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欧州情勢・西洋事情

1とはずがたり:2014/05/26(月) 18:46:47
平沼騏一郎や福沢諭吉に限らず西洋・欧州・EUその他あの辺綜合スレである。

前スレhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/l50より欧洲ネタを独立。

歴史ネタは西洋史スレhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1165050511/l50

2622チバQ:2018/05/05(土) 06:42:35
https://www.sankei.com/world/news/180501/wor1805010036-n1.html
2018.5.1 22:11
【マクロン革命 大統領就任1年】
(上)フランス病 病巣にメス 大学、国鉄…改革抵抗勢力と対峙
 フランスは今、政府への抗議デモとストで大荒れだ。国鉄、航空会社、法曹界、大学-背景を探ると「フランス病」の深刻さが浮かび上がる。

 名門ソルボンヌ大学は4月、学生に一時占拠された。垂れ幕に「ファシスト打倒」「資本主義粉砕」という古色蒼然(そうぜん)たる左翼語が躍る。1968年、ドゴール政権を揺るがした学生運動「5月革命」が半世紀ぶりに再来したかのようだ。

 デモはマクロン大統領(40)に大学改革の撤回を求めた。大統領は入学者選抜に能力主義を吹き込もうと、高校の内申書を判定材料にすると決めた。「希望者が定数より多いなら、能力で決めるべきだ」という判断だ。

 フランスには大学入試がない。バカロレアという高校卒業資格を取れば、誰でも国立大学に入れる。希望者が多ければ抽選。受験地獄と無縁で良い制度に見えるが、講義室は座り切れない学生であふれ、入学1年で3割が脱落する。4年間で学士(日本の大卒資格)を取得するのは4割だけだ。

 同大哲学科修士課程のダビドさん(26)は「大学は誰でも学べる場所であるべきだ。学生選別は平等の原則に反する」と訴える。大学生活は8年目。就職のあてはなく、アルバイトと奨学金で暮らす。

 かつて西欧の知の中心地だったソルボンヌ大は、英誌による最新の世界大学番付で196位。英国のオックスフォード、ケンブリッジ両大が1、2位を争うのと大差がついた。国内で優秀な学生は「グランドゼコール」と呼ばれるエリート養成校に進む。大統領はその最難関、国立行政学院(ENA)を卒業した。

 だが、ソルボンヌのような大学が不振では、人材や研究の底上げはできない。「平等」に固執し、フランスはずるずると世界のトップから引き離された。

×   ×
 

 大学以外のスト現場でも、既得権益にしがみつく「病」は深刻だ。

 国鉄デモは4月初めから5日間に2日のペースで続き、利用者の不満は爆発寸前だ。抗議の主な対象は、鉄道員の雇用特権の廃止。「52歳で辞めても年金は満額支給」など民間とかけ離れた厚遇で、20世紀初めに重労働だった鉄道員の確保のために導入された制度だ。国鉄職員の約9割がこの恩恵に浴し、約500億ユーロ(約6兆円)に上る国鉄債務の原因でもある。

 労働組合は「ここで譲れば、政府は『国鉄民営化』を言い出す」とストを正当化するが、公共部門の巨額赤字は財政負担を増やし、経済の足を引っ張る。ドイツや北欧は1990年以降、労働市場や年金改革で成長力を回復したのに、フランスでは改革案が出る度に大規模デモに発展し、挫折を迫られてきた。

 大統領は4月、民放テレビのインタビューで「彼らに妥協して、現状を維持するわけにはいかない」と訴えた。国民にショック療法を与えるのも、再選に臨む2022年までに「改革の果実」を示す必要があるからだ。

×   ×
 

 フランスの経済は、競争力ランキングなどで独英に水をあけられている。

 仏モンテーニュ研究所のドミニク・モイジ首席顧問は「改革の成果で2%超の経済成長を実現するか、あるいは国民の反発を受けて孤立するか。1年後には、マクロン政権の行方が見えるはずだ」と予測する。


 

 マクロン大統領は、就任から間もなく1年を迎える。昨年5月7日、仏史上最年少で大統領選に当選し、改革に突っ走る。彼の出現で変わるフランスと欧州を検証する。

(パリ 三井美奈)

2623チバQ:2018/05/05(土) 06:43:21
https://www.sankei.com/world/news/180503/wor1805030012-n1.html
2018.5.3 09:30
【マクロン革命 大統領就任1年(中)】
米とEU…マクロン外交2つの柱 「大国復活」トランプ氏接近
 フランスの大国復活にかけるマクロン大統領の外交は、2つの柱を持つ。トランプ米大統領との協調。もう一つは欧州の団結だ。

 4月の訪米。トランプ氏との共同記者会見で「イランとの新しい合意を目指しましょう」と突然言い出し、会場をどよめかせた。

 新提案は、2015年に結んだイラン核合意を維持するための戦略だ。トランプ氏が「破棄」に突き進むのを何とか止めようと、元の合意に「イランの弾道ミサイル開発阻止」などを加えようと訴えた。仏紙ルモンドによると、新提案は訪米中、トランプ氏と話すうちに思いついたらしい。

 この提案にはトランプ氏も、イランも乗ってこない。だが、トランプ氏を孤立主義から引きずり出し、米仏を西側の基軸にしようというマクロン氏の揺るがぬ方針を示した。

 トランプ氏との関係緊密化を目指す意気込みは並大抵ではない。電話会談は少なくとも20回を数える。記者会見のさなか、頬にキスして友情を表現し、毒舌家のトランプ氏に「私は彼が大好き」と言わせた。メルケル独首相やメイ英首相が対米関係で苦慮する中、欧州首脳で群を抜いて「親トランプ」の首脳になった。東の安倍晋三首相、西のマクロン氏といったところだ。

                 
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 訪米直前、マクロン氏はドイツ近くの小都市エピナルで欧州外交を語った。「米国、中国、ロシアと対峙(たいじ)するには、欧州連合(EU)という規模の力が必要だ」。フランスはその先頭に立つ、というのだ。

 来年、英国がEUを離脱すれば、フランスはEUで唯一の国連安全保障理事会の常任理事国になる。軍事介入には消極的なドイツに比べ、フランスはアフリカや中東での紛争介入の経験が圧倒的に多い。仏戦略研究財団のバレリー・ニケ研究主任は「マクロン氏はEUのリーダーとして、大国との外交を目指す。彼は流暢(りゅうちょう)な英語でトランプ氏と直接、交渉できる。新世代の指導者だ」と言う。

 フランスは、外交を彩る歴史的資産に事欠かない。昨年7月、トランプ氏を革命記念日に招待。エッフェル塔の夕食会でもてなした。

 プーチン露大統領とは壮麗なベルサイユ宮殿で会談した。17〜18世紀に西欧化を進めたピョートル大帝の絵画の前で「欧州に再び歩み寄ってほしい」と求めた。「マクロン氏はフランスの存在感を高めた」(仏国際関係研究所のトマ・ゴマール所長)のは確かだ。

                 
×   ×

 もっとも、EUを盾に「大国復活」をもくろむシナリオは壁にぶつかった。オランダやスウェーデンなど北部欧州8カ国が3月、マクロン氏の改革案を拒絶した。「自国の債務すら減らせないのに、EUの指導者ぶるな」という意思表示だ。メルケル氏は昨年の独下院選後、求心力が低下し、独仏枢軸は停滞する。

 1年目のマクロン外交はスタイル優先で、成果はこれからだ。トランプ氏と親しくなっても環境、通商をめぐる米欧対立は解消しない。マクロン氏は各国首脳に電話をかけまくり中東政策で協力を訴えるが、プーチン氏は聞く耳すら持たない。

 エピナルでの集会で、マクロン氏は「指導者として最大のリスクは、何も提案しないことだ」と言った。40歳の若き大統領にとって、何もしないでずるずる地盤沈下することこそ、最悪のシナリオと映る。(パリ 三井美奈)

2624チバQ:2018/05/05(土) 06:44:08
https://www.sankei.com/world/news/180504/wor1805040004-n1.html
2018.5.4 07:00
【マクロン革命 大統領就任1年(下)】
議会揺さぶる憲法改正 「プロ政治家は不要」
 マクロン大統領は、フランスで戦後続いた保革二大政党制を打破した。次の狙いは国政改革だ。

 国民議会(下院)は昨年6月の選挙後、風景が変わった。定数577のうち、4分の3が入れ替わり、議員の平均年齢は48歳に若返った。マクロン氏の新党「共和国前進」が312議員を抱える最大会派となった上、保革二大政党のベテラン議員が、一斉に引退したためだ。

 議事堂は18世紀建造の宮殿。豪華なシャンデリアの下、若手がダイエット・コーラと携帯電話を手に足早に動き回る。長い昼食で情報交換する議員は減り、売店ではアルコールの売り上げが半減した。女性議員の割合は過去最高の39%だ。

 「古参議員は秘書を7人雇い、出張の切符まで手配させているので驚いた。私は自分でインターネットで予約する。秘書は地元と議会合わせて3人で十分」と前進のギヨーム・カバリアン議員(31)は話す。

 世代交代を歓迎するのは、野党の若手も同じ。保守系最大の共和党のジュリアン・オベール議員(39)は「わが党の指導部も40代になった。引退組は、失業が蔓延(まんえん)する現在の仏経済を生んだ世代。彼らの責任は重い」と手厳しい。

×  ×

 目下、国会は憲法改正案で大揺れだ。4月に政府が示した改正案は、上下両院の定数を各30%削減した上、議員や自治体首長の任期を連続3期に制限する内容。下院は15年、上院は18年で議員引退を迫られる。

 憲法改正は昨年7月、マクロン氏が上下両院の議員をベルサイユ宮殿に集め、「1年以内にやる」と宣言した。「民主主義には呼吸が必要だ。政治を生涯の仕事にすべきでない」と訴えた。「プロの政治家は不要」ということだ。憲法改正には両院で5分の3の賛成が必要。国会での成立が難しい場合、「国民投票にかけることも辞さない」と意気込んだ。

 オベール氏をはじめ、野党議員は猛反発するが、憲法改正に国民の支持は高い。世論調査では、多選制限に86%、議員数削減には91%が賛成した。

 
×  × 

 背景には、政治に巣くう構造汚職がある。フランスで大統領や閣僚の汚職疑惑は途切れることがなかった。シラク元大統領は退任後、公金横領で有罪判決。サルコジ元大統領は違法献金疑惑で身柄拘束され、フィヨン元首相は妻を架空雇用した疑惑から、大統領選でマクロン氏に惨敗した。

 汚職の温床となる地域利権や族議員の問題は日本以上に深刻だった。フランスでは2014年の法改正まで、国会議員が市長や地方議員を兼職できた。改選前の下院では、議員の4割が首長や地方議長を兼職していた。憲法改正はさらに利益誘導の構造を断ち、政治浄化を図る狙いがある。

 マクロン政権の閣僚32人のうち、3期以上の国会議員経験があるのは5人だけ。法相は元法学教授、保健相は医師など、その道の専門家を起用した。コンサルタント会社の社員だったカバリアン氏は「議員数を減らせば、議会は効率化する。議員は長くやると、緩みが出る」と話す。

 憲法改正で1人、確実に得をする政治家がある。それはマクロン氏だ。

 フランスには米国のような大統領弾劾の制度はない。議員が地盤や派閥を失えば、大統領への権限集中はさらに強まる。マクロン氏は「民主主義が生んだ独裁者」へと歩み出すことになる。(パリ 三井美奈)

2625チバQ:2018/05/05(土) 23:33:59
https://www.sankei.com/world/news/180505/wor1805050031-n1.html
2018.5.5 22:02

英イングランド統一地方選、与党大敗回避 メイ首相「安堵」 
 【ロンドン=岡部伸】英国イングランドで3日、統一地方選の投票が行われ、5日までに開票が終了した。国政与党・保守党は苦戦が予想されたが、首都ロンドンで健闘するなどし、大敗は回避。欧州連合(EU)離脱交渉の難航で薄氷の政権運営を余儀なくされるメイ首相にとって、「ひとまず安(あん)堵(ど)」(党幹部)できる結果となった。

 昨年6月の総選挙以来初めての大規模選挙で、150自治体の計約4370議席が争われた。英BBC放送によると、国政最大野党の労働党が多数を占めた議会は改選前と同じ74。保守党は改選前より2減の46議会で、二大政党はほぼ現状維持となった。

 一方、反移民を掲げEU離脱の急先鋒となった英独立党(UKIP)は123減のわずか3議席と、壊滅状態に。対照的に、親欧州を掲げる自由民主党は75増の536議席と躍進し、改選前より4増の9議会で第1党となった。

 ストラスクライド大(スコットランド)のジョン・カーティス教授は、英BBC放送の取材に対し「保守党はUKIP支持層などEU離脱支持者から多数の票を得た。若者を中心に残留派の支持を広げながら圧勝できなかった労働党と引き分けた」と分析した。

 ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)のトニー・トラバース教授はロイター通信に「8年間政権を維持する保守党には悪くない結果。メイ氏は一息つける」と評価した。

2626チバQ:2018/05/07(月) 00:34:04
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018050200199&g=int
修士号不正取得に万引き…=疑惑のマドリード州知事辞任-スペイン


スペイン・マドリード州のクリスティナ・シフエンテス前知事=23日、マドリード近郊アルカラデエナレス(AFP=時事)

 【マドリードAFP=時事】修士号不正取得を疑われていたスペイン中部マドリード州のクリスティナ・シフエンテス知事(53)が辞任に追い込まれた。2011年に万引きして捕まった際の映像がメディアに流出。25日に記者会見を行い、リンチ同然と報道を批判しつつ「私の全人生が疑われるようになった」と述べ辞意を表明した。
 強気の女性知事として知られたシフエンテス氏は、汚職疑惑にまみれた与党国民党(PP)を立て直す切り札の一人とみられてきた。しかし、ここ1カ月は、マドリードの大学院で11〜12年に取ったという修士号について、必要な試験を受けず、講義もほとんど欠席と追及され、検察が捜査に乗り出す騒ぎになっていた。
 シフエンテス氏は違法行為を否定しつつ「修士号の使用」は見合わせると表明して乗り切ろうとしたが、25日になって万引き現場で警備員にかばんを調べられている映像が浮上。会見では「知らないうちに」40ユーロ(約5300円)相当の化粧品がかばんに入っていただけだと主張、最後まで強気を貫いた。(2018/04/30-06:03)

2627チバQ:2018/05/07(月) 00:39:15
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018050200451&g=int
パリで若者暴徒化、300人拘束=マック放火、メーデーデモ
 【パリAFP=時事】フランスのパリで1日、労働者によるメーデーのデモに参加していた若者らが暴徒化し、商店や車に放火する騒ぎに発展した。警察は300人近くの身柄を拘束した。

〔写真特集〕メーデーのパリで若者暴徒化

 警察によると、黒いジャケットにマスクを着用した若者ら約1200人がデモ隊に紛れ、「立ち上がれ、パリ」「誰もが警察は嫌いだ」と連呼。パリ中心部の駅周辺にあるマクドナルドの店舗に火を付けたほか、自動車のディーラーに侵入して車に放火した。周辺には黒い煙が上がった。警察はデモ隊を鎮圧するため催涙ガスを使ったり、放水したりした。


1日、メーデーのデモが行われたパリで、炎上する車両(AFP=時事)

 フランスではマクロン大統領による公的機関の改革案に反対する動きが相次いでおり、メーデーのデモもこれに関連するものだった。マクロン大統領は事件を受けてツイッターで、「犯罪者を特定し、責任を取らせるためにあらゆることをする」と表明、暴動を非難した。(2018/05/02-11:16)

2628チバQ:2018/05/09(水) 21:51:10
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180509-00000504-san-eurp
イタリア、再選挙の公算 大統領の「中立政権」案、第1党が拒否
5/9(水) 0:04配信 産経新聞
 【パリ=三井美奈】イタリアのマッタレッラ大統領は7日、3月の総選挙後、「過半数の支持を得られる政権樹立が見込めない」として、暫定的な「中立政権」の樹立を訴えた。それができない場合、今夏にも再選挙を行う方針を示した。数カ月内に再選挙が行われる公算が大きくなった。

 大統領は声明で、今年12月まで中立政権を維持し、来年の予算を成立させるべきだと主張。「各党は権限を(中立)政権に委ねるか、あるいは7月か秋に選挙を行うかを決めねばならない」と述べた。中立政権は、党派色の薄い専門家を起用した暫定内閣を想定しているとみられる。イタリアでは大統領が議会の解散権を持つ。

 総選挙で第1党となったポピュリスト(大衆迎合主義)政党「五つ星運動」、右派「同盟」はそれぞれ、中立政権の提案を即座に拒否。再選挙を行うべきだと主張した。

 五つ星の首相候補ルイジ・ディマイオ氏はツイッターで、「中立政権など信じない。官僚の政府でしかない。7月に選挙を行うべきだ」と述べた。下院は両党で議席の過半数を占めており、中立政権が信任を得ることは難しくなった。

 一方、ジェンティローニ首相の与党で中道左派「民主党」は、中立政権の樹立に前向きな姿勢を示した。

 五つ星、同盟の両党は総選挙で、既成政治の打破や移民流入反対を訴えて支持を急伸させており、再選挙になれば、さらに議席を伸ばす可能性がある。ベルルスコーニ元首相が率いる中道右派「フォルツァ・イタリア」や民主党は総選挙で両党に議席を奪われた。

 総選挙は3月4日に実施。単独で議会の過半数を占める勢力はなく、五つ星の主導で連立交渉が行われた。五つ星は同盟、続いて民主党と連立政権の樹立を目指したが、合意に至らなかった。同盟は、最大勢力の中道右派連合の枠組み維持を優先。民主党は、今月3日の幹部会で「野党にとどまるべきだ」との方針を決めた。

2629チバQ:2018/05/09(水) 21:51:36
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180508-00000079-mai-eurp
<イタリア>暫定内閣を提案 大統領、政権樹立失敗で
5/8(火) 20:17配信 毎日新聞
 【パリ賀有勇】イタリアのマッタレッラ大統領は7日、3月に実施されたイタリア総選挙後の政権樹立に向けた各党との調整が不調に終わったことを明らかにし、政治色のない実務型の内閣を暫定的に発足させることを各党に提案した。

 ANSA通信によると、マッタレッラ氏は、年末まで暫定内閣に予算編成などの作業を担わせた後で、改めて総選挙を実施する方針を示した。イタリアでは2011年11月、ベルルスコーニ首相(当時)の辞任後、経済学者で元欧州連合(EU)欧州委員のモンティ氏を後継首相とする、学者や弁護士などの実務者で構成された暫定内閣が誕生したことがある。

 3月4日の総選挙では単独過半数を獲得した勢力はなかった。連立交渉は、単独政党としての得票率が33%で首位となった新興政治団体「五つ星運動」と、17%を得票した反EU・反移民を掲げる「同盟」を軸に行われたが物別れに終わった。

 新政権は上下両院の信任を受ける必要があるが、「五つ星」のディマイオ代表と「同盟」のサルビーニ書記長は、いずれもマッタレッラ氏の提案を拒否して今年7月に再選挙を求める考えを示している。

2631とはずがたり:2018/05/13(日) 11:59:26

仏デモやスト、今も継続
「五月革命」から50年
https://this.kiji.is/364874891008427105
2018/5/4 07:31
c一般社団法人共同通信社

 【パリ共同】フランスの学生、労働者らの反体制運動「五月革命」が始まったパリ大占拠から50年を迎えた3日、自由主義的な経済政策を掲げるマクロン大統領(40)の大学、国鉄の改革に抗議する学生、労組が全国でストやデモを続けた。

 路上の抗議活動は今も盛んだが、動員規模や政治的な影響力が近年は退潮。百万人超の参加は3年前の風刺週刊紙を標的としたテロの後のデモなど特別な場合に限られるようになった。今年のメーデーではデモ参加者数は約14万人だった。

 学生らの組合は3月以降「1968年をもう一度」などと呼び掛け、パリ郊外ナンテールなど十前後の大学を占拠。

2632チバQ:2018/05/14(月) 20:38:02
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180514-00000009-jij-eurp
マクロン流改革「正念場」=「痛み」に不満も―仏大統領就任1年
5/14(月) 6:54配信 時事通信
 【パリ時事】フランスのマクロン大統領が14日、就任1年を迎える。

 投資銀行出身で、既存政党への不信を背景に支持を広げ、仏史上最年少で大統領に当選。欧州全体の景気回復を追い風に、強引な手法で改革を進めるマクロン氏は、今後公務員12万人削減や年金減額などさらに困難な改革にも乗り出す方針だ。これに対し従来以上に強い反発が予想され、任期2年目に入るマクロン氏は「正念場」を迎える。

 ◇既得権にメス
 「痛みを伴う改革」を断行するマクロン氏の指導力は幅広い層で評価されている。タブー視されてきた国鉄職員の既得権益にもメスを入れた。猛反発する国鉄職員は大規模なストライキで対抗しているが、一般企業よりも優遇された労働条件を国民の過半数が「不公平」と見なし、マクロン氏の改革を支持している。

 失業率の改善を目指し労働法改正にも着手した。フランスでは、一度従業員を雇うと解雇は困難で、多くの企業が新たな採用に消極的だ。マクロン氏は、解雇を容易にする改正法を野党の反対を押し切り成立させ、雇用促進を図った。

 仏紙フィガロが今月4日報じた調査会社オドクサの調査によれば、世論の6割以上がマクロン氏を「方向性が明確」と支持を表明した。こうした実行力に対する評価は高い。

 ◇金持ちの大統領
 ただ、解雇手続きの簡略化など労働者の権利侵害にもつながるマクロン氏の改革に対しては、富裕層と労働者層の間で支持は割れている。オドクサの調査によると、回答者の7割以上がマクロン氏を「富裕層の大統領だと思う」とも回答した。

 今月5日には、パリ中心部で大規模な反マクロン・デモが行われ、警察発表によると、約4万人が参加した。心理療法士マキシム・ナンポさん(29)は「マクロン氏は富裕層を優遇し労働者を人間扱いしていない」と批判した。

 デモを受け、マクロン氏は報道官を通じて「政府はサイレントマジョリティー(静かな多数派)に支持されている」と反論。一部の仏メディアは「楽観的過ぎる」と指摘している。

 調査会社カンタルTNSによると、今年4月のマクロン氏の支持率は40%。就任1年での支持率としてはオランド前大統領(27%)やサルコジ元大統領(37%)を上回った。ただ、昨年6月に57%だったのを考えると、大きく下落した。

 このままでは、改革の成果が表れずに反マクロンの機運が高まる恐れもある。ハンガリーやイタリアのようにフランスでもポピュリスト政党が次を狙って待ち構えている。

2633チバQ:2018/05/14(月) 20:38:36
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180513-00000017-mai-eurp
<仏大統領1年>積極外交で存在感示す 財政改革は国内反発
5/13(日) 10:30配信 毎日新聞
<仏大統領1年>積極外交で存在感示す 財政改革は国内反発
フランスのマクロン大統領=AP
 【パリ賀有勇、ブリュッセル八田浩輔】フランスのマクロン大統領が史上最年少の39歳で仏大統領に就任してから14日で1年を迎える。外交舞台では存在感を発揮する一方、国内では公務員削減など「痛み」を伴う改革に着手し、反発も広がっている。

 マクロン氏は就任後、孤立を深めた米国のトランプ大統領をフランス革命記念日の軍事パレードに招待し、その後、トランプ氏から初の国賓として招かれた。トランプ氏との関係に苦慮するメイ英首相やメルケル独首相とは対照的に関係を強化して米欧のつなぎ役をアピール。欧州の新たなリーダーとして世界に印象付けた。だが、地球温暖化防止の枠組み「パリ協定」や主要6カ国とイランが結んだ核合意を巡っては、トランプ氏の離脱の決意を翻意させられなかった。

 一方、欧州においても、欧州連合(EU)の統合深化に積極的なマクロン氏の登場は、英国の離脱や反EUを掲げるポピュリズム政党の台頭などEUを取り巻く悲観的な空気を好転させる要因となったが、大きな成果は出せていない。

 マクロン氏は「独仏枢軸」と形容される両国の強固な関係をメルケル氏と共に再建し、統合深化をけん引する理想を描く。しかしEU改革を巡る議論は、独政局の連立協議長期化などを受けて足踏みが続き、マクロン氏の持論のユーロ圏共通の予算などについては独国内からの反発も強い。独仏両国は6月にもEU改革の方向性をまとめて加盟国に提示する予定だが、マクロン氏にとっては自身の構想にどこまで近づけられるのか当面の正念場となる。

 「フランスのイメージは向上したが、外交成果は上げられていない」(仏紙フィガロ)と評されるように積極外交のイメージが先行しているのが実情だ。

 一方、国内では歳出削減と法人税減税を受けた企業の投資増などで、2017年の財政赤字は対国内総生産(GDP)比2.6%となり、3%以内に抑えることを掲げるEUの財政規律を10年ぶりに達成。大規模テロがなかったことや、経済指標が上向いていることなどもあり、就任1年を前にした支持率は44%とオランド前大統領(25%)やサルコジ元大統領(36%)を上回る。

 だが、競争力を高めるために政権が着手した改革に対しては、国民の間で反発も広がっている。昨年9月には激しい抵抗の中、雇用主側に有利になる労働法改正を強行。法改正に反対する国民を「怠け者」と呼んで物議を醸した。

 現在進める国鉄改革では反発する国鉄職員らが3カ月間に及ぶストを決行。入学選抜方式を変更する大学改革でも反対する学生らが大学を占拠する事態に。5日には反マクロンデモがあり、学生や労働組合員ら約4万人が「マクロンを止めろ」などと書かれたプラカードを手に参加した。

 シンクタンク「仏国際関係研究所」のティエリー・ドモンブリアル会長はマクロン氏が高校時代に教諭だったブリジット夫人(65)から演劇を学んでいたことにも触れ、「トランプ氏やロシアのプーチン大統領と対等に話せる『偉大なフランス大統領』という役を見事に演じきった」と分析。「フランスのイメージ向上は誰もが認めるが、今後、国内外で実際に成果を上げることができるかどうかが彼の評価の全てだ」と述べた。

2634チバQ:2018/05/16(水) 19:50:54
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASL5J05NZL5HUHBI02S.html
カタルーニャ州独立派のトラ氏「私は暫定的な首相」
01:39朝日新聞

 スペインからの独立を巡って混乱が続くカタルーニャ自治州のプッチダモン前首相と、後任に選ばれた独立派のトラ首相が15日、プッチダモン氏の逃亡先のベルリンでそろって会見した。トラ氏は「私は暫定的な首相に過ぎない」と述べ、今後もプッチダモン氏をリーダーとして、スペイン政府との間で自治拡大に向け対話を求めていく考えを明らかにした。

 トラ氏は「プッチダモン氏を州政府から引きずり降ろす試みには屈服しない」と述べ、スペインへの帰国とその後の政治活動が認められ次第、同氏を州首相に選び直す意向を示唆した。

 昨年12月の州選挙で過半数を保った独立派はプッチダモン氏を州首相に再選しようとしたが、憲法裁判所が「州議会の討論に出席する必要がある」と指摘し、国外逃亡中のプッチダモン氏の選出を認めなかった。州議会は14日、トラ氏を首相に選出した。(ベルリン=高野弦)

2635チバQ:2018/05/16(水) 19:52:26
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1805150056.html
伊ポピュリスト政党、右派と連立協議 「数日必要」決裂すれば再選挙か
05月15日 20:29産経新聞

 【パリ=三井美奈】3月に行われたイタリア総選挙で第一党になったポピュリスト(大衆迎合主義)政党「五つ星運動」、右派「同盟」の両党代表が14日、連立政権樹立に向けて、マッタレッラ大統領とそれぞれ会談した。五つ星代表のディマイオ氏は記者団に、連立交渉を詰めるため、「大統領に『あと数日必要だ』と伝えた」と述べた。

 両党は12、13の両日に交渉を行い、大筋合意ができたと表明した。だが、次期首相候補については協議が続いており、党外からの起用も検討しているもよう。同国メディアは経済学者の名前が浮上したと伝えた。五つ星は政権発足の前に、インターネットで党内に是非を問うと表明している。

 両党の交渉が不調に終わった場合、再選挙の可能性が高まる。大統領は今月7日、来年の予算を成立させるため、専門家による暫定政権の樹立を提案し、合意が得られない場合は再選挙を行う方針を示していた。

 両党は共に、欧州連合(EU)の緊縮路線を批判し、大型減税や低所得者支援を公約する。連立政権が樹立されれば、イタリアの財政再建は絶望的となり、欧州経済の大きな不安材料となる。

 同盟は当初、ベルルスコーニ元首相が率いる「フォルツァ・イタリア」との中道右派連合を重視し、五つ星との連立は排除していた。だが、ベルルスコーニ氏が今月、「五つ星と同盟の連立に反対しない」と表明したため、五つ星との連立交渉に入った。

2636チバQ:2018/05/19(土) 20:32:02
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018051801265&g=int
五つ星と同盟が政策案発表=正式連立合意目前-イタリア


イタリアの新興政党「五つ星運動」のディマイオ党首(手前)=14日、ローマ(AFP=時事)

 【パリ時事】イタリアの新興政党「五つ星運動」は18日、連立交渉を続けていた右派政党「同盟」(旧北部同盟)と共同の政策案をインターネット上で発表した。両党の党員による承認投票を経て、週明けにも正式に連立合意が発表される見通し。連立が決まれば、欧州連合(EU)創設国で初のEU懐疑派政権が誕生する。
 AFP通信によれば、政策案は「政府の契約」と銘打たれ、EUが要求している緊縮財政の拒否や厳格な移民政策などが掲げられている。メディアが報じた当初の草案に記載されていたユーロ圏離脱に関する項目は削除された。(2018/05/18-23:05)

2637チバQ:2018/05/21(月) 21:01:16
https://mainichi.jp/articles/20180522/k00/00m/030/075000c
イタリア
EU批判派が連立政権樹立へ
毎日新聞2018年5月21日 20時28分(最終更新 5月21日 20時28分)
ポピュリズム政党「五つ星運動」と右派「同盟」が政策合意
 【パリ賀有勇、ブリュッセル八田浩輔】3月の総選挙以降、政治空白が続いていたイタリアで、ポピュリズム(大衆迎合主義)政党「五つ星運動」と反移民を掲げる右派「同盟」(旧・北部同盟)が連立政権樹立に向けた政策で合意した。ユーロ圏第3の経済大国で、欧州連合(EU)に批判的な両党による政権の樹立が固まり、英国の離脱に揺れるEUは再び試練を迎えることになりそうだ。

 「五つ星」と「同盟」は、18〜20日に共通政策の是非を問う党員投票を実施。イタリアメディアによると、両党とも賛成が90%以上となり承認された。新政権の首相候補は大統領が任命するが、「五つ星」のディマイオ代表と「同盟」のサルビーニ書記長は21日、マッタレッラ大統領と会い、首相候補を推薦する。イタリアメディアは、フィレンツェ大のジュセッペ・コンテ教授(53)を有力候補として取り上げている。首相候補は組閣に着手し、10日以内に上下両院の議会承認を受ける必要がある。

 ディマイオ氏とサルビーニ氏は共に意欲をみせていた首相候補を辞退し、連立への妥協点を見いだした形だ。

 3月4日の総選挙では、経済弱者向けの政策を掲げた「五つ星」が貧しい南部で圧倒的な強さを見せ単独政党で最多議席を獲得。地盤である産業集積地の北部で支持を固め、得票率で3位となった「同盟」との連立を模索した。

 「同盟」と中道右派連合を形成する「フォルツァ・イタリア」(FI)の党首、ベルルスコーニ元首相が両勢力の連立を容認し、連立政権にFIが加わらない姿勢を示したことで事態が進展した。

 両政党は、市場が警戒してきた共通通貨「ユーロ」からの離脱こそ政策に明記しなかったものの、「同盟」の看板政策である法人・個人所得税の大幅減税や「五つ星」の掲げた最低所得保障の導入など、有権者受けするバラマキ色の濃いものとなった。

 イタリアの政府債務残高の国内総生産(GDP)比は約130%で、EUではギリシャの180%に次ぐ高さ。だが、両党の公約を基にした歳出計画では、財政規律に関するEU規則を上回る見通しで、新たなユーロ危機への懸念も高まる。

 また両党はウクライナ危機から続くEUの対露制裁解除に積極的である一方、マクロン仏大統領が提案する統合深化に向けたEU改革には否定的で、EU内部に亀裂をもたらすのは必至だ。加盟国の連帯を重視する独仏にとっては新たな頭痛のたねとなる。

2638チバQ:2018/05/22(火) 11:17:40
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2018052201001502.html
2018年5月22日 08時27分


伊、新首相候補に法学者を推薦 総選挙で躍進の2党
 【ローマ共同】3月の総選挙後、新政権が樹立できず政治空白が続くイタリアで21日、マッタレッラ大統領が選挙で躍進した新興組織「五つ星運動」を率いるディマイオ氏と右派政党「同盟」のサルビーニ書記長とそれぞれ会談した。両氏は新首相候補として法学者のジュセッペ・コンテ氏(53)を推薦した。ディマイオ氏が明らかにした。

 大統領が推薦を受け入れコンテ氏を首相に指名すれば、ポピュリズム(大衆迎合政治)色の濃い両党による連立政権が発足する公算が大きい。大統領は22日に上下両院議長と会談し、対応を協議する予定。

2639チバQ:2018/05/22(火) 15:23:04
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180522-00000520-san-eurp
イタリア・ポピュリスト政党 連立目指し法学者を首相候補に提案 EUに不安
5/22(火) 10:47配信 産経新聞
 【パリ=三井美奈】3月のイタリア総選挙で第一党になったポピュリスト(大衆迎合主義)政党「五つ星運動」、右派「同盟」の両党は21日、マッタレッラ大統領に連立政権樹立の意向を伝え、フィレンツェ大の法学教授、ジュセッペ・コンテ氏を首相候補に提案した。

 同国のANSA通信によると、コンテ氏は南部フォッジャ県出身で54歳。政治経験はない。五つ星に近く、同党が選挙直後に発表した閣僚候補リストに名前を連ねていた。マッタレッラ大統領は22日、上下両院の議長と会談し、対応を協議する。

 両党は先週、1人当たり780ユーロ(約10万円)の最低所得保証、大幅減税、予定されていた付加価値税(VAT)の増税中止を盛り込んだ政策案で合意。歳出拡大路線を掲げ、欧州連合(EU)の財政規律の見直しを要求した。

 EU内には新たな債務危機の火種となりかねないとの不安が広がっており、ルメール仏財務相は20日、「イタリアはEUのルールを守るべき」と警告。五つ星の交渉代表ディマイオ氏は「まずわれわれにやらせて欲しい。批判はそれからだ」と反論した。イタリアはユーロ圏第3の経済大国。圏内最大の2兆2600億ユーロ(約300兆円)の累積債務を抱える。

2640チバQ:2018/05/22(火) 15:58:46
http://www.sankei.com/world/news/180522/wor1805220021-n1.html
2018.5.22 12:29

元ロンドン市長が労働党離党を表明 問題発言の批判受け
 強い反戦、反米姿勢で知られた英労働党のケン・リビングストン元ロンドン市長(72)が21日、過去の問題発言の責任を取る形で離党する方針を表明した。

 リビングストン氏は2016年にラジオ番組で、ナチス・ドイツの独裁者ヒトラーはユダヤ人を虐殺する前、「ユダヤ民族の郷土」をつくるシオニズム運動を支持していたなどと発言。史実と異なる内容だと党内外から批判が集まっていた。

 21日の声明でリビングストン氏は謝罪し、党に残ればコービン党首に迷惑をかけることになると離党の理由を説明した。

 リビングストン氏は1987〜2001年に下院議員、00〜08年にロンドン市長を2期務めた。08、12年の市長選に出馬したが、いずれも敗れた。(共同)

2641 チバQ:2018/05/23(水) 11:29:38
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1805220027.html
伊ポピュリズム2党、政権樹立へ新首相候補を提案 発足なら財政再建は絶望的

05月22日 23:29

 【パリ=三井美奈】3月のイタリア総選挙で第一党になったポピュリズム(大衆迎合主義)政党「五つ星運動」、右派「同盟」の両党は21日、マッタレッラ大統領に連立政権樹立の意向を伝え、フィレンツェ大の法学教授、ジュセッペ・コンテ氏を首相候補に提案した。両党は欧州連合(EU)の財政規律に対抗して歳出拡大路線を掲げており、EU内に不安が広がっている。

 同国のANSA通信によると、コンテ氏は南部フォッジャ県出身で54歳。政治経験はない。五つ星に近く、同党が選挙直後に発表した閣僚候補リストに名前を連ねていた。米エール大などに留学経験があり、行政法を専門とする。 マッタレッラ大統領は22日、上下両院の議長と会談した。コンテ氏について首相指名の可能性を協議したとみられる。

 両党が先週合意した政策案は、1人当たり780ユーロ(約10万円)の最低月所得保障を導入したうえ、現在は43��23%の所得税率を20%、15%の2段階に単純化して大幅減税を目指す内容。予定されていた付加価値税(VAT)の増税や年金改革は中止する。

 イタリアはユーロ圏第3の経済大国で、圏内最大の2兆2600億ユーロ(約300兆円)の累積債務を抱える。新政権が発足すれば、財政再建は絶望的となり、新たな債務危機の火種となりかねない。

 フランスのルメール財務相は20日、仏ラジオで「イタリアはEUのルールを順守すべきだ。約束を守らなければ、ユーロ圏の安定を脅かす」と警告した。これに対し、五つ星の交渉代表ディマイオ氏は「まずわれわれにやらせてほしい。批判はそれからだ」と反論した。

2642チバQ:2018/05/24(木) 09:09:42
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180524-00000004-asahi-int
「政治空白」3カ月のイタリア…コンテ氏を新首相に指名


5/24(木) 2:39配信


 イタリアのマッタレッラ大統領は23日、フィレンツェ大教授のジュゼッペ・コンテ氏(53)を新首相に指名し、組閣を命じた。イタリアでは3月の総選挙後、連立協議が難航して新内閣が成立しない「政治空白」が約3カ月間続いていたが、政治家ではないコンテ氏の首相就任で、ようやく解消する見通しとなった。

 コンテ氏は法律家で、政治経験はない。連立政権をつくる新興政党「五つ星運動」の選挙公約づくりに関わった。今後、五つ星と連立相手の右派政党「同盟」が作成した閣僚リストをもとに、組閣作業に入る。(ローマ=河原田慎一)
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朝日新聞社

2643チバQ:2018/05/25(金) 00:45:00
https://mainichi.jp/articles/20180525/k00/00m/030/184000c
イタリア
コンテ首相組閣へ「EU批判」「反移民」連立
毎日新聞2018年5月25日 00時19分(最終更新 5月25日 00時30分)
 【パリ賀有勇】イタリアのマッタレッラ大統領は23日、次期首相にフィレンツェ大のジュセッペ・コンテ教授(53)を指名。コンテ氏は24日、組閣作業を始めた。欧州連合(EU)に批判的な立場を取ってきたポピュリズム(大衆迎合主義)政党「五つ星運動」と反移民を掲げる「同盟」の連立政権が近く発足することになり、閣僚の人選が注目される。

 伊メディアによると、コンテ氏は行政法の専門家だが「知名度」は低く、政治経験もない。3月の総選挙時には「五つ星」の法政策の公約作りにも携わるなど「五つ星」と近い関係にある。「五つ星」のディマイオ代表と「同盟」のサルビーニ書記長がマッタレッラ氏に首相候補としてコンテ氏を推薦した。

 新政権では、両党がそれぞれ重視する政策に応じた閣僚のポストを分け合う形となりそうだ。失業者らへの最低所得保障を主張するディマイオ氏は経済開発と労働問題を担当する閣僚に、イタリアに大量に流入している不法移民の取り締まり強化を訴えるサルビーニ氏は内相となる可能性が指摘されている。

 また、サルビーニ氏は経済相候補にサボナ元産業相(81)を推しているとされる。AFP通信によると、サボナ氏はEUと共通通貨「ユーロ」の創設を定めたマーストリヒト条約の締結にも反対したEU・ユーロ懐疑派。親EUのマッタレッラ氏は、コンテ氏との会談でサボナ氏への懸念を伝えたとも報じられている。

 コンテ氏は今後、閣僚名簿を作成して大統領に提出し、閣僚と共に宣誓式に臨む。その後、新政権は10日以内に両院でそれぞれ過半数の賛成で信任を受け、正式に発足する。「五つ星」と「同盟」は上下両院で過半数議席を確保しており、造反が出なければ政権発足は確実となる。

2647とはずがたり:2018/05/27(日) 11:49:40
Everything is made from Question.
【イタリアの没落と日本の現在との相似】
高城剛メルマガ号外号より。
http://hirossi.tumblr.com/post/118270823036/%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%81%AE%E6%B2%A1%E8%90%BD%E3%81%A8%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E7%8F%BE%E5%9C%A8%E3%81%A8%E3%81%AE%E7%9B%B8%E4%BC%BC

欧州に住んでいると実感するのですが、日本の政治状況はイタリアにものすごく近いと感じます。
イタリアもマスメディアや政治が画一的で、国民が選択肢がなく、皆正しい判断もできないんです。
だから国を出る若者が後を絶たない。
イタリアも第二次大戦以降、ずうっと万年与党だったんですよ。
イタリアは敗戦国ですが、その後に工業化に成功しました。
車だとかイタリアンデザインなども有名になりましたでも工業化は、後からやってきた日本に乗っ取られるわけです。
それからイタリアは衰退がはじまりますが、かつての栄光のプライドだけが残りました。
その時に熟成された文化というかソフトというか、その後イタリアン・フードや俳優は世界に羽ばたくことができました。
今、日本も工業がダメになっていって日本食とか俳優とかアニメとかが世界に向かっていますね。
すでにブームは完全に去りましたが、歴史は繰り返されますよね。

イタリアの政治の場合、衰退したのが日本より早い分、政治も先行しているように見えます。
注目すべきは共産党が解党して、中道左派に進化したんです。
それから与党中道右派と、中道左派連合が2大政党で拮抗して、中道左派が与党になったんです。

だから日本も共産党が解党して、全部の野党が中道左派連合にならないとまず変わらないでしょう。
でも、そうなっても簡単に変わらないですよね。
実際は、さらに一度ボロボロになるんです。
しかし、通るべき過程のように思います。
その後イタリアはどうなったかって言えば、政治家ではない人が内閣を作る「非政治家内閣」という臨時内閣ができました。
理由は、国民の完全な政治家不信によります。
これが最近の話で、ここからゆっくり再生がはじまっている、というより透明化がやっとおきはじめました。
日本はイタリアに遅れること多分15年くらいたって、2020年台の後半には、非政治家内閣ができるんじゃないかと思っています。
各ジャンルのプロフェッショナルが、国政を担わないともう再生しないと正直思いますね。



2648名無しさん:2018/05/28(月) 00:27:06
http://www.yomiuri.co.jp/world/20180527-OYT1T50069.html

05/27 22:05

 アイルランドで実施された人工妊娠中絶を禁じた憲法条項の撤廃の是非を問う国民投票は、
26日夜(日本時間27日未明)に結果が判明し、賛成66・4%、反対33・6%で撤廃が決まった。

 カトリック教徒が約8割を占める同国で中絶が容認されることになった。政府は中絶に関する法整備を進める。

 結果確定後、撤廃に賛成していたバラッカー首相は、「アイルランドにとって歴史的な日になった。
私たちは女性の選択を尊重するべきだ」と語る映像をツイッターに投稿した。

 同国では1983年、憲法に「胎児の生存権」を認める条項が加わった。母体が危ないケースを除いて
中絶が禁止され、英国本土に渡って中絶を受ける女性が後を絶たなかった。

26日、ダブリンで、国民投票で中絶容認が多数を占めることとなり、喜ぶ人たち

2650とはずがたり:2018/05/28(月) 18:20:55
コンテ氏、首相就任断念=財務相人事で大統領と対立―伊
https://www.excite.co.jp/News/world_g/20180528/Jiji_20180528X788.html
時事通信社 2018年5月28日 07時40分

 【パリ時事】イタリアのマッタレッラ大統領から次期首相に指名されていたフィレンツェ大法学教授のジュセッペ・コンテ氏(53)は27日、首相就任断念を表明した。財務相人事をめぐりマッタレッラ氏と折り合えなかったことが理由。コンテ氏は、新興政党「五つ星運動」と右派政党「同盟」(旧北部同盟)が連立政権の首相候補に推薦していた。

 コンテ氏はマッタレッラ氏との面会後、記者団に対し「組閣を断念する。最大限の努力はした」と語った。 

新首相にコンテ氏、手腕未知数=伊連立2党トップが実権か
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018052400783&g=int

 【パリ時事】イタリアのマッタレッラ大統領は23日、新首相に法学者のフィレンツェ大教授ジュセッペ・コンテ氏(53)を指名し、組閣を指示した。議会上下両院の承認を経て、同氏を推薦した新興政党「五つ星運動」と右派政党「同盟」(旧北部同盟)の二つの欧州連合(EU)懐疑派政党による連立政権が誕生する。3月の総選挙から3カ月近くを経てようやく政権が発足するが、政治経験のない新首相の手腕は未知数で、連立2党のトップが実権を握りそうだ。

伊、EU懐疑派政権樹立へ=五つ星と同盟、連立見通し

 コンテ氏は首相指名後、記者団に「EUや他国との対話を通じてイタリア人の利益を守る。労を惜しまず最大限の責任を持って首相になる用意ができている」と決意を語った。(2018/05/24-15:06)

2651チバQ:2018/05/28(月) 18:53:32
https://mainichi.jp/articles/20180528/dde/007/030/022000c
イタリア
組閣断念 大統領、EU懐疑派の入閣認めず
毎日新聞2018年5月28日 東京夕刊
【パリ賀有勇】イタリアの次期首相に指名された法学者のジュセッペ・コンテ氏は27日、マッタレッラ大統領と会談し、組閣を断念すると伝えた。親欧州連合(EU)路線のマッタレッラ氏が、EU懐疑派のサボナ元産業相の経済相への起用を最後まで認めず、コンテ氏が組閣断念に追い込まれた形となった。

 コンテ氏との会談を終えたマッタレッラ氏は27日、テレビ演説で「経済相以外の閣僚は全て受け入れた」と述べ、経済相候補を最後まで認めなかったことを明らかにした。

 コンテ氏は、連立を組むことで同意したポピュリズム(大衆迎合主義)政党「五つ星運動」と、EUに懐疑的で反移民を掲げる右派政党「同盟」が首相候補に推薦し、閣僚の人選を巡っても両党の意向が反映された。

 サボナ元産業相はEU懐疑派として知られ、共通通貨「ユーロ」について、必要があればイタリアはユーロ圏から離脱すべきだと主張してきた。

 ANSA通信によると、マッタレッラ氏は28日にコッタレリ元国際通貨基金(IMF)財政局長と会談する。再選挙の実施を念頭に、暫定的に政権を担う選挙管理内閣づくりを模索する可能性がある。

2652チバQ:2018/05/28(月) 19:02:17
>>2648
https://www.sankei.com/world/news/180527/wor1805270006-n1.html
2018.5.27 01:14

アイルランドが中絶合法化へ 国民投票で賛成多数、バラッカー首相が年内の改憲方針を表明
【ロンドン=岡部伸】アイルランドで25日、原則として禁じられている人工妊娠中絶の合法化の是非を問う国民投票があり、開票作業が26日に行われた。英BBC放送によると、開票率64・8%で賛成が67・4%。有力地元メディアの出口調査では賛成が約70%と多数を占めており、賛成派のバラッカー首相は26日に「静かな革命が最高点に達した。国民は女性が自らの健康管理を選択し決断する権利について信頼と尊敬を持っている」と事実上の勝利宣言をし、年内に中絶を禁じた憲法を改正し、法整備を本格化させるとの方針を示した。

 国民投票では、中絶を禁じた憲法規定を廃止し、妊娠12週未満の中絶を認めることの賛否が問われた。

 アイルランドは、国民の多くが中絶に否定的なキリスト教徒の中でも特に厳格なカトリック教徒で、中絶に関して「世界で最も厳しい国の一つ」とされている。1983年の憲法改正で中絶禁止が明記された。中絶は出産で母親に生命の危険がある場合に限って認められ、性的暴行や胎児の異常が理由であれば違法となる。罰則は最高で禁錮14年。法を逃れて、年間数千人が英国など外国で手術を受けている。

 近年は、保守的な気風が薄らぎ、95年の国民投票で憲法の離婚禁止条項の削除が決まり、2015年の国民投票で同性婚合法化に6割が賛成。昨年6月には、同性愛者を公言するバラッカー氏が首相に就任している。

 12年には流産しかかった女性が中絶手術を拒否されて死亡したことをきっかけに中絶合法化論議が高まり、昨年9月に国民投票実施の意向をバラッカー氏が表明。カトリック聖職者らは現状維持を訴えたが、主要政党は賛成した。保守的とされるアイルランド社会が変化しつつある。

2653 チバQ:2018/05/28(月) 23:28:53
http://www.afpbb.com/articles/-/3176325?cx_module=latest_top

イタリア、新首相にコッタレリ氏指名 総選挙実施を表明

2018年5月28日 21:05 発信地:ローマ/イタリア

【5月28日 AFP】イタリアのセルジョ・マッタレッラ(Sergio Mattarella)大統領は28日、緊縮財政派の経済学者、カルロ・コッタレリ(Carlo Cottarelli)氏に組閣を命じた。政治的混乱が続く同国は、ポピュリズム(大衆迎合主義)政党による組閣断念を受け、テクノクラートによる暫定内閣を目指すことになる。

 大統領府であるクイリナーレ宮(Quirinal Palace)の報道官は、「セルジョ・マッタレッラ大統領は今朝、カルロ・コッタレリ氏を迎え、組閣を指示した。コッタレリ氏は受諾を決めた」と述べた。

 過去に国際通貨基金(IMF)で財政局長を務めたコッタレリ氏はマッタレッラ大統領との会見後、来年の初めまでに総選挙を行うと表明。

 コッタレリ氏は報道陣に対し、「私が投票により信任されたならば、2019年度予算案の採決といったプランを携えて議会に臨む。その後議会を解散し、2019年初めに総選挙を行う」と述べた。一方議会の信任が得られなかった場合は、「8月より後に」再び総選挙を行う可能性も示唆した。(c)AFP

2654チバQ:2018/05/29(火) 20:11:55
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180529k0000e030232000c.html
<オーストリア>ドイツ語試験で保護費カット 難民らに方針
10:44毎日新聞

 【ウィーン三木幸治】オーストリア政府は28日、公用語のドイツ語ができない難民や移民の生活保護費をオーストリア国民の約7割に減額する方針を発表した。難民らの入国を増やさないようにする措置の一環だが、欧州連合(EU)は全ての市民を平等に扱うように定めており、今後、議論を呼びそうだ。

 オーストリアでは2015年、人口の1%にあたる約9万人が難民申請。昨年12月に中道右派の国民党と極右・自由党の右派連立政権が発足しており、難民らの流入抑制は両党の選挙公約だった。

 現在、オーストリアの生活保護費は月863ユーロ(約11万円)。ドイツ語の試験に不合格となった難民らの生活保護費は今後、月額563ユーロ(約7万2000円)に抑えられることになる。試験に合格し、入国後5年が経過すれば、オーストリア国民と同じ額に引き上げられるという。

 今回の方針では、既に申請が認められ、国内に居住する難民や移民にも適用するかは明らかにしていない。

 クルツ首相は「EUが重視する『自由』は、最高の社会保障を求める自由ではない。(我々は)正しい方向に進んでいる」と主張。クルツ政権は難民らへの強硬姿勢を示す東欧諸国と連携し、EUに難民政策の見直しを迫っている。

2655チバQ:2018/05/29(火) 20:18:24
https:/暫定内閣設置、再選挙へ=親EU・懐疑派せめぎ合い―イタリア
05月28日 22:22時事通信

 【パリ時事】イタリアのマッタレッラ大統領は28日、国際通貨基金(IMF)元高官の経済学者カルロ・コッタレリ氏を首相に指名した。3月の総選挙以降、3カ月近くにわたり政治情勢が混迷を極める中、再選挙を前提に、テクノクラートによる暫定的な選挙管理内閣を設置する。

 コッタレリ氏はマッタレッラ氏と面会後、記者団に対し「議会の信任が得られれば、来年度予算の審議後に議会を解散し来年初めに総選挙を行う」と表明。信任が得られなければ暫定内閣は速やかに総辞職し、「8月以降」に再選挙を行うと述べた。

 首相ポストをめぐっては、新興政党「五つ星運動」と右派政党「同盟」(旧北部同盟)の推薦を受けて先週首相に指名されたフィレンツェ大法学教授のジュセッペ・コンテ氏が27日、財務相人事でマッタレッラ大統領と合意できなかったとして、就任断念を表明した。

 親欧州連合(EU)派のマッタレッラ氏は経済への悪影響を懸念し、コンテ氏が推薦したユーロ懐疑派のエコノミスト、サボナ氏の財務相任命を拒否。マッタレッラ氏によると、コンテ氏は「その他すべての解決策」を拒み、組閣を断念した。

 同盟と五つ星はいずれもEU懐疑派。AFP通信によると、同盟のサルビーニ書記長は「イタリアは(EUの大国)ドイツの言いなりにはならない」と述べ、マッタレッラ氏の「拒否権発動」に強く反発。五つ星のディマイオ党首も「まずマッタレッラ氏の弾劾、そして再選挙だ」と訴えた。 /news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-180528X840.html

2656チバQ:2018/05/29(火) 21:58:56
https://www.sankei.com/world/news/180529/wor1805290027-n1.html
2018.5.29 19:12

イタリア、早くも再選挙モード ポピュリズム2党、大統領の親EU路線に対抗
【パリ=三井美奈】イタリアのマッタレッラ大統領は28日、コッタレッリ国際通貨基金(IMF)元財政局長の首相指名により、欧州連合(EU)との協調路線を鮮明にした。連立名簿を拒否されたポピュリズム(大衆迎合主義)2党は大統領批判を強め、再選挙をにらんで支持固めに走り出した。

 コッタレッリ氏はIMFで英国やイタリアの財政モニターを担当し、赤字削減を促して「コストカッター」と呼ばれた人物。報道によると、同氏の暫定政権は閣僚を12人程度にとどめ、来年の予算策定を最優先課題とする。政党色のない元裁判官や大学教授の閣僚起用が浮上している。

 同氏の首相指名は「イタリアはEUが求める財政再建を進める」という大統領のメッセージにほかならない。フランスのマクロン大統領は、「マッタレッラ氏を支持する。責任と勇気を示した」とたたえた。

 一方、首相指名はポピュリズムをさらにあおる恐れもある。2党は大統領の組閣介入を「総選挙が示した民意を裏切るものだ」と批判。第1党「五つ星運動」の交渉代表、ディマイオ氏は来月2日に抗議行動を行うと宣言し、「賛同者はこの日、窓に国旗を掲げてほしい」と訴えた。再選挙を意識し、「既成政治の打破」という党公約を有権者に再び印象付ける狙いだ。

 大統領はコッタレッリ氏の組閣名簿を受け、閣僚を任命。内閣はその後、10日以内に国会で信任を受ける必要があるが、現状では困難だ。同氏は「信任が得られなければ8月以降に再選挙」と述べており、今秋にも実施の可能性が強い。

2657チバQ:2018/05/31(木) 19:28:58
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180531-00000021-jij_afp-int
イタリア「五つ星」再び連立模索、閣僚人事で歩み寄り
5/31(木) 13:25配信 AFP=時事
イタリア「五つ星」再び連立模索、閣僚人事で歩み寄り
反既成勢力を掲げてイタリア第1党に躍進した「五つ星運動」のルイジ・ディマイオ代表(2018年5月21日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】3月の総選挙以降3か月近くにわたって政局が混迷を深めるイタリアで、反既成勢力を掲げる第1党「五つ星運動(M5S)」のルイジ・ディマイオ(Luigi Di Maio)代表が30日、経済財務相の人事で大統領に譲歩を見せ、先週末に頓挫した極右政党「同盟(The League)」との連立政権樹立の動きを復活させた。

 ディマイオ氏は、強硬な欧州連合(EU)懐疑派のパオロ・サボナ(Paolo Savona)氏(81)の経済財務相への起用を見直す用意があると述べた。

 当初の連立の試みは、サボナ氏の起用案にセルジョ・マッタレッラ(Sergio Mattarella)大統領が反対したことで頓挫。マッタレッラ大統領は28日、国際通貨基金(IMF)元財政局長のカルロ・コッタレリ(Carlo Cottarelli)氏を暫定首相に指名した。

 しかし、コッタレリ氏は30日、マッタレッラ大統領と非公式に協議したものの組閣の発表には至らず、そのまま大統領府を辞去。マッタレッラ大統領は、両氏がディマイオ氏の提案を「大きな関心」をもって分析しているとコメントしている。

 ただ、ディマイオ氏の動きはサボナ氏の最も有力な支持者で、やはり強硬なEU懐疑派のマッテオ・サルビーニ(Matteo Salvini)同盟書記長の意向とは真っ向から対立する。支持率が右肩上がりの同盟はこれまで、再選挙にこだわってきた。一方で通信社AGIは、サルビーニ氏がこの問題についてディマイオ氏と協議すると表明したと伝えている。【翻訳編集】 AFPBB News

2658チバQ:2018/05/31(木) 21:25:13
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180531-00000068-mai-eurp
<イタリア>連立再び協議開始 先行きは不透明
5/31(木) 19:28配信 毎日新聞
 【パリ賀有勇】総選挙後の混乱が続くイタリアで、最大勢力のポピュリズム(大衆迎合主義)政党「五つ星運動」のディマイオ代表が5月30日、マッタレッラ大統領と大統領府で会談し、一度は頓挫した右派政党「同盟」との連立政権樹立に向けて協議した。だが「同盟」のサルビーニ書記長は再選挙を望む姿勢を堅持しており、先行きは不透明だ。

 焦点となっているのは、「五つ星」と「同盟」が経済相候補として挙げたユーロ懐疑派のサボナ元産業相の処遇だ。親欧州連合(EU)路線のマッタレッラ氏は、EUや共通通貨「ユーロ」を批判してきた両党による連立政権発足を警戒。27日に示された連立政権の閣僚名簿で唯一、入閣を認めなかったのがサボナ氏だった。

 ディマイオ氏は会談後、フェイスブックに投稿したビデオで「サボナ氏に代わる人物を見つけよう」と述べ、経済相候補を代えることでマッタレッラ氏の理解を得たい考えを示した。一方で「サボナ氏は他の役割で内閣にとどまる」とも述べ、サボナ氏起用にこだわるサルビーニ氏を意識した。

 サルビーニ氏は30日、北部ジェノバで演説し、ディマイオ氏との協議には応じる考えを示したものの、「サボナ氏を経済相から外すのはおかしい」とも述べ、「五つ星」との間の「温度差」もある。

 ANSA通信によると、次期首相に指名されている国際通貨基金(IMF)元高官のカルロ・コッタレリ氏とマッタレッラ氏は30日、「事態を急がない」ことで合意したという。

2659チバQ:2018/06/01(金) 11:45:51
https://www.sankei.com/world/news/180601/wor1806010012-n1.html
2018.6.1 09:43

コンテ氏をイタリア首相に再指名、新政権発足へ ポピュリズム2党が新たな連立名簿発表
 【パリ=三井美奈】イタリアのマッタレッラ大統領は5月31日、第一党「五つ星運動」と右派「同盟」の2党が擁立した大学教授ジュゼッペ・コンテ氏を再び首相に指名し、組閣を要請した。大統領府は1日にコンテ内閣が就任宣誓を行う予定だと発表した。イタリアでは3月の総選挙後、政治空白が続いていたが、ポピュリズム(大衆迎合主義)2党の連立政権がようやく発足する見込みとなった。

 コンテ氏は5月27日、組閣の失敗を理由に首相指名を辞退し、今回は2度目の指名。31日、「イタリア国民の生活をよくするために働く」と抱負を述べた。

 コンテ内閣の発足が再浮上したのは、2党が大統領の反対を受け入れ、新たな組閣名簿を示したためだ。反ユーロ派のサボナ元産業相の財務相起用を断念した。

 五つ星が発表した組閣名簿によると、財務相にはローマ・トルベルガタ大のジョバンニ・トリア教授が起用される見込み。トリア氏は、ドイツの財政黒字が突出して多いことを批判し、ユーロ政策の見直しを主張してきた人物。サボナ氏と異なり、ユーロ離脱を主張したことはない。

 五つ星の交渉代表、ディマイオ氏は経済や労働の担当相に、同盟のサルビーニ書記長は内相に就任し、共に副首相として入閣する予定。サボナ氏は欧州担当相に横滑りする。

 コンテ氏が27日に組閣を断念した後、大統領は、政党色のない国際通貨基金(IMF)のコッタレッリ元財政局長に組閣を要請した。当初、2党は「大統領が民意を無視した」と反発していたが、改めて連立を目指す方針に転じ、31日になって「政府発足の条件ができた」と声明を発表した。大統領は31日にコッタレッリ氏と会談し、2党連立を目指す意向を伝えたとみられる。

 新内閣は1日に就任宣誓した後、国会で信任を得る必要がある。国会では2党が過半数を占め、信任は確実視されている。

2661 チバQ:2018/06/03(日) 22:04:39
https://www.asahi.com/sp/articles/ASL6136MNL61UHBI00P.html
スペイン議会、内閣不信任案可決 7年ぶり政権交代

パリ=疋田多揚

2018年6月1日21時23分

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拡大する1日、スペインの下院議会で現政権に対する内閣不信任案が可決され、新首相に就く社会労働党のサンチェス書記長=ロイター

 スペインの下院(定数350)で1日、中道右派・国民党のラホイ政権に対する内閣不信任案の採決があり、賛成多数で可決された。最大野党の中道左派・社会労働党のサンチェス書記長(46)が首相に就き、7年ぶりの政権交代となる。フランコ独裁体制後に現行憲法が制定された1978年以降、不信任案が可決されたのは初めて。

 不信任案のきっかけは国民党の大規模汚職だった。同案は次期首相の提案も兼ねており、新首相となるサンチェス氏は1日、「我々は今日、新たな歴史の一ページを書き込む。新政府は国民全体の利益を重視する」と述べた。

 ただ、社会労働党は少数与党の政権運営を迫られる。同党の下院議席数は84で、左派ポデモス(67議席)を加えても過半数(176)に届かない。カタルーニャ自治州など独立を目指す地域政党とは政策に溝があり、連携すれば「(政策がつぎはぎの)フランケンシュタイン政府」(地元メディア)となる。

 また、サンチェス氏は積極財政主義者で、「反緊縮」のポデモスが政権に協力すれば、イタリアと同様、財政規律を重視する欧州連合(EU)と緊張関係を生む可能性もある。

 国民の審判を受けていない新政権は難しい政権運営を迫られそうだ。5月の世論調査では、早期解散を訴える中道右派の市民党(32議席)が29%の支持率でトップに立ち、ポデモス(20%)が続く。2大政党の国民党と社会労働党はともに19%前後で伸び悩む。サンチェス氏は「政治が安定すれば」解散する考えを示している。(パリ=疋田多揚)

2662 チバQ:2018/06/03(日) 22:05:44
http://www.afpbb.com/articles/-/3176796
スペイン、首相不信任案可決の見通し 与党の汚職事件受け

2018年6月1日 10:33 発信地:マドリード/スペイン

スペイン・マドリードの同国下院で開かれた自らの不信任決議案に関する審議で答弁するマリアノ・ラホイ首相(2018年5月31日撮影)。(c)AFP PHOTO / EFE AND POOL / Juan Carlos Hidalgo

【6月1日 AFP】スペインのマリアノ・ラホイ(Mariano Rajoy)首相に対する不信任決議案が1日に可決される見通しとなった。ラホイ氏が党首を務める与党・国民党(PP)が絡んだ汚職事件を受けて最大野党の社会労働党(PSOE)が提出した不信任案に対し、少数政党のバスク国民党(PNV)が先月31日、賛成を決めた。

 バスク国民党は議会で、同党の議員5人が不信任案に賛成票を投じると明言した。ラホイ首相は議会を欠席した。これによって社会労働党は、可決に必要な過半数(176議席)を上回る賛成票を集めることになる。

 不信任案は先週、重大事件を扱う全国管区裁判所が、1999〜2005年に公共事業をめぐって賄賂を受けたとして国民党の元幹部らに有罪判決を下したことを受けて提出された。裁判所は出納責任者を含む国民党の元幹部ら29人に懲役刑を言い渡し、国民党に対してもこれに関連して選挙資金として不正に受け取った24万5000万ユーロ(約3100万円)を国に納めるよう命じた。

 ラホイ氏は昨年、現職の首相として初めて証人として裁判に出廷し、その後、ラホイ氏の首相辞任を求める声が高まっていた。裁判所は判決で、ラホイ氏の証言の信ぴょう性は「疑問視すべき」と指摘した。

 ラホイ氏は31日の国会審議で、収賄事件について「政府職員は関与していない」と述べ、少数の国民党議員が関与したとする同党の主張を繰り返した。

 不信任案が可決されて首相が退任すれば、独裁政権を敷いたフランシスコ・フランコ(Francisco Franco)将軍が1975年に死去して民主化して以降、スペインで初となる。(c)AFP/Alvaro VILLALOBOS

2663 チバQ:2018/06/03(日) 22:06:34
http://www.afpbb.com/articles/-/3176918?act=all
スペイン首相退陣、政権交代=議会で不信任、世界経済に動揺も

2018年6月1日 20:51 発信地:スペイン

【6月1日 時事通信社】スペイン議会は1日、ラホイ首相に対する不信任案を可決し、決議案に従い最大野党・社会労働党のサンチェス書記長が首相となり、政権交代が実現した。ただ、サンチェス政権が安定するかは予断を許さない。イタリアと並ぶスペイン政治の流動化は、世界経済に一層の動揺をもたらす恐れがある。

 サンチェス氏は近く国王フェリペ6世の前で宣誓。組閣を開始する。

 不信任案を提出した社会労働党は、急進左派政党ポデモスに加え、バスクやカタルーニャの小党の協力を取り付けた。可決に必要な下院(定数350)の過半数を上回る180票の賛成で不信任案は可決された。

 AFP通信によると、ラホイ氏は不信任に先立ち、議会で「スペインの首相を務めたことはこれ以上ない栄誉だった」と述べ、早々に退陣を認めた。議場では拍手を送られた。

 一方、サンチェス氏は「民主主義の歴史の新たな1ページを書き記す」と語り、決意を表明した。かねて政権奪取の暁には早期に総選挙を行う意向を示していたが、最近は「政治を立て直してからだ」と微妙に修正を示唆している。

 スペインでは5月24日、与党国民党の幹部ら29人に汚職事件の有罪判決が下った。ラホイ首相は連座を免れたが、世論の反発は強く、社会労働党は翌25日、不信任案を提出していた。(c)時事通信社

2664 チバQ:2018/06/03(日) 22:09:06
https://mainichi.jp/articles/20180602/k00/00m/030/103000c
スペインラホイ首相が不信任 サンチェス氏が新首相に

毎日新聞��2018年6月1日 20時37分(最終更新 6月2日 03時31分)

スペイン下院の勢力

 【パリ賀有勇】欧州連合(EU)に加盟するスペインの下院議会(定数350)は1日、与党・国民党(中道右派)の幹部らが関わった汚職事件に関連して提出されたラホイ首相(63)の不信任案を賛成多数で可決した。ラホイ氏に代わり、最大野党の社会労働党(中道左派)のサンチェス書記長(46)が新首相に選ばれたが、少数与党のため政権運営の難航は必至。スペインの混乱は、政治空白が続いたイタリアと共に世界経済に影を落としそうだ。


 不信任案は、5月25日に社会労働党が提出。僅差で否決される見通しだったが、31日に少数政党のバスク国民党(5議席)が賛成に回ったことで、過半数ライン(176票)を上回る180票で可決された。

 憲法は、不信任案に代わりとなる首相候補を記すことを規定。首相候補として挙げられたサンチェス氏が議会の信任を得たとみなされた。ラホイ氏は採決に先立ち、「サンチェス氏を祝福する最初の人物となりたい」と演説し、敗北を認めた。

 ただ、社会労働党の現有議席84は下院の3割にも届いていない。最新の世論調査でも、解散・総選挙に踏み切った場合の予想獲得議席は、国民党(現在134)が109〜105で第1党を維持▽中道右派の新興政党「シウダダノス」(同32)が81〜78に躍進▽社会労働党は93〜90の微増との予測が出ている。

 スペインの裁判所は5月24日、1999〜2005年の公共事業の発注を巡る汚職事件で、収賄などの罪に問われた国民党の元会計責任者ら29人に有罪判決を下した。不正に利益を得たとして、国民党にも罰金25万ユーロ(3100万円)を言い渡した。16年6月に実施された総選挙では、単独過半数の議席を獲得した政党はなく、国民党がシウダダノスなどの閣外協力を得ながら少数与党として政権を担ってきた。

2665チバQ:2018/06/03(日) 23:44:10
>>2664
計350議席過半数176
国民党134
シウダダノス32
社会労働党84
ポデモス67
バスク国民党5

2666チバQ:2018/06/03(日) 23:47:56
https://mainichi.jp/articles/20180603/k00/00m/030/023000c
フランス
「国民連合」に党名変更…極右政党「国民戦線」
毎日新聞2018年6月2日 18時43分(最終更新 6月2日 18時43分)
【パリ賀有勇】フランスの極右政党「国民戦線」(FN)は1日、党名を「国民連合」に変更した。昨年5月のフランス大統領選でマクロン氏に敗北したマリーヌ・ルペン党首(49)は、党創設者である父・ジャンマリ氏(89)の人種差別主義的な印象がつきまとう党名を変えることで、2019年5月の欧州議会選挙に向け、党のイメージ刷新を図る狙いがある。

 ルペン氏は3月、党名変更を提案し、郵送などによる党員投票で過半数の賛同を得られれば党名を変更するとしていた。投票の結果、賛成は81%に上ったという。

 1972年にFNを創設したジャンマリ氏は反ユダヤ的な発言を連発。11年に2代目党首となったルペン氏は党のイメージの軟化に努めたが、昨春の大統領選では伸び悩んだ。

 今年3月に開かれた党大会では、15年に党から除名されたジャンマリ氏が保持していたポスト「名誉党首」を廃止し、ジャンマリ氏を党から完全に排除。排他的なイメージの払拭(ふっしょく)を図っている。

2667チバQ:2018/06/04(月) 17:55:04
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180604-00050038-yom-int
スロベニア選挙、「反難民」野党が第1党に
6/4(月) 10:48配信 読売新聞
 【ウィーン=笹沢教一】旧ユーゴスラビアのスロベニアで3日、国民議会(下院、定数90)選挙の投開票が行われた。

 開票率99・89%の時点で、「反難民」を掲げるヤンシャ元首相率いる中道右派野党「スロベニア民主党」が25議席を獲得し、第1党となった。投票率は52%だった。

 欧州で移民・難民排斥の動きが高まる中、ヤンシャ氏は選挙戦で、反難民強硬派として知られる隣国・ハンガリーのオルバン首相との協調姿勢をアピールし、支持を集めた。ただ、スロベニア民主党は過半数に届いていない。ヤンシャ氏の反難民政策に反対する複数政党が政権樹立の阻止で団結する方針を示しており、連立協議は難航が予想される。

2668チバQ:2018/06/04(月) 17:56:12
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180604-00000008-jij_afp-int
「反移民」の右派が第1党に スロベニア下院選、連立交渉は難航か
6/4(月) 10:25配信 AFP=時事
「反移民」の右派が第1党に スロベニア下院選、連立交渉は難航か
スロベニアの首都リュブリャナで、国民議会選の最初の公式開票結果が発表された後、記者会見する野党・民主党のヤネス・ヤンシャ党首(2018年6月3日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】中欧スロベニアで3日、国民議会(下院、定数90)選の投票が行われ、即日開票の結果、「反移民」を掲げるヤネス・ヤンシャ(Janez Jansa)元首相(59)の中道右派野党、民主党が25議席を獲得して第1党となった。欧州のポピュリズムの波に乗って右派が躍進した格好。ただ、過半数にはほど遠く、連立交渉も難航が予想される。

【関連写真】記者会見するヤンシャ氏

 国家選挙管理委員会によると、ほぼすべての票が集計された段階で民主党の得票率は25%弱。コメディアンから政治家に転身したマリヤン・シャレツ(Marjan Sarec)氏率いる中道左派「マリアン・シャレツ・リスト(LMS)」が12.7%で13議席を得た。

 ヤンシャ氏は今回の選挙戦で、強硬な移民対策を進める隣国ハンガリーの右派、オルバン・ビクトル(Orban Viktor)首相と連携。2015年から16年にかけて50万人以上の移民がスロベニアを通過して欧州北部に向かった記憶を呼び起こす戦略を取った。

 ヤンシャ氏は3日夜、テレビを通じ「協議や連立に向けたドアは開かれている」と表明。移民問題は「大半の欧州人にとって最も深刻な課題」と重ねて強調しつつ「これまで取り組んできたプログラムに基づいて真剣な議論を始める用意がある」と述べた。

 ただ、これまでに民主党との連立に意欲を示しているのは、7議席を獲得した中道右派の政党1党にとどまっている。【翻訳編集】 AFPBB News

2669チバQ:2018/06/04(月) 20:18:02
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180604-00000066-mai-int
<スロベニア>「反移民」政党が第1党に 国民議会選
6/4(月) 19:38配信 毎日新聞
 【ウィーン三木幸治】旧ユーゴスラビアのスロベニアで3日、国民議会(下院)選の投開票があり、移民排斥を掲げる中道右派の野党、民主党が約25%の得票を獲得し、第1党となった。ハンガリー、ポーランドなどと同様、東欧で「反移民」政党の人気の高さが改めて浮き彫りになった。ただ、民主党と連立を組む政党は見当たらず、政権発足は難航が予想される。

 選管によると、第2党は中道左派の「マリヤン・シャレツ・リスト」で得票率約13%。ツェラル首相が率いる中道左派の与党・現代中央党は議席を減らし、第4党となった。

 民主党は2013年まで首相を務めたヤンシャ氏が率いる。ヤンシャ氏は「スロベニア・ファースト」を掲げ、「移民に充てる予算を安全保障政策に使うべきだ」と主張する。

2670チバQ:2018/06/04(月) 20:25:07
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180604-35120213-cnn-int
スペイン新首相にサンチェス氏、議席少なく政権運営は難航か
6/4(月) 16:24配信 CNN.co.jp
マドリード(CNN) スペイン社会労働党のサンチェス書記長(46)は2日、マドリード郊外のサルスエラ宮殿で、国王フェリペ6世の前で宣誓を行い新首相に就任した。

下院は1日、ラホイ前首相に対する不信任決議を可決していた。ただ、サンチェス氏率いる社会労働党は下院定数350議席のうち84議席しか確保しておらず、政権運営は難航しそうだ。

スペインは昨年起きたカタルーニャ州の独立運動などを受けて政情が不安定なほか、国民の多くが世界的な経済危機の影響を感じている。

サンチェス氏は、首相に就任した際には早期の解散総選挙を実施する可能性も示唆していた。

社会労働党によれば、サンチェス氏は組閣作業に着手し、週内にも閣僚名簿を公表する見通し。

先ごろ成立したラホイ氏に対する不信任決議には、社会労働党のほか、反緊縮を掲げるポデモスや、カタルーニャ州の独立を支持する地域政党なども賛同した。社会労働党の議席数は84と、法案の成立には、こうした政党との協力が必要となる。

2671チバQ:2018/06/05(火) 00:05:29
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018060200612&g=int
カタルーニャ新政権発足=自治回復、中央に対話要求-スペイン

カタルーニャ


2日、バルセロナで就任宣誓式に臨んだカタルーニャ自治州政府のトラ首相(前列右から4人目)ら新政府の閣僚(EPA時事)

 【パリ時事】スペイン北東部カタルーニャ自治州政府の新閣僚は2日、州都バルセロナで就任宣誓を行った。トラ州首相率いる政権が正式に発足し、独立をめぐり中央政府が停止した自治権が州政府に返還された。


 トラ州首相は2日、同じくこの日就任宣誓した中央政府のサンチェス新首相に対し「同じテーブルに着いて交渉しなければならない。今の状況を1日でも続けることはできない」と独立問題の早期解決を訴えた。「二人で話し合い、問題に取り組み、リスクを恐れず踏みだそう」と呼び掛けた。
 ラホイ前首相の不信任投票では、カタルーニャの党も協力した。トラ氏はサンチェス氏から譲歩を引き出したい。サンチェス氏は独立には批判的だが、州政府との間に「橋を架ける」と約束している。(2018/06/02-23:42)

2672チバQ:2018/06/10(日) 22:03:58
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180610-00000034-jij_afp-int
トルコ大統領、オーストリアのモスク閉鎖方針に反発 対抗措置も示唆
6/10(日) 18:25配信 AFP=時事
トルコ大統領、オーストリアのモスク閉鎖方針に反発 対抗措置も示唆
トルコの首都アンカラで開かれた与党・公正発展党の選挙集会で演説するレジェプ・タイップ・エルドアン大統領(2018年6月9日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は9日、オーストリアが国内のモスク(イスラム礼拝所)を閉鎖し、トルコが資金援助しているイスラム教指導者を国外退去させるとの方針を決めたことについて、反イスラム的だと強く非難するとともに対抗措置を取る姿勢を示した。

 エルドアン氏はトルコの最大都市イスタンブール(Istanbul)で演説し、「オーストリアの首相が取った措置は世界を十字架(キリスト教)と三日月(イスラム教)の争いに導くと懸念している」と述べた。

 これに先立ちオーストリア政府は8日、「政治色の強いイスラム教」に対する取り締まりの一環として、トルコから資金提供を受けている最大60人のイスラム教指導者とその家族を国外退去させ、モスク7か所を閉鎖する方針を表明。トルコの猛反発を招いた。

 オーストリアの連立政権に参加している極右・自由党(FPOe)所属のヘルベルト・キクル(Herbert Kickl)内相は取り締まりについて、トルコ宗務庁(ディヤネト、Diyanet)直属の「トルコ・イスラム文化協会(ATIB)」とのつながりが疑われるイスラム教指導者が対象と説明。海外の宗教当局による資金援助を禁止する規制にこのイスラム教指導者たちが違反している疑いがあるとしている。

 トルコ大統領府は8日、オーストリアの動きは「反イスラム的で人種差別的、差別的なポピュリズム(大衆迎合主義)の波」だと指摘。また9日の演説でエルドアン氏も「オーストリアはトルコの宗教関係者を追放するという。このような措置に対して、われわれが反応しないと思うか?」と述べ、「何らかの措置を取らなければならないだろう」と強調した。

 オーストリア在住のトルコ出身者は約36万人に上り、うち11万7000人はトルコ国籍。2016年に起きたトルコのクーデター未遂後に逮捕者が相次いで以降、両国の関係は冷え込んでいる。【翻訳編集】 AFPBB News

2673チバQ:2018/06/17(日) 20:45:56
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180616-00000064-mai-int
<ドイツ>難民巡り与党亀裂 強硬派内相、首相に異論
6/16(土) 20:17配信 毎日新聞
<ドイツ>難民巡り与党亀裂 強硬派内相、首相に異論
メルケル政権内での難民政策を巡る対立の構図
 【ベルリン中西啓介】ドイツのメルケル首相を支える保守系国政会派内で、難民政策を巡る対立が激化している。一部の難民申請希望者を入国拒否する規則の導入を目指すゼーホーファー内相に、メルケル氏が反対。ゼーホーファー氏はメルケル氏が率いる政党との統一会派解消も辞さない強硬姿勢を取っており、政権を大きく揺るがしている。

 独国政では現在、メルケル氏の第1党・キリスト教民主同盟(CDU)とゼーホーファー氏が党首の南部バイエルン州の地域政党・キリスト教社会同盟(CSU)が最大会派を構成し、中道左派の第2党・社会民主党と大連立を組む。10月に同州での州議会選を控えるCSUは、昨年9月の総選挙で野党第1党となった反移民を掲げる右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)に対抗するため、強硬な難民・移民抑制策を訴える。

 欧州連合(EU)の規則では、難民は最初に到着した国で保護申請することを義務付けている。しかし多数の難民が押し寄せた2015年の欧州難民危機の際、メルケル氏はハンガリーなどで足止めされた難民を受け入れ、規則が空文化した。ゼーホーファー氏は難民政策に関する内務省の新たな「マスタープラン」で、既に他のEU加盟国で難民申請登録された人についてはドイツへの入国を拒否する規則の導入を目指す。だが、EUによる統一的な難民対策を目指すメルケル氏はドイツ単独での抑制策に反対。14日には、CDUとCSUが個別に会合を開いて対応を協議するなど対立が鮮明化した。

 メルケル氏は公共放送ARDで「欧州の(難民)政策だけが真の政策だ」と述べ、28日から開かれるEU首脳会議で、EUレベルでの対策合意を目指す考えを強調した。DPA通信によると、ゼーホーファー氏は他国で登録済みの難民の入国を即座に禁止する一方、EU首脳会議で対策が決まれば、禁止措置を解除する妥協案などを提示したが、メルケル氏はこれを拒否した。

 ドイツに流入する難民の数は激減しており、対策は実効性より政治的アピールの意味合いが強い。ゼーホーファー氏は内相権限での規則導入も主張し政権に揺さぶりをかける。2党は戦後初の西独連邦議会(下院)選が行われた1949年から実質的に統一会派として活動してきた。

 支持率が低迷する社民党はCSUの政権離脱による倒閣は回避したい。だが、難民政策の厳格化を容認するベテラン党員と寛容な政策を求める若手の間に対立がくすぶり、傍観姿勢にとどまる。CDUには、同党出身でCSUにも信頼が厚いショイブレ連邦議会議長による仲介を求める声が高まっている。

2674とはずがたり:2018/06/18(月) 11:54:21
独首相、難民政策で窮地=内相造反、連立崩壊も
https://www.excite.co.jp/News/world_g/20180617/Jiji_20180617X390.html
時事通信社 2018年6月17日 14時22分



 【ベルリン時事】反難民感情がくすぶるドイツで、難民に融和的なメルケル首相と、強硬派ゼーホーファー内相の対立が深刻化している。内相は18日には、首相が反対する難民政策の厳格化を、担当相として即時に決めると警告。首相の求心力が低下する中、独メディアでは、政権崩壊や総選挙の可能性も取り沙汰され始めた。

 内相は、メルケル氏率いるキリスト教民主同盟(CDU)の姉妹政党、キリスト教社会同盟(CSU)党首。最重要課題の難民政策を独断で行えば、首相による内相罷免と両党の関係悪化は不可避で「連立政権は発足3カ月で終わりを迎える」(シュピーゲル誌)とみられている。

 内相は、寛容な難民政策が「欧州を分断させた」と糾弾し、他の欧州連合(EU)諸国で難民登録済みの場合は独入国を許さず、元登録国に送還する措置の即時導入を要求。この造反に対し、メルケル首相は「他国の負担になる」と反対し、今月下旬のEU首脳会議での協議を待つべきだと主張する。しかし、内相はメルケル氏に18日までの同意を迫り、最後通告を突き付けた。

 ドイツでは難民を装った過激派のテロや、難民申請者による少女殺害事件などで国民感情が悪化。世論調査でも過半数が内相の唱える送還に賛成している。昨年の総選挙で大幅に得票率を減らし、支持基盤が弱まっているメルケル氏にとって、今回の政局は命取りになりかねない。

2675チバQ:2018/06/18(月) 19:44:48
https://www.sankei.com/world/news/180617/wor1806170001-n1.html
2018.6.17 05:00
【国際情勢分析】
中絶認めたアイルランド SNSが「歴史的な転換」後押し
 5月下旬に行われた人工妊娠中絶の合法化の是非を問うアイルランドの国民投票は、圧倒的多数で賛成派が勝利した。国民の多くが中絶に否定的なカトリック教徒であるアイルランドで起きた「歴史的な転換」だが、同性婚の合法化が決まった2015年から保守的な同国の気風が薄らいだと指摘する声は多い。一方、同じく中絶をほぼ全面禁止する英領北アイルランドでは、アイルランドの結果を受けて合法化するか否かで意見が割れている。

 「国として一人前になった日、世界の国々と並び立った日だ」。英BBC放送(電子版)は5月27日、アイルランドのバラッカー首相が年内に妊娠12週未満の中絶を容認する合法化に向けた法整備を推進すると伝え、国民投票の結果を支持するアイルランド人女性の声を紹介した。BBCなどによると、住民投票ではほとんどの州で性別や年齢に関わらず合法化を希望。賛成票を増やそうと在外有権者がSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で呼びかけ合い、投票だけのために一時帰国する動きが広がったという。賛成派が合法化の追い風を作った背景にあるのは、「女性にとって過酷な中絶禁止の規定」(有権者)だ。現在、アイルランドでは、中絶は出産で母親に生命の危険がある場合に限って認められ、性的暴行や胎児の異常が理由であれば違法となる。賛成派のバラッカー氏は、アイルランドでは毎年、数千人の女性が中絶のために外国へ渡ったり、インターネットで注文したピルを飲む女性がいることを明らかにしていた。

 賛成派が圧勝した要因について、同性婚合法化に6割が賛成した15年の同国の国民投票から中絶容認への「流れができていた」と指摘するアイルランド政治の研究者は多い。この国民投票を現地で調査した駒沢女子大の弥久保(やくぼ)宏教授は「賛成派の勝利に沸いたダブリン市内では『次は中絶容認だ』と書かれたプラカードや垂れ幕であふれていた」と振り返る。その上で「その後の数年で国全体の保守的傾向が弱まり、カトリック教徒の中でも若い世代を中心に教会よりも人間の尊厳を重視する風潮が強くなった」と分析する。

 一方で、中絶を厳しく禁じる法律が現在も残る北アイルランドへの影響が注目される。BBCなどは27日、南北アイルランドの統合を目指す北アイルランドのシン・フェイン党のマクドナルド党首らが、中絶容認への改革を求めたと報じた。だが、英国のメイ首相と閣外協力する北アイルランドの保守派地域政党、民主統一党(DUP)は容認を強く反対しているという。

 立命館大の南野泰義教授は「今後、中絶の合法化の是非について北アイルランド内で意見が真っ二つに割れて争われる可能性が高い。メイ氏はDUPとの連携を保ちながらも、中絶を禁止していない英国の首相としてDUPを表だって支持することができない難しい立場になることが予想される」と指摘している。
(外信部 板東和正)

2676チバQ:2018/06/20(水) 15:16:34
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180620k0000m030211000c.html
<独仏首脳会談>EUに欧州難民庁案 流入抑制を目指す
01:00毎日新聞

 【ベルリン中西啓介】19日にベルリン郊外で会談を行ったメルケル独首相とマクロン仏大統領は、欧州連合(EU)改革案のたたき台になる独仏首脳共同声明を発表した。難民・移民の流入やEUによる緊縮財政の推進で、反EU路線を取る右派ポピュリズム(大衆迎合主義)が伸長する中、新たに「欧州難民庁」を設置することなどで、難民流入抑制を目指す考えを表明した。

 欧州難民庁は、各国間の難民認定基準の調整に当たる機関を想定。また、EUと他地域との境界管理に当たるEUの担当省庁の要員を1万人にまで増員することで合意した。さらに、アフリカ諸国など難民の主要な送り出し国になっている国への経済発展支援を強化することも決めた。

 難民問題を巡っては、反移民のポピュリズム政党による政権を率いるコンテ伊首相が負担軽減のためのEU改革を求めるのに対し、東欧諸国はEUによる難民受け入れの割り当てを拒否している。さらにオーストリアのクルツ首相は各国に「反難民」の政治勢力の結束を訴え、独仏路線に反対する。

 今回の内容で、反難民を訴える国々を説得できるかの見通しは不透明だ。独仏両首脳は19日夜に、ユンケルEU欧州委員会委員長を交えて会談を行う予定で、EU首脳会議に向けた意見交換が行われる。

2677チバQ:2018/06/21(木) 10:42:51
http://www.sankei.com/world/news/180620/wor1806200003-n1.html
2018.6.20 00:04

仏極右政党党首、ルペン氏の不正受給認定 EU裁、3800万円返還を命令 実態のない秘書給与
国民戦線の党大会で演説するルペン党首=3月11日、フランス・リール(ゲッティ=共同)
 フランスの極右政党、国民連合(RN)のルペン党首が秘書給与の名目で欧州連合(EU)欧州議会から資金を不正受給した疑惑で、EU司法裁判所(ルクセンブルク)一般裁判所は19日、不正受給と認め、2010〜16年に受け取った計29万8千ユーロ(約3800万円)を返還するようルペン氏に命じた。

 ルペン氏が欧州議員として給与を請求した秘書は、実際には秘書活動をしていなかったとされる。欧州議会は返金を求める決定をしたが、同氏は決定を不服として提訴。判決によると、同氏は裁判で秘書が適切に働いているとの証拠を示さなかった。

 ルペン氏は自国メディアに「判決は問題の本質に基づいていない。上訴する方針だ」と述べた。

 ルペン氏の疑惑を巡っては、フランスの予審判事が背任容疑で予審を開始すると決定。RNは今月、国民戦線(FN)から名称を変更した。(共同)

2678チバQ:2018/06/21(木) 10:49:35
http://www.sankei.com/world/news/180620/wor1806200013-n1.html
2018.6.20 20:15

ロマ人追い出しへ「人口調査を」 イタリア内務相が過激提案 閣内に足並み乱れ
【パリ=三井美奈】イタリアのサルビーニ内相が、不法滞在する少数民族ロマを追放するため、「ロマ人の人口調査をやる」と提案した。看板の「移民取り締まり」で支持拡大を狙ったものだが、コンテ首相は19日に反対を表明し、閣内の足並みの乱れが出始めた。

 ロマ人はジプシーと呼ばれ、中東欧に多い移動民族。イタリアには推計12万〜18万人いるとみられ、都市郊外のキャンプなどで集団生活を送る。国籍を取得して定住する人も多い。

 サルビーニ氏は先週、約630人を乗せた非政府組織(NGO)の移民救助船の寄港を拒否したばかり。人口調査は18日、新たな移民対策としてテレビで提案し、「不幸なことだが、イタリア国籍を持つロマ人は国内に残さねばならない」と述べた。「人種差別」との批判が出ると19日、「私はあきらめない。イタリア第一で安全を守る」とツイッターに書き込んだ。

 これに対し、コンテ首相は「人種を基にした人口調査は憲法違反。差別に当たる」と主張。サルビーニ氏の右派「同盟」と連立を組む「五つ星運動」のディマイオ経済発展・労働相も「調査は実施できない」と述べ、反対した。

 イタリアでは20世紀初め、ムソリーニ政権がナチス・ドイツと連携して人種法を制定、ユダヤ人を排斥した歴史がある。このため、特定人種を標的としたサルビーニ氏の今回の提案には、「行き過ぎ」の声が強い。

 19日発表の支持率調査で同盟は30・1%。五つ星の29・9%をしのいで首位に立った。サルビーニ氏が移民強硬策で注目を集めたためだ。ディマイオ氏や同氏に近いコンテ氏の発言にはサルビーニ氏の「独走」への警戒がうかがえる。

2679とはずがたり:2018/06/21(木) 14:28:17
難民認定で大規模不正か=当局トップを捜査-独
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018052300257&g=int

 【ベルリン時事】ドイツで難民受け入れの可否を判断する当局で、職員らが賄賂を受け取り、犯罪歴などで本来受け入れられない難民に滞在許可を与える不正が大規模に行われていた疑いが強まっている。独紙ビルト(電子版)は22日、検察が捜査を拡大し、当局トップを新たに対象としたと報じた。

〔写真特集〕メルケル独首相〜女性政治家の肖像〜

 今回捜査対象となったのは連邦移民・難民庁のコルト長官と幹部3人で、不正を把握しながら公表しなかった疑いがあるという。
 検察は4月、北部ブレーメンの同庁出先機関で、2013〜16年に少なくとも1200件の不正が疑われる難民認定があったとして、収賄などの容疑で、出先機関幹部や認定申請の補助を行った弁護士ら6人に対する捜査を始めた。
 独誌シュピーゲルによると、不正に認定を受けた疑いのある難民の中には、過激派組織「イスラム国」(IS)とのつながりが疑われ、認定後にシリアに出国したとみられる人物も含まれているという。(2018/05/23-07:35)

2680チバQ:2018/06/22(金) 17:50:54
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018062200858&g=int
英、分断深まる=EU離脱投票から2年

英国の欧州連合(EU)離脱に抗議する人々=20日、ロンドン(AFP時事)

 【ロンドン時事】欧州連合(EU)離脱を決めた2016年6月の英国民投票から23日で2年。離脱、残留の両派に分かれて総力戦を繰り広げた代償は大きく、今も融和の糸口は見つからない。「もう一度投票を」「あり得ない」。来年3月末に離脱が迫る中、国内の分断は深まっている。
 ◇政府・与党に亀裂
 「敗者は結果を尊重し、勝者は寛大に行動する責任がある。そうやって国は一つになるのだ」。かつてメイ首相はこう訴えた。「ノーサイド」で敵味方なく結束できれば理想だが、現実は程遠い。
 首相率いる与党・保守党は、親EU派とEU懐疑派の内輪もめが激化。政府内には亀裂が入り、離脱後にEUとどんな関係を築くかについての方針統一すらままならない。先行き不透明感を拭えないゆえんだ。
 ◇両派なお伯仲
 国民の間でも反目は続く。世論調査では離脱への賛否が伯仲。「離脱は正しい」「間違い」という回答が40%台でせめぎ合う。
 週末でにぎわうロンドン市内の繁華街。2年前、残留に一票を投じたエンジニアのデービッド・メイナードさん(54)は「英国はめちゃくちゃになった」と吐き捨てるように言った。いつか離脱派と和解できる日が来ると信じているが、「当面は無理だ。考え方が違う」とわだかまりを隠さない。
 残留を支持した市内在住のクレア・モリスさん(28)は「奇跡が起きて、離脱しなくて済むことをずっと願っている」と、現実を受け入れられない様子だ。「どうして国民の半分以上が離脱派なの?」と頭を振った。
 ◇職場で孤立
 一方、会社員のルシンダ・バレンタインさん(47)は「周りが残留派ばかり」の職場で孤独をかみしめている。「もう同僚と政治の話はできない。自分が離脱派だと分かれば軽蔑される。投票のせいで孤立するなんて」と肩を落とした。
 それでも「離脱は正しい選択だと思う。EUの言いなりにはなりたくない。世界に目を向けていきたい」と後悔はない。残留派には再投票の待望論があるが、「あり得ない。2年前の結果が逆だったら、そんな話はしないはずよ」と不信感をあらわにした。(2018/06/22-15:00)

2681とはずがたり:2018/06/25(月) 14:19:24

英保健相ら、ブレグジット巡る企業の警告を「不適切」と批判
https://www.excite.co.jp/News/world_g/20180625/Reuters_newsml_KBN1JL01L.html
ロイター 2018年6月25日 09時37分

[ロンドン 24日 ロイター] - 英国のハント保健・社会福祉相は24日、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)が事業展開に悪影響を及ぼす可能性があると企業が警告していることについて、「まったく不適切」だとして批判した。
ハント氏はBBCに対し、ブレグジットを巡る協議は非常に重要な時期を迎えており、メイ首相を支持する必要があると説明。「企業がこうした警告をすることはまったく不適切だ」と指摘し、「首相が弱体化すればするほど、皆にとって悲惨な状況が生じる可能性が増す」と述べた。
欧州航空機大手エアバス<AIR.PA>は先週、英国が合意に至らないままEUから離脱すれば、長期的な事業運営計画を見直さざるを得ず、英国で数千人規模の雇用がリスクにさらされるとする見解を示した。[nL4N1TO08R]
また独自動車大手BMW<BMWG.DE>は、英政府が離脱後の状況を近いうちに明確に示さなければ、数カ月以内に緊急時対応計画を策定する必要があるとしている。独総合エンジニアリング企業シーメンス<SIEGn.DE>は、事業編成を巡る状況を直ちに明確に把握する必要があるとした。
5つの主要業界団体のトップも週末、ブレグジットを巡る先行き不透明感が経済に数十億ポンドの損失をもたらす可能性があると警告した。
英産業連盟(CBI)のポール・ドレクスラー会長は、ハント保健・社会福祉相の批判について、投資を控えさせる「完璧な戦略」だとし、医療関連などへの支出に向けた税収の増加をより困難にさせるとの見解を示した。…

一方、フォックス国際貿易相もハント氏と同様の考えを示した。スカイニュースに対し、合意なしの離脱の可能性を排除するよう英政府に要請する企業は、交渉における英国の立場を損ねていると述べた。
また英紙テレグラフは関係筋2人の話として、ジョンソン外相がEU外交官との会合で、ブレグジットに対する財界幹部の懸念を退けたと報じた。

2682チバQ:2018/06/25(月) 23:33:11

907 :チバQ :2018/06/25(月) 23:32:20
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180620-00010000-cosmopoli-life
英ロイヤルファミリー史上初の「同性夫夫」が誕生へ
6/20(水) 0:00配信 コスモポリタン
英ロイヤルファミリー史上初の「同性夫夫」が誕生へ
マウントバッテン卿(右)と、婚約者のジェームズさん(左)
先月、ヘンリー王子とメーガン妃の壮大な結婚式で盛り上がった英国ロイヤルファミリー。さらに先日はヘンリー王子のいとこの結婚式も行われ、祝福ムードが続いている中、今夏新たなロイヤル夫婦が誕生する予定。そして、その結婚式が歴史的瞬間となるのだそう!

その注目のカップルとは、エリザベス女王のいとこであるアイヴァー・マウントバッテン卿と、フィアンセのジェームズ・コイルさん。男性同士のカップルで、実現すればなんとロイヤルファミリー初のゲイウェディングに!

英ロイヤルファミリー史上初の「同性夫夫」が誕生へ
マウントバッテン卿と当時の妻ペニーさん、そして娘たち
実はマウントバッテン卿、これが初めての結婚ではなく、ペニーという女性と16年間にわたり結婚生活を送っていた過去が。3人の子どもを授かった2人だったけれども、2010年に離婚が成立。

マウントバッテン卿がバイセクシャルであることをカミングアウトしたのは、離婚から6年後の2016年。当時53歳だった彼は<Daily Mail>の取材に対し、ジェームズさんとのツーショット写真も公開。また、カミングアウトした際の心境も吐露。

「(これまでセクシャリティを隠してたのは)マウントバッテンという一族の一員だからではなく、すべての原因は生まれた時代でした。私の育った時代は、同性愛とはつまり“絶対に語ってはいけない愛”と呼ばれていたんです。時代が変わり、多様な愛が受け入れられるようになったことは素晴らしいことです」

「カミングアウトという表現は不思議な言葉ですが、私も遠回しに、ハッピーな場所に浮上するためにカミングアウトしたのでしょう。これまでセクシャリティで悩んだこともありますし、今でもある局面では悩むこともあります。ここまで到達するまでの道のりは決して簡単ではありませんでした」

「ペニーには、私がバイセクシャルで、男性と女性の両方に惹かれることを結婚前に話しました。彼女が理解してくれたことを、これからも感謝し続けます。私たちは楽しい結婚生活を送りました。3人の素晴らしい娘にも恵まれましたし、人生何ひとつ後悔したことはありません」

そんなペニーさん、実は彼らの結婚式で一肌脱ぐことに! 娘たちの提案で、マウントバッテン卿と手を取り合ってヴァージンロードを一緒に歩くんだそう。

さらにペニーさんは、ジェームズさんに出会ったことで、マウントバッテン卿に訪れたこんな変化も告白。

「アイヴァー(マウントバッテン卿)が気付いていないのは、カミングアウトする前と後でどれだけ人間性に変化があったか、ね。それもすべて、楽しいジェームズのおかげなのよ。アイヴァーは、昔よりも随分とリラックスしているし、優しくなった。それに、料理も上手になったわ。自分のセクシャリティを隠していたことが、彼自身を苦しめていたことに気付いていなかったんだと思う。公表できてからは別人のようだわ。会う人はみんな、こんなに幸せそうな彼を見たことがないと言うのよ」

「男性と結婚するなんて想像もしていなかったから、最高の気分です」と明かし、喜びもひとしおのマウントバッテン卿。しかも、元妻のペニーさんと、夫となるジェームズさんは「出会って10秒もしないうちに打ち解けた」ほど仲良しなんだそう!

娘たちを含め、多くの人々に祝福されているマウントバッテン卿の新たな門出は、また少し、世界を住みやすい場所に近づけてくれるに違いない。

2683チバQ:2018/06/26(火) 15:04:35
https://mainichi.jp/articles/20180626/ddm/007/030/083000c
ドイツ
連立解消の危機 EU非公式会議、難民抑制策進まず
毎日新聞2018年6月26日 東京朝刊
 【ブリュッセル八田浩輔、ベルリン中西啓介】欧州連合(EU)は24日、難民・移民政策を巡る非公式の首脳会議を開いた。会議は難民問題を巡る与党内の対立から、連立政権解消の危機に直面しているメルケル独首相が要請。28、29両日のEU首脳会議に向け、難民抑制策の方向性を議論したが、合意には至らなかった。EU首脳会議で政権危機を収束させる合意を取り付けられるか、メルケル氏は窮地に立たされた。

 非公式首脳会議には、28加盟国のうち16カ国が参加。難民の受け入れ割り当てに反対するポーランドやハンガリーなど東欧4カ国は参加を拒んだ。メルケル氏は会議後、記者団に「意見の相違はあるが、多くの共通点があった」と述べたが、具体策については「EU首脳会議までと、その後の協議も必要」と話し、まとまっていないことを示唆した。

 ドイツではイタリアなどで難民申請した人の独入国を拒否するよう求めるゼーホーファー内相と、「ドイツは一方的行動は取らない」と単独策を拒否するメルケル氏が対立し政争化。独公共放送によると、メルケル氏は非公式首脳会議に向け、EU内での難民申請者の他国移動を禁止する首脳声明案を提案したが、負担減を求めるイタリアの反発で白紙に戻された。

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 10月に党首を務める南部の地域政党キリスト教社会同盟(CSU)が州議会選を控えるゼーホーファー氏は23日の南ドイツ新聞で「EU首脳会議が解決策を見いださなければ、登録済みの人の入国は拒否する」とし、7月1日から入国拒否を強行する考えだ。その場合、メルケル氏は内相の罷免を辞さない方針。罷免されれば、CSUは政権から離脱するとみられている。

2684チバQ:2018/06/29(金) 15:30:05
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180629-00000036-jij_afp-int
フランス憲法に文法ミス、60年越しの修正を右派議員ら要求
6/29(金) 15:25配信 AFP=時事
フランス憲法に文法ミス、60年越しの修正を右派議員ら要求
仏パリの憲法院で会合を開く憲法委員会の委員ら(2018年6月21日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】60年前に制定されたフランス共和国憲法の条文に文法ミスがあるとして、右派の議員たちが修正を強く求めている。

【関連写真】記念撮影する仏憲法委員会のメンバーたち

 仏国民議会では、超党派の委員会が憲法の改正手続きを進めている。

 右派の民主独立連合(UDI)などの会派が反発しているのは、第5共和政に移行した1958年に改憲された現行憲法の第16条の条文だ。非常事態権限について規定した第16条には、「共和国の制度、国家の独立、領土の保全または国際協約の履行が脅かされた場合」との一節があるが、この「脅かされた」という形容詞が問題となっているのだ。

 女性名詞が続いた後なので、正しくは「menacees」と書かなければならないが、条文には「menaces」という男性形の形容詞が誤って使用されている。

 フランス法を公開している仏政府のデータベース「レジフランス(Legifrance)」では、この文法ミスを注釈でやんわりと指摘しているが、右派議員らは公式な修正を要求。28日の委員会では、この修正案は不採択となったものの、マルク・フェスニュー(Marc Fesneau)委員は「良い提案だ」と評価した。来月10日の委員会で再検討する方針だという。【翻訳編集】 AFPBB News

http://www.afpbb.com/articles/-/3180356?utm_source=yahoo&amp;utm_medium=news&amp;cx_from=yahoo&amp;cx_position=r1&amp;cx_rss=afp&amp;cx_id=3180479
憲法から「人種」の文言削除、性の平等明記へ 仏下院で合意
2018年6月28日 17:06 発信地:パリ/フランス [ フランス ヨーロッパ ]
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憲法から「人種」の文言削除、性の平等明記へ 仏下院で合意
フランス共和国憲法。仏パリの憲法院にて(2018年6月21日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / JOEL SAGET
【6月28日 AFP】フランス国民議会下院は27日、共和国憲法第1条から「人種」の文言を削除し、性差別の禁止を盛り込む改正案に合意した。

 制定されて60年になる現行の憲法第1条は、「出生、人種、または宗教による差別なしに」全ての市民に対し法の下の平等を保障している。しかし、「人種」などというものはないと主張する超党派の下院議員らは、この文言を条文から削除することで一致した。

 第1条の改正案には、代わりに「社会的性別(ジェンダー)」の文言を追加し、「社会的性別、出生、または宗教による差別なしに」全ての市民に対し法の下の平等を保障すると明記されている。

「人種」の文言がフランスの憲法に追加されたのは1946年、第2次世界大戦(World War II)後初となる改憲のときだ。ナチス・ドイツ(Nazis)とナチスに協力的だった占領下の仏ビシー(Vichy)政権が宣伝し広めた人種差別的思想を、もはやフランスは容認しないとのメッセージを発信するためだった。

 第5共和政に移行した1958年の改憲でも、「人種」の文言は残された。だが、近年になってカリブ海とインド洋のフランス海外県や特別自治体から選出された議員たちが文言の削除を強く求めていた。

 米国や英国では一般的に用いられる「人種」という言葉は、フランスやドイツをはじめとする欧州諸国では特に慎重な扱いが求められる。フランスではフランソワ・オランド(Francois Hollande)前大統領が2012年の選挙戦で、歴史書から「人種」という言葉を追放すると公約し、「異なる人種など存在しない」「(フランス)共和国に(人種という言葉の)存在する余地はない」と述べていた。(c)AFP

2685チバQ:2018/06/30(土) 02:11:23
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180630k0000m030155000c.html
<EU>ユーロ改革足踏み 焦点は共通予算の創設
06月29日 22:44毎日新聞

 【ロンドン三沢耕平】欧州の統合深化に向けて議論されてきたユーロ改革が足踏みしている。欧州連合(EU)は29日に閉幕した首脳会議で改革案を協議したが、共通財務相の新設や共通予算の具体化といった「改革の本丸」は先送りされた。域内の経済格差が深刻化する中、改革の遅れは欧州の結束をさらに弱めることになる。

 欧州では世界最大の経常黒字国であるドイツを筆頭に北部に裕福な国が多く、ギリシャやイタリアなどの南欧や東欧諸国との経済格差が深刻化している。

 ただ、共通通貨の下では金融政策が欧州中央銀行(ECB)に一本化されるため、通貨安による輸出競争力の改善は期待できない。イタリアやギリシャなど危機に陥った国では、金融支援の条件となる緊縮財政に苦しむことで「反ユーロ」「反EU」感情が広がってきた。「通貨が共通でも財政がバラバラ」。これがユーロ制度の最大の弱点とされている。

 このため、ユーロ改革の最大の焦点は、豊かな国々から財政難に苦しむ国へ財政を移転する制度の構築だ。推進役のマクロン仏大統領は早くから共通予算の必要性を訴え、今月19日にはメルケル独首相と会談し、各国が資金を拠出する共通予算を創設することで合意した。

 だが、加盟国内には財政統合に対する反対論が根強く、首脳会議でも異論が噴出。自分たちの税金を他国の失敗のツケに使うことへの抵抗感があるためで、デンマークやスウェーデンなどユーロ非加盟国を含む北欧諸国も慎重な立場だ。

 イタリアやギリシャなど銀行の不良債権や債務問題に苦しむ国がある中、金融システムをさらに強固にすることも課題として残る。 首脳会議では、財政危機の国を支援する「欧州安定メカニズム」(ESM)や域内銀行の破綻時に備える処理基金の強化で合意したものの、加盟国ごとにバラバラの預金保険制度を一本化する具体策は議論されず、重要課題は軒並み先送りされた。

 ユーロ改革は今後も協議を継続するが、マクロン氏とともに改革を主導する立場のメルケル氏は難民問題の混迷で求心力が低下。来年は5月に欧州議会選挙が予定され、秋にはユンケル欧州委員長やECBのドラギ総裁が任期満了を迎える。キーパーソンの交代を控え、ユーロ改革の機運もしぼみつつある。

2686チバQ:2018/06/30(土) 04:31:01
http://mainichi.jp/articles/20180630/ddm/007/030/021000c
EU首脳会議
伊強硬、EU内に溝 難民課題先送り
毎日新聞2018年6月30日 東京朝刊
【ブリュッセル八田浩輔】反移民を掲げるイタリアのポピュリズム政権を率いるコンテ首相が初めて参加した28、29日の欧州連合(EU)首脳会議は、難民・移民問題で10時間近い議論の末に決裂を回避した。コンテ氏は地中海で密航中に救助された人たちの行き先を加盟国で分担する要望を強硬策で通したが、任意の仕組みとしたことで根本的な課題は先送り。EU内の対立の火種はくすぶる。

 会議では初日に通商政策などの分野で合意文書を採択した上で、主題の難民・移民問題を話し合う予定だった。しかしコンテ氏は、難民・移民問題でイタリアの要望が通らない限りすべての合意文書への同意を拒否すると主張。同日夜に予定されていたトゥスク欧州理事会常任議長(EU大統領)らによる共同記者会見をキャンセルして午前5時ごろまで協議を続けた。

 イタリア新政権は、反移民を掲げる右派「同盟」とEUに批判的な立場を取ってきた「五つ星運動」が連立を組む。難民・移民受け入れの最前線となっている現状の負担軽減を主張したコンテ氏は、合意後に「イタリアはもはや孤立していない」と勝ち誇った。会議の合間にコンテ氏と2人で協議し、調整に動いたマクロン仏大統領は「欧州の協調の勝利」と成果を演出した。両氏は今月、イタリア政府が地中海で救助された難民の受け入れを拒否したことを契機に非難合戦を繰り広げた経緯がある。

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 しかし、2015年の難民危機から続く加盟国間の溝は深い。難民・移民の数を抑制する基本方針に立場の違いはないが、利害が絡む具体策ではすれ違う。

 イタリアは、最初に到着した国での難民申請手続きを義務づけたEUの基本ルールの抜本的な見直しを求めているが、結論は秋以降に先送りされた。コンテ氏はルール改正に向けて今後もEUを強硬にゆさぶる構えをみせる一方、東欧諸国の反発も大きく対立構図は続く。

メルケル氏、求心力低下も
 【ベルリン中西啓介】欧州連合(EU)首脳会議が難民・移民抑制策で合意したことを受け、難民問題で厳しい内部対立を抱えていたドイツのメルケル政権は、対難民強硬策を訴えてきたゼーホーファー内相の姿勢が軟化し、政権崩壊の危機を回避できる可能性が出てきた。しかし、国内には合意を「非人道的」と非難する声も強く、人道的な難民保護策を目指してきたメルケル首相の求心力低下も示している。

 政権の危機は国政でメルケル氏の政党と統一会派を組む南部州の地域政党キリスト教社会同盟(CSU)が、他のEU国で登録済みの難民の入国拒否を主張したことで激化。CSU党首でもあるゼーホーファー氏は、メルケル氏に政権離脱を示唆し同意を迫っていた。

 今回の首脳合意では「難民らの(加盟国間)移動抑制のため、必要なあらゆる法的・行政的手段を行使する」と明記された。メルケル氏は会議後、「難民の移動について秩序と対策が必要なことが確認された」と述べ、CSUの要望に一定の回答が出たとの見方を示した。さらに独政府は29日、ギリシャ、スペイン両政府と難民送還に関する合意を取り付けたと発表した。両国で難民登録された人については独入国を認めずに送還できるようになる。ゼーホーファー氏は7月1日にも党幹部と協議し、矛を収めるか判断する方針だ。

 ゼーホーファー氏が矛を収めずに入国拒否を断行すれば、メルケル氏は内相罷免を辞さない考えで、政権崩壊の可能性が高まる。ただ、そうした可能性は今回の合意で大幅に低下したとみられる。

 一方、今回の合意はEU内外での難民管理施設の新設に言及したが、DPA通信によると、独民間難民支援団体はこれを「絶望的な収容施設」と指摘。「政府首脳たちには、追われた人々への同情がない」と厳しく批判した。

2687チバQ:2018/06/30(土) 16:57:48
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180630k0000m030126000c.html
<ドイツ>EU難民・移民抑制策合意で政権崩壊の危機回避 
06月29日 21:51毎日新聞

 【ベルリン中西啓介】欧州連合(EU)首脳会議が難民・移民抑制策で合意したことを受け、難民問題で厳しい内部対立を抱えていたドイツのメルケル政権は、対難民強硬策を訴えてきたゼーホーファー内相の姿勢が軟化し、政権崩壊の危機を回避できる可能性が出てきた。しかし、国内には合意を「非人道的」と非難する声も強く、人道的な難民保護策を目指してきたメルケル首相の求心力低下も示している。

 政権の危機は国政でメルケル氏の政党と統一会派を組む南部州の地域政党キリスト教社会同盟(CSU)が、他のEU国で登録済みの難民の入国拒否を主張したことで激化。CSU党首でもあるゼーホーファー氏は、メルケル氏に政権離脱を示唆して同意を迫っていた。

 今回の首脳合意では「難民らの(加盟国間)移動抑制のため、必要なあらゆる法的・行政的手段を行使する」と明記された。メルケル氏は会議後、「難民の移動について秩序と対策が必要なことが確認された」と述べ、CSUの要望に一定の回答が出たとの見方を示した。CSU幹部のミヒャエルバッハ連邦議員は「正しい方向に向かう道筋」と評価した。ゼーホーファー氏は7月1日にも党幹部と協議し、矛を収めるか判断する方針だ。

 ゼーホーファー氏が矛を収めずに入国拒否を断行すれば、メルケル氏は内相罷免を辞さない考えで、政権崩壊の可能性が高まる。ただ、そうした可能性は今回の合意で大幅に低下したとみられる。

 一方、今回の合意はEU内外での難民管理施設の新設に言及したが、DPA通信によると、独民間難民支援団体はこれを「絶望的な収容施設」と指摘。「政府首脳たちには、追われた人々への同情がない」と厳しく批判した。

2688チバQ:2018/07/02(月) 09:42:35
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180702-00000008-jij_afp-int
独内相が辞任の意向、首相と移民問題で対立 連立の行方不透明に
7/2(月) 7:20配信 AFP=時事
独内相が辞任の意向、首相と移民問題で対立 連立の行方不透明に
ドイツ・ミュンヘンで開かれたキリスト教社会同盟の会合に出席したホルスト・ゼーホーファー内相(2018年7月1日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】(更新)ドイツのアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相と移民問題で対立してきたホルスト・ゼーホーファー(Horst Seehofer)内相が1日、辞任の意向を示した。ゼーホーファー氏は同時に、メルケル氏率いるキリスト教民主同盟(CDU)と与党連合を成す保守強硬派姉妹政党のキリスト教社会同盟(CSU)の党首も辞任する考えで、連立政権の行方が不透明になっている。

 移民問題をめぐり、ここ数週間メルケル首相と対立してきたゼーホーファー氏は、メルケル首相が他の欧州連合(EU)加盟国と合意した移民抑制策を受け入れるか、あるいはメルケル首相の反対を押し切り、すでに別の場所で登録している難民申請者を国境で追い返し始めるかの決断を、1日までに下すとしていた。

 メルケル首相は先週行われたEU首脳会議で、EUへの移民流入と、別の加盟国へのいわゆる「二次移住」の抑制を目指す合意を、激論の末取り付けていた。ゼーホーファー氏とCSUは、この合意への対応を何時間にもわたって協議。

 同党関係者らがAFPに明かしたところによると、ゼーホーファー氏は支持が得られないとして「党首および内相から辞任したい考え」だという。

 CSUは過去数週間、メルケル首相に対し、他国ですでに登録された亡命希望者を国境で送り返す計画に合意するか、あるいは同様のEU合意を締結するかのいずれかを要求し、その期限を1日と定めていた。

 複数の筋によると、1日にCSU幹部会が非公開で行われ、その中でゼーホーファー氏は、前日6月30日に行われたメルケル氏との協議で、EU全体合意と各二国間合意とがゼーホーファー氏の要求を満たすものかどうかを尋ねたところ、「何の成果もない会話」にとどまったと不満を述べたという。

 CSUがメルケル首相率いるCDUとの連立を維持しゼーホーファー氏の後任を擁立するかどうかは、現時点では不明。CSUが数十年に及ぶCDUとの連合を解消する可能性もあり、そうなればメルケル与党は議会で過半数を確保できなくなり、ドイツ政界は混迷の淵に沈むことになる。【翻訳編集】 AFPBB News

2690チバQ:2018/07/03(火) 11:12:05
http://www.afpbb.com/articles/-/3180947
ドイツ首相と内相、移民問題で合意 連立崩壊の危機ひとまず去る
2018年7月3日 9:36 発信地:ベルリン/ドイツ [ ドイツ ヨーロッパ ]

【7月3日 AFP】ドイツのアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相は2日、移民問題で対立し辞任の意向を示していたホルスト・ゼーホーファー(Horst Seehofer)内相と合意に達した。

 メルケル首相は合意内容について、ドイツ国境近くに難民申請希望者を留置して手続きを行う施設を設置する内容だと説明した。ゼーホーファー内相は「今後オーストリアとドイツの国境を越える不法移民を阻む方法について私たちは明確な合意に至った」と述べ、内相を続ける考えを強調した。

 合意によるとすでに空港に設置されている施設と似た「トランジットセンター」をドイツの国境付近に設けて難民認定審査を迅速化し、申請が却下された難民認定希望者は、相手国の同意を条件として、その人が最初に欧州連合(EU)に入域した国に送り返すというもの。EU入域国とドイツの間で二国間の取り決めがない場合は、難民申請が却下された人をオーストリアとの合意に基づいてドイツ国外に出すとしている。オーストリアとはこの問題について今後交渉するという。

 この合意内容は、特に地中海を渡って欧州に向かう移民・難民の主な入域国となっているイタリアとの関係で新たな問題を含んでいる。移民に厳しい姿勢を取っているイタリアのマッテオ・サルビーニ(Matteo Salvini)内相は、イタリアはこれ以上移民・難民を受け入れる余地はないと強調している。

■連立崩壊の危機、ひとまず去る

 メルケル氏のキリスト教民主同盟(CDU)と与党連合を成すキリスト教社会同盟(CSU)党首のゼーホーファー氏が内相を辞任すれば70年に及ぶ両党の関係が壊れ、メルケル首相は新しい連立相手を探すか、この1年で2度目となる総選挙に打って出ることを余儀なくされるところだったが、両党が合意に達したことで連立政権崩壊の危機はひとまず去った。

 2015年にドイツへの大量の難民流入を認めたメルケル首相は強い反発を受け、選挙でも低迷。昨年9月の総選挙では反移民・反イスラムを掲げる極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が躍進し議席を獲得。昨年10月のバイエルン(Bavaria)州の選挙でもAfDはCSUを脅かした。ゼーホーファー内相辞任による新たな総選挙というシナリオは、得票を伸ばす可能性が世論調査で示されているAfD以外のすべての政党にとって避けたい展開だった。

 もっとも、2日のCDUとCSUの合意がドイツ政府の政策となるにはメルケル首相の別の連立相手である社会民主党(SPD)の承認が必要となる。SPDは、CDUとCSUの合意内容を自動的に承認することはしないと表明している。(c)AFP/Frank ZELLER

2692チバQ:2018/07/03(火) 11:13:16
https://mainichi.jp/articles/20180703/ddm/007/030/034000c
ドイツ
連立政権、協議大詰め 難民抑制で対立 継続か再編か
毎日新聞2018年7月3日 東京朝刊

 【ベルリン中西啓介】ドイツへの難民抑制策を巡って対立するメルケル首相とゼーホーファー内相が2日夕(日本時間3日未明)、ベルリンで事態打開のための会談に臨む。ゼーホーファー氏は前日、党首を務める独南部バイエルン州の地域政党・キリスト教社会同盟(CSU)の会合で内相と党首を辞任する意向を漏らしている。CSU離脱による連立与党の過半数割れも懸念される中、政権の命運を決める会談になる。

 独国政ではメルケル氏の第1党・キリスト教民主同盟(CDU)とCSUが保守系最大会派を作り、第2党の中道左派・社会民主党と大連立を組む。ゼーホーファー氏は1日の会合後「私は(内相と党首の)役職を辞する考えを話した。3日以内に実行する」と話した。一方でCDUと「合意を目指すため」会談する考えを示した。

 ゼーホーファー氏が主張する難民抑制策は、他の欧州連合(EU)加盟国で登録した難民についてはドイツへの入国を拒否できるようにするというものだ。メルケル氏は入国拒否がEU連携による抑制策を妨げるとして反対。10月に地元州議会選を控え、国政実績が欲しいCSUは会派解消による政権離脱をほのめかし、メルケル氏に譲歩を迫った。

 メルケル氏は先月末のEU首脳会議で、登録済み難民の移動抑制について合意を取り付け、ギリシャなどとの送還合意も実現。「合意は(CSUの政策と)効果は同じ」と主張し、強硬な反イスラム政策を取るCSUのゼーダー・バイエルン州首相も「考えていたより多くのことで合意した」と評価した。

 だが、ゼーホーファー氏は1日の会合で「代替案にはならない」として、独自の入国制限に固執。独誌シュピーゲル(電子版)は「政策ではなく、最後にはメンツの問題になった」と対立激化の背景を指摘する。

 2日の会談で何らかの合意に達しなかった場合、ゼーホーファー氏の内相辞任の可能性が高まる。CSUが後任内相を提案すれば政権は維持されるが、会派を離脱すれば、与党は過半数割れする。その場合、CDUと社民党に野党・緑の党を加えた3党連立政権案が有力視される。

 緑の党のハーベック共同党首は2日、「責任を引き受ける用意はある」と前向きな姿勢を示す。

 最悪のケースとしては首相交代や前倒し総選挙、少数内閣の発足があり得るが、国政の長期混乱は必至だ。CDU内にはCSUへの「報復」として、バイエルン州議会選挙にCDU候補を擁立する案も浮上。そうなればCDUが州議会で躍進するとする世論調査があり、国政再編につながる可能性もある。

2693チバQ:2018/07/03(火) 15:18:43
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180703k0000e030290000c.html
<ドイツ>政権危機を回避 首相譲歩、内相と難民対策で合意
11:11毎日新聞

<ドイツ>政権危機を回避 首相譲歩、内相と難民対策で合意

メルケル首相=AP

(毎日新聞)

 【ベルリン中西啓介】ドイツへの難民流入抑制策を巡る対立から政権危機に直面していたメルケル首相は2日夜(日本時間3日未明)、対立していたゼーホーファー内相と会談し、新たな難民対策で合意した。ゼーホーファー氏は先に表明していた辞意を撤回。連立政権崩壊の危機はひとまず回避された。

 会談にはメルケル氏の国政第1党・キリスト教民主同盟(CDU)と、CDUと統一会派を組むゼーホーファー氏の南部州地域政党・キリスト教社会同盟(CSU)の幹部が参加。保守強硬派のCSUが主張する他の欧州連合(EU)加盟国で難民申請した人々の入国阻止について議論した。

 DPA通信によると、メルケル氏はゼーホーファー氏が主張する国境での入国拒否を認めなかったが、ドイツに向かう難民の「玄関口」にあたるオーストリアとの国境に管理施設を設け、そこから既に他のEU加盟国で難民申請登録した人々はその国へ送り返すことで合意した。10月の地元州議会選に向けた「実績」を求めていたCSUに譲歩した形だ。

 メルケル氏は会談後の記者会見で「(EU内を移動する)2次的移民を制御できる」と述べた。ただ、6月末のEU首脳会議で合意したEU内外での難民管理施設設置についても、難民保護団体から「非人道的」と厳しい批判が出ており、独国内の施設設置は議論を呼びそうだ。

2694チバQ:2018/07/03(火) 15:23:32
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180703k0000e030246000c.html
<ベルギー>イラン反体制派集会でテロ未遂 4人拘束
09:06毎日新聞

 【ブリュッセル八田浩輔】ベルギー検察は2日、フランスで行われたイランの反体制派組織の集会を狙ったテロを計画したとして、駐オーストリアのイラン人外交官を含む4人を拘束したと発表した。集会にはトランプ米大統領の顧問弁護士を務めるジュリアーニ元ニューヨーク市長らも出席していた。

 検察の発表によると先月30日、ブリュッセル郊外で30代のイラン系ベルギー人カップルを拘束し、車の中にある小さな袋から爆弾に使われる過酸化アセトン(TATP)500グラムと起爆装置を押収した。また2人と連絡を取っていたウィーンに勤務するイラン人外交官(46)をドイツで、別の容疑者1人をフランスで拘束したとも明らかにしたが、詳しい役割などには触れていない。

 4人は先月30日にパリ郊外ビルパントで行われたイランの在外反体制派組織「ムジャヒディン・ハルク」(イスラム人民戦士機構、MKO)の集会でテロを計画した疑いがもたれている。集会には2万5000人近くが参加した。AFP通信によると、集会にはジュリアーニ氏のほかトランプ大統領に近いギングリッジ元下院議長が出席してイランの政権交代を促す発言をしていた。MKOはかつて米国がテロ組織に指定していた。

 イランのザリフ外相は3日、ツイッターで政府の関与を否定し「悪意ある計画を明らかにすることに協力する」と述べた。ロウハニ大統領は3日から欧州を訪れ、スイスや欧州連合(EU)の持ち回り議長国を務めるオーストリアで米国のイラン核合意離脱問題への対応について協議する。

2695チバQ:2018/07/03(火) 20:14:41
https://mainichi.jp/articles/20180703/ddm/007/030/039000c
フランス
政権、カトリック接近 リベラル政策推進狙う?
毎日新聞2018年7月3日 東京朝刊
 【パリ賀有勇】フランスのマクロン大統領のキリスト教カトリック信者を意識した言動が、注目を集めている。独身や同性愛の女性の体外受精や安楽死の合法化など、リベラルな政策を進めたいと考えているマクロン氏。いずれも国内のカトリック信者の猛反発は必至であることから、「反発を和らげたいとの思惑がある」(英紙カトリック・ヘラルド)ともみられている。

 マクロン氏は6月26日、カトリックの総本山・バチカン(ローマ法王庁)でフランシスコ・ローマ法王と会談。時間は57分にも及び、フランシスコ法王と各国首脳との会談では、米国のオバマ前大統領(50分)とトランプ大統領(30分)を抜き、最長となった。

 カトリックにとって同性愛は敏感な問題だが、オランド前仏政権は同性婚を合法化した他、同性愛者を駐バチカン大使に指名し、バチカンとの関係が冷え込んだ。マクロン氏にとって法王との会談は関係修復に加え、国内のカトリック信者に受け入れられるための好機となった。

 フランスは、カトリック教会と結びついた王制を1789年の革命で倒し、1905年には政教分離を法で定めた「非宗教的」な国家として知られる。マクロン氏は12歳でカトリックの洗礼を受けてはいるものの、神の存在は肯定も否定もできないと考える「不可知論者」を自認する。

 だが今年4月にはカトリック司教らを前に、「教会と国で損なわれた絆の修復が必要だ」と発言。ライシテ(政教分離の原則)に反したカトリック寄りの姿勢ではないかとして、波紋が広がった。

 調査会社IFOPによると、72年にフランスの全人口の87%を占めたカトリック信者は、政教分離策で教会離れが進み、2010年には64%に減少。それでも数では他の宗派などを圧倒する。

 昨年の仏大統領選第1回投票を巡る宗派別の投票先調査では、カトリック信者の28%が共和党(中道右派)候補に投票した。中道左派の社会党出身のマクロン氏は、極右政党「国民戦線」(現・国民連合)のルペン党首と同じ22%だった。

 マクロン氏率いる新党「共和国前進」は、地方議会ではいまだに強固な基盤がない。マクロン氏の言動に対し、「(20年の)統一地方選を見据えている」(仏テレビ「フランス24」)との見方もある。

2696チバQ:2018/07/04(水) 18:09:40
http://www.sankei.com/world/news/180703/wor1807030041-n1.html
2018.7.3 20:08

メルケル独首相、強硬内相と薄氷の合意 移民対策で国境に施設 危機回避に歩み寄り
 【ベルリン=宮下日出男】ドイツの難民・移民対策をめぐり、メルケル首相が2日、国内への不法移民流入を抑制するため、移民の一部を国境で送還するための施設を設けることでゼーホーファー内相と合意した。政権の危機回避のため互いに歩み寄った形だが、メルケル氏にとって“身内”の反乱は、政権の脆弱さも浮き彫りにした。

 合意によると、施設はオーストリアとの国境付近に設置。他の欧州連合(EU)加盟国で審査中の難民申請者らは2国間協定の締結など該当国の同意を条件に施設から直接送り返す。メルケル氏が重視するEU内の協調を保ち、入国拒否を目指したゼーホーファー氏の主張にも沿う内容だ。

 メルケル氏は2日の会談後、「本当によい妥協」と合意を評し、ゼーホーファー氏も「信念のために戦えば報われる」と表明。内相辞任の意向を撤回した。

 今回の対立激化の背景には、ゼーホーファー氏が率いるキリスト教社会同盟(CSU)がメルケル氏の寛容な難民政策にかねて抱えてきた不満がある。それを地元バイエルン州の議会選挙への危機感から噴出させ、メルケル氏の譲歩を印象づける成果をえるため、態度を硬化させた。

 双方の緊張はメルケル氏与党とCSUが保守系陣営として戦後続けてきた「運命共同体」(CSU幹部)の行方や政権維持が危ぶまれるにまで発展。EUが特別首脳会合を開いてメルケル氏を支えに動くほど、欧州にも不安が広がった。

 メルケル氏にはなお課題も残る。合意実行には連立相手の中道左派、社会民主党の同意が必要。同党は難民・移民に寛容で過去に類似の施設案が浮上した際に反対した。今回はより限定的だが、メルケル氏は2日夜、社民党と協議したものの、同党は「まだ疑問点が多い」と支持を保留。対応が注視されている。

 周辺国の動きにも影響を与える可能性がある。合意は送還先の協力を得られない申請者をオーストリアに戻すことも盛り込んだ。これに対し、同国は3日、しわよせを避けるため、イタリアなど南部国境の国境管理を強化する方針を表明した。

2697とはずがたり:2018/07/07(土) 10:45:35
メイ英内閣、EU離脱方針で合意=「ソフト路線」へ軌道修正
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-180707X894.html
07:25時事通信

 【ロンドン時事】メイ英内閣は6日、欧州連合(EU)離脱後のEUとの経済関係をめぐる交渉方針で合意した。EUからの独立を重視した従来の「ハード・ブレグジット(強硬な離脱)」路線を軌道修正。協調優先の「ソフト・ブレグジット(穏健な離脱)」の傾向が強まった。

 発表によると、英国は工業製品や農産品の規格・基準に関してEUと共通のルールを採用し、英EU自由貿易圏を創出することを提案する。関税面でもEUと連携し、現状並みの円滑な貿易を確保。英領北アイルランドとEU加盟国アイルランドの間に税関などの「ハード・ボーダー」が復活しないよう配慮した。

 一方で内閣は、離脱後に米国などとの自由貿易協定(FTA)締結を目指すことでも一致。日本など11カ国による環太平洋連携協定(TPP)の新協定「TPP11」への参加も視野に入れていると明らかにした。

2698チバQ:2018/07/09(月) 19:01:23
https://www.sankei.com/world/news/180709/wor1807090004-n1.html
2018.7.9 09:48
【英EU離脱】
デービス英EU離脱相が辞任 穏健路線に転換に反発か 離脱交渉方針で
 【ロンドン=岡部伸】英BBC放送は8日、英国のデービス欧州連合(EU)離脱担当相が辞任したと報じた。メイ英首相は6日の閣議で、欧州連合(EU)離脱後もEUとの関係を重視する交渉方針で強硬派を封じ込め、柔軟路線への転換へ同意を取り付けた格好だが、英国内の強硬派から、「メイ氏に裏切られた」との反発が広がり、ジョンソン外相とともに閣内でEUと関係を絶つことを求める強硬派のデービス氏が強硬路線修正に反発して辞任したとみられる。

 2016年からEUとの交渉を主導してきたデービス氏の辞任で、離脱交渉に少なからぬ影響が出そうだ。

 メイ氏は6日夜発表した声明で、「今後の交渉について内閣全体が一致した」方針が内閣の総意と強調し、閣内の強硬派を説得し、穏健路線にシフトしたことが鮮明になった。英紙タイムズによると、メイ氏は閣内の最強硬派、ジョンソン外相が方針合意を阻むならば、解任も辞さない強い姿勢で説得したという。

 しかし方針では、離脱後も貿易分野などでEUの規制を受け入れることになるため、強硬派を支持してきた英デーリー・テレグラフ紙は、「メイ首相はわれわれを裏切った」と批判。強硬派支持の大衆紙デーリー・メールも、「次の総選挙で保守党は支持を減らす」と警告するなど対立の火種が残り、閣内での一致団結にはほど遠い状況だった。

2699チバQ:2018/07/09(月) 19:08:41
https://www.sankei.com/world/news/180707/wor1807070017-n1.html
2018.7.7 10:51
【英EU離脱】
メイ英首相、EU離脱交渉方針で閣僚と合意 「モノの自由貿易圏」など提案

 【ロンドン=岡部伸】メイ英首相は6日、閣議を開き、欧州連合(EU)からの離脱後の通商関係について議論し、交渉方針で合意した。EUが定める製品や農産物の規格などEUの一定の通商ルールに離脱後も英国が従い、モノに限定した自由貿易圏創出を提案するなどEUとの関係を尊重する内容。EUの影響力を排した完全な離脱を求めるジョンソン外相ら強硬派閣僚が反対し、メイ氏が約12時間かけて説得した。

 離脱条件を巡るEUとの実質合意期限が10月に迫る中、「ハード・ブレグジット(強硬な離脱)」方針から協調優先の「ソフト・ブレグジット(穏健な離脱)」路線に修正して交渉の局面打開を図る狙いだ。

 閣議は、英国が離脱する来年3月から2020年12月までと設定される「移行期間」終了後のEUとの通商関係を協議した。

 発表によると、交渉案は「モノの自由貿易圏」創設を提案し、貿易面での緊密関係を維持する。関税面でもEUと連携し、現状並みの円滑な貿易を確保することで企業が国境を越えて展開するサプライチェーン(部品の調達・供給網)を守る。離脱後に米国などとの自由貿易協定(FTA)締結を目指すほか、日本など11カ国による環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の新協定「TPP11」への参加も視野に入れている。

 ただし交渉案では、EUが原則とする人の「移動の自由」を制限するとしており、EU側が受け入れるかは不透明だ。与党内の最強硬派が反発する可能性も指摘される。

2700チバQ:2018/07/10(火) 00:01:49
https://mainichi.jp/articles/20180710/k00/00m/030/158000c
カタルーニャ
自治州・政府首相が会談 対立激化後は初
毎日新聞2018年7月9日 22時10分(最終更新 7月9日 23時49分)
【パリ賀有勇】独立問題を抱えるスペイン北東部カタルーニャ自治州のトラ州首相と、スペイン政府のサンチェス首相が9日、首都マドリードで会談した。独立を巡る対立が激化した2017年10月の住民投票後、政府と州政府の初のトップ会談となったが、トラ氏は独立を求める考えを崩しておらず、混乱が収束に向かう可能性は低い。

 カタルーニャ自治州の州議会は、独立の是非を問う住民投票を実施し、一方的にスペインからの「独立」を宣言した。当時の州政府幹部は反逆などの罪に問われ、今年6月まで自治権停止が続いた。元幹部らは国外に逃れたり、国内で収監されたりしている。

 サンチェス氏は6月、下院議会のカタルーニャ独立派政党の支持も得て、ラホイ首相(当時)に対する不信任案の可決にこぎ着けて新首相に就任。会談前には、野党の反対を押し切り、マドリードで収監されていた元州政府幹部9人のうち6人をカタルーニャ州の刑務所に移送した。

 地元へ移送することで独立派に配慮を見せるとともに、政府と州政府の対立を緩和したいとの思いがある。

 一方、トラ氏は5月にプチデモン前州首相の後継に就任したが、再度の住民投票の実施を主張するなど、従来の独立派の路線を継承している。

 だが、自治権の拡大などの交渉でなく独立にこだわれば、サンチェス氏が独立を受け入れる可能性はなく、独立問題を巡る混乱が再び深まる可能性がある。

2702チバQ:2018/07/10(火) 09:52:38
https://www.sankei.com/world/news/180710/wor1807100003-n1.html
2018.7.10 01:04

英ジョンソン外相が辞任 メイ政権「危機的状況」に
【ロンドン=岡部伸】欧州連合(EU)離脱に向けた英国の閣内最強硬派とされたジョンソン外相が9日、離脱後もEUと緊密な連携を図るとするメイ首相の方針に抗議し辞任を表明した。英首相官邸は辞表を受理したと発表した。これに先立ち、離脱交渉の英側代表を務めてきたデービスEU離脱担当相も8日に辞任した。

 ジョンソン氏はEU離脱をめぐる2016年の国民投票でも離脱派を率いた中心人物で、内閣は「危機的状況」(英BBC放送)に陥り求心力低下は不可避となった。他の閣僚が後に続く可能性もあり、今後の離脱交渉にも大きな影響が予想される。

 メイ首相は9日、ジョンソン氏の辞任表明直後に行った議会での演説で、「EUとの妥協のない(強硬)離脱を行う可能性もある」と釈明。離脱後の方針について柔軟性を持たせることが重要だと強調した。

 デービス氏の後任にはドミニク・ラーブ住宅担当閣外相が任命された。首相官邸はジョンソン氏の後任についても「近く発表される」としている。

 メイ首相は6日の閣議後に発表した声明で「内閣全体が一致した」とし、閣内の強硬派を説得し柔軟路線にシフトしたことを強調。離脱強硬派を含む全閣僚から、柔軟路線への転換に向けた同意を取り付けたと説明していた。

 しかし、強硬派の間では「メイ氏のやり方が強引だ」との反発が拡大。離脱後も貿易分野などでEUの規制を受け入れることになるため、強硬派を支持する英デーリー・テレグラフ紙は「メイ首相はわれわれを裏切った」と批判していた。


https://mainichi.jp/articles/20180710/ddm/007/030/101000c
英国
EU離脱巡り2閣僚辞任 外相・担当相、首相路線に反発
毎日新聞2018年7月10日 東京朝刊
 【ロンドン矢野純一】英国のデービス欧州連合(EU)離脱担当相とジョンソン外相がそれぞれ8日と9日、メイ首相に辞表を提出、受理された。両氏はEUからの完全な離脱を求める強硬派として知られ、6日の閣議で合意したメイ氏が示した離脱後の通商関係を規定する基本方針に反発していた。重要閣僚の相次ぐ辞任で、離脱交渉の行方が一層不透明になると共に、メイ氏の進退論に発展する可能性もある。

 6日の閣議では、離脱交渉で最も重要な離脱後のEUとの通商関係について議論。離脱後もEUの定めた製品や農産物などの規定を受け入れるなど、EU側へ妥協した内容で合意していた。デービス氏はメイ氏に宛てた辞任の手紙で「閣議の合意内容では、EUから法の支配を取り戻せない」と主張。「今後の交渉での妥協につながる」として、離脱を巡る方針の違いを辞任の理由として挙げた。

 英メディアによると、ジョンソン氏も閣議合意の内容を「受け入れられない」と反発していた。ジョンソン氏は2016年のEU離脱の是非を問う国民投票で離脱運動を主導していた。

 一方、メイ氏は9日、「閣議の合意事項はEUと英国の交渉を進展させる内容だ」として、デービス氏の指摘を否定。後任のEU離脱担当相に離脱派のラーブ住宅担当閣外相を指名した。

 デービス氏は、国民投票後に首相に就任したメイ氏が新設したEU離脱担当相に就任。ジョンソン氏も同時に外相に指名された。両氏とも強硬な離脱派として知られ、関税無しで自由に貿易ができるEUの単一市場からの離脱や、EU法に縛られない「真の独立国家」としての英国を取り戻すことを主張していた。

 デービス氏の辞任に同調して離脱担当閣外相も辞表を提出した。

 離脱強硬派の重要閣僚の相次ぐ辞任に同調して辞表を提出する閣僚が出てくる可能性もある。

 ジョンソン氏は首相の交代を強く求めていた。メイ氏の方針に反発する離脱強硬派の一部議員からも同様の声が上がっている。一方、BBCの取材に応じたデービス氏は「首相の辞任を求めるのは(国にとって)良くない」と述べ、自身の辞任を契機に首相交代論が広がる事態を憂慮した。

 今後は離脱交渉の行方が一層、不透明になる可能性がある。19年3月の正式離脱が迫る中、EUとの離脱交渉では、10月のEU首脳会議までに、離脱後のEUとの通商関係の枠組みや離脱条件で合意しなければならない。離脱交渉の前面に立っていたデービス氏の辞任で、英国側の方針が再び揺らぐ可能性がある。一方、閣内から強硬派を排除したことで逆に閣内がまとまり、離脱交渉には実質的な影響はないとの見方もある。

2703チバQ:2018/07/10(火) 14:59:54
https://mainichi.jp/articles/20180710/k00/00e/030/223000c
英国
外相にハント氏 「EUの植民地になる」前任者辞任
毎日新聞2018年7月10日 09時59分(最終更新 7月10日 12時41分)
 【ロンドン矢野純一】欧州連合(EU)からの離脱を巡って、EUに妥協した新たな交渉方針を示したメイ英首相と対立し外相を辞任したボリス・ジョンソン氏は9日、「(英国は)EUの植民地という地位に向かっている」と非難した。離脱交渉の責任者のデービス離脱担当相の8日の辞任に続く主要閣僚の辞任で、離脱交渉の行方が危ぶまれている。

 ジョンソン氏はEUからの完全な離脱を求める離脱強硬派で、2016年の国民投票で離脱運動を主導した。ジョンソン氏はメイ氏に宛てた辞任の書簡で、EUの定める製品や農産物の規格といった通商ルールなどを受け入れるとした新たな離脱交渉の方針について、「(中途半端な)準離脱」と指摘。「英国の経済の大部分はEUのシステムに縛られ、英国が独自に決めることができなくなる。離脱の夢は死んだも同然だ」と批判した。

 メイ氏はジョンソン氏の後任に、側近とされるハント保健・社会福祉相を指名した。また、ジョンソン氏に宛てた辞任を認める書簡の中で「(突然の辞任に)少し驚いた」としたうえで「国境の管理や法の支配を英国に取り戻す」と、ジョンソン氏の指摘に反論した。

2704チバQ:2018/07/10(火) 20:36:34
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180710-00000594-san-eurp
英EU離脱 相次ぐ閣僚辞任、メイ政権の求心力低下で期限内合意に黄信号
7/10(火) 19:19配信 産経新聞
 【ロンドン=岡部伸、ブリュッセル=宮下日出男】英国のジョンソン外相が9日、欧州連合(EU)離脱後もEUと緊密な連携を図るとするメイ首相の方針に抗議し辞任したことは、政権にとり大きな痛手となった。メイ氏は同日、後任の外相に日本通で離脱問題では比較的穏健とされるハント保健・社会福祉相(51)を任命し立て直しを図るが、与党・保守党内のEU懐疑派にメイ氏への不信任投票実施を求める動きもあると伝えられており、EU側との事実上の合意期限である今年10月までに離脱協定をまとめられるかは、いっそう不透明となった。

 メイ政権では8日、EUとの交渉に当たってきたデービス離脱担当相も辞任。相次ぐ閣僚辞任についてEU欧州委員会の報道官は「英国側の問題」だとした上で、「メイ氏と交渉担当者と誠実に交渉を続ける」と述べ、改めて交渉を急ぐ必要性を強調した。

 ジョンソン氏らがメイ氏に反旗を翻している最大の理由は、英国が離脱後もEUルールを受け入れる仕組みにある。「離脱して主権を取り戻す」ことを目標にしてきたEU懐疑派の反発は根強く、一連の辞任劇で保守党内の強硬派が勢いづく可能性も取り沙汰されている。

 ジョンソン氏は辞表で、メイ政権が離脱に向けた穏健路線を示したことに、「われわれは(EUの)植民地の地位に向かっている。ブレグジットの夢はついえようとしている」と警告した。

 メイ氏は9日、議会で保守党議員と会い、離脱方針への支持を訴え、多くの議員がメイ氏を支持する姿勢を示したという。だが、重要閣僚の辞任で少数与党を率いる首相の求心力が低下し、政権基盤がさらに脆弱になったことは否めない。

 強硬派の議員からは「(EUとの)下手な合意より、決裂の方がまし。(メイ氏の方針は)まずい」と批判の声が上がる。英国内の混乱が続けばEUとの離脱交渉に影響が及ぶことは必至で、交渉が時間切れに終わり、英経済・社会が混乱に見舞われる可能性も指摘されている。

2705チバQ:2018/07/10(火) 20:38:17
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180710-00000526-san-eurp
英外相後任にハント保健・社会福祉相 JETプログラムで日本で教師も ジョンソン氏「英国はEU植民地に」と警告
7/10(火) 10:22配信 産経新聞
 【ロンドン=岡部伸】英国のメイ首相は9日、辞任したジョンソン外相の後任にハント保健・社会福祉相(51)を任命した。ハント氏はJETプログラム(語学指導等を行う外国青年招致事業)を利用して日本で英語教師をした経験がある。2016年の欧州連合(EU)離脱を選択した国民投票では残留を支持していた。

 ハント氏はツイッターで「重大な時に外相に任命され光栄。EU離脱に向け、素晴らしい合意を勝ち取るため首相を支持するとき」と述べた。2012年ロンドン五輪当時は、担当相として大会成功に貢献した。

 一方、ジョンソン氏は辞表で、英政権がEU離脱後も緊密な通商関係を維持する穏健路線を示したことに対して「われわれは(EUの)植民地の地位に向かっている。ブレグジット(英国のEU離脱)の夢はついえようとしている」と警告した。

 メイ氏は返書で、閣議でEU離脱をめぐる自らの方針について生産的に議論し、ジョンソン氏ら閣僚の合意を取り付けたとして、同氏の辞任に「若干の驚き」を覚えたとの認識を示した。

 EUからの完全離脱を求める強硬派のデービス氏、ジョンソン氏の辞任で、与党保守党内の強硬派が党内でメイ氏の信任投票実施を求めるなど勢いづく可能性があったが、首相の交代を求める具体的動きはない。

2706チバQ:2018/07/10(火) 22:16:03
https://news.goo.ne.jp/article/afpbb/world/afpbb-3181800.html
英新外相にハント氏 かつての残留派、日本語が得意な一面も
07:14AFPBB News

英新外相にハント氏 かつての残留派、日本語が得意な一面も

英国の新外相に就任するジェレミー・ハント保健相(2018年3月20日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / Ben STANSALL

(AFPBB News)

【AFP=時事】英首相官邸は9日、同国の欧州連合離脱(ブレグジット)に関するテリーザ・メイの方針をめぐり電撃辞任したボリス・ジョンソン外相の後任に、ジェレミー・ハント保健相が就任すると発表した。

 英オックスフォード大学を卒業後、経営コンサルタントとして就職したハント氏は、後に英語教師として来日。今でも流ちょうな日本語を話す。

 保健相時代には、医師の勤務時間や報酬の変更といった議論のある改革を断行。大規模な抗議行動を招き、大きな批判も浴びた。

 EUからの離脱の是非を問う2016年の国民投票でハント氏は、当時のデービッド・キャメロン政権の立場である残留派の中心人物だった。前任のジョンソン氏が離脱派の筆頭格だったのとは対照的だ。

 しかしハント氏は、今ではブレグジットを支持。昨年地元LBCラジオが行ったインタビューでは、EUの交渉アプローチが「尊大」で「失望をもたらす」と批判していた。【翻訳編集】AFPBB News

2707とはずがたり:2018/07/11(水) 12:55:54
2014年の記事

2014.1.8 21:59
ルーマニアとブルガリア、EU域内就労OKに 富裕国からは反発も
https://www.sankei.com/world/news/140108/wor1401080006-n1.html

 【ベルリン=宮下日出男】欧州連合(EU)で、ルーマニアとブルガリアの労働者に対する就労制限が1日に撤廃された。域内の最貧国である両国からの移住者急増を恐れる加盟国に対し、両国は「差別扱いだ」と反発している。欧州統合の要である「移動の自由」にかかわるだけにEUも懸念を強めている。

 「社会保障制度(目当て)の移住は拒否する」。ドイツではメルケル政権の一角、キリスト教社会同盟が昨年末、移住者に入国後3カ月は社会保障の給付金を支給せず、不正受給者は追放・再入国禁止とすることを求めた。福祉目当ての移住防止が念頭にある。

 EUでは加盟国の国民に域内で自由に働く権利が認められる一方、各国は新規加盟国の国民に対して最大で7年、自国内での就労を制限できる。英独仏など9カ国は2007年加盟のルーマニアとブルガリアの国民に、労働許可取得などを義務付けていたが、撤廃を受けて他国で自由に職探しができるようになった。

 ただ、経済的に豊かな国では他国の求職者が殺到し、失業手当など社会保障の負担増につながることへの警戒心が強い。「手当目的の観光」と報じるメディアもある。ドイツの世論調査では、移住者に直ちに同等の社会保障上の権利を与えることに「反対」するとの回答が約8割に上った。

 英国も1月から、EU域内からの移住者に対して入国後3カ月間は失業手当を支給せず、就職先を6カ月間見つけられない場合、手当を打ち切る方針を表明している。路上で物乞いをすれば強制送還し、再入国を1年間禁じる。

 英国は04年、ポーランドなど東欧諸国が加盟した際、就労制限の措置を取らず、大量の移住者が押し寄せた経験がある。キャメロン首相は「とてつもない過ちだった」とし、今回の措置の必要性を強調する。

 こうした国々には5月の欧州議会選を前に、反移民や反EUを掲げる政党の台頭への警戒感もある。15年に総選挙を控える英国では小党の英国独立党が支持を拡大、ドイツでも反ユーロ政党の伸長が懸念される。

 他の加盟国に居住しているルーマニアとブルガリアの国民はすでに300万人を超えており、EUは規制撤廃で移住者が急増する可能性は低いとしている。ドイツでは労働力不足の補充につながるとの意見も強く、英国では過去の東欧からの労働者が経済成長に貢献したとも指摘される。

 EUでは人、物、サービス、資本の「移動の自由」は欧州統合の原点にさかのぼる基本原則で、域内で自由に働く権利はその重要な柱の1つだ。アンドル欧州委員(雇用・社会問題・同化政策担当)は、「垣根を設けることは解決策にならない」と強調している。

2709チバQ:2018/07/11(水) 22:44:30
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180711-00000106-mai-int
<NATO首脳会議>友好ムード霧散 トランプ氏が独非難
7/11(水) 20:38配信 毎日新聞
<NATO首脳会議>友好ムード霧散 トランプ氏が独非難
NATO加盟国の国防支出のGDP比
 【ブリュッセル八田浩輔、高本耕太】北大西洋条約機構(NATO)の首脳会議が11日、ブリュッセルの本部で2日間の日程で開幕した。米欧間の貿易摩擦が影を落とす中、ドイツなど欧州の一部同盟国は、「公平な負担」を求めて国防費引き上げの圧力を強めるトランプ大統領にいら立ちを募らせる。16日には米露首脳会談を控え、NATOとの軍事的緊張が高まるロシアへの対処で結束を演出できるかが焦点だ。

 「国防費引き上げについてトランプ大統領のリーダーシップには感謝している」。米欧間の亀裂修復に腐心するNATOのストルテンベルグ事務総長は10日の記者会見で、トランプ氏に苦し紛れの「謝意」を伝えた。

 11日のストルテンベルグ氏との会談でトランプ氏も「引き上げ実現に努力する事務総長を信頼している」と応じた一方で、ロシアからの天然ガス輸入を進めるドイツを「ロシアに完全に支配されている。人質だ」と痛烈に非難。「ロシアに何十億ドルと払う国と対露防衛でどうやって協力するというのか」とまくしたてた。ストルテンベルグ氏は「そこは意見の分かれるところだ」と返し、友好ムードは一気に霧散した。

 トランプ氏は首脳会議を前に、ドイツ、ベルギー、ノルウェーなど国内総生産(GDP)比で国防費が低い国に対し、十分な負担をしていないと非難する書簡を送っていた。ノルウェーはストルテンベルグ氏の出身国だ。また、書簡を受け取ったベルギーのミシェル首相は「好感を持てない」と打ち明けた。

 NATOは2014年、対ロシア関係の緊張高まりを受け、24年までにすべての加盟国が国防費をGDP比で2%以上に引き上げる目標を設定した。しかし18年中に達成が見込まれるのは、加盟29カ国のうち米英やロシアに近い東欧中心の計8カ国のみだ。これに対し、米国はNATO全加盟国の国防支出の7割近くを占める。

 こうした点に不満を持つトランプ氏は首脳会議前日の10日、「NATO加盟国はもっと多く、米国はより少なく払うべきだ。とても不公平だ」と主張するなど、通商問題も絡めながら欧州の加盟国を批判するツイートを繰り返した。

 とりわけトランプ氏が標的とするのは欧州最大の経済大国ドイツだ。ドイツの国防費はGDP比約1.2%で、24年までの引き上げ目標も1.5%にとどまる。米紙ワシントン・ポストは6月末、米国防総省が欧州の安全保障の重要拠点であるドイツの駐留米軍の撤収や移転の影響を検討していると報じた。米国防総省はこれを即座に否定したが、欧州側には、国防費の引き上げ要求と米軍再編とを関連付けた「脅し」との受け止めも広がる。

 首脳会議では対露抑止力の強化などが主要な議題となる。だがトランプ氏は10日、NATO首脳会議の後に控える訪英、米露首脳会談も含めて一連の訪欧日程では「正直、プーチン氏(との会談)が最も簡単かもしれない」と述べるなど、欧州側の神経を逆なでし続けている。

 首脳会議に出席する欧州連合(EU)のトゥスク欧州理事会常任議長(EU大統領)は10日の記者会見で、「数少ない同盟国を大切にすべきだ」「誰が戦略的な友人で、誰が戦略的な問題なのかを知るべきだ」とトランプ氏にくぎを刺した。

2710とはずがたり:2018/07/13(金) 17:43:08
英ビジネス界、複雑な反応=メイ政権のEU離脱方針
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/business/jiji-180713X609.html
06:38時事通信

 【ロンドン時事】メイ英政権が12日に政策白書として発表した、欧州連合(EU)からの離脱交渉に関する方針をめぐり、英国の金融界からは「真の逆風だ」と批判の声が上がった。一方で、警戒を強めていた産業界には安堵(あんど)感から歓迎を表明する向きもあり、ビジネス界全体としては複雑な反応となった。

 白書の方針では、英国に拠点を置く金融機関がEU域内で自由に営業できる「単一パスポート」待遇について、継続を要求することを断念。障壁が生じる見通しとなった。一方で、工業製品の安全基準などでEUと共通のルールを採用し、英EU自由貿易圏の創設を提案するなど、モノの移動では離脱の影響を最小限にとどめる。

 ロンドンの金融街を代表する団体であるシティー・オブ・ロンドンは「金融などのサービスには真の逆風だ」と不満を訴えた。経営者団体の英産業連盟(CBI)は、モノの移動などへの配慮を評価し、「実利を優先したことを称賛する」と歓迎。英小売協会は「進展を歓迎するが、さらに明確にすべき点が残っている」と指摘した。

2711ちばQ:2018/07/16(月) 13:28:09
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180716-00010001-afpbbnewsv-int
W杯勝利に沸くフランス、各地で衝突や事故相次ぐ 死者・重傷者も
7/16(月) 10:02配信 AFPBB News

(c)AFPBB News

【7月16日 AFP】20年ぶりにサッカーW杯で優勝を果たしたフランスでは15日、国民が歓喜に沸くなか、各地で略奪や警察との衝突、事故なども相次いだ。

 首都パリでは、目出し帽をかぶった若者ら30人ほどがシャンゼリゼ(Champs-Elysees)通りにある人気ショップ「ピュブリシス・ドラッグストア(Publicis Drugstore)」の窓を割って侵入。ワインやシャンパンなどを盗み出して逃走した。

 勝利を祝っていた大勢の人たちがシャンゼリゼ通りを去っていくなか、警察は現地時間11時半ごろ、残って騒ぎを起こしていた者らを放水銃で追い散らした。


 南東部リヨンでは、市中心部のパブリックビューイング会場で警察車両によじ登った若者約100人と警察の衝突が発生。警察が催涙ガスを放つと、若者らは物を投げつけたり、ごみ箱に火を付けたりして応戦した。当局が明らかにした。

 南部マルセイユ(Marseille)では、警察によると衝突に伴い10人が身柄を拘束され、治安部隊の2人が負傷した。

 東部ナンシー(Nancy)近郊の町フルアール(Frouard)では、優勝が祝われる最中に3歳の男児と6歳の女児2人がオートバイに衝突され、重傷を負った。オートバイを運転していた人物は現場から逃走したという。

 南東部アヌシー(Annecy)では、50歳の男性が試合終了のホイッスルとともに浅い運河に飛び込んだ結果、首の骨を折って死亡した。地元警察が発表した。

 北部の町サンフェリックス(Saint-Felix)でも、試合直後に勝利を祝っていた30歳の男性が、運転する車が木に直撃して亡くなった。

 映像はボルドー(Bordeaux)、首都パリでフランス代表のW杯制覇を祝うサポーターら。(c)AFPBB News

2712チバQ:2018/07/16(月) 22:54:31
https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/world/sponichi-spngoo-20180716-0121.html
W杯優勝でフランス国内は騒然 略奪 泥酔 全裸 死のダイブなど各地で混乱
16:23スポニチアネックス

W杯優勝でフランス国内は騒然 略奪 泥酔 全裸 死のダイブなど各地で混乱

騒乱状態となったパリ市内(AP)

(スポニチアネックス)

 サッカーW杯でフランスの優勝が決まるとフランス国内は歓喜。その一方で暴徒化するファンもいて警察当局は対応に終われた。

 パリ中心部のエッフェル塔に隣接するシャンドマルス広場では9万によるパブリック・ビューイングが行われていたが、夜間になるとその一部が暴徒化。AP通信によれば警察当局は放水銃や催涙ガスなどで対抗したが、シャンゼリゼ通りにあるドラッグストアでは窓が叩き割られて略奪行為が繰り返された。また泥酔者も続出。ビール瓶を路上に叩きつけたり、全裸で通りを練り歩く男性も出現するなど、パリ市内では常軌を逸した行動をとる市民の姿も見受けられた。

 フランスの地元メディアによればリヨンではパブリックビューイングに足を運んでいた100人の若者と警察が衝突。若者はゴミなどに火を放ったり物を投げつけたりして警察官に抵抗した。

 アヌシーでは50歳の男性が試合終了と同時に歓喜して近くの運河にダイブ。ところが不幸なことに水深が浅く、首の骨を折って死亡するという事故も報告されている。

2713とはずがたり:2018/07/18(水) 16:29:11
英国、強硬離脱派の譲歩なければ再び総選挙も=メージャー元首相
https://www.excite.co.jp/News/world_g/20180718/Reuters_newsml_KBN1K8018.html
ロイター 2018年7月18日 09時19分


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[ロンドン 17日 ロイター] - 英保守党のメージャー元首相は17日、欧州連合(EU)からの離脱方針を巡り党内の強硬派が譲歩しなければ、メイ首相は数カ月以内にも再び選挙に追い込まれる可能性があるとの見方を示した。
離脱反対派のメージャー氏はITVニュースに対し、議会の強硬離脱派は英国が合意なき離脱に向かうこともいとわないようだと述べた。
メイ首相は16日、党内の強硬離脱派の圧力に屈し、自身が提示した穏健な離脱案の修正を強いられた。17日には離脱関連法案を巡り議会での敗北を僅差で回避した。
メージャー氏は強硬離脱派の姿勢について「誰もが想定しているよりかなり早い時期の総選挙につながる可能性が高い」との見方を示した。その上で「今秋になるか、来春になるかは分からない」と述べた。

2714チバQ:2018/07/18(水) 18:53:51
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180717-00000019-jij-eurp
EU懐疑派の修正可決=英首相、圧力に屈服―離脱法案
7/17(火) 8:27配信 時事通信
 【ロンドン時事】英下院は16日、欧州連合(EU)離脱関連法案の審議を行い、与党・保守党のEU懐疑派が提出した修正案を賛成多数で可決した。

 採決に先立ち、政府は修正受け入れを表明、懐疑派の圧力に屈する形となった。

 メイ首相が親EU路線にかじを切り、懐疑派は劣勢に立たされていたが、不信任をちらつかせながら反撃に転じた。政権内の意見対立が収束する気配はなく、EUとの交渉は難航を極めそうだ。

 問題となったのは、首相が6日に決めた交渉方針。英国が離脱後もEUと一体的な関税圏を維持する案について、懐疑派はEUが相互協力に応じることを条件とし、関連法案の修正を求めた。

 EUがこうした要求に応じる公算は小さく、親EU派は、懐疑派が首相の方針を「つぶす」ために修正案を提出したと非難。一方、首相は「(方針に)変更を迫るものではない」と弁明した。

2715チバQ:2018/07/19(木) 08:34:41
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018071900184&amp;g=int
「名ばかりEU離脱」拒否=英首相は方針撤回を-ジョンソン前外相

18日、ロンドンの英下院で演説するジョンソン前外相=英議会提供の映像から(AFP時事)

 【ロンドン時事】メイ英政権の欧州連合(EU)離脱方針に抗議して辞任したジョンソン前外相は18日の下院で「名ばかりの離脱は受け入れられない」と述べ、メイ首相に対し、親EU路線を撤回し、強硬姿勢に戻るよう求めた。

〔写真特集〕メイ英首相〜「鉄の女」再び?〜

 辞任演説で前外相は、英国が「(EUの)経済的な家来に進んでなろうとしている」と非難。国民の意思に反する「民主主義の惨事だ」と主張した上で、離脱によってEUからの独立を確保するのは手遅れではないと強調した。(2018/07/19-06:29)

2716チバQ:2018/07/19(木) 14:49:03
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180719-00175121-diamond-bus_all
欧州の航空会社が日本路線を相次ぎ増便、好調の理由は
7/19(木) 6:00配信
 エールフランスを始めとする欧州の航空会社は、今夏の日欧路線において増便を相次いで発表。背景には、訪日外国人需要の伸びがある。好調な日欧路線市場をめぐり、国内航空会社も巻き込んで、各航空会社の提携など新しい動きが進む。(『週刊ダイヤモンド』委嘱記者 森川幹人)

● 週40便まで増やすと 強気のエールフランス

 「日本は依然として重要なマーケットだ。2018年度夏季のスケジュールでも、現在週35便運航している便数を、週40便まで増やす」

 エールフランスKLMグループのジャン・マルク・ジャナイヤック元CEOの答えは明確だった。最近になって、米国系航空会社による“ジャパンパッシング”が目立つが、そんなことは意に介することなく、日本市場の重要性を強調する回答だった。

 日本路線を増便する欧州系のエアラインは、エールフランスKLMグループに限らない。ルフトハンザグループもエアバスの新型機A350を導入したり、同グループであるオーストリア航空の成田─ウィーン路線を18年5月に再就航(16年9月に運休)させたりするなど、日本路線を強化。その他、フィンエアーやイベリア航空も、18年中の増便を予定している。

 その構造的な要因を、首都大学東京の戸崎肇特任教授は、10年に起きたJAL破綻の影響にまで遡って分析する。

 「JAL破綻後、国内のエアラインは拡大路線ではなく、路線を絞り込んで搭乗率を上げる方向に舵を切った」という。その結果、欧州路線における搭乗率は上がったものの、座席が取りにくくなった。そこに目をつけた欧州系航空会社が、新たに参入したり、増便したりしているというのだ。

 また、欧州の航空業界における構造変化も一因として挙げる。LCC(格安航空会社)の台頭によって競争の厳しさが増し、欧州系航空会社は収益面の業績を悪化させている。そうした中、「収益性を回復させるために、軸足を本来の長距離路線に戻そうとしている」というのだ。

 さらに、2015年に起きたパリにおけるテロの影響が弱まってきて、日本から欧州へのアウトバウンド客が増加傾向にあることや、国内観光産業の伸びを受けて欧州から日本へのインバウンド客が増えていること、そして日欧双方の経済が好調でビジネス、観光ともに利用客が増えているという追い風も吹く。

2717チバQ:2018/07/19(木) 14:49:22
● JAL、ANAは 欧州系とのアライアンスで

 それでは、国内航空会社はどう動いているのか。急激に欧州での拠点を増やすのは、リスクが高い。そんな状況で鍵を握るのは、欧州系エアラインとのアライアンスだ。

 ANAはルフトハンザドイツ航空と組んでいるため、毎日運航している欧州行き10便のうちの6便を、フランクフルトやミュンヘンなどドイツの空港が占める(その他は、ロンドン、パリ、ブリュッセル、チューリッヒで、各国1空港ずつ)。乗客は両空港をハブとして、ルフトハンザドイツ航空の接続便に乗り継いで欧州各都市へ飛んでいくことができる。

 もちろん、好調な日欧路線市場の状況を見て、同社が欧州の拠点を拡大していくことも検討しているようだ。18年10月末からは、アリタリア航空とコードシェアを開始する。

 一方のJALは、16年10月から日本と欧州間の路線において、ブリティッシュ・エアウェイズ、フィンエアー、イベリア航空と共同事業を開始した。3社との共同事業によって、国内から欧州各都市への乗継便の選択肢が増える。

 同社が17年10月から、成田―パリ便を運休し、17年10月から羽田―ロンドン便を増便したのは、ブリティッシュ・エアウェイズの便と接続できることが大きい。羽田―ロンドン便は、羽田空港を深夜に発着し、ロンドンへ早朝に到着するため、ブリティッシュ・エアウェイズとの乗り継ぎの利便性が向上する。 

 さらに、同社は先月になって、20年に新LCCを設立することを発表。新会社は成田空港を拠点に、欧州、米国、アジアの中長距離線を中心とする予定だ。

● 19年開催のラグビーW杯 東京五輪も追い風に

 今後、日欧路線市場にとって鍵を握りそうなのが、19年に日本で開催されるラグビーW杯だ。ラグビーは欧州においては上流階級のスポーツなので、ラグビーW杯の観戦客は富裕層中心となる。彼らは旅行態度もよく、ビジネスクラスの利用など高単価も期待できるのだ。

 前出の戸崎特任教授によれば、「19年W杯の開催時に空港での枠を確保するため、それまでに便数を増やして実績を積んでおきたい各エアラインの思惑もある」。当然ながら、20年には東京五輪も控えている。日欧路線においては、しばらく追い風が吹きそうだ。

週刊ダイヤモンド編集部

2718とはずがたり:2018/07/21(土) 22:06:19
中国と軍事的に提携するとのメッセージを発しかねないと云う訳か?

ベルギー王子、政府提訴へ 無断行動で手当15%削減
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/world/kyodo_nor-2018072101001246.html
07:41共同通信

 【ブリュッセル共同】ベルギーのフィリップ国王の弟、ロラン王子(54)は、政府が自身への1年間の手当を15%、4万6千ユーロ(約600万円)削減すると決定したのを不服として、政府に対し減額取り消しを求め提訴することを決めた。王子の弁護士が声明を発表し、ベルガ通信が20日伝えた。王族が自国政府を提訴するのは異例。

 王子は昨年7月、ブリュッセルの中国大使館で開かれた中国人民解放軍創設90年を祝う行事に、政府の承認なしで軍服姿で出席。中国大使らと撮った写真をツイッターに載せた。ベルギー政府は、無断出席は王族の義務違反だとして、議会の承認を得て手当削減を決めた。

2719チバQ:2018/07/23(月) 11:17:53
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180722-00000519-san-eurp
スペイン前与党が新党首に党内右派の37歳の下院議員を選出 右旋回で党立て直しへ
7/22(日) 19:48配信 産経新聞
スペイン前与党が新党首に党内右派の37歳の下院議員を選出 右旋回で党立て直しへ
スペイン下院の構成
 【パリ=三井美奈】スペイン最大野党で保守系の国民党は21日、新党首に下院議員パブロ・カサド氏(37)を選出した。カサド氏は、カタルーニャ自治州の独立運動に対して強硬姿勢を示す党内右派。サンチェス首相(46)の社会労働党政権への対立色を鮮明にしている。

 21日の党首選でカサド氏は、投票総数の57%を獲得。ラホイ前首相の最側近で党内穏健派のサエンスデサンタマリア前副首相(47)を大差で破った。カサド氏は演説で、カタルーニャ州を念頭に「分離・独立主義に対抗するため、刑法改正を目指す」と述べ、締め付け強化の方針を示した。また、「家族重視」を打ち出し、人工妊娠中絶に否定的な立場を表明。欧州連合(EU)に対しては、サンチェス首相と同様に協調路線をとる。

 ラホイ前首相は先月1日、党内の汚職疑惑の責任を追及され、下院の不信任決議で退任を迫られた。カサド氏は2011年に下院議員に初当選し、閣僚経験はないが、刷新を求める党員の支持を広く吸収した。

 国民党はカタルーニャ州独立運動の混乱、汚職疑惑で有権者の失望を招き、右派新党シウダダノスに急速に支持層を奪われている。カサド新体制で右旋回し、党立て直しを目指す。

 サンチェス氏の社会労働党は下院で保有議席が4分の1以下にとどまる少数与党。首相はカタルーニャ州のトラ州首相との対話を開始し、社会保障の充実を約束するなど前政権との違いを打ち出している。

2720チバQ:2018/07/23(月) 20:59:05
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201807/CK2018072302000238.html
仏大統領警護官ら拘束 警官に変装、デモ隊に暴行容疑

2018年7月23日 夕刊


 【パリ=共同】マクロン・フランス大統領のボディーガードなどを務める男が職務に関わりなく、労組デモの参加者に激しい暴行を加える様子が会員制交流サイト(SNS)などに出回り、警察当局は二十一日までに傷害、職権乱用などの容疑で警護官ら二人の身柄を拘束して取り調べた。

 「企業寄り」の政策を掲げ国鉄改革、公務員削減などを推進するマクロン政権下、労組との対立が激化しただけに、野党は国民議会(下院)でコロン内相の証人喚問を求めるなど徹底追及する構えだ。

 捜査対象は大統領府に所属するアレクサンドル・ベナラ容疑者(26)ら。同容疑者は昨年の大統領選でもマクロン氏のそばで警護を担当、大統領夫妻の遊説先などに頻繁に同行していた。

 ことし五月一日のメーデーで、警官に変装したベナラ容疑者がデモ参加者の一人に背後から忍び寄り、激しく殴打する映像を別のデモ参加者が収録し、公表した。

 大統領府は今月十九日「職務を逸脱した粗暴行為」として五月時点で十五日間の停職処分を下したと発表したが、常習的に市民に暴行していた疑惑も報じられた。

2721とはずがたり:2018/07/24(火) 13:34:56
<サッカー>エジル「代表引退」表明 独に衝撃、政治議論に
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180724-00000003-mai-eurp
7/24(火) 7:30配信 毎日新聞

 【ベルリン中西啓介】2014年のサッカー・ワールドカップ(W杯)で、ドイツ優勝に貢献し、今年のW杯ロシア大会にも代表として出場したメスト・エジル選手(29)がトルコ系であることで差別されたとして「代表引退」を表明した。スター選手の告発は多民族社会の実現に取り組んできたドイツに衝撃を広げており、政治的な議論を引き起こしている。

 エジル選手は独西部のトルコ系一家に生まれた。07年にトルコ国籍から独国籍に変更。長年、独代表MFとして国際試合に出場し、現在はイングランド・プレミアリーグ、アーセナルでプレーする。

 問題の発端はエジル選手が5月にロンドンを訪問していたトルコのエルドアン大統領と面会したことだった。面会時の写真が公開されると、強権的な政治姿勢が目立つエルドアン氏に否定的な独メディアは批判の矛先をエジル選手に向けた。

 W杯ロシア大会で、独代表チームが史上初めて1次リーグで敗退し、選手全体への批判が高まる中、エジル選手は22日に突如、代表引退をツイッターで表明。「写真に政治的意図はない」と説明する一方、一連の問題に関する独サッカー協会の対応に「グリンデル(会長)の目には私は勝てばドイツ人、負ければ移民だ」と怒りをあらわにした。W杯スウェーデン戦で、ファンから「消えろトルコの豚」と中傷されたことも明かし、「ドイツのために試合する気は無くなった」と述べた。

 ユニークな発想でゴールを演出するエジル選手は、「多様性あるドイツ社会」の可能性を象徴する希望の星。その本人が根強い差別を暴露したことに、中道左派・社会民主党選出のバーリー司法相は「偉大な選手が必要とされていないと感じることは非常事態」とツイッターに投稿し、排外主義拡大への危機感を募らせた。

 一方で、国政最大野党の反難民・移民政党「ドイツのための選択肢」(AfD)のバイデル連邦議会党会派代表は「エジル(選手)はトルコやイスラム圏からの移民の典型的な失敗例」と批判。AfDは独国籍と他国籍の二重国籍を禁じる政策を掲げており、世論をあおっている。

 最大会派の与党キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)を率いるメルケル首相は「エジル選手は素晴らしい選手。決断は尊重されるべきだ」との声明を出し、静観する姿勢を示している。


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