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欧州情勢・西洋事情

2696チバQ:2018/07/04(水) 18:09:40
http://www.sankei.com/world/news/180703/wor1807030041-n1.html
2018.7.3 20:08

メルケル独首相、強硬内相と薄氷の合意 移民対策で国境に施設 危機回避に歩み寄り
 【ベルリン=宮下日出男】ドイツの難民・移民対策をめぐり、メルケル首相が2日、国内への不法移民流入を抑制するため、移民の一部を国境で送還するための施設を設けることでゼーホーファー内相と合意した。政権の危機回避のため互いに歩み寄った形だが、メルケル氏にとって“身内”の反乱は、政権の脆弱さも浮き彫りにした。

 合意によると、施設はオーストリアとの国境付近に設置。他の欧州連合(EU)加盟国で審査中の難民申請者らは2国間協定の締結など該当国の同意を条件に施設から直接送り返す。メルケル氏が重視するEU内の協調を保ち、入国拒否を目指したゼーホーファー氏の主張にも沿う内容だ。

 メルケル氏は2日の会談後、「本当によい妥協」と合意を評し、ゼーホーファー氏も「信念のために戦えば報われる」と表明。内相辞任の意向を撤回した。

 今回の対立激化の背景には、ゼーホーファー氏が率いるキリスト教社会同盟(CSU)がメルケル氏の寛容な難民政策にかねて抱えてきた不満がある。それを地元バイエルン州の議会選挙への危機感から噴出させ、メルケル氏の譲歩を印象づける成果をえるため、態度を硬化させた。

 双方の緊張はメルケル氏与党とCSUが保守系陣営として戦後続けてきた「運命共同体」(CSU幹部)の行方や政権維持が危ぶまれるにまで発展。EUが特別首脳会合を開いてメルケル氏を支えに動くほど、欧州にも不安が広がった。

 メルケル氏にはなお課題も残る。合意実行には連立相手の中道左派、社会民主党の同意が必要。同党は難民・移民に寛容で過去に類似の施設案が浮上した際に反対した。今回はより限定的だが、メルケル氏は2日夜、社民党と協議したものの、同党は「まだ疑問点が多い」と支持を保留。対応が注視されている。

 周辺国の動きにも影響を与える可能性がある。合意は送還先の協力を得られない申請者をオーストリアに戻すことも盛り込んだ。これに対し、同国は3日、しわよせを避けるため、イタリアなど南部国境の国境管理を強化する方針を表明した。


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