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Tohazugatali Medical Review

1とはずがたり:2004/10/17(日) 14:58
医学・病院・地域医療など今までTER http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1046080617/l10で扱ってた話題を独立させます。

医薬品・製薬関連はこちら http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1070807006/l10

自民党と結託し日本の成長に対する桎梏となってる医師会・歯科医師会の不祥事はこちら http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l10

TERの過去レスは>>2-5あたり

1069とはずがたり:2009/08/10(月) 02:04:23
スレhttp://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/news/1249835263/l50も立ってたけど片山のブログより。
感情的で政治家として不適格を晒している文章ですね。いつかも此処で要らんこと書いて批判された事もあったような。

まぁ其れは兎も角県医師会としては下部組織の意向を覆してひっくり返そうとしているのかね??

県医師会の推薦とやらの実情
http://skatayama.hamazo.tv/e1942188.html

 無所属候補の、個人後援会の幹部で、水窪の個人診療所の医師である方が、会長をつとめる県の医師会が、浜松医師会、浜北医師会、引佐医師会、浜名医師会からすでに推薦状をいただいている(事務所に張ってあります、)私ではなく、無所属候補に推薦を出すという報道が、でていました。
 テレビでも、無所属候補のポスターを貼ってインタビューに応じて、組織と個人を混同しているような印象が話題になっている人です。

 ちなみに、歯科医師会も、看護協会も、薬剤師会も、政策提言を聞いたうえで、私を推薦し、長らくその立場で活動させていただいております。
(略)なんだか、小泉憎しの、誰かさんの感情に乗っかって、組織としての冷静さを欠いていますね。怒るを通り越して、笑っちゃう、ですかね。
 もっとも、私の政策と無所属候補の政策の議論を比較する場もなく、判断しているのですから、それも、構造改革全般を理由にするという、医師会としては越権行為で、、。
 13日に、浜北なゆたで、医療だけに限った4者討論が行われるのですが、出来るだけ多くのまともな、感情論ではなく、政策の議論をする医療関係者にたくさんご参加いただきたいと思います。

 神道政治連盟の、浜名支部から御推薦をいただきました。


これも、他の支部において、異論封じ、決定過程の不透明、不可思議な話が山のようにあります。つぶさに公表します。証拠も残っていますから。
(略)

1070とはずがたり:2009/08/10(月) 23:00:52

『選択』を聞く:09衆院選・京都/2 医療崩壊 /京都
http://mainichi.jp/select/seiji/09shuinsen/area/26/news/20090731ddlk26010548000c.html

 ◆中央診療所理事長・京都大名誉教授泉 孝英さん(73)
 ◇偏在と膨張の構造見直せ 原則公営化含め、早急に議論を

 ◆医師の不足や偏在を含め、医療崩壊が指摘される現状をどう見る?

 日本と同じく国民皆保険の英国、スウェーデンの両国と比較して整理したい。05年のデータでは、日本は両国に比べ、人口当たりの医師数は83%、59%と少ない。それ以上に問題なのは国民1人当たりの受診回数が2・7倍、4・9倍と多いことで、医師1人当たりの診療回数は3・2倍と8・2倍だ。医師が多忙すぎて、いい医療を望めなくなっている。

 また、両国では医療機関が原則的に公営か半公営で、医師・看護師は準公務員であるのに対し、日本は大半が私営だ。医師の養成課程も、両国がすべて国公立なのに、日本は授業料が極めて高額の私立大が3分の1を占める。施設も人材も採算のいい地域・部門に集まるのは当然の帰結で、そもそも偏在のない適正な配置は不可能な構造になっている。

 ◆医療費の増加については?

 両国では、外来は診療所、病院は入院・救急と、役割が明確に分担されている。スウェーデンでは65歳以上の患者は医師ではなく、看護ステーションで看護師に最初に診てもらう。そして前述のように公営・半公営だから一定の予算配分がなされ、その中で医療を提供している。

 だが、日本は「フリーアクセスと出来高払い」が基本だ。どの病院でも何回でも受診できる。医療機関にとっても出来高払いのため、数が増えれば稼ぎになる。薬と検査が多いのも特徴で、人口当たりのCT台数は両国の7〜12倍、MRI台数は4〜7倍、投薬量は3〜4倍だ。06年データをみると、医療機関の支出では人件費が60%なのに、収入では医師の技術料は34%。足りない分を投薬・注射と検査で補い、機器メーカーや製薬会社にもカネが流れる。医療費が膨らむのは当然だ。

 ◆政治家に何を望む?

 これらの現状、構造的な問題を直視し、根本から議論してほしい。そもそも医療は採算が取れるものではなく、利権の対象にすべきではない。誰もが標準的な医療を受けられるようにするには、両国のように原則公営にし、医師・看護師は公務員にすべきだと思う。警察・消防と同じく計画的に配置でき、偏在などなくなる。そして税金でまかなうのだから、無駄は省く。両国とも公営化の議論から実施までに半世紀くらいかかっている。すぐに議論を始めるべきだ。【聞き手・太田裕之】

==============

 ■人物略歴

 1965年京都大医学博士。89〜99年、京都大教授として胸部疾患研究所、付属病院呼吸器内科などに勤務。99年から現職。06〜08年に滋賀文化短大学長。

毎日新聞 2009年7月31日 地方版

1071とはずがたり:2009/08/10(月) 23:15:11

うおっ。全民主候補の事務所も気をつけねば。

塩崎事務所が閉鎖 スタッフ新型インフルで
< 2009年8月8日 17:37 >
http://www.news24.jp/articles/2009/08/08/04141272.html

 衆議院選挙愛媛1区から立候補を予定している塩崎恭久元官房長官の後援会事務所のスタッフが新型インフルエンザに感染した可能性があることがわかり、事務所が約1週間、閉鎖されることになった。

 塩崎氏は8日、愛媛・松山市にある後援会事務所のスタッフ計4人が新型インフルエンザに感染している可能性があるとして、8日から約1週間、事務所を閉鎖すると発表した。塩崎氏自身は医師の診断の結果、感染の疑いはないという。

 また、9日に予定していた衆院選へ向けた3000人規模の決起集会も中止されることになった。

1072とはずがたり:2009/08/11(火) 06:12:57
県医師会は自民で行こうとしても下部組織は大反発してる感じですな〜。
>2、5、6、7、8、9、12、14の各区で双方推薦が決まった。

【09総選挙 愛知ニュース】
県医師会、ゆらぐ自民支援
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/aichi/CK2009073102000276.html
2009年7月31日

 衆院選に向け各地の医師会が「自民党離れ」を起こす中、会員数6700人と中部地方最大の愛知県医師会も大きく揺れている。同会の政治団体・県医師連盟が示した「与党のみ推薦」という方針に、傘下の地区連盟が反発。30日に県連盟が開いた臨時会議でも、県内の半数以上の8選挙区の地区連盟が自民・民主双方に推薦を出す構えを明らかにした。

 「この一覧表は違う。うちは自民党候補の推薦を決めていない」。7月中旬、名古屋市中区で開かれた県医師連盟の常任執行委員会。声を上げたのは春日井市医師連盟の代表者だった。

 県連盟が当日提示した一覧表は、県内全15選挙区でほぼ自民党候補のみを推薦する内容。会終了後には「うちも違う」という地区連盟が続出した。

 従来、県連盟は地区連盟の推薦を自動的に県連盟として推薦してきた。ところが今回は、与党側の要望を受けた日本医師連盟の方針に従い、「与党のみ推薦」を決定。反発を抑えるため地区連盟の独自推薦は認めつつ、県連盟推薦で乗り切るつもりだった。

 だが、その目算は崩れた。30日の会議では、2、5、6、7、8、9、12、14の各区で双方推薦が決まった。背景には、大幅な医療費削減、社会保障費抑制など一連の「小泉構造改革」に対する反発が、現場の医師に強まっていることがあるようだ。

 双方推薦を決めた名古屋市内のある地区連盟幹部は「自民の医療政策は医者をいじめるばかり。双方推薦は県連盟の方針を一応くんだだけ」と説明。同様の推薦をした半田市の連盟も「民主は医療費削減や医師不足の問題に対する姿勢が前向きだ」。地区連盟と県連盟の「ねじれ」は解消されないままだ。

1073とはずがたり:2009/08/11(火) 07:10:59
青森4区 事実上の自主投票 県医師連南黒支部
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/08/20090808t21007.htm

 青森県医師連盟の南黒支部は7日までに、衆院選青森4区で自民党前議員の木村太郎(44)、民主党元議員の津島恭一(55)の両氏を推薦することを決めた。事実上の自主投票となる。同支部が自民党以外の候補を推薦するのは初めて。木村氏のみの推薦を決めた県医師連盟とは対応が分かれた。

 また、同県連盟八戸支部は同日、3区で自民党前議員の大島理森(62)、民主党前議員の田名部匡代(40)の両氏を前回と同様に推薦することを決めた。

2009年08月08日土曜日

1074千葉9区:2009/08/12(水) 19:43:26
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/tochigi/CK2009081102000110.html
とちぎの現場から 09衆院選(4) 『現場の努力では限界』 根深い人員不足に医師の危機感
2009年8月11日

県内2カ所の病院で“崩壊”に直面した阿久津医師は、「医師不足の現場でも、みんな人を救う誇りを持って働いている」と訴える=大田原市で


 大田原赤十字病院(大田原市)副院長の阿久津郁夫医師(50)は、わずか四年の間に二度、医療現場の“崩壊”に直面した。

 二〇〇五年まで十一年間勤めた真岡市の芳賀赤十字病院では、一時十六人いた内科医が二人に。あまりの忙しさにまともな診療ができず、勤め先を変えた。「夜間救急時の患者が一日百人を超えるような状態。悔しくて悔しくて、泣きながら患者さんの紹介状を何百通も書きました」と無念さをにじませる。

 移った先の旧塩谷総合病院(矢板市)でも、常勤医がピーク時から半減。患者も減って病院は〇七年末に突然、別の医療法人に経営譲渡すると通知してきた。「現場の努力では限界がある。国が早く手を打たないと手遅れになる」と訴える。

 なぜ医療の現場が苦境に追い込まれたのか。理由の一つと指摘されるのが、〇一年に始まった小泉政権による医療費抑制の方針だ。病院に支払われる診療報酬は〇二年度以降マイナスが続き、経営基盤の弱い病院を直撃した。

 そこに、〇四年に導入された「新臨床研修制度」が拍車をかけた。医師が研修先を自由に選べるようになり、都心や大病院に人気が集中。大学に残る医師が減少し、大学は地方に派遣していた医師を引き揚げるという悪循環に陥った。

 地元への医師の供給源となる国立大の医学部がない本県は、その影響をもろに受けた。医師の過重労働、診療科の縮小といった問題が続出。制度導入以前は八百五十八人だった中核病院の常勤医数は、一時は七百八十二人にまで落ち込んだ。

 「ずっと国に期待してきたけど、何も変わらなかった。だったら自分たちで動くしかない」。県医師会の政治団体「県医師連盟」のある幹部は言う。

 従来自民党を支持してきた同連盟は、今回の衆院選で初めて、1、2、4区で民主党候補を同時に推薦することを決めた。この幹部は「地域住民の命を守るには、もう“焼け石に水”の政策じゃだめなんです」と、問題の根深さを指摘した。

  =おわり

 (この企画は小倉貞俊が担当しました)

1075千葉9区:2009/08/12(水) 22:43:11
http://www.ibaraki-np.co.jp/series/sentaku/page06.htm
'09同日選 選択 課題を追って<6> 医師不足
2009/08/07(金) 本紙朝刊 総合1面 A版 1頁


待遇と環境改善を
 体重1500㌘未満や疾患のある新生児を預かる筑波大付属病院(つくば市)の新生児集中治療室(NICU)。保育器ですやすやと寝る新生児を24時間、小児科医たちがモニターをチェックしながら注意深く診察する。
 同病院は常に満床状態のNICU9床をバックアップする継続保育室(GCU)を6月末、6床から12床に増床。体制は充実したが、その分マンパワーが必要となる。
 若手医師は月5、6回の当直をこなし勤務が30時間を超えることも。昔は助けられなかった小さな命も医療の高度化で救えるようになったが、仕事量は大幅に増えた。小児科の須磨粼亮教授は「ミス防止のためにも当直空けは休ませてあげたい」と話す。

 同病院は県内3カ所の総合周産期母子医療センターの一つ。難しい症例を受け入れる「最後のとりで」だ。
 周産期医療を支える産婦人科と小児科は、訴訟リスク増加や過酷な勤務を敬遠して勤務医が立ち去り、入局者も減った。傾向は2004年度に新臨床研修制度が導入されて以降顕著となり、県内病院からの医師引き揚げも続出した。
 同大産婦人科の吉川裕之教授によると、過去5年間で本県の公立・公的病院から約25人もの産婦人科医が東北大、東京大に引き揚げた。今年4月には日立製作所日立総合病院(日立市)が同センターに準じた地域周産期センターを休止した。
 本県唯一の医師養成大学である筑波大への期待は大きいが、吉川教授は「20人以上も一度に穴埋めするのは無理」と語気を強める。
 県内の周産期センターでは指導医クラスが激務で燃え尽き2〜3年で現場を離れるケースも多い。吉川教授は「満床時の受け入れ先を探す仕事まで任され、孤独感やストレスは重い。他の医師や患者さんからの感謝の心も消えつつある。給料が低くて激務のところに赴任してくれるだけで奇跡」と訴える。

 本県の10万人当たり医師数は155・1人で全国46位(2006年)と低迷。中でも小児科医数は全国最下位ながら、新生児死亡率の低さはここ10年全国上位。医師が顔の見える関係を築き、熱意と工夫で医療崩壊をなんとか食い止めている。
 国はようやく昨年から医学部定員増に着手。産婦人科、小児科の診療報酬や手当も上げ始めた。
 ただ、医師が一人前になるには10年かかり医師不足の地域や診療科の負担を減らさないと状況は改善しない。両科とも若手は女性の割合が高く、出産育児支援なども必要だ。
 「自分の生活を犠牲にしても子どもの命が救われるならと働いてきた。今後は若い医師の生活も考え、働きやすい職場環境づくりをしていかないと」。筑波大付属病院小児科の宮園弥生医師は自分に言い聞かせるように語った。

【写真説明】
筑波大付属病院のNICU。常に満床状態で医師の激務が続く=つくば市天久保

1076千葉9区:2009/08/13(木) 21:52:49
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/feature/matuyama1249569175069_02/news/20090813-OYT8T00010.htm
争点の現場 09衆院選 一覧

医師ら強い政治不信<7>
医師不足   
 「会員の間に自民党への反発が強く、自主投票でなければまとまらない」

 8月上旬、西条市内のホテルに県医師連盟西条、新居浜、宇摩3支部の幹部らが集まった。衆院選の3区の対応を巡るある幹部の発言に、他支部の2人が無言でうなずいた。

 連盟が「自民支持」を掲げる中、3支部が独自の対応に踏み切らざるを得なかった理由を、幹部の一人が明かす。「社会保障費を抑制してきた政策への不信感に尽きる。自主投票は過去への『NO』という意思表示にほかならない」

     ◆

 地方の医療機関が疲弊している。度重なる診療報酬引き下げなどで経営を圧迫され、04年からの新臨床研修医制度が追い打ちをかけた。研修医が自由に研修先を決められるようになり、症例が多く経験を積める都市部の病院に流れたためだ。

 医師不足で深刻な経営危機に陥り、7日に民営化方針が打ち出された四国中央市の県立三島病院はその典型例だ。地域の2次救急を担う中核医療機関だが、現在の常勤医は定員の半数の9人。他病院からの医師派遣などでしのいできたが、それも限界に達し、今年6月に小児科の救急診療を中止していた。

 内科に通院している四国中央市の無職男性(65)は民営化について「存続してもらえるだけでもありがたい」と言うが、昨年5月に発足した「県立三島病院を守る会」の小原朝彦会長は「不採算部門が切り捨てられるのでは」と懸念する。

 東予では、西条市立周桑病院、新居浜市の住友別子病院も、医師不足で一部診療の休止に追い込まれている。

     ◆

 「台風や自然現象のせいではない。政治が間違っているから医療が崩壊したんだ」。今月1日、西条市内のホテルで開かれた集会で、民主党の岡田幹事長は声を荒らげた。同党はマニフェストで、医学部の学生を1・5倍に増やし、医療従事者の増員に努める医療機関の診療報酬を増額するなどの政策を打ち出している。

 一方、自民党もマニフェストで医師の増加や地域医療再生をうたい、3区の自民新人陣営は「臨床研修医制度の見直しなど国の制度を根本的に変えなければならない」と力を込める。

 そんな応酬を、県医師連盟の支部幹部は冷ややかに見つめる。「民主は未知数。自民はこれまでの方針をコロッと変えた。どちらも、選挙前だけ聞こえの良いことを言っているように思えて仕方ない」

     ◆

 公示まであと5日。「聞こえの良い」政策を選挙後に確実に実行に移してくれるのは誰なのか。有権者は、それぞれの現場から、しっかり見定めようとしている。(おわり)

(2009年8月13日 読売新聞)

1077とはずがたり:2009/08/14(金) 10:48:28
<滋賀県>

こういう間合いの取り方もあるんですね。
>県医師連盟は委員長名で自民党候補4人に推薦状を出すが、各選挙区の役員名で民主党候補4人も推薦する予定

湖国の各種団体、自民支持に揺らぎ
衆院選、方針割れ、距離感も
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/3531

 県医師連盟は委員長名で自民党候補4人に推薦状を出すが、各選挙区の役員名で民主党候補4人も推薦する予定だ。連盟幹部は「小泉政権以降、社会保障費の抑制が続いた。後期高齢者医療制度などへの反発は強い」。

1078千葉9区:2009/08/14(金) 18:06:19
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokushima/news/20090813-OYT8T01166.htm?from=nwlb
「医療崩壊」病院の危機


公立病院の医師不足は深刻(海部病院で)  「4年前に着任した時は医師が不足しているとは全然感じなかったが、今の状況はガタガタだ」。県立海部病院(牟岐町)の川端義正院長は険しい表情で語る。就任した2005年4月には、12人の常勤医がいたが、都市部の病院に移るなどして、今年4月までに7人になった。

 辞めた常勤医5人のうち1人は産婦人科医で、病院から常勤の産婦人科医がいなくなった。他の病院から医師を派遣してもらってしのいだが、派遣が困難になった07年8月末、ついに出産の受け入れを休止した。海部郡内にお産ができる施設がなくなり、妊婦たちは現在、牟岐町から車で1時間以上かけて阿南市や徳島市の病院に通っている。

 阿南市の産婦人科で08年12月に長男を出産した牟岐町の女性(35)は「出産前は週1回のペースで一人で車を運転して通った。体力的にも精神的にも負担が大きく、ガソリン代も高くついた。地元で生みたかったのに」と話す。

 へき地の医師不足は深刻だ。医師たちの専門医志向や、生活が便利な都市部の勤務を希望する傾向が原因だと言われている。5年前から研修医が自分で研修先の医療機関を選べるようになったことも影響している。

 県によると、県内の医療機関で働く医師は、06年末現在で2174人。人口10万人当たりの医師数は270人で全国2位だ。ところが、3分の2が徳島市など県東部に集中しているという。

 「地方の病院だと、専門分野だけでなく、どんな病気でも診なければいけない。それが避けられる理由かも」と海部病院の圓乗(えんじょう)敏秀事務局次長は分析する。

 医師不足によって患者も減り、病院経営が厳しくなる悪循環。海部病院では08年度、入院患者は2万4617人で前年度より約2割減った。外来患者も4万9446人で約1割減。このため、08年度は約1億4000万円の赤字になる見込みという。

 「『医療崩壊』とよく耳にするが、まさに今、この病院で起こっている」と川端院長は肩を落とす。県内の公立病院の多くが同じような問題を抱えている。

 国や県は、解決策を病院の「集約化」に求める。総務省は07年、公立病院の経営改革のガイドラインを策定。県も09年3月、県内の公立病院の再編・ネットワーク化の基本方針を決めた。県内を6地域に分け、病院を統合したり、拠点病院を置いたりして集約化を進める方針だ。「海部病院に郡内の医師を集め、効率的に運営する方法もある。ただ、それには地元の理解が不可欠だ」と県の担当者は言う。

 県の方針に対して、日和佐、由岐と二つの町立病院を持つ美波町は、早々と両病院の存続方針を打ち出した。由岐病院の木本節事務長は「我が町の医師がこれ以上減ることは考えられない」と反発。集約化は難航しそうだ。

 医師不足、経営悪化。負の連鎖を断ち切る処方せんを示すことができるのか。政治の力が問われている。(浦野親典)

おわり

(2009年8月14日 読売新聞)

1079千葉9区:2009/08/14(金) 18:48:20
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000500908080003
選択 −広島−


問う 医療/「いざ病院」行き場なく
2009年08月08日


領収書などをもとに計算すると、7カ月で病院に払った医療費やおむつ代などの合計は約93万円に=広島市

 「1月=9万2166円、2月=9万8056円、6月=15万5799円……」


 広島市のパート女性(62)はこの7カ月、入院する元夫(62)の医療費など、病院に払った額を書き留めてきた。


 1月上旬の朝。7年前に離婚した元夫の家に行くと、元夫は倒れていて意識がなかった。119番すると救急車はすぐに来たが、40分間近く動けなかった。救急隊員が少なくとも四つの病院に電話したが「ベッドがあいていない」「対応できる医師がいない」。一度断られた救急病院に隊員が再び電話し、「何とかしてください」。叫ぶように頼むと、引き受けてくれた。


 診断は脳梗塞(こうそく)と腎不全。医師は「今晩がヤマ」と言った。病状はその後、持ち直したが、両足の指が壊死(えし)し、切断手術が必要という。その病院で手術を受けられると思っていた女性に医師は言った。「ここは救急病院なので、長くいることはできません」


 2月上旬、別の病院に移った。だがそこでもじきに、「長くは置いておけない」。


 国は、救急患者が入院した初日や14日以内などに医療機関が得る収入が通常より増えたり、平均在院日数が短い病院の収入が増えたりするよう診療報酬を設定。早く退院してもらい、救急患者の受け入れをスムーズにするとともに医療費の削減を図ってきた。


 女性は、負担が軽いところを、と月額約7万円の特別養護老人ホームに申し込もうとしたが「手がかかる」と門前払いされた。別の特養からは「空きがなく、長く待ちます」という返事だった。


 2カ所目の病院が見つけてくれたのは、県北部にある病院の療養型病床。車で片道1時間以上かかり、自己負担が月額15万円ほどに上がるが、他に選択肢はなかった。5月上旬、三つ目となる病院に移った。男性の年金は月7万4千円。女性は長男(34)と相談し家を売った。


 「いざという時、救急車を受けてくれる病院は見つからず、病院は移らないといけん。だのに行き場は見つからない。子どもに迷惑をかけたくないから、私は、ぽっくり逝きたい」と女性は言う。


    ◇


 広島市安佐南区の自営業、水野澄雄さん(77)は、後期高齢者医療制度に怒っている。07年度までは妻(72)と2人、国民健康保険に加入していた。2人合わせた年額の保険料は約6万円だったのに、75歳で線引きされ、澄雄さんだけが後期高齢者の制度へ移行。年額約10万円を請求された。国保のままの妻には約4万円の請求があり、2人で14万円。以前の倍以上だ。


 夫妻の年金は、月に約20万円。飲食店経営による利益は月数万円程度で、かつかつの生活をしている。今では衣類も買えなくなった。それでも病気になったときに支払う医療費や店の売り上げ減を心配し、毎月約2万円を民間医療保険に充てている。


 「年寄りが病気になり医療費がかさむのは当たり前。なぜ年寄りを差別するのか。医療費削減ありきでなく、どうやって捻出(ねんしゅつ)するのかを考えるべきなのでは」と水野さんは話す。(辻外記子)

1080千葉9区:2009/08/14(金) 22:19:15
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20090807ddlk31010564000c.html
この国のすがた:09解散・総選挙/4 医師不足 /鳥取
 ◇「根本的な改革を」
 地方の医師不足が深刻化している。鳥取市立病院は昨年9月末、小児科の休診に追い込まれた。昨年6月から民間の医師紹介業者に登録したり、岡山大医学部などに派遣要請をしてきたが、今もめどが立っていない。

 勤務していた2人の小児科医は、同市内の県立中央病院に集約された。国は「拠点病院への集約化・重点化」の構想を描いている。医師の派遣元の鳥取大付属病院の豊島良太院長は「2人体制では負担が重く、疲弊を招く。医師の集中はやむを得ない」と判断した。

 ところが今年2月、拠点病院さえも医師不足を理由に地域医療が崩壊しかねない事態が起きた。鳥取大付属病院の救急医4人全員が辞職を表明したのだ。多すぎる当直といった過大な負担が理由だった。

 県外からも医師を集め体制強化を図って何とか救急救命機能は維持した。一方、8月からは「時間外診療特別料金」を導入して、患者の他病院への拡散を図っている。夜間などに救命救急センターで受診し、軽症で入院の必要がなかった患者には一律5250円を負担してもらう仕組み。不要な受診を抑制し、医師の負担軽減を狙っている。特別料金を知らずに受診した患者が納得せずに、現場が混乱する恐れもある。

  ◇   ◇

 山間部の医師不足はより深刻だが、智頭病院では、地域一丸となって地域医療の崩壊を防ごうという取り組みが進められている。小児科の大谷恭一医師は鳥取市より東南部の公立病院では唯一の小児科医だ。多忙を極める中、大谷医師が重視しているのは、家庭でできる予防や看護の浸透。うがいの仕方、適切な水分のとり方といった基本的な予防策をちらしやホームページで伝えてきた。患者側にも“コンビニ受診”はやめようという意識が浸透しつつある。

 患者モニターを募集し、ニーズを探る座談会も開いてきた。「被爆を伴う検査や治療は出来れば避けたい」という声が寄せられ、必ずしも必要ない検査は避けるようになった。患者のニーズに応え、医師の負担を減らす一石二鳥の取り組みだ。

 しかし、家庭での予防や検査抑制は病院経営にとってはマイナス。大谷医師は「経営面を考えると、真に患者と向き合う小児科医療はナンセンス。民間でなく町直轄だからできる」と言う。頼りの町財政は火の車だ。

 地方の医師不足を招いたは、04年に必修化された臨床研修制度。研修医が病院を選べるため、都市部に医師が集中した。県内には臨床研修指定の病院が7病院あるが、導入前に50人を超えていた研修医が、09年は29人に減った。

 厚労省は5月、研修医の募集定員について人口などに応じて都道府県ごとに上限を定め、医師の少ない県に加算することを決めた。「地方の大学病院への研修医回帰を図る」としているが、上限枠は研修医の受け入れ実績が反映される。県医療政策課は「過去の実績がない地方が切り捨てられる」と危機感を募らせる。

  ◇   ◇

 医師確保に奔走する鳥取市立病院の武田行雄事務局長は言う。「小手先の政策では何も変わらない。診療報酬の改善とか、根本的な改革をしてくれないと地方に医師は残らない」【宇多川はるか】

1081とはずがたり:2009/08/15(土) 11:02:34
<京都府>
2区前原・4区田中って事ですな。

府医師連盟 初の民主党前職推薦
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/3623
衆院選京都2区
 京都府医師連盟は14日までに、衆院選京都2区に立候補を予定している民主党前職の前原誠司氏を推薦する方針を固めた。

 2区以外の1、3、5、6区は自民公認の前職4人、4区は無所属元職の推薦を決めている。

1082とはずがたり:2009/08/15(土) 16:25:56

争点を追う:09衆院選/8止 地域医療 /奈良
 ◇公的7病院で産科休診 慢性的な人手不足「365日、1人では無理」
http://mainichi.jp/select/seiji/09shuinsen/area/29/archive/news/2009/08/20090813ddlk29010328000c.html
 昨年2月、桜井市の済生会中和病院に県立医大から一通の通知が届いた。「産婦人科医を県立三室病院(三郷町)に異動させる。後任人事はない」という内容だった。当時、同病院の常勤産婦人科医は2人。「24時間365日呼び出される産科は、とても1人では務まらない。休診せざるを得なかった」。杉本勉・総務課長(当時)は振り返る。

 県立医大は、県内の病院に医師を派遣している。異動は、三室病院の医師を別の病院に異動させたことによる玉突きだった。中和病院は昨年4月から産科を休診し、残った1人で婦人科だけを継続する。再開のめどは立たず、産科の診察室は現在、女性外来用に改造している。

 三室病院も常勤産科医は、異動した医師を含め2人だけだったが、今年3月、もう1人の医師が開業のため退職し、4月から休診に追い込まれた。2病院で取り扱う分べん数は年間約300件。特に中和病院のある中南和地域は、出産に対応できる病院が少なく、影響が大きい。

 1人の医師の異動や退職が休診につながる不安定な状態。05年以降、町立大淀病院や県立五條病院など七つの公的病院で産科の休診が相次いだ。厚生労働省によると、県内の産婦人科医数は02年の99人から06年は87人に減少。人口10万人当たり6・2人で全国平均を下回る。

 県内で受け入れ可能な分べん数は昨年1万2144人で、出生数を1164人上回るため、県は「産科医が足りないわけではない」と強調する。ただ、民間の産科病院長は「公的病院には分べんだけでなく、産科の2次3次救急の役割がある。それを果たしていないことも問題だ」と指摘する。

    ◇

 県は08年5月、県立医大病院(橿原市)に、高度な母子医療を提供する総合周産期母子医療センターを整備した。しかし、新生児集中治療室(NICU)の31床のうち、運用しているのは25床にとどまる。県立奈良病院(奈良市)では、今年4月から69床が休床になった。いずれも看護師不足が原因だ。慢性的な人手不足で、地域医療の現場は危機にひんしている。【阿部亮介】(おわり)

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 ■ことば
 ◇医師・看護師不足

 04年度から始まった臨床研修制度の影響が大きい。従来、新人医師の大半は出身の大学病院で研修したが、研修先を選べるようになり、大都市に集中する傾向が強くなった。このため、大学の医局に医師派遣を頼っていた地方の病院が影響を受けた。看護師は、過酷な勤務に加え、06年度から手厚い看護に対する診療報酬が引き上げられたことが一因。都市部の大病院に地方の新卒看護師が流れ、地方の病院は確保が難しくなった。

毎日新聞 2009年8月13日 地方版

1083千葉9区:2009/08/15(土) 20:47:44
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/shizuoka/CK2009081502000259.html
細る地域医療どうする 志太榛原地域、医師・住民に危機感
2009年8月15日

 「総合病院がなくなりかねない時代が来るなんて」。静岡県の中部に位置する志太榛原地域で今、こんな嘆きが聞かれる。小泉政権を筆頭に自民・公明の与党下で進められた医療改革が、合理化の理念とは裏腹に地方都市の医師不足を深刻化させ、総合病院さえ閉鎖の危機に陥る「医療崩壊」を引き起こした。「衆院選は好転のきっかけになるのか」。各党のマニフェストに医療問題が挙がる中、関係者は期待と不安に揺れている。 (静岡総局・広瀬和実)

 「このままいくと、年度内で閉鎖されるのでは」

 病院職員らが真顔でこう話すのは、牧之原市、吉田町が組合を設けて運営している榛原総合病院の実情だ。

 原因は医師不足。最盛期は60人以上いたのに、小泉政権発足後の2005年度末で42人、今年4月は36人、そして今月はついに28人の“危険水域”に突入した。

 そもそもは04年に始まった臨床医の新研修制度が発端だ。新卒医が自由に研修先を選べるようになった結果、大都市の大学病院に人材が集中し、地方の病院が敬遠されるようになった。

 榛原総合病院でも、医師を派遣してくれていた浜松医大自身が医師確保に迫られる中、人材難に陥った。

 追い打ちをかけたのが、小泉構造改革による診療報酬の引き下げと、医療費抑制策だった。病院は人件費の削減を迫られ、医師は報酬減で意欲をそがれ、医師不足に拍車が掛かる悪循環。

 現在、内科や循環器科、脳神経外科の常勤医はゼロだ。牧之原市民が脳内出血や心不全を起こしても、救急車は大井川を越えて藤枝、島田市まで行かなければならない。

 窮余の策として牧之原市などが7月、指定管理者制度による民間委託を打ち出したが、先月末の締め切り時点で応募はゼロ。

 「緊急に手術が必要なとき、牧之原に病院がないと助からないかもしれない」。こうした声は、いまや地域住民に共通の不安だ。

 深刻なのは、医師不足が地域全体に広がっている点だ。

 焼津、藤枝市などを含む志太榛原地域の公立4病院は、重症患者への対応や医師の負担軽減のため、昨年2月に救急医療体制協議会を結成し、共同対応のルールを作った。

 だが、救急医療の鍵を握る循環器科、脳神経外科の医師不在は焼津市立総合でも起き、島田、藤枝の負担が増大した。

 「国道150号沿いは榛原から焼津まで循環器科医がいない。このエリアの救急医療が破綻(はたん)する」。島田市民病院の近藤真言副院長は、こう危惧(きぐ)する。

 地域住民にも危機感は強い。牧之原市の主婦谷沢喜保子さん(69)が「市民も何とか行動を」と病院を守る市民の会を発足させたところ、瞬く間に会員は1500人になった。

 衆院選に向けたマニフェストでは自民、民主とも「診療報酬引き上げ」を掲げており、医師不足への問題意識はうかがえる。民主は医師養成数の1・5倍増もうたう。

 だが谷沢さんは、今、目の前にある危機を解消する「即効性」を求める。「救える命を救えるよう、何とか病院を残してほしい」

1084とはずがたり:2009/08/16(日) 13:04:46
開業医の旨味を減らして公立病院などがまともに経営出来るような体系にしなければいけないのに。
自民党利権に依拠する小泉の改革ではそういう部分には全く切り込めないのは分かり切っているのに,支持を表明してきた国民もやっと判ってきた筈だ。
> 40代の開業医は冷ややかに言った。「医師会は『国民の健康』を盾に政府の首根っこをつかみ、うまみのある制度にしがみつく恐ろしい団体。若手は政治活動をする暇もない」

09総選挙
【いま、何が■09奈良・衆院選】
(5)医師会
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000310908150001
2009年08月15日

民主党県連定期大会であいさつする塩見俊次・県医師会長=2月7日、奈良市内のホテル


 ●「小泉改革」で亀裂●

 50票が、奈良の医者の往診かばんに詰まっている――。

 県内の田園地帯。水田や農家に囲まれた病院で30年以上、開業医を続けるベテラン医師は言った。

 かつて「200票詰まっている」と、武見太郎・日本医師会長(故人)は豪語したというが、「そこまでは、いかないけどね」と医師は笑う。

 政治運動の場は、診察室。選挙ともなると自民候補のポスターを張り、診察に来た顔見知りの患者さん一人一人に、求めた。

 「この人を応援してるんで、あんたも応援したって」

 そういって、自民候補の後援会を紹介するはがきを渡し、その場で後援会に入ってもらうこともあった。断られることはまずない。

 「医師と患者は、信頼関係があるからね」

 自民党の強力な集票マシンだった、政治団体「日本医師連盟」。その下に位置する「県医師連盟」もまた、自民を応援してきた。

 県医師会の会員は、開業医を中心に約2千人。そのうちとりわけ熱心な約600人が県医師連盟に入る。

 選挙ともなると、自分が掛かり付け医を務める患者の名簿集めを競い、1人で千人分集める医師もいた。医師の名簿ほど候補者の陣営にとってありがたいものはない。名簿を元に電話をかけ、「○○先生(医師)の紹介で――」と告げると、効果は絶大だ。

 医師会が与党を応援するのは、発言力を維持するためだ。診療報酬引き上げ要求などで、実力をいかんなく発揮した。「お世話」になるのは政治的要求だけではない。「当時は自民にいた国会議員に病院用地を格安で用意すると言われた。その分、お礼に100枚や200枚じゃきかない(後援依頼の)はがきを書いた」(県内私立病院関係者)。

      □

 そんな県医師会の集票力も、最近は衰えが著しい。

 日本医師会が推す自民の参院選候補。参院選に全国区があった30年ほど前、県内得票は1万3千票に達したこともあった。07年の参院選比例区では、制度が変わったとはいえ、わずか294票だった。

 きっかけは、小泉政権が示した「骨太の方針」だ。「社会保障費の伸びを年2200億円ずつ抑制」に「後期高齢者医療制度の導入」。医師会が反発すると、改革に刃向かう「抵抗勢力」といわれた。

 「50票」を持つベテラン医師は今、診察室に誰のポスターも張っていない。

 「自民党は医療に市場原理主義を持ち込み、金持ちしか医療を受けられなくし、医師会は悪者にされた。民主党を信頼してはいないが、一度、政権は変えた方がいい」

 ただ、若手の「医師会離れ」も進んでいる。

 40代の開業医は冷ややかに言った。「医師会は『国民の健康』を盾に政府の首根っこをつかみ、うまみのある制度にしがみつく恐ろしい団体。若手は政治活動をする暇もない」

      □

 「医療界は社会保障費の引き下げで風前のともしび。それでも日本医師会は『自民党だ』と言う。おかしい」

 塩見俊次・県医師会長は、2月の民主党県連大会(奈良市)で、約400人の同党員らを前にあいさつした。県医師会長が、民主の大会に出るのは前代未聞。民主県連幹部は「自民の支持基盤にくさびを打ち込んだ」と喜んだ。

 期待通り、県医師連盟は今月11日、初めて1、2区で民主候補の推薦を決めた。1、4区では自民候補も推すが、2、3区は見送った。

 =おわり

1085とはずがたり:2009/08/18(火) 00:40:18

神奈川11区の民主予定者、インフルに感染
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/news1/20090817-OYT1T00214.htm

 衆院選で神奈川11区(横須賀、三浦市)から民主党公認で立候補を予定している横粂(よこくめ)勝仁氏(27)が、「インフルエンザA型」と診断されたことを17日、陣営幹部が明らかにした。

 幹部によると、横粂氏は15日午後、発熱などを訴えて横須賀市救急医療センターで診察を受けた。5日間の静養が必要という。民主党11区総支部は、17日の総決起集会を本人抜きで行う。公示日には活動を再開できる見込みだという。
(2009年8月17日11時04分 読売新聞)

1086千葉9区:2009/08/20(木) 23:08:47
http://www2.asahi.com/senkyo2009/localnews/TKY200908200118.html
〈選択の足もと 09総選挙 現場から〉医療 医師偏在、救急ピンチ
2009年8月18日

 日向市の千代田病院は、会長の千代反田(ちよたんだ)泉さん(82)が1960年に開業した総合病院で、72年には救急病院の指定を受けた。過酷な当直勤務を軽減し、せめて土日曜は勤務医に休んでもらおうと、代わりに東京などから非常勤の医師を招いている。その数30人ほどで、費用は年間約7千万円。救急医療は赤字ながら、「地域の医療を守りたい」としのいできた。が、千代反田さんの表情は晴れない。

 今年4月初めの夜、恐れていたことが起きた。

 同市郊外の市道で、脱輪している車が見つかった。運転していた60代の男性は、救急車到着時には心肺停止状態。救急隊は搬送先を探したが、計七つの病院が「受け入れ不能」との返答だった。結局、1時間後にようやく見つかった搬送先で、男性の死亡は確認された。

 この日は土曜。千代田病院も七つの病院の一つで、受け入れを断った理由は「満床」。千代反田さんは今、「残念です……」と肩を落とす。


●対策へ修学資金

 厚生労働省の06年度の調査によると、県内の医師数は2557人。90年より655人増えた。人口10万人あたりでは222.7人で、全国平均(217.5人)を上回る。ただ、県内を7区分した2次医療圏のうち、全国平均以上は宮崎市が入る宮崎東諸県医療圏の314.4人のみ。日向市を含む日向入郷医療圏は146.0人で、偏在は明らかだ。

 実際、千代田病院を含む日向市と門川町の計3病院は95年から、重症患者を受け入れる2次救急を輪番で担当。しかし、医師不足は止まらず昨年までに千代田以外は離脱を余儀なくされた。千代反田さんは「気持ちだけで続けている」と明かす。

 関係機関も手をこまねいているわけではない。県は医学生のための修学資金(奨学金)を用意。借りた期間分を県が指定する病院で働けば、返還は免除される。宮崎大も医学部の推薦入試で、県内向けの「地域枠」「地域特別枠」を設けた。ただ、県医療薬務課の担当者は「色々と手を打っているが、根本は国にやって欲しい」と話す。

 医療現場からは国が進めた「診療報酬の引き下げ」と「新医師臨床研修制度の導入」が、医師不足の元凶との指摘もあるからだ。

 診療報酬は、社会保障費の抑制を理由に02年度に2.7%、06年度には過去最大の3.16%引き下げられた。全国公私病院連盟などの08年度の調査では、回答した1180の病院のうち76%が赤字。また04年度スタートの研修先を自由に選べるようになった制度によって、医師の卵は大学に残らず都市部などへ流出し、困った医局は派遣先の病院から医師を引き上げるようになった。


●「責任感が頼り」

 重い負担を強いられる地域医療の担い手たち。日向入郷医療圏の医師らは「勤務医の責任感に頼っているのが現状」「支援を待っていたら、また犠牲者が出る」と訴える。

 日向市の患者が病院に受け入れられずに亡くなった問題は、発覚直後の県議会でも取り上げられ、ある県議は「日向にはこれだけ医師がいるのに、不足と言ってはいけない。無責任だ」と発言した。一方、今回の衆院選で各党は「診療報酬の見直し」「医学部定員増」「医師偏在解消」などをマニフェストに示す。

 人々の命に直結する地域医療の現場が今どうなっているのかを、政治家はどれだけ知っているのだろう。いまだに白衣をまとう千代反田さんには、「聞こえのいいことを言っている」としか思えない。(石田一光)

1087とはずがたり:2009/08/22(土) 09:40:53

坂出市立病院部長ポスト新設
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagawa/news/20090820-OYT8T00013.htm

 坂出市は19日、市立病院(文京町)で10月から、13診療科のトップにあたる医長の上に、それぞれ部長ポストを新設する機構改革案を明らかにした。医長が担っている経営に関する業務を部長に移すことで診察時間を増やし、病院機能の充実を図るのが狙い。

 市議会の市立病院・運営整備等特別委員会で、同病院の木村泰規・庶務課長が説明した。医長は月〜金曜日(一部の科は土曜日も含む)の外来診療を受け持つ一方、安全管理や院内感染防止など複数の会議に出席。長い場合、約3時間も拘束されるため、体制を見直すことになった。

 改革案では、部長級の医師を各科に置くことで、医長が診療に専念できる環境を整えるとしている。部長には内部起用に加え、他の医療機関からの招請も検討するという。木村課長は「よりきめ細かな医療を市民に提供できる」と意義を強調する。
(2009年8月20日 読売新聞)

1088とはずがたり:2009/08/30(日) 01:31:35

現場を歩く・09総選挙(2) 地域医療
http://mytown.asahi.com/tokushima/news.php?k_id=37000000908270001
2009年08月27日

 1人の若い医師が、三好市内を町へ山へと走り回っている。昨年4月、市立の西祖谷山村診療所の所長になった川下陽一郎医師(30)は、外科医として県立三好病院の応援診療もこなす。地域医療を担う診療所と三好病院の両方を存続させるための、苦肉の策だ。

     ◇

 朝8時半。山あいの診療所にある二つの長いすは、順番待ちの患者でいっぱいだ。一日に約130人が受診する。「足と腰が痛い」「血圧が上がる」。高齢化率44%(7月末現在)の西祖谷山村地区では患者の多くが高齢者だ。

 診療所から車で5分の所に住む吉岡タミコさん(89)は2週間前に気分が悪くなり、診療所で点滴を受けた。

 「調子はどうですか?」

 川下医師は、薬の副作用や家族構成などを、時々手を握りながら尋ねた。診察は10分ほどで終わったが、待ち時間を含めると2時間以上たっていた。それでも、吉岡さんは「(04年に)診療所ができるまでは、三好病院まで1日がかりだった。近くで助かる」と話す。

 独り暮らしの女性(81)は骨粗鬆症(こつそしょうしょう)で足腰が痛み、点滴を受けるため毎週通う。往復3千円のタクシー代がかかるが、「先生がいなかったら、ここで暮らせん」。

 診察時間が終わった後も、患者からの相談で、川下医師の携帯電話が鳴る。必要なら、往診もする。三好市池田町の自宅から診療所までは、車で約50分。三好病院の救急患者に対応するため、病院近くに住んでいる。

 三好病院へ行くのは週2回。その間は、病院から別の医師が診療所に派遣される。川下医師にとっては、診療所でできない高度な医療行為は三好病院で行い、その後は診療所で診ることもできる。「三好病院とつながっていることを診療所の強みにしたい」と川下医師は言う。

     ◇

 三好病院の医師不足は深刻だ。07年春からの1年間で、33人から25人に減った。当然、残された医師の負担は増える。5人いた外科医も一時は2人に。川下医師と、他病院からの応援が頼りだ。

 04年度からの新臨床研修制度で、それまでは大学の医局が決めていた研修先を、研修医自身が決められるようになった。このため、主に大都市圏へ研修医が流出。県内の公立病院はほぼ100%、徳島大学病院から医師が派遣されていたが、難しくなった。

 「研修制度の見直しが必要。『この地域に三好病院はなくてはならない』という医師の思いだけで踏ん張っている」。自らも執刀している余喜多(よぎた)史郎院長が言った。

     ◇

 721平方キロメートルと県内最大の三好市。中心部には開業医がいるが、人がまばらな山間部にはほとんどいない。後継者がおらず廃院が相次ぎ、無医地区もできている。

 危機感をもった市は昨年4月、新たに担当職員を2人置いた。大学病院に医師派遣を働きかけ、現場を知ってもらうため医学生を呼び、三好病院と開業医の連携の後押しもする。だが、先は見えない。

 医師が減り続ければ、患者を徳島市や県外に搬送したり、山間部の診療所を閉鎖したりする事態になるかもしれない――。心配する県医療政策課の担当者は「研修制度のしわ寄せがへき地に出てきているのは事実。県が自前で医師を確保できるよう努めなければ」と話した。

(三輪さち子)

1089とはずがたり:2009/08/30(日) 01:32:14
<奈良県>

>>1084
奈良県医師連盟の対応
1区 自民・民主推薦
2区 民主推薦 ←おお,なんと!朝倉診療所や東生駒病院には高市のポスターを貼ってたけどどうなったかな??阪奈中央病院はどうやら滝系らしい。惜しむらくは東生駒病院も阪奈中央病院もあんま評判良くないんだが。生駒市は閉鎖になった市民病院を徳洲会に委託して復活させようとしているようだ。
3区 自主投票
4区 自民推薦

1090とはずがたり:2009/09/04(金) 13:20:48
<静岡県>

〈09総選挙〉「選択」で揺れる医師会 誰を支持、組織との間にねじれも
http://www2.asahi.com/senkyo2009/localnews/TKY200908210401.html
2009年8月20日

 医療崩壊の危機を背景に、これまで与党を支えてきた医師会に変化が表れている。小泉改革による社会保障費抑制をきっかけに、民主支持に転じる動きもあれば、あくまで自民の実行力にかける動きもある。組織にとらわれない医師たちの「真剣な選択」の結果、県組織との間にねじれも生じている。


 公示まで1週間を切った13日夜、7区の候補者のうち自民、民主、無所属の3候補が、浜松市内で医師たちと顔を合わせた。地元医師連盟主催の医療政策討論会。医師らが選挙で誰を支持するのかを決める大きな判断材料だ。

 3人は海外との比較データや地元病院の苦境を例にあげるなど、相当準備して臨んだことをうかがわせた。集まった約200人の医師らは予定の1時間半を超えても、熱心にメモをとりながら各候補の主張に耳を傾けた。

 医師会はこれまで、選挙のたびに自民支援を続けてきた。しかし、小泉改革による年間約2200億円の社会保障費抑制が事情を変えた。

 解散間近と見られた昨秋、県医師会は県内8選挙区の自民の立候補予定者を集め、1人ずつ医療政策を語らせた。推薦の可否を検討するとして、事実上小泉改革路線との決別を迫った。

 県医師会の政治団体「県医師連盟」は今月6日、1〜5区と8区は自民候補を推薦するが、6区は自主投票、7区は郵政造反組で小泉批判を続ける無所属元職城内実氏を推薦することを決めた。篠原彰副委員長は「自民への不満は間違いなくある」と認めつつも、民主は「財源論で不安がある」とした。

 しかし、医師会も一枚岩ではない。1区について、県医師連盟は自民候補を推薦したが、地元の静岡医師連盟は自主投票に決めた。

 静岡市内の男性内科医(60)は「あんな痛い目にあっていてまだ自民なのか。両候補者を呼んで考えを聞いたり、会員にアンケートをとったりして決めるべきだった」と不満をあらわにし、「組織が誰に推薦を出そうが、今回は自分で選ぶ」と話す。

 一方、討論会が開かれた7区。15日にあった自民前職片山さつき氏の決起集会に、浜松医師会の山口智之会長が姿をみせた。浜松医師会は、県医師連盟が決めた城内氏推薦の方針に従わず、討論会の結果などをもとに片山氏推薦を決めた。

 小泉改革を徹底批判する城内氏ではなく、なぜ「小泉チルドレン」の片山氏なのか。浜松医師会は、国の地域医療再生基金をもとに救急と周産期医療のトレーニングセンターを設立して若い医師を呼び込む構想を持つ。基金獲得をめぐる他地域との競争の中で、構想を共に進めてきた「片山氏の手腕」に期待を寄せた結果だった。


■医療政策討論会での3候補者の主な主張

 <城内実氏(無所属)> 現在の低医療費政策は憲法の生存権に反する。原因は小泉政権下での構造改革、市場原理主義にあり、医療崩壊は人災だ。非営利型の国民皆保険制度を守る。医師臨床研修制度を見直し、混合診療、後期高齢者医療制度を廃止する。

 <斉木武志氏(民主)> 道路整備には特定財源はあるが医療にはない。社会保障費は余りが回ってきていて税金の使い道がおかしい。医療ミスの訴訟リスクも高まり、国は無過失補償制度でリスク軽減を図るべきだ。将来的に、消費税を社会保障専門に使う。

 <片山さつき氏(自民)> 医師の稼働率が低いことに問題がある。自民党は社会保障費2200億円抑制を方針転換した。国の基金を使って浜松にトレーニングセンターをつくる。後期高齢者制度は一部課題があるが、いたずらに老人保健制度に戻すのは無責任。

1091とはずがたり:2009/09/04(金) 13:24:02
結局インセンティブ設計の問題で秘訣が診療報酬制度の意識だとするとそれに従った事で患者の厚生が上がるようにしにあければならない。勿論財政規律を守りつつが大原則で赤字を垂れ流すべきではない。

「黒字経営」病院の秘けつは…
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000000909020001
2009年09月02日

 黒字経営を数値目標に掲げている病院の多くで、「収益源」の入院患者になる確立の高い患者群の把握に努めたり、院内に患者満足度向上委員会を設けたりしていることがわかった。県内の病院を対象に、浜松医科大学地域医療学講座の山岡泰治特任教授らが実施した調査でわかった。

 調査は2〜5月、県内にある一般病床を持つ98病院に対し、記入式の調査票を郵送。53病院から回答があった。調査では、経営上の数値目標として純利益を掲げる11病院を「黒字病院」に、残り42病院を「それ以外の病院」に分類。重視する経営指標や患者満足度のために取り組む活動などを聞き、黒字病院とそれ以外の病院とで比較検討した。

 経営指標では、病床利用率や1日平均の入院患者数などは、ほぼすべての病院が重視していた。黒字病院はこれらの項目以外に、入院患者になる可能性がある新患者と慢性疾患などの再来患者の比率のほか、平均入院日数や薬品使用率などを重要と考える割合が高かった。

 患者満足度に関する質問では、投書箱の設置や診療予約制の導入などは調査した大半の病院で実施。一方、投書への回答の公開と患者満足度の委員会設置で差が出た。この2項目では、黒字病院のほとんどが導入済みなのに対し、それ以外の病院の実施は4〜6割にとどまった。

 また、病院勤務医の出身都道府県を聞いたところ、県内出身者が最も多いものの、全体の約3割にとどまることがわかった。県内に大学医学部が浜松医科大しかないうえ、県外の大学に進学した医師らは出身大学の医局中心の人事に組み込まれ、Uターンしづらい実態があるとみられる。

 山岡特任教授は「黒字病院の多くは、診療報酬制度を常に意識している。入院日数が最適な長さになるよう、患者の回復期のリハビリ病床を持つ地域の病院との連携体制構築にも努めており、病院経営の参考になる」と指摘している。

1092チバQ:2009/09/04(金) 22:17:50
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20090904-OYT1T00995.htm?from=navr
ワクチン、1900万人に優先接種…最終案
 厚生労働省は4日、新型インフルエンザワクチン接種についての最終方針案を公表した。


 必要としたワクチンは5400万人分。医療従事者と重症化しやすい人の合計1900万人を最優先接種者とし、この中での接種順位も示した。

 国民の意見を6日から1週間募り、政府の専門家諮問委員会に諮った上で、9月末までに正式決定する。接種は10月下旬から始まる見込みだ。

 ぜんそくや糖尿病など持病のある人の中では1歳〜就学前の小児を優先する。ワクチンで免疫がつきにくい乳児は両親に接種する方針で、当初は乳児の年齢を6か月未満としていたが、1歳未満に拡大した。

 年度内に国内メーカーが生産できるワクチンは1800万人分だ。10月下旬から供給が始まり、最優先接種者に接種する。不足する分は輸入し、小中高校生と高齢者に使う。厚労省は海外メーカー2社と契約交渉を進めており、ワクチンが到着するのは12月下旬以降になる見通しだ。

 ワクチンは2回の接種が必要だ。1回目の接種から実際に免疫がつくまでには1か月ほどかかるため、10月下旬に接種した人でも12月以降までは免疫がつかない。厚労省の「流行シナリオ」では流行ピークを10月上旬としており、シナリオ通りだと、ピークに間に合わない可能性もある。

(2009年9月4日21時40分 読売新聞)

1093とはずがたり:2009/09/05(土) 02:55:17

梁川病院「廃止」検討委が伊達市に
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000909040002
2009年09月04日

 伊達市立梁川病院(同市梁川町)の運営について論議してきた同病院検討委員会は、3日までに「梁川病院及び梁川訪問看護ステーションの廃止はやむを得ない」との提言をまとめ、市に提出した。

 同病院は58年に開院。現在ある50床が、すべて厚生労働省が11年度末の廃止方針を打ち出した「介護型療養病床」であるため、存廃の行方が注目されていた。提言は「医療療養型病床」に転換して存続させることは再整備や運営費用の面から「困難」だとした。現在入院中の46人については、同病院と市が連携して対応を検討する。

 梁川病院によると、常勤医は院長1人で、外来は08年度約1万7千人だった。累積赤字は同年度決算で約7億5千万円にのぼっている。

1094とはずがたり:2009/09/12(土) 18:48:10
>医療改革に反対する(兵庫)県医師連盟の全会員は、昨年(03年)から離党したままだ。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1069407561/1289

1095とはずがたり:2009/09/25(金) 07:09:30
>HIVに感染していない18〜30歳のボランティア男女約1万6000人の半数にワクチンを投与した。 
で,どれくらい感染するか調べたんかね??ちょっと非人道的な気もするけど。

エイズ感染リスク3割減少=2種類混合の新ワクチン−タイ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090924-00000187-jij-int
9月24日20時52分配信 時事通信

 【バンコク時事】タイ保健省は24日、2種類を混合したワクチンにより、エイズウイルス(HIV)の感染リスクが約3割減少したとする臨床試験結果を発表した。同省は「HIVワクチンの予防効果が立証された初めての例であり、大きな躍進だ」としている。
 AFP通信などによると、タイと米国の研究者が協力。仏企業製のカナリア痘ワクチンと米国の製薬会社が開発したHIVワクチンを組み合わせて使用した。
 試験は2003年、タイ中部チョンブリ、ラヨン両県で実施。HIVに感染していない18〜30歳のボランティア男女約1万6000人の半数にワクチンを投与した。 

最終更新:9月24日22時11分

1096とはずがたり:2009/09/25(金) 07:16:26
「スペイン風邪」前生まれに免疫=70歳代以下、ほぼなし−新型インフルで感染研
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&amp;k=2009092401088

 新型インフルエンザウイルスに対し、スペイン風邪が流行した1918〜19年より前に生まれた人の50〜60%が抗体を持っており、免疫があると考えられることが24日、国立感染症研究所の調査で分かった。海外で報告されたデータとほぼ一致し、国民の大部分は免疫がないことが改めて明らかになった。
 同研究所は、70年代以降に採血され保存されていた血清のうち、各年代層から抽出した931人分について、新型ウイルスに対する抗体価を2種類の方法で測定。この結果、17年以前に生まれた人の50〜60%が抗体を持っていたが、20年代生まれは約20%程度、30年代以降ではほとんどいなかった。(2009/09/24-22:55)

1097杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2009/09/27(日) 10:27:18
ハンガリーの医大、 韓国人留学生に人気の理由 ■ハンガリーの医大に集まる韓国人学生
http://www.chosunonline.com/news/20090927000006

 ハンガリー国立デブレツェン医科大学生命科学棟の大講義室は、100人余りの学生でぎっしり埋まっていた。今月10日午前10時、学生たちは、かつてノーベル賞候補として名前が挙がったこともあるパル・ゲルゲイ教授の医療化学講義を聞くために集まった。この大学は、首都ブダベストから東に220キロほど離れた学園都市デブレツェンにある。
 ドイツやスペイン、イギリスなど世界各国からやって来た学生が入り交じった講義室では、韓国人学生も10人ほどが一団となって座っていた。真剣な表情で教壇の電子スクリーンを見つめる学生らは、白髪交じりの老教授が進める英語の講義に完全に没頭している様子だった。
 現在この大学で勉強している韓国人医大生は49人。同大学の国際教育センターで英語プログラムを運営しているアッティラ・イェナイ教授は、「2004年までは韓国人学生は一人しかいなかったが、ここ数年は韓国人学生が毎年10−15人ずつ増えている。彼らは皆優秀だ。われわれは韓国人学生をいつでも歓迎する」と語った。同大には、留学生としては唯一、韓国人学生専用の寄宿舎がある。来月には、寄宿舎に韓国食堂までオープンする予定だ。
 ハンガリーにある四つの国立医大のうち、ほかの3校(ブダペスト、セゲド、ペーチ医大)にも、韓国人学生がそれぞれ10−30人程度在籍しており、韓国人医大生の数はハンガリー全体で80人ほどと推定される。韓国人にとっては遠く感じられていたハンガリーの医大に対する関心は、急速に高まっている。

医大の学費は年間1万ドル、米国の20%程度 医師免許を取ればEUどこでも開業可

 デブレツェン医大に通う韓国人学生の進学理由はさまざまだ。イギリスや米国で医大に通い、胸部外科の専門医になるため、胸部外科部門が名高いこの大学にやって来た学生もいれば、海外生活が長く韓国の入学制度に適応できなかった学生もいる。また、全世界に医術を広めたい、という途方もない夢を持った学生も、この大学で将来に向けた準備をしている。
 これらの学生が米国や西ヨーロッパではなく、ハンガリーの医大を選んだ理由は何か。医大の広報担当者は、「教育水準の高さと学費の安さだ」と語った。
 学費が年間5万−6万ドル(約451−541万円)に達する米国の医大に比べ、ハンガリーの医大の学費は年間1万ドル(約90万円)程度。反面、医学が発達したドイツからも、相対的に安い医療費に目を付け「医療ツアー」にやって来るほど、ハンガリーの医療水準は高い。ハンガリーにある大多数の医大がハンガリー語と英語の授業を並立させている点や、ハンガリーで医師免許を取ればEU(欧州連合)加盟国のどこでも開業できるという点も魅力的だ。
 2年生のキム・ソジョンさん(19)は、韓国の高校を卒業後、デブレツェン医大に進学した。キムさんは「周囲の人たちから“韓国で医大に入れなかったからわざわざハンガリーまで行った!”と色眼鏡をかけて見られるのが一番しゃくに障る。韓国で医大を卒業しても、韓国でしか医師になれない。米国ドラマ『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』の主人公のような立派な胸部外科医になって、世界中行きたいと思う場所に行きたい」

1098杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2009/09/27(日) 10:27:38
国立の4医大に80人余りの韓国人学生、専用の寄宿舎も 入学は簡単だが、進級試験など厳しい

 とはいえ、こうした夢を実現するための下積み生活は、決して甘いものではない。4年生のハン・チャンスさん(22)はこの大学で過ごした4年間、長期休暇の期間を除いて、毎日勉強と試験準備に明け暮れている。最初の授業は通常)午前8−10時に始まるが、その前に1時間から2時間程度予習を行い、 1学期で約38単位の科目を履修するため、一日に7−8時間は授業を受ける。授業が終わる時間は午後5時から6時ごろ。その後、スタディ・グループを作って一緒に勉強したり、自習していると、気がつけばいつも夜中の2−3時になる。平均睡眠時間は、多くて4時間程度。
 1学期当たり約15回、1週間に1度は試験があり、試験の前夜は徹夜をする。こんな生活を送るのはハンさんだけでなく、ここにいる韓国人学生のお決まりだ。
 しかし、いい面ばかりではない。韓国で医大進学に失敗し、学費が安く英語の授業があるハンガリーの医大に「迂回(うかい)入学」しようとする学生も少なくないからだ。大学ごとにやや違いはあるが、外国人学生が医大に入学しようとする場合、化学・生物・物理・英語・面接などの試験を受けなければならない。試験は、韓国で医大受験に備えるときほど高い水準は要求されない。このため、入学そのものは韓国の医大に比べ容易だとみることができる。
 しかし、ひとたび入学すると、1学期当たり36−38単位以上を受講しなければならないハードなスケジュール、毎週行われるテスト、難しい進級試験、言葉の問題などが大きな負担となる。

「医大に入りさえすれば」と思っていると失敗

 二人の子供をデブレツェン医大に留学させ、ハンガリーの医大への進学相談に乗っているハン・スンフンさん(53)=コチャン国際学校理事長=は、「単に“医大に入りさえすればいい”という安易な考えでは、絶対にこの医大には適応できない」と語った。「世界を舞台に夢を実現する覚悟ができている人だけが挑戦すべき。それでこそ、生き残れる」
 前学期に5点満点で5.0を取った2年生のク・ヨンジンさん(22)は、父親が「韓国には医師が余りにも多いため、医大を卒業しても以前のように将来は明るくない」と言って留学を勧め、デブレツェン医大に入学した。クさんは「試験期間中に7−8キロ体重が落ちる人もいるほど大変だ」と語った。

1099とはずがたり:2009/10/01(木) 12:02:03
出産育児一時金:支給方法見直しへ 開業医資金繰り配慮 
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20090929k0000m010123000c.html
 厚生労働省は28日、退院時に親が分娩(ぶんべん)費用を原則、負担せずに済む出産育児一時金新制度を、来年4月までに見直す方針を決めた。一時金は親でなく医療機関に支払われるが、出産約2カ月後と遅れるため、資金繰り悪化を懸念する開業医らに配慮した。新制度は10月から実施するが、資金調達の準備が間に合わない医療機関には、最長6カ月間、実施を猶予する。

 現行の制度は、親が医療機関に分娩費用をいったん払い込み、その後、健康保険などから出産育児一時金が親に支給される。新制度になると、親ではなく医療機関に直接支払われるようになる。

 新制度下では、一時金は出産の約2カ月後に支払われるため、出産を主とする医療機関では10月からの約2カ月間、現金収入が大きく減る。厚労省が制度の実施要綱を公表してから新制度開始まで約4カ月しかなく、資金調達の難しさなどから開業医らから悲鳴が上がっていた。

 見直しでは、医療機関に約2カ月間の入金の遅れが生じないよう制度を改める。一時金の支払先を医療機関にするか、親に戻すかも含めて検討する方針だ。【河内敏康】

毎日新聞 2009年9月29日 2時30分

出産一時金:10月開始の新制度に産科開業医ら悲鳴
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20090922k0000m040112000c.html

 退院時に親が分娩(ぶんべん)費用を原則、負担せずに済む10月から始まる新制度に対し、産科開業医らが悲鳴を上げている。出産育児一時金は、親ではなく医療機関に直接支払われるようになるが、出産約2カ月後のため資金繰り悪化の懸念が出ているからだ。勤務医や開業医らで作る日本産婦人科医会は「導入を3カ月ほど延期してほしい」と訴える。

 現行制度は、親が医療機関に分娩費用をいったん払い込み、その後、健康保険などから出産育児一時金が支給される。新制度は一時金を4万円引き上げ原則42万円とする一方、直接医療機関に支払われるようになる。親の経済負担を軽減し、出産しやすい環境を作る狙いだ。

 ところが、一時金は出産の約2カ月後に支払われるため、出産を主とする医療機関では10月からの約2カ月間、現金収入が大きく減少する。名古屋市内の開業医は「2カ月間で約2000万円の現金収入がなくなる。ぎりぎりの経営のため不安だ」と打ち明ける。

 日本産婦人科医会が8〜9月、全国47支部に実施した緊急アンケートでは、10月からの新制度開始を「容認する」と答えたのは4割。容認できない理由について「事務手続きが煩雑」「準備が間に合わない」「資金繰りがつかない」「高額の借金が必要になることに納得がいかない」などだった。茨城県支部では、資金繰り悪化で廃業せざるを得なくなると回答した医療機関が3件あったという。

 新制度を巡っては、昨年8月、舛添要一・前厚生労働相が緊急少子化対策として、妊婦が分娩費用の立て替えをしないで済む考えを示した。今年5月末、厚労省が新制度の実施要綱を示した。厚労省保険局総務課は「現時点で制度導入に変更はない。低利で融資する同省所管の福祉医療機構を紹介している」と説明する。

 北里大の海野信也教授(産婦人科)は「(新制度は)妊婦にとって負担の軽減につながるが、医療機関の負担は大きくなる。地域の分娩体制を守るため、入金の遅れを短くするなど医療機関の経営が安定化するような対策が必要」と指摘している。【河内敏康】

毎日新聞 2009年9月22日 2時30分

1100とはずがたり:2009/10/01(木) 12:05:00

能代の秋田社会保険病院「存続」へ 長妻厚労相が方針表明
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20091001g

 長妻昭厚生労働相は30日、来年9月が売却期限となっている能代市の秋田社会保険病院など全国53カ所の社会保険病院と10カ所の厚生年金病院について「公的病院として原則存続させる」と明言した。自公政権が決めていた社保、厚年両病院を売却するなどの整理合理化方針は転換される。

 民主党は7月公表の2009年政策集で「地域医療を守る医療機関を維持」すると強調し、社保、厚年両病院は「削減しない」と明記。長妻氏は厚労相就任後、存続のための法案の検討を事務方に指示していた。

 長妻氏は同日、病院存続を求めて署名活動などを行ってきた大分県由布市の首藤奉文市長らと厚労省内で会談。原則存続の方針を表明し「現在、存続法案を作成中だ」と述べた。法案の国会提出時期については「臨時国会に出すかは、慎重に検討したい」と語った。会談には能代市の今井一副市長や「秋田社会保険病院を公的に存続・拡充させる会」の芳賀藤雄会長らも同席。公的病院として存続させるための関連法案を今秋の臨時国会に提出するよう求める要望書を長妻厚労相に手渡した芳賀会長は「大臣から正式に公的存続を確認できて本当にうれしい。地域医療確保にとって大きな前進だ」と喜んだ。
(2009/10/01 10:53 更新)

1101とはずがたり:2009/10/01(木) 16:03:31

使い残しは廃棄処分なら勿体ないし多めにみてやれよと思わなくもないけどまあそうはいかんか。。

残ったインフルワクチン、持ち帰って家族に 看護師処分
http://www.asahi.com/national/update/1001/SEB200909300053.html
2009年10月1日2時23分

 季節性インフルエンザのワクチンの使い残しを持ち帰り、家族に接種していたとして、北九州市は30日、市立八幡病院(同市八幡東区)の女性看護師(31)を戒告の懲戒処分とし、発表した。「子どもの世話を任せている人が感染したら困る」と、義母と夫に1回ずつ接種したという。

 市によると、通常、24時間以内に使い切れなかったインフルワクチンは廃棄する。だが、看護師は06年11月ごろ、2回にわたって注射器と、冷蔵庫内にあった廃棄するはずのワクチンの瓶を持ち帰り、家族に接種したという。

 今年8月21日に市に匿名の電話があり、看護師がワクチンを持ち帰っていたことが発覚。看護師は市の事情聴取で事実関係を認めた。市は地方公務員法の信用失墜行為に当たるなどとして、9月30日付で処分した。被害額8600円は同日弁償されたとして、告訴はしないという。

 ただし、医師の指示なく看護師が注射を打つ行為は保健師助産師看護師法で禁止されており、市は今後、厚生労働省に報告書を提出する。

1102とはずがたり:2009/10/02(金) 12:34:46

【三重】
県病院事業の厳しさ続く 08年度は累積赤字47億円超
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20091002/CK2009100202000021.html?ref=rank
2009年10月2日

 県病院事業の2008年度決算で、純損失は13億4374万円に上り、5年連続の赤字となった。前年度より赤字額は218万円減ったが、累積赤字は47億3570万円に達し、厳しい経営状況が続いている。

 県病院事業庁が1日の県議会予算決算委員会で示した。経常収益は176億3279万円で、前年度より3億5773万円増加。患者数の減少などで医業収益は約7000万円減ったが、繰入金などの医業外収益が約4億円増えた。

 一方、経常支出は給与費などの増加で前年度より5億円近く多い187億557万円。収益と差し引きした経常損益は10億7277万円の赤字で、退職給与引当金2億7097万円の特別損失も計上した。

 4病院別の経常収支で、こころの医療センター(津市)だけが5800万円の黒字。特に医師不足が深刻な志摩病院(志摩市)は6億2100万円の赤字で、前年度より赤字が2億4000万円余り増えた。総合医療センター(四日市市)は4億3800万円、一志病院(津市)は7300万円の赤字だった。

 また、9月1日現在の4病院の医師数は定員147人に対して114人。看護師数は588人で定員より92人少ない。08年度の入院患者は前年度比4・7%減の33万8935人。外来患者も6・5%減って34万1970人だった。

 (平井一敏)
◆赤字幅が改善 電気事業収益0.7%増

 予算決算委で明らかにされた県企業庁の08年度決算で、電気事業の収益は、前年度比0・7%増の31億1000万円で、6000万円の純損失が出た。赤字幅は前年度より2億3000万円改善したが、03年に爆発事故があった桑名市の三重ごみ固形燃料(RDF)発電所が、一貫して赤字の要因となっている。

 内訳では、07年度に3000万円の損失を出した水力発電が供給電力量を伸ばし、1億9000万円の黒字に転じた。RDF焼却・発電は供給電力量が減り、2億5000万円の赤字。純損失と繰越欠損金を合わせた未処理欠損金は19億2000万円となった。

 水道事業の純利益は前年度比17・9%増の15億8000万円。工業用水道事業は契約水量の増加などで、前年度比6・2%増の9億円の純利益を出した。

 (木下大資)

1103とはずがたり:2009/10/08(木) 11:50:33

熊本市民病院、2年ぶり赤字 患者1万人超減少
2009年10月08日
ttp://kumanichi.com/news/local/main/20091008001.shtml

 熊本市議会の公営企業会計決算特別委員会(中松健児委員長)は7日、2008年度の熊本市民病院の決算を認定した。外来、入院合わせた患者数が前年度より約1万1千人減少、2年ぶりに606万円の赤字となった。

 熊本産院、芳野診療所を含む事業収益は約121億9021万円で、前年度比0・1%減。一方、事業費用は121億9627万円で0・9%増加した。累積赤字は14億7275万円になった。

 同病院によると、延べ患者数は入院が約16万6千人から約16万人、外来が24万3千人から24万1千人にそれぞれ減った。06年の診療報酬改定で導入された、長期入院の診療報酬が減額する「包括払い制度」が入院患者数の減少につながった。施設の老朽化なども影響しているという。

 同病院は「がん治療の外来化などで外来患者減少には歯止めがかかりつつあり、外来を強化したい」と話している。

 同病院会計のうち、今年12月末で廃止が決まっている熊本産院は入院、外来合わせ約3千人減少。赤字額は前年度の2653万円(退職手当除く)から7328万円(同)に膨らみ、一般会計から全額繰り入れた。(林田賢一郎)

1104とはずがたり:2009/10/10(土) 01:59:56
おお,素晴らしいヽ(゚∀゚)ノ
開業医の濡れ手に粟を廃してくたくたの勤務医を優遇すべきと云う俺の持論が早速実行されるか!?
これは将に俺がいってきたことだ
>長妻氏らは、日医が開業医に有利な形で診療報酬改定に影響力を行使しているとみており、人員不足が深刻な勤務医対策を充実させることが狙い。日医の代表委員に代わり、自治体病院や大学病院の関係者らを委員に任命することを検討している。

長妻,かなりGJ(`・ω・´) b
日医の巻き返しも猛烈に有る筈だが頑張って欲しい。
興奮気味にこっちにも転載させていただきます。

中医協から日本医師会を排除 開業医より勤務医対策?
2009.10.9 01:30
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1251865116/793

 長妻昭厚生労働相ら厚労政務三役は8日、診療報酬の具体的点数を決める中央社会保険医療協議会(厚労相の諮問機関、中医協)について、これまで3人いた日本医師会(日医)の代表委員を全員排除する方針を固めた。

 長妻氏らは、日医が開業医に有利な形で診療報酬改定に影響力を行使しているとみており、人員不足が深刻な勤務医対策を充実させることが狙い。日医の代表委員に代わり、自治体病院や大学病院の関係者らを委員に任命することを検討している。

 中医協委員は慣例的に関係団体枠があり、日医がはずれるのは初めて。日医側の反発は必至で、来夏の参院選にも影響が出そうだ。

1105病院告発:2009/10/10(土) 13:02:29
 徳島の田岡病院に勤めてる山本という看護師は異常な性格の女です。友達の店に来て高飛車な態度で無理難題いって断られると店つぶしたると嫌がらせする。された人はショックで閉業検討してます。みんなでこの職員の顔と行動みてやりませんか。本当ならこんなのが医療現場にいたら怖いでしょう。

1106とはずがたり:2009/10/11(日) 10:06:34

人為的に心筋梗塞 医療研究用ブタで新技術 
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002430434.shtml

 神戸ポートアイランド2期の神戸医療機器開発センター内で動物実験施設を運営するアイビーテック(東京)は、関西医科大学(大阪府枚方市)、日本合成化学工業(大阪市)と共同で、医学研究用のミニブタを人為的に心筋梗塞にする新技術を国内で初めて開発したと発表した。

 これまでは実験前にブタの胸部を開き、心臓の血管を縛るなどして心筋梗塞の病巣を作製していた。しかし、ブタへの負担が大きいため、約半数が実験に至るまでに死んでいた。

 アイビーテックなどの技術は開胸手術をせず、カテーテルで化学合成粒子を冠動脈内に注入し、一時的に血流を遮断する。成功率は90%以上に向上し、病巣を作る場所や重篤度の調整も可能になった。

 心筋梗塞を含む虚血性心疾患の患者は国内で約86万人(2005年度)と推定される。従来の薬物治療などに加え、胚性幹細胞(ES細胞)などを投与して患部を回復させる心筋再生医療の実用化が期待されている。アイビー社などの「心筋梗塞モデルブタ」は、新規薬剤の評価や再生医療の研究に役立つという。

 米国にも同様の技術があるが、今回の化学合成粒子は病巣の作製後に血管内で自然に溶けて流れるため、研究の邪魔にならない点が新しい。海外企業・研究機関への技術移転も検討。脳梗塞など新たなモデルブタの開発にも取り組む。(内田尚典)

(2009/10/09 08:00)

1107とはずがたり:2009/10/15(木) 15:48:35

半年前の記事だけど。

勤務医の待遇改善、実感薄く 中医協が実態調査
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/dompolicy/243261/
配信元:
2009/04/15 22:19更新

 病院勤務医の待遇改善を目指した平成20年度の診療報酬改定について、中央社会保険医療協議会(厚生労働相の諮問機関、中医協)が実施した検証調査で、改定前よりも業務負担が軽減されたり、給与が増えるなど「待遇が改善された」と回答した勤務医が1〜2割程度にとどまっていることが15日、分かった。医師不足の状況が改善されない中、報酬増の恩恵を受ける勤務医は限定されており、診療報酬改定だけでは勤務医の待遇改善を実現することの難しさが浮き彫りとなった。

 20年度の診療報酬改定では、医療秘書を配置するなど勤務医の待遇改善に向け体制整備をしている医療機関に対し、診療報酬を加算して支払うことになっている。検証調査は昨年12月〜今年2月、この加算報酬を取り入れた医療機関1151施設を対象に行われ、516施設から回答が得られた。管理職の勤務医2389人、一般の勤務医4227人にも現場の勤務状況を尋ねた。

 調査結果によると、加算報酬が得られたため勤務医の給与面の改善を図った医療機関が45%。内訳をみると(複数回答)、勤務医の当直などの手当を増やしたのが75・4%、基本給を増やしたのは36・2%に上ったが、勤務医側に給与面の改善状況を尋ねると、手当について「増えた」と答えたのは7・6%にとどまり、86・6%が「変わらない」と回答した。基本給も「増えた」は12%で、「変わらない」が79・5%だった。

 勤務医に給与増が実感されていない理由について、厚労省は「医療機関側が報酬増を、勤務医以外の職員にも全体に広く薄く配分したため」と分析。手当に関しては、実際にお産を取り扱った産科医だけに支給するなど対象者が限定されるケースが少なくないとしている。

 また、業務負担の軽減状況については、診療報酬改定前より当直回数が減るなど「改善」と回答した勤務医(管理職)は16・8%どまり。「変わらない」は41・3%で、逆に「悪化」は40・8%にも上った。業務負担が改善されない理由に関しては、高齢化に伴う患者増、研修医を含む医師数の減少、事務作業の増加などの回答が寄せられた。

 ただ、診療科別にみると、「改善」と答えた割合が救急28%、産科25・6%、小児科22・4%となり、診療報酬改定で重点的に報酬を配分した診療科では一定の効果がみられた。

1109とはずがたり:2009/10/16(金) 00:24:53
うおっ,知事選は立候補は拒否しましたが此処に立候補来るとは。
全国に喧嘩売ろうって腹ですな。
さて勝算は?

1110チバQ:2009/10/16(金) 17:21:03
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20091015-OYT8T01297.htm
原中氏出馬に期待感 日医会長選
県医師会と支持政党「ねじれ解消」
 衆院選で、県内の全7選挙区の民主党候補を推薦した県医師会の原中勝征会長が、来春に予定される日本医師会長選に立候補する意向を固めたことが15日分かったが、県医師会幹部は「自民党追従の日本医師会の現執行部でいいのかという疑問の声が上がっていた。ねじれが解消できる」と期待を寄せている。

 自民党の有力支持団体である日本医師会は、既に現職の唐沢祥人会長が3選を目指して次期会長選に立候補する意向を固めている。一方、県医師会の政治団体「県医師連盟」は昨年9月、後期高齢者医療制度廃止などを掲げ、異例とも言える民主党支持を表明した。民主党が大勝した衆院選後も、県医師会内部では「日本医師会の現執行部では、民主党のアプローチに応えることができない。いち早く民主党支持を打ち出した県医師会が一肌脱ぐべきでは」という意見が上がっていたという。

 19日に開かれる県医師会の臨時代議員会で最終決定する見通し。原中会長は、読売新聞の取材に対し「(立候補の経緯について)代議員会後に明らかにしたい」とコメントしている。

(2009年10月16日 読売新聞)

1111名無しさん:2009/10/16(金) 22:10:43
http://www.asahi.com/politics/update/1016/TKY200910150500.html

日医、自民支援を撤回 会長選、民主支持派が出馬へ2009年10月16日3時2分

 日本医師会(唐沢祥人会長)の政治団体・日本医師連盟は、政権交代を受けてこれまでの「自民党支援」を白紙にする方針を固めた。これに対し、総選挙で日医連の方針に反して民主党候補を支援した茨城県医師会の原中勝征会長は15日、現執行部では民主党と連携できないとして、来春の日本医師会長選に立候補する考えを表明した。

 会長選には現職の唐沢氏も立候補を表明しており、政党とのかかわりをめぐる路線争いが本格化する。日医連は、10年の参院選比例区に組織内候補の西島英利氏を自民党から擁立する方針だが、影響を与える可能性もある。

 日医連幹部によると、国政選挙における自民支援の白紙撤回は、日医連委員長を兼ねる唐沢氏が20日の執行委員会で提案。今後の対応は都道府県医師連盟や会員が改めて議論し、会長選までに集約したい考えだ。唐沢氏は自民党との関係強化を掲げて当選してきた経緯があることから、執行部内には日医会長と日医連委員長を分離し、日医連が民主党との連携窓口を担う案も浮上している。

 一方、総選挙で民主党の政権公約作りに関与するなど、同党内に人脈を持つ原中氏は15日、朝日新聞のインタビューに「会長選に立候補する。民主政権との関係を生かし、診療報酬改定や医療政策などに提言をしたい」と語った。19日に県医師会の臨時代議員会後に記者会見し、正式表明する。

 日医内では、総選挙で自民支援を鮮明にして敗れたのに、唐沢氏が責任を総括せずに立候補表明したことにも不満が出ている。原中氏は「関東・甲信越地区を中心に支持は広がっている」としているが、現段階では唐沢氏の支持基盤を崩すにはいたっていない。近畿地方などに根強い、執行部に批判的な勢力の動向がカギを握ることになる。

 自民党との関係をめぐっては、日本歯科医師連盟が9月、参院選に予定していた組織内候補擁立を見送る方針を決めている。(鈴木逸弘、長富由希子)

1112チバQ:2009/10/18(日) 09:26:29
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/10/20091017t31005.htm
常勤医、半年で87人退職 歯止めかからず 岩手県立病院
 岩手県医療局は16日の県議会決算特別委員会で、県立病院の常勤正規医師の退職者が9月までの半年間で87人に上ることを明らかにした。2008年度1年間分を既に上回っており、退職者増に歯止めがかからない実態が浮き彫りになった。

 87人の内訳は大学の医局人事に伴うのが37人、個人の事情など医局人事以外が27人、定年が3人、後期臨床研修医が20人。総数は07年度の96人には達していないものの、08年度の79人を、半年だけで8人上回ったことになる。

 このうち医局人事以外の退職理由については「開業医志向や都会志向などがあると考えている」と推測した。ただ、医療局は、9月末現在の常勤医総数が452人であることを挙げ、「今年2月に見込んだ449人をわずかに上回っている」と補充などで対応していることも説明した。

 医師不足への対応をめぐっては医療局が今年4月、医師の負担軽減などを理由に5カ所の地域診療センターを無床化にした。県議からは「無床化が医師を引き留めるのに役立ってはいない」と問う声も上がった。


2009年10月17日土曜日

1113とはずがたり:2009/10/18(日) 22:17:38

勤務医:「うつ」12人に1人 休日「月4日以下」46%
http://mainichi.jp/select/science/news/20090905k0000e040027000c.html

 日本医師会は、勤務医1万人を対象にした健康に関するアンケートで、勤務医の12人に1人が精神面の支援を要する「うつ状態」にあるとの分析結果をまとめた。休日や睡眠時間の少なさに加え、患者からのクレームなどの矢面に立たされることへのストレスが大きいとして、医療機関に医療事故や患者とのトラブルでは組織的な対応を取るよう求めていく。過酷な勤務実態を受けて、医師の健康面に特化した大規模な調査は初めてという。

 今年2〜3月、男性勤務医8000人、女性勤務医2000人に調査票を送り、3879人から回答を得た。

 最近1カ月の休日は46%が4日以下で、9%は「なし」。睡眠時間は6時間未満が41%を占め、20代では63%に上る。当直は45%が一度もなかった一方で、10%は1カ月で6回以上あった。患者対応では、46%が「半年以内に患者ら家族から不当なクレームを受けたことがある」と答えた。

 また、勤務医のメンタルヘルスについて「死や自殺を考えた」「自分を責めがち」など約30項目の質問の答えを点数化したところ、8.7%が「メンタルサポートの必要がある」と判定され、若い世代ほど割合が高かった。

 調査結果を受け、日医は近く、業務の効率化や院内暴力防止策などを促す冊子を作成して病院団体などに配布する。【清水健二】

毎日新聞 2009年9月5日 11時17分

1114荷主研究者:2009/10/19(月) 01:59:52

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/126584
2009年10月6日 13:33 西日本新聞
三菱化学病院閉鎖へ 来年3月末 本体の経営厳しく 北九州市八幡西区

 三菱化学黒崎事業所(北九州市八幡西区黒崎城石)は6日、運営する三菱化学病院(同区東王子町、山口司院長)を来年3月末で閉鎖することを明らかにした。三菱化学本体の経営が厳しく、老朽化した病院施設改修が困難なことなどが理由で、9月末の同社取締役会で決めたという。

 同事業所は今後、入院患者、外来患者に他の病院を紹介する。職員約150人のうち、医師、看護師などで新たな就職先のあっせんが必要な人には支援するという。

 同病院は1946年、事業所立病院として開院し、78年に保険医療機関として地域に開放した。内科や外科、泌尿器科など6診療科あり、一般病床数は93。同事業所関係者以外が患者の約7割を占める。1日当たりの外来患者数は、2004年度は287人だったが、08年度は177人に減少していた。同事業所は「昨秋以降の不況の影響で、三菱化学の経営が厳しく、今後の施設改修や医療機器の更新などの設備投資に耐えられない。地域の方には申し訳ない」と話している。

=2009/10/06付 西日本新聞夕刊=

1115名無しさん:2009/10/19(月) 21:57:10
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091020k0000m010099000c.html

日医会長選:原中茨城県医師会長出馬へ 民主と連携強化
 茨城県医師会の原中勝征会長は19日、水戸市内で記者会見し、来年4月の日本医師会(日医)の会長選挙に立候補する考えを表明した。原中氏は「(現在の)日本医師会は政府にアプローチしても信用されていない現実があり、このままでは医師をはじめ国民が大変苦労すると感じた」と述べ、これまでの自民党重視の姿勢を脱し、鳩山政権との連携を図る考えを示した。

 原中氏は、同日開かれた県医師会の臨時代議員会で、63人の代議員の全会一致の推薦を受け、立候補を決断した。

 会見で原中氏は、現執行部に対し「反省・総括をしないでみなさんの意見を聞こうとするのは間違っている」と不満を述べた。来夏の参院選で日医が自民党の西島英利参院議員を推薦しているのに対し、自身が会長に当選した場合には「西島さんを推すことはできないと思う」と述べた。【山崎理絵、山内真弓】

1116名無しさん:2009/10/19(月) 22:34:03
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&amp;k=2009101900909
茨城県会長が出馬表明=来春の日医会長選
 茨城県医師会の原中勝征会長は19日、水戸市内で記者会見し、「国民の医療、介護、福祉を考えたとき、政府と一緒に行動を起こしていかなければいけない」と述べ、来春に予定されている日本医師会(日医)会長選に出馬する意向を表明した。
 原中会長は、同県医師会の政治団体「茨城県医師連盟」の委員長として、今夏の衆院選で従来の自民党支持の方針を転換。県内7選挙区すべてで民主党候補の推薦に回った。(2009/10/19-22:25)

1117名無しさん:2009/10/20(火) 18:54:28
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20091020ddlk08040168000c.html

日本医師会会長選:「政府と一緒に行動」立候補表明の原中氏、民主重視鮮明に /茨城
 日本医師会の会長選への立候補を表明した原中勝征・県医師会会長は19日、同会臨時代議員会で全会一致で推薦を受けた後に記者会見し、「民主党政権ができ、政府と一緒に行動を起こしていかなければならない」と述べ、自民党への支持を打ち出す日医と政権との「ねじれ解消」を訴えた。来夏の参院選比例区で日医が自民党の西島英利参院議員を推薦していることにも反対の意向を表明。日医の民主党重視への転換を図る姿勢を鮮明にした。

 会見で原中氏は、若い医師や勤務医の意見が反映されにくい日医執行部を批判。民主党のマニフェストに自身の意見が反映された実績などを上げ、現政権との太いパイプを強調。「国民の立場から意見を申し上げるような医師会にならなければ」と語った。一方、民主党への入党については「自由な立場で意見を申し上げたい」と否定した。立候補を決意した時期については「そんなに前からではない」と述べ、衆院選後であることを示唆した。【山内真弓】

1118名無しさん:2009/10/20(火) 19:02:22
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20091020-OYT8T00198.htm

ホーム>地域>茨城
日医会長選原中氏出馬表明
「民主に意見言えるように」
 県医師会の原中勝征会長は19日、水戸市の県医師会館で記者会見を開き、来春に予定される日本医師会長選への立候補を表明し、「医療改革に努力したい。現場を知る医師の立場から、民主党に政治をよくしてもらうよう意見を申し上げる医師会にならなければならない」と意欲を見せた。

 同日の県医師会の臨時代議員会が全会一致で同氏に立候補を要請。受諾した原中氏は会見に臨み、日本医師会の現執行部に対し、「民主党政権ができても、自分たちはあくまでも自民党だという発言が繰り返された。このままでは医師会の意見を持っていくルートがなくなり、医師や国民が苦労する」と批判した。

 日本医師会は自民党の有力支援団体だが、原中氏がトップを務める県医師会の政治団体「県医師連盟」は8月の衆院選で、県内の全7選挙区で民主党候補を推薦した。

 同会長選には、既に現職の唐沢祥人会長が出馬の意向を示している。

(2009年10月20日 読売新聞)

1120名無しさん:2009/10/20(火) 19:18:20
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091020ddm005010012000c.html

日本医師会:苦悩する日医 会長選「脱自民」に結論
 日本医師会(日医)の政治団体「日本医師連盟」が、年末の診療報酬改定を控え、長年支持してきた自民党と、政権与党の民主党との間合いをどう計るかに苦悩している。19日には、先の衆院選で民主党候補を支援した茨城県医師会の原中勝征会長が来春の日医会長選への立候補を表明し、3選を目指す唐沢祥人現会長と対決することが固まった。選挙戦は「自民党か民主党か」が争点になる可能性もあり、来年夏の参院選にも影響しそうだ。【坂口裕彦、佐藤丈一】

 日医会長は日医連委員長を兼ねるため、会長選の行方は日医の政治路線を左右する。

 小泉内閣時代、診療報酬のうち、医師の収入に直結する治療代など「本体部分」が初めて減額された。また、「骨太の方針06」では社会保障費の伸びを毎年2200億円抑制することが決まるなど、日医は「煮え湯」を飲まされた。唐沢氏は、当時の会長が小泉政権に距離を置いたのが原因として、「自民党との関係修復」を訴えて06年の会長選に出馬し、初当選した。

 しかし、麻生政権で2200億円の抑制方針こそ見送られたものの、8月の衆院選では丹羽雄哉元厚相ら有力厚生族議員が相次いで敗れた。07年参院選比例代表では、日医連推薦の自民党現職、武見敬三氏を落選させる悲哀も味わった。

 唐沢執行部も政権交代で背に腹は代えられなくなり、20日の日医連執行委員会では従来の自民党支持の見直しを議論する。族議員が減り、自民党とのパイプが細ったことも路線転換を促す一因だ。が、組織内には賛否両論ある。唐沢氏の出馬の経緯もあり、会長選前に結論を出すのは難しい状況だ。

 それでも、来年の参院選に向けては既に自民党現職の西島英利氏の推薦を決め、同党も公認済み。西島氏は「『お前は医師の代表だ』と言われている。民主党に移ることは絶対あり得ない」と語る。大島理森幹事長は19日、「(各団体が)与党・政府との付き合いをどうするかというのは、当然お考えになること」と平静を装ったが、支持団体の自民離れが進めば、参院選の勝利はおぼつかない。

 一方、民主党は日医に揺さぶりをかける。診療報酬引き上げをマニフェスト(政権公約)に掲げたものの、重視するのは日医の主力構成員の開業医ではなく、勤務医だ。厚生労働省の政務三役は、診療報酬を議論する中央社会保険医療協議会(中医協)で、任期切れを迎えた日医の委員3人を外す動きさえ見せている。

 茨城県医師連盟は衆院選全7小選挙区で民主党候補を支援した。小沢一郎幹事長は5日、原中氏と会い、謝意を伝えている。18日には、横浜市内で記者団に「(各団体の)構成員の民主党政権への期待が大きくなってきた。自民党の旧来の支持基盤は根底から崩れている」と語った。

毎日新聞 2009年10月20日 東京朝刊

1121名無しさん:2009/10/20(火) 19:19:33
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/ibaraki/091020/ibr0910200227001-n1.htm
「日医外し」回避模索 原中氏、民主に歩み寄り 茨城
2009.10.20 02:27
 政権交代を受け、自民党支持の堅持か民主党へのシフトかで揺れる日本医師会(日医、唐沢祥人会長)の会長選は19日、茨城県医師会の原中勝征会長が「現政権と一緒に」と“新政権への歩み寄り”を掲げ名乗りを上げたことで、政党支持をめぐる論争が激化しそうだ。

 日医は自民党の有力支持団体でありながら、植松治雄前会長は当時の小泉政権と対決姿勢を取った。これに対し、唐沢氏は「自民党支持」を明確に打ち出したが、20日開かれる日本医師連盟の執行委員会で「今後は特定政党だけを支持しない」と提案する見通し。

 鳩山政権の「日医外し」の動きに、日医の発言力低下が危惧(きぐ)される中、今夏の衆院選で民主党支持に回った原中氏は「私たちの意見が民主党に非常に良く受け入れていただいている」と同党との強力なパイプを強調。

 「医師の立場から、国民のために政治をしていただけるよう意見を申し上げる医師会になっていかなければならない」と述べ、同党への働きかけ強化に意欲を示した。(豊田真由美)

http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009101901000776.html
日医会長選出馬を正式表明 親自民転換求め原中氏
 茨城県医師会の原中勝征会長は19日、水戸市内で記者会見し、来年4月の日本医師会(日医)の会長選挙に立候補することを正式に表明した。

 日医会長選は、これまで自公政権との協調路線を取り、3選を目指す意向を既に表明している唐沢祥人現会長と、親民主党への路線転換を求める原中氏による対決の構図となりそうだ。

 原中氏は会見で「国民の医療、介護、福祉を考えた時、医師会は政府と一緒に行動しなければならない」と述べ、今後は鳩山政権との連携を深めていくべきだとの考えを示した。

 原中氏は「衆院選でも自民党は本当に医療制度を大切に考えてくれたのか」と強調。唐沢氏ら医師会の現執行部について「今日までいろんな意見を言っても認められなかった」と批判した。

 唐沢氏には民主党への提言ルートがないと指摘した上で「私が、その窓口となることが良いと思い立候補することにした」と述べた。

 日医の政治団体「日本医師連盟」は従来、自民党の有力な支持団体だった。これに対し原中氏が率いる茨城県医師連盟は、昨年4月にスタートした後期高齢者医療制度への批判を強めた。原中氏らは自民党を離党し、県医師会は今年8月の衆院選で民主党候補を推薦した。

2009/10/19 21:41 【共同通信】

http://sankei.jp.msn.com/life/welfare/091019/wlf0910191934001-n1.htm
「親民主」の茨城医師会長が日医会長選に出馬を表明
2009.10.19 19:34
 茨城県医師会の原中勝征会長は19日、水戸市内で記者会見し、来春の日本医師会(日医、唐沢祥人会長)会長選への出馬を正式に表明した。

 原中氏が委員長を務める政治団体「茨城県医師連盟」は8月の衆院選で民主党候補を支援。原中氏は県医師連盟の会員らとともに自民党を集団離党した。

 日医会長選は、自公政権と協調してきた現職の唐沢氏が出馬を表明しており、親民主党路線への転換を求める原中氏と対決する構図となりそうだ。

1122名無しさん:2009/10/20(火) 19:31:48
このまま自民支持では唐沢が会長選で原中に負けると判断したんでしょか?

http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009102001000821.html

日本医師連盟が自民支持撤回 「自民離れ」加速
 日本医師会の政治団体である「日本医師連盟」(日医連、唐沢祥人委員長)は20日、執行委員会を開き、従来の自民党支持を白紙撤回することを決めた。自民党の有力支持団体では、日本歯科医師連盟(日歯連)も9月に、次期参院選の比例代表で自民党からの組織内候補擁立を撤回しており、支持団体の「自民離れ」が加速することになりそうだ

 日医連の中川俊男常任執行委員らは記者会見し、2002年9月に「支持政党は政権与党である自民党とする」とした活動指針に触れた上で、「自民党が与党でなくなったから自動的に外れた」と白紙撤回の理由を説明した。

 来年の参院選への対応については「検討中で、これから議論したい」と述べるにとどめた。

2009/10/20 19:02 【共同通信】

1123名無しさん:2009/10/20(火) 19:33:14
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2009102000818
自民支持を白紙撤回=日本医師連盟が決定
 日本医師会の政治団体である日本医師連盟は20日の執行委員会で、従来の自民党支持を白紙撤回する方針を決めた。ただ、来夏の参院選に出馬する自民党の西島英利参院議員に対する推薦は、維持する。 (2009/10/20-18:09)

1124名無しさん:2009/10/20(火) 20:31:41
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4263493.html
日本医師連、「自民支持」を白紙撤回
 日本医師会の政治団体である日本医師連盟は、「自民党を支持する」としてきた活動指針を白紙撤回することを決めました。

 日本医師連盟は、20日に行った執行委員会で、各都道府県の代表らが政党の支持について協議しました。この中で支持政党については、「政権与党である自民党を支持する」としてきた活動指針を白紙撤回することを決定しました。

 また、政権交代を重く受け止め、今後は「多様な価値観を認め、是々非々で行動する」との方針を確認しました。

 来年の参院選挙への対応については「まだ検討中で、これから議論したい」としていますが、今後は民主党やそれ以外の政党でも推薦する可能性があるとの考えを示しました。(20日19:50)

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091020-OYT1T01050.htm
日本医師連盟が方針転換、自民支持を白紙撤回
 日本医師会の政治団体「日本医師連盟」(日医連、唐沢祥人委員長)は20日、都内で執行委員会を開き、自民党支持を白紙撤回することを決めた。

 政治献金や集票を通じて自民党を半世紀近く支えてきた有力な支持団体の方針転換は、他の自民党支持団体の動向にも影響を与えそうだ。

 執行委員会では、自民党の野党転落を受け、2002年に「支持政党は政権与党である自民党とする」と決めた活動方針を白紙化することを決めた。

 今後の政治活動の方向性については、唐沢氏は「日本医師会が与野党との良好な協議関係を構築することを支援する」と説明しており、民主党とも接触する方針だ。

 ただ、来年夏の参院選での支持政党は改めて協議する。唐沢氏は、参院比例選で自民党の1次公認を得ている組織内候補の西島英利参院議員への支援は継続する意向を示したが、委員の一部からは異論も出ている。

(2009年10月20日20時26分 読売新聞)

1125とはずがたり:2009/10/21(水) 04:22:34

妊婦、中高生ら当面2回=年内に判断、医療従事者1回−新型インフルワクチン
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091020-00000224-jij-soci
10月20日22時34分配信 時事通信

 厚生労働省の足立信也政務官は20日、妊婦や持病のある人への新型インフルエンザ用ワクチンの接種回数を当面2回とし、年内に臨床試験の結果がまとまるのを待って最終判断すると発表した。1〜12歳の子どもは2回接種、医療従事者は1回と正式決定した。
 当面2回の接種を前提とするのは、妊婦や持病のある人、中学・高校生、高齢者ら大半の接種対象者。

1126名無しさん:2009/10/21(水) 07:38:42
>>1122-1124
やっぱり「自民支持の唐沢VS.民主支持の原中」の構図だと分が悪いから、
「党派にこだわらない唐沢VS.民主支持の原中」の構図にしたいのかな?

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20091020-OYT8T01321.htm

ホーム>地域>茨城
撤回に歓迎の声 日医連の自民支持
 日本医師会の政治団体「日本医師連盟」が従来の自民党支持を白紙撤回する方針を決めたことについて、衆院選で民主党候補を支援した県医師会幹部からは「自民党一辺倒なのは問題だと、会員が冷静に考え始めたのでは」と歓迎の声が上がった。

 一方、別の幹部は「与党でない自民党の支持をやめるのは当然のことだが、みそぎにはならない」と、自民支持一辺倒だった現執行部を厳しく非難した。

 来春に予定されている日本医師会長選への立候補を表明している県医師会の原中勝征会長は「民主党と仲良くしたいと言っても、参院選で組織内候補を自民党から推すのであれば誰も信用しない」と、自民党との決別を求める姿勢を強調、「このままいったら日本医師会がだめになるのは確か。できるだけ早くマニフェストを書いて理解を深めたい」と話した。

(2009年10月21日 読売新聞)

1127とはずがたり:2009/10/21(水) 15:44:53
>>1126
でしょうね。で,西島への支援はそのままではその構図は成り立たないのは明白なんですけど。。

それにしても医師連盟の白紙撤回は物凄く大きな決断なのに随分あっさり決まったあたりが全く内実を伴わない形式的な決定だったことが窺えるわけですが。

まああんま開業医偏重の自民党医療政策を継承して欲しくないので日医の全面支援など民主政権には要らないと思いますので,どう決着するにせよ混乱してて呉れると良いんですけど。

1129名無しさん:2009/10/21(水) 19:16:32

http://www.cabrain.net/news/article/newsId/24860.html
日医連、「政権与党である自民党」支持方針を撤回

 日本医師連盟(日医連、唐澤祥人委員長)は10月20日の執行委員会で、政権交代を受け、「政権与党である自民党」を支持する従来の方針を撤回することを決めた。中川俊男常任執行委員は同日の記者会見で、今後の支持政党については「まだ議論していない」と述べた。

 この日の執行委員会では、唐澤委員長が先の衆院選を総括し、日医連の今後の行動の方針として、▽多様な価値観を認め、是々非々で行動する▽日本医師会(日医)が与野党との良好な協議関係を構築することを支援する▽政権与党の自民党支持を掲げた2002年策定の活動指針を見直す▽日医連と日医を組織的に明確に分離する−の4点が大筋で了承された。ただ、各都道府県の代表からさまざまな意見が寄せられたため、内田健夫常任執行委員は会見で、「ブラッシュアップを検討し、近日中にまた取りまとめてお諮りをしたい」と述べた。

 日医連が02年9月に策定した活動指針では、「支持政党は政権与党である自民党」と明記していたが、中川氏は「(衆院選の結果と)そもそも合わないので、自動的に外れた」と撤回理由を説明。その上で、「支持政党を決めるか決めないかは、まだ議論していない」と述べた。来年夏の参院選までに決めるかどうかも、「これからの議論」と述べるにとどめた。

 来年夏の参院選で自民党の西島英利氏を推薦する方針について、内田氏は「(現時点で)組織内候補という位置付けは変わらない」と述べた。ただ、この日の執行委員会では、こうした方針の撤回を求める意見もあったため、今後、見直しを検討する可能性も指摘した。
 また、民主党など自民党以外の候補者が日医連の推薦を希望すれば、意見交換などを踏まえて対応を検討するとした。

更新:2009/10/20 21:38   キャリアブレイン

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091020/stt0910202120014-n1.htm
「自民支持」を解消 日医の政治団体 組織内議員は当面支援
2009.10.20 21:18
 日本医師会(日医)の政治団体・日本医師連盟は20日、東京都内で都道府県医師連盟の代表者が出席する執行委員会を開き、従来の自民党支持を解消することを正式決定した。ただ、来夏の参院選に組織内候補として今年1月に自民党からの擁立を決めた西島英利参院議員については、候補の差し替えを求める意見は少なく、西島氏を当面支援する方向で一致した。

 執行委員会では、日医会長も務める唐沢祥人委員長が、8月の衆院選を総括する中で、活動指針の「支持政党は政権与党の自民党」との項目を白紙撤回すると提案。今後の支持政党については「多様な価値観を認め、是々非々で行動する」とし、了承された。

 執行委員会後に記者会見した内田健夫常任執行委員は、民主党への対応について「委員から『医師会の政策を正面から訴えるべきだ』との意見が多く、力を入れて折衝していく」と説明した。次期参院選で民主党候補を推薦することには「可能性としてあり得る」と述べた。

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2009102000986
日医連支持撤回、冷静受け止め=自民・大島氏
 自民党の大島理森幹事長は20日夜、日本医師会の政治団体である日本医師連盟が同党支持を白紙撤回する方針を決めたことについて「そういう結果になったとすれば冷静に受け止め、対応していかなければならない」と述べた。党本部で記者団の質問に答えた。(2009/10/20-20:40)

1130名無しさん:2009/10/21(水) 19:16:45
>>1127
原中は勤務医重視への脱皮も(少なくとも口では)表明しているようです。

http://www.cabrain.net/news/article/newsId/24858.html
「勤務医の意見を反映する医師会に」―原中会長

 「日本医師会(日医)の建物の中に自民党の議員の事務所があるということ自体、あまりにも偏った姿勢だ。この点もきちんと反省しなければならない」―。10月19日の記者会見で、日医会長選への出馬を正式表明した茨城県医師会の原中勝征会長は、これまでの組織の在り方を厳しく批判した。そして、日医の代議員の大半が開業医である点に触れ、「医師の半数は勤務医だ。勤務医の意見を反映する医師会にしなければならない」と、大胆な組織改革の必要性を強調した。

 会見で原中会長は、「地域医療を構成している一−三次の救急病院、大病院、そして大学病院、さらに救急から引き受ける慢性期や亜急性期の病院や有床診療所と、さまざまなところが患者を引き取っているから救急病院が回転している」と説明。その上で、「それらが重要視されないで、大病院が行っているのが地域医療だと誤解されている。これをきちんと説明した上で、どこの分野がどのような状態かという点をもう一度検証し、危機に陥っているところから順番に直してもらうよう、医師会として提言すべきだ」と強調した。
 一方で原中会長は、「勤務医と開業医の先生方が、自分の働いている職場を通して同じ気持ちで社会に奉仕し、地域医療で互いの分野を全うする、そんな医師会にしなければならないと強く感じている」とも語った。

 また、医師養成数を現在の1.5倍に増やすとの民主党の政権公約(マニフェスト)について、原中会長は「わたしはそれほど必要ないと思っている」との認識を表明。その理由として、研修医へのアンケートで9割以上が「病院に残る」と答えていることや、産科医の数が回復傾向にあることを挙げ、「ベテランの看護師に、入退院時に医師に代わって患者に説明するクラークの役目を担ってもらえれば、それほど医師が多くなくても数年で(医師不足は)解消するのではないかと思っている」と述べた。

更新:2009/10/20 20:34   キャリアブレイン

1131とはずがたり:2009/10/21(水) 21:54:56
>>1130
おお,情報提供感謝。
これで民主支持と中身の整合性も整ってますね。
ちょっとその辺心配でしたが意外にちゃんとその辺の中身も詰めてあるなら心強いっす。

1132名無しさん:2009/10/22(木) 20:59:30
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091023k0000m010075000c.html
小沢代表:茨城県医師会長と会談
 来年4月の日本医師会(日医)会長選挙に立候補を表明した茨城県医師会の原中勝征会長は22日、民主党本部を訪ね、小沢一郎幹事長と会談した。原中氏は「医師の立場をわきまえながら、国民の生活を守りたい」と決意を表明し、小沢氏は「医師も政治家も、国民の幸せを守るのは一緒だ」と応じたという。

 日医の政治団体「日本医師連盟」はこれまで自民党を支持してきたが、原中氏は先の衆院選で民主党を推した。会長選の結果は来夏の参院選に向けて、日医連の政治対応を左右する可能性が高い。【渡辺創】

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2009102200882
小沢氏、茨城医師会長と会談
 民主党の小沢一郎幹事長は22日午後、党本部で茨城県医師会の原中勝征会長と会談した。原中氏が来春の日本医師会会長選に出馬する考えを伝えたのに対し、小沢氏は「医者も政治家も最終的に国民の幸せを守るのは一緒だ」と応じた。
 小沢氏は今月5日にも原中氏と面会。茨城県医師会の政治団体である同県医師連盟が先の衆院選で、県内7選挙区すべてで民主党候補を推薦したことについて、謝意を伝えていた。(2009/10/22-19:28)

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091022/stt0910222028009-n1.htm
小沢氏が民主支持の日医会長選出馬予定者との協力を確認
2009.10.22 20:28
 民主党の小沢一郎幹事長は22日夕、来年4月の日本医師会(日医)会長選挙に出馬表明した茨城県医師会の原中勝征会長と党本部で会談し、協力関係を確認した。

 原中氏は立候補の経緯を説明し「医師の立場をわきまえながら国民の生活を守りたい」と強調。小沢氏は「医師も政治家も最終的に国民の幸せを守る点では一緒だ」と応じた。

 会長選挙は、自公政権と協調してきた唐沢祥人現会長と、親民主党路線への転換を求める原中氏による対決の構図。茨城県医師会は先の衆院選で民主党候補を推薦した。

 小沢、原中両氏は5日にも党本部で会談。小沢氏は衆院選への協力に謝意を表した。

1133とはずがたり:2009/10/22(木) 21:49:03

抗うつ剤「パキシル」、服用の妊婦の子に副作用?
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091022-OYT1T00374.htm

 抗うつ剤「パキシル」を服用した妊婦の子供に先天性異常などの副作用が出る危険性があるとして、薬害を監視する「薬害オンブズパースン会議」が厚生労働省と販売元のグラクソ・スミスクライン社に対し、十分な注意喚起を行うよう要望した。

 同会議によると、2000年11月の国内発売から昨年度までに、パキシルを服用した妊婦の子供について約30件の副作用報告があり、心臓の先天異常や出生直後に呼吸困難などを発症していたという。

 薬の添付文書には、妊婦の使用による副作用の説明はあるが、同会議は「添付文書の警告欄に記載して、明確に注意喚起するべきだ」としている。
(2009年10月22日11時00分 読売新聞)

1135名無しさん:2009/10/23(金) 23:00:04
http://mainichi.jp/area/tochigi/news/20091023ddlk09010203000c.html

県医師会:高島三喜会長インタビュー 自民への積極的応援自粛へ /栃木
 ◇日医連が一党支持白紙撤回 民主との友好関係模索
 県医師会の高島三喜会長は22日、毎日新聞のインタビューに応じ、日本医師会(日医)の政治団体「日本医師連盟」が来夏の参院選比例代表で推薦する自民党現職の西島英利氏について、ポスターを張ったり、後援会名簿を集めるような積極的な活動を当面見合わせる方針を21日付で県内の各郡市医師会に伝えたことを明らかにした。高島会長は「西島氏支援に反対するわけではないが、『自民党』という看板が気になる人も多いため」と説明している。【戸上文恵】

 日医連は20日、東京都内で執行委員会を開き、従来の自民党一党支持を白紙撤回することを決めた。西島氏を推薦する方針は当面維持するものの、政権与党となった民主党と良好な関係を築こうと、模索している。

 県医師連盟の委員長を兼ねる高島会長によると、県内では「西島氏が今後どうするつもりなのか聞きたい」「西島氏個人は否定しないが、『自民党の西島』といった場合に、かなり疑問符がつく」といった意見が出ているという。そこで、積極的な支援を当面控えることを決めた。

 県医連は先の衆院選で、長年の自民党支持から一歩、舵(かじ)を切った。県内の各支部の意見を踏まえ、3選挙区については自民、民主の両候補を推薦した。小選挙区制の導入以降、県医連が自民以外の候補を推薦するのは初めてだった。

 衆院選では、民主党が3選挙区で勝利し、比例区と合わせ計5人が当選したのに対し、自民党はわずか2人と大敗した。その理由について、高島会長は小泉政権から続いた社会保障費の抑制などを挙げ、「自民党に対する大きな不満があり、民主党にいっぺんやらせてみようということではないか」と分析した。

 民主党の政権交代が実現したものの、地方では自民系の首長、議員が多数を占める「ねじれ現象」が続く。高島会長は「県の政治の流れは自民党。われわれが何でもかんでも民主党にひっくり返るということではない」と話している。

1138とはずがたり:2009/10/24(土) 02:40:23
>>1135
凄い忌避感ですな〜。
>県医師会の高島三喜会長は…自民党現職の西島英利氏について、ポスターを張ったり、後援会名簿を集めるような積極的な活動を当面見合わせる方針を…伝えたことを明らかにした。
>高島会長は「西島氏支援に反対するわけではないが、『自民党』という看板が気になる人も多いため」と説明している。

> 県医師連盟の委員長を兼ねる高島会長によると、県内では「西島氏が今後どうするつもりなのか聞きたい」「西島氏個人は否定しないが、『自民党の西島』といった場合に、かなり疑問符がつく」といった意見が出ているという。そこで、積極的な支援を当面控えることを決めた。

1139名無しさん:2009/10/24(土) 12:13:27
http://mainichi.jp/area/gifu/news/20091024ddlk21010023000c.html

県医師連:自民党のみ支援→人物重視−−方針転換 /岐阜
 県医師会の政治団体「岐阜県医師連盟」(小林博委員長)が、自民党のみを支持してきたこれまでの活動方針を改めることを決めたことが、23日分かった。日本医師会の政治連盟「日本医師連盟」が20日、自民党だけの支持を白紙撤回することを表明しており、同調する。

 来夏参院選については、日医が自民党の西島英利参院議員(比例代表)を推薦しており、県医師連盟も同調する方針を、昨年11月に機関決定している。今後の地方選では、与野党にかかわらず、議員個人の人物像をみて支援するという。

 県医師連盟事務局によると、22日に岐阜市内であった常任執行幹事会で「与党一辺倒だった支援方針を改める」と決定し、議員個人と意見交換した上で支援する方針を決めることを確認したという。【山田尚弘】

1140名無しさん:2009/10/24(土) 12:21:03
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091024ddm005010045000c.html

選挙:参院選 組織内候補擁立、日歯連が見送り
 日本歯科医師会の政治団体「日本歯科医師連盟」(堤直文会長)は23日、東京都内で理事会を開き、来年夏の参院選比例代表に組織内候補を擁立しない方針を決めた。日歯連は自民党の有力支持団体だったが、今後は与野党中立とし、政策実現のため民主党とも関係構築を図る。理事会では、沖縄県歯科医師会顧問の自民党からの立候補を正式に撤回し、民主党からの候補者擁立も見送ることを決定した。【坂口裕彦】

1141名無しさん:2009/10/25(日) 13:50:25
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091025-OYT1T00205.htm

自民一辺倒から脱却、日歯連が民主にも献金へ
 日本歯科医師会の政治団体「日本歯科医師連盟」(日歯連)は、これまで自民党に偏っていた献金先について、与党の民主党にも広げる方向で検討に着手する。

 日歯連は、自民党の有力支持団体の一つだったが、民主党政権との間で政策要望のパイプ作りが必要との判断からだ。

 「献金やパーティー(券購入)の問題もある。自民党だけでなく、民主党とのかかわりの中で見直していきたい」

 日歯連の高木幹正理事長は23日の記者会見で、献金基準の変更を明言した。日歯連は自民党政権下で、参院比例選出の組織内候補だけでなく、自民党の有力国会議員にも幅広く献金してきた。その反面、民主党とのつきあいは党や歯科医師出身議員のパーティー券を購入したのが目立つ程度だ。

 具体的な基準については「今後の検討課題」にとどまっているが、民主党議員への献金増加につながる可能性が高い。関係強化を図るのは、年末に診療報酬改定や税制改正を控えているためだ。幹部の一人は「まずは、民主党と話し合いの場を作る必要がある。政権与党に反対してはうまくいかない」と語る。

 日歯連は、民主党への接近とは裏腹に、自民党とは徐々に距離を置いている。9月には来夏の参院選比例選で自民党からの組織内候補擁立を見送ることを決定、自民党内からは、焦りを募らす声が漏れている。

(2009年10月25日12時49分 読売新聞)

1142ももだぬき:2009/10/26(月) 08:42:11
川村カオリが亡くなった原因の1つが乳ガン検診の不備だと。女性はハタチになったら乳ガン検診受けるべきです。そういう体制作るべき。

1143チバQ:2009/10/26(月) 23:49:24
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091027k0000m010088000c.html?link_id=RSH05
中医協:日医を除外…長妻厚労相が委員6人を新任
 長妻昭厚生労働相は26日、診療報酬の点数を決める厚労相の諮問機関「中央社会保険医療協議会」(中医協)の新任委員計6人を発表した。自民党を伝統的に支援してきた開業医中心の日本医師会(日医)の代表委員は全員除外した。長妻氏ら政務三役は日医がこれまで自民党を支援する代わりに、診療報酬の改定に強い影響力を行使してきたと判断。代わりの委員に、地方医師会や大学病院から起用した。

 長妻氏は同日の記者会見で「どこの医者も苦労して、疲弊している。特に病院に対する手当ては喫緊の課題だ」と述べた。待遇改善が課題になっている病院勤務医を重視した議論にシフトさせることで、医療行政での政権交代を印象付けたい考えとみられる。

 日医は従来、中医協に3人の枠を確保し、執行部から推薦してきた。しかし、今回の委員改選で厚労相側は日医の推薦枠はゼロとした。

 代わりに、地方医師会の代表として、茨城県医師会の鈴木邦彦理事、京都府医師会の安達秀樹副会長、大学病院代表として山形大の嘉山孝正医学部長が内定した。茨城県医師会は先の衆院選で民主党候補を支援したが、長妻氏は「選挙うんぬんは関係ない」と述べ、衆院選の「論功行賞」との見方を否定した。

 他に新任されたのは▽白川修二・健康保険組合連合会常務理事▽中島圭子・連合総合政策局長▽三浦洋嗣・日本薬剤師会理事−−の3人。【塙和也】


http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&amp;k=2009102600892
日医推薦委員はゼロに=「医療再生のため」−中医協人事で厚労相
 長妻昭厚生労働相は26日、記者会見を開き、今月1日で任期が切れた中央社会保険医療協議会(中医協、厚生労働相の諮問機関)の委員9人の後任人事を発表した。これまで3人いた日本医師会(日医)の推薦委員はゼロとし、代わりに地方医師会から幹部2人と、大学医学部長を起用した。
 日医の推薦委員に代わる新しい委員は、▽安達秀樹京都府医師会副会長▽嘉山孝正山形大医学部長▽鈴木邦彦茨城県医師会理事−の3人。今回の人事の狙いについて長妻厚労相は「医療再生が大きな目標」と述べ、意図的な「日医外し」を否定したが、茨城県医師会は8月の衆院選で民主党候補を応援しており、同党の政策に理解を示す人材を選んだ形だ。(2009/10/26-22:33)

1144チバQ:2009/10/26(月) 23:50:08
http://www.asahi.com/politics/update/1026/TKY200910260450.html
中医協人事、医師会指定ポストを撤廃 厚労相方針(1/2ページ)2009年10月26日23時9分

 長妻昭厚生労働相は26日、医療行為や薬代の公定価格である診療報酬を決める中央社会保険医療協議会(中医協)の委員のうち、日本医師会(日医)役員の指定ポストを撤廃する方針を明らかにした。任期切れの3人を再任せず、地域の医師会代表の2人に置きかえる。長妻氏は「病院については、もう少し手厚い対応が必要だ」と説明。開業医の意向が強く反映されがちな日医の影響力をそぎ、勤務医の待遇改善を図る狙いがある。

 中医協は厚労相の諮問機関で、健康保険組合などの「支払い側」の7人、医師らによる「診療側」の7人、有識者による「公益側」の6人という3者で構成される。企業役員ら専門委員も含めて計30人で、長妻氏はこのうち任期満了による改選や補充となる16人を公表した。

 診療側のうち3人は、これまで日医の副会長や常任理事といった役員の指定ポストだった。しかし今回は、京都府医師会の安達秀樹副会長と茨城県医師会の鈴木邦彦理事を医師会枠として内定した。減らした1枠は病院代表に充て、山形大の嘉山孝正医学部長を任命。残る2人の病院代表枠は再任される。

 民主党は、来年度の診療報酬改定に向けて、病院の勤務医や地域医療に重点を置く姿勢を示している。医師不足の中で、とりわけ勤務状況が厳しいとされるためだ。こうした政策を具体化させるために、自民党寄りだった日医の発言力を低下させていく必要があると判断した。

 先の衆院選では、茨城県医師会の政治団体は民主党支持の姿勢を鮮明にし、京都府医師会も日医の執行部と距離を置く。長妻氏は、安達、鈴木両氏を起用した理由について「我々の医療の再生に関して一定の理解をいただいているというのも一つの考え方」と述べ、民主党の方針に対する姿勢が選考に影響したことを明らかにした。

 日医側は今回の人事を了承していない。25日の日医臨時代議員会では、これまでの中医協委員である中川俊男常任理事がこうした人事選考を念頭に「報復人事だ」などと批判した。

 長妻氏は26日、日医の唐沢祥人会長あてに安達、鈴木両氏を任命する意向を伝え、「両氏の任命により、中医協の審議に、地域医療の担い手の意見を適切に反映することが出来る」などと記した文書を送付した。

1145名無しさん:2009/10/27(火) 20:00:57
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20091027/dms0910271618006-n2.htm

病院倒産件数が過去最悪 小泉改革が経営直撃
2009.10.27
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昨年秋に休止した千葉県の銚子市立総合病院。来年春の暫定再開を目指すが、病院はいずこも経営が厳しい【拡大】
 病院、医院などを運営する医療法人の経営破綻が急増している。今年に入ってから9月末までの倒産件数が53件に達し、この時点で年間の過去最悪記録を突破。競争激化や診療報酬引き下げなどで経営が悪化、資金繰りが行き詰まるケースが多い。医療業界からは「小泉政権の医療制度改革が倒産急増という形で吹き出している」との批判も出ている。

 今年4月には、大手総合病院の「平野同仁会」(岡山)が民事再生法の適用を申請。負債総額は医療業界では今年最大となる59億円だった。

 5月には、診療所経営「きのだ会」(大阪、負債総額21億円)、人間ドックが中心の「社団アース」(東京、同7億円)がそれぞれ破産を申請している。

 東京商工リサーチによると、総合病院や小規模クリニック、医院などの医療法人の倒産件数は9月末現在で53件。「統計を取り始めた1989年以降で最多だった07年の年間52件をすでに超えている」(商工リサーチ)ほどの惨状だ。

 おもな原因は、一般企業の収益にあたる診療報酬急減による資金繰りの悪化だ。

 羽振りのよさでは金融業界にも劣らないといわれた医療業界。しかし、いまや「(倒産は)明日はわが身とおびえている病院は少なくない」(医療関係者)という。

 大手総合病院を経営する50代の医師が次のように明かす。

 「小泉政権が打ち出した年間2200億円の社会保障費削減が相当響いている。この削減策を受けて始まった『後期高齢者医療制度』で、75歳以上の高齢者の受診が急激に減り、さらに『療養型病床』を大幅に削減する政策がとられたことで、診療報酬の減少に拍車がかかった」

 後期高齢者医療制度は75歳以上の高齢者が全員加入する公的医療保険制度のことで、08年に創設された。制度導入以前に扶養家族となり、保険料を払う必要がなかった高齢者も新たに保険料を支払わなくてはいけなくなり、高齢者の医療負担が増加した。

 「この制度には国民の批判が集まり、自民党が8月の総選挙で惨敗する一因にもなった」(永田町筋)

 療養型病床とは高齢者を中心に慢性疾患を抱える患者を受け入れる病床を指す。先の大手総合病院経営の医師がいう。

 「このほか、小泉政権下で改正された研修医制度も大きい。大学の研修医が自由に研修先を選べるようになり、一部の人気病院に研修医が集中して、本当に医師が必要な病院や地方の病院に人手が回らなくなった。医師不足で診療体制が手薄になった大学病院のなかには、関連病院から医師を引き揚げる現象も起きている」

 大学から医師を引き揚げられた関連病院や地方の病院では、医師不足による診療サービスの低下が進んで、受診者離れが加速。病院経営を直撃しているという。

 民主党はマニフェスト(政権公約)に、後期高齢者医療制度の廃止や医療崩壊に歯止めをかけることを盛り込んでおり、「医療業界もかなり期待している」(先の医師)という。

 商工リサーチは「民主党の制度改革が実現するにしても、時間がかかればその間に倒産件数は増加する。受診者が多い大都市の病院は何とかなるが、地方の病院が置かれた立場はかなり深刻だ。医療機関は余談を許さない状況が続いている」と警戒している。

1146名無しさん:2009/10/27(火) 21:55:18
http://mainichi.jp/select/science/news/20091027ddm002010005000c.html

中医協人事:病院勤務医の優遇鮮明に 日医外し、自民との関係にくさび
 <世の中ナビ NEWS NAVIGATOR 政治>

 長妻昭厚生労働相は26日、診療報酬改定を議論する厚労相の諮問機関「中央社会保険医療協議会」(中医協)のメンバーから、日本医師会(日医)の代表委員3人全員を外す人事を強行した。日医の主力構成員である開業医よりは、病院勤務医らの処遇を重視する姿勢を鮮明にしたものだ。政治色の強い人事とも受け止められるだけに、波紋を呼びそうだ。【佐藤丈一】

 「どこも大変だが、病院についてもう少し手厚い対応が必要ではないか」。同日夜、記者会見した長妻厚労相は、中医協の委員構成を変更した狙いをそう説明した。

 中医協の定員は20人。日医を含めた医師ら「診療側」7人、健保組合など「支払い側」7人の両利益代表者と、学者ら公益委員6人で構成される。今月1日に9人が改選期を迎え、日医の代表委員は3人全員が対象。結果的に3人はだれも再任されず、代わりに選ばれたのは、先の衆院選で会長が民主党支持を打ち出した茨城県医師会のほか、日医執行部と一線を画す京都府医師会、山形大学医学部の代表と、「日医外し」が明確となった。

 民主党は開業医中心の日医を「開業医の利益代表」とみなす。長年自民党に票を供給し、見返りに自民党が開業医に有利な診療報酬を実現してきたというわけだ。長妻氏の人事は、まずは日医を揺さぶり、自民党との関係にくさびを打ち込む狙いがあったとみられる。

 一方、中医協委員に選ばれた茨城県医師会は、都道府県単位の医師会で真っ先に民主党支持を表明。原中勝征会長は来年4月の日医会長選に出馬を表明しており、3選を目指す唐沢祥人現会長と対決する見通しだ。

 内憂外患の日医だが、年末に迫った診療報酬改定をにらみ、日医の政治団体、日本医師連盟は20日、自民党一党支持方針を撤回。日医連は来年夏の参院選で自民党現職の医師、西島英利氏の推薦を決定しているが、西島氏の推薦見直しや民主党とのパイプづくりを求める議論も加速しそうで、物事は民主党ペースで進んでいる。

 日医は25日に東京都内で開いた臨時代議員会で、民主党との関係を強化する方針を確認し、中医協から日医代表を排除する人事に抗議する方針も申し合わせた。しかし、長妻氏は26日、「大都市と地方など地域のバランスに配慮した」との文書を日医に送り、「日医外し」を押し切った。

1147とはずがたり:2009/10/28(水) 14:57:37
>>1143-1146
この日医外しの人事は政策的にも政局的にも非常に満足です。
開業医の利害固守から勤務医への流れは,病院危機にどの程度好影響をもたらすのか楽しみです。
この記事の県立4病院ももうちと余裕有る看護師配置出来る様になるといいんだけど。

(群馬)県立4病院看護師の退職者増加
昨年度43人、厳しい勤務も一因
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20091027-OYT8T00016.htm

 県立の4病院を退職する看護師が増えていることが26日の県議会決算特別委員会で明らかになった。2008年度に自己都合で退職したのは43人で、このうち、21〜30歳は6割超の27人に達した。県病院局総務課は「少なくない数字」との見解を示し、厳しい勤務環境も原因の一つとして、改善策を練っている。

 県立病院は、心臓血管センター(前橋市)、がんセンター(太田市)、精神医療センター(伊勢崎市)、小児医療センター(渋川市)の4施設。

 同課によると、4病院の看護師の自己都合による退職者は06年度以降、27人、32人と、年々増えている。中でも、心臓血管、小児医療の2病院の割合が高く、07年度に全体の8割、08年度に7割を占めている。

 背景について同課は「2病院は容体が急変しやすい患者を担当し、常に緊張感を強いられることもある」と指摘する。また、ほかの自治体病院が看護師1人あたりの担当患者を7人としているのに対し、心臓血管センターは10人で、負担も大きいという。

 26日の委員会で、小出省司・病院管理者は「県立4病院は専門病院の色合いが強く、希望する配置がなかなかかなわない」とし、「看護師の異動希望に早くから耳を傾ける必要がある」との対策を示した。

 同課の担当者は「退職者分は人員補充し、特に不足は生じていない。看護師を確保する努力を続けたい」としている。

□県立4病院医療事故20件増

 県病院局は26日、県立4病院(心臓血管、がん、精神医療、小児医療の各センター)で昨年度に起きた医療事故や、事故につながる恐れのあった「ヒヤリ・ハット事例」が、前年度より297件多い3853件に上ったと発表した。

 このうち、医療事故は、同20件多い764件に上り、重い処置・治療を要した事例が27件、軽微な処置や治療で済んだ事例が89件あった。軽度の後遺障害が残った例も1件あった。県病院局は事故やミスが増加した要因について、年々医療の高度化・専門化が進む中で、新しい処置・治療法など、ミスが発生しやすい場面が増えていることなどを指摘している。

 事故の中には、上腕の血管につながれていたカテーテルが外れて心臓まで達した例や、誤った薬を使って血圧低下を招いた例、入院患者が夜間に転倒して硬膜下血腫を起こした例などがあった。
(2009年10月27日 読売新聞)

1148チバQ:2009/10/28(水) 21:17:25
いっそのこと医師会の西島参議員が民主会派入りすれば良いのでは?
民主党としては過半数超えの貴重な一議席を無下にできないし。
与党に擦り寄れば少しは医師会寄りの判断してくれるかもよ

どうですか?医師会の皆様

1149とはずがたり:2009/10/28(水) 21:29:44
>>1148
そういうどんでん返しもありかw

1150とはずがたり:2009/10/30(金) 01:01:57

<知りたい!>新型インフル 「かぜ」翌日に40度、その夜死亡…「元気な幼児」急変
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/life/20091027dde001040004000c.html
2009年10月27日(火)18:00

 幼い子どもの新型インフルエンザ感染死が増えている。一体何が起きているのか。自治体の記録などから読み取ると――。【國枝すみれ、山寺香】

 26日までに、新型インフルエンザ感染により10歳未満で死亡したのは全国で6人。そのうち5人にはぜんそくなどの基礎疾患がなかった。厚生労働省のまとめでは7月28日から10月13日までの新型インフルエンザによる入院患者は2146人。10歳未満は約6割の1234人に上る。

 死亡例が3件の東京都。男児(3)は19日に38度の熱を出し、医療機関でかぜと診断された。20日、熱が39・6度に上昇、午前9時過ぎに再受診。インフルエンザA型陽性で、昼前にタミフルを1回飲んだ。自宅ではアイスクリームを食べるなど比較的元気だったが、午後5時過ぎに嘔吐(おうと)していたのを発見された。呼びかけに反応がなく救急搬送された。異変に気づいて30分で病院に着いた時には心肺停止状態。午後6時50分に死亡した。

 男児(4)は4日夜39・9度の発熱。翌朝A型陽性が判明した。帰宅途中にけいれんし、病院でタミフルを投与。だが6日早朝、意識障害から呼吸停止に。人工呼吸器を付けたが13日に死亡した。

 男児(5)は、2日朝発熱し、診療所でかぜと診断された。3日午前中に熱は40度に。タミフルを飲んだが、夕方に嘔吐、意識がもうろうとし白目をむいた状態となり、午後4時すぎに病院に搬送された。「おなかの動きが悪い」との記載が残り、タミフルが吸収されなかった可能性もある。同日夜には多臓器不全に陥り、6日午後8時前に死亡した。

 東京都福祉保健局の大井洋参事は「3例とも重症化や死亡までの経過が早く、治療で他に何かできたという選択肢は少ないのではないか」と話す。

 兵庫県西宮市の女児(8)は11日に微熱、12日朝に38・8度に上昇した。同日午後5時には意識障害がみられ、同市の病院に運ばれたが、全身状態が悪く、薬も飲めなかった。同日午後9時40分、神戸市の医療機関に転送された時にはショック状態に。直接の死因は多臓器不全と記載されたが、脳炎を疑われるケースだった。

 横浜市の男児(5)はウイルスが肺で増殖したウイルス性の重症肺炎で15日に死亡した。12日に発熱、13日にタミフルを飲んでいた。

 東京慈恵会医科大の浦島充佳准教授は「オーストラリアやニュージーランドでも、5歳未満の子どもの死亡率が最も高かった。小さい子どもは体力がない。幼いということ自体が基礎疾患を持っているのと同じくらい危険と考えるべきだ」と話す。

 また、季節性インフルエンザに罹患(りかん)した経験が少ない子どもは、大人より新型インフルエンザに感染しやすく、重症化しやすい。

 病状は(1)タミフル投与のタイミング(2)本人の体力(3)侵入したウイルス量などで変わる。

 新型インフルエンザは発症から12時間で感染が判明し、48時間以内にタミフルを投与すれば重症化を防げるとされていたが、死亡例ではタミフルを飲んだ時には手遅れのケースもあった。「小児科医の間には、新型インフルエンザが疑われたら、感染判明を待たずにタミフルを投与するという方針が広まりつつある」(浦島准教授)。日本ウイルス学会は重症化率が高い小学生へのワクチン接種時期の前倒しを検討すべきだと提言した。

 親がすぐ病院に連れて行くべき兆候は。インフルエンザ脳症と脳炎は、呼びかけても反応しないなど意識障害の症状が出たら危険。ウイルス性肺炎は、息が長く続かず会話が途切れる、子どもが「息苦しい、胸が痛い」と訴えるなどだ。

1151とはずがたり:2009/10/30(金) 01:03:30

新型インフル患者の発症から死亡、平均5.8日
http://news.goo.ne.jp/article/cabrain/life/cabrain-24818.html?C=S
2009年10月19日(月)10:00

厚生労働省は10月17日、医療従事者を対象に「新型インフルエンザによる重症患者の治療に関する研修会」を開いた。この中で結核感染症課新型インフルエンザ対策推進室の高山義浩室長補佐が、流行の現状について説明。10月8日までの死亡22例について取りまとめた結果、発症から死亡までの平均が5.8日、入院からでは4.5日だったことを明らかにした。高山室長補佐は「非常に早い経過で亡くなっている」と述べた。

高山室長補佐はまず、10月5-11日のインフルエンザ定点医療機関当たりの報告数が「12.92」だったことについて、「一般的に10を超えるとかなり拡大していると考えられるが、その状況に既に入った。こうしたタイミングで先生方にお集まり頂けたのは、ぎりぎりだったと思っているところだ」との認識を示した。

高山室長補佐によると、10月8日までの死亡22例の発症から死亡までの平均は5.8日、入院から死亡までは4.5日だった。高山室長補佐は「非常に早い経過で亡くなっている。お亡くなりになった方を支えていただく期間は非常に短い。非常にラッシュで進むという印象だ」と述べた。

■簡易検査陽性1.5日、抗ウイルス薬1.8日
また、発症から簡易検査で陽性と判明するまでの平均は1.5日だった。高山室長補佐は「初日に陽性となっている例が多く、非常に早い段階で陽性と判明している。補助診断ではあるが、適切に使いこなせば(迅速診断キットは)十分に役に立つアイテムだ」との見解を示した。これに対しては、参加者から「偽陰性がかなりあると聞いていたのだが、死亡例に関してはかなり陽性が多い。重症例であれば陽性に出るという傾向があるのだろうか」との質問があり、高山室長補佐は「おそらくそうした傾向はあり得る。また咽頭ではなく気管内吸引痰から取るなど、検体を少し幅広く取っているというのもあると思う」と答えた。

一方、抗インフルエンザウイルス薬の投与までの平均は1.8日だった。高山室長補佐は「通常、オセルタミビル(タミフル)であれば48時間以内の投与が有効だと言われているが、48時間以内の投与はされている。それでも亡くなっているのが実態だ」と指摘した。なお、これは投与されなかった例を含まない平均値で、投与されなかった例について主治医らに聞き取り調査を行った範囲では、チューブを入れると出血してしまったり、チューブを入れても逆流してしまったりしたため、投与できなかった例が大半という。高山室長補佐は「抗インフルエンザウイルス薬は有熱期間を短縮するのが効果。(早い経過で死亡する)新型インフルエンザについては、(死亡を減らすために)どれくらい役に立つかについては、厳しいものがある。抗インフルエンザウイルス薬以外のアプローチが一つのキーになるのではないか」との認識を示した。

1152とはずがたり:2009/10/30(金) 01:04:45
マスク所か腕時計や指輪なんかも鬱陶しくて嫌いでしない俺ですが,流石に最近は人混みにはマスクして出かけてます。。

1153チバQ:2009/10/31(土) 01:19:57
http://mainichi.jp/select/biz/news/20091030ddm002010048000c.html
日本が変わる:業界と団体/6 「時代遅れ」の日本医師会
 ◇いらだちと、接近と
 政権交代で医療界にも変化の荒波が押し寄せる。日本医師会(日医)は「大きく変わらなければならない」(唐沢祥人会長)と生き残り策を探る。一方で「医療崩壊」に悩む現場の医師らは「疲弊する現場を救う好機」と自ら動き始めた。

 「露骨な日医外しで、明らかに報復人事だ。日医は政権に屈服することはない。正義は我が方にある」。25日、東京・本駒込の日医会館で開かれた日医の臨時代議員会。政策担当の中川俊男常任理事は、出席した代議員の前で民主党政権を激しく非難した。

 2年に1度、診療報酬改定を議論する厚生労働相の諮問機関・中央社会保険医療協議会(中医協)の委員から日医枠(3人)がなくなるとの情報をつかんでの発言だった。

 日医の政治団体「日本医師連盟」は20日、それまでの自民党一党支持の撤回を決め、与野党中立に軸足を移したばかり。そうした時期の「日医外し」に、中川氏は28日、会見で「中医協の審議にもかなり支障が出るだろう」と語気を強めた。

 焦りの色を深める執行部に対し、先の衆院選で民主党支援を鮮明にした原中勝征・茨城県医師会長が19日、来春の日医会長選に立候補を表明した。原中氏は、10月に入って5日、22日と小沢一郎幹事長と面会を重ねる。「鳩山由紀夫首相とも携帯電話で話せる間柄」と同党との深いつながりを周辺に語る。日医の内部で民主党政権への「いらだち」と「接近」が同時に進行する。

 「日医は悪あがきしている。本来なら(執行部の)総辞職が必要。民主に乗り換えるだけでは国民の信頼を失う」。医師の労働環境改善などに現場から取り組もうと08年6月に発足した医師たちの新組織「全国医師連盟」(825人)の黒川衛代表は指摘する。日医の会員(16万5360人)は勤務医と開業医がほぼ半々だが、代議員会に出席する354人中、勤務医はわずか34人。「代議員会でものごとを決める日医の手法は時代遅れだ」

   ◇  ◇

 「皆さん、本当に政治と社会が変わった感じがしますね」。22日、東京・日比谷公園で開かれた日本医労連など医療関係の10団体・組合の集会。来賓の小池晃・共産党政策委員長の呼びかけに、参加者約5000人が盛大な拍手で応えた。

 集会には、今までも出席していた共産、民主、社民各党の国会議員に加え、自民党に近い日本看護協会の幹部が出席した。日本歯科医師会も初めて連帯のメッセージを寄せた。

 参加した長野県佐久市の臨床検査技師、市川博章さん(40)は「新政権の誕生が、現状の打開につながればいい」と期待を込める。

 近年の地域医療の崩壊、医師不足を受け今年5月、医師による初めての労働組合「全国医師ユニオン」が結成された。9月には勤務医の現状を探ろうと「勤務医110番」を実施した。植山直人代表は「我々の力の結集が必要だ」と語る。巨大組織「日医」の混迷を尻目に、現場の医師たちは新たな時代に向けて動き始めている。【中澤雄大】=つづく

1154チバQ:2009/10/31(土) 12:11:32
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200910/2009102300120
エイズワクチン実現に前進=臨床試験で感染者3割減少−タイ米国チーム
 タイで約1万6400人が参加して行われたエイズウイルス(HIV)1型ワクチンの臨床試験の詳細な結果が明らかになった。感染者が3割減る予防効果が実証され、ワクチン実現へ大きく前進した。しかし、効果は1年で弱まり、感染後は血液中のHIVが減らなかった。今後、より有効なワクチンを開発する基礎になるという。
 タイ保健省や米陸軍HIV研究プログラムなどの研究チームが23日までに、米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン電子版に論文を発表した。
 このワクチンは2種類を「プライム・ブースト法」で組み合わせたもの。仏サノフィパスツール社が開発した「アルバックHIV」を主体とし、米バックスジェン社が開発した「エイズバックスB/E」を追加で使う。アルバックは、改変した3種類のHIV遺伝子を不活化したカナリアポックスウイルスに入れたもので、エイズバックスは、HIVの表面にあるたんぱく質を改変した。
 臨床試験は2003〜05年に行われ、18〜30歳の健康な男女ボランティア計1万6395人が参加。性別や年齢、結婚・未婚、性行動などのバランスが取れるよう半々に分けた上で、一方には半年間で主ワクチンを4回、追加ワクチンを2回の計6回投与し、他方には偽薬を投与した。その後の感染者は、偽薬組からは74人出たが、ワクチン組は51人にとどまり、感染率が31.2%低かった。(2009/10/23-08:59)

1155とはずがたり:2009/11/01(日) 12:28:29
新型インフル、休日診療に殺到…8時間待ちも
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091101-00000116-yom-soci
11月1日3時13分配信 読売新聞
拡大写真
新型インフルの診察待ち患者が歩道まで並んだ札幌の医療機関

 新型インフルエンザの流行拡大で、休日診療を担う各地の医療機関が悲鳴を上げている。

 平日と異なり、地域の病院や診療所の多くが休診となるため、患者が集中し、長蛇の列ができることも。各自治体は医師をやりくりして休日当番の医療機関を増強するなど対応に追われている。

 9月下旬から新型患者が急増した東京・江戸川区では原則、日曜と祝日に同区中央の区医師会館に「休日急病診療」を開設し、当番の内科や小児科の医師2人が診療にあたる。10月18日からは小児科医を1人増やして3人態勢にした。体育の日の12日に前年の約5倍の268人が受診し、その多くが小中学生や幼児だったからだ。

 18日は区医師会の玉城繁副会長ら3医師が185人を診察したが、待合室は患者でいっぱいになり、車の中で待つ人も。昼食を5分で済ませて診察を続けたという玉城副会長は「終わった時は疲労で放心状態になった。今後も患者が増え続ければ、対応しきれるかどうか……」と不安を募らせる。

 世田谷区は小児科の休日診療所を3か所設置。9月20〜23日の連休は1日平均約300人と昨年の倍近い患者が受診した。あまりの混雑ぶりに、待合室で感染が広がる懸念もあるとして、近所の人は受け付け後に一度帰宅してもらい、診療前に電話で呼び出す対応をとった。

 流行が本格化している北海道。札幌市は10月4日から、小児科の休日当番を2か所増やして5か所にしたが、11、12日の連休は「現場がパンクした」(市の担当者)。特に、計約1500人が詰めかけた11日は、待合室に入れない患者が歩道に並び、午前に受け付けた患者が診察まで「8時間待ち」という所もあった。

 同市は医師会に依頼し、18日の日曜は休日当番を8か所にし、あふれた患者を診る「後方支援病院」も3か所設けた。これで1か所あたりの患者数は緩和されたが、今度は医師が悲鳴を上げた。

 市小児科医会の山中樹会長は「平日でさえ100人以上の患者を診察し、医師の疲れはピークに達している。この態勢を維持するのは困難」と懸念する。

 すでに8月に流行期を迎えた沖縄県。ピーク時の休日には、救急窓口のある中核病院に新型患者が殺到し、他の患者の診療に支障が出かねない状態になった。

 県は今後の第2波に備え、協力してくれる診療所の小児科医らを中核病院の救急窓口に集中配置するほか、患者の電話相談に応じる臨時職員の採用も検討している。


最終更新:11月1日3時13分

1156とはずがたり:2009/11/01(日) 17:36:35
榛原総合病院:常勤医9人退職へ 民営化に反発、一部休診も /静岡
http://mainichi.jp/area/shizuoka/archive/news/2009/10/31/20091031ddlk22040291000c.html

 榛原総合病院の管理者である西原茂樹・牧之原市長は30日の定例会見で、同病院の常勤医9人が来年1月までに順次退職すると明らかにした。病院民営化方針への反発が背景にあり、常勤医は23人(現行32人)に減ることになった。また看護師152人のうち15人も今月末、退職する。こうした事態を踏まえ、同病院は11月以降、外来診療や新規入院の中止などの措置を講じざるを得なくなった。

 退職予定の常勤医は、▽整形外科4人▽呼吸器科2人▽皮膚科1人▽麻酔科1人▽眼科1人。

 外来診療は、麻酔科は11月1日から中止▽皮膚科は11月1日から週2回(現行週5回)に診察日を削減▽呼吸器科は11月21日から中止▽整形外科は12月19日から中止▽眼科は12月21日から予約患者に限定−−としている。

 一方、西原市長に辞表を提出した茂庭将彦院長(55)は同日、記者団に辞意撤回を表明した。茂庭院長は「患者を考えると今は辞められない」と語った。【浜中慎哉】

毎日新聞 2009年10月31日 地方版

1157とはずがたり:2009/11/01(日) 19:12:22
【群馬】
『地域診療の崩壊危惧』 県、医療圏10から5に 
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20091031/CK2009103102000119.html
2009年10月31日

 県は、医師不足などを背景に「二次保健医療圏」(医療圏)で一部の一般的な医療を提供できないケースが出始めていることから、医療圏を広域化して県内十圏域を五圏域に再編する方向で調整している。しかし、館林市と邑楽郡の六市町長らが三十日、県庁を訪れ「医療圏の再編が地域医療崩壊を招くことを危惧(きぐ)している」として再考を求める要望書を県に提出した。

 県が医療圏の広域化を目指すのは、小児・産科医の不足や医療の高度化で、現在の医療圏を維持したままでは医療圏の機能を果たせない分野が出てくると判断したため。二〇一〇年度から五年間の県の医療政策の基本となる「第六次保健医療計画」を策定する作業の一環という。

 再編案は、現在ある「前橋」「伊勢崎」の二医療圏、「高崎・安中」「藤岡」「富岡」の三医療圏、「桐生」「太田・館林」の二医療圏、「渋川」「吾妻」の二医療圏を、それぞれ一医療圏に統合。「沼田」はそのまま残す。再編案は県医師会や自治体関係者らでつくる県保健医療対策協議会が了承。来年二月ごろに保健医療計画案を策定し、県医療審議会の了承を得た上で正式決定する方針。

 こうした再編の再考を求める要望書を提出した六市町は、館林厚生病院を運営する事務組合を構成する自治体。稲山博司副知事に要望書を手渡した館林市の安楽岡一雄市長は「館林厚生病院が抱える問題に積極的に取り組んでもらえないなら、十医療圏を五医療圏にする計画は容認できない」と述べた。

 これに対し、稲山副知事は「限られた医療資源をいかすには、広域化は避けられない」と理解を求めた。その一方で「館林地域の切実な状況は理解している」と述べ、同地域の医療体制の整備に協力する考えを示した。 (加藤益丈)

1158とはずがたり:2009/11/01(日) 19:15:02
>除菌は薬剤で行う。胃酸の分泌を抑える薬と二種の抗生物質の計三種を一日二回、一週間連続で服用する。十二週間後に呼気検査をして、除菌できたか確認し終了する。

>治療薬剤への耐性菌が出現し、治療効果が下がっていることも課題だ。

>一方、耐性菌対策の研究も行われている。LG21という乳酸菌を併用すると除菌成功率が10ポイント高くなった、との研究結果を六月、東海大医学部の高木敦司教授(消化器内科)が発表して注目されている。

>除菌治療の主な副作用は、下痢、味覚異常、口内炎などで、まれに出血性大腸炎が起こる。ペニシリンアレルギーのある人は治療を受けられない。除菌すると食欲が増し、食べ過ぎて一過性の逆流性食道炎になることもある。

【健康】
胃がん予防 ピロリ菌外来広まる 除菌で発症を抑制
http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/health/CK2009101602000057.html
2009年10月16日

 胃潰瘍(かいよう)などの原因の一つ、ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)の除菌治療が、胃がん予防策としても注目されている。日本ヘリコバクター学会が今年、感染者すべてに除菌を進めるよう指針を定め、専門外来を開設する医療機関も増えてきた。課題は耐性菌対策だ。 (鈴木久美子)

 「五十代から六十代を中心に、中には三十、四十代にも胃がん予防で除菌を希望して来られる方がいる」

 慶応義塾大病院消化器内科・ピロリ菌外来を担当する鈴木秀和医師は話す。同病院は二〇〇〇年に全国初の専門外来を開設した。

 除菌治療は、事前の検査から除菌後の判定まで約三カ月半。まず内視鏡で胃の状態を確認し、胃粘膜を採取して検査する。便や血液、呼気で調べる簡便な方法もある。

 除菌は薬剤で行う。胃酸の分泌を抑える薬と二種の抗生物質の計三種を一日二回、一週間連続で服用する。十二週間後に呼気検査をして、除菌できたか確認し終了する。

 日本ヘリコバクター学会も今年一月、「ピロリ菌に感染している人は、除菌治療することが望ましい」との指針をまとめた。きっかけは昨年、北海道大が中心となって行った研究で明らかになった胃がん予防効果だ。

 研究は、早期胃がんの内視鏡手術を受けた患者約五百四十人のその後の三年間、除菌治療を行ったグループと行わなかったグループを比較調査した。新たな胃がんの発症が、除菌したグループはそうでないグループの約三分の一に抑えられた。従来、胃がん発症や進行への関与が指摘されていたピロリ菌の除菌について、具体的な臨床研究で予防効果が裏付けられた。

 除菌治療は、消化器内科などで実施されているが、研究成果を受けて、最近は全国に専門外来の開設が進んでおり、現在二十カ所を超えた。

 除菌治療には約五万円かかり、患者が全額負担しなければならない。胃潰瘍と十二指腸潰瘍の治療として行われる場合は、二〇〇〇年から健康保険が適用されているが、それ以外の胃がん予防などは適用外のためだ。

     ◇

 治療薬剤への耐性菌が出現し、治療効果が下がっていることも課題だ。除菌治療の取り組みが始まった同年ごろに約90%あった除菌成功率が、現在は約70%。薬剤を変えて行う二次治療も、当初の成功率より下がって約75%ほど。有効な三次治療法の薬剤の組み合わせが現在模索されている。

 一方、耐性菌対策の研究も行われている。LG21という乳酸菌を併用すると除菌成功率が10ポイント高くなった、との研究結果を六月、東海大医学部の高木敦司教授(消化器内科)が発表して注目されている。

 除菌治療の主な副作用は、下痢、味覚異常、口内炎などで、まれに出血性大腸炎が起こる。ペニシリンアレルギーのある人は治療を受けられない。除菌すると食欲が増し、食べ過ぎて一過性の逆流性食道炎になることもある。こうした副作用や耐性菌の問題から、除菌にこだわらなくてもいいとの考え方もある。

 胃がんを経験していない人が予防に除菌をしたからといってがんにならないとは限らない。既にがんができていたり、ほかの原因がある場合もあるからだ。

 「胃がん対策には除菌治療後も、定期検査を受けてチェックすることが大切だ」と鈴木医師は話す。

<ピロリ菌> 胃の粘膜を傷つけて炎症を起こし、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、萎縮(いしゅく)性胃炎、胃がんなどの原因になる。感染者は全国で約6000万人。経口感染で5歳までに感染するとされ、感染者は現在、40代以下では50%未満だが、50歳以上は70%以上が感染している。

1159とはずがたり:2009/11/02(月) 05:26:46

新型インフル死亡、国内最年少の2歳女児 (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_super_influenza2__20091101_20/story/20091101_yol_oyt1t00725/

 厚生労働省などは1日、岩手、京都、兵庫の3府県で新型インフルエンザに感染した計3人が死亡したと発表した。

 うち盛岡市内の女児(2)は国内最年少で、死者は疑い例を含めて計43人となった。

 盛岡市によると、女児は10月29日午後8時頃に高い熱が出るなど症状が悪化。約1時間半後に呼吸ができなくなり、病院の集中治療室に運ばれたが、11月1日午前6時過ぎ、多臓器不全で死亡した。女児に持病はなかった。

 また、兵庫県伊丹市の小学2年の女児(8)は、10月31日朝に発熱し、同日午後にけいれんを起こして心肺停止状態となり、心不全で死亡。京都市内の会社員女性(30)は30日に発熱し、呼吸不全に陥って1日朝、死亡が確認された。

[ 2009年11月1日21時28分 ]

1160荷主研究者:2009/11/03(火) 02:46:46

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/10/20091031t15028.htm
2009年10月31日土曜日 河北新報
腎臓病、スタチンが改善 尿毒症物質の蓄積抑制

 東北大大学院医工学研究科の阿部高明教授(腎臓病学)らの研究グループは、高脂血症の治療薬スタチンに、慢性腎臓病を悪化させる尿毒症物質の蓄積を食い止める効果があることを発見した。ラットを用いた実験で、スタチンによって尿毒症物質を排出させる遺伝子が増えることを解明。腎臓疾患の進行を抑える根本的な治療法の開発につながる可能性が高いという。

 阿部教授らは腎不全を起こしたラットによる実験で、尿毒症物質の排せつを担う輸送タンパク質遺伝子「OATP―R」を多くすれば、腎機能が改善して生存率が向上することを確認。OATP―Rを増強させる薬剤を探索した結果、高脂血症薬のスタチンに効果があることを突き止めた。

 スタチンは、米国の医学賞ラスカー賞を昨年受賞した応用微生物学者の遠藤章氏(由利本荘市出身)が1973年に発見。コレステロール低下剤として世界的に使用されている。腎臓の物質排出機能を高める効果もあることが、今回初めて確認された。

 慢性腎臓病は、進行するほど尿毒症物質が血中に蓄積、さらに腎機能が低下するという悪循環が生じる疾患。これまで、根本的な治療方法は確立されていない。

 国内では毎年、3万人近い患者が症状の進行に伴い、新たに人工透析治療を導入している。排せつの機能を改善することで、病気の進行を抑える治療法の開発は長年の課題だった。

 阿部教授は「今後、応用に向けた研究を進め、少しでも透析の導入を遅らせる新たな治療法を確立したい」と話している。

 研究は慶応大先端生命科学研究所(鶴岡市)と共同で実施。研究成果はこのほど、米腎臓学会誌に掲載された。

<新しい組み合わせ/柏木厚典滋賀医大病院長(日本動脈硬化学会理事)の話>
 毒性物質を排出する輸送体が数々ある中で、タンパク遺伝子OATP−Rとスタチンの組み合わせは新しい視点だ。スタチンは副作用が少ない上、一般的な薬のクレメジンより排出機能が高いことが明らかにされた。臨床応用が進めば腎不全治療の光明となるだろう。

1161チバQ:2009/11/03(火) 02:46:58
http://www.asahi.com/international/update/1102/TKY200911020167.html
新型インフル、メッカで拡大の恐れ? 月末に大巡礼2009年11月2日17時49分


 【ワシントン=勝田敏彦】11月下旬にイスラム教の聖地メッカである大巡礼(ハッジ)で、新型の豚インフルエンザの感染が広がる可能性について、米科学誌サイエンス(電子版)最新号は「巡礼者が母国などにウイルスを持ち帰り、大流行を引き起こす恐れがある」などとする米疾病対策センター(CDC)の担当官らの論文を掲載した。

 ハッジの時期、サウジアラビアのメッカには、世界160カ国以上から約250万人が集まり、神殿で祈りをささげる。

 論文によると、北米から1万5千人以上、欧州から4万5千人以上の巡礼者が、メッカと地元を往復して各地の主要空港を通過。宗教上の理由からマスクの着用や消毒薬の使用を拒む巡礼者もいるとみられている。メッカでは祈りなどの際に他人と密に接触するため感染が広がりやすく、「ウイルスの世界的拡大の危険性が増す」としている。

 サウジアラビア保健省は「65歳以上または12歳未満の人、病弱な人、妊娠中の人は、今年のハッジ参加は勧められない」としている。

 ただ、200万人近くが集まった8月の小巡礼(ウムラ)での新型インフルの確定診断例は26例にとどまっており、ハッジで大流行が起きない可能性もある。

 10月30日付米紙ニューヨーク・タイムズによると、これまでハッジで髄膜炎の流行が何回か起き、巡礼者が地元に戻ってポリオの感染を広げたことも知られているという。

1162名無しさん:2009/11/05(木) 07:25:16
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20091105-OYT8T00222.htm
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県医師連盟 自民支持見直し
政策実現求め 政権交代機に
 自民党の有力支持団体として長らく活動してきた、県医師会の政治団体「県医師連盟」(小森貴委員長)が、自民党支持の活動方針を見直す方針を固めた。12日の常任執行委員会で方針を確認し、年内にも正式決定する見込みだ。ただ、これまでの自民党国会議員との関係や、自民党が県議会の過半数を占めている現状もあり、来夏の参院選に向けては、政党ではなく個別の候補者を支持していくことになりそうだ。

 「政策実現性のある政権与党」というのが、医師連盟が自民党を支持し、交渉してきた理由だった。

 ところが、8月の衆院選では政権交代が現実味を帯びてきたこともあり、医師連盟として初めて、小選挙区から出馬する自民、民主両党の候補に対し、事前に公開質問状を送付。その上で、医療福祉に理解があり、医師連盟と信頼関係があるとして、自民党の3候補の推薦を決めたものの、政党としての自民党に対しては距離を置き始めていた。

 民主党に政権が代わり、9月24日の常任執行委員会では、多くの委員から、自民党支持の連盟運営を白紙に戻すべきだという意見が出された。

 一方で、政権の座に就いた民主党には歩み寄りを見せている。今月1日に開かれた同党の政治資金パーティーには、県医師会長を兼ねる小森委員長が出席し、乾杯の場面では、県内首長や他の業界団体の代表者らとともに登壇した。小森委員長が民主党のパーティーに出席するのは初めてだったという。

 今月中に予定されている県医師会と県内九つの郡市医師会との個別の会合でも、方針転換について話し合われることになりそうだ。小森委員長は「患者の立場にたって、あるべき医療の姿を主張していきたい」と話している。

 医師団体の政治活動を巡っては、すでに日本医師会の政治団体「日本医師連盟」が10月下旬、自民党支持の活動方針を撤回している。

(2009年11月5日 読売新聞)

1163とはずがたり:2009/11/06(金) 12:03:21
認知症対策「熊本モデル」、厚労省が全国展開へ
2009年11月06日
http://kumanichi.com/news/local/main/20091106002.shtml

 厚生労働省は5日までに、県が同省に“逆提案”した「熊本モデル」と呼ばれる認知症の早期診断・治療体制を2010年度から全都道府県・政令市で展開する方針を決め、来年度の政府予算に関連経費を概算要求した。

 熊本モデルは、総合病院1カ所(熊本大付属病院)を認知症対策の基幹センター、専門医のいる7カ所の精神科病院を地域センター(くまもと青明病院、くまもと心療病院など)に指定。県全域を細かくカバーし、地域のかかりつけ医との連携を密にすることなどで早期診断・治療につなげる。

 厚労省は08年度から、全国の精神科を持つ総合病院150カ所程度(都道府県・政令市各2〜3カ所)を認知症疾患医療センターに指定し、中核機能を担わせる計画を進めていたが、熊本県の提案を受けて補助要綱を改定。

 10年度からは、各都道府県・政令市に基幹センターを1カ所、地域センターを1〜数カ所指定する計画。さらに地域センターで対応が難しい重篤患者などを受け入れるため基幹センターの機能を強化することにしており、センター運営費の半額を補助する予算9億3千万円を計上した。
(亀井宏二)

1164とはずがたり:2009/11/06(金) 17:13:51

秋田市の感染拡大突出、新型インフル 県平均、全国2番目
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20091106a

 県健康推進課が5日まとめた県感染症週報(10月26日?今月1日)によると、県内のインフルエンザ報告者数は、秋田市保健所管内が1医療機関当たり112・36人に達し、前週(79・36人)から、さらに増加した。

 他保健所管内も軒並み増加、全県平均は53・55人に上り、全国でも愛知県の54・44人に次いで2番目に多い報告数となった。

 週報は県内55の定点医療機関が対象。同課によると、同市では、54・82人を数え初めて警報基準(30人)を超えた10月12?18日の週以降、感染拡大の勢いが突出している。
(2009/11/06 08:36 更新)

1165とはずがたり:2009/11/07(土) 07:13:11

2009年11月05日(木)
新型インフル 医療機関は“パニック状態”
警報発令の郡内、子どもの受診続々
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2009/11/05/7.html

 新型インフルエンザの感染拡大で警報が発令された郡内地域では、医療機関の子どもの受診件数が急増していて、富士吉田市の富士・東部小児初期救急医療センターでは、1〜3日の3日間に430人余りが受診、10月1カ月間の4割に上った。学校や各家庭は子どものうがいや手洗いの徹底など感染拡大防止に躍起となっているが、保護者からは「これだけ猛威を振るっていると、介助者側が感染してしまう」という不安な声も聞こえてくる。
 「待合室に患者さんがあふれ、まさにパニック状態です」。同センターの事務担当者は、現在の受診状況をこう説明する。1日の受診者は238人で休日一日の受診者としては過去最多を記録。2日は20人、3日は180人で、インフルエンザの症状が大半を占めている。
 同センターの診察時間は、平日が午後8時から翌日午前0時までで、休日は午前9時から翌日午前0時まで。休日は通常1人の医師で対応しているが、3日は2人体制で措置したという。
 富士吉田市内の小中学校は先月から学年閉鎖、学級閉鎖が相次ぎ、先月28日には予定していた市内小中学校親善音楽会を延期した。市教委は各校に手洗いやうがいの徹底、できるだけ人込みの中に出掛けないように呼び掛けている。
 市内の小学校長は「徐々に感染が広がる季節性のインフルエンザと異なり、一日で感染者が爆発的に増えた。基本的な予防策を徹底する以外にすべはない」と打ち明ける。
 小学1年の息子がいる市内の女性(34)は感染予防のため、先月から休日の外出を控えている。仕事をしているので実家に子どもを預けることもあるといい、「感染力が強いため、子どもが感染した場合、実家に面倒をみてもらうのは、ちょっと気が引ける」と話している。

1166とはずがたり:2009/11/08(日) 22:17:13

9病院が単年度赤字 08年度市町村公営企業決算
http://www.minyu-net.com/news/news/1107/news4.html

 県は6日、2008(平成20)年度の市町村公営企業決算を発表した。公立病院は、公設民営方式の町立三春と町立猪苗代を除く10病院のうち、公立小野町地方綜合以外の9病院が単年度赤字を計上した。各病院とも経費削減など経営改善に取り組んでいるが、慢性的な医師不足による患者数の減少は深刻で、厳しい経営状況があらためて浮き彫りになった。
(2009年11月7日 福島民友ニュース)

1167荷主研究者:2009/11/11(水) 22:56:54

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/11/20091104t13024.htm
2009年11月04日水曜日 河北新報
東北大、ALS治療法開発へ 神経増やす物質活用

 東北大大学院医学系研究科の青木正志講師(神経内科)らの研究グループは本年度、運動神経が侵され全身の筋肉が動かなくなる難病、筋萎縮(いしゅく)性側索硬化症(ALS)の治療として、神経細胞を増やす働きのある物質を活用した新治療法開発に着手した。既にラットへの実験で効果が認められており、安全性が確認されれば数年以内に患者への臨床試験を実施する方向だ。

 青木講師らは、神経を含む多様な細胞を増やす働きのある肝細胞増殖因子(HGF)に着目し、ALSを発症するよう遺伝子操作したラットにHGFを投与。治療効果を検証した結果、HGFを投与したラットは、投与していないラットよりも、発症から死亡するまでの日数が1.67倍延長されることを確認した。ヒトでは2年相当延長されることになる。

 今後、サルを用いた実験で安全性の検証を進め、2010年度内に厚生労働省に治験申請することを目指している。

 治療法開発は11月、厚労省の「先端医療開発特区(スーパー特区)加速事業」に採択され、11年度までの3カ年事業となる。本年度は年間6億5000万円の補助を受ける見通し。

 ALSは感覚や知能ははっきりしたまま、全身の筋肉が徐々に動かなくなる過酷な疾患で、進行すれば呼吸もできなくなる。患者は現在、全国で約8000人。治療薬の開発には膨大な予算を必要とすることなどから、基礎研究の成果の実用化が進まず、有効な治療法もほとんど見つかっていなかった。

 青木講師は「ALS患者は増加傾向にある。世界初の治療法開発に向け、着実に成果を出していきたい」と話している。

1168荷主研究者:2009/11/11(水) 23:02:34

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/11/20091106t13031.htm
2009年11月06日金曜日 河北新報
東北大グループ、緑藻遺伝子で視力再生 ラットで成功

 クラミドモナスという光を感知できる緑藻の遺伝子を目に注入することにより、特定の疾病で失明した場合は正常時とほぼ同じ視力を回復することが東北大国際高等融合領域研究所の富田浩史准教授(分子生物学)と菅野江里子助教(細胞工学)らの研究で分かった。ラットを使った実験での効果だが、この遺伝子治療を人間に応用して実用化できれば失明の治療につながると期待される。

 中途失明者のうち遺伝性の網膜色素変性症や、近年高齢者に増加している加齢黄斑変性症が失明原因の上位を占める。必ず失明に至るとは限らないが、有効な治療法はないという。

 これらの疾病で失明した場合、網膜にある光を受け取る視細胞は機能しなくなる。ただ脳に情報を伝える役割を担う網膜の神経節細胞は、正常な状態で残っていることが分かっている。

 研究グループはこの点に着目。失明させたラットの実験で、神経節細胞に緑藻の遺伝子を注入して視細胞の機能を新たに与えることに成功した。

 さらに視覚の回復程度も検証。緑藻の遺伝子を持つラットの場合、視細胞を壊しても神経節細胞がその機能を代替し、正常な状態と同程度の視力を持つことを証明した。また明暗の差を見分ける能力は正常時よりも高くなった。

 ただ緑藻の遺伝子は青色しか感知できないなどの課題もある。今後、サルなどでも検証を重ねた上で臨床試験実施を目指す。

 厚生労働省などによると、網膜色素変性症の患者は国内で約2万5000人、加齢黄斑変性症は50歳以上の約0.9%に上る。緑藻の遺伝子はこの二つの疾病に起因する失明には有効だが、糖尿病や緑内障による失明には効果がないという。

 富田准教授は「現在は人工網膜を使う治療法があるが、解像度が低いという問題がある。遺伝子治療が実現すれば、より簡単に解像度の高い視覚を回復できる可能性が高い」と話している。

 研究成果は4日(日本時間5日)、米オンライン学術誌に掲載された。


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