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戦場スレpart2
1
:
◆NcltM1gQ/Q
:2012/07/11(水) 20:01:52 ID:Ue7B6b.Y
ロボットの戦闘シチュや、イベントの際にお使い下さい。
452
:
◆JryQG.Os1Y
:2013/01/16(水) 22:50:14 ID:5VlWZOUQ
「ユウセイ君、呉々も、気をつけてね。」
「解ってます。相手は、未確認生命体ですよね。」
「そう、それと、データも取っておいて、妖機人とかの件もあるし」
「解りました。」
アスト博士と、適当な会話をし。
搭乗口に向かうユウセイ
あれから、どうなったかというと
ぶっ倒れた後、30分後気合いで復活し、
未確認生命体の攻撃があり
スクランブル要請
「T-link アクティブ システムオールグリーン アルブレード 出ます」
基地より、飛び立つ。
453
:
◆JryQG.Os1Y
:2013/01/16(水) 23:05:00 ID:5VlWZOUQ
「えっと?、あれが未確認生命体か。」
現場に着き、ユウセイは、未確認生命体を確認した。
「謎だ。何故あの怪物は、動かない。」
青いものをただ見つめているだけ、ただ。
「気づかれる、前に倒すか?気づいたら勢いよくぶっ飛ばされねぇだろうな。」
「まぁ、良いか。まずは、」
「アカリ伍長に話聞こうかな。」
アカリ伍長に連絡を取り
「伍長、ユウセイです。これより状況に、参加します。ミッション内容の、提示をお願いします。」
「それと、アスト博士より、データ収集の要請を受けています。援助お願いします。」
そういう連絡を、入れ指示を待つ。
454
:
明智ライト
◆zv577ZusFQ
:2013/01/17(木) 07:28:52 ID:PBlDO9tc
>>449
【「私とて、無理に危険に飛び込もうとは思わないが……こうも散らかっていてはな!」】
「えぇ!?ちょっと。まさか……!」
【道路を大きく占拠する瓦礫を避け、そのすぐ先にあった瓦礫を反対にハンドルを切って避ける。
スピードの出ている中で、こんな蛇行運転。当然のことながら、車内は激しく揺さぶられた。】
「あ。あ、やああああぁぁ!?……ダメ!止めて!む、む無理!!無理!」
無意識にも隣の少年の腕にしがみつき、悲鳴混じりの必死の形相で訴えるが、聞こえていないのだろう。
仮にもしシートベルトをしていなければ大変な事になっていたかも知れない。
目が回り、更に胃にも奇妙な蠢きが感じられるが、清楚な天使様が人前にてリバースなど許される事では無い。必死に耐える。
……まぁ、流石にそんな情けない事態にはならなかったが。涙目を浮かべるのだった。
【「さあ、着いたぞご両人。行って、勝ってこい。それがお前達二人が今、この街にできる最良だ」】
「…う…う……感謝します、尼子特尉」
キャリアが見えた頃には既にやつれた青ざめた顔が出来上がっていた。
彼女はこんな調子で戦闘は大丈夫なのだろうか?
>>450
【「ほ・・・ほらっ、なっ、大丈夫だったろ?」】
「ハヤセさん……これが、大丈夫に見えますかね?」
じとーっと何か言いたげな視線を向ける。たいそうご立腹の様だ。
【「急ぐぞあけっち!」】
「もちろん。遅れた分は働きで返します」
説教を垂れる間もなく、ヒツギは自身の機体を積んだキャリアへと向かう。
それを追うライトも先程までの情けない醜態を完全に感じさせないきりっとした厳格なスタイルを取り戻していた。
向かう先には精鋭部隊エンジェルフェザーが駆る純白の機械天使。
既に機体には火が入っており、準備万端といったところか
「まずは状況を確認しないと」
戦闘ログを一通り確認する事からスタートである。
【明智ライト/ガブリエル出撃】
>>437
>>451
>>453
「各機体、こちらはエンジェルフェザー、明智ライト大尉。これより私の指揮に従っていただきます」
連邦の機体全てに向けての通信である。
中にはそんな事には従わず暴れまわる様な者も居るが、取り敢えずは全機へ。
「航空部隊は先行してあの青色の球体へ火力を集中させて破壊してください。
まだ確証は持てませんが、セオリー通りならば中から何かが這い出て来る類いかと思われます」
【ホワイトホーク小隊とスピアウィング小隊、更にラプターのアカリ、少佐のエフゼロに速攻で攻撃へと向かわせる様な指示を出す。】
「ハヤミ曹長、ハヤセさん、そしてそこのヒュッケバインには残ったモンスター型の撃破を。
あと例の……次元刑事とやらの事は現状無視しておいて構いません。
私がコンタクトを試みます」
【ユウセイ、ヒツギ、量産型ヒュッケバインのリリーには取り巻きを撃墜しながらの進撃を要請しておく。】
>>444
「こちらは地球連邦軍の明智ライト大尉です。あなたは……次元刑事ブラインさん?でよろしいですか?」
ブラインのもとへ純白の天使の様な機体が接近する。
きりっとハキハキとした少女の良く通る声が機体のスピーカーから聞こえているはず
「あなたはゲルシャドーと言っていましたか?あの異形の怪物達を。
あれらとの面識が有る体であなたに聞きたいのですが、あの球体は?」
堅物かと思われがちなライトだが、100歩譲ってブラインとやらの話を柔軟に聞き入れてみる様だ。
それに彼が只の愉快犯とは違う事は既に認めざるを得ない。
【ライト/ガブリエル:ブラインへと接触】
455
:
アカリ&リリー
◆Tg./UqnJ52
:2013/01/18(金) 19:19:51 ID:Cf7Sd4bM
>>441
「え……九条院さん!?」
静香からの通信と、彼女の機体を始めとした女性型兵器3体が現れたのを、アカリは意外そうな表情でもって迎えた。
月面での戦闘でどこからか現れた彼女たちは、事情聴取やら何やらで未だ基地に軟禁されていると思っていたからだ。
『この事態に際して、動ける戦力を遊ばせておくのも勿体なかったのでしょう。
彼女らの意志か、それとも誰かの差し金か……いずれにしても助かりますね。
これでPT戦闘に不慣れな私も楽ができるというものです』
アカリの横では、リリーがサボタージュまがいの言葉を発している。相変わらずの様子である。
>>445
,
>>454
アカリとリリー、戦闘機部隊の攻撃で周囲の怪物は殲滅できた。
残るは奇妙な青い球体と、それを守っているかのような怪物が二匹のみ。
援護してくれた戦闘機部隊に感謝の通信を送りつつ、アカリとリリーがそちらへ向かっていると、
レーダーにライトのガブリエルを表す光点が表示され、ライトから自分が指揮を執る旨の通信が入ってきた。
「ああ、明智大尉。その様子だと間に合ったようですね。
私は南から来るヒュッケバインの小隊に合流しつつ護衛の怪物に攻撃を仕掛けます。
指揮のほう、よろしくお願いしますね」
リリーはライトにそう報告を入れると、戦闘機部隊に少し遅れて戦域に現れたヒュッケバインの小隊に合流すべく、
機体をそちらへ向けた。
『こちらヒュッケバイン、ワイルドクーガー小隊だ。どうやらいささか遅れてしまったようだな。
残っているのはあのトイレ芳香剤みたいなオブジェだけか?』
「その通りですが、我々は先に取り巻きのお化けを片付ける必要があります。
エンジェルフェザーの明智大尉からそのように指示がありました」
『その声はスノウフェイル少尉か。任務内容は了解したが、エンジェルフェザーとはどういうことだ?
極東支部の作戦にエンジェルフェザーが介入しているのか?』
「状況が重なった結果です。そのあたりはまあ、戦闘が終わった後の話になりますので」
『……了解した』
リリーと合流したヒュッケバインの小隊はそのまま進軍し、レクタングル・ランチャーの斉射でもって取り巻きの怪物を攻撃した。
一方、青い球体を先行して攻撃することになった戦闘機部隊とアカリのラプターはというと。
『あんな卵みたいなやつ、攻撃しても大丈夫なのか? 中からフェイスハガーみたいな化け物がでてきたりしないのか?』
『俺に訊かれたって知るかよ。攻撃命令が下ったんだ、やるしかないだろう。ビルトラプターのお嬢ちゃんもそれでいいな?』
「はい、そちらに続きます」
『ようし、じゃあやるぜ、野郎共』
ホワイトホーク小隊長が号令し、彼の小隊が空対地ミサイル、スピアウィング小隊がレーザー誘導爆弾で青い球体に対して攻撃を仕掛け、
アカリのラプターがそれにメガ・ビームランチャーの砲撃を加える。
ミサイルの弾幕とスマート爆弾による絨毯爆撃、高出力ビームの三重の攻撃だ。並みのPT程度ならば四散するような火力だが……。
456
:
◆JryQG.Os1Y
:2013/01/18(金) 19:35:52 ID:vXpo8eb.
>>454
「了解です、大尉。」
連絡を受け、攻撃を開始する。
「下のは、俺がやります。」
下に、降り
「ここら辺は、直線的な道路が多いから、居合いにはベストだけど」
「巻き込んでもイヤだからな。大人しく、トンファーで行きますか。」
「ブレードトンファー アクティブ」
両手に、ブレードトンファーを用意し、突撃する。
「上に上げて、海方向に」
トンファーで、勢いよく殴りとばし
そのまま、ラッシュし、
上空まで上げる。
「これで、どうだ。」
最後に、突き刺し。そのまま半ば強引に引き裂こうとする。
457
:
ヴィルヘルム@エフゼロ
◆E8ckRIIdug
:2013/01/18(金) 22:43:16 ID:gCn7l2MQ
>>454
「……了解、っと」
階級は下だが間違った事も言ってないだろうと指示に従う。
>>455
その三重攻撃に更にM13ショットガンを追加する。
ジャマーや対ビームコーティングを警戒しての選択だ、使えそうなら次はミサイルのつもりでいる。
458
:
ヒツギ
◆zwG.6Bg2jY
:2013/01/19(土) 03:37:21 ID:elDXdrQM
>>454
「安全じゃないジェットコースターだと思えばほら、な?」
剣幕にさすがのヒツギも気圧されているのが伺える
そのせいか若干滅茶苦茶なことを言っているような気がしなくもない
ゲシュペンストに乗り込んだヒツギは前回の戦闘で負傷した部位の確認に入った。
人間がそうするかのように、左手を握っては開いてを繰り返す。
前回丸ごとなくなった腕は問題なく修復されているらしい、右足も・・・どうやら問題なさそうだ。
時間がなかったが整備班の腕に感謝するしかない
キャリアに積まれていたゲシュペンストの今回の換装武装は・・・
大型の実弾兵器レクタングル・ランチャー、ヒツギの射撃能力でもある程度の火力は期待出来るだろうが
まさかこんな物を積まされるとは思っていなかった
だがあるとないとでは大違い、ありがたく使わせて貰うとしよう
>「まずは状況を確認しないと」
「機体の調子もバッチリだ、このまま即戦闘態勢に入る!
キャリアのパイロットさんも早く範囲外に!」
>>455
>>445
>>456
>リリーと合流したヒュッケバインの小隊はそのまま進軍し、レクタングル・ランチャーの斉射でもって取り巻きの怪物を攻撃した。
「手伝うぞ!」
レクタングル・ランチャーの掃射が始まったとき、別方向からゲーリーへと同型の弾が放たれる。
視線を移すとランチャーを構えたゲシュペンストがワイルドクーガー隊に相乗りするように放っていたのだ
前回の月面で使用していたガンレイピアは戦闘中に紛失、その為現地であまっていたランチャーがそのまま装備された
ぱっと見るに射撃兵器はあれ以外装備されてそうにない、急ごしらえだったのだろう
>『あんな卵みたいなやつ、攻撃しても大丈夫なのか? 中からフェイスハガーみたいな化け物がでてきたりしないのか?』
>『俺に訊かれたって知るかよ。攻撃命令が下ったんだ、やるしかないだろう。ビルトラプターのお嬢ちゃんもそれでいいな?』
>「はい、そちらに続きます」
>『ようし、じゃあやるぜ、野郎共』
先行しているリリー達はどうやら爆撃で吹き飛ばそうと考えているらしい
「市街地でそんなことしていいのか・・・?とりあえず援護はさせて貰うぜ!」
レクダングル・ランチャーの射線を卵へと向き直らせ、そのまま攻撃を再開する。
わざわざランチャーを使っているも何かおかしいが、構える際に大型過ぎるのか若干動きがぎこちなかった
早く使い切ってしまいたいということだろうか?確かにインファイトしたがりなヒツギには重荷なのかもしれない
459
:
明智ライト
◆zv577ZusFQ
:2013/01/19(土) 19:42:20 ID:Q9Gw.oUc
>>455
【「ああ、明智大尉。その様子だと間に合ったようですね。
私は南から来るヒュッケバインの小隊に合流しつつ護衛の怪物に攻撃を仕掛けます。
指揮のほう、よろしくお願いしますね」】
「む。あなた……スノウフェイル少尉だったんですか?少尉はPTの操縦も可能と。それは知りませんでした。
戦力として数えさせてもらいます」
リリーがまるで手足の様に自然とヒュッケバインを操る様を見せられ、ライトは不思議な感覚を覚える。
>>441
(……ああ、あの妙に女々しい浮わついた3機は確か報告にあった例の。……表向きはレイナ・カーマインの客将扱いで通してあるみたいだけれども)
月面にてヒツギ達が救出した3機の姫の事情はいまだ公表されていない。
それは直前まで甲斐と行動を共にしていたライトも例外では無く、カーマインの寄越した私兵というかりそめの身分を怪しんでいた。
「では風姫、雷姫は万が一の為にバックアップに回ってください。
それとそちらの焔姫はハヤセさんらと共に“合わせて進軍”を」
同じぐらいの年齢の少女にいきなり偉そうに命令されて三姫は気分を害するかも知れないが、ライトはそんな事は思いもしない。
ただ淡白に指示を出すだけであった。
修理、補給装置を持つ雷姫と風姫は温存する方向で長期戦に備えたかった。
知らぬ知らぬとは言え、それぞれの機体スペック程度は熟知しているつもりだ。
間違った采配では無いはずだ。
460
:
◆h9Hr5c.eFE
:2013/01/20(日) 13:13:49 ID:zVU51eLM
>>459
「あん? 誰よあんた」
通信に対し、当然の如く訝しげな態度を見せたのはマヤである。
「何頭ごなしにいきなり命令してきてるわけ? そういうのは普通名前と所属を名乗って頭を下げてから…」
「了解しました。では、つばめは私と共にバックアップを。マヤさんは前衛の方々合流してください」
「は、はい!」
「ちょっと静香!」
声を荒げるマヤに対し、静香は慣れた様子でにっこり微笑み返してみせる。
「今の我々の立場を考えれば、仕方のないことです。
それに、指揮系統に従って動いた方が、街への被害は少なくて住むはずですよ?」
風姫に促され、街並みを一望する焔姫。
次元刑事ブラインらの活躍により、幸いにも住民の避難こそ完了しているが、
上空の青い球体の挙動によっては、都市そのものに大きな被害が出る可能性は否めない状況である。
「…ったく。わーったわよ」
ボソッと吐き捨てると、マヤは焔姫と共に跳躍し、ビルを飛び越えていく。
「ふふっ」
跳ねっ返りではあるが、人一倍正義感の強い彼女の性分。
長い付き合いの静香は、マヤをコントロールする術をよく心得ているようだった。
461
:
◆h9Hr5c.eFE
:2013/01/20(日) 13:36:55 ID:zVU51eLM
ヒツギ機の隣につけた焔姫は、両足を踏ん張らせつつ、ブレードと共に背負ってきた大型火器を構えた。
「分間4200連発、泣く子も黙る対特機ガトリングガン!
卵だかクス玉だか知らないけど、こいつで粉々にしてやるわ!!」
叫ぶや否や、物騒な大音響と共に、無数の弾丸を青い球体目掛けて叩き込む焔姫。
上空からの攻撃の手筈も整い、身じろぎ一つ見せない球体の破壊は、もはや時間の問題と思われた。
462
:
次元刑事ブライン&敵
◆Iny/TRXDyU
:2013/01/27(日) 18:16:07 ID:q.1IZdbs
>>445
(…これだけの火力が集まれば、『完全孵化』は避けられそうだな)
と、ブラインは球体に集まる弾丸やビームを見て考えるが、不安はつもるそこに…
ビーッ、ビーッとブレスレットから警報の様なものが鳴る
「ッ!、全員避けろ!!」
と、スピーカー音量を最大にして叫ぶ
ヒツギやライトなら間近で聞いたことがある声だ
そして次の瞬間
弾丸やビームの嵐で見えなくなった球体から一筋の光が、それも無数の光が貫いてくる!!
その光はレーザー!、しかも今の最新型の盾ですら貫くほどの!
「…グ、ガァアアアアアアアアア!!!」
その光が止んだ瞬間、獣のような声が上がる
そしてその光を放った存在は…
「…」
四本の足、背中から生える無数の触手、先には目玉の様なものがあり、そこからレーザーは放たれたのだろう
そして頭部は3つあり、3つとも3つの目を持つ、口の様なものがあり、その表情(?)は怒りの表情だった
「…なんとか完全孵化はしなかったか」
と、ブラインは呟く
【勝利条件】
ケルベロスを撃墜
【敗北条件】
味方機の全滅、ブラインの撃墜
463
:
次元刑事ブライン&敵
◆Iny/TRXDyU
:2013/01/27(日) 21:02:03 ID:tcaAZrxM
>>454
天使のような機体こちらに来る
「…美しい…」
と、呟くと
>「こちらは地球連邦軍の明智ライト大尉です。あなたは……次元刑事ブラインさん?でよろしいですか?」
>「あなたはゲルシャドーと言っていましたか?あの異形の怪物達を。
あれらとの面識が有る体であなたに聞きたいのですが、あの球体は?」
こちらにコンタクトをかけているのに気付き、ブレスレットを開く
するとライトの通信機にノイズが走る
「ガガ、ガガガピーッ、ガッ…」
壊れたのだろうか?、するとブツッという音が聞こえてくる
「あー、あー、聞こえているだろうか?」
なんと通信機に繋げてきたのだ!
強制的につなげるなんて並みの技術じゃない
「私の名前は次元刑事ブライン…信じられないだろうがよく聞いてくれ。
私たちは君たちで言うところの異世界人だ」
と、言うと
「私は、ある組織…というべきかどうかわからんがともかくさっき言っての通りゲルシャドーという組織を追っている。
因みに証拠としては…」
と、言うと虚空に手を切るように入れると『空間が裂けた』
中には謎の空間が見える
「これでいいだろうか?、さて、私は次元警察組織、『ジゲンポリス』という組織から派遣された刑事(デカ)だ。
ゲルシャドーとは宇宙、つまり『世界そのもの』を幾多も消滅させた極悪…という意識があるかもわからんがそういった組織だ。
かくいう私も自分の住む世界はもうない、奴らに消滅させられた」
いきなり自分のことを暴露してきた
「あの球体に関しては見ての通り卵、しかもついさっき孵化している。
まぁ完全体じゃないからまだ倒すことは可能だが」
声が渋る
「…奴らは神出鬼没だ、何時現れ、何時行動するかは不明、次元を移動している為、追うのは困難を極めていた。
しかしようやくその足取りは我々は掴むことができた」
と、言うが
「…どうやらヤツが行動を始めたようだ、通信を切るぞ!
いいか、あの背中から生えている目玉に気をつけろ、放たれる光はどんなものを貫く!
しかも全方位もできるから厄介だ!、指図するようですまないが援護を頼む!」
と、忠告するとブツッという音とともにブラインは飛ぶ
その飛んだ方向を見ると孵化した怪物がこちらに進んでくる
明らかに敵視、しかも話す余地は全くない
464
:
ヴィルヘルム@エフゼロ
◆E8ckRIIdug
:2013/01/27(日) 21:41:35 ID:P/XU2HAc
>>462
「や、やったか……っ!」
言ってしまった。
「……避けろ……だ、と……!?」
最初の光が迸った瞬間、スラスター全開、スプリットミサイル他換装武器を全て投棄、急転回を同時に実行。
全身ボロボロになりながらも耐え凌いだ。
『な、何が起きたのっ!?』
甲斐からの声が届く。今の攻撃の余波でデータリンクが軒並み吹っ飛んだようだ。
「……卵が、孵化した、ってところか?とんだバイオハザードだ」
>>463
何が起きたのか把握出来ていない、伊豆基地や停泊中の甲斐から幾つも通信が飛んでくる。
色々錯綜しているが、みんな大変なのだ。
????「……やれやれ、あれが次元の秘密か。
もっと芸のあるところを見たかったなぁ」
????「……イヤな生物(ナマモノ)が出てきたな……何時までオーダーを差し止める気だか」
465
:
◆JryQG.Os1Y
:2013/01/27(日) 22:03:45 ID:2Crzxs4Y
>>452
「終わった、か?」
敵の生存プラグ立ててしまった。
その後、当たり前のように
「逃げろ?………嘘だろ。」
ユウセイが、見たのは殻が割れ、なんか化け物が出てきた。
「うん、キモい。」
エンジンのリミッターを解除し、全快で、逃げ、一息ついた。後の一言だった。
「若干、ジャケットアーマーが、ぶっ壊れた程度か。」
「エネルギーセンサーが真っ
赤っか。これは、どういうことだ。」
データを取り整理、出来たものから随時転送。どこにって
研究所、アストさんの
「不味すぎる。どうすれば。」
466
:
◆zv577ZusFQ
:2013/01/28(月) 03:38:20 ID:RFxkmqTA
>>462
【「ッ!、全員避けろ!!」】
戦域全体に響き渡る音量でそう叫ぶパワードスーツの男の声。
なにやら何処かで聞いたことがある声だったが、今は思い出す暇も無い。
「……は!?全機、球体はまだ!!」
ブラインの意図を理解したライトは、全機にエマージェンシーを出す。
球体に対してこちらの航空部隊の全火力を集中して浴びせ、確実に破壊出来たと断定していたが、それは大きな間違い。
ーーー完全に油断していた。
>>弾丸やビームの嵐で見えなくなった球体から一筋の光が、それも無数の光が貫いてくる!!
その光はレーザー!、しかも今の最新型の盾ですら貫くほどの!
「あ……くっ。航空部隊、退却。被害状況は?」
恐らく、仕留めた。と安堵していた状態でこの光を回避出来た機体はそんなに居ないだろう。
ライト達、地上部隊は間に遮蔽物が有り距離もあった為、被害を受ける事は無いのだが……
>>その光が止んだ瞬間、獣のような声が上がる
そしてその光を放った存在は…
四本の足、背中から生える無数の触手、先には目玉の様なものがあり、そこからレーザーは放たれたのだろう
そして頭部は3つあり、3つとも3つの目を持つ、口の様なものがあり、その表情(?)は怒りの表情だった
「(……なっ。中から化け物がっ)皆さん、あれは未知数です。くれぐれも無謀な突撃は禁じます。
不用意に近づかず離れた場所から火力を集中させてください」
一瞬、カメラに映っている三つ首の獣に対して戦慄してしまうが、悟られてはいないはずだ。
>>463
【「あー、あー、聞こえているだろうか?」
「私の名前は次元刑事ブライン…信じられないだろうがよく聞いてくれ。
私たちは君たちで言うところの異世界人だ」】
それを証明するのを黙って見ている。
次元の裂け目から確かに別の空間みたいなものが確認出来た。
ライトにとってそれは認めたくも無い事実だったが、実際に見せびらかせたのなら疑う気持ちも無くなってしまう。
【「これでいいだろうか?、さて、私は次元警察組織、『ジゲンポリス』という組織から派遣された刑事(デカ)だ。
ゲルシャドーとは宇宙、つまり『世界そのもの』を幾多も消滅させた極悪…という意識があるかもわからんがそういった組織だ。
かくいう私も自分の住む世界はもうない、奴らに消滅させられた」】
「……なんと言えば良いのか。宇宙を消滅とはスケールが大きいのでは?」
壮大で実感が余りにも湧かないが、彼らの故郷はゲルシャドーとやらによって滅ぼされてしまったらしい。
【「…どうやらヤツが行動を始めたようだ、通信を切るぞ!
いいか、あの背中から生えている目玉に気をつけろ、放たれる光はどんなものを貫く!
しかも全方位もできるから厄介だ!、指図するようですまないが援護を頼む!」】
「わかりました。取り敢えず……詳しくはあのエネミーを破壊してからにしましょう」
連邦サイド各機にもブラインとの共闘をする旨を通達する。
これで味方と認識されるはずだ。
「別段、通常兵器が有効な相手です。潰し様は有ります。
それから背から延びる目玉に注意。レーザー攻撃が来るとの事です」
ブラインの行動に合わせて、ガブリエルも遮蔽物を上手く利用しながら向かって来るゲテモノ相手にレーザーライフルでの射撃を浴びせる。
467
:
アカリ
◆Tg./UqnJ52
:2013/01/30(水) 23:27:22 ID:wlGfdnhc
>>462
複数のミサイルとスマート爆弾、高出力ビームに大型実弾兵器の弾丸と、集中された大火力により、
敵は粉微塵同様になったと思われた。
だが、敵はその予想を裏切った。着弾煙で覆われたその中心部から、凄まじい数のレーザーが飛び出してきたのだ。
「なっ……く!」
アカリのラプターは咄嗟に射角の下に潜り込む、地表スレスレの機動で回避したが、他はそうもいかなかったようだ。
『こちらウィング2! 被弾した! 被弾した!』
『ウィング3、こっちもダメだ! 脱出する!』
『くそ……油圧系が死んでる! 墜落する!』
『操縦不能! 操縦不能! お、墜ちる……うわあああああああ!!』
『ホーク3! ホーク3! 応答しろ! 応答してくれ……』
レーザーの直撃を受けて空中分解する機や、主翼を失って錐もみ状態で墜落する機など様々だったが、
結果として戦闘機部隊はその数を大きく減らしてし、残存機は半分となってしまった。
『こちらホワイトホーク。ホーク3が被弾、撃墜された……畜生……』
『こちらスピアウィング。どうやら小隊長の俺以外は全機やられたようだ……隊としての戦闘継続は不可能になった』
ライトからの損害報告要請に、各小隊長はそう返信する。
特に、対地爆撃装備で出撃していたスピアウィング小隊の被害が大きいようだ。
また、取り巻きの怪物を斉射で処理したワイルドクーガー小隊にも、その夥しいレーザーは牙を剥いた。
生半の盾では防げないほどの貫通力を持つレーザーは、周囲のビル群を焼き貫き、建造物をバターのように焼き切る。
だが、怪物の大きさゆえか、射角の問題かは判別がつかないが、一定高度以下にはレーザーが来ていない様子であった。
『全機高度を下げろ! 下げるんだ!』
小隊長の必至の指示に従い、ヒュッケバイン各機は緊急ブーストにてその高度を下げる。
リリーの機体を含めた4機のヒュッケバインが射角の下に潜り込むことに成功したが、
『ああくそ、間に合わない……!』
最も高い高度をとっていた一機が安全高度に到達できず、今まさにレーザーの雨を受けんとしていた。
『……やらせませんよ』
が、それに気付いたリリーの機体が近くにあったビルを蹴って急上昇、遅れた機体の所まで来ると、鋭い回し蹴りを放ち、
無理矢理その機体をレーザーの射角の下に落とした。
これにより、ワイルドクーガー隊は全機無事にレーザーを回避できたが……そのために高度をとったリリーの機体が高度を落とす時間は既に無く、
リリーの機体は左半身を中心にレーザーの雨を受けて爆発し、ビル群の中に落ちて盛大に土煙を上げた。
『何てこった……! うちの隊員を庇って、スノウフェイル少尉の機体が被弾、墜落した!
こっちからはよく見えない……3、そっちから少尉の機体が見えるか!?』
『見えることは見えるが、機体の左側が吹き飛んでる以外は煙と炎と建物で確認できない。
だがあれでは……生きていたら奇跡の類だぞ…………』
生存を絶望視する報告が、墜落したリリー機を確認したワイルドクーガー隊員から上がる。
「え……?」
その報告を聞いたアカリは、生まれて初めて、目の前が真っ暗になるという感覚を味わった。
468
:
ヒツギ
◆zwG.6Bg2jY
:2013/01/31(木) 00:24:08 ID:GQoxv1xM
>>461
>>462
>>「ッ!、全員避けろ!!」
「何だ!?」
集中砲火を受けた球体付近から、その爆風をなぎ払うように放たれた閃光
距離が離れていたヒツギは手に持っていたレクタングル・ランチャーを投げ捨て横に跳んだ。
その瞬間にもレーザーが迫り、ゲシュペンストを掠め手から離した直後のランチャーを貫いた
目の前で赤く爆発したランチャーの余波を受け止めながら、体勢を立て直す
「まだ弾が残ってたのに、そっちは大丈夫か!」
先ほどまでヒツギが立っていた位置も攻撃されたとなると、自身の横で援護射撃をしていた焔姫もどうなっているか分からない
ランチャーの爆風で視界が悪いのか確認もできない、チャンネルを開き通信で呼びかけた
>>467
>>466
>スノウフェイル少尉の機体が被弾、墜落した!
「ッ・・・!!」
偶然開いていたチャンネルから舞い込んできた達しは、耳を疑うような内容だった。
その時ヒツギが取った行動は【思い切りペダルを踏み込む】というシンプルなもの
連動してゲシュペンスト背面のスラスターが口を開き、炎を放ちながら真っ直ぐに加速を始めた
>「(……なっ。中から化け物がっ)皆さん、あれは未知数です。くれぐれも無謀な突撃は禁じます。
>不用意に近づかず離れた場所から火力を集中させてください」
「悪いあけっち、突撃する!」
確かに敵の戦闘力は未知数だ、だからこそ逆にリリー少尉が危険だと判断したのだろう。
少なくとも球の取り巻きだった奴らは溶解液を使っていた、もし少尉が無事だったとしてもこの状態で溶解液を食らったら・・・
(こいつの装甲もいうほど厚いってわけじゃないが、あのレーザーも多少は耐えられるはず!)
ケルベロスに対して左サイドからの突撃を敢行。
全開で間合いを詰めながら格納状態だった左腕の高周波ブレードの切っ先を前方へと伸ばし臨戦態勢に入る
射線をこちらに移すだけでもいい、溜めるように左腕を引いてから、貫かんとブレードを突き出した。
469
:
◆JryQG.Os1Y
:2013/01/31(木) 17:14:41 ID:Xc7DNmYU
>>462
「了解。」
手持ち武器から、遠距離ものを出す。
「良いものだな。コイツを使うか。」
マグナビームライフルをセット、ケロベロスにぶつける。
>>768
「あの、バカ。」
明智大尉の話聞いてなかったのか?
だが、向こうに向かせると言うのが、目的なら、
「よく考えてみたら、アルブレードなら、回避できないほどでもない。」
「迅雷、セット、大尉、申し訳ないですけどヒツギの援護に入ります。」
迅雷を用意、ヒツギと同じルートで突撃。
若干、ヒツギから、離れた場所から
ヒツギの攻撃より、若干タイミングを外し
「T-linkフルコンタクト。迅雷」
「迅速の型!」
迅雷より、念の刃がケロベロスに放たれる。
470
:
◆h9Hr5c.eFE
:2013/01/31(木) 19:46:15 ID:xoaG12yI
>>462
各機から放たれた火線が怪球へと吸い込まれ、爆炎を巻き起こす。
「ふん、潰しがいもあったもんじゃないわね」
吐き捨てるように言うマヤ。
しかし次の瞬間、状況は激変した。
放射状に広がる無数の光線。その一本が、焔姫の抱えたガトリングガンの砲身を焼き切った。
「なっ……!?」
煙幕を引き裂いて現れたのは、おぞましい巨体をもつ異形の怪物の姿であった。
その威容に一時茫然となるマヤだったが、すぐさま我に返ると、不適に鼻を鳴らしてみせる。
「……怪獣退治ってわけね。面白くなってきたじゃない!」
ガトリングの残骸を放り捨てると、大剣ブルーティッシュ・ブレードを携え、怪物目掛けて突進。
走りながら左腕のアーム・ファランクスで牽制をかける。
どうやら取り付く気のようである。
「あの3つ並んだ気色の悪い頭! あたしがぶった斬ってやるわ!」
明らかに周囲から突出しつつ焔姫は怪物へと突っ込んでいく。
471
:
明智ライト
◆zv577ZusFQ
:2013/02/01(金) 08:08:29 ID:41i5KH1A
>>467
「(ぐうっ。部隊は総崩れですか……。まずい、このままじゃ)……ホワイトホーク、スピアウイング小隊をフォローしつつ退却を。後は我々が……」
各小隊からの報告が上がってくる。
が、この調子では彼らの小隊はもはや戦力にならないだろう。
無駄を避け、ライトは下がる様に命じた。
「しまっ……!ワイルドクーガー5!!高度が高い!それでは!」
レーザーの射角に捉えられたノロマがそこにもう一機残っていた。
ライトは危険を伝えるものも、レーザーが到達する方が明らかに速い。今さら気付いてももう遅い。
【『何てこった……! うちの隊員を庇って、スノウフェイル少尉の機体が被弾、墜落した!
こっちからはよく見えない……3、そっちから少尉の機体が見えるか!?』
『見えることは見えるが、機体の左側が吹き飛んでる以外は煙と炎と建物で確認できない。
だがあれでは……生きていたら奇跡の類だぞ…………』】
「スノウフェイル少尉が……!?」
ワイルドクーガー隊の言葉を聞くに、生存確率はすこぶる低いらしい。
ライトにはあの淡白そうなリリーが我が身を犠牲にしてまでも他人を救い出す様な人物とは思っていなかった。
何故そんな無茶な真似をしたのか?
もはや今となってはそれを確かめる術は無いかも知れない。
ただ無事に生存しているのを祈るだけだ。
今は戦闘に集中する。
そして、リリーの撃墜によって様々な人間の動きに変化が生じた。
「止まっていますよ、クレマチ伍長!今度はあなたが射たれたいのですか!?」
まず、アカリは動揺を隠せないと言った所だろうか?機体が止まっているに等しい。
新米の彼女は実戦で味方が死ぬという事態に馴れていないのだろう。仕方ない事だ。
だが、一切の配慮も無しにライトはやかましいぐらいに傷心の彼女へ冷淡に指摘する。
>>468
>>469
>>470
【「悪いあけっち、突撃する!」
「迅雷、セット、大尉、申し訳ないですけどヒツギの援護に入ります。」
「あの3つ並んだ気色の悪い頭! あたしがぶった斬ってやるわ!」】
「え……は!?わ、私はそんな指示を出していません止まりなさい!」
間抜けな声をついつい出してしまう。
牽制の為に充分に距離を取れと今さきほど命じたはずだが、突撃する馬鹿が3人。
警告を発しても聞いていない。聞く気が無いようだ。
「(なによ。なんで……?全然思い通りに行かない)……バックスの風姫、雷姫は敗走部隊の修理補給を。更にスノウフェイル少尉の機体確認をまかせます」
もやもやとした感情を内に秘めつつ、つばめと静香には新たな指示を出す。
あくまでフォローを徹底させるつもりだ。
472
:
ヴィルヘルム@エフゼロ
◆E8ckRIIdug
:2013/02/01(金) 21:55:05 ID:eHKO2TYs
>>471
「いや、やらせろ」
天の声は、別の意味で非情だった。
「少尉の行為に取り乱したのだろうが、短期的には間違ってないな……より有効な戦力を保持する意味で」
ベテランパイロットの目には、リリーの経験が乏しい事がよく視えていた。
とは言え、長期的には優秀かつ延び代のあるブリッジクルーを失うのは痛いのだが。
「……セオリーに無い敵にセオリー通りのやり方が通じるなんて甘い考えは捨てろ。
むしろ、お前の手で新しいセオリーを作るんだ」
分かったような分からないような謎かけを残して、突貫した三機に追随、その後ろから急上昇して注意を引きつける。
インメルマンターンを掛けてミサイルを叩き込み、牽制とした。
473
:
もぶ
◆Tg./UqnJ52
:2013/02/03(日) 00:16:04 ID:8KlnAKrI
>>471
『了解、ホワイトホークに合流し、撤退する』
『ウィング1が合流し次第、こちらも退却する。……頼む、仇は取ってくれ』
大きく旋回しつつ進路を伊豆基地に向けたホワイトホーク小隊が、スピアウィング小隊長機と合流し、ライトの指示通りに退却していく。
これで両隊にこれ以上の被害が出ることは無くなったが、航空戦力はそれだけ減少してしまった。
一方、リリーの捨て身の行動により、一機も損じることなくレーザーの雨から逃れたワイルドクーガー小隊であったが、
ライトからは距離を取って攻撃しろとの指示が出ているにもかかわらず、他の機が次々に突撃していく中、
隊としての戦闘方針を決められずにいた。
『クソ、畜生め……! 俺のせいで、少尉が……!』
『今はそのことを考えるな、戦闘に集中しろ、4。
しかし隊長、ここからどうします? あっちの連中は、ほとんどアレに突撃していきましたが』
『明智大尉から出た指示は距離を取っての射撃だが、この状態で考え無しに弾を撃ち込んでは味方に当たるな』
位置関係としては、ワイルドクーガー隊は突撃していった3機のほぼ真後ろに当たる。
小隊長の言うとおり、このまま先ほどと同じに火線を集中させては、突撃を敢行した味方を誤射する危険があった。
『明智大尉、我々は2機ずつ安全高度を維持しながら敵の左右に展開し、
側面から敵背部のレーザー照射体を攻撃しようと思うのだが、どうだろうか。
すべての照射体を破壊できるとは思っていないが、少なくとも、突撃していった3機を含めた我々の生存率は高まると思う』
触手の可動域がどれほどのものかはわからないが、触手そのものを破壊してしまえばレーザーも撃ちようがないだろう。
その数を減らせば、レーザー弾幕の密度も下がり、より回避しやすくなるという考えだ。
474
:
アカリ&統久
◆Tg./UqnJ52
:2013/02/03(日) 01:07:24 ID:8KlnAKrI
>>471
通信ウィンドウがライトの緊迫した顔を映し、彼女からの鋭い警告をアカリの元に運んでくる。
だがそんな警告を、アカリは半ばぼんやりした頭のまま聞き流していた。
(リリーが……死んだ…………?)
死んだ、という確定情報ではない。でも、生存は絶望的とのこと。それだけでも、彼女の心を黒く塗りつぶすには十分。
ついさっきまで、自分と一緒にいたあの少女が、居なくなる。消えて無くなる。もう戻らない。
リリーの顔が脳裏でフラッシュバックしては、黒い思考がそれを引き裂いていく。
(やめて……消さないで)
手のひらからこぼれ落ちていく砂のように、一気に塗りつぶされていく記憶の痛みに、アカリは喘ぐ。
しかし、彼女にはそれをどうすることもできない。まるで鉄格子の窓から、処刑の様子を見せられているかのようだった。
手を伸ばしても届かない、声を張り上げても止まらない。
だからせめて……断頭斧を振り上げている処刑人を睨み殺さんばかりの視線で見据える。
その処刑人は、三つ首の怪物の姿をしていた。
「お前か…………」
地面スレスレを直進し続けたせいで、ビルに激突しかかっていた機首をグッと引き上げ、ラプターはほぼ垂直に空へと飛び上がる。
途中でバーニアを切り、速度と上昇に伴う減速がほぼ同じになった瞬間、
「お前があああああああアアアアアアアアァァァァッッッッ!!!」
ビルトラプターは人型へとその身を転じ、バーニアを全開にして三つ首の怪物へと突撃を始めた。
右手に構えたメガ・ビームランチャーが絶え間なく、何発も発射する高出力ビームと、稼働を始めた頭部のツインアイ。
その二つの光には、紛れもなく明確な、海を干上がらせるような激烈な殺意の炎が宿っていた。
>>470-471
アカリのビルトラプターが凄まじい勢いで突撃を始めた丁度その頃、ヒツギとライトを送り届けた尼子統久は、
自分の車に寄りかかりながら、戦闘の様子を見ていた。
距離的には戦域からやや離れた位置なのだが、統久の瞳はそれを苦に感じていないようであった。
「ふむ……「セル」の力があるとはいえ、無茶をするものだな、アイツも。
まああの程度でくたばるような星の下に生まれたのなら、もっと前に死んでるはずだが……さて」
身を起こした統久は運転席のドアを開くと、車内に備え付けられている軍用通信機を操作する。
戦域でやりとりされている通信を傍受させていたのだが、こちらから通信しなければならない用事ができたからだ。
「あーあー、聞こえるか、明智大尉。尼子だ。
君が指示したリリーの確認だが、私がやるからその命令は撤回してくれ。
ちなみにこれ、上官命令だから、拒否は無しだ。わかったな?」
ほぼ一方的に、そうライトに言って通信を切った統久は、運転席のドアを閉め、
「やれやれ……手のかかる奴だ、まったく」
ぼやきながら、火の手が上がるヒュッケバインの墜落現場へと、足を向けた。
475
:
次元刑事ブライン
◆Iny/TRXDyU
:2013/02/03(日) 09:28:17 ID:Zn6GAPNc
>>466-474
(全員突撃状態…だと…!?)
これは予想外であった、まさかあの大きさの兵器で突撃をするとは…だが
(これはある意味好都合かもしれないな)
と、考えると
>>471
「確か指揮官は君だったな」
と、レーザーをかいくぐりながらいきなり通信を繋げる
「後で話をしたい、この戦いが終わったらいいだろうか?」
>>474
さらに突撃する機体を発見
しかし様子から察するに吶喊しているようだ、このままでは
ブラインはアカリ機に通信を無理やり繋げる
「射撃系はやめるんだ!!、やつは熱戦の類の耐性がハンパじゃない!!
接近戦で触手を剣で切るか拳で握りちぎれ!!」
と、聞こえているのか聞こえてないのか分からないが声を出すと
「ブライーン…ソードッ!!」
右腕から何処からともなく実体剣を取り出す
>>466-474
「全員聞け!!、やつの体は熱戦やビームの類の耐性はハンパじゃない!!
実弾系の武器や剣で攻撃するんだ!」
と、大声で言う
476
:
ケルベロス
◆Iny/TRXDyU
:2013/02/03(日) 10:48:59 ID:Zn6GAPNc
>>466-475
「「「グルルルル」」」
三つの首が同時に声を出す
明らかに怒っている
>>474
アカリが発射するビームランチャーを背中から出る無数の触手で防御する
確かに触手は焼けている、だが焼けた触手は背中から出る触手が交代で防御してその間に数秒間で再生する
そしてライトから発射されるレーザーライフルも
これでは焼け石に水に等しい
「「「…ニタァ」」」
三つの首が同時に口部分の端を釣り上げる
…まるであざ笑うかのように
しかし
>>472
ミサイルが裏側から触手に直撃する
すると触手ははじけ飛ぶが再生しない
ブラインの言っていたことは間違っていなかったようだ
>>469
さらにユウセイから放たれた刃が触手を飛ばす
「「「グィィィィ!!」」」
怪物が怒り狂ったような声を上げると背中から先っぽが目玉ではなく刃がついた触手が現れる
>>468
ガシィッ!、とその刃のついた触手がヒツギのブレードを『受け流して』避ける
すると驚くべきことがおきた
「「「舐めるなよ…このゴミ共がぁ!!」」」
その怪物が、喋った、初めて、意味のわかる、言葉と呼べるものを発した
「たかがまだ自らの星から飛ぶこともできず」
「まだまだ未熟な装備をみにつけ」
「我々に歯向かうなどという愚行」
三つの頭が別々に言葉を繋げるように言う
「「「頭が高いぞゴミ共め!!!」」」
背中から刃、目玉のついた触手がさらに出てくる
477
:
明智ライト
◆zv577ZusFQ
:2013/02/03(日) 10:54:17 ID:dE4U7nH.
>>473
【『明智大尉、我々は2機ずつ安全高度を維持しながら敵の左右に展開し、
側面から敵背部のレーザー照射体を攻撃しようと思うのだが、どうだろうか。
すべての照射体を破壊できるとは思っていないが、少なくとも、突撃していった3機を含めた我々の生存率は高まると思う』】
「(……臨機応変に対応して見せろ。と言いたい訳なのね)
わかりました。くれぐれも高度の維持に気をつけてください。
背部の照射装置の可動範囲がどの程度なのかも未知数です。
それに、前例からあの手の相手は再生能力を有している可能性も高いです」
無視できない不安要素ばかりだ。叩けばいくらでも出て来る。
だが、このままでは埒があかない。
ならばやるしかあるまい。
「……なので、私もレーザー照射体の破壊の為に側面からの攻撃へ加わります。
私のガブリエルには異能対策用の特殊弾頭が装備されています。
ああいうものを相手に使用するのは最も有効です」
シルバーバレット弾。とある不良大学院生が気紛れで組み上げた
ナノマシン抑制プロトコルというものが兵器として応用された再生、回復封じの特殊弾頭だ。
専ら通常兵器以外との特異な敵との戦闘を見越しての装備である。
今回の様なケースで使用されるのが最も有効な使いどころでは無かろうか
「ワイルドクーガー隊の左翼は私と共に進み残りは逆方向へと向かいましょう。
いいですか?……では、状況を開始します」
そのライトの一声を合図に、ガブリエルとワイルドクーガー隊は二手に分かれ、それぞれに三つ首の化け物を目指した。
【ライト:ワイルドクーガーと共に左側からの攻撃へと向かう】
>>474
「クレマチ伍長!伍長?」
【「お前か…………」
「お前があああああああアアアアアアアアァァァァッッッッ!!!」】
「な……あ!?クレマチ伍長!高度を上げるなとあれほど!」
鬼神のごとき咆哮を上げるアカリの姿に、ライトは思わずたじろいてしまう。
それにしても凄まじい感情の発露である。
この状態はよろしく無い。こんな血の登った状態では。
「突出し過ぎです!クレマチ伍長、自重しなさい!」
いつもの馬鹿どもはともかくして、まさかのアカリまでもが独断先行。
残念な話だが、もはやライトが指揮下におけているのはつばめと静香ぐらいしか存在しない。
そんな時、急にガブリエルの回線を通して何者かがコンタクトを仕掛けて来る。
【「あーあー、聞こえるか、明智大尉。尼子だ。
君が指示したリリーの確認だが、私がやるからその命令は撤回してくれ。
ちなみにこれ、上官命令だから、拒否は無しだ。わかったな?」】
「尼子特尉でしたか。……あなたが?」
彼女はリリーとの何かしらの面識が有り、その物言いから知り合い以上の関係らしい事は理解した。
ちなみに、ライトはこの尼子特尉の事がどうも苦手な節を隠しきれないでいる。
それは先程のスリリングなドライブのせいだろうか、
はたまたメインカラーの対極からだろうか定かでは無い事だが。
【「ちなみにこれ、上官命令だから、拒否は無しだ。わかったな?」】
「わかりました、必要と判断されたのだとしたらそれを認めます。
ただしスノウフェイル少尉の生存が確認された場合は速やかに私に伝えてください。
頭に血が登っている者が若干居ますので」
若干名と言うか甲斐主力メンバーほぼ全員なのだが。
(ですが……わざわざ上官命令と言い渡す事に疑問を持たざるをえない。
我々に捜索をさせるのに何か不都合でも有るのだとしたら……?)
今は考えても仕方がない。
尼子特尉の申し出を断る理由も無いので、ライトは宛がうつもりだったつばめと静香の二人へリリー捜索の中断を伝えた。
この2人は他と違い従順であり、ライトとしてはそれだけで高評価である。
「エンジェル9から風姫・雷姫。リリー機の捜索を中止。代わりにワイルドクーガーと合流し右側からレーザー照射装置破壊を支援してください」
エンジェル9とはライト自身のコールサインである。と捕捉しておく。
【ライト:つばめ、静香へのリリー捜索命令を取り止め、新たに指示】
478
:
明智ライト
◆zv577ZusFQ
:2013/02/03(日) 11:12:22 ID:dE4U7nH.
>>475
【「全員聞け!!、やつの体は熱戦やビームの類の耐性はハンパじゃない!!
実弾系の武器や剣で攻撃するんだ!」】
「わかりました。ではワイルドクーガー隊各機はガブリエルのシルバーバレットと共にレクタングルランチャーでの連続砲撃を行ってください」
ガブリエルはワイルドクーガー隊との挟撃の位置へと陣取った。
その腕に担ぐのは今までの取り回しの良いレーザーライフルでは無く無骨なスナイパーライフルの類いのものであった。
ライトは速やかに、あの厄介なレーザーを放ってくる目の付いた触手の様なおぞましい部位をロックオン
>>476
「言葉を喋った?」
ただし、それだけでは別段、動揺もしなかった。
過去の異星人の前例やこの間の恐怖のユウセイ軍団のおかげだろう
「やはり少々の再生能力を所持している様ですね。ですが必ず殲滅します。
よし……シルバーバレット弾ファイア。各機も今の内に」
1つ。2つ。とスムーズに立て続けに合計6つと撃ち出された神聖なる銀の弾玉があの禍々しい目玉触手を捉える。
当たればシルバーバレット弾の着弾しばらくは崩壊を引き起こさせるばかりで、体を再生する事もままならないはずだ。
【ガブリエル:シルバーバレットでケルベロスを攻撃。Hit時、1ターンの間はHP回復を無効化】
479
:
ヒツギ
◆zwG.6Bg2jY
:2013/02/03(日) 13:03:35 ID:nWUT66Wc
自分だけが単機突出したと思いきや、その後に付けてくるように複数の機体が追いかけてくる
ユウセイと……いつかに救出した赤い女性型機体らしい。
そういえばあの時も中々の突撃思考を持っていた、どうやら飛び出してくるところが飛び出してきたと言ったところだろうか
>>474
だがヒツギの上空からケルベロスに対してのレーザー攻撃。
ハッピートリガーと見紛うほどの連射を見て、それが彼女だとすぐには分からなかった
「あかりん!?」
彼女は戦闘時冷静に対応すると思っていた。
自分でも飛び出してきてしまったのだ、リリー少尉と仲のよかった彼女が抑え切れなかったのも仕方がない
>>476
ケルベロスに振るったはずの高周波ブレードが火花を散らして切り払われた。
足で守られたわけでもなく、空中で流されたような感覚に何が起こったのかと確認する。
どうやら刃がついた触手が介入して妨害してきたらしい
>「「「舐めるなよ…このゴミ共がぁ!!」」」
喋った、目の前にいたグロテスクな生物が声を上げたではないか
卵からかえったばかりなのに喋ったということは、事前にある程度の言語機能を持っていることになる
つまり単純な生物ではなく生物兵器の類らしい、あの次元刑事?の言っていることが信憑性を帯びてきたということか
>「「「頭が高いぞゴミ共め!!!」」」
「声がでけぇんだよ!!」
だがヒツギにしてみればそんなこと関係ない、むしろ目の前で絶叫されて耳が痛いことと
敵の触手によってブレードによる攻撃が往なされたのが問題だ。
これがある限り接近しても手数負けする可能性が出てきたが・・・
>>475
>>478
>「全員聞け!!、やつの体は熱戦やビームの類の耐性はハンパじゃない!!
>実弾系の武器や剣で攻撃するんだ!」
その言葉を聴いてヒツギは前線から下がるとう選択肢を取り除いた、ヒツギの接近攻撃は敵に対して十分な脅威として認識されるはず。
そしてこの報告を受けて物理ブレードの類を装備していなかったはずアカリンは
おそらくだがシールドガトリングかロケットポットで攻撃を行うことが想像出来た、もしそれでさらに突っ込むつもりならこの刃のついた触手を分散させるべきだ
>その腕に担ぐのは今までの取り回しの良いレーザーライフルでは無く無骨なスナイパーライフルの類いのものであった。
さらにライトは狙撃を行うつもりらしい、ならばなお更敵の動きや防御を抑制するのは悪い選択ではない
「あけっち、敵をこっちに貼り付けにする」
ヒツギは払われた左腕を素早く引き戻し素早く上体を捻りながら地面ギリギリまで潜り込ませる。
瞬間的にスラスターに火をつけ、ケルベロスへと再び踏み込む
「逃がしたりはさせない!!」
そして下から叩き上げるアッパーの動きで高周波ブレードをケルベロスへと振りぬいた
480
:
ケルベロス
◆Iny/TRXDyU
:2013/02/03(日) 13:21:27 ID:Zn6GAPNc
>>470
「「「舐めるなよ…小娘がぁっ!!」」」
と、吠えると同時にレーザー触手で迎撃しようとする
>>478
ビシッ、ビシッ、ビシッと弾丸が当たる音が響くと
「「「なにっ!?、おのれぇ、小癪な!!」」」
【全弾ヒット:1ターンのあいだHP回復(大)不可】
481
:
◆JryQG.Os1Y
:2013/02/03(日) 21:40:50 ID:4tbydrPY
>>475
「了解した。」
この、迅雷なら、念の刃も放てる。
まさに、ケロベロスキラーともいえなくはない物であった。
>>476
しかも、予想は正しく、ケロベロスの触手に効果的なようだ。
だが、
「人語を、喋った。だと」
ユウセイとしては、ただのアンノウンから、知的生命体に変わった。
>>「未だ、自分の星から飛べず。」
「いや、宇宙間なら、多少飛べてるし。」
>>「まだまだ、未熟な装備を持ち」
「触手斬られたくせに、何言ってんだ?」
>>「頭が高いぞ、ゴミどもが。」
「あっ?何言うんだ?調子に乗らないで貰えるか?」
何が、ユウセイの逆鱗に触れたかは知らないが。
ユウセイが静かな口調で殺気を本気で出し始めた。
「教えてやるよ、俺の居合いの力を」
ユウセイは、迅雷と、ブレードトンファー以外の武器を外し。
「行くよ。ケロベロス」
突撃する。
だが、直ぐに、反対側に到着する。
「お前の、ふざけた顔と、触手全部斬ってあげたよ。感謝してね。」
そう言い、迅雷をしまう。
すると、
刃、レーザーが付いた触手が、全て真っ二つになった。
しかも、ユウセイが、停止した方向の顔も、真っ二つになったという証拠である。切れ目が見えた。
「触手が、何度でようと、迅雷で全て切り払う。」
482
:
ヴィルヘルム@エフゼロ
◆E8ckRIIdug
:2013/02/03(日) 21:44:56 ID:h1FROLp6
>>475-476
「実弾系、ねぇ……」
理屈は不明だが、ミサイルは有効らしい。おそらくはマシンカノンも。
「……しかしだ、戦闘機乗りに哲学戦闘を要求するなッ!」
『つまり、奴は踏み台ね?』
傍受したマデリーンの、よく分からない突っ込みが入りました。
『そいつを倒して星を渡る術の足しにしましょうよ、それなら装備も既に未熟の域を脱した何よりの証になるし。
後、軍人の五味は伊豆基地には一人しかいないから単数系ね』
なお、話題の五味中尉はPTキャリアのドライバーとしてまだその辺にいるんじゃないかな?
483
:
◆h9Hr5c.eFE
:2013/02/03(日) 21:45:00 ID:M74i9u/g
>>477
「指令の変更、了解しました。ワイルドクーガー右翼と合流次第、攻撃に入ります!」
急な指令変更にも動じず、柔軟な対応を見せる静香とつばめ。
戦闘能力の程度はともかくとして、こういう部分からは戦い馴れしているのが伺える。
間もなく指定の位置についた二機が攻撃に加わった。
風姫は手裏剣状の遠隔操作武器、スラッシュリッパーを、雷姫は両腕のマシンキャノンで、レーザーを放つ触手の駆除を試みる。
「これで前衛の負担を軽減できれば…!」
>>480
異形の頭が喋りはじめたことに驚いたのも束の間、迎撃のレーザーが降り注ぐ。
「だぁれが小娘よ! この触手オバケがっ!」
怯むことなく、飛び込み前宙でレーザーを掻い潜り、更にターゲットに接近する焔姫。
「……まず、一本目ぇぇっ!!」
ブルーティッシュ・ブレードの峰に備わるバーニアが火を吹く。
その加速を利用して跳躍し、一気に首の一つへとブレードを叩きつけんとする。
484
:
アカリ
◆Tg./UqnJ52
:2013/02/05(火) 01:02:24 ID:ioiXxK8s
>>475-476
暴れ回る殺意に任せて放ったビームの雨であったが、どうにも効果が薄い。
急に通信網に割り込んできたブラインの話によれば、相手は熱量兵器に対する耐性が高いとのこと。
「チイッ……!」
苛立ちを隠せぬ様子で、アカリは舌打ちをする。
彼女の乗るビルトラプターの武装はその殆どが熱量兵器だ。これでは相手に、自機の持つ最大火力をぶつけることが出来ない。
「だからって、ここで引き下がるわけにはいかないのよ!!」
ビームランチャーを盾にマウントし、アカリはラプターを素早くフライヤーモードへと変形させる。
機首を相手に向けたアカリは、盾に内蔵された2連装シールドガトリング、主翼の根本に装備されている連装ロケットポッド、
更には主翼に懸架されている空対空ミサイルの、3つの武装をオンラインにすると、
「吹き飛べえぇぇっ!!!」
その全てを、弾が尽きるまで発射し続けた。
機体が持つ、全ての実弾兵器を使ったフルバースト。その凄まじい火力が、ケルベロスの背中に集中した。
>>477
,
>>483
『了解。極東支部の意地ってやつを、あの犬畜生に見せてやらんとな』
ライトの指示を受けたワイルドクーガー隊は、脚部バーニアを使ってホバー移動を始め、2機ずつ敵の左右に移動する。
小隊長機を含めた2機が風姫、雷姫と共に右翼につき、残りの2機がライトと共に左翼に展開した。
『いいか、目標はあくまで背中の触手だ。下の連中に当てるなよ。
……射撃始め!』
小隊長の号令が飛び、ワイルドクーガー隊はレクタングル・ランチャーによる斉射を開始した。
485
:
ヴィルヘルム@エフゼロ
◆E8ckRIIdug
:2013/02/08(金) 00:36:40 ID:wZi3mlQI
ともあれ、戦争は火力である。
「吹っ飛べコンチクショウ!」
全弾発射を敢行。
486
:
次元刑事ブライン
◆Iny/TRXDyU
:2013/02/08(金) 17:26:57 ID:kipZnuJY
>>480
「フンッ、セイッ!」
突撃し、途中で切り刻もうとしてくる触手を薙ぎ払い、ケルベロスの真下にくると
「トォッ!!」
そこから飛び降りる、触手は周りが出す弾丸によりもはや動くすべはない
「てやあぁあああああああ!!!」
雄たけびをあげながら、ケルベロスの一つの首にソードを突き出す!!
487
:
ケルベロス
◆Iny/TRXDyU
:2013/02/08(金) 17:27:43 ID:kipZnuJY
>>477-486
「「「ぐぬぬぅっ!」」」
苦しそうなうめき声をあげる
現に背中から先ほどまでおぞましいほどの触手が出ていたのに今では出てこない
さらに
>>483
>>486
>「てやあぁああああああ!!!」
「グギィイイヤアアアア!!!」
その剣が突き刺さった首は絶叫を上げる、そして
>「……まず、一本目ぇぇっ!!」
そのはなったブレードにより首が吹き飛ぶ
「「おのれぇ、おのれおのれおのれおのれぇ!!」」
怒り狂った声を上げると同時に飛ぶ
「「覚えていろぉ!!、この恨み、何時か晴らしてやるぅううぃいいい!!」」
と、同時に現れた時と同じように空が割れ、その中に飛び込んで逃げる
【ケルベロス撃退
勝利条件:達成】
488
:
ヒツギ
◆zwG.6Bg2jY
:2013/02/08(金) 22:16:32 ID:HID.m0vQ
>>487
「逃げたのか・・・?」
付きたてた刃だけがその場に残り、空の亀裂にケルベロスは消えていった。
バルクレイスならば次元の湾曲を感知できただろうが、ゲシュペンストにその機能は無い
だが戦場を急激に包んだ静寂が、戦闘の終了を物語っていた
「そうだ、リリー少尉は!無事なのか!?」
機体を反転させ彼女の安否を問う、確かライトがその場で回収に向かわせていたはずだ
回収が完了しているなら、確認も取れているはず・・・無事であって欲しいとヒツギの腕に力がこもる
489
:
ヴィルヘルム@エフゼロ
◆E8ckRIIdug
:2013/02/08(金) 22:54:50 ID:wZi3mlQI
「ふぅ……状況終了、か?」
ぽつり、呟く。しばらくぶりの実戦だが、とりあえずは生き延びる事が出来たようだ。
『……一仕事終わったタイミングで悪い知らせよ』
聞こえてきたのはマデリーンの沈んだ声。
『この戦闘で周辺の戦力や警戒の目がそこに集中した隙を突き、二機の所属不明機が豊川から侵入、天竜川を低空でくぐり抜け、諏訪大社と交戦……交戦?』
「ちょっと待て、諏訪大社ってシントー・テンプルだよな?そこにそんな戦力が?」
『それが、“諏訪大社との弾幕戦の末、撃破”って報告が……とにかく、その不明機は諏訪大社から何か奪ったようだって……画像が……
……なるほど、“撃破”されたのね』
マデリーンの手元には、人型に変形し、胴体部分を叩き斬られた諏訪大社の写真が届いていた……
490
:
アカリ
◆Tg./UqnJ52
:2013/02/09(土) 05:21:40 ID:0KvFR1D.
>>487
両サイドからの攻撃と、上空からのラプターの全弾射撃を食らって、敵は爆炎に包まれる。
更に、正面から3機のPTと、人間サイズのアンノウンに近接戦闘を仕掛けられ、それらと併せて少なくないダメージを負ったようだ。
だが、逃げるだけの余裕はまだ残していたようで、出現したときと同じ空間の歪みに逃げ込もうとしている。
「待て! お前だけは……お前だけは、絶対に逃がさない!!」
人型へと変形し、腰からビームソードを抜きはなったラプターは、上昇してくる敵にその刃を突き立てようとするが、
熱量兵器に耐性のあるその装甲を満足に傷つけられず、おめおめと空間の歪みへと逃がしてしまった。
「くそおっ!!!」
アカリはアームレストに思いっきり拳を振り落とす。
やり場の無くなった怒りと胸を抉る情けなさに突き動かされた拳に打たれ、アームレストは痛々しい打撃音を響かせた。
「仇も取れないで……ごめん、リリー……」
無念な心持ちに苛まれながら振り下ろした握り拳を振るわせていると、不意にオープンチャンネルで通信ウィンドウが開く。
バストアップ映像の無い、音声のみの通信だったが、そこから聞こえてきたのは、
『人を勝手に殺さないで下さい。まだ私は生きていますよ』
「…………え? り、リリー……?」
紛れもなくそれは、リリーの声だった。
生存を絶望視されるほどの損傷を彼女の機体は受けていたはずだが、声はそれを感じさせない、いつもの調子。
『ご心配をおかけしました、皆さん。少しばかり擦り傷を負いましたが、私は元気です。
……元気なのですが、私を救出した尼子特尉が精密検査を受けろとうるさいので、私は一足お先です。
特尉、あとは任せました』
『おい、このタイミングでこっちに振るのか。
……あー、こちら尼子だ。そういうわけだから、私はこのじゃじゃ馬を基地の医療施設に送り届ける。
それと、墜落したこいつのヒュッケバインには近づくなよ。
私がこいつを救った時点で、リアクターが誘爆を起こしかけていた。下手をすると巻き込まれるからな。
……こちらからは以上だ』
統久の言葉を最後に、通信は切れた。
「ああ…………良かった、本当に良かった、リリー……」
全ての重圧から解放されたような面持ちで、アカリは長い吐息を吐いた。
安堵の吐息に導かれるように、彼女の閉じた瞳から涙が一筋、こぼれ落ちる。
その涙が頬を伝うと同時に、遠くで、墜落したヒュッケバインが大きな爆炎を上げた。
491
:
リリー&統久
◆Tg./UqnJ52
:2013/02/09(土) 05:56:50 ID:0KvFR1D.
一方、戦闘の余熱がまだおさまらぬ戦域から少し離れた場所。
ヒュッケバインが爆炎の中に消えたのを確認した統久は、運転席の窓を閉めた。
「……コクピット等の証拠は今の爆発で藻屑に消えた。車のシェードも展開済みだ。
何か嗅ぎつけたような奴が居れば、即座に「ウルブズ」の人員が口を封じにかかる。
少し休め。お前は無理をしすぎだ」
「え…………ええ……言われずとも、そう、させていただきますよ……」
先ほどの通信とはうってかわって、ひどく辛そうなリリーの声が、後部座席から聞こえてくる。
そこには、頭から血を流し、左腕と脇腹に傷を負ったしたリリーの姿。
特に左腕の火傷と裂傷がひどく、一部、肉が大きく抉れている箇所もあった。
だが不思議なことに、そうした怪我は少しずつ再生しており、火傷で爛れた皮膚も治ってきている。
「驚異的な自然治癒力」などという言葉では説明しきれないほどの再生スピードだ。
「お前に使われている「ビヴロスト・セル」はお前のためだけに作られた特別製だが、だからと言って万能ではないんだぞ。
いくら怪我が凄まじい早さで治るとはいえ、セルの統括器官たる脳が死ねば、お前は否応なく死ぬんだ。
それをわかっているのか?」
「わかって、いますよ……。これは、私向けであると同時に……あなた向けのものでもある、という、ことも。
私が、「育ての親」と交わした、唯一の契約でもありますから……」
「ふん、「トライアロー」か。まあ確かに、その契約が果たされるのが私にとっては第一だが。
だが、だからさっきのようなことを言ったわけではないぞ。
そういう冷えた関係で居るには、私はお前のことを知りすぎている」
「……へえ、そうですか。そんな言葉を頂けるとは……思ってもいませんでしたね。
何か悪いものでも、拾って食べましたか?」
「こいつめ、口だけは減らないな。
……まあともかく、それだけの再生をするんだ、後でとてつもなく腹が減るぞ。覚悟しておくんだな」
「これさえなければ……便利な力なのですけど、ね」
そう言って、比較的無事な右半身を下にして、リリーは後部座席に横たわった。
492
:
◆zv577ZusFQ
:2013/02/09(土) 09:35:28 ID:ncPmdWRI
>>487
【「「おのれぇ、おのれおのれおのれおのれぇ!!」」
「「覚えていろぉ!!、この恨み、何時か晴らしてやるぅううぃいいい!!」」】
「(……私の命令通りではありませんでしたが、なんとか撃退出来ましたか)敵残機ゼロを確認。各員は御苦労様でした」
勝つには勝てたが何処か不満げな表情のライト。まぁ無理も無い。
戦略など有ったものじゃ無しにただ力でごり押ししただけの事。
全員が命令に従っていればもっと被害は抑えられたはず。そう思い、素直に勝利を喜べない。
「それから当然、ブラインさんの身柄はこちらで預からせてもらいます。
直ちに武装を解除し、我々の誘導に従って下さい。あなたからはもっとちゃんとした情報を引き出さねばなりませんので」
そしてガブリエルの銃口は次にはブラインに向いている。
従わなければ容赦無く撃つとでも言いたいらしい。
しかし人間サイズの相手にレーザーライフルなど物騒な展開となったものだ。
敵の事をよく知る彼を重要参考人として欧州支部へ引き渡すつもりなのだろう。
外敵排除を本願とする彼ら欧州に捕まれば録な事にならないのは目に見えている。
>>490
【『ご心配をおかけしました、皆さん。少しばかり擦り傷を負いましたが、私は元気です。
……元気なのですが、私を救出した尼子特尉が精密検査を受けろとうるさいので、私は一足お先です。
特尉、あとは任せました』】
「……スノウフェイル少尉。あの当たりで…なんとも?…大丈夫なのですか?
…あ…失礼しました。早く精密検査を受けて下さい」
あのヒュッケバインの直撃からして、大怪我を負っていてもおかしくは無いと思っていたが、リリーのいつも通りの台詞回しを聞いて問題は無いのだと判断する。少しおかしいとは思ったが、それは口には出せまい。
493
:
◆h9Hr5c.eFE
:2013/02/09(土) 13:15:36 ID:g9cti/VE
>>487
首を落とされた怪物は、異空間へと逃走していった。
「ふん、おととい来やがれってぇの」
ブレードを背中のマウントへ戻す焔姫。何はともあれ戦闘終了である。
「…ねぇ、リリーとかいったっけ? 撃墜されたヤツは大丈夫なの?」
「ひとまず一命は取り留めたようです。先程医療施設に搬送されたそうですよ」
「機体の方はかなりひどい状態だったみたいですけど…意識を失わないレベルの怪我で済んだのは、奇跡的だそうです」
「ふぅん…それなら別にいいんだけど。まったく人騒がせよね…」
間もなく三人も命令に従い、伊豆基地への帰投を始めた。
494
:
◆JryQG.Os1Y
:2013/02/09(土) 13:28:15 ID:wGQ5oooQ
>>487
「状況終了。これより撤収します。」
任務を終え、一息つく。
>>490
「嘘だろ、しかも軽傷で済んだのか?」
リリー少尉が救われたのは良いが、軽傷で済むなんて。
信じられなかった。
驚いている、ところに無線が入った。
「ユウセイくん。」
「博士、少しやすませてくださいよ。」
「いや、解析はいったん中止。うちで、後でやるわ。それよりも、」
「あの、アインスト擬きのデータは?」
「大丈夫です、ボス級だけですけど十分取れました。」
「分かったわ。後で提出して。」
「了解です。」
伊豆基地へ戻る。
495
:
ヴィルヘルム@エフゼロ
◆E8ckRIIdug
:2013/02/09(土) 22:55:15 ID:nJ3bEeJI
>>490
「……生きてたか。どこのカタヤイネンだよ、それともフナサカか?」
何処ぞの軍神みたいな生還振りに舌を巻く。
『それよりヴィルヘルム、あなたの機体が一番マシな飛行能力を残しているみたいね?
今すぐ西に飛んで、諏訪から引き上げるはずの所属不明機を捕捉しなさい。
そこのPTキャリアに予備のマシンガンが一丁積んであるはずだから』
マデリーンの指示が飛ぶ。
>>492
「聞いての通りだ、大尉。俺はちょっと行ってくる」
キャリアから武器を受け取り、
「すまんが、後の始末は任せた」
『歩兵中隊を寄越すから、片付けとかに使っていいわ』
『了解、せいぜい頑張ります』
甲斐のマデリーンとPTキャリアの五味が受け答えする中をヴィルヘルム機は西に飛び去って行った。
『……明智大尉に尼子特尉、何か言いたい事がありそうね?』
ややあってからマデリーン・エッシェンバッハ少佐が口を開いた。
496
:
統久
◆Tg./UqnJ52
:2013/02/10(日) 09:15:58 ID:EHpG8ZtY
>>492
車を走らせながら、通信機に現場で飛び交う軍用無線を傍受させていた統久だったが、
それら通信の内のひとつ、ライトのブラインに対する物言いに引っかかるものを感じ、小型のヘッドセットを左耳にかけた。
「明智大尉、彼への物言いはもう少し丁重にしたらどうだ。
君が言ったように、我々には今回の件の敵に対する情報を全く持っていない状態だ。
もしかしたら、重大な危険を伴う相手かも知れないのに、君の言葉はまるで、
その情報提供者をまるで犯罪者扱いして、出頭するよう命令しているように『聞こえる』ぞ。
戦闘の影響で精神が高揚しているのはわかるが、だからこそ慎みを忘れるな。
それが将たる者の義務だ」
言葉だけを見れば、統久はライトの言動を窘めているように聞こえる。
だがその言葉の裏には、『地球の安全保障の問題なのだから、地上の一軍閥ごときが我が物顔をするな』という、
鋭い釘が潜んでいる。
それにライトが気づけるかどうかで、統久の次の行動も変わってくるが、果たして。
>>495
そうしてライトに警告を与えた後で、通信機がマデリーンからの質問を飛ばしてきた。
その問いに統久は首を傾げ、ヘッドセットのスイッチを切り、
「リリー、この女は誰だ」
「……マデリーン・エッシェンバッハ。連邦宇宙軍少佐です。
私達が月面に居たときに、軌道艦隊のダークマン提督がトップダウンで甲斐へねじ込んできた人間ですよ。
おそらく、おなじ軌道艦隊に所属していたクーリマン軍曹を組み入れたときの因果が関係していると思うのですが、
一連の出来事に関わっている河嶋大佐と同様、一体何を考えているのかわからない人です。
……ちなみにさっきのエフゼロに乗っていたのは彼女の旦那さんのようです」
「お前の人物評は話半分に聞いておくとしてもだ、連邦宇宙軍だと?
何故連邦宇宙軍の連中が、地球で起きている何某に首を突っ込む。お前達、連中の体の良い隠れ蓑になってるんじゃないのか?」
「はあ。まあ、同じ因果でやってきた尉官がもう一人いるんですが、その人の行動を見るに、そういう側面もあるんじゃないですかね」
「あるんじゃないですかね、じゃない、まったく。
今の連邦宇宙軍は元々存在した連邦宇宙軍と、旧コロニー統合軍のチャンポンだ。
事と次第によってはその連中、不穏分子として片付けにゃならんのだぞ。それがわかっているのか?」
「DC戦争の後片付け、ですか。今回のことといい、地球の安全には敵が多いですね」
「他人事だと思って、こいつめ……」
文句ありありの顔で、統久はヘッドセットのスイッチを入れ、
「エッシェンバッハ少佐だったか? 言いたいことと言うか、疑問しかないぞ、こちらには。
何故連邦宇宙軍の貴官が地上で起こっている事件に首を突っ込む。そちらの管轄ではないはずだ。
そんなものの調査は極東支部に任せれば良い。……それとも、『そちらが処理しなければいけない』話なのか?」
「それとも」以降の言葉は、低く、抑えられた声で放たれた。
どう聞いても、疑念を差し向けているとしか捉えられない話し方だ。
497
:
ヒツギ
◆zwG.6Bg2jY
:2013/02/10(日) 21:28:03 ID:2VlSbRHQ
>>490
>『ご心配をおかけしました、皆さん。少しばかり擦り傷を負いましたが、私は元気です。
> ……元気なのですが、私を救出した尼子特尉が精密検査を受けろとうるさいので、私は一足お先です。
> 特尉、あとは任せました』
「少尉!」
通信越しに聞こえてくるのは変わらぬ彼女の声
搭乗していたヒュッケの負ったダメージを考えれば、それは十分に奇跡といえるだろう。
ヒツギか体中から噴出していた汗がすっと引き、また力が抜けるのを感じていた
だからこそ自らの指が震えていたことにようやく気がつくことができた
いつからそうなっていたのか分からない、リリー少尉が撃墜された時かはたまた戦闘が終了してからか
どちらにせよ彼の中で前回の月面での一件が引き金となり、この手のことに過敏になっていたのだろう
『もしも』を想像しダブらせてしまっていたのだ。
(よかった、本当に・・・よかった)
震えていた指をぐっと握り締め、顔を伏せて肺に詰まっていた空気をそのままに吐き出していた
498
:
五味中尉@PTキャリア
◆E8ckRIIdug
:2013/02/10(日) 21:58:27 ID:TtiDMlho
一方その頃……
「ええ、燃えてるうちは近寄れませんからね。
火が消えた頃にクレーンや玉掛けの出来るのを寄越して下さい。まさか、その辺の民間人に手伝わせるわけにもいかないでしょう?」
何も知らない彼は、キャリアでヒュッケバインの残骸を回収するための打ち合わせをしていた。
499
:
マデリーン@甲斐
◆E8ckRIIdug
:2013/02/10(日) 22:17:54 ID:TtiDMlho
>>496
「何故って……今の私は極東支部伊豆基地所属艦“甲斐”のCIC担当士官だからです。
編成や運用の都合上私も口を挟みましたが問題視する意味が?」
そこで一呼吸置き、
「もし、私がこの席に座ってる理由が知りたいのなら、後始末が済んでから一時間ほど体を空けておいて下さい。
……それとも、所属不明機の事ですか?
それはもう、今の伊豆基地からそちらに回せるのが甲斐所属のあのエフゼロだけだからです」
『……というわけで、と言うのもなんだが、エフゼロのヴィルヘルムだ。
所属不明機に追いついた。一機はリオン……Fだな。もう一機は……ガーリオン背負ったゲシュペンストに見える』
不明機を捕捉したとの報告が割り込んできた。
『これから追いかけて……チッ!縦列組んでソニックブレイカーで加速しやがった……どんなチューンしたのやら……』
つまり、逃げられた。
500
:
統久
◆Tg./UqnJ52
:2013/02/11(月) 23:26:21 ID:zcAzuFNo
>>498-499
統久がマデリーンの回答を聞いていると、不意に彼女の胸ポケットに入っていた携帯端末が震えた。
震え方からすると、メールらしい。ポケットから携帯端末を取り出した統久は、それを後部座席のリリーに差し出し、
「リリー、悪いがメールの内容に目を通してくれないか。今、運転と通信で手が離せない」
「こき使ってくれますね。私はもう特尉の部下じゃないんですよ?」
「細かいことだ、気にするな。
…………それに、近いうちにまたそうなるだろうしな」
「?? 意味のわからないことを……えーっと、『稲荷神社に鳶の影』だそうです」
「そうか。わかった」
このメールはヒュッケバインの残骸を回収する人員の中に、「ウルブズ」の人間が潜入したことを知らせるものである。
それはリリーの秘密に繋がる残留物が存在すれば秘密裏に処理する任務を受けた工作員で、
必要であれば人も「秘密裏に処理」する任も帯びている。
統久の命令変更が無い限り、かの工作員はその任務を忠実に実行することだろう。
と、そうこうしているうちに、マデリーンの回答と、それに続いたヴィルヘルムの報告が終わった。
「甲斐のCIC担当士官? 極東支部に転属になったということか?
……にしたっておかしな話だぞ。そのCIC担当士官とやらは、伊豆基地の戦力を動かせる立場なのか?」
「いや、動かしていないでしょう。今回動いたのは甲斐の艦載機です」
「ええい、変な横槍を入れるな、リリー。今少佐が言っただろう、『伊豆基地から』云々と。
それに、『伊豆基地から』云々が単なる言葉の綾で、動いたのが艦載機だけだったとしても、それはそれで怪しさが生まれるぞ。
リリー、少佐が言ったように、今回の件で伊豆基地はその対応能力が皆無になるほどの戦力を出したのか?」
「それはありえません。スペースノア級が停泊できるほどの大型基地である伊豆基地は関東・東海地方の守りの要。
今回出撃した部隊はその戦力の2割にも満たないはずです。
甲斐に居る少佐が得た情報は、基地からのデータリンクによるものでしょうから、
伊豆基地がその所属不明機に気付かなかったわけがない。スクランブルもかかっていたはずです」
「だろうな。……そういうわけだ、少佐。貴官の言う前提条件は崩れ、貴官の独断専行の気配が濃厚になってきた。
これは普通に考えて、「口を挟む」というレベルを超える話だと思うのだが、これでも問題視は意味がないと?」
501
:
次元刑事ブライン
◆Iny/TRXDyU
:2013/02/11(月) 23:39:11 ID:7nu1dHzQ
>>487
ケルベロスを落とすことはできなかった
でも…
「…勝った…」
呟く、初めて、初めて健二は『勝った』という実感が沸いた
今まで、マトモに戦うこともできず、撃退するにも見逃されたという側面が大きかった
「勝った」
このとき、健二は理解した、奴らに勝ったこと、しかも完全勝利で
「勝ったぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
叫んだ、一応言っておくがこの叫びにスピーカーはつけていない、純粋な声帯から発する心からの叫び
しかしその声はロボット越しでも耳をふさがなければならないほどの、地球を一周どころか三周もしてしまいそうな大声であった
間近で聞いたら鼓膜破れること間違いなしに等しい
同時にその声にうれしさがにじんでいるのにわかるだろう、たとえ耳をふさいでいても
>>492
「…」
おそらく、仮面の中は清々しい顔をしているのだな、と健二は考えた
心が今までよりもかなり晴れやかだった
「…あ、あぁ、すまない、聞き逃してしまった、なにかな?」
と、通信をつないで言う
銃口に関しては、特に警戒はしていないようだった
502
:
マデリーン@甲斐
◆E8ckRIIdug
:2013/02/12(火) 00:57:31 ID:rGWen0JQ
>>500
基地から命令が来たので、五味は回収班に引き継ぐまで待機中。
一方のマデリーンは……
「……私は元々軌道防衛艦隊の電子戦艦勤務ですからね、出撃した全機体のデータリンクを処理するくらいはたやすい事です。
今回は現場にリリーやヒツギ君たちがいたので、必然的にこちらにある程度の主導権があった、それだけの事です」
実は、今この瞬間から、諏訪の事件をもみ消しにかかっている。
と言うのも、不明機の画像からして河嶋弥生が犯人である可能性が高いからだ。
「伊豆基地の近傍で空間擾乱及び複数の未確認勢力が確認された、これが大前提です。
さらに、カイオウ司令も河嶋大佐も武田艦長に副長まで、つまりは指揮系統の不在と言う小前提が加わります。
このグダグダで独断専行だなんだと言っているより動いた方が勝ちです。
それとも欧州では、指揮あるまで動かなかった軍隊を勝者とみなすのですか?」
このあたりは潜水艦乗りの思考に近い。
だがそれ以上に、話題のすり替えをしようと内心で必死である。
503
:
◆zv577ZusFQ
:2013/02/12(火) 02:21:46 ID:/caJDZpY
>>496
【「明智大尉、彼への物言いはもう少し丁重にしたらどうだ。
君が言ったように、我々には今回の件の敵に対する情報を全く持っていない状態だ。
もしかしたら、重大な危険を伴う相手かも知れないのに、君の言葉はまるで、
その情報提供者をまるで犯罪者扱いして、出頭するよう命令しているように『聞こえる』ぞ。
戦闘の影響で精神が高揚しているのはわかるが、だからこそ慎みを忘れるな。
それが将たる者の義務だ」】
「重要な情報を持っているからとはいえ、あれだけの不可解な性能のパワードスーツを身に纏う存在です。
連邦に与している訳でも有りませんし、充分な警戒を持ってして当たるべきでは無いでしょうか?
ええ。無論、善意の協力者である事が一番望ましいのですが」
……なんて甘い。とライトは思っていた。
上官相手の為にあからさまに表には出さない様にしたつもりだが、少しイラッと来てしまっていた。
「それに。特尉の耳に不快に聞こえてしまうのは我々欧州に対するフィルターがかかっているせいではありませんか?
友好的にと。上はそう願っています」
最大派閥の一角故にそれを気に食わない一部の相手から敵意の様なものを向けられている事も重々承知している。
この女もそういった類の人間だろうと勝手に思う事にした。
>>501
【「…あ、あぁ、すまない、聞き逃してしまった、なにかな?」】
「(……大きな声ね)では、あなたの事と先程のモンスター。ゲルシャドーでしたか?に対する情報を詳しく全て話していただきたいのです。
そのため、ひとまず我々の拠点。極東支部まで同行してください」
尼子特尉に注意を受けたが、ガブリエルの照準はブラインを捉えたまま。
もっとも、今のところブライン本人は気が付いていない為に、あまり牽制の効果は無さそうだ。
彼を撃たざるを得ない状況はなるべく控えたい。やはり素直に協力する姿勢を取ってもらう事が一番だろう。
504
:
統久
◆Tg./UqnJ52
:2013/02/12(火) 16:37:51 ID:lMFOgdr.
>>502
「指揮系統の不在だと……? グダグダと言うよりは無能の集まりだな。
カイオウ大将は極東支部総司令であって、伊豆基地司令は別に居るはずだが、そちらも連絡が付かんのか?
役立たずどもめ、一体何のために軍服を着ているのだ」
司令クラスの不在という説明を受けて、統久が不快感を露わにする。
「……いや、どうして独立戦隊の母艦である甲斐の副長でしかない私にまで問題が飛び火しているのかはわかりませんが、
武田中佐は甲斐で待機しているはずですよ。少佐の言ってることは変です」
リリーの指摘通り、伊豆基地に停泊している甲斐の艦長席には、姫がちゃんと座っていて、
「…………しくしく、私、そんなに影が薄いでしょうか」
マデリーンと統久の間で交わされる通信を聞きながら、ひどく落ち込んでいた。
「また前提に穴が開いたな、少佐。
まあ、このあたりの問題を私がこれ以上突いたところで、結局は極東支部の体質の問題だ。どうにもならん。
だが、参謀本部から直接突き上げを食らうだろうことは覚悟しておけと、上の連中には伝えておくんだな。
……それより、その所属不明機の方に興味があるな。
どういった組織が、何の目的でやってきたのか。後で不明機のデータを貰えるか。
もしかしたら、私の知っている手合いかも知れんしな」
マデリーンが何を腹に隠しているかはわからないが、このまま聞き続けたところで話してくれるとは、統久も到底思っていない。
であれば、別角度からその腹を探るしかない。一方の当事者のガードが堅いなら、もう一方を責める。単純な話だ。
>>503
「欧州かそうでないかなど、この際大した問題ではないのだ。
彼に機嫌を損ねられたら、情報を得る前にそれこそ「不可解に」逃げられてしまう可能性を考えろ、と言っている。
それに、もし仮に彼に我々への害意があったとして、それが何だと言うのだ?
例え獅子だろうが、一匹狼など食い破るのは容易い。それが地球連邦軍という怪物だ。違うか?」
強者ゆえの余裕を持て、と統久は言ったつもりだったのだが、どうやら違った風に捉えられてしまったようだ。
確かに件の次元刑事の力は強く、驚異的だが……「そこ止まり」だ。
結局は一個人。出来ることには限りがある。その力は、地球連邦という集団の前では無力に等しい。統久はそう考えている。
505
:
次元刑事ブライン
◆Iny/TRXDyU
:2013/02/12(火) 16:59:23 ID:24ubkJDM
>>503
「了解した。ただし条件が二つある」
と、言うと一瞬機体に目を向けた後
「…銃を下ろしてほしい。
正直動いたら撃つという雰囲気がプンプンして動けない雰囲気だ」
雰囲気を気にしているようだ
あくまで撃たれるといったことは思っていないらしい
「あと、…これが一番大事だが。
君たちの拠点についてもこのスーツを着たままで頼む。
正体は『まだ』明かすワケにはいかないのだ」
と、まだ、を強調して少し悲しそうに言う
少なくとも敵意はなく、好意的に接したいようだ
506
:
◆zv577ZusFQ
:2013/02/12(火) 19:08:32 ID:/caJDZpY
>>504
【「欧州かそうでないかなど、この際大した問題ではないのだ。
彼に機嫌を損ねられたら、情報を得る前にそれこそ「不可解に」逃げられてしまう可能性を考えろ、と言っている。
それに、もし仮に彼に我々への害意があったとして、それが何だと言うのだ?
例え獅子だろうが、一匹狼など食い破るのは容易い。それが地球連邦軍という怪物だ。違うか?」】
「確かに……。それはごもっともです」
ようやく打ち負かされたのだろうか、悔しそうに尼子特尉の弁を聞き入れた。
>>505
【「了解した。ただし条件が二つある」
「…銃を下ろしてほしい。
正直動いたら撃つという雰囲気がプンプンして動けない雰囲気だ」】
「はい。わかりました」
ずっとブラインに向けていたレーザーライフルを背後に仕舞いこみ、マニュピュレーターを開いて見せ、手ぶらとなったのをアピールする。
【「あと、…これが一番大事だが。
君たちの拠点についてもこのスーツを着たままで頼む。
正体は『まだ』明かすワケにはいかないのだ」】
(ふむ……何故でしょうか?)
正体を明かせない理由を考える。
少なくともあの外装の中に別の素顔が有ると言う事だけはわかったが。
「わかりました。それを認めます」
少し考えてから結局はブラインの提示する不可解な条件を飲んだ。……とりあえずその場では。
後で情報を吐かせるつもりなら、尋問役がなんとでもやるであろう。
まぁそれが何なのかはライトの預かり知らぬ所だが。
507
:
ヒツギ
◆zwG.6Bg2jY
:2013/02/12(火) 19:25:57 ID:QoU4XUrA
>>506
「あけっち、俺はあいつを疑う気にはなれないんだけど」
次元刑事(?)の現在の対応を考えれば敵意があるとはとても思えない
緊急事態とはいえ自分や敵についての情報を無償で渡してくれたりと非常に友好的だ
「ただ人間大であの戦闘力だから、一応パイロット数人は機体で控えさせたほうがいいかもしれない」
あのパワードスーツの戦闘力は未知数だが、巨大な敵を投げていたことを考えればPTと並ぶポテンシャルもあり得る
暴れる可能性は・・・限りなく低そうだが、一応は対応しておいて損はないだろう
(ただこう・・・あの声どっかで聞いたことあんだよなぁ)
何よりヒツギの中ではなんというか既視感を感じるというか
・・・なんとなく敵とするには調子が悪い節があった
508
:
◆JryQG.Os1Y
:2013/02/12(火) 22:34:31 ID:BfthWuBM
>>507
>>「あけっち、俺は、あいつを疑う気には慣れないんだが。」
「同感です。あのアンノウンと共闘の意志を見せたのは、向こうからですから。」
伊豆に、先に戻っていた。ユウセイは、基地の設備を使い、軍の人たちに、連絡していた。軍用で
「私からも、お願いします。大尉」
続いて、アスト博士がしゃべる。
「彼は、良いサンpもとい、あのアンノウンとの実戦者よ。今後の兵器開発に役立つかもしれない。」
「PTは、量産型ヒュッゲバイン一個小隊用意出来るよう要請しておきます。」
「と言うわけで、宜しくお願いします。」
連絡を切る。
その後、しばらくの、沈黙があり。
「ねぇ、ユウセイ君」
「はい?」
「言いにくいんだけど。」
「はい。」
「貴方の、パートナー、DC残党にいるらしいわよ。」
「へぇ。」
ズコッ
アストさんは、ずっこけた。
「驚かないの?」
「全く。ほら、アスト研究所の時」
「あの時に気づいてたの?」
「ええ。7、8割。」
「そう。」
その後、また重い沈黙が続いた。
509
:
マデリーン@甲斐
◆E8ckRIIdug
:2013/02/12(火) 22:59:52 ID:rGWen0JQ
>>504
「あー、そのあたりは“お察し下さい”とかその辺りの玉虫色?の表現で……」
『……そこまででいいぞ、マデリーン・エッシェンバッハ少佐』
『ふむぅ、君に腹芸は無理だろう?』
ごまかそうとして泥沼化した会話に、突然二人の男性が割り込んできた。
『私は河嶋大佐だが、そちらはウー・グリソム大佐だな?相変わらずわがままを通すな』
『何、昔とったなんとやら。
それより、諏訪大社から奪われた物の話だな』
「え、ちょっ、河嶋大佐、せっかくその」
『もう構わんよ。続けてくれ、ウー』
『ではお言葉に甘えて。
奪われたのは“諏訪法性”、知っての通り“武田信玄”並びに“タケミナカタ”縁の品だ。
諸君等が押さえている“タケミカヅチ”とも関わりが深く、この国の超機人の謎につながる一品だ』
『そして、それを奪ったのがDC残党の手に落ちた私の娘、弥生だ。
現場の写真から分かる太刀筋が何よりそれを物語っているよ。
マデリーン君には以前その辺りのデータを送っていたからな、変に気を回して墓穴を掘ったようだが……参謀本部には私から通しておくよ』
『リガシン・サイドーラか。前回は奈良、今回は諏訪。次は鹿島か平泉か……』
510
:
大佐二人@通信
◆E8ckRIIdug
:2013/02/12(火) 23:18:19 ID:rGWen0JQ
『さて、私も参謀本部やEOT審議会に籍を置く身だ。
色々表沙汰にしたくない事は沢山あるが、これはもう伏せるわけにはいかないだろう。
DC残党のリガシン・サイドーラ。弥生は“スクール”から姿を消した後、おそらく洗脳されてその配下となっている。
そして今回、諏訪に現れたうちのゲシュペンストの方が娘だ』
『まぁ、河嶋が不在だったのは確かだし、他の士官にもみ消しの責めを負わせないよう気を使ったつもりだったのだろうよ。
内ゲバはそのくらいにしたらどうかね?尼子君』
そんな会話を積み重ねながら、二人はそれぞれのコネを通して根回しをしていた。
『ま、少佐は謹慎一週間の減俸三ヶ月、かな?』
『そのくらいでよかろうよ。軍法会議に参加するという不名誉を経歴に残したくないだろう?尼子く(ターン)……(ちょっ、何狙撃されているんですか!?)』
会話は唐突に途切れた。ウー・グリソムの暗殺によって。
511
:
◆zv577ZusFQ
:2013/02/13(水) 13:08:58 ID:nU/zDa4E
>>507
>>508
【「あけっち、俺はあいつを疑う気にはなれないんだけど」
「同感です。あのアンノウンと共闘の意志を見せたのは、向こうからですから。」】
「はぁ?ろくに単純な命令一つも聞き入れられない輩の意見を、私には素直に聞き入れろと言うのですね??
ちゃんちゃらおかしいですよ」
お前らにだけは言われたく無いわ。と真白の肌にくっきり青筋を立てて怒っている。
しかし、ヒツギ。次いでユウセイにまで意見を出されてしまうとは。
どうやら完璧にライトの方がアウェーな状況らしい。少し滅入ってしまう。
「…ぅ。じゃあブラインさんの引率はあなた達にも責任を持って立ち会っていただきます。
命令です。ユウセイ一等兵も直ちに現場に引き返して来てください」
好きにすれば良い。とまでは言わないが彼らの言う通りになるようだ。
しかし、腹いせか何か。そこまで肩入れする二人をブラインの監視及び護送に付き添う様に通達した。
512
:
統久
◆Tg./UqnJ52
:2013/02/13(水) 14:22:55 ID:0d43/01k
>>509-510
マデリーンが狼狽え始めたのを見て、「勝ったか?」と思った統久だったが、その結果は彼女の予想し得ないものになった。
なんと、河嶋大佐本人が通信に割り込んできたのだ。……「陰謀大佐」の奇妙なおまけ付きであったが。
それによると、DC残党のうちのひとつ、リガシン一派に属する河嶋大佐の娘が、諏訪大社に蔵されていた物を持ち去ったらしい。
「ふむ、超機人か! これは面白い話になってきたな。私もその古代の遺物には興味がある」
「しばらく見ないうちに、そんな胡散臭いものを追い求めるようになっていたんですか?」
「ははは、そう言うな、リリー。何せ、私の念動力を受け止められるT−LINKシステムがまだ存在しておらんのだ。
LTR機構の研究によれば、強力な兵器であるそれらは、念動力によって制御されていたとのこと……期待を持つのは自然だろう?」
「はあ、そんなものですかね」
「そういうものだ。そして、その相手がリガシン一派ときた。面白い……面白いぞ、この展開は」
ハンドルを叩いて統久が喜び、それをリリーが変人を見る目で見ている間にも、通信機は二人の男の声を流し続ける。
が、突然マデリーンの処分を話し合っていた一方、「陰謀大佐」の方から銃声が聞こえてきた。どうやら狙撃されたらしいが……。
「…………特尉、いくらあっちのおじさんが「尼子君、尼子君」うるさいからって、狙撃するのはやりすぎじゃないですか?」
「内ゲバやった悪い奴扱いされてイラッときたのは事実だが、流石にそれだけで狙撃はしないよ。
まあ、欲しい情報は手に入れた。あとはあちらの問題だ」
「うわぁ、この人面倒になったみたいですよ」
「うるさいな。……河嶋大佐、もう私から言うことは何もない。だが今回のこと、切っ掛けを作ったのがそちらの問題だということは言っておくぞ。
あと、これはちょっとした忠告なのだが、少し身辺を整理しておくのをお勧めする。
流石にこれを黙殺するほど参謀本部も無能ではないだろうし……何より、すぐに別の問題が噴出するだろうからな」
思わせぶりなことを言って、統久は通信を切った。
「別の問題? そういえばさっきも変なことを言ってましたね、特尉。何かあるんですか?」
「お前も薄々、今の独立戦隊のありように疑問を持っては居たのだろう? その歪さが突かれる事態が、近いうちに訪れるということだ」
「まさか……カイオウ大将の更迭か何かが決まったのですか?」
「それに近いことになるのかもな。いや、もっと大きな鉈が振るわれる可能性も高い。まあ何にせよ、お前も部屋の片付けくらいはやっておけよ」
「大鉈感プンプンじゃないですか。助けてはもらえないので?」
「いや、私が出る必要があるかどうかもわからんし……。
もし仮に大鉈だったとしたら、助けられても、お前と、あと一人くらいがせいぜいではないかと思うんだが」
「微妙に使えない人ですね」
「私を何だと思っているんだ。塗装の剥げた猫型ロボットじゃないんだぞ、私は」
「知ってますよ。そんなに可愛げのあるキャラじゃありませんしね。……ふむ、でも、それでも有り難い話ですよ」
「そうだろう?」と得意げな顔をする統久と、寝転がったまま思案顔のリリー。
そんな二人を乗せた黒いセダンは、伊豆基地の中へと入っていった。
513
:
ヒツギ
◆zwG.6Bg2jY
:2013/02/13(水) 19:03:34 ID:Fk65kfdg
>>511
>「はぁ?ろくに単純な命令一つも聞き入れられない輩の意見を、私には素直に聞き入れろと言うのですね??
>ちゃんちゃらおかしいですよ」
「うっ・・・ごめんって!
気づいたら思いっきり踏み込んでて止まらなかったんだよ、いやホントに!」
どうやらお冠のご様子、一番に飛び出してしまったヒツギからしてみたら耳が痛いことこの上無いお話だった
撃退できたからよかったものの、結果論だと言われると正しくそのとおりである
食事をしていた時の空気はどこへやらといったところだ
>「…ぅ。じゃあブラインさんの引率はあなた達にも責任を持って立ち会っていただきます。
>命令です。ユウセイ一等兵も直ちに現場に引き返して来てください」
「え、それでいいのか?・・・あ、あぁ了解だあけっち」
ヒツギ自身は最初から護送や尋問中の待機を買って出ようと考えていたところだった
余力があったからというのもあるし、先ほどからの突っかかりが気になっていたのだ
だから拒否する理由も無くむしろ感謝するような宰領で、二つ返事で了承した
514
:
◆JryQG.Os1Y
:2013/02/13(水) 21:38:50 ID:0y2hYCI6
>>「ちゃんちゃらおかしいですよ。」
「いや、軍でもない、異次元の人の扱いとしてはヒドいとおもいまして。」
自分の、率直な意見を、述べたそれだけ。
>>「命令です。ユウセイ一等兵も、現場に戻ってください。」
「了解しました。ヒュッゲバインも用意しときます」
「それは、私がするわ。任せて」
二つ返事、でアルブレードに乗り込み、直ぐに向かう。
515
:
河嶋大佐他
◆E8ckRIIdug
:2013/02/13(水) 22:13:47 ID:AiG265BE
>>512
「……そうだな。
私も、何時ウーの二の舞にならんとも限らんからな。
ところでマデリーン、謹慎する前に例の“タケミカヅチ”の解析結果を提出するように」
『……分かりました』
ここまでは特尉たちにも伝わっているはずだ。その提出されたデータを、河嶋はそのまま特尉に渡すつもりである。
『……ウー大佐暗殺現場のタイデグリーです。
肩から上が綺麗に無くなりましたね、たぶんラインメタルの個人携行用レールガンですよ』
『なんてぇデカブツを担いだ狙撃手だよ。狙撃地点は分かるか?』
『SWATか特殊部隊を手配しないと、危なくて突入させられませんね。
かといってPTを寄越すわけにもいかない……』
『そうも言ってられないだろ、俺が行ってみるよ』
そう言ったヴィルヘルムだが、結局はその前に移動を開始していた歩兵部隊が向かい、犯人が既に逃走した事を確認するに留まった。
「しかし……ウーが消されたとなると、奴に頭を抑えられていた連中が動き、奴が後ろ盾をしていた連中が沈黙し……
本当に、引退を考えないとな……当事者性の高い連中の巻き添えを喰らいそうだ」
516
:
次元刑事ブライン
◆Iny/TRXDyU
:2013/02/14(木) 17:08:36 ID:RnxxwpoU
>>506
>「わかりました。それを認めます」
「ありがとう」
そういうと、通信を切る
しかし…
「カッコいいな…しかし欲しいが作るにも時間がかかりすぎるからな…。
我慢しないと」
少し残念な気持ちになった
>>513
>>514
「君達が案内してくれるのか?」
通信を繋いで聞く。
517
:
◆zv577ZusFQ
:2013/02/14(木) 18:49:37 ID:0oTNo4cM
>>516
「こちらの部隊の者に護衛の指示を与えているので、彼らの誘導へ従って伊豆基地までお願いします」
ライトが言っているのはハヤミ、ハヤセのハヤハヤコンビの事を指す様である。
>>513
>>514
「では、ブラインさんを連れて先に戻っていてください。
私の言葉でもそれぐらいは聞いてくれますよね?」
相当根に持っているのだろう。
518
:
ヒツギ
◆zwG.6Bg2jY
:2013/02/14(木) 22:35:48 ID:GA/2tYLg
>>516
「そういうことなんでよろしく頼む、おとなしく誘導に従ってくれよ?」
その言葉は脅迫というよりは砕けた雰囲気を感じさせる物言いだった。
「ただもう一機が基地から到着してないから到着次第に向かう。
その後は支持があるまで待機してもらうことになる」
確かにヒツギの言う通り2人と言っていたが今のところ一機しか居ない
上官達を無視して基地に直帰という信じられない行動をとったユウセイのとんぼ返りがまだなのだ
>>517
「・・・って感じで大丈夫かなあけっち」
こんな感じの対応で大丈夫だろうかという確認と共に、こちらの行動を事前にライトへと伝える
機嫌を損ねているのもあり、ちょっと下手に出ているような対応だが致し方ない
「基地に到着次第連絡するから、それじゃ先に帰投する
今回は大騒ぎになっちまったし、また別の機会に飯食いに行こうぜ」
ユウセイの到着を待って、ヒツギ達はブラインを連れて速やかに基地へと帰投を開始した
519
:
◆JryQG.Os1Y
:2013/02/14(木) 22:46:50 ID:GD/EvYng
>>518
「呼んだか?ヒツギ」
とっとと、用意して、とんぼ返りをした。
「ブライン殿で、良いですか?誘導どうりに、動いていただければ、何もしないのでご安心ください。」
そう、オープンチャンネルで呼び掛ける。
その後、軍用に切り替え、アスト博士から、連絡がきたので、繋ぐ
「無事に、そっちにいけそうです。」
「了解、ヒュッゲバインの一個小隊の用意も終わった。」
「楽しみねぇ、異次元の兵器には興味あるわ。」
「俺もです。ああ言うのは嫌いじゃないです。」
「思い切って、ホルマリン漬けに」
「めんどくさいから、止めてください。」
そう言い、通信を切る
520
:
次元刑事ブライン
◆Iny/TRXDyU
:2013/02/15(金) 20:26:46 ID:K3W3H8bg
>>518
>「そういうことなんでよろしく頼む、おとなしく誘導に従ってくれよ?」
>「ただもう一機が基地から到着してないから到着次第に向かう。
その後は支持があるまで待機してもらうことになる」
「了解した、よろしく頼もう」
抵抗する意思どころか話していて友好的な雰囲気を感じさせる
>>519
>「ブライン殿で、良いですか?誘導どうりに、動いていただければ、何もしないのでご安心ください。」
「ブラインで構わないさ、了解した」
と、言うとすんなりと付いてゆく
「ところで私的な質問なんだが、嫌ならば答えなくてもいい、君達の名前を教えてくれないか?」
521
:
ヴィルヘルム@エフゼロ
◆E8ckRIIdug
:2013/02/15(金) 22:10:37 ID:I07A.ZCE
『時にヴィルヘルム少佐、今から関空まで来れるかね?』
「今度は何ですか、河嶋大佐」
『この後、諏訪の事で京都大学のマーガレット・ウィルマース博士と落ち合うんでね、迎えに』
『是非ともいや是が非でも迎えに行って首に縄かけて確実にメグをひっ捕らえて下さい』
その名が出た途端、レミーが泣きついた。何という信頼感。
522
:
レミー・タイデグリーもしくは謀略の輩(ともがら)
◆E8ckRIIdug
:2013/02/17(日) 09:29:38 ID:8VK/EyDI
さて、祭りの会場の避難区画、ウー・グリソム大佐の死体の傍ら。
エレミーラ・タイデグリー中尉はやってきた地元警察に死体の始末を託すとその場を離れ、一人になれる場所を探した。
近くの林の中に分け入り、周囲に人影がないのを確認して握りしめていた手のひらを開く。
あの瞬間弾けながらも奇跡的に形をとどめていた、ウーの片目。
それを、彼女は飲み込んだ。
「ふ、ふふふ、見える……観えるぞ……さすがは“遍在する者”だ、よく視える……」
523
:
リリー
◆Tg./UqnJ52
:2013/02/17(日) 22:23:45 ID:ZBe47WeY
【伊豆基地:第一会議室】
戦闘の後始末を伊豆基地の歩兵大隊に任せ、ブラインと名乗る謎の人物を伴って基地に帰還したライトとカイオウ戦隊の面々は、
一時間の小休止を挟んで、基地の会議室で改めてブラインの話を聞くこととなった。
敵組織に関する重要な情報ということで、直接戦闘したライトやカイオウ戦隊の面々はもちろんのこと、
基地の責任者たるカイオウ大将や、その参謀である河嶋大佐にもコールがかかっている。
が、そこから一人、早々と脱落者が出てしまった。アカリだ。
戦闘中、リリーが死んだものと勘違いして大暴れした彼女であったが、
そのときの影響で彼女の身体に何らかの異変が起きたらしく、謎の頭痛に襲われ、現在医務室に居るとのことであった。
「……と、いうわけなので、クレマチ伍長はお休みです。
えー、出席をとっていないので他にも居ない人がいるかもわかりませんが、時間なので始めます」
会議室の一番入り口に近い場所で、額と左手に包帯を巻いた状態のリリーが開始を宣言する。
頭痛に襲われて来られなくなったアカリの代わりのように、会議室の壁に背を預けている統久をチラリと見てから、
リリーは無表情のまま小さくため息をついて、
「皆さんも知っての通り、我々は今回、新たな異世界の敵と遭遇しました。
敵の多い我々地球人にとっては非常にバッドなニュースですが、良いニュースもあります。
なんと、彼らと戦ってくれる協力者が現れ、我々に件の敵の情報を話してくれるというのです。
ですが、先方のたっての要望で、素顔は明かせぬとのことですので、そのあたりはご容赦ください。
……では、彼の話を聞くことにしましょう。ブラインさん、どうぞ、お入り下さい」
ブラインが控えている、会議室の扉の向こうへ、リリーが声をかける。
524
:
レミー中尉他
◆E8ckRIIdug
:2013/02/17(日) 22:36:51 ID:8VK/EyDI
>>523
まあ色々処理を済ませて基地に戻ってきたレミーは、怪しい虚無僧を連れてきていたが、さすがに別室に控えさせている。
マデリーンは後から改めて処分が言い渡されるという事で大人しく座っている。
出張から戻った河嶋大佐はヴィルヘルムやメグと一緒に入室した。
そして、ラウディと五味によってメグは別室に移動させられる。
そして、協力者の入室を待っている。
525
:
ユウセイ
◆JryQG.Os1Y
:2013/02/17(日) 22:56:44 ID:5GxjzVpE
>>520
「では、ハヤミユウセイです。以後宜しくお願いします。ブライン」
あんまりにも、フレンドリーだ、という突っ込む気も失せたので、
せっせと、戻ることにした。
>>543
「失礼します。」
リリー少尉、河嶋大佐などとは、若干遅れて、会議室に入った。ユウセイとアスト
勿論、スクリーンとかの用意をしようとしたためである。
526
:
次元刑事ブライン
◆Iny/TRXDyU
:2013/02/18(月) 07:37:53 ID:0jJR..xE
>>523
「…失礼します」
会議室の扉を開けて入った人物
その人物は、おそらく皆の不信を煽るであろう奇抜な格好をしていた
簡単に言おう、『一昔前の特撮ヒーロー』であった
色合いも微妙で、見た目に不完全な印象な拭えない
「…私の所属する組織名は次元警察組織、まぁ次元ポリスなど、省略してもかまわない。
もう既に知っていると思われるが、私の名前はブライン、この組織からここに派遣されてきた、『刑事(デカ)』です。
ただ知ってほしいのは、警察とは言っても、皆さんとは少し違うかもしれない、そこは後で言います」
と、言って一礼する、見た目はともかく、動作等は自然だ。
ハッキリとした声で信憑性も高いだろう。
「…、私の言っていることを信じられるかどうか、口で言うよりも見た方が早いでしょう、これを」
右腕のブレスレットらしきものの横にあるねじりを捻ると、ブレスレットが淡い光をだす。
するとそこから大画面のモニターらしきものを出す。
触れることができず、明らかにこちらとは違う技術だというのが分かる。
「…、さて、ではまず、我々の存在についての事を伝えます」
と、言うと、一度深呼吸をする
「我々はいわゆる、出身を失った者、つまり宇宙から放り出された存在です。
私の中身はあなた方のように人型ですが、我々の組織では貴方達が思い描くような…,まぁ人それぞれですが、足が触手、上半身が馬の様な方もいます。
そしてほとんどの組員が、自分の世界を持ってはいません。
私も、あるとき、自分の出身していた宇宙を破壊されてしまいましてね。
…、話を戻したましょう、宇宙の外側には次元があります。
これを見てください」
と、言うと剣を取り出す。
「フゥ〜ッ…、セイッ!」
と、言うと掛け声とともに空中に向けて振る、すると『空間が裂けた』
中からは…、なんともいえない、不安定なナニカが見える。
ブラインは手でその裂け目を広げる。
「見えますか?、これが宇宙の外側です」
と、言うとその裂け目を閉じる。
「次元の中は、どんな生物だろうが生きられます。
息も必要ない、重力も何故かその体に最適な重力を与え、足場もないのに歩くこともできます。
…、まぁ、基本はなにもないですが」
と、少々声を暗くすると
「さて、まず知ってほしいのは我々は『警察』と、名乗っているが実際には貴方がたで言うところの『軍隊』にひとしい。
私の世界では『ここでの』軍隊は、『私の世界では』警察と呼ばれて、逆に『ここでの』警察は『私の世界では』軍隊と呼ばれていました。
…、ここまでに何か質問等はありますか?、わかる範囲なら教えます、次元に関しては我々もまだ知らないことが多いので申し訳ありませんがご控えください」
527
:
明智ライト
◆zv577ZusFQ
:2013/02/18(月) 15:29:39 ID:h356m8FY
>>523
「この会談の議事録を採らせていただきますので。どうぞ話を進めてください」
几帳面なライトは率先して記録係を買って出た。後で欧州へ提出するらしい。
彼女に任せれば抜かりは無いだろう。一応、無粋ながらCCDカメラも備えてブラインの入室を待っている。
>>526
「なるほど。そういった科学技術では我々の理解の上を行っているのですね。
そして、それはゲルシャドー側でもポピュラーな戦術の様です」
いきなりブラインが抜刀しだした時は少々びっくりしてしまったが、落ち着いて一応、彼の話を信用した前提で聞いている。
528
:
ヴィルヘルム他
◆E8ckRIIdug
:2013/02/18(月) 21:58:49 ID:zr2kELRg
>>526
その男は、見るからに“戦士”であった。
『少佐、見るからに歴戦だな』
『少佐、テックレベルをどう思いますか?』
初見で左右の大佐と中尉からメモを廻されたが、ヴィルヘルムはとりあえずその紙を握り潰した。
「……宇宙外生命体(Outer Space Ones)か……」
ブラインが裂いた“次元”を見た中尉の呟きの不穏当なのも聞かなかった事に。
「次元の外というか常識の外だな」
「……あれね」
「……あれよ」
大佐の一言で女二人はドローン戦の転送を思い出し、メモに数式など書き連ねてやり取りを始めた。
「ヴィルヘルム・エッシェンバッハ少佐だ。
一つ、今ので気になったんだが、“君の生まれた世界”では“軍隊(army)”と“警察(police)”の用語が逆に使われていたという意味か?」
なんだか意味深に言い添えたので、気になって確認を取る。
529
:
次元刑事ブライン
◆Iny/TRXDyU
:2013/02/19(火) 17:08:36 ID:XsChR6KQ
>>528
(…どうやら理解はしてくれているみたいだ)
健二は内心、ヒヤヒヤとしていた
一応、こういった司会等を中学校のころ何度かやったことがあるが
こういった司会は初めてなのだ
しかし、よほど心理学等を極めていないと内心は分からないだろう
それほどまでに健二は表側では完璧であった
>「ヴィルヘルム・エッシェンバッハ少佐だ。
一つ、今ので気になったんだが、“君の生まれた世界”では“軍隊(army)”と“警察(police)”の用語が逆に使われていたという意味か?」
(…日本名?、英語名?、どっちだろう…まぁいいや)
「えぇ、そうです、名前こそは”この世界”と同じですが、意味等は正反対です。
…ですがご安心ください、我々は他の世界に踏み込み過ぎる事等はしません。
私のように軍隊が警察と扱われるところもあれば、私の同僚では”この世界”と同じ意味合いのところもあります。
…簡略化すれば”警察と軍隊が混ざり合った組織”と言ったところです。
…続けますね」
と、言うと
「我々は”絶対に”他者の世界に向けての攻撃は致しません。
これだけは約束できます!」
勢いをつけて言う、少なくともその言葉は信じられそうだ。
「…これを偽善ととるかどうかは構いません。
意味は同じでしょう、…私はこれを”正義”と思っています。
…話がそれましたね」
落ち着いて言いはじめる
「我々、次元ポリスのほとんどが出身世界、いや、”出身宇宙”を失った者です。
一部は出身している場所がある人もいますが…。
…我々の話はこれでいいでしょう。
次にゲルシャドーの話をしますが、これまでに質問等はありますか?」
530
:
ユウセイ
◆JryQG.Os1Y
:2013/02/19(火) 18:48:14 ID:g2blGQmI
>>629
「アスト•カーマインです。少し質問。しても宜しいですか?」
「ブラインさんは、この世界に攻撃しない。つまり介入しないと、言うことで良いんですね。それと」
「ゲルシャドー以外のアンノウンはどう対処するのですか?」
ユウセイは、的を射ていると思った。
ブラインって奴は、この世界に干渉しない。つまり
この世界に攻撃しない。
綺麗な言葉に聞こえるが。ようは
おまえ等が、ゲルシャドー以外の、攻撃を受けても、こちらは、手伝いませんよ。
と、言っているみたいなもんだ。
531
:
ヴィルヘルム他
◆E8ckRIIdug
:2013/02/20(水) 00:14:39 ID:0ZowkPtk
>>529
「うん、だいたい分かったよ」
とりあえず、“次元を越える破壊者”に復讐するための組織だと認識した。モラルは高そうだ。
>>530
大佐と少佐が、ほうとかなるほどとか見直した風な相づちを打った。
「アスト・カーマイン、いいところに目を付けたな」
「ゲルシャドーの時だけ来るという事になりそうだな」
もちろん、それでは戦力として考えるわけにいかない。
532
:
◆zv577ZusFQ
:2013/02/20(水) 08:36:31 ID:Nwcbc2.E
てすと
533
:
◆zv577ZusFQ
:2013/02/20(水) 09:45:32 ID:Nwcbc2.E
>>529
>>530
【「ブラインさんは、この世界に攻撃しない。つまり介入しないと、言うことで良いんですね。それと」
「ゲルシャドー以外のアンノウンはどう対処するのですか?」】
「確かにそうですね」
博士の弁はもっともだ。ブラインには悪いが、ライトも賛同する。
……だがしかし。何故この様な子どもがここに!?
などと、あの昭和風次元刑事とやらは思っているかもしれない。
確かに、ブラインへ直球を投げたアスト博士のあの姿は一見して10歳前半ぐらいにしか見えない。
これが初見ならライトも凄く驚いたかも知れないが、既にメディアに露出される程の天才博士の為、彼女に対するそこそこの知識を有していた。
(……しかも。あのカーマインの一族)
聞くだけでもうんざりな名である。
レイナ・カーマインの親族の一人らしい。
534
:
◆ehmeRCjCRw
:2013/02/21(木) 23:14:57 ID:mH.gTu92
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535
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◆ehmeRCjCRw
:2013/02/21(木) 23:15:37 ID:mH.gTu92
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◆ehmeRCjCRw
:2013/02/21(木) 23:16:08 ID:mH.gTu92
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537
:
◆ehmeRCjCRw
:2013/02/21(木) 23:18:40 ID:mH.gTu92
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538
:
◆ehmeRCjCRw
:2013/02/21(木) 23:20:18 ID:mH.gTu92
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539
:
次元刑事ブライン
◆Iny/TRXDyU
:2013/02/25(月) 22:09:35 ID:WqG0I.TM
>>530
>「アスト•カーマインです。少し質問。しても宜しいですか?」
(……幼い…いや、こういう風な技術がこの世界にあるのかもしれないな)
「どうぞ」
>「ブラインさんは、この世界に攻撃しない。つまり介入しないと、言うことで良いんですね。それと」
「このさいハッキリ言いましょう。
その通りです」
>「ゲルシャドー以外のアンノウンはどう対処するのですか?」
「…すべての世界には歴史があります。
後世では書きかえられていても、その歴史があった場所を書き換えること自体は不可能です。
…そのアンノウンが、次元を通って出てきた、もしくは、我々がなんらかの原因で出てきた場合。
…我々が駆除しましょう、必ず」
自信を持ってブラインは応える。
「さて、では次は『ゲルシャドー』ですね。
まずこれは言っておきましょう、…我々がゲルシャドーと呼ぶ理由。
それは簡単です…奴らは必ず、必ず、その次元を滅ぼす際に名乗っていくからです。
…なにを、とはこれを見てください、…我々が、救うことができなかった次元の消滅間際の映像です」
と、言うと先ほどブラインが見せたホログラムから、映像が浮かび上がる
そこには割れている空、もはや言うのすら拒まれるほどの死体の数々。
そして見えるあのついさっき戦った怪物の大群、軽くこの星を覆い尽くせるほどの物量。
よく見ると、核兵器らしき跡を幾つもあるのが分かる
そして目の前にいるのは翼をはやした、…人型の怪物。
しかも赤い服らしきものまで着ている。
『私達は次元犯罪組織、ゲルシャドー、私達の目的は単〜純、目に入った次元をかたっぱしから破滅していくこと〜』
物凄く不快な声が耳に入る、だが聞かなければならない。
『今回で200個めね、おめでとう、ちょうどいい数だから〜ん、さっさと壊してあげるわ』
…その怪物の口調、見た目、何もかもが不快に感じる、今すぐにでも殴り殺したいくらいに。
しかもやけに耳に残る。
そして映像が終わる。
「……短いでしょうが、わかったでしょう。
…奴らは、『自ら』そう呼んでいるのですからね…。
…因みにいまの映像で喋っていた奴は、階級があるかどうかわかりませんが、いわゆる幹部…みたいな奴だと我々は思っています」
心理学等を学んだり、それなりの経験者ならわかるだろう。
例え、そういったものがなくとも、雰囲気で分かるものもいるだろう。
…ブラインが、怒っていることに、憎しみを抱いていることに。
それを無理やり抑えているのが、…深い、深い、その辺に転がっている憎しみで動く復讐者達がもっている憎悪も
今ブラインが持っている憎悪の方が数倍上であったことに。
ブラインは、それを我慢していることに。
「…この映像は、私が次元ポリスに入る、本部での時間で、2年前の物…です。
…申し訳ないとは思いますが、なにか壊していいものはないですか?、できればとても硬いものを」
540
:
ヴィルヘルム
◆E8ckRIIdug
:2013/02/25(月) 22:52:01 ID:r0KERC3k
>>539
その要求に、とりあえず応える事にした。
「……ラウディ、その辺のジャンクヤードから装甲の破片を一つ持ってこさせてくれ。ここに持ち込める、出来るだけ大きいのを」
電話をかけてオーダーする。
「……ところで、君や奴等の言う“次元”はどの程度の範囲を指すのかな?
自分の感覚で“次元”と言われると、最低でもこの宇宙に現存する全ての天体や天体集合体、ひいては全ての時間軸を内包しているように思えるのだが」
541
:
リリー
◆Tg./UqnJ52
:2013/02/25(月) 23:25:54 ID:lKJbJRIE
>>539
「待ってください、ブラインさん」
怒りのやり場を要求してきたブラインに対し、横で聞いていたリリーが「待った」をかけた。
何かを思い出して、ふつふつと怒りを募らせている次元刑事に対しても、物怖じせず相も変わらず無表情のまま、
「件のゲルシャドーやらがハッピーデストロイヤーなのは理解しましたし、その魔の手が我々に向いていることも理解しました。
問題なのはあなた方です。あなたは今、「救えなかった」と仰った。
つまりあなた方は、かの犯罪組織の目的を阻止できるほどの力を、その時点では持っていなかったことになります」
ブラインのトラウマをほじくり返しているような気はしているが、これは大事なことだ。
「今はどうなのですか?
今のあなた方は、ゲルシャドーの脅威を取り除けるほどの力を持っているのですか、それとも持っていないのですか?
意気込みなどの話ではなく、客観的な事実を話して下さい」
持っているのであれば、その筋の専門家であるブラインらに任せておけば良いが、
持っていないのであれば、必然的に矢面に立つのは自分たち地球連邦軍ということになる。
敵の戦闘単位を構成する怪物のスケールに対して差し向けられた、高い性能を持つパワードスーツを着た「個人」、
最後の怪物を撃退した際のブラインの歓喜の様子、映像で示唆された敵の物量、事情聴取に現れないブライン以外の次元刑事。
判断材料は既にいくつか出ていたが……この時点で、リリーは嫌な予感がしていた。
542
:
ユウセイ
◆JryQG.Os1Y
:2013/02/26(火) 18:29:55 ID:EkGyBus.
>>539
>>「この際、はっきりはっきり言いましょう。その通りです」
ブラインの言葉に、ただ頷く。アスト
(アンノウンだけ、使えると思ったけどそうでもないわね。)
(この世界に、介入しない。技術提供も絶望的ね。)
(こちらから、揺らしてみようかな。)
>>541
(無いわね。恐らく)
アストは、確信を得ていた。
あのパワードスーツがまだ試作品で有ること。
そして、リリーに続くように
「必殺技みたいなのは無いの?さっきの戦闘を見ていたけど、貴方一人じゃ、勝てそうになかったわよ?」
「そのパワードスーツ。まだ改良の余地が有るんじゃないの?」
(このまま、揺らして向こうからの協力依頼を受け、なんとしても、あのスーツを調べる!)
変な、野望を持ちながら、アストは、ブラインを問いつめてみた
543
:
明智ライト
◆zv577ZusFQ
:2013/02/26(火) 18:52:43 ID:LxMpo4Go
>>539
【「…この映像は、私が次元ポリスに入る、本部での時間で、2年前の物…です。
…申し訳ないとは思いますが、なにか壊していいものはないですか?、できればとても硬いものを」】
「……今、事情聴取中ですよ。物に八つ当たりしたいだけなら控えてください。
まだ聞き出さねばならない事は山ほど有りますよ」
議事録用のメモ書きをさらさらと書き綴りつつ、顔はあちらに向けずにただ淡白に異義だけを申し出る。
今、わざわざ物を壊す事に何の意味が有るのか全く理解出来ないライトは出来るだけスムーズな会議の進行を望んでいた。
リリーの問いに対する彼の返答も実に気になる。
544
:
次元刑事ブライン
◆Iny/TRXDyU
:2013/03/01(金) 19:33:35 ID:osBZFj46
>>540
「時間、生命の終わり等、何もかもごちゃ混ぜにしたもの。
つまり貴方の想像道りです…」
と、少し沈んだ声を言う。
「でも今は、そんな事はどうでもいいんです。今は重要な事じゃないですよ」
…なんとなく霧がかかった気がする。
>>541
>>543
(きたか…)
この質問は、当然考えられたものであった。
これまでのことからそれを察することは当然である。
「…おそらく貴方達のほとんどが察しているでしょう。
…現段階では、まだ持っていません」
ハッキリと、そう宣言した。
>>542
「…必殺技?」
よくわからず、思わず聞き返してしまう。
>「そのパワードスーツ。まだ改良の余地が有るんじゃないの?」
「…鋭いですね。
…その通りです、このスーツは見た目通り、まだ試作品状態です」
正直に白状する。
「…一応、完成品の目処とその量産ももう既に計画しているのですが…
なにぶん、材料と技術は十分なんですが、人手不足なもので時間が足らないんですよ……
あっ!」
と、言った瞬間、口を抑える。
とんでもないことを言ってしまった。
こちら側の内部事情を、思わず口に出してしまったのだ。
545
:
アスト
◆JryQG.Os1Y
:2013/03/01(金) 19:55:48 ID:OtyYv9oc
>>「…必殺技?」
「うん、そうよ決め技がないのよ貴方には。」
ブラインの弱点を容赦なく突く。
>>「…鋭いですね。そのとうりです。」[以下略]
(やはりね。じゃあ)
「じゃあ、完成の予定h」
と、アストが聞こうとした瞬間
この男、自分から真実を話した。
「ふぅん、人が足りないのね?」
此処まで、来たら後は簡単なはず。
思わず、少し含み笑いをしてしまう。
アストは、唐突に
「じゃあ、取引をしません?」
と、言い始めた
「私が、そのパワードスーツの調整に協力する代わりに、
あの、ゲルシャドー以外のアンノウンと戦って欲しいのよ。」
「そうしたら、そちらも、先頭データが、取れて開発も楽になるとは思うわ。」
「まぁ、プライバシーの観点は、問題ないわ。私、個人の研究所でやるから。」
「その点を、踏まえて、あなたの上の人と相談していただけない?」
アストは、只、ブラインの事が調べたいだけだった。
ただの、研究者としての欲求に従った結果だった。
546
:
◆zv577ZusFQ
:2013/03/02(土) 06:48:37 ID:ZOJm9JC.
>>544
【「…おそらく貴方達のほとんどが察しているでしょう。
…現段階では、まだ持っていません」】
「あなた方だけで対処出来ないのなら我々、軍が動く他ありません。
不干渉などと言わず、全面的に協力してしかるべきなのではありませんか?
敵の力は強大です。両者総力を結集してそれらの脅威に備えなければ」
日和見主義を唄っていないで、そちらの手の内を全て晒せと淡々とストレートに言い放つ少女。
それは次元警察を連邦軍に取り込み、軍事的、技術的にこちら側の完全なコントロール下に置く事を意味する。
そして、もちろんそれらを統べる者は欧州であるべきだと今のライトは一切にぶれる事無くそう思っている。
547
:
ヴィルヘルム
◆E8ckRIIdug
:2013/03/02(土) 22:53:51 ID:r62C3b.o
(どうやら、手札を切るタイミングは悪くなさそうだな)
何やら考えている。
>>543
「ちょっとした見せ物だ。見逃してくれ」
>>544
「想像通りかよ、と言うかそこはとても重要だよ。
いいかね、時間軸の概念を破壊するという事は、その“次元”即ち存在する可能性を破壊し、“始めから無かった事にする”という事だ。
君たちは、“どうやって”惨劇を認識し、その記憶を保持出来るのだね?
……だから、哲学戦闘をさせるなと」
何やら自分でダメージを受けている。
>>545
『失礼します、言われた通りに持ってきました』
装甲の欠片を抱えてきたラウディは、ブラインのとはまた別のタイプの強化服を着ていた。
「では、紹介しよう。
私が先日まで籍を置いていたローランド社が子会社の一つであるAn.i.e社と共同開発した、Type-401スニーキングスーツだ。
パイロットスーツとしても使えるし、パワーアシストもしてくれる。軍の特殊部隊にも配備が始まっているな」
それは、性能はともかく“完成品”であった。
「どうだね?
そのスーツを“完成させる”ために役立つと思うが」
つまりは、アスト博士と同じ事だ。
548
:
次元刑事ブライン
◆Iny/TRXDyU
:2013/03/05(火) 19:02:45 ID:9gFV9Wik
>>545
>>546
「えと…その…」
言葉に詰まる。
協力関係にしようとした途端にこちらが下側扱いになるような要求を受けてしまったのだ。
こうもなるのは当然である
(俺のバカ…ちくしょう)
>>547
>「では、紹介しよう。
私が先日まで籍を置いていたローランド社が子会社の一つであるAn.i.e社と共同開発した、Type-401スニーキングスーツだ。
パイロットスーツとしても使えるし、パワーアシストもしてくれる。軍の特殊部隊にも配備が始まっているな」
「…!」
これは…、と健二は考える。
性能等は間違いなくこちらに劣るが、しかし、これほどまでに
”完成”されたスーツは作られていない
「…、申し訳ありませんが、それは私の一存では決められません」
と、グッと言いたい言葉を心の中にしまう。
そして装甲を受け取る。
>「想像通りかよ、と言うかそこはとても重要だよ。
いいかね、時間軸の概念を破壊するという事は、その“次元”即ち存在する可能性を破壊し、“始めから無かった事にする”という事だ。
君たちは、“どうやって”惨劇を認識し、その記憶を保持出来るのだね?
……だから、哲学戦闘をさせるなと」
「…」
雰囲気が…変わる。
まるで時間が凍ったような感覚がする
「…私の組織にね、そのように疑問に感じた人がすくなからずいたんです」
”いた”、つまり過去形である
「しかしね…その人たちは、そのことについて疑問を感じて独自にそのことについて研究を始めたんです。
数日後、どうなったと思います?」
白い、白い、この言葉を聞くたびに心が凍るような感覚を受ける。
「…全員、発狂しました。
そのことについて疑問を感じたものは、一人残らず…ね」
「忠告しておきましょう。
これを疑問に思い、答えを見つけようとしてはいけません。
…絶対に、ね。
でないと…”帰ってこられなく”なりますよ…」
低い、今度はドス黒い物が心に覆われたような、そして、とても気分が悪く感じただろう。
「…スゥー」
息を吸いながら右腕を覆うスーツの部分が素肌になる。
肌色で5本指、そして手を握りしめている。
「…せぇいっ!!」
その装甲を空中に放り投げ、その装甲に向けて一発、右腕でせいけん突きを入れる。
パァン!!
という音がして、装甲がはじけ飛んだ
スーツに何か機能があるならわかる、スーツを覆っていればまだ理解はできた。
しかし、”素手”で彼はその装甲を粉みじんに破壊した…それもたった一発で
「…フゥ、装甲、ありがとうございます」
549
:
ヴィルヘルム
◆E8ckRIIdug
:2013/03/05(火) 22:22:32 ID:qHDMrb1s
>>548
「……その程度で発狂とか、随分とまぁ、脆弱なものね」
レミーがぽつりと呟く。ミラーシェードの下の素顔は伺えない。
「とんだ“観察の法則”だな。
ひょっとして、より上位の組織から禁じられていたり?」
嫌がる割に瞑想しそうなヴィルヘルム。
そして、ブラインは“素手で”装甲を粉砕する。
「……そら、スーツの完成度が上がらないわけだ」
ぼそっと河嶋大佐が口に出した。
「……若?」
ラウディがヴィルヘルムに何やら言いたいが言葉にならない。
そしてヴィルヘルムは……考えるのをイヤになりそうだった。
550
:
明智ライト
◆zv577ZusFQ
:2013/03/05(火) 23:13:34 ID:Jj5cipcU
>>548
【「…スゥー」「…せぇいっ!!」】
「ちょ!?待って!」
まさか今ここで装甲を潰すのか。とライトはツッコミたかった。
だが、もうブラインには届かなかった。
人間の力を超越した様な拳撃により、大きな破砕音の後に装甲材はバラバラに破砕され、飛び散ってしまった。
「……きゃっ!?!?」
不幸な事に座っていたライトの目の前にも小さめな破砕片が散って来た様だ。
びっくりして恥ずかしながら小さい悲鳴をあげてしまったでは無いか。
……まぁ砂利程の形状だったので当たってもそんなに痛くは無かったのだが。
「……っ。やるならせめて誰も居ない所でやってください。
それで気が済みましたよね?では、会談を続けましょう。どうぞ」
ムスッとした表情で件の実行犯の事を見上げている。ちょっと怒っている様だ。
「……あるいは、これ以上になるとそちら側の責任者を呼んだ方がスムーズに事が運ぶとは思いますよ」
所詮末端の一人であるブラインだけでは協力要請などの件では話にならないと今までの流れから少女は見極めた。
それに、彼に答えられない事も上の人間ならば解釈可能かもしれない。
彼は少し直情的過ぎてこう言った事には向いていない様に思える。
551
:
リリー
◆Tg./UqnJ52
:2013/03/06(水) 02:15:35 ID:G/Z7c93E
>>544
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>>550
ゲルシャドーと対等に渡り合えるだけの力がない。なのに、その世界の戦乱には介入しない。敵とするのはあくまでかの犯罪組織のみ。
ブラインの返答を聞いているうちにチンプンカンプンな感じになってきたリリーの脳裏は、クエスチョンマークで埋め尽くされた。
次元を破壊するという犯罪組織に対抗すべく、その世界で最も力のある「だろう」組織――すなわち地球連邦軍のことだが――に接触してきたのはわかる。
だが先頃、この地球はエアロゲイターという、より強大な相手に襲われて辛勝した経緯を持つ。
次元そのものを破壊するというのなら、彼らエアロゲイターとて他人事ではないはずだし、地球のどの組織よりも力を持っているはずだ。
ならば我々ではなく、エアロゲイターに接触すれば良いのではないのか……?
「………………」
考えが止まってしまったリリーは、目を閉じて長く細い息を吐いた。
そのあたりは彼ら次元ポリスの技術的な問題によるものなのかも知れないし、エアロゲイターの振る舞いが次元ポリスの哲学に合わなかったのかも知れない。
そう考えてその疑問は放り投げたが、放り投げられない疑問もある。
その世界の問題には介入しない。これが一番の問題だ。
おそらく、そうは思っていないブラインは、ラウディが持ってきた装甲材を粉砕して鬱憤を晴らしている。
細かな破片と破砕の際に生じた小さな衝撃波が、横にいたリリーの髪を揺らしていく。向こうでは、ライトが悲鳴を上げていた。
しかしやっぱり、リリーは無表情のままだった。
「お話はよくわかりました、ブラインさん。
そのお話を聞いた上でのことですが、先ほど、明智大尉があなた方は我々に全面協力すべきだと仰ってましたね? 私もその意見に賛同します。
あなた方の、他の世界には干渉しない、という……「正義」ですか、その理屈はよくわかります。
ですがそれは、あなた方が単体で、ゲルシャドーと対等な力を持っている時に語られる「正義」だと、私は考えます。
確認になりますが、あなた方だけでゲルシャドーに対抗できない以上、我々地球連邦軍がメインでゲルシャドーと戦わなくてはなりません。
ですが我々が敵としているのはゲルシャドーだけではないのです。ドローンと呼ばれるアンノウン、DC残党……それ以外にも居ます。
次元を破壊するなどという犯罪組織には全力で、もしくは全力に近い状態で当たらねばなりませんが、この敵の多い状況ではそれも難しい。
私は、あなた方には我々に全面協力を約束していただき、共にこれら地球上の問題を叩いて欲しいと考えています。
そうすれば、その分我々にも余裕ができ、より力を持った状態でゲルシャドーに当たれます。勝率が上がるのです。
……こう言われてもまだ、あなた方はあなた方の「正義」を持ち続けますか?
あなた方のしたいことは何です? 「正義」を貫き通すことですか? それともゲルシャドーを倒すという本懐を遂げることですか?
二つに一つ、共存は不可能です。そのあたりを、よくあなた方の指揮官と話し合ってください」
彼ら次元ポリスはこの矛盾を抱えながら、これまで戦ってきた。彼らはゲルシャドーを破壊するための組織でありながら、自らに「正義」という枷を填めている。
それゆえに、先ほど見せられた次元崩壊の姿もこの矛盾を解決できていればあるいは、可能性があったのかも知れない……とリリーは考えずにはいられなかった。
リリーの表情はずっと無かったが……今このときばかりは、彼女の瞳にはトゲの含んだ疑念が宿っていた。
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