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欧州情勢・西洋事情

1790チバQ:2017/03/03(金) 17:38:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170302-00000113-mai-eurp
<オランダ>「排他」熱、ここでも 15日に下院選

毎日新聞 3/2(木) 21:42配信

◇反EU掲げる極右の自由党が第1党の座を争う

 3月15日投開票のオランダ下院選まで2週間を切った。反イスラム、反欧州連合(EU)を掲げる極右の自由党が、ルッテ首相率いる与党の中道右派・自由民主党と第1党の座を争う構図だ。英国のEU離脱、トランプ米大統領を生んだ反エスタブリッシュメント(既存体制)のうねりはオランダでも高まっている。【スパイケニッセ(オランダ南部)で八田浩輔】

 「イスラムに賛成か、反対かと聞いているんだ」。高揚する高齢男性が目の前の女性に声を荒らげて問い詰めた。「私も政府には落胆している。ただ自由党は何の解決策も提示していない……」。大学院生のレネカ・マックスさん(24)の答えは、別の自由党支持者の罵声にかき消された。

 ヘルト・ウィルダース党首(53)率いる自由党は2月18日、オランダ南部スパイケニッセで選挙運動を始めた。集会で「極右のエリート」などと書かれた紙を持ってウィルダース氏を批判していたレネカさんらは支持者らと口論になった。「医療や雇用対策にお金が回らず、怒りはよく分かる。でもウィルダース氏はイスラム系の移民や難民に責任転嫁しているだけ」。レネカさんは嘆息した。

 スパイケニッセは人口7万人。1960年代以降に安価な住宅事情を求めて近郊の大都市ロッテルダムから移り住んだ中低所得者層が多く暮らす。自由党が重視する選挙区で、2012年の前回下院選で全国平均の倍近い20.8%の得票率を得た。その勢いは今、全国規模に広がる。

 世論調査サイトPeil.nlによると、自由党への支持は15年夏の欧州難民危機を契機に上昇し、2年近く支持率首位を維持。エラスムス・ロッテルダム大のバン・シェンデレン名誉教授は「『先住オランダ国民』の多くが、実害がなくても難民・移民を脅威と感じている」とみる。

 ウィルダース氏は昨年12月、イスラム圏のモロッコ人への差別を扇動したとして有罪判決を受けており、この日も報道陣を前に「モロッコ人の『くず』が治安を悪くしている」と述べた。オランダのイスラム人口は約6%で欧州主要国ではフランスに次いで高い。自由党はモスクの閉鎖やコーラン(聖典)の禁止など強硬な反イスラム政策を掲げる一方、左派的な社会経済政策も支持を広げる理由の一つとなっている。

 世論調査によると、有権者が最も重視するのは高齢化社会を背景にした社会保障政策だ。財政再建を重視するルッテ政権は、医療費の自己負担額の上限と共に、年金受給年齢を67歳に段階的に引き上げることを決めた。これに対し自由党は医療費の自己負担を無くし、年金受給年齢を65歳に戻すと主張し、左派支持層の一部も取り込んでいる。

 元労働党員というピートさん(73)は、労働党とのつながりを理由に名字を伏せたが、今は熱烈な自由党支持者だ。「この国の官僚政治は機能していない。私たちの声を代弁してくれるのはウィルダース氏しかいない」


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