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欧州情勢・西洋事情

1791チバQ:2017/03/03(金) 17:38:38
 ◇自由党のウィルダース党首、EU離脱も言及

 ウィルダース氏は「オランダのトランプ」とも例えられる。反移民と反エスタブリッシュメント、ツイッターを多用してメディア批判を繰り広げる手法が共通するためだ。「オランダを我々の手に取り戻す」というスローガンはトランプ氏の「米国を再び偉大に」と通じる。

 与党の国会議員を務めた経歴もあり、政治経験ゼロだったトランプ氏のような「アウトサイダー」ではない。中道右派の自由民主党職員として社会福祉政策の立案などを担当し、1998年に下院議員に初当選した。だが、右傾化して孤立し離党。2006年に自由党を発足させた。

 オランダでは米同時多発テロ(01年)前後に反イスラムを掲げるフォルタイン党が支持を広げたが、カリスマ的な党首が殺害され解散。自由党は一定の反イスラム支持層の受け皿となった。

 ウィルダース氏はEU離脱を問う国民投票の実施を公約に掲げてEUをも揺さぶる。今回の選挙を欧州での「愛国者の春」の始まりと位置付け、仏大統領選(4、5月)、独総選挙(9月)を見据えて、共鳴する両国の右派・極右政党とも協力を進める。

 ただ、世論調査での勢いを慎重にみる向きもある。アムステルダム大のハイス・シューマッハ助教(政治学)は「過去の世論調査でも自由党は(選挙結果よりも)高めに出る傾向があった。政府への『不信任』や反エスタブリッシュメントの機運が高まっているのは確かだが、投票段階では他の政党に分散するのではないか」という。

 連立政権が常態化しているオランダでは単独過半数を望める政党はなく、過去の下院選後は組閣までに平均3カ月程度かかった。支持率で自由党と拮抗(きっこう)する自由民主党など主要政党は、ウィルダース氏外しの連立を模索するとみられ、オランダの政治空白が続く中で「欧州の命運を握る」(EU外交筋)とされる仏大統領選を迎える可能性がある。
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