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欧州情勢・西洋事情

1830チバQ:2017/03/16(木) 22:07:11
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1703160035.html
オランダ総選挙 欧州ポピュリズムの勢いは…極右第2党に躍進 与党勝利で安堵の声も
19:14産経新聞

 【ハーグ=宮下日出男】15日に投票されたオランダ下院(定数150)選挙は即日開票され、ルッテ首相率いる中道右派、自由民主党が第1党を維持することが確実となった。反移民や反欧州連合(EU)を掲げる極右の自由党は伸び悩んだが、議席を増やして第2党に躍進するとみられる。

 選挙は欧州で既存政治打破を目指す大衆迎合主義(ポピュリズム)的勢力の勢いを示し、4〜5月のフランス大統領選、9月のドイツ下院選にも影響を与えると注目されていた。

 開票をほぼ終えた時点の集計では、自由民主党の予想獲得議席は33議席。これに自由党が20議席、中道右派のキリスト教民主勢力、中道左派の「D66」がともに19議席で続く。主要各党は16日、新政権樹立に向けた協議を始めるため会談する予定。政権発足には最低4党が必要とされる。



 「今晩は祝おう」。15日夜、中道右派の自由民主党(自民党)を率いるオランダのルッテ首相は歓喜に沸く支持者の前に現れ、満面の笑みを見せた。「安全、安定、繁栄の道を堅持したい」。こう勝利宣言した。

 オランダ下院選挙は首相与党が反イスラムを主張するウィルダース党首の極右、自由党に勝利し、大衆迎合主義(ポピュリズム)のうねりをせき止めたことに安堵(あんど)は欧州にも広がった。ただ、自由党も議席を増やしており、存在感を誇示していく構え。選挙では社会の分断が露呈し、国の行方には不安も漂う。

 英国の欧州連合(EU)離脱決定とトランプ米大統領の誕生で欧米では既存政治を揺るがし、自国を優先する流れが強まる。仏独の重要選挙を控えた今回の選挙は、大陸欧州で「愛国的春の始まり」(ウィルダース氏)となるか、「ポピュリズムを最初にとめる」かをめぐる戦いだった。

 「オランダ国民はポピュリストを拒絶した」(ドイツ外務省)。「過激主義に対する明確な勝利」(フランス大統領府)。選挙の結果には開票直後から欧州でも相次ぎ安堵と祝意の声があがった。

 自民党が自由党に予想以上の差をつけたのは、閣僚の入国拒否問題をめぐるトルコとの対立が有利に働いたためともされる。世論調査では政府の対応を8割以上が支持した。ただ、「ポピュリズム退潮の兆候とみるべきでない」(専門家)との警告も出ている。

 自由党は第1党には届かなかったが、議席を伸ばした。イスラム教徒ら移民への反感や経済回復の恩恵を感じられない低所得層などの不満を吸収したことは間違いなく、現地メディアは「自由党は勝利ともみなせる」とも報じる。

 「どの党も私に背を向けるが、野党として大きな声が上げられる」。ウィルダース氏はこう語り、次期政権も揺さぶる姿勢だ。自由党の支持者からも「これだけ注目された。無視はできない」(31歳男性)との期待が上がる。

 自由党支持者ではなくともその主張に理解を示し、現状に不満を抱く国民は多い。昨年末の当局の調査では「国が誤った方向に進んでいる」との回答は53%。その結果、連立与党は大幅に減少し、議会勢力は小党も含めて細分化した。

 「先の見えない不安で国は分断し、断片化した。選挙で国がまとまることを望むが、混沌は続くだろう」。30代の有権者女性はこう漏らした。


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