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欧州情勢・西洋事情

1とはずがたり:2014/05/26(月) 18:46:47
平沼騏一郎や福沢諭吉に限らず西洋・欧州・EUその他あの辺綜合スレである。

前スレhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/l50より欧洲ネタを独立。

歴史ネタは西洋史スレhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1165050511/l50

1751チバQ:2017/02/08(水) 21:03:47
http://www.sankei.com/world/news/170208/wor1702080028-n1.html
2017.2.8 20:14

大混戦のフランス大統領選 米国発のトランプ旋風で保革二大政党が吹っ飛ぶ?
 4月23日に第1回投票が迫ったフランス大統領選が大混戦になっている。「本命」とされた保守系野党「共和党」公認のフランソワ・フィヨン元首相(62)は公費で家族を架空雇用した疑惑で支持が急落。極右政党「国民戦線」のマリーヌ・ルペン党首(48)はライバル失速で勢いづき、米国発のトランプ旋風がフランスを直撃している。

 選挙戦ではオランド大統領の与党・社会党候補も大苦戦。戦後フランス政治を支えた保革の中道二大政党が、決選投票に進めないという予想が強まってきた。

 ルペン氏は5日の決起集会で、トランプ米大統領を強く意識した公約を発表した。(1)移民受け入れの削減(2)米国などと進める自由貿易協定交渉を破棄(3)国境検問の復活-という柱に加え、「公共事業の調達で国内企業を優先する」など、「フランス第一」を打ち出した。昨年まで「決選投票では、中道が団結してルペン氏は敗退」という予想が大半だったが、今や「誰がルペン氏の勢いを止められるか」が焦点だ。

 選挙戦では、二大政党の公認候補が、共に支持率で3位以下に沈む前代未聞の事態になっている。



 フィヨン氏の架空雇用疑惑は先月末以降、相次いで報じられた。妻や息子、娘を議員助手として雇用した形にし、国庫から「給与」として約90万ユーロ(約1億円)以上が支払われていた疑いで、警察の事情聴取を受けた。6日に「縁故雇用は誤りだった」と謝罪会見を開いた直後、妻が巨額の退職金を受け取ったという新疑惑が飛び出した。

 社会党の公認候補ブノワ・アモン前国民教育相(49)は、オランド大統領が支持率低迷で再選を断念した後、政府の規制緩和に反対する党内左派の支持を集め、予備選を勝ち抜いた。だが、公約の柱は「働いていなくても、全国民に月750ユーロ(約9万円)の最低所得を保証する」というもの。党内からも「現実無視だ」と批判が強く、公然と不支持を表明する党議員も出てきた。

 二大政党に代わって浮上したのが、エマニュエル・マクロン前経済相(39)。投資銀行の行員から政権入りし、選挙経験はゼロ。公約はオランド政権の焼き直しだが、昨年結成した政治運動「前進」を率いて、二大政党に失望した中道層に人気を広げる。7日発表の支持率調査では23%を集め、25%で首位のルペン氏に次いで2位。二大政党では、フィヨン氏が20%で3位、アモン氏が14%で4位だった。(三井美奈)

1752チバQ:2017/02/08(水) 21:04:23
http://www.sankei.com/world/news/170208/wor1702080029-n1.html
2017.2.8 20:49

独選挙、首相与党の優位、雲行き怪しく 中道左派の支持率急上昇
【ベルリン=宮下日出男】9月のドイツ連邦議会(下院)選挙に向け、連立与党で議会第2勢力の中道左派、社会民主党がメルケル首相の保守系与党に対し支持率で急激な巻き返しを見せている。人気の高い欧州連合(EU)のシュルツ前欧州議会議長を首相候補に擁立した効果とされ、首相与党の優位の情勢も雲行きが怪しくなってきた。

 6日公表の世論調査機関INSAの結果では、社民党は支持率31%で、首相与党のキリスト教民主・社会同盟(30%)を上回った。同機関の調査で社民党のリードは2006年11月以来。1月下旬のシュルツ氏擁立前と比べると、同盟の3ポイント減に対し、社民党は10ポイントの急上昇となった。

 シュルツ氏については、個人の支持率でメルケル氏を上回る調査結果も出ており、党全体への影響が注目されていた。今月報じられた他の調査では同盟が首位を保つ一方、10%以上あった差がいずれも一桁に縮まり、社民党の追い上げは「驚異的」と受け止められている。

 シュルツ氏の人気の背景には国政経験の少ない点が新鮮に映っていることがある。現政権に関与しておらず、メルケル氏と対決しやすい。トランプ米政権にも「超ナショナリズム」などと厳しい批判を展開。抑制的な態度に努めるメルケル氏には強く出るよう促し、違いを見せる。

 社民党は過去のシュレーダー政権時代の構造改革への反発や、メルケル氏の中道寄りの政策で支持層が離反し、苦戦が続いた。社民党らしい「社会的公正」を前面に打ち出すシュルツ氏のもと、党内では党勢回復に期待し、「メルケル氏を倒せる」との声も上がる。

 メルケル氏は6日、「挑戦者とは常に真剣に向き合ってきた」などと語り、余裕の表情を見せたが、党幹部は「調査の数字は軽く見るべきでない」と危機感を表明。右派「ドイツのための選択肢」(AfD)の台頭に警戒感が強まる中、別の幹部は「すべて不公正であるかのように(シュルツ氏が国民に)訴えれば、AfDを利するだけだ」と批判の矛先をシュルツ氏に向けた。

 社民党の勢いが持続するかはまだ見極める必要があるとの見方は強い。ただ、10年以上の長期政権で、難民・移民対応では大きな議論を呼んだメルケル氏には有権者の「飽き」を指摘する向きもある。INSAのビンケルト所長は「変革を望む機運がある。選挙の行方は分からなくなった」との見解を示した。

1753チバQ:2017/02/10(金) 11:01:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170209-00000115-mai-eurp

<英EU離脱>上院へ 審議難航で通告遅れる可能性も

毎日新聞 2/9(木) 21:57配信
 【ロンドン矢野純一】英下院(定数650)で8日、欧州連合(EU)からの離脱通告の権限をメイ首相に与える法案が賛成多数で可決され、EUとの正式離脱交渉に向けた英国内の手続きは一つの山を越えた。メイ氏は3月9日のEU首脳会議で正式に離脱を通告するとされるが、上院審議が難航すれば遅れる可能性もあるが、通過は確実視されている。

 法案は賛成494、反対122の賛成多数で可決された。昨年6月の国民投票で残留派が多数を占めた与党保守党(329人)からは、1人が反対に回っただけだ。

 党内は、移民規制を重視する議員と、EUと自由貿易を継続することを求める議員に割れていた。しかし、メイ氏は、先月の離脱交渉方針演説で、人やモノの移動の自由を原則とするEUから離脱して主権を取り戻しつつ、EUと新自由貿易協定を結ぶと宣言。党内の反発は薄れていた。

 一方、国民投票では残留派だった最大野党・労働党(229人)は、コービン党首が「国民投票の結果を尊重する」として与党と共に法案賛成に回り、党議拘束をかけた。しかし、「選挙区民は残留に投じた」として、同党の影の内閣の閣僚ら52人が反対した。党首の指導力が揺らぐ現状が浮き彫りとなった。

 法案は20日から始まる上院で審議が行われ、通過するとの見方が強い。ただ超党派で法案の修正を求める声もあり、審議が難航する可能性もある。

 メイ氏は3月下旬を通告時期としていた。しかし、EUの基本条約の一つローマ条約調印60周年の記念日が3月25日のため、同9日のEU首脳会議でEU側に正式に離脱を通告するとみられる。そのためには同7日に上院審議を終わらせる必要があるとされる。
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【関連記事】

1754チバQ:2017/02/13(月) 13:39:18
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170213-00000026-mai-eurp
<独大統領>前外相のシュタインマイヤー氏選出

毎日新聞 2/13(月) 11:26配信

【ベルリン中西啓介】3月に任期満了を迎えるドイツのヨアヒム・ガウク大統領の後任を選ぶ連邦大会議(連邦議会と州代表で構成、現定数1260)が12日、ベルリンで開かれ、前外相のフランクワルター・シュタインマイヤー氏(61)が第12代大統領に選出された。任期は5年。

 シュタインマイヤー氏は国政与党・社会民主党(SPD)の出身。メルケル政権で2度の外相を務め、ウクライナ問題やイラン核協議で手堅い交渉力を発揮した。SPDと大連立を組むメルケル首相の会派キリスト教民主・社会同盟も支持に回り、有効票1239票のうち931票を獲得した。

 シュタインマイヤー氏は当選後の演説で「団結した欧州の自由と民主主義を守らなくてはならない」と述べ、欧州連合(EU)からの英離脱やトランプ米大統領の孤立主義政策で不安が広がることを念頭に、国民の結束を訴えた。

 9月の連邦議会総選挙に向け、SPDは大統領選を機に選挙態勢を整えている。シュタインマイヤー氏の後任の外相にガブリエル経済・エネルギー相が転身。ガブリエル氏は来月、SPD党首の座をシュルツ前欧州議会議長に禅譲する。シュルツ氏は選挙戦で次期首相候補として、メルケル氏の対抗馬になる。

 独大統領は国家元首だが、儀礼的仕事が主で政治的実権はない。

1755チバQ:2017/02/13(月) 14:11:29
http://mainichi.jp/articles/20170211/k00/00e/030/247000c

ポーランド
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首相の公用車が事故 打撲傷、へりで病院搬送



毎日新聞2017年2月11日 13時50分(最終更新 2月11日 13時50分)

 ロイター通信によると、ポーランドのシドゥウォ首相を乗せた公用車が10日、南部オシフィエンチムを走行中に別の車と衝突、道路沿いの木に激突した。ポーランド政府はシドゥウォ氏の状態を「良好」と説明したが、打撲傷を負っており、同氏は地元の病院で検査後、ヘリコプターで首都ワルシャワの病院に搬送された。


 警察当局はテロなどではなく、事故との見方を示した。公用車が前を走行していた車を追い越そうとした際、この車が車線を変更し衝突したとされる。

 公用車の運転手が足の骨を折るなど重傷。相手方の車を運転していた男性の負傷の有無などは明らかになっていない。(共同)


ニュースサイトで読む: http://mainichi.jp/articles/20170211/k00/00e/030/247000c#csidxa649ea58fcb5e33a6cd0d2688a3a36e
Copyright 毎日新聞

1756チバQ:2017/02/13(月) 14:13:12
http://mainichi.jp/articles/20170212/k00/00e/030/135000c

EU
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ユンケル欧州委員長、1期で退任か



毎日新聞2017年2月12日 07時18分(最終更新 2月12日 08時21分)

 欧州連合(EU)のユンケル欧州委員長は、2019年の任期満了をもって退任する意向を示した。ドイツ公共ラジオ(電子版)が11日報じたインタビューで述べた。2期目を目指さない理由は不明。


 英国とのEU離脱交渉を巡っては、残りの27加盟国が「結束しなければならない」と強調。英国が各国に個別に条件を提示すれば、加盟国の足並みが乱れ「簡単に引き裂かれてしまう」と懸念した。

 一方、トランプ米政権の環太平洋連携協定(TPP)離脱で、アジア太平洋地域に空白が生じると指摘。EUは「このチャンスを生かさなければならない」と訴えた。(共同)


ニュースサイトで読む: http://mainichi.jp/articles/20170212/k00/00e/030/135000c#csidx684a339b87878f99601e8775d6e0a48
Copyright 毎日新聞

1757チバQ:2017/02/13(月) 14:52:35
http://www.afpbb.com/articles/-/3117511
仏国民戦線のルペン前党首、反ユダヤ発言の疑いで訴追

2017年02月12日 12:18 発信地:パリ/フランス

【2月12日 AFP】フランスの極右政党、国民戦線(FN)の創設者ジャンマリ・ルペン(Jean-Marie Le Pen)氏(88)が、2014年に反ユダヤ主義で憎悪を扇動する発言を行ったとして訴追された。同氏の弁護士が11日、明らかにした。ルペン氏側は、発言は誤解され短縮して伝えられたと主張している。

 問題とされたのは、2014年6月にFNのウェブサイトに投稿されたルペン氏が米人気歌手のマドンナ(Madonna)さんやフランスの元テニス選手で歌手でもあるヤニック・ノア(Yannick Noah)さんら同氏に批判的な人たちをののしる動画だ。このなかでルペン氏は、やはり同氏を批判していたユダヤ系仏人歌手のパトリック・ブリュエル(Patrick Bruel)さんについて尋ねられ「今度はこっちが窯(fournee)に入れてやる番だ」などと答えて物議を醸した。

 この発言について、仏反人種差別団体「SOSラシスム(SOS Racisme)」はルペン氏が自身を批判する人々を攻撃する目的でナチス・ドイツ(Nazi)によるガス室でのユダヤ人虐殺を想起させる言葉を用いた「最も醜悪な反ユダヤ的発言だ」とし、ルペン氏の実の娘で次期仏大統領選に出馬しているFNのマリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)現党首も発言を非難した。

 ルペン氏が議員を務める欧州議会(European Parliament)も発言を受けて昨年10月末に欧州議会議員としての不逮捕特権を同氏から剥奪した。

 一方、ルペン氏は「『窯』という言葉は反ユダヤ的な意味で用いたのではない。そうとるのは政敵や愚か者たちだけだ」と反論している。

 ルペン氏は過去にもナチス・ドイツがユダヤ人をガス室で虐殺したことを歴史上の「ささいな事」と発言し、人種的憎悪扇動罪や人道に対する罪などで複数の有罪判決を受けている。さらには自身が創設したFNからも、こうしたナチス・ドイツのガス室に関する発言や、第2次世界大戦(World War II)中の親ナチスのビシー(Vichy)政権を擁護する発言が問題視され、2015年に党を除名されている。(c)AFP

1758チバQ:2017/02/13(月) 21:51:30
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170214k0000m030070000c.html
<ドイツ>国民に結束求める…大統領に前外相選出
21:37毎日新聞

 【ベルリン中西啓介】3月に任期満了を迎えるドイツのヨアヒム・ガウク大統領の後任を選ぶ連邦大会議(連邦議会と州代表で構成、現定数1260)が12日、ベルリンで開かれ、前外相のフランクワルター・シュタインマイヤー氏(61)が第12代大統領に選出された。任期は5年。大統領選を機に、独政界では9月の連邦議会総選挙に向けた動きが本格化している。

 シュタインマイヤー氏は国政与党・社会民主党(SPD)の出身。メルケル独首相の下で2度外相を務めた。当選後の演説では「どこかで(自由や民主主義などの)土台が揺らぐなら、我々はより強くこれを支えるべきだ」と述べ、国際社会が不安定化する中、国民に結束を求めた。

 大統領選を巡り、メルケル氏は当初独自候補擁立を模索したが、適任者が見つからず、国民的人気の高いシュタインマイヤー氏の支持に回った。ただ、SPDもメルケル氏の会派キリスト教民主・社会同盟も「大統領選と総選挙は関係ない」とし、総選挙では第1党を目指す考えだ。

 SPDは大統領選を前に選挙態勢を整備。シュタインマイヤー氏の後任の外相にはガブリエル経済・エネルギー相が就いた。ガブリエル氏は来月、党首の座をシュルツ前欧州議会議長に禅譲する。シュルツ氏は次期首相候補として、メルケル氏の対抗馬となる。

 独大統領は国家元首だが、儀礼的仕事が主で政治的実権はない。

1759チバQ:2017/02/14(火) 19:00:38
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170214-00000062-mai-eurp
<イタリア総選挙>今秋以降にずれ込む見通し

毎日新聞 2/14(火) 18:36配信

 【ローマ福島良典】イタリア総選挙が今秋以降にずれ込む見通しが濃厚になった。レンツィ前首相(42)が13日、中道左派与党・民主党の書記長(党首)を辞任する用意を示唆し、次期書記長を選出する選挙が4〜6月ごろ開催される方向が固まったためだ。

 現国会の任期は来年2月まで。昨年12月の国民投票敗北を受けて首相を辞任したレンツィ氏は今年6月への総選挙前倒しを目指していた。だが、レンツィ氏の書記長辞任と、任期満了に伴う総選挙を求める党内少数派の反対に遭い、軌道修正を強いられた。

 レンツィ氏は18日にも書記長辞任を正式に発表する見通し。伊テレビによると、民主党規則は「4カ月以内の次期書記長選出」を定めており、6月半ばまでに書記長選挙が開かれる。早期総選挙を望むレンツィ氏と党内主流派は4月中の開催を主張している。

 レンツィ氏が書記長選挙に出馬すれば再選は確実視されている。党内少数派では少なくとも3人が立候補の意向を示している。国民投票後、党内亀裂が深まっており、レンツィ氏陣営が少数派の反対を押し切って「4月中の書記長選挙」を強行すれば党分裂の恐れがある。

 レンツィ氏陣営は、台頭する新興政治団体「五つ星運動」の機先を制するためにも、今秋には総選挙に持ち込みたい考え。だが、10月半ばには国会で来年度予算案の審議が始まることから選挙日程を組むのは困難が予想される。調整が難航すれば、来年2月の国会任期満了まで現在のジェンティローニ内閣が続く可能性もある。

1760チバQ:2017/02/14(火) 20:20:36
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170215k0000m030062000c.html
<オランダ>極右党首ツイッターで存在感 下院選まで1カ月
19:40毎日新聞

 【ブリュッセル八田浩輔】欧州で続く国政選挙の先陣となる3月15日投開票のオランダ下院選(定数150)まで1カ月。イスラム移民の排斥を掲げる極右の自由党が世論調査で第1党をうかがう勢いをみせている。本格的な選挙運動の開始を前に、ヘルト・ウィルダース党首はツイッターを多用して情報発信を続ける。対するルッテ首相ら他党の党首もソーシャルメディアでの応戦を余儀なくされ、自由党のペースに引きずり込まれている。

 「ゼロパーセントだ、ヘルト。ゼロパーセント。それは起こり得ない」。与党の中道右派・自由民主党を率いるルッテ氏は12日、ツイッターの個人アカウントで選挙後の自由党との連立を改めて否定した。ウィルダース氏はこの日、公共放送のインタビューで自由党が躍進した場合「有権者を無視するのは愚かな選択だ」と述べ、連立を拒否する他党を挑発した。

 少数政党が乱立するオランダには単独過半数を望める政党はなく、連立政権が常態化。自由党は世論調査で30議席前後を獲得すると予測されているが、他党が軒並み連立に否定的で政権入りする可能性は低い。だが、ルッテ氏の投稿は個人アカウントでは約6年ぶりで注目され、かえってウィルダース氏の存在感を高める結果となった。

 ウィルダース氏の過激なツイートは既存メディアも取り上げざるを得ない状況だ。今月初めには中道の野党「民主66」のペヒトルト党首がデモ行進に参加したとする画像を添付し、「ペヒトルトが(イスラム原理主義組織の)ハマスとデモをしている」と投稿。だが画像は過去に撮影された写真にペヒトルト氏が合成された「捏造(ねつぞう)」だった。ペヒトルト氏は「今回は笑えない。これを受け入れてはいけない」とフェイスブック上で反発し、他党からも非難が集中した。

 それでもウィルダース氏は「(ペヒトルト氏は)私と党の非難を続けており反論する権利はない」と意に介さない。12日のインタビューでは、ツイッターを巡るトランプ米大統領の手法に言及し「素晴らしい手段だ。ジャーナリストを飛び越して直接市民にボールを投げている」と称賛した。自由党は党員制を取らず、主流政党と比べて活動資金が乏しいとされる。ウィルダース氏の既成メディア不信に加えて、党の財政事情もツイッター中心の広報戦略に傾かせているようだ。

1761とはずがたり:2017/02/17(金) 20:23:27

ドイツSPD首相候補シュルツ氏、支持率でメルケル首相上回る
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/02/spd.php
2017年2月17日(金)17時58分

2月17日、今年9月に連邦議会選挙を控えるドイツの世論調査によると、中道左派、社会民主党(SPD)の首相候補であるシュルツ欧州議会前議長(写真)の支持率が、メルケル首相の支持率を上回った。1月撮影(2017年 ロイターFabrizio Bensch)
今年9月に連邦議会選挙を控えるドイツの世論調査によると、中道左派、社会民主党(SPD)の首相候補であるシュルツ欧州議会前議長の支持率が、メルケル首相の支持率を上回った。

調査会社Forschungsgruppe WahlenがZDFテレビの委託で行った世論調査によると、シュルツ氏が首相として望ましいとの回答は49%、メルケル首相の続投が望ましいとの回答は38%だった。

1月末時点の同調査では、メルケル氏44%、シュルツ氏40%だった。

シュルツ氏の支持率は、今月公表された別の世論調査でも、メルケル氏を上回っている。

政党別では、SPDの支持率が6ポイント上昇の30%。メルケル首相率いる保守のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)の支持率は2ポイント低下の34%だった。

移民受け入れに反対する右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」の支持率は10%で、前回から1ポイント低下。緑の党は9%、左派党は7%、自由民主党は6%だった。

調査は今月14─16日にかけて有権者1231人を対象に実施した。


[ベルリン 17日 ロイター]

1762チバQ:2017/02/19(日) 18:54:56
http://www.sankei.com/world/news/170217/wor1702170064-n1.html
2017.2.17 22:45

スペイン王女に無罪判決、脱税などで夫は実刑
 スペインからの報道によると、国王フェリペ6世(49)の姉で、脱税などの罪に問われたクリスティーナ王女(51)に対し、裁判所は17日、無罪の判決を言い渡した。王女の夫で実業家のウルダンガリン被告(49)には同日、禁錮6年3月の実刑判決を下した。

 一方、課税を逃れた収入に相当する26万5千ユーロ(約3200万円)については「民事上の責任」として、王女に納付を命じた。

 判決などによると、ハンドボールの元五輪選手としても知られたウルダンガリン被告は、王室系の基金などを利用した脱税、背任などにより約600万ユーロの不当利得を手に入れた。(共同)

1763チバQ:2017/02/20(月) 18:28:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170219-00000030-mai-eurp
<オランダ下院選>自由党が運動開始 移民排斥かかげ

毎日新聞 2/19(日) 18:11配信
【スパイケニッセ(オランダ南部)で八田浩輔】3月15日投開票のオランダ下院選(定数150)で、イスラム系移民の排斥をかかげる極右の自由党が18日、国内第2の都市ロッテルダム郊外のスパイケニッセで選挙活動を本格的に始めた。市場近くで演説したウィルダース党首は「オランダを我々の手に取り戻す」と訴えた。

 ウィルダース氏は街頭活動の機会が少なく、スパイケニッセには欧州各地からメディアが殺到。支持者のほか反対派や警備に当たる警察官らが入り乱れ、現場は混乱した。

 モロッコ人への差別を扇動したとして昨年12月に有罪判決を受け控訴中のウィルダース氏は、この日も「モロッコ人の『くず』が治安を悪化させている」などと発言し、「この国を取り戻したいのであれば投票先は一つしかない」と訴えた。

 オランダのモロッコ出身の移民は、国別では欧州連合(EU)加盟国を除くと3番目に多い。

 下院で第5党の自由党は、欧州に100万人以上の難民・移民が押し寄せた一昨年夏を機に急速に支持を伸ばし、最新の世論調査では首位を保つ。経済政策では、EUへの拠出金やアフリカへの支援金を減らして福祉制度を充実させると主張し、低所得層を中心に連立与党の労働党など中道左派の支持層の一部にも食い込んでいるようだ。

 反イスラム運動「ペギーダ」のロゴ入り服を着たピートさん(65)は「福祉にただ乗りする移民には反対だ。(過激な主張から)自由党の支持を表立って語る人は多くないが、隠れて支持する人は多くいる」と話す。

 一方、NGO職員のイロナさん(32)は「イスラム排斥の主張は論外だが、福祉や教育政策も耳に心地よいことばかりを主張して実現性がない。この国に分断をもたらしている」と批判した。

 下院選は比例制で多数の政党が乱立し、単独過半数を望める政党はない。ウィルダース氏は「政権を担う準備はできている」と意欲を示すが、ルッテ首相率いる連立与党の中道右派・自由民主党など主要政党は連立を拒否し、政権入りの阻止に動いている。

1764とはずがたり:2017/02/20(月) 18:33:19
選挙劣勢で焦りがあるのかな?

2016年 08月 25日 13:47 JST
トルコ系住民に忠誠心求める独首相発言に批判の声
http://jp.reuters.com/article/germany-security-turks-idJPKCN1100AN?rpc=188

 8月24日、ドイツのメルケル首相がトルコ系住民に「国家への忠誠」を示すことを期待していると述べたことについて、一部の政治家から対立を深めるとして批判の声が上がった。写真はメルケル首相。エストニア・タリンで撮影(2016年 ロイター/Ints Kalnins)
[ベルリン 24日 ロイター] - ドイツのメルケル首相がトルコ系住民に「国家への忠誠」を示すことを期待していると述べたことについて、一部の政治家から対立を深めるとして批判の声が上がった。

23日付の現地紙パッサウアー・ノイエ・プレッセに掲載されたインタビュー記事で、メルケル首相は「ドイツに長く住んでいるトルコ系住民には国家に対する強い忠誠心を期待している」と述べた。

その上で、独政府はこうした住民の懸念に対し偏見を持たず理解しようと努めていると語った。

これに対し社会民主党(SPD)のアイダン・オズオウズ移民・難民・統合担当相は独紙フンケ・メディアグループのインタビューで、大半のトルコ系住民は「国家に忠誠心を抱いている」とし、異なる考えを持っていることを前提にすべきでないと述べた。

緑の党の報道官ボルカー・ベック氏は独紙ハンデルスブラットに「特別な理由もなく国民の忠誠を疑うのは独裁政権にしか見られないものだ」と指摘した。

ベック氏はトルコ系住民について、言語や宗教、人種に関わりなく人間としての尊厳や人権などドイツの価値観を支持する必要があるとし、国家への「忠誠心」を示す必要はないと述べた。

1765とはずがたり:2017/02/20(月) 18:51:17
高校の英語の教科書だったと思うがqueue loving peopleって単元を思い出した♪

英国的「行列」のお作法とは? 行列と「6」の不思議な関係
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/02/6-19.php
2017年2月20日(月)16時45分
松丸さとみ

英国と日本の共通点は多い。島国、お茶の文化、王室・皇室の存在など。そして忘れてならないのが、「行列」だ。銀行、スーパーのレジ、イベント会場などで、辛抱強く並ぶ姿が英国でも日本でもよく見られる。しかし英国での行列を理解するには、「6」という数字が大きく関わっていることが、このほど明らかになった。

英国の行列にまつわる不思議な「6」
ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの教授らが行った調査によると、行列に並んでいる英国人が、なかなか進まない列に痺れを切らすまでに要する時間は、平均で約6分(5分54秒)だった。しかし一方で、自分の後ろに並んでいる人の数が6人以上になったら、行列から外れたいという思いがほぼ消え、このまま列の中にいようと思う傾向も分かった。英国人はまた、行列に並んでいる人数が6人以上の場合、その行列には加わらない可能性が高いという。

行列に並んでいる際、早く先に進みたいものの、前の人とあまり距離を縮めすぎるのもお互い不快になるものだ。英国で列に並ぶ場合、他人と距離が近いことから来るストレスや不安を避けるためには、最低でも6インチ(約15センチメートル強)のスペースを空けたほうがよいということも分かった。

英国での「行列」、マナー違反は?
調査ではまた、英国で行列に加わる上での「御法度行為」も明らかにされた。英国人に最も嫌われる行列マナー違反は、「割り込み」だった。テレグラフによると、割り込みが英国人から最も嫌われる理由は、「先着順」という英国人の倫理観に逆らうものだからだ。これは同じ行列好き国民である日本人も同感だろう。



意外なところでは、「行列に並んでいる最中に会話をする」というのも、御法度行為に含まれていた。列を待っている間は楽しく会話でもして、待つイライラを少しでも紛らわせたいものだが、英国人はおとなしく黙って待つのが好きなようだ。

待ち時間5分で顧客満足度は85%に低下
今回の調査は、銀行や現金自動受払機(ATM)、スーパーマーケットなど、日常にあるさまざまな種類の行列に関する学術的文献を精査したもの。行列に並ぶ時間と顧客満足度の関係に関しては、並ぶ時間が5分に達した時点で顧客の満足度は95%から85%に低下し、5分54秒以降には急速に低下。待ち時間8分では顧客満足度が55%まで落ちるという。

8分も並んで顧客満足度がまだ55%もある英国人の辛抱強さに驚いてしまう。とはいうものの、2015年に博報堂行動デザイン研究所が行った調査によると、日本人の場合、話題のテイクアウト店などで待てる平均的な時間は19.7分、人気レストランなどの入店待ち時間として待てるのは平均31.6分で、英国人に負けず劣らず日本人もかなりの行列好きのようだ。

1766チバQ:2017/02/20(月) 19:49:39
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-02-20/OLNN7D6JIJUO01
フランス大統領選:左派共闘はいったん決裂-混戦の行方なお不透明
Helene Fouquet
2017年2月20日 14:47 JST
フランス大統領選:左派共闘はいったん決裂-混戦の行方なお不透明
Helene Fouquet
2017年2月20日 14:47 JST

1767チバQ:2017/02/20(月) 20:07:18
http://www.sankei.com/world/news/170220/wor1702200029-n1.html
2017.2.20 10:57

レンツィ前イタリア首相が党首辞任 与党の再結束図る 

 イタリアのレンツィ前首相(42)は19日、自らが率いる中道左派の与党、民主党の書記長(党首)を辞任した。党内では総選挙の実施時期などを巡り亀裂が深まっており、書記長選挙で再選し自身への支持を明確にし、反対勢力を抑え込んで党の再結束を図りたい考えだ。

 欧州では今年、フランスやドイツなどで国政選挙が相次ぎ、反移民や反欧州連合(EU)を訴える勢力の躍進が見込まれる。EUとの協調を軸とするレンツィ氏の民主党の内部分裂は、EUに懐疑的な野党の新興政治組織「五つ星運動」を利することになり、欧州をさらに揺るがす不安材料として懸念されている。

 昨年12月の国民投票での敗北を受けてレンツィ氏が首相を辞任して以降、五つ星運動などは総選挙の早期実施を要求。レンツィ氏も民主党の支持が低下する前に、来年2月の議会任期満了を待たずに前倒しで行うことを望んでいる。(共同)

1768チバQ:2017/02/20(月) 20:33:42
>>1766
フランス大統領選の第1回投票が9週間後に迫った先週末、各候補ともつまずいた。中道で無所属のマクロン前経済・産業・デジタル相は過去の植民地政策に関する自らの発言に対する批判への対応に追われた。また左派候補2人が目指した共闘の取り組みはいったん決裂した。
  共闘を検討すると17日に示唆していた与党・社会党のブノワ・アモン氏と左翼党のジャンリュック・メランション氏は結局、見解の相違を乗り越えるどころか、非難合戦を繰り広げた。
  先制攻撃したのはメランション氏で、アモン氏の選挙戦は足踏み状態であり、社会党の「葬列の車」に乗せてもらうつもりは全くないと発言。これに対しアモン氏は「私はメランション氏を追いかけるつもりはないし、誰の後も追わない」と応酬した。ただ両氏は今週会談を予定しており、再び協調を目指す可能性もある。
  左派候補2人の共闘でマクロン氏と、共和党など中道・右派陣営の統一候補フィヨン元首相が第1回投票で敗北するのではないかとの観測に17日の金融市場は揺れた。仏10年国債利回りは一時5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇する場面があった。
ルペン氏は不正疑惑を否定
  マクロン氏は18日、植民地政策の諸側面は人道に対する罪と見なすことができると訪問先のアルジェリアで発言したことをめぐり、アルジェリアが独立した1962年に同国からの出国を余儀なくされたフランス人に謝罪したが、発言自体は撤回しなかった。
  また反ユーロを掲げる極右政党、国民戦線(FN)のルペン党首は17日、自身の側近に勤務実態のない欧州議員秘書の仕事を与えたとする欧州不正対策局(OLAF)の指摘を否定。フィヨン元首相は家族を議員秘書などとして不正受給した疑惑で正式捜査の対象になれば大統領候補を辞退するとしていたが、フィガロ紙とのインタビューでこの約束を撤回した。このように選挙戦は混迷を深め、誰が勝つか予断を許さない状況だ。
  Ifopの最新世論調査では、支持率トップはルペン氏の26%。これを追い、マクロン、フィヨン両氏が約18.5%で並び、4位はアモン氏の14%、5位メランション氏11.5%。

1769チバQ:2017/02/21(火) 11:43:11
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170221-00000026-reut-eurp

アイルランドのケニー首相、22日に辞任時期を発表へ=財務相

ロイター 2/21(火) 9:47配信

 2月20日、アイルランドのヌーナン財務相は、ケニー首相(写真)が22日の統一アイルランド党の会合で辞任時期を発表する見通しだと明らかにした。ダブリンで昨年11月撮影(2017年 ロイター/Clodagh Kilcoyne)


[ダブリン 20日 ロイター] - アイルランドのヌーナン財務相は20日、ケニー首相が22日の統一アイルランド党の会合で辞任時期を発表する見通しだと明らかにした。

少数与党の同党を率いる首相はすでに、来年の選挙では党首を務めない意向を示しており、辞任時期などを明確に示すよう求める声が強まっている。ケニー氏は2011年に首相に就任した。

首相の報道官は22日の党会合までコメントしないと述べた。

ケニー首相は警察の不祥事への対応が批判され、先週行われた信任投票では僅差で信任を得たものの、支持率は低下し、少数与党政権は一段と不安定になっている。

統一アイルランド党の次期党首として有力視される2候補のうち、コベニー住宅相(44)は19日、公共放送RTEに対し、ケニー首相が3月中旬に予定している訪米を終えた後、新たな指導者に交代すべきと語った。もう一人の候補はバラカー社会保障相(38)。

19日時点の世論調査では、統一アイルランド党の支持率は2位で、共和党に8ポイントのリードを許した。

1770チバQ:2017/02/22(水) 20:12:46
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170223k0000m030049000c.html
<イタリア>民主党が近く分裂へ 党内左派が離反
19:14毎日新聞

 【ローマ福島良典】イタリアの中道左派与党・民主党が近く分裂する見通しとなった。「壊し屋」の異名を取るレンツィ前首相(42)の強引な政治手法や中道寄りの政策に党内左派が離反したためだ。背景には、欧州における社会民主主義勢力の退潮があり、民主党の分裂はポピュリズム(大衆迎合主義)勢力に有利に働くとの見方が一般的だ。

 民主党は、旧共産党系と旧キリスト教民主主義勢力左派などが2007年10月に合流して結成した「寄り合い所帯」的な政党だ。13年の総選挙後、レッタ元首相(50)、レンツィ前首相、ジェンティローニ現首相(62)と、民主党を中核とする連立政権が3代続く。

 労働市場や学校教育の構造改革を進めたレンツィ氏には党内左派の不満がくすぶっていた。レンツィ氏の看板政策だった国会・行政改革に審判が下った昨年12月の国民投票で、党内左派は反対に回り亀裂が決定的になった。

 レンツィ氏は国民投票敗北の責任を取って首相を辞任したが、返り咲きを狙っている。9月への前倒し実施が取りざたされている次期総選挙で勝利するシナリオを描いている。

 これに対して、レンツィ氏の再登板に反対する党内左派は来年2月の国会任期満了に伴う総選挙の実施を要求。筆頭格は旧共産党系の重鎮、ダレーマ元首相(67)とベルサーニ元書記長(65)だ。

 22日付イタリア紙レプブリカによると、離党する可能性のある民主党国会議員は下院303議員中約20人、上院113議員中12〜15人。ANSA通信によると、3月上旬にも新党結成を発表する構想があるという。

 伊メディアの世論調査によると、党内左派が新党を結成すれば、支持率は6・5%に上る見通しだ。民主党本体の支持率が目減りし、新興政治団体「五つ星運動」が下院第1党になる可能性が高まる。

 ローマの社会科学国際自由大学(LUISS)のベラ・カッペルーチ講師(政党史)は「仏独などでも社会民主主義は危機にひんしている。加えて、イタリアでは欧州社民主義の文化がきちんと根付いていなかった」と分析。「民主党の分裂はポピュリズム、すなわち『五つ星』を利する結果になるだろう」と予想する。

1771とはずがたり:2017/02/22(水) 23:43:01
>>1170
イタリア共産党と云えば西側最大の共産党として勢力を張ったもんだがそんなに少数なんか。。
>離党する可能性のある民主党国会議員は下院303議員中約20人、上院113議員中12〜15人。

フランスの社共共闘の左翼連合,ドイツの社会民主党と同じようにイタリア共産党は欧州社民主義の一つの表現形態だったと思うんだが。
キリスト教民主党を中心とする政権が続く中で共産党が政権入りした事はなかったんだっけ??そうだとすると日本の社会党や共産党と同じで社民主義の文化が定借しなかったと云えるのかも。
>加えて、イタリアでは欧州社民主義の文化がきちんと根付いていなかった

1772とはずがたり:2017/02/22(水) 23:44:08
定借×
定着○
だ。定借ってなんだ?!定期借地権??

1773チバQ:2017/02/23(木) 21:25:26
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170224k0000m030056000c.html
<仏大統領選>強まる露介入の懸念…投票まで2カ月
19:44毎日新聞

 【パリ賀有勇】4〜5月のフランス大統領選(2回投票制)を巡り、超党派の市民運動を率いて出馬するマクロン前経済相の陣営が、ロシアからサイバー攻撃を受けたと非難するなど、米大統領選で介入が指摘されたロシアに対する懸念が強まっている。

 マクロン氏陣営は13日、ウェブサイトやメールサーバーが繰り返しハッキングされ、ロシアメディアによるマクロン氏の「偽ニュース」が拡散されていると、ロシアを名指しで非難。欧州分断を狙うロシアが、欧州の結束強化を望むマクロン氏を標的にしているとして、仏政府に対策を求めた。

 大統領選は、マクロン氏と、いずれも親露姿勢を鮮明にする極右政党・国民戦線のルペン党首、中道・右派候補のフィヨン元首相の三つどもえの構図となっている。

 ロシア側は否定しているが、エロー仏外相は「ロシアや他の外国による選挙介入は受け入れられない」と述べ、オランド仏大統領も対策を協議する方針を示している。

1774チバQ:2017/02/23(木) 21:25:55
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170224k0000m030052000c.html
<仏大統領選>勢い増すルペン氏…投票まで2カ月
19:37毎日新聞

 【パリ賀有勇】フランス大統領選(2回投票制)の4月23日の第1回投票まで2カ月を切った。第1回投票の支持率世論調査では、極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首(48)が首位を堅持、決選投票支持率でも、予想される対抗馬との差を縮めている。

 22日公表された第1回投票の支持率世論調査では、ルペン氏が26%で首位。超党派の市民運動を率いて独立系候補として出馬するマクロン前経済相(39)が22%、中道・右派候補のフィヨン元首相(62)が21%で続く。14%の左派候補アモン前教育相(49)は、急進左派候補らとの連携を模索している。

 フィヨン氏は妻らを架空雇用したとされる公金流用疑惑で失速。マクロン氏も、かつてフランスの支配下にあったアルジェリアを訪問した際、植民地政策は「人道に対する罪」と発言。「フランスの歴史の否定」との反発を呼んだ。

 欧州連合(EU)の欧州議会議員を務めるルペン氏も、党勤務の女性を議員秘書として架空雇用した疑惑で捜査が行われている。ただ、他候補に比べ固定票の割合が高いとされ、フィヨン氏のように支持率に大きな影響は出ていない。

 第1回投票の上位2者による5月7日の決選投票では、ルペン氏と、マクロン氏かフィヨン氏との争いが有力視されている。

 2002年の大統領選では、ルペン氏の父でFN初代党首のジャンマリ氏が決選投票に進出した。だが、有権者が「反極右」で結集し、シラク大統領(当時)を前に得票率約18%で大敗した。

 今回の選挙でもルペン氏は劣勢だとする調査結果が出ているものの、対抗馬がマクロン氏とフィヨン氏のいずれでも、ルペン氏の支持率は40%を超え、支持率の差は縮まっている。

 22日には、ルペン氏への懸念を背景に、5%前後の票を獲得する見通しの中道候補が出馬を断念。マクロン氏の支持を表明した。

 毎日新聞の取材に応じたルペン氏の選挙対策責任者、ダビッド・ラシュリーヌ氏(29)は米大統領選で敗れたヒラリー・クリントン氏の言葉を引用し、極右の当選を阻む決選投票を「ガラスの天井」と表現。「まだ時間はある。必ず破る」と意気込んだ。

1775名無しさん:2017/02/23(木) 21:35:53
http://news.goo.ne.jp/article/reuters/world/reuters-20170223003.html
仏大統領選、バイル氏不出馬でマクロン氏に追い風 市場好感
04:29ロイター

仏大統領選、バイル氏不出馬でマクロン氏に追い風 市場好感
 2月22日、仏有力政治家で中道のフランソワ・バイル元教育相は、大統領選への不出馬を表明し、中道・無党派候補のエマニュエル・マクロン前経済相(写真)に協力する考えを示した。英ロンドンで21日撮影(2017年 ロイター/Toby Melville)
(ロイター)
[パリ 22日 ロイター] - 仏有力政治家で中道のフランソワ・バイル元教育相は22日、大統領選への不出馬を表明し、中道・無党派候補のエマニュエル・マクロン前経済相に協力する考えを示した。接戦の様相を呈している大統領選の流れが大きく変わる可能性が出てきた。

バイル氏は会見で「われわれは極めてリスクの高い状況に置かれており、異例の対応を要する」と指摘。自身が「犠牲」となり、「マクロン氏に協力を申し出ることを決めた」と語った。

マクロン氏はロイターに対し、バイル氏の協力を受け入れたとし、「選挙選の転換点になる」と述べた。

5月に行われる大統領選の決選投票がマクロン氏と極右政党、国民戦線(FN)のルペン党首の一騎打ちになった場合、バイル氏の支持はマクロン氏に有利に働く可能性がある。

金融市場は仏大統領選の新たな展開を好感。ユーロが対ドル<EUR=>で上昇したほか、仏10年債利回り<FR10YT=TWEB>は約5ベーシスポイント(bp)低下した。*写真を付け、カテゴリーを追加します。

1776チバQ:2017/02/24(金) 11:34:51
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170224-00000028-mai-int
<オランダ>極右党首、選挙活動を中断 警備情報漏えいで

毎日新聞 2/24(金) 10:48配信
【ブリュッセル八田浩輔】3月15日投開票のオランダ下院選(定数150)を巡り、世論調査で優勢を保つ極右の自由党は23日、公共の場での選挙活動を当面見合わせると発表した。ウィルダース党首を警備対象とする当局の職員が警備情報を外部に漏らした疑いで拘束されたことを受け、安全を考慮した。

 オランダメディアによると、拘束された職員は警備当局の機密情報を犯罪組織に漏らした疑いがあるとした。また当局担当者の話として、拘束された職員はモロッコ系だと報じられている。ウィルダース氏はモロッコ系移民を排撃の対象とし、昨年12月にはモロッコ移民への差別をあおったとして有罪判決を受け、控訴している。

 コーラン(聖典)の禁止など反イスラムを主張の軸とし、ポピュリズム的な手法で支持を広げるウィルダース氏には脅迫も多く、24時間態勢で当局の警備対象となっている。オランダでは自由党結成前の2002年の下院選直前に、移民排斥を掲げた政治家フォルタイン氏が動物愛護運動家によって殺害された。

1777とはずがたり:2017/02/24(金) 16:39:27

<仏大統領選>強まる露介入の懸念…投票まで2カ月
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170224k0000m030056000c
02月23日 19:44毎日新聞

 【パリ賀有勇】4?5月のフランス大統領選(2回投票制)を巡り、超党派の市民運動を率いて出馬するマクロン前経済相の陣営が、ロシアからサイバー攻撃を受けたと非難するなど、米大統領選で介入が指摘されたロシアに対する懸念が強まっている。

 マクロン氏陣営は13日、ウェブサイトやメールサーバーが繰り返しハッキングされ、ロシアメディアによるマクロン氏の「偽ニュース」が拡散されていると、ロシアを名指しで非難。欧州分断を狙うロシアが、欧州の結束強化を望むマクロン氏を標的にしているとして、仏政府に対策を求めた。

 大統領選は、マクロン氏と、いずれも親露姿勢を鮮明にする極右政党・国民戦線のルペン党首、中道・右派候補のフィヨン元首相の三つどもえの構図となっている。

 ロシア側は否定しているが、エロー仏外相は「ロシアや他の外国による選挙介入は受け入れられない」と述べ、オランド仏大統領も対策を協議する方針を示している。

1778とはずがたり:2017/02/24(金) 20:12:04
我が世の春のドイツhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1223550565/1146-1147と比べて余りに余りな現状。第一義的には統計操作した嘗てのギリシャの為政者が悪いが,通過を共有するってもっとウエットなもんじゃあないのかねえ。

2017年 02月 24日 19:39 JST
アングル:貧苦に沈むギリシャ、救済7年後の重い現実
http://jp.reuters.com/article/eurozone-greece-poverty-idJPKBN1620TW?sp=true

[アテネ 20日 ロイター] - 年金生活者のディミトラさんは、食料配給に頼る生活にまで落ちぶれるとは想像もしていなかった。今月は、コメ、パスタ2袋、ひよこ豆1パック、デーツ(ナツメヤシ)と牛乳1缶を受け取った。

かつては赤十字の給食施設で生活困窮者の支援に当たっていた73歳のディミトラさんは、ギリシャで増加している生活困窮者の1人だ。数十億ユーロを投じたギリシャ救済から7年、貧困の状況はまったく改善されていないどころか、欧州連合(EU)のどの国よりも悪化している。

「こんなことになるとは思いもよらなかった」と語る彼女は、姓を名乗らなかった。ギリシャでは今も、食料の施しを受けることは不名誉であるという意識があるからだ。「質素な暮らしをしていた。休暇を取ったこともない。何もしたことがない、何ひとつ」

現在、1カ月の収入332ユーロ(約4万円)のうち半分以上はアテネのちっぽけなアパートの家賃に消える。残りは諸々の請求書への支払いだ。

グローバル金融危機とその副次的な影響により、ユーロ圏の4カ国は国際融資団に頼らざるをえなくなった。アイルランド、ポルトガル、キプロスはいずれも救済を受けたが、救済が終わった後、これら諸国の経済は成長を再開した。だが2010年にいち早く救済を受けたギリシャは、その後も3次にわたる救済を必要とした。

EUと国際通貨基金(IMF)が供給した救済資金により、ギリシャは破綻を免れたが、国際債権団が課した条件である財政緊縮や改革政策の影響もあって、景気後退は本格的な不況へと転じてしまった。

世論調査での支持が低迷する左派主導政権を率いるギリシャのチプラス首相は、追加支援に反対している債権団との長期交渉の最新段階において、ギリシャ国民の苦境を大義名分にしようと試みた。

「欧州の名の下に略奪を受けた国家に対して、そしてこれほど多くの犠牲を払い、今も払い続けている国民に対して、私たちは皆、注意を払わなければならない」とチプラス首相は今月語った。

巨額の救済資金の多くは、過去の債務の返済に充てるための新規債務という形になっている。だが、生活水準の崩壊の責任は誰にあるかはさておき、EU統計局からの貧困状況を示す数値には驚かされる。

http://tohazugatali.web.fc2.com/int_econ/greece-poverty.gif
救済から7年、困窮深まるギリシャ

ギリシャはEU内の最貧国ではない。貧困率はブルガリアとルーマニアの方が高い。ギリシャは、この2国からさほど差のない第3位にある。EU統計局のデータによれば2015年、ギリシャ全人口の22.2%が「物質的に深刻に困窮」している。

また、世界金融危機が発生した2008年以降、旧共産圏のバルカン諸国において貧困率の数値が低下している(ルーマニアの場合は約3分の1低下した)のに対して、ギリシャの貧困率はほぼ2倍に上昇した。この時期、EU全体の水準は8.5%から8.1%に低下している。

<「ニーズは非常に大きい」>

こうした統計が示す状況は、ディミトラさんが毎月の配給を受けるアテネが運営するフードバンク(無料給食施設)のような場所に色濃く反映されている。

ここでは、何十人ものギリシャ国民が、配給を受けるためのチケットを握りしめて粛然と待っている。皆、月約370ユーロという貧困ライン以下の生活にあると登録された人々だ。

1779とはずがたり:2017/02/24(金) 20:12:23
>>1778-1779
フードバンクの責任者である市職員エレニ・カツーリ氏は「ニーズは非常に大きい」と言う。

アテネ中央部をカバーするこのフードバンクの数字を見ると、EU統計局による広範囲のデータと同じ傾向がローカルレベルでも確認できる。

カツーリ氏によれば、このフードバンクの登録者は約1万1000世帯(約2万6000人)で、2012年のわずか2500世帯、2014年の6000世帯から大幅に増加している。約5000人は子どもだ。

ここにある倉庫の棚や冷蔵庫の多くは空だ。フードバンクによる配給の内容は支援企業からの寄付次第だが、これらの企業もやはり経営に苦しんでいる場合が多い。

「これらの人々のニーズに今後も応えられるかどうか分からないので、心配している」とカツーリ氏は言う。「幼い子どもがいる家庭もあるが、日によっては、彼らのためのミルクさえ入手できない」

<「ただ生きているだけ」>

経済開発協力機構(OECD)などの国際機関は、ギリシャ政府に対し、貧困や格差対策を優先するよう促している。

失業率はピーク時の28%から23%へとわずかに低下したが、依然としてEU内で最悪の水準に留まっている。危機が始まって以来、ギリシャ経済は4分の3の規模に縮小し、何千社もの企業が倒産した。

今年は経済が上向くのではないかという期待が強いものの、先週発表されたデータでは、2四半期連続で成長が続いたあと、10─12月期には再び後退に転じた。

生活水準の改善となると、これまで以上に遠い夢だ。

経営者団体のGSEVEE及び世論調査会社マルクの調査結果によれば、昨年は75%以上の世帯で所得が大幅に減少した。少なくとも1人の失業者を抱える世帯は全体の3分の1、食費を削らざるを得なかったと回答した世帯は40%に及んだ。

グリーク・オンブズマンによれば、水道・光熱費の支払いに苦しむ人の数が増えているという。アテネ近隣の質素な一角では、ギリシャ正教会が運営する給食施設が1日400食を提供している。

「誰もが苦しんでいる。すべてのギリシャ人が」。ここでボランティアとして働く61歳の元教師Eva Agkisalakiさんはそう漏らす。

彼女には年金受給資格がない。救済プログラムに基づいて定年退職年齢が67歳に引き上げられたときに契約が切れており、次の仕事を見つけられなかったからだという。やはり国際債権団が要求する改革に基づいて、夫の年金は980ユーロから600ユーロに削減されたが、その一部は息子や娘の家庭への仕送りに回している。

ボランティアの見返りとして、彼女は給食施設からの配給を受け取り、それを失業中の娘や息子と分け合っている。

「私たちは何もしていない」。豆のスープ、パン、卵、ピザ1切れ、リンゴという次回の給食に向けて木製の長いテーブルの用意を整えながら、彼女は語った。「ただ生きているというだけ。ほとんどのギリシャ人は、ただ生きているだけだ」

この給食施設の監督者であり、自らの企業から肉類を供給しているEvangelia Konsta氏によれば、この施設で食事を摂る人の数は2年間で2倍以上に増えた。利用者の電気料金や水道料金を教会が肩代わりすることも多いという。

「状況は悪くなっている。改善は見られないし、それが人々のニーズに反映されている」と同氏は語る。「1ユーロさえも持っていない人もいる」
(翻訳:エァクレーレン)

1780とはずがたり:2017/02/25(土) 04:57:52
>コスモポリタンでグローバル主義者、そして社会主義者でもあるという矛盾こそがマクロンの魅力なのだ。
俺の求める人材だ♪
頑固なフランスを実際に何か変える事が出来るかな!?

木村正人
欧州インサイドReport
極右、トランプという暗黒が生んだフランスの新星マクロンの魅力とは
http://www.newsweekjapan.jp/kimura/2017/02/post-28_1.php
2017年02月22日(水)15時00分

<フランス大統領選、極右政党・国民戦線のルペン党首を止められるのは、イデオロギーより結果を約束するマクロンだけだ>

「マクロン!」「マクロン!」「マクロン!」――21日夕、ロンドンのセントラルホール・ウエストミンスターは若者の歓声で沸き返った。「欧州と単一市場、欧州連合(EU)がまさに今、問われている。もしブレグジット(イギリスのEU離脱)を十分に議論しなかったら、我々は弱くなる」

フランス大統領選で一気にスターダムを駆け上ってきた中道政治運動「前進!(En Marche!)」のエマニュエル・マクロン(39)は不思議なカリスマを漂わせている。重くもなく軽くもなく、右でもなく左でもなく、新鮮な魅力がそこにはある。

「フランスのジャスティン・トルドー(カナダ首相)」「フランスのビル・クリントン、トニー・ブレア」という評もあるが、マクロンはすでにフランスの希望であり、欧州の期待を一身に背負っている。

フランスの可能性を力説
本命だった中道右派・共和党の元首相フランソワ・フィヨン(62)が妻の不正歳費スキャンダルで失速しつつある今、極右政党・国民戦線の党首マリーヌ・ルペン(48)を止めることができるのはマクロンしかいない。

【参考記事】テロ後のフランスで最も危険な極右党首ルペン

大統領選は社会党の大統領フランソワ・オランド、前首相マニュエル・ヴァルス、共和党の前大統領ニコラ・サルコジ、元首相アラン・ジュペといった大物政治家が次々と姿を消す異例の展開となった。次の生贄になりそうなのがフィヨンである。

30年も40年も政界を生き抜いてきたエスタブリッシュメント(支配層)、すなわち手垢のついた既存政党への風当たりは強い。世界金融危機、ユーロ危機と経済停滞に対して職業政治家は何もできなかったと有権者にみなされているからだ。

マクロンは2000人の聴衆に「私たちは成功することを愛さなければならない。あらゆる場所に成功を見つけなければならない」と語りかけた。イギリスには起業家や金融関係者ら30万人のフランス人が暮らす。「才能に恵まれた人はフランスに戻って、技術革新を起こし、成功を見つけよう」

マクロンはメモなしで1時間半以上、語り続けた。俳優のように壇上で演じ、体全体を使ってフランスの可能性を表現してみせた。マクロンについて半信半疑だった聴衆も真剣な眼差しを送る。「時間が本当に短く感じた」と若者が感想を漏らした。これだけ雄弁な政治家は欧州ではイギリスの元首相ブレアをおいていまい。

オランドの側近を務め、経済・産業・デジタル相時代には「経済の成長と活性のための法律案(マクロン法)」を提出した。投資と技術革新を促進するほか、長距離バス路線開設の自由化、商業施設の日曜・深夜営業の拡張など身近な規制緩和策も盛り込まれた。

しかし自由主義経済的な規制緩和策が含まれていたため、社会党内からも多くの反対意見を浴びせられた。昨年4月に「前進!」を立ち上げ、経済・産業・デジタル相を辞任した後、11月に大統領選への出馬を表明した。右でも左でもなく、前に進もうというのが彼の政治信条だ。

投資銀行のバンカー時代に世界最大の食品会社ネスレによる米製薬会社ファイザーのベビー食品部門の買収を手掛け、巨額の富を手にしたことから、ロシア・メディアは「アメリカの巨大銀行システムの手先」という仏保守系政治家の言葉を引用してマクロンを執拗に攻撃する。

親露派のフィヨンやプーチン崇拝を隠そうともしないルペンを利するためだ。一方、コスモポリタンでグローバル主義者、そして社会主義者でもあるという矛盾こそがマクロンの魅力なのだ。

欧州の光になるか
ソーシャル・リベラルのマクロンはブレアのように新自由主義(ネオリベラリズム)で税収を増やし、医療や教育などの社会政策を充実させる「第三の道」をフランスで実現しようとしている。

マクロンはルペン率いる国民戦線やアメリカの大統領ドナルド・トランプの唱える「米国第一主義」という暗黒から生まれた一筋の光明である。保護主義や移民・難民排斥を唱えれば失業者や低所得者層の鬱憤晴らしになるかもしれないが、先進国が抱える根本的な問題は何一つ解決しない。

マクロンがフィヨンを退けて決選投票に進出し、ルペンを破ることができれば、フランスだけでなく絶体絶命の欧州を明るく照らす光になる可能性を秘めている。

1781とはずがたり:2017/02/25(土) 05:01:01

溝が深まるトルコとEUの関係
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/02/eu-57.php
2017年2月24日(金)17時50分
今井宏平(日本貿易振興機構アジア経済研究所)

<移民への対応によって、トルコとEUの関係は良好なものになることが予想されたが、この1年間でその関係はむしろ後退した。EU各国で選挙が目白押しの今年、移民の防波堤としてのトルコの役割は必要不可欠だ>

ここ1年の間、トルコ外交で大きな変化が見られたのはロシアとの関係である。2015年11月24日のロシア機撃墜事件で両国関係は悪化したが、2016年6月29日に関係を改善して以降、緊密な関係を維持している。ロシアとの関係に匹敵するほど大きな変化が見られたのは、ヨーロッパ連合(EU)との関係である。

移民の防波堤として不可欠なトルコ
2016年3月18日、トルコとEUはヨーロッパに流入したシリア難民を中心とする大量の移民への対応に関して、トルコが、(1)2016年3月20日以降にギリシャに不法入国した移民をいったん全て受け入れる、(2)2016年3月18日時点でギリシャに滞留している移民は登録を受け、個人的に庇護申請をギリシャ政府に提出する。そして、その中に含まれるシリア人と同じ人数のトルコに留まるシリア難民をEUが「第三国定住」のかたちで受け入れる、(3)トルコとギリシャ間の国境監視の強化する、ことが決定した。

一方EUは、(1)トルコ人にEU加盟国のヴィザなし渡航の自由化を2016年6月末までに実現するよう努める、(2)トルコ国内のシリア難民支援に2016年3月末に30億ユーロ、2018年末までに新たに30億ユーロ、合計で60億ユーロ(約7800億円)を支出する、(3)トルコのEU加盟交渉を加速させる、ことなどを約束した。

2015年の夏から大量の移民が流入するようになり、各国で大きな混乱を経験したEU諸国、特に多くの難民が最終目的地として目指したドイツにとって、移民の防波堤としてトルコは協力が不可欠な国家であった。裏を返せば、EU加盟交渉国であるものの、交渉が延々と進まないトルコであるが、EUに対して移民の食い止めという切り札を持っていることがはっきりした。

トルコへの不信感が募るEU
移民への対応によって、トルコとEUの関係は良好なものになることが予想されたが、この1年間でその関係はむしろ後退したと言えるだろう。その原因は大きく2つある。

まず、EU側が約束したトルコ国民に対するEU加盟国へのヴィザなし渡航の自由化が2017年2月現在でも実現していない点である。

EU側は各国に課しているヴィザなし渡航の自由化の条件をトルコも全て満たしたうえで手続きを進めるとしているが、トルコの対テロ法案、党財政、司法協力に関する改革が未だに不十分であるため、ヴィザなし渡航の自由化が実現していないと説明している(News. com. au) 。

トルコ側は早期の実現を目指しているものの、4月16日に予定されている憲法改正に関する国民投票までは具体的な動きはないと予想されている。

1782とはずがたり:2017/02/25(土) 05:01:18
>>1781-1782
トルコとEUの関係が後退した2つ目の理由は、トルコにおける2016年7月15日クーデタ未遂事件以降、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領および公正発展党が国家非常事態宣言下でクーデタ未遂に関与した人物を徹底的に排除する動きを強めたことである。

特にエルドアン大統領のクーデタ未遂に関与した人々に対して死刑の復活も辞さないという発言がEU首脳部のトルコに対する対応を硬化させた。一部の議員からは、トルコのEUの加盟交渉の見直し、もしくは制裁を課すべきだという意見が見られた。また、毎年10月から11月にかけて刊行される加盟交渉の「進捗レポート(Progressive Report) 」の内容も、2016年はトルコに対して厳しいものとなった。トルコ政府はEUの進捗レポートの受け入れを拒否している。

さらに欧州議会でオーストリアを中心に2016年11月24日にトルコの加盟交渉を凍結する決議を賛成多数で可決した。この決議は法的拘束力は持たないものの、トルコのEUに対する不信感をさらに助長させた。

エルドアン大統領は、トルコはロシアと中国が主導する上海協力機構へ鞍替えする可能性や移民の受け入れ拒否に言及するなどして、EUを牽制した。

当面は冷え切った関係が継続
トルコとEUの関係悪化は2017年に入っても改善の兆しを見せていない。

欧州議会のトルコ担当報告者であるカティ・ピリ(Kati Piri)を中心とした議員団が2月22日にトルコを訪問し、「トルコの現状は悪化している」と述べ、EU加盟交渉は前進していないことを示唆した。ピリは特に報道の自由の規制と国家非常事態宣言を名指しで批判している(Hurriyet Daily News) 。

また、2016年11月4日にテロリストに協力した罪で逮捕されたクルド系政党の人民民主党の共同党首であるセラハッティン・デミルタシュとフィゲン・ユクセクダーに対して、2月21日にそれぞれ5ヵ月の収監(デミルタシュ)、議員職のはく奪(ユクセクダー)が決定した。この決定に対してもEUは人権、自由権、議会民主主義の観点から疑問を呈している(Hurriyet Daily News) 。

このように、トルコ政府とEUの溝は徐々に大きくなっているが、両者が決定的に対立することは想定しにくい。なぜなら、EUにとって移民の防波堤となっているトルコの役割は必要不可欠だからである。

EUにとって最悪のシナリオは、トルコが防波堤の役割を止め、再び大量の移民が流入することである。

2017年は3月のオランダ総選挙、4月のフランス大統領選挙、6月のフランス国民議会選挙、9月のドイツ連邦議会選挙と各国で選挙が目白押しであり、移民の流入は各国の極右政党を勢いづかせることになりかねない。

トルコにとってもEUとの関係は悪化しても加盟交渉国としての地位を失うリスクは犯さないだろう。当面、両者の関係は冷え切りつつも継続するという考えるのが妥当である。

1783チバQ:2017/02/27(月) 18:56:04
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170226-00000063-mai-eurp
<イタリア>与党離党組が新会派 レンツィ前首相批判

毎日新聞 2/26(日) 20:51配信
 【ローマ福島良典】イタリアの中道左派与党・民主党を離党すると宣言している党内左派の国会議員が25日、新たな院内会派「憲法1条の民主進歩運動」を結成すると発表した。

 民主党の党内左派議員は、中道寄りのレンツィ前首相(42)が「民主党を私物化した」と批判し、一部が離党を宣言している。今回、新会派結成を発表したのはスペランツァ元民主党下院議員会長(38)ら離党組の若手世代だ。新会派名は憲法1条が「イタリアは労働に基礎を置く民主共和国」と規定しているのにちなんだ。

 新会派は1996年の総選挙で勝利した「オリーブの木」型の中道左派勢力の結集を目指すという。スペランツァ氏は「中道左派勢力を立て直したい」と述べた。

1784チバQ:2017/03/01(水) 19:53:53
http://www.afpbb.com/articles/-/3119591
仏大統領選、真剣に取り沙汰され始めた極右ルペン氏勝利の可能性
2017年02月28日 21:44 
【2月28日 AFP】今春大統領選を控えているフランスで、極右政党の国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)党首(48)が5月、本当に大統領になる可能性が出てきたと、政界の重鎮や評論家らが口にし始めている。世論調査で追い上げを見せている上、最大の対立候補の一人が公金流用疑惑の渦中に置かれているためだ。
 パリ(Paris)西郊のナンテール(Nanterre)にあるFN本部は、英国を欧州連合(EU)離脱に、米国でドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の誕生を導いたのと同じ勢いに乗って、ルペン氏が政権を掌握する可能性があると信じている。

 ルペン氏の政敵の中からでさえ、同氏の勝利があり得ると認める声が上がっている。保守派のジャンピエール・ラファラン(Jean-Pierre Raffarin)元首相も今月、「ルペン氏が選ばれる可能性はあると思う」と述べた。

 社会党(PS)のマニュエル・バルス(Manuel Valls)前首相もまた、ルペン氏は勝てないと思い込むことの「危険性」に警鐘を鳴らした。

 反移民・反EUを掲げるルペン氏はこの4年間、世論調査で一貫した支持を得ている。2013年以降ずっと、同氏が2回投票制の第1回投票を突破し、決選投票に進むと予想されてきた。

 現時点での世論調査によると、5月7日に大決戦となる一騎打ちを迎えれば、ルペン氏が勝利する見込みはないとされているものの、同氏は主な対立候補らとの差を縮めてきている。
■対抗馬が抱える問題

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 特に、右派・共和党候補のフランソワ・フィヨン(Francois Fillon)元首相(62)が抱える法律問題は、ルペン氏に有利に働いてきている。

 フィヨン氏をめぐっては先月、妻に議員秘書としての給与を支払いながら、勤務実態がなかった疑惑が浮上。最新の世論調査では、仮に決選投票が今月末行われた場合、ルペン氏とフィヨン氏の得票率はそれぞれ44%と56%になるという予測が出ている。

 検察当局が24日に、フィヨン氏の主張に対し予審判事が本格的な取り調べに着手すると発表すると、同氏に対する圧力はさらに強まった。

 ルペン氏と決選投票で争うのが、企業寄りの中道派、エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)前経済相(39)になった場合も、似たような構図になると予想されている。

 わずか数か月の間に、泡沫(ほうまつ)扱いから有力候補へと躍進を遂げてきたマクロン氏。ルペン氏との対戦予測が行われるようになったのも先月からだが、ここ1か月のマクロン氏のリードは、30ポイント差から20ポイント差へと縮まってきた。

1785チバQ:2017/03/01(水) 19:54:16
 仏世論研究所(Ifop)の最新の調べでは、マクロン氏の予想得票率61.5%に対し、ルペン氏は38.5%だった。

 ルペン氏も金銭絡みのスキャンダルにさらされており、欧州議会(European Parliament)の公金の不正流用に関わった嫌疑がかけられている。それでも一時最有力視されたフィヨン氏とは違い、支持率低下には直結していない。

 しかし識者らは、既に多くの想定外の事態に見舞われている今回の選挙で、決選投票の結果を予測するのはリスクを伴うと警戒している。仏紙ロピニオン(L'Opinion)が今月半ばに世論調査の専門家らの予想を掲載したが、ルペン氏勝利の可能性については見解が分かれた。

■第1回投票の結果に注目

 Ifopのジェローム・フルケ(Jerome Fourquet)氏はAFPに対し、決選投票前日の世論調査でルペン氏と対立候補の得票率予想が40%対60%だったなら、「差が大き過ぎてサプライズは起こらない」が、「55%対45%なら話が変わってくる可能性がある」と予想した。

 フルケ氏は、ルペン氏が決選投票で勝利する勢いを得られるかどうかを見極めるには、第1回投票での結果が鍵になるとみている。

 2002年の大統領選では、父親のジャンマリ・ルペン(Jean-Marie Le Pen)氏が決選投票に駒を進め、既存の政治体制に激震が走った。とはいえ決選投票では、極右ルペン氏の当選を阻止しようと、さまざまな政治思想を持つ有権者らが、渋々ながらも保守派候補のジャック・シラク(Jacques Chirac)氏に投票した。

 より最近の例は、2015年12月に行われた地方選でも見られた。ルペン氏本人に加え、めいのマリオン・マレシャルルペン(Marion Marechal-Le Pen)氏(27)も第1回投票で高い得票率を獲得。しかし第2回投票では主要政党が結束して阻止に回ったため、両氏共に完敗に終わった。

 Ifopのフルケ氏は、それ以来「ルペン氏はさらなる障害を乗り越えてはきているものの、今後越えるなければならない壁は非常に高い」と話している。(c)AFP/Guy JACKSON/Guillaume DAUDIN

1786とはずがたり:2017/03/01(水) 20:11:05
オランダ総選挙、極右大躍進なら既成政党も無視できず-PVV党首
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-02-13/OLAURX6JIJUP01
Anne van der Schoot
2017年2月13日 15:56 JST

オランダの極右政党・自由党(PVV)のウィルダース党首は、3月15日に実施される総選挙について、PVVが躍進すれば、自分の存在を他の政治家が無視できなくなると語った。
  ウィルダース党首はWNL放送との12日のインタビューで、「PVVが有権者の支持を得て2.3議席の上積みということでなく、本当に大きな躍進を遂げる場合」、彼らは自分と協力せざるを得ないだろうと発言。「200万から250万人の有権者を無視することはできない。無視すれば非常に愚かな選択となろう」と述べた。
  Peil.nlの最新世論調査によれば、ウィルダース氏が率いるPVVは下院(定数150議席)で30議席前後を獲得し、第1党になると予想されている。世論調査でPVVを追う自由民主党やキリスト教民主勢力、労働党、グリーン・レフトといった既成政党は、PVVと連立政権を組むことはないと表明。ウィルダース氏の発言に対し、自由民主党を率いるルッテ首相は12日のツイッターで、「ゼロ%だ。それが起きることはない」と反論した。
  ウィルダース氏は2004年に自由民主党と袂(たもと)を分かち、反イスラムと反欧州連合(EU)を標榜するPVVを旗揚げした。
  
原題:Wilders Warns About Excluding Dutch Freedom Party After Vote (1)(抜粋)

【オピニオン】オランダ総選挙、欧州極右に吉と出るか
3月の選挙で欧州各国の先導役になる可能性も
http://jp.wsj.com/articles/SB11177354273695693774104582580182390783786
By JOHN VINOCUR
2017 年 1 月 25 日 14:32 JST
 【アムステルダム】今もネット上で売買される有名な1962年の航空会社のポスターは「慎重で時間厳守のオランダ人」の「信頼性」をうたっている。オランダは落ち着いた寛容さや親ビジネスでも定評があり、調和の取れた合理性というイメージの国だ。

 しかし不合理さの時代を迎え、それが現実にかき消されつつある。3月15日に行われるオランダ総選挙に向け、世論調査では一貫してヘルト・ウィルダース党首率いる極右政党「自由党」がリードを保っている。

 人種差別をあおったとして先月有罪判決を受け...

欧州の「新たな爆弾」 火種はオランダ
http://jp.wsj.com/articles/SB12408226390103943756704582450060107824718
By SIMON NIXON
2016 年 11 月 21 日 18:46 JST

 【ハーグ(オランダ)】欧州の夢が潰えるとすれば、致命的な打撃を与えるのはオランダかもしれない。来年3月のオランダの総選挙は、今後の欧州の行方を占う決定的な瞬間になりそうである。

 欧州連合(EU)にとってのリスクは反EU、反移民を掲げるオランダの極右政党「自由党」のヘルト・ウィルダース党首によってもたらされるわけではない。ウィルダース党首は世論調査でも大きくリードしており、英国のEU離脱(ブレクジット)やトランプの乱の下地を作った社会的・経済的要因の多くから恩恵を受けることになるだろう。

...

反移民の右翼政党、首位の勢い 来月のオランダ総選挙
http://www.asahi.com/articles/ASK2J5RHDK2JUHBI022.html
スパイケニッセ=吉田美智子2017年2月18日21時10分

 3月15日投開票のオランダ総選挙まで1カ月。米大統領選のトランプ氏勝利の余勢を駆って、移民受け入れ反対や反欧州連合(EU)を掲げる右翼・自由党(PVV)が首位の勢いを保つ。同党は18日、南部ロッテルダム近郊で選挙運動をスタートした。

 国際的な港湾都市ロッテルダムの近郊、人口7万人の町スパイケニッセ。支持者約200人の前でPVVのウィルダース党首は「自分たちの手に国を取り戻す時が来た」と訴えた。

 PVVが選挙運動のスタート地点にここを選んだのには理由がある。前々回2010年の総選挙で27%、前回12年は20%の票を得るなど、支持が高いためだ。

 スパイケニッセはロッテルダム…

1787とはずがたり:2017/03/01(水) 20:12:14
「オランダ総選挙」、極右の強い存在感(欧州)(SMAM マーケット・レポート)
http://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20170228-00000001-ifis-bus_all
2月28日(火)9時26分配信 アイフィス株予報

オランダでは、3月15日に下院議会の総選挙が実施される予定です。ここ数年、極右の自由党が支持を伸ばしており、現・連立与党の自由民主国民党(VVD)や労働党を凌ぐ勢いとなっています。しかし、自由党が単独与党となるにはその勢いは足らず、また他の主要政党が自由党との連立・連携に否定的な姿勢を示す中、極右政権樹立の可能性は低いと見られますが、今後フランスやドイツで控える選挙にどの程度影響力を残すのか注目されます。

【ポイント1】「オランダ総選挙」は3月15日実施予定

2015年以降、反EUや反移民を掲げる自由党が支持率を伸ばす

■3月15日、オランダでは下院議会の総選挙が実施予定となっています。オランダでは現在、ルッテ首相率いる自由民主国民党(VVD)と労働党が連立与党となっています。オランダの下院は総議席150議席となっており、現在はVVDが40議席、労働党が36議席と、両党でおよそ半数を占めています。

■これに対し、2015年の欧州の難民危機以来、極右の自由党が支持を伸ばしています。自由党は、反EU、反移民、反イスラムを掲げており、党首のウィルダース氏は、自由党が選挙に勝利すれば、EUに加盟していることの是非を問う国民投票を実施するとしています。

【ポイント2】自由党は支持率を落とすもトップを維持

VVDがより右寄りとなり、自由党は伸び悩む

■2月中旬の世論調査では、ウィルダース氏率いる自由党は支持率を落としたものの、依然として現・与党のVVDを上回って支持率トップとなっています。獲得議席数では、自由党は現在の15議席から29議席(全体の19%)と躍進する一方、VVDは25席(同16%)、労働党は11議席(同7%)に議席を減らすとの予想もあります。

■足元では、VVDが自由党に対抗するため、より右寄りの姿勢を強めてきており、自由党の支持が伸び悩んでいると見られます。

【今後の展開】極右政権樹立の可能性は低いものの、他国選挙への影響に注目

■自由党は、第一党になったとしても単独与党には遠く及ばず、連立交渉が必要となりそうです。しかし、他の主要な政党は、自由党と距離を置き、自由党が主導する連立交渉や連携には否定的な姿勢を示しています。自由党が連立交渉に失敗した場合には、第二党となると見られる現・与党のVVDがリーダーシップを発揮する形で連立協議が進むと見られます。このあと4月、5月にはフランス大統領選挙が控えており、自由党と同じく反EUや反移民などを唱える極右・国民戦線のルペン党首が支持率を高めているほか、秋にはドイツの総選挙も控えています。今回の「オランダ総選挙」で自由党がどの程度の影響力を残し、これが他の欧州主要各国の選挙に影響するのか注目されます。

(2017年 2月27日)

1788チバQ:2017/03/02(木) 00:01:56
http://mainichi.jp/articles/20170302/k00/00m/030/101000c
仏大統領選
フィヨン元首相、訴追へ 支持率の回復困難

毎日新聞2017年3月1日 21時42分(最終更新 3月1日 21時42分)
【パリ賀有勇】4〜5月のフランス大統領選(2回投票制)の中道・右派候補のフィヨン元首相(62)が1日、妻らが秘書名目で給与などを不正受給した疑いを巡って記者会見し、訴追される見通しとなったことを明らかにした。一方で、出馬は断念しないと改めて強調した。

 フィヨン氏は、妻と長女と長男が、議員秘書として職務の実態がないにもかかわらず秘書給与など計98万ユーロ(約1億2000万円)を不正受給した疑いが浮上。フィヨン氏は疑惑を否定しているが、司法当局が捜査を進めている。

 フィヨン氏は1日、大統領選の立候補が締め切られる17日を目前にした15日に司法当局に召喚され、訴追される見通しであることを明らかにし、捜査を「政治的な暗殺」と批判。「私は降伏しない。最後まで戦う」と述べた。

 フィヨン氏は疑惑が浮上した直後には「正式な捜査に進展すれば、出馬を断念する」とも発言していただけに、下落した支持率の回復は難しいとみられる。

 1日公表の第1回投票の支持率世論調査では極右政党・国民戦線のルペン党首(48)が25%。独立系候補として出馬するマクロン前経済相(39)が24%で肉薄し、フィヨン氏は21%だった。

1789チバQ:2017/03/03(金) 17:32:56
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170303-00000005-jij_afp-int
スウェーデン徴兵制復活 ロシアの脅威に対応、女性も対象

AFP=時事 3/3(金) 8:55配信
【AFP=時事】スウェーデン政府は2日、2010年に廃止していた徴兵制を復活させると発表した。18歳の男女を対象に来年から兵役に就かせる。ロシアがバルト海(Baltic Sea)周辺で活動を活発化させるなど、世界的な安全保障環境の変化に対応する。

【写真】女性も徴兵する隣国ノルウェーでは兵士の部屋も「男女混合」

 ペーテル・フルトクビスト(Peter Hultqvist)国防相はAFPに対し「ロシアが(ウクライナの)クリミア(Crimea)を併合した現状がある」と指摘。さらに「ロシアはわが国のごく近傍での演習を増やしている」と警戒感を示した。

 スウェーデンは現代的な軍に必要な条件を満たせないとみて2010年に徴兵制を廃止。志願制に切り替えていた。

 今年7月1日から、1999年以降に生まれた男女全員が徴兵対象となる。スウェーデンで徴兵制が女性にも適用されるのは初めて。兵役に就くのは来年1月1日からで期間は11か月。

 7月1日以降、1999年以降生まれの国民は全員連絡を受け、質問票への回答を求められる。回答内容に基づいて1万3000人が招集され、毎年4000人ずつ徴集される。【翻訳編集】 AFPBB News

1790チバQ:2017/03/03(金) 17:38:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170302-00000113-mai-eurp
<オランダ>「排他」熱、ここでも 15日に下院選

毎日新聞 3/2(木) 21:42配信

◇反EU掲げる極右の自由党が第1党の座を争う

 3月15日投開票のオランダ下院選まで2週間を切った。反イスラム、反欧州連合(EU)を掲げる極右の自由党が、ルッテ首相率いる与党の中道右派・自由民主党と第1党の座を争う構図だ。英国のEU離脱、トランプ米大統領を生んだ反エスタブリッシュメント(既存体制)のうねりはオランダでも高まっている。【スパイケニッセ(オランダ南部)で八田浩輔】

 「イスラムに賛成か、反対かと聞いているんだ」。高揚する高齢男性が目の前の女性に声を荒らげて問い詰めた。「私も政府には落胆している。ただ自由党は何の解決策も提示していない……」。大学院生のレネカ・マックスさん(24)の答えは、別の自由党支持者の罵声にかき消された。

 ヘルト・ウィルダース党首(53)率いる自由党は2月18日、オランダ南部スパイケニッセで選挙運動を始めた。集会で「極右のエリート」などと書かれた紙を持ってウィルダース氏を批判していたレネカさんらは支持者らと口論になった。「医療や雇用対策にお金が回らず、怒りはよく分かる。でもウィルダース氏はイスラム系の移民や難民に責任転嫁しているだけ」。レネカさんは嘆息した。

 スパイケニッセは人口7万人。1960年代以降に安価な住宅事情を求めて近郊の大都市ロッテルダムから移り住んだ中低所得者層が多く暮らす。自由党が重視する選挙区で、2012年の前回下院選で全国平均の倍近い20.8%の得票率を得た。その勢いは今、全国規模に広がる。

 世論調査サイトPeil.nlによると、自由党への支持は15年夏の欧州難民危機を契機に上昇し、2年近く支持率首位を維持。エラスムス・ロッテルダム大のバン・シェンデレン名誉教授は「『先住オランダ国民』の多くが、実害がなくても難民・移民を脅威と感じている」とみる。

 ウィルダース氏は昨年12月、イスラム圏のモロッコ人への差別を扇動したとして有罪判決を受けており、この日も報道陣を前に「モロッコ人の『くず』が治安を悪くしている」と述べた。オランダのイスラム人口は約6%で欧州主要国ではフランスに次いで高い。自由党はモスクの閉鎖やコーラン(聖典)の禁止など強硬な反イスラム政策を掲げる一方、左派的な社会経済政策も支持を広げる理由の一つとなっている。

 世論調査によると、有権者が最も重視するのは高齢化社会を背景にした社会保障政策だ。財政再建を重視するルッテ政権は、医療費の自己負担額の上限と共に、年金受給年齢を67歳に段階的に引き上げることを決めた。これに対し自由党は医療費の自己負担を無くし、年金受給年齢を65歳に戻すと主張し、左派支持層の一部も取り込んでいる。

 元労働党員というピートさん(73)は、労働党とのつながりを理由に名字を伏せたが、今は熱烈な自由党支持者だ。「この国の官僚政治は機能していない。私たちの声を代弁してくれるのはウィルダース氏しかいない」

1791チバQ:2017/03/03(金) 17:38:38
 ◇自由党のウィルダース党首、EU離脱も言及

 ウィルダース氏は「オランダのトランプ」とも例えられる。反移民と反エスタブリッシュメント、ツイッターを多用してメディア批判を繰り広げる手法が共通するためだ。「オランダを我々の手に取り戻す」というスローガンはトランプ氏の「米国を再び偉大に」と通じる。

 与党の国会議員を務めた経歴もあり、政治経験ゼロだったトランプ氏のような「アウトサイダー」ではない。中道右派の自由民主党職員として社会福祉政策の立案などを担当し、1998年に下院議員に初当選した。だが、右傾化して孤立し離党。2006年に自由党を発足させた。

 オランダでは米同時多発テロ(01年)前後に反イスラムを掲げるフォルタイン党が支持を広げたが、カリスマ的な党首が殺害され解散。自由党は一定の反イスラム支持層の受け皿となった。

 ウィルダース氏はEU離脱を問う国民投票の実施を公約に掲げてEUをも揺さぶる。今回の選挙を欧州での「愛国者の春」の始まりと位置付け、仏大統領選(4、5月)、独総選挙(9月)を見据えて、共鳴する両国の右派・極右政党とも協力を進める。

 ただ、世論調査での勢いを慎重にみる向きもある。アムステルダム大のハイス・シューマッハ助教(政治学)は「過去の世論調査でも自由党は(選挙結果よりも)高めに出る傾向があった。政府への『不信任』や反エスタブリッシュメントの機運が高まっているのは確かだが、投票段階では他の政党に分散するのではないか」という。

 連立政権が常態化しているオランダでは単独過半数を望める政党はなく、過去の下院選後は組閣までに平均3カ月程度かかった。支持率で自由党と拮抗(きっこう)する自由民主党など主要政党は、ウィルダース氏外しの連立を模索するとみられ、オランダの政治空白が続く中で「欧州の命運を握る」(EU外交筋)とされる仏大統領選を迎える可能性がある。
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1792チバQ:2017/03/03(金) 17:42:43
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170303-00000083-san-eurp
15日総選挙 「寛容」オランダを包む緊張 極右台頭、欧州の行方占う

産経新聞 3/3(金) 7:55配信
 オランダの下院選挙が15日に迫った。仏独の重要選挙に先駆け、右派の大衆迎合主義(ポピュリズム)的な潮流が強まる欧州の動向を占う試金石として注目が集まっている。反移民・難民を掲げて存在感を増すウィルダース党首(53)率いる極右、自由党が第一党をうかがう中、「寛容の国」とも呼ばれてきたオランダには静かに緊張感が広がっていた。(ハーグ 宮下日出男)

                   ◇

 ■捨て置かれた国民に目

 オランダ・ハーグ北西部の北海沿岸のダインドルプ地区。魚店を営むビレム・フリートさん(63)は選挙情勢を聞かれると、きっぱりと答えた。「ウィルダース氏に期待する。彼は捨て置かれた国民に目を向けている」

 フリートさんはこの漁師町で約40年、魚を扱ってきた。近年、目にしてきたのは欧州連合(EU)の漁業規制や他の加盟国からの輸入品に押され、廃業する漁師や加工業者たちだ。今ではハーグで失業者が集まる低所得層の地区とされる。

 国全体では2008年の経済危機の影響を脱しつつあるが、「恩恵を受けるのは教養のあるエリートだけ」(フリートさん)。緊縮財政の下で医療費の自己負担増など高福祉も削られた。「難民に使う金は国民に回すべきだ」と憤る。

 人々の不満を吸収し、排外主義や既存政治批判を展開する極右。15年の地方選で自由党はこの地区で約40%を得票した。全国のほぼ4倍だ。「今じゃ6割以上だろう」。フリートさんは胸を張った。

 ■非寛容への寛容は自殺

 自由党に共感するのは低所得層だけでない。官公庁が集まるハーグ中心部に勤める女性は「前回(の下院選)も自由党に投じた」と明かした。「女性が不自由なイスラム教は好ましくない」のが理由の一つだ。

 オランダは同性婚をいち早く合法化するなど、自由を重んじる「寛容」な国柄とされる。自由党への支持と相反するようだが、イスラム教を「全体主義」とするウィルダース氏は「非寛容への寛容は文化的自殺」という論理で「反イスラム」を唱える。

 同国の政治学者フォッセン氏によると、この論法は00年代初めに支持を集めた右翼政治家、ピム・フォルタイン氏が用い、移民をめぐる“タブー”を破った。この後、「進歩的と自任する人も、イスラム教への反感から移民に批判的になった」と解説する。

 フォルタイン氏は反発する有権者に暗殺された。ウィルダース氏が厳重に警護されるのは再発を防ぐためだ。先月、警備情報が漏れた疑いが浮上するとウィルダース氏は不信感を示し、公の場で選挙運動を控えるとした。

 「他の政治家が言わないことを明確に言う姿勢がいい。表現の自由は守るべきだ」。女性職員はウィルダース氏をこうも評した。

1793チバQ:2017/03/03(金) 17:42:56

 ■欧州最大の多文化市場

 「欧州最大の多文化の市場」。ハーグ中心部近くには地元当局がそう呼んでいる屋外市場がある。白人、イスラム系、アジア系などさまざまな人が集う光景は「多文化社会」の象徴だ。だが、市場を一歩出ると広がるのはイスラム教徒が大半の移民街。白人のオランダ人はほとんどいない。

 モスク(イスラム教礼拝所)から出てきたトルコ系男性(32)は「最近、白人が距離をとるようになった」と語り、「ウィルダース氏の影響で子供の将来が心配だ」と漏らす。チュニジア系の男性(30)は「イスラム教徒は今後、住みにくくなる」と案じた。

 イスラム教徒を装って3年間、移民街に住んだアラブ研究家のゼーハー氏は、移民街には白人のオランダ人があまり近寄らない一方、移民系住民も独自のコミュニティーにこもる傾向があると指摘した上で、こう警鐘を鳴らす。

 「ウィルダース氏の支持者も移民系住民も、互いに接触がないまま、今の状態をアイデンティティーへの脅威と感じ、緊張が高まっている」
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1794チバQ:2017/03/03(金) 17:43:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170303-00000081-san-eurp
仏大統領選 マクロン氏、台風の目 独立候補、若さで躍進

産経新聞 3/3(金) 7:55配信
 【ベルリン=宮下日出男】4月23日のフランス大統領選の第1回投票まで2カ月を切り、若さや新鮮さが売りの独立候補、マクロン前経済相(39)が台頭してきた。有力候補だった中道右派、フィヨン元首相(62)がスキャンダルで苦境に立たされている。決選投票はマクロン氏と極右政党、国民戦線のルペン党首(48)という左右二大陣営によらない2人の対決になるとの観測も強まっている。

 マクロン氏は2日、記者会見を開き、「私が望むのは束縛もなく、弱者も守られた社会だ」と訴え、政策綱領を公表した。“イメージ先行”で政策はあいまい、という批判を払拭する狙いだ。

 マクロン氏は選挙経験も政党の支持基盤もないが、独自の政治運動「前進」を率い、台風の目として存在感をアピール。最近の世論調査では第1回投票の支持率で、フィヨン氏を抑えて2位を保ち、1日公表の調査では首位のルペン氏に1ポイント差まで迫った。

 公務員12万人削減を含む財政緊縮のほか、失業者訓練などへの投資拡充といった貧困層に配慮した政策も掲げる。フィヨン氏や、社会党など左派候補のアモン前国民教育相(49)より穏健な路線をとり、ここにきて中道政党「民主運動」の支持も獲得。追い風を見込む。

 ただ、マクロン氏はオランド社会党政権下で企業重視の経済改革を進め、労働者層の抵抗感は根強い。2月の旧植民地アルジェリア訪問では、「植民地化は人道に対する罪」と発言して保守層の反発を招き、支持率が一時低下。決選投票がルペン氏との一騎打ちになった場合を想定した世論調査では優勢を保っているマクロン氏だが、左右の幅広い支持層を結集できなければ盤石とは言い難い。

 一方、家族の架空雇用疑惑を抱えるフィヨン氏は1日、司法当局に15日に召喚され、正式に捜査される見通しだと発表。出馬に望みをつなぐが逆風は強まるばかりだ。アモン氏も巻き返しのため、分裂選挙状態の左派系候補の一本化を目指すが、急進左派系候補に断られるなど苦戦している。

1795チバQ:2017/03/03(金) 17:45:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170303-35097511-cnn-int
仏大統領選有力候補のルペン氏、EU議会が免責特権停止

CNN.co.jp 3/3(金) 9:40配信
CNN) フランスの次期大統領選挙で有力候補と目されている国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン党首について、欧州連合(EU)議会は2日、ルペン党首の議員としての免責特権を停止する決議案が賛成多数で採択されたと発表した。

これでフランスの捜査当局がルペン党首を訴追することが可能になる。同氏は2015年12月、過激派組織イラク・シリア・イスラム国(ISIS)による殺人の画像をツイッターに投稿したことを巡り、暴力画像の流布やテロ扇動を禁じたフランスの法律に違反する可能性を指摘されていた。

欧州議会のアントニオ・タヤーニ議長によると、投票では大多数の議員が免責特権の停止を支持した。

ルペン氏はCNNの取材に対し、免責特権が停止されたことは気に留めていないと述べ、「私の考えは法廷で表明する」と語った。

EU議会議員としてのルペン氏には、言論の自由も含む免責特権が与えられている。これに対してパリ西部ナンテールの検察が、特権を停止するよう求めていた。

ルペン氏の免責特権停止は今回の問題に限った措置。4月23日に行われるフランス大統領選挙の第1回目の投票日までに、何らかの動きがある公算は小さい。

ナンテール検察は2日、ルペン氏を起訴するかどうかについてコメントするのは時期尚早だと語った。

ルペン氏は2013年にもEU議会の免責特権を停止され、宗教差別をあおった罪で15年に起訴されたが、リヨンの裁判所が無罪判決を言い渡した。

1796チバQ:2017/03/05(日) 23:33:42
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170304X075.html
フィヨン氏に交代圧力=広報責任者が辞任―仏大統領選
03月04日 06:53時事通信

 【パリ時事】4〜5月のフランス大統領選の有力候補である右派の最大野党・共和党のフィヨン元首相に対し、出馬辞退を求める動きが党内で強まっている。妻が絡む不正給与疑惑が響き支持率が急落し、同氏陣営の広報責任者が3日に辞任を表明。昨年11月の予備選で敗北したジュペ元首相の擁立を目指す動きが活発になり始めた。

 広報責任者のソレール氏は3日のテレビ出演で「フィヨン氏が訴追対象となった以上、選挙戦は続けられない」と辞任の理由を説明。仏紙ルモンド(電子版)は、同様に運動から離脱した共和党議員らが3日までに50人超に上ったと伝えた。

 フィヨン氏を支持してきた中道政党・民主独立連合(UDI)のラガルド党首も3日、地方紙のインタビューで「候補者を代えないまま、勝ち目のない戦いに協力し続けることはできない」と支援を打ち切る考えを示した。

1797チバQ:2017/03/05(日) 23:34:15
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASK345WR4K34UHBI022
北アイルランド、自治停止の可能性 議会選挙の結果受け
03月04日 22:52朝日新聞

 2日に投票が行われた英国の北アイルランド自治政府議会選挙(定数90)は4日、全議席が確定した。プロテスタント強硬派の民主統一党(DUP)が28議席で第1党を維持したが、カトリック強硬派のシンフェイン党が27議席とDUPに肉薄。正副首相を選ぶ両党の連立交渉は難航が予想される。約10年ぶりに自治が停止し、英政府の直轄統治が復活する可能性がある。

 北アイルランドでは、ユニオニストと呼ばれる英国の統治継続を支持するプロテスタント系住民と、ナショナリストと呼ばれる英国からの分離とアイルランド帰属を主張するカトリック系住民が対立。1960年代から約30年にわたりテロが繰り返された。98年の包括和平合意に基づき、自治政府は両派の最大政党から選出された正副首相が協力して運営してきた。

 1月にシンフェイン党のマクギネス副首相がエネルギー政策の失敗を理由にDUP党首、フォスター首相の退陣を求めたが受け入れられなかったことに抗議し、辞任。連立政権が崩壊し、解散選挙となった。英BBCによると、投票率は速報値で64・8%。任期満了に伴う昨年選挙の54・9%を大きく上回った。(ロンドン=渡辺志帆)

http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170306k0000m030008000c
<北アイルランド選>民主統一党、1議席差で第1党守る
17:26毎日新聞

 【ロンドン矢野純一】2日に投票された英国の北アイルランド自治政府議会(定数90)選挙は4日、開票が終了した。プロテスタント系の民主統一党(DUP)が28議席を獲得し、第1党の座を保った。カトリック系シン・フェイン党が27議席を獲得し、改選前の10議席差から1議席差と迫った。

 今回の選挙で定数が108から90に削減された。両党は3週間かけて連立協議を行うが、シン・フェイン党はDUP党首の辞任を求めており、交渉は難航が予想される。交渉が不調に終わると自治政府の機能が、英政府に移される可能性があり、欧州連合(EU)からの離脱を控えるメイ首相は難題を抱える。

 北アイルランドでは、イギリスからの独立とアイルランドへの帰属を主張するカトリック系住民と、英国の統治を求めるプロテスタント系の住民が対立。北アイルランド紛争と呼ばれる衝突が30年以上続いていた。両者は1998年に和平合意し、双方の政党代表が自治政府の正副首相に就任して政府を運営していた。

 自治政府副首相を務めていたシン・フェイン党党首が、DUPが主導するエネルギー政策に反発して辞任。議会が解散し、議会選となった。

1798チバQ:2017/03/05(日) 23:35:58
http://www.sankei.com/world/news/170305/wor1703050047-n1.html
2017.3.5 22:37

自治政府発足遅れも 北アイルランド自治議会選 カトリック系が躍進
【ロンドン=岡部伸】2日投票された英国の北アイルランドの自治議会選(定数90)は4日、全議席が確定し、プロテスタント系の民主統一党(DUP)が28議席を獲得、第1党の座を維持した。第2党カトリック系のシン・フェイン党は27議席を獲得、議席差が改選前の10から1に縮まった。両党の対立が続き、自治政府発足が遅れる可能性がある。

1799チバQ:2017/03/06(月) 19:04:44
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170306-00000015-jij-eurp

フィヨン候補窮地に=最大野党幹部、6日に対応協議―仏大統領選

時事通信 3/6(月) 6:51配信

 【パリ時事】4〜5月のフランス大統領選をめぐり、有力候補である右派最大野党・共和党のフィヨン元首相(63)が、出馬撤回の瀬戸際に立たされている。

 妻らが絡む不正給与疑惑を受けて支持率が急落し、敗色濃厚と判断した同党議員ら約250人が相次ぎ選挙運動から撤退。出馬辞退を求める声が強まる中、同党幹部は6日に緊急会合を開き、対応を協議する。

 「家族を雇用したのは誤りだった」。フィヨン氏は5日、パリのエッフェル塔近くで開いた集会で約4万人(警察発表)の支持者を前に謝罪し、支援を要請。聴衆からは「頑張れ」と声援が起こった。中部クレルモンフェランから訪れた技術者のフィリップさん(62)は疑惑について「メディアの報道が過剰だ。捜査の結果を見ないと判断できない」と話す。

 世論調査では、フィヨン氏の支持率は極右政党国民戦線(FN)のルペン党首(48)、中道系独立候補のマクロン前経済相(39)に次ぐ3位。一方、昨年11月の中道・右派予備選で次点でフィヨン氏に敗れたジュペ元首相(71)なら当選する可能性が高いとする調査結果もあり、ジュペ氏擁立論が取り沙汰される。

1800とはずがたり:2017/03/06(月) 21:25:04
メイ英首相が今月EUに離脱通知 ブレグジットは実戦モードへ
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/03/eu-58.php
2017年3月4日(土)10時57分

英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)問題は、水面下の駆け引きにとどまる「偽りの戦争(phony war)」の段階からついに「実戦モード」に突入する。場合によっては悲惨な事態になるだろう。

メイ英首相は今月、EUに正式に離脱を通告する方針。これを受けてEUは4月に首脳会議を開催する見通しで、加盟各国は交渉の行方に影響する決断を迫られる。これが英国が最初に交渉すべき項目や、後回しにしなければならない問題、そして交渉自体の枠組みなどを左右する可能性がある。あるEU高官は「非常に重い政治判断になるだろう」と述べた。

このEU首脳会議は、ブレグジット問題で加盟国の結束が試される最初の機会になりそうだ。各国首脳は、英国が交渉を有利に進めるためEUの分断を図ってくることを警戒している。

一部では、他のさまざまな問題で既に豊かな国と意見が合わない東欧の国民所得が低い諸国は、特に英国からの資金援助になびきやすいと懸念されている。

別のEU高官は、加盟国の団結を維持する取り組みについて「英国が『分断して支配する』作戦を始めれば、台無しになりかねない」と不安を漏らした。

複数の外交官によると、メイ首相は今月20日ごろに離脱通告を発する可能性がある。それに伴ってトゥスクEU大統領は、早ければ4月6日にも首脳会議を開くとみられる。

EUが目標とする2018年10月までに英国との交渉合意にこぎ着けるには、夏までに2つの問題を整理して対応する必要がある。1つは加盟国が交渉担当者に付与する指針の内容に合意すること、もう1つはEU欧州委員会が英国との間で離脱に関する諸問題についてどこまで掘り下げ、どのような日程で進めるかを決めることだ。

3人目のEU高官は「われわれは交渉課題と順位付けで合意しなければならない」と語り、個別の経済分野を切り離して協議しようとする英国の動きと対決する形になると付け加えた。

フランスとドイツの政府当局者も同様の見方をしている。
EU首脳会議で欧州委に交渉権限を与えることが正式に決まれば、交渉を統括するミシェル・バルニエ氏が欧州委に対して交渉の枠組みに関する自身の見解を反映した提言をする運びとなる。こうした提言は、各国政府が検討して修正すべきは修正し、最終的に交渉の指令が固まる。そして交渉指令が承認された後、バルニエ氏のチームはようやく英国のデービス離脱担当相が率いる一団と協議に入れる。

バルニエ氏は既に加盟国に対して、優先的に交渉すべき2つの分野を提示している。1つは英国が19年に予定しているEU離脱までに支払うべき債務、もう1つは現在EU域内に住む英国人と、ブレグジット後も英国に住み続ける可能性のあるEU市民の権利や福祉に関する問題だ。

またEUと英国の新たな国境の取り扱いも優先して協議すべきだとみなされている。特に唯一の陸続きで接するアイルランドと英国は、双方ともに北アイルランドが政治的に不安定化するのを避けるためにできるだけオープンな形になることを希望している。

ただこうした問題は、メイ氏がEUとのより広範な通商協議の観点で要望している事項がどうなるか次第の面があり、同時並行的に話し合われる可能性が十分にある。交渉円滑化のためには19年以降にブレグジットの「経過措置」を導入することで合意しなければならないかもしれない。

関係者の間では既に、EUと英国がともに各国国民や企業を混乱に陥れてしまうような交渉決裂をにおわす事態が起きるとの予想が聞かれる。ある英政府当局者は「わたしは心配だ」と述べ、交渉の枠組みをどうするかで一致点が見つからなければ早々と決裂しかねないと主張。「6月にまだ交渉の場にわれわれがいるようならば問題ない。だがそれよりも前に負のスパイラルに見舞われてもおかしくない」と危惧した。

(Alastair Macdonald記者)

1801チバQ:2017/03/07(火) 19:40:18
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1703060068.html
【仏大統領選】疑惑のフィヨン氏に交代圧力高まる 中道右派、ジュペ氏代替案も
03月06日 21:09産経新聞

 【ベルリン=宮下日出男】フランス大統領選第1回投票を来月23日に控え、中道右派陣営の混迷が深まっている。家族の架空雇用疑惑で支持率が低落するフィヨン元首相(63)の候補交代を求める圧力が高まる一方、フィヨン氏は出馬姿勢を維持。陣営内で亀裂が鮮明となる中、巻き返しへの打開策はみえない。

 フィヨン氏は疑惑をめぐり、司法当局に15日に召喚され、正式捜査される見通し。第1回投票に向けた支持率では極右、国民戦線のルペン党首、独立候補のマクロン前経済相の後塵(こうじん)を拝し、3位に低迷。決選投票進出が危ぶまれている。

 陣営内ではフィヨン氏が正式捜査の場合に出馬を辞退するとの前言を翻した経緯もあり、危機感から不満が噴出。選挙対策本部の幹部が相次ぎ辞任し、陣営に加わる一部政党がフィヨン氏への支持撤回を決めた。

 このため昨年11月の予備選決選投票でフィヨン氏に敗れたジュペ元首相(71)を代替に擁立しようとの動きも顕在化。世論調査ではジュペ氏なら大統領選第1回投票を首位で通過するとの予測も出ている。サルコジ前大統領は6日、フィヨン、ジュペ両氏との3者協議を提案した。

 ただ、ジュペ氏は6日、記者会見で「立候補はしない」と明言する一方、疑惑をめぐり司法当局やメディアを批判するフィヨン氏の姿勢を批判した。陣営の中心政党の保守系、共和党は6日、緊急の幹部会合で対応を協議する予定だ。

 一方、フィヨン氏は5日夜、仏メディアで「誰も私が候補となることをとめられない」と強調。これに先立ちパリで集会も開催し、最大4万人の支持者を前に「私を邁進(まいしん)させてくれる群衆の声に耳を傾けねばならない」と訴えた。

1802チバQ:2017/03/08(水) 11:06:05
http://www.sankei.com/world/news/170308/wor1703080022-n1.html
2017.3.8 09:23更新


オランダ極右、失速 15日総選挙 米政権混迷が原因か

1803とはずがたり:2017/03/08(水) 14:26:31

2017.3.8 09:23
オランダ極右、失速 15日総選挙 米政権混迷が原因か
http://www.sankei.com/world/news/170308/wor1703080022-n1.html


 【ベルリン=宮下日出男】オランダ下院(定数150)選挙は8日、投票が行われる15日まで1週間となる。反移民や反欧州連合(EU)を主張し、ウィルダース党首率いる自由党は支持率で首位を走ってきたが、勢いに陰りもみえ、ルッテ首相の中道右派、自由民主党と激しく争う展開となっている。

 選挙は英国のEU離脱決定やトランプ米政権発足を受け、欧州で勢いづく右派大衆迎合主義(ポピュリズム)的勢力の動向を占うとして注視されている。結果は4〜5月のフランス大統領選、9月のドイツ総選挙に影響する可能性もある。

 最近の複数の世論調査によると、自民党の予想獲得議席が23〜27議席に対し、自由党は21〜25議席。これに中道右派、キリスト教民主勢力(18〜20議席)などが続き、自民党の連立相手の中道左派、労働党は11〜13議席に低迷している。

 自由党の失速の背景としては、ウィルダース氏はトランプ大統領の誕生をたたえていたものの、その後の米政権の混迷がオランダの国内世論に影響を与えていると指摘されている。他党は自由党との協力を拒む構えで、自由党の政権参加が困難とされることも一因に挙げられている。

 ルッテ氏は経済回復などの実績を訴えているほか、世界の先行きに不確実性が増す中で「安定」の重要性を強調。移民に対してはオランダ社会への統合を望まないなら、「国を去る選択肢がある」と厳しい態度をとり、自由党支持者の取り込みを図る。

1804チバQ:2017/03/09(木) 17:41:22
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170308-00000112-mai-eurp
<オランダ>与党、極右と拮抗 下院選まで1週間

毎日新聞 3/8(水) 21:30配信
 【ウォルメル(オランダ北部)で八田浩輔】3月15日投開票のオランダ下院選(定数150)まで1週間を切った。第1党の座を巡りイスラム移民排斥を掲げる極右の自由党と、ルッテ首相率いる与党の中道右派・自由民主党は拮抗(きっこう)。自由民主党は議席の減少が避けられない見通しで、有権者との対話を重視したどぶ板選挙を連日展開している。

 「こうして街頭で直接有権者と話し合うことに意味がある。1票ずつ積み重ねていきたい」。2月25日、ルッテ氏はダウンジャケットとジーンズ姿で小雨が降る北部ウォルメルの街頭に現れた。

 自由民主党は、有権者との対話の場として「移動式カフェ」を選挙運動の中心に据える。事前告知なく登場したルッテ氏は、驚いた有権者たちと写真撮影に応じ、コーヒーを片手に一人ずつ時間を割き社会保険や雇用対策、国防費の増額などで意見を交わした。

 会社経営のピーター・グレフェンさん(73)は、財政規律を重視する現政権の存続を望むとしながらも「犯罪を増やす移民をオランダに入れないという自由党の主張は良いと思う」と語った。

 反イスラムを旗印に支持を広げる自由党を前に与党は大苦戦を強いられている。政治サイト「ペイリングワイザー」が3月7日に発表した世論調査の平均値では、自由民主党の予想獲得議席は24〜28で、現有40議席から大幅減の見通しだ。連立を組む労働党(同35議席)は11〜13議席とさらに厳しい。

 一方、自由党の予測議席は21〜25と倍増も視野に入るが、選挙戦が始まった2月半ばに比べ勢いには陰りがみえる。地元メディアはウィルダース党首が党首討論会を避け続けていることや、ウィルダース氏が支持する米トランプ政権の混乱が有権者の心理に影響していると分析する。

 ペイリングワイザーによると、7政党が10議席以上を獲得すると予測され、連立協議の難航が予想される。ルッテ氏は選挙後に自由党と連立を組む可能性は「ゼロ」だと強調。一方で、イスラム系移民を念頭に、男女平等などオランダの文化的価値観に従わない場合は「出て行け」と主張するなど移民政策で厳しい姿勢を示し、自由党への支持流出を食い止めようとしている。

 ◇既存左派の衰退も影響 エラスムス・ロッテルダム大学 イエロン・ファン・デルワール准教授(社会学)

 オランダでは他の西欧諸国と同じように、過去数十年間イスラム圏からの移民に反対する層が一定の割合で存在していた。その割合が大きく変わったとは思えないが、2000年代に入り移民反対の「シングルイシュー(単一争点)」を掲げる政党が出現したことで環境が変化した。

 自由党を支持する割合が高いのは教育水準や所得が高くない人々だ。雇用を奪われることへの懸念から移民には批判的で、経済格差拡大の解消を望む。自由党の主張は「移民は少なく、(医療費自己負担ゼロなど)社会保障を手厚く」。社会文化的には極右だが左派的な経済政策を組み合わせるポピュリズム政党の台頭は、労働党や社会党など既存の左派政党の衰退とも本質的につながる。

 過去の選挙で自由党の支持率が高かったのは、(戦後の経済成長を遂げた時期に)大都市から安価な住居を求めて移り住んだ人たちが多く暮らす郊外だ。もともと住んでいたオランダ人のための国づくりを進め、宗教的なねじれもなかった「古き良き時代」に戻りたいというノスタルジック(郷愁的)な運動と言えるのかもしれない。

 自由党の政権入りは難しいとみられているが、むしろその方が党にとっては好ましい。反エスタブリッシュメント(支配層)として支持を集め、人気をさらに高めるには主要政党から「排除された」と主張することが必要だからだ。

【聞き手・八田浩輔】

1805とはずがたり:2017/03/09(木) 22:32:00
豊か故に生活保守的なスタンスになるんだな。。

2017年 03月 9日 18:18 JST
焦点:オランダのパラドックス、豊かな国で極右政党優勢の理由
http://jp.reuters.com/article/dutch-election-analysis-idJPKBN16G0VO?sp=true

[フォーレンダム(オランダ) 3日 ロイター] - オランダのフォーレンダムは、こぎれいで豊かな港町だ。犯罪や失業もほとんどなく、とうてい対立の温床には見えない。だが3月15日の同国総選挙では、3分の1の有権者が、反移民を掲げる極右政党「自由党」のヘルト・ウィルダース党首を支持するとみられている。

ウィルダース党首の高い人気は、西側の民主主義諸国が抱える現状に挑み、欧州連合(EU)を揺るがす「パラドックス」を浮き彫りにしている。経済が順調にもかかわらず、有権者は主流派に背を向け、反主流派的なポピュリズムに賛同しているのだ。


この傾向が特に顕著なのがオランダだ。オランダ経済は今年、ユーロ圏で最も好調になる見込みで、幸福度や物質的な満足を示すグローバル指標によれば、オランダ国民は常に最上位近くにランクされている。

オランダにおける反主流派感情は、「何よりもまず文化やアイデンティティに由来するもので、経済とはあまり関係がない」。そう語るのは、アムステルダム大学の政治学者としてEUにおける極右政党の台頭を研究するサラ・デランゲ氏だ。

こうした感情は、EU離脱を決めた英国民投票や、ドナルド・トランプ氏が勝利した米大統領選に見られた人々の不満と呼応するものだ。仮にウィルダース氏が権力獲得に至るほどの勝利を収めないとしても、オランダ総選挙は、ポピュリストによる政治的反動の次なる幕開けとなるだろう。

世論調査では、ウィルダース氏率いる自由党は改選前の2倍以上となる26議席にまで勢力が拡大すると予想されている。41議席から27議席への転落が見込まれるマルク・ルッテ首相の保守党に肩を並べる勢いだ。連立与党の労働党は、現在の38議席から14議席に転落するとみられている。

中道政党が自由党との連立を否定しているため、ウィルダース氏は結局のところ野党の立場を維持する可能性が高い。とはいえ、中道政党も移民制限に賛同するなか、ウィルダーズ氏は、すでに政界の主流を極右寄りに動かすことに成功していると言えるだろう。

長年にわたるリベラルな移民政策を巡る、都市部の親EU派政治エリートに対する怒りが、ウィルダーズ人気の源泉となっている。

オランダ統計局(CBS)によれば、同国人口に占める西側諸国以外からの移民の比率は、1996年の7.5%に対して、2015年は12.1%へと上昇した。現在、総人口1700万人のうち、約5%がムスリムである。

「動物園の檻が全部開けられていたら、どれほどの混乱が起きるか想像してほしい」。フォーレンダムで暮らす年金生活者のウィレム・ビアマンさんは、ウィルダース氏の反イスラム、反EUの主張を支持する理由についてそう語った。

「それが今の欧州で起きていることだ」

オランダ国民は昔から、その歴史に根ざした寛容な多文化主義で知られている。しかし、それぞれの選挙区の所得水準や、外国人住民の割合に関係なく、移民問題がオランダ総選挙の重要な争点となっている。

<犯罪増加への懸念>

フォーレンダムは白人の中産階級を主体とする地域だ。小さいが美しく塗装された家々が、ゴミ1つ落ちていない街路に軒を連ねている。

約8000人の人口のうち、西側諸国以外からの移民は2%にすぎず、ほとんど目立たない、失業率は3%で、犯罪発生率は人口1000人当たり3件だ。

デランゲ氏によれば、フォーレンダムのような地域における反移民感情は、犯罪増加などの「大都市問題」が、自分たちが暮らす静穏な地域に波及するのではないかという懸念に端を発していることが多いという。

フォーレンダムは、移民の多いオランダ最大の国際都市アムステルダムから車で30分の距離にある。

国内第2位の都市ロッテルダムでは、以前から、白人有権者がウィルダース氏の自由党やその他の極右政党に引き寄せられてきた。総人口63万1000人の38%が移民であり、失業率は12%を超える。いずれも全国的にみて高い数値だ。

1806とはずがたり:2017/03/09(木) 22:32:14
>>1805-1806
<移民と緊縮財政のダブルパンチ>

ルッテ政権下で進められた財政緊縮も、主流派指導陣に対する人々の敬意を損なう結果となった。この政策はオランダ国内の富裕層よりも低中位の所得層にはるかに大きな打撃を与えたため、ウィルダース氏が強調する不公正感や不平等感が増幅してしまったからである。

現在、オランダ経済は好調で、ユーロ圏諸国の成長を牽引しているが、2008年から2014年まではゼロ成長と停滞した。2008─09年の金融危機の余波のなか、EUの財政規律を遵守するために政府が歳出を削ったためだ。

財政緊縮は多くの人々の怒りを買った。特に医療サービスと高齢者介護が削減されたことが大きかった。移民受入れの継続と、これらの歳出削減が相まって、多くの人々が、国内状況が悪化しているのに政治家は無関心だという印象を強めたのである。

「『自分は大丈夫だが、国の状況は悪化している』と人々はよく口にする」とアムステルダムのプロテスタント教会のジュリア・バン・リジン牧師は語る。「これまでは、どの世代もその親世代より豊かになってきた。だが今では人々は停滞感を抱いており、子どもたちの将来を危ぶんでいる」  

最近の世論調査によれば、オランダ国民の大半は自分自身の状況については楽観的だが、10人中7人は、国全体の将来について悲観的になっており、その理由として社会の分断と国民性の喪失を挙げている。

ウィルダース氏の選挙運動のスローガンは、「オランダをわれわれの手に取り戻す(The Netherlands ours Again)」であり、伝統的なオランダ人の愛国心と懐古主義に訴えるものだ。

「オランダのアイデンティティ、オランダの価値観、オランダの生活様式が脅かされている。移民とムスリム住民によって侵食されてしまう、という感覚がある」とデランゲ氏は言う。

今年、EU創設時の加盟国のうち3カ国が国政選挙を迎えるが、その最初がオランダだ。フランスとドイツにおいても、ポピュリズム政党が移民とアイデンティティに関する不安に訴えて支持を広げており、欧州大陸の政治状況が変化する可能性がある。

オランダにおけるポピュリストの反乱の根は、実は約20年前にさかのぼる。

この国の最初の右派ポピュリストはピム・フォルタイン氏で、反移民の綱領を掲げて急速に人気を高めたが、2002年に左派の活動家によって射殺された。

ウィルダース氏自身の人気が上昇し始めたのは、2004年に反ムスリムを主張する映画監督テオ・ファン・ゴッホ氏がイスラム主義を奉じる戦闘員によって殺害された後である。

<移民流入減少でも高まる不安>

2016年の難民申請者数は、実のところ半減している。EUとトルコの協定により、トルコを経由して大量に欧州に流入していたムスリムを中心とする移民が減少した。

だが、自由党支持者の中心的な主張は、オランダ福祉制度にはこれ以上の新規移民を受け入れる余裕がない、というものだ。

2016年6月時点で、西側諸国以外からの移民の15.2%は失業している。これに対し、オランダ生まれの住民の失業率は約6%だ。

自由党の有力な地盤であるロッテルダム郊外に住む有権者、カーラ・デッカーさんは、合法的な難民には何の問題もないが、福祉給付を要求する経済的移民には反対だという。

「一種の寄生虫のようなものだ」と彼女は語った。

(翻訳:エァクレーレン)

1807とはずがたり:2017/03/10(金) 19:59:14
2017年 03月 10日 11:29 JST 関連トピックス: トップニュース
コラム:腐敗はびこるフランス政界、大統領選で生まれ変わるか
http://jp.reuters.com/article/france-election-column-idJPKBN16H087?rpc=188&sp=true
John Lloyd

[6日 ロイター] - 政治腐敗はフランスでは珍しくない。そして、政治というゲームの勝者、あるいはそれに近い立場にある政治家であれば、法的な処罰を受けないことも日常茶飯事だ。

だが、2017年の仏大統領選挙は、長年にわたり税金を個人や政党のために流用するという、半ば貴族主義的ともいえる国民軽視に対して、画期的な反乱を引き起こす契機となるかもしれない。

法律が専門だったフランソワ・フィヨン氏は、20代後半から政治家に転じた。現在63歳のフィヨン氏は中道右派勢力のなかで着実に出世を果たし、2007年にはサルコジ大統領のもとで首相に就任した。

彼は5年間の任期を無事に勤め上げ、次期大統領の有力候補と見られていた。政治経験が豊富なキリスト教徒で、ウェールズ出身の妻ペネロプ夫人とのあいだに5人の子どもをもうけており、フランスを景気低迷から救い出すことへの熱意を表明していた。

だが、厄介なメディアが何もかも駄目にしてしまった。スキャンダルの暴露を得意とする週刊紙カナール・アンシェネは先月、フィヨン氏が妻を多年にわたり議員秘書として雇用していたが、勤務実態はほとんどなかった模様だと報じた。同紙は続いて、フィヨン氏の子ども2人も巻き込み、家族に支払われたとみられる給与金額は総額100万ユーロ(1億2000万円)近くに膨らんだ。

フィヨン氏は、メディアと政敵が自分の選挙運動を窮地に陥れようとしていると非難し、無実を主張しているが、妻を秘書として雇用していたことについては謝罪した。フィヨン氏は選挙運動を継続している。

だが彼はダメージを負った。皮肉なことに、なによりも妻と自分自身による傷だ。ペネロプ夫人は2007年に英テレグラフ紙のインタビューに応じ、子どもたちが自分のことを「単なる母親」だとしか思っていないと述べている。フィヨン氏が首相に登りつめたことについても、「私の新しい役割は何かと人々から聞かれるが、そんなものはない」と語っている。

フィヨン氏自身も大統領候補の指名を争うなかで、サルコジ氏に当てつけた表明として、「個人的に非難されるべき点がなかったわけではないのに、権威について語っても意味がない」と述べている。彼自身の発言によって、彼はフランスを導くことができなくなるかもしれない。

ただ中道右派は、どれだけダメージを受けたとしても、フィヨン氏以外に候補はいないと考えているようだ。

6日に開催された党幹部の会合は、満場一致でフィヨン氏を支持し、行き詰まりつつあった選挙運動の再開を誓った。ペネロプ夫人は先週末のインタビューで、勤務実態があったと認めており、さらに詳しい検証がこれを裏付けるかもしれない。4月23日の初回投票までは7週間近く残っており、そのあいだにこの問題が沈静化する可能性もある。とはいえ現時点では、一見したところ不誠実とは思えない政治家ににも弱みはあるという、仏システムにおける新たな1例のように思われる。

1969年のシャルル・ド・ゴール大統領の辞任以来、現代フランスの大統領史は政治腐敗に付きまとわれてきた。ここ20─30年は、 特にそれが著しくなっているように思われる。あるいは少なくとも、腐敗が表面化しやすくなっているようだ。

また、大統領の汚職は大きな注目を集める。フランス大統領の権力は非常に強く、政治的・外交的で注目や便宜を求める場合は、誰もがエリゼ宮(仏大統領府)へのコネを探す。何か便宜を図るならお互いさまだ。日常的な政治上の取引もあるが、それ以外はもっと欲得ずくだ。

1974年から1981年まで大統領を務めたバレリー・ジスカールデスタン氏の場合、当時の中央アフリカ共和国大統領から高額のダイヤモンドを贈られていたことを、やはりカナール・アンシェネがすっぱ抜いた。ただ同氏は、これらの宝石はすでに売却し、代金は国内の慈善団体に贈ったと述べている。

1808とはずがたり:2017/03/10(金) 19:59:41
>>1807-1808
1995年から2007年まで大統領を務めたジャック・シラク氏は、パリ市長時代に自党の資金調達のために公金を横領したとして、2011年に執行猶予付き禁錮2年の有罪判決を受けている。シラク氏は「記憶障害」を理由に出廷しなかったが、声明のなかで、有罪判決に断固として抗議すると述べつつ、新たな公判に耐える「必要な体力」がないため、控訴しないと表明した。

フィヨン氏が首相として仕えたサルコジ大統領も、任期を通じてスキャンダルに囲まれていた。その1つが、1994年のパキスタン向けの潜水艦売却の際に、彼の側近と盟友がリベートを得ていたという疑惑だ(サルコジ氏はこうした主張を否定している)。

サルコジ氏自身にもっと近いものとしては、フランスで最も富裕な女性である仏大手化粧品会社「ロレアル」創業者の娘、リリアンヌ・ベタンクール氏(彼女自身も大規模な脱税を告発されている)から違法な資金を受けていたという疑惑がある。この複雑な問題を暴露したのは、執念深いニュースメディア、調査報道サイトのメディアパールだ。

そして昨年、大統領選挙への再度の出馬を準備していたサルコジ氏は、「選挙資金の法定上限を超過した候補者の選挙運動のための違法な資金調達の疑い」で捜査を受けた。サルコジ氏は選挙資金枠の超過については知らなかったと否定している。

サルコジ氏の後任となった社会党の現職オランド大統領は、こうした相次ぐ政治腐敗疑惑とは縁を切ったように見える。彼のスキャンダルは女性関係だが、政界有力者のプライバシーは不問にするという報道界のしきたりに反して、トップ紙面で大きく書きたてられている。

だが、オランド政権の閣僚のなかには金銭面で禁欲的ではなかった者もいる。大統領就任後まもなく、ジェローム・カユザック予算相は、メディアパールによる報道を否定したものの、スイスの銀行口座を利用して60万ユーロ(当時の為替レートで77万5000ドル)を保有していたことを告白した。また、違法ではなくダメージも少なかったが軽率な例としては、オランド大統領の友人で選挙陣営の金庫番だったジャンジャック・オージエ氏が、ケイマン諸島に籍を置くオフショア事業に投資していたことが暴露されている。

こうした状況は改善されるのだろうか。

まず、初回投票に関する世論調査で現在首位に立っている極右政党「国民戦線」のマリーヌ・ルペン党首は、欧州議会の予算から30万ユーロ以上を自党職員の給与として不正に使っていたとして欧州連合(EU)の不正監視当局による告発を受けている。同氏は返納するつもりはないとしており、世論調査ではこの問題による人気の低下はないようだ。彼女の支持者も、本人同様にEUを嫌っているからだろう。

フィヨン氏に代ってルペン党首の有力な対抗馬として浮上したのが、元社会党で経済相を経験した39歳のエマニュエル・マクロン氏だ。マクロン氏は中道の新党「アン・マルシュ(進め)」を創設。ロスチャイルド系の投資銀行に勤務していた経歴は人気の点ではマイナスだが、メディアからの評価は高く、金銭的なスキャンダルの気配はない。

ルペン党首を支持しているのは、政治腐敗に憤る、多くの場合、労働者階級の有権者だ。マクロン氏の主要な支持層は、国際派で高学歴の中流層で、もはや肩をすくめて「そういうものだ」で済ますつもりのない、マクロン氏と同年代か、さらに若い人々だ。カナール・アンシェネやメディアパールに限らず、フランスのジャーナリズムは、政治腐敗スキャンダルをこれまで以上に活発に報道している。

今のところ、5月に行なわれる2回目の決選投票ではマクロン氏勝利の公算が高くなっている。スキャンダルで足を引っ張られそうになく、汚点のない新党を持ち、これ以上冷笑主義に徹するつもりのない国に支えられることで、マクロン氏はフランスの政治文化を変えようと試みるかもしれない。

だが、それは時間のかかる仕事だ。日常茶飯事になってしまった政治腐敗は、しつこく生き延びるものなのだ。

1809とはずがたり:2017/03/11(土) 08:23:33
スコットランド独立問う住民投票、もはや不可避か
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/03/post-7149.php
2017年3月10日(金)19時10分

10日付の英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙は、スコットランド独立の是非を問う2度目の住民投票は今や避けられない情勢となっており、英政府の閣僚らはもはや時期の問題だと認識している、と伝えた。

スコットランド自治政府のスタージョン首相は住民投票について、英国が欧州連合(EU)から離脱する数カ月前の2018年後半に行う可能性があると明言。メイ首相は、投票は不要との立場を示してきた。

FTによると、ある匿名の閣僚は「(住民投票は)不可避のように思われる。もはや止めることはできない」と語った。また、メイ首相に近い別の人物は「今やいつ行うのかという話になっている」と述べた。

FTは、EU離脱の前に住民投票を行えば混乱が大きくなる恐れがあるため、英政府は投票を離脱後に先送りするよう目指す、と報じた。

昨年6月23日に実施された、EU離脱の是非を問う英国民投票では、スコットランドではEU残留を求める票が離脱票を上回っていた。

[ロンドン 10日 ロイター]

1810チバQ:2017/03/12(日) 23:31:04
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170312k0000m030145000c.html
<オランダ下院選>過激極右が高支持率 モロッコ系移民苦悩
00:00毎日新聞

<オランダ下院選>過激極右が高支持率 モロッコ系移民苦悩
移民街を歩くイスラム教徒の女性=オランダ中部ロッテルダムで2017年3月10日、三木幸治撮影
(毎日新聞)
 3月15日投開票のオランダ下院選(定数150)で、イスラム教を事実上「禁止」し、特にモロッコ系移民の排斥を訴えるなど、欧州で最も過激な主張を持つ極右・自由党が選挙戦終盤まで人気を保っている。自由党の反移民政策はなぜ人々を引きつけるのか。イスラム移民の街を歩いた。【ロッテルダム(オランダ中部)で三木幸治】

 国内第2の都市ロッテルダム中心街から南東に約3キロの移民街。髪を隠すヘジャブを着けた女性が目立つ。

 「ここ20年で街は移民に占拠された」。主婦のベルナルディナ・コークさん(50)が言う。モロッコ系移民が増え、多くのオランダ人は街を出ていった。移民たちは自分たちのグループを作り、コークさんは近所との交流が全くない。「彼らがオランダに溶け込んでくれるならいいけど、その気がないなら出て行ってほしい」と憤る。

 オランダにモロッコ系移民が入ったのは1960年代。政府が製造業に安い労働力を必要とし、トルコやモロッコから人を集めた。家族を呼び寄せて移民人口が増える一方で、80年代の不況で製造業を中心に失業率が悪化。単純労働者が多いモロッコ系は貧しい中で子供を育てることになり、犯罪率も上がった。悪循環は今も続く。

 モスク(イスラム教礼拝所)から出てきたモロッコ系移民の警備員、ヤフヤ・カスメールさん(48)は「我々は国の発展に貢献してきた。イスラム教の禁止なんて信じられない」と話す。「多くのモロッコ系移民は真面目に働いている。なぜ全ての人が一緒にされるのか」と納得がいかない様子だ。

 オランダで生まれた移民第2世代で公務員のファリド・モハメドさん(39)は「中学校で良い成績を取っても、いい高校に行かせてもらえない。就職の際も、イスラム系の名前で落とされる」と指摘する。「我々はオランダ語を話せるし、国に溶け込もうとしている。イスラム教を含めて受け入れてほしい」と訴えた。

 アムステルダム大のフローリス・フェルメーレン准教授(政治学)は「モロッコ系移民に何かを強制することは不可能で、より良い受け入れ策を検討すべきだ」と指摘。自由党の反移民政策については「与党が移民政策を厳格化し、自由党は違いを出すため、より過激になった。このままでは双方が移民への過激な主張を競うようになる」と懸念する。

 政治サイト「ペイリングワイザー」が10日に発表した世論調査の平均値では、与党・自由民主党の予想獲得議席は23〜27。自由党の予想議席は20〜24で接戦が続いている。

1811チバQ:2017/03/12(日) 23:44:25
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170313k0000m030093000c.html
<オランダ・トルコ>緊張 ロッテルダム、閣僚入国を阻止
23:23毎日新聞

 オランダ政府は11日、トルコ系住民の集会に参加するため入国しようとしたチャブシオール・トルコ外相が搭乗する航空機の着陸を拒否した。陸路で中部ロッテルダム入りしたカヤ家族・社会政策相も警察に隣国ドイツへ追い返された。ロイター通信によるとオランダ政府は「治安上の理由」だと説明したが、トルコ政府は激しく反発し、両国関係は急激に緊張している。

 AFP通信によるとトルコ最大都市イスタンブールで12日、オランダ総領事館に乱入した市民がオランダ国旗を引き下ろし、トルコ国旗を掲揚した。

 トルコのエルドアン政権は来月、大統領権限を強化する憲法改正案の是非を問う国民投票を実施予定。オランダにはトルコ系住民約40万人が暮らし、集会は在外投票権を持つトルコ人の支持獲得策の一環だった。一方、オランダ側の厳しい対応には下院選(15日投開票)で反イスラムの極右勢力の伸長が予想されることが背景にある。

 トルコのエルドアン大統領は閣僚入国阻止を受けて、オランダ政府を「ナチスの残党」と激しく批判。オランダのルッテ首相も「脅迫には屈しない」と反論した。【高本耕太】

1812チバQ:2017/03/13(月) 12:47:53
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170313-00000025-mai-eurp
<オランダ下院選>旧植民地移民、排斥に恐れ 極右が主張
毎日新聞 3/13(月) 10:51配信

 3月15日投開票のオランダ下院選(定数150)で、極右・自由党がイスラム系移民だけでなく、オランダの植民地だったカリブ海の島国、旧アンティルからの移民・移住者の排斥を訴え始めた。移民たちは肩身の狭い思いで、選挙の行方を注視している。【アルメレ(オランダ中部)で三木幸治】

 「オランダ人は同胞だと思っていた。30年もこの国に住んでいるのになぜ今、排斥されなくてはいけないのか」。移民人口が3割を超えるアムステルダム近郊の住宅街、アルメレ。友人と駅で待ち合わせをしていた旧アンティル出身の元会社員、グレッグさん(70)がため息をついた。「攻撃されたら困る」という理由で名字は明かさなかった。

 旧アンティル出身者の多くはカトリックだが、自由党は治安上の問題から犯罪者の強制送還やオランダ国籍の剥奪などを主張する。グレッグさんは「自由党が勝ったら、犯罪者以外もどんな差別を受けるかわからない」と不安がる。

 同じくオランダの植民地だった南米スリナムからの移民も、今後を懸念する。移民2世の大学生、キチャ・ブラウンさん(19)は「自由党は、移民全体の差別を助長している。これまで差別を受けたことはないけど、とても悲しい」と漏らした。

 自由党の主張に理解を示す人も。歯科医のドナ・スミッツさん(38)は「この街には旧植民地からの移民・移住者が多いが、彼らは時に粗暴だったり、社会に不適合だったりする。彼らがいなくなった方がこの町は良くなると思う時もある」と小声で話した。

 【ことば】

 ◇旧アンティル

17世紀にオランダが入植したカリブ海の6島。第二次世界大戦後に「オランダ領アンティル」として自治権を獲得。観光地のキュラソーが中心だった。独立運動や領内経済格差を背景に2010年に解体。単独自治領となったりオランダ本国に編入されたりした。同地域から本国への移民・移住者は現在約15万人。

 ◇スリナム

南アメリカ北東部に位置する。16〜17世紀に入植した英国とオランダとの領有権争いの後、1815年にオランダ植民地に。1975年に独立。南米大陸で唯一、オランダ語を公用語としている。木材や鉱物の輸出が主要産業。

1813チバQ:2017/03/13(月) 12:49:26
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170313-00000018-jij-eurp
左派政権離れ中道路線=右派票獲得に不安―マクロン氏・仏大統領選
時事通信 3/13(月) 7:14配信

 【パリ時事】フランス大統領選に出馬したマクロン前経済相(39)は、左派のオランド政権を離れて「左右両陣営の結集」を主張し、既存2大政党に代わる中道層の受け皿として最有力候補に躍り出た。

 「国民に権力を取り戻し、改革を実現する」と訴えるが、このままリードを維持できるかは予断を許さない。

 マクロン氏は仏北部アミアン出身。国立行政学院(ENA)を2004年に卒業し、財務監査官を経て外資系金融機関に勤務。12年にオランド大統領の顧問となり、14年夏に経済相に抜てきされた。

 就任後は労働規制緩和などに取り組んだが、労組の影響が強い左派政権では大胆な改革はできないと判断。自身の政治運動「前進」を立ち上げ、16年夏に経済相を辞した。選挙戦では「週35時間労働制の緩和」など右派寄りの政策を訴える。

 当初最有力視された右派候補のフィヨン元首相(63)が不正給与疑惑で失速したことも追い風となり、若さと新鮮なイメージを武器に急速に支持を伸ばした。ただ、今年2月にフランスによるかつてのアルジェリア植民地支配を「人道に対する罪だ」と批判し、愛国的な一部保守層の反発を招くなど、右派票の獲得には不安が残る。

 妻は24歳年上の高校時代の恩師ブリジットさん(63)。高校では演劇部に所属し、大学で哲学を専攻した。子供時代にピアノを学び、現在は遊説のためにオペラ歌手から発声法の指導を受ける。

 http://www.jiji.com/jc/article?k=2017031200340&g=int
マクロン氏、左派取り込み伸長=社会党迷走深まる-仏大統領選


フランス大統領選の最有力候補、マクロン前経済相=10日、南西部ボルドー(EPA=時事)
 【パリ時事】4〜5月のフランス大統領選に向けて、現段階で最有力視される中道系独立候補のマクロン前経済相(39)が、かつて所属していた左派与党・社会党から幹部や支援者を取り込み支持を伸ばしている。一方、社会党が擁立したアモン前教育相(49)の人気は低迷。党が結束してアモン氏を推す機運は高まらず、議員らが「勝ち馬」のマクロン氏支持に流れる動きが加速している。
 「左右両陣営とも内輪もめばかり。われわれには究極の自由がある」。マクロン氏は2月末に仏西部アンジェで開いた集会で、内紛に揺れる社会党と右派野党・共和党の2大政党を皮肉った。アンジェ市に住む大学教授レブデさん(60)は「これまで左派を支持してきたが、今回はアモン氏の勝利は望めない。マクロン氏に投票する」と言い切る。
 アモン氏は、オランド政権が進めた労働規制緩和などに反発する社会党内急進左派勢力の支持を得て1月の予備選を制した。最近では「私は解雇や減給をしやすくなる制度を望まない」と政権の改革を見直す考えを表明。オランド大統領を支えてきた党中道左派勢力との溝が広がる。
 マクロン氏は2016年夏まで経済相としてオランド政権の一翼を担い、政策に関する考え方は党中道左派勢力に近い。今月に入り、アモン氏の言動に不満を持つ中道左派系のドラノエ前パリ市長や、ルドリアン国防相ら党重鎮が相次いでマクロン氏を支持する動きが表面化した。マクロン氏が大統領になれば、ルドリアン氏が首相を務めるという観測すら浮上する。
 アモン氏は、支持率調査でマクロン氏や極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首(48)らに届かず、4位に沈み逆転は困難な情勢だ。マクロン派に転じた社会党議員らがアモン派の一層の切り崩しを画策する中、「左派の分裂は深刻で、もはや後戻りは難しい」(現地紙)と厳しい見方が広がっている。(2017/03/12-15:04)

1814チバQ:2017/03/14(火) 13:16:19
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170313-00000127-jij-eurp

再び独立住民投票=英政府の対応に不満―スコットランド首相

時事通信 3/13(月) 21:16配信
 【ロンドン時事】英スコットランド自治政府のスタージョン首相は13日、エディンバラで演説し、英国からのスコットランド独立の是非を問う新たな住民投票の実施を目指す方針を明らかにした。

 2018年秋から19年春の間に実現したい考え。

 英政府は近く、欧州連合(EU)離脱の正式通告を行う見通しで、これにより原則2年のEUとの交渉が始まる。EU残留派の多いスコットランドでは独立に向けた動きが再び活発化しており、スタージョン首相は「再投票の可能性はかなり高い」と警告していた。14年の住民投票では独立反対が多数を占めた。

 演説でスタージョン首相は、EU離脱後のスコットランドの地位をめぐる話し合いで「英政府は少しも妥協しなかった」と不満を表明。「われわれの利益を守る最善の計画を模索する必要がある」と述べ、「(英残留と独立の)どちらの道を取ることになろうとも、われわれ自身で決断しなければならない」と再投票の意義を強調した。

1815チバQ:2017/03/14(火) 13:48:30
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170313-00000104-mai-eurp

<オランダ下院選>混戦「最も予測つかず」…地元メディア

毎日新聞 3/13(月) 23:50配信
 ◇15日投票

 【ブリュッセル八田浩輔】オランダ下院選(定数150)は15日に投票が行われ、即日開票される。世論調査によると、イスラム排斥を掲げる極右・自由党は終盤で支持率低下に歯止めがかからず、同党と第1党の座を争うルッテ首相率いる与党・自由民主党も圧倒的な優位には立っていない。1割程度が当日に投票先を決めるとされ、地元メディアも「近年で最も予測がつかない」とする混戦だ。

 各種世論調査の平均を算出する政治サイト「ペイリングワイザー」によると、与党の自由民主党(現有議席40)の予想獲得議席数は23〜27と大幅に議席を減らす見通しだ。自由党(同12)は19〜23で昨年末と比べて支持率は8ポイント近く低下している。反エスタブリッシュメント(既存体制)の象徴として得てきた支持が投票日が近づく中で分散している可能性がある。一方、野党の中道・キリスト教民主勢力(同13)と中道左派の民主66(同12)は共に18〜20議席と上位2党を追う。

 各党党首は連日公開討論を行う中、自由党のウィルダース党首は討論にほとんど参加せず、支持率低下の要因となっている。

 投票行動に詳しいライデン大のガレン・アーウィン名誉教授は「10〜15%の有権者が当日投票先を決める」と話す。

 候補者を擁立する全28政党のうち7政党が10議席以上を獲得すると予測される大混戦で、選挙後も連立協議が難航する可能性がある。

1816チバQ:2017/03/14(火) 17:15:34
http://mainichi.jp/articles/20170314/k00/00m/030/108000c

スコットランド

.
独立、再び住民投票提案へ…首相、議会に



毎日新聞2017年3月13日 23時53分(最終更新 3月13日 23時53分)
. 【ロンドン矢野純一】英スコットランド自治政府のスタージョン首相は13日、スコットランドの独立を問う2度目の住民投票の実施を来週の自治政府議会に提案する方針を明らかにした。欧州連合(EU)との離脱交渉を前に、英国の交渉方針に影響を与える可能性もある。


 スコットランドでは、昨年6月のEUからの離脱を決めた国民投票で62%が残留を支持。スタージョン氏は「住民はEU残留を望んでいる」と説明し、住民投票の実施時期について英国とEUの離脱交渉が終了する前の「2018年秋から19年春」とした。

 英国からの独立を掲げるスコットランド民族党(SNP)などが実施に賛成し、自治政府議会で可決される見込みだが、英政府や英議会の承認がなければ、住民投票は実現できないなどハードルは高い。14年の住民投票では55%が反対して残留が決定した。


ニュースサイトで読む: http://mainichi.jp/articles/20170314/k00/00m/030/108000c#csidx8f6a204afb46f54ae157dc0588e1fdc
Copyright 毎日新聞

1817チバQ:2017/03/14(火) 19:10:12
http://www.sankei.com/world/news/170314/wor1703140054-n1.html
2017.3.14 18:48

オランダ、15日総選挙 中道右派与党と極右が対決 欧州ポピュリズムの行方占う
【ベルリン=宮下日出男】オランダの下院(定数150)選挙が15日実施される。大衆迎合主義(ポピュリズム)的勢力が台頭する欧州の行方を占うとされる中、ルッテ首相が率いる中道右派、自由民主党と反移民を掲げる極右、自由党が首位を競う。閣僚の入国拒否をめぐるトルコとの対立が投票動向に影響を与える可能性も否めない。

 「オランダが誤ったポピュリズムの潮流を最初に止める国となるのを望む」。ルッテ氏は13日、南部ロッテルダムで報道陣にこう強調した。

 最近の世論調査結果によると、自由党は失速気味。予想獲得議席は自民党の23〜27議席に対し、自由党は19〜23議席。自民党は現有40議席から大幅減となるが、当初首位を走った自由党を追い抜き、差も徐々に開く傾向にある。

 ただ、欧州連合(EU)離脱を決めた昨年6月の英国民投票や11月の米大統領選では大方の事前予想を覆す結果が出た。このためルッテ氏は12日、「自由党が勝つ可能性はまだある」と気を引き締めた。

 投票直前になり、トルコとの問題も影を落とす。トルコが4月に行う国民投票のキャンペーンで派遣した閣僚に対し、オランダ側は入国を拒否し、同国内ではトルコ系住民と警官隊の衝突も発生した。移民対策を主要争点とする選挙を控え、ルッテ氏は厳しい態度に出たともみられている。

 一方、「反イスラム」を掲げる自由党のウィルダース党首はトルコとオランダの対立を機に巻き返しに躍起だ。入国禁止は政府に対する「自由党の強い圧力」の結果と自賛。ツイッターにはトルコ系住民がトルコ国旗を手にする写真を載せ、「これが何十年も国境を開いた結果」と歴代政権を批判した。

 オランダのトルコ系住民は約40万人で、非欧米出身の移民系住民ではモロッコ系と並び最大規模。オランダの専門家はトルコとの対立はルッテ氏に有利にはたらくとみる一方、「最も利するのは自由党」との分析も根強い。

 一方、躍進が見込まれるのは自由党だけではない。31歳の移民系党首率いる左派系「グリーン・レフト」は「オランダの価値を壊している」と自由党を批判。主流派政党が自由党の主張に引きずれがちな中、移民にも寛容な態度を示し、現有4議席を四倍に増やす勢いで、選挙後の連立協議に影響を与える可能性も指摘されている。

1818チバQ:2017/03/14(火) 19:20:05
http://www.sankei.com/world/news/170314/wor1703140003-n1.html
2017.3.14 00:45

スペイン・カタルーニャ自治州の前首相、公民権停止 分離独立問う住民投票強行で
 スペイン北東部カタルーニャ自治州で2014年11月、憲法裁判所の差し止め命令に反し、スペインからの分離独立を問う住民投票を強行したとして「行政機関への不服従」などの罪に問われたマス前自治州首相(61)に対し、州都バルセロナの高裁は13日、公民権停止2年の有罪判決を下した。同国メディアが伝えた。

 10年12月に州首相に就任した独立派のマス氏は「非公式の世論調査」だと主張し、14年11月9日に住民投票を強行。賛成が8割を占めたが、投票率は35%程度に低迷した。憲法裁は15年2月、住民投票は違憲との判決を下した。

 さらにマス氏は独立の是非を問うため、15年8月に州議会を解散。9月の選挙後は連立交渉に失敗し、16年1月に退任した。後継のプチデモン州首相(54)は今年9月にも再び住民投票を実施する意向を示している。(共同)

1819チバQ:2017/03/15(水) 06:42:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170315-00000000-jij-eurp
仏当局、フィヨン元首相を訴追=横領容疑、大統領選へ打撃
時事通信 3/15(水) 0:41配信

 【パリ時事】フランス大統領選有力候補である最大野党の右派・共和党のフィヨン元首相(63)が14日、公金横領などの容疑で司法当局から訴追された。

 フィヨン氏の弁護士がAFP通信に明らかにした。選挙戦に向けて、同氏のさらなるイメージ悪化につながる可能性がある。

 フィヨン氏をめぐっては今年に入り、下院議員だった1998年ごろから妻のペネロプさんや娘らをスタッフとして雇い、勤務実態がないにもかかわらず議会予算などから計約100万ユーロ(約1億2200万円)の給与を支払っていた疑惑が浮上。当局が捜査を進め、15日にフィヨン氏の出頭を求めていた。

 フィヨン氏は当初、大統領選で最有力視されていたが、疑惑発覚を受けて支持率が極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首(48)や中道系独立候補のマクロン前経済相(39)に次ぐ3位に転落。上位2人で争う決選投票への進出が危ぶまれている。

 フィヨン氏は疑惑発覚当時、「訴追されれば出馬を取り下げる」と説明していたが、その後に前言を翻し、訴追されても立候補を維持すると表明。堅実で正直なイメージを売りにしてきただけに、有権者の大きな失望を招いたとされる。

1820チバQ:2017/03/15(水) 06:42:54
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170314-00000129-mai-eurp
<英国>EU離脱交渉、双方に火種 かじ取り難しく
毎日新聞 3/14(火) 21:49配信

 【ロンドン矢野純一、ブリュッセル八田浩輔】英国と欧州連合(EU)は離脱交渉を巡って大きな隔たりがあるだけでなく、国内や域内に難問を抱えている。こうした問題の扱いを誤れば、交渉に大きな影響を与える可能性もあり、難しいかじ取りを迫られる。

 ◇国内分断の恐れ

 英国にとり最大の難題はスコットランドの独立だ。EU離脱を決めた国民投票ではスコットランドの62%が残留を支持。スタージョン自治政府首相はEU残留を目指し、2019年春の離脱交渉の期限前に、14年に続く2度目の住民投票で独立の是非を問う構えだ。

 投票実施には、英政府・議会の承認が必要。メイ英首相は「分断をもたらす」と強く反発するが、政府内には住民の意思を尊重すべきだとの声もある。

 20年に予定される英総選挙の前倒しを求める声も強まる。メイ氏が総選挙で国民の信任を得ていないからだ。メイ氏は否定するが、「タイミングさえ誤らなければ政権基盤を強化できる」(保守党関係者)と指摘する。

 与党保守党の下院(定数650)での議席数は330と半数をわずかに上回るだけだ。メイ氏は離脱交渉の最終案を議会に諮ると約束しており、残留支持派の保守党議員が反旗を翻せば交渉が台無しになりかねない。

 一方、EU内でも不協和音が生じている。ユンケル欧州委員長や主要国の独仏などは、一部の加盟国が統合を先導する「マルチスピード」(統合速度の多様化)論を主張している。

 だが、この案は加盟国を「1軍」の中核国とそれ以外の「2軍」に分けることにつながる。ポーランドやハンガリーなど「降格」への懸念が強い旧東側諸国を中心に反対論が強い。ユンケル氏は「(マルチスピード論は)東西に新たな『鉄のカーテン』を作るとの懸念もあるが、そのような目的はない」と懸念払拭(ふっしょく)に努めている。

1821チバQ:2017/03/15(水) 06:43:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170314-00000121-mai-eurp&pos=1
<英首相>公約違反で窮地に 国民保険料、一転引き上げ方針
毎日新聞 3/14(火) 21:22配信

 【ロンドン三沢耕平】マニフェスト(政権公約)発祥の地・英国で、メイ政権が打ち出した医療・福祉サービスにあてられる国民保険料の引き上げに対し「マニフェスト違反」との批判が起きている。キャメロン前首相の突然の辞任に伴い、総選挙の洗礼を経ずに就任したメイ首相。有権者への謝罪や撤回を求める動きが出ており、英メディアは「政権最大の危機」と伝えている。

 キャメロン氏率いる保守党は、大勝した2015年の総選挙のマニフェストで「付加価値税(間接税)、国民保険料、所得税は引き上げない」と明記。ところが8日発表された17年度予算案は一部自営業者の保険料率を引き上げると打ち出した。

 英国の国民保険料は雇用形態や所得水準などで異なり、自営業者の保険料率は会社員などより低く設定されている。引き上げ対象の自営業者の保険料率を2年で2%上げる。

 ハモンド財務相はメディアのインタビューで、欧州連合(EU)離脱後の不測の事態に備えて社会保障の財源を充実させる必要性を訴え「英国の状況は変わった」と説明。「保険制度を公平にするため」料率格差を是正する措置で公約違反ではないと主張する。

 保守党の政策は市場機能を重視したサッチャー政権以降、「小さな政府」の理念にのっとり税負担軽減をマニフェストの主眼に据えてきた。このため保守党内から批判が続出。英メディアによると、一部議員が引き上げ阻止の対抗法案を策定する動きを見せる。引き上げる法案が提出された場合、100人近くが採決を棄権する可能性もあるという。

 メイ首相は9日、引き上げに反対する国会議員や企業の声を聞くようハモンド氏に指示。ブリュッセルで開かれたEU首脳会議後の記者会見で「負担のギャップを埋めることが重要」と説明した。

 一方、今回の保険料引き上げは社会保障制度の基盤強化につながるため、経済界には歓迎する声が多い。政治的中立を掲げる英財政研究所(IFS)のポール・ジョンソン所長は「主要な税(保険料)を引き上げないという公約は政策の手足を縛る。今後このような公約を繰り返してはならない」と指摘している。

 【ことば】マニフェスト

 さまざまな選挙で候補者が当選後に実施する政策として打ち出す公約。有権者の有力な判断材料となり、政策の達成度を評価することで政策本位の選挙を可能にする。1800年代に英国で候補者が有権者にあてた書簡が起源とされ、政党の理念や政策を一本化して総選挙ごとに発表するスタイルとして定着した。日本では2000年代に三重県の北川正恭知事(当時)らが策定し、03年には流行語大賞に。国政では民主党が05年の総選挙で政権交代後の工程を記したマニフェストを作成。だが、09年の総選挙で政権交代後、公約した財源を捻出ができず、マニフェストに記載のない消費増税を決定し「マニフェスト違反」との批判が出た。

1822チバQ:2017/03/15(水) 11:52:18
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170314-00000178-jij-eurp

「変革必要」「恐怖あおる」=極右台頭に期待と警戒―オランダ総選挙

時事通信 3/14(火) 21:44配信

 【ハーグ時事】オランダ下院選では、反イスラム系移民や「自国第一主義」を掲げる極右・自由党(PVV)が第1党をうかがう。

 政治の中心であるハーグの有権者の間では、投票を翌日に控えた14日、同党への期待と警戒が交錯した。

 オランダの景気は近年、回復基調だが、恩恵が及んでいない低所得層も多い。ハーグ在住の40代の会社員男性は「トランプ大統領が勝利した米国のように大胆な変革が必要だ」と述べ、PVVに投票する考えを示す。ただ、「PVVは他党に排除され、連立政権に入るのは難しいだろう。閉塞(へいそく)状況が変わることはない」とも漏らす。

 一方、高校教師のエスターさん(52)はPVVのウィルダース党首について「急増する移民への恐怖をあおって、自分の人気に変えようとしている。彼の政権は誰も望んでいない」と厳しく批判。個人商店を営むガブリエラさん(50)も「移民が多過ぎるとは思わないし、共存していくことは十分可能だ」と強調した。

 オランダ政府は今月、トルコ系住民の集会に参加しようとした同国閣僚の入国を相次いで拒否し、両国間に緊張が走っている。元技術者のハンクさん(72)は「トルコの現政権は国外に住む自国民まで管理しようとしており、非常に強権的だ」と指摘。「騒動を受けてオランダ国民の反トルコ感情が高まっている。極右に投票する人が増えるかもしれない」と懸念を口にした。

1823チバQ:2017/03/15(水) 14:02:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170315-00000037-mai-eurp
<オランダ下院選>左派政党を若者支持…世論調査で1位

毎日新聞 3/15(水) 12:19配信
 15日投開票のオランダ下院選(定数150)で、格差是正や難民らの支援を訴える左派政党・グリーンレフトが多くの若者の支持を獲得している。世論調査で若年層の支持率1位で、議席数を大幅に伸ばして政権入りの可能性がある。一方、イスラム移民排斥を訴える極右・自由党も若者の支持を伸ばしており、既存体制への若者の不満が浮き彫りになっている。【アムステルダム三木幸治】

 選挙戦最後の週末の12日午後。グリーンレフトのフェイスブックを見て集まった20代の若者ら8人が、アムステルダム中心部で戸別訪問した。「環境や人権を守るため、ぜひ投票を」。熱弁をふるう若者に、住民は真剣な表情で聴き入った。

 世論調査サイトPeil・nlの2月19日の調査では、35歳以下の支持率はグリーンレフトが23%でトップ、自由党が15%で続く。オランダ統計局によると2012年選挙では若者の両党への投票率は1割未満で、急激に支持を伸ばしている。

 大学生のサム・バッケルさん(22)が選挙ボランティアを始めたのは昨年6月。英国が国民投票で欧州連合(EU)離脱を決めたのがきっかけだ。「過激な自国第一主義が横行し、世界が不安定化している」と感じた。

 選挙ボランティアはトランプ米大統領が当選した昨年11月、トランプ氏がイスラム圏7カ国からの入国を一時禁止する大統領令を出した今年1月に急増し、若者を中心に前回選の倍以上となる7500人が登録した。グリーンレフトの下院議員候補、アルノ・ボンテ氏は「我々は(若者の支持を集めた米国の元大統領候補)バーニー・サンダース氏のような存在だ」と話す。

 一方、極右・自由党も若者に一定の支持がある。自由党への投票を検討する大学生、ルート・ノートホーフさん(21)は「移民がこれ以上増えると国にマイナス。自由党は差別主義ではなく、現実主義だ」と主張する。

1824チバQ:2017/03/15(水) 16:48:24
http://www.sankei.com/world/news/170315/wor1703150005-n1.html
2017.3.15 08:14更新

【ベルリン物語】
「オランダは寛容の国じゃないよ、無関心なんだ」 「寛容の国」で反移民が力を得るわけ





 「寛容? そうじゃなくて無関心さ」。15日に行われるオランダ総選挙の事前取材でハーグを訪れた際、識者に聞いた一言に「ドキッ」とさせられた。

 オランダも含め欧州では反移民などを主張する大衆迎合主義(ポピュリズム)的勢力が台頭する。だが、同性婚の合法化などで世界に先駆け、大麻も一部公認するなど、個人の権利を重んじる「寛容の国」で、なぜ難民・移民に“非寛容”な主張が支持をえるのか。それが関心の一つだった。

 識者の見解では、オランダ人がドイツ人やフランス人に比べ、決して寛容なわけでない。「同性愛者が通りで手をつないでも、誰かが大麻を吸っても、自分には関係なく、気にしない」だけだという。

 だが、移民問題は事情が異なるようだ。「自分の庭に外からボールが飛び込んできたら大変でしょ?」と識者は語る。考え方や文化が異なる人々が増え、一定の政治的影響力も持てば、自国の伝統文化や法律も変えられるかもしれない。自身に関わる「脅威」に「無関心」ではすまない。識者は「どの国でも同じことは起きる」とも。

 滞在歴の長い現地邦人の話では、同性婚も身内のこととなれば、家庭内の議論になるともいう。「寛容」は「無関心」と紙一重なのか。複雑な思いを抱いた。(宮下日出男)

1825チバQ:2017/03/16(木) 11:29:53
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170316-00000012-jij-eurp
極右、第1党届かず=与党優勢を予想―オランダ下院選・出口調査

時事通信 3/16(木) 5:26配信
 【ハーグ時事】15日投票のオランダ下院選(定数150)は即日開票され、オランダ放送協会(NOS)は出口調査に基づき、イスラム系移民排斥や反欧州連合(EU)を唱える極右・自由党(PVV)は19議席にとどまり、第1党には届かないとする分析結果を伝えた。

 
 中道右派の与党・自由民主党(VVD)は31議席を獲得し第1党を維持すると予測している。

 英国のEU離脱決定など欧州でポピュリズムの動きが強まりつつある中で実施された今回の選挙結果は、4月以降のフランス大統領選やドイツ連邦議会(下院)選にも影響を与える可能性がある。

 PVVは現有12議席から上積みはするが、第1党をうかがう勢いを示していた事前の世論調査からは失速したもようだ。2010年の下院選で獲得した24議席にも届かず、他の2党と同議席で第2党グループになる見通し。PVVのウィルダース党首は出口調査の結果判明後、「これが終わりではない」とツイートした。

 ルッテ首相率いるVVDは現有40議席を下回る見込みだが、選挙戦で一時リードを許していたPVVへの批判を強め、終盤で巻き返したとみられる。

 極右躍進の可能性が事前に報じられ、世界的に関心が集まったことを反映し、投票率は前回2012年の74.6%を上回った公算が大きい。 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170316-00000042-mai-eurp
<オランダ>自由民主党が第1党維持へ 極右は失速

毎日新聞 3/16(木) 11:25配信
 【ハーグ(オランダ西部)八田浩輔、三木幸治】オランダ下院選(定数150)は15日に投開票され、公共放送の速報(開票率54・8%)によると、与党の中道右派・自由民主党が32議席程度を得て第1党の座を維持したが、連立を組む左派・労働党と合わせて過半数を大きく割り込む見込みだ。反イスラムを掲げ、世論調査で一時は首位だった極右・自由党は19議席と伸び悩み、終盤で自由民主党に差を広げられた。

 欧州では主要国のフランスとドイツで国政選挙を控える。今回の下院選は欧州で台頭するポピュリスト政党の動向を占う「リトマス紙」として内外の関心が高まり、投票率は前回74・6%を上回る81%だった。

 自由民主党を率いるルッテ首相は集会で「今夜オランダは誤ったポピュリズム(大衆迎合主義)にノーを突きつけた」と勝利宣言した。国民の「緊縮疲れ」から議席を減らす厳しい戦いとなったが、景気回復の実績や移民問題を巡る強硬姿勢を打ち出し、「オランダの脱イスラム化」を掲げる自由党への支持流出を食い止めた。

 自由党は選挙戦半ばまで世論調査で支持率首位を走ったが終盤に失速した。現有議席から7議席増の19議席としたものの、2010年の24議席には及ばない見通し。ウィルダース党首が公開の党首討論への欠席を続けたことなどが影響したとみられる。中道のキリスト教民主勢力、中道左派・民主66と第2党の座を争っている。

 今後の連立協議を主導するルッテ氏は自由党との連立を拒絶しており、自由党の政権入りの可能性は極めて低い。ウィルダース氏は15日夜、記者団に「愛国者の春は続く」と述べた。

 一方、連立の一角を担う労働党は新興政党などに支持が流れ、30議席近くを失う歴史的な大敗となった。

1826チバQ:2017/03/16(木) 11:30:36
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170316-35098190-cnn-int
オランダ総選挙 与党が第1党へ、極右政党は届かず

CNN.co.jp 3/16(木) 10:52配信
オランダ・ハーグ(CNN) 15日に行われたオランダ下院選で、ルッテ首相率いる保守系与党・自由民主党(VVD)は極右政党の自由党(PVV)の追い上げをかわして第1党の座を維持する見込みであることが出口調査で明らかになった。

反移民・反欧州連合(EU)や「オランダの非イスラム化」を掲げるウィルダース党首率いる自由党は予想より振るわなかった。国営放送NOSの出口調査によれば、自由党は他の2つの政党と第2党の座を争っている。

左派の環境政党グリーン・レフトが躍進し、連立与党の一角を占めていた労働党は歴史的な敗北を喫するとみられる。NOSによれば投票率は過去30年間で最高の81%だった。

出口調査での勝利が伝えられたあと、ルッテ首相は支持者に向かって、「これはオランダにとっての夜だ。ブレグジットの後、米大統領選挙の後、私たちは誤った種類のポピュリズムを『止めなければならない』と訴えてきた」と述べた。

ライデン大学の世論調査では、自由民主党と自由党は一時、接戦を繰り広げていたが、最近では自由民主党がリードしていた。自由党の支持が高まっていることを受け、自由民主党は右寄りの政策を掲げるようになっていた。

また選挙直前には、トルコの閣僚がオランダへの入国を拒否された問題を発端に両国の対立が深まった。トルコのエルドアン大統領は、ボスニアで1990年代に起きた「スレブレニツァの虐殺」はオランダ人のせいだと発言し、ルッテ首相は猛反発。これが自由民主党への追い風となったとの見方もある。

オランダの選挙は比例代表制で、今回は28の政党が議席を争った。比例代表制のため、連立政権を組むのが当たり前となっている。

獲得議席数が確定し次第、連立協議が始まる見込み。連立内閣が成立するまでには数週間かかる可能性もある。下院のウェブサイトによれば、戦後、連立政権成立に要した時間は平均して89.5日間。1977年には208日を要した。

オランダは伝統的に投票率が高いが、今回の選挙は過去数十年でも高水準だった。アムステルダムの投票所のボランティアはCNNの取材に対し、15日の早朝から多くの人たちが投票所にやってきたと語った。「行列ができたことはなかった。だから、過去最高水準の投票率でも驚かない」と述べた。

1827チバQ:2017/03/16(木) 16:32:52
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170315-00000106-mai-eurp
<仏大統領選>独立系候補、ルペン氏に肉薄 EU協調を掲げ

毎日新聞 3/15(水) 21:37配信
 【パリ賀有勇】フランス大統領選の第1回投票(4月)に向けた世論調査で、親欧州連合(EU)の政策を掲げる独立系候補のマクロン前経済相(39)が、極右政党・国民戦線のルペン党首(48)に支持率で迫り、存在感を示している。

 マクロン氏は、エネルギーやデジタル分野のEU単一市場の創設や、旅券なしで国境を通過できるシェンゲン協定にとどまることなどEUと協調する公約を発表。EU離脱を問う国民投票の実施などを主張するルペン氏との違いを鮮明化させた。

 決選投票では劣勢とされるルペン氏は、エリートのマクロン氏を「エスタブリッシュメント(支配層)が作った候補」と批判。マクロン氏に肩入れしているとしてメディアにも矛先を向けるなど、トランプ米大統領をほうふつとさせる選挙戦を展開している。

 政党基盤のないマクロン氏の人気はいずれは消える「泡」と言われたが、中道・右派候補のフィヨン元首相(63)が、妻らへの不正給与疑惑で失速。左派候補の社会党・アモン前教育相(49)にも勢いがなく、社会党議員らがマクロン氏支持に回る動きが取りざたされている。

 だが14日には、経済相時代に経済省の関連団体が主催したイベントを巡り、不正契約があった疑いで司法当局が予備捜査に着手したと報じられた。AFP通信によると、マクロン氏は捜査対象ではないが、他候補による「口撃」が激しさを増す中、浮動票頼みのマクロン氏が勢いを保てるか、楽観できない状況だ。

 ◇39歳、マクロン前経済相「話して魅了する聞き上手」

 【パリ賀有勇】「右でも左でもない」を旗印に、39歳の若さで仏大統領選の最有力候補として急浮上したマクロン前経済相とはどんな人物なのか。

 仏北部アミアンで両親が医師の家庭に生まれた。妻のブリジットさん(63)は高校時代の演劇の教師で、24歳差の「年の差婚」が話題を呼ぶ。

 エリートを養成する高等専門教育機関「グランゼコール」の一つ、国立行政学院を卒業。会計検査官、大手投資銀行勤務を経て、12年に大統領府入りした。議員経験はないが、オランド大統領の腹心として経済政策立案に携わり、14年に経済相に抜てきされた。だが、小売店の日曜営業の一部解禁などの規制緩和を進めたことで、労働者寄りの左派・社会党政権内で「企業寄り」と批判を受けた。

 マクロン氏に学校で英文学を教えたクリスチャン・モンジューさん(67)はマクロン氏を「雄弁家ではないが、話し手を魅了するほどの聞き上手」と評する。演説よりも市民の声に耳を傾けることに心を配るよう助言しているといい、「現状に不満を抱く国民にどれだけ共感する姿勢を示せるかがカギだ」と語った。

1828チバQ:2017/03/16(木) 17:00:50
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170316-00000102-jij-eurp
極右失速、与党が第1党確保=連立交渉難航も―オランダ下院選

時事通信 3/16(木) 16:28配信
【ハーグ時事】欧州で選挙が続く今年、極右の動向を占う最初の投票と注目を集めたオランダ下院選(定数150)は15日、投開票され、極右・自由党(PVV)が失速、ウィルダース党首が16日未明、敗北を認め事実上の幕が引かれた。

 オランダ通信(ANP)が伝えた中間集計(開票率約95%)に基づく予想獲得議席では、PVVは20議席にとどまった。中道右派の与党・自由民主党(VVD)は33議席で、ルッテ首相は「第1党の座を確保したようだ」と勝利宣言した。

 昨年6月の英国の欧州連合(EU)離脱決定、同11月の米大統領選でのトランプ氏勝利を受け、ポピュリズムの動きが強まる中で実施された選挙だった。4月以降のフランス大統領選やドイツ連邦議会(下院)選、年内実施が見込まれるイタリア総選挙に与える影響に注目が集まった。

 結果を受け、極右躍進を警戒したEU諸国では「過激主義に対抗する投票だった」(ユンケルEU欧州委員長)と安堵(あんど)が広がった。

 一方、VVDと連立を組む労働党は現有35議席から9議席まで大きく減らす見通し。オランダは典型的な小党分立で、議席が各党に分散し、新政権は4党以上の連立が必要と予想されている。

 主要政党は、イスラム系移民排斥や反EUを唱えるPVVとの連立を拒否。第1党のVVDを軸に連立交渉が始まるが、PVVも「連立を組む意欲はある」(ウィルダース氏)と主張、交渉が長引けば各党の思惑が絡み、難航しそうだ。

 PVVは現有12議席から上積みしたものの、第1党をうかがう勢いだった事前の予想からは失速した。2010年の下院選で得た24議席にも届かず、ウィルダース氏は落胆の色を隠せなかった。

 対照的にルッテ首相は盛んに笑顔を見せた。VVDは現有40議席は下回るが、PVV批判を強め巻き返しに成功。ルッテ氏は「英国のEU離脱決定や米大統領選と続いたポピュリズムの流れを食い止めた」と訴えた。

 関心の高まりを反映し、投票率は前回12年の74.6%を上回り、過去30年で最高の81%だった。

1829チバQ:2017/03/16(木) 22:05:54
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170317k0000m030085000c.html
<オランダ下院選>極右政策に反発…「非現実的」伸びず
21:34毎日新聞

 【ハーグ(オランダ西部)八田浩輔】オランダ下院選(定数150)は15日投開票され、与党の中道右派・自由民主党が33議席を得て第1党の座を維持したが、連立を組む労働党と合わせて過半数を大きく割り込んだ。反イスラムを掲げ、世論調査で一時は首位だった極右・自由党は終盤で失速し、20議席で第2党となった。

 欧州では今後、仏大統領選(4、5月)と独総選挙(9月)が控える。今回の下院選は欧州で台頭するポピュリスト政党の動向を占う「リトマス紙」として関心が高まり、投票率は約80%で前回を6ポイント近く上回った。

 自由民主党を率いるルッテ首相は、集会で「オランダは今夜、誤ったポピュリズム(大衆迎合主義)にノーを突きつけた」と勝利宣言。しかし現実は連立を共に担う労働党と合わせて議席を半数近く減らす大苦戦だった。労働党は新興政党などに支持が流れ、30議席近くを失う歴史的な大敗となった。

 財政規律を重視するルッテ政権の緊縮政策で社会保障費の自己負担が跳ね上がり、中間層以下は不満を抱いている。8議席伸ばした自由党のウィルダース党首は「高齢者に使うべき血税が難民支援に注がれている」と訴え、2015年夏の欧州難民危機を契機に反イスラム層だけでなく現体制からの脱却に期待する一部の左派支持層にも支持を広げた。

 しかし政党数が多いオランダでは有権者の受け皿は多様だ。政策論争が深まるにつれ、欧州連合(EU)への拠出金や途上国への支援金カットを原資に社会保障を充実させる自由党のポピュリズム的な提案は「非現実的」とみなされた。ウィルダース氏が党首討論に消極的だったことも終盤で伸び悩んだ要因となった。

 今後の連立協議を主導するルッテ氏は、共に19議席を獲得した中道のキリスト教民主勢力、中道左派・民主66を軸に連立協議に入る。主要政党は自由党との連立を拒絶しており、自由党の政権入りの可能性は極めて低い。ウィルダース氏は15日夜(日本時間16日未明)、連立入りへの意欲をにじませ「実現しない場合は(与党の方針に)強硬に反対する」と述べた。

 自由党が掲げたEUからの離脱は主要な争点にはならなかった。しかしオランダには一定数の署名を集めれば国民投票を実施できる制度があり、ウィルダース氏は今後もEUに懐疑的な各国の政党と連携しながらEUを揺さぶるとみられる。

1830チバQ:2017/03/16(木) 22:07:11
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1703160035.html
オランダ総選挙 欧州ポピュリズムの勢いは…極右第2党に躍進 与党勝利で安堵の声も
19:14産経新聞

 【ハーグ=宮下日出男】15日に投票されたオランダ下院(定数150)選挙は即日開票され、ルッテ首相率いる中道右派、自由民主党が第1党を維持することが確実となった。反移民や反欧州連合(EU)を掲げる極右の自由党は伸び悩んだが、議席を増やして第2党に躍進するとみられる。

 選挙は欧州で既存政治打破を目指す大衆迎合主義(ポピュリズム)的勢力の勢いを示し、4〜5月のフランス大統領選、9月のドイツ下院選にも影響を与えると注目されていた。

 開票をほぼ終えた時点の集計では、自由民主党の予想獲得議席は33議席。これに自由党が20議席、中道右派のキリスト教民主勢力、中道左派の「D66」がともに19議席で続く。主要各党は16日、新政権樹立に向けた協議を始めるため会談する予定。政権発足には最低4党が必要とされる。



 「今晩は祝おう」。15日夜、中道右派の自由民主党(自民党)を率いるオランダのルッテ首相は歓喜に沸く支持者の前に現れ、満面の笑みを見せた。「安全、安定、繁栄の道を堅持したい」。こう勝利宣言した。

 オランダ下院選挙は首相与党が反イスラムを主張するウィルダース党首の極右、自由党に勝利し、大衆迎合主義(ポピュリズム)のうねりをせき止めたことに安堵(あんど)は欧州にも広がった。ただ、自由党も議席を増やしており、存在感を誇示していく構え。選挙では社会の分断が露呈し、国の行方には不安も漂う。

 英国の欧州連合(EU)離脱決定とトランプ米大統領の誕生で欧米では既存政治を揺るがし、自国を優先する流れが強まる。仏独の重要選挙を控えた今回の選挙は、大陸欧州で「愛国的春の始まり」(ウィルダース氏)となるか、「ポピュリズムを最初にとめる」かをめぐる戦いだった。

 「オランダ国民はポピュリストを拒絶した」(ドイツ外務省)。「過激主義に対する明確な勝利」(フランス大統領府)。選挙の結果には開票直後から欧州でも相次ぎ安堵と祝意の声があがった。

 自民党が自由党に予想以上の差をつけたのは、閣僚の入国拒否問題をめぐるトルコとの対立が有利に働いたためともされる。世論調査では政府の対応を8割以上が支持した。ただ、「ポピュリズム退潮の兆候とみるべきでない」(専門家)との警告も出ている。

 自由党は第1党には届かなかったが、議席を伸ばした。イスラム教徒ら移民への反感や経済回復の恩恵を感じられない低所得層などの不満を吸収したことは間違いなく、現地メディアは「自由党は勝利ともみなせる」とも報じる。

 「どの党も私に背を向けるが、野党として大きな声が上げられる」。ウィルダース氏はこう語り、次期政権も揺さぶる姿勢だ。自由党の支持者からも「これだけ注目された。無視はできない」(31歳男性)との期待が上がる。

 自由党支持者ではなくともその主張に理解を示し、現状に不満を抱く国民は多い。昨年末の当局の調査では「国が誤った方向に進んでいる」との回答は53%。その結果、連立与党は大幅に減少し、議会勢力は小党も含めて細分化した。

 「先の見えない不安で国は分断し、断片化した。選挙で国がまとまることを望むが、混沌は続くだろう」。30代の有権者女性はこう漏らした。

1831チバQ:2017/03/16(木) 22:08:55
http://www.sankei.com/world/news/170316/wor1703160035-n1.html
2017.3.16 19:12

オランダ総選挙 欧州ポピュリズムの勢いは…極右第2党に躍進 与党勝利で安堵の声も

 【ハーグ=宮下日出男】15日に投票されたオランダ下院(定数150)選挙は即日開票され、ルッテ首相率いる中道右派、自由民主党が第1党を維持することが確実となった。反移民や反欧州連合(EU)を掲げる極右の自由党は伸び悩んだが、議席を増やして第2党に躍進するとみられる。

 選挙は欧州で既存政治打破を目指す大衆迎合主義(ポピュリズム)的勢力の勢いを示し、4〜5月のフランス大統領選、9月のドイツ下院選にも影響を与えると注目されていた。

 開票をほぼ終えた時点の集計では、自由民主党の予想獲得議席は33議席。これに自由党が20議席、中道右派のキリスト教民主勢力、中道左派の「D66」がともに19議席で続く。主要各党は16日、新政権樹立に向けた協議を始めるため会談する予定。政権発足には最低4党が必要とされる。



 「今晩は祝おう」。15日夜、中道右派の自由民主党(自民党)を率いるオランダのルッテ首相は歓喜に沸く支持者の前に現れ、満面の笑みを見せた。「安全、安定、繁栄の道を堅持したい」。こう勝利宣言した。

 オランダ下院選挙は首相与党が反イスラムを主張するウィルダース党首の極右、自由党に勝利し、大衆迎合主義(ポピュリズム)のうねりをせき止めたことに安堵(あんど)は欧州にも広がった。ただ、自由党も議席を増やしており、存在感を誇示していく構え。選挙では社会の分断が露呈し、国の行方には不安も漂う。

 英国の欧州連合(EU)離脱決定とトランプ米大統領の誕生で欧米では既存政治を揺るがし、自国を優先する流れが強まる。仏独の重要選挙を控えた今回の選挙は、大陸欧州で「愛国的春の始まり」(ウィルダース氏)となるか、「ポピュリズムを最初にとめる」かをめぐる戦いだった。

 「オランダ国民はポピュリストを拒絶した」(ドイツ外務省)。「過激主義に対する明確な勝利」(フランス大統領府)。選挙の結果には開票直後から欧州でも相次ぎ安堵と祝意の声があがった。

 自民党が自由党に予想以上の差をつけたのは、閣僚の入国拒否問題をめぐるトルコとの対立が有利に働いたためともされる。世論調査では政府の対応を8割以上が支持した。ただ、「ポピュリズム退潮の兆候とみるべきでない」(専門家)との警告も出ている。

 自由党は第1党には届かなかったが、議席を伸ばした。イスラム教徒ら移民への反感や経済回復の恩恵を感じられない低所得層などの不満を吸収したことは間違いなく、現地メディアは「自由党は勝利ともみなせる」とも報じる。

 「どの党も私に背を向けるが、野党として大きな声が上げられる」。ウィルダース氏はこう語り、次期政権も揺さぶる姿勢だ。自由党の支持者からも「これだけ注目された。無視はできない」(31歳男性)との期待が上がる。

 自由党支持者ではなくともその主張に理解を示し、現状に不満を抱く国民は多い。昨年末の当局の調査では「国が誤った方向に進んでいる」との回答は53%。その結果、連立与党は大幅に減少し、議会勢力は小党も含めて細分化した。

 「先の見えない不安で国は分断し、断片化した。選挙で国がまとまることを望むが、混沌は続くだろう」。30代の有権者女性はこう漏らした。

1832チバQ:2017/03/17(金) 11:58:19
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170317-00000092-san-eurp

オランダ総選挙 極右伸びず、首相与党勝利

産経新聞 3/17(金) 7:55配信



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 【ハーグ=宮下日出男】15日に投票されたオランダ下院(定数150)選挙は即日開票され、ルッテ首相の中道右派、自由民主党(自民党)が第1党を維持した。反移民や反欧州連合(EU)を掲げる極右の自由党は議席を増やし、第2党への躍進を確実にした。

 選挙は欧州で既存政治打破を目指す大衆迎合主義(ポピュリズム)的勢力の勢いを示し、4、5月のフランス大統領選、9月のドイツ下院選にも影響を与えると注目されていた。

 ルッテ氏は15日夜、「オランダは誤ったポピュリズムに『止まれ』といった」と宣言。自由党のウィルダース党首は16日、「われわれは今や第2党。民主主義を祝う日だ」と強調した。

 開票終了後に公共放送が伝えた予想獲得議席によると、自民党は33議席。これに自由党が20議席、中道右派のキリスト教民主勢力と中道左派の「D66」がともに19議席で続く。公式の最終結果は21日に発表される。

 自民党は改選前の40議席から後退し、連立相手の中道左派、労働党も35議席から9議席に大幅減少。既存政治への反発の強さが示された。自由党は12議席から8議席増。選挙前は支持率首位を独走したが、トランプ米政権下の米国混乱などが響き、終盤に失速した。

 主要各党は16日、新政権樹立に向けた協議を始めるため会談する予定。政権発足には最低4党が必要とされる。協議は難航し、時間を要するとみられている。

1833チバQ:2017/03/21(火) 21:57:00
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017032100823&g=int
ベルギーテロ1年=急進思想の温床、対策後手に-刑務所で爆弾製造法も


ブリュッセルの同時テロで負傷した女性(右手前)の手当てをする警備員(右)=2016年3月(AFP=時事)
 【ブリュッセル時事】ベルギーの首都ブリュッセル郊外の国際空港などで発生した同時テロ事件から22日で1年。欧州連合(EU)本部など重要施設での厳戒態勢は今なお続くが、刑務所や一部モスク(イスラム礼拝所)が急進的な思想を広める温床として認識されながら、対策は思うように進んでいない。
 ヒーンス司法相は1月、ブリュッセルの刑務所内で「爆弾の製造法を記した紙が見つかった」と明らかにした。特定の受刑者を「教育」する目的とみられ、テロ組織との関連も疑われた。
 刑務所が「受刑者を急進思想に染める役割を果たしている」という批判はテロ発生前から繰り返されてきた。当局は過激派組織と関係する受刑者を一般受刑者と分離するなど対策を講じてきたが、今回の一件は当局が受刑者の動向を把握しきれていない現状を露呈した。(2017/03/21-15:10)

1834チバQ:2017/03/22(水) 23:26:24
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1703220034.html
【仏大統領選まで1カ月】極右止めるか 注目集まるマクロン候補 左右両翼から支持獲得 選挙初挑戦の39歳
20:54産経新聞

 次期大統領の「最有力候補」に躍り出たマクロン前経済相。今回が選挙初挑戦だが、「極右の台頭を止められる候補」として、左右両派から急速に支持を集めている。

 18日、パリのホテルの一室は防衛・外交関係者ら約200人でほぼ満員となった。目的は防衛政策に関するマクロン氏の演説。マクロン氏は、大統領を「軍の長」と定めた憲法に触れ、「私にはこの役割を完全に果たす準備ができている」と訴えた。ロシアやイスラム過激派の脅威、トランプ米政権誕生などを受け、世界が「嵐の時代」に入ったと指摘。欧州連合(EU)を通じた防衛力の強化を重視すると強調した。

 マクロン氏は北部アミアン出身で両親は医師。オランド大統領ら歴代首脳を輩出したエリート養成校「国立行政学院」(ENA)を卒業後、会計検査官を経て投資銀行に勤務し、大型買収案件も成功させた。その手腕から天才音楽家にちなんで「金融のモーツァルト」と呼ばれた。当時の銀行幹部は飲み込みの早い「才気あふれる」人物だったと振り返る。

 ENAの先輩でミッテラン大統領の補佐官を務めたジャック・アタリ氏を介して政界に人脈を築き、オランド氏と知り合った。オランド政権発足後、経済顧問として大統領府入りし、経済相に抜擢された。長距離バスの営業自由化などの規制緩和を進めた。

 昨年4月、政治運動「前進」を発足させ、「左右の溝を超える」と閣僚を辞めて独自出馬を発表した。オランド政権を踏襲し、歳出削減と投資のバランス重視の財政政策を掲げる。

 政治経験は浅いが、保革2大政党の候補が低迷する中、「私はエスタブリッシュメント(支配階層)ではない」と訴えて新鮮さをアピール。高校時代の恩師で20歳以上年上の妻ブリジットさんとのおしどり夫婦ぶりも人気の一因で、「前進」の会員は約20万人に膨らんだ。支持者集会に参加した男性(26)は「政治は硬直しており、アイデアと意思を持つ人が参加するべき」と語った。

1835チバQ:2017/03/22(水) 23:26:50
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170322X674.html
与党の第1党維持確定=連立交渉難航か―オランダ
19:25時事通信

 【ブリュッセル時事】オランダ選挙管理委員会は22日までに、15日実施の下院(定数150)選の公式結果を公表し、ルッテ首相率いる中道右派の与党・自由民主党が33議席(改選前40議席)で第1党維持が確定した。イスラム系移民排斥を唱える極右・自由党は20議席(同12議席)で第2党となった。

 自由民主党と連立を組む中道左派の労働党も9議席(同35議席)と大幅に減らしており、今後の焦点は連立政権の枠組みに移る。

 主要政党は「自由党とは連立を組まない」と明言。連立交渉は自由民主党を軸に、19議席を獲得した中道の民主66党(同12議席)など複数の政党と進められる。議席が分散していることから、交渉が難航する可能性もある。

 投票率は81.9%で、1986年の85.8%以来、約30年ぶりの高水準だった。

1836チバQ:2017/03/23(木) 20:44:16
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170323-00000070-jij-eurp
メルケル氏対抗馬に若者支持=弁舌に評価、下院選まで半年―独

時事通信 3/23(木) 14:25配信
【ベルリン時事】メルケル長期政権継続の是非が焦点となる9月24日のドイツ連邦議会(下院)選挙まで半年となった。

 議会第2勢力、中道左派・社会民主党の首相候補シュルツ前欧州連合(EU)欧州議会議長(61)が歯切れの良い弁舌で若者から好感され、社民党はメルケル首相(62)の保守系のキリスト教民主・社会同盟と支持率で肩を並べる。二大政党対決がこれから本格化する。

 世論調査によると、シュルツ氏が1月に首相候補に選ばれてから、社民党の支持率は30%台前半へと約10ポイントも上昇した。特に30歳未満の有権者の支持(38%)の伸びが目立っており、この世代では民主・社会同盟(29%)を大きく上回る。

 シュルツ氏はトランプ米大統領について「民主主義を損なっている」と厳しく非難するなど、分かりやすいメッセージが若者の心を捉えてきた。大学進学を断念し、書店で働いた経歴は、庶民派を象徴する「武器」になった。政治家としては欧州議会での活動が中心で、ドイツの中央政界の経験がないことも新鮮味をもって受け止められている。

 一方、選挙の波乱要素と見られてきた反難民の新興政党「ドイツのための選択肢(AfD)」は、初議席獲得は確実視されているものの、党内の路線対立もあり、一時の勢いを失った。2005年から続くメルケル政権への批判や変化を求める声の受け皿は、今ではシュルツ氏が一手に担っている印象だ。

1837チバQ:2017/03/23(木) 20:49:40
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170323-00000077-san-eurp
仏大統領選まであと1カ月 マクロン氏、極右止めるか

産経新聞 3/23(木) 7:55配信
■初挑戦39歳「金融のモーツァルト」

 次期大統領の「最有力候補」に躍り出たマクロン前経済相。今回が選挙初挑戦だが、「極右の台頭を止められる候補」として、左右両派から急速に支持を集めている。

 18日、パリのホテルの一室は防衛・外交関係者ら約200人でほぼ満員となった。目的は防衛政策に関するマクロン氏の演説。マクロン氏は、大統領を「軍の長」と定めた憲法に触れ、「私にはこの役割を完全に果たす準備ができている」と訴えた。ロシアやイスラム過激派の脅威、トランプ米政権誕生などを受け、世界が「嵐の時代」に入ったと指摘。欧州連合(EU)を通じた防衛力の強化を重視すると強調した。

 マクロン氏は北部アミアン出身で両親は医師。オランド大統領ら歴代首脳を輩出したエリート養成校「国立行政学院」(ENA)を卒業後、会計検査官を経て投資銀行に勤務し、大型買収案件も成功させた。その手腕から天才音楽家にちなんで「金融のモーツァルト」と呼ばれた。当時の銀行幹部はのみ込みの早い「才気あふれる」人物だったと振り返る。

 ENAの先輩でミッテラン大統領の補佐官を務めたジャック・アタリ氏を介して政界に人脈を築き、オランド氏と知り合った。オランド政権発足後、経済顧問として大統領府入りし、経済相に抜擢(ばってき)された。長距離バスの営業自由化などの規制緩和を進めた。

 昨年4月、政治運動「前進」を発足させ、「左右の溝を超える」と閣僚を辞めて独自出馬を発表した。オランド政権を踏襲し、歳出削減と投資のバランス重視の財政政策を掲げる。

 政治経験は浅いが、保革二大政党の候補が低迷する中、「私はエスタブリッシュメント(支配階層)ではない」と訴えて新鮮さをアピール。高校時代の恩師で20歳以上年上の妻ブリジットさんとのおしどり夫婦ぶりも人気の一因で、「前進」の会員は約20万人に膨らんだ。支持者集会に参加した男性(26)は「政治は硬直しており、アイデアと意志を持つ人が参加すべきだ」と語った。(ベルリンン 宮下日出男)

1838チバQ:2017/03/23(木) 20:50:01
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170323-00000019-jij-eurp&pos=1
青春時代はクラブ通い=「既存政治打倒」で台風の目に―仏大統領選・極右ルペン氏

時事通信 3/23(木) 7:09配信
【パリ時事】フランス大統領選で台風の目となっている極右政党・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン党首(48)は、長引く失業問題を解決できなかった既存政治の打倒を唱えて急速に支持を伸ばしてきた。

 終盤での逆転を目指し、「われわれの運動は既存体制に脅威を与えている」と支持拡大に懸命だ。

 ルペン氏は、FN創設者のジャンマリ・ルペン氏(88)の三女としてパリ郊外に生まれた。青春時代は音楽や飲食を楽しむクラブに通いながら、パリ大学で法学を修め、卒業後は刑事事件専門の弁護士としてキャリアを重ねた。

 若い頃から父の選挙運動を手伝い、1993年の下院選に24歳で出馬したが落選。98年に北部ノール・パ・ド・カレー地域圏議員として初当選し、2004年以降は欧州議員を務める。

 ジャンマリ氏の後継を決める11年1月の党首選を経てFN党首に就任。以降は、ユダヤ人問題などをめぐり過激な発言を重ねたジャンマリ氏の路線を修正して、党の危険なイメージを和らげる「脱悪魔化」に取り組み、12年4月の前回大統領選第1回投票では17.9%の票を獲得して3位につけた。

 将来の党大統領候補として有力視されるめいのマリオン・マレシャル・ルペン下院議員(27)とは家族政策などをめぐって意見が対立し、党内の結束には不安が残る。

 2度の離婚歴があり、キリスト教的価値観を重んじる一部のFN支持者からは反発も。仕事の合間には知人とパーティーを開き、スキーや水上スポーツも愛好。元夫との間に1男2女。現在は党幹部の男性と事実婚の関係にある。

1839チバQ:2017/03/24(金) 16:23:58
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170324-00000036-reut-eurp
仏大統領選、与党社会党の重鎮2人が造反 マクロン氏支持を表明

ロイター 3/24(金) 11:09配信
[パリ 23日 ロイター] - フランス大統領選を巡り、ルドリアン国防相を含む与党社会党の重鎮2人は23日、党の候補ではなく中道系独立候補のマクロン前経済相を支持すると表明した。

社会党のアモン候補は、ルドリアン氏は自身の支持者を裏切ったと批判。マクロン氏はルドリアン氏の支持を歓迎した。

社会党からはルドリアン氏のほか、ティエリー・ブライヤール大臣付スポーツ担当大臣もマクロン氏支持に回った。バルバラ・ポンピリ大臣付生物多様性担当大臣も今週、造反していた。

調査会社Ifopフィデュシアルが23日公表した大統領選に関する最新の世論調査によると、マクロン氏は4月23日に実施される初回投票と5月7日の決選投票でともに得票率で首位に立った。

調査会社ハリス・インタラクティブによる調査も同様の結果となり、アモン氏は5位に後退。

マクロン氏については、フィリップ・ドゥストブラジ元外相を含む右派の閣僚経験者2人も支持を表明している。

1840チバQ:2017/03/24(金) 16:44:52
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170323-00000006-sundaym-pol
<News Navi>4・23フランス大統領選に伏兵 39歳マクロン候補「躍進の理由」〈サンデー毎日〉

mainichibooks.com 3/23(木) 12:21配信
 ◇39歳マクロン候補「躍進の理由」

1カ月後に迫ったフランス大統領選。初めて出馬を表明した若手候補が大躍進している。39歳のエマニュエル・マクロン前経済相だ。

 マクロン氏はエリートを多数輩出する「ENA」(国立行政学院)出身。大手投資銀行勤務を経て36歳の時に経済相で閣僚入りしたエリートだ。古巣の与党・社会党を離れて政治グループ「前進!」を結成し、独立系候補として選挙戦に臨んでいる。

 フランス大統領選は2回投票制で、4月23日の第1回投票で過半数を獲得する候補者がいない場合、上位2人が5月7日の決選投票に進む。世論調査では、マクロン氏は現時点で極右政党・国民戦線のマリーヌ・ルペン党首に次ぐ2番手につけており、決選投票はルペン、マクロンの対決になりそうな雲行きだ。

 移民排斥に揺れる欧州にあって、マクロン氏は移民の積極的な受け入れとEU(欧州連合)との結束強化を説き、徹底した規制緩和で経済を活性化させる政策を打ち出す。景気低迷、相次ぐテロで既存政党への不信感が強まる中、突如現れた新鋭候補にフランス人がすっかり魅了されているというわけだ。

 私生活でも話題が多い。高校時代に3人の子持ちの教師と恋に落ち、大恋愛の末に29歳で結婚。年の差は24歳とも25歳ともいわれる。公の場に夫婦そろって登場することも多く、ゴシップ誌の格好のネタにされている。

 選挙戦のさなかに男性との不倫疑惑まで飛び出したが、本人が即座に否定したこともあり、大きな影響はない。とはいえ、「低所得層から固い支持を得るルペン氏が選挙では優勢」(アナリスト)との観測もあり、予断を許さない。

 ルペン氏はEU離脱を問う国民投票の実施を公約に掲げる。大統領選はフランスのみならず欧州統合の将来をも左右する。マクロン氏がどこまで票を伸ばせるか、世界中が固唾(かたず)をのんで見守っている。

(花谷美枝)

1841チバQ:2017/03/24(金) 18:23:36
http://www.sankei.com/world/news/170322/wor1703220019-n1.html
2017.3.22 10:22更新


13党が議席、投票率82%、オランダ下院選公式結果




 オランダ選挙評議会は21日、15日実施の下院(定数150)選挙の公式結果を発表した。暫定結果通り、ルッテ首相が率いる中道右派の自由民主党(VVD)が第1党で、極右、自由党(PVV)が続いた。議席を得たのは13政党。投票率は81・9%と高かった。

 主な政党の議席は、VVD33(改選前40)、PVV20(同12)、キリスト教民主勢力(CDA)19(同13)、民主66(D66、中道)19(同12)、グリーン・レフト(GL、環境左派)14(同4)、社会党(SP、左派)14(同15)、労働党(PVDA、中道左派)9(同35)など。(共同)

1842チバQ:2017/03/24(金) 18:34:04
http://www.sankei.com/world/news/170324/wor1703240018-n1.html
2017.3.24 09:42更新

【英議会テロ】
「道路に」「川の水面に」…倒れる人々 政治の心臓部を覆う恐怖
 【ロンドン=岡部伸】暴走車はテムズ川にかかる橋の歩道で人をはね飛ばし、英国会議事堂のフェンスに激突して停車した。22日午後、英国政治の心臓部「ウェストミンスター宮殿」前で起きたテロ事件。英国のメイ首相は緊急治安委員会開催後、「嫌悪すべき卑劣なテロ」と非難した。

 国会や首相官邸、時計塔「ビッグベン」もあり、世界中から観光客が訪れるスポットで事件が起きたのは午後2時40分ごろ。1台の黒い自動車が突然、ウェストミンスター橋の歩道を走行し、次々と通行人をはねた。修学旅行で来ていたフランスの15〜16歳の高校生、韓国やルーマニアからの観光客らが事件に巻き込まれた。

 「道路に人が倒れていて、離れた場所にも倒れた人がいた。川を見たら水面に人が浮いていた」。目撃者は英メディアに語った。「記念写真を撮っていると突然たくさんの人が走り出し、(車から降りる)ナイフを持ったアジア系の男も見えた」(別の目撃者)

 男は議事堂の下院通用門に駆け寄り、警察官にナイフを向けた。

 偶然、目撃した英紙デーリー・メールの記者は「男はいきなりナイフで警察官を刺した後、走って敷地内に侵入した。銃を持った警察官2人が警告を発したが、男は無視して入り口に向かったため、警察官が2、3発銃を発射し男は倒れた」と語った。現場には救急車やパトカーが集まり、上空では轟音(ごうおん)を響かせてヘリコプターが旋回していた。周辺道路や地下鉄の駅も封鎖された。周囲の建物では室内待機の指示が出され、厳戒態勢が敷かれた。「まさかロンドンの中心でテロが起きるとは。職場から出ることができず、恐ろしかった」。議事堂近くのビルで働く会社員は英メディアに恐怖を語った。

1843チバQ:2017/03/24(金) 18:35:29
http://www.sankei.com/world/news/170323/wor1703230039-n1.html
2017.3.23 20:33更新

【英議会テロ】
居合わせた議員の心肺蘇生処置に称賛、児童は人々を元気づけるため合唱…現場は一瞬騒然も冷静に対応

 ロンドンの国会議事堂周辺で襲撃事件が起きた際、下院は審議中で、建物には見学者も多く訪れていた。近くにいた人たちは突然の事態に一時は騒然としながらも、整然と別の建物などに避難した。警官が刺された現場に居合わせた下院議員は、即座に心肺蘇生(そせい)処置を施す冷静な対応をみせ、称賛の声が上がっている。

 警官に蘇生処置を行ったのは、保守党のトビアス・エルウッド下院議員(50)。地元メディアによると、救急隊が着くまでの間、倒れた警官に口移しで人工呼吸を実施。自分の顔に血が付くのも気にせず懸命に処置にあたった。

 エルウッド議員は現在、外務政務官(中東アフリカ担当)を務めており、軍務の経験があった。インドネシア・バリ島で2002年に発生した爆弾テロで兄弟を亡くしたという。

 「何が起きたのか分かりすぐに現場に行った」。英メディアに、そう振り返ったエルウッド議員に、同僚議員から「英雄的な努力に敬意を表する」との声が寄せられている。

 「銃声を聞いて床に伏せた。これが現実でなければいいのにと思った」。議会にいた議員は、英BBC放送に恐怖を語った。建物内のエレベーターを降りようとしていた別の議員は「戻れ、戻るんだ!」という叫び声を聞いた。階下に武装警官がいたことで、緊急事態だと察知したという。

ロンドンの国会は「最古の議会」として名所となっていただけに、事件発生時に観光客も多くいた。

 議員や観光客は警備担当者らの指示に従って別の建物などに避難。安全が確認されるまで数時間にわたり閉鎖されたが、大きなトラブルはなかった。建物には、近くの小学校から約50人の児童が訪れていた。英メディアによると、児童は一緒にいた人々を元気づけようと合唱を披露した。

 審議に出席していたメイ首相は、緊急会合後に声明を発表。警察当局をたたえた上でテロに屈しない姿勢を力を込め、こう示した。

 「暴力によるいかなる試みも失敗する。議会は明日、いつも通りに集まる。ロンドン市民も、いつも通りに生活をする」

(塩原永久)

1844とはずがたり:2017/03/24(金) 22:19:28
2011年の記事。震災当時未だ1才にもなってなかった息子も4月から小学生である。時の流れの速さにはしばしば愕然となる。

ヨーロッパで見えた「日本はひとりじゃない」
http://www.newsweekjapan.jp/column/tokyoeye/2011/04/post-310.php
2011年04月12日(火)17時30分
今週のコラムニスト:クォン・ヨンソク

「従順で我慢強く、ひ弱でかわいそうだけど謙虚で誠実そうな同情すべき人々」。ヨーロッパのニュースに映し出される今の日本人のイメージだ。もちろん僕の主観でしかないが、そこには「日本衰退」といった微妙な空気も漂う。

 僕は今、パリでこのコラムを書いている。「エクソダス(国外脱出)」ではなく、以前から予定されていた出張なのだが気は重い。街中で擦れ違う日本人も「共犯者」意識からか、お互いすぐに目をそらす。だが恥を覚悟で、ヨーロッパから見た今の日本をリポートしてみたい。

 まずイギリスだが、BBCの冷静な報道には感銘を受けた。福島県喜多方市に住んでいたイギリス人英語教師に電話インタビューをしていたが、とても落ち着いた受け答えだった。その教師は帰国するより、3年間暮らした喜多方に戻りたいと淡々と話していた。

 原発に関する報道は多かった。だが体育館でゲームに興じる人や、寝たきりの老人に水を飲ませる人、おにぎりを受け取る人など助け合う被災者たちの姿も穏やかに報じられていた。そこには、復興へのかすかな光が見えるかのようだった。

 また災害そのものより半導体や液晶、スマートフォンなど日本の主要産業が受ける打撃や、マーケットや経済への影響のほうに関心があるような印象だった。

 特記すべきはロンドンの銀行で(特設コーナーがあるわけでもないのに)、自発的に募金をしたいと申し出た人が何人もいたことだ。ピカデリーサーカスでも、日本人とイギリス人が一緒になって募金活動をするなど、日英の友情を目の当たりにすることができた。

 スペインのバルセロナにも寄ったが、ほとんど関心はないようだった。ニュースも北アフリカ・中東情勢やサッカーが圧倒的に多く、「日本から来た」と言ってもロンドンと違い地震に言及する人はいなかった。アジアとの文化交流を推進するある機関では、日本へのメッセージを込めた折り紙を入れる箱が用意されていたが、5個しか入っていなかった。

韓国での報道は残念だったが

 原発先進国のフランスは原発事故に高い関心を持っているものの、パリで反原発のデモを見掛けることはなかった。この美しき文化都市はかつての貴族のように、素知らぬふりで華麗に輝いていた。穏やかな天候とエレガントで平和な雰囲気が憎たらしく思えるほどだ。

 ヨーロッパに来て思うのは、やはり隣人の大切さだ。EUという共同体を持つ彼らは、例えばリビア情勢に関してもすぐに首脳が集まり協議する。仮にどこかの国が日本と同様の災難に見舞われた場合、より迅速に救援と支援の枠組みが用意されるだろう。

 その点、韓国の主要メディアの報道の在り方は心から残念に思えた。放射能の非常事態、致命的、死の原発、決死隊という扇情的な文句が躍り、日本列島が核の惨禍に見舞われでもしたかのようだった。とはいえ、それが韓国に同情と支援の輪を広げるきっかけになった側面もある。ヒロシマ・ナガサキで被爆した在韓被爆者たちも、街頭で募金活動を始めた。

 誰かが言うように、今回の事態を「天罰」とは思わない。だが、この壮絶な事態を目の当たりにして何も変わらないのも間違いだろう。これを機に、緊急事態に対処できる東アジア規模の金融機関、食糧機関、物流網などの構築に向けた真摯な取り組みが進めばいいと思う。

 パリ・オペラ座近くの日本料理店は、地元の人々でごった返していた。ほかの地域にも日本食レストランはあふれており、日本食文化の浸透度に驚かされた。文化において世界最高峰のパリで日本文化は受け入れられている。バルセロナの書店にも黒澤明や北野武の本がいくつもあった。オバマ米大統領が言うように日本は独りではないし、もっと誇りを持っていい。日本の「静かなる革命」に期待したい。

1845チバQ:2017/03/27(月) 19:26:38
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170327-00000505-san-eurp
独首相与党、総選挙前哨戦の初戦制す 西部州議選、シュルツ氏の社民党伸び悩み

産経新聞 3/27(月) 8:46配信
 【ベルリン=宮下日出男】ドイツ西部ザールラント州で26日、州議会選挙が行われ、即日開票の結果、メルケル首相の保守系、キリスト教民主同盟が中道左派の社会民主党を制し、第1党を維持した。反難民を主張する右派「ドイツのための選択肢」(AfD)は同州議会に初進出した。

 ドイツでは9月の連邦議会(下院)選挙までに3州で前哨戦となる州議会選が予定され、今回選挙はその初戦。シュルツ前欧州議会議長を首相候補に擁立後、党勢を急伸させる社民党の行方が注目されたが、得票率は伸び悩み、事前予想を下回る結果となった。

 暫定の最終集計では、同盟は得票率約40・7%で前回12年選挙から5ポイント強の増加。これに続く社民党は29・6%で前回比1ポイント減少。AfDは同州議会初挑戦で議席獲得条件を超える6・2%で第4党に入った。

 メルケル氏に近いアルトマイヤー官房長官は26日、「勇気づけられる結果」と強調。シュルツ氏は「目標は連邦政府の政権交代であり、これはマラソンだ」と残る約半年で巻き返しを図る意向を示した。

1846チバQ:2017/03/28(火) 18:24:26
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017032701184&g=int

連立交渉が決裂=延長か、再選挙も-英北アイルランド

 【ロンドン時事】英北アイルランド自治政府樹立を目指すプロテスタント系民主統一党(DUP)とカトリック系シン・フェイン党の連立交渉は27日、合意のないまま決裂した。英政府が対応を検討するが、最悪の場合は自治が停止され、英国の直轄統治が復活する可能性もある。
 北アイルランドでは1998年の和平合意に基づき、プロテスタントとカトリックの両勢力が共同で自治政府を運営。今年3月の自治議会選で第1党となったDUPと第2党シン・フェイン党は、英政府などの仲介の下で連立交渉を行ったが、対立は根深く、進展のないまま終了した。(2017/03/27-22:59)

1847チバQ:2017/03/28(火) 18:25:02
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017032800210&g=int

連立交渉を延長=自治崩壊回避で英政府-北アイルランド

 【ロンドン時事】英北アイルランドのプロテスタント系民主統一党(DUP)とカトリック系シン・フェイン党の連立交渉が決裂したことを受け、英政府は27日、数週間の交渉延長を許可する方針を発表した。決裂により自治が停止され、英国の直轄統治が復活する可能性が出ていた。
 ブロークンシャー北アイルランド相は記者会見で、DUPとシン・フェイン党の間に「重大な隔たり」が存在しており、現段階での合意形成は不可能だと表明。ただ「各党と住民は強く安定した自治政府を切望している」とし、合意への機会が残されていることを強調した。(2017/03/28-07:36)

1848チバQ:2017/03/28(火) 18:25:39
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017032700177&g=int
EU派の勝利確実に=ブルガリア総選挙
 【ベルリン時事】26日に行われたブルガリアの前倒し総選挙で、複数の出口調査結果によると、親欧州連合(EU)の中道右派「欧州発展のためのブルガリア市民(GERB)」が32%を得票し、勝利を確実にした。
 AFP通信などによると、GERB党首のボリソフ前首相は「国の一体性を確保していかなければならない」と述べ、速やかに連立交渉に着手する考えを示した。ロシア寄りの中道左派・社会党は得票率が28%と躍進したものの、GERBには及ばなかった。(2017/03/27-07:06)

1849チバQ:2017/03/28(火) 18:29:30
http://mainichi.jp/articles/20170328/ddm/007/030/097000c

ドイツ
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メルケル与党、地方選健闘 社民党、伸び悩む ザールラント



毎日新聞2017年3月28日 東京朝刊
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【ベルリン中西啓介】ドイツ南西部ザールラント州議会選挙が26日、投開票された。州当局の開票速報によると、メルケル首相のキリスト教民主同盟(CDU)が得票の40・7%(前回比5・5ポイント増)を占めて第1党の座を守った。9月の連邦議会総選挙での苦戦を予測する声も出る中、CDUが予想以上の勝利を収めた。


 CDUと国政で連立を組む社会民主党は、シュルツ新党首の就任により世論調査で支持率が伸びて注目されたが、1ポイント減らし29・6%にとどまった。

新興右派政党は州議会に初進出

 ザールラントは2番目に人口が少ない州だが、国政同様2大政党のCDUと社民党が大連立を組んできた。2党に続き、左派党が12・9%を獲得。反難民を掲げる新興右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)も6・2%を獲得し、初めて州議会に進出した。

 世論調査では、リベラル色の強いシュルツ氏が、支持率でメルケル氏を上回るなど社民党の勢いが増している。

 州議会で社民党が第1党になれば、社民党と左派党とのリベラル連立の可能性が高まり、次期連邦政府の枠組みを占うものとみられていた。だが、国政与党の経験がない左派党を含むリベラル連立への警戒感に加え、州行政への充足感などが、CDUに有利に働いた模様だ。

 昨年9月のベルリン市(州と同格)議会選では難民問題対策の不手際などを巡って既成政党への批判が強まり、CDUは議席を減らして与党の座を追われた。

 ただ、ドイツでは州ごとの政治背景が大きく異なっており、地方選の結果だけで、国政選挙の結果や連立協議の行方を予想することは困難だ。


ニュースサイトで読む: http://mainichi.jp/articles/20170328/ddm/007/030/097000c#csidxfc5a410c4e33bb89d911951f73985ef
Copyright 毎日新聞

1850チバQ:2017/03/28(火) 20:08:43
http://www.sankei.com/world/news/170326/wor1703260031-n1.html
2017.3.26 17:47
【英EU離脱】
英独立党、下院の議席失う 唯一の議員が離党
【ロンドン=岡部伸】昨年の国民投票で欧州連合(EU)離脱を主導した英独立党(UKIP)唯一の下院議員、ダグラス・カースウェル氏が25日、離党を発表した。定数650の下院で同党は議席ゼロとなる。離脱達成で求心力低下が指摘されている。

 保守党だったカースウェル議員は2014年にUKIPに移って下院議員を辞職し、補選に出て当選した。しかし党創設者で昨年まで党首を務めたファラージ氏から「見え見えの反党行為を続けている」と批判され、離党を求められていた。離党後は無所属で活動するという。

 UKIPは国民投票でEU離脱を扇動したが、ファラージ氏は党是の離脱決定後に辞任した。


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