明していたという。

4508とはずがたり:2015/11/10(火) 13:04:02
デング熱 ハワイで流行 国内では海外からの輸入症例が最多に
ハザードラボ 2015年11月9日 14時48分 (2015年11月10日 12時07分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20151109/Hazardlab_11386.html

 昨年の夏、150人以上が感染し、国内では約70年ぶりに確認された蚊が媒介するデング熱が米ハワイで流行の兆しを見せている。

 ハワイ州政府保健衛生局は6日、ハワイ本島内で観光客を含む23人がデング熱に感染したと発表した。感染は9月中旬から10月末までに報告があった患者で、23人のうち観光客は8人、15人が地元住民だという。

 保健当局の担当者は「デング熱はもともとハワイにはない病気で、流行地域からの観光客によってもたらされた可能性が高い」と分析していて、2011年にオアフ島で流行して以来、再び流行のおそれがあるとして警戒を呼びかけている。

 日本では昨年8月、東京の代々木公園を訪れた人を中心に感染が広がり、患者数は162人にのぼったが、今季は感染報告がない。

 ウイルスを媒介する蚊の活動期が過ぎたため、今年はゼロでシーズンを終えそうだが、一方で海外で感染して日本で発症した患者の数は、国立感染症研究所が11月1日までにまとめた最新データによると253人にのぼる。

 これは1999年以降、最多だった2013年1年間の海外からの輸入発症数249人を上回る数字だ。

 デング熱は、ヒトスジシマカやネッタイシマカなどの蚊によって媒介される感染症で、熱帯夜亜熱帯地域、東南アジアや中南米、カリブ海諸国など、全世界で毎年1億人にデング熱と呼ばれる発熱や筋肉痛、関節痛などの症状が現れる。

 また、ウイルス感染後、一部の患者では発熱が終わりかけたころに、全身から血液が漏れ出すデング出血熱にかかるケースもある。

 4種類あるデング熱の血清型のうち、1型は一度かかると生涯免疫ができるが、ほかの3型に対する免疫は数カ月で無くなり、再度感染する可能性もある。この2度目の感染のときに重症化する確率が高くなるといわれており、海外での感染や来年以降も蚊に刺されないよう引き続き注意が必要だ。

4509とはずがたり:2015/11/10(火) 13:04:48
麻痺が残るエンテロウイルスD-68 流行のおそれ 感染研
2015年10月16日 10時50分
http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/1/1/11176.html

乳幼児や子供がかかるとぜんそくのような症状から、筋肉の虚弱やまひを引き起こす「エンテロウイルスD-68型」が国内でも流行のおそれ(画像提供:Cynthia S. Goldsmith and Yiting Zhang, CDC米疾病管理予防センター)
 昨年、全米で1000人以上が感染した“謎のウイルス”と呼ばれる「エンテロウイルスD-68型」の感染が、先月、東京や埼玉県内で相次いで確認されたと、国立感染症研究所が15日発表した。

 「エンテロウイルスD-68型」はぜんそく症状を引き起こす呼吸器疾患で、海外では昨年8月、米国で大流行し、今年1月までに全米で1153人が感染し、このうち14人が死亡したと報告されている。

 乳幼児や子供が発症しやすく、大人では症状が無かったり、軽傷で済む場合が多い。発熱やくしゃみ、鼻水などの軽症から、気管支炎や肺炎、呼吸困難に至り、重症化すると筋肉が虚弱化し、脳神経機能に異常をきたす場合もあり、麻痺が残るケースもある。

 国立感染症研究所によると、東京都内では9月に小児総合医療センターに気管支ぜんそくのような症状で入院する患者が急増。このうち生後11カ月の女の子や2歳の男児など4人の子供の鼻水や気管内から「エンテロウイルスD68型」が検出された。

 さらに埼玉県内でも、医療機関に入院した11カ月の男の子や5歳の女児など8人からウイルスの陽性反応が報告された。いずれも気管支ぜんそくや急性気管支炎で入院し、このうち11カ月の男の子は、9月7日に右半身に弛緩性まひの症状が現れて入院。9日から10日にかけて左足にもまひが進み、退院後も右側には後遺症が残ったという。

 エンテロウイルスD-68型は、国内では2010年と2013年に120例以上の感染が報告されたが、今年は今月13日までに全国で51例発生している。ウイルスに対するワクチンは今のところ無く、国立感染症研究所では、予防のためにこまめな手洗いと塩素系の消毒剤による消毒が有効だとして注意を呼びかけている。

4510とはずがたり:2015/11/10(火) 13:05:15
>>4509-4510

エンテロウイルスD68 広島と埼玉ですでに流行か?
2015年10月30日 10時38分
http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/1/1/11311.html

広島市内で喘息患者からエンテロウイルスD68型が検出された(電子顕微鏡で見たエンテロウイルスD68型 提供:CDC米疾病管理予防センター)
 喘息症状やまひを起こす「エンテロウイルスD68型」の感染が相次ぎ、国内での流行が懸念されているが、広島市では9月以降、16人からウイルスが検出されていたことが明らかになった。

 広島市衛生研究所の29日の発表によると、広島市内の医療機関では、9月以降、気管支喘息や重い喘息の発作で受信する患者が急増している。

 同研究所が、医療機関から依頼のあった患者の鼻水などの検体を遺伝子検査した結果、37人中16人の患者からエンテロウイルスD68型が検出されたという。

 このウイルスの由来を調べたところ、広島市内で検出されたものはすべて、昨年全米で大流行し、1000人以上が感染したウイルスと同じ系統の株であることがわかった。広島市内では2013年にも3例のエンテロウイルスが検出されていたが、これらとは別の株だという。

 広島県やさいたま市ではエンテロウイルスD68型の感染が疑われる、まひを起こした患者の症例が報告されているが、広島市内では現時点でまひの症例はみられていない。

 この事態を受けて厚生労働省は、都道府県に対して、今年8月以降、まひの症状で24時間以上入院した患者がいたら、ウイルス検査を行うよう文書で要請した。

原因不明のまひ 8月末から相次ぐ 一部からエンテロウイルス 実態調査へ
2015年10月29日 17時58分
http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/1/1/11305.html

日本小児科学会は8月末以降、全国各地で原因不明のまひを起こす子供が相次いでいると発表した。エンテロウイルスD68型ウイルスとの関連が懸念される(画像提供:CDC米疾病管理予防センター)
 全国各地で今年8月末以降、喘息症状から急性まひ症状を起こす子供が相次いで報告されていることがわかった。一部からは昨年、全米で大流行した「エンテロウイルスD68型」のウイルスが検出されており、厚生労働省は実態調査を始めた。

 日本小児科学会などによると、今年8月末から9月をピークに、全国各地で喘息症状から急性呼吸不全に陥る患者が相次いで発生している。またこれとほぼ同時に、急性まひを起こす症例も0歳児から11歳までの47人で報告されている。

 このうち一部の患者の喉からは「エンテロウイルスD68型」のウイルスが検出されているほか、エコーウイルス、コクサッキーウイルスなども確認されているという。
 
 厚生労働省によると、2005年以降、国内でのエンテロウイルスD68型の患者は、200例以上確認されているが、急性まひを起こした例はほとんど報告されておらず、ウイルスとまひとの因果関係は現時点ではわかっていない。

 厚労省はこの事態を受けて、今年8月以降にまひの症状で24時間以上入院した患者がいたら、ウイルス検査の報告をするよう、都道府県に要請し、検体の保存を求めた。

 日本小児科学会は「まひを起こした子供が受診する診療科は、小児科をはじめ、神経科、感染症科、呼吸器科、集中治療部と幅広く、なかには初診時に整形外科を受ける患者もいる。病態の原因究明には、喘息やまひなどの症状が出た日の検体確保が重要だ」と話している。

 エンテロウイルスD68型ウイルスに対するワクチンは今のところ無く、国立感染症研究所では、予防のためにこまめな手洗いと塩素系の消毒剤による消毒が有効だとして注意を呼びかけている。

4511とはずがたり:2015/11/10(火) 13:10:29
ノーベル賞・大村教授に続け!熱帯の感染症ワクチン候補発見 富山大
2015年11月02日 19時06分
http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/1/1/11306.html

 熱帯地方で1200万人以上が感染しているハエを媒介とする感染症「リーシュマニア症」のワクチン候補となるタンパク質を富山大学などの国際共同チームが発見した。

 「リーシュマニア症」はサシチョウバエを媒介として体内に入った寄生虫により感染する病気で、ヒトでは皮膚にできものができる皮膚系と、肝臓や脾臓が肥大化する内臓系の2種類の症状に分けられる。内臓肥大の症状は、感染後、数カ月から数年たって現れることが多く、放置すれば死に至る病気として、世界保健機関(WHO)では緊急に対策を要する6つの感染症の1つに分類している。

 WHOによると、88カ国1200万人が感染していて、毎年約7万人が死亡しているが、有効なワクチンは現時点で開発されていない。

 富山大医学部の村口篤教授らの研究チームは、原因となる寄生虫がもつ「PEPCK」というタンパク質のペプチドに注目。

 実験でこの物質をあらかじめ投与したマウスは、「ヘルパーT細胞」という免疫機能が活発になり、ウイルス感染後も死ななかったという。今後は共同研究相手のカナダ・マニトバ大学と臨床試験を進め、ワクチンの実用化を目指す。
 
 なおこの研究成果は、米科学誌「サイエンス」の姉妹誌に掲載された。

4512とはずがたり:2015/11/10(火) 13:12:43
>血研は約3割の製造を担う計画だったが、ワクチンの製造方法が国に承認されたものと異なるとして、先月厚労省から出荷自粛を要請されていた。化血研では、法令やコンプライアンス軽視の姿勢があったことを認め、外部評価機関を設置し、品質保証体制を見直し、再発防止策を検討した。
>厚労省は精査の結果、「品質および安全性に重大な影響を及ぼす問題はない」として、21日に出荷を認める決定を行った。このまま出荷が遅れれば、来月下旬にもワクチン不足が深刻化する事態が懸念されていたが、今回の決定で回避される見込み。

>国内の医療用医薬品市場を見ると、ワクチンの売上高は全体の1%程度とごく小さな市場だ。病原体を取り扱うための設備投資や品質管理に莫大な投資が必要される一方、収益性が低い現状

インフル「ワクチン不足」解消へ 国が出荷承認 市場の問題点とは…?
http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/1/1/11236.html
2015年10月22日 14時17分

インフルエンザの本格的な流行を前に、ワクチン不足が懸念されるなか、出荷がストップしていたワクチンの品質や安全性が認められ、出荷が許可された(インフルエンザHAワクチン 提供:化血研)

 インフルエンザの本格的な流行を前に、ワクチン不足が取りざたされている。厚生労働省は21日、製造方法に問題があるとして先月18日付で出荷自粛を要請していた「化学及血清療法研究所(化血研)」に対して、インフルエンザワクチンの出荷を認めたと発表した。

 厚労省によると、国内で使われるインフルエンザワクチンは、「化学及血清療法研究所」をはじめ、武田薬品工業や北里第一三共ワクチンなど4社が製造している。

 ワクチンの製造量は1990年代半ばから1999にかけて減少したが、2000年以降、65歳以上の高齢者を中心に需要が拡大。ここ数年は2500万本以上の供給量まで伸び、今年は約3000万本の出荷を予定していた。

 このうち化血研は約3割の製造を担う計画だったが、ワクチンの製造方法が国に承認されたものと異なるとして、先月厚労省から出荷自粛を要請されていた。化血研では、法令やコンプライアンス軽視の姿勢があったことを認め、外部評価機関を設置し、品質保証体制を見直し、再発防止策を検討した。

 厚労省は精査の結果、「品質および安全性に重大な影響を及ぼす問題はない」として、21日に出荷を認める決定を行った。このまま出荷が遅れれば、来月下旬にもワクチン不足が深刻化する事態が懸念されていたが、今回の決定で回避される見込み。

 国内のワクチン製造環境をめぐっては、急激に進む少子高齢化を背景に、小児ワクチン市場が減少する一方、1990年代後半からSARSや新型インフルエンザなどの新たな感染症の脅威が顕在化し、またバイオテロに対する危機感も高まりを見せている。

 感染症対策として治療薬が開発されていない分野では、ワクチンによる感染の予防が期待されており、新たなワクチンの研究開発や生産・供給体制の強化が求められる。

 しかし国内の医療用医薬品市場を見ると、ワクチンの売上高は全体の1%程度とごく小さな市場だ。病原体を取り扱うための設備投資や品質管理に莫大な投資が必要される一方、収益性が低い現状では、ひとたび製造体制がストップすると、今回のようにたちまちワクチンの供給に支障をきたす事態が懸念される。

4513とはずがたり:2015/11/19(木) 18:38:19
http://www.keiyuukai.co.jp/
敬裕会

大阪の医療法人「乗っ取り」か 投資会社社長ら議事録偽造疑い 億単位の使途不明金も 大阪府警が捜査
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E5%A4%A7%E9%98%AA%E3%81%AE%E5%8C%BB%E7%99%82%E6%B3%95%E4%BA%BA%E3%80%8C%E4%B9%97%E3%81%A3%E5%8F%96%E3%82%8A%E3%80%8D%E3%81%8B-%E6%8A%95%E8%B3%87%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E7%A4%BE%E9%95%B7%E3%82%89%E8%AD%B0%E4%BA%8B%E9%8C%B2%E5%81%BD%E9%80%A0%E7%96%91%E3%81%84-%E5%84%84%E5%8D%98%E4%BD%8D%E3%81%AE%E4%BD%BF%E9%80%94%E4%B8%8D%E6%98%8E%E9%87%91%E3%82%82-%E5%A4%A7%E9%98%AA%E5%BA%9C%E8%AD%A6%E3%81%8C%E6%8D%9C%E6%9F%BB/ar-BBnaxSL#page=2
産経新聞
13 時間前

 大阪市と千葉県で診療所9カ所を運営する医療法人敬(けい)裕(ゆう)会(大阪市大正区)で9月、法人の理事会議事録などが偽造され、認知症専門の医療機関に入院中の医師が新理事長に登記されたとして、前理事長側の関係者が有印私文書偽造・同行使罪などで、法人に資金を拠出していた投資会社社長を大阪府警に刑事告発したことが18日、分かった。府警は告発を受理し捜査を開始。社長は法人の実印を持ち去ったままといい、関係者は「(社長に)法人を乗っ取られた」と訴えている。

 関係者によると、偽造された疑いがあるのは、9月9日に開かれたとされる法人理事会の議事録や理事長就任の承諾書など。議事録上では、大分市の男性医師を新たに理事に選び、前理事長ら理事10人全員が出席した理事会で新理事長にこの男性医師を選任。医師の署名、捺(なつ)印(いん)のある就任承諾書も添え、同月25日付で大阪法務局に登記された。

 ところが、前理事長は実際には8月下旬以降、大正区内の病院に入院し、9月中旬に死亡。理事会が開かれたとされる当日も外出していなかった。

 他の理事8人もそれぞれ院長を務める千葉県内の診療所や自宅にいたことが判明。新理事長の男性医師も大分市内の認知症患者らが療養する医療機関に入院中で、就任の承諾書に署名、捺印をしていないことも分かった。

 法人の実印は今年1月、法人に資金提供してきた投資会社社長が、当時の理事から借りて以降、返却を拒否。関係者は議事録偽造などについて「社長らが仕組んだ」と訴えている。社長は18日、産経新聞の取材に、理事会開催の有無などについては明確に答えず、「自分は損をしただけだ」と主張した。

 敬裕会は平成24年6月設立。大阪市大正区で診療所を運営し、25年12月には千葉県内の診療所8カ所を実質的に引き継いだ。

 本紙取材に、社長「1円も使ってない」

 医療法人敬(けい)裕(ゆう)会(大阪市大正区)をめぐる乗っ取り疑惑が18日、明らかになった。敬裕会関係者によると、法人の実印を持ち去ったとされる投資会社社長は、法人口座から不透明な支出を繰り返し、使途不明金は億単位にのぼるという。社長は同日、産経新聞の取材に一連の疑惑を否定し、「一円の金も使ってない」と反論した。

 敬裕会と社長との接点は、千葉県の医療法人社団(破産)の診療所8カ所の「買収話」だった。関係者によると、社長が前理事長側に買収話を持ちかけ、資金約1億数千万円を調達。平成25年12月までに事実上の買収に成功したが、この直後から社長の支配が始まったとみられる。

 産経新聞が入手した内部資料や法人関係者の話によると、社長はその後、法人の実印や銀行のインターネット取引の権限を得て、独断で口座の資金を操作できる立場に。

 毎月1回、数千万円の診療報酬が振り込まれると、自身が経営に関与する別会社の口座に数百万〜数千万円の送金を繰り返し、億単位の使途不明金が生じているという。

 敬裕会関係者によると、買収した診療所8カ所は数カ月前までは黒字運営を継続。しかし、敬裕会自体は資金流出の影響で、数千万円の税金滞納を余儀なくされるなど、現在は極度の資金不足に陥っている。

 この関係者は「使途不明金が敬裕会と関係のない事業に充てられたのではないか」と憤る。これに対し、社長は取材に「一円の金も使っていない。反対に(自分の会社から)金を出して損ばかりしている」と否定した。

 一方、法人理事会の議事録が偽造された疑惑で、理事長交代の登記に関わったという大阪司法書士会所属の女性司法書士は「自分が登記に関与したのは事実。詳細は守秘義務があり答えられない」と話した。

4514名無しさん:2015/11/25(水) 16:22:18
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=126836

先生は島の宝…「Dr.コトー」続投署名活動へ

 人気漫画「Dr.コトー診療所」のモデルとなった鹿児島県薩摩川内せんだい市・下甑しもこしき島(人口約2400人)の下甑手打診療所長、瀬戸上せとうえ健二郎さん(74)が来春で退任する見通しとなったことを受け、地元住民が続投を求めて動き出した。

 瀬戸上さんの継続雇用を市に求める署名活動を近く実施する。住民は「先生は島の宝。これからも私たちの健康を支えてほしい」と訴えている。

 瀬戸上さんの退任は、市職員としての任期が切れるため。市によると、65歳で定年だったが、住民の意向も踏まえ、特例で契約を更新するなどして続けてもらっていた。70歳の時、任期付き職員の採用に関する法律に基づき、条例を定めて任期を最長5年と規定。来年3月でその期限を迎えることから、任期更新は困難と判断した。瀬戸上さんも「75歳を区切りに、ひと休みしたい」と話す。

 これに対し、住民らは続投を希望。37年にわたって離島医療に尽くしてきた瀬戸上さんに「もう少し頑張ってほしい」と、署名を集めることにした。呼び掛け人の一人、小川公さん(63)は「市は知恵を絞り、働いてもらえる方法を考えてほしい」と語る。

(2015年11月24日 読売新聞)

4515名無しさん:2015/11/25(水) 16:26:02
http://www.sankei.com/west/news/151117/wst1511170068-n1.html
「Dr.コトー」モデル退任へ 74歳、瀬戸上健二郎医師「潮時だと思う」






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漫画「Dr.コトー診療所」の原作者、山田貴敏さん(右)から似顔絵を贈られる瀬戸上健二郎医師=平成20年3月、鹿児島県薩摩川内市・下甑島


 人気漫画でテレビドラマにもなった「Dr.コトー診療所」のモデルとして知られる鹿児島県薩摩川内市・下甑(しもこしき)島の瀬戸上健二郎医師(74)が本年度末で下甑手打(てうち)診療所長を退任することになった。市職員の任期が切れるためで、瀬戸上医師は「総合的に考えると良いタイミング、潮時だと思っている」と話している。

 瀬戸上医師は同県東串良町出身。県本土の病院勤務を経て昭和53年、下甑島に赴任した。設備やスタッフが不十分な中、昼夜を分かたず離島医療の充実に注力し、その姿は無医村に赴任した医師の活躍を描く漫画のモデルになった。

 もともと定年は65歳だったが、住民の要望から市は定年延長などで対応。70歳の時には任期付き職員として採用したが、来年3月で期限(5年)が切れ、法的に続投は困難と判断した。

 市は後継を探したものの、見つからなかった。このため、現在は島内に3カ所ある診療所を1カ所に集約。医師2人が常駐し、出張などで島全体をカバーする。

 瀬戸上医師は取材に「今の医療体制は長い年月かけて築いてきたもので、維持していくべきだ」と語った。

 下甑島は薩摩川内市の川内港から約50キロにあり、人口約2400人。

4516名無しさん:2015/11/25(水) 16:29:25
http://www.asahi.com/articles/ASHCD4WBYHCDTLTB009.html
「Dr.コトー」来春限り? 診療所再編で市側が要請へ

田中啓介

2015年11月13日16時07分



瀬戸上健二郎さん

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 人気漫画「Dr.コトー」のモデルとなった鹿児島県薩摩川内市・下甑(しもこしき)島の手打(てうち)診療所長、瀬戸上健二郎医師(74)に、市が来年3月限りで退任を求める意向を固め、11日に開いた住民説明会で明らかにした。

 島には三つの診療所があり、それぞれ医師が駐在している。市はこれらを来年度、一つに再編統合する計画だ。手打地区コミュニティセンターで開いた住民説明会で、市は計画の概要を伝え、手打診療所で37年、診療にあたってきた瀬戸上医師に退任してもらう方針を示した。

 瀬戸上医師は1978年に手打診療所に赴任し、当初は医療機器もスタッフも不十分な診療所で診察にあたった。67歳の定年を迎えた2008年以降は1年ごとに市と契約を更新してきた。昼夜を問わず奮闘する姿は漫画「Dr.コトー診療所」に描かれ、ドラマ化もされた。離島の医療に献身する医師を慕って毎年、首都圏や関西からも研修医が学びに来る。

 島では瀬戸上医師に親子3代にわたって診てもらった住民も珍しくない。手打地区コミュニティ協議会の日笠山直宏会長によると、約50人が集まった説明会では出席者から「先生をいきなり辞めさせるのは納得できない」と異論や不満が噴出したという。

 瀬戸上医師は「市から正式な通告はまだない。私に残ってほしいという住民の気持ちはありがたい」と述べた。(田中啓介)

4517名無しさん:2015/11/25(水) 16:32:43
http://mainichi.jp/select/news/20151120k0000m040023000c.html

Dr.コトー診療所:モデルの医師74歳任期切れで退任へ

毎日新聞 2015年11月19日 18時39分

 人気漫画でテレビドラマにもなった「Dr.コトー診療所」のモデルとして知られる鹿児島県薩摩川内(せんだい)市下甑(しもこしき)島の瀬戸上健二郎医師(74)が今年度末で下甑手打診療所長を退任することになった。市職員の任期が切れるためで、瀬戸上医師は「総合的に考えると良いタイミング、潮時だと思っている」と話している。



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 瀬戸上医師は同県東串良町出身。県本土の病院勤務を経て1978年、下甑島に赴任した。設備やスタッフが不十分な中、昼夜を分かたず離島医療の充実に注力し、その姿は無医村に赴任した医師の活躍を描く漫画のモデルになった。

 もともと定年は65歳だったが、住民の要望から市は定年延長などで対応。70歳の時には任期付き職員として採用したが、来年3月で期限(5年)が切れ、法的に続投は困難と判断した。

 市は後継を探したものの、見つからなかった。このため、現在は島内に3カ所ある診療所を1カ所に集約。医師2人が常駐し、出張などで島全体をカバーする。

 瀬戸上医師は取材に「今の医療体制は長い年月かけて築いてきたもので、維持していくべきだ」と語った。

 下甑島は薩摩川内市の川内港から約50キロにあり、人口約2400人。(共同)

4518とはずがたり:2015/11/26(木) 00:44:44
ほんとかね??主観的幸福をちゃんと調べられてるの!?
>心理学の研究では主観的幸福を質問紙で安定して計測でき

2015.11.24
「幸福とは何か?」幸福感と脳の関係、京大研究グループが解明
http://resemom.jp/article/2015/11/24/28103.html

京都大学は11月20日、佐藤弥准教授らの研究グループが「幸福」という感情の神経基盤を初めて解明したことを発表した。「幸福」感が強い人ほど、右脳にある楔前部(けつぜんぶ)の体積が大きく、弱い人ほど小さいという比例関係があることがわかった。

 心理学の研究では主観的幸福を質問紙で安定して計測でき、感情成分と認知成分から構成されることを示してきた。しかし、脳内のどこに、どのように表現されているかという神経基盤は不明だった。

 京都大学大学院医学研究科の佐藤弥特定准教授らの研究グループは、成人を対象に脳の構造を計測する磁気共鳴画像(MRI)と幸福度などを調べる質問紙回答との関係を調べた。その結果、右半球の楔前部の灰白質体積と主観的幸福の間に正の関係があることがわかった。つまり、ポジティブな感情を強く感じ、ネガティブな感情を弱く感じ、人生の意味を見出しやすい人は右楔前部の体積も大きかった。

 楔前部で、感情的・認知的な情報が統合されて生み出されることが示唆されたことから、主観的幸福の構造的神経基盤が世界で初めて明らかになったという。佐藤弥特定准教授は「アリストテレスなどの学者が取り組んできた『幸福とは何か』という問題に自分なりの科学的解答が出せて幸福です」とコメントしている。

 詳しい研究内容は京都大学のWebサイトで公開しており、研究成果については2015年11月20日にイギリスの科学誌「Scientific Reports(サイエンティフィックリポーツ)」のWebサイトに掲載されている。
《田中志実》

4519荷主研究者:2015/11/28(土) 22:07:35

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020151106eaaa.html
2015年11月06日 日刊工業新聞
東北大、超音波乳がん検診で臨床試験-「介入群」の発見率はコントロール群の1.5倍

 東北大学大学院医学系研究科の大内憲明教授らの研究グループは5日、超音波による乳がん検診について、40歳代の女性を対象にした世界最大の臨床試験の結果を発表した。7万6196人を対象に「ランダム化比較試験」を実施。一般的なマンモグラフィー検診だけの「コントロール群」と、マンモグラフィーに超音波検査を加えた「介入群」を比較。介入群の乳がんの発見率は、コントロール群の約1・5倍となった。

 介入群の発見数は、3万6859人に対し184人で、発見率は0・50%。コントロール群は3万6139人に対し117人で、同0・33%だった。

 「感度」も有意に上昇した。一方、がんでなかったのに精密検査を受けた割合を示す特異度は低下、受診者の不利益が増した。今後、利益と不利益のバランスや不利益の最小化対策の検証が必要とした。

4520とはずがたり:2015/12/02(水) 18:07:01

大腸がん、アスピリンで予防…検証へ臨床試験
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E5%A4%A7%E8%85%B8%E3%81%8C%E3%82%93%E3%80%81%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%81%A7%E4%BA%88%E9%98%B2%E2%80%A6%E6%A4%9C%E8%A8%BC%E3%81%B8%E8%87%A8%E5%BA%8A%E8%A9%A6%E9%A8%93/ar-AAfNFzB
読売新聞
2日前

解熱鎮痛薬として知られる「アスピリン」の大腸がん予防効果を確かめる7000人規模の臨床試験を、国立がん研究センター(東京都)や大阪府立成人病センターなどのチームが始めた。

数百人規模の研究ではすでに確認されている効果をさらに詳しく調べて予防法の確立を目指す。研究チームによると、別の病気の治療に使う薬でがんを予防する試みは初めて。

臨床試験は、日本医療研究開発機構の支援で、10月に始まった。研究チームの代表を石川秀樹・京都府立医大特任教授が務め、全国約20施設が参加している。

計画によると、大腸がんになる危険性が高い大腸のポリープ(腺腫)を切除した40〜69歳の7000人が対象。ポリープの大きさが1センチ以上なら、25%ががんになるとされる。

4521とはずがたり:2015/12/02(水) 18:07:41

シリア:首都近郊 IS狙撃手 わずか300メートル先に
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A2%E9%A6%96%E9%83%BD%E8%BF%91%E9%83%8A-%EF%BD%89%EF%BD%93%E7%8B%99%E6%92%83%E6%89%8B-%E3%82%8F%E3%81%9A%E3%81%8B%EF%BC%93%EF%BC%90%EF%BC%90%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AB%E5%85%88%E3%81%AB/ar-AAfMTzL#page=2
毎日新聞
2日前
 ◇終わりなき消耗戦

 パリ同時多発テロを契機に過激派組織「イスラム国」(IS)への危機感が一層高まる中、対IS戦の最前線の一つ、シリアの首都ダマスカス近郊ヤルムーク地区に入った。廃屋や地下道を駆使した市街戦が続く。ISの狙撃手までわずか300メートル。乾いた銃撃音が既に廃虚と化した住宅地にこだました。【ダマスカスで秋山信一】

 「柱の陰に隠れろ。スナイパーに狙われるぞ」。取材に同行したアサド政権側のパレスチナ人民兵が声をとがらせる。

 廃屋になった4階建てビルの中では、政権側の狙撃手が狙いを定めていた。1日4交代。コンクリートにうがたれた数センチ四方の穴から、敵の動きを警戒する任務は約6時間続く。

 記者は25日昼、シリア政府軍の許可を受けて、パレスチナ難民キャンプがあるヤルムーク地区を取材した。内戦前に約16万人が暮らしていた街は、政権側の空爆などで破壊し尽くされ、住民の姿はない。

 「ISを恐れることはない。だが、ペルシャ湾岸諸国など外国からの支援ルートを断たない限り、完全に打倒するのは難しい」。約3年半、ISや反体制派と戦ってきた民兵のアブ・ナールさん(56)が話す。パリ同時テロ以降、対ISで国際協調を図る動きが活発化しているが、「言葉だけでなく、行動を伴ってほしい」とも言った。

 ヤルムークの政府系民兵のシリア人司令官によると、ISは「世界一裕福なテロ組織」といわれる資金力を背景に、政権側より射程が長い銃砲を装備する。別の政府軍将校は記者が日本人だと知ると「あいつらに最新のトヨタ(の四駆)を提供するな」と冗談交じりに言った。

 パレスチナ人民兵にとっては、第二の故郷を守る戦いでもある。

 案内役のアブ・キファハさん(60)はここで生まれ育った。「イスラエルによって故郷のパレスチナを追われ、避難先も危機にある。本当に悲しい」と顔を曇らせる。

 ヤルムーク地区のパレスチナ難民は2011年春の内戦化に伴い、政権側と反体制派に分裂。12年に反体制派が主導権を握ったが、今年4月にはISに支配権を奪われた。一帯では数千人が国連の支援などで食いつないでいるが、政権側に包囲された生活の困窮ぶりは著しい。

 ISの存在で注目されるヤルムーク攻防戦も、4年半以上に及ぶシリア内戦の一コマでしかない。ダマスカス郊外ではいつ終わるとも知れぬ消耗戦が続いていた。

 ◇砲声 気に留める児童

 首都ダマスカスの中心市街地から南西へ約10キロ。今月22日、アサド政権が支配するサハナヤ地区の高台に立つと、夕暮れ時ののどかな空気をドドンという砲撃音が切り裂いた。3キロほど先で白煙が立ち上る。砲撃音は約1時間で7回。次々と上がる白煙はやがて黒煙に変わる。眼下では、下校する小中学生が何事もないようにはしゃいでいた。日常と戦場が隣り合わせの生活。数千年の歴史を持つ古都で続く光景だ。

4522とはずがたり:2015/12/03(木) 19:40:07
こえー。。自然界は人間がやりまくらないように次々と性病をぶつけてくるなぁ。摂理ですなぁ(;´Д`)

スーパー淋病
http://xn--o3ww8hd1cia.com/entry14.html


スーパー淋病とは、通常の淋病よりも強力になった淋病のことをいます。
日本の風俗店で発見されたみたいですが、根源はどこなのかは言われていません。

具体的にどう強いかというと、今まで淋病の治療に使用していた方法が
通用しなくなってきている事、感染力が強い事、症状の悪化が酷いこと
感染者はわずか数日のうちに膿毒症を引き起こし、
死亡してしまう事。

男性は痛みと膿で気付いて治療するが、女性は自覚症状がないことから治療しないケースもあり
初期段階では通常の淋病と同じ症状

淋病,スーパー淋病,潜伏期間,自然治癒,スーパー淋病

ここから引用)
ペニシリンなどはもちろん、
淋病の最終兵器であったセファロスポリン系抗生物質に
耐性を持つ淋病にかかっている患者が数百万人いる。
オーストラリア、フランス、日本、ノルウェー、スウェーデンと英国で、
抗生物質が効かない淋菌が報告されている

専門医によれば、新たに発見された淋菌性バクテリアは
感染力が強く短期間に人から人へ感染するため、
AIDSよりも遥かに危険である可能性があるとのことです。

AIDSにより毎年3000万人が死亡しています。
そしてこの新型の淋菌(H041)も同様の致死率があるとされています。
専門家は、この淋菌に感染すると、ショック症状に陥り、
数日以内に死亡する可能性がある非常に危険なバクテリアであると警告しています。

4523名無しさん:2015/12/05(土) 17:54:15
.
「Dr.コトー」続投へ 鹿児島の離島医療 要望受け
2015年12月5日 夕刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201512/CK2015120502000246.html


 人気漫画「Dr.コトー診療所」のモデルとなった鹿児島県薩摩川内市・下甑(しもこしき)島(人口約二千四百人)の瀬戸上(せとうえ)健二郎医師(74)が、来年度以降も下甑手打(てうち)診療所長として続投する見通しになったことが分かった。本年度末で退任予定だったが、続投を求める要望書が島民から寄せられ、市は雇用を継続できる方法を模索してきた。


 市は、瀬戸上医師の退任に伴って島内三カ所の診療所を一カ所に集約する方針だったが、医療体制に不安を感じる住民も多く、市長宛てに約八百五十人の署名を添えた要望書や、嘆願書が提出され、市議会にも陳情書が寄せられた。


 これを受け、市は雇用方法を検討。現在は任期付き職員として勤務しているが、期限後の来年度も、市が公募して瀬戸上医師が応じる形なら、引き続き雇用できると分かったという。


 市は診療所の再編計画もいったん撤回し、将来の医療体制を検討する。市によると、瀬戸上医師は続投を了承したものの後任が見つかり次第、バトンタッチする意向という。


 瀬戸上医師は一九七八年、下甑島に赴任。離島医療に奮闘する姿は漫画のモデルとなった。

4524名無しさん:2015/12/07(月) 20:08:11
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151206-00000001-wordleafv-soci
生死の境をさまよった医師が開発する「うんこゲーム」の目的とは?
THE PAGE 12月6日(日)14時6分配信

 腸内細菌を擬人化した美少女キャラクターとともに敵と戦うスマートフォンゲーム「うんコレ」の開発が進んでいる。制作を推進しているのは、「日本うんこ学会」。なにやら妙な名前だが、一体どのようなゲームなのか。そして、どんな人が作っているのだろうか。「うんコレ」の中身と、現時点の制作状況について、この学会会長で、医師の石井洋介氏に話を聞いた。

「……さあ、まずは今日の便通から聞かせてください」
 舞台は、トイレの向こう側にある「ウントピア」という世界。ウントピアを守るため、プレーヤーは、そこの住人である別の美少女キャラたちとともに力を合わせて、敵に立ち向かう。画面上のスタートボタンにふれると、しばし暗転の後、1人の美少女キャラクター「カンベンヌ様」が現れる。プレーヤーに対し、彼女はこうせまるのだった。

 「……さあ、まずは今日の便通から聞かせてください。便の太さはいかがでしたか? 色は? 形は?」。

 一般的なスマホゲームだと、お金を支払うことで敵を倒すのに有効なアイテムなどが得られる。石井氏は「この仕組みが使えるのではないかと考えた」話し、「うんコレ」では、課金の代わりに、自分の排便状況を報告することで、アイテムなどが得られる仕組みを採用した。排便状況を報告するためには、自分の排便状況を確かめる「観便」が必要になる。取材時のデモでは、先の「カンベンヌ様」に観便の結果を報告する仕組みとなっていた。

 「ゲームをプレイしながら、日々の観便を通じて自分の健康状態に興味を持ち、大腸がん検診を受ける人を増やそう」ということがこのゲームの狙いだ。

生死の境をさまよった経験を活かす
 石井氏は、生死の境をさまよった経験がある。「15歳のころ、血便が出たんです。でも、親に相談はしなくて、自分でも大したことはないと思っていました」。

 難病の潰瘍性大腸炎だった。19歳の時に手術。一命を取りとめたが人工肛門をつけることになった。それでも、「(人工肛門は)ショックでしたが、それよりも、助かった、もう一回チャンスをもらった、という気持ちの方が強かったですね」。

 人工肛門の日々が続いたのは約1年弱ほど。20歳の時、横浜の病院で小腸を大腸のように作成して人工肛門を閉じる手術を受け、元の肛門生活に戻ることができた。「外科医はすごい」という憧れから、一念発起して受験勉強を開始。高知大学医学部、研修医の時代を経て、念願の外科医として働きはじめたのは2012年4月のことだった。

 手術が上手くなりたい、という思いで励んでいたところ、ある患者の大腸がん手術を執刀することに。「救ってみせる」と意気込んだが、手術を開始すると、すでに腹部の中は無数のがん細胞が転移するほど進行しており、手術で取りきれる状態ではないことがわかった。「腕を磨いても助けられない」と無力感を感じるとともに、がんの早期発見の重要さも悟った。

4525名無しさん:2015/12/07(月) 20:08:41
>>4524

 早期発見に効果的なのはがん検診だが、その普及には検診について知ることと、実際に検診に行くことが必要だ。だが、健康な人に病気の危険性を訴えてもなかなか響かない。そんな時、「うんこ」と「おっぱい」がツイッターのバズワードであることを知った。

 「うんこ」とがん検診に関する情報を織り交ぜて伝えることができれば、大腸がんの検診率が上がるのではないか。ならば、うんこをモチーフにしたゲームはどうだろう。アイデアが膨らんでいく。

 医療の外の世界で仲間を捜したところ、ニワンゴ取締役(当時)でエンジニアの木野瀬友人氏(現エクストーン取締役)や、アニメのプロデュースなども手掛ける前田地生氏(現Cheisey代表)らと出会った。

 制作には、プログラマーやアニメのプロデュースに携わる人など、多彩な人材が関わっている。イラストやキャラの声も含めてレベルは高く、市場に出回るゲームに比べても遜色はないと見受けられた。石井氏自身は、全体を統括するプロダクションマネージャーや医療監修などの役割を担う。

 「病院の外に出たから良かったんじゃないかと思います。1人じゃ、実現しませんでした」と石井氏。当時の石井氏について、木野瀬氏は、「医療者らしくない柔軟性がありましたね。こんな面白い人とならいろんなことができるだろう、と感じました」と振り返る。

 デモ画面を見ると、すでにキャラクターの声が入り、戦闘シーンなども作り込まれている。石井氏によると、大腸菌について学べる仕組みなど、まだまだ盛り込みたいアイデアが残っているため、これらを検討しつつ、完成度を一歩一歩高めつつある状況だ。

 仲間との話し合いを重ねる中で、うんこのキャラが登場するゲームの素案は、美少女キャラのゲームに変更されるなど、次第に洗練されていく。合わせて、取り組みの中で得られた成果をアカデミックにまとめる必要もあるのでは、という話になり、日本うんこ学会の設立が決まった。

 石井氏からも、「腸内細菌の名前は中二病っぽく、キャラの名前のようなものが多い」など、医学的な知見に基づくアイデアを提供すると、クリエイターたちが、それを設定やキャラクターに昇華させていく。異質な人材の交流が、新たなアイデアを生み出し、コンテンツの完成度を高めていく流れがそこにあった。それは、今も続いている。

4526名無しさん:2015/12/07(月) 20:09:07
>>4525

医療情報をコンテンツ化し、エンタメの土俵に
 今後は、大腸がんに限らず、医療についての情報を判りやすく伝えていきたいと考えている。

 「医療の情報をコンテンツ化し、エンタメの土俵に乗せることで、広く伝えていきたいのです。これは、日本国内に限らず、世界的な展開も可能だと考えています。アイデアはいろいろありますが、まずは今取り組んでいることをやり切りたい。そうすれば、こうした取り組みに関わるプレーヤーが増えるなど、風向きが変わるでしょう」

 ここまでコストを極力掛けずにやってきたが、リリースするとサーバ使用料などの諸経費が発生する見込み。こうした費用をまかなうため、現在スポンサーを募っている。「スポンサーが付きにくい名前」と苦笑するが、すでに関心を寄せる企業も複数現れているという。これら課題をクリアして、2016年中のリリースを目指している。

(取材・文:具志堅浩二)

4527とはずがたり:2015/12/10(木) 19:30:33
会社も理解有るなぁ。

39歳で認知症と診断されたトップ営業マン
今も社員を継続、「認知症だから何もできない」と決めつけないで
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/interview/15/238739/120900098/?P=2&prvArw
庄子 育子
2015年12月10日(木)

4528とはずがたり:2015/12/16(水) 02:58:18
>>1440-1441とだだかぶりしてるなぁ。

うがいをするのは日本人だけ! 意外に知られていない風邪の雑学6つ
All About 2015年12月15日 22時45分 (2015年12月15日 23時40分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/column_g/20151215/Allabout_20151215_9.html

「うがいをするのは日本人だけ」って知っていましたか? 知っておきたい風邪の6つの雑学について解説しましょう。

■「インフルエンザ」も「風邪」の仲間?
肺に出入りする空気の通り道を気道といいます。そのうち、鼻や口から声帯までが上気道、その奥の気管支が下気道です。この上気道の感染による炎症性の病気を「風邪症候群」、通称「風邪」と呼んでいます。上気道感染を起こす原因のほとんどはウイルスです。

ウイルスというとインフルエンザもウイルスなので、「インフルエンザも風邪の仲間に入ることになるのでは?」と思いますよね。その通りです。広い意味ではインフルエンザも風邪の仲間にいれることが可能です。

大昔にヨーロッパで猛威を振るった“スペイン風邪”。風邪とされていますが、原因はインフルエンザであることがわかっています。広義に解釈すると風邪とインフルエンザは同じになりますし、狭義に解釈すると風邪とインフルエンザは別物ということになるのです。

■なぜ「風邪」と「インフルエンザ」は区別して考えるのか?
風邪の原因としては多種多様なウイルスがあるのですが、インフルエンザはインフルエンザウイルスに特定されています。なぜ特別扱いしているかというと症状や治療法が異なるからです。インフルエンザのほうが、高熱や全身倦怠感、関節痛や筋肉痛など、一般の風邪に比べタチが悪いという特徴があります。

またインフルエンザウイルスは予防するワクチンやウイルスの増殖を抑える薬が開発されています。ただし、ワクチンに関してはいくつかのタイプがあり、毎年流行すると予想されるものが予防注射として作られていますが、インフルエンザウイルスは変異をおこしやすいので、予防注射をしてもかかることがあります。風邪とインフルエンザは以上のような理由で、分けて考えられているのです。

このインフルエンザ、流行するのは冬の時期。次になぜ冬場に流行するのかを考えていきましょう。

■冬場に「インフルエンザ」が増える理由
カギは“湿度”と“温度”にあります。インフルエンザが好む温度は15〜20度前後、湿度は20%前後とやや寒く乾燥した状態を好みます。冬場の室内ではこれぐらいの温度や湿度になるので、インフルエンザウイルスが冬場に流行しやすいのです。

乾燥しやすい冬場は、加湿器などを使用して湿度を40%以上に保つことが感染予防に効果的です。また湿度が上がるとのどや気管の防御機能が活発になるので、感染しにくくなる効果も期待できます。

では、「風邪をひとにうつすと治る」という都市伝説について考えてみましょう。

4529とはずがたり:2015/12/16(水) 02:58:32
>>2528-2529

■「風邪をひとにうつすと治る」というのは本当か?
風邪のウイルスは、クシャミやセキなどの飛沫により空気中に飛散されています。近い距離でクシャミやセキをすれば、容易に相手の呼吸器内へ侵入します。マスクをすれば大丈夫と思うかもしれませんが、通常のマスクでは感染を防ぐ効果は期待できません。ウイルスは非常に小さいので、マスクぐらいは、なんなくすり抜けてしまうのです。

風邪が良くなるのにかかる時間は通常3〜4日です。ウイルスに感染した相手が発症するのは、潜伏期間を経て感染後1〜数日です。風邪をうつした本人は、相手が発症したころには良くなってきているので、相手に風邪をうつしたから良くなったと勘違いしてしまうのです。残念ながら風邪に特効薬はありません。風邪をひいたときには無理をせず休養をとって、免疫力を高めるのが効果的です。

次に「うがいをするのは日本人だけ」という点について考えていきたいと思います。

■うがいをするのは日本人だけ!?
外国人はうがいをしません、というかできないというのが正解でしょう。外国には、うがいの文化がないので、うがいをすることに慣れていないのです。医学書には、うがいが書いてあるのはあまり見かけません。海外で行われることが少ないため、科学的な論文が乏しいのです。

日本の論文としては、2002〜2003年に京都大学の川村孝教授のグループが行った、うがいで風邪の発症率が4割減ったという研究があります。この研究で、水のうがいでは効果がありましたが、ヨードを用いたうがいは効果がなかったというのは面白いところです。殺菌効果が強すぎて、のどの良い菌まで殺してしまったことが関係したのかもしれません。

最後にうがいの語源について。

■うがいの語源は?
「うがい」、語源は「鵜飼い」からきていると言われています。岐阜県長良川などで行われている、あの鵜飼いです。鵜飼いといえば、丸呑みをすることを「鵜呑み」と言います。ペンギンやペリカンも魚を丸呑みにしますが、魚がのどに引っかからないのかと心配した人はいませんか?

一応、鵜呑みにもルールがあるようです。飲み込む方向は決まっていて、尾から飲み込むとヒレなどが引っかかるので、頭から丸呑みするようです。水族館などに行った際には確認してみましょう。

(今村 甲彦)

4530とはずがたり:2015/12/18(金) 19:38:37
これくらいでは酷似とは云い過ぎやし,これが見付かったからと行って小保方のやったことが無罪放免になる訳でも全く無いのにアメリカの陰謀論にして煽っている低級・低脳の記事だ。

小保方氏のSTAP細胞、やはり米国にパクられた? STAP現象と酷似した「iMuSCs細胞」
http://tocana.jp/2015/12/post_8277_entry.html
2015.12.14

 結論から言ってしまうと、今回の論文で小保方氏が発見したというSTAP細胞の存在が証明されたわけではない。しかしその一方で、研究者らは「マウスから採取した筋肉の細胞に刺激を与えた(損傷させた)ところ、(ES細胞やiPS細胞のようにさまざまな細胞になることができる)幹細胞に“似た”細胞ができた」ということを発表、これを「iMuSCs細胞」と名づけているのである。確かに、手法や結果は小保方氏のSTAP細胞とはまったく異なるが、複雑な工程を経ることなく幹細胞(万能細胞)に近い性質を持つ細胞を生み出したという点に着目すれば、今回の研究の方向性が、少なくともSTAP細胞と同じ目標を見据えたものであるという点だけは間違いないだろう。

 このように、(STAP細胞はなかったとしても)STAP細胞と同様のものを生み出そうとする科学界の大きな動きについて、サイエンスエンターテイナー・飛鳥昭雄氏はトカナに次のように語った。

「私は、小保方騒動から1年ほどで、アメリカがSTAP細胞と似た細胞を作るのではないかと以前から発言していました。それは、これまでの『日本とアメリカにおける科学利権』の歴史を見れば明らかなのです」
「山中教授がiPS細胞を発表したほぼ同時期に、アメリカのベンチャー企業が、同じ内容の論文を発表しています。これはつまり、アメリカが京都大学のデータを盗んでいたということを意味します。この時に京都大学がとった措置は、アメリカで裁判を起こすと不利になるため、アメリカでの特許権を放棄する代わりに、アジア・ヨーロッパで認めてもらうように図らうことでした」
「実際、これと同じようなケースは過去にも見られます。その代表例は、日本生まれのOS『トロン』です。開発者らは日本で無料配布を画策し、普及を試みましたがアメリカは日本に圧力をかけて、トロンと比べれば欠陥商品にすぎない『ウィンドウズ』を売りつけた。そしてアメリカによる日本へのプレッシャーは、今も脈々と続いている。すべては利権のためなのです」
「ちなみに、STAP細胞のような簡単な手法で万能細胞ができる可能性について、科学界ではあって当然のものとして誰もが認めています。まさに基本中の基本であり、それを誰が最初に見つけるかを争っているのです」

現在、日本ではSTAP細胞=ウソ、いかがわしいものの代名詞のような扱いを受けている。しかし、複雑な手順を経ることなく万能細胞を生み出そうとするSTAP細胞と同様のコンセプトを掲げ、世界中の科学者たちが日夜熾烈な競争を繰り広げており、小保方氏もその渦中にあったことだけは間違いないようだ。
(編集部)

4531荷主研究者:2015/12/19(土) 20:17:29

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151127_13016.html
2015年11月27日金曜日 河北新報
ミトコンドリア病に治療薬 東北大が開発

 脳卒中、筋力低下など多様な症状が現れる指定難病「ミトコンドリア病」の治療薬を開発したと、東北大大学院医学系研究科の阿部高明教授(病態液性制御学)のグループが26日、発表した。新薬の効果はマウスの実験で既に確認しており、3年後の臨床使用を目指す。

 ミトコンドリア病は遺伝子の異常が原因で、エネルギーを生み出すことが困難になる病気の総称。幼少期から重い障害が起き、患者数は国内に700人程度いるとされる。これまで効果的な治療法がなかった。

 グループは、腎臓病患者の腎臓に蓄積された血液から、骨髄の造血作用を刺激する物質を発見。化学合成で治療薬「MA-5」を生成した。細胞内の小器官ミトコンドリアのタンパク質と結合し、エネルギーを生み出す働きを取り戻すこともできる。

 ミトコンドリア病のマウスにMA-5を投与した実験では、心臓と腎臓で機能の改善が確かめられた。ヒトの患者の皮膚片を使った実験でも、MA-5の投与でミトコンドリアの活性化を確認した。

 グループは2018年ごろの薬事承認を目指し、16年度にも治験に入る。阿部教授は「MA-5は異常なミトコンドリアだけに効き、正常なものには毒性がない。幼くして亡くなる患者もいる。一刻も早く薬を届けたい」と話した。

4533チバQ:2015/12/21(月) 21:48:07
http://www.afpbb.com/articles/-/3070768
薬価50倍つり上げで物議の米製薬会社CEO、詐欺で逮捕
2015年12月18日 16:18 発信地:ニューヨーク/米国
【12月18日 AFP】AIDS(エイズ、後天性免疫不全症候群)患者向け感染症治療薬を50倍も値上げして今年9月に物議を醸した米製薬会社チューリング・ファーマシューティカルズ(Turing Pharmaceuticals)のマーティン・シュクレリ(Martin Shkreli)最高経営責任者(32)が17日、詐欺の容疑で逮捕された。米検察当局が明らかにした。

 元ヘッジファンド経営者のシュクレリ氏は、寄生虫感染症治療薬「ダラプリム(Daraprim)」の権利を買い取った直後の9月、薬価を1錠13.50ドル(約1600円)から同750ドル(約9万円)へと引き上げて政界などから怒りを買ったが、悪名を馳せていることを喜ぶかのような振る舞いをみせていた。

 ただ、逮捕容疑は、薬価つり上げとは関係がないという。米連邦捜査局(FBI)によれば、シュクレリ容疑者には「数々の虚言、ごまかし、強欲が絡んだ証券詐欺」を通じて計1100万ドル(約13億5000万円)を横領した疑いがかけられている。

 一方、検察は、同容疑者が経営していたバイオ企業レトロフィン(Retrophin)とヘッジファンド2社も詐欺に関与しているとみている。米ニューヨーク(New York)東部地区を管轄するロバート・ケーパー(Robert Capers)連邦検事は記者会見で、シュクレリ容疑者は2009年から「複数の詐欺に関与し、投資家を陥れるため虚偽の網を張り巡らしていた」と述べた。

 シュクレリ容疑者はまた、米証券取引委員会(SEC)からも詐欺の疑いで告発された。

 シュクレリ容疑者は全ての容疑について否認している。

 検察によるとシュクレリ容疑者はその後、500万ドル(約6億1000万円)を払って保釈された。レトロフィンの外部顧問を務めていたエバン・グリーベル(Evan Greebel)弁護士も逮捕されたが、100万ドル(約1億2000万円)を払って保釈されたという。(c)AFP/Thomas URBAIN

4534チバQ:2015/12/21(月) 21:49:22
http://www.afpbb.com/articles/-/3061105
米経営者、エイズ薬を50倍値上げし物議 医療制度の問題浮き彫り
2015年09月24日 15:25 発信地:マイアミ/米国
【9月24日 AFP】米国では近年、10万ドル(約1200万円)以上の費用がかかる抗がん剤からC型肝炎治療薬に至るまで、あらゆる種類の薬剤の価格が高騰し、批判を呼んできた。だが今週、AIDS(エイズ、後天性免疫不全症候群)やがん治療などで免疫力が低下した人々の治療に使われる薬剤の価格を一晩で約50倍に値上げした若き製薬会社経営者が、その理由を軽い口調で説明した動画が話題となり、さらなる怒りの声を巻き起こした。

 製薬会社チューリング・ファーマシューティカルズ(Turing Pharmaceuticals)は8月、60年前に開発された寄生虫感染症治療薬「ダラプリム(Daraprim)」の権利を買い取り、その価格を1錠13.50ドル(約1600円)から同750ドル(約9万円)へとつり上げた。

 これによりメディア各社から「米国で最も嫌われている男」と呼ばれることになった同社のマーティン・シュクレリ(Martin Shkreli)最高経営責任者(CEO)は、批判を受けて同薬剤の値下げを約束したが、値下げ幅については明らかにしなかった。

 次期大統領選の民主党候補、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)氏はこの騒動に乗じ22日、製薬会社による「法外な価格設定」の問題に取り組むことを約束。具体策の一つとして、製薬会社が研究開発に投じる収益の割合を規定する方針を示した。

■がん新薬の費用は年間1400万円超

 米ニューヨーク(New York)の医療機関「ノース・ショアLIJ医療システム(North Shore-LIJ Health System)」の最高薬剤責任者、リー・ブリスコードワイヤー(Leigh Briscoe-Dwyer)氏によると、現在使用されている薬剤の90%を占める低価格のジェネリック医薬品でさえも価格高騰は避けられず、「医療業界の全分野で、過去2年間にわたりほぼ日常的にジェネリック医薬品の著しい価格上昇が起きている」という。

 タフツ医薬品開発研究センター(Tufts Center for the Study of Drug Development)によれば、製薬会社は価格上昇を正当化する理由として、薬剤1種類の開発に約26億ドル(約3100億円)もの多額の費用がかかることを挙げる場合が多い。

 専門家によると、米国の制度の下では製薬会社が主導権を握っているが、欧州などの他の国々では、政府が製薬会社と価格交渉を行い、高価すぎると判断した薬剤への支払いを拒否する権限を持っている。

 米医学専門誌「メイヨー・クリニック紀要(Mayo Clinic Proceedings)」に掲載された7月の論説によれば、現在の米国における抗がん剤の新薬の平均価格は年間12万ドル(約1400万円)を超えているが、国民の平均年収は5万2000ドル(約620万円)だ。また、抗がん剤の新薬の価格は過去15年間で5〜10倍に上昇している。(c)AFP

4535チバQ:2015/12/21(月) 21:49:46
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20151221-OYT1T50074.html
ヒット新薬、薬価下げ検討…製薬業界は猛反発
2015年12月21日 17時38分


 国内での売れ行きが予想外に伸び年1000億円を超えた医療用医薬品の値段(薬価)を引き下げるという新ルールを、厚生労働省が来年の診療報酬改定から導入する方針を固めた。

 保険適用された薬が対象。医療費が膨れあがるのを防ぐためだが、製薬業界は新薬開発を妨げると猛反発している。

 新ルールでは、年間の販売額が1500億円を超え、製薬会社の予想の3割増以上となった薬について、2年に1度の診療報酬改定で公定価格を最大半額に下げる。1000億円超で予想の5割増以上となった薬も、最大25%落とす。

 新薬の値段は、製薬企業が開発コストや材料費などに加え、国内の市場規模を考慮して算定した価格を厚労省に提出するなどし、有識者会議での検討を踏まえた上で、同省が決定している。社会保障費の抑制が課題となる中、当初の予想を超す巨額の売り上げが生じた場合、公的保険財政からそのまま支出するのは難しいと判断した。

4536チバQ:2015/12/21(月) 21:50:30
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151221/k10010348551000.html
化血研に立ち入り検査 近く業務改善命令へ
12月21日 18時56分

化血研に立ち入り検査 近く業務改善命令へ
熊本市にある製薬会社「化血研」が、医薬品の原料で生物テロにも使われるおそれのあるボツリヌス毒素を運ぶ際に、必要な届け出を怠っていたとして、厚生労働省は会社に対し立ち入り検査を行いました。「化血研」では国の承認とは異なる方法で血液製剤や動物用のワクチンを製造する問題が相次いで明らかになっていて、厚生労働省は、近く業務改善命令を出す方針です。
立ち入り検査を受けたのは熊本市に本社がある製薬会社「化血研」=「化学及血清療法研究所」です。
厚生労働省によりますと、「化血研」は、食中毒の治療薬など医薬品の原料に使われるボツリヌス毒素について、熊本県内の施設と施設の間を運ぶ際、法律で定められた届け出をしていなかったということです。
ボツリヌス毒素は生物テロに使用されるおそれがあるとして、0.1ミリグラム以上運ぶ際には県の公安委員会に届け出る必要がありますが、会社の内部調査で、平成19年以降の8年間で届け出を怠っていたケースが4件確認されたということです。
会社によりますと、運搬中の紛失や盗難などはなかったということで、21日の立ち入り検査では管理状況について、担当者から聞き取りを行ったほか運搬の記録などを調べたということです。
「化血研」では国の承認とは異なる方法で血液製剤や動物用のワクチンを製造する問題が相次いで明らかになっていて、厚生労働省は近く業務改善命令を出す方針です。
ボツリヌス毒素とは
ボツリヌス毒素は、土や泥の中に広く存在する細菌のボツリヌス菌が、酸素がない状態におかれた際に発生させる強い毒素です。
食中毒を引き起こすことでも知られていて、昭和59年には熊本市で製造された「からしれんこん」を食べた11人が死亡し、検出されたボツリヌス毒素が原因だと断定されました。
ボツリヌス毒素は、こうした食中毒の治療薬など医薬品の原料として使われますが、強い毒性のため生物テロに使用されるおそれがあるとして感染症法で「二種病原体等」に指定されています。
研究などの目的で所持する場合には厚生労働大臣の許可が必要で、運搬する際には都道府県の公安委員会に届け出なければなりません。
「生物テロおそれある病原体など管理徹底を」
熊本市にある製薬会社「化血研」が、医薬品の原料で生物テロにも使われるおそれのあるボツリヌス毒素を運ぶ際に必要な届け出を怠っていたことについて、警察庁でテロ対策に関わった日本大学の河本志朗教授は、「ボツリヌス毒素は、オウム真理教が生物兵器をつくるために培養しようとしていたとされる非常に危険なものだ。今回の化血研の対応は、危険な毒素を管理するという危機感が欠けていると言わざるをえない」と述べました。そのうえで、「来年は伊勢志摩サミット、5年後には東京オリンピック・パラリンピックを控え、テロ対策が重要となるなか、製薬会社などは生物テロに使われるおそれがある病原体などの管理を徹底すべきだ」と指摘しています。

4537チバQ:2015/12/21(月) 21:51:16
http://www.asahi.com/articles/ASHD12HCPHD1UBQU008.html
武田薬品、特許切れ薬事業を分離 後発薬世界最大手と合弁
伊沢友之2015年12月1日08時00分
 国内製薬最大手の武田薬品工業は30日、特許が切れた薬の販売を本体から切りはなすと発表した。後発薬(ジェネリック)世界最大手と来年4月以降に合弁会社を設立して、そちらに任せる。後発薬の普及を8割以上に高める国の方針などで、特許切れの薬はもうけづらくなっている。新薬の開発や販売に集中し収益力を高める。

 合弁相手はテバ・ファーマスーティカル・インダストリーズ(イスラエル)。武田は「長期収載品」と呼ばれる特許切れの薬の販売や医師への情報提供などを原則、合弁会社に移す。出資比率はテバが51%、武田が49%。5人の役員のうち、3人をテバが出す。社名や本社をどこに置くかは決まっていない。また合弁会社と、テバの日本法人「テバ製薬」(名古屋市)は連携するが、統合するかなどは未定だ。

 武田は経営資源を新薬に集中させる。テバは、武田のブランドを使って知名度向上を図るほか、武田の流通網や顧客層を活用して事業の拡大をもくろむ。

 合弁会社は武田の連結対象から外れ、持ち分法適用会社になる。武田の売上高は初年度で数百億円減る見込みだ。武田の日本事業を担当する岩崎真人取締役は「革新的な新薬の提供を通じて、成長を遂げていく」などとした談話を出した。

 日本の製薬会社が、長期収載品を本体から大幅に切りはなすのは異例。背景には、医療費削減を目標に後発薬品の普及率を高めたい国の方針がある。

4538チバQ:2015/12/21(月) 21:52:09
http://www.asahi.com/articles/ASHCM129BHCLULBJ01H.html
血液製剤など10製品出荷止まったまま 製薬会社不正
竹野内崇宏2015年11月27日20時30分
 血液製剤やワクチンの国内有力メーカー「化学及血清療法研究所」(化血研、熊本市)が、20年以上にわたって不正な方法で製品をつくっていたことが判明し、現在も10製品が出荷できないでいる。化血研は近く、第三者委員会による調査の結果を発表する。

 厚生労働省は、流通中や出荷予定の化血研製の血液製剤12種類とワクチン10種類、その他7種類の計29種類について、9月までに出荷自粛を要請。安全性が確認された製品や緊急性の高い製品を順次解除しているが、まだ血液製剤7種類とワクチン3種類は出荷が止まっている。

 B型肝炎ワクチンは国内シェアが8割。宇都宮市内のある診療所は在庫がなくなり、予約の受け付けを中止した。インフルエンザワクチンと4種混合(百日ぜき、ポリオなど)ワクチンは解除されたものの、一部の医療機関では予約延期などの影響が出た。

 血友病患者に必要な血液製剤も条件付きで解除された。ただ荻窪病院(東京)の花房秀次医師によると、「本当に安全か」と不安を訴える患者もいるという。

 不正な製造は、承認内容と異なるつくり方をしていたこと。化血研によると、1989年ごろから、血液製剤の製造効率を高める目的で、添加剤を入れていた。発覚を免れようと記録を偽造し、国の定期検査で示していた。ワクチンでも同様の不正な製造や、書類の誤記が見つかった。

 化血研は9月、元裁判官らによる第三者委を設置、原因を調べ始めた。厚労省は第三者委の報告書をもとに行政処分を検討する。

 化血研は旧熊本医科大(熊本大医学部)の研究所が母体。薬害HIV訴訟の被告企業の一つで96年に和解した。大阪原告団の花井十伍代表は「訴訟のさなかにも不正行為を続けていたことになる。不正を見逃してきた国もこれまでの対応を検証すべきだ」と話す。(竹野内崇宏)

■出荷が止まっている主な製品

()内のパーセントは国内シェア

【ワクチン】

・日本脳炎(36%)

・A型肝炎(100%)

・B型肝炎(80%)

【血液製剤】

・重症の感染症などに使う「献血グロブリン」

・出血性ショックなどに使う「献血アルブミン」

※インフルエンザワクチン、4種混合(百日ぜき、ジフテリア、破傷風、ポリオ)ワクチンは出荷を再開

4540チバQ:2015/12/23(水) 02:17:09
>>4539
http://mainichi.jp/articles/20151124/k00/00m/020/098000c
ファイザー
19兆円アイルランド企業合併…節税効果も

毎日新聞2015年11月23日 22時09分(最終更新 11月24日 00時31分)
 【ワシントン清水憲司】米製薬大手ファイザーと、アイルランドの同業アラガンは23日、合併することで合意したと発表した。2016年後半に合併手続きを終える見通しで、製薬業界では世界最大規模となる。ファイザーは合併を通じ、法人税を低く抑える狙いがあるとされ、論議を呼びそうだ。

 発表によると、買収総額は1600億ドル(約19.6兆円)で、今年最大の企業合併になる見通し。ファイザーは欧米の巨大製薬会社と首位争いをしており、14年の売上高は496億ドル(約6兆円)で、製薬業界ではノバルティス(スイス)の580億ドル(約7兆円)に次ぐ規模。アラガン買収後のファイザーの売上高は600億ドルを超え、首位を奪還するのは確実だ。

 ファイザーのリード最高経営責任者(CEO)はかねて、米国の法人税率は競合他社の所在国より高く、競争上の不利になっていると主張。昨年1月、法人税率の低い英国の製薬大手アストラゼネカの買収に乗り出したものの、拒否されて実現しなかった。先月、同じく米国より法人税率の低いアイルランドのアラガンへの合併提案が表面化していた。

 買収は、アラガンの株主にアラガン株1株当たり合併会社のファイザー株11.3株を割り当てる株式交換で行う。社名は「ファイザー」で、事実上の本社機能は引き続き米ニューヨークに置く。合併会社のCEOはリード氏が務める。

 一方、買収される側のアラガンが形式的にファイザーを“吸収”して存続会社になる「逆さ合併」の形を取り、法的な本社は法人税率の低いアイルランドに置く。実質的な法人税率は現行の約25%から、合併後には17〜18%程度に下がる見通しだ。

 米財務省は昨年9月、課税逃れを狙って本社を国外に移す動きを抑止しようと、こうした企業の資金活用を制限するなどの防止策を打ち出し、今月も追加策を発表したばかり。米国内で論議を呼ぶのは確実で、税制改正が来年の米大統領選の争点の一つになる可能性もある。

 ファイザーは世界屈指の新薬メーカーとはいえ、後発医薬品(ジェネリック)メーカーとの競争が激化している。しわ取り注射剤「ボトックス」やドライアイ治療薬などの人気薬をそろえるアラガンを取り込み、合併後3年間で20億ドル(約2460億円)超の経費削減効果も見込む。リード氏は「ファイザーは革新的な医薬品の開発、株主還元、米国への投資を促進する財務上の柔軟性を得られる」との声明を出した。

 企業の買収・合併では、ビール首位のベルギーのアンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ)が今月、同業2位の英SABミラーを約710億ポンド(約13兆2000億円)で買収することで正式合意しており、ファイザーの買収はこれをしのぐ規模となる。

 一方、日本勢は最大手の武田薬品工業でも世界トップ10に食い込めていない。日本勢はバイオ医薬品など最先端の新薬開発で出遅れ、欧米勢に比べて大型の新薬候補が少ないとの指摘もあり、一段の規模拡大や経営効率化を迫られそうだ。

4541荷主研究者:2015/12/26(土) 21:24:55

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151202_13047.html
2015年12月02日水曜日 河北新報
<東北大病院>てんかんセンター開設

 東北大病院は1日、てんかん治療の広域連携拠点となる「てんかんセンター」を院内に開設した。てんかん患者の確定診断を引き受けるなど、専門相談員を置いて地域の医療機関との連携を強化する。

 東北大病院などによると、全国的にてんかん専門医が不足しており、疑いのある患者の早期診断や専門的助言ができる体制の整備が課題になっていた。今後は連続脳波モニタリング検査による確定診断を東北大病院が担う。

 東北大病院は2010年、大学病院初のてんかん科を設置。ことし11月には東北、北海道で唯一となる「てんかん診療拠点機関」の指定を県から受けた。

 センター長に就いた中里信和てんかん科長は「全人口の1%がてんかん患者とされる。地域の医師と連携しながら患者の悩みを支援していきたい」と話した。

4542とはずがたり:2015/12/28(月) 19:30:45
【ビジネスの裏側】「死の谷」に挑む武田薬品…製薬業界の悪習・古い体質さえも変えるiPS細胞の再生力 「メイドインジャパン」の創薬
http://www.msn.com/ja-jp/news/money/%E3%80%90%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%81%AE%E8%A3%8F%E5%81%B4%E3%80%91%E3%80%8C%E6%AD%BB%E3%81%AE%E8%B0%B7%E3%80%8D%E3%81%AB%E6%8C%91%E3%82%80%E6%AD%A6%E7%94%B0%E8%96%AC%E5%93%81%E2%80%A6%E8%A3%BD%E8%96%AC%E6%A5%AD%E7%95%8C%E3%81%AE%E6%82%AA%E7%BF%92%E3%83%BB%E5%8F%A4%E3%81%84%E4%BD%93%E8%B3%AA%E3%81%95%E3%81%88%E3%82%82%E5%A4%89%E3%81%88%E3%82%8B%EF%BD%89%EF%BD%90%EF%BD%93%E7%B4%B0%E8%83%9E%E3%81%AE%E5%86%8D%E7%94%9F%E5%8A%9B-%E3%80%8C%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%B3%E3%80%8D%E3%81%AE%E5%89%B5%E8%96%AC/ar-BBnYleJ#page=2
産経新聞
8 時間前

 「死の谷」と呼ばれてきた日本の製薬業界の悪習を武田薬品工業が変える。「死の谷」とは、大学の優れた新発見を製品化できずに腐らせてしまう制度的問題を意味する。武田は人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使ったがんや糖尿病などの再生医療の実現に向け、ノーベル医学・生理学賞を受賞した山中伸弥教授が率いる京都大iPS細胞研究所のスタッフらを抱え込んだ研究機関を神奈川県に設置。創薬で欧米勢が圧倒的な強みを持つ中、アカデミズムと企業の垣根を壊し、「メイド・イン・ジャパン」の再生医療の確立を目指す。(阿部佐知子)

 同じ釜の飯を喰う

 武田と京大iPS細胞研究所は平成27年12月15日、武田の湘南研究所(神奈川県藤沢市)で、がんや糖尿病、心不全など6つの疾患でiPS細胞を使った新薬開発や再生医療の研究をスタートしたと発表した。

 「大学で論文は書けるが、患者に(研究成果が)届かない。研究者が(製薬)企業に入ることで、臨床応用という世界に飛び込んでいくすばらしい舞台だ」

 会見した山中教授は、両者の提携についてこう意義を語った。

 従来の産学連携は、製薬会社の社員が大学に出向して基礎分野の研究に参加するのが一般的だった。今回のように製薬会社の研究機関に直接入りこんで、臨床段階まで携わるのは日本の製薬業界では極めて異例のことだ。いわば、武田と京大の研究者が同じ釜の飯を食いながら、再生医療の臨床試験という一つの目標に取りかかる構図だ。

 国立大学法人の職員である京大の研究者と武田の社員では、一緒に研究をしていても、勤務や出張の勤務規定が異なる。京大職員が武田の社員食堂で割引価格で利用できるように福利厚生面などの細かな規定も見直しをして、実現にこぎつけた。

 湘南研究所内に約2200平方メートルの施設を開設し、iPS研究所の6人を中心に60人が参加する。来年4月に対象となる疾患を10以上まで増やし、40人以上の研究者を国内外からさらに受け入れる予定だ。

 知的財産については、汎用性のある技術は京大iPS研が所有。最終的に生み出された再生医療の関わる知財は武田と京大iPS研との共同所有にする。

 遅れをとる日本勢

 異例の提携にこだわった理由について、山中教授は日本の創薬が抱えて続けてきた「死の谷」と呼ばれる課題をあげる。

 「死の谷」は、研究開発段階から実際に事業化するまでの間に立ちはだかる、

 開発費用のほか、大学研究を医療につなぐ橋渡し役の不在が原因で起きる。

 新薬創出で世界1位の米国では、大学などの研究機関が由来のものが6割をしめるが、日本では2割以下といわれている。

 欧米では基礎研究と製薬企業を結びつけるバイオベンチャーがあり、有望な研究をベンチャー企業が育て、大企業に事業を売却するといった流れが定着している。しかし、日本ではこのプロセスがなかった。

 今回の提携が成功すれば、「死の谷を一足飛びに乗り越える」(山中教授)といい、日本の弱点を克服できるモデルケースになりえる。

 「革新をもたらすものが日本の研究で生まれてくる」と語った武田薬品のクリストフ・ウェバー社長。山中教授は「(取り組みを)成功させ、日本で生まれる画期的で新しい基礎研究の成果を社会への応用につなげたい」と強調した。

 早ければ3年後にも、日本で生まれた新薬の臨床試験を開始する。iPS細胞研究は、日本の製薬業界と大学の古い体質さえ変え、日本の医療を飛躍させようとしている。

4543とはずがたり:2016/01/04(月) 19:55:23
>いずれの死亡例も原因は個別に説明できるとみられるものの、年末の時期に集中して起きたことから、病院の職員確保や高齢妊婦のチェック体制を疑問視する声も上がっている。
確率的には十二分に有り得るんだろうから年末体制のチェックをすれば十分やろうね。

イタリア、妊婦の死相次ぎ波紋 1週間で5人
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%80%81%E5%A6%8A%E5%A9%A6%E3%81%AE%E6%AD%BB%E7%9B%B8%E6%AC%A1%E3%81%8E%E6%B3%A2%E7%B4%8B-1%E9%80%B1%E9%96%93%E3%81%A75%E4%BA%BA/ar-AAgj7jn#page=2
AFPBB News
8 時間前

【AFP=時事】妊産婦死亡率が世界最低水準のイタリアで、昨年12月25〜31日の7日間に5人の妊婦が出産時に死亡したことを受け、衝撃が広がっている。同国の保健当局は3日、調査を命じた。

 いずれの死亡例も原因は個別に説明できるとみられるものの、年末の時期に集中して起きたことから、病院の職員確保や高齢妊婦のチェック体制を疑問視する声も上がっている。

 直近の死亡例は、3人目の子どもの妊娠8か月だった女性(29)。パートナーの男性の話では、高熱と胃腸炎の症状を訴えて30日に北部ブレシア(Brescia)の救急センターに運ばれ、翌日の大みそかに死亡した。医師は緊急帝王切開を試みたものの、母子ともに死亡した。

 ベアトリーチェ・ロレンツィン(Beatrice Lorenzin)保健相は、この女性に加え、他の死亡例4件のうち3件について原因を究明するため専門家を派遣。最初の報告は4日に予定されている。

 報道によると、他の死亡例のうち2件は、35歳と39歳の妊婦が出産中に心不全を起こし、死産となった。また、クリスマスの25日には、緊急帝王切開を受けた妊娠8か月の女性(34)が死亡。女性は自宅で転落事故に遭ったと伝えられている。お腹の中にいた男児は、摘出から数時間後に死亡した。

 調査対象とならなかったのは、南部フォッジャ(Foggia)で死亡した女性(23)で、出産予定日を目前に自宅で急死した。お腹の中にいた女児は、母親の死後行われた帝王切開によって無事誕生した。

 著名な婦人科医であるローマ(Rome)のラ・サピエンツァ大学(La Sapienza University)のロザルバ・パエザーノ(Rosalba Paesano)教授(婦人科学)は、今回の事例の数件について、妊娠後期に生じる血栓症や心臓疾患のリスクに対する検査が不十分だったために起きた可能性があるとの見方を示した。

病院のベッドに横たえられた新生児(2013年3月19日撮影、資料写真)(c)AFP=時事/AFPBB News
c AFPBB News 提供 病院のベッドに横たえられた新生児(2013年3月19日撮影、資料写真)(c)AFP=時事/AFPBB News
 ローマのサン・カミロ(San Camillo)病院のアントニオ・スタリタ(Antonio Starita)医長はイタリア紙スタンパ(La Stampa)に、「イタリアで際立っているのは妊婦の35%が35歳を超えていることだ。この年齢では妊産婦の死亡リスクが倍増する」と語った。

 スタリタ氏によると、一部の保健機関で新規雇用が止まっているため、スタッフ、特に家庭を訪問して妊娠をめぐる問題の初期兆候に気付くことができる助産婦が不足している恐れがある。

 世界銀行(World Bank)の統計によれば、イタリアは2004年以来の出生数10万人当たり妊婦死亡数が平均4人にとどまり、妊産婦死亡率の下位10か国に入っている。

【翻訳編集】AFPBB News

4544名無しさん:2016/01/11(月) 09:35:33
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160111/k10010367261000.html
紹介状ない大病院初診 負担徴収義務化の方針
1月11日 5時20分

厚生労働省は大病院が高度な治療に特化できるようにするため、診療所などの紹介状がない患者が大病院を初めて受診した場合、初診の際は5000円以上の窓口負担の徴収を義務化する方針を固め、中医協=中央社会保険医療協議会に提案することにしています。
現在、地域の診療所などの紹介状がない患者が大病院を受診した場合、病院は特別な窓口負担を徴収できるとされていますが、徴収するかどうかや金額の設定は任意で、義務化はされていません。
これについて厚生労働省は、紹介状がない患者が500床以上のベッドを持つなどの大病院を受診した場合、初診の際は5000円以上、再診では2500円以上の窓口負担の徴収を義務化する方針を固めました。
厚生労働省は、こうした仕組みを導入して症状が軽い患者が直接大病院を受診することを抑制することで、大病院が高度な治療に特化できるようにしたいとしていて、来年度・平成28年度からの導入を目指し、中医協=中央社会保険医療協議会に提案することにしています。

4545とはずがたり:2016/01/11(月) 18:10:57
>院外薬局で薬を患者がもらうシステムに変えていった。医者に入るお金は処方箋料だけとなる。たくさんの薬を書くと余計に手間が増えるのに入るお金は同じというシステムだ。結論的にいうと、これでほとんど処方は減らなかった。

>私は基本的に医学教育の在り方に問題があるのだと考えている。ひとつは「専門分化主義」、もうひとつは「正常値至上主義」である。

>総合診療医というのは、専門医ほど各臓器には詳しくないが、人間全体をみて、その人に何が大切かの優先順位がつけられる。15種類の薬を飲んでいる人に、これだけは飲んでくれという5種類が選べるような医師だ。

>総合診療や地域医療、そして彼らによる啓もう活動が盛んな長野県は平均寿命が男性1位、女性1位になっていながら、ひとり当たりの老人医療費は全国最低レベルだ。

>厚生労働省は医療費を制度で削ろうとばかりするが、医学教育改革こそが、もっともコストエフェクティブな制度だ

薬の大量処方で医者が儲かるという「大ウソ」
薬が減らないのには2つの原因があった
http://toyokeizai.net/articles/-/94048
和田 秀樹 :精神科医 2015年11月26日

医者は金儲けのために薬を出しているのではない

日本人は、諸外国と比べて、医者に行った時の薬の処方が多い。それに疑問を感じているのか、「薬漬け」ということばもよく使われる。

その理由について、医者が利益を得るために薬を必要以上に大量に出しているからだと考える人が少なくない。だから一般の人と比べて医者の収入が多いと思われているフシもある。

どうも日本には医者の「性悪説」のようなものがあるようだ。

たとえば、かつて老人医療費が無料になった時代があるが、当時、病院の待合室が高齢者であふれ返っていた。高齢者のサロンとさえ揶揄された。

その際に待合室で元気そうな高齢者が、次に行く旅行の相談をしているとか、いつも来ているおじいさんが今日は顔を見せないので聞いてみると「風邪をひいてるから」というようなオチになっている。要するに、病気でも何でもない高齢者を医者が集めて金儲けをしていて、本当に病気のときは来ないという話である。

しかし、ここでよく考えてほしい。高齢者の通院患者というのは、風邪をひいたなどの急性の病気で医者にくるほうが珍しく、多くの場合は、高血圧や糖尿病、骨粗しょう症など慢性の病気で医者に来ているのである。体調がいいのであれば、待合室で旅行の相談をするのは何の不思議もないし、むしろ待合室でよぼよぼしているとすれば、薬の出し過ぎか、医者がちゃんと体調を管理できていないことになる。私の外来に通う認知症の患者さんだって、風邪をひいている時は、代わりに家族が来ることなどざらにある。

しかし、日本の医者は薬を出すことで金儲けをしていると厚生労働省(当時は厚生省)も考えたようで、90年代後半くらいから医薬分業を強烈に推し進めた。要するに院内で処方するのではなく、院外薬局で薬を患者がもらうシステムに変えていった。そうするといくらたくさん薬を出しても、医者に入るお金は処方箋料だけとなる。たくさんの薬を書くと余計に手間が増えるのに入るお金は同じというシステムだ。

結論的にいうと、これでほとんど処方は減らなかった。世間や厚生省が考えるほど、医者は金儲けのために薬を出していたのではなかったのだ。

4546とはずがたり:2016/01/11(月) 18:11:08

薬漬け医療を生む「専門分化主義」の弊害

では、なぜ、たとえば高齢者だと15種類も出されるような、多剤処方、いわゆる薬漬け医療が蔓延するのだろうか?拙著『だから医者は薬を飲まない』でも解説しているが、私は基本的に医学教育の在り方に問題があるのだと考えている。

ひとつは「専門分化主義」、もうひとつは「正常値至上主義」である。

大病院、とくに大学病院に行ったことがあればお気づきになるだろうが、内科という科はその手の病院では消滅している。代わりに、呼吸器内科、内分泌科、消化器内科、循環器内科という臓器別の診療科が並んでいる。

このような専門分化は、特定の臓器の病気と診断がついている場合、とくに珍しい病気に対して、専門的に治療を行うには望ましい。しかし、それによって専門外の分野の治療はお粗末になってしまうということは珍しくない。

一般に大学病院や大病院の医師などが開業する場合、糖尿病の専門医や消化器内科の専門医として開業できればいいが、それでは広く患者が集めきれないので、一般内科ということで開業するケースが多い。ところが高齢者の場合、一人でいくつもの病気を抱えているほうがむしろ通常だ。高血圧で血糖値も高く、そのうえ、骨粗鬆症も始まっているなどということがざらだ。

その際、循環器の専門医であれば、高血圧に関しては、自分の専門知識で治療ができるだろう。しかし、糖尿病や骨粗鬆症については、専門外の素人のような感じで治療をすることになる。

そういう際の医者向けのマニュアル本はいっぱい出ている。それぞれの病気についての「標準治療」が紹介されている本だ。どんな検査をして、どんな治療をすればいいかが書かれているから、確かに大外れの治療にはならないだろう。しかし、多くの場合は標準治療として、2、3種類の薬を飲ませればいいという話になっている。すると、4つ病気を抱えたお年寄りに「標準治療」を行うと12種類の薬を飲ませることになる。

ところがこの手の標準治療は、ほかの病気が合併していることはほとんど考慮に入れられていない。基本的にその病気の専門家が作るのだが、その病気に詳しくてもほかの病気に詳しくないことには変わらない。そして、多くの場合、ほかの薬を飲んでいる場合に、その処方をどうすればいいのかなどは書かれていない。

結果的にほかの分野のことを知らない専門医が次々と開業していくうえに、患者層の多くが高齢者(これからはその傾向がどんどん強まっていくだろう)なので、多剤併用の傾向がさらに進んでいくことになる。

ところが大学病院というのは、基本的に教育スタッフがほとんどこの手の「専門家」である。こういう人が医学教育を牛耳っている以上、多少制度をいじっても、むしろ受けた教育に忠実なまじめな医者ほど薬をたくさん使ってしまうことになる。

本当は正常ではない「正常値」

もうひとつの問題は、「正常値」主義である。要するに検診などで異常値が出れば、ある病気の早期発見ができたということで、治療が開始されてしまうということだ。

2012年の人間ドック学会の発表によると、人間ドックでどの項目も異常がなかった人はわずか7.8%しかいなかったという。92.2%の人は何らかの形で異常を抱え、それを医者に見せるとその異常値を正常化させるような治療が行われてしまう。

4547とはずがたり:2016/01/11(月) 18:11:25
>>4545-4547
ここでも、専門分野の病気なら、「この程度の異常なら大丈夫」と言えるのかもしれないが、専門外の場合は「一応、治療しておきましょう」になりかねない。

実際、血圧の正常値などは大規模調査の結果などで、ときどき変更されるが、検査の正常値というのは、平均値プラスマイナスアルファなどという「雑な」決め方をされていることが多い。身長が平均よりひどく高くても、ひどく低くても病気とは言えないように、「平均を外れていること=病気である」とは言えないだろう。

どの値を超えれば病気になりやすいという大規模調査をすればいいのに、それがほとんど行われていないのが現実だ。また検査データを正常にしたら、本当に病気が減るのかもわからないということも珍しくない。

本当に「正常な値」と、薬を使うことで「正常にした値」というのは、体に与える意味が違う。たとえば、ピロリ菌があると胃がんになるというので、最近は除菌が盛んに進められるが、生まれつきピロリ菌がない人は確かに胃がんにならないのだが、長い間ピロリ菌が胃の粘膜に影響を与えていた人は、菌を殺しても胃がんにならないとは限らないそうだ。

検査値を正常にしないといけないというイデオロギーに、医者(患者の多くも)が染まっている限り、異常値にはつい薬を使うということになって、どんどん薬が増えていってしまう。

これからの時代に必要な医者とは

最近になって高齢者が増えてきたこともあって、専門医でない総合診療医や、地域の患者への往診を含めて(要するにその患者さんの生活状況もみる)サポートしていく地域医療医が再評価されているという。

総合診療医というのは、専門医ほど各臓器には詳しくないが、人間全体をみて、その人に何が大切かの優先順位がつけられる。15種類の薬を飲んでいる人に、これだけは飲んでくれという5種類が選べるような医師だ。

総合診療や地域医療、そして彼らによる啓もう活動が盛んな長野県は平均寿命が男性1位、女性1位になっていながら、ひとり当たりの老人医療費は全国最低レベルだ。つまりきわめてコストエフェクティブ(コストがかからず、患者さんの健康長寿につながる)な治療を行っていることになる。いっぽうで、大学病院の多い県ほど、平均寿命が短く、老人医療費も高いという傾向がある。検査値の正常主義はむしろ時代遅れなのだ。

高齢化が進んでいるのだから、医学教育の大幅な改変が求められる。しかし、大学の医学部の教授というのは、一度なると定年までやめないし、各医局が定員を削る気がないから、専門医ばかりが養成され、総合診療医がなかなか教育できない。

だとすれば、旧来型のダメな大学病院は半分くらいスクラップして、総合診療や心の治療、がんへの特化などのニーズにあった医学部をどんどん新設すべきなのだ。

厚生労働省は医療費を制度で削ろうとばかりするが、医学教育改革こそが、もっともコストエフェクティブな制度だと私は信じている。

4548とはずがたり:2016/01/11(月) 18:44:21
C型肝炎の特効薬、バカ売れで浮上する問題
2015年5月発売、いきなり国内販売トップに
http://toyokeizai.net/articles/-/98235
長谷川 愛 :東洋経済 記者 2016年01月02日

「ソバルディ」は2015年7〜9月期に432億円を売り上げ、国内の医療用医薬品でトップに立った。

2015年、最も注目を浴びた製薬会社の一つが、米国のギリアド・サイエンシズだ。
肝臓がんの原因となるC型肝炎の2つの特効薬、「ソバルディ」(遺伝子型2型のC型肝炎ウイルスの感染者向け)と「ハーボニー」(1型ウイルスの感染者向け)が2013年末の発売直後から爆発的に成長し、2014年の医療用医薬品売上高は、前年の世界18位から9位に急浮上した。

2015年5月に国内で発売したソバルディは、同年7〜9月に432億円を売り上げ、国内製品別売り上げランキングでいきなりトップに立った(IMSジャパン調べ)。あまりの売れ行きに、厚生労働省はソバルディ、ハーボニーを対象候補に、2016年度の薬価制度改革で、年間販売額が1000億円以上などの条件を満たした製品の薬価を最大50%引き下げる仕組みの導入を決めた。

約8000人の従業員を抱えるギリアドは、感染症領域に強みを持ち、エイズ治療薬(抗HIV薬)で世界最大手。日本で有名な抗インフルエンザ薬「タミフル」も創製した。C型肝炎薬の大ヒットで業績が様変わりした今、ギリアドのトップは何を思うのか。タミフルの開発者でもある、ジョン・ミリガン社長を直撃した。
患者同士の口コミで売り上げが急拡大

――いきなり世界トップ10入りを果たして、どんな心境か。

まだ慣れないが、いやな感じはしない。今の売り上げの背景にはサイエンスや、これまで積み上げてきた努力があり、よい医薬品を患者に届けることができている。

ギリアドは1987年設立の、まだとても若い会社だ。売り上げ規模も展開地域もさらに拡大していく。2013年に日本法人が本格的に立ち上がり、ソバルディ、ハーボニーを発売できたこともとてもうれしく思っている。

――ソバルディ、ハーボニーのすさまじい売れ行きをどう見ているか?

今まで経験したことのない状況だ。世界には、何十年も革新的な治療薬を待っていたC型肝炎患者がたくさんいる。われわれの薬は100%近い治癒率があり、従来よりも短期間で治療できるので、医師にも患者にも広く受け入れられている。患者同士の口コミでも広がり、患者から医師に「ぜひこの薬を使ってほしい」と言うケースもある。

――「治癒」が実現する薬なので、数年後に売り上げが激減するリスクがあるのでは。現に、ソバルディは米国ですでにピークアウトしている。

リスクだとは思っていない。ソバルディ、ハーボニーは「治癒する」という意味で一般的な薬とはまったく異なる。慢性疾患の薬は10年、20年と飲み続けなければならないが、われわれの薬は12週間で治療を完全に終えることができる。この性質により、初期段階で多くの患者に投与されるが、新規の患者も出てくる。ただ、世界的にソバルディから(ソバルディの成分を含有する配合剤である)ハーボニーに徐々に置き換わっていくとは見ている。

――米アッヴィが2015年11月に、1型C型肝炎ウイルスの感染者向けの特効薬「ヴィキラックス」を国内で発売した。競争激化の中、勝算は?

C型肝炎薬での勝算は十分にある。ソバルディとハーボニーが優れた薬であることはもちろんのこと、ソバルディと別の薬剤による、新たな配合剤や併用療法も開発している。それにより、C型肝炎の領域ではつねに競合に一歩先んじていけるだろう。

治療完了までの薬剤費は500万円を超える

――ソバルディは1日1錠6万1799円、ハーボニーは1日1錠8万171円で、治療が完了するまでにそれぞれ約546万円(併用薬含む)、約673万円の薬剤費がかかる。

高い価格と言われるが、製薬会社は莫大な投資をし、非常に大きなリスクを負って、新薬を開発している。ソバルディ、ハーボニーもその中で生まれた。治癒するという革新的な効果や患者の数(国内100万人前後)を考えると、高すぎるとは思わない。ふさわしいレベルの価格だと考えている。

もし治癒しないままでC型肝炎の患者が長年治療を続けると、医療費は高額になる。一方で、特効薬を飲めば、今まで若くして亡くなっていた患者が元気になり、通常の生活を取り戻すことができる。長い目で見れば、医療制度への負担は軽減されるだろう。

4549とはずがたり:2016/01/11(月) 18:44:39
>>4548-454――この薬があまりにも売れているので、厚生労働省は、ソバルディ、ハーボニーを主なターゲットに、年間販売額が1000億円以上などの条件を満たした製品の薬価を最大50%引き下げる仕組みの導入を決めた。

今までと違う状況であることを理解してもらっていない。売り上げが一気に伸びるのは、治癒する薬であるため、患者が短期間で一気にアクセスしているからだ。

――ソバルディはまだ製品になるかわからない臨床初期段階で、2012年に米国のファーマセット社を買収して獲得した。なぜ110億ドルという大金を投じる決断ができたのか。

決してリスクの高い買い物だったとは考えていない。当社にいる多くの専門家が、長年ファーマセット社を研究して、ソバルディの元になる化合物が、安全性や有効性に優れ、C型肝炎薬として非常に有望だと判断した。

ソバルディのような、遺伝子を構成するヌクレオチドに関与する薬は、世界の製薬会社でギリアドしか発売していない。その意味では、われわれがソバルディの元の化合物の性質をいちばん深く理解できていたと考えている。

有望な化合物を保有する企業は積極的に買収

――2015年11月に米ファイザーがアイルランドのアラガンを19兆円で買収すると発表したように、製薬業界ではM&Aが活発だ。ギリアドの方針は。

われわれの研究開発投資は、世界大手と比べるとまだ小さい。開発品ポートフォリオを拡充するために、今後もM&Aを続けていこうと考えている。当社にいる専門家やサイエンティストに調査してもらい、つねに有望な化合物を探している。

ファーマセット社の案件は大型買収に思われるかもしれないが、実際はそれほど大きい規模の買収ではない。ファーマセット社のように、人数的に小規模でも、有望な化合物をたくさん持っている企業を買収したい。

――創薬が年々難しくなる中、C型肝炎の特効薬をはじめ、エイズやインフルエンザの分野でも画期的な製品を出せているのはなぜか。

サイエンスとデータを最も重視している。競合との関係やマーケティング上の理由などに基づいて意思決定するのではなく、重要な決断はサイエンスとデータを十分に理解したうえで行うべきだ。

――国内市場でC型肝炎の次に狙っている分野は。

次に注力しているのが、がんの領域。血液がんの非ホジキンリンパ腫を対象に、新しいクラスの薬剤を開発している。すでに欧米では発売済みで、開発後期段階の臨床第3相試験を行っている。

そのほか、日本に何百万人もの患者がいるNASH(非アルコール性脂肪性肝炎)や、潰瘍性大腸炎、関節炎などの治療薬も開発中だ。

発展途上国の患者に治療薬を届けるのが使命

――エイズやC型肝炎は発展途上国に患者が多い。そのような新興市場での戦略は?

発展途上国でのビジネスにはモデルがないので、手探り状態でやっている。HIV感染者は世界に約3500万人、C型肝炎患者は約1億8500万人おり、半数以上が発展途上国にいる。こうした患者に治療薬を届けていかなければならず、われわれは非常に大きな責任を負っている。

エイズに関しては2003年に「HIVアクセス・プログラム」を開始し、発展途上国に当社の薬を低価格で提供している。また、生産能力が大きいインドの後発医薬品メーカー数社とライセンス契約を結び、エイズ治療薬やC型肝炎薬を多くの患者に届けている。エイズ治療薬を届けた発展途上国の患者数は800万人に達した。

――日本の製薬会社は最大手の武田薬品工業でも世界17位(2014年)と、世界で存在感がない。日系メーカーについて思うことは?

日本企業の研究開発力は非常に高いと思う。当社も2014年に小野薬品工業から、がん細胞のシグナル伝達を阻害するタンパク質をターゲットとする化合物を導入しているし、小野薬品は米ブリストル・マイヤーズ?スクイブと共同で、がん免疫薬も開発した。

ただし、いわゆる西側諸国までフィールドを大きく広げた企業は少なく、武田薬品、アステラス製薬、第一三共くらいではないか。高い研究開発力を備えたまま武田薬品のスケールになれば、世界での存在感は増していくと思う。9

4550とはずがたり:2016/01/12(火) 14:24:53
恐ろしい話しだな(;´Д`)

学術論文:「再現性」の記述「ほぼすべてに欠陥」
http://www.msn.com/ja-jp/news/techandscience/%E5%AD%A6%E8%A1%93%E8%AB%96%E6%96%87%E3%80%8C%E5%86%8D%E7%8F%BE%E6%80%A7%E3%80%8D%E3%81%AE%E8%A8%98%E8%BF%B0%E3%80%8C%E3%81%BB%E3%81%BC%E3%81%99%E3%81%B9%E3%81%A6%E3%81%AB%E6%AC%A0%E9%99%A5%E3%80%8D/ar-CCpSEU#page=2
毎日新聞
2 時間前

 ◇米スタンフォード大などの研究チーム発表

 世界で発表された過去15年間の生物医学系の学術論文を抽出して調べたところ、同じ方法で実験すれば同じ結果が得られる「再現性」を確認するための手法が十分に書かれていないなど、ほぼすべてに欠陥があったとする分析結果を、米スタンフォード大などの研究チームがオンライン科学誌プロス・バイオロジーに発表した。資金の提供元などに関する情報がない論文も多く、論文のデータ改ざんや捏造(ねつぞう)の背景になっているとの指摘もある。

 研究チームは、2000?14年に発表された生物医学系論文から441本を無作為に抽出。そのうち実験データを伴う268本を精査したところ、再現実験に必要な全ての手順や条件を公表している論文は1本だけだった。

 論文の図表類の基になる実験の生データを紹介している論文もゼロで、生データの取り寄せ方法を示した論文も1本しかなかった。また、論文441本のうち51.7%で研究資金の出所の記載がなく、69.2%は企業などとの利害関係を示す「利益相反」の有無を明示していなかった。研究チームは、各論文の研究結果の真偽については検証していない。

 論文の再現性をめぐっては、研究不正が発覚したSTAP問題などをきっかけに、透明性や説明責任が強く求められているが、詳細な実験情報を公開すれば後追いする研究が増えるため、研究者は公開に積極的ではない背景がある。研究チームは「論文の透明性や再現性に対する科学界の関心は増しており、それらの欠如は研究の価値を下げる」と指摘する。【須田桃子】

 研究不正問題に詳しい榎木英介・近畿大講師(病理学)の話 実験手順の記述が不適切だと、再現実験を試みる人の時間や研究資金が無駄になる。研究者側だけでなく、出版社側も不備のある論文を掲載しないなどの強い態度で改善に取り組むべきだ。

4551とはずがたり:2016/01/15(金) 17:34:45
1年程前の記事
>>4356では受理されゐる。その後どうなったのか?嫌疑不十分で起訴猶予がいいとこかなぁ??
>小保方氏の代理人・三木秀夫弁護士は、「告発状が受理されるかどうかも不明だが

小保方晴子氏「ES細胞窃盗」告発でSTAP捏造犯は解明されるか
http://news.livedoor.com/article/detail/9754289/
2015年2月5日 16時0分 NEWSポストセブン

「嘘つきは泥棒の始まり」というが、今回は泥棒疑惑が嘘を解明する糸口になるかもしれない。理化学研究所の小保方晴子・元ユニットリーダーが1月26日、窃盗容疑で兵庫県警に告発状を提出された。

 すでに理研調査委員会の報告書によって小保方氏のSTAP細胞が既存のES細胞だったことが明らかになっている。告発人で理研OBの石川智久・元上級研究員がいう。

「小保方さんはSTAP論文が疑われた直後から、実験室にあった細胞サンプルをこっそり処分し始めました。怪しいと感じた理研の研究者有志がサンプルを保全して独自に調査したところ、小保方さんの共同研究者だった若山照彦さん(現・山梨大教授)の研究室から紛失していたES細胞が見つかった。そこで、私は彼女がES細胞を窃盗したと推定し、刑事告発に踏み切りました。日本の科学の国際的信頼を回復するためにも絶対にうやむやにしてはいけない」

 小保方氏は2011年4月から2013年2月まで若山研の客員研究員として自由に研究室に出入りし、ES細胞を手にできる立場にあったという。

「小保方さんの研究室から見つかったES細胞は、若山研にいた中国人留学生が作成、凍結しておいたもの。若山研が理研から山梨大学に引っ越したときに紛失が発覚し、留学生は研究を継続できなくなったそうです」(石川氏)

 それ以外にも、石川氏は「小保方研究室からはそれ以外にもES細胞のチューブが入った『若山研totalRNA』と書かれた小さなボックスなども見つかった」との証言も理研関係者から得ているという。

 調査委員会は昨年12月、「小保方氏は持ち出しを否定しており、ES細胞混入の行為者はわからない」として捏造問題を幕引きしたが、若山研のスタッフからも聞き取り調査を行なっているのだから、「小保方氏に窃盗の疑いがある」という証言を得ていたはずだ。

 この問題を取材するジャーナリストの津田哲也氏がいう。

「調査委員会は研究論文の精査が建前で、犯罪を暴くことが目的ではないと責任逃れするかもしれませんが、理研はこの騒動で科学への信頼を損なった責任がある。研究に費やされた税金の問題も残る。今後捜査があれば、調査内容を提供するなど全面協力すべきです」

 小保方氏の代理人・三木秀夫弁護士は、

「告発状が受理されるかどうかも不明だが、小保方氏がES細胞を窃盗したという事実はなく、その動機もない。伝え聞く告発状の内容は杜撰で事実に大きく反している」

 と真っ向から反論するが、少なくとも「“STAP細胞”を作成するため」という動機は成立し得る。今のままの灰色決着が許されないことだけは確かだ。

※週刊ポスト2月13日号

4553とはずがたり:2016/01/19(火) 08:34:54
今朝の朝日朝刊だと統合決定との事。

県立・市立病院で連携や再編の可能性探る
(2015年06月10日 17:01)
http://www.cabrain.net/news/regist.do;jsessionid=E8260260C3269409F2C519AABE2D2383

 兵庫県と西宮市は10日、県立西宮病院と西宮市立中央病院の現状と課題を共有するため、昨年11月から実施してきた意見交換会の内容を取りまとめて公表した。県立病院との統合を考える西宮市の求めに応じて開催された意見交換会だったが、当面は統合を前提とはせず、「兵庫県と西宮市との間で共有化した課題の解決に向け、両病院の役割分担・連携の推進、再編など、さまざまな取り組みの可能性を検討していく」としている。【坂本朝子】

2014/6/17 15:18
西宮市立病院移転問題 今村市長、県立病院と統合に意欲
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201406/0007061137.shtml

 兵庫県西宮市の今村岳司市長(41)が17日、就任後初めての市会定例会で所信表明に臨み、市立中央病院について、アサヒビール西宮工場跡地(同市津門大塚町)への移転新築案を「白紙撤回する」とあらためて強調した。その上で「県立西宮病院と統合し、600床を超える基幹病院にするのが最も効率的」と病院統合に新たな意欲を示した。(斉藤絵美)

 市立中央病院は2012年度、市一般会計から約11億円の繰入金があり、約4億7千万円の赤字状態。築39年の建物は一部で耐震性に問題もあり、河野昌弘前市長はアサヒビール工場跡地への移転新築計画を進めていた。

 今村市長は「(現計画は)医療環境の向上につながらず、この規模で公立病院の持続的な経営は困難」と主張。「(県立病院との)統合に向けた方針が定まるまで移転新築せず、現状のままとする」と述べた。

 一方、県立西宮病院は建て替えから約20年しかたっておらず、統合について、県病院局企画課は「西宮市から正式には聞いておらず、白紙の状態」とする。尼崎・塚口病院の統合再編、こども病院(神戸市)や柏原病院(丹波市)の建て替えなど各地で県立病院の整備が控えており、早期の統合はハードルが高いとみられる。

4554とはずがたり:2016/01/23(土) 20:05:50

武田薬品の危機…収益悪化で世界トップ10入りの夢が頓挫、大型M&A軒並み失敗
http://www.msn.com/ja-jp/news/money/%E6%AD%A6%E7%94%B0%E8%96%AC%E5%93%81%E3%81%AE%E5%8D%B1%E6%A9%9F%E2%80%A6%E5%8F%8E%E7%9B%8A%E6%82%AA%E5%8C%96%E3%81%A7%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%9710%E5%85%A5%E3%82%8A%E3%81%AE%E5%A4%A2%E3%81%8C%E9%A0%93%E6%8C%AB%E3%80%81%E5%A4%A7%E5%9E%8Bmanda%E8%BB%92%E4%B8%A6%E3%81%BF%E5%A4%B1%E6%95%97/ar-BBoxtrP
ビジネスジャーナル
株式会社サイゾー
1日前

 2016年は申(さる)年で戦後2度目の「丙申(ひのえ さる)」となり、社会は激動するといわれている。

 欧米製薬大手の間では、事業の再編が加速している。仏サノフィと独ベーリンガーインゲルハイムは15年12月、両社の事業交換に向けて交渉に入った。サノフィは大衆薬部門をベーリンガーから取得し、代わりに動物用医薬品部門をベーリンガーに譲渡する。動いたのは4月に就任したばかりのサノフィのオリビエ・ブランディクール最高経営責任者。再編の仕掛け人と呼ばれている。

 両社の事業交換が成立すれば、サノフィの大衆薬の売上高は業界トップクラスに浮上。ベーリンガーは動物薬で業界2位になる。ベーリンガーの子会社である日本の大衆薬大手、エスエス製薬(石橋利哉社長、非上場)はサノフィに移る。米製薬大手のファイザーは15年11月、アイルランドの同業アラガンとの合併で合意した。買収総額は19兆2000億円(1600億ドル)に上り、製薬業界のM&A(合併・買収)では最大規模になる。

 日本の製薬業界は長きにわたり太平の夢をむさぼってきた。国内の大型再編は05年の山之内製薬と藤沢薬品工業の合併(現アステラス製薬)、三共と第一製薬の経営統合(現第一三共)以来、10年間途絶えたままだ。

「日本には世界のベスト10に入るような製薬会社が1社もない。合併して大きな会社をつくるべきだ」と菅義偉官房長官は、14年春の産業力競争会議で武田薬品工業の長谷川閑史社長(当時)に檄を飛ばした。だが、笛吹けど踊らずの状態が続いてきた。

 業を煮やした厚生労働省は、15年9月に発表した「医薬品産業強化総合戦略」のなかで、「日本の製薬メーカーもM&A等による事業拡大も視野に入れるべき」と踏み込んだ。決め手は政府が安価な後発(ジェネリック)医薬品の普及率を20年度までに8割以上にする方針を打ち出したこと。これが新薬メーカー再編の背中を押すことになる。

 主戦場は、がんや認知症など新薬開発の難易度が高いバイオ医薬品だ。小野薬品工業はがん免疫薬「オプジーボ」が肺がん治療薬として承認され、これを材料に株価は急騰。15年12月18日には2万2400円と上場来高値をつけた。ただ、1月14日には1万8000円まで値下がりした。

●カギ握る銀行

 今後、銀行主導の再編もあり得る。

 三菱東京UFJ銀行をメインバンクとする製薬会社は、小野薬品のほか排尿障害改善薬の日本新薬、慢性疼痛治療薬の持田製薬などがある。三菱ケミカルホールディングスの傘下の多発性硬化症薬の田辺三菱製薬は統合の嵐のなかで、どう生き残りを図るのか。

4555とはずがたり:2016/01/23(土) 20:06:13
>>4554-4555
 三井住友銀行系では、住友化学傘下の抗精神病薬の大日本住友製薬と塩野義製薬に再編の可能性がある。塩野義は高脂血症薬という切り札を持っており魅力的。手代木功(てしろぎ・いさお)社長のもと、過去4年間で株価は6倍になった。塩野義を中心に三井住友銀行系は回ることになるかもしれない。

 みずほ銀行がメインの企業のなかでは、カテーテルなど心臓血管領域に強みをもつテルモが医薬品メーカーの買収に高い関心を示している。糖尿病薬のキッセイ薬品工業や気管支ぜんそく薬のキョーリン製薬ホールディングスの主力銀行も、みずほである。胃腸薬のわかもと製薬の筆頭株主はキッセイ薬品だ。

 大塚ホールディングスは主力の抗精神病薬が米国で特許切れ。M&Aに動く可能性が高い。地銀の阿波銀行とりそな銀行がメインだ。認知症薬、抗潰瘍薬を世界展開しているエーザイは独立路線を堅持できるかどうかが焦点。16年3月期の売上高は5500億円の見込みだが、1兆円企業にならないと苦しい。メインは埼玉りそな銀行だ。

 エーザイは得意としてきた消化器系分野を、より効率的な研究開発体制を整えるため分社化し、味の素の製薬子会社と統合する。化粧品の原料や検査薬の事業売却も決めた。認知症とがんの新薬開発に経営資源を集中する。

●勢力地図が大きく変化の可能性も

 M&Aを仕掛ける側のメインプレーヤーになる可能性が高いのは、富士フイルムホールディングスだ。18年度にも血液がんの抗がん剤を発売する。米国で臨床試験から治験に進むことを決めたほか、日本では治験を実施中だ。がん分野で同社初の薬となる。「医薬品事業を成長の牽引役にする」と古森重隆会長兼CEO(最高経営責任者)は明言している。東レも注目される。関節機能改善薬の科研製薬の大株主(4.7%を出資)だ。

 製薬業界の最大の関心事は、国内最大手である武田薬品工業。世界トップ10入りを目指していたが、海外M&Aがうまくいかず収益が悪化し17位(14年)まで後退した。国内2位のアステラス製薬は前立腺がんの薬などが伸びており、連続最高益を続けている。武田と好対照だ。武田は筆頭株主(7.2%を出資)の、婦人科系、泌尿器系に強いあすか製薬(旧・帝国臓器製薬)を吸収合併するだけでは足りない。

 政府が製薬再編の旗を本気で振るとすれば、財務大臣名義で33.3%を出資しているJT(日本たばこ産業)を巻き込むことになるかもしれない。もしJT・武田連合になれば、世界のメガファーマと戦う体制が整うが、可能性は低いとされる。

 もうひとつ世界的な会社をつくるなら、アステラスと第一三共の大同団結だ。第一三共はインドのジェネリック医薬品メーカーの大型買収で大火傷をした。

 日医工(年商約1400億円)、沢井製薬(同1200億円)、東和薬品(同800億円)のジェネリック御三家も安閑としてはいられない。ジェネリックが売り上げの8割に達する日本ケミファ(同360億円)を取り込むと勢力地図が大きく変化する。

 最後は市販薬最大手でドリンク剤、風邪薬、発毛剤が3本柱の大正製薬ホールディングス。医療用医薬品の分野の強化が急務である。連結子会社の大正富山医薬品がM&Aを仕掛ける可能性もある。
(文=編集部)

4556とはずがたり:2016/01/27(水) 19:40:02
遂に混入が有ったと認めざる得ない所まで来たか。

小保方氏、手記出版へ 「混入犯に仕立て上げられた」
http://www.asahi.com/articles/ASJ1V43CVJ1VPLBJ003.html?iref=com_rnavi_arank_nr01
野中良祐2016年1月27日05時05分

 STAP細胞論文の研究不正問題をめぐり、論文を書いた小保方晴子・元理化学研究所研究員(32)が手記を出版することが26日、わかった。小保方氏がまとまった主張を公表するのは、2014年4月の会見以降初めて。

 タイトルは「あの日」で、全253ページ。講談社から出版され、早ければ28日に書店に並ぶ。14年1月に論文を発表後、不正の疑惑が浮上して論文の撤回に至る詳細などを当事者の視点でつづっている。

 小保方氏は手記の冒頭で「世間を大きくお騒がせしたことを心よりおわび申し上げます」とした上で、幼少期から米ハーバード大留学などを経て、理研の研究員となって論文を発表するまでの経緯を説明している。

4557とはずがたり:2016/01/28(木) 19:22:06
若山氏主犯説かっ!
>小保方氏は「スフェア」と呼ばれる球状の細胞塊がストレスによってOct4陽性細胞に変化する過程に着目していただけで、万能細胞の作製に積極的だったわけではなかった
>若山氏に相談したところ、「Oct4陽性細胞という多能性を示す細胞が採取できるならば、キメラマウス作製こそが最重要なデータであり、iPS細胞のような(無限増殖できる)幹細胞ができるかもしれない」と勧められた。
>若山先生が作製したキメラマウスなど論文の主題となる実験結果の補佐となる細胞の遺伝子解析などを任されていたが、解析に用いる幹細胞は培養を担当していた若山先生から受け取り実験を行うようになっていった

小保方晴子氏が手記出版で反撃! STAP細胞は若山教授が黒幕、私は捏造犯に仕立てられた、と...
リテラ 2016年1月28日 09時00分 (2016年1月28日 18時56分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20160128/Litera_1926.html

 ちょうど2年前のきょう、1月28日は、あのSTAP細胞が大々的に発表された記者会見の日だが、そんな日を選んで、小保方晴子氏が反撃に出た。昨日からメディアで大きく報道されているように、手記『あの日』(講談社)を発売したのだ。本サイトはいち早く手記を入手したが、本のなかで小保方氏は、〈STAP細胞に関する論文発表後、世間を大きくお騒がせしたことを心よりお詫び申し上げます〉と謝罪しつつも、一連の「捏造」疑惑に真っ向から反論していた。

 といっても、小保方氏が今もまだ「STAP細胞はあります!」と言い続けているということではない。

 周知のように、STAP細胞は、論文の捏造、データ改ざんに端を発して、小保方氏のでっちあげではないかという疑念が向けられるようになった。さらには、STAP幹細胞への変化やキメラマウスの作製の過程で、小保方氏がES細胞を混入させたという可能性が取り沙汰され、理化学研究所の調査委員会の調査でも、小保方氏の実験室に残されていたSTAP幹細胞やキメラマウスがすべてES細胞由来であることが判明。「STAP細胞はなかった」と結論付けられた。

 しかし、小保方氏は、STAP幹細胞の培養やキメラマウス作製はすべて論文の共著者である若山照彦・山梨大学教授が主導していたと断言。にもかかわらず、途中でその若山氏に手のひらを返され、捏造の犯人に仕立てられてしまったと主張しているのだ。

 同書によれば、そもそも、小保方氏は「スフェア」と呼ばれる球状の細胞塊がストレスによってOct4陽性細胞に変化する過程に着目していただけで、万能細胞の作製に積極的だったわけではなかったという。ところが、当時、理研CDB(理化学研究所発生・再生科学総合研究センター=当時)にいた若山氏に相談したところ、「Oct4陽性細胞という多能性を示す細胞が採取できるならば、キメラマウス作製こそが最重要なデータであり、iPS細胞のような(無限増殖できる)幹細胞ができるかもしれない」と勧められた。

 だが、若山氏が実験を何度も試みてもキメラマウスはできてこなかった。この時点で小保方氏は「ES細胞から作製されるようなキメラマウスはできないというのも重要な結果の一つ」と考え、論文のテーマは細胞変化過程にしようと思っていたという。

 しかし、若山氏は諦めようとしなかった。そして、ある日、若山氏から小保方氏に驚きの知らせがもたらされる。〈ある日いつも通りスフェアを(若山氏に)渡すと、「これまではスフェアをバラバラの細胞にしてから初期胚に注入していたが、今日からはマイクロナイフで切って小さくした細胞塊を初期胚に注入してキメラマウスを作ることにした」とおっしゃった。それから10日後、若山先生からキメラができたと連絡を受けた。その上、残りの細胞をES細胞樹立用の培養液で培養したらES細胞の様に増えだしたと報告された。毎日、スフェア細胞を培養し観察していた私は、細胞が増える気配すら感じたことがなかったので大変驚いた。「特殊な手技を使って作製しているから、僕がいなければなかなか再現がとれないよ。世界はなかなか追いついてこられないはず」と若山先生は笑顔で話していた〉

4558とはずがたり:2016/01/28(木) 19:22:20

 だが、結果は知らされても、自分の眼で確かめたわけではない。自分で確認がしたいと思った小保方氏は「培養を見せてください、手伝わせてください」と申し出たというが、若山氏には「楽しいから(一人でやる)」「ES細胞の樹立も研究者の腕が重要だから、自分で行いたい」と拒否された。

 また、キメラマウスやクローンマウス作製の技術を「教えてほしい」と申し出ると、若山氏はこんな返事を返してきたという。

「小保方さんが自分でできるようになっちゃったら、もう僕のことを必要としてくれなくなって、どこかに行っちゃうかもしれないから、ヤダ」

 小保方氏はこうした経緯から見ても、自分が"ES細胞を混入させた"というのはありえないと主張するのだ。

〈STAP細胞からのキメラ実験は、若山先生が作製方法をSTAP細胞塊をバラバラに注入する方法から、マイクロナイフで切って入れる方法に切り替えた時に初めて成功している。もし私がES細胞を渡していたのなら、細胞塊をバラバラにしてキメラマウスを作製していた当初からキメラマウスの作製に成功していたはずである。そうではなく、実験方法を切り替えた時にES細胞を渡していたとするなら、連日行われていたキメラマウス作製実験において、若山先生が実験方法を変えるタイミングを予期し、そのタイミングに合わせてES細胞を若山研の誰にも知られずに準備し、ES細胞研究の第一人者である若山先生にばれずに渡すことが、果たして可能であっただろうか〉

 そのうえで、小保方氏はこう書く。

〈後にSTAP細胞と名付けられる細胞の存在の証明が、キメラマウス作製の成功、もしくは増殖する細胞であるSTAP幹細胞への変化であるなら、「STAP細胞の作製の成功・存在の証明」は常に若山先生がいなければなしえないものになっていった〉

 明言はしていないが、もしSTAP細胞が捏造とするならば、それは若山氏がやったとしか考えられないと言っているのだ。

 小保方氏はそれを裏付けるような若山氏の乱暴なやり口も次々と暴露している。まだ未申請のヒト細胞を使った実験に関して、「行ったのはその承認後だったということにすればいいのです」とメールで指示してきたことや、若山研究室ではデータの扱いが非常に恣意的だったと指摘する。

〈若山研では、胚操作によって作製されたマウスを使った重要なデータを補佐するためのデータは「飾りのデータ」と呼ばれ、まず結論へのストーリーに合う仮のデータを「仮置き」の形で図表として用いて論文執筆を行う方法がとられていた。(中略)ストーリーに合わない、つじつまの合わない実験結果は、「このままでは使えないのでやり直すか、データとして使用しないように」と指導を受けた〉

 また、スフェア細胞からのキメラが胎児だけではなく胎盤も形成していることが発見された時についても、疑惑の目を向けている。胎盤の形成はES細胞などでは起こりえない現象で、事実なら大発見だが、若山氏は小保方氏に〈スフェアからのキメラマウスの胎盤だというもの〉を渡し、「組織学的に解析してほしい」と依頼をしてきたという。ところが、若山氏はその解析結果を待たず、2012年4月頃にはTS細胞と呼ばれる、胎盤を形成する能力のある幹細胞株を樹立する培地でスフェアを培養する実験を開始。後に「FI幹細胞」と名付けられる幹細胞株を樹立した。

4559とはずがたり:2016/01/28(木) 19:22:38
>>4557-4559
 この間、小保方氏は〈若山先生が作製したキメラマウスなど論文の主題となる実験結果の補佐となる細胞の遺伝子解析などを任されていたが、解析に用いる幹細胞は培養を担当していた若山先生から受け取り実験を行うようになっていった〉〈実験に使用するマウスは若山先生から渡され、私が作製したスフェアは、若山先生が計画した他の研究員が進める実験にほぼすべて使用され、自身で解析などを進めることができない時期が続いた〉と、ほとんど蚊帳の外だったという。

 ところが、論文にデータの改ざんなどが発覚し、疑問が向けられ始めると、あんなに積極的だった若山氏の姿勢は一変する。若山氏はNHKの取材に「論文を撤回したほうがいい」と回答。さらに、キメラマウスづくりに使ったSTAP細胞が、自分が小保方氏に渡したマウスと同一のものであるか、に疑念があると考え、自分の手元に残っていたSTAP幹細胞を第三者機関に解析に出したのである。

 若山氏がそのような態度をとったことに対して、同じ論文の著者の丹羽仁史氏は小保方氏に「ハシゴを外されたんや」と述べたという。

 そして、14年3月25日、小保方氏に渡したマウスと若山氏が解析したSTAP幹細胞のマウスの系統が違うとの報道が出た。解析結果が出た6月には、若山氏が会見を開き、正式に「STAP幹細胞を第三者機関によって解析した結果、若山研にはけっして存在しなかったマウスの細胞からできていた」と発表。小保方氏がES 細胞を混入させたという見方が広がっていく。

〈私は混入犯に仕立て上げられ、社会の大逆風の渦に巻き込まれていった。私は「若山研以外からのサンプルの入手経路はない」と事実を述べ、「実験してはっきりさせる」とコメントを出すしかなかった〉

 しかし、その後、理研の調査によって、若山氏の会見内容は間違いであることが発覚。STAP幹細胞と若山研のマウスは別物でなく、〈若山研で飼育されていたマウスに由来している〉ことがわかっている。

 つまり、小保方バッシングの材料とされた、若山氏が発信源の情報は事実ではなかったということらしい。

 他にも、小保方氏は同書の中で、若山氏の不可解な動きをいくつも指摘している。著者間で合意していた「ネイチャー」論文の撤回理由書を若山氏が勝手に書き換えてしまったこと、さらには、若山研にいた頃に作製され、大切に箱に保存していたサンプルのいくつかが、箱の中から消えていたこと......。たとえば、サンプルの消失については、こう書いている。

〈これが解析されていれば、STAP細胞としてキメラ実験に用いられていた細胞の由来が明確にわかったはずだった。(中略)STAP細胞からのテラトーマの実験も複数回行われていたが、それらのサンプルもなくなっていた〉

 もちろん、こうした主張を全部鵜呑みにするわけにはいかないだろう。実際、TCR再構成の証明がきちんとなされていないことや、テラトーマの画像取り違えなど、十分な説明をできていないことも多い。

 しかし、一方では、このSTAP細胞問題では、理研や若山氏、亡くなった笹井芳樹氏の言動にも不審な点は多く、小保方氏が不可解に感じるのももっともな部分もある。

 あのSTAP問題をから騒ぎで終わらせないためにも、若山氏にはぜひ、反論をしてもらいたいものだ。
(伊勢崎馨)

4560とはずがたり:2016/01/28(木) 19:35:08
こんなブログも。CHANNEL20101010氏すげえ慧眼。果たして真実は何処に。この観点からの検証もなされなければならないであろう。

2014-12-23
「若山照彦問題」を忘れるな!「小保方博士バッシング報道事件」に終わりはない。
http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20141223/1419265710

「小保方博士バッシング報道事件」は、理研側の発表によると、小保方博士による再現実験が不成功に終わり、小保方博士も責任を取ると言う形で、理研を退職ということで、幕引きが行われつつあるが、この「小保方博士バッシング報道事件」には、まだまだ多くの謎が残っている。

第一の謎は、私も言い続けてきた問題、つまり「若山照彦問題」である。この「小保方博士バッシング報道事件」が勃発以来、引っ切り無しに「内部情報」を暴露し続け、「小保方博士バッシング報道事件」に、火に油を注ぎ続けた「若山照彦問題」だ。この「若山照彦問題」について、優れた分析記事をネットで見つけたので、やや長文ではあるが、敢えて、以下に引用する。是非、ご一読頂きたい。

STAP細胞疑惑について全マスコミと理研が見落としてるもう一つの可能性を敢えて指摘する

NHK等に協力し、「小保方氏に裏切られた」とする一方的で強烈な小保方氏攻撃を執拗にやり続ける若山教授こそが、本当はいちばん怪しいという観点の完全な欠落
By CHANNEL20101010
2014年8月6日 記
http://www.geocities.jp/channel_20101010/
 NHK等に協力し、「小保方氏に裏切られた」とする一方的で強烈な小保方氏攻撃を執拗にやり続ける若山教授こそが、本当はいちばん怪しいという観点の完全な欠落。

 ( 彼の研究室でなら、それが可能な条件全部が揃ってた事を誰もが完全に見落としてないか? )

若山氏は、STAP研究に疑義が生じると間も無く ( 小保方氏と連絡を取って事実を確認する事もせずにいきなり ) 「小保方氏は自分の渡したマウスを使っておらず、別のマウスとスリ替えた」「私は小保方氏に裏切られた」等という、一聞するとそれだけで小保方氏にとっては致命的と思えるような暴露証言を、マスメディアに対して大々的に語り始めたのではないか?
併し驚くべき事に、この敵意剥き出しともいえる若山氏の主張は、少しして、若山氏が当の遺伝子分析を依頼した ( 若山氏に近いらしい ) 放射線医学総合研究所の、何と「肝心な識別用遺伝子の見落とし」という重大な ( というより正にソレをこそ確認する為の分析だったのだから“馬鹿げた” ) ミスによる、全くの勘違いであった事が ( 理研側の検証で ) 判明したのである。
つまり小保方氏は「マウスのスリ替え」など、全く行ってなかった事が、ちゃんと確認されてるのである。

小保方氏にとって、まさしく名誉棄損、公然侮辱も甚だしい、この2時間半もの若山氏の記者会見と質疑応答は、STAP細胞の真偽ではなしに、唯々小保方氏の信用を失墜させて潰す為にだけ行われたように見えるのだ。

若山氏は上の会見でも…
「笹井先生が参加して来てから論文はどんどん難しくなり、自分には理解出来ないものになった」
「この問題が起きてからは自分が犯人にされて研究生命を絶たれるのではないかと大変怖かった」
「それで自分の身を守る為に一人でSTAP実験の検証を始めた」
 などと、マスコミに対して自身の身の潔白のみを訴えるような発言をしている。

4561とはずがたり:2016/01/29(金) 13:21:36
宮根はどんだけバカなんだw
>ひょっとしたらSTAP細胞はできるかもしれないと、手記を読むと感じる

STAPがあるないではなく,小保方の捏造ではなくて若山先生の捏造だって書いてある(多分)んだぞ(;´Д`)

【小保方さん手記】「日本の研究はこんなにいい加減だったのか」「STAP細胞、今もあるような」関西のコメンテーター辛口批評続々
http://news.livedoor.com/article/detail/11116863/
2016年1月28日 16時27分 産経新聞

4562とはずがたり:2016/01/29(金) 22:15:10
2016年 01月 29日 13:57 JST
感染拡大する「ジカ熱」について知っておくべき事実
http://jp.reuters.com/article/zika-americas-facts-idJPKCN0V50MQ?sp=true

[28日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は28日、先天的に頭部が小さい「小頭症」との関連が指摘されている感染症のジカ熱が「爆発的に拡大」しており、アメリカ大陸で300─400万人が感染する恐れがあると警告した。

 蚊が媒介するジカ熱に関して知っておくべき事実を以下に挙げる。

 ●ジカウイルスは、雌のネッタイシマカによって媒介され、ヒトに感染する。ジカ熱のワクチンはまだない。デング熱やチクングンヤ熱、黄熱病もこのネッタイシマカによって媒介される。

 ●ジカ熱の症状は通常、発疹や発熱、筋肉・関節の痛みなどで比較的軽く、1週間程度で治まる。症状が現れないことが多く、感染しても入院治療が必要になることはまれだ。

 ●ジカウイルスは、ウガンダのビクトリア湖近くにあるジカの森に生息するアカゲザルから1947年に初めて発見された。WHOによると、1952年にウガンダとタンザニアで初めてヒトへの感染が確認された。

 ●ジカウイルスは蚊が繁殖しやすい熱帯地方で見つかっている。これまでアフリカやアメリカ大陸、南アジアや西太平洋地域で流行が確認されている。

 ●WHOによると、ジカ熱感染が確認されたアメリカ大陸の国・地域が23に増加。最も感染が拡大しているブラジルでは、感染者数は今後150万人に上る可能性があるという。


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