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欧州情勢・西洋事情

1792チバQ:2017/03/03(金) 17:42:43
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170303-00000083-san-eurp
15日総選挙 「寛容」オランダを包む緊張 極右台頭、欧州の行方占う

産経新聞 3/3(金) 7:55配信
 オランダの下院選挙が15日に迫った。仏独の重要選挙に先駆け、右派の大衆迎合主義(ポピュリズム)的な潮流が強まる欧州の動向を占う試金石として注目が集まっている。反移民・難民を掲げて存在感を増すウィルダース党首(53)率いる極右、自由党が第一党をうかがう中、「寛容の国」とも呼ばれてきたオランダには静かに緊張感が広がっていた。(ハーグ 宮下日出男)

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 ■捨て置かれた国民に目

 オランダ・ハーグ北西部の北海沿岸のダインドルプ地区。魚店を営むビレム・フリートさん(63)は選挙情勢を聞かれると、きっぱりと答えた。「ウィルダース氏に期待する。彼は捨て置かれた国民に目を向けている」

 フリートさんはこの漁師町で約40年、魚を扱ってきた。近年、目にしてきたのは欧州連合(EU)の漁業規制や他の加盟国からの輸入品に押され、廃業する漁師や加工業者たちだ。今ではハーグで失業者が集まる低所得層の地区とされる。

 国全体では2008年の経済危機の影響を脱しつつあるが、「恩恵を受けるのは教養のあるエリートだけ」(フリートさん)。緊縮財政の下で医療費の自己負担増など高福祉も削られた。「難民に使う金は国民に回すべきだ」と憤る。

 人々の不満を吸収し、排外主義や既存政治批判を展開する極右。15年の地方選で自由党はこの地区で約40%を得票した。全国のほぼ4倍だ。「今じゃ6割以上だろう」。フリートさんは胸を張った。

 ■非寛容への寛容は自殺

 自由党に共感するのは低所得層だけでない。官公庁が集まるハーグ中心部に勤める女性は「前回(の下院選)も自由党に投じた」と明かした。「女性が不自由なイスラム教は好ましくない」のが理由の一つだ。

 オランダは同性婚をいち早く合法化するなど、自由を重んじる「寛容」な国柄とされる。自由党への支持と相反するようだが、イスラム教を「全体主義」とするウィルダース氏は「非寛容への寛容は文化的自殺」という論理で「反イスラム」を唱える。

 同国の政治学者フォッセン氏によると、この論法は00年代初めに支持を集めた右翼政治家、ピム・フォルタイン氏が用い、移民をめぐる“タブー”を破った。この後、「進歩的と自任する人も、イスラム教への反感から移民に批判的になった」と解説する。

 フォルタイン氏は反発する有権者に暗殺された。ウィルダース氏が厳重に警護されるのは再発を防ぐためだ。先月、警備情報が漏れた疑いが浮上するとウィルダース氏は不信感を示し、公の場で選挙運動を控えるとした。

 「他の政治家が言わないことを明確に言う姿勢がいい。表現の自由は守るべきだ」。女性職員はウィルダース氏をこうも評した。


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