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乗合自動車(バス)総合スレ

1荷主研究者:2008/11/09(日) 03:31:23
Airline & Airportスレに続き、今更ながらバス関係ネタを鉄道総合スレから独立させることに。
高速バスの路線開設や増便・廃止、路線バスの改廃や経営問題などなどバス全般の情報を纏めます。
空港アクセスのバスネタはAirline & Airportスレの方が相応しそうだし、交通局ネタだと地下鉄とバスが被っていたりと、鉄道総合スレの方が貼りやすいネタもありそうだが…。
過去の鉄道総合スレのネタはとりあえず北から地域ごとに分類してみた。けっこう骨の折れる作業であった。

尚、仙台関係のバスネタは個人的に纏めたいので「仙台・宮城・陸奥スレ」に貼り付けることにした。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1212635128/l50

(社)日本バス協会
http://www.bus.or.jp/

(社)日本バス協会 リンク集
http://www.bus.or.jp/buslife/link.html

バス事業者・メーカーのリンク
http://www.luv-lines.com/omnibus/bus.htm

JRバス資料館
http://www.inv.co.jp/~fumo/jrbuslib.html

東名急行バス
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1047289790/642

849荷主研究者:2012/06/15(金) 00:08:56
>>808 >>818
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201205240023.html
'12/5/24 中国新聞
高速バス、国道54号通らず

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/bus/Tn20120524002302.jpg

 広島市と島根県東部を結ぶ高速バスを運行するバス会社3社が、2013年度から三次―雲南間の国道54号を通行しない方針を固めたことが23日、分かった。12年度中に完成する中国横断自動車道尾道松江線の延伸区間を走り、運行時間を短縮する。尾道松江線のルートを外れる島根県飯南町は陰陽の都市部への公共交通手段を失う。

 一畑バス(松江市)と広島電鉄(広島市中区)、中国ジェイアールバス(同市南区)の3社。広島―松江、出雲の2路線で特急を含め一日計22往復している。尾道松江線の三次―雲南間の開通に合わせ、来年4月のルート変更を中国運輸局へ年内に申請する予定だ。

 変更後、全便が三次、雲南市と飯南町の54号沿い全22カ所の停留所に止まらなくなる。島根県の昨年9月の調査では、1週間の利用者の約13%(671人)が乗降している。三次、雲南市は高速道路に停留所を誘致する。しかし、飯南町には乗り入れがなくなる。

 同町の前島悦子さん(79)は「出雲市の病院に通う時に高速バスを使えなかったら乗り換えが増え、片道2時間近くかかる。町を出るだけで体を壊しそう」と言う。

 同町と三次、雲南市はことし2月、現行ルートを存続するよう3社に要望した。これを受け、中国ジェイアールバスは54号経由で三次市と松江、出雲市を結ぶ路線を設け一日3〜5往復する案を3市町に示した。だが、同社が求める赤字の補填(ほてん)を3市町は受け入れず、5月中旬に白紙に戻った。

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/bus/Tn20120524002301.jpg
【写真説明】飯南町上赤名のバス停で松江発広島行きの高速バスから降りる利用者

850チバQ:2012/06/15(金) 00:12:27
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokushima/news/20120613-OYT8T01236.htm
美馬ふれあいバス 平日のみに


 美馬市地域公共交通活性化協議会が13日、美馬市役所で開かれ、昨年6月から実証運行しているデマンドバス「美馬ふれあいバス」の祝日と大みそかの運行を中止することを決めた。土曜、日曜はもともと運行しておらず、9月17日の敬老の日から祝日も取りやめる。また5月末までの1年間で、1日の利用客数は、目標の100人を大幅に下回る18・62人。運行初年にあたる昨年度の市の負担金は2000万円を超えたことが報告された。(土井省一)

 「美馬ふれあいバス」は、高齢者のための新たな公共交通として、昨年6月1日から県内自治体で初めて運行を開始。運行形態を再三、見直し、従来は前日までだった予約制を、利用1時間前まで可能にするなどしてきた。現在は、木屋平を除く市内を8地区に分け、月〜金曜日まで1日6往復している。

 利用者の声を反映して、利便性を図って来たにもかかわらず、現在の登録者数は1543人。5月末までの運行日数は257日で利用者数は4787人だった。1便当たりの平均利用者は1・6人で定員の8人を大幅に下回った。運行収入も計157万円にとどまった。

 これまでは、祝日も運行していたが、5月末までの祝日(土曜日の重複は除く)は12日で、利用客は計63人。昨年の海の日の7月18日と敬老の日の9月19日はゼロだった。同市の調査では利用目的の半数以上が「病院」と答えており、緊急の場合でも家族の送迎が見込めるとして、祝日の運行中止を決めた。周知期間が必要なため、7月16日の海の日は運行する。

 市では「今後も、PRに力を入れるほか、効率と利便性の双方を考慮して市民の足として活用してもらえるようにしていきたい」と話している。

(2012年6月14日 読売新聞)

851チバQ:2012/06/17(日) 09:55:37
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20120616-OYT8T00983.htm
活性化の切り札100円バス...秋田「エリアなかいち」



  秋田市は、同市中通の再開発地区「エリアなかいち」のオープンに合わせ、7月21日から、同市中心部で運賃が一律100円の「巡回移動バス」を試験運行する。再開発で創出したにぎわいを中心市街地に分散させることが狙いだが、車の所有率が高い秋田市だけに、効果を疑問視する声もある。バスが中心市街地活性化の一助となるかどうか。2月末まで試行し、効果を検証する。(石間亜希)

 エリアなかいちが出来る中心市街地は、1960〜80年代に商業地として栄えた。だが、90年代以降、郊外の大型店に客足が流れ、商店の移転や撤退が続出。人通りも年々減少している。

 秋田市は、完成後に取得するにぎわい交流館の利用者を年間約30万人と試算。この利用者や買い物客など集まった人たちに、市街地の他の施設にも足を運んでもらい、にぎわいを広げたい考えだ。

 市は巡回移動バスの利用者を「一般市民がメーン。加えてJR秋田駅を利用する観光客」と想定。コースは、エリアなかいちのほか、秋田駅前、病院、秋田市民市場、複数のホテル、大町地区の「ねぶり流し館」の近くをつなぐ1周約4キロ。バス停は13か所設け、コースを反時計回りする。

 事業費約650万円で、秋田中央交通(秋田市)に運行を委託し、午前9時〜午後5時、おおむね20分に1本運行する。車体は路線バスより小型の25人乗りで、運行継続の目安となる採算ラインは「1周当たり乗客10人」と見込んでいる。

 一方、5月22日に開かれた市地域公共交通協議会では、巡回移動バスについて審議され、委員から「多くの市民が車を持っているのに利用が見込めるのか」との声が相次いだ。

 中心市街地には40を超える時間貸し駐車場があり、車で訪れる買い物客が多い。エリアなかいちにも約500台分の立体駐車場が整備される。市は「車の利用者でも、複数の駐車場を回って料金がかさむよりは、100円のバスを選ぶ可能性はある」と説明したが、「そんな人はいない」との指摘も出た。

 また、巡回コースの沿線で、現在利用者の多い施設は駅前の商業施設や病院など、一部にとどまる。市まちづくり整備室の渡部智一主席主査は「先に人を流すルートをつくることで、今後沿線に魅力あるスポットが増えてくれれば」と期待している。

 市地域公共交通協議会会長で、交通計画に詳しい秋田大大学院の木村一裕教授は「循環バスは各地の集客スポットをつないで走るのが一般的で、現在のルートでニーズがどれだけあるかは未知数。試験期間中に運行ルートを変えてみるなど、様々な条件で検証した方が良い」と話した。

 「エリアなかいち」は現在、約1万7000平方メートルの敷地に新県立美術館や商業施設、市民向けの多目的ホールなどを備えた「にぎわい交流館」の建設が進んでいる。生鮮食品店や飲食店が入る商業施設は7月5日、新美術館と交流館は同21日にオープンする。

 新美術館は建築家の安藤忠雄氏が設計。商業施設は、総合食品販売店をメーンに専門店・飲食店が入る。

(2012年6月17日 読売新聞)

852チバQ:2012/06/17(日) 09:56:05
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20120613-OYT8T01362.htm?from=popin
EVバス秋田市で試走 県内産業の切り札なるか




EVバスの外観イメージ図(県地域産業振興課提供) 県内に拠点を置く自動車・電子部品関連のメーカーやバス会社などによる企業連合が7月から、秋田市で、「EV(電気自動車)バス」の試験走行を始める。改良点などを探るためで、来年度には秋田市内の営業路線で、実際に客を乗せた実証運行に移る方針。県も県内企業によるEV関連産業への参入を促すため後押しし、環境負荷の少ない社会の実現を目指す。

 EVバスは、化石燃料の使用を抑えて二酸化炭素排出量を削減し、騒音を軽減するなどの効果が期待される。まだ市販されておらず、ディーゼル車のバスをEVに改造するのが一般的。富山市や京都市が試験的に運用するなど、自治体や企業、大学で導入に向けた動きが広がっている。

 県は、県内主力産業の電子部品分野を活性化させるため、EVバスに注目。県地域産業振興課では「EVバスは、競合相手の少ない成長分野として県内企業の参入が期待できる。環境に優しい街をアピールする意味でも導入の意義がある」と話す。

 県が昨年度から始めた「EVバス技術力向上事業」を受け、県内に拠点を置くTDKや秋田中央交通など11社が「あきたEVバス実証コンソーシアム」を設立。県は支援のため、2011〜12年度予算に計約1億1400万円を計上した。5年間をめどに、EVバスの開発を通して技術の向上やノウハウの蓄積を進める。

 7月に第1次の改造を終える予定のEVバスは、いすゞ自動車製の中型車(55人乗り)がベースで、1回の充電で35キロ程度を走行可能。照明や料金情報表示板など電装系部品に用いる発光ダイオード(LED)、補助電源として屋根に設置する太陽光パネル、充電ポイントの急速充電器など、車体や運行にかかわる設備に県内産の製品を活用する。

 試験走行は7月21日、秋田市中通の再開発事業区「エリアなかいち」のオープニングイベントに合わせて始める。当日のみ、エリアなかいちを発着点に中心市街地をEVバスで巡る試乗会を開き、県民に乗り心地を体感してもらう。

 今年度は試験走行で走行データを収集し、必要な改造を加える調整作業を進める。13年度は実証運行に移行し、実際の路線バス同様、乗客を乗せて秋田市中心部の営業路線を毎日走らせ、運行上の問題点などを検証する。経費は運賃収入で賄う方針。

◇EVバス愛称募集、締め切りは今月26日 

「あきたEVバス実証コンソーシアム」と県は、EVバスの愛称を募集している。EVバスの外観は、グレーを基調とし、側面には電気をイメージさせるオレンジ色のプラグをあしらう。愛称は、▽バスのデザインにふさわしい▽覚えやすく、親しみが持てる▽自作で未発表▽類似した商品名や企業名がない――などの基準で同コンソーシアムが選ぶ。

 最優秀賞の受賞者には、図書券(1万円分)を贈るほか、7月21日の出発セレモニーに招待する。

 県のホームページで応募用紙を入手し、愛称と愛称の説明などを記入し、郵送や電子メールなどで県地域産業振興課に申し込む。締め切りは26日(郵送は当日消印有効)。問い合わせは同課(018・860・2246)へ。

(2012年6月14日 読売新聞)

853チバQ:2012/06/17(日) 18:18:34
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120616-OYO1T00202.htm?from=main2
大阪市バス58路線、譲渡へ…府市統合本部
 大阪府市統合本部で大阪市営バスの民営化などを検討するプロジェクトチームは15日、市バス事業の見直し案を発表した。全139路線の4割にあたる58路線は、人件費カットなどで収益が見込めるとして民間譲渡などを行う。コミュニティーバス「赤バス」(27路線)を含む不採算の81路線は、41路線に再編した上で外部委託し、市が補助して維持する方針。19日の府市統合本部会議で決定する。

 市バスは現在、1キロあたり平均988円の運行コストがかかり、黒字は3路線にとどまる。人件費の4割カットなどでコストを同704円まで下げると、黒字路線が11路線に増えるのに加え、ターミナル駅を結ぶような主要路線には採算性があるとして58路線を選んだ。民間バス事業者に譲渡したり、外郭団体への運行委託を進めたりする。

 残る81路線の再編では、運行の空白地域が出ないよう配慮。採算性に合わせて小型バスや福祉タクシーなどでの運行でも可能としており、運行形態は各区長の考えに任せるという。試算では、市の補助額は年6億円に上るとしている。

(2012年6月16日 読売新聞)

855チバQ:2012/06/23(土) 00:42:28
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/news/20120617-OYT8T00710.htm
パーク&バスライド低調 県実証実験


 通勤時にイオンモール甲府昭和(昭和町飯喰)からバスでJR甲府駅に向かう「パーク&バスライド」実証実験の往復利用者数が、実験開始から2か月で1日平均12・0人にとどまっていることが県のまとめで分かった。事業コストをまかなうには1日26人の往復利用者が必要だが、マイカー通勤者がバスを利用するメリットは乏しく、渋滞や大気汚染を減らす県の取り組みは浸透していない。

 実証実験は4月2日にスタート。甲府市や中巨摩地域などの住民が対象で、イオン駐車場にマイカーを止めてもらい、片道料金200円で山梨交通が運行するシャトルバスに乗り換えて通勤してもらう。

 県交通政策課は、山梨交通が4月から増便した平日午前7時台の2便の利用状況から、1日平均の往復利用者数を算定している。4月は10・25人、5月は13・67人で、スタート2か月間の平均は26人の半分にも届かない状況だ。

 利用者はイオン駐車場の使用登録をしなければならず、登録者は約50人いるが、同課によると、自転車通勤者が雨の日だけに利用する目的で登録しているケースもあるという。山梨交通は平日夜も4便増便しており、増便分のコストが運賃でまかなえない場合は、県とイオンが折半して負担することになる。

 同課は「本格運行までの2年間で県負担なしで運行できるように定着させたい」と説明。「バスなら読書や仕事の準備ができる」として利用を呼びかけている。

(2012年6月18日 読売新聞)

856チバQ:2012/06/30(土) 00:15:08

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20120629/CK2012062902000029.html
しずてつ高速バス 「静岡甲府線」復活
2012年6月29日


◆9月末までの期間限定
 しずてつジャストライン(静岡市葵区)と山梨交通(甲府市)は七月二十日から、高速バス「静岡甲府線」の共同運行を始める。四月に開通した新東名高速道路を利用。九月末までの期間限定だが、静岡市と甲府市を結ぶバス路線は二十二年ぶりの復活となる。

 内陸部の新東名を使うことで、渋滞が多い静岡市清水区の国道1号や国道52号を避けられることに着目。行楽などで移動の多い夏休みに合わせ、一九九〇年十一月以来となる路線運行を決めた。

 バスは一日二往復。バス停は静岡側四カ所、山梨側五カ所に設ける。山梨から静岡へ向かう午前便で甲府(午前六時五分発)を出れば、静岡駅前に午前八時五十三分に到着。日帰りで観光やショッピング、海水浴を楽しめ、県内観光地のにぎわいに期待がかかる。名古屋方面へもスムーズに移動できる。

 二十八日に予約受け付けを開始した。運賃は特急電車に対抗し、大人は片道二千五百円。九月末まで往復四千円となる特別キャンペーンも繰り広げる。

 問い合わせは、しずてつジャストライン高速線専用ダイヤル=電0570(080)888=へ。

(美細津仁志)

857チバQ:2012/06/30(土) 00:16:42
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012062700445
夜間運転上限、400キロで了承=高速ツアーバスで、緊急対策−国交省検討会
 有識者による国土交通省の検討会は27日、関越自動車道で7人が死亡したバス事故を受け、高速ツアーバスの運転手が夜間に1人で運転できる距離を原則400キロまでとし、違反した場合は行政処分とする緊急対策を了承した。同省はパブリックコメントを経て、7月中に施行する。
 これまで、貸し切りバスについては、指針で1日上限670キロとしていたが、ツアーバスは距離基準そのものがなかった。(2012/06/27-13:16)

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858荷主研究者:2012/07/01(日) 10:24:55

http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13386384095072
2012年6月3日(日)茨城新聞
高速バス5年ぶり復活 笠間、秋葉原行き運行開始

【写真説明】高速バス「笠間〜秋葉原線」の開業を祝う記念式典=笠間市赤坂

 笠間市とJR秋葉原駅を結ぶ高速バスの運行が1日始まり、同市赤坂の笠間ショッピングセンターポレポレシティで同日、開業を祝う記念式典が開かれた。

 同市発着の高速バスは、1999年から2007年まで運行していた「笠間?JR東京駅線」以来、5年ぶりの復活となる。東日本大震災後の昨年3月20日から約1カ月間、笠間?秋葉原駅間の緊急支援バスが運行された。市民から利用再開を望む声が上がり、定期便として開業した。

 式典ではテープカットや出発式が行われ、バスを運行する茨城交通の任田正史(とうだただし)社長は「多くの方に利用していただき、東京から笠間への観光客が増えるような便を作っていきたい」とあいさつ。山口伸樹市長は「高速バスを利用して観光客誘致に力を入れていきたい」と述べた。

 1日往復4便の同区間高速バスは今月30日まで、特別運賃として大人片道1000円(通常1800円)、小学生までの子ども500円(同900円)で販売している。

859荷主研究者:2012/07/08(日) 14:04:15

http://www.shinmai.co.jp/news/20120608/KT120607BSI090009000.html
2012年06月08日(金)信濃毎日新聞
長電バスの運賃、7月1日値上げ 国交相認可

 長電バス(長野市)が、乗客の減少や原油高騰などを理由に3月に申請していた路線バスの運賃引き上げについて、国土交通省北陸信越運輸局(新潟市)は7日、国土交通相が申請通り認可したと発表した。引き上げは7月1日からで、長電バスによると、引き上げ幅は平均7・6%。

 初乗り運賃の最高額は、10円高い170円になる。長野駅―長野高校間の運賃(大人)は、現行より20円高い280円、同区間の1カ月の通学定期は600円高い8400円。長野駅―東長野病院間は50円高い450円となる。

 長電バスの運賃引き上げは5年ぶり。同社によると、2012年度は路線バス部門で1億3600万円の赤字を見込んでおり、今回の引き上げで2700万円の増収が見込めるという。

860荷主研究者:2012/07/08(日) 14:48:20

http://www.chibanippo.co.jp/c/news/local/86411
2012年06月15日 15:47 千葉日報
市原南ICに来月完成 2高速路線乗り入れへ 圏央道の「鶴舞バスターミナル」
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ttp://tohazugatali.web.fc2.com/bus/IP120612TAN.jpg
間もなく完成する圏央道の市の玄関口となる「市原鶴舞バスターミナル」=市原市田尾

 本年度開通する圏央道(首都圏中央連絡自動車道)木更津東−東金間の「(仮称)市原南インターチェンジ(IC)」開設に合わせ、市原市が整備している「市原鶴舞バスターミナル」(同市田尾)が間もなく完成する。都心などへの高速バス路線乗り入れが予定されている。

 市は、2001年度発足した地元組織「市原南IC周辺まちづくり協議会」(深山一男会長)に用地選定や地権者交渉などの面で協力を得ながら整備を進めてきた。10年12月に着工。工事費は約2億円。来月にも工事がほぼ完了する。

 建設地はICから約300メートルの場所。バス専用通路5バース、一般などの駐車場(44台分)、二輪駐車場(約20台分)、乗降所、待合所のほか、イベント用の多目的広場を備える。

 7月に完成予定。市は年度内のIC開設に備え、駐車場利用料を無料とするほか、多目的広場の使用料(1日500円)などを定めた同ターミナルの設置・管理条例案を15日開会の市議会定例会に提案。可決後、夏には指定管理者を募集する。

861荷主研究者:2012/07/08(日) 15:05:09

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201206110065.html
'12/6/11 中国新聞
光―福岡の高速バス増便へ

 防長交通(周南市)はジェイアール九州バス(福岡市)と共同運行している光、周南、防府市と福岡市を結ぶ高速バス「福岡・周南ライナー」を16日から2往復増やし、1日6往復とする。

 昨年3月の新しい博多駅ビルの開業で、買い物目的の利用者が増えているため。バスは光、下松、周南、防府、美祢と福岡県の北九州、福岡市を結ぶ。

 福岡行きは下松東中村停留所(下松市)発の午前5時40分、午後6時半の2便を新設。午前5時40分の便は、光市役所前を午前6時31分に出発する従来の始発便より約1時間早く、JR博多駅前に午前9時43分に着く。百貨店の開店前を望む客の要望に応えた。

 一方、博多バスターミナル(福岡市)の出発便は午前11時と午後3時45分を新設した。

 防長交通によると、今年3月の利用客は昨年比13%増。JR博多シティの開業で福岡市への集客力が強まったためという。

 乗車日の5日前までに購入すれば席数限定で運賃が半額となる「早売り5」サービスもある。防長交通=電話0834(32)7733。

862とはずがたり:2012/07/11(水) 09:57:49

都市圏路線バスを一元運行へ 熊本市と4事業者
2012年07月10日
ttp://kumanichi.com/news/local/main/20120710006.shtml

熊本市中心部で数珠つなぎになる非効率的な運行体制は熊本都市圏バス網の長年の課題となっている=熊本市役所前
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/bus/20120710006_DAT_20120711061617001.jpg

 熊本都市圏のバス路線網再編を検討している熊本市は10日、民間バス事業者4社の運行を、熊本都市バスが一元的に管理する体制の導入に向け調整を進めていることを明らかにした。来年度から人的体制やシステムの検討を始め、2016年度からの運用を目指す。

 都市バスは、市営バス路線の受け皿として民間3社が共同出資して07年に設立。15年4月までに移譲を終える予定。同都市圏のバス路線網をめぐっては、事業者間の路線競合や、市中心部でバスが数珠つなぎになるなどが長年の課題となっていた。一元的な運行管理によって効率的で利便性の高いバス路線が期待される。

 同日あった市公共交通協議会の専門部会「バス路線網再編部会」の初会合で報告した。

 市と事業者4社は昨年8月、「バス路線網再編プロジェクト」を発足。定期的に会合を重ね、運行体制などの協議を進めてきた。

 その結果、各社個別の時刻表や路線図を統合し、都市バスが全社の運行を一元管理する方向で大筋一致。10月にまとめる再編の素案に盛り込まれる見通し。

 運行体制の一元管理に向け、早ければ10月にも九州産交と熊本電鉄が競合する交通センター−楠・武蔵ケ丘を結ぶ路線の一部で、ダイヤを調整し、共通時刻表を導入する。

 市交通政策総室は「市が積極的に支援しながら、各社で異なるダイヤ編成や管理システムを共通化し、効率的な運行体制を確立したい」としている。(平井智子)

863チバQ:2012/07/11(水) 23:29:14
http://mytown.asahi.com/okayama/news.php?k_id=34000001207110002
岡山市中心部循環バス めぐりん20日発車
2012年07月11日


運行が始まる循環バス「めぐりん」=岡山市南区




■市民「100円魅力」競合バス「経営に影響」


 100円均一で岡山市の中心部を走る循環バス「めぐりん」の運行が20日から始まる。低料金でJR岡山駅や天満屋、市役所付近を回る利便性から、市民の期待が高まる一方、乗客を奪われかねない路線バス事業者は影響を注視する。


 タクシー事業の八晃運輸(岡山市)が、32人乗りの小型ノンステップバス7台を走らせる。1周約4・5キロを約20分で走る。右回りと左回りがあり、夕方には5〜10分間隔となる。


 車体には、岡山市の鳥、タンチョウを題材に一般公募したイメージキャラクター「ツル丸」が描かれる。6月下旬から試運転中で、経路や時刻表などの問い合わせが寄せられている。


 仕事などで毎日のようにバスを利用するという会社員の女性(59)は「どこまで乗っても100円は大きな魅力。運行開始が楽しみ」と話す。マイカーでの移動が多いという主婦(23)も「100円なら、家から岡山駅に出る時に利用できる」と歓迎する。


 岡山駅から岡山大学病院までバス通勤している男性職員(59)は「バスの本数が増え、大学から買い物に行くのも便利になる」。自転車で市役所を訪れた主婦(31)は「市役所前は路面電車が走っておらず、雨の日は自転車をやめて循環バスを利用してもよさそう」と話した。


 市中心部の路線バスは岡電、両備、宇野、中鉄、下電、備北の6社が運行。めぐりんに比べて運賃が数十円高い区間もある。循環バスの運行を許可した中国運輸局には、複数の事業者から「経営に影響する」などの声が寄せられたという。


 岡電バスは1日から、岡山大病院と岡山駅間の運賃を30円値下げして140円にした。利用者を増やして渋滞を緩和するためといい、広報担当者は「対抗値下げではありません。バスを利用しない人の新規需要の掘り起こしに期待したいが、100円では採算は厳しいのでは」と話す。


 「一部区間で乗客を取られると思う」と、はっきりと影響を懸念する事業者も。別の事業者は「うちは郊外からの乗客が多く、それほど影響はないと思うが、様子をみて対応策を考えたい」と話す。バス停付近の混雑を心配する事業者もある。


 めぐりんを運行する八晃運輸の成石敏昭社長は「高齢化社会を迎え、循環バスの役割は高まる。ほかのバス会社と競争するのではなく、市民に身近なバスを目指したい」と意気込んでおり、「100円でも採算は取れる」と自信を見せる。(吉村治彦)

864チバQ:2012/07/24(火) 21:58:26
http://www.shimotsuke.co.jp/town/region/north/nikko/news/20120723/834921

利用者数は伸び悩み 日光市・デマンドバス導入3カ月 
(7月24日 朝刊)
 【日光】市営バス再編の一環で、市が落合など3地区3路線にデマンドバスを導入して3カ月がたった。バス停を倍増するなど利便性アップが図られたものの、利用者数は前年同期を下回っている。利用者は通院や買い物を目的とする高齢者が主。市は予約して乗車するデマンドバスのシステムに不慣れなためでは、とみている。

 導入は、2009年度策定の市生活交通再構築計画に基づく。主に市営バスについて、地域の実情に合った運行形態へ転換し、生活交通路線を維持するための年間1億円に上る市の財政負担を減らしていく狙いがある。

 今回デマンドバスが導入された落合は循環線から、小来川と猪倉は路線バスから、それぞれ切り替わった。

 落合では20年以上、民間路線が休止していたが、人口増などを踏まえ09年12月、市がJR下野大沢駅を起点とした循環線を開設。しかし、「環」の内側の住民が利用しづらいことからデマンドバスを導入。小来川と猪倉については利用時間帯に偏りがあったため、効率的な運行を目的に導入された。

 利用者は3路線合わせて4月283人、5月310人、6月216人と、前年の8割弱で推移している。

 市は、導入6カ月のタイミングで利用者にニーズ調査を行い、運行経費については1年間かけて検証したいとしている。

865荷主研究者:2012/07/25(水) 23:47:21

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20120627305.htm
2012年6月27日02時31分 北國新聞
「加越能バス」に社名変更 加越能鉄道

 加越能鉄道(高岡市)は26日、10月1日付で社名を「加越能バス」に変更すると発表した。同社は現在、鉄道・軌道事業を手掛けていないことから、業態に即した社名に改める。26日の株主総会で承認された。

 2002年4月に鉄道・軌道事業を廃止し、万葉線株式会社に営業譲渡した。今年4月で廃止から10年が経過したことを節目として社名変更を決めた。

 加越能鉄道が26日発表した2012年3月期決算は、東日本大震災の影響で東京方面の高速バス利用が落ち込み、減収、経常赤字となった。国や富山県などの補助金を受け、純利益は3期連続で黒字を確保した。

 売上高は前年比9308万円減の21億3965万円、営業損失は1億8779万円、経常損失は2億1346万円、純利益は1922万円増の3239万円だった。部門別収益は、乗り合いバス事業が7億4822万円、貸し切りバス事業が7億6904万円、保険代理事業とスポーツクラブ事業を合わせた付帯事業が6億2239万円となった。

866荷主研究者:2012/07/26(木) 00:19:26

http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0005176431.shtml
2012/06/30 09:11 神戸新聞
尼崎市バスを完全民営化へ 市審議会答申案

 兵庫県尼崎市の公営企業審議会は29日、経営が悪化している交通局の市営バス事業について「完全民営化方式が望ましい」と答申する方針を固めた。同市によると、県内では姫路、明石市で市営バスが民営化しているという。

 審議会によると、市営バスは1948年に3台で運行を開始。人口増加を背景に成長し、ピークだった67年度には約4700万人の利用があった。しかし、工業地帯の衰退などにより利用は激減、2010年度は約1500万人に落ち込んだ。

 市バス事業は07年度からは単年度赤字を計上。経営健全化団体となるのを回避するため、市は11年度に一般会計から3億5千万円、12年度には2億4千万円を繰り入れた。

 審議会は昨年11月から会合を重ね、持続可能な経営形態を検討。「経済効果が期待でき、民営化した他都市では、路線はおおむね維持されている」として、完全民営化を選んだ。

 一方、市民目線で市営バスの将来を考えようと、「尼崎市営バスを考える会」などは30日午後2時から、市立労働福祉会館でシンポジウムを開く。(霍見真一郎)

867チバQ:2012/07/29(日) 00:21:22
http://www.chibanippo.co.jp/c/news/local/92937
10年ごし“生活の足”確保 住民主体でバス路線実現 市やバス会社と協定 四街道畔田台地区
2012年07月28日 14:55
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8月中に運行がスタートするバス路線「大日線畔田台系統」の継続に関する協定を結んだ(右から)田中区長、佐渡市長、芹沢社長=26日、四街道市役所 地域課題の解決へ住民自らが動き「10年ごしの願い」を実現した。四街道市の自治会「畔田台区」(30世帯、田中勝次区長)が、“生活の足”として熱望してきた地区内への路線バス乗り入れが、8月から始まる。今月26日には同市役所で、新路線開設を決めた民間バス事業者、協議の橋渡し役を務めた市との3者間で、将来にわたる路線維持を図る基本協定が結ばれた。

 自治会役員によると、同地区では、約10年前から高齢化した住民から「買い物や通院の足を確保してほしい」と声が上がるようになった。周辺の老人ホーム利用者や企業関係者の多くもバス運行を望んでいたという。

 新路線開設に向け大きく動き出したのは昨年10月。自治会側から相談を受けた市が、市内で路線バスを運行する「千葉内陸バス」(本社・東京都墨田区、芹沢弘之社長)との協議を“橋渡し”してから。

 3者は協議を重ね、自治会はバス運賃2割分を負担した上で、地区住民に乗車券を販売し利用促進を図ると提案。市はバスが転回できるよう畔田台集会所前の舗装整備を約束し、今回の路線開設が決まった。


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868チバQ:2012/08/04(土) 10:29:01
http://www.chibanippo.co.jp/c/news/economics/93969
スカイツリー直行便運行 新規路線で需要開拓 千葉中央バス
2012年08月03日 14:50
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 京成グループの千葉中央バス(千葉市緑区)などは5日、JR土気駅と東京スカイツリータウン、新宿駅を結ぶ高速バスの運行を始める。同社の高速バス路線新設は約2年ぶり。開業以来高い人気を誇る同タウンに接続し、買い物客や観光客など新たなバス需要を掘り起こす狙い。

 京王バス東、京王バス南を含め3社で共同運行。JR土気駅から東京スカイツリータウンを約70分(通常1400円)、新宿駅西口までは約120分(同)で結ぶ。東京スカイツリータウン経由の土気−新宿路線は、1日上り4本下り2本。経由しない路線は1日上り2本下り4本運行する。問い合わせは、電話043(300)3611。


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869とはずがたり:2012/08/09(木) 10:12:56

名神ハイウェイバスは急行便が廃止になったほか,浜松〜京都便もなくなってしまってたようだ。。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8D%E7%A5%9E%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%83%90%E3%82%B9

一宮も羽島も廃止の中,八日市とは別に百済寺が残ったのはなんか需要あるのかねえ??

870荷主研究者:2012/08/12(日) 20:52:01
>>856
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20120629/CK2012062902000029.html
2012年6月29日 中日新聞
しずてつ高速バス 「静岡甲府線」復活

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/bus/PK2012062802100226_size0.jpg

871荷主研究者:2012/08/12(日) 21:25:03

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20120705/CK2012070502000078.html
2012年7月5日 中日新聞
《経済》遠鉄バスが増便で乗客数回復

◆浜松市中心街の休日客も14%増

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/bus/PK2012070502100028_size0.jpg
増便した路線の乗客数が好調に推移している遠鉄バス=浜松市中区の浜松駅バスターミナルで

 マイカーの普及で全国的に路線バスの利用が減り続ける中、三月のダイヤ改正で異例の増便に踏み切った遠州鉄道(遠鉄バス)の乗客数が回復している。浜松市郊外から中心街への「足」としての利便性を高めた結果、休日を中心に利用が増えてきた。同社は「バスの利用増を中心街の活性化につなげていきたい」と意気込む。

 増便は、遠鉄百貨店(浜松市中区)の改装完了に合わせて、さなる台線や泉高丘線など八路線で実施。曜日を問わず日中の毎時、同じ分にバスが来る「買い物に便利で覚えやすいダイヤ」(遠鉄)にするため、平日は三〜四往復、休日(土日祝日)は五〜八往復を増やした。平日は旧ダイヤ比で5%増、休日は10%増にもなる。

 遠鉄が集計した四〜五月の路線バス利用状況によると、増便八路線の日中の乗客数は、休日で前年同期比13・9%増と、増便の規模を上回った。東日本大震災や浜松まつり中止の影響がなかった一昨年との比較でも4・4%増で、路線全体の1・7%減に比べると、堅調だった。

 一方、増便八路線の平日の乗客数は前年同期比で1・3%増、一昨年との比較では1・6%減だった。遠鉄は「路線全体よりは5〜6ポイント高い。毎年2〜3%減る最近の傾向を考えれば、歯止めが掛かっている」と、増便の効果を強調する。

 浜松駅バス停の降車人数も、前年同期比4・4%増と、全バス停(1・9%増)を上回る伸びを示しており、買い物客のバス利用の増加に一定の効果があったとみている。

 一層の利用促進と、中心街への波及効果を求めて、今月から新たな取り組みも始めた。ICカード乗車券でバスに乗り、中心街の五つのバス停で降りた乗客に対し、遠鉄百貨店のビアガーデンのクーポン券を発行する。

 浜松駅バスターミナルの専用端末にIC乗車券をかざすと、生ビールのサービス券や引き換え補助券が交付される仕組みで、九月一日まで実施する。

 学校の夏休みに合わせて、今月中旬から、路線バスを使って市内の歴史遺産などをめぐるスタンプラリーも始める計画。

 遠鉄の鈴木誠運輸事業部長は、「さまざまな世代に向けて、便利でお得なバスをPRしていく」と意欲的だ。

872荷主研究者:2012/08/13(月) 22:41:59

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20120720_2
2012/07/20 岩手日報
被災地の路線バス増便 県交通、JR大船渡線沿線で
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 県交通は、震災の影響による運休で住民に不便を強いていたJR大船渡線沿線地域で、路線バスの運行回数を増やす方針を固めた。地元から要望が強かった陸前高田市から大船渡市へ向かう早朝便の運行を開始。大船渡市と一関市を結ぶ路線は現行の2往復から4往復に倍増させる。震災による鉄道の運休で沿岸各地で代替バスが運行される中、民間事業者による本格的な増便対応で、公共交通の利便性が一歩前進する。

 鉄道運休は大きな影響を与えていた。以前は参加できていた始業前の課外授業や部活動に現行のバスダイヤでは対応できず、保護者の送迎が増加。5月にはPTAが期間限定で帰宅バスを運行するなど、同校などは県交通にダイヤ改正や増便を要望していた。

 また、県交通はJR大船渡線の代替バスとなる一ノ関―盛間も8月11日から、2往復増やす方針も決定。早朝便、代替バスともに国や県などからの財政支援なしの自主財源で賄い運行するという。

873荷主研究者:2012/08/13(月) 22:47:02

http://www.chibanippo.co.jp/c/news/economics/90760
2012年07月14日14:45 千葉日報
品川−MOP木更津線開設 往復事前予約で割引 小湊鉄道 高速バス
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 小湊鉄道(市原市)は14日、京浜急行バス(東京都)と共同で、三井アウトレットパーク木更津(MOP木更津)と品川駅を結ぶ高速路線バスの運行を始める。MOP木更津に乗り入れる都心発着の高速バスは、東京、新宿に加え3路線目。

 同社が運行する都心−MOP木更津線で初めて、事前予約制を導入。往復の予約客には、通常より300円安い割引料金を適用した。都内や神奈川県在住の買い物客が主なターゲットで、新幹線を使う旅行客の利用も期待している。

874チバQ:2012/08/16(木) 19:07:50
品川発やるなら羽田空港発も面白そうだけどな
羽田空港木更津駅の高速バスがあるから途中で寄るとな

875チバQ:2012/08/16(木) 20:00:15
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/niigata/news/20120815-OYT8T01083.htm
国道迂回の新バス路線 新潟市南区で来月から実験運行


 新潟市内で唯一鉄道路線がない南区で、通勤・通学時間帯の交通の利便性を上げようと、市は9月3日から、渋滞の多い国道8号を使わずにJR新潟駅南口に向かう平日朝のバス路線「南快ライナー」を新たに運行する社会実験を行う。

 同区と新潟市中心部を結ぶ主な交通手段はバスだが、幹線道路の国道8号が渋滞するため鉄道と比べて定時運行が難しい。新たな路線は国道8号を迂回(うかい)し、広域農道と高速道路を利用することで遅れなく運行できそうだという。

 午前7時と同7時半にバスを運営する「新潟交通観光バス」潟東営業所(西蒲区)を出発し、白根地区を中心に5か所のバス停留所を回り、約50分で新潟駅南口に到着する予定。片道大人1人630円、小学生以下は320円。来年2月末まで行う。市は「実験で定時運行できるか確認し、どれだけ需要があるのかを調査したい」としている。

(2012年8月16日 読売新聞)

876荷主研究者:2012/08/17(金) 00:45:27
>>875
路線図貼り付け

2012年8月16日 読売新聞
国道迂回の新バス路線 新潟市南区で来月から実験運行

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/bus/yomiuri120816_niigata-bus.JPG

877荷主研究者:2012/08/17(金) 00:45:53

http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20120724/201207240946_17602.shtml
2012年07月24日09:46 岐阜新聞
レシップ、路線バスロケーション参入 車内で乗り換え案内

乗り換え案内を表示する「OBCビジョン」の画面

 レシップホールディングスは、路線バスの運行状況を乗客に知らせるバスロケーションシステム事業に参入した。バスの遅れなどに対応しながら乗り換え情報を車内表示して乗客に知らせる独自技術を武器に、国内のバス運行会社に売り込む。これにより2016年にバスロケのシェア10%獲得を目指す。

 同社のバスロケは、従来のバスロケ同様に各バス停でバスの到着予定時刻などを表示するだけでなく、車内に設置した同社の車内表示用の液晶画面「OBCビジョン」で、これから向かうバス停の名前や渋滞などによる遅れを加味した到着予定時刻などを乗客に表示する。さらに鉄道など他の交通機関への乗り換え時刻なども表示する。

 また他社はサーバー買い取り方式のみでバスロケの販売をしているが、同社ではサーバー購入が必要なく、使用料を支払うASP(アプリケーションサービスプロバイダー)方式での提供も行う。これにより初期投資を抑え、中堅クラスの運行会社でも採用できるようにする。

 従来のバスロケは、乗客が携帯電話などを自分で操作して運行状況を把握する必要がある。また他のバスや電車への乗り換え案内まではしていなかった。

 バスロケは台数ベースで国内の路線バスのうち約4割が採用。しかし老朽化したシステムも多く、バスが近づいているかという程度しか分からないものも多いという。こうしたバスロケを使っている運行会社に切り替えを提案する。

 すでに同社は全国のほとんどのバス運行会社と運賃箱などで取引がある。この販売ルートを活用して売り込みをかける。

 同社のバスロケは、関東自動車(栃木県宇都宮市)が宇都宮市内で運行する4路線向けに4月に試験導入を実施。関東自動車では今後、導入車両を増やす方針。

878チバQ:2012/08/19(日) 18:33:24
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/feature/utunomiya1337698864389_02/news/20120601-OYT8T00037.htm
郷土再生 県都の交通
高齢者の足地域で確保

委託タクシー料金300円


セダン型のタクシーを利用している「板戸のぞみ号」。高齢者の通院や買い物の貴重な足となっている(4月26日、高根沢町で)  「みんな年をとる。私も車を運転できなくなるかも知れない。自分が出歩くのに困らないためにも、走らせ続けなければいけない」。宇都宮市板戸町のデマンド交通「板戸のぞみ号」運営協議会の山中隆夫会長(66)は熱く語る。

 自分の車で外出できない高齢者らの「足」の確保は、多くの自治体にとって課題となっている。

 市東部に位置し、地区内に大きなスーパーや病院がない板戸町。1985年の路線バス廃止以降、高齢者らの移動手段の確保が問題となっており、地域内交通の導入を望む声が上がったため、デマンド交通を導入することになった。

 のぞみ号は2009年4月に試験運行を開始。運営は地元の自治会役員らで作る協議会が行う。運行を委託されているタクシー会社に電話予約をすると、セダン型のタクシーが自宅まで迎えに来て、隣接する同市清原地区や高根沢町のスーパーや病院など「降車ポイント」と呼ばれる場所まで送る仕組みになっている。

 運賃は1回300円。タクシー会社への委託費など年間500万円かかるが、約75%を市からの補助金、残りを運賃収入や自治会の負担金、病院などからの協賛金で賄う。11年度の利用者は延べ約3400人で、山中会長によると、利用者の9割以上が65歳以上だったという。高根沢町の整骨院に行くために利用した小倉節子さん(79)は「以前は通院にタクシーを利用していたが、お金がかかるので我慢することもあった。タクシーより安いのでありがたい」と話す。

 同市では、鉄道の駅から1・5キロ、バス停から250メートル以上離れた「公共交通空白地域」に約33%の市民が住む。市は、空白地域対策として、地域内交通の導入に力を入れ、現在、試験運行を含め6地区で運行している。同市交通政策課は「公共交通ネットワークの構築を目指し、郊外部での導入を推進したい」としている。

バスルート住民が判断 岐阜市では高齢者らの足として、06年からコミュニティーバスが走っている。現在、11路線が運行しており、のぞみ号と同様、自治会などからなる協議会が運営し、運行ルートやダイヤ、バス停の位置は協議会が決めている。

 運行に年間約1200万〜1500万円かかるが、市からは年800万〜950万円の補助金とバスの維持費への支援しかない。協議会は、地元スーパーなどから広告を募り運営費に充てているほか、利用状況によって運行ルートを見直すなど、自分たちの移動手段を維持するために試行錯誤している。同市交通総合政策課の青木保親課長は「厳しい財政状況の中、財源は無限ではない。残し続けるかどうかは住民の判断」といい、「芥見(あくたみ)東・南コミュニティバス等運営協議会」の多田喜代則会長(69)は「自分たちがバスを経営している意識がある」と話す。

 同市は、路線バスとコミュニティーバスの乗り換え拠点の整備も始めている。中部大工学部の磯部友彦教授(地域交通政策)は「高齢化が進み、身近な買い物にも困る『買い物難民』が生まれている。スーパーの出張販売にも限界があり、地域内交通の整備は買い物難民対策になる。中心市街地に向かう基幹交通との乗り継ぎネットワーク作りも重要」と指摘している。

◇路線バスの利用促進

 宇都宮市の公共交通で中心的役割を担っているのは路線バスだ。利用を促すため、市やバス会社は様々な取り組みを行っている。

 市中心部で高齢化の進む地区や、新しく造成された住宅地の住民の利便性を向上させるため、バス路線の新設を検討している。今年2月には、バスの利用状況などを尋ねるアンケートを市が実施。今年度中にルートを決めて試験運行を行う予定になっている。

 県内バス大手の関東自動車(宇都宮市)は、床面の高さが低く、乗降が楽な低床バスの導入を進めている。現在、同社が所有するバスのうち約30%が低床車だという。4月には、携帯電話などで運行状況を確認できるシステムの試験運用も一部路線で始めた。同社の石原玲一常務は「バスに乗ってもらうための努力が足りなかったという反省がある。市民に使ってもらえるようなバスを目指す」と話している。

(2012年6月1日 読売新聞)

879チバQ:2012/08/19(日) 18:33:55
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/feature/utunomiya1337698864389_02/news/20120602-OYT8T00077.htm
郷土再生 県都の交通
福祉有償運送 採算厳しく

サービス団体増えず


飛山の里福祉会の移送サービスを利用する内藤さん(5月8日) 宇都宮市の内藤芳子さん(58)は月1回、同市内の社会福祉法人「飛山の里福祉会」の移動サービスを使って、同市内や下野市内の病院に通院している。約4年前から寝たきりとなったが、2008年9月から同会のサービスを利用し、通院だけでなく、花見や演奏会にも出かけている。夫の修さん(59)は「以前は外出を嫌がったが、今は楽しみにしている。一緒に車に乗るヘルパーの人も妻のことをよく知っているので、安心して任せられる」と話す。

■安い運賃

 公共交通機関を利用するのが困難な高齢者や障害者の移動を助けるサービスの一つが「福祉有償運送」だ。営利を目的としないNPO法人や社会福祉法人などが、国に登録すれば有償で移動サービスを行うことができる制度で、06年10月に施行された改正道路運送法で法的に認められるようになった。

 送迎対象となる利用者が限られるほか、料金はおおむねタクシー運賃の2分の1までとされており、登録には行政やタクシー事業者などで構成される運営協議会の合意が必要となる。飛山の里福祉会も登録団体の一つで、利用登録している障害者を対象に、送迎だけでなく、乗り降りの介助や病院での手続き、買い物の付き添いなども行っている。

 関東運輸局栃木運輸支局などによると、県内の登録団体数は、制度スタート時からほぼ横ばいで推移。11年度末現在、74団体が登録しており、そのうち、宇都宮市内を運送区域としているのは、6団体しかない。県内で登録する約30団体が加盟する「県移送サービス連絡協議会」の菅野忠雄会長は「我々のようなサービスを必要とする人は多い。ただ、採算は厳しく、事故のリスクもある」と話す。同市の登録団体が少ない理由について、同市高齢福祉課では「病院やスーパーなどが他の地域に比べて多く、タクシーを利用しても大きな負担にならない場合が多いからでは」とみている。

■火の車

 日光市のNPO法人「ウエーブ」の福祉有償運送事業には74人が利用登録しており、11年度の運送回数は4175回と前年度より770回増えた。しかし、同事業だけでは赤字で、人件費を抑えるなどしてやりくりしている。芳賀勝夫事務長は「ガソリン代が上がると火の車。地域交通の中で福祉有償運送がどんな役割を担うのかという議論はされたことはない」と訴える。

 桜美林大社会福祉コースの島津淳教授(社会保障論)は「料金面などを考えると、遠くの病院に頻繁に通院したり、買い物に行ったりする高齢者や障害者にとって、福祉有償運送は有効な交通手段。行政が事業の必要性などを理解し、国への登録がスムーズになるようバックアップできるようになれば良いと思う」と指摘する。

◆車いすで乗るタクシー

 利用者が高齢者や障害者などに限られる福祉目的限定のタクシー営業許可を取る事業者は増加している。同支局によると、09年度末に139社だった県内の事業者は、2年間で155社に増えた。福祉タクシーを運行するために申請する以外に、訪問介護事業所に指定されている事業者が、訪問介護員らが自家用車で有償運送を行えるようにするため許可を受けるケースがあるという。

 福祉タクシー事業者8社で作る「県福祉介護移送事業協同組合」の千葉博令(ひろよし)理事長は「福祉が目的だが、安全性、快適性を大切にしており、そのためには、値引き競争は避けなければいけない」と話す一方で、「高齢化社会ということで参入する事業者は増えているが、もうかる商売ではない」とも明かす。

 県タクシー協会によると、一般のタクシー事業者では、健常者も車いす利用者も乗ることができる「ユニバーサルデザイン(UD)タクシー」を導入する動きが広まりつつあるという。県内でも、小山市の友井タクシーが今年4月下旬から運行を始めており、同協会の鉢村敏雄専務理事は「利用率の低い福祉目的に限定される車両ではなく、UDタクシーを導入する会社が増えるのでは」とみている。

(2012年6月2日 読売新聞)

880チバQ:2012/08/19(日) 19:15:29
http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02001051203210002
岐路の地域交通


(3)市営・民間バス
2012年03月21日


中心街では事業者別だったバス停が方面別に統合された=八戸市

 赤字路線バスを抱える自治体で、利用率アップの試行錯誤が始まっている。


 八戸駅と中心街を結ぶ八戸駅線は長年、八戸市交通部が運行する市営バスと民間の南部バスが、それぞれ独自のダイヤとルートで運行してきた。平日に計228便もありながら、同じ時刻に出る便がある一方、15分以上間隔が空く時間帯があり、利用客には使い勝手が悪かった。


 市は2006年に「公共交通再生プラン」を策定したのを機に、等間隔での運行や経路の共有に着手した。だが、減便や経路の変更には抵抗が強かった。打ち合わせのたびに話が振り出しに戻ることを繰り返し、1年にわたって数十回の会議を重ねた。


 都市整備部の石黒一之次長は「合意にたどり着くまでが長かった。内部の打ち合わせで、渋る交通部側に『いい加減にしろ。話が白紙に戻るぞ』と声を荒らげたこともある」と明かす。


 努力のかいあって、08年4月に市営バスと南部バスの共同運行が実現した。平日は182便に減ったが、2経路が10分間隔で運行されるようになり、駅前の乗り場も共通化した。共通定期券の販売も始めた。この結果、同区間の乗客は07年度の3万1千人から08年度は3万2千人と2・2%増加、黒字に転換した。


 この成功をきっかけに、両者はダイヤ改定の際に時刻を調整し、別の路線でも共同運行を始めた。「利用者に使いやすくなったし、運行効率も上がった」と南部バス、市交通部ともに成果を実感している。


 利便性を高める取り組みは、ほかにもある。


 市では、十鉄バスを含む市内で運行する三つのバス路線の表示を一本化した。アルファベットと色で方面を、数字で目的地を示し、利用者はバスの前面を見れば行き先が分かるようになった。例えば「N61」なら「根城大橋方面八食センター行き」。慣れれば一目瞭然という。


 さらに昨年10月からは、運賃を上限化した実証実験を始めた。八戸市内の全路線を上限300円、近隣8市町村とつながる路線を上限500円とした。値下げに伴う欠損分は市が穴埋めする。これまでに1日の利用者が0・6〜9・3%増加したという。石黒次長は「乗りやすいバスにして、これまでの悪循環を絶ちたい。ただ、事業者や行政の取り組みだけでは限界がある」と話す。


 同じく市営バスを持つ青森市でも今年度から路線の見直しを始めた。10年度は市内48路線のうち38路線が赤字。一般財源から5億6千万円を繰り入れている。赤字の大きい30路線を対象に再編を図り、21年度までの負担額86億9千万円から6億4千万円を削減しようと考えている。

881チバQ:2012/08/19(日) 19:15:49
http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02001051203230001
岐路の地域交通


(4) 会費や募金で運行
2012年03月23日


五戸ちんちんバスは、高齢の女性が主な乗客だ=五戸町

 住民が自らお金を出して無料バスを運行している地域がある。


 19日正午前、五戸町中心部を28人乗りのマイクロバスが走っていた。病院や商店街などを回り、7キロを40分で周遊する「五戸ちんちんバス」だ。


 「どーも、こんにちは」


 「風、冷たいねえ」


 高齢の女性たちが笑顔であいさつを交わしながら、乗り降りする。同町の星山いとさん(79)は「役場さ行ったり銀行さ行ったり、毎日乗ってる。タクシーはお金が大変」と無料バスのありがたみを話す。


 2004年から始まり、平日午前中に4便が走る。地元の病院や薬局などが運営委員会を組織し、年間の運行経費約150万円を負担している。正会員13団体が年10万円を会費として出し、残りをサポーターの会費、募金などで補う。
 五戸町は坂が多く、病院へ通院する住民は、タクシーを利用したり、家族に車で送ってもらったりしていた。移動に困る患者の足をつくろうと、町で医院を営む田中美彦さん(64)が発案した。


 稼働していない時間帯に町のスクールバスを活用することで、経費を大幅に圧縮。委託先の南部バスも「地域の足。大きな赤字とならない限り、続けていきたい」と話す。1便に平均15人が乗り、年間1万2千人以上が利用している。


 10年に町が正会員となるまで、民間のみで運営していた。田中さんは「行政の支援を待っていたら時間がかかる。やろうと思った人がやる、でいい」と話す。


 県もこの方式をモデルにしたバス事業に取り組む市町村に、準備費用を補助するとして、新年度予算案に487万円を計上した。


 「全住民負担」を条件に、路線バスの延伸を勝ち取った地域もある。


 鰺ケ沢町の弘南バス深谷線では、山あいにある3集落の全50世帯ほどが、一世帯月2千円の回数券を購入し、運行を支えている。


 深谷線は1993年に開通した。それまでは最寄りのバス停まで8キロ近く離れている家もあり、歩くと1時間以上かかった。住民は経費の一部を負担することで、開通にこぎ着けた。主に高齢者の通院や買い物の足として、20年にわたって維持されてきた。


 ただ、この路線も慢性的な赤字。3集落の世帯も減少している。町は深谷線を含めた町内のバス10路線維持のため、毎年2千万円を拠出している。


 町は4月以降、事業者や住民を交えた公共交通会議を立ち上げ、バス路線の見直しや予約がないと運行しないデマンド化を検討していくという。

882チバQ:2012/08/19(日) 19:16:08
http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02001051203240001
岐路の地域交通


(5)デマンドタクシー
2012年03月24日


弘前市で始まった乗り合いタクシー。利用はまだ少ない=弘前市

 路線バスのない地区では、予約型の乗り合いタクシー(デマンドタクシー)が県内でも導入が進む。地域の足の「最後の手段」として注目されている。


 弘前市では7日から、相馬地区の一部と、弘南バスの「五所局前」バス停の間(3〜8キロ)を結ぶデマンドタクシーの実証運行を始めた。市ハイヤー協会に業務委託し、大人片道300〜500円で1日8便が走る。前日午後5時までの予約が必要で、乗り降りは自宅前でできる。


 今月始まる実証運行の状況を見ながら、新年度はさらに、相馬地区を走るバス4路線のうち3路線で、「五所局前」以西の区間のデマンド化の検討を始める。新年度予算に730万円の事業費を計上した。


 市は今年度、事業者や有識者、住民を交えた公共交通会議を開き、市内のバス路線の再編を図った。相馬地区は川沿いの山間部に約3700人が住むが、利用者が1便数人にとどまる便もあり、「空バス」が走っているという声もあった。


 企画課は「利用が少ないところをデマンド化して、運行効率をアップしたい」と話す。ただ、既存の路線バスが残っているためか、利用があったのは7日のスタート時のみ。その後の運行は22日までないという。


 むつ市では2010年8月から、路線バスが撤退した薬研地区と大畑地区を結ぶ区間(14・2キロ)でデマンドタクシーを運行している。2年間の実証運行を経て、4月からは本格運行に移る。1日7便あり、予約は乗りたい便の1時間前まで受け付けている。


 ただ、今年度の利用は142人、委託料も19万円(2月末時点)と見込みを下回る。むつ市企画調整課の担当者は「路線バスも最終的には1日1往復だったので、元々利用が少ないところではあるが、何とか住民の足を確保したい」と話す。新年度は1便増やすなどして利用促進を図る。


 委託を受ける大畑タクシーの乙部文夫社長は「公共交通の使命として、ボランティアのつもりで引き受けている」と話す。


 名古屋大の加藤博和准教授(42)は「需要が乏しい地区では、デマンド化するのは『適材適所』という点で自然な流れだ。ただ、住民の需要に合わせて、気軽な予約方法やルートを柔軟に決めることが大切。走らせれば乗るというものではない」と指摘する。


 その上で、「公共交通を考えるのは、地域でどんな暮らしをしたいかを考えること。より使いやすい足になるよう需要を分析して工夫することで、利用を増やすこともできる」と話している。=おわり
(この連載は熊田志保が担当しました)

883チバQ:2012/08/19(日) 22:21:58
これは使えるかも!?
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201208190018.html
'12/8/19
中国バス、個室座席導入へ


 ゆったりと手足を伸ばして利用できる長距離バスの深夜便の新型車両を、両備グループの中国バス(福山市)が29日から広島―横浜間に投入する。快適な眠りができるよう、座席は従来の半数以下となる14席。しかも全席が個室となっている。路線バスで個室は全国で初めてで、ビジネスマンを中心に顧客を掘り起こす。

 韓国の現代自動車製で、「ドリームスリーパー」と名付けた。乗車時にはスリッパに履き替える。眠りを誘う効果があるとされる、さくら色の発光ダイオード(LED)電球やBGMを全席に備えている。

 ファーストクラスに当たるゼログラビティシートは、4席ほど設けている。心臓と足の高さが同じになるように工夫し、宇宙飛行士が眠りやすいとされる姿勢を保てる特製シートを採用した。座席は現行のバスより2・5倍から4倍の広さという。

 広島発、横浜発とも新幹線の最終便が発車した後の午後8時20分に出発。片道約830キロを約12時間かけて走行する。予約制で料金は片道1万2千円。ゼログラビティシートは1万4千円。福山からの途中乗車も同料金となる。

【写真説明】14席全席を個室にした新型バスの車内。手前のリクライニングになった席はゼログラビティシート

884荷主研究者:2012/08/24(金) 00:00:02

http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20120802/CK2012080202000184.html
2012年8月2日 中日新聞
金沢駅東口前交差点 バスレーン本格導入

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/bus/PK2012080202100081_size0.jpg
(上)実験前はバスと一般車が同じレーンに集中、渋滞の要因になっていた(下)実験中には右側のレーンが有効活用され、走行性が向上=いずれもJR金沢駅前で

6日から 走行性や定時性改善

 JR金沢駅東口前の県道交差点で、駅バスターミナルに向かうバス専用車線を導入する交通実験が終了し、六日から本格導入される。県や金沢市、県警などでつくる交通実験実施協議会が調査分析などを行い、バスの走行性や定時性の改善、一般車両の安全性向上にもつながったとの結果をまとめ、県公安委員会に提言した。(田嶋豊)

 実験は道路の効果的な利用とバスの走行性を高めるため、五月中旬から始まり、武蔵方面から駅前中央交差点に入る右折レーン二車線のうち、左側の右折レーンを終日、バスターミナルへの専用車線(約百メートル)とした。

 協議会によると、実験前はこのレーンに一般車とバスが集中し、最大四回の信号待ちが生じるなど、バスの走行に支障があったが、レーンの規制により改善。一方、一般車は平日に信号待ちの回数が約〇・五回増えたため、改善策として青信号の時間を五秒延長して三十秒にしたところ、実験前の状況まで改善した上、渋滞は以前より減少傾向となった。

 右折レーンも一車線化したことで車両交差の危険性が大幅に減り、安全性が向上。迂回(うかい)する交通の影響もほとんど見られなかった。

 実験は七月末で終了したが、本格実施までの移行期間として継続して実施。協議会は案内看板を引き続き設置し、利用者への周知を図る。

885チバQ:2012/08/25(土) 19:04:37
http://www.shimotsuke.co.jp/town/region/central/utsunomiya/news/20120824/860941
1月からバス新路線の社会実験 宇都宮市
(8月25日 朝刊)

 【宇都宮】佐藤栄一市長は24日、定例記者会見で2013年1月から「バス路線新設社会実験」を実施することを明らかにした。実施地区と路線名は市中心部南の「中心市街地南循環線」とJR宇都宮駅東の「平松本町線」。14年度にバス事業者による自主運行に移行する予定で、佐藤市長は「地域住民の皆さまにはぜひ『マイバス』意識を持った積極的な利用をお願いしたい」と呼び掛けている。

 社会実験は、公共交通空白・不便地域を解消し、誰もが移動しやすい交通環境を整備することなどが目的。「宇都宮都市交通戦略」に掲げる新規路線、幹線公共交通の運行頻度が低い区間などから候補として12路線を抽出し、バス事業者の意向把握や利用者アンケートも実施した。

 その結果、南循環線、平松本町線、「JR宇都宮駅西口〜今宮地区」「東武宇都宮駅〜子ども発達センター〜JR鶴田駅」の4路線を選定。人口分布状況やアンケートに基づく需要・収支見込み、運行ルートの道路整備状況などを踏まえ、南循環線と平松本町線の社会実験を先行する。

 いずれも実施期間は、2014年3月までの1年3カ月間で、運賃は150円。

 9月にバス路線新設の道路運送法の許可を申請。14年度中には今宮・鶴田地区での社会実験実施を予定する。

886チバQ:2012/08/25(土) 19:07:07
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/news/20120824-OYT8T01354.htm
バス「八木新宮線」来春50年で記念乗車券

いろは順に八木新宮線沿線の魅力をPRするガイドブック


 高速道路を使わない路線バスでは国内最長の距離を走る「八木新宮線」が、来年3月に開通50周年を迎えるのを記念して、運行する奈良交通(奈良市)は24日、同社のホームページで9月1日に発売する「168プレミアム乗車券」の受け付けを始めた。沿線の見どころを紹介したDVDやガイドブックなどの特典付きで、担当者は「多くの観光客を迎えて沿線の台風12号被災地の復興を支援したい」と話す。(佃拓幸)

 バスは1日3往復、近鉄大和八木駅(橿原市)とJR新宮駅(和歌山県新宮市)を結ぶ。全長166・9キロで、国道168号を中心に167の停留所があり、6時間半で両駅をつないでいる。1963年3月の開通以来、延べ約400万人を運び、過疎地で暮らす人たちの生活を支えている。

 乗車券はバスの形をしており、長さ16・8センチ。大和三山やクジラをあしらった開通当時の看板広告のデザインを採用した。かばん形のパッケージに納めている。DVDは、バスの乗務員が撮った谷瀬の吊(つ)り橋(十津川村)や熊野本宮大社(和歌山県田辺市)といった名所のほか、バス運転席後部から撮影した映像など計約1時間分を収録。ナレーションは同社のバスガイドが担当した。

 ガイドブックでは、「と」の十津川温泉郷、「め」の「めはり寿司」など、沿線の魅力をいろは順に紹介。十津川村特産の吉野杉を用いた通行手形も付く。100枚は、台風12号で倒れた玉置神社の「神代杉」で作った。

 価格は片道料金と同じ5250円で、5000セット限定。2日間有効で、途中下車もできる。使える期間は9月1日〜2014年2月28日。同社の米田桃子さん(24)は「記念グッズがたくさん詰まった『かばん』を手に、景色を楽しみながらのんびりバスの旅を楽しんでください」と呼びかけている。問い合わせは奈良交通(0742・20・3100)。

(2012年8月25日 読売新聞)

887チバQ:2012/08/25(土) 19:07:36
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamaguchi/news/20120824-OYT8T01342.htm
周南市街なかバス、今年度末で廃止

 周南市は24日、市中心部を回る「街なかふれあいバス」について、今年度末で廃止する方針を明らかにした。利用者の減少で費用対効果が見込めなくなったことなどが理由。10月からは特に利用者の少ない日曜、祝日の運行を休止する。

 市議会臨時議会で報告された。市によると、ふれあいバスは、徳山商工会議所や市などでつくる市中心市街地活性化協議会が2001年に運営を開始。水、金、土、日曜と祝日に、一律100円(小学生以下は無料)の運賃でJR徳山駅を中心に市美術博物館や市徳山動物園などを回るルートを1日10便運行している。

 中心市街地の活性化を図ったが、初年度に約2万7700人だった利用者数は、11年度は約1万6300人までに減少。同年度の運営費約1211万円のうち約988万円を市が補助した。さらに、徳山商店連合協同組合から無償で借りている1993年製のマイクロバス3台が老朽化し、修理費で事業費が膨らんでいることや、安全性の確保が難しくなっていることも、廃止の理由になった。

 木村健一郎市長は「事業は中心市街地の振興に貢献できておらず、多額の費用を投じて継続することは現実的ではない。廃止などについては、利用者の混乱を招かないよう周知を図りたい」と説明した。

(2012年8月25日 読売新聞)

888チバQ:2012/08/26(日) 18:09:14
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/feature/maebashi1343748990915_02/news/20120801-OYT8T00092.htm
郷土再生「交通を見つめ直す」
【1】ツアーバス 安全手探り

乗合と同規制前倒し 旅行会社の優位是正


防音壁に衝突して大破した高速ツアーバス(4月29日、藤岡市の関越自動車道で) 大型連休前半の4月29日午前4時40分。金沢市から東京方面に向かう1台の大型バスが、藤岡市の関越自動車道・藤岡ジャンクション付近で、道路左側の防音壁に突き刺さるように衝突した。夜を徹してハンドルを握ってきた運転手は睡魔に襲われ、居眠りしていた。

 後ろから3列目、右寄りに座っていた石川県の高校3年の男子生徒(18)は、床にたたき付けられて目を覚ました。車内に目をやると、「床が引き裂かれ、貨物室に人が落ちていた」。腰に走る激痛に耐えながら、はうようにして車外へと脱出した。死者7人、重軽傷39人。高速のバス事故として、過去最悪の大惨事となった。

■格安ツアーバス

 このバスは、激安が売りの高速ツアーバスだった。料金はたった3500円。金沢―東京間を結ぶ高速乗合バス運賃のほぼ半額で、鉄道運賃(新幹線・特急自由席)の3分の1程度だ。

 腰の骨を折る重傷で入院中の男子生徒は、インターネットの旅行予約サイトでチケットを入手していた。「学生だから移動にお金をかけられない」。以前から安いバスをネットで探し、帰省で使っていたという。

■安全より経済優先


 運転手は、自動車運転過失致死傷罪などで刑事責任を問われることになったが、規制緩和による過当競争が事故を生む土壌となっていた。

 2000年から参入規制緩和が行われた貸し切りバス。格安運賃を武器に市場を拡大させ、04年に約2万人だった利用者は、10年には600万人(推計値)に増えた。

 その反面、旅行会社主導の価格競争が激化。ツケは運転手の人件費に転嫁され、深夜、長距離を一人で運行する過酷な労働環境が常態化した。

 国土交通省が5〜6月、高速ツアーバス会社298社に対して実施した緊急重点監査では、安全軽視の体質が浮き彫りになった。192社(64・4%)が運転手の運転時間の上限(1日9時間)に違反し、道路運送法で禁止されている日雇い運転手を使う会社も22社(7・4%)あった。

889チバQ:2012/08/26(日) 18:09:24
■国が危険を放置

 事故の予兆はあった。07年に大阪府吹田市で27人が死傷したスキーツアーバス事故は、過労運転を強いられた運転手の居眠りが原因だった。翌年の高速ツアーバス事故の件数は、乗客100万人あたり0・81件で、高速乗合バスの10倍の頻度で起きていたが、根本的な対策は取られなかった。

 5月8日、前田武志国交相(当時)は記者会見で「現実がどんどん拡大し、安全のネットワークを張ることができなかった」と述べて国の怠慢を認めた。

 県内でも、1997年度に41社だった貸し切りバス会社が、10年度には88社に倍増。高速ツアーバス会社は少ないが、値下げ競争の影響で、バス1台の1日あたり収入は、約9万7000円(97年度)から、約6万円(10年度)に落ち込んだ。バス会社幹部は「人件費抑制はもう限界。過当競争が続けば、安全に影響する」と訴える。

■仲介会社が「中抜き」



高速ツアーバスの運転手の過労運転防止について、緊急対策を話し合う国土交通省の検討会(6月20日、東京・霞が関の国交省で) 国交省は6月、交代運転手を必要とする距離(従来は670キロ)を、夜間は原則400キロに引き下げるなどした緊急対策を公表。7月20日から適用し始めたが、旅行会社が価格の主導権を握る構造が変わらない限り、同じ轍(てつ)を踏みかねない。

 今回の事故では、大阪府の旅行会社「ハーヴェストホールディングス」(破産手続き中)が料金収入37万円を得る一方、運行を請け負った千葉県のバス会社「陸援隊」の受注額は水準より7万円安い15万円。仲介2社が「中抜き」し、交代運転手を用意できない原因ともなった。

 緊急対策をまとめた国交省の検討会では「旅行会社は今後も安い料金を求める。しわ寄せはバス事業者に及ぶ」(小田征一・日本バス協会副会長)との意見も出たが、双方の力関係の改善は継続案件に。県内の高速ツアーバス会社は「新たに人を雇う余裕はない」と嘆く。

■業界構造見直し

 国交省も、高速ツアーバスの問題点を改善しようと、事故前の4月3日、規制内容に差があった高速ツアーバスと高速乗合バスを一本化すると決定。旅行会社に乗合バス事業許可の取得を促すと共に、料金や行程の届け出など「乗合」が負う義務を課し、安全性の確保を図る予定だったが、間に合わなかった。

 そのため同省は、一本化開始日を7月31日に前倒した。旅行会社が貸し切りバス事業者と結ぶ運行委託契約を許可制にし、「中抜き」につながる仲介も禁止。委託料が、安全のためのコストを確保できる水準かどうかも審査する。猶予期間が切れる来年7月末の段階で、乗合バス事業の許可を取得していない業者は、道路運送法を改正し、高速ツアーバスから締め出す。

 旅行会社優位の構図を是正する第一歩だが、同省旅客課は「審査では委託料の金額までは指定できない」としており、改革の実効性が問われている。

■利用者の選択

 国交省の統計では、10年度、県内から県外に貸し切りバスで出掛けた人は約211万人。長距離バスターミナル「まちの駅おおた」(太田市)などでは連日、高速乗合バスが発着し、仙台や名古屋に向かう高速ツアーバスも不定期で出ている。

 <利用者及び旅行業者には、自己責任の下、より良いサービスを評価し、選択し、利用することが求められる>

 国の運輸政策審議会が98年、規制緩和に向けて掲げた理想だ。交通ジャーナリストの鈴木文彦さんは「安全にはコストがかかる。旅行業者、バス事業者、利用者が正しく負担を受け入れなければ、どんな仕組みも機能しない」と指摘している。

(2012年8月1日 読売新聞)

890チバQ:2012/08/26(日) 18:11:52
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/feature/maebashi1343748990915_02/news/20120808-OYT8T00193.htm
郷土再生「交通を見つめ直す」
【5】車王国、地域の足衰退

生活バス路線ゼロも実情に合った体系必要
 富士重工業がスバル車の生産拠点を構え、日本でいち早くモータリゼーション(自動車の大衆化)が進んだ「車王国群馬」。県民のマイカー保有率は国内最上位だが、一方でバスや鉄道など公共交通機関の衰退も招いた。高齢化で車の運転ができなくなる交通弱者の増加が予想される中、地域の足をどう確保するのか。山間地から平地まで多様な地域が混在する群馬の地理的条件を踏まえ、持続可能な交通体系のあり方を探る。

 6月下旬、嬬恋村の温泉施設「湖畔の湯」の休憩所で、村内のお年寄りが漬物や煎餅を交換しながら茶飲み話に花を咲かせていた。全員、車の運転ができず、村が民間に運行委託した無料の福祉バスを利用して施設に集まっている。



車を運転できない高齢者にとって、「最後の頼みの綱」となっている嬬恋村の福祉バス(6月19日午後1時56分、嬬恋村で) 65歳以上の高齢者や障害者対象の福祉バスは、地域別に8路線あり、運行は日替わりで1路線ずつ。原則、行きに1便、帰りに2便だ。長男(52)と2人暮らしの主婦(79)は「一人では遠くに出掛けられないので助かるが、福祉バスに乗れるのは月2、3回。昔は国鉄バスが走り、本数もあって便利だった」と嘆く。

■減便から撤退へ

 村内では、草津温泉(草津町)とJR軽井沢駅(長野県軽井沢町)を結ぶ西武高原バスが通過するが、集落をほとんど通らない観光路線。「公共交通」としての生活バス路線は事実上、存在しない。

 かつては、村内でも路線バスが運行していた。1935年に国鉄バスが長野原町と長野県上田市を結ぶ路線を開設。戦後、村を東西に横断する国道144号を幹線に、各集落に入り込む支線が延びたが、マイカー普及で利用客が減少した。国鉄民営化で路線を引き継いだJRバス関東は、80年代後半から減便を実施。90年代の路線縮小や廃止を経て、07年3月末、最後まで残っていた上州大津(長野原町)と鹿沢温泉(嬬恋村)を結ぶ路線が廃止された。

 そのため、村は92年度から年間約1000万円の予算を割いて福祉バスを運行。07年4月から廃止路線を引き継ぐ形で、JR万座・鹿沢口駅―鹿沢温泉間の運行を民間に委託して路線維持を図ったが、利用は低迷。「広い村域に点在する集落を網羅する路線を維持するのは財政的に不可能」(村企画財政課)で、2年間で廃止となった。

■バス離れ加速

 同様の現象は、県内全域で起きた。

 県内の路線バスが最も利用されたのは60年代。「走らせれば立ってでも乗ってくれた時代」(村木勇一・県バス協会専務理事)で、ピーク時の65年度には707系統あり、年間輸送人員は1億4757万人に達した。

 しかし、マイカー普及で、70年代から利用客の減少が本格化。民間各社は、ワンマン化や路線廃止などを進めたが、運賃高騰や道路渋滞で不便さが増し、さらに利用客が減少する悪循環に陥った。94年度は、65年度以降最少の349系統、輸送人員1849万人に落ち込んだ。


 この間、館林市では、東武鉄道が86年末に市内8路線を全廃。93年9月に、民間委託で市が路線を復活させるまで、「全国で唯一、路線バスがない市」として、社会問題になった。

■公費で路線維持

 自治体が廃止路線を引き継ぎ、運行を民間に委託する「廃止代替バス」も増えた。71年に旧吉井町(現高崎市)が、県内初の廃止代替バスを走らせると、他の市町村も続き、県も96年度から運行費の一部補助を始めた。90年代後半からは、自治体が市街地を循環する路線や交通空白域を解消する路線を新設する「コミュニティーバス」が増え、今では路線バス全体の3分の2が、自治体が運行主体となる市町村乗合バスに変わった。

 ただ、利用者数は低迷したままだ。10年度の系統数は637に回復したが、輸送人員は847万人で全盛期の17分の1以下。運行1回当たりの輸送人員は、57・2人(65年度)から3・6人(10年度)に激減した。黒字路線は全体の4%で残りは全て赤字。8割近くは公費で補助が行われ、県や市町村は、年間15〜16億円負担している。

891チバQ:2012/08/26(日) 18:12:10
■県内私鉄は苦戦

 一方、鉄道は、首都圏に路線が延びるJR東日本と東武鉄道のほか、上毛電気鉄道、上信電鉄、わたらせ渓谷鉄道(わ鉄)の地域鉄道3社で県内の路線網を築いている。戦後、JR足尾線廃止による第3セクター「わ鉄」の誕生や、長野新幹線開業による信越線「横川―軽井沢間」廃止などの変化はあったが、基本的な鉄道網は維持されてきた。

 ただ、JRの輸送人員は安定する一方、私鉄は65年度の3741万人に対し、09年度は1464万人と4割以下に。地域鉄道3社は採算が厳しく、県や市町村は施設維持費などで年間5〜6億円の公費を投じている。

■縮小均衡と最適化

 バス、鉄道に加え、高齢者向けのタクシー利用助成なども含めると、県と市町村が地域交通に投じる公費は、少なくとも年間26億円以上。車を運転できない交通弱者の移動の自由を確保することは不可欠だが、今後も公共交通の衰退が続けば、さらに財政を圧迫しかねない。

 そのため、県も今年度から、公共交通の効率的運用を目指す「生活交通導入実証検証事業」を始め、桐生、下仁田2市町に、各300万円を補助。2市町の結果を元に、来年度以降は、従来の赤字補填型の補助制度を見直し、効率化に取り組む市町村への優遇補助も検討する。

 中山勝文・県交通政策課長は「都市が分散し、郊外型の街づくりが進んだ群馬では、公共交通が縮小方向で均衡することは避けられなかった。マイカーの利便性も認めた上で、地域の実情に合った公共交通を模索する『最適化』が必要だ」と指摘している。

【車王国群馬】財団法人自動車検査登録情報協会(東京)がまとめている「都道府県別の自家用車普及状況」によると、群馬の「1台当たり人口」(2011年3月末)は1・551人で全国1位。「1世帯当たり台数」(同)は1・667台で3位になっている。一方、国土交通省によると、県民の移動手段の割合を示す旅客輸送分担率(09年度)は、自家用車(93・9%)が3位なのに対し、乗合バス(0・7%)は45位と低迷。JR(2・3%)は34位、私鉄(1・0%)は29位だった。

【系統】バスの運行ルートの数え方の一つ。原則、起点と終点が同じルートを「1路線」と数え、その中で経由地が異なるルートが三つあれば、「3系統」と数える。多くのバス事業者が、経由地を含めた運行ルートを利用者に明確に知らせるため、バスに系統番号をつけて運行管理している。

(2012年8月8日 読売新聞)

892チバQ:2012/08/26(日) 18:12:48
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/feature/maebashi1343748990915_02/news/20120810-OYT8T00122.htm
郷土再生「交通を見つめ直す」
【7】デマンド交通導入続々

赤字路線バス代替策過疎地住民の足確保


桐生市が導入した「新里町デマンドタクシー」(8月3日午後4時15分、みどり市のさくらもーるで)=波多江一郎



みどり市の「電話でバス」で、最適ルートを選択してくれる専用システムの画面(7月23日午後3時18分、みどり市の赤城観光自動車で)



午後だけデマンド化した安中市の乗合タクシー。お昼休みに看板を架け替える(7月2日午後0時19分、安中市で) 6月下旬の午前中、みどり市のショッピングセンター「さくらもーる」に、「新里町デマンドタクシー」と表示されたセダン型のタクシーが姿を見せ、買い物帰りの80歳代夫婦と女性客の3人が相乗りした。桐生市新里町新川の夫婦宅まで10分程で到着すると、車は女性客を乗せて次の目的地に向かった。

 「庭先から庭先まで送り迎えしてくれるのでありがたい」。夫は今年1月、高齢を理由に運転免許の更新を辞めたばかり。以来、近所に住む娘に送迎を頼んでいたが、同タクシーが導入された4月からは、週1回は利用する常連となった。

■予約電話で運行

 桐生市は今春、民間に運行委託していた路線バスの代わりに同タクシーを導入。新里地区で実証実験を行っている。希望者は、30分前までに予約センターに電話すると、運行エリア内ならどこでも片道300円で送迎してくれる。

 こうした交通機関は、デマンド型交通と呼ばれ、近年、路線バスに代わる新たな公共交通機関として、県内外の自治体で導入事例が増えている。

 定時ダイヤに従い、決まったルートを走る路線バスと異なり、原則、利用者が乗りたい時刻、乗りたい場所、降りたい場所を自由に選べる柔軟性を持つ。予約に応じて走ることで乗客不在の「空(から)バス」を減らし、経費削減にもつながるという寸法だ。

■運行方法は千差万別

 電話で予約する点は共通だが、専用ソフトで自動的に最適な配車ルートをつくるシステム利用方式や、タクシー会社の配車担当者の「勘」で予約をさばく方式など、運行方法は様々だ。桐生市のように自由度が高い「フルデマンド」と呼ばれる方式がある一方、運行時間や乗降場所、運行エリア、利用対象者に制約を加えるケースも多い。

 乗車定員は通常10人以下だが、運行方法を工夫することで、乗客が少ない過疎地で公共交通の空白域を埋めたり、人口分散地域で路線バスが拾いきれない需要を吸収したりできる。

893チバQ:2012/08/26(日) 18:13:13
■財政負担軽減なるか

 桐生市がデマンド型交通を導入したのは、増え続ける路線バスの維持コストを抑えるためだ。

 市は元々、同地区でバス会社に委託して2路線を運行。年間約2100万円の運行経費と運行収入との差額(赤字)をバス会社に補填してきた。しかし、乗客は年々減少し、運行収入もピーク時の約810万円(1999年度)から約110万円(2010年度)に落ち込み、市の負担は年間2000万円を突破。住民の足確保と財政負担の軽減を両立させる最後の手段として、デマンド化に望みを託した。

 運行は地元タクシー会社に委託。年間運行経費約1500万円に対し、運行収入は約450万円を見込むほか、県の生活交通導入実証検証事業の補助金300万円も確保した。目標通りの利用があれば、年間約1300万円の経費削減につながる。

 現在、高齢者を中心に利用者数は右肩上がりで、同市企画課は「会社が持つ配車用無線を活用するため、専用システム導入の初期投資は不要。ドア・ツー・ドアで利便性も高く、まさに一石二鳥」と胸を張る。

■システム利用

 みどり市も、同じ理由で09年度から「電話でバス」を導入。バス路線空白域だった旧笠懸町地域もカバーし、利便性を向上させた。システム導入に約1600万円かけたが、10年度から過去5年間の赤字補填額を見ると、導入前後で年平均約450万円減った。

 特徴は、専用システムで最適ルートを設定する点だ。運行委託を受けた赤城観光自動車(みどり市)では普段、女性パート職員がパソコンの前で待機し、予約電話を受けて、乗車地点と降車地点を200か所以上あるバス停から選んで入力する。画面には、乗車可能な車両や時刻が瞬時に表示され、何分程度の遠回りになるかも計算される。

 だが、「利用者をどこまで遠回りさせるかが難しい」(高柳晋二専務)。システム上は「迂回時間15分以内」は乗車可能だが、「遠回りをさせ過ぎると不快感を感じさせる」と、迂回時間は6分以内に抑えている。

 ただ、迂回を小さくすることで、1台当たり何人の乗客が相乗りしているかを示す乗合率は約1・8人に低迷。予約を断るケースも1日平均約20件発生している。システムを開発した会社は「デマンドは迂回が基本。不便さを受け入れてもらう努力も必要だ」と指摘するが、高柳専務は「不便になれば利用者離れを招き、結果的に運行収入も減る」と説明する。市は「現場の判断を尊重せざるを得ない」との立場で、「最善の手法」は見つかっていない。

■独自の取り組み

 独自のデマンド型交通を模索する自治体も多い。

 安中市では11年7月から、国道18号以南の地域でダイヤ運行していた乗合タクシー2路線をデマンド化。その際、「定時路線の方が使いやすい場合もある」と判断し、通院など固定の利用者が多い午前中はダイヤ運行を維持し、午後だけ予約運行する折衷型の運行方法を発案した。

 中之条町では、1日に見込まれる利用者が25人程度と少ないため、運行は2時間単位で1便。町営の自動車教習所を予約センターとし、教官がバスの運転手も兼ねることで経費も節減しており、町企画政策課は「身の丈に合ったやり方で最低限の利便性を確保した」と説明する。

 県内では、約30市町村が委託運行の赤字バス路線を抱える。厳しい財政の中、実態に即した取り組みが求められそうだ。

デマンド型交通 複数の利用者の要望(デマンド)に応じて、そのつど運行経路を決めて車両を走らせる交通機関。相乗りが前提のため、他の利用者の都合で迂回(うかい)することもあり、自分の目的地まで最短経路で移動できるとは限らない。路線バスとタクシーの中間的な交通機関と位置付けられる。

(2012年8月10日 読売新聞)

894チバQ:2012/08/26(日) 18:13:48
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/feature/maebashi1343748990915_02/news/20120815-OYT8T00032.htm

郷土再生「交通を見つめ直す」
【8】前橋市 200円乗合 どう実現

「経営圧迫」業界反発 市長軌道修正の方針


異論が噴出した前橋市の全市域デマンド化研究会議(6月26日、前橋市本町の前橋プラザ元気21で)



前橋市の公共交通について語る山本市長(7月30日、前橋市役所で)






バス、タクシーが集まるJR前橋駅北口駅前広場(14日、前橋市で) 「市長はタクシー業界をつぶそうとしているのか」

 2月の前橋市長選で山本龍氏が初当選してから約4か月後の6月26日に開かれた同市の「全市域デマンド化研究会議」で、市内のタクシー会社でつくる「前橋地区ハイヤー協議会」の幹部が悲壮な表情で訴えた。

 原因は、山本市長が選挙戦で掲げた「一律運賃200円の乗合タクシーを市内全域で運行」という公約だ。初乗り運賃690〜710円に距離制で加算するタクシーにとって、行政サービス充実の名の下に参入してくる安価な交通機関は、経営を揺るがす脅威と映っている。

■都市型デマンド

 山本市長が提唱する乗合タクシーは、利用者の要望に応じて運行経路を決め、相乗りを前提に走る「デマンド型交通」だ。市内全域を運行エリアとし、乗降場所や時刻も自由に選べる「フルデマンド」が目標。交通弱者の潜在需要を掘り起こし、中心市街地の活性化も狙う。山本市長は選挙戦で、「午後10時まで運行し、街中で(酒を)飲んだ帰りも使えるようにしたい。100台走らせる」と話した。

 従来のデマンドは、自治体乗合バスの赤字削減や、公共交通空白域解消などを目的に導入されるケースが多く、過疎地域との相性が良いとされる。だが、山本市長が目指すのは全国的にも珍しい「都市型デマンド」。公共交通がある程度発達した県都全域での試みは、既存の交通機関への影響が懸念され、「民間と共存できるのか、全国の業界関係者が注目している」(交通専門紙記者)という。

895チバQ:2012/08/26(日) 18:14:05
■「白紙撤回」要望も

 市は、富士見地区で実験運行を行い、最終的に全市域運行を検討する予定だが、6月の研究会議では、意見聴取した業界関係者から厳しい意見が出た。

 大渕善美・前橋地区ハイヤー協議会副会長は「我々は補助金をもらっていない。公費で走る乗合タクシーと天秤(てんびん)にかけるのは失礼な話だ」と憤り、森田輝征・県バス協会乗合部会長は「輸送距離が延びるほど、運賃に乖離(かいり)が生じてデマンドが有利になる。(バス路線撤退で)結果的に市民の利便性が損なわれる」と指摘。古沢和秋・上毛電気鉄道社長は「乗客を奪われることは確実」と懸念を表明した。

 研究会議メンバーの有識者も懐疑的で、湯沢昭・前橋工科大教授からは「交通弱者の足確保も市街地活性化も重要だが、解決方法がフルデマンドだとは思わない。議論を白紙に戻してほしい」という声すら上がった。

■必然性と実現性

 そもそも市内全域で、フルデマンドを導入する必然性があるのだろうか。

 市が委託運行するバスは、一般の路線バスのほか、市内4コースを循環する「マイバス」、富士見地区を循環する「るんるんバス」、宮城・大胡・粕川の3地区でデマンド運行する「ふるさとバス」の4種類。輸送人員は減少傾向だが、赤字補填(ほてん)額は増加傾向で、コスト削減の面では導入を検討する価値はある。

 また、1台当たりの年間運行経費を桐生市のフルデマンド「新里町デマンドタクシー」と同程度の約750万円と見込んで100台運行すれば、全体では約7億5000万円。輸送人員が、従来の委託路線の倍程度の約200万人なら、一律200円の運賃では3億円以上の赤字が出る。サービス充実のコストが高いと見るか、安いと見るかは議論の余地がありそうだ。

 広大な市域(東西約20キロ、南北約27キロ)をカバーし、効率良く配車できるかもポイントだ。

 研究会議では「予約が殺到し、乗れない人が大勢出る」という意見も出たが、ふるさとバスでは、デマンド運行の専用システムを開発している「AVプランニング」(東京)のシステムを導入しており、端末1台で同時に6台の運用が可能。同社の塚原勉社長は、「ある程度、担当地区を決めて端末を増やせば解決できる」と指摘する。

■市長「事業者にも配慮」

 反対や懸念の声が相次ぐ中、市長はどう考えるのか。

 市長は取材に対し、「僕の考える公共交通は、誰もが自由に利用できるもの。従来の路線バスは、市民のニーズを十分に満たしているだろうか。毎回、タクシーを使えるほど経済的余裕がある人はいない。極論すれば、バスもタクシーも公共交通たり得ていない」と、刺激的な発言をする一方、「事業者にも配慮する必要がある。対象者を高齢者に限定したり、運行時間を夕方までにしたり、互いに共存できる形で実施したい」と、軌道修正の方針を示している。

■サービスの適正化

 対象者限定の都市型デマンドは、太田市の「おうかがい市バス」(10人乗りワゴン車6台)が該当するが、サービスの程度を巡り、試行錯誤が続く。

 市は10〜11年度、対象者を「75歳以上で歩行以外に移動手段を持たない」などに限定し、無料で市内全域をドア・ツー・ドアで運行したが、乗合率が低く、「予約が取れない」との苦情が殺到。そのため今年2月、〈1〉料金有料化(300円)〈2〉バス停方式を採用〈3〉運行区域を4分割して制限〈4〉65歳以上に拡大――との方針を打ち出したが、利用者が反発。今年度はバス停方式などを導入できたが、全域運行を維持し、料金も100円に下げざるを得なかった。

 県内のバス事情に詳しい大島登志彦・高崎経済大教授は「最初に過剰なサービスをすると、利用者は不便になることを受け入れない。公共交通は、選挙対策で利用されることも多いが、サービスの限度を見極めないといけない」と指摘する。

 前橋市の構想は今後、市長の軌道修正方針も踏まえて詳細が検討される見込みだが、吉田樹・福島大うつくしまふくしま未来支援センター特任准教授(交通経済学)は「都市型デマンドの導入は、既存の公共交通への影響が大きい。慎重な議論を重ねるべきだ」と提案している。

(2012年8月15日 読売新聞)

896チバQ:2012/08/26(日) 18:14:35
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/feature/maebashi1343748990915_02/news/20120815-OYT8T00032.htm
郷土再生「交通を見つめ直す」
【8】前橋市 200円乗合 どう実現

「経営圧迫」業界反発 市長軌道修正の方針


異論が噴出した前橋市の全市域デマンド化研究会議(6月26日、前橋市本町の前橋プラザ元気21で)



前橋市の公共交通について語る山本市長(7月30日、前橋市役所で)






バス、タクシーが集まるJR前橋駅北口駅前広場(14日、前橋市で) 「市長はタクシー業界をつぶそうとしているのか」

 2月の前橋市長選で山本龍氏が初当選してから約4か月後の6月26日に開かれた同市の「全市域デマンド化研究会議」で、市内のタクシー会社でつくる「前橋地区ハイヤー協議会」の幹部が悲壮な表情で訴えた。

 原因は、山本市長が選挙戦で掲げた「一律運賃200円の乗合タクシーを市内全域で運行」という公約だ。初乗り運賃690〜710円に距離制で加算するタクシーにとって、行政サービス充実の名の下に参入してくる安価な交通機関は、経営を揺るがす脅威と映っている。

■都市型デマンド

 山本市長が提唱する乗合タクシーは、利用者の要望に応じて運行経路を決め、相乗りを前提に走る「デマンド型交通」だ。市内全域を運行エリアとし、乗降場所や時刻も自由に選べる「フルデマンド」が目標。交通弱者の潜在需要を掘り起こし、中心市街地の活性化も狙う。山本市長は選挙戦で、「午後10時まで運行し、街中で(酒を)飲んだ帰りも使えるようにしたい。100台走らせる」と話した。

 従来のデマンドは、自治体乗合バスの赤字削減や、公共交通空白域解消などを目的に導入されるケースが多く、過疎地域との相性が良いとされる。だが、山本市長が目指すのは全国的にも珍しい「都市型デマンド」。公共交通がある程度発達した県都全域での試みは、既存の交通機関への影響が懸念され、「民間と共存できるのか、全国の業界関係者が注目している」(交通専門紙記者)という。

■「白紙撤回」要望も

 市は、富士見地区で実験運行を行い、最終的に全市域運行を検討する予定だが、6月の研究会議では、意見聴取した業界関係者から厳しい意見が出た。

 大渕善美・前橋地区ハイヤー協議会副会長は「我々は補助金をもらっていない。公費で走る乗合タクシーと天秤(てんびん)にかけるのは失礼な話だ」と憤り、森田輝征・県バス協会乗合部会長は「輸送距離が延びるほど、運賃に乖離(かいり)が生じてデマンドが有利になる。(バス路線撤退で)結果的に市民の利便性が損なわれる」と指摘。古沢和秋・上毛電気鉄道社長は「乗客を奪われることは確実」と懸念を表明した。

 研究会議メンバーの有識者も懐疑的で、湯沢昭・前橋工科大教授からは「交通弱者の足確保も市街地活性化も重要だが、解決方法がフルデマンドだとは思わない。議論を白紙に戻してほしい」という声すら上がった。

897チバQ:2012/08/26(日) 18:14:51
■必然性と実現性

 そもそも市内全域で、フルデマンドを導入する必然性があるのだろうか。

 市が委託運行するバスは、一般の路線バスのほか、市内4コースを循環する「マイバス」、富士見地区を循環する「るんるんバス」、宮城・大胡・粕川の3地区でデマンド運行する「ふるさとバス」の4種類。輸送人員は減少傾向だが、赤字補填(ほてん)額は増加傾向で、コスト削減の面では導入を検討する価値はある。

 また、1台当たりの年間運行経費を桐生市のフルデマンド「新里町デマンドタクシー」と同程度の約750万円と見込んで100台運行すれば、全体では約7億5000万円。輸送人員が、従来の委託路線の倍程度の約200万人なら、一律200円の運賃では3億円以上の赤字が出る。サービス充実のコストが高いと見るか、安いと見るかは議論の余地がありそうだ。

 広大な市域(東西約20キロ、南北約27キロ)をカバーし、効率良く配車できるかもポイントだ。

 研究会議では「予約が殺到し、乗れない人が大勢出る」という意見も出たが、ふるさとバスでは、デマンド運行の専用システムを開発している「AVプランニング」(東京)のシステムを導入しており、端末1台で同時に6台の運用が可能。同社の塚原勉社長は、「ある程度、担当地区を決めて端末を増やせば解決できる」と指摘する。

■市長「事業者にも配慮」

 反対や懸念の声が相次ぐ中、市長はどう考えるのか。

 市長は取材に対し、「僕の考える公共交通は、誰もが自由に利用できるもの。従来の路線バスは、市民のニーズを十分に満たしているだろうか。毎回、タクシーを使えるほど経済的余裕がある人はいない。極論すれば、バスもタクシーも公共交通たり得ていない」と、刺激的な発言をする一方、「事業者にも配慮する必要がある。対象者を高齢者に限定したり、運行時間を夕方までにしたり、互いに共存できる形で実施したい」と、軌道修正の方針を示している。

■サービスの適正化

 対象者限定の都市型デマンドは、太田市の「おうかがい市バス」(10人乗りワゴン車6台)が該当するが、サービスの程度を巡り、試行錯誤が続く。

 市は10〜11年度、対象者を「75歳以上で歩行以外に移動手段を持たない」などに限定し、無料で市内全域をドア・ツー・ドアで運行したが、乗合率が低く、「予約が取れない」との苦情が殺到。そのため今年2月、〈1〉料金有料化(300円)〈2〉バス停方式を採用〈3〉運行区域を4分割して制限〈4〉65歳以上に拡大――との方針を打ち出したが、利用者が反発。今年度はバス停方式などを導入できたが、全域運行を維持し、料金も100円に下げざるを得なかった。

 県内のバス事情に詳しい大島登志彦・高崎経済大教授は「最初に過剰なサービスをすると、利用者は不便になることを受け入れない。公共交通は、選挙対策で利用されることも多いが、サービスの限度を見極めないといけない」と指摘する。

 前橋市の構想は今後、市長の軌道修正方針も踏まえて詳細が検討される見込みだが、吉田樹・福島大うつくしまふくしま未来支援センター特任准教授(交通経済学)は「都市型デマンドの導入は、既存の公共交通への影響が大きい。慎重な議論を重ねるべきだ」と提案している。

(2012年8月15日 読売新聞)

898チバQ:2012/08/26(日) 18:15:20
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/feature/maebashi1343748990915_02/news/20120818-OYT8T00136.htm
郷土再生「交通を見つめ直す」
【9】地域の路線住民と見直し

コミュニティーバス高崎市効率化も模索


地図を片手に路線を下見してチェックする住民代表(7日、高崎市で) 「集会所の近くにもバス停がほしいね」「福祉会館の方に回るようにはできないの」

 高崎市の箕郷地区で7日、地元の住民代表や市職員、群馬バス社員の計16人がワゴン車2台に分乗し、地域内で新設される循環バス2路線のコースを実際に走って下見した。市職員がバス停の設置予定箇所などを説明すると、住民代表は手元の地図にメモを取りながら、市職員に次々と注文を出した。

 公共交通の見直しに市民の意見を反映させようと、市が今春から始めた「高崎市支所地域交通体系検討委員会」の活動の一環だ。

■自治体が路線新設

 箕郷地区のように自治体が独自にルートを設定する路線バスは、コミュニティーバスと呼ばれる。



前橋市のマイバス。ショッピングモール「けやきウォーク前橋」の駐車場内まで入り込む(3日、前橋市文京町で)=画像を一部修整しました  県内では、マイカーの普及で1970年代からバス離れが始まり、民間の路線撤退が相次いだ80年代後半から、市部でも多くの公共交通の空白域が発生。各市は90年代半ばから交通弱者救済のため、こぞってコミュニティーバスの運行に踏み切った。

 複数の拠点をつないで循環したり、道路が狭い住宅地まで入り込んだり、民間の路線バスと競合しないルートを組むのが通例で、愛称で呼ばれ、安価な一律運賃で運行されるケースも多い。県内では高崎市の「市内循環バスぐるりん」(原則、一律200円)や前橋市の「マイバス」(一律100円)が有名だ。

■拡大で非効率も

 特に97年度から運行されている「ぐるりん」は拡大を続けてきた。当初は高崎駅を中心に旧市内を循環する路線だけだったが、2006年に旧群馬町、旧箕郷町、旧榛名町、旧倉渕村、旧新町と合併して以降、5地域にも延びる路線を新設。現在、計14路線あり、運行距離計276・5キロは、コミュニティーバスとして県内最長だ。



高崎市の「ぐるりん」の都市循環線(14日、高崎市宮元町で) しかし、延びきった路線は非効率も生んだ。

 運行実績を見ると、乗客数は08年度に初めて60万人を突破したが、10年度以降は路線を増やしたにもかかわらず、乗客数は53万〜55万人程度にとどまっている。委託先のバス会社に対する赤字補填(ほてん)額を乗客1人当たりで換算すると、03年度(7路線)は過去最少の383円だったが、10年度(14路線)は過去最高の591円にはね上がった。

 合併地域では、榛名地区の「はるバス」や吉井地区の「よしいバス」など別のコミュニティーバスも抱えており、市域全体での効率化が課題になっていた。

899チバQ:2012/08/26(日) 18:15:39
■市長「市民参加を」

 そのため市は今年度、バス路線の見直し策を矢継ぎ早に打ち出している。4月に設置された同検討委員会もその一つで、富岡賢治市長が「利用してもらえる公共交通網の構築には、市民の声をよく聞き、参加してもらうことが必要だ」と発案した。

 合併6地域ごとの小委員会には、区長会や長寿会など、バス利用が想定される高齢者の意見を反映できる団体から選ばれた住民代表が参加。地域の実態に即したバス路線を検討している。

 箕郷地区では、隣接する群馬地区との間を循環する「ぐるりん」の「箕輪城線」と「かみつけ線」が運行しているが、1周するのに1時間以上かかるため、使い勝手は今ひとつ。市は今後、この2路線を廃止して両地区内をそれぞれ循環する路線に切り替えるが、新路線の設定に際し、小委員会で議論を重ねている。

■住民側も意識変化

 冒頭の「下見」が終わった後は、早速、市の箕郷支所に集まり、住民代表からの意見を集約。バス停同士の距離が長い所にはバス停を増やしたり、スーパーと公共施設の双方を回れる路線に修正できるか検討したり、住民との共同作業で路線を練っている。さらに新路線の状況を各団体に持ち帰ってもらい、運行時間帯などの意見を集めるよう依頼した。

 箕郷地区の小委員会をまとめる市箕郷ブロック区長会長の岡田文男さん(69)は「これまでは行政が勝手に決めていたので、住民も関心が薄く、空気を運ぶようなバスが走っていた。我々も参加することで、利用促進につなげ、地元の将来のためにより良い路線を残そうという気になる」と手応えを感じている。

■「ぐるりん」進化

 市は「ぐるりん」の全体的な改善も図っている。

 拡大しすぎて、複雑になった路線を分かりやすくするために、7月から路線の途中に「中間点」を設定。高崎駅から中間点方面を「下り」、中間点から高崎駅方面を「上り」と区別した。

 また、高崎駅から百貨店などが立ち並ぶ中心市街地、市役所、国立病院機構高崎総合医療センターなどを周回する「都心循環線」(運賃一律100円)に、7月から乗り放題の1日自由乗車券(200円)を導入した。20分間隔で運行する同線を「路面電車の代わり」(市地域交通課)と位置付け、中心市街地の周遊性向上を狙っている。

■伊勢崎、無料で実績

 他都市も独自の取り組みを進めている。

 伊勢崎市は「いせさきしコミュニティーバスあおぞら」を市内全域で10路線(平日59便、休日46便)運行。市民に限らず、誰でも無料で乗車できる。市交通政策課は「ワンコインでも利用されないバスは意味がない。そもそもコミュニティーバスで黒字を求める方が無理」と話す。

 年間運行経費は約1億4000万円。現在の形での運行が始まった08年度は乗客数が30万6596人だったが、11年度は37万8058人に増加した。乗客1人当たりの市の支出は約370円で、「ぐるりん」よりも安く、五十嵐清隆市長は「無料という気安さが市民に浸透し、利用につながっている。一定の支出はあるが、費用を削るより逆に効率が上がった」と胸を張る。

 一方、前橋市は循環路線の「マイバス」を運行。1月から北・南・西循環に東循環も加わった。西循環はショッピングモール「けやきウォーク前橋」の駐車場内まで入り込み、買い物の足として重宝されている。各路線の収支は改善傾向だが、「空バスが多い」との批判も少なくない。山本龍市長は全市域でデマンド型交通「200円乗合タクシー」の導入を目指しており、実現すれば、マイバスは不要になるとの見方もある。

 各都市とも取り組みの方向性が大きく異なるだけに、県交通政策課は「成果をデータで検証し、県全体で知恵を共有していきたい」としている。

(2012年8月16日 読売新聞)

900チバQ:2012/08/26(日) 18:16:11
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/feature/maebashi1343748990915_02/news/20120818-OYT8T00140.htm
郷土再生「交通を見つめ直す」
【10】バス公共性どう向上



大島登志彦氏 高崎経済大教授 路線バスの衰退が著しい群馬だが、スクールバスの活用やデマンド型交通の導入など、近年、バス再生の動きも活発になっている。公共交通としてバスを機能させるための解決策や課題を、県内のバス事情を研究している大島登志彦・高崎経済大教授、関越交通相談役の森田輝征・県バス協会乗合部会長、デマンドバスの専用システムを開発している塚原勉・AVプランニング社長の3人に聞いた。

 ――群馬の公共交通の特徴は。

 「全国の中でも真っ先に衰退が始まった代わりに、市町村の廃止代替バス、コミュニティーバスは先進的な取り組みが見られる。だが、『先進的』ということは逆に、民間の公共交通が貧しく、自治体が公費を投入していることの裏返しだ」

 ――「バス離れ」が深刻だ。

 「バスが利用者から信用されていないからだ。渋滞で定時性が乱れることが多くなったのも一因だが、かつて、労組が強い会社では、乗務員に都合の良いダイヤが組まれ、利用者の利便性が後回しにされた」

 ――自治体のバスは「空気を運んでいる」との批判も多い。

 「行政の政策が一貫していないのが原因。公共交通の基本を知らない職員もいて、政治的意図で路線が設定されがちだ。バスは一定の制約がある交通機関なのに、市民が『隣の町でもやっているからうちの町でも』と、過度な要求を出して、無駄なバスを走らせるケースが少なくない。需要を把握し、地域の実態に即した交通手段を工夫するべきだ。スクールバスと路線バスを一体化した下仁田町などは、モデルケースになる」

 ――委託路線の赤字補填(ほてん)を改善する政策はあるか。

 「バス会社に対する運賃補助が効果的だ。例えば、運賃500円の区間を200円で乗れるチケットをつくり、差額を自治体が補助する。乗客増加分だけ補助金が入り、経営努力を促す作用がある。年度単位の運行実績に基づいて補填するより良い。高校生の定期券代補助も有効だ。バス運賃が高いからマイカー送迎が多くなる。岩手県軽米町は半額補助を実施している」

901チバQ:2012/08/26(日) 18:16:31
 ――前橋市の「200円乗合タクシー」に対する是非は。

 「デマンドは限定地域、限定対象でこそ効果を発揮する。タクシーに近いサービスを200円でやるのは運賃格差が甚だしく、ぜいたくな乗り物だ。民業圧迫になる上、周辺市町村でも過剰サービスを求める風潮が広がりかねない」

 ――バス利用を活性化するにはどうすれば良いか。

 「鉄道との乗り継ぎ情報も盛り込んだ見やすい時刻表と路線図が必要だ。『駅で降りたら5分前に最終バスが出発した後だった』という事例も多く、行政と事業者は、利用者目線でダイヤを工夫してほしい」

 ――デマンド型交通の利点は。

 「路線バスの需要が減っている地域で利便性を高めようにも、運行本数は増やしようがない。循環型のコミュニティーバスも遠回りで不便だ。システムを利用したデマンドは、近道を組み合わせ、要望に応じて乗降地点も分かりやすくできる」

 ――前橋市がフルデマンドで「200円乗合タクシー」を走らせる構想にタクシー、バス業界から反発が出ている。

 「市は、宮城・大胡・粕川地区で『ふるさとバス』をデマンド運行しているが、3地区限定ならタクシーの売り上げは増えている。外出を控えていた高齢者が外に出掛けて、ふるさとバスの運行が終わった後、上毛電鉄の駅からタクシーを利用しているからだ。全市域で運行しても共存する方法はある」

 ――どうすれば共存できるか。

 「全市域で乗降地点を自由にすると、批判の通り、バスやタクシーと競合する。既存のバス路線や鉄道を幹線として、そこまで出てくる交通手段にデマンドを使うべきだ。幹線を補完する地域を全市域に広げれば良い。200円という運賃もいきなりは無理で、あくまで将来像とすべきだ」

 ――参考になるモデルケースはあるか。



森田輝征・県バス協会乗合部会長(7月17日午後4時24分、渋川市で)=森広彰撮影 「新潟県三条市だ。人口規模は10万人程度だが、既に全市域デマンド化を実現している。市内のタクシー会社5社全部に運行を委託し、運行終了を午後6時にすることで夜間のタクシー運行にも配慮している」

 ――「バス離れ」の原因は。

 「一言で言えば時代の変遷だ。1960年代以降、国民所得が倍増し、マイカー所有が急増した。熱しやすい県民性で『彼が買えば俺も買う』という連鎖もあった。最近は少子化で通学の高校生が減るなど利用者のパイが小さくなっている。経費節減を重ね、消費税が上がった時も運賃を上げずにやってきたが、収支が伴わなければ路線を廃止せざるを得ないのが実情だ」

 ――業界としての対処は。

 「定期券割引や近距離100円運賃区間の導入など従来の対策を充実させ、バスを利用しない人の意見にも耳を傾け、新たな需要喚起に努めたい」

 ――行政が運行委託する路線には赤字補填で公費が投入されている。「バス会社が経営努力しなくなる」との批判も聞く。

 「収支の見通しが立たない地域を運行するので、赤字補填は必然だが、経費節減の求めにも応じている。委託路線は運転手の拘束時間が長く、労働時間の基準を守るため、会社側は、自主運行路線のダイヤを犠牲にして委託路線を優先している。その結果、自主運行路線の経費が増加する矛盾も起きているが、自治体は事業者側の実態を知らない」

 ――前橋市の「200円乗合タクシー」全市域デマンド運行構想をどう見るか。

 「デマンドバスは、少量の需要に対する輸送に適している。前橋のような人口集中地域では、大量輸送できるバスが適当で、化石燃料の節約、交通渋滞の軽減にも貢献している。多数の車両を使うデマンド運行はそうした効果を無にする。仮に実施しても、市街地活性化は難しいのではないか。けやきウォーク前橋に匹敵する中心市街地を整備しないと人は集まらない」

 ――行政への要望は。

 「走行環境の整備が必要だ。道路脇にバス停車帯があっても、マイカー優先の意識が強い群馬のドライバーは道を譲らず、バスが発進できずに利用者が迷惑を被ることも多い。道交法は譲ることを義務付けており、行政や警察はルールを徹底させてほしい」

(2012年8月17日 読売新聞)

902チバQ:2012/08/30(木) 21:08:04
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gifu/news/20120827-OYT8T01318.htm
予約制乗り合いタクシー 効率的で便利な市民の足に

美濃市が試験運行 11月から
 美濃市は27日、市内の一部地区で11月1日から、予約制の乗り合いタクシーを試験運行すると発表した。現在運行しているバスに代わる新たな交通の手段として、来年度から市全域で運行する計画で、試験運行に伴う費用約2000万円を盛り込んだ一般会計補正予算案を、来月3日開会予定の市議会定例会に提出する。

 乗り合いタクシーは、市が市内のタクシー2社に運行を委託し、市中心部の美濃地区(中有知地区の一部を含む)と、同市北西部の下牧・上牧地区、北東部の洲原地区との間を結ぶ。

 1社に予約センターを設け、利用者が乗車時間や場所、降車場所を電話で申し込むと、最も効率的なルートを自動で選び、タクシーを運行させる仕組み。試験運行では、ワゴンタイプのジャンボタクシー(運転手除き9人乗り)3台を含む計5台を導入し、予約状況に応じて使い分ける。午前8時から午後6時まで、予約があれば毎日運行する。市内外の誰でも利用でき、運賃は1回300円。小中高生、65歳以上の高齢者、障害者とその介助者は100円で、乳幼児は無料。

 市では現在、コミュニティーバス、バス会社の撤退に伴って関市と共同で運行している路線バスなどがあり、年間の事業費は約7200万円。一方、コミュニティーバスの1便の乗車人数は平均3・2人にとどまり、美濃市は来年度以降のバス事業の廃止や見直しを検討している。

 乗り合いタクシーは年間約5000万〜5500万円で運行でき、市では、より効率的で便利な市民の足になるとしており、石川道政市長は「好きな時間に行きたい所へ行ける公共交通を、もっと利用してもらいたい」と話している。

(2012年8月28日 読売新聞)

903チバQ:2012/08/31(金) 22:25:44
>>819
3171 名前:チバQ 投稿日: 2012/08/31(金) 22:24:50
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120831-00000136-mailo-l34
呉旧交通局:バスカード在庫合わず 市都市部調査結果、1億8000万円分不足 /広島
毎日新聞 8月31日(金)12時54分配信

 今年3月末に廃止された呉市交通局が保管していたバスカードや回数券が、帳簿上の在庫枚数と合わず、金額換算で約1億8000万円分が不足していたことが30日、分かった。市都市部が同日あった市議会産業建設委員会で「不適切な在庫確認と帳簿管理が原因」などとする調査結果を報告した。
 廃止前の今年2月にあった定期監査で、帳簿と実際の在庫枚数の不整合が発覚した。市は旧交通局幹部や過去の出納担当者ら19人への聞き取り調査に加え、カードの納品や払い戻し数を記載する払戻元帳や出納明細書などの書類を確認。その結果、帳簿上は約22万6000枚あるはずのカードや回数券が、実際には約15万6000枚しかなかったという。差額は約1億8000万円に上った。
 聞き取り調査で出納担当者は「定期的な在庫確認を怠った」「繰り越し分を手入力で転記しており、ミスが起きやすかった」などと説明。別の担当者は前任者から引き継いだ後、在庫枚数と帳簿が一致しないことに気付いたが、上司への報告を怠ったという。調査によると、約5万1000枚分は帳簿の誤記載が原因だったが、約1万9000枚(約4200万円分)は資料がなく不明という。
 市都市部は「少なくとも05年ごろから帳簿が正確でなかった可能性がある」と説明。種村隆・都市部長は「不正を疑わせる風評はなく、警察にも相談したが刑事告訴は難しい」などと述べた。【吉村周平】

8月31日朝刊

904チバQ:2012/09/03(月) 22:21:49
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120902-00000005-maiall-soci
<バック進タクシー>大阪・キタの客待ち人気スポット、阪急百貨店前 道路右側の逆走、容疑で30人検挙
毎日新聞 9月2日(日)11時51分配信

 大阪の繁華街・キタの阪急百貨店周辺で、バック走行して客を拾うタクシーが後を絶たず、大阪府警曽根崎署は8月から、道路交通法の通行区分違反(右側通行)容疑で取り締まりを始めた。車の向きとは関係なく、バックで進む行為は「道路右側の逆走」に当たると判断した。同容疑をバック走行に適用したのは全国初で、既に約30人を検挙した。これまで同署は、警告や指導を続けてきたが、一向に改善されないため新手の捜査手法で「待った」をかけた形だ。【三上健太郎】

 同署によると、問題の場所は、阪急百貨店の東西にある横断歩道付近の2カ所。特に西側の横断歩道は、JR大阪駅と阪急梅田駅を結ぶ人通りの多い場所で、タクシーを利用するサラリーマンらが目立つ。正規のタクシー乗り場はないが、運転手にとっては人気の客待ちスポットだ。運転手らは阪急百貨店沿いにバックして車を付け、横断歩道付近の最後尾の車が客を乗せるのが暗黙のルールになっている。客を乗せたタクシーが列を離れると、一斉にバックして列を詰める。

 しかし、停車車両などもあり、バック走行は危険を伴う。昨年は計8件の事故が起きた。いずれも軽傷だったが、同署は重大事故につながる危険があるとして、今春から府警本部や大阪地検と協議。バック走行が数十メートルに及んでいることなどから「逆走」に問えると結論付けた。同署幹部は「取り締まりの効果でバック走行は大幅に減少した。今後も力を入れたい」と意気込む。

 22日午後、百貨店西側の現場で、停車中の乗用車を器用によけながらバックして客待ちの列に並んだ50代の男性運転手は「生活がかかっている。空いていれば、車をすぐにでも付けたい」と話した。別の運転手も「ここはバックに自信のある運転手しか来ていない」と話したが、取り締まりを知ると「商売が難しくなるけど、ルールには従わざるを得ない」と最後には諦め顔だった。

905チバQ:2012/09/03(月) 23:30:49
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120901-00000010-mailo-l02
再生地域交通:八戸・路線バスの試み/上 運賃上限300円 利用者増で地域元気に /青森
毎日新聞 9月1日(土)10時49分配信

 ◇スクールバスから切り替えも
 今年4月、八戸北高南郷校舎(八戸市南郷区)の玄関前に新しいバス停が設置された。市中心部と南郷区を結ぶ南部バス(本社・同市)の「市ノ沢線」。国道340号を走るこの路線では、朝夕に限り同校まで運転を延長。大勢の高校生を乗せたバスが、山間部を走っている。
 市中心部から南へ約12キロ。同校は106人の全校生徒のうち、約6割がバス通学だ。昨年度までは、PTAが民間バスを借り上げ、生徒専用の「スクールバス」を運行していたが、1人当たり年間20万円にも上る高い料金が課題だった。
 同校やPTAは、八戸市や周辺町村が合同で行っている「路線バス上限運賃化実証実験」に注目。路線バスなら学校まで片道300円に抑えられることになるため、路線バスの利用に切り替えた。
 同校の三上昌樹教頭は「スクールバスは利用者が少なくなると、料金も上がってしまうことが課題だった。路線バスの利用で、バス代が年間半分ぐらいになる生徒もいる。保護者やバス会社と話し合って路線バスの利用を決めた」と説明する。
 市などが始めた実証実験は、開始からまもなく1年を迎える。
 昨年11月に行った調査によると、実験開始後、バス利用者が平日1日当たり1906人(6・7%)増となるなど好調な滑り出しだ。特に八戸市内では顕著で、市北部の「多賀台団地線」は16%増、沿岸部の「鮫線」は8・5%増となった。高校生にも好評で、実験前は「運賃が高い」との不満が18・2%に上ったのに対し、実験開始後は不満は半減。高校生のバス利用も11%増えた。
 06年から10年にかけ八戸市周辺では平均で毎年約6%の割合で乗客数が減っており、減少傾向に一定の歯止めをかける効果が生まれた。市の試算では、9・8%の利用者増なら値下げ前と同じ収入を確保できるため、今後は高校生やお年寄りに加え、通勤客らの取り込みも必要だ。市都市政策課の鈴木哲主幹は「マイカーは当然便利であることを認めながら、バスや鉄道の活性化策を考えないといけない。一回乗って『意外と良い』と実感してもらい、ゆるやかにシフトしてゆくことが必要だ」と分析し、さらなる活性化策を練っている。
    ◇
 少子高齢化やマイカーの普及に伴い、利用者減が続く路線バス。県内の民間バス路線のうち約7割が補助金で維持される厳しい現状だ。八戸圏域では「地域の足」を確保しようと、さまざまな活性化策で利用者増を目指している。八戸圏域の取り組みを通じて、今後の課題を探った。(この企画は神崎修一が担当します)
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 ■ことば
 ◇路線バス上限運賃化実証実験
 八戸圏域(八戸市と周辺7町村)での持続可能な公共交通システム構築を目的とする補助事業。11年10月から2年間行われる。期間中は、路線バスの運賃を八戸市内は上限300円、八戸市と五戸町やおいらせ町など周辺町村を結ぶ路線は上限500円とする。客層の変化などを調査し、バス事業の新たな方策を探るのが狙いだ。

9月1日朝刊

906チバQ:2012/09/03(月) 23:31:09
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120902-00000013-mailo-l02
再生地域交通:八戸・路線バスの試み/中 モビリティー・マネジメント 公共交通利用を促す /青森
毎日新聞 9月2日(日)11時6分配信

 ◇乗り継ぎ案内「はちこ」登場
 「乗り継ぎをご案内します」。朝のJR八戸駅改札口。白と青色のさわやかな制服姿の女性たちが、ピンク色のかわいらしいボードを手に、新幹線から降りた観光客や帰省する人々をやさしく迎え入れる。
 7月に地元の女性7人で結成されたばかりの公共交通アテンダント「はちナビ娘 はちこ」。国の緊急雇用創出事業を活用し、来年3月まで同駅を拠点に、バスや電車の乗り継ぎ案内などで公共交通の利用促進に取り組む。リーダーの大場理香さん(32)は「始まったばかりで、まだまだ私たちには足りない部分もあるが、バスや電車の乗り継ぎなら任せてほしい」と話す。
 バスのイメージアップも彼女らの仕事。民放ラジオの公開収録に参加し、完成したばかりのテーマソング「みんなのバス あなたのはちこ」も披露して、集まった市民にPRした。風間紅花さん(20)は「たくさんの人に集まってもらえ、私たちのことを知ってもらえた」と満足げな表情を見せた。
 市民に公共交通の利用を促す取り組みは「モビリティー・マネジメント」と呼ばれ、90年代後半から全国で盛んに行われてきた。「上限運賃化実証実験」が直接的な利用者増を狙った施策だとすると、「はちこ」は中長期的な波及効果を狙った活動。市都市政策課の後村勉課長は「バスの雰囲気が変わったな、バスが何かやっているなと、市民に知ってもらうのが狙い」と説明する。
 市で本格的にマネジメントに取り組むようになったのは、07年に市地域公共交通会議が設置されてから。競合関係にあった八戸市営バスと民間の南部バス(本社・同市)が協力し、中心街とJR八戸駅間を結ぶ路線で共同運行を開始するなど成果も表れている。
 10年10月にはマネジメント業務の中心で情報発信の拠点でもある「八戸中心街ターミナルモビリティセンター」が開設された。民間の北海道開発技術センターが受託運営し、さらなる再生策を練っている。研究員の伊地知恭右さんは「バスに乗っていただくと同時に、バスが必要だと思っていただくのが我々の仕事だ」と話している。
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 ■ことば
 ◇モビリティー・マネジメント
 過度にマイカーに頼る状態から、公共交通を適度に利用する状態へシフトさせる一連の取り組み。90年代後半から全国で盛んに行われるようになった。コミュニケーション施策を重要視し、住民や会社に「自発的な行動転換」を呼びかけるのが特徴。

9月2日朝刊

907チバQ:2012/09/03(月) 23:31:29
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120903-00000006-mailo-l02
再生地域交通:八戸・路線バスの試み/下 赤字路線の活性化 欠かせぬ市民の協力 /青森
毎日新聞 9月3日(月)10時28分配信

 ◇愛称募集し、命名者を表彰
 八戸市中心部の路線バス情報発信拠点「ターミナルモビリティセンター」で7月中旬、ささやかな表彰式が開かれた。
 赤字路線を活性化しようと、八戸市と南部バスは、市内と周辺部を結ぶ三つの路線バスの愛称を募集。命名者となった市民3人に表彰状が贈られた。岩手県洋野町へ向かう大野線は、乳製品に力を入れている地域を反映して「ミルキーライン大野」。五戸線は「ハチゴーバス」。南郷区の島守地区へ向かう荒谷線は、春から秋にかけ盆地でみられる幻想的な雰囲気から「あさもや号」と名付けられた。
 あさもや号の名付け親となった同市の主婦、中村洋子さん(51)は「島守地区で市民農園を借りて毎週通っている。こんなに自然が豊かな土地が近くにあると知ってもらい、どんどんバスを利用してほしい」と話した。南部バスの佐藤力社長は「本当にありがたい取り組み。民間だけでは努力にも限界がある。民間とはいえ公共交通を担っている責任がある。一緒に活性化に取り組みたい」と述べた。
 八戸地域では、運賃上限化実験で利用者が増える傾向にあるが、山間部を走る路線も多く、7割以上が赤字路線だ。
 「あさもや号」が走る荒谷線は10年度、経常収益674万円に対し、経常費用1241万円。570万円の赤字路線だ。収入減で国や県の補助基準も満たせなくなり、市が約300万円を負担して何とか運行を維持している。
 荒谷線が走る島守地区は、市南部の盆地に位置する。人口約2200人で素朴な田園風景を生かした町づくりを進めるが、65歳以上の人口割合(高齢化率)は35%に上り、過疎化が著しい。地区と市中心部を結ぶ唯一の公共交通は1日3往復半の路線バス。利用者はマイカーを持たない「交通弱者」が中心だ。
 7月下旬の日曜日、荒谷線に乗ってみた。市中心街のバスターミナルを発車した赤と白のバスには高校生やお年寄りら15人が乗車。しかし、中居林や是川など住宅街を通過するたびに乗客は減り、島守地区まで乗り通したのは数人だった。
 不採算路線の維持は、バス会社や行政だけの責任でなく、「バスに乗って路線を維持しよう」とする市民の協力も不可欠。八戸市の小林真市長は「採算性の合わない地域ほど路線バスは必要。車に頼らない地域社会を作っていくよう、意識醸成を図りながら公共交通を守っていきたい」と力を込める。(この企画は神崎修一が担当しました)
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 ■ことば
 ◇路線バスの輸送人員
 1969年度に1億3398万人だった輸送人員が、09年度は2763万人まで減少。この40年間で路線バスの利用者は5分の1になった。これに伴い、運賃収入だけでは路線維持が困難な「赤字路線」が全路線の7割に達している。県や市町村が46の赤字路線に交付した補助金は、11年度約4億700万円に上る。

9月3日朝刊

908チバQ:2012/09/04(火) 21:27:12
http://mytown.asahi.com/chiba/news.php?k_id=12000001209040001
エコバス実験、発車 船橋新京成バス
2012年09月04日


遮熱塗装の路線バス。見た目は一般車両と変わらない=船橋市の新京成線二和向台駅前

 路線バスを遮熱塗装して空調効果を高め、燃費向上を目指す「エコバス」の実験が船橋新京成バス(本社・鎌ケ谷市)で始まった。船橋市内の同じ路線を、遮熱塗装していないバスと交互に走らせ、1年かけて効果を比較する。


 使用するバスは小型の34人乗り。約1700万円で購入後、屋根と両側の窓ガラスに約70万円をかけ、赤外線を反射、吸収する無色の特殊な塗装をした。


 同時に購入した未塗装の新車とともに、8月から新京成線二和向台駅などが終起点の市内2路線で営業運転。外気温、乗客の混み具合で運転手がエアコンを調節する通常の方法で効果を比較する。


 エアコンの強弱が燃費にも影響するため、1カ月ごとの走行距離に対し、どれくらい燃料を使ったかのデータを積み上げる。塗料メーカーでは、冬場の保温効果も期待できるとしているため、夏冬通し、来年7月末まで実験を続ける方針だ。


 遮熱塗装の路線バス運行は、東京都、千葉県内の京成グループバス15社では初めて。同社は「1年後の費用対効果をみて、車両を増やすかどうか検討したい」という。

909チバQ:2012/09/04(火) 21:38:08
>>643の会社
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120904/tks12090403300000-n1.htm
徳島駅前に高速バス待合施設 海部観光、シャワー室や「癒しの部屋」
2012.9.4 03:29
 徳島県を拠点に高速ツアーバス事業を展開する「海部観光」(本社・美波町)が3日、徳島市のJR徳島駅前一番町商店街沿いに、利用者向け待合施設「海部観光BUS OASIS」を開設した。

 空き店舗を改修し、外装や内装に県産材をふんだんに使用。東京間を結ぶ夜行便利用者向けにシャワー室や、マッサージチェアなどを完備した「癒しの部屋」も設けた。いずれも無料で利用できる。

 同施設開業に伴い、営業時間を午前5時45分〜午後10時に拡大。空席がある場合は当日利用受け付けも可能となった。

910チバQ:2012/09/10(月) 21:22:29
http://www.yomiuri.co.jp/job/wlb/topics/20120910-OYT8T00180.htm?from=os4
熊本市、地域バス利用一便2人の危機


熊本市南区の農村地域を走る「ゆうゆうバス」 政令指定都市移行を機に、熊本市が4月に導入したコミュニティーバス「ゆうゆうバス」の利用が低迷している。

 1便あたりの平均乗車数は2人ほど。市は地域とともに路線を育てようと市民に利用を呼びかけているが、好転の兆しはない。このままでは採算性の確保が難しく、早くも路線見直しや減便の必要性がささやかれている。

 8月下旬、熊本市南区の海路口(うじぐち)地区から川尻地区までを結ぶ午前8時45分の始発便に乗った。乗客は記者1人だけ。次々と通過するバス停にも待ち人の姿はない。

 低速で走るバスを後続車が追い抜いていく。「お客がいなくて乗り降りの時間が必要ない。ゆっくり走らないとダイヤの時間と合わないんです」。運転士が苦笑いを浮かべた。

 終点まで約11キロの運行時間は約25分で、最後まで乗客は記者だけ。折り返し便も同様だった。


 ゆうゆうバスは6路線9ルート。交通が不便な地域や区役所への交通手段を確保するのが狙いだ。市が赤字分を補助金で穴埋めすることを条件に、民間の熊本都市バスが平日のみ運行している。

 市が、運行継続の目安とするのは総経費に対する料金収入の割合「収支率」で、3年目以降の目標を30%に設定。初年度の目標は10%としているが、20%前後と比較的好調な北区役所周辺の「植木循環ルート」など2ルートを除き、目標を下回っている。

 中でも利用が少ないのが海路口―川尻ルートで、1便あたり平均0・5人しか乗客がいない。住民からは、「乗り換えが不便」、「時間が合わない」といった声があがる。

 市交通政策総室は路線沿線の自治協議会を回り、厳しい実態を直接訴えた。6月下旬からは、バス利用者のニーズをつかむため、聞き取り調査を実施。近く沿線住民にもアンケートを行う予定だ。

 海路口―川尻ルート沿線にある奥古閑校区自治協議会の浦田清人会長(81)は「高齢者が増えることを考えると、減便や廃便は困る。まずは1度乗ってみてほしいと呼びかけたい」と話す。同じく同ルート沿線にある飽田西校区自治協議会の佐藤友一会長(71)も「使い勝手が悪くても、全員の要望通りに走ることは不可能。バスに合わせて行動パターンを変えるなど工夫し、地域で守っていかなければ」と語る。


 熊本市と同様、政令市移行を機に2007年から区バスを導入した新潟市では11年度、「収支率30%」を全12路線で達成した。

 それでも、やはり初年度は2%などと低迷する路線も少なくなかった。そこで、〈1〉コースの廃止・見直し〈2〉事業者変更による経費圧縮〈3〉バスを小型化する〈4〉バスの側面にラッピングし広告収入を稼ぐ――などの工夫を積み重ねたという。

 コミュニティー路線などに詳しい横浜国立大の中村文彦教授は「『あったら便利』という声は多いが、開通後に様々な問題が見えてくることはよくある。柔軟に変更が利くのがバスの特徴でもあり、問題点を分析して直すことが大切」と指摘。「行政も、乗客数や収支率でなく、『住民一人ひとりが月に何回利用すれば存続できる』など、市民目線で情報を伝える工夫が必要だ」と話している。

 (大田裕一郎)

(2012年9月10日 読売新聞)

911チバQ:2012/09/11(火) 22:58:03
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20120911-OYT8T00134.htm
交通空白路線に実験バス 富田林市など

 富田林市と大阪狭山市が自治体としては東西に隣接していながら、それぞれを南北に走る近鉄長野線と南海高野線を直接結ぶ公共交通機関がない状態の改善を図ろうと、富田林市などは10月1日から、近鉄・富田林駅(富田林市本町)と南海・金剛駅(大阪狭山市金剛)間の約4キロでバスを運行させる社会実験を行う。12月31日まで。

 住民の要望を受けたもので、近鉄バスと南海バスとともに需要を把握する取り組みとして実施する。

 停留所は富田林駅、PL本庁前、PL病院前、公園前、高辺台3丁、久野喜台2丁、金剛駅前で所要時間は約20分。午前10時〜午後5時に1日6往復(平日、土日祝日とも同じ)する。バスは近鉄バスと南海バスの車両を活用し、運賃は一律で大人290円、小学生以下150円。

 富田林市道路交通課は「乗車人数や利用者へのアンケートをまとめ、採算が取れるようなら正式運行に向けてバス会社と検討したい」としている。

 問い合わせは同課(0721・25・1000)へ。

(2012年9月11日 読売新聞)

912チバQ:2012/09/11(火) 22:58:42
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120911/tcg12091102130002-n1.htm
バス空白域解消へ実験 宇都宮市、来年から
2012.9.11 02:13
 ■南循環・平松本町2路線設定

 宇都宮市は、住宅が密集しているにもかかわらずバス停が少ない「公共交通空白・不便地域」を解消するため、来年1月から新たな2路線を設定し、バスを運行させる社会実験を行う。市内は一部の地域に路線バスが集中するアンバランスな状態になっており、市交通政策課は「利用者の声を集めて本格運用につなげたい」としている。(野々山暢)

                   ◇

 実験が行われるのは、中心市街地南循環線と平松本町線の2路線。南循環線は東武宇都宮駅西口を出発・終着地点として市役所や市立西原小学校、ユニオン通りなどを循環。平日は午前7時から午後8時台に30分間隔で運行する。

 平松本町線はJR宇都宮駅東口が出発・終着地点で、市立城東小学校や県営平松本町住宅などを回る。平日は午前6時から午後10時台まで30分間隔で運行する。

 運行実験は平成25年1月から26年3月までの1年3カ月間。運賃はいずれも150円で、南循環線が東野交通、平松本町線は関東自動車が運行事業者となり、ガソリン代などの運行経費は市が負担する。

 市内のバス路線は現在、JR宇都宮駅と県庁周辺に極端に集中している。市のメーンストリート「大通り」の県庁前バス停は朝の通勤ラッシュ時、1時間に約100台が通過する。約40秒間隔でバスが来る計算で、運行本数はJR宇都宮駅東口の目抜き通り「鬼怒通り」の約20倍という。

 平成17年の統計では、JR宇都宮駅西口にある「宮の橋」付近のバス交通量は関東1都6県の中で東京都渋谷区の国道246号に次いで2位。また全車両に占めるバスの割合(バス混入率)は20%を超え、関東でトップだ。バス停にバスが数珠つなぎに並ぶ地域がある一方で、人口密度が高いのにバス停が少ない地域もある。

 このため、効率的なバス運行が課題となり、市はバス路線の新設を26年度までの重点施策に位置づけている。各地域で市民アンケートを実施し、多くの利用者が見込まれる2路線で運行実験を行うことを決めた。実験が終わる26年4月からはバス事業者による自主運行に移行する予定。利用者が少なかった場合などは再び住民アンケートを実施するという。

913チバQ:2012/09/12(水) 21:46:34
福岡
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/120910/wec12091020550009-n1.htm
路線バス175区間廃止 県内 この5年間で

 県内の路線バスで、バス会社がこの5年間で不採算などを理由に127路線、223区間の廃止を申し出て、うち175区間が廃止になったことがわかった。存続したケースでも、市町村がバス会社に補助金を出したり、独自にコミュニティーバスを運行したりして、何とか地域の足を確保しているのが現状だ。(後田ひろえ)

 県によると、県内のバス運行事業者は公営も含めて13。自家用車の普及などにより、路線バスの年間延べ乗客数は2010年度までの20年間で約1億人も減少した。不採算を理由にした路線バスの廃止のピークは09〜10年。高速道路が休日1000円になったことから高速バス利用者が減り、バス事業者の経営が厳しくなったことも一因らしい。このため、自家用車を持たない高齢者らが買い物などに行けない「買い物弱者」の問題が深刻化した。

 廃止の申し出があった223区間のうち、存続が決まったのは48区間。自治体が民間バス事業者に補助を行って路線を存続してもらったり、コミュニティーバスを運行したりしている。県によると、県内60自治体のうち、コミュニティーバスの運行や路線バスへの補助のために財政負担をしている自治体は44市町村で、補助額は計約10億9000万円。8年前の03年度に比べ、約2倍に増えた。

 福岡市では、路線廃止となった早良区の金武地区などでバス事業者にコミュニティーバスを運行してもらい、収支の差額の補助を始めた。小郡市や大野城市でも廃止地区に市の補助でバスを走らせている。

 市町村も財政難にあるため、県も今月、路線の廃止を食い止めようと、乗り合いバスの利用を促すキャンペーンを展開する。公募ポスターの優秀作の展示のほか、今月16日には街頭で、乗り合いバスの利用呼びかけなどを行う。

 県は11年度から市町村への補助を開始。11年度はコミュニティーバスの運行やバス停設置などを行った自治体に計約5500万円を補助している。

(2012年9月12日 読売新聞)

915荷主研究者:2012/09/22(土) 18:14:38

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201208260012.html
'12/8/26 中国新聞
さよなら…「青バス」 呉

 呉市の「青バス」が今月いっぱいで姿を消す。3月末で廃止になった市交通局からバス事業を引き継いだ広島電鉄(広島市中区)が順次、青がシンボルカラーだった旧市営バスの車体を、広電カラーのグリーンに塗り替えているからだ。関係者や乗客からは惜しむ声も聞かれる。

 広電は市から譲り受けた約120台の大部分の塗り替えを終えた。残る4台は工場で待機中。現在、市内を走る青いバスは塗り替えずに廃車にする車両だ。

 白地に青と赤いラインの車体は長年、市民に親しまれた。お年寄りからは今も「バス停に青いバスが来ん」と問い合わせがあるという。広島県外の愛好家から青いバスを貸し切りたいとの要望もあった。

 塗り替えは月内完了の予定だが、車体繰りの都合で来月半ばまで青いバスが走る可能性がある。いずれにしても街を駆ける青い車体はあと少しで見納めとなる。

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/bus/Tn20120826001201.jpg
【写真説明】近く姿を消す青い車体の旧呉市交通局のバス

916荷主研究者:2012/09/23(日) 00:09:31

http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20120827/CK2012082702000161.html
2012年8月27日 中日新聞
富山−池袋 高速バス 新宿まで延伸 地鉄 来月から8便中4便で

9月から一部の便が新宿駅西口まで延伸する富山地方鉄道の高速バス=富山市明輪町で

 富山地方鉄道(富山市)と西武バス(埼玉県所沢市)は、共同運行する富山駅前−池袋駅東口(東京都)間の高速バスで、九月一日から、八便のうち四便を新宿駅西口(同)まで延伸する。二〇一四年度末の北陸新幹線開業や今年四月の高速ツアーバス事故で減った夜行バスの需要回復をにらみ、観光客らに利便性をアピールする。(永井響太)

 延伸は富山駅前発が午後一時半、十時五十分の二便と新宿駅西口発が午前六時五十分、午後十時半の二便。所要時間は約七時間で、運賃は従来と同じ片道七千三百四十円、往復一万三千二百十円。

 富山地鉄によると、同路線は一九八七(昭和六十二)年十二月に一日四便で開業。上信越自動車道が全線開通し、二〇〇六年四月から八便に増えた。旅行客や帰省客を中心に一便当たり二十人ほどが利用する主力路線。観光地へアクセスしやすい点や利用客の要望などから延伸を決めた。

 富山から東京に向かう夜行列車がなくなり、高速ツアーバス事故で夜行バスの便数も減少しており、富山地鉄の担当者は「北陸新幹線の開業特需で利用は減ると思うが、運賃の安さで勝負したい。ツアーバスからの客も取り込めれば」と話している。

 問い合わせは富山地鉄高速バス予約センター=電076(433)4890=へ。

917荷主研究者:2012/09/23(日) 00:22:11

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20120904105.htm
2012年9月4日03時05分 北國新聞
休日もバスレーン 金沢・武蔵―犀川大橋、来月から

 県公安委員会は10月から、金沢市の国道157号武蔵交差点―同犀川大橋北詰交差点の約1550メートル区間で、休日のバス専用レーン規制を導入する。平日に実施している規制を、土日・祝日の午後3時〜同6時半にも拡大する。

 土曜の午後5時〜同6時半に行っている規制の開始を2時間前倒しするとともに、新たに日曜・祝日も規制することとなる。土曜の午前7時半〜同9時の規制は廃止する。

 規制の拡大は、県と市、県警などで構成する交通実験実施協議会による昨年9月のバスレーン実験を経て、本格実施が決まった。

 このほか県公安委員会は10月、香林坊大和周辺のタクシーベイを見直す。国道157号の2台分と県中央公園側の2台分を廃止し、県中央公園側に7台分を新設する。客待ちタクシーの違法駐車の排除を図る。

918荷主研究者:2012/09/23(日) 00:56:09

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201209050056.html
'12/9/5 中国新聞
高速バスの今昔、冊子に

 三次市和知町出身で米子高専(米子市)の加藤博和准教授(37)=経営情報学=が、島根、鳥取県を走る高速バスの歴史や現状をまとめた冊子「鳥取・島根の高速バス2012」を発行した。

 5社が運行する両県発着31路線の時刻表や走行ルートを紹介。松江、浜田、鳥取、米子各市発着の各路線便数から、島根県は広島県と、鳥取県は大阪府とそれぞれ結び付きが強いと分析している。

 また、1975年11月、米子市と大阪市を結ぶ「山陰特急バス」(日本交通)が中国自動車道に乗り入れ、山陰初の高速バス路線となった歴史を紹介。四国行きの便がないなどの課題も指摘した。

 利便性向上に向け、東京―米子線の境港への延長、ローカルバスやJRとのセット券発行などの提言もある。

 A4判110ページで、200部印刷。無料。加藤准教授は「高速バスを利用するきっかけにしてもらえれば」としている。

【写真説明】加藤准教授が発行した「鳥取・島根の高速バス2012」

919荷主研究者:2012/09/23(日) 00:59:00
>>849
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201209060007.html
'12/9/6 中国新聞
飯南町が高速バス代替策

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/bus/Tn20120906000701.jpg
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/bus/Tn20120906000702.jpg

 中国横断自動車道尾道松江線の本年度中の延伸に伴い高速バスが島根県飯南町内の国道54号を通らなくなる問題で、町は代替の公共交通を確保する方針を固めた。路線バスのルート変更や町営バスの購入で三次、広島と松江、出雲の両方面へのアクセスを計画している。

 計画によると三次、広島方面へは、54号で運行する備北交通(庄原市)の路線バスの停留地を変更する。対象は三次市立三次中央病院と赤名停留所(同町上赤名)を1日4往復する路線。町は発着地を赤名から約15キロ北の同町花栗に変更するよう同社に提案した。運行経費への補助額やダイヤを同社や三次市と調整する。

 松江、出雲方面へは町営バスを導入する計画。雲南市が尾道松江線雲南吉田インターチェンジ(IC、仮称)近くに2013年春開業する道の駅の停留所に、町内の54号を走る町営バスを接続。道の駅で高速バスに乗り換えられる。町はバス1台(定員29人)を約850万円で購入する。

920荷主研究者:2012/09/23(日) 01:06:48

http://www.niigata-nippo.co.jp/news/pref/39666.html
2012年9月5日 新潟日報
夜行バス新宿駅まで延伸、来月から

 新潟交通(新潟市中央区)は10月1日から、高速バスの新潟―東京線最終の夜行便の出発地点と終点をJR池袋駅東口から新宿駅西口まで延伸する。同所に夜行便のバス停利用が確保できたため、延伸が可能になった。

 対象は新潟発午後11時の便と、東京発午後11時の便。ともに一般車両と女性専用車両を運行しており、新潟発の終点と東京発の出発地点がそれぞれ新宿駅西口となる。運賃は従来と同じ大人片道5250円(小学生以下2630円)。

 また、10月1日〜12月20日、新潟―東京(池袋)線の一部の便で、通常、大人片道5250円を2900円とする運賃割引キャンペーンを行う。月曜〜木曜の1日18便が対象。小学生以下は半額。往復割引は適用されない。問い合わせは同社高速バス予約センター、025(241)9000。

921とはずがたり:2012/09/26(水) 22:13:35
>>919
陰陽連絡バスの要衝赤名は昔から気になっていたバス停だが高速道路の開通でルートから外れるのかー。。

922チバQ:2012/09/27(木) 20:34:40
http://ubenippo.co.jp/2012/09/post-3158.html
市交通局、路線バスに全国初の磁気ループ
 難聴者の聞こえ(情報保障)を支援する集団補聴装置として、磁気ループ(ヒアリングループ)を搭載したバスが宇部市内の路線を走っている。京都市のメーカーが国の事業で研究・開発した設備を導入したもので、補聴器や人工内耳の利用者は、周囲の会話や音を気にすることなく、車内放送をはっきりと聞き取ることができる。市交通局(芥川貴久爾局長)によると路線バスへの導入は全国初だという。

 車内放送(音声信号)を磁気ループアンプで電気信号にして車内の内張に収めたループアンテナケーブルに送ると、誘導磁界が発生し、磁気誘導コイルが付いた補聴器などで受診でき、放送や案内だけを正確に聞くことができる。アナウンスがない間もリラックスして乗ってもらおうと音楽を流す。萩市では昨年から循環バスに設置。移動体への設置は全国初だった。
 見た目は通常の超低床小型バスだが、乗降口と車体の前後に全国的に普及している「耳マーク」を張り、磁気ループ搭載車であることを表示。車内にも案内チラシを掲示し、難聴者や高齢者に優しいバスであることをPRしている。3月にバスを更新した際に導入。機器はメーカーの無償提供で、取り付け費として30万円を市が負担した。
 搭載車は主に西宇部地区と山陽小野田市方面を結ぶ西ケ丘−日赤線を走り、時に常盤町から小野田商工会議所までを走る小野田線にも使われる。同局では「要望があれば貸し切り利用も検討したい」としている。10月21日に常盤公園で開かれる障害者の祭典「はぁ〜とofふれんず」で車両を展示し、補聴器も貸し出して実際に体験してもらう。
 県福祉のまちづくり条例では、劇場など500以上の固定席があるものに集団補聴設備を設置することとし、増築や改築など大規模な模様替えをする際、基準に適合させなければならないとしている。
 市では記念会館と文化会館が対象となり、改築の際には検討したいとしている。

923チバQ:2012/09/29(土) 11:33:39
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20120927-OYT8T01560.htm
便利なバス復調 …八戸

中心市街地でバス乗り継ぎの案内をする「はちこ」


 八戸市が取り組んでいる路線バスの活性化策が効果を上げている。マイカー普及などで利用者が年々減少する中、路線を減らしたり運賃を値上げしたりするのでなく、「利便性向上で利用者を増やそう」という逆転の発想が奏功し、昨年度は利用者数がプラスに転じた。

 同市の路線バスは、市営バスと民間の南部バス、十和田観光電鉄(十鉄)バスの3事業者が運行する。1960〜70年代には年間4000万人以上だった利用者は、2010年度は1016万人と4分の1に減った。市都市政策課によると、こうした中で転機となったのは「もっと便利にできるのではないか」という専門家からの助言だった。

 まず2008年4月に、八戸駅から中心市街地への路線で競争していた市営バスと南部バスを調整し、10分間隔の運行にした。昨年10月からは周辺7町村とつくる「八戸圏域定住自立圏」で2年間の実証実験として、運賃を大幅改定。初乗り150円から50円刻みでわかりやすくし、上限を500円(市内300円)にして遠距離運賃を値下げした。

 実験開始後の11月は、利用者が9月より平均で1日1906人増え、2002年度以降平均3・3%減少していた年間利用者数も、昨年度は4・6%増になった。

 今年は、便利になったバスをもっと知ってもらおうと、ソフト戦略に力を入れる。「路線が複雑でわかりにくい」という声に応えて7月に発足した「はちナビ娘 はちこ」は、9人が八戸駅のブースやバス内で乗り継ぎや観光案内をする。全国でも珍しい路線バスのコンシェルジュで、イベントでは「バスと人をつなげるお手伝いします」とオリジナル曲「みんなのバス あなたのはちこ」を歌うこともある。

 リーダーの大場理香さんは「歌には恥ずかしさもありましたが、親しみをもってもらいバスの利用増につながればうれしい」と話す。

 ほかに、中高生に漫画のちらしでバス通学の魅力をアピールし、「ミルキーライン大野」(八戸市―岩手県洋野町)「ハチゴーバス」(八戸市―五戸町)など路線に愛称もつけた。

 手本がない中での試行錯誤とあって、同様に路線バス存続に悩む自治体や議員の視察も相次ぐ。7月に訪れた長野県上田市の地域交通政策課は「バスを残す一つの手段として、実績を出している。特に運賃引き下げの試みを見たかった」という。

 八戸市都市政策課の後村勉課長は「路線バスは一度なくすと復活は難しい。しっかり守ることがまちづくりにつながる」と話している。

(2012年9月28日 読売新聞)

924チバQ:2012/09/29(土) 22:47:51
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/politics/37158.html
福井交通圏のタクシー削減進まず 減車しない事業者に指導求める声

(2012年9月28日午前11時01分)
. 中部運輸局福井運輸支局は27日、タクシー供給過剰状況の改善が必要とされている福井交通圏(福井県福井、あわら、坂井、鯖江各市、永平寺町、越前町朝日地区)について、営業車両の削減が進んでいないとして、1日付で、タクシー適正化・活性化特別措置法に基づき「特定地域」に再指定することを明らかにした。

 福井市内で27日開かれた第5回福井交通圏タクシー特定地域協議会で報告した。

 同交通圏は09年10月、特定地域に指定。今月末まで3年間を期限に、各事業者は特定事業計画に基づき減車を進めてきた。同運輸支局によると、「福井圏」のタクシー台数は現在585台(申請分含む)で、08年7月時点の662台から77台減(削減率11・6%)。適正台数485台(177台減、削減率26・7%)に対し4割強の達成にとどまっている。

 このため前回、同時期に指定された全国のほかの137地域と同様に再指定が決まった。期間は15年9月末までの3年間。同運輸支局は減車が進まない事業者に対し、合理化促進を促していく。会合ではタクシー事業者から「減車していない事業者との不公平感がある」など、行政の厳正な指導を求める声が上がった。

 一方、実動車両1台の1日当たりの運送収入は、リーマン・ショック以前の水準には届かないものの改善傾向にある。

925チバQ:2012/10/03(水) 23:40:44
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121001-00000201-mailo-l43
ゆうゆうバス:熊本市のコミュニティーバス、閑古鳥 同乗ルポ、乗客は記者一人だけ 「税金の無駄遣い」の声も /熊本
毎日新聞 10月1日(月)12時57分配信

 ◇全路線の各2000世帯、満足度などアンケ
 熊本市の政令指定都市移行に合わせて運行を始めたコミュニティーバス「ゆうゆうバス」の利用が低迷している。政令市移行に伴う不利益が出ないようにと、市が各地域の要望をくみ上げて始めた事業だが、収支率が目標に達したのは2ルートだけ。閑古鳥の鳴くバスに揺られながら、公共交通のあり方を考えた。【松田栄二郎】
 記者は9月下旬、有明海に面した同市南区海路口町の停留所から川尻地区までの始発に乗った。この海路口−川尻ルートは8月の平均乗客数が1便約0・5人で、収支率も2〜3%と市内で最も低い。バスは田園風景から、やがて住宅街に入ったが、誰もいない停留所を次々と通り過ぎていく。途中、ルートの一部が重複している他の民間バス会社のバスとすれ違う。
 結局、終点までの約25分間で乗車したのは記者以外に高齢女性1人だけだった。復路にも乗ったが、記者の他に乗客は一人もいなかった。運賃を支払う際、運転手は「このルートは最初から最後まで乗客がいないことが多い。私は他のルートも運転するが、1日に12運行して乗客が合計10人だった日もあります」と苦笑いした。
 ゆうゆうバスは、政令市移行に伴い「交通の不便な地域を解消する」として、以前から市議や住民代表を通じてバス運行の要望があった地域の自治協議会と、市側が話し合って路線を設定した。6路線9ルートを平日のみ運行する。民間バス会社3社が共同出資する熊本都市バスが運行し、市が税金で赤字分を補填(ほてん)している。
 運行経費に占める運賃収入の割合を示す数字に「収支率」がある。例えば経費が1000円かかるのに、運賃収入が100円しか入らなければ「収支率」は10%となる。
 市はバス路線の運行継続の基準として、収支率を1年目は10%、2年目20%、3年目30%と定め、基準に達しない場合は減便や変更・廃止の対象としている。収支率が27%(8月)だった植木循環ルートなど2ルート以外は、この基準に達していない。全路線の乗客数は1日平均で計約170人だけだ。
 つまり、このままでは、この2ルート以外は変更や廃止になる運命であり、それまでは赤字を垂れ流し続けることになる。
 バスを利用しない市民からは「バスを強く要望した人たち自身は本当に利用しているのか」「政令市移行に伴う打ち上げ花火によって貴重な税金を無駄遣いしている」という声も聞こえてくる。
 利用の低迷について市交通政策総室は「このバスの運行地域は、郡部の過疎地と比べ、高齢者と言ってもまだ若い世代が多い。住民は自分で車を運転したり、近くに住む子供世代の車で送迎してもらうなど、バスにしか頼れない状況ではないのだろう」と分析する。
 一方、住民からは「15分おきに運行してほしい」「市中心部までつなげてほしい」などの要望も市に寄せられる。だが担当者は「今の利用状況では、とても無理」と語った。
 市は利便性向上につなげようと、9月から全路線で各約2000世帯にアンケート調査を進めている。調査項目は▽バスの満足度▽利用回数▽普段の交通手段▽運行計画見直しの提案−−など。
 市はアンケートを10月中に回収し、地元自治協議会と時刻表や運行日などの見直しについて話し合う方針だ。市交通政策総室は「まず地域に合った見直しをする」と言う。
 だが見直し後も利用が低迷する場合、路線の廃止か、住民が自主運営して市が運行経費の一部を補助する「住民バス」への移行も選択肢にあるという。

10月1日朝刊

926チバQ:2012/10/04(木) 21:38:43
http://www.kyoto-np.co.jp/local/article/20121004000069
長岡京のコミバス、13年度後半まで運行継続へ
コミュニティーバスの暫定運行の継続を了承したコミバス部会(長岡京市開田・市産業文化会館) 京都府長岡京市の交通ビジョンを策定する地域公共交通会議のコミュニティーバス部会と路線バス部会が3日、同市開田の市産業文化会館で開かれた。コミバス部会は2013年3月末までとしたコミバスの暫定運行を13年度後半まで継続することを了承。路線バス部会は市がバス路線新設を目指す阪急新駅−京阪淀駅の利用動向調査の結果が報告され、「利用する」との回答が3分の1だった。

 暫定運行の継続は、阪急電鉄「西山天王山駅」の開業が当初予定した来年3月から来年度下半期に遅れることに伴う措置。新駅開業で阪急バスが市内のバス路線を再編する可能性があるため、コミバスの運行のあり方を見直すことにしている。

 コミバス部会では、コミバスの2011年度決算も報告。運行経費2707万円に対し、運賃収入は573万円で、収支率は前年度比0・3ポイント増の21・7%だった。市の負担は2120万円だった。

 委員からは「さらに経費節減の努力を行うべき」「収入を増やすことが大事。コミバスは利用してこそ維持されることを市民にアピールする必要がある」などの意見が出た。

 路線バス部会は、6〜7月にかけて行った公共交通の利用動向調査の結果が報告された。市が新設を目指す阪急新駅−京阪淀駅の路線バスは、回答者799人のうち「利用する」は33%だった。利用するとした人でも頻度は毎日が1・5%、週5日程度も2・7%しかなかった。

 委員は「大阪には阪急やJRで行くという固定観念がある」「どうすれば京阪方面への利用を喚起できるか考える必要がある」などと課題を指摘した。

 また、8月21日の地域公共交通会議で報告した路線バスの満足度調査のデータに誤りがあったことも明らかにされた。「不満」との回答はバス停で60・3%、ダイヤのわかりやすさで54・5%、運行経路で53・2%と報告したが、いずれも「満足」の間違いという。

【 2012年10月04日 12時53分 】

927チバQ:2012/10/04(木) 21:39:30
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121003-00000192-mailo-l31
路線バス:鳥取市南部地域、新ダイヤ実証運行 「幹線」「支線」で効率化 “集客”へ大幅組み替え /鳥取
毎日新聞 10月3日(水)15時49分配信

 利用者の減少が著しい路線バスの利便性を高め乗客を呼び戻そうと、鳥取市南部地域で、大幅に路線を組み替えた新ダイヤの実証運行が1日から始まった。期間は1年間。同市とバス会社2社は、路線をJR鳥取駅から用瀬までの「幹線」と幹線の乗り継ぎ拠点から中山間部に伸びる「支線」に分けることで、効率の良い運行を目指す。同市によると、幹線と支線に分けたバスの運行は山陰地方で初めての取り組みという。【田中将隆】
 これまでは山間部の各地域と鳥取駅を結ぶ長大な路線が何本もあり、幹線の国道53号では各路線の運行が重複する利便性が良くないダイヤだった。これを、幹線と支線で走るバスを分けることで、運行効率を良くするのが狙い。
 ◇「快速便」導入
 鳥取駅と用瀬を結ぶ幹線は、朝夕で5〜10分、日中で10〜15分、夜間で30分以下の間隔で運行。本数も平日で20本近く増便する。また、鳥取駅と用瀬間を最大で10分程度早く結ぶ「快速便」を導入。通勤、通学の時間帯に本数を手厚くするほか、これまでは鳥取駅発の最終バスが午後7時台だったが、午後9時台まで伸ばす。
 支線でも、小中学校の登下校に配慮して、通学時間帯は30分間隔程度でダイヤを組む。予約があった場合に運行する「デマンド便」として「和奈見国英線」「津野津無線」の2路線を新設し、交通空白区の解消も図る。
 ただ、幹線と支線を分けることには、乗り継ぎが必要になるというデメリットもある。そのため、乗り継ぎ時間をできる限り短くするダイヤ編成にした上で、乗り継ぎ拠点に利用方法を案内する「バスアテンダント」を配置することで対応するという。
 運賃体系も見直した。幹線は距離別で、現状の料金を踏襲するが、支線は一律200円。幹線と支線を乗り継ぐ場合は、100円割り引かれる。これまでの運賃から値上げになった場所はなく、遠距離から利用するほど割安になっている。
 運行経費は、年間約1300万円増加すると想定。現在1日1200人程度の利用者を1530人まで増やすことで運賃収入を上げ、市の負担を増加させないように努める。
 同市によると、県東部の路線バス利用者は、1987年には1200万人だったが、98年に587万人、昨年には279万人と減少。利用者の減少でバスの減便や廃止が起こり、サービス低下でさらに利用者が減るという悪循環が続いていた。現在は、年間1億円程度の赤字が出ており、国や県、市が補填(ほてん)しているのが現状だという。
 同市交通政策室の鈴木敏室長は「赤字ではあるが、中山間地域の多い鳥取市にとって、路線バスは子どもや高齢者のために絶対に必要なインフラ。まずは利用者数の下げ止まりを目指し、ゆくゆくは赤字の解消までつなげていきたい」と話している。

928チバQ:2012/10/11(木) 23:04:57
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/mie/news/20121010-OYT8T01453.htm
南伊勢町「フルデマンドバス」 運行路線決めずに足確保



運行が始まったデマンドバスに乗り込む町民(南伊勢町で) 南伊勢町で今月から、交通空白地域の住民の移動手段を確保しようと、利用者の要望、予約に応じて走る「デマンドバス」の運行が始まった。県内ではすでに一部市町で、路線を決めたデマンドバス、タクシーが運行されているが、同町のように路線を固定しない「フルデマンド」での運行は初めてという。(石森隆夫)

 同町では、デマンドバスの運行を、バス事業会社「大新東」(東京)が同町内瀬に開設した営業所に委託。町内を4地域に分け、10人乗りと7人乗りのワゴン車計4台を毎日運行している。町内で161か所の乗降位置が決められ、利用者は希望の乗降位置と予定時間を電話で予約する。

 バスは路線を決めず、その日の予約に応じて乗降位置を回って利用者を運ぶ。

 運賃は一つの地域なら片道200円。地域を越えるごとに100円が加算される。6歳から中学生は半額、6歳未満は無料となる。

 同町では、民間バス会社の路線が縮小されたため、町営バスを走らせてきたが、利用者の減少で収支率の悪化が続いている。

 一方で、県内で高齢化率が最も高く、通院や買い物などの足に困っている高齢者も多い。

 対応策を考えようと、町は昨年7〜12月、同社に委託してデマンドバスを運行する実証実験(乗車無料)を行った。

 期間中の利用者は1日平均約62人と好評で、町営バスの路線が通っていない地域でのデマンドバスの運行に踏み切った。

 9月30日の運行開始の式典で、小山巧町長は「通院や買い物ばかりでなく、外出が難しかった人たちも利用してもらいたい」と期待を語った。

 県内では志摩、伊勢市などで、すでにデマンドバスやタクシーが運行している。町内全域をカバーする実証実験を続けている玉城町は、スマートフォンを活用した予約システムなどで注目を集めている。

 南伊勢町のデマンドバスは運行が午前8時〜午後5時、予約は午前8時半〜午後5時。同営業所(0599・65・3838)へ。

(2012年10月11日 読売新聞)

929とはずがたり:2012/10/12(金) 12:27:25

神戸市もがらの悪いの雇っとんのぉ・・。現業職はどこもこんなもんなんか?

神戸市バス運転手、乗客に「ぼんくら」 国が警告書
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/K2012101100021.html
2012年10月11日(木)07:08

 【宮武努】神戸市営バスの運転手が乗客に暴言を浴びせたとして、国土交通省近畿運輸局が6月、市交通局に警告書を出していたことがわかった。

 市によると3月31日、交通局職員の男性運転手(63)=再任用=が垂水区の終点に到着した後、乗客の男性から「運転が荒い」と指摘されて逆上。口論の末「降り、降り、はよ降り」「お前があかんのや、ぼんくらよ」と暴言を吐いたという。苦情を受けた交通局の上司が厳重注意。運転手は「頭に血がのぼってしまった」と反省し、乗客に面会して謝罪したという。

 近畿運輸局も乗客の通報を受け、乗務員の指導監督を徹底するよう警告した。市交通局のサービス・マナー向上担当課長は「お客様の信頼を裏切る行為。再発防止に努めたい」としている。

930チバQ:2012/10/12(金) 22:53:56
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0005444866.shtml
路線バス撤退でコミバス運行 低い採算性、財政圧迫も 


市川町内を巡回するコミュニティーバス。買い物や通院などに欠かせない地域の「足」だ=兵庫県市川町西川辺(撮影・有島弘記)
 高速道路の料金制度をめぐる国の方針が揺れ動く中、バスや鉄道など地域の公共交通網が先細りしている。兵庫県内では9月末現在、41市町中31市町で、路線バスが撤退するなどした空白地帯で民間に代わってコミュニティーバス(コミバス)が運行されている。住民の「足」としてニーズは高いが、採算性は低く市町財政を圧迫する懸念もある。専門家は「高速料金引き下げの余波は大きい。国は地域事情に配慮した公共交通政策を早急に打ち出すべきだ」と指摘する。


 市川町では2011年、県内で初めて民間路線バスが完全撤退した。町は民間事業者に委託してコミバスの運行を開始。当初の東西2コースを、今年8月に町全体を巡回するコースに変更し利便性を高めた。運行範囲も大型スーパーや病院がある隣の神河町まで延ばし、利用は順調という。

 だが最大25人乗りのバスは、常に満員で運行しても運賃収入(大人200円)だけでは年間約400万円の委託金を賄えない。同町総務課は「交通手段のない町民の外出支援が目的。採算が取れなくても仕方がない」とする。住民からは拡充の要望もあるが「財政事情もあり難しい」と同課。利用状況を見ながら方策を検討するという。

 県によると、県内のバス、鉄道利用者はピーク時の昭和40年代から半減した。マイカー中心の生活様式や少子高齢化による通勤・通学者の減少で、路線バスは近年、事業者の撤退が相次いでいる。代わってコミバスを運行する市町が増え、この5年間で7市町が新たに運行を始めた。

 県は「高速バスの黒字で路線バスの赤字を補填(ほてん)していた事業者が多いが、高速料金の大幅値下げでマイカー利用が増え、収支の均衡が崩れたのでは」とみる。

 鉄道業界も苦戦が続く。神戸電鉄は、民主党政権の事業仕分けで、存廃論議が続く粟生(あお)線(鈴蘭台‐粟生)の活性化に充てる補助金を打ち切られた。額を減らして啓発活動を続けるが、単年度10億円以上と見込む赤字解消のめどは立たない。

 県は「公共交通の撤退は地域の衰退につながる。住民の利用も促し、何とか現状維持を図りたい」としている。(横田良平)


◆公共交通は、にぎわいづくりの装置…京大大学院・土井特定教授に聞く

 公共交通に詳しい京都大大学院の土井勉特定教授(61)に、国の高速道路政策や今後の地域交通のあり方について聞いた。

     ◇

 高速道路料金の割引や無料化による公共交通への影響は当然予想された。だが上限千円を始めた自公政権も、無料化を打ち出した民主政権もマイナス面への対応が不十分で、路線を縮小・廃止するバス、鉄道事業者が相次いだ。一度廃止した路線の復活は非常に難しく、影響を受ける住民への配慮が足りなかった。

 今の交通政策は車、バス、鉄道のすべてに、ほどほどに支援するやり方だ。国がどんな公共交通体系を目指すのか明確な方向性が見えない。

 「交通」とは距離を克服する手段で、道路が必要な地域も車を排除した方がいい地域もある。地域に最適な手段を選べるバランスの取れた施策が大事だ。コミュニティーバスの赤字は「地域のための経費」。公共交通は採算で考えるのではなく、にぎわいづくりの装置とみるべきだ。

 全国に600万人とされる「買い物難民」が顕在化し、少子高齢化が進むなど交通をめぐる環境は大きく変わり、今は過渡期にある。国は交通政策をまちづくりととらえ、早く明確な施策を打ち出す必要がある。

931チバQ:2012/10/13(土) 20:59:52
http://mytown.asahi.com/okayama/news.php?k_id=34000001210130002
井笠鉄道バス廃止へ
2012年10月13日


市民の足として親しまれている井笠鉄道の路線バス=JR笠岡駅前

■一部路線、中国バスに


 岡山県笠岡市を拠点に同県井原市や広島県福山市などを結ぶ路線バスを運営する井笠鉄道(本社・笠岡市、関藤篤志社長)は12日、今月末でのバス事業の廃止届を中国運輸局に出したと発表した。慢性的な赤字経営で事業継続は困難と判断した。


 76系統の路線バスのうち、一部の主要路線は中国バス(本社・福山市)に引き継ぐ。具体的な路線は今後決定する。それ以外の路線は月末で終了する。


 井笠鉄道によると、路線バスの昨年度の利用者数は213万人。マイカー利用の普及に伴い、ピークだった1967年度の7分の1に減った。年間の営業収入もピークの3分の1の4億6千万円に落ち込んだ。70年ごろから赤字が続き、負債総額は32億円という。


 76系統のうち高速バスの5系統も中国バスに、貸し切りバスは中国バスと北振バス(本社・岡山県矢掛町)に引き継ぐ。希望する従業員は中国バスなどが再雇用の予定。井笠鉄道は事業引き継ぎ後に清算する。


 井笠鉄道は11(明治44)年に設立され、13(大正2)年に井原―笠岡間で鉄道を開業。25(大正14)年にバス事業も開始したが、鉄道事業は71年に廃止した。(鈴木裕)

932チバQ:2012/10/13(土) 21:00:57
http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2012101223365637/
地元住民から驚きと不安の声 井笠鉄道の全バス路線廃止

井笠鉄道の路線バス。廃止が発表され沿線地域に不安が広がった=笠岡市、JR笠岡駅前

 井笠鉄道(笠岡市笠岡)が全バス路線の廃止を表明した12日、地元では驚きと不安が広がり、「通学手段はどうなるのか」「何とか継続を」と切実な声が聞かれた。

 軽便鉄道時代から1世紀にわたり、地域住民の足を支えてきた同社。路線バスは笠岡や井原市などの駅や学校、病院といった主要拠点を結び、通勤・通学、通院などに利用する人は多い。

 同社撤退後、11月からはバス事業を中国バス(福山市)と北振バス(岡山県矢掛町)が引き継ぐ見通しだが、どの路線が残るかは不透明。運転免許証を返納したばかりの笠岡市の男性(78)は「近くにスーパーも病院もない。路線がなくなったら生活できない」と訴え、井原市から笠岡市の高校に通う3年女子(18)は「学校に行く手段は他にない」。70人以上が井笠鉄道のバスを利用するという井原高の橘高知美校長は「路線を存続してもらえるよう関係機関に要望していきたい」と言う。

 関係自治体のトップも対応に苦慮。10月に路線バスを含む地域交通を見直したばかりの井原市の滝本豊文市長は「市民生活に影響を来すことは何としても避けたい」。笠岡市の三島紀元市長は「関係自治体と対応策を協議して、主要路線の維持へ検討を進めていきたい」とした。




(2012/10/12 23:36)

933チバQ:2012/10/16(火) 22:28:37
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121016/oky12101602070000-n1.htm
井笠鉄道、破綻発表 沿線市町、路線継続を要望 岡山
2012.10.16 02:07
 ■知事「唐突で甚だ遺憾」

 井笠鉄道(笠岡市)の事実上の破綻発表は、廃止される路線バスが走る周辺自治体や住民に大きな波紋を広げている。14日には対策会議が設置され、会長に選出された同市の三島紀元市長が15日、一部路線を代替運行するバス会社に善処を要望。県も今後の支援を約束したが、突然の発表には「甚だ遺憾」と批判した。

 バス事業の廃止発表後、同市や井原市、広島県福山市など関係7市町や県、中国運輸局は「井笠鉄道バス路線廃止対策会議」を14日発足させ、対応を協議。通勤通学者や高齢者ら交通弱者の足の確保を最優先課題とし、浅口、里庄両市町は合同で継続、井原市内循環バスは北振バス(矢掛町)と協議中と報告された。

 主要路線の一部は中国バス(福山市)が緊急措置として来年3月末まで代替運行する方向。三島市長は15日、親会社の両備グループ(岡山市北区)を訪れ、路線存続などの要望書を提出。小嶋光信代表は「グループの総力を挙げて支援したい」と応じ、16日にも中国運輸局に当面の事業申請を出すとした。

 同対策会議は17日に2度目の会合を開き、存続すべき路線の優先順位などの検討を始める。

 一方、石井正弘知事は15日の会見で、「当面の運行体制が決まれば、財政面も含めて必要な支援を行う」と述べた。「公共性の高いバス事業者の対応としては唐突(な発表)で、甚だ遺憾であると言わざるを得ない」と指摘しながらも、地域への影響は大きいだけに、「国や市町と連携を図りながら、住民への影響が最小限になるよう取り組みたい」と語った。

934チバQ:2012/10/19(金) 22:50:50
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121019/tky12101919330006-n1.htm
乗客数2年連続で減少 みっきぃバス 


乗客数が2年連続で減ったみっきぃバス=三木市福井
 兵庫県三木市のコミュニティーバス「みっきぃバス」の乗客数が2年連続で減った。2006年2月の運行開始以来、台数の増加などに伴い、乗客数は右肩上がりだったが、09年度をピークに減少に転じた。市は「利用が少ないと路線の維持が困難になる」とし、積極的な乗車を呼び掛けている。

(藤森恵一郎)


 市は、高齢者の移動手段確保や、公共交通の空白地帯解消のため、同バスの運行を始めた。当初は2台のみだったが現在は5台に増え、市内11ルートを運行。赤字額は毎年、約5千万円に上っている。

 乗客数の減少について、市の担当者は「明確な理由は不明」としつつ、「人口減は影響していないとみられ、路線バスに乗客が流れてもいないようなので、日常的に利用していた人が何らかの理由で乗らなくなったとしか考えにくい」と話す。

 現在、目標乗客数は月8千人。11年度に達成できたのは6、8、11月のみで、年間乗客数は目標の9万6千人を大きく下回った。12年度は現在のところ、前年度に比べ横ばいという。

 来年10月には三木、小野統合病院が開業し、バス停利用が多い三木市民病院が閉院する。乗客数のさらなる減少は避けられないことから、市はルート改編を検討するなどし、利用促進を図る。

(2012/10/19 09:15

935荷主研究者:2012/10/21(日) 17:32:24

http://yamagata-np.jp/news/201209/21/kj_2012092100626.php
2012年09月21日19:51 山形新聞
山交バス、新バスロケーションシステム導入

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/bus/img_2012092100450.jpg
計45のバス停留所に設置された新バスロケーションシステム対応の表示機。10月1日から一般路線バスの待ち時間などの情報が提供される=山形市

 山交バス(山形市)は、一般路線バス停留所での待ち時間や目的地への到着予測時刻などをパソコンや携帯電話などで案内する新バスロケーションシステムを導入、10月1日に運用を開始する。山形市内を中心とした主要停留所24カ所には、このシステムに対応した表示機を新設し、各種情報を提供することで利用者へのサービス向上を図る。

 このシステムは、車両に搭載したGPS(衛星利用測位システム)とパケット通信網を利用してバスの位置情報を収集・管理し、バス停の表示機や携帯電話、パソコンを通して提供するもの。バス利用者は、先発車両や次発車両などの到着予測時刻や待ち時間、目的地までの所要時間、運休・通行止め情報などをバス停の表示機のほか、携帯電話やパソコンでいつでも確認できる。「渋滞や雪などの理由でバスが遅れているときのイライラが解消され、サービス向上が図られる」(同社)という。

 バス事業者側も、走行している車両の位置情報や車両番号がインターネット上で瞬時に把握できるため、表示機のない停留所にいる利用者からの到着時刻の問い合わせなどに対し、より正確に情報を提供できる利点がある。

 同社は、一つ前や二つ前の停留所をバスが通過すると、山形市など45カ所のバス停に設置された表示機の接近ランプが光り、利用者に知らせるシステムを1988(昭和63)年から運用してきた。しかし、25年近くが経過し、バス停の利用状況や利用者ニーズが変化してきたことから、国などの補助を受けて新システムに切り替えた。総事業費は約4500万円。

 新システムに対応した表示機は、従来の接近ランプ機能があった45カ所の停留所のうち、山形市内の主な22カ所と天童市の天童バスターミナル、寒河江市の寒河江バスターミナルの計24カ所に設置される。

 また、この表示機がなくても米沢、新庄、庄内エリア以外であれば、全バス停の情報を携帯電話やパソコンで見ることが可能。パソコンは山交バスのホームページから、携帯電話は各バス停の時刻表に付いているQRコードからそれぞれアクセスする。問い合わせは同社乗合課023(647)5172。

936チバQ:2012/10/21(日) 19:44:12
http://kumanichi.com/news/local/main/20121019002.shtml
八代市の路線バス快走 再編効果で利用者増 2012年10月19日
八代市は2012事業年度(11年10月〜12年9月)の市内路線バスの利用概況をまとめた。利用者は前年度を約9千人上回る約65万5千人となる見込み。10年10月の路線再編で市内中心部に新設した循環バスが好調で、2年連続で前年度を上回る見通しとなった。

 同市内のバス利用者は03年度が約104万人だったが、10年度は約62万6千人まで減少。03年度は約1億2千万円だった市や県からの補助金が、10年度は約2億2千万円に膨らんだ。

 このため10年10月、36路線を19路線に整理。1日108回の運行があった八代駅−八代産交間など過剰な重複区間を統合し、中心市街地に循環バス3系統を新設した。

 循環バスは、100円で乗り放題という手軽さや、八代駅や市役所と大型ショッピングセンター、病院などを結ぶ利便性が市民に好評。運行開始時(10年10月)は1万8239人だった月間利用者が、ことし8月は2万4802人に増えた。

 ただ、郊外と市中心部を結ぶ路線の利用者の減少傾向は続いている。市は「循環バスとの乗り継ぎ時間を短縮するなど、利便性を高めたい」と話している。(和田毅)

937チバQ:2012/10/22(月) 23:19:31
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kumamoto/news/20121021-OYT8T00884.htm
上天草の観光循環バス苦戦 市がてこ入れ



利用が低迷している上天草市の観光循環バス  上天草市が産交バス(本社・熊本市)に業務委託し、市内を運行する観光循環バス「パライゾストローリー」が苦戦している。九州新幹線全線開通による観光客増をにらみ、昨年6月に運行を始めたが、1便あたりの乗客は平均2〜3人。市は乗客を増やそうとさまざまな試みをしている。(井手祥雄)

 バスは土、日、祝日に1日5往復。物産館を起点に、キリシタン関連の資料館、天草の島々を見渡せる千巌山など主要な観光スポットを約1時間20分で巡る。料金は距離制だが、1日乗り放題300円の乗車券もある。

 市によると、運行を始めた2011年度の利用者は約1400人で、1便あたり平均2・1人。今年度は9月末現在で1便あたり3・1人とわずかな増加にとどまっている。

 一方、市の委託料は年間約900万円。大半が運行経費の赤字補填(ほてん)に充てられている。

 市が循環バスを導入したのは、観光客に便利な公共交通機関が少なかったためだ。観光客は、観光特急「A列車で行こう」などでJR三角駅(宇城市)に着き、路線バスや定期船で市内に入ることが多い。循環バスは、そうした人たちを市内の観光地に運ぶ役割が期待されている。

 同市の11年の県外からの宿泊客は約11万2000人で、前年に比べ2割も増えた。市は、バスの利用客も増える余地は十分あると見込む。観光特急と定期船を乗り継いで市に入った人にはバス運賃を無料にしているほか、旅行雑誌「じゃらん」(9月号)にバスの広告を掲載。今月6日からは、市民団体「上天草観光ガイドの会」に車内ガイドをしてもらう取り組みも始めた。

 市企画政策課は「『上天草に行けば便利な観光バスがある』と知ってもらえるよう頑張りたい」と話している。

(2012年10月22日 読売新聞)

938名無しさん:2012/10/23(火) 20:47:34
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001210230001
片町のタクシー駐禁 喜びと戸惑い交差
2012年10月23日


駐車禁止区間が設けられ、すっきりした片町スクランブル交差点周辺=金沢市片町2丁目で

◆実験1カ月◆


 金沢市中心街の片町スクランブル交差点で、タクシー駐車禁止の交通実験が始まってから1カ月がたった。どんな変化があったのだろう。


〜*歩行者「渡りやすい」*〜


 国道157号と市道・中央通りを結ぶ片町交差点周辺で緑色の駐車禁止区間が設けられたのは9月20日。禁止区間は、交差点から長町方面に向かう10メートルと反対車線の40メートル、大工町方面の河原町交差点に向かう40メートルの3カ所だ。一般のタクシー計20台分ほどのスペースに相当する。


 この交差点付近では客待ちタクシーに限り、午後9時〜翌午前7時に駐車が可能だった。しかし、路肩に停車するタクシーなどが片側1車線を占領するため、交差点で車が立ち往生したり、中央車線でタクシーの利用客が降車したりするケースがあった。それが交通渋滞の一因になっていた。


 そこで、県内のタクシー事業者や石川運輸支局などでつくる協議会が、駐車禁止の実験を11月末まですることにした。


 交差点付近では、駐車禁止を喜ぶ声が聞こえる。片町商店街振興組合の小間井隆幸理事長(59)は「夜でも歩行者が横断しやすくなった。交差点付近で突然タクシーが発進する恐れもなく歩きやすい」と歓迎する。


〜*駐車場所取り合いに*〜


 新たに出てきた問題もある。県タクシー協会によると、タクシーと代行業者の間で駐車場所の取り合いが目立つというのだ。特に、河原町交差点から大工町交差点までの車線で激しいという。


 以前は、最前列のタクシーが出発するごとに、後続車が順に駐車スペースを詰めていけた。いまは、香林坊方面から列を作ってきたタクシーは、片町交差点で左折した後に駐車禁止区間の先まで車を進める必要がある。しかし、前方にはすでに代行業者の列が並んでいる。


 個人タクシーを経営する出塚茂夫さん(60)は「雨や雪の時はお客さんも列の先まで歩くのは嫌でしょう。客待ちスポットが減ったのは残念」と話す。タクシー運転手歴40年の高田治さん(61)も「場所を取るため2回も3回もぐるぐる回るはめになる」とこぼす。


 一方、4年前にタクシー業界から転業したという代行業者の米光元明さん(66)は「うちも閉め出される点では同じ。互いに譲り合うしかないのでは」と話す。


 県警交通規制課の山岸清隆次席は「実験をさらに続けるかどうかは、タクシー運転手や利用客からアンケートをとって判断する。このまま円滑に進めば本格化していきたい」と話している。


(小川崇)

939チバQ:2012/10/25(木) 21:46:02
http://town.sanyo.oni.co.jp/news_s/d/2012102511202847
岡山市中心部100円循環バス 駅前から城下筋など回る

 岡山市中心部で100円均一の循環バス「めぐりん」を運行する八晃運輸(同市中区倉益)が、同じ運賃でJR岡山駅前から城下筋などを回る2路線目を計画していることが24日、分かった。国土交通省中国運輸局に5日付で申請。3カ月程度で認可される見込みで、路線バスや路面電車の競争はさらに激化しそうだ。

 同社などによると、新路線は岡山駅前から城下交差点、新京橋西交差点、大雲寺交差点、大供交差点を巡って駅前に戻る1周約4キロの循環コース。毎日午前7時40分から午後7時49分まで、3〜22分ごとに運行する。バス停は「表町入口」「中銀前」「西大寺町」「市役所入口」などを新設し、既設と合わせ左、右回りとも13カ所。1日平均千人の利用を見込む。

 コース新設に伴い、現在と同じ車いすで乗れる32人乗りの小型ノンステップバス4台(計約7200万円)を追加購入し、ドライバー11人を新規採用。既設路線と合わせ計23人11台体制となる。

 運賃は100円で小学生未満や身体、知的障害者は無料。路線の重複区間では乗り換え客の便宜を図るため、当日に限って後続バスを利用できる「乗り継ぎ券」を渡す。

 八晃運輸は、7月から路線バス事業に参入。既存路線(駅前―市水道局―清輝橋交差点―柳川交差点―駅前)の利用客は1日平均約700人という。

 路線が競合するバス6社や路面電車の一部では既に運賃値下げなどの動きが出ている。同社は「認知度が高まるにつれ、乗客も増えるだろう。地域の足として頑張りたい」と話している。

(2012/10/25 11:20)

940チバQ:2012/10/25(木) 22:17:20
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20121024ddlk10040124000c.html

デマンドタクシー:導入 通勤・通学の足確保 桐生市黒保根、来春実証実験 /群馬
毎日新聞 2012年10月24日 地方版

 桐生市地域公共交通会議(佐羽宏之会長)は22日、市が提案した黒保根町内のデマンドタクシー(予約制乗り合いタクシー)導入案を承認した。市は実証実験として、来年4月から運行する。通学の足として利用されていた路線バスの廃止に伴いスクールバス2台を購入、計3台で子供たちの足を確保する。

 同町内の路線バス事業は、人口減少や自治体合併に伴う運賃一元化などにより、11年度で赤字は3000万円に膨らみ、交通システムの見直しが急務となっていた。市内では既に今年度から同市新里町で同様の実証実験運行が開始されており、今回で2例目となる。

 導入案によると、9人乗りデマンドタクシー1台を購入。朝夕は通勤・通学に対応するため定時定路線運行、午前8時半から午後5時半まではデマンド運行。利用者があらかじめ決めた場所での乗降で、3日前から前日までに予約する。

 運賃は中学生以上300円、障害者・小学生150円、未就学児は無料。【井田洋行】

943荷主研究者:2012/10/28(日) 21:21:18

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/economics/news/20120926/883563
2012年9月26日 下野新聞 朝刊
ベルモール経由真岡線、新設増便 東野交通

 東野交通(宇都宮市平出工業団地、伊藤克俊社長)は10月1日、ダイヤ改正を行い「宇都宮東武〜JR宇都宮駅〜石法寺〜真岡営業所」線に商業施設の「ベルモール」経由を新設し増便する。真岡地区の利用者の要望に応えた。

 「宇都宮東武〜JR宇都宮駅〜石法寺〜真岡営業所」線は、発着を宇都宮東武から西原車庫前(宇都宮市不動前1丁目)まで延伸。平日は上り18便のうち14便、下り20便のうち17便がベルモールを経由する。

 また、ダイヤ改正では土曜日の運行形態を日曜・祝日と同一にする。同社乗合課は「土曜の休日化が定着し、一つにまとめることで利用者に分かりやすくした」としている。

944荷主研究者:2012/10/28(日) 21:28:56

http://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/0005402930.shtml
2012/09/25 09:15 神戸新聞
住民の悲願実現へ 神戸・東灘でバス実験運行

社会実験で運行中のバスに乗り込む住民ら=神戸市東灘区森北町1、JR甲南山手駅前

 長らく公共交通の空白地帯だった神戸市東灘区北東部の森北町7丁目地区とJR甲南山手駅前を結ぶバスの実験運行が、7月から始まっている。急な坂道が続く同地区では、バス運行は約40年前からの悲願だった。今回、主婦らの誘致運動にバス事業者が応じ、社会実験がスタート。利用者の評判は上々で、本格運行への期待が高まっている。

(足立 聡)

 同地区は芦屋市に接する高台にあり、人口は千人弱。急な坂道と階段が多く、「出掛ける時はヒールと運動靴の2足を用意していた」と住民の女性は振り返る。子どもが小中学校へ通うのに1時間以上かかり、交通事故の心配も絶えなかった。

 バス運行を求める声は宅地開発された約40年前からあったが、道路が狭いため大型バスが通れず、かなわなかった。しかし、高齢化が進み、車を運転できず家に閉じこもりがちになる人が増えるなど問題が深刻化。平たんな土地に引っ越す人も出てきたが、転居先の環境になじめず、孤立する人が多いという。

 「今困っている人たちの姿は、将来の私たちそのもの」。2009年、早田佳代さん(45)ら地区の女性5人が中心となり、バス路線誘致へ動きだした。住民らは市から「住吉台くるくるバス」(JR住吉駅‐住吉台地区)の運行実績がある「みなと観光バス」を紹介され、意見交換会や説明会を実施。住民アンケートの結果を踏まえ、7月下旬から3カ月間、同地区とJR甲南山手駅前を結ぶルートで実験運行することが決まった。

 マイクロバスで1日24往復し、運賃は大人200円。利用者は1日平均200人超で、高い利用率という。40代の女性は「本当に助かる。なくなると困る」と話す。マイカー利用からバスに切り替わったことで、「地区内の車の通行量が減った」との声もある。

 本格運行には14人乗り車両の認可が必要になるなど課題も多いが、みなと観光バスの松本浩之社長は「何より大切なのは、住民たちが自らの足を自ら守る仕組みづくり」と指摘する。実際、住吉台くるくるバスでは、住民が「守る会」を結成して利用促進に取り組み、当初の予測を上回る利用があるという。早田さんは「路線を守る気持ちを地域に芽生えさせ、バスをコミュニティーのつながりを深める存在にしたい」と話している。

945チバQ:2012/10/28(日) 22:43:49
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20121027ddlk28040301000c.html
坂バス:神戸市が社会実験、1カ月運行 観光、住民の利便性向上に−−JR灘駅←→摩耶ケーブル駅 /兵庫
毎日新聞 2012年10月27日 地方版

 神戸市は26日、灘区内をJR灘駅からまやビューライン摩耶ケーブル駅まで南北に結ぶ「坂バス」の運行を、1カ月間の社会実験として始め、灘駅前で発車式があった。摩耶山や六甲山へのアクセス向上による活性化や、特に山裾の坂の多い地区の住民の利便性向上を目指し、関係者は「実験を成功させ、本格運行につなげたい」と期待を寄せている。

 地域住民らでつくる「まやビューラインアクセス向上実行委員会」(小山喜三委員長)が、みなと観光バス(本社・神戸市東灘区)に運行を委託。11月25日までの毎日、午前7時〜午後9時半に計37本、朝夕には1時間に3本が、灘駅から阪急王子公園駅、水道筋商店街、摩耶ケーブル駅までを往復する。

 料金は一般200円▽小学生100円均一。山上では10、11月の土日・祝日、まやビューラインから市立森林植物園までを結ぶ「森バス」も走り、併せて乗り放題の回遊券も販売する。車体には、一時廃止も検討されたが存続が決まった、まやビューラインを支援する市民有志が1枚1500円で買ったマグネットが張られている。

 灘区まちづくり課は「週末は観光客、平日は住民の買い物などの足になれば」と期待をかける。【錦織祐一】

〔神戸版〕

946とはずがたり:2012/10/28(日) 22:48:33
>>944
なんだ?この規則は。。
>本格運行には14人乗り車両の認可が必要になるなど課題も多い

森北町はここ
http://yahoo.jp/K0ezTA

947荷主研究者:2012/10/28(日) 23:01:27

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1210040029/
2012年10月5日 神奈川新聞
富士急湘南バス、小田原市と松田など3町で路線網縮小へ/神奈川

バス路線網の再編で、さらに廃止や減便が検討されている富士急湘南バス

 昨年12月と今年1月にバス路線網を縮小した富士急湘南バス(松田町松田惣領)が、さらに15系統の廃止や減便を検討していることが4日、分かった。申し出を受けた県によると、対象は小田原市と松田、大井、山北の3町を走っている路線で、同社は来年4月からの実施を目指している。県は4日、地元市町などと「県生活交通確保対策地域協議会」の県西地域分科会を設置。生活の足を確保する対策の検討に乗り出した。

 県交通企画課によると、廃止が検討されているのは「新松田駅−下曽我駅−国府津駅」「新松田駅−高尾・赤田−いこいの村あしがら」「新松田駅−上山田−篠窪」「国府津駅−下曽我駅−ダイナシティ」など8系統。いずれも県西部の主要駅に発着するが、1便当たりの平均乗車人員は1・8〜6・5人と低迷している。減便は7系統が対象となった。

 同社は昨年12月と今年1月、第一生命大井事業所の移転などに伴い輸送需要が大幅に減少したとして、バス路線の大幅な見直しを実施。計12系統を廃止し、9系統を減便、路線短縮などで2系統を再編した。

 今回の見直しでは、町内を通る7系統が廃止、3系統が減便との方向が示された大井町は特に影響が大きいとみられる。町担当者は「相和地区に行くバスがほぼなくなってしまう。特に、通学の足をいかに確保するかが大きな問題。富士急湘南バスに引き続き要望すると同時に、コミュニティーバスの導入などを検討していくしかない」としている。

 同社の茂木一郎常務は「収益構造の改善が一番の目的だが、行政と連携し、守るべき足の確保は考えたい」と説明している。

948荷主研究者:2012/10/28(日) 23:13:42
>>919
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201210020010.html
'12/10/2 中国新聞
高速バス全便、尾道松江線に

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/bus/Tn20121002001002.jpg

 広島市と松江、出雲市を結ぶ高速バスの運行会社3社が、来年4月から中国横断自動車道尾道松江線の新区間で運行する計画が、1日分かった。現行の運行時間(3時間20〜40分)が最大約20分短縮される効果で、利用客の増加を見込んで増便する。

 尾道松江線は本年度中に雲南市から三次市まで延伸し、中国自動車道に接続する。3社は両市間の国道54号を経由していた全便を尾道松江線で運行する。9月27、28日、事業計画の変更を中国運輸局に申請した。

 計画では、一畑バス(松江市)と広島電鉄(広島市中区)が共同運行する松江線で2往復増の16往復にする。一畑バスと中国ジェイアールバス(同市南区)も出雲線で1往復増の9往復とする。

 うち松江線6往復、出雲線7往復で停留所を新設。尾道松江線の高野インターチェンジ(IC、仮称)、雲南吉田IC(仮称)近くに庄原、雲南市がそれぞれ建設する道の駅、中国自動車道三次IC(三次市)の3カ所で乗降できる。午前に広島市を出発する出雲線1便の終着地を、JR出雲市駅(出雲市)から出雲大社(同)隣のバス停まで延長する。

 松江、出雲線で54号沿いなど計25カ所のバス停を廃止する。

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/bus/Tn20121002001001.jpg
【写真説明】松江市の松江しんじ湖温泉駅を出発する広島行きの高速バス


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