したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

第22回参議院議員選挙(2010年)

5925神奈川一区民:2010/05/25(火) 12:11:54
日本創新党の山田宏区長が参院選に出馬へ

(ソース@ヤフーニュース)

5926チバQ:2010/05/25(火) 12:14:24
http://www.asahi.com/politics/update/0525/TKY201005250175.html
山田宏杉並区長が参院選立候補へ 午後に区長辞任
2010年5月25日11時52分

 日本創新党党首の山田宏・東京都杉並区長は25日、区長を任期途中で辞任し、夏の参院選に比例区から立候補する意向を固めた。同日午後、会見を開いて区長辞任を正式に発表する。立候補表明については、ほかの候補者とあわせて今月30日に発表する見通しだ。

 2011年4月まで任期を残す山田区長は4月、中田宏・前横浜市長や斎藤弘・前山形県知事らとともに、首長や地方議員が中心の新党「日本創新党」を結成。自ら党首に就任した。今月13日には、中田前市長や斎藤前知事の参院選比例区での擁立を発表したが、自身の去就については「白紙」としていた。

 山田区長は京都大法学部を卒業し、松下政経塾に入塾。東京都議を経て、1993年に衆院選に日本新党から出馬し、初当選した。その後、新進党に所属し、2期目を目指した96年の総選挙で落選。99年4月に杉並区長に初当選し、現在3期目。

5927チバQ:2010/05/25(火) 12:20:51
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-162585-storytopic-3.html
参院選 社民・社大、玉城氏擁立断念を発表
2010年5月25日
 新里米吉社民党県連委員長と大城一馬社大党副委員長は24日、県議会内で記者会見し、参院選沖縄選挙区(定数1)への県議会副議長の玉城義和氏(61)の擁立を断念することを発表した。共産党県委、民主党県連に対し4党統一候補としての擁立を呼び掛けていた新里氏は「基地問題が重要な局面だけに、党中央を絡めない沖縄型の共闘をしようと求めたが、参院選での共闘は厳しい状況に立ち至っている」と断念理由を述べた。
 玉城氏の擁立断念を受け、社民党県連は同日午後、執行委員会で今後の対応を協議。「4党共闘に努力してきたが、統一候補の擁立は非常に困難な状況となっている」との認識で一致し、党公認・推薦候補の擁立について検討を始めることを確認した。
 ただ、市民団体や野党県議から共闘を求める声が上がっていることから、引き続き統一候補を追求することも選択肢として残し、共闘に向けた動きが出てくるのか、他党の出方を見極めていくこととした。

5928チバQ:2010/05/25(火) 12:24:54
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-162578-storytopic-26.html
単眼複眼 参院選・県政野党人選 社民県連、独自候補模索へ 「連立離脱」強く意識
2010年5月25日
 6月24日公示、7月11日投開票が有力視される参院選沖縄選挙区(定数1)の対応をめぐり、県政野党の協力関係は混迷を深め、公示まで1カ月を切りながら、戦いの構図が定まらない異例の事態となっている。
 秋の知事選への布石として4党共闘を重視してきた社民党県連は、独自候補の擁立を検討する方向に方針を転換。普天間飛行場返還・移設問題で政府が辺野古移設に回帰する中で、地元県連として連立政権からの離脱を強く意識し、「参院選は党の存在意義が問われる戦いになる」との意義付けを強めている。
 社民党県連、民主党県連、社大党は3月末に、社大党委員長の喜納昌春氏の擁立に合意したが、9日に喜納氏が出馬を断念。これを受け社民党県連の新里米吉委員長は民主党県連、共産党県委、社大党に対し、「党中央を絡ませず、県内移設に反対する立場で共闘を」と4党による統一候補擁立を呼び掛けた。
 呼び掛けに応じた大城一馬社大党副委員長は「県政野党が参院選で分裂して戦えば、簡単に知事選の候補者選考のテーブルに付けない。知事選と参院選は連動する」と県政奪還に向けた共闘維持を重視する。
 しかし、共産党県委は、沖縄医療生活協同組合理事長の伊集唯行氏の推薦を決定。「国政与党の枠組みとの共闘はできない」との立場を社民側に伝えた。
 民主党県連は共産以外の3党の共闘を求めた上で、特定会派に所属しないという条件には「党本部の理解が得られない」と難色を示している。
 新里氏は24日の記者会見で「共闘しなければ勝てない。しかし他党が政党の論理で走っているのを見過ごしていいものか。わが党だけが後になって独自候補を出すわけにいかず、決断のタイミングがある」と共闘路線の転換をにじませた。
 鳩山由紀夫首相が辺野古移設を表明した中で、社民党県連内は「政府が県内移設を押し付ける中で、社民党として選挙区でどう構えるのかが問われる」との主戦論も高まっている。28日に日米政府が合意文書を発表する動きがあり、県連顧問の照屋寛徳衆院議員は、連立離脱論を強める。
 県連幹部は「連立にとどまることで党があるわけではない。今から知事選の共闘を考えてみても、民主と一緒の枠組みで戦うという保証もない」と指摘した。(与那嶺松一郎)

5929名無しさん:2010/05/25(火) 12:27:00
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100525t11015.htm
参院選宮城 自民党本部市川氏推薦へ 県連反発、分裂選挙に
 自民党本部は24日、7月の参院選宮城選挙区(改選数2)で、既に擁立した公認候補のほかに、現職で4選を目指す市川一朗氏(73)を推薦する方針を決めた。市川氏は近く正式に立候補を表明する見通し。党県連は候補を新人の熊谷大(ゆたか)氏(35)1人に絞る方針を決めたが、党本部が押し切った。県連は反発を強めており、自民党は事実上の分裂選挙となる。
 大島理森幹事長が同日午後、県連会長の小野寺五典衆院議員(宮城6区)と会談し、市川氏を推薦する方向で手続きに入ることを伝えた。
 小野寺氏は会談後、「県連を頭ごなしにするやり方は不本意だ。(大島氏に)ルールを無視したやり方で古い自民党そのものだと抗議した。公認候補の当選に最善を尽くす」と話した。
 県連は1月、公募選考で熊谷氏を公認候補に選んだ。党本部は4月、党勢拡大のため県連に2人目の擁立を要請。県連は今月11日、候補は熊谷氏1人と決めたが、参院自民党内に市川氏擁立を求める声が強く、党本部が対応を検討していた。
 県連は熊谷氏支援での結束を確認しているが、市川氏の参戦によって支持が割れるとみられる。
 宮城選挙区では民主党が現職の桜井充氏(54)と新人の伊藤弘実氏(35)を擁立。共産党の加藤幹夫氏(46)、社民党の菅野哲雄氏(61)、みんなの党の菊地文博氏(50)、幸福実現党の村上善昭氏(37)の4新人も立候補を予定する。



2010年05月25日火曜日

5930沖縄無党派:2010/05/25(火) 15:41:35
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010052500384
参院比例、新人の公認取り消し=自民
 自民党は25日の役員会で、参院選の比例代表で新人の富田篤氏(62)の公認を取り消すことを決めた。体調不良を理由に、同氏が公認辞退を申し出ていた。
 これにより、同党の参院選の比例代表候補は34人となった。(2010/05/25-12:25)

5931名無しさん:2010/05/25(火) 16:17:38
沖縄は、喜納昌吉が民主党公認で出るしかないんじゃないのかなぁ。
立ち位置的にも、緩やかな社民・社大・国新(そうぞう)との連携をやれるのはこの人では?

5932とはずがたり:2010/05/25(火) 18:36:20
>>5930
ありがとうございます。
この人伝統工芸師>>5327だそうですがバックに何か組織はついてたんでしょうかねぇ?

5933チバQ:2010/05/25(火) 19:49:46
>>5926
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2010052502000202.html
杉並区長参院選出馬へ 創新党比例で
2010年5月25日 夕刊

山田宏氏


 東京都杉並区の山田宏区長(52)は、近く区長を辞職し、党首を務める日本創新党から参院選比例代表に立候補する意向を固めた。二十五日午後の記者会見で辞職表明する。 

 山田氏は現在三期目。四月には首長経験者を中心に日本創新党を結成し、参院選で議席獲得を目指す考えを表明した。党関係者によると、今月三十日に初めての党大会を控え、全国遊説など党務に専念するため、区長の辞職を決めた。

 創新党は東京選挙区(改選数五)で既に、新人の元金融庁職員(33)の公認を決定。山田氏は党首として全国を回って支持拡大を目指す考えで、中田宏前横浜市長らとともに比例代表で出馬する。

 山田氏は十三日の第一次公認の発表会見で「この党にすべてをかけている。党首が選挙に出ないとだめじゃないか、という声が大変多い」と出馬に含みを持たせていた。

 山田氏は京大卒。松下政経塾出身で一九八五年に都議に初当選。日本新党の設立に参加し、九三年から衆院議員を一期務め、九六年の選挙では落選した。九九年の杉並区長選で初当選した。山田氏は、杉並区長を三期までとする「多選自粛条例」を成立させており、現在三期目の自身の任期は来年四月まで。

 公職選挙法や地方自治法によると、首長は辞職日の二十日以上前に議長に申し出る必要があり、議長はこの申し出を選挙管理委員会に五日以内に通知。選管は通知のあった日から五十日以内に選挙を実施する。この規定に基づくと、参院選の投票日とみられる七月十一日が最後の日曜日に当たり、同日選が有力になる。新区長の任期は四年。区関係者によると、山田氏周辺は「参院選と同日に実施して経費節減する」と話しているという。

5934チバQ:2010/05/25(火) 19:51:02
>>5929
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100525t11026.htm
憤る宮城県連「承服できぬ」 自民党本部の市川氏推薦方針

三役会議後の記者会見で自民党本部への憤りをあらわにする小野寺県連会長(右)と須田幹事長


 7月の参院選宮城選挙区(改選数2)で、自民党本部は24日、4選を目指す現職の市川一朗氏(73)を推薦する方針を決めた。公募で選んだ新人の熊谷大(ゆたか)氏(35)に絞るはずだった党県連に突き付けられた2人目の擁立。県連幹部は「承服できない」と反発し、党本部との戦略上の隔たりが鮮明になった。
 「党勢拡大のため、宮城は2人立てる」。午後2時前、大島理森党幹事長は県連会長の小野寺五典衆院議員(宮城6区)と幹事長の須田善明県議を党本部に呼び、市川氏推薦の方針を伝えた。
 「県連の決定を無視した密室での擁立。古い自民党の体質と何も変わっていない」。小野寺氏は強く抗議したが、大島氏は答えなかったという。須田氏は「全く理解できない」と気色ばんだ。
 仙台に戻った小野寺氏らは午後5時、青葉区の県連事務所で緊急の三役会議を開催。「公正、公平に候補を選んだ努力を一発でふいにするやり方だ」との認識で一致し、25日に党本部へ抗議文を提出することを決めた。
 記者会見した小野寺氏は「新生自民党を目指し全国の県連が公募選考を行い、ある面では血を流し汗を流してきた。宮城で決め方を間違えれば、努力を否定してしまう」と党本部を批判した。
 須田氏は「全国の2人区のうち、なぜ宮城だけが2人擁立なのか。党勢拡大が理由ならば、すべての2人区で同じ決断をすべきでないか」と不信感を募らせた。
 県連は熊谷氏で一本化した支援方針を変更しない姿勢だが、内部には市川氏推薦の方針を歓迎する声もある。
 県連が主導した公募選考の方法に不満を持っていた一部の県議らで、「これで市川氏の支援が堂々とできるようになった」と言う。
 「2人目は党本部が責任を持てばいい」と熊谷氏を支える勢力と、「今こそベテランが必要」と市川氏支援に動く勢力。党勢拡大を目指した2人擁立は分裂選挙となる側面があり、もろ刃の剣となる危険もある。



2010年05月25日火曜日

5935チバQ:2010/05/25(火) 21:08:54
>>5934
創新党が二議席取れるとは思わないからなあ。中田 山田なら中田のほうが票集めるかな。

あと保坂@社民は区長に転出したらいかが?(沖縄や宝塚のように)

5936山口新聞男:2010/05/25(火) 21:22:23
2議席?1も取れるかどうか・・・

5937チバQ:2010/05/25(火) 21:31:45
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tokyo/100525/tky1005252030035-n1.htm
突然の辞職に戸惑い 「議席持てるの?」との声も 山田区長辞職
2010.5.25 20:30
 「辞職は残念」「国会に議席を持てるのか」−。25日、杉並区長を辞職して、今夏の参院選に出馬する意向を示した山田宏区長(52)。会見では、区長選の公約を実現したことや、国政への思いを語った一方、突然の辞職表明に区議や区民からは戸惑いの声も聞こえた。

 ■批判にも淡々

 山田区長が辞表を手に、区議会の富本卓議長の部屋に入ったのは午後1時10分ごろ。約10分後に部屋を出た山田区長はすっきりした表情で区長室に戻った。

 その10分後に開かれた緊急記者会見では、任期を1年残しての辞職について見解を問う質問が集中した。

 山田区長は「あと1年やってほしいという区民には申し訳ない。しかし、日本は財政が破綻(はたん)しており、3年後の選挙まで持たない」と淡々と応じた。

 「区政の投げだしでは」との批判には、「国を何とかしないと、杉並改革の成果も失われる。任期を1年残したことについては、歴史が判断してくれる」と力を込めた。

 ■区議会は…

 突然の辞職表明に、区議会各派からさまざまな意見が出た。

 公明・渡辺富士雄幹事長は「財政を健全化したことは大きな功績。減税基金条例も予算の使い方を改めるという点で賛成できた」と評価。「任期中の辞任は残念だ」と述べた。

 一方、民主・小川宗次郎幹事長は「山田区長を支える立場として、信頼関係もあったのに事前に示してほしかった」と、“寝耳に水”だった辞職表明に遺憾の意。共産・鈴木信男区議は「区政を国政進出の踏み台にした」と批判した。

 31日に辞職が区議会で承認されると、50日以内に区長選が行われる。区選管は「投票率アップのためには参院選との同日選が望ましい」としている。

 ■心配する区民も

 ある幹部職員(55)は「それまで区職員出身の区長が続いていたため、就任当初は『黒船がやってきた』と構える職員も多かったが、かゆいところに手が届く施策を打ち出して、区民からの評価が増えるたびに支持を得ていった」と山田区政を振り返る。一方、40代男性職員は「突然の辞職表明に批判的な職員もいるのも事実」と険しい表情を浮かべた。

 子連れで区役所を訪れていた主婦(31)は「子育て応援券にはとても助けられた。ぜひ継続してほしい」。また、アルバイト女性(22)は「成人式で戦時中の特攻隊員のことを話してくれたのが印象的だった」と話した。

 会社員の男性(44)は「日本創新党は支持率も知名度も低い。山田さんが国会に議席を持てるのか」と心配していた。

5938神奈川一区民:2010/05/25(火) 21:34:07
>>5936
日本創新党が苦戦しているからこそ、山田
宏氏が出馬したのだと思います。
自分は山田宏氏が東京都知事選へ出馬する
と予想しています。
杉並区長選挙は参院選と同日選になる予定
です。

5939名無しさん:2010/05/25(火) 22:19:24
みなさんこんばんは&乙でありまするよす♪チバさん毎度ありがとよす♪
(`・ω・´)っ
山田氏は東京選挙区からの出馬と思ってたが、比例区なんすね。
十分東京選挙区でも勝てただけに、神奈川さんの説もありそうですねぇ。。

5940とはずがたり:2010/05/25(火) 22:42:32
>>5938
ここで出馬できなかったら政治家として決断力が無いとずっと云われましょうしね。

俺も創新は良くて1だと思うから落選後衆院選♪と思ったhttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/347けど都知事選狙いの方が可能性高いかも。
そうであるなら東京選挙区の方が良い気もするけど仮に当選したとすると辞職しても党に議席は残るし,東京選挙区で大した得票できなくて落選しも都知事選にはダメージでしょうしね。

5941さんだーばー堂:2010/05/25(火) 23:23:30
>>5935
確かに、突然区長の椅子が空いたわけですから保坂にとってはチャンスですよね。
代わりの東京枠(?)には国立の上原あたりを填めとけば十分でしょう。

5942神奈川一区民:2010/05/25(火) 23:25:39
>>5931
自分も喜納昌吉氏しかいないと思います。

>>5940
 日本創新党の支持も伸びない、中田宏氏
にそれほど人気があるわけではない。横浜
市長時代に中田宏氏を応援していた地方議
員がみんなの党に流れる。中々思惑通りに
いかないから山田宏氏は自分が出馬しない
とまずいと思ったのではないでしょうか。

 日本創新党みたいなミニ政党は話題を提
供しないと相手にされないでしょうから。
山田宏氏が東京都知事選挙に出馬すれば、
話題を提供することになると思うのですが
、どうでしょうか?

5943神奈川一区民:2010/05/25(火) 23:30:17
>>5941
保阪氏が杉並区長選に出馬したら面白いと
思います。今、社民党も普天間問題でゴタ
ゴタしているので、逃げる口実にはちょう
どいいと思います。

5944神奈川一区民:2010/05/25(火) 23:48:50
【政治】みんなの党、パラリンピック金メダリスト擁立…参院選静岡

みんなの党の渡辺喜美代表は25日、浜松市内で会見し、夏の参院選静岡選挙区(改選数2)に、
新人で元静岡県職員、河合純一氏(35)を擁立すると発表した。河合氏は全盲で、
パラリンピック競泳の金メダリスト。

*+*+ 毎日jp 2010/05/25[23:41:41] +*+*
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100526k0000m010101000c.html

5945名無しさん:2010/05/26(水) 00:00:20
河村・名古屋市長の新党、参院選に独自候補者
www.nikkei.com

5946名無しさん:2010/05/26(水) 00:02:30
(`・ω・´)っ個人的には、山田都知事見たいです。参議院の一議席には治まらない人だと個人的には思ってます。
(`・ω・´)っ
@日経新聞
河村名古屋市長の地域政党参議院選挙に候補者擁立か?ここの選挙区は民自民で治まると思ってたんすけどね。
愛知選挙定数3
民主安井○
自民藤川○
民主斎藤〇
み薬師寺△
 
ある意味無風くらいに見てたんだが、仮に河村新党が出してくると
選挙模様はだいぶ変わってきますね。

5947神奈川一区民:2010/05/26(水) 05:45:35
鳩山太郎氏、新党改革から比例区で参院選
に出馬へ。

(ソース@産経新聞)

5948神奈川一区民:2010/05/26(水) 07:42:24
【政治】新党改革、鳩山邦夫氏の長男擁立へ…参院選比例区


新党改革は、鳩山邦夫元総務相の長男太郎氏(35)と萩原誠司前衆院議員(54)を
参院選比例区で公認する方針を固めた。26日にも発表する。

同党の舛添要一代表と邦夫氏は東大の同級生で、一時はともに新党結成を協議していた間柄。
太郎氏は東京都議を務めた後、2007年の文京区長選で落選。今回、党の公募に
応じたという。

萩原氏は05年の「郵政選挙」で岡山市長から衆院議員に転じたが、昨年の衆院選で落選した。

*+*+ asahi.com 2010/05/26[07:23:15] +*+*
http://www.asahi.com/politics/update/0525/TKY201005250539.html

5949名無しさん:2010/05/26(水) 10:07:49
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100526-00000054-san-pol
新党改革、鳩山邦夫氏の長男を擁立へ
5月26日7時55分配信 産経新聞

 新党改革が夏の参院選の比例代表候補に鳩山邦夫元総務相の長男、鳩山太郎氏(35)を擁立することが25日、わかった。26日に公認発表する。太郎氏は東京都議や元総務相秘書官などを歴任。昨年から参院選出馬の準備を進め、新党改革の公募に応募していた。邦夫氏は、同党に入らないが、大学の同級生でもある舛添要一代表に協力する姿勢をみせていた。新党改革としては、舛添氏の出身地である福岡選挙区に独自候補の擁立を目指しており、衆院福岡6区を地盤とする邦夫氏の支援を得るねらいもあったとみられる。

5950とはずがたり:2010/05/26(水) 15:26:17
桝添も貧して鈍してるなぁ。

5951沖縄無党派:2010/05/26(水) 16:02:33
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100526-00000106-jij-pol
片山元総務相らの擁立発表=たちあがれ日本
 たちあがれ日本は26日、参院選の比例代表に、自民党に離党届を提出した片山虎之助元総務相(74)、茨城選挙区に新人で元衆院議員秘書の吉田里江氏(44)、東京選挙区に新人で弁護士の小倉麻子氏(31)をそれぞれ擁立すると発表した。 (2010/05/26-15:30)

5952名無しさん:2010/05/26(水) 16:08:45
民主、自民、みんな、どの支持層が一番食われるか。読めないですね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100526-00000054-mai-pol
<減税日本>参院選に候補者擁立検討 河村市長が明らかに
5月26日14時19分配信 毎日新聞

 名古屋市の河村たかし市長は26日、代表を務める地域政党「減税日本」から、参院選比例代表もしくは愛知選挙区(改選数3)に候補者擁立を検討していることを明らかにした。「国のために減税を訴える勢力を伸ばしたい気持ちが強い。擁立を求める声もある」と述べる一方、「(参院選まで)時間がないし、民主党の仲間もいる。状況は難しい」と慎重な姿勢もみせている。

 河村市長は「良さそうな人はいる」と意中の人物がいることを示唆。親しい民主党国会議員に候補擁立について相談したという。

 愛知選挙区は民主2、自民1の現有議席維持を目指す両党に、共産、社民、みんな各党などが挑む構図になっている。高い知名度がある河村市長率いる減税日本が加われば、情勢が大きく変わる。

 減税日本は、河村市長の公約である市民税10%減税を実現するため、次期市議選での過半数確保を目指して4月26日に設立された。【丸山進】

5953名無しさん:2010/05/26(水) 16:10:35
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100526-00000109-jij-pol
江本氏の比例公認決定=国民新
5月26日15時51分配信 時事通信

 国民新党は26日の定例議員総会で、夏の参院選の比例代表候補として、プロ野球元阪神タイガース投手の江本孟紀元参院議員(62)の公認を決めた。同党の公認候補は選挙区2人、比例6人の計8人となった。
 江本氏はこの後、党本部で記者会見し、「(参院議員時代の約)12年間ずっと野党にいたので、スポーツ振興など自分のやりたいことは与党でないとできないと思った」と政界復帰への意欲を強調。巨人前監督の堀内恒夫氏らプロ野球関係者の擁立が相次いでいることに関しては、「向こうは育成選手でわたしは即戦力。そこが違うかな」と語った。

5954沖縄無党派:2010/05/26(水) 18:26:39
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010052600813
参院選2次公認発表=新党改革
 新党改革は26日、参院選の第2次公認候補として、新人6人(選挙区2人、比例代表4人)を発表した。これで同党の公認候補は計11人(選挙区5人、比例代表6人)となった。第2次公認候補は次の通り(敬称略)
 【選挙区】神奈川 元団体職員・吉原美智子(37)▽千葉 前千葉県議・西尾憲一(59)
 【比例代表】前自民党衆院議員 萩原誠司(54)▽元総務相秘書官 鳩山太郎(35)▽評論家 青葉ひかる(62)▽医師 中村幸嗣(46)(2010/05/26-17:36)

5956山口新聞男:2010/05/26(水) 20:16:00
>>5952
なんか、みんな党の擁立ラッシュや橋下組の勝利をみて「よし、俺も」
と思いついたようにしか見えないですね
さて、古巣に切りかかる決断を下せるかどうか
みんな党と違って、河村党は間違いなく民主票のみを削るので

5957とはずがたり:2010/05/26(水) 20:35:51
>>5952,5956
元々自由党へ行こうとしてたりあんま民主党にべったりではない河村ですが,まあここは俺もという感じは確かにしますねぇ。

比例なら民主票を削るというより民主を離れた票が立ち上がれや新党改革と云った胡散臭い所へ流出するのを防ぐなり分散させる効果ありそうですけどそんなカネなさそうだ。

となると,愛知選挙区となりましょうけど,これは民主への打撃が結構大きそうだが民主党への打撃が大きいだけに余計に市会での孤立が大きくなりそう。

5958チバQ:2010/05/26(水) 21:23:55
http://www.chibanippo.co.jp/news/chiba/politics_economy_kiji.php?i=nesp1274852525
新党改革から西尾氏出馬へ
元千葉県議、9人目の候補に
2010年05月26日14時42分

 7月の参院選で、千葉選挙区(改選数3)に元県議の西尾憲一氏(59)が出馬する意向を固めたことが25日明らかになった。舛添要一元厚労相が代表を務める「新党改革」の公認候補として出馬する方針。同選挙区の立候補予定者は、3年前の前回選挙(8人)を上回る9人に上り、激戦が予想される。

 千葉日報社の取材に対し、西尾氏は「新党改革の公募に応募し、25日に公認の内示を受けた。党の正式発表は26日になる」とした上で、「民主党の参議院での単独過半数を何としても阻止したい。舛添氏は私と考え方が非常に近く、総理になってほしいと思っている。経済成長戦略や清潔な政治の実現を訴えていきたい」と決意を述べた。

5959チバQ:2010/05/26(水) 21:29:49
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100525/stt1005252035008-n1.htm
自民なおゴタゴタ 党本部VS宮城県連に発展 谷川氏が暗躍か…
2010.5.25 20:35
 自民党は25日、夏の参院選宮城選挙区(改選数2)に現職の市川一朗氏(73)を推薦候補として擁立することを決めた。党宮城県連は公募で公認した元中学校教諭、熊谷大氏(35)の単独擁立を決めており、「1議席の確保すら危うくするきわめて危険な『賭け』だ」として大島理森幹事長に対し、市川氏推薦の撤回を求める抗議文を提出した。参院選公示を1カ月後に控え、自民党のゴタゴタはなお絶えない。

 県連が1月に実施した公募では、熊谷氏が市川氏らを抑えて公認を得たが、市川氏は過去3回当選した実績を強調、無所属での出馬も辞さない姿勢を示してきた。ある党幹部は市川氏の推薦決定について「市川氏の票を宮城県出身の比例代表候補、門伝(もんでん)英慈(えいじ)氏(47)に回すためだ」と説明する。

 だが、宮城県連会長の小野寺五典衆院議員は「自民党が新しく生まれ変わったと思ってもらえるためにも公正な公募で選ばれた公認候補の当選に全力を注ぎたい」と不満を隠さない。

 市川氏の推薦には谷川秀善参院幹事長が強く後押ししたとの指摘もある。谷川氏は25日の記者会見で、市川氏の後援会関係者と接触したことを認めた上で「市川氏には支持者もたくさんいるのになぜ県連は公募したのか不思議に思っていた」と強弁した。これについても小野寺氏は「(谷川氏が改選となる)3年後の参院選で地元・大阪(改選数3)で自身を含めた3人が戦えばいい」と痛烈に批判しており、参院選の遺恨は今後も尾を引きそうだ。

5960チバQ:2010/05/26(水) 23:41:24
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100525/plt1005251522005-n2.htm
【参院選激戦区“マル秘”報告】「普天間」「口蹄疫」で全国屈指の注目区に・鹿児島2010.05.25


. 「米軍普天間飛行場の徳之島移設には、民主県連は絶対反対。鳩山由紀夫首相も平野博文官房長官も、もう鹿児島に来なくていい。放っておいてほしい」

 こう怒るのは民主党鹿児島県連関係者。

 当初、単なる一選挙区だったが、普天間の基地機能の一部か訓練の移設先として徳之島が挙がったことで、全国屈指の注目選挙区に浮上した。

 民主党が擁立するのは柿内弘一郎氏。鹿児島市出身で、中央大学法学部卒の弁護士だ。

 「柿内さんは、自身のブログで徳之島移設に明確に反対し、国外移設を主張している。政府が徳之島移設に、こだわるほど、ねじれ現象の板ばさみで苦悩する」(民主党関係者)

 同県の伊藤祐一郎知事は、小沢一郎幹事長が自治大臣だったときの秘書官。官邸も、すがりたい気持ちが前面に出て、「徳之島案」が消えない。

 小沢氏も同県には熱が入る。

 「4月下旬、小沢氏は県連パーティーに駆け付けた。それに先立ち、京セラの稲盛和夫名誉会長との深い仲を強調するかのように、同県霧島市の京セラ労組を訪問し、支援を要請した。九州自民党の牙城である鹿児島で、何とか議席を獲得したいという並々ならぬ姿勢だ」(地元県議)

 民主党は6月5日にも、原口一博総務相らを招き、5000人規模という過去最大級の総決起大会も予定している。しかし、民主党には普天間問題とともに心配事がもう1つあるという。

 「口蹄(こうてい)疫ですよ。すでに隣接する宮崎県えびの市で発生し、飛び火する可能性は高い。国の対応の遅れも批判されている。鹿児島ブランド『黒豚』に感染したら、民主党への逆風は暴風雨になりますわ」と党関係者。

 自民党が擁立するのは現職の野村哲郎氏。

 同党関係者は「民主党は、奄美群島の振興策のように、与党の強みである予算の『箇所付け』などで、徳之島だけでなく鹿児島全体に揺さぶりをかけている。あの手、この手で攻めてくるので油断もスキもあったものでない」と警戒を強める。

 実際、強固な自民党組織が徐々に切り崩されている。医師連盟こそ自民党だが、歯科医師や不動産連盟は自民党と民主党双方に推薦を出し、建設業界は不況で自民党の集票マシンにはなり得ない状況という。

 「ただ、野村は農協出身議員で、農政連の6万会員は野村一本だ。県議も54人中38人が自民党で圧倒的。彼らは来年春に県議選があるため、野村を落とせば、自らの首を絞めかねないので必死になっている」(市議会関係者)

 普天間徳之島移設案、口蹄疫などが複雑に絡み合い、選挙戦はますますヒートアップしている。

(ジャーナリスト・田村建雄)

【鹿児島選挙区 主な立候補予定者】(定数1)

野村 哲郎 66 元農水政務官 自現

柿内弘一郎 56 弁護士 民新

山口 陽規 56 党県幹部 共新

5961チバQ:2010/05/26(水) 23:42:18
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100519/plt1005191537002-n2.htm
【参院選激戦区“マル秘”報告】グラつく民主の牙城・長崎2010.05.19


. NHK大河ドラマ「龍馬伝」の人気で、出生地の高知とともに、坂本龍馬が貿易結社「亀山社中」を立ち上げるなど活躍した長崎にも観光客が押しかけている。歴史的にも「日本の夜明け」の象徴の地であるが、今は、自民党の55年体制を打ち破った民主党の牙城でもある。衆参6人全国会議員が民主党というのだからうなずける。

 中でも、昨年の総選挙長崎2区で、自民党の重鎮、久間章生元防衛相を、薬害C型肝炎訴訟代表の民主党新人、福田衣里子氏が破ったことは、全国的にも注目された。だが、その牙城がグラつき始めている。

 「今度の参院選も、当初は民主党現職の犬塚が圧勝とみられていた。が、その空気は今年2月の県知事選で変わった」(長崎市議会関係者)

 昨年秋、民主党から元農水官僚が知事選に手をあげたときは、誰もが民主党知事の誕生を疑わなかった。

 ところが、年が明けて、鳩山由紀夫首相と小沢一郎幹事長に「政治とカネ」の問題が過熱すると、空気は一変。民主党のマドンナである福田氏がどんなに声を張り上げても反応は鈍く、自民党と公明党の推薦候補である前副知事に完敗したのだ。

 「鳩山内閣の支持率下落は、ここから始まったと言ってもいい。選挙に強いという『小沢神話』にも疑問符が付いた」(自民党関係者)

 そして、参院選では、首相の普天間迷走劇に加え、諫早湾干拓事業の堤防開門問題も立ちふさがる。

 「地元長崎は、諫早の農業者を中心に『開門反対』の声が圧倒的で、民主党県連も反対だ。しかし、政府や民主党本部は『開門調査すべき』とねじれている。民主党の犬塚直史氏はフランス人妻とのツーショット写真を掲げながら、全県1000カ所のつじ説法を展開しているが、諫早市では『犬塚の選挙はやらない!』という声まで起きている」(県議会関係者)

 一方、自民党には追い風が吹き始めた。

 GW前後まで候補者が決まっていなかったが、ここに来て、地元県連から何度も要請を受けていた金子原二郎前知事が立候補を受諾したのだ。大物候補の決断に、民主党は警戒を強めている。

 「自民党の一部には『金子ありきの調整でおかしい』『賞味期限切れの候補』といった異論もあるが、知名度抜群だけに、他党は脅威を感じている。特に、民主党は従来の有利説から『今はほぼ互角。これからが本番だ』と気を引き締めている」(連合関係者)

 「日本の夜明け」政権を揺さぶる狼煙は、またまた、今度も長崎から上がるのか。(ジャーナリスト・田村建雄)

 【長崎選挙区 主な立候補予定者】(定数1)

 犬塚 直史 55 党県顧問   民現

 金子原二郎 66 元長崎県知事 自新

 渕瀬 栄子 54 党県委員   共新

5962チバQ:2010/05/26(水) 23:43:17
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100518/plt1005181613001-n2.htm
【参院選激戦区“マル秘”報告】混迷深まる北の“民主王国”・北海道2010.05.18

 鳩山由紀夫首相(63)は5月22日、民主党道連の政経パーティー出席のため、首相になって初の道内凱旋する予定だ。

 「普天間迷走、支持率低迷で、首相は疲労困憊。最近は側近に『疲れたときはトイレにこもっていたい』と漏らすほどだというから、かなりお疲れだ。こんな時、最大の良薬は地元選挙民の温かい激励なのだろう」と明かす民主党関係者。

 もっとも、今度の道内入りの目的は他にもある。

 自らの資金管理団体の偽装献金問題も含め、北海道は『民主汚点3点セット』が詰まっている。衆院11区は政治資金規正法違反の石川知裕衆院議員(離党済み)、同5区は選挙違反と道教組の違法献金問題の小林千代美衆院議員の選挙区だ。

 「民主党道連は昨年からずっとたたかれてボロボロ。党員も疲弊している。それを元気づける目的が大きい。だが、落ち目の首相がお国入りして、果たして、どこまで元気づけられるのか」(自民党関係者)

 とは言っても、北海道は北の民主党王国。

 「これだけボロボロでも、いまだに参院選で民主党が2議席取れる可能性を唱える人もいる」(道議会関係者)

 背景はこうだ。

 「民主党新人の徳永エリは『女梨元』の異名を持ち、長年在京キー局で活躍してきた美人リポーター。地元テレビにも出演し、知名度もあり、しゃべりがメチャクチャうまい。浮動票を相当獲得する。プラス道内で43万票を有する新党大地が強力な助っ人として張りつく。一方、連合北海道など組織票は、藤川雅司に重点を置くシフトで2議席確保を目指す」

 自民党候補の長谷川岳氏は「YOSAKOIソーラン祭り」創始者で知名度もあるが、不安視する声も。

 「党内に長谷川で熱の入った組織的運動をする人が少ない。むしろ、自民党を離党した中川義雄参院議員を出馬させた方が、農業関連団体への信頼が厚いだけに『組織票は固かった』といわれる」(自民党関係者)

 その中川氏は今回、平沼赳夫元経産相率いる「たちあがれ日本」の比例区から出馬する。さらに、赤丸急上昇中の「みんなの党」が、中川氏の長男で道職員だった中川賢一氏を北海道選挙区から擁立するというのだから、民主、自民両党とも脅威だ。

 もちろん、長谷川氏にも好材料もある。「自民党離れ」に傾いていた公明党内に部分協力をする雰囲気が出てきているのだ。自民党の谷垣禎一総裁も20日に道内入りし、長谷川氏を応援する。

 いずれにしても、中川氏の参戦で最後に、どの党が滑り込むかは、これからが勝負どころだ。

(ジャーナリスト・田村建雄)

【北海道選挙区 主な立候補予定者】

(定数2)

徳永 エリ48元TVリポーター民新

藤川 雅司53札幌市議    民新

長谷川 岳39社会起業家   自新

畠山 和也38党道政策委員長 共新

中川 賢一43道職員   みんな新

大林  誠37元教諭    幸福新

5963神奈川一区民:2010/05/26(水) 23:48:02
吉村氏は噂の「JKA」出身


新党改革が参院選に元財団職員を擁立、全国比例には4氏/神奈川
2010年5月26日http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1005260045/


 新党改革は26日、参院選神奈川選挙区(改選数3)に元財団法人職員・吉原美智子氏(37)を擁立すると発表した。全国比例には元東京都議・鳩山太郎氏(35)、社会評論家・青葉ひかる氏(62)ら4人を立てる。太郎氏は鳩山邦夫元総務相の長男。

 吉原氏は相模原市出身。学習院大法学部卒、公営競技の競輪とオートレースを統括する財団法人「JKA」に勤務。現在は都内で着付けなど日本文化教室を主宰している。「財団では地方との連携を進める活性化プロジェクトを担当した。経験を生かして公営企業のより良い見直しを提案し、人材をはじめとした各種財産の活用を進めていきたい」などと抱負を述べた。

 そのほかの擁立候補は次の通り。(敬称略)

 【選挙区】千葉県=前県議・西尾憲一(59)

 【比例】元岡山市長・萩原誠司(54)▽元自衛官・中村幸嗣(47)

5964神奈川一区民:2010/05/27(木) 00:01:44
>>5957
河村氏は戦略性がない。もっと戦略的に動
かないとただのKYです。

>>5963
吉村氏ではなく、吉原氏です。

5965名無しさん:2010/05/27(木) 12:15:36
>>5956
>>5957
>>5964

河村市長は行き当たりばったりというか勘で動いている印象を受けます。愛知は、民主2、自民1で決まりかなと思っていましたが、民主の支持層を減税が一番喰うとすると、票の割れ方によってはみんなの党や共産あたりにもチャンスがあるかもしれないですね。

5966名無しさん:2010/05/27(木) 12:19:47
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100527-00000077-mailo-l08
参院選’10茨城:たちあがれ日本、元衆院議員秘書・吉田氏を擁立 /茨城
5月27日11時37分配信 毎日新聞

 新党「たちあがれ日本」は26日、参院選茨城選挙区(改選数2)に新人の元衆院議員秘書、吉田里江氏(44)を擁立すると発表した。毎日新聞の取材に吉田氏は「選挙のための政治ではなく、国民一人一人の声を大切にする政治を目指したい」と出馬への意気込みを述べた。
 吉田氏は名古屋市出身で筑波大卒。NPO「世界のこどもネット」代表などを経て、99年にNPO「世界の子どもにワクチンを日本委員会」事務局長に就任。06年に英国ウェールズ大大学院経営学修士課程を修了した。
 その後、政治活動に関心を持つようになり、昨夏の衆院選茨城6区では、落選した丹羽雄哉・前衆院議員を私設秘書として支えた。現在はつくば市に在住し、農業支援のコンサルタントなどを務めている。【大久保陽一】

5月27日朝刊

5967チバQ:2010/05/27(木) 12:28:09
http://www.sanyo.oni.co.jp/senkyo/10_sanin/news/2010/05/27/20100527102516.html
片山、萩原氏 新党から出馬 比例票、争い混沌

片山氏らの公認を発表した「たちあがれ日本」の記者会見=東京・赤坂の党本部
 6月24日公示、7月11日投票が確実な参院選の比例代表に26日、元参院自民党幹事長の片山虎之助氏(74)が「たちあがれ日本」からの立候補を正式表明した。元自民党衆院議員の萩原誠司氏(54)も「新党改革」からの比例出馬が決まり、岡山県内の比例票をめぐる争いは混沌(こんとん)としてきた。両氏は「反民主」の立場を示している一方、自民支持層の分裂も招きかねず、県内各党の見方は複雑だ。

 自民党県連は党本部に対し、片山氏を70歳定年の例外とし、比例で公認するよう働き掛けた経緯がある。天野学幹事長は、片山氏について「わが党から出馬できるよう努力してきただけに残念。違う立場になるが、経験、手腕を備えた政治家であり、国政での活躍を目指されるのは良いことだと思う」と指摘。

 萩原氏を含め、保守分裂の懸念に対しては「県内でも打倒民主の声が大きくなるので、岡山選挙区の自民候補にマイナスは少ないだろう」と否定した。

 岡山市議有志25人も片山氏の国政復帰を支援する会を結成。会長の垣下文正市議は「自民からの出馬を前提としてきたため、6月3日に対応を協議する。何人集まるか分からないが、できるだけ多くの市議で支援していきたい」との方針を示した。

 たちあがれ日本は衆院岡山3区選出の平沼赳夫氏が代表で、県内での戦いぶりは同党の今後を占うことにもなる。平沼氏後援会の土居通明幹事長は「まだ(平沼氏から)対応を聞いていないが、片山氏は岡山に根を下ろしており、地元としてできるだけの支援を考えていかねばならない」とした。

 一方、県内では比例に絞り、現職の谷合正明氏(37)=岡山市=の再選に全力を挙げる公明党県本部。景山貢明代表は「影響は避けられない」とした上で「二大政党に飽き足らず、政党の離合集散にうんざりしている国民の声を受け止め、公明党こそが国民目線に立った第三極の旗頭であることを訴えたい」と話した。

 また、民主党県連の柚木道義代表は「2人の出馬で岡山が自民分裂の象徴になる。2人の経歴には敬意を表するが、新党の乱立は国民の期待とは異なる。政権交代後の政治を前に進めなければならない」。

 共産党県委員会の石井ひとみ委員長は「片山、萩原両氏を取り込んだ新党は、古い体質から抜け出せないと思う。財界や米国言いなりの政治をストップさせるため、岡山選挙区、比例代表とも全力で戦うのみだ」とした。

(2010年5月27日掲載)

5968チバQ:2010/05/27(木) 12:52:30
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2010052702000064.html
衆院200万円、参院は100万円 自民活動費に格差
2010年5月27日 朝刊

 自民党執行部が今月、夏の参院選対策として支給した活動資金で衆参国会議員に“格差”があったことが二十六日、分かった。

 参院選の立候補予定者は一人千五百万円。一方、衆院は落選組や新人を含め二百万円だったのに対し、非改選の参院議員は百万円だったため、参院側からは「参院軽視だ」との不満が噴出している。

 執行部が衆院支部長を務める現職や落選組に厚く配分したのは、参院選は衆院議員らの後援会をフル稼働させて戦うとの判断から。

 しかし、参院側は「実際に活動するのは県議や市議で、それをまとめる参院議員にも活動費が必要だ」と反論しており、近く執行部に増額を求める。

 野党転落で財政難にあえぐ自民党は、選挙活動費の総額そのものを大幅に抑制しており、参院側には「これでは戦えない」との悲鳴も上がっている。

5969とはずがたり:2010/05/27(木) 12:54:22
>>5968
後援会活動など衆院の方がカネ掛かるんでしょうけど,選挙前にカネ絞るとはなかなかやるなーw

5970とはずがたり:2010/05/27(木) 12:54:58
あ,非改選か。それならそれほど変ではないのでは?

5971名無しさん:2010/05/27(木) 20:39:42
>>5966
何気に女性候補多いですね>たちあがれ

5972チバQ:2010/05/27(木) 21:39:43
>>5968-5970
山本一太がblogで文句つける
に1ジンバブエドル

5973チバQ:2010/05/27(木) 22:30:12
東京3人目断念
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100527/elc1005272110001-n1.htm
民主・石井氏「参院選48議席程度」 東京3人目は断念
2010.5.27 21:08
 民主党の石井一選挙対策委員長は27日、都内で講演し、夏の参院選での同党の獲得議席について、「選挙区では30取れる。比例代表では17〜18は取れる」と述べ、48議席程度は確保できるとの見通しを示した。そのうえで、「(与党の)社民党、国民新党が2、3議席取れるなら、連立政権維持のぎりぎりの数字だ」と述べた。

 石井氏は具体的な内訳に関しては、「参院選の勝敗は(改選1の)1人区でどれだけ取れるかだ。10選挙区前後は勝てる。6ないし7選挙区で横一線だ」と説明した。

 改選2の「2人区」では「(2候補のうち当選確実なのは)辛うじて1人だ」と指摘した。改選3の「3人区」についても、擁立した全候補の当選はおぼつかないと厳しい見通しを示した。

 比例代表については「22議席取れると思って44人を擁立したが、(鳩山内閣の)支持率がどんどん下がり、今では立て過ぎたと反省している」として、「当選は10台半ばだ。仮に17、18と申し上げる」と述べた。

 石井氏は3人目の候補の擁立が遅れている東京選挙区(改選5)について「無理だ。(現職の)2人とるのも至難の業だ」と断念を表明した。選挙の最高責任者である小沢一郎同党幹事長は、東京について3人は擁立すべきだと主張してきた。しかし、各党候補の乱立で選挙情勢が厳しくなっていることや、東京都連が3人目の擁立に難色を示していることなどを配慮したといえる。民主党選対幹部も27日、「現職2人の当選を確実にした方がいい」と指摘した。

 また、選対幹部は改選1の29選挙区のうち唯一、公認・推薦が決まっていない沖縄については「普天間飛行場の移設問題が落ち着いたら発表する」と語った。

5974チバQ:2010/05/27(木) 22:37:07
http://mainichi.jp/area/nara/news/20100525ddlk29010526000c.html
夏に挑む:10参院選/上 地元有力者、民主支持へ転換 /奈良
 ◇政権与党の強さはっきり
 「7月の選挙で前川先生を国政に再度送り出し、良い政治家に育てるというのが私の考えです」。今年2月7日、御所市のアザレアホールで開かれた民主党現職、前川清成氏(47)の新たな後援会「前川きよしげ会」の設立総会。会長に就任し、あいさつしたのは鍜治田恭男氏だった。

 鍜治田氏は同市の有力建設会社会長で、これまで自民党の奧野信亮・元衆院議員を支援。95〜98年には、自民党県連副会長を務めた。しかし、「御所の現状を考えると、もう奧野氏は支援できない」と、昨年8月の衆院選から民主党支持に転換。以前から親交のあった前川氏の後援会設立に奔走し、参院選では前面に出て支援する。

 総会には、これまで奧野氏を支持してきた東川裕・御所市長も「お世話になっているから」と駆け付けた。自民党支持だった地元の企業経営者らも顔をそろえ、政権与党の強さを見せつけた。

 県連政策委員長を務める前川氏は、県内の経済団体とも急速に距離を縮めている。来春の統一選のローカルマニフェスト作成に向けて、昨年10〜12月、それまで接触のなかった奈良商工会議所や奈良経済同友会、奈良工業会などと協議を重ねた。今年2月の同党県連大会には、奈良商工会議所の西口廣宗会頭が初めて出席し、激励した。

 従来から民主党を支持する連合奈良(約4万人)も万全の支援態勢を敷く。連合は今回、比例代表で前回より2人多い11人の組織内候補が出馬を予定。県内で会合を開く時は、前川氏を同席させて相乗効果を狙う。森本哲次会長は「6年前の参院選より活動がしやすくなった」と話す。

 しかし、鳩山由紀夫首相と小沢一郎幹事長の政治とカネ問題、普天間基地移設問題などで、内閣支持率は20%台に急落。前川氏は「情勢は厳しくなっている。衆院選で示したマニフェストを一つ一つ実行しており、そこを見てほしい」と話す。自民党支持者を取り込む一方で、無党派層の民主党離れをいかに食い止めるかが最大の課題だ。

    ◇

 国会の会期延長がなくなり、参院選は6月24日公示、7月11日投開票の見通しとなった。奈良選挙区(改選数1)には、民主党現職で元党副幹事長、前川清成氏(47)▽自民党新人で元財団法人主任研究員、山田衆三氏(34)▽共産党新人で大和高田市議、太田敦氏(38)の3人が立候補を予定し、支持拡大を狙って活発に動いている。政権交代後の各陣営の取り組みを3回にわたって紹介する。

5975チバQ:2010/05/27(木) 22:37:28
http://mainichi.jp/area/nara/news/20100526ddlk29010656000c.html
夏に挑む:10参院選/中 続く自民支持率低迷、統一選も控え… /奈良
 ◇県議に温度差、風どう吹く
 「自民党の山田衆三でございます。この学園前で育ち、34歳の若い力で奈良を変えていきます」

 2月18日朝、奈良市の近鉄学園前駅。自民党新人、山田衆三氏(34)は初めての街頭演説でこう切り出した。マイクを使わず、地声を張り上げる独自のスタイル。約1時間半の演説を終えたころには声が枯れていた。「街頭演説はずっとやりたかった。自分の主張を訴えられる」。以来ほぼ毎日、朝の駅立ちを続ける。

 山田氏は生駒市出身。東京都内の財団法人などで環境やエネルギー分野の研究員を務め、自民党県連が初めて実施した公募で選ばれた。「民主党のマニフェストは政策的な矛盾が多い。二大政党時代のため、新しく生まれ変わった自民党が捲(けん)土重来する必要がある」。野党に転落した同党への応募動機をそう説明するが、元々政治家になりたい気持ちが強かったという。

 しかし、選挙に必要とされる地盤、看板(知名度)、カバン(資金)はないに等しく、4月に県連青年局が中心となって後援会を設立した。山田氏のイメージに合うよう、主要メンバーは30〜40代だ。

 さらに、県連との連携を密にするため、「戦略会議」を立ち上げた。山田氏の事務所、後援会、県連の3者が情報交換したり、選挙戦略を練る。ある若手県議は「これまでにないやり方で、機動的に対応できる」と評価する。

 県連政調会は、県レベルの公約を掲げる参院選のローカルマニフェストを作成中で、政策面でもバックアップする。山田氏は国会議員や県議らが開く集会を回り、今後は市町村支部とも連携して知名度アップを図る。

 しかし、来春の統一選を控え、県議らの間にも温度差が生じている。県議選では、民主党県連が現有9議席の倍以上の21人を立候補させる方針だ。複数の自民党県議は「党内で落選する現職が何人か出るだろう」と懸念する。「参院選より自分の選挙」と、協力的でない県議も少なくない。

 さらに、相次ぐ国会議員の離党・除名の影響も受ける。舛添要一元厚労相が除名された際は、舛添氏とのツーショットのポスター500枚を回収。新たに丸川珠代参院議員とのポスターを作製せざるを得なかった。鳩山内閣の支持率が低下しても、自民党の支持率は低迷が続く。山田氏は「最近は『頑張れ』と温かい言葉をかけられる機会も増えてきた。ただ、選挙前にどんな風が吹くか分からない」と気を引き締めている。

5976チバQ:2010/05/27(木) 22:38:05
http://mainichi.jp/area/nara/news/20100527ddlk29010626000c.html
夏に挑む:10参院選/下 若さと地方議員の実績、前面に /奈良
 ◇保守層取り込み図る共産新人
 5月8日、大和高田市西町のエルトピア中和で共産党新人、太田敦氏(38)が事務所開きをした。「大和高田市議として11年活動し、国政の壁にぶつかってきた。国政を変えなければならない。奈良選挙区でできるのは、地方議員を経験してきた私しかいない」。支持者ら約200人を前に、太田氏は訴えた。

 その中に保守系の大和高田市議5人の姿があった。吉田誠克・同市長からは祝電が届けられた。参加した市議の一人は「同期当選でもあり、地元の議員が国政に挑戦したから出席した」と話す。共産党の立候補予定者の事務所開きでは異例のことだ。30日に大和高田市で開く演説会には、吉田市長も出席するという。

 38歳の太田氏は、同党県委員会が擁立した国政選挙の候補者では若い方だ。病院職員として勤務した後、99年の同市議選で2756票を集めてトップ当選した。以後、連続3回当選し、「集票力が期待できる候補」(陣営関係者)と期待が集まる。若さと地方議員の実績を前面に出し、これまでの支持層に加え、保守票の取り込みを図る。

 昨年12月〜今年1月、太田氏や同党県委員会幹部は、県森林組合連合会や県医師会、JAならけんなど、これまで自民党支持だった団体幹部と相次いで会談。今月14日に奈良市で開いた演説会には、JAならけんから祝電を受けた。

 土岐敏男・同党県選挙対策部長は「政権交代後、民主は期待外れと評価する人が多い。一方で、自民に戻すわけにはいかないという流れもある。保守系の人たちも、共産党頑張れという雰囲気になってきた」と歓迎する。

 昨夏の衆院選で圧勝した民主党。鳩山政権の迷走が続き、参院選では一転して逆風が吹きそうだ。太田氏は「民主党は後期高齢者医療制度を廃止と主張しながら先送りし、労働者派遣法も抜本改正になっておらず、掲げた公約と実行に差がある。共産党と有権者との壁が崩れつつある」と話す。

 民意はどこへ向かうのか。奈良選挙区(改選数1)では現在のところ、みんなの党や新党改革など新党が候補者を擁立する動きはない。太田氏陣営関係者は「選挙区では民主でも自民でもない、第3極としての受け皿となることを目指したい」と話し、太田氏の当選とともに比例代表で8万8000票の獲得を目標に掲げる。漂う民意をどこまで受け止められるかが問われている。

    ◇

 この連載は、阿部亮介、大久保昂、熊谷仁志、山本和良が担当しました。

5977チバQ:2010/05/27(木) 22:40:48
>>5689
http://mainichi.jp/area/okayama/news/20100524ddlk33010354000c.html
混とんの先に:2010参院選 農林業守る政党を模索 津山でシンポ /岡山
 ◇国産低迷で意見交換
 県内の林業について話し合う「県森林・林業シンポジウム」が23日、津山市の勝北文化センターで開かれ、住宅メーカーや森林組合の関係者ら約150人が参加した。共産党県委員会が初めて主催した。同党は農協や森林組合関係者の反応に手応えを感じているという。かつて保守基盤とされた農林業従事者の参加は、政権交代後に農林業を守る政党を見極めようとする動きともいえ、参院選にも微妙な影響がありそうだ。【石川勝義】

 林業では、安価な輸入材に押され、国産材自給率が24%と低迷し、単価も下がっている。パネリストは、真庭市の木材販売業「真庭木材市売」井原敬典常務取締役▽鏡野町の木造住宅建設会社「牧田住建」牧田照夫社長▽津山市の米田裕志・森林課長▽同党中央委の有坂哲夫氏−−の4人。輸入材との競争でどのように林業を守るかについて意見を交した。

 米田課長は、津山市では森林組合などを中心に年間500ヘクタールで間伐するが、国が費用の約7割を補助しても市場に出せば赤字になると指摘。牧田社長は「地場の大工が大手メーカーの下請けで外材ばかり使えば、国内林業は成り立たない。自分たちの腕と技術を生かし、地元の木材を使う必要がある」と訴えた。公共施設で国産材活用を進める法整備についても説明があった。

 津山市森林組合の長滝健吾組合長は「日本の森林を有効活用できておらず、政治は何をやってきたのかと思う。党派に関係なく林業政策について話し合い、林業国家の道を開いてほしい」と話した。


http://mainichi.jp/area/okayama/news/20100527ddlk33010656000c.html
混とんの先に:2010参院選 新党に危機感 公明、連携相手は自民 /岡山
 ◇たちあがれ日本、片山氏の比例擁立
 今夏の参院選で「たちあがれ日本」(平沼赳夫代表)が26日、片山虎之助元総務相(74)を比例代表に公認したことで、その影響に神経をとがらせるのが比例代表の集票に力を入れる公明党だ。自民党との連立政権時代に深めた関係をてこに、各地域レベルで自民との選挙協力を進める。自民県連は協力の範囲を県レベルに拡大しようと公明党県本部に自民公認の山田美香氏(42)の推薦願を出す方針を決めた。【井上元宏】

 「新党といっても、公認候補の平均年齢は公明党の方が若い」。22日夜、倉敷市であった国政報告会で今夏改選を迎える公明党の谷合正明参院議員(37)=比例代表=は声を張り上げた。同党県本部の山田総一郎副代表は「比例では県内に縁のある方の立候補もとりざたされている。大変厳しい選挙だ」と危機感をあらわにした。

 たちあがれ日本は26日、比例代表で片山氏を公認。新党改革も元衆院議員の萩原誠司氏(54)を比例代表で公認した。岡山、倉敷両市の複数の自民系市議が片山氏を支援する動きを見せており、自民県連も「地域によって(片山氏の)支援もある」と事実上、容認する方針。ある公明党県議は「(片山氏に選挙を応援した)恩を返して、と言いたい」と恨み節も漏らす。

 一方で、選挙区での集票に力を注ぐ自民県連と、比例票の上積みを目指す公明党県本部の連携は深まる。19日、天野学自民県連幹事長は県議会内の公明党控室を訪れ、居合わせた山田・県本部副代表にこう告げた。「県議団総会で公明党と参院選でできることは協力してやればいい、と言っておいたから」。22日の谷合氏の国政報告会には橋本岳・前衆院議員らも出席した。

 翌23日に笠岡市であった山田美香氏の集会では、公明党の小山明正・西岡山総支部長が「比例は谷合正明、選挙区は山田美香さん当選のためにしっかり頑張っていこう」と自公協力をアピールした。小山氏は「自民党とは連立10年余りのつきあいがある」と強調。そして「民主党のていたらくを見ると、協力はね」と両手の指で「×」マークを作ってみせた。

5978チバQ:2010/05/27(木) 22:44:42
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20100525ddlk10010176000c.html
票流第2幕:’10参院選ぐんま/上 八ッ場ダム中止 富岡氏、争点化疑問 /群馬
 ◇中曽根氏は批判材料に
 「私は必ず八ッ場ダム問題を解決できると思っている」。4月10日、民主現職の富岡由紀夫氏は前橋市内で開かれた国政報告会で熱を込めた。演説では、昨夏の衆院選直後、民主党がダム中止のマニフェストを掲げ大勝したことを受け、長野原町に1週間通ったエピソードを紹介した。

 地元住民の話に耳を傾けると、<ダムができると水がたまる。貸しボート屋ができて、レンタサイクル店や道の駅、野菜の直売所もできる>

 住民の多くが湖を核とした雇用の確保を思い描いていたことを理解した。中止になれば、ダム完成後の交付金などを当て込んでいた町財政も立ち行かなくなることを改めて認識したという。

 富岡氏が示す解決策は「雇用保障」と「自治体への財政支援」の2本柱。しかし、どのように雇用を創出し、財政支援を具体化するか、そのスキームを民主党はまだ明示していない。富岡氏の陣営幹部は「前回の衆院選ですでに争点となっており、ある意味終わった話だ。ダム建設を再び争点にすると、また住民が振り回される。ダムの是非をいたずらに争点とするより、住民がどうしたいのかを一番に考え、生活再建を焦点とすべきだ」と群馬選挙区での争点化に疑問を呈する。

 一方の自民現職の中曽根弘文氏。地元住民と国との関係がこじれた八ッ場ダム問題は、民主党批判を展開する格好の材料となっている。

 「今、日米関係は最悪の状況。普天間や八ッ場ダム、景気回復の問題。どれ一つとしてまともな解決策が見いだされない。マニフェストがころころと軌道修正されている状況です」。参院選に向けた4月24日の事務所開きでは、約1000人の支持者を前にボルテージを上げた。

 中曽根氏の陣営幹部は、ダム問題を選挙戦で訴えることについて「民主が八ッ場ダムを全国の公共工事の是非を巡るシンボルとしてしまった以上、ダム推進を主張するこちらとしては、有権者にダム問題について訴えるのは当然だ」と、民主が昨夏の衆院選で打ち出した「一方的な中止方針」の問題性を訴える必要性を強調した。

   □  □

 今月6日、八ッ場ダムの水没予定地に架かる「湖面1号橋」の着工にあたり、安全祈願祭が行われた。中曽根氏はあいさつで「地域の洪水リスクを軽減し、水資源を確保する大事なプロジェクト」と強調した。

 しかし、ダム建設を巡っては「住民の納得を前提に中止」の富岡氏と、「継続」の中曽根氏の主張が真っ向から対立。毎日新聞が行った街頭アンケートの自由回答でも「中止が良いか悪いか、よく分からない」(前橋市の59歳女性)と答える人がいるなど、両氏の論戦がかみ合っていないことをうかがわせる。

 ダムの中止方針を支持する有権者も、その根拠については「計画発表からずいぶんたつのに工事が進まないということは、必要ないのではと感じるから」(前橋市の47歳女性)など漠然とした内容が多く、ダム推進派の一人も「下流域の安全のために不可欠かどうか分からない」(太田市の26歳男性)と述べた。

 街頭アンケートは、ダム建設予定地を離れた都市部に限ったせいか、回答者の多くは、ダム問題が参院選の投票行動の「判断基準にならない」と答え、日米関係や景気対策などを重視する声が上がった。

 ダムの必要性などを再検証する国の有識者会議のメンバーで、東京大公共政策大学院の森田朗教授(行政学)は「八ッ場ダムは公共事業のあり方を今後どのようにするのか、象徴的なケースだ。建設するかしないかは選挙の争点になりうるが、必要か不要かその根拠も示さないといけない」と話している。

    ◇

 参院選は6月24日公示、7月11日投開票の日程が有力視されている。政治とカネを巡る問題などが噴出し、政権交代が実現した昨夏の熱が冷めての「第2幕」。投票行動に揺れる有権者や業界団体の動きを追った。

5979チバQ:2010/05/27(木) 22:45:13
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20100526ddlk10010115000c.html
票流第2幕:’10参院選ぐんま/中 推薦決めかねる業界 /群馬
 ◇JA、建設業協会「生死に直結」
 かつて自民党と蜜月関係にあった県建設業協会とJA群馬中央会が、参院選公示を目前に控え、民主、自民両陣営の推薦依頼に態度を決めかねている。

 県建設業協会は今月1日、参院群馬選挙区(改選数1)に立候補する民主の富岡由紀夫氏と、自民の中曽根弘文氏の両現職に、ダム中止問題に対する考え方や、公共事業のあり方を問う公開質問状を提出した。

 背景には小泉内閣時代、公共事業削減の動きに太刀打ちできなかった無力感に加え、民主党政権が打ち出したスローガン「コンクリートから人へ」に対する衝撃があった。

 「小泉政権下で、建設業界は病人のようなものだった」。県建設業協会の青柳剛会長は業界全体に広がった疲弊感をこう表現する。公共事業予算は、小渕内閣当時の98年度当初に14・9兆円あったが、その後、「聖域なき構造改革」を掲げた小泉内閣を経て、08年度当初には7・3兆円に半減した。

 08年秋のリーマン・ショックを受け、麻生内閣は09年度当初、9・4兆円に増やしたが、鳩山内閣の10年度当初予算は5兆7731億円に。「民主党政権に変わったら、寝ていた病人が、今度は一気に布団まではがされてしまった」(青柳会長)

 富岡氏は質問状に「地方の判断で自由に使用できる地方交付税交付金は増額している」と回答し、公共事業を巡る地方の裁量が増したと強調。一方、中曽根氏は「予算削減は地方の基幹産業である建設産業を衰退させる」と事業費増額を主張した。

 同協会は常任理事会で推薦依頼の対応を協議したが、「支部員の話を聞かないと答えは出せない」と慎重な意見が相次いだ。関係者によると、参院選の結果、民主が政権の座を降りない場合の影響も考慮したという。

 県東部のある建設会社幹部は「公共事業費削減に耐えてきたが限界だ。民主と自民、どちらを支持すれば業界を助けてくれるのか。推薦問題は我々の生死に直接かかわる」と訴える。

 JA群馬中央会も態度を保留している。JAグループの政治団体「全国農業者農政運動組織連盟」(全国農政連)は比例代表で自民党公認候補を推薦せず、選挙区は各都道府県のJAの自主判断に任せることを決めた。

 JA群馬中央会はこれまで自民党だけを支持してきたが、民主党が農家への戸別所得補償制度などを掲げて政権を奪取。ある幹部は「推薦問題は他県の動向を見て、6月上旬ごろに決めたい」と話す。組合員と準組合員を合わせて約17万4000人(2月末現在)。「大票田」と呼ばれた農協も、一枚岩の態勢を維持することは難しくなっている。

毎日新聞 2010年5月26日 地方版

5980チバQ:2010/05/27(木) 22:45:49
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20100527ddlk10010219000c.html
票流第2幕:’10参院選ぐんま/下 県医師連盟、民・自両現職を推薦 /群馬
 ◇「矛盾分かるが…」
 演台の後ろにパイプ椅子が並び、参院選に立候補する民主の富岡由紀夫氏と、自民の中曽根弘文氏が椅子二つを隔てて座った。22日に高崎市の県立観音山ファミリーパークで開かれた県植樹祭。参加者約1500人を前にした富岡氏のあいさつに続き、中曽根氏が演台に向かうと「負けちゃダメだよ」。県議らが座る来賓席から声が飛んだ。

   □  □

 推薦するのは富岡氏か中曽根氏か、参院選への対応で揺れる業界団体の中で、県医師会の政治団体・県医師連盟は今月19日、富岡氏と中曽根氏の両現職を推薦することを決めた。国政選挙で自民党以外の候補を推薦するのは初めてだ。

 昨夏の政権交代を経て、県医師会を取り巻く環境は大きく変わっていた。上部団体の日本医師会(日医)の政治団体・日本医師連盟(日医連)は今月11日、参院選比例代表で既に推薦を決めていた自民党現職の推薦を取り消して「支援」に格下げし、民主党の新人候補の推薦を決めた。ベクトルが与党に向いていることは明らかだった。

 「1人区で2人を推薦するのは矛盾していると分かっている。苦渋の決断だった」。県医師連盟の鶴谷嘉武委員長は語る。

 ほぼ2年に一度行われる診療報酬改定で、10年度は10年ぶりにプラスになった。しかし、その中身は、勤務医の処遇を手厚くするもので、日医の主要構成員である開業医(診療所)は、初診料を710円から690円に引き下げられた。

 小泉内閣時代の02年度、初のマイナス改定が行われて以降、かつての「聖域」は削減され続け、日医内部にも反自民の動きが芽生え始めた中での政権交代だった。

 このような動きに対し、県医師会の対応は「八方美人」となった。支部レベルの推薦は各支部の判断に任されたが、富岡、中曽根の両氏を推薦したある支部の幹部は「医師会は本来、市民の健康を第一に考える団体であるべきで、政治的姿勢を出さないほうが良いと考えた。そういう時代になった」と話す。

 一方、悩んだ末に従来通り、中曽根氏の推薦を決めた団体もある。

 県看護協会の政治団体・県看護連盟は政権交代後、月1回のペースで参院選の対応を議論した。「与党についた方がいいのでは」「両方推薦したらどうか」。しかし、最後は「住みやすい国を作ってくれたのは自民党」などの理由で今年3月、中曽根氏に推薦状を渡した。

 県歯科医師会の政治団体・県歯科医師連盟も3月、中曽根氏の推薦を決めた。「長年、政権与党を応援しようというスタンスだったが、中曽根氏には長年相談に乗ってもらった恩義がある」などが理由。上部組織の日本歯科医師連盟は2月、民主党を支援する方針を決定しており、ねじれが生じている。

 群馬選挙区には他に共産党公認の店橋世津子氏が出馬を予定し、米軍普天間飛行場の無条件撤去などを訴えている。

 できるならば勝ち馬に乗りたい業界団体。しかし、参院選後の「政権交代第2幕」が各業界にどういう影響をもたらすか、視界は不透明だ。(この企画は鳥井真平、奥山はるな、角田直哉が担当しました)

5981チバQ:2010/05/27(木) 22:48:19
http://mainichi.jp/area/akita/news/20100525ddlk05010508000c.html
政権交代、そして…:’10参院選/上 民主、逆風強く危機感 /秋田
 民主党が衆院選で圧勝し、政権交代が実現してから8カ月。国民の強い期待を受けた鳩山由紀夫政権は「政治とカネ」や沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題を巡り失速し、下野した自民党も支持が伸び悩む。その中で、参院選の公示まで約1カ月と迫った。秋田選挙区は今のところ、民主党現職に自民、共産の新人が挑む構図となる可能性が高い。県内有権者はいかなる判断を示すのか、それぞれの動きを追った。【参院選取材班】

 ◇鈴木氏、執行部と微妙な溝も
 24日午後。民主党現職の鈴木陽悦氏(61)は、秋田市の秋田市民市場の店舗を1軒ずつ回った。

 「秋田のため、地域のために頑張ります」「どうか力を貸してください」。握手を繰り返し、リーフレットを渡す。

 前回は民主、社民、連合秋田の支援を受けた無所属新人として臨み、自民現職を破った鈴木氏。今度は政権党の公認候補となり、攻守が逆転した形での選挙戦となる。

 公民館などで十数人程度の集会を約60回重ね、党や新政権の政策と6年間の議員活動をアピール。ある集会では、自身が経済産業委員として地域団体商標制度創設に取り組み「由利牛」が県登録第1号となったことを力説。「地域の資源を地域が生かす“地産地生”が必要」と訴えた。

     ◇

 ただ支持率が下がり続ける鳩山政権への逆風は、県内でも強い。

 市民市場では、激励の言葉の一方で「全然景気が良くならない」「期待しても、民主はそれに応えてくれない」と厳しい声もぶつけられた。

 鈴木氏も出席し同党県連(松浦大悟代表)が開いた4月24日のタウンミーティングも同様。支持者が多いはずの参加者から「(民主党は)言うこととやることが逆だ」「総理は(沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題の)腹案などないのでは」といった批判が相次いだ。

 鈴木氏は「子ども手当や高校無償化など、党の政策が実行されていくことでどう社会基盤が変わるか説明している」といい、出席した国会議員はそろって「非常に厳しい」と危機感を募らせた。

     ◇

 議席奪還を目指す自民党は、元プロ野球選手の石井浩郎氏(45)を擁立。秋田テレビのニュースキャスターを務めた鈴木氏との、いわば有名人対決という構図になった。

 民主党県連幹部の一人は「(知名度が高いという)石井氏の強みを相殺できる」と分析するが、県民に顔を見せるという点ではこの6年間はむしろブランクに。大半が無所属で野党の期間だったこともあり、県内の複数の経済、農業関係者から「1期目の実績が見えない」との声が上がる。

     ◇

 09年10月に入党したばかりの鈴木氏と党県連執行部の間もぎくしゃくしている。

 今回の選挙を前に、県連は候補者公募を実施。県出身者が「県連幹部から応じるよう打診された」と認めた。2月の公認決定直後の常任幹事会でも、鈴木氏が遊説車両に党の配布物を積んでいないことなどに不満が噴出した。

 15日の常任幹事会で、鈴木氏の事務所と県連が合同選挙対策本部を設け県内各地での活動に取り組むと決めた。複数の県連関係者が「距離は縮まっている」と強調するが、微妙な溝が今もあることを認めた形だ。

 さらに、前回鈴木氏を全面支援した社民党県連は自主投票となった。松浦代表は事実上の鈴木氏支援の方針として「最大限配慮してもらった」と好意的に受け止めるが、社民党が強く反発する普天間問題も影を落とす。

 「それも含めての自主投票だと思う」。石川ひとみ県連代表は、こう語った。

5982チバQ:2010/05/27(木) 22:49:02
http://mainichi.jp/area/akita/news/20100526ddlk05010013000c.html
政権交代、そして…:’10参院選/中 自民回復へ背水の陣 /秋田
 ◇石井氏個人の魅力前面に
 自民党公認で立候補予定の石井浩郎氏(45)は16日朝、街頭演説で訪れたJR秋田駅前で若い女性に声をかけられた。

 「写真、撮っていいですか」。携帯電話のカメラを向けられ、ちょっと照れた表情を見せて応じる。ある同党県議は「あいさつ回りでサインを求められ、女性からは黄色い声が飛ぶ。県内にこんな自民党候補者はこれまでいなかった」と笑みを浮かべた。

 石井氏は社会人野球を経て近鉄、巨人などで強打者として活躍。引退後はテレビの情報番組でコーナーを持った経験もある。官僚や県議を擁立してきた過去の同党参院候補と比べると異色だ。

 「低迷している秋田の経済界、スポーツ界をどうにかしたい。そして、今の民主党政権には日本を任せることはできない」。街頭演説や会合で、こう訴えている。

     ◇

 主に自民党県議が同行して、支持者へのあいさつ回りを続ける石井氏。党県連や後援会の幹部は「まじめ」「実直」と人柄をたたえて紹介することが多い。

 鈴木洋一・県連会長は4月22日の事務所開きのあいさつで「これまで以上に厳しい戦いになるが、石井氏個人の魅力を売り出す」と党の看板より本人を前面に掲げる方針を強調。今月22日のパーティーでは、自らも比例代表で同党から立候補予定の堀内恒夫・前巨人監督が「巨人で4番を打っていたのは、実力も人間性もしっかりしていたから。不器用なんで、応援してやってください」と語った。

     ◇

 政治の世界とは無縁だった石井氏は「秋田への恩返しがしたい」といった思いを多く語り、政策面で口にするのは「スポーツ振興」が中心だ。一方、有権者の間では政策への関心が高まっている。

 事務所開きと同じ日、福田康夫元首相が来県。首相や閣僚経験者が有権者とひざを交えて語る党本部の取り組みの一環で、県南部2カ所で対話集会を開いた。

 横手市十文字町で参加者から相次いだのは「(沖縄県の米軍)普天間飛行場移設問題の自民党の対案は」「900兆円とも言われる国の借金をどう返すのか」など国政の重要課題についての質問。同行した党3区支部長の御法川信英・前衆院議員は「地元に関する質問ばかり出ると思っていたので驚いた」という。

 石井氏も秋田駅前で16日にした3分間の演説では、普天間飛行場移設問題や「子ども手当」の財源的裏付けについて、民主党の政策を批判。さらに「企業が事業を拡大し雇用を創出する」と法人税率引き下げの必要性にも言及した。

 ある県連幹部は石井氏について「こちらが驚くほど政策の勉強に力を入れている」と話す。

 県内の青年会議所は6月に立候補予定者による公開討論会の開催を企画しており、議論の内容に注目が集まる。

     ◇

 09年の衆院選後、県内選挙区選出の国会議員がゼロになった自民党。国会議員の離党者が相次ぐなど混乱が収まらず、鳩山政権批判が高まる中でも支持率は低いままだ。全国的な支持組織離れも進んでいる。

 その県連を主導する県議の改選が来春に迫る。ある同党県議は「石井氏が勝てば県議選の“戦力”になる。応援に来てもらえる」と打ち明け、別の県議はこう指摘した。「もしここで負ければ、自民県議の議席は半減するだろう」

毎日新聞 2010年5月26日 地方版

5983チバQ:2010/05/27(木) 22:49:49
http://mainichi.jp/area/akita/news/20100527ddlk05010003000c.html
政権交代、そして…:’10参院選/下 藤田氏、連日集会などで訴え /秋田
 ◇共産比例で得票増狙う
 「民主党に期待したが、自民党と一緒じゃないかという声が広がっている」

 22日に秋田市で開かれた共産党演説会。同党から立候補予定の元大仙市議、藤田和久氏(60)は演壇から強調した。

 「失業者があふれているのに、職業訓練センターの見直しなどとんでもない」「戸別所得補償の趣旨と施策が合っていない。(米60キロあたり)1万8000円補償したい。現在の額では少なすぎる」−−。

 地元の大仙仙北地域や秋田市を中心に街頭演説や小集会も重ね、民主党の政策や政治とカネの問題を中心に訴えている。

 米田吉正・党県委員長は「昨年の衆院選では政権交代への期待で党支持者の票が民主党に流れたが、今は違う。自民と民主双方から不信感を突きつけられている中、支持を広げる可能性がある」と期待する。比例を軸に、選挙区でもこれまで以上の得票を目指す。

    ◇

 過去2回の参院選で無所属候補を支援した社民党県連(石川ひとみ代表)。2人とも当選を果たしたが、その後民主党入りした。

 今回は自主投票の方針で、石田寛幹事長は民主党現職の鈴木陽悦氏(61)を念頭に「選挙区では反自民の立場で、連立政権を推進する」と話す。

 しかし県内では09年の知事選、衆院選で生じた民主党県連(松浦大悟代表)との亀裂が深い。松浦代表は石田幹事長に協力要請したというが、石田幹事長は「雑談の中での話」。佐々木長秀副代表は3月、「常任幹事会では民主党と一緒に戦うべきとの意見はなかった。今の民主県連の態度では無理」と不満をぶちまけた。

 同じ連立与党の国民新党県支部(石川錬治郎代表)は民主党県連から協力要請を受け、28日に鈴木氏と面談したうえで結論を出すとしている。

 政権から離れた公明党の田口聡・県本部代表は、連立相手だった自民党県連(鈴木洋一会長)からの選挙協力要請に対し「前回まではパートナーだったが、今回はそのようにはならない」と回答したという。

 ただ同党から立候補予定の石井浩郎氏(45)への姿勢は「支持団体である創価学会の意向を踏まえたうえで結論を出す」と含みを持たせる。地域での自民党との友好関係も「県本部としてどうこう言うことはない」と容認する考えだ。

    ◇

 相次いで設立された新政党が県内で会見をしたり、県関係者を擁立する動きもある。

 09年の衆院選で落選した村岡敏英氏(49)は、 平沼赳夫・元経済産業相らの「たちあがれ日本」から比例代表で立候補することを表明。「選挙区は自民党の石井氏を支援する」とし、同党は石井氏の推薦を検討しているという。

 「みんなの党」の渡辺喜美代表は1月に来県し「秋田からも党候補を出したい。桜が咲く前に決めたい」と発言。ただ現時点では選挙区でも比例でも擁立のめどは立っていない。首長経験者による「日本創新党」は、政策委員長の斎藤弘・前山形県知事が18日県庁で会見したが、県内での擁立は「現時点ではない」と述べた。

 一方、県内政界関係者の間では寺田典城前知事の動向への関心が高く、「立候補するのでは」との憶測も飛び交う。

 当の寺田氏は毎日新聞の取材に対し、こう述べた。「(立候補のうわさをする人に)『ありがとう』と言っておいてください」

5984チバQ:2010/05/27(木) 22:53:32
http://mytown.asahi.com/tokushima/news.php?k_id=37000331005250001
脱・政治不信へ・上 民主逆風国会議員走る
2010年05月25日

 参院選は6月24日公示、7月11日投開票の公算が強まっている。徳島選挙区(改選数1)では今のところ5人が立候補を予定している。政治不信が渦巻く中、政権交代の勢いを止めるわけにはいかない民主、巻き返しに必死の自民という対立軸に、共産や少数政党がからむ。各陣営、政党の今の動きを追った。


 22日夜、上板町の集会所に姿を見せた民主党公認の吉田益子氏(50)は、集まった90人近い支持者を前に、重い調子で切り出した。


 「風があんまりよくありません」


 トレードマークの薄い緑色のシャツに、白いスーツ。さわやかイメージとは対照的に、選挙戦を逆風で迎える苦しさが言葉に表れていた。


 民主党県連が参院選の候補者を公募した昨年9月当時、鳩山内閣の支持率は71%(朝日新聞世論調査)あった。公募には過去最高の35人が応募し、幹部を驚かせた。その中で選ばれたのが吉田氏。吉野川可動堰(ぜき)計画の是非を巡る住民投票運動、アフリカ・ザンビアでのボランティア活動のほか、県議を1期務めた経験が買われた。


 21日に再び不起訴となったものの、小沢一郎幹事長の政治とカネの問題、沖縄の米軍基地移設問題が政権を揺るがせ、支持率は21%(5月15、16日、同世論調査)に落ちている。


 中でも県内で反発が強いのが高速料金問題だ。料金案が発表された直後、県連の電話が鳴り続けた。比例四国ブロック選出の仁木博文衆院議員(44)は街頭での演説中、トラックの運転手に大声でまくしたてられた。「お前な、どんなツラして帰ってきよん。毎月2万6千円が8万になるんぞ。ただじゃおかんからな」


 民主系のある市議は、昨夏との違いを強く感じている。「集会に来て、と呼びかけても、断られることが増えた。去年の衆院選の時は『何があっても行く』と言ってくれたのに。あの時の高揚感は、もうないね」


 吉田氏をどう押し上げるか。県連は、国会議員4人の布陣を生かして組織票を固める考えだ。


 最初の選対会議では、国会議員、県議、連合など支援団体代表らがテーブルを囲み、仙谷由人国家戦略相(64)が「私や高井(美穂衆院議員)さんの最初の頃は、こんな顔ぶれがそろうことはなかった」と言った。吉田氏の集会や演説は、07年に初当選した中谷智司参院議員(41)や高井氏(38)、仁木氏がもり立てる。連合傘下の労働組合など支援組織へのあいさつまわりもこなした。


 民主にとって最大の変化は、与党として選挙戦を戦えるようになったことだ。自民党政権時代に、選挙で自民を応援してきた各業界に、揺さぶりをかけている。


 1月以降、県連は建設業協会やトラック協会、医師会、商工会議所連合会、農協、漁連などへ出向き、政府への要望や陳情の方法を説明。吉田氏も同行している。中には「これまでなら、推薦依頼を出しても見向きもされなかった」(陣営幹部)ところもある。


 自民党の候補者を応援してきた県歯科医師連盟は「比例では民主、選挙区は自主投票」に決定。JA徳島農政協議会は近く選挙区の自主投票を決め、県医師連盟も選挙区での自主投票を検討中だ。「自民を応援する理由がない」と言う声も聞かれる。


 「向こう(自民党)にいた人が、すぐにこっちへ来るとは思っていないが、人とカネが向こうに行かないだけでも大きい」と陣営幹部。今後も自民党支持層の切り崩しは続きそうだ。

5985チバQ:2010/05/27(木) 22:54:32
http://mytown.asahi.com/tokushima/news.php?k_id=37000331005260001
脱・政治不信へ・中 自民公認で残るしこり
2010年05月26日

 21日、阿南市上中町。自民党公認で立候補する新顔、中西祐介氏(30)の事務所開きは、危機感をあおるようなあいさつが相次いだ。


 「地元の皆さんのご協力なしには、非常に厳しい選挙です」。詰めかけた約200人の支持者らに向かって力を込める県議。自民を離党して「新党改革」から立つ現職、小池正勝氏(58)を意識してのことだ。


 昨年9月の政権交代で下野した後、市町村長は表立って応援してくれなくなった。支持していた業界団体の一部も距離を置く。加えて、小池氏の立候補によって保守票が割れる可能性も大きい。


 公認問題をめぐっては、現職の小池氏が名乗りを上げたのに、県連は元五輪選手(31)を内定。元選手が辞退すると、中西氏の公認を決めた。自民現職として尽くしてきた小池氏がないがしろにされた形になったことで、内部から批判の声が噴き出した。


 県連の後藤田正純会長(40)は「七難八苦があったが、我が党の世代が若返っていることをアピールしたい。しがらみや、なれ合いを脱却する」と強調する。


 だが、事務所開きに出席した人たちは、不安を隠さなかった。「経緯がごたごたしているので、組織としてばたついていて、しっかりしていない」「従来通りのやり方では勝てない」――。県連の竹内資浩会長代行も「昨夏の衆院選の厳しさは民主党の強さから来ていた。今回は小池さんが立候補したことだ」と言い切った。


 中西氏の公認決定から約1カ月。政治家として17年の実績がある小池氏に比べ、不安視されているのは知名度だ。出遅れを取り返そうと辻立ちを日課にしている。目標は投票日までに1千回。25日現在、120回を超えた。「地元の県南では確実に感触が良くなっている。県北や県西も攻めていく」と中西氏。


 16日は、自民の若手議員が全国各地を回る「JIMIN NEXT」の一環で、党女性局長の丸川珠代参院議員(39)=東京選挙区=らが来県、中西氏と街頭演説に立った。29日には徳島市川内町にも事務所を設け、6月初めに県連大会と決起集会を開く。


 一方の小池氏も必死だ。


 23日から週明けの24日にかけて、国会が開会中にもかかわらず三好市や徳島市を駆け巡り、戦没者慰霊祭やゲートボール大会、婦人集会などに顔を出した。「こまめに有権者を回って、支持を集めないと」と小池氏の後援会事務所。


 「自民のやり方は許せん」と、小池氏を激励する電話が事務所に時々かかってくる。「必勝」の文字が入ったせんべいを持って現れ、「これを食べて頑張って」と励ましてくれた自民党支持者も。影山正・後援会事務所長は「公認問題で自民党県連への批判は相当、根強い」とみている。


 とはいえ、今のところ表だって小池氏を支持する団体はわずかだ。徳島市内の後援会事務所の壁には、建設関係の団体からの推薦状が2枚だけ。11年間務めた徳島市長時代の与党、自民党市議団(6人)も態度を決めかねている。新党改革の舛添要一代表は、自民党を除名処分された人物だからだ。


 「組織が動かないのは自民も同じ状況。とにかく知名度を上げたい」と影山所長。6月中旬、舛添代表が2度目の徳島入りを予定している。

5986チバQ:2010/05/27(木) 22:58:16
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okayama/news/20100526-OYT8T01199.htm
各党静観と困惑
参院比例選 たちあがれ・片山、改革・萩原氏公認
 今夏の参院選に向け、たちあがれ日本(平沼赳夫代表)が元総務相の片山虎之助氏(74)を、新党改革(舛添要一代表)が元衆院議員の萩原誠司氏(54)を、それぞれ比例選で公認すると発表した26日、ともに自民党の国会議員を務めてきただけに、比例選や選挙区に立候補を表明している県内の4人の事務所は強い関心を寄せ、影響などを分析した。中でも、自民党は両氏の“離党”によって支持基盤が分裂する可能性があり、困惑を隠せないでいる。(尾崎晃之)

 片山氏はたちあがれ日本の党本部(東京)での記者会見に臨み、長年在籍した自民党を離れて新党を選んだ理由などを説明した。24日に岡山市北区に事務所を確保。この日は秘書らが、支持者らからの電話などへの対応に追われた。

 萩原氏も東京での公認発表の場で、25日に自民党に離党届を提出したことを明かし、新党改革の国会改革への理念などに共感したことを強調。この日、事務所は萩原氏のホームページに新党改革の党名のロゴのほか、公約を掲載した。

     ◇

 両氏の動きに対し、岡山選挙区から立候補を予定する3人の事務所では、困惑や警戒の声が聞かれた。

 4選を目指す参院議長の江田五月氏(69)(民主党推薦)の事務所幹部は「国を良くしようとの考えでのご決断。頑張ってほしい」と“余裕のエール”。「2人とも保守色が強く、民主党とは支持層が異なるので影響はほとんどない。自民党の足並みが乱れるかどうかを見守りたい」と静観の構えだ。

 自民党新人の元会社員、山田美香氏(42)の事務所幹部は、両氏の支持者に自民党員が多いことに「どう影響するのか、正直、まだ実態をつかめていない」と打ち明ける。逆に協力の可能性については「『打倒民主』で一致していても、比例選での新党への投票を呼びかけるわけにもいかない」と困惑している。

 共産党新人で党県常任委員、垣内雄一氏(45)の選挙準備を進める党県委員会選挙担当者は「(新党2党とも)自民党の古い体質を受け継ぐ政党」と指摘しながらも、2大政党に不満を持つ有権者の受け皿を強調していることに「比例票の掘り起こしの面では、的確に批判し、我が党との違いを明確に示していかなければ」と分析した。

 一方、比例選で再選を目指す公明党の谷合正明氏(37)の事務所幹部は「両氏は県内での知名度が高く、影響は避けられない。大変な脅威で、油断せずに頑張るしかない」と警戒。また、新党が「第3極」をアピールしていることには「地方議員のネットワークを持ち、ぶれない我が党こそ第3極と訴えたい」と話した。

(2010年5月27日 読売新聞)

5987チバQ:2010/05/27(木) 22:59:06
http://sankei.jp.msn.com/region/chubu/fukui/100527/fki1005270240001-n1.htm
推薦団体に“乱気流” 支持変える組織も 参院選福井選挙区

 政権交代後初の参院選。福井選挙区(改選数1)には民主党が井ノ部航太氏、自民党が山崎正昭氏、共産党が山田和雄氏を擁立する予定だが、民主、自民に関して支持、推薦団体の動きに変化がでている。これまで主力団体は自民を支持し、保守王国の地盤を固めてきたが、今回の選挙で方針を変える組織も顕在化しており、乱気流が吹きつつある。

 県建設業連合会は井ノ部氏、山崎氏の両者を推薦する。関係者によると、民主の推薦は初めてとなるが、政権与党の交代に配慮したという。事実上の自主投票となる。

 医師会の政治組織、県医師連盟も同様の判断ですでに自主投票を決めている。

 一方、県歯科医師連合会は山崎氏の推薦を決めた。慎重派の意見は根強かったが、今月中旬の理事会で、山崎氏支持の動議に反対意見が出なかった。

 4月の理事会では様子見としており、医師連盟の動向を確認したいとする意見もあったという。

 県内で最大級の固定票を抱えるJAの政治組織、農政連は態度を保留している。各JA支部、青年部などの意見を聴くとしており、6月10日のJA総会で正式に推薦が決まる。

5988名無しさん:2010/05/28(金) 00:03:13
来週、世論調査の結果出るだろうけど・・・

もうぐちゃメチャで選挙に突っ込むのでしょうね。政局も起きそうにも、起こしそうな奴もいないし。
あえているなら、それはミズホかな。

あーあー。でもみんなが1000万の大台にのる、とは思えないのですが。

5989名無しさん:2010/05/28(金) 09:27:58
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100527/elc1005272110001-n1.htm

民主・石井氏「参院選48議席程度」 東京3人目は断念
2010.5.27 21:08
 民主党の石井一選挙対策委員長は27日、都内で講演し、夏の参院選での同党の獲得議席について、「選挙区では30取れる。比例代表では17〜18は取れる」と述べ、48議席程度は確保できるとの見通しを示した。そのうえで、「(与党の)社民党、国民新党が2、3議席取れるなら、連立政権維持のぎりぎりの数字だ」と述べた。
 石井氏は具体的な内訳に関しては、「参院選の勝敗は(改選1の)1人区でどれだけ取れるかだ。10選挙区前後は勝てる。6ないし7選挙区で横一線だ」と説明した。
 改選2の「2人区」では「(2候補のうち当選確実なのは)辛うじて1人だ」と指摘した。改選3の「3人区」についても、擁立した全候補の当選はおぼつかないと厳しい見通しを示した。
 比例代表については「22議席取れると思って44人を擁立したが、(鳩山内閣の)支持率がどんどん下がり、今では立て過ぎたと反省している」として、「当選は10台半ばだ。仮に17、18と申し上げる」と述べた。
 石井氏は3人目の候補の擁立が遅れている東京選挙区(改選5)について「無理だ。(現職の)2人とるのも至難の業だ」と断念を表明した。選挙の最高責任者である小沢一郎同党幹事長は、東京について3人は擁立すべきだと主張してきた。しかし、各党候補の乱立で選挙情勢が厳しくなっていることや、東京都連が3人目の擁立に難色を示していることなどを配慮したといえる。民主党選対幹部も27日、「現職2人の当選を確実にした方がいい」と指摘した。
 また、選対幹部は改選1の29選挙区のうち唯一、公認・推薦が決まっていない沖縄については「普天間飛行場の移設問題が落ち着いたら発表する」と語った。

5990名無しさん:2010/05/28(金) 10:16:27
>>5988
>政局も起きそうにも、起こしそうな奴もいないし。

分かんないよ
Twitter上には色んな不穏な情報も流れてる

# 「連立解消なら出す」と辞表を抱いて今日の閣議に臨む民主党の閣僚が複数。そもそも閣議が開けるのか、閣議決定できるのか、疑問。 30分前 webから

# 鳩山内閣が総辞職して首班指名選挙が行われる場合、自民党には民主党議員を首班候補として投票する動きが広がっている。 40分前 webから

# 鳩山首相は、三党連立の合意をもとに首相に指名された。三党連立を解消するなら、いったん総辞職して連立を組みなおすのが筋。 43分前 webから

# 今日は長い一日。鳩山さんが連立解消に進むなら、参院選前の総辞職は不可避。昨日、小沢さんの代理で輿石参院議員会長が「選挙を前に連立解消なら支えられない」と首相に最後通告。 約1時間前 webから
http://twitter.com/matsudadoraemon

5991神奈川一区民:2010/05/28(金) 12:06:26
みんなの党医師擁立を白紙撤回

 みんなの党(渡辺喜美代表)が、7月の参院選で山梨選挙区から擁立する方針だった甲府市の心療内科院長、
根本直幸医師(44)について、白紙撤回したことが27日、わかった。渡辺代表周辺が明らかにした。
同党は山梨選挙区を「注目選挙区」と位置付けてきたが、今回の白紙撤回で、候補選定が間に合わない可能性が高まった。

 同党はいったんは、「根本氏でほぼ内定した」(党関係者)としていた。その後、党側が根本氏の政策面など
様々な条件を考慮した結果、擁立は難しいと判断したと見られる。渡辺代表周辺は「根本氏は白紙撤回だが、
山梨から候補擁立を目指す方針は変わらない」と強調した。

 根本氏は27日、取材に対し、「白紙撤回は、個人的な事情もあり、仕方がないと思っている。だが、一度出ると言った
からには無所属でも出馬する」と述べた。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/news/20100527-OYT8T01165.htm

5992とはずがたり:2010/05/28(金) 14:14:39
>>5991
みんなが政策面の不整合で切ったという形か。

5993沖縄無党派:2010/05/28(金) 17:30:07
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010052800655
参院選候補、30人に=みんな
 みんなの党は28日、参院選の比例代表に、ともに新人で、経営コンサルティング会社社長の山田太郎氏(43)、教育NPO理事長の湯沢大地氏(42)を擁立すると発表した。
同党の公認候補は選挙区16、比例14の計30人となった。(2010/05/28-15:48)

 
http://honshitsu.org/
http://www.sano-hidemitsu.jp/
昨年の衆院選で比例代表の北海道ブロックから出馬した新党本質も、参院選に出るみたいです。

5994名無しさん:2010/05/28(金) 20:35:59
アリバイ作り内閣?

鳩山・・・アメリカを、徳之島を、全国の知事を説得しようとしたけどダメでした。
福島・・・内閣を説得しようとしたけど、ダメでした。
社民・・・福島を説得しようとしたけどダメでした。

とまあ、このようなサル、じゃなくて底のない、アリバイ作りザル芝居のようにしか見えないのですが。

・・・ところでこのような時に調整に動くはずのイチローはマッタク不動。何かある。

あと・・・連立重視の又一、阿部ら執行部もなぜ福島の説得を行おうとするなら、幹部会で共同声明で辺野古の名前が出たら署名しない、なんて結論出したんだ?

まあ、何にしろ、これで週末の世論調査で数字が下がって、そうですねぇ、会期終了と同時に、重要法案、案件が片付いたとして総辞職。
党首選、そして新総裁候補を掲げて参院選。

ついでにガタがきた社民に手つっこんで、連立重視派を選挙で面倒見るからと言って、衆院で重野、辻本、中島、阿部、参院で近藤、又一あたりを分裂させる、

これがイチローが描くシナリオでは。おそらく党も参院選の数字しらべているだろうけど、40切っていたら確実に辞任させるのでは。

みなさま、いかがでしょうか、お茶でもすすりながら、ザル芝居を眺めながら。

5995チバQ:2010/05/28(金) 21:27:10
http://www.asahi.com/politics/update/0528/SEB201005270060.html
口蹄疫「選挙区走り回れない」 宮崎の参院選関係者苦悩2010年5月28日17時39分

 宮崎県で長期化する口蹄疫(こうていえき)被害は、この夏の参院選宮崎選挙区(改選数1)にも影響しそうだ。発生地域の自治体では、職員が消毒などに駆り出され、準備が困難な状態。立候補予定者も集会や街頭演説を自粛しており、「このまま選挙ができるのか」と不安視する声も上がっている。

 「開票の迅速化を求められても、無事に終わらせるだけで精いっぱい」。宮崎県選管が21日に開いた会議で、同県高鍋町の選管委員長は口蹄疫の一日も早い終息を願った。感染疑い例が出た同町をはじめ、各自治体の職員は、感染拡大を抑えるために家畜の殺処分や埋却、車両の消毒などに忙殺されている。

 だが、県選管は「厳しい状況だが、事務を進めないといけない」と促し、道路の通行止めなどに伴う投票所の変更や、投票日まで消毒・防疫作業が続いた場合の県外からの応援者の不在者投票などについて説明。発生地域の木城町では、期日前投票所に予定していた役場の会議室が口蹄疫対策本部となり、駐車場にプレハブを建てるという。

 県内では、東国原英夫知事が「非常事態宣言」を発し、発生地域では不要不急の外出を控え、催しの延期や自粛を呼びかけている。立候補予定者や各政党も集会や街頭演説を自粛せざるを得ない。

 「いつもは予備審査の際にポスター掲示場の場所を示すが、変更もあり得る」。26日の立候補予定者説明会で県選管はこう説明した。発生農家や殺処分された家畜の埋却地に近い掲示場は、予定通り設置できるか不明という。

 陣営側からは「公示日の変更はないのか」との質問も出たが、県選管は「一切の人の移動が制限されたわけではない」と全国一斉になるとの見通しを示した。そのうえで、街頭演説や連呼行為での農家への配慮や個人演説会での消毒徹底を念押しした。

 ある陣営は「一人でも多くの人に会って人間性を伝えたいと思うが、いまは目立たないよう支援者を回るのが精いっぱいだ」。別の陣営は「農家の心情を考えれば目立つ活動はできない。県内を走り回れば感染源と疑われる可能性もある」とこぼす。代わりにツイッターやブログなどインターネットを使った活動に力を入れている。

5996チバQ:2010/05/28(金) 21:28:14
>>5952
http://gendai.net/articles/view/syakai/124160
参院選愛知 河村名古屋市長の「減税新党」乱入なら民主党が浮上!?
【政治・経済】
2010年5月28日 掲載
 名古屋のお騒がせ市長がまた、どえりゃーことを言い出した。夏の参院選に、自らが代表を務める地域政党「減税日本」から、候補者擁立を検討しているという。比例代表もしくは愛知選挙区での擁立で、河村市長は、日刊ゲンダイ本紙に対しこう言った。
「議会のリコールに全力投球しとるで、まだわからんわなあ。『(参院選に候補を)立ててくれ』いう声もあるし、『出たい』いう候補もおる。国も『減税』をやらなかん」
 突然の話に、愛知の選挙関係者は大慌てだ。河村市長は市長選で51万票を獲得し、就任1年経っても、市民の支持率が6割を超える。「減税日本」から愛知選挙区に候補者が立てば、「当選確実」の声が高いのだ。河村市長は、もともと民主党衆院議員だ。民主党は参院選で、人気者の河村市長の応援を期待していただけに、頭を抱えているらしい。
 だが、「減税日本」の候補者擁立は、民主党にとって悪い話ではないかもしれない。こんな見方をする選挙関係者もいる。
「愛知選挙区は改選数3。3議席をめぐって、民主2、自民1、みんなの党1の4人の戦いになっています。民主党は現有の2議席死守が命題ですが、現在、これを脅かしているのは、みんなの党。このままでは、浮動票が一気にみんなの党に流れ、民主、自民、みんなで1議席ずつを分け合うことになりかねない。しかし、河村新党が候補者を擁立すれば、名古屋市内の浮動票の多くは、みんなの党ではなく、河村新党に行くでしょう。そうなれば、組織力の強い民主党が漁夫の利を得て、2議席取れる可能性があります」
 河村市長の爆弾発言は、実は巧妙な民主党応援か?

5997チバQ:2010/05/28(金) 21:32:46
>>5991
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2010/05/28/16.html
2010年05月28日(金)
甲府の医師、無所属で選挙区出馬へ 
みんなの党擁立見送り


 参院選山梨選挙区への候補擁立を検討していた、みんなの党は27日、甲府市在住の医師、根本直幸氏(44)の擁立を見送ることを決めた。根本氏を取り巻く環境などを踏まえ、判断した。参院選公示が有力視される6月24日まで1カ月を切り、同党の候補擁立は困難との見方が強まっている。一方、根本氏は無所属で立候補する考えを明らかにした。
 みんなの党は今月に入り、公募に申し込んだ根本氏に対し、事務所の開設や常駐スタッフの確保など公認の「条件」を示し、擁立に向け最終調整していた。しかし、党幹部が根本氏に面会するなどし詳しい状況を確認したところ、同党が求める条件に合致しなかったとみられる。
 根本氏は取材に対し、党幹部から公認を見送る決定を伝えられたことを明らかにした上で、「(同党の)渡辺喜美代表の考えに共感していただけに残念だ」と述べた。ただ「これまで立候補に向け準備を進めてきた。自殺やうつ病患者を減らすための政策を選挙戦で訴えたい」と話し、無所属で立候補する意思を表明。今月中にも正式に表明するという。
 みんなの党は、民主党の輿石東幹事長代行が立候補予定の山梨選挙区を「注目区」と位置付け、候補擁立を目指している。渡辺代表は擁立の可否を判断する時期について「遅くとも5月中」との見通しを示している。
 参院選比例代表に同党公認で出馬予定の小野次郎前衆院議員は「最終的には党本部が判断することだが、今から別の候補を擁立するのは物理的に難しい」と指摘。「山梨選挙区に候補が立てられない場合は、自分が山梨代表のつもりで頑張るしかない」と話した。

5998チバQ:2010/05/28(金) 21:33:29
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20100528/CK2010052802000180.html
参院選 知事『6月から中立』宣言 多くの陣営から“応援来てくれたら”との声
2010年5月28日

藤本祐司氏(左端)の集会に参加する川勝平太知事(右端)。ステージには上がったが…=静岡市内のホテルで


 参院選公示の月とみられる6月は目前。静岡県の川勝平太知事は、その6月を境に、どの立候補予定者にも肩入れしない「ノーサイド」を宣言した。知事の抜群の知名度と人気。「応援に来てくれないかなあ」との声は、政党の枠を超えて聞こえてくる。「知事は政治家。政治活動は自由なはず」との指摘もある。

 「私が今、県政で実行しているマニフェスト(政権公約)を一緒に考えてくれたのが藤本さん。国には必要だ」

「講演会への参加」
 23日、静岡市内のホテルであった藤本祐司氏の集会。約300人の支援者らを前に、来賓としてあいさつに立った川勝知事は、「静岡の頭脳です」と、昨年の知事選で自身の選対本部長を務めた藤本氏を持ち上げた。藤本氏陣営関係者は「知事は講演会への参加。藤本の応援ではない」と慎重に語る。

 川勝知事は4月の定例会見で、参院選への態度について「どちらも応援しない。敵でも味方でもない。ノーサイド」と表明。その一方で、「6月に入ると選挙モード。それまではそれぞれの会に出るのは問題ない」とも語っていた。

 その言葉通り、4月中旬に浜松市、そして静岡市の今回と、2度にわたり藤本氏の集会に出席した。

 今月21日には自民党県連会長の塩谷立衆院議員のパーティーに出席したが、藤本氏以外の参院選の立候補予定者は距離を置く。

 民主党2人目の公認候補として静岡選挙区への出馬を表明した中本奈緒子氏の選対関係者は「知事に応援してもらえればありがたいが、経緯もある」と微妙な立場を話す。党本部と党県連の溝は埋まっていない。

 一方、昨年の知事選で、川勝知事とは別の候補を立てて戦った自民党。植田徹県連幹事長は「民主党の支援を受けた知事を呼ぼうと思ったことはない」ときっぱり。同党から出馬する岩井茂樹氏の陣営からは「県民には人気があり、大きな魅力。うちが呼んでも来てくれるのかなあ」との声もある。

 「早稲田大出身つながりで、知事には応援に来てくれたらうれしいけど…」。河合純一氏は、みんなの党からの出馬を表明して一夜明けた26日、県庁にあいさつ回りに訪れ、集まった記者らに冗談めかして語った。

 渡辺浩美氏を擁立した共産党の山村糸子県委員長は「知事としていろいろな政党とつきあいがあり、一つの政党に肩入れはしないのだろうが、(応援は)本人の自由」とのスタンスだ。

「政治活動は自由」
 川勝知事の「6月以降中立」の姿勢を、識者はどう見るか。

 前山亮吉・静岡県立大准教授(政治学)は、石川嘉延前知事が2004年参院選で自民党の元参院議員、坂本由紀子氏を公示後も応援した例を挙げ、「知事は官僚ではなく政治家。法律の範囲内で応援などの政治活動を行うのは自由」と指摘。「本来自由な政治活動に、『6月以降はノーサイド』という独自の論理で見せかけの中立を図るのは、川勝知事が嫌う官僚的発想で素直でない。『一期でやりぬく』決意があるのなら、しがらみはないはずなのだが」と話す。

5999チバQ:2010/05/28(金) 21:54:22
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000741005250004
【宰相の郷から】


2派で色分け 今は昔【上】
2010年05月22日

  田布施町で4月上旬に開かれた「たぶせ桜まつり」の田布施川さくら健康マラソン大会。町長の号砲で一斉に走り出したランナーの中に、今夏の参院選山口選挙区で再選を目指す自民党の参院議員、岸信夫(51)と、地元選出の県議、吉井利行(62)の姿があった。2人は、満開の桜並木が映える田布施川沿いを1・5キロ力走。約10分後、並んでゴールした。


  「ひと昔前なら『佐藤派』だった私と(岸信介元首相の孫の)信夫先生が一緒に走ると驚く町民もいただろう」。吉井は語る。


  同町にある吉井の自宅、事務所には元首相、佐藤栄作の胸像や写真などが所狭しと並び、今もさながら佐藤事務所だ。吉井の父公人(故人、元県議)は、佐藤派の「番頭」として、地元を長年守ってきた。「栄作先生は地元に家がなかったから、ここが家代わりで、選挙事務所も置かれていた」。当時子どもだった吉井は、「栄作先生」が地元に帰ってくると、遊んでいた部屋を追い出されたりしたという。「信二さん(栄作氏の次男、元運輸相・通産相)が帰ってきたとき寂しいといけないからそのままにしている」と、今も心遣いを示す。


  「父は、岸信介さんと同級生だった兄を通じて、信介さんから『自分は絞首刑になるかもしれない、弟を出すことになった』と、栄作先生の支援を頼まれたらしい」という。佐藤栄作が衆院選に初めて立候補したのは戦後間もない1949年。議員でもないのに吉田内閣の官房長官に抜擢(ばってき)され、すでに特別な存在だったという。


◆「岸、佐藤で長年地元に大迷惑をかけた」


  53年には岸信介も同じ旧山口2区から立候補。「岸、佐藤で長年地元に大迷惑をかけることになった」と吉井。「あそこは岸、この家は佐藤とすべてわかるぐらい、町内の家は色分けされていた」


  現在の田布施町になった55年以来、佐藤内閣の総辞職直後の72年まで、2人は7回、総選挙で相まみえた。町内の得票は2回は佐藤、5回は岸が上回ったが、2人はいつも2千〜3千票台で競り合い、文字通り町内の保守票を二分する激戦を繰り広げていた。2人の得票合計が7千票を超え、町内の有効票の8割以上を占めたこともある。


  ただ、2人は仲が良く、日米安保条約改定をめぐり、岸が首相を辞任した後の63年衆院選では、佐藤が「兄が落ちてしまう。僕の票を回せないか」と言いだし、吉井の父公人が「そんなことは絶対言ってはいけない」と、たしなめたこともあるという。その後、佐藤は64〜72年に首相を務め、沖縄返還を実現したとして74年にはノーベル平和賞も受賞した。


  吉井は「町民は長年、『岸さんが』『佐藤さんが』と個人を見て投票してきたのではないか。自民党だから、というのではない」という。
(敬称略)


    ◇  ◇  ◇


  岸信介氏と佐藤栄作氏。実の兄弟でもある2人の宰相を生み出したのは、人口1万7千人に満たない小さな町だ。政権交代の大きなうねりが起きた昨年の衆院選でも、県内では4小選挙区中3選挙区を自民党が制し、「王国」の健在ぶりを見せつけた。夏の参院選を前に、足元でその強さの秘密を探ろうと、田布施町を訪ねた。
(この連載は福家司が担当します)

6000チバQ:2010/05/28(金) 21:55:04
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000741005250003
【宰相の郷から】


岸支援 青年講話が縁【中】
2010年05月23日


  「これからの日本は、君たち若い者が作っていかなければならない」。岸信介は説いたという。1948年ごろのことだ。


  当時、城南村(現田布施町)の青年団長で、後に町長や県議会議長、衆院議員、自治相も務めた吹田緌(83)は、戦犯として逮捕されていた岸が郷里に戻っていると聞いて、「日本をどう復興させればよいか教えてほしい」と頼みこんだ。岸は喜び、村での講話を快諾したという。


  村から岸家までは約4キロ。今と違って舗装もしていない砂利道だった。吹田は自転車の荷台に座布団を付けて迎えにいった。送り迎えに2往復。「私も若かった。岸さんは『転ばすなよ』と笑っていた」と吹田は振り返る。


  地域の小学校の裁縫室に、地域の青年30〜40人が集まった。その後も数回、岸は講話に訪れた。岸が立候補したとき、地域は総出で応援するようになったという。


  地元出身で岸の弟、佐藤栄作が衆院選に初めて立候補したのは49年。まだ岸は立候補しなかったため、吹田も佐藤を支援したという。


  しかし、岸が立候補すると聞いて、すでに城南村長だった吹田は東京の佐藤邸にことわりにいった。「君と兄はどういう関係か」。佐藤から問われ、「村長選挙の政治資金も岸さんに出してもらった」と言うと、「わかった。首長はみんな私に来るが、君はしっかり兄を応援してあげてほしい」といわれたという。


  吹田は、合併後の55年に初代田布施町長になると、岸を強く支援。選挙での得票は当初は佐藤の方がずっと多かったが、いつしか岸の票は佐藤と肩を並べるまでに。吹田は佐藤家には出入り禁止になってしまい、訪ねても、秘書に「お帰りください」と追い返されたという。


  60年6月。町は騒然としていた。日米安保条約の改定をめぐり、与野党の対立が激化。改定を進めた岸の故郷の同町では、反安保の学生や労働者らが集会を開き、デモ隊が岸家に向かって押し寄せた。


  デモ隊が岸家に向かっているとの情報を受け、吹田は消防団の演習を思いつく。田布施川周辺に約100人の団員が消防車やホースを出し、デモ隊に、岸家につながる狭い木橋を渡らせないようにした。「当時の消防団は復員者が多く、元気がよかった」。号令とともに竹の棒で襲いかかり、デモ隊が持っていた赤旗を次々と川に投げ込んでしまった。デモ隊は中学校のグラウンドに入り、膠着(こうちゃく)状態となった。警察が仲介に入り、吹田らが奪ったデモ隊の旗を返すと、デモ隊はようやく引き上げたという。


  「岸も佐藤もなく、町民は結束して、町外から来たデモ隊に対抗した。商店もほとんど店を閉じていた」と吹田は振り返る。


   ◇  ◇  ◇


  その後、吹田は79年、岸の後継として衆院選の旧山口2区に立候補。すでに参院議員となっていた佐藤の次男信二(78)も同じ時期に衆院にくら替えして、同じ選挙区に立候補するようになり、岸、佐藤の後継者同士で「第2ラウンド」が始まった。 (敬称略)

6001チバQ:2010/05/28(金) 21:55:40
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000741005250002
【宰相の郷から】


自民競い合い 力の源【下】
2010年05月25日


町長室に掲げられている岸、佐藤元首相の写真。最初は2人がそっぽを向く形で掲げられていたが、後に改められたという=田布施町役場

  田布施町役場の町長室には町長の席を見守るように、岸信介、佐藤栄作の両元首相の写真が並んで飾られている。「歴代町長ではなく、元首相2人の写真が町長室に飾られている町は、全国でもここだけだろう」。吹田緌(83)は、自分が町長時代に飾ったと認め、そう言う。


  中選挙区の衆院選旧山口2区で、吹田と栄作の次男、佐藤信二(78)が相まみえたのは1979〜93年の計6回。町内では吹田が自民党を離党した93年を含め、6千〜7千票台を2人で確保してきた。岸、佐藤の両首相経験者の得票計とほぼ同水準だ。


◆「小選挙区制が党を衰退させた」


  小選挙区制が導入された96年、自民では佐藤が山口2区に残り、当選した。しかし、2000年に初めて立候補した民主・平岡秀夫(56)に議席を奪われ、03年も小選挙区では落選。08年補欠選挙では自民の山本繁太郎(61)が初めて町内で平岡に逆転を許し、選挙区全体でも敗れた。昨年の総選挙では、町内では山本が雪辱したものの、自民の議席奪還はならなかった。


  「小選挙区制が自民党を衰退させた」と、吹田は断言する。「中選挙区は保守同士の票の取り合い。岸さんと佐藤(栄作)さん、私と信二さんのように、自民が切磋琢磨(せっさたくま)し、票を散らさないでいられた」という。自民の候補同士の争いの激しさに、「私など、自民党よりかえって社会党の候補者と仲がよかったぐらいだ」とも。ところが、小選挙区になると、自民からは一人しか出られない。「その一人を嫌う支持層は無党派層になってしまい、ときに民主に流れる」と嘆く。


  昨年の総選挙。「小泉政権が作った後期高齢者医療制度で、毎年50万円も保険料を払って、医療費は3割負担になった。民主党は(制度を)やめると言っているし、いっぺんやらせてみたらどうかと思う」。吹田は、自分を長年支持してくれた町内の高齢者から聞かされ、驚いた。「スキャンダルも相次ぎ、長期政権の自民党は飽きられた」


  岸、佐藤という2人の宰相、その後継者である吹田、佐藤信二ら。田布施町はずっと、太いつながりが続いてきた。夏の参院選山口選挙区で再選をめざす参院議員の岸信夫は、今も町内の岸邸に住む。現町長の長信正治(63)は「陳情があれば、信夫先生が帰っているときに役場から歩いて行けばよかったので、東京に出張する必要はなかった」という。だが、政権交代で自民党は野党に転落。「岸さん、佐藤さんの頃に作った鉄筋校舎は耐震化が、道路網も改良が必要。来年度の着手を予定している大規模な圃場(ほじょう)整備の計画もある。今後どうなるのか」と不安を隠さない。


  参院選山口選挙区では、社会党が圧勝した1989年と近隣の市町出身の無所属候補が出た95、98年を除き、町内の得票は自民が圧勝を続けている。岸信夫も2004年、5189票を得て民主候補らを大差で退けて初当選した。


  信夫は3月から、県議の吉井利行らとともに町内でミニ集会を開き、引き締めに躍起だ。新たに作られた町の後援会長、好川勝久(80)は「歴史を教えていないのか、町内でも若い世代は佐藤先生、岸先生といっても知らない人が多い」と危機感を抱く。


   ◇  ◇  ◇


  参院選が近づく。山口選挙区では、民主党が18日、俳優の原田大二郎の擁立を発表。共産党からは木佐木大助が立つ予定だ。宰相たちが屋台骨を支えた自民党は野党として選挙戦を戦う。「宰相の郷」の有権者は、どんな判断を示すのだろうか。(敬称略)

6002チバQ:2010/05/28(金) 21:58:22
http://mainichi.jp/area/ehime/news/20100526ddlk38010622000c.html
選択の構図:’10参院選えひめ/上 民主 追い風一転、逆風に /愛媛
 ◇社民との連携が焦点
 「岡平知子でございます。おはようございます」。17日朝、松山市内の国道33号沿い。参院選に民主公認で出馬予定の新人、岡平知子氏(52)が行き交う車に名前と顔を売り込んだ。たすきには大きな文字で「民主党」。同党の永江孝子衆院議員と並び、ドライバーの目線まで腰をかがめ、手を振り続けた。

 昨年の衆院選愛媛2区では社民公認、民主などの推薦で自民現職に迫った岡平氏だが、個人的な知名度は決して高くない。出馬表明が4月中旬と出遅れたこともあり、連日朝から晩まで県内各地を回り、街頭を中心に訴えを続けて浸透を図る。

 民主県連としては、政権交代を果たして初めての国政選挙。国会議員がゼロだった前回と違い、永江議員ら3人の衆院議員が誕生している。横山博幸県連幹事長は「今回は3人の総支部をベースにできる」と変化を語る。党中央で決まった各種団体の支援が、県レベルでも期待できることもかつてとは違う。

 ただ、足元には課題も転がっている。一つは、岡平氏の擁立過程で社民県連との関係がこじれたことだ。

 民主県連の候補選定は、自薦選や県連が頼み込んだ計3人を軸に進んだが、今年に入りいずれも頓挫。「9合目まで行って断念せざるを得ない候補者が何人かいた」。加藤敏幸県連代表は4月、独自の人選の行き詰まりに唇をかんだ。その結果、たどり着いたのが社民出身の岡平氏。「投票日まで100日前後。これ以上コンセンサスを求めていくのも難しい」(小沢一郎党幹事長)との党本部の意向もあり、「岡平氏を立てる場合は無所属で」と求めていた社民側を振り切り、民主公認での擁立を決めた。

 当然、社民県連は「信義に反する」と強く反発。村上要代表が一時辞意を示すまでの事態になった。その後、続投は決まったが、県連幹部の1人は「続投と関係修復とは別」と言う。25日には岡平氏自身も社民県連に出向いて理解を求めたが、これまでのような民主候補の推薦は難しいとの見方が強い。

 さらに民主党そのものへの風も、衆院選の追い風から一転して逆風に。元々、民主の県内基盤は強固と言えず、選挙は「無党派層を取り込む“空中戦”が中心」(県連関係者)なだけに、風の影響を受けやすい。「普天間や政治とカネの問題もあるが、マニフェストの進ちょく状況など360度から見て判断してもらえれば違う見方も出てくる」と加藤代表は強調する。しかし、今のところ逆風が弱まる気配はなく、団体票増加などの“与党効果”を吹き飛ばしかねない。【中村敦茂】

  ◇  ◇

 来月末にも公示される参院選。愛媛選挙区(改選数1)は民主、自民、共産の3公認候補の争いとなることがほぼ固まった。昨夏の政権交代で、県内では国政と県政の最大与党が異なるねじれの構図となり、政党や支持団体が互いに新たな関係を模索し続けている。選挙を前に、選択の構図を探った。

6003チバQ:2010/05/28(金) 21:58:59
http://mainichi.jp/area/ehime/news/20100527ddlk38010570000c.html
選択の構図:’10参院選えひめ/中 自民、復活へ無党派層に焦点 /愛媛
 ◇公明の動向が鍵に
 「反省なくして自民党復活はない」

 9日夕方の松山市の伊予鉄道松山市駅前。今夏の参院選愛媛選挙区で再選を目指す自民現職の山本順三氏(55)は駅前を通る人たちに握手を求め、マイクで支持を呼び掛けた。司会は地元選出の塩崎恭久元官房長官だが、他のスタッフは数人だけ。無党派層からの支持を取り付けるため、地元県議や市議がずらりと並び“自民色”を前面に出していた従来のスタイルをやめた。

 普天間問題などで鳩山内閣の支持率が急落し、昨夏の衆院選時のような自民への逆風はない。3月に就任した清家俊蔵県連幹事長は「就任当時は民主党の悪口は言わない方がいいと忠告を受けたぐらいだったが、普天間問題以降、民主党批判がストレートに届くようになった」と風向きの変化を感じるという。しかし、「自民への支持にもつながらない」と表情は明るくない。

 「『越し物』の方が力を発揮する。ぜひ『越し物』になってください」。14日、県庁であった県真珠養殖漁協協議会の陳情。加戸守行知事は、年数を重ねた高品質真珠「越し物」を模して同席した山本氏に声をかけ、再選への期待を強くにじませた。知事は、民主党政権誕生以降、山鳥坂ダム凍結など国への陳情がままならないいら立ちを再三表明。15日の山本氏の事務所開きにも姿を現している。

 各種業界団体からの推薦は、野党転落の影響がじわり。県建設産業団体連合会や県看護連盟などからは取り付けた。しかし、従来の最大支持団体の一つだったJA関連の県農政同志会は、自民、民主ともに推薦依頼を受けたまま、去就を明らかにしていない。更に業界団体の陳情活動も、県政関連は自民一本だが、国政関連は民主と自民の両方に、という「使い分け」(県連関係者)が定着してきているようだ。

 10年に及ぶ連立政権のパートナーだった公明との選挙協力。大きな逆風下だった昨夏の衆院選でも、小選挙区で「1勝3敗」とされた予想を「3勝1敗」にひっくり返せた、大きな要因とされている。しかし、今回はいまだ不透明だ。

 県内11万票といわれる公明票。同党は07年参院選と09年衆院選で自民候補を推薦した。しかし、昨夏の衆院選比例代表での県内の公明票は10万強に減少。自民への選挙協力に「見返り」はあるのかとの疑問は根強い。笹岡博之・県本部代表も、支持者の間で自民候補を推薦せず比例一本でいきたいとの声があることを認め、「今は(選挙協力の)議論は封印している」と態度を明らかにしないままだ。【栗田亨】

6004チバQ:2010/05/28(金) 21:59:44
http://mainichi.jp/area/ehime/news/20100528ddlk38010596000c.html
選択の構図:’10参院選えひめ/下 共産 民・自批判で上積み狙う /愛媛
 ◇支持率上昇に期待−−みんな
 ◇距離置く松山市長−−創新
 「民主党も、自民党と同じで、アメリカにモノを言えないことがはっきりした」

 8日、松山市中心部の大街道商店街の交差点。共産新人の田中克彦氏(43)は「県外、海外移設」が看板倒れに終わりそうな普天間基地問題を取り上げ、鳩山政権を批判。同時に実施した普天間基地の撤去を求める署名も含め、「若い世代を中心に予想外に反応が良い」と、陣営では手ごたえを感じている。

 田中氏は07年参院選と03、05、09年の衆院選にも出馬。しかし、民主、自民の2大政党の壁は厚く、前回参院選での得票は両党が推す候補の1割あまりの約4万票。田中氏は、街頭演説だけでなく、各地で数十人規模のミニ集会を重ねている。林紀子県委員長は「2大政党を不信の目でみている。街頭で政策を訴えるだけでなく、集会で候補者に親近感を持ってもらいたい」と、両党への批判票取り込みで票の上積みを目指す。

  ◇  ◇

 比例代表では、みんなの党公認で出馬予定の元財務省課長補佐、桜内文城氏(44)が県内を拠点に活動。3月の出馬表明後、宇和島市と松山市の後援会事務所を拠点に、ミニ集会や街頭演説を重ねて浸透を図っている。

 桜内氏は、昨年の衆院選愛媛4区に無所属、同党推薦で立候補し約4万4000票を獲得したが敗れた。その後の党の支持率上昇は捲土(けんど)重来には一応の好材料だが、「党名で投票いただいても、名簿の上位になれない。個人票が4区でどれだけ残るかは見えない」と全く楽観はしていない。県外では中・四国、南九州、東京を重点的に、各種団体への支援要請にも駆け回っている。

  ◇  ◇

 地域主権を掲げた首長経験者らが立ち上げた日本創新党。全国で10人の比例候補擁立を目指し、自身も出馬を表明している前横浜市長の中田宏代表幹事が6日、地方行脚の一環として来県。近年の数回の国政選挙について「政策の“一発芸”争いになっている」と批判し、国会議員の半減や道州制の導入など党の理念を訴えた。また、同党の応援首長連合のメンバーの一人である中村時広・松山市長と会談し、参院選での支援を求めた。しかし、中村市長は入党や選挙支援する考えがないことを表明。「個人の立場でエールを送りたい」と語り、選挙運動にはかかわらず、心情的な支援にとどめる姿勢を見せた。

 現時点では、県内に同党の賛同議員はおらず、具体的な選挙活動を展開するには、まだ課題が多いのが実情だ。【栗田亨、中村敦茂】

6005チバQ:2010/05/28(金) 22:08:48
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100527_02.htm
みんなの党、浸透へフル回転 幹部ら相次ぎ応援入り

 夏の参院選宮城選挙区(改選数2)で、みんなの党が攻勢を強めている。菊地文博県議(50)を擁立後、党幹部らが続々と応援入り。26日は江田憲司幹事長が仙台市で街頭演説を行った。渡辺喜美代表の知名度と高い党支持率の上昇気流に乗り、一気に無党派層へ浸透する狙いがあるようだ。
 江田幹事長は午後、青葉区の繁華街3カ所でマイクを握った。
 民主党を離れてみんなの党に移った菊地氏を横に「菊地さんをスカウトして民主党を辞めてもらった。民主党が約束してできなかったことを、しがらみのないわが党にやらせてほしい。東北から平成維新を起こす」と力を込めた。
 菊地氏が立候補を表明した16日、仙台市に駆け付けた渡辺代表は「宮城は党の最重点地区」と位置付けた。
 言葉通り、党国会議員らが相次いで仙台入り。19日には柿沢未途衆院議員、24日は比例代表に立候補する小野次郎元衆院議員が支持を呼び掛けた。6月2日には東京HIV訴訟で国や企業の責任を追及した川田龍平参院議員が応援に入る。
 「ロケットスタートで突っ走るだけだ」と菊地氏。党と自分の知名度アップを目指して街頭活動に力を入れる。
 演説中は、常に渡辺代表の大きな顔写真を張ったパネルを配置。それをカメラ付き携帯電話で写真を撮る人もいて、陣営は「代表に引っ張られている」と言う。
 菊地氏は2005年の衆院2区補選に無所属で立候補した経験があるが、全県を舞台にした国政選挙は初めて。みんなの党の「風」は欠かせない推進力だ。
 共同通信社が4月末に実施した世論調査では、みんなの党の支持率は11.5%。民主党24.1%、自民党18.7%に次いで「第3党」をがっちり固めている。政党関係者の間では、みんなの党の支持率はさらにアップするとの見方が強い。
 宮城選挙区は民主党が現職の桜井充氏(54)、新人の伊藤弘実氏(35)の2人を立て、自民党も新人の熊谷大氏(35)に加え、現職の市川一朗氏(73)が党本部推薦で参戦する乱戦の構図だ。
 菊地氏は「多くの選択肢がある戦いは望むところ。わが党の政策を地道に訴えていくだけだ」と話している。
 同選挙区には共産党の加藤幹夫氏(46)、社民党の菅野哲雄氏(61)、幸福実現党の村上善昭氏(37)も立候補する。


2010年05月27日木曜日

6006チバQ:2010/05/28(金) 22:10:46
http://www.shimotsuke.co.jp/special/daisankyoku-uneri/20100517/323507
第三極のうねり みんなの党、参院選戦略
<上>新党乱立  「真正はみんなだけ」 支持上昇、強気の渡辺氏
(5月16日 05:00)
 夏の参院選を前に、みんなの党(渡辺喜美代表)が支持率を伸ばしている。共同通信社の4月下旬の世論調査では政党支持率が11・5%と初めて2けたに乗った。民主、自民の2大政党に不満を持つ有権者の受け皿にもなっている形で、参院選では台風の目となりそうだ。新党が次々に誕生する中、「真正第三極」を標榜するみんなの党は参院選をどう戦い、どんな政界再編戦略を描くのか。渡辺氏の動きを軸に探った。

■   ■

 「あの人は同士でも何でもない」

 「日本創新党」党首の山田宏東京都杉並区長が、前大田原市長の千保一夫氏に参院選出馬を要請した翌日の9日、みんなの党の渡辺喜美代表は不快感を示した。

 日本創新党は地方自治体の首長や首長経験者を中心に結成した政治団体だ。山田氏は渡辺氏を「同士だと思っている」として、渡辺氏の地元の千保氏にラブコールを送ったが、渡辺氏には、頭越しの勝手な行動とも映ったようだ。

■   ■

 7月の参院選をにらみ、新党が4月に次々誕生した。支持率が低迷する自民党を離党した与謝野馨元財務相が、平沼赳夫元経済産業相らと「たちあがれ日本」を結成。自民党執行部批判を繰り返していた舛添要一前厚生労働相も、矢野哲朗参院議員らと「新党改革」を旗揚げした。日本創新党も4月の結成だ。

 旗印はいずれも、民主党でも自民党でもない「第三極」。だが渡辺氏はタケノコの季節に新党が相次いだことから、各党を「タケノコ新党」と揶揄し、「たちあがれ日本は第2自民党、新党改革は第3自民党だ」と両党を皮肉る。

 その上で「国会の中で数合わせで5人集まって政党要件を満たすというのとは訳が違う。われわれは覚悟のもとに、アジェンダ(政策課題)のもとに集まった政党。一緒にしてほしくない」と違いを強調する。

 昨年1月、当時政権党だった自民党から離党し、衆院選前に党を立ち上げた渡辺氏だけに、自負がにじむ。

■   ■

 新党乱立は票の分散を招き、結果的に民主党を利するとの指摘もある。新党改革の矢野氏周辺も「第三極の死票が少なくなるように、何らかの協力態勢がとれないものか」と頭を悩ませる。

 新党改革は比例代表で30人の候補擁立、2けた当選が目標だ。代表の舛添氏は「第三極」の統一名簿を模索する考えを示したが、渡辺氏は「アジェンダが違うから別々にやっているのに、一緒になれるわけがない」と言い切る。

 「自民でも民主でもない真正の第三極はみんなの党しかない」。渡辺氏は支持率急上昇を背景に、強気な姿勢を貫いている。

[写真説明]みんなの党代表として、ゴールデンウイーク中も街頭で支持を訴えた渡辺氏(左)=5日午前、東京・JR上野駅前

6007チバQ:2010/05/28(金) 22:11:39
http://www.shimotsuke.co.jp/special/daisankyoku-uneri/20100517/323511
第三極のうねり みんなの党、参院選戦略
<中>四十七士作戦 全都道府県で擁立 政策課題一致が前提
(5月17日 05:00)
 今月9日、日曜日の昼下がり。ひっきりなしに人が行き交う京都市一の繁華街、四条河原町の交差点で、みんなの党代表・渡辺喜美氏の威勢のいい声が響いた。

 「次の参院選では四十七士作戦、47都道府県に候補者を擁立する。そして2けた以上の当選を果たし、この国の政治の閉塞状況に風穴を開ける」

 渡辺氏は、昨年の衆院選で落選し自民党からみんなの党に鞍替えして比例で出馬する候補者を支援するため、京都に入った。

 夏の参院選を前に、全国を飛び回る日々だ。「長めの演説でも最後まで聞いてくれる。反応はいい」。期待感を肌で感じる。

 新党結成から9カ月。衆院議員5人、参院議員1人の小政党が、がぜん注目を集めている。「四十七士作戦」で、比例代表と合わせて50人規模の擁立を目指すのも、支持率上昇を受けての判断だ。

 16日までに選挙区13人、比例代表11人の計24人の公認を発表した。渡辺氏は「新党設立前に全国でやった草の根運動から出てきた人が候補者になっている」と言う。

   ■   ■  

 同党の候補者選考は、党のアジェンダ(政策課題)との一致が前提だ。

 昨年の衆院選で落選した自民党の元女性議員が、みんなの党からの出馬を目指して接触してきたことがある。2005年の「郵政選挙」で初当選した、いわゆる「小泉チルドレン」。マスコミに取り上げられることが多く、知名度は高い。しかし「アジェンダがあわない」(同党幹部)と見送った。

 公認候補の特徴として、経済人が多いことが挙げられる。「民が主役の成長国家」を目指す同党の姿勢の表れだ。一方で、ある程度の資金力がないと出馬しづらい側面も浮かぶ。参院比例の供託金は600万円。小党である同党の資金力は潤沢ではないだけに、候補者の資金力は重要になる。

   ■   ■

 北関東では茨城、埼玉で、選挙区候補を公認した。群馬は比例候補、本県は選挙区と比例での擁立を検討している。全国的には山梨や静岡、京都などの選挙区でも調整中で、「常識的には月内」(渡辺氏)に候補者がほぼ出そろう。

 6月24日に想定される公示日が迫る中、公認候補をどこまで増やせるか。参院選後の勢力図にも直結する課題だ。

 [写真説明]みんなの党公認候補の応援で京都入りした渡辺氏。取り囲んだ市民に握手で応え、支持を訴えた=9日午後、京都市内

6008チバQ:2010/05/28(金) 22:12:18
http://www.shimotsuke.co.jp/special/daisankyoku-uneri/20100518/323969
第三極のうねり みんなの党、参院選戦略
<下>政界再編 触媒政党の役割強調 「化学変化起こさせる」
(5月18日 05:00)
 「野党になった自民党は崩壊過程。民主党は政権交代でその役割の大半を終えた」

 大型連休最終日の5日。みんなの党の渡辺喜美代表は、買い物客らでごったがえす都内のJR上野駅前で、持論を強調した。

 みんなの党は結成当初から「政界再編」を「究極の目標」としている。政界再編で理想の政治体制ができれば、党の存続にはこだわらない考えだ。

 渡辺氏は常々「みんなの党は触媒政党。党は変わらないが、民主党や自民党に化学変化を起こさせる」と語り、再編を促すのが党の役割だとする。

 「みんなの党がどんどん大きくなっていけば、化学反応を起こす相手方にも強烈なインパクトを与える」。参院選で党勢拡大を目指す理由だ。

 ■  ■

 ただ党の政策やあり方に、他党からは批判もある。「公務員制度改革に特化した政党だ」「外交や防衛などの政策が見えない」。

 同党は「脱官僚」「地域主権」「生活重視」が基本的なアジェンダ(政策課題)。渡辺氏は「公務員制度改革は脱官僚、地域主権のインフラを形づくっているものなので非常に重要と考えている」とした上で、「決してシングルイシュー(単一争点)でなく、オールラウンドの理念と政策、アジェンダで行動している」と反論する。

 防衛・外交について、同党は衆院選の選挙公約で「『アジアの中の日本』を重視した外交展開」と主張。自衛隊の海外派遣は「原理原則を定める法律を制定すべき」などとしている。同党幹部は「党の政策にはある。聞かれることがないので、言う機会がない」とし、批判は当たらないと強調する。

 ■  ■

 アジェンダで選挙に臨み、キャスチングボート勢力を目指すみんなの党。渡辺氏は「みんなの党は筋金入りの改革。民主党はまがいものの改革」とし、安易な連立の組み替えには応じないと明言する。

 「みんなの党のアジェンダはこれだ、と相手にぶつける。そうすると、そこから自民党の崩壊はさらに進み、民主党の崩壊が始まる」

 民主党の支持率が続落し、自民党は低迷する中、みんなの党は存在感を高める。だが、両党に飽き足らない層を抱き込んでいるという「風」の側面も大きい。第三極のうねりの中で、政党としての地力も問われている。

 [写真説明]国会開会中、毎週行われている渡辺代表の定例会見。参院選が近づくにつれ、記者の数も増えている=14日午後、国会内

6009沖縄無党派:2010/05/28(金) 22:14:19
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100528/elc1005281636002-n1.htm
女性党が比例で10人擁立 夏の参院選
候補は次の通り。(敬称略)

 【比例代表】福井智代(53)、石川敬子(51)、佐藤雅子(53)、竹内恵美子(62)、清水美代子(63)
       吉山英美(53)、塚本直子(48)、片岡佳世子(62)、矢野洋子(54)、永井久美子(38)

6010チバQ:2010/05/28(金) 22:36:40
前回出た人が3人しかいませんね。

2007年参院選
 50,174(35.6%) 篠原 芙早子(しのはら ふさこ) 63 新 党代表
 25,160(17.8%) 中山 寛子(なかやま ひろこ) 55 新 党幹事長
 15,669(11.1%) 町山 恵子(まちやま けいこ) 45 新 党広報局本部長
○11,020(7.8%) 福井 智代(ふくい ちよ) 51 新 党代表代行
○ 7,266(5.2%) 竹内 恵美子(たけうち えみこ) 59 新 党総務局長
○ 6,088(4.3%) 吉山 英美(よしやま ひでみ) 50 新 党国際交流局長
  5,986(4.2%) 篠原 真結(しのはら まゆ) 37 新 党遊説局長
  5,082(3.6%) 藤田 幸代(ふじた さちよ) 51 新 党副幹事長
  4,613(3.3%) 西尾 美春(にしお みはる) 41 新 党文化局長
  4,254(3.0%) 早坂 きくみ(はやさか きくみ) 51 新 党広報局本部長
  3,435(2.4%) 斎藤 みゑ子(さいとう みえこ) 58 新 党組織局本部長
  2,279(1.6%) 蔵田 恵利子(くらた えりこ) 56 新 党組織局本部長

6011山口新聞男:2010/05/28(金) 23:09:40
>>5999-6001
若い者には岸信介・佐藤栄作はすでに教科書の中の人
後継の吹田は一度は離党しながら自民に出戻り、00年総選挙で比例下位に放置、
佐藤信二は平岡に連敗した後、郵政政局のドサクサで引退
まあノスタルジーの世界だし、これくらいしか取材することもないのかな

6012名無しさん:2010/05/28(金) 23:12:04
ところで、社民はいつまで福島に党首をさせるきだろうか。

マッタク何も聞こえてこない辻本もチョット不気味。

6013名無しさん:2010/05/29(土) 00:06:41
本来は、旧社会党では政策的にもイデオロギー的にも時代に合わないから民主党を作ったはずなのに。

その民主党が自民党出身の総理によって現実離れした政策を唱えてアップアップしているのは皮肉ですな。

それにしても阿部、重野、又一も本気で福島を罷免する気があるのなら、力ずくでも罷免すればよかったのに。
阿部あたりを代理で閣議に出席させるか、緊急動議で多数決で辞任させるか。

ということは、コチラも本気ではなかったということカナ。

確かに社民の衆参議員の後援会や支援者には自治労、日教組の中でも左派が多いだろうし。
それに彼らも支援者には党首がサインしました、私らは反対しました、と言えばすむだろうしね。

何にしろムツかしい問題だけに、みなさん、アリバイ作りと擦り付け合いが透けて見える気がしますが。

6014名無しさん:2010/05/29(土) 00:10:00
>>6012
辻元副大臣は、今月25日から30日まで欧州に出張中らしい。。。
http://www.kiyomi.gr.jp/blog/
普天間の件では(敢えて?)何も発言していないようだし、
社民党が連立離脱しないという前提であれば、
次の内閣改造で大臣の椅子が回ってくるかもしれないね。

6015名無しさん:2010/05/29(土) 00:19:15
>>6013
小所帯だからこそ、個々人の当てこすりが露骨に見えるんだと思う。
自治労や日教組も、民主と社民の谷間で微妙な立ち位置にあるから、
この問題についてはできるだけ曖昧にしたいのではないかな。
ちなみに、閣議は副大臣等の代理出席もできない、まさに禁断の儀式の場です。

6016とはずがたり:2010/05/29(土) 12:02:51
>>6001-6003
田布施が政争の町とは聞いてたけど兄弟(の支持者の)喧嘩だったのか。

6017とはずがたり:2010/05/29(土) 12:10:23
>>6014
社民が連立離脱を決めたって事は辻元も副大臣を辞任って事ですよね。どうするのかな。

>>6013
両院協議会とかで福島を解任とか出来たんでしたっけ?社民党は。

6018山口新聞男:2010/05/29(土) 13:07:12
佐藤派は後の田中派、岸派は福田派として継承されたわけだから
そりゃ対立しますわな

6019名無しさん:2010/05/29(土) 14:08:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100529-00000052-san-pol
山田宏氏、東京選挙区から出馬へ 参院選
5月29日7時56分配信 産経新聞
 杉並区長を辞職して7月の参院選への出馬を表明した日本創新党党首の山田宏氏(52)が、東京選挙区から立候補する方向で調整していることが28日、関係者の話で分かった。知名度のある東京選挙区のほうが、比例代表よりも有利と判断したとみられる。30日に都内で開く結党大会で正式表明する予定だ。

 創新はすでに東京選挙区での公認候補を発表している。山田氏は25日の辞職会見で「選挙区か比例代表かは党内で調整中」としていた。

 関係者によると、山田氏の陣営は「杉並区政での実績が知られている東京で確実に票を集めたほうがよい」との判断に傾いたという。

 東京選挙区では現在、創新以外に主要政党から11人が立候補を表明しており、混戦は必至だ。

6020名無しさん:2010/05/29(土) 14:16:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100529-00000134-mailo-l19
参院選’10山梨:普天間問題で福島氏罷免 社民県連、輿石氏支持は変えず /山梨
5月29日12時37分配信 毎日新聞
 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、社民党党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相が28日、罷免され、社民党県連の山田厚代表は同日、参院選で輿石東・民主党参院議員会長を支持する方針に変化はないことを明らかにした。
 山田氏は「輿石氏の支持は政策協定に基づくもので、輿石氏の考え方に変化がない限り、協力を続ける」と述べた。ただ「今回の問題を契機に、平和や暮らしの問題で自民党政権と同様になることは警戒したい」とも話し、民主党への批判はするという。福島氏が政府対処方針への署名を拒否したことについては「平和を大切にする行動」と支持した。【小林悠太】

5月29日朝刊

6021和子夫人 ◆VVOQ3pMvHY:2010/05/29(土) 18:17:55
こうなりゃ、たちあがれもどさくさ紛れだぁ。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20100529-OYT8T00034.htm
安藤県議出馬を検討

自民会派前会長 「舛添新党」が打診
 参院選宮城選挙区(改選数2)で、自民党県議で県議会会派前会長の安藤俊威(としたけ)氏(52)が新党改革(舛添要一代表)から出馬を打診されていることが28日、わかった。安藤氏自身も前向きに検討するとみられる。一方、自民党現職の市川一朗氏(73)は同日、党の推薦を受けて無所属で出馬すると正式表明した。安藤氏が出馬すれば、支持基盤を自民に置く立候補予定者が3人となり、混戦に一層拍車がかかるのは確実だ。

 安藤氏は28日、読売新聞の取材に応じ、新党改革の矢野哲朗代表代行と26日に東京で会談、同党からの出馬を求められたことを明らかにした。安藤氏は「誘いを受けるのは名誉なこと。舛添代表が政界再編の中心になる。このカード(出馬)を使って皆が望む政治ができるなら、それもいい」と前向きな姿勢を示した。一方、「話を聞いてから熟慮したい」とも述べ、結論については明言を避けた。

 安藤氏は1995年の県議選(白石・刈田選挙区)で初当選し、現在4期目。県議会最大会派の「自民党・県民会議」の幹事長や会長を歴任した。今年1月に同党の参院選宮城選挙区の候補者公募に応募したが落選。2003年にも衆院選宮城3区の公募に応募したが落選している。

 県内の同党関係者は「安藤氏が出馬すれば自民支持者が三つに割れる。今以上に混乱するのは確実だ」と危機感をあらわにした。

 宮城選挙区には、自民党が新人の熊谷大氏(35)を公認。同党本部が県連の方針に反して現職の市川氏を推薦している。このほか、民主党が現職と新人を擁立。共産、社民、みんな、幸福実現も候補擁立を発表しており、安藤氏が出馬すれば9人目。9人が2議席を争った1998年と並ぶ過去最大の混戦となる。

◆市川氏が立候補表明

 市川氏は28日、県庁で記者会見し、自民党の推薦候補として無所属で立候補することを正式に表明した。

 市川氏は今月25日に党本部の推薦を受け、同党県連がそれに反発している状況について、「(県連が)公認候補を中心に応援するのは仕方がない。だが、県連との折り合いがつかないまま選挙戦を戦うのは非常に難しいので、ひたすら理解をお願いするしかない」と話した。

 また、普天間問題や宮崎県で発生している家畜伝染病「口蹄疫(こうていえき)」への対応、公共事業削減を挙げ、「このような政治のやり方では日本は危ない。(自民党は)強い野党としてこれまで以上に発言権を持ち、国民目線での政治を行いたい」と意欲を語った。

 一方、公認候補の熊谷氏に支援を一本化している県連は「(市川氏の支援には)関与しない」との立場だ。

(2010年5月29日 読売新聞)

6022和子夫人 ◆VVOQ3pMvHY:2010/05/29(土) 18:42:00
>>6019
既に公認内定の藤岡隆雄はプロフから見て愛知選挙区に移るのでは?

以下東京泡沫公認
新党フリーウェイクラブ 和合秀典
http://freewayclub.jp/index.html
新党本質 佐野秀光
http://www.sano-hidemitsu.jp/

6023山口新聞男:2010/05/29(土) 19:04:22
菊地も元は自民県議だから0.25人分くらい
市川が現職だから0.75人くらい
安藤で0.5人、熊谷で1人
しめて自民系が4人で2.5人分くらいになるかな

6024松下村塾:2010/05/29(土) 20:34:10
>>6018
さすがの保守王国の山口は自民党が野党になってからは
中央からはすっかり干されている。
東京暮らしの自民党の議員は相変わらずの
与党気分で何もせずこの現実を知らん振り。
地方の陳情も中央には届かない。
この県は落ちるところまで落ちるしかないだろうな。

6025名無しさん:2010/05/29(土) 22:51:32
>>6017 解任の動議ぐらい提出できるのでは。

しかし・・・地方組織は社会党以来の左派中心だろうし。

国会議員は連立派、地方は独自路線プラスバラバラ派だろうけど、多分離脱では。

選挙もあるし。

共産党もそうですが、社民もそもそも政権にきたいという俗っぽさや、ウマミが欲しい、という欲が少ないように感じます。

昔、何の選挙か忘れましたが、都会のど真ん中で社民の選挙運動を見たけど・・・
立候補者はともかく、運動員の高齢化、そのみずぼらしさ、こう言えば悪いけど、あえて書けば、
その日のくらしにも困るような感じの人ばかりでした。

当時私は、この運動員の方々はきっと日々の暮らしや豊かさを求めるよりは、イデオロギーの純化を追及するほうがきっと本人の豊かさなんだろうなと感じました。

というわけで、社民というか極端に左も右も精神的な満足を得るのが何よりの豊かさの方々だからきっと政権は離脱、

その結果、干しあがる、もっと極端では餓死しても、イデオロギーで餓死はしない、こんな感じでしょうか。
チョット、極論、暴論ですが、カンタンに言えばこんな感じでは。

6026名無しさん:2010/05/29(土) 23:10:30
なにやらネット上では鳩山おろしが出ていますが・・・

こんな状態で、ホントに選挙に行くのかな。

個人的には、選挙前に総辞職のような気がするのですが・・・

戦えないよ、きん枝もまりもリョーコもマヨも・・・

6027名無しさん:2010/05/30(日) 00:45:38
>>6025
報道によるとそれが逆なんですよ、意外に。
地方組織側が与党から離れたくないと主張してるようです。
又市あたりが離脱回避を強く主張してた背景も地方組織の動向ですし。

連立に入るのを渋ってたのも地方組織なのに、
離脱を嫌がってるのも地方組織というのは妙な話ですが。

6028名無しさん:2010/05/30(日) 00:47:33
>>6027 本当ですか。以外だなぁ・・・

共同のサイトには離脱の地方組織が多いなんて書いてありましたが・・・

6029山口新聞男:2010/05/30(日) 01:28:35
沖縄を別にすれば、強いところほど離脱に消極的という話もありますね
あとは、社民県連が弱いところは与党のメリットが薄いので身軽になりたいとか
米軍基地のあるなしとか、もともと民主県連と仲悪いとかの個別事情で色が分かれるようですね

6030二階席:2010/05/30(日) 04:27:14
連立離脱か閣外協力か・・・いずれにせよ社民は厳しい選択を迫られるところだね。

民主と選挙協力やったとして、やらない場合とどんだけ比例の票に差が出るのか?
全国規模でみて一議席ぐらいだろうし。

・・・でも自民には廻らないんだな、この票は。どこにいくんだろ。棄権票か?

参議院選挙を経て、連立の枠組みが変わって民主中心の連立で政権維持ですな。
ただし、年末までにもう一波乱ありそうな気もするし・・・。

「龍馬になれなかった」邦夫は随分おとなしいな。何が狙いだ??怪しい。

6031神奈川一区民:2010/05/30(日) 09:53:13
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2010/05/30/05.html
元伊勢丹カリスマバイヤーが参院選に出馬へ

6032山口新聞男:2010/05/30(日) 09:56:57
みんな党って、こんなんばっかりやな・・・
「素人にはお勧めできない」

6033チバQ:2010/05/30(日) 10:07:22
>>6019
いっそのこと二人公認で(笑)

6034名無しさん:2010/05/30(日) 12:19:23
邦夫は入党せずに裏で舛添の党を支援(主に金銭的に)するんじゃないですかね。
舛添が邦夫の息子を擁立した理由はおそらくそこ(金)でしょうし。

6035名無しさん:2010/05/30(日) 12:26:57
>>6031
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2010/05/30/05.html
元伊勢丹カリスマバイヤーが参院選に出馬へ
 伊勢丹の元カリスマバイヤーとして知られる会社社長の藤巻幸夫氏(50)が夏の参院選にみんなの党の比例代表候補として出馬することが29日、分かった。31日にも正式発表される見通し。

 藤巻氏は、82年に伊勢丹に入社。新人デザイナーを集めた売り場「解放区」、百貨店初のセレクトショップ「リ・スタイル」、ライフスタイル提案する売り場「BPQC」を次々に立ち上げて成功し、カリスマバイヤーとして名をはせた。00年の独立後は、アパレル会社役員などを経て、経営破綻(はたん)した「福助」の社長に就任し、1年半で同社を再建させた。その後は、セブンアンドアイ・ホールディングス生活デザイン研究所社長を務めるなどし、現在は、09年に設立した小売店舗運営会社、藤巻兄弟社などで社長を務めている。

 丸刈り頭にひげ、サングラスがトレードマークで、コメンテーターとしてテレビ番組に出演。著書も多数あり、雑誌などに連載を持つほか、講演会講師など幅広い分野で活躍している。

 みんなの党は、夏の参院選比例代表に元会社社長の山田太郎氏(43)、NPO法人理事長の湯沢大地氏(42)ら14人を公認しており、藤巻氏は15人目の比例代表候補となる。

 ◆藤巻 幸夫(ふじまき・ゆきお)1960年(昭35)1月5日、東京都生まれの50歳。82年上智大経済学部卒業。

[ 2010年05月30日

6036名無しさん:2010/05/30(日) 12:45:11
みんなの党、知名度の高い人間が立候補するようになってきたな。

6037神奈川一区民:2010/05/30(日) 13:16:41
>>6035
そのうち勝間和代まで擁立しそうな勢い。

6038チバQ:2010/05/30(日) 16:30:10
>>5984-5985
http://mytown.asahi.com/tokushima/news.php?k_id=37000001005270003
脱・政治不信へ・下「大三極」存在アピール
2010年05月27日

 米軍普天間飛行場の辺野古移設問題で、社民党が連立政権からの離脱を示唆するなか、参院選徳島選挙区で民主党公認の吉田益子氏(50)の支援を決めた社民党県連合にも波紋が広がっている。

 平和憲法「護憲」を党是とする社民党と、吉野川市九条の会の事務局長を務める吉田氏は蜜月の仲だ。しかし、連立離脱となれば「一からやり直すことになる」と、寺前学・社民党県連合代表。「連立政権で民主党にものを言って解決を図ったことも多いが、普天間は譲れない」ときっぱり言った。

 今は、まだ「吉田氏支援」を変える予定はない。「憲法改正を阻止するためにも、民主党内での阻止派になってほしい」と、あくまで人柄を評価しているからだ。基地問題で連立を離脱した場合でも、吉田氏を支援しつつ、沖縄に対する民主と社民の姿勢の違いを訴えるという。

     ◇

 「賞味期限付きの新党では第三極になれない」

 4月26日に徳島市で開かれた公明党の国政報告会。次々と誕生する新党に対し、県本部の長尾哲見代表が批判の声を上げた。民主でも自民でもない「第三極」としての存在を示すことで、参院選での躍進を狙う。

 昨年の衆院選で幹部クラスが相次いで落選し、危機感がないわけではない。しかし、今年3〜4月、阿波市や三好市など5市町の議員選で、公認候補の5人全員が当選した。うち2市町ではトップ当選だった。長尾氏は「参院選に向けて弾みがつく結果だ」と意気込む。

 参院選では徳島選挙区には候補者を立てず、比例区で重点候補としている現職の谷合正明氏(37)の当選に向け力を入れる。県内で6万票以上の比例票獲得が目標だ。長尾氏は「新党はいずれ政界再編で消えてしまうだろう。第三極の役割を果たせるのは公明党しかない」と話し、支持を呼びかけていく考えだ。

 一方、2007年参院選、09年衆院選と続いた自民との選挙協力態勢は、自公連立政権の崩壊を機に変わろうとしている。党本部は他党に推薦は出さない方針だが、地域の実情に応じ選挙協力は容認する考え。自民党公認の中西祐介氏(30)が県連幹部とあいさつに来ているが、長尾氏は「選挙区での協力は今のところ白紙」と話している。

     ◇

 共産党は、立候補予定者の古田元則氏(62)が昨年11月から徳島市などで連日、街頭で訴えを続けている。上村秀明・党県委員長は「今回は選挙区も重視し、議席を争う」と力を込める。狙うのは、民主党の政治に失望した有権者の取り込みだ。自民党の下野で、農協や医師会など保守地盤を支えてきた団体とも懇談できるようになったという。

 6月5日には、志位和夫委員長が徳島市入りし、政策を訴える予定だ。

     ◇

 幸福実現党の竹尾あけみ氏(56)は今年2月に立候補を表明して以来、あいさつ回りや街頭演説をして支援を呼びかけている。日常の活動は自身のブログでも報告。6月2日に徳島市内で事務所を開く予定で、近づく選挙戦に備えている。

6039チバQ:2010/05/30(日) 16:34:52
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000871005250001
【連載「政党のいま」】


(1)民主 強気擁立 弱る勢い
2010年05月25日


衆参国会議員と参院選の立候補予定者が壇上に上がり、参加者と一緒に気勢を上げた=22日、札幌市内のホテル、上田幸一撮影

■対自民、業界切り崩し


 「政権ができてやっと8カ月。これからが正念場。何としても参院選を勝たせてほしい」


 札幌市内で22日にあった民主党北海道(道連)の政治資金パーティー。衆参国会議員ら13人が壇上に並ぶ中、三井辨雄(わき・お)道連代表は力を込めた。ガンバロー三唱で締めくくり、会場はさながら総決起大会の雰囲気に包まれた。


 民主党は、道選挙区(改選数2)でいずれも新顔で元札幌市議の藤川雅司氏(53)と、テレビリポーターの徳永エリ氏(48)を擁立する。道選挙区に公認候補2人を立てるのは前々回2004年以来。前回07年も無所属候補を推薦し、公認候補と合わせて2議席独占を目指した。


 票の住み分けを図る。労働組合出身の藤川氏は、連合北海道の全面支援を受け、道内各地の労組を中心に回る。テレビ出演による知名度が期待できる徳永氏は1次産業をターゲットに、各地の農漁協を回り、集会を重ねてきた。


 さらに今後は両氏とも、勝負のカギを握ると見られる無党派層が多い札幌市での活動にも力を入れる予定だ。


 連合は当初、道選挙区選出で、昨年9月に財務副大臣に就任した峰崎直樹氏=当選3回=の続投を想定した。峰崎氏も意欲を示したが、三井氏らは「参院議員の任期は3期18年が不文律」として、藤川氏の擁立に走った。


 道連執行部が強気路線を進めた背景には、昨年の衆院選での大勝がある。12小選挙区中11選挙区を制し、自民党の町村信孝氏、中川昭一氏、武部勤氏の「ビッグ3」に、いずれも初めて勝利した。


 比例区でも過去最高の134万8千票を獲得。政権交代に大きく貢献し、首相や衆院議長が輩出した。そうした勢いを持続させることが、2議席独占に向けた近道というのが基本戦略だった。


 だが、この8カ月間で、状況は大きく変わった。


 小沢一郎幹事長の資金管理団体をめぐり、元秘書だった石川知裕衆院議員=道11区=が逮捕され、2月に離党。小林千代美衆院議員=道5区=は公職選挙法違反事件や北海道教職員組合(北教組)事件で陣営幹部が逮捕された。


 地方選挙でも、政権交代の効果はほぼ消えた。4月の帯広、名寄、富良野の3市長選では、帯広市で推薦候補が自民党推薦候補を破ったが、138票差という僅差(きん・さ)。残る2市長選は、民主系候補が自民系候補に大差で敗れた。


 そして、小林氏の事件の影響で、民主党の選挙を支えてきた連合の動きが鈍くなっている。連合北海道の高柳薫会長は22日、参院選について「気持ちを切り替えて、安定政権樹立のために全力を尽くす」と述べるのが精いっぱいだった。


 その一方で、政権与党の強みを生かそうともしている。長年自民党を支持した業界団体を切り崩し、味方につけようという戦術だ。


 道連は昨年10月以降、業界団体との懇談会を重ねてきた。道内の農協関係者でつくる「北海道農協政治連盟」は3月末、道選挙区での自民党候補推薦を取りやめ、徳永氏と自民党候補を2人とも支持するという方針に転換するなど「成果」も出始めている。


 道連は22日の政治資金パーティーの直前、業界団体との懇談会を開き、鳩山由紀夫首相側近の中山義活首相補佐官らが要請を聞いた。今後も業界団体への「揺さぶり」(道連幹部)を進める意向だ。


 だが、かつての自民党的手法がどこまで通じるのか。そして鳩山氏、小沢氏という政権ツートップの「政治とカネ」の問題、さらに鳩山氏のリーダーシップに疑問符が付き、各種世論調査では内閣や党の支持率は下降の一途をたどっている。


 道議の一人は、大勝した衆院選の原動力となった無党派層が新党に流れ、民主2候補より若い自民候補にも勢いが出てくる可能性を感じ、危機感を募らせる。


 「下手をすると、2人とも落選するかもしれない」


(天野みすず)


   ◇


 政権交代から8カ月が過ぎ、鳩山政権の中間評価といえる参院選が近づいてきた。道選挙区は民主、自民など既成政党に新党も加わり、これまで以上に激しい戦いになる。そんな中、政党は有権者とどう向き合おうとしているのか、いまの姿を追った。

6040チバQ:2010/05/30(日) 16:35:46
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000871005260001
【連載「政党のいま」】


(2)自民 存亡賭け 民意模索
2010年05月26日


衆参国会議員と参院選の立候補予定者が壇上に上がり、参加者と一緒に気勢を上げた=22日、札幌市内のホテル、上田幸一撮影

■政党のいま(2)自民
■対話集会・団体まわり…


 日高町商工会の会議室。地元商店主や町長、町議ら約25人が集まる中、自民党の茂木敏充幹事長代理や、同党道連会長の伊東良孝衆院議員らが、鳩山政権や民主党の批判を続けていた。


 20日に開かれた「ふるさと対話集会」。鳩山由紀夫首相を選出する衆院道9区のこの町で、谷垣禎一総裁が直接、有権者と向き合う予定だった。ところが、国会対応を理由に前日、急きょ欠席となっていた。


 その「代打」で訪れた茂木氏らに、商店主の一人が問いかけると、場は静まり返った。


 「小泉政権時代の規制緩和で零細商店は次々シャッターを下ろした。地方の生活や考えが分からないで自民党は戦えるのか」


 昨年8月の総選挙。自民党は、道内12小選挙区のうち11選挙区で民主党候補に惨敗した。武部勤元幹事長、町村信孝元官房長官の重鎮2人でさえ、比例区で復活当選するのがやっとだった。


 そんな党道連にとって、参院選は組織の存亡を賭けた戦いだ。


 道選挙区(改選数2)の候補者選考で、道連は72歳の現職中川義雄参院議員=当選2回=に代わって、「無党派層をつかむことができる」(道連幹部)候補の擁立を検討。業界団体や党支持組織の代表者らで構成する委員会を作り、2月、YOSAKOIソーラン祭り創始者の新顔長谷川岳氏(39)の擁立を決めた。


 だが、「選考過程をオープンにして、みんなが納得できる候補者を選ぶ」(伊東道連会長)というシナリオは、「中川降ろし」と受け取られた。中川氏はもちろん、道連内にもしこりを残した。


 中川氏はその後、自民党を離党し、新党「たちあがれ日本」に参加。そのうえ、参院選の比例区候補となった。


 中川氏の地元・十勝の党道11区支部は、長谷川氏のほか中川氏も支援することを決め、一枚岩になりきれない。


 農業や医療、建設業など業界団体の「自民離れ」も深刻だ。


 自民一辺倒だった農協グループの政治団体「北海道農協政治連盟」(道農政連)は、参院選で自民、民主両党の候補をともに支持することを決めた。道農政連幹部は「自民党との付き合いは無視できないが、与党・民主党も無視できない」。そんな業界側の動きに、道連幹部の一人は「ポスター張りなどで業界団体の支援が得られない」と愚痴をこぼす。


 ただ、手をこまねいているわけではない。


 道議や市町村議が業界団体の地方支部をまわり、直接支援を要請する――。25日、道連幹部らはこんな方針を決めた。民主党北海道(道連)が団体幹部に接触を図っていることに対抗し、下部組織から攻めていく作戦だ。あわせて5月下旬から、団体幹部とも面会し、丁寧に要望を聞き始めた。


 鳩山政権を攻め立てることも忘れない。北海道教職員組合(北教組(ほっきょうそ))事件でクローズアップされた「民主党と労働組合」の関係や「政治とカネ」、普天間問題の迷走、口蹄疫(こうていえき)問題での初動対応……。党幹部はもちろん、衆院予算委員会の筆頭理事を務める町村氏ら道選出の国会議員も積極的に発信を続けている。


 しかし、民意が再び戻ってくる気配は今のところ少なそうだ。


 「(有権者は)自民党政権に戻す所までは考えていない。自民党に追い風は吹いていない」。道内各地で有権者の声を聞いている長谷川氏は5月中旬、肌感覚をこう打ち明けた。


 鳩山政権の敵失頼みで、どこまで失地回復を図れるか。残された時間は、そう多くない。
(平間真太郎)

6041チバQ:2010/05/30(日) 16:36:35
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000871005270001
【連載「政党のいま」】


(3)新党 受け皿狙う第三極
2010年05月27日

元道職員の中川賢一氏と握手する渡辺喜美みんなの党代表(右)=札幌市中央区


有権者と握手してまわる「たちあがれ日本」の中川義雄氏=札幌市中央区、吉本美奈子撮影

■父と子、異なる党を選択


 「自民は嫌だけど、民主にもがっかりという人が増えている。ここで第三の選択肢を提供するのは、大変意義がある」


 17日夜、札幌市内のホテル。みんなの党の渡辺喜美代表は、参院選道選挙区(改選数2)の候補者擁立発表の記者会見で、自信ありげに語った。


 自民党を飛び出した渡辺氏が中心となり、昨年8月の衆院選直前に結党。衆院選では5人が当選し、比例区では社民党と肩を並べる約300万票を獲得した。


 その後の各種世論調査では、民主、自民の2大政党が支持を減らしたり、伸び悩んだりする中、第三極として支持率上昇が続く。朝日新聞社の世論調査でも、参院選比例区の投票先としては、4月は7%、5月は9%と伸び、さながら「一人勝ち」の状態だ。


 その理由とみられるのが、簡潔な主張だ。取り組むべき課題を意味する「アジェンダ」は、「行政改革を進め、小さな政府を作る」。渡辺氏らはさらに「脱官僚」「官僚の天下り根絶」というわかりやすい言葉を繰り返す。


 こうした主張は、道選挙区の候補者選びにも反映した。擁立する元道職員の中川賢一氏(43)は、中央集権の仕組みによる国のさまざまな規制に限界を感じており、「私の思いを実現するにはこの党だと確信した」と、辞表を出してまでの決意を口にした。


 勢いを道内に持ち込みたい党側は、4月から支部を立ち上げている。最初は滝川市、今月上旬には帯広市に発足した。


 ただ両支部とも、支部長が党幹部と親しく、個人的なつながりで足場を築いた面が強い。勝敗を決すると見られる札幌市での支部立ち上げの時期は未定だ。


 だが帯広支部長の大塚徹・帯広市議は、自民党の故中川昭一氏の「もうろう会見」や、「政治とカネ」の問題で逮捕され、民主党を離党した石川知裕衆院議員を念頭に強調する。「帯広に政治不信の元凶がある。ここで党勢を伸ばすことが、道内全体で(党が)受け入れられることになる」


 新党結成が相次ぐ中、道選挙区には、山田宏・東京都杉並区長らの「日本創新党」も候補者擁立に意欲を見せる。


 新党「たちあがれ日本」も模索を続ける。同党は、自民党で閣僚を歴任してきた平沼赳夫氏や与謝野馨氏が立ち上げ、「反民主、非自民」を掲げる。


 その党が、ここにきて道内でにわかに注目され始めた。


 4月の結党メンバーに参院道選挙区選出の中川義雄氏(72)の姿があった。自民党の候補者選考で敗れてから2カ月のこと。道選挙区からの立候補もささやかれたが、「恨みを晴らすような形では出ない」と比例区で立つ。道選挙区で自民党に協力する可能性にも言及していた。


 ところが、「寝耳に水」の事態が生じた。それが、みんなの党の候補者擁立だった。


 中川賢一氏は、義雄氏の長男。息子の立候補の話は聞いていなかった。「理念は党にあるが、人の親なので息子を思う情もある。私自身がどういう態度を取ったらいいのか」。賢一氏の会見の2日後、義雄氏は揺れる心情を、こう率直に語っていた。


 一方の賢一氏は、父を尊敬しているとしつつ、「私は全く違う生い立ち。専門分野も得意とすることも、父と同じではない。独立した形でやっていく」と語る。


 道選挙区と比例区という違いがあるとは言え、父親と息子が違う新党の候補者として戦う「親子対決」。参院選の焦点の一つとされる「新党は有権者の受け皿になりうるか」という要素に、道内ではこの異例な構図が加わった。
(神元敦司、平間真太郎)

6042チバQ:2010/05/30(日) 16:37:11
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000871005280001
【連載「政党のいま」】


(4)公明・共産 自公つかず離れず
2010年05月28日

参院選道選挙区の対応はまだ明確にしていないが、公明の比例区予定者の事務所開きには自民党議員たちが出席した=札幌市中央区

■共産、「民主政権ノー」鮮明


 民主、自民両党の推薦候補が激突し、参院選の前哨戦と位置付けられた4月18日の帯広市長選。結果は138票差で、民主系が競り勝った。


 選挙戦の焦点は「石川VS.中川」だった。昨年の衆院選で道11区を制した民主は、石川知裕衆院議員の逮捕・離党後も勢いを保っているか。一方、自民は中川昭一元財務相の落選・急死を経ても、長年にわたって根を張ってきた中川票を結集できるか――。この点に注目が集まった。


 その裏で別の関心事も、選対関係者にはあった。公明党と、その支持母体・創価学会の動向だ。


 市長選で、公明は自民系候補を推薦。自民関係者は「学会は最後に動いてくれた」と言い、最終盤の追い上げムードに尽力したと見る。対する、民主関係者は打ち明ける。「選挙中に学会の人が『うちは自主投票』と断りに来た」


 10年にわたって政権を担った自公は、選挙でもタッグを組んできた。道内では衆参両院の選挙で、公明・学会が自民の選挙区候補を支援し、その見返りに比例票を得る関係が続いていた。


 だが、昨年の衆院選で両党は下野。その後、公明側は「連立野党という言葉はない」と繰り返し、選挙協力についてはどの党とも距離を置く構えを強調する。


 公明党道本部は今回、比例区に出る元道議・横山信一氏(50)の当選を絶対目標に掲げる。しかし、道選挙区(改選数2)の対応については、まだ態度を明確にしていない。


 内情は複雑なようだ。公明党道議の一人は、道選挙区で自民党が擁立する長谷川岳氏(39)について「要請があれば推すだろう」と言う。北海道創価学会幹部も「応援できる人」と評する。


 一方で、この幹部は「自民党と協力する大義名分はない」とも語る。業界団体のような支持組織が離れたことで、自民党に比例票を出す余力はあまりない、という見通しもあるからだ。


 札幌市で24日にあった横山氏の事務所開きには、自民党の町村信孝元官房長官や道連幹部が出席した。昨夏までは設けられた自民側のあいさつが、この日、その機会はなかった。


 秋波を送り続ける自民につかず離れず。どう対処するのが自らの比例区の得票につながるのか――。30万票前後とされる道選挙区の公明票をはかりにかけながら、戦術を模索する。


 一方、公明党と同様、第三極の位置を確固たるものにしたい共産党は、路線が明確だ。


 昨年の衆院選では道内全小選挙区での候補擁立をやめ、5選挙区に絞った。さらに自公政権への攻撃を強化。民主党政権誕生を側面から支援したとも言われた。だが、最近は民主党や鳩山政権に「ノー」を突きつける。


 「国民の過半数は憲法改正と消費税増税に反対。これを守るのは共産党のみだ」。23日、札幌市内の集会で、同党の大門実紀史参院議員が訴えた。民主・自民両党から離れる票の受け皿を目指す方針が顕著だった。


 今回擁立する畠山和也氏(38)は、前回2007年も立候補した。この時の得票は20万票だったが、衆院選の比例票は24万票に伸びた。参院選ではさらに上積みを目指す。


 党道委員会の青山慶二書記長は意気込む。「有権者に『共産党もありかな』と思わせたい」
(平間真太郎、神元敦司)

6043チバQ:2010/05/30(日) 16:38:15
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/sanin/10/News/special/Se201005250001.html
走りだす参院選>
苦渋のすみ分け 広島選挙区(改選数2) '10/5/25

--------------------------------------------------------------------------------


 7月11日投開票が確実になった参院選。中国地方では今月に入り構図が変化する選挙区が相次いだ。6月24日公示まで1カ月。政権交代の評価が問われる夏の政治決戦に向け、骨格が固まった5選挙区の情勢を追った。

 ▽民主2人目、現職に焦り

 「がん再発患者の私が、命を救う政治をがんばりたい」。24日、広島市西区のJR横川駅前。参院選広島選挙区(改選数2)に、民主党が2人目として擁立した乳がん患者団体世話人代表で、新人の中川圭氏(52)が声を張り上げた。党衆院議員の姿もある。13日の立候補表明直後からほぼ毎日、街頭に立つ。

 民主党は参院選で単独過半数獲得を目指す。改選数2の12選挙区に、推薦も含め候補者2人を立てるのが小沢一郎幹事長の指示であり、それが広島で完了した。現職は労組などの支援団体を固め、新人が無党派層に食い込む戦略を描く。

 ▽支援態勢に不満

 今、現職の柳田稔氏(55)を支援する連合広島はいらだちを強める。中川氏の立候補表明から4日後。伊丹幸男会長が党県連との意見交換会で、三谷光男代表(衆院広島5区)に不満をぶつけた。「中川氏を優先しすぎている」。党県連が示した参院選の支援態勢で、中川氏に県連所属国会議員を4人送り込むのに対し、柳田氏は2人だったからだ。

 三谷氏は「中川氏には支援組織が少ない」と理解を求めたが、別の連合幹部は「もしものことがあれば、今後の選挙で協力をお願いされてもどうなるか分からない」とくぎを刺した。

 参院選2人区での「2人擁立戦術」は、1998年の参院選で自民党が掲げた。だが、独占できたのは2選挙区で橋本龍太郎首相が退陣する敗北を喫した。広島でも自民党は2人を立てたが、1議席だけだった。

 その参院選で初当選したのが、鉄鋼や造船を中心とした労組の支援を受けた元民社党衆院議員の柳田氏。3選に挑む今回は「逆の立場」だ。小沢氏の「政治とカネ」の問題や鳩山政権の迷走という逆風も吹く。22日、柳田氏は中区で参院選に向け初めてマイクを握り「雇用対策や子育て支援を実現させた」と政権交代の実績をアピールした。

 ▽自民 再生へ結束を促す

 「民主党の新人は有力。脅威を感じる」。自民党県連の宇田伸幹事長は、危機感をあらわにする。公募選考で「挑戦権」を得た元衆院議員で新人の宮沢洋一氏(60)は「議席奪還が最低限の使命」と県内を飛び回る。

 宇田氏が「危機感」を繰り返すのは県連の結束を促す意味が大きい。県議会や広島市議会で分裂や対立をしてきた自民党系会派。衆院選大敗後、県連は役員を一新し、岸田文雄会長(衆院広島1区)を中心に「世代交代と融和」を掲げる。

 政権交代後、初の国政選挙となる参院選は「自民党県連再生」の試金石でもある。ただ、県連内からは「内輪もめしているかつてのわが党のよう」と民主党を皮肉り、参院選への自信を深める声が出始めた。

 共産党は県委員会常任委員で新人の大西理氏(44)が街頭演説や集会で「民主党でも自民党でも政治は変わらない」と訴え、二大政党の批判の受け皿を目指す。政治団体「幸福実現党」新人の植松満雄氏(51)は支援者回りをする。(城戸収、永山啓一、加納亜弥)

【写真説明】買い物客たちに向け、街頭演説する立候補予定者(23日、広島市中区本通)

6044チバQ:2010/05/30(日) 16:38:45
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/sanin/10/News/special/Se201005260001.html
しこりの行方 山口選挙区(改選数1) '10/5/26

--------------------------------------------------------------------------------


 ▽勝機求め民主結束へ

 山口市のホテルに18日、民主党の小沢一郎幹事長が駆け付けた。「古里のため身を粉にして働く」―。隣で俳優の原田大二郎氏(66)が、参院選山口選挙区(改選数1)への立候補を表明した。

 党県連が、公募で絞った3人を党本部に公認候補として推薦してから半年。党本部はそれを受け入れず、知名度の高い地元出身の原田氏に決めた。擁立の遅れについて、小沢氏は「本部と県連とで試行錯誤を繰り返した。山口県は自民党王国。最重点区として全力で県連とともに頑張る」と強調した。

 ▽県連の意向放置

 小沢氏が打ち消してみせた「しこり」…。事実、党県連幹部は、原田氏の擁立が決まる直前まで党本部への批判を漏らしていた。地元の意向が事実上放置されたまま、選考経過がほとんど伝わってこなかったからだ。

 それでも今、小沢氏が言う「自民党王国」との戦いが、党本部と県連を「結束」へと向かわせつつある。

 小雨が降った23日午前、下松市の商業施設近くに原田氏が立った。そばで、民主党県連役員の戸倉多香子氏が「山口県でも政権交代をさせてください」と声を振り絞った。

 戸倉氏は昨夏の衆院選山口4区で落選後、前回に続く参院選への立候補に向け、党県連の公募に応じた。県連が本部に推薦していた3人のうちの1人だ。そんな経緯を踏まえても戸倉氏は「勝てる候補が必要だった」と全面支援に動く。ある県連幹部は「不満や不信は残るが、やるしかない。最悪の不戦敗は回避できた」と言った。

 対する自民党は、現職の岸信夫氏(51)が再選を目指す。「地元の意向がここまで無視され、わだかまりが残らないはずはない」―。自民党県連内には民主党の内情を推察し、結束を疑問視する見方もある。

 ▽国の将来像示す

 一方、小沢氏が仕掛けた「知名度のある候補」への警戒感も漂い始めた。政権交代を許した昨夏の衆院選でも県内4小選挙区のうち3選挙区の議席を維持した自民党県連。与党として根強い地盤を築いてきただけに、一転、野党で迎える参院選への不安もにじむ。

 岸氏は「野党だからといって政権を批判していればいいわけでない。もう一度政権を取ったら、この国をどうしていくべきかを示す」と力を込める。

 民主党の原田氏と戸倉氏が支援を訴えた下松市の商業施設前。2人が立ち去って約10分後、岸氏の実兄である安倍晋三元首相(衆院山口4区)が駆け付けた。手には岸氏の名刺の束。約1時間、買い物客や店員たちに「よろしくお願いします」と配って歩いた。

 遅れて合流した岸氏と並んでマイクを握った安倍氏は、「民主党の長州征伐を返り討ちにしよう」と呼び掛けた。

 共産党新人の木佐木大助氏(55)は、米海兵隊岩国基地(岩国市)への空母艦載機移転に反対する党の立場をアピールしている。「3党の候補が出そろい、論戦が本格化する」と木佐木氏。これまで活動拠点を置いていなかった県東部での浸透にも力を入れる。(金刺大五)

【写真説明】支援者や買い物客に握手を求める立候補予定者=手前(23日、下松市)

6045チバQ:2010/05/30(日) 16:39:16
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/sanin/10/News/special/Se201005270001.html
連携のかたち 岡山選挙区(改選数1) '10/5/27

--------------------------------------------------------------------------------


 ▽自公協力の復活模索

 「自公政権の方が良かったという話をよく聞く。私は個人的に山田さんを応援する」

 23日、参院選岡山選挙区(改選数1)に立候補を予定する自民党新人山田美香氏(42)の決起大会が、笠岡市であった。応援演説をしたのは公明党の笠岡市議。司会者から「友党を代表して」と紹介され、マイクを持った。

 公明党本部は参院選で、昨夏まで連立政権を組んでいた自民党との選挙協力を「白紙」とする。これに対し自民党県連は近く公明党県本部に山田氏の推薦を要請する考え。党本部の推薦は得られなくても、県レベルで協力を進めるのが狙いだ。

 ▽「バーターが鍵」

 自民党県連内には、郵政民営化をめぐり離党し、たちあがれ日本を結党した平沼赳夫氏(衆院岡山3区)との連携を模索する動きもある。ただ、2007年の参院選で民主党新人に敗れた元職片山虎之助氏(74)が26日、比例代表でたちあがれ日本から立候補すると表明。「離党したら今まで通りとはいかない」(自民党系岡山市議)など困惑の声も漏れる。

 同じ26日には、舛添要一氏を代表とする新党改革が、昨夏の衆院選岡山2区で落選した自民党元衆院議員の萩原誠司氏(54)を、比例代表で擁立することを正式に発表した。相次ぐ元国会議員の離党により、自民党県連の求心力低下は否めない。

 党県連内には、支持者が重なる片山氏や萩原氏との連携を主張する声は残るものの、公明党を選挙協力相手の「1番手」にする意見が大勢を占める。2月までパリで自動車部品メーカーに勤めていた山田氏の後援会づくりは始まったばかり。創価学会を支持母体に持つ公明党の組織票に活路を見いだす構えだ。

 公明党県本部もまた、比例代表で地元出身の現職谷合正明氏(37)を抱えており「自民党がどれだけうちの比例代表の候補を応援してくれるかが鍵」(県本部幹部)との姿勢をみせる。「選挙区は自民、比例代表は公明」。自公政権時代と同じ選挙協力が進む可能性はある。

 ▽受けて立つ重鎮

 受けて立つ現職の江田五月氏(69)は、参院議長就任で民主党の会派を離脱中だが、実際には「与党の重鎮」の看板を前面に態勢づくりを本格化させる。

 自身の誕生日で父三郎氏の命日でもある22日に岡山市中区で開いた総決起大会。市長や県商工会連合会、県医師会など各種団体の代表たちが出席した。多くは政権交代前まで自民党を支援してきた顔ぶれである。

 故橋本龍太郎元首相の元秘書で、総社市の片岡聡一市長はあいさつに立ち「地方分権を推進できるのは江田議長」と手腕をたたえた。

 共産党新人の垣内雄一氏(45)は22日、岡山市北区で佐々木憲昭国対副委員長を招いて演説会を開いた。医療従事者や労組の代表から労働現場の実情を聞き、「派遣切りの問題は解決されていない。人間らしく働ける社会を実現する」と訴えた。30日に事務所を開き、準備を加速させる。(中島大)

【写真説明】党の演説会で政策を訴える立候補予定者(22日、岡山市北区)

6046チバQ:2010/05/30(日) 16:40:01
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/sanin/10/News/special/Se201005280001.html
変化した構図 島根選挙区(改選数1) '10/5/28

--------------------------------------------------------------------------------


 ▽自民「世襲」隠さず

 自民党の青木幹雄前参院議員会長(75)が雲南市木次町で倒れてから10日余りたった25日。「ご迷惑を掛けて申し訳ない」。その木次町での党支部総会で、参院選島根選挙区(改選数1)に後継として立候補する長男で新人の一彦氏(49)は頭を下げた。

 「参院のドン」と呼ばれた幹雄氏の立候補断念に、党県連には衝撃が走った。13日に軽い脳梗塞(こうそく)と診断され、出雲市の病院に入院。県連は強固な支持基盤の継承を最優先し、後継に長男を指名した。

 その経緯を10年前と重ね合わせる県議は少なくない。青木氏が側近として仕え、同じく病気が引き金となった故竹下登元首相の引退だ。後継となった弟の亘氏(衆院島根2区)は2000年の衆院選で圧勝。選挙期間中に元首相が死去し、「弔い合戦」となった。

 県連幹部は「あえて長男は隠さない。むしろ強調した方がいい。同情票が集まる」と明かす。一彦氏は20日、松江市での会見で「古里に対する父の意志を継ぐのが私の務めだ」と表明。28日までに県内全59支部と主要な業界団体を回る。

 ただ、県連幹部の間ですら公募を求める声が出た。旧飯石郡など6支部からは元職の景山俊太郎氏を推す意見があり、しこりが残る可能性もある。県連はすぐに選考過程についての説明文書2枚を全党員に郵送し、世襲批判の沈静化を図る。

 ▽世代論争消え、民主に危機感

 元民放アナウンサーの新人岩田浩岳氏(34)を擁立する民主党。「最重点区」と位置付けてきた島根での「構図激変」に向き合う。連合島根の矢倉淳会長は「世代交代のフレーズが使えなくなった」と強い危機感を示す。

 20日に島根入りした小沢一郎幹事長は松江市のホテルで、連合島根の幹部にこう語った。「青木幹雄さんなら絶対勝てると確信を持っていた。相手が変わると不確定要素が強くなる」。会合後、小沢氏は岩田氏と別室で面談し「僕は厳しくなったと思うよ。ひたすら君は街に出て訴えなさい」と指示した。

 4月中旬から1日50回の街頭演説を連日続けてきた岩田氏。今は回数を1日55回に引き上げ、「地域の声をまっすぐ国に届ける」と連呼する。

 ▽自民支持層狙う

 参院選での「台風の目」とされるみんなの党もまた、島根を「最重点区の一つ」に挙げる。1人区初の公認候補として、自民党の故桜内義雄元衆院議長のおいで会社役員の新人桜内朋雄氏(41)を擁立。6日に松江市であった立候補表明の記者会見には、渡辺喜美代表が駆け付けた。

 桜内氏は「今回は政策を訴える選挙。相手は関係ない」と受け止める。党の支持率急上昇を追い風に、今週末から離島の隠岐の島町で街頭演説を始める。立候補表明後、義雄氏とつながりが深かった関係者をあいさつ回りし、自民党支持層への食い込みも狙う。

 共産党新人で党県常任委員の石飛育久氏(32)は、誕生日の16日に事務所を開き「民主党は期待はずれ、自民党にも逆戻りできない。若い力で頑張る」と訴えた。6月5日まで県内全域で街頭活動する。(河野揚)

6047チバQ:2010/05/30(日) 16:41:07
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/sanin/10/News/special/Se201005290001.html
一変した風 鳥取選挙区(改選数1) '10/5/29

--------------------------------------------------------------------------------


 ▽市長選敗北 民主に影

 「民主党に逆風が吹いている。戦える環境をつくってほしい」。19日、鳥取市のホテルに迎えた民主党の小沢一郎幹事長に、連合鳥取の五十嵐美知義会長が迫った。

 参院選に向け、小沢氏が東京の連合幹部とともに鳥取選挙区(改選数1)を訪れ、連合鳥取に支援を要請した懇談会の席だ。連合鳥取には、与野党対決となった4月の鳥取市長選で、推薦した新人が現職に大差で敗れた現実が重くのしかかる。

 小沢氏に対し、異例の注文をつけた五十嵐会長の言葉には、「政治とカネ」の問題や鳩山政権の迷走で、政権交代の実績を有権者にアピールできない「いらだち」もにじんだ。

 ▽街頭活動を重視

 同席した民主党新人の坂野真理氏(32)も、昨年夏の立候補表明から一変した厳しい風を感じ取る。自民党参院の重鎮だった故坂野重信元自治相の孫で、小児科医。自民党の支持基盤を切り崩す小沢氏の選挙戦略を担い、活動を先行させていた。

 現職の田村耕太郎氏(46)は昨年12月、野党に転落した自民党を離党後、小沢氏の要請で民主党入り。比例代表で立候補の予定だ。これに対し自民党県連は2月、公募で新人の国際政治経済学者浜田和幸氏(57)の擁立にこぎつけた。石破茂政調会長(衆院鳥取1区)が精力的に地元入りし、支援する。

 坂野氏は13日、鳥取市に接する八頭町で集会を開いた。民主党が勝利した3年前の参院選で、小沢氏が乗り込んだ石破氏の出身地だ。「32歳、母、奮闘中」と書いた赤のたすきを掛ける坂野氏。育児をしながら働く若い母親が、政治家を志す熱意を訴えた。鳥取市長選後は、有権者に顔が見える街頭活動も重視。「党」よりも「人」を前面に出す。

 ▽自民、支持基盤揺らぐ

 対する浜田氏は、同市長選の勝利を追い風に、県内各地で決起大会を開催。立候補表明の遅れを取り戻そうと懸命だ。22日の党県連大会で石破氏は「鳥取で議席を落とせば、民主党のおかしな政治を変えられない」と小沢氏に対抗心を見せた。

 参院選の勝敗の行方を握る全国29の1人区。3年前は鳥取を含め民主党系の候補が23勝6敗と圧勝した。「あの時から、有権者の気持ちがよく見えなくなった」と自民党県連の山根英明幹事長は打ち明ける。

 昨夏の衆院選で自民党は県内2小選挙区を制したものの、政権交代を機に党員の減少は続き、業界団体に自主投票の動きが広がる。支持基盤の揺らぎがどう影響するか、山根氏は計りかねている。

 共産党新人で党県委員会書記長の岩永尚之氏(53)は、6月13日投開票の米子市議選(定数30)を、6月24日公示が確実な参院選の前哨戦として重視。「政治不信が広がる今こそ好機。党の政策をきちんと訴えたい」と力を込め、支持構造が流動化する業界団体への浸透にも力を入れる。(円山文雄)

【写真説明】衆院議員(手前右端)と一緒に集会の参加者を握手で迎える立候補予定者(手前左端)=15日、鳥取

6048チバQ:2010/05/30(日) 17:04:10
http://mytown.asahi.com/kagawa/news.php?k_id=38000001005300003
民・社 連立離脱でも参院選共闘
2010年05月30日

 福島瑞穂消費者担当相の罷免から一夜明けた29日、民主党県連、社民党県連合、連合香川の幹部が会談し、社民党が連立政権を離脱した場合でも参院選香川選挙区での「共闘」を維持していくことを確認した。だが、社民党県連合は同日に開いた緊急の3役会議で「連立離脱やむなし」という意見を県連合として主張する方針を確認。中央で仲たがいしながら、地方で手を結ぶというズレが生じている。


 会談には民主党県連の小川淳也代表、社民党県連合の奥田研二代表、連合香川の豊永幸一事務局長が出席した。小川代表によると、米軍普天間飛行場移設を巡って政権が動揺していることについて、小川代表が冒頭に陳謝。参院選については社民党が連立を離脱するか否かにかかわらず、結束して戦っていくことを確認したという。


 小川代表は取材に対し、「この結束を乱すような悪影響がないよう、細心の注意を払いたい」。民主党県連は同日の常任幹事会で、知事選の対応を話し合ったが、小川代表は「社民党の連立政権離脱騒動の影響や参院選に与える影響から、社民党や連合香川との十分な調整が必要」として結論の表明は先送りした。


 一方、社民の会合には奥田代表ら6人が出席し、「連立離脱」で全員が一致した。30日の党全国幹事長会議で、県連合の意見として主張するという。奥田代表は「政権にとどまり政策を実行することも大事だが、普天間飛行場の国外・県外移設は社民党の基本政策。この考えを曲げてはいけない」。会合では閣外協力もすべきでないという強硬意見も出たという。


 参院選については「社民、民主の両党が等距離で、支援しており、推薦を取り下げることはない」(奥田代表)と共闘を確認したが、民主党県連の幹部からは「影響がまったくないとは言えない」と懸念の声もあがっている。


 自民党県連は29日、高松市内で県連大会を開いた。大野功統県連会長はあいさつの中で、普天間飛行場移設を巡る民主党の対応について、「自民の決めたことだからと合意をひっくり返そうとした。日米関係よりも自分の党を大事にしている」と批判。平井卓也衆院議員は「政権が一日長引くごとに国益が損なわれていく。なんとしても次の参院選では与野党を逆転させなくてはならない」と述べた。

6049チバQ:2010/05/30(日) 17:24:48
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20100530a
石川氏を無所属で擁立する動き 参院選
 夏の参院選本県選挙区で、前秋田公立美術工芸短大学長で作家の石川好氏(63)を、無所属で擁立する動きがあることが29日、分かった。県内の元首長や民間経済人らが石川氏に出馬を要請し、立候補に向けた準備も進めている。

 石川氏は同日、自身を擁立する動きについて、「秋田に縁がある人間としてうれしく思う。期待に応えられるかどうかは現段階ではまだ分からない」と話した。出馬の是非について近く最終判断する見通し。

 関係者によると、石川氏の周辺では選挙用ポスター作製の日程調整や選挙事務所の確保など、選挙戦の準備を既に具体化させており、来月3日に県庁で開催される立候補予定者説明会にも支援者が出席する予定。

 関係者は本県活性化に向けた石川氏の多彩な活動などに共感したとしている。

 石川氏は東京都生まれ。慶大法卒。2001年から07年まで秋田公立美術工芸短大学長。現在は酒田市美術館館長、ノースアジア大客員教授。

 本県選挙区では民主党現職の鈴木陽悦(61)、自民党新人の石井浩郎(45)、共産党新人の藤田和久(60)の3氏が出馬を予定している。

(2010/05/30 09:30 更新)

6050チバQ:2010/05/30(日) 17:28:24
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/niigata/news/20100530-OYT8T00089.htm
民主「2人目擁立の選択も」
石井選対委員長社民「離脱」の場合
 普天間飛行場移設問題で社民党の福島党首が消費者相を罷免された問題で、民主党の石井一・選挙対策委員長は29日、今後、社民党が連立政権を離脱して同党との選挙協力が解消された場合、今夏の参院選新潟選挙区で、民主党から2人目の候補者擁立もあり得るとの見方を示した。

 新潟選挙区は、民主党が連立政権を組む社民党に配慮した結果、全国の2人区で唯一、民主党の公認候補が1人となっている。

 石井氏はこの日、新潟市内で開かれた田中直紀参院議員の政治資金パーティーに出席。あいさつに立った石井氏は、社民党の連立離脱問題に関連し、「(社民党との)話し合いの経過によっては突然変異もありうる政治状況だ」と強調。「新潟で2人目の候補者を立てる選択もわずかに残っている」として、現職の田中氏に加えた2人目擁立の可能性に言及した。

 その後、報道陣に対し石井氏は「今の段階で(対応を)簡単に言うことは出来ない」としつつ、「社民党本部の出方による」と含みを持たせた。

 石井氏の発言について民主党県連の西村智奈美代表は「党本部の考え方として可能性を述べたのでは」と述べ、2人目擁立に向けた具体的な指示は特にないと説明。ある県連関係者は、「実際にもう1人擁立しろ、というのはあり得ないのでは」との見方を示した。

社民党県連は連立離脱反対 新潟選挙区で社民党から出馬予定の現職の近藤正道氏は29日、柏崎市内での演説会に参加。近藤氏は、報道陣に対し、「党首が罷免されたから即離脱ではなく、あらゆる観点から慎重に決定すべき」と述べ、連立政権に残るべきとの認識を示した。無所属での出馬に切り替える可能性など、今後の対応については「様々な選択肢があるが、支援者の合意が必要だ」として態度を明らかにしなかった。

 社民党県連は30日の全国幹事長会議で、連立離脱に反対する方針だ。

(2010年5月30日 読売新聞)

6051チバQ:2010/05/30(日) 17:29:19
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20100530-OYT8T00011.htm
国民新 相本氏推薦見送りへ
森田参院議員表明 「協議なし擁立」溝深く
 国民新党の森田高参院議員(富山選挙区選出)は29日、読売新聞の取材に対し、夏の参院選で民主党公認で立候補するフリーアナウンサー相本芳彦氏(54)について、「推薦を控えることになる」と述べ、推薦しない考えを明らかにした。早ければ来週中にも党本部が正式決定するという。社民党の連立政権離脱の公算が強まる中、社民党県連も選挙協力見直しの可能性に言及しており、民主党県連が「勝利のために必要」としてきた与党共闘が成立しない可能性が高まった。

 森田氏はこれまで、民主県連が相本氏を公認候補として擁立した際、国民新党への連絡がなかったことを一貫して批判し、民主側との溝を深めており、推薦見送りの理由も「我が党とは協議しないという(民主側の)姿勢があまりにも良くないため」としている。森田氏によると、亀井静香代表や綿貫民輔・党最高顧問も推薦見送りに同意しているという。

 民主党と国民新党は、党本部間で協議し、全国での選挙協力態勢の構築を目指している。民主党の石井一・選挙対策委員長は22日に来県した際、「国民新党は(推薦が)取れる」と語っていたが、森田氏は「選挙協力をしていても、地方の事情により推薦できない民主党候補も出てくる」と、富山で協力関係を築く困難さを指摘する。

 一方、自民党県連との選挙協力も、「政権与党の一員として、あり得ない」と否定した。

 福島瑞穂氏が消費者相を罷免された社民党にも、連立政権離脱の公算が高まっており、30日に開かれる全国幹事長会議で、離脱の是非が協議される。党県連の菅沢裕明幹事長は、「民主党県連とはこれまで地方レベルで協議を積み重ねてきた経緯がある」として、選挙協力を一挙に解消することは否定した。しかし、会議の結果、全国での選挙協力が見直しとなった場合は、「従わざるを得ないだろう」と述べ、相本氏の推薦方針を転換する可能性にも触れた。

(2010年5月30日 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20100530-OYT8T00014.htm
自民県連司法書士支部解散
 自民党県連の職域支部「司法書士支部」は29日、富山市内で定時総会を開き、解散を決めた。昨夏の衆院選で自民が野党になって以降、県内の党員数は減少に拍車がかかっているが、解散する職域支部も出始めたことで、党の求心力低下が改めて浮き彫りとなった。

 県司法書士会の政治団体「日本司法書士政治連盟富山会」の高田政公会長によると、これまでは自民党を推薦してきたが、民主党が政権与党になり、同連盟のために尽力してくれる党派は超党派で支援することにしたという。民主党に職域支部がないこともあり、自民党の職域支部は解散。同支部に所属する18人の党員も退会する見込みという。

 また次期参院選富山選挙区では、自・民双方から推薦要請があり、自民党公認候補予定者の前参院議員野上浩太郎氏(43)と、民主党のフリーアナウンサー相本芳彦氏(54)の双方に、富山会として推薦を出す予定だ。2007年の参院選は野上氏だけを推薦した。

 野党転落後、県内の自民党員数は減少に拍車がかかっている。2009年12月末現在の党員数は3万40人(前年同期比4443人減)。中でも職域支部は前年から約2割減少し、9630人に落ち込んでいた。

(2010年5月30日 読売新聞)

6052チバQ:2010/05/30(日) 17:29:54
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukuoka/news/20100529-OYT8T00907.htm
社民県連「連立離脱を」
参院選福岡堤氏の支援継続確認
 社民党県連(渕上貞雄代表)は29日、県内総支部の幹事長を集めた会議を福岡市内のホテルで開き、沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題で、党首の福島瑞穂消費者・少子化相を鳩山首相が罷免したことを受け、「党は連立政権から離脱すべき」との意見をまとめた。30日の全国幹事長会議で県連の意見として伝える。

 会議は約30人が出席し、非公開で行われた。終了後、豊島正章幹事長は「福島党首を罷免したことは『社民党は(連立政権に)いらない』という鳩山首相の姿勢だと受け止めた。政権を離れる以外にない」と話した。出席者からは連立からの離脱について異論はなかったという。閣外協力については今後、党本部に状況を聞いた上で検討する。

 また、参院選福岡選挙区(改選定数2)への対応についても協議した。同選挙区に民主、社民両党の推薦を受け、無所属での立候補を予定している元大学教授・堤要氏(49)を、県連は引き続き推薦候補として支援していくことを確認した。

 会議の冒頭、堤氏の後援会長があいさつし、「今後も支援いただけるということで安心した。最後までご指導をお願いしたい」と述べた。

(2010年5月30日 読売新聞)

6053チバQ:2010/05/30(日) 17:30:33
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20100529-OYT8T00910.htm
「第3極」出馬 探る動き
秋田選挙区 「批判の受け皿」民、自警戒
 6月24日公示が見込まれる参院選。1か月を切ったが、秋田選挙区は、なお出馬を探る動きが収まっていない。民主党政権の迷走、自民党の党勢回復の鈍さが背景にある。「第3極」を目指す動きに、民主、自民の2大政党は神経をとがらせている。

 民主、自民両党が最も警戒するのは、みんなの党の動向だ。読売新聞の5月の世論調査では、参院比例選で投票する政党として、民主19%、自民13%に次ぐ7%の支持を集め、「第3党」の地位を固めつつある。

 実際、渡辺喜美代表は1月に来県し、「ぜひ公認候補を出したい」と表明。複数の関係者によると、渡辺氏は3月頃、擁立作業を本格化させ、ある本県関係者に出馬を打診したという。

 渡辺氏は周囲に「秋田選挙区の民主党現職は元民放キャスター、自民党新人は元プロ野球選手。知名度対決を物足りないと思う有権者は多いはず」と、勝機ありと分析したという。

 打診を受けた、この本県関係者は出馬に意欲を示したが、「1人区の当選は思うほどやさしくない」など周囲の反対もあり、擁立には至っていないという。

 それでも、民主、自民両党は、別の候補者擁立の可能性を含め、「みんなの党が出れば、2大政党に対する批判票の受け皿として、それなりの票を集める」と口をそろえる。

 みんなの党以外にも、県内に依然影響力を持つ首長経験者の動向を気にする関係者も多い。当の本人は「周りが想像する以上に、選挙の準備には時間がかかる」と語るが、台風の目として警戒する声は消えそうにない。

 最近も本県にゆかりの深い関係者が無所属で出馬するのではないかという情報が駆けめぐった。政局も混迷を深めており、2大政党が気をもむ日は直前まで続きそうだ。

(2010年5月30日 読売新聞)

6054神奈川一区民:2010/05/30(日) 19:00:40

第二次公認予定候補者4名です。後ほどHPからプロフィールがご覧いただけます。
佐賀ワキ(神奈川)、まえだ武男(熊本)、杉井やすゆき(比例)、清水たかし(比例)の4名です。

東京選挙区に出馬予定だった藤岡たかおさんについては処遇は未定のようですね。

(ソース@日本創新党 on Twitter)

6055チバQ:2010/05/30(日) 19:43:35
>>5828
結局 出るんかい
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100531k0000m010038000c.html
たちあがれ日本:中川氏、参院比例代表で出馬へ
 たちあがれ日本の中川義雄参院議員(北海道選挙区)は30日、北海道音更町で記者会見し、夏の参院選に比例代表で立候補する考えを表明した。長男の賢一氏がみんなの党から道選挙区(改選数2)に立候補することから、一時は出馬断念の方向で検討していた。

 中川氏は記者会見で、「政治的な信念と、人間としての情の間で悩んだことは事実。難しい選挙になるが、勝つことで期待に応えなくてはならない」と強調。参院選での賢一氏との連携については「一切ない」と否定した。

6056チバQ:2010/05/30(日) 19:44:32
>>6054
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010053000169
参院選2次公認発表=山田党首は東京選挙区−日本創新
 日本創新党は30日、参院選の第2次公認候補5人(選挙区3人、比例代表2人)を発表した。いずれも新人。31日付で東京都杉並区長を辞職する山田宏党首(52)は東京選挙区から出馬する。これにより、同選挙区で公認されていた元金融庁職員の藤岡隆雄氏は、他の選挙区か比例代表へのくら替えを検討する。これで同党の公認候補は計11人。山田氏を除く2次公認候補は次の通り。(敬称略)
 【選挙区】神奈川 神奈川県藤岡市議・佐賀和樹(37)▽熊本 会社社長・前田武男(53)
 【比例代表】大阪府岸和田市議・清水隆司(49)▽経営コンサルタント・杉井保之(51)(2010/05/30-19:03)

6057チバQ:2010/05/30(日) 19:45:27
>神奈川県藤岡市議・佐賀和樹

藤沢の誤植ですね

6058和子夫人 ◆VVOQ3pMvHY:2010/05/30(日) 20:04:04
>>6056
あれ、選挙協力で神奈川はたちあがれを推薦するんじゃなかったの?

6059名無しさん:2010/05/30(日) 22:33:21
ポッポの支持率とうとう一桁・・・

今週政局だね、退屈しないね、アソウ、アベ、フクダよりスピード辞任か。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100530-00000013-maip-pol

それにしても、美しい日本だ、とてつもない日本だ、友愛だ・・・言葉先行には要注意ってとこでしょうか

6060名無しさん:2010/05/30(日) 22:53:19
>>6059

朝日17、毎日20、日経22、共同19・・・水曜当たり辞任かな

6061民主党の勝利間違いなし:2010/05/31(月) 02:26:36
  
 政権の癌であった社民党を切り捨てたことで、やっと、まともな政権運営
が可能となる。外国人参政権・選択的夫婦別姓など、すべてやめてしまえばよい。
そして、保守政党らしく歩むべきである。
 勿論、郵政の見直し、公務員制度改革、国会法は是非とも実現させるべきである。
また、インターネット選挙の解禁も絶対に必要である。

 これで、民主党の勝利は間違いなし

6062チバQ:2010/05/31(月) 07:07:52
公示まで一ヶ月切ってるのに、ここまで枠組みが決まらないってのも珍しいですね。
新党系の追加擁立
新党系の選挙協力
社民党の立場と選挙協力
そして、首相は続投するかどうかさえハッキリしない....

6063とはずがたり:2010/05/31(月) 09:42:38
>>6062
考えたらあと一ヶ月で選挙なのにここまで自分も我が板も盛り上がらないのも珍しいかも。。

6064名無しさん:2010/05/31(月) 14:36:10
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100531-00000150-mailo-l19
参院選’10山梨:根本氏、無所属で立候補を正式表明 /山梨
5月31日12時50分配信 毎日新聞

 甲府市の医師で新人の根本直幸氏(44)=写真=が30日、甲府市内で記者会見し、夏の参院選山梨選挙区に無所属で立候補すると正式表明した。根本氏は「医師としての経験を生かし、自殺防止対策に取り組みたい」と抱負を語った。
 根本氏は北海道三笠市出身。山梨医科大(現山梨大医学部)を卒業後、県内の病院に勤務。現在は甲府市内で心療内科クリニックを経営している。
 会見で根本氏は「5年以内に自殺者を20%減らしたい」と語り、自殺対策の実行などを公約に掲げた。根本氏を巡っては、みんなの党が公認候補として擁立を検討していたが、調整がつかず見送っている。
 同選挙区には他に、民主党現職の輿石東氏(74)、自民党新人の宮川典子氏(31)、共産党新人の花田仁氏(49)が立候補表明している。【曹美河】

6065とはずがたり:2010/05/31(月) 17:12:10
社民党:連立離脱 県連・小沢幹事長「離脱当然」と後押し /静岡
 ◇民主党県連・牧野会長「県連間の対立点ない」
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20100531ddlk22010109000c.html

 社民党が連立政権からの離脱を正式決定した30日の全国幹事長会議。出席した、同党県連の小沢明美幹事長(浜松市議)は「離脱は当然だ」と述べ、離脱論を後押しした。一方、民主党県連の牧野聖修会長は同日、毎日新聞の取材に「党はけんか別れしたようになったが、県連間の対立点は何もない」と強調。7月の参院選をにらみ、再選を目指す藤本祐司氏(53)への支援を社民党県連に近く要請する考えを示した。

 社民党県連の小沢幹事長によると、福島瑞穂党首は全国幹事長会議で参院選について言及。民主党との選挙協力のあり方について「これから仕切り直す。

各地域の事情に応じて対応する」と述べたという。

 これまで民主党は小沢一郎幹事長が社民党との選挙協力についても一切を仕切る体制で、地方組織は口出ししにくかった。ところが福島党首の発言は党本部主導から地方組織に委ねる意向に転換したことを意味する。

 民主党本部が静岡選挙区(改選数2)に複数擁立を決めたことに猛反発し、対立してきた民主党県連にとっては福島党首の発言は「地殻変動」といえる。

 こうした情勢の変化も踏まえ、牧野会長は毎日新聞の取材に、社民党の連立離脱について「経緯をみれば主張は十分理解できる」と強調した。異例ともいえる「社民擁護」発言の背景には、藤本氏と民主党が公認擁立する新人、中本奈緒子氏(30)を含め既に6人が出馬表明し激戦が見込まれる静岡選挙区で、独自候補を擁立しない社民党への支持層に期待を強めているためだ。

 社民党は07年の参院選比例代表で県内では6万1816票を得た。09年衆院選比例代表では県内で7万356票を獲得。さらに、今回の離脱劇で同党に世論の追い風が吹く可能性がある。

 社民党県連の小沢幹事長は取材に「藤本氏と関係がある議員が多い。藤本陣営から協力依頼があれば、対応を検討したい」と話した。【竹地広憲、平林由梨】

毎日新聞 2010年5月31日 地方版

6066とはずがたり:2010/05/31(月) 17:22:28

おお,藤巻兄弟に訊けの人ですね。おかんがあのコラム好きです。

名物バイヤーの藤巻氏擁立=参院比例にみんな
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&rel=j7&k=2010053100460

 みんなの党は31日、参院選の比例代表に、企業経営者の藤巻幸夫氏(50)の擁立を決めた。藤巻氏は「カリスマバイヤー」として知られ、下着メーカー「福助」の経営再建を手掛けたほか、イトーヨーカ堂取締役を務めた。
 同党の公認候補はこれで選挙区17、比例15の計32人となった。 (2010/05/31-14:12)

6067とはずがたり:2010/05/31(月) 17:23:26

「別れた両党から推薦」無念・不安の候補者陣営
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100531-00000362-yom-pol
5月31日10時29分配信 読売新聞

 社民党の連立政権離脱を受けて、参院選に向けて民主、社民両党の選挙協力を前提に準備を進めてきた福岡選挙区の立候補予定者や関係者に波紋が広がった。

 「3党連立を維持し、国民のための政治をやってほしかった」。30日夕、福岡市内の公園で開かれた連合福岡の決起集会。マイクを握った高島喜信会長は無念さをにじませた。

 高島会長の両脇にいたのは、福岡選挙区(改選定数2)に民主、社民両党の推薦を受けて立候補する堤要氏(49)と、民主党公認の現職・大久保勉氏(49)。2人を推薦する連合福岡はこの集会で、両党の関係者と結束を誓い合うはずだった。

 社民党福岡県連幹部のあいさつの時間も用意されていたが、姿を見せないまま。午前中の北九州市内での集会でも同じで、連合福岡の幹部は「いろんな協議をしているのではないか」と推測するしかなかった。

 民主と社民がたもとを分かつ事態に、両党の応援を受ける堤氏の陣営には不安の声が漏れる。

 堤氏は福岡市内での集会後、「心配していない。何があっても自分の出来ることを全力でやっていくだけだ」と述べた。しかし、後援会幹部は「別れたはずの両党から推薦をもらっていることを有権者がどう感じ、選挙にどんな影響があるのか分からない。不安だ」。別の後援会関係者は「中央の政争が影響しなければいいが」と語った。

 初の「ダブル当選」を掲げる民主党。福岡県連の吉村敏男幹事長は堤氏を支援する意向を改めて示したが、「民主党本部が社民党との選挙協力をどうするのか決めた後、県連の対応を協議したい」とも述べた。

 民主党県議の一人は「社民は民主に対しノーと言った。社民と手を組んで堤さんの選挙をやるより、皆で公認候補の応援に専念すべきだ」と指摘。堤氏の選対に入る同党議員は「やりにくくなった」とこぼす。

 社民党県連は29日、堤氏の支援継続を確認している。県連関係者は「もともと民主党を頼っているわけではない。我々が推薦するのは堤さんだけ。これまで以上に支援に力を入れる」と強調した。

6068とはずがたり:2010/05/31(月) 17:23:58

社民が候補擁立模索、民主に動揺…北海道選挙区
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100531-00000304-yom-pol
5月31日13時2分配信 読売新聞

 同党からの支援を期待していた民主党北海道(道連)には動揺が広がっている。社民党の動向は、間近に迫った参院選の各党の選挙戦術に波紋を投げかけている。

 30日夕、札幌市北区の社民党道連事務所。「連立離脱」がテレビで報じられると、参院比例選への立候補を予定している浅野隆雄・道連幹事長は「選挙を前にバタバタさせられた。態勢を立て直さなければ」と口元を引き締めた。

 道連内では「選挙区と比例の候補が互いに票を開拓するのは選挙の常道だ」などと、道選挙区への擁立論が強まっており、昨年の衆院選道2区で立候補し、落選した本田由美・道連常任幹事らの名前が挙がっている。道連は6月中旬、執行部と道内支部幹事長らによる合同会議を開いて、道選挙区での対応を決める方針だ。

 一方、民主党道連関係者の表情はさえない。社民党は前回2007年の参院比例選で道内では約10万票を獲得しており、同党が独自候補を擁立した場合、民主党の得票が目減りするためだ。

 民主党道連の佐野法充幹事長は社民党の連立離脱について、「『国民の生活が第一』を掲げて協力してきただけに、残念だ。社民党が民主党との選挙協力をどうするのか静かに待つしかない」と言葉少なに語った。ただ、ある民主党道連関係者は「できれば候補を出さないでほしい」と吐露した。

 一方、自民党道連の竹内英順幹事長は、社民党の連立離脱について、「安全保障で全く意見が合わないのだから当然だ。参院選で与党を過半数割れに追い込んで、もう一度、政権にチャレンジできる体制をつくりたい」と語った。

 社民党道連が道選挙区への候補擁立を模索していることについては、「他党のことは他党のこととして、我々は愚直に政策を訴えて、支持を拡大していくしかない」と語った。ただ、ある自民党道連幹部は「社民党は候補を立てるべきだ」と期待感を示した。

最終更新:5月31日13時2分

読売新聞

6069名無しさん:2010/05/31(月) 19:29:11
>>6066 私も大好き 数年前から読んでいます。

今回のみずほの離脱劇での答弁聞いていると、多分シナリオ、コメント随分前から用意していたように見えますね。

そうだとしたら、みずほも政治家の仲間入りか。

でも・・・イチローと社民執行部、鳩山辞任で水面下で動いているような気がしますね。

>>6063 同感 今回は投票に行く気さえしないです。分析ソフトさえ作る気しないですよ、管理人さん。


加えてコレでポッポが辞めたら、その引導を渡した、それが、コイツじゃ戦えないと思っていたイチローと組んだ芝居なら座布団十枚ですね。

6070チバQ:2010/05/31(月) 21:06:29
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20100531-OYT8T00688.htm
政権批判票 争奪戦激化へ
社民の連立離脱 民主包囲網の様相
 社民党が連立政権離脱を決めた30日、県内各党は混乱を招いた鳩山首相の対応を厳しく批判した。社民党県連も民主党批判を強める構えで、参院選埼玉選挙区(改選定数3)は“民主包囲網”の様相を呈し、政権批判票の争奪戦が一層激しくなりそうだ。

 この日、全国幹事長会議に出席した社民党県連の中山茂幹事長(鳩ヶ谷市議)は会議後、「福島党首が罷免された以上、政権離脱は当然。与党の立場を失うリスクはあるが、罷免されても与党でいるリスクの方が大きい」と述べた。その上で「政治と金の問題などで民主党に若干遠慮してきたが、よりはっきり言えるようになる」と民主批判を強める考えを示した。

 民主党県連代表代行の山根隆治参院議員は「鳩山首相が罷免したという点でイメージはマイナス。参院選への影響は避けられない」と警戒。常任顧問の細川律夫厚生労働副大臣は「8か月間に政権が行った政策で国民の信を問う」と話すが、民主党県議は「これで埼玉選挙区は敵だらけになった」と漏らす。

 野党側は批判のトーンを強めている。自民党県連会長の新藤義孝衆院議員は「元々相いれない党同士が、政権を作るためにごまかしてきたツケが回ってきた。鳩山首相には日本を動かす心構えも知識もない」と語り、公明党県本部幹事長の福永信之県議は「国民の政治不信を深刻化させた罪は大きい。その跳ね返りは民主党に行くはずだ」との見方を示した。

 共産党県委員会の小松崎久仁夫委員長は「鳩山政権は公約を破り、国民の期待を裏切っている」と強調した。

(2010年5月31日 読売新聞)

6071チバQ:2010/05/31(月) 21:09:47
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20100531ddlk15010150000c.html
参院選’10新潟:社民連立離脱 近藤氏の再選戦略に影 /新潟
 ◇民主「2人目」擁立論も再浮上
 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題に絡み、社民党が連立政権から離脱することを30日に決めたことは、夏の参院選新潟選挙区(改選数2)の情勢にも、大きな影響を与えそうだ。同党公認で再選を目指す近藤正道参院議員(63)は、連立与党の成果を掲げて選挙戦に臨む方針だっただけに、戦略の変更を迫られるのは必至だ。【小川直樹】

 東京都内で30日開かれた社民党の全国幹事長会議で新潟県連は、参院選を戦う近藤氏の立場を踏まえ、政権残留を強く主張した。しかし、党執行部は離脱方針を示し、ほとんどの県連からも離脱を支持する意見が出され、政権離脱の流れは止められなかった。

 参院選での選挙協力については離脱後も引き続き、民主党や国民新党などと協議するとしており、新潟県連の田上敏幹事長は「与党3党の政策合意や選挙協力が、すべてご破算になるわけではない」と述べたが、失望は隠せなかった。

 参院選新潟選挙区には、近藤氏のほか、民主党現職の田中直紀氏(69)▽自民党新人の中原八一氏(51)▽共産党新人の武田勝利氏(46)▽幸福実現党新人の笠巻健也氏(39)が立候補を表明している。

 ◇連合「考え聞き対応検討」
 近藤正道参院議員は社民党政審会長代理として連立政権の運営に深くかかわり、参院選では与党の実績を強調することで、無党派層や民主党支持層の票を取り込みたい考えだった。6年前の参院選では無所属で立候補し、社民、民主両党の共闘によって議席を得たことから、今回も連立与党の枠組みの中で田中氏とすみ分けを図りたい考えだった。しかし、民主党県連は近藤氏への選挙協力にもともと消極的だったのに加え、社民党が連立離脱を決めたことで、協力関係を築くことは一層困難となった。

 また、近藤氏は田中氏とともに連合から推薦を受けることが決まっている。連合新潟の江花和郎会長は近藤氏の推薦の扱いについて「候補者(近藤氏)がどういう立場でこの参院選を戦う考えなのか、そこが重要になる。できるだけ早く考えを聞きたい」と述べるにとどめた。

 一方、田中氏は社民党の連立政権離脱について「社民党の判断なので私が口を挟むことは難しい。民主党唯一の候補者として、自分の1議席を死守する、というスタンスは変わらない」と述べた。

 しかし、社民党の連立離脱を受け、民主党内では田中氏のほかにもう1人、公認候補を立てる構想が再浮上。県連は昨秋以来、2人目の候補擁立を模索してきたが、党本部が社民党への配慮を求めたことや、鳩山内閣の支持率低下などから、3月に断念を決めた経緯がある。しかし、状況が変わり、29日に来県した党の石井一選挙対策委員長が「新潟で2人目の候補者を立てる選択もわずかに残っている」と言及。関係者のなかには「この時点では難しい」という声が出ているが、波紋を広げている。

6072チバQ:2010/05/31(月) 21:10:33
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000871005310003
【2010 北海道 参院選】


道選挙区 構図変化も 社民「早急に結論」
2010年05月31日




 社民党が連立政権からの離脱を決めたことに道内各党は30日、「残念だ」「もっともだ」などと反応を示した。参院選道選挙区(改選数2)に向けて社民党道連合が候補者の擁立に踏み切る可能性もあり、新顔2氏の当選をめざす民主党北海道(道連)の戦略にも影響が及ぶ。この日は自民党の谷垣禎一総裁が稚内市から「列島縦断遊説」を始め、たちあがれ日本の中川義雄参院議員も改めて比例区への立候補を強調した。


■離脱、道連合が評価


 東京都内で30日開かれた全国幹事長会議には、社民党道連合からは道林(みちばやし)実代表が出席した。道連合は福島瑞穂党首が閣僚を罷免された28日夜、政権からの離脱を要望しており、30日の会議でも党執行部にこの方針を訴えた。


 離脱決定後、道林代表は取材に対し、「道連合の意見が反映された」と評価した。


 政権離脱を受けて今後の国会運営については是々非々となり、参院選に向けた選挙協力の是非も検討されることになった。道連合は参院選比例区への候補者擁立は決めているものの、道選挙区については検討中で、道林代表は「早急に結論を出したい」と述べた。6月中旬にも道選挙区への対応を決める方針だ。


 政権のパートナーだった民主党北海道の高橋由紀雄選対委員長は社民党の離脱について「自民党の政治を変えようとできた内閣で一緒にやってきたのに、離脱を決定したのは残念だ」と述べた。社民党が道選挙区に候補を擁立した場合、民主党道連は「影響が出かねない」と警戒。高橋選対委員長は「社民党には今後とも政策面や選挙での協力関係は維持してほしい」とも話した。


 一方、自民党道連の竹内英順幹事長は「普天間問題をめぐる鳩山首相の発言が変わり、社民党が怒るのはもっともだ」と理解を示した。その上で「社民党の離脱で民主党に対する逆風がより強まるのは間違いない。参議院では我々が第一党となって頑張らなければならない」と述べた。


 公明党道本部の佐藤英道幹事長も「参院選では安全保障と普天間問題が大きな争点となり、鳩山政権の姿勢が問われるだろう」と述べ、有権者が政権に厳しい審判を下すとの見方を示した。


   ◇


■立候補への決意 中川義雄氏が強調


 中川義雄参院議員(72)=たちあがれ日本=は30日、参院選道選挙区(改選数2)に長男の賢一氏(43)がみんなの党から立候補を表明したことに触れ、「息子が出ることになり、思い悩んだ時もあったが、政治家としての信念を貫くため、方針通り参院選比例代表に出馬する」と強調した。賢一氏については「自重を促したこともあったが、自らの責任で全うしていくのだろう。共闘はない」とした。


 中川氏の後援会「十勝なかよし会」(矢野征男会長)の拡大役員会がこの日、音更町文化センターで開かれた。自民党を離党し、たちあがれ日本から比例区で立候補することについて、後援会は引き続き中川氏を支えていくことを全会一致で決めた。


   ◇


■自民・谷垣総裁 稚内で支援訴え
■離島巡る対話集会も


 自民党の谷垣禎一総裁は30日、稚内市で開かれた同党道12区支部の政経セミナーで講演し、「参議院で与党が多数の状況を打ち破らなければならない」と支援を訴えた。利尻、礼文両島の島民との対話集会も開かれ、漁業や医療の支援など離島振興について意見交換した。


 谷垣総裁は講演で、口蹄疫(こうていえき)や米軍普天間基地移設問題での政府の対応を厳しく批判した。同時に「自民党は若い力をもっと使わなければならない。(ベテラン議員の相次ぐ離党は)世代交代を進めるための産みの苦しみだ」と党の若返りをアピールした。


 セミナー後の対話集会では利尻、礼文両島の島民が「物価や医療などの本土との格差をなくしてほしい」と訴えた。谷垣総裁は「(国にとっての)離島の位置付けを明確にして、しっかりした制度を作らなければならない」と述べた。

6073チバQ:2010/05/31(月) 21:11:04
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000871005250001
【連載「政党のいま」】


(1)民主 強気擁立 弱る勢い
2010年05月25日





衆参国会議員と参院選の立候補予定者が壇上に上がり、参加者と一緒に気勢を上げた=22日、札幌市内のホテル、上田幸一撮影

■対自民、業界切り崩し


 「政権ができてやっと8カ月。これからが正念場。何としても参院選を勝たせてほしい」


 札幌市内で22日にあった民主党北海道(道連)の政治資金パーティー。衆参国会議員ら13人が壇上に並ぶ中、三井辨雄(わき・お)道連代表は力を込めた。ガンバロー三唱で締めくくり、会場はさながら総決起大会の雰囲気に包まれた。


 民主党は、道選挙区(改選数2)でいずれも新顔で元札幌市議の藤川雅司氏(53)と、テレビリポーターの徳永エリ氏(48)を擁立する。道選挙区に公認候補2人を立てるのは前々回2004年以来。前回07年も無所属候補を推薦し、公認候補と合わせて2議席独占を目指した。


 票の住み分けを図る。労働組合出身の藤川氏は、連合北海道の全面支援を受け、道内各地の労組を中心に回る。テレビ出演による知名度が期待できる徳永氏は1次産業をターゲットに、各地の農漁協を回り、集会を重ねてきた。


 さらに今後は両氏とも、勝負のカギを握ると見られる無党派層が多い札幌市での活動にも力を入れる予定だ。


 連合は当初、道選挙区選出で、昨年9月に財務副大臣に就任した峰崎直樹氏=当選3回=の続投を想定した。峰崎氏も意欲を示したが、三井氏らは「参院議員の任期は3期18年が不文律」として、藤川氏の擁立に走った。


 道連執行部が強気路線を進めた背景には、昨年の衆院選での大勝がある。12小選挙区中11選挙区を制し、自民党の町村信孝氏、中川昭一氏、武部勤氏の「ビッグ3」に、いずれも初めて勝利した。


 比例区でも過去最高の134万8千票を獲得。政権交代に大きく貢献し、首相や衆院議長が輩出した。そうした勢いを持続させることが、2議席独占に向けた近道というのが基本戦略だった。


 だが、この8カ月間で、状況は大きく変わった。


 小沢一郎幹事長の資金管理団体をめぐり、元秘書だった石川知裕衆院議員=道11区=が逮捕され、2月に離党。小林千代美衆院議員=道5区=は公職選挙法違反事件や北海道教職員組合(北教組)事件で陣営幹部が逮捕された。


 地方選挙でも、政権交代の効果はほぼ消えた。4月の帯広、名寄、富良野の3市長選では、帯広市で推薦候補が自民党推薦候補を破ったが、138票差という僅差(きん・さ)。残る2市長選は、民主系候補が自民系候補に大差で敗れた。


 そして、小林氏の事件の影響で、民主党の選挙を支えてきた連合の動きが鈍くなっている。連合北海道の高柳薫会長は22日、参院選について「気持ちを切り替えて、安定政権樹立のために全力を尽くす」と述べるのが精いっぱいだった。


 その一方で、政権与党の強みを生かそうともしている。長年自民党を支持した業界団体を切り崩し、味方につけようという戦術だ。


 道連は昨年10月以降、業界団体との懇談会を重ねてきた。道内の農協関係者でつくる「北海道農協政治連盟」は3月末、道選挙区での自民党候補推薦を取りやめ、徳永氏と自民党候補を2人とも支持するという方針に転換するなど「成果」も出始めている。


 道連は22日の政治資金パーティーの直前、業界団体との懇談会を開き、鳩山由紀夫首相側近の中山義活首相補佐官らが要請を聞いた。今後も業界団体への「揺さぶり」(道連幹部)を進める意向だ。


 だが、かつての自民党的手法がどこまで通じるのか。そして鳩山氏、小沢氏という政権ツートップの「政治とカネ」の問題、さらに鳩山氏のリーダーシップに疑問符が付き、各種世論調査では内閣や党の支持率は下降の一途をたどっている。


 道議の一人は、大勝した衆院選の原動力となった無党派層が新党に流れ、民主2候補より若い自民候補にも勢いが出てくる可能性を感じ、危機感を募らせる。


 「下手をすると、2人とも落選するかもしれない」


(天野みすず)


   ◇


 政権交代から8カ月が過ぎ、鳩山政権の中間評価といえる参院選が近づいてきた。道選挙区は民主、自民など既成政党に新党も加わり、これまで以上に激しい戦いになる。そんな中、政党は有権者とどう向き合おうとしているのか、いまの姿を追った。

6074チバQ:2010/05/31(月) 21:11:25
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000871005260001
【連載「政党のいま」】


(2)自民 存亡賭け 民意模索
2010年05月26日





衆参国会議員と参院選の立候補予定者が壇上に上がり、参加者と一緒に気勢を上げた=22日、札幌市内のホテル、上田幸一撮影

■政党のいま(2)自民
■対話集会・団体まわり…


 日高町商工会の会議室。地元商店主や町長、町議ら約25人が集まる中、自民党の茂木敏充幹事長代理や、同党道連会長の伊東良孝衆院議員らが、鳩山政権や民主党の批判を続けていた。


 20日に開かれた「ふるさと対話集会」。鳩山由紀夫首相を選出する衆院道9区のこの町で、谷垣禎一総裁が直接、有権者と向き合う予定だった。ところが、国会対応を理由に前日、急きょ欠席となっていた。


 その「代打」で訪れた茂木氏らに、商店主の一人が問いかけると、場は静まり返った。


 「小泉政権時代の規制緩和で零細商店は次々シャッターを下ろした。地方の生活や考えが分からないで自民党は戦えるのか」


 昨年8月の総選挙。自民党は、道内12小選挙区のうち11選挙区で民主党候補に惨敗した。武部勤元幹事長、町村信孝元官房長官の重鎮2人でさえ、比例区で復活当選するのがやっとだった。


 そんな党道連にとって、参院選は組織の存亡を賭けた戦いだ。


 道選挙区(改選数2)の候補者選考で、道連は72歳の現職中川義雄参院議員=当選2回=に代わって、「無党派層をつかむことができる」(道連幹部)候補の擁立を検討。業界団体や党支持組織の代表者らで構成する委員会を作り、2月、YOSAKOIソーラン祭り創始者の新顔長谷川岳氏(39)の擁立を決めた。


 だが、「選考過程をオープンにして、みんなが納得できる候補者を選ぶ」(伊東道連会長)というシナリオは、「中川降ろし」と受け取られた。中川氏はもちろん、道連内にもしこりを残した。


 中川氏はその後、自民党を離党し、新党「たちあがれ日本」に参加。そのうえ、参院選の比例区候補となった。


 中川氏の地元・十勝の党道11区支部は、長谷川氏のほか中川氏も支援することを決め、一枚岩になりきれない。


 農業や医療、建設業など業界団体の「自民離れ」も深刻だ。


 自民一辺倒だった農協グループの政治団体「北海道農協政治連盟」(道農政連)は、参院選で自民、民主両党の候補をともに支持することを決めた。道農政連幹部は「自民党との付き合いは無視できないが、与党・民主党も無視できない」。そんな業界側の動きに、道連幹部の一人は「ポスター張りなどで業界団体の支援が得られない」と愚痴をこぼす。


 ただ、手をこまねいているわけではない。


 道議や市町村議が業界団体の地方支部をまわり、直接支援を要請する――。25日、道連幹部らはこんな方針を決めた。民主党北海道(道連)が団体幹部に接触を図っていることに対抗し、下部組織から攻めていく作戦だ。あわせて5月下旬から、団体幹部とも面会し、丁寧に要望を聞き始めた。


 鳩山政権を攻め立てることも忘れない。北海道教職員組合(北教組(ほっきょうそ))事件でクローズアップされた「民主党と労働組合」の関係や「政治とカネ」、普天間問題の迷走、口蹄疫(こうていえき)問題での初動対応……。党幹部はもちろん、衆院予算委員会の筆頭理事を務める町村氏ら道選出の国会議員も積極的に発信を続けている。


 しかし、民意が再び戻ってくる気配は今のところ少なそうだ。


 「(有権者は)自民党政権に戻す所までは考えていない。自民党に追い風は吹いていない」。道内各地で有権者の声を聞いている長谷川氏は5月中旬、肌感覚をこう打ち明けた。


 鳩山政権の敵失頼みで、どこまで失地回復を図れるか。残された時間は、そう多くない。
(平間真太郎)

6075チバQ:2010/05/31(月) 21:11:43
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000871005270001
【連載「政党のいま」】


(3)新党 受け皿狙う第三極
2010年05月27日





元道職員の中川賢一氏と握手する渡辺喜美みんなの党代表(右)=札幌市中央区


有権者と握手してまわる「たちあがれ日本」の中川義雄氏=札幌市中央区、吉本美奈子撮影

■父と子、異なる党を選択


 「自民は嫌だけど、民主にもがっかりという人が増えている。ここで第三の選択肢を提供するのは、大変意義がある」


 17日夜、札幌市内のホテル。みんなの党の渡辺喜美代表は、参院選道選挙区(改選数2)の候補者擁立発表の記者会見で、自信ありげに語った。


 自民党を飛び出した渡辺氏が中心となり、昨年8月の衆院選直前に結党。衆院選では5人が当選し、比例区では社民党と肩を並べる約300万票を獲得した。


 その後の各種世論調査では、民主、自民の2大政党が支持を減らしたり、伸び悩んだりする中、第三極として支持率上昇が続く。朝日新聞社の世論調査でも、参院選比例区の投票先としては、4月は7%、5月は9%と伸び、さながら「一人勝ち」の状態だ。


 その理由とみられるのが、簡潔な主張だ。取り組むべき課題を意味する「アジェンダ」は、「行政改革を進め、小さな政府を作る」。渡辺氏らはさらに「脱官僚」「官僚の天下り根絶」というわかりやすい言葉を繰り返す。


 こうした主張は、道選挙区の候補者選びにも反映した。擁立する元道職員の中川賢一氏(43)は、中央集権の仕組みによる国のさまざまな規制に限界を感じており、「私の思いを実現するにはこの党だと確信した」と、辞表を出してまでの決意を口にした。


 勢いを道内に持ち込みたい党側は、4月から支部を立ち上げている。最初は滝川市、今月上旬には帯広市に発足した。


 ただ両支部とも、支部長が党幹部と親しく、個人的なつながりで足場を築いた面が強い。勝敗を決すると見られる札幌市での支部立ち上げの時期は未定だ。


 だが帯広支部長の大塚徹・帯広市議は、自民党の故中川昭一氏の「もうろう会見」や、「政治とカネ」の問題で逮捕され、民主党を離党した石川知裕衆院議員を念頭に強調する。「帯広に政治不信の元凶がある。ここで党勢を伸ばすことが、道内全体で(党が)受け入れられることになる」


 新党結成が相次ぐ中、道選挙区には、山田宏・東京都杉並区長らの「日本創新党」も候補者擁立に意欲を見せる。


 新党「たちあがれ日本」も模索を続ける。同党は、自民党で閣僚を歴任してきた平沼赳夫氏や与謝野馨氏が立ち上げ、「反民主、非自民」を掲げる。


 その党が、ここにきて道内でにわかに注目され始めた。


 4月の結党メンバーに参院道選挙区選出の中川義雄氏(72)の姿があった。自民党の候補者選考で敗れてから2カ月のこと。道選挙区からの立候補もささやかれたが、「恨みを晴らすような形では出ない」と比例区で立つ。道選挙区で自民党に協力する可能性にも言及していた。


 ところが、「寝耳に水」の事態が生じた。それが、みんなの党の候補者擁立だった。


 中川賢一氏は、義雄氏の長男。息子の立候補の話は聞いていなかった。「理念は党にあるが、人の親なので息子を思う情もある。私自身がどういう態度を取ったらいいのか」。賢一氏の会見の2日後、義雄氏は揺れる心情を、こう率直に語っていた。


 一方の賢一氏は、父を尊敬しているとしつつ、「私は全く違う生い立ち。専門分野も得意とすることも、父と同じではない。独立した形でやっていく」と語る。


 道選挙区と比例区という違いがあるとは言え、父親と息子が違う新党の候補者として戦う「親子対決」。参院選の焦点の一つとされる「新党は有権者の受け皿になりうるか」という要素に、道内ではこの異例な構図が加わった。
(神元敦司、平間真太郎)

6076チバQ:2010/05/31(月) 21:12:02
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000871005280001
【連載「政党のいま」】


(4)公明・共産 自公つかず離れず
2010年05月28日





参院選道選挙区の対応はまだ明確にしていないが、公明の比例区予定者の事務所開きには自民党議員たちが出席した=札幌市中央区

■共産、「民主政権ノー」鮮明


 民主、自民両党の推薦候補が激突し、参院選の前哨戦と位置付けられた4月18日の帯広市長選。結果は138票差で、民主系が競り勝った。


 選挙戦の焦点は「石川VS.中川」だった。昨年の衆院選で道11区を制した民主は、石川知裕衆院議員の逮捕・離党後も勢いを保っているか。一方、自民は中川昭一元財務相の落選・急死を経ても、長年にわたって根を張ってきた中川票を結集できるか――。この点に注目が集まった。


 その裏で別の関心事も、選対関係者にはあった。公明党と、その支持母体・創価学会の動向だ。


 市長選で、公明は自民系候補を推薦。自民関係者は「学会は最後に動いてくれた」と言い、最終盤の追い上げムードに尽力したと見る。対する、民主関係者は打ち明ける。「選挙中に学会の人が『うちは自主投票』と断りに来た」


 10年にわたって政権を担った自公は、選挙でもタッグを組んできた。道内では衆参両院の選挙で、公明・学会が自民の選挙区候補を支援し、その見返りに比例票を得る関係が続いていた。


 だが、昨年の衆院選で両党は下野。その後、公明側は「連立野党という言葉はない」と繰り返し、選挙協力についてはどの党とも距離を置く構えを強調する。


 公明党道本部は今回、比例区に出る元道議・横山信一氏(50)の当選を絶対目標に掲げる。しかし、道選挙区(改選数2)の対応については、まだ態度を明確にしていない。


 内情は複雑なようだ。公明党道議の一人は、道選挙区で自民党が擁立する長谷川岳氏(39)について「要請があれば推すだろう」と言う。北海道創価学会幹部も「応援できる人」と評する。


 一方で、この幹部は「自民党と協力する大義名分はない」とも語る。業界団体のような支持組織が離れたことで、自民党に比例票を出す余力はあまりない、という見通しもあるからだ。


 札幌市で24日にあった横山氏の事務所開きには、自民党の町村信孝元官房長官や道連幹部が出席した。昨夏までは設けられた自民側のあいさつが、この日、その機会はなかった。


 秋波を送り続ける自民につかず離れず。どう対処するのが自らの比例区の得票につながるのか――。30万票前後とされる道選挙区の公明票をはかりにかけながら、戦術を模索する。


 一方、公明党と同様、第三極の位置を確固たるものにしたい共産党は、路線が明確だ。


 昨年の衆院選では道内全小選挙区での候補擁立をやめ、5選挙区に絞った。さらに自公政権への攻撃を強化。民主党政権誕生を側面から支援したとも言われた。だが、最近は民主党や鳩山政権に「ノー」を突きつける。


 「国民の過半数は憲法改正と消費税増税に反対。これを守るのは共産党のみだ」。23日、札幌市内の集会で、同党の大門実紀史参院議員が訴えた。民主・自民両党から離れる票の受け皿を目指す方針が顕著だった。


 今回擁立する畠山和也氏(38)は、前回2007年も立候補した。この時の得票は20万票だったが、衆院選の比例票は24万票に伸びた。参院選ではさらに上積みを目指す。


 党道委員会の青山慶二書記長は意気込む。「有権者に『共産党もありかな』と思わせたい」
(平間真太郎、神元敦司)

6077チバQ:2010/05/31(月) 21:12:20
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000871005310001
【連載「政党のいま」】


(5)新党大地・社民 大地「民主を援護」
2010年05月29日





全道メーデーには、社民党の比例区立候補予定者が参加したが、選挙区の対応はまだ決まっていない=1日、札幌市中央区

■社民、普天間に縛られる


 郵政選挙と呼ばれた2005年の衆院選の直前に結党された新党大地。この時、比例道ブロックで民主、自民両党に次ぐ約43万4千票を集め、道民を驚かせた。


 昨年の衆院選で大地は、民主党と協力関係を結んだ。その縁から同党や連合北海道が大地への投票を呼びかけたが、結果は約43万3千票に終わった。05年と変わらぬ得票に、民主党のある関係者は「大地の基礎票は20万程度だろう」と推し量り、かつてあった勢いのかげりを指摘する。


 だが、大地の鈴木宗男代表はあくまで強気を貫く。「大地が手を引けば(結果は)どうだったか」。道内各地での集会では、複数の民主党衆院議員の名を次々とあげ、自分の支援がなければ落選していた、と繰り返す。


 強気は、鳩山政権の与党の一員となって以降、一層際だつ。


 今月中旬にはモスクワを訪れ、メドベージェフ・ロシア大統領の補佐官らと懇談し、北方領土問題解決への「地ならし」をアピール。沖縄の米軍普天間飛行場問題では、米軍の訓練移転の道内への受け入れを率先して主張し始めた。


 こうした言動のねらいを「鳩山政権や民主党を擁護すること」と、鈴木氏は言う。


 その一環として、大地は参院選比例区への候補者擁立を模索する。「反民主」を掲げるみんなの党に支持が高まる中、支持率低下に苦しむ鳩山政権の防波堤として、みんなの党に流れかねない票を大地が食い止めるという理屈だ。


 道選挙区(改選数2)では、民主党が立てる2人の新顔のうち、テレビリポーターの徳永エリ氏(48)を推薦する。前々回04年は鈴木氏自身が敗れ、前回07年は当時の副代表が約13万票差の次点に終わった。


 3度目の参院選に絶対に勝つ。徳永氏を勝たせることで、自身や大地の存在感をさらに際立たせることにも直結する――。鈴木氏の迷いのない発言・行動には、そんな思惑も透けて見える。


 一方、大地とともに与党として鳩山政権を支える社民党は、大揺れに揺れている。


 15日、同党道連合の会合で、参院選道選挙区の対応が話し合われた。「候補者を擁立すべきだ」「いや、今は力をためて、擁立を見送った方がいい」――。出席者の意見は割れた。


 そもそも道連合は、参院選で道選挙区と比例区ともに候補者を擁立する方針だった。


 だが比例区の得票は、05年衆院選の約15万3千票から昨年は約11万4千票に激減。前回参院選は約10万3千票で、道選挙区候補はそれを下回る約7万9千票。


 こうした党勢の衰退が、不戦論の背景にある。前回の道選挙区候補だった道連合幹事長の浅野隆雄氏(53)を比例区に立てることは決まったが、道選挙区についての結論は出ていない。


 さらに沖縄・普天間問題が道連合の悩みを深める。福島瑞穂党首が閣僚を罷免され、連立政権からの離脱もあり得るからだ。


 与党ならば、選挙区で候補者を立てて民主党と対立することは好ましくない。だが、野党になれば、独自性を発揮する必要があり、しかも、党の骨格たる平和問題が争点となれば戦うしかない――。そんな「主戦論」が一気に高まる可能性がある。


 「党中央の方針が決まらないと、何も決められない」と、党道連合の道林実代表は嘆く。7月に控える参院選に、「とにかく時間がない」と焦りを隠さない。


(神元敦司、天野みすず)


=おわり

6078チバQ:2010/05/31(月) 21:17:41
>>6071
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000001005310005
社民連立離脱/離党し無所属出馬か
2010年05月31日


社民党の常任幹事会に向かう近藤正道参院議員=東京・永田町の党本部、川村直子撮影

 社民党の政権離脱が決まった。夏の参院選新潟選挙区(改選数2)に同党公認での出馬を予定していた近藤正道氏(63)は30日、東京都内で党の常任幹事会と全国幹事長会に出席。近藤氏と党県連合は全国で唯一、政権離脱に明確に反対したが、かなわなかった。近藤氏は会議で「3党の枠組みを崩すなら重大な決意をする」と述べた。離党して無所属になる公算が高まった。(吉武祐)


   ◆


 「私は納得していない」


 この日午後、都内のホテルで開かれた常任幹事会で離脱方針が決まると、近藤氏は記者団にもみくちゃにされながら言った。地元で民主党との距離を意識しながらも「共存」をめざして練り上げた戦略が泡と消えた瞬間だった。


 近藤氏は「連立仕事人」のキャッチフレーズを武器に、連立政権での実績を強調する戦略を進めてきた。離脱は、選挙戦の前提が崩れる「大問題」と表現してきた。


 政権離脱を受けた近藤氏の選択肢は、(1)社民党に残り、公認候補として参院選に出馬する(2)離党して無所属となって出馬する(3)出馬をとりやめる、の3通りだ。


 野党共闘で無所属として当選した6年前の参院選と違い、今回は、民主党の推薦はない。民主側からは「2人目を出さない」ことが、唯一最大の選挙協力だ。連合の推薦も、連立政権維持が前提だ。


 社民党公認であり続ければ、連合の推薦は取り消される可能性が高い。連合新潟との政策協定では「民主党を中心とする連立政権を支える」という条文も含まれている。今回は組織票だけでは太刀打ちできない状況だ。無所属なら6年前と同じように連合にも歓迎され、幅広い勢力を結集しやすいとの見方もある。


 ただ、立ち位置はどこでも、主力の支持勢力に大きな違いはない。連合傘下では、自治労や教職員組合が、現在も近藤氏を応援。社民党県連合も、かつて代表を務めた近藤氏を見捨てはしない。


 問題は、「連立仕事人」のフレーズは実態に合わなくなったことだ。投票予定日まで1カ月余り。陣営を仕切る田上敏・社民党県連合幹事長は30日の会議終了後、「選挙の組み立て方を全部検討し直さなければ」と語った。


 離脱後も民主との対決姿勢は取れない。民主党公認の田中直紀氏は元自民で、民主支持者から流れる票が期待できるからだ。与党3党党首の写真を載せたチラシやポスターを改訂する労力も含め、難しい局面に立たされた。

6079チバQ:2010/05/31(月) 21:19:18
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000001005310002
「連立仕事人」正念場
2010年05月30日


トークイベント終了後、支持者と握手する近藤氏(右)=柏崎市東本町の市民プラザ

 連立政権が揺らいだ。党首が罷免され、政権離脱の流れが強まる中、社民党は参院選をどう戦うのか。「政権」の看板を降ろし、「沖縄」で戦うのか。新潟選挙区の陣営は、離脱に反対の姿勢だ。30日に開かれる常任幹事会と全国幹事長会議で連立維持を求める。(遠藤雄二、藤井裕介、吉武祐)


   ◆


 「私の周りで大激震が起きている。今後、連立の中でやるのか、外へ出てやるのか。こう話していて、私はどういうかかわり方になるのかと自問自答する場面もある」


 社民党の近藤正道参院議員(63)は29日、柏崎市で、高校の同級生である会田洋・同市長とのトークイベントに出席し、約90人を前に苦しい胸の内を明かした。


 苦悩は、福島瑞穂党首が閣僚を罷免された28日夜から続いている。同夜、上越市南本町3丁目の南三世代交流プラザでは、「ちゃぶ台をひっくりかえして出ていくことだけが選択肢ではない。踏みとどまるところは耐えて頑張るのが一つの選択肢」と、政権に残るのがよいとの考えを示した。


 夏の参院選新潟選挙区(改選数2)に、党公認で立つ。宣伝カーに「連立仕事人」の看板を掲げ、支持を訴えてきた。連立政権の一員としての実績を強調する戦略をとり、チラシには福島党首が鳩山由紀夫首相、国民新党代表の亀井静香金融相と手を取り合う写真を掲載した。


 近藤氏は「『沖縄の負担軽減』をこの政権が初めて約束した。これはいいことだ。核の密約を暴いたのは成果だ」と強調。政権にとどまる意義について「社民党が目を光らせることで憲法を守ることができるし、(鳩山政権のスローガンである)『コンクリートから人へ』も見届けることができる」と語る。


 民主、社民、国民新3党が昨年9月に交わした連立政権の合意書には、沖縄県民の負担軽減の観点から「日米地位協定の改定を提起し、米軍再編や在日米軍基地のあり方についても見直しの方向で臨む」と書いてある。


 だが、ほかにも緊急雇用対策や子育て支援、社会保障制度の充実、地域の活性化など生活にかかわる様々な問題が掲げられている。


 近藤氏は「沖縄のことが通らないからといって、(政権から)サヨナラということにはならないのではないか。私たちの目的は暮らしを良くすることだ」とする。


 近藤氏は2004年の参院選新潟選挙区に無所属で立った。社民、民主、連合新潟の推薦を受け、42万8千余票を集めて当選した。だが約半年後、社民党・護憲連合の会派に入ったため、民主党との間にしこりを残した。


 07年は同選挙区に民主党が2人を擁立。社民党も候補者を立てて戦ったが、得票は9万1千余票で4番手。得票率も7%余りで、落選した。


 同選挙区では04、07年、当選者の得票は35万票を超えている。民主党との共闘態勢が築けない中、社民党候補の当選には、比例票=表=から相当の上積みが必要だ。


 近藤氏は、今夏の参院選への立候補を正式表明した昨年12月、「連立与党の枠組みで戦い、連立の基盤を強めていきたい」と強調した。


 これを受け、連合新潟は今年4月、「連合の方針は、連立与党の安定過半数確保。社民党も推薦の幅に入っている」(江花和郎会長)とし、民主党公認の現職田中直紀氏(69)とともに、近藤氏の推薦を決めた経緯がある。


 連合新潟の幹部は、社民党が政権離脱した場合について「本部で検討することになる。既に推薦を決めていて、仮に取り消すとなると、それなりの理由が必要だろう。連立からの離脱をどう判断するかによる」としている。


 近藤氏は29日、記者団を前に、党が政権離脱した場合について「3党合意の実現を期して頑張りたいと言ってきた。大きく前提が崩れるので、大問題だ」と語った。30日に党本部である常任幹事会に出席し、「連立の中で頑張るべきだ」という意見を表明する方向という。


 その後に予定される全国幹事長会議の議論を見たうえで、「どういう立ち位置でこの参院選を戦うか、最終的に私自身が決めたい」とした。無所属に転じるのかという記者からの質問には、支援者の合意を前提として「いつかの選択肢がある」とした。

6080チバQ:2010/05/31(月) 21:22:25
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1005310016/
全国初、野党系4新党が公認候補擁立/神奈川・参院選
2010年5月31日

 みんなの党と、参院選を目指し発足した3新党(たちあがれ日本、日本創新党、新党改革)の擁立候補が30日、神奈川選挙区で出そろった。政権交代を訴える野党系の4新党がそれぞれ党公認の候補予定者を決めたのは、神奈川が全国都道府県の選挙区で初めてとなった。
 
 内閣支持率はさらに低迷し、社民党が離脱を正式決定するという状況下で政権批判層は拡大の見通し。神奈川では4新党を軸に、激しい争奪戦が繰り広げられるのは必至だ。

 神奈川選挙区へは改選数3に対し9人が名乗りを上げている。4新党の新人に加え、自民党が現職、共産党が元職、幸福実現党が新人を擁立。対する与党は民主党が現職2人の再選を目指す。このほか、当初は擁立に慎重だった社民党でも積極論が出始めている。立候補者が10人を超す可能性も出てきた。

 政権批判勢力の分散を懸念し、みんなの党を除く3新党は今月27日から連携を模索し始めた。たちあがれ日本と日本創新党との間では政策協定づくりと、それに伴う選挙協力の検討を開始。神奈川においては一時、たちあがれ日本の新人候補を日本創新党が支援する案も浮上した。しかし、30日の会見で日本創新党は「連携は進めていくが、神奈川など議席の多い選挙区ではそれぞれの党から主張をしていく」(山田宏党首)と説明。神奈川など改選数3以上の都府県での新党間の選挙協力の可能性を否定した。

6081チバQ:2010/05/31(月) 21:24:39
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100531/stt1005310006000-n1.htm
【断面 2010参院選】 有名&無名で浸透図る 比例候補は陣取り合戦の様相    (1/3ページ)
2010.5.31 00:03
 16日午後、山梨県のJR甲府駅前で、夏の参院選に自民党公認で出馬する2人が初めてそろって街頭演説をした。ひとりは、山梨選挙区の元教師、宮川典子氏(31)、もうひとりは比例代表の堀内恒夫氏(62)だ。

 「わが郷土、山梨を愛する宮川典子さん、心はまっすぐだ。宮川さんと、山梨を教育とスポーツの面でよくしていこうではないか」

 街宣車に立った堀内氏は有権者を前に、宮川氏の名を連呼した。

 元プロ野球選手の堀内氏が抜群の知名度を誇るのに対して、宮川氏はほとんど無名である。自民党は、有名人候補と組んだ選挙運動の場をつくることで、無名候補の知名度の底上げを図り、票の掘り起こしにつなげる戦略をとっているのだ。

 宮川氏にとって堀内氏は、知名度だけでなく出身高校、甲府商業などで幅広い人脈を持つ強力な「助っ人」だ。堀内陣営の関係者は「選挙活動の4分の1は地元になるのではないか」とみている。堀内氏の動きは宮川氏の運命を左右すると言ってもいいほどである。

   × × ×

 宮川氏の対抗馬は、元山梨県教職員組合(山教組)委員長で日教組に強い影響力を持つ民主党の輿石東参院議員会長(74)。自民党政権時代の“参院のドン”だった青木幹雄自民党前参院議員会長(75)が出馬を断念したことで、現在の“参院のドン”となった輿石氏が出馬する山梨選挙区はさらに注目され、自民党も「打倒民主党」の象徴的選挙区と位置づけ、猛攻勢をかけている。

 9日に県内で開かれた日教組を批判する集会は、パネリストとして出席した宮川氏に奮起を促す声であふれ、さながら「宮川決起大会」の様相となった。

 すると突然、場内の1人が「まだ宮川さんを知らない人が多いぞ!」と叫び、会場は静まりかえった。高揚感に包まれていた集会の雰囲気は一気に現実に引き戻された。会場のだれもが、宮川氏が依然、選挙区に浸透しきれていないことを知っている。有名候補との組み合わせ作戦は道半ばなのだ。

   × × ×

 プロ野球巨人で通算203勝を挙げた堀内氏は、全国的な集票が期待できる「超目玉候補」として自民党から迎えられた。14日に都内で行われた事務所開きでは、擁立にかかわった二階俊博前選対局長が「(巨人の親会社である)読売新聞の渡辺恒雄・グループ本社会長から『堀内さんに万一のことがあるようなことがあってはならない』と言われた」と必勝を訴えた。

 その堀内氏も、地元の票固めが不可欠になった。たちあがれ日本から中畑清元巨人内野手(56)が出馬したことで、票の目減りは避けられなくなったためだ。

 自民党執行部は参院選比例代表候補に、著名人や、独自の後援会組織を持つ前衆院議員を積極的に擁立した。業界団体が相次いで離反し、一時は500万人以上いた党員が平成21年末時点で100万人割れにまで落ち込んだ結果、「党」の組織力ではなく「候補者」自身の力に頼る必要に迫られている。

 ただ、著名人候補は乱立模様だ。比例代表候補はこれまで全国に薄く広く支持層を伸ばす形が多かったが、堀内氏の山梨県のように「地元」を押さえる動きが活発化している。ところによっては陣取り合戦の様相を呈している。

 岐阜1区から東京5区へ国替えして昨年の衆院選に出馬、落選した佐藤ゆかり氏(48)は岐阜市内に事務所を復活させ、岐阜県での支持拡大をねらっている。しかし、支部長争いを演じた野田聖子元郵政相は女優、三原じゅん子氏(45)を「友人」と持ち上げている。党選対関係者は「野田氏の支持者は間違いなく三原氏に入れるだろう」と分析している。岐阜の地盤をめぐって、女性の有名候補2人がしのぎを削ることになる。(水内茂幸)

6082山口新聞男:2010/05/31(月) 21:27:34
しかし、北海道社民は秀吉にすら負ける様だからなあ・・・

6083チバQ:2010/05/31(月) 22:10:12
>>5383-5385
http://www.shizushin.com/news/feature/sanin10/kikaku/25/20100526114920.htm
企画「攻防2010」


(上)注目高まる「第三極」 非民主・自民の選択肢 
2010/05/26
 「河合君ほど多くの困難に打ち勝ってきた人間はいない。“国難”の時代に打ち勝つには、河合君の突破力が必要だ。力を貸してほしい」
 「そこまでの言葉をいただいてありがとうございます。受けさせていただきます」
 
 20日夜、浜松市のウナギ料理店で河合純一氏を前に、みんなの党の渡辺喜美代表は土下座した。店に入るや否や畳に両手を付き、出馬の決断を迫る渡辺代表。同席した人間は鳥肌が立ったという。河合氏の静岡選挙区からの出馬が決まった瞬間だった。
 
 みんなの党は4月に公認候補として河合氏に白羽の矢を立てた。何度となく党幹部が河合氏と会談を重ねた。山内康一党国対委員長は「民主と自民が競り合う静岡選挙区なら勝てる。三顧の礼どころか“五顧の礼”で口説いた」と打ち明ける。
 
 みんなの党は、昨年の衆院選比例代表で共産党や社民党を上回る約13万4千票を県内で獲得。共同通信社の全国世論調査(4月末)の政党支持率では民主24・1%、自民18・7%に次ぐ11・5%。民主でも自民でもない「第三極」として注目度が高まっている。
 
 県内でもじわりと党勢が拡大している。自民党を離党してみんなの党に入党した井口哲男沼津市議(50)は「民主と自民に失望した有権者から第三極を求める機運が高まっている」と指摘。民主を支持してきた県東部の自営業者は「地方政治でも、みんなの党の可能性にかけたい。非自民、非民主の選択肢として応援する」と入党に踏み切った。
 
 一方、選挙に向けた懸念材料は多い。選挙資金、事務所スタッフ、選挙戦略―。すべて一から築き上げる必要がある。河合氏は23日に浜松市内でポスターや名刺、ビラに使用する写真撮影を終えたが印刷費に充てる資金はなく、党本部からの支援を待つ状態。
 
 「地方組織がない弱さがあるが、できる範囲で走り出し、考えながら動くしかない」。選対本部長に就いた大岡敏孝県議はホームページやブログなどインターネットを活用した「金をかけない選挙」を展開し、“勝手連”を促す選挙戦術を練る。今月中に党支部を立ち上げ、6月2日に浜松市内に事務所を設置する。
 
 25日の出馬会見に同席した渡辺代表。「金も組織も支援団体もない。ないないづくしの党だが、志と覚悟はどの党にも負けない。無党派の人たちに支持を訴えることで勝てる」。第三極として高まる存在感を頼りに、強気の選挙戦術を描く。
     ◇
 参院選公示が有力視される6月24日まで1カ月を切った。静岡選挙区(改選数2)は民主と自民の二大政党を軸にした戦いに第三極が割って入る全国有数の激戦区となる。前哨戦を追った。

6084チバQ:2010/05/31(月) 22:10:37
http://www.shizushin.com/news/feature/sanin10/kikaku/25/20100527074953.htm
企画「攻防2010」


(中)民主県連と党の溝深く 「共倒れ」…危機感募る
2010/05/27
 22日昼すぎ、民主党県連の牧野聖修会長ら幹部と、党公認で夏の参院選静岡選挙区(改選数2)に出馬する現職藤本祐司氏(53)の関係者がひそかに静岡市内のホテルに集まった。党本部が藤本氏に選挙対策費の支給を止めている問題で、対応を協議するためだった。

 「小沢さんに謝るだけで済めばいいが、必ず中本さんを応援しろとなる。それだけはのめない」。牧野会長は厳しい表情で、ほかの幹部に覚悟を示した。
 党役員から数日前、藤本氏への支給を止めたのは小沢一郎党幹事長の意向で、静岡選挙区への2人擁立に反対した県連へのペナルティーだとして小沢氏に謝罪するよう説得された。だが、謝罪すれば、もう一人の公認候補である新人中本奈緒子氏(30)への支援を求められる可能性が大きい。「藤本氏一本」という県連の決定を覆せば、県連内部にも、2人目擁立に猛反対した連合静岡との関係にもひびが入る。

 世論調査で鳩山内閣の支持率は20%前後まで落ち込んでいる。支持が高まるみんなの党は知名度のある新人を擁立。自民は候補者を1人に絞った。藤本氏の選対幹部が「よほど必死にならないと、民主2人の共倒れも十分あり得る」と真顔で話すほど環境は厳しい。その中で、今度は身内からの思わぬ“兵糧攻め”。

 会議の翌日、同じホテルで支援者約350人を集めて開かれた藤本氏の集会で、牧野会長は「党本部から金が来ません」と暴露。終了後、記者団に囲まれると「県連への罰なら甘んじて受けるが、公認候補に金を出さないのは筋が通らない。公党としてありえない」と怒りをぶちまけた。

 岡本護県連幹事長はあえて「内輪もめ」を公にした牧野会長の心情を察しつつも、「有権者には理解してもらえるだろうが、票につながるかは別問題。党本部は一層かたくなになるだろう」と指摘する。

 党本部と県連の溝が深まるのをよそに、中本氏は親族の支援を受けながら、地道に県内を巡って街頭演説を繰り返している。小沢幹事長に課せられた「1日50カ所以上」を目標に、繁華街だけでなく、幹線道路の交差点や人けの少ない住宅街でも支持を訴える。
 しかし、県西部の民主系市議は「先日、ある催しで中本氏が会場を回ってあいさつしていたが、影響力のある市議会関係者がいたのに素通りだった。案内役がいないから無理もないが、気の毒になった」と打ち明ける。中本氏陣営の関係者は「支援団体はまったくない。空中戦をやるしかない」と話すが、どこまで浸透できるのかは未知数だ。

6085チバQ:2010/05/31(月) 22:10:59
http://www.shizushin.com/news/feature/sanin10/kikaku/25/20100528074452.htm
企画「攻防2010」


(下)党員減、組織細る自民 「背水の陣」結束力が鍵
2010/05/28
 みんなの党が新人の擁立を正式に発表した25日の夜。支援者へのあいさつ回りを終えた自民党公認の新人岩井茂樹氏(41)は、本拠地と位置付ける沼津市内の事務所で開いた陣営の会議で厳しい表情を浮かべた。岩井氏がスローガンにしてきた「保守一徹」が検討課題に挙がった。
 
 「自民支持者に響くメッセージだ。だが、これからは無党派層に浸透するメッセージも考えないと票にならない」
 
 党本部から送り込まれた男性スタッフ(35)は考えた。保守の伝統を守り抜き、新生自民党をどう打ち出すべきなのか―。
 
 昨年の知事選、衆院選、参院補選に3連敗し、県議会の自民党会派は分裂した。党員の減少が続き組織の弱体化が懸念される。そんな中、17日の県連大会は参院選に向け、野党として反転攻勢をアピールする場となった。
 
 来賓の石破茂党政調会長は壇上で語気を強めた。「自民党はこれまで、本当に弱い人、つらい立場の人の味方だったのか。政治は手品でも魔法でもない。歩いた距離、握った手の数しか票は出ない」。一致結束を誓い、皆で「頑張ろう」とこぶしを突き上げた。
 
 ところが、翌日の県議会副議長選。造反者が出て、独占してきた正副議長の座を民主党系会派に渡した。県東部の市支部長の一人(59)は「こんなことでは党員減少に歯止めがかからない。支部の運営そのものができなくなる」と話す。
 
 昨年10月の参院補選の岩井氏の得票は40万票余り。「超逆風の中、岩井は頑張った」と県連幹部は口をそろえる。だが、みんなの党など“第三極”が話題をさらい、自公政権で同志だった公明票の行方も不透明なまま。世論調査などから自民が政権批判票の受け皿になっていない現実もある。「今回も同レベルの票を取れる保証は全くない」。県連は危機感を漂わせる。
 
 県医師会の政治団体「県医師連盟」は岩井氏の推薦を決めた。ただ、県西部の医師の一人は「今、自民の候補には必死さが欲しい。岩井さんは政策の勉強も演説の迫力もこれから」と苦言を呈する。
 党県連青年部・青年局の若手は6月初旬、岩井氏を応援するキャラバン隊を組織する。5日間連続で東海道沿線を1日3〜4駅ペースで巡回し、街頭演説を重ねる。
 「参院選でまた負けたら、自民党は解党するしかない。そのぐらいの気持ちだ」。市町支部からは「背水の陣」の声が高まりつつある。
(政治部・橋本和之、川北楽人、杉山武博が担当しました)

6086名無しさん:2010/05/31(月) 22:32:57
>>6060

追加:多分水曜には進退はっきりしているのでは、手を握って二人で。但し、選挙の指令塔は実質終了まではおこなっているでしょうけど。

今日のイチロー、アズマの2人がポッポに5分訪れたことは、江戸時代風に言うなら短刀突きつけたということでしょうか、切腹用の。

この場合の短刀は、独自の選挙結果。

「見ろ。あとは自分で決めな」こんな感じでしょう。

6087チバQ:2010/05/31(月) 22:33:01
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000001005290002
長崎氏、宮川氏を支援へ
2010年05月29日


会合であいさつする長崎幸太郎氏=富士吉田市内

 昨夏の衆院選で山梨2区から無所属で立候補し、落選した長崎幸太郎・前衆院議員は28日、富士吉田市内で支持者との会合を開き、参院選山梨選挙区で自民党が擁立する宮川典子氏を支援することを決めた。一方で支持者からは自民党県連への批判が続出。長崎氏は「党とは関係なく、宮川氏個人を支援する」とし、自民党とは距離を置く方針だ。(田中聡子)


 長崎氏は昨年8月の衆院選で、自民党の公認をめぐって堀内光雄氏と対立。党が堀内氏の公認を決めたことに反発して離党し、無所属で立候補した。保守層の票が割れたこともあり、両氏ともに落選。このため、党県連内では「長崎氏のせいで自民が議席を失った」との声も出た。長崎氏側も自民党に批判的な姿勢を示してきた。


 今年4月、二階俊博衆院議員が来県し、党県連に対して長崎氏と連携して参院選に臨むよう示唆したが、同党県連幹部は「支援を受ければ長崎氏の復党につながるおそれがあり、認められない」と反発。長崎氏も当初は「こちらから『支援する』と手を挙げる必要はない」と述べていたが、宮川氏や大島理森・党幹事長らから協力を求められたため、支援を検討していた。


 この日の会合には、長崎氏の支持者ら約100人が集まった。長崎氏は「民主党政権のあり方をなんとしてもたださなければならない」と宮川氏を支援する意向を表明。支持者からは「(県連会長の)堀内(光雄)さんが頭を下げるべきだ」「県連とはかかわれない」など、自民党県連への批判が続出。「自民党ではなく宮川氏個人を支援する」という形で支援を決めた。


 会合後長崎氏は「民主の悪政を止めるために宮川氏を支援したい」とし、復党についても「今は関係ない」と述べるにとどまった。

6088名無しさん:2010/06/01(火) 00:03:22
>>6069
福島さんは今回比例改選だった筈だから「社民党」「福島みずほ」と書いてくれる人が一人でも増えればそれで良い訳で、最初から自分がどうやって目立つかだけを考えていれば、こういう事態もああいう対応も当然予測して準備してたでしょうね。
それって他党の協力の必要な社民党の選挙区候補者はどうなっても良いと思ってるって事でもあるんでしょうけど。

6089和子夫人 ◆VVOQ3pMvHY:2010/06/01(火) 02:25:33
小鳩体制でのシミュレーション完了。後は6.6を待つだけ
一様、小菅体制もシミュしておくか。巨大掲示板はアクセス制限中。

6090官兵衛:2010/06/01(火) 10:47:16
下野新聞より。みんなの党は栃木選挙区に会社社長の荒木大輔氏を擁立との事です。渡辺喜美の弟・美千明氏は、本業が多忙の為、出馬断念との事だそうです。

6091とはずがたり:2010/06/01(火) 11:03:37
>>6088
みずほの利己主義ってだけではなく社民党全体の議席を考えたときにベストな選択だったとも云えるのでわ?
どうせ選挙区は可能性低い新潟の近藤ぐらいでしたし。

>>6089
6/6に発表ですか??
また期待してます♪

6092名無しさん:2010/06/01(火) 11:12:19
社民党は沖縄に公認候補擁立すれば、結構おもしろいことになりそうな予感。
でも現状はアップアップのようですね・・・

6093チバQ:2010/06/01(火) 12:22:23
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news1/20100601-OYT1T00404.htm
東京選挙区一気に混迷…山田・元杉並区長出馬で

 5月31日付で杉並区長を辞職した日本創新党党首の山田宏氏が、今夏の参院選に東京選挙区からの出馬を表明したことで、主要政党が軒並み候補を擁立し、定数5で争われる同選挙区はさらに混迷の度合いを増してきた。

 鳩山政権の支持率低下に加え、知名度のある山田氏の出馬、社民党の連立政権からの離脱など波乱要素が絡み合い、票の行方はどうなるのか。

 「退路を断って、東京選挙区から出馬することを宣言します」。港区六本木で30日に開かれた日本創新党の結党大会。スピーチの最後に山田氏が東京選挙区からの出馬を明かすと、大きな拍手がわき起こった。

   ◇警戒感◇

 同党はすでに元金融庁課長補佐の擁立を公表、山田氏は当初、比例選に回ると見られていたが、大会終了後の記者会見で「党首が首都で出ることが、党全体の考え方を国民に伝えるには一番適切」と語った。

 山田氏は、レジ袋有料化などの改革を推し進めたことで知られ、再選、3選を決めた区長選に圧勝してきたが、ある区議は「任期途中で辞職したことへの批判も根強い。区長選ほど票は伸びないだろう」と話す。

 山田氏の出馬について、ある党の選対関係者は「大阪の橋下徹知事のように、首長経験者に対する期待感が高まる可能性はある」と警戒感をのぞかせる。

   ◇知名度限定的?◇

 一方、現職2人に加え、3人目の擁立を検討する民主党都連の幹部は「蓮舫氏ほど知名度はなく、小川敏夫氏のように組織力に期待できるわけではない」。都議会自民党の川井重勇幹事長も「杉並区以外での知名度はあまりなく、影響は限定的」と冷ややかに受け止める。自民は現職の中川雅治氏と新人の東海由紀子氏の2人が立候補する予定だ。

 共産党の小池晃氏の陣営幹部は「政策は保守寄りで、自民や民主と重なる。有力候補が乱立すれば当選ラインは下がる」と話した。

 東京選挙区には、公明党、社民党、国民新党、みんなの党、たちあがれ日本、幸福実現党なども公認候補を擁立している。

   ◆杉並区長を退任 

 杉並区長として最終日を迎えた山田氏の退任セレモニーが31日午後、開かれた。花束を贈られた山田氏は「11年間、温かいメンバーと一緒に仕事ができた。サービスの一層の充実を図ってほしい」と述べ、約250人の職員に見送られて区役所を後にした。

(2010年6月1日11時10分 読売新聞)

6094チバQ:2010/06/01(火) 12:23:23
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100601_3
伊沢氏で最終調整 参院選選挙区で社民県連合

--------------------------------------------------------------------------------

 社民党県連合(小原宣良代表)は31日、今夏の参院選岩手選挙区(改選数1)の党公認候補として県連合幹事長の伊沢昌弘氏(62)を擁立する方向で最終調整に入った。2日の三役会議で決定する。同選挙区は民主、自民、共産、社民の各党候補による4氏の争いが濃厚となった。

 伊沢氏は31日、岩手日報社の取材に対し「まだ最終調整中で何も言えない」と述べるにとどめたが、複数の社民党関係者の話を総合すると伊沢氏を軸に調整が進みそうだ。

 伊沢氏は宮城県大崎市出身で、岩手大卒。1973年県庁入り。盛岡市議1期を経て95年の県議選盛岡選挙区で初当選し、通算3期務めた。昨年の衆院選岩手1区に同党公認で出馬し、落選した。

6095チバQ:2010/06/01(火) 12:25:46
>>6021
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20100601ddlk04010273000c.html
参院選’10宮城:新党改革、自民2氏に立候補打診 /宮城
 ◇野田仙台市議長と安藤県議に 民主・自民体制に揺さぶり
 今夏の参院選宮城選挙区(改選数2)で、新党改革(舛添要一代表)が、いずれも自民党員で仙台市議会議長の野田譲氏(48)と県議の安藤俊威氏(52)に立候補を打診していたことが31日までに分かった。鳩山政権の支持率低下で参院選後の政界再編が現実味を帯びていく中、相次いで結成された「新党」が民主と自民の2大政党体制に揺さぶりをかけている。【比嘉洋】

 新党改革の矢野哲朗代表代行は26日、参議院議員会館(東京都千代田区)で午前9時ごろに安藤氏と、午後4時ごろに野田氏とそれぞれ会談し、立候補を打診した。

 毎日新聞の取材に対し、安藤氏は「光栄だが、正式な出馬要請ではなかったので返答できない」と立候補の可能性について明言を避けた。ただ、「正式な要請があれば、あらゆる選択肢の一つとして検討させていただく」とも述べ、政界再編の可能性について新党改革側と意見交換を続ける構えを示した。

 一方、野田氏は取材に対し「今は議長職を全うし、市議会の改革を優先したい」と述べ、打診を断ったことを明らかにした。

 宮城選挙区では、国会議員が既存政党を離党して結成した「新党」のうち、これまでにみんなの党のみが県議の菊地文博氏(50)を公認候補として擁立している。民主党県連の選挙対策委員長だった菊地氏は、みんなの党の渡辺喜美代表が後援会事務所を3回訪れ、立候補を打診してきた「熱意」に押され、同党へのくら替えを決意したと語る。

 新党側の“揺さぶり”に対し、2大政党側はあくまで強気。自民党県連の須田善明幹事長は「党の理念に沿って候補者を選んでいるのか。ただ、数をそろえているだけなのか。有権者は見抜くはずだ」と強調。民主党県連の郡和子幹事長は、菊地氏の立候補を「あってはならないこと」と繰り返したうえで「今後は同じように(民主党を離れ)新党から出る動きがあるとは考えにくい」と語った。

 宮城選挙区からは菊地氏の他に、民主党公認の桜井充氏(54)と伊藤弘美氏(35)、自民党公認の熊谷大(ゆたか)氏(35)、同党推薦で無所属の市川一朗氏(73)、共産党公認の加藤幹夫氏(46)、社民党公認の菅野哲雄氏(61)、幸福実現党の村上善昭氏(37)が立候補の意思を表明している。

==============

 ■視点

 ◇自民、公募の余波続く
 新党改革が立候補を打診した野田譲氏と安藤俊威氏は、ともに自民党県連が今年1月に実施した公募による参院選候補者選考に応募し、落選している。野田氏は打診を断り、安藤氏は態度を明確にしていないが、いずれにしても新党改革が政治経験のある落選者たちに目を付けたことは明らかだ。

 公募では、書類や面接による審査を経て最終選考に残った7人を対象に公開討論会を実施。討論会の評価に、同時期に行った世論調査の結果を加算する「総合評価方式」で優劣をつけた。ただ、討論会の点数ではほとんど差が開かず、世論調査のみが決め手となったことに、県連組織を支える一部の県議らは不満を隠さない。

 新党は既存政党への不満の受け皿を目指す。公募で落選した後に党本部の推薦を得た市川一朗氏も公募への不満を吸収すると見られる。公募の余波が今も続いているだけに、参院選を見据えた政治家同士の連帯が政治理念に基づいているものかどうかを有権者は見極める必要がある。【比嘉洋】

6096名無しさん:2010/06/01(火) 12:59:21
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100601-00000549-yom-pol
社民・近藤参院議員、無所属で出馬の意向
6月1日12時20分配信 読売新聞

 社民党の連立政権離脱を受け、夏の参院選新潟選挙区(改選数2)で同党が公認を決めていた現職の近藤正道氏(63)が1日、無所属で出馬する意向を固めた。

 新潟市内で記者団に「立ち位置について、大きな山は越えつつある。あとは三宅坂(社民党本部)が一番の難問になる」と述べ、党本部と最終調整する方針を示した。

 党政審会長代理を務める近藤氏は、連立政権での実績をアピールする戦略を打ち出していたことから、離脱に最後まで反対。離脱決定後の31日、「一連の流れが崩れた。支援者が納得出来る新たな立ち位置を考える必要がある。無所属も選択肢の一つ」としていた。

 新潟選挙区で民主党は、2人区では例外的に現職の田中直紀氏(69)のみを擁立。連合新潟は田中、近藤両氏の推薦を決定していたが、連合新潟幹部は「近藤氏が社民のまま出馬した場合は、推薦を続けられるか不透明」としている。 最終更新:6月1日12時20分

6097とはずがたり:2010/06/01(火) 13:36:14
>>6092
そっか。圧勝できたりして!?

6098沖縄無党派:2010/06/01(火) 15:09:00
>>6090
>>下野新聞より。みんなの党は栃木選挙区に会社社長の荒木大輔氏を擁立との事です。渡辺喜美の弟・美千明氏は、本業が多忙の為、出馬断念との事だそうです。
荒木大輔じゃなくて荒木大樹氏のようですね。 荒木大輔だとピッチャーになっちゃうじゃないw

 みんなの党(渡辺喜美代表)は31日、夏の参院選栃木選挙区(改選数1)に、同党宇河支部幹事長で会社社長の荒木大樹氏(39)=宇都宮市=を同党公認候補として擁立する方針を固めた。週内にも渡辺氏が発表する。同選挙区は渡辺氏の地元で影響力も強いだけに、候補者選定が注目されていた。同選挙区では既に民主、自民、共産の各党が公認候補擁立を決めており、激戦は必至だ。渡辺氏は比例代表でも本県関係者を擁立する方針を示している。

 みんなの党は公募も含め栃木選挙区の候補者選考を進めてきた。荒木氏は本県出身で、同党の支部幹事長を務め、政策を理解していることなどが評価されたとみられる。

 荒木氏は下野新聞の取材に「地域主権などみんなの党の政策に共感している」などと述べ、立候補に前向きな姿勢を示していた。

 栃木選挙区をめぐり同党は、渡辺代表の実弟で産婦人科医の渡辺美千明氏(53)=東京都渋谷区=の擁立も検討した。だが同党関係者によると「多くの患者を抱え、卓越した医療技術を持っていることから、病院を辞める調整が付かなかった」ため、擁立を見送る。比例代表候補としても擁立しない方針。

 同選挙区には民主党現職の簗瀬進氏(60)、自民党新人で前県議の上野通子氏(52)、共産党新人の小池一徳氏(49)が立候補を表明している。

 荒木氏は慶応大卒。大学在学中の1992年から石材会社社長。94年から財団法人花園霊園理事長も務める。

6099名無しさん:2010/06/01(火) 15:31:22
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100601-00000159-mailo-l20
参院選’10信州:みんなの党、井出氏擁立を発表 無党派層取り込み狙う /長野
6月1日15時0分配信 毎日新聞

 みんなの党の渡辺喜美代表は31日、県庁で記者会見し、夏の参院選長野選挙区(改選数2)で、元NHK記者の井出庸生氏(32)を公認候補として擁立すると発表した。井出氏は「30歳を過ぎ、我々の世代が社会的責任を果たしていかなければならない。出馬のチャンスが得られたことはありがたい。2大政党と対峙(たいじ)していきたい」などと抱負を語った。同党は県内に大きな組織は持たないが、世論調査で支持率が急上昇するなど、無党派層への浸透次第で、長野選挙区でも「台風の目」となりそうだ。
 渡辺代表は「自民でもない、民主でもない第3の選択肢が必要」と強調。昨秋の長野市長選には落選候補の応援にも訪れており、「井出さんは(記者時代は)市民の目線で報道を心がけていたと思うが、実際に社会を変えられるのは政治だ」と述べた。また井出氏は「地域主権をテーマにし、(国の通達が無くても問題を解決できるような)地方の自由を勝ちとりたい」と話した。6月中旬をメドに佐久市で事務所開きをする意向だ。
 井出氏は東京都豊島区出身で、旧さきがけの井出正一元厚相のおい。02年に東大教育学部を卒業後、NHK記者として仙台、横浜放送局で勤務した。【渡辺諒】

6月1日朝刊

6100官兵衛:2010/06/01(火) 18:26:55
>>6098
これは、お恥ずかしい限りの初歩的なミスで申し訳ありません。

6101沖縄無党派:2010/06/01(火) 19:00:12
誰も書いてないようなので一応報告までに 又吉イエス氏、参院選に出馬表明
http://saninsen.com/archives/88

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010060100780
参院比例にNPO理事長=民主
 民主党は1日、持ち回りの常任幹事会で、参院選比例代表にNPO理事長の新人、松岡力雄氏(38)を擁立することを決めた。(2010/06/01-18:30)
↑しかし、この状況下で民主党から出馬するとは勇気があるな。

6102山口新聞男:2010/06/01(火) 20:23:50
というか、このタイミングで公認を出す民主党もSというか
茨城一新会に挨拶行ってたりしてるようだし、小沢系?

6103名無しさん:2010/06/01(火) 21:14:48
>>6101-6102

松岡力雄と廃棄物処理法
http://blog.livedoor.jp/matsuokarikio/

本人のブログによると前々から公認申請は出していたようですね。彼のブログ、民主党の公認決定までの過程について詳しく書いていてなかなか面白いですよ。後、茨城一新会の会長については、AERAだったと思いますが記事になっていた記憶があります。なかなかの大物のようですよ。

6104チバQ:2010/06/01(火) 22:21:59
>>6049
メモ
石川好は
95年参院選で神奈川選挙区にさきがけから出馬落選

6105建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2010/06/01(火) 22:50:48
桜井充の頭もかなりキビシい闘いになっている件

6106名無しさん:2010/06/01(火) 23:03:10
イチローの本音はどこにあるのか・・・

交代か、ダブル交代か、どちらにしろ、本気を出していないような気がするが・・・

6107チバQ:2010/06/01(火) 23:06:58
>>6085
イイ言葉だと思います

>来賓の石破茂党政調会長は壇上で語気を強めた。「自民党はこれまで、本当に弱い人、つらい立場の人の味方だったのか。政治は手品でも魔法でもない。歩いた距離、握った手の数しか票は出ない」。

6108チバQ:2010/06/01(火) 23:49:35
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2010sanin/234461.html
候補擁立迷う社民 連立離脱で主戦論浮上 道選挙区(06/01 07:49)

連立政権からの離脱で、参院選道選挙区への対応が注目を集める社民党道連の事務所=31日、札幌市北区
 社民党が連立政権離脱を決めたことで、同党道連が7月の参院選道選挙区(改選数2)の対応に頭を悩ませている。独自候補の擁立は、選挙準備の負担や民主党との関係悪化を避けるため慎重姿勢を続けてきたが、連立離脱を受け、一部に主戦論が出てきたからだ。

 社民党道連は、夏の参院選比例代表に浅野隆雄幹事長の擁立を3月に決めたが、道選挙区については態度を保留してきた。連立を組んでいた民主党が道選挙区の改選2議席独占を目指していることもあり、慎重に情勢を見極めるためだ。

 ただ、連立離脱を受けて、ある道連幹部は「参院選の戦い方自体が変わってくる」と指摘。米軍普天間基地移設問題をめぐる主張の違いが明確になっただけに、民主党への選挙協力は有権者の理解を得にくいとして、独自候補擁立を主張する。

 ただ、いまから道選挙区に候補を擁立しても、全道的な選挙活動を展開するだけの十分な時間がない上、選挙資金も重荷になる。また、民主党との溝が深まれば、来春の統一地方選で候補擁立を目指す一部選挙区での選挙協力に影響する懸念もあり、別の幹部は「長期的な視点で考える必要がある」と慎重姿勢を崩さない。<北海道新聞6月1日朝刊掲載>

6109チバQ:2010/06/01(火) 23:51:13
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-06-01_6933/
野党共闘協議物別れ 参院選沖縄区
社民は独自候補擁立へ
政治 2010年6月1日 09時56分

(13時間54分前に更新)

 社民党県連の新里米吉委員長と社大党の大城一馬副委員長は31日、共産党県委に古堅宗嘉書記長ら幹部を訪ね、7月11日投開票予定の参院選沖縄選挙区(定数1)での3党共闘を提案した。共産は推薦している予定候補者の沖縄医療生活協同組合理事長の伊集唯行氏(58)の支援を逆提案、協議は物別れに終わった。共闘が不調に終わったことを受け、社民は独自候補擁立にかじを切る。

 新里委員長らは米軍普天間飛行場の移設問題で政府に県内移設断念を求める候補者の擁立で共闘を呼び掛けた。共産は同飛行場の即時無条件返還などを主張したほか、伊集氏を擁立して事実上の選挙運動を展開しているとし、支援を提案、主張は平行線をたどった。

 新里委員長は「県内移設反対の世論をまとめて候補者を擁立したかったが、残念。県連内で公認、推薦候補について具体的に協議したい」とし、1日の執行委員会で対応を検討する考えを示した。

 一方、古堅書記長は「県民の立場に立つのであれば、社民も社大も伊集氏を支援できるはずだ。門戸は開けており、保革の枠を超えた取り組みをしたい」と強調した。

 大城副委員長は「党が独自候補を擁立することはない。党内で今後の対応を検討したい」と述べ、2日の執行委員会で対応を協議する。

 民主党県連も独自候補擁立を模索しており、県政野党陣営の分裂選挙は確実な情勢となった。

「普天間」スタンス違い

 参院選沖縄選挙区の対応をめぐり、県政野党の共闘が事実上崩壊した。公示まで1カ月を切り、米軍普天間飛行場移設問題をめぐる野党間のスタンスの違いが顕在化した格好だ。連立政権から離脱した社民党県連は独自候補擁立を目指す方針で、共産党県委は推薦候補を擁立、民主党県連も独自候補擁立の姿勢を崩していない。県政野党の分裂は秋の知事選にも影響しそうだ。

 社民、共産はともに普天間飛行場については「県内移設反対」の立場だが、具体的な解決法は異なる。「県外・国外移設」を訴える社民に対し、共産は「即時無条件返還」を主張している。

 社民県連の新里米吉委員長は31日、記者団に「共産への呼び掛けは今日が最後。公認・推薦候補の擁立について具体的に協議したい」とし、民主との共闘も白紙に戻し独自候補擁立の意向を示した。党内で沖縄の民意に沿って政権を離脱したことで、有権者の支持が集まるとの見方が強い。ただ、参院選まで約40日と迫り「時間がなく、全県選挙は戦えない」と慎重な意見もある。

 一方、独自候補擁立を模索する民主党県連も共産以外の3党共闘に含みを持たせるが、当選後に特定会派に属さないという条件には「党本部の理解は得られない」とし、難色を示している。

 5月上旬に、党委員長が出馬を辞退した社大党の大城一馬副委員長は「われわれにも責任の一端はあるが、県政野党が分裂して闘えば、知事選への影響は避けられない。関係修復、人選のテーブルをつくるにも時間がかかるだろう」と危惧(きぐ)する。

 市民団体の中にも「沖縄独自の立場を示し、県外移設の実現には4党の結束が必要。各党の歩み寄りがない」との批判も上がる。タイムリミットが迫る中、野党は共闘崩壊の状態で参院選に突き進んでいる。(政経部・平良吉弥)

6110ぐらもん:2010/06/02(水) 00:24:38
社民離脱の影響が一番あるのは新潟でも沖縄でもなく香川と推察。

沖縄は喜納昌吉だろうな。

6111とはずがたり:2010/06/02(水) 00:44:42
>>6110
そういえば香川の影響は大きそうですね。
ただ香川は民主公認に社民がのるのではなく共同推薦候補ですのでなんとかやっていけるのかも。もともと連立してても微妙な関係でしたし。

6112名無しさん:2010/06/02(水) 01:01:54
和子夫人は比例の当選者予想もなさるのですか?

6113和子夫人 ◆VVOQ3pMvHY:2010/06/02(水) 09:49:16
>>6112
残念ながらするつもりはありません。
鳩山辞任の意向@AM9:40
裏のシミュレーションを本格始動させるか。
それにしても巨大掲示板dionの規制が長い。書き込めない。

6114予想屋:2010/06/02(水) 10:04:33
参院選、東京選挙区は低投票率なら自民現、民主二人、公明は当確
高投票率かつタリーズ、山田区長の頑張り次第では公明党は落選

6115名無しさん:2010/06/02(水) 11:52:08
6月4日に新首相決定へ。

6116チバQ:2010/06/02(水) 12:17:45
鳩山辞任で今さら感があるけどいちお

http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000001006010004
選挙区の構図(上) 民主 重い「両輪」
2010年06月01日

 ■強まる逆風、陣営苦悩



 政権交代後初の参院選が目前に迫ってきた。民主党のマニフェストが飛ぶようになくなった真夏の総選挙から約9カ月。政権交代を求めた民意は、今どこへ向かおうとしているのか。暮らしを支えるはずの政治はどこへ向かうのか。まず2回に分けて、広島選挙区(改選数2)の構図をリポートする。


 「つまらんのう、民主党」


 5月30日午後、府中町のショッピングセンター前。のぼりを持って歩道に立っていた民主党県連のスタッフに、車の運転席から男性が叫んだ。


 「申し訳ございません」。スタッフが力無く頭を下げた。「最近こういう反応が多いんです」


 この日、沖縄・米軍普天間飛行場の移設問題で、社民党が政権を離脱した。民主党から立候補を予定する現職の柳田稔氏(55)と、乳がん患者友の会世話人代表で新顔の中川圭氏(52)は、広島市を中心に、別々の場所で街頭演説をこなしていた。


 広島市・本通りの一角では夕方、中川氏の声が響いた。


 「救える命を救いたい。そんな思いで立候補を決意しました」


 友人やその家族がビラ配りを手伝ったが、すんなり受け取る人は少なかった。「ピンクリボン活動」を象徴するピンク色のタスキをかけて訴えているが、「時間も知名度も足りない」と中川氏はいう。


 両陣営に目配りする三谷光男県連代表を除く県選出などの6国会議員のうち、中川氏の支援を割り振られたのは4人。分担して同行し、応援弁士を務める。「少しずつではありますが、鳩山政権になって世の中は変わってきました。時計の針を戻さないでほしい」。衆院議員の一人は訴えた。


 広島選挙区では改選前の2議席を、民主と国民新の与党が占めているが、国民新の現職、亀井郁夫氏(76)は3月末、正式に出馬を断念。民主党県連は小沢一郎幹事長の指示のもと約1カ月間、候補者探しに奔走し、5月13日に中川氏の擁立を発表した。


 16日の民主党県連の常任幹事会。連合広島が入居するビルの会議室で、中川氏と初めて顔を合わせた柳田氏は、隣に座るよう促されても、かたくなに拒んだ。「いいよ。僕はここで」



 ■「すべて敵」



 連合広島の伊丹幸男会長は29日、柳田氏の事務所開きであいさつ。「『柳田』という名前を書いてもらわないと勝てない選挙。(参議院)厚生労働委員長として国政を動かす立場になった柳田さんにもう一度力を発揮して頂きたい」と、柳田氏の全面支援を約束。陣営関係者は「こんな状況で2人当選は厳しいハードル。自陣営以外はすべて敵」と漏らした。


 国民新の亀井静香代表は中川氏擁立後、「民主から要請があれば協力したい」との考えを示したというが、具体的な話は進んでいない。社民党県連合の金子哲夫代表は連立離脱後、「現段階では要請もなく白紙」としている。


 週末の各紙の世論調査は、いずれも民主党政権に厳しい数字が並んだ。県連幹事長の中原好治県議は「我々は政権誕生からまだ8カ月と思うが、『8カ月たっても何もやってない』というのが一般の人の受け止め方なのかもしれない」と危機感を募らせている。(水田道雄)



◆広島選挙区の立候補予定者(改選数2)
柳田 稔  民現 基幹労連顧問
中川 圭  民新 がん患者会代表
宮沢洋一  自新 内閣府副大臣
大西 理  共新 党県常任委員
植松満雄  諸新 幸福実現党員

6117チバQ:2010/06/02(水) 12:18:19
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000001006020003
選挙区の構図(下) 自民 傷癒えず
2010年06月02日

 「惨憺(さん・たん)たる有り様だ。おじの喜一はよく『首相は日本丸の船長。乗客である国民を目的地へ安全に送り届けるのが務めだ』と話していた。鳩山首相はその目的地をわかっていない」


 故・宮沢喜一元首相を「おじ」と呼ぶのは、今夏の参院選に立候補を予定する自民新顔の宮沢洋一氏(60)。5月29日の福山市の事務所開きで、政権を厳しく批判した。4選をめざした昨夏の衆院選広島7区(福山市)で民主前職に敗れ、くら替えを狙う。


 父は、県知事や参院議員を務めた弘氏。喜一氏から脈々と受け継がれる「宮沢ブランド」は、県東部で根強い支持を得てきた。2月、自民県連が初めて参院選候補者を公募したが、過半数の票を得て他の4候補を圧倒した。


 衆院選で自民は、県内7小選挙区のうち六つで議席を落とし、歴史的大敗を喫した。唯一当選した広島1区の岸田文雄・衆院議員を県連会長に選ぶなど役員を一新したが、傷が癒えたとは言い難い。


 宮沢氏の陣営関係者は「公共事業が減り、建設業界など足元の支持基盤は弱まっている。有権者も自民、民主のどちらに入れたらいいか決めかねている状況で、油断はできない」と気を引き締める。


 有権者が多いのに、なじみが薄い広島市での知名度アップのため、5月30日には同市南区のホテルで岸田氏の女性後援者の集まりに参加。「昨年8月まで広島から一番遠い、福山市選出の国会議員をしておりました」とあいさつした。岸田氏に近づく参加者に、岸田氏が「どうぞ宮沢さんとも握手して帰って」とフォローするなど、支持拡大に躍起だ。


 いわば「オウンゴール」を重ね、支持率を低下させてきた民主政権。自民も、野党としての存在感を自力で上げているとは言えない状況だ。「みんなの党」も、県内で候補者を模索する動きが見られるが具体化していない。


 そんな中、共産から立候補を予定する新顔、大西理(おさむ)氏(44)は「非民主、非自民」の票を狙う。


 「昨年の総選挙では自民、公明政権に審判が下された。でもこの8カ月間、何も変わっていないじゃないですか」


 5月30日、呉市の広市民センターで開かれた党主催の演説会で、大西氏は訴えた。


 応援に駆け付けた笠井亮(あきら)・衆院議員(比例東京ブロック)は「民主に失望したが、自民に戻りたくないという有権者は、どこの党に託せばいいか真剣に考えている。共産党こそ選択肢になりうる」と力を込めた。


 党専従職員だった大西氏は2003年、05年の衆院選では広島3区から立ち、落選。参院選には昨年12月に名乗りを上げた。農協や医師会なども訪問し、かつての保守層の切り崩しを図る。


 幸福実現から新顔で立候補する予定の植松満雄氏(51)は昨夏の衆院選での落選に続く国政挑戦となる。植松氏は「街頭で『国防をもっと語れ』などと励まされるようになってきた」と語り、保守層への浸透をめざす。


 参院選を目前に、政権運営は混沌(こん・とん)としてきた。投開票日まで、民意の行方はまだ計り知れない。(吉田博行、山下奈緒子、加戸靖史)

6118チバQ:2010/06/02(水) 12:20:50
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/174687
【混戦 福岡選挙区 1】 台風の目 「代党」勢い本物か<2010参院選>
2010年5月28日 10:18 カテゴリー:政治

みんなの党の渡辺喜美代表が街頭演説を始めると、あっという間に人だかりができた=24日、北九州市小倉北区のJR小倉駅前 街頭に立つと、世論の風向きが分かる。参院選福岡選挙区にみんなの党から立候補する佐藤正夫は、連日思いがけない場面に出くわす。

 日曜日の午後、買い物客でにぎわう福岡市の天神地区。交差点を曲がりかけたタクシーが目前で止まった。後部ドアが開く。「それください」。演説する佐藤のそばでビラを配っていた女性に、運転手が体をねじって手を伸ばした。

 平日の朝、福岡県久留米市の駅頭。通勤客の波の中から男性が佐藤に近寄ってきた。「久留米じゃ誰も知らんから、配ってやろう」。ビラを10枚ほど持って行った。

 佐藤は福岡県議。自民党公認で北九州市小倉北区から4回の当選を重ねたが、「こんな経験は初めて」と驚く。事務所には公務員OBを名乗る男性が「党の考え方に賛同する。何か手伝いたい」と連絡してきた。

 国会で6議席しかないみんなの党だが、最近の世論調査では民主、自民に次ぐ「第3党」。支持率急伸の勢いが、2議席を7人で争う福岡選挙区の混戦に拍車をかける。

   ■   ■

 4月6日夕刻。佐藤は国会前の議員会館で、みんなの党幹事長の江田憲司に向き合っていた。初対面だが事実上の面接。脱官僚が売り物のみんなの党。県議会で天下り問題を追及してきた佐藤。ひとしきり話をすると、江田は電話を手にした。

 「すぐに会ってくれませんか」。相手は党代表の渡辺喜美。促されるまま7階の江田事務所から4階の渡辺事務所へ行くと、決心を迫られた。

 小党ならではの即断即決。佐藤は自民を離党。翌週、渡辺と並んで立候補を宣言する。

 「みんなの党はアジェンダ(政策課題)の下に集まった。佐藤は党にふさわしい人材だ」。渡辺は30分程度の記者会見で「アジェンダ」を13回口にした。みんなの党を象徴するこの言葉を、佐藤も街頭で必ず唱える。脱官僚、地域主権、生活重視がアジェンダの柱だ。

   ■   ■

 4月下旬。街頭演説する佐藤に名刺を差し出す男性がいた。ある市議会議員だった。「政策が近い」。この議員は入党を否定するが、連携の可能性に含みを持たせる。

 ほかにも面識のない地方議員から応援の申し出が相次ぐ。ただし、後援会の事情で名前を出せない「隠れみんなの党」がほとんどという。

 首都圏の地方選挙で躍進しているとはいえ、九州での実力は未知数。集票を頼む組織はない。民主はNO、自民もNO。そんな無党派層をどうやってつかむか。議員であれ、無名の市民であれ、細い糸を紡ぐような活動をするほかない。

 「動員をしていないのに熱い人がいっぱい来ている。何かが変わり始めている」。今月24日、北九州市と福岡市で二大政党に代わる「第3の選択肢」を訴えた渡辺。反応のよさに笑みが漏れた。

 「もっといい風になるといいね」。演説の間、党ののぼり旗はバタバタと音を立てていた。

 (文中敬称略)

   ◇   ◇

 参院選の足音が近づいてきた。歴史的な政権交代から1年足らず。なお不安定さの残る政治の断面を、全国有数の混戦区・福岡を舞台に描く。

    ×      ×

 ●福岡選挙区立候補予定者(改選数2)

大久保 勉49 民 現
大家 敏志42 自 新
篠田  清62 共 新
吉村剛太郎71 国 現
佐藤 正夫55 み 新
吉冨 和枝51 諸 新
堤   要49 無 新

=2010/05/28付 西日本新聞朝刊=

6119チバQ:2010/06/02(水) 12:21:14
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/175102
【混戦 福岡選挙区 2】切り崩し 与党になびく組織票
2010年5月30日 11:31 カテゴリー:政治

農水団体の役員に、戸別所得補償制度を説明する山田正彦農水副大臣(左から2人目)と大久保勉氏(左)=15日、福岡県久留米市 踏み絵のような「懇親会」だった。

 福岡県久留米市郊外の民家。2期目を目指す民主党の大久保勉は15日、農漁業団体の役員十数人と車座になっていた。JA、漁連、土地改良区。自民党の有力な支持団体ばかり。中心には農水副大臣の山田正彦がいた。

 「JAの組合長はぜひこの機会に陳情を」。大久保が呼び掛けると、2人の組合長はとっさに視線をそらした。山田が畳み掛ける。「食鳥協会がブロイラーの飼料米を100万トンほしいそうだ。協会に、こちらのJAさんを紹介してもいい」

 この様子は報道陣に一部公開された。演出された「陳情」だった。出席者は、選挙の支援要請を言外に感じ取った。

 「参院選は自民と決めたが、陳情ルートが必要なのは分かっている」。JAの組合長は言う。

 政権交代後、民主党は自民党支持団体の切り崩しに動いている。福岡選挙区で自民党の新人、大家敏志を推薦した農政連(JAの政治団体)も標的の一つだ。

   ■   ■

 組合員約12万人。家族を合わせて20万票以上といわれる福岡県農政連。切り崩しの最前線に立つのは大久保の秘書、中村誠治。久留米市を中心とする衆院福岡6区選出の自民党衆院議員、古賀正浩(故人)の秘書をしていたので、農政連の選挙運動は熟知している。

 久留米市の農家が運転する車で、農政連の支部役員を務める農家から、農家へ。「鳩山政権の政策が気に入らないなら、与党を推薦して、内部から反対の声を上げたらどうか」。中村は口説いて回った。やがて、効果が表れ始めた。

 農政連久留米地区協議会相談役の馬場憲治は、農作業中にある農家から告げられた。「自民党には、もうついていけん。大久保をやりたい」と。馬場は自民党県議の地区後援会長。声を掛けた農家とは、自民党の選挙をともに戦った仲だった。

 4月22日、農政連は大家の推薦を決めた。同時に、久留米地区では支部単位で大久保を支援することを「容認」した。

   ■   ■

 2004年の参院選。大久保は福岡選挙区で過去最高(当時)の84万票を獲得した。民主躍進の風に乗り、無党派層から圧倒的な支持を集めた。組織票といえば労働組合くらいだった。

 今回は違う。漁連、森林組合連合会、商工会議所連合会、トラック協会。約130の業界団体から推薦を得た。労組と合わせた推薦状は200枚を超す。

 自民から与党・民主になびく業界票。鳩山内閣が失速し、前回ほど無党派層が当てにできないため、大久保は業界票固めに力を入れる。

 だが、推薦をもらえば票になるわけではない。「与党には推薦を出さざるを得ない」とポーズを決め込む団体もある。

 農政連幹部が冷めた声で解説した。「集会のビラはごみ箱行き。いまさら組織選挙は通用しない。どっちが与党でも同じことだ」 (文中敬称略)


=2010/05/29付 西日本新聞朝刊=

6120チバQ:2010/06/02(水) 12:21:40
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/175103
【混戦 福岡選挙区 3】2人擁立 内憂外患の小沢戦略
2010年5月30日 11:53 カテゴリー:政治

小沢一郎幹事長(左)の後押しで、「民主2人目」の候補となった堤要氏(中央)。右は社民党の渕上貞雄副党首=3月25日、福岡市博多区 空には雨雲が広がっていた。22日、民主党と社民党が推薦する無所属新人、堤要(つつみかなめ)の事務所開き。マイクを握った民主党福岡県連幹事長の吉村敏男は、あえて厳しい現実を出席者に突きつけた。

 「今回の2人擁立は、昨年8月の得票率を考えれば無謀に等しいところもある」

 民主党は改選議席が2以上の選挙区に、複数の候補者を出す。主導したのは幹事長の小沢一郎。福岡も、社民党との統一候補という形で従った。「小沢戦略の2人目」。堤にはこの代名詞がついて回る。立候補表明した2月はまだよかった。

 「民主党の候補者と見られると、マイナス面の方が大きい」。今、堤の支援者はため息をつく。民主色を薄めたい。そんな思いも心底にある。

 迷走した米軍基地問題に政治とカネ。2月に40%あった鳩山内閣の支持率は20%に急落した。民主党が圧勝した昨年8月の衆院選でも、福岡県の得票率は37・5%(比例代表)。そのとき以上の勢いをつけないと、2人当選は容易でない。

   ■   ■

 3月下旬、福岡市を訪れた小沢は堤を後押しする発言をした。「公認候補と同じような気持ちで支援態勢をつくっていきたい」

 呼応した福岡県連は県内11の衆院選挙区ごとに「すみ分け」を図る。公認の大久保勉は1区と4―8区。堤は3区と9―11区。2区は共通区。党所属議員はこの方針に沿って、大久保か堤を支持者・団体に売り込む。

 しかし、労働組合は既に大久保支援に傾斜していた。いくら堤担当の議員でも無理は言えない。「狭い地域で議員は堤、労組は大久保というねじれができる。しこりが残るとまずい」。ある県議は、来年の自分の選挙への影響を心配する。

 思惑通りにならない選挙態勢。新たな懸念材料もある。米軍普天間飛行場の移設をめぐり、首相・鳩山由紀夫が消費者行政担当相の福島瑞穂(社民党党首)を罷免した。今後の展開しだいでは、両党の選挙協力に支障が出かねない。

   ■   ■

 大学教授だった堤を表舞台に引き上げたのは、ほかでもない、小沢である。福岡県連では、最終選考に残った2人のうち元官僚の男性を推す向きが強かったが、小沢は大久保との違いが鮮明な女性の堤を指名した。

 昨年の衆院選。小沢はこれと見込んだ候補者に自分の秘書を送り、選挙を仕切った。堤のところにも3月までは、小沢の秘書が出入りしていた。

 ここに来て、堤事務所の動きに変化が見える。推薦政党の支援は受けつつ、無所属を前面に押し出す。堤が培ってきた市民団体や同級生のネットワークを生かして、自力で無党派層を取り込もうとしている。

 内憂外患こもごもの小沢戦略。「この先、幹事長の言う『風が吹かなくても勝てる選挙』をするために、2人立てた判断は正しい」。民主党の県連幹部は自分に言い聞かせるようにつぶやいた。 (文中敬称略)


=2010/05/30付 西日本新聞朝刊=

6121チバQ:2010/06/02(水) 12:22:03
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/175281
【混戦 福岡選挙区 4】野党暮らし 勝利の方程式に狂い
2010年5月31日 15:56 カテゴリー:政治

選対本部長の麻生太郎前首相(左)の指揮で、参院選に臨む大家敏志氏=22日、福岡市中央区 強気のべらんめえ口調が部屋の外まで響いた。

 「山崎拓だって、久留米の若いヤツが出たときだって、みんなでやった選挙は全部勝ってきたじゃねえか」。22日の自民党福岡県連選対会議。県議や政令市議を前に選対本部長の麻生太郎が強調したのは、2002年と05年の衆院補選で発揮した党の組織力だった。

 ただ、麻生が団結を訴えれば訴えるほど会場は微妙な空気に包まれた。少し前まで、県連内では「一致結束」に程遠いさや当てが繰り広げられていたからだ。

 3月末。福岡選挙区に立候補する新人、大家敏志と麻生が福岡市内で顔を合わせた。「選挙事務所は自前で準備できるのか」「選対本部に迷惑かけんなよ」。何度もくぎを刺した上で、麻生は選対本部長を内諾した。

 だが、選対はその後も始動しない。県議団の支援態勢が整っていないことなどを理由に、麻生が選対本部長就任を先送りしていたという。

 背景には、国会議員と県議団の確執がある。慣例的に国会議員が就いてきた県連会長ポストを県議団が「奪った」のが3年前。今回の参院選も現職の吉村剛太郎(現・国民新党)に代えて、県議団主導で大家を立てた。

 「参院選の責任だけ押し付けようなんて虫が良すぎる」。元衆院議員は麻生の心境を代弁する。

   ■   ■

 国会議員と地方議員、業界団体がフル回転して50万票とされる基礎票を固め、公明票を上乗せする。自公連立時代の「勝利の方程式」が野党転落で狂い始めている。

 ほころびが目立つのは業界団体。県歯科医師会や漁連、トラック協会など、自民党だけを推薦してきた団体が次々と政権与党の民主党になびく。

 公明党も、協力を明言しない。今月28日、福岡市内のホテルで財界トップと九州の創価学会幹部がひそかに会っていた。自民党の意を受け大家支援を要請する財界トップに、学会幹部はつれなかった。「うちは公明党の支援団体だから党に正式な話がないと動けない」

   ■   ■

 自民復権の試金石となるはずの参院選。民主党の支持率が低下しているのに自民党も伸び悩む。来春の統一地方選を控えた地方議員は危機感を抱いている。

 福岡県議会に都道府県議会初の女性議長が誕生した19日、副議長になったのは県農政連委員長の林裕二だった。「林の副議長就任は昨年から話があった。それを1年遅らせたのは、参院選で農政連に自民離れをさせないため」。自民党県議団の幹部が明かした。

 大家選対の獲得目標は70万票。この数字に届くように、県議選の選挙区ごとに目標数を割り振った。「参院選は県議選の前哨戦。票が伸びない選挙区は民主党が対立候補を立ててくるぞ」。引き締めを図る県議団会長の蔵内勇夫。公明党との選挙協力は県議レベルでも探っている。

 (文中敬称略)

=2010/05/31付 西日本新聞朝刊=

6122チバQ:2010/06/02(水) 12:22:30
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/175461
【混戦 福岡選挙区 5完】多極化 政党の生き残りかけ
2010年6月1日 11:20 カテゴリー:政治

支持者の集会に出席した吉村剛太郎氏(左)。国民新党がこだわる「夫婦別姓反対」をアピールした=5月30日、福岡市早良区 社民党の連立政権離脱から一夜明けた31日。民主、社民が推薦する堤要(つつみかなめ)の事務所に両党の選挙責任者が集まった。

 「従来以上に堤当選に向かって全力を挙げる」(社民党)

 「推薦した以上は責任を持って、最後まで死力を尽くして当選ラインに押し込む」(民主党)

 会議を終えた選挙責任者は、待ち構えた報道陣に変わらぬ協力姿勢を示してみせた。だが、両者の雰囲気には明らかな違いがあった。社民党福岡県連合幹事長の豊島正章は、どこか吹っ切れたような表情だった。

 鳩山内閣の信頼が失墜した米軍普天間飛行場の移設問題。社民党は党首が閣僚を罷免されても主張を曲げなかった。政権を離れた小政党の発言力低下は避けられないが、共同通信社の世論調査によると、社民党の支持率は1%台から4%台に上がった。

 県連合女性局長の池田良子は「社民党が埋没しないように、参院選で党の考えをより鮮明にする必要がある」と言う。

 普天間問題では共産党も、市民の反応が変わってきたと感じている。「基地は撤去。海兵隊は日本にいらない」。新人の篠田清が街頭演説すると、これまで見向きもしなかった若い世代から拍手が起こることがあるという。

 支持率低下に頭を悩ませる政権を横目に、共産党も存在感をアピールする好機ととらえている。

   ■   ■

 公認を争った2人の火花が散った。5月26日、福岡市で開かれた住宅業界の懇親会での一場面。

 「きょうは吉村剛太郎先生もいらっしゃいますが、ひと言だけ。この決戦は負けられません」。壇上で挑発したのは自民党新人の大家敏志。国民新党の吉村剛太郎は表情を変えなかった。

 吉村は自民党で当選3回、参院政審会長を務めたベテラン。今回、公認争いで大家に敗れ離党した。2月から連立与党に籍を置くが、福岡に帰れば、民主党も自民党と同じライバルだ。

 自民党を離れた後、長く後援会長だった企業経営者が去っていった。推薦団体も減った。根強い支持者を回る日々。「数合わせや人気取りで群がった政党に何ができますか」。街頭に立つと夫婦別姓反対などを訴え、ほかの新党との違いを強調する。

   ■   ■

 新しい政党が次々と誕生し、多極化に向かう国政。所属が異なる7人の立候補予定者がひしめく福岡選挙区は、その縮図に見える。

 有権者が違いを見分けられない政党は、やがて埋没する。福岡選挙区では、幸福実現党の吉冨和枝も独自色の発揮に腐心している。日本創新党は候補者擁立の検討を続けている。

 民主、自民以外の勢力が台頭するかどうか。多くの政党が生き残りをかける参院選の情勢は、流動する政局が絡んで、いっそう見通し難い。

 (文中敬称略)

 =おわり

=2010/06/01付 西日本新聞朝刊=

6123チバQ:2010/06/02(水) 12:23:19
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/175639
浅田県議が不出馬意向 参院選長崎選挙区
2010年6月2日 01:04 カテゴリー:九州 > 長崎
 夏の参院選長崎選挙区(改選数1)に「たちあがれ日本」から立候補を要請されていた浅田ますみ県議(43)=創爽会=が、同党に立候補しない意向を伝えていたことが1日、分かった。

 浅田県議は同日、後援会役員会を開き、支援者に立候補を断念する考えを伝えた。浅田氏は役員会後、取材に対し「県議1期目も終わっていないのに次のステップを目指すのは早すぎる。県庁舎問題など、県議としてやりたいこともある」と説明。5月29日に同党の平沼赳夫代表に会って立候補要請を断ったという。

 同選挙区には民主現職の犬塚直史氏(55)、自民新人の金子原二郎氏(66)、共産新人の渕瀬栄子氏(54)が立候補を表明している。

=2010/06/02付 西日本新聞朝刊=

6124沖縄無党派:2010/06/02(水) 16:02:49
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2010060200431
参院熊本に本田顕子氏=みんな
 みんなの党の渡辺喜美代表は2日午前、熊本県庁で記者会見し、参院選熊本選挙区に、新人で元会社員の本田顕子氏(38)を擁立すると発表した。
本田氏の父は、元民主党参院議員の良一氏。(2010/06/02-12:26)

6125とはずがたり:2010/06/02(水) 16:22:30
>>6124
うおっ,なんと。結構なりふり構わず積極的にあちこちまわった選挙が記憶に残ります>本多良一

しかし世襲候補が結構おおいねぇ。井出,桜内なんか,自分もそうか。その辺の拡がりのなさを期待でどうカヴァーしてくかでしょうかね。

6126名無しさん:2010/06/02(水) 16:45:01
>>6125
世襲の問題、2009年の総選挙の際には随分取り上げられた印象がありますが、今回の参院選ではあまりクローズアップされていないですね。流行が終わったかな。みんなもそうですが、自民や民主もそれなりの数の世襲候補を公認しているんですけどね。

6127名無しさん:2010/06/02(水) 19:32:44
>>6060 ・・・管理人さん予想当たっちゃったよー

6128とはずがたり:2010/06/02(水) 19:40:04
>>6062-6063
ようやく盛り上がってきたかなw

>>6126
本来地盤あまり関係ない参院なのに世襲ってのは人材の枯渇という意味で深刻だと思うんだけど,そういう論調にはなってないですね。。

>>6127
ビタ当たりでしたね♪

6129山口新聞男:2010/06/02(水) 20:28:06
民主党にも、現職だと一定数の世襲議員はいるが、最近はダイレクトな世襲はやっていない
根強い世襲批判もあるが、メリット(地方議員が担ぎやすい、世襲好きの有権者心理)が薄れて
単に「親父が代議士だから」というだけの世襲では勝てなくなってきた事が大きい

6130久しぶり:2010/06/02(水) 21:01:04
和子夫人さんへ

6/6の予想楽しみにしています。
2chなどでは二人区で民主に共倒れが多く出るように煽っているが、逆に言えば
二人区で自民とみんなの党の候補が共に当選できる選挙区があるだろうかと思うのだが。

6131とはずがたり:2010/06/02(水) 21:59:37
>>6130
京都は自共で決まる可能性があると思いますね。

6132チバQ:2010/06/02(水) 22:17:39
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100528/plt1005281636004-n2.htm
【参院選激戦区“マル秘”報告】民主2人擁立にトラウマ・静岡2010.05.28

. 「民主党の支持率を踏まえ、2人の擁立は絶対すべきではない。(政治とカネで批判のある)小沢氏が辞職願を出せば、真剣に検討する!」

 今年3月、連合静岡の吉岡秀規会長が記者会見で、いきなり民主党の小沢一郎幹事長に辞任要求を突き付け、静岡は一躍全国から注目された。

 「2人擁立には、民主党静岡県連にも連合静岡にもトラウマがある。2004年の参院選で、静岡空港の建設をめぐり、党は真っ二つに割れて分裂選挙となった。血で血を洗う選挙戦の結果、1人は落選した」(民主党関係者)

 当時、民主党参院議員だった海野徹氏は「空港建設反対派」で、連合静岡は「建設推進派」。このため、04年参院選で、民主党は海野氏以外に、藤本祐司氏を擁立して分裂選挙に。約7600票差で藤本氏が初当選し、海野氏は落選した。この時のしこりは、いまだに尾を引いている。

 それだけに、党本部の意向で再び2人擁立となれば、分裂選挙で組織がガタガタになりかねない。そうした危機感が、吉岡会長の「激しい言葉」につながったという見方も強い。

 「最終的に、小沢氏が擁立した中本奈緒子の選挙は党本部主導でやり、地元県連と連合静岡は藤本の選挙をやる、と決まった。しかし、ポスターや集会と大々的に展開しているのは藤本。中本はポスターも少ない。知名度不足は歴然としている」(民主党関係者)

 民主党本部からもれてくるプロフィルによると、中本氏は兵庫県加古川市の出身。大阪府立大学院工学研究科の博士課程を修了した工学博士だ。静岡県掛川市の半導体材料メーカーに入社し、民主党公募で選ばれた。静岡を舞台にしたアニメ「ちびまる子ちゃん」の大ファンという。

 「これだけで、政争の激しい静岡に2人目の候補として持ってくるのは乱暴。だから、『小沢幹事長は、県内某大手メーカートップの全面支援を取り付けて出馬させた』といううわさもある」(地元民主党関係者)

 こうした中、静岡県連が「党本部から参院選活動費を止められた」と反発する事態も起き、静岡民主党の混乱はしばらく収まりそうにない。

 自民党が擁立する岩井茂樹氏は、同県沼津市在住の大学講師。岩井國臣元参院議員の子息で、名古屋大学大学院を卒業後、建設会社で設計担当のサラリーマンを経て、今回の出馬となった。

 「こちらも知名度不足だが、自民は『1議席を獲る』と総力を挙げている。気になるのは、追い風の『みんなの党』が、バルセロナから北京まで5大会連続でパラリンピックに出場、競泳で金5個を含む計21個のメダルを獲得した河合純一氏を公認するなど、活発な動きを見せていること」(自民党関係者)

 果たして、富士山麓での戦いの行方は。

(ジャーナリスト・田村建雄)

 【静岡選挙区 主な立候補予定者】(定数2)

 藤本 祐司53国交政務官   民現

 中本奈緒子30会社員     民新

 岩井 茂樹41大学講師    自新

 渡辺 浩美49党県書記長   共新

 河合 純一35金メダリストみんな新

 中野 雄太36元宗教支部長 幸福新

6133チバQ:2010/06/02(水) 22:18:20
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100531/plt1005311605003-n2.htm
【参院選激戦区“マル秘”報告】「三重苦の民主」なりふり構わぬ作戦・山梨2010.05.31
. 「輿石さんはもともと細かったが、最近は細いを通り越して、ゲッソリ痩せたのでは」

 こう語るのは民主党山梨県連関係者だ。

 民主党の輿石東参院議員会長(73)を励まし鼓舞する声が、同県南アルプス市で行われた山梨県教職員組合(山教組)大会で響き渡った。

 「自民党的な価値観、政治を絶対に復活させてはならぬ!」

 声の主は、日本教職員組合(日教組)の中村譲委員長。日教組トップが地方大会に出席するのは極めて異例だ。中村氏がわざわざ駆けつけ、声をからしたのは、それだけ輿石氏の選挙情勢が厳しい証拠といえる。

 それもそのはず、今年初め、北海道教職員組合(北教組)が昨年の総選挙で、民主党の小林千代美衆院議員の事務所に約1600万円もの裏金を提供したとして、幹部4人が違法献金事件で逮捕された。

 山教組でも、輿石氏が再選を果たした6年前の参院選で、組合員の教諭らから集めた多額寄付金を、収支報告書に記載しなかった政治資金規正法違反事件が発生している。

 宿敵・自民党は当時の事件を蒸し返し、北教組事件とダブらせることで、山教組の全面支援を受ける輿石氏への批判を強めているのだ。輿石氏がピリピリするのは、それだけではない。

 「刺客援軍」として突如参戦してきたのが、プロ野球「読売巨人軍」の堀内恒夫前監督。堀内氏は比例区の出馬だが、山梨出身の大スターである。選挙区出馬の元教師で松下政経塾出身の宮川典子氏(31)とタッグを組み、「73歳の輿石vs31歳の宮川」とアピールしながら、県内で街頭演説を展開しているのだ。

 当然、「政治とカネ」「普天間移設での社民党離脱」「口蹄疫」といった問題も、党の要である輿石氏には三重苦として重くのしかかる。

 しかし、そこは強気でならす「参院のドン」輿石氏。

 「さまざまな関係先を猛烈な勢いで視察しながら、選挙協力の見返りに与党パワーで要望実現をチラつかせている。来年再選を目指す横内正明知事にも、民主党推薦をにおわせて急接近した。各地の決起集会には、青木愛、福田衣里子両衆院議員ら『小沢ガールズ』の応援を仰ぐ作戦だ。硬軟とりまぜ、なりふり構わぬ作戦」(県議会関係者)

 事実上、民主党と自民党の一騎打ちだが、ここに来て「みんなの党」も参戦を準備中という。「風林火山」の旗がなびく甲斐路の一戦。最後に勝利の笑みを浮かべるのは…。(ジャーナリスト・田村建雄)

【山梨選挙区 主な立候補予定者】(定数1)

輿石  東 73 党参院会長   民現

宮川 典子 31 元教師     自新

花田  仁 49 党県幹部    共新

《検討中?》

候補者不明 みんな新

6134チバQ:2010/06/02(水) 22:18:59
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100601/plt1006011531001-n2.htm
【参院選激戦区“マル秘”報告】社民離脱でボルテージ上がる国民新党&みんなの党・福岡2010.06.01
. 民主党1、自民党1の指定席選挙区だったが、与党同士の候補調整もままならず群雄割拠に。7人以上が乱立する激戦区に様変わりだ。

 まず、政権与党の民主党は「複数区には複数候補を擁立する」という「小沢作戦」で、この選挙区も事実上2人を擁立する。

 民主党公認の大久保勉氏は京大経済卒、東京銀行を経て、モルガンスタンレー証券に勤めた国際金融のスペシャリスト。議員転身後の2006年6月、参院金融財政委員会で、日本銀行の福井俊彦総裁(当時)から村上ファンドへの1000万円投資を暴いて一躍注目された。

 一方、堤要氏は民主党推薦の女性候補。九大卒で九州の女子大で教べんをとっていた。ジェンダー研究の第一人者として社民党も推薦した。しかし、社民党の連立離脱で、この選挙協力も微妙だ。

 「(2人擁立という)小沢作戦が成立したのは40%程度の支持率があったときの話。今では1人でも厳しい。加えて、社民党絡みの混乱で、党内からは『福岡は2人公認でなく、堤は推薦でラッキーだった』という声も出るほどだ」(民主党関係者)

 内閣と民主党の急激な支持率低下に社民党の連立離脱で、が然、ボルテージの上がるのが国民新党とみんなの党だ。

 「5月8日、国民新党の亀井静香代表が福岡に入り、『党が違うので与党同士でも対決だ!』と気勢をあげた。吉村剛太郎氏は元自民党。本来は自民党から出馬したかったが選考過程で漏れ、不満タラタラのまま離党して国民新党に入った。福岡は国民新党の自見庄三郎幹事長の地元のうえ、吉村自身の知名度もあるため、かなり自民党票を食うとみられている」(全国紙選挙担当デスク)

 みんなの党も、やることがスゴイ。

 「自民党県議4期目で、党県総務会長だった佐藤正夫を担ぎ出した。今年発覚した副知事贈収賄事件後の副知事人事に不満を持ち、他の党幹部と対立し、孤立していた。そこに渡辺喜美代表が急接近した。佐藤は次期県議会議長と目されるほどの人物。一定のシンパもおり、保守票や浮動票が流れる可能性は高い。こちらは自民党も民主党も痛い」(県議関係者)

 渡辺氏は5月24日に福岡入りし、九州最大の繁華街・天神で街頭演説を行い、佐藤支援を訴えるなど力が入る。

 自民党は新人、大家敏志氏を擁立する。県議3期で42歳という若さだが、かつて党職員や「参院のドン」村上正邦氏の秘書を務めるなど、政界の表も裏も熟知している。天性の優れたディベート力もあり、注目の逸材。今回の参院選では積極的に手を挙げ、吉村氏を押しのけての公認を得た。麻生太郎元首相が選対本部長となり議席死守を目指す。

 投票率60%弱で計算すると、ボーダーラインは約80万票か。(ジャーナリスト・田村建雄)

 【福岡選挙区 主な立候補予定者】(定数2)

 大久保 勉49財金委理事   民現

 堤   要49元大学教授   無新

 (民主、社、推薦)

 吉村剛太郎71元国交副相   国現

 大家 敏志42県議      自新

 佐藤 正夫55県議    みんな新

 篠田  清61党県副委員長  共新

 吉冨 和枝51元教諭    幸福新

6135チバQ:2010/06/02(水) 22:19:36
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100602/plt1006021528001-n2.htm
【参院選激戦区“マル秘”報告】自民新人に強固なバック、三つ巴の様相・栃木2010.06.02


. 「県内の社民党はどうするのか、みんなの党が誰をいつ立てるのか、それによって選挙情勢はガラリと変わる」

 自民党県議会議員はこう語る。現時点では、定数1議席をめぐって、事実上、民主党と自民党が激しく争う。

 民主党の立候補予定者は、鳩山由紀夫首相の腹心で参院予算委員長を務める簗瀬進氏。3期目を目指す。

 「森山欽司元運輸相の後継者として、自民党から衆院選に出馬して当選した。地元では『次世代を担うホープ』として期待された。期待度でいえば、現在の前原誠司国交相や枝野幸男行政刷新担当相よりも上。しかし、1996年の選挙で落選し、参院にくら替えしてからスポットライトから外れ気味だ」(自民党関係者)

 それでも、昨年の総選挙の勢いなら、今回の選挙は楽勝のはずだった。

 「民主党の予想以上の支持率下落と、社民党連立離脱の混乱が民主党県連内部にも広がっている。『首相と小沢一郎幹事長の責任を問うべき』という批判の声もあがり、危機感が強まる」(民主党関係者)

 対する自民党は、前自民県議で新人、上野通子氏だ。

 「最初は『簗瀬リード』の空気が強かった。ここにきて民主党の劣勢に加え、上野のバックが強固なため『そこそこ健闘するのでは…』という空気に変わりつつあるという」(自民党支部関係者)

 「バックが強固」とは、上野氏が栃木県内の大規模私学である文星学園系列の経営一族子女だからだ。

 「経営母体の宇都宮学園は、高校や大学など数多くの学校法人を運営する。中でも、女子高は80年の歴史があり、卒業生とPTAで10万人はくだらない。系列校関係者も入れるとさらに増える。それをフル回転させ、仕掛けがうまくいけば簗瀬をしのぐのも可能」(自民党関係者)

 上野氏の街頭演説会には、人気者の小泉進次郎衆院議員や丸川珠代参院議員らも駆けつけるなど、自民党本部も力が入っている。

 この競り合いに参戦しようというのが、同県選出の渡辺喜美代表が率いるみんなの党。知名度の高い自治体長にアプローチするほか、渡辺氏の実弟、産婦人科医の美千明氏の名前も上がるなど、擁立の詰めを急ぐ。

 昨年の総選挙では、県内比例で民主党が約41万4500票を獲得。みんなの党は約22万4000票で、自民党の約25万7000票に肉薄した。現在、民主党は大逆風下にあり、自民党もみんなの党も票数が伸びる要素大だけに、どこが勝ってもおかしくない。(ジャーナリスト・田村建雄)

 【栃木選挙区 主な立候補予定者】(定数1)

 簗瀬  進60参院予算委員長 民現

 上野 通子52県議、元教師  自新

 小池 一徳49党県幹部    共新

 《検討中?》

 候補者不明       みんな新

 候補者不明        幸福新

6136 ◆ESPAyRnbN2:2010/06/02(水) 22:36:55
退陣前、渦中の静岡は既に小鳩体勢の刷新を期待

http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001006020003
首相進退 厳しい反応
2010年06月02日

 鳩山由紀夫首相の進退問題が急浮上するなか、鳩山首相と小沢一郎幹事長らの会談は2日以降も
継続されることになった。民主党から2人が立つ参院選を目前に控え、県連や陣営内では、「首のすげ替えは
お粗末」「辞めてもらった方がいい」と首相交代への賛否が相半ばした。一方、街頭では「裏切られた」などと
厳しい反応が目立った。


 ◆「逆風すごい」藤本氏/「政策に集中」中本氏

 民主党県連や連合静岡の全面的な支援を背景に、組織戦で臨む現職の藤本祐司氏(53)。1日は、
国土交通政務官として、委員会答弁などの公務に追われた。

 「改選組だから、普天間など一連の問題を巡る鳩山首相の対応について、有権者の反応が厳しいのは
感じる」としながらも「内閣の一員だからこれ以上は言えない」と口をつぐんだ。一方、選挙区の情勢については
「ものすごい逆風選挙だよ」ともらした。

 陣営の選対事務局長の藤田寛県議は「表紙を変える安直な手だてを講ずべきでない。自民の轍(てつ)は
踏めない」と、首相交代には否定的。「どうしても変えざるを得ないのは、参院選の結果を受けた時だ」と
話した。選挙戦は「内にも外にも敵がいる。こんな国政選挙は初めて」という。

 党本部主導で擁立され、地元の支援なしでの戦いを強いられている新顔の中本奈緒子氏(30)は、
この日も浜松市や磐田市で支持者回りや街頭演説をこなした。鳩山首相の進退については「議員でない
自分は言う立場にない」とだけ話した。

 街頭では、政局の話題は一切出さず、「自分の政策を訴えることに集中している」という。しかし、
陣営幹部は「民主党には入れないとか、信用できないという厳しい反応が多い」。鳩山首相、小沢一郎幹事長
それぞれと写したポスターを2種類用意したが、「どっちを張っても風当たりは強そうだ」と嘆いた。

 ◆「すげ替え」難色・民主県連/「新鮮さ」に期待・連合静岡

 党県連の岡本護幹事長は、鳩山首相の普天間を巡る対応について「話し合いの進め方が問題。首相は
単独飛行をしていた」と指摘。支持率低下については「第一の責任は首相。小沢幹事長もこういう時こそ
首相との連絡を密にすべきだった」と話した。

 しかし、参院選は現体制で臨むべきだと考えているという。「首相が替われば有利になる状況でない」と
厳しい見立てを示し、「自民党より短い期間で首をすげ替えるのはお粗末だ」と切り捨てた。

 2人擁立をめぐり、党本部と厳しく対立した連合静岡の吉岡秀規会長は「内閣、政党支持率がここまで
下がり、連合組織内の票固めだけでも手いっぱいの状況だ。パイがどんどん小さくなり、(党公認の)2人が
コップの中で票を食い合っている」と話す。

 支持率回復の起死回生策として、鳩山・小沢体制の交代に期待もあるという。「例えば、前原誠司
国土交通相と細野豪志副幹事長は魅力的なパッケージ。選挙を戦う現場としては新鮮な方がいい」とした
うえで、「『首のすげ替え』との批判は甘んじて受けるしかない」と話す。

6137沖縄無党派:2010/06/02(水) 23:23:04
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010060201089
参院比例に元都議=国民新
 国民新党は2日、参院選の比例代表に、元都議の新渡英夫氏(52)を擁立すると発表した。(2010/06/02-22:46)

6138とはずがたり:2010/06/02(水) 23:50:53
>>6137
またマニアックなところから候補者拾ってきますねぇ。何か全国的なバックでも着いているのでしょうか?
板橋選挙区は下村がいたり土屋がいたり賑やかである。今では俺の地元で民主系市議してる小笹の名も見える。

新進党公認で出ている阿保は調べていると公明党議員の秘書をその後やったようだ。
http://www.rondan.co.jp/html/mail/0704/070416-11.html

1997.7 (定数:五−12)
当 38,976 古館 和憲 共産 新 元区議
当 38,303 織田 拓郎 公明 新 元公明新聞記者
当 34,770 田中 晃三 自民 現 鉄加工会社長
当 16,174 稲葉 真一 自民 新 元区議長
当 12,819 土屋 敬之 民主 新 元代議士秘書(小沢鋭仁・塩川正十郎)
5,515 中村 崇 無所属=太陽 新 元代議士秘書(岩國哲人・末次一郎),日本新党広報部次長。→01年も出馬落選
4,463 阿保 鉄栄 新進 新 元三菱銀行員
4,463 小笹 浩樹 社民 新 社会党本部書記→代議士秘書(家西)→生駒市議[民]
2,680 西川 進 新社民 新 税理士
1,768 新渡 英夫 無所属 現 整体師,前回日本新公認で当選→10参国新比例出馬
1,505 中島 秀行 諸派 新 青年自由党員
 948 高橋 龍太郎 無所属 新 建設会社員→区議[民主系]

93年(定数5─候補者8)
当 42,879 足羽 維清 60 公明 現⑤ 党都政策局次長・党総支部長・区議
当 34,307 田中 晃三 65 自民 現④ 金属加工会社長・区議(3期)・会社員
当 30,815 田中 秀男 68 共産 現⑥ 保育園理事・区議・小学教員
当 29,886 新渡 英夫 36 日新=民社 新① 会社社長・アマボクサー。
当 28,343 下村 博文 39 自民● 現② 党都議団副政調会長・進学ゼミ代表⇒衆員
  22,071 奥田 研二 48 社民=社民連 新 党総支部副委長・区議・参議秘書
    6,494 井上 兼光 39 諸派 新 板橋民主党政策委長。衆議秘書(渋谷修)・商社員
    4,516 中村 紀子 28 諸派 新 緑の党地区委長

6139山口新聞男:2010/06/03(木) 00:01:11
>>6138
93→97で壮絶な票の減らし方してるけど、なんか不祥事でもやらかしたのか
日本新党ブームに乗っただけの泡沫だったのか・・・

6140名無しさん:2010/06/03(木) 00:05:49
管ちゃんでまとまりそうですが・・・

幹事長にゲンバなんていいかも。イチローが作った選挙・ギョーカイ対策はだれが?薫陶を受けたホソノかな?

さて・・・選挙後ですが、多分数足りなくなるので、切り崩し、大連立、一本釣り、できるのイチローだけだろうに。

この寝業師がいなくて黒会、じゃなくて国会乗り切れるのかな。

個人的にはイチローは選対委員長くらいはなって欲しいですが。
まさか本人がボランティアで選対やるとは思えませんし、一新会以外は。

ところで、又一が日曜の段階で退陣を言っていたけど・・・このころすでにその布石はあったのでしょうね。
号外も出回っていたところを見ると、新聞社もそれなりに読んでいたようですね。

6141とはずがたり:2010/06/03(木) 00:13:32
>>6139
恐らくそんな感じでなんか強い候補という感じは全くしません。。

>>6140
自分が擁立した二人目の当選に全精力を傾注したりするんでしょうかねぇ。
公明引き込むのはイチローが適任でしょうけど,国新切ってみんなを引き込むのは小沢はどうでしょうかね?

桝添は小沢批判強めてたけど,批判の立脚点を早くも喪失したと見るべきか民主党に臆面もなくすり寄れるのか?

6142単なる形式犯だ:2010/06/03(木) 00:34:42
>幹事長にゲンバなんていいかも。

ありえない。渡部恒三の手下だぞ。
 
 それから、一部報道されていた、辻元と前原が抱き合っていた写真には
笑ってしまった。あの二人、デキテいたのか?

6143名無しさん:2010/06/03(木) 01:28:36
>>6128 そういやもう一人当てたヤツが。

昨年、来年の4月に鳩山内閣は立ち往生する、とジュンイチローが言っていた。

コチラもまあビンゴですか、さすが戦後5年以上政権を勤めた3人の首相の一人ですね

6144和子夫人 ◆VVOQ3pMvHY:2010/06/03(木) 01:46:14
>>6130
どうもです。巨大掲示板がアクセス規制中(dion)なので明々後日もダメなら
この板の選挙結果予想スレに先駆けてUPしますね。

6145とはずがたり:2010/06/03(木) 01:57:19
>>6144
その時はよろしくです。俺も楽しみにしてます。
7日の組閣を待たずに発表ってことは内閣の顔ぶれ(≒想定内閣支持率)で補正はかけないんですな。

6146とはずがたり:2010/06/03(木) 03:32:10
神奈川1区さんのまとめを参考にぼちぼち纏めていきます。

胡散臭い似非新党を含めた保守系各勢力2010年参院選・擁立状況
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/seiji/2010saninsen-hoshuranritsu.html

6147名無しさん:2010/06/03(木) 06:41:36
静岡情勢・各社の世論調査をまとめると
1位・みんな新人・河合
2位・自民新人・岩井
3位・民主現職・藤本
4位・民主新人・中本

6148杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2010/06/03(木) 10:58:29
>>6137-6138
オレンジ共済事件で名前が出た方でしたね。
http://piza.2ch.net/giin/kako/971/971505845.html
452 名前: 宗男倶楽部 投稿日: 2000/12/11(月) 01:49
新渡英夫 無(進)現  1768
現職なのにこの票数の新渡さんは何かしたの?


453 名前: 無党派さん 投稿日: 2000/12/11(月) 03:35
(進)ってことは新進党?だとしたら基礎票は…そうか。>452


454 名前: 無党派さん 投稿日: 2000/12/11(月) 03:39
>452
オレンジ共済疑惑だったと思う・・・旧日本新党


455 名前: 杉山真大 投稿日: 2000/12/11(月) 10:12
>>452
>>454

その通り、オレンジ共済です。
友部親子が比例名簿の上位に名前を載せて貰う為に現ナマ攻勢を仕掛けた際、新渡都議が仲介したと言うことです。

6149名無しさん:2010/06/03(木) 11:31:54
>>6147
チャレンジド候補は、川田龍平のように大選挙区で
下位当選することはできるが
トップ当選はムリ

6150神奈川一区民:2010/06/03(木) 12:18:14
「みんな」長崎で擁立 自民・佐世保市議の中嶋氏

 夏の参院選長崎選挙区(改選数1)に、長崎県佐世保市議の中嶋徳彦氏(35)=自民党、1期目=がみんなの党公認で立候補する意向を固めた。中嶋氏は3日、自民党県連に離党届を提出する。

 中嶋氏は西日本新聞の取材に「国会議員の大幅削減や天下り根絶などの政策に共感した」と話した。既に公認申請を提出しており、複数の関係者によると、近く公認決定される見通しという。

 中嶋氏は、会社員、衆院議員秘書を経て2007年から同市議。長崎選挙区は、民主現職の犬塚直史氏(55)、自民新人の金子原二郎氏(66)、共産新人の渕瀬栄子氏(54)も立候補を表明している。

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/175906

6151名無しさん:2010/06/03(木) 13:22:14
>>6147
兵庫もそうですが、2人出し共倒れが起きそうだなあ。
みんなの党は2人区でも強そう。
京都のように民主党現職にそれなりの魅力があれば別ですけどねぇ。

6152名無しさん:2010/06/03(木) 14:15:53
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100603-00000069-jij-pol
参院比例に杉村氏=たちあがれ日本
6月3日12時26分配信 時事通信

 たちあがれ日本は3日、参院選の比例代表に、元自民党衆院議員の杉村太蔵氏(30)を擁立すると発表した。同氏は同日、自民党に離党届を提出した。
 杉村氏は2005年の衆院選(比例南関東ブロック)で初当選した「小泉チルドレン」の一人。昨年の衆院選では北海道1区からの出馬を目指したが、自民党の公認を得られず、立候補を断念していた。

6153名無しさん:2010/06/03(木) 15:36:00
>>「みんな」長崎で擁立 自民・佐世保市議の中嶋氏

この市議は 自民の公認候補にのこっていた 4人のうちの一人じゃないかな。

まあ、どんなにあがいても当選できるような票は獲れない。
兵庫などの都市部では善戦したと思える票は獲れるだろうが、地方の田舎県では無理だよ。
民主、自民どちらへマイナス影響が出るかだが、ズバリ自民の金子の方だろうね。
地盤の佐世保市で一定の票がこのみんなの候補に奪われる。
政権批判票が自民でなくこのみんなに流れる受け皿が出来たということ。
このみんなの新人候補が獲得できる票の8割は自民金子に入れる予定の票だっただろう。
しかし、どんなに頑張っても10万票は獲れないだろうね。
鳩山退陣で 風向きが変化するに加え、みんなの党からの出馬に自民県連は困ったということだね。

6154沖縄無党派:2010/06/03(木) 17:28:21
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010060300669
参院比例代表を13人追加=共産
 共産党は3日、参院選比例代表の追加公認候補13人を発表した。いずれも新人。これで同党の公認候補は選挙区46人、比例代表18人の計64人となった。候補者は次の通り。(敬称略)
 上里清美(54)=党沖縄県宮古郡委員▽大平喜信(32)=党広島県委員▽岡千陽(46)=党北海道委員▽岡崎裕(32)=党准神奈川県委員▽片山和子(34)=党埼玉県常任委員▽神田美佐子(61)=党大阪府委員▽小林解子(30)=党福岡県委員
佐藤長右衞門(66)=党秋田県委員▽西田静郎(63)=党愛知県委員▽浜田良之(54)=党京都府常任委員▽三ヶ尻亮子(41)=党高知県国会事務所員▽宮野入晶子(37)=党東京都委員▽森正明(59)=南信勤労者医療協会副理事長(2010/06/03-16:09)

6155沖縄無党派:2010/06/03(木) 18:35:42
沖縄関連の話題を2つ

http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-05-31_6912/
共産党県委「共闘を」 参院選で社民と社大に(5月31日)
 共産党県委の赤嶺政賢委員長は30日、那覇市内で記者会見し、社民党県連、社大党に対し、夏の参院選沖縄選挙区で同党が推薦候補として擁立する伊集唯行氏(58)の支援を呼び掛けた。
社民、社大は31日、共産に対し、統一候補擁立を呼び掛ける予定だが、赤嶺委員長は「伊集氏が革新無所属の最良の候補者。交代させる道理はない」としている。3党共闘は事実上困難な情勢だ。
 赤嶺委員長は、米軍普天間飛行場移設問題について「新基地に反対する県民の総意を代表する選挙区候補を勝利させることが極めて重要」と指摘。
同党県委が市民団体などと「基地のない平和で豊かな沖縄をめざす県民の会」を発足させ、普天間飛行場の無条件撤去、県内移設反対の立場を貫く姿勢で事実上の選挙戦に取り組んでいるとし「あらゆる政党、団体、個人に広く門戸を広げている」と訴えた。

http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-06-01_6933/
野党共闘協議物別れ 参院選沖縄区
社民 社民党県連の新里米吉委員長と社大党の大城一馬副委員長は31日、共産党県委に古堅宗嘉書記長ら幹部を訪ね、7月11日投開票予定の参院選沖縄選挙区(定数1)での3党共闘を提案した。共産は推薦している予定候補者の沖縄医療生活協同組合理事長の伊集唯行氏(58)の支援を逆提案、協議は物別れに終わった。共闘が不調に終わったことを受け、社民は独自候補擁立にかじを切る。
 新里委員長らは米軍普天間飛行場の移設問題で政府に県内移設断念を求める候補者の擁立で共闘を呼び掛けた。共産は同飛行場の即時無条件返還などを主張したほか、伊集氏を擁立して事実上の選挙運動を展開しているとし、支援を提案、主張は平行線をたどった。
 新里委員長は「県内移設反対の世論をまとめて候補者を擁立したかったが、残念。県連内で公認、推薦候補について具体的に協議したい」とし、1日の執行委員会で対応を検討する考えを示した。
 一方、古堅書記長は「県民の立場に立つのであれば、社民も社大も伊集氏を支援できるはずだ。門戸は開けており、保革の枠を超えた取り組みをしたい」と強調した。
 大城副委員長は「党が独自候補を擁立することはない。党内で今後の対応を検討したい」と述べ、2日の執行委員会で対応を協議する。
 民主党県連も独自候補擁立を模索しており、県政野党陣営の分裂選挙は確実な情勢となった。

「普天間」スタンス違い
 参院選沖縄選挙区の対応をめぐり、県政野党の共闘が事実上崩壊した。公示まで1カ月を切り、米軍普天間飛行場移設問題をめぐる野党間のスタンスの違いが顕在化した格好だ。連立政権から離脱した社民党県連は独自候補擁立を目指す方針で、共産党県委は推薦候補を擁立、民主党県連も独自候補擁立の姿勢を崩していない。県政野党の分裂は秋の知事選にも影響しそうだ。
 社民、共産はともに普天間飛行場については「県内移設反対」の立場だが、具体的な解決法は異なる。「県外・国外移設」を訴える社民に対し、共産は「即時無条件返還」を主張している。
 社民県連の新里米吉委員長は31日、記者団に「共産への呼び掛けは今日が最後。公認・推薦候補の擁立について具体的に協議したい」とし、民主との共闘も白紙に戻し独自候補擁立の意向を示した。党内で沖縄の民意に沿って政権を離脱したことで、有権者の支持が集まるとの見方が強い。ただ、参院選まで約40日と迫り「時間がなく、全県選挙は戦えない」と慎重な意見もある。
 一方、独自候補擁立を模索する民主党県連も共産以外の3党共闘に含みを持たせるが、当選後に特定会派に属さないという条件には「党本部の理解は得られない」とし、難色を示している。
 5月上旬に、党委員長が出馬を辞退した社大党の大城一馬副委員長は「われわれにも責任の一端はあるが、県政野党が分裂して闘えば、知事選への影響は避けられない。関係修復、人選のテーブルをつくるにも時間がかかるだろう」と危惧(きぐ)する。
 市民団体の中にも「沖縄独自の立場を示し、県外移設の実現には4党の結束が必要。各党の歩み寄りがない」との批判も上がる。タイムリミットが迫る中、野党は共闘崩壊の状態で参院選に突き進んでいる。(政経部・平良吉弥)

6156西班牙昆虫粉:2010/06/03(木) 18:52:59
西班牙昆虫粉:http://www.chinakanpo.com/product/kunchongfen.html

6157名無しさん:2010/06/03(木) 19:47:48
あー頭痛で考えがまとまりませんが・・・

イチローはシンジに対して、どこまで本気なのだろうか。

シンジはイチローがホソノのように名前を挙げて育てたい、形だけで選挙をする、こんな意味合いに取れるのですが。

イチローの良くやる手。かつては船田、岡田もそうだったし。

歌にすれば・・・十年経ったら竹下さん、じゃなくて十年たったらタルトコさん、こんな感じでしょうか。

この歌の前後劇を知っている人、かなり通、本格的に永田町と戦後派閥史、政治史を学んだ人です。

6158名無しさん:2010/06/03(木) 20:22:24
> この歌の前後劇を知っている人、かなり通、本格的に永田町と戦後派閥史、政治史を学んだ人です。

ぷげら
つまり「俺って政治通」って言いたい訳ですね。書き込んでる内容が2chの生の声って人に似てるんだけどご本人?

6159チバQ:2010/06/03(木) 20:46:38
http://www.asahi.com/politics/update/0601/NGY201006010002.html
モテモテ、河村たかし市長 新党、参院選支援求め秋波(1/2ページ)
2010年6月3日16時6分
  
 夏の参院選で、河村たかし・名古屋市長の動向に各党とも目が離せなくなっている。民主党出身だが、選挙の強さで党派を超えた人気を集める。自らが立ち上げた地域政党「減税日本」から候補者を擁立するのか、それとも特定の政党を支援するのか――。支援を求めるほうは激しくラブコールを送っている。

 河村氏は、衆院選で5期連続当選の後、昨春の市長選で戦後最多得票の51万票を獲得した。参院選でその人気にあやかろうと、複数の新党の代表らが愛知選挙区を訪れ、市民税減税や地域委員会創設といった政策をほめあげる「河村礼賛」を繰り返している。

 「河村さんがやっていることは、民主主義の大きな挑戦」。5月22日、名古屋駅前での街頭演説でそう持ち上げたのは、「日本創新党」(山田宏党首=同31日付で東京都杉並区長を辞職)から立候補予定の中田宏・前横浜市長だ。同党は愛知選挙区への候補者擁立を模索しているが、関係者によると、水面下では候補者選定でも河村氏に協力を求めているという。

 旧日本新党の衆院議員時代に同期だった山田氏、中田氏が立ち上げた日本創新党との連携には河村氏も前向きなようだ。この日は両氏とともに同党の集会に出席し、「地方の首長をやった方が国会議員に出るとええですよ。山田さん、中田さん、ぜひしっかりやっていただきたい」と返答した。

 河村氏は、橋下徹・大阪府知事が創設した地域政党「大阪維新の会」との連携も強めている。同党は参院選に候補者を立てる方針は示していないが、同16日には河村氏が大阪市入りして同市議補選に立候補した同党の候補者を応援演説。既存政党を脅かす連携になりつつある。

 熱烈さが目立つのは「みんなの党」だ。同15日に名古屋・栄で街頭演説をした渡辺喜美代表は「河村たかしで変えよう! みんなの党で変えよう!」とぶちあげた。集票の組織を持たず、無党派層の支持に頼る同党は「河村票」に大きな期待を寄せる。

 ただ、河村氏は同党には距離を置いているようだ。理由は民主党本部への配慮。1998年の入党から10年以上を同党衆院議員として過ごした。市長選の出馬時に河村氏が党推薦を得られたのは小沢一郎代表(当時)による力が大きいとされている。

 愛知選挙区に立候補するみんなの党の候補者を推せば、同選挙区に2人を擁立する民主党の選挙戦略に悪影響を与えるおそれがある。市長関係者は「支援してもメリットがない」と解説する。「減税日本」からの候補者擁立についても、河村氏は民主党本部関係者に可否を打診しており、党本部の了解なしには擁立しない方針だ。

 河村氏自身も「民主党とは長年の付き合いもあり、党とけんかするようなややこしいことはしたくない」と明言しており、民主党本部の選挙戦略が河村氏の態度を左右することになりそうだ。

 ただし、河村氏は名古屋市議会では公約の実現をめぐって民主党の市議団とは決定的に対立している。それでも、「えりゃあすんませんね。長いこと待っていたでゃあて」と切り出す名古屋弁での演説は全国どこへ行っても人気があるため、民主党は愛知選挙区の公認候補への応援演説は求めず、愛知以外の各地での応援を要請するとみられる。(寺西哲生)

6160チバQ:2010/06/03(木) 20:47:32
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100603-OYO1T00656.htm?from=main1
「鳩山ポスター」どうする…兵庫は撤去、京都・滋賀は残す


鳩山代表のポスターがはられたままの民主党京都府連(3日、京都市中京区で、画像の一部を加工しています) 鳩山首相の退陣表明から一夜明けた3日、民主党内では、今夏の参院選マニフェストの表紙変更や、「鳩山ポスター」の取り扱いについての検討が始まった。

 東京・永田町の民主党本部ではこの日午前9時から、目前に迫った参院選に向け、「マニフェスト企画委員会」が開かれた。あいさつに立った仙谷国家戦略相は「青天の霹靂(へきれき)のような政局になった」と率直な思いを吐露。高嶋良充筆頭副幹事長も「マニフェストの表紙が替わる事態になったが、週明けにはまとめたい」と話した。

 兵庫県連ではこの日、職員らが事務所内に張っていた鳩山首相のポスターをはがしていった。退陣表明以降は、支持者から「次の内閣に期待したい」「参院選を頑張ってほしい」など約20件の電話が寄せられたという。ある職員は「これまでは逆風で心配する声が多かったが、今は激励の電話が多い」と話した。

 一方、滋賀県連では、鳩山代表のポスターを張ったままにしている。党本部から新しいポスターが届くまでは、はがさない予定。県連関係者は「何も張らないと、かえって目立ってしまう。早く届くといいのだが……」と頭を悩ませる。京都府連も、ポスターはそのまま。職員の一人は「4日までは鳩山代表なので」と話した。

 小沢幹事長も辞任することで、「幹事長代行」の退任が決まった輿石東参院議員会長。甲府市内の輿石氏の事務所では、この日朝から、スタッフが総出で後援会入会カードなどの印刷物に向き合い、「幹事長代行」の肩書をペンで塗りつぶす作業に追われた。

(2010年6月3日 読売新聞)

6161名無しさん:2010/06/03(木) 23:19:48
>>6158 マッタクの別人でございます。ところで2chにそんな掲示板があるんですか、見てみたいので教えてください。

政治通を披露するつもりで書いたわけでもないのですが、ゴカイのないように。

実は・・・このネタ元はいしいひさいちさんの永田町ネタの4コママンガです。
いしいひさいちさんの永田町ネタ4コママンガはヘタな通史よむよりよっぽど本質を4コマで表現していますよ。

6162名無しさん:2010/06/03(木) 23:41:09
ところで、管直人が総理になった場合、古い表現ですが、旧無産階級政党出身者からの(初)総理となるのかな。

最初で最後の旧無産階級政党出身の総理かな。

といっても、親父さんはセントラルガラスの役員だそうですが。

本籍は岡山とありますが、親父と、江田三郎が同じ村(だったと思う)出身だそうです。

6163名無しさん:2010/06/03(木) 23:44:16
>>6162
もう一つ加えると、奥さんの旧姓が岡山に多い姫井。
どこまでも岡山と縁が深い方ですな。

6164とはずがたり:2010/06/03(木) 23:55:45
>>6162

片山哲とか村山富市とかいますよね。

6165名無しさん:2010/06/03(木) 23:56:03
>>6163
もともとは美作菅家党の出らしいからある意味当然では?

6166建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2010/06/03(木) 23:56:42
>>6162
片山哲、村山富市

6167建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2010/06/03(木) 23:57:56
>>6164
                   ノ´⌒`ヽ_
              /⌒γ      ⌒\
             //⌒⌒ ""´ \   ) 
    :/ ̄| :    (/   #  ;,;   :ヽ  \
  :. | ::|    /⌒  ;;#  ,;.;::⌒ : ::::\ :)
    | ::|:  / -==、 ` ´  ( ・)  ..:::::| ノ
  ,―    \   | ::::::⌒(__人__)⌒  :::::.::::|ノ´
 | ___)  ::|: ! #;;:..  l/ニニ|    .::::::/
 | ___)  ::|  ヽ.;;;//;;.;`ー‐'ォ  ..;;#:::/
 | ___)  ::|   .>;;;;::..    ..;,.;-\
 ヽ__)_/ :  /            \

6168おま天:2010/06/04(金) 00:34:53
ワロタw

6169名無しさん:2010/06/04(金) 01:59:39
>>6162 もう一つ、親父同士が同じ小学校だったそうです。

>>6164 そうでした、忘れてました、失礼。でも大平も元は社会党から出たかったが選挙区事情ででられなかった、またかなり貧しい環境だったようで、それ考えると政党で区別するのも意味ないのかもしれません。他にも自民系ではそんなの一杯いるでしょうしネ。

早くも緊急世論調査結果
朝日 http://www.asahi.com/politics/update/0603/TKY201006030457.html
読売 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100603-OYT1T01208.htm?from=top

コレ見ると・・・チョット世論なるものが信じられないと言うか、エエ加減というか・・・

金曜の組閣みて、月曜にいっせいに出るでしょうね。

6170とはずがたり:2010/06/04(金) 02:17:24
>>6169
小沢の代表辞任でも跳ね上がりましたからねぇ。
さて今後どうなりますやら。

それにしても無産政党,懐かしい響きです。日本無産党とかありましたねぇ♪

6171とはずがたり:2010/06/04(金) 02:25:49
>>6157
10年経ったら竹下さん,知りませんでした。ここらに載ってますな。
http://www.st.rim.or.jp/~success/takesita_ye.html
彼は佐藤栄作総理の時、官房長官として初入閣を果たし、自分で勝手に作った戯れ歌を歌っていたようだ。「十年たったら、竹下さん…」要するに、十年経ったら、自分が総理大臣になるぞ、という意味で、自己暗示でもかけていたのであろう。今でも彼は、佐藤栄作氏が所有していた、世田谷区代沢に住居している。

野田は96年の樽床は05年の落選で大きく政治家としての可能性がしぼんだ様な印象ですが,樽床はここから何処迄行くでしょうかねぇ。

6172とはずがたり:2010/06/04(金) 03:01:08
>>6169-6170
輿論調査はこれまで内閣支持率だったので内閣スレの方にはっつけちゃったけど,こっちの方が適切だったかな?
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1251865116/2893-2894

民主への期待している層が一定数いることが感じられて,支持無しやみんなから回帰してるのも読み取れて心強いけど,あんま民主がみんなを喰って大勝ちしすぎても国新切ってみんなと連立という流れがうまれにくいんだよなぁw

6173名無しさん:2010/06/04(金) 03:52:43
>>6171 後日段 酒宴でこの歌を歌ったのを聞いた最盛期のカクエーは激怒。
ぞうきんがけでもやっとれ!と怒鳴ったそうです。これが木曜クラブから創世会の発端となったそうです。

新進時代あたりの船田が十年たったらフナゲンさん、なんて歌っていたら面白かったですが。

6174名無しさん:2010/06/04(金) 07:36:48
>>6147,6149,6151
みんな新人は海野徹が全面支援。
まだ海野の力は残っている。
民主新人は細野が党本部側に立って全面支援。
その結果、藤本票は新人に食われている。
細野に対する静岡民主の反発も生まれている。

6175栃木都民:2010/06/04(金) 09:10:31
>>6170
自民党でも昭和までは農民運動出身者がけっこういましたから、元首相の鈴木善行氏は、社会党から分かれた社会革新党にいたし。
三木武夫がいた国民協同党には協同組合主義者がいて、自民党にはいかずに社会党から民社党にいった人もいる。

6176名無しさん:2010/06/04(金) 09:10:50
>>6170
自民党でも昭和までは農民運動出身者がけっこういましたから、元首相の鈴木善行氏は、社会党から分かれた社会革新党にいたし。
三木武夫がいた国民協同党には協同組合主義者がいて、自民党にはいかずに社会党から民社党にいった人もいる。

6177建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2010/06/04(金) 12:55:44
>>6169
オレのご教示へのお礼が無いんじゃないか

6178とはずがたり:2010/06/04(金) 13:21:41
>>6173
竹下って案外軽い人間なんですねぇ。
あんま頭良くなくて大蔵省の振り付けで踊ってただけなんか?

>>6174
そんな海野の力残って居るんですかね??

>>6175-6176
自民党の党内のバラバラさでもあり,懐の深さでもありましたね。

6179名無しさん:2010/06/04(金) 13:56:04
>>6171>>6173>>6178
wikipedeiaの方が詳しいですよ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%B9%E4%B8%8B%E7%99%BB
> 佐藤政権時代、ズンドコ節の替え歌を作り「講和の条約吉田で暮れて 日ソ協定鳩山さんで 今じゃ佐藤で沖縄返還 10年たったら竹下さん トコズンドコ ズンドコ」と宴席で歌っていた。

文中にもある通り、これは角福戦争の前哨戦の頃(佐藤政権下)の話で、この手の宴席には角福本人やその側近などが同席している事がよくありました。
一歩間違えばギスギスしがちな宴席だったのですが、そこで彼が出ていって「2〜3年後は誰だか知りませんが、10年後は私かもしれませんよ」と笑いをとっていたんです。
田中内閣後は田中のいる場で田中の指示で歌った事はあったようですが、田中のいない場ではやらないようにしてたという話も早坂の著作のどれかに出ていた記憶があります。

だから角栄が「これで怒った」というのは誰かさんの創作です(当時の宴席には同席していたが角福戦争以降ではっきり袂を判った塩川辺りじゃないかと思う)。
角栄が「雑巾がけ」と言って怒ったのは大平内閣で蔵相になり、大蔵省で古の角栄シンパのように竹下シンパを作ろうとした頃で、結果、次の鈴木内閣では当初無役、後に総務局長というまさに雑巾がけ(閣僚未経験者や初入閣後程度の人がなる、大蔵相経験者の就任はたしか初)の役職にされています。
これで選挙が近かったりすればまだやりがいもあったのでしょうが、この時は衆参ダブル選挙も終わり内閣支持率もそこそこあって解散風も吹きそうに無く、さらに統一地方選も二〜三年後というまさに「選挙関連職がもっとも暇だった時期」です。
ちなみにこの後中曽根内閣で蔵相に戻るんですが、総務局長の後任は小沢一郎(当時未入閣の5回生)でした。

これらの話自体は結構有名だと思ってたんだけど、最近の人にはそうでもないんですかね。

61806179:2010/06/04(金) 14:09:11
念のため、>>6178
> 竹下って案外軽い人間なんですねぇ。
> あんま頭良くなくて大蔵省の振り付けで踊ってただけなんか?
という見解に対して、イメージし易くするためにもう少し具体的に書いてみます。

四期目を迎え沖縄返還という偉業も成し遂げた佐藤首相、その腹心でありポスト佐藤NO1の福田外相、ポスト佐藤を虎視眈々と狙っていると自他ともに認める田中通相、
さらにそれぞれの側近議員や秘書・関係者らのいる宴席で、初入閣したばかりの見た目貧相な官房長官が「十年たったら竹下さん」と歌いながら踊る
という場面を想像してみてください。
しかもこれが場をしらけさせる事なく笑いをとっている(少なくても早坂著作によればおおいにうけたというような表現がされている)んです。

これとその後の軌跡も踏まえてなお竹下が「軽い」「頭良くなくて大蔵省の振り付けで踊ってただけ」と思える人はちょっと世間知らずじゃないかなと言う気がします。

6181名無しさん:2010/06/04(金) 14:17:42
竹下登って初入閣が官房長官だったんですね。
なんかすごい秘蔵っ子って感じだったんでしょうか。
今だと若手中堅の生きのいいのが官房長官になれば、
10年後総理ってのも、現実味を感じますね。
まぁ今になればどうでもいいことですが。。

61826179:2010/06/04(金) 14:20:28
3連投失礼、wikiにない2番の歌詞が手元の資料(月刊正論2000年8月号)で見つかったので書いておきます。

佐藤政権、安定成長 あとにつづくは田中か福田か その他人材数々あれど 十年経ったら竹下さん トコズンドコ、ズンドコ

61836179:2010/06/04(金) 14:40:50
もう何連投でもいいや

>>6181
これも有名な気がしますが、彼は佐藤内閣の発足時には官房副長官を務めています。
http://www.geocities.co.jp/wallstreet-Stock/7643/satou_naikaku.html
このリンク先にもあるように「官房長官のみ自派の橋本に替え」という前任池田からの居抜き内閣だったため、彼が池田派の斉藤邦吉と交代した以外、政務次官クラスも基本的に全員留任なんですね。
その後は官房長官になるまでずっと国対副委員長を務めていた筈で、佐藤栄作の秘蔵っ子という表現はまさにその通りだったと思います。

今回の菅内閣でも枝野が官房長官になる以外は大幅な変動はなさそうですが、副大臣クラスでも殆ど変動ないまま官房副長官だけ交代したら、その人物は今後暫くは「菅の側近・腹心」とか呼ばれると思います。
数年後、衆議院選挙も一回か二回経た後に菅内閣が続いていれば、その人が官房長官にもなるかもしれません。
そういう人がポスト菅を狙ってる前原や岡田の同席してる宴会で「あとにつづくは前原岡田か その他人材数々あれど 十年たったら私です」みたいな歌を滑稽な踊り付きで歌うようなもんですかね。
なんで>>6178みたいな評価はちょっとずれてる気がしたんです。

61846179:2010/06/04(金) 14:46:28
>>6183
> 菅内閣でも枝野が官房長官になる以外は大幅な変動はなさそうですが
あ、失礼、これは単なる新聞辞令を鵜呑みに書いただけで事実とは異なる可能性も高いです。

6185沖縄無党派:2010/06/04(金) 15:48:25
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003054092.shtml
みんなの党は3日までに、参院選比例代表に、神戸市内で法律事務所を開く兵庫県弁護士会所属の弁護士、後藤啓二氏(50)を擁立することを決めた。4日にも後藤氏らが東京都内で会見し、正式表明する。
 後藤氏は東大法学部を卒業後、警察庁に入り、同庁企画官、大阪府警生活安全部長、内閣官房副長官補付参事官などを歴任。2005年に退官し、弁護士登録した。企業のコンプライアンス、児童ポルノ問題、犯罪被害者支援などに取り組み、「全国犯罪被害者の会(あすの会)」顧問弁護団にも参加している。
 後藤氏は神戸新聞社の取材に対し、「児童虐待や児童ポルノなどから子どもを守る法整備のほか、犯罪被害者の支援を実現させたい」と抱負を語った。(紺野大樹)

6186沖縄無党派:2010/06/04(金) 15:55:55
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100604000048&genre=A1&area=S00
蔦田滋賀県議、参院比例で立候補へ
参院選、みんなの党から

7月予定の参院選比例代表に、滋賀県議の蔦田恵子氏(48)=大津市=がみんなの党から立候補する意向を固めたことが3日、分かった。来週にも正式に表明する。

 蔦田氏は表明の前後に県議を辞職するといい、県知事選(7月11日投開票)に合わせて大津市選挙区で県議選補選(欠員1)が実施される見通しとなった。

 京都新聞社の取材に対し蔦田氏は「県議を続ける選択肢もあったが、こういうチャンスを与えられた。国政でも県民や大津市民に役立つ活動ができると考えた」と話した。

 自民系会派に所属していた蔦田氏は昨年9月の会派分裂後、無所属で活動。みんなの党は昨秋から、蔦田氏に参院選への立候補を要請していた。

 蔦田氏は大阪府出身で甲南女子大卒。びわ湖放送でキャスターを14年間務めるなどし、2003年4月に初当選。2期目。

 県議補選が行われる場合、7月2日告示、同11日投開票の日程となる。

6188名無しさん:2010/06/04(金) 16:31:06
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100604-00000227-mailo-l43
’10参院選くまもと:前田氏が立候補表明 日本創新党公認 /熊本
6月4日15時56分配信 毎日新聞

 ◇「財政、教育を再建」
 熊本市の会社経営、前田武男氏(53)が3日、県庁で会見し、山田宏・元東京都杉並区長や中田宏・元横浜市長らが結成した日本創新党公認で参院選熊本選挙区(改選数1)に立候補することを改めて表明した。
 前田氏は「今の政治家はお金や選挙のことばかり考えている。財政や教育の再建など、危機的な状況を何とかしたい」と出馬の動機を述べた。
 前田氏は熊本市出身。呉服卸商社勤務を経て、同市新町で家業の婦人服専門店を経営している。
 熊本選挙区にはこのほか、民主新人の本田浩一氏(43)▽自民現職の松村祥史氏(46)▽共産新人の安達安人氏(54)▽みんなの党新人の本田顕子氏(38)−−の4人が立候補する予定。【笠井光俊】

6189沖縄無党派:2010/06/04(金) 17:06:53
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010060400683
みんな、比例に3候補擁立
 みんなの党は4日、参院選比例代表にいずれも新人で、弁護士の後藤啓二(50)、特別養護老人ホーム施設長の田中雅英(58)、フリージャーナリストの若林亜紀(44)
の各氏を擁立すると発表した。これで同党の参院選候補は、選挙区19、比例18の計37人となった。(2010/06/04-16:43)

やっぱり、若林亜紀を擁立するのか

6190とはずがたり:2010/06/04(金) 17:13:59
>>6186
自民党がやばくなるととっとと見捨てるなど信用成らない女だったがみんなの党を選びよったか。
ここは嘉田与党で統一候補立てて取りたい所。

6191とはずがたり:2010/06/04(金) 18:07:33
社民山口県連、原田大二郎氏の推薦見送り
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news1/20100603-OYT1T00943.htm?from=y10

 社民党山口県連は3日、幹事会を開き、参院選山口選挙区(改選定数1)に立候補予定の民主党新人の俳優・原田大二郎氏(66)について推薦を見送り、自主投票とすることを決めた。

 佐々木明美県連代表は「政権から離脱したため推薦はできない。自民党政権の復活を許さない立場で自主投票とする」と述べた。
(2010年6月3日20時34分 読売新聞)
YOMIURI ONLINE トップへ

6192とはずがたり:2010/06/04(金) 18:07:52

「戦わぬ理由なくなった」社民、神奈川に候補擁立
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news1/20100604-OYT1T00322.htm

 社民党神奈川県連合は3日、横浜市内で3役会議を開き、夏の参院神奈川選挙区(改選定数3)に候補者を擁立することを決めた。

 数日中に候補者を決め、7日の選挙対策会議を経て本格的な選挙戦に入る方針。これにより、同選挙区は3議席を10人が争う構図になる。

 3役会議では、沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題で県連合代表の福島瑞穂党首が消費者相を罷免され、連立政権を離脱したことや、神奈川が、今回改選を迎え、比例選で出馬が決まっている福島党首のおひざ元であることも考慮。2日には、連立を協議した鳩山首相が退陣表明したことも含め「もはや戦わない理由はなくなった」として、擁立方針を決定した。

 出席者によると、選挙戦では連立政権からの離脱理由を十分に説明する必要があり、時間的な制約も大きいことから、候補者は県連合の役員から選定する可能性が高いという。
(2010年6月4日10時57分 読売新聞)

6193とはずがたり:2010/06/04(金) 18:09:16

此で寺田が出たら寺田Jr. vs 鈴木陽悦の争いはこの為だったかという事になるわな。

台風の目になる?参院選説明会に秋田前知事関係者
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news1/20100604-OYT1T00342.htm

 参院選秋田選挙区の立候補予定者説明会が3日、県庁で行われ、すでに立候補を表明している民主、自民、共産の3陣営に加え、寺田典城前知事の事務所関係者も出席した。

 寺田氏は、出馬の可能性を幅広く探っている段階とみられ、同日、「今の政治はあまりにも無責任。知事としての経験をどのように役に立たせることが出来るのか熟慮中」などとコメント。事務所関係者も「本人が出るか、代理を立てるかも含めて、まだ何とも言えない」と話した。

 関係者によれば、寺田氏には特定の政党からの出馬要請はないという。県政界に依然影響力を持つ寺田氏の動向次第では、参院選の台風の目になるとして各党とも注視しているが、「さすがに民主党衆院議員の次男・学氏との『対決』は避けるだろう」との憶測もある。
(2010年6月4日10時57分 読売新聞)

6194名無しさん:2010/06/04(金) 18:40:42
>>6189
後藤啓二は要注目だな

6195とはずがたり:2010/06/04(金) 18:43:32
>>6194
どういう意味ですかね?

6196神奈川三区の者:2010/06/04(金) 19:13:14
>6194-6195
後藤啓二は表現規制推進派の親玉の一人ですね…。
彼が仮に大量得票で当選するとなると私達オタクに取ってはかなり厳しい状況になると思います。

6197秋田2区:2010/06/04(金) 19:51:11
>>6193
学が石井ひろお裏でを担いだなんてことはないんでしょうか?

6198秋田2区:2010/06/04(金) 19:52:20
訂正です
>>6193
学が石井ひろおを裏で担いだなんてことはないんでしょうか?

6199名無しさん:2010/06/04(金) 20:01:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100604-00000058-mai-pol
<たちあがれ日本>参院選比例代表、新人の永木氏を擁立
6月4日18時51分配信 毎日新聞

 たちあがれ日本は4日、今夏の参院選比例代表に新人で会社会長の永木康司氏(69)を擁立すると発表した。

6200名無しさん:2010/06/04(金) 20:28:16
>>6177 失礼、ありがとうございます。

・・・今掲示板開いてビックリ。なんか10年経ったら〜で結構もりあがっているようで、投げた本人としては若干の責任感じちゃいます、なにせうる覚えだったので。

結構いろんな説、逸話があるようですね、私も初めて知りました。
私は、政治ネタの4コママンガと何かの新聞記事か軽い読み物の戦後政治史でサラッと読んだだけなので。

6201名無しさん:2010/06/04(金) 20:37:21
綾瀬遥か=大沢孝雄偽装恋愛か?
遥か=大物俳優と深夜のデート激写
http://speed01.heteml.jp/

6202神奈川一区民:2010/06/04(金) 21:15:11
>>6196
2ちゃんねるによると後藤氏は統一協会の
関係者という話です。
嘘か本当かわかりませんが。

6203名無しさん:2010/06/04(金) 21:31:06
さて、新総理で50ぐらいまでは回復したかな、いかがでしょうか

6204沖縄無党派:2010/06/04(金) 21:34:29
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100604/elc1006041747001-n1.htm
松山市の元塾講師、郡昭浩氏(49)は4日、同市で記者会見し、参院選愛媛選挙区(改選数1)に無所属で立候補すると表明した。
郡氏は昨年の衆院選で愛媛1区から出馬し落選した。

http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100604/elc1006042053002-n1.htm
公認2人が辞退−新党改革 神奈川は差し替え
新党改革は4日、参院選で擁立を決めていた神奈川選挙区の元団体職員、吉原美智子氏(37)と比例代表の評論家青葉ひかる氏(62)の2新人が
家庭の事情を理由に立候補を辞退したとして公認を取り消した。神奈川選挙区では、代わりに新人の税理士、甲斐敬浩氏(46)を公認した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100604-00000103-mailo-l12
参院選’10千葉:社民は擁立断念 /千葉
参院選県選挙区(改選数3)で候補者の擁立を検討してきた社民党県連は3日、擁立を断念した。
村上克子県連代表は取材に「候補者を出したい気持ちはあったが、福島瑞穂党首の比例での当選と来春の統一地方選に力を尽くしていくことになった」と話した。
 県選挙区には現職1人、新人8人の計9人が立候補の意思を表明している。【森有正】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100604-00000207-mailo-l33
片山虎之助元総務相(74)が「たちあがれ日本」公認で参院選比例代表に立候補することを受け、岡山市議会保守系4会派の市議22人が3日、「片山虎之助さんを支援する岡山市議有志の会」(垣下文正会長)を結成した。
 垣下会長によると、会派は新風会、ゆうあいクラブ、政隆会、新生会。これまで4会派の市議25人が片山氏の自民党からの出馬を目指し同名の有志の会で活動したが、片山氏のたちあがれ日本公認と、元衆院議員の萩原誠司氏(54)の新党改革公認を受けて対応を協議。3人は萩原氏支援を決め、22人が片山氏を支援する有志の会を再発足させた。
 参院選比例代表では保守分裂が予想され、同会は参院選では片山氏の名前を前面に出し、たちあがれ日本の党名をあまり出さない方針。岡山選挙区では自民党の山田美香氏(42)を支援する。【石川勝義】

6205チバQ:2010/06/04(金) 22:09:57
>>6193
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100604t41028.htm
寺田前知事が出馬に含み 参院選・秋田、石川氏は断念表明

4陣営が出席した参院選秋田選挙区の候補者説明会=3日、秋田県庁


 参院選秋田選挙区(改選数1)で、前秋田県知事の寺田典城氏(69)は3日、河北新報社の取材に対し「出馬の可能性はゼロではない」と含みを持たせた。一方、立候補を検討していた前秋田美術工芸短大学長で作家の石川好氏(63)はこの日、断念することを明らかにした。既に出馬を表明しているのは3氏。予定される24日の公示が3週間後に迫る中、戦いの構図はなお流動的となっている。

 秋田県庁で3日あった立候補予定者説明会には、民主党現職の元アナウンサー鈴木陽悦氏(61)と、自民党新人の元プロ野球選手石井浩郎氏(45)、共産党新人の党支部役員藤田和久氏(61)の3陣営が予定通り出席した。
 そこに突然、寺田氏の関係者が姿を現した。県政界では出馬のうわさがささやかれていたが、具体的な動きが明らかになったのは初めて。
 寺田氏は取材に対し、「政治は次の世代に責任を持つことが大事。陰でこそこそしたくない」と説明する一方で、「新総理が誕生する前の時期であり、動向を見守りたい。出馬するかどうかはまだ決めていない」とも語った。
 これに対し、立候補に前向きだった石川氏の関係者は説明会を欠席した。支援者によると、本人から「待った」がかかったという。
 石川氏は県内の経済関係者らと水面下で調整してきたが、「もう時間切れ。直前に出て勝てるほど選挙は甘くない」と述べ、出馬を断念する考えを明らかにした。
 このほか、みんなの党から出馬を打診されている昭和大医学部教授の工藤進英氏(62)の動向にも注目が集まる。選挙区、比例代表の両にらみとも言われ、周辺からは「出馬を決めたとは聞いていない。情勢を見極めているのではないか」という声が聞かれる。
 選挙区の構図がなかなか固まらない現状に、既に立候補を表明している陣営は気をもむ。
 3陣営の幹部の一人は「誰が出ようが出まいが、自分たちの選挙戦を展開するだけだ」と強調しながらも、「寺田氏は何をやるか分からない人だから」と警戒する。


2010年06月04日金曜日

6206チバQ:2010/06/04(金) 22:19:38
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000871006030001
【首相退陣】

(上)「政治とカネ」常に
2010年06月03日

鳩山首相から辞意を聞き、対応を協議する総連合後援会の幹部ら=室蘭市の鳩山事務所、上田幸一撮影

■北海道初の総理 地元も苦言


 戦後初の本格的な政権交代を果たした「北海道初の総理大臣」は、8カ月余りでその座から退くことになった。道9区選出の民主党衆院議員でもある鳩山由紀夫首相の退陣表明。理由の一つとして、首相は「政治とカネ」をあげた。その一連の問題は、首相自身も含め、複数の道選出国会議員が関係し、鳩山政権が歩んだ軌跡と重なっていた。


 「途中で職を去ることになり、後援会の期待を裏切って申し訳ない」
 辞意表明を終えた約1時間後の2日午前11時半ごろ。鳩山首相は自身の総連合後援会の斎藤修弥会長(71)=室蘭市=に電話でこう謝罪した。


 「これまで以上に支えるので、精力的に政治活動をしてほしい」。斎藤会長は伝えたが、3分ほどの会話からはいつもの首相の力強さは感じなかった。


 首相とは25年来の付き合い。今回の辞任について、斎藤会長は「(参院)選挙で勝てないからという身内の低レベルの問題」と民主党内の動きを批判し、「寄ってたかって足を引っ張られたのが残念」と話した。


 だが、首相自身が退陣理由とした政治とカネの問題への反応は異なる。偽装献金、そして母親から年間1億8千万円を提供されていた問題だ。


 「総理を辞めるほどの理由にはならない」とかばいつつ、「一国の総理なのだから知らなかったでは済まない。もっと丁寧に国民に説明すべきだった」と苦言を呈した。


 首相の地元で最大の都市・苫小牧市のスーパーで買い物をしていた主婦(42)は、首相に期待していた。だが、今は厳しい目を向ける。


 「5円、10円の違いで野菜を選んで買う庶民の感覚と、政治家の金の感覚があまりにもずれている」


 首相をめぐっては、昨夏の総選挙前から偽装献金問題が取りざたされていた。政権交代からちょうど100日目にあたる昨年12月24日、元公設第1秘書が政治資金規正法違反容疑で在宅起訴(5月に執行猶予つき有罪確定)。首相自身は不起訴(嫌疑不十分)となった。

6207チバQ:2010/06/04(金) 22:19:55
    □  □


 首相は退陣表明で、小沢一郎幹事長の辞任にも触れた。小沢氏の資金管理団体をめぐる政治資金規正法違反事件を踏まえてのことだ。


 その事件で1月、道11区選出の石川知裕衆院議員が逮捕された。小沢氏の元秘書として、政治資金収支報告書に虚偽の記載をしたとされる。


 現職国会議員としての逮捕、起訴。石川氏は2月、「党に迷惑をかける」として民主党を離党したが、議員の職にはとどまる。その後も民主党の地元の会合に出席し、4月の帯広市長選では同党推薦候補の応援として街頭演説するなどしてきた。


 石川氏の十勝連合後援会の藤浦義弘会長(76)は2日、首相辞任の理由を「普天間問題が致命傷になったのではないか」と語った。だが、地元・音更町の主婦(45)は、政権交代しても相次ぐ政治とカネの問題もあってか、「どこの党になっても結果は同じこと。期待しても無理なんだなとがっかり」と話す。


    □  □


 一方、政治とカネに絡み、辞意表明の中で首相が「責めを負っていただきたい」と名指ししたのが、道5区の小林千代美衆院議員だ。


 小林氏をめぐっては、二つの事件が立件。陣営の選対委員長代行だった元連合札幌会長の公職選挙法違反事件と、北海道教職員組合(北教組)による違法献金事件だ。


 一連の判決が14日に出そろい、小林氏はその後の今月下旬以降に議員辞職を模索する。だが首相の発言は早期辞職を求めたとも受け取れる。


 小林氏の後援会幹部は2日、「政治とカネの問題に言及する以上、小林さんの問題を外すことはできなかったのかも」とある程度理解を示した。しかし、「だったら本人ももっと早い時期に、しかも議員を辞めるべきだった」と首相を批判した。


   ◇


 「政治とカネの問題と決別し、クリーンな民主党に戻そう」。首相の退陣表明は、道内議員をめぐる政治とカネの問題を改めてクローズアップさせた。その波紋や間近に迫る参院選に与える影響を追う。


   ◆


■次期不出馬 驚き二重


 辞意を表明したばかりの鳩山由紀夫首相が2日夕、次期衆院選に立候補しないと明言した。関係者には、首相退陣とは別の驚きが広がった。


 首相の総連合後援会の加藤徳治郎幹事長は「首相を辞めることでさえ驚いたのに、びっくりした」。その上で、「少なくとももう1期、後援会としても態勢をしっかり整えてやらなければならないと考えていた矢先。本人に確認したうえで、今後どうするか議論したい」と述べた。


 民主党北海道(道連)の高橋由紀雄選対委員長も驚きを隠さない。「コメントのしようがない。ぜひ(議員を)やってほしいとの思いはあった。どういう真意で言ったのか、計り知れない」


 ただ首相はかつて、首相辞任後は議員も辞めるという趣旨の発言をしたことがある。


   ◆


■名指し小林千代美氏「厳粛に受け止め」
■違法献金 首相「責め負って」


 鳩山由紀夫首相は2日の退陣表明で、政治とカネをめぐって民主党の小林千代美衆院議員=道5区=の名をあげ、「責めをぜひ負っていただきたい」と述べた。北海道教職員組合(北教組)による陣営への違法献金事件などを踏まえ、議員辞職を求めたものだ。首相による異例の名指し発言に、関係者の間では困惑や波紋が広がっている。


 首相の発言について、小林氏は江別市の地元事務所を通じて「厳粛に受け止めています」とコメントした。事務所の電話は終日鳴りっぱなし。秘書の一人は「向こう(首相)は役職を降りればいいけど、こちらは辞職だから」と困惑した様子で語った。


 小林氏は、北教組事件で北教組委員長代理の長田秀樹被告らが起訴内容を認めていることから、政治責任を取る形で議員辞職する方針だ。時期は、長田被告の一審判決(今月14日)が終わった後の今月下旬以降を検討。国会閉会日の16日までに辞職すれば、衆院道5区の補欠選挙が参院選と同日になるが、後継候補の選考が進んでいないためだ。

6208チバQ:2010/06/04(金) 22:20:28
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000871006040001
(下)参院選へ 「損得」は
2010年06月04日





通勤する人たちなどに支持を訴える参院選立候補予定者=札幌市中央区、上田幸一撮影

■各陣営、好影響願う


 「党のツートップ、5区と11区で、政治とカネにまつわる問題を引き起こし、多くの国民、支持者に失望と迷惑をかけたことに、改めておわび申し上げたい」


 鳩山由紀夫首相の退陣表明から一夜明けた3日。民主党北海道(道連)の佐野法充幹事長は、札幌市で開かれた会合でこう謝罪した。


 首相が前日の退陣理由の一つにあげた政治とカネ。佐野氏もこの点を強調し、首相と小沢一郎幹事長のみならず、わざわざ道選出の小林千代美=5区=、石川知裕=11区=の両衆院議員の問題も持ち出した。


   □  □


 政治とカネの問題と決別する――。首相の発言は、道連内でおおむね好意をもって受け止められた。道議の一人は「けじめをつけようとするのは、党にとっていいこと」と評価。道連関係者は「これで参院選が戦いやすくなる」と胸をなで下ろした。


 だが、参院選道選挙区(改選数2)で、同党から立候補する予定の2人は、複雑な思いを隠さない。


 元札幌市議の藤川雅司氏(53)は3日夜、出席した集会で「状況は大変厳しい」と訴えた。2日には、政治とカネについて「国民に対して十分説明されていない。辞任することで決着がつくことではない」と首相や小沢氏の対応を批判したが、退陣が参院選に及ぼす影響については「よくわからない」と語った。


 もう一人のテレビリポーター徳永エリ氏(48)は首相の辞意表明から約6時間後の2日夕、旭川市の集会で「民主党はこれからいい動きになっていくと思う」と語りかけた。その直前も記者団に「鳩山さんの辞任がマイナスとは思っていない」と強がった。


 だが一方で「こういう混乱の中で、どういう影響が出るのか測りかねている」と、率直な心情も吐露していた。


 問われるものは、政治とカネの問題だけではない。首相の資質、民主党の政権運営のあり方、そして参院選直前に首相を引きずりおろした党内世論……。


 道民と直接ふれ合う立候補予定者にとって、北海道初の首相と、その首相の退陣の「損得勘定」は容易ではない。


   □  □


 対する野党は、首相や民主党批判を全面展開し、さらに勢いづいた。


 「皆さんの政権交代への期待を裏切るような出来事が昨日起こりました」


 参院選道選挙区に自民党公認で立候補するYOSAKOIソーラン祭り創始者の長谷川岳氏(39)は3日朝、札幌市中心部での街頭演説でそう切り出した。そして「鳩山さんが首相を辞めても、民主党の根っこの部分は全く変わらない」と続けた。


 批判の核心は、民主党は成長戦略がなく、政策決定に関する責任の所在が不透明という点だ。この日、目標を上回る140枚のパンフレットを通行人は手に取ってくれた。長谷川氏は「いい感触だった」と満足げに語った。


 ほぼ同じ時間帯。約2キロ先の交差点では、みんなの党から立候補する元道職員中川賢一氏(43)がマイクを握っていた。訴えは首相と民主党批判が中心。ただ内容は長谷川氏と異なり、「首相がころころ変わるのは自民党と同じ。辞任は選挙をにらんだパフォーマンスだ」と指摘した。


 陣営幹部も「旧来の自民党の手法そのもの」と批判し、参院選への影響について「我々には不利にはならない」と明言した。


   □  □


 首相交代という劇的な展開は、一度離れた支持層を再び民主党支持に戻す可能性もある。朝日新聞が2日夕から3日夜にかけて実施した緊急の全国世論調査(電話)では、比例区の投票先で民主党が回復した。


 4日には新首相が誕生する。そして国会の会期延長がなければ、参院選は6月24日に公示され、投開票は7月11日となる見通しだ。


 決戦の日まであと1カ月強。揺れ動く民意をにらみながら、各党や候補者の模索が続く。

6209チバQ:2010/06/04(金) 22:21:57
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20100604/CK2010060402000097.html
みんなの党 荒木氏擁立を正式発表 自民系から支援の動き
2010年6月4日

参院選栃木選挙区に立候補を表明した荒木氏(右)と渡辺代表=県庁で


 みんなの党の渡辺喜美代表は三日、県庁で会見し、参院選栃木選挙区(改選数一)に会社社長荒木大樹氏(39)を擁立することを正式に発表した。渡辺氏の地元・県北は父美智雄氏(故人)の時代から支持者が多く、地方議員の間にみんなの党を支援する動きが拡大。みんなの党と、渡辺氏がかつて所属した自民との“骨肉の争い”が激化しそうな雲行きだ。 (小倉貞俊)

 「民主、自民以外の第三の選択肢を出さずに不戦敗で終わるのは避けたかった」。渡辺氏はこの日の会見でこう力を込めた。

 渡辺氏は昨年一月に自民を離党。昨夏の衆院選では自民が内部の分裂を恐れ、栃木3区での候補擁立を断念。今回は栃木選挙区に元県議上野通子氏(52)の擁立をすでに決めており、対決は避けられない形になった。

 こうした中、那須塩原市・那須町選挙区選出で、県議会最大会派・自民党議員会の県議二人が自民党を離党し、みんなの党入りすることが明らかになった。同議員会会長も務める阿久津憲二県議(67)は「渡辺氏の離党時からずっと悩んできた。自然の成り行きだ」と説明。増渕三津男県議(65)も「渡辺氏とは長いつきあい。候補を出すんだから当然のこと」と旗幟(きし)を鮮明にする。

 大田原、那須塩原市で三分の二、那須烏山市、那須町などでも過半数の市町議が渡辺氏を支援。擁立を受けて組織固めを本格化している。ある市議は「看板がどこだろうが、ついていくのが使命」と強調する。

 その一方で、苦渋の選択で自民に残るケースも少なくない。ある県議は「県議会で本流の自民党にいなければ地元に貢献できない」と板挟みに悩み、別の県議は「後援会が皆、渡辺氏支持なので、参院選では“また割き状態”だ」と表情を硬くする。本番を前に、地方議員にとっても厳しい“戦い”が始まっている。

6210チバQ:2010/06/04(金) 22:23:45
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20100603/331386
参院選で「AKB48作戦」 40人以上擁立に自信 みんなの党・渡辺代表
(6月4日 05:00)
 みんなの党の渡辺喜美代表は3日、県庁記者クラブで会見し、夏の参院選の同党公認候補擁立について、「40は間違いなく超える。(公示)直前まで努力するので47はいけると思う」と述べ、選挙区・比例代表で計50人以上とする目標に向け、順調に作業が進んでいることを明らかにした。これまでは「四十七士作戦」と称してきたが、人気女性アイドルグループにあやかって「AKB48作戦に変えていこうかと思う」とも述べ、党の支持率上昇を背景に自信をのぞかせた。

 この日は栃木選挙区に荒木大樹氏(39)=宇都宮市=が立候補を表明。記者会見に同席した渡辺氏は「34人目の公認候補だ。明日も準備が整えば複数発表する」と述べた。

 渡辺氏は選挙戦略として、47都道府県に何らかのかかわりのある候補者を立てる「四十七士作戦」を展開。当初は選挙区・比例合わせて約30人の擁立が目標だったが、4月末に上方修正している。

 渡辺氏は「せっかくだから47都道府県プラスワンで、AKB48作戦に変えていこうかと思う」とした上で、AKB48が「総選挙」と称してメンバーの人気投票を行っていることを挙げ「われわれも選挙に堪える候補の擁立を図る」と述べた。

 一方、来春の統一地方選に向けては「参院選はホップ、統一選はステップ、衆院選がジャンプだ。参院選で党や荒木さんを応援してくれた地方議員は無条件で同志。栃木だけでなく、オールジャパンで党公認、推薦候補を大量に擁立したい」と、地方での党勢拡大に意欲を示した。

6211神奈川一区民:2010/06/04(金) 22:52:36
7月11日に投票が2週間ずれる可能性が
あるようですが、あまり民主党にとって得
策ではないと思いますが、どうでしょうか


6212名無しさん:2010/06/04(金) 23:04:37
>>6211 政界のジンクスなんでしょうけど、参院選の日程をずらすと基本的には与党不利となるのが多いようです。

直近の例では2007のアベ内閣での参院選。延ばした結果、出るわ出るわ不祥事。

その他にもありましたが、スイマセンちょっと忘れました。

6213神奈川一区民:2010/06/04(金) 23:09:52
>>6212
ありがとうございます。
たった2週間かもしれないですが、みんな
の党のように知名度のない候補者の多いと
ころは日程が伸びれば、有利になると思い
ます。民主党が参院選で勝利したければ、
日程をずらさない方がいいと思います。

6214山口新聞男:2010/06/04(金) 23:22:35
知名度という意味では、自民と民主はフラット、みんな党は有利、まあこんなところでしょうかね
1人区では、トータルではプラスマイナスで0のような気もしますが

昔は、基本的に1ニンクは自民安定で、社党候補は新人というパターンが多く
知名度の差が大きかったというのはあるんだと思うんですが

6215神奈川一区民:2010/06/04(金) 23:33:24
>>6214
ありがとうございます。
2週間ぐらい伸びたところで、原田大二郎
氏に余り関係ないということでしょうかね
。あと、日程が伸びると御祝儀効果も薄れ
ると思いますが、どうでしょうか?

6216ぐらもん:2010/06/05(土) 00:18:27
>>6189
これはみんなが墓穴を掘ったかもしれませんよ。
ツイッターではみんなへの失望が出てきていますし、調子に乗りすぎでは?

6217とはずがたり:2010/06/05(土) 01:10:07

新党改革、2氏が公認辞退
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news1/20100604-OYT1T01200.htm?from=y10

 新党改革は4日、参院選神奈川選挙区の吉原美智子、比例選の青葉ひかるの2氏が公認を辞退し、同選挙区に新人で税理士の甲斐敬浩氏(46)を公認したと発表した。
(2010年6月4日23時40分 読売新聞)

6218名無しさん:2010/06/05(土) 01:37:40
>>6215 まあ2週間程度ならあまり影響ないのでは。
それより、その伸びた分が会期延長分なら、黒会、じゃなくて国会でたたかれたり、なにかスキャンダルが
でてきてご祝儀がなくなっていくのがコワイのでは。
実際アベの時そうだったし。

6219建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2010/06/05(土) 02:02:39
>>6218
しかも管直入は検察に目つけられてる可能性高いからな 
新潮か文春にスッパ抜かれて自爆www
とはずがたりも密かに期待している総理在任最短日本新記録達成だぜ!www

6220名無しさん:2010/06/05(土) 02:05:20
>ツイッターではみんなへの失望が出てきていますし、
もぐらクンよ、オマエが意識的にそういうツイートを探してるだけだろwww

6221名無しさん:2010/06/05(土) 07:43:40
>>6211
国会の都合でしょうが、
7月11日にあわせて投票所となる公民館などの手配は済んでいるでしょうし、
投票日にあわせて、夏の行事などを調整しているところも多いでしょう。
いまから変更するとなると、民主党への反発が大きくなることも予想されます。

6222チバQ:2010/06/05(土) 08:08:16
>>6220
これに同意
ツイッターで政治についてつぶやくノイジーマイノリティーの声を気にするのは、ネトウヨの声援に勘違いする安倍ちゃんのようなもの

見えないところにいるサイレントマジョリティーを意識することこそ重要かと。それが小沢流にいけば辻立ち1000回につながる。

6223山口新聞男:2010/06/05(土) 09:25:42
>>6215
原田大二郎の場合は、もとから知名度はあるけど
むしろ有名人であるがゆえに、生で顔が見れれば効果は大きい

やはり、顔見せの機会が増えるのはプラスにはなるんじゃないでしょうか
政策云々の前提として、とりあえず顔を売らないと話にならないので・・・

ついでにいうと、菅総理効果はないと思う
岡山で菅直人の縁者がことごとく負けてますから

6224松下村塾:2010/06/05(土) 10:25:50
>>6223
山口は世襲バカVs.役者バカ
いずれにしてもバカが議員になるのかのう。

6225qwerty:2010/06/05(土) 11:26:14
>>6220>>6222
ぐらもんさん、名無しさん、チバQさん、

いやあの、↓のニュースで、

>みんなの党は4日、参院選比例代表にいずれも新人で、弁護士の後藤啓二(50)、特別養護老人ホーム施設長の田中雅英(58)、フリージャーナリストの若林亜紀(44)の各氏を擁立すると発表した。

 一番問題になっているのは、若林ではなく、後藤でしょう。
 後藤啓二は元警察官僚であり、以前から児ポ問題で「漫画も規制すべし」と強硬に主張し続ける規制推進派として認知されています。
 現在、都議会では、青少年健全育成条例における「非実在少年」問題(漫画やアニメのキャラクターでも、非実在青少年として保護すべしと言う無茶苦茶な表現規制案)が取りざたされており、こいつは出版関係者から漫画家、日本ペンクラブ、Googleのようなインターネット関連企業、弁護士会に至るまで一斉に反対の表明をした事で知られてます。そして、この規制案を強力に推進した中心人物こそ後藤です。
 ぶっちゃけ、この後藤なる男は「オタクの敵」として極めて広範囲に認知されており、オタク界隈では既に「みんなの党には絶対に投票しない運動」が勃発してますね。まあ、オタクだけならともかく、東京都の問題を鑑みれば、物凄く大勢の業界団体をも一斉に敵に回したとも考えられますね。
 てゆーか、「脱官僚」を掲げるみんなの党が、露骨に警察官僚の犬である後藤を擁立する理由がそもそも理解できません。

6226とはずがたり:2010/06/05(土) 11:35:28
みなさま解説感謝です。
みんなの党も調子に乗って失敗したのか,所詮保守政党なのか,石原支援のたちあがれ辺りと協調する気か,注目ですなぁ

6227チバQ:2010/06/05(土) 11:36:40
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000431006010001
参院選@東北(上)政党
2010年06月01日


全国幹事長会議に集まった社民党都道府県連合の幹部ら。連立離脱決定で、参院選の候補者はさらに増えそうだ=5月30日、東京都千代田区、川村直子撮影

 ●受け皿辞任 新党進出

 「民主党を脱藩しました。私が裏切ったのではなく、民主党が国民を裏切ったのです」

 宮城選挙区でみんなの党から立候補を予定する菊地文博・宮城県議(50)は5月日、仙台市内の繁華街で声を張り上げた。直前まで民主党県連の選挙対策委員長。政権党を見限って別の党から出る動きは全国初だ。

 その4日前、同じ仙台であった民主党支部大会。細野豪志・党副幹事長は苦い顔だった。「政権交代後も政治が変わらないと感じる人」と尋ねたら、約200人の1割が挙手したからだ。「これだけ挙がるのは、ちょっとまずうございまして……」

6228チバQ:2010/06/05(土) 11:36:50
 政治とカネの問題、米軍普天間飛行場を巡る鳩山由紀夫首相の迷走……。昨夏の民主党への熱気は冷めている。とはいえ自民党に支持が戻ったわけでもない。

 それが2大政党以外の受け皿を狙う機運を高めた。まるで1998年参院選の再来のように東北にも押し寄せる候補者ラッシュ。4県で2007年参院選より候補者が増えそうだ。青森は過去最多の5人、宮城でも2番目に多い8人が立候補予定だ。

 宮城で民主党県議を寝返らせたみんなの党は、隣の山形では元自民党米沢市議に目をつけた。川野裕章氏(50)。自民党を出た渡辺喜美代表に共感、「脱官僚の日本を作るために立ち向かわなければ」と公募に応じた。党組織は4月に米沢市と酒田市に支部ができたばかりで小さいが、同氏は県内千カ所で街頭演説して無党派層に訴える作戦を立てる。

 青森では、元自民党県議の升田世喜男氏(52)が、たちあがれ日本を選んだ。昨年の総選挙では青森1区で「平沼グループ」として3万5千票余りを取った。

 新党の中には、手薄な地方組織の補完に、選挙区と比例区の相乗効果を狙う例もある。たちあがれ日本は福島で、選挙区に元自民党県議の白石卓三氏(58)、折り重なるように比例区に県南部出身で元プロ野球選手の中畑清氏(56)が立候補予定。全国的な知名度の中畑氏と、県内で活発に動く白石氏の二人三脚だ。

 日本創新党からは、前山形県知事の斎藤弘氏(52)が比例区で立候補を予定する。党の政策委員長として全国行脚し、党のPRに努めている。秋田でも、元地元選出衆院議員秘書の村岡敏英氏(49)が、たちあがれ日本から比例区立候補を予定している。

 候補者増のもう一つの要因は社民党だ。5月30日の連立離脱決定で、民主党との協力を解消し、独自候補を探る動きが加速する。

 「有権者に、わが党の立場を説明する必要がある。普天間を最重要課題として取り上げる」。同日午後、盛岡市で社民党岩手県連合の小原宣良代表は、吹っ切れた様子で独自候補の擁立を宣言した。岩手選挙区では過去も候補を立ててきた。今回は候補者を立てないことで、事実上は民主党に協力する方向だったが、方針転換した。6月初めにも立候補予定者を決める予定だ。

 そもそも連立を組んでいた時ですら、社民党と民主党の選挙協力がきちんとできていたわけではない。4月29日、青森市であったメーデーの集会。社民党県連合副代表の奈良岡克也県議が「少数政党の生き残りをかけて戦う」とあいさつすると、来賓らが拍手を送った。民主党県連代表の横山北斗衆院議員だけが顔をこわばらせ、手を動かさなかった。

 核燃サイクル事業容認の民主党に対し、社民党は反対。民主党県連は選挙協力を打診してきたが、折り合えなかった。両党の支援団体である連合青森の石田隆志会長も仲立ちをしたが一本化できず、一部が社民支援に回るという。連立離脱が決まると、奈良岡県議は「戦いやすくなった。民主党の姿勢を徹底批判する」。

 秋田でもぎくしゃくしている。昨夏の総選挙の秋田2区で、社民党の公認候補を民主党が協力して応援するはずだったが、公示間際に民主党県連の一部が離党して別の無所属候補を担いで当選させ、わだかまりが残った。それでも、社民党県連合は今夏の参院選に向けて「連立政権の枠組みは推進し、反自民党の立場で自主投票とする」と事実上、民主党に協力する姿勢を一度決めた。それも連立離脱を受け、戦略を練り直すことになった。

 一方、小沢一郎・民主党幹事長の地元、岩手。県内の衆参9人はオール民主党で、東北で唯一、県議会も民主が第一党だ。民主党は昨年11月に現職の擁立を決めたが、追う自民党は今年2月の公募でも決まらず、4月にようやく自民党県議の高橋雪文氏(39)の擁立にこぎ着けたほどだ。

 その足元でも国政批判が強まる。県議ら6人が4月に立ち上げた「地域政党いわて」。第三勢力として産声を上げた。結党会見で、メンバーは言った。「中央政党が東京で政策を立案し、地方は下請けに甘んじている。これまでの政党は企業・団体や後援会組織の声を住民の声と思いがちだった。2大政党ではすくいきれない住民の声を拾いたい」

6229チバQ:2010/06/05(土) 11:37:11
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001006020002
参院選@東北(中)知事
2010年06月02日





 ●中立姿勢その裏で


 「福島県民党という認識のもとで国政選挙をみていく」


 5月31日の定例会見で、佐藤雄平知事は参院選への姿勢を問われ、こう答えた。佐藤知事は元民主党参院議員で、2006年に民主党の支援を受けて当選。ただ、就任後は「県民党」を掲げて特定政党に偏らない立場を強調する。


 ◎県議会への配慮


 県議会最大会派は自民党。昨年秋の政権交代後は特に、民主党寄りとみられないように佐藤知事が一層気を遣う姿勢がうかがえる。昨年度末には景気対策として、自民党県連が要望した公共事業上積みの補正予算を組んだ。今や、自民党県連幹部から「佐藤知事のもとで自民党の政策を実現できる状況」と評される。


 東北の6知事は民主系、自民系が3人ずつ。同じ民主系のうち、佐藤氏と似た境遇が山形県の吉村美栄子知事だ。


 民主党や連合山形の全面的な支援で09年に初当選した。その際、自民党の一部県議や国会議員からも支援を受けた。その一人が、今回の参院選で山形選挙区に立つ予定の自民党の現職岸宏一氏だ。


 吉村氏は3月末の記者会見で胸中を「『恩』とか『義』というものを大切にする生き方を、きちんと通したい」と吐露した。県議会で約7割の議席を占める自民への配慮がにじむのは福島県と同様だ。


 一方で、元民主党衆院議員の達増拓也・岩手県知事は、政権交代で政府との距離がぐっと縮まった。当選同期の原口一博氏が大臣に就任した総務省で、達増氏は顧問だ。


 地方自治法の抜本改正を考える「地方行財政検討会議」で、知事として唯一、構成員に。1月の全国知事会ではほかの知事から「達増知事に託し、行財政検討会議でしっかりとした議論を進めて頂くのが望ましい」と頼られたほどだ。


 ◎閣僚面会で明暗


 自民系知事は、どうか。


 「企業誘致に港の整備は欠かせません。ご英断を」。政権交代から7カ月たった4月、宮城県の村井嘉浩知事はようやく閣僚と初めて面会できた。相手は前原誠司・国土交通相。自身が先頭に立って誘致したトヨタ自動車系の工場が来年1月に稼働。車を運ぶ仙台港の充実に励むが、今年度の政府予算に調査費しか盛り込まれなかったための要望だ。


 村井氏は元自民党県議。松下政経塾を出た人脈を生かし、同塾出身の前原氏や原口氏とのパイプづくりを狙ったが、会うこともままならなかった。政敵だった民主党県連代表の安住淳衆院議員との折衝を重ねた末の面会だった。


 自民系知事は、政権交代による悲哀を感じざるを得ない状況が生まれた。参院選で自民党を応援したい気持ちはあっても、政権とのパイプを考えると中立を装わざるをえない。一方の民主系知事は政権に近づいた立場になっても、議会運営などを考えて自民党への配慮に腐心する。対決色が強まる国政をよそに、知事は旗色を鮮明にせずに自らの基盤安定を図っている。

6230チバQ:2010/06/05(土) 11:38:12
リンク先の図はわかりやすい
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001006040001
参院選@東北(下)業界団体
2010年06月04日





 ●支援先は是々非々


 参院選に向け、かつての自民党支持組織が民主、自民両党の支援に転じる動きが相次いでいる。県内でいち早く動いたのが、JA(農協)の職員や組合員らでつくる県農業者政治連盟。両党の現職の推薦を4月に正式決定。すぐに政策協定を結び、翌月に両党の候補者に推薦状を出した。


 ◎過去に支援実績


 全国の農政連は長年、自民党から比例区候補を出し、屈指の集票力を誇った。県農政連が今回、民主党候補の推薦を決めた背景には、農政連の地方組織で唯一、昨年と2005年に民主党候補(衆院福島3区)を推薦した経緯がある。昨年11月にはほかの団体に先駆けて民主党国会議員との懇談会を開催。安田寿男委員長は「農協の取り組みを正しく受け止めてご支援を頂く方はあらゆる政党にいてもらっていい」と述べ、今後も両党との関係を保つ考えだ。


 変化は青森県でも起きた。青森県医師会で2月に開かれた14年ぶりの会長選。現職を22対20で破ったのは、青森市医師会の斉藤勝会長(当時)だ。市医師会の政治団体、市医師連盟は昨夏の総選挙で民主候補を推薦したが、前会長時代の県医師連盟が県全体で推薦したのは自民系候補。「これで医師会も変わる」との声が関係者からあがる。斉藤会長は参院選に向け、連盟の会員約720人にだれを推薦したいか聞いた。自民一辺倒ではなく、投票先を是々非々で選ぶ動きだ。


 岩手県では、自民党の牙城だった漁業協同組合が民主支持に。自民党県連の鈴木俊一会長は父の鈴木善幸元首相とともに「水産族」。全国漁協連合会の元職員で、年1回は県内の漁港を一巡してきた。県漁連も当然のように自民支援を続けてきた間柄だった。


 ただ、総選挙では県沿岸の南半分を擁する岩手3区で、民主党の黄川田徹氏が当選。陣営幹部は「原動力の一つは、地元・陸前高田市の広田湾漁協」と話す。広田湾漁協は参院選でも民主党支援の方向で準備している。組合員の一人は「漁協は地元重視。応援相手が(ほかの地域と)違ってもおかしくない」と話す。


 自民党支持の全国組織は、民主党寄りに転じる動きが広がる。ただ、東北では自民支援を続ける団体もある。


 比例区では全国にならって民主候補を支援する秋田県歯科医師連盟。選挙区は自民党の立候補予定者を推薦した。背景には、政権交代後も県議会で自民系会派が過半数を占めるという事情がある。


 ◎実績は自主投票


 支援先を多様化させる団体に対し、立候補予定者は確実な得票を期待して秋波を送る。ただ、集票力の低下は否めない。参院選の旧全国区時代に100万票超を集めた日本医師会は、07年参院選で支援した比例区候補が19万票しか取れずに落選した。


 青森県医師会の関係者は語る。「昔は選挙となると一生懸命やった。今は組織が方針を決めても実質的に自主投票みたいなものでしょう」


 ◎「状況厳しいが理解求め努力」/参院選へ連合・影山氏


 連合福島の影山道幸会長は3日、今夏の参院選について「大変厳しい状況」としたうえで、「今回の辞任で、(民主党の政治とカネの問題などに)一定の整理ができたと組合員に理解されるよう、努力する必要がある」と反転攻勢に転じたい考えを述べた。


 同日、福島市内であった執行委員会で説明した。連合福島は比例区で10人の候補を推薦しているが、会合では「有権者は民主党に拒絶反応がある。民主党なら投票できないという声がある」などの声があがった。影山会長は、現状のままだと連合推薦の比例候補の半数程度しか当選が難しいとの本部の見通しも紹介。「昨年のような状況ではない。連合の真価と力量が問われる選挙だ」と述べた。


 連合福島は、民主党が擁立する県関連の立候補予定者3人のうち、選挙区から出る増子輝彦氏のみを推薦。同氏と近く政策協定を結ぶ方針だ。


 ◎説明会に6陣営


 参院選福島選挙区の立候補予定者説明会が3日県庁であり、すでに立候補を表明している6人の陣営関係者が出席した。民主党の増子輝彦(62)、同岡部光規(41)、自民党の岩城光英(60)、共産党の岩渕友(33)、みんなの党の菅本和雅(42)、たちあがれ日本の白石卓三(58)の6氏。

6231チバQ:2010/06/05(土) 11:41:58
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001006040001
【激震民主党】上:反転攻勢
2010年06月04日


約1時間半の会合を終え、県建設業協会の役員室を出る金原氏(中央)や宇野氏ら民主党県連選対の幹部=3日午後、金沢市弥生2丁目

◆強気の姿勢 にじむ不安◆


 3日朝。鳩山由紀夫首相と小沢一郎・民主党幹事長の辞意表明から一夜明け、参院選石川選挙区から民主党公認で立候補する新顔の西原啓氏(51)は、金沢市内のある企業の前にいた。


 「おはようございます」。出勤する社員たちに声を掛けると、多くの人が、連合石川の組合員が配るビラを受け取っていった。


 西原氏は昨年7月末に総務省を退職。学生の頃から政治家を志望し、30代で自民党の公募に手を挙げたこともあったが、政権交代後の同11月に民主党の公募に応じた。


 党への逆風に苦しんできた西原氏は意気込む。「政治を逆戻りさせてはいけない。(辞任の)意味の伝え方さえ間違わなければ、絶対に勝てる」


     ◇


 同日午後。同市内の県建設業協会を、民主党県連顧問で保守系県議会派「新進石川」の金原博会長ら、同党の県議4人が訪れた。


 小沢氏主導で作り上げた、陳情の「県連一本化」システムに沿った予算要望の席だったが、話題は参院選に。党の県議11人のうち9人が所属する新進石川の宇野邦夫幹事長が協会幹部に畳み掛けた。「わしらんところは選挙が最大の命題や。自民党をしのぐような協力をしてほしい」


 同協会は今回、自民党現職の岡田直樹氏(47)に加え、初めて民主党の西原氏にも推薦を出した。1人区での2人推薦という異例の対応は与党への配慮だが、宇野氏は「推薦状だけならただの紙切れ」と納得せず、候補者のあいさつ回りの受け入れなど「実」を求めて突っ込んだ。


 小沢氏は昨秋、故・奥田敬和氏の支持基盤「奥田党」の流れをくむ新進石川の議員たちに、自ら入党を要請した。建設業界などに独自のパイプを持つ新進石川は、小沢氏が1人区勝利のため掲げた「地方強化」「業界攻略」の理想的な“先兵”だった。


 新進石川を迎えた県連は、業界団体への働きかけを加速させた。県建設業協会のほか約70団体に推薦を要請。長年自民党を支持してきた県医師会は職域支部を解散し、県トラック協会の政治連盟など「中立」に歩み寄る団体も出てきた。自民党の森喜朗元首相も3月、関連予算を大幅に減らされた県土地改良事業団連合会の会長を退いた。


 「小沢さんが引いたのはさびしいが、これで潮目も変わる。野党の国会議員なんか役に立たんわい」。宇野氏の鼻息は荒い。


     ◇


 民主党への逆風を尻目に、自民党は態勢を立て直しつつある。


 福村章・県連幹事長は「業界団体が『中立』ならば、長年のつきあいがある自民党が有利」と読み、県トラック協会に加盟する業者も「事実上の自主投票となれば業界票は自民に流れるだろう」と話す。裏付けるように、2日に発足した岡田陣営の松任後援会には県レベルでは中立のJAの単協幹部が、先月発足した小松市後援会には地元建設業協会の幹部が名を連ねた。


 だが別の陣営幹部は、これまでの“敵失”で党内に広がった楽観論に神経をとがらせる。「県内すべてが選挙区の参院選は候補者の小回りが利きにくく、世論やメディアの影響をもろに受ける。民主党が世論受けする人事を行えば風が変わる可能性もある」


 民主党内の見方も割れる。県連執行部と距離を置く、沢田貞県議(清風・連帯)はくぎを刺す。


 「『小沢的なもの』と決別しなければ、世論の支持が戻ってくるとは思えない」


     ◇


 民意の風に翻弄(ほんろう)され、鳩山・小沢辞任の嵐に見舞われつつ与党の座で苦闘する、民主党県連のいまを報告する。

6232チバQ:2010/06/05(土) 11:42:34
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001006050001
【激震民主党】下:民意奔流
2010年06月05日


衆議院本会議で首相指名を受けた菅直人氏に拍手を送る民主党の近藤和也議員(写真右、手前から2人目)ら=国会

◆有権者と溝 身内に火種◆


 「何度もはい上がってきた菅氏の経験は、いまの民主党や日本に必要だ」


 4日昼、国会。民主党の近藤和也・衆院議員=石川3区=は終わったばかりの党代表選で、菅直人氏に投票したことを明かした。


 前日、「私の一票は27万人の有権者の一票」とブログにつづり、4日は菅氏の決起集会にも加わった。


 昨年の衆院選では、県議の大半を自民党が占め、首長も自民寄りの3区で無党派層の支持を得た近藤氏。今は逆風を受ける立場となり、04年の年金未納報道など、政治生命の危機をくぐり抜けてきた菅氏の“胆力”に期待する。


 だが、衆院選で近藤氏に投票した七尾市内の女性(61)は首をかしげる。「『鳩山さんの意志を継ぐ』なんて菅さんも同じ」


 「誰が首相でも小沢さんが党にいる限り信用できない」(金沢市・40歳女性)、「参院選は関心が持てないので投票に行かない」(能美市・33歳男性)――。いったん不信感を持った有権者と、民主党との溝は深い。


     ◇


 有権者の“民主離れ”は、最近の県内選挙でも顕著だ。


 衆院選で近藤氏が自民党候補を約千票上回った津幡町。4月の町長選では、民主党県連推薦候補が元自民党県連幹事長の候補にダブルスコアで敗れた。5月の珠洲市長選でも、民主党第3区総支部の副幹事長だった候補が、現職候補の4分の1の票しかとれない惨敗を喫し、民主系の首長や議員を増やす近藤氏の戦略は早々につまずいた。


 民主党県連の内部分裂が、さらに足を引っ張る。


 「県連がどうなっているのかわかりませんが……」


 5月のある夜。民主党の沢田貞県議(能美市・能美郡)の自宅を、参院選石川選挙区に党公認で立候補する西原啓氏(51)が訪ね、支援を求めて頭を下げた。


 3月の知事選で現職支持の県連に造反して処分を受けた沢田氏。南加賀地区に2人しかいない党所属県議のひとりだが、2区総支部が5月末に小松市で開いた西原氏の事務所開きにも呼ばれないなど、県連執行部との確執は根深い。


 「参院選を戦う仲間が、目的以外のところで仲たがいしているのはおかしい」。西原氏は表情を曇らせる。


 県連をたばねる代表の一川保夫・参院議員も、4月に小松市で開いたタウンミーティングで党の政策を批判されて「別に民主党を支援していただかなくてもいい」と口走るなど、民意の奔流に混乱を隠せない。


     ◇


 もがきながら再浮上を目指す民主党に対し、存在感を増しつつあるのが、みんなの党だ。「脱官僚」など、民主党と重なる公約を掲げて支持を伸ばす。無党派層に比例区の投票先を尋ねた4日付の朝日新聞世論調査で、同党に入れると答えた人は7%と民主党(11%)に肉薄している。


 「民主党が言うだけでできなかったことをやる」


 5月30日、江田憲司幹事長が金沢市内で初の街頭演説を行うと、多くの通行人が足を止めて聴き入った。


 聴衆のひとり、元公務員の津田友次さん(82)は自民党支持者だったが、昨年初めて民主党に投票した。「民主党は年金問題にもこたえてくれなかった」と不満だ。


 石川選挙区にみんなの党の立候補予定者はいないが、比例区に富山県の元自民党県議、柴田巧氏(49)が出馬する。柴田氏は石川県内にも20回近く入り、あいさつ回りを精力的にこなしている。


 民主党に失望した有権者の「流出」は続くのか。柴田氏は自信満々だ。「菅首相でも大きく戻ることはないし、いまさら自民党でもない」


 津田さんは話す。「参院選はみんなの党に入れる。政策? よく知らない」。民意のマグマが向かう先は、まだ流動的だ。


(井手さゆり、大畠正吾、菊地直己、矢代正晶)

6233名無しさん:2010/06/05(土) 11:46:25
>>6225
> てゆーか、「脱官僚」を掲げるみんなの党が、露骨に警察官僚の犬である後藤を擁立する理由がそもそも理解できません。

み党「クチでは脱官僚って言ってるけど司法関係は別ですから、俺たちを小沢や鳩山みたいに扱わないでね(はーと」
って事では。

6234山口新聞男:2010/06/05(土) 12:26:36
そんなこといったら、そもそも江田けんじが(以下略

6235建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2010/06/05(土) 14:31:35
みんなの党の候補なんて、みんな会社経営者や金持ちの党じゃねーか
オマエらいい加減気づけwww
特にみんなの党との連立論者、とはクン

6236チバQ:2010/06/05(土) 18:29:51
>>6233
自分が言いたいのは大多数の(みんなの党に好意的感情をいただいている)無党派層は
後藤にも若林にも興味がないということ
マスコミも煽り立てるほどの有名人でもないし。選挙にはなんのえいきょうもないでしょう。

>>6235
脱官僚したら残ったのは世襲議員ばっかし・・・みたいな状況になりそうだし

6237名無しさん:2010/06/05(土) 18:39:33
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100605-00000303-mailo-l38
10参院選えひめ:愛媛選挙区 郡氏が出馬表明 元塾講師、無所属で /愛媛
6月5日16時23分配信 毎日新聞

 今夏の参院選愛媛選挙区(改選数1)について、無所属新人の郡昭浩氏(49)が4日、立候補を表明し、県庁で記者会見した。
 郡氏は元塾講師で松山市在住。昨夏の衆院選愛媛1区に無所属で立候補し、落選した。郡氏は「国会で議論がなされていない。民主党のマニフェストは粗雑。地道な生活をしている私のような人が政治の世界に出ていくべきだ」と話し、子ども手当については、支給額を減らして保育園の新設などに充てるべきだ、と主張した。
 愛媛選挙区には、自民現職の山本順三氏(55)、民主新人の岡平知子氏(52)、共産新人の田中克彦氏(43)が立候補を表明している。【柳楽未来】

62386233:2010/06/05(土) 22:06:55
>>6236
いや、別にあんたに向けて書いた訳じゃないから。
あんたがどう言いたいかってのは別にどうでもいいっす。それこそなんのえいきょうもないというか、レスつけられるだけ気持ち悪いというか。

6239名無しさん:2010/06/05(土) 23:37:01
早速出ました。ここの掲示板でいいのかな。

久々の最新支持率情報!
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819481E2E7E2E3848DE2E7E2E4E0E2E3E28297EAE2E2E2;at=DGXZZO0195166008122009000000
http://www.asahi.com/politics/update/0605/TKY201006050315.html
http://mainichi.jp/select/today/news/m20100606k0000m010081000c.html

邪推かもしれませんが、イチローは選挙に負けると思って、責任論が浮上するのを恐れ、ならばハトヤマも道連れに、と思って辞任したのでは。

6241名無しさん:2010/06/06(日) 00:46:44
ちょいちょい違うかな。
結局のところは選挙に勝てば
小沢が路線を引いたのが正しいという扱いになっちゃう。

6242とはずがたり:2010/06/06(日) 01:22:13
>>6233
書きこむからにはレス付けられる覚悟をしていただけると幸いです。

6243名無しさん:2010/06/06(日) 01:42:50
>>6233
特定の人間とだけやり取りしたいなら自分のサイトでやればいいと思うよ

6244とはずがたり:2010/06/06(日) 01:52:49
>>6241
なにがどう違うのでしょうかね??>ちょいちょい違う

小沢が引っ込むというの行動をとっての含めて小沢の行動で選挙に勝てたのだと思うけど,世間的には小沢が身をひいたから選挙に勝てたという認識でしょうし,国会議員はどうなんかなぁ。。

6245とはずがたり:2010/06/06(日) 02:29:41
>>6239-6241
小沢は最後鳩山がお前も元兇の一人だと差し違えに来たのが結構不本意だったと思いますよ。
それこそ鳩山おったてて総理にしてやったのに,最後の最後にはその恩忘れて可成り小沢の非クリーンさを非難して辞めていったわけで恩を仇で返された気なんでわ?
逆に鳩山としては小沢を担いで総理になれたは良いけど,最期は小沢の影響力を削ぐのが最後のご奉公って感じになってましたねぇ。トップの意向に従うのが小沢流とはいえ,その辺の鳩山に対する怨嗟が余り聞こえてこないのが意外な気も。

6246山口新聞男:2010/06/06(日) 02:45:38
実際、ここで小沢が中途半端に人事に口出したら、マスコミの思う壺ですし
菅直人がいつかヘタれたときに、オルタナティブとして復権することを考えれば
負けるときは完全に負けたほうが、立て直しが利く、ということでしょうかね

6247神奈川一区民:2010/06/06(日) 07:07:19
自分と同じ不安を持っている民主党改選議員がいるようです。


「会期延長は参院選で不利」民主改選議員が反発
6月5日22時3分配信 読売新聞http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100605-00000703-yom-pol


 政府・与党は、16日までの国会会期を2週間程度延長する方向で最終調整している。

 参院選の日程もこれに伴い、「6月24日公示・7月11日投開票」から「7月8日公示・同25日投開票」にずれ込む見通しだ。菅新首相(民主党代表)の指示に基づくものだが、参院民主党からは「会期延長は参院選で不利になる」と懸念する声が出ており、菅氏は難しい調整を迫られそうだ。

 国民新党代表の亀井郵政改革相は5日、「郵政改革法案の成立を期す」と記した連立政権合意書を菅氏と交わしたことに言及し、「(郵政法案の)今国会成立は当然だ」と述べ、菅氏も会期延長を受け入れるとの見通しを示した。名古屋市で記者団に語った。

 菅民主党が会期延長に傾いているのは、郵政法案の成立を求める国民新党の意向を受け入れることで、同党との連立の枠組みを維持する狙いがある。国民新党内には「郵政法案が成立しなければ、連立を離脱する」との強硬論もあり、民主党幹部は「社民党の連立離脱が鳩山政権の崩壊につながった。国民新党が離脱すれば、新政権のダメージは計り知れない」と語る。

 また、会期延長の場合、国家公務員法等改正案をはじめ、他の重要法案の成立も期待され、参院選で実績をアピールできるとの利点もある。

 これに対し、夏の参院選で改選を迎える民主党の参院議員からは、「新政権への期待と熱気が冷めないうちに、早めに選挙に臨み、勝負に出るべきだ」と会期延長に反発する声も少なくない。

 会期を延長すれば、菅氏や、新閣僚が国会で答弁する機会が増えるのは確実で、「野党の厳しい追及にしどろもどろになり、ボロが出れば、新政権へのご祝儀相場の人気もしぼんでしまう」と懸念しているためだ。

 「改選組」は、「7月11日」に照準を合わせて、準備を進めている。「選挙期間が1週間延びると、経費が約1000万円余計にかかる」など、資金面の理由を挙げる向きもある。 最終更新:6月6日1時49分

6248名無しさん:2010/06/06(日) 07:44:31
国民新党との関係で法案を通すか通さないかという点について語られてませんが、そういう点についてはどうお考えですか?

個人的には、国民新党への依存脱却も期待したいですし、郵政改革法をこの国会で成立させなくてもいいと思いますが。

6249神奈川一区民:2010/06/06(日) 08:01:52
>>6248
郵政改革法は今国会中に成立させる必要な
いと思いますが、亀井氏が許さない感じだ
から今国会中に成立させるのでしょうね。

会期を延長して選挙をしたら与党が負ける
というジンクスがあるから民主党改選議員
は気にしているようです。

6251名無しさん:2010/06/06(日) 10:37:09
>>6242
都合が悪くなると煽っただけとかいう方に見当違いのレスされても気持ち悪いだけですよ。
「つけるな」じゃなく「気持ち悪いなぁ」です。
街歩く時に一々変態に出逢覚悟しないといけませんかね。
出会ったちゃったら仕方ないとは思いますけど。


>>6243
>>6225とやりとりするサイトってあるんでしょうか?
つーか彼(彼女)とやりとりしたいんじゃなく、>>6236に見当違いなレスつけて欲しくないだけなんですが。
なんで>>6233に「自分が言いたいのは」なんてレスもらうんでしょう?日本語に不自由な方なんでしょうか?
それともこれもただの煽り?

6252名無しさん:2010/06/06(日) 10:39:29
>>6248
現在は党内で対小沢に奮闘中という状況(偽装かもしんないけど)なんで、この上国民新党とも揉めるという戦線拡大は裂けるんじゃないでしょうか。
菅が本気で小沢外しする気なら、参議院・国民新党・小沢シンパ(小沢派にまでなってない議員)は味方につけるべく動いた方が上策です。

6253官兵衛:2010/06/06(日) 11:00:39
琉球新報より。民主党県連は、参院選沖縄選挙区候補として、那覇市議の花城正樹氏、浦添市議の又吉健太郎氏の二人に絞った模様です。また、次期総選挙では、沖縄一、二区も公認候補を擁立する方針を固めた模様だそうです。

6254やおよろず ◆N22LLUydY2:2010/06/06(日) 11:04:01
社民党や国民新党なんてのは政界産業廃棄物、有害団体でしかありません。
したがいまして、斬れるときにさっさと斬ってしまう。
支持率小数点以下の政党の意向を汲んでいたら、政権運営が無茶苦茶になってしまう。

6255とはずがたり:2010/06/06(日) 12:09:22
>>6251
狭い掲示板ですので議論の流れに参加した全員に向けたレスにも自動的になりますし別にあなた1人に付けたレスというわけでもなく余り神経質にならないで頂きたいと思います。

>>6248,6249,6252
此処は国新斬りの為に会期延長も今更出来ないし強行採決もしたくないと云う事で棚晒しにして欲しい所ですねえ。
しかし通さざるを得ないでしょうかねぇ。。亀井と菅の間は険悪なんだけど配慮せざるを得ないでしょうね。。

6256和子夫人 ◆VVOQ3pMvHY:2010/06/06(日) 13:41:30
>>6253
民主と社民の分裂選挙が濃厚ですね。社民>民主だとは思いますが。島尻に勝てるかは?
高齢な点が心配。息子は地元有名アナらしいが...

社民、狩俣氏擁立へ 参院選沖縄区 県連が最終調整
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-06-06_7046/
社民党県連は6日、執行委員会を開き、夏の参院選沖縄選挙区(改選1)に同県連副委員長で、前県議の狩俣信子氏(68)を公認候補として擁立する方向で最終調整する。委員長の新里米吉県議(63)、書記長の仲村未央県議(38)を推す声もあるが、両氏は固辞しており、狩俣氏が有力視されている。共産党県委も推薦候補を擁立し、民主党県連も独自候補擁立で党本部と調整することから、県政野党陣営は、分裂選挙に突入する。

 同党はこれまで、県政野党統一候補の擁立を模索。5月31日には、社大党とともに統一候補擁立を向けて共産党県委と協議したが、不調に終わったことから、公認候補を擁立する方針を決めた。

6257名無しさん:2010/06/06(日) 14:04:48
>>6223
選挙日が遅れれば岸の場合はおバカぶりが
ますます選挙民に知れてしまう可能性がある。
演説の機会も短くしないと本人のお粗末さからの
のボロが出てしまうだろう。
一方、原は役者だから化けて誤魔化すのはうまいだろう。
もっとも、中央でスキャンダルが続出すれば話にはならんが。

6258チバQ:2010/06/06(日) 18:35:20
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100605/elc1006052153001-n1.htm
みんなの党、存在感アピールに躍起 民主“反転攻勢”に危機感 (1/2ページ)
2010.6.5 21:49
 民主党の顔が鳩山由紀夫首相から菅直人新首相に代わり、間近に迫った参院選に向けて反転攻勢を目指す中、昨年の衆院選で「第三極」として一気に飛躍したみんなの党が、存在感を示そうと躍起になっている。渡辺喜美代表は「民主党政権に嫌気が差した人の受け皿に」とアピール。首相交代で民主党の支持率は急激に回復しており、改めて攻めの姿勢を強めている。

 「総理がかわっても民主党政権は変わらない。皆さんの力を結集し、日本を変えよう」。5日夜、三重県松阪市。渡辺氏は、みんなの党公認で参院選三重選挙区に立候補する新人、矢原由佳子氏(34)の決起集会で強く訴えた。

 矢原氏は、昨年2月の松阪市長選で自民、民主が応援する現職を破った元民主党県議、山中光茂市長(34)と中学、高校の同窓生で、全面的な後ろ盾を受ける。渡辺氏が昨年1月に自民党を離党後、最初に行った地方行脚が山中氏の応援だったという。

 三重選挙区には矢原氏のほか、民主、自民、共産の公認候補も出馬を予定。過去2回は民主が連勝した。

 矢原氏は5月末、岡田克也外相の地元、四日市市に事務所を開設した。狙いは前回衆院選で民主を支持した無党派層の切り崩しだ。一方、参院選で再選を期す民主現職の芝博一氏(60)は5日、伊賀市での事務所開きに臨み「厳しい風があるのは事実。何としても再選したい」と訴えた。

 渡辺氏は、支持層が重なり合う民主党に対し、強いライバル心をみせる。4日、首相指名を受けてあいさつに訪れた菅氏には「政治とカネの証人喚問から始めましょう」と牽制(けんせい)。5月半ばに大阪市内で開かれた講演では、「民主党は官公労組の意向をくまなければならない」「国家経営の何たるかがまるで分かっていない」などと強く批判した。

 みんなの党はこれまで、参院選で京都や兵庫を含む選挙区19人と、比例代表18人の公認候補擁立を発表。選挙区では大阪などでの擁立も模索しており、民主党政権のぐらつきに乗じ、比例で計約300万票を獲得した前回衆院選から、さらなる躍進を目指している。

 これに対し、他陣営は警戒感を隠さない。三重選挙区で芝氏を推す民主系県議の森野真治氏は「民主、自民のどちらも浮動票を取られるだろう」、自民公認で立候補する新人の小野崎耕平氏の陣営幹部は「自民、民主と三つどもえになるかもしれない」と話した。

6259チバQ:2010/06/06(日) 18:36:08
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100606/elc1006061521001-n1.htm
みんなの党、参院比例に米田慶大教授を擁立
2010.6.6 15:21
 みんなの党は6日、参院選比例代表に慶応大理工学部教授の米田雅子氏(54)を追加公認すると発表した。米田氏は平成19年から政府の規制改革会議委員を務めた。同党の比例代表候補はこれで19人目で、選挙区候補と合わせて計38人となった。

6260チバQ:2010/06/06(日) 18:39:14
捨て看板には「ヤワラが来る」みたいなこと書いてました・・・
本当に「やわら」で書く人いそう
写真見ると多くの人が集まったようですね
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/chiba/100605/chb1006051908001-n1.htm
「ヤワラちゃんスマイル」熱く 谷氏が千葉県内遊説
2010.6.5 19:04

参院選民主党比例代表の元五輪柔道金メダリストの谷亮子氏が、千葉選挙区立候補予定者の小西洋之氏の応援にかけつけた=5日、千葉駅前 元五輪女子柔道金メダリストで参院選の民主党比例代表立候補予定者の谷亮子氏(34)が5日、同党の千葉選挙区立候補予定者の小西洋之氏(38)応援のため千葉県入りし、千葉市などで「ヤワラちゃんスマイル」を振りまいた。

 JR千葉駅東口でマイクを握った谷氏は「日本を明るく住みやすくしようと思い立候補を決めた」と政界入りの理由を述べ、「女性の就労支援が大切。結婚や出産をしたら引退しなくてはいけなかった青春スポーツを、生涯スポーツにしたい」と政治への思いを熱く語った。

6261チバQ:2010/06/06(日) 18:42:00
http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000001006050001
参院選 口蹄疫に配慮欠かせず
2010年06月05日

 県北部の移動・搬出制限は解除されたものの、まだ感染拡大への警戒が続く口蹄疫(こうていえき)は7月の参院選に向けて動く各陣営の足も引っ張っている。選挙に向けた最大のイベントと位置づけた集会を中止したり、住民らが防疫作業で忙しい地域での活動を自粛したり――。関係者は畜産農家と同様、一日も早い終息を祈っている。(星賀亨弘、森本浩一郎)


 5日、鹿児島市中心部の中央公園。午後2時から予定されていた民主党新顔、柿内弘一郎氏(56)の陣営が開く決起集会は中止された。原口一博総務相や細野豪志衆院議員を招き、5千人を集める予定だったが、口蹄疫の感染拡大防止に配慮した。
 中止を決めたのは、5月22日に開かれた同党県連の常任幹事会。柿内氏の後援会は約3500枚用意した案内のはがきは送ったばかり。中止を知らせる案内をあわてて送り直した。
 県連の青木寛幹事長は「県民感情を考えた。24時間態勢で消毒作業が続くなか、農家や有権者の理解は得にくい」と話す。県内を走っている宣伝カーも、消毒作業が行われている地域には入らない気の使いようだ。
 口蹄疫では自民党が、政府の対応が遅れたと批判の材料にしているため、大規模な集会を開き「無神経」とつつかれるのも恐れたようだ。


 一方の自民党現職、野村哲郎氏(66)は、5月上旬に鹿児島市であった普天間飛行場移設反対集会に参加。JA主催で選挙のための集会ではなかったが、「防疫に無神経」と民主党の批判材料になった。その後、陣営は細心の注意を払う。鹿児島市内の後援会事務所の入り口に5月中旬から消毒用のマットを置いた。万一、ここで感染が広がってはいけないと考えた。
 県内80カ所を目標に続けている国政報告会も、霧島市や鹿屋市など防疫作業が行われている8カ所で中止した。畜産振興会など、出席を予定していた行事が中止になったものも多いという。また、先日成立した口蹄疫対策の特別措置法の準備のため、野村氏自身が東京から離れられない日が多かった。
 中村庸夫・事務局長代理は「活動が不十分という点では、選挙への影響は少しはあるだろう。でも、口蹄疫さえ終息すれば、一気に選挙に動き出せる」と話す。


 あまり影響がないというのが、共産党新顔の山口陽規氏(57)陣営。事前に了解を得るなど配慮しながら、畜産農家が多い地域にも入っているという。そうして現場で聞いた声は、5月下旬に伊藤祐一郎知事あてに同党県委員会が行った、被害農家への見舞金の支給や税金の減免などを求める申し入れにつながった。
 野元徳英・党県委員長は「単に選挙に向けた運動をしているのではなく、こういう時期だからこそ、県民の声を県政に反映させるための活動として地域を回っている」と説明する。

6262チバQ:2010/06/06(日) 18:43:06
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100605/elc1006052322002-n1.htm
菅新首相でポスターどうする? 鳩山写真は印象悪いが、張り替えは「しんどい」 (1/2ページ)
2010.6.5 23:19
 菅直人新首相の誕生に伴い、参院選の民主党候補予定者と鳩山由紀夫首相が並んで写った「ツーショットポスター」の扱いに困惑が広がっている。辞任した鳩山首相の写真は控えたいが、張り替えには手間がかかる。公職選挙法の規定で、張り出せる期間は公示前までと短いこともあり、各陣営では菅氏とのポスターに張り替えるかどうか、頭を悩ませている。

 「この時期では張り替えようにも日数も人手も足りません」。島根選挙区で出馬予定の元民放アナウンサー、岩田浩岳さんは、自分と鳩山首相の顔写真が並んだポスターを今年3月の党公認後、約3千枚張り出した。

 辞任した鳩山首相との写真は「正直、印象がよくない」(岩田さん)。だが、こうしたツーショットポスターは公選法で公示後は掲示できない。参院選は迫り、「わずかの日数のために張り替えるのは人手がもったいない」と話す。

 宮城選挙区で出馬予定の桜井充参院議員も鳩山首相とのツーショットポスターを約5千枚印刷し、仙台市内などに張り出した。「参りました。公示までに新しいポスターは間に合わないので、このままいくしかない」と事務所スタッフはため息をつく。

 「幸いなのは『総理』ではなく『衆議院議員・鳩山由紀夫』と刷ったこと。間違いではないですから」(事務所スタッフ)

 宮城県連の木村勝好幹事長代理は「普遍性のあるデザインのポスターの方がよかったかも」とぼやく。

 退陣前に張り替えてしまった陣営もある。埼玉選挙区から立候補予定の島田智哉子参院議員は今年2月ごろ、鳩山首相とのツーショットポスターを作成し、張り出した。しかし、鳩山政権の支持率が下落した4月ごろ、「印象が悪い」と県選出で幹事長に決まった枝野幸男行政刷新担当相とのツーショットポスターに張り替えた。

 経済アナリストの森永卓郎さんは「参院選の候補予定者は鳩山政権の支持率低迷に追いつめられただけに、『新しい顔』のポスターがのどから手が出るほど欲しい。党にとっては無駄で余計な作業かもしれないが、普天間問題などで信頼を損ねたことの“費用”ということでしょう」と話している。

6263チバQ:2010/06/06(日) 18:44:17
>>6259
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20100605/332448
みんなの党 比例代表に慶大教授 本県地盤、きょう発表
(6月6日 05:00)
 みんなの党(渡辺喜美代表)は5日、参院選比例代表に、慶応大教授で新人の米田雅子氏(54)=東京都文京区=を同党公認で擁立する方針を固めた。米田氏は宇都宮市内に選挙事務所を構え、本県を地盤に選挙活動を行う。渡辺氏は6日に宇都宮市内で会見し、正式発表する。

 米田氏は山口県出身。本県と直接のつながりはないが、2007年に内閣府の規制改革会議委員に就任して以来、渡辺氏と親交があるという。渡辺氏は当時、行政改革担当相を務めていた。

 米田氏は下野新聞社の取材に対し、立候補に意欲を見せた上で「地方が疲弊している。建設業、農業、林業の新たな連携を通じた地方の成長戦略を立て、地域の夢を描く力を応援したい」と述べた。

 参院選の候補者擁立をめぐり、同党は栃木選挙区で会社社長荒木大樹氏(39)=宇都宮市=を公認候補として擁立すると発表。比例代表でも本県関係者を擁立する方針を示していた。

 比例代表をめぐっては、民主党公認で立候補予定の新人田城郁氏(50)=宇都宮市出身=が総支部を同市に置き、活動している。

 米田氏はお茶の水女子大卒。1978年に新日本製鉄に入り、その後、特定非営利活動法人(NPO法人)設立などに尽力。2007年から慶応大理工学部教授。

6264チバQ:2010/06/06(日) 18:44:47
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20100605/332447
社民党県連 女性候補擁立を検討
(6月6日 05:00)
 社民党県連は5日、宇都宮市内で参院選総合選挙対策委員会を開き、那須町のNPO法人理事の50代女性を軸に、栃木選挙区での候補者擁立の検討に入った。参院選の日程が当初の見込みより延びることを前提に、関係者や党本部との調整を行い、19日までに結論を出す。

 同県連によると、女性は東京都在住。党員ではないが、平和問題に関心があり、米軍普天間飛行場移設問題をめぐり政権離脱した党の姿勢に共感し、栃木選挙区から同党候補として立候補したい、との希望を1日に申し出てきたという。

 県連内には補者擁立に難色を示す声もあったが、政権離脱を機に支持拡大に取り組むべきだとの意見が強く、選挙日程が先延ばしされれば準備が間に合うとの見通しも出てきたため、擁立を検討することになった。

 19日は、福島瑞穂党首が遊説のため栃木市に入る予定で、その日までに結論を出す。党の公認が得られるかどうかがポイントの一つになる。

 栃木選挙区では民主、自民、共産、みんなの4党が公認候補擁立を決めており、社民党が候補者を立てれば、改選数1に対し5人による激戦となる。

 社民県連の宇賀神文雄幹事長は会議終了後「国民投票法施行に伴う憲法改正の動きもあり、党としてやらなければならないことがある」と話した。

6265チバQ:2010/06/06(日) 18:45:33
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20100605-OYT8T00951.htm
相本氏推薦 謝罪文が条件
社民県連
 社民党県連の又市征治代表(党副党首)は5日、富山市で開かれた常任幹事会に出席し、参院選に立候補予定の民主党公認のフリーアナウンサー相本芳彦氏(54)の推薦について、「政党間の信義を証明する書面が必要だ」と述べ、民主県連が相本氏の公認を強行したことへの謝罪文の提出を条件にあげた。

 又市氏は連立政権離脱後、民主党との全国的な選挙協力の条件として、鳩山首相の辞任と、社民、民主両党間での政策協定の再協議、合意をあげてきた。県内では、これに加えて書面の提出を求めることになる。

 社民側は、この日の常任幹事会で推薦を決定する予定だったが、連立政権離脱や首相交代による政局の混乱で、保留状態になっている。6日に開催される社民党県連の定期大会にも、相本氏は招かれていない。又市氏は、「書面が提出されれば、すぐ推薦を決める」と述べた。

 社民、民主両県連はこれまで、書面の提出を巡って非公式に協議を重ねているが、合意に至っていない。民主県連の坂野裕一幹事長は「新内閣が発足し、両党本部の政策協議を待たないと決められない」としており、推薦問題の決着は週明け以降に持ち越す見込みだ。

(2010年6月6日 読売新聞)

6266チバQ:2010/06/06(日) 18:48:25
ほーまつですが
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/news/20100605-OYT8T00863.htm
峯氏、正式に出馬表明
 上田市のコンサルタント会社会長、峯正一氏(48)は5日、上田市内で記者会見し、政治団体「にっぽんボランティア党」(本部・上田市)公認で、今夏の参院選長野選挙区(改選定数2)に立候補することを正式表明した。峯氏は「議員歳費は受け取らない。お金のかかる政治をやめたい」と語った。

 長野選挙区では、民主党現職の北沢俊美防衛相(72)、同党新人の高島陽子氏(42)、自民党新人の若林健太氏(46)、共産党新人の中野早苗氏(62)、みんなの党新人の井出庸生氏(32)、幸福実現党新人の臼田寛明氏(43)が出馬を表明している。

(2010年6月6日 読売新聞)

6267チバQ:2010/06/06(日) 20:16:21
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-06-06_7059/
社民党県連・結論先送り 参院選沖縄選挙区
政治 2010年6月6日 17時38分

社民党県連は6日、夏の参院選沖縄選挙区(改選1)で、党公認候補擁立を議論したが結論は出ず、引き続き協議することとなった。書記長の仲村未央県議(38)、副委員長の狩俣信子前県議(68)、委員長の新里米吉県議(63)の3氏に絞り、後援会などとも協議するなど最終調整を続け、7日にも候補者を決定する予定。

http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20100606rky00m010007000c.html
民主県連:参院沖縄選挙区、又吉、花城氏に絞る
 民主党県連(喜納昌吉代表)は5日、常任幹事会を開き、参院選沖縄選挙区(定数1)に擁立する独自候補について、浦添市議の又吉健太郎氏(35)、那覇市議の花城正樹氏(31)の党所属の若手市議2人に絞り、選考していくことを決めた。鳩山由紀夫代表の辞任に伴う民主党の新体制が固まり次第、党本部と調整し、公認決定を急ぐ考え。

 喜納代表は候補者選考の基準について「リスクが一番少ない方法でメリットを出せる観点から選ぶ。次の衆院選では1区も2区も(候補者を)抱えるという戦略上のことも組み立てながら、人材育成の観点でも選んでいく」と述べた上で、次期衆院選では県内の四つの選挙区すべてで公認候補を擁立する方針を打ち出した。

 また、菅直人新首相の誕生を受けた県連の声明を発表。普天間飛行場返還・移設問題について「日米共同声明は地元合意がない以上、履行は実現不可能だ。これからは、しっかりと県連を活用することも要望として伝える」として新首相の早期の来県を要望した。

 さらに「鳩山政権で普天間問題に携わってきた関係閣僚(官房長官、防衛相、外相、沖縄担当相)について新政権での再任を望まないという意見も出ている」と主張した。

(琉球新報)

6268チバQ:2010/06/06(日) 20:19:05
>>3029とか:当初民主県連が擁立を目指す→現職鈴木の後任へ
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20100606g
工藤進英氏、参院選出馬見送り 選挙区、比例いずれにも
 夏の参院選への立候補を検討していた大仙市出身の医師、工藤進英・昭和大医学部教授(62)は5日、本県選挙区、比例代表のいずれにも出馬しないことを明らかにした。「第三極」のみんなの党が本県選挙区、比例代表いずれかでの擁立を打診していたが、同党側にも正式に出馬見送りを伝えた。

 工藤氏は「地方の医療崩壊を食い止め、医療立県を実現するため、政治家の道を検討した。しかし、政治活動に時間が取られることで、患者の治療に影響が出ることなどから、立候補しないことに決めた」と話した。

 工藤氏は秋田赤十字病院外科部長、同病院胃腸センター長などを歴任し、現在は秋田市の工藤胃腸内科クリニックの特別顧問も務めている。

 今年1月、民主党県連による本県選挙区の候補者公募に応募、同党現職の鈴木陽悦氏(61)と2人に絞られた最終段階で選考から外れ、その後、みんなの党からの出馬可能性を探っていた。

(2010/06/06 11:11 更新)

6269とは:2010/06/06(日) 20:28:31
>>6265
社民党の姿勢は割と妥協的ですね。連立に留まりたかったであろう又市の意向か。

6270チバQ:2010/06/06(日) 20:43:20
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100604/plt1006041639008-n2.htm
脱税告発マック赤坂やっぱり参院選出馬、またド派手戦略?2010.06.04

 スマイル党総裁として奇抜な選挙戦を展開することで有名なマック赤坂氏(61)=本名・戸並誠=が、所得税など約7000万円を脱税したとして、東京国税局から所得税法違反などの容疑で東京地検に告発されたが、マック氏側はそれでも「参院選には出る予定」と語っている。

 関係者によると、マック氏は2007年までの3年間、自らが会長を務める財団法人「スマイルセラピー協会」(東京)で架空経費を計上するなどして約1億8000万円の所得を隠した。また、経営するレアメタル専門商社でも06年12月期までの2年間に約5000万円の所得を隠したとされる。レアメタル専門商社からの給与所得を、セラピー協会のセラピー事業で作った赤字と相殺させていたという。

 マック氏は愛知県出身。京大卒業後、伊藤忠商事勤務を経て1998年に独立し、複数の会社を経営している。

 そのかたわら、「眉間にしわのむっつり顔の日本人の顔ぐせを直すために」選挙に出馬。日本スマイル党総裁として07年の参院選東京選挙区に出馬して落選。昨年夏の衆院選では東京1区から出馬したが、前田禎信氏、又吉イエス氏に次いで3番目に少ない得票数(987票)で落選した。

 選挙戦では「完全永世中立国宣言」や「結婚5年目の夫婦円満給付金10万円」といった独自の政策を提唱した。衆院選でマック氏は「このロールスロイスは6000万円、あのコルベットは2000万円。車だけは他の候補に負けない」と、ド派手な選挙カーを披露。尾崎豊の曲に合わせて繁華街で踊る戦略を「若者ウケすると思う」などと話していた。

 スマイルセラピー協会の関係者は夕刊フジの取材に「告発についてはノーコメント。本人はロスと南アフリカに出かけていて、6月末まで帰国しない。参院選に出馬する予定がある」と答えた。

6271名無しさん:2010/06/06(日) 22:55:23
>>6269
代表変わって支持率上がったし、逆に社民の支持率下がったっぽいし、その辺の影響じゃないすかね。
みずほも「シマッタ」とか思ってるのでは(戻るに戻れなさげって事で)。

6272沖縄無党派:2010/06/06(日) 23:52:08
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-163193-storytopic-126.html
参院選 社民県連、仲村未央氏擁立で最終調整
社民党県連は6日、執行委員会を開き、参院選沖縄選挙区(定数1)に擁立する公認候補について協議した。関係者によると、県議で党書記長の仲村未央氏(38)を擁立する方向で最終調整に入った。
 会議では、幹部らが「辺野古への基地押し付けをはねかえす運動をつくるためにも、参院選に勝てる候補者を擁立しなければらない」と訴え、仲村氏に立候補の決意を促した。一方で、仲村氏の後援会からは擁立に反対する強い意見が示されており、県連は後援会への説得を続けた上で、7日にも擁立候補を正式決定する考えだ。【琉球新報電子版】

やっぱり、仲村氏で来ましたか。彼女は県議選ではトップ当選しましたからね。

6273名無しさん:2010/06/07(月) 01:15:39
V字回復で、どうでしょう、50くらいは目途付いたんじゃないでしょうか。

ところでイチローは政治倫理審査会に応じるのでしょうか、もし応じたら、イチローの芝居っぽい、というのが私の感想。

つまり、W辞任も、(仮に)政倫審に応じるのも・・・全ては選挙に勝つため、という芝居、読みすぎですかね。

・・・でも結局、ポッポは辞めさせたし、自分は一新会をバックに影響力残したし、そう考えれば、刺し違え、なんていってますが、イチローに軍配が上がるような気がするのですが。

良く考えたら、今の国会で最大勢力は一新会ですよね、衆院ではガッキーのとこより多いんじゃない?

6274名無しさん:2010/06/07(月) 01:33:22
最近、これがはやっているそうですね。

整いました!

支持率V字回復とかけまして、取れたての野菜と解きます。

そのココロは、

どちらも新鮮が命です。

6275名無しさん:2010/06/07(月) 02:52:55
 あんまりイチローをいじめないほうがいい。
菅は枝野だけは引っ込めるべきだ。そうでないと、参議院選挙で
イチロー派がサボタージュして、社民党が離反して、結局は大敗する。
日本人は、「恩をあだで返すような人間」を信用しない。

6276名無しさん:2010/06/07(月) 03:16:50
空気を読まずに後藤の件で。
いわゆる「表現規制派」は、日本ユニセフ協会を含めかなり潤沢な活動資金を
持つという印象があります。
なので、みんなの党のアキレス腱になっている選挙資金での支援で取引が成立
したのではないかと読んだのですが。

6277名無しさん:2010/06/07(月) 03:26:17

 石川氏が平成16年に売買契約をした土地が、17年に登記した理由

 これは、「農地の宅地転用の許可待ち」であることが判明した。
ますます、石川氏が悪意でないことの証明である。

 そもそも、一般的に、土地・建物については、登記をしないと
所有権移転が完了しない。したがって、平成16年の段階では、
「所有権移転請求者」に記載されるだけであって所有者ではない。
一般に農地の宅地転用は農業委員会の許可が必要であるが、
なかなか許可が下りない。ただし、ここは、市街化区域であるので、
生産緑地に指定されていないので、比較的早いがそれでも3ヶ月程度は
かかる。
 石川氏の落ち度は「前払金」の処理を忘れたことであるが、これは
会計上かなり高度なこと(日商一級程度)である。しかも、平成17年に
登録免許税(約700万円)が発生しており、こちらだけ単独で計上するのも
不自然である。

http://be-here-now.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/post-0d40.html

6278チバQ:2010/06/07(月) 06:53:49
>>6272
明らかな負け戦だもんなあ
出たくないでしょうね。

6279小説吉田学校読者:2010/06/07(月) 07:02:35
>>6274
整いました!
民主党の支持率V字回復とかけまして、ヘビースモーカーの禁煙とときます。
そのこころは。
長続きするか、見ものです。

6280名無しさん:2010/06/07(月) 08:50:22
>>6278
民主党が出馬しても、仲村さんなら社民党勝ちだと思いますよ。

6281とはずがたり:2010/06/07(月) 11:49:23
>>6276
なるほど〜。そういう面もありうるのか。
みんなの党には期待してたけど表現規制派となるとあんま躍進して欲しくないなぁ。

>>6272,6278,6280
辺野古で女を上げた福島と社民ですが,全県から票掻っ攫えるほどなんでしょうかねぇ。
公明票ぐらい載らないと自民には勝てないと思うんですがどんなもんでしょうかね。

6283チバQ:2010/06/07(月) 12:24:14
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100607k0000e010039000c.html
民主党:参院複数候補区「見直しも」 安住選対委員長
 民主党選挙対策委員長に内定した安住淳衆院安全保障委員長は7日、改選数2以上の選挙区で複数の候補を擁立する参院選対策について「どうしても共倒れの懸念があるとか、県連の話も聞かなければならない。状況を見ながら判断する時があると思う」と語り、支援体制の見直しがあり得るとの考えを示した。党本部で枝野幸男前行政刷新担当相(幹事長に内定)と会談後、記者団に語った。

 これに先立ち、TBSの報道番組で、小沢一郎前幹事長の政治とカネの問題に関し「政治倫理審査会の場でお話しいただければ党のためにもいい」と語り、国会での説明が望ましいとの考えを示した。【吉永康朗】

6284チバQ:2010/06/07(月) 12:26:22
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-06-07_7061/
社民県連、仲村氏擁立で後援会説得 参院選沖縄選挙区
政治 2010年6月7日 09時56分

(2時間29分前に更新)

 社民党県連(新里米吉委員長)は6日、執行委員会を開き、参院選沖縄選挙区(改選1)で、書記長の仲村未央氏38の公認候補擁立で、最終調整に入った。同日夜、沖縄市内で仲村氏の後援会幹部に新里委員長、照屋寛徳衆院議員、山内徳信参院議員の両顧問が説得を試みたが、擁立に反対する見解があらためて示され、結論は出なかった。

 執行委では、出席者が米軍普天間飛行場の移設先として菅直人新首相が名護市辺野古への移設で合意した日米共同声明を踏襲する考えを示したことから「県内移設断念を求める運動を展開するためにも、参院選で勝てる候補者を擁立するべきだ」として、若手の仲村氏に決断を促した。

 関係者によると、執行委で仲村氏は出席者の強い求めで出馬の意向を示したものの、後援会が強い反対を示していることに理解を求めたという。県連は後援会への説得を続け、7日の執行委員会で、擁立候補を正式決定する考えだ。

 仲村氏擁立に関して、5日、県連幹部が後援会の説得を試みたが、理解が得られないことから、擁立を断念し、県連副委員長の狩俣信子氏68の擁立で最終調整を検討した。しかし、県連内で、仲村氏の待望論が根強いことから、再説得や条件整備を進めているが、両者の見解にはなお隔たりがある。

6285とはずがたり:2010/06/07(月) 12:27:41
>>6283
複数擁立辞めても良いのは共倒れ招きそうな京都ぐらいで良いのに。大阪も厳しいかな。

6286とはずがたり:2010/06/07(月) 12:43:43
>>291,6256,6267,6272,6284
社民候補候補の書記長の仲村未央県議(38)、副委員長の狩俣信子前県議(68)、委員長の新里米吉県議(63)
勝ちに行くなら仲村女史でしょうねぇ。。1期途中で投げ出しに批判が集まるかも知れませんが,落選してもまた次ぎの県議選(2012年か?)出ればいいし

■沖縄市選挙区 【定数 : 5 / 立候補者 : 6 】
与3野2→与2野3
得票数 名 前 齢 党 派 現新 所属会派(現職) その他・備考
当 11,987 仲村 未央 36 社民=連合 新① 無職・東門(現市長)秘書
当 11,309 金城 勉 56 公明 現③ 公明県民会議 沖縄県議会議員
当 10,282 嘉陽 宗儀 65 共産 現⑤ 共産党 沖縄県議会議員
当 8,231 玉城 満 49 無所属=民主・社大・そう・国新・連合 新① 日本アルティスタアカデミー理事長・タレント(笑築過激団座長)
当 7,838 桑江 朝千夫 52 自民 新① 無職=県医師連盟、沖縄市軍用地主会・故桑江朝幸元市長息
5,136 照屋 馨 60 自民 新 合資会社朝日商事取締役

仲村女史顔写真…社民風やねw
http://www.okigoken.net/htmlfiles/droom/nakamura/nakamura.html

■那覇市選挙区 【定数 : 11 / 立候補者 : 16 】
与5野6→与5野6
得票数 名 前 齢 党 派 現新 所属会派(現職) その他・備考
当 18,331 上里 直司 35 民主=連合 新① 民主党沖縄県連広報委員長
当 12,449 上原 章 52 公明 現② 公明県民会議 沖縄県議会議員
当 10,545 糸洲 朝則 60 公明 現④ 公明県民会議 沖縄県議会議員
当 9,212 當間 盛夫 47 そう=国新 現② 維新の会 沖縄県議会議員
当 8,954 崎山 嗣幸 60 社民=連合 新① 無職・平和運動センター議長=市職労
当 8,713 前田 政明 60 共産 現② 共産党 沖縄県議会議員
当 8,583 渡久地 修 55 共産 新① 日本共産党沖縄県委員
当 8,061 翁長 政俊 58 自民 元③ 拓南製鐵(株)取締役・07参院選出馬落選・那覇市収入役
当 7,957 浦崎 唯昭 64 自民 現④ 自民党 沖縄県議会議員
当 7,893 具志 孝助 63 自民 現⑤ 自民党 沖縄県議会議員
当 7,811 比嘉 京子 57 社大=連合 現② 社大・結連合 沖縄県議会議員
7,572 狩俣 信子 66 社民=連合 現(2) 護憲ネットワーク→▲ 沖縄県議会議員=高教組
4,863 仲松 寛 45 自民 新 無職・前自民党県連事務局長
4,677 山川 典二 53 自民 新 無職・那覇市議(3期)
1,473 仲村 千恵子 64 無所属 新 無職
620 屋良 朝助 56 かりゆしクラブ 新 サンブロー通商(株)代表取締役

■中頭郡選挙区 【定数 : 5 / 立候補者 : 8 】
※旧与那城町、旧勝蓮町がうるま市区へ分割され1減 与1野4→与2野3

得票数 名 前 齢 党 派 現新 所属会派(現職) その他・備考
当 10,323 仲宗根 悟 50 無所属=社民・社大 新① 無職=読谷村議
当 10,166 中川 京貴 45 自民 新① 農業生産法人合資会社中川牧場代表社員=嘉手納町議
当 9,074 新里 米吉 61 社民=連合 現③ 護憲ネットワーク 県議会議員=出身地の与那城・勝連が合併で選挙区から外れる
当 8,269 當山 真市 64 無所属=公明 現② 公明県民会議 沖縄県議会議員=読谷村
当 7,923 瑞慶覧 功 52 結の会=社大・連合・[社民] 新① (社大・結連合) 無職=北谷町地元・自治労 所属会派(現職)は瑞慶覧朝義が所属
7,249 喜納 昌春 60 社大=連合 現(5) 社大・結連合→▲ 県議会議員=西原町出身
5,661 阿波根 弘 50 自民 新 中頭宅建代表者=北谷町議
4,336 新田 宗信 44 無所属=民主・そう・連合 新 タクシー乗務員=前西原町議・前北中城村長喜屋武馨氏が後援会長

>>6267
民主候補候補の浦添市議の又吉健太郎氏(35)、那覇市議の花城正樹氏(31)の党所属の若手市議2人

浦添市議選はここhttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1225012585/1353

民主は勝敗度外視で基地の辺野古移設,革新でも保守でもない中道の旗を押っ立てて擁立すべきかと。

6287チバQ:2010/06/07(月) 12:51:23
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20100607-638765.html
谷亮子は選挙応援日程めぐり困惑
 小沢一郎前幹事長の一本釣りで参院選比例区出馬がまとまった柔道女子の五輪金メダリスト谷亮子(34)が、選挙応援日程をめぐり、困惑している。谷の日程は、全国からの応援要請を受け、党本部の小沢氏周辺が調整。2人区、3人区の選挙区でも、小沢氏に近い候補1陣営だけ応援するパターンが多い。関係者によると、谷は「2人区では、1人だけでなく、どちらの候補の方も応援したい」とのスタンス。だが、谷が応援に入らない陣営側からの反発も起きかねず、谷側も「(対立は)本意ではない」と心配している。

 問題の発端は、小沢氏が主導した「複数区は複数候補」の原則だ。谷が4日に応援に入った静岡選挙区では、県連が支える現職の藤本祐司氏に対し、党本部側が中本奈緒子氏を2人目として擁立。反発した県連に対し、党本部側が選挙活動費の支給をストップする事態にまで発展していた。党本部が組んだ日程には、藤本氏の名前はなかったが、谷は「ごあいさつをさせてほしい」と、現地で日程を調整。街頭での応援こそ実現しなかったが、中本氏とともに藤本陣営を訪れ、協力を求めていた。

 菅新首相は、基本的に「脱小沢」の組閣、党役員人事を進めている。辞任した小沢前幹事長の後任、枝野幸男幹事長の体制下で、2人区見直しが行われれば、すでに走り始めた小沢系候補陣営の反発も必至だ。民主党系候補同士の対立が激化すれば、谷自身の比例票にも影響しかねない。谷の関係者は「党が一致団結して戦えるといいが…」と話している。

 [2010年6月7日9時10分 紙面から]

6288チバQ:2010/06/07(月) 20:27:03
>>6285
一カ所でもやめると、共倒れ回避の連鎖が起きてしまいそうですね
京都に大阪
猛烈は反対の静岡
乱立の宮城
民社推薦の福岡

5選挙区も撤回したらイメージ悪いだろうなあ。

6289山口新聞男:2010/06/07(月) 20:42:33
連合静岡は「小沢がやめたら2人OK」とかいってたような
そうなら、「お望みどおり小沢を辞めさせました、さあ新人に推薦出すんだコラ」でいいんじゃね

6290沖縄無党派:2010/06/07(月) 20:45:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100607-00000039-mai-pol
<たちあがれ日本>永木氏の公認取り消し 参院選比例
6月7日18時45分配信 毎日新聞

 たちあがれ日本は7日、夏の参院選比例代表候補のうち新人で会社社長の永木康司氏(69)の公認を取り消したと発表した。4日に公認していたが、永木氏が「家族の事情」で立候補の辞退を申し出た。

6291名無しさん:2010/06/07(月) 21:27:27
仲村未央氏が参院選に出る場合の県議補選は、秋の知事選と同日ですね。
県議の場合はそのまま補選に出られるはずですし、その場合は仲村氏なら返り咲きできるでしょう。
それ以前に島尻vs仲村なら勝てそうですけどね。

にも関わらず後援会が渋っているのは、適当な後継が見当たらないかも知れません。

6292チバQ:2010/06/07(月) 22:09:29
>>6291
単に 島尻vs仲村vs共産vs民主になったら勝ち目がないからでは?

そして衆院2区(照屋後継)や次の次の参院選で共闘を目指すなら、社
民単独での出馬はマイナスにしかならないと思いますし。

6293とはずがたり:2010/06/07(月) 22:09:52
>>6288-6289
大阪も厳しいと思うけどまりちゃんが大量得票しそうなんで共倒れはないかなぁ。。
宮城は乱立だから2人出しても良いような。
静岡はそうかその手があったかw

6294名無しさん:2010/06/07(月) 22:30:16
>>6292
仲村氏は沖縄市議→県議ですし、東門美津子沖縄市長の元秘書でもあり活動地盤は3区にありますから、
2区後継は無いと思いますよ。照屋の後継については地元で知事選候補にも名前が挙がっている
伊波洋一宜野湾市長が有力と見られているようです。

野党共闘は既にメタメタになっていますね。ただ民主党に対する遠慮の雰囲気は殆ど無いみたいです。

6295チバQ:2010/06/07(月) 22:33:29
沖縄2区は勘違いです
すんません

6296名無しさん:2010/06/07(月) 22:44:46
大幅な出遅れを知名度で圧倒できそうな人も居ないことは無いです。
例えば狩俣信子前県議の実子でRBCアナウンサーの狩俣倫太郎氏などがそうですが、まあ出ないでしょう。

6297建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2010/06/07(月) 23:08:21
東京と千葉は自民が共倒れしそう

6298建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2010/06/07(月) 23:09:48
柔道ブタゴリラの候補者擁立をまず見直せや!!!!!!!!!!!!

6299チバQ:2010/06/07(月) 23:10:16
>>6267の民主は又吉健太郎は
衆院選2区でも名前が挙がる → そのままなかったことにされる
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/836
常任幹事会で公認申請の方針が決まったのは、1区は県連広報委員長で那覇市議の上里直司氏(34)。2区は選対委員長で浦添市議の又吉健太郎氏(32)

6300チバQ:2010/06/08(火) 00:02:46
>無所属で立候補を検討しているとする元衆院議員
>元衆院議員は、県選出で自民党から出馬し2期務めた。

だれ?
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100607000141&genre=A1&area=S00
Kyoto Shimbun 2010年06月07日(月)

4陣営の関係者、説明会出席
参院選滋賀 立候補予定者

 参院選に向けて開かれた立候補予定者説明会(大津市・県庁)
 参院選滋賀選挙区(改選数1)の立候補予定者説明会が7日、大津市の県庁で開かれ、立候補を表明している民主党現職と自民、共産両党の2新人のほか、無所属で立候補を検討しているとする元衆院議員の計4陣営の関係者が出席した。

 元衆院議員は、県選出で自民党から出馬し2期務めた。NPO法人代表らでつくる有志の団体が立候補を要請しているという。

 説明会では、県選挙管理委員会の伊藤正明委員長が「参院選は知事選と同日の7月11日投開票の想定だが、国会会期延長も想定され流動的だ。適切に情報提供したい」とあいさつ。県選管事務局が立候補手続きや、街頭演説などの選挙活動について説明した。

6301チバQ:2010/06/08(火) 00:09:13
該当するのは宇野治か・・・

6302とはずがたり:2010/06/08(火) 00:13:00
>>6300-6301
あざーす,誰だかパッと解りませんでした。
出るのか!?>宇野

>>6297-6298
元気ないねぇ,らいおんちゃん。もう涙目かい( ´_ゝ`)

まだまだ菅政権マイナスからのスタートなんだから元気出せってww

6303チバQ:2010/06/08(火) 00:32:38
小西理も対象ですね。09年衆院選不出馬だから可能性は低いかな?

6304とはずがたり:2010/06/08(火) 00:35:16
むしろ宇野だと前職になりませんかね??
解散で前職,落選後は元職?

6305とはずがたり:2010/06/08(火) 00:57:39

後藤擁立でおたくから総スカンのオタク票狙って三橋が頑張ってる構図ですか?

三橋貴明氏 コスプレ姿で「自民党は変わった」
エヴァンゲリオンの碇ゲンゾウのコスプレでカラオケをする三橋貴明氏(左)
Photo By スポニチ
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2010/06/06/08.html

 夏の参院選に自民党から比例代表で出馬する予定の経済評論家・三橋貴明氏(40)が5日、東京・永田町の自民党本部で“コスプレ・パーティー”を開いた。ネット掲示板「2ちゃんねる」で経済分析をしていた三橋氏はアニメ「エヴァンゲリオン」の登場人物のコスプレで登場。「ここでコスプレをすれば自民党は変わったと思ってもらえる」と、コスプレ姿の参加者約200人とカラオケを楽しむなどした。

[ 2010年06月06日 ]

6306小説吉田学校読者:2010/06/08(火) 07:04:00
>>6305
これでも、自民党は良質保守とかいうんだろうか。どうも政治とコスプレというと「ヒトラー姿に扮する近衛文麿」を想起してしまって、率直にいって嫌悪してしまうのだ、私は。こういうのはAPECの余興だけにして欲しいですね。

それはそれ。半分私事なのですけども、千葉から立候補を予定している民主党も道あゆみ。この板でも少し話題になったけれども、本名なのだそうだ。リンク先だけ貼りつけます。

竹内陽子のホームページ
http://yoko461.main.jp/2010/04/post_125.html

6307官兵衛:2010/06/08(火) 10:42:45
沖縄タイムス、琉球新報より。社民県連は、参院選沖縄選挙区候補として、仲村県議の擁立を断念した模様だそうです。

6308神奈川一区民:2010/06/08(火) 12:36:05




寺田前知事擁立を検討、みんなの党 参院選比例代表
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20100608b

6309胡国の雄 ◆sOg2M2HYaA:2010/06/08(火) 17:27:40
滋賀選挙区

小西 理  みんなの党から 選挙区からの立候補らしい
蔦田恵子  みんなの党から 比例区で立候補らしい

てんやわんやです…

6310とはずがたり:2010/06/08(火) 17:51:32
>>6309
こんちわっす♪
>>6300-6304辺りで話題になりましたが小西ですか。
郵政造反組みを擁立することでみんなの性格もまた新党改革や立ち上がれみたいにぐちゃぐちゃになってきてますねぇ。
選挙区は比例の為の捨て石だからこれでいいのか。

6311とはずがたり:2010/06/08(火) 18:14:37
>>6307

社民県連、仲村氏の擁立断念 参院選
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-06-08_7084/
2010年6月8日 09時53分
(8時間20分前に更新)

 社民党県連(新里米吉委員長)は7日、執行委員会を開き、夏の参院選沖縄選挙区(改選1)で、書記長の仲村未央氏(38)の擁立を断念した。仲村氏の後援会が準備期間の短さなどを挙げ立候補に難色を示しているとして、人選は白紙に戻った。県連は参院議員の任期満了が2カ月を切る中、引き続き人選を検討するとしているが、候補者の擁立は極めて困難な情勢となった。

 会見で仲村氏は「後援会の意向を無視した結論を出しにくい」と説明。「残された時間が厳しい中、態勢が整わない」と述べた。

 県連は仲村氏の後援会と協議していたが、5日の協議で後援会側が難色を示していたため、党内で一時、副委員長の狩俣信子氏(68)の擁立が浮上していた。

 6日夜に沖縄市内で新里委員長、照屋寛徳衆院議員、山内徳信参院議員の両顧問が仲村氏の後援会幹部を説得。7日には新里委員長らが支援労組を回って選挙に向けた環境整備を進めたが、後援会の理解が得られなかった。

 新里氏は「非常に残念。人選を白紙に戻し、引き続き、擁立の道を探りたい」と述べた。

6312名無しさん:2010/06/08(火) 18:16:39
自民党員の山口県の知事さんは公然と民主党を批判。
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20100608ddlk35010592000c.html
防長一丸となって与党に反し自民党候補支援だそうだ。

6313とはずがたり:2010/06/08(火) 18:27:28
>>6311-6312
あの鮮烈な内閣離脱劇が沖縄の人の心に届いたとしたなら若手の仲村を出してどの程度得票するのか見てみたかったわい。
せめて社民・社大・共産の3野党共闘ならないものかね。で,民主はそうぞう・国新と保守中道の「第3極」を狙いたいところ。

社民県連、仲村氏擁立を断念 参院選沖縄区
2010年6月8日
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-163233-storytopic-3.html

 社民党県連(新里米吉委員長)は7日夜、執行委員会を開き、参院選沖縄選挙区(定数1)への候補者擁立について協議した。県議で県連書記長の仲村未央氏(38)に出馬を打診したが、仲村氏の後援会の強い反対があり断念。社民党県連の人選は白紙に戻った。
 普天間飛行場移設問題をめぐって社民党が連立離脱したことを受け、沖縄選挙区に公認候補を擁立すべきという主張が県連内外で強まっている。新里委員長は「一定の知名度のある人を検討しないといけないと思う」と述べ、候補者擁立の検討を継続する意向を示したが、7月に想定される投票まで期日がなく、独自候補の擁立は厳しい状況。新里氏の責任論も浮上しそうだ。
 県連は6日、仲村氏を公認候補として擁立する方針で一致。幹部らは「辺野古への基地押し付けをはね返す運動をつくるため、参院選で勝てる候補者を擁立しなければらない」と訴え、仲村氏に決意を促した。6日夜には新里委員長や照屋寛徳衆院議員、山内徳信参院議員が後援会への説得を行ったが、後援会側は県政野党の分裂が決定的な状況などで出馬の環境にないことを主張した。

6314とはずがたり:2010/06/08(火) 19:04:00
>>6312
いうなぁ。。こういう地方の利権自民が多数派の構図を破壊していかねば成らん。

’10参院選やまぐち:公明県本部が選対事務所開設 自民“支援”方針示す /山口
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20100606ddlk35010227000c.html

 公明党県本部の参院選対策事務所の開設式が5日、山口市泉都町の県本部であった。式に先立って幹部らが記者会見し、比例区で12万5000票を目指すことを目標に掲げた。3人が名乗りをあげている山口選挙区(改選数1)については、党本部の方針で選挙協力はしないとしながら、桝屋敬悟代表は「自民党との友情関係は壊れていない」と述べ、事実上、自民党支援の方針を示した。

 県本部によると、県内での比例票は、05年9月の衆院選で獲得した12万5157票が過去最高。今回の参院選でも同数程度を目指す。一方、6年前の参院選では選挙区で自民候補を推薦したが、今回は野党になった立場から全国的に選挙協力はしない。桝屋代表は「党と党の選挙協力はしないが、これまでの自民党との友情に基づいて協議する。水面下で支持者レベルでの作業になる」と述べた。

〔山口版〕
毎日新聞 2010年6月6日 地方版

6315山口新聞男:2010/06/08(火) 20:01:29
おいおい、社民党は基地問題で政権を離脱したんだろ
ここは活きのいい奴を立てて勝ちにいく気合を見せてくれよ

6316チバQ:2010/06/08(火) 20:04:23
あいうえお効果がどうでるか。公明の鰐淵とあわせて注目です。


502:06/08(火) 17:02 NBzEa2ee
>>497 秋元は前回竹中に次ぐ2位当選だったから今回も通るでしょ
酒屋とかの組織票がある
512:06/08(火) 17:25 ubOD4AJU [sage]
>>502
秋元は前回若かった。それとあいうえお順。
今回は赤石清美という五十音で上をいく候補者が出るのできつい。

6317山口新聞男:2010/06/08(火) 20:13:06
ヨシフは、あで始まる候補者を枝野が追加公認しないように祈るしかない

6318とはずがたり:2010/06/08(火) 21:03:05
ヨシフは人格に難有りの康夫の気まぐれに振り回されて参院議員になり損ねたから是非入れたげようと思ってたけど当選確実かw

6319名無しさん:2010/06/08(火) 21:10:56
また、選挙予測出るでしょうが、どうも今までとは違い、どれも?と思う部分が多いです。

1 そんなにみんなは取れるでしょうか、私は取れても・・・一ケタ台の後半と見ているのですが。
  確かに

2 自民が民主を上回る予想が多く出ているようですが・・・これもかなりギモン。

その他既成、ミニ新党は多分これまで通りでしょうけど。

6320名無しさん:2010/06/08(火) 21:26:57
新内閣の人事で、珍しく評価した人が2人

自民の新名物人 谷川シューゼンセンセ でも最近この人のコメントなかなか的突いていると感じますが、いかがでしょうか。

もう80超えて、生き字引並のセージヒョーロンカのミヤケセンセ。

保守側から評価されると言うことは、なかなかいい線なのかな。

やはり長年の目は無視しがたいものがあると感じるので。

6321チバQ:2010/06/08(火) 21:47:16
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010060800993
選挙協力継続で合意=民国社−沖縄は独自候補擁立
 民主党の安住淳選対委員長は8日、国民新党と社民党の選挙責任者である下地幹郎、渕上貞雄両氏とそれぞれ都内で会談し、菅政権の下でも参院選での選挙協力を継続していくことで合意した。ただ、沖縄選挙区をめぐっては民主、社民両党がともに独自候補擁立を目指す姿勢を示し、折り合わなかった。
 一方、安住氏は党本部で、民主党静岡県連の牧野聖修会長と会談。牧野氏は小沢一郎前幹事長が2人の候補者を擁立した参院静岡選挙区(改選数2)について「共倒れの可能性がある」として候補者の一本化を要請したが、安住氏は「検討する」と述べるにとどめた。 (2010/06/08-21:19)

6322沖縄無党派:2010/06/08(火) 21:50:24
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010060800993
選挙協力継続で合意=民国社−沖縄は独自候補擁立

 民主党の安住淳選対委員長は8日、国民新党と社民党の選挙責任者である下地幹郎、渕上貞雄両氏とそれぞれ都内で会談し、菅政権の下でも参院選での選挙協力を継続していくことで合意した。
ただ、沖縄選挙区をめぐっては民主、社民両党がともに独自候補擁立を目指す姿勢を示し、折り合わなかった。
 一方、安住氏は党本部で、民主党静岡県連の牧野聖修会長と会談。牧野氏は小沢一郎前幹事長が2人の候補者を擁立した参院静岡選挙区(改選数2)について
「共倒れの可能性がある」として候補者の一本化を要請したが、安住氏は「検討する」と述べるにとどめた。

6323チバQ:2010/06/08(火) 21:56:27
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001006080003
参院選)民主候補一本化 党本部に要請も
2010年06月08日

 参院選静岡選挙区(改選数2)での2人擁立を巡り、民主党県連(牧野聖修会長)は7日の常任幹事会で、候補者一本化を含めた戦略の見直しを党本部に要請することを決めた。小沢一郎氏の幹事長辞任を受けたもので、数日中に県連三役が上京し、新たな党執行部に申し入れる。


 同党は現職の藤本祐司氏(53)が改選を迎えるが、小沢前幹事長は県連の反対を押し切るかたちで、2人目の候補として中本奈緒子氏(31)を擁立。県連は藤本氏の支援に専念し、中本氏は党本部直轄とする「分裂選挙」の様相となっていた。


 この日、牧野会長は「新執行部は、全国の状況を調査して複数区は現有勢力優先と言っていた。静岡は共倒れの可能性が一番高く、『2人でがんばれ』という結論にはならない」と話した。そのうえで、今回はあくまで党本部の方針に一任するとして、「『2人でやれ』となれば仲良くやる」と話した。


 一方、中本氏は同日、「私が申し上げることはない。今まで通り、何かが決定するまでは全力で戦い抜く」と話した。同陣営幹部は、公認取り消しの事態は想定していないとしながらも、「党本部の力の入れ方が軽くなり、大物議員の応援などに支障が出る可能性もある。残念だが、推移を見守るしかない」と危機感を示した。


 また、党本部からの県連活動資金と藤本氏の選挙資金の支給がストップしていたとされる問題について、牧野会長は新たな党執行部から「資金のストップはない」と伝えられたことを明らかにした。






 県議会事務局は7日、自民党県議団の吉川雄二議員が、自民改革会議に異動したと発表した。これにより、県議会会派の構成は、平成21が22人、自民党県議団と自民改革会議が各18人、公明党県議団6人、民主党・無所属クラブ4人、共産党1人、無所属3人となった。定数74に対して欠員は2。


 自民党県連は、県議会副議長選挙での造反問題をめぐり、自民党県議団の議員2人を除名、1人を離党勧告とする処分を決めている。3人が自民党県議団から退会すれば、同県議団は第3会派になる見込みだ。

6324チバQ:2010/06/08(火) 22:10:07
>>6309-6310
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20100608ddlk25010598000c.html
選択2010しが参院選:立候補説明会に4陣営 /滋賀
 今夏の参院選の立候補予定者説明会が7日、県庁で開かれ、既に出馬表明している民主現職の林久美子氏(37)▽自民新人の武村展英氏(38)▽共産新人の川内卓氏(54)−−の3陣営と、元衆院議員の小西理氏(51)の関係者が出席した。

 県選管の伊藤正明委員長は「選挙日程は流動的だが、適切な情報を提供したい」とあいさつ。立候補の手続きなどについて説明した。【後藤直義】

6325チバQ:2010/06/08(火) 22:20:30
>>5409
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/176807
自公共闘へ思惑一致 県内で選挙協力 県議選支援も視野に
2010年6月8日 01:40 カテゴリー:九州 > 福岡
 今夏の参院選に向けて自民、公明両党が県内で選挙協力する方向となった。福岡選挙区に立候補予定の自民新人大家敏志氏と、比例代表に立候補を予定する公明新人秋野公造氏の各後援会が政策協定を締結し、相互支援する。野党転落後、距離を置いてきた両党だが、参院選だけでなく来春の県議選でも支援を受けたい自民と、比例代表で県内票を伸ばしたい公明の思惑が一致した。

 7日、北九州市八幡東区で開かれた公明党の時局講演会。大家氏が紹介されるとどよめきが起こった。大家氏は「福岡から血の通った政治を秋野さんとともに実現したい」と“共闘”を訴えた。

 選挙協力に向け事態が大きく動いたのは4日。自民党県議団の蔵内勇夫会長、公明党県本部の弘友和夫代表、公明党の支持組織である創価学会の山本武総九州長らが福岡市内で顔を合わせた。大家、秋野両氏が政策協定を結んだ後、福岡選挙区では創価学会を中心とした秋野氏の後援会が大家氏を支援し、比例代表では自民党が公明党と県議選で競合しない地域で公明票拡大に協力することを申し合わせた。

 7日には、自民党県連が公明党県本部に対し、大家氏を推薦か支持をするよう要請した。

 前回県議選で公明から支援を受けた自民県議は25人超。自民県連内では「参院選後、公明が連立政権入りし、県議選で支援を受けられなくならないか」との懸念がくすぶるが、同日、公明党県本部の森下博司幹事長は「県議選までの長いスパンで支援を考えたい」と表明した。

 比例代表で県内50万票獲得を目指す公明にとって選挙協力で得られる票は貴重な“伸びしろ”。「自分の選挙にも影響すると思えば自民県議も動かざるを得ない」と公明関係者は狙いを明かした。

=2010/06/08付 西日本新聞朝刊=

6326チバQ:2010/06/08(火) 22:22:21
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000001006070001
自公、正式協力せず
2010年06月06日




◆公明党本部の方針受け


  参院選に向けて公明党県本部は5日、選対事務所を山口市の同本部に設けた。前衆院議員の桝屋敬悟代表が会見し、山口選挙区(改選数1)では、自民党とは正式な形での選挙協力を行わない考えを示した。


  党本部が昨年の政権交代を受けて、10年間続いた自民党との選挙協力を見直したため。公明党は山口那津男代表が、参院選では自民も含めた他党の候補を、党本部レベルでは推薦しない方針を打ち出している。


  ただ、地方レベルでの協力の可能性については認めている。山口選挙区に立候補予定の自民現職、岸信夫氏は前回、公明党の推薦を受けた。桝屋氏はこれまでの「自公連立」の関係を指摘。「党対党の選挙協力はないと思うが、今日までの友情に基づいてさまざまに協議したい」と語り、水面下では、自民党との協力関係が続く可能性があることもにおわせた。


  一方、県本部は参院選で、現有改選の11議席確保のために力を注ぐ。そのために、2005年衆院選比例区で得た12万5千票の得票を目標に掲げる。

6327名無しさん:2010/06/08(火) 23:10:06
この一週間、聞きすぎた、政治家の口癖。

ミズホ 何かと「ただ・・・」

新ソーリ 「ある意味では・・・」「まさに・・・」

よく聞いていてください、相当使われていますよ。

夜の永田町の片隅より

6328とはずがたり:2010/06/08(火) 23:27:28
>>6327
菅さんはよく「まさに…」って云いますよねw

6329名無しさん:2010/06/09(水) 13:00:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100609-00000030-yom-pol
7月11日投票で調整…菅首相、党幹部に指示
6月9日3時4分配信 読売新聞

 政府・民主党は8日、参院選の日程を「6月24日公示―7月11日投開票」とする方向で最終調整に入った。

 菅首相が党幹部に指示した。

 参院民主党では、菅内閣発足で支持率が回復基調にあることから、6月16日までの通常国会を延長せず、7月11日の投開票を求める声が多い。首相も参院側の意向を重視した。

 国民新党が求めている郵政改革法案の今国会での成立は見送り、参院選後の臨時国会で成立を目指す方向だ。

6330とはずがたり:2010/06/09(水) 13:21:49
>>6329
賢明な判断ですな。
参院選後に国新切れるかもw
ってか荒井にも事務所の疑惑が出て時間掛けたくないという後ろ向きの発想かも。。

6331名無しさん:2010/06/09(水) 17:27:17
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100609-00000009-cbn-soci
参院選で7候補の推薦を決定−日本介護支援専門員連盟
6月9日16時39分配信 医療介護CBニュース

 日本介護支援専門員協会の政治団体「日本介護支援専門員連盟」は6月9日、夏の参院選で推薦する7人の候補者を発表した。

 「ケアマネジャーの『国家資格化』を目指す」「社会保障制度を維持・継続していくための安定財源を確保(消費税の社会保障目的税化など)」「2012年4 月の介護報酬改定で、ケアマネジャーの業務実態や介護保険施設、居宅介護支援事業所の運営状況などを踏まえ、処遇改善、経営の安定化のための所要の措置を講ずる」など、同連盟が提示した政策協定に合意した候補を推薦した。

 推薦が決定した候補は次の通り(いずれも比例代表、敬称略)。
 安藤高朗(民主党)▽後藤俊秀(国民新党)▽佐藤ゆかり(自民党)▽清水鴻一郎(みんなの党)▽下田敦子(民主党)▽西島英利(自民党)▽藤井基之 (自民党)

6332名無しさん:2010/06/09(水) 17:49:10
6331
 
佐藤ゆかりが推薦されてるけど,介護って何か関わってたっけ…???

6333とはずがたり:2010/06/09(水) 17:55:20
なんか自民党系の組織ですなぁ。もともと医師会と絡んでいるのか?

安藤高朗は>>5602の他↓。

平成22年度参議院議員選挙への安藤高朗副会長の擁立について
http://jamcf.jp/chairman091112.html

 10月初旬に、日本医療法人協会会長 日野頌三氏と日本慢性期医療協会会長 武久洋三が対談し、日本の病院の現状は惨憺たる状況であり、特に地域を支えている民間病院の窮状を救うことは、われわれ医療団体を組織する者にとっては急務である。そこで、病院団体として、国政に病院の意見を反映していくことが第一であるとの考えで一致を見た。

 武久会長より、日本医療法人連盟副委員長、日本慢性期医療協会副会長、全日本病院協会副会長等の要職につかれている安藤高朗氏は、お人柄も円満で、制度政策にも精通していることから日野会長にご推薦したところ、大いに賛意をお示しいただき、来年度の参議院議員選挙に安藤高朗氏を具体的に病院団体からの候補者として擁立することを内々に取り決めた。

 新しい政権となった今、旧来の自民党とはかけ離れたスピードで、物事を解決していく民主党政権を、当日本慢性期医療協会としては大いに評価しているところである。是非、民主党からの御推薦をいただき、民主党候補者として安藤高朗氏を参議院議員選挙全国比例区の候補者として擁立したいと考えるところである。
 以上のような経緯により、今後各種団体にも安藤高朗氏の当選に向けてのご協力を求めていきたい。病院の健全な運営のため、そして何よりも国民のための医療提供体制を確立するためにご活躍いただけるよう、当日本慢性期医療協会は会をあげて安藤高朗氏を擁立し、当選に向けて強力に推し進めることを第156回常任理事会において満場一致で決定した。

  平成21年11月12日

日本慢性期医療協会
会長 武久 洋三

6334名無しさん:2010/06/09(水) 18:16:36
>>6332

彼女のHPなどによると、親の介護をした経験があるようです。その辺りからの縁かもしれませんね。

6335チバQ:2010/06/09(水) 22:12:57
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20100609-639472.html
蓮舫氏刺客元キャスター東海由紀子氏は…記事を印刷する

 夏の参院選で激戦の東京選挙区に自民党から立候補する元NHKスポーツキャスター東海由紀子氏(42)が8日、東京・港区六本木で事務所開きを行った。同選挙区で8日、行政刷新担当相に就任した蓮舫氏への刺客と目される東海氏は、初街頭でも必勝を誓った。真っ白のスーツ姿で「いま日本に必要なのは政治の回復と経済の成長。日本人が自信と夢を持って、世界と競える国にしていきたい」と経済政策などについて約6分間演説した。

 自民党も谷垣禎一総裁、大島理森幹事長、河村建夫選対局長、麻生太郎元首相らが応援に駆けつける力の入れよう。麻生元首相に「こんな日に事務所開きとは、いい度胸をしている」と激励され、早くも対決ムードが盛り上がった。比例代表に同党から出馬する女優三原じゅん子も応援に駆けつけた。

 東海氏は松下政経塾23期生で、ミスインターナショナル西日本代表にも選ばれた経験も持つ。キャスター経験など蓮舫氏と重なる部分も多く、定数5を14人で争う東京のカギ握る存在だ。

 [2010年6月9日8時7分 紙面から

6336チバQ:2010/06/09(水) 22:14:20
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20100608-OYT8T01205.htm
近づく決戦 陣営加速  乱立 10人が準備  埼玉選挙区

 “脱小沢”と“参院選”を強烈に意識した政権が8日、発足した。埼玉選挙区(改選定数3)では、前回の7人を上回る10人が出馬を表明、さらに擁立を模索する動きもあり、乱戦模様だ。政権発足を引き金に選挙モードへとギアを入れた各陣営の1日を追った。

   ■午前6時 

 「外交・安全保障の専門家、大野です」。つくばエクスプレス八潮駅前で、汗だくになって通勤客らにビラを渡すのは、民主党新人の大野元裕氏(46)。世論調査では菅首相への期待が高いが、「それは関係ない。自らの政策を訴えるだけ」と言う。元川口市長を祖父に持ち、自身は中東問題専門家として有名だが、「まだ有権者には顔と名前が一致していない」と陣営は知名度アップに躍起だ。

 前回、初めて2議席を獲得した民主党は、大野氏と現職の島田智哉子氏(47)を擁立。県北西部を島田氏、南東部を大野氏、業界団体の割り振りも決め、得票を均等割りする戦略だ。しかし、候補者擁立の14選挙区で全勝した昨夏の衆院選の勢いはない。首相交代で逆風こそ和らいだが、「共倒れの懸念は残っている」(県連幹部)。

   ■午後1時20分 

 仙谷官房長官が首相官邸で新閣僚の名簿を読み上げ始めた頃、自民党現職の関口昌一氏(57)は、県西地区で会合や集会をはしごしていた。衆院選で15選挙区で全敗し、かろうじて2人が比例復活した自民党は、議席死守を目指し、各支部を足場に保守票のテコ入れを図る。しかし、8選挙区の支部長は空席のままだ。「全体的に動きが鈍い。出遅れた感は否めない」と陣営幹部はこぼす。

 公明党にとっても議席死守は至上命令。いったん現職の西田実仁氏(47)の比例選転出を決めたが、民主党不人気に乗じて選挙区擁立を決めた。今回選の「最重点区」に位置づけ、山口那津男代表も頻繁に県内入り。西田氏はこの日、坂戸、羽生、行田市などの中小企業を回った。

 「台風の目」と他党が警戒するのが、みんなの党の新人、小林司氏(39)。精力的な街頭演説とツイッターで、無党派層への浸透を図る。この日も川口、新座、さいたま市などを回ったが、あえて菅内閣発足には触れず。「選挙目当ての表紙の付け替え。それより自分の訴えを伝えることが大事」との戦略だ。

 第3極とされる新党では、新党改革も、祖父が元行田市長の新人、中川幸司氏(30)を擁立。上田知事が「応援首長連合」代表呼びかけ人を務める日本創新党も擁立を模索している。

   ■午後5時過ぎ 

 12年ぶりの議席獲得を目指す共産党の新人、伊藤岳氏(50)は、さいたま市内の自宅で、菅首相の記者会見を伝えるニュースを見つめた。「顔が変わっただけ。問題は何も解決してない」

 鳩山前首相退陣のきっかけとなった社民党の連立離脱。同党から出馬する前衆院議員、日森文尋氏(61)は同日夕、小川町で開いた集会で「普天間問題で日米合意を尊重するという菅さんの態度は同意できない」と訴えた。幸福実現党の院田浩利氏(43)も出馬を予定している。

     ◇

 熊谷市の元会社員、長谷川幸世氏(30)が8日、県庁で記者会見し、埼玉選挙区に無所属で立候補する意向を表明した。「選挙に必要な供託金の引き下げや、国政情報を幅広く伝える方法を追求し、国民の政治参加の道を広げたい」と語った。

   ■「いい布陣」知事、新内閣を評価

 菅新政権の顔ぶれについて、上田知事は8日の記者会見で、「脂ののりきった人たちをしっかり配置し、清新かつ実力派を党・政府に補充した。なかなかいい布陣」と評価した。

 各紙の世論調査などで民主党の支持率が回復していることに関しては、「党で一番汚らしいものは、政治とカネの不透明な動きだったが、鳩山前首相の英断で小沢前幹事長を道連れに辞め、国民の信頼が集まった」と分析。「陳情システムや政策の目玉商品はすべて選挙対策が主になっていた。どうしても小沢氏が悪代官に見えた」と述べ、陳情システムの見直しも求めた。

(2010年6月9日 読売新聞)

6337名無しさん:2010/06/09(水) 22:52:41
よく考えたら、あまりメディアは報道しませんが、自民に担がれたトンちゃんは別として、

KANとカクエーの総理にたどり着くまでの道順は違うけど、たたき上げと言う点では同じ。

時代が異なるので、一概には言えませんが・・・似てるような気がします。

といってもKANのオヤジさんも東工大、しかもセントラルガラスの役員だったそうで。
まあそういう意味ではカクエーとは異なりますが。

まあそれにしてもカクエー没後17年も経つのに、いまだにテレビの記者やヒョーロンカから出てくるカクエー。
よっぽど存在感があったのでしょうね。

でも、今回の代表戦で衰えたらしい、イチローの影響力と代わって台頭してきた、前原、枝野、野田、玄葉、原口、安住、樽床、馬淵など旧日本新、さきがけ系の議員。
時代の流れを感じますね。

6338チバQ:2010/06/09(水) 23:19:24
>>6336
そいや首班指名では平沼に投票した小泉龍司は誰を支援するんですかね?

6339チバQ:2010/06/09(水) 23:25:55
>>6337
アノ海部だって叩き上げですからねえ
竹下も庄屋の息子とはいえ県議あがりの叩き上げ

6340名無しさん:2010/06/09(水) 23:34:37
深夜の最新支持率情報!

http://www.asahi.com/politics/update/0609/TKY201006090513.html
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100609-OYT1T01100.htm?from=top
http://mainichi.jp/select/today/news/m20100610k0000m010120000c.html
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819481E2EBE2E0848DE2EBE2E4E0E2E3E29F9FEAE2E2E2
http://www.47news.jp/news/2010/06/post_20100609165602.html

6341名無しさん:2010/06/09(水) 23:46:14
結局、どの選挙区も見直しはやらないのでしょうね。

ところで・・・

選挙に勝てば、「ほらみろ、オレ様(イチロー)の布陣と業界団体のひきつけ、自民の切り崩しが功を奏した」

選挙に負ければ、「ほらみろ、オレ様(イチロー)でないと勝てないだろ」

・・・どう転んでも、イチローには悪影響はないわけね、いや良く出来ています、脱帽です。

何せ最大の選挙対策はイチロー自身、辞任、切り崩し、選挙対策を含めて、と読むのは読みすぎでしょうか。

6342チバQ:2010/06/09(水) 23:49:46
疑えば
今日の枝野との3分引き継ぎだって 小沢流の選挙対策(プロレス)に見えてきます。
干からびたチーズと缶ビール@森と小泉を彷彿とさせます

6343名無しさん:2010/06/09(水) 23:54:28
>>6340 追加
http://www.47news.jp/news/2010/06/post_20100609180219.html

6344名無しさん:2010/06/10(木) 00:04:24
>>6342

>干からびたチーズと缶ビール@森と小泉を彷彿とさせます

ああ、あれね、日本の政局史上に残る、名縁起、そんな感じですね。

6345山口新聞男:2010/06/10(木) 00:28:43
安住と枝野がやることは「沖縄をどうするか」だけかな、選挙に関していえば

6346名無しさん:2010/06/10(木) 00:44:57
スレ違いかも知れませんが、
層化以外に、組織内候補の票のために誰にでも
形振り構わず声をかけることをやっている団体って
あるのでしょうか!?

6347とはずがたり:2010/06/10(木) 03:12:07
もうみんなどうしても入閣できなかった矢野の事は忘れてるし負の影響は皆無で>>6135にもあるけど上野はバックもしっかりしてるし強いと思う。
宇都宮市の医師連盟は>>5593で民自複数推薦。県医師連盟は>>5432-5433で同じく民自複数推薦。県歯科医師連盟もそう>>4933

自民・上野氏、参院選で推薦 県商工政治連
(3月26日 05:00)
http://www.shimotsuke.co.jp/journal/politics/election/news/20100326/300550

 県商工政治連盟(田中俊一会長)は25日、臨時総会を開き、今夏の参院選栃木選挙区で、自民党県議の上野通子氏の推薦を決定した。

 上野氏が、団体から推薦を受けるのは初めて。総会では、田中会長から上野氏に推薦状が手渡された。

自民・上野氏を単独推薦 県建設業協会政治連盟、参院選栃木選挙区
(5月25日 05:00)
http://www.shimotsuke.co.jp/journal/politics/election/2010sanin/news/20100525/326862

 県建設業協会の政治団体「県建設業協会政治連盟」は24日、宇都宮市内で総会を開き、夏の参院選の対応を協議した。栃木選挙区(改選数1)では、立候補を予定している自民党新人で県議の上野通子氏(52)の推薦を決めた。比例代表は自民党現職の脇雅史氏(65)を推薦した。

 同連盟の渡辺勇雄会長は記者団の取材に対し、上野、脇両氏推薦の理由について「政党ではなく、業界に理解がある政治家かどうかで判断した。理解ある人は業界の説明に耳を傾けてくれる」と述べた。

 民主党については「『コンクリートから人へ』の政策を掲げ、(国の)本年度予算で公共事業費を18・3%も削減した。これまで与党を応援してきたが、今の与党では業界がつぶれてしまう」と批判した。

 一方で「民主党が方向転換すれば、考え直すこともある。民主党には建設業の成長戦略を考えてほしい」と訴えた。

 県建設業協会の加盟社は351社で、ここ10年ほどで90社近く減っているという。

 同連盟は自民党の有力支持団体として知られ、昨年の衆院選でも本県小選挙区で同党候補を推薦した。今夏の参院選栃木選挙区をめぐっては、自民党を支持してきた業界団体が民主、自民両党の立候補予定者を推薦するケースが目立っている。

【とちぎ参院選】「心配しても仕方がない」 菅政権発足に上野氏
(6月9日 05:00)
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20100609/333752

 参院選の公示を間近に控え、県政記者クラブでは栃木選挙区立候補予定者の人物像を紹介するための記者会見が順次開かれる。8日はその先陣を切って、自民党新人の上野通子氏が会見に臨んだ。

 この日はくしくも、菅直人首相率いる新政権が発足した。新聞、テレビは新政権の動向を伝える報道があふれている。感想を尋ねると「選挙目当ての新政権でしかない」とばっさり。

 だが民主党の支持率がV字回復し、思いは複雑なようだ。「この先心配です」と本音をのぞかせたかと思うと、すぐに打ち消すかのように「心配しても仕方がない。今は知名度を上げるのに全力を尽くすだけ」。

 鳩山政権の末期に「有権者の自民党に対する厳しさは残っているが、かなり和らいだ。話を聞いてくれる人が増えた」と思っていた直後だった。「風」に左右されやすいと言われる参院選。新政権の動向は、候補予定者の心境も揺さぶるようだ。

6348とはずがたり:2010/06/10(木) 03:28:43
そんな上野ちと有利>>6347の中,みんなは選挙区・比例区に無名(?)の荒木擁立>>6209,6098,6090と米田を擁立。
渡辺票は上野には行かずこれで簗瀬はちと有利ではないか。

米田氏が立候補表明 比例代表、本県拠点に活動へ みんなの党
(6月8日 05:00)
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20100608/333363

 慶応大理工学部教授の米田雅子氏(54)=東京都文京区=は6日、宇都宮市内で会見し、参院選比例代表にみんなの党公認で立候補すると正式発表した。本県を拠点に活動するという。

 米田氏は「公共事業に変わる雇用を見つけるため、建設業と農林業の連携に取り組んできたが、霞が関の壁があり、打破しないといけないと思った。新しい地方をつくりたい」などと述べ、脱官僚や地域主権を目指す考えを示した。

 同会見で渡辺喜美同党代表は「地場の農林業、建設業の元気をどうやって取り戻すかというアジェンダ(政策課題)を訴えることは、栃木に縁もゆかりもある」と述べた。

【とちぎ参院選】みんな・荒木氏が事務所開き 宇都宮
(6月9日 05:00)
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20100609/333720

 参院選栃木選挙区に、みんなの党公認で立候補を予定している宇都宮市の会社社長荒木大樹氏の事務所開きが8日、同市西川田町で開かれ、支持者らが必勝を誓った。

 同党の中川幹雄県議は、荒木氏が昨年夏の結党以降、同党支援を続けてきたことを紹介。「(国内の)このような危機には、荒木さんのような発想豊かで勇気を持った人が政界には必要だ」と強調した。相馬憲一県議も「国民が望むのは景気回復と雇用。この問題をやれるみんなの党を支えるため、荒木さんは(立候補を)決心した」などと声を張り上げた。

 あいさつに立った荒木氏は「栃木選挙区は注目区でみんなの党、渡辺(喜美)代表の選挙だ。政権がごたごたする中、疲弊して困っているのは国民だ」などと述べ、集まった支持者らに支援を訴えた。

6349とはずがたり:2010/06/10(木) 05:30:58
社民はもうちと生きのイイの出せなかったのかとも思うけど閣外協力(?)の民主党への配慮か。

2003年県議選
藤沢市 定数5−候補9 (選管確定)
得票数 氏名 年齢 現職肩書き 所属 現新別 当選回数
当 27,490 星野 剛士 39 党県青年局長 自 民 現 3
当 22,577 服部 圭介 57 党県副代表 公 明 現 5
当 20,215 斎藤 健夫 34 党支部副代表 民 主 新 1
当 19,623 鈴木 恒夫 53 薬販売店経営 自 民 現 3
当 12,211 鈴木 とも子 53 前藤沢市議 共 産 新 1
□ 10,049 藤井 あや子 52 ネ県組織部長 ネット=みどり 新  
□ 9,801 塩坂 源一郎 39 運動用品販売業 自由 新  
□ 8,950 木村 栄子 55 党県女性局長 社民 新 ←
□ 7,528 鹿島 佐貢子 54 環境団体代表 無所属 新

社民党が参院選に元藤沢市議・木村氏擁立へ
2010年6月10日
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1006090049/

 社民党県連合(福島瑞穂代表)が今夏の参院選神奈川選挙区(改選数3)で、元藤沢市議の木村栄子氏(62)を擁立することが9日、分かった。

 木村氏は1987年に藤沢市議に初当選。以来市議を4期務め、2003年の統一地方選で県議選に立候補したが、落選している。現在県連合役員などを務めている。

 県連合は当初、県連合代表の福島党首の比例選を重視し、同選挙区での擁立には消極的だった。だが、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題をめぐり、福島党首が閣僚を罷免されたことや、連立政権を離脱したことを受け、党の考えを訴える必要があるとして選挙区での擁立を決定。県連合役員を中心に人選を進めていた。

 参院神奈川選挙区にはこのほか、民主党現職の千葉景子、金子洋一、自民党現職の小泉昭男、共産党元職の畑野君枝、みんなの党新人の中西健治、たちあがれ日本新人の松田学、新党改革新人の甲斐敬浩、幸福実現党新人の加藤文康、日本創新党新人の佐賀和樹の9氏が立候補を表明している(国会での各党勢力順)。

日本創新党が藤沢市議の佐賀氏擁立へ/参院選神奈川選挙区
2010年5月31日
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1005310018/

 日本創新党は30日、7月の参院選神奈川選挙区(改選数3)に藤沢市議の佐賀和樹氏(37)を擁立する、と発表した。

 佐賀氏は、同党の中田宏代表幹事の衆院議員時代の秘書などを務めた後、1999年に同市議に初当選し3期目。「党の理念を国政でしっかり実現し、国政を国民の常識に沿うものへと変えたい」などと抱負を述べた。

 創新党は同日、「キックオフパーティー」を開催。山田宏党首はこの中で、東京選挙区から出馬する意向を明らかにした。

 そのほかの候補擁立は次の通り。(敬称略)

 【選挙区】熊本県=会社経営・前田武男(53)

 【比例】大阪府岸和田市議・清水隆司(49)▽団体代表・杉井保之(51)

6350神奈川一区民:2010/06/10(木) 06:57:05
http://www.asahi.com/politics/update/0610/OSK201006090170.html
みんなの党、元阪急百貨店部長擁立へ 参院選大阪選挙区

6351官兵衛:2010/06/10(木) 10:54:04
沖縄タイムスより。民主党県連は、参院選沖縄選挙区候補に那覇市議の花城正樹氏を選んだとの事です。

6352とはずがたり:2010/06/10(木) 12:21:45
>>6350

みんなの党、元阪急百貨店部長擁立へ 参院選大阪選挙区
http://www.asahi.com/politics/update/0610/OSK201006090170.html
2010年6月10日4時39分

 みんなの党は参院選大阪選挙区(改選数3)に、元阪急百貨店部長の川平泰三氏を公認候補として擁立する方針を固めた。同党関係者が朝日新聞の取材に明らかにした。近く正式に発表する。

 川平氏はアパレル業界で婦人服の「敏腕バイヤー」として知られ、業界関係者によると、阪急百貨店を退社後、2008年までカジュアル服の販売会社の副社長を務めていたという。みんなの党の渡辺喜美代表は「(大阪で)必ず擁立する。5月中に決めたい」と発言していた。

6353沖縄無党派:2010/06/10(木) 15:40:47
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-06-10_7131
民主、花城氏擁立へ 参院沖縄選挙区
県連 党本部と最終調整

【東京】民主党県連(喜納昌吉代表)は9日、夏の参院選沖縄選挙区(改選1)で、那覇市議の花城正樹氏(31)を擁立する方針を固めた。県連が党本部に花城氏の公認申請を提出しており、10日にも喜納代表が党選対幹部に方針を伝える。参院選沖縄選挙区で、同党県連が単独候補を擁立するのは初めて。

 関係者によると、喜納代表は6日、来県した民主党本部の石井一選対本部長代理と面談し、花城氏擁立の意向を伝えた。石井氏は、党本部への公認申請を求め、基本的に了承したという。

 さらに、喜納代表は5月下旬、小沢一郎前幹事長との会談で、花城氏の名前を挙げ独自候補擁立の意向を伝えた。小沢前幹事長は「他党の動きを見るべきだ」と判断を保留していた。

 県連は、花城氏と浦添市議の又吉健太郎氏(35)の2氏を軸に党本部と最終調整する方針を示していたが、一本化したという。

 民主党は、改選1の29選挙区のうち、沖縄だけ公認・推薦候補が決まっていない。選挙協力について、全国規模で社民党や国民新党と協議しており、花城氏の擁立をめぐって、党本部と県連との調整が難航する可能性もある。

 県連は、米軍普天間飛行場の移設先を名護市辺野古周辺に決めた日米共同声明に反対の立場を表明、県外・国外移設を求めている。花城氏も、県連と同様のスタンスを掲げる方針で、今後党本部と、政策の整合性などをめぐって調整が予想される。

 花城氏は、1978年9月生まれ。那覇市出身。明治大学卒。2008年7月の那覇市議選で初当選。

 参院選沖縄選挙区にはこれまでに、現職の島尻安伊子氏(45)=自民公認、沖縄医療生活協同組合理事長の伊集唯行氏(58)=共産推薦、幸福実現党の金城竜郎氏(46)が出馬を表明。社民党県連も独自候補擁立を模索している。

6354とはずがたり:2010/06/10(木) 17:47:35
>>4841>>4915>>4974>>5178>>5294>>6150>>6153

みんなの党、長崎に元市議擁立
2010.6.10 17:14
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100610/stt1006101715015-n1.htm

 みんなの党の渡辺喜美代表は10日、長崎県佐世保市で記者会見し、参院選長崎選挙区(改選数1)に同市市議、中嶋徳彦氏(35)を公認候補として擁立すると発表した。

6355とはずがたり:2010/06/10(木) 17:59:07
>>6353
与党候補は堂々と基地移設を掲げて闘って欲しいけど,沖縄の方々の感情考えたら無理かなぁ。。
>県連は、米軍普天間飛行場の移設先を名護市辺野古周辺に決めた日米共同声明に反対の立場を表明、県外・国外移設を求めている。花城氏も、県連と同様のスタンスを掲げる方針で、今後党本部と、政策の整合性などをめぐって調整が予想される。

政策で折り合えないなら公認は避けるべきであると思うんだけど。。

6356チバQ:2010/06/10(木) 18:26:43
>>6355
案山子だなあ
市議一期目だから落選しても傷つかないし。

6357チバQ:2010/06/10(木) 20:41:50
江田は公認されたの?
神奈川はどっちだ?
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news1/20100610-OYT1T00866.htm
参院選資金も脱小沢…配分見直し、追加支給

 民主党は10日、小沢一郎前幹事長時代に一部の参院選公認候補者や県連への選挙資金の配分に格差があったとして、枝野幹事長と小宮山洋子財務委員長らが、不足分と認定した額を追加支給した。

 支給を受けたのは、秋田、群馬、神奈川、静岡、岡山、長崎各選挙区の公認候補各1人と静岡県連。静岡県連は、小沢氏が主導した2人区での2人の候補者擁立に反発した経緯がある。

 現執行部は、選挙資金の配分はこれまで小沢氏の裁量で資金の配分額が決まっていたとしている。小宮山氏は記者団に「前執行部のお金の扱い方は公平ではない。おかしいことは是正したい」と批判。過去の財務処理の状況も点検する考えを示した。

 ただ、党内では、「接戦の選挙区に多く配分するなど、小沢氏の手法の方が効率的だった」(選挙対策関係者)との指摘も出ている。

(2010年6月10日20時12分 読売新聞)

6358チバQ:2010/06/10(木) 20:42:35
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news1/20100610-OYT1T00788.htm
民主・中本奈緒子氏、選挙戦続行アピール…安住委員長に
 民主党の安住淳・選挙対策委員長は9日、参院選静岡選挙区(改選定数2)で小沢前幹事長が主導して擁立した新人の中本奈緒子氏と都内の党本部で会談した。

 安住委員長から意向を尋ねられた中本氏は、選挙戦を続行する強い意向を示した。

 同選挙区では、再選を目指す現職の藤本祐司・国土交通政務官に加え、党県連の意向に反する形で中本氏の擁立が決まったため、党本部と県連との関係が冷却化。菅内閣と党の新執行部が発足したのに合わせ、県連は「改選定数が複数の選挙区には複数候補を擁立する」との党本部方針を見直し、静岡選挙区については事実上藤本、中本両氏を一本化するよう8日に安住氏に要請していた。

 9日の会談は約20分間行われた。会談後、中本氏は記者団に対し、「今の自分の状況を変えることは考えていない」と述べ、選挙戦から降りる意向は一切ないとの姿勢を強調した。

 安住氏も記者団に「菅内閣がスタートし、刻々と事態は変化している。できるだけ候補者の希望や気持ちに沿った判断をしたい」と述べ、菅内閣発足を機に民主党の支持率が回復傾向にあることや、現実問題として各候補者が選挙に向け走り出していることなどを考慮する必要があるとの考えを示した。

 小沢前幹事長時代に選挙方針を巡って県連と党本部が対立したことについて、安住氏は「決して健全な状態ではなく、解消したい。本部と県連で手を携えて、選挙のスタート台に何としても立たないといけない。党本部の判断をしっかり持って、裁定というか、静岡の関係者に新しい提案をしたい」と語り、近く静岡に出向いて調整を行いたいとの意向を示した。

(2010年6月10日17時50分 読売新聞)

6359神奈川一区民:2010/06/10(木) 20:47:07
>>6357
多分、金子氏ですね。
外国人地方参政権に公然と反対していまし
たから。

6360チバQ:2010/06/10(木) 20:53:50
http://mainichi.jp/area/akita/news/20100610ddlk05010071000c.html
参院選’10秋田:寺田前知事が立候補を検討 /秋田
 寺田典城前知事(69)は9日、毎日新聞の取材に対し7月投開票が見込まれる参院選への立候補を検討していることを明らかにした。出馬の場合は「比例代表ならみんなの党、秋田選挙区なら無所属が一番いい」としている。

 寺田前知事は「民主党は労組など自民党とは別のしがらみがある。みんなの党は一番しがらみがなく、最も行革を進められる。私の考えと党の政策が非常に近い」と説明。ただ同党からの出馬要請は「お互い(外部に)話さないことにしている」と述べるにとどまった。

 寺田前知事の関係者は、3日に開かれた秋田選挙区の立候補予定者説明会に出席。この時点で寺田前知事は「知事の経験をどのように役立たせることができるか熟慮中」とのコメントを出している。

 首相補佐官で民主党県連幹事長の寺田学衆院議員は、寺田前知事の次男。同党は秋田選挙区に現職の擁立を決めている。

 寺田前知事は「息子は不快だろうが、父親が政治家として他党から立候補するのは自由だ」と話した。【岡田悟】

6361チバQ:2010/06/10(木) 20:59:50
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000001006100002
弱体化でも意地/県土政連
2010年06月10日




  自民党の組織選挙を支えた全国土地改良政治連盟(全国土政連)の地方組織で、夏の参院選に向けた政治活動の中止が相次ぐ。政権交代後、土地改良関連予算を大幅にカットする「兵糧攻め」にあい、自民党公認を受けていた組織内候補の擁立も撤回した。県土政連も事実上の活動停止に追い込まれたが、関係者には「自民王国」を長年守ってきた強い意地がのぞく。
(清水謙司、青山直篤)


◆「選挙区は自民」の声


  全国土政連は政権交代で自民党が下野した後も、元農水官僚の組織内候補を、自民公認で参院選の比例区に立てようとしていた。それが民主党の小沢一郎前幹事長を怒らせた。「政治的態度が悪い」。全国土地改良事業団体連合会(全土連)の野中広務会長(元自民党幹事長)は予算確保を訴えようとしたが、小沢氏に面会さえできなかった。結局、民主党政権は昨年12月、2010年度の土地改良関連予算を前年度の6割減とする予算案を閣議決定。全国土政連は候補擁立を撤回した。


  地方の土政連は民主支持にかじを切るところもあり、弱体化が進んだ。県土政連も今年、会員約70人(09年)から会費を徴収せず事実上の休眠状態に。「今回は候補がいないから、比例の選挙活動をしない」。山口市で3月中旬にあった会合で、代表者の江原清氏が告げたときも、会員から異論は出なかったという。


  予算を武器に業界を締めつける「小沢流」に屈した形だが、実はほころびは以前から見えていた。県内では、参院選比例区の組織内候補の得票は01年の4246票から、07年は3441票に約2割も減った。「自民党議員に都会に生まれた2世、3世が増え、農村の状況が分からなくなり、農家が自民党から離れた」と江原氏は話す。


  それでも「選挙区は別だ」と、県土政連の幹部らは声をそろえる。江原氏は、自民現職の岸信夫氏(51)を支持し「(県土政連が)活動はしなくても、会員は選挙区では岸氏に入れる」と断言する。自信の背景にあるのは、「自民王国」ならではの、個人レベルでの強い人脈だ。


  江原氏は旧日置町(現長門市)の町長を6期24年務めた自民党員。岸氏の父安倍晋太郎元外相が衆院選に初出馬したときは約40日間、寝食を共にしながら支えた。そんな盟友の子息だけに、岸氏や兄の安倍晋三元首相にも、ズケズケとものを言える間柄だ。


  県土連会長で全国の副会長も務める吹田緌氏(元自治相)も個人的に岸氏を応援する。岸氏の祖父、岸信介元首相の地盤、田布施町の出身。岸派の重鎮としてキャリアを重ねてきた。「私は岸さんの後継者。その孫が出る。応援するのに理屈はない」


  一方、民主新顔の原田大二郎氏(66)の陣営は、自民党を支えてきた団体にも推薦を依頼する準備を進めている。選対本部の事務局長を務める民主党県連の西嶋裕作幹事長は「お願いに行かないと、相手も判断材料がないかもしれない」としつつ、「応援してもらっても、利益誘導するつもりはない」ときっぱり話す。県土政連など、特に自民党色が強い団体には依頼しない方針で、「自民党と土地改良区がしがらみを作ってきた今までの状態がおかしい」という。

6362チバQ:2010/06/10(木) 21:00:30
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003075394.shtml
中山間地に熱視線 自民下野で各党好機 参院選 

街頭演説を終え、有権者と握手を交わす渡辺喜美・みんなの党代表。「地方の底上げ」を掲げ、支持を訴えた=9日午後、朝来市内(撮影・三上彰規)

 参院選に向け、各政党が兵庫県内の中山間地域での支持拡大を競っている。当初は「都市部での訴えに重点を置く」としていたみんなの党も9日、渡辺喜美代表が但馬入りし、「地方重視」をアピールした。民主、共産党も、政権交代で野党となった自民の支持基盤を崩す好機ととらえ、新人候補予定者の知名度アップを図るなど、攻勢を強めている。


 「兵庫全体を元気にするため、但馬の活性化が重要」。9日、みんなの党の渡辺喜美代表は豊岡、朝来市内の街頭で、兵庫選挙区に立つ同党新人井坂信彦氏と支持を訴えた。「地方を大事にする意気込みを感じた」と豊岡市内の男性(61)は拍手を送った。

 無党派層への支持を広げるみんなの党だが、現職神戸市議の井坂氏の知名度は全県的には決して高いとはいえない。菅内閣の発足で支持率の伸びに陰りも見える中、陣営幹部は「保守地盤にも代表や候補予定者の肉声を届け、票を掘り起こす」ともくろむ。

 こうした地域での自民退潮の兆しは、昨夏の衆院選、兵庫県内でもはっきり表れた。比例代表の得票は、県内12の小選挙区すべてで民主が自民を圧倒。北播を含む兵庫4区、但馬と丹波を含む兵庫5区など、厚い保守地盤で自民が民主に4万〜5万票差をつけられた。

 この変化に、共産も「支持拡大の可能性が高い」(県委員会)と対策を強化。今年に入り、市田忠義書記局長ら党幹部と兵庫選挙区に立つ新人堀内照文氏が淡路や但馬などで演説会を重ね、票の底上げを図る。

 また、今回初めて2人を擁立する民主。現職水岡俊一氏が労働組合など支援組織中心の活動を展開するのに対し、新人三橋真記氏は都市部以外での知名度アップも視野に入れる。7、8日には但馬を遊説、陣営は「民主の支援組織が薄かった地域への浸透を目指す」と意気込む。

 一方、現職末松信介氏が立候補を予定する自民は守勢に回る。戸別所得補償制度などで農業団体にアプローチする民主に対し、自民県連幹部は「ばらまき政策の限界は明らか。持続可能な政策を掲げ、農村の票をつなぎ留めたい」と話している。

(永田憲亮)

(2010/06/10 10:35)

6363チバQ:2010/06/10(木) 21:02:00
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201006100013.html
勢いづく民主、自民は頼みの公明票に秋波 潮目見る公明(1/3ページ)2010年6月10日
印刷
ソーシャルブックマーク
 参院選目前の首相交代で内閣と民主党の支持率がはね上がり、選挙戦をめぐる空気は一変した。守勢に立たされた自民党の立候補予定者は、公明党との連携に向け動きを強める。昨年の総選挙での敗北を踏まえ、公明は2大政党と距離を置く構えだが、ひとたび組織が動けば、選挙の構図に影響を与えそうだ。(岡見理沙、松谷慶子、亀岡龍太)

    ◇

 菅直人首相の就任が決まり、組閣人事の情報が飛び交っていた6日夜。地元・京都市で講演会を開いた民主現職の福山哲郎氏(48)は約3千人を前に声を張り上げた。

 「再出発です。もう一度、昨年9月の高揚感のもとで政治をやらせてほしい」

 民主は京都選挙区で、福山氏に加え、衆院からくら替えする河上満栄氏(39)も立てた。福山氏は風向きが変わったとの認識を示しつつ、支持者を引き締めた。「支持率が上がったと聞き、貧乏性の僕は不安です。福山が大丈夫となれば、票はもう1人に流れる」

 一変した情勢に、自民は危機感を募らせる。現職の二之湯智氏(65)は6年前、公明の支援を得て当選したが、トップの福山氏に12万票を超す差をつけられた。自民府連幹部は「今回も公明票はのどから手が出るほどほしい」と語り、自公の連携が不可欠とみる。

 だが、公明の態度は野党転落を機に変わりつつある。

 5日、公明府本部の選対会議。竹内譲・府本部代表は府内で比例票の獲得目標を明示する一方、選挙区については「どうすれば国民のためになるか検討したい」と明言を避けた。別の府本部幹部は「野党になったから友党でない。自民の看板は応援する理由にはならない」と言い切る。

 公明の支持母体・創価学会もかじを切り始めた。昨夏の総選挙後、幹部人事を刷新。公明側と太いパイプを築いてきた元自民党幹事長の野中広務氏も「自民と協力してきた人たちが(総選挙後に)外れた。今の自民は変化に対応できているか」と心配する。


 関西の創価学会関係者は、「本気で二之湯氏を支援するかは自民の対応次第」。別の創価学会関係者は、比例票などで見返りがなければ「自主投票や一部が民主候補の支援に回る可能性もある」と言う。

    ◇

 昨夏の総選挙で、自民が3議席を独占した高知県でも、空気は変わりつつある。

 6日夜、高知市であった公明県本部主催の集会。自民新顔の高野光二郎氏(35)の支持者らが、そろいのオレンジ色のシャツ姿で聴衆席に並んだ。自公連立時代と異なり、自民関係者に招待状は送られなかったが、自民県連幹部も顔を見せた。高野陣営の関係者は「公明への誠意を示したかった」と狙いを語る。

 公明は昨夏の総選挙で、高知の3選挙区の自民候補を支援。それと引き換えに、自民側も「比例は公明へ」の呼びかけを徹底した。自民県連の幹部は「衆院選と構図は異なるが、信頼関係は続いているはず」と、参院選での連携に期待をつなぐ。

 だが、公明県本部の池脇純一代表は言う。「野党になり、政権を守る大義名分はなくなった。今回の参院選は個々の信頼関係で比例区での支持を広げる人脈選挙だ」

 高知では、公明票が選挙戦に大きな影響を与えたとされる前例がある。複数の政党関係者によると、無所属前職の田村公平氏(63)が1995年の参院選で、自民候補らを破って当選した決め手は公明側の支援だったという。

 関係者のひとりは「公明側が選挙区で田村陣営を支援し、田村陣営は公明が当時連携していた新進党に比例票を入れた」と振り返る。今回、再び無所属で立つと表明した田村氏は「公明側とのパイプは今もあり、よりよい形を模索したい」と語る。

 一方、民主現職の広田一氏(41)も、自らの県議選で公明の推薦を得たことがある。民主県連は今のところ公明に支援を要請しない考えだが、陣営関係者は「局地的な協力はあり得る」とみる。

6364チバQ:2010/06/10(木) 21:05:43
>>6357
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100610ddm002010090000c.html
民主党:選挙戦術、小沢流の修正なるか 2人目候補、区別せず/資金配分、恣意性排除
 小沢一郎前幹事長による「小沢支配」からの脱却を目指す菅直人首相(民主党代表)−枝野幸男幹事長の民主党新体制は、「小沢流選挙」の修正にも乗り出した。参院選での改選数2の選挙区への2人擁立、選挙資金の恣意(しい)的な配分など、強引な手法も指摘された前体制に対し、新体制は選対委員長に安住淳氏、党のカネを預かる党財務委員長に小宮山洋子氏といった「非小沢系」を起用し、見直しを始めた。しかし、小沢氏側は培ってきたノウハウを伝授せず、擁立を主導してきた候補の選挙は自分が仕切る構えも見せている。【小山由宇、念佛明奈】

 「毎日、駅前や幹線道路で50回つじ立ちをしています」。安住淳選対委員長は9日、参院静岡選挙区(改選数2)から立候補予定の新人・中本奈緒子氏を党本部に呼び、日々の選挙活動について報告を受けた。同選挙区には、現職の藤本祐司参院議員がいる。しかし小沢氏は同県連の反対を押し切り、2人目の候補として中本氏を立てた。前執行部は藤本氏への選挙資金をストップさせ、県連の反発を招いていた。

 小沢氏の辞任を受け同県連会長の牧野聖修衆院議員は8日、安住氏に候補者一本化を要請していた。それでも現実には公認済み候補の公認取り消しは難しい。改選数2の選挙区について、安住氏も7日には「現職候補を優先したい」と語っていたが、9日の会談後は「頑張っている人に急ブレーキをかけるのはよほどのこと」と慎重な物言いに転じた。

 そこで新執行部が想定するのは「客観的なデータ」(安住氏)による情勢判断だ。各選挙区の情勢調査を早期に実施し、共倒れの可能性などを調べる。2人の候補のうち、1人が極端に票を伸ばしている場合は双方当選可能となるよう票を配分することも検討する。

 小沢氏は2人目の新人候補を「党本部直営」とし、現職候補とは区別する戦術をとるなどしていたが、こうした方針は見直す。これまでは小沢氏が囲い込みがちだった情勢調査結果も、一定程度幹部間で共有する。

 選挙資金の配分について枝野氏らは、静岡だけでなく、宮城、神奈川、長崎、茨城、秋田などにも恣意的な配分がなされているとみており、公平な支給に戻す意向だ。

 ◇独自で運動の構え 小沢氏側、ノウハウ伝えず
 一方、小沢氏は幹事長辞任後も独自の選挙運動を進める構えを崩していない。

 小沢氏に近い関係者は「小沢氏は自分の秘書を全国に派遣している。自分が擁立した候補者が落選しないよう、自ら乗り出すこともある」と話す。小沢氏側は自ら擁立を主導した谷亮子氏や昨年の衆院選で初当選した女性衆院議員のスケジュールを、事実上管理する意向を示す。小沢氏が主導した新人候補を優先することにほかならない。

 9日の民主党新旧幹事長会談後、小沢氏は記者団に候補擁立が難航している参院選沖縄選挙区について「彼(枝野氏)もまだわからないでしょう。菅首相と新幹事長の判断すること」と突き放し、選挙実務は自分にしかできない、という自負をにじませた。

 これまで積み上げてきた詳細な情報をたやすく「非小沢」側に渡すわけもなく、枝野氏が望んだ選挙実務の引き継ぎも事実上拒否した。

6365チバQ:2010/06/10(木) 21:11:25
JTのポスター

http://www.47news.jp/CN/201006/CN2010061001000772.html
自民新ポスターは「いちばん。」 参院選に向けメッセージ


 参院選に向けた新ポスターを発表する自民党の谷垣総裁(左)と小池広報本部長=10日午後、東京・永田町の党本部
 自民党は10日、参院選に向け、新たなポスターを発表した。最上部に「いちばん。」と大書し、人さし指を立てた谷垣禎一総裁のシルエットを浮かび上がらせた。白地に緑とオレンジの2種類を作成。経済や科学技術などさまざまな分野で日本が世界一を目指すとのメッセージを込めた。

 谷垣氏は記者会見で「縮むのではなく伸びるんだというイメージだ」と強調。事業仕分けで名を上げた民主党の蓮舫行政刷新担当相の「世界1位でなければ駄目なのか」との発言も意識しているようだ。

6366名無しさん:2010/06/10(木) 21:36:04
ガッキーはいくつなら続投、いくつなら辞任なのだろうか。もう1ヶ月、というのにまだ数を表明できていないなんて、過去ありましたっけ。

・・・あと、ミズホはいつまで党首を続けるのでしょうか、毎度参院は2議席、衆院選は7、8.
選挙後は又一、辻元、阿部あたりが辞任でクーデーターをおこしたりして。

それにしてもまあ、カメちゃん、郵政労組に「ガンバッテマス!」を見せ付けるために、民主相手にガンバッテますね。

結局、離脱は無いと思いますが。いかがでしょうか。

6367チバQ:2010/06/10(木) 21:54:28
投票日ネタを少しだけ
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100610000024&genre=A1&area=K00
Kyoto Shimbun 2010年06月10日(木)

投票日いつ? 選管やきもき
祇園祭重なり観光影響

 参院選で候補者が使う「七つ道具」を点検する京都府選管職員ら(京都市上京区・府庁)
 参院選の選挙日程が確定しないことで、京都府内自治体の選挙管理委員会がやきもきしている。これまでは約1カ月後の「7月11日投開票」を想定して投開票所の準備や立会人の確保などを進めてきたが、「7月25日投開票」に延期されれば再度調整が迫られる。選管職員は「どの日程になってもいいから早く決めてほしい」と、菅直人首相の判断を注視している。

 亀岡市選管は投票所となる体育館や公民館は7月25日も押さえているが、地元自治会からは「夏祭り会場に使いたいのに日程が入れられない」などの注文が多く寄せられているという。同選管は「延期されれば立会人なども再度地元にお願いしないといけない」と頭を抱える。

 宇治市選管も25日に延びると投票所に予定する小学校体育館の一つが耐震工事に入ってしまうため、新たな会場の確保が迫られるという。

 京都市選管が懸念するのは、祇園祭との関係だ。延期されると、ハイライトの宵山(7月16日)や山鉾巡行(同17日)が選挙期間に重なる。この日の定例会見で門川大作市長は観光への影響も念頭に、「祇園祭の真っ最中が選挙というのはどうか」と漏らした。

 府選管もチラシや大型懸垂幕など啓発グッズを作れないでいる。当初はウエットティッシュを予定していたが、注文から納品まで3週間かかるため急きょ取りやめ、2週間で出来上がる普通のティッシュに変更した。府選管の西村紀寛事務局長は「ニュースを見ても昨日と今朝では違う。一体いつ日程が決まるのか」と気をもむ。

 一方で、選挙準備は着実に進める必要があるため、府選管はこの日、参院選の候補者が使用する「七つ道具」の点検を府庁で実施。12人の選管職員が街頭演説用標旗や拡声器表示板などを一つひとつ手に取り、規格や誤字の有無を調べていた。

6368チバQ:2010/06/10(木) 21:55:42
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2010sanin/kiji/saga/20100610/20100610_0001.shtml
投票日いつ?やきもき 町長選控えた玄海町選管 経費削減の効果消失 花火大会も重なり…
2010年06月10日 11:47  参院選の日程が流動化していることに、任期満了に伴う玄海町長選を控えた玄海町選管が気をもんでいる。当初想定された「6月24日公示−7月11日投開票」の参院選に合わせ、町長選日程を「7月6日告示−同11日投開票」に決めたが、国会の会期延長となれば、参院選の日程もずれ込む可能性が大。参院選の投開票日が町の大イベントと重なるおそれもある。

 「今さら日程変更と言われても…」。玄海町選挙管理委員会の中里慶司書記長(58)は深くため息をつく。参院選の費用は国費負担。町長選も一緒に実施すれば経費約250万円が削減できることもあり、“同日選”にすることを決めた。

 当て込んでいた経費削減効果がなくなるだけではない。7月11日の次に有力視されている参院選投開票日は7月25日。この日、同町では5555発を打ち上げる花火大会が予定されている。毎年約2万人の人出でにぎわう町内最大のイベントで、投票所となる町民会館は大会準備室に使用され、代わりの投票所を探す必要がある。

 一方、佐賀選挙区に立候補予定の3氏はいずれも新人。「名前を知ってもらうのに時間があるのは助かる」(内川修治・民主県連幹事長)と冷静に受け止めている。 

=2010/06/10付 西日本新聞朝刊=

6369チバQ:2010/06/10(木) 23:23:48
640:06/10(木) 23:02 GzW+1AQr
参院沖縄に新人擁立=社民県連
 
社民党沖縄県連は10日、参院選沖縄選挙区(改選数1)に、新人で元県職員の山城博治氏(57)
を擁立すると発表した。同党推薦の無所属候補とし、近く党本部に推薦申請する。今後、地域政党
の沖縄社会大衆党に対し、統一候補として推薦を求める方針。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010061001019
県議の擁立に失敗したらタマ悪くなったな。共産はのらないし、民主は候補も出す公算だから、公明支持者が今まで通り票入れれば自民現職の島尻が勝つか?

6370山口新聞男:2010/06/10(木) 23:32:07
>>6360
寺田はこんなこと許してるから、鈴木陽悦の選挙資金を絞られるんだよ
ただでさえ非協力的なのに

茨城は長塚重点だろうな、これは妥当だと思う

6371とはずがたり:2010/06/11(金) 00:12:07

民主も自民も目標は控えめ。。

参院選:菅首相、勝敗ライン50議席見直さず
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100611k0000m010068000c.html

 菅直人首相は10日、夏の参院選の勝敗ラインを民主党単独過半数には届かない50議席としたことに関し、「この間、民主党は難しい状況が続き、非常に予測も低かったので、まずは6年前にいただいた議席をクリアすることが今における目標ではないか」と述べ、勝敗ラインを見直さない考えを示した。首相官邸で記者団に語った。

 首相は「もちろんそれ(50議席)を超えて、さらに伸ばすことがあればいいが、まず第一段階としては6年前の議席を再度確保することを目標にしたい」と説明した。8日の就任記者会見で「6年前、岡田(克也)代表の下の参院選でいただいた議席がベースになる」と発言していた。【山田夢留】

毎日新聞 2010年6月10日 20時14分(最終更新 6月10日 20時27分)

参院選:谷垣総裁目標低すぎ?「40議席台」
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100611k0000m010106000c.html

 自民党の谷垣禎一総裁は10日、「BS11デジタル」の番組収録で、参院選の獲得議席目標について「40(議席)台には持っていきたい」と述べた。改選の38議席は上回るものの、過去の参院選で40議席台にとどまった際は「敗北」とされた水準だ。菅内閣発足で民主党の党勢回復が著しいとはいえ、トップの控えめな姿勢は参院選の士気に影響しそうだ。

 谷垣氏はこれまで具体的な議席目標への言及を慎重に避けてきたが、この日は司会者にしつこく問われた。だが、40議席では、非改選の34議席と合わせても選挙後に74議席にとどまり、与党を過半数(122議席)割れに追い込むのは難しい。

 これに先立つ自民党の全議員懇談会で、谷垣氏は「政治生命をかけて戦い抜きたい」と総裁の職をかけて参院選に臨む決意を訴えたものの、肝心の勝敗ラインが低くては盛り上がらない。非改選の若手参院議員は「政治生命をかけると言ってしまった以上、目標は低く、超現実路線ということだろう」と皮肉った。衆院側には「目標としては少ないが、そんなものだろう」と谷垣氏の「安全運転」に理解を示す声すら漏れる。

 その後の記者会見で谷垣氏は参院選を「中間試験」と明言し、「政治生命」発言の意図は一層ぼやけた。同党は10日、「いちばん。」をキャッチコピーにした新しいポスターを発表したが、目標40議席からは第1党を目指す気概は感じられず、間の悪さは否めない。【野原大輔】

毎日新聞 2010年6月10日 21時46分(最終更新 6月10日 22時02分)

6372名無しさん:2010/06/11(金) 01:05:43
たった今、テレビのニュースでカメが辞意だそうですが、どうなる連立

6373名無しさん:2010/06/11(金) 01:44:25
カメ流の郵政関連の人々へのメッセージかな、辞任というサル芝居で。

6374ぐらもん:2010/06/11(金) 02:31:36
>>6359
金子氏ですね。本人のブログでも資金が下りてきたことが記されています。

金子洋一「エコノミスト・ブログ」「軍資金、やっと出ました」
http://blog.guts-kaneko.com/2010/06/post_523.php
申し上げておりませんでしたが、実はこれまで私に対するこの夏の参議院選挙に向けての選挙対策費用が差し止められておりました。

≪民主党は10日、小沢一郎前幹事長時代に一部の参院選公認候補者や県連への選挙資金の配分に格差があったとして、枝野幹事長と小宮山洋子財務委員長らが、不足分と認定した額を追加支給した。
 支給を受けたのは、秋田、群馬、神奈川、静岡、岡山、長崎各選挙区の公認候補各1人と静岡県連。≫(参院選資金も脱小沢…配分見直し、追加支給)
 この件では皆さんに大変ご心配をかけました。たくさんのみなさまから励ましをいただきましたが、本日ようやく私にも支給されました。この場をお借りしましてお礼を申し上げます。

 なぜ、大勢の民主党の公認候補予定者の中で私に対する資金が出なかったのか、明確には判りません。確かについこの間、鳩山総理に対して普天間の基地移転の取扱について批判をしました。いまでは大変にぶしつけであったと反省はしておりますが、そのはるかに以前から止められていました。
 あるいは前体制が推進していた外国人参政権や夫婦別姓に異を唱えているからではないかとも思っています。(なお、これらの件に対して私の意見は変わっておりませんので、現体制下でも反対し続けます。)
 まあ、確かにその他にも、さまざまな案件で党の政策に対して公然と批判してはおりました。しかし、私がおこなっていたのはあくまでも議論のみであり、党執行部の方針には常に従っておりました。もちろん、議場での造反などは一切いたしませんでした。
 現体制についても、経済政策に関してはたくさん申し上げたいことがありますが、いったいどなたがなさったことかは判りませんが、この程度のことで軍資金を止めてしまうのでは党内民主主義がなかったと酷評されても仕方がありますまい。こういう我が党の体質は過去のものにしなければなりません。
 まあ、これでいささか軍資金にも余裕ができましたので、これから参議院選挙にむけて全力で戦います!

6375とはずがたり:2010/06/11(金) 03:06:06
>>6370
寺田と陽悦は仲悪いので寺田のせいで陽悦のカネとめられるのは可怪しいのでは?

1人区で支給が遅れている秋田と長崎はそれぞれ石井と金子という有力対抗馬が出るのに,真面目に選挙運動やってないと云う小沢の怒りの様な。

6376名無しさん:2010/06/11(金) 03:14:53
> 秋田、群馬、神奈川、静岡、岡山、長崎各選挙区の公認候補各1人と静岡県連

ロクに仕事してないとこばっかのような。
神奈川なんて三人区なのに菅交代後も一人当選っぽい(和子夫人予想)し、長崎も知事選の頃から地元支持層の不協和音聞こえてくるし。
その他も似たり寄ったりな気がするが、そういう処にカネ配っても大丈夫なのか?
荒井みたいにキャミソール買ったりする費用に回されるんじゃないだろうな。

6377名無しさん:2010/06/11(金) 06:58:24
>>6376
 
 同意する。小沢氏のいう「真面目に選挙運動やってない」という指摘はただしい。

6378小説吉田学校読者:2010/06/11(金) 07:00:55
>>6374
選挙資金を流してあげないんだったら、公認しなきゃいいのに。
公認候補に必要経費を流さないのが意図としてなされたのであり、それに合理的理由がなければ、反党行為といわれかねないと思いますね。

6379久しぶりと言いながら:2010/06/11(金) 07:17:55
軍資金ストップされていた候補者と県連の名が流されているが 新聞記事はうさんくさい

静岡県連と神奈川の金子の場合は党本部と県連の対立だろうが、その他の候補者の場合は違う可能性も有りだ
秋田 群馬 長崎の場合は現職だが現状自民対抗馬が知名度が高く現状劣勢のため 軍資金を多めに配るというのが本当かもしれない
他の候補の手前 多く配分するとは言い難いためだ。

岡山は参院議長が候補者で現状推薦であり、圧倒的優勢だから軍資金は本人調達で充分だろう。

静岡の藤木現職は前回は当時の現職海野に対抗して県連合が二人目として擁立した。
おかしいんじゃないか  二人目として擁立されて当選したおきながら、今度は二人目はけしからんというのは筋が通らない。
04の時は自民も二人候補、民主も二人、今年は自民は一人で民主共倒れの心配は無かった。その後みんなの党が候補者を立ててきた。

6380名無しさん:2010/06/11(金) 07:33:27
>おかしいんじゃないか  二人目として擁立されて当選したおきながら、今度は二人目はけしからんというのは筋が通らない。

 そのとおり。今度は中本が当選か?

6381官兵衛:2010/06/11(金) 08:26:18
>>6356
恐らく、県連は、今回の参院選は、花城氏を次期総選挙の沖縄一区候補とする為の予行演習として捉えているのではないでしょうか?(幾ら何でも、たった一ヶ月の選挙活動で当選するのは酷な話ですからね)

6382名無しさん:2010/06/11(金) 12:11:19
>>6379
> 秋田 群馬 長崎の場合は現職だが現状自民対抗馬が知名度が高く現状劣勢のため 軍資金を多めに配るというのが本当かもしれない
> 他の候補の手前 多く配分するとは言い難いためだ。

小沢の場合、本当に負けそうな処や楽勝な処はほっといて、接戦に持ち込めそうな処や持ち込んだ処(頑張ってる処)に集中砲火するって話を聞いたことがあります。
そういう意味では「楽勝」「必敗」「緩み」のどれかって感じなんでしょうかね>ストップ・ザ・軍資金

6383名無しさん:2010/06/11(金) 13:13:36
既婚妻です。夫が浮気しています。
悔しいので不倫を考えていますが、きっかけがありません。
凄くさびしいです…誰かお話しませんか?
http://short.ie/3vkxum

6384名無しさん:2010/06/11(金) 15:17:50
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100611-00000115-jij-pol
参院選候補、40人に=みんな
6月11日14時37分配信 時事通信

 みんなの党は11日、参院選比例代表にジャーナリストの吉田鈴香氏(51)を擁立すると発表した。これにより同党の参院選候補は、選挙区、比例ともに20人の計40人となった。

6385名無しさん:2010/06/11(金) 15:53:24
週刊新潮で、小沢辞任で谷亮子の選挙が苦境、ってなことが書かれてますが、
谷に限らず、党の選挙資金を小沢が扱えなくなったのがどう影響するか。
小沢が抱えている個人秘書が引き続き全国に配置されるのかどうかにも注目したいです。

6386名無しさん:2010/06/11(金) 16:24:21
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010061100583
参院選神奈川に新人擁立=社民
 社民党神奈川県連は11日、県庁内で記者会見し、参院選神奈川選挙区(改選数3)に、新人で元藤沢市議の木村栄子氏(62)を擁立すると発表した。近く党本部に公認申請する。(2010/06/11-14:55)

6387名無しさん:2010/06/11(金) 20:03:55
小沢秘書軍団は小沢の持ち出しだからいいでしょ
そこに(相当額の)党費が突っ込まれてたら問題かもしれないけれども

6388名無しさん:2010/06/11(金) 20:16:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100611-00000583-san-pol
新党改革、参院選兵庫にNPO法人理事長
6月11日19時4分配信 産経新聞

 新党改革は11日、参院選兵庫選挙区にNPO法人理事長、吉田愛弥(あいみ)氏(36)を公認すると発表した。

6389名無しさん:2010/06/11(金) 20:21:49
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100611-00000094-mai-pol
<みんなの党>ジャーナリストの吉田氏擁立 参院比例代表
6月11日20時7分配信 毎日新聞

 みんなの党は11日、夏の参院選比例代表に新人でジャーナリストの吉田鈴香氏(51)を擁立すると発表した。また、京都選挙区(改選数2)から立候補予定だった新人で産婦人科医の田中宏明氏(42)が「一身上の都合」で公認を辞退した。

6390名無しさん:2010/06/11(金) 22:32:17
みんなの党からの立候補者を見ていると、殆どが、コレといった組織・後援会もなさそうですが

ということは、もし選挙区なんかで当選したら、得た票は大半が浮動票ってこと?

3人区以上の都市部なら分らなくも無いですが・・・

フタ開けたら、たいして取れなかったりして。選挙区ゼロ、比例5程度。
3人区以上の都市部なら分るのですが・・・1人区で取れる見込みあるのでしょうかネ。

実際、93年の総選挙時、日本新党の支持率高かったけど、実際は定数の7%程度しか取れなかったですから
そう考えたら、やはり121 × 0.07 で 8前後は分らなくも無いですが。

いかがでしょうか。

6391チバQ:2010/06/12(土) 00:10:04
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100611-OYT1T00969.htm
非常事態宣言・参院選延期、自民が申し入れ
口蹄疫
 自民党の石破政調会長は11日、国会内で仙谷官房長官と会い、宮崎県の口蹄疫(こうていえき)問題で、国が非常事態を宣言し、国会の会期を2週間程度延長して万全の対応を取ることなどを要請した。


 参院選についても、「移動や集会の制限がかかると選挙が実施できない」と先送りを求めた。仙谷氏は「首相には伝える。国会会期は私に言われても困る」と述べた。

(2010年6月11日20時13分 読売新聞)

6392チバQ:2010/06/12(土) 00:17:20
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news1/20100611-OYT1T00345.htm
「無理やり降ろせない」民主・静岡、候補者一本化は困難
 民主党の枝野幹事長と安住淳・選挙対策委員長らは10日、都内の党本部で党静岡県連の牧野聖修会長(衆院静岡1区)や、参院選静岡選挙区(改選定数2)で再選を目指す藤本祐司・国土交通政務官と会談した。

 県連は、同選挙区では藤本氏に加え、小沢前幹事長主導で擁立した新人の中本奈緒子氏の当選も目指すとする党本部方針を見直し、事実上2人を一本化するよう求めていたが、10日の会談で枝野氏ら党本部側は「一本化は困難」との考えを牧野氏ら県連側に伝えた。安住氏は近く静岡を訪れ、県連関係者と改めて協議する予定だ。

 安住氏は9日、党本部に中本氏を呼んで活動の状況などについて話を聞いたのに続き、10日は午後1時から藤本氏とも会って情勢を分析。その後、枝野氏と安住氏、小宮山洋子・財務委員長が牧野、藤本両氏と会談し、「無理やり(降ろすことは)できないと思う」などと伝えた。

 読売新聞の取材に対し、牧野氏は「まだ正式決定ではないが、仕方ない。これまで通りやるしかない」と話した。別の県連幹部も「中本氏が自ら降りない限り、一本化は難しいと思っていた。無理に降ろしてもマイナスになるだけだった」と述べた。

 一方、10日の会談では、党本部がストップしていた県連と藤本氏の活動資金を支給すると党本部側が約束したという。小宮山氏は記者団に対し、県連では静岡のみ、選挙区では静岡や秋田など6人の候補に一部の資金が支払われていなかったことを明らかにし、「ほかの5件と比べ、なぜか静岡だけは特別視されていた」と言明。不公平な扱いがあったことを認めた。

 この問題は中本氏の擁立を巡る党本部と県連のあつれきの中で生じた。小宮山氏は「誰が見ても前執行部のお金の扱い方は公平ではなかった。理由も不明で不透明。おかしいことはなるべく早く是正したい」と語った。

(2010年6月11日14時08分 読売新聞)

6393名無しさん:2010/06/12(土) 00:19:22
>>6390
> 取れる見込み
「鳩山・小沢体制のまま」って前提で見込んでたんじゃないすかね。
まぁ私も8も取れれば大したものだと思います。
実際は選挙区1(三人区以上のどこか)、比例区4くらいかな。

6394チバQ:2010/06/12(土) 00:25:14
http://mytown.asahi.com/chiba/news.php?k_id=12000821006110001
公明・社民票どこへ 選挙協力白紙
2010年06月11日

 参院選の千葉選挙区(改選数3)で、同選挙区に候補者を出さない公明党と社民党の支持者の票の行方が注目されている。公明は11年近くにわたった自民党との連立政権から転落、社民も5月に民主党との連立政権を離脱し、選挙協力については白紙の状態のためだ。公明は30万票台、社民は十数万票の支持層があるとされるだけに、各陣営は気をもんでいる。

 自民県連の森英介会長が千葉市内の公明県本部を訪れたのは5月15日。会長就任のあいさつという名目だったが、参院選の前哨戦は本格化しており、選挙協力の要請の意図は明らかだった。

 だが、公明の対応は冷ややかだった。直前まで本部にいた選対委員長の吉野秀夫県議は「あいさつなら私がいる必要はない」と森氏に顔を合わせることなく立ち去った。森氏は県本部の富田茂之代表に「(支援は)あうんの呼吸で」と持ちかけたものの、色よい返事はなかった。

 自民、公明は1999年10月から11年近く連立政権を続け、選挙協力は当然の関係だった。この間の国政選挙で、公明が県内で獲得した比例票は40万弱〜34万強。自民にとっては大きな魅力だ。

 だが、公明側にとってはメリットは少なかったようだ。公明の比例区候補への支援が条件だったが、選挙協力の成果が出ていたのは一部の地域にとどまった。「10年間やってただ勢力を減らしただけという支援者の怒りは大きい」(富田氏)という。

 さらに今回、公明が反発を隠さないのは、自民比例公認の臼井正人氏の存在だ。2003年の県議選で、公明の吉野氏と激戦を繰り広げてからぎくしゃくした関係が続く。自民の現職、新顔とも臼井氏と活動をともにすることが目立ち、両党のすきま風は強まる一方だ。

 公明は「連立野党という言葉はない。党同士の選挙協力はありえず、個々の候補者の後援会レベルで、比例とのバーターができるところへの支援をする。地域で支援候補が違うこともありうる」(吉野氏)としており、各陣営と水面下の交渉を進めている。

 「比例区で『福島瑞穂』と書いてもらうことに集中し、選挙区への擁立は見送る」。社民県連合の村上克子代表は3日、千葉市内で開いた参院選の方針発表の席で、無念さをにじませた。

 社民は改選数3以上の選挙区では候補を擁立する方針を掲げ、県連でも3月下旬以降、立候補予定者の具体名が挙がることもあったという。福島氏が消費者相を罷免され、連立政権を離脱した後には、支持者から独自候補の擁立を求める声が急増していた。

 だが、党にとっての最優先課題は比例区で3選を目指す党首の当選。政党名、候補名のどちらを書いて投票してもよい比例区で、県内で福島氏の個人名で16万5千票の獲得を課せられているといい、「選挙区並みに福島さんの名前を書いてもらう戦い」(兼古博行幹事長)になる。

 ここ10年の国政選挙で社民が獲得した県内の比例票は14万〜9万弱。04年参院選の比例区で、福島氏が県内で獲得したのは3万票余りにとどまる。

 社民は県内で県議が1人しかおらず、選挙区と比例区の両方を責任持って動くのは難しい。選挙区での擁立断念にはそんな事情がある。

 その結果、注目されるのは選挙区での社民支持者の動きだ。民主とは連立政権離脱により溝は深まり、話し合いの予定はない。「連合と協力関係にある社民の地方議員は何とかやってくれる」(連合千葉の地域協議会幹部)という楽観的な見方がある一方、千葉選挙区に立候補予定の民主陣営では「普天間問題にこだわる社民支持者は、共産に流れるかもしれないし、棄権するかもしれない」と警戒する。

 自民県連と公明県本部を長年つないできた自民の元県議は「以前は選挙区ごとに協力内容を決めたものだ。公明にとって地方議会に自前の議員が少なかったこともあり、利点はあっただろう」と振り返り、参院選での「自主投票」を「時の政権を意識し、自民との関係には冷静になる」とみる。ただ、「義理堅い議員も多く、過去の選挙で恩義を感じる自民関係者には何らかの支援はしてくれるのでは。要は人間のつきあい」と話している。

 民主県連の田中信行幹事長はこれまで社民と接触がなかった理由について、「社民が候補擁立を模索している段階で選挙協力を求めるのは失礼」と話す。もっとも「連立を解消したばかりの社民に対する協力呼びかけも難しい」としており、現時点で声かけは考えていないという。

 みんなの党の関係者は「公明にあいさつには行った。比例票のバーターは難しく、公明がこちらを応援するメリットはあまりないだろう。ただ公明は『第三極』を旗印としているので、このまま選挙に突入すると、われわれ第三極に流れる票は多いのではないか」と期待をにじませる。

6395チバQ:2010/06/12(土) 00:26:36
>>4852
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2010sanin/236181.html
大地、比例に擁立せず 民主との選挙協力継続(06/11 09:36)
 新党大地の鈴木宗男代表は10日、夏の参院選の比例代表に独自候補を擁立しない方針を決めた。鈴木代表は同日、衆院で統一会派を組む民主党の安住淳選対委員長と民主党本部で会談し、菅直人政権の下でも両党の選挙協力を継続する方針で一致した。

 鈴木代表は、新党創設が相次いだことを受け、民主党支持層の新党への流出を防ぐ狙いで、新党大地として比例代表への候補擁立を検討していた。しかし、菅政権の誕生で民主党の支持率がV字回復したことから、そうした側面支援は必要ないと判断した。

 会談では安住氏が「北海道はもちろん全国で選挙協力をいただきたい」と要請。道選挙区(改選数2)では特に民主党新人の徳永エリ氏への支援を求め、同党新人の藤川雅司氏とともに2人当選を目指すことを確認した。

6396チバQ:2010/06/12(土) 00:32:07
>>6362-6380あたり

http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100611ddm005010040000c.html
選挙:参院選 民主、6選挙区に活動費
 民主党の安住淳選対委員長と小宮山洋子財務委員長は10日、党本部からの選挙活動費などを停止されていた静岡、秋田、群馬、神奈川、岡山、長崎の計6選挙区の参院選公認候補予定者に活動費を支給した。小宮山氏は記者団に「6選挙区への配分は確かに少なく、静岡が一番少なかった」と語った。民主党静岡県連は、小沢一郎前幹事長の改選数2の選挙区に2人を擁立する方針に反発。党本部との関係が悪化し、活動資金を停止されていた。

6397チバQ:2010/06/12(土) 09:56:33
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100612t71019.htm
参院選 街頭・集会で民意探る 東北の各陣営

参院選の日程が固まり、街頭に繰り出した立候補予定者。前哨戦が一気に熱を帯びた=11日午後6時50分ごろ、仙台市泉区


 強気の民主党か、反攻を狙う野党か。参院選の日程が6月24日公示、7月11日投票に固まった11日、東北の立候補予定者は一斉に走りだした。首相交代からわずか1週間。菅内閣の発足で民主党は勢いを取り戻し、野党は戦略を立て直す。「一寸先は闇」を地で行った政界ドラマの末の戦いは30日間。各陣営は街頭で、集会で、揺らぐ民意を探り始めた。

 秋田選挙区(改選数1)で再選を狙う民主党現職の鈴木陽悦氏(61)は午前10時、JR秋田駅前でマイクを握った。
 「菅内閣で国民の生活を守っていく」。わずか10日前まで逆風にさらされていた。支持率のV字回復に一息ついたが「一喜一憂せずこつこつと有権者と話をしたい」と表情を引き締めた。
 福島選挙区(改選数2)の民主党新人岡部光規氏(42)は朝、JR福島駅前で演説し、救急医療体制の充実を訴えた。陣営は最短スケジュールの選挙日程になったことで一気に本番モード。「無党派層が多い都市部での街頭演説に力を入れる」と意気込んだ。
 自民党は保守の底力にかける。
 山形選挙区(改選数1)で3選を目指す現職岸宏一氏(70)は、寒河江市での会合で「困難な戦いを覚悟してきたが、民主党の支持率が回復して一層厳しさが増した」と危機感を隠さなかった。
 陣営幹部は「首相交代は選挙目当て以外の何ものでもない。国を危うくする政治を打破しなければならない」と強調した。
 宮城選挙区(改選数2)の新人熊谷大氏(35)は「逆風だが応援してくれる人はいる。やれることを確実にやっていくだけ」と支持者回りを重ねた。夕方は仙台市内で総決起大会を開き、約500人が気勢を上げた。
 第三極を目指す各政党の候補者は、間隙(かんげき)を狙う。
 宮城選挙区の共産党新人加藤幹夫氏(46)は夕方、仙台市青葉区の目抜き通りで演説し「減税し、庶民の暮らしを応援する」と呼び掛けた。陣営は党地区委員会に電話で「選挙日程が決まった。頑張っていこう」と呼び掛け臨戦態勢に入った。
 岩手選挙区(改選数1)の社民党新人伊沢昌弘氏(62)は奥州市での講演会で、組合員ら約60人に、沖縄の米軍普天間飛行場移設問題で連立政権を離脱した党の姿勢を説明した。「焦りはない。支持者の反応もいい」と力を込めた。
 宮城選挙区に立つみんなの党新人の菊地文博氏(50)は仙台市内10カ所でマイクを握った。渡辺喜美代表の写真付きパネルを配置し「二人三脚」の戦い。「投票日が決まった。わたしが熱弁を振るっても政治は変えられない。皆さんの行動が必要だ」と強調した。


2010年06月12日土曜日

6398チバQ:2010/06/12(土) 09:57:29
http://www.shizushin.com/news/pol_eco/shizuoka/20100612000000000014.htm
民主・公認候補一本化問題 党本部、14日最終回答
06/12 08:16
 夏の参院選静岡選挙区(改選数2)で民主党県連が党本部に公認候補の一本化を要請した問題で、県連は11日、安住淳党選挙対策委員長が14日に静岡市を訪れ、牧野聖修県連会長らとともに記者会見すると発表した。安住委員長はこれまでに「一本化は困難」との認識を示しており、県連に最終回答して問題の決着を図る見通し。
 安住委員長は記者会見に先立ち、牧野会長ら県連三役、静岡選挙区に立候補を予定している同党の現職藤本祐司氏(53)、新人の中本奈緒子氏(31)と会談し、党本部の最終的な判断を伝える。
 牧野会長は県連の反対を押し切って中本氏を擁立した小沢一郎前党幹事長に強く反発していたが、今回の党本部の裁定は受け入れる姿勢を示している。小沢前幹事長辞任に加え、菅内閣発足による支持率回復や、党本部が支給を止めていた藤本氏への選挙活動費を支給したことが県連軟化の背景にあるとみられる。
 岡本護県連幹事長は依然として選挙戦は厳しいとしながらも、「正式な回答は安住委員長が持ってくるが、本部の方針を真摯(しんし)に受け止めて活動する。党内で仲たがいしている印象を解消したい」と述べた。

6399チバQ:2010/06/12(土) 10:01:12
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news/20100611-OYT8T01190.htm
法案先送り揺れる郵政票
団体民主支援縮小も示唆
 参院選の日程が「6月24日公示―7月11日投票」で固まる一方、政府・民主党が郵政改革法案の成立を参院選後に先送りにしたことで、同党候補の支援を決めている県内の郵政関係者の間に動揺が走った。今後の選挙協力などに微妙な影響を及ぼしそうだ。

 郵便局長らでつくる政治団体「郵政政策研究会(郵政研)」は国民新党を支持し、同法案の成立を強く求めていた。比例選は同党の長谷川憲正氏を最重点候補に位置付けるが、同党の候補者がいない千葉選挙区では、旧郵政省出身で民主党の小西洋之氏を支援する方針を決めている。

 郵政研は、県内約700の郵便局ネットワークを生かし、ポスター張りやビラ配布、演説会での動員などで機動力を発揮。郵政研県本部は昨年の衆院選で、13小選挙区すべてで民主党候補を支援し、政権交代実現に貢献したとされる。

 県本部は一連の協力の見返りに、長谷川氏支援を求めている。民主党の一部衆院議員は「選挙区は小西、比例選は長谷川」を後援会関係者に呼びかけ始めたが、県本部関係者は「民主党は今国会での郵政改革法案成立という約束をほごにした。力の入れ具合が変わってくると思う」と述べ、支援縮小の可能性も示唆する。

 ただ、国民新党の連立政権離脱は避けられたため、長谷川氏を迎える13日の郵政研地区会合には、小西氏や民主党衆院議員が招かれている。9日から郵便局へのあいさつ回りを始めた小西氏も、「どういう影響が出るか分からないが、旧郵政出身であることを訴えていくしかない」と話す。

 一方、日本郵政グループ(JP)労働組合千葉連絡協議会は、選挙区で民主党の道あゆみ氏の推薦を決めている。郵政改革法案の成立先送りに西藤勝事務局長は「複雑な思い」と表情を曇らせるが、道氏支援の方針に変更はないとしている。連合千葉の黒河悟会長は「この選挙で負ければ法案も一切がダメになる」と呼びかけ、動揺する組織の引き締めを図る構えだ。

(2010年6月12日 読売新聞)

6400チバQ:2010/06/12(土) 10:01:42
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shimane/news/20100611-OYT8T01087.htm
情勢混沌行方に注目
4陣営、支持固めに躍起
 政府・与党の調整で、参院選の日程が「6月24日公示―7月11日投開票」でほぼ固まった。島根選挙区では、民主党が元民放アナウンサー、岩田浩岳氏(34)、自民党は参院議員秘書、青木一彦氏(49)、共産党は党県常任委員、石飛育久氏(32)、みんなの党が飲食会社監査役、桜内朋雄氏(41)の4新人を擁立。自民党現職の青木幹雄・前参院議員会長の不出馬で情勢は混沌(こんとん)としており、「参院のドン」が24年間守ってきた議席の行方に全国が注目している。

 「市民感覚をまっすぐに政権与党に届けることをお約束する」。岩田氏は、山陰中央テレビで10年以上アナウンサーを務めた知名度や、34歳の若さを武器に、連日、短い街頭演説を50回以上繰り返している。

 連合島根から全面的な支援を受け、県内約40団体の推薦も得た。党が「最重点区」と位置づけており、菅政権誕生による追い風に乗ろうと必死だ。国民新党や社民党との連携も目指す。

 集会では、趣味の自転車に乗って登場したり、俳優の物まねを披露したりして会場を沸かせ、同じ会社の元アナウンサー、妻美知さん(33)も、夫の活動を支えている。

 「父の意志を継ぎ、古里島根のためにこの身をささげたい」。青木氏は、父親の幹雄氏の後援会組織をほぼそのまま引き継ぎ、県内に張り巡らせた党県連の各地域支部ごとにミニ集会や街頭演説を行い浸透を図っている。

 幹雄氏と同様、県農政会議や県歯科医師連盟、県建設業協会など、主な業界団体の推薦も確実に得た。自公政権時代から公明党、創価学会との関係は良好だが、野党転落後にこれまで通り協力できるかは不透明。

 幹雄氏の官房長官時代の秘書官や公設第一秘書の経験をアピールし、母校の県立大社高校の同窓生らも後援組織を発足させて知名度アップに努めている。

 石飛氏は、今月6日から県内の5000か所を目標に出向く「キャラバン」を開始。1日に20〜30か所で街頭演説をこなす。今後、松江、出雲両市を重点的に回り、支持を訴える。

 桜内氏は、5月の立候補表明以来、おじの桜内義雄・元衆院議長(故人)の関係者を中心にあいさつ回りしてきた。民主、自民の2大政党に不満を持つ有権者への浸透を目指している。

(2010年6月12日 読売新聞)

6401名無しさん:2010/06/12(土) 10:37:02
この理由はちょっとないんじゃないかと。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100611-00000031-kyt-l26
田中宏明氏、参院選立候補を辞退 みんなの党、京都選挙区擁立予定

6月11日22時39分配信 京都新聞
 みんなの党は11日、参院選京都選挙区に公認候補として擁立を予定していた産婦人科医の田中宏明氏(42)が立候補を辞退した、と発表した。
 田中氏は同日、党に辞退を申し入れ、認められた。田中氏は京都新聞社の取材に対し、「選挙スタッフの確保が進まず、選挙戦をやり抜く態勢が組めなかった」と話している。
 田中氏は5月20日に立候補を表明。出身地の伏見医師会の推薦を受け、産科医療の充実などを訴えていた。

6402名無しさん:2010/06/12(土) 17:41:35
こっちは機転を利かせて出馬取りやめたほうがよかったのでは。。。
変に批判だけ受けて、その議席まで投げちゃった印象。

河上衆院議員、辞職届を提出
民主、京都で参院選出馬へ
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100612000078&genre=A1&area=K00

 夏の参院選京都選挙区(改選数2)に立候補を予定する河上満栄衆院議員(39)=民主・比例近畿=が11日、辞職届を横路孝弘衆院議長あてに提出した。14日の本会議で許可される見通し。「一身上の理由」としている。

 河上氏は昨夏の衆院選で初当選し、4月に京都選挙区の現職に続く2人目の候補として党公認が決まった。しかし公認後の4〜5月に15回開かれた本会議に1回しか出席せず「議員の仕事をしていない」と批判を受けていた。

 民主党比例近畿の名簿掲載者は全員当選したため辞職に伴う繰り上げはなく、衆院全体で欠員1となる。

6403名無しさん:2010/06/12(土) 18:24:16
>>6401-6402
なぜそうなるのかな?

田中氏は勝ち目なくなってきたから辞めた、その理由の一つとしても選挙スタッフが云々はあるだろうし、みんなの党に追い風がなくなればそうなる事も判ってたんでしょう。
むしろ他のみ党候補でも辞めたい方はどんどん辞めるべきだと思いますよ、あそこは基本候補者任せの選挙なんだから、変に気を使う必要はありません。

一方で河上氏は当落は別にして出馬する意欲を表した以上、とっとと辞めて選挙体制を作っておくべきだったでしょう。
むしろ「批判を受けて」という形になってしまったとしたら遅きに失したというべきです。

6404名無しさん:2010/06/12(土) 18:55:52
山口では先頭を走る岸陣営がなかたるみになっている。
自民党県連を始め老齢化が進み、組織がよく動かない。
世襲批判もじんわり効いていて反応は今いちである。
バカでもわかるが自民の凋落は実兄の安倍のせいだと誰でもわかっている。
一方、原田の方はマイペース型の選挙で知名度と票がどう結びつくかは
よくわからない。
山口県出身の菅が首相になったのは追い風になるかは未知数。
最後には、野党になっても自民党の知事以下の締め付けが
県下にどこまで効くかだろう。

6405名無しさん:2010/06/12(土) 19:19:18
全く脈絡のない話だけど、、、
7月にオープンする衆参の新議員会館の中に入るカフェが、
3軒ともタリーズという話。。。

6406とはずがたり:2010/06/12(土) 19:40:04
>>6401,6403
みんなの党はほんと面倒見悪そうですね。
輿論調査の結果随分強気に擁立してきたけど,今後辞退者が複数出てくる可能性もあるかも。
小沢自由党なんか,想像ですけど,小沢の秘書とか派遣してそれなりに面倒みてくれたのかも知れませんなぁ。

>>6402
俺もそうなると予想してたのに割と本気ですなぁ。
これまた想像ですけど小沢に思い切ってやってこいと相当けしかけられているのではないかと。

6407神奈川一区民:2010/06/12(土) 20:18:27
>>6406
みんなの党も面倒を見たいだろうが、お金
がないから仕方ないですね。

小澤氏に逆らってまで立候補辞退しないで
しょうね。みんなの党の候補者が降りて共
倒れの可能性が小さくなったし。

6408名無しさん:2010/06/12(土) 20:24:30
>>6404
そろそろ岸も実弾のお注射が必要か?

6409名無しさん:2010/06/12(土) 21:13:48
>>6403
>>6406
全県一区の参院選で選挙の段取りが大変なのはわかるのですが、それは選挙の素人であっても立候補前にも用意に想像できることだったのではと感じまして。みんなの党の支持者からすれば選挙区における投票の選択肢がなくなるわけです。単純に残念だなと。とはさんが指摘されたように今後もこういうことが続くとするとちょっとなあと思う人は増えるのでは。

6410とはずがたり:2010/06/12(土) 22:33:29
>>6409
ここでまた辞退候補発生なんて事にことになると確かにみんなに期待する有権者の気持ちに冷や水(みんなの支持は期待に拠るところが大なので)浴びせるので,金欠の渡辺もちと考えざるを得なくなるのかも。。

6411名無しさん:2010/06/12(土) 22:52:43
今週ですか、週刊誌の中には議席予測出したのもあるみたいですが・・・

一体、どんな根拠があって、みんなの党の10議席半ばというのが分りませんが。
コレ、比例だけでも800万程度必要ですよね。あの学会でさえ、フル回転で890万。

・・・評論かも新聞やテレビの数字だけ見て書いているのでしょうかねぇ。

あと、会期延長なし、コレ正解ですよね。過去延長したのはロクでもない結果。
そもそも延長自体、国会で劣勢だから法案が仕上がらないわけで、よけいに委員会などで突っ込まれてやられてしまいますからね。

ところで、自民は40割れば辞任だろうけど、後任は誰でしょうか。

それと良く分らないのが、立ち上がれと創新の連携。この二つ、近かったのですか、初めて知りましたが。
与謝野、中田、平沼、山田・・・ふぞろいの政治家たちのような気がするのですが。

6412山口新聞男:2010/06/12(土) 23:51:58
参院比例で、公明党より得票が上回った政党は
自民党・民主党(全ての回)と92年までの社会党と98年の共産党
※95年は除く

みんな党が、このレベルまで持っていけるとはとても思えないのだが・・・

6413名無しさん:2010/06/13(日) 00:49:21
上手く立ち回ってれば98共産並にはいけたと思いますよ。
もう無理でしょうけど。

6414チバQ:2010/06/13(日) 00:53:25
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100612/elc1006122104004-n1.htm
谷亮子氏ショック? 小沢系タレント候補の“無援地獄” (1/3ページ)
2010.6.12 21:02

「小沢銘柄」候補の谷氏も「脱小沢」路線に軌道修正か 菅直人首相(63)に寝首をかかれる形で、民主党の表舞台から排除された小沢一郎前幹事長(68)。その小沢氏の主導で、7月11日予定の参院選に初出馬を決めたタレント候補の陣営が戦々恐々としている。突然、ハシゴを外されたうえ、反小沢カラーが鮮明な新執行部では“特別待遇”は望み薄。どの程度の選挙支援を得られるかも不透明で、早くも“菅派”に変身する候補者も現れている。(夕刊フジ)

 民主党から出馬するタレント候補は、芸能界からは岡部まり(50、大阪選挙区)、落語家の桂きん枝(59、比例代表)、歌手の岡崎友紀(56、同)、庄野真代(55、同)の4氏。スポーツ界からは五輪柔道金メダリストの谷亮子(34、比例代表)、体操銀メダリストの池谷幸雄(39、同)、競輪銀メダリストの長塚智広(31、茨城選挙区)の3氏で、いずれも幹事長時代の小沢氏から全面支援を取り付けて出馬を決断しただけに胸中は複雑だ。ある関係者はこう危機感をあらわにする。

 「たとえば岡部氏の大阪選挙区では自民、公明、共産、社民各党に加え、みんなの党やたちあがれ日本も候補擁立を検討しており、無党派層争奪戦の激化は必至です。そんな状況で、カネの問題で幹事長を辞任に追い込まれた小沢さんの強力なバックアップは、いくら知名度があるとはいえイメージ戦略が重要なタレント候補にとってはいまや重荷。ただでさえ今年はタレント候補に対する世間の風当たりも強く、小沢さんとの立候補表明会見は裏目だった」

 比例候補も必死だ。参院比例区は「非拘束名簿方式」で、個人得票の順位がそのまま党内の議席獲得順位となる。

 だが、小沢氏との幹事長業務引き継ぎをわずか5分で終わらせた「反小沢七奉行」の1人である枝野幸雄幹事長(46)は、「選挙区での協力関係から比例は連合系候補の当選が最優先で、タレント候補はあまり眼中にない」(永田町関係者)とみられているのだ。

 それだけに、政治アナリストの伊藤惇夫氏は、「比例のタレント候補の中でも、最も危機感が強いのは『小沢先生の応援は地球を覆うほどの愛』と豪語してしまった谷亮子」と指摘する。

 「小沢氏の期待が最も高かった比例候補は間違いなく谷ですが、もともと政治家とトップアスリートの両立など実現不可能で、谷の擁立がタレント候補のイメージを悪化させた部分は大きい。現執行部もそのことは重くとらえており、特別待遇どころか立候補取りやめを打診したり、谷自身が辞退する選択肢が浮上しても不思議でない。他の候補も似たようなもので、小沢氏に乗せられてタレント候補になったことは、本人にとってもプラスにならないでしょう」

 ただ、そんな逆風下でも、選挙のプロとして小沢氏が推す新人候補に張り付き指導する「小沢秘書軍団」の派遣は続く。

 「参院選は選挙区が広く組織票だけでは戦えないうえ、今回は与党だけに守りの選挙になってしまい、苦しい部分がある。無党派層の取り込みが必要で、その意味でタレント候補の存在は重要と考えている小沢氏は、幹事長辞任後も、各候補の下に有能な秘書を引き続き派遣しています。選挙が迫れば、さらなる浮動票取り込みを狙って『小沢ガールズ』も投入されることでしょう」(伊藤氏)

 ただ、当のタレント候補たちは、早くも「菅代表は鳩山前総理と共に民主党を結党し、政権交代を実現すべく党の礎を築いた功労者」(岡部)「僕も新しいイメージに貢献できるように努力していきたい」(池谷)などと、菅執行部をヨイショして小沢離れを見せ始めている。

 桂きん枝氏に至っては「菅新首相こそ“切り札”」として、谷の夫でプロ野球巨人の佳知選手を引き合いに、「9回ウラ、代打谷ぐらい。まだこんなバッターがおったんかいという感じ」とまで持ち上げた。

 だが、民主党幹部の1人は「正直、小沢さんの息がかかった有名人だけに、出過ぎた支援はできない」とにべもない。

 激戦の大阪選挙区に挑む岡部まり事務所は「小沢さんが幹事長を降りられても、何も変化はありません。やるべきことをやるだけというスタンスです」(広報担当)とコメント。一方、比例の谷亮子事務所は「まだ活動をスタートしたばかりで選対責任者も決まっておらず、現時点で特にお話しできることはありません」(事務所スタッフ)としている。

 鳴り物入りでヘッドハントされたものの、突然上司の庇護を失ったサラリーマンにも似た悲哀が、各陣営に漂っている。

6415チバQ:2010/06/13(日) 00:56:34
http://www.asahi.com/politics/update/0612/TKY201006120223.html
民・自幹事長明暗 枝野氏自信満々・大島氏には交代論2010年6月12日19時48分

 菅直人政権発足で党の支持率がV字回復した民主党と、下がり気味の自民党。こんな情勢が、参院選を切り盛りする両党幹事長の12日の発言に表れた。民主党の枝野幸男幹事長は「菅首相は(自社の)55年体制型の古い政治をぶちこわすというメッセージを発信している」と自信を示す一方、自民党の大島理森幹事長は党内でくすぶる自らの交代論に触れることになった。

 枝野氏は民放のテレビ番組で、内閣や党の支持率回復について「ありがたい。国民の強い期待、願いがあるんだなと受け止めている」とした。

 一方、大島氏は青森県弘前市での講演で「大島幹事長辞めろと言われるが、しばしお待ちください」と述べ、幹事長交代論にくぎを刺した。ただ、「新しい世代に素晴らしい自民党を作って引き渡す。私の使命だ」とも語り、悩ましい心境をのぞかせた。

 菅政権に対抗して党のイメージアップを図りたい若手・中堅らは大島氏を標的にする。菅政権誕生を「党首のすげ替え」と非難する手前、参院選前に「谷垣おろし」は唱えにくい。「次善の策」として幹事長交代論が出ている。

 大島氏は「テレビ映りをよくしろとか、いろんなご意見がある」と自身への苦情にも言及しつつも、「選挙目当てで顔を代えてはいけない」と民主党を批判する形で強調した。

6416チバQ:2010/06/13(日) 01:05:55
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010061200205
参院東京「3人目厳しい」=民主・枝野氏
 民主党の枝野幸男幹事長は12日午前、テレビ東京の番組で、参院選の東京選挙区(改選数5)への3人目の候補者擁立について「現状で新たに3人目をというのはなかなか厳しい」と述べた。
 また、菅内閣と民主党新執行部について「菅直人首相は世襲でも官僚出身でもないたたき上げの首相。また何十億、何億というお金を集めて政治活動している党幹部、大臣もほぼいない」と強調。「小泉純一郎元首相が古い自民党を壊すと明確なメッセージを発信したのと同じで、古い55年体制型の政治をぶち壊すというメッセージだ」と語った。(2010/06/12-13:20)

6417チバQ:2010/06/13(日) 01:07:30
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20100612ddlk10010292000c.html
選挙:参院選 民主、活動費支給 富岡氏「支給額、時期違いおかしかった」 /群馬
 民主党の参院選公認候補予定者のうち、群馬選挙区など6選挙区で選挙活動費の支給が一時停止していた問題で、同党は10日、支給が再開されたことを明らかにした。群馬選挙区から出馬する富岡由紀夫氏は11日、高崎市内で報道陣に「これまでは候補予定者によって支給額や時期が違っており、組織としておかしいと感じていた」と話した。

 富岡氏によると、選挙活動費は不定期に口座に振り込まれる仕組みで、今月はまだ支給がなかったという。

 党本部によると、支給を停止されていたのは他に▽静岡▽秋田▽神奈川▽岡山▽長崎−−の計6選挙区。これまでの支給システムについては「小沢一郎前幹事長に確認しないと分からない」としている。【奥山はるな】

6418チバQ:2010/06/13(日) 01:08:46
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20100612ddlk22010194000c.html
参院選’10静岡:民主「2人擁立」で押し切る 実態は現新の分裂選挙のまま /静岡
 民主党は参院選静岡選挙区(改選数2)をめぐる県連の「候補者の一本化」要求を退け、従来の「2人区には2人擁立」方針で押し切る方針を固めた。県連も受け入れる構えで、安住淳・党選挙対策委員長は週明け、静岡市を訪れ、最終合意を得る見通しだ。ただ、県連はこれまで通り、再選を目指す現職の藤本祐司氏(53)に支援を絞る方針。小沢一郎前幹事長が擁立を主導した新人、中本奈緒子氏(31)との支援態勢は分裂したまま選挙戦に突入する見通しだ。【平林由梨】

 県連の牧野聖修会長は11日、毎日新聞の取材に、党本部で10日、安住氏と面会し「一本化は困難」と伝えられたと説明した。

 これを踏まえ安住氏は14日、静岡市内を訪れ、牧野氏ら県連幹部と会談する予定。県連幹部によると安住氏はその後、藤本氏、中本氏とともに記者会見を開き、対立の解消を有権者にアピールする見通しだ。

 牧野氏は取材に「県連と党本部は和解した。党の決定には従う」と述べ、「2人擁立」を受け入れる考えを示した。しかし「県連は藤本氏、党は中本氏を支援する選挙態勢は変えない」と強調した。

 県連の岡本護幹事長も11日、記者団に「県連が2人とも受け入れればややこしくなる。結果的に一本化できないのなら、お互いに頑張るしかないということだ」と語り、選挙戦で中本氏とは距離を置く姿勢を示した。

 県連と共同歩調を取り、藤本氏1人を推薦した連合静岡の吉岡秀規会長は取材に「菅政権の今の高支持率は期待値の反映だ。その期待値を頼って勝てるほど甘くない」と説明。方針を見直すことはないとの考えを示した。

6419チバQ:2010/06/13(日) 01:10:23
>>6021
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001006120003
民主、2人擁立明言/安藤県議は不出馬
2010年06月12日

■民主、2人擁立明言


 民主党選挙対策委員長の安住淳・県連代表は11日、参院選宮城選挙区(改選数2)について「2人でいく」と明言し、公認候補は2人のままとする考えを示した。仙台市内で開いたパーティー後、記者団に述べた。


 選対委員長就任時、共倒れの危険性がある選挙区は公認取り消しも検討する考えを示していたが、この日は「支持率も回復して危機的な状況は脱したんじゃないか」と指摘。宮城選挙区は「乱立状態なので十分いい戦いができる」と述べた。



■安藤県議不出馬表明


 参院選宮城選挙区で、新党改革(舛添要一代表)から立候補の打診を受けていた自民党県議の安藤俊威氏(52)が11日、立候補しない意向を明らかにした。


 安藤氏によると、舛添代表らから立候補の意思を直接問われていたが、「前日、党幹部に正式に断りの電話を入れた」と話している。安藤氏は県議4期目。今年1月に自民党県連の公認候補の公募に応募し、落選していた。

6420チバQ:2010/06/13(日) 01:12:30
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-06-12_7172/
花城氏擁立を伝える 参院選 民主県連党本部に
革新共闘余地残す
政治 2010年6月12日 09時53分

(15時間19分前に更新)

 【東京】夏の参院選沖縄選挙区をめぐり、民主党県連の喜納昌吉代表(参院議員)は11日、党本部で安住淳選挙対策委員長、石井一選対本部長代理と会談し、那覇市議の花城正樹氏(31)を公認候補として擁立する意向を伝えた。一方、沖縄平和運動センター事務局長の山城博治氏(57)が無所属で出馬する意向を固めたことを受け、同氏を推薦する社民に加え、社大も含めた共闘も視野に入れて最終的な結論を出す考えを伝えた。安住氏らは「県連の意向を尊重する」とした。

 喜納氏は会談後、記者団に花城氏擁立の意向を示すと同時に「山城氏が無所属出馬なので環境が変わった。かつての革新共闘も大事だ」と述べ、常任幹事会で再協議する考えを示した。

 民主党本部内では、県政野党陣営がそれぞれ候補を擁立して分裂選挙に突入することで、11月予定の知事選など今後の主要選挙での共闘枠組みに影響が生じることを懸念する考えがあり、独自候補の擁立に慎重な意見が上がっている。

 県連は花城氏擁立の決定を貫くべきとの意見が大勢を占めている。政府が米軍普天間飛行場の移設先を名護市辺野古周辺とする中、県内移設反対を掲げる独自候補を立てることで有権者に県連の姿勢を示す考えだ。

6421チバQ:2010/06/13(日) 09:56:38
http://www.shinmai.co.jp/news/20100613/KT100612ATI090005000022.htm
参院選擁立断念、自主投票を報告 社民党県連
6月13日(日)


参院選県区への擁立断念を報告する社民党県連の竹内代表=12日、長野市

 社民党県連(竹内久幸代表)は12日、支持労組などと長野市で開いた参院選の総合選対委員会で、県区(改選定数2)への公認候補擁立を断念し、自主投票で臨む方針を報告した。旧社会党時代を通じ、県区への擁立見送りは初めてで、2003年衆院選で失った県内国会議席回復への道のりは遠のいた。一方、県区の他陣営は「社民票」の行方に関心を寄せている。

 「最大限の努力をしてきたが、残念ながら擁立を断念せざるを得ない状況に至った」

 12日の参院選総合選対委員会の冒頭あいさつ。社民党県連の竹内久幸代表は擁立断念を表明し、苦渋の表情を浮かべた。会議はその後非公開となったが、出席者から異論は出なかったという。

 県連は昨年来、当時の与党の枠組みによる「無所属統一候補」擁立を目指し、民主党県連と協議を開始。だが民主側は現職の北沢俊美氏(72)に続いて3月末、党本部主導で新人の高島陽子氏(42)を擁立し、構想は崩れた。

 5月末には米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題への対応をめぐり、福島瑞穂党首が閣僚を罷免され、社民党は連立政権を離脱。支持労組などから独自候補擁立を求める声が強まる中、県連幹部は福島氏の公設秘書で、昨年の衆院選長野5区に党公認で出馬した池田幸代氏(38)に狙いを定めた。

 だが、福島氏自身も今回の参院選比例代表に出馬する上、党首として全国を応援に飛び回らなければならない。池田氏は選挙スタッフとして欠かせない存在になっており、同氏擁立について福島氏側から前向きな返事は得られなかったという。

 連立政権離脱を受け、各種世論調査では党の支持率が上昇する傾向もあった。ただ、2007年の前回参院選県区では、同党の公認候補は8万9千票余と過去最低の得票に終わっており、単独では議席確保の展望が見いだしにくいことも事実だ。

 県区での初の「不戦敗」に、党関係者の苦悩は深い。支持労組のある幹部は「深刻だ。党の屋台骨が揺らいでいる」と漏らす。

 「平和の党」を前面に打ち出す社民党は今後、県内でどう存在感を発揮していくのか。竹内代表は総合選対委で、「党の次世代を担う人材をどう育成していくか。真剣に考えなければならないと痛切に感じている」と述べた。

6422チバQ:2010/06/13(日) 09:58:19
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2010sanin/236484.html
参院選 道選挙区擁立 社民見送りへ (06/13 06:34)
 社民党道連は12日、7月の参院選道選挙区(改選数2)で候補の擁立を見送る方向で最終調整に入った。13日に道内各支部の代表らが集まる道連の常任幹事会で協議した上で、決定する方針だ。

 道選挙区の候補擁立については、連立政権離脱後から本格的に協議。12日の役員会では、「現状の党の力量を見極めるべきだ」「来春の統一地方選で選挙協力の可能性を考えれば戦うべきでない」といった意見が強まり、擁立を見送る方針で一致。常任幹事会に役員会の見解として提案する。


http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20100612ddlk22010199000c.html
参院選’10静岡:社民県連、独自候補擁立を断念 政権離脱で模索も /静岡
 夏の参院選静岡選挙区(改選数2)で、社民党県連(桜井規順代表)は11日、独自候補の擁立を見送る方針を固めた。県連幹部が明らかにした。15日に開く常任幹事会で正式に決定する見通し。

 党本部は鳩山内閣当時の連立政権離脱後、県連に対して静岡選挙区に独自候補を擁立するよう要請。これを受け県連は擁立の可否を慎重に検討してきた。

 しかし県連幹部は11日、毎日新聞の取材に「擁立にこぎつけられる状況ではない」と述べた。鳩山内閣の後を受け、菅内閣が高支持率で発足したことなどを考慮しての判断とみられる。【平林由梨】

毎日新聞 2010年6月12日 地方版

6423とはずがたり:2010/06/13(日) 10:24:25
細野幹事長代理が生駒駅に来たる,と云う看板がいっぱい出てた。
来たのは昨日だったかな。

6424山口新聞男:2010/06/13(日) 10:45:45
う〜ん、社民は長野も北海道も擁立断念か
沖縄候補の微妙さといい、かなり深刻な党勢のようだな・・・

6425チバQ:2010/06/13(日) 18:04:34
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news1/20100613-OYT1T00422.htm
谷垣総裁、参院選与党過半数なら辞任
 自民党の谷垣総裁は13日、フジテレビの番組で、今夏の参院選で与党を過半数割れに追い込めなかった場合、総裁を辞任する考えを明らかにした。

 谷垣氏は番組終了後、都内で記者団に対し、「(参院選に)政治生命をかけるというのは、(敗北すれば)総裁としての資格はなくなったと考えるということだ」と述べた。具体的な目標議席数については「全く考えていない。野党は、与党を追い込んでいくのが仕事だ」と述べ、与党の過半数割れを目指すことを重ねて強調した。

(2010年6月13日13時28分 読売新聞)

6426チバQ:2010/06/13(日) 18:06:03
http://www.47news.jp/CN/201006/CN2010061301000480.html
打倒輿石狙い、自民は進次郎投入 民主、小沢ガールズで対抗
 参院選山梨選挙区(改選数1)で民主党の実力者輿石東参院議員会長(74)の3選を阻もうと自民党が躍起になっている。年齢、性別などで違いが際立つ宮川典子氏(31)を擁立し、人気者の小泉進次郎衆院議員らを応援に投入。狙うのは前回の岡山選挙区で民主党新人の女性が当時の自民党参院幹事長を破った「姫の虎退治」の“再現”だ。輿石陣営も福田衣里子衆院議員ら「小沢ガールズ」と呼ばれる女性議員を呼び対抗している。

 「宮川さんは31歳。未来がある。あと30〜40年は山梨の皆さんの力になれる」。小泉氏は13日、山梨県昭和町の大型スーパー近くで演説に力を込めた。自ら「自民党の客寄せパンダ」と言う小泉氏が街宣車から降りると握手を求めて女性らが群がりパニック状態に。

 一方、前日の12日に同県韮崎市の文化ホールであった輿石氏の総決起集会。福田氏は「輿石大先生の応援に、ひよっこの身ですが長崎から駆け付けました」と約千人に話し掛けた。

 山梨選挙区には共産花田仁氏(49)と、無所属根本直幸氏(44)の2新人も立候補を表明している。

6427チバQ:2010/06/13(日) 18:08:29
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003087171.shtml
前哨戦熱く 参院選まで1カ月、応援議員兵庫入り 

 24日公示、7月11日投開票がほぼ固まった参院選を前に、前哨戦が熱を帯びてきた。7人が立候補を予定する兵庫選挙区(改選数2)では各政党の“顔”も応援に駆け付け、街頭などで支持を訴えた。


 菅政権発足後、初の週末となった12日、民主党は馬淵澄夫国交副大臣が訪れ、神戸市内などで街頭演説。立候補を予定する現職水岡俊一氏と新人三橋真記氏が、街頭では初めて一緒に立った。

 鳩山内閣の支持率低迷で、水岡氏を推す連合兵庫などでは「共倒れ」を恐れ、三橋氏の擁立を快く思わない声も少なからずあった。だが菅政権誕生で政党支持率が回復し、ムードは一変。街頭で2人がそろい踏みした背景には、V字回復効果もあるとみられる。

 馬淵氏は「総選挙でもらった思いを菅首相に託してほしい」と訴えた。

 みんなの党は、東京HIV訴訟元原告で参院議員の川田龍平氏が、新人井坂信彦氏と神戸などで街頭演説。薬害エイズ問題の解明を進めた当時の厚相だった菅首相について、川田氏は「副総理だったときには何もできていない。首相になっても、公務員改革ができるのか疑わしい」と批判した。

 前日夜には、共産党は新人の堀内照文氏による演説会を尼崎市内で開催。訪れた穀田恵二国対委員長は「民主党の本音は参院選を前に支持率を上げたいだけ」と切り捨てた。

 一方、政党支持率が伸び悩む自民党の現職末松信介氏は12日、支持者回り。兵庫県佐用町での支部総会や神戸、高砂市での会合を掛け持ちし、若手県議のキャラバンが明石市などで街頭演説した。陣営は「候補者本人と県議が役割分担し、地道に訴えを広げたい」とする。

 兵庫選挙区にはほかに、新党改革新人の吉田愛弥氏▽政治団体・幸福実現党新人の高木義彰氏が立候補を予定している。

(2010/06/13 13:05)

6428チバQ:2010/06/13(日) 18:13:15
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news1/20100613-OYT1T00269.htm?from=y10&from=yoltop
反民主か連携模索か、損得勘定続く「第3極」



 次々と旗揚げした「第3極」政党が、菅民主党に対して対決路線維持か、参院選後の連携模索かで「二分化」の様相を見せている。

 民主党の体制刷新と同党支持率の急回復を受けたものだ。参院選を目前に、各党の損得勘定が続いている。

 ◆新党改革◆

 民主党への「接近」ぶりがうかがえるのが、新党改革だ。菅首相が誕生した4日、舛添代表はテレビ番組で、「小沢(民主党前幹事長)氏の影響力がなくなっていけば、民主党の良識ある人たちと一緒に仕事するのはやぶさかではない。菅さんが『一緒に政界再編をやろう』と言うなら、あらゆる可能性を模索する」と発言。従来の「反民主」路線を軌道修正した。

 党幹部は「参院選後の政界再編の可能性が高まったことを歓迎したものだ。民主党との連携を示唆したわけではない」と打ち消すが、他党からは「参院選後に与党入りしたいという舛添氏の本音の表れ」との見方が出ている。新党改革は、舛添氏個人の人気が党勢に結びついておらず、参院選の候補者を当初目標の15人から減らすことも検討中だ。

 ◆たちあがれ日本◆

 対照的に、民主党批判を一段と強めたのが、たちあがれ日本(平沼代表)だ。安倍元首相ら超党派の保守系国会議員グループ「創生日本」、首長経験者らによる日本創新党を合わせた3者で「日本を救うネットワーク」(救国ネット)を10日に設立。参院選での民主党の単独過半数獲得阻止に向け、協力すると発表した。

 平沼氏らは、市民運動家出身の菅首相、弁護士出身の仙谷官房長官や枝野幹事長ら、新政権の顔ぶれを「左翼政権」と批判するキャンペーンを展開、保守票の取り込みに懸命だ。平沼氏は12日、参院選の獲得議席目標について、「比例選と選挙区選で14人(の候補を)立てている。半数ぐらいは確保したい」と述べた。

 ◆みんなの党◆

 一方、昨夏旗揚げしたみんなの党は、「反民主」ながら、“独立独歩”の構えだ。昨年9月の首相指名選挙では鳩山前首相に投票したが、現在は、公務員制度改革への取り組み姿勢などに反発して民主党と距離を置き、「民主でも自民でもない第3極」を掲げる。

 渡辺代表は12日夜、横浜市内で開いた参院選公認候補の総決起集会で、「子ども手当などの亡国の政策をする民主党に(参院で)単独過半数を絶対に許してはいけない」と訴えた。

 みんなの党は、民主党の支持低落と反比例する形で無党派層からの支持を広げてきたが、菅政権発足後の各世論調査で、無党派層の「民主回帰」傾向が顕著になっており、民主党批判を強めているようだ。

(2010年6月13日10時46分 読売新聞)

6429チバQ:2010/06/13(日) 18:16:19
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100613_6
「脱小沢」に胸中複雑 参院選で本県支持者

--------------------------------------------------------------------------------

 参院選公示を24日に控え、菅直人内閣の支持率をV字回復させた「脱小沢」路線に、小沢一郎民主党前幹事長の地元である本県の支持者は複雑な思いをのぞかせる。同県連は「小沢氏の復権を目指し、全力で盛り立てる」と、小沢氏を前面に戦う構え。しかし、一部支持者からは「脱小沢路線を掲げた方が支持を得られるのでは」との声も上がる。小沢氏と「一蓮托生(いちれんたくしょう)」を貫く県連にとって、県民世論がどう動くのか、目が離せない選挙戦になりそうだ。

 「民主党を強くし、政権交代を成し遂げたのは小沢氏だ」。参院選岩手選挙区(改選数1)に同党公認で立候補を予定する現職主浜了氏(60)は、集会などで小沢氏の功績を強調する。

 一方で「脱小沢」路線による支持率アップを喜ぶ支持者の本音も耳にし、「支持者の皆さんが、ほっとしたような顔をしているんですよ」と複雑な表情を見せる。

 共同通信社が8、9両日に実施した全国緊急世論調査では、菅内閣の支持率は61・5%に急上昇。小沢氏と距離を置く議員を多く起用したことを80・1%が評価し「脱小沢」路線が支持率を押し上げた形だ。

 小沢氏は4日に盛岡市で開かれた県連総決起大会に寄せたビデオメッセージで「政権を安定させてこそ本当の改革が実行できる。その時に先頭に立って頑張りたい」と参院選後の復権に強い意欲を見せ、会場は独特の高揚感に包まれた。

 県連の佐々木順一幹事長は「岩手は小沢改革の先駆けの地として、誇りを持って戦い抜く。小沢総理の誕生を期待する」と強調。

 工藤堅太郎県連代表(参院議員)も「菅内閣は選挙管理内閣のようなもの。9月の代表戦ですべてをはっきりさせる」と、小沢氏復権を目指す姿勢を鮮明にする。

 県内の小沢氏支持者の間にも衆参両院で150人もの勢力を有する小沢グループを排除し続けるのは不可能と見る向きが支配的だ。

 小沢一郎後援会水沢連合会の小野寺伝会長は「今は一兵卒となっても、重要局面では枢要な立場に立つことになる」と期待する。

 しかし、支持者の中には「脱小沢」路線の波にあえてあがなうことに懐疑的な見方もある。

 同連合会関係者の男性は「小沢氏の政治家人生は最終盤。参院選からその後にかけて期するものがあるのだろう」としながら「脱小沢路線を掲げることで支持を得られる側面もある。

6430チバQ:2010/06/13(日) 18:17:26
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20100613/CK2010061302000121.html
《参院選2010》 公明票どこへ? 静岡選挙区、自主投票の公算
2010年6月13日

山口代表が静岡で街頭演説
聴衆に応える公明党の山口那津男代表(左)ら=12日午後、静岡市葵区で


 参院選静岡選挙区で独自候補を擁立しない公明党。昨年夏の衆院選も県内で選挙区候補を立てなかったが、それでも比例票22万票を獲得した実績がある。立候補予定者6人が並び立つ激戦模様の静岡選挙区で、当落のキャスチングボートを握りそうな「公明票」の行方に各党の注目が集まっている。

 「3000人を超える(国会、地方)議員のネットワークは、他党にない強み。登録議員数では公明党が第一党ですよ」

 静岡市葵区の繁華街で12日昼、比例代表から出馬する現職の浜田昌良氏の街頭演説で、弁士として登場した公明党の山口那津男代表は、党の力を誇示するように語った。

 聴衆から拍手が起こったが、最前列で話を聞いていた女性支援者は「野党に転落してから存在感が薄すぎる。今回の参院選でも、公明党が全然話題に上ってこないでしょ」と不満げだ。

 昨年8月の衆院選で民主党に政権を奪われ、自民党とともに下野した公明党。県本部は2カ月後の参院補選で自民党県連から推薦依頼を受けたが、「国政選挙は自民候補推薦」の基本原則を崩して自主投票を選んだ経緯がある。

 今回の参院選でも、自民党県連は協力を要請する方針。県本部は19日の幹事会で対応を協議する予定だが、ある幹部は「自民と組んでも、うまみは少ない。自主投票に落ち着く可能性が高い」と見据える。

    ◇

 県政界でも、公明党はさまざまな場面でキャスチングボートを握ってきた。最近では、5月18日の県議会副議長選で存在感を発揮した。

 公明党県議団に所属する県議6人は、自民会派からの協力依頼を断り、そろって川勝平太知事寄りの民主系最大会派「平成21」の推薦候補に投票した。平成21の推薦候補が自民候補にわずか2票差で当選し、1955年以来続いた自民会派の正副議長独占を阻む“功労者”となった。

 同じことが参院選静岡選挙区でも起こるのか−。県本部の蓮池章平幹事長は「県政と国政は全く関係ない。今、国政レベルで民主と手を組んだら、軸がぶれたと思われてしまう」ときっぱりと否定する。

 ある県本部幹部も「うちは組織票なので、どの候補もほしがるだろうが、中央で敵対している以上、民主に行くことはほとんどないはず。自民か、それともみんなの党か…」と、「自主投票」の流れを分析してみせる。

 強固な組織票を背景に、国政、地方選挙で存在感を示し続けてきた公明党は、たとえ選挙区に独自候補がいなくても、各党にとって無視できない存在だ。

 自民党県連の植田徹幹事長は「激戦区だけに、計算できる公明票はなんとしてもほしい」と本音をのぞかせる。民主党県連のある幹部は「組織決定で自民にすべて流れないだけでも十分」と話した。

6431チバQ:2010/06/13(日) 18:23:58
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/politics/20100613-OYS1T00292.htm
九州の参院選選挙区 「民・社」VS「自・公」
2010参院選
 九州の参院選選挙区で、「民主・社民」と、「自民・公明」の枠組みによる選挙協力が進んでいる。中央で連立政権が崩れても、地方では長年の協力関係を簡単には切れないのが実情。ほとんどの選挙区で「民・社」と「自・公」が激しく争う構図となりそうだ。

◆空気が一変
 九州で唯一、改選定数2の福岡選挙区。民主党福岡県連は12日、常任幹事会を開き、公認の現職・大久保勉氏(49)と、社民党と共同推薦する無所属の新人・堤要氏(49)の2人当選を目指すことを改めて確認した。社民党は連立政権を離脱したが、同党県連との協力は維持し、公示日にはすべての掲示板に2人のポスターを張る方針だ。

 党の支持率低下が続いた鳩山政権時は、共倒れの懸念から「選挙協力はギクシャクしていた」(民主県連幹部)。しかし、菅内閣発足で支持率がV字回復すると、空気は一変。吉村敏男・民主県連幹事長は「昨夏の衆院選で民主、社民両党が県内で獲得した比例得票115万票を上回って2人を当選させる」と意気込む。

 社民党も、民主党の候補予定者を支援する動きが目立つ。熊本選挙区では、12日開かれた社民党県連の常任幹事会で「自民を勝たせてはいけない」との意見が続出。民主党公認の新人・本田浩一氏(43)の支持を検討しており、中島隆利代表は、「連立は離脱したが、選挙協力の障害はない」と言い切った。

 社民党鹿児島県連も12日の常任幹事会で、鹿児島選挙区で、民主党新人・柿内弘一郎氏(56)の支持を確認。南徹郎・県連代表は「地方選でお世話になっている連合鹿児島と歩調を合わせた」と述べた。

◆票のバーター
 公明党本部は他党との選挙協力を見送ることを決めている。しかし、比例選で自民党の票を回してもらう「バーター協力」を狙い、地方では同党との協力を活発化させている。

 福岡選挙区では、自民党公認の新人・大家敏志氏(42)と、公明党公認で比例選に立候補する秋野公造氏(42)の両後援会がすでに選挙協力で合意。公明党県本部は12日の会合で県レベルでの推薦も視野に検討した。この日は見送ったが、調整を続ける。

 熊本選挙区では、公明党の支持母体・創価学会と自民党県議の間で、選挙協力が地域ごとに整いつつある。学会側は4月、自民党県議に「来春の統一地方選の県議選で、競合しない地区の自民党県議を応援する代わりに、参院選では公明党の比例候補を推してほしい」と要請。自民側は、選挙区で同党公認の現職・松村祥史氏(46)を支援してもらうことを条件に、連携することに合意した。

(2010年6月13日 読売新聞)

6432チバQ:2010/06/13(日) 18:27:42
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100613_01.htm
連立離脱でも別れられない 山形社民県連、民主新人を支援

来賓としてあいさつする民主党の和嶋未希県連会長(右)


 「わたしを罷免することは、沖縄を切り捨てることだ」。沖縄の米軍普天間飛行場の県外移設を求め、福島瑞穂党首が大見えを切った社民党の連立離脱劇から半月。参院選山形選挙区(改選数1)では、社民党県連が、民主党新人の梅津庸成氏(43)を実質的に支援する方針を打ち出した。野党が与党を支援する異例の構図になるが、双方とも別離を望まない事情を抱えているようだ。

 12日、山形市で開かれた社民党県連大会。「政権離脱と、県連が置かれた状況を考慮し、反自民の立場を明確にし、梅津氏に(支援先を)統一する」との方針を満場一致で採択した。文書で正式に表明する推薦や支持ではないが、社民党として可能な限り支援する。
 「罷免は社民党を切り捨てたこと」(福島氏)とまで反発したのに、仲直りしてしまうかのような態度決定。広谷五郎左エ門副代表は「民主党と共通する政策を実現するためにも、協力関係を断ち切ってしまうのは得策ではない」と言う。
 社民党が前向きな理由は3点。まずは2007年参院選、09年知事選、09年衆院選で連勝した両党の協力の実績。衆院選では山形3区の吉泉秀男氏が約8万票を獲得し、比例代表で復活当選。東北唯一の社民党議席を得た。県連幹部は「民主支持層の上積みがなければ勝てなかった」と恩義を語る。
 2点目は、自民党が圧倒的多数を占める県議会での議席獲得だ。社民党は県議会に2議席を有するのに対し、民主党はゼロ。来春の統一地方選でも、今のところ民主党の公認候補はいない。
 3点目は、5月末まで連立政権の一員だった実績と責任。今国会では廃案の見込みだが、社民党が強く求めてきた労働者派遣法改正など積み残した課題が残っている。
 民主党の利点もある。自治労に代表される社民党の支持組織は特に郡部で民主党に比べて組織力が強い。ポスターの張り出しや集会への動員など人海戦術はお手の物だ。
 衆参合わせて4人の国会議員がいる一方、選挙戦の実動部隊が手薄な民主党。県連大会に出席した民主党の和嶋未希県連会長は「社民党の協力は大きな力」と持ち上げることを忘れなかった。


2010年06月13日日曜日

6433チバQ:2010/06/13(日) 18:29:01
http://mainichi.jp/area/okayama/news/20100612ddlk33010614000c.html
混とんの先に:2010参院選 民主県連、社民にアプローチ /岡山
 ◇読めぬ“風”欲しい上積み 政権離脱、微妙な距離感
 ◇民主「意見交換の場を」/社民「参院選の後なら」
 民主党県連が、連立政権を離脱した社民党県連にアプローチを続けている。社民県連は、参院選岡山選挙区に立候補予定の参院議長の江田五月氏=会派離脱中=の推薦を見送り「非自民の自主投票」を決めた。民主側は参院選で協力を求めたいと意見交換の場づくりを提案した。だが社民県連は「参院選前は難しい」と、両党の微妙な距離感を映し出している。参院選の投票日が7月11日に固まり、各党の動きも本格化している。

 「30、31日、お伺いしました」。社民党が連立離脱を決めた翌日の先月31日、民主県連の柚木道義代表は名刺にこう書き込んで社民県連事務所に置いた。約束のない訪問で幹部も不在。米軍普天間飛行場の県外移設が実現できなかったことへの“おわび行脚”だ。

 昨夏の総選挙で社民党が県内で得た比例票は3万2000票余り。江田氏は国会閉会後、民主党に公認申請する予定だが、世論の風向きが不安定な中、社民票は重要な数字だ。

 社民の立場は微妙だ。94年に当時の村山富市首相が自衛隊を合憲と認め、熱心な社会党員が党を離れた前例がある。社民県連の藤田圭右代表は「日米合意まで認めれば、党はなくなる」と話す。

 一方で、製造業派遣の原則禁止など民主との共通点も多い。社民県連は1日、三役会議で自主投票に「非自民」と限定をつけた。社民県連ができる限りの“選挙協力”といえる。

 だが民主県連はもう一歩踏み込んだ協力獲得を狙う。菅直人氏が国会で首相指名された翌日の5日、柚木代表は藤田代表と面会し、「地方レベルで政策について意見交換する場を作りましょう」と持ちかけた。

 数日後に、柚木代表は電話して「早くお願いできませんか」と催促した。だが藤田代表はこう話す。「国民の生活に関わる問題での意見交換はやぶさかではない。でもやるのは参院選の後にしたい」。

 同選挙区にはいずれも新人の山田美香氏=自民、垣内雄一氏=共産=も立候補を予定している。【井上元宏】

毎日新聞 2010年6月12日 地方版

6434ぐらもん:2010/06/13(日) 19:32:40
おととい、大阪難波での「たちあがれ日本」の街頭演説を目撃。居たのは平沼、三木圭恵、特定家族調査会の副会長(らしい)、西村真悟。
「初めての大阪での街頭演説です!」と平沼がいったのもむなしく足を止めたのは40人程度。
しかし、来賓で西村真悟が演説をするとその40人が熱狂的な声援を送るという光景。
それにならってかSPが国旗を歩道の真ん中に立てていたがえらい迷惑。

ちなみに西村は党員ではなく参院選にも出ない、次も大阪17区から出るとのこと。

6435名無しさん:2010/06/13(日) 21:03:48
イチローがいなくなったので、打倒イチローを掲げていた、マスゾエはひょっとしたら選挙後連立に加わるのでしょうか。

6436建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2010/06/13(日) 22:36:07
林芳正黄色信号じゃね?

6437名無しさん:2010/06/13(日) 22:58:24
共産党から無党派層が逃げ出したってことでいいのか、これは?

2007年大阪市議会議員選挙 
福島区選挙区 【定数 : 2 / 立候補者 : 4 】
有権者数 : 49778人 投票者数 : 21300人 投票率 : 42.79% 
当6852 清水 忠志  共産
当6069 太田 勝義 自民
------------------------------------
落4120 国本 政雄 民主
落3949 玉木 信夫 自民


2010年大阪市議会議員福島区補欠選挙(欠員1、共産市議が参院選立候補のため辞職) 投票率40.42
http://www.city.osaka.lg.jp/contents/wdu240/sokuho/kaihyo_data_12.html
当選 8491 広田和美46 諸新 大阪維新の会公認 線路工事会社役員
    4871 山田みのり33 共新 党区生活相談所長
    4296 太田晶也38 自新 専修学校講師 自民府連幹事長太田勝義大阪市議の息子で秘書
    3325 国本政雄33 民新(再々)  党区支部長 元衆院議員秘書
     154 上畑俊治53 諸新 「庶民奉行の会」代表 作家 探偵業


東京都選挙区で小池が当選するとか言ってる人いるけど
今まで共産党に投票してた無党派層が、新党に行っちゃうってことかな。
今度の選挙はその点が楽しみ。

6438秋田2区:2010/06/14(月) 00:24:00
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100613/elc1006132245004-n1.htm
民主「単独過半数」に迫る勢い 立候補予定者400人超 (1/2ページ)
 7月11日投票予定の参院選について、産経新聞社は13日、世論調査結果に総支局取材を加味して情勢を分析した。この結果、菅直人内閣発足で勢いを取り戻した民主党が単独過半数に迫る勢いであることが分かった。内閣支持率が低迷していた鳩山由紀夫前首相の退陣により、改選数1の「1人区」で復調。比例代表や「2人区」でも支持を広げている。民主党が今後、この勢いを維持できるかどうかが焦点だ。

 参院選には13日現在で、選挙区、比例代表合わせて409人が立候補を予定している。選挙区は239人、比例代表170人。前回平成19年の参院選には377人が立候補したが、すでにこれを超え、最終的には小政党乱立で420人程度まで増えそうだ。

 民主党は鳩山政権下では苦戦が予想されていた「1人区」の多くで支持を回復している。「政治とカネ」の問題や米軍普天間飛行場移設問題の影響で低落した政党支持率が、菅首相への交代で一気に3割台にV字回復、それに伴って世論調査での「比例代表での投票先」でも強い回復傾向が出ている。

 民主党はこれまでに選挙区61人、比例代表45人の計106人を擁立。とくに改選数2以上の複数区で、候補者を複数擁立したため、1党としては参院選で初めて100人を超える候補者数となる

6439秋田2区:2010/06/14(月) 00:25:33
産経は油断させる作戦をとってきましたかね?

http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100613/elc1006132245004-n2.htm民主「単独過半数」に迫る勢い 立候補予定者400人超 (2/2ページ)
 一方、失地回復を目指す自民党への追い風は感じられず、厳しい戦いになりそうだ。参院選を政権奪還への糸口としたい自民党は、選挙区49人、比例代表34人の計83人を立てる。だが、国民の期待感は高まっていない。支持基盤だった業界団体も民主党へのくら替えが目立っている。民主党が勢いを取り戻したため、無党派層の取り込みも停滞気味だ。

 第3極を目指す小新党は、候補者を多数擁立する積極策や政党間の連携で議席獲得を目指すが、一時、高い支持を集めていたみんなの党も伸び悩んでいる。

 みんなの党は選挙区19人、比例代表21人の40人を擁立し、さらに候補者を増やす。新党改革やたちあがれ日本、日本創新党は新党間での連携も模索、保守層の取り込みを目指している。

 参院選は、通常国会の会期が大幅に延長されなければ6月24日公示、7月11日投票となる見込みだ。

6440名無しさん:2010/06/14(月) 00:44:37
深夜の最新支持率情報!早いですねぇ

比例投票先、民主43%自民14% 参院選連続世論調査
http://www.asahi.com/politics/update/0613/TKY201006130278.html
菅内閣支持59%、参院比例「民主に投票」31%
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news1/20100613-OYT1T00670.htm?from=main4

一週間前の就任直後からは若干の数字の変化があるようですが、まあ3ポイント前後なので変化なし、ということでしょうか。

あながち>>6438 >>6439はウソじゃないかも。
まあ、単独過半数はキビシイと思うけど、50くらいはいくかも

6441名無しさん:2010/06/14(月) 00:48:37
参院選沖縄選挙区、民主が公認候補の擁立断念
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news1/20100614-OYT1T00042.htm

6442名無しさん:2010/06/14(月) 01:35:23
>>6440
その数字のままであればほぼ間違いなく単独過半数行きますよ。
後は選挙最終日までにどこまで変化するかですね。

6443とはずがたり:2010/06/14(月) 01:42:10
>>6440
>鳩山前首相が職を賭して(辺野古移設を)日米間で合意した
んだから尚更公認候補を擁立しなきゃならんのだけど・・。

参院選沖縄選挙区、民主が公認候補の擁立断念
特集 基地移設
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news1/20100614-OYT1T00042.htm

 民主党は13日、参院選沖縄選挙区(改選定数1)で公認候補の擁立を断念した。

 米軍普天間飛行場の移設問題で同県名護市辺野古への移設を決めた政府・民主党と、選挙で国外・県外移設を訴える意向を示す党沖縄県連との間で溝が埋まらなかったことが原因だ。

 県連は国外・県外移設を訴える那覇市議の擁立を民主党本部に打診していた。断念の理由について党幹部は「鳩山前首相が職を賭して(辺野古移設を)日米間で合意した。地元でそれを否定することは国政選挙では認められない」と説明した。

 民主党は当初、社民党や地域政党の沖縄社会大衆党との共闘を模索した。しかし、移設問題で政府の対応を強く批判する社民党と決裂し、単独候補の擁立を目指していた。

 同選挙区には、自民党公認の現職・島尻安伊子氏(45)、いずれも無所属新人で共産党が推薦する内科医・伊集唯行氏(58)、社民党が推薦予定の平和団体事務局長・山城博治氏(57)と、幸福実現党新人・金城竜郎氏(46)が立候補を予定している。
(2010年6月14日00時29分 読売新聞)

6444とはずがたり:2010/06/14(月) 01:46:01
>>6440,6442
40%はなかなかの数字っすねぇ。。

比例投票先、民主43%自民14% 参院選連続世論調査
http://www.asahi.com/politics/update/0613/TKY201006130278.html
2010年6月13日23時19分

図:議席伸ばしてほしい政党拡大議席伸ばしてほしい政党
民主18%
自民23%
みん14%
5月29,30日鳩山政権時

民主40%
自民17%
みんな7%
今回


 参院選に向けて朝日新聞社が12、13の両日実施した全国世論調査(電話)によると、参院比例区の投票先は民主43%、自民14%と民主が圧倒した。民主は前回調査(8、9日)の39%からさらに伸ばした。消費税引き上げの賛否を聞いたところ、賛成が49%で反対の44%を上回った。内閣支持率は59%(前回60%)、不支持率は23%(同20%)。
参院選連続世論調査―質問と回答〈6月12・13日〉

 投票先は「いま投票するとしたら」として聞いた。民主の43%は、昨夏の衆院選前の連続調査で記録した最高値42%に匹敵する。

 参院選で「議席を伸ばしてほしい政党」でも、民主が40%で自民17%、みんな7%を大きく引き離した。

 消費税引き上げについて、民主支持層は全体と同じ傾向の賛成51%、反対43%。自民支持層は賛成が64%と特に多く、反対は33%。無党派層は44%対46%と相半ばする。

 菅直人首相への期待度を聞くと、「大いに」17%、「ある程度」51%を合わせ「期待している」が7割、「あまり」25%、「まったく」7%を合わせ「期待していない」が3割。政党支持では民主が40%(前回38%)、自民が過去最低の12%(同14%)。

     ◇

 朝日新聞社では参院選に向けて、内閣支持率や投票先の動向を探る連続世論調査を実施していきます。


菅内閣支持59%、参院比例「民主に投票」31%
特集 世論調査
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news1/20100613-OYT1T00670.htm?from=main4

 読売新聞社は12〜13日、参院選の第1回継続全国世論調査(電話方式)を実施した。

 菅内閣の支持率は59%で、発足直後の緊急調査(8〜9日実施)から5ポイント下がり、不支持率は27%(緊急調査25%)となった。

 参院比例選投票先は民主党31%(同36%)、自民党16%(同13%)で、選挙区選も民主34%が自民16%を上回った。参院選後の勢力は、民主が過半数の議席を「獲得する方がよい」44%(同49%)、「そうは思わない」44%(同40%)だった。

 国民新党の亀井代表の金融・郵政改革相辞任は、今後の政権運営に影響はないという答えが61%に上った。ただ、国民新は連立政権から「離脱する方がよい」は50%で「残る方がよい」28%より多い。参院選後の望ましい政権では、「民主中心の新しい枠組みの連立」「政界再編による新しい枠組み」各24%がトップで、「現在の民主と国民新の連立」は7%にとどまった。

 荒井国家戦略相の政治団体が、家賃を払わずに知人宅を主な事務所として届け出て、事務所経費を計上していたことを、荒井氏は「問題はない」としているが、これに「納得できない」との回答は80%に達した。 
(2010年6月13日22時57分 読売新聞)

6445名無しさん:2010/06/14(月) 02:10:38
>>6437
大阪市の共産党なんかは属人票が多い印象ですけどね。

6446民主党の勝利間違いなし:2010/06/14(月) 02:26:35
>参院選沖縄選挙区、民主が公認候補の擁立断念

枝野ではこんなもんだろう。

6447名無しさん:2010/06/14(月) 02:27:34
もう実質的には後半戦ですよね
接戦区へどうヒト・カネを投入していくか
小沢抜きでどこまでやれるか

6448名無しさん:2010/06/14(月) 02:29:48
別に小沢でも社民に譲っただろうよ

6449和子夫人 ◆VVOQ3pMvHY:2010/06/14(月) 02:50:23
巨大掲示板、ビューア入ったのに規制をくらっています。
第4弾最終は来週23日にどちらかにUPします。乞うご期待!!

6450とはずがたり:2010/06/14(月) 04:29:44
>>6432
社民は3区での民主との協力で議席を得たからなぁ。
もっともその挨拶した県連会長の和嶋こそが次期衆院選民主党第一候補であろうと思うのだが。

>>6434
レポ感謝です。
新党改革(というか改革クラブ)は離党済みなんでしょうかね?

>>6436
林芳正がなんかしたんかね??

>>6449
おお,もう第4弾っすか。楽しみにしてます♪
忙しくて基本情報(09衆院選各県別比例得票や07年参院選各県別比例得票,今回の出馬予定者一覧)を集めるのもさぼり気味です。。

6451名無しさん:2010/06/14(月) 05:17:15
>>6437
それは貴方の願望でしょう。
貴方の願望とは逆に07年に清水候補が普段は共産党に投票しない層
から支持を得ただけです。

6452名無しさん:2010/06/14(月) 05:35:56
>>6451
大阪の清水候補は、ここ10年数年見ていない共産党らしからぬいい玉だと思う。
元足立区長以来かな。

6453名無しさん:2010/06/14(月) 08:29:58
>>6436
>>6450
 同じ世襲だけど岸信夫のことじゃない。
岸はご存じ総理の孫。安倍、麻生、鳩山のように総理になることは
まかり間違ってもまずないと思うけど。

6454名無しさん:2010/06/14(月) 09:22:56
>>6451
すまん、何が願望なんだ?
俺は落選して欲しいとか当選して欲しいとか言ったか?

6455名無しさん:2010/06/14(月) 09:25:57
>>6451-6452

2007年大阪市福島区選挙区 【定数 : 1 / 立候補者 : 2 】
有権者数 : 49782人 投票者数 : 21302人 投票率 : 42.79% 
当12928 酒井 豊 自民
落*7727 山田 みのり 共産


2010年大阪市議会議員福島区補欠選挙(欠員1、共産市議が参院選立候補のため辞職) 投票率40.42
http://www.city.osaka.lg.jp/contents/wdu240/sokuho/kaihyo_data_12.html
当選 8491 広田和美46 諸新 大阪維新の会公認 線路工事会社役員
    4871 山田みのり33 共新 党区生活相談所長
    4296 太田晶也38 自新 専修学校講師 自民府連幹事長太田勝義大阪市議の息子で秘書
    3325 国本政雄33 民新(再々)  党区支部長 元衆院議員秘書
     154 上畑俊治53 諸新 「庶民奉行の会」代表 作家 探偵業



すまん、これ貼らなくてごめんな!
データにはデータでw
データを見る限りじゃ、無党派層が逃げ出した。

6456名無しさん:2010/06/14(月) 09:35:00
あ〜なるほどねぇ。やっとわかった。

>今度の選挙はその点が楽しみ。
共産党が落選するのが楽しみだ いう意味にとらえられたか。
そんな人、この板にいるのかね。
単純にデータを見て楽しんでただけなんだが。
まさか、データにもとづかない人柄がどうだとか、この板で言われるとは・・・・
>>6452
お前、宮本さんと山下さん馬鹿にしてるのか?

6457名無しさん:2010/06/14(月) 09:54:56
今日から野党は会期延長して「政治と金」を徹底追及するべきだ!

①小沢・政倫審出席、
②鳩山・約束の書類公開、
③小林千代美・除籍、
④キャミソール・荒井(4222万)、
⑤血税仕入れ人・蓮法(172万)、
⑥泥棒教育長・川端(3785万)
 
を白日に晒すべき。極当然の事であり、国民・投票者全員が求めている事だ!

6458名無しさん:2010/06/14(月) 10:07:38
>6456
別に以前の候補を馬鹿になんてしていない。
選挙でいう いい玉=票を集められる人、すなわち無党派層からも集票できる人のこと。

ご存じかどうか、かつて共産党には
津川武一、林百郎、山原健二郎、瀬長亀次郎、藤木洋子、沓脱タケ子といった純粋代々木派じゃない人がたくさんいて無党派からも集票した。

清水たけしがいい玉といったのは、上記した人のように万人受けするという意味。

見ててご覧、清水氏の集票は比例区の大阪共産党を大きく上回ってうまく行けば当選するから。

6459とはずがたり:2010/06/14(月) 11:14:21
>>6456,6458
山下とかも若いし無党派から得票できそうな感じで候補に起用されたけど勝てなかった印象があるんですけど,山下なんかとも違う候補なんですかね?
あんま知らないので山下なんか党官僚臭したやろって云われると引き下がるしかないんですけど。

6460名無しさん:2010/06/14(月) 11:44:01
ただ共産党候補の人物を評価して入れる風潮があるのは、国政ではもうだいぶ消えちゃったような。
府政・市政では十分に残ってると思いますけどね。
穀田あたりも毎回伸び悩むし。

6461名無しさん:2010/06/14(月) 11:56:20
>>6437,6459
福島区の選挙結果から無党派層が逃げ出したのは間違いないですね。清水候補は基礎票の約40%増しの得票だったわけですから。

逆に言えば、4割増しの票を取れる候補が今回の大阪選挙区に共産党から出るということですね。

沓脱さんほどではないにしても山下さんも基礎票(約五十万票)に上乗せできる候補でしたが、
清水候補は、乱暴な算出ですが福島区の例をそのままもってくれば、50X1.4=70万票ぐらい取れる(無党派層から20万票ぐらい取れる)候補だと思います。
本人に会ったことはありませんが、HPを見る限り党臭のしない人を引き付けるキャラがありますね。強いて言えば以前同選挙区から当選した西川きよしのような。

大阪は公明は別格として、民主の票の割れ方次第では清水の当選の目があると思います(自民は保守系の候補乱立で当選は難しく、中山が出るなら絶望的ではないでしょうか)。

6462名無しさん:2010/06/14(月) 12:01:22
無党派という言い方がそもそも適切かどうか。
一般的無党派というのは、人的ネットワークに乏しい人たちがメディアの影響を受けて投じる票という印象があるから、候補の人柄を熟知して入れる票とはなんだか違う感じがする。
しかし、そういう投票行動が国政でまであらわれるか疑問。
府議やら市議を地元以外の「無党派層」がどれだけ知っているというのか。それこそ、一般に言う無党派層的な感じがする。

6463名無しさん:2010/06/14(月) 12:08:06
清水は、岡部まりという圧倒的な著名候補がいる中で、どれだけ無党派層から集票できるのかね

6464とはずがたり:2010/06/14(月) 14:53:42

>上野氏は自民党籍を維持する意向を示している。

岳父の「上野」に改姓、「みんな」の比例候補に
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news1/20100614-OYT1T00483.htm?from=y10

「上野宏史」として出馬予定の小林氏

 みんなの党からの参院選立候補に意欲を示していた上野公成・元自民党参院議員(70)は13日、出馬を断念するとともに、女婿で内閣府科学技術政策・イノベーション担当参事官補佐(経済産業省から出向)の小林宏史氏(39)(東京都調布市)が、みんなの党公認の比例候補に内定したと明らかにした。

 小林氏は14日に群馬県高崎市に住所を移して、姓も「上野」に変えて地盤を引き継ぎ、県内を拠点に活動する。上野公成氏は読売新聞の取材に、「今後も地元のために政治活動を続ける。(議員として)必要とされる時期を待つ」と語り、政界引退を否定した。

 上野氏や後援会関係者によると、5日にみんなの党から上野氏陣営に「公認できない」と連絡があり、急きょ対応を協議した陣営は、宏史氏に出馬を打診。宏史氏は7日に公募書類を同党に提出し、同党は8日の役員会で公認を内定した。

 宏史氏は11日に辞職の意向を経産省に伝えており、渡辺代表は近く県内入りし、正式発表する予定。上野氏は自民党籍を維持する意向を示している。

 宏史氏は13日、読売新聞の取材に応じ、「義父や支援者の方と相談して急きょ出馬を決めた」と話し、政界入りを目指す理由については「16年間、中小企業対策や規制緩和などに取り組んだが、官僚の立場での限界も感じ、“脱藩”を決意した」と話した。

 また、世襲批判が予想される点については、「義父は自民党議員だったが、自分はみんなの党。選挙区からの出馬ではなく、厳密な意味で世襲とは異なる」と説明。「昨年の衆院選前から、みんなの党の公務員制度改革や成長戦略などの政策に共感していた。義父の支援者以外にも支持の輪を広げたい」と抱負を語り、民主、自民以外の第3極の一角として、無党派層への浸透を目指す。

 上野氏はこれまで、支援者や一部自民党関係者と連携し、江田幹事長らみんなの党関係者に接触。県内の現職首長らの署名を集めて同党に提出するなど、公認獲得に全力を挙げていた。

 しかし、渡辺代表の意中の候補は、2007年の高崎市長選に挑戦し、昨年の衆院選静岡1区でみんなの党から出馬した外資系生命保険会社員の佐藤剛氏(36)(高崎市)だったため、調整が難航。佐藤氏が上野陣営と協議して一本化を図り、渡辺代表も宏史氏を面接してゴーサインを出した。

 宏史氏は、実父が沼田市出身。1971年、仙台市に生まれ、東京大経済学部を卒業し、94年に通産省(現経産省)に入省。大臣官房総務課長補佐(国会担当)などを歴任した。
(2010年6月14日13時15分 読売新聞)

6465名無しさん:2010/06/14(月) 15:50:20
参院選’10埼玉:日本創新党、たちあがれ日本と候補者擁立で調整 /埼玉
http://mainichi.jp/area/saitama/news/20100614ddlk11010151000c.html
 日本創新党の山田宏党首(前杉並区長)は13日、夏の参院選埼玉選挙区(改選数3)での候補者擁立についてたちあがれ日本(平沼赳夫代表)と調整していることを明らかにした。熊谷市であった上田清司知事の「上田政治塾」での講演後、記者団の取材に答えた。

 山田氏は「たちあがれと選挙協力できるかどうか埼玉も含めて検討している。出すなら候補者を一本化する」と話した。日本創新党は8日、たちあがれ日本と、自民党など保守系国会議員の勉強会「創生『日本』」(会長・安倍晋三元首相)と、参院選での連携を進めていく方針を発表している。

 埼玉選挙区には現職と新人、計10人が既に立候補を表明している。【稲田佳代】

6466さんだーばー堂:2010/06/14(月) 18:24:50
大勢に影響なしとは思いますが富山で4人目の可能性。
2月の市長選で防衛に失敗した中屋と年齢的には一致しますが、まさかねえ…

http://www2.knb.ne.jp/news/20100614_24385.htm
2010 年 06 月 14 日 15:55 現在
参院選、立候補予定者事務説明会

 今月24日公示の見通しとなっている参議院選挙の富山選挙区の立候補予定者への事務説明会が14日開かれ、既に出馬を表明している3人の陣営の関係者に加えて、現在、出馬するかどうか検討しているという滑川市の男性が出席しました。
 富山市の県民会館で行われた事務説明会には参議院選挙富山選挙区に既に出馬を表明している3人の陣営の関係者と、現在、出馬を検討しているという滑川市の63歳の男性が出席しました。
 男性は21日の事前審査までには出馬するかしないかを決めたいとしています。
 参議院選挙は今月24日公示、来月11日投票の見通しで、14日の説明会でもこの選挙日程を前提に、事務日程や届け出書類、選挙運動などの注意事項について説明が行われました。

6467名無しさん:2010/06/14(月) 19:41:28
>>6466
社民党公認で衆議院選挙に出馬した連合の藤井氏との説もあります。

6468さんだーばー堂:2010/06/14(月) 19:54:01
>>6467
私も真っ先に連想したのは藤井ですが、調べてみたら年齢が合いません。来月ようやく62ですから。
まさかTV報道で数え年でもないでしょうw

6469チバQ:2010/06/14(月) 20:53:26
創新山田知事転出説

民主2
自民2
公明1
共産1
みん1
山田


とりあえず有力8人居るけど、
1〜5:貴重な議席は捨てられない
6・7:知事選資格ありか
8 :惨敗により出馬資格失うのでは?

と思ったけど、どうなんですかね?(というか自民が大幅に票割に失敗しない限り山田8位確定のような)

6470神奈川一区民:2010/06/14(月) 21:00:34
>>6469
直前になって比例区に回り、たちあがれと
候補者を調整するのではないでしょうか。
なんか創新党はめちゃくちゃだから、何が
起こっても不思議ではないと思います。

6471チバQ:2010/06/14(月) 21:14:59
372:06/13(日) 21:33 wBmcxMO4 [sage]
新党日本スレで情報発見しました。事実ならば朗報なんでしょうけど。
有田芳生のツイッターより。
http://twitter.com/aritayoshifu/status/16066218410
私の出発点の「新党日本」。参院選をどうするのかと思っていたが、どうやらあてにしていた相手2人に断られたため、
立候補なしとの情報。田中康夫さんは国民新党で比例区から立候補予定のレスラー西村修さんを応援するらしい。
約1時間前 Saezuriから
.aritayoshifu
有田芳生

6472神奈川一区民:2010/06/14(月) 21:26:06
>>6471
何で西村修氏なんでしょうか?
あと断られた二人とは誰でしょうね。

6473名無しさん:2010/06/14(月) 21:33:15
週明けの政局アタマの体操

みんなの党って今のところ選挙区でとれそうな所あるんでしょうか。

ガッキー辞任なら後任だれでしょうか。

どちらもマッタク分りません。

で、再び政権交代でこの掲示板もようやく元気が出てきましたね。
私なんざ、交代前には投票すら行く気しなかったですから。

6474チバQ:2010/06/14(月) 21:57:30
>>6473
東京は取れる可能性高いのでは?
3人区(特に千葉・神奈川は候補に知名度ある)はそれなりに可能性あり
2人区は宮城で民主は1候補者に偏り&自民系で共倒れが起きれば・・・

そんなところですかね


ガッキー後任の有資格者は
・石破
・野田
・河野
・町村(補選で勝てば)

両極端にとち狂うなら
・安倍再登板
・額賀(有力候補者皆自体の場合)
・後藤田(若手と長老の妥協)

こんなとこ?

6475チバQ:2010/06/14(月) 21:59:00
>>6472
ほかに(田中目線で)ろくな候補がいないからでは?

6476チバQ:2010/06/14(月) 21:59:39
そうぞうが自主投票と同義
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010061400853
参院沖縄、自主投票に=国民新
 国民新党の下地幹郎幹事長は14日の記者会見で、参院選の沖縄選挙区で民主党沖縄県連が独自候補の擁立を断念したことに関し、「推薦する候補者がいなければ選挙区はやらない。自主投票だ」と述べた。(2010/06/14-20:36)

6477チバQ:2010/06/14(月) 22:05:36
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/chiba/100614/chb1006142105006-n1.htm
【参院選】新党改革が古閑氏を擁立 西尾氏は出馬辞退
2010.6.14 21:04
 新党改革は14日、参院選千葉選挙区(改選3)に同党から出馬を予定していた西尾憲一氏(59)が体調不良などを理由に出馬を辞退し、新たに医師の古閑比佐志氏(47)を擁立すると発表した。

 古閑氏は同日、県庁で会見し、「日本、千葉県の医療の現状をよくしたい。医療事情の悪さは痛感していたので、理念に共感できる政党から立候補を決めた」と出馬の動機を語った。

 古閑氏は船橋市出身。琉球大医学部を卒業後、同大で脳神経外科医、かずさDNA研究所でゲノム医学研究室長などを歴任。現在は外科医として都内の病院に勤務している。

6478名無しさん:2010/06/14(月) 22:07:08
>>6473
首相交代前は、和子夫人予想のように千葉、東京、神奈川でみんなの党が圏内かと私は思っていたのですが(他府県はすべて圏外)、
支持率の落ち込み方が自民以上なのと、民主の支持率回復が予想以上ということもあり、現状はこの3都県どこも次点ではないでしょうか。

甘めに見れば自民共倒れで元衆議院議員の千葉が3位で圏内。

東京は改革が無名候補というアドバンテージがあるものの、みんなは山田と票を食い合い、かつ自民が前回のように2分することは考え難い(東海弱すぎ)こと、また共産が有力左派がいないメリットがあること(前回:川田、前々回:青島に投票した層の回帰)を考えれば甘めに見ても次点止まり。

神奈川は市長選に出た知名度はあれど、その時は実質自民推薦であったこと、民主が千葉と金子ですみ分け(左&右)が出来ていること、公明が見送りこの票がみんなより自民に流れやすいこと等を鑑みるとやはり次点止まりではないかと予想します。

6479チバQ:2010/06/14(月) 22:08:32
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news1/20100614-OYT1T00895.htm
新党改革、参院選東京・千葉選挙区で新人公認
 新党改革は14日、参院選東京選挙区に新人で翻訳家の海治広太郎氏(48)を、また、千葉選挙区の西尾憲一氏の公認辞退に伴い、同選挙区に新人で医師の古閑比佐志氏(47)を、それぞれ公認したと発表した。

 同党公認候補は12人(選挙区選7人、比例選5人)となった。

(2010年6月14日19時29分 読売新聞)

6480チバQ:2010/06/14(月) 22:13:51
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-06-14_7214/
[7・11参院選]過去にない「ねじれ」が
全国 2010年6月14日 09時55分

(12時間18分前に更新)

 参院選が24日公示、7月11日投開票の日程で実施される見通しとなった。

 郵政改革法案の今国会での成立を見送った民主党に反発し、国民新党代表の亀井静香金融・郵政改革担当相が辞任したものの、政権離脱することはなく会期は1日だけ延長する方向となったからだ。

 今週の国会閉会とともに、一斉に選挙戦に走りだすことになるが、普天間問題を抱える沖縄選挙区(改選1)の構図は分かりづらい。

 民主党県連、自民党県連とも県内移設か県外・国外移設かをめぐって党本部とねじれているからである。

 候補者、特に民主党県連は日米合意をどのようにして見直させるのか、具体的な道筋を示すことができなければいくら反対を唱えても説得力を持つことはできないだろう。

 ねじれは、元はといえば、鳩山由紀夫前首相が「最低でも県外」との公約を破り、辺野古回帰したからだ。

 菅直人首相は所信表明演説で「日米合意を踏まえる」と鳩山氏を引き継ぎ、辺野古移設を変更する考えはない。

 民主党県連は沖縄選挙区に那覇市議の花城正樹氏の擁立で最終調整しているが、党本部には慎重な意見もある。

 同県連代表で全国比例区に出馬する喜納昌吉氏は一貫して「県外・国外移設」を訴えており、鹿児島県・徳之島への訓練移転についてもノーと明確だ。民主党本部とどう整合性を図るつもりなのだろうか。花城氏も出馬となれば同じ問題を抱えることになる。

 辺野古移設は自民党政権時代に日米合意した。名護市、県とも現行案に賛成していなかったが、自民党は移設作業が進んでいたのに混乱させた、と言って鳩山氏を批判する。地元に大きな期待を抱かせながら、県外・国外を実現することができず、沖縄との信頼関係を壊してしまったと批判しているのである。ピンぼけの批判と言わざるを得ない。

 谷垣禎一総裁は昨年、鳩山氏に、1月の名護市長選の争点になるのを避けるため年内に決めるのなら、協力を惜しまないと進言したことを明らかにしている。移設先を沖縄に押し込めるという点ではどっちもどっちだ。

 沖縄選挙区の自民党公認で現職の島尻安伊子氏は県外・国外を訴えている。初当選した3年前と状況は変わったという認識からだ。頭越しの日米合意に「見直しを求めていく。辺野古は無理だ」と強調し、こちらもねじれている。

 移設反対の稲嶺進名護市長の誕生、県内移設に反対し県外・国外を求める意見書の与野党全会一致での可決、4・25県民大会など、沖縄の政治状況はもう後戻りできない。

 鳩山前政権の迷走は、県政野党の共闘態勢にも影響を与えた。普天間問題で連立を離脱した社民党は山城博治氏、共産党は伊集唯行氏の擁立を決め、統一候補を立てることができなかった。幸福実現党は金城竜郎氏が出馬する。

 候補者は公約実現の具体的なシナリオを提示する必要がある。特にねじれの候補者はそうしないと、有権者は選択する基準が持てなくなる。

6481名無しさん:2010/06/14(月) 22:14:18
>>6473
> みんなの党って

他党も含め今の候補予定者が全員、特にスキャンダル浮上などもなければ選挙区では一人も当選しないのではないでしょうか。
そもそも核となる組織がない上に、頼みの綱だった無党派層は菅民主に流れそうですし。

> ガッキー辞任

辞任理由にもよると思いますが、一気に女性総裁(小渕?小池?)や40代以下の若手総裁(河野?小泉?)などもやりかねないかもと思ってます。
次辺りは何となく「派閥の代表」的雰囲気の漂う人より「人寄せパンダ」的人選になるんじゃないかなと。


以下ついでです。

> 交代前には投票すら行く気しなかったですから

ちょっと好奇心から質問なんですが
1、今まで主にどの政党を支持したり投票されていましたか?
2、鳩山政権時代、世論調査で聞かれた場合「鳩山内閣を支持してる」と答える時期がありましたか?
3、同政権時代、世論調査で聞かれた場合「鳩山内閣は不支持」と答える時期がありましたか?
4、同政権時代、支持→不支持など、もし変化があればそれはいつ頃で、決定的になった理由があればそれも教えてください。

理由が理由(好奇心)なんでお答えいただけなくても仕方ないですが、お暇であればお付き合い下さい。

6482チバQ:2010/06/14(月) 22:23:35
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-163490-storytopic-3.html
民主県連、独自候補を断念 比例の喜納氏に集中2010年6月14日
 民主党県連は13日、参院選沖縄選挙区(改選1)への独自候補擁立方針の撤回を決めた。比例代表で出馬する県連代表の喜納昌吉氏(62)の選挙に集中する方針で、どの候補者にも推薦、支持は出さず自主投票となる可能性が高い。
 民主党県連は当初、選挙区への独自候補擁立の方針を固め、那覇市議の花城正樹氏(31)の公認を党本部に申請した。
 しかし11日に喜納代表と会談した民主党の安住淳選対委員長は、秋の知事選の共闘枠組みへの影響や、喜納氏の比例代表の取り組みに支障が出ることへの懸念などを指摘し、選挙区擁立に慎重姿勢を示していた。
 喜納代表は自治労県本部から選挙協力の要請を受けたことを明らかにし、「自治労が頑張って無所属候補を出してきた。それを受け共闘を求める県民の思いを大事にすることにした」と述べ、県政野党陣営の分裂回避に配慮したという見解を示した。
 沖縄選挙区には自民公認の現職・島尻安伊子氏(45)に対し、社民推薦の山城博治氏(57)、共産推薦の伊集唯行氏(58)、幸福実現党の金城竜郎氏(46)が出馬を予定。民主県連の擁立断念で、選挙戦の構図が確定した。

6483チバQ:2010/06/14(月) 22:25:55
>>6432
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20100614ddlk06010051000c.html
参院選’10山形:「山形方式」で民主の梅津氏に「協力」 社民、苦肉の策 /山形
 ◇埋没の懸念も統一選の見返り期待
 「大会には、もしかするとご案内頂けないかと思っていた」。12日に開かれた社民党県連の定期大会。来賓であいさつに立った民主党の和嶋未希県連会長がそう言っておどけると、会場は笑いに包まれた。

 この日の大会では「民主と選挙協力してきたが、それで社民は大きくなったのか。協力する度に吸い上げられてるだけでないのか」と、男性党員が執行部に説明を求める場面もあった。しかし、最後は、参院選山形選挙区に立候補予定の民主新人、梅津庸成氏(43)に推薦や支持の機関決定はしないものの「協力」(実質支援)することを正式に決定した。

   ◇  ◇

 5月30日の連立離脱で、社民県連は自主投票に傾いていた。しかし、6月1日に民主の武田聡幹事長と加藤孝幹事長代理が、社民県連の高橋啓介幹事長を訪れ、参院選での協力を要請した。民主の加藤氏と社民の高橋氏は、連合山形の前事務局長とともに昨年1月の知事選、8月の衆院選で両党の連携体制を築き、選挙を勝利に導いた立役者だ。

 翌2日の社民県連常任幹事会で「選挙協力してはどうだろうか」と、議論の口火を切ったのは高橋幹事長だった。鳩山由紀夫前首相が同日朝、突然辞任表明したことも、民主に協力するという判断を後押しした。

 和嶋会長は、社民と民主が県内で重ねてきた選挙協力の関係を「山形方式」と呼び、今回の「協力」に感謝する。だが、ある社民県連幹部は「独自候補を出せない中、『自主投票』なら民主に対して社民の存在感は示せない。一方『支持』を続ければ、県民にとり存在意義が無くなる。『協力』は苦肉の策。こうするしかなかった」と打ち明ける。

 来春の統一地方選で議席を増やしたい社民には民主に貸しを作りたいという思惑もある。政権奪取で勢いに乗る民主は統一地方選で党勢拡大を狙っており、社民は脅威を抱いている。「庄内地方で県議の議席を獲得したいが、民主も候補者を擁立するなら社民は厳しい。民主からの推薦や住み分けは不可欠だ」と広谷五郎左エ門代表代行は語る。ただし、県連内には「参院選で利用されるだけされて、見返りはないかもしれない」(県連幹部)との警戒感も漂う。

   ◇  ◇

 12日の定期大会で、広谷代表代行はあいさつを終えた和嶋会長が会場を出るのを待っていた。先に握手の手を差し出したのも広谷代表代行。和嶋会長は満面の笑みで握手に応じた。民主に協力することでしか存在感を示せない社民党。党の規定にはない「協力」を決定した背景に、社民の抱える苦しい事情がのぞいている。【林奈緒美】

毎日新聞 2010年6月14日 地方版

6484チバQ:2010/06/14(月) 22:30:29
>>6287>>6414
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20100614-641331.html
亮子気配り地元入り、民主2人区で板挟み
 民主党から参院選比例代表に出馬する柔道女子の五輪金メダリスト谷亮子(34)が13日、5月の出馬表明後では初めて福岡入りし、地元遊説を行った。この日は、小沢一郎前幹事長が「民主党2人目」の候補として擁立した堤要氏を応援した。現役続行宣言への批判、後ろ盾である小沢氏の幹事長辞任など、谷にとっても順風ではない選挙戦。当初は応援日程になかった非小沢系候補で現職の大久保勉参院議員の事務所にもあいさつに出向くなど、細かい気遣いも見せた。

 博多の繁華街、天神には、地元のスーパーヒロインYAWARAちゃん、谷を一目見ようと1000人以上の聴衆が集まった。白いジャケット姿で選挙カーの上に姿を見せた谷は、「福岡に里帰りしてまいりました」とあいさつ。「久しぶりに帰ってきて、見慣れた町並み、皆さんの温かい激励で本当に元気がわいてきて、もっと頑張らなきゃと思った」。約300人が集まった小倉駅でも「まなざしが優しくてうれしい」とも話した。厳しい状況に立たされた選挙戦の中で訪れた故郷で、ぽろりと苦しい本音ものぞかせた。

 小倉から博多までの移動には、新幹線と地下鉄を利用。地下鉄車内では「高校まで過ごしたので、地下鉄はよく乗ってました」と笑顔。通行人からのサインの要望にも答えながら、「半年ぶり以上」という里帰り気分も満喫した。

 小沢前幹事長の一本釣りで擁立がまとまった谷だったが、その後小沢氏が辞任し、鳩山政権も退陣。「脱小沢」を図る菅直人新政権下では、後ろ盾を失った形だ。5月の出馬表明会見での現役続行宣言も、「国会議員の仕事をなめるな」などの批判が党内外から上がっていた。特に小沢氏の「2人区には2人擁立」戦略で共倒れを危惧(きぐ)する現職候補陣営の反発も強く、状況の変化に困惑していた。

 谷はこの日、小沢氏が「民主党の2人目」として擁立し、民主、社民推薦で出馬する堤氏を応援。だが2人区の福岡選挙区で民主党公認で出馬する大久保氏も訪問。「片方の方だけでなく、両方頑張っていただきたい」として、色紙にサイン入りの応援メッセージを残す気遣いを忘れなかった。大久保陣営も「こういうところがYAWARAちゃんのすばらしいところ」と、歓迎。笑顔で色紙を事務所玄関に飾った。

 報道陣から「親小沢系の候補と目されている」と問われると「まだ議員になれるかも分かりませんし、恐れ多いですね」と、笑顔でさらり。小沢氏の辞任の影響を問われると、「小沢先生から声をかけていただいた経緯があり、すごく残念だった」とした。ただ辞任以来、連絡はないといい、「自分として(政治に)携わりたいというのがあるので、自分自身頑張りたい」と、話した。【清水優】

 [2010年6月14日8時34分 紙面から]

6485建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2010/06/14(月) 22:31:02
ミンス沖縄不戦敗www

6486チバQ:2010/06/14(月) 22:33:30
>>6395
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001006140005
大地が比例擁立せず
2010年06月14日

■民主支持率回復で転換


 新党大地の鈴木宗男代表は13日、参院選の比例区への対応について、「新党大地として独自候補の擁立はしない」と語った。鈴木代表はこれまで鳩山前政権で民主党の支持率が低下していたことから、比例区に独自候補を擁立する可能性を示唆していた。


 釧路市でこの日あった自治体関係者らとの会合後、鈴木代表が取材に応じた。鈴木代表は、鳩山政権から菅政権に変わり、民主党の支持率がV字回復していることに触れ、「比例区で無駄なエネルギーを使うことはない。菅政権のため、効率的で効果的な選挙協力をしたい」と話した。


 比例区の支援先として、昨年の総選挙で新党大地から立候補し、今回の参院選比例区で民主から立候補を予定する八代英太氏の名前を挙げた。また、参院道選挙区(改選数2)では民主党の徳永エリ氏の支援をすでに決めている。

6487チバQ:2010/06/14(月) 22:35:34
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001006140004
桑原・沢田両氏に協力申し入れへ
2010年06月14日

◆参院選で民主県連◆


 民主党県連は13日、金沢市内で常任幹事会を開き、3月の知事選に同県連の方針に反して立候補した桑原豊・元衆院議員と、桑原氏を支持した沢田貞県議に参院選での選挙協力を申し入れることを決めた。


 会合後、同県連代表の一川保夫参院議員は報道陣に対し、「桑原さんも沢田さんも民主党員。知事選のしこり的なものもあるが、参院選は国政選挙なのでお互いに協力していきましょう、とお願いすることを決めた」と述べた。同県連の選挙対策本部にも参加してもらう方向だという。

6488チバQ:2010/06/14(月) 22:40:00
>>4350>>6051など
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20100614-OYT8T00025.htm
綿貫氏「どこの政党とも等距離」
 綿貫氏は13日、今夏の参院選富山選挙区の対応について、「選挙区はフリー。どこの政党とも等距離」と語り、特定の候補者や政党を支援しない考えを示した。綿貫氏が、公の場で富山選挙区への考えを明らかにしたのは初めて。

 政界から退いた綿貫氏だが、綿貫票の行方は参院選で最大の焦点の一つ。民主党県連は、国民新党に推薦依頼を提出していた。

 2007年参院選では、当時の野党無所属統一候補だった森田高参院議員(現・国民新党)を応援したが、綿貫氏は今回、「号令なんかする必要はない」と静観の立場を強調。「(当時は)自民党と徹底的にケンカをしていた。(今は)ケンカはしていないが、自民党員ではないことは、はっきりしている」とも語り、古巣とも距離を置いた。

(2010年6月14日 読売新聞)

6489チバQ:2010/06/14(月) 22:40:53
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/news/20100613-OYT8T00651.htm
応援合戦白熱
自民・小泉氏「最大幸福社会目指す」 民主・福田氏「政権交代まだ道半ば」

 夏の参院選に向け、県内は12、13日、自民党の小泉進次郎衆院議員(29)(神奈川11区)や民主党の福田衣里子衆院議員(29)(長崎2区)ら、20代、30代の若い議員が競い合うように応援に駆けつけた。

 小泉氏は13日、同党から参院選山梨選挙区へ出馬予定の新人、宮川典子氏(31)と共に、JR甲府駅前などで、計3回の街頭演説を行った。小泉元首相の次男で、「将来の自民党プリンス」と目される小泉氏だけに、行く先々で大勢の聴衆がひしめいた。

 小泉氏は甲府駅前で記者団に、「宮川さんは演説がパワフルで温かみがある人だ。当選すれば、私と共に党内の最年少コンビになる」と紹介。街頭演説では、「菅首相は『最小不幸社会』を目指すと言ったが、不幸が前提なのはおかしい。自民党は『最大幸福社会』を目指す」と強調した。

 一方、福田氏は12日、韮崎市内で開かれた、山梨選挙区から3選出馬を表明している民主党の輿石東参院議員会長(74)の総決起集会に出席した。

 演説で「政権交代してまだ道半ば。参院選で勝たなければまた(参院で野党が多数を占める)ねじれ国会が始まってしまう」と指摘。「時代が変わろうとしているとき、輿石先生の力が必要だ」と訴えた。

 みんなの党の柿沢未途衆院議員(39)(比例東京ブロック)も13日、参院比例選に出馬予定の同党の小野次郎・元首相秘書官と共に甲府駅前などで街頭演説。政府の郵政改革法案について、「郵政民営化で、せっかく国に多額の法人税を収めるようになった日本郵政を『第2の国鉄』へ逆戻りさせるものだ」と批判した。

(2010年6月14日 読売新聞)

6490名無しさん:2010/06/14(月) 22:43:35
>>6481

ご返答ありがとうございます。

みんなの党は私もそう思いますが・・・雑誌の予測見ているとそうは思えないのでチョット意見を伺いたかったのです。

ガッキー辞任に関しては、女性総裁、若手も考えましたが・・・それができるならあの無様な総理を3人も出さなかったでしょうし、結局派閥のボス、幹部あたりに落着くのではと思っているのですが、それが誰か分らないのです。

回答
1、民主党です。基本的には良く言えば政権交代派、悪く言えば永田町ガラガラポン派だったので

2、ありました
3、ありました
4、3月ごろだったでしょうか、腹案発言があったりした頃。決定的なのは沖縄を訪問した頃です。

いじょうです。

6491チバQ:2010/06/14(月) 22:47:16
>>6264
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tochigi/100614/tcg1006142205014-n1.htm
【参院選】社民、選挙区擁立を断念 栃木
2010.6.14 22:04
 社民党栃木県連は14日、参院選栃木選挙区での独自候補擁立を断念したことを明らかにした。参院選総合選対会議の党支持団体などとの持ち回り会議で決定した。

 宇賀神文雄幹事長によると、理由は国会会期の大幅延長がほぼなくなり、迫る選挙への態勢づくりが間に合わないためという。独自候補の擁立断念で、同党は県内参院選では自主投票になる可能性が高くなった。

 同党は今月5日、那須町の障害者施設を運営するNPO法人の女性理事が出馬に強い意欲を示しているとして、擁立を検討していることを明らかにし、国会会期延長を前提に19日の福島瑞穂党首の来県時までに擁立の是非を判断するとしていた。

64926481:2010/06/14(月) 22:55:29
>>6490
こちらこそご返答いただき感謝です、ありがとうございました。

> 雑誌の予測

あんまり展開が急すぎて鳩山辞任前のデータ元にしてやってたりして(さすがにもうないかとは思いますが)。

> 結局派閥のボス、幹部あたりに落着くのでは

まず、彼らのその力が確実に衰えてると思うんですよね。
参院でも自民が惨敗、組織票も離れてる事が票数から露呈、なんて事になれば、空中分解に至る派閥も総選挙後の比ではないかと。
そもそも彼ら自身の尻にも「3年後の衆議院までにせめて俺が当選できるようにしなきゃ」と火がつく訳で、
ボスや幹部で票がとれるか?→とにかく政権交代できたらそん時にまた変えればいいんだから目立つ奴や人気ある奴
となるんじゃないかなと思ってます。

6493とはずがたり:2010/06/15(火) 00:33:57
谷でも有権者からの握手攻めにあうのか。。

各党、本番さながら 民主・谷亮子氏が来佐 自民・青年局が街頭へ 公示まで11日
2010年6月14日 00:53
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/178042

有権者からの握手攻めにあう谷亮子氏

 7月11日投開票の参院選日程が確実視され、予想される公示日まで11日と迫った13日、民主党県連が抜群の知名度を誇る五輪女子柔道金メダリストの谷亮子氏(34)を応援弁士に迎える一方、自民党県連は青年局が街頭行動で支持を訴えるなど、各党とも本番さながらに動きを活発化させた。

 民主党から比例代表に出馬を予定する谷氏は、佐賀選挙区(改選数1)に同党公認で立候補予定の甲木美知子氏(38)の応援のために来佐。鳥栖、佐賀両市の計3カ所で街頭演説を行い、計約700人が集まった。

 佐賀市兵庫南のスーパー駐車場でマイクを握った谷氏は「女性は結婚・出産すると、6割が仕事を辞めざるを得ない」と指摘。「日本の経済成長にとって、女性の発揮する力は大きい。甲木さんと一緒に女性の労働環境を整えたい」と呼び掛けた。甲木氏も「女性の視点をしっかり生かし、女性の役割を広げる活動をしたい」などと訴えた。

 一方の自民党県連青年局はこの日、鳥栖市から鹿島市まで県内十数カ所を行脚。途中、同選挙区に同党公認で立候補予定の福岡資麿県連会長(37)も加わった。

 多久市北多久町の国道沿いのファミリーレストラン前では、青年局の県議らがマイクを握り、「子ども手当ではなく幼稚園・保育園の無償化をすべきだ」などと民主党を批判、「抑止力になれるのは自民しかない」と強調した。福岡氏も行き交う車に手を振り、「分配頼みの社会から脱却し、汗をかいた人が報われる社会をつくる。(衆参両院の)ねじれをつくらせてほしい」と訴えた。

 共産党から同選挙区に出馬予定の山口勝弘氏(54)は伊万里市の公民館で演説会を開くなど支持拡大に努めた。

=2010/06/14付 西日本新聞朝刊=

6494とはずがたり:2010/06/15(火) 00:36:54
>>6490
>ガッキー辞任に関しては、女性総裁、若手も考えましたが・・・それができるならあの無様な総理を3人も出さなかったでしょうし、結局派閥のボス、幹部あたりに落着くのではと思っているのですが、それが誰か分らないのです。
自民党が変わったという為に女性の野田・党内野党の河野辺りが総裁になるのは十分有り得ると思うんですけどねぇ。

もう自民党は衆目の一致する総裁候補は使い果たした感がありますし。

6495とはずがたり:2010/06/15(火) 00:41:34
栃木は枝野幹事長で意外に民主にも追い風!?上野も固い組織を持ち,勿論みんなもお膝元と凄いことになりそう。

「原点は宇都宮」 市民から歓声 民主・枝野幹事長が里帰り
(6月14日 05:00)
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/news/20100613/336146

 民主党の枝野幸男幹事長は13日、就任後初めて出身地の宇都宮市に入り、3カ所で街頭演説を行った。新政権を支える「与党の顔」を一目見ようと、大勢の人が詰めかけ、枝野氏がマイクを握ると、「いいぞ、宮っ子」などと、大きな歓声と拍手が上がった。

 東武宇都宮駅前では岡田克也外相と合流、そろって参院選での支持を訴えた。枝野氏は「新政権発足後初の週末を、菅直人新総理は生まれ育った山口県宇部市で、私も高校まで過ごした原点の宇都宮市で迎えた」とした上で、「政権交代を目指した原点をもう一度見つめ直し、新政権をスタートさせていきたい」と決意を述べた。

 故郷での演説の感想を記者に問われると、「知っている顔がたくさんいて、若干照れくさかった」と、ほおを緩めた。

枝野氏ら来県、「新しい政治」アピール 岡田氏「単独過半数」に意欲
(6月14日 05:00)
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20100614/336294

 参院選に向け13日、宇都宮市内でそろって街頭演説した民主党の枝野幸男幹事長=宇都宮市出身=と、岡田克也外相は、前政権が迷走したことへの反省を踏まえ、体制刷新による「新しい政治」をアピール。岡田氏は参院選での「単独過半数」獲得へ強い意欲を示した。

 岡田氏は、辞任した鳩山由紀夫前首相と小沢一郎前幹事長の「小鳩体制」の崩壊について「私たちも未熟だったかもしれない。その経験を糧にして、新しい政治をスタートさせるため、覚悟を持ってやっていきたい」と力を込めた。

 枝野氏は、自ら担当した事業仕分けについて「予算の使い方、税金の使われ方に、常識で考えられないようなことがいくつもあることを表に出した」と政権交代の意義を強調。「新政権が期待に応えるため、私らしく、今まで同様ぶれないで筋論で動く幹事長を目指す」と支持を訴えた。

 また岡田氏は「連立を組む国民新党の皆さんは大切にしたい。だが単独ででも私たちが過半数を取ることがあれば、より強力な政治ができる」と述べ、参院選で単独過半数の60議席以上を目指したいとの考えを示した。

 この発言について枝野氏は、記者団に対し「内閣の立場ではそういう表現になるのだろう。幹事長としては、立候補者全員に勝ってもらうことが目標だ」とした。

 また国民新党との関係については「数合わせで(連立を)やるわけではないので、過半数を持っていても連立を組むことはある」との認識を示した。

 2人は参院選栃木選挙区に立候補予定の簗瀬進参院議員の応援のため訪れた。

6496とはずがたり:2010/06/15(火) 00:56:30

民主細野氏、党支持訴え 大垣で山下氏激励
2010年06月14日09:11 
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20100614/201006140911_10914.shtml

 民主党の細野豪志幹事長代理が13日、参院選に向けて大垣市で街頭演説を行い、「郵政改革法案などの重要法案成立のため、今後の連立政権に力を貸してほしい」と党への支持を訴えた。

 参院選岐阜選挙区に出馬する現職山下八洲夫氏(67)の激励に駆け付け、JR大垣駅前でマイクを握った。

 細野幹事長代理は「診療報酬の値上げや消えた年金の集中的な取り組みをしている」と党の実績を挙げ、「強い社会保障を確立するために強い経済、強い財政をつくる」と産業政策や税金の無駄遣い、天下り廃止などに取り組む姿勢を強調。「抜本的な改革を行った後に消費税を含めた計画をさせていただけないか」と投げ掛け、理解を求めた。

6497とはずがたり:2010/06/15(火) 00:57:48

みんなの党 埋没回避に躍起 自転車行脚 離島にも 山形
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100614t51003.htm

自転車で島内をくまなく回り、支持を呼び掛けるみんなの党の立候補予定者=13日、酒田市飛島

 参院選山形選挙区(改選数1)で、みんなの党が埋没回避に躍起になっている。昨年8月の結党以来、非民主・非自民の受け皿として伸びてきた支持が、菅内閣発足で急減速。県内各地を自転車で駆け回り、他陣営があまり足を運ばない地域へも積極的に入って、どぶ板戦を展開している。

 13日午前、酒田港から船で1時間半の山形県酒田市の離島、飛島の岸壁に同党新人の川野裕章氏(50)が降り立った。党名入りののぼり旗を立て、自転車遊説を行うためだ。
 島の特産はトビウオ。漁を終え、漁網の手入れや焼き干しづくりに励む島民に「島の暮らしはどうですか」などと声を掛けて歩く。
 川野氏は米沢市議を5期務めた経験から「現在の中央政治は、地方の声を反映する仕組みが極めて弱い。飛島のような条件の厳しい現場の意見をしっかりと受け止めていきたい」と強調した。
 この日の飛島は朝から青空が広がり、最高気温は7月中旬並みの25.0度と今年最高を観測。ぬるい海風を受けながら、川野氏は額の汗をふきふき自転車をこいだ。
 酒田市では10日に子ども手当の支給が始まり、28日からは酒田市から山形市までの山形自動車道(酒田みなと―山形北インターチェンジ間)などの通行料金を無料にする社会実験も行われる。
 いずれもマニフェストに比べて規模を縮小してはいるが、民主党政権が主導して実現した。そして、飛島には、その恩恵がほとんど届かない。
 島の面積は2.7平方キロ、5月末の人口は263人。平均年齢は67.7歳で、島民の6割が65歳以上の高齢者。子ども手当の給付対象になる中学生までの子どもは5人しかいない。自転車かバイクが主な交通手段だ。
 漁業斎藤半一さん(68)はトビウオの焼き加減を見ながら「参院選の候補者が来たことなんてあったかな。民主党の政策は、われわれには関係ない」とつぶやいた。
 都市部から遠く離れた山村などへ出掛けて遊説し、郡部から市街地へと段階的に票を固める手法は、地方の支持が弱いとされた民主党で小沢一郎前幹事長が先頭に立って実践し、注目された。
 川野氏陣営は「地域主権と生活重視の党の姿勢を示すためで、他党の選挙戦術は関係ない」と言うが、「風」に頼らず浸透を図る点は似通う。
 山形大人文学部の北川忠明教授(政治学)は「みんなの党は地方組織が未整備で集票基盤も弱い。有権者一人一人との接触を重視する切り口は、同党に最も適した戦術といえる」と分析する。
 山形選挙区に立候補を予定するのは川野氏と、民主党新人の梅津庸成氏(43)、自民党現職で3選を目指す岸宏一氏(70)、共産党新人の太田俊男氏(56)の4氏。

2010年06月14日月曜日

6498とはずがたり:2010/06/15(火) 00:58:52

2010年6月14日(月)
民主2議席なるか、10氏が立候補準備 参院選埼玉選挙区
http://www.saitama-np.co.jp/news06/14/02.html

 6月24日公示−7月11日投開票の日程で固まった参院選まで1カ月を切った。埼玉選挙区は13日現在、現職3人、新人7人の計10人が立候補を表明。ほかに擁立を模索する動きもあり、3議席をめぐる戦いは予断を許さない。低迷を続けた鳩山政権から菅政権へ代わって情勢は急変。政策的な争点がぼやける中、「政権交代続投」の是非が問われる選挙になりそうだ。埼玉選挙区では民主党が2007年の前回に続く「2議席獲得なるか」が再び焦点として浮上している。

 新政権の発足に伴い、民主党を取り巻く状況は変わった。共同通信の5月末の世論調査で19・1%まで下落した内閣支持率が政変後の今月8、9日の調査では3倍以上の61・5%に上昇。民主党の政党支持率も20・5%から43・8%にV字回復した。

 民主党は現職の島田智哉子氏と新人の大野元裕氏を擁立。両者の支援地域を振り分け均等集票を図る「地区割り」を敷き、前回に続くダブル当選を狙う。周囲は風向きの変化と前県連代表の枝野幸男氏の党幹事長就任に活気づくが、県連幹部は「通常に戻っただけ。支持率が投票に結び付くか分からない」。特に大野陣営では「厳しい戦いは変わらない。知名度で劣勢だ」と手綱を締める。

 昨夏の衆院選15小選挙区で全敗した自民党は3選を目指す関口昌一氏の議席確保が至上命題。ただ8選挙区の支部長が決まっていない上、全県的な支援体制構築の遅れが指摘されている。新藤義孝県連会長(比例北関東)は「これから集中的に動く。組織が弱体化する中、活動に統一性を持たせて戦う」と話し、19日に開く拡大選対を皮切りに運動を加速させる方針だ。

 公明党はいったん比例区転出を決めた現職の西田実仁氏を選挙区に戻し「絶対に負けられない戦い」(県本部幹部)に臨む。党本部も「最重点選挙区」に位置付け、強力にテコ入れ。組織固めのほか、地方議員が地域をこまめに回って票の新規開拓に努める。

 共産党、社民党も二大政党に割って入ろうとアピールに懸命だ。共産は新人の伊藤岳氏を擁立。新たな団体との接触を増やすなどし12年ぶりの議席獲得に照準を合わせる。

 社民党は前衆院議員の日森文尋県連合代表を立てる。普天間基地移設問題に絡み政権を離脱したが「筋を通したことで戦いやすくなった」と県連合幹部。比例票の発掘を視野に入れ独自色を訴える。

 今回の選挙戦で注目されるのが、民主でも自民でもない「第三極」を目指して結成された新党の動きだ。特に台風の目として既成政党が警戒するのがみんなの党。同党が擁立する新人小林司氏は無党派層が多い県南部を中心に街頭演説を積極的に行い、支持を広げる構え。新党改革からは中川幸司氏が立候補を表明。小林氏と同じ30代で無党派層にターゲットを絞る。上田清司知事が「応援首長連合」の代表呼び掛け人を務める日本創新党も候補者擁立を検討中だ。

 そのほか、幸福実現党の院田浩利氏、無所属の長谷川幸世氏が立候補を表明している。

6499名無しさん:2010/06/15(火) 01:28:52
みんなの党が選挙区0議席とか言ってる予想はそんな予想出して恥ずかしくないのというレベルだね
どんなに低く予想したとしても2はある
菅政権確定後の横浜市議補選ですら無党派からの得票が5割で民主を上回ってトップだと言う現実は見たほうがいいよ
現実には5は固いだろうね

6500名無しさん:2010/06/15(火) 01:38:41
>>6499 で、どのあたりの選挙区なのでしょうか

まあ1人区で栃木、複数区では・・・神奈川、東京、サイタマあたりでしょうか。

6501名無しさん:2010/06/15(火) 01:54:43
でかい口叩く人は、選挙後に笑われてもいいように
どっかに予想晒しとくべきw

6502とはずがたり:2010/06/15(火) 12:27:05
いつかの民主が辛勝した首長選でみんな候補が自公候補を凌駕してましたしねぇ。自公が吃驚するぐらい票穫れないこと期待するんだけど,果たしてどうかなぁ。。

6503沖縄無党派:2010/06/15(火) 17:30:12
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010061500669
国民新、社民3候補を推薦=参院選
 国民新党の亀井静香代表は15日、党本部で社民党の福島瑞穂党首と会談し、参院選で社民党が埼玉選挙区などに擁立した3候補に対する推薦状を手渡した。
社民党が見返りに国民新党候補を推薦できる選挙区がないことから、亀井氏は、参院選後に郵政改革法案の成立に協力するよう求め、福島氏は「一生懸命やる」と応じた。
 国民新党が推薦したのは埼玉の日森文尋、新潟の近藤正道、大阪の大川朗子各氏。亀井氏は16日にも菅直人首相と会談し、民主党との選挙協力についても詰めの協議を行う。(2010/06/15-15:53)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010061500710
参院滋賀、小西理氏が出馬
 郵政造反組で元自民党衆院議員の小西理氏(51)は15日午後、滋賀県庁で記者会見し、参院選の滋賀選挙区(改選数1)に無所属で出馬すると表明した。小西氏は2005年の衆院選で同党の公認を得られず、無所属で出馬したが落選した。(2010/06/15-16:44)

6504チバQ:2010/06/15(火) 19:00:52
なぜ この3人なんですかね?

6505とはずがたり:2010/06/15(火) 19:32:00
>>6503-6504
おお,国新の微妙な立ち位置を示唆する感じですねぇ。
定数3の埼玉でも大阪でも国新は候補者を立てないんだな。なかなか潔い話しですなぁ。。

6506名無しさん:2010/06/15(火) 19:46:09
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100615-00000085-mai-pol
<みんなの党>元阪急百貨店部長の川平氏擁立 参院選大阪
6月15日19時28分配信 毎日新聞

 みんなの党の渡辺喜美代表は15日、大阪市内で記者会見し、参院選大阪選挙区(改選数3)に、元阪急百貨店部長の川平泰三氏(53)を擁立すると発表した。

 川平氏は会見で「今の政治家では日本の政治を変えることは不可能。庶民感覚や、ビジネスマンとしてやってきた経験を生かしたい」と語り、渡辺代表は「民間の経験を国政に反映させてほしい」と述べた。

 百貨店勤務時代に婦人服統括部長を務めた川平氏は、業界内で「カリスマバイヤー」として知られた。04年3月に退社し、昨年5月から東京都内で経営コンサルティングなどを手がける会社を経営している。大阪府豊中市出身。

6507名無しさん:2010/06/15(火) 19:52:12
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100615-00000026-mailo-l07
小沢・民主前幹事長:「選挙の小沢」検証 県内でも影響力 /福島
6月15日11時22分配信 毎日新聞

 鳩山政権の崩壊とともに民主党幹事長を辞任した小沢一郎氏(68)。党の選挙対策の中心として戦略を担い、福島にも大きな影響を与えてきたといわれる。過去の衆院選や近付いた参院選の舞台裏でどんな力を示してきたのか、関係者の証言を基に再現する。【種市房子】
 ◇衆院選1区、懐刀を派遣
 08年春。小沢氏は秘書を連れ、福島市にある民主の支持母体・連合福島を訪れた。迫る衆院選の戦略を練るためだった。連合側が説明するまでもなく、小沢氏は県内選挙区の弱点を指摘。特に福島1区は細かい情報をつかんでいる様子だった。
 その後も秘書が連合福島に足を運んだが、ある時から別の秘書に代わった。間もなく、連合福島の幹部は最初に来た秘書をテレビで見た。現在、政治資金規正法違反の罪で公判中の元公設第1秘書、大久保隆規被告だった。懐刀を派遣するあたりに、小沢氏の意気込みがうかがえた。
 昨年の衆院選で、福島1区は民主が新人の石原洋三郎氏(37)を擁立。自民前職の亀岡偉民氏(54)との事実上の一騎打ちとなった。小沢氏の秘書は徹底的に業界団体を回った。“ドブ板”に徹する姿に、陣営から「これが小沢氏の選挙」と感嘆の声が上がった。
   ■  ■
 石原氏は2万票差で初当選し、民主党県連では「小沢さんの“亀岡潰し”の執念が見えた」とささやかれた。
 話は05年の「郵政選挙」にさかのぼる。その前の03年衆院選で無所属で落選した亀岡氏には、小沢氏了承の下で民主公認で出馬する動きがあった。ところが選挙直前、亀岡氏は自民党公認を獲得。小沢氏には裏切られた思いがあったとみられる。
 民主は石原氏の兄で新人の石原信市郎氏(43)を擁立した。当時、小泉純一郎首相の下で行われたこの選挙戦は、全国的に自民が有利に展開し、福島1区でも民主は劣勢だった。負け戦には来ないと言われる小沢氏が選挙中に2回も福島1区に足を運び、街頭にも立った。「亀岡さんを許さないという意思表示だったのだろう」と陣営元幹部は振り返る。
 結果は亀岡氏が初当選。逆に昨年の選挙では打ち負かした。小沢氏の選挙戦を間近で見た関係者は「全国でも特に東北地方の選挙に強い影響力を示す。昨年の勝利に満足しているだろう」と語った。
 ◇参院選、実動は「非小沢」の県議
 今夏の参院選を目前にして、鳩山由紀夫前首相の人気が落ち込んだ民主には危機感が漂ったが、菅直人首相に代わると支持率はV字回復。この勢いを参院選にどれだけつなげられるかが焦点になる。
 福島など改選数2の選挙区では、幹事長だった小沢氏の強い意向で「2人擁立」が基本方針とされた。福島では自民から現職の岩城光英氏(60)が出馬するため、議席独占は困難と考えた民主党県連は抵抗したが、結局は現職の増子輝彦氏(62)に加え、医師の岡部光規氏(41)を公認。
 ところが“小沢系”衆院議員である福島1区の石原氏、同2区の太田和美氏(30)は増子氏を中心に支援する。2議席独占の目標は「ハッパをかけただけ」とみる向きもある。
   ■  ■
 今回の参院選で実動部隊となる民主党県議は、渡部恒三元衆院副議長と玄葉光一郎党政調会長の系統で占められ、小沢系はいない。県議は「選挙で小沢氏の影響力などない」と口をそろえ、党県連と連絡を密にしている様子もないという。
 20年以上務めた元県議は「『選挙の小沢』と言われるが、彼個人の資質なんてたかがしれている。党の役職と金を手にして影響力を行使し、(福島1区のように)個人的に興味がある選挙区に首を突っ込んできただけ」と一蹴(いっしゅう)した。

6月15日朝刊

6508とはずがたり:2010/06/15(火) 20:18:31
渡部派かな?凄いいいっぷりだw
>20年以上務めた元県議は「『選挙の小沢』と言われるが、彼個人の資質なんてたかがしれている。党の役職と金を手にして影響力を行使し、(福島1区のように)個人的に興味がある選挙区に首を突っ込んできただけ」と一蹴(いっしゅう)した。

6509とはずがたり:2010/06/15(火) 20:24:26
伊藤始って誰だ??

参院比例で1人公認=自民
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010061500897

 自民党は15日、参院選比例代表に新人でNPO法人理事長の伊藤始氏(60)の公認を決めた。これで同党の比例代表候補は35人となった。(2010/06/15-19:30)

6510名無しさん:2010/06/15(火) 21:16:21
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100615-00001010-yom-pol
「減税日本」愛知選挙区、候補擁立を断念
6月15日20時51分配信 読売新聞

 名古屋市の河村たかし市長が代表を務める地域政党「減税日本」が、参院選愛知選挙区(改選数3)への独自候補擁立を断念した。

 河村市長が15日の定例記者会見で、「断念というのは情けないが、なかなか時間もなく難しい」と語った。

 7新人が立候補を表明し、激戦が予想される同選挙区で、減税日本が独自候補擁立の動きを見せたことに対し、河村市長の古巣で、2人を擁立する民主党愛知県連からは批判が続出。党幹部からも「独自候補を立てれば、愛知からの陳情はすべて止まると思ってほしい」と、自重を求める声が出ていたという。

 また、参院選について河村市長は、「かつての仲間が多く、縁があるので民主党候補を応援する」と説明。ただ、菅政権は消費税を含む税制改革に乗り出す意向を示しているだけに、「増税には絶対に反対。減税が実現できるように、民主党にも物申していきたい」と話した。 最終更新:6月15日20時51

6511名無しさん:2010/06/15(火) 21:24:39
>>6508
6507の記事を張った名無しです。ある意味この県議のコメントは、小沢選挙の本質を突いている気もします。選挙に限らず小沢という政治家は虚像で大きく見えている部分が大きいと私は思います。彼が、この20数年の日本政治の中で小さいとはいえない役割を果たした政治家であることは認めますが。まだ、終わったわけじゃないですけど(笑)

6512名無しさん:2010/06/15(火) 21:31:46
政権交代して初めての国政選挙ですが・・・

結局、政権に批判的なヒョーロンカは政権が変わっても同じように批判するんだなと思いましたよ。
と、ここ1週間くらいの週刊誌の選挙予測の見出し見ていて思いました。

もう1ヶ月切っていますし、予測は出ないでしょうかねぇ。

6513とはずがたり:2010/06/15(火) 21:52:58
>>6510
誰だよ,こんなえげつない恫喝するのは。。
>党幹部からも「独自候補を立てれば、愛知からの陳情はすべて止まると思ってほしい」と、自重を求める声が出ていたという。

>>6511
なるほど。虚像を巧く使うのも能力・資質なんでしょうが,まだ一仕掛け二仕掛け出来る位置にはいるかも。

6514名無しさん:2010/06/15(火) 22:55:06
>>6570 ありがとうございます。やはりそんなところでしょうか。

みんなの党の選挙区は多分自民党と支持者層が重なっていると思うので結局自民立候補者にとって不利のような気がするのですが。

みんなに投票しようとしていた層が民主へ、自民に投票しようとしていた層がみんなと民主にいってしまうので。

6515チバQ:2010/06/15(火) 23:06:22
>>6503
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100615/stt1006151740007-n1.htm
“脱民主”の男女2人が毒舌会談 「3党首は全部いなくなった」
2010.6.15 17:36


 郵政改革・金融担当相を辞任した国民新党の亀井静香代表と消費者・少子化担当相を罷免された社民党の福島瑞穂党首が14日、都内で会談した。夏の参院選に向け、国民新党が社民党の3候補に推薦状を渡すためだったが、会談はさながら民主党に対する毒舌ショーとなった。

 亀井氏は「(鳩山由紀夫前首相を含め)連立政権の最初の3党の党首が全部(内閣から)いなくなっちゃった」と民主党への恨み節を交えつつ、福島氏に「うちはどっかの党と違って約束を破ったりせんから。(選挙支援は)全力投球でやらせる」と強調。

 福島氏が、社民党の連立離脱で鳩山政権崩壊が加速したことを念頭に、「私、菅内閣の生みの親とか言われています」とブラックジョークを放つと、亀井氏はすかさず「良い子が生まれた?」と切り返し、郵政改革関連法案の今国会成立を見送った菅直人首相を揶揄(やゆ)した。

 亀井氏は11日未明、民主党が郵政改革法案の今国会成立を見送ったことに反発して郵政改革・金融相を辞任。福島氏は、鳩山政権が米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設先を同県名護市辺野古(へのこ)崎地区に決めたため閣僚を罷免され、社民党は5月30日に連立離脱を正式決定した。

6516チバQ:2010/06/15(火) 23:07:26
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201006160026.html
みんなの党、広島擁立見送り '10/6/16

--------------------------------------------------------------------------------

 みんなの党は15日までに、参院選広島選挙区(改選数2)での公認候補の擁立を見送ることを決めた。

 党関係者によると、複数の候補者と交渉したが時間的な制約もあり条件が整わなかった。今後は来春の統一地方選や次の衆院選に向けて擁立を模索する。広島選挙区について渡辺喜美代表は先月の記者会見で「真正の第三極がなく県民にとって不幸だ」と述べ、擁立へ意欲を示していた。

6517チバQ:2010/06/15(火) 23:11:18
>>6365
キャッチコピーとしては微妙・・・
http://www.asahi.com/politics/update/0615/TKY201006150357.html
涼しさ演出、白シャツの菅首相 民主参院選ポスター発表2010年6月15日19時56分

 民主党は15日、7月11日投開票予定の参院選ポスターを発表した。ワイシャツ姿の菅直人首相が正面を見すえた写真に、赤文字の縦書きで「元気な日本を復活させる。」とのキャッチコピーを添えた。同党の参院選マニフェストの表紙やビラにも使用する。

 この日、記者会見した安住淳選挙対策委員長によると、コピーは首相が衆参両院の所信表明演説で語った「私の内閣が果たすべき使命は、20年近く続く閉塞(へいそく)状況を打ち破り、元気な日本を復活させること」から採用した。白いシャツ姿は「夏の涼しさ」を演出するためという。約25万枚を印刷し、47都道府県連に配布する。

6518チバQ:2010/06/15(火) 23:15:01
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20100615ddlk34010709000c.html
2010参院選ひろしま:呉越同舟から臨戦態勢 大竹市長選終え「休戦」解除 /広島
 ◇主要政党
 13日投開票があった大竹市長選は、入山欣郎市長(63)が再選を果たした。7月に迫った参院選を前に、国政の主要政党は現職を相乗りで推薦。「呉越同舟」の組織選挙ながら、選対本部の「参院選の色を付けたくない」という意向に配慮し、各党の候補予定者は大竹入りを控えた。選挙戦を終えると、直ちに参院選モードに切り替わっていた。【井上梢】

 入山市長を推薦したのは民主、自民、公明、国民新党。告示日の6日には、出陣式に各党県組織の幹部クラスが並んだ。

 あいさつは、国政の状況をにじませた。松本大輔・民主党県連副代表は「民主党は再スタートを切って全力で前に進む。大竹の改革も第2ステージへ」とエール。宇田伸・自民党県連幹事長は「国は毎年トップが変わる。地方はしっかりした首長が地に足をつけて国が落ち着くのを待つ」。一方、斉藤鉄夫・公明党県本部代表は「大竹はこの4年間、本当に変わった」と持ち上げ、亀井静香・国民新党代表は「一層のご奮闘を」とする祝電を寄せた。

 出陣式こそ各党関係者が勢ぞろいしたが、選挙戦では政党色をことさら強調しなかった。各党の参院選候補予定者も大竹入りを避けた。入山市長を推薦した連合広島の関係者は「休戦協定」と呼ぶ。

 13日夜、選挙事務所を後にしながら、この関係者は「明日からは敵同士。しっかり組織を固めていかねば」と気を引き締めていた。

6519チバQ:2010/06/15(火) 23:18:31
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100615dde012010009000c.html
特集ワイド:’10攻防の夏 票につながる?タレント候補
 参院選の公示日が近づいてきた。各党は今回も知名度の高い「タレント候補」の擁立をすすめる。一方で、人気頼みの思惑を見透かしうんざりする有権者も少なくない。有権者の1票はどこへ行くのか。タレント候補の街頭演説を見に行ってみた。【山寺香】

 ◇「めっちゃかわいい」「昔からのファン」……だけど
 「めっちゃかわいい!」。JR千葉駅前に5日午後、柔道五輪金メダリストで民主党比例代表に立候補予定の谷亮子選手(34)が、地元立候補予定者の応援に駆け付けた。人々が一斉にカメラ付き携帯電話を構える。小学生から女子高生、お年寄りまで約500人。ロンドン五輪を目指す現役選手でありながら、2児の母。更に政治家を目指すと表明したから、驚いた。

 人込みをかき分けやっと約1メートルの距離まで近づいたが、身長146センチの谷選手の姿は全く見えない。「みなさん、こっち向いてくださーい」。傍らの選挙カーから演説中の議員が叫ぶ。横に並んだ立候補予定者の「本人」と書かれたたすきが、かなしい。

 「女性スポーツ選手も結婚・出産を機にリタイアする人が非常に多い。そういう現状を変えたい」と訴えた谷選手。演説というより、試合前のインタビューのように穏やかで淡々としていた。

 後ろから「ヤワラちゃんえらいなあ」と感心する男性の声。ベビーカーを押す30代の主婦は「私も出産で仕事を辞めたが、再就職先は見つからない。民主党は子ども手当をばらまくくらいなら、保育所を増やしてほしい。二足のわらじで中途半端にならなければいいけれど。(谷選手の)赤ちゃんが心配」。同年代のお母さんの目は案外厳しい。

 40代の夫婦は「子どもは握手して喜んでいるけれど、民主を支持するわけではない。菅直人首相より小沢一郎さんが幹事長を辞任したことに期待はするが、まだ民主党が本当に変わったか見極められない」と慎重だ。

 ■

 「日本はこのままで大丈夫ですかね?」。JR新宿駅東口で7日、たちあがれ日本の共同代表、与謝野馨衆院議員が訴えた。聞いていた男性が「弱々しいね。こっちが心配になっちゃう」と苦笑した。

 ところが、比例代表立候補予定者で元プロ野球巨人の中畑清さん(56)がマイクを握ると雰囲気は一変。「タレント候補の一員の中畑です。ちまたでは、巨人の監督の目がなくなったから政界に進出したと言われているが、正解です」。歯切れ良く断言すると、拍手が起きた。

 前方で聞いていた男性(67)は「中畑さんは好きだが、たちあがれは党の規模が小さすぎる。首相も交代したし、民主にもう一度チャンスをあげ財政再建を期待したい」。無職の女性(67)も「義理人情が感じられていい演説だったけど、やっぱり外交、防衛、経済を任せられる人でなくちゃ駄目ね」。党側は聴衆数を「チラシが4000部なくなったから約4000人」とするが、足を止めたのは約300人に見えた。

6520チバQ:2010/06/15(火) 23:18:57
 ■

 「まるでドラマのワンシーンだね。でも政治家用の地味なメークより、テレビ用の華やかなメークの方が僕は好きだなあ」。9日夕方、JR新橋駅前に立つ自民党比例代表立候補予定者で女優の三原じゅん子さん(45)を見ながら、男性会社員(60)がつぶやいた。

 すぐに100人ほどの人だかりができた。「私は2年前、子宮頸(けい)がんになりました。女性の健康と命を守るため、黙ってはいられません」と訴えるが、聴衆のほとんどは中高年の男性だ。髪をキリリと後ろでまとめ、握手時には切実な表情で相手の目を見つめ、90度に美しく腰を折る。サービス業の男性(56)は「昔からのファン。目がいい。元々自民支持なので、今回もそうするつもり」と満面の笑み。

 広場を練り歩く三原さんから離れず、何度も握手してもらいたがる人もいた。熱烈なファンかと思い話を聞くと「タレント候補の乱立はひどい。余計に支持率を落とす。(三原さんは)谷(亮子)さんより演説がうまかったが、やっぱり今の自民には入れられないな」。意外に冷静な分析が返ってきた。

 ■

 いわゆる「タレント」ではないが、タレント並みの注目度なのは、みんなの党東京選挙区立候補予定者の松田公太さん(41)だ。98年にタリーズコーヒージャパンを創業した起業家。友人の有名カメラマンが撮影したポスターは、さわやかなほほ笑みとあごの下に手を添えるポーズがタレントのよう。「どうせお金持ちでしょ」という声もあるが、国内で事業をゼロから始め全国300店舗以上に拡大した実績を評価する声も多かった。

 「ベンチャーのようなみんなの党で、タリーズを立ち上げた時のような興奮を感じている。日本経済を立て直したい」。11日夕、東京・三軒茶屋の交差点近くで、松田さんは声を張り上げた。2日に渋谷で演説した際は若者を中心に約200人が足を止めた。ここでは20人ほどだが「松田さんの著書は全部読んだ」という熱心な人もいた。

 会社員の男性(34)は「若い力で変えてくれそうなのでみんなの党に期待している。国の経営も会社の経営も同じだと思うので、手腕を発揮してほしい」と期待を寄せる。

 この他にも、元巨人監督の堀内恒夫さん(自民)、五輪の男子体操メダリスト、池谷幸雄さん(民主)など、各党は俳優や歌手、スポーツ選手などを多く擁立している。

 有権者は表面的にはお祭り騒ぎを楽しみながらも、冷めた疑い深い目を向けている。「もうだまされないぞ」という有権者の心をつかむ「本物」は、果たしてどれだけいるのだろう。

6521チバQ:2010/06/15(火) 23:28:55
http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=24586
参院選 指宿医師連盟が民主推薦 県連盟とねじれ
(2010 06/15 11:25)
 指宿医師連盟(大重勝彦委員長)は14日夜、指宿市で会合を開き、6月24日公示、7月11日投開票が確実視される参院選への対応を協議。全国比例代表は民主党新人の安藤高夫氏を、鹿児島選挙区(改選数1)は同党公認で立候補予定の新人・柿内弘一郎氏(56)を、それぞれ推薦することを決めた。
 県内に17ある郡市医師連盟のうち指宿医師連盟は、昨夏の衆院選鹿児島2区で、同党公認で立候補した新人の打越明司氏(現衆院比例九州)を推薦した。今回の参院選でも、比例と選挙区双方で民主を推薦することについて、大重委員長は「衆院選に引き続き民主党を支持することにした。支持政党を変更するに足りる十分な理由はないため」とした。
 また、先に比例、選挙区とも自民党公認の立候補予定者を推薦することを決めた、上部団体・県医師連盟との“ねじれ”に関して、大重委員長は「結果として(県医師連盟と)意見が違ったが、自分たちの現場のスタンスはこうだということ」と説明した。
 県医師連盟は5月14日、比例代表で自民現職の西島英利氏を、鹿児島選挙区は自民現職で2期目を目指す野村哲郎氏(66)を、それぞれ推薦することを決定。全国団体の日本医師連盟(日医連)が比例で推す民主新人の安藤氏を推薦せず、同じ民主の柿内氏の推薦も見送ったことで、結果的に日医連とのねじれが生じていた。

6522チバQ:2010/06/15(火) 23:32:09
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20100615ddlk22010288000c.html
川勝知事:民主党対立「県連に一貫して共感」 知事選で小沢氏圧力明かす /静岡
 川勝平太知事が14日の定例の記者会見で、昨年7月の知事選の出馬劇の一端を明かした。川勝知事によると、当時、民主党の幹事長だった小沢一郎氏から出馬を取りやめるよう求められたという。

 川勝知事の説明によると、小沢氏から出馬の見送り要求を受けたのは昨年6月中旬ごろ。既に出馬を表明した後だったといい、小沢氏は「(知事選に出馬する)海野徹さんと票が分かれ、敵対勢力を利する」と主張したという。

 川勝知事は「小沢さんの意向にかかわらず民主党県連が(私の)擁立で一つになった」と述べ、小沢氏と県連との摩擦は当時からだとの見方を示唆。参院選静岡選挙区をめぐる小沢氏と県連との対立劇について「県連に、一貫して深い共感を持っている」と述べた。

 川勝知事は最終的に知事選で民主党の推薦を受け初当選した。今の時期に経緯を明かしたのは、小沢氏と距離を置く菅政権の発足で、政局の潮目が変わったとの見方が背景にあるとみられる。【竹地広憲】

http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20100615ddlk22010287000c.html
参院選’10静岡:民主「対立解消」を演出 安住選対本部長が来県 /静岡
 ◇選挙態勢では温度差
 7月11日投票の日程が固まった参院選をにらみ、民主党本部と県連は14日、静岡選挙区(改選数2)での対立解消をアピールした。安住淳選挙対策委員長は同日、静岡市内で記者会見し、現職と新人の「2人擁立」の維持で決着したと発表した。県連側も、対立の長期化は「選挙にマイナス」と判断したとみられる。ただ県連側は「選挙態勢は委ねると言われた」と強調。県連が現職1人を支援する方針を見直す姿勢はなく、温度差をうかがわせた。【平林由梨】

 2人擁立をめぐっては、現職の藤本祐司氏(53)の単独擁立を求める県連をよそに小沢一郎前幹事長が新人、中本奈緒子氏(31)の追加公認を発表。これに反発する県連とのさや当てが勃発(ぼっぱつ)し、当時の党執行部が藤本氏の公認料や活動資金を停止する問題が起きた。

 安住氏は14日、JR静岡駅前のホテルで、県連会長の牧野聖修氏、藤本氏、中本氏とともに記者会見を開き、対外的に「和解」を演出してみせた。安住氏は会見で、菅直人首相(党代表)から12日、幕引きを急ぐよう指示されたとも強調した。

 安住氏は会見で、「(菅政権の発足後)支持率が回復し、共倒れの危険は一時より低くなった。別々に戦うのはおしまいだ」と述べた。ただ、牧野氏は「形としては2人仲良くということだが、やり方は県連代表に一任すると言われた」と強調。「選対の編成を見直すのは大変。県連が藤本氏一本という形は堅持する」と述べた。

 一方、藤本氏は「私は全力を尽くす」と述べ、中本氏は「2議席獲得は私の頑張りで可能だと信じている」と語った。

 県連幹部は同日、この会見の意図について、取材に「パフォーマンス。県連は藤本氏だけを支援する規定路線は何も変わらない」と指摘した。また連合静岡の吉岡秀規会長は記者団に、これまで通り藤本氏1人を推薦する方針に変わりはないとした。

6523チバQ:2010/06/15(火) 23:32:54
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20100615ddlk01040197000c.html
北教組違法献金:組織内部、大揺れ 参院選も動き鈍く /北海道
 教職員組合の実質トップの違法行為が認定された北教組事件は、教育現場や参院選を控えた候補予定者陣営へ大きな影を落とした。信頼回復に向け、組織内部も揺れている。【千々部一好、山田泰雄、中川紗矢子、今井美津子】

 ■進退語らず

 「処遇については組織内部で議論している最中だ」。長田被告は不正に手を染めたことを認めつつ、今も北教組の実質トップのままでいる。判決後の会見でも「引責辞任」の言葉は出なかった。

 事件で北教組は、長田被告のほか、小関顕太郎書記長と南部貴昭会計委員の2人も逮捕され、起訴猶予処分となった。役員改選の定期大会は例年の6月から8月に延期され、新体制をどうするかが注目されている。

 しかし長田被告は、次期役員選について「組合員へ23日に公表すると規約で定めているので、今は話せない」とだけ述べ、9日締め切りだった立候補に自身が届け出たかすら明かさなかった。小関、南部両氏は会見にも出席しなかった。

 若い長田委員長代理ら現執行部の続投を望む声は一部にあるが、内部にも異論は多い。道央の小学校の男性組合員(46)は「分会では、今回の立候補はやめた方がいいという話になった。世間も納得しないだろう」と指摘。別の男性組合員(51)は「一番の心配は道教委が北教組を交渉相手と認めなくなったこと。非を認めた以上、身を引くべきだ」と、続投に反発する。

 ■現場に危機感

 事件を契機に、道教委は組合活動に関する保護者からの通報制度などを導入した。現場の教員には「教育全体の管理強化につながる」との危機感も強い。

 胆振地方の高校教諭の男性(45)は「事件で労組や教員への偏見が広まり、非常に腹立たしい」と北教組を批判するが、一方で「道教委も事件に便乗している」と感じている。「学校や市町村教委と、道教委の溝は深まっている。『現場を信用していないのか』という失望感、不信感がある」と語る。

 道央の50代の小学校の男性教諭も「道教委は学校を不信の目で見ることを奨励している。現場はもう息苦しくなっている」と閉塞(へいそく)感を訴えた。

 長田被告は会見で、事件が教員や子どもたちに与えた影響について「深く反省しなければならない」としたうえで「(規制が)不当労働行為に当たると危惧(きぐ)している。正当な活動も萎縮(いしゅく)させている」と懸念を示した。

 ■選対専従なし

 事件では労組の選挙へのかかわり方も問われたが、長田被告は会見で「一定程度、特定の政党、候補者と連帯して(少人数学級実現などの)要求を実現するという活動は極めて重要」と述べ、今夏の参院選でも自治労出身の民主党公認候補予定者の支援を続ける考えを示した。だが陣営幹部は「北教組の組合員は表立った活動ができない」とこぼす。

 北教組の組合員は約1万9000人。自治労などと並ぶ連合北海道(約27万人)の中心的な労組の一つだ。労組出身者が出馬した国政選挙では必ず選対専従者を派遣していたが、参院選では初めて1人も出していない。

 陣営幹部は「世間の組合に対する目が厳しくなった。集中的にビラを配る時など北教組には声をかけていない。北教組の動きも鈍く、他の組合と比べて1カ月近く遅れている」と明かす。

6524チバQ:2010/06/15(火) 23:33:47
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000001006140001
陣営は【上】/風頼み「素人」擁立
2010年06月13日





集会に来た有権者にサインをする原田氏。その知名度は大きな武器だ=11日、宇部市

◆短期決戦の民主


「素人だから見えてくる政治のおかしさがあり、死ぬまで素人でいたい」。民主新顔、原田大二郎氏(66)は連日の街頭演説や集会で、そう強調する。政治の「ずぶの素人」であることを隠さず、むしろ積極的に売りにする。


  「思いやりがあれば福祉は始まる」「吉田松陰先生の教えを生かす」――。福祉と教育が看板だが、演説で具体的な政策が出ることは少ない。県連幹部は「物足りなく感じる人もいるかも知れないが、親しみを持って受け止められているのでは」と期待する。


  「素人」の擁立は、冷徹な「玄人」である小沢一郎・前幹事長の主導で進められた。堅い組織を誇る「自民王国」に対し、高い知名度をもつ原田氏をぶつけ、街に出てさらに顔を売り、短期決戦を制するというのが基本戦略だ。


◆本部主導招く


  ただ、こうした「短期決戦戦略」は県連が元々望んでいた構図とはかけ離れていた。


  民主の新顔候補3人が小選挙区で全敗した昨年の衆院選後、党県連は支持者のすそ野を広げる強い意気込みで参院選候補の公募に初挑戦。昨年内に3人を党本部に推薦した。西嶋裕作幹事長は確かな手応えを感じていたが、党から説明がないまま、推薦は何カ月もたなざらしにされた。


  結局、5月中旬、地元調整はまったくないまま原田氏擁立が決まり、県連には「風」に大きく依存する選択肢しか残っていなかった。県連を支える組織の弱さが「小沢主導」を招き、組織強化の芽を摘む――。そんな悪循環に陥りかねない党本部頼みの有名人擁立は「県連のためにならない」とみる関係者もいる。


  「参院選で本当に勝つ気があるのか」。候補者が未定だった3月の県連定期大会で、県連執行部にそう詰め寄った県東部のある党員は「公募で来た人を取りこんで組織を作るべきだった。県連は生ぬるかった」と話す。


  頼みの綱は、約6万8千人の組合員を擁する連合山口だ。中野威会長も県連との合同選対本部の初会合で、「連合が頑張らなければ当選はない」と力を込めた。


  しかし、県西部の連合地域協議会幹部は「連合山口はよその県と同等以上のことをやっているはずなのに、多くの会社の事務所には(自民候補の)ポスターがはってある」と、企業と自民党の伝統的な結びつきの強さを強調。「昨年の衆院選から、市民や組合員の意識は大きくは変わっていない」と危機感をみせる。


◆露出に手応え


  小沢氏から直接指示された街頭演説での露出作戦に、当初は「人が誰もいない所で演説したり、都会と違って大変」と話していた原田氏。だが、最近、強い手応えを感じ始めたという。皮肉にも、その追い風のきっかけはその小沢氏と、鳩山由紀夫首相の辞任だった。菅新内閣の顔ぶれが固まった7日、原田氏は上機嫌に話した。「小沢さんは僕の生みの親で愛情は持ち続けるが、これからは菅さんが育ての親になる」
(青山直篤)


  ◇  ◇  ◇


  政権交代で膨らんだ期待、政権の迷走と退陣、新内閣の発足――。政権交代が実現した昨年の衆院選から9カ月余り。混沌(こんとん)とした政治情勢のただ中で、参院選が迫る。山口選挙区(改選数1)の立候補予定者や政党は、何を有権者に問いかけ、どう戦おうとしているのか。熱を帯びる前哨戦を追った。

6525チバQ:2010/06/15(火) 23:34:27
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000741006140002
【刻々と】


陣営は【中】/組織盤石 油断なし
2010年06月14日


実兄の安倍元首相と一緒に気勢を上げる岸氏(右)=11日、下関市

◆戦略変えぬ自民


  「山口は不動。戦略を変えることはない」。6日、山口市で行われた自民党県連の大会で、河村建夫元官房長官が自信たっぷりに語った。党本部の選対局長。現職の岸信夫氏(51)が再選を目指す山口選挙区も含めて、全国の参院選の情勢を知る立場にある。


  河村氏の自信は、政権交代後も、地元で「自民王国」の組織が揺らいでいないことに裏打ちされている。大会には二井関成知事、島田明県議会議長ら有力者が集結。二井知事は政権交代を「本当にストレスのたまる9カ月近くだった」とこきおろし、岸氏とともに気勢を上げた。


  岸氏を支える県選出の党国会議員は、誰もが閣僚として政権を担った実力者。今回は「民主党の独裁暴走を止めないと日本は沈没する」(高村正彦元外相)と、自分の選挙並みの動きで岸氏を支える。


  「昨年は私、今回は弟がお世話になり心苦しいが、温かい支援をお願いします」。5月29日、下関市の公民館。安倍晋三元首相が、弟の岸氏を伴い、支持者に頭を下げた。河村氏も5日、美祢市で朝夕の2回に分けて支持者を集めて、「第一級の候補。タレントに肉薄させてはならない」と訴え、岸氏を激励した。


◆主要団体が推薦


  一方、党県連も5月末、旧市町村単位で残る56地域支部に選対を設置。今回の参院選を「自分たちの選挙戦」と位置づけて、緊張感を高める。その表れが1月に早々と開いた「政策聴問会」だった。政権交代を受けて、初めて懇談会形式で実施。3日間で計約70の県内主要業界団体や自治体に集まってもらい、岸氏も連日出席した。


  農協、建設業協会、医師会。中央では「親自民」の業界団体の離反が目立つ中、県内の主要団体は軒並み岸氏を推薦。「山口は保守王国。政権を取ったといって、すぐ民主党に切り替わることはできない」。2千人を超す県医師会の木下敬介会長は10日、宇部市で医師たちを集めた会合で力説した。自民党員。岸氏の地元後援会長も務める。


  こうした分厚い組織力を背にする岸氏だが、油断は全くない。「自民党は反省して出直す」。これを口癖に、昨年末から県内を隅々まで回ってきた。経営者のゴルフコンペの懇親会に飛び込み、青年会議所のパーティーではビール片手にテーブルからテーブルへ。日本海、瀬戸内海に点在する離島もほぼ渡り終えた。「全県は広い。一刻の無駄も許されない」。ブログのほか、移動中はツイッターで最新の活動や思いを発信する。


◆低支持率に不安


  だが、気がかりもある。民主党政権が普天間問題などを巡り迷走したなかでも、自民党の支持率は低迷。逆に、参院選を目前に控えた菅内閣の発足で、政権への支持率はV字回復を見せた。近年の選挙戦で大きな鍵となる無党派層の動向も不透明だ。「昨年の衆院選では全国的に厳しい結果をいただいた。地域の声を吸い上げてスタートを切り直さないと」。岸氏は11日にあった山口市の事務所開きで、危機感を隠さなかった。岸氏の選対本部長でもある島田議長は「(今回の参院選で)山口の自民党の真価が問われる」と語る。
(清水謙司)

6526チバQ:2010/06/15(火) 23:35:09
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000741006150001
【刻々と】


陣営は【下】/第三極の受け皿に
2010年06月15日


「民主も自民もだめなら私しかない」と訴え、支持拡大を図る木佐木氏=6日、宇部市

◆党勢回復狙う共産


  国会で菅直人新首相が指名されて最初の日曜の6日。共産党新顔の木佐木大助氏(55)は街頭演説の場所に、菅首相の故郷の宇部市を選んだ。「自公政権退場から鳩山政権誕生、再びの政権投げ出し。国民の声を聞かない政治がどうなるかはっきりした」。厳しい批判の後、木佐木氏は菅首相の代名詞とも言える言葉で締めくくった。「共産党は草の根で頑張る」


  党は1998年参院選比例区で、県内の得票が10万票を超えて躍進したが、近年の国政選挙では4万〜5万票台が続く。党県委員会は今回、8万7000票の獲得をめざす。政治とカネ、普天間の問題。自民党にも民主党にも失望した人々の受け皿に――。


  2005、09年の衆院選山口4区で敗れ、3回目の国政挑戦となる木佐木氏。党県委員会では4月中旬から、県内200支部の関係者が計5千カ所でハンドマイクを握り、街頭活動を重ねる。米軍岩国基地や上関原発、派遣切りの問題に切り込み、党員は昨年1月から約200人増えたという。


◆親自民派に触手


  一方、自民党の下野を受けて、農協や医師会など自民を支えてきた団体にも手を伸ばす。4月には、木佐木氏と共産党の藤本一規県議(宇部市区)が県土地改良事業団体連合会を訪ねた。トップは自民現職の岸信夫氏(51)の祖父、岸信介元首相派の重鎮だった吹田緌元自治相だ。


  他県では党の演説会に農協から祝電が寄せられた例もあるというが、「山口は自民党の支持基盤がかなり厚い」(佐藤文明・党県委員長)。5月に市田忠義書記局長を招いて山口市で開いた演説会では、「親自民」の団体にも案内を出したが、祝電や祝辞などの具体的な反応はなかった。だが、あきらめるつもりはない。木佐木氏は「保守の牙城(がじょう)の山口県だが、戦後65年、そろそろ脱却する絶好のチャンス」と言う。


◆公・社、比例に力


  政権をかけた2大政党の争いに埋没せず、存在感を示そうと懸命の共産党。山口選挙区に候補を立てず、比例区中心の戦いとなる公明、社民両党も思いは同様だ。


 公明党県本部は今回の山口選挙区は自主投票で臨む。自公連立時代は自民党候補を推薦してきたが、政権交代で党本部が選挙協力を見直した。ただ、県本部の桝屋敬悟代表(前衆院議員)は「自民党と長い友情を築いてきた。壊れているわけではない」。県本部は今回、05年衆院選比例区で得た12万5千票の得票を目標に、比例区の現職候補の再選に力を入れる。「協力いただいたものは誠心誠意お返しする」。水面下で協力関係が続く可能性を示唆する。


 「せめて自民党政権の復活を許さないのが、ぎりぎりの独自色というか、県民の皆さんへの責任」。社民党県連合の佐々木明美代表は3日、苦渋の表情で語った。党は普天間問題への対応をめぐり連立政権を離脱、鳩山政権退陣の引き金を引いた。県連合は同日、山口選挙区では「自民党候補以外」という条件で自主投票を決定。比例区で3万1千票をめざすという。
(青山直篤、清水謙司)

6527チバQ:2010/06/15(火) 23:36:15
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000121006150001
【2010参院選かながわ】


再起期し「裏方」で汗
2010年06月15日


補選の応援で共に街頭に立つ小此木八郎氏(左)と坂井学氏=横浜市泉区

 7月11日の投開票が確定し、熱を帯びてきた参院選。昨年の前回衆院選で落選した議員たちも、裏方として汗をかいている。落選組の大半を占めた自民党議員たちは、選挙区支部長の肩書を持ち再戦を期す。彼らは今何を思い、どう動いているのだろうか。


 ●他人の選挙で汗


 「小鳩が(政権を)放り投げるまでの間、菅さんが何をやったというのか」。6日にあった横浜市議泉区補選の投開票日前日。市営地下鉄駅前で、泉区を含む神奈川5区の坂井学氏(44)がマイクを握り、ビラを配っていた。駅頭や街頭での毎日の演説、支援者へのあいさつ回り、各種団体の会合への出席……。国会での活動をのぞくと、現役の時と大差はない。「有権者の声を吸い上げるため、チーム自民党の一員としてやれることをやるだけ」という。


 県内ただ一人の女性支部長で、17区(小田原市など)の牧島かれん氏(33)も河野洋平・前衆院議長の後継として人に会い続ける。「ティーパーティー」を開き政治談議をするなど、女性ならではの方法もとる。「女性たちは、子ども手当でなく子どもたちの環境整備の方が大切だと考え始めた」。参院選の選挙区で立候補を表明している小泉昭男氏とのツーショットポスター1400枚を張り終えた。4区(逗子市など)の林潤氏(37)は、同市議選で躍進したみんなの党に危機感を抱き、「無党派層が多い地元で、自民党の発信力を高めたい」と地域政策づくりに力点を置く。


 彼らの活動について党県連幹部は言う。「自分の選挙は当たり前。問題は他人の選挙でどれだけ汗を流すかだ。市民はその様子を見ている」


 ●落選組の思いは


 坂井、牧島、林氏ら落選組は定期的に「国政調査会」という名の会合を横浜市の県連などで開く。なぜ負けたのかの分析や過去の自民党の政策の検証も行っている。


 「自民党は今まで反省というものをしてこなかった。悪いところは悪かったと謝って出直すのが筋だ」。8区(横浜市青葉区など)で落選した福田峰之氏(46)の発言は厳しい。「文句はいうけど、いい政党にしたいから」という思いからだ。党を移らないのかという声もあるが「ここまでやってきたのは自民党のおかげ。なんとか恩返しをしたい」とかわす。


 「ずっと地元にいる。支援者の顔が見え、ありがたさを実感する日々」と話すのは3区(同市鶴見区など)の小此木八郎氏(44)。28歳の国政初当選以降初の落選。「頑張って」「頑張ります」の一瞬の会話で終わった人たちの人生観や悩みを聞く時間ができ、貴重な経験だと受けとめている。


 浪人となった数カ月間に普天間基地移設問題などのニュースを見聞きし「政治にかかわりたい」と思いが募る。まずは参院選での党勢回復から。参院選立候補予定者らと顔を並べたポスターを掲げて、街頭で声を振り絞る。「わたし以外の人をお願いします!」


(木村尚貴、岡田宙太、山元一郎)

6528チバQ:2010/06/15(火) 23:43:24
>>6482ほか
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-06-15_7254/
沖縄は自主投票 参院選挙区 民主本部、共闘に難色
政治 2010年6月15日 09時53分

(13時間49分前に更新)

 【東京】民主党の参院選選挙対策本部は14日、同党県連が沖縄選挙区での独自候補の擁立断念を受け、自主投票とする方針を固めた。国民新党の下地幹郎幹事長も同日の会見で同区は自主投票になるとの見通しを示した。

 民主党県連は11月予定の知事選で県政野党の共闘をにらみ、社民党が推薦を予定する沖縄平和運動センター事務局長の山城博治氏(57)を支援することも検討していた。しかし、民主党本部幹部は「与党の責任として、(民主の米軍普天間飛行場移設問題の方針と異なる)県外と言っている人と共闘できない」と難色を示している。普天間移設問題の対応をめぐり党本部と県連のねじれが浮き彫りとなりそうだ。

 枝野幸男幹事長は同日の定例会見で、社民との選挙協力について「(普天間の)内閣の方針と一致しなければ、他党の人を応援するのは難しいのが原則だと思う」と述べた。

 民主党県連の新垣安弘幹事長は「厳しい判断。推薦が無理でも、県連としては県外国外には変わりない。引き続き党本部と協議したい」と述べた。別の県連幹部は「新執行部は地元事情を全く理解していない。県内の民主支持層のほとんどは山城氏を支持するだろう」と指摘、推薦の有無にかかわらず自主投票の中で協力する考えを示した。

6529チバQ:2010/06/15(火) 23:46:33
>>6159>>6510
http://mainichi.jp/select/today/news/20100615k0000m040165000c.html
参院選:河村票取り込め 各党、市長人気無視できず
2010年6月15日 2時1分

 09年市長選で圧勝した前民主党衆院議員、河村たかし名古屋市長の支持層を取り込もうと各党が画策している。愛知県内では市議会との対立から民主党とやや疎遠な河村市長だが、県内の党所属議員からは「選挙は別。人気を利用しない手はない」との声も聞かれる。みんなの党や日本創新党もそれぞれ秋波を送るが、市長は県外の民主党候補を応援する意向で、他党になびくことはなさそうだ。

 「名古屋から日本を変えよう! 河村たかしと変えよう!」

 5月15日、名古屋市中心街でこぶしを突き上げたのは、みんなの党の渡辺喜美代表と愛知選挙区の新人候補。渡辺代表は「みんなの党は河村市長頑張れと言っている唯一の政党だ」と強調し、市長が主導する市議会解散(リコール)の署名活動に協力する方針まで明らかにした。

 同22日には、愛知で比例票の積み上げを図る日本創新党の山田宏代表(前東京都杉並区長)も名古屋市内で開いた集会に河村市長を迎え「河村市長は民主主義の大きな挑戦をしている」と持ち上げた。両党に共通するのは県内に目立った組織を持たないことだ。

 河村市長と民主党県連とは、市長が市議会との対立を深めてから距離を取っている。市長は「個人的に親しい人を応援するが、愛知選挙区は全員新人で個人的に仲の良い人はいない」と素っ気ない。

 今のところ市長が応援に駆け付ける予定なのは県外の民主党候補十数人。市長は周辺に他党候補を応援するか問われ「これまで300人以上の民主党候補を応援に行ったのが無駄になり、もったいない」と語ったという。地域政党「減税日本」を結成して参院選への候補者擁立も検討していたが「民主党に砂をかけることになる」(関係者)として見送った。【丸山進】

6530チバQ:2010/06/15(火) 23:47:27
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2010061502000053.html
枝野幹事長 『脱小沢』強烈アピール
2010年6月15日 朝刊


 民主党の枝野幸男幹事長が就任一週間で、小沢一郎前幹事長との違いを積極的にアピールしている。小沢氏が独断的な政治手法や「政治とカネ」問題の説明不足を批判された反省から、政治資金や党運営の透明性を売りにするなど、「脱小沢」へ躍起になっている。(後藤孝好)

 枝野氏は十四日、初めての定例記者会見で「菅政権の目指すものを、国民に伝えていく先頭に立って頑張りたい」と決意を示した=写真。

 まず打ち出しているのはクリーンさだ。就任直後、「企業・団体献金はほとんど受けていないが、今後は一切受け取らない」と宣言。十三日の宇都宮市での街頭演説では「政権与党の幹事長としては一番若く、一番お金のない幹事長だ」と訴えた。

 選挙対策では、「客寄せパンダ」を自認するように無党派層を重視し、組織固めを得意とした小沢氏とは対照的だ。連合との全国行脚は党幹部で分担し、自らは街頭演説に力を入れる。また、取材嫌いの小沢氏に比べ、新聞やテレビなどマスコミへ積極的に露出している。

 党運営でも、「透明性をできる限り確保する」として、不平等な選挙資金の支出があった静岡などで、公平に資金を渡した。党が行う選挙情勢調査の結果も、選対幹部らとできるだけ共有したい考えだ。

 これらは、小沢氏に比べて党務の経験が乏しく、党運営能力が未知数とされることへの裏返し。小沢氏が党を統率した手法を下手にまねするより、百八十度違う幹事長像を打ち出して乗り切ろうとしているようだ。

 もっとも、枝野氏は「非力で、(自分に)向いている仕事か疑問がある」とも述懐している。党内掌握に失敗すれば、党内がばらばらになる懸念もある。

6531チバQ:2010/06/15(火) 23:48:09
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20100615/CK2010061502000085.html
2010参院選ちば 揺れる業界団体 自民の牙城一転
2010年6月15日

 政権交代後、初の全国的な国政選挙となる夏の参院選。県内の業界団体は民主、自民を中心に複数の立候補予定者を推薦するなど、これまで多くの支援を集めていた自民の牙城に変化が見られる。民主政権の政策を見極めたいと、特定候補を推薦しない団体もある。 (小川直人)

 「民主を応援することになった」−。四月下旬、柏市で開かれた民主の立候補予定者の事務所開きで、地元歯科医師会の役員があいさつに立った。役員は「自民党に政策をお願いしてきたが、医療は崩壊寸前にある」などと現状を訴えた。

 県歯科医師会の政治組織「県歯科医師連盟」(渡辺敏弘会長)は、千葉選挙区(改選数三)で民主新人の道あゆみ(44)と小西洋之(38)、自民現職の椎名一保(58)と同新人の猪口邦子(58)の四氏を推薦する。

 連盟幹部は「民主も支持するべきだという声は前からあり、こうなった。誰を支援するかは各支部や会員の判断」と話し、事実上の自主投票の様相だ。

 「県医師連盟」(藤森宗徳会長)は四月末、民主の道と小西、自民の椎名の三氏への推薦を決めた。国政選で民主の候補を推薦するのは初めてという。

 連盟幹部は「政権交代が実現し、一党に頼るスタイルを変えた」と明かす。民主が自民より多い二氏になったことについては「小泉改革による医療費の抑制が自民離れを招いた」と指摘した。

 一方、昨夏の衆院選では県内の全十三区で自民候補を推薦した農協の政治組織「県農政推進協議会」は今回、特定の候補を推薦しない。協議会関係者は「(民主が掲げる)戸別所得補償制度など新たな農業政策の効果をまだ見極め切れないから」などと理由を説明する。

     ◇    

 業界団体の推薦や支持が自民と民主の“二また”であっても、民主側は歓迎だ。民主県連幹部は「団体全体が一つの方向に動かないことが大きい。支持団体を増やす努力を続ける」と意気込む。

 守勢に立たされる自民だが、陣営幹部は「陳情の扱い方などで民主党政権に不満を持つ業界団体関係者は多く、これまで通りの支援が得られるはずだ」と手応えを語る。

 自民の衆院議員だったみんなの党新人の水野賢一氏(43)の陣営は「団体の長をおさえれば支持が広がるような時代ではなくなっている」と静観の構えだ。

6532チバQ:2010/06/15(火) 23:50:06
>>62323月の知事選で現職支持の県連に造反して処分を受けた沢田氏。南加賀地区に2人しかいない党所属県議のひとりだが、2区総支部が5月末に小松市で開いた西原氏の事務所開きにも呼ばれないなど、県連執行部との確執は根深い。
>>6487

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20100615-OYT8T00173.htm
民主・西原氏選対に沢田県議参加
 民主党県連は14日、参院選に同党公認で出馬予定の西原啓氏(51)の2区選対会議を小松市内で開き、県議の沢田貞氏が選対本部副幹事長に就くことが決まった。会議後、沢田氏は「西原氏の勝利に向け、微力を尽くす」と語った。沢田氏は3月の知事選で、県連が谷本氏支援の方針を決めたことに反発、桑原豊氏の支援に回り、県連から役職停止処分を受けた。

 県連の一川保夫代表は、「本当にありがたい。互いに協力してやっていきたい」と話した。

 一方、県連顧問の金原博県議らは金沢市内で桑原豊氏と会談し、選挙協力を求めた。桑原氏は「『選挙だから手伝ってほしい』というのは、ご都合主義でしかない。けじめが必要だ」として、態度を保留した。

(2010年6月15日 読売新聞)

6533チバQ:2010/06/15(火) 23:55:37
>>4223-4234
オタクの連想は似たようなもののようで・・・
128 :杉山真大 ◆mRYEzsNHlY :2010/06/12(土) 13:22:30.68 ID:eRmy2t+I
今回も敏いとうとか出ているからなぁ・・・>国民新党


129 :無党派さん:2010/06/12(土) 14:19:12.01 ID:QplS6uLD
敏いとうで思い出したが、習元 正敏(憲法・みどり・みのりの連帯)は元気なの?

132 :無党派さん:2010/06/14(月) 05:56:57.95 ID:Eovv2ueN
>>129
石川に戻って住職やってる。<翫(「ガン」で出る)

>>130
右派の老人だから、たちあがれ日本公認漏れか?

6534とはずがたり:2010/06/16(水) 00:16:55
鹿児島民主は国新・社民との協力を整えたようである。勿論,県医師連盟は5月14日、比例代表で自民現職の西島英利氏を、鹿児島選挙区は自民現職で2期目を目指す野村哲郎氏(66)を、それぞれ推薦することを決定>>6521する等,鹿児島県の組織票をがっちり固める自民は強いが。。

参院選 国民新党 民主との共闘を訴え 亀井代表迎え県支部総会
2010年6月14日 00:27
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/178028

 国民新党鹿児島県支部(代表・松下忠洋衆院議員)は13日、定期総会・参院選必勝大会を開いた。党本部の亀井静香代表が「与党で過半数を取り、参院選後に郵政改革法案の成立をやり抜く」と声を張り上げ、民主との共闘を訴えた。

 出席者約500人の6割が郵政関係者。亀井氏が、自身の閣僚辞任の引き金となった郵政改革法案の今国会成立先送りについて「自分が選挙で負けそうだから、少し条件が良くなったら、公党の約束は破ってでも選挙しようと言う。そんな議員は立候補しなければいい」と民主の対応を批判すると、会場から大きな拍手が起きた。

 来賓として出席した民主県連の川内博史代表は「郵政改革法案成立が物理的にできなくなった。おわびする」と謝罪した上で、参院選鹿児島選挙区に民主から立候補予定の新人柿内弘一郎氏(56)への支持を求めた。

 会合では、夏の参院選比例の県内目標得票を6万票と決定。また、柿内氏を全面的に支援することを確認した。

=2010/06/14付 西日本新聞朝刊=

民主・柿内氏支持を維持 社民鹿児島 連合との関係重視
2010年6月13日 00:49
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1215411124/167

6535チバQ:2010/06/16(水) 00:19:13
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003073031.shtml
選挙ポスター「教訓」生かす 混乱する政局に配慮 

選挙の「顔」をだれにするか。各陣営が知恵を凝らす

 鳩山由紀夫首相の辞任で党の「顔」が変わった民主党で、兵庫選挙区(改選数2)から立候補予定の現職、新人候補は、低迷を続ける内閣支持率や過去の辞任劇を考慮し、鳩山氏の写真や名前入りのポスターと選挙はがきの作製を見送り、余分な選挙費用の出費を免れた。自民現職も、離党した舛添要一氏をポスターに起用しなかったことが奏功するなど、混乱する政局への配慮がにじむ。


 民主現職、水岡俊一氏の陣営には6年前の参院選の教訓がある。当時、党代表だった菅直人首相の顔写真と並んだポスターと推薦文付き選挙はがきを大量に作ったが、菅氏は選挙前に年金未納問題で辞任し、代表が岡田克也外相に代わり、30万枚以上が無駄になった。

 今回は5月中旬に選対幹部が協議、内閣支持率低下に歯止めがかからないことから、選挙はがきの鳩山氏登場を見送った。選対事務局長の向山好一衆院議員は「首相への風当たりがきつく、有権者を逆なでしたくないと考えた。結果的には先見の明があった」と胸をなでおろす。

 民主新人の三橋真記氏の陣営も、選出国会議員のいない兵庫8区(尼崎市)、同9区(明石、淡路島3市)用に鳩山氏と写るポスターを数百枚程度掲示しているだけだ。

 一方、自民党のポスターは、国会議員と地方議員を加えた「3ショット」が基本型で、国会議員をだれにするかは各陣営で選べる。人気は石破茂党政調会長や野田聖子元郵政相で、小池百合子元防衛相や谷垣禎一総裁が登場するポスターもある。現職末松信介氏の陣営では「舛添さんのポスターがあれば、作り直す必要があった。やはり政治は水ものだ」と話す。

 兵庫選挙区はほかに、みんなの党新人井坂信彦氏▽共産党新人堀内照文氏▽幸福実現党新人高木義彰氏‐が立候補を予定している。

(中島摩子)

(2010/06/09 16:07)

6536名無しさん:2010/06/16(水) 10:07:35
三橋真記のほうが現職より人気があるらしい

6537名無しさん:2010/06/16(水) 13:44:52
>>6525
安倍晋三・昭恵夫婦は余裕かまして沖縄へバカンス。
http://www.akie-abe.jp/index.php?date=2010-06-08
地元を任している自民党県連の幹部は河野会長はじめ
80代のジジイばっかりだが、「自民党王国」は不動か?

6538秋田2区:2010/06/16(水) 21:09:26
参院比例代表 寺田前秋田知事出馬へ みんなの党が公認
 前秋田県知事の寺田典城氏(69)が参院選比例代表にみんなの党公認で立候補する意思を固めたことが15日、明らかになった。近く正式表明する。
 寺田氏は河北新報社の取材に対し「民主党政権をチェックする第三極が必要で、公務員削減などを掲げるみんなの党の考え方に近い。次の世代に責任を持つため、知事として働いた政治経験を生かしたい」と語った。
 寺田氏は大仙市出身。早大卒。建設会社社長などを経て1991年、横手市長に就任。97年の秋田県知事選で初当選し、3期12年務めた。知事退任後の2009年10月には秋田大客員教授に就任した。
 知事時代は行財政改革や情報公開に積極的に取り組み、「改革派知事」として知られた。北東北3県の連携を推進したほか、いち早く全国学力テストの市町村別成績の公表に踏み切るなどで注目された。
 次男の学氏は民主党の衆院議員(秋田1区)で首相補佐官。
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100616_01.htm

県知事時代の得票をみると、結構とりそうですね。でも、末期はオール野党状態であったのでそこまでいくかどうか。

6539名無しさん:2010/06/16(水) 21:18:36
さあ、選挙だ!

ところで・・・かつて野党共闘というのがりました。古くは社公民、社公共。

今の野党共闘って出来るのかな、自民、公明、社民、みんな、立ち上がれ、共産、改革・・・

誰がまとめるのでしょうか。自民にイチローのような人物がいるとも思えないし。
あるとしたら自公程度でしょうか。まさか、共産、社民が組むとは思えませんし。

そういや、1人区で自公共闘が成立しているのはどこでしょうか、ご存知の方教えてくださいな。

65406507の名無し:2010/06/16(水) 21:53:45
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100616-00000608-san-pol
たちあがれ 1人公認取り消し
6月16日19時21分配信 産経新聞

 たちあがれ日本は16日、参院選福島選挙区で擁立を決めていた元福島県議、白石卓三氏(58)の公認を取り消すと発表した。白石氏が健康不安を理由に公認辞退を申し出た。

6541名無しさん:2010/06/16(水) 23:03:21
これで福島の2議席獲得は厳しいな

6542名無しさん:2010/06/16(水) 23:37:12
・・・今回の選挙、新党で取り消し多いですな、チョット異常では。

で、管内閣は55年体制を飾った政治家たちの最後の舞台かも。管、小沢、鳩山、輿石、横路、江田
野党なら、谷垣、大森、川崎、平沼、与謝野などなど

次からは、玄葉、原口、安住、野田、前原、枝野といったポスト55年体制が台頭しえくるでしょうね。
岡田は時代的にちょっと微妙
野党なら渡辺、辻本、河野といったところでしょうか。

6543チバQ:2010/06/17(木) 00:16:34
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20100615-OYT8T01187.htm
勝敗カギ握る「公明票」
 第3極の動き 


動員力の大きさを示した公明党の時局講演会。同党支持層の票の行方が注目される(5月30日、福井市のフェニックス・プラザで)  「こんなにたくさんの人に集まってもらい感激している。写真まで撮ってくれてありがとう」。公明党の斉藤政調会長が5月30日、福井市内での時局講演会終了後に開いた記者会見。集まった10人ほどの記者を前に漏らした冗談とも本音ともつかないひと言が、報道陣の笑いを誘った。環境相だった政権交代前は、常に動向が注目される存在だった。発言には、野党に転落した悲哀がにじんでいた。

 同党の参院選の戦略は比例選が中心で、福井選挙区(改選定数1)には候補者を擁立しない。会見で「与党による過半数の議席獲得を阻止したい」と、連立与党との対決姿勢を打ち出し、他党の候補者を推薦する可能性も否定した。同席した公明党県本部代表の石橋壮一郎県議は「独自でしっかりと、第3勢力としての役割を果たしたい」と強調した。

 民主、自民両党の陰に埋没しがちとはいえ、2大政党以外の「第3極」の政党の影響力は無視できない。中でも公明党は最近の国政選挙の比例選で、県内で安定して4万票前後を獲得している。有権者数は約65万人で、公明票の行方が勝敗を左右する可能性がある。

 斉藤政調会長を招いた時局講演会でも、支持母体の創価学会などから約2000人が詰めかけ、動員力を見せつけた。3年前の参院選では、自民党の現職が約3000票差で民主党の新人に競り勝ったが、学会の県内組織の幹部は「うちの支援がなければ負けていた」と振り返る。

 自民党県連の幹部は、参院選での協力を要請したことを明かしたうえで、「今まで通りに近い協力関係を期待している」と自信をのぞかせた。民主党県連の幹部も「誠意を尽くして話し合いたい」とラブコールを送る。ただ、学会員の男性(53)は「これという候補が見あたらない」と漏らす。

 同選挙区は自民党の現職と民主党、共産党の新人の三つどもえになる見通し。みんなの党は「民意をすくい上げるため」として、今も全国で候補者擁立を模索するが、県内では具体的な動きは出ていない。共産党県委員会は自民、民主両党の政策を批判したうえで「国民の暮らしにしっかり根を張っているのは共産党」とする。

 本格的な2大政党制の到来で、逆に小政党ならではの機動力や、独自の政策が持ち味の「第3極」の政党への注目度が全国で高まっている。ただ、県内の関係者の多くは「福井選挙区は2大政党以外の受け皿が共産党しかなく、棄権する人が多いのでは」と予測する。

(2010年6月16日 読売新聞)

6544チバQ:2010/06/17(木) 00:17:30
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20100615/337213
とちぎ参院選 比例候補、売り込み躍起 本県関係、縁頼りアピール
(6月16日 05:00)
 参院選公示を前に、比例代表での立候補予定者が県内でしのぎを削っている。県内に事務所を置いて活動する人、血縁者や知人を頼りに浸透を図る人など活動はさまざまだ。参院選の比例は、政党名か候補者名のいずれかで投票する「非拘束名簿式」で、同じ党内では候補者名票が多い順に当選する仕組み。それだけに立候補予定者は名前の売り込みにも躍起になっている。

 民主党新人の田城郁氏(50)は宇都宮市生まれ。小山高専3年修了後、当時の国鉄に入社した。

 JR総連の組織内候補。宇都宮市に事務所を置き、比例支部長として活動している。パンフレットには足尾銅山跡地で植樹活動をする姿を掲載した。宇都宮市内で11日に開かれた集会では、同市内の小、中学を卒業したことをアピールした。

 自民党では女優で新人の三原じゅん子氏(45)が、母親の出身が栃木市。元衆院議員(静岡7区)で参院への転身を狙う片山さつき氏(51)が、父親が宇都宮大元教授だった縁で、本県入りしている。

 三原氏は5月27日、真岡市での会合で「栃木は第2のふるさと。子どものころは毎年夏休みに遊びに来ていた」と述べ、関係をアピール。6月15日にも足利市で街頭演説を精力的にこなした。

 片山氏は6月13日、小山市であった自民党の集会に来賓で出席。「わが家ののり巻きの具はかんぴょう、実家の塀は大谷石だった」と会場を沸かせ、本県とのつながりを強調した。4月の日光市長選でも自民党が支援する候補者の応援で、本県入りしている。

 みんなの党が擁立した慶応大教授の米田雅子氏(54)は本県と直接的な関係はないが、宇都宮市内に事務所を構え比例支部長についた。同党によると、今週中にも都内の自宅から宇都宮市内に転居する予定だ。建設業と農業、林業の連携が専門分野で、11日の事務所開きでは「栃木に根付いて、栃木の人のために頑張る政治家になりたい」と述べた。

 公明党県本部は元衆院議員(北関東比例)の長沢広明氏(51)の参院転身に全力を挙げる。長沢氏は埼玉県を主な地盤としている同党の北関東重点候補。本県での街頭演説や集会に力を入れている。

 共産党県委員会は、北関東以北を担当活動地域としている現職の大門実紀史氏(54)の3選が至上命題。5月に宇都宮市、6月には足利市の演説会に出席している。本県で比例7万票が目標だ。

 栃木選挙区への候補者擁立を断念した社民党県連は、党首の福島瑞穂氏(54)の3選に全力を注ぐ。19日には栃木市内で福島氏の講演が予定されている。

 幸福実現党は党首の石川悦男氏(52)が鹿沼市出身。石川氏は「栃木を中心に比例に出るというような感覚がある」と話し、本県での活動を重視する姿勢も示している。

6545チバQ:2010/06/17(木) 00:18:20
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2010/06/16/1.html
2010年06月16日(水)
みんなの党が候補擁立断念 
選挙区は4氏の争い 参院選山梨 


 みんなの党の江田憲司幹事長は15日、参院選山梨選挙区への候補者擁立を断念したことを明らかにした。山梨選挙区には既に民主、自民、共産3党の公認候補と、無所属1人が立候補を表明しており、これで4氏による選挙戦となることが固まった。
 江田氏は同日、国会内で開いた会見で「(公認候補を)出したかったが、最終的には擁立に至らなかった」と説明。「みんなの党だけが小さな政府を目指していて、どの党とも一致しない。推薦を出したい政党はない」とも述べ、山梨選挙区に候補者を擁立している他党との選挙協力は行わない考えを示した。
 みんなの党は1月、昨夏の衆院選山梨3区で落選し、自民党を離党した小野次郎前衆院議員を比例代表候補とすることを決定。山梨選挙区を「注目区」と位置付け、小野氏を中心に候補者選考作業を進めてきた。
 昨夏の衆院選山梨2区で落選した長崎幸太郎氏らに打診したが断られ、最終段階まで進んだ根本直幸氏(44)とも条件面で折り合いがつかなかった。根本氏はその後、無所属での立候補を決めている。
 小野氏は「(公示日まで)時間が差し迫ったことによる判断だろう」と感想。当初は山梨選挙区とのセット戦術で支持拡大を図ることも検討したが「(選挙区に候補者を立てないことで)あらゆる政党の支持層の支援を得やすくなった」と話している。
 みんなの党の擁立見送りで、山梨選挙区は、民主党現職の輿石東参院議員会長(74)、自民党新人の宮川典子氏(31)、共産党新人の花田仁氏(49)、無所属新人の根本氏による選挙戦となることがほぼ確実な情勢となった。

6546チバQ:2010/06/17(木) 00:19:30
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000591006140001
民主らしさを模索/さまよう二大政党(上)
2010年06月15日


民主党の参院比例区目玉候補になる五輪柔道金メダリストの谷亮子氏(中央)が5月30日、仙台市で応援演説。「風頼み」の象徴的な場面だ=仙台市青葉区

 「『(大改造!!)劇的ビフォーアフター』ってあるでしょ。同じぐらい劇的に変わり、再び民主党に期待しようという皆様が増えてきたのじゃないか」


 13日、仙台市内であった民主党県連幹事会。党選挙対策委員長の安住淳県連代表は、古い家をリフォームする人気テレビ番組を引き合いにあいさつした。前夜、菅直人首相から言われていた。「まさか宮城で2議席取れないことはないよな、選対委員長」


 首相交代で支持率を回復させた民主党内には高揚感が漂う。新顔の立候補予定者の介護アドバイザー伊藤弘美氏が「風」を頼りに票を伸ばすと期待。改選数2の宮城選挙区の議席独占を目指し、枝野幸男幹事長らが街頭演説を繰り返す方針だ。


 しかし、内部には「首相が代わって何でもうまくいくほど簡単ではない」(木村勝好県連幹事長代理)との声も。首相交代劇を繰り返した自民党政権末期とどう違うのか。つい最近の鳩山政権末期、風頼みのもろさを痛感したのも民主党だ。


 5日、加美町にある小さな居酒屋。昨夏の衆院宮城4区で、初当選した民主党の石山敬貴衆院議員を囲むミニ集会があった。


 「稲の研究員が、どうして国会議員になろうとしたのか。そっから、しゃべっから」。石山氏は、政策より自己PR的な話を、地元の方言で商工会関係者の30代5人に語りかけた。


 衆院宮城4区は、ずっと自民党の地盤だった。石山氏の集会に来た商店主の2、3代目たちも、伊藤信太郎・前衆院議員の父、故宗一郎氏の時代から「代々、自民党にお世話になった」と口をそろえる。宗一郎氏は衆院議長時代、警護官付き公用車を「いらない」とはねのけ自ら運転。学生だった彼らの自宅を訪ね、議長公邸や議員会館にも何度も招いたという。「石山さんが一生懸命なのはよく伝わったが、やっぱり自民党にも義理はある」。出席者の1人は漏らした。


 石山氏は党代表選の裏話も織り交ぜ、居酒屋は笑い声に包まれた。「地方では、だれもが政党ではなく人を見て判断する」と考え、集会を月5〜6回開く。2005年の郵政選挙の際、圧倒的な自民党への風の中で当選した安住氏の手法とも重なる。この地盤固め、旧来の自民党こそが得意としてきた有権者へのアプローチでもある。


 高齢化率が県内最高の七ケ宿町。3日、もう1人の参院立候補予定者の現職、桜井充氏が町内をくまなく回り、「過疎地対策をきちっとやります」。水田では「戸別所得補償を実施し、自給率を高めていきます」。郵便局の前を通れば「間違った郵政民営化を止めていきます」。政策通で知られる桜井氏だが、時間が限られる地元での活動でどう有権者に浸透するか、苦心している。


 翌日、仙台市内のホテルで開かれた桜井氏を「励ます会」。満杯の会場に奥山恵美子仙台市長ら約20人の市町村長が並び、県医師連盟幹部の姿もあった。政権党が自民から民主に変わったことを象徴していた。


 桜井氏は、小沢一郎・前幹事長が陳情受け付けを幹事長室に一元化した際は「間接民主主義の否定」と主張していた。理想は、自民党政権時代の政策決定プロセスを改良することだと語っていた。「透明性を向上させ、責任の所在をはっきりさせる」


 風頼みか、自民党政治の改良版か、それとも第3の道か――。菅新政権は「クリーンさ」を強調するが、まだイメージでしかない。「民主党らしさ」の模索は、再スタートしたばかりだ。


 ◇  ◇


 首相の辞任劇、政権批判の受け皿になりきれない野党第1党……。参院選を前にさまよう民主、自民の2大政党の動きを県内で追った。

6547チバQ:2010/06/17(木) 00:20:11
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001006160005
一丸なれぬ自民党/さまよう二大政党(下)
2010年06月16日


自民党県連支部長・幹事長会議。「勝つぞ」と拳をあげ、締めくくられた=仙台市青葉区

 「どのような支援をすべきか」「板ばさみのようだ」。仙台市内のホテルで6日にあった自民党県連支部長・幹事長会議。非公開の意見交換では、各地の支部長から戸惑いの声が相次いだ。


 参院選宮城選挙区(改選数2)で、県連は公認候補を公募で選んだ元松下政経塾生の熊谷大(ゆたか)氏(35)1人に絞る方針を党本部に伝えていた。共倒れを防ぎ、1議席の確保を死守するためだ。党本部はそれを無視する形で、2人目の候補として現職の市川一朗氏(73)の推薦を決めた。


 新顔の熊谷氏、4選を目指す市川氏。県連が熊谷氏一本で臨むつもりなのはわかっていながら、地域支部はどの候補をどう支援すべきか、揺れていた。


 会議で市川氏の地盤がある県北支部の1人が語ると、雰囲気は一転した。「『今回は県連の決定に従う』と、市川氏に言いました」


 これまで地元で支援を続けた市川氏との絶縁宣言。「様々なご意見があると思うが、乗り越えてぜひ一枚岩になっていただきたい」。県連の小野寺五典会長は、そう締めくくった。


 会議後の会見で小野寺氏は「最終的に一丸で、となった」と強調。だが、出席者には県連の姿勢に異を唱える人も。「共倒れの可能性は低いし、2人出れば自民党の比例得票が増える。もっと大人の対応を」「これまで陳情で世話になったのは市川氏。借りのない熊谷氏を支援する理由がない」――。


 県連が公認のみの支援にこだわったのは、昨年の総選挙で大敗し、「党再生」の象徴として立候補予定者を公募で選んだこともある。「公平公正な選考は、他県連から参考にしたいと問い合わせが来たほど」。小野寺氏は胸を張る。2人目を立てるなら、同じ手続きを踏んで決めるのが筋だと言う。


 だが、県連は市川氏に身を引くよう働きかけることはなかった。県連の手法が旧来の自民党支持者に受け入れられなかったのも事実だ。これらが党本部の市川氏推薦に結びついていった。


 事実上の分裂選挙。県連が懸念するのは熊谷氏の知名度の低さだ。1月から街頭で辻立ちを始め、石破茂政調会長や平沢勝栄、小泉進次郎両衆院議員らも応援。さらに、県連幹部が後援会組織や各種団体の会合に連れ回す。熊谷氏は「大変心強い。全力で戦い抜く姿勢を見て頂き、みなさんに支援の判断を仰ぎたい」と話す。


 しかし、与党時代のように業界団体の積極的な支援は得られない。県建設業協会や県農協政治連盟など、長く自民党を支援してきた団体は「自主投票」を表明している。街頭演説をしても、立ち止まって耳を傾ける人が多いわけではない。


 一方、推薦とりつけが遅れた市川氏。仙台市での事務所開きは12日で、他候補より出遅れた。「ご心配頂きましたが、いよいよやるぞとエネルギーがわいて参りました」。民主党政権への批判に加え、副大臣なども経験した与党時代の実績をちりばめてあいさつした。


 出席者には、現職市長や町長、自民党県議もいた。陣営は、130以上の団体から推薦を得たとしているが、表立って支持を表明する団体は数えるほどしかない。


 自民党が野党に転じて9カ月。県連は先頭に立って「改革」の旗を振るが、地域の足並みすら容易にはそろえられない。「新生・自民党」づくりはまだ途上だ。

6548建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2010/06/17(木) 00:21:20
             ┬┬┬ 、
          /ヽ| | | /  \
         /\      / / |
           |_  ┴┴─   <
          <ヽ | | | | | //ヽ.
       /\\ \ | | | | // \
      /\\\\VVVVVVV///. \
    <ニ─ヾヾ^^^^^^^^^^^^^^^^ 彡//>
     V三三              V/三/
     V/// _        __,,,,,,,,  V/
      V|  """""''''    '''''""__"  |V
.       |V|    'ー‐ー )  K'”  ̄   Y |
      |ヾ                〈./ 胴元、参議院選挙のハンデを教えてください!
        ヽ|\    .人   入    ノ|'      
       |       _.≧≦_     ノ
       ヽ     `ヾ三>''⌒`    /
        〉              /
        ∧\ \      /  ,/|
     _,.イ⌒ ゝ `'    --   / |、
                ─ <  人>-

6549チバQ:2010/06/17(木) 00:24:01
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100616-OYO1T00517.htm?from=top
参院大阪 3議席に10人混戦…カギ握る無党派層
みんなの党擁立 台風の目?

 みんなの党は15日、参院選大阪選挙区(改選定数3)に、元阪急百貨店部長で経営コンサルティング会社社長の川平泰三氏(53)を擁立すると正式発表した。同選挙区は主要政党などの計10人で争う構図がほぼ固まり混戦となるのは必至。これまで無党派層の動向が当落のカギを握ってきた同選挙区だけに、各陣営とも「どこが無党派層の受け皿になるかわからない」と気を引き締める。

 阪急百貨店時代に「カリスマバイヤー」として知られた川平氏は、大阪府庁での記者会見で、「若い人に『日本を変えよう』と訴えて、投票率を上げたい」と意気込みを示した。同席した渡辺喜美代表も「自民や民主は見える票(組織)を相手にしているが、我々は無党派層を取り込んでいく」とアピールした。

 過去の参院選で、タレントの西川きよし氏らが大量得票して当選するなど、無党派層が勝敗を左右してきた大阪選挙区。無党派層をターゲットにするみんなの党の参戦について、今回、現職、新人の計2人を擁立する民主党大阪府連の土師幸平幹事長は「まだまだ無党派層頼みのうちにとって、不利にはたらく可能性が高い」と分析する。

 自民党府連の横倉廉幸幹事長は「渡辺代表は自民党出身なので、保守票が分散する心配もある」と懸念。公明党府本部の野田昌洋・幹事長代行も「投票日までに菅政権の支持率が下がる可能性もあり、どこが無党派の支持を得るか読めない」とする。

(2010年6月16日 読売新聞)

6550建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2010/06/17(木) 01:25:24
みんなの党はまた会社役員かw

6551とはずがたり:2010/06/17(木) 03:46:35
>>6542
個人商店みたいなものですしサポート体制も殆ど出来てないでしょうし,民主が不人気だからと取り敢えず手を挙げた様なのは容易に日和っちゃう展開でしょうね。

>>6545
アジェンダの党と云いながら本音もw
>当初は山梨選挙区とのセット戦術で支持拡大を図ることも検討したが「(選挙区に候補者を立てないことで)あらゆる政党の支持層の支援を得やすくなった」と話している。

6552チバQ:2010/06/17(木) 07:25:58
>>6513
副代表のどちらかでは?

6553山口新聞男:2010/06/17(木) 07:35:58
>>6542
そうあってほしいものだ
いつまでも旧体制の政治家に恋々としてはいられない
自民党大物の2世政治家は、ずっとそれを引きずっていくけど

6554とはずがたり:2010/06/17(木) 11:53:09
>>6552
そうかw

6555沖縄無党派:2010/06/17(木) 15:49:51
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010061700374
近藤氏、無所属で出馬へ=参院沖縄で新人推薦−社民
 社民党は17日の常任幹事会で、参院選新潟選挙区から出馬する現職の近藤正道氏(63)の公認を推薦に切り替えることを決めた。近藤氏は同選挙区で民主党と選挙協力を進めており、社民党の政権離脱に伴って公認辞退を申し出ていた。近藤氏は無所属で出馬するが、離党はしない。
 近藤氏は新潟市で記者会見し「菅政権と社民党の接着剤の役割を果たしたい」と語った。
 また、常任幹事会では、参院沖縄選挙区から出馬する無所属新人で沖縄平和運動センター事務局長の山城博治氏(57)の推薦を決定。神奈川選挙区で元藤沢市議の木村栄子氏(62)、比例代表で党広島県連常任幹事の大瀬敬昭氏(47)の新人2人の公認も決めた。(2010/06/17-12:12)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010061700415
公明、参院比例9人を追加公認
 公明党は17日、参院選比例代表に新人9人を追加公認すると発表した。これにより、同党の公認候補は計20人(選挙区3人、比例代表17人)となった。追加された公認候補は次の通り(敬称略)。
 宮崎勝(52)▽広恵敏秀(52)▽小池敏昭(53)▽細野浩司(49)▽古田聡(45)▽米山哲郎(45)▽鈴木敏之(39)▽小野綾子(39)▽雨宮秀樹(37)(2010/06/17-12:54)

6556名無しさん:2010/06/17(木) 18:11:53
>>6651 個人商店と日和見出馬、そう考えればナットクいきます

>>6553 ご賛同ありがとございます。すぐやってくるでしょうねぇ、そんな時代

ところで今日の新聞に各選挙区の状況が出ていました。

ここの掲示板を覗かれている方はお気づきだと思いますが、各選挙区の情勢内容は先に書かれているほうが情勢が有利なのはご承知だと思います。

で、A日新聞には、1人区で先に自民が書かれていたのは、沖縄、島根、愛媛、石川、富山

これ以外は民主が有利、もしくはイーブンという判断でいいのでしょか。あと群馬は先に民主が書かれていたけど、内容からすればキビシイような気もするのですが。
それとも与党なので、単に先に書かれていただけでしょうか。

6557チバQ:2010/06/17(木) 22:38:36
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100617-00000023-kyt-l26
W杯日本戦、対応困った 参院選、京の立候補予定者ら
6月17日16時15分配信 京都新聞


サッカーW杯日本戦、対応どうする?

 参院選の京都の立候補予定者がサッカーのワールドカップ(W杯)の日本−オランダ戦への対応に苦慮している。試合の放送がある19日夜は、公示前最後の週末で、本来なら集会や支援者回りで支持固めに精力を注ぎたい時間帯だ。しかし、「サッカーファンの支持者の反感を招く」として、夕方以降の活動を休止したり、集会で途中経過の「速報」を検討する選対もある。
 ■19日オランダ戦、活動休止や集会で試合速報
 試合は日本時間の午後8時半キックオフ。日本が白星を挙げた14日のカメルーン戦はテレビの平均視聴率が40%を超えるなど注目度が高かった。
 京都選挙区の現職選対は早朝から夜まで会合に顔を出し、空いた時間には支持者回りをしているが、19日夜は午後6時半以降の予定を入れていない。選対は「集会などで動員をかければ、支持者から不満が出かねない」とする。
 比例代表で立候補を予定する京都市出身の新人は午後7時から9時まで、下京区のホテルで後援会の集会を開催。得点が入るなど試合が動けば、会場で途中経過を速報することにしている。選対は「さすがに延期まではできないが、小まめに試合経過を報告したい」とする。
 予定通りに集会を開く候補も。選挙区の新人候補は亀岡市内で午後7時半から演説会を開く。選対は「携帯電話でテレビが見られる。どうしても見たい支持者は会場で観戦すればいい」と話す。ある選対は「大型モニター観戦できる会場で訴えようかとも思ったが、オランダは強豪。負ければ逆効果になる」とあきらめた。
 W杯は今後も盛り上がりが予想され、決勝は日本時間で参院選の投票日翌日となるとみられる。街頭では「○○党はオウンゴールで支持を失った」「日本は初戦を快勝した。わが党も…」などとサッカーにちなんだ言葉で訴える立候補予定者や応援弁士も目立ち始めている。

6558チバQ:2010/06/17(木) 22:39:33
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2010/06/17/04.html
W杯に便乗だ オランダ戦中継中に自民党CM
 自民党は16日、参院選向けのテレビCMを発表した。W杯効果に便乗しようと、初放送は19日にテレビ朝日が中継する「W杯日本対オランダ戦」の番組で、午後7時から同10時40分までの間に2回流れる。高視聴率が期待される放送だけに、自民党も日本代表にあやかりたいようだ。

 CMは、白一色で統一されたバックに、谷垣禎一総裁が「今のあなたと同じように、私も日本のことを熱く思っています。日本がまた、世界でいちばん幸せな国になるために、私たちは実行します」と語りかける内容。ポスターと同じ「いちばん。」がキーワード。映像は谷垣氏のアップが連続するが、小池百合子広報本部長は「谷垣総裁のまじめさや人柄を前面に出している。シンプルな分、言葉にも強さが伝わる」と説明した。

[ 2010年06月17日 ]

6559名無しさん:2010/06/17(木) 22:39:41
>>6556
私のところでは自民が先に書かれてました>群馬選挙区

6560チバQ:2010/06/17(木) 22:40:35
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20100617112.html
幸福党比例代表でドクター・中松氏出馬へ
 政治団体「幸福実現党」は17日、参院選の比例代表候補として、発明家のドクター・中松氏(81)を擁立すると発表した。中松氏は昨年7月に同党特別代表に就任し、8月の衆院選でも比例代表東京ブロックに出馬していた。

 これで幸福実現党からの立候補予定者は比例代表4人、選挙区19人の計23人になった。

[ 2010年06月17日 19:36 ]

6561チバQ:2010/06/17(木) 23:34:23
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news1/20100617-OYT1T00919.htm?from=navr
中立性は大丈夫?…江田議長、民主公認で出馬へ
 民主党は17日、参院選の岡山選挙区から無所属で出馬予定だった江田五月・参院議長について、公認すると発表した。

 民主党は江田氏の推薦を発表していたが、党関係者によると、江田氏の陣営の希望で公認に切り替わったという。

 参院事務局によると、参院議長が政党公認で選挙区から出馬するのは初めて。中立性を求められる議長のあり方も問われそうだ。

(2010年6月17日19時39分 読売新聞)

6562チバQ:2010/06/17(木) 23:41:43
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000001006170005
2010参院選・風一変 吉か凶か
2010年06月17日


梅雨の合間、強い日が差す街頭で演説をするみんなの党の薬師寺道代氏。聴衆は日陰に集まって耳を傾けた=16日午後、愛知県豊橋市の豊橋駅前、山田雄介撮影




●7.11投開票
【民主 岐阜2議席独占狙う】
【みんな なお強気・自民戸惑いも】


 通常国会が16日閉会し、各党は24日公示の参院選へと一斉に走り出した。公示直前の首相交代で世論の風向きは一変。政治とカネ、普天間問題で窮地に陥っていた民主党は息を吹き返し、みんなの党をはじめとする「第3極」は失速気味だ。投開票は7月11日。局面の転換を踏まえ、各陣営はどう戦うのか。


 「私どもはぶれることなく、政策とアジェンダを柱に立ち上がります」。16日午後、豊橋駅前(愛知県豊橋市)でそう声を張り上げたのは、愛知選挙区に立候補するみんなの党の新顔薬師寺道代氏(46)だ。社民党の離脱を招いた民主党の政権運営を念頭に「連立するなら、政策を確認した上で連立をするべきだ」と批判を強めた。
 みんなの党が「支持率急上昇! 第三党へ躍進」という文字が躍るちらしを作ったのは4月初めのことだ。その言葉どおり、鳩山由紀夫内閣の支持率低下と反比例して支持を伸ばしてきた。鳩山政権末期の5月末、朝日新聞の世論調査では「いま投票するとしたら」と参院比例区の投票先を尋ねる問いに同党を選んだ回答者は9%に達した。
 だが、今月中旬には4%に半減。鳩山氏から菅直人氏に首相が交代したことで民主党に支持が戻り、みんなの党への追い風はぴたりとやんだ。
 「脱組織」「脱労組」をうたう同党には運動を担う地方組織はない。同県内約1万3千カ所の掲示場にポスターを張るボランティア集めも始めたばかり。だが、薬師寺陣営の元自民党衆院議員・篠田陽介氏は「街頭演説の反応はいい。(投開票まで)まだ時間がある。また(支持率が)上がるだろう」と強気だ。
 みんなの党は三重選挙区にも矢原由佳子氏(34)を立てる。矢原氏は13日、三重県四日市市と同県鈴鹿市の2カ所で開いた集会で同党の川田龍平参院議員と対談した。陣営が重視する都市部での初集会だったが、参加者は計70人ほど。空席が目立った。
 それでも、陣営幹部は「思ったより少なかったが、これでいい」。支持率の伸び悩みも「民主党が一時的に上がっただけ」とみて、これからの「風」に期待する。
 5月末には21%だった支持率が今月中旬には40%へと「V字回復」した民主党。小沢一郎前幹事長が立てた「複数区に複数擁立」の方針には逆風下では異論も出ていたが、支持率の回復で堅持が決まった。
 同党は岐阜選挙区では改選2議席の独占を目指す。現職の山下八洲夫氏(67)は「集会で最初に言い訳をしなくてもよくなった」と首相交代を喜ぶ。新顔の小見山幸治氏(47)も「街頭演説で市民が手を振ってくれるようになった」と手応えを感じているという。
 「鳩山首相、小沢一郎幹事長がそろって辞めたことで、有権者に『もう一度民主にやらせてみよう』という機運が生まれた」。同党愛知県議団の塚本久団長はそう分析する。愛知選挙区に立候補する斎藤嘉隆氏(47)の陣営幹部は「みんなの党は民主への失望の受け皿となっただけ。民主が上がれば、当然下がる」と分析する。
 一方、自民党には野党としての戦い方に戸惑いもあるようだ。同党が愛知選挙区に擁立する元県議の藤川政人氏(49)は、同僚だった議員の後援会を中心に支持を求めている。ただ、野党転落で業界団体の支持が集まりにくくなったことが陣営の頭痛の種になっている。
 みんなの党の動向も気にかける。陣営関係者は「みんなの党に一時の勢いはなくなった」と言いつつ、かつては自民党にいた篠田氏が同党の運動を支えていることに「不気味だ」と警戒を強める。



●16人出馬表明 東海3県


 愛知、三重、岐阜の東海3県の選挙区では、16日現在、6党の16人が立候補を正式に表明している=表。
 改選数3の愛知選挙区には、6党から新顔7人が立候補する予定。2人を擁立する民主が現有の2議席を維持するかが注目される。岐阜選挙区では、過去3回の選挙で民主、自民系が改選2議席を分け合ってきた。民主は現職と新顔の計2人を立てて2議席の独占を目指す構えで、従来の構図が続くかどうかが焦点だ。三重選挙区(改選数1)は、今回の参院選で与野党の勝敗を左右する29の「1人区」の一つ。再選を目指す民主現職の議席を自民、共産、みんなの新顔が狙う。

6563チバQ:2010/06/17(木) 23:43:17
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010061700391
国民新、民主候補47人を推薦=参院選
 国民新党は17日、民主党の参院選候補47人の推薦を発表した。また、無所属で、民主党が推薦する江田五月(岡山)、岡内須美子(香川)両氏の推薦も決めた。民主党の選挙区公認候補は60人いるが、国民新党の下地幹郎幹事長は記者会見で、推薦基準について「郵政改革法案に理解を頂いている方だ」と述べた。 
 国民新党が推薦した候補は次の通り。(敬称略)
 北海道 徳永エリ=新▽青森 波多野里奈=新▽岩手 主浜了=現▽宮城 桜井充=現、伊藤弘実=新▽秋田 鈴木陽悦=現▽山形 梅津庸成=新▽福島 増子輝彦=現▽茨城 郡司彰=現▽栃木 簗瀬進=現▽群馬 富岡由紀夫=現▽埼玉 島田智哉子=現、大野元裕=新▽千葉 小西洋之=新▽神奈川 千葉景子=現、金子洋一=現▽石川 西原啓=新▽福井 井ノ部航太=新▽山梨 輿石東=現▽長野 北沢俊美=現▽岐阜 山下八洲夫=現、小見山幸治=新▽静岡 藤本祐司=現、中本奈緒子=新▽愛知 斉藤嘉隆=新、安井美沙子=新▽三重 芝博一=現▽滋賀 林久美子=現▽京都 福山哲郎=現▽大阪 尾立源幸=現▽兵庫 水岡俊一=現、三橋真記=新▽奈良 前川清成=現▽和歌山 島久美子=新▽鳥取 坂野真理=新▽広島 柳田稔=現、中川圭=新▽山口 原田大二郎=新▽徳島 吉田益子=新▽愛媛 岡平知子=新▽高知 広田一=現▽佐賀 甲木美知子=新▽長崎 犬塚直史=現▽熊本 本田浩一=新▽大分 足立信也=現▽宮崎 渡辺創=新▽鹿児島 柿内弘一郎=新(2010/06/17-12:31)

6564チバQ:2010/06/17(木) 23:44:01
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-06-17_7303/
3陣営、気引き締め 参院選
短期決戦 作業急ピッチ
政治 2010年6月17日 09時58分

(13時間45分前に更新)

 参院選の日程決定を受け、沖縄選挙区から立候補する自民現職の島尻安伊子氏(45)、沖縄医療協同組合理事長の伊集唯行氏(58)=共産推薦、沖縄平和運動センター事務局長の山城博治氏(57)=社民、社大推薦予定=の各陣営は集会や会合で支援を訴えたほか、選挙ビラの配布など急ピッチで作業を進めていた。

 島尻氏は参院本会議の開会に合わせ、16日午前、集会に出席した宮古島市から急きょ上京した。島尻氏は「4人の子どもの母親として、沖縄の教育環境を充実させたい。『台所から政治を変える』という最初の出馬時と変わらない気持ちで頑張りたい」と意気込んだ。

 那覇市松山の選挙母体事務所では、選対本部長に就任する仲井真弘多知事が昼食時間帯の合間を縫って企業や団体関係者を集めた会合に出席、支援を訴えた。 伊集氏は、すでに総決起大会や事務所開きなどを済ませている。毎朝、那覇市内を中心に街頭演説を展開。演説会や女性のつどいなどにも積極的に顔を出し、「普天間基地の無条件撤去」を強調して保育と福祉、医療の充実を訴える。

 伊集氏は「車から手を振ってもらえるなど街頭での反応はとてもいい。普天間の無条件撤去を訴える唯一の候補者として、政策の中身を伝え、必ず勝ち抜いていきたい」と力を込めた。

 山城氏は選挙母体の発足後、週末に出馬会見を行う予定。公示まで10日を切り「短期決戦でやるしかない」と気持ちを引き締める。

 ただ、社民、社大と自治労県本、平和運動センターの4者統一候補として擁立が決まったのが14日で、事務所開きもこれから。ポスターや名刺などの「必須アイテム」も急ピッチで作成中。関係者は「本格的な選挙活動は公示日になるかもしれない」と日程調整に頭を悩ませる。

6565建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2010/06/17(木) 23:45:33
            ┬┬┬ 、
          /ヽ| | | /  \
         /\      / / |
           |_  ┴┴─   <
          <ヽ | | | | | //ヽ.
       /\\ \ | | | | // \
      /\\\\VVVVVVV///. \
    <ニ─ヾヾ^^^^^^^^^^^^^^^^ 彡//>
     V三三              V/三/
     V/// _        __,,,,,,,,  V/
      V|  """""''''    '''''""__"  |V
.       |V|    'ー‐ー )  K'”  ̄   Y |
      |ヾ                〈./ CO2を減らそう!
        ヽ|\    .人   入    ノ|'      
       |       _.≧≦_     ノ
       ヽ     `ヾ三>''⌒`    /
        〉              /
        ∧\ \      /  ,/|
     _,.イ⌒ ゝ `'    --   / |、
                ─ <  人>-

6566チバQ:2010/06/17(木) 23:48:07
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100617/elc1006171107000-n1.htm
【参院選】世界遺産、地元出身を明記…ご当地ポスターでPR (1/2ページ)
2010.6.17 11:05

兵庫県北部で「但馬出身」をアピールする立候補予定者の政党ポスター(谷下秀洋撮影) 参院選の前哨戦が本格化し、政治活動用の“ツーショットポスター”でも有権者の気を引くため、独自色を出す立候補予定者陣営は多い。衆院小選挙区の議員とともに収まり、バックの風景をご当地にちなんだデザインにしたり、地元出身を際立たせるレイアウトにしたりと、「地元」を前面に押し出す工夫を凝らしている。

 和歌山選挙区(改選数1)で新人候補者を擁立する民主党県連は、県内に3区ある衆院の選挙区ごとにデザインを変えた政党ポスターを作った。

 1区(和歌山市)は和歌山城、2区(県北部中心)は高野山、3区(県南部)は熊野古道と、地域を象徴する風景をバックに、各選挙区を地盤とする党所属の衆院議員と立候補予定者が握手するデザイン。

 費用は通常の1.5倍だが、計5千枚を製作した。県連幹部は「衆院選で多くの票を獲得した各議員にあやかりたい。世界遺産など和歌山の観光資源の力も借りながら、選挙区ごとに浸透を図りたい」と話している。

 一方、兵庫選挙区(改選2)の民主党現職陣営は、出身地を目立たせるため、兵庫県北部の但馬地域の政党ポスターでは「但馬出身」を強調している。兵庫は小沢一郎前幹事長が打ち出した「複数区は複数擁立」方針で、新人も名乗りを上げているため、現職陣営は「但馬票の取りこぼしはできない」と懸命だ。

 現職本人は現在神戸市在住だが、高校卒業まで但馬地域の豊岡市で過ごした。陣営は前回も「但馬出身」を強調し、地域の無党派層の票の掘り起こしを狙うポスターを作ったが、今回は但馬用と、「但馬出身」の文字を取った、他地域用の2種類のポスターを張り出した。

 陣営は「但馬には立候補予定者の両親が健在で、つながりのある地域。但馬では『地元出身』を前面に出した」と話している。

6567チバQ:2010/06/17(木) 23:48:48
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010061790070609.html?ref=rank
参院選 「お化け票」不安の同僚
2010年6月17日 07時08分

自信にあふれた笑顔で語りかける蓮舫さん(右)と控えめにほほ笑む小川さん。2人の表情も対照的だ=10日、東京都中野区で


 国会の閉幕を待っていたように十六日夜、参院選の東京選挙区(改選数五)に立つ民主党現職、蓮舫さん(42)の支援者の集いが神宮外苑近くで開かれた。定員千三百人の会場は立すいの余地がない。まるで投票日はすぐそこ。陣営役員の都議の口調に力が入る。

 「何といっても大臣だ。将来は、総理かもしれない」

 六年前の初陣は、テレビキャスターの肩書で挑んだ。青山学院大在学当時にクラリオンガールに選ばれ、タレントとしても、多くの番組に出てきた。

 改選数四(当時)で九十二万票を獲得、三位で当選した。その一年生議員は今選挙、行政刷新の特命担当大臣として臨む。「六年間、猛烈に勉強してきた」と関係者。その熱心さが、事業仕分けで花開いた、とみる。

 すでに「党の顔」。全国から応援要請が押し寄せて選挙中はほとんど東京にいられそうもないが「それでも、とんでもない票が出るかも」と周囲は言う。これまでの東京選挙区の最高得票は、小泉純一郎内閣最初の選挙だった二〇〇一年、自民党の保坂三蔵さんが獲得した百四十万票。その記録を塗り替えるというのだ。

 だが、その“お化け票”に危機感を持つのは、野党ならぬ、もう一人の民主現職、小川敏夫さん(62)だ。十日夜、中野区内で開かれた党の都連決起大会。壇上の菅直人首相補佐官の阿久津幸彦都連幹事長は「蓮舫さんには大臣にふさわしい票を取っていただきたい」と型通りのあいさつをした後、こう言った。「問題は、小川さんです」。二千三百人で埋まった会場が、苦笑まじりに、どよめいた。

 小沢一郎前幹事長の辞任で「民主三人目」の擁立はなくなった。「共倒れの危機」を訴えていた小川陣営は恩恵をモロに受けるはずだった。だが、菅内閣誕生の支持率V字回復に楽観ムードはない。

 ここ数回の参院選で、東京選挙区の民主票はざっと二百万票。当選圏が六十万から七十万票とすれば、蓮舫さんの大量得票は小川さんの窮地を意味する。「ごっそり流れたら、届かない」と、陣営はうなる。

 蓮舫さんより先輩の二年生。裁判官や検察官を経験し〇七年には当時の松岡利勝農相の事務所費問題を追及するなど「仕事はしてきた」と陣営。だが「堅実でいぶし銀」という評価は裏を返せば、華がない−。小川さんも時に「私は蓮舫さんほど有名ではありません」と自虐的なあいさつをする。

 鳩山由紀夫政権の末期には、税金の無駄遣いの話で惹(ひ)きつける蓮舫さんとは対照的に、相次ぐ、党の政治とカネ、マニフェスト違反に「集会ではまず『申し訳ありません』と謝罪から話が始まることも」と陣営。

 六年前は九十九万票で蓮舫さんの上を行った。だが、阿久津幹事長は「今回、小川さんが上回ることはあり得ない。固い民主支持層を結集して、どこまでいけるか」。

 「とにかく票をたたき出す」と鼻息の荒い蓮舫陣営に、小川陣営関係者は、つぶやく。「蓮舫さんにはこれ以上、民主支持者を持って行ってほしくない」

(東京新聞)

6568チバQ:2010/06/17(木) 23:49:32
http://mytown.asahi.com/saga/news.php?k_id=42000001006160003
郵政票 民主を様子見
2010年06月17日

 通常国会が閉会した16日。菅内閣の高支持率を背景に民主党が会期延長を拒んだ結果、郵政改革法案が廃案となり、早期成立を求めていた郵政関係者が、参院選佐賀選挙区での民主党への選挙協力のあり方を模索する。一方、与党時代のパートナーの自民、公明両党の立候補予定者は県内での政策協定を結び、選挙協力を表明。事実上の選挙戦に突入した。(岩田正洋、小川直樹)


 「壁の向こうに郵便事業会社の社員が何人いるかも分からないんです」。旧北波多村地区でたった一つの郵便局、徳須恵郵便局(唐津市北波多徳須恵)の原田清人局長はそう言い、民営化後に局内に設けられた仕切りを指さした。
 郵政民営化で日本郵政公社は五つの会社に分かれた。旧特定郵便局は郵便局会社として、郵便貯金と生命保険の会社からの委託を受け、販売を行う。郵便物や小包を扱うのは郵便事業会社。地域の顔なじみ客に「小包を取りに来て」と言われ、郵便事業会社のコールセンターを紹介したことが何度もあった。原田局長は「お客さん不在の民営化、分社化だった」。


 郵便局会社と事業会社が統合される改革法案。5月23日の全国郵便局長会(全特)の総会で、民主党の小沢一郎幹事長(当時)が「今国会での成立を約束する」と意欲を示したが、廃案になった。
 「廃案は残念だ」と振り返る原田局長は、全特の政治団体「郵政政策研究会」の佐賀北部地区の会長。約50局の局長のほか、自民党の職域支部「大樹」から加わった旧特定郵便局長のOBもいる。
 かつて自民党の巨大な集票組織だった郵便局長の大半が郵政民営化後に国民新党の支持に転じ、民主党にも協力。昨年8月の衆院選では佐賀1区で、今回の参院選佐賀選挙区に出馬予定の自民党の福岡資麿氏ではなく、民主党の原口一博氏を推した。一方、2区と3区では、郵政民営化法案に反対した今村雅弘、保利耕輔の自民両氏を応援。県内で対応がねじれた。


 参院選佐賀選挙区での対応はまだ決まっていない。
 郵政研の佐賀南部地区約100局長の会長を務める能古見郵便局(鹿島市納富分)の西田恭久局長は「菅首相が参院選後に最優先させると言っており、選挙協力ということになるだろう」と見る。
 ただ、「(改革法案の)速やかな成立を期す」という国民新党との合意を破られたことで法案成立を危ぶみ、民主党との選挙協力を疑問視する局長もいる。


 連合傘下の日本郵政グループ労働組合も改革法案の早期成立では全特と歩調を合わせていた。約1600人の組合員を抱える同労組佐賀連絡協議会の向井邦夫議長によると、分社化で管理職が増えた一方、民営化で社員が減り、作業ミスも増え、サービスが低下したという。
 同協議会はすでに民主党公認で立候補予定の甲木美知子氏の推薦を決定している。向井議長は「改革法案の成立見送りを残念がる組合員もいるかもしれないが、民営化見直しだけで民主党を支持しているのではなく、働く人や社会保障の充実などのためということを説明したい」と話す。


〈郵政改革法案〉 金融事業を強化し、過疎地を含む全国の郵便局網を維持するための法案。持ち株会社に郵便、郵便局、ゆうちょ銀行、かんぽ生命がぶら下がる5社体制を、持ち株、郵便、郵便局の3社統合で親会社とし、金融2社をぶら下げる体制に変更。郵便事業だけに義務づけている全国一律サービスを、金融事業にも拡大することを目指したが、16日に国会が閉会し、廃案となった。


■自公2氏が政策協定
 参院選佐賀選挙区で立候補予定の自民党公認の福岡資麿氏(37)の後援会と、公明党が九州の重点候補として参院比例区で擁立する秋野公造氏(42)の後援会が16日、政策協定を結び、佐賀市内で、合同の演説会を開いた。
 福岡氏は佐賀市文化会館での演説で、政策協定書に「責任ある政治」などの文言を盛り込んだことを説明し、「今の国の流れは間違っており、体を張って止めたい。秋野さんと一緒に汗をかき、何とか結果を残せるよう全力で邁進(まい・しん)したい」と決意を述べた。
 一方、秋野氏は、医療・福祉政策に重点を置くと述べ、支持者らに「佐賀選挙区は福岡資麿候補、比例区は秋野公造にご支援を」と訴えた。
 公明党本部は政権交代後、10年間続いた自民党との選挙協力を見直した。同党の山口那津男代表は他党候補を党本部では推薦しない考えだが、地方レベルでの協力は認める考えを示していた。
 政策協定について、福岡陣営の篠塚周城・選対本部長は「比例区の応援は、あくまで後援会レベルだが、参院選では民主党が過半数の議席を取るのを阻止するため協力していきたい」。一方、公明党県本部の伊藤豊代表は「後援会の活動を尊重しながら、県本部としてはバックアップしていきたい」と話した。

6569チバQ:2010/06/17(木) 23:54:02
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100617k0000m010081000c.html
参院選:引退・不出馬27人…世代交代進む
 7月11日に投開票される参院選では、改選121議席の2割を超える27人(選挙区15人、比例代表12人)が今期限りで引退するか、今回は出馬しない。自民党の与党時代に「参院のドン」と呼ばれた青木幹雄前参院議員会長や、民主党の小沢一郎前幹事長に近い高嶋良充参院幹事長、公明党の浜四津敏子元環境庁長官らが引退し、参院の世代交代を印象づける形になった。

 青木氏は同郷の故竹下登元首相の秘書、島根県議を経て86年から参院島根選挙区で連続4回当選。小渕内閣の官房長官だった00年には、緊急入院した小渕恵三首相の臨時代理を務め、野中広務幹事長代理ら「5人組」で森喜朗幹事長を後継首相に選んだ経過が不透明だと批判を浴びた。

 その後、党参院幹事長、議員会長として小泉、安倍政権を支えたが、07年参院選の惨敗を受け議員会長を辞任し、党運営の第一線から退いた。今年1月、いったんは5選を目指して参院選に出馬する意向を表明。「今までと違い厳しい、苦しい選挙。先頭に立って島根の貴重な1議席を守る」と精力的に活動を続けたが、5月13日の集会中に脳梗塞(こうそく)で倒れ、立候補を断念した。

 長男が出馬を表明し、世襲批判も受ける中で引退する青木氏の姿は、業界・団体との結び付きを背景に結束を誇った参院自民党の「落日」を象徴していると言えそうだ。【中田卓二、細谷拓海】

6570建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2010/06/17(木) 23:54:40
3年前は中間情勢報道で、鈴木カンが他候補より優勢っていうんで
大河原に入れたら、大河原が100万票超のトップ当選だったんだよなあ

6571チバQ:2010/06/17(木) 23:57:08
>>6543が3

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/feature/fukui1276270464397_02/news/20100612-OYT8T00080.htm
戸惑いの選択 参院選2010ふくい 一覧





<1>民主 遅れる基盤固め
中央政界と地方議会 「ねじれ」

 「このまま朗読することが必要でしょうか」。斉藤新緑議長がしびれを切らすように言った。「職員いじめだ」とヤジが飛び交う中、女性職員は約1時間かけて、すべての意見書案を読み上げた。

 定例県議会最終日の3月17日、自民党系会派「自民党県政会」は、27件の意見書案を提案した。1947年に記録した1会期中の最多件数(14件)を、この日1日だけで軽々と更新した。「政治とカネの問題」の一掃を求めるなど、多くは政権与党を批判する内容。同会派の県議は「民主党に揺さぶりをかける狙い」と明かした。

          ◇    ◇

 昨年8月の衆院選で圧勝した民主党のアキレスけんが、地方での基盤の弱さ。県内では県議38人のうち、自民党県政会が27人を擁する。対する民主党系会派「民主党・一志会」は10人。昨年10月、会派再編で議員数を倍増させたが、それでも約3分の1の人数だ。

 「県議会の最大勢力は自民だが、国への要望は民主の力が必要。気を使わないといけない」。ある県幹部は、政権交代後の苦労を口にする。ただ、北陸新幹線の県内延伸や原子力発電所の安全確保など、主立った県政課題で、両者の主張は重なる部分が多い。「今はいいけど、方向性が大きく異なるテーマが出てくれば大変だ」。県幹部はそう言ってため息をついた。

 民主党は、県議会での劣勢に加え、昨年の衆院選は県内3小選挙区で全敗した。参院選の福井選挙区でも2回連続で敗れ、都道府県で唯一、国政選挙の選挙区で自民に議席を独占された。

 「三段跳び」。民主党県連代表の松宮勲衆院議員がよく口にする言葉だ。昨年の政権交代が、党勢拡大の第一歩となる「ホップ」。参院選は「自民王国」を崩す「ステップ」に。その勢いで、来春の統一地方選を迎え、大きく「ジャンプ」する――。両党の県連などによると、400人近い県内の地方議員のうち、自民党系は約200人に上るのに対し、民主党系は50人弱にとどまる。

 ただ、現在は多数派の自民党側も、支持者離れに苦労している。県議会の自民党県政会は先月、建設業者の業界団体「県建設業連合会」と意見交換の場を持った。冒頭にあいさつした谷口忠応県議は「自民党が下野してから、我々に対して疎遠なよそよそしい態度が見受けられる」と本音を漏らした。

 かつて2人の県議を擁した共産党は、2007年の県議選で議席がゼロに。県内の地方議員は約20人で、民主系の半分以下だ。共産党県委員会の佐藤正雄副委員長は「県民の声を国政の場に吸い上げるため、次回の県議選で何としても議席獲得を」と意気込む。

(2010年6月12日 読売新聞)

6572チバQ:2010/06/17(木) 23:57:58
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/feature/fukui1276270464397_02/news/20100612-OYT8T01051.htm
戸惑いの選択 参院選2010ふくい 一覧

<2>民主との距離 模索
首長たちの苦悩 

 土地の約75%を林野が占める越前町。住民の半数超が高齢者の「限界集落」は、9か所を数える。同町織田で先月30日、自民党の高木毅衆院議員が開いた「対話集会」で、出席者の男性があきらめたように口を開いた。「産業がなく、荒れ地も増えた。地方に根付いていたはずの自民党が、いつの間にか違う所を見るようになった」。

 保守地盤の同町で、今年に入って異変が起きた。約10年間にわたって自民党員だったという関敬信(たかのぶ)町長が離党し、同党参院議員の地区後援会長を辞任。その後、参院選に立候補予定の民主党新人の地区後援会長に就いた。突然の転身を、関町長は「予算のうち自主財源の比率が3割未満の越前町にとって、政権与党とのつながりが不可欠」と説明する。国は先月、同町の旧庁舎改修に対する9000万円の補助を内定したが、関係者からは「見返り」とのささやきも聞こえる。

 昨年の衆院選は、県内17市町の首長の大半が自民党候補を支持。同党の県内3小選挙区での議席独占に貢献した。直後の9月、民主党県連が開いた常任幹事会では、敗れた候補が「許し難いことに、選挙区内のすべての首長が相手方についた」と怒りを爆発させた。

 今回の参院選で、民主党県連は“オセロゲーム”をもくろむ。首長たちを「民主党支持」にひっくり返す作戦だ。県連代表の松宮勲衆院議員は「政権与党が民主党に代わったことを、首長の皆さんにわかってもらわないと」とけん制する。

 先月16日。前原国土交通相を招いて小浜市内で開かれた民主党の集会。来賓代表で壇上に立った松崎晃治・小浜市長は「先ほど大臣と会って色々な要望をした。大変いい機会をいただき、心から感謝している」と喜んだ。だが、発言とは裏腹に、心なしか表情に硬さが見られた。

 松崎市長は、かつては自民党県連の副会長も務めた。同党県連幹部は「大臣への陳情と引き換えに、見せしめで登壇させられたのでは」といぶかる。その後、松崎市長は自民党からの離党を表明した。

 ただ、首長の多くは民主党との距離を測りかねている。「民主と自民、どちらの出陣式に出席するかは、ぎりぎりまで情勢を見極めて決める」。そうつぶやいた市長の1人は、まだ答えを出せないでいる。

(2010年6月13日 読売新聞)

6573チバQ:2010/06/17(木) 23:58:42
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/feature/fukui1276270464397_02/news/20100616-OYT8T01289.htm
戸惑いの選択 参院選2010ふくい 一覧

<4>摩擦回避民・自両にらみ
 “集票マシン” 

 苦渋に満ちた判断に、業界は大きく揺れた。参院選の福井選挙区(改選定数1)で、県建設業連合会は、民主党の新人と自民党の現職の推薦を決定。約1週間後の5月26日、福井市内で開かれた総会に出席後、民主新人は「大きく時代が動いた」と胸を張った。欠席した自民現職は後日、「2人推薦なんてあり得ない」と不満を漏らした。

 国政選挙で初めて民主党候補を推薦することには、内部で反発の声も強い。ある建設業者は「公共事業費を削減した民主党の支援には抵抗がある」と漏らす。

 だが、別の業者は摩擦回避を狙った“両にらみ”が納得できない。「好き嫌いは関係ない。仕事のためには、政権与党を応援しないとしょうがない」と言い切る。公共事業の減少に加え、採算割れの低価格で入札する「たたき合い」が常態化。会員企業の受注額は、最盛期の3割に落ち込んでいるという。同連合会の松田七男会長は「もし民主の候補が負ければ、中央から公共事業の予算が付かなくなるのでは……」と頭を抱える。

 昨年9月の政権交代は、“集票マシン”として「自民王国」を支えてきた業界団体に衝撃を与えた。選挙での支援は、業界の影響力を強めるという見返りがあってこそ。野党の自民党と距離を置きつつも、県政レベルでの影響力の大きさと長年のしがらみから、どっちつかずの対応が目立つ。

 県農政連も、自民か民主かの答えを出せずにいる。今月10日に福井市内で開いた総会では、「自主投票にすべき」「(自民だけを推薦して)民主党を困らせるべきではない」などの声が相次ぎ、結論を先送りした。

 両方を推薦するのか、自主投票とするのか。県トラック協会は前者を、県医師連盟は後者を選んだ。多くの業界団体の対応からは「どちらにも嫌われたくない」という本音が透けて見える。

 一方、思わぬ手応えを口にするのが共産党だ。「自民支持の団体が、昨年頃から懇談に応じるようになった」という。「自民の政策はおかしいと思っていたが、組織の方針があったので……」との声も聞くといい、風向きの変化を実感している。

 ある建設業者は「誰かに肩入れするなら、水面下で動くしかない。こんなに静かな選挙は初めて」と驚く。誰もが身を寄せた“大樹”を失い、今後の寄る辺を模索する。そんな構図が浮き彫りになっている。

(おわり 高橋健太郎、井ノ口麻子、青木さやかが担当しました)

(2010年6月17日 読売新聞)

6574チバQ:2010/06/18(金) 00:00:05
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000561006120001
【陣営はいま】


(1)「田中党」軸、看板は「民主」
2010年06月12日


【民主党・田中直紀氏】


 「民主党中心の政権が、新たな出直しをしていく気持ちをご理解いただきたい」


 菅直人が新首相に選出された翌日の5日、3選をめざす民主党現職の参院議員、田中直紀(69)は燕市で国政報告会を開き、後援会員らに首相交代への理解を求めた。


 田中は「鳩山首相が退陣したが、厳しい国会運営は変わらない。参院選(の勝利)で、わが党が政治をしやすい状況を作り出してほしい」と訴えた。集まった約270人が、じっと耳を傾けた。


 民主党を「わが党」と呼ぶ田中だが、昨年8月に加わったばかり。選挙のよりどころは、個人の後援会組織だ。


 田中は1998年、新潟選挙区から参院選に初めて立候補。この時は、自民党公認を求めながら無所属となり、約31万3千票で当選。自民党公認で挑んだ2004年は、約36万7千票で再選を果たした。いずれも他の自民党公認候補と並び立っての戦いで、30万票以上を獲得した。


 国政報告会の参加者は「自民から民主になっても変わらない。直紀さんを応援するよ。『田中党』だから」と話す。首相交代にも、後援会幹部は「私たちの選挙には関係ない」と言い切る。


 陣営関係者は「角栄(元首相)が築いた『田中党』が基盤」とみる。田中は、ファミリー企業「越後交通」の社長でもある。各地で後援会の国政報告会を開き、「田中党」の支持固めに力を注ぐ。


 国政報告会の会場で配る田中のパンフレットには、「国土の均衡ある発展を!」の文字。社会的な格差、所得格差の是正をめざす主張だ。田中は景気対策や環境問題などでの公約のほか、民主党の目玉政策である子ども手当や公立高校の授業料無償化にも言及。「子どもの減少を食い止めようと、社会全体が支えるという精神で進めている」と力を込めて説明した。


 一方、今回田中陣営と組んで初めて参院選を戦う民主党関係者には、鳩山政権が「政治とカネ」などの問題で揺れたことに加え、「昨年の衆院選では、(妻)真紀子さんも自民党候補に差を詰められた。『田中党』の力も昔ほどではない」との懸念がある。


 民主党県連が5月中旬に新潟市内で開いた選挙対策本部の会合で、「この前(昨年の衆院選)は民主党に入れた人も、今回は入れない、という人がいる。田中さんの顔が見えないからだ」と、田中陣営との「連携不足」を指摘する声が上がった。


 県連幹部は「県連や労組は事前に計画を練って周知を図るが、田中さんの陣営は1〜3日でぱっと決めてダダッとやる」と、集会開催などのスタイルの違いを指摘。「これまで一緒に活動することがあまりなかったから、うまく連携がとれていない」と話す。


 5月末、田中は新潟市内で民主党県連代表・西村智奈美の後援会が催した懇親会に姿を見せ、「正念場なので、よろしくお願いします」と出席者のテーブルを回り、頭を下げた。ただ、出席者からはこんな声が漏れた。「これまで社会党、民主党を支持してきて、田中さんは一番遠い存在だったからねえ」


 田中は、民主党支持者や推薦する連合傘下の労組に浸透できるのか。「田中党」の票への上積みは、これまでの「距離感」を縮められるかにかかっている。=敬称略(藤井裕介)


      ◇


 参院選の公示が近づく中、新潟選挙区で動きを活発化させている主な立候補予定者の「いま」を伝えます。

6575チバQ:2010/06/18(金) 00:00:47
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000561006140001
【陣営はいま】


(2)政策発信へ「言葉探し」
2010年06月13日


「一生懸命な姿を見てもらう」と中原(左)=5月28日、阿賀野市

【自民党・中原八一氏】



 5月28日午前7時半、阿賀野市の国道交差点で、自民党公認の新顔、中原八一(51)はマイクを握りしめた。



 「民主党政権であってはならないという意思表示をしていただきますよう、お願いします」



 20分の演説で、米軍普天間基地移設問題で民主党を批判し、自民党再生を訴え、増税を示唆した。その間、約500台の車が目の前を通り過ぎた。時折、通勤中のドライバーが窓を開けて手を振った。



 「効果抜群ですよ、ありがとう」。演説を終えた中原は、のぼりを掲げて手伝った支援者を笑顔でねぎらった。



 上機嫌には理由があった。前日、谷垣禎一総裁に呼ばれ、党本部で役員に会っていた。「どんどん新人らしくやってくれ」。力を入れ始めた街頭演説を後押しされた。



 中原は3月まで15年間、県議を務めた。選挙区は新潟市西区から全県に広がった。これまでは、郡部の集会や後援者回りが中心。組織固めは進んだが、都市部での浸透が課題で、焦りもある。陣営は「これからは市部で外に出る」と、街頭活動を増やす戦略を練る。



 中原が参院選に名乗りを上げたのは、自民党が衆院選で大敗し、政権から転落した後の昨年10月だ。同僚県議の小島隆(62)は「地獄の底から手を挙げた」と評する。



 半年がたち、民主党の支持率は半減。谷垣総裁は5月24日、新潟市内で開かれた党県連のパーティーで、約1千人の支持者に語った。「年が明けて雰囲気が変わった。『民主党はたいがいにしてくれ。自民党ならどうするかを語ってくれ』と言われる」



 同時に、自戒も交じった。「自民党も『こういう政策で日本を立て直す』という発信が弱い」。朝日新聞の最新の世論調査では、首相交代で民主支持率は38%に回復したが、自民支持率は14%と低迷が続く。陣営関係者は「ゴルフならOB状態。簡単にはコースに戻れない」と嘆く。



 党と同様に、中原もまた、有権者の心をつかむための言葉を探しあぐねている。



 5月29日、新潟市内で開かれた小島の女池地区後援会の懇親会。演説後、酒をつぎに回った中原に、亀田郷土地改良区の元理事長である上之山喜男(76)が「民主党の土地改良予算の削減がひどい」と話した。



 上之山は「土地改良は農業の基盤。身近な問題を話してくれたほうが、候補者に関心が持てる」と感じていた。中原は演説で「地方のことについては、よく知っております」と訴えたが、具体的な問題には触れていなかった。



 中原は県議時代、建設公安委員長などを務め、公共事業に支えられる地元経済を見てきた。国の予算で公共事業費は前年度比18%減った。「コンクリートから人へ」の方針は、地方の実情にそぐわないと感じる。一方で、陣営内にも「今の30代、40代の建設会社員には、公共事業で目先の仕事が増えるより、景気そのものをよくして欲しいと考える人も多い」との声がある。



 民主党の菅直人新首相が誕生した4日夜、中原はぽつりと漏らした。「民主党の批判をしすぎても票は逃げる」。そしてこう考える。「15年の県議経験と結びついた今後の政策を、もっと具体的な言葉で表現できればいいんだろうね」=敬称略(大内奏)

6576チバQ:2010/06/18(金) 00:01:27
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000561006140002
【陣営はいま】


(3)「連立」の実績、街宣に力
2010年06月14日


休日の午後、新潟市中央区の古町で街頭演説する近藤(左)=5月16日

【社民党・近藤正道氏】



 6日午後、再選をめざす現職の近藤正道(63)は、新潟市南区の中之口川で行われた白根大凧(おおだこ)合戦の会場近くに立っていた。お祭りやイベントで演説やチラシ配りは嫌われる。ひたすら「近藤です」とあいさつする。



 会場から100メートルほどの商店街を歩行者天国にした「お祭り広場」は、休憩する家族連れでにぎわっていた。ノーネクタイのワイシャツ姿で日焼けした顔の近藤に、握手を求めてくる人もいる。



 「前は、組織を渡り歩くだけだったね」。引き揚げる際、近藤はトップ当選した6年前との違いを口にした。



 社民党の顔である近藤は6年前、野党共闘の無所属で連合の全面支援を受け、42万票以上を獲得。だが、今回は民主党の具体的な協力はない。



 昨夏の総選挙で、比例の社民票は県内で約8万。組織に頼っていては「展望がない」と認める近藤は今、この「露出作戦」に力を注ぐ。通勤時間の新潟駅前や休日の万代シテイ、サッカーJ1アルビレックスやプロ野球の試合会場。車1台、数人でどこにでも行く。県内全域から人が来る場所が狙い目だ。



 いかに幅広い層、特に無党派層に訴えるか。昨年12月の立候補表明の前、陣営は無所属になることも検討したが、社民党公認で連立政権の実績を強調する路線を選んだ。



 秘書の山田達也(55)が「連立仕事人」のキャッチコピーを提案すると、近藤は言った。「うん、おれの気持ちにぴったりだ」



 民主、国民新、社民3党の政策合意にかかわり、地味な仕事に汗を流したとの自負が「仕事人」を名乗らせた。



 無駄な公共事業を減らし、その分の財源を社会保障に回す「コンクリートから人へ」を掲げ、子ども手当や高校授業料無償化など連立政権の「生活再建」の実績を叫ぶ。



 結局、社民党は「沖縄」の一点で連立を離脱。近藤は党本部の姿勢に納得できず、無所属になる意向を表明した。



 1日夕、近藤は新潟駅前でマイクを握った。山田らが掲げたポスターは、連立3党の党首が握手する写真が載っていた右上部分が斜めに切り取られ、真っ白だ。



 ただ、3党合意の実行を訴える近藤の姿勢は変わらない。ポスターは、国民新党の亀井静香前金融相と7月末に開く演説会の宣伝用だ。郵政改革法案、労働者派遣法改正案で連携する亀井との関係維持は、連立政権の成果にこだわる近藤の姿勢の表れだ。



 一方、元自民党の亀井を嫌う社民党支持者には、亀井の写真が載った右下部分を切り取る人もいるという。



 無所属になって社民色を薄めつつ、従来の仲間もつなぎとめたい近藤は、離党しない方針だ。支持者の「最大公約数」を考えた結果だという。



 「(護憲など)私の信条の根本にあるところを担保する意味で、党籍は残す」。近藤は5日、新潟市中央区であった社民党の会合で説明した。 



 他党の目は冷ややかだ。「見え見えだ。当選したら、本当に無所属で活動するのか」。近藤は前回、当選後半年で社民会派入りしている。



 連立離脱の翌日、新潟市西区の事務所で、近藤が言った。「『国会の仕事人』はどうかなあ」。新しい政策チラシのために、「連立仕事人」を超えるキャッチコピーは見つからない。
=敬称略(吉武祐)



   ◇

6577チバQ:2010/06/18(金) 00:02:03
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000561006160001
【陣営はいま】


(4)非「民」「自」の受け皿狙う
2010年06月16日


支持者と握手する武田=5月22日、糸魚川

 「新潟選挙区の立候補予定者の中で、普天間基地の辺野古移転に明確に反対しているのは、私1人です!」


 鳩山由紀夫前首相が辞任を表明した2日の午後。新潟市中央区の万代シテイで、共産党公認の武田勝利(46)が声を響かせた。5月下旬から8日間かけて、魚沼地方や糸魚川、佐渡まで巡る「全県キャラバン」を終えたばかり。日焼けした額に、汗がにじむ。


 武田は、2005年の衆院選、07年の参院選、昨年の衆院選に続く立候補。大敗続きだが、今回は「今までにない手応え」を感じるという。「日米同盟見直し」などの主張は変わらないが、周囲の状況は違う。「期待した民主党政権に失望し、でも自民党政治には戻りたくない、という有権者の受け皿となれる」


 4月中旬、党は「改選数2以上の全選挙区での議席獲得を目指そう」と目標を大幅に上方修正した。強気の裏には、不況のしわ寄せを受ける若者の間の「蟹工船」ブームと党員増に加え、昨年の政権交代以降、党が挑んだ「変化」への好感触がある。


 2月、武田ら党県委員会のメンバーは、画期的な意見交換の場に出席した。相手は、長い間、自民党の強力な支持基盤だった県土地改良事業団体連合会(県土連)。政権とのパイプを失い、政治との新しいかかわり方を模索していた県土連と、支持層を広げたい共産党の思惑が一致した。


 県土連の大島洋介専務理事は「いいヒントを数多く得た。もっと早くこういう場を設ければよかった」。共産党が昨夏の総選挙のマニフェストに掲げた「安全な食料を日本の大地から」という言葉に共感し、「少しアレンジして、まねしてもいいですか」と武田らに尋ねたことは、党の集会で語り草だ。


 武田らは県土連以外にも、農協、県医師会や県漁業協同組合連合会など、自民党の支持基盤だった団体との対話を展開。先入観を捨て、政策を理解してもらうのが狙いだ。


 中央では、志位和夫委員長が4月末から5月上旬、核不拡散条約(NPT)再検討会議出席のため、共産党トップとして初めて訪米。ワシントンで米国務省高官と会談し、「独占資本主義」と批判してきた米国との直接対話を打ち出した。訪米に同行した党参院国会対策委員長の井上哲士(52)は5月下旬、武田の応援で県内入りし、「主張すべきことははっきり主張する。それが外交だ」と演説した。


 とはいえ、「共産党アレルギー」が残る現状に、現場にはあきらめ感も見える。


 糸魚川市での街頭演説に訪れた、根っからの共産党支持者という元高校教諭の男性(67)は、集まるのは「いつも見かける面々ばかり」と話した。「二大政党のていたらくでチャンスだと言うが、そんなに期待はできないよ」


 党の古参で新潟市議9期目の渋谷明治(71)は「党も支持者も『負け犬根性』から抜けきれないのが最大の壁かもしれない」と指摘する。


 だが、武田は「ちょっと話を聞いてみようかという人が増えた雰囲気は感じる」と言う。柔軟路線に脱皮する動きを、足元で生かせるのか。「今までは、接触する有権者の規模が圧倒的に足りなかった。どれだけの人に声が届くかが勝負」と意気込んでいる。=敬称略、おわり(伊木緑)

6578チバQ:2010/06/18(金) 00:08:15
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100617/plt1006171248001-n2.htm
東国原、参院選に“悲鳴”「感染飛び火したらどうする」2010.06.17

 与野党が参院選に向け本格的に動き出す中、口蹄(こうてい)疫が収束する気配もない宮崎県では、東国原英夫知事(52)から「選挙どころではない」と“悲鳴”が上がった。

 東国原知事は、県庁で経済団体幹部と会った席上、参院選について「人や車が全県的に動くので、非常に危機感を持っている。選挙中に(感染が)飛び火したら誰が責任を取るのか」と述べ、危機感をあらわにした。

 口蹄疫は16日も新たに宮崎市に隣接する国富町で感染疑いの牛が見つかるなど、被害が5市6町にまで広がった。

 こんな現状だけに、東国原知事も「宮崎では選挙どころではない。非常事態宣言で不要不急の外出を自粛してもらっている中、選挙は民主主義の手続きなので、きちっとやってくださいとアナウンスすべきか、すごく迷っている」と困惑。さらに「候補者は選挙カーを走らせず、テレビや新聞などで平等に討論すればいいのではないか」と持論を語った。

6579チバQ:2010/06/18(金) 00:23:45
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/all/CK2010061702000140.html
浮動票に照準、巻き返し… 戦略練り臨戦態勢
2010年6月17日

第174通常国会が閉幕し、衆院本会議場を出る議員ら=16日


 通常国会が閉幕し、与野党は7月11日の参院選に向け、いよいよ戦いの火ぶたを切った。党首は気勢をあげ、候補者もほぼ整った。各党の目標と戦略は−。

◆民主、浮動票に照準
 菅直人首相は16日の参院議員総会で「参院選の勝利が鳩山(由紀夫)前首相と小沢(一郎)前幹事長の辞任に報い、安定政権を実現することになる」と表明した。

 民主党は選挙区61人(江田五月参院議長を含む)、比例代表45人の計106人を擁立。「6年前の参院選で獲得した議席(50議席)か、現有議席(54議席)をまずクリアできるかどうかが大きな目標」(首相)とし、国民新党や与党系無所属と合わせ与党過半数維持を狙う。

 首相や枝野幸男幹事長、蓮舫行政刷新担当相ら「脱・小沢」色の濃い閣僚や党幹部が全国行脚し、浮動票を狙う。一部選挙区では国民新党のほか、社民党とも選挙協力する。

 民主党と連立与党を組む国民新党は選挙区2人、比例代表7人を擁立。亀井静香代表は記者会見で「全員が勝ち抜く」と述べた。

◆自民、巻き返しへ背水
 一方、自民党の谷垣禎一総裁は党代議士会で「菅政権はあらゆる問題を隠ぺいし、支持率の高いうちに選挙になだれ込もうとしている。鉄ついを下し、戦わないといけない」と戦闘宣言。谷垣氏は与党を過半数割れに追い込めなければ辞任するとしている。

 同党は選挙区49人、比例代表35人の計84人を擁立。「改選第一党を目指すべきだ」(石破茂政調会長)とし、3年前の前回選で惨敗の原因になった1人区に重点を置く。

 公明党は選挙区3人、比例代表8人を擁立、改選11議席の死守を掲げる。山口那津男代表は「2大政党に飽き足らない民意は増大している」という。

 共産党は選挙区46人、比例代表18人を擁立。比例代表の改選4議席からの上積みなどに力を注ぐ。志位和夫委員長は「公示までに有権者の過半数と対話し、上げ潮をつくる」と強調する。

 社民党は選挙区9人、比例代表5人を立て、改選3議席の倍増が目標。福島瑞穂党首は「ぶれずに、約束したことは必死で実現する」と意気込む。

◆みんなの党は2けた狙い
 みんなの党は2大政党に不満を持つ層の受け皿を目指し、全都道府県に選挙区か比例代表候補を割り当てる「四十七士」作戦を展開。小党ながら、選挙区20人、比例代表22人の計42人の擁立にこぎつけた。10議席以上を獲得しての躍進を期す。渡辺喜美代表は菅政権を「大きな政府路線」と批判。自民党も「崩壊寸前」と切り捨てる。

 たちあがれ日本の平沼赳夫代表は「民主党政権が続けば日本は滅びる」と主張。選挙区4人、比例代表9人を立て議席獲得を目指す。

 新党改革は選挙区7人、比例代表5人を擁立。国民に人気の高い舛添要一代表を前面に出し議席獲得を狙う。舛添氏は「民主党に参院で過半数を許してはいけない」と訴える。

 (城島建治、大杉はるか)

6580名無しさん:2010/06/18(金) 00:35:52
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news1/20100617-OYT1T00985.htm
50か60か…勝敗ラインで政府と民主綱引き
 参院選の勝敗ラインを巡る政府・民主党内の綱引きが激しくなってきた。

 仙谷官房長官は17日午前の記者会見で、勝敗ラインについて「ひそかな目標として過半数でもいいが、参院選で50(議席)を取るのは大変だから、現有議席の54を明示的目標として掲げるのは、なかなか大きい目標だ」と述べた。

 菅首相は、2004年参院選での民主党の獲得議席数の50と、その後の入党者を含めた改選議席54のいずれかを勝敗ラインとする考えを示している。仙谷長官の発言は、低めの数字を挙げる首相の考えを後押ししたものだ。

 一方、民主党内では、参院執行部を中心に「単独過半数が望ましい」(輿石東議員会長)と、単独過半数となる60議席を目標にするよう求める声が相次いでいる。

 参院民主党には小沢一郎前幹事長に近く、菅首相と距離を置く議員も多い。高いハードルを首相に課すことで、実現できなかった場合の責任論につなげようとの思惑も見え隠れしている。

 9月末の首相の民主党代表としての任期切れに伴い、同党では代表選が予定されている。首相やその周辺は、小沢グループの動きを警戒しており、勝敗ラインを巡る神経戦は当面続きそうだ。

(2010年6月17日21時03分 読売新聞)

6581チバQ:2010/06/18(金) 00:38:06
>>6265
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news1/20100617-OYT1T00582.htm
社民の謝罪文要求、民主は応じず…富山
 参院選富山選挙区に民主党公認で出馬する相本芳彦氏(54)を推薦する条件として、社民党県連が謝罪文を求めている問題で、民主県連は16日、富山市内で自治体議員団会議を開き、社民側に提出する最終文案を決めた。

 社民側に配慮したとするものの、謝罪する文言は入っていないという。

 18日にも両県連の幹事長レベルで協議し、最終決着を目指すが、社民側が受け入れるかが焦点だ。16日に国会が閉会し、参院選の日程が24日公示、7月11日投開票に決まったことで、各党の動きが加速した。

 民主側は、社民側から提示された文書の素案について検討してきた。会議後、坂野裕一・県連幹事長は、謝罪する文言について、「入れていない。柔らかい内容にした」と否定した。県連幹部は「謝罪の文言を盛り込めば、今後の選挙でも社民に伺いを立てなくてはならない」と述べ、会議でも全会一致で入れないことを決めたという。

 一方で、坂野氏は、相本氏の選挙戦については「大変厳しい」とした。「社民党の推薦をいただけるとありがたい」として社民側にも譲歩を求め、18日をめどに両県連の幹事長同士による協議を呼びかける考えを示した。合意に至れば、民主県連は19日に常任幹事会を開き、文面提出を機関決定するという。

 ただ、社民県連は、又市征治代表(党副党首)が「参院選富山選挙区で自民党から議席を奪還するのが共通の目的」として、選挙協力に前向きな姿勢を示しながらも、謝罪する文言をあくまで求めている。このため、協議が成立するかは依然不透明だ。

 坂野氏は、協議が成立しない場合も、「(24日の)公示まで話し合いを続ける」としたが、選挙戦直前になることから、「実質的な最終期限は19日(の常任幹事会)」との認識を示した。

国会閉会各党に動き
 参院選富山選挙区では、他の2陣営も緊張感を漂わせ、自民党公認で立候補予定の野上浩太郎氏(43)は16日、企業を回り、支持固めを図った。自民県連は今週末、県議や市議が地元のスーパーなどで、マニフェスト(政権公約)を記載したビラをまき、政策を訴える。

 共産党県委員会の反保直樹委員長は16日、「今度の選挙は政権選択ではなく、政策が問われる」と強調。公認候補予定者の高橋渡氏(47)も朝からJR富山駅前などで街頭演説し、政策を訴えた。

(2010年6月17日17時15分 読売新聞)

6582チバQ:2010/06/18(金) 00:41:39
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20100617-OYT8T00051.htm
民主県連、書面に「謝罪」入れず
相本氏の推薦不透明
 参院選富山選挙区に民主党公認で出馬する相本芳彦氏(54)を推薦する条件として、社民党県連が謝罪文を求めている問題で、民主県連は16日、富山市内で自治体議員団会議を開き、社民側に提出する最終文案を決めた。社民側に配慮したとするものの、謝罪する文言は入っていないという。18日にも両県連の幹事長レベルで協議し、最終決着を目指すが、社民側が受け入れるかが焦点だ。16日に国会が閉会し、参院選の日程が24日公示、7月11日投開票に決まったことで、各党の動きが加速した。

 民主側は、社民側から提示された文書の素案について検討してきた。会議後、坂野裕一・県連幹事長は、謝罪する文言について、「入れていない。柔らかい内容にした」と否定した。県連幹部は「謝罪の文言を盛り込めば、今後の選挙でも社民に伺いを立てなくてはならない」と述べ、会議でも全会一致で入れないことを決めたという。

 一方で、坂野氏は、相本氏の選挙戦については「大変厳しい」とした。「社民党の推薦をいただけるとありがたい」として社民側にも譲歩を求め、18日をめどに両県連の幹事長同士による協議を呼びかける考えを示した。合意に至れば、民主県連は19日に常任幹事会を開き、文面提出を機関決定するという。

 ただ、社民県連は、又市征治代表(党副党首)が「参院選富山選挙区で自民党から議席を奪還するのが共通の目的」として、選挙協力に前向きな姿勢を示しながらも、謝罪する文言をあくまで求めている。このため、協議が成立するかは依然不透明だ。

 坂野氏は、協議が成立しない場合も、「(24日の)公示まで話し合いを続ける」としたが、選挙戦直前になることから、「実質的な最終期限は19日(の常任幹事会)」との認識を示した。

国会閉会各党に動き 参院選富山選挙区では、他の2陣営も緊張感を漂わせ、自民党公認で立候補予定の野上浩太郎氏(43)は16日、企業を回り、支持固めを図った。自民県連は今週末、県議や市議が地元のスーパーなどで、マニフェスト(政権公約)を記載したビラをまき、政策を訴える。

 共産党県委員会の反保直樹委員長は16日、「今度の選挙は政権選択ではなく、政策が問われる」と強調。公認候補予定者の高橋渡氏(47)も朝からJR富山駅前などで街頭演説し、政策を訴えた。

(2010年6月17日 読売新聞)

6583名無しさん:2010/06/18(金) 01:35:47
★日本人女性が中国人に集団で暴行されてる映像!
「悲鳴に振り向くと」←で検索するとヒットします。
日本の新聞やテレビが隠して報道しない事実。
まだ日本人の1/1000しかこの動画をみてません。
(少しでもコピペ協力感謝します!(-人-;)(;-人-) ユルセ管理の人)

6584名無しさん:2010/06/18(金) 20:32:16
どのあたりでしょうかねぇ

自公協力、参院選で一部復活
6月18日(金) 18時59分配信

 参院選での与党過半数阻止を目指して自民、公明両党が、連立時代の選挙協力を一部地域で復活させる方向で大筋合意したことが18日、分かった。西日本の激戦区を中心に10選挙区前後を想定、情勢の変化に応じて増やす可能性もある。両党は、野党転落後は昨年10月の参院神奈川、静岡両補欠選挙で協力が成立しないケースが相次いでいた。迎え撃つ民主党は社民、国民新両党との選挙協力を継承し、票の上積みを狙う。
http://news.mag2.com/main/51559/detail

6585湖国の雄 ◆sOg2M2HYaA:2010/06/18(金) 20:59:38
皆さんお疲れ様です

参院滋賀
自民  武村
民主  林
無所属 小西

小西は、京都にあるNPO法人が後押ししてます
選挙期間中は小西本人がフィリピンに戦争遺骨回収に行ってるので
NPOが中心に選挙活動します
事務所は京都に構え
ポスターのみ貼って、街頭行動はしない
小西が7月9日に帰ってくるので10日に彦根で集会をして
締めくくると記者会見で発表しちゃいました。

前代未聞の選挙戦術です

県知事とダブルですので
民主は嘉田と連携することが決まり

自民は上野と武村で連携
現職の国会議員居ない悲惨な状況で下部組織もほとんど知事選中心

民主&圧勝ムード・・・・

以上選挙結果でした

6586チバQ:2010/06/18(金) 22:38:01
http://www2.asahi.com/senkyo2010/news/SEB201006180042.html
握手自粛・車から降りない…口蹄疫対策、選挙戦に波及2010年6月18日22時16分

 家畜の伝染病、口蹄疫(こうていえき)被害が広がる宮崎県が、異常な形で参院選を迎えようとしている。感染拡大防止のため、県選挙管理委員会が立候補予定者や各政党に「握手の自粛」や「選挙カーからなるべく降りないこと」などを要請。一方、陣営の中には、感染自治体での候補者ポスターの張り出しを県選管がするように申し入れたところも。選挙カーによる呼びかけを自粛する陣営もあり、異例の静かな選挙戦に突入しそうな様相だ。

 宮崎県では11市町で口蹄疫が発生。10市町には現在も家畜の移動が制限される地域が設定されている。東国原英夫知事が発した非常事態宣言で、県民には不要不急の外出を控えることなどが要請されており、人の集まる催しも延期や中止が相次いでいる。

 県選管の要請は17日付。選挙カーなどの車両について「連呼については住民の心情などに配慮する」と例示。個人演説会や街頭演説は「自粛が望ましいが、畜産農家の出席は要請しない」などとした。公職選挙法上、運動を禁じることはできないが、同選管は「住民感情を考えたお願い」と説明している。

 一方、民主党県連は18日、発生地域での運動自粛を表明。県選管に対し、当該自治体では県選管が特例で候補者全員のポスターを張り出すよう申し入れた。人や車が出入りすることで感染の危険性があることに配慮したという。同党公認で宮崎選挙区(改選数1)に立候補を予定する新顔の渡辺創氏(32)は記者会見で、「県が選挙活動を控えることを要請するのであれば、有権者の知る権利を守る意味で、ポスターを一括して掲示して欲しい」と述べた。

 同じく立候補を予定する自民現職の松下新平氏(43)の陣営は、発生地域でもポスターを張る準備はするが、集会については「案内はするが動員はしない」方針だ。18日に新たに宮崎市で感染疑い例が確認されるなど事態が動くため、選挙カーによる街宣も幹線道のみにとどめる可能性もあるといい、「実情に応じた対応を臨機応変にとらざるを得ない」と悩む。

 共産新顔の馬場洋光氏(41)は「候補者は有権者に自分の考えをきちんと伝える責任もある」として、ポスターは自陣営で張り出す意向。「発生農家の近くでは選挙カーを走らせないよう配慮はするが、一律に『この地域では一切活動しない』と決めたりはしない」と話す。

 県選管によると、移動制限などが続く10市町には2156カ所の掲示場がある。選管は民主の申し入れについて、「発生地域では防疫活動にも自治体職員がかかわっている。対応が可能か、申し入れを預かって検討する」としている。

6587チバQ:2010/06/18(金) 22:46:57
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010061801021
「抱きつき作戦」に困惑=消費税で差別化に誤算−自民
 自民党は、菅直人首相が消費増税について、同党参院選公約の10%を「参考にしたい」と発言したことに困惑を隠せない。自民党が消費税アップの水準を明示したのは、選挙戦で民主党との違いをアピールできる絶好のテーマと考えたからだ。しかし、首相の「抱きつき作戦」で、争点がぼけてしまうと危惧(きぐ)している。
 「財政再建という川を渡るのに、自民党の背中におんぶしていこうと言っているふうに感じる。政権党は『参考』と言わずに、自分たちの考えをはっきり示すべきではないか」。自民党の谷垣禎一総裁は18日午後、記者団を前に、首相発言を痛烈に皮肉ってみせた。
 自民党内では、消費税引き上げ幅を公約に盛り込むことに否定的な声もあった。しかし、財政赤字が深刻化する中、財政再建に真正面から取り組む姿勢を訴えた方が「バラマキに流れる民主党政権との違いを示せる」と判断。執行部はあえて有権者に負担増を強いる政策に踏み込んだ。
 ところが、「消費税10%」に同調するかのような首相の発言で、そのもくろみは肩すかしを食った格好。沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題でも、鳩山前政権は迷走の揚げ句、自民党政権が決めた現行計画に回帰する流れとなっており、谷垣氏は「普天間も自民党案に近づいてきた」と苦々しく語った。
 民主党政権の「現実路線」への転換とも言える動きに、自民党内からは「ますます自民党離れが続く」(閣僚経験者)と懸念する声が出ている。「自民党と違うことばかりやろうとして結局、行き詰まった」。谷垣氏がこう語ったように、同党としては民主政権の「未熟さ」への批判を強めるしかないのが実情だ。(2010/06/18-20:37)

6588チバQ:2010/06/18(金) 22:48:38
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news1/20100618-OYT1T00844.htm
堀内さん出馬響く、自民応援「無理」…山梨公明
 公明党山梨県本部の秋山雅司代表と安本美紀幹事長は17日、甲府市の自民党県連会館を訪れ、同県連の皆川巌幹事長に対し、7月の参院選で山梨選挙区は自主投票とすることを伝えた。

 山梨選挙区には自民党の新人、宮川典子氏が立候補する予定で、同党県連が公明党県本部に対し推薦を要請をしていた。自民党は参院比例選に甲府市出身で読売巨人軍前監督の堀内恒夫氏の擁立を決めている。自主投票となった理由について、秋山代表は記者団に対し、「堀内氏の出馬表明で公明党が比例選で擁立する候補への票を確保することが厳しくなり、他党の選挙まで手が回らなくなった」と説明した。

 皆川幹事長は「(宮川氏への)影響はあると思うが、これまでの長いつきあいがあるので反民主という共通の目標に向かって歩調を合わせて戦っていきたい」と話した。

(2010年6月18日17時29分 読売新聞)

6589チバQ:2010/06/18(金) 22:52:40
衆院選でも民主党応援したよなあ この人
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20100618ddlk06010089000c.html
選挙:参院選 土田・東根市長、民主・梅津氏を支持「市の発展にパイプ必要」 /山形
 東根市の土田正剛市長は毎日新聞の取材に、参院選山形選挙区(改選数1)で民主新人の梅津庸成氏(43)を支持すると明らかにした。土田市長は自民県連元幹事長で、93年の知事選には自民推薦で立候補した。しかし、昨年8月の衆院選では一転して民主の近藤洋介衆院議員を支援した。

 梅津氏を支持する理由について土田市長は「民主党が政権与党になった今、市の発展のためには国との強固なパイプが必要。市長として市民に責任を果たさなければならない」と説明した。土田市長は衆院選で近藤氏を支持した時は「民主を応援するのではなく、あくまで個人への支援」としていた。また、梅津氏が山形東高、慶大の後輩に当たることも支持する理由に挙げた。19日に同市で開く自身の後援会の会合に梅津氏を招き支持者に紹介する予定。

 土田市長は梅津氏が参院選への立候補を表明した翌3月10日に近藤氏と梅津氏から支援の要請を受け、先月までに支持を決めていた。【林奈緒美、浅妻博之】

6590チバQ:2010/06/18(金) 22:57:25
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100618t41020.htm
参院選・秋田 民主・自民、顔が命ポスター合戦

鈴木氏のポスターの横に、石井氏のポスターがある男鹿市の国道交差点。参院選の公示を前に、立候補予定者の「分身」が火花を散らしている


 参院選秋田選挙区(改選数1)で24日の公示を前に、ポスターを使ったPR合戦が繰り広げられている。自民党が立候補予定者と秋田県議らの顔を並べたポスターでアピールする一方、民主党は知名度の高い田中真紀子元外相のポスターを使って支持拡大を図る。両陣営は前哨戦で「分身」とも言えるポスターをうまく活用することで、選挙戦を優位に進めたい考えだ。

 政党各党のポスターが並ぶ男鹿市の国道101号交差点。民主党現職の元アナウンサー鈴木陽悦氏(61)と、以前から鈴木氏と親交のある田中元外相を上下に配したポスターの横に、自民党新人の元プロ野球選手石井浩郎氏(45)のポスターがあった。
 2004年と07年の参院選で現職が落選の憂き目にあった自民党は今回、石井氏の知名度を最大限に生かす戦術に出た。ポスター攻勢はその一つだ。
 県議会(定数45、欠員1)で27人を占める自民党の各県議は、石井氏と上下に写るポスターを県内約3000カ所に設置した。石井氏の支持拡大はもちろん、「参院選は自分たちの選挙」と、来春の県議選を見据える。
 ある県議は「約400カ所にポスターを張った。支持者からの反応は上々だ」と話す。
 ポスター戦術は、支持基盤が弱い民主党にとっても、知名度を高める有効な手段となる。鈴木氏と田中元外相のポスターは県内1000カ所以上にある。
 陣営関係者は「田中氏は知名度も実力もあるのでお願いした。党員やサポーターに多くの場所に張ってもらった」と効果に期待する。
 ポスターで知名度アップを図る両陣営。全国で5番目に広い選挙区だけに狙いは分かるが、有権者からは「ポスターは見るけど、肝心の立候補予定者本人が来ない」という声も聞かれる。
 秋田選挙区はこのほか、共産党新人の党地区委員長藤田和久氏(61)が立候補を予定している。


2010年06月18日金曜日

6591チバQ:2010/06/18(金) 22:59:37
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20100618-OYT8T00071.htm
自公 比例選対応で溝
決戦の構図 参院選2010中


事務所開きで、決意を語る高橋雪文氏(右)。左から2人目が小野寺有一氏(5月15日、盛岡市上田で)  「民主党の本質は何も変わっていない」

 9日夜、盛岡市内のホテル。岩手選挙区に自民党公認で出馬する新人、高橋雪文氏(39)は、支持者ら約550人を前に、最近頻繁に使う言葉で民主党批判のトーンを強めた。

 14日に県議を辞職した高橋氏は、胸元にフルネームが書かれたネームプレートを付けることが多い。県議辞職後の記者会見で、「盛岡以外では、ほとんど名前も顔も知られていなかった」と述べ、今は知名度不足を解消しようと必死だ。

 自民党は、参院選で高橋氏に加え、比例選に小野寺有一県議(43)も擁立した。

 選挙区の候補公募に失敗したこともあり、2人が出そろったのは4月末と遅れた。だが、鳩山前内閣の支持率低迷に乗じ、民主党の小沢一郎前幹事長の「独裁的な政治手法」と、「政治とカネ」の問題を2人で真っ正面から攻撃する腹づもりで、小野寺氏のポスターには「小沢政治にNO」との言葉を盛り込んだ。

 高橋、小野寺両氏は40歳前後で、60歳代の民主党の主浜了、工藤堅太郎両氏の現職コンビよりずっと若いのも強み。選挙区選と比例選で岩手自前の候補を擁立するという自民党県連の青写真は現実になった。

 ところが、6月に入り、鳩山、小沢両氏が突如、辞任を表明。菅内閣は、組閣や党役員人事で「脱小沢」を鮮明にし、支持率もV字回復した。「小沢政治にNO」は、少なくとも表面的には実現に近付いた。

 高橋氏らは、民主党の本質が変わっていないことを強調する方針に転換することを余儀なくされている。

      ◇

 自民党は、昨年の衆院選で県内の党所属国会議員がゼロになった上、政権も民主党に明け渡し、支持基盤は揺らいだ。国政とのパイプを強みに長年、支持を得てきた県農協政治連盟や県医師連盟などの職域団体は、民主党推薦や自主投票に転じた。

 こうした中、小野寺氏の擁立で最もいら立ちを募らせるのが、昨年まで9年間連立政権を組んでいた公明党だ。

 公明党は、岩手選挙区で候補を立てていないが、比例選を重視しており、東北・北海道エリアで新人を擁立する今回参院選は、特に力が入る。ただ、昨年衆院選まで、小選挙区の票は自民党に集め、比例票は公明党にという選挙協力は、全国に比べ公明党の得票率の低い本県では活発でなかった。

 加えて、今回は自民党が比例選に小野寺氏を擁立したことで、「比例は公明に」の戦術は困難に。支持母体の創価学会の県幹部は、「選挙区は事実上の自主投票になるだろう」とため息をつく。

 昨年、「野党」に転落して臨む初の国政選挙。民主党の壁は、自民党にとっても、公明党にとっても、かつてなく高い。

(2010年6月18日 読売新聞)

6592チバQ:2010/06/18(金) 23:00:15
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news/20100617-OYT8T01133.htm
30万公明票自民接近
参院選挙区...比例と一部バーター
 参院選千葉選挙区(改選定数3)で、30万票以上を動かすとされる公明党の動向が注目されている。同選挙区に候補者を立てない同党は、他党と党同士の協力はしないが、個々の陣営レベルで比例選とのバーター協力は可能との立場だ。接近を図る自民党の候補予定者もおり、選挙協力の成り行きが関心を集めそうだ。

 17日夜、自民党から立候補予定の猪口邦子氏の決起集会が、君津市の市民文化ホールで開かれた。来賓が並ぶ壇上に、公明党県本部幹事の藤井修・君津市議の姿があった。司会者から紹介されると、立ち上がって「この戦いは絶対に負けられない」とあいさつ。今回の参院選に絡み、自民候補予定者の集会に県本部役員が出席したのは初めてだ。

 猪口氏は5月29日、千葉市内の公明党県本部を訪ね、吉野秀夫代表代行、藤井弘之幹事長と会談。県本部は比例選で長沢広明氏を推すが、この日と前後して、自民県議の一部は街頭で「選挙区は猪口、比例選は長沢」と呼びかけ始めた。別の県議も「公明党と10年も連立を組んでいれば、自分の後援会で公明に票を入れてくれる人がいる」と打ち明ける。

 吉野氏は「個々の陣営同士の関係で協力することはあるが、県本部として選挙協力する話にはなっていない」と静観する。

 公明党は昨年8月の衆院選で下野するまで、10年にわたって自民党と連立政権を組み、選挙でも協力関係を深めてきた。創価学会を支持母体に持ち、県内で獲得した国政選挙の比例票は、2007年参院選、昨年の衆院選ともに34万票。自民党関係者も「公明票がないと選挙に勝てない」と言うほど存在感を高めた。

 野党になったことで両党間の選挙協力は白紙になったが、地域レベルで関係が続いているところは少なくない。公明党は民主党政権への批判を強めており、今回の参院選も「協力するなら自民党しかない」(幹部)のが実情だ。

 公明党県本部は比例選で「県内50万票」と目標を高く置くが、長沢氏は北関東ブロック選出の元衆院議員で、知名度向上が大きな課題になっている。比例選の票を確実に伸ばしたい公明党と、「来年春の県議選で公明票をもらうのが目的」と本音をのぞかせる自民党の一部県議の動きが、バーターという形で表れているとも言える。

 千葉選挙区には、自民党から椎名一保氏も立候補を予定する。ただ、椎名氏を支援する県議の多くは、比例選で同党から出る県議の臼井正人氏に力を入れており、公明党が椎名氏側と選挙協力する可能性はないとみられている。

(2010年6月18日 読売新聞)

6593チバQ:2010/06/18(金) 23:04:41
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/saitama/100614/stm1006142310014-n1.htm
【2010参院選・埼玉直前情勢】(1)民主・「風」に翻弄される危うさ (1/2ページ)
2010.6.14 23:08

このニュースのトピックス:選挙・埼玉

新人の大野元裕氏(右)のお披露目となった民主党県連の新春の集いで挨拶する枝野幸男氏(中央)。現職の島田智哉子氏も登壇=1月18日、さいたま市浦和区 「枝野(幸男)さんに幹事長は受けない方がいいと電話したんですよ。冗談ですけど」

 5日、民主党埼玉県連の緊急常任幹事会。冒頭、県連代表代行の山根隆治からこんな軽口が飛び出すほど、雰囲気は明るかった。

 首相の鳩山由紀夫が2日に退陣を表明、幹事長の小沢一郎も辞任の意向を示したことで、「政治とカネ」「普天間問題」の不手際を指摘された民主党の負のイメージは一新された。軽口が出るのも無理はない。

 県選挙区で、現職の島田智哉子(47)と新人の大野元裕(46)を擁立する民主。席上、出席者からは「2人当選は可能」と威勢のよい声も上がった。だが、わずか3週間ほど前、だれがこんな“追い風”を予想しただろうか。

   □   □

 「予想以上の逆風だ」「このままでは民主党はバラバラになる」

 5月15日、県連常任幹事会の席上、島田、大野の両陣営から不満が噴出した。まさに、鳩山内閣が普天間問題をめぐって迷走していた時期だ。

 県連幹事長の高山智司は記者団に「両陣営とも支持率低下を嘆き、抜本的な戦略の練り直しを求める声が相次いだ」と説明した。

 高山がいう「戦略」の一つは、県内15総支部ごとに重点支援する候補者を割り振る「区割り」だ。一方の候補に票が偏らないようにする措置で、民主は平成19年の参院選でこの方式を採用、行田邦子、山根隆治の2人当選を果たしている。

 今回、島田の重点区は県北西部の5総支部。一方の大野は県南東部の9総支部だ。加えて今回は「団体割り」も初めて採用。島田は連合埼玉の推薦を受ける一方、県連は諸団体に推薦は大野に出すよう要請した。

 戦略の練り直しは、区割りの見直しに等しい。高山は「共倒れの可能性もある」とまで語った。一時は「現職は落とせない。支援を一本にした方がいい」(県連関係者)と、大野“切り捨て”の可能性も浮上していた。

 こうした危機も菅直人政権の誕生で状況は一変。民主党の支持率も“V字回復”した。

   □   □

 「埼玉はもう一息で2つ取れる選挙区。地元だけをえこひいきできないが、2議席取れる流れになれば全力を挙げたい」

 今月12日、川越市で島田の応援に駆けつけた党幹事長の枝野は、記者団にこう語った。両陣営は、地元選出である枝野の幹事長就任もプラス材料と踏んでいる。ただ、それでも“風”に翻弄される民主陣営の危うさに変わりはない。(文中敬称略)

     ◇

 24日の参院選公示まであとわずか。埼玉県選挙区(改選3)には、10人が出馬を予定している。突然の首相交代で各党の支持率が揺れ動く中、県選挙区の情勢を探った。

6594チバQ:2010/06/18(金) 23:05:29
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/saitama/100615/stm1006152245011-n1.htm
【2010参院選・直前情勢】(2)自民・出遅れ、一体感不足…「背水の陣」
2010.6.15 22:41

このニュースのトピックス:選挙・埼玉

関口昌一氏(右)の応援に駆けつけた小泉進次郎衆議院議員(中央)。JR川口駅前の広場には人だかりができた=5月22日午後1時、埼玉県川口市 15日早朝、さいたま市のJR武蔵浦和駅前。自民党埼玉県連青年部のメンバーが、参院選県選挙区で3選を目指す現職の関口昌一(57)や衆院議員の柴山昌彦(44)とともに、街頭活動を行った。職場や学校へ急ぐ人々にパンフレットを差し出すが、受け取る人は多くはない。

 「菅内閣発足後、有権者の反応が冷めたような気がする。少し前には『応援している』と声をかけられることもあったが…」。メンバーの一人は、こう漏らした。

 昨年夏の衆院選で県内15小選挙区で全敗した自民党。今夏の参院選では関口の議席死守が至上命題だ。

 しかし、8日の菅内閣発足で内閣支持率は急上昇。勢いづく民主陣営に加え、みんなの党や新党改革も新人候補を擁立。まさに自民にとっては「背水の陣」の選挙戦だ。

 そもそも、菅政権の誕生をうんぬんする以前に、自民県連の参院選態勢は盤石とはいえない状態だ。

 県連は衆院小選挙区支部長の公募を実施し、5月にいずれも昨夏の衆院選で落選した元職5人を選んだ。支部長は次期衆院選の事実上の候補者であり、参院選では各地の選挙戦を仕切る重要ポストだが、県内15の支部長ポストのうち8つは空席のままだ。

 この空席ポストは参院選後に選ぶが、県連会長の新藤義孝(52)は「参院選でどれだけ汗をかいたかだ。頑張った人は次の衆院選で必ず戻れる」と語り、参院選の働きぶりを選考の目安にする考えだ。

 これに対し、支部長公募に応募しながら選考に漏れた地方議員の一人は「支部長でもないのにモチベーションが上がるわけがない」と不満顔。「何としても勝たなければならない思いは共通だが、党内の活動に一体感がない」と嘆く。

 組織票の自民離れも陣営を揺さぶる。これまで有力な集票組織だった県歯科医師会の政治団体「県歯科医師連盟」では衆院選後、党員数が4分の1にまで激減した。それでも連盟は、ともに歯科医師である民主現職の島田智哉子(47)と関口の2人を支援する意向は変わらない。連盟幹部は「両氏で2議席獲得だ」と断言するが、野党である自民の支援に組織がどれだけ動くかは不透明だ。

 6月に入り、新藤を本部長とする自民県連の選対本部が発足した。出遅れ感はあるが、新藤は「動き出すのは遅くとも決まったことを確実に実行するのが自民党。あとは市町村議、県議、地域支部などが系統立てて活動する仕組みをいかに作るかだ」と話す。野党として臨む選挙で、自民の底力が問われる。

6595チバQ:2010/06/18(金) 23:06:14
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/saitama/100616/stm1006162255012-n1.htm
【2010参院選・直前情勢】(3)公明・失地回復に「最終決戦」
2010.6.16 22:53

このニュースのトピックス:選挙・埼玉

参院選に向けた街頭遊説で、埼玉をスタートの地に選んだ公明党・山口那津男代表(右)と街宣車の上から、聴衆にアピールする西田実仁氏。「最重点区」の位置づけは、党本部の危機感の表れでもある=4月3日、さいたま市大宮区のJR大宮駅西口 「非民主、非自民の第3の政治勢力としての公明党が、ますます存在感を発揮しなければならない!」

 4月3日、さいたま市大宮区のJR大宮駅西口。公明党代表、山口那津男がひしめく聴衆を前に、絶叫調の演説をぶち上げる。同党が参院選の「最重点区」として、全国遊説のスタートに選んだ地は埼玉だった。

 県選挙区に現職の西田実仁(まこと)(47)を擁立する公明。前回平成19年の参院選で議席を失っているだけに、今回は是が非でも議席を守り抜く決意だ。だが、それは決して容易な道ではない。

 山口は遊説後の会見で、「埼玉は最重点区」と再三強調し、「状況は非常に楽観できないが、党の全力を挙げる」と危機感をあらわにした。西田も「この選挙区で勝てるかが最大の注目点になっている」と、血眼で県全域を飛び回る。

 そもそも、西田擁立までの道のり自体が迷走した。

 党本部は当初、昨夏の衆院選小選挙区で全敗した経緯を踏まえ、西田の比例転出を予定していた。ただ、山口が「党再建の証」とする「現有11議席死守」の実現には、選挙区での当選が不可欠。党本部が西田の選挙区擁立に方針転換したのは、1月のことだった。

 県本部が元々要望していた選挙区出馬とはいえ、出遅れ感は否めない。だが、選対関係者は「比例の方がリスクは少ないが、選挙区出馬こそ男子の本懐」と、西田の気持ちを代弁する。

 党本部の独自調査では、西田は現段階で民主2人、自民、みんな各1人の後塵を拝する5番手。議席回復には最後の「3枠目」の争いがカギとの見方が強い。

 その上で、自公政権下野による両党の選挙協力態勢の“崩壊”は、懸念材料の一つだ。公明の県内基礎票は44、45万票。一方、陣営は当選ラインを60万票超とみており、さらなる票の上積みが必要となる。

 前回参院選では、自民の支援により「5万票を目標に、3万票くらいは集票した」(陣営)。だが、ある自民系県議は「前回は『比例は公明』、いまは『非礼な公明』」と現状を揶揄(やゆ)。公明陣営からは「我々は与党時代、徹底して自民に協力してきたはずだ」との恨み節も上がる。

 陣営は、盤石の組織力をフル回転させる「ドブ板選挙」をこれまで以上に徹底。旧来の自民支持層である県農業政治連盟などからも推薦を取り付け、組織票にも手を伸ばす。

 選対本部長の福永信之は「今回の参院選は最終決戦。ここで崩れれば、今後の県選挙区での擁立はなくなる」。退路を断ち、かつてない悲壮な決意で選挙戦に臨む。(敬称略)

6596チバQ:2010/06/18(金) 23:09:22
4がない
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/saitama/100618/stm1006182244005-n1.htm
【2010参院選・直前情勢】(5)共産、社民…10人がひしめく大混戦 (1/2ページ)
2010.6.18 22:42

テレビ討論会に臨む共産新人の伊藤岳氏(右)と社民新人の日森文尋氏(左)=16日、さいたま市浦和区のテレビ埼玉 「民主党は政治とカネの問題で次々に疑惑が出たが、『秘書がやった』『私は知らない』『説明はしません』『責任は取らない』。これをほおかむり4点セットと申します」

 13日、さいたま市大宮区のJR大宮駅西口。共産党委員長の志位和夫が、軽妙な語り口で民主政権批判を展開した。

 共産は埼玉県選挙区に新人の伊藤岳(50)を擁立。過去2回当選を果たした「伝統ある選挙区」(陣営)の“復興”を目指す。

 若年層への浸透を狙い、陣営は県内の地図上にコメントをつけられる双方向サイト「伊藤岳の埼玉ボイス!」を4月末に開設。ネット選挙解禁は見送られたものの、書き込みはすでに約5千件。伊藤は「若い人を中心に広まり、かなり効果があった」と強調する。

 県委員長の小松崎久仁夫は、議席獲得に向けた挑戦を「日本記録保持者がいきなり世界記録を出そうとするようなもの」と表現。厳しい戦いと認識しているが「旧来の自民支持層に狙いをつけている」と、農家や商店主への浸透を図る。

 5月30日に米軍普天間飛行場移設問題で連立政権から離脱した社民は、新人の元衆院議員、日森文尋(61)を擁立する。

 党の主張を貫いて政権から離脱したことで、久々に存在感を示した社民。日森陣営も「事務所への電話も『支持します』が圧倒的に多数。ここ数年で一番反応はある」という。市民団体から「ビラ配りしたい」という申し出もあったといい、日森も「60年、70年安保世代から『筋を通してよかった』という声が寄せられる」と笑顔を見せる。

 ただ、昨年の衆院選で社民の県内比例代表得票は約14万5千票。日森陣営も「連立離脱効果が参院選まで持続するかどうか」と慎重な姿勢だ。日森は「まずは次の統一地方選に向けて弾みをつけたい。社民も捨てたもんじゃないという状況が作れれば」と語る。

 幸福実現は新人の院田浩利(43)を擁立。4日の事務所開きには党首の石川悦男が応援に駆けつけた。院田を主人公にした漫画も作成、外国人参政権付与反対などを訴え若年層への浸透を図る。無所属新人の長谷川幸世(30)は自転車で県内を駆け回り、知名度アップを目指す。

 また、日本創新党党首の山田宏は13日、県選挙区でたちあがれ日本との共通候補の擁立を検討していることを表明している。

 県選挙区に立候補を表明しているのは、すでに10人。群雄割拠の様相で、候補者にとっては厳しい戦いを勝ち抜くための“酷暑”になりそうだ。(敬称略)

       =おわり

 この連載は大矢博之、門倉千賀子、坂井朝彦が担当しました。

6597チバQ:2010/06/18(金) 23:10:23
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41000951006170001
【2010参院選】


直前情勢報告(上)
2010年06月17日







 ■民主系、首相交代追い風


 菅直人が新首相に就いた4日以降、堤かなめが好んで使うフレーズがある。


 「政権交代第2幕」


 堤は民主、社民両党の統一候補だが、最近は民主の支持率をV字回復させた菅首相を前面に押し出す。


 13日、福岡市の天神の街頭で行った演説会には、民主から比例区に立候補を予定する柔道の五輪金メダリスト、谷亮子が応援に駆け付けた。千人近くに膨れ上がった聴衆を前に、堤は「世襲でない、市民感覚を持つ菅首相と政権交代第2幕を作っていきたい」と声を張り上げた。


 「すごい人の数で興奮しちゃいました」。上気する堤に陣営幹部はくぎを刺した。「今回は谷人気。自分の力で同じくらいの人を集めないと当選できない」


 当初は、民主、社民両党の選挙戦がかみ合うか疑問視する声もあった。「両党とも何となく距離があった。我々の事務所に入り切ってはいなかった」と後援会幹部。自然と、政党色は出さずに無所属を強調する戦略になった。


 社民の政権離脱を機に風向きが変わった。後援会幹部は「野党に転じたことで生き残りがかかる社民幹部の目の色が変わった。首相交代で民主も元気になった。この追い風を利用せねば」と話す。


 同じく追い風を受ける民主の現職、大久保勉。「5月は大嵐。今は本当に爽快(そう・かい)な気持ち」。久留米市で6日にあった支援大会で、約200人の支持者を前に晴れやかな表情で語った。


 5月までは、朝の辻立ちや街頭演説で「民主はだめだ」「ツートップを辞めさせんと応援できん」と突き放された。陣営幹部は「3、4月は通行人から『公約違反』『うそつき』と言われることがあった。5月は反応すらない危機的な状況だった」と振り返る。


 鳩山由紀夫と小沢一郎の「ツートップ」がそろって辞任したことで状況は好転したが「たがの緩みが心配」と民主県連幹部。県連代表代行で福岡市議の江藤博美は12日にあった選対会議で、得票目標を70万票に設定し、「これから『追い込み』をかける」とハッパをかけた。


 大久保はラガーシャツ姿で走りながら無党派層に支持を訴える作戦も展開しているが、基本は「無党派頼みの空中戦ではなく地上戦」と江藤。選対幹部は「支持基盤の連合福岡傘下の労組がフル回転したうえで、自民党支持の業界団体の切り崩しを図る。無党派層をその上に積み上げる作戦」と解説する。


 選対は自民衆院議員の元秘書を採用し、業界回りを担当させている。県建設業協会や県歯科医師会などへのローラー作戦を続け、推薦団体を増やしている。


 無党派層の受け皿を自認してきたみんなの党の新顔、佐藤正夫の陣営は、首相交代で危機感を強めている。本人は「街頭での反応は変わらない」と強調するが、陣営幹部は「鳩山政権時に比べると追い風が弱まった」と打ち明ける。党の支持率低下を受け、「風頼み」からの脱却を図り始めた。


 佐藤の親友で、2001年と04年の参院選福岡選挙区に立候補し、いずれも次点だった県議、古川忠が参謀を務める。自らの参院選時に築いた地方議員のつてをたどり、街頭演説では届かない票の掘り起こしに懸命だ。


 「党県広域支部」も設立した。福岡市内の中小企業などを対象に党員拡大運動を展開している。将来の地方選も見すえた動きだ。同支部幹部は「自民や民主など既存政党に飽きた人たちの『第3極』への期待感は根強い。すそ野はもっと広がる」と話す。
(敬称略)


     ◇


 通常国会が16日閉幕し、いよいよ参院選。各党は24日の公示に向け、動きを加速させる。首相交代で一変した世論を前に、各陣営はどう戦うのか。選挙戦直前の情勢を探る。

6598チバQ:2010/06/18(金) 23:11:24
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41000951006180001
【2010参院選】


直前情勢報告(下)
2010年06月18日







 ■焦る自民、すがる公明票


 「この10年間、公明党の皆さんが我々に気付かないことを、気付かせてくれました」


 8日、北九州市であった公明党の集会に招かれた自民党の新顔、大家敏志はそんなあいさつをした。4日前、公明から比例区に立候補予定の陣営と後援会同士の政策協定を交わし、選挙協力が成立したばかりだった。かつての連立相手を持ち上げる言葉には、「自公協力」をぜひ実現させたいとの思いがにじむ。


 県内に10人いた小選挙区選出の自民衆院議員は昨年の衆院選の後、3人に減少した。大家の選挙を支える選対本部長の選出も難航し、元首相の麻生太郎が就任したのは4月末。陣営によると「通常より1カ月遅れ」だった。


 業界団体からは表向き与党時代と同様に推薦を得たが、野党転落の影響も広がる。県医師連盟や県農政連は大家を単独推薦したものの、福岡市医師連盟や農政連久留米市支部は民主党の現職、大久保勉との双方推薦に踏み切った。焦燥感を抱いた自民県連がすがったのが、福岡選挙区での独自候補擁立を断念した公明票だった。


 公明は2007年の参院選比例区では県内から約39万票を獲得した。大家は「新顔の私は知名度が低い。本当に心強い」と期待を込める。


 公明が大家を支援する代わりに、来春の県議選で公明と競合しない地域を中心に自民が公明を比例区で支援する、というのが今回の自公協力の柱だ。


 ただ、その協力関係は万全ではない。競合する地域でも自民の票がほしい、というのが公明側の本音だが、競合地域で公明支援に向けた自民側の動きは「限りなく薄い」という。公明県本部は12日の常任役員会で、自民側が出した大家の推薦・支持願を保留した。「県全体の推薦は重みがある。ギブ・アンド・ギブにならないようにしたい」。県本部幹部はそう解説する。


 一方、大家との公認争いに敗れて自民を離党し、国民新党に移った現職、吉村剛太郎も組織票に熱い視線を送る。


 13日、福岡市で開かれた郵便局長の研修会で、郵政改革法案の成立を期すため連立政権にとどまった経緯を説明し、こう訴えた。「議席を増やすことで政治力を増大させ、選挙後の臨時国会で法案を成立させる。みなさんと一心同体で勝つ」


 全国郵便局長会は昨年の衆院選で民主、国民新両党を支援した。小泉純一郎政権時の郵政民営化法案の採決で「造反」した吉村にとって、心強い支持基盤だ。衆院福岡10区(北九州市東部)を地盤にしていた比例区選出の参院議員、自見庄三郎が党代表・亀井静香の後任の郵政改革担当相に就いたのも、陣営は「追い風」とみる。


 旧友・自見の誘いを受けて国民新に入った吉村。だが、自民時代の過去3回の選挙とは勝手が違う。推薦団体は激減。参院選ではほとんどしたことがなかった辻立ちを、ほぼ毎朝こなしている。


 「表立って支援してくれる市議や県議はほぼいない。組織戦ではなく局地戦だ」と吉村。母校の修猷館高の同窓生やかつて勤務したブリヂストンのOB、自民時代に支援を得た農協など、個人的なつながりを丹念にたどっている。


 共産党の新顔、篠田清は党支持層の底固めを、幸福実現党の新顔、吉冨和枝は宗教法人「幸福の科学」支援層などへの浸透を図る。(敬称略)
(この連載は羽賀和紀、古城博隆、小林豪、垣花昌弘、高原敦が担当しました)

6599チバQ:2010/06/18(金) 23:12:53
http://mainichi.jp/area/tokushima/news/20100615ddlk36010669000c.html
熱走2010:参院選とくしま/上 民主・吉田氏、反転攻勢へ勢い /徳島
 ◇首相交代で風一変
 「怖いね。1カ月や2カ月ではなく、1日、2日で雰囲気は変わる。本当に怖い」。民主新人、吉田益子氏(50)の陣営幹部は、新政権発足に向けた組閣関連報道が続く今月6日、そう漏らした。

 政治とカネや、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設など、国政レベルの問題で党に吹き続けた逆風が、その2日前に菅直人氏が新首相に決まったことで突然、力を弱めた。

 民主県連が吉田氏の擁立を決めたのは、鳩山由紀夫政権への支持率が、まだ高かった昨年11月だった。だが、「政権交代」への期待が失望に変わるのに、さして時間はかからなかった。

 4月には、6月導入を目指した高速道路の新料金制度が発表され、本州四国連絡高速道が他の高速よりも高く設定されることが判明。すると、「四国への差別だ」と各方面から反発が相次ぎ、県連も対応に追われた。「民主党と名乗るとまず政権批判の口火が切られ、吉田さんの説明までなかなかいかない」。ある支援者は苦しい状況に顔をゆがめた。

 「遠からず、皆さん方が選挙がしやすい環境が必ずやってくる」。そんな中、仙谷由人衆院議員が意味深な言葉を発したのは5月8日、徳島市内での事務所開きの席上だった。

    ◇

 「昨日は最大瞬間風速が吹いたかな」。5月29日、吉野川市内でマイクを握った吉田氏は肩を落とした。前日、鳩山政権は普天間問題で辺野古移設案を採用する政府対処方針を閣議決定し、「最低でも県外」の公約は破られた。だが、それから1週間も経ずに、鳩山前首相の辞任で状況は一変した。

 菅氏が首相に指名された翌6月5日、陣営は反撃ののろしを上げた。約1000人が詰めかけた徳島市の集会で、連合徳島の小松義明会長は「仙谷さんのあいさつから1カ月。やっと時が来た」と話し、県連代表の高井美穂衆院議員も「苦しい状況にあったが、ここから反転攻勢」と熱弁を振るった。

 新政権に対し、野党からは「表紙のすげ替えに過ぎない」「問題はそのままだ」との批判が上がり、実際、その実力は未知数なままだ。しかし、毎日新聞が8、9両日に実施した全国世論調査で新政権への支持率は66%の高率に達し、参院選比例代表の投票先も5月末の22%から41%へと上昇した。

 逆風の中でも民主党政権の成果や、環境政策などの主張を訴え続けてきた吉田氏。5日の集会後、状況の変化に「支援者の心が軽くなり、動きやすくなると、いい影響が出るのでは」と明るかった。しかし、「選挙は最後まで分からない」とすぐに引き締め直した。

     ×

 参院選は24日公示、7月11日投開票の日程がほぼ確実になった。徳島選挙区(改選数1)には、民主、自民、共産、改革、幸福の各政党が公認する5人が立候補を予定しており、既に本番に向け走り出している。前哨戦の情勢を報告する。【深尾昭寛、井上卓也】

6600チバQ:2010/06/18(金) 23:14:12
http://mainichi.jp/area/tokushima/news/20100616ddlk36010559000c.html
熱走2010:参院選とくしま/中 自民・中西氏、若さ 改革・小池氏、経験 /徳島
 ◇無党派への浸透頼み
 公示直前の異例とも言える首相交代劇後、初めての週末となった今月5日、自民新人の中西祐介氏(30)と、改革現職の小池正勝氏(58)はそれぞれ徳島市と小松島市の街頭でマイクを握った。

 「副総理が首相になってできることなら、なぜ今までしなかったのか」(中西氏)。

 「鳩山氏個人でなく民主党の問題。表紙が変わって終わる話ではない」(小池氏)。

 前政権下での民主に対する逆風ムードが一変し、焦燥感を示すかのように政権批判に力を込めた。

   ◇

 昨年の総選挙での惨敗で自民県連は執行部を一新し、会長に後藤田正純衆院議員を迎えたが、参院選候補者選びは紆余(うよ)曲折した。

 昨秋、幅広い人材から候補を選ぶ方針を示した県連は、年末に公募実施を決定。2月の公募には、シドニー五輪銅メダリストの源純夏氏や、前衆院議員の七条明氏ら8人が応募し、源氏が選ばれた。

 小池氏は「選考過程が不透明で釈然としない」と強く反発。源氏は3月に出馬を辞退したが、同月末に谷垣禎一総裁を迎えた県連のパーティ会場に小池氏の姿はなかった。4月の中西氏擁立決定で小池氏は予定調和的に離党し、同じく自民を離れた舛添要一氏の新党に加わる。

 「雨降って地固まるという思い」。中西氏擁立の会見で、後藤田議員は県連の団結を強調した。しかし、その時点で公示まで2カ月余り。知名度の低い新人を擁しての選挙戦に県連の一部から「厳しいな」との声も。政界を引退した七条氏の支持者からも「今回は消極的だよ」と冷ややかな声が聞こえる。

 出馬会見で「私自身が開拓し、党を作る決意で行動する」と訴えた中西氏は、「街頭演説1000本ノック」と題して、ひたすら選挙区を巡る。一方の小池氏は、5月の大型連休明けに党の顔、舛添氏を迎えて街頭活動し、地域の祭りや会合をこまめに回る。徳島市長3期の実績もあり、対立する陣営関係者は「参院議員の6年間、とにかく細かく県内を回ってきた人」と警戒を緩めない。

 今月上旬、長く自民を支えた県医師会や県トラック協会が民主、自民、改革の3氏の推薦を決定し、政権交代の現実はじわりと選挙にも影響を及ぼす。自民がかつて得意とした組織戦術を十分に展開することはかなわない。街頭で若さをアピールする中西氏も、現職の強みを生かそうとする小池氏も、ともに無党派層への浸透が頼み。だが、そこに新政権誕生の風がそよぐ。

 「中西氏は徳島から自民党が世代交代していくシンボル。愚直に政策を述べる」(後藤田議員)、「菅政権の支持率の高さは謙虚に認め、強敵にどんと向かう」(小池氏)と、いずれも一歩も引かない構えだ。

6601チバQ:2010/06/18(金) 23:15:21
http://mainichi.jp/area/tokushima/news/20100617ddlk36010497000c.html
熱走2010:参院選とくしま/下 共産・古田氏、党員増に手応え /徳島
 ◇第三極へ各党模索
 共産新人の古田元則氏(62)は昨年11月の出馬表明以来、県内各地の事業所を回るなど地道な活動を続ける。街頭演説は通算1300回を超え、今月からは毎朝の出勤時間帯にも街角に立つ。古田氏は「反応がいい。手を振ってくれる人も多く期待を感じる」とほほ笑む。

 そんな古田氏を後押しする数字がある。県内で党員の増加が続いているというのだ。

 党県委員会によると、現在の党員数は約2500人。07年の前回参院選から比べると約1割増という。

 演説会などには保守系の地方議員や、これまで自民と関係の深かった農協などの業界団体関係者の姿があることも。上村秀明県委員長は「経済危機が続く中で、若い人がじわじわ増えている。困った時に助けてくれるのは共産党との認識が広がっている」と分析する。

 昨年の民主への政権交代後、県委員会は、県漁連や市町村の医師会など、これまで自民寄りだった業界団体との間でも、関係構築を模索している。

 一方、選挙区には候補を擁立しない公明は、自民新人、中西祐介氏(30)への推薦を検討中だ。自民との関係について、長尾哲見党県本部代表は「連立10年の人間関係、信頼関係は大切にしたい」と話す。

 だが、比例で得票を上積みすることも至上命令。今春、県内各地で行われた地方議員選挙では、トップ当選や過去最高得票が相次いだ。長尾代表は、今年、相次いで旗揚げされた新党との違いを強調した上で、「弱者の声を反映し、清潔な政治を実現するのが公明党。原点を見据え、国民のニーズをくみ上げる」と、民主、自民に続く「第三の党」への足固めに自信を見せる。

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題を巡り、民主、国民新との連立政権から離脱した社民だが、県連は選挙区で民主新人の吉田益子氏(50)を支援する。

 寺前学県連代表は「(吉田氏は)吉野川市九条の会の事務局長を務めるなど、平和の問題で主張が一致している」と話し、中央の対応とは一線を画す。

 このほか、選挙区には幸福実現新人の竹尾あけみ氏(56)らも出馬準備を進める。

    ◇

 政治に対する有権者の不信感は、自民から民主への政権交代後も変わらず募った。2党に代わる第三極となるべく、いかに存在感を高められるか。各政党とも正念場だ。

6602チバQ:2010/06/18(金) 23:16:24
http://www.tokachi.co.jp/feature/201006/20100615-0005724.php
【混迷 参院選十勝】(上)2議席独占
2010年06月15日 13時53分
 投開票日(7月11日予定)まで1カ月を切った参院選をめぐる、十勝の政治情勢を探った。
◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇

民主に縦割りの壁
“盟主不在”で一体感欠く



徳永エリ氏(右)、藤川雅司氏(左)を擁立した民主党。2議席独占に向けて、十勝では石川知裕氏(中央)が運動の核になるはずだったのだが…
 「石川が前面に出ることが得策かどうかわからない。ただ自民党が内部でいろいろやっているときに徳永と藤川で票を出しておき、基盤を作っておきたい」

 十勝の民主党幹部は、参院選を「政治とカネ」がらみで離党した衆院議員石川知裕の“盟主復活”を計るバロメーターと位置づける。

 政権与党として初の国政選挙。民主党は道選挙区に徳永エリと藤川雅司の2人を公認した。徳永は党、農民連盟に連携する新党大地が、藤川は労組がバックアップ、新内閣の支持率回復を受けて2議席独占を狙う。

 ただトラウマも。3年前の参院選、小川勝也が追い風を受けて100万票台に乗った半面、新党大地の多原香里は伸び悩み、自民の伊達忠一を滑り込ませた。新人池本柳次と現職神本三也を擁立した1999年の道議選(十勝支庁区)は、、佐々木恵美子の出馬で混沌(こんとん)となり、道議会副議長だった神本を落とした。戦術が順調にいった例は少ない。

「徳永に流れる」
 徳永選対の十勝事務局長を務める鈴木仁志(市議)の出身母体は、藤川支援の市職員労組。逆に藤川選対の副委員長に名を連ねる稲場千鶴(市議)は、12日に開かれた徳永を応援する女性議員の勝手連「エリリンの会」でマイクを握った。そこかしこにねじれが生じ、後援会を惑わせる。

 「民主党の基本戦略は労農党の三軸。自民党は競い合って票を伸ばす訓練をしてきたが、われわれはできていない。地方組織で縦割りは違和感がある。乗り越えなくてはいけない『壁』かもしれない」と、連合十勝事務局長の木下栄治は語る。

 戸惑いは各組織にも波及。市職労書記長の岡本圭二は「徳永は市長選も合わせると帯広に3回入って集会を開き、組合員の印象にも残っている。しかし藤川は市役所の中を連れ回す時間も与えられていない。どんどん徳永に流れてしまう」と危機感をあらわにする。

 北海道教職員組合の違法献金事件で衆院議員小林千代美(道5区)が14日に辞職表明、政治活動に対する労組の委縮も懸念材料だ。

存在感弱まる石川
 本来、このねじれをただし、運動の核になるのが石川の役割だった。しかし、石川は政治資金規正法違反で起訴され民主党を離党、菅内閣が「政治とカネ」の問題でイメージ回復を図る中、その立場は不安定だ。

 4月の帯広市長選では、民主が推薦する米沢則寿が138票差という薄氷の勝利を得た。大接戦の背景には、石川の不祥事が影響したと指摘されていた。

 後ろ盾の民主党前幹事長小沢一郎が現政権の中枢から外され、石川の存在感が弱まっているのも否定できない。石川本人は参院選の対応について、「連合所属の人には藤川氏を、それ以外の人には徳永氏をとのメッセージを発信し、有権者に判断を委ねたい」とだけ語る。

 「これまでも盟主不在で戦ってきた。支持率が上がっているこのムードのまま進みたい」と、民主党帯広の幹部は語る。

 昨年の衆院選をピークに、徐々に後退してきた党勢に歯止めを掛けられるのか。“盟主”の影が薄い中、戦術の模索が続いている。(敬称略、参院選取材班

6603チバQ:2010/06/18(金) 23:17:09
http://www.tokachi.co.jp/feature/201006/20100616-0005738.php
【混迷 参院選十勝】(中)1議席死守
2010年06月16日 15時06分

中川父子の波紋なお
支援構造、揺らぐ自民



一度は道選挙区で長谷川岳氏(中央)、比例代表では中川義雄氏(右)の支援を容認する対応を決めた党支部だが、中川の長男賢一氏(左)の突然の出馬で状況は変化した(中央右は中川郁子氏)
 「道選挙区は長谷川岳さん、比例は自民公認候補と横山信一さん(公明党)にご支援をたまわりたい」

 6日に開かれた自民党道11選挙区支部の定期大会。支部長の清水誠一は、役員会で一度は「横並び」での支援を認めていた中川義雄(たちあがれ日本)に言及しなかった。

 同支部幹部は「『横並び』では誤解を招く。それぞれの判断に任せるが、支部としては義雄さんの支援に触れなかった」と説明する。大会前の執行部会では対応をめぐり意見が分かれ、一部幹部が声を荒らげる場面もあったという。

町村とつながり
 十勝の行政、農業界とつながりが強い中川。道選挙区の自民党公認を得られず、新党の動きに同調して比例代表から出馬を表明した。離党したものの、町村には古くからの支援者は多い。

 自民党道選挙区候補選びで地元の十勝は、一貫して中川の支援を打ち出してきた。党道連はこれまで、1次産業を代表する立場で札幌市以外に地盤を持つ候補と、2・3次産業を代表する候補を交互に出した経緯がある。しかしそれを破った形の2月の長谷川擁立。管内には対応に反発があるが、党勢拡大には長谷川を支援する一方、比例では党公認候補とともに横並びを容認する党支部独自の判断だった。

 中川の後援会幹部は「道選挙区は長谷川さん、比例が義雄さんでうまく納まる」と歓迎していた。

 しかし中川の長男賢一が、みんなの党から出馬することで状況は大きく変化した。親子で別の党から出馬し、長谷川とぶつかることに支援者からも不満が出た。党関係者は「たちあがれ日本からならまだ理解できる。しかし『反自民』のみんなの党では容認できない」と渋い顔を見せた。

 自民党にとって政権を失って初めて迎える参院選は、党勢復帰のために勝たなければいけない選挙。道選挙区の1議席死守は大命題。

一定の手応え…
 前哨戦ともみられた帯広市長選は、党推薦の上野敏郎が敗れたものの3万7378票を獲得し、民主、衆院議員の石川知裕が推した米沢則寿を138票差まで追い詰めた。党幹部は「保守の地盤があると確認できた」と参院選に向けた一定の手応えも口にしていただけに、その流れが変わることを心配する。

 動向が注目される故中川昭一財務・金融相夫人の郁子は「衆院選のお礼回り」として、長谷川の管内回りにも同行した。過去の選挙で応援を受けた義雄も支援する考えだが、賢一には距離を置く。

 義雄、賢一親子の一連の動きは、昭一の落選・死去により陣営の核を失った自民・保守内の不安定さを表したのも事実。来年の統一地方選、失った議席奪回を目指す衆院選にどうつなげられるのか大きな試金石になる。(敬称略、参院選取材班)

6604チバQ:2010/06/18(金) 23:17:52
http://www.tokachi.co.jp/feature/201006/20100618-0005759.php
【混迷 参院選十勝】(下)統一地方選の試金石
2010年06月18日 14時23分

道議選 既に駆け引き
指定席、結果次第で流動化



参院選で民主党と連携する新党大地は道議選帯広市区の「指定席」に割って入るのか(前列左から時計回りに鈴木宗男氏、山崎泉氏、三津丈夫氏、小野寺秀氏、佐藤糸江氏、清水誠一氏)
 「例え1票差でも道選挙区で2議席を独占し、自民・保守勢力を抑え込んでおきたい」

 民主党の帯広市議は参院選勝利に執念を燃やす。残り1年を切った来年4月の統一地方選の前哨戦ととらえ、「結果は知事選、道議選に影響する」と引き締める。

 前回(2007年)は帯広市区、十勝支庁区(現総合振興局、以下十勝区)とも戦後初の無風だった道議選。市区(定数3)は自民2(清水誠一、小野寺秀)に対し、民主1(三津丈夫)の勢力図が定着している。次期も3現職が軸とみられるが、昨年の衆院選、4月市長選を制した民主党内では「三津プラス1」の2人擁立論が強まっている。

複数擁立を明言
 帯広の民主を束ねる三津自身も「複数擁立が基本」と明言、衆院選、市長選で連携した新党大地代表・鈴木宗男に協力を仰ぐ可能性を示唆する。大地は参院選道選挙区で徳永エリ(民主)を推薦。比例代表も衆院選で大地から立候補した八代英太(同)を推す。ある大地系市議も「みんなの党が北海道に支部を立てて上陸した。道議選では民主に候補枠を譲ってもらうのが筋」と説く。

 水面下では前回道議選でも名前が挙がった市議の山崎泉のほか、市長選に絡み自民を離党した小森唯永、有城正憲の両市議らも浮上。別の関係者は「鈴木はたもとを分かった清水から一次産業票を奪うため、農村基盤の人物擁立に動くのでは」とみる。

 十勝区は道議会で現行定数4の1減が論議されており、自民(喜多龍一、大谷亨)、民主(池本柳次、佐々木恵美子)の勢力均衡が崩れる可能性がある。鈴木は6月上旬の会合で、元秘書ながら疎遠になった喜多の政治姿勢を名指しで批判、その場にいた関係者をざわめかせた。

 民主支持者にも「知事選、道議選を通した道政奪還には大地の後押しが必要」との思惑が広がる。半面、参院選道選挙区で藤川雅司(民主)を推す連合サイドは「十勝で藤川票が伸びすぎれば大地の反発を買い、少なければ『連合が鈍い』と批判される。統一選まで円満関係を保つのは容易ではない」と腐心する。

 参院選を道議選の試金石に位置付けるのは、衆院選、市長選で連敗した自民陣営も同じ。道選挙区候補は、たちあがれ日本に移籍した現職の中川義雄から長谷川岳に切り替え、1議席死守を目指す。

新党の動き探る
 道議選で自民の管内4現職は党道連に推薦申請した。ただ一部市議が参院選道選挙区に出馬する中川の長男賢一(みんなの党)と接触するなど、内部には複雑な動きも。「新党が乱立し、個人の生き残りを懸けて政治スタンスを探る動きが活発化する」とみる向きもあり、統一地方選で一枚岩になれるのか流動的要素もある。

 共産は参院選道選挙区で07年に続き畠山和也を擁立、十勝では前回得票(1万1733票)を大きく上回る3万2000票を目指す。同党十勝地区委員会は前回道議選で不戦だったが、次期について委員長の佐藤糸江は「参院選結果を踏まえて検討する」と語る。

 民主、自民の盟主不在の一方、支部結成や候補本人のつながりから「第三極」の影響が道内他地区よりもある十勝。参院選後をにらんだ駆け引きが熱を帯びている。
(敬称略、参院選取材班

6605チバQ:2010/06/18(金) 23:18:59
http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20100615ddlk43010582000c.html
「選択」再び:’10参院選くまもと/1 首相交代の波紋 /熊本
 ◇民主「逆風」やみ、混とん
 「菅直人代表の下で生まれ変わって新しい政治を作る。国民の生活が第一の方針は変わらない、もう一度皆さんの力をいただきたい」。菅内閣発足後最初の週末を迎えた12日、民主新人の本田浩一氏(43)が熊本市中心部で訴えた。鳩山由紀夫前首相が退陣表明した10日前の街頭演説に比べ、多くの人が足を止める。「“表紙替え”の効果は大きい。通り過ぎる人の視線でさえ以前と違う」。県連幹部も驚きを隠さない。

 民主県連は政権交代後、地方での勢力拡大を図り、積極的に首長選や議員選で推薦を出してきた。しかし政治とカネを巡る問題などで支持率は右肩下がり。3、4月の市町村選挙では「民主党と言うほど票が減る」と陣営からぼやきが漏れた。

 それだけに「首相交代効果」への期待は大きい。本田氏が秘書を務めた民主の松野頼久衆院議員(熊本1区)が官房副長官を退き、地元の活動が可能になったことも思わぬ効果だ。松野氏は「全力でサポートし一緒に街頭に立つ」と断言し、松野信夫代表も「鍵を握る無党派の知名度アップにフル活用する」と勢いづく。

 一方の自民党には危機感が漂う。熊本市内で12日夜開かれた自民現職、松村祥史氏(46)の決起集会で、野田毅衆院議員(九州比例)は「中央の情勢はこの10日ほどで大激変した」と認め「民主党は瞬間風速の高い支持率で、ボロが出ないうちにゴールを目指せと、自分たちの生き残りを最優先させた」と批判を強めた。

 世論調査でも、民主党の支持率増減にかかわらず自民党は10%台を推移。県連の公募で比例から選挙区に転じた松村氏も、キャッチフレーズを「がまだせ!くまもと。」とし、党名を前面に出さない手法を取ってきた。一方で4月以降は、地方議会や出身団体の商工会などと連携した市町村選対を作り、従来の組織型選挙も進める。

 松村氏は「他党の候補は関係ない。いかに松村に託してみようと思ってもらえるかだ」と強調するが、党関係者は「10万票以上差をつけて勝てるかもなんて言っていたが、首相交代で全然分からなくなってしまった」。活動量では本田氏を大きく上回りながら、不安が生まれ始めている。

  ◇  ◇

 「政権選択」を合言葉にした昨年8月の衆院選から10カ月。参院選が6月24日公示、7月11日投開票で固まった。熊本選挙区(改選数1)は5人が立候補を予定する乱戦模様になっている。「選択」後に揺れ動く、現在の情勢を報告する。

6606チバQ:2010/06/18(金) 23:19:55
http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20100616ddlk43010456000c.html
「選択」再び:’10参院選くまもと/2 ねじれる政党 /熊本
 ◇連携模索も先読めず
 「私は必ずやります。何としても民主党を打ち崩す中で政界再編をし、自民党中心の元の政治をやる」。5日、上天草市松島町での自民現職、松村祥史氏(46)の国政報告会で、たちあがれ日本幹事長の園田博之衆院議員(熊本4区)が声を一段と張り上げた。

 中央では、参院選後の合併も視野に、たちあがれ日本と日本創新党の選挙協力の話も進むが、園田氏は「連携は協力できるところを協力するという話。(熊本選挙区は)やらない」。4月の離党時に自民県連と交わした「選挙区は松村」を続け、選対にも相談役として名を連ねた。創新新人の前田武男氏(53)は「応援してもらえればありがたいが、これまでの関係もあるのだから仕方ない」と自力の活動に取り組む。

 しかし、園田氏の新党結成の余波は小さくない。天草市の自民選対は以前、園田氏の事務所が中心だったが、今回は別に作られた。松村氏の集会では新党への支持呼びかけをしない約束もした。園田氏の周辺でさえ「ベテランばかりの新党を歓迎している人はいない」(後援会幹部)と新党結成の意図を共有できずにいる。

 自民と10年間連立を組んだ公明は、政権交代で自民と距離を置いている。ただ県内では「反民主の目的は一緒」(城下広作県本部幹事長)。支持母体の創価学会が自民と協力準備を進める。来春の県議選をにらみ、参院選比例は公明、県議選は自民候補にそれぞれ投票するバーターで、自民県議の一部は「月曜会」を作り活動する。

 しかし、昨夏の衆院選では両党とも獲得票を大きく減らしており「自民は票を持っているのか」「公明は動かなければ票に出る。また裏切られないか」と、互いの不信感はぬぐえないままだ。

 連立政権を離脱した社民県連合も、党本部レベルで民主との選挙協力が固まらないため、選挙区が宙に浮いた状態が続く。民主新人、本田浩一氏(43)との関係は離脱前も「協力」と、推薦よりも弱い形だったが「党本部が結論を出さずに地方が表にはできない」(高嶋英俊幹事長)。社民を支持する労組を抱える連合熊本の手嶋一弘会長は「最終的には労組も協力するだろうが、その間の活動に影響は出る」とため息をついた。

6607チバQ:2010/06/18(金) 23:20:39
http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20100617ddlk43010472000c.html
「選択」再び:’10参院選くまもと/3 揺れる組織 /熊本
 ◇二大政党制で様子見
 熊本市で15日開かれた農業関係者の会合に、自民現職、松村祥史氏(46)が現れた。「どうぞお見知りおきを」「お時間をいただきありがとうございます」。50人ほどの出席者全員と握手をし、拍手を受けながら次の訪問先に向かった。

 県農政連は5月、参院選で初めて選挙区、比例とも自主投票を決めた。松村氏の出身の球磨など県南の総支部が松村氏を推薦をしたが、一部にとどまる。推薦を見送った総支部は、口蹄疫(こうていえき)や風水害の例を挙げ「農家は政治に頼らざるを得ない。それだけに与党には弱い」と説明する。

 与党・民主党の目を意識し、農業関係の会合に出席する自民候補の姿も当たり前の光景ではなくなった。

 松村陣営は「重要なのは、表の推薦より実際に動くかどうか」と強気を崩さないが、県北の事務所関係者からは「チラシ配布の人手がない。集会の動員は議員に頼めても事務作業は無理」と悲鳴が上がる。かといって農業団体が民主党に動くわけではなく「組織決定がなければ意欲も運動量も下がる。団体全体が選挙から遠ざかっている」のが現実だ。県農政連の園田俊宏会長は「お互いに慎重にいかざるを得ない。政権が代わったからといってすぐ移るわけにはいかない」と話す。

 県医師会の政治団体、県医師連盟は選挙区、比例とも、自民、民主2人の候補を推薦した。県商工会議所連合会や県建設業協会熊本支部の各政治連盟も2人推薦に転じた。自民を単独推薦した県保育推進連盟でさえ「民主党政権が保育制度改革を進めているとはいえ、改革の問題自体は自民党時代から始まっていた。議論はあった」と悩みは共通だ。

 本来、業界団体は自分たちの意見を政策に反映させるため、与党を支援し、結果として自民党を支持してきた。一方で政党との関係を嫌う人たちが団体に加入せず、組織率低下の一因にもなっていた。団体も政権交代で二大政党制が現実味を帯びれば、定期的に交代する「与党」との関係をいかに築くか判断を迫られる。判断によっては組織率を上げるきっかけにもなる。県医師連盟の福田稠(しげる)会長は「政党とある程度距離を置くことが、団体の門戸を広げることにつながる。今の2人推薦はその過程だ」と話した。

6608チバQ:2010/06/18(金) 23:21:48
http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20100618ddlk43010641000c.html
「選択」再び:’10参院選くまもと/4止 第三極争い /熊本
 ◇無党派取り込み激化
 「自民も民主も、衆院で過半数を押さえても政治が安定しないのは考え方がバラバラだから。私たちは考え方を一致させ、本当の政治を始める」。5日、熊本市中心部のアーケード街。創新新人、前田武男氏(53)の応援に前横浜市長の中田宏・党代表幹事が駆けつけ、民主、自民をセットに繰り返し批判した。前田氏の選対幹部は「とにかく熊本市。遠くの町村を回らなくても票はここにある」と目算を語る。

 政令市移行の準備を進める熊本市の有権者数は約58万人。県全体の4割近くを占める。無党派層の多い都市部が、新党候補が相次ぐ混戦を生んだ。政権交代後の民主に失望し、自民にも期待しない有権者の受け皿「第三極」の可能性が大きいからだ。

 6月に出馬表明したみんなの党新人、本田顕子氏(38)も「働いても生活が良くならないと、政権への不満を感じる」と、30〜40代に照準を当てる。「都市部は私と近い世代の人も多い。無党派層のいるところで訴えていきたい」と、無党派層重視を鮮明にする。

 「第三極」の座を巡り、既成政党も危機感を強める。

 鳩山由紀夫前首相が退陣表明する前夜の1日、公明県代表の江田康幸衆院議員は1800人の支持者を前に「国会議員だけでくっついたり離れたりする政党に、政治を変える力はない」と、政界再編を目的とする新党批判を展開した。「昔から第3の政党は公明」と、対抗意識をあらわにする。公明は自民と選挙協力の準備を進めるが、城下広作県本部幹事長は「合併し、なくなるかもしれない政党とは違う。地方議員が3000人いる公明党なら、国政では小さくても対等に近い発言力を持てる」と、新党との違いを強調する。

 共産新人、安達安人氏(54)選対の久保山啓介闘争本部長も「新党はイメージが先行している」と警戒を強める。「イメージが先行した小泉郵政選挙(05年衆院選)の結果、小泉改革で格差が広がった。新党が何を主張しているか、政策の中身で見てもらうよう有権者に訴える」と、文書や街頭演説で攻勢をかける。

 参院選は24日公示、7月11日投開票が閣議決定した。公示まであと1週間、有権者が再び政権の形と政策を選ぶ日が間もなく来る。=おわり(この連載は笠井光俊、勝野俊一郎、結城かほるが担当しました)

6609チバQ:2010/06/18(金) 23:23:25
http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20100615ddlk30010419000c.html
チェンジの行方:’10参院選/上 民主・島氏陣営 /和歌山
 民主が県内で初めて2小選挙区で勝利し、政権交代を招いた09年8月の衆院選から9カ月余り。参院選に出馬する民主新人の島久美子氏(54)▽自民現職の鶴保庸介氏(43)▽共産新人の吉田雅哉氏(34)−−は、激しい前哨戦を繰り広げている。あの「チェンジ」は何をもたらしたのか。各陣営の動きを追った。【参院選取材班】

 ◇基盤いまだ固まらず 風頼み脱却に課題多く
 国道沿いの空き民家を使った事務所に人はまばらだ。「衆院選のころだったら勝てたのに……」。今年1月31日の有田川町長選。落選した新人候補は、ぽつりと漏らした。民主の推薦を得ていたが、追い風にはならなかった。自民党の支援を受け当選した現職と1385票差。同じ対決だった4年前は332票差だ。現職の事務所には、鶴保氏ら自民党の国会議員が次々と姿を見せ、深夜まで沸いた。たった5カ月前の衆院選の明暗は反転した。

 衆院選から間もない09年10月の新宮市長選では、直前まで自民県連幹事長だった大物前県議を、民主支持候補が破った。新政権の支持率は7割超。しかし、鳩山由紀夫前首相と小沢一郎・前党幹事長の政治とカネを巡る問題が年末から捜査対象となると、風向きはあっけなく変わった。

 ×  ×  ×

 「どうしてポスターが2種類あるの?」。5月16日、来県した原口一博総務相が、周囲に尋ねた。和歌山1区選出の岸本周平・衆院議員単独と、岸本氏と島氏の2ショット。和歌山市内でも場所によって民主のポスターが違うからだ。

 キーマンは故中西啓介・元防衛庁長官だ。00年衆院選で中西氏を落選・引退に追い込んだのが自民の谷本龍哉氏。その谷本氏を破った岸本氏の支持層は中西氏の人脈と重なる。一方、98年の初当選時は自由党公認だった鶴保氏を支えてきたのも、自民を離党し対立してきた中西氏の人脈だ。

 中西氏の後援者だった同市の建設会社役員は「2ショットは断った。応援するのは岸本で、民主じゃない。参院選では鶴保を支援してきた」と明かす。大票田の同市でも、党の基盤は万全ではない。

 ×  ×  ×

 「いつまでも風頼みではいけない」と県連幹部は言う。手をこまぬいていた訳ではない。和歌山市の島事務所には政治団体の推薦状が目立つ。「かつてとは隔世の感」だ。県連代表である岸本氏も「来春の統一地方選で無風区をなくし、10年後には県議会や和歌山市議会で民主が第一党になる」と、党の足腰を強める意欲を以前から繰り返している。そのためにも不可欠な参院選の勝利−−。

 「誰がやってもあかな」。5月下旬、和歌山市で街頭演説中の島氏に、作業着姿の男性が冷ややかに言い放った。だが菅直人首相が誕生した今月、紀の川市で手を振ってくれた男性2人に島氏はチラシを手渡し、しっかりと握手した。2月の出馬表明後、出遅れと知名度不足を克服するため、1日50回を目標につじ立ちしてきた島氏。「日に日に手応えがよくなっている」。菅首相誕生後、にわかに吹き始めた順風が、陣営を明るくしている。

6610チバQ:2010/06/18(金) 23:24:13
http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20100616ddlk30010400000c.html
チェンジの行方:’10参院選/中 自民・鶴保氏陣営 /和歌山
 ◇団体のつなぎとめ躍起 頼みの地盤にほころびも
 今月3日、参院選和歌山選挙区に出馬する自民現職、鶴保庸介氏(43)の支援者宅に1枚のファクスが流れた。「緊急時局報告・後援会世話人会開催について」。集合日は5日。菅直人首相選出の翌日だ。陣営幹部は危機感を募らせていた。

 ×  ×  ×

 政権交代直後、自民県連は反転を図った。09年9月の党総裁選では、全国に先駆けJR和歌山駅前で街頭演説を実施。さらに「じみん住民相談窓口」を県連に初めて開設した。しかし、06年に1万人を割った党員は、09年末現在では6112人。関係者によると、同窓口への相談も4、5件にとどまる。大票田の和歌山市を仕切るはずの衆院和歌山1区総支部長も空席のままだ。二階俊博県連会長は4月の県連大会で「県都を丸々開けっ放しにして県連だなんだ言ったって始まらない」と声を張り上げた。

 ×  ×  ×

 政権交代は業界団体との関係も変えた。県病院協会(約180人)や全日本不動産政治連盟県本部(約130人)は、04年選に続いて推薦した鶴保氏に加え、今回初めて民主新人の島久美子氏(54)も推薦した。JAグループでつくる県農政連盟(会員約2000人)も自民支援の方針を転換、自主投票を決めている。ほかにも比例代表で自民の支援をやめ民主に転換する団体は少なくない。

 ただ、鶴保氏陣営は選挙区に関してはつなぎとめにかなり成功している。比例で民主候補を支援する日本歯科医師連盟傘下の県歯科医師連盟(約600人)は、比例では中央の方針通り民主を推すが、選挙区では鶴保氏を推薦。比例で自民候補を支援する日本看護連盟は、支持せずと決めた母体の日本看護協会とのねじれに苦しむが、県看護連盟(約1900人)は鶴保氏推薦を決定。「県内は自民で看護協会ともまとまっている」(谷眞子会長)と胸を張る。

 一方、09年衆院選比例代表で約9万2000票を県内で得た公明は微妙だ。公明の西博義衆院議員は「うっかり1票、がっかり4年」と民主批判を続けるが、県本部幹部は「推薦の対応は白紙だ。自主投票とも決めないまま公示になることもあり得る」と明かす。

 ×  ×  ×

 菅政権樹立後の民主の支持率について、陣営幹部は「予想以上のV字回復。祝儀程度と思っていたが……」。風の行方を注視しながら、鶴保氏は支援者回りやミニ集会を繰り返し、地盤を固める。ただ複数の関係者によると、100人を招集した5月末の後援会の会合には、20人しか集まらなかった。陣営は従来の地盤固めを徹底する構えだが、そこにほころびがのぞくのも確かだ。

6611沖縄無党派:2010/06/18(金) 23:24:43
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100618/stt1006181940006-n1.htm
中山恭子元拉致担当相が自民離党届
自民党参院議員の中山恭子元拉致問題担当相(70)は18日、党本部に離党届を提出した。夫の中山成彬元国土交通相(67)が7月11日投開票の参院選にたちあがれ日本から出馬の意向を固めたのが理由。ともに、たちあがれに入党する方針だ。

 自民党幹部は中山氏の処分について、比例代表選出であることを理由に除名も含めて検討せざるを得ないとの考えを示した。

 たちあがれは結党時の今年4月にも、中山氏の入党を勧めていたが、成彬氏の出馬がその時点では決まらなかったため、拒否していた。

6612チバQ:2010/06/18(金) 23:25:25
http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20100617ddlk30010446000c.html
チェンジの行方:’10参院選/下 共産・吉田氏陣営 /和歌山
 ◇保守層浸透なるか 好調の地方選を足場に
 登壇した共産新人の吉田雅哉氏(34)は力を込めた。「山村振興と若者の働く場をつくるためにも森林、林業の再生は欠かせない」。森林が9割を占める田辺市龍神村で5月末に開かれた共産主催のシンポジウム。壇上にはパネリストとして、県森林組合連合会(県森連)の寺田展治会長、製材業者でつくる紀州木材緑友会の冨田又一郎会長らの姿があった。

 「こりゃあええ人に来てもろうたな。去年やったら自民の大会に出るような大物ばっかりやな」。松坂英樹県議は冒頭、シンポの案内を紹介して回ったときの反応を紹介した。会場には森林組合員ら計約150人。組織として全く付き合いのなかった同党と県森連が、初めて協力したイベントとなった。

 ×  ×  ×

 政権交代後、全国森林組合は自民だけに頼らない「全方位外交」に転じた。09年11月の大会には初めて共産トップが呼ばれ、志位和夫委員長があいさつした。大会に出席した複数の県森連幹部は「志位さんのあいさつへの拍手が一番大きかった」と振り返る。竹内良平・県委員長は「共感は得られた。もっと胸襟を開き、長い目でお付き合いしたい」と意欲を示す。

 ×  ×  ×

 09年末に出馬表明した吉田氏は、ミニ集会や街頭演説で雇用や社会保障の向上を訴える。党とともに全力を挙げるのが、保守層への浸透だ。党関係者は医師会や建設業などを飛び込みで回る。勝浦漁協では、吉田氏が休漁補償のない海難事故の救助ボランティアの現状を聞き、穀田恵二衆院議員に情報を提供。4月の衆院国土交通委員会で問いただした。

 ×  ×  ×

 地方選も好調だ。4月の海南市議選では、定数2減のなかで、1議席増の4議席を獲得した。小学校卒業までの医療費無料化を訴えて5月までに集めた約1000人分の署名には、「党員でもない多くの母親が応じた」(河野敬二市議団長)という。

 党県委員会は、政治とカネや米軍普天間基地移設問題などから、党の存在意義は高まっているとみている。79年衆院選で得た県内最高の約12万6000票を目標に、「選挙区の勝利と比例7万票、5議席確保」を目指す。

 しかし−−。5月の田辺市でのシンポの会場にいた林業関係者と自民党員は、「政策に目新しさはない」と冷ややかだった。県森連も民主新人の島久美子(54)、自民現職の鶴保庸介(43)の両氏を推薦。新旧与党の候補を推すことにした。救助ボランティアの問題を取り上げるきっかけになった勝浦漁協も今月11日、今まで通り鶴保氏推薦を決めた。

 取り組みが結果に結びつくかは未知数だ。

    ◇

 この連載は、山下貴史、加藤明子、岸本桂司が担当しました。

6613チバQ:2010/06/18(金) 23:35:10
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/mie/CK2010061602000218.html
民主と自民、組織票で対照的な戦術
2010年6月16日

 昨年夏の政権交代で野党に転落した自民がこれまでの組織選挙を封印し、政権与党の座に就いた民主は新たな組織票の取り込みを図る−。参院選三重選挙区(改選数1)の立候補予定者たちは、業界団体の推薦をめぐって対照的な戦術を見せている。

 2007年参院選に続いて自民から出馬する新人の小野崎耕平さん(40)は「業界団体からの推薦は一切求めない」と表明した。「自民政権は政官業の癒着構造に政策の手足を縛られ、政治とカネの問題を生んできた」と身内の反省点を厳しく指摘。民主政権になっても自民政権時代と同じ利益誘導の構図は変わっていないと批判し、政治不信を強める無党派層の共感を誘おうとしている。

 “自民流”の選挙の常識を覆す小野崎さんの姿勢に、党県連の内部からは「きれいごとを言っても選挙は勝てない」と再考を促す声が相次いだ。統一地方選を来春に控えるベテラン県議からは「業界団体に失礼だ。信頼関係が崩れる」とのおしかりも。小野崎さんは県議と一緒に自民支持の団体関係者を訪れることもあるが、「個人的な立場で応援してほしい」と理解を求めている。

 逆に、民主現職の芝博一さん(60)は業界団体への働き掛けに積極的だ。

 政府への陳情を受け付ける党県連の地域戦略局長を3月まで務め、各団体に「政策論議のキャッチボールをしましょう」と呼び掛けてきた。選挙を見据えた推薦の依頼にも余念がなく、前回は小野崎さんを推薦した県医師連盟も「政権与党なら断る理由がない」(加藤正彦委員長)と一転、芝さんの推薦を決めた。

 芝さんは「自公政権では、族議員など政治家個人が要望を聞いていたので不透明さがあった。われわれは県連として聞き、党本部や政務三役での議論を通じて予算に反映させるので癒着はありえない」と民主のシステムの健全さを強調している。

 同選挙区では、ほかに共産党新人の中野武史さん(36)、みんなの党新人の矢原由佳子さん(34)が出馬する予定。

6614名無しさん:2010/06/19(土) 02:06:30
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100616_03.htm
夏乱戦’10参院選・宮城(上)サバイバル

総決起集会に詰め掛けた支持者と談笑する桜井氏(左)=4日、仙台市青葉区

総決起集会の終了後、来場者一人一人と握手を交わす伊藤氏=12日、仙台市青葉区

 参院選は、予定される24日公示(7月11日投票)まで8日となった。宮城選挙区(改選数2)で立候補を予定しているのは8人。民主党は現職と新人を擁立し、自民党は公認新人と推薦現職で挑む。みんなの党、共産、社民各党が割って入り、乱戦の様相だ。前哨戦の攻防を見た。(参院選取材班)

◎人脈生かし組織戦・桜井氏/街頭で浸透目指す・伊藤氏

 悲壮感はうそのように消えた。
 「1議席の獲得は確実だ。もう1人が2番手に抜け出せるチャンスは十分ある」。13日、仙台市内であった民主党県連の常任幹事会で、県連代表の衆院議員安住淳(宮城5区)は2議席独占に意欲をみなぎらせた。
 党は3選を目指す現職の桜井充(54)と新人の伊藤弘実(36)の2人を擁立した。鳩山政権下は「共倒れ」の危機もささやかれたが情勢は一変。県連は攻勢に出る。
 「鳩山由紀夫首相が辞めた。わたしの行動が良かったのかどうか、自問自答を続けた」
 菅直人が首相に就いた4日、桜井は仙台市内のホテルで総決起集会を開き、神妙に語った。
 5月末から鳩山に退陣を迫る発言を続けた。「若い仲間からありがとうと言われほっとした」とも語り、党勢回復に一定の役割を果たした自負をにじませる。

<6年前は無風>
 6年前の参院選は自民党現職と議席を分け合う無風の構図。今回は伊藤の立候補で党支持票の争奪戦になる。
 「組織戦に徹する」と桜井。党支持基盤はまだ弱く自民党のような組織力には及ばない。政策づくりの過程で浸透した医療、建設、運輸など業界人脈をたぐり寄せる桜井独特の戦いだ。
 15日夜、桜井は推薦を受けた連合宮城の決起集会に出席し、組合員300人を前に「労働者の声を代弁できるよう頑張る」と語った。
 「与党は批判される立場。もう、ひとさま(伊藤)のことを考える余裕はない。自分との戦いだ」と気を引き締める。
 サバイバル戦を演じる桜井と伊藤。仙台市で11日あった安住の政経セミナーには2人が時間差で出席した。
 桜井が「参院選マニフェスト(政権公約)の外交・防衛を取りまとめたのは安住氏。医療はわたしが書いた」とアピール。伊藤は「20年間介護に携わった経験を生かし、心から笑顔の交わせる暮らしと社会保障を形にしたい」と力を込めた。

<対照的な戦略>
 伊藤の戦略は桜井と対照的だ。街頭活動を重視した「空中戦」で上昇気流を探る。
 既に党本部主導で比例代表に立候補する五輪金メダリストの谷亮子、国交副大臣の馬淵澄夫が伊藤の応援に入った。
 選対を指揮する参院議員岡崎トミ子(宮城選挙区)は菅に近い。陣営は無党派層を狙い、知名度の高い閣僚らの応援に期待を寄せる。
 街頭でマイクを握るのは一日50回が目標。岡崎は「桜井氏が頭一つ抜けてこそ、心おきなく戦える。草の根に徹して顔と名前を売り込むだけだ」と意気込む。地域の保守層へのアプローチは、前党幹事長小沢一郎グループの衆院議員橋本清仁(宮城3区)が受け持つ。
 民主党らしい無党派層対策と地道などぶ板戦を合わせた「ハイブリッド作戦」(陣営)で臨む。
 仙台市で12日あった総決起集会には約500人が集まった。選対本部長の県議菅原敏秋は「厳しい戦いだが、ウイングの広さと安定感で態勢が整った」と戦略を練る。(敬称略)

◇ 宮城選挙区立候補予定者(2―8)
桜井  充 54 医師     民現(2)
伊藤 弘実 36 会社社長   民新
熊谷  大 35 元中学校講師 自新
加藤 幹夫 46 党県副委員長 共新
菅野 哲雄 61 元衆院議員  社新
菊地 文博 50 県議     み新
村上 善昭 37 幸福実現党員 諸新
市川 一朗 73 元農水副大臣 無現(3)(自推)

2010年06月16日水曜日

6615名無しさん:2010/06/19(土) 02:07:19
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100617_02.htm
夏乱戦’10参院選・宮城(中)敵は身内

自民党県連の小野寺会長(中央)ら県連幹部と並んで街頭演説する熊谷氏(左)=5月28日、仙台市青葉区

国会終了後、東京から戻り、支持者との会合で一人一人と握手する市川氏=16日、大崎市

◎若さ訴え総力結集/熊谷氏

 スポットライトを浴びた若き挑戦者は、自民党に世代交代を迫った。
 「われわれ若い世代が明るく希望のある日本をつくる。先輩方にはご指導をいただきたい」
 11日夕。仙台市内で開かれた総決起大会で、参院選宮城選挙区(改選数2)に立候補する自民党新人の熊谷大(35)は、力強く決意表明した。
 政治経験はないが、若さと松下政経塾出身の経歴が武器。党国会議員や県議と地域回りを重ねる一方、仙台市中心部で街頭演説を繰り返し、知名度アップを図る。
 1月、党県連が実施した公募選考に応募。4選を目指す現職の市川一朗(73)らを抑えて選ばれた。県連は1議席確保を最優先し、公認候補を熊谷1人に絞った。
 「現職優先とせず、公明正大に候補者を選んだ。自民党が生まれ変わった証しだ」。県連会長の衆院議員小野寺五典(宮城6区)は最強野党への「脱皮」を強調する。

<いら立つ幹部>
 選考に漏れた市川は、党本部の推薦を受けて無所属で立候補する。公募選考の決め手の一つになった世論調査結果の詳細を明らかにしないなど県連の選考方法への不満も広がり、党内の支持は熊谷と市川で割れている。
 前首相の鳩山由紀夫が退陣表明した2日夕、2人が鉢合わせする場面があった。
 党政調会長の石破茂を招き白石市役所前で開いた演説会。小野寺が「唯一の公認候補は熊谷」と叫ぶ傍らで、市川は支持者に促されて弁士の列に加わり旧知の石破と握手を交わした。
 「市川先生がご到着ですが、紹介のみと致します」。司会の言葉に市川はすぐ列を離れたが、聴衆から拍手が起きた。「分裂選挙」を印象づけるシーンに県連幹部はいら立った。
 公認候補を2人立てる民主党は、菅内閣発足で支持率が急回復。「共倒れ」の危機は振り子のように民主党から自民党に移った。県連は「身内同士で争っている場合か」と熊谷に総力を集中しようと躍起になる。

◎ 厚い支持層が武器/市川氏

<「経験」で対抗>
 「力強い応援を確信した。この間の苦労は吹っ飛んだ」。12日、仙台市青葉区一番町に事務所を開いた市川は、出席者の顔ぶれに感極まった。
 長年の支持者はもちろん、首長や自民党県議の姿があった。市川が県連会長時代、会長代理を務めた県議の渡辺和喜は「県連の圧力で出席できない人もいるが、かなり多くの県議が支持している」と力を込めた。
 党支持者の中には県連方針に従うそぶりを見せながらも、市川支援に回る人が少なくない。県北部の党支持者は「表向きは熊谷と言うが市川を応援する。3期の実績への頼りがいは熊谷と比べものにならない」と言う。
 04年参院選は37万9000票を獲得してトップ当選。「参院は良識の府。経験を積んだ人でないと難しいですよ」。市川は熊谷に対抗心をにじませる。
 国会が閉会した16日、東京から戻った市川は大崎市の会合に駆け付けた。約200人の支持者を前に「厳しい選挙戦を勝ち抜く燃えるような気持ちだ」と決戦モードを全開させた。(敬称略)

◇宮城選挙区立候補予定者(2―8)
桜井  充 54 医師     民現(2)
伊藤 弘実 36 会社社長   民新
熊谷  大 35 元中学校講師 自新
加藤 幹夫 46 党県副委員長 共新
菅野 哲雄 61 元衆院議員  社新
菊地 文博 50 県議     み新
村上 善昭 37 幸福実現党員 諸新
市川 一朗 73 元農水副大臣 無現(3)(自推)

2010年06月17日木曜日

6616名無しさん:2010/06/19(土) 02:07:55
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100618_03.htm
夏乱戦’10参院選・宮城(下)風どこへ

繁華街で支持を呼び掛ける菊地氏=16日、仙台市青葉区

街頭でビラを配り支持を呼び掛ける菅野氏=15日、仙台市青葉区

民主党政権の姿勢を批判する加藤氏=17日、仙台市青葉区

村上 善昭氏

◎知名度アップ躍起・菊地氏/平和と暮らし訴え・菅野氏/党の組織力前面に・加藤氏

 民主党が法案審議を打ち切って国会を閉じ、参院選へ逃げ切りを図った16日、仙台市中心部にみんなの党ののぼりがはためいた。
 「菅直人首相は国民との約束を果たしていない。米軍普天間飛行場の移設問題はまだ解決していない」。同党新人で県議の菊地文博(50)は、民主党の姿勢を批判した。

<全県の壁厚く>
 5月、民主党を離党して立候補を表明。鳩山政権を見限った行動として注目を集めたが、菅内閣の登場は想定外だった。みんなの党の支持率に一時の勢いはなくなった。
 「民主党への世論の流れは厳しく受け止めるが、一喜一憂しても仕方ない」。菊地は幅広い浸透に全力を注ぐ。
 県議5期で地盤は仙台市宮城野区。2007年県議選では1万6700票を獲得して3回目のトップ当選を果たした。
 もともと自民党出身。どぶ板の運動で強固な後援会組織を築いた。経済界や市町議ら県議活動で築いた人脈を生かした会合も欠かさない。無党派層対策も忘れず、自転車で住宅地に入り、1カ所1分間演説を50カ所以上で繰り返す。
 民主、自民両党の支持層を狙い戦術を総動員するが、全県選挙の壁は厚い。後援会幹部は「党は知られていても菊地の知名度が足りない」と運動の加速を目指す。
 菊地は17日、東京のみんなの党本部に赴き、党代表渡辺喜美から公認証を受け取った。
 「東北の決戦場は仙台。わたしが応援に入り総力戦を展開する」と渡辺。菊地は持ち前のフットワークで上昇を狙う。

<民主批判展開>
 「民主党は公党間の約束をまたほごにした。信義がない政治は信頼を勝ち取れない」
 15日朝、社民党新人の菅野哲雄(61)は仙台市中心部でマイクを握り、国民新党を押し切って郵政改革法案を廃案にした姿勢を批判した。
 党が米軍普天間飛行場の移設問題をめぐり連立政権を離脱して半月。終盤国会の代表質問では党首福島瑞穂が「沖縄の同意がないのに名護市辺野古に移せるのか。沖縄は最少不幸社会の対象にならないのか。地域主権を言う資格はない」と菅に迫った。
 菅野は「民主党は選挙に勝つことばかりを考えて国会を閉じた。平和と暮らしを訴える社民党の役割がますます重要になる」と力を込めた。
 共産党新人の加藤幹夫(46)は連日、10カ所以上で街頭活動を重ねる。17日朝は仙台市太白区で「菅政権は支持率が高いうちに、消費税増税ができる国会を一気につくろうとしている」と攻め立てた。
 党県委員会が全力で支える。党員は毎日、10組以上に分かれて各地でハンドマイクを持って支持を呼び掛ける。街頭活動は1日150カ所に上ることもある。
 衆院選を含め、5度目の国政挑戦に臨む加藤。「公約違反を重ねる民主党政権でいいのか説いていきたい」と意気込む。
 幸福実現党新人の村上善昭(37)は減税による景気回復を訴える。(敬称略)


◇ 宮城選挙区立候補予定者(2―8)
桜井  充 54 医師     民現(2)
伊藤 弘実 36 会社社長   民新
熊谷  大 35 元中学校講師 自新
加藤 幹夫 46 党県副委員長 共新
菅野 哲雄 61 元衆院議員  社新
菊地 文博 50 県議     み新
村上 善昭 37 幸福実現党員 諸新
市川 一朗 73 元農水副大臣 無現(3)(自推)

2010年06月18日金曜日

6617とはずがたり:2010/06/19(土) 02:46:54
>>6614
菅と近い岡トミさん選対を指揮するとはいえ小沢系ががっちり支援の構図ですな。
>地域の保守層へのアプローチは、前党幹事長小沢一郎グループの衆院議員橋本清仁(宮城3区)が受け持つ。
>選対本部長の県議菅原敏秋は「厳しい戦いだが、ウイングの広さと安定感で態勢が整った」と戦略を練る

6618とはずがたり:2010/06/19(土) 02:49:28
>>6613
>2007年参院選に続いて自民から出馬する新人の小野崎耕平さん(40)は「業界団体からの推薦は一切求めない」と表明した。「自民政権は政官業の癒着構造に政策の手足を縛られ、政治とカネの問題を生んできた」と身内の反省点を厳しく指摘。民主政権になっても自民政権時代と同じ利益誘導の構図は変わっていないと批判し、政治不信を強める無党派層の共感を誘おうとしている。
>“自民流”の選挙の常識を覆す小野崎さんの姿勢に、党県連の内部からは「きれいごとを言っても選挙は勝てない」と再考を促す声が相次いだ。統一地方選を来春に控えるベテラン県議からは「業界団体に失礼だ。信頼関係が崩れる」とのおしかりも。小野崎さんは県議と一緒に自民支持の団体関係者を訪れることもあるが、「個人的な立場で応援してほしい」と理解を求めている。
カイカク票はみんな候補が持っていきそうだし,これでは業界も白けるし凄い大差で負けそうですな。

6619とはずがたり:2010/06/19(土) 02:53:10
>>6610
>鶴保氏陣営は選挙区に関してはつなぎとめにかなり成功している。比例で民主候補を支援する日本歯科医師連盟傘下の県歯科医師連盟(約600人)は、比例では中央の方針通り民主を推すが、選挙区では鶴保氏を推薦。比例で自民候補を支援する日本看護連盟は、支持せずと決めた母体の日本看護協会とのねじれに苦しむが、県看護連盟(約1900人)は鶴保氏推薦を決定

↑とはいえ↓だし二階の足許も崩れているのではないか?

>県病院協会(約180人)や全日本不動産政治連盟県本部(約130人)は、04年選に続いて推薦した鶴保氏に加え、今回初めて民主新人の島久美子氏(54)も推薦した。JAグループでつくる県農政連盟(会員約2000人)も自民支援の方針を転換、自主投票を決めている。ほかにも比例代表で自民の支援をやめ民主に転換する団体は少なくない。

>風の行方を注視しながら、鶴保氏は支援者回りやミニ集会を繰り返し、地盤を固める。ただ複数の関係者によると、100人を招集した5月末の後援会の会合には、20人しか集まらなかった。陣営は従来の地盤固めを徹底する構えだが、そこにほころびがのぞくのも確かだ。

6620チバQ:2010/06/19(土) 10:40:56
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/feature/morioka1276902573817_02/news/20100619-OYT8T00202.htm
決戦の構図 参院選2010

上 「追い風」民主は複雑


国政報告会後、支持者と入念に握手を交わす工藤堅太郎氏(左)と主浜了氏(8日午後、八幡平市で)  菅内閣が8日に発足、支持率は鳩山内閣末期の19%から59%に跳ね上がった。支持率の急上昇は、岩手選挙区から出馬を予定している民主党の現職、主浜了氏にとっては絶好の追い風となる。

 主浜氏は、3月の公認以来、県内34市町村すべてで集会を開き、既に5巡目に入った。13日、盛岡市の県連事務所で記者会見し、菅内閣の支持率について問われると「上がれば上がったでほっとする。これは当然です」と、ほおを緩ませた。

 民主党県連は今後、比例選に出馬する現職、工藤堅太郎氏の再選にも全力を挙げる。

      ◇

 菅内閣が発足した8日夜。国会周辺の喧騒(けんそう)とは対照的に、カエルの合唱だけが響く八幡平市の営農センター会議室では、工藤氏が国政報告会を開いていた。

 集まった40人の支持者を前に、工藤氏は、米軍普天間飛行場の問題を引き合いに出し、「沖縄の皆さんに期待を持たせてばっさりと裏切った。これは万死に値する罪だ」と、退陣したばかりの鳩山由紀夫前首相を切り捨てた。

 鳩山氏は、2日の辞任表明の中で、小沢一郎前幹事長にも辞任を迫ったことを暴露していた。

 工藤氏は、1993年の衆院選で、小沢氏らが結党したばかりの新生党から、初当選した。以来、小沢氏の側近が相次いで離反する中、一貫して支持している。

 工藤氏は「小沢さんは考えがあって自ら辞任した。決して政治とカネの問題が原因じゃないんです」と、無念さをあらわにした。

 農作業を終えたばかりの初老の男性は、帰り道、興奮した様子で強調した。「こういう時だからこそ我々は小沢さんを盛り上げる。民主党には今後、5年、10年でも政権を担ってもらわなきゃ」

      ◇

 工藤氏は衆院からくら替えした04年の前回当選時、比例選で県内トップの約9万2000票など、計約14万2000票の個人票を獲得した。

 今回は、連合岩手などの支持団体も、岩手選挙区では主浜氏を推薦するが、比例選では、中央の組織内候補を支援する。

 しかも、今回は、前回県内を地盤とした比例選候補を立てなかった自民党が、県議の新人、小野寺有一氏を擁立。「県内候補」の強みを十分生かせない可能性もある。

 工藤、主浜両氏とも追い風を感じているが、その追い風は、主浜氏に比べ、工藤氏には十分当たっていない。しかも、追い風の最大の原因は、菅内閣の人事で、工藤、主浜両氏が信奉する小沢氏らの影響力をそいだからだとのジレンマもある。

 自民党県連幹部は「我々の勝利は三つ」と強調する。「岩手選挙区、比例選での勝利、そして工藤氏の落選だ。民主王国の県連代表が落選すれば、日本中に与える衝撃は大きいだろう」

(2010年6月17日 読売新聞)

6621チバQ:2010/06/19(土) 10:41:24
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/feature/morioka1276902573817_02/news/20100619-OYT8T00204.htm
中 自公比例選対応で溝


事務所開きで、決意を語る高橋雪文氏(右)。左から2人目が小野寺有一氏(5月15日、盛岡市上田で) 「民主党の本質は何も変わっていない」

 9日夜、盛岡市内のホテル。岩手選挙区に自民党公認で出馬する新人、高橋雪文氏(39)は、支持者ら約550人を前に、最近頻繁に使う言葉で民主党批判のトーンを強めた。

 14日に県議を辞職した高橋氏は、胸元にフルネームが書かれたネームプレートを付けることが多い。県議辞職後の記者会見で、「盛岡以外では、ほとんど名前も顔も知られていなかった」と述べ、今は知名度不足を解消しようと必死だ。

 自民党は、参院選で高橋氏に加え、比例選に小野寺有一県議(43)も擁立した。

 選挙区の候補公募に失敗したこともあり、2人が出そろったのは4月末と遅れた。だが、鳩山前内閣の支持率低迷に乗じ、民主党の小沢一郎前幹事長の「独裁的な政治手法」と、「政治とカネ」の問題を2人で真っ正面から攻撃する腹づもりで、小野寺氏のポスターには「小沢政治にNO」との言葉を盛り込んだ。

 高橋、小野寺両氏は40歳前後で、60歳代の民主党の主浜了、工藤堅太郎両氏の現職コンビよりずっと若いのも強み。選挙区選と比例選で岩手自前の候補を擁立するという自民党県連の青写真は現実になった。

 ところが、6月に入り、鳩山、小沢両氏が突如、辞任を表明。菅内閣は、組閣や党役員人事で「脱小沢」を鮮明にし、支持率もV字回復した。「小沢政治にNO」は、少なくとも表面的には実現に近付いた。

 高橋氏らは、民主党の本質が変わっていないことを強調する方針に転換することを余儀なくされている。

      ◇

 自民党は、昨年の衆院選で県内の党所属国会議員がゼロになった上、政権も民主党に明け渡し、支持基盤は揺らいだ。国政とのパイプを強みに長年、支持を得てきた県農協政治連盟や県医師連盟などの職域団体は、民主党推薦や自主投票に転じた。

 こうした中、小野寺氏の擁立で最もいら立ちを募らせるのが、昨年まで9年間連立政権を組んでいた公明党だ。

 公明党は、岩手選挙区で候補を立てていないが、比例選を重視しており、東北・北海道エリアで新人を擁立する今回参院選は、特に力が入る。ただ、昨年衆院選まで、小選挙区の票は自民党に集め、比例票は公明党にという選挙協力は、全国に比べ公明党の得票率の低い本県では活発でなかった。

 加えて、今回は自民党が比例選に小野寺氏を擁立したことで、「比例は公明に」の戦術は困難に。支持母体の創価学会の県幹部は、「選挙区は事実上の自主投票になるだろう」とため息をつく。

 昨年、「野党」に転落して臨む初の国政選挙。民主党の壁は、自民党にとっても、公明党にとっても、かつてなく高い。

(2010年6月18日 読売新聞)

6622チバQ:2010/06/19(土) 10:41:50
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/feature/morioka1276902573817_02/news/20100619-OYT8T00209.htm
下 共社示せるか独自色


普天間飛行場の無条件撤去を訴える瀬川氏(18日午後、盛岡市で) 街頭演説で党の主張を訴える伊沢氏(10日午後、盛岡市で)



普天間飛行場の無条件撤去を訴える瀬川氏(18日午後、盛岡市で) 街頭演説で党の主張を訴える伊沢氏(10日午後、盛岡市で)  「私は沖縄県民の痛みを自分のものとして、普天間基地の無条件撤去を求めていく。海兵隊は抑止力にはなり得ない」。共産党新人の瀬川貞清氏(60)は18日、盛岡市で行った街頭演説で、こう訴えた。

 党県委は岩手選挙区としては各党で最も早い昨年12月、瀬川氏の擁立を決め、これまで県内全域80か所以上で集会を開いた。

 今回の参院選で、普天間飛行場移設問題が争点になり、社民党が独自候補を立てなければ、社民党支持層からの得票も見込めるとにらんでいた。しかし、鳩山首相が辞任、社民党が選挙区に候補擁立を決めたことで、それが困難になった。

 社民党の候補擁立は、政権離脱に伴って、民主党への義理立てが必要なくなったからだが、共産党があおりを食らう形になった。

 斉藤信県議は「共産党と社民党の主張は一見似ているが、全然違う。共産党は、普天間飛行場の無条件撤去を求めている。社民党は与党内で、民主党と一緒に移設先を探した」と強調する。

 ただ、ある党県委幹部は「その違いは、きちんと説明しないとわかってもらえない」と、難しさも認める。党のチラシやポスターでは、「無条件撤去」の5文字を目立たせた。街頭演説でも今後強調していく考えだ。



 「社民党にとって平和問題は最重要課題」。社民党新人、伊沢昌弘氏(63)はたびたび、この主張を繰り返してきた。社民党県連は今回、いつにない短期決戦を強いられている。

 米軍普天間飛行場移設問題で状況が一変したのを受け、党県連は福島党首が罷免された翌日の5月29日、独自候補擁立を表明した。

 統一地方選を来年に控えていることもあり「短期間で、どう連動するのか」との慎重論もあったが、「擁立しなければ存在意義を問われる」との強硬論が圧倒した。

 県内の民主党は、小沢一郎前幹事長の影響力が強い。社民党の前身・社会党が当時、小沢氏と対立していた経緯もあり、民主党との関係は薄く、県議会でも社民系議員は、民主党とは同一歩調を取らないことが多い。社民党県連幹部は「連立は党本部だけ」と言ってはばからなかった。

 党県連の小原宣良代表は6日、支持団体の平和環境県労組センターとの選挙会議で「米軍基地の縮小、撤去への方向性を示す党の存在をかけた戦い」と強調した。ただ、政権離脱後、社民党の支持率は横ばいのままだ。

 県連幹部は「普天間以外に雇用や暮らしの問題に言及する割合を増やさざるを得ない」とするが、共産党と主張が重なり、独自色を出しにくいとの悩みは残る。

 「普天間」の争点は、菅新内閣発足でかすんだ。独自色をどう示すか、両党は正念場に立たされている。

 (この連載は、大田健吾、工藤武人、西孝高、前田毅郎が担当しました)

(2010年6月19日 読売新聞)

6623チバQ:2010/06/19(土) 10:44:29
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100616_03.htm
夏乱戦’10参院選・宮城(上)サバイバル

総決起集会に詰め掛けた支持者と談笑する桜井氏(左)=4日、仙台市青葉区



総決起集会の終了後、来場者一人一人と握手を交わす伊藤氏=12日、仙台市青葉区



 参院選は、予定される24日公示(7月11日投票)まで8日となった。宮城選挙区(改選数2)で立候補を予定しているのは8人。民主党は現職と新人を擁立し、自民党は公認新人と推薦現職で挑む。みんなの党、共産、社民各党が割って入り、乱戦の様相だ。前哨戦の攻防を見た。(参院選取材班)

◎人脈生かし組織戦・桜井氏/街頭で浸透目指す・伊藤氏

 悲壮感はうそのように消えた。
 「1議席の獲得は確実だ。もう1人が2番手に抜け出せるチャンスは十分ある」。13日、仙台市内であった民主党県連の常任幹事会で、県連代表の衆院議員安住淳(宮城5区)は2議席独占に意欲をみなぎらせた。
 党は3選を目指す現職の桜井充(54)と新人の伊藤弘実(36)の2人を擁立した。鳩山政権下は「共倒れ」の危機もささやかれたが情勢は一変。県連は攻勢に出る。
 「鳩山由紀夫首相が辞めた。わたしの行動が良かったのかどうか、自問自答を続けた」
 菅直人が首相に就いた4日、桜井は仙台市内のホテルで総決起集会を開き、神妙に語った。
 5月末から鳩山に退陣を迫る発言を続けた。「若い仲間からありがとうと言われほっとした」とも語り、党勢回復に一定の役割を果たした自負をにじませる。

<6年前は無風>
 6年前の参院選は自民党現職と議席を分け合う無風の構図。今回は伊藤の立候補で党支持票の争奪戦になる。
 「組織戦に徹する」と桜井。党支持基盤はまだ弱く自民党のような組織力には及ばない。政策づくりの過程で浸透した医療、建設、運輸など業界人脈をたぐり寄せる桜井独特の戦いだ。
 15日夜、桜井は推薦を受けた連合宮城の決起集会に出席し、組合員300人を前に「労働者の声を代弁できるよう頑張る」と語った。
 「与党は批判される立場。もう、ひとさま(伊藤)のことを考える余裕はない。自分との戦いだ」と気を引き締める。
 サバイバル戦を演じる桜井と伊藤。仙台市で11日あった安住の政経セミナーには2人が時間差で出席した。
 桜井が「参院選マニフェスト(政権公約)の外交・防衛を取りまとめたのは安住氏。医療はわたしが書いた」とアピール。伊藤は「20年間介護に携わった経験を生かし、心から笑顔の交わせる暮らしと社会保障を形にしたい」と力を込めた。

<対照的な戦略>
 伊藤の戦略は桜井と対照的だ。街頭活動を重視した「空中戦」で上昇気流を探る。
 既に党本部主導で比例代表に立候補する五輪金メダリストの谷亮子、国交副大臣の馬淵澄夫が伊藤の応援に入った。
 選対を指揮する参院議員岡崎トミ子(宮城選挙区)は菅に近い。陣営は無党派層を狙い、知名度の高い閣僚らの応援に期待を寄せる。
 街頭でマイクを握るのは一日50回が目標。岡崎は「桜井氏が頭一つ抜けてこそ、心おきなく戦える。草の根に徹して顔と名前を売り込むだけだ」と意気込む。地域の保守層へのアプローチは、前党幹事長小沢一郎グループの衆院議員橋本清仁(宮城3区)が受け持つ。
 民主党らしい無党派層対策と地道などぶ板戦を合わせた「ハイブリッド作戦」(陣営)で臨む。
 仙台市で12日あった総決起集会には約500人が集まった。選対本部長の県議菅原敏秋は「厳しい戦いだが、ウイングの広さと安定感で態勢が整った」と戦略を練る。(敬称略)

◇宮城選挙区立候補予定者(2―8)
桜井  充 54 医師     民現(2)
伊藤 弘実 36 会社社長   民新
熊谷  大 35 元中学校講師 自新
加藤 幹夫 46 党県副委員長 共新
菅野 哲雄 61 元衆院議員  社新
菊地 文博 50 県議     み新
村上 善昭 37 幸福実現党員 諸新
市川 一朗 73 元農水副大臣 無現(3)(自推)


2010年06月16日水曜日

6624チバQ:2010/06/19(土) 10:44:57
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100617_02.htm
夏乱戦’10参院選・宮城(中)敵は身内

自民党県連の小野寺会長(中央)ら県連幹部と並んで街頭演説する熊谷氏(左)=5月28日、仙台市青葉区



国会終了後、東京から戻り、支持者との会合で一人一人と握手する市川氏=16日、大崎市



◎若さ訴え総力結集/熊谷氏

 スポットライトを浴びた若き挑戦者は、自民党に世代交代を迫った。
 「われわれ若い世代が明るく希望のある日本をつくる。先輩方にはご指導をいただきたい」
 11日夕。仙台市内で開かれた総決起大会で、参院選宮城選挙区(改選数2)に立候補する自民党新人の熊谷大(35)は、力強く決意表明した。
 政治経験はないが、若さと松下政経塾出身の経歴が武器。党国会議員や県議と地域回りを重ねる一方、仙台市中心部で街頭演説を繰り返し、知名度アップを図る。
 1月、党県連が実施した公募選考に応募。4選を目指す現職の市川一朗(73)らを抑えて選ばれた。県連は1議席確保を最優先し、公認候補を熊谷1人に絞った。
 「現職優先とせず、公明正大に候補者を選んだ。自民党が生まれ変わった証しだ」。県連会長の衆院議員小野寺五典(宮城6区)は最強野党への「脱皮」を強調する。

<いら立つ幹部>
 選考に漏れた市川は、党本部の推薦を受けて無所属で立候補する。公募選考の決め手の一つになった世論調査結果の詳細を明らかにしないなど県連の選考方法への不満も広がり、党内の支持は熊谷と市川で割れている。
 前首相の鳩山由紀夫が退陣表明した2日夕、2人が鉢合わせする場面があった。
 党政調会長の石破茂を招き白石市役所前で開いた演説会。小野寺が「唯一の公認候補は熊谷」と叫ぶ傍らで、市川は支持者に促されて弁士の列に加わり旧知の石破と握手を交わした。
 「市川先生がご到着ですが、紹介のみと致します」。司会の言葉に市川はすぐ列を離れたが、聴衆から拍手が起きた。「分裂選挙」を印象づけるシーンに県連幹部はいら立った。
 公認候補を2人立てる民主党は、菅内閣発足で支持率が急回復。「共倒れ」の危機は振り子のように民主党から自民党に移った。県連は「身内同士で争っている場合か」と熊谷に総力を集中しようと躍起になる。

◎厚い支持層が武器/市川氏

<「経験」で対抗>
 「力強い応援を確信した。この間の苦労は吹っ飛んだ」。12日、仙台市青葉区一番町に事務所を開いた市川は、出席者の顔ぶれに感極まった。
 長年の支持者はもちろん、首長や自民党県議の姿があった。市川が県連会長時代、会長代理を務めた県議の渡辺和喜は「県連の圧力で出席できない人もいるが、かなり多くの県議が支持している」と力を込めた。
 党支持者の中には県連方針に従うそぶりを見せながらも、市川支援に回る人が少なくない。県北部の党支持者は「表向きは熊谷と言うが市川を応援する。3期の実績への頼りがいは熊谷と比べものにならない」と言う。
 04年参院選は37万9000票を獲得してトップ当選。「参院は良識の府。経験を積んだ人でないと難しいですよ」。市川は熊谷に対抗心をにじませる。
 国会が閉会した16日、東京から戻った市川は大崎市の会合に駆け付けた。約200人の支持者を前に「厳しい選挙戦を勝ち抜く燃えるような気持ちだ」と決戦モードを全開させた。(敬称略)

◇宮城選挙区立候補予定者(2―8)
桜井  充 54 医師     民現(2)
伊藤 弘実 36 会社社長   民新
熊谷  大 35 元中学校講師 自新
加藤 幹夫 46 党県副委員長 共新
菅野 哲雄 61 元衆院議員  社新
菊地 文博 50 県議     み新
村上 善昭 37 幸福実現党員 諸新
市川 一朗 73 元農水副大臣 無現(3)(自推)


2010年06月17日木曜日

6625チバQ:2010/06/19(土) 10:45:29
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100618_03.htm
夏乱戦’10参院選・宮城(下)風どこへ

繁華街で支持を呼び掛ける菊地氏=16日、仙台市青葉区



街頭でビラを配り支持を呼び掛ける菅野氏=15日、仙台市青葉区



民主党政権の姿勢を批判する加藤氏=17日、仙台市青葉区



村上 善昭氏



◎知名度アップ躍起・菊地氏/平和と暮らし訴え・菅野氏/党の組織力前面に・加藤氏

 民主党が法案審議を打ち切って国会を閉じ、参院選へ逃げ切りを図った16日、仙台市中心部にみんなの党ののぼりがはためいた。
 「菅直人首相は国民との約束を果たしていない。米軍普天間飛行場の移設問題はまだ解決していない」。同党新人で県議の菊地文博(50)は、民主党の姿勢を批判した。

<全県の壁厚く>
 5月、民主党を離党して立候補を表明。鳩山政権を見限った行動として注目を集めたが、菅内閣の登場は想定外だった。みんなの党の支持率に一時の勢いはなくなった。
 「民主党への世論の流れは厳しく受け止めるが、一喜一憂しても仕方ない」。菊地は幅広い浸透に全力を注ぐ。
 県議5期で地盤は仙台市宮城野区。2007年県議選では1万6700票を獲得して3回目のトップ当選を果たした。
 もともと自民党出身。どぶ板の運動で強固な後援会組織を築いた。経済界や市町議ら県議活動で築いた人脈を生かした会合も欠かさない。無党派層対策も忘れず、自転車で住宅地に入り、1カ所1分間演説を50カ所以上で繰り返す。
 民主、自民両党の支持層を狙い戦術を総動員するが、全県選挙の壁は厚い。後援会幹部は「党は知られていても菊地の知名度が足りない」と運動の加速を目指す。
 菊地は17日、東京のみんなの党本部に赴き、党代表渡辺喜美から公認証を受け取った。
 「東北の決戦場は仙台。わたしが応援に入り総力戦を展開する」と渡辺。菊地は持ち前のフットワークで上昇を狙う。

<民主批判展開>
 「民主党は公党間の約束をまたほごにした。信義がない政治は信頼を勝ち取れない」
 15日朝、社民党新人の菅野哲雄(61)は仙台市中心部でマイクを握り、国民新党を押し切って郵政改革法案を廃案にした姿勢を批判した。
 党が米軍普天間飛行場の移設問題をめぐり連立政権を離脱して半月。終盤国会の代表質問では党首福島瑞穂が「沖縄の同意がないのに名護市辺野古に移せるのか。沖縄は最少不幸社会の対象にならないのか。地域主権を言う資格はない」と菅に迫った。
 菅野は「民主党は選挙に勝つことばかりを考えて国会を閉じた。平和と暮らしを訴える社民党の役割がますます重要になる」と力を込めた。
 共産党新人の加藤幹夫(46)は連日、10カ所以上で街頭活動を重ねる。17日朝は仙台市太白区で「菅政権は支持率が高いうちに、消費税増税ができる国会を一気につくろうとしている」と攻め立てた。
 党県委員会が全力で支える。党員は毎日、10組以上に分かれて各地でハンドマイクを持って支持を呼び掛ける。街頭活動は1日150カ所に上ることもある。
 衆院選を含め、5度目の国政挑戦に臨む加藤。「公約違反を重ねる民主党政権でいいのか説いていきたい」と意気込む。
 幸福実現党新人の村上善昭(37)は減税による景気回復を訴える。(敬称略)


◇宮城選挙区立候補予定者(2―8)
桜井  充 54 医師     民現(2)
伊藤 弘実 36 会社社長   民新
熊谷  大 35 元中学校講師 自新
加藤 幹夫 46 党県副委員長 共新
菅野 哲雄 61 元衆院議員  社新
菊地 文博 50 県議     み新
村上 善昭 37 幸福実現党員 諸新
市川 一朗 73 元農水副大臣 無現(3)(自推)


2010年06月18日金曜日

6626チバQ:2010/06/19(土) 10:46:03
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100612_02.htm
流転政治 迫る’10参院選(1)失望/公約修正、募る虚無感

内閣支持率は菅内閣の発足でV字回復を見せたが、いくつもの政策課題を積み残した政治に有権者は厳しい視線を送る


 わずか3日間の首相交代劇を見て、「またか」と思った。
 「新政権もぶれるのだろう。昨年夏のような期待感はもうない」
 気仙沼市のトラック運転手熊谷和弘さん(39)は、昨年8月の衆院選で民主党を支持した。マニフェスト(政権公約)にあった「高速道路の無料化」に引かれた。
 缶詰資材などを東北各地に運ぶ。行きは高速道路を使うが、帰りは荷主から高速料金が支払われない。会社に負担をかけまいと、ひたすら一般道を走る。
 地元の宮城6区には民主党候補がおらず、比例代表で民主党に1票を投じた。「民主政権になれば運転時間が短くなって体が楽になる。家族と過ごす時間も増える」という単純な思いだった。
 4月、高速道路無料化の公約に反して前原誠司国土交通相が上限料金制を打ち出し、小沢一郎民主党幹事長が見直しを要求した。今国会では結局、高速道路料金のことは何も決まらなかった。
 「この9カ月、暮らしは良くならなかった。菅内閣に期待したいが、マニフェスト違反を続ければ国民は背を向ける」
 鳩山政権は政治とカネで揺れ続け、米軍普天間飛行場の移設問題で自滅した。菅直人首相の誕生による支持率回復で民主党は浮き立つが、有権者の心には政治への失望がおびただしく残る。

<「有言不実行」>
 仙台市宮城野区の会社員福田理恵さん(24)は結婚1年目で会社員の夫(38)と2人暮らし。衆院選では夫婦で民主党に票を投じた。
 菅内閣が発足した8日。長妻昭厚生労働相は記者会見で、2011年度以降の子ども手当について「満額支給は難しい」と語った。一人当たり月額2万6000円の支給を断念する内容だ。
 いまは経済的に余裕があるが、家族が増えたときのことが心配だ。
 菅直人首相は11日の所信表明演説で、「政治的リーダーシップ」を連発して、「わたしを信頼して」とも語った。
 福田さんは「国民は昨年夏から振り回され続けた。高い理想に対し有言不実行ばかりが目立てば、政治への不信が募り興味も薄れてしまう」とくぎを刺す。

<自民を見限る>
 福島市老人クラブ連合会の事務局長本田忠吉さん(73)は介護相談員を務める。自身も実母の介護を経験し、介護疲れで追い詰められた人の相談を受けることがある。
 「民主党なら高齢者施策に手厚く取り組み、介護施設も増やしてくれる」と、長年支持してきた自民党を見限った。
 厚労省の昨年12月の調査では、特別養護老人ホームに入所を希望する東北の待機者は約4万1000人。宮城、福島両県は1万人を超える。
 民主党政権の第2幕は早々と開いた。1年ごとに「表紙」が変わった自民党政権時代の既視感からか、有権者の心理はさまよう。
 本田さんは「中身は変わっていない。自民党政権と同じで、劇的に政策が進むことは期待できない」と言う。


 参院選の日程が24日公示、7月11日投票で固まった。迷走を続けた鳩山政権は浮足だった党内から退陣を突き付けられ、菅政権が発足した。政権交代の夏から9カ月。政治は混迷の夏を迎えた。


2010年06月12日土曜日

6627チバQ:2010/06/19(土) 10:46:31
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100613_02.htm
流転政治 迫る’10参院選(2)停滞/雇用対策 見えぬ効果

政権交代後、失業率に大幅な改善はなく若者の就職戦線も厳しい。民主党の景気、雇用対策に停滞感が漂う


 民主党内で鳩山由紀夫首相への退陣圧力が強まった5月31日、ようやく失業生活を抜け出した。
 「国民の生活が第一、なんてまやかし。鳩山さんは結局、きれい事ばかり並べただけで何も見るべきものがなった」
 上山市の会社員男性(38)は公共職業安定所(ハローワーク)に通った7カ月間、「いのちと生活を守る」と記された民主党ポスターの前を通るたびに腹が立った。

<「実感はゼロ」>
 昨年10月末、リーマン・ショックのあおりを受け、15年勤めた地元の半導体製造装置の製造会社が倒産した。まだ独り身。月14万円の失業保険で何とかしのいできた。
 「景気は持ち直してきたとか報道されているが、実感はゼロ。もっと底はある。地方の末端の厳しい実情を政治家は分かっていない」
 4月の完全失業率(季節調整値)は5.1%で2カ月連続の悪化。東北の有効求人倍率(季節調整値)も横ばいの0.39倍だった。衆院選マニフェスト(政権公約)にあった景気対策の目玉「中小企業の法人税減税」は財源不足で見送られた。成長戦略の工程表もいまだ策定中だ。
 新しい就職先は、大型特殊免許やフォークリフトなど五つの資格を取得してようやくつかんだ。その2日後、鳩山首相は「国民が徐々に聞く耳を持たなくなってしまった」と語って退陣した。
 男性は「政治が手を差し伸べてくれたことはなかった。聞く耳を持たなかったのは政治の方だ」とあきれた。

<就活50社以上>
 菅内閣が発足し、国会の会期延長と参院選日程で駆け引きが始まった8日。弘前市から仙台市に就職活動に来ていた女子大学生(21)=4年生=は、焦っていた。
 「スーツを着ているのは女子ばかり。悲しくなりますね」
 50社以上にエントリーして、面接に進んだのは10社ほど。手応えはよくない。「3月はエントリーシートが1通も通らなかった。全否定されているような感じでショック」とうなだれる。
 今春卒業した大学生の就職率(4月1日現在)は前年同期より3.9ポイント下落し、91.8%。過去最低だった2000年の91.1%に次ぐ低さだ。
 インターネットで企業の説明会の予約をしようとしても、一瞬で埋まる。筆記試験を受ける資格すら得られず、悔しい思いを何度も味わった。
 民主党が取り組む雇用支援政策は「すべての労働者に雇用保険を適用」「月額10万円の手当が付く職業訓練制度」など非正規雇用対策の色合いが濃い。
 「派遣切り問題が注目され、若者の就職難は隅に追いやられた気がする。就活をしてみて分かった」。政治と自分の生活の乖離(かいり)を初めて感じた。
 大学2年の妹がいる。「早く景気対策を実行してもらい、わたしたちの世代が一生懸命働ける社会をつくってほしい」と願う。
 7月の参院選では各政党の雇用対策を選択軸に、1票を投じるつもりだ。


2010年06月13日日曜日

6628チバQ:2010/06/19(土) 10:46:59
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100614_01.htm
流転政治 迫る’10参院選(3)軸足/業界団体、次々中立に

政権与党の民主党か、地域に根付いた自民党か。業界団体は、両党をはかりに掛けた選挙対応を迫られる


 パーティー会場に、民主党と自民党の国会議員が居合わせた。
 5月26日、宮城県建設業協会が仙台市内のホテルで開いた懇親会。自民党に加え、初めて民主党国会議員が招かれた。7月の参院選宮城選挙区(改選数2)に立候補する両党現職の姿もあった。

<選挙で存在感>
 協会はこの2週間前、宮城選挙区への対応を初めて「自主投票」とする方針を決めた。
 「自民党でも民主党でも、業界を良くする議員が1番いい議員だ」。あいさつに立った遠藤久之副会長は与野党双方を持ち上げた。
 建設業界は長年、自民党の強力な支持団体として各種選挙に力を示してきた。小泉改革以降、公共事業削減で弱体化が指摘されたが、選挙での存在感はどの業界よりも強かった。
 その自民党一辺倒だった軸足は変わりつつある。
 宮城のある協会関係者は「民主党サイドと話す機会が増えた。向こうから会いたいと言ってくることもある」と打ち明ける。懇談では民主党の公共事業削減を話題にし、業界の疲弊ぶりを説明する。政治情勢の情報交換も欠かさないという。
 公共事業の必要性を説きたい業界と、支持基盤を強めたい民主党サイド。思惑の一致が顕在化してきた。
 菅政権が発足してほぼ1週間。民主党の党勢回復の影で自民党は危機感を強める。政権党時代に蜜月だった業界団体は「中立」や「民主党支持」を打ち出している。

<支援は個人で>
 「解体同然だ」。活動を休止した宮城県土地改良政治連盟の幹部は、力なくつぶやく。
 全国連盟は一貫して自民党を支援し、系列議員を比例代表で参院に送り込み予算獲得の恩恵を受けてきた。今回は元官僚が立つ予定だったが、辞退に追い込まれた。
 民主党が10年度予算で土地改良事業費を09年度比で6割もカットしたためだ。システムをよく知る小沢一郎前幹事長の狙い撃ちだった。宮城県連盟の幹部は「自民党候補を出すのをやめないと、民主党が納得してくれず、予算が付かなくなる」と言う。
 小沢氏の地元・岩手の連盟は1月に民主党支持を決めた。活動休止は青森、山形、福島の連盟にも連鎖した。
 「農協の推薦は出なかったが、各組合長が力を合わせて頑張っていく」
 5月21日、仙台市内のホテルであった比例代表の自民党新人で栗原市出身の農業法人代表の集会。宮城県農協中央会の木村春雄会長が農協幹部に結束を呼び掛けた。
 政権交代後、農協グループは中立に転換。新人は「農業者の代表」を掲げるが、宮城県農政連は「意見集約できない」として自主投票を決めた。
 それでも木村氏は「個人の立場」で新人の後援会長に就いた。自民党農政を評価しているといい、割り切れない感情をにじませる。
 組合長の1人は複雑な思いで参院選を見守る。「昨年の衆院選で末端農家は自民党にノーを突きつけた。やりすぎると、まだ自民党べったりだと言われる。しばらくは全方位外交がベターだ」


2010年06月14日月曜日

6629チバQ:2010/06/19(土) 10:47:25
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100615_01.htm
流転政治 迫る’10参院選(4)迷路/揺れる陳情、惑う首長

陳情一元化を主導した小沢氏(左上)と「脱小沢」の枝野氏(右下)。揺れ動く「政治主導」に地方の首長たちは戸惑う


 公共事業費に大なたを振るう大臣に、首長たちが懇願した。
 「三陸自動車道は救急搬送を支える『命の道』だ。整備財源の確保には特段の配慮を願いたい」
 5月30日、視察で石巻市に入った前原誠司国土交通相への要望会。布施孝尚登米市長ら沿線の3首長が、三陸道の早期完成を強く求めた。
 「コンクリートから人へ」の理念の下、鳩山政権は2010年度当初予算で道路関係費を25%削減した。しわ寄せは三陸道整備にも及び、志津川トンネル(仮称、宮城県南三陸町)の着工などが見送られた。
 要望会の開催を取り持ったのは民主党宮城県連代表の安住淳衆院議員(宮城5区)。「石巻に建設担当相が来るのは三十数年ぶり」と政権与党の強みをアピールした。
 「要望にはできるだけ応えたい」と前原氏。布施市長は「現場の声を聞いてもらえる機会はありがたい」と直談判に手応えを感じた。

<小沢流で一変>
 民主党は「政治主導」「脱官僚依存」を看板に、国への陳情ルールを一変させた。陳情は党幹事長室が一手に引き受け、厳選して閣僚らに伝える。首長が霞が関に足を運び、閣僚に直接要望する機会はめっきり減った。
 主導したのは小沢一郎前幹事長。「政策決定の内閣一元化」を理由に、党内の反発を抑えて党政策調査会(政調)も廃止した。予算配分や政策決定に小沢氏のお墨付きが必要となり、権力の二重構造が鮮明になった。
 宮城県南の大河原町。4月19日、斎清志町長が開いた町政報告会はいつもと様相が違った。応援する地元の自民党元衆院議員のほかに、参院選宮城選挙区(改選数2)で3選を目指す現職の民主党参院議員も顔を並べた。
 町には国道拡幅、広域農道整備など国への要望が山積する。斎町長はもともと自民党系だが、「わたしが民主党を応援して驚く人がいたとしても、そんなことは大事ではない」と現職に傾く。
 政権党との関係の濃淡が政策実現に影響しかねないとの不安が手伝い、民主党との距離を縮めようとする首長は増えた。陳情一元化は「小沢流の選挙対策」とも言われた。

<一元化見直し>
 岩手県沿岸の宮古市。故鈴木善幸元首相が足場を築き、後を継いだ鈴木俊一元環境相も広く浸透する岩手自民党の有力地盤だ。
 三陸道など高速交通網の整備を望む住民は多く、政権交代後は地元選出の民主党1年生議員が頼みの綱となった。
 山本正徳市長は「地方の声を裁くのは選挙最優先の小沢氏。優先順位を下げられはしないか心配だ」と自民党との近さが予算配分に響くことを警戒する。
 その小沢氏は、鳩山由紀夫首相の退陣で表舞台をいったん去った。
 菅直人首相は政調の復活を打ち出した。幹事長に起用された枝野幸男前行政刷新担当相は7日、就任の記者会見で「陳情一元化は利権的と誤解を生んだ。早急に改善する」と語った。
 地方の声を吸い上げるシステムにも表れた「脱小沢」。地方は政調復活に「要望先のチャンネルが増えた」と期待する。


2010年06月15日火曜日

6630チバQ:2010/06/19(土) 10:47:51
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100616_02.htm
流転政治 迫る’10参院選(5完)限界/財源の壁、しぼむ公約

昨年夏の衆院選で各党が掲げたマニフェスト。民意をつかむ武器になると同時に、政治が立ちすくむ呪縛(じゅばく)にもなりかねない


 自民党の谷垣禎一総裁は民主党のマニフェスト(政権公約)を「ばらまき」と決めつけ、公明党の井上義久幹事長(衆院比例東北)は「選挙目当て」とこき下ろした。
 菅直人首相の所信表明演説に対する代表質問が行われた14日の衆院本会議。財政健全化に向けた超党派の論議を求める首相に、野党はマニフェストの撤回を参加条件に突き付けた。
 「ややこしい条件は付けずに…」と、いなす首相。与野党トップの初対決は、議論がかみ合わないまま第1ラウンドを終えた。
 2009年衆院選で、民主党のマニフェストは政権交代のけん引役になった。「マニフェストあります」。のぼりを掲げた民主党候補に「生活が変わる」と好感した有権者が駆け寄り、書店には解説本が平積みにされた。

<見通しに甘さ>
 あの熱気から9カ月。リアルな政治に直面した鳩山政権は財源の壁に阻まれ、ガソリン税の暫定税率の撤廃や高速道路の無料化を事実上、見送る政策の転換を図った。
 極め付きは大看板だったはずの子ども手当。菅首相は11日夜、衆院選で公約した11年度以降の満額支給(月額2万6000円)の断念を表明。参院選マニフェストでは「既に支給している1万3000円からの上積み」という控えめな表現にとどめた。
 みんなの党の渡辺喜美代表は「マニフェストは詐欺という印象を持たれている」と皮肉り、「アジェンダ(政策課題)」という言葉を多用する。
 民主党が野党時代に策定した野心的なマニフェストは、「政権交代」という大義を前に財源論を深掘りしないまま策定された。情報が限られる野党に、「想定外の税収不足」(菅首相)という不確定要素を加味しても見通しの甘さは否めず、マニフェストの軌道修正が続く。
 子ども手当の支給が始まった1日、東京株式市場は育児や教育に関する銘柄に投資家の買いが集まった。
 値上がり期待はつかの間だった。長妻昭厚生労働相は8日夜、子ども手当満額支給の事実上の断念を明言。9日には「子ども手当関連株」は軒並み値を下げた。

<見直し改めよ>
 「マニフェスト実現に必要な財源がないことは、マーケットも織り込み済み」(証券会社)とはいえ、政策実現への期待値を株価が映し出す。マニフェストの存在感は確実に薄れつつある。
 早大マニフェスト研究所の北川正恭所長は「検証可能なマニフェストがあるからこそ、野党は厳しく追及できる。マニフェストをやめ、昔のように情に訴える選挙をしろとでもいうのか…」とマニフェスト不要論にはくぎを刺す。
 北川氏は業務改善に有用とされる「マネジメントサイクル」にヒントを得た「マニフェストサイクル」という新たな概念を提唱。「マニフェストを掲げ、実施し、見直し、改善するサイクル(周期)に入るべきだ」と主張する。
 民主党政権の迷走は、マニフェストの限界と効用を広く知らしめた。成熟した民主主義への過渡期か、さらなる混迷への序章か。7月11日、国民の審判が下される。


2010年06月16日水曜日

6631チバQ:2010/06/19(土) 10:48:23
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100616_04.htm
お国行脚“ご執心” 自民・大島幹事長、背水の陣 青森選挙区

異例の「お国入り」を続けている大島幹事長(左)。右端は山崎氏=13日、八戸市


 参院選で自民党の陣頭指揮を執る大島理森幹事長(衆院青森3区)が頻繁に「お国入り」し、青森選挙区(改選数1)の立候補予定者と二人三脚の行脚を展開している。谷垣禎一総裁が「参院選で与党過半数なら辞任」と背水の陣を敷く中、「幹事長がそんなに党本部を空けて大丈夫?」との声もないわけではないが、党県連は「幹事長のメンツをつぶせない」と、議席奪還に向けて気合を入れている。

<2週間に1度>
 菅直人内閣が発足して最初の週末となった12、13の両日も、大島氏は青森に戻った。12日は青森市で谷垣総裁とともに街頭で演説。13日は三沢市と、地元・八戸市を駆け回った。
 13日夜、八戸市のホテルで開かれた自民党候補予定者の元参院議員山崎力氏(63)の総決起大会。「立ちなさい」。祝電が読み上げられる中、座っていた山崎氏に、大島氏が起立を促した。
 山崎氏が会場で支持者らを出迎える際には、「(髪の毛は)くしでといだのか」。幹事長の「指導」は、態度や身なりにも及んだ。
 自民党が野党に転落した昨年9月末、大島氏は幹事長に就いた。党務の合間を縫って最低でも月1度、参院選が迫ってきた5月以降は、ほぼ2週間に1度のペースで県内に入っている。

<全国最少票差>
 背景にあるのは強い危機感だ。参院青森選挙区では現在、自民党の議席はゼロ。昨年12月に党員公募により公認候補に決まった山崎氏は、3年前の参院選で民主党新人に約5万7000票の差で敗れている。
 大島氏は当初から山崎氏には手厳しかった。「ニュー山崎に生まれ変わって死ぬ気でやれ」とハッパをかけ、「小学校区単位に組織の根を張り巡らせろ」と、どぶ板戦を指示した。
 大島氏自身、昨年夏の衆院選で、民主党候補に追い上げられ、367票の全国最少票差で辛くも逃げ切った。「風に打ち勝つには、張り巡らせた組織網しかない」という経験則がある。
 参院選は、谷垣総裁と同様、大島氏にとっても背水の陣となる。党県連第3区選対本部長の滝沢求県議は「幹事長のおひざ元で、恥をかかすわけにはいかない」と強調。大島氏も投票までにさらに1、2度、青森入りを考えているという。
 青森選挙区には山崎氏のほか、民主党の波多野里奈氏(37)、共産党の吉俣洋氏(36)、社民党の山田清彦氏(53)、たちあがれ日本の升田世喜男氏(53)の4新人が立候補を予定する。


2010年06月16日水曜日

6632チバQ:2010/06/19(土) 10:48:55
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100619_03.htm
野党自民は魅力減退? 東北、支部解散相次ぐ 上部団体の方針転換影響




 昨年8月の衆院選以降、東北の業界団体などに組織された自民党支部のうち少なくとも26の支部が解散したことが18日、分かった。政権交代で各支部の上部団体が中立や民主党支持を打ち出したことが影響しており、自民党支持基盤の流動化が進んでいる。

 昨年8月から今年6月に発行された東北各県の公報・県報によると18日現在、解散した自民党支部は表の通り。各県で2〜8支部が解散した。職域・団体の支部が16、選挙区・地域支部が10だった。
 自民党宮城県内航海運支部は昨年12月の役員会で「自民も民主も政策に大きな差がない。片方に偏るのはどうか」として解散を決定した。
 支部は、県内の海運会社4社の役員と従業員、家族の党員わずか二十数人の小所帯。各社とも1隻しか船を所有しない零細企業で、長引く不況で苦しい経営を強いられているという。
 元事務局長は「船の荷物がなくなり、みんな生きていくのに必死。商売のことで頭がいっぱいで政治活動に力を注ぐ余裕はない」と話す。
 旅館業や理美容業などの12組合で構成する党秋田県環衛団体政治連盟支部は昨年12月に解散。母体の政治連盟が「自民党が野党になって要望が通らなくなってきた。各組合の利益を考えると、中立がいい」とスタンスを転換したことに準じた。
 党宮城県栄養士連盟支部は1月、母体の日本栄養士連盟が民主党支持を打ち出したため解散した。党員は10人弱だった。
 日本栄養士連盟は日本栄養士会の政治団体。自民党を全面的に支持してきたが、昨年11月の会議で民主党支持に転換した。
 党県連盟支部は2007年の参院選比例代表に自民党公認で立候補した組織内候補を支援する目的で結成した。支部長は「栄養士の地位確立の運動には政治力がものをいった。これまで全面的に自民党を支持してきたが、今後どんな顔をして民主党にお願いに行けばいいのか」と話す。
 自民党岩手県連農協五連支部の事務局だった岩手県農政連は「もともと支部の活動実態がなかった。政治活動は農政連で足りるため解散した」と説明している。


2010年06月19日土曜日

6633チバQ:2010/06/19(土) 10:52:14
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20100616-OYT8T00032.htm
民主2議席独占 成否は
自民 10回中1回だけ

 夏の参院選茨城選挙区(改選定数2)で、民主党は現職の郡司彰・農水副大臣(60)と新人のアテネ五輪銀メダリスト長塚智広氏(31)を擁立し、議席の独占を目指している。菅内閣発足による支持率回復の上げ潮に乗りたいところだが、保守地盤が強いと言われる茨城で過去10回にわたって候補者2人を擁立した自民党が、たった1回しか議席を独占できなかったというデータもある。

 自民党県連は1998年参院選で、現職の野村五男氏と新人の久野恒一氏を擁立した。選挙戦は七つの衆院選小選挙区ごとに地域割りする作戦を取り、県南西部が地盤の野村氏に3、6、7区を、県北が地盤の久野氏に2、4、5区を割り当て、大票田・水戸市を含む1区を2人で分け合った。

 だが、当時新人だった郡司氏にトップ当選を許し、久野氏が二番手に滑り込んだものの、野村氏は次点で敗れるという結果に終わった。久野陣営を支援した党関係者は「選挙前から議席独占は無理なことはわかっていた。複数擁立はナンセンスだった」と明かす。

 党員数で全国2位を誇る組織力で議席独占を狙った党県連だが、職域支部や支援団体まで二分され、党全体がまとまりきれなかったのが原因だという。この98年選以降、党は選挙区で複数擁立を見送っている。

 自民党が結党以来、茨城選挙区で議席を独占したのは現衆院議員の中村喜四郎氏(無所属)と竹内藤男氏が当選した71年選だけ。56年から98年に行われた計15回の参院選のうち10回で2人を擁立したが、71年選を除いていずれも苦杯をなめている。

 4月に水戸市内で行われた長塚氏の擁立記者会見で小沢幹事長(当時)は「これまでと同じパイを分け合うのでは意味がない」とし、民主党支持者の総数を増やすことで2人の共存は可能との認識を示した。その上で、「新人の長塚氏は知名度で劣るので、党本部が積極的に支援しないといけない。県連は郡司氏の再選に全力を尽くしてほしい」と述べた。

 党県連は、連合茨城の組織内候補の郡司氏を県連主導で支援し、県南地域を地盤にしている長塚氏が無党派層を中心に票の掘り起こしを行うことで住み分けを明確にした。県連幹部の1人は「党の方針で2人擁立が決まった以上、2人の当選に向けて活動するのみだ」と虎視眈々と2議席目を狙っている。

(2010年6月16日 読売新聞)

6634チバQ:2010/06/19(土) 10:55:13
http://mainichi.jp/area/yamanashi/tsuiseki/news/20100617ddlk19010204000c.html
追跡・発掘:参院選’10山梨 公示直前の情勢/上 /山梨
 ◇民主、首相交代が追い風に
 国会が16日閉会し、24日公示、7月11日投開票の参院選に向けて県内の各陣営は本格的に走り出す。支持率回復を背景に勢いづく民主党に対し、草の根的な活動で巻き返しを図りたい自民党。両陣営の戦略と課題を中心に、公示直前の県内情勢を2回にわたって探る。【小林悠太、曹美河】

 ◇輿石氏出身・山教組は動き鈍く
 「菅総理を先頭に、民主党は必ず山梨の皆さんにお応えする。本物の改革をやらせてほしい」

 12日に韮崎市で開かれた輿石東・民主党参院議員会長の集会。輿石氏が新政権への支持を訴えると、集まった約1000人の来場者から大きな拍手が起こった。会場には、1月に3選出馬を表明して以来、初めてともいえる高揚したムードが広がっていた。

 「正直、負けることも想定した」。陣営関係者がこう振り返るほど、輿石氏はかつてない逆風にさらされた。対する自民党は年齢や経歴で差異が際だつ31歳の元教諭、宮川典子氏を擁立。政治とカネの問題がつきまとう小沢一郎・前幹事長と輿石氏の距離の近さも、自民党に格好の攻撃材料を与えていた。

 ところが、鳩山由紀夫前首相と小沢前幹事長の辞任、そして菅直人内閣発足による党支持率の急回復が、流れを一変させた。後藤斎・県連代表は「ようやく戦えるベースができた」と話す。

 加えて陣営が強みとするのは、輿石氏の「与党の実力者」としての顔だ。

 「輿石先生がいてくれてこそ地方が元気になる」「選挙戦をぜひ勝ち抜いていただきたい」。12日の集会には横内公明・韮崎市長、今沢忠文・南アルプス市長ら周辺市町村のほとんどの首長が顔をそろえ、それぞれ輿石氏にエールを送った。

 国政選挙では通常、各党に等距離の姿勢を強調する市町村長だが、今回は輿石氏への傾斜が目立っている。背景には、民主党が地方の要望や陳情を党に集約させる体制を築いたことがある。

 また、輿石氏自身も参院選をにらみ、政権交代直後から各市町村に出向いて首長や幹部から要望を直接聞くことで、支持を取り付けている。国中地域のある市長は「政権党の実力者に直接要望を聞いてもらえる自治体はめったにない。輿石さんを敵に回すなど言語道断だ」とまで言う。

   ◇  ◇

 しかし、肝心の足元がおぼつかない。輿石氏の出身組織で、最も強固な支持基盤とされる山梨県教職員組合(山教組)の動きが鈍いのだ。

 「20枚取れなくてもいい。危ないことはしないでください」。4月下旬、甲府市内の小学校で放課後開かれた組合の会議の席上、同校の組合分会長が同僚教諭たちに注意を促した。輿石氏の個票(後援会入会カード)集めのことだ。目標は1人20枚としたが、ノルマにはしていない。

 県内に約300ある公立小中学校の教職員で組織され、組合員数4000〜5000人を数える山教組。元執行委員長である輿石氏の選挙では強い集票力を発揮してきた。

 しかし04年の参院選で、組合幹部らが輿石氏の選挙資金として教職員から募ったカンパ計約1000万円を政治資金収支報告書に記載しなかったとして政治資金規正法違反で罰金刑を受けた。今年3月には北海道教職員組合(北教組)の不正献金事件が発覚。幹部ら2人が同法違反で有罪判決を受けた。山教組を取り巻く環境は、かつてなく厳しい。

 「クラス名簿を持ち寄って、教え子の保護者に片っ端から電話をかけたこともある」。峡東地域の小学校の男性教諭はこう振り返る。しかし、この教諭の職場でも、今回は分会長から「保護者への電話は慎むように」という指示が出ている。活動は親族や友人などへの「自主的なお願い」が中心だ。

 輿石陣営幹部の一人は「山教組の動きが6年前とは全く違う」と表情を曇らせる。「これからの追い込みに期待したいが、目立つと相手陣営に攻撃材料を与えることにもなりかねない……」。幹部はそんなジレンマを口にした。

6635チバQ:2010/06/19(土) 10:55:43
http://mainichi.jp/area/yamanashi/tsuiseki/news/20100618ddlk19010109000c.html
追跡・発掘:参院選’10山梨 公示直前の情勢/下 /山梨
 ◇自民、団体頼れず「草の根活動」 民主V字回復に危機感
 「国の難局を乗り切るには、私のようなずぶとい人間でないと駄目です!」。自民党から立候補予定の新人、宮川典子氏(31)が訴えると、同世代の聴衆がどっと沸いた。自身のふくよかな体形を持ち出して笑いを誘う話術はすっかり板についた。

 13日に昭和町のイトーヨーカドー前で行われたこの街頭演説の応援弁士は小泉進次郎衆院議員。1年生議員ながら同党の“顔”になりつつある小泉氏だけに、この日は1000人(主催者発表)の聴衆が集まった。

 宮川氏は「皆さんの声を国会に届けます」「ゼロからのスタートです」と、身近さや清新さを繰り返し訴えた。しかし、聴衆からは「小泉さんの隣の人は誰」との声も漏れ聞こえた。

 国会議員がゼロとなった自民党県連にとって、参院選での議席奪還は悲願だ。県連史上初の女性国会議員候補となった宮川氏を、県連は「変革の象徴」(皆川巌幹事長)と位置づける。

 かつて「保守王国」と言われた山梨で、自民党の選挙を支えてきたのは建設業協会や農協、医師会など業界団体だった。だが、政権交代以降、その多くは自主投票に転じた。与党であることを力の源泉とし、多くの団体を通じて票を固めていた従来の手法は通用しなくなった。

 今や党県連が掲げるのは「草の根活動」だ。無党派層への浸透を図ろうと宮川氏は毎朝、JR甲府駅前などでつじ立ちし、日中は党員の紹介で有権者回りやミニ集会を繰り返す。

 さらに、比例代表で自民党はプロ野球・巨人前監督の堀内恒夫氏(62)=甲府市出身=を擁立。宮川氏と一緒に街頭演説をしたり、富士急出身の橋本聖子参院議員と3人で並んだポスターを作るなどして、宮川氏の知名度不足解消を狙う。しかし、堀内氏を前面に出すことに懸念の声もある。ある県議は「選挙区の投票用紙に『堀内』と書かれてしまうのでは」と話す。

 「天が味方している」(県連幹部)という時期もあった。鳩山政権下で民主党の支持率が下がり続け、自民党の世論調査では、5月ごろには宮川氏は民主党の輿石東参院議員会長(74)に迫る支持を得ていた。

 だが、民主党への支持率が「V字回復」した今、事態は暗転した。宮川陣営関係者は「何か一つ、起爆剤がほしい」と口をそろえるが、具体的な戦略は描き切れていない。

 県議の足並みの乱れも懸念材料だ。

 県議会で自民党は圧倒的多数だ。党所属の全県議が自身の選挙並みに支持者に宮川氏への投票を呼びかければ「民主党に負けるわけがない」(自民党県議)とみる関係者は多い。だが、堀内光雄会長と、堀内氏の元秘書の皆川幹事長が県連を仕切る「堀内体制」への反発が一部の県議の間にくすぶっている。「まとめ役がいなくなった」と嘆く県議もおり、参院選を前に結束できるかどうかも大きな課題となっている。

   ◇  ◇

 他の立候補予定者も本格的に走り出した。

 共産党から立候補予定の花田仁氏(49)は5回目の国政挑戦となる。民主、自民両党を「大企業や米国にものが言えない」などと批判し、両党に批判的な層の支持獲得を目指す。

 一時はみんなの党からの出馬を模索した無所属の精神科医、根本直幸氏(44)は「独自色を出して知名度を上げたい」と自転車による活動を計画。自殺防止を主要政策に掲げる予定だ。

 みんなの党は山梨選挙区での候補者擁立を断念。民主、自民、共産、無所属の4人で議席を争う可能性が高くなっている。【小林悠太、山口香織】

6636秋田2区:2010/06/19(土) 20:27:59
http://live28.2ch.net/test/read.cgi/giin/1276659945/
こんなかきこみがありましたが、的を得ているような感じですね。

918 :無党派さん:2010/06/19(土) 18:16:28 ID:LfUowfnY
地元の在郷新聞だから共同?

富山 痔民やや優勢。石川 痔民先行。福井 激しくせめぎあう
山梨 民主反転攻勢、追い上げる痔民。
長野民主高島やや苦戦、2人目擁立で現職危機感
岐阜 民主2議席めざすもそこまでの勢いなし
静岡 民主一本化せず 愛知 民2・自を4新人おいあげ
三重 民主有為

青森 民主追い上げはかる。 岩手 民主安定
宮城 痔民分裂民主独占狙うもみんなと混戦
秋田 痔民野球選手知名度で激しくしのぎを削る
山形 痔民優位に立とうと酢。福島 痔民・民主現職軸

茨城 痔民リード、栃木 痔民・民・み三つ巴。群馬 追い上げる民主
埼玉 民主2つめざす。痔民議席維持に懸命、公明全力。みんなも争う。
千葉 官人気でみんなどうなる。民2、痔民2、みんな5人が軸
東京 連法勢い。公明安定。残り3を民主、痔民、みんな、協賛争う
神奈川 みんみん痔民、みの有力4が3議席争う


919 :無党派さん:2010/06/19(土) 18:18:44 ID:6t1i21ah
>>918
記事をみたことないな。

926 :無党派さん:2010/06/19(土) 18:35:30 ID:zEzp6iKp
>>918
自民と共産が嫌いで公明が好きなのはわかった。

6637名無しさん:2010/06/19(土) 20:47:00
>>6636
そろそろ各党が情勢を把握しているでしょうが・・・

1人区の情勢はどうなのでしょうかねえ。

私的には低めに見積もって、与党系19、野党系10、いかがでしょうか。

6638秋田2区:2010/06/19(土) 21:20:04
自分のところ(秋田)の予想で申し訳ないんですけど、

無党派は石井:鈴木で、6:4ぐらいになりそうです。巨人&自民党バカばっかりで。秋田1区で引き離さないと。
前知事の出馬も影響するでしょうね。

6639名無しさん:2010/06/19(土) 22:22:12
 千葉選挙区なので,千葉に関して予想してみます。
 
 正直,民主2,自民2,みんな1の混戦状況なので,連合推薦民主(道),自民現職(椎名)がやや優勢と見て,最後の議席は郵政が支援する民主(小西)と公明支援の自民(猪口)が3議席目を争い,みんな(水野)は落選だと思う。私的に,浮動票がどう動くか予想出来ないですね。 
 
>>>6636をみる限り,一人区では与党と野党は意外にevenな感じではないでしょうか。

6640名無しさん:2010/06/19(土) 23:15:02
>>6639 千葉に関してはそう思います。

私的1人区

与党系 青森、岩手、山形、栃木、山梨、福井、三重、奈良、滋賀、和歌山、
    岡山、香川、徳島、高知、佐賀、長崎、大分、熊本、宮崎、鳥取

野党系 秋田、群馬、富山、石川、島根、愛媛、沖縄、山口、鹿児島

実は微妙に感じているのは、秋田、鹿児島、石川、富山

こんなものでイカガでしょうか。賛否両論、情報を。
この週末、また世論調査するんでしょうね。

6641名無しさん:2010/06/20(日) 00:07:25
>>6640
 
では,私も一人区の予想をしてみます。(微妙な所は接戦にしてみました) 
 
与党
鉄板 岩手,滋賀,三重,奈良,岡山
 
優勢 徳島,高知,大分
 
接戦 栃木,山梨,,香川,長崎,青森,熊本,鳥取,秋田,福井,山形
 
 
野党系
優勢 佐賀,和歌山,宮崎,島根
 
鉄板 群馬,富山,石川,愛媛,山口,鹿児島,沖縄
 
 
 栃木は民主自民みんなと三つ巴な状況なので,浮動票の行方が気になりますね。富山に関しては,与党側が社民党県連との関係も微妙ですし,国民新党(綿貫票)は自主投票なので厳しいのではないでしょうか。佐賀は元々保守層が強いですし,野党の候補者が衆議院選で原口総務相とそこそこ競り合っていたので,野党に優勢と予想してみました。
 
 私的に気になるのは長崎と香川ですかね。新聞等の情勢調査が出ていないので未だ何とも言えませんが如何でしょうか。

6642名無しさん:2010/06/20(日) 00:09:45
共同通信調査の6月16日現在での選挙情勢が載ってないので、
候補者が紹介されている順番をまとめてみました。
2人区以上で同政党が複数候補を立てている場合は、
必ずしも有利な順番ではないと思われるので、参考まで。。。

北海道2:民(藤徳)自み共
青森1 :自民社共た
岩手1 :民自社共
宮城2 :無自民(桜伊)み共社
秋田1 :自民共
山形1 :自民み共
福島2 :民(増岡)自み共
茨城2 :自民(郡長)みた
栃木1 :民自み共
群馬1 :自民共
埼玉3 :民(島大)自公み共社改
千葉3 :み民(道小)自(椎猪)共
東京5 :民(蓮)公民(小)自(中)み共自(東)社た国改創
神奈川3:民(千金)み自共た改
新潟2 :民社自共
富山1 :自民共
石川1 :自民共
福井1 :自民共
山梨1 :民自共
長野2 :民(北高)自み共
岐阜2 :民(山小)自共
静岡2 :民(藤中)自み共
愛知3 :民(斎安)自み共社
三重1 :民自み共
滋賀1 :民自共

6643名無しさん:2010/06/20(日) 00:11:06
京都2 :民(福)自共民(河)
大阪3 :民(岡尾)公自共み
兵庫2 :民(水三)自み共改
奈良1 :民自共
和歌山1:自民共
鳥取1 :自民共
島根1 :自民み共
岡山1 :民自共
広島2 :民(柳中)自共
山口1 :自民共
徳島1 :民自改共
香川1 :無自共
愛媛1 :自民共
高知1 :民自無共
福岡2 :民無自み国共
佐賀1 :自民共
長崎1 :自民み共
熊本1 :自民共
大分1 :民自共
宮崎1 :自民共
鹿児島1:自民共
沖縄1 :自無(山伊)

<まとめ>
【1人区】民10自18無1
【2人区】民12自12(※議席独占なしと想定)
【3人区】民8自4公1み2
【5人区】民2自1公1み1
 【計】 民32自35公2み3無1

千葉は水野が先行しているらしいが。。。

6644名無しさん:2010/06/20(日) 00:48:25
>>6643
 
 千葉選挙区のみんな(水野)が先行しているのは意外ですね。地盤は佐倉付近以外はそこ迄固まっているとは思えないですし,千葉の無党派層がみんなの党に割と動いているのかな?

6645名無しさん:2010/06/20(日) 01:14:00
>>6643 としますと、とても、民主幹部の言う50や60なんて程遠い数字だと思うのですが。

実は私もその辺が?で50、60を言うくらいだったら、1人区で20程度は取らないとムリだと思います。

しかし、ジョーシキとコレまでとかいろいろ考えると、確かに>>6643の結果にもなると思います。

で、50、60になるためには、と思って考えたのが、>>6640
でないと、50を超えて60なんていきませんから。

あと唯一私が信頼するヒョーロンカ田勢のコメントだと相当民主に有利だとか。
本人いわく、直感は外れた事無いらしい。
07年の時は1人区で外したのは島根だけでしたから。

6646名無しさん:2010/06/20(日) 01:31:52
宮城2 :無自民(桜伊)み共社
新潟2 :民社自共
岐阜2 :民(山小)自共

情勢として見るならこのあたりは不自然すぎますね。
現職または2004年に勝った側を優先して書いてるだけかもしれません。

6647名無しさん:2010/06/20(日) 01:38:35
先日、民主嫌いの産経が過半数の勢い、なんて書いていましたが、仮にも全国紙

いくら反民主系、といえど、軽々しく過半数の勢い、なんて書かないと思うのですが。

と考えると、やはり1人区では20前後取らないとキビシイのでは。

ところで・・・ガッキーは40切れば退陣、40も前半なら、求心力は失う、参院が切り崩される、こんな感じでしょうか。

6648名無しさん:2010/06/20(日) 02:12:04
>>6646
その日の新聞読んで、順番で有利不利表してないと感じました。

6649名無しさん:2010/06/20(日) 03:09:31
>>6646
6年前に勝ってる側優先だと、秋田とかがおかしくなる・・・

6650名無しさん:2010/06/20(日) 03:13:08
複数区に限定した場合でも
神奈川の小泉、千葉の椎名、東京の中川、福岡の吉村なども現職優先になってない

6651名無しさん:2010/06/20(日) 03:31:23
こういうのって有利→不利の順で書く場合は中央でなく地方の判断になるのでしょ?
地元で情勢判断したのが鳩山辞任前を元にしてたとかではないですかね。

6652久しぶり:2010/06/20(日) 05:43:20
共同新聞の情勢数字は 鳩山辞任前の地元紙の判断ですよ。
民主の石井ピン選対委員長も一人区は10選挙区しかメドが立っておらず
8選挙区が接戦と話していたことにも符合する。

6653チバQ:2010/06/20(日) 09:37:58
http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20100611ddlk46010663000c.html
漂流の行方は:10参院選かごしま/1 業界団体 /鹿児島
 ◇迷う軸足の置き場−−民主・自民、一部で「両方推薦」も
 「民主党国会議員をお招きいただくのは初めてでは?」

 5月13日夜、鹿児島市照国町の県歯科医師会館大ホールで開かれた県歯科医師連盟(県歯連)主催の「励ます会」。歯科医約150人を前に、壇上でマイクを握った打越明司衆院議員(九州比例)はこう切り出した。

 この日の主役は民主党から参院選比例代表に出馬予定の新人、西村正美氏(46)。会場には、今年2月に「自民一辺倒」をやめ西村氏の推薦を決めた上部組織・日本歯科医師連盟(日歯連)の会長らが顔をそろえた。

 鹿児島選挙区の民主新人、柿内弘一郎氏(56)の姿は無い。県歯連が自民現職、野村哲郎氏(66)も推薦しているためだ。日歯連は、07年参院選で初当選した自民の石井みどり議員(60)も組織内に擁する。両党に軸足を置く戦略だ。

 鳩山由紀夫内閣が総辞職するなど、安定感のない政府・与党を横目に県歯連幹部は声を潜める。「自民党が政権を奪還すれば、また比重を移せばいい」

 それを象徴するかのように、県歯科医師会館の1階エレベーター前には西村、石井両氏の看板が仲良く並ぶ。

   ◇  ◇

 陳情で予算獲得を目指す業界団体にとって、予算編成権を握る政権与党の威光は大きい。陳情窓口は民主党県連に一本化され、自民友好団体も足を運ぶ。「政権与党を敵に回すと仕事が回らない」。民主にも推薦を出した県不動産政治連盟の幹部は胸の内を明かす。

 それでも「自民一辺倒」を続ける組織も多い。

 5月31日、鹿児島市のホテル。清水嘉与子・日本看護連盟会長(74)が約800人の看護師に向かって力強く訴えた。「私たちはブレない!」

 比例代表に自民から出馬予定の新人、高階(たかがい)恵美子氏(46)を招いた県看護連盟の決起集会。政権交代後も「自民支持」を貫く。野村氏も壇上で支援を呼びかけた。

 しかし参院選で勝利しても「野党・自民」は当面、続くとみられ、政権与党とのパイプは閉ざされたまま。清水会長は「民主は一切窓口を開いてくれない」と弱音も漏らす。

 鹿児島市の県建設センターには、野村氏と、建設業の組織内候補で自民現職、脇雅史氏(65)が並んだツーショットポスターが張られている。ところが川畑俊彦・県建設業協会長は言い放つ。「(民主党が)公共事業を増やすと言えば、僕らもブレるよ」

 政権交代後、業界団体は軸足の置き場に迷い続けている。ある団体幹部はため息をついた。「政権交代の度に支持政党を変えれば毎回、相手を裏切ることになる。自主投票だと政治に関与できない。どうすればいいのか」

   ◇  ◇

 菅直人首相の下、再出発した民主党。09年の政権交代から9カ月、組織・団体が揺らぎ有権者の思いも漂流する。参院選公示日が定まらない中、揺れる一票を狙う陣営の現場を探った。

6654チバQ:2010/06/20(日) 09:38:30
http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20100612ddlk46010599000c.html
漂流の行方は:10参院選かごしま/2 普天間問題 /鹿児島
 ◇民主県連、徳之島案に反発強く 現地入り、逆効果も
 鳩山由紀夫前首相が辞任を表明した翌日の今月3日。徳之島のある町議に民主国会議員秘書から電話があった。「21日に島に入る。一緒に回ってほしい」

 普天間飛行場の徳之島への訓練移転案に「反対」する民主県連。参院選公示が想定される24日より前に現地で経緯説明しようと計画。複数の町議が協力を依頼された。

 県連には普天間問題への抗議や疑問の声が、度々寄せられた。民主新人、柿内弘一郎氏(56)も遊説で「鳩山をやめさせろ」と何度も迫られたという。

 県連が徳之島案の白紙撤回要求を決めたのは、徳之島で「1万人集会」が開かれる前日深夜。「対応が遅い」(柿内陣営関係者)と批判がくすぶった。政府へ撤回を求めても、徳之島入りは先延ばし。柿内氏支持のある県議は「逃げていては本土でも選挙にならない。現地で堂々と『反対』『国外移設』を説明すべきだ」と訴える。

 だが、徳之島案を明記した日米共同声明と鳩山前首相辞任を機に「徳之島入り」方針が固まった。菅直人首相も声明踏襲を表明し、反発は収まりそうもない。むしろ徳之島に入れば更に強い反発を招きかねず、県連の一人は「県連内にも積極、消極の両論があった」と明かす。それでも島に入るのは、県連への批判を払しょくする狙いがあるとみられる。

  ◇  ◇

 県連の現地入りに、島では賛否が渦巻く。天城町の大久幸助町長は「反対なら会って話をしたい」と好意的。田袋徹二・徳之島町議は「選挙対策の言い訳」と冷ややかだ。

 天城町の農業男性(38)は「奄美には民主党への不信感が強い」と言う。09年夏の衆院選。民主県連は「奄美群島振興開発(奄振)事業は減らさない」などの「奄美版マニフェスト」を掲げた。しかし10年度、奄振は29%減。この男性は「またうそをつきに来るのか。空港で何らかの行動をしたい」と息巻く。

 対する自民も徳之島問題で民主への攻勢を強めてきた。4〜5月に徳之島や鹿児島市であった反対集会では国会議員がそろい、民主批判を展開。「民主県連が徳之島入りへ」と聞き「混乱を増幅させるだけ。『郵政』の自民国会議員同様『反対』なら離党するのが筋」(宇田隆光・県連副会長)と猛反発する。

  ◇  ◇

 徳之島案を押し進めた首相と官房長官、「政治とカネ」の象徴の幹事長が全員辞任し、菅政権に衣替え後、各種世論調査で支持率がV字回復した。柿内氏陣営には「帆をしっかり張り、風を受け止め前進したい」と巻き返しムードが漂う。だが、徳之島案という逆風がやむ兆しはない。

6655チバQ:2010/06/20(日) 09:38:58
http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20100614ddlk46010370000c.html
漂流の行方は:10参院選かごしま/3 自公共闘 /鹿児島
 ◇票交換の成否、不透明 自民は県議が側方支援
 3月下旬、鹿児島市南栄の創価学会鹿児島文化会館に県農政連の川井田幸一委員長が姿を現した。農協出身の自民現職、野村哲郎氏(66)の後援会長。出迎えた幹部に「よろしくお願いしたい」と選挙協力を申し入れた。

 選挙区に擁立しない公明に野村氏を支援してもらい、お返しに比例代表で公明の票の上積みに協力する−−との、バーター(票の交換)構想。川井田氏は「支援してもらえるとの回答は頂いた」と言う。その後も学会側と接触を継続。自公幹部も協議に加わり5月21日、「参院民主の単独過半数阻止」を旗印に、合意にこぎ着けた。

 ただ、6万の農政連がすべて公明ではまとまらない。川井田氏は「できる部分で(公明支援を)やる」と言うが「県内10万」とされる公明は同等の“見返り”を求めるとみられる。

 本来、側方支援に当たるのは自民県連。だが自民には「比例は公明」と叫べない事情がある。比例代表で県出身者を2人抱えるからだ。県連幹部は「地域でできる協力を考えている」。念頭には自民県議の存在がある。

  ◇  ◇

 6月6日夜、奄美市の奄美文化センターは約1500人の公明党支持者らで埋め尽くされた。壇上には同党の常任顧問、冬柴鉄三・元国土交通相や県本部幹部に混じり、奄美群島選出の自民県議4人が勢ぞろいした。

 「比例の公明票を奄美で2万の大台に乗せたい。我々県議もしっかり役割を果たす」。金子万寿夫議長(自民)が協力を宣言。これに呼応し持富八郎・公明県本部幹事長も「選挙区は野村さん」と声を張り上げた。

 自民県議団(38人)には公明友好団体「桜島会」がある。公明が候補を擁立しない選挙区の14人が名を連ね、06年県議選で支援を受けた。来春の県議選を控え「参院選で汗をかけば県議選で返ってくる」(自民県議)との算段だ。これが参院選で公明側への「お返し」にもなる、という訳だ。

  ◇  ◇

 前回衆院選で県内「パートナー宣言」した自公。公明は党本部が「党と党の推薦はしない」と打ち出しており、初の野党共闘となる今回、正式な推薦は互いに出さない。ある自民県議は「野党になって自民の組織力が落ち、公明に票を配分する余裕はないのでは」。別の自民県連関係者は「野党・自民を与党時代と同じように公明が支援するだろうか」と不安を隠さない。

 07年参院選は公明の推薦を得た自民現職が2664票差で民主新人に辛勝した。「勝てたのは公明のおかげ」(県連幹部)。不安を抱きながらも、自民・農政連は公明と協力関係を深める。奏功するかは、未知数だ。

6656チバQ:2010/06/20(日) 09:39:44
http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20100615ddlk46010401000c.html
漂流の行方は:10参院選かごしま/4 「連立」の今 /鹿児島
 ◇民・社・国「枠組み」継続、支援内容に課題も
 5日、鹿児島市平之町の社民党県連。出迎えた南徹郎代表に民主党県連の川内博史代表が頭を下げた。「福島大臣の罷免、連立離脱との結果になり、大変申し訳ありません」

 社民県連は、米軍普天間飛行場問題を巡り福島瑞穂党首の消費者・少子化相罷免を受け、鹿児島選挙区の民主新人、柿内弘一郎氏(56)の「支持」見直しを示唆していた。

 川内代表には連合鹿児島の川野和幸会長も同行。「支持」継続を求める2人に南代表は「常任幹事会で協議する」と明言を避けた。

 「2大政党化」の過程で、県内でもかつて社民の元国会議員が民主に移るなど、社民の民主に対する思いは複雑だ。両者の仲は「民主機軸、社民支持」と両党に軸足を置く連合鹿児島が接着剤になってきた。川野会長は柿内氏の選対委員長代行。連合の一部労組は社民支持で、比例代表で九州重点の新人、吉田忠智氏(54)の応援に力を注ぐ。社民県連にとって比例で民主から「見返り」はない。が、組織力に陰りが否めない中“頼みの綱”の連合から「柿内支持」を依頼されると断れない。

 12日の常任幹事会で「支持」確認後、南代表は強調した。「我々が支持するのは『民主の柿内さん』でなく『連合推薦の柿内さん』だ」。連立離脱に伴う危機も連合がつなぎ止めた格好だ。だが、支援内容は「消極的なもの」(北森孝男・社民県連幹事長)。柿内氏の出陣式に出席する予定もないという。

  ◇  ◇

 国民新党県支部は13日、亀井静香代表を招いて鹿児島市のホテルで総会を開いた。会場入り口で支部長の松下忠洋衆院議員(鹿児島3区)は、柿内氏の隣で特定郵便局長らに「柿内さんをよろしく」と頭を下げ続けた。

 比例代表で総務政務官の長谷川憲正氏(67)ら7人を立てる国民新。鹿児島選挙区では柿内氏を推薦する。

 松下氏は郵政改革に「造反」し自民離党後は「非自民」の立場を取る。07年参院選、09年衆院選で民主と共闘した。柿内氏の応援にも熱心だ。

 4月以降だけで自身の集会に招いたのは11回。民主衆院議員4人の誰よりも多い。ベテランの松下氏は初陣の柿内氏に演説や後援会の作り方などを仕込む。今の郵政改革法案を巡る国民新、民主の紛糾にも松下氏は「古い自民政治に戻してはならない。参院選後の臨時国会で郵政法案の可決を目指す」と、ますます熱が入る。

 ただ、元自民の松下氏の後援会には自民現職、野村哲郎氏(66)の支持者も少なくない。松下氏、野村氏の地区後援会幹部を兼ねる例すらある。松下氏も「お願いするが強制はできない」と板ばさみだ。

  ◇  ◇

 社民の離脱、国民新の残留−−5月末から揺れ動いた連立与党。鹿児島選挙区では枠組みに変化はないものの、それぞれ課題を残したまま参院選を迎える。

6657チバQ:2010/06/20(日) 09:40:14
http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20100616ddlk46010556000c.html
漂流の行方は:10参院選かごしま/5 農村票 /鹿児島
 ◇口蹄疫、攻める自民 民主は戸別補償で応戦
 九州地方が梅雨入りした12日夕、鹿児島市喜入の農村地帯にある集会所には大雨の中、約100人の農家らが集まった。自民現職、野村哲郎氏(66)の「語る会」。その2日前、宮崎県都城市で口蹄疫(こうていえき)陽性が確認されたばかりで「初動対応が遅すぎる。ノウハウがある自民が与党ならこんなに広がらなかった」と、野村氏は一気にまくし立てた。

 野村氏は自他共に認める農政通。語る会では「与党だった10年前、宮崎などで発生した口蹄疫の被害を最小限に抑えた」と逸話を披露することも。JA組合員約23万の農業県・鹿児島で国会に「農家の代表」を送る大切さを訴える。

 思わぬ余波もある。口蹄疫発生地に近い大隅や北薩は農業が盛ん。農協支部単位で5〜6月にある総代会は、通常なら自民予定候補が出席し、選挙に向けた絶好の引き締めの場だ。が、口蹄疫の影響で人を集められず、大隅半島や北薩の5カ所で文書議決に。国政選挙の度に開かれ事実上、自民の決起集会となる「曽於地域農業振興大会」(6月8日予定)も中止された。都城で発生後、県下は「準非常事態」。陣営幹部は「身動きが取れない」ともどかしい。

  ◇  ◇

 野村氏に比べ民主新人の弁護士、柿内弘一郎氏(56)の演説に農政の話題は少ない。目玉は戸別所得補償制度。後援会事務所にはPRビラを置くが、用意したのは2000部だけ。青木寛・県連幹事長は「宣伝しなくても行政が仕事を進めるだけで農家に浸透する」と余裕の表情だ。

 同制度は10年度から主に米対象にモデル事業がスタート。減反政策に沿って米作すれば10アールあたり1万5000円が一律交付される。県内では4月だけで申請が全国2位の1万5386件に上った。小規模も含めた水稲農家の約3割に当たる。

  ◇  ◇

 戸別補償を巡り、自民は「財源の保証がない」「一律交付だと生産意欲がそがれる」などと追及する。

 元農協職員で稲、野菜を生産する男性(67)は野村氏の語る会に参加し「野村さんは仲間。支持する」と言いつつも、戸別補償申請を早々と済ませた。「財源の問題は気になるが、自分の懐に入ると聞くと、やっぱりうれしいよね」

 07年参院選。民主は戸別補償を公約に稲作地帯で票を伸ばし、自民現職に迫った。今回、口蹄疫の逆風を受けながら与党の求心力を背に、自民の大票田である農村票の行方に期待をかける。

6658チバQ:2010/06/20(日) 09:40:49
http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20100617ddlk46010547000c.html
漂流の行方は:10参院選かごしま/6 組織力 /鹿児島
 ◇民主、地方の足場築けず 自民は党員減少に悩む
 「集まらんなあ」

 4月17日夕、鹿屋市の「リナシティかのや」で、市議選告示を控え開かれた民主県連の総決起大会。支持者がつぶやいた。

 400人収容のホールの半分は空席。壇上に5候補(公認2、推薦3)が上がり、県連の川内博史代表や地元の網屋信介衆院議員(比例九州)がマイクを握っても盛り上がりは今一つ。市街地での街頭演説の聴衆は女子中学生ら数人だった。

 政権交代の風を鹿屋市議選でも、と積極果敢に挑んだ県連。当選したのは市職労組織内の現職と、父が旧鹿屋市議の新人の計2人。風は吹かなかった。

 政権交代時の県内地方議員は県議1▽市議9▽町議1の計11人。県連はその後、地方議員の拡充を課題に掲げ活動。これまで鹿屋以外の8市議選のうち指宿、曽於両市で推薦計5人が当選、6市では推薦すら出せなかった。結果、現在の地方議員は4増の15人にとどまり「鹿屋市議選は挑戦できただけ、まだ良い方」と青木寛県連幹事長は振り返る。

 対する自民。県議38人、市議は鹿児島市だけでも23人と多く、公明29人▽共産32人▽社民20人と比べ、民主は依然心もとない。「地方の基盤はまだまだぜい弱」と青木幹事長は厳しい表情だ。

 5月末の党員・サポーター数は野党時代の昨年と比べ約6割増え、目標の5000人を突破。それでもまだ自民の3割に過ぎない。

  ◇  ◇

 自民県連も組織力の低下に頭を悩ませる。小泉純一郎元首相が党総裁選に初当選した01年春、県内党員・党友数は5万2422人に。しかし年々減り、09年春には2万5252人と半減。政権交代後は1万8778人にまで減った。

 党員以外に運動の軸となるのは各種業界団体。再選を目指す自民現職、野村哲郎氏(66)が掲げるキャッチフレーズは「医・食・住」。「農協の野村さん」からの脱皮を図るべく医療、公共事業など農政以外も懸命にアピールする。

 しかし、秋波を送られる各団体の集票力自体には陰りが見え、建設業協会幹部は「倒産が相次ぎ従業員数は最盛期の半分以下。選挙に力を割けない」と嘆く。

 「脱小沢」を貫く菅直人内閣の誕生で流れは一変し、各種世論調査で民主支持が急回復した。他方、自民の支持率は低迷したまま。「いくら組織を固めても、東京から吹く風で浮動票は流れる」。陣営には徒労感も漂う。

6659チバQ:2010/06/20(日) 09:41:24
http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20100619ddlk46010601000c.html
漂流の行方は:10参院選かごしま/7止 第3極 /鹿児島
 ◇「受け皿」狙う野党 共産、公明「組織外」浸透図る
 「2大政党」に飽き足らない有権者の受け皿にと、各野党がしのぎを削っている。

 11日、鹿児島市の宝山ホールであった共産党演説会。「自動的に風は来ない。自らの頑張りで風を起こそう」。来援した市田忠義党書記局長が支持者たちを鼓舞した。鹿児島選挙区の新人、山口陽規氏(57)と、比例代表で九州などが拠点の現職、仁比聡平氏(46)も支持を訴えた。

 憲法9条堅持▽大企業への規制強化▽消費増税反対−−など一貫した主張に定評があるが、支持者以外への広がりが長年の課題だ。「風」を起こそうと、政権交代を機に農協、医師会など自民友好団体に積極的に働き掛けてきた。山口氏も各地の農協支部を訪れ、民主党が掲げる日米FTA(自由貿易協定)や戸別所得補償などの問題点を説明する。ある元農協幹部は「意外に我々と一致点がある」と理解を示した。

 比例は県内5万7000票が目標。鹿児島選挙区の自民現職は農協出身だが野元徳英・共産県委員長は「政策に共感した農家の方は比例で応援してほしい」と期待する。

  ◇  ◇

 与謝野馨元財務相らが新党「たちあがれ日本」を結成した4月10日、南さつま市民会館であった公明党の時局講演会で、山口那津男代表は「公明は新党と違い地方議員が3000人いる」。地域密着の足腰の強さを誇った。

 野党として国政選挙を戦うのは98年夏の参院選以来12年ぶり。県内では比例12万票が目標だが、共産同様、組織外への浸透が課題だ。比例代表で九州重点予定候補の医師、秋野公造氏(42)が繰り返し鹿児島入り。29人の地方議員も動員し街頭演説などを繰り広げ「新しい福祉・新しい雇用を作る党」と無党派層にも呼びかける。

  ◇  ◇

 09年8月の結党以来、無党派層の受け皿として存在感を示してきたみんなの党は5月22日、鹿児島市のホテルで集会を2回開いた。江田憲司幹事長と、かつて県内の税務署長だった比例代表の新人、桜内文城氏(44)が出席し、計約1000人を集めた。「宣伝や税務署時代の知人へ呼びかけた成果」(桜内事務所)という。集会後は街頭演説もした。

 09年衆院選では選挙区候補がいないにもかかわらず県内で3万近くの比例票を獲得。各種世論調査の政党支持率で民主、自民に続き3位で「風」を起こす可能性を秘める。=おわり(この連載は福岡静哉、村尾哲、新開良一、神田和明が担当しました)

6660チバQ:2010/06/20(日) 09:44:44
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20100615ddlk40010356000c.html
かける:’10参院選福岡選挙区/上 問われる「政権交代」 /福岡
 ◇民主、社民“与野党”共闘も
 「昨日、菅直人総理が誕生しました。『政権交代』を積極的に(確実に)進めることを約束します」

 今月5日夕、福岡市のJR博多駅前。民主公認で再選を狙う大久保勉氏(49)は、帰宅を急ぐ人の波に力強く語り掛けた。すれ違う女性に「頑張って」と握手も求められた。「風が変わってきた」。のぼりと拡声器を1人で抱えながらも表情は晴れやかだ。

 政治と金や普天間の問題。内閣支持率が下落し続けていたころ、街頭で配ったチラシを目の前で破られたこともある。社民が連立政権から離脱した5月30日。「逆風が強くなり大きな嵐が来ている。非常に厳しい選挙になる。力をください」。福岡市内でマイクを握った大久保氏の声はうわずり、悲壮感さえ漂わせた。その1週間後の首相交代劇だった。

 前回に続く連合福岡の支援に加え、与党に転じた今回は、かつて自民支持だった業界・団体からも推薦を得た。その数は約200に上る。「自民を応援していた人の一部が応援してくれることは大きい効果」と大久保氏。だが、推薦を得た業界・団体の中には、自民新人、大家敏志氏(42)にも推薦状を出す動きがあり、安定しない“民主政権”への戸惑いも垣間見える。「しっかりとした政権交代達成のために」。大久保氏は繰り返し訴え続ける。

 民主、社民の統一推薦を受けて選挙準備を進めるのは無所属の堤要氏(49)。両党の公募に応募して2月に選ばれた堤氏は、大久保氏と同じく連合福岡からも推薦を受ける。

 与党同士の統一推薦が「普天間問題」で与野党に分かれた。またさき状態も懸念されたが、両党の支援は変わらず続くことが確認され、著名人の来援や地方議員との支持者回りで支援を受ける。

 ただ、事務所を切り盛りするのは堤氏の同級生らが中心だ。堤氏も無党派層への浸透を狙い、1人で街頭演説を重ねる。4月半ばから1カ月半で約800回を数えた。「まずは顔と名前を覚えてもらわなきゃ」。民主、社民の中央での“ねじれ”をよそに、日に焼けた顔が意気込みを物語っているようだ。

  □  □

 参院選の投開票日とされる7月11日まで1カ月を切った。連立の崩壊、首相の退陣、新内閣の発足−−。政権交代からわずか約9カ月で国会は大きく混乱した。政権交代は正しかったのか。有権者の国政に懸ける思いが改めて示される。福岡選挙区を駆ける立候補予定者の動きを追った。


毎日新聞 2010年6月15日 地方版

6661チバQ:2010/06/20(日) 09:45:14
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20100616ddlk40010309000c.html
かける:’10参院選福岡選挙区/中 自・公、苦肉の地元協力 /福岡
 ◇共産は「政権運営問う」
 「菅政権になっても何も変わっていない民主に決着をつける」

 13日、福岡市中央区の商店街・新天町。自民新人の大家敏志氏は決戦に向けて集う人々に決意を語った。だが一方で「瀬戸際の戦い」とも付け加えた。応援弁士らのあいさつにも危機感がにじむ。野党に転落して9カ月。伸び悩む支持率が政権奪回の目標をかすませる。

 不安材料は支持率だけではない。

 6年前の参院選で自民の議席を得た吉村剛太郎氏は今回、大家氏に公認を奪われ、国民新に“くら替え”した。4月まで県連総務会長だった県議の佐藤正夫氏も離れ、みんなの党から立候補する予定だ。かつての仲間が議席を奪い合う。5月下旬、選対会議後の麻生太郎元首相は「民主の評判も悪いが、こちらも内部がまとまっておらず、割を食っている」。政権党時代の求心力は低下し、前総裁も顔をしかめるしかなかった。

 菅首相誕生の4日。民主は支持率を回復したが、大家陣営にも大きな動きがあった。

 福岡選挙区での擁立を見送っていた公明の比例候補陣営と、大家陣営の両幹部が福岡市で会談。後援会同士の政策協定を締結し、事実上の自公協力が成立した。「公党間の選挙協力はしない」という公明党本部に従い「地元には地元の事情がある」(県本部幹部)と見いだした苦肉の策。公明側が選挙区で大家氏を支援、自民側は公明の県議がいない地区で公明比例票の拡大に協力するという。

 野党になっても推薦してくれるかつての支援団体や業界はある。加えて注目されていた公明の固い組織票も頼みとなった。「7人が皆さんの気を引こうとする。一番の働き者の大家を」。本人の訴えに力がこもる。

 共産は新人の篠田清氏を擁立。集会や街頭で雇用や暮らしを守る政策を訴える。党県委員会の渡辺孝雄書記長は「選挙で問われるのはこの9カ月間の政権運営そのもの。表紙を代えて国民の目をくらます狙いが見え見え。有権者も厳しい見方をしているはずだ」。昨年の衆院選では民主などと共に自公政権を批判。参院選では“新たな敵”に挑む。

6662チバQ:2010/06/20(日) 09:45:48
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20100617ddlk40010361000c.html
かける:’10参院選福岡選挙区/下 第三極に自信の「みんな」 /福岡
 ◇郵政票上乗せ狙う国民新
 4月14日、自民県連総務会長(当時)の佐藤正夫県議が、みんなの党からの出馬を表明した。民主、自民の支持率が伸び悩み「みんな」が注目を集めていた時期。既に、選挙区では、現職の吉村剛太郎氏が、自民の公認を得られず離党、国民新公認での立候補を表明していた。表面的には“自民分裂”にも見えるが、佐藤氏の会見に同席した渡辺喜美代表は「自民でも、民主でもない、第三極というアジェンダ(政策)を明確にしている」と、党の個性に自信を見せた。

 自民県議歴15年の佐藤氏だが、ある支援者は「地元は自民支持じゃなくて佐藤支持よ」と変わらぬ支援を約束する。顔も知らない地方議員からの支援の申し出もある。「既成政党っぽくないところが受け皿になっている」。与党国会議員の分析だ。民主の支持率が回復し、みんなの勢いにも影が差すが、佐藤氏は「街頭の反応は変わらない」と強気だ。

 一方の吉村氏。古巣自民で3選を果たし、参院政審会長まで務めたが、今回は、自民系の地方議員や業界・団体の支援も期待できず、かねての個人的なつながりに支援を求める。国民新からの出馬を表明した時、民主県連は現職の大久保勉氏に加え、社民との統一候補擁立に向けて選考を進めていた。結局、改選2に与党系3人が出馬する事態となり、選挙協力は機能しない。

 「もうこれは戦争で、けんかだ。けんかは派手にした方がいい」。国民新の亀井静香代表は、まだ鳩山内閣にいた5月15日、北九州市で記者団に答えた。吉村氏はかつて、郵政民営化法案(05年)の造反組。郵政改革法案を巡り、亀井代表が閣僚を辞任した11日夜、吉村氏は福岡空港から郵政関係の集会に向かった。「不満もあると思うが、法案を成立させるためにも勝ち抜かなければ」。郵政票への上乗せを狙い精力的な活動が続く。

 2議席を争う戦いには幸福実現の新人、吉冨和枝氏も名乗りを上げる。28年間の教師経験を生かした政策を街頭演説や座談会を重ねながら訴える。

    ◇

 7人がひしめく夏の陣。政権交代の是非を巡り有権者の判断が示される。(この連載は松本光央、鈴木美穂、門田陽介、佐藤敬一、高橋克哉、降旗英峰が担当しました)

6663チバQ:2010/06/20(日) 09:47:35
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2010sanin/rensai/feature/20100531/20100531_0007.shtml
【九州の情勢―2010参院選】福岡 8人名乗り 激戦区に
2010年05月31日 20:39  憲政史上初の選挙による政権交代が実現しておよそ8カ月。迫る参院選は民主、社民、国民新の3党が連立を組む鳩山政権の「中間選挙」とも目される。九州の7選挙区(改選数計8)は民主、自民、共産各党を軸とする対決構図が、ほぼ固まってきた。各県の選挙情勢を紹介する。

   □    □

 「この2人を押し上げていく以外にない。民主党を取り巻く状況は厳しいが、奮闘を願う」

 大型連休明けの8日、福岡市内であった民主党福岡県連の参院選決起集会。あいさつに立った総合選対本部長代行の藤田一枝衆院議員は、鳩山内閣の支持率急落や米軍普天間飛行場移設問題による逆風を強調し、目標とする「選挙区2議席独占」へ所属議員ら約200人に奮起を促した。

 「改選数2以上の選挙区に複数の候補者を擁立する」は小沢一郎幹事長の定めた党方針。福岡は現職大久保勉氏(49)を公認し、無所属新人の堤要氏(49)を社民党と共に推薦して選挙に臨む。大久保氏は自民党の支持団体を切り崩し、堤氏は無党派層への浸透に重点を置く。2人は選挙戦略を違えて共闘を図る。

 県連は国会議員や地方議員の支援が片方に偏らないように、衆院の小選挙区単位で2人の支援を割り振った。このため、地方議員が自分の出身労組と異なる候補予定者を支援せねばならない事態も起きている。初の試みに手探り状態が続く。

 過去3回連続で民主、自民が1議席ずつを分け合ってきた福岡選挙区。「小沢戦略」はその構図を一変させた。民主が2人擁立を決めると、4選を目指す現職吉村剛太郎氏(71)は、自民を離党して亀井静香代表の率いる国民新党からの立候補を表明。改選数2を与党の3人が争う「定員オーバー」(民主党関係者)になった。

 「党が違うので、そこは戦いだ」。吉村氏支援のため8日に福岡入りした亀井代表は、記者団にこう述べて民主との対決姿勢を鮮明にした。吉村氏も「国民新党候補としてやるだけ」と宣言。民主県連の期待した党レベルでの候補者調整は、事実上、棚上げのまま前哨戦に突入している。

 対する野党。自民が擁立する大家敏志氏(42)は、陣営の態勢づくりが難航していたものの、県医師連盟や県農政連などの推薦を獲得。15日の事務所開きをきっかけに本格始動する。とはいえ、党勢復活の糸口は容易に見いだせない。吉村氏に続き、自民県連幹部だった県議の佐藤正夫氏(55)も党を離れてみんなの党から参戦を表明した。県連は「離党組に票が流れる」と危機感を募らせ、分裂の影響を最小限に抑えようと躍起だ。

 みんなの佐藤氏は、各種世論調査にあらわれる党支持率の伸長を追い風に、民主、自民の批判票の取り込みを狙う。共産新人の篠田清氏(61)は街頭演説を中心に支持拡大を図る。

 公明党は7日、比例代表に力を注ぐことなどを理由に、福岡での候補擁立を見送ると決めた。比例票を得るため他陣営と協力できないかを模索しており、選挙区の公明票の行方が注目される。

 政治団体「維新政党・新風」の馬場能久氏(60)、「幸福実現党」の吉冨和枝氏(51)も立候補を予定。首長経験者らがつくる「日本創新党」も候補擁立をうかがう。

 既に8人が名乗りを上げ、全国屈指の激戦区の様相を見せている。

=2010/05/12付 西日本新聞朝刊=

6664チバQ:2010/06/20(日) 09:48:11
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2010sanin/rensai/feature/20100531/20100531_0006.shtml
【九州の情勢―2010参院選】佐賀 逆風の中 新人が激突に
2010年05月31日 20:39  4月25日、佐賀市で開かれた民主の原口一博衆院議員(佐賀1区)の総務相就任祝賀会。古川康知事をはじめ、県内首長や経済界トップ約400人が顔をそろえ「大隈重信侯以来」となる同市出身者の入閣を祝った。

 「民主の集会にこれだけの顔触れが集まるなんて今までなかった」。原口氏の地元秘書は、政権交代の威力をまざまざと思い知らされた。

 影響は業界団体にも及ぶ。正組合員だけで約5万人を抱え、文字通り「票田」となって自民を支えてきたJAグループ佐賀の政治組織「県農政協議会」は、4月下旬に参院選の自主投票を決定。これまで自主投票したことがなかった県有明海漁協も続いた。

 「自民の強固な支持基盤が崩れつつある」と自信を深める民主県連幹部にとって頭が痛いのが、鳩山内閣の低支持率。参院選の前哨戦と位置付けた4月の県内2市長選で、現職に挑む新人を推薦して相次いで敗れた。

 参院選で新人甲木美知子氏(38)を擁立する民主県連の園田泰郎代表代行は、知名度アップが課題と分かっていつつも「民主への逆風が吹いている中では…」と顔を曇らせる。

 自民は、昨夏の衆院選で原口氏に敗れた福岡資麿元衆院議員(37)を公認に擁立。「党の存亡をかけた戦い」と雪辱を期す。

 というのも、4選を目指していた現職の岩永浩美参院議員(67)が今年2月に「(県議時代から通算して)35年間与党の立場で政策実現してきたが、半年間で政権交代の現実を突きつけられた。当選しても活動意欲が保てない」と不出馬を表明。その上で「自民が生まれ変わるには思い切った世代交代が必要」と、史上最年少で県連会長を務める福岡氏を後継指名した。周囲も「党再生のために自ら退いた岩永さんの気持ちに応えたい」(県議)と高揚する。

 ただ現実は厳しい。4月24日の福岡氏の事務所開きに出席した県内首長は、町長1人だけ。低支持率にあえぐ鳩山内閣と同様に、自民の支持率も低空飛行を続ける。福岡氏は徹底したつじ立ちで組織型選挙からの脱却を図る。

 共産の山口勝弘氏(54)は「民主にも自民にも失望した民意をくみ取る」との戦術を描く。

=2010/05/13付 西日本新聞朝刊=

6665チバQ:2010/06/20(日) 09:48:46
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2010sanin/rensai/feature/20100531/20100531_0005.shtml
【九州の情勢―2010参院選】長崎 「諫干」が争点に浮上
2010年05月31日 20:39  「諫干開門に賛成。豊かな有明海を取り戻さなきゃならない」

 民主党現職の犬塚直史氏(55)は4月30日、地元長崎で西日本新聞の取材に対し、諫早湾干拓事業の排水門開門に賛成する考えを初めて明言した。犬塚氏の態度は、赤松広隆農相が諫干問題について「政府としての方針を示した上で参院選で信を問いたい」と述べ、政府・与党の検討委員会が4月中旬に長期開門を求める報告書を提出したのと合致する。

 犬塚氏は「農漁業に被害が出ないよう万全の措置をとる」「被害が出たときの補償も国がするという方向性も出ている」とも付け加えた。慎重な言葉選びに、開門に強く反発する地元農漁業者への配慮もうかがえる。

 民主長崎県連は開門反対の姿勢を取り、党本部とは“ねじれ”状態にある。県連幹部は「何のつもりで『賛成』なんて言うのか。もう諫早では遊説もできない」と頭を抱える。別の民主県議も「党の『無駄な公共事業削減』姿勢をアピールするのに諫干が利用されているだけ。長崎は捨て駒にすぎない」と漏らし、選挙への打撃を危ぶむ。

 自民党は、この政権党のねじれを好機とばかりに「開門反対」の主張を前面に押し出す。

 「諫干開門なんてとんでもない。民主党の独裁的なやり方を阻止しなきゃいかん」。金子原二郎前知事(66)は1日、同県諫早市で開かれた諫干開門に反対する決起集会に姿を見せ、痛烈な民主批判を展開した。自民公認で参院選に臨む。

 3月に知事を退任後、再三の自民県連からのラブコールにも参院選出馬を拒む言動を繰り返してきた金子氏は同日、佐世保市の後援会会合で立候補の意思を初めて表明。「開門反対」のはちまきを締め、県出身国会議員らとともに拳を突き上げた決起集会は、実質的な金子氏の「選挙戦」のスタートともなった。

 「諫干を政争の具にしてはいけないが、開門反対を訴えたい」と金子氏。県連幹部は「知事時代から開門反対の先頭に立ってきた金子氏の出馬は、参院選の戦略として最も効果的だ」と話す。

 共産新人の渕瀬栄子氏(54)は街頭演説やミニ集会で雇用の安定などを訴え、支持拡大を図る。

=2010/05/13付 西日本新聞朝刊=

6666チバQ:2010/06/20(日) 09:50:35
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2010sanin/rensai/feature/20100531/20100531_0004.shtml
【九州の情勢―2010参院選】大分 政権幹部に新人挑む
2010年05月31日 20:39  鳩山政権が発足した昨年秋以降、民主党現職の足立信也氏(52)は新型インフルエンザの感染拡大防止に努める厚生労働政務官として、何度もテレビで政府方針を説明した。医師経験を買われての「抜てき」によって、参院1期目にして一躍全国に名前を売った。

 順調と見える歩みの陰に悩みもある。足立氏は4月、大分市の事務所開きで「皆さまに私の代わりに(活動を)お願いする部分が大きくなる」と、地元を空ける時間が長くなることに対する理解を支持者に求めた。

 「政治主導」を掲げる鳩山政権では、政務官を含め政務三役の仕事量が従来よりも飛躍的に増えたとされる。国会会期中、東京・霞が関や永田町に縛られる日々に、陣営内から「議員本人が支援者に直接訴える機会が足りない」という不満の声が漏れる。

 選挙が近づく今後は、仙谷由人国家戦略担当相らを大分に迎え、政権中枢に近い立場をアピールする戦略を練っている。

 足立氏に挑む自民新人は、県連公募で公認を得た小田原潔氏(45)。5月の大型連休中、大分市の商業施設前に何度も立った。「迷走する政治の流れを大分から変えたい」。街頭演説を重視し、知名度アップを狙う。

 大分県宇佐市出身ながら、幼少期から東京で過ごした。地方議員の経験もない。地縁や血縁を頼みにする選挙戦は展開しにくいものの、「しがらみのない新人」(県連関係者)が、現政権の批判票の受け皿になり得るとの期待感がある。

 国政選挙で「選挙区は自民、比例は公明」と訴えた自民、公明両党の連立政権当時に代わる、新たな選挙協力も模索している。描くのは、今回の参院選で自民県議が公明の比例候補を支援し、来年の県議選で公明が候補を立てない選挙区は公明支援者が自民県議を推す形。新たな手法に、自民関係者の一部は「参院選大分選挙区の公明票は小田原に来るのか」と不安も口にする。

 共産党が擁立した新人の山下魁氏(33)は4月の事務所開きで「自民は崩れ、民主は期待を裏切り続けている」と強調。幅広く参加者を募るミニ集会を重ね、無党派層の取り込みを図っている。

    ×      ×

=2010/05/14付 西日本新聞朝刊=

6667チバQ:2010/06/20(日) 09:51:15
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2010sanin/rensai/feature/20100531/20100531_0003.shtml
【九州の情勢―2010参院選】熊本 首相の来訪どう影響
2010年05月31日 20:39  今月1日。歴代首相として初めて熊本県水俣市の水俣病犠牲者慰霊式に参列した鳩山由紀夫首相は、式の前後に慌ただしく県内を駆け回った。

 熊本市で連合熊本のメーデー集会に出席し、八代市のイ草農家やトマト選果場を視察。松野頼久官房副長官(衆院熊本1区)と、民主党新人の本田浩一氏(43)も同行し、自民党支持が強固な農村部にも精力的に足を運んだ。県連幹部は「一国のトップが訪れる意味は大きい。間違いなく選挙にプラスになる」と首相来訪の効果を語る。

 民主県連は、昨年12月に松野氏の秘書だった本田氏の擁立を決めた。松野氏は今年1月、「首相に水俣に入ってほしい」と発言し、実現に向けて動いた。政権中枢にいることを強みに本田氏の支持拡大を図ろうと、激務の合間を縫って熊本に戻り、街頭に立つ。

 ところが肝心の鳩山内閣の支持率が低迷。選挙に向けて必ずしも順風満帆と言えない中で、本田氏は「地道に続けることが大事」と街頭でアピールを続ける。

 自民は、2007年参院選で現職が民主候補に約8千票差で敗北。定数削減で1人区となった後、01年、04年と守った改選議席を明け渡した。

 県連は政界の世代交代が進む中で、現職木村仁氏(75)は形勢不利とみて、公募と予備選で別の“勝てる候補”を模索。1月、比例代表の現職松村祥史氏(46)の擁立を決めた。既に県商工政治連盟など約80の団体から推薦を受け、与党時代に劣らない組織選挙の態勢を整えた。

 4月に与謝野馨元財務相らと園田博之衆院議員(熊本4区)が離党し、新党「たちあがれ日本」を結成した。陣営には「県民に自民分裂ととらえられるのは必至」(幹部)と不安も広がる。

 園田氏の動きに対し、4月下旬の政治資金パーティーで山本秀久県連会長(県議)は「打倒民主の行動。熊本発展のため、共に頑張っていける」と理解を表明。園田氏は自民県連選対の相談役に就任した。共闘ムードを演出してなお、先行きには不透明感も漂う。

 共産党は新人の安達安人氏(54)の擁立を決定。消費税の増税反対や米軍普天間飛行場の無条件撤去などを訴える。

6668チバQ:2010/06/20(日) 09:52:00
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2010sanin/rensai/feature/20100531/20100531_0002.shtml
【九州の情勢―2010参院選】宮崎 口蹄疫対応で火花も
2010年05月31日 20:39  「選挙に利用しているというのか。発言を訂正してほしい」。宮崎県庁で10日、自民党現職の松下新平氏(43)が赤松広隆農相に詰め寄った。

 同県で被害が拡大している家畜伝染病の口蹄疫(こうていえき)をめぐり、地元選出国会議員も臨席して行われた農相と東国原英夫知事の懇談の場。「感染確認から3週間がたったけれども…」と来県の遅れを指摘しようとした自民の古川禎久衆院議員(宮崎3区)に対し、農相が話を遮って「同席してもらうのは構わないが、知事との話し合いだ。参院選の前だから言いたいこともあるだろうけど」と発言したことに、松下氏は色をなしたのだった。

 畜産県の宮崎で、約8万票とされる農業関連の票は重い。有権者数約90万人強の宮崎選挙区にあって口蹄疫問題は、取り組み方いかんで当落を左右しかねず、各党とも神経をとがらせる。

 再選を目指す松下氏は2004年参院選に自民県議を辞して無所属で出馬し、民主党の支援も得て当時の自民現職を破った。復党したとはいえ、批判は依然くすぶる。

 宮崎は「自民王国」と言われながら、分裂選挙を繰り返し、国政選挙などで苦杯をなめ続けている。自民を飛び出したみんなの党の渡辺喜美代表が候補者擁立に意欲を示すなど、分裂の芽も消えていない。

 松下氏に挑む形の民主新人、渡辺創氏(32)も懸念材料を抱える。過去の参院選で非自民の無所属候補を支え、共闘してきた民主県連と社民党県連合の間に、しこりができたことがその一つ。社民は、前回参院選(07年)で共闘が実って当選した無所属候補が民主入りし、今回も民主が共闘協議に先行して渡辺氏の擁立作業を進めたことに不信感を募らせた。

 民主は4月27日、連合宮崎を仲立ちにしてどうにか社民の「支援」を取り付けた。さらに小沢一郎幹事長が今月7日に宮崎市入りし、社民県連合の幹部らと会って関係修復に動いた。小沢氏は「全力で支援してもらえると信じている」と述べたが、万全の共闘態勢を築けるかどうかは微妙だ。

 共産新人の馬場洋光氏(41)は雇用や医療、福祉問題で民主、自民両党の失政を訴え、批判票取り込みに力を入れる。

6669チバQ:2010/06/20(日) 09:52:30
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2010sanin/rensai/feature/20100531/20100531_0001.shtml
【九州の情勢―2010参院選】鹿児島 「普天間」めぐり攻防
2010年05月31日 20:39  「私は猛反対だ」。4月29日、鹿児島市であったメーデー集会。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の徳之島移設に声を張り上げた柿内弘一郎氏(56)を見て、民主党県連幹部がつぶやいた。「与党の新人なのに政府を批判しないといけない。苦しいよ」

 鹿児島選挙区の参院議席は2001年に1人区になって以降、自民が独占。初の議席獲得を目指す民主は昨年末、新人の柿内氏を公募で選んだ。各種団体を精力的に回り、自民王国の基盤だった漁業や商工関係を含む約50団体の推薦を得た柿内氏は、時に一日30回のつじ立ちをこなすなど、知名度の向上に懸命だ。

 懸念するのは、県連の意向とは無関係に政府が進める普天間問題。県内移設を拒む民意は政権党への攻撃に直結し「徳之島などの奄美群島では戦えない状態」と県連幹部は漏らす。批判は県全域に波及する勢いで「嵐が過ぎるのを待つしかない」と苦境が続く。

 議席を守る立場の自民党。鹿児島市にある現職野村哲郎氏(66)の事務所の壁には、各種団体の推薦状約600枚がびっしりと張られている。「与党だった前回選挙と比べても見劣りしない」と関係者。ただし「進んで推薦状を持参する団体は減り、民主との相乗り推薦が増えた」。政権交代後の支持者の変化に危機感を抱く。

 それでも「政治とカネの問題、普天間問題など、民主の攻撃材料には事欠かない」と自民県連会長の尾辻秀久参院議員。県連と野村氏の出身母体の県農政連はフル回転。特に県議会で7割の議席を占める自民県議38人は来春に改選を控え「参院選も自らの選挙」と、野村氏の活動を強力に後押しする。

 野村も2月から県内77カ所を目標に国政報告会を開催し、既に約50カ所で終えた。無党派層が多い鹿児島市でも今回初めてつじ立ちをしている。

 山口陽規氏(56)を擁立する共産党は「自民、民主の二大政党に代わる展望を示す」と位置付ける。今月から奄美市を起点に県内一巡の街頭活動を始めた。普天間問題で与党批判を展開。各地で農業者や企業経営者、開業医などとの懇談会、ミニ集会を重ねて支持の拡大を図る。

6670チバQ:2010/06/20(日) 09:57:42
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/gifu/CK2010061702000187.html
<動く陣営>(上) 民主「独占」へ自民票狙う
2010年6月17日

 JR大垣駅南口で13日午後、山下八洲夫は民主幹事長代理の細野豪志と並んで街頭演説に臨んだ。「もう冒頭で言い訳をしなくてよくなったな」。山下は風の変化を感じていた。

 鳩山由紀夫、小沢一郎のツートップが退陣し、政治とカネ、普天間問題の批判は一時より沈静化した。山下は言い訳の代わりに「郵政改革法案は、選挙後には必ず成立させる」と語気を強めた。

 1週間前、岐阜市内のホテルに県内の郵便局長ら800人が集まった。局長らの政治団体「郵政政策研究会」が開いた集会。初めて推薦をもらった山下は、その場で法案成立を誓っていた。

 山下は業界団体の支援獲得を選挙戦の柱に据える。「自民一辺倒だった団体の引きはがしを狙う」。歯科医師連盟、建設業協会、農協農政連盟など自民の集票組織が政権与党になびき、軒並み山下の推薦へとかじを切った。

 岐阜選挙区は過去3回、民主と自民が1人ずつ擁立し、議席を分け合ってきた。民主県連は今回、党本部の意向に従い、初めて2人を公認。山下と小見山幸治で議席独占を目指している。

 昨年8月の衆院選で民主が獲得した票は、県内5つの小選挙区で計60万。参院選では2人がそれぞれ33万票を目標に掲げる。追い風に乗った衆院選よりも、さらに上積みが必要となる。

 支援組織の連合岐阜は「苦渋の決断で組織を2つに割った」(幹部)。集票力は分散し、従来の労働組合頼みでは、2人当選はおぼつかない。県連代表の平田健二は「半分を他から取ってこないと勝てない」と語る。

 菅直人が首相指名を受けた4日夕。名鉄岐阜駅前で、小見山は街宣車の上から声を張り上げた。「新しい力、新しい民主党が、新しい国づくりをする」。隣には参院議員の蓮舫。事業仕分けの顔と並び、党の再出発と自らの姿を重ねてみせた。

 小見山は、自民党を離党した参院議員松田岩夫の元秘書。県連幹部は「相手の票をいかにたくさん持ってこれるか」と自民支持層の切り崩しに期待する。小見山は松田の後援会と、地元経営者が多い母校・県岐阜商のOBらを頼りに、知名度アップを図っている。

 ただ、県連幹部は「2人公認のひずみはいっぱいある」と懸念する。党幹部と2人が一緒に写ったポスターを一方の陣営がはがし、一人だけのポスターに張り替えて問題化したことも。良きライバルの間で、票を食い合い、一枚岩だった県連、連合にひびが入る危険性もはらんでいる。 (敬称略)

   ×  ×

 参院選は24日公示、7月11日投票と決まった。岐阜選挙区に立候補を表明している主な陣営の動きを政党ごとに探った。 (参院選取材班)

6671チバQ:2010/06/20(日) 09:59:35
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/gifu/CK2010061802000158.html
<動く陣営>(中) 自民「変化」掲げ議席死守へ
2010年6月18日

 「県連で初めて、公募で選ばれた素晴らしい候補です」。11日夜、岐阜市文化センターであった自民の講演会。衆院議員の野田聖子は「公募」に力を込め、渡辺猛之を1300人の聴衆に紹介した。

 講演会告知のポスターには「変える、変わる」「新しい、政治」のキャッチフレーズ。渡辺は「自民党を内側から変え、新しい政治の風を起こす」と会場に向かって宣言し、拍手を浴びた。

 渡辺は加茂郡選出の県議。地元で人気はあっても県内全域では知名度が足りないため、地方議員の力を頼りに各地の集会、企業を小まめに回っている。訴えるのは、自民を変えるという姿勢だ。

 昨年8月、自民は衆院選で大敗。県内でも五つある小選挙区のうち、3つで初めて民主に議席を奪われた。野党転落で国の政策決定に口を出せないなど、じわじわと影響力が薄れてきた。

 自民県連は昨年11月、参院選候補を1人に絞る方針を決定。幹事長の猫田孝は「必ず勝てる候補で議席を死守する」と説明した。選び方は、開かれた党をアピールしようと初の公募を採用した。

 当初、現職の松田岩夫は意欲満々。だが、選挙戦で実動部隊となる県議らは「党の刷新にならない」と反発、松田は今期限りの引退に追い込まれた。応募者は9人で、最終的に渡辺に決まる。

 「これで大丈夫だろう。若さも武器だ」。県連幹部は議席確保に自信を見せた。3月に松田が離党したときも「かえって自民の結束が強まる」と余裕の表情。民主政権では政治とカネ、普天間問題と敵失が続き、楽観ムードは広がった。

 しかし、自民の支持率は上がらず、求心力の低下は予想以上だった。4月、参院議員(非改選)の藤井孝男が突然離党し、たちあがれ日本に参加。農協、歯科医師会などは自民と並列とはいえ、民主候補の推薦を次々と決めていく。

 岐阜市で5日にあった渡辺の事務所開き。県連会長の古屋圭司は「新首相になれば、必ず民主の支持率は上がる。危機感を持って臨まないといけない」と険しい表情で出席者にハッパを掛けた。

 「風が変わってきたことは、肌で感じている」。渡辺は11日の講演会が終わった後、民主の支持率回復に警戒感を示した。野田は続けた。「既存団体のご機嫌うかがいばかりじゃなく、渡辺さんと同世代の共感を得られるような運動を心がける」

 衆院選で有権者からノーを突き付けられて以降、もがく自民。県連幹部が「参院選は古い与党体質から脱皮するいい機会」と言うように、いかに脱皮を具体的に打ち出せるかが問われている。示せなければ、「変化」「新しい」のキャッチフレーズが浮く。 (敬称略)

6672チバQ:2010/06/20(日) 10:00:46
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/gifu/CK2010061902000179.html
<動く陣営>(下) 共産・公明「第三極」の存在 前面に
2010年6月19日

 菅内閣が発足した8日夜、共産書記局長の市田忠義が美濃加茂市文化会館の演説会で声を張り上げた。「民主は表紙と裏表紙を変えただけ。自民、公明に反省はない。国民の暮らしを守るのは共産しかない」

 市田に先立ち、公認候補予定者の鈴木正典は普天間問題、消費税の増税方針など民主の政策を批判。「中小企業や農林漁業を守るため奮闘する」と支援を訴えた。昨年8月の衆院選岐阜1区に続く挑戦となる。

 政権が自公から民主に代わり、新党がいくつも誕生する激動期。共産県委員長の松岡清は「有権者は自民も民主もだめで右往左往している状態」と指摘する。共産は第三極になることを狙い、新たな動きを見せる。

 昨年暮れから県内の森林組合や農協、商工団体などへの訪問を始めた。「林業の現状を教えてほしい」。鈴木は今春、東濃地方の森林組合の事務所に向かった。林業を基幹産業の一つと位置づけ、林業者への支援を重視する党の姿勢を説明。職員からは、疲弊する現場の苦労を聞いた。

 「従来は自民の支持基盤。でも、話を聞いてくれるようになった」。現場に生じた小さな変化。松岡は不満の受け皿としての手応えを感じている。

 「『政権交代、2大政党がいい』と言われたが、うそだったことがはっきりした」。5月15日、岐阜市の金公園。公明代表の山口那津男が拳を振り上げながら呼び掛けた。

 暑い日差しの中、公園には1000人を超す聴衆が集合。街宣車の周囲を埋め尽くし、支持者の団結力を見せつけた。

 山口は相次ぐ新党の発足にも触れ、「単なる国会議員の横滑りだ」と批判。「公明は地方に根を張り、女性議員も多い。2大政党に飽き足らない民意を受け止めるのは公明だ」と、第3極としての存在を強調した。

 公明は比例代表に力を入れ、岐阜選挙区では候補を擁立していない。県内の公明票12万はどう動くのか。その影響は大きい。

 自公連立政権では、自民の支援は当然だった。野党になり、党本部は「地域の声を尊重してやっていく」(山口)と、県本部の判断を重視して決める方針を示している。

 「自公政権で10年も一緒にやってきた信頼関係は、ないがしろにできない」。県本部代表の岩花正樹は、自民候補を支援する意向を党本部に伝えた。だが、決定はまだだ。

 2大政党の対立構造に埋没しまいとする共産や公明。自民を見限り、民主への失望も経験した有権者はどう動くのか。公明票の行方は。24日に公示が迫る中、各陣営はさまよう票の動向を見つめる。

  (敬称略)

6673チバQ:2010/06/20(日) 10:07:04
http://mainichi.jp/area/fukui/news/20100617ddlk18010620000c.html
きしむ自民王国:’10参院選・政権交代の衝撃/上 業界団体 /福井
 政権交代から9カ月余り。自民党支持が根強い県政界は中央とのねじれが生じ、激震が走った。突然の首相辞任で民主党の支持率が急に回復するなど、民意の行方はなお混とんとしている。参院選を前に、変わりゆく姿に焦点を当てた。

 ◇動けぬ“集票マシン”
 「今日のような会議は50年間なかった。だから皆さんのいろんな意見をぶつけてほしい」

 10日、福井市の県農業会館9階大ホールで開かれた県農政連(3万6254人)の定期総会。参院選福井選挙区の候補者推薦について、山田俊臣会長が険しい表情で語りかけると、各支部から集まった約350人がざわめいた。

 選挙で長年、自民候補を推薦し、手厚い支援態勢から「集票マシン」と呼ばれた農政連。事務所には自民議員のポスターがずらりと張ってある。総会は8支部が一致して推す候補者を承認する場だった。だが今回は、民主新人と自民現職から出された推薦願を巡り、支部の対応が割れた。

 「お世話になってきた自民現職の推薦をお願いしたい」「民主と自民の両方を推薦して、都合の良い方に付こうというのは駄目だ」

 意見の応酬は30分以上に及んだ。関係者は「保守系市議を24年務めた会長には自民への思い入れがあるが、皆の意見を聴こうとした。農業政策を実現するならやっぱり政権与党でないと、となりますよ。野党じゃ銭持ってへんもん」と解説する。

 公示3日前の21日、幹部約40人を集めて最終決断をする。山田会長は「自民も民主も安定していない。今後もどうなるか分からん」と、判断の難しさを痛感している。

 市・町議から国会議員まで、とりわけ自民系が多数を占める“自民王国”福井。組織力でまとまった票を固め、予算獲得などで政治的影響力を発揮したい業界団体にとって、国政選挙で推す政党候補を迷う必要はこれまでなかった。

 だが政権交代後初の参院選を巡り、上部組織が自主投票を決めたり、民主に軸足を移すなかで、選挙区の対応をどうするかという難題に直面する。県医師会の政治団体「県医師連盟」(約950人)は自主投票、県建設業連合会(約560社加盟)は候補者2人を推薦するなど、組織選挙をしない道を選んだ。

 一方、県歯科医師会の「県歯科医師連盟」(約300人)は先月、自民現職との長年にわたる付き合いを重視し、ほぼ満場一致で推薦を決めた。比例では上部団体、日本歯科医師連盟の決定に従い、組織内の民主候補を支援する。

 県歯連幹部は「きっちりと組織票を集めるとアピールするのが重要。政権が今後どうなるかは分からんが、団結することが大切」と慎重に語る。

6674チバQ:2010/06/20(日) 10:07:46
http://mainichi.jp/area/fukui/news/20100618ddlk18010550000c.html
きしむ自民王国:’10参院選・政権交代の衝撃/中 首長 /福井
 ◇初の“民主党系”表明
 「こんな小さな町に現職の大臣が来るなんて、以前にはありえなかった。町民にも『間違いじゃなかったね』と言われた」

 参院選福井選挙区に出馬する民主新人の同町での後援会長を引き受け、関敬信町長は手応えを感じている。民主党は原口一博総務相らを同町に入れ、テコ入れを図った。中央政界との距離を縮めた関町長は、参院選後に民主党入りを考えている。

 昨年の衆院選で、“自民王国”福井では3小選挙区とも自民党候補が勝利した。全敗を喫した民主党の関係者は、横並びで自民党候補の応援マイクを握った首長への批判を強める。中央と地方の“ねじれ”のなかで、首長たちに戸惑いが広がっている。

 医師から政界に転身した関町長も、これまで選挙は自民一筋。だが昨年の衆院選ごろから、これまで通りでよいのかと思い始める。「町内には自民支持者が多く、私が民主に行くとどうなのか心配はあった」。自分の後援会組織に決心を伝えると異論はわずかで、年明けに自民を離党した。

 3月、越前町の生涯学習センターで、参院選福井選挙区に立候補する民主新人の後援会設立総会が開かれた。壇上から「町の総力を結集して戦う」と語る関町長に、立ち見も出た約850人の出席者は一斉に拍手した。県内の首長が初めて“民主党系”を表明した瞬間だった。関町長は「何にしてもトップになるのは大事なこと。小さな町が生きていくには、早めに支持を鮮明にしなければ」と振り返る。

 町長の変心に、町議からは不信の声も上がる。ある自民系ベテラン町議は「手のひらを返すようなことをするのはいかがなものか」。別の自民系町議は「政権与党だから今より交付金がもらえるなんてあり得ない。そんなことをしたら他の市町が怒る」と、冷ややかに見ている。

 後援会長を引き受けるほどではないが、自民党を離党する動きは他にもある。小浜市の松崎晃治市長は先月、前原誠司国交相の来訪を前に離党した。舞鶴若狭自動車道の早期整備や国道の橋の架け替えを要望するのに、「自民党員ではまずい」と判断したためだ。

 自分の胸を指さし「ここには、いろいろありますけど……」と、硬い表情を浮かべる松崎市長は、「自民党県連幹部からも『党籍を持っていて大丈夫か』と心配する声をいただいた。自民党を愛していたが、私の主義主張のために市民に迷惑をかけるわけにはいかない」と打ち明けた。根拠は不明だが、同市役所内ではもう「橋の件はOKをもらった」とささやかれている。

6675チバQ:2010/06/20(日) 10:09:03
http://mainichi.jp/area/fukui/news/20100619ddlk18010580000c.html
きしむ自民王国:’10参院選・政権交代の衝撃/下 陳情 /福井
 ◇「与党へ」行き先一変
 「7カ月で約150件を幹事長室に上げた。官僚に政策判断を任せず、党が判断する画期的な変化だ」

 民主党県連の野田富久幹事長が、県連事務所で3センチほどの厚さのファイルを手に胸を張った。件数は、県連が陳情や要望の窓口として昨年11月に開いた「福井地域戦略局」から、党幹事長室に届けた書類の数を示す。

 同戦略局には原則として2週間に1回、県選出国会議員や県議らが集まり、自治体や各団体から要望を聴いている。優先度が高いか、党の方針に沿っているかで3ランクに評価し、党幹事長室に上げてきた。

 民主党による陳情・要望ルートの変化に、異論が出ている。県の幹部は、「自民党が与党だったころは、地元選出の国会議員を通じたルートで陳情していた。会議などで上京した時には必ず、国の担当者を直接訪ねて県の施策や要望を伝えていた。『手ぶらでは行くな。書類1枚でも置いてこい』と上司に言われたものです。顔を合わせれば情報も伝わってくる。それが禁止ですからねえ……」とぼやく。

 県内のある事業者の団体は自民党の職域支部の一つだが、政権交代後は民主党県連に陳情している。「『幹事長室に上げました』と連絡はあったが、その後どうなっているのか分からない。民主からは強制ではないが、『選挙の第一声に何人動員できますか』『後援会に名簿を出して下さい』と言われますよ」

 道路整備などの陳情で、同戦略局へ数回通ったある市長は、「民主党内の審議の中身が分からない。陳情の結果は新聞報道の方が早かった」と不平を漏らす。重要案件については結局、力のある民主党国会議員に直接要望しているという。

 こうした声に民主党県連の野田幹事長は「これまでは有力な国会議員に頼みに行き、国会議員は案件を官僚に丸投げしていただけ。政策は官僚が決めていた。新制度は地元の事情を知る県連が窓口になり、官僚に頼らないものだ。地元にとっては上京する旅費などコスト削減のメリットも大きい」と反論する。

 自民党の県議たちは、県議会で抗議の意思を示した。昨年の12月議会では「地方自治体から、国に地方の声が届くのかと不安や危ぐの声が多く上がっている」との意見書を公明党と提案、採択した。2月議会では土木、農業など27件もの意見書案を提出し、約1時間かけて全部読み上げさせた。その意義を自民県議は「法的に認められた意見書なら、国も受け付けない訳にはいかない」と語った。

 今春、県選出の自民党国会議員の東京の事務所はひっそりとしていた。与党の時代は、公共事業への予算や補助金が決まる「個所付け」の要望活動で来客が多かった時期だ。秘書は「持っていく先がないのを、皆さんよく理解している」と声を落とした。(この連載は安藤大介、高橋隆輔、幸長由子が担当しました)

6676チバQ:2010/06/20(日) 10:11:01
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20100614ddlk13010143000c.html
激戦5議席:10参院選東京/1 民主/国民新 /東京
 ◇知名度の差、逆手に−−民主/風頼らず、街頭徹底−−国民新
 「政権交代を確固としたものにする最後の決戦。菅直人首相のおひざ元・東京で勝利できなくて一体どこで勝てるのか」。2300人を集めて中野サンプラザで10日開かれた民主党都連の総決起集会。都連会長代行の海江田万里衆院議員が声を張り上げると、会場に高揚感があふれた。鳩山由紀夫首相の退陣と、56年ぶりの東京選出の首相の誕生を機に、民主への支持率がマスコミの世論調査で急上昇している。

 小沢一郎・前幹事長は「3人目」の擁立を打ち出していたが、結局、再選を目指す蓮舫氏(42)、3選を目指す小川敏夫氏(62)の議席死守を目標に挑むことになる。

 6年前は小川氏が約99万票、蓮舫氏が約92万票とほぼ票を二分することに成功した。だが今回、蓮舫氏が事業仕分けを機に行政刷新担当相に抜てきされ、知名度に開きがついているといわれる。決起集会でも、対照的な2人の立場が露骨なほどに強調される場面があった。

 「蓮舫さんには大臣としてふさわしい票を取ってほしい。今なら他の支持者、無党派層だって賛同してくれる。問題は小川さん」。阿久津幸彦・都連幹事長がこう切り出すと、会場がどよめいた。小川氏は96年の旧民主党結党時代からの所属で「筋金入りの民主」がキャッチフレーズ。裁判官や検事を経験し「いぶし銀」との評価があるが、知名度不足は陣営も認める。

 民主の戦略は明確だ。蓮舫氏には、民主に批判的な無党派層や第三極の支持層をも根こそぎ取り込むことが期待されている。小川氏は危機感を前面に出しながら連合などの支援組織を固める。鳩山前首相の退陣後、小川氏は取材に「普天間問題で信頼を失い、今まではマイナスの弁解から入らざるを得なかったが、これからは違う」と期待感を示す。

 「党の顔」に期待され、選挙期間中の大半は他の候補の応援で東京を空ける見通しの蓮舫氏は、「不安じゃないといったらうそになるが、仲間あっての民主党」と全国行脚への意気込みも見せる。

     ◇

 郵政改革法案の成立の先送りを巡り、一気に連立離脱の緊張感が高まった国民新党。亀井静香代表が金融・郵政担当相を辞任したが、連立維持で踏みとどまった。

 05年結党の国民新党が東京選挙区に候補者を立てるのは07年に続き2人目。社団法人理事の新人、江木佐織氏(57)が「生活者の視点から国民の代弁者になりたい」と出馬表明している。07年の中村慶一郎氏は約15万票にとどまって落選。今回は60万票を目標に議席獲得に挑む。

 与党ではあるが、「今度の選挙で民主から支援を受ける選挙区はない」(亀井代表)。東京には地方組織もないため、江木氏は「街頭しかない」と4月以降、街頭に200回以上立つことを目標に設定している。「風に惑わされず、次世代に何が必要かを見据えて主張を訴えたい」。街頭での演説は100回を超えたという。

   □  □

 政権交代後初の本格国政選挙となる参院選の日程が24日公示、7月11日投開票と固まった。激戦が予想される東京選挙区(改選数5)。主な立候補予定者の直前の動きを追う。=つづく

〔都内版〕

6677チバQ:2010/06/20(日) 10:11:48
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20100615ddlk13010315000c.html
激戦5議席:10参院選東京/2 自民/公明 /東京
 ◇2人立つも現職優先−−自民/組織力で「議席死守」−−公明
 自民党現職、中川雅治氏(62)の総決起大会は5日、千代田区の日比谷公会堂で開かれた。「皆さんの力を集中し、中川候補が確実に当選するようご支援を」。党都連幹事長の内田茂前都議が席を埋める支持者に訴えた。6年前の中川氏は約100万票を獲得してトップで初当選したが、今回は様相が大きく異なる。

 野党に転落しているうえ、自民党本部主導で新人も擁立される。6年前より定数が1増したとはいえ、都連は組織の全精力を中川氏のみに注ぎ、議席死守を目指す。同様に2人を擁立した07年参院選では、新人が当選、現職は落選。同じ轍(てつ)を踏まぬよう、都連の意識は徹底している。

 中川氏は大蔵官僚出身で政策通とアピールするが、派手さには欠ける。無党派層の票が期待できる候補とはいえず、都連傘下の国会議員、都議、市区町村議の支持基盤を通じた浸透にかけるしかない。ある都連幹部は「組織を固めて1人に絞れば勝てる」と見通しを語る。自民の組織力が問われる選挙戦だ。

 都内選出の重鎮、与謝野馨衆院議員は新党「たちあがれ日本」を結成して新人候補を立てた。人気の高い石原慎太郎都知事は、都議会では与党の自民に配慮しつつも、この新党を応援している。反民主を訴える保守系候補は乱立しており、容易ではない情勢だ。

 一方、自民が2人目に擁立した新人、東海由紀子氏(42)は経歴の多彩さが売り。米国留学やスポーツキャスターの経験があり、05年からは外資系企業2社で管理職を務めてきた。夫の辰弥氏はアメリカンフットボールの名選手だったという話題性もある。都連幹部は「民主の蓮舫氏の票をできるだけ奪ってもらえれば」と期待を口にする。

 東海氏自身も「人や組織の支援は期待できないので、私には空中戦しかない」と覚悟を決め、街頭演説などを通じて浮動票の獲得を目指している。

     ◇

 前回、前々回と80万票前後を積み上げてきた公明党は、党の「66歳定年制」で引退する現職に替わり、新人の公認会計士、竹谷とし子氏(40)が議席死守を目指す。昨年末の公認以来、強固な組織を活用して浸透をはかる。都内に数百人いる党所属地方議員の支持層、人脈を基盤にあいさつ回りや演説会をこなし、支持拡大に努めている。ある都議は「新人なので着実に1票、1票積み重ねるしかない」と語る。

 「財政を国民から見えるようにする。民間企業並みの会計を国にも導入する」。会計士の経験を背景にこう訴える竹谷氏。「働く40代女性」と強調し、陣営では、同世代やビジネス界への支持拡大も期待する。

 ただ東京では今回、30代〜40代の候補予定者が約10人。女性も少なくなく、有権者の目を引くのは容易ではない。「うちはうちのやり方でやるしかない」(陣営幹部)とあくまで従来型の選挙手法を基本に、野党転落後初の国政選挙に挑む。=つづく

6678チバQ:2010/06/20(日) 10:12:34
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20100616ddlk13010266000c.html
激戦5議席:10参院選東京/3 共産/社民/みんな /東京
 ◇党の顔で「議席奪還を」−−共産/連立離脱「いばらの道」−−社民/風頼り「しがらみなし」−−みんな
 「5月にスタートダッシュをかける」という共産党都委員会幹部の言葉通り、渋谷区の東京体育館で5月14日に大規模な共産党大会が開かれた。現職の小池晃氏(50)が登壇すると、約1万人の支持者からひときわ大きな拍手が起きた。「新党から出てくる顔は、みんな古い顔ばかり。民主や自民ではない新しい政治をつくる本家本元は、我々だ」。小池氏は力強く演説し、乱立する新党との違いを強調した。

 共産党は前回の参院選で51年間守り続けてきた東京選挙区の議席を失った。その奪回は党の悲願。98年に比例で出馬して現在2期目。テレビ出演も多く、党の顔の一人として知られている小池氏の擁立は昨年10月に決まった。小池氏は「昨年の衆院選で党の得票は増えた。有権者からの期待は広がっている」と語る。都委員会幹部は「『首相が交代しても、民主党の中身は何も変わってない』と粘り強く伝えていく」と話し、無党派層への浸透を目指す。

    ◇

 社民党が連立政権から離脱した翌日の5月31日。同党から出馬予定の森原秀樹氏(37)は、杉並区の荻窪駅前などで「沖縄に犠牲を強いる政治に加担することはできない。今後は政権の外で頑張っていくという決意をした」と、声を張り上げた。有権者に離脱の経緯を積極的に説明したいと、森原氏は街頭に立つ機会を増やしている。「受けとめられ方を見極めたいが、『筋を通した』と声をかけられることが多い。反応は良い」と言う。

 一方で与党だった約8カ月間、衆議員秘書だった森原氏は「政策の実現性などで野党との違いを感じた」と話す。中川直人・都連幹事長は「今年度予算の成立にも携わり、一緒に作り上げた法案もある」と話し、「実績」も強調する方針だ。

 森原氏は「再び野党となり、これから党の力をどう発揮していくか。いばらの道だ。普天間の移設問題を中心に、これまで届かなかった声を国会に届けたい」と意気込む。

    ◇

 「日本をもう一度元気にすることを使命にしたい」。みんなの党の松田公太氏(41)は5月15日、港区六本木の自らが創業したコーヒーチェーン店の前で、初めて街頭演説をした。あこがれの「若手起業家」に、若いサラリーマンらが拍手を送った。「40代でちゃんと仕事をしてきた人」と、同党の川田龍平参院議員は胸を張る。

 民主、自民による2大政党制の流れの中、みんなの党は両党への批判の受け皿として支持を広げてきた。参院選も狙いは同じ。「タレントも有名人もいないが、しがらみがなく、日本を立て直したいと思う人間が集まった」。松田氏も両党を意識して強調する。

 ただ、風頼りの面は否めない。4月の多摩市長選は推薦候補が民主系候補に約1500票差まで迫ったが、5月の中野区長選は投票率が伸びず、現職にダブルスコアをつけられた。民主への風向きが変わった中で「どれほど取れるか分からない」(党幹部)状態だが、100万票を目標に掲げている。=つづく

〔都内版〕

6679チバQ:2010/06/20(日) 10:13:32
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20100617ddlk13010251000c.html
激戦5議席:10参院選東京/4止 改革/たちあがれ/日本創新/幸福実現 /東京
 ◇追い上げに自信−−新党改革/打倒民主、非自民−−たちあがれ日本/退路断ち立候補−−日本創新党/安全保障策強調−−幸福実現党
 舛添要一氏が自民党を離れ、旗揚げした新党改革。候補者擁立までに時間を要したが、舛添代表が母校・東大法学部の後輩である翻訳家の海治広太郎氏(48)に出馬を打診。舛添代表は「国際性があって語学もでき、即戦力になる」と期待を込め、海治氏も「期待に応えたい。追い上げに自信がある」と意気込む。

 知名度が高い舛添代表を前面に打ち出す選挙戦を展開する方針。チラシにも「うみじの3つの約束」の最初に「大学の先輩であるますぞえ代表と共に、日本・東京を改革します」と記載する。陣営も「代表とセットになって政策を訴えたい」との意向だ。

    ◇

 自民党にいた与謝野馨氏らが結成した「たちあがれ日本」は、公募で弁護士の小倉麻子氏(31)を選んだ。「この国に生まれたことを誇りに思う。努力する人が報われる社会を」。7日、新宿で街頭演説に立った小倉氏はこう訴えた。

 与謝野氏は「日本の有権者の約1割を占める東京に、候補を出したいと考えていた」と力を込める。党の立場は「打倒民主」「非自民」。地方組織はなきに等しい。政治経験ゼロの新人候補を浸透させるため、都心が地盤の与謝野氏は「一緒に東京中を走り回る」と語る。さらに、石原慎太郎知事は応援団長を自任。「いいキャンペーンをやってもらいたい」と語る知事にも全面的な支援を期待する。

    ◇

 「永田町と一線を画す」と地方自治体の首長や首長経験者らが結党した日本創新党。結党大会を5月30日に開き、党首の山田宏氏(52)が「退路を断って東京から立候補する決意を固めた」と、約500人に宣言した。

 既に別の男性を候補者として発表しており、山田氏は比例に回るとの見方がされていたが、山田氏は「党を知ってもらうため、党首の私が東京から出るのがよいと党全体で決めた」と語った。

 今月10日、たちあがれ日本などと「日本を救うネットワーク」として共同行動することを発表したが、山田氏は「東京など定数の多いところは、それぞれの党の主張をしていく」と言い、東京での選挙協力は否定。地盤の杉並区以外にどこまで浸透させられるかが鍵だ。

    ◇

 「看板が変わって嫌悪感は少しは薄まったが、根本的な不信感はぬぐえていない」。幸福実現党の矢内筆勝氏(48)は、民主政権を批判し、「有権者は民主でも自民でもない政党を探している」と、街頭で手ごたえをつかんでいる。安全保障をテーマにした演説が特に反応がよいといい、日米同盟の堅持・強化や集団的自衛権の行使ができるよう、憲法改正も訴える。=おわり

 この企画は石川隆宣、真野森作、田村彰子が担当しました。

6680神奈川一区民:2010/06/20(日) 10:14:40

西村&康夫氏が新会派タッグ
6月20日8時1分配信 スポーツ報知http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100620-00000030-sph-soci

 参院選で国民新党から比例代表で出馬する全日本プロレスの西村修(38)が19日、新党日本の田中康夫代表(54)と新会派タッグを組み、大阪・心斎橋で街宣活動を行った。

 女性好きで知られる田中代表は「私は自慢じゃございませんが、今まで男性を好きになったことはございません。でも、初めて男ぼれをしたのがこの西村修でございます」と二枚目レスラーの人柄を高く評価。「この夏は一緒に全国を駆け回り、応援していきたい」と全力サポートを約束した。

 西村はマイクを手に、自らのがん克服の話を交え「第二の人生は健康と教育問題を命がけで訴えて、日本を改革してまいります」。プロレスファンとの記念撮影にも気軽に応じるなど、週末でにぎわう心斎橋筋を、田中代表とともに約2時間練り歩いた。

最終更新:6月20日8時1分

6681チバQ:2010/06/20(日) 10:15:40
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20100617/CK2010061702000083.html
混迷、夏の決戦 参院選 主要政党の動向 <民主>新内閣で息吹き返す
2010年6月17日

 「努力すれば二人が当選できる状況になってきた。だから頑張ろう」

 十一日に千葉市内の民主党県連で開かれた総支部長と幹事長の合同会議。県連選対委員長の岡島一正が力強く呼び掛けた。今月上旬に首相が鳩山由紀夫から菅直人に交代し、民主党の支持率は急激に回復。元気のなかった県内の党関係者も息を吹き返した。

   ◇  ◇

 昨年夏の衆院選圧勝から、政権与党として初めて迎える参院選前までの九カ月余り。民主党は県内でも世論の風に翻弄(ほんろう)されてきた。県連が昨年十一月に行った千葉選挙区の候補者公募には三十六人が殺到。だが、鳩山らへの批判が強まるに連れ、順風だった雲行きは怪しくなっていく。

 県連は一月上旬に道と小西の擁立を決めたが、逆風の強まりで当初予定の一月十六日に発表できず、二月十四日の県連大会で公表。それも内定止まりで、公認の正式決定は三月三日にずれ込んだ。二人はその後も街頭演説で聴衆から罵声(ばせい)を浴びせられるような状態が続いた。

 そんな大逆風は今月上旬の菅内閣発足でやみ、再び追い風が戻ってきた。県連幹事長の田中信行は安堵(あんど)と期待をにじませる一方で、「追い風はいつまで続くか分からない。屈折の数カ月を過ごしてきたから、そう簡単に楽天的になれない」と本音も漏らす。

   ◇  ◇

 足元の選挙態勢にも不安が残る。最大の支援組織である連合千葉は二人に推薦を出すが、実際に支援するのは道のみ。会長の黒河悟は支援について「比例代表の組織内候補が最優先。混乱を避けるため選挙区は一人に絞った」と説明する。

 そこには、選挙区に組織内候補を立てられないような日程で公募した県連への反発が透けて見える。選挙区で改選を迎える民主党現職の広中和歌子(76)が比例代表に転出し、組織内候補と競合する影響も気にしているようだ。

 民主党は、改選数が二から三に増えた三年前の参院選も新人二人を擁立。県連と連合千葉が一人ずつ支援し、二人当選を果たした。県連は今回、衆院1〜4、9、11、12区が小西を、5〜8、10、13区が道を支援する区割りを実施。全選挙区にいる衆院議員を生かす戦略だが、今のところ道、小西の劇的な知名度アップにはつながっていない。

 来春には統一地方選があるが、地方議員の動きも鈍い。あるベテラン県議は「連合の組織内候補も県議出身者も出さず、いきなり来た落下傘候補を応援できるわけがない」と冷ややかだ。 (小林孝一郎)

  =文中敬称略

   ◆  ◆

 十六日の国会閉会を受け、各党は二十四日公示、七月十一日投開票の参院選に向け、活動を本格化させる。千葉選挙区には、民主、自民の二大政党に加え、共産や複数の新党が相次いで立候補予定者を擁立。九人による混戦が予想される中、夏の決戦に挑む主要政党の動向を探った。

6682チバQ:2010/06/20(日) 10:16:16
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20100618/CK2010061802000081.html
混迷、夏の決戦 参院選 主要政党の動向 <自民>党より人物本位の戦い
2010年6月18日

 「われわれは強気なんだ」−。昨年十二月中旬、自民党本部で県選出の国会議員団会議が開かれ、千葉選挙区(改選数三)では現職の椎名に加え、二人目を擁立する方針が固まった。政権から転落した余韻が残る中、県連会長で衆院議員の森英介に、報道陣から「共倒れを懸念する声はないか」との質問が飛んだが、森は戦う姿勢を強調した。

   ◇  ◇

 三年前の参院選も民主と自民が二人ずつ擁立して激しく競い、民主二、自民一で議席を分け合った。民主は政権交代の勢いに乗り、前回と同じ二人の擁立に動いていた。

 自民も二人目の擁立方針を固めたが、人選は党本部に一任。椎名に近い県連幹部は「(二人目は)勝負になる人が選ばれるはずだ。現職にはつらい」と表情を曇らせた。

 党本部が白羽の矢を立てたのは、市川市出身で知名度がある元少子化担当相の猪口。一月下旬に出馬を表明した。

 自民には、二人擁立に向けた戦略もあった。政治とカネの問題などで鳩山政権の支持率がじわじわと低下していた時期。二期の実績がある椎名が組織を固める一方、知名度の高い猪口なら自民が苦手としてきた無党派層にも手が届く。攻めの戦いを展開することで、全県的な票の掘り起こしにもつながる。

   ◇  ◇

 だが、自民の上昇機運は、昨年の衆院選で落選した元自民衆院議員の水野賢一が四月下旬、みんなの党から出馬する意向を表明したことで一転した。

 椎名陣営にとっては水野に自民支持票の一部を奪われる可能性がある。猪口陣営にとっても浮動票の争奪戦で脅威となる。三年前の参院選で選挙協力が成立した公明からは今回、全面的な協力が得られなくなったことも不安材料だ。

 さらに、今月上旬の首相交代による民主の支持率回復。県連幹事長の田久保尚俊は「影響は大きい」と警戒しながらも、「有権者は表紙の付け変えにすぎないと見抜くはずだ」とみる。猪口陣営も「有権者は各政党に不信感を抱いている。党より人物本位の戦いになる」と、大きく影響されないとの見方だ。

 「二つ取って、千葉から反転攻勢ののろしをあげよう」。両陣営の集会で演説に立つ県連会長の森はこう言い、支持者らを鼓舞し続けている。 (小川直人)

  =文中敬称略

6683チバQ:2010/06/20(日) 10:17:02
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20100619/CK2010061902000088.html
混迷、夏の決戦 参院選 主要政党の動向 <共産 みんな 新党改革 諸派>混戦打開の鍵は浮動票獲得
2010年6月19日

 「上位の立候補予定者は横並びだ。一番頑張った人が抜け出せる」。今月上旬、千葉市内で開かれた共産新人の斉藤の事務所開き。党県委員長の浮揚幸裕はこう訴え、支持の拡大を呼び掛けた。

 三年前の前回参院選で、共産は千葉選挙区(改選数三)に別の女性候補を擁立。約二十一万五千票を獲得したが、得票数は立候補した八人の中で民主、自民の各二人に続く五番手だった。

 九人が立候補を予定する今回について、浮揚は「みんなの党も擁立し、民主も自民も二議席獲得は苦しい戦いになる。前回とは状況が全く違う」と、上位数人の混戦になるとみている。

 斉藤は新人八人の中で最も早い昨年十一月に出馬を表明。これまでの活動を通して「有権者は生活が苦しいだけに、一票をどこに託すべきか真剣に考えている。共産の主張も知りたいと、チラシなどを受け取ってくれる人も多くなった」と手応えを感じている。

   ◇  ◇

 「民主に幻滅し、自民にも戻したくない人が多い。みんなの党への期待は高い」。水野は四月下旬、衆院議員を四期務めた自民を離党し、みんなの党から立候補する意向を表明した。自民について水野は「改革政党から後退した。党内抗争も相変わらずだ」と批判。出馬会見に同席した党代表の渡辺喜美は「われわれは組織も団体もないが、私が(自民を)離党してから一年数カ月、全国で草の根運動を続けてきた」と、他の新党との違いを強調した。

 二大政党への批判票の受け皿を自負する水野陣営だが、他の新党を大きく引き離す世論調査の支持率が得票につながるかは未知数。戦略は都市部で与党を批判し、浮動票の取り込みを狙う“空中戦”頼みになる。

 水野陣営は「全県での知名度は低い」と冷静に分析し、人気の高い渡辺の頻繁な来県を希望している。首相交代による民主の支持率回復で党の注目度が落ちることに、危機感も募らせている。

   ◇  ◇

 日本創新党は五月中旬、清水の擁立を発表した。清水は印西市議からの転身で、「地方の生の声を国政に届ける」と語り、財政再建や教育の再興などを訴える。県庁での出馬会見で、党首の山田宏は「既成政党による順列組み合わせでは何も変わらないことが明らかになった。清水氏は地方の現場からの危機感をわれわれと共有している」と後押しした。

   ◇  ◇

 新党改革は今月十四日、既に出馬を表明していた元県議と差し替え、古閑の擁立を発表した。船橋市出身の医師で、医療制度の改革や科学技術の研究振興などを訴える。出馬表明は最も遅かったが、古閑は「医者の経験を通した具体的な医療改革案など、他の候補者が訴えない政策で勝負したい」と話している。

 (小川直人、小林孝一郎)

  =文中敬称略

  =おわり

6684チバQ:2010/06/20(日) 10:21:55
怒涛の特集記事30個
チカレタ

6685チバQ:2010/06/20(日) 10:26:12
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2010/06/20/09.html
「改心」の太蔵氏 復活へ1人“ローラー作戦”

「なんで坊主にしたんですか?」と至る所で声を掛けられる杉村太蔵氏

 朝は駅前、昼は商店街や百貨店、夕方には再び駅前に立つ。杉村氏は、これを出馬表明翌日の今月4日から繰り返している。ターゲットは人込み。「改心」を込めた丸刈り頭で雇用問題などを訴え、若者からは「タイゾーさんっすよね?頭どうしたんすか?」と声を掛けられることもある。

 スタッフは同行せず、1人で動く。移動は電車。「過去の言動で国民のみなさまに申し訳ないことをした。でも今は違います」と強調する。

 党関係者によると、当初、杉村氏は立候補する予定はなかった。推薦したのは党の共同代表の与謝野馨氏。杉村氏は05年の衆院選に当選し、翌06年から与謝野氏のもとで政策などを学んできた。

 党内でも擁立には反対の声が多かったが、与謝野氏が幹部らを納得させた。陣営は「以前に比べて礼儀も主張もしっかりしている。会って話を聞いてもらえれば、いかに改心したかが分かってもらえる」と話し、「太蔵用マップ」を製作。東京都の地図を拡大し、特に人が多く集まる駅、商店街、団地などを重点的にマークした。効率よく回るためだ。今後の選挙戦も地元の北海道と都内に集中させる。陣営は「生の太蔵が本気で走り回っている姿を1人でも多くの人に見てもらいたい」としており、東京ローラー作戦で勝機を見いだしたいようだ。

[ 2010年06月20日 ]

6686チバQ:2010/06/20(日) 10:26:59
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100620ddm002010126000c.html
’10参院選:「2人区」2人擁立、「競争効果」を狙う民主
 ◇「2人区」2人擁立、過去118件 共倒れ3件、独占33件
 7月11日投開票の参院選では、民主党が改選数2の選挙区(2人区)に原則2人の候補を擁立した成否が注目される。「共倒れ」を恐れる地元の抵抗を抑えて小沢一郎前幹事長が徹底した結果、12ある2人区のうち10選挙区で2人を公認し、枝野幸男幹事長ら新執行部も引き継いだ。かつて自民党が2人擁立の競争効果で党全体の票を積み上げた歴史もあり、民主党が参院で安定した勢力を確保できるかのバロメーターにもなりそうだ。

 2人区に民主、自民両党が1人ずつ擁立する「すみ分け」が一般化したのは、民主党の党勢拡大で「2大政党化」が進んだ04年参院選からだ。自民党は1955年の結党以降、自社さ連立で臨んだ95年を除き04年まで16回の参院選で毎回2〜11の2人区に公認候補2人を擁立。計118件あった「2人擁立」で共倒れは3件しかなく、33件は2議席を独占した。新人が当選して現職が落選したケースも31件あった。

 92、98年の栃木選挙区で2人擁立の選挙を戦った矢野哲朗参院議員(現在は新党改革、今期で引退)は「当時は自民党の派閥対派閥の選挙で、身内の戦いは熾烈(しれつ)だった。しこりは残るが、党勢拡大の効果はあった」と振り返る。2人擁立を進めた小沢氏の念頭には、自民党の総務局長や幹事長として選挙戦の指揮を執った「成功体験」がある。

 身内同士がしのぎを削ることで票を掘り起こす「自民党方式」を民主党に導入し、強い与党に脱皮させようというわけだ。小沢氏は「(改選数1の)1人区は自民党と血みどろの戦いをしており、2人区は複数擁立で初めて同じ条件になる。1人区にだけ『単独過半数』の目標を押しつけるのは不公平」と説明してきた。

 民主党が大勝した07年参院選も、2人区だけみると12選挙区すべてで民主、自民両党が1議席ずつ分け合った(1選挙区の自民当選者は公明と共同推薦した無所属候補)。このときの民主党の獲得議席は60で、改選121議席の半分に届かなかった。単独過半数を確保するためには、2議席独占を狙う2人区も必要になってくる。

 自民党は86年参院選まで毎回1〜7の2人区で2議席を独占していたが、社会党に惨敗した89年参院選で独占区はゼロに。92年に3選挙区、98年に2選挙区で独占したものの、01年以降はなし。89年に失った単独過半数を回復することなく、07年、民主党に参院第1党の座を明け渡した。【山田夢留】

6687チバQ:2010/06/20(日) 10:28:39
http://www.sanspo.com/shakai/news/100620/sha1006200504008-n1.htm
西村修氏、ヤッシーと大阪・ミナミ練り歩く
2010.6.20 05:02
 7月の参院選に国民新党から比例代表で出馬予定のプロレスラー、西村修氏(38)が19日、大阪・ミナミの心斎橋筋商店街を練り歩いた。

 同党と選挙協力する新党日本の田中康夫代表(54)も応援に駆けつけ、身長1メートル86、体重105キロの肉体を誇る全日本プロレスのトップレスラー(現在は休業中)を「初めて男惚れした」と絶賛。西村はテレながらも、自身のがん闘病経験などを振り返り、「生死をさまよった経験が政治を志すきっかけ。政治に第2の人生を捧げる。命がけで闘う。多くの人に夢と希望を与えるのが使命」と、選挙戦というリングに挑む決意をあらためて表明した。

6688チバQ:2010/06/20(日) 10:30:05
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokushima/news/20100619-OYT8T00924.htm
応援どこに板挟み
自主投票、3人推薦・・・「踏み絵のよう」


業界団体の集会で支持を呼びかける立候補予定者(右端、徳島市内で) 「いろんな団体が自民党から離れる中、こんなに力強いことはない」。16日、徳島市内で開かれた県看護連盟(約1200人)の決起集会。あいさつに立った自民党県連の竹内資浩・会長代行は声を震わせた。比例選で高階恵美子氏(46)、選挙区で中西祐介氏(30)と、両方とも自民党候補を推薦する同連盟は今回、県内の業界団体では例外的な存在だ。

 多くの業界団体は昨年まで、「政権与党」だった自民党を支援してきた。しかし、政権交代で、参院選徳島選挙区の対応も難しくなった。業界の声を国政に反映してもらうには、与党・民主党とのつながりが不可欠。一方で、県議や市町村議の多い自民党も無視できない。新党改革に移ったが、現職小池正勝氏(58)とも付き合いがあり、板挟みになっている。

 県歯科医師連盟は3月、「一つの政党だけを応援するのはよくない」と早々に自主投票を決定。JAグループのJA徳島農政協議会も「農業は多くの課題を抱えており、各党の協力が必要」と自主投票。県漁連も同様の対応を決めた。

 県薬剤師連盟(約860人)も複雑だ。「国政に薬剤師の仲間を送ろう」と、比例選では薬剤師出身の自民党候補を推薦するが、選挙区は自主投票。民主党から薬剤師の吉田益子氏(50)が立候補するからだ。元木宏会長は「軸足は自民党だが、吉田氏が出るので、だれも推薦できない」と話す。

 ある自民党県連の幹部は旧知の業界団体から「今回は推薦依頼を控えてほしい」と言われた。幹部は「無理に頼めば相手も困る。推薦がなくても応援してくれるはず」と心配そうに期待する。

 県看護連盟の三国鶴子会長は「我々も『与党でなければ……』という不安がないわけではない。ただ、今回は今まで通り自民党でいこうということ。次の選挙でどうするかは今後の課題」という。



 「業界に不利益なことはできない。与党に顔を向けるのが我々のエチケットだ。かと言って、今までのつながりを断ち切るわけにもいなかい」と悩むのは、県トラック事業政治連盟(336人)の粟飯原一平会長。長年、自民党を応援してきたが、今回、民主党トラック議員連盟から「我々が困らないように」と吉田氏の推薦を求められた。当然、小池、中西の両氏からも依頼が来た。結局、3人とも推薦することを決めた。

 粟飯原会長は「推薦」についてこんな風に考えるようになった。「心のこもった本当の意味での推薦とは言えなくなっている。踏み絵みたいで、本当の気持ちとは裏腹なこともしかねない。もう推薦など公選法で禁止した方がいい」。



 参院選が24日に公示される。政権交代後、初めて迎える国政選挙。業界団体などは難しい選択を迫られている。選挙の現場を追った。

 <主な業界団体の推薦状況>

 ▽県医師連盟【選】吉田益子(民主)、中西祐介(自民)、小池正勝(改革)【比】安藤高夫(民主)、西島英利(自民)、清水鴻一郎(みんな)

 ▽県歯科医師会【選】自主投票【比】西村正美(民主)

 ▽JA徳島農政協議会【選】自主投票【比】自主投票

 ▽県漁連【選】自主投票【比】中村博彦(自民)

 ▽県トラック事業政治連盟【選】吉田、中西、小池【比】清水信次(民主)

 ▽県看護連盟【選】中西【比】高階恵美子(自民)

 ▽県薬剤師連盟【選】自主投票【比】藤井基之(自民)(敬称略)

(2010年6月20日 読売新聞)

6689チバQ:2010/06/20(日) 10:39:32
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20100620/CK2010062002000120.html
《参院選2010》 自民から推薦依頼なし 事実上自主投票の方向へ 公明党県本部
2010年6月20日

 公明党県本部は19日に静岡市内で開いた幹事会で、参院選静岡選挙区の対応を三役一任と決め、事実上自主投票の方向となった。理由はどの党からも推薦依頼がなかったからだが、かつて連立政権のパートナーとして結束を誇った自民党から推薦依頼がなかったことに、公明党ばかりでなく、自民党関係者からも驚きや戸惑いの声が上がっている。 (佐野周平)

 自民党県連は塩谷立県連会長に公明党県本部との協議を一任しており、塩谷会長は「何らかの協力は要請する」と意欲を示していた。植田徹幹事長は19日の公明党県本部の決定を知り、「会長は当然、アクションを起こしていると思っていた」と驚いた様子。「公明党に協力要請しないなんてあり得ない。会長に早急に確認したい」と話していた。

 あるベテラン自民党県議は、幹事会の1週間ほど前に公明党県本部の幹部から「(自民党県連から)何も言ってこないけど、どうなってるの?」と尋ねられたことを明かし、「絶対、公明党に推薦要請をするべきだった」と話した。

 公明党県本部は参院選比例代表で、県内27万票という強気の目標を掲げている。その組織力は、選挙区に候補を立てる党にとって大きな魅力だ。

 昨年8月の衆院選で自公政権が崩壊。公明党県本部は2カ月後の参院補選で自民党県連から推薦依頼を受けたが、「国政選挙は自民候補推薦」というそれまでの基本原則を崩し、自主投票とした経緯はある。ただ、今回の参院選は与党の過半数阻止という共通目標もあり、選挙協力の好機ではあった。

 19日の幹事会後、記者団の取材に応じた阿部時久代表代行は「比例票の上積みのためには、他党との選挙協力は有効。自民党県連から声がかからなかったのは、ちょっと残念」と本音をのぞかせていた。別の県本部幹部は中日新聞の取材に対し、「拍子抜けした。推薦できないとしても、協力のしようがあったのに」とけげんそうな表情を浮かべた。

6690チバQ:2010/06/20(日) 10:40:45
http://mytown.asahi.com/saga/news.php?k_id=42000001006190003
民主、党への風に一喜一憂
2010年06月20日


演説会で「ガンバロー」を三唱する甲木美知子氏(右から2人目)。推薦する連合佐賀の武重信一郎会長(右端)も駆けつけた=19日、佐賀市文化会館

 「改革を後戻りさせるわけにはいかないんです」。19日夜、佐賀市内であった民主党の演説会で、党公認で参院選佐賀選挙区に立候補予定の甲木美知子氏(38)が声を張り上げた。1日30〜50カ所を目標に街頭演説をこなし、すでに日焼け顔だ。その様子を見守るのが川崎稔参院議員。原口一博総務相と大串博志財務政務官の3人で知名度向上が課題の甲木氏を支えてきた。
 13日には鳥栖市内で、同党公認で比例区に出馬する柔道女子五輪金メダリスト、谷亮子氏と宣伝車の上に立った。握手攻めにあう金メダリストの横で、甲木氏も負けじと笑顔で支援者に応じていた。
 1月末に立候補を表明。だが、街頭に立っても表情はさえなかった。初めての選挙に加え、「政治とカネ」の逆風が吹き付けて鳩山内閣の支持率が低下していた。潮目が変わったのは、菅新内閣発足から。県連幹部は「後援会の雰囲気も良くなったし、何より本人の表情が明るくなった」。事務所スタッフも「トップが代わるだけで、こんなに支持率が上がるなんて。私たちが一番驚いてます」。


 政権交代への機運の高まりを受け、3年前の前回参院選では「保守王国」と呼ばれる県内で自民党の21連勝を阻んだ。昨年9月の衆院選では三つの小選挙区のうち二つで勝利。政権が交代した。
 小沢一郎幹事長(当時)が訪れた2月の県連大会には古川康知事ら首長8人が出席。政権与党の力を見せつけたが、会場には空席も目立ち、参加したある支援者には「与党になったが、県内ではまだまだ足腰が弱い」と映った。
 そんな足腰の弱さを露呈したのが4月。「参院選に向けた大事な指標」としていた武雄、神埼の両市長選で推薦候補が連敗。衆参の国会議員3人に対し、公認の県議2人、市町議員10人という「頭でっかち」は相変わらずだ。事務局も少人数体制のままで、支持者の拡大よりも、政権交代で県連に一本化された陳情対応や参院選の準備に追われた。
 鳩山内閣の支持率に翻弄(ほんろう)される県内情勢。5月末、県内で選挙協力する社民党の福島瑞穂党首が消費者相を罷免されると、民主党県連の園田泰郎代表代行は参院選に向け、「非常に厳しいことになる」と危機感を隠さなかった。


 菅新内閣の誕生後、県連副代表の大串財務政務官のもとには「それなら協力する」と党員・サポーターへの登録を名乗り出る人もいたという。
 鳩山内閣時代に「政治とカネの問題で、有権者に厳しいご意見を頂くことが多い」と言っていた甲木氏自身、「町を回っていても、手を振ってくれる人が増えた」と、変化を肌で感じ始めている。
 「『自民王国』と呼ばれた佐賀で参院議員を独占できれば、変化の象徴になる。来年の統一地方選にもつなげたい」と話す園田代表代行。参院選では、これまで培った県内の地力が問われる。(岩田正洋)

6691チバQ:2010/06/20(日) 10:42:13
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20100620-OHT1T00029.htm
菅首相、谷外し!同じ候補者を意図的に1時間半差で別々応援


 参院選に民主党から比例代表で出馬する柔道金メダリストの谷亮子(34)が19日、さいたま市内で街頭演説。埼玉選挙区から出馬する大野元裕氏の応援を行った。直後に菅直人首相(63)も同市内で大野氏の応援演説をしたが、谷に合流のお呼びはかからず。ほぼ同じ時刻に近くにいながら、同じ候補者を別々に応援するという形で、人気者2人のコラボは見送られた。

 谷が大野氏らとともに浦和駅前で演説を終えた約1時間後の午後2時半、菅首相は約6キロ離れた大宮駅前で大野氏を脇に置き、演説を開始した。谷陣営の関係者によると「党から『首相は今回、埼玉選挙区の応援なので、比例代表(の谷)は外してほしい』と連絡があった」ため、遠慮したという。選挙区テコ入れが目的とはいえ、やや残念なすれ違い。谷は小沢一郎前幹事長の後押しで擁立されたといわれており、菅首相が「脱小沢路線」をアピールするため、今回はタッグを結成しなかったという見方もできる。

 谷はその後、大野氏と再び合流し所沢駅前でも演説。12日の福井県での演説の前から発熱が続くが、関係者によると復調気配。本人は「ご心配おかけしました」と笑顔も見せていた。

6692チバQ:2010/06/20(日) 10:43:10
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2010/06/20/08.html
チルドレン脱せず…ゆかり氏、復活へ親頼み

 第22回参院選(24日公示、7月11日投開票)では、小泉政権下の05年衆院選で初当選し、その後、議席を失ったため鞍替えして立候補する元「小泉チルドレン」も多い。かつて「料亭に行きたい」などの発言で物議を醸した杉村太蔵氏(30)はたちあがれ日本から、「ゆかりたん」の愛称で話題となった佐藤ゆかり氏(48)は自民党から、ともに比例代表で出馬予定。選挙戦はそれぞれ、“親離れ”と“親頼り”の正反対の様相を呈している。

 佐藤氏といえば09年の衆院選前、岐阜1区の公認をめぐり「支部長は私」などと主張し、野田聖子元郵政相との公認バトルの印象が強く、参院とのイメージはまだ薄い。陣営も「知名度はある程度あっても、鞍替えしたことを知らない方が多い」とぼやく。

 東京5区から出馬した09年衆院選は落選。その際に獲得した約12万票をベースにさらなる上積みを目指し、全国各地の党支部や支持団体を回っている。都内の本部事務所以外にも、岐阜市内に後援会事務所を設け、“過去票”の再掘り起こしにも躍起になっている。

 有権者への浸透を図るため、陣営が頼るのはやはりチルドレンの生みの親、小泉純一郎元首相だ。「選挙まで時間がないので難しいかもしれないが、戦略の1つとして応援はありえない話ではない」(選対関係者)と期待を抱く。小泉元首相とともに郵政民営化を推進した竹中平蔵元総務相とも、インターネット上の動画サイト「ニコニコ動画」で生対談を行うなど、依然、“小泉ブランド”頼りの面は隠せない。

 夏の参院選には、複数の小泉チルドレンが鞍替えする。あるチルドレンは「(かつて小泉チルドレンと呼ばれた候補者は)自分に知名度があると勘違いしている」と苦言を呈した。また党関係者も「どの元チルドレン候補も当選するには厳しい状況」と指摘している。

[ 2010年06月20日

6693チバQ:2010/06/20(日) 11:07:07
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100619t11018.htm
自民県議有志12人、市川氏支援の会結成へ 参院選
 参院選の宮城選挙区(改選数2)で、自民党県議の有志12人は18日、仙台市内のホテルで会合を開き、無所属で自民党推薦を受けて4選を目指す現職の市川一朗氏(73)を支援する県議の会を結成することを決めた。
 党県連は公認で新人の熊谷大氏(35)への支援を決めている。市川氏支援を明確にする動きが出たことにより、党所属県議38人の対応が分かれることが鮮明になった。
 会合では代表世話人に菊地浩氏(68)=太白、5期=、顧問に渡辺和喜氏(68)=亘理、6期=が就任することを確認。街頭演説会や個人演説会の開催を手伝うなど、市川氏の選挙戦を全面支援する。ほかの党県議にも参加を呼び掛けて近く正式に発足させる。
 県連は1議席確保を最優先し、候補者を熊谷氏1人に絞ったが、党本部は市川氏の推薦を決定。反発した県連は市川氏を支援しない方針を決めた。
 菊地氏は「自民党再生のため、参院に今必要な人材は議論のできるエキスパートの市川氏だ。熊谷氏の批判は一切しない。両氏が切磋琢磨(せっさたくま)することで、党勢拡大につながればいい」と話している。


2010年06月19日土曜日

6694山口新聞男:2010/06/20(日) 12:13:42
>>6693
>熊谷氏の批判は一切しない
さて、どこまで我慢できるのやら

6695秋田2区:2010/06/20(日) 14:09:15
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20100620d
県医師連盟、石井氏推薦 参院選選挙区 比例は自民・西島氏
 県医師会の政治団体「県医師連盟」(小山田雍委員長)は19日、秋田市の県医師会館で執行委員会を開き、参院選本県選挙区で自民党新人の石井浩郎氏を、比例代表では自民党現職の西島英利氏の推薦をそれぞれ全会一致で決めた。小山田委員長は「これまで同様、政党ではなく、信頼関係を持てる個人を選んだ」と話した。

 県内9支部の執行委員が出席。会議は非公開で行われた。終了後、小山田委員長らが石井氏推薦について「政治家としては未知数だが、医師不足問題でも、本県に残る意思のある医師の育成を重視するなど、われわれの考え方と共通している」と理由を説明。民主党現職の鈴木陽悦氏を推す声はなかったという。

 比例代表では、日本医師連盟が民主党新人の安藤高夫氏を推薦するとともに、西島氏への支援も決めている。小山田委員長は「医師として、医師会員として要職を経験し、あらゆる問題に懸命に取り組んできた西島氏の実績を評価した」としている。

6696和子夫人 ◆VVOQ3pMvHY:2010/06/20(日) 14:38:46
高知でこの状況とはグーだな
高知県民世論調査 比例投票民主が優勢
http://www.kochinews.co.jp/10sanin/100620sanin01.htm
昨秋誕生した民主党政権の評価を問う参院選(24日公示、7月11日投開票)に向け、高知新聞社とRKC高知放送は6月3〜11日の9日間、高知県民世論調査を実施した。比例代表で投票予定の政党は民主党28・4%、自民党24・1%で、2年前の県民世論調査からの民主党優勢が続いている。選挙の焦点となる過半数をめぐる与野党の攻防では、「民主党単独」「国民新党との連立」を合わせて計45・8%が与党の過半数維持を望んだ。普段の政党支持率は自民党27・6%、民主党23・1%と自民党上位は変わらないが、昨年の衆院選前調査時の17・7ポイント差から4・5ポイント差に接近し、政権交代を経て高知県内でも「二大政党化」が顕著になった。

 調査は高知新聞企業出版調査部に委託。県内有権者から無作為に抽出した2千人を対象に郵送方式で実施し、有効回収率は56・1%(1120人)。期間は鳩山由紀夫前首相の2日の退陣表明から菅直人首相に交代し、全国的に内閣支持率が急激に回復した時期と重なった(鳩山内閣時に調査票を発送したため菅内閣の支持率は問えなかった)。

 比例代表の投票先は、2008年10月の調査で初めて自民党を上回った民主党が4・3ポイント差でリードを維持したが、民主党が全国で大勝した昨年衆院選前の11・9ポイント差より縮小。共同通信社の直近の全国電話世論調査(12、13両日)の14・9ポイント差よりも小さい。

 県内組織を持たないみんなの党が6・7%と、共産党4・9%、公明党3・6%、社民党2・2%などを上回った。無党派層では民主党が19・1%とトップだが、自民党は9・7%でみんなの党8・6%に迫られている。

 与野党の獲得議席では、17・1%が民主単独、28・7%が連立与党による過半数獲得を望んだ。衆参両院の「ねじれ」を生む連立与党の過半数割れは32・0%だった。

 支持政党は、自民党が昨年衆院選前より6・3ポイント減の27・6%、民主党が6・9ポイント増の23・1%。続いて共産党5・1%、公明党3・4%、みんなの党3・0%、社民党1・9%などの順。

 参院選に「関心がある」は80・4%。07年参院選時の75・7%より高く、小泉ブームに沸いた01年参院選時の81・3%に近い。

6697山口新聞男:2010/06/20(日) 15:32:52
>>6696
前回(07年)はこんな感じ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1089893576/3087
>これを反映して、比例代表で投票を予定する政党または候補者は、自民の27・6%と民主の26・8%がほぼ並んだ。与党の過半数割れを望む割合も51・7%に達し、過半数維持を望む29・0%を大きく上回った。
>普段の支持政党は自民32・9%、民主16・7%、共産4・9%、公明4・2%、社民1・7%などの順で、民主は一九九六年以降の本社世論調査で最高。

6698名無しさん:2010/06/20(日) 18:41:43
本日オーサカ駅で創新の演説聞きましたが・・・丁度拉致もんだいでしたが、内容は・・・自民の右と同じですね。

で、自民の街頭演説の準備らしくてチラシ配っていました。以前なら自民はスーツ、ネクタイ姿が配っていましたが・・・Tシャツのニーちゃんばかり。
ちょっと変わったなぁ・・・

ところで中田ヒロシ、見かけませんが・・・あと、創新って右系だったのですか、どちらかといえば、みんなに近いと思っていたのですが。

6699秋田2区:2010/06/20(日) 19:40:41

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1
06/2017:52民主、擁立見送り=沖縄【参院選情勢】
06/2017:52自民現職に民主挑む=鹿児島【参院選情勢】
06/2017:52元小沢番、自民現職に挑む=宮崎【参院選情勢】
06/2017:51民主、社民との協力維持=大分【参院選情勢】
06/2017:51自民、比例の現職擁立=熊本【参院選情勢】
06/2017:50前知事が民主現職に挑む=長崎【参院選情勢】
06/2017:50自民、元衆院議員を擁立=佐賀【参院選情勢】
06/2017:50公明は自民支援か=福岡【参院選情勢】
06/2017:49自民分裂、民主が優位=高知【参院選情勢】
06/2017:49民主、元社民候補を擁立=愛媛【参院選情勢】
06/2017:49民・社が統一候補=香川【参院選情勢】
06/2017:48民・自・改の三つどもえ=徳島【参院選情勢】
06/2017:47名門一家に俳優挑む=山口【参院選情勢】
06/2017:47民主が2人目擁立=広島【参院選情勢】
06/2017:47議長・江田が優位=岡山【参院選情勢】
06/2017:46世襲の青木が組織固め=島根【参院選情勢】
06/2017:46民・自の新人が対決=鳥取【参院選情勢】
06/2017:46自民現職が先行=和歌山【参院選情勢】
06/2017:45民主前川が安定=奈良【参院選情勢】
06/2017:45民、自の現職が組織戦=兵庫【参院選情勢】
06/2017:44みんなも参戦、激戦に=大阪【参院選情勢】
06/2017:442現職に挑む2新人=京都【参院選情勢】
06/2017:44自民、分裂選挙に=滋賀【参院選情勢】
06/2017:43民主、組織固め先行=三重【参院選情勢】
06/2017:43みんな、議席うかがう=愛知【参院選情勢】
06/2017:42みんなが台風の目に=静岡【参院選情勢】
06/2017:42たちあがれは自民支援=岐阜【参院選情勢】
06/2017:41民主現職に危機感=長野【参院選情勢】
06/2017:41民主大物に逆風=山梨【参院選情勢】
06/2017:41自民王国に挑む民主新人=福井【参院選情勢】
06/2017:40元郵政官僚が挑戦=石川【参院選情勢】
06/2017:40民・自が一騎打ち=富山【参院選情勢】
06/2017:39近藤、社民の公認返上=新潟【参院選情勢】
06/2017:39新党参戦で混戦=神奈川【参院選情勢】
06/2017:38各党が候補、大激戦=東京【参院選情勢】
06/2017:38民・自とも2人擁立=千葉【参院選情勢】
06/2017:37公明の最重点区=埼玉【参院選情勢】
06/2017:37生き残り懸ける民・自=群馬【参院選情勢】
06/2017:36みんな代表のおひざ元=栃木【参院選情勢】
06/2017:36自民、トップ当選目標=茨城【参院選情勢】
06/2017:36民・自の現職が先行=福島【参院選情勢】
06/2017:35自民現職が3選目指す=山形【参院選情勢】
06/2017:35自民新人支持広げる=秋田【参院選情勢】
06/2017:34民主2議席が焦点=宮城【参院選情勢】
06/2017:34「小沢王国」民主が盤石=岩手【参院選情勢】
06/2017:33自民元職が先行=青森【参院選情勢】
06/2017:32三つどもえの争い=北海道【参院選情勢】

6700名無しさん:2010/06/20(日) 20:25:45
>>6699
時事の6月20日現在の選挙情勢を、
>>6642-43と同じ書式で書いてみました。
これも、複数区で同じ政党が複数擁立している場合は、
便宜的にまとめて紹介しているみたいなので、
他の情勢と合わせた推測も含めてみました。

北海道2:民(徳藤)自
青森1 :自民
岩手1 :民自
宮城2 :民(桜伊)自無み
秋田1 :自民
山形1 :民自
福島2 :民(増)自民(岡)
茨城2 :民(郡長)自共たみ
栃木1 :民自み
群馬1 :民自
埼玉3 :民(島大)自公み共改社 →民民自
千葉3 :民(道小)自(椎猪)み共改 →民民自
東京5 :民(蓮小)自(中東)公共国改社たみ創 →民公自民共
神奈川3:民(千金)自共み改た社 →民民自
新潟2 :民自社共
富山1 :民自
石川1 :民自共
福井1 :民自
山梨1 :民自
長野2 :民(北高)自み
岐阜2 :民(山小)自
静岡2 :民(藤中)自み
愛知3 :民(斎安)自み →民民自
三重1 :民自み
滋賀1 :民自無共
京都2 :民(福河)自共
大阪3 :民(尾岡)自公み共改社 →民民自
兵庫2 :民(水)自民(三)み共
奈良1 :民自共
和歌山1:自民共
鳥取1 :民自共
島根1 :自民み
岡山1 :民自共
広島2 :民(柳中)自
山口1 :自民共
徳島1 :民自改
香川1 :無自共
愛媛1 :民自共
高知1 :民自無共
福岡2 :民自無国み
佐賀1 :民自共
長崎1 :民自共み
熊本1 :民自共み
大分1 :民自共
宮崎1 :自民
鹿児島1:自民
沖縄1 :自無(山伊)

<まとめ>
【1人区】民20自8無1
【2人区】民12自12(※議席独占・共倒れなしと想定)
【3人区】民10自5
【5人区】民2自1公1共1
 【計】 民42自26公1共1無1


(注)埼玉の公明、千葉のみんな、大阪の公明の扱いが記事からは不明。
   共同のデータから、1人区が相当ひっくり返っているのが特徴。

6701名無しさん:2010/06/20(日) 21:50:57
>>6700 お疲れ様です。

1人区で、青森、群馬、富山、愛媛、宮崎あたりは私はこれまでは逆のような気もしていたのですが・・・

現状ではこうなのですね。

6702おま:2010/06/20(日) 22:38:09
読売トレンド調査第2回結果

内閣支持率はやや減、それ以外はほぼ横ばい(民主・自民ともに微減)

ttp://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100620-OYT1T00668.htm

首相「消費税10%」評価48%・評価せず44%

 読売新聞社が18〜20日に実施した参院選第2回継続全国世論調査(電話方式)で、菅首相(民主党代表)が、消費税率の10%への引き上げに言及したことを「評価する」と答えた人は48%で、「評価しない」44%を上回った。

 税率10%に加え、使い道を「年金、医療及び介護の社会保障給付と少子化対策」と明記した自民党の参院選公約については、「評価する」が55%で、「評価しない」は37%にとどまった。〈質問と回答14面、関連記事3面〉

 首相は17日の民主党の参院選公約発表の記者会見で、「当面の税率は自民党が提案している10%を一つの参考にしたい」と述べた。この首相発言と、自民の参院選公約を評価する人は、ともに多数となった。

 参院選の投票先は、選挙区では民主が32%と前回(12〜13日実施)の34%から横ばいで、自民15%(前回16%)など大きな変化はなかった。比例は民主30%(同31%)、自民14%(同16%)などだった。

 ただ、参院選後の望ましい政権では、「政界再編による新しい枠組み」27%(同24%)が、「民主中心の新しい枠組みの連立」23%(同24%)を上回った。

 民主の参院選公約に関しては、「子ども手当」を現在の月1万3000円から「上積みする」との表現にとどめ、満額2万6000円支給を見送ったことを「評価する」は61%に上った。沖縄県の米軍普天間飛行場移設を、日米合意に基づいて進める方針については「評価する」41%、「評価しない」44%だった。

 菅内閣の支持率は55%(前回59%)、不支持率は32%(同27%)。政党支持率は民主35%(同38%)、自民15%(同17%)など。

(2010年6月20日22時28分 読売新聞)

6703名無しさん:2010/06/20(日) 22:54:05
>>6702 読売より下がりました、内閣支持下落50%、消費税発言響く 朝日新聞世論調査

朝日新聞が19、20の両日実施した全国世論調査(電話)によると、菅内閣の支持率は50%で、1週間前の前回調査(12、13日)の59%から下落した。不支持率は27%(前回23%)。「消費税率10%」に言及した菅直人首相の発言には「評価しない」が50%で、「評価する」の39%を上回った。首相が引き上げに前向きと取れる発言をしたことで、消費増税に反対の人たちの離反を招いているようだ。
消費税引き上げそのものへの賛否は賛成46%、反対45%で、前回(賛成49%、反対44%)と大きくは変わらない。
だが、前回は引き上げに賛成の人と反対の人との間で内閣支持率にほとんど差がなかったのに対し、今回は賛成の人の内閣支持は63%、反対の人の支持は41%とはっきりと差がついた。
また、「いま投票するなら」として聞いた参院比例区の投票先も民主36%(前回43%)、自民17%(同14%)、みんな5%(同4%)と民主がかなり減らした。ここでも、消費税引き上げ賛成の人では「民主に投票」が45%と前回(46%)並みなのに対し、反対の人では29%と前回(40%)から大きく下がっている。
内閣支持、民主への投票ともに、消費増税に反対の人の一部が、この1週間で背を向けた様子がうかがえる。
また、選挙の結果、民主党が参院で単独過半数を「占めた方がよい」「占めない方がよい」の比率も今回は34%対53%で、前回の44%対44%よりも民主に分が悪い結果となった。民主中心の政権が「続いた方がよい」「そうは思わない」も36%対44%で前回の49%対36%から逆転した。
これらの原因とみられる、菅首相の税制改革検討と消費税率10%に言及した発言に対しては、民主支持層でも「評価する」は52%にとどまり、「評価しない」が41%いる。
民主党が参院選のマニフェストで、衆院選の公約の一部をやめたり内容を変えたりしていることについては、「納得できる」43%、「納得できない」50%と意見が割れた。
政党支持は民主が32%(前回40%)と減らしたほか、自民13%(同12%)など。

・・・とまあ、総理もこの程度は考えていたでしょうけど・・・発言の真の目的は何でしょうかねぇ

6704おま:2010/06/20(日) 22:55:04
朝日のトレンド調査第2回

こちらは民主にけっこう厳しい結果
前回調査で読売だけがやや厳しい結果だったことを考慮すると、
両者の今回の調査の傾向はほぼ同じなのかもしれない。

http://www2.asahi.com/senkyo2010/news/TKY201006200239.html

内閣支持下落50%、消費税発言響く 朝日新聞世論調査2010年6月20日22時36分

. 朝日新聞が19、20の両日実施した全国世論調査(電話)によると、菅内閣の支持率は50%で、1週間前の前回調査(12、13日)の59%から下落した。不支持率は27%(前回23%)。「消費税率10%」に言及した菅直人首相の発言には「評価しない」が50%で、「評価する」の39%を上回った。首相が引き上げに前向きと取れる発言をしたことで、消費増税に反対の人たちの離反を招いているようだ。

 消費税引き上げそのものへの賛否は賛成46%、反対45%で、前回(賛成49%、反対44%)と大きくは変わらない。

 だが、前回は引き上げに賛成の人と反対の人との間で内閣支持率にほとんど差がなかったのに対し、今回は賛成の人の内閣支持は63%、反対の人の支持は41%とはっきりと差がついた。

 また、「いま投票するなら」として聞いた参院比例区の投票先も民主36%(前回43%)、自民17%(同14%)、みんな5%(同4%)と民主がかなり減らした。ここでも、消費税引き上げ賛成の人では「民主に投票」が45%と前回(46%)並みなのに対し、反対の人では29%と前回(40%)から大きく下がっている。

 内閣支持、民主への投票ともに、消費増税に反対の人の一部が、この1週間で背を向けた様子がうかがえる。

 また、選挙の結果、民主党が参院で単独過半数を「占めた方がよい」「占めない方がよい」の比率も今回は34%対53%で、前回の44%対44%よりも民主に分が悪い結果となった。民主中心の政権が「続いた方がよい」「そうは思わない」も36%対44%で前回の49%対36%から逆転した。

 これらの原因とみられる、菅首相の税制改革検討と消費税率10%に言及した発言に対しては、民主支持層でも「評価する」は52%にとどまり、「評価しない」が41%いる。

 民主党が参院選のマニフェストで、衆院選の公約の一部をやめたり内容を変えたりしていることについては、「納得できる」43%、「納得できない」50%と意見が割れた。

 政党支持は民主が32%(前回40%)と減らしたほか、自民13%(同12%)など。

67056700:2010/06/20(日) 23:01:20
>>6701
>1人区で、青森、群馬、富山、愛媛、宮崎あたりは私はこれまでは逆のような気もしていたのですが・・・
たぶん、この辺りは横一線なのかもしれませんね。

共同や時事に限らず、記事の書き方から候補者間の優劣を読み取られないよう、
敢えてぼやかした記述をしているような気もします。特に複数区では。
こういう書き方って、関係者にしか分からない暗号のようにも思えますが。

6706名無しさん:2010/06/20(日) 23:10:36
>>6705 まあ新聞で暗号のように書いても仕方ないと思いますが、私もそう感じる時はあります。

で、読売と朝日の結果ですが・・・確かに読売の結果は朝日に比べると良いですよね。

世論的には、消費税への発言はそう、否定的にはとられず、賛否両論、喧々諤々と言う感じなので朝日ほど下がった感はしないのですが。

逆に就任した時は、読売はちょっと低いんじゃない、って感じしましたが。

まあ間とって、50前半、というのがだとうなのでは。

それにしても、選挙前の増税論議、真の目的は何でしょうね。

6707秋田2区:2010/06/20(日) 23:29:42
秋田の有名人対決では、やはり若いスポーツマンに軍配でしょうね。

6708建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2010/06/20(日) 23:36:40
管自爆で内閣支持率爆sageワロスwww
ザマアwwwpgr

6709建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2010/06/20(日) 23:40:24
前から、オレが言ってただろ
管は爬堵夜魔以上に口軽いから、確実に自爆するってwww
必死に否定していたTはずGたり涙目www

6710とはずがたり:2010/06/20(日) 23:49:15
似非改革者の小泉が本質的な改革せずにパフォだけで来たつけを誰かが払わないと行けないからねぇ。。
ノー天気な阿呆が羨ましいわい。

寧ろ>>6702の増税支持の力強さに俺は驚愕。意外にここ1年財源無い無い騒いでいた効果出ているのかも。
>消費税率の10%への引き上げに言及したことを「評価する」と答えた人は48%で、「評価しない」44%を上回った。
>税率10%に加え、使い道を「年金、医療及び介護の社会保障給付と少子化対策」と明記した自民党の参院選公約については、「評価する」が55%で、「評価しない」は37%にとどまった。〈質問と回答14面、関連記事3面〉
>首相は17日の民主党の参院選公約発表の記者会見で、「当面の税率は自民党が提案している10%を一つの参考にしたい」と述べた。この首相発言と、自民の参院選公約を評価する人は、ともに多数となった。

増税反撥する勢力が大挙してみんなに再び流れ込んで党勢復活成るか?

6711名無しさん:2010/06/21(月) 00:16:03
>>6710

>増税反撥する勢力が大挙してみんなに再び流れ込んで党勢復活成るか

しぼんだバブルが再びですか。

今回の調査見てもみんなは上向いていない、むしろ横ばい程度。

増税発言は諸手を揚げて賛成よりは、シブシブ容認が多いでしょう。

あと、いざ投票になれば、多少下げるのに貢献した方々も仕方ない、民主に入れるか、で3%前後は戻るのでは、根拠無いですが

6712やおよろず ◆N22LLUydY2:2010/06/21(月) 00:26:31
>>6700
これじゃ、なにもわからないような気がしますけど

民・自とも2人擁立=千葉【参院選情勢】
 民主、自民がともに2人を立て、みんななどの新党も参戦し、混戦状態だ。前回07年に2議席を得た民主は道、小西の2新人を擁立。県内を均等に地域割りし、党支持率回復を追い風に連続での2議席獲得を狙う。自民は現職椎名に加え、知名度の高い元衆院議員猪口を立てて対抗。猪口は組織力で椎名に劣る分、無党派に期待を掛ける。元自民衆院議員のみんな水野は自身の組織を固めつつ、民主、自民への批判票を狙う。共産は斉藤、改革は古閑をそれぞれ立て、支持を訴える。(2010/06/20-17:38)

6713おま:2010/06/21(月) 00:40:21
時事情勢

1人区について、記事中の表現を利用しつつ少しまとめてみました。
あくまで記事中の表現のみでの判断です。
滋賀などは本当はもっと民主優位だと思いますが。

青森 自民「わずかに先行」(△〜☆)
岩手 民主「主浜が盤石」(■)
秋田 自民「ややリード」民主「激しく追い上げる」(△〜☆)
山形 民主が先に出ているだけで明確な表現はなし(★?)
栃木 民主「追い風を受け、与党の立場を全面的にアピール。自民支持層にも食い込みを図る」みんな「二大政党を猛追」(★〜▲)
群馬 民主が先(★?)
富山 民主が先(★?)
石川 民主が先だが肯定的な表現ではない(★??)
福井 民主が先(★?)
山梨 民主が先だがそれほど肯定的ではない(★??)
三重 民主「組織固め先行」(▲)
滋賀 民主が先(★)
奈良 民主「安定した戦い」(●)
和歌山 自民「自民現職が先行」(△)
鳥取 民主が先(★)
島根 自民が先(☆)
岡山 民主「優位は動きそうにない」(■)
山口 自民「自民現職の岸を民主の新人原田が追う展開」「逃げ切りに懸命」(△)
徳島 民主が先(★)
香川 無が先(★)
愛媛 民主が先だが、自民「組織票で優位に立ち、逃げ切りを狙う」(△)
高知 民主「優位は動きそうにない」(■)
佐賀 民主が先(★)
長崎 民主が先で、自民「出遅れ挽回(ばんかい)に懸命」(★〜▲?)
熊本 民主が先(★)
大分 民主が先(★)
宮崎 民主が先だが、あまり肯定的ではない(★?)
鹿児島 民主が先だが、自民「追われる立場の野村」(☆?)
沖縄 自民が先(△)

特徴
・自民サイドで「安定」「優位」などの明確は表現は1つもなし(愛媛で限定的に書かれているのみ)
・鹿児島や愛媛は民主が先に書かれていても、自民先行の表現がされている
・どちらが先行しているのかの情報がほとんどない県も多い

6714山口新聞男:2010/06/21(月) 00:48:19
朝日と読売の調査については、2ちゃんの世論調査スレに多少詳しい分析がある

6715名無しさん:2010/06/21(月) 01:13:55
>>6713 ありがとうございます。
この先週末に1人区のいいだしっぺですが、おそらく数的にこうでないと、幹部の50だ60発言、サンケーの過半数確保の言葉なんて出てこないと思います。

まあ、増税発言の件もあるし、そうはうまくイカないでしょうけど

でも政党支持率は倍以上、こう考えるとあながち無い数字でもないですが

>>6713で私的に異論があるとすれば、青森、鹿児島、愛媛、富山、群馬あたりでしょうか。

あと・・・またいいだしっぺでスイマセン。

2人区で完勝の県、あると思いますか。個人的には、うまくいけば北海道あたりかと思うんですが。いかがでしょか

6716おま:2010/06/21(月) 01:45:38
2人区完勝の本命は宮城でしょうね。
自民党の現職が無所属+自民党本部推薦で出るので自民分裂になっています。
単なる保守分裂というよりは自民が2候補立ててしまったようなものですし、
現在の情勢では(民主が少し落としたとはいえ)完勝の可能性が高そうです。

6717名無しさん:2010/06/21(月) 03:45:36
波多野氏は欠席/21日公開討論会
www.toonippo.co.jp
今回の参院選に関し、21日に青森市で開かれる本県選挙区の公開討論会について、民主党県連総合選対本部は20日、立候補予定者の波多野里奈氏が健康上の理由により欠席することを、
主催者の日本青年会議所東北地区青森ブロック協議会に伝えた。
 
 
 選挙前なのに大丈夫なのだろうか。

6718とはずがたり:2010/06/21(月) 07:54:48
時事の情勢。全部貼っときました。長くなるので予想スレの方へ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1064934957/1702-1709

民主は最多の45人=与野党、目玉はタレント候補−比例【参院選情勢】
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010062000222

 比例代表に民主は前回07年選挙より10人多い、過去最多の45人を立てた。いずれも前幹事長小沢一郎が人選。無党派層の支持を狙い、柔道女子五輪金メダリストの谷や歌手の庄野らスポーツや芸能分野の著名人6人が名を連ねる。また、労組など従来の支持団体出身者に加え、これまで自民を全面支援してきた日本歯科医師連盟や医師連盟といった団体からも擁立した。菅内閣発足により支持率が「V字回復」したことで選対幹部からは過去最高だった前回(20人)を上回る「23議席は取れる」との強気な声も飛び出した。
 自民は前回と同じ35人。プロ野球巨人の元監督堀内、女優三原らが目玉候補だ。これまでは、組織票狙いで業界団体の代表を公認してきたが、民主の切り崩しにあい、土地改良や歯科医師連盟からは擁立できなくなった。減少必至の業界票の穴埋めを目指し、各地域で一定の固定票を持つ落選中の元衆院議員9人を公認したのも特徴だ。選対関係者は、07年に獲得した14議席を目安とする。
 公明は改選8議席の維持を目標に掲げるが、前回でも7議席。09年の衆院選では候補を立てた8小選挙区で全敗するなど、支持母体である創価学会の集票力低下は著しい。「今の状況は700万票。7議席はまだ見えない」と弱気な声も漏れる。
 共産は前回(440万票、3議席)を大幅に上回る、650万票以上で5議席獲得を目指す。前回1議席の国民新は、郵政票を基礎に200万票で2人当選が目標。与党当時の社民は「当選は党首の福島だけ」との悲観的な見方が内部で支配的だったが、連立離脱で「2〜3議席が見えてきた」との楽観論もささやかれるようになった。
 選挙後にキャスチングボートを握り、政界再編を目指すみんなは、23人を擁立。「1000万票、10議席以上当選」を狙うが、首相交代で支持率が下落している。改革、たちあがれは議席獲得が目標だ。(2010/06/20-17:58)

6719名無しさん:2010/06/21(月) 08:04:41
野上・相本氏競る 参院選本社世論調査、高橋氏浸透図る

 北日本新聞社は、24日公示の参院選を前に世論調査を行い、取材で得た情報を加味して県内有権者の投票動向や政治意識を探った。富山選挙区は、先行する自民元職の野上浩太郎氏を民主新人の相本芳彦氏が追い上げ、競り合っている。共産新人の高橋渡氏は政策を訴えて浸透を図っている。調査時点では約3割がだれに投票するかを決めておらず、今後の動向が注目される。

 野上氏は昨年12月、党県連の予備選を制して出馬表明した。国会議員、県議、市町村議や支援企業、団体を核とする強固な自民党組織をフル活用し、全域で支持を広げる。重点地区に定める地元の衆院選富山1区では、校区ごとのきめ細かな後援会支部を結成して地盤固めを進めている。

 自民支持層の8割を押さえたほか、推薦は得ていないものの連立与党時代に協力関係を築いた公明党支持層にも浸透。富山市や砺波市、小矢部市などで相本氏をリードする。60代以上の支持が厚く、自民が地盤としてきた農林水産業や商工・サービス業者に浸透する。

 相本氏は民主公認を得て3月に出馬表明し、猛追する。連合富山の推薦を受けて労働組合の支持固めを進める一方、与党の強みを生かして、長年自民党支持一辺倒だった各種団体にも幅広く働き掛ける。連日の街頭活動で無党派層への浸透を目指している。

 民主支持層の7割を固めたほか、推薦を求めて協議を続ける社民党支持層からは5割程度の支持を受けている。無党派層は野上氏を上回る2割余りの支持を集める。下新川地区で優位に立つほか、魚津、黒部市や地元高岡市などで野上氏と支持を二分する。年齢別では30代でのリードが目立っている。

 国民新党、みんなの党の支持層は野上、相本両氏の支持に割れている。無党派層はほぼ半数がだれに投票するかを決めておらず、今後の情勢を左右するとみられる。

 高橋氏は共産支持層の7割を固めており、街頭活動で幅広く政策を訴える。
http://webun.jp/news/A390/knpnews/20100621/19001

6720名無しさん:2010/06/21(月) 08:05:24
政党支持率、自民トップ維持 参院選本社世論調査

 県内の政党支持率は自民党が31・9%で最も高く、前回の昨年8月の衆院選時点より5・7ポイント下落したものの、政権交代後もトップを維持した。民主党は11・5ポイントアップして26・7%。自民、民主の差は縮まっている。支持政党なしの無党派層は30%を占めた。

 自民党は50・5%だった平成17年調査から下落傾向。上昇傾向を保つ民主党は20%台に達した。昨年の衆院選時点で39・5%にまで増えた無党派は今回減少に転じ、政党離れが一段落したともいえそうだ。

 自民、民主以外では社民党が上がって2・9%。「第3極」で注目を集めるみんなの党は2・8%の支持を得た。公明党1・9%、共産党1・7%、国民新党0・9%の順となっている。

 地域別にみると、みんなの党が小矢部、砺波、高岡市など県西部で一定の支持を集めている。国民新党は富山、砺波、南砺の各市で支持があった。年齢別では、20代が民主党、30代以上は自民党が多いのが目立つ。
http://webun.jp/news/A390/knpnews/20100621/19002

6721山口新聞男:2010/06/21(月) 09:06:46
「参院選に関心」82% 広島・山口、本社世論調査
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201006210087.html
 今、投票するとしたら、比例代表ではどの政党、もしくはどの政党の候補者を選ぶかを尋ねた。民主党が33・9%と首位で、
続く自民党の23・1%を10ポイント強上回った。昨年8月に結党したみんなの党が7・9%で、3番手に入った。
 次いで、公明党5・7%▽国民新党2・1%▽共産党1・7%▽社民党1・4%▽たちあがれ日本1・1%▽新党日本0・5%
▽新党改革0・4%▽幸福実現党0・3%―の順だった。

(中略)

 ふだんの支持政党は、民主党27・7%、自民党25・3%と二大政党が肩を並べる。続いて公明党3・9%▽みんなの党2・9%
▽共産党1・6%▽国民新党1・5%▽社民党0・9%―などの順。「支持政党なし」が31・8%で、無党派層が最多となっている。

(中略)

 県別では、菅内閣の支持率は山口が広島を3・3ポイント上回り、比例代表の投票先政党と支持政党でも民主党は山口が高い。
菅直人首相の出身地が宇部市であるという「地元効果」がうかがえる。

6722山口新聞男:2010/06/21(月) 09:20:18
>>6721
10年←07年
・ふだんの支持政党
民主 27・7←12.7
自民 25・3←29.5
公明  3・9← 4.0
みん  2・9
共産  1・6← 1.7
国民  1・5← 1.2
社民  0・9← 1.8
なし  31・8←44.5

※07年調査:http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/sanin/07/News/Ew07061909.html
  比例投票先は不明(未調査?)

6723おま:2010/06/21(月) 10:57:38
>>6721
この調査をはじめ、参院選への関心が殊のほか高いですよね。
今回の参院選は投票率が下がると思ってましたが、
逆に07年よりも上がると踏んだほうがいいのかもしれませんね。

6724おま:2010/06/21(月) 11:52:56
ANNは支持率が大幅ダウン。
不支持率も上昇したが、支持率の下落に比べるとやや緩やかで、
支持+不支持が75%程度とこれまでと比べて10%ほど低くなっている。

政党支持率は民主が約-1P、自民が変わらず。

538 名前:無党派さん[] 投稿日:2010/06/21(月) 11:50:23 ID:MuEqTQYh
ANN
支持 45.3
不支持 29.6

民主 39.5
自民 24.6

6725おま:2010/06/21(月) 11:58:20
>>6724
ANN支持率は鳩山内閣と比較すると1〜2月の水準(石川逮捕後)。
一方で不支持率は12月初旬の水準とやや差がある。

*FNN

FNNは支持率の明確な調査は内閣発足後初めて。
水準は鳩山内閣12月初旬あたりと同じ。

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00179416.html
菅内閣支持率54.3% 景気対策評価低く、消費税めぐる対応は評価二分 FNN世論調査

菅内閣の支持率が54.3%と5割を超えたものの、景気対策への評価は低く、消費税をめぐる対応では評価が二分されていることが、FNNの世論調査でわかった。
20日までの2日間、全国の有権者1,000人から回答を得た電話調査によると、菅内閣を「支持する」人は54.3%、「支持しない」は29.9%で、内閣発足直前の「期待値」(57.3%)からわずかに下げ、発足から2カ月間、6割台を維持した鳩山前内閣には及んでいない。
菅内閣で「期待する閣僚」では、蓮舫行政刷新担当相が、他を圧倒した(いない23.2%、蓮舫行政刷新相21.3%、前原国交相11.1%)。
一方、事務経費問題で、荒井国家戦略担当相が説明責任を果たしたと「思わない」人は8割に迫り(76.1%)、小沢前幹事長では9割超(鳩山前首相80.6%、小沢前幹事長90.9%)。
菅政権の「政治とカネ」への対応を適切と「思わない」人は、過半数だった(54.7%)。
一連の内閣・党の人事で、小沢前幹事長の影響力を「排除したと思う」人は3分の2を超え(67.4%)、人事を「評価する」人は5割を超えたが(54.7%)、発足直前、「期待する」がわずかに上回っていた景気対策(47.9%対40.3%)では、各党の公約が出そろった今回、「評価しない」が上回った(28.2%対44.2%)。
参議院選挙で「重視する争点」では、前回同様、その「景気対策」(36.2%)がトップで、「社会保障」(17.1%)、「ばらまき政策の見直し」(14.3%)と順位は変わらない。
焦点の消費税率について、菅政権の対応への評価は二分されており(47.6%対43.5%)、各党が内容・時期・根拠を明確にすることへの「期待」は、8割に迫った(78.7%)。
各党の公約の実現性に「期待する」人は5割を超え(54.1%)、参院選に「関心がある」と答えた人(84.4%)は、2010FIFAワールドカップ(72.2%)を上回った。
「比例区投票先」では、民主党が続伸(42.4% +8.3)、自民(17.5% -0.5)、みんな(9.7% -1.2)両党などは微減傾向が続く。
(06/21 11:46)

6726とはずがたり:2010/06/21(月) 12:17:41
>>6717
欠席の理由は扁桃炎だそうだが,そもそも欠席の意向とはどういう事か?県連との意見の相違もあるようでその辺の不協和音も心配・・。
>波多野氏を巡っては、陣営が今月上旬、立候補予定者を集めた21日の公開討論会(日本青年会議所青森ブロック協議会主催)に欠席させる意向を示し、波紋を呼んだ。他陣営や、同党の県議からも出席させるべきとの意見が上がっている。

波多野氏へんとう炎患う
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20100618-OYT8T01305.htm?from=nwlb

 参院選青森選挙区に民主党公認で立候補予定の波多野里奈氏が体調を崩し、街頭演説などの予定を中止していることが18日、明らかになった。田名部定男・同党県連幹事長が青森市内で記者団の取材に答えた。

 田名部幹事長によると、波多野氏は15日午前に体調不良を訴え、へんとう炎と診断された。その後も発熱が続き、自宅で療養している。

 波多野氏を巡っては、陣営が今月上旬、立候補予定者を集めた21日の公開討論会(日本青年会議所青森ブロック協議会主催)に欠席させる意向を示し、波紋を呼んだ。他陣営や、同党の県議からも出席させるべきとの意見が上がっている。

 そこに体調の悪化が重なり、出席できるか一層不透明になっている。田名部幹事長は「出席した方が良いという思いに変わりはない」と述べ、出席を働きかける考えを示した。
(2010年6月19日 読売新聞)

6727とはずがたり:2010/06/21(月) 12:45:11
一ヶ月前の記事

参院選推薦、両にらみ 業界団体が対応に苦慮
'10/5/19
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/sanin/10/News/hiroshima/Sh201005190001.html

 夏の参院選で民主、自民両党に対し中立姿勢を取る業界団体が増えている。広島県建設業協会連合会(広島市中区)は18日、広島選挙区(改選数2)で初めてとなる自主投票を決定。両党の立候補予定者に推薦を出す団体もある。支持してきた自民党が野党となる一方、鳩山政権の支持率も下落し、対応に苦慮する団体が目立つ。

 ▽自民は野党転落/民主は支持低迷

 広島県建設業協会連合会は広島選挙区は自主投票、比例代表は自民党現職を支援することを決めた。1955年の設立以来、自民党候補を推薦しないのは初めて。今回は民主党現職と自民党新人から推薦依頼を受けていた。

 玉川忠義会長は「自民党は来年度の予算組みができる政権党ではない。民主党は『コンクリートから人へ』の方針を掲げ、業界の振興になりづらい」と説明する。公共工事の減少などで、連合会の会員数は290社(4月1日現在)と、5年前の4分の1に近い水準に落ち込んでいる。

 内航海運業者でつくる広島県内航海運組合(南区)は18日、民主、自民両党の立候補予定者から推薦要請があった場合、双方を推薦する方針を決めた。広島選挙区、比例代表ともに共通した方針という。

 組合員で組織していた自民党の職域支部は昨年末解散しており、岩本信夫専務理事は「組合員には民主、自民それぞれ支持する意見がある」と話す。

 プロパンガス販売業者などでつくる広島県LPガス協会(西区)も4月、広島選挙区で民主党現職と自民党新人をともに推薦した。比例代表では公明党現職も推薦した。

 与野党両にらみの姿勢について、小田烈(いさを)専務理事は「与党に声を届ける必要がある。ただ鳩山政権に安定感がなく、自民党などとの関係も必要」と言う。

 JAグループ広島の政治団体の広島県JA政策研究会は7日、広島選挙区、比例代表ともに自主投票を決めた。JA組合長たち幹部約20人による協議では「自主投票」「従来通り自民党を推薦」「各党を推薦」で意見が割れた。同研究会の岸房康行幹事長は「各政党に政策提言ができる中立性を高める」としている。(高木潤、樋口浩二)

【写真説明】参院選の広島選挙区で自主投票の方針を決めた広島県建設業協会連合会の役員会(広島市中区)

6728とはずがたり:2010/06/21(月) 13:02:04

峯氏、出馬取りやめへ 県選管に意向伝達
http://www.shinmai.co.jp/2010saninsen/2010/06/post-28.html
2010年6月19日

 24日公示の参院選県区(改選定数2)で、立候補を表明していた諸派新人、峯正一氏(48)=上田市=の陣営が18日、県選管に出馬を取りやめる意向を伝えたことが分かった。峯氏の陣営は同日、県庁で立候補届け出書類の事前審査を受ける予定だったが、欠席した。同氏らが設立した政治団体の事務局次長は、同日の取材に「今のところ選挙はやらないつもりだ。県選管にも伝えた」としている。

6729二階席:2010/06/21(月) 13:55:32
>>6716

確かに宮城は2議席いけるかも、ですね。
民主候補者の動向より、自民支持層の分裂っぷりが酷い。

ただちょっとでも油断があると落としますね。楽勝ムードはまだないです。

6730二階席:2010/06/21(月) 14:03:11
今さらながら、週刊朝日の予想等を見ているのですが、どの予想も
みんなの党に甘すぎる気がしますね。どんなに伸びても
選挙区と比例合わせて10議席が限界だと思いますが。

6731おま:2010/06/21(月) 17:14:06
共同トレンド第2回

http://www.47news.jp/CN/201006/CN2010062101000516.html
内閣支持6ポイント減、58%に 消費税率上げ言及影響か
 共同通信社は6月19、20両日、7月の参院選に向けた有権者動向を探るため全国電話調査(第2回トレンド調査)を行った。菅内閣支持率は第1回調査(6月12、13両日)から6・0ポイント下落し58・8%となった。不支持率は6・4ポイント増の30・0%。比例代表の投票先は民主党26・3%(前回29・4%)、自民党15・8%(14・5%)で、民主党は自民党より10・5ポイント上回ったが、差は前回より4・4ポイント縮まった。

 首相が消費税率引き上げで「10%を参考にする」と言及したことが影響したとみられる。

 選挙区でどの政党の候補者に投票するかでも、民主党は26・6%、自民党が16・5%で、前回より両党の差が4・8ポイント縮まった。

 比例代表での投票先は民主、自民両党のほかは、みんなの党5・1%(前回4・6%)、公明党4・4%(4・4%)、共産党2・7%(2・5%)、社民党1・5%(1・9%)、たちあがれ日本0・6%(1・0%)、国民新党0・4%(0・8%)の順。

6732とはずがたり:2010/06/21(月) 17:54:05
>>6729
市川が県北を中心に固い票を持っているだけに無党派票が民主二人目・みんな・自民公認で割れれば面白いですよね。

6733名無しさん:2010/06/21(月) 19:48:51
恒例の週週明け支持率出ていましたが・・・

朝日系のメディアの下落が大きいと思うのですが、何故でしょうか。

あと・・・>>6718によると(お疲れ様です、早いですね時事)青森、秋田、和歌山、山口、愛媛、島根、沖縄あたりが自民優位

青森、和歌山あたりはイチローがテコ入れしてとるような気がするのですが

群馬、富山、鹿児島あたりは接戦でしょうね。

他は接線か民主優位と思うのですが。北陸が以外に接戦で驚き。

予想は・・・自民が1人区で二桁に届くかどうかのような気もしますが。

それと・・・ANN系も含めて内閣の支持率は落ちても政党支持率は落ちていないのがちょっと興味深いです。

あと・・・選挙でGOはいつ再開されるのでしょうか。昔、あのサイトだったと思うのですが、あるメディアの支持率の数字をある数式に入れると、ほぼ予想できると欠いてあったような気がします。

一番当たる数字を出しているメディアはどこなのでしょうかねぇ。そういやこういう選挙区情勢って、自身の陣営引き締めのためにもわざとキビシク書いてもらう、なんて話も読みましたが。

あと二人区ですが、北海道はムリなのでしょうか、こちらも自民、立ち上がれ、みんなと分裂気味ですが。

もう後半戦の後半戦!大半は結果が透けているような気もしますが。

6734おま:2010/06/21(月) 19:53:20
>>6731
共同トレンドの支持率・不支持率は鳩山内閣の12月初旬程度の水準

NHKもANNと同じく支持+不支持が普段より10Pほど低い。
支持率は石川逮捕前後の、不支持率は12月上旬の水準。

NHK世調 内閣支持率49%
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100621/t10015254791000.html

NHKが行った世論調査によりますと、菅内閣を「支持する」と答えた人は、先週の調査より12ポイント下がって49%だったのに対し、「支持しない」と答えた人は6ポイント上がって29%でした。

NHKは、今月18日から3日間、全国の20歳以上の男女を対象に、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかけるRDDという方法で世論調査を行いました。調査の対象となったのは2366人で、このうちの65%に当たる1541人から回答を得ました。それによりますと、菅内閣を▽「支持する」と答えた人は、先週の調査より12ポイント下がって49%だったのに対し、▽「支持しない」と答えた人は6ポイント上がって29%でした。また▽「わからない・無回答」は6ポイント上がって22%でした。そして、来月11日に投票が行われる参議院選挙について、どの程度関心があるか聞いたところ、▽「非常に関心がある」が36%、▽「ある程度関心がある」が46%、▽「あまり関心がない」が12%、▽「まったく関心がない」が2%でした。また、参議院選挙の投票に行くかどうか尋ねたところ、▽「必ず行く」が67%、▽「行くつもりでいる」が22%、▽「行くかどうかわからない」が7%、▽「行かない」が3%でした。投票にあたって、最も重視することを質問したところ、▽「年金や医療などの社会保障政策」が28%、▽「景気・雇用対策」が21%、▽「消費税率の引き上げ含む財政再建」が20%などとなりました。参議院選挙の投票にあたって、消費税率を引き上げる問題を考慮するか聞いたところ、▽「大いに考慮する」が18%、▽「ある程度考慮する」が48%、▽「あまり考慮しない」が18%、▽「まったく考慮しない」が8%でした。また、投票にあたって、沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題を考慮するか尋ねたところ、▽「大いに考慮する」が17%、▽「ある程度考慮する」が40%、▽「あまり考慮しない」が23%、▽「まったく考慮しない」が9%でした。さらに、投票にあたって、政治とカネの問題を考慮するか質問したところ、▽「大いに考慮する」が38%、▽「ある程度考慮する」が27%、▽「あまり考慮しない」が17%、▽「まったく考慮しない」が10%でした。参議院選挙の結果、議席が増えてほしい政党はどこか聞いたところ、▽民主党が30%、▽自民党が22%、▽公明党が3%、▽共産党が3%、▽社民党が2%、▽みんなの党が5%、▽「特にない」が18%でした。また、参議院選挙の結果、民主党が参議院で単独過半数を占めることは望ましいと思うか尋ねたところ、▽「望ましい」が22%、▽「どちらかといえば望ましい」が25%、▽「どちらかといえば望ましくない」が19%、▽「望ましくない」が23%でした。

6735おま:2010/06/21(月) 19:55:36
民主の支持率は石川逮捕前後の水準

NHK世論調査 各党の支持率
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100621/t10015254813000.html

NHKの世論調査によりますと、各党の支持率は、▽民主党が先週より2ポイント余り下がって32.0%、▽自民党が3ポイント余り上がって19.1%、▽公明党が3.4%、▽共産党が2.3%、▽社民党が0.9%、▽国民新党が0.2%、▽みんなの党が1.8%、▽たちあがれ日本が0.3%、▽新党改革が0.1%、▽「特に支持している政党はない」が4ポイント余り下がって28.5%でした。

6736名無しさん:2010/06/21(月) 20:23:26
※瑞慶覧長方…民主党衆議院議員・瑞慶覧長敏(沖縄4区)の実父

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-163852-storytopic-3.html
山城博治氏が正式出馬 参院選沖縄選挙区2010年6月21日

参院選出馬を表明する山城博治氏=20日、那覇市西のチサンリゾート那覇
 沖縄平和運動センター事務局長の山城博治氏(57)は20日、那覇市のチサンリゾート那覇で記者会見し、参院選沖縄選挙区(改選数1)に無所属で出馬することを表明した。山城氏は普天間飛行場の移設問題を今選挙の最大の争点とした上で「政府の仕打ちに怒りの声を上げる。県民の怒りを示すには今しかない。政府に反撃して日米合意を撤回させる」と述べた。
 山城氏は社民、社大両党から推薦を受けており、21日には連合沖縄が本部への推薦を決定する予定。会見には選挙母体「明るい沖縄をつくる会」会長の照屋寛徳衆院議員や後援会共同代表の瑞慶覧長方元社大党委員長らが同席。山城氏は「県民生活全般の問題を多くの県民と相談し、政策に取りまとめ、選挙戦で訴えていきたい」と述べた。
 山城博治氏(やましろ・ひろじ) 1952年生まれ。うるま市出身。法政大社会学部卒。82年に県庁入庁。県職労副委員長などを経て2004年から現職。08年に県庁退職。


http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-06-21_7421
山城氏、出馬を表明 沖縄選挙区
社民・社大推薦 普天間 県外訴え
政治 2010年6月21日 09時49分

 7月11日投開票の参院選沖縄選挙区(改選1)で、沖縄平和運動センター事務局長の山城博治氏(57)=社民、社大推薦=は20日、那覇市内のホテルで記者会見し、無所属での立候補を正式表明した。

 山城氏は、政府に米軍普天間飛行場の県外・国外移設を求める立場を強調し、

名護市辺野古周辺への移設で合意した日米共同声明の撤回を求める考えを表明。「菅直人首相も辺野古に基地を造ろうとしている。沖縄切り捨ての政府の姿勢が許せない。138万県民の怒りを示そう」と訴えた。

 消費税の引き上げについて山城氏は「断固反対する。まずは、大企業や金持ち優遇の不公平な税制度を見直すべきだ」と主張。加えて「不要不急な公共工事を中止して米軍への思いやり予算を廃止すべきだ」と強調した。

 労働者派遣法改正や最低保障年金制度導入、後期高齢者医療制度廃止、日米地位協定改定なども訴えた。

 出馬表明には、選対本部長に就任する照屋寛徳衆院議員や後援会共同代表の山内徳信、糸数慶子の両参院議員、「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」共同代表の高里鈴代氏のほか、仲村信正連合沖縄会長、比嘉勝太自治労県本委員長らが出席した。

 山城氏は1952年9月生まれ。うるま市出身。法政大学社会学部卒。82年県庁入庁。県職労副委員長などを経て、2004年4月から自治労県本副委員長、沖縄平和運動センター事務局長。08年に県庁退職。

6737名無しさん:2010/06/21(月) 21:19:39
選挙前の増税発言はどう考えても不利になるのはジョーシキ。

なのに打上げたということは・・・かつて中曽根内閣が行った、左へウイングを広げたように、管内閣も右にウイングを広げようとしているのでは。

管内閣の支持層は多分・・・どちらかといえば左層が多いだろうから、そう考えるとあながちうかつな発言と言えなくもないのでは

さて、私は今のところ、民主は下48上62と見ていますが・・・ちなみにみんなは5,6、自民は下34上45と見ていますが・・・いかがでしょうか

6738建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2010/06/21(月) 22:09:51
>>6737
平成の自爆王こと管直入がそんな深い考え持ってるわけねーだろwww
アホだから得意の軽口で自爆したに過ぎねーんだよwww

6739沖縄無党派:2010/06/21(月) 22:10:04
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2010062100334
参院選擁立見送り=新党日本
 新党日本(田中康夫代表)は21日、参院選(7月11日投開票)に候補者を擁立しないと発表した。比例代表に複数候補を立てる方向で検討していたが、国民新党と衆院で統一会派を結成したことを受け、同党の比例候補であるプロレスラーの西村修氏を支援することにした。 (2010/06/21-11:57)

6740チバQ:2010/06/21(月) 22:32:41
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100621/elc1006210006000-n1.htm
参院選 比例の立候補予定者たちも、あの手この手で売り込み (1/2ページ)
2010.6.21 00:05

 公示を目前に控え、比例代表で立候補を予定している陣営の動きも活発になってきた。平成13年に政党名の代わりに候補者名を記載できる非拘束名簿式の投票方法に変わって以降、比例代表で戦う候補者の運動は政党名から個人名重視に変化。近畿を拠点に活動する立候補予定者たちは、あの手この手で、顔と名前の売り込みに躍起だ。

 ■選挙区と二人三脚

 「ともに戦っていきます」。自民の比例名簿に名を連ねる予定の大西宏幸氏は今月12日、大阪市内で開かれた大阪選挙区に立つ現職の事務所開きに出席した際、互いに手を取り合い集まった支持者にアピールした。大阪市議を長年務めた実績はあるが、全国的な知名度といえば疑問符がつくためだ。また政権交代で、これまで自民を推してきた各種団体が民主支援に回るという事態に直面し、事実上の「個人戦」を余儀なくされたことも背景にある。

 陣営関係者は「これまでは、業界団体で集票するのが比例の戦い方だったが、今回は府議や市議が動いて票をかき集めなければならない」と話す。

 ■地域事情を考慮

 自民とともに今回は野党の立場で戦う公明。阪神大震災のボランティア活動が立候補のきっかけになったという現職の浮島智子氏は、神戸市内に事務所を構え、ボランティア活動などで培った人脈を生かして支持の拡大を目指す。しかし、大阪ではあえて名前を売り込まないことを決めた。

 この事情について、陣営関係者は大阪選挙区に党公認の新人が立つことを挙げる。「個人名を出せば、有権者が混同する可能性があり、大阪では『比例は党名で』とお願いするつもり。今までのポスターも2人が一緒に載らないようにしている」と説明。地域によって個人名と党名の売り込みを変える作戦だ。

 一方、共産現職の市田忠義氏は近畿が活動拠点だが、党書記局長という要職についているため「17日間の選挙戦のうち近畿で活動できるのは半分程度」(陣営)という。党の候補者を応援するため全国を飛び回る分、全国的な得票も期待でき、陣営も「近畿以外でも候補者名の得票は伸びる」と見込んでいる。

 ■ターゲット絞れ

 民主から立候補を予定する落語家、桂きん枝氏。全国を飛び回るのではなく、大阪や神戸、京都の繁華街で集中的に街頭活動に力を入れる予定。陣営は「名前は知られているが、選挙に出るということがまだ浸透していない」としながらも、芸能人ならではの「お笑い票」に期待を寄せる。「支援組織を持たないわれわれは空中戦しかない。タレント候補への批判もあるが、それも利用しながらPRしたい」と話した。

 また、みんなの党から立候補予定の元会社社長、江口克彦氏の陣営は「深く、静かな選挙戦を行う」と話す。狙いは財界ネットワーク。北海道と東京、大阪、名古屋など地域を絞って講演会や会合をこなすことで支持を広げたい考えという。

6741チバQ:2010/06/21(月) 22:34:05
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20100619ddlk06010098000c.html
参院選’10山形:知事「苦渋の夏」に 岸氏への「義理と恩」で揺れ /山形
 「悩ましい夏になりそう。今は議会に集中しなければいけないので、今後決めます」。17日の県議会本会議後、毎日新聞の取材に対し参院選山形選挙区(改選数1)での対応について吉村美栄子知事は、苦しげな表情を浮かべた。昨年1月の知事選。吉村知事は民主、共産、社民各党の支援を受け当選したが、そもそも今回改選を迎える自民の岸宏一参院議員(70)からの支援がなければ当選はおぼつかなかった。参院選の公示まで1週間を切り、吉村知事の決断の時が近づいてきている。【林奈緒美】

 知事選で岸氏は、自民党の大半が当時現職の斎藤弘氏を推す中、吉村氏の応援に精力を注いだ。決起集会では04年の参院選で戦った民主の舟山康江参院議員と壇上に並び「超党派」を演出し、個人演説会でも連日のように弁士に立った。岸氏の地盤の最上地域では最上町を除く7市町村で吉村氏の得票が斎藤氏を上回るなど吉村知事誕生に大きく貢献した。

 一方、吉村知事は、昨年8月の衆院選終盤、知事選での「義理と恩」を理由に1区で民主の鹿野道彦衆院議員の応援に奔走。その影響もあり、鹿野氏は自民の遠藤利明氏に1291票の小差で勝利した。

 岸陣営からも、民主新人の梅津庸成氏(43)陣営からも吉村知事への応援要請は現時点ではないという。しかし、岸氏を支援する児玉太県議(自民)は「何せ知事。立場もあるだろうが、応援に来てくれればありがたい」と、吉村知事の支援に期待を寄せる。

 一方、民主の武田聡県連幹事長は「知事選は党を挙げて支援。それが吉村知事誕生の大きな要因になったと我々も自負している。知事はそれを分かっていると思う」と唱える。共産党の本間和也県委員長も「どうやって知事になったのか。共産党を含むいくつかの党の支援を受けて知事になった。特定候補を応援するのは矛盾する」と、吉村知事の動きをけん制する。

 「超党派」を掲げて当選した吉村知事。果たして、2度目の「恩返し」はあるのだろうか。

6742名無しさん:2010/06/22(火) 02:57:21
支持率も少し下がり、選挙も終盤に突入。本来なら党や候補者から悲鳴とはいかないまでもブーイングの一つも出てもいいと思うのですが、
本日の報道を見る限り、そうでもなさそう。

ということは、選挙戦は順調なのかな、特に1人区

あと、みんなですが、個人的に選挙区で取れそうなのは・・・神奈川、東京くらいでしょうか。でもどちらかは落としそうな気がしますが。

6743名無しさん:2010/06/22(火) 08:45:20
かつて「自民党の金城湯池」と謳われた富山でも

比例トップ民主32% 参院選本社世論調査、自民26%、みんな9%
http://webun.jp/news/A390/knpnews/20100622/19073
 北日本新聞社の参院選世論調査で、県内の有権者が比例代表で投票する政党は、民主党が32・6%でトップに立った。次いで自民党が26・6%、みんなの党が9・7%。県内の政党支持率は自民、民主の順だったが、比例の投票先では無党派層の支持を受ける民主が逆転した。調査段階では2割が比例で投票する政党、候補者を決めておらず、情勢は流動的だ。

 社民党2・5%、公明党2・4%、共産党2・3%がほぼ並び、たちあがれ日本1・4%、国民新党0・9%と続いた。民主は、昨年8月の衆院選時点の調査より3・8ポイントアップし、政権与党として支持を集めた。自民も1・9ポイントアップしたものの、民主や躍進したみんなに比べ、勢いがみられない。国民新は9・7ポイントの大幅ダウン。県西部に固い地盤を築いた綿貫民輔元党代表が政界を引退した影響とみられる。

 民主は、支援労組が組織内の比例候補予定者を支援しているほか、無党派層の支持拡大を目指す。民主支持層の8割や、無党派層から支持を集め、30代と40代で優勢。サラリーマンや主婦層に浸透している。

 自民は、比例候補ごとに担当県議を決め、業界団体と連携して支持固めを進め、党支持層の7割をまとめる。県内3位に躍進したみんなは今回、比例代表に出馬する柴田巧元県議の地元小矢部や砺波、南砺、高岡の各市で支持の輪が広がっている。

 無党派層は、民主が2割以上を占め、みんなが1割余り。自民は1割以下にとどまった。4割以上が比例で投票する政党、候補を決めていない。

 調査は県内市町村の選挙人名簿から男女2500人を無作為抽出し、12日から19日まで郵送方式で行った。対象者の42・1%に当たる1050人から有効回答を得た。

6744名無しさん:2010/06/22(火) 08:47:50
>>6743
>国民新は9・7ポイントの大幅ダウン。県西部に固い地盤を築いた綿貫民輔元党代表が政界を引退した影響とみられる。

神主が手を引いた丸裸の国民新党、言葉を変えれば、これが森田高の実力w

6745杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2010/06/22(火) 10:13:00
そう言えば、今福岡県議になっている前田宏三もサラリーマン新党にいたんだよね。

【参院選・戦いの足跡】(1)昭和58年・ミニ政党ブーム サラリーマンの怒り、国会へ
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/100617/acd1006172049004-n1.htm
2010.6.17 20:47

 7月11日投開票の日程が固まり、いよいよ本番モードへと動き出す参院選。直前の首相交代劇をへて、各党さまざまな思惑を秘めながら党勢拡大を狙う。強烈な風、首相退陣など、過去の参院選にもさまざまなドラマがあった。比例代表制が導入されて今回で10回目。過去の記憶をたどると、それぞれの時代が透けてみえる。

     ◇

 「スナックの片隅でぼやいていたサラリーマンが、投票に立ち上がった」。昭和58年6月の第13回参院選。2議席を獲得したサラリーマン新党(サラ新)代表だった青木茂は、支持者の前で興奮気味に語った。
 全国区から比例代表制に移行して初めての選挙。自民、社会などの既成政党に加えて、サラ新や福祉党、教育党など新たに12政党が名乗りを上げ、「ミニ政党ブーム」となった。
 中でも、サラ新はスローガンの点で際だっていた。「給料日の怒りを国会へ」「スーツ代を必要経費に」。税金が給料から天引きされる会社員らの心を一気に引きつけた。

□   □

 福岡市の土木資材会社の若手営業マンだった吉田勉(61)=現東京都町田市議=も、こうした政策に共鳴し、活動に参加した一人だった。
 当時、労働者の声を代弁する組合団体は、いずれも政党色が強かった。「組織に加わらなければ、政治から取り残された」。サラ新は、組合活動と距離を置きがちだったホワイトカラーの格好の受け皿となった。
 比例代表に政党として届け出るには、選挙区と合わせて10人以上の候補者が必要だった。「君も入れ」。声をかけられ、比例名簿7位で立候補することになった吉田は、「国会議員を目指したわけではなかったが、名簿に登載された」と笑顔で振り返る。
 当初は本業との二足のわらじだったが、「会社も売り上げさえきちんと上げていたら納得してくれた」。その代わり、公示前日まで得意先回りをこなした。
 公示後は選挙活動に専念し、全国を遊説。自ら選挙カーのハンドルを握った。選挙戦最終日の6月25日、東京・銀座で青木らと行った“最後の訴え”で、確かな手応えを感じた。「みんなほほ笑みながら聞いてくれた。同じサラリーマンとして共感する部分があったからでしょう」
 開票の結果、200万票を得て2議席を獲得。名簿1位の青木と、退職金をはたいて立候補したという2位の元大手商社マンが当選した。ミニ政党では唯一の複数議席だった。

□   □

 勝利にわく陣営を横目に、吉田ら落選した8人は不安を抱えていた。「これからどうやって食べていこう」。今後の生活が何より気がかりだった。吉田は「よかった、よかったばかりではなかった」と話す。
 大政党のような豊富な資金もなく、党職員として全員が十分な収入を得られる保証はない。「会社に復職するにもぎくしゃくして戻りにくかった人、3年後の参院選まで待てない人もいた」と吉田。自身は悩んだ末、党職員として残った。
 サラ新は3年後の参院選で1議席を得たものの、その後は落選や離党が相次ぎ、結党10年ほどで国政での活動は幕を閉じた。
 国会では公約に基づき、スーツや家賃などを所得控除の対象にするよう強く求めたが、たった2議席ではいかんともし難い。既成政党や官僚は聞く耳をもたなかったといい、そのため公約が実現できないことが、支持者離れにつながった。
 あれから27年。サラリーマン人口は5500万人ともいわれるが、その立場に特化した政党は生まれてこない。「あのころは、素人でもグループをつくって国会へ、という機運が強かった」。吉田は、活気に満ちた当時を懐かしそうに振り返った。(敬称略)

     ◇

【58年参院選プレーバック】
 中曽根康弘首相にとって政権発足後初の国政選挙。定数252のうち、自民党が非改選を合わせて137議席を獲得し、絶対安定多数を確保した。4議席減の社会党は、飛鳥田一雄委員長が引責辞任に追い込まれた。ミニ政党ブームといわれながら、投票率は過去最低(当時)の57%。大阪選挙区では横山ノック氏がトップ当選を果たした。

6746杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2010/06/22(火) 10:15:42
【参院選・戦いの足跡】(2)/昭和61年・衆参ダブル選
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100618/elc1006181924003-n1.htm
2010.6.18 19:23

 一世一代の賭けだったに違いない。昭和61年7月、時の首相、中曽根康弘(92)が仕掛けた史上2回目の衆参ダブル戦は、そのもくろみ通り、自民党の圧勝となった。
 前月、衆院の「死んだふり解散」に踏み切った中曽根。大義名分は衆院定数の違憲状態解消だったが、実際には政権安定、さらに同年10月に自民党総裁として2期目を終える自身の任期延長も狙いとみられていた。6月2日に召集された臨時国会は野党の反発で本会議が開かれず、恒例の万歳三唱の光景はなかった。
 当時、最大の政策懸案は国鉄分割民営化。労組の反発は強かった。中曽根は「国鉄解体を軸に戦後政治の総決算をやろうと考え、国民に信を問おうと思った。かなり勇気を要することだったが」と振り返る。
 首相自ら仕掛けた政局のうねり。だが、本人はいたって冷静に導き出した道筋だったようだ。「死んだふり、寝たふりといわれたが、解散の時期をあいまいにして、ぼかしていたんだ」

   □   □

 この参院選、大阪選挙区ではもう一つの大きなうねりがあった。漫才師、西川きよし(63)の出馬と102万票を得てのトップ当選。「お笑い百万票」という言葉はこの時生まれた。
 公約は「福祉の充実」。もとは漫才の大先輩、人生幸朗・生恵幸子(いずれも故人)の言葉だった。「漫才しか知らんようでは社会人としてどうかと思うで」。高齢者、障害者施設などの慰問に誘われ、すでに20年来続けていた。
 「世の中には困っている人がたくさんいる。皆さんにお返しがしたい」。出馬表明の前、真っ先に相談したのが相方の横山やすし(故人)だった。「キー坊(西川きよしの愛称)、そらええこっちゃないかい」。スパッとした一言で賛成してくれた。
 無所属での初挑戦。組織も何もなく「基礎票は家内や両親らの5票だけ」だった。当初は世間の逆風も強く、「漫才師は漫才だけやってたらええんや」という中傷も浴びた。
 それでも、街頭演説では至るところで人だかりができた。「大きいことはできません。小さいことからコツコツと」。おなじみのフレーズは、マイクを握っている間に自然と口をついて出たのだという。

    □  □

 初回の開票速報で、あるテレビ局が早々と「当確」を打った。「すぐ万歳してください」と頼まれたが、西川は「もうちょっと見させてください。全部のテレビ局が当確を出したら」と答えた。「風は与党に吹いていたし、自信なんかなかった。局の人は困ったような顔をしてはりましたが…」
 当選後、志高く臨んだ国会。首相指名の投票では「中曽根康弘」と書いた。
 その夜、自宅に突然1本の電話がかかってきた。「内閣総理大臣の中曽根康弘と申します」
 「弟子が取ったんですが、びっくりして、風呂から飛び出して電話に出ましたわ」と西川。その時の首相の言葉は今も忘れない。「『このたびは私の名前を書いていただいて本当にありがとうございました』と。本当に感激しました」
 中曽根も当時のことを覚えていた。「私が電話をかけるなんて珍しいんだけど、よほどうれしかったんだね」。   (敬称略)

     ◇

【昭和61年衆参同日選プレーバック】
 自民党は衆院で304議席、参院でも非改選をあわせて143議席を獲得し圧勝。中曽根首相は「国民の声、天の声、神の声だ」と勝利宣言し、同年秋の自民党総裁の任期1年延長を勝ち取り、戦後4番目の長期政権(1806日)を敷いた。大敗した社会党は石橋政嗣委員長が辞任し、後任に土井たか子氏が就いた。

6747杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2010/06/22(火) 10:19:48
【参院選・戦いの足跡】(3)平成元年・第15回選挙 マドンナ旋風
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100621/elc1006212032003-n1.htm
2010.6.21 20:30

 もう何年も顔を合わしていない“戦友”が今年4月、徳島県内のホテルで集まり気勢を上げたという。
 「われわれが今の時代を作ったんだ。時代を変えたさきがけだったんだ」
 平成元年7月の参院選で、連合の会から出馬し京都選挙区で当選したNPO法人理事長、笹野貞子(77)は、かつての同志の“主張”を「誰も政治家出身の候補者はいなかった。地盤も看板もカバンもない人が政治に参画した。本当の意味での民主主義がそこにあった」と分析する。連合の会はこの選挙で、大学教授だった笹野のほかに、弁護士や元高校教諭、タレントなど12人を擁立し、実に11人を当選させていた。

    □   □

 リクルート問題や首相の宇野宗佑の女性問題、それに消費税問題の「3点セット」が争点となった選挙戦。当時の新聞広告に「反省しています、自民党。」という文字が躍ったほど、自民に逆風が吹き荒れた。一方、女性候補は過去最高の146人が立候補し、22人が当選。選挙区から出馬した49人が自民、社会に次ぐ「第3党」に相当する総計747万4千票を獲得するなど「マドンナ旋風」が席巻した選挙でもあった。
 当時、テレビのコメンテーターも務めていた笹野は、ブラウン管を通じて「女性の地位を向上するには、男性の意識改革を。まずは身近な夫や父親の意識を変えよう」と訴えていた。それが、当時の女性にはウケたという。
 「今までは女性が男性に気兼ねしていたんだと思う。でも、時代と私の主張がマッチするようになっていた。女性はそれまで、何かマグマのようなものをため込んでいて、それを爆発させる方法がわからなかった。それが、昭和から平成という転換点の参院選で、吹き出した」
 当時、猛烈に反発を浴びた消費税について撤廃を主張。閣僚が「女性が政治の世界で使いものになるのだろうか」と失言したのも相まって、笹野は大きな追い風を受けた。
 「男性候補者が『反応が薄いから』と嫌がった団地への街宣は、女性がたくさん家から出てきてくれた。集会を開いてもたくさん詰めかけてくれた。街頭に立つと、有権者のほうからチラシを受け取りに来てくれた」。野党党首の街頭演説には引っ張りだことなり、当時の新聞には、選挙前日に美容院に行く様子まで報道された。
 ほかのマドンナ候補も同様だった。先頭に立っていた社会党党首、土井たか子の「せいいっぱい 土井たか子半自伝」(朝日新聞社)によると、参院戦前夜は「勢いというものは恐ろしい。すべてが、有利なほう、有利なほうへと展開する。ツキが回るというのは、こんな状態をいうのだろう」という状況だった。そして開票が進み、土井は「山が動いた」と勝利宣言をするに至る。

    □   □

 笹野は自民、共産が議席を独占していた京都選挙区で、トップ当選を果たす。肌で感じたマドンナ旋風とは、何だったのか。
 「候補者自身に勇気がわいてきたんですよ。『あの人はマドンナよ』って言われると、負けられないじゃないですか。素人の候補者にとって、何より力づけてくれる言葉だった」
 女性が大量当選したことで、女性の地位向上に多大な貢献ができたという。その上で、現在の女性議員については苦言を呈する。
 「みんな礼儀正しくなったよね。おとなしくなった。男社会の序列に組み込まれ、自由奔放に発言することが少なくなった。男性とは違う視点で、男性にとって耳の痛い政策でも提言できるのが女性議員の強みのはず。そういう特性を生かしてほしいのよね」

     ◇

【89年参院選プレーバック】
 前年に発覚したリクルート事件や元年に導入された消費税などが争点。自民党が大きく議席を減らす半面、社会党はマドンナ旋風と「おたかさんブーム」に乗り46議席を獲得。参院での与野党逆転が実現した。一方、連合の会の躍進は、有権者が既存政党に強い不満があることを象徴していた。宇野宗佑は責任を取り辞任、次期首相には海部俊樹(自民)が選出された。

6748名無しさん:2010/06/22(火) 12:50:12
2ちゃんねるは意図的な規制だろう。庶民の意見を邪魔するために規制している
そのせいで自民以外の支持者のコテハンの人達が殆ど居なくなった。
そのお陰でネトウヨや酷使だらけ。
今回はここで書き込む
自分は
選挙区民主か共産
比例区社民・共産・国新・新党日本にしようとおもう。

兵庫県なんで
自民の末松は落選させたい。
なので民主・共産が当選すれば手放しで喜べる。

6749おま:2010/06/22(火) 13:25:39
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010062290071015.html

参院選本紙調査 民主優勢 3割が『投票』
2010年6月22日 07時10分

 本紙は二十四日に公示される第二十二回参院選を前に、有権者の投票行動を探るため、全国三千人を対象に電話世論調査を実施した。参院選での投票先を聞いたところ、民主党が選挙区、比例代表ともに自民党を大きく上回った。政権交代を実現した二〇〇九年衆院選や、与野党逆転を果たした〇七年参院選のように、民主党への高い期待が浮き彫りになった。また、争点の消費税率引き上げに関しては、賛否が真っ二つに割れた。

 選挙区で民主党候補に投票すると回答したのは32・6%、比例代表は29・0%。前回参院選での選挙区40・5%、比例代表39・5%の高い得票率から減らしてはいるが、自民党に大きく差をつけた。自民党は選挙区15・8%、比例代表14・2%にとどまり、前回から半減の水準となった。勝敗を左右する「支持政党なし」の無党派層の投票先でも、民主党が選挙区、比例代表とも二割に上っている。

 第三極勢力では、みんなの党が選挙区3・5%、比例代表4・7%と、民主、自民両党の二大政党に続いている。

 消費税率引き上げに関しては、「政府の歳出を削減して健全にすべきだ」とする否定派が49・3%と、「財政を健全にするためには、引き上げはやむを得ない」との容認派48・5%とが拮抗(きっこう)している。

 菅内閣の支持率は50・3%、不支持率は38・5%だった。

 昨年の政権交代に対しては、69・9%が評価する一方で、政権交代後の実績に対しては68・3%が「政権交代しても政治が変わらない」と答えた。

6750名無しさん:2010/06/22(火) 14:04:22
>>6748
私も2chは規制に巻き込まれて今年に入って殆ど書き込めません!
毎回規制の原因がネットウヨがコピペを貼りまくるためです。
何とかならないものでしょうかね。

6751名無しさん:2010/06/22(火) 15:30:29
静岡情勢・自民ボロボロ

県議会、新会派「志士の会」立ち上げ[2010/06/21 23:45]
http://www.digisbs.com/tv/news/movie_s/20100621000000000061.htm
 自民党県連から処分をうけた議員など4人が、21日、県議会の新しい会派「志士の会」を立ち上げました。
 新会派「志士の会」を立ち上げたのは、自民党を除名処分となった浜井県議、中沢県議と離党勧告処分の堀江県議、そして無所属の大岡県議の4人です。
 4人は21日午後、県議会の議長、副議長を訪ねて新会派の結成届を提出し、「国と地方議会は違う。
地域主権を加速させるよう地方からねじを巻いていきたい」と話しました。
 4人は、川勝知事に対しては、「是々非々で臨んでいきたい」と話し、与党と協調できる場合には、協調していく考えを示しました。
また、参院選については、大岡議員が選対本部長を務めているみんなの党の河合純一氏に協力できるところは協力していくとしています。

6752とはずがたり:2010/06/22(火) 15:49:42
>>6748,6750
俺も関西の自宅はeo光ですが殆ど書き込めないので最近は余り見に行ってないですね。。

67536750:2010/06/22(火) 15:53:27
2chを覗いてきましたが、当分2chは観ないことにしました。
ネットウヨの書き込みに反論を書き込めないのが腹立たしくて仕方ありません!
当分はこちらのお世話になります。

6754沖縄無党派:2010/06/22(火) 16:07:22
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010062200404
たちあがれ、創新が選挙協力=参院選
 たちあがれ日本の園田博之幹事長、日本創新党の中田宏代表幹事は22日午前、国会内で共同記者会見し、両党がそれぞれ参院選の選挙区候補を推薦する選挙協力で合意したと発表した。
 具体的には、たちあがれが創新党の千葉、大阪の候補を、創新党がたちあがれの青森、茨城、神奈川の候補を推薦する。創新党が神奈川で公認した佐賀和樹氏の出馬は取りやめとなった。東京は両党が候補を擁立し、選挙協力は行わない。
 選挙協力は創新党が呼び掛け、両党は創新党が議席を得た場合、統一会派を組む方針。園田氏は「合併の可能性も大いにある」と語った。 (2010/06/22-12:31)

6755とはずがたり:2010/06/22(火) 16:16:58
>>6753
まあ,こちらでまったりと論議しましょう♪
宜しくです。

>>6754
統一名簿ぐらい出してくればいいのに・・。

6756名無しさん:2010/06/22(火) 18:18:11
このイベントって党本部でやったんですね。誰かやるまえに止めろよ・・・

http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100622/plt1006221628005-n2.htm
自民“幹事長”コスプレ引責辞任 とんでもないパーティーとは2010.06.22

谷垣総裁のポスターの前で「かめはめ波」を披露した評論家の増田悦佐氏【拡大】
 自民党の“幹事長”が引責辞任する。選挙前のこのタイミングで辞任したのは大島理森氏…ではなく、「2ちゃんねらー」出身の経済評論家で、今夏の参院選に自民党から出馬する三橋貴明氏(40、比例代表)の後援会幹事長、宇田川啓介氏。辞任理由は、自民党本部で先ごろ開いた三橋氏主催の「コスプレパーティー」が、党関係者の激しい怒りを買ったためだという。

 問題のパーティーは今月5日、東京・永田町の自民党本部ホールで開かれた。ネット掲示板「2ちゃんねる」で経済分析をしていた三橋氏は、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」や映画「20世紀少年」の登場人物のコスプレで登場し、「ここでコスプレをすれば自民党は変わったと思ってもらえる」と宣言したが、その内容が党幹部の逆鱗に触れた。

 「『じゃぱん・えきすぽin自民党』と題したパーティーは本来、日本が誇るオタク文化の祭典という位置づけでした。が、実際は単なるお遊び。アニメキャラクターに扮したコスプレ姿の“支持者”約200人とめちゃくちゃなカラオケパーティーをしただけでした」(自民党関係者)

 たしかに、その詳細を聞けば、党幹部の怒りもごもっとも。ある参加者によると、コスプレーヤー全員が起立して君が代を斉唱した直後、登壇した三橋氏は別のアニメキャラ姿の謎の女性とアニメソングを熱唱し、その後も単なるコスプレカラオケが続いた。最後には謎の愛国ラッパー「ムシケラ」氏も登場するなど、自民党本部は完全にカオス状態に陥ったという。

 特別ゲストとして登場した幸福実現党特別代表のドクター中松氏も、「いまのネット社会の大もとを作ったのは私だ!」とブチ上げて大騒ぎ。続く食事会では、音楽家のすぎやまこういち氏が「いま、日本は『反日軍』と『日本軍』の内戦状態にある」などと怪気炎を上げたという。

 評論家の増田悦佐氏はアニメ「ドラゴンボール」の主人公・孫悟空のコスプレで登場し、乾杯の発声で「三橋貴明さんの参院選当選を祈ってー、かーめーはーめー波!!」とやった。「かめはめ波」は悟空の必殺技で、増田氏はカメハメハ大王→アメリカのハワイ支配批判、というキテレツな持論まで展開した。

 「ホールの壁には谷垣禎一総裁のポスターが張ってあり、参加者はふざけた格好でその前に立って写真を撮り、それをブログにアップしました。知らない人が見たら、別の意味で『自民党は変わった』と思われてしまうほどヒドイものでした」(前出の自民党関係者)

 この責任をとって辞任する宇田川氏は、三橋後援会の公式ホームページで「今後も同じ過ちを繰り返す可能性が高いと判断致します。この状況において総責任者として、宇田川が責任を負う必要があると判断致しました」と述べている。

6757名無しさん:2010/06/22(火) 20:58:20
>>6754-6755
こんな直前になって取りやめだなんだの多い選挙は、
自分の経験では初めてですねー。
民由の選挙協力の時もややそれに近いものはあったかもしれないけど。

6758名無しさん:2010/06/22(火) 21:23:50
>>6756 同感 もっとやることあるだろうに。

東京新聞の記事見ましたが・・・これ見る限り、サンデー毎日で書かれていた、1人区の民自双方8議席ずつ固めた、と言いいますが、最終的にはもっと与党は取りそうな気がしますが。

それにしても、今回の選挙は、みんなの党、選挙前の増税発言など不確定要素が多いような気がします。
1人区・・・東京新聞の記事を読むと結構取りそうな気もしますが、管理人さんが貼り付けられた各地の情勢を読むと、そうでもなさそう。

というわけで読みにくい、今回の選挙です。

6759とはずがたり:2010/06/22(火) 21:45:44

参院選での自公協力、一部で復活/激戦10選挙区前後か
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/7103
2010/06/18 18:54

自公が香川で選挙協力
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1064934957/1727
2010.6.22 21:07

6760チバQ:2010/06/22(火) 22:49:42
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news1/20100622-OYT1T00576.htm?from=y10
社民富山、民主候補推薦見送り「謝罪なかった」


相本氏「支持」を発表する社民党県連の菅沢幹事長(右)ら(21日、富山市の自治労とやま会館で) 参院選富山選挙区に民主党公認で立候補する相本芳彦氏(54)を推薦する条件として、社民党県連が民主党県連に謝罪を求めていた問題で、社民県連は21日、富山市内で三役会議を開き、相本氏の推薦を見送り、「支持」とすることを決めた。

 社民党の党則にはない県連独自の対応で、積極的に支援しない。主な理由として、統一候補の擁立で合意しながら、民主県連が事前協議なしに相本氏の公認を進めたことについて「謝罪する態度表明がなかった」としている。自主投票ではなく、支持で問題を収束させた形だが、2007年前回参院選、09年衆院選3区と続いた民・社の共闘は事実上、解消となった。

 「自公政治の復活を防ぐため、態度として支持するが、選挙運動という点では、積極的にかかわることは難しい」――。三役会議後の記者会見で、社民県連の菅沢裕明幹事長は、「支持」の意味を説明した。民主側に今後の協議を打ち切る通告をしたことも明かした。

 社民党の参院選での推薦は、都道府県連が党本部に申請し、全国連合の常任幹事会で決定する。選挙戦でも、ポスター掲示や演説会の動員などに人員を割く。一方、支持は、県連としての応援はせず、「(支部などの)個々のケース」(菅沢氏)にとどまる。過去の県内自治体の首長選で行われたケースはあるものの、国政選挙では初。

 社民県連は、推薦に必要な選挙協力の合意書案に民主県連側の謝罪の文言を盛り込んで提示していた。これに対し、民主県連側が「公党として謝罪はできない」として文案から削除。代わりに「社民側には謝罪とも取れる」(坂野裕一幹事長)として、不信感を招いたとする趣旨の文言を入れ、社民県連側の回答を待っていた。

 菅沢氏は記者会見で、「『不信感を招いた』ということを認めているが、どのように反省するかがなかった」と謝罪にはあたらないとした。

 また、「連立政権では、公党の関係において(選挙協力に)前向きだったが、従前とは違った雰囲気で推移している」と述べ、社民党の連立政権離脱も推薦を見送る要因になったとした。

 一方、坂野氏は本紙の取材に、「両県連とも譲れない線がある。社民県連も、謝罪にこだわる以上、中間をとる選択をしたのだろう。姿勢だけでも支持していただけるのはありがたい」と話した。

(2010年6月22日13時56分 読売新聞)

6761チバQ:2010/06/22(火) 22:50:47
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20100622ddlk10010270000c.html
参院選’10群馬:比例代表、票争奪白熱か 小寺前知事と上野宏史氏出馬表明 /群馬
 ◇小寺前知事と上野氏、保守層に支持基盤
 24日に公示が迫った参院選の比例代表は、民主から出馬予定の小寺弘之前知事に加え、みんなの党公認で上野公成元官房副長官の娘婿の宏史氏が出馬表明したことで、票の争奪合戦が白熱しそうだ。両氏はともに保守層に支持基盤があり、比例代表では、自民票や公明票にも一定の影響を与えるとみられる。

 上野宏史氏は20日、前橋市内で開かれた公成氏の後援会の会合に出席し、「義父の思いを引き継ぎ、群馬のために働きたい」と決意表明した。公成氏は04年参院選で約26万8000票を獲得したが、約27万6000票を得て2位当選した中曽根弘文氏=自民=に一歩及ばず、落選の憂き目にあった。

 会合に集まった支持者は約500人。04年に公成氏を支援した自民党県議2人や市町村長7人も姿を見せ、影響力の強さを示した。公成氏は会合で「みんなの党は反民主を明確にしている」と強調。反民主の立場を鮮明にすることで自民支持層に配慮した形だ。公成氏の後援会幹部は「選挙区は中曽根氏を基本に訴える」と話す。

 一方、上野氏の動きに公明党県本部の幹部は気をもむ。選挙区で中曽根氏を支援する代わりに、比例代表では公明党への選挙協力を期待していたが、上野氏に一定の票が流れるためだ。

 これに対し、民主党公認で立候補予定の小寺弘之前知事。旧中曽根派などの支援を受けて4期16年知事を務め、県内での知名度は群を抜く。「選挙区は中曽根氏、比例代表は小寺氏」と話す自民支持者もいる。一方、選挙区から出馬予定の富岡由紀夫氏が持つ労組票については、連合群馬が別の候補予定者を支援するため大きな期待は持てないという。【鳥井真平、奥山はるな】

6762チバQ:2010/06/22(火) 23:02:18
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100622/elc1006220925001-n1.htm
【参院選】橋下「維新の会」協力が不可欠…自民府連ジレンマ (1/2ページ)
2010.6.22 09:22

このニュースのトピックス:自民党
 24日公示の参院選を目前に控え、自民党大阪府連が揺れている。橋下徹知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」に自民党籍を残したまま参加する府議や大阪、堺両市議に対し自民残留組が「筋が通らない」と反発。府連幹部を突き上げ、22日に府連党紀委員会を開いて処分を検討することになった。最も重い除名を求める声もあるが、参院選では維新の協力も不可欠とあって、府連はジレンマに陥っている。

 

足元見透かされ

 「(自民)党員としての義務は果たす」。19日午前、大阪市内で開かれた谷川秀善会長ら自民府連幹部との会合で、維新の会は参院選大阪選挙区(改選数3)に立候補予定の自民現職、北川イッセイ氏(67)の支援を明言した。

 会合に出席した維新側の議員は「谷川会長も納得していた。これまでに国政選挙で主力となってきた『精鋭部隊』の多くが維新にいる。われわれの協力は不可欠だろう」と話す。

 府連幹部の足元を見透かしたような維新側の態度。それを裏付けるように、自民公認で参院選比例代表に立候補する元大阪市議の大西宏幸氏(42)=生野区=は7日、「維新に応援してもらわないと国政選挙は戦えない」と述べ、同日選となる同区の市議補選に自民の後継候補を擁立しない方針を明らかにした。

移籍の雪崩現象

 先に実施された大阪市議補選の福島区選挙区では、維新の候補が自民の候補らに圧勝した。橋下知事の圧倒的な力をみせつけた「福島ショック」を機に、来春の統一地方選も見据えた動きが一気に表面化した。

 大阪市議会(定数89、欠員2)の最大会派、自民党市議団から9人が維新へ移り、維新の市議会会派は11人(21日現在)に膨らんだ。一方の自民は21人に減少、最大会派からの転落も現実味を帯びる。

 すでに府議会では、維新27人、自民26人と最大会派の逆転劇が起きている。

 「府連は維新になめられっぱなし」(ある市議)。そんな危機感から、自民の府・市議団などは党紀委員会の開催と移籍議員の厳しい処分を府連にたびたび要請した。多賀谷俊史・市議団幹事長は「維新に移籍した議員は自ら離党するのが筋」と憤る。

 

府連幹部の本音は…

 菅政権に衣替えし、支持率を取り戻した政権与党の民主などと争う参院選。維新議員の処分に踏み切れば自民は分裂状態になりかねず、処分を避けたいのが府連幹部らの本音だ。

 しかし府連は結局、多くの府・市議らの不満に抗しきれず、参院選公示が迫った22日に党紀委員会の開催を決めた。委員会の幹部は復党が許されない除名に踏み切る可能性も示唆するが、府議団幹部は「国会議員の圧力もあり、除名はできないのでは」と語る。

 21日夜、大阪市内で決起集会を開いた北川氏は「維新の多くは自民党籍。みんな応援してくれるものと信じている」と話した。

6763チバQ:2010/06/22(火) 23:03:14
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100622-OYO1T00253.htm?from=main1
参院選 「橋下維新」に自民揺れる…新党へ府議流れ
大阪選挙区「厳しい戦い」


自民党現職の決起集会に出席した(左から)森元首相、安倍元首相、町村元官房長官(21日、大阪市中央区で)=近藤誠撮影 24日の公示が迫る参院選で、大阪選挙区(改選定数3)の議席死守を目指す自民党が危機感を募らせている。政権与党の座を失ってただでさえ支持基盤が揺らいでいるのに加え、党籍を持つ大阪府議らが橋下徹知事率いる地域政党「大阪維新の会」に大挙合流するなど、足並みの乱れが懸念されるためだ。〈合流組〉に対する厳重処分を求める声が表面化する中、自民党府連は「参院選に向けて一致団結が必要」と訴える。

 「厳しい戦いだ。勝利に向かって支援を広げてほしい」。21日夜、大阪市内で開かれた自民党現職(67)の決起集会で、安倍元首相が結束をアピールした。壇上には、森元首相、町村信孝・元官房長官らも並んだ。

 三つのイスを争う大阪選挙区。今回出馬する現職が初当選した6年前は、民主、公明両党候補に次ぐ3位で、次点候補に約1万7000票差まで肉薄された。3年前の前回選でも、自民党候補は3番手だった。

 今回は、民主党が初めて2人目の候補を擁立し、みんなの党など「第3極」も相次ぎ参戦し、激戦となるのは必至。これまで自民支持だった府医師政治連盟が民主党現職(46)に推薦を出すなど〈団体離れ〉も進む中、自民党のさらなる頭痛のタネになっているのが「橋下新党」だ。

 自民党籍をもちながら、維新の会に参加しているのは府議、大阪、堺両市議の計38人。橋下知事は「今回の参院選に関与しない」としており、メンバーは自民党現職を支援する意向だ。しかし、維新の会が参院選との同日選となる大阪市議生野区補選に独自候補を擁立するため、党府連の幹部は「補選に奔走し、参院選に全力を注がないのではないか」と危惧(きぐ)する。

 一方で、党内には、「既存政党との大戦争」(橋下知事)を唱える同会への不満から、メンバーの除名処分などを求める声が上がる。このため、党府連の谷川秀善会長は19日に同会メンバーと面談して参院選での現職支援を求めた一方で、府連の党紀委員会を22日に開催することになった。

 同委員会の結論は参院選後にまとまる見通し。党府連幹部の一人は「民主党の支持率がV字回復しているいま、身内のもめ事にエネルギーを割く余裕はないのだが……」と話している。

(2010年6月22日 読売新聞)

6764チバQ:2010/06/22(火) 23:04:42
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gifu/news/20100621-OYT8T01047.htm
知名度向上へ懸命ポスターに有名議員
現職「新人以上に頑張る」
24日公示、7月11日投開票の参院選を前に、岐阜選挙区(改選数2)から立候補を表明している新人が知名度アップに懸命だ。全国的に知られる党内の女性議員と並んだポスターを作成し、一緒に街頭演説などを開催したり、県内をこまめに回ったりする活動で顔と名前を売り込んでいる。一方、現職は「油断は禁物。新人のつもりで頑張る」と危機感を強めている。(倉橋章)

 民主新人の小見山幸治氏(47)は、自民を離党し、引退する松田岩夫参院議員の元政策秘書。県内での実績はあまりないため、陣営は事業仕分けで注目され、菅内閣で行政刷新相に抜てきされた蓮舫参院議員と並んだポスターを約8000枚作り、各地に張った。

 今月4日には蓮舫氏とともに名鉄岐阜駅前で街頭演説を実施。陣営は「2人のフレッシュなイメージで、党の好感度もさらに上がると思う」と期待を寄せる。

 県議を4期務める自民新人の渡辺猛之氏(42)は都市部での浸透が課題。岐阜市が地盤の野田聖子元消費者相と一緒に写ったポスター約4000枚を作成し、5月の連休中には連日、一緒に街頭演説をこなした。

 さらに、野田氏に加え、比例選に立候補予定の女優・三原じゅん子氏も招いた講演会を開催。渡辺氏は「応援は本当にありがたい。さらに知名度を上げて選挙戦を迎えたい」と意気込む。

 共産新人の鈴木正典氏(46)は昨年の衆院選に続き、2度目の国政挑戦。昨年11月の出馬表明以来、各地で街頭演説やミニ集会を続けており、陣営は「県内を5周くらい回った。知名度向上に奇策はなく、愚直に訴えるしかない」と話す。幸福実現党新人の加納有輝彦氏(49)も県内各地で党の政策などを訴える。

 一方、3選を目指す唯一の現職、民主の山下八洲夫氏(67)は17日夜、岐阜市内で国政報告会を開いたが、会場は空席が目立ち、陣営は危機感に包まれた。山下氏は「国会中はほとんど地元に戻れないので、正直言って私が一番出遅れている。新人以上に頑張って挽回(ばんかい)したい」と話した。

 

(2010年6月22日 読売新聞)

6765チバQ:2010/06/22(火) 23:05:38
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/179680
非常事態選挙 陣営手探り 口蹄疫禍の宮崎 参院選 自粛で足並みでも思惑見え隠れ
2010年6月22日 00:36 カテゴリー:政治 九州 > 宮崎

口蹄疫の非常事態宣言を受け、防疫への協力を求める紙が張られた参院選宮崎選挙区の立候補予定者の事務所=21日午後、宮崎市 24日に公示が迫る参院選。口蹄疫(こうていえき)の前例なき被害が広がる宮崎県では、選挙戦も異例の展開となりそうだ。東国原英夫知事が5月18日に非常事態を宣言、不要不急な外出の自粛や感染発生地域以外も含むイベント延期などを求めており、立候補予定の各陣営は発生地域での選挙活動の「自粛」で足並みをそろえる。だが互いの本音が読めないこともあり、対応は手探り。地元からは「選挙どころではない」といった冷めた声も聞かれる。

 「握手は自粛」「移動制限区域では車から降りないで」‐。宮崎選挙区(改選数1)の各陣営に17日、県選管から異例の文書が送られた。県選管は「公選法に抵触しない限り運動は自由。非常事態宣言の趣旨や住民感情を理解して」とあくまで“お願い”を強調する。

 各陣営は、発生地域での集会や選挙カー遊説を控えるなどの運動自粛の方針を固めている。ただ自民党現職松下新平氏(43)の陣営幹部は「県の方針は順守したい。握手は候補の気持ちが一番伝わるのだが…」と困惑気味。民主党新人渡辺創氏(32)は「求められれば握手する」と話す。

 公示日恒例の出陣式も様変わりしそう。松下氏の陣営が支援者に出した案内状は「事情ご察しの上、お許し頂ける限りで」と、限定的な出席を呼び掛けている。

 「自粛」が基調の選挙戦にも、各陣営の思惑が見え隠れする。松下陣営は県選管からの文書が届く前の今月初め、渡辺氏の事務所に発生地域での集会を見送るなど選挙活動の自粛を提案。渡辺陣営は「政党間で決めるべき問題」と答えたが「新人で知名度が劣るこちらの動きをけん制しているのでは」と警戒する。

 共産党新人馬場洋光氏(41)には、松下陣営から同様の提案はなく、同陣営は「演説、集会、握手とも良識の範囲内で行う」という。

 公示前の腹の探り合いとも取れる動き。JA宮崎中央会の羽田正治会長は「駆け引きでなく、口蹄疫対策は党派を超えてやってほしい」と注文する。県内で最も被害が集中する川南町で園芸店を営む男性(49)は「参院選の話題は全く出ない。今日の暮らしで精いっぱい」と客足が遠のいた店内でつぶやいた。

 ウイルスとの終わりの見えない戦いに疲れた有権者に、立候補者の声は届くのか。

=2010/06/22付 西日本新聞朝刊=

6766名無しさん:2010/06/22(火) 23:22:33
>>6748
それで?

6767名無しさん:2010/06/22(火) 23:29:21
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100622-00000027-maip-pol
参院選 目標議席、軒並み慎重 9党首討論会
6月22日22時5分配信 毎日新聞

拡大写真
9党党首討論の最後に参院選の目標を掲げる民主党の菅直人代表=東京都千代田区の日本プレスセンターで2010年6月22日午後3時12分、武市公孝撮影
 与野党9党首は22日、日本記者クラブ主催の討論会で参院選の目標議席を明らかにした。菅直人首相は民主党の改選54議席を基礎に上積みを目指す考えを改めて表明。自民党の谷垣禎一総裁は党の目標は明示せず、「与党の過半数阻止」を訴えた。選挙結果は党首の責任問題に波及しかねないだけに、双方とも発言には慎重姿勢がにじんだ。一方、民主党復調のあおりを受けた新党は事実上、目標を後退させた。【中田卓二】

 「いくつなら責任とか責任でないとかではなく、(党)代表を引き継いだ立場として現有議席がハードルだ」。菅氏は責任論に関する質問をこうかわした。

 与党の議席数で見ると、獲得議席が計56議席未満だと非改選の計66議席と合わせても過半数を割り込む。野党時代には「ねじれ国会」で自公政権を苦しめたにもかかわらず、この日は「ねじれの状況は(審議に)非常に時間がかかるし、物事が進まなくなる」と「ご都合主義」的な発言も交えて与党過半数に意欲をみせた。

 対する谷垣氏は「政権の迷走と与党の暴走を防ぐために必ず与党の多数を打ち破らなければいけない」と力を込めた。すでに与党の過半数を許した場合は総裁を辞任する意向を示している。だが、自民党単独の目標は「多々ますます弁ず」(多ければ多いほどいい)と述べるにとどめた。

 公明党の山口那津男代表は改選11議席の獲得を掲げた。選挙後に民主党と連立を組む可能性を否定した半面、「政党のチーム力を生かし政策提言していきたい」と、個別の政策協議には含みを持たせた。共産、社民両党は改選議席を上回る目標を示し、国民新党は候補者全員当選を目指す。

 一方、4月の結党当初「10議席」と威勢がよかった新党改革、たちあがれ日本は弱気な面がのぞいた。新党改革の候補者は12人。舛添要一代表は「非常に精鋭部隊。全員当選を目指す」としながら「スタートは遅れた」と認めた。たちあがれ日本の平沼赳夫代表は「14人立てるので半分以上」と目標を下方修正。

 みんなの党の渡辺喜美代表は選挙区、比例代表とも2ケタ当選を目指す強気の姿勢を崩さず、「官尊民卑の思想を打破するのはみんなの党だけだ」と主張した。

6768名無しさん:2010/06/22(火) 23:34:35
そういや、ライフの清水を比例で抱えているのに、よく増税出せましたね。

これも今回の選挙の読みにくいところ

6769チバQ:2010/06/23(水) 00:13:53
逆に伊勢丹と阪急を抱えるみんなの党は反対ですからね。
消費税の影響はスーパーより百貨店のほうが大きいでしょう。

6770名無しさん:2010/06/23(水) 01:52:48
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100623-00000000-kana-l14
山本氏が出馬表明/参院選神奈川選挙区
6月23日0時15分配信 カナロコ
 7月11日投開票の参院選神奈川選挙区(改選数3)に、元消費者金融会社社員の山本誠一氏(38)が22日、無所属で立候補することを表明した。

 山本氏は横浜市出身。神奈川大卒で、消費者金融会社社員などを経て現在アルバイト。

6771和子夫人 ◆VVOQ3pMvHY:2010/06/23(水) 03:45:42
>>6770
昨年の総選挙で神奈川1区から出て9000票強を獲得した者だね。

ところで、同じ泡沫の香川の小田なんとか豊って選挙資金あつまったのかw
昨年も東京12区からの出馬計画があったのを思い出した。毎日新聞は候補予定者一覧に
わざわざ載せているのが笑えますがね。

6772沖縄無党派:2010/06/23(水) 15:44:36
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010062300009
参院比例に新人=日本創新党
 日本創新党は22日、参院選の比例代表に、新人で自営業の杉本哲也氏(31)を擁立すると発表した。
これにより同党の公認候補は選挙区4、比例6の計10人となった。(2010/06/23-00:22)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010062300436
参院京都に新人=みんな
 みんなの党は23日、参院選京都選挙区に新人で経営コンサルタントの中川卓也氏(50)を擁立すると発表した。
これにより、同党の公認候補は選挙区21人、比例代表23人の計44人となった。(2010/06/23-12:39)

みんなの党の京都選挙区での擁立はなんとか間に合ったようです。

6773とはずがたり:2010/06/23(水) 16:39:14
参院選24日公示 静岡選挙区は混戦模様、6氏予定
http://www.shizushin.com/news/pol_eco/shizuoka/20100623000000000010.htm
06/23 07:41

 第22回参院選が24日公示される。昨年の政権交代後初の本格的国政選挙で、菅直人首相が鳩山由紀夫前首相から引き継いだ民主党政権に対する国民の審判になる。
 静岡選挙区(改選数2)は民主党が2人、自民党が1人を立てる。さらに共産党と“第三極”として主導権を狙うみんなの党が各1人を擁立し、国政の縮図となる選挙戦は混戦模様だ。
 立候補を予定しているのは、民主党現職の国土交通政務官藤本祐司氏(53)、同党新人の会社員中本奈緒子氏(31)、自民党新人の元大学非常勤講師岩井茂樹氏(42)、共産党新人の党県委員会書記長渡辺浩美氏(49)、みんなの党新人の元中学教諭河合純一氏(35)、政治団体幸福実現党県役員の新人中野雄太氏(36)。
 民主は2人目擁立問題で党本部と県連が対立したが、菅政権誕生を機に県連と連合静岡が主導する組織戦と、党直轄支援で浮動票を狙う戦いに選挙体制をすみ分けた。政権交代以後、自民から距離を置く業界団体の票も掘り起こす。
 自民は昨年の衆院選での8小選挙区全敗を引きずり、県議会会派分裂など支援態勢に不安を残すが、市町支部など伝統の組織をフル稼働させ1議席死守を目指す。
 共産は消費税増税反対などを訴え支持拡大を目指す。
 みんなの党は無党派層を狙い、人気がある渡辺喜美代表を前面に出した運動を展開する。

6774とはずがたり:2010/06/23(水) 16:51:41
秘書のまりちゃんに仕分け人の尾立に新党から3人も参戦,更に共産党の清水も元漫才師なんか。どんな得票が出るのか非常に興味深い。。

参院選24日公示 大阪選挙区、10陣営が立候補準備
2010.6.23 02:42
http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/osaka/100623/osk1006230243001-n1.htm

 参院選(7月11日投開票)の公示を24日に控えて、大阪選挙区(改選数3)の各立候補予定者の選挙戦に向けた準備も佳境を迎えている。これまで10陣営が立候補を表明、再選を目指す現職2人に新人が挑む構図で激戦が予想されている。

 立候補表明しているのは、尾立源幸氏(46)=民現▽岡部まり氏(50)=民新▽北川イッセイ氏(67)=自現▽石川博崇氏(36)=公新▽清水忠史氏(42)=共新▽山分ネルソン祥興氏(36)=改新▽大川朗子氏(52)=社新▽川平泰三氏(53)=み新▽深田敏子氏(39)=幸新▽浜野夕希子(34)=創新−の計10陣営。

 政府の事業仕分けで仕分け人として活躍した尾立氏は「財政再建はまだまだできていない」とアピールし実績を売り込む構え。

 タレントの岡部氏は知名度を生かし、浮動票を取り込む戦術。「女性ならではの政策を打ち出したい」と訴える。

 北川氏は、きめ細やかに有権者のもとを回る動きで、票固めに奔走。中小企業の問題や雇用問題などを重要テーマにすえる。

 元外交官の石川氏は、豊富な国際経験が売り物で「世代交代で国民本位の政治を取り戻したい」と述べ、若さもPRしている。

 バナナのたたき売りが特技という清水氏は元漫才師で共産党では異色の存在。「笑って暮らせる生活を支援したい」と意気込む。

 草の根選挙で立ち向かう山分氏は、医師としての経験をふまえ、医療改革を訴えるほか、特区構想の実現を主要課題にあげる。

 護憲をアピールする大川氏は「子どもたちの未来に平和な社会を」と呼びかけ、働く母親への支援の充実などを公約に掲げる。

 川平氏は、会社経営の経歴を生かし「民間感覚を政治の世界に持ち込む」として、国会議員の報酬や定数の削減を訴える。

 深田氏は「教育世界一」「雇用を増やす」「小さい政府」などをアピール。支援企業を中心に地道な呼びかけを続けている。

 民主党政権を激しく批判する浜野氏は、北朝鮮による拉致問題の早期解決などを訴え、支持拡大を狙っている。

6775名無しさん:2010/06/23(水) 17:18:26
>>6768-6769
ライフの人が首相交代前の小沢のツテで与党の比例候補になってても、
そんなに影響ないんじゃないですかね。
まだ、議員でもありませんし。

みんなの党にしたって、デパートでの勤務経験があるだけで、
デパート業界が送り込んだ候補のようには思えません。
ま、こちらは党の政策と方向性が一致する候補なので問題はないですが。

6776名無しさん:2010/06/23(水) 18:17:58
10%発言で普天間も荒井事務所も政治とカネの問題もどっかへ飛んでいきましたね。もしかしてこれが狙いか。
う〜ん、開戦前夜、気になる1人区。

よく考えると、谷垣のハードルって低くないですか、与党過半数ってムズかしいから。
与党(公明を抜いた場合)自民党の単独過半数すら、89年の参院選以来ないのでは、そう考えると、谷垣のハードルって低いと思うのですが。

6777名無しさん:2010/06/23(水) 18:29:16
>>6776
ポロッと「目標は40議席台」なんて言っちゃった彼にとっては、
これでも十分すぎるぐらいに高いハードルなんですよ。

6778名無しさん:2010/06/23(水) 18:59:28
九州朝日放送世論調査
福岡選挙区

民自み無共国の順

6779名無しさん:2010/06/23(水) 19:26:34
総理交代、10%発言以来、みんなの発言が所得増、増税なし、などなんか急に陳腐なことばかりが聞こえてくるのですが、気のせいでしょうか。

そういや前回野党共闘で取ったのが、沖縄、宮崎、愛媛、島根、富山、秋田あたりでしたっけ。
このあたりは今回は前回ほど共闘がなさそうなので、落としそうですか。
そうすると、前回自民の6にこの6を足すと12。残17は与党系このあたりの数字にいくつ上乗せできるか、下がるかでしょうか。

6780名無しさん:2010/06/23(水) 19:29:44
忘れました。昨日の首相動静でなぜか夜大勲位と会っています。

何話したのかな、気になります

6781名無しさん:2010/06/23(水) 20:06:25
>>6779
そのかわり前回共闘失敗で落とした大分は今回は確実に勝てるよ。

6782神奈川一区民:2010/06/23(水) 20:11:04
みんなの党選対特別顧問に田中秀征氏
 みんなの党は23日、参院選選挙対策本部の特別顧問に、経済企画庁長官を務めた田中秀征・元衆院議員を起用すると発表した。

 田中氏が、新党さきがけ時代、菅首相や鳩山前首相と行動を共にしていることから、「民主党政権の正体を知り尽くしている」(江田幹事長)として起用を決めた。

(2010年6月23日18時35分 読売新聞)http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news1/20100623-OYT1T00891.htm

6783神奈川一区民:2010/06/23(水) 20:39:53
>>6754
たちあがれ日本と日本創新党が選挙協力を正式決定/神奈川
2010年6月23日http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1006230004/


 たちあがれ日本と日本創新党は22日、参院選に向けて神奈川など5府県で選挙協力を行うことを正式決定し発表した。神奈川選挙区では、たちあがれ新人の元財務官僚・松田学氏を創新党が推薦する。創新党は公認発表していた藤沢市議・佐賀和樹氏の擁立を取りやめた。

 両党で参院選後、統一会派を組むことでも合意したとしている。同日、都内でたちあがれの園田博之幹事長、創新党の中田宏代表幹事(前横浜市長)が会見し明らかにした。

 選挙協力については「民主党を過半数割れに追い込むため、政策が一致する党同士で大同団結した」(園田幹事長)と説明。新党改革とは「目指す理念が一致しない」(同)として協議は持たなかったという。

 中田代表幹事は、自身が国会議員時代から地盤としてきた神奈川を、たちあがれに譲る形になったことをめぐり「それぞれの候補予定者の活動の進み具合や充実度などを勘案し、日本のためになるとの視点で判断した」などと述べた。

 創新党はほかに青森、茨城でたちあがれ新人を推薦。たちあがれは大阪、千葉で創新党新人を推薦するという。比例区での協力は行わないとしている。

6784神奈川一区民:2010/06/23(水) 20:41:52
>>6784
日本創新党の擁立取りやめに波紋、「野合」批判や「連携」歓迎の声/参院選神奈川選挙区 
2010年6月23日http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1006230006/


 日本創新党が神奈川選挙区への候補擁立を取りやめたことは県政界へ波紋を広げた。推薦対象となった、たちあがれ日本の松田学氏の陣営は連携を否定し、各党幹部からは「野合そのもの」と批判の声。一方、創新党を応援をしてきた松沢成文知事は「第三極連携の動き」と歓迎した。

 松田陣営は「任期途中で首長職を放棄するような人が発足した党との連携は望まない」とコメント。「党本部が判断して進めたこと」とした上で「勝手連としての応援は自由だが、合同街頭演説などは行わない」と説明した。ポスターなどにも「創新党推薦」とは明記しないという。

 県内各党幹部は「思った以上に風が吹いていない中での苦肉の策」(自民党県連・竹内英明幹事長)と冷ややか。「まさに野合、自殺行為だ。民主党を『選挙目当て』と批判しながら、自分たちも選挙目当てのことをやっている」(公明党県本部・益田駿代表代行)との批判も聞かれた。

 松沢知事は22日の定例会見で「第三極が割れてしまうと議席に届かない。(創新党の幹部らへ)選挙協力をすべきだと伝えていた」と説明。「選挙が近くなって(協力が)始まったのはいいことだ」と期待を寄せた。

6785神奈川一区民:2010/06/23(水) 20:49:54
<たちあがれ日本>自民党から立候補の5人を推薦
6月23日20時38分配信 毎日新聞http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100623-00000069-mai-pol

 たちあがれ日本は23日、24日公示の参院選に自民党から立候補する石井浩郎氏(秋田)、渡辺猛之氏(岐阜)、山田美香氏(岡山)、松村祥史氏(熊本)、島尻安伊子氏(沖縄)の5人を推薦すると発表した。 最終更新:6月23日20時38分

6786名無しさん:2010/06/23(水) 21:00:25
>>6781 おっしゃるとおりです。あとはどうだろうな。

6787とはずがたり:2010/06/23(水) 21:20:37
>>6783-6784
> 松田陣営は「任期途中で首長職を放棄するような人が発足した党との連携は望まない」とコメント。「党本部が判断して進めたこと」とした上で「勝手連としての応援は自由だが、合同街頭演説などは行わない」と説明した。ポスターなどにも「創新党推薦」とは明記しないという。
ひどい云われ様だねぇ(´・ω・`)
肯定的に捉えてるの園田と中田と俺の3人ぐらい!?

6788とはずがたり:2010/06/23(水) 21:24:56
>>6779
>10%発言以来、みんなの発言が所得増、増税なし、などなんか急に陳腐なことばかりが聞こえてくる
あ,其れ有るような気もw

>>6782
おお,秀征引っ張り出して来れたんですねぇ。
出馬はないかぁ。
井出jrとい,嘗てのさきがけ支持層にアピール出来るかな?

秀征は増税しないといってる党とは主張的にはどうなんでしたっけ?

6789山口新聞男:2010/06/23(水) 21:37:20
消費税
今すぐやりたい自民党
そのうちやりたい民主党
今はやらないみんな党

田中秀征も、タイミングの違いはあっても増税派なんじゃないかなあ

6790名無しさん:2010/06/23(水) 21:46:38
そもそも旧さきがけ設立者で
民主にいるのは鳩と簗瀬くらいじゃなかったでしたっけ。
ほとんど自民に出戻りだったような記憶があります。
にもかかわらず秀征を引っ張り出してきて民主の正体を知っている
というのはいかがなんでしょう。
個人的には秀征の無責任な隠遁っぷりが好きじゃなかったので
何を今更!という気がします。

6791チバQ:2010/06/23(水) 21:57:25
選挙前だってのに忙しい。
というか、大規模選挙が近づくと仕事もプライベートも忙しくなる法則....

09年衆院選は例外かな?いま時期に解散と運命の神様?は思ってたらしく その頃が多忙→8月は暇で選挙に集中でしたが。

6792とはずがたり:2010/06/23(水) 22:10:33
>>6785
離党した自分らの地元では自民党支持層でもある自分らの支持者向けに自民党に推薦出して,まったく覚悟も新しい旗もへったくれもない連中だなぁ。

>>6778
ありがとうございます。見に行ったけどネットには出てない感じですね。
民社共同推薦候補よりもみんなが先なんですねぇ。
福岡は公明が自民に乗りそうなんで民自のつまらない結果ですかねぇ。みんなも国民も自民の基礎票割るには不十分か。

>>6780
これっすな。中曽根は菅のことを市民的保守だといったそうだけど改憲でも期待してるのかねえ。。

首相動静―6月22日
http://www.asahi.com/politics/update/0622/TKY201006220411.html
2010年6月22日21時6分

 【午前】9時36分、官邸。46分、韓国哨戒艦沈没事件に関する関係閣僚会議。10時4分、閣議。54分、国際協力銀行の前田匡史国際経営企画部長に内閣官房参与の辞令交付。11時2分、岡田外相、北沢防衛相、仙谷官房長官、滝野官房副長官。

 【午後】0時36分、東京・内幸町の日本プレスセンタービル。1時2分、日本記者クラブ主催の9党党首討論会。3時18分、官邸。4時3分、米国のルース駐日大使が表敬。仙谷長官、古川、福山両官房副長官同席。5時30分、山口県下関市の中尾友昭市長が表敬。6時、外務省の梅本北米局長、樽井沖縄担当大使。6分、民主党の安住選対委員長、寺田首相補佐官。46分、男女共同参画に関する懇談会であいさつ。7時2分、東京・紀尾井町のホテルニューオータニ。中曽根元首相。8時、公邸。

6793建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2010/06/23(水) 22:17:27
>>6789
ここで一句

管直入
  軽口たたいて
         また自爆 w

                   らいおんはーと

6794名無しさん:2010/06/23(水) 22:21:21
>>6793 管でなくて菅ですよ

6795名無しさん:2010/06/23(水) 22:24:29
>>6785 ということはこのあたりの選挙区、自民もきわどいということでしょうか。

・・・でも立ち上がれの推薦もらっても、地元に活動部隊いるのかね、たちあがれの

6796チバQ:2010/06/23(水) 22:32:51
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2010062302000076.html?ref=rank
比例票争奪戦ヒートアップ
2010年6月23日 朝刊

 二十四日に公示される参院選では、早くも比例代表票の争奪戦が激しくなっている。民主党が二〇〇七年の前回選挙より十人多い四十五人の候補者を擁立する積極策に出る一方、自民党は前回選と同じ三十五人を立てて対抗。「第三極」勢力も加わって、各党は比例代表の改選定数四八をめぐり、しのぎを削っている。(荘加卓嗣)

 比例代表は毎回、各党とも知名度の高いタレント候補の発掘に力を入れる。特に民主党は今回、小沢一郎前幹事長が五輪の女子柔道金メダリストを筆頭に、元体操選手や歌手、女優といった著名人を相次ぎ擁立した。

 いずれも鳩山前政権時代の支持率がじり貧状態だったころに決めたもの。政党名を書いてもらえないなら、党の票になる比例候補の著名人に投票してもらい、少しでも比例票を伸ばしたいという狙いがある。

 民主党は自民党の組織票崩しも仕掛ける。日本医師会が参院選の対応を見直し、民主党推薦に回る前から医療法人理事長を擁立。流通業界の重鎮を立て、自民党の支持団体だった全日本トラック協会の政治団体の推薦も取り付けることに成功した。

 従来通り、支持組織の各労組出身も十人擁立。無党派対策と自民党の切り崩しという「二正面作戦」で、主要政党では過去最多の候補数に膨れ上がったともいえる。

 一方、自民党では、全国建設業協会や日本看護連盟、日本遺族会など旧来の支持団体の候補が並ぶ一方で、昨年の衆院選で落選した元衆院議員の候補も九人と目立つ。落選組を“救済”する側面もあるが、衆院議員当時の得票を期待したものだ。地方議員からの転身組も五人を占め、地域に一定の地盤を持つ基礎票を当て込むなど、着実に比例票を積み上げる戦略が見える。

 第三極勢力では、みんなの党が躍進を狙って二十三人を擁立。これに対し、たちあがれ日本と新党改革はそれぞれ十人、五人を立てるにとどまり、勢いの違いも見えた。

 公明、共産、国民新、社民の各党もほぼ前回並みの候補をそろえ、全国各地を走り回っている。

6797チバQ:2010/06/23(水) 22:34:11
http://www.47news.jp/CN/201006/CN2010062301000545.html
比例名簿で重要候補に優先順位 共産、社民両党
 参院比例代表で各政党が公示日に中央選挙管理会に届け出る名簿の順位が23日までに固まった。

 2001年参院選から非拘束名簿方式が導入され、制度上は名簿順位が当選しやすさに直結しなくなったが、各党提出の名簿順位は投票所に掲示する順と同じ。先頭の方が目立って優位とされることから共産、社民両党は「勝たせたい重要候補」を先に並べた。一方、民主、自民両党は公平さを重視し五十音順とした。

 共産党は「目立つ」ことを逆手に取り、名簿上位には「絶対確保」と位置付ける5候補を登載。国民新党は現職を先頭にし、その他の候補はくじ引き。社民党は党の顔である党首を先頭にした。

 たちあがれ日本は公認決定順。みんなの党も原則的に公認内定順とした。

 自民党が「あ行」から並べたのは、有権者が自分の投票したい候補を探しやすいよう配慮した面もあるという。新党改革も五十音順。全国を地域分けして候補者を割り付けた公明党は、基本的に地域が北の人から並べた。

 日本創新党、幸福実現党、女性党も比例代表に候補を擁立する。

6798チバQ:2010/06/23(水) 22:35:26
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news1/20100623-OYT1T00595.htm
「自公」解消で苦肉の策、候補者間で政策協定へ
 参院選愛媛選挙区で再選を目指す自民現職の山本順三氏(55)と、比例選で再選を目指す公明現職で党幹事長代理の谷合正明氏(37)が、政策協定の締結に向けて最終調整に入ったことがわかった。

 公明党は今回の参院選で他党候補の推薦・支持を行わないとしており、事実上の選挙協力を行うための苦肉の策とみられる。

 両党の関係者によると、両氏は、県内農林水産業の振興や中小企業支援、福祉政策などについて政策協定を交わす方針。野党となった公明党は「他党との選挙協力は白紙」としており、過去の国政選のように自民が比例選で公明を支援する代わりに、公明に選挙区候補の推薦を依頼できないことから、候補者同士の政策協定の形をとるものとみられる。

 自民県連は22日、幹部役員会で協議し、協定の文言などを巡って結論は持ち越しとしたが、清家俊蔵県連幹事長は「前向きに検討している」と説明。笹岡博之・公明県本部代表は「比例票を伸ばすのが最優先。選挙協力は白紙だが、今までの人間関係を大事にした方がいいとの意見もある」としている。

(2010年6月23日13時49分 読売新聞)

6799とはずがたり:2010/06/23(水) 22:35:53
>>6795
これは自民党離党に対する地元支持者への単なるエクスキューズに過ぎないと思いますよ。

6800チバQ:2010/06/23(水) 22:36:59
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100623/elc1006231117002-n1.htm
【参院選】あす公示…でも夕方まで演説できぬ! 七つ道具タイムラグ (1/2ページ)
2010.6.23 11:12

 24日に公示される参院選で、関西を地盤に活動する比例代表の立候補予定者らが公示日の選挙運動の開始時間をめぐり、やきもきしている。街頭演説などには「七つ道具」が必要だが、比例代表は各政党が東京の中央選挙管理会(総務省)に届け出ることになっており、東京から離れた地域では道具が届くまで選挙運動ができないためだ。数時間のタイムラグとはいえ各比例陣営はこの時間差を埋めようと必死だ。

 

菅首相も各党幹部も…すること無し!?

 「え、ほんまかいな」。公職選挙法では、街頭演説用標旗や拡声器に付ける選挙運動用表示板などの七つ道具がなければ街頭演説や選挙カーに乗っての運動はできないと定めている。大阪を拠点に民主党から出馬予定の落語家、桂きん枝氏の陣営は5月中旬、初めて届け出と運動開始のタイムラグに気づいてあわてた。

 公示日には菅直人首相ら党幹部も相次いで大阪入りして街頭演説が行われるが、午前中は七つ道具がないため、「そろって演説することもできない」(陣営)という。

 当初は道具が手元に届くまで活動を控える予定だったが、七つ道具がなくても公選法に抵触しない方法を検討。地元の選挙管理委員会などにも問い合わせ、まずは練り歩きでPRすることを決めたという。スタッフが七つ道具を東京から持ってくるのは午後3時ごろの見通しで、きん枝氏の第一声は夕方までずれ込みそうだ。

 また、大阪を拠点に活動する計画にしている他の陣営も同じ事情を抱える。

 自民から立候補予定の大西宏幸氏や創新の清水●(=隆の生の上に一)司氏の陣営なども七つ道具対策に苦悩。両陣営とも「何もしないわけにもいかないし、七つ道具が来るまでは選挙区の候補者と行動する方向で考えたい」と苦肉の策でタイムラグを乗り切る考えだ。清水氏は「今回は仕方ないが、大阪でも届け出後すぐに七つ道具を受け取ることができるようにしてほしい」と話していた。

 総務省の担当者は「選挙期間は長めにあるので、そんなに急がなくても…」と苦笑いしていた。

6801チバQ:2010/06/23(水) 22:38:59
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20100623-OYT8T00065.htm
自・公蜜月関係に陰り
 参院選青森選挙区に候補者を擁立しない公明党の動向に注目が集まっている。連立政権のパートナーだった自民党にとっては是が非でも支援を取り付けたいところ。ただ、与党時代と同程度の支援を得るのは難しいのが実情だ。(沼尻知子)

 「これまでの信頼関係が青森には特にある。お互いに大事にできるだろう」。木村太郎県連会長代行は22日の選対会議終了後、記者団に語り、公明党からの支援に期待感を表明した。

 両党の地方組織は10年間の連立政権を通じ、「融合」が進んだ。選挙区では自民候補、比例選では公明候補と、それぞれの支援者に徹底させる選挙協力がその象徴だった。しかし、野党転落とともに共闘の意義も薄れ、公明党県本部は今回の参院選青森選挙区では自主投票とする方針を固めた。

 それでも自民党県連は「書き慣れた山崎を書いてくれるだろう」と期待を寄せる。創価学会を支持母体に持つ公明党の本県の基礎票は「約6万」(学会関係者)で、農業や漁業などの団体が離反している自民党にとっては、垂ぜんの的。「全県は無理でも、付き合いのある市町村単位での選挙協力はできる」(県連幹部)と支援獲得に必死だ。

 しかし一方の公明党側には、自民党との共闘に懐疑的な見方も根強い。前回2007年参院選で、公明党が獲得した県内の比例票は基礎票を下回る5万9000票。「選挙協力はまったく機能しなかった」(党員)との思いがあるからだ。

 公明党県本部関係者によると、青森選挙区への支援のあり方をめぐって、両党が水面下で協議をしたが結論は出なかったという。22日の自民党県連の選対会議にも公明党関係者の姿はなく、蜜月時代からの様変わりが露呈した格好となった。

(2010年6月23日 読売新聞)

6802チバQ:2010/06/23(水) 22:39:50
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20100623hog00m010002000c.html
参院選:揺れる「中川ブランド」 昭一氏の叔父親子、別々の新党から出馬

たちあがれ日本の平沼赳夫代表(右)と「頑張ろうコール」をする中川義雄氏=北海道帯広市の「ベルクラシック帯広」で19日、田中裕之撮影 自民党の中川一郎元農相(83年死去)以来、半世紀にわたって北海道保守政界の一角を占めてきた「中川家」が揺れている。24日公示の参院選で、現職の中川義雄氏(72)=たちあがれ日本=と、長男の新人、賢一氏(43)=みんなの党=が別々の新党から立候補するからだ。国会議員を輩出し続けてきた「中川ブランド」。“親子出馬”の結果はその行方を左右しそうだ。【田中裕之】

 自民党を離党し、比例代表から出馬する義雄氏は「中川家の選挙」を標ぼうする。19日に北海道帯広市で開かれた総決起大会。義雄氏は09年10月に急死したおい、昭一元財務・金融担当相の名前を挙げ、声を張り上げた。

 「中川昭一は悔しい思いをしてこの世を去った。私は叔父として昭一の信念をどうやって守ったらいいか悩んで出馬を決意した。昭一の後継者を十勝から誕生させるまで、政治家をやらなければならない」

 中川家は十勝地方に強固な地盤を築く。衆院の議席は、昨夏に昭一氏が石川知裕衆院議員に敗れるまで、中川家が46年間守り通した。98年に参院選道選挙区で初当選した義雄氏も以前は十勝選出の道議だった。

 自民党の道選挙区の候補者選考から漏れ、引退を覚悟していた義雄氏を誘ったのは一郎氏の元秘書の平沼赳夫・たちあがれ日本代表。道選挙区で十勝の中川票を自民に回す代わりに、比例で自民票を得れば当選可能という目算があった。だが、賢一氏がみんなの党の公募に応じ、義雄氏の説得にもかかわらず、5月中旬に道選挙区から出馬を表明。その狙いは崩れる。

 十勝の自民党道11区支部内では「『反自民』のみんなの党から長男が出馬するのを止められなかったのだから、義雄氏を支援するべきではない」との意見が噴出し、選挙協力には暗雲が垂れこめる。

 義雄氏の心境は複雑だ。5月30日の記者会見で賢一氏について、「(同じ)保守の立場なので、(自民新人と)共に当選して民主党を倒してほしい」と親心をのぞかせた。一方、賢一氏は「自分が実現したい政策を照らし合わせて、みんなの党を選択した」と“親離れ”を強調する。

 昭一氏の後継候補として、次期衆院選の道11区で擁立がささやかれる妻の郁子さん(51)は「お世話になった方に恩返しをしたい」として、今回の参院選では義雄氏と道選挙区の自民新人を支援。賢一氏とは距離を置く。

 義雄氏の周辺からは「2人とも票が取れなかったら中川ブランドは終わりだ」との声が漏れる。自民党帯広支部幹部は自嘲(じちょう)気味につぶやいた。「いつまでも中川家ばかりを頼りにする時代ではないかもしれない」

毎日新聞 2010年6月23日 1時35分

6803チバQ:2010/06/23(水) 22:42:25
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20100623-OYT8T00034.htm
誰を応援 首長苦悩
参院選2010


民主党現職の立候補予定者のパーティーに出席した奥山恵美子・仙台市長(右から2番目)ら県内の首長(4日、仙台市で) 昨夏の衆院選による政権交代以降、初の国政選挙となる参院選(24日公示)で、県内の市町村長が立候補予定者との距離を測りかねている。政権与党の民主党か、古くから付き合いのある自民党か、それとも両党と等距離か――。各陣営の事務所開きや集会が連日開かれ、応援要請が続々と届くが、乱立の構図も影響し、どこまで応じるか、頭を悩ませている。

 21日夜、栗原市内で開かれた市川一朗氏(73)を囲む会。あいさつに立った栗原市の佐藤勇市長は「首長なので他の候補者のマイクも持つが、心は市川さん」と力を込めた。

 市川氏は自民党現職で、市長も同党の元県議。16日の記者会見では「依頼があれば誰でもマイクを持つ」と公平さを強調したが、本人を前に、地元出身でもある市川氏支持を表明した形だ。

 民主党現職の桜井充氏(54)の支援を公言するのは岩沼市の井口経明市長。「桜井さんは市町村の状況を理解し、助言してくれる。(自分の)市長選でも世話になった」と語る。ほかの人も「呼ばれれば個人演説会ぐらいは顔を出す」という。

 大崎市の伊藤康志市長は現職2人の事務所開きに相次いで出席した。市川氏を応援する理由は「政治経験が豊富で即戦力」、桜井氏は「与党だから」。政権交代がなければ、従来通り自民党候補を推していたかもしれない、と明かす。

 また、ある町長は、桜井氏支援を呼びかける文書を県内の首長全員に送った。昨年の衆院選までは自民支持だったが、「町民の声を国政に反映させるには、政権与党の国会議員がパイプ役として必要」と力説する。

 ただ、大半は態度を鮮明にしていない。

 仙台市の奥山恵美子市長は「桜井さんのパーティーは出席したが、事務所開きの案内は断るし、公示後もマイクは握らない」。石巻市の亀山紘市長は「自民にも民主にも世話になっているので、要請があれば出席する」という立場だ。

 8人が名乗りを上げる混戦も首長たちを戸惑わせている。塩釜市の佐藤昭市長は「新人が市役所に来て熱い思いを語ったが、事務所開きは欠席した。一人行くと全部行かなきゃならなくなる」。亘理町の斎藤邦男町長も同様の理由で態度を保留している。

 「等距離」を守る首長の一人は本音を漏らす。「昨夏の民主党のマニフェスト(政権公約)は財源の裏づけが乏しく、地方行政を預かる立場から見て無理なものだった。かといって、今の自民党にも期待は持てない。ジレンマだ」

(2010年6月23日 読売新聞)

6804とはずがたり:2010/06/23(水) 22:43:20
>>6791
俺もなんやかんやと多忙です。。今迄は結構選挙時いつもヒマだったんですけど。。

>>6790
自民党が引っ張り出した岩国の方がまだ「正体知ってる」のでしょうけどまあ例の調子で評論家ぶり発揮するんでしょうね,秀征は。

6805チバQ:2010/06/23(水) 23:16:15
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100621ddm001010058000c.html
連立の行方:’10参院選/上 リセット狙う菅首相
 ◇消費増税、両刃の剣
 「福祉をつぶして税金を安くしたままでいいのか。国債発行を増やしてギリシャのように財政破綻(はたん)になっていいのか。消費税の逆進性をなくす軽減税率とか還付はしっかりやることを前提として、野党に議論を呼びかけている」。菅直人首相は20日、横浜市で街頭演説し、消費税引き上げの公約を訴えた。

 鳩山由紀夫前首相と民主党の小沢一郎前幹事長は参院選前の消費税論議を封印。「小鳩」辞任前の民主党内では、仙谷由人官房長官や玄葉光一郎政調会長らが消費税の引き上げを唱え、小沢系と非小沢系の対立点となっていた。参院選マニフェストには「次期衆院選後に税制の抜本改革を行う」ことを盛り込む方向だったが、菅首相の誕生後、「早期結論をめざして、消費税を含む税制の抜本改革に関する協議を超党派で開始」に変わった。

 菅首相は16日、玄葉氏を官邸に呼び「消費税引き上げの時期に明確に踏み込みたい」と伝えた。マニフェストを発表した17日の記者会見では「今年度内に消費税に関する改革案をとりまとめていきたい」と表明。玄葉氏は引き上げ時期について「衆院選後だと思うが、12年度秋が最速」との補足説明に追われた。

 首相を前のめりにさせたのは「脱小沢」路線への世論の高い支持だ。増税論議もその一環としてなら理解を得やすい。「菅人気」を頼りに選挙戦に臨む党内も表立っては反論しにくい。輿石東参院議員会長は17日、党本部で枝野幸男幹事長に「(首相の意向は)聞いている。やればいい」と容認姿勢を示した。

 参院選に勝てば「財政再建」を旗印に政局の主導権を手にできる。連立を組む国民新党は消費税上げに反対しており、「第三極」勢力や自民党の一部を取り込む「連立組み替え」も視野に入ってくる。「政治とカネ」問題などとともに、衆院選マニフェストのバラマキ路線も小鳩体制の負の遺産として一気にリセットし、本格政権につなげる勝負の選挙と首相は位置づけた。

 民主党内の小沢氏支持グループが9月の党代表選で「菅降ろし」に動けば、「衆院解散カード」で対抗することも可能。小泉純一郎元首相が自民党内の抵抗勢力との戦いをアピールして01年参院選で圧勝し、郵政民営化反対派を05年の衆院解散・総選挙で封じた先例が首相の念頭にあるのは間違いない。引き上げの実施を衆院選後と宣言する「解散とのリンケージ」(党幹部)は小沢グループへのけん制にもなっている。

 ただ、無駄遣い削減による財源捻出(ねんしゅつ)は思うように進まず、官邸筋は「消費税率は16、17%ないと帳尻が合わない」と指摘する。民主党の従来の主張は消費税と年金制度改革とのセットだったが、仙谷氏は「別に制度設計した方が混乱は少ない」と切り離す考えを示した。消費税論議を急いだ末に参院選で支持を得られなければ、すべてのシナリオが崩れる。菅首相にとっては両刃の剣だ。【須藤孝】

    ◇

 参院選(7月11日投票)の公示が24日に迫った。民主党が単独過半数を確保すれば21年ぶりに1政党が衆参両院の過半数を握る。93年の細川内閣発足以降、常態化した連立政権が続くのか、組み替えにつながるのか。与野党の思惑を探る。

6806チバQ:2010/06/23(水) 23:16:47
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100622ddm001010007000c.html
連立の行方:’10参院選/中 自民まずは「ねじれ」再現
 ◇失策頼み、分裂の不安
 「参院で与党の多数を絶対阻止する。これは国民から与えられた使命だ」。自民党の谷垣禎一総裁は19日、盛岡市で開かれた自民党岩手県連の総決起大会で訴えた。

 自民党は04、07年参院選で続けて敗北。福田、麻生政権は衆参の多数派が異なる「ねじれ国会」に苦しみ、昨年の衆院選で野党に転落した。政権奪還へ向け今回の参院選で自民党が狙うのはねじれの再現。与党を過半数割れさせられなければ、総裁を辞任する意向を谷垣氏は表明している。

 定数242の参院で自民党の現有議席は71(非改選33)。民主党の116(同62)との差は大きく、半数を改選する1回の選挙で第1党の座を奪い返すのは難しい。1月の党大会で採択した運動方針では参院選を「反転攻勢のチャンス」と位置付け、改選議席の獲得数で民主党を上回る「改選第1党」を目標に掲げた。そこから将来の政権奪取につなげる長期戦略だ。

 鳩山由紀夫前首相が普天間飛行場移設問題で迷走していた5月中旬、自民党が改選数1の29選挙区で情勢を調査したところ、同党候補の22勝7敗という好結果が出た。改選数2以上の18選挙区で最低1議席ずつ確保し、比例代表を合わせれば50議席に手が届く−−。期待が膨らんだのもつかの間、首相交代で自民党は劣勢に逆戻り。谷垣氏は勝敗ラインを「与党過半数割れ」に引き下げた。

 与党の失策頼みで、党改革が思うに任せない自民党の現状があぶり出された。業界・団体が相次いで離反する中、今月上旬には党幹部が手分けして東京都内の企業約100社を個別に訪問。激励も受けたが、門前払いも多く、「大企業の役員を訪ねて票になるはずがない」と従来の発想から抜けきれない党執行部への不満も漏れた。

 参院選公約に「消費税率10%」を明記し「責任政党」の意気込みもみせた。野党が増税を公約して選挙に臨むのは世界的にも異例だが、菅直人首相が同調してきたのが誤算だった。与党と同じ土俵で戦うのは分が悪い。憲法改正など「保守回帰」を強めれば、支持層を狭める懸念がつきまとう。

 野党全体で何とか過半数を確保できたとしても、共産党と政策面の協力は難しいうえ、「第三極」勢力の一部が民主党との連携に動けば法案成立を阻止できない。ねじれを再現できなければ、政権復帰は大きく遠のく。中堅・若手議員の間では「自民党は求心力を失い分裂するのではないか」(政務官経験者)との危機感も広がる。

 8日夜、後藤田正純元内閣府政務官、平井卓也元副国土交通相ら派閥に属さない当選4回以下の議員約10人が東京都内の飲食店に集まった。「ポスト谷垣」が話題の中心となり「参院選の負け方しだいだ。みんなの党の渡辺喜美代表と組んでもいい」と、党を割っての政界再編も議論された。【中田卓二】

6807チバQ:2010/06/23(水) 23:17:23
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100623ddm001010007000c.html
連立の行方:’10参院選/下 「同床異夢」の第三極
 「官僚をあれだけ批判していた菅直人さんが首相になった途端、なぜ消費税増税なのか。いきなり官僚融和路線だ」。21日夕、みんなの党の渡辺喜美代表は菅首相の地元・JR武蔵小金井駅前(東京都小金井市)で声を張り上げた。毎日新聞の世論調査で5月に9%に達した同党の政党支持率は菅政権発足後、5%へと失速。危機感を募らせていたところで菅首相が公約した消費税引き上げは、絶好の反撃材料となった。

 民主党でも自民党でもない「第三極」として参院のキャスチングボートを握り、政界再編につなげる−−。新党勢力が描く共通の戦略だ。中でもみんなの党はもともと主張が民主党と近く、「民・みん」連立の可能性もささやかれる。渡辺氏は「民主党は『みんなの党と変わらない』と訴え、小鳩政権が失った票を取り戻そうとしている」と危機感を募らせ、連立参加を明確に否定。参院選後の自らの手足を縛るジレンマも抱えながら、民主党批判を強めている。

 「反民主」を掲げ4月に相次いで誕生した新党も民主党の復調に苦しむ。公認辞退が後を絶たず、立候補を断念した元地方議員は「民主党の支持率回復で新党は目算が狂った」と率直に語る。

 新党改革の舛添要一代表は菅首相の「脱小沢」路線を歓迎し、民主党との連携を否定しない方向へ軌道修正。舛添氏の「知名度頼み」という結党以来の弱点を克服できず、民主党を巻き込んだ政界再編に活路を見いだしたい思惑もにじむ。たちあがれ日本の園田博之幹事長は22日、日本創新党との選挙協力を発表し「合併に向かう可能性は大いにある」と踏み込んだ。新党の連携も始まっている。

 10年ぶりに野党に転じた公明党は通常国会で子ども手当法などに賛成したが、民主党への拒否感は支持者に根強く、九州などでは自民党との選挙協力も残る。「元祖・第三極」として政権批判を強め、与党を過半数割れに追い込むのが基本方針だ。山口那津男代表は22日、「連立政権を組む考えはない」と明言する一方、「政策を実現するにはどうしたら良いのかを考えていく」とも述べた。公明党議員の一人は「うちは単独では政策を実現できない。関ケ原の戦いを前に東軍、西軍どちらにつくか見ている状況」と解説。政策ごとの部分連合や閣外協力に含みを残す。

 連立の行方をにらみ「同床異夢」の第三極勢力。生き残りをかけて参院選に臨む。【岡崎大輔、塙和也】

6808チバQ:2010/06/23(水) 23:23:10
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100623/plt1006231609003-n2.htm
絶縁状は“方便”? 民主「抱きつき作戦」に“みんな”苦戦2010.06.23
印刷する.


. 夏の参院選「7・11」が近づく中、民主党とみんなの党の間で熾烈な無党派層争奪バトルが勃発している。菅直人首相誕生でV字回復した民主党が、みんなの党の連立政権入りを吹聴して、同党に傾いていた無党派層をはがしにかかる「抱きつき」作戦を展開すれば、みんなの党は民主政権に“絶縁状”を突きつけ、支持層食い止めに躍起なのだ。勝敗を左右する無党派層の動向。果たして軍配は−。

 みんなの党の渡辺喜美代表(58)は街頭演説などで連日、首相への“口撃”を繰り返している。

 首相が「打倒・霞が関」路線から一転、融和路線に変節したことを「見損なった!」とバッサリ。首相の消費税10%発言も「自民党を参考にした“便乗値上げ”」「『たくさん集めて、たくさん配る』のが官僚政治の真骨頂。(増税などで)官僚に取り込まれた菅氏は『クサカンムリ』がとれて『官内閣』だ」と語気を強める。

 対する菅首相。衆院本会議での代表質問で「あまり挑発に乗らないようにしたい」と答弁したように、安全運転に徹している。周辺は「街頭演説をみてもまだ本気を出していない。公示後から全開モードだ」とみる。

 「民主vsみんな」。両党の現状は明暗がくっきりと表れている。

 民主党は、昨年に続く2度目の「脱小沢」作戦がまたもや成功し、一気に息を吹き返した。一方、みんなの党は民主党に失望した無党派層の受け皿として支持を拡大し参院選の「台風の目」と注目されてきたが、「民主再起動」のあおりを受け、支持率が失速気味なのだ=表参照。

 選挙予測で定評のある政治広報システム研究所の久保田正志代表も、「首相交代効果で比例票は民主に戻り、最もワリを食うのはみんなの党だ」と分析。参院選のみんなの党獲得議席は「9」と予測する。

 それでも、渡辺代表は「みんなの党でないとダメだという人は微動だにしていない」と強気を崩さず、2ケタ議席獲得を目標にしているが、民主党側から「無党派層対策」として、こんな風評が流され困惑気味の様子なのだという。

 「『参院選後、みんなの党は政権入りする。だから、比例は民主党に投票してもらっても同じだ』と吹聴し、みんなの党支持の無党派層を引っぺがそうとしている」(党関係者)。いわば「抱きつき作戦」を展開されているというのだ。

 背景には参院選後の「民・み」政権誕生との見方がある。V字回復しても民主党の単独過半数獲得はなお厳しい−。こんな見立てがくすぶっているからだ。

 実際、首相は22日の党首討論会で、参院選の結果、衆参で与野党勢力が逆転する“ねじれ”になった場合、「どの党か、どの勢力かわからないが、いろんな人と話をしないといけない」と、野党に連立参加を呼びかける考えを明かした。

 こうした「民・み」政権の可能性について、江田憲司幹事長が「民主党との連立は自殺行為」と絶縁宣言すれば、渡辺氏も「参院選後にみんなの党がキャスチングボートを握っても、ゲートキーパーとして民主の『亡国政策』を排除する」と反民主路線を鮮明にする。

 消費税増税をブチ上げた民主に対し「無駄排除など増税の前にやるべきことがある」(渡辺氏)と猛反発のみんなの党。「民・み」の距離は遠ざかっているとの見方がある一方、選挙前の“方便”との声も消えない。

 政治評論家の浅川博忠氏は、「みんなの党が距離を置く姿勢をみせているのは、参院選後の政策合意などで高く売ろうとしている裏返しではないか。民主の『抱きつき』作戦は『民・み』連立政権を見越したサインだ」と話しているが…。

6809チバQ:2010/06/23(水) 23:25:21
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100623/stt1006232113008-n1.htm
首相、異例の「大阪第一声」、参院選あす公示
2010.6.23 21:12
 第22回参院選は24日公示される。非改選と合わせて民主党と国民新党の与党両党が過半数(122議席)を獲得できるかが焦点。7月11日の投票に向け、17日間の選挙戦が幕を開ける。

 届け出は、選挙区は各都道府県選管、比例代表選挙は中央選管(総務省)で、それぞれ24日午前8時半から始まり、午後5時に締め切られる。選挙区(改選数73)は改選5の5人区が東京、3人区は千葉、大阪など5府県、2人区は北海道、茨城など12道府県、1人区は29県。このほか比例代表(改選数48)がある。

 各党党首らは24日午前、各地の繁華街などで街頭演説に立つ。菅直人首相(民主党代表)は大阪市内、自民党の谷垣禎一総裁は甲府市内で第一声を行う。

 民主党は、鳩山由紀夫前首相が昨夏の衆院選を大阪で始めたのに続く「大阪スタート」。首相の東京以外での第一声は異例だ。

 平成19年の前回参院選では、小沢一郎代表(当時)が初日を大都市ではない岡山から始めて「川上作戦」と注目された。川の上流の農村部で演説会を繰り返し、評判を下流の都市部に広げる小沢流手法だが、菅首相は無党派層を狙う路線へ回帰。ここでも「脱小沢」化を演出する。

 一方、過去2回の参院選を都内でスタートさせた自民党は今回、日教組出身で民主党参院の「ドン」輿石(こしいし)東(あずま)参院議員会長の選挙区を第一声に選んだ。民主党批判と保守票掘り起こしの象徴選挙区として山梨を印象付けたい考えだ。

http://mainichi.jp/area/shimane/news/20100623ddlk32010628000c.html
2010参院選:4陣営、準備万全 政権の行方左右−−あす公示 /島根
 第22回参院選が24日、公示される。島根選挙区(改選数1)には、いずれも新人の4人が立候補を表明しており、激戦が予想される。09年衆院選による政権交代で、民主党政権が誕生してから初めての国政選挙。結果が、鳩山内閣から代わった菅内閣の行方に大きな影響を与えるのは必至だ。公示直前になって、菅直人首相は、消費税をめぐる議論を始めると明言。消費税増税が大きなテーマに浮上してきた。投開票は7月11日。

 ●岩田陣営

 民主の岩田浩岳氏(34)は24日午前9時から、松江市津田町の事務所で出陣式を開く。午前10時からJR松江駅前で行う第一声には、枝野幸男・党幹事長が駆けつけてマイクを握る。同党の安住淳・選対委員長は来県した際、「最も重視すべき選挙区。主要な幹部らを投入する」と意気込みを語っていた。岩田氏は5月末からは各地で決起集会を開催。今月19日の松江市での集会は1000人(主催者発表)が集まった。

 ●青木陣営

 4人の中で最も遅い5月20日に出馬表明した自民の青木一彦氏(49)は、同22日から隠岐を除く県内を地域支部単位で回り始め、今月21日に2巡目を終えた。洲浜繁達・選対本部長は「戦える状況は整った」と手応えを語る一方、青木氏の父幹雄氏(76)と比べて「浸透度はまだまだ」と気を引き締める。24日は午前9時から松江市殿町の事務所で出陣式を行い、同9時半から、県庁前で第一声を行う。

 ●石飛陣営

 共産の石飛育久氏(32)は、昨年の衆院選に続く立候補。先月から今月にかけての県内キャラバンでは約300カ所を回った。街頭演説では、医療、雇用の充実や消費税増税反対を訴える。24日は、松江市袖師町の事務所前で出陣式・第一声をあげ、尾村利成県議とともに松江市内のスーパー前など12カ所を回る予定。渡部昇・選対部長は「共産党が伸びてこそ、消費税増税をストップできる」と力を込める。

 ●桜内陣営

 みんなの桜内朋雄氏(41)は、安来市や旧平田市などで精力的に街宣活動を続けている。24日は松江市東津田町の事務所で午前9時半から出陣式を行い、元衆院議員の錦織淳氏とともに第一声をあげ、おじの故・桜内義雄元衆院議長が地盤としていた旧広瀬町、旧伯太町などの安来市から街宣活動を開始する。今週末には柿沢未途衆院議員とともに、JR三江線沿線など中山間部を回り、支持を呼びかける

6810チバQ:2010/06/23(水) 23:27:18
民主党
6月24日(木)
▼菅直人代表(総理)
 9:40メド〜  大阪 高島屋大阪店前(大阪市中央区難波5ー1ー5)
 10:55メド〜 兵庫 大丸神戸店前(神戸市中央区明石町40)

▼枝野幸男幹事長
 10:00メド〜 島根 松江駅前
 10:55メド〜 島根 島根大学前(松江市西川津町1060)
 12:20メド〜 島根 ショッパーズ前(安来市安来町865ー1)
 14:20メド〜 島根 ひろせショッピングセンター前(安来市広瀬町広瀬1818)
 17:20メド〜 鳥取 境港市出陣式(境港市上道町3147)
 18:30メド〜 鳥取 米子市公会堂前(米子市角盤町2ー61)

▼玄葉光一郎政策調査会長
         北海道 調整中
 16:00メド〜 秋田 JR秋田駅前

▼細野豪志幹事長代理
山形 調整中
宮城 調整中

▼安住淳選対委員長
 9:30メド〜 埼玉 浦和駅西口
 10:00メド〜 埼玉 大野もとひろ事務所(さいたま市浦和区高砂3−6−19)

▼小宮山洋子財務委員長
 8:30メド〜 徳島 徳島市藍場浜公園
         香川 調整中

▼石井一副代表
 8:30メド〜 和歌山 島くみこ事務所(和歌山市鷺の森明神丁10)
 9:30メド〜  和歌山 和歌山市役所前
 10:30メド〜 和歌山 エバグリーン新中島
 11:30メド〜 和歌山 高松メッサ

▼山岡賢次副代表
 9:20メド〜 山口 山口市中央公園

▼鳩山由紀夫前代表
 18:30メド〜 大阪 南海堺東駅前

▼渡部恒三元最高顧問
 10:30メド〜 熊本 道の駅「通潤橋」
 11:30メド〜 熊本 清和文楽の里

6811チバQ:2010/06/23(水) 23:27:56
▼原口一博総務大臣
 9:00メド〜  長崎 大波止ドラゴンプロムナード横広場
 10:30メド〜 長崎 長崎市内鉄橋(てつばし)
 12:00メド〜 佐賀 佐賀市役所前
 12:25メド〜 佐賀 佐賀玉屋前
 12:50メド〜 佐賀 佐賀県庁南
 13:20メド〜 佐賀 ゆめタウン南
 15:45メド〜 福岡 JR須恵中央駅前
 16:35メド〜 福岡 天神イズム前

▼岡田克也外務大臣
 9:30メド〜  神奈川 JR桜木町駅前広場
 10:05メド〜 神奈川 ちば景子事務所(横浜市中区弁天通2-21アトム関内ビル3F)
 10:35メド〜 神奈川 かねこ洋一事務所(横浜市中区翁町1-4-14浜吉ビル2F)
 11:30メド〜 神奈川 川崎駅東口
 14:20メド〜 千葉 JR稲毛駅前
 16:20メド〜 千葉 松戸駅西口

▼野田佳彦財務大臣
 9:15メド〜  青森 青森駅前公園
 10:00メド〜 青森 県庁横青森公園

▼長妻昭厚生労働大臣
         山形 調整中
        埼玉 調整中

▼前原誠司国土交通大臣
 10:00メド〜 富山 環水公園親水広場
 11:30メド〜 富山 富山駅前CIC前広場
 13:00メド〜 石川 金沢市武蔵が辻「名鉄エムザ」前
 14:45メド〜 福井 ユース金津店前
 15:30メド〜 福井 ユース丸岡店

▼小沢鋭仁環境大臣
 9:30メド〜  山梨 輿石東総合選対事務所前(甲府市西高橋町194-1)
 19:00メド〜 山梨 かいてらす(山梨県地場産業センター)

▼仙谷由人内閣官房長官
 10:00メド〜 東京 新宿駅東口

▼中井洽国家公安委員長>
 15:45メド〜 愛知 豊橋駅ペデストリアンデッキ

▼玄葉光一郎政策調査会長
         北海道 調整中
 16:00メド〜 秋田 JR秋田駅前


▼蓮舫行政刷新担当大臣
 19:00メド〜 静岡 浜松駅北口

▼古川元久内閣官房副長官
         高知 調整中
         愛媛 調整中

▼馬淵澄夫国土交通副大臣
 9:00メド〜 鹿児島 かきうち弘一郎事務所(鹿児島市荒田1−14−11)
 10:00メド〜 鹿児島 鹿児島中央駅前
 12:20メド〜 宮崎  宮崎市高千穂通 カリーノ前
 15:10メド〜 宮崎  日向市駅前

6812チバQ:2010/06/23(水) 23:29:12
自民党

大島理森 幹事長 − 北海道・大阪府・滋賀県 −
 9:00〜 9:36 大通り西3丁目駅前通り(札幌市)
14:30〜15:30 難波高島屋前(大阪市)
17:10〜17:25 武村事務所(長浜市八幡中山町96)

石破茂 政調会長 − 鳥取県 −
 8:30〜 9:30 浜田・東部事務所(鳥取市本町1−209)
10:00〜10:30 浜田・八頭事務所(八頭郡八頭町宮谷202)
13:00〜13:40 浜田・中部事務所(倉吉市東巌城町472)
16:00〜16:40 米子駅前だんだん広場(JR米子駅前東側)
17:30〜18:10 浜田・境港事務所(境港市湊町152)

小池百合子 広報本部長 − 沖縄県 −
 8:30〜 9:00 国道58号久茂地交差点
 9:35〜 9:45 豊見城市上田交差点

小泉進次郎 衆議院議員 − 神奈川県 −
12:00〜13:00 桜木町駅前
14:00〜15:00 上大岡駅前
16:00〜17:00 立場駅前

6813チバQ:2010/06/23(水) 23:30:15
みんなの党
6月24日 木曜

09:30〜 かわい純一出陣式(第一声) 静岡駅北口地下通路
11:15〜 名古屋駅東口ロータリー前 
13:40〜 横浜駅西口 
16:00〜 JR千葉駅東口クリスタルドーム前 
17:00〜 池袋駅東口 
18:00〜 新宿駅西口

 弁士: 渡辺喜美代表ほか


10:30〜 梅田ヨドバシカメラ前
12:30〜 元町大丸前(神戸市)
13:30〜 JR六甲道駅前
14:30〜 JR芦屋駅前
15:30〜 西宮北口駅前
16:30〜 阪急宝塚駅前
17:30〜 阪急川西能勢口駅前

 弁士: 江田憲司幹事長ほか


11:00〜 横浜駅西口
13:40〜 横浜駅西口

 弁士: 浅尾慶一郎政調会長ほか

6814チバQ:2010/06/23(水) 23:36:34
09年衆院選は
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/3508
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/3626
鳩山:大阪
菅 :東京
岡田:福岡

麻生首相「第一声」は八王子

6815とはずがたり:2010/06/24(木) 15:07:47

前回群馬5区に候補者立てられなかったのと同様今回沖縄に立てられないってのは批判を浴びても仕方がないなぁ。。

参院選公示:沖縄選挙区4人が届け出
http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20100624rky00m010003000c.html

 7月11日投開票の第22回参院選は24日公示され、沖縄選挙区(改選1議席)には午前8時30分の受付開始と同時に現職1人、新人3人が立候補を届け出た。米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を明記した日米共同声明の是非をはじめ消費税増税、新たな沖縄振興の方向性などを主な争点に、17日間の選挙戦がスタートした。

 24日午前9時現在の沖縄選挙区の立候補者は次の通り。(敬称略、届け出順。年齢は投票日基準) 

山城博治(57)=無所属・新 社民、社大推薦 

伊集唯行(59)=無所属・新 共産推薦 

金城竜郎(46)=幸福実現・新 

島尻安伊子(45)=自民公認・現 たちあがれ日本推薦、公明県本支持 

【琉球新報電子版】

(琉球新報)

6816とはずがたり:2010/06/24(木) 15:20:40

みんなの擁立がどう出るかなぁ。保守県熊本だけに民主が不利っぽいけど。。


24日公示 政権評価や消費税 争点に 5氏が立候補予定 17日間の選挙戦へ
2010年06月24日 14:22
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2010sanin/kiji/kumamoto/20100624/20100624_0001.shtml

 参院選は24日公示され、7月11日の投開票日に向けて17日間の選挙戦に突入する。熊本選挙区(改選数1)にはこれまでに現職1人、新人4人の計5人が立候補を表明。9カ月間の民主党政権への評価や消費税率引き上げ、地域活性化策などが争点となりそうだ。

 立候補を予定しているのは、民主党新人の本田浩一氏(43)=国民新党推薦▽自民党現職の松村祥史氏(46)=たちあがれ日本推薦▽共産党新人の安達安人氏(54)▽みんなの党新人の本田顕子氏(38)▽日本創新党新人の前田武男氏(53)。

 本田浩一氏は午前10時半、山都町下市の道の駅「通潤橋」で第一声。渡部恒三元衆院副議長が駆けつける。口蹄疫(こうていえき)を警戒し、出発式は行わない。

 松村氏は午前9時すぎから八代市宮地町の事務所で第一声。熊本市内などを遊説し、午後6時から同市辛島町の辛島公園で出陣式に臨む。

 安達氏は午前9時半、熊本市神水1丁目の神水公園で出発式。市内の商業施設や市東部の住宅街などを回り、18カ所で街頭演説を予定する。

 本田顕子氏は午前10時、熊本市花園4丁目の本妙寺・仁王門前で出陣式。その後、熊本市内を遊説し、公園や市街地を中心に街頭に立つ。

 前田氏は午前11時、熊本市新町の事務所で出陣式を行い、地元商店街などを徒歩であいさつ回りした後、選挙カーで熊本市内を遊説する。

 立候補受け付けは24日午前8時半から午後5時まで、熊本市の県庁地下会議室で。投票は7月11日午前7時から午後8時(一部地域は繰り上げ)、県内約1080カ所で行われる。

    ×      ×

 ●5陣営 かく戦う

 熊本選挙区の5人の立候補予定者は有権者に何を訴え、どう支持拡大を図るのか。各陣営の責任者に聞いた。

 ●政権交代の成果を強調

 ▼民主 本田浩一氏陣営

 鎌田聡・総合選挙対策本部長代行 昨年の政権交代で子ども手当や事業仕分け、水俣病被害者の救済などの成果を上げ、税金の使い方を大きく見直した。参院選は今後も安定した政権を続けていく上での中間テスト。何としても勝利しなければならない。

 初めて与党として臨む参院選は、今までとは勝手が違う。他党の批判ではなく、財政再建など菅直人内閣が打ち出す政策を前面に出し、国民が望む政策をきちんと実現できるのは政権与党だということを訴えていく。

6817とはずがたり:2010/06/24(木) 15:21:10
>>6816-6817

 ●「稼げる県」の実現策を

 ▼自民 松村祥史氏陣営

 前川收(おさむ)・党県連選対事務総長 米軍普天間飛行場の移設や「政治とカネ」の問題など、民主党政権への疑問や不安が国民に広がっている。民主の政策は一貫性がなく、政権担当能力もない。熊本選挙区で6年前に得た改選議席を死守し、民主の過半数獲得を阻止しなければならない。

 熊本を「稼げる県」にするために、経済浮揚、景気回復、雇用対策を中心に訴える。街頭演説に力を入れ、熊本市を最重点区としながらも、県内一円をくまなく回り、党の政策を浸透させたい。

 ●消費税の増税強く反対

 ▼共産 安達安人氏陣営

 小田憲郎・党県委員会選対部長 法人税減税とセットになった消費税増税に断固反対する姿勢を打ち出す。消費税は1989年の導入以来、福祉に使われていない。庶民の暮らしを直撃する政策を絶対に許すことは出来ない。
 製造業への派遣労働の原則禁止も訴えていく。収入が安定せず、将来設計ができない働き方では、若者が結婚や子育てをすることはできない。投開票日までに街頭演説千回とミニ集会への参加者1万人を掲げ、有権者に直接訴えていく。

 ●公務員改革を断行する

 ▼みんな 本田顕子氏陣営

 野田和彦事務長 民主も自民も支援を受ける組織としがらみがあり、国民が期待する改革はできない。公務員制度の改革を断行し、国民から信頼される政治はしがらみのない、みんなの党にしか実現できないことを訴えていく。薬剤師という強みを生かし「健康と命を守る」政治もアピールしたい。

 県内をくまなく回るが、都市部での街頭演説が運動の中心になる。無党派層はもちろん、民主や自民の支持層にも、わが党の政策を広く訴え、取り込んでいきたい。

 ●無党派層の受け皿狙う

 ▼創新 前田武男氏陣営

 小場佐礼治・選対本部長 民主党や自民党政治にしらけた無党派層の受け皿を目指す。今、一番問われているのは国会議員の資質だ。日本を変えたいという前田の強い思いと、しがらみのない日本創新党の可能性を訴えていきたい。

 公示後は主に事務所で若者との意見交換会を開いたり、熊本市を中心に街頭演説を重ねる。前横浜市長の中田宏代表幹事にも応援に来てもらい、支援の輪を広げていく。政治に無関心といわれる20―40代に投票を呼び掛けていきたい。


=2010/06/24付 西日本新聞朝刊=

6818とはずがたり:2010/06/24(木) 15:23:59

【情勢 2010参院選くまもと 上】民主 気をもむ「風」の行方
2010年06月21日 00:06
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2010sanin/kiji/kumamoto/20100620/20100620_0001.shtml

熊本市の繁華街で買い物客と握手する参院選熊本選挙区の立候補予定者
 「よかったな」「しっかり頑張れよ」−。民主新人の本田浩一(43)は、菅直人が新首相に就いた4日以降、様変わりした街の雰囲気に戸惑いすら感じている。街頭演説に立ち止まる人の数が変わった。目の前を通り過ぎるばかりだった人たちが手を振ってくれる。

 急落した民主党政権の支持率は菅政権誕生で「V字回復」。沖縄の米軍普天間飛行場の移設や「政治とカネ」問題で「党名を出すこともはばかられた」(陣営幹部)5月から状況は一変した。

 12日午後の熊本市のアーケード街。本田がぐっと背筋を伸ばし、声を張り上げた。

 「民主党は生まれ変わり菅首相の下で新しい政治をつくっていきます」。

   ■    ■

 「無名の新人」。陣営は本田をそう称する。

 会社勤務を経て前官房副長官の松野頼久の私設秘書に。昨年12月、民主県連に名乗りを上げた県議ら5人の中から公認候補に決まった。決め手は、保守層にも浸透する松野の後ろ盾。県連は「自民支持票の取り込みを狙える」強みに賭けた。

 その松野は菅内閣では官房副長官を外れ「国会閉会後は熊本に張り付く」。12日は熊本市、13日は人吉球磨地方を二人三脚で遊説した。「松野と回ると自民の看板を掲げる家からも人が集まる」。陣営は松野の“顔”への期待を隠さない。

 県連は政権交代後、政権幹部を次々と熊本入りさせる手を打ってきた。

 昨年12月には農林水産副大臣の郡司彰。5月には国土交通副大臣の馬淵澄夫。鳩山由紀夫は首相として初めて5月1日の水俣病犠牲者慰霊式に参列した。公示後は、水俣病未認定患者救済策で奔走した環境副大臣の田島一成も来援する予定だ。

 知名度の低さを逆手に本田の「しがらみのなさ」を押し出す一方、「与党」の威光は存分に活用する。自民支持一辺倒だった県農政連が自主投票を決めるなど、その効果は徐々に表れつつある。

   ■    ■

 13日夕。植木町のホールであった本田の植木地区総決起集会。「まだまだ動きが鈍い」。会場を埋めた労組関係者ら約100人を前に熱弁を振るう本田を眺めながら、ある国会議員秘書は楽観論を自ら戒めた。

 政権獲得後も民主の組織力は自民には遠く及ばない。県議の数は自民の34人に対し、民主は熊本市選出の2人。そもそも県内の党員は250人にすぎない。全国的に自民が大敗した昨夏の衆院選でも3議席を死守した「保守王国」の切り崩しは容易ではない。

 3月に本田推薦を決めた民主最大の支援組織「連合熊本」。会長として6万5千人の組合員を率いる手嶋一弘は言った。

 「確かに民主支持が持ち直して戦いやすくはなった。ただ3年前(の前回参院選)ほどの風の勢いはない」。

 「追い風」再来に期待を託す県連。だが、まだ何も成し遂げてはいない新政権への期待は瞬時に失望に変わる危うさと隣り合わせだ。「風」の行方に気をもみながら、陣営は選挙戦に突入しようとしている。

(敬称略)

   ◇   ◇

 歴史的な政権交代から9カ月。民主政権の「初審判」となる参院選(24日公示、7月11日投開票)が目前に迫った。5人が立候補を表明し、混戦模様となった熊本選挙区(改選数1)の公示直前情勢を紹介する。

    ×      ×

●立候補予定者
本田 浩一 43 元衆院議員秘書  民新
松村 祥史 46 元経済産業政務官 自現
安達 安人 54 党県委員     共新
本田 顕子 38 薬剤師      み新
前田 武男 53 婦人服店経営   諸新

=2010/06/19付 西日本新聞朝刊=

6819とはずがたり:2010/06/24(木) 15:25:02
>有力支持団体の県医師連盟や県歯科医師連盟は、松村とともに、民主新人の本田浩一(43)を推薦することを決めた。

【情勢 2010参院選くまもと 中】自民 余裕一変、深まる苦悩
2010年06月21日 00:13
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2010sanin/kiji/kumamoto/20100621/20100621_0001.shtml

選対会議で業界団体の幹部に参院選の協力を呼び掛ける関係者
 「支持率が回復した民主党と違って、こちらは声を掛けた人しか票が入らない。何としても皆さんに協力してほしい」

 17日、自民党県連が建設業協会など業界幹部を集めて開いた選対会議。上座に並んだ約100人を前に、幹事長の前川收は現職の松村祥史(46)への支援を丁重に呼び掛けた。

 この日、県連が要請したのは、熊本市での「ローラー作戦」。24日の公示日から投開票日前日まで、知人や友人を余すところなく訪ねてもらい、確実な支持を積み重ねる伝統的な手法だ。

 2007年の前回参院選。当時の自民現職は民主新人に大票田の熊本市で4万票の大差をつけられ、8千票差で惜敗した。県連は、今回も無党派層が多い市内の得票が当落を左右するとみて、組織による積み上げを期待する。

 ただ団体側には、昨年の政権交代を受け、自民一辺倒の支援態勢を見直す動きも広がる。有力支持団体の県医師連盟や県歯科医師連盟は、松村とともに、民主新人の本田浩一(43)を推薦することを決めた。

 「どちらをやるかは会員の判断に委ねる。従来のように組織的に自民で動くことはない」。2人の推薦を決めた団体幹部はこう言い切った。

   ■   ■

 あさぎり町出身の松村は比例代表からのくら替えを目指し、昨年12月、県連が参院選で初めて実施した公募に手を挙げ、予備選を勝ち抜いた。

 その2週間後には熊本市の交差点などで朝のつじ立ちを開始。「県内を草の根で回り、政治への不安や不満をしっかり聞きたい」と、無党派層を意識した前哨戦を続けてきた。鳩山由紀夫内閣は支持率低下が続き「党選対の調査でも順調に支持を伸ばしてきた」(河村建夫選対局長)。県連には余裕すら漂っていた。

 だが菅直人政権誕生という国政の大転換のあおりで、引き寄せたかにみえた民意は一転、不確かなものになりつつある。

 「まるで前回参院選や、昨年の衆院選の悪夢を見ているようだ」。県連幹部からは、ぼやき節も漏れる。

 17日夜の総決起大会。松村は主地盤の人吉市で支援者約1500人の前に立った。

 「厳しい厳しい野党での戦い。何とか地元で支持をいただき、大票田にも援護射撃してほしい」

   ■   ■

 危機感を強める県連は、組織選挙への回帰を急ぐ。34人の県議には、県内を網羅する地域ごとの選対設置を指示。固い支持基盤を誇る連立政権時代の「友党」にも、熱い視線を送る。

 12日昼、県内の自民衆院議員の事務所には、公明党の支持母体・創価学会幹部の姿があった。

 選挙区での松村支援の引き換えに、比例代表で公明への協力を求める幹部。議員は応じた。「できる限りのことはやります」。系列県議に協力を呼び掛け、後援会名簿も提供を検討するという。

 不確かな個人票より手堅い組織票−。県連の選択は保守地盤の強い熊本にあって、ある種の常道ではある。しかしそこには「野党自民党」がいまだ、都市型の新たな支持層をつかみかねている現実も映る。

 「今回の選挙は『風頼み』では勝てない。はっきり腹を決めた」

 選挙実務を取り仕切る幹事長、前川の顔に、党の苦悩がにじんだ。
 (敬称略)
=2010/06/20付 西日本新聞朝刊=

6820とはずがたり:2010/06/24(木) 15:26:56
>>6818-6820
前回民主が4万票の大差をつけた熊本でみんなと創新が頑張ったら矢張り不利だな。。

【情勢 2010参院選くまもと 下】第三極 県都の無党派層狙う
2010年06月21日 14:27
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2010sanin/kiji/kumamoto/20100621/20100621_0002.shtml

熊本市の繁華街で支持を訴える参院選熊本選挙区の立候補予定者ら
 国会閉会後、初の週末を迎えた19日午後4時すぎ。熊本市中心部の下通アーケードで、かつて薬害エイズ事件の被害者として注目を集めた青年が声を張り上げた。

 「労働組合に支えられた民主党に公務員制度改革はできない。しがらみのない私たちの党なら、必ずやれます」

 みんなの党副幹事長の参院議員川田龍平(34)。同党の新人本田顕子(38)の応援で熊本入りした。2人は行き交う買い物客と握手を繰り返した。

 「皆さんの健康を守る法整備のため、川田さんと国会で一緒にやらせてください」。本田は訴えた。

 この3時間前、下通にはもう一人「有名人」が姿を見せた。前横浜市長の中田宏(45)。地方自治体の首長や首長経験者が結成した政治団体「日本創新党」の代表幹事。中田も同党新人の前田武男(53)の応援に駆け付けた。

 中田は演説前の集会で「民主党の子ども手当も、自民党の定額給付金もばらまきの政策」と二大政党を批判。演説では「日本に活力を取り戻すには新規参入が不可欠。そのためにも日本創新党を勝たせてください」と訴えた。

   ■   ■

 既存の政党に比べ、党員数や組織力などで圧倒的に不利な新党が参院選で照準を定めるのは、都市部の無党派層だ。とりわけ、県内全体の有権者(149万人)の約4割に当たる58万人を抱える熊本市は最大の標的。こうした県都の人口集積度の高さが、熊本で新党候補が相次ぐ一因になったとの見方もある。

 本田も前田も事務所は熊本市にしか構えていない。市内で婦人服店を経営し、まちづくり団体の代表を務める前田の場合、街頭演説も熊本市が中心。商店街仲間や地域おこしの活動で知り合った若者らに、知人を紹介してもらいながら、草の根の戦いを続ける。前田陣営の選対本部長、小場佐礼治は「県全域をくまなく回る時間も組織もない。熊本市で集中的に票を掘り起こす」と言い切る。

 本田陣営も無党派層の取り込みに懸命だ。ターゲットは既存の政治に不満を感じる30―40代。「少ない人数で勝つには、都市部で街頭演説を繰り返すのが効果的」(陣営)と強調する。

   ■   ■

 ただ、無党派層の新党への期待度は6月初旬、首相が鳩山由紀夫から菅直人に交代した影響で「弱まった」との観測もある。

 民主の支持率がV字回復したのに対し、みんなの党の世論調査(共同通信調べ)の支持率は4月末の11・5%から、6月初めには5・2%に半減。しかし、本田陣営事務長の野田和彦は「『みんなの党を応援しています』という声は変わらず、よく聞く。民主にも自民にも飽き足りない人々の期待感は確実にある」と自信をのぞかせる。

 菅政権の誕生で攻勢を強める候補もいる。共産新人の安達安人(54)は20日、熊本市で行った街頭演説で「消費税増税の是非が参院選の争点。共産党は、消費税増税に断固反対する」と連呼。演説の大半をこの問題に費やし、自民を参考に「消費税10%」に言及した菅政権への批判を強めた。

 公示まであと3日。さまざまな思惑が交錯する中、7月11日の決戦に向け、戦いは本番を迎える。
 (敬称略)
=2010/06/21付 西日本新聞朝刊=

6821とはずがたり:2010/06/24(木) 15:28:25

看護師や薬剤師は自民党への忠誠心高いねぇ・・。

業界団体、対応割れる 自主投票や複数推薦 自民支持貫く組織も
2010年06月17日 12:35
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2010sanin/kiji/kumamoto/20100617/20100617_0001.shtml

 24日公示、7月11日投開票の日程が正式決定した参院選を前に、熊本選挙区(改選数1)で長年、自民党を支えてきた業界団体の対応が割れている。政権交代で与党となった民主党に配慮し、自主投票や民主、自民両党を推薦する動きが出る一方、自民単独支援を貫く団体も少なくない。

 「民主も自民候補も甲乙付けがたい。会員には両党の支持者がいる。その声も無視できない」

 自民の有力支持団体だった県医師会の政治団体「県医師連盟」(約900人)の福田稠委員長は16日、同選挙区で自民現職の松村祥史氏(46)と、民主新人の本田浩一氏(43)をともに推薦することを明らかにした。

 昨夏の衆院選でも熊本1、2区で両党の公認候補を推薦したが、参院選で民主候補を推薦するのは初めて。福田委員長は「医療と政治は密接にリンクしている。政治を無視することは考えられない」と述べ、政権交代の影響をにじませた。

 「県歯科医師連盟」(約730人)も同様に両氏の推薦を決定。担当者は「日本歯科医師連盟が民主支援を決めていることと、県内での長年の関係を考慮した」と言う。

 JAグループは自民一党支持から、各党に政策実現を働き掛ける「全方位外交」に転換。約10万人が加盟する県農業者政治連盟(農政連)も、同選挙区で初めて自主投票を決めた。ただ、県内11の総支部は松村氏推薦と自主投票に分かれる。

 これに対し、県建設業協会は従来通り自民の松村氏だけを推薦する。「『コンクリートから人へ』を掲げる民主党を応援するのは自己否定」と担当者。県商工政治連盟や県看護連盟なども松村氏だけの推薦だ。

 一方、松村氏推薦を決めていた「県薬剤師連盟」(約1100人)は、薬剤師の本田顕子氏(38)がみんなの党から新たに出馬表明したのを受け、松村氏に加えて推薦を決めた。「基本は自民支持だが、本田氏は仲間」というのが理由だ。

=2010/06/17付 西日本新聞朝刊=

6822名無しさん:2010/06/24(木) 18:00:48
山口で大番狂わせの可能性
ま、日刊ゲンダイですが…

原田大二郎氏はダークホース。自民王国の山口県では苦戦とみられていたが、着実に支持を広げ、追い上げている。山口出身の菅首相が誕生したことも追い風で、ひょっとしたら大金星もありますよ」(小林吉弥氏=前出)
http://gendai.net/articles/view/syakai/124773

6823名無しさん:2010/06/24(木) 19:14:12
>>6822
山口の情勢。
本日発売の週刊新潮より
「情勢は自・民・共で6対3対1といった展開です。原田さんが中都市で演説しても、人が
ほとんど集まらない。これが保守県なのです。少なくとも県内には”民主の風は吹いていません”」
(県政関係者)

6824名無しさん:2010/06/24(木) 20:11:45
どなたかスポーツ報知見られたかたいます?毎度自民よりの三浦氏の予測出ているそうですが。

10%発言で微妙に後退だそうです。三浦氏でもやはり自民は第1党ではなさそうですが。

でも・・・イチローがいないわけですが、う〜ん、なかなか読めない1人区。
私は04年の数字にいくつ上積みできるか、あと前回の野党共闘が崩れた地域でいくつとれるか。

6825建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2010/06/24(木) 23:02:14
柔道選手の谷亮子氏w

6826magenta:2010/06/24(木) 23:44:24
お久しぶりです。21日の記事ですが

「比例は民主」47% 消費増税、賛成45%に反対53% 北海道新聞社世論調査
(06/21 07:25、06/21 08:17 更新)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2010sanin/237679_all.html

北海道新聞社は、24日に公示される参院選(7月11日投開票)を前に、全道世論調査を実施し、道内有権者の意識を探った。比例代表の投票先は民主党が47%で、自民党(16%)の3倍近くに達した。与党の過半数維持を期待する有権者も過半数を占め、菅直人内閣の誕生で、道内でも民主党への支持が「V字回復」していることが浮き彫りになった。一方、今回選挙の最大争点に浮上した消費税の引き上げは「反対派」が53%で、「賛成派」の45%を上回った。

 投票先を支持政党別でみると、民主党が同党支持層の89%から支持を得ているのに対し、自民党は支持層の58%しか固め切れていない。「支持政党なし」の無党派層でも、民主党が27%でトップ。自民党は10%で、みんなの党の13%を下回った。

 参院選で望ましい結果を聞いたところ、「民主党の単独過半数」が29%、「民主党、国民新党による与党の過半数」が26%に上った。一方、「与党の過半数割れ」は33%にとどまった。<北海道新聞6月21日朝刊掲載>

6827山口新聞男:2010/06/24(木) 23:50:43
いや、民主の風がないと中国新聞調査で民主>自民はありえないよ
どう票に結びつけるかというのは置いといて

6828チバQ:2010/06/25(金) 00:20:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100624-00000063-mai-pol
<参院選>落選組含め混戦模様 昨年衆院選から22人
6月24日13時10分配信 毎日新聞

 昨年の政権交代後、初めての参院選が24日公示され、各党の候補者は全国で激しい舌戦をスタートさせた。安定した政権運営の基盤を固めたい民主、国民新の連立与党と、「ねじれ国会」の再現を狙う自民党など野党との過半数をめぐる攻防。自民党離党者を中心とした新党が相次いで結成され、09年衆院選の落選組もくら替えを目指すなど「生き残り」をかけた動きが乱戦模様につながっている。【田中成之、西田進一郎、仙石恭、山田夢留、笈田直樹】

 今回の参院選立候補者のうち、22人が09年衆院選で議席を失うか立候補を見送った前衆院議員で、参院への転身を目指す「くら替え」組だ。07年参院選でも05年衆院選の落選・不出馬組20人が立候補しており、参院が直近の衆院選落選者の「救済機関」となっている現状が浮かび上がる。

 今回は自民党離党者が中心となって結成した新党がくら替え組の受け皿となるケースも目立つ。過去にくら替えした現職などを含めた衆院議員経験のある候補者は計45人で、全体の1割を超えた。

 09年の落選・不出馬組22人のうち自民党出身は18人で、昨年の民主党圧勝を反映している。ほかは社民党の落選者3人と、出馬を見送った民主党の1人。民主、社民の4人は元の政党から再挑戦するのに対し、自民党出身の18人のうち今回も同党から立候補するのは12人にとどまり、あとはみんなの党3人、たちあがれ日本2人、新党改革1人に分かれて出馬する。

 07年参院選では、05年の郵政選挙で落選した民主党の前衆院議員12人、自民党の郵政造反組8人がくら替え立候補し、12人が当選を果たしている。

 その07年に議席を失った元自民党参院議員6人も今回届け出たが、自民党からは4人。片山虎之助元総務相は自民党の「比例代表70歳定年制」で公認が得られず、比例でたちあがれ日本から出馬。田村公平氏は自民党高知県連の予備選への立候補が認められず、無所属で高知選挙区から立候補した。09年落選・不出馬組と合わせた自民党出身の計24人のうち8人が自民党以外から立候補しており、人材流出が続く党の状況を映し出している。

 昨年、野党に転落した自民党は党再生へ向け「古い自民党」のイメージ一掃に腐心しており、参院選の候補者選定では年齢を理由に立候補を断る例が相次いだ。復活を模索した山崎拓前副総裁や中山太郎元外相らがそのケースで、片山氏も同様に断念を迫られていたことが他党からの出馬につながった。

 くら替え候補が続出した背景には、今回の参院選後、衆院解散が13年夏の任期満了近くまでなければ全国規模の国政選挙のない期間が3年に及ぶ政治情勢がある。自民党選対幹部は「それまで待てないということ」と落選組の焦りを指摘する。与党時代には自民党から「組織内候補」を擁立していた業界団体が離反し、後援会組織を中心に一定の地域票を見込める議員経験者を歓迎する側面も自民党にはある。

 45人の衆院経験者の中で、現職は江田五月議長ら13人。ほかに05年以前の衆院選落選者や、地方自治体の首長への転出組もいる。首長らが結成した日本創新党の候補者にも2人含まれている。

6829チバQ:2010/06/25(金) 00:21:34
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100624ddm003010148000c.html?inb=yt
クローズアップ2010:参院選・選挙区の構図 すみ分け消え乱戦
 24日に公示される参院選(7月11日投開票)は民主、自民の2大政党の争いに、「第三極」を目指す新党などの他党が割って入る展開が予想される。07年参院選で改選数2の選挙区(2人区)は民主、自民両党が公認候補を1人ずつ立てる「すみ分け」が定着したが、今回、民主党が原則2人を擁立したことで一転、多くが激戦区となっている。全選挙区に公認・推薦候補を立てる共産党のほか、みんなの党も積極擁立に動き、全体的に乱戦模様。改選数1の選挙区(1人区)は民主、自民の事実上の一騎打ちばかりではなさそうだ。【仙石恭、山田夢留】

 ◆2人区

 ◇「民主2人」新党が拍車
 「今の選挙制度で50以上の議席を取るのは、一時的なブームなくしてはあり得ない」

 仙谷由人官房長官は23日の記者会見でこう語った。菅直人首相は民主党の目標議席を「54以上」としているが、党内には単独過半数に達する「60以上」を求める声もある。仙谷氏の発言には、勝敗ラインの相場観を引き下げる狙いがある。

 民主党が大勝した07年参院選でも獲得議席は60と改選数の半数に届かなかった。参院選で一つの政党に議席が集中しにくいのは、12選挙区に及ぶ2人区があるからだ。第1党が2議席を確保するには第2党の倍以上の得票が必要になる。1政党による2議席独占は98年の群馬、鹿児島選挙区の自民党が最後だ。

 かつての自民党は2人区に2人擁立し、競争によって票の掘り起こしを狙った。その手法を民主党に持ち込んだのが小沢一郎前幹事長だ。今回、10選挙区で2人を公認。連合などの支援を受ける現職に加え新人を擁立し、無党派層の取り込みを図るのが基本。福岡では無所属の新人を推薦し、公認の現職と競わせる。新潟では社民党の現職に配慮して2人目を立てず、社民党の連立離脱後、現職は公認を返上し無所属での出馬を表明した。

 民主党は五つの3人区と改選数5の東京でも2人ずつ公認候補を擁立。改選数2以上の選挙区には原則2人が立候補して競い合う。共倒れ懸念もあったが、首相交代後の支持率回復を受け沈静化。安住淳選対委員長は「この党は若く、経験を積んだ議員は落とせない。帰ってきてもらう工夫をしたい」と現職重視を表明。2人擁立を主導した小沢氏との距離感もにじませる。

 自民党の複数擁立は東京と3人区の千葉のみ。2人区の宮城で公認候補のほかに無所属で出馬する現職を推薦した。公明党は07年に四つの3人区で公認候補を擁立し、現職3人が落選する苦杯をなめたため、今回は埼玉と大阪に絞った。

 激戦に拍車をかけるのが、参院選後のキャスチングボートを狙う新党だ。特にみんなの党は改選数3以上の6選挙区すべてに公認候補を擁立。2人区でも9選挙区に候補を立て、都市部の浮動票に照準を合わせる。

 04年以降、選挙区で議席を獲得できていない共産党は小池晃政策委員長を比例代表から東京にくら替えさせ、議席奪還を狙う。国民新、新党改革、社民、たちあがれ日本も改選数2以上の一部選挙区に擁立している。

 ◆1人区

 ◇「対自民」共闘も崩れ
 参院選の勝敗を決定付けるのが改選数1の1人区だ。01年は27選挙区中25勝した自民党が64議席の大勝。07年は29選挙区中17勝した民主党が60議席を確保し、参院第1党の座を奪った。ただ、今回はみんなの党が2大政党対決構図を崩そうと6選挙区で公認を擁立した。

 民主党の野党時代、同党公認か共産党を除く野党共闘候補が自民党候補と事実上の一騎打ちとなる構図が全国に広がり、04年は21選挙区、07年は25選挙区に達した。民主党が与党となり初めての今回、「対自民」で結束していた共闘関係が崩れ、みんなの党のほか社民党が2選挙区、新党改革とたちあがれ日本が各1選挙区に候補者を擁立。民主、自民の事実上の一騎打ちに共産党が絡む選挙区は16となっている。

 民主党は27選挙区に公認を立て、香川では社民、国民新と3党で無所属を推薦。沖縄では普天間問題の迷走で公認・推薦を断念した。自民党は全29選挙区に公認を立てるが、滋賀と高知で同党に所属していた元国会議員が出馬、保守分裂となりそうだ。みんなの党は民主復調のあおりで支持率が失速気味。党幹部は「勝てるところに重点を置く必要が出てきた」と語る。

6830チバQ:2010/06/25(金) 00:23:07
白眞勲
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100625k0000m010053000c.html
参院選:民主、たちあがれ日本陣営がののしり合い 東京

JR新宿駅西口で候補者の第一声を聞く人たち=東京都新宿区で2010年6月24日、丸山博撮影 参院選が公示された24日昼前、東京・新宿のJR新宿駅西口で、民主党の比例代表候補とたちあがれ日本の両陣営が同時に街頭演説し、一時ののしり合いになる険悪なムードになった。

 たちあがれ日本の応援にかけつけた石原慎太郎東京都知事が、永住外国人への地方参政権付与に反対を訴えると、民主陣営は数十メートル先から大声で抗議。この候補が元朝鮮日報日本支社長だったため、石原氏は「うるせえな、お前ら。どこの何人だ。日本人ならルールを守れ」とマイクを持ったまま激高した。

 この日は同駅周辺で公明、共産両党なども相次ぎ演説したが、ほかにトラブルはなかった。民主陣営は取材に対し「たちあがれ日本の平沼赳夫代表の第一声の間は控えた。公示日で興奮状態なのだからお互いさまだ」と語った。【木下訓明】

6831チバQ:2010/06/25(金) 00:24:18
>>6828
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100624-00000674-san-pol
「生きるためなら」「5年前とは違う」 くら替え組も走る 参院選公示
6月24日22時10分配信 産経新聞

 衆院から参院へ「くら替え」した比例代表候補も走り出した。

 衆院静岡7区からくら替えした自民党の片山さつき氏(51)は都内で「静岡にはもともと何の地縁もない。論客として生きるためならどこでもいい」。

 前回衆院選で岐阜1区から東京5区へ「国替え」し、今回は参院議員を目指す自民の佐藤ゆかり氏(48)は東京・池上本門寺で出陣式。剃髪(ていはつ)の僧侶ら約100人を前に「経済が豊かになれば仏教や学問を発展できる」と訴えた。

 郵政選挙で派遣社員から衆院議員となり、昨夏は出馬を見送った杉村太蔵氏(30)=たちあがれ日本=は、今回が初の選挙戦。自民の比例名簿に載っただけで当選したためで「たすきも拡声器も初めて」。午後5時半から、東京・新橋のSL広場に丸刈り頭で立ち、「5年前の私とは違います」と声を張り上げた。

 憲政史上唯一、明治23年の第1回衆院選から議席を得てきた長野・小坂家の4代目で、「私は世襲の権化」と発言し前回落選した自民の元文科相、小坂憲次氏(64)は谷垣禎一総裁と並んで長野駅頭に立ち、「選挙区は自民、比例は小坂を」と呼びかけた。

 一方、選挙区へのくら替えとなった自民の元少子化担当相、猪口邦子氏(58)は、正午ごろ、JR千葉駅前にいつものカラシ色のスーツで登場。千葉県出身を強調し、「千葉は宝。成田空港のハブ機能強化を進める」と訴えた。

 また、くら替えではないが、前回は「姫の虎退治」で落選し、復活を期す元自民党参院幹事長、片山虎之助氏(74)。自民の「70歳定年制」のため「たちあがれ」公認での出馬となり、地元の岡山市の住宅街で「もう少し賞味期限が残っている。『虎の恩返し』をさせてほしい」と強調した。

6832チバQ:2010/06/25(金) 00:25:14
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100624k0000e010091000c.html
参院選:世襲候補は38人 毎日新聞集計
 参院選が24日公示され、届け出た438人のうち、父母などが国会議員だった世襲候補は毎日新聞の集計で38人となり、全体の9%を占めた。毎日新聞は09年衆院選から世襲の定義を広げたため単純に比較できないが、07年参院選の7%(28人)を上回った。世襲に批判的な民主党への政権交代を経ても政治家の世襲に歯止めがかかっていないようだ。

 政党別の世襲候補の割合は、自民党が最も高い19%(16人)で、民主党の8%(8人)を大きく上回った。「しがらみ」脱却を唱えるみんなの党が18%(8人)で自民党に次いで高く、選挙区では自民、民主両党国会議員を祖父や父などに持つ5人を公認した。渡辺喜美代表自身、父美智雄元副総理の後を継いだ経歴から世襲には寛容なようだ。他党はたちあがれ日本2人(14%)、新党改革1人(8%)、公明党1人(5%)となっている。

 毎日新聞は世襲候補について「父母や祖父母(義理や養子先を含む)が国会議員の場合」と定義していたが、民主、自民両党が新人擁立の制限に動いた「3親等以内の親族が国会議員で、同一選挙区から立候補する場合」を昨年から加えた。従来の定義で数えると今回の世襲候補は34人で全体の8%になる。

6833チバQ:2010/06/25(金) 00:27:25
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100624t11046.htm
宮城乱戦サバイバル 参院選公示 追い風、反目…前線へ

街頭演説に集まった有権者に頭を下げながら握手を交わす候補者=24日午前11時ごろ、仙台市内


 2議席を8人が奪い合う壮絶なサバイバルドラマが幕を開けた。参院選が公示された24日、全国有数の激戦区の宮城選挙区では、立候補者たちが一斉に戦いの前線へ繰り出した。民主党は回復した支持率を追い風に2議席独占を狙うが、「消費税10%」で体勢がぐらつく。政権奪還を狙う自民党は、公認新人と推薦無所属が反目したまま戦いに突入。割って入る第三極は一点突破を仕掛ける。17日間の攻防は、敵味方入り乱れての激突だ。

 シャッターが下り、閑散とした白石市内の商店街。民主党現職の桜井充候補(54)は「社会保障に力を入れ、医療や介護分野で雇用を創出することが必要だ」と訴え、終日郡部を回り続けた。
 対照的に、新人の伊藤弘実候補(36)は仙台市に張り付いた。市役所前で応援マイクを握った岡崎トミ子参院議員は「桜井さんのような大きな組織はない。一人一人の声掛けで当選するしかない」。応援に入った細野豪志党幹事長代理は「2議席取れる可能性がある」と強調した。
 2期12年の実績がある桜井候補と一から人脈づくりをしてきた伊藤候補の「競り合い」。党県連幹部は「切磋琢磨(せっさたくま)が勝利を呼ぶ」と、身内同士のにらみ合いを黙認する覚悟だ。
 仙台市役所前ではその10分前、自民党新人の熊谷大候補(35)が声を振り絞っていた。「政権交代後に待機児童は減ったか。民主党は日本をめちゃくちゃにしている」と菅政権を痛烈に批判した。
 攻勢を仕掛ける自民党だが、一枚岩ではない。熊谷候補か、党推薦の現職市川一朗候補(73)かで、党県議たちの行動が割れているからだ。
 熊谷候補への支援一本化に躍起になる党県連会長の小野寺五典衆院議員は正午、県議会自民党会派控室を訪ねた。支援を求めて全38人の県議と握手して回った。
 市川候補はそれを見越したように、小野寺氏の地元・宮城6区の栗原市方面を駆け抜けた。栗原市は市川氏の古里。県連批判は封印し、マイクを握った栗原市の森林組合では「地元からのエネルギーで突破したい。原点に立ち返る」と語った。
 二大政党の競り合いを縫って浮上を狙うのは、みんなの党新人の菊地文博候補(50)。仙台市のJR仙台駅東口の第一声で消費税批判を展開し「ばらまき政策をやっておきながら、財源を増税で充てようという考えは許されない」と強調した。
 青葉区で第一声を上げた共産党新人の加藤幹夫候補(46)も「消費税増税を何としてもストップさせる」と訴えた。
 社民党新人の菅野哲雄候補(61)も仙台市中心部で第一声を上げ「民主党単独政権を許してはならない」と対抗心をむき出しにした。
 幸福実現党新人の村上善昭候補(37)は「民主党政権は党利党略で政治を行ってきた」と批判した。


2010年06月24日木曜日

6834チバQ:2010/06/25(金) 00:34:02
1223 名前:チバQ 投稿日: 2010/06/25(金) 00:31:59
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news2/20100624-OYT1T00639.htm
蜜月の輿石氏応援、小沢氏が山梨入り
 民主党の参院議員会長、輿石東氏と蜜月関係にある小沢一郎・前民主党幹事長は、金丸信・元自民党副総裁の墓参を兼ねて山梨県へ。

 午後0時半過ぎから同県身延町の駐車場でビールケースの上に乗り、「輿石先生と私の気持ちは一つ。政治家の最後のご奉公として国づくりのレールを敷いて責任を全うしたい」と訴えた。

 1週間前に自らの政治資金パーティーで「一兵卒になり、参院選では山の奥やひなびた海岸をまわる」と語った通り、輿石氏と並んだ街頭演説はせず、地域住民約30人を前にマイクを使わず語った。 

(2010年6月24日15時45分 読売新聞)

http://mainichi.jp/select/today/news/20100625k0000m010067000c.html
小沢前幹事長:金丸信・元自民党副総裁しのぶ 山梨で墓参
2010年6月24日 20時4分 更新:6月24日 20時8分


金丸信元自民党副総裁の墓前で手を合わせる小沢一郎民主党前幹事長=2010年6月23日、念佛明奈撮影 民主党の小沢一郎前幹事長は24日、山梨県南アルプス市の慈眼寺を訪れ、金丸信・元自民党副総裁の墓前で手を合わせた。

 小沢氏を最年少の自民党幹事長に引き立てた金丸氏は、小沢氏にとって大恩人。小沢氏は記者団に「実は毎年、お墓参りをさせてもらっていた」と説明し「今日まで政治家を続けていられるのも、先生あってのことだ。いろいろご迷惑をおかけもしたが、人間としての恩義と先輩政治家としての尊敬の念を、常に自分に言い聞かせてきた」と語った。

 小沢氏は07年参院選前の4月、鹿児島県で二階堂進・元自民党副総裁の墓に参ったほか、昨年8月の衆院選直前には、父佐重喜氏と原敬元首相の墓参に地元岩手県を訪れている。今回も大型国政選挙にかける決意を示したとみられる。

 ただ、金丸氏はヤミ献金事件で副総裁を辞任し、議員辞職、脱税容疑での逮捕へと追い込まれた。小沢氏は「政治とカネ」の問題で民主党幹事長を辞任しており、微妙な歴史を感じさせる墓参となった。【念佛明奈】


1224 名前:チバQ 投稿日: 2010/06/25(金) 00:32:43
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100624/elc1006241152023-n1.htm
【参院選公示】現職優先…くら替え“小沢ガールズ”孤独な戦い
2010.6.24 11:50

このニュースのトピックス:選挙
 大阪と同様、小沢一郎前幹事長の“おぜん立て”で民主が2人を擁立した京都、兵庫両選挙区(ともに改選数2)。自民現職や共産、みんなの党、幸福実現の新人に加え、兵庫では改革の新人も立つなど、激戦模様となった。

 5党の計6人が届け出た京都選挙区。衆院議員の職を捨て、異例のくら替え出馬に挑んだ民主の河上満栄(みつえ)氏(39)は午前10時、出身地の宇治市の選挙事務所前で「孤軍奮闘、ボランティアに支えられて今回、ここまでやってこられた。私そのものが政権交代の証、象徴だと思っている」と第一声。昨夏の衆院選で初当選した「小沢ガールズ」は、実質的に党府連からの支援を受けられないまま、孤独な戦いに突入した。

 府連は共倒れを恐れ、当初から2人擁立に反対し、現職の福山哲郎氏(48)を優先すると公言。「彼女(河上氏)のために組織を割ることはない」と突き放してきた。中には「厳しい戦いをやり抜こうとする根性は見上げたものだ」と河上氏に同情する幹部もいるが、首相交代で支持率がV字回復した後も、府連が表だって手を差し伸べることはなかった。

 福山氏陣営の幹部も「首相が来れば、マイクを持って並ぶようなことがあるかもしれないが、それ以外に一緒に選挙活動をやることはないだろう」とあくまで距離を置く。実際、24日朝の福山氏の第一声でも、河上氏については一切触れられなかった。

6835チバQ:2010/06/25(金) 00:39:51
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010062401137
自民・島尻氏の推薦取り消し=たちあがれ
 たちあがれ日本は24日、参院選の沖縄選挙区の自民党候補、島尻安伊子氏への推薦を取り消したと発表した。島尻陣営は「推薦願いをしていないのに、推薦されたので党本部を通じて断った。米軍普天間飛行場移設問題について考え方が違う」としている。(2010/06/24-20:55)

6836とはずがたり:2010/06/25(金) 01:18:05
>>6835
おお,立ち枯れ可哀想にw
立ち上がれの推薦なんて余分なもの押しつけられたら命綱の公明の反撥喰らってあぼーんですしね。

6837名無しさん:2010/06/25(金) 03:54:35
>>6756
イベント当日の動画を偶然目にしてしまいました。大島は何で彼を公認してしまったのか・・・あんまよくわかってなかったのか。

100605じゃぱん・えきすぽin自民党01
http://www.youtube.com/watch?v=OCEsBGSHxDc

6838とはずがたり:2010/06/25(金) 04:23:25
>>6837
こんな頁も

2010-06-14
自民党のコスプレイベントがスゴ過ぎる件
http://d.hatena.ne.jp/tsumiyama/20100614/p1

6839とは:2010/06/25(金) 13:24:25
常磐道守谷SA付近で民主比例の矢野とかいう候補者の街宣車目撃。

6840とは:2010/06/25(金) 13:39:56
墨田区役所前で民主比例の柳沢某の街宣車目撃♪

6841とは:2010/06/25(金) 13:42:19
雷門の前に新党改革の街宣車。遠目なんで詳細不明。

6842名前はないみたい:2010/06/25(金) 16:32:15
南越谷で民主比例藤末演説。
こいつを支援している宗教団体ってどこだっけ?

6843神奈川一区民:2010/06/25(金) 18:39:21
>>6842
立正佼成会です。

6844名前はないみたい:2010/06/25(金) 19:35:58
ああ、やっぱりね

18時頃に大宮西口でみ○なの党ののぼりが乱立して、み○なの党ビラ撒き集団の横で、のぼりも立てずたった1人で演説している体操メダリスト目撃。
一瞬、いつからヤツはみ○なの党に逃げたのかなと思った。

6845名無しさん:2010/06/25(金) 21:13:48
さらば剛腕
小沢の白鳥の歌が聞こえる

小沢氏「過半数とったら私の役割終わり」
 民主党の小沢一郎前幹事長は25日、参院選候補の応援のため訪れた青森県平川市での会合で、「参院で過半数をとることによって、今までの仕組みを変えるのが私の願い。そういうレールを敷いたら、私の役割は終わり。後は次の世代の人にバトンタッチしていきたい。最後のご奉公のつもりで、死にものぐるいでがんばる」と述べ、世代交代を進める考えを示した。
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news2/20100625-OYT1T00907.htm

6846とはずがたり:2010/06/25(金) 23:37:30

民主に期待する人が63%で社会保障の充実を52%の人が望んでいて消費税の引き上げに66%の人が必要と思っていて菅の消費税10%を48%の人が評価してても与党過半数は微妙、自民1人区で優勢なんですねぇ(´・ω・`)

「民主に期待」大幅増63%…読売・早大調査
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1251865116/3214

社会保障の充実望む52%…読売世論調査
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1225898224/208

消費税引き上げ「必要」66%…読売世論調査
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1038805069/2781

首相「消費税10%」評価48%・評価せず44%
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1251865116/3215

与党過半数は微妙、自民1人区で優勢…読売調査
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1064934957/1852

6847とはずがたり:2010/06/26(土) 00:04:43
ポスターだとりえちゃんちょっといい感じ♪

民・自現職に競輪選手、新党候補も 2議席争い7氏激戦
http://www2.asahi.com/senkyo2010/localnews/TKY201006240295.html
2010年6月24日

 茨城選挙区(改選数2)は、みんなの党新顔の大川成典、たちあがれ日本新顔の吉田里江、共産新顔の稲葉修敏、民主現職の郡司彰、自民現職の岡田広、幸福実現新顔の中村幸樹、民主新顔の長塚智広の7氏が立候補を届け出た。
【候補者一覧】茨城選挙区

 同選挙区は98年以降、自民、民主が1議席ずつ分け合ってきた。今回は民主が2人を擁立し、新党も参戦。昨年の衆院選で民主圧勝の原動力となった無党派層の取り込みを巡り激戦が予想される。

 大川氏は午前10時半にJR水戸駅前で有権者に「安易な消費税増税には反対。歳出削減のため公務員制度にメスを入れたい」と訴えた。

 吉田氏は午前10時に、つくば市の西武筑波店前で「茨城から日本の新しい政治の流れを作りたいと思い、立ち上がった」と呼びかけた。

 稲葉氏は、午後1時からJR水戸駅近くで第一声を予定。「国民の思いに応える政治を作っていきたい」とし、選挙戦に臨む。

 郡司氏は午前10時から水戸市の水戸八幡宮で出陣式。「昨夏、みなさんが新しい扉を開いてくれた。この流れを後戻りさせない」とした。

 岡田氏も午前10時、水戸プラザホテルの出陣式で「日本の国の存立をかけた大事な選挙。景気対策、雇用対策が緊急の課題」と話した。

 中村氏は、午前11時からJR水戸駅前で第一声。「日本を繁栄の理想国家とすることで、全世界に貢献したい」と力を込めた。

 長塚氏は午前11時につくば市の選挙事務所で出発式。「ボランティア中心のチームで、今の新しい政治を前に進めたい」と訴えた。

6848疑問?:2010/06/26(土) 00:50:33
読売と朝日の両新聞が「与党の過半数微妙」の読みで一致し、情勢として「1人区で自民優位」
としていることに、本当の本気で心配になってきた。

岡山の江田さんに、滋賀の林さん、三重の芝さん、奈良の前川さんどーなるのか?1人区でないにしても、蓮舫さんも
心配。

ただ、日経が「民主54議席確保の勢い」としていることには、どうして新聞で調査結果が分かれるのか
不思議。

6849とはずがたり:2010/06/26(土) 01:05:49

2010参院選
しまねの選択(上)/民主・国民新
http://mytown.asahi.com/shimane/news.php?k_id=33000891006210001
2010年06月21日
写真

岩田浩岳・河野美知夫妻(中央)は、民主党の安住淳選対委員長(左端)と連合の南雲弘行事務局長から激励を受けた=19日、JR松江駅前

◆「島根でも政権交代だ」/「郵政」反発、連合島根仲立ち◆

 岩田浩岳氏の決起集会が松江市のJR松江駅前であった19日、約1千人の聴衆を前に民主党の安住淳選対委員長が「ここで勝つことが菅奇兵隊内閣を認めてもらえることになる。閣僚も党幹部もどんどん寄越す」と宣言した。民主最大の支援組織・連合の南雲弘行事務局長と共に「破格の支援態勢」を印象づけた。

 政権を奪取した昨年8月の衆院選でも、島根の小選挙区は自民党の独占を許した。全国に29ある今回の1人区の中で、ここでの勝敗は象徴的な意義を持つ。民主党県連には「初の選挙区での勝利」をかけた戦いになるからだ。

 岩田氏の訴えを聞く中に、労組出身以外にこだわり、岩田氏に立候補を持ちかけた県連の内田敬会長がいた。「島根の民主は小室寿明衆院議員の誕生(比例区)でようやく半人前、参院議員を誕生させて一人前になれる」と後援会長として運動の先頭に立つ。今回勝てば県内国会議員の勢力が与党3、野党2と逆転する。「島根でも政権交代だ」と意気込む。

 県連代表の小室氏は党所属の県議らに、足を向けてこなかった事業所や団体にも積極的に働きかけるよう促す。自民の支持基盤に食い込めという指示だ。「予算も法律も作るのは民主党ですから」。与党の立場をフルに活用する。

     ◇

 6月12日、益田市内での国民新党県支部の事務所開き。居並ぶ郵便局長を前に亀井亜紀子参院議員は「郵政民営化見直し法案を臨時国会で成立させるには、長谷川憲正さん(比例区予定者)に戻ってもらわなければ」と訴えた。

 菅内閣が国会で郵政改革法案成立を見送ったことに抗議し、亀井静香党代表が金融・郵政改革担当相を辞任した直後。岩田氏に一言も触れなかった。「公党間の約束を破られて推薦や支援という状況ではない」と反発を隠さない。

 国民新党が17日発表した推薦リストに岩田氏はなかった。その日は、岩田氏と同党の支持母体で郵便局長らで作る「郵政政策研究会(郵政研)」県支部の新比恵健(いま・ひ・え・つよし)支部長が江津市で会見していた。

 両者は連合島根の矢倉淳会長が引き合わせた。郵政研は岩田氏を支援、岩田氏は郵政改革法案成立に努めることを確認する政策協定を結んだ。矢倉会長が「連合島根は亜紀子さんの最大の支援母体」と呼びかけると、新比恵支部長は「前回世話になった恩返しをします」と応じた。

 3年後の亜紀子氏再選を視野に、連合島根を仲立ちにして民主、社民、国民新各党の協力で自民現職を破った前回同様の「非自民共闘」の維持を選択した瞬間だった。(岡田和彦)

   × × ×

 参院選の公示が24日に迫る。昨年9月の政権交代から迎える初の国政選挙だ。長く「保守王国」と称した島根の政治の風景は変わったのか。各政党の今を探った。

◇島根選挙区(改選数1)の立候補予定者
岩田 浩岳 34  民新  (元)アナウンサー
青木 一彦 49  自新   参院議員秘書
石飛 育久 32  共新  (元)病院職員
桜内 朋雄 41  み新   食品会社監査役

6850とはずがたり:2010/06/26(土) 01:06:00

2010参院選
しまねの選択(中)/自民・公明
http://mytown.asahi.com/shimane/news.php?k_id=33000891006220001
2010年06月22日

◆保守層固めに地域奔走/連立解消「協力」互いに模索◆

 公示まで1週間に迫った17日朝、自民党の青木一彦氏は党広瀬支部の幹部らと車で、安来市広瀬町を駆け回っていた。建設会社や農協など1軒ずつ訪ねてあいさつし、グラウンドゴルフを楽しむ人に歩み寄って両手を握りしめた。「会うのは初めて。でも親近感がわいた」と、通りかかった女性(55)はつぶやいた。

 訪れたのは約2時間で30カ所近く。その後も夕方まで同市内を計100カ所以上回り続けた。「参院選でこれだけこまめに本人が回った記憶はあまりない」。一彦氏の父、青木幹雄・前党参院議員会長(76)の選挙を知る陣営関係者は話す。

 「保守王国」と呼ばれる島根でも、自民を支えてきた基盤は揺らぎ続ける。国の公共事業削減の方針は建設業界を直撃。さらに政権交代で野党になり、県医師連盟など自民候補を推薦してきた団体が、選挙区で自主投票へと態度を変える動きも出始めた。昨年の総選挙で自民候補に推薦を出した市長会と町村会は、今回の候補者に推薦を出さないと決めた。

 「保守というのは守ること。僕は変わることより難しいと思うので頑張りたい」。18日夜、松江市内であった決起大会で決意を示した一彦氏。保守層を固めるため、自民は市町村合併前の旧市町村に置く59の地域支部を核に、本人と地域に入り込んで知名度アップに全力を挙げる。陣営関係者は「点から線へ。今回は保守層をつなぎとめられるかにかかっている」と話す。

     ◇

 同日の正午過ぎ、比例区で再選を目指す公明党の谷合正明参院議員(37)の街頭演説が奥出雲町であった。飛び入りでマイクを握った井上勝博町長が「比例区は谷合さん、選挙区は青木さんをお願いします」と呼びかけると、聴衆から笑いと拍手が起きた。「向こうが本気で支援してくれるなら、こちらも誠意を示したいが具体的な話はまだない」と公明の町議は明かす。

 自公連立政権時は、島根でも国政選挙で公明が選挙区で自民候補を支援し、比例区では見返りに自民が公明を応援する選挙協力を重ねてきた。今回も自民が期待を寄せるのは創価学会を支持母体とする公明の集票力だ。

 だが連立は解消。公明が他党の選挙区の候補を推薦しない方針を示すなかで、自公協力の行方が焦点となる。島根の創価学会幹部は言う。「自民が支援してくれるなら、やりましょうというのが基本的な考え方。推薦がない今回は、現場レベルで自民の支援が具体的に見えないとやりづらい」(野中一郎、大野正智)

◇島根選挙区(改選数1)の立候補予定者
岩田 浩岳 34  民新  (元)アナウンサー
青木 一彦 49  自新   参院議員秘書
石飛 育久 32  共新  (元)病院職員
桜内 朋雄 41  み新   食品会社監査役

6851とはずがたり:2010/06/26(土) 01:06:25
>>6849-6851

2010参院選
しまねの選択(下)/共産・みんな・社民
http://mytown.asahi.com/shimane/news.php?k_id=33000891006230001
2010年06月23日

◆3党、独自色前面に訴え/主張一貫・政策軸に・保守打破◆

  共産党の出雲市議宅に今月初め、A4判のファクス1枚が届いた。「共産党を遠い党と思いこんでいました」などと記された個条書きの文書で、昨夏の衆院選まで自民党を支持していたという夫妻からだった。党の求心力低下に気持ちが離れる中、共産の集会に参加。「主張が一貫していることに気づいた」と知人の同市議に送ったという。

 党県委員会の中林隆委員長によると、政権交代を機に保守支持層との交流が増えているという。木材関係の団体からは、あいさつに回った石飛育久氏が初めて受け入れられて懇談。「安定的な林業生産活動の持続と継続雇用の確保」など7項目の要望書を手渡し、現状の不満などを訴えられたという。石飛氏は「政権が代わり、有権者はどの党とも付き合うようになってきた。党への共感は着実に増している」と話した。

     ◇

 安来市中心部の大型商業施設駐車場で19日、みんなの党の桜内朋雄氏は浅尾慶一郎・党政調会長と並んで声を張り上げた。「第1次産業の育成なしに島根の発展はありえない」。演説前後、50人ほどに「おじが長い間お世話になりました」と名刺を配った。

 おじの故桜内義雄・元衆院議長は旧広瀬町出身。5月の立候補表明後、自民に引き継がれた義雄氏の後援者らを回ってきた。「自民の手前、表には出せんが」とポスターを家に張ってくれていることなどを知ると、想像以上のおじの存在感を感じるという。

 ただ支持者名簿を頼りに支持を働きかける旧来の運動をするつもりはない。「島根もそろそろ、政策を正面から訴える選挙ができる時代になってきていると期待しているんです」

     ◇

 社民党は普天間飛行場問題をめぐって党首の福島瑞穂・消費者担当相の罷免、連立政権離脱で与党を離れた。急転する動きの中、今月5日に開いた県連合幹事会では、民主党への不信感はぬぐえないとしながらも岩田浩岳氏の支援を確認した。「島根に根づいた保守風土の打破のため」と県連合幹部。各支部代表に異論はなかったという。

 一方で比例区は、交通関係の労組など従来の組織を固めながら、平和問題に対する党の主張に共感する無党派層からの票の上積みを期待する。細田実幹事長は「連合や民主などと協力して政権交代した経緯がある。元に戻すわけにはいかない」と意気込む。(藤井満、小林一茂)

   × × ×

 昨年9月の政権交代から初めてとなる国政選挙、参院選は24日公示される。島根選挙区(改選数1)から立候補する予定の4氏は、すでに事実上の選挙戦をスタート。陣営と共に支持拡大や態勢固めを急いでいる。

6852とはずがたり:2010/06/26(土) 01:17:38
2010参院選
自民一色 今は昔
http://mytown.asahi.com/okayama/news.php?k_id=34000251006220001
2010年06月22日

■医師・漁業団体、方針転換
「民主とW推薦」「自主投票」も

 政権交代から9カ月半。長年、自民党を支持してきた県内の業界団体が、24日公示の参院選をめぐって揺れている。民主単独支持に踏み切る団体はまだ少数だが、かといって、これまで通りの自民単独支持も貫けないでいる。(宇津宮尚子、宮武努、塩野浩子)

「黒船が来たと感じた」

 2年半前、江田五月氏と民主党の国会議員が訪ねてきた時のことを、井戸俊夫・県医師会長は20日、岡山市での決起集会で、約250人を前にそう振り返った。

 「今は民主とのパイプも十分太い。先生にはぜひ頑張っていただいて」と締めくくる医師会長の手を、壇上でがっちり握った江田氏は、終始笑顔だった。

 「こんなに大勢の医療関係者に、決起集会をやっていただける。こんな時代がくるんだなあと、感無量です」

 会合は、民主党と県医師連盟、県病院政治連盟などの共催だ。これまで、自民党の有力な支持団体だった医療団体が、国政選挙の目前に民主党と会合を持ったとあって、民主党県連幹部は「歴史的な日」(党県連代表の柚木道義衆院議員)と喜んだ。

■激論2時間半

 だが、県医師会の姿勢がすんなり決まった訳ではない。

 集会の4日前。

 「今回は、民主を推そう」

 「今までずっと自民。今後も自民で行くべきだ」

 県医師会の政治団体・県医師連盟は、約2時間半にわたり激論を交わした。常任執行委員ら約20人の意見は、なかなかまとまらなかったという。「自民アレルギー」の強い若手に対し、「自民を裏切れない」「民主政権がいつまでもつのか」というベテランが対立。結局、選挙区、比例区ともに両党を推薦する「全方位外交」に。それでも、県医師連盟が国政選挙で自民以外の候補を推薦するのは、過去にない異例の事態だった。

 県歯科医師連盟(会員約850人)も3月下旬、江田、山田両氏の推薦を決めた。難波浩夫理事長は「今回は、どちらかに肩入れするのは難しい」。ある歯科医師は「これまで自民支持できた人たちは、なかなか変われない」と打ち明けた。

 07年参院選同様、自民支持を打ち出した県看護協会の政治団体・県看護連盟でさえ、内部は複雑だ。20日にあった別の江田氏の支援集会に、県看護協会の複数の幹部が姿を見せた。民主の会合に同協会幹部が来るのは「初めてと思う」(民主党県連)という、異例の事態だった。ある幹部は会合後、取材に対し「これまでは連盟の支援する(自民の)候補者しかないと思っていたが、色んな人と話をしてみてもいいと思う」と述べた。

■漁連は民主単独

 主な業界団体で、選挙区での江田氏単独推薦を決めたのは、県漁業協同組合連合会。両陣営から推薦依頼を受けたが、「両方推薦は失礼」と5月に判断した。奥野雄二会長は「江田さんには、昔から水産業に関する要望を聞いてもらってきた。自民とも長い付き合いだが、候補者がどんな人かよくわからなかった」。

 一方、自主投票を決めたのは、JAグループの政治団体・県農政連盟と、県土地改良事業団体連合会の政治団体である県土地改良政治連盟だ。それぞれ「協議した時点で各党のマニフェストの方向性が見えなかった」(県農政連盟)「比例区に組織内候補がいた3年前とは違う。今回は、今までのように組織としては動かない」(県土地改良政治連盟)と説明している。

◆岡山選挙区の立候補予定者(改選数1)
江田 五月 69 民現 参院議長
山田 美香 42 自新 〈元〉自動車部品会社員
垣内 雄一 45 共新 党県常任委員

6853とはずがたり:2010/06/26(土) 01:25:23

参院選特集
業界団体 支援に悩む
http://mytown.asahi.com/nagasaki/news.php?k_id=43000451006190001
2010年06月19日

参院選の対応について記者会見する蒔本恭・県医師連盟委員長ら=長崎市茂里町

 24日公示の参院選で、長崎選挙区(改選数1)での業界団体の対応が分かれている。これまで自民候補を支援してきたものの、政権交代を受け、対応を見直す団体が出てきた。自民の立候補予定者の推薦を決めた団体からも、統制が利かなくなってきている現状が浮かび上がる。

●自主投票に

 農協(JA)グループの政治組織「県農業者政治連盟」(県農政連)は16日、自主投票に決めた。盟友14万人を抱え、これまでは自民の強力な支持団体だった。2月の知事選では、自民と連携し、中村法道知事誕生の要因になったとされる。

 関係者によると、会合では政権与党の民主党との関係を重視して犬塚直史氏を推薦すべきだとの意見が出た半面、知事時代の実績を評価して金子原二郎氏を推す声もあり、結局、自主投票になった。

 県医師連盟(会員約1300人)の蒔本恭委員長は18日、長崎市で記者会見を開き、金子氏の推薦を決めたと発表した。執行委員からアンケートをとったところ、「どちらも推薦しない」や「自主投票」を求める意見があったものの、金子氏を推す声が一番多かったという。

 ただ、蒔本氏は「以前のようには統制が利かなくなっている。執行部が決めたからといって、それに従うというのはない」。今後の選挙対応については「トップダウンではできない。候補者の話をフェアに聴き、会員の意見を聴かないといけないだろう」と述べた。

●両氏を推薦

 県歯科医師連盟(会員約730人)、県看護連盟(同約6千人)も金子氏を推薦。一方、県薬剤師連盟(同約1300人)は犬塚、金子両氏の推薦を決めた。県薬剤師連盟の宮崎長一郎会長は「自民党とは古い付き合いがある。だが陳情は、政権与党の民主党を通さないと国政に届かない。総合的に判断して、両氏を推薦した」と説明したうえで「立ち位置は非常に難しい」と話した。

 県建設業協会(同約400社)は、1日の正副会長と県内9支部長の会合で、金子氏の推薦を決めた。両氏から推薦依頼があったが、公共事業費を大幅に減らす民主党政権に対して不信を抱く声が大勢をしめた。

 約3万人の組合員を抱える県漁業協同組合連合会(県漁連)は、14日の理事会で金子氏推薦を決めた。両氏から推薦願があったが、金子氏の水産振興策に期待をかけたという。

6854とはずがたり:2010/06/26(土) 01:26:26

参院選、県医連は自主投票 推薦なしは国政選挙で初
http://www2.asahi.com/senkyo2010/localnews/TKY201006220419.html
2010年6月20日

 参院選青森選挙区(改選数1)で、県医師会(斉藤勝会長)の政治団体、県医師連盟(県医連)は19日、推薦願を出していた民主公認の波多野里奈氏(37)、自民の山崎力氏(63)の両氏を推薦せず、自主投票にすると発表した。県医連が国政選挙で自主投票にするのは初めてという。

 県医連は5月、推薦の方針を決めるため、どちらかを選ぶ「投票」方式のアンケートを実施し、会員約720人の3割から回答を得た。

 具体的な結果は公表していないが、斉藤会長によると、「波多野氏」「山崎氏」「委員長へ一任」がほぼ並び、山崎氏が小差で波多野氏を上回ったという。「両氏を推薦」「推薦しない」も、それぞれ半数程度あった。

 斉藤会長は、自主投票にした理由について、アンケート結果を踏まえて、県内の郡市の医師連盟の委員長に聞いたところ「両氏とも推薦しない」という意見が多かったことなどを挙げた。

 斉藤会長は「民主党に期待できないからといって、自民党に戻る気持ちもほとんどの会員が持っていない」と話した。

 県医連は昨夏の衆院選青森1〜4区でいずれも自民系候補を推薦。しかし、青森市医師連盟は1区で民主候補を推薦するなど「ねじれ」が生じていた。

6855ぐらもん:2010/06/26(土) 06:09:31
>>6809
錦織淳も民主じゃなくてみんな支援してんのか。
田中秀征もみんな支援だし、さきがけの元中心メンバーがみんなに廻ったのはまずいかな。

個人的には投票日3,4日前位に手の平返しされて増税反対票が野党に廻ると予想。

6856とはずがたり:2010/06/26(土) 06:17:31
>自民やみんなの党と争う静岡では共倒れになる可能性もある。大阪など3人区の5選挙区でも、前回獲得した9議席に届くか微妙だ。
静岡は藤本に徹底的に票を集めないと。。

>今回は群馬、山口など8選挙区で優勢だ。さらに島根などでやや先行する展開になっている。
優勢な8選挙区は何処だ?

> 新党改革、たちあがれ日本と国民新は、それぞれ比例区で1議席得る可能性がある。
立ち上がれと改革が1議席も取れるなんて想像できないなぁ(´・ω・`)

民主、過半数微妙 50議席台前半か 朝日新聞序盤調査
http://www.asahi.com/politics/update/0625/TKY201006250549.html
2010年6月26日5時4分

図:http://tohazugatali.at.infoseek.co.jp/seiji/yocho/TKY201006260005.jpg

 7月11日投開票の参院選について、朝日新聞社は24、25の両日、電話による情勢調査をした。取材も合わせて序盤情勢を分析すると、(1)民主は選挙区で伸び悩み、50議席台前半程度で、非改選62議席を合わせて単独過半数(122議席)はきわめて微妙(2)自民は1人区では民主と互角の戦いをしており、40議席台をうかがう(3)みんなの党は選挙区、比例区合わせて10議席ものぞめる状況――などがわかった。

 投票態度を明らかにしていない人が選挙区で約5割、比例区で約3割いるほか、20近い選挙区で最後の1議席をめぐり予断を許さない展開になっており、情勢は変わる可能性がある。

 民主が参院で単独過半数を占めるには、前回2007年の当選と同数の60議席が必要だ。菅直人首相は目標議席について「54プラスアルファ」としているが、調査結果からは、連立を組む国民新党とあわせても過半数を割る可能性もある。

 29ある1人区で民主は香川、沖縄を除き公認候補を立てた。岩手や岡山など7選挙区で優位を固めたが、秋田や熊本など約10選挙区で自民と激しく競り合う。徳島では、新党改革も加わり、混戦から抜け出すのに懸命だ。

 民主は、12ある2人区では議席独占を狙ってほとんどの選挙区で2人擁立した。だが、自民と議席を分け合いそうな選挙区が目立つ。宮城で2議席を民主の2人と自民が争い、自民推薦の無所属も絡む激しい戦いになる一方、自民やみんなの党と争う静岡では共倒れになる可能性もある。大阪など3人区の5選挙区でも、前回獲得した9議席に届くか微妙だ。

 04年に19議席、07年に20議席を獲得した比例区は堅調で、19議席前後の見通し。

 自民は前回、1人区では6議席しか取れなかった。今回は群馬、山口など8選挙区で優勢だ。さらに島根などでやや先行する展開になっている。接戦の選挙区を含めて上積みを目指す。だが、3人区以上では思うように支持を伸ばせていない。2人擁立した3人区の千葉では1議席にとどまりそうで、5人区の東京でも1議席確保に懸命だ。

 比例区では、前回14議席を下回る11議席前後で、これまでの最低になりそうだ。

 みんなの党は千葉で議席獲得が有望になっているほか、東京、神奈川、愛知で当落線上で争う。2人区の兵庫で当選の可能性を残すなど、選挙区で4議席前後、比例区でも5議席前後を固め、さらに上積みをはかろうとしている。

 公明は東京や大阪で着実に組織を固め、やや優位な情勢になりつつあるが、比例区では6議席前後にとどまりそうで、改選11議席の確保は厳しい情勢だ。

 共産は東京で競り合っている。比例区では3議席前後の見通しで、改選議席4を確保できるかどうか。社民は比例区の1議席にとどまることもありえる情勢で、そうなると過去最低となる。

 新党改革、たちあがれ日本と国民新は、それぞれ比例区で1議席得る可能性がある。

 朝日新聞社は終盤にもう一度、情勢調査を実施する。
    ◇
 〈調査方法〉 24、25の両日、コンピューターで無作為に作成した番号に調査員が電話をかける「朝日RDD」方式で、全国47選挙区と比例区の情勢を調査した。有効回答の目標数は、各選挙区の状況を勘案して分け、改選数1の選挙区800〜千人、改選数2の選挙区千〜1200人、改選数3と5の選挙区は1500人。作成した番号サンプルのうち、世帯用と判明した番号は全国で計7万4706件、有効回答は4万6980人。回答率は63%。

6857とはずがたり:2010/06/26(土) 06:21:14
>>6855
ほんとだ。
気付かなかったけど錦織もみんな支援に回ってるんですねぇ。
まあみんなはさきがけに新保守色を強めたようなスタンスだから元メンバーとも親和性が高いのかも。。

6858名無しさん:2010/06/26(土) 08:59:16
毎日えらぼーとの結果ってここに貼ってみても良いのかな。
http://mainichi.jp/select/seiji/eravote/10votematch/etc/?result=102020403044243411232313242421101214101411
正直これも選択肢に突っ込みどころ満載なんでまるっきりアテにはしてないんですが。

6859神奈川一区民:2010/06/26(土) 10:36:55
参院選で民主・千葉氏ら3人推薦へ/ネットワーク横浜
2010年6月23日http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1006230056/



 ネットワーク横浜は23日までに、7月の参院選で3人の候補予定者を推薦すると発表した。

 推薦するのは、次の3人(敬称略)。

 【選挙区】千葉景子(神奈川・民主)

 【比例】保坂展人(社民)、円より子(民主)

6860とはずがたり:2010/06/26(土) 12:04:16
>>6858
ここ↓でやりましたので選挙・議員スレに転載しておきますね〜。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1036413264/3258-3277

68616858:2010/06/26(土) 15:16:11
>>6860
勝手に転載するんじゃなく「こっちの方が良いよ」とかって誘導してくれませんかね?
それか毎日えらぼーとのトップページのリンクだけ向こうに貼っとくとか。
悪意とかがないのは判りますが、わざわざコピペして転載するような内容でもないですよ。

6862とはずがたり:2010/06/26(土) 17:29:45
>>6858
すみませんねぇ。これが俺のやり方ですので。
コピペしないと貴方の結果が転記出来なくなりますし。

6863名無しさん:2010/06/26(土) 17:50:07
岐阜の小見山候補と一致度96%ときたか
http://mainichi.jp/select/seiji/eravote/10votematch/etc/?result=222213221112222211221212211322132212121311

68646858:2010/06/26(土) 19:11:42
>>6862
> コピペしないと貴方の結果が転記出来なくなりますし。
誘導してくれれば描き直すくらいしますよ。

>>6863
前回の衆院選のえらぼーとだと、たしか菅さんたちは「消費税増税は反対」みたいな選択肢だったような。

重要なのは「今の選択肢がどうか」より「その選択肢をウケ狙いで選んでないか?」とかの方かも。

6865名無しさん:2010/06/26(土) 20:13:07
予想でいけば、山口選挙区は自民の勝利を確信しているようだ。
安倍夫人の昭恵さんも東京でのんびりマラソンと飲み会を楽しんでいる。
http://www.akie-abe.jp/index.php?date=2010-6-30
別に義弟の選挙に一生懸命になる義理もないので結構、結構。
下痢ばっかりしていて病弱の主人に代わって早く貴女が議員に出なさい。

6866チバQ:2010/06/27(日) 00:56:34
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20100618ddlk01010222000c.html
揺らぐ政党:’10参院選・北海道/1 民主 /北海道
 ◇道連に連合“警告” 陣営の逆風で危機感
 「(参院選の)第1候補である藤川さんを確実に当選させなければならない。(知事選での)道政奪還の今後の運動に影響を及ぼしてはならない」。10日、札幌市内であった道電力総連の大会。連合北海道副会長も務める井田邦佳会長は民主党道連の佐野法充(のりみち)幹事長を前に、くぎを刺した。「影響」とは、知事選に向け、民主と連合の関係にひびが入ることを意味する。

 民主は参院選道選挙区(改選数2)で初の2議席独占を目指し、テレビリポーターの徳永エリ氏(48)と自治労出身の前札幌市議、藤川雅司氏(53)を擁立した。徳永氏は民主党道連、藤川氏は連合北海道がそれぞれ選対の屋台骨を担うことで住み分けた。

 だが、無党派層をターゲットとする徳永陣営幹部が「菅内閣の発足で有権者の反応がぐんと良くなった」と手応えを感じているのに対し、藤川陣営は「ほか2人(徳永氏や自民党の長谷川岳氏)の後じんを拝している」(高柳薫・連合北海道会長)と分析する。そのあせりが連合幹部による民主への“警告”につながった。

 連合北海道は90年の結成以来、道選挙区から参院に組織出身者を絶えず送り出してきたが、今回は北海道教職員組合(北教組)や自治労幹部が絡んだ不正献金事件の影響が尾をひく。組合員約27万人のうち、公務員労組が約3分の1を占め、藤川陣営幹部は「公務員労働者への世間の目は依然厳しい。逆風は収まっていない」と明かす。

  ※   ※

 民主党道連の合同選挙対策本部は11日、2陣営に「緊急要請」と題した文書を送った。

 「それぞれの選対で、これまで対策に不得手だった保守層に確実に食い込むことが強く求められます」

 菅内閣の発足に伴い、毎日新聞の世論調査(8、9日)で民主の支持率は34%にV字回復。比例代表ではあるが、民主へ投票するとした人は41%で自民の14%の3倍に達した。一度は遠のいた「2議席独占」の目標が、数字上は手の届くところに近づいた。

 21日には、道連が業界団体を対象にマニフェスト説明会を開く。「民主、自民双方に推薦を出している団体も、きちんと民主をやってほしいとのメッセージ」(道連幹部)と、政権与党としての立場をアピールする。

 だが、二人三脚で昨年8月の衆院選での圧勝劇を演じた民主党道連と連合北海道の間には不協和音が消えないままだ。

 藤川陣営幹部は「国会議員や道議はほとんど徳永陣営に行ってる。やっぱり議員がいないと浸透しない」とぼやくが、民主党道連幹部は冷たく突き放す。「連合さんにはもっと頑張ってもらわないと。組織を固めれば2議席取れる」

  ◇  ◇

 参院選の公示が24日に迫った。昨年9月の政権交代後、初となる国政選挙。既存の政党の支持層に変化が起き始め、新党もできた。揺らぐ道内政党の姿を追った。=つづく

6867チバQ:2010/06/27(日) 00:57:28
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20100619ddlk01010189000c.html
揺らぐ政党:’10参院選・北海道/2 自民 /北海道
 ◇野党転落で逆風 業界離れ減る推薦状
 自民党中堅道議は5月中旬、付き合いのある企業に、自民党公認の元YOSAKOIソーラン祭り組織委員会専務理事、長谷川岳氏(39)への推薦状を断られた。「今回は勘弁してくれ。自民、民主両方を応援させてほしい」。与党時代は黙っていても推薦状を持ってきてくれた。「今は民主党への気遣いが浸透している……」。道議は逆風を肌で感じる。

 昨年の政権交代後、野党に転落して初めての国政選挙を迎える自民党道連。札幌市中央区のビル7階に選対事務所を構え、後援会や党道連のほか、企業回りを担当する企業・団体局などの各セクションが同居する。企業からの派遣スタッフは減り、選対関係者は「与党時代全盛期の選対には100人近くのスタッフが出入りしていたが、今は半数以下」とため息をついた。

  ※   ※

 政権交代後、業界団体の態度は変化した。従来自民党を支援してきた北海道農協政治連盟や日本商工連盟北海道連合会が参院選で民主、自民双方を支持、推薦する方針を決めた。北海道経済連合会は民主・自民双方とも推薦しない中立に転じた。

 長谷川氏の合同選対本部長の伊東良孝・道連会長は「業界団体があてになるなら、去年の選挙は負けなかった」と、下野する前から団体・企業の支持離れが進んでいたことを強調する。

 しかし、長谷川氏の推薦状は約730件。これまでの自民候補は1000件を超えていた。道連は5月、道議50人に地元の企業や団体からの推薦状を取り付けるよう求め、「1人50件」のノルマを課した。道議の一人は「今回のような要請は初めて」と明かす。

 17日、札幌市内であった道漁業協同組合長会議で、来賓あいさつをした武部勤元自民党幹事長は、議員立法で国会に提出した地産地消を促進する法案など自民党が手がけた五つの法案や制度を挙げた。「野党になって官僚とのしがらみもなくなり、現場を大事にする法案を国会で提案させて頂いている」と「実績」のアピールに時間を費やした。

   ※   ※

 業界離れの中、道連が頼みにするのが公明党だ。選挙協力は解消したが、良好な関係は続いており、長谷川氏の4月の事務所開きには、公明党の札幌市議が駆け付けた。現職の中川義雄氏(72)=離党してたちあがれ日本に参加=に代えて擁立した長谷川氏への期待もある。道連幹部は「若くて清新なイメージがあり、各世代から支持がある。自民党支持者以外の票が、これだけ期待できる候補はこれまでいなかった」と、無党派層への浸透に手応えを語る。

 だが、長谷川氏は昨夏の衆院選道1区で、民主党候補に約6万票の大差で落選。「本人に強固な支持基盤があるわけではない。地方からどれだけ票が出るか未知数」(自民党関係者)。「議席ゼロ」の不安は消えない。=つづく

6868チバQ:2010/06/27(日) 00:58:11
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20100621ddlk01010104000c.html
揺らぐ政党:’10参院選・北海道/3 みんな・共産 /北海道
 ◇首相交代で危機感 支持拡大へ課題多く
 「(みんなの党の)核となる支持層が数字として出ただけ。民主と自民の『がっかり票』をみんなの党の積極的な支持票に変えることができれば、十分に戦える」。道選挙区で党公認の中川賢一氏(43)を応援するため13日に道内入りした江田憲司幹事長は、記者団にそう強調してみせた。

 政党支持率でみんなの党は一時、民主、自民両党に次ぐ「第3党」としてその位置を固めつつあるかに見えたが、菅内閣の発足後、毎日新聞の世論調査(8、9日)で3ポイント減の5%に低下。江田氏の発言はマイナスイメージを打ち消そうとしたものだ。ただ、この日、札幌市内のホテルであった講演会は、300席のうち約200席しか埋まらず、空席が目立った。

 みんなの党の道内地域支部は滝川、帯広両市の2支部だけ。候補者の事務所を構える札幌でさえ支部を作れていない。選挙スタッフ約70人はボランティアで、中川氏の事務所の道見泰憲事務局長自ら「素人集団」と認める。他陣営は地方議員や労働組合をフル稼働させる中、179市町村を抱える道選挙区で、人手もなく選挙を戦うのは難しい。

 父が自民党を離党したたちあがれ日本の中川義雄参院議員(72)、いとこが自民党の故・中川昭一元財務・金融担当相という賢一氏に白羽の矢を立てた奇策で、「中川ブランド」に期待するが、候補者決定は5月17日で候補者6人中最後だった。賢一氏はすでに全道を回ることをあきらめ、街頭演説は札幌や旭川など都市部に限る。

 選挙戦術として期待していたインターネット利用を解禁する公職選挙法改正が見送られたことも追い打ちをかける。毎日、ネットの動画で党の政策や自身の考え方を配信してきたが、公示日以降はできなくなる。

 09年8月の衆院選比例代表で全国で社民党と肩を並べる約300万票を獲得したみんなの党だが、道選挙区で第三極足り得る戦いができるのかは未知数だ。

  ※   ※

 共産党道委員会の青山慶二書記長は「国会論戦もなく、米軍普天間飛行場移設問題や政治とカネの問題に無反省という菅さんの本質がさらされないまま、投票日を迎える可能性も十分ある」と表情を曇らせる。

 菅内閣の発足は、民主、自民の2大政党への批判票を集めたい共産党にとってもマイナス要因だ。共産党は民主党政権の発足当初、「建設的野党」を掲げ是々非々で対応していたが、普天間問題などで批判を強めてきた。旭川市で開いた「森林・林業シンポジウム」には全国森林組合連合会長が参加するなど、新しい動きも出ているが、支持拡大は簡単ではない。

 共産候補の道選挙区での得票は低下している。01年28万票、04年25万票。今回立候補する党道委員会政策委員長の畠山和也氏(38)が初挑戦した前回07年は20万票だった。党内からは「民主も自民もダメだと思って消去法で考えた時でも共産党が出てこない」「運動量が足りない。党員の高齢化もある」と悩みの声が漏れる。=つづく

6869チバQ:2010/06/27(日) 00:59:17
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20100622ddlk01010200000c.html
揺らぐ政党:’10参院選・北海道/4止 社民・公明・たちあがれ /北海道
 ◇比例候補、道険しく 戦略描けず悲観論も
 参院選の投開票日まで1カ月を切った今月13日、社民党道連は札幌市で常任幹事と道選対ブロック事務局長の合同会議を開いた。道選挙区(改選数2)で候補者を擁立するかどうか、結論を出すためだった。

 「普天間問題で社民党への期待がある。候補者を立てるべきだ」「『とにかく立てれば良い』では責任が持てない」。積極論、慎重論の双方が出たが、最終的には擁立を見送った。

 道選挙区で候補を擁立しなかったのは旧社会党時代も含めて初めて。記者会見した社民党道連の道林実代表は苦渋の表情で「忸怩(じくじ)たる思い。勝てる見通しがない。資金面も考慮した」と語った。党勢の衰退を象徴する一言だった。

 参院選の比例代表には、道連幹事長の浅野隆雄氏(54)を擁立。民主党道連の支持団体である連合北海道から道選挙区での支援要請があり、民主を支援する代わりに、比例では社民への協力を求める選挙協力も考えられる。だが、普天間問題や消費税増税を巡る両党の政策の違いなどから、自主投票の公算が大きい。

 社民党道連関係者は「社民党の支持者は反自民。結局、選挙区は民主に票が流れる」と指摘する。道内で国会議員の議席を失ってから約7年。衰退を食い止める戦略を描けないまま公示日を迎える。

  ※   ※

 「今回は相当厳しい。身内で戦争することになる」。前道議の横山信一氏(50)を比例代表の北海道・東北ブロック重点候補として支援する公明党道本部関係者は危機感を募らせる。

 同党の比例代表の改選議席は8だが、野党転落の影響で業界団体などの支持が離れ、今回は6〜7議席との悲観論が出ている。公明の比例候補が当選を確実にするには個人名得票70万〜80万票が必要だが、北海道、東北の同党の基礎票も70万〜80万票。横山氏は知名度が低く、党名を書く人が増えれば痛手となる。

 そこで重視してきたのが「イベントで一度に大勢と会う空中戦」(党道本部幹部)。6日に札幌市の大通公園であった集会には約1万人の若者らを集めた。格闘技アナウンサーが横山氏を呼び出す姿を大型スクリーンで映し出す、派手な仕掛けでアピールした。

 党道本部幹部は「今後は、北海道、東北だけではなく、全国から得票を狙う。別の比例候補もこちらのブロックを掘り起こしてくるだろう」と話す。

  ※   ※

 たちあがれ日本は、平沼赳夫代表が親交の深い中川義雄参院議員(72)を自民党から迎え入れ、5月には比例代表候補として公認した。しかし、長男賢一氏がみんなの党から道選挙区に出馬することになり、戦略に狂いが生じた。

 中川氏は一時立候補辞退に傾き、活動開始は6月上旬にまで出遅れた。自民党との選挙協力も模索していたが、賢一氏と自民候補が競合するため、立ち消えになりつつある。

 「自民党時代のつてを今は使えないが、幸い過去に(投票用紙に)『中川義雄』と書いてくれた人たちがいる。ひたすら遊説で訴えるしかない」(同党関係者)という戦いは悲壮感すら漂う。=おわり

 ◇  ◇
 この企画は、岸川弘明、和田浩幸、水戸健一、今井美津子、中川紗矢子、堀井恵里子が担当しました。

6870チバQ:2010/06/27(日) 01:00:15
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100618_04.htm
攻防’10参院選(1)青森/「自民王国」雪辱なるか




 政権交代後、初の本格的な国政選挙となる第22回参院選は、24日の公示(7月11日投票)まで1週間を切った。東北の6選挙区には計29人が立候補を予定する。全選挙区で民主、自民両党が激突。民主党は改選数2の宮城、福島で議席独占を狙う。自民党は宮城で推薦を含め2人が決戦に臨み、福島では候補を1人に絞って議席を死守する構えだ。共産党や社民党、新党・第三勢力も割って入る。東北各県の戦いの構図を見る。(6回続き)

<新人死守狙う>
 2004年、07年と連勝した民主党が議席を死守するのか、自民党が雪辱を果たせるのかどうかが焦点。09年8月の衆院選は自民党が逆風を受けながら県内4選挙区のうち3選挙区を制し、「自民王国」の面目を保った。菅政権の誕生で民主党の支持率が回復する中、両党は「風」を気にしながら臨戦態勢を整える。
 民主党は、引退する田名部匡省参院議員に代わり、新人の波多野里奈氏(37)を立てる。県選出の衆院議員4人が選挙戦の指揮を執る。
 党本部の公募に応じた波多野氏は東京都出身。県内でアナウンサーとして3年半、勤務したが、知名度は高くない。顔と名前を売り込み、「落下傘」批判をかわそうと、県議の後援者の会合や街頭での演説を重ねる。
 候補者選定が党本部主導で進み、県議3人を退けた経緯から、県連内には不協和音も残る。
 県トラック協会が推薦を決めるなど、自民党の支持基盤を切り崩したのはプラス材料。県連の田名部定男幹事長は「新政権の高い支持率を候補者の浸透に結びつけたい」と気を引き締める。

<組織票固める>
 自民党は07年に落選した元議員の山崎力氏(63)が再挑戦する。昨年12月、党員党友による投票で選ばれた。
 前回は民主党新人に5万7000票の差をつけられた。「金城湯池」の町村部でも票をまとめきれなかった反省から、県選出の国会議員や県議とともに各地で演説を重ね、支援企業・団体を回って組織票を固める。
 大島理森幹事長(衆院青森3区)も頻繁に県内に戻り、テコ入れを図る。12日は谷垣禎一総裁や石破茂政調会長が来県した。県議は「幹事長のおひざ元。絶対に負けられない」と意気込む。
 気掛かりは公明党の動向だ。前回は山崎氏を推薦したが、今回は見送り、比例代表に専念する。支持母体の創価学会県幹部は「無条件で手は差し伸べない」と語る。
 共産党新人の吉俣洋氏(36)は政権批判の街頭演説を続ける。党県議団の諏訪益一団長は「首相が代わっても、民主党の中身は変わっていないという理解が広がれば、票の上積みは可能だ」と強調する。
 社民党は新人の山田清彦氏(53)を擁立。連立政権離脱を「反核、反基地の政策を打ち出す好機」と前向きにとらえる。県連の奈良岡克也副代表は「目標の15万票も夢物語ではない」と話す。
 たちあがれ日本の新人升田世喜男氏(53)は05年、09年の衆院青森1区に続く3度目の国政挑戦。非民主、非自民の第三極勢力の結集を図る。

◇青森選挙区立候補予定者(1―5)
波多野里奈37アナウンサー民新 
山崎  力63元総務副大臣自元(2)
吉俣  洋36党県書記長 共新 
山田 清彦53党県常任幹事社新 
升田世喜男53元県議   た新 


2010年06月18日金曜日

6871チバQ:2010/06/27(日) 01:01:02
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100619_01.htm
攻防’10参院選(2)岩手/「小沢批判」風向き注視




<盤石の組織網>
 再選を目指す民主党現職の主浜了氏(60)に自民党新人の高橋雪文氏(39)ら3新人が挑む。衆参9人の国会議員を擁する「民主王国」で盤石の態勢づくりを進める主浜氏に対し、高橋氏らは小沢一郎前民主党幹事長の「政治とカネ」の問題などを批判し支持拡大を図る。小沢氏の幹事長辞任がどう影響するのか注目される。
 主浜氏は党国会議員の後援会を母体に、県内全域に後援会組織を張り巡らせた。5月下旬には連合岩手と合同選対を設置。自民党を支持してきた県農協政治連盟や県土地改良区政治連盟からも推薦・支持を取り付けた。
 他党の候補者擁立が遅れたのを尻目に精力的に県内を回り、立候補を表明した昨年11月以降、既に4巡した。農林水産業の振興を訴え、保守色の強い県北・沿岸部では地盤とする比例代表の工藤堅太郎氏と二人三脚で票を掘り起こす。
 2004年参院選は、自民党などが推薦する元副知事と戦い、相手の地元・北上市と、二戸市で競り負けた。県連幹部は「今回は与党の立場。全市町村で勝利を目指す」と意気込む。
 懸念材料は幹事長辞任後も根強く残る「小沢批判」。主浜氏は「小沢氏が民主党を育てた。日本の改革に必要な人」と反論に躍起だ。

<神経とがらす>
 対する高橋氏は「反小沢」を旗印に掲げ、「小沢的政治手法でいいのか」と訴える。小沢氏の地盤である県南部に何度も足を運んだ。「有権者の反応は悪くない。手応えを感じる」と街頭演説や企業回りを続ける。
 菅内閣の発足によって微妙に変化した風向きに、神経をとがらせる。民主党の支持率回復とともに小沢氏への批判が弱まることを警戒。「政治とカネ」を追及しながら、財源問題など民主党マニフェストの是非を問う戦略に重点を移した。「民主党のままでは国家が破綻(はたん)する」と指摘し、無党派層などの取り込みを狙う。
 党の擁立作業が難航し、出馬表明が4月と出遅れた。市議、県議時代の選挙区だった盛岡以外でいかに浸透するかが課題。沿岸部は比例代表の小野寺有一氏、県北部は県連会長の鈴木俊一元環境相と連携を深めて攻め込む構えだ。
 共産党新人の瀬川貞清氏(60)は昨年末の立候補表明以降、県内を2巡した。菅原則勝党県委員長は「有権者は民主党にも裏切られた。関心は共産党に向いている」と強調する。
 社民党は連立政権を離脱した6月上旬、新人の伊沢昌弘氏(63)を急きょ擁立。年金、医療改革などを訴え、基礎票に上積みを狙う。

◇岩手選挙区立候補予定者(1―4)
主浜  了 60 党県副代表 民現(1)(国推)
高橋 雪文 39 元県議   自新
瀬川 貞清 60 党県書記長 共新
伊沢 昌弘 63 党県幹事長 社新


2010年06月19日土曜日

6872チバQ:2010/06/27(日) 01:01:53
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100621_03.htm
攻防’10参院選(3)秋田/共闘社民離脱、どう影響




<残る不協和音>
 民主党現職の鈴木陽悦氏(61)と元プロ野球選手で自民党新人の石井浩郎氏(45)が激突する。2004、07年の参院選で無所属新人を担ぎ、自民党現職を連破した民主、社民両党と連合秋田の「三者共闘」から今回、社民党が離脱した。構図の変化がどの程度の影響を与えるのか、石井氏の高い知名度がどこまで得票に結びつくのかが焦点だ。
 04年に無所属で初当選した鈴木氏は09年10月、民主党に入党した。無所属を含む県選出の国会議員5人が選挙戦を指揮。菅内閣発足による党支持率の急回復を追い風にする。連合秋田の支援と国民新党の推薦を受ける。
 党県連は今年1月、現職の鈴木氏がいながら、公認候補を公募した。09年衆院選などで、鈴木氏が党候補に非協力的だったとの不満が背景にあり、今回の公認も党本部主導で決まった。
 わだかまりは完全には消えておらず、党県連の松浦大悟代表は「当選に向けて一丸となるだけだ」と力を込める。
 社民党は今回、反自民での自主投票を決めた。
 09年衆院選秋田2区で社民党候補を民主党が推薦したにもかかわらず、一部の民主党員が離党して無所属候補を支援。社民党候補が敗れた。
 鈴木氏の民主党入りで亀裂が決定的になった。社民党県連の石田寛幹事長は「選挙区では組織として動かない」と明言する。

<総力戦を展開>
 議席奪還を目指す自民党。09年衆院選でも県内3選挙区で全敗しており、「幅広い支持が得られる候補」として石井氏に白羽の矢を立てた。党県議27人がそれぞれの地元で石井氏に同行するなど総力戦を展開する。
 県農協政治連盟が自主投票を決めるなど支持基盤の一部が崩れ、党支持率も上向かない中、石井氏の人柄をアピールし、無党派層の取り込みを狙う。街頭での反応は上々で、携帯電話のカメラで撮影しようと人垣ができる。
 民主党の党勢回復にも、自民党県連の能登祐一幹事長は「人口の多い秋田市が勝負だ」と強気の姿勢を崩さない。ただ、石井氏の経験不足を不安視する声は県連内にもあり、選挙戦でどれだけ政策を訴え、論争できるのかも、一つの鍵となる。
 公明党は石井氏の推薦を見送ったものの、党県本部の田口聡代表は「国政選挙を一緒に戦ってきた友好関係がある」と説明し、地域レベルでの支援は黙認する考えだ。
 共産党新人の藤田和久氏(61)は農業再生を訴える。党県委員会の米田吉正委員長は「農政連の自主投票で農業関係者に接触しやすくなった。手応えを感じる」と語る。

◇秋田選挙区立候補予定者(1―3)
鈴木 陽悦 61 党県副幹事長 民現(1)(国推)
石井 浩郎 45 元野球選手  自新(た支)
藤田 和久 61 党地区委員長 共新


2010年06月21日月曜日

6873チバQ:2010/06/27(日) 01:02:36
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100621_07.htm
攻防’10参院選(4)福島/民・自均衡、変化あるか




<党本部が主導>
 過去3回は2議席を民主、自民両党が分け合った。今回は民主党が現職と新人を擁立。昨年の衆院選で県内の全5選挙区を制した勢いに乗って、初の2議席独占を狙う。対する自民党は確実に議席を守るため候補者を現職1人に絞った。トップ当選を至上命令に、組織の引き締めを図る。
 民主党現職の増子輝彦氏(62)は、党参院議員だった現知事佐藤雄平氏の知事選転出に伴う2007年の補選で初当選した。衆院議員時代からの地盤・郡山市などを中心に支持固めを進める。連合福島の推薦のほか、商工団体などの支援も受ける。
 精力的に地元に戻り、街頭演説や支援組織へのあいさつ回りに余念がない。経済産業副大臣としての実績をアピールし、票の上積みを図る。
 民主党新人の岡部光規氏(41)は、党本部が昨年11月に実施した国会議員候補者の全国公募に応じ、3月に立候補を表明した。党県連は2人目の擁立には消極的だったが、小沢一郎前幹事長側が押し切り、人選も党本部が主導した。
 県連の玄葉光一郎代表(衆院福島3区)は「わたしが(2人擁立の)責任を持つ」と挙党態勢を掲げるが、増子氏への遠慮などもあって、県議らの岡部氏支援の動きはいまひとつ。連合福島は増子氏1人を推薦した。
 陣営は、菅内閣発足による党支持率の回復を追い風に、後援会などの組織に頼らず、都市部を中心とした無党派層の取り込みに狙いを定める。医師の立場から医療や社会保障の充実を訴えるとともに、若さをアピールし、浸透を図る。

<「トップ」狙う>
 自民党現職の岩城光英氏(60)は演説会を重ね、団体回りを続けるなど、3選を目指して着々と臨戦態勢を整える。
 自民党県連も、大島理森幹事長から「2人擁立」を強く迫られたが、「県連が割れかねない」と説明し、岩城氏1人に絞ることの了解を得た。岩城氏は当選した1998年と04年、ともに民主党候補の後じんを拝しただけに、自身も県連も「トップ当選」を前面に掲げる。
 陣営は「安泰ムード」を警戒。19日には谷垣禎一総裁が県内に入り、テコ入れした。
 共産党新人の岩渕友氏(33)は昨年10月の立候補表明以降、県内全域で演説会や街頭演説をこなす。民主党政権への批判を強め、雇用の改善など身近な問題を訴える。
 みんなの党新人の菅本和雅氏(42)は、中小企業の現場の声を生かした政治に取り組むと強調。比例代表に立候補する元県議小熊慎司氏(42)と連動し、支持拡大を目指す。

◇福島選挙区立候補予定者(2―5)
増子輝彦 62 経産副大臣  民現(1)(国推)
岡部光規 41 医師     民新
岩城光英 60 元官房副長官 自現(2)
岩渕友  33 党県常任委員 共新
菅本和雅 42 会社役員   み新


2010年06月21日月曜日

6874チバQ:2010/06/27(日) 01:03:12
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100622_01.htm
攻防’10参院選(5)山形/自民現職、逆風に危機感




<連携が微妙に>
 東北の参院1人区で唯一、自民党が持つ議席を現職が守りきるのか、民主党が攻め落とすのか。「保守王国」と呼ばれた山形で、激しいつばぜり合いを展開する。
 民主党は3月に新人で元防衛官僚梅津庸成氏(43)の擁立を決めた。梅津氏は知名度不足を解消しようと連日、労組などの支持団体回りをこなし一日50回を目標に街頭演説を重ねる。
 党支持率のV字回復を追い風に、党県連の武田聡幹事長は「名前も浸透してきた」と手応えを語る。20日には、枝野幸男党幹事長が来県し、てこ入れを図った。
 民主党は2007年参院選で勝利し、09年衆院選でも3選挙区のうち公認候補を立てた2選挙区を制した。社民党、連合山形との共闘が勝利の原動力となった。
 今回、連合山形は早々に梅津氏の推薦を決めたが、普天間問題で連立政権を離脱した社民党は「支持と自主投票の中間」(県連)という態度に後退した。都市部に強い民主党と、郡部でも一定の組織力がある社民党との連携に微妙な影を落としている。

<団結呼び掛け>
 自民党は現職の岸宏一氏(70)が3選を目指す。昨年10月に立候補を表明したが、党県連は公認手続きの過程で公募した新人との決選投票を3月に実施し、岸氏が小差で制した。岸氏は09年知事選で、民主党などが支援した現知事の吉村美栄子氏の応援に回っており、落選した前知事を事実上支援した県連内部の不満が表面化した形だ。
 岸氏は自身への逆風に危機感を強め、自ら「過去にないほど動いている」と語る。党の地域支部総会や地方議員の会合へ顔を出し、知事選での行動の背景などを説明。しこりの解消に心を砕く。加藤紘一県連会長も「オープンな方法で決まった以上、全力で岸氏を当選させなければならない」と大同団結を呼び掛ける。
 04年参院選では山形市や米沢市などで民主党候補にリードを許しており、今回は都市部での支持拡大にも重点を置く。
 公明党は岸氏の推薦を見送ったが、自公連立政権時代に築いた友党関係を重視。公明党の比例代表候補と岸氏の連動を模索する。
 共産党新人の太田俊男氏(56)は「平和と暮らしを守る政治」を掲げ、労働法制の規制強化や中小企業支援、農業再生などを訴える。党県委員会は過去最高に匹敵する7万票を目標にする。
 みんなの党新人の川野裕章氏(50)は5月16日に立候補を表明した。公務員改革と税制改革の必要性を強調する。「第三極」の存在感を示そうと、県内の約300キロを自転車で回る遊説活動を展開。無党派層の取り込みを狙う。

◇山形選挙区立候補予定者(1―4)
梅津庸成 43 元防衛省職員 民新(国推)
岸宏一  70 元厚労副大臣 自現(2)
太田俊男 56 党県副委員長 共新
川野裕章 50 党支部長   み新


2010年06月22日火曜日

6875チバQ:2010/06/27(日) 01:04:08
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100623_01.htm
攻防’10参院選(6完)宮城/8人が名乗り、混戦模様




<一気に攻勢へ>
 8人が名乗りを上げ、混戦模様の前哨戦が繰り広げられている。2議席独占を狙う民主党と、保守の底力で議席死守を目指す自民党の攻防が最大の焦点。みんなの党、社民、共産各党が間隙(かんげき)を突いて上昇を狙う。
 民主党は3選を目指す現職の桜井充氏(54)と新人の伊藤弘実氏(36)を擁立。鳩山政権時代は逆風にさらされ、共倒れの危機がささやかれたが、菅政権発足で一気に攻勢ムードが強まった。
 党政審会長の桜井氏は「政治への信頼を取り戻す」と医療、中小企業政策で持論を展開し、組織を引き締める。伊藤氏は「介護福祉のプロ」を掲げて街頭活動中心の運動。岡崎トミ子参院議員が全面支援し、急速な知名度アップを狙う。
 昨年の衆院選では県内6選挙区のうち5選挙区を制した。党勢回復による慢心の広がりが懸念材料だが、両陣営の切磋琢磨(せっさたくま)は他党との競り合い並みに激しい。県連は「相乗効果で2議席を狙う」と意気込む。

<支援分かれる>
 自民党新人の熊谷大氏(35)は、公募で選ばれた清新さと松下政経塾出身の経歴で知名度が上向いてきた。「世代交代を」と呼び掛ける。
 県連は「民主党の議席独占阻止のため1議席確保が優先」と候補を熊谷氏に絞ったが、党は4選を狙って無所属で立候補する現職の市川一朗氏(73)を推薦した。
 市川氏は「即戦力のベテランはわたしだけ」と郡部を攻め、中高年層を中心に浸透を図る。党県議や支持者は熊谷、市川両氏に支援が分かれている。一部に「両陣営の戦略が裏目に出れば苦戦が予想される」(県連幹部)との危機感も出てきた。
 共産新人の加藤幹夫氏(46)は衆院選を含めて5度目の国政挑戦。「公約違反を重ねる民主党政権でいいのか」と主張し、比例代表候補と連動して支持拡大を図る。
 社民党新人の菅野哲雄氏(61)は連立政権を離脱した党の正当性を強調しながら、民主党攻撃を強める。選挙日程優先で国会を閉じたことを指摘し「民主党は選挙のことばかり考えている」と批判する。
 みんなの党新人の菊地文博氏(50)は「地域主権を実現できるのはわが党だけ」と仙台市を中心に浸透を急ぐ。県議活動で民主、自民両党の支持層に人脈を築いてきたことが強み。渡辺喜美代表が22日、仙台市に入ってテコ入れした。
 幸福実現党新人の村上善昭氏(37)は消費税増税の阻止を訴える。
 宮城選挙区は過去2回、民主、自民両党が公認候補を一人ずつ立て、議席を分け合ってきた。政権交代で県内の党勢バランスが変化し、すみ分けの時代が終わったことを印象づけている。

◇宮城選挙区立候補予定者(2―8)
桜井  充 54 医師    民現(2)(国推)
伊藤 弘実 36 会社社長  民新(国推)
熊谷  大 35 元中学校講師自新
加藤 幹夫 46 党県副委員長共新
菅野 哲雄 61 元衆院議員 社新
菊地 文博 50 県議    み新
村上 善昭 37 幸福実現党員諸新
市川 一朗 73 元農水副大臣無現(3)(自推)


2010年06月23日水曜日

6876チバQ:2010/06/27(日) 01:05:11
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100624_08.htm
宮城乱戦サバイバル 参院選公示 追い風、反目…前線へ

街頭演説に集まった有権者に頭を下げながら握手を交わす候補者=24日午前11時ごろ、仙台市内


 2議席を8人が奪い合う壮絶なサバイバルドラマが幕を開けた。参院選が公示された24日、全国有数の激戦区の宮城選挙区では、立候補者たちが一斉に戦いの前線へ繰り出した。民主党は回復した支持率を追い風に2議席独占を狙うが、「消費税10%」で体勢がぐらつく。政権奪還を狙う自民党は、公認新人と推薦無所属が反目したまま戦いに突入。割って入る第三極は一点突破を仕掛ける。17日間の攻防は、敵味方入り乱れての激突だ。

 シャッターが下り、閑散とした白石市内の商店街。民主党現職の桜井充候補(54)は「社会保障に力を入れ、医療や介護分野で雇用を創出することが必要だ」と訴え、終日郡部を回り続けた。
 対照的に、新人の伊藤弘実候補(36)は仙台市に張り付いた。市役所前で応援マイクを握った岡崎トミ子参院議員は「桜井さんのような大きな組織はない。一人一人の声掛けで当選するしかない」。応援に入った細野豪志党幹事長代理は「2議席取れる可能性がある」と強調した。
 2期12年の実績がある桜井候補と一から人脈づくりをしてきた伊藤候補の「競り合い」。党県連幹部は「切磋琢磨(せっさたくま)が勝利を呼ぶ」と、身内同士のにらみ合いを黙認する覚悟だ。
 仙台市役所前ではその10分前、自民党新人の熊谷大候補(35)が声を振り絞っていた。「政権交代後に待機児童は減ったか。民主党は日本をめちゃくちゃにしている」と菅政権を痛烈に批判した。
 攻勢を仕掛ける自民党だが、一枚岩ではない。熊谷候補か、党推薦の現職市川一朗候補(73)かで、党県議たちの行動が割れているからだ。
 熊谷候補への支援一本化に躍起になる党県連会長の小野寺五典衆院議員は正午、県議会自民党会派控室を訪ねた。支援を求めて全38人の県議と握手して回った。
 市川候補はそれを見越したように、小野寺氏の地元・宮城6区の栗原市方面を駆け抜けた。栗原市は市川氏の古里。県連批判は封印し、マイクを握った栗原市の森林組合では「地元からのエネルギーで突破したい。原点に立ち返る」と語った。
 二大政党の競り合いを縫って浮上を狙うのは、みんなの党新人の菊地文博候補(50)。仙台市のJR仙台駅東口の第一声で消費税批判を展開し「ばらまき政策をやっておきながら、財源を増税で充てようという考えは許されない」と強調した。
 青葉区で第一声を上げた共産党新人の加藤幹夫候補(46)も「消費税増税を何としてもストップさせる」と訴えた。
 社民党新人の菅野哲雄候補(61)も仙台市中心部で第一声を上げ「民主党単独政権を許してはならない」と対抗心をむき出しにした。
 幸福実現党新人の村上善昭候補(37)は「民主党政権は党利党略で政治を行ってきた」と批判した。


2010年06月24日木曜日

6877チバQ:2010/06/27(日) 01:05:49
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100625_04.htm
黙する民主、攻める自民 “脱小沢”に東北の各陣営
 参院選の舌戦が始まった24日、鳩山由紀夫前首相の退陣とともに表舞台を去った小沢一郎民主党前幹事長をめぐる東北の各陣営の主張は、沈黙と批判に分かれた。民主党陣営は「脱小沢」で支持率が回復したことを背景に、ほとんどが触れずじまい。野党側は「政治とカネの問題は解明されていない」と批判のトーンをあらためて強めた。
 岩手選挙区(改選数1)に再選を目指して立候補した民主党現職の主浜了候補(60)。6年前、小沢氏の強力な支援で当選した「小沢チルドレン」だ。
 公示前は「政権交代を果たしたのは小沢先生のおかげ」と繰り返した。24日は一転して「小沢賛辞」を封印した。
 盛岡市の選挙事務所での第一声は「国民に信頼される安定した政権が必要」と党への支持を求めるだけ。達増拓也知事、党国会議員ら応援弁士も小沢氏に触れなかった。
 「菅内閣の発足と小沢先生の幹事長辞任を絡めて話すとマイナスになりかねない」。陣営幹部は戸惑いを打ち明ける。
 民主党は「脱小沢」の流れに乗るが、平野達男参院議員(岩手選挙区)は奥州市でマイクを握り「菅政権が今後、大きな仕事をしようとしたら必ず、小沢先生の後押しがなければできない」と指摘した。
 「一兵卒」となった小沢氏。参院選後、「剛腕」を再び振るうチャンスがあることを、平野氏は支持者に説明した。
 対する岩手選挙区の自民党新人、高橋雪文候補(40)は第一声で「政治とカネの問題は、岩手でけじめをつけなければならない」と迫った。後援会幹部も「悪の権化の手先に岩手は任せられない。勇気ある県民がいることを日本中に示す」と気勢を上げた。
 「小沢さんはいなくなったように見えるが、そうではない」。山形市で演説した自民党山形県連会長の加藤紘一衆院議員はこう切り出した。
 9月に民主党代表選があることを挙げ、「小沢さんと参院(議員会長)の輿石(東)さんがすべてを決めている。代表選で小沢さんは再び主導権を握るだろう」と予測してみせた。


2010年06月25日金曜日

6878チバQ:2010/06/27(日) 01:07:10
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100621_05.htm
流転政治・政党編 迫る’10参院選(上)民主/なるか、2人区独占/「脱小沢」追い風再び

街頭で参院選での支持を呼び掛ける民主党宮城県連。枝野幹事長が応援に入った=20日午後4時45分ごろ、仙台市青葉区中央2丁目


 参院選(7月11日投票)は24日の公示まで3日となった。東北の6選挙区(改選数8)では、各政党が前哨戦の火花を散らしている。迷走した鳩山政権に代わり、菅政権が発足して約2週間。政治状況は一変したが、夏の政党対決は自民党政権から続く既視感の中で始まろうとしている。各党のいまを東北で見た。(参院選取材班)

 「脱小沢」の看板が東北の主戦場に入った。
 「官僚主導ではなく、政治主導で古いしがらみを断ちきり、徹底して税金の無駄遣いを省く」
 民主党幹事長の枝野幸男は20日夕、仙台市青葉区の繁華街でマイクを握った。宮城選挙区(改選数2)は現職の桜井充(54)と新人の伊藤弘実(36)を擁立。「ここで2議席を独占すれば単独過半数は夢ではない」(党幹部)という重点区だ。
 菅内閣の発足で党勢は回復し、鳩山政権下の逆風はうそのようにやんだ。攻守は逆転し、民主党は追い風に乗る。

<支持回復の顔>
 枝野は前幹事長小沢一郎と距離があり、反小沢の急先鋒(せんぽう)とされてきた。宮城県連代表で党選対委員長の安住淳が「支持率回復の顔。無党派層に浸透できる武器だ」と応援を求めた。
 「この9カ月、国民から厳しい指摘を受け、わたしたちも唇をかむ思いがあった。心配をかけたことは反省する」
 政治とカネ、米軍普天間基地の移設問題、マニフェスト(政権公約)違反…。枝野は、迷走した小鳩時代のもどかしかった思いをにじませた。
 桜井と伊藤は同日、塩釜市で青年会議所が開いた公開討論会をキャンセルし、枝野との街頭演説を優先させた。
 昨年夏、民主党は破壊的なパワーで政権の座に就いた。支持基盤が整っていない党を押し上げたのは紛れもなく民意の「風」だ。今度は首相交代という秘策で再び、風を呼び込みつつある。
 宮城県連の幹部は「党組織はまだまだ弱い。無党派層への浸透が民主党らしい戦い。首相が代わり神風の条件は整った」と言う。

<冷ややかな目>
 「民主党を政権与党にしたのは誰か。小沢前幹事長に敬意を表さなければならない」
 14日、岩手県藤沢町。岩手選挙区(改選数1)で再選を目指す現職の主浜了(60)は、町文化交流センターで開いた集会で、王国のあるじの名を何度も口にした。
 前首相鳩山由紀夫とともに幹事長を辞任した小沢。9日に枝野に事務引き継ぎをした後、「一兵卒として当面、参院選の勝利に少しでも役立てるよう微力を尽くしたい」と語った。
 集会には約20人が参加したが、小沢を見る目は意外に冷ややかだった。
 「終わったことはもういい。菅直人首相をしっかり支えると言ってほしい」。ある男性が切り出すと、拍手が起きた。
 小沢が築いた地盤は強固だが、政治とカネへの風当たりは強い。主浜は「気持ちの中に感謝や敬意の念を持っていてほしいということ。菅首相の下で頑張る」と語るのが精いっぱいだった。
 風が推進力の「民主型」と、どぶ板戦を軸に強力な組織を築く「小沢型」。党内の隔たりを反映した対照的な戦いが加速している。
(敬称略)


2010年06月21日月曜日

6879チバQ:2010/06/27(日) 01:07:46
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100622_03.htm
流転政治・政党編 迫る’10参院選(中)自民/揺れる戦略、守勢に/議席奪還へ退路断つ

参院選で与党を過半数割れに追い込む覚悟を強調した谷垣自民党総裁=20日午後、JR秋田駅前


 覚悟の熱弁が響いた。
 「野党が必ず過半数を取り、民主党の乱暴な政治に歯止めをかける。これは国民の皆さんが自民党に課した使命だ」
 自民党総裁の谷垣禎一は20日午後、JR秋田駅前で鬼気迫る表情を見せた。参院選(24日公示、7月11日投票)の勝敗目標は与党の過半数割れ。「追い込めなければ、総裁は辞任する覚悟だ」と退路を断った。
 鍵を握るのは全国29の1人区。秋田選挙区には元プロ野球選手の新人石井浩郎(46)を立てた。過去2回の参院選はいずれも元アナウンサーの知名度に惨敗。今回は県出身の有名人を担ぎ出し、議席奪還を狙う。

<党勢上向かず>
 「自民党は危機にあるが、チャレンジャーとなって危機を乗り越えてみせる」。谷垣は意気込むが党勢は上向かない。
 政党支持率は一時、民主党を上回ったものの、菅政権が発足して再び下降した。鳩山政権時代に内閣不信任決議案を提出できなかった戦略のまずさも手伝って、執行部の求心力は万全ではない。
 「会社を倒産させた社長や役員に再建するから協力しろと言われ、誰が手を貸すだろうか」
 19日午後、登米市で開かれた党宮城6区支部の決起大会。元県議会議長で宮城県連会長代理の高橋長偉は党執行部を公然と批判した。
 改選数2の宮城選挙区には、松下政経塾出身の新人熊谷大(35)を擁立。1月に県連が行った公募で、4選を目指す現職の市川一朗(73)を抑えて選ばれた。背負う看板は「新生自民党」だ。
 県連会長の衆院議員小野寺五典は「政治経験はなく昔の自民党なら出さない候補。こういう若者を国政に送り出すことが党再生の第一歩だ」と力を込める。
 改革志向に反し、党内の足並みはそろわない。
 党県議12人が18日、無所属党推薦で立候補する市川の支援組織を結成することを決めた。世話人代表の菊地浩は「自民党に新人を育てる余裕はない。ベテランの職人芸で対抗しないと政権奪還は無理だ」と反論する。

<従来型求める>
 山形選挙区(改選数1)はベテランが先頭に立つ。3選を狙う現職の岸宏一(70)は19日、鶴岡市で演説し「普天間も消費税も自民党と全く同じ。争点をなくし、人気で選挙するつもりか」と舌鋒(ぜっぽう)鋭く民主党を攻撃した。
 党山形県連は世代交代をもくろみ、公募で選んだ31歳の新人女性と岸による党員投票を行ったが、思惑とは裏腹に、小差で岸に軍配が上がった。
 元党幹事長で県連会長の衆院議員加藤紘一は「民主党政権への強烈な不安から、従来の政治家を求めた。落ち着いた政治への期待感の表れだ」と党員心理を推し量る。
 かつて、首相を何度も代えて政権の延命を図った自民党。決戦は、民主党が仕掛けた首相交代劇に守勢を強いられる局面で近づく。
 因果応報の大波に、戦略は揺れている。
(敬称略)


2010年06月22日火曜日

6880チバQ:2010/06/27(日) 01:08:25
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100623_03.htm
流転政治・政党編 迫る’10参院選(下)第三極/「風」の行方に心砕く/消費税、新たな攻め手

消費税10%に言及した菅首相を批判する渡辺みんなの党代表=22日午後6時10分ごろ、仙台市青葉区


 東京で22日あった9党首討論会の後、みんなの党代表の渡辺喜美は東北新幹線に飛び乗った。
 「何で消費税10%なんだ。ばかも休み休み言ってくれ。悲しいかな、脱官僚を言っていた菅さんが、財務官僚の手のひらで踊っている」
 午後6時すぎ、渡辺は仙台市青葉区の繁華街で行き交う人波に訴えた。隣では参院選宮城選挙区(改選数2)に擁立した県議の菊地文博(50)が必死に手を振る。
 首相菅直人は17日、「消費税10%」に言及。ここにきて「消費税増税」が参院選の争点に一気に浮上し、各党は「風」の行方に神経を使う。
 鳩山政権下、アジェンダ(政策目標)を明確にする「第三極」が受けて支持率が上昇したみんなの党。民主党の党勢回復で、やや失速傾向だ。
 渡辺は菅が言いだした「10%」と官僚支配を結び付け、一点突破を狙う。「国民は菅内閣が官僚主導路線をひた走っていることにだんだん気がついている。支持率はさらにダウンする」
 東北では山形と福島でも新人を立てた。候補者たちは渡辺の写真が入ったパネルを隣に置き、連日街頭に立ち続ける。
 最大の武器は渡辺が巻き起こす「風力」だ。
 「支持率がちょっと下がったといっても気にする必要はない。熱い支持者はぶれずに背中を押してくれている」。仙台市に支持基盤がある菊地は、渡辺の後押しを受けてフル回転を始めた。

<分かれる対応>
 「民主党単独政権を許せば、暮らしが危うくなる。民主党に2議席を取らせてはいけない」
 20日夕、仙台市のショッピングセンター前。宮城選挙区に立つ社民党県連代表の菅野哲雄(61)は、公認候補を2人立てる民主党を批判した。
 昨年の衆院選は連合宮城の仲立ちで、宮城6区に立候補した菅野を民主党が支援し、社民党は1〜5区で民主党を応援。両党の距離は縮まったかに見えた。
 米軍普天間飛行場移設問題をめぐる連立政権からの離脱で、状況は一変した。県連幹事長の岸田清実は「米軍基地見直しや消費税で民主党との距離はどんどん遠くなっている。対決姿勢を鮮明にしていく」と言う。
 社民党が候補を立てない山形選挙区(改選数1)では逆に友好ムードが漂う。県連が民主党新人の梅津庸成(43)の支援を正式に決めたのは12日。県連大会に出席した民主党県連会長の和嶋未希は「社民党の協力は大きな力」と持ち上げた。
 野党が与党を支援する構図。表向きは反自民での結束だが、来春の統一地方選での協力をもくろむ思惑が透けて見える。

<「増税許さぬ」>
 共産党は東北全選挙区に候補を擁立する。東北での比例代表の得票目標は、前回を22万票上回る48万票に据えた。
 青森選挙区(改選数1)に立つ新人の吉俣洋(36)は21日、青森市内での公開討論会で「大企業減税の穴埋めに消費税を上げようとしている。菅さんだからといって、あっけらかんでは許されない。財界追従の姿勢を示した」と批判した。(敬称略)


2010年06月23日水曜日

6881チバQ:2010/06/27(日) 01:09:14
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100626_01.htm
キャッチフレーズでも勝負 参院選宮城選挙区の8候補

宮城選挙区に立候補した8人の選挙ポスター。それぞれキャッチフレーズを記したほか、構図などにも工夫を凝らした


 参院選(7月11日投票)の宮城選挙区(改選数2)で奔走する8候補は、それぞれキャッチフレーズを掲げている。政治への思いや政策を凝縮した文句で、ポスターや選挙カーに表示したり、演説の決めゼリフに使ったり。有権者の心をつかもうとする言葉の戦略は―。

 みんなの党新人の菊地文博候補(50)は「国民の手に政治を取り戻そう!」。脱官僚を掲げる菊地候補は「消費増税を持ち出す前に税金の無駄遣いをなくし、国民の視点に立った行政改革を成し遂げる」と主張する。
 自民党新人の熊谷大候補(35)は明快に「『日本力』復活」。ポスターにも刷り込んだ。熊谷候補は「戦後の日本を経済大国に押し上げた日本人の底力復活なくして、未来の豊かさは実現できない」と力を込める。
 幸福実現党新人の村上善昭候補(37)は「みやぎを元気に 日本を元気に!!」。陣営は「子どもたちに活気のある宮城を残し、経済を活性化して不況や就職難を解決したい。安心して住める日本にしたい」と語る。
 民主党現職の桜井充候補(54)は「立ち上がろう、夢あきらめないで」。初当選した1998年以来、使い続ける。「政治に期待することをあきらめないでほしい。一緒に政治や社会を変えよう」との願いを込めた。
 共産党新人の加藤幹夫候補(46)は「大企業減税のための消費税増税ストップ」。選挙カーにも記した。陣営は「選挙は政策で信を問うもの。最も訴えたい政策を据えた。愚直に主張していく」と一切ぶれない。
 民主党新人の伊藤弘実候補(36)は「介護の現場から。声を“カタチ”に。」。菅原敏秋選対本部長は「本人のありのままの姿や政治への原点を分かりやすく伝える言葉。街頭演説で必ず話している」と説明する。
 社民党新人の菅野哲雄候補(61)は「世直しかんてつ」。国政初挑戦の2000年から変わらない。陣営幹部は「疲弊した日本の世直しを貫徹できるのは候補だけだ。実直な人柄と名前も覚えてもらえる」と話す。
 無所属現職の市川一朗候補(73)は公示前が「たしかな力」、選挙戦中は「だから、今こそ」と使い分けた。毛筆で力強さも演出している。陣営は「二つを続けて読むと候補の安定感を感じてもらえる」とアピールする。


2010年06月26日土曜日

6882チバQ:2010/06/27(日) 01:11:02
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100618ddm041010017000c.html
風はどこへ:’10参院選 岩手選挙区 「小沢王国」にほころび
 ◇「献金してもいいことなかった」
 「民主党が政権与党になったのは、小沢幹事長のお力によるものと感謝を申し上げ、敬意を表するものです」

 今月4日、盛岡市で開かれた民主党岩手県連の総決起集会。岩手選挙区(改選数1)から出馬予定の主浜了氏が、2日前に幹事長を辞任した小沢一郎氏を持ち上げた。ほかの出席者からも小沢氏を称賛する言葉が相次いだ。

 首相、幹事長辞任の一因となった「政治とカネ」の問題は一切触れられなかった。「岩手は別世界」。県連幹部は自信とも自嘲(じちょう)ともとれる笑みを浮かべた。

 岩手県は、県連最高顧問を務める小沢氏を含め9人の民主党国会議員を擁する「小沢王国」。小沢氏の資金管理団体を巡る事件について、県連関係者は「参院選に深刻な影響はない」と口をそろえる。政権交代後、県内では農協などの業界団体が次々と民主支持や自主投票の方針を打ち出しており、余裕すらうかがえる選挙戦だ。

   ◇  ◇

 6日、買い物客が集まる岩手県一関市のショッピングセンターの駐車場。「小沢支配がまかり通る岩手から政治を変え、日本の政治を大きく変えていきたい」。自民党から立候補予定の高橋雪文氏が声を張り上げた。選挙カーのそばに立つ赤いのぼりには「小沢政治にNO!」とあった。

 県議2期目の途中で出馬する高橋氏だが、知名度不足は否めず、後援会幹部は「組織も金も民主が上」と認める。別の後援会幹部は「敵は民主党でも主浜氏でもない。小沢氏だ。県民も一連の事件で小沢氏の金権体質が分かったはず」と言い、小沢氏への不満票に期待をかける。

 だが、小沢氏の後援会はこうした指摘を受け流す。4日の総決起集会では、小沢氏がビデオレターで登場し、再起への思いをのぞかせた。後援会幹部は「我々にとって気がかりなのは、参院選より9月の民主党代表選。小沢先生はただでは死なない」。「脱小沢」を進める民主党の動きに「政権交代の最大の功労者への宣戦布告だ」との不満も漏れる。

   ◇  ◇

 一方、強固な支持基盤のほころびも見え隠れする。献金や選挙運動などを支えてきた建設業界は05年、県発注工事を巡る談合に関与したとして91社が、公正取引委員会の排除勧告を受けた。公共事業の減少も重なり、経営破綻(はたん)が相次ぐ。「大きな工事が来ても県外の大手にとられるだけ。(小沢氏に献金しても)何もいいことはなかった」。倒産した地元建設業者はつぶやいた。

 小沢氏の実家がある奥州市。道ばたには菅直人首相が大写しになった参院選用ポスターでなく、「国民の生活が第一」と銘打った小沢氏のポスター。長年支援してきたという地元建設業者は語る。「民主党政権になって一層公共事業が減った。支援する余裕もないし、意味もない」【前谷宏、山口圭一】

   ◇

 菅内閣発足後初めての国政選挙となる参院選の公示まで1週間。注目選挙区から報告する。

==============

 ◇予想される顔ぶれ
主浜了(しゅはま・りょう) 60 農水委員(1) 民現

高橋雪文          39 [元]県議   自新

瀬川貞清          60 党県書記長   共新

伊沢昌弘          63 党県幹事長   社新
毎日新聞 2010年6月18日 東京朝刊

6883チバQ:2010/06/27(日) 01:12:12
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000501006220001
(上)民主:政権与党「守り」強化
2010年06月22日





壁や窓を埋めつくすように推薦状が張られた増子輝彦氏の総合選対事務所=福島市天神町


 ●新顔は「従来」戦術


 農協、商工会議所、電力会社――。福島市内にある民主党現職の増子輝彦氏(62)の総合選対事務所。壁一面、大小の団体からの推薦状で埋め尽くされている。


 昨夏の衆院選で大きな追い風を受け、政権交代を果たした民主党。増子氏は今回、初めて政権与党の一員として国政選挙を戦う。


 これまでの支持母体は労働組合でつくる連合福島が中心だった。県内でも8万6千人の組合員を抱え、強力なバックアップを受けるのは今回も同じ。変わったのは、自民党の有力な支持組織だった各業界団体を味方につけられるようになったことだ。商工など主要な団体だけでも6団体が、自民党現職の岩城光英氏(60)とともに増子氏を推薦している。


 しかし、今の時代、団体の推薦が個々の有権者の投票につながるかわからない、というのが各団体幹部の共通した見解。このため選対は推薦を確実に票につなげようと、支援する県議らを動員して団体回りをする予定だ。


 菅内閣が発足して党の支持率が急上昇してからは選対にも高揚感が漂う。「団体の受け止め方が良くなった」と幹部の表情も明るい。ある県議は言う。「風ばかりに頼っていられない。選挙の土台をしっかりする守備固めだ」


 訴えの内容も変わった。野党時代には徹底して自公政権を攻撃してきたが、立場が入れ替わった。選対幹部も「これまでは『政権を取るまでがんばろう』と言って戦ってくればよかった。だが永田町の評価がそのままはね返ってくるのが与党。そういう意味では守りの選挙だ」と話す。


 実際、菅政権になってすぐ国会の延長や大臣の事務所費問題、消費増税などが批判の対象になっている。


 その一方で政策を実現できる強みもある。特に増子氏は経済産業副大臣として内閣を支える一員。演説や国政報告会で、一時は事業仕分けの対象になった「電源立地地域対策交付金」を確保したことや、目玉政策の子ども手当や戸別所得補償など、個人や党の実績を訴える。


 同じ与党候補でも、新顔に同じ戦い方はできない。5月上旬、民主党2人目の候補岡部光規氏(41)は県医師会の会長室にいた。自身も県内の病院の外科医で会員。支援を求めようとしたが、訪問を受けた高谷雄三・県医師会長は「まあがんばってくれよ」とひと言かけただけだった。


 団体の支援が見込めず、後援会組織も十分でない岡部氏としては、無党派層の支持を広げるため、街頭演説などで名前を覚えてもらう戦法を取らざるを得ない。民主党の候補としては、従来通りのやり方ともいえる。


 党県連は元々、福島選挙区(改選数2)に2人を擁立するのに消極的だった。公募に応じた岡部氏を立てたのは小沢一郎前幹事長時代の党本部の方針だ。増子氏は演説などで「自民1、民主1というのが県民のバランス感覚」などと岡部氏を牽制(けんせい)する動きも見せる。


 それでも岡部氏の選対の雰囲気は暗くない。支援する県議は岡部氏を連れてあいさつ回りや集会を重ねる。「マストを立てて帆を張った。現職に比べれば小さいけれど風を受けるための土台は出来ている」。公示後に一気に攻勢に出たい考えだ。


                       ◇


 24日に公示される参院選は民主党と自民党が与野党入れ替わり、初めて迎える国政選挙。両党の戦い方は一変し、他党は2大政党からこぼれる民意を受け止めようとする。県内の動きを追った。

6884チバQ:2010/06/27(日) 01:12:55
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000501006230002
(中)自民:組織固め「空中戦」も
2010年06月23日





JR郡山駅前での街頭演説。立ち止まって話を聞く人、そのまま通り過ぎる人、終了後に握手を求める人など、有権者の反応は様々だった=19日


 ●「野党の選挙」模索


 「自民党は厳しい審判をいただいた。その反省の上に、党の立て直しを図っています」


 福島、郡山両市で19日に行われた街頭演説。同党現職の岩城光英氏(60)は眉間(みけん)にしわを寄せ、党の反省と変化の強調から演説を切り出した。


 野党として迎える参院選を前に、岩城氏が街頭演説をする機会が増えている。1月以降の半年間は毎週月曜日の早朝、JR福島駅前に立っている。県内各地で集会を開く際にも、少しでも時間があれば街頭に立ち、通行人に語りかける。岩城氏自身、「今までにやっていなかったこと」と話す。


 背景にあるのは、政権交代後に始まった支持団体の自民党離れだ。これまで自民党を支えていた団体が、政権与党の民主党にすり寄ることは不可避。ならば従来型の「組織固め」だけでなく、知名度を生かして街頭で支持を訴え、無党派層を取り込む「空中戦」も採り入れよう、という作戦だ。


 組織の自民党離れは、8日に福島市内であった参院選の選挙対策本部開きで際だった。参加した団体の数は、昨夏の総選挙前と変わらなかったが、1団体あたりの出席者が減っていた。出席したある県議は「去年の半分ぐらいじゃないか。寂しいなあ」とつぶやいていた。


 前回参院選まで自民候補のみを推薦していたJAや中小企業の団体は今回、民主党現職の増子輝彦氏(62)も推薦。集票力の強い建設業協会も自主投票の方針だ。県中のある選対幹部は「影響はあるし、だから団体に頼っていてはダメだ。『どぶ板選挙』をやらないと」と話す。


 野党時代に県内をくまなく回った増子氏に比べ、存在感の低下を心配する声も背景にある。岩城氏も「団体を期待した戦いじゃなくて、あらゆる層を狙わないと。いわゆる空中戦だ」と言う。


 その「空中戦」。気になる相手はみんなの党だ。組織に頼らない分、世論調査などでつかみにくい無党派層の支持を集めるとみているからだ。今回、比例区に出る同党新顔の小熊慎司氏(42)が、昨夏の衆院選4区で次点の自民党候補に6525票差に迫った実績が念頭にある。


 そして何より、戦い方を変えざるを得なくなったのは、かつて連立を組んだ公明党との選挙協力がなくなった影響が大きい。前回は岩城氏を推薦した同党は今回、「比例区に全力を注ぐ」として選挙区は「ノータッチ」(党県幹部)。10万票といわれる公明票の行方に選対は気をもむ。


 2人区は「無風区」とも言われるが、岩城氏の陣営にその余裕はない。党県連が掲げる「50万票、トップ当選」の目標を、岩城氏の側近は迷惑がる。「すでに当選圏内に入っていることが前提だが、今の状況ではありえない。怖いのは気のゆるみで票を固めきれないことだ」


 自民党の政党支持率は依然低迷したままだ。だがこのごろ、月曜日の街頭演説で手を振り返す人が増えてきたと感じる。岩城氏は言う。「継続して、決まった時間にやっているから効果が出てきたのだと思う。私はチャレンジャー。野党になった今回、初めて参院に立候補した12年前と同じ姿勢で取り組む」

6885チバQ:2010/06/27(日) 01:13:38
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000501006240001
(下)共産・みんな/「政策勝負」で存在感
2010年06月24日





事務所開きで、「必勝」の旗を手渡される共産党の岩渕友氏(正面左)=5月17日、福島市南矢野目


みんなの党から立候補する菅本和雅氏。演説では「脱官僚」に最も力を込める=20日、JR郡山駅


 ●不満の受け皿狙う


 「脱官僚」「地域主権」「生活重視」――。20日夕、JR郡山駅前。福島選挙区からみんなの党公認で立候補を予定する新顔菅本和雅氏(42)のたすきには、そう書かれていた。「民主党とはどう違うんですか?」。菅本氏のたすきを見た女性が、記者にそう聞き返してきた。


 菅本氏の演説後、党政調会長代理の川田龍平参院議員が声を張り上げた。「みんなの党は民主と違う。公務員改革をやり遂げる」「自民もひどいが、民主はもっとひどい」。比例区に立候補する小熊慎司・党県連代表が言い切った。「民主とも自民とも組まない。政界再編の核になる」


 昨年の総選挙で、みんなの党の県内の比例区得票数は、共産、社民を上回った。政権交代後も、政治とカネの問題や米軍基地の移設問題などで鳩山政権が失点を重ねるごとに「第三極」として期待を集め、報道機関の世論調査でも支持率を伸ばした。


 だが、菅政権の誕生後、勢いが鈍った。党関係者は「敵失頼みが大きいのは野党のつらいところ」と嘆く。


 しかし、小熊氏の表情は明るい。「自民党にいたころは市民が政策ビラを受けとってくれなかった。今は違う。期待は大きい」。知人の民主党関係者には「本音で語れていいな」とうらやましがられたという。「私たちは政策本位の政党。政策で政界を交通整理できるのは我が党だけだ」


 2大政党の分裂、政界再編を期待する同党は、誰と組みたいのか。小熊氏は「我々は『この指とまれ』の政党だから答えようがない」とかわした。菅本氏は「難しい」と熟慮し、ようやく前原誠司国交相をあげた。たすきに掲げた目標を実現する「同志」は、まだぼんやりしている。


                        ◇


 18日、郡山市の労働福祉会館。定員300人の会場がいっぱいになった。「人間らしく生きられる社会を、一緒に作っていきましょう」。共産新顔の岩渕友氏(33)は声を張り上げた。県委員会の久保田仁委員長は「消費税増税反対を真正面から言える選挙区候補者」と他党との違いを強調する。


 参院選直前に菅首相が消費税10%に触れたことで、反対の立場を前面に出して勝負するつもりだ。岩渕氏は「当初民主党は、国民生活が第一ということを最大のテーマに掲げていた。なのに、いつの間にか強い財政・強い経済こそ大切と主張がすり替わっている」と指摘。民主党への不満をすくい上げたい考えだ。


 政権選択をかけた昨夏の総選挙では、民主対自民という対立軸の陰に隠れた形となった共産党。今回は二大政党に対抗する形でみんなの党など新党が割って入る。さらに埋没するのか、存在感を示せるか。久保田委員長は「まだ訴えが届いていない」として、岩渕氏の遊説や対話の機会をできる限り増やしている。毎週水曜朝にはJR福島駅前で演説するほか、2日に1回は県内各地で集会を開く。


 好材料もある。政策面で共通する点が多い社民党が今回は、選挙区に候補を立てないことだ。久保田委員長は「これまで特に意識してこなかった。(社民党支持層が)我が党の政策を踏まえて賛同してくれるかどうかは、あくまで有権者の判断」と話す。
(この連載は井上亮、村上晃一、池田拓哉、川口敦子が担当しました)

6886チバQ:2010/06/27(日) 01:25:06
http://mainichi.jp/area/akita/news/20100625ddlk05010054000c.html
参院選’10秋田:自民・御法川氏、村岡氏支援を表明 /秋田
 自民党秋田3区支部長の御法川信英・前衆院議員は24日、比例代表のたちあがれ日本から立候補した村岡敏英氏(49)の個人演説会に出席。村岡氏を支援することを表明した。

 御法川氏はこの日の演説会で「たちあがれ日本に推薦してもらっている自民党の選挙区候補を何としても勝たせないといけない。民主党の政策を続けられると困る」とあいさつ。これに対し村岡氏は「次の衆院選では御法川氏を応援する」と明言した。

 鈴木洋一・自民党県連会長は毎日新聞の取材に対し、御法川氏の他党支援を容認する考えを示した。

 御法川氏、村岡氏の父親はいずれも自民党衆院議員で小選挙区導入時に“コスタリカ方式”で公認調整をしたが、御法川氏の父英文氏の死去後に連携が崩れた経緯がある。

 御法川氏は03年の衆院選に無所属で立候補し、村岡氏の父兼造氏を破って初当選。その後2回の衆院選は自民党公認で無所属の村岡氏と争い05年は当選、09年は民主党の京野公子衆院議員に敗れた。【岡田悟】

6887チバQ:2010/06/27(日) 02:27:05
http://www2.asahi.com/senkyo2010/localnews/SEB201006260003.html
選挙カーと紛らわしい「消毒車」 県選管指摘 口蹄疫2010年6月26日

 家畜伝染病、口蹄疫(こうていえき)の被害が続く宮崎県で、参院選宮崎選挙区の自民現職が選挙カーに同行させている「消毒車」について、県選管が改善を求めた。

 候補者が掲げる標語が車体に表示されていて、選挙カーと紛らわしく、1人1台と定めた公職選挙法に抵触する恐れがあった。指摘を受け、陣営は24日、表示を外した。

 鹿児島選挙区の自民現職も、消毒車から標語を外した。両陣営とも感染拡大を防ぐ「クリーン」な選挙を目指す。消毒車も「クリーン」にして、出直すという。

http://www2.asahi.com/senkyo2010/localnews/TKY201006260002.html
比例区、県出身の4候補 組織票も地元票も2010年6月26日

 参院選のうち、比例区は全国の有権者から票を集める。候補者は全国的な業界団体の支援による組織票を狙うが、地元票の存在も大きい。県出身の候補者4人は、「全国の中でも、地元で特に多くの票を獲得したい」などと意気込んでいる。

 JR仙台駅東口。自民党の前衆院議員、中野正志氏(62)は24日、涙声で訴えた。「これで負ければ私の政治生活は終わります。何としても国会で働かせて下さい」。昨夏の衆院選宮城2区で落選。地元から多く得票しての再起を目指す。

 業界票も狙う。4月、東京の自民党本部で大島理森党幹事長とともに会ったのは旧国鉄・JRのOBら「ときわ会」幹部。支援の約束を得た。JRとの関係は長い。中野氏が秘書をした三塚博・元運輸相は国鉄民営化に尽力。自身も衆院議員時代、JRの国鉄債務の追加負担を求める法案に反対した。名古屋のときわ会関係者を訪れた際は「応援に燃えていますよ」と励まされたという。

 日本看護連盟が擁立したのは旧中新田町(現加美町)出身で自民党公認の新顔、高階恵美子氏(46)だ。

 看護師で元看護協会役員。18日に仙台市内であった決起集会で、大勢の関係者を前に「全国137万人の看護師の悲鳴が聞こえます」と述べ、環境改善や社会福祉の充実などを力説した。

 地元票も重視する。身長168センチと長身の高階氏は「中新田のコメを食べて育ち、こんなに大きくして頂きました」と笑いを誘いつつ、来場した関係者の地域を一つ一つ挙げて謝辞を述べた。

 元全国農協青年組織協議会会長で、自民党から出るのは栗原市出身の新顔・門伝英慈氏(47)だ。22日、栗原市のJAで約200人を集めて決起集会をした。後援会関係者は「厳しい中、こんなに集まってほっとした」。

 県農政連は今回、与党民主党に配慮して門伝氏の推薦を見送った。個人の判断で後援会長に就いた県農政連の木村春雄会長は「栗原市こそ門伝君の地元の中の地元。宮城県で一番票数を集めなくては」とあいさつ。門伝氏と他県の農協も回り、支持を訴える。

 民主党公認で再選を期す登米市出身の大石正光氏(65)。父の故大石武一・元環境庁長官時代から地盤の登米市で5日、小雨の中で決起集会があった。

 元衆院議員だが、2003年の総選挙で落選し、04年に参院議員になった大石氏は、地元票を重視する。

 「県北で政権与党の議員は自分しかいない。また6年間、ぜひ古里のためにがんばらせてもらいたい」と、深々と頭を下げた。(安仁周、田伏潤)

6888チバQ:2010/06/27(日) 02:29:15
http://www2.asahi.com/senkyo2010/special/TKY201006210198.html
《参議院って何?:上》タレント玉石混交 「負い目」バネ・「次はダメ」2010年6月21日

 「常勤の部下がいない1人係長が8347人。年次で階級を上げるあしき前例では」

 5月の衆院決算行政監視委員会。自民党の馳浩氏(49)が問いただした。「変えなきゃいけないと思います」。辻元清美・国土交通副大臣(当時)からこんな答弁を引き出した。4月に質問主意書を提出し、国土交通省も含め、中央省庁全体では名目だけの1人係長が2万人以上いることを掘り出した。

 1995年夏の参院選で初当選した。元プロレスラーだけに、初めは議員として軽くみられていたと感じる。

 同年11月、与野党が対立した参院宗教法人特別委員会。「委員長を控室まで連れてきてくれ」。先輩議員から指示された役割はボディーガードだった。「タレントだから大したことないと思っていた」。会食した官僚にこんな言葉を投げつけられたことも。

 「得意技を身につけないと」。議員手帳にのっている憲法を読み返し、「国会は国の唯一の立法機関」という条文に目がとまる。法案づくりに力を入れ、衆院に移った現在までに改正児童虐待防止法など11本を議員立法で実現させた。「今もタレントの負い目を感じている」。だが、それが原動力になっている。

    ■  ■

 「なかなか達成感が感じられない」。女子プロゴルファー横峯さくら選手の父、良郎氏(50)は、タレント時代とは違う厳しさを感じている。

 「さくらパパ」としてテレビで活躍し、07年に民主党から立候補。「教育問題に取り組みたい」と臨んだが、永田町の人間関係は難しい。陳情の数は多く、その対応は予想以上に気を使う。国会質問は6回で、同期の比例区当選議員で最も少ない。

 一方でゴルフ雑誌の取材は絶えず、6月まで3カ月、毎週コラムも担当した。子ども対象のゴルフ教室に電話で助言も続ける。

 「ゴルフを通じた教育」と訴えても周囲は冷ややかだ。「次は出たって通らないよ」

 参議院は47年の第1回選挙から全国区が設けられた。広く国民が支持する識見の高い人を選ぶためだ。全国区は83年に政党が争う比例区になり、01年に個人名での投票もできるようになった。知名度が物を言うだけに、作家の石原慎太郎氏や女優の扇千景氏、政治学者の舛添要一氏など、これまで多くの著名人が当選してきた。

 だが、01年に当選した大橋巨泉氏や田嶋陽子氏は、任期途中で辞任。ほとんど政治活動はしなかった。識見があるかどうか分からないタレント議員も少なくない。

    ■  ■

 「子どもたちに夢を与えたい」(元プロ野球の中畑清氏)、「音楽の違法ダウンロードなどをなくし、納得できる社会をつくりたい」(歌手の庄野真代氏)――。今回の参院選でも、タレントが次々と名乗りをあげている。

 「参院に立候補しませんか?」。小沢一郎・民主党幹事長(当時)の側近から柔道の谷亮子氏(34)に連絡があったのは今年3月。「柔道を続けたい」。初めは固辞したが、次々と政治家から電話がかかってきた。「国会近くに道場もある」「橋本聖子さんは現役を続けながら頑張った」

 国のスポーツ支援は十分ではないと感じていた。「国政にスポーツ選手の生の声を届けたい」。政治家になっても育児と家事は続けると家族と約束し、決意したという。

 5月に立候補を表明し、柔道も続けると語った。すると、「議員の仕事を甘くみているのか」と批判が相次いだ。その頃から、夜に子どもを寝かせると、育児政策などをインターネットで調べ始めている。

 19日のさいたま市の集会に姿を見せると、聴衆は数百人に膨らんだ。「女性が子育てしながら働く環境をつくります」。最近になって、少しずつ政策も語り始めた。

 数々のタレント候補擁立にかかわった奥島貞雄・元自民党幹事長室部長は「有権者はイメージに流されがち。政党はインテリっぽいタレントで浮動票を集めようとする」と話す。

     *

 多様な国民の意思を反映し、大所高所からの議論が期待されるのが参議院だ。だが、衆議院との違いが見えず、その役割が問われている。「良識の府」はどうあるべきなのか。選挙の風景とともに考える。(この連載は高田英、山田優、石井潤一郎、野村雅俊が担当します)

6889チバQ:2010/06/27(日) 02:29:29
■立候補を予定する主な「タレント」(敬称略)

◆民主党
池谷幸雄(元五輪体操選手)
岡崎友紀(女優)
岡部まり(タレント)
桂きん枝(落語家)
庄野真代(歌手)
谷亮子(柔道選手)
長塚智広(競輪選手)
原田大二郎(俳優)
◆自民党
石井浩郎(元プロ野球選手)
堀内恒夫(元プロ野球監督)
三原じゅん子(女優)
◆国民新党
西村修(プロレスラー)
◆たちあがれ日本
中畑清(元プロ野球選手)

6890チバQ:2010/06/27(日) 02:30:31
http://www2.asahi.com/senkyo2010/special/TKY201006220193.html
《参議院って何?:中》落選組転身「誇りどこへ」2010年6月22日
 「国政に復帰させて下さい」。自民党の前衆院議員、佐藤ゆかり氏(48)が11日夜、東京・有楽町で声を張り上げた。

 2005年、小泉純一郎首相が郵政民営化を争点に掲げた総選挙で、民営化に反対した野田聖子氏への「刺客」として岐阜1区に立候補し、比例区で復活当選した。

 だが、昨年の衆院選は東京5区で落選。11人いた秘書を5人に減らし、講演や雑誌への寄稿で政治活動費をまかなって再起を図っていた。そのさなかの今年2月ごろ。「参院選に出てほしい」。党関係者の声が届き始めた。

 政権交代で郵政民営化は後退した。六本木ヒルズに暮らす知人までが子ども手当を受けとれる「バラマキ政策」は、エコノミストとして耐えられない。次の衆院選は3年後になるかもしれない。「もう待てない」

 予算議決や首相指名は衆議院が優先されるが、参議院は解散がなく、6年間政策に打ち込める。1カ月ほど考え、立候補を決断したという。

 片山さつき氏(51)、小坂憲次氏(64)、安井潤一郎氏(60)――。今回の参院選には昨年の衆院選で落選した前衆院議員22人が立候補する。自民党が11人と多いが、「国会改革をしたい」(みんなの党の水野賢一氏)、「僕のテーマは公共事業チェックや教育」(社民党の保坂展人氏)と各党に広がる。

 07年の参院選でも、05年衆院選で落選した前衆院議員11人が当選した。うち8人は、05年の郵政選挙で大敗した民主党だ。「候補者選考が難航し、県連や有権者に推された」。同党の一川保夫氏(68)はいう。

 相次ぐ転身には冷ややかな声もあがる。「転身組は浪人が嫌なんだろう。政党も、後援会を持つ衆院議員経験者の方が新人より有利とみる。双方の利害が一致している」。05年衆院選に落選し、4年後に返り咲いた民主党の衆院議員は指摘する。

 「まるで参議院が失業対策を担っているようだ。衆院議員も参院議員も誇りを失っている」。72年の参院補選に初当選し、参院議長も務めた斎藤十朗さんは嘆く。

 衆院に移りたいと思ったこともあったが、「参院議員は半人前」と衆院議員から見られ、対抗意識が強まった。「公認など許さない」。当時の自民党役員会。衆院の落選者が転身を口にしようものなら、一丸となって反発した。

 参院の独自性を示そうと、議長時代に本会議の押しボタン投票を導入するなど参院改革に取り組んだ。押しボタン投票は、投票結果を記録に残して国民に伝えるのが目的だった。だが、今年3月には代理投票という不祥事が起きてしまった。

 衆院と参院の二院制をとるのは、政党による数の論理が優先されがちな衆院を抑制したり、補完したりする役割を参院に期待するからだ。「安易なくら替えは参院の存在意義を失わせていく」。斎藤さんは懸念する。

 「参議院の将来像を考える有識者懇談会」で委員を務めた評論家の大宅映子さんは「参院には常識的な判断ができる人材が求められる。党議党則に従うなら衆院のカーボンコピーにしかならない。そんな参院はいりません」と批判する。

■05年衆院選落選、07年参院選で当選
 民主党 石井一、川上義博
 自民党 衛藤晟一
 国民新党 自見庄三郎
 たちあがれ日本 藤井孝男など計11人

■09年衆院選落選、10年参院選に立候補予定
 民主党 八代英太
 自民党 片山さつき、小坂憲次、佐藤ゆかり、松浪健四郎
 公明党 長沢広明
 新党改革 萩原誠司
 社民党 保坂展人
 たちあがれ日本 中山成彬
 みんなの党 小野次郎など計22人

 ※敬称略

6891チバQ:2010/06/27(日) 02:31:40
http://www2.asahi.com/senkyo2010/special/TKY201006230325.html
《参議院って何?:下》組織代表「もろ刃の剣」2010年6月23日

 「コンクリートが社名に入る会社から大変な苦情が来る。コンクリートで仕事する人は人間じゃないのか」

 「ご迷惑をかけた方がいれば申し訳ない」

 5月25日、仙台市のビル1階にある宮城県建設業協会の大会議室。「コンクリートから人へ」のキャッチフレーズをめぐり、国会で鳩山由紀夫首相(当時)を攻める自民党の脇雅史氏(65)の姿がスクリーンに映し出された。

 脇氏が壇上にあがると約350人の聴衆から大きな拍手。「地域を支える建設業。これ以上、公共事業を削られるわけにはいかない」と訴えた。

 元建設省キャリア官僚で、3期目を目指す脇氏。すでに47都道府県の建設業協会支部を2巡した。参院選公示後に3巡目に突入する予定だ。

 八ツ場(やんば)ダム中止を「法律違反で国家権力の乱用」と強く批判する脇氏は、2008年分の政治資金収支報告書によると、ゼネコンや建材メーカーなど37企業・団体から計725万円の献金を受けている。建設業界と一体のように見える政治活動。脇氏は「任期が長く、議論を尽くす参院には、色々な分野の専門家を集めるべきだ」と強調する。

 「強い社会保障をつくろうじゃありませんか」。JR名古屋駅前で12日、民主党の直嶋正行・経済産業相(64)が約1500人の聴衆に訴えた。

 「連合愛知」ののぼり旗がはためく中、箱を持った男性が聴衆から参加券を回収した。連合を通して参加券が各労組に配られており、回収して出欠を確認するという。トヨタ出身で自動車総連副会長を務めた直嶋氏は3期目。組合員77万人を抱える自動車総連が支える。

 今年2月の衆院予算委員会。直嶋氏の公設第1秘書が、トヨタ自動車労働組合や全トヨタ労働組合連合会と兼職して年636万円の報酬を受け、第2秘書も年600万円を手にしていることが指摘された。

 経済産業省は自動車業界の監督官庁。「職務への公平性や透明性に疑念が出てくると思わないか」。公明党議員の追及に、直嶋氏は「大臣の業務は公平中立に行っている」と答えた。その後、この2人の秘書は辞職した。

 比例区がある参議院。業界や労組が組織の意向を政治に反映させようと候補者を擁立してきた。01年には得票の多い候補者から当選する非拘束名簿式になり、組織代表はさらに当選しやすくなった。

 組織代表を「もろ刃の剣」だと言うのは、元NHK解説委員で今回引退する自民党の浅野勝人氏(72)。「法律や規制など、その職域の政策に極めて明るく、余人をもって代え難い」のが組織代表だが、「自分の組織に有利な考えをはめ込んでくる。一般社会からかけ離れ、政治的に動くこともある」と、国民に不利益が生じる可能性を指摘する。

 政党の枠組みで意見が集約されることが多い衆議院と違い、参議院は多様な民意の反映が期待される。元参議院法制局長の浅野一郎・元徳山大学長は「参院が独自性を発揮するためには、組織代表が当選しやすい全国区の見直しを考える必要がある」と話す。

 ■業界や団体の支援を受ける主な立候補予定者と経歴(敬称略)
 <民主党>
加藤敏幸  現 電機連合顧問
小林正夫  現 電力総連顧問
津田弥太郎 現 JAM参与
直嶋正行  現 自動車総連顧問
那谷屋正義 現 日教組役員
松岡徹   現 解放同盟書記長
柳沢光美  現 ゼンセン同盟顧問
石橋通宏  新 情報労連役員
江崎孝   新 自治労役員
田城郁   新 JR総連役員
難波奨二  新 JP労組役員
 <自民党>
西島英利  現 日本医師会理事
水落敏栄  現 日本遺族会顧問
脇雅史   現 全国建設業協会が推薦
藤井基之  前 日本薬剤師連盟顧問
高階恵美子 新 日本看護協会理事
門伝英慈  新 JA団体役員

 <国民新党>
長谷川憲正 現 全国郵便局長会顧問

6892チバQ:2010/06/27(日) 02:55:30
読売序盤情勢調査を整理 (解説はたぶん不要)

■1人区
青森:自民>民主
岩手:民主>>自民
秋田:自民=民主
山形:自民=民主
栃木:民主=自民=みん
群馬:自民>>民主
山梨:民主>>自民
富山:自民>民主
石川:自民>>民主
福井:自民=民主
三重:民主=自民
滋賀:民主>自民
奈良:民主>>自民
和歌:自民>>民主
鳥取:自民=民主
島根:自民>民主
岡山:民主>>自民
山口:自民>民主
徳島:民主=自民
香川:自民=民推
愛媛:自民>民主
高知:民主=自民
佐賀:自民>>民主
長崎:自民=民主
熊本:自民=民主
大分:民主=自民
宮崎:自民=民主
鹿児:自民=民主
沖縄:自民>>
民主5〜10〜19、自民10〜19〜24、みん0〜0〜1
(福井・三重・宮崎・鹿児島が意外性あり)

6893チバQ:2010/06/27(日) 02:55:57
■2人区__当選┃落選
北海:自民>民新=民新  (民主徳永が前、藤川が後ろ)
宮城:民現>自民>民新=自推=みん
福島:民現=自民
茨城:自民>民現=民新
新潟:民現>自民=社推
長野:民現>自民=民新
岐阜:自民=民現
静岡:民現=自民>みん
京都:民現>自民
兵庫:自民=民現>みん=民新
広島:自民=民現
福岡:民現>自民
民主12〜12〜13、自民10〜12〜12、社推0〜0〜1
(新潟・長野で自民ゼロの可能性あり)

■3人区_____当選┃落選
埼玉:自民=民新=民現>公明=みん=共産  (民主2議席と予測)
千葉:民新=自現=みん>自新=民新     (民主小西が前、道が後ろ)
神奈:自民>民現=みん=民現>共産     (民主千葉が前、金子が後ろ)
愛知:民新=自民>民新>みん=共産     (民主斉藤が前、安井が後ろ)
大阪:民現=自民=公明>民新=みん=共産

民主7〜7〜8、自民5〜5〜5、公明1〜1〜1、みん1〜2〜2
(全体的に激戦)

■5人区___________当選┃落選
東京:民現>自現=民現=みん=公明=自新=共産(民主レンホウが前、小川が後ろ)

民主1〜2〜2、自民0〜1〜2、公明0〜1〜1、みん0〜1〜1、共産0〜0〜1


民主25〜31〜42、自民25〜37〜43、公明0〜2〜2、
みん1〜3〜4、共産0〜0〜1、社推0〜0〜1

6894チバQ:2010/06/27(日) 02:56:15
■みんなの党擁立状況(四十七士作戦?AKB48作戦?)
北海2:中川賢一(43) 
青森1:
岩手1:
秋田1:■寺田典城(70)
山形1:川野裕章(50)
宮城2:菊地文博(50) 
福島2:菅本和雅(40) ■小熊慎司(41)
栃木1:荒木大樹(39) ■米田雅子(54)
群馬1:資格上野宏史(39)
茨城1:大川成典(46)
埼玉3:小林司(39)
千葉3:水野賢一(43) 
神奈3:中西健治(46) ■山田太郎(43)
山梨1:■小野次郎(56)
東京5:松田公太(41)■田中朝子(50) ■真山勇一(66)
新潟1:宮越馨(68) 
富山1:■柴田巧(49)
石川1:
福井1:
長野2:井出庸生(32)
岐阜1:
静岡2:河合純一(35)
愛知3:薬師寺道代(46)
三重1:矢原由佳子(34)
滋賀1:■蔦田恵子(48) 
京都2:中川卓也(50) ■清水鴻一郎(64)
大阪3:川平泰三(53) 
兵庫2:井坂信彦(36) ■後藤啓二(50)
奈良1:
和歌1:
鳥取1:
島根1:桜内朋雄(41) 
岡山1:
広島2:
山口1:
徳島1:
香川1:
愛媛1:■桜内文城(44) 
高知1:
福岡2:佐藤正夫(55)
佐賀1:■田中茂(52)
長崎1:中嶋徳彦(35)
熊本1:本田顕子(38)
大分1:
宮崎1:
鹿児1:
沖縄1:

6895名無しさん:2010/06/27(日) 09:11:05
>>6892
>富山:自民>民主

地元紙でもほぼ同様の情勢

野上氏ややリード、相本氏追い上げ 参院選富山県内世論調査
http://webun.jp/news/A390/knpnews/20100627/19395
 北日本新聞社は26日、共同通信社の電話世論調査を基に取材で得た情報を加味して、参院選富山選挙区(改選1)の序盤情勢を探った。自民元職の野上浩太郎候補がややリード。民主新人の相本芳彦候補は無党派層への食い込みを図り、追い上げている。共産新人の高橋渡候補は政策を訴え浸透を図っている。現段階で37・5%がだれに投票するかを決めておらず、情勢は流動的だ。

 野上候補は、公示の24日から3日間で、県内全域の自民党支部ごとに街頭出陣式に臨んだ。国会議員や県議、市町村議を中心に、強固な党の組織を生かして足元を固める。自民支持層の8割から支持を受け、公明支持層の約半数を取り込んだ。地元の旧富山市で優位に戦いを進める。

 相本候補は前原誠司国土交通相、枝野幸男幹事長ら閣僚・党幹部が相次いで富山入りし、元民放アナウンサーの知名度も生かして追い上げる。民主支持層の6割強を固めたほか、社民支持層の8割弱に浸透。首相交代による党支持率のV字回復を追い風に、無党派層へアピールを目指す。

 高橋候補は公示初日から県内全域で街頭活動を徹底。党の県議や市町議もフル稼働し、消費税増税の反対や沖縄の米軍普天間基地の無条件撤去などを強く訴える。共産支持層をほぼ固め、政策の浸透を図る。

 県内有権者の約35%を占める無党派層は、2割強が野上候補、2割弱が相本候補を支持するものの、約半分が投票先を決めていない。無党派層の動向が今後の情勢を左右しそうだ。男女別では野上候補が女性の支持でやや優位。

 だれに投票するかを「決めている」は40・8%、「だいたい決めている」は20・2%で約6割が決定済み。「まだ決めていない」は37・5%。

 調査はコンピューターで無作為に電話番号を発生させて電話をかけるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で参院選公示の24日から26日までの3日間行い、県内有権者の543人から回答を得た。

6896小説吉田学校読者:2010/06/27(日) 09:43:09
まあ、選挙というのは、古来から「勝手な税金制定へのけん制」が目的でありますから、増税を旗印に戦う政党という見たことのない選挙光景がこれから繰り広げられます。
私なんぞは、安倍内閣のころでしょうか、確か「消費税アップは時間の問題」と書き込んだ記憶がありますので、もはや覚悟している方なんですけどもね。
とはいえ、橋本内閣が崩壊したのは、減税に関する発言が大ブレしたからであります。軌道修正をするとブレると言われる、軌道修正しないと増税反発が強くなると、まさにジレンマに陥る可能性があるわけで、民主党のこのムダ削減を第一義的に言う「軌道微修正」はまさに苦肉の策でしょうか。
この作戦、終盤情勢にどう出るか。

過半数微妙の予想、民主に緊張感・自民は攻勢
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news2/20100626-OYT1T00794.htm

 民主党は、読売新聞社の参院選序盤情勢調査で与党の過半数維持が微妙となっていることを受け、緊張感を強めている。
 枝野幹事長は26日、長崎県佐世保市で記者団に、調査結果について、「国民は各党の主張を見ながら迷っている状況ではないか」と述べ、党の主張が十分浸透していないという見方を示した。
 そのうえで、「特に無駄の削減、強い社会保障、強い財政、強い経済を訴えていけば、理解を得られる」と語り、支持拡大に全力を挙げると強調した。
 民主党内では、菅首相が消費税率10%に言及したことへの反発を警戒する声が広がっている。特に、情勢調査では、北陸や山陰、九州など、自民党の地盤が強い1人区で劣勢となる例が多かったことで、「経済情勢が厳しい地方で増税の主張は深刻な痛手だ」という意見が出ている。
 このため、党執行部は1人区へのてこ入れを強め、「増税の前に無駄を削減する」という立場を徹底させる方針だ。
 一方、自民党の谷垣総裁は26日、「1人区が勝負どころだ。有利不利といってもわずかな違いで、すぐ変化する状況ではないか」と記者団に語り、1人区で攻勢を強める姿勢を示した。
 また、「自民党支持者にも当然、増税へのアレルギーはあるが、首相発言は唐突だったから『なんなんだ』という気持ちは強いだろう」と述べ、消費税論争は民主党に不利に働いているという見方を示した。
 公明党の山口代表も「民主党は消費税を突然言い出し、国民の反発を買っている。あまりの唐突感と準備のなさに国民は不安を感じている」と指摘した。

6897チバQ:2010/06/27(日) 10:01:55
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20100625/341656
【とちぎ参院選】国政、県政のねじれ鮮明 自民陣営・応援に首長続々 民主陣営・業界団体の姿も
(6月25日 05:00)
 参院選が公示された24日、栃木選挙区(改選数1)では自民党候補の出陣式に福田富一知事や佐藤栄一宇都宮市長が駆け付け、県政界で最大勢力の自民党への軸足を鮮明にした。政権与党の民主党候補の出陣式では、同党県連幹部が知事らの姿勢を批判し、国政と県政の「ねじれ」の実情をあらためて示した。一方、両党の公認候補の出陣式に足を運び、「二また」でバランスをとる業界団体の姿も目立った。

 「みなさんの力をお借りしたい。私も努力する」。自民党新人の選対最高顧問を務める福田知事は出陣式の壇上で語った。民主党の現職陣営には前日の23日、自らの後援会幹部を通して激励文を届けたが、対応の差は明らかだ。ただ演説では民主党批判などは口にしなかった。

 佐藤市長は民主党への対抗心をむき出しにした。来春の統一地方選にも言及し、「ここで(民主党の)勢いを止めておかないと、県議や市議の先生の選挙に影響する」と危機感もあおった。

 自民陣営は各地で出陣式を行い、小山市では壬生、岩舟の両町長、真岡市では同市長や益子町長が出席した。

 宇都宮市で行われた民主現職の出陣式には、応援に駆けつけた首長の姿は無かった。総合選対委員長の谷博之同党県連代表は「政治はバランス。残念ながら今の知事、宇都宮市長は別の方向に行っている」と厳しく批判した。

 民主の出陣式には19の業界団体から幹部らが出席、政権与党として食い込みを図っていることを示した。出陣式のあいさつで、日本行政書士政治連盟栃木会の住吉和夫会長は「国民生活安定のため当選を」とエールを送った。

 ただ民主、自民両党に配慮する団体も目立ち、県興農政治連盟は伊沢茂会長が民主と自民の出陣式をはしご。伊沢会長は「両方(の候補を)推薦しているから」と話した。

 県トラック協会も両陣営に出席。関谷忠泉会長が自民、笠原秀人副会長が民主の出陣式に出た。県医師連盟は「業務の都合」で、どちらにも姿を見せなかった。

6898名無しさん:2010/06/27(日) 11:53:41
兵庫のみんなが頑張っていることになっているけど、神戸市内中心部だけの
話じゃないのかな。昨日神戸近郊の地方都市で大雨の中街頭演説頑張ってた
けど足を止める人は皆無(雨だからしょうがないけど)。ビラもあまり受け
取ってもらえてなかったし。(ちなみに、地方都市で「地方への金のばら
撒き反対」みたいな演説をしているのには苦笑)
あの浮世離れした公約って、民主の七転八倒を見た後の国民に、本当に実現
性あるものと見られているのだろうか...

6899神奈川一区民:2010/06/27(日) 12:09:02
【話題】参院選出馬・鳩山太郎氏の「美人すぎるウグイス嬢」、実はNEWS・山下智久の実妹だった

日に日に熱を帯びる参院選の中、“美人すぎる”ウグイス嬢がいると話題になっている。
長い髪に抜群のスタイルで有権者を魅了するのは、新党改革の比例代表から立候補している
鳩山太郎氏(36)の選挙スタッフ、山下莉奈さん(22)。駅前などで選挙ビラ代わりの
丸形うちわを配れば、受け取ったサラリーマンが振り返るほどの美しさだ。

この春、大学を卒業した莉奈さんは太郎氏の父・鳩山邦夫元総務相の秘書に。参院選では
太郎氏の街宣カーに同乗し、有権者に支持を訴える。街頭に出れば炎天下で演説する
太郎氏に「頑張ってください」と声をかけるなど気配りも忘れない。

学生時代は「莉奈」の芸名でグラビアアイドルとしても活躍、実兄は人気アイドルグループ
「NEWS」の山下智久(25)だというから納得。就職を機に芸能界からは引退した。
笑った目元が山Pそっくりの莉奈さんだが、将来は政治家?と尋ねると「いえいえそんな
恐れ多いです」。美人すぎる国会議員誕生の可能性あり!?

ソースはhttp://www.sponichi.co.jp/society/news/2010/06/26/16.html
美人すぎるウグイス嬢として話題になっている山下莉奈さん
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2010/06/26/images/KFullNormal20100626141_l.jpg

6901名無しさん:2010/06/27(日) 15:11:48
>>6900
自民は支持層を固めてるけど
民主は6、7割程度という選挙区がかなりある
今後どうやって固めていくかだな
接戦区はもちろん、リードを許しているところもまだまだ分からない

6902チバQ:2010/06/27(日) 16:13:44
>>6892-6893
朝日序盤情勢調査を整理 (解説はたぶん不要)

■1人区
青森:民主>自民
岩手:民主>>自民
秋田:自民=民主
山形:民主=自民
栃木:民主>みん=自民
群馬:自民>>民主
山梨:民主>>自民
富山:自民>民主
石川:自民>>民主
福井:自民=民主
三重:民主>>自民
滋賀:民主>>自民
奈良:民主>>自民
和歌:自民>>民主
鳥取:民主=自民
島根:自民>民主
岡山:民主>>自民
山口:自民>>民主
徳島:民主>改革=自民
香川:自民>民推
愛媛:民主=自民
高知:民主>自民
佐賀:自民>>民主
長崎:自民=民主
熊本:自民=民主
大分:民主>>自民
宮崎:自民>民主
鹿児:自民=民主
沖縄:自民>>

6903チバQ:2010/06/27(日) 16:14:11
■2人区__当選┃落選
北海:民新=自民>民新  (民主徳永が前、藤川が後ろ)
宮城:民現=自民=民新>自推=みん
福島:民現=自民
茨城:自民>民現>民新
新潟:民現>自民>社推
長野:民現>自民>民新
岐阜:自民>民現=民新
静岡:自民>みん=民現
京都:民現>自民
兵庫:民現>自民>みん
広島:自民=民現>民新
福岡:自民=民現

■3人区_____当選┃落選
埼玉:自民>民新>公明=民現>=みん
千葉:民新=みん=自新>民新>自現     (民主小西が前、道が後ろ)
神奈:自民>民現=みん=民現        (民主千葉が前、金子が後ろ)
愛知:民新=自民>民新>みん        (民主斉藤が前、安井が後ろ)
大阪:民新>公明=自民>民現=みん

■5人区___________当選┃落選
東京:民現=民現>公明=自現>共産=みん=自新(民主レンホウが前、小川が後ろ)

6904チバQ:2010/06/27(日) 16:28:31
>>6830
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100624/elc1006241438032-n1.htm
【参院選公示】石原都知事が激怒、演説中の「白真勲コール」に「日本人ならルールを守れ!!」
2010.6.24 14:37

 「日本人ならルールを守れ!!」

 都内で行われたたちあがれ日本の参院選第一声の際、“応援団長”として演説をしていた石原慎太郎・東京都知事が激怒する場面があった。演説中に近くで民主党比例代表候補の白真勲氏に対する「白真勲コール」を聞かされたためだ。

 新宿駅西口の小田急百貨店前で24日午前11時すぎ、たちあがれが演説を開始した。ところが、与謝野馨共同代表の演説中に、100メートルも離れていない京王百貨店前に白真勲氏の宣伝カーが止まり、鈴木寛文部科学副大臣らが演説を始めた。

 与謝野氏は演説を終えると、すぐさま白氏の宣伝カーに直行、「公党間の約束で決めた場所に勝手に入ってくるな」と白陣営に抗議した。鈴木氏らは一時演説を中断させたが「公道でやるのだから自由だ」と拒否し、結局演説を強行した。

 与謝野氏はその後、怒りを抑えきれないまま、記者団らに「政治生活でこんな選挙妨害をされたのは初めてだ。これこそ民主党の姿だ」。

 小田急百貨店前では共産党、たちあがれ、公明党の順で街頭演説をすることになっていた。

6905チバQ:2010/06/27(日) 16:29:32
http://osaka.yomiuri.co.jp/eco/news/20100618-OYO8T00254.htm
百貨店不況続く中…阪神売り上げ好調
庶民性受け 6か月連続プラス


阪神百貨店梅田本店地下1階にある人気のラスク店「ガトーフェスタハラダ」(17日)=長沖真未撮影 全国的に百貨店の苦境が続く中で、阪神百貨店梅田本店(大阪市北区)が好調だ。5月の売上高は前年同月比16.8%増と6か月連続のプラスだった。食料品を中心に値頃感ある品ぞろえにこだわってきたことが、節約志向の時代に支持されている。

(船木七月)

 安川茂・本店長が「地下1階が玄関」と言う通り、阪神梅田本店の業績を引っ張るのは地下の食料品売り場だ。売上高に占める割合は約半分と、全国平均の約3割を大きく上回る。

 リーマン・ショック後の不振に苦しんでいた09年8月末に行った全館改装では、人気の洋菓子売り場の面積を3割増やした。その時に新規出店した人気ラスク店「ガトーフェスタハラダ」は、16枚入り609円など手頃な価格が受けて、ほぼ終日、行列が絶えない。

 名物「いか焼き」などが楽しめる立ち食いコーナーも根強い人気がある。大阪市内の50歳代女性は「品ぞろえが豊富で値段も庶民的。気軽に買い物ができるのがいい」と評価する。

 婦人向け衣料品なども、改装の際に身長が低めの中高年向けにSサイズ売り場を拡充したことや、隣接する阪急梅田本店と比べて平均単価が3割程度安いことが奏功し、売り上げを伸ばしている。

 安川本店長は「呉服屋を発祥とする他の百貨店と異なり、阪神は駅の売店からスタートした。その原点に返り、日常の買い物を気軽にできる店作りに注力してきた」と話す。

 ただ、好調さの背景には、阪急梅田本店や大丸梅田が改装のため売り場面積を前年比約4割減らしているという事情もある。難波にある高島屋大阪店が3月の増床完了以降、売り上げを増やしており、梅田地区のライバル店の増床・開業が相次ぐ11年春以降も優勢を保てるかどうかは不透明だ。

 さらに、阪神の場合、さんのみや・阪神食品館(神戸市)を4月に休業させるなど梅田本店以外の状況は厳しい。衣料品に比べて利幅が薄い食料品頼みの店舗経営では、売り上げの伸びに限界があるとの見方もある。

(2010年6月18日 読売新聞)

6906チバQ:2010/06/27(日) 16:30:55
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100617-OYO1T00254.htm
<参院選・選択の風景>小沢ガールズ孤立、京都府連「擁立は1人」


河上氏は毎日50回の辻立ちを繰り返す。小沢前幹事長のポスターを掲げて支持を訴える(15日、京都市南区で)=川崎公太撮影 16日午後7時前、参院選日程を決める臨時閣議が首相官邸で開かれた。その後の閣僚懇談会。官房副長官の福山哲郎(48)ら改選議員に向かい、官房長官の仙谷由人が語りかけた。

 「帰ってきてください」

 福山は参院選京都選挙区(改選定数2)で民主党候補として3選を目指す。仙谷の言葉に思わずうなずいた。

 この日も、首相の菅直人とカナダの首相との電話会談に同席するなど、官邸での執務を続けた福山は、同党前幹事長の小沢一郎と距離を置く。鳩山政権末期に底が抜けた内閣支持率をV字回復させた菅の「脱小沢」人事の一人だ。

 「初当選の時、選挙最終日にわざわざ応援に来てくれたのが菅さんでした」。新内閣発足後に初めて地元入りした福山は12日、京都・四条河原町でマイクを握り、人気首相との親密ぶりをアピールした。500人を超す聴衆からの拍手で、熱気が膨らんだ。

 半月前の5月下旬には、政治とカネ、普天間問題で鳩山退陣論が噴き出していた。「なんでここを通るんや」。府南部で同党の街宣車を走らせた京都府宇治市議(33)は行く先々で無視されたり、罵声(ばせい)を浴びせられたりしたという。

 しかし、首相交代で「風」は一変。福山は「有権者の期待を感じる。ただ逆に、応えるのは大変だ。政治とカネの問題でも、襟を正さなければいけない」と語る。

 「脱小沢」が加速する党内。ただ、参院選での小沢の影はなお残る。「競い合ってこそ、支援の輪を広げることができる」との小沢の方針で、改選定数2の全12選挙区のうち、京都を含む11選挙区に民主系候補を2人立てた。

 京都で2人目の公認候補となる河上満栄(39)は、昨夏の衆院選で初当選した「小沢ガールズ」の1人。小沢に推され、3月、衆院の議席を捨てる異例のくら替え立候補を決めた。

 今月12日、河上は京都市上京区の路地裏に立った。「『国民の生活が第一』の政策を実現します」。小沢のポスターを背に、小沢が掲げたキャッチフレーズを叫んだ。

 ただ、小沢主導の候補者決定に、地元は反発した。同党府連幹部は出馬発表すら、2時間前まで知らなかった。

 最大の支援組織で福山を推薦する連合京都は「2人当選は無理」と、河上の推薦を見送った。地元議員らの大半も福山支援に力を注ぐ。

 河上の頼りは小沢が派遣した秘書だ。「徹底的に外に出せ」との小沢の指示で、辻(つじ)立ちは2000回を超えた。だが、実働組織がなく、演説と同時に秘書らが行うポスター張りも1日10枚がやっとだ。

 小沢の辞任後、「不安がないと言えばウソになる」と漏らす河上を、府連幹部は「民主票が分散すると共倒れになる。実態は2人擁立じゃない。福山1人だ」と突き放す。

 小沢の遺産を抱えながら、「脱小沢」で「風」を取り込む民主。対立陣営からは「小沢隠し」の指摘が相次ぐ。

 共産議席の奪回を目指す新人の成宮真理子(40)は「看板が変わっても、中身が変わるのか」と批判。自民現職の二之湯智(65)も「国民をだました鳩山政権のナンバー2だった菅さんの責任は大きい」と訴える。

 小沢を「悪魔」と批判したこともある元自民党幹事長の野中広務(84)は言う。

 「小沢さんが辞めて、民主党は大きく変わった。ただ、脱小沢が完全にできなければ、政権の成功はない」
(敬称略、社会部 西山幸太郎、京都総局 沢野未来)

     ◎

 昨年の政権交代後、初めての本格的な国政選となる参院選。6月24日の公示を前に、大きく様変わりした「選択の風景」を歩く。

(2010年6月17日 読売新聞)

6907チバQ:2010/06/27(日) 16:31:32
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100618-OYO1T00197.htm
<参院選・選択の風景>自民王国 必死の防戦


集会の参加者を握手で送り出す青木一彦氏(右端)。父を支えてきた人らの列が続く(17日夜、島根県安来市で)=前田尚紀撮影 姿を見せない「父」に誰もが思いを巡らせていた。

 「父の志を受け継ぎ、この身をふるさとにささげる気持ちで戦う」

 17日夜、島根県安来市の市民会館。参院選島根選挙区(改選定数1)に自民党から立つ新人の青木一彦(49)は、決起集会の会場を埋めた約600人に向かい、訴えた。

 「父」は、前同党参院会長、青木幹雄(76)。「参院のドン」と呼ばれた。

 初めて野党で臨む参院選で5選を目指した幹雄は5月13日、脳梗塞(こうそく)で入院した。同党県連が後継指名した一彦は、幹雄の秘書で長男。「世襲」だった。

 同月22日に、宍道湖に近い松江市のホテルで開かれた一彦後援会の発会式で、後援会長を務める前同党幹事長、細田博之(66)が「再スタートの初日だ」と気勢を上げた。だが、幹雄後援会で副会長を務めた県医師連盟の委員長の姿はなかった。同連盟は6月、選挙区の自主投票を決めた。委員長の佐藤充男(79)は「この人に入れろと言うのは時代錯誤だ」と距離を置く。

 自民王国・島根。竹下登元首相を輩出し、政権交代が起きた昨夏の衆院選でも、自民党が小選挙区2議席を守り抜いた。しかし、野党転落後、ここでも業界団体の自民離れが進む。

 国や自治体の公共事業などへの1人当たりの投資額は、島根が20年連続全国トップだが、その額は今、ピークの半分。建設業界からも「仕事もないのに従業員に『自民党を応援しろ』とは言えない」と悲鳴が漏れる。

 自公政権時代、選挙区で自民候補を支援してきた公明党県本部代表の三島治県議(60)も「特定候補を支持しない」と話す。

 従来の集票マシンが衰える中、倒れる前の幹雄が最後の頼りとしたのは、地縁・血縁だった。1月の出馬表明後、隠岐諸島にある人口650人の知夫里(ちぶり)島まで、選挙区をくまなく回った。

 集会所もない小さな集落にも分け入った。民家の座敷を借りて車座で座り込み、住民らとひざを突き合わせた。竹下元首相の後援者や付き合いのあった元議会関係者らも姿を見せた。幹雄は「周りが心配するぐらい、まじめに活動している」と誇らしげに語っていた。

 一彦も今、幹雄と同じように地域に入り込み、「父の背中を見て育った」と親子のきずなを強調する。重鎮の自民県議は「落としちゃいかんのでね、ミキさんの子供だからね」と話す。

 一方、地元民放のアナウンサー出身で民主党から立候補する新人の岩田浩岳(34)は「国では政権交代し、新しい政治が始まっている。島根でも政治の流れを変えたい」と、自民王国にも政権交代を迫る。ただ、民主党県連代表代行の石橋富二雄(62)は「票は地域が持っている。でも、地域に行けば何も変わっていない。それが都会とは違う」と地縁・血縁で固められた壁を実感する。

 病に倒れる前、幹雄は周囲にこう漏らしたという。

 「根の生えた組織は逆風になればなるほど、負けてなるかと強くなる」

 (敬称略、社会部 松永喜代文、松江支局 近藤修史)

(2010年6月18日 読売新聞)

6908チバQ:2010/06/27(日) 16:36:06
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100619-OYO1T00437.htm
<参院選・選択の風景>風向き変わる「第3極」…大阪選挙区
橋下知事に秋波送る


みんなの党の渡辺喜美代表、日本創新党の中田宏代表幹事、新党改革の舛添要一代表(左下から時計回り)。大阪府の橋下徹知事(右下)の言動も意識する “第一声”は、長年、サラリーマンとして通った職場の前で上げた。

 「今の政治家に政治を任せていいと思っていますか。自民から民主に変わって、この国は変わりましたか」

 国会閉会の翌17日。参院選大阪選挙区(改選定数3)に挑むみんなの党の新人で、元阪急百貨店部長の川平泰三(53)は、大阪・キタの同百貨店前で初めて演説した。1日延べ約220万人が行き交う百貨店激戦区。消費者の好みを探り、売れ筋を見極めてきたこの街で、今度は票を呼び込もうと訴えを響かせた。

 川平が立ち去ると、約200メートル離れた場所で新党改革の新人、山分ネルソン祥興(36)がマイクを握った。さらにその後、日本創新党の新人、浜野夕希子(34)が現れ、同じ一角で声を張り上げた。

 大阪は「風」の吹く街だ。タレント議員、無党派知事、初の女性知事――。キタやミナミにあふれる人々が誕生させてきた。

 その大阪で、民主党でも、自民党でもない「第3極」の各党が、無党派層を狙って次々に候補者を擁立する。参院選では政党候補者だけで10人が立つ見通しで、屈指の激戦区となる。

 なかでもみんなの党は、鳩山政権末期、各種の世論調査で民主、自民両党に続く「第3党」に躍り出た。5月中旬に大阪を訪れたみんなの党代表の渡辺喜美は「3日連続で(各地に)候補者を擁立した」などと強気の表情を見せていた。

 ところが首相交代で風向きが変わる。

 政党支持率で民主党はV字回復し、みんなの党は後退。民主党大阪府連幹部は「民主に失望した人たちが支持していただけ。うちが復活したら、みんなの党は消える」と話し、もはや脅威ではないと強調した。

 風を取り戻したい新党は、就任以来、高い支持率を維持する大阪府知事の橋下徹に、そろって秋波を送る。

 今月17日、ミナミの高島屋前でマイクを握った新党改革代表の舛添要一が、買い物客らに語りかけた。

 「役所が邪魔する。規制がある。橋下知事に電話をかけて言いました。『自由な都市、作りませんか』。知事も大賛成だ」

 大阪特区構想を披露し、橋下との親交を印象づけた。

 みんなの党の渡辺も大阪での講演会で、「(橋下の提唱する)大阪都構想はおもしろい。勝手連で構想を応援するのも考えたい」。日本創新党代表幹事で、昨夏の衆院選前には橋下らと「首長連合」を作った中田宏は、「知事とはあうんの呼吸。目指すところは一緒」と協調関係をアピールする。

 ただ、ラブコールを受ける橋下は「国政にスケベ心が出たら、一気に府民は離れていく」とつれない。その一方で、新党に「期待しています」とエールを送り、「政権交代は今までの仕組みが変わるきっかけ。いよいよ本気の動きが出てきて、国民も真剣に選挙を注視しないといけない時代になった」と参院選の行方を見守る。

 何が有権者をひきつけ、票はどこに向かうのか。公示日の24日、候補者たちは風を求めて街に走り出す。

 (敬称略、社会部 諏訪部敦)

6909チバQ:2010/06/27(日) 20:21:30
http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001006220003
【政党票流・上】元「自民王国」
2010年06月22日


自民党支部の会合で話す宇野治氏(奥左)。右は党公認で参院選に出馬する武村展英氏=守山市

【地盤溶解 手探りの進路】 


 「ひと昔前、滋賀県は自民党王国と言われていた」


 6月7日、草津市で開かれた自民党滋賀3区支部の総会。県議会議長の吉田清一氏(63)は、昨年の衆院選でゼロになった党国会議員の議席奪還をめざす参院選を目前に控え、往時から様変わりした党の現状を語った。


 滋賀では党公認の新顔、武村展英氏(38)が、民主党現職の林久美子氏(37)に挑む。だが、3区支部の党員数は、2008年度の2100人から昨年度、一気に千人減っていた。「これが現実の数字だ」。党県連によれば、県内の党員数は今年、初めて1万人を切った。


 「過去の栄光を引きずって、国民のための政治をやってきたのかどうか。じっくり反省しなければならない」


【公共投資先細り】


 「王国」だったころ、滋賀の自民党からは総理大臣も輩出した。故・宇野宗佑氏。現在の滋賀3区にある守山市に拠(よ)り、中選挙区時代の滋賀全県区で、宗佑氏の議席は元防衛庁長官の故・山下元利氏とともに指定席だった。


 「当落より、山下氏とのトップ争いを制するかどうかの戦いだった」と、宗佑氏を支援してきた守山市の片岡新一さん(56)は言う。


 自民党政権時代、地方経済は大型の公共事業に支えられた。宗佑氏は氾濫(はん・らん)を繰り返す野洲川の河川改修に尽力した功績などで、守山市の名誉市民になった。


 「お金が回ってみんなが潤った。大臣ポストを得たあとの宗佑さんの人気は守山で圧倒的。市内でわざわざ選挙運動するまでもなかった」


 時代は変わった。バブル崩壊後の失われた10年を経て、公共投資のパイはどんどん細っていった。相前後して宗佑氏の地元の守山をはじめ草津、栗東、野洲の4市でつくる滋賀3区は、関西のベッドタウンとして発展。無党派の若い世代が流入した。


 昨年の衆院選滋賀3区で、宗佑氏の娘婿の宇野治氏(62)は民主党の三日月大造氏(39)にほぼダブルスコアで大敗。比例復活もならず下野した。比例復活した03年と05年の選挙で得票1位を死守した地元の守山市でも、昨年は9千票差をつけられる惨敗だった。


 「組織を固めても、民主の風の前にはどうにもならなかった」。今は宇野氏を支える後援会「治友会」会長の片岡さんは振り返る。


 昨年末、宇野家は義父の生家である旧中山道守山宿の造り酒屋「宇野本家」の土地と建物を守山市の公社に売却した。日本酒の需要の伸び悩みなどから業績が低迷しており、清酒「栄爵」で知られた1872(明治5)年創業の宇野本家もこれを機に清算された。資産を整理し出直しを期すが、党勢回復への道は険しい。


【つかめぬ無党派】


 宇野氏の女性支持者たちでつくる後援会「すずらん会」会長の辻ひとみさん(63)は、今年に入って一緒に党を支えてきた仲間数人から手紙を受け取った。年間4千円を支払う党籍の更新手続きをしないという内容だった。ある手紙にはこうつづられていた。「いましばらく自民党を休ませてください。民主党には入りません」


 参院選公示1週間前の17日、草津市であった3区支部の選対会議。出席者は、支部長の宇野氏ら幹部に対して危機感をあらわにした。


 「身内ばかり集まる個人演説会をあちこちでやっても意味がない」「もっと本人が街頭に出て有権者と触れ合う機会を増やさなければ、浮動票はつかめない」


 菅直人政権の誕生後、支持率の回復が著しい民主党とどう戦うか。結論は容易に出ず、次回の会議に持ち越された。


  ◇


 選挙という舞台で、政党の立ち位置が揺らいでいる。無党派層の動向が勝敗を左右し、従来の組織選挙で立ち行かなくなった政党のいまを、湖国で見た。

6910チバQ:2010/06/27(日) 20:23:50
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20100622ddlk26010688000c.html
戦いの図式:参院選きょうと/上 民主 複数擁立、互いに危機感 /京都
 「この会に出ると決めた時はまだ、僕の部下だったんですよ。菅さんから『ちょっと福山くんをくれや』と言われまして」。菅政権発足直後の今月12日、民主党府連が京都市内のホテルで開いた集会。堅物のイメージが強い岡田克也外相の冗談に、隣に立つ現職の福山哲郎氏(48)も表情を緩めた。

 福山氏は04年の参院選は野党にもかかわらず、自民党候補に12万票以上の大差をつけトップ当選を果たした。政権奪取後は副外相という要職を務めて知名度は上昇、連合京都の全面支援を受けて選挙戦を優位に進めるはずだった。

 しかし、「複数改選区に複数擁立」の方針を、小沢一郎・前党幹事長が打ち出したのだ。改選数2の京都でも、09年衆院選比例で初当選したばかりの河上満栄氏(39)に白羽の矢が立った。共倒れの懸念から反発した党府連は、新人の河上氏の立候補を認める代わりに党本部がその支援活動に責任を持つよう条件を付けた。

 首相が鳩山由紀夫氏から菅直人氏に替わって支持率がV字回復し、風向きは変わったが、新たな懸念もある。「中途半端に支持率が上がり、『もう1人(河上氏)に』(投票先を替える)となると困る」。岡田外相の京都入り6日前にあった事務所開きで、福山氏が険しい表情を見せた。

 知名度抜群の福山氏に比べ、河上氏は議員歴が1年にも満たないが、党府連幹部は「関ケ原の戦い」を例に「たった1人の大名の裏切りから戦局は大きく変わった。選挙も同じだ。福山支援の態勢は変えない」と断言。前原誠司国土交通相、蓮舫行政刷新担当相など大物が、公示前でも次々と福山氏の応援に選挙区入りしている。

 一方、党の新執行部が複数擁立見直しを検討する中、河上氏は衆院議員を辞職し退路を断った。小沢氏の「投開票日まで管内を3巡、毎日50回の街頭演説」という指示を今も守り、ポロシャツ姿で連日靴底を減らしている。

 岡田外相が熱弁を振るったころ、河上氏は市内の中心街を練り歩いていた。「(公示後、選挙ポスターを)泣きながら、夜中に自転車で走りながら張ろうと思ってます」。集まった報道陣に危機感をあらわにした。【入江直樹、山田尚弘】

    ◇

 直前に迫った参院選に向け、関係者の思惑もさまざまだ。京都選挙区で候補を擁立する主な政党の戦いぶりを追った。

6911チバQ:2010/06/27(日) 20:24:19
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20100623ddlk26010508000c.html
戦いの図式:参院選きょうと/中 自民 野党転落、揺らぐ組織票 /京都
 府の最北端にあり、兵庫県に隣接する京丹後市久美浜町河梨(こうなし)地区。今月上旬、自民党の現職、二之湯智氏(65)が地区の公民館前でマイクを握った。

 「菅(直人)さんは鳩山前内閣のナンバー2。失政の一端を担わなければならない」。約10分間の演説中に握手を求める人や、家から顔を出す人はいない。漁港での演説でも集まった人はまばらで、漁業の男性(66)は「国会議員を最後に見たのは10年以上も前」と驚いた様子。同行した府議も「ここまで細かく地域を回る候補者は他にはいないだろう」と舌を巻いた。

 なぜ、こうまでして地域を回るのか。二之湯氏は「声も聞かない、顔も見ない候補者に有権者は票を入れない。効率だけでは選挙はできない」と“どぶ板”活動が票につながることを強調する。しかし、主な理由はこれだけではないだろう。政権交代で与党から野党に転落したことが影を落としているのではないか。

 連立を組んでいた公明党は04年の参院選で二之湯氏を推薦したが、21日に自主投票とすることを確認した。ある同党府本部幹部は「支援する理由も余裕もない」と話す。また、府医師会の政治団体「府医師連盟」が参院選の選挙区で、民主党の現職、福山哲郎氏を初めて推薦し、二之湯氏と同列の扱いにした。前回に比べ、二之湯氏を支える組織票が揺らいでいるのだ。

 こうした中、いかに票の取りこぼしを減らすかが再選のかぎになる。自民党府連の選挙区選対事務長を務める田中セツ子・京都市議は「組織固めを図るとともに、投票を働きかけていく」と説明する。二之湯氏と地方議員との連携を重視。ある京都市議は「来年には統一地方選がある。みんな自分の選挙だと思って目の色を変えて戦うはずだ」と打ち明ける。府連は5月から、街頭演説などで、京都版ローカルマニフェスト(政権公約)を配布するなど、党勢拡大に向け努力を始めた。

 これまでの支援者の票固めと、新たな支持者の確保。再選に向け選対はこの二つの両立を目指し、活動している。【小川信】

6912チバQ:2010/06/27(日) 20:24:46
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20100624ddlk26010529000c.html
戦いの図式:参院選きょうと/下 共産 議席奪還、若者浸透が鍵 /京都
 梅雨の曇天に覆われた今月中旬の土曜午前、木津川市のショッピングモール前に約10人の人垣ができた。「『大企業がよくなれば下請けもよくなる』というが、ごまかされているんじゃないか?」。年配の男性がマイクを向けた女性に疑問をぶつけた。共産党の新人、成宮真理子氏(40)が聴衆と対話しながら政策を訴える「まちかどトーク」だ。

 「大企業の国際競争力は強くなったが、働く人の給料は下がった。共産党は、国民の立場から経済を強くします」と答える成宮氏に聴衆は拍手を送るが、その顔ぶれのほとんどは高齢者だ。

 衆院選で小選挙区制が導入されて二大政党化が進み、04年参院選京都選挙区で議席を失った共産党は、議席奪還を誓う。98年参院選京都選挙区で再選した、当時の現職が獲得した38万票を今回の目標に掲げる。しかし、成宮氏が落選した07年参院選京都選挙区の得票は27万票で、今年4月の府知事選でも党推薦候補の得票は30万票にとどまった。

 支持者の高齢化が進む中、目標達成には大幅な新たな票の上積みが必要だ。成宮氏の陣営幹部は「自民に反発し、民主に失望した無党派や若い世代に、どれだけ支持を得られるか」と、無党派層や若者への浸透が勝敗を分けるとみる。

 支持拡大の一つの方法が「まちかどトーク」で、陣営は今まであまりアピールできていなかった層にも存在感や主張を知ってもらおうと対話を呼び掛ける。府内で30回以上開催し、その様子をインターネットの動画サイト上で生中継するなど、新たな試みも始めた。また、夜の演説会を遅らせ、従来の支持者以外にも若者が集まりやすい夕方の街頭に立ち演説することも。

 府の南端に位置し、大阪、奈良に近いベッドタウンの木津川市。宅地やマンションの造成が進み、若い層を中心に人口が増え続けているが、これまで若い世代に共産党の主張を理解してもらう機会は多くなかった。

 この日午前、1時間弱の「まちかどトーク」を終えた成宮氏。「若い人は少なかったが、マイクを向ければ思いを話してくれる人がたくさんいる。無党派層も“無関心層”ではない。そういう人の関心を引き出したい」と力を込めた。【田辺佑介】

6913チバQ:2010/06/27(日) 20:26:16
http://mainichi.jp/area/mie/news/20100621ddlk24010077000c.html
票流:’10参院選/上 首相交代で状況一変 /三重
 昨夏の政権交代後、初めての本格的な国政選挙となる参院選。24日に迫った公示を前に激戦が予想される三重選挙区(改選数1)の動向を探った。

 ◇無党派の怖さ実感
 聴衆は約30人しか集まらなかった。

 13日、四日市市で開かれたみんなの党新人の矢原由佳子氏(34)と同党の川田龍平参院議員(34)の対談会。県組織がなく、無党派層に秋波を送る矢原氏陣営が「薬害エイズ事件」の被害者として知名度がある川田氏を招き、大票田の北勢地域で支持拡大を狙って開いた対談だった。

 だが、用意した100席のうち、埋まったのはわずか30席ほど。会場の後方で見守っていた矢原氏後援会の坂田和章幹事長は厳しい表情で唇をかんだ。

 「……少ないね」

  ■  ■  ■

 毎日新聞が過去の参院選で実施した世論調査で、県内で「支持政党なし」と答えた無党派層は約3割。過去3回の参院選の投票者85万〜90万人のうち、各陣営は約30万票が無党派層と推測する。無党派を振り向かせた候補が議席をたぐり寄せると言っていい。

 矢原氏が出馬表明したのは、候補予定者の中では最も遅い5月15日。支援の中心は中高校時代の同級生の山中光茂・松阪市長と市長の支持者で、同市以外に大きな組織はない。だが、当時は民主党が政治とカネの問題で転び、普天間問題の迷走も加わり、みんなの党の支持率は右肩上がりだった。別の後援会幹部は「松阪以外でも支援を申し出てくれる人が増えている」と手応えを実感していた。

 だが、無党派は移ろう。鳩山由紀夫首相が辞任し、菅直人首相が誕生すると、民主党の支持率はV字回復し、状況は一変した。坂田幹事長は「マジックを見せられたよう」と表現してみせた。「同じ民主党で、政策の中身は何も変わっていないのに。有権者は分かっているのだろうか」

 一瞬で変節する無党派の恐怖と現実。陣営は今、矢原氏の若さと唯一の女性候補予定者である点を強調し、再浮上を目指すという。

  ■  ■  ■

 「首相交代まで多くの人が『やはり民主は駄目』と言ってたのに交代後は全く反応がなくなった」。自民新人の小野崎耕平氏(40)の選対地区責任者もそう嘆く。共産新人の中野武史氏(36)陣営の党県委員会幹部は「脱小沢で支持率が上がっただけ」と強がるが、変調は痛感している。無論、民主現職の芝博一氏(60)は「この流れが続けば」と歓迎するが、潮流が即座に逆流する地獄を見てきたのもまた同氏だ。

 かつて「小泉旋風」を演出し、民主党の政権交代を実現させた要因でもあった無党派は今回、どこに向かうのか。各陣営は戦々恐々としながら、なお、その風向きを見極めようと苦悩し、嘆息する。

 無党派のあまりの振幅の激しさに陣営幹部からは繰り言も漏れる。「これでは日本に真の民主主義は根付かないよ」。しかし、選挙戦が始まれば、各陣営は笑顔で手を振り、絶叫し、深くこうべを垂れる。見えない無党派に。

6914チバQ:2010/06/27(日) 20:26:51
http://mainichi.jp/area/mie/news/20100622ddlk24010125000c.html
票流:’10参院選/中 南北巡り必死の攻防 /三重

街宣車の上で演説し、民主党を厳しく批判する自民党衆院議員=桑名駅前で2010年6月5日、田中功一撮影 ◇民・自ともに弱点抱え
 「表紙を替えても中身は何も変わらない。民主党政権が1日延びれば、日本は1日早く破滅の道を進むことになる」

 菅直人新首相の誕生から一夜明けた5日、桑名駅前で行われた県内選出自民党国会議員3人と、同党が擁立する新人、小野崎耕平氏(40)の合同街宣活動。党県連会長を務める三ツ矢憲生衆院議員は、民主党を厳しく批判し、小野崎氏への支援を訴えた。

 自民党は昨夏の衆院選の県内5小選挙区で民主に1勝4敗。北勢地域では現職と新人が比例復活もかなわず、空白区となった。その劣勢をはね返すための活動だったが、集まった聴衆は100人足らずだった。

 北勢地域の有権者数は、県内最多の四日市市など市部だけで全体の約4割を占める大票田。この地域の得票が当落の行方を左右するとも言われる。

 だが、自民党のある県議は「この地域は運動がやりにくい」と漏らす。かつて同党に所属していた岡田克也外相ら民主党衆院議員のほか、鈴鹿市が地盤の民主現職、芝博一氏(60)も自民県議の支持層に深く食い込む。地元の自民県議は複雑な胸中を明かした。「自分の支持者も、国政は民主候補に票を投じるという人が半数以上。参院選の支援で自分自身が前面には出にくい。来春には自分の県議選も控えているしね」

  ■  ■  ■

 5月30日夜、民主・連合系の県議会最大会派「新政みえ」(萩野虔一代表)の「結成10周年記念県政報告会」が、芝氏らを招いて熊野市で開かれた。

 民主陣営は、党県連と連合三重、新政みえが一体となった「三重県方式」と呼ばれる選対本部を組織し、これまで参院選では補選を含め4連勝している。だが、農林水産業が盛んな県南部は自民の牙城で、民主陣営はこれまで厳しい戦いを強いられてきた。報告会を熊野市で開催したことについて、新政みえのある県議は「報告会の真の狙いは芝氏の支援。だからこそ、県南部を選んだ」と打ち明けた。芝氏の選対幹部も「県南部は連合傘下の労組員も少なく、地元に根付いた県議の支援は欠かせない」と言う。2大政党が互いにウイークポイントを抱えながら必死の攻防を続けている。

 ■  ■  ■

 一方、共産新人の中野武史氏(36)の選対幹部は「07年選挙で県南部を重点的に回ったが、地域が広くて効率が悪く、得票に結びつかなかった。今回は県北中部での活動を増やしている」と言う。

 みんな新人の矢原由佳子氏(34)も「組織がないので大票田の北勢中心に無党派層に訴えたい」とし、公示後も東紀州地域の遊説は1回だけの予定だ。

6915チバQ:2010/06/27(日) 20:28:40
http://mainichi.jp/area/mie/news/20100623ddlk24010174000c.html
票流:’10参院選/下 空洞化する団体推薦 /三重

参院選での支持を訴える公明党の坂口力衆院議員(左)。公明票はどこへ=三重県鈴鹿市で ◇注目集まる公明票
 与党として推薦を働きかける民主。一方、自民の候補予定者は団体推薦を一切、受けない。攻守が入れ替わって迎える参院選だが、内実は簡単ではない。

 「団体推薦は増えたが、まだ様子見のところがほとんど。与党になった効果がどれだけあるのか」。民主党県連関係者は複雑な表情でそう話す。

 前回の参院選で三重選挙区の民主候補が推薦を受けた県レベルの団体は60団体。今回、同党現職の芝博一氏(60)が受けた推薦は、既に約80団体に上る。

 従来は自民を推薦した県医師連盟をはじめ、県理容生活衛生同業組合などが民主候補推薦に転換した。芝氏陣営は政権交代後、従来の自民支持団体にも積極的に支援を働きかけ続け、推薦に変化が現れ始めた。一方、自民新人の小野崎耕平氏(40)は、県建設業協会など従来の自民支持団体の一切を推薦を受けない意向を明らかにしている。

 しかし、実態は自民支援の団体は少なくない。県建設業協会の松井明専務理事は「会員は基本的に小野崎さん支持。民主党が公共事業の削減を打ち出している以上、支援しにくい」と明かす。芝氏陣営関係者も「自民を支援してきた業界の人たちが小野崎さんのポスターを張っている」といら立ちを隠さない。

 一方、そもそも団体推薦の効果を疑問視する声もある。中堅の自民県議は語る。「各会員が自らの判断で候補者を選ぶようになってきている。推薦団体の数で決まるなら、過去の選挙ですべて自民候補が勝ったはずだよ」

  ■  ■  ■

 13日、鈴鹿市内で行われた公明党の街頭演説会。同党副代表の坂口力衆院議員は、民主政権を批判する一方、自民党に対しても「大企業優先の体質が残っている」と述べ、公明党への支援を訴えた。

 政権交代で下野し、自民との連立を解消した公明党。県内で十数万票とされる同党支持票は垂ぜんの的だ。自民党県連幹部は「民主など他党候補に流れる票は少ないのではないか」と期待する。みんな新人の矢原由佳子氏(34)の陣営幹部も「公明党としての推薦は無理と言われたが、一度は正式にお願いに行きたい」と話す。

 新人の中野武史氏(36)を擁立する共産陣営だけが「業界団体の推薦や公明票とは無縁」とし、街宣活動やミニ集会などで支持拡大を図る方針だ。

 公明党県本部の中川康洋代表は「自主投票を含めて対応は決まっていない。23日には方針を発表したい」と語るだけだ。しかし、同党の支持母体、創価学会幹部はこぼした。「本当のところ、支持者でもどこの党に入れたかなんて分からないから……」(この連載は田中功一、福泉亮が担当しました)

6916チバQ:2010/06/27(日) 20:31:44
http://sankei.jp.msn.com/region/chubu/shizuoka/100622/szk1006222202001-n1.htm
【参院選】混戦!(上) 党本部・県連に“ミゾ” 民主2議席獲得なるか 静岡
2010.6.22 22:01

このニュースのトピックス:選挙・静岡
 「断絶した中で別々に戦うのは今日で終わりだ」。民主党選対委員長の安住淳が党本部と県連の候補者擁立問題の決着を“宣言”し、藤本祐司、中本奈緒子の2人と県連会長の牧野聖修は笑顔で握手を交わした。

 14日午後、安住が来県。県連が要請する「候補者一本化」を回避し、2人公認を決めた党本部の裁定を伝え、県連との和解を強調して見せた。

 だが同日、県連幹部は記者団に「県連の藤本支援は変わらない。中本氏に協力はするが支援することはない」と明言。県連の意向を聞かずに前幹事長の小沢一郎が擁立した中本へのわだかまりを隠さなかった。

 牧野も「選対の見直しはしない。現状の選挙態勢を堅持していく」と県連が藤本、党本部は中本を支援するという別々の態勢で臨む方針を示した。菅直人内閣の発足で支持率がアップしたものの、自民党など野党陣営の勢いも増しており、藤本、中本の両陣営や県連は“共倒れ”の危機感をぬぐい去れないままでいる。

 そうした中、藤本は新政権の誕生を好機ととらえる。「実は小沢さんはよく知らないんです」と暴露するほど「小沢派」とは距離を置く。それだけに「戦いやすくなった」(選対関係者)と陣営は歓迎ムードだ。「相手は中本さんではない。中本さんとは競合しない」と国土交通政務官の実績を前面に出して支持を呼びかける。懸念は、候補者擁立をめぐる党本部と県連のごたごたによるイメージダウンだ。

 「ようやく名前を呼んでもらえることが多くなり、反応もよくなってきました。菅政権になってから激励の声が増えました」と中本。公募に応じて出馬する“落下傘候補”だ。党本部のスタッフや家族と県内をこまめに回る。小沢の指示通り、「とにかく毎日50カ所の辻立ちをしています」とエネルギッシュに話す。地道に足で稼ぐ草の根運動を展開しているが、組織がなく、知名度不足が不安材料となっている。

 今回の党本部と県連の対立は、迷走する鳩山政権のもとで「2人擁立は共倒れする可能性が大きい」との県連の訴えを無視して、小沢が中本を擁立したことが発端だった。

 小沢が中本擁立を発表した3月31日。藤本を支援する連合静岡会長の吉岡秀規は「党の支持率が下がったのは『政治とカネ』。責任をとって小沢幹事長が辞任する覚悟があるのなら、2人立てて戦うことができる」と小沢に辞任を迫り、全国から注目を浴びた。

 民主党が2人を擁立したのは平成16年に続いて2度目。藤本が当選したが、連合静岡と現職候補との関係悪化も影響して2議席獲得は果たせず、自民党と議席を分け合った。

 20万人の加盟組合員を持つ連合静岡の幹部は「2人擁立の影響はそれほど受けない」と支援拡大を目指す。藤本を推薦する団体は前回並みの約40団体を数えるが、同時に自民党を推薦する団体も含まれているとして、支持固めに懸命だ。

 民主党の選対幹部も「2人は競合しない」と強調するが、鍵を握るのは無党派層の票の行方だ。真価が問われる選挙戦となる。

     ◇

 24日に公示される参院選。静岡選挙区(改選2)には民主党2人、自民党、共産党、みんなの党、幸福実現党各1人の6人が立候補を予定している。新政権での支持率回復を背景に2議席獲得を目指す民主。候補を1人に絞り議席奪還を狙う自民。じわじわと存在感を示し“台風の目”となってきたみんなの党など立候補予定者が乱立する混戦の模様を探った。=敬称略(参院選取材班)

6917チバQ:2010/06/27(日) 20:32:17
http://sankei.jp.msn.com/region/chubu/shizuoka/100622/szk1006222207002-n1.htm
【参院選】混戦!(下)「みんな」の出馬に危機感 保守系、民主も“同士討ち” 静岡
2010.6.22 22:06

このニュースのトピックス:選挙・静岡
 「浜松で河合(純一)さんは非常に強い」。6月4日、岩井茂樹の地元、沼津市で開かれた決起集会の会場で、岩井の選対関係者は危機感をあらわにした。「今回は西部決戦だ」。

 下野した自民党は昨年末に早々と立候補予定者を岩井1人に絞り、議席奪還を目指す。先頭に立って選挙戦を指揮する県連会長の塩谷立は県西部に基盤を置くが、地元の県東部と比べれば岩井の知名度や浸透度は心もとない。

 自民党は昨夏の知事選、続く衆院選、さらに岩井が挑戦した参院補選で敗北。岩井の勝利を党再生の起爆剤にともくろむ。連敗で「保守王国・静岡」は崩壊したとも言われるが、自民県連の旧市町村単位である67支部の組織力は健在だ。陣営は民主党の失速に伴う保守層の掘り起こしに期待をかける。

 投票率が35%だった参院補選で、岩井は約40万票を獲得した。選対幹部は今回の投票率を55%程度と予想し、「45万票まで持ち込めば何とかなる」と話す。だが、自民党の県議会会派の分裂や副議長選の造反問題などで県連内部は一枚岩ではなく、選挙戦への影響を危惧(きぐ)する声はやまない。

 「常に変革し新たな創造を続ける“老舗”のチカラが必要だ。真の保守を貫く」。そんな声を払拭するかのように、岩井は12日に行った浜松市内の事務所開き、連日の街頭、大小の演説会場で「保守一徹」を前面に訴える。そのせいか、ライバルとなるべき民主党候補よりもむしろ、同じ保守系の河合を意識した戦いを強いられている。

 みんなの党代表の渡辺喜美の同席のもと、河合純一が浜松市内で出馬表明したのは5月25日。この日を境に「この戦いは全く分からなくなった。人物的に評価が高く、知名度もあり怖い存在だ」と民主党、自民党の選対幹部はともに危機感を募らせている。

 「河合は岩井さんと競合するんですよね」。河合の選対幹部も、同じ県西部を地盤とする民主党の中本奈緒子よりも、岩井を強く意識した発言を繰り返す。

 河合自身は「全盲の熱血教師」をキャッチフレーズに、「教育現場の経験などこれまでやってきたことを伝えるしかない」と、県内214すべての駅を回る作戦で、無党派層への浸透を図る。「あらゆる場所に、行けば行くほど知名度の高さに驚く」と選対本部長の大岡敏孝は手応えを感じており、「反民主、反自民」を掲げる第3の勢力として無党派層の取り込みに躍起となっている。だが「出馬表明が遅く、組織もなく、準備不足は否めない」(大岡)だけに集票力は未知数だ。

 「(岩井と河合は)どちらも保守系で年齢も同じくらい。与党対野党という構図よりもむしろ、保守系同士、民主公認同士で票を食い合うのでは」。陣営は選挙戦の構図をこう描いている。

 こうした中で鍵を握りそうなのは、比例代表で県内27万票を目指す公明党の動向だ。県本部が19日に開いた幹事会の経緯を踏まえ、県本部代表代行の阿部時久は「(自民も公明も)どちらも機関決定はしていない」と事実上の自主投票となったことを明かしたものの、「比例に投票して選挙区を棄権することはあまりない。消去法なら(岩井の)ほかにやる人はいない」とつぶやいた。

 岩井と河合が保守票をめぐって争う中、渡辺浩美は「地域経済がだめになる」と訴え、県内すべての市町に足を運んだ。農協、漁業、商工会議所などこれまで面会すら難しかった自民の地盤にも食い込む。陣営は「本当に政策を実現できるのはどの党か示したい」と力を込めた。

 中野雄太は「保守王国静岡の復権」をスローガンに、都市部を中心に街宣活動を展開。昨年の衆院選に続く国政挑戦で「真の保守、真の第三極」を打ち出す。=敬称略

(参院選取材班)

6918チバQ:2010/06/27(日) 20:37:18
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100626/plt1006261503000-n2.htm
参院選情勢が激変 民主“菅効果”消え苦戦…各紙報道2010.06.26

 7・11参院選の情勢が激変している。報道各社の序盤調査で、民主党が苦戦を強いられているのだ。劇的な「鳩山退陣・小沢切り」で、内閣支持率のV字回復を果たした菅直人首相(63)だが、消費税増税をアピールしたためか、急速に支持を失っているようだ。

 朝日新聞と読売新聞、日経新聞は26日、ともに情勢調査を報道した。これによると、菅首相率いる民主党は選挙区で伸び悩んでおり、朝日は「54議席前後」、読売は「50議席程度」、日経は「54議席を上回る」と分析した。

 民主党が参院で単独過半数を得るには、60議席の獲得が必要。国民新党との与党合計では56議席が必要。首相は目標議席を「54プラスα」としているが、ギリギリといえそうだ。

 一方、谷垣禎一総裁(65)率いる自民党は、朝日は「41議席」、読売は「50議席に迫る」、日経は「40議席に届きそう」と、各社でバラつきがある。谷垣氏は「与党過半数阻止」を掲げるか、こちらも微妙だ。

 第3極として注目される渡辺喜美代表(58)率いる「みんなの党」は、朝日は「9議席」、読売は「10議席に迫る」など、これまで第3党だった公明党を上回りそうな勢い。

 今月初めの内閣発足直後、「脱小沢」の閣僚・党役員人事が好感されたのか、菅内閣は世論調査で60%以上の高支持率を記録。この勢いのまま、主要法案を残して通常国会を閉幕し、参院選になだれ込んだつもりだったが、好事魔多し、消費税でつまずいたもよう。

 民主党中堅議員は「首相は17日の参院選マニフェスト発表の際、サプライズのように『消費税10%』を打ち出した。財務相時代、ギリシャの財政危機を目の当たりにした。財政再建に踏み切る決意を固めたようだが、支持率低下を考えるとタイミングが悪かったのでは」と不安がる。

 投開票まで2週間、首相は国民を説得できるのか。

【参院選 報道各社の各党獲得議席予測】

    民主党   自民党  みんなの党

朝日    54     41      9

読売  50程度  50に迫る    10迫る

日経  54上回る 40届きそう 比例で健闘

6919チバQ:2010/06/27(日) 20:39:36
http://gendai.net/articles/view/syakai/124773
参院選きょう公示 タレント候補大苦戦 (当)谷、岡部らひと握り
【政治・経済】
2010年6月24日 掲載
堀内、中畑はぎりぎりセーフ!?
 五輪メダリスト、元アイドル、元プロ野球選手……。今回の参院選も、数多くの有名人候補が立候補している。主なタレント候補だけで、表の通りだ。
「知名度でいえば、ダントツなのが谷亮子氏で、当選は確実。50万票近く獲得してもおかしくありません。比例では自民党の堀内恒夫氏も当選圏内には入るでしょうが、どこまで票を伸ばせるか。あとの候補者は、政党別の得票数によって当落が左右されそうです」(政治評論家・小林吉弥氏)
 いくら有名人でも、今は個人で何百万票も得票できる時代ではない。比例区は所属政党内の得票順で個人の当落が決まるため、政党が大量に得票すれば当選ラインは下がってくる。組織票を持たないタレント候補の当落は水ものなのだ。
 政治ジャーナリストの角谷浩一氏も「現時点で当選が濃厚なのは谷、堀内の両氏くらい」と、こう続ける。
「三原じゅん子氏は子宮頚がんや介護の問題を地道に訴えていて、なかなか評判がいい。街頭演説でも集客力はバツグンです。ただ、タレント候補の場合、人が集まるからといって、投票所で名前を書いてもらえるとは限りません。どこまで支持が広がるかは、公示後の活動にかかっている。中畑清氏、江本孟紀氏あたりも、当落線上に浮上する可能性はあります」
 たちあがれ日本の場合、1議席を取れるとしたら中畑だろうといわれている。駒大野球部出身の中畑は、全国に広がる駒大ネットワークの強みもある。国民新党は郵政票をガッチリ押さえる現職の長谷川憲正が圧倒的に強いが、もう1議席を上積みできるとしたら江本だ。
「今回はスポーツ系の候補が多いので、神取忍氏や西村修氏といったプロレス出身者は埋もれてしまって、かなり厳しい。桂きん枝氏は、阪神ファンを取り込もうと黒と黄色のネクタイで頑張っているようですが、活動が関西限定だから全国区では苦戦しそう。民主党が比例で20議席を獲得すれば、元アイドルの岡崎友紀、庄野真代あたりが浮上してくるかもしれませんが、若い人には知名度が低いのがネック。選挙区では『探偵ナイトスクープ』で人気の岡部まり氏、地元の有名高校出身の石井浩郎氏が有力です。原田大二郎氏はダークホース。自民王国の山口県では苦戦とみられていたが、着実に支持を広げ、追い上げている。山口出身の菅首相が誕生したことも追い風で、ひょっとしたら大金星もありますよ」(小林吉弥氏=前出)
 まったく当落が読めないのが池谷幸雄氏だ。民主党関係者が「行ける」と太鼓判を押す一方、有権者からは「演説代わりに倒立じゃ……」という困惑の声も聞こえてくる。
 この中から、今年は何人の有名人センセイが誕生するのか。

◆比例区/池谷幸雄/39/民 主
◆比例区/岡崎友紀/56/民 主
◆比例区/桂きん枝/59/民 主
◆比例区/庄野真代/55/民 主
◆比例区/谷 亮子/34/民 主
◆比例区/神取 忍/45/自 民
◆比例区/田島美和/46/自 民
◆比例区/堀内恒夫/62/自 民
◆比例区/三原じゅん子/45/自 民
◆比例区/江本孟紀/62/国 民
◆比例区/敏いとう/70/国 民
◆比例区/西村 修/38/国 民
◆比例区/中畑 清/56/たちあがれ
◆秋田選挙区/石井浩郎/46/自 民
◆大阪選挙区/岡部まり/50/民 主
◆山口選挙区/原田大二郎/66/民 主

6920チバQ:2010/06/27(日) 20:48:29
510 :無党派さん:2010/06/27(日) 19:57:58 ID:13QLBtdU
共同の数値書き起こし

民主 47〜52〜57  選挙区31〜35〜39 比例16〜17〜18
自民 40〜46〜51  選挙区29〜34〜38 比例11〜12〜13 
公明  7〜 9〜10  選挙区 1〜 3   比例    6〜7 
共産  2〜 3〜 4  選挙区    0〜1 比例 2〜 3
国民  0〜 1     選挙区    0    比例 0〜 1
改革  0〜 1     選挙区    0    比例 0〜 1  
社民  1〜 2     選挙区    0    比例 1〜 2   
たち      0〜1   選挙区   0    比例    0〜 1
みん  5〜 7〜10  選挙区 0〜 1〜 4 比例 5〜 6
諸派     0     選挙区   0     比例    0
無諸     0〜2   選挙区   0〜 2 比例    −

6921チバQ:2010/06/27(日) 20:51:28
415 :無党派さん:2010/06/27(日) 18:28:11 ID:13QLBtdU
>>35
各社出揃ったか。
これ見るに、本当の意味での接戦区は

青森、秋田、鳥取、熊本

の4県か。

423 :無党派さん:2010/06/27(日) 18:35:45 ID:uSplYf/Q
民主の現職でやばいのは
1人区の長崎と3人区の埼玉(島田)か


424 :無党派さん:2010/06/27(日) 18:35:55 ID:DO6ynqY0
>>407  大阪の二人は無い。
>>415  山形 長崎 愛媛 鹿児島 福井も数千票差だろう

429 :無党派さん:2010/06/27(日) 18:37:19 ID:b4wY2h7d
>>423
群馬の富岡
やばいというより絶望的


430 :無党派さん:2010/06/27(日) 18:37:49 ID:Gql+3eAp
>>423
秋田の鈴木もそこそこ危ない。
大阪の尾立も岡部をかわせるかどうか。

減員区の群馬富岡はもう無理だろう。

432 :無党派さん:2010/06/27(日) 18:40:12 ID:uSplYf/Q
群馬があったのを忘れていた

東京の小川も安泰とはいえないね

447 :無党派さん:2010/06/27(日) 18:48:19 ID:IsUAllhS
>>423

茨城郡司と神奈川の金子と東京の小川と静岡の藤本と大阪の尾立も落ちる可能性ある

6922チバQ:2010/06/27(日) 20:54:07
368 :無党派さん:2010/06/27(日) 18:09:36 ID:Gql+3eAp
民主と自民だけをまとめてみたもの
朝日で自民が低めに出てるのは新党勢を高めに見積もったからのよう。

●共同● 
民主 52(最低47 最高57)
自民 46(最低40 最高51)

●読売● 
民主 50(有力35 優勢15)
自民 48(有力32 優勢16)

●朝日● 
民主 54(最低46 最高60)
自民 41(最低35 最高49)

●日経●
民主 59(最低46 最高68)
自民 45(最低30 最高52)

6923チバQ:2010/06/27(日) 21:00:24
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20100627ddlk01010138000c.html
選挙:参院選 自民応援控える知事、民主との関係配慮 札幌市長は民主応援 /北海道
 ◇昨夏と一変
 7月11日投開票の参院選で、高橋はるみ知事は自民党候補の応援に奔走した昨夏の衆院選と打って変わり、候補者の応援を控えている。「体調不良」を理由にするが、高橋知事は自民推薦で当選した経緯があり、民主党政権下では目立った動きをしにくい事情もある。一方、上田文雄札幌市長は民主2候補の応援をする予定だ。【堀井恵里子、中川紗矢子】

 「公務優先で、体調管理が重要という現状の中で、そういう環境ではなくなりつつあるのかなと思っています」。高橋知事は、約1週間の入院と静養から公務に復帰した22日、記者団から参院選での候補者応援について問われ、慎重な姿勢を示した。

 昨夏の衆院選では「個人的なつながりや、(自身の)選挙で応援を頂いた方」(高橋知事)を基準に、当時与党だった自民候補の応援に駆け回った。政権交代後は来春の知事選を控え、民主との関係に気を配っており、道幹部は「体調を崩したことでちょうど理由ができた」と話す。自民候補陣営も無理な応援要請はしておらず、「あうんの呼吸だ」(陣営幹部)と知事の立場をおもんぱかる。

  ◇   ◇

 07年の知事選で173万票を得た高橋知事の人気は今も健在とみられており、逆に仕掛けているのが民主側だ。

 「道内は経済雇用が厳しい状況にある。藤川さんの奮闘を祈念する」。公示前日の23日、札幌市内で開かれた民主候補の決起集会で高橋知事のメッセージが読み上げられ、出席者からはどよめきが起きた。

 民主道連側が公示日に出席要請したのに対し、知事は道議会日程を理由に出席を見合わせ、代わりにメッセージを送った。自民、公明両党候補にも出しているが、民主候補へのメッセージについて、道知事室は「初めてではないか」という。民主候補陣営幹部は「知事が来るとは思っていないが、自民の応援にも行きにくくなるはず」と狙いを語る。

  ◇   ◇

 一方、上田市長は17日の市長会見で「市議会の議員を辞した候補とは従前からのつきあいで、私に応援を、という方には公務に差し支えない限り応援したい」と語る。外遊から帰る29日以降、市長選で推薦を受けた民主の2候補の応援を予定しており、7月4日に前市議の候補の街頭演説に参加する。

 09年の衆院選では、高橋知事に比べ応援は目立たなかったが、政権交代後、政府への陳情も増え、存在感を発揮してきた。過去2回の市長選では無党派層を取り込んで自民推薦候補を破っており、民主側も上田市長の応援で無党派層への浸透に期待している。

6924チバQ:2010/06/27(日) 21:03:11
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100627/elc1006270100002-n1.htm
【参院選】小沢氏の「2人区2人作戦」 渦巻く不安 静岡選挙区   (1/2ページ)
2010.6.27 00:59

このニュースのトピックス:小沢一郎
 参院選で民主党が打ち出した“2人区2人作戦”で陣営が苦悩している。党勢拡大につなげようと小沢一郎前幹事長が推奨した作戦だが、擁立を強いられた選挙区では共倒れへの不安が渦巻く。2候補が立った静岡選挙区でも小沢氏への不満が根強い。「あとは政策を訴えていくだけ」。候補者はわだかまりをいったん捨て、始まった選挙戦に奔走する。

■“恨み節”消えず

 小沢氏への“恨み節”は消えていなかった。

 「『2議席は無理だ。共倒れになる』と戦略戦術の見直しを訴えたが、小沢さんは『まかりならん』と受け付けなかった。さらに、全国で唯一、選挙活動資金を出さず、公認料さえ出さないと言ってきた」

 静岡市中心街の広場。民主党県連と連合静岡が支援する現職の藤本祐司氏(53)の選対本部長、牧野聖修衆院議員(65)はマイクを固く握りしめながら、苦難の道のりを振り返った。

 静岡選挙区は改選2議席に対し、民主は現職の藤本氏と新人で会社員の中本奈緒子氏(31)を擁立して独占を狙う。複数擁立は、候補者同士を競わせることで票の掘り起こし、党勢拡大につなげたい小沢氏の方針で、静岡だけでなく京都や福島、長野などで“断行”した。

 ただ、静岡県連は過去の参院選の得票数などから共倒れリスクが高いと判断。当初から藤本氏に一本化する方針だった。

 しかし、3月末に突然、小沢氏が中本氏の擁立を発表し、党本部と県連が対立。「小沢幹事長が辞任する覚悟があるなら2人立てる」と、連合静岡会長が小沢氏に辞任を迫る発言をしたこともあった。

 小沢氏側が県連側に選挙活動費を支給しないという“兵糧攻め”を打ち出したこともあって、対立はさらに激化。「政治とカネ」の問題で小沢氏が幹事長の座を降り、菅直人内閣が発足したことで資金供給は再開され、関係は修復された。しかし、今も小沢氏へのわだかまりを抱える関係者は少なくない。

■「前を向くしか…」

 「家庭生活と仕事との両立を進めながら心身ともに健康な状態で働けるということが大切だと考えます」

 浜松市中区の選挙事務所前で中本氏は20〜30人の支持者を前に、県内唯一の女性候補者であることを強調するため、女性の仕事環境の改善を訴えた。

 首相交代で内閣支持率はV字回復し、民主党への追い風となっている。一時険悪になった党本部と県連は、公示直前には2人公認を互いに確認し合った。

 しかし、小沢氏が擁立した中本氏に業界団体からの推薦はない。組織票が期待できない厳しい戦いだ。

 「昨年夏の衆院選では小沢氏に期待して民主党に投票したが、今回は小沢氏の『政治とカネ』の問題が解決していないので、中本氏には投票しない」。浜松駅前で待機していたタクシー運転手の男性(61)が言うように、小沢氏の存在が逆風になっている面は否めない。

 一方で、小沢氏の指示を守って1日50回の辻(つじ)立ちを実行するうちに「『負けるな』『がんばれ』といった応援の声をかけられるようにもなった」(中本氏陣営幹部)。水面下では小沢氏の関係者が小沢氏の名刺を持ち歩きながら、県議や市議に中本氏支援を要請する動きも出ているという。

 藤本氏の陣営幹部もこう話す。「自民やみんなの党の集票力も無視できないが、やはり一番恐ろしいのは小沢さんの影響力。もう前を向いて訴えていくしかない」

     ◇

 静岡選挙区では、民主の2候補以外に、みんなの党新人で元パラリンピック競泳の金メダリスト、河合純一氏(35)、自民党新人で元大学非常勤講師の岩井茂樹氏(42)、共産党新人の渡辺浩美氏(49)、幸福実現党新人の中野雄太氏(36)が立候補、民主の2議席独占を阻もうと支持獲得に懸命だ。

6925神奈川一区民:2010/06/27(日) 21:25:21
参院選神奈川選挙区の序盤情勢、小泉氏と千葉氏が先行/神奈川新聞総合調査
2010年6月27日http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1006270009/


 改選3議席に対し10人が立候補している神奈川選挙区の情勢について神奈川新聞社では、調査データに各陣営などへの取材を加味して総合的に分析した。その結果、自民党・小泉、民主党・千葉氏が先行。当選圏内入りを目指し民主党・金子、みんなの党・中西氏が続いている。共産党・畑野、社民党・木村氏や新党勢が追い上げを目指す。

 調査段階で5割弱の有権者が態度を決めていない。態度未定者は政党支持なし層(無党派層)では7割におよび、同層から1割を超す支持を得ている候補はいない。選挙戦も2週間を残すことから、情勢が変わる可能性もある。

 自民が単独擁立した小泉氏は同党支持層の約6割を固めた。旧連立与党の公明党からの支持は約1割で、その拡大に努める。年齢別では20代の4人に1人など、各年代へ満遍なく浸透している。

 千葉氏は民主の3割強から支持を得た。法相としての知名度もバックに、みんなの党の約1割にも食い込む。女性からの支持はトップ。年代別では40代、50代で1位を占める。

 金子氏は民主の約2割を固めた。推薦を受ける国民新党の2人に1人が支持。70代の1割強を得るなど40代以上に浸透する。

 中西氏はみんなの党の6割強を固めた。社民の1割強、民主の1割弱を取り込む。30代の約1割の支持を得る。

 畑野氏は共産の約9割を固めた。国民新の約3割に食い込む。木村氏は社民党の約5割を固めた。

 新党勢では松田氏が、たちあがれ日本の支持をほぼ固めた。

 甲斐氏は新党改革の支持層拡大を目指す。幸福実現党・加藤氏は比例票の上積みもにらみ活動している。無所属・山本氏も浸透を目指す。

 神奈川選挙区の立候補者は以下の通り(届け出順、敬称略)
 加藤文康 諸新
 甲斐敬浩 改新
 山本誠一 無新
 中西健治 み新
 金子洋一 民現
 千葉景子 民現
 畑野君枝 共元
 木村栄子 社新
 松田 学 た新
 小泉昭男 自現

6926とはずがたり:2010/06/27(日) 21:27:20
>>6925
中西が社民の1割強をとってるんですねぇ。

6927神奈川一区民:2010/06/27(日) 21:27:26
参院選神奈川選挙区の序盤情勢、鍵を握る無党派層
2010年6月27日http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1006270011/



 共同通信社が24日から26日に実施した世論調査で、参院選神奈川選挙区での「支持政党なし」の回答は全体の4割近くにも上った。過去の国政選挙で何度も「風」を吹かせてきた無党派層。このうち投票先を誰にするか決めていない人は7割に達しており、今回の参院選でも最大勢力の動向が鍵を握りそうだ。

 調査によると、県内の政党支持率は「支持政党なし」がトップで38・9%。民主27・0%、自民16・6%、みんな6・2%、公明5・2%、共産2・3%、社民2・0%と続く。

 2007年の前回参院選時の調査では、民主が18・6%だったのに対して自民が28・6%。政権交代後、二大政党の立場が逆転したが、「支持政党なし」は2ポイント増えた。

 無党派層は、過去の選挙戦で結果に大きな影響を及ぼしてきた。特に都市型選挙区の神奈川は多いとされ、今回の支持政党なしとの回答も全国平均より6・9ポイント高い。

 そのうち候補者の投票先を決めているのは3割弱。無党派層全体の1割を超す支持を集めている候補者はいない。

 過去5回の国政選挙での出口調査でみると、4回の選挙で、野党第1党だった民主が無党派層の支持を最も集めてきた。07年の参院選では民主を参院の第1党に押し上げ、昨年の衆院選では比例復活も合わせ18小選挙区の民主候補を当選させる原動力となった。

 ただ今回の参院選は政権交代後の初めての国政選挙。神奈川の無党派層がどう動くのか、各陣営ともその動向に注意を払っている。

6928神奈川一区民:2010/06/27(日) 21:35:38
>>6926
最後は中西氏と金子氏の争いでしょう。
どっちが勝っても僅差じゃないでしょうか。

6929神奈川一区民:2010/06/27(日) 21:41:33
参院選情勢 小泉氏がリード
千葉、中西、金子の3氏が横一線で猛追
 読売新聞の参院選情勢調査では、参院神奈川選挙区(改選定数3)は、自民党の小泉昭男候補がリードし、民主党の千葉景子候補、みんなの党の中西健治候補、民主党の金子洋一候補の3人が横一線で猛追する展開となっている。共産党の畑野君枝候補が続き、出馬表明が遅かった社民党の木村栄子候補が懸命に追い上げている。ただ、有権者の約3割が投票先を明らかにしておらず、終盤に向け情勢が変わる可能性がある。

 小泉候補は、大都市から町村部まですべての地域で他候補の支持を上回った。20、30、70歳代以上の年齢層で3割前後の支持を得ている。自民支持層を手堅くまとめ、連立を解消した公明支持層の約半数にも浸透。無党派層からの支持も他候補を上回った。

 千葉候補は、女性の約2割弱から支持を得ているほか、40、50歳代では他候補の支持を上回った。職業別では専業主婦層の支持で他候補を上回る。党支持層のうち、3割超を固めたほか、社民党支持層の2割弱からも支持を得ている。

 中西候補は、町村部で2割超の支持を得ているほか、70歳代以上の層を除き、各年齢層で2けたの支持を得ている。党支持層の約8割のほか、公明支持層の約1割の支持を得ている。無党派層からの支持は1割程度にとどまっている。

 金子候補は、人口10万人以上の都市部で2けたの支持を得ている。党支持層からの支持は2割超、無党派層からは1けたにとどまる。

 共産党の畑野候補は党支持層の9割を固めた。社民党の木村候補は党支持層の支持は4割。

 甲斐、松田、加藤各候補は、まだ浸透し切れていない。

<<立候補者(届け出順)>>

 改選定数3-候補10

加藤 文康47諸 新 

甲斐 敬浩46改 新 

山本 誠一38無 新 

中西 健治46み 新 

金子 洋一48民 現《1》〈国〉

千葉 景子62民 現《4》〈国〉

畑野 君枝53共 元《1》

木村 栄子62社 新 

松田  学52■ 新 

小泉 昭男64自〈山〉現《1》

(2010年6月26日 読売新聞)http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20100625-OYT8T00048.htm

6930名無しさん:2010/06/28(月) 04:45:39

自民党は比例代表で片山さつき、佐藤ゆかり、松浪健四郎、
庶民は前選挙で審判を下したはずでしょ?

何の為の選挙だよ。庶民を馬鹿にするな自民党
民主党もどうかしてるが、比例では良く考えて投票しましょう。

6931建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2010/06/28(月) 22:10:47
ついに家の14型ブラウン管テレビデオが16年目にして
つねに16:3のレターボックス画面になるという寿命に達したため
TVを買いに今日夕方有楽町のビックカメラに行ったら
駅前で杉村太蔵に遭遇
オレが爬堵夜魔雪男以来の握手した候補となったのであったwww
ぶっちゃけ、通行人ガン無視状態で握手求めるのがハズかったwww

6932チバQ:2010/06/28(月) 22:11:13
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000001006170003
風はどこへ 2010参院選(1)/民主
2010年06月18日


演説する岡田克也外相(中央)と簗瀬進氏(右端)。周りを聴衆が埋め尽くした=13日午後、宇都宮市の東武宇都宮駅北口前

 「ころころ投票先が変わるのはどうかなと。政治もNPOの仕事も答えがあるものではない。もっと長い目で見て、信じてついていくことも必要ではないか」


 参院選を前に、宇都宮市のNPO法人の理事を務める岩井俊宗さん(27)はこう考えている。「とにかく変わってほしい」という願いを込めて、昨夏の総選挙では選挙区で民主党に1票を投じた。2005年の総選挙では「郵政民営化や改革という言葉に影響を受けて」自民党に投票。「無党派」を自認する。


 08年3月に結婚、昨年9月には長男が生まれた。子ども手当は申請したが、何に使うかは決めていない。


 政権交代によって生活が特に変わったという実感はないが、「仕事はしやすくなったのでは」。民主が掲げる「コンクリートから人へ」というスローガンは、社会問題の解決に取り組む人を支援するNPOの仕事に通じると考えるからだ。NPO活動を支える寄付金に対する税制優遇に前向きなことも歓迎だ。


 何度か落選を経験しながら再起し、首相にまで上り詰めた菅直人氏には「苦労しているからこそ、自分と重ねて見ている人もいるはず」と、岩井さんも大きな期待を寄せる。


 今のところは民主に入れようと考えているものの、みんなの党や、首長や地方議員が結成した日本創新党といった新党もやはり気になる。「もう少し全体を見て、各党の政策を読み込んでみたい」


   ◇    ◇


 「政権交代しても、政治は誰がやっても同じなのか。鳩山さんの退陣で政治全体への失望感を感じた」


 鹿沼市の機械部品製造会社専務の村上昭夫さん(61)は残念がる。自民の支持者だったが、昨夏の総選挙では「二大政党が競い合う」時代の到来を期待し、初めて民主に投票した。


 政権交代は期待通りとは言えなかったが、鳩山政権には評価すべきところもたくさんあったと思う。「基地問題にしても、これまでの政権はやる前から(県外への移設を)できないと決め込み、何十年も変わらずにきた。結果的にだめだったが、挑戦したことはよかった」


 今年5月の連休明けから自動車関連の新規の注文が増え始め、仕事の方でも少しは明るい兆しが感じられるようになってきた。参院選でも民主に入れるつもりだ。「民主だからうまくいくとは思っていないが、あと3年くらいは見てみたい」


   ◇    ◇


 「ここにきて流れが変わってきた。改革の流れを後戻りさせたくない」


 菅内閣発足後、初の週末だった今月13日午後。宇都宮市での街頭演説で、参院選栃木選挙区(改選数1)に立候補予定の民主現職、簗瀬進氏(60)は声を張り上げた。壇上には岡田克也外相と、簗瀬氏の高校・大学の後輩にあたる枝野幸男・党幹事長も並んだ。東武宇都宮駅北口前を埋め尽くした買い物客らがさかんに拍手を送った。


 内閣支持率の急落に悩まされていた先月末までとはうって変わったような有権者の反応に、県連幹部からは笑みがこぼれたが、佐藤栄幹事長は「すべてが簗瀬氏の票に結びつくとは思わない」と気を引き締める。報道各社の世論調査の結果を見る限り、菅内閣発足を機に民主には強い追い風が吹いている。だが、無党派層を始めとする有権者の支持模様が以前より流動的になっていることは、内閣支持率の乱高下からもうかがえる。


 陣営でも「移り気な支持層」へのアプローチは手探りだ。例えば、携帯電話のホームページ(HP)を5月に開設。若い有権者を主な対象に、「まんが進くん」と動画「進ちゃんねる」の二本柱で「親しみやすさ」をアピールする。集会などでHPに直接アクセスできるQRコード入りのパンフレットを配布。選対事務局長を務める加藤剛・連合栃木事務局長は「興味本位でいいからのぞいてもらいたい」。


 一方、以前から支援を受けてきた連合などの労働組合に加え、「政権与党」になった強みを生かして自民を支持してきた団体からの推薦取り付けにも力を入れる。県医師連盟や県興農政治連盟など推薦を得た団体は60を超えた。ただ、選挙区については自民候補と同時に推薦する例が目立つ。得票に直結するかは不透明だ。

6933チバQ:2010/06/28(月) 22:11:40
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000001006180003
風はどこへ 2010参院選(2)/自民
2010年06月19日


自民党県議の後援会の会合であいさつして回る上野通子氏(右)=15日夜、足利市福富町

 「肝を抜かれたような人たちばかりになってしまった」。宇都宮市で外科医院を開業する五味渕昭夫さん(79)は、野党転落後の自民党について「期待しているだけにもどかしい」と嘆く。


 古くからの自民支持者。小泉政権以降の医療費削減に怒りを覚えていたが、民主党も「言っていることはバラマキそのもの。おっかない」。昨夏の総選挙では小選挙区、比例区とも自民に投票した。だが、今度の参院選では「比例区は迷っている」と明かす。


 民主政権には「失政が多すぎる」と落第点をつける。医療費削減のあおりで「崩壊の危機」が叫ばれた救急や小児科に関する診療報酬は増やしたが、小規模な医院の「再診料」を減らすなど開業医には不利な面もある改定だった。五味渕さんの医院では月20万〜30万円ほど収入が減ったという。


 「民主政権はお金の使い方が偏っている。日本の一番の問題は少子高齢化。子ども手当もいいけれど、高齢者にもお金を使わないと」と憤る。「町の医院は、今やどこも『老人科』。私のところも患者の7割はお年寄りだ」


 深刻な財政状況を考えれば、国民もある程度の負担増を覚悟すべきだというのが持論だ。しかし、消費税率引き上げには自民も腰が引けていると思う。「今の自民は政権の揚げ足取りばかり。日本の将来をどのようにしていくのか、ちゃんと語ってくれないだろうか」


   ◇    ◇


 「カネのばらまきに頼るし、ダム事業の中止や米軍普天間基地の移設問題では地元への配慮もない。結局、何も変わらなかった」


 日光市の山間部、三依地区に住む男性商店主(54)の政権交代に対する見方は厳しい。昨夏の総選挙で、小選挙区ではこれまで通り自民に投票したが、比例区は「お灸(きゅう)をすえる」ため民主に。だが、自民の惨敗ぶりは予想を超え、「お灸が効きすぎた」。「こうなったら期待するしかない」と民主政権に注目してみたものの、淡い期待は間もなく消え去った。


 三依地区はバイクのツーリングや温泉目当てで首都圏から訪れる観光客も多かったが、景気低迷や過疎化による後継者不足により、10年ほど前には43軒あった飲食店が今は31軒。政権交代のずっと前から男性の店も売り上げの減少に歯止めがかからず、昨夏には店員に辞めてもらい、家族だけで店を切り盛りするようになった。


 午前6時から午後11時ごろまで働きづめ。新聞やテレビで情報に触れる時間も減った。「このあたりは票も少ないから、選挙になっても候補者は来ない。だんだん切り捨てられているのを感じるよ」


   ◇    ◇


 今月初め、よく晴れた週末の午前7時ごろ。参院選栃木選挙区(改選数1)に立候補予定で自民新顔の前県議、上野通子氏(52)はJR宇都宮駅前で発車を待つバスに乗り込み、中高年が中心のツアー参加者一人一人に「いってらっしゃい」と声をかけ、握手して回った。「今まで会ったことがない人たちに支持を訴えたい」と、支持者から予定を聞きつけた上野氏が自ら提案した「飛び込み営業」だ。


 昨夏の総選挙で、自民は「保守王国」と呼ばれた県内でも5小選挙区で1議席しか取れず、伝統的な支持層の崩壊が明らかになった。上野氏の陣営では「地方議員の後援会や業界団体といった組織票を固めるこれまでの手法で勝つのは難しい」(幹部)と、新たな支持者の開拓に躍起だ。上野氏は自らの県議選の時でさえ立ち寄らなかった小さな路地や駅前での街頭演説を繰り返している。


 こうした努力がどこまで実を結んでいるかははっきりしない。自民の支持率は鳩山政権の度重なる「失策」にもかかわらず低迷を続けたあげく、菅内閣の誕生後は民主に一気に水をあけられてしまった。別の陣営幹部は「厳しいよ」とため息をつく。


 「地元の宇都宮以外で上野さんの知名度は高くない。自民支持者にも顔を売る必要がある」(県連幹部)ため、県議の後援会の集会に出向いたり、支持者の紹介を受けて企業や団体の朝礼に顔を出したりするなど、従来型の「組織固め」にも力を割く。


 ただ、自民が政権を失ったことで、長年の支持団体が民主の立候補予定者にも推薦を出す事例が続出。そうした団体には、上野氏だけを支援する「有志の会」を内部に設立してもらえるよう、県議らが人脈を生かして働きかけている。

6934チバQ:2010/06/28(月) 22:12:10
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000001006190002
風はどこへ 2010参院選(3)/みんな
2010年06月20日


宇都宮市中心部の街頭で支持を訴える荒木大樹氏=13日午後、東武宇都宮百貨店前

 塩谷町の建設会社員、柿沼章広さん(54)は今度の参院選でも「みんなの党に入れようかな」と心が傾いている。仕事で官公庁と付き合う中で、「民間ならそんな仕事は1人でやるのに」といったムダを目にすることが多い。「渡辺さん(喜美代表)なら公務員制度改革をちゃんとやってくれるのでは」と期待する。
 地元に仕事を持ってきてくれる自民党に投票してきた。だが、昨夏の総選挙では「年金制度一つとっても自民の政策はもうダメ。1回休んでもらおう」と、小選挙区は棄権したものの、政権交代に期待して比例区はみんなの党に入れた。民主党が掲げた「コンクリートから人へ」というスローガンに対して「すべての公共事業が悪いわけではない」と反発する部分もあった。
 ただ、自民政権のころから公共事業は減っていた。民主政権になって会社の業績にはっきり悪影響が出ているわけでもない。官の無駄に切り込む「事業仕分け」は痛快だった。「まだ自民に政権を戻すべきではない。沖縄の基地問題でもいろいろあったが、(政権の)外から見ていたのと実際にやるのは違うのは当然。せっかく政権を代えたのだから、民主にもう少しやらせてみてはどうか」と思う。
 「みんなの党に政権を担う力はまだない」というのが率直な感想だ。参院選で民主と自民がきわどい勝負をしそうなら、民主に入れようとも考えていた。「菅さんが首相になって世の中の雰囲気ががらっと変わった。自分が民主に入れなくても、政権が自民に戻ることはないだろう」
   ◇    ◇
 宇都宮市のタクシー運転手、三尾谷憲司さん(53)は昨夏の総選挙で、小選挙区では30年来支持してきた自民の候補に投票したが、比例区はみんなの党に入れた。昔からの自民支持者として、故渡辺美智雄元外相のようなリーダーシップを感じる渡辺喜美代表を応援したいという気持ちが強い。
 10歳の息子と7歳の娘がいる。最近、娘の小学校の体操着を買いに行ったら、指定品でびっくりするほど高かった。息子も最近、塾に行きたいと言い出した。子ども手当は確かに魅力だ。それでも「総選挙の時、民主のマニフェストにもぐらっときたが、財源をどうするのか説明してくれないと信用できない」と感じていた。実際、菅首相は就任後すぐに来年度からの満額支給の断念を表明した。
 参院選でも比例区はみんな、選挙区は自民に投票しようかと思案中だ。「私は喜美さんが好きなだけ。みんなの党だからってよく知らない候補に入れようとは思えない」
   ◇    ◇
 今月13日午後、宇都宮市の東武宇都宮百貨店前。参院選栃木選挙区(改選数1)に立候補予定でみんなの党新顔の石材販売会社社長、荒木大樹氏(39)が演説しているそばで、陣営スタッフが「渡辺喜美がやって来ます」と呼びかけながら、休日の買い物客らに集会のビラを配っていた。
 「個人名や党名で呼びかけてもピンときてもらえない。渡辺代表の名前を出すと振り向いてもらえる。ビラがほしいと相手から言われることもある」と陣営関係者。荒木氏も「私自身の選挙ではなく、渡辺代表の代理のつもりで活動している」と公言する。
 栃木県は渡辺氏の地元だが、選挙区への候補者擁立は難航。発表は3日にずれ込んだ。渡辺氏の後援会関係者は「出遅れた。『みんなの党』と書いてもらうのは簡単だが、『荒木大樹』では難しい」とこぼす。
 美智雄氏以来の強固な地盤も、渡辺氏の自民離党後は一枚岩ではなくなりつつある。衆院議員である渡辺氏の選挙区内の那須塩原市では、渡辺氏を支援する市議18人のグループが18日、「すでに自民の立候補予定者を支援している議員もいる」として自主投票を決定。渡辺氏に近い自民県議で作る旧「自民温知会」メンバーだった10人のうち、これまでにみんなの党に合流したのも4人にとどまる。
 荒木氏は都市部の無党派層に働きかけるため、宇都宮市や小山市といった人口が多い地域で街頭演説を繰り返している。みんなの党は最近まで、鳩山政権や、その「失政」を追及しきれない自民に対する不満の受け皿として順調に支持を広げていた。だが、荒木氏の擁立発表の直後に菅内閣が発足して民主の支持率が急回復すると、「参院選でみんなの党に投票する」という人の割合も低下。風向きは一変したようにも見える。

6935チバQ:2010/06/28(月) 22:12:37
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000001006200001
2010参院選(4)/共産・社民・公明
2010年06月21日


派遣労働の規制強化などを訴える県労連のデモに参加する小池一徳氏(左端)=10日夜、宇都宮市

 「派遣労働の規制を緩める前の状態にいったん戻すべきだ。民主党にも社民党にも自民党にも、取り組んでくれる議員はいない」


 いすゞ自動車栃木工場(栃木市大平町)で派遣労働者として働いていた2008年末、契約期間中にもかかわらず解雇された五戸豊弘さん(50)は、今度の参院選でも共産党に
投票するつもりだ。
 05年の総選挙では「何となく日本が変わるかな、というくらいの感じ」で自民に投票。昨夏の総選挙では、職を失った五戸さんの相談に唯一乗ってくれた共産に入れた。共産を支持する県労連のデモなどに参加するようになり、09年4月には党員になった。


 だが、派遣切りに遭った仲間たちから「派遣労働者への風当たりが強くなるから、そういう運動やめてよ」と言われることも。五戸さんは「新しい仕事が見つかった人は、もうひとごとに感じているっていうか。自分のような人間は少数派って気もする」。


 故郷の青森県に妻(42)と子供3人を残し、同市に部屋を借りて職探しを続ける。失業給付は昨年10月末に切れ、月9万6千円の生活保護が頼りだ。家賃や光熱費を支払うと残りは4万円ほど。以前は家族に月10万円を仕送りしていたが、もうできない。履歴書を受け取ってくれた企業はまだない。「大企業を相手取って目立つ活動をしているからだ」と感じる。


   ◇    ◇


 今月15日の午前7時半、JR宇都宮駅西口前。参院選栃木選挙区(改選数1)に立候補予定の共産新顔で党県書記長、小池一徳氏(49)は「消費税増税を国民に押しつけようとする菅政権のもとでは、古い自民党の政治に戻ってしまう」と通勤客らに語りかけたが、立ち止まる人はほとんどいなかった。


 「格差拡大」を背景に、派遣労働問題を鋭く追及する志位和夫・党委員長の国会質問がネット上で若者の共感を集め、新たな支持層の開拓が期待された時期もあった。しかし、政権選択が焦点となった昨夏の総選挙では2大政党のはざまに埋没。その後も支持率は伸び悩む。


 小林年治・党県委員長は「『共産党に伸びてほしい』と声をかけてくれる人は増えているが、『投票してくれる』のとは違う。一人一人の有権者に党の考えが伝わるよう、もうひと踏ん張りしなければならない」と分析する。


 小池氏は、五戸さんら県労連メンバーがいすゞ自動車やキヤノンの本社を8日に訪れ、解雇撤回と正社員としての雇い入れを要求した時にも同行。10日に宇都宮市内で行われた県労連によるデモにも参加し、先頭に立って「ワーキングプアをなくせ! 国民のための政治を行え!」と道行く人たちに訴えかけた。以前勤めていた生協の組合員の会合や、日米安全保障条約反対の集会など、党の政策と考え方が比較的近そうな人たちの集まりにもこまめに足を運ぶ。ネット利用者に訴えかけようと今月、3度目の国政挑戦にあたり初めてブログを開設した。


   ◇    ◇


 栃木選挙区への候補者擁立を模索していた社民党は14日、擁立見送りを決めた。立候補を希望する50歳代の女性が現れたものの、「態勢づくりが間に合わない」という。


 県内の小選挙区で一人の候補者も立てられなかった昨夏の総選挙に続く「不戦敗」。宇賀神文雄・県連合幹事長は「党員は減り続け、高齢化も進んでいる。チラシを配って回るのも大変だ」と嘆く。


 社民は米軍普天間基地の移設問題を巡る対立をきっかけに5月末、連立政権からの離脱を決定。「平和の党」として筋を通したものの、党の支持率上昇にはつながっていない。宇賀神幹事長をはじめ、党県連合の幹部らは自ら車のハンドルを握り、県内各地の支持者を訪問。党の生き残りをかけ、比例区での支持拡大に全力を挙げる。


 公明党も比例区のみの選挙戦となる。国政では1999年から自民と連立政権を組み、公明支持者が選挙区で自民候補に投票する代わりに、自民支持者が比例区で公明に投票する選挙協力を続けてきた。だが、昨夏の総選挙後、自民とともに野党に転落。協力も白紙に戻った。


 その後、鳩山政権の支持率が急落するなかで公明は「反民主」に傾いた。参院選では「自民とはこれまでの信頼関係がある。局地的で非公式な現場レベルの選挙協力はあり得る」(遠藤乙彦県本部代表)という。ただ、自民支持者からの得票は大幅に減るとの見方が大勢だ。野党として独自色を強める公明の「実力」が問われることになる。

6936チバQ:2010/06/28(月) 22:13:52
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tochigi/100620/tcg1006200223000-n1.htm
【参院選 迫る決戦】栃木の情勢(上)民主新体制、去り行く嵐
2010.6.20 02:22

このニュースのトピックス:選挙・栃木
 「鳩山由紀夫(前)総理と小沢一郎(前)幹事長の身を捨てた決意を無駄にできない。参院選は絶対負けてはならない」

 民主現職で3選を目指す簗瀬進氏(60)は13日、宇都宮市で枝野幸男幹事長、岡田克也外相と街頭演説で訴えた。簗瀬氏は新党さきがけ、旧民主党結党以来の盟友、鳩山氏を「(米軍普天間飛行場移設を)『最低でも県外』『5月末決着』と言ったこの2つがオウンゴールだった。2つさえなければ」とかばった。

 

政局に翻弄されて

 昨年夏の衆院選の大勝と政権交代の熱気は、鳩山政権への国民の期待を一気に高めたが、沖縄の米軍基地移設問題への鳩山氏の言説と、同氏と小沢前幹事長の「政治とカネ」の問題で、国民の支持は急降下。政権末期の低支持率には、参院の改選議員から「選挙はとても戦えない」と悲鳴にも似た声が上がっていた。

 選挙に向けて簗瀬陣営では、民主県連と連合栃木が1月、総合選挙対策本部を設置。党と労組が一体となった選挙態勢をいち早く構築し、他陣営をリード。現職の知名度と与党としての強みを発揮し、選挙準備に余念がないはずだった。

 しかし、その後、鳩山政権のほころびが目立ち始めると、表向きの選挙活動は鳴りを潜めた。それまで折に触れて開いていた大きな集会は控え、街頭演説も聞かなくなった。強まる逆風の中、選対幹部の党県議は「今はじっとし、事を荒立てず、嵐が過ぎるのを待つしかない」と本音を語っていた。

 2月に鬼怒川温泉で行われた地元衆院議員の新春の集いで、来賓として招かれた小沢前幹事長があいさつに立つと、支援者から「やめろ」のヤジが飛んだ。4月の政権交代後初の県連大会では、県連幹部から支持率低下を懸念する意見が多く出た。当時の民主の困惑ぶりが垣間見える。実際、3月末〜4月に行われた3市町長選で民主推薦候補が3連敗するという結果に表れている。

 

「手を振ってくれる」

 それが6月、鳩山、小沢両氏の電撃辞任と菅直人新首相の誕生で、風向きが一気に変わった。強い逆風から順風へ。ツートップの退陣から数日後、選対幹部は「街頭演説で市民が手を振ってくれるようになった」と手応えを感じた。

 期待が高かっただけに失望感も強かった民主政権。「今度こそ国民の期待に応える政策を実現する」と政権安定を訴えるが、それはとりもなおさず、今度の参院選で単独過半数を取るということだ。




 国会が閉会し、改選を迎えた参院議員らは24日の公示に向け事実上の選挙戦に突入した。頭をすげ替えても、郵政改革法案をめぐりゴタゴタが続いた民主連立政権。民主は安定政権を確立し、本当の政策実現党に脱皮できるのか、自民の逆襲はあるのか、台頭する新党の伸長は?−政治の行方を大きく左右する参院選を県内の党の動きから占う。

6937チバQ:2010/06/28(月) 22:14:29
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tochigi/100621/tcg1006210203002-n1.htm
【迫る決戦〜参院選】(中)自民は生まれ変わるか 栃木
2010.6.21 02:02

このニュースのトピックス:選挙・栃木
 4月下旬の週末、多くの買い物客でにぎわう宇都宮市のショッピングモール。自民党の小泉進次郎衆院議員と丸川珠代参院議員が、新人の元県議、上野通子氏(52)の応援のために姿を見せると、人の流れが止まり一斉に携帯電話のカメラを向けた。

 今や“新生自民”の顔となりつつある両氏の効果は大きい。「民主党の自滅、風を待っていてはだめ。生まれ変わった自民党と県連をアピールして勝たなければ」と県議は話す。

 昨年の衆院選で惨敗し、政権与党の座から滑り落ちた自民党。“保守王国”の本県でも総崩れに近かった。残った衆院議員は選挙区、比例代表合わせても2人。離党した渡辺喜美氏はみんなの党で第三極を目指しており、もはや全県区の参院選では衆院議員の組織票も当てにできない。一からの再構築が必要だった。

 ■まず候補者選び

 衆院選後の9月、県連は組織立て直しの柱として設置したプロジェクトチームの検討の結果、参院選の勝利を最重要項目に掲げ、県連初の試みとして候補者の「公募」に打って出た。その結果、現職の矢野哲朗氏でさえ「候補の一人」にとどまることに。

 候補者選定のプロセスを透明化する狙いだったが、過去3回の選挙でもトップ当選を果たせなかった矢野氏に対して「改選数1になった選挙区では、勝てない」(県連幹部)という判断が働いたのも事実だ。

 党員党友投票に全国初のインターネットによるアンケートを加味し3月、候補者に決定したのが上野氏だった。3人の娘の母親であり、一族は宇都宮市の学校法人を経営する。「女性の強み、地域の人脈もある。イメージはぴったり」と県連幹部は胸を張る。

 ■狙いは浮動票

 陣営は、後援会組織の代表に森山真弓元衆院議員を担ぎ出した。「今も人気が衰えておらず、女性票にも訴えられる。心強い」と後援会幹部。昨年結集した県議会会派の「議員の会」には票のノルマを課し、支援企業団体への訪問や集会開催を要請、挙党体制ができつつある。

 5月に入ると、旧市町ごとに後援会組織を立ち上げ、「最大課題の知名度不足」(選対幹部)解消を図り、地道な活動を続けている。しかし、これまで自民の強力な支持基盤だった業界団体は、民主候補と両方を推薦することでてんびんにかけている。従来のような戦い方は難しい。

 旧態依然とした自民党は人心をつなぎとめることができなかった。だからこそ冒頭の2氏に加え、片山さつき元衆院議員や三原じゅん子氏らも県内入りし、新しい自民党を訴える。狙いはむろん浮動票。「空中戦を制するものが勝利する」(茂木敏充県連会長)との思いからだ。

 政権奪還への試金石となる参院選。自民は生まれ変わった姿を県民に示せるのか。有権者は本質の変化を見るはずだ。

6938チバQ:2010/06/28(月) 22:15:02
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tochigi/100622/tcg1006220257000-n1.htm
【迫る決戦〜参院選】(下)自民票の食い込むみんな 栃木
2010.6.22 02:55

このニュースのトピックス:選挙・栃木
 宇都宮市内で20日開かれたみんなの党の総決起大会。壇上で、渡辺喜美代表と手を取り合った新人の会社役員、荒木大樹氏(39)は「自民も民主も消費税10%と言っている。このデフレの不況時に全然分かっていない。増税の前にやるべきことがある。私は栃木のために、地域を活性化する」と熱く訴えた。

 荒木氏と渡辺氏には、荒木氏の父親が渡辺氏の父、故渡辺美智雄副総理の後援会幹部だった関係がある。渡辺氏は「みんなの党は政策と政治行動と覚悟を共にした政党。そのアジェンダの下に集まったのが荒木氏だ」と紹介、「みなさんの正義をよろしくお願いします」と荒木氏への支持を呼びかけた。

■県議会会派は分裂

 第三極を見据えるみんなだが、県内の支持層は自民と重なる。渡辺氏の地元衆院栃木3区では、昨年の衆院選で自民に大きく水をあけた。今回も候補擁立で出遅れたとはいえ、自民票を取り込むことは想像に難くない。ある自民県議は「自民票だけでなく保守寄りの浮動票まで奪われる」と危機感を募らせる。

 しかし、かつての渡辺氏系の県議にも微妙な温度差が生まれている。自民時代から渡辺氏を支持する県議会自民党議員会内の旧温知会は分裂。阿久津憲二、増渕三津男両議員は離党したが、議長経験者ら4人は自民にとどまった。その1人は「県議会は自民で動いている。みんなに行けば県とのパイプがなくなる。県議として仕事をするにはとどまるしかない」と話す。

 来年の統一地方選で「自民の県議にはみんなの党が対抗馬を立てる」とすでにささやかれている。参院選の票の行方が今後の県政界に与える影響は大きい。

■三度目の正直狙う共産

 みんなが公示直前まで迷走したとのは逆に、共産新人の小池一徳氏(49)の動きは早かった。共産党は今年1月の党大会で、小池氏の擁立を決めた。小林年治党県委員長は「彼は第一級の政治家。理論的であり、期待できる。迷うことなく、『小池で行こう』と思った」と話す。

 小池氏にとって、国政への挑戦は平成19年の参院選、昨年の衆院選に続き3度目。有権者にはかなり浸透してきた。比例代表の票の上積みにも力を注ぎ、県内で7万を上回る得票を目標に支持を呼びかけている。「これまでより、県民の期待を強く感じている」と手応えを語る。

(この企画は参院選取材班が担当しました)

6939名無しさん:2010/06/28(月) 22:16:27
なんか、枝野幹事長がいい加減なことを言ってるらしいな。
長妻大臣に教えを請うたらいいよ。


主要団体組織別労働組合員数(厚生労働省HP)

http://www.mhlw.go.jp/toukei/youran/data21r/I-7.xls

国交連合(民主党系)  108,268人
国交労連(共産党系)  85,084人

6940チバQ:2010/06/28(月) 22:18:03
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20100628/CK2010062802000131.html?ref=rank
《参院選2010》 民・自、比例代表も火花 静岡ゆかりの候補を擁立
2010年6月28日

選挙区との相乗効果狙う
 参院選で激突する二大政党が“全国区”の比例代表に静岡県ゆかりの候補を擁立し、静岡選挙区(改選数2)との相乗効果を狙っている。民主党は昨年秋の同選挙区補選で初当選後、県連の方針でくら替えした土田博和さん(60)。自民党は昨年夏の衆院選静岡7区で敗れ、国政復帰を目指す片山さつきさん(51)。支持基盤を固めたい民主と、退潮を食い止めたい自民が県民票を奪い合う対決は、来年春の統一地方選を含めた党勢を占う。

 「日本の医療は今、(再生に)取り組まなければ大変なことになる」。公示後初の週末の26日夜、JR静岡駅前で訴えた民主の土田さんは現役医師の強みを生かして力説した。キャッチフレーズは「医療・福祉を救え」だ。

 傍らで手を振った牧野聖修県連会長は語る。「議員歴8カ月で知名度は厳しい。選挙区の現職とセットで支持を呼び掛け、相乗効果を生まないと」

 比例代表へ転出した理由は、選挙区での現職競合を避けたい県連の事情からだ。これをのんだ土田さんに県連も全面的な支援を惜しまない。だが今春以降、小沢一郎前幹事長が進めた選挙区への2人目擁立をめぐって党本部と県連の摩擦が続き、比例代表の注目度の低さは否めない。

 苦しい事態を織り込んで活動する土田さん。出身大学の卒業生らの支持を求めて関西に秘書を常駐させ、東京では後援会を発足させるなど医療票の獲得に腐心する。公示後は県内の浮動票を掘り起こすため、選挙区現職や知名度のある衆院議員とともに街頭に立つ。

 「この夏はヤワラちゃんより、さつきちゃん」。公示日の24日夕、自民の片山さんは浜松市の中心街でマイクを握り、財政・経済通として存在価値を訴えた。選挙カーの上に並ぶ静岡市選出のベテラン県議は、約15人の県議有志で結成した「支援する会」の会長だ。

 「ここでしっかり票を出さないと保守組織が崩壊してしまう」。公示直前に開いた西部地区決起大会で、片山さんは来春の統一地方選もにらんで支援者を鼓舞した。招かれた選挙区新人は「私も頑張ります」と支持を求め、約2時間後の街頭演説では片山さんがエールを送った。

 「かつて(静岡の)二人区に2人立てる時代があったが、今回は何とか一議席確保を」。塩谷立県連会長は街頭で率直に語る。ただ、昨夏の衆院選惨敗で県選出の国会議員は現在、自らを含め2人だけ。1人でも増やしたいだけに「静岡に最も近い片山さんが当選してくれないと」と危機感がある。片山さんは全国を回る一方、今後も県内入りする予定だ。

6941チバQ:2010/06/28(月) 22:18:53
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20100617ddlk20010092000c.html
信州バトルロワイアル:’10参院選・選挙区/1 民主/上 2人目の衝撃 /長野
 ◇「提案」14日後の擁立劇 県連は現職に一本化
 候補乱立劇の幕開けは3月末。長野選挙区への立候補を電撃的に表明した民主党の高島陽子氏だった。同党の小沢一郎前幹事長が水面下で主導し、急転直下で擁立が決定。その過程から、北沢俊美防衛相ら県連幹部は完全に外された。

    ◆

 3月16日、長野市の企業経営者と同党幹事長室の関係者が、同市内のビルの1室で向き合った。

 「本当に申し訳なかった」

 関係者は、まず頭を下げた。この経営者らの市民団体は昨秋の長野市長選で、民主県連と統一候補を擁立する方向でいったんは合意。しかし主導権をめぐる対立から、それぞれが別の新人候補を立て、批判票が分散して現職の3選を「助ける」結果になっていた。

 関係者は一連の騒動を謝罪したうえで、小沢氏が当時進めていた参院選の2人目擁立に協力を求めた。経営者は県連が市長選で一時擁立をもくろんだ高島氏の名を挙げ、「どうか」と提案した。

 党本部はすぐに動いた。翌17日ごろから、高島氏と極秘で連絡を取った。小沢氏も直接要請に乗り出し、高島氏が翌週に出馬を了承。同30日には小沢氏と高島氏が出馬会見の席に並ぶという早業だった。

 しかし、2人区に2人を擁立する小沢氏の方針は、鳩山前政権が発足した当初の高い支持率が前提になっていた。その後、鳩山内閣の支持率が低落し、共倒れを懸念する各県連の反対表明が相次いでいた。

 長野県連も羽田雄一郎・代表代行が3月26日、小沢氏と会談して「2人目は厳しい」と伝えたが、小沢氏は「党本部直営でやる」と突っぱねた。県連は高島氏の擁立を当日まで知らされず「運営に問題がある」と抗議。小沢氏は「県連が1人しかダメだと言ってきたからだ」と反論した。

    ◆

 5月16日、長野市のホテルの広間で開かれた県連大会。北沢、高島両氏が同席したのは高島氏擁立が決まってから2度目だった。羽田代表代行を間に挟んで、両氏は「ガンバロー」と気勢を上げたが、視線も握手も交わさなかった。

 「防衛大臣・北沢俊美の『必勝』、高島陽子の『挑戦』。2人当選を目指す」。羽田代表代行は微妙な言葉遣いをした。党本部は高島氏を支援するが、県連が支援するのは北沢氏だけ、という意味が込められた。北沢氏も「県連を挙げて選挙態勢を構築していただいた」と応じ、県連一丸の印象を強めた。

 だがすみ分けがすんなり行くわけもなく、小沢氏が幹事長を辞任した後もなお、同じ党の2陣営は対立をひきずったまま、事実上の選挙戦に突入した。

    ◆

 24日公示、7月11日投票と決まった参院選。長野選挙区(改選数2)は過去4回、いずれも民主(旧民主を含む)と自民が1議席ずつを分け合ってきた。しかし今回は一転、各党の候補乱立による「食うか、食われるか」の激戦が予想される。しのぎを削る各陣営の思惑、内実を追った。

6942チバQ:2010/06/28(月) 22:19:27
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20100618ddlk20010002000c.html
信州バトルロワイアル:’10参院選・選挙区/2 民主/下 揺れる連合長野 /長野
 ◇本部から「鶴の一声」 現新2氏いがみ合い
 「県連の機能はすべて北沢選対に移す」。13日、北沢俊美防衛相が松本市で行った初の街頭演説で、民主県連の倉田竜彦幹事長は言い切った。小沢一郎・前幹事長が「一本釣り」で擁立した高島陽子氏は支援しない、という宣言だった。羽田雄一郎代表代行ら幹部が並ぶ中、北沢氏は「菅直人さんとは長い付き合い。菅さんが今回の代表選でも羽田孜先生(元首相)に相談し、私は同席していろいろ話した」と笑みを浮かべ、党中央の太いパイプを強調した。

 一方の高島氏は16日、JR佐久平駅前で沖縄県選出の参院議員、糸数慶子氏(無所属)の横で街頭に立った。糸数氏が「長野から防衛大臣が出たが、沖縄県民の思いは届かなかった」と声を張り上げると、高島氏も呼応するように「平和を訴える私の行動を理解してほしい。政権与党になった民主党のあり方に声を上げ、行動を共にして」と訴えた。

 普天間移設問題は北沢氏だけでなく、民主党の機微に触れる「アキレスけん」だ。県連関係者は「民主公認なのに、なりふり構わずだ」と強い不快感を示す。こうした高島氏の北沢氏への「狙い撃ち」は、差別化を図るとともに、初めて候補擁立を断念した社民支持層に訴える狙いがある。組織がなく、後ろ盾だった小沢氏が幹事長を退いて「はしごを外された」高島氏の窮余の策というわけだが、菅首相が前政権の案を踏襲する方針を示した今、この戦略はもろ刃の剣でもある。

     ◆

 民主の支持基盤でありながら一定の距離を保ち、国政選挙や知事選に大きな存在感を示す連合長野は、今回の2人目擁立をやや冷ややかに見守った。しかし実際に現新2人を抱えると、民主県連と党本部、さらに連合本部との「板ばさみ」に近い状態に陥った。

 高島氏が出馬表明した直後の4月2日。連合長野の近藤光会長は「2人のどちらかにシフトすれば内部の亀裂を生む」と述べ、北沢、高島両氏を平等に支援する方針を示した。具体的には産別などが2陣営を手分けする作戦だったが、連合内には若い高島氏に好意的な見方もあった。

 そこへ連合本部の古賀伸明会長が同6日、「現職閣僚を支える重みを考えてほしい」と近藤会長にクギを刺した。関係はどうあれ北沢氏を落とすな、という指示だ。「あれで産別が北沢氏支援に傾いた」と、連合関係者は明かす。それでも北沢陣営は言う。「自民やみんなの党より、民主党同士で戦っているようなもの。これまで楽をしてきたが、今回は必死だ」

     ◆

 一方、過去の参院選で「指定席」のもう片方を占めてきた自民もまた、民主の内輪もめに高みの見物を決め込むどころではなくなっていた。=つづく

6943チバQ:2010/06/28(月) 22:20:07
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20100619ddlk20010170000c.html
信州バトルロワイアル:’10参院選・選挙区/3 自民、崩れかける戦列 /長野
 ◇政権転落で空気変化 党員・党友数も大幅減
 民主党が2人目の候補擁立を発表した3日後の4月2日。早朝、何気なく新聞を開いた自民の若林健太氏は仰天した。父の正俊元農相が参院本会議の採決で、ほかの議員の投票ボタンを代わりに押した不祥事が報じられていた。昨年末に立候補表明した若林氏は前日も遅くまで走り回り、ニュースを見ずに床についていた。事情が分からないまま、午前7時半のつじ立ちを終えた若林氏に父親から電話が入った。「参院議員を辞職する」

 若林氏は06年の前回知事選に出馬表明したが、村井仁現知事との候補者調整で降りた。その後、県連の公募に応じ、正俊氏の後継の座を射止めた。「公募で選ばれたので、世襲ではない」(自民県連)とお墨付きも得て、満を持して前哨戦に臨んだだけに、出はなをくじかれた感は否めなかった。

 誤算は続いた。鳩山政権の不人気にもかかわらず、自民の支持率は横ばい。さらに6月初めの菅内閣誕生で、民主の支持率がV字回復を遂げてしまった。

 佐久市内で17日夜に開かれた集会で、自民の吉田博美県連会長は「民主への失望が自民への期待に変わらなかったことを真摯(しんし)に受け止めなければならない」と危機感をあらわにした。かつての「指定席」を支えた組織力のほころびが、小泉構造改革と政権からの転落で際立ってきたからだ。

    ◆

 昨夏の衆院選で自民は5小選挙区で全敗を喫した。4代にわたり強固な地盤を誇った1区の小坂憲次氏も、参院比例代表にくら替えした。石田治一郎・県連幹事長は「支持者の行列に並んでくれる人は一番多い」と独特の言い回しで組織力を強調。「列の後ろまで声をかけることが大切」と、組織引き締めを戦略の基本に据える。

 だが、県連に所属する09年の党員・党友数は約1万3000人にとどまり、前年比21・7%の大幅減となった。過去に参院選があった89年=6万8000人や、92年=9万1000人と比較しても落ち込みは顕著だ。

 一方、職域支部とほぼ同列だった県医師連盟が、自民1党支援の方針見直しを決定。県建設業協会や県歯科医師連盟が初めて民主候補を推薦するなど、空気は確実に変質している。かつて自民の集票マシンと評された特定郵便局長OBらの職域支部「大樹」は「郵政問題研究会」と名を変え、国民新党を全面支援する。中信地方のある郵便局長は言った。「自民とは縁が切れた。時代は変わったよ」

    ◆

 組織が弱る今、浮動票に狙いを絞るみんなの党に、自民はより神経質にならざるを得ない。若林氏らが17日に集会を開いた佐久市は井出庸生氏の地元。今年前半、急速に支持率を伸ばしたみんなの党は、他陣営を脅かす「見えない敵」だった。=つづく

6944チバQ:2010/06/28(月) 22:20:48
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20100620ddlk20010005000c.html
信州バトルロワイアル:’10参院選・選挙区/4 みんなの党、見えない実像 /長野
 ◇世論調査で存在感 浮動票動向、測りかね
 予兆はあった。みんなの党は今春、長野選挙区で長野市の女性デザイナーの擁立を模索していた。ただこの時は、民主党が高島陽子氏の擁立を先に発表。「女性同士で票の食い合いになる」とさたやみになった。だが、各陣営はみんなの党の動向を気にし続けた。まだ県内に支部すらなかった同党が、世論調査という机上の数字の中だけで急速に存在感を増していたからだ。

 それから1カ月余り後の5月12日。同党の江田憲司幹事長が、佐久市出身で旧さきがけの井出正一元厚相のおい、井出庸生氏に出馬を打診した。井出氏は元さきがけ代表代行、田中秀征氏が主宰する「民権塾」で学んでおり、田中氏が仲介したとされる。2日後に井出氏が了承。31日に同党は井出氏の公認を発表し、県内で初めて具体的な姿を現した。

     ◆

 今月17日に自民・若林健太氏が集会を開いたばかりの佐久平駅前にある勤労者福祉センター。翌18日夕も続々と人が集まり、みんなの党の渡辺喜美代表と井出氏の集会は、前日とほぼ同じくらい席が埋まった。渡辺代表は「民主、自民の選択肢しかなかった長野に、第3の選択肢ができた」と檄(げき)を飛ばし、32歳の井出氏は「自民、民主が挫折した改革を進める。信頼される政治を発信したい」と訴えた。

 井出氏は、祖父も官房長官まで務めた井出一太郎氏という名門。ただ自身は生まれも育ちも東京で「同級生、同僚もいない。組織を作る時間もないゼロからの出発」(選対幹部)で、陣営自身にも見えない部分が多い。

 正一元厚相が政界を引退して12年。東信地域を中心とするかつての支持者と北信の田中氏の「秀征会」にも期待するが、風頼り、浮動票狙い。中南信に積極的に出ていく戦術だ。

     ◆

 5月29、30日に実施した毎日新聞の世論調査で、みんなの党の支持率は民主と自民の16%に次ぐ9%。公明(4%)、社民(2%)を上回り、各陣営は警戒を強めた。同じ無党派層が主なターゲットの民主・高島氏の陣営幹部は「(井出氏に)出馬してほしくなかった」と漏らす一方、実績のないみんなの党の力を測りかねている。また、保守系の支持層が一部重なる自民。組織力に陰りが見え、若林氏の陣営も「浮動票の積み上げがかぎ」との見方から、票の食い合いを懸念する。

 ただ、菅内閣発足直後の6月8、9日の調査では、内閣支持率が66%とV字回復。民主の支持率も34%に跳ね上がった。みんなの党は5%に落ち込み、勢いにブレーキがかかった。

 さらにこうした新党と並んで、従来から2大政党のはざまで埋没を避けようと努めてきた県内各党の構図もまた、政権交代を経て変化してきた。=つづく

6945チバQ:2010/06/28(月) 22:21:26
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20100622ddlk20010123000c.html
信州バトルロワイアル:’10参院選・選挙区/5止 公明・共産・社民… /長野
 ◆公明・共産・社民、問われる独自性

 ◇生き残りかけ必死 増税、普天間で票争奪
 「最大限努力したが、残念ながら擁立を断念せざるを得ない」

 12日、長野市内で開いた総合選対委員会で社民党県連の竹内久幸代表は、苦渋の表情で選挙区の独自候補見送りを報告した。

 その流れは6日前に事実上決まっていた。

 「難しいわね」。6日、来県した同党の福島瑞穂党首は、長野市内で会った県連幹部に伝えた。普天間飛行場問題をきっかけに連立政権を離脱し、選挙区で公認候補擁立を求める声が強まっていた。このため県連は、福島氏の秘書で昨夏、衆院5区の公認候補だった池田幸代氏の擁立を福島氏に打診。しかし、自身も今回改選を迎える福島氏は、選挙スタッフを手放すことに難色を示したのだ。

 社民県連は昨年から民主と無所属統一候補の擁立を協議したが、民主の2人目擁立で頓挫。その後検討した中南信地域からの無所属候補も断念し、中南信出身の池田氏がほぼ最後の「本命」だった。

 衆参選挙を通じて県内選挙区では初めての候補者ゼロ。社民県連には「組織が揺らいでいる」と危機感が強い。前回07年の参院選は得票数が約8万9000票と過去最低に終わっただけに、来年に統一地方選も控えて展望はひらけていない。

     ◆

 県内に約7万といわれる社民票の争奪戦も始まっている。

 「沖縄県民の怒りがいかに深いかを体で感じた。米国言いなりの政治の犠牲になってきたのが沖縄だ」

 普天間問題で福島氏が閣僚を罷免された直後の2日。共産・中野早苗氏は事務所開きで、1月に沖縄を訪問したことに触れた。事務所には「沖縄の心を私の心として」との看板を掲げる。護憲も強調する中野氏は、社民支持層の受け皿になることが視野にある。さらに民主、自民双方が消費増税に言及する展開となり、党県委員会の今井誠委員長は「増税反対も前面に出す」と独自性を強調する。

 ただ、民主・高島陽子氏も普天間問題などを通じて社民票の取り込みを狙い、みんなの党も増税反対の姿勢を強めているため、行方は未知数だ。

     ◆

 一方、野党に立場を変えて臨む公明。県本部は選挙区では他党を支援せず、完全な自主投票とする方針だ。昨夏までは連立相手の自民と選挙協力してきたが、自民は今回、小坂憲次氏が比例代表で出馬するため、選挙区で自民、比例は公明という「相互応援」が成り立たない。このため公明は、比例票を伸ばすことが至上命題になりそうだ。

 国民新党は連立を組む民主現職の北沢俊美防衛相を推薦し、比例候補に支持を訴える。諸派の臼田寛明氏は各地の街頭演説などで、景気対策や安全保障問題などを訴えている。=おわり(この連載は光田宗義、福田智沙、渡辺諒、藤澤正和、大平明日香が担当しました)

6946チバQ:2010/06/28(月) 22:23:08
http://www.nnn.co.jp/news/100627/20100627009.html
坂野、浜田氏が互角の勝い 本社世論調査
2010年06月27日

 7月11日投開票の参院選について、新日本海新聞社は24、25の両日、鳥取県内の有権者を対象に世論調査を実施した。本紙の取材も加味して鳥取選挙区(改選数1)の情勢は、民主党新人の坂野真理氏(32)と自民党新人の浜田和幸氏(57)がほぼ互角に競り合っている。共産党新人の岩永尚之氏(53)は独自の戦い。ただ、「まだ決めてない」が半数近くに上り、今後の動向で情勢が変わる可能性がある。

 地域別では、県内有権者の3分の1を占める大票田・鳥取市のほか米子市でも坂野、浜田両氏がほぼ拮抗している。倉吉市も両氏が互角の戦い、境港市では坂野氏が優位に立っている。

 町村部では、浜田氏が自民党の石破茂政調会長がてこ入れを図る八頭郡3町と、日野郡で優位な戦いぶり。坂野氏は祖父の坂野重信・元自治相の出身でもある東伯郡で先行している。西伯郡は両氏が激しく競り合っている。

 調査結果を支持政党別に見ると、坂野氏は民主党支持層の6割強を固め、無党派層でも他候補を上回る浸透。浜田氏は自民党支持層の6割強を固めたほか、公明党支持層の4割以上の支持を集めた。岩永氏は共産党支持層を固めたが、支持の広がりに苦戦している。

 選挙区に候補者を擁立しない社民党は坂野氏の支援を決めているが、同党支持層のうち坂野氏は2割強にとどまり、逆に浜田氏は1割強を取り込んだ。連立政権離脱を背景に、県内党員の支持が揺れている状況がうかがえる。

 年代別では、坂野氏が30代で2割近い支持を集め、20代の若年層でも他候補を上回った。浜田氏は40代で2割の支持を得ており、60代以上では3割を押さえた。性別では、坂野、浜田両氏がほぼ互角に支持を集めている。

 職業別に見ると、公務員の4割、主婦の2割が坂野氏を支持。浜田氏は農林水産業の4割強を固め、無職の3割から支持を集めた。商工自営業者は坂野氏が他候補に比べて高い。岩永氏は商工自営業者などで一定の浸透を見せているが、全体的に伸び悩んでいる。

6947チバQ:2010/06/28(月) 22:25:16
http://373news.com/_senkyo/10/sangiin/index.php?storyid=24851
参院選情勢 野村、柿内氏競る/鹿児島選挙区
(2010-06-27)
 鹿児島選挙区(改選数1)では、自民現職・野村哲郎氏(66)=1期目=と、民主新人・柿内弘一郎氏(56)の2人が激しく競っている。共産新人・山口陽規氏(57)は支持拡大へ懸命の戦い。
 ただ、回答者の約4割が誰に投票するかを「まだ決めていない」としており、無党派層の約7割も態度を決めていない。このため中盤から終盤にかけての展開や、投票率の動向次第では情勢が大きく変わることもある。
 選挙の関心度では、「大いに関心がある」と「ある程度関心がある」を合わせ8割に迫る勢い。争点に急浮上した消費税増税の是非に加え、県民の関心が高い米軍普天間飛行場移設問題などをめぐり、各候補が舌戦を繰り広げており、投票率が前回(60.67%)より上がる可能性もある。
 元農水政務官で1期6年の実績と「農政通」をアピールする野村氏は、50代と60代、70歳以上の浸透が目立つ。自民支持層の8割弱を固め、国会議員から県議、市町村議までピラミッド型に根を張る後援会組織をフル稼働している様子がうかがえる。出身母体・農政連が政策協定を結んだ公明の支持層の5割超を取り込んでいる。
 弁護士の柿内氏は、20代の4割以上、40代の3割強が支持しており、比較的若い年代に浸透しつつある。民主支持層の7割以上、連立政権のパートナーで「推薦」を得た国民新党支持層の約5割をそれぞれ固めた。県連合から「支持」を得たものの、連立離脱の影響を懸念する声もある社民支持層からは約4割の支持を集めた。
 山口氏は50代を中心に支持を獲得。共産支持層の9割強を固めている。

6948チバQ:2010/06/28(月) 22:30:07
http://www.sakigake.jp/p/special/10/saninsen/akita.jsp?kc=20100627h
鈴木氏、石井氏、横一線 参院選・序盤情勢
 秋田魁新報社は7月11日投開票の参院選で、共同通信社が24〜26日の3日間実施した世論調査結果に取材を加味し、本県選挙区の序盤情勢を探った。民主党現職の鈴木陽悦候補(61)=国民新党推薦=と、自民党新人の石井浩郎候補(46)=たちあがれ日本推薦=が互角の戦いを繰り広げている。共産党新人の藤田和久候補(61)は伸び悩んでおり、支持拡大に懸命だ。ただ、調査時点では4割強の有権者が投票態度を固めておらず、情勢は変化する可能性もある。

 鈴木候補は菅政権の発足で勢いに乗り、民主支持層の8割を固めた。国民新支持層の4割強に浸透しているが、自主投票としている社民支持層はまとめきれていない状況だ。無党派層からは2割の支持となっている。

 石井候補は自民党県議らがフル稼働し、自民支持層の7割強を固めた。公明支持層の8割近く、みんなの党支持層の約3割に浸透。国民新、社民の各支持層にも食い込み、無党派層の2割に浸透している。

 藤田候補は消費増税反対を鮮明に打ち出し、共産支持層の約7割を固めたが、目標とする無党派層の取り込みには苦戦しており、支持に広がりを欠いている。

(2010/06/27 13:18 更新)

6949チバQ:2010/06/28(月) 22:32:37
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news0/index.php?page=article&storyid=22176&storytopic=53
井ノ部、山崎氏横一線 参院選福井世論調査
(2010年6月27日午前8時59分)
.


 昨年夏の政権交代後初の本格的国政選挙となる第22回参院選について福井県内有権者の投票行動を探るため、共同通信は24〜26日の3日間、電話世論調査を行った。福井選挙区(改選数1)は、民主党新人で党県連副代表の井ノ部航太候補(36)と、4選を目指す自民党現職で元内閣官房副長官の山崎正昭候補(68)が横一線で並ぶ激戦となっている。共産党新人で党県常任委員の山田和雄候補(42)は苦しい戦い。

 調査は、選挙戦序盤の動向をとらえており、意中の候補を決めていない有権者が3割以上を占めた。終盤の情勢によっては大勢が変わる可能性があり、全く予断を許さない激しい攻防となっている。

 井ノ部氏は民主支持層の6割強を固め、無党派層にもよく浸透している。男女別では男性の支持が高い。年齢別では20代、50代で優位に立つ。

 山崎氏は自民支持層の7割強をまとめ、公明支持層の4割を取り込む。女性の支持は井ノ部氏を上回っている。60代以上で強さを発揮している。

 山田氏は井ノ部、山崎両氏に大きく引き離されているが、共産支持層をほぼ固め、支持拡大を図る。

 政党支持率は自民27・9%、民主23・3%と、県内での自民党の基盤の強さをうかがわせる一方、「支持政党なし」の無党派層が40・9%を占めた。

 今回の参院選への関心度については、「大いにある」が27・2%、「ある程度ある」は46・3%で合計73・5%。「あまりない」「まったくない」はそれぞれ19・4%、6・5%だった。

6950チバQ:2010/06/28(月) 22:39:16
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news0/index.php?page=article&storyid=22144&storytopic=54
県内首長揺れる“立ち位置” 衆院選から一変、民主に複数町長
(2010年6月25日午前7時30分)
. 政権交代から9カ月余。民主党政権に対する中間評価を問う参院選で、福井県内首長の“立ち位置”が揺れている。昨年の衆院選では多くの市町長が自民党候補を支援したが今回は様相が一変。24日の民主党の井ノ部航太候補の出陣式には複数の町長が出席した。「与党にはこれから予算でお世話になる」との思いからだ。一方、自民党の山崎正昭候補の応援でマイクを握った首長は「予算付けを背景に首長に圧力をかけている」と痛烈に批判した。どちらにも顔を出さない首長の胸の内も複雑だ。

 民主党は政権獲得後、新たな陳情システムとして、国への要望は県連経由で党幹事長室に一元化するルールを設けた。自民党を支援する業界団体や首長を取り込む狙いがあった。予算付けの要請をする市町長らは“踏み絵”を迫られた。

 そんな中、関敬信越前町長は自民党を離れて民主党支援の姿勢を鮮明にし、井ノ部候補の地区後援会長に就任。ほかにも自民党を離党した首長がいる。民主党支援に回らなくても、従来のような自民党支援の首長はめっきり減り、民主党の思惑は奏功したといえる。

 24日大野市で行われた井ノ部氏の出陣式には関町長のほか、嶺南から山口治太郎美浜町長、時岡忍おおい町長、野瀬豊高浜町長が出席。マイクこそ持たなかったものの、来賓として一人ずつ紹介された。「政権与党に敬意を表する意味で、3町長で相談して来た」と野瀬町長は明かした。野瀬氏も既に自民党を離党している。

 「やはり政権与党。原子力政策や農林水産業などのことでお願いすることが多いので…」と語るのは時岡町長。ただ、3人にはともに「自民党に手のひらを返すようで迷った」「山崎氏にはお世話になった。後ろめたい気持ちはある」と悩んだ末の判断だと説明した。4人の姿を見て党県連幹部は「ありがたいし、心強い。地域行政をお互いに支え合いたい」と控えめながら満足そうな表情だった。

 表立った自民党への支援を他の首長がためらう中、筋金入りの自民党員でもある岡田高大大野市長は唯一、山崎氏の出陣式で壇上に立ち「政権与党から首長が圧力をかけられている」とトーンを上げた。

 県内の市町長の中には山崎氏の地区後援会長が何人もいたが、陣営によると今年になって数人が辞めたという。与党の意向に配慮したためとみられる。

 予算への影響力を背景に、選挙で見返りを求めるような手法に対し、まゆをひそめる首長は少なくない。与党・民主党と長年頼ってきた自民党を両にらみし、静観を決め込む首長もいる。

 民主党の一連の動きを共産党県委員会の佐藤正雄副委員長は「露骨なやり方だ」と批判。「与党になって(支持を拡大しようと)焦っているのだろうが、自民党が与党だった時と比べ、物事の進め方に余裕がないように見える」と指摘する。

 「“受託収賄型政治”のようなものだ」と問題視するのは自民党県連会長の稲田朋美衆院議員。「住民の代表である首長に対し『予算を付けてほしいのなら民主党を応援しろ』と言わんばかりの姿勢は許されない」と批判した。

6951チバQ:2010/06/28(月) 22:42:27
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news0/index.php?page=article&storyid=22114&storytopic=42
特集・秒読み夏の陣
.▼上▼ 民主・新 井ノ部航太氏
(2010年6月21日午後4時40分)
.

知名度アップに向け、街頭を歩いて握手を交わす井ノ部氏=12日、福井市中央1丁目


地域で保守切り崩し

 菅直人新内閣が発足して初の週末の12日、街頭演説に立った民主党新人の井ノ部航太氏(36)は「世襲の政治家ではない人が首相になるのは16年ぶり。世襲の大臣は1人だけ。私も普通の家庭に生まれ育った。皆さんと同じ視点で地域の暮らしを考える内閣ができたのは心強い」と庶民派をアピールした。

 鳩山由紀夫前首相のもとで低迷した支持率がV字回復し「有権者の反応が良くなった」と驚く。一方、逆風の中で厳しい声を受けながら地域を回ってきただけに「期待を裏切ればすぐ下がる」と浮かれる様子はない。

 風頼みでなく、今の流れを個人票にどう結びつけるか。特に公募で選ばれた井ノ部氏にとって課題は知名度アップ。運動会、地域の集まりなどにこまめに足を運び、渡した名刺は約3万5千枚になった。名前と一緒に売り込むのは若さだ。7日、新党大地代表の鈴木宗男衆院議員が福井市で開いた集会には、井ノ部氏とともに民主党の糸川正晃衆院議員が出席し「彼は元電通マン。宣伝ができる。2人で若い営業マンとして福井を売り込みたい」と同学年コンビで支持を訴えた。

 ただ、本県は全国唯一、衆参両院の選挙区での議席を自民党が独占。国政選挙では現在の民主党は未勝利で「勝てそうで勝ちきれない」(野田佳彦財務相)状況が続いてきた。年金記録問題で民主党に追い風が吹いた2007年参院選も福井選挙区では小差で苦杯をなめた。歴史的な大勝で政権交代を決めた09年の衆院選も“蚊帳の外”で、比例代表での復活・単独の当選にとどまった。

 そんな福井に対し党本部は手厚い支援を展開する。春以降は、その後入閣した蓮舫参院議員、前原誠司国土交通相、原口一博総務相、野田財務相らが来県。県連幹部は「今後も閣僚や党幹部が次々入るだろう」と期待する一方、「今回がラストチャンス。ものにできなければ見放される」と危機感もあおる。

 昨秋以降、伝統的に自民党の強い地盤の切り崩しを進めてきた。「政権与党として臨む初めての選挙。立場の違いがある」(松宮勲県連代表)とし、予算編成への影響力を背景に、自民党を支持してきた首長や業界団体に「踏み絵」を迫る。

 例えば、5月に前原国交相が小浜市を訪れた際に若狭町を除く嶺南の首長が顔をそろえ、松崎晃治小浜市長は橋の架け替え工事の予算付けを要望。松崎市長は既に自民党籍も離れていた。6月上旬、敦賀市を訪れた細野豪志前副幹事長(現幹事長代理)の敦賀港視察には河瀬一治市長が同行し、重要港湾の指定を求めた。集会で河瀬市長は井ノ部氏への支援を求める趣旨の発言をした。

 党員・サポーターや地方議員が増え、ローラー作戦による地域浸透も図る。かつてのような労組頼みからは脱却しつつある。ただ、自民党を離党し昨秋に民主党入りした藤野利和県議は「地域に入ってどれだけ井ノ部氏のためにやれるか。まだまだ足りない」とゲキを飛ばす。

 かつてない支援を受ける井ノ部氏は「福井と都市部の格差をなくすためには、勝たなければならない」と力を込め、参院にも福井の与党議員が必要と強調した。

6952チバQ:2010/06/28(月) 22:43:44
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news0/index.php?page=article&storyid=22113&storytopic=42
▼中▼ 自民・現 山崎正昭氏
(2010年6月22日午後4時34分)
.

地区の事務所開きでガンバロー三唱をして気勢を上げる山崎氏(中)=20日夜、あわら市大溝3丁目


支援者回り 地道徹底

 鳩山由紀夫前首相が退陣し菅直人政権にバトンタッチして間もない12日、自民党現職の山崎正昭氏(68)は福井市の西武福井店前の街頭に立ち、マイクを握っていた。

 「“愛郷無限”を一徹に通してきた。今こそ私がやらねば誰がやるんだ、そんな思いを持っている。北陸新幹線の県建設促進同盟会に与党の議員は誰一人出席しなかった。全く無責任な政治家(たち)だ。何が民主党だ、何が与党だ」

 鬼気迫る表情、声をからしながらの演説は、民主党に突然の追い風が吹き始めた危機感の裏返しでもあった。鳩山政権下で大きく落ち込んだ民主党の支持率は、V字回復を果たしたからだ。

 自民党内には、米軍普天間飛行場の移設問題などで迷走し、政治とカネの問題を抱える鳩山前首相−小沢一郎幹事長の体制で参院選に突っ込めば選挙戦を有利に進められるとの思惑があったが、もくろみは崩れ去った。

 その1週間前。福井市内で開かれた党県連定期大会で講演した同党の大島理森幹事長は、内閣不信任決議案提出の機を逸し、鳩山前首相の“辞任劇”を傍観せざるを得なかった事情を説明。「鳩山さんはそう簡単に辞めないと思った。民主党の政治的構造を国民の前に明らかにさせるには内紛を表に出した方がいいという戦術を取った」と述べ、与党時代と違って国会運営はままならず、野党としても“不慣れ”な現実を物語った。

 昨秋に政権交代し、野党として臨む初めての選挙。県連は「国や福井の行く末を決める政権選択に匹敵する選挙」(仲倉典克幹事長)と位置づける。山崎氏は子ども手当などの政策を批判し「このままでは分配型の社会主義国家になる。何としても歯止めをかけたい。私自身も当選させていただきたいが、それ以上に国家の憂いを解消したい」とし、民主党政権の打破を叫ぶ。

 展開するのは従来通り徹底した“どぶ板選挙”だ。昨年秋に大きく体調を崩したが回復し、健康不安説を打ち消す意味もあり「一人一人会って、握手をして、心相通じさせることが大切。2万5千〜3万人の人に顔を見てもらった」。

 並行して組織的な戦いも本格化。県内の自民党支部と連携した合同事務所を21カ所で開いた。後援会連合会は4月に県連地域・職域支部との合同会議、5月には会長・幹事長会議を開き、対策を練った。さらに七つある後援会連合会のブロック会合には陣営担当者が出向き、てこ入れを図る。

 ただ、参院選の初出馬から18年がたち、支援者は高齢化。昨秋、一部の県議の間で「世代交代」を掲げて対抗馬を擁立する動きがあったこともなお影を落とし「県議の動きが低調な地域がある」との危惧(きぐ)も聞かれる。

 最大の懸案は自民党の支持率が上向いていない点だ。稲田朋美県連会長は「『自民党−政権与党=ゼロ』だった。事なかれ主義でなく、もっと戦う姿勢を見せないと今のままでは解党になる。国民全体の利益を考える政党になれるかが試される」と強い危機感を示す。

 「自民党に吹く風も私に吹く風も厳しい」。地方選挙を含め過去8回の選挙すべてに勝ってきた山崎氏は、かつてない逆風の中での戦いになる。

6953チバQ:2010/06/28(月) 22:45:18
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news0/index.php?page=article&storyid=22112&storytopic=42
▼下▼ 共産・新 山田和雄氏
(2010年6月23日午後4時05分)
.

街頭演説で消費税増税反対などを訴える山田氏=12日、敦賀市白銀町


消費増税争点 鮮明に

 「この参院選は、消費税増税にストップをかけるのが大切な仕事」。20日、福井市内で開かれた県母親大会で壇上に立った山田和雄氏(42)はこう決意を示した。「暮らしにこれ以上の痛みを押し付けてはいけないという気持ちを、皆さんと一緒に政治に届けたい」

 消費税増税はここ数年、各党が世論の反発を恐れて国政選挙の明確な争点になってこなかった。今回、自民党が税率10%への引き上げを掲げ、菅直人首相も「参考にする」と踏み込んだ。一貫して税率アップに反対してきた共産党は「暮らしを守る訴えが分かりやすく国民に受け入れられる状況になった」(南秀一党県委員長)ととらえる。

 民主党には選挙を控えて対立軸にはしたくないとの思惑もあるが、南委員長は「一大争点にしていく」と言い切る。二大政党が激しく争う中、埋没せずに党の存在感をどう発揮するかは大きな課題。消費税は違いを鮮明にし、自民、民主両党を徹底して追い詰める材料というわけだ。

 山田氏が立候補表明以来、約1200回を超す街頭演説を通して問い続けてきたのは、昨秋の政権交代後に「政治が変化したかどうか」。菅内閣の発足後も「首相が交代したからといって、政治の中身が変わったわけじゃない」と弁舌鋭く訴えている。

 「政治とカネ」、普天間飛行場の移設問題をめぐる迷走ぶりを指し「大企業や米国言いなりの政治は自公政権時代と同じだ」と指摘。昨年の衆院選時には、与党と一致できる部分は協力する「建設的野党」の立場を掲げたが、一転して民主党への批判を強め、「国民の怒りを届けるための受け皿として共産党を認識してもらいたい」と山田氏は語る。

 昨秋の政権交代後、共産党県委員会にとっても大きな変化があった。自民党を長く支援してきたJAや経済界などの各業界団体と交流する機会が生まれたことだ。3月に福井市で記者会見した志位和夫委員長は「保守が強かった地域ほど、深いところでの変化が起こっている。福井からも大きな躍進の波をつくりたい」と評した。

 志位委員長を招いた演説会には、JA県中央会から「今後とも支援をお願いしたい」とする初のメッセージが届いた。鯖江市医師会との懇談では、医療費負担を軽減する必要性を互いに確認。懇談の申し入れに初めて応じた経済団体幹部も「雇用政策は共感できる部分が大きかった」と感想を話した。

 山田氏も「垣根を越えて価値観を共有できるという実感が生まれた」と成果を強調する。

 ただ「共感し合えても、支援につながるかは別問題」(南委員長)とも自覚している。懇談した先の団体の多くが他陣営の支援に回る中、公示後は農業や医療などテーマ別の党の政策集を配ることで、個人票の上積みにつなげたいという。

 山田氏にとっては2007年の参院選に続いて2度目の国政への出馬。初挑戦だった前回に比べ「こちらの思いがストレートに伝わっていくという感触がある」と語り、暮らし向上の訴えを強めていく構えだ。

6954チバQ:2010/06/28(月) 22:47:21
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2010/sannin/kikaku2/01.shtml
犬塚直史陣営  首相交代「逆風やんだ」 民主県連とは“溝”も

 参院選の公示が24日に迫った。昨年夏の政権交代から9カ月。政治とカネ、米軍普天間飛行場移設をめぐる迷走で支持率低迷にあえいだ民主は、鳩山由紀夫から菅直人へのバトンタッチで“V字回復”を果たした。これに対し、野党は「表紙を張り替えただけ」と批判を強めている。長崎選挙区(改選数1)でも与野党が激突。再選を目指す民主現職に自民、共産、みんなの党の新人3人はどう挑むのか。各陣営の動きを追った。(参院選取材班)

 「逆風がやんだ」。18日夜、長崎市内のレストランにいた犬塚直史(55)は上機嫌だった。自著「脱主権国家への挑戦〜支えあう平和を求めて」の出版記念パーティー。国際政治や安全保障にかかわった参院での6年間の活動をまとめた。高級ブランド、シャネル日本法人のフランス人社長も駆け付け、会場は和やかなムードが漂っていた。

 先月までは「厳しい」を連発していた犬塚。だが鳩山が党幹事長の小沢一郎を“道連れ”に舞台を降り、空気は一変。選対幹部は「世論は『政治とカネ』に反発が強かった。庶民派宰相の登場は願ってもないこと」と声を弾ませた。犬塚も「街頭演説を聞く人が増えた」と手応えを語る。

 犬塚の支持母体は連合長崎の仲介で民主、社民が協力する6団体懇話会(6者懇)。社民の連立政権離脱に際し「選挙協力の危機」がささやかれた。だが、社民は前回の「推薦」を「支持」に格下げしたものの、過去4回の参院選で培った「非自民共闘」の維持を選択した。



自著の出版記念パーティーで乾杯する犬塚直史参院議員(右)=18日、長崎市内のレストラン
 ただ肝心の民主党県連と犬塚の間に「溝」がある。県連は、国営諫早湾干拓事業の潮受け堤防排水門の開門調査に反対し、九州新幹線長崎ルート計画を推進している。ところが犬塚は県連の説得に応じず、「開門賛成」「長崎ルート計画凍結」の持論を曲げない。

 連合長崎幹部は「知事選の二の舞いは避けなければならない」と言う。2月の知事選では候補者選考の段階から国会議員や県議団、労組の足並みがそろわず、推薦候補が大敗を喫した。今回は、県内を12地区に分け、各地区選対が責任を持って動いている。

 「犬塚はこの6年間で何をしてくれたのか」−。それでも組合員のこんな声は消えない。ある労組幹部は、久しぶりに組合の事務所を訪ねてきた犬塚をさとした。「あなたを支えているのは労働者たち。自分の専門分野でなくても、それなりに理解して訴えてもらわないと戦えませんよ」

 6年前、犬塚は小泉純一郎政権の年金政策への批判という「風」をつかんだ。昨夏の衆院選でも「政権交代」の突風が民主に吹いた。今回は−。民主県議の一人は地域のイベントや団体の会合で自民新人、金子原二郎(66)の姿を見かけるたび、ため息をつく。「金子の方が泥くさい選挙をやっている。いつまでも風には頼れない」(文中敬称略)



2010年6月20日長崎新聞掲載

6955チバQ:2010/06/28(月) 22:48:49
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2010/sannin/kikaku2/02.shtml
金子原二郎陣営  実績掲げ「地域の代表」 自民県議団に乱れも

 「いつも来んとに、わが良かときばかり」。13日午前、長崎市深堀町のペーロン大会。観客に握手を求めて回る自民新人、金子原二郎(66)に、中年の女性が容赦ない言葉を浴びせた。金子はそれでも笑顔を崩さず、100メートル以上続く長い防波堤を歩き続けた。

 「アポなしでも、行けばあいさつできるのが前知事の特権」(長崎市議)。開会式では、毎年出席している民主の衆院議員、高木義明(長崎1区)と並んで来賓席に陣取り「県議を辞めて以来27年ぶりに参った」とあいさつに立った。突然現れた金子。大会の役員は「菅政権になって風向きが変わり、必死なのだろう」とその心中を推し量った。

 過去、県議選3回、衆院選5回、知事選3回で負け知らずの金子だが、今回は現職に挑む野党の新人。12年ぶりの本格選挙に厳しさを肌で感じている。

 「知事選は楽だったから後援会づくりをしてない。組織が緩んで駄目。だから(地盤の)佐世保でも苦労している」。12日の東彼川棚町の決起集会で金子はこう嘆いてみせた。

 頼みの綱の一つ、自民県議団は結束に不安を抱えている。「まだ動きは鈍いが、議会の閉会後は動かざるを得ないだろう」と陣営。だが、参院選の公認を争い、最終的に引いた元議長の県議、加藤寛治は「議会閉会後は夏休みに入る」と公言。「出馬しない」と言い続けながら“翻意”した金子への不満を今なお隠そうとしない。



ペーロン大会を観戦する市民に握手を求める金子原二郎氏(左)=長崎市深堀町
 こうした事情を抱える金子だが、前知事としての知名度や実績、地域や業界との関係は最大の武器だ。政権交代後、有力支持団体の自民離れが進む中、県医師連盟は地域医療政策などの実績を評価し、推薦を決めた。県農政連は政権与党との関係に配慮して「自主投票」としたが、地域単位では金子支援を決めた支部は少なくない。

 公明党県本部も支援を決め、「野党協力」の効果も注目される。公明は比例代表に長崎大医学部卒の医師を擁立。「選挙区は金子」と支部に呼び掛けている。金子の集会に参加し、比例候補をアピール。バーター票を念頭に県内で「比例15万票」を目指す。

 金子は集会で実績や中央とのパイプに加え、「中村法道知事をバックアップしたい」と訴え始めた。2月の知事選、「県民党」を掲げた中村は、民主推薦候補を大差で破った。その再現の思惑が見え隠れする。党派色を抑え、時には自民党も批判。「地域の代表として、政治家の人柄、資質、郷土愛など人物本位で評価してほしい」と主張する。(文中敬称略)



2010年6月21日長崎新聞掲載

6956チバQ:2010/06/28(月) 22:50:04
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2010/sannin/kikaku2/03.shtml
渕瀬栄子陣営 中嶋徳彦陣営
 「第三極」へ反応未知数 二大政党と一線を画し

 20日午後、小雨がぱらつく長崎市中心部。共産新人の渕瀬栄子(54)はワゴン車の上でマイクを握りしめ、民主、自民が歩調を合わせるように打ち出した消費増税構想を強く批判した。「今でさえ、消費税は暮らしに重くのし掛かっている。税率の引き上げは許さない」

 国政選挙への挑戦はこれが4度目。昨年12月25日の出馬表明から約半年間、街頭演説を400回、支持者らとの集会を100回近くこなした。「共産党の話も聞いてみようという状況が生まれている」。細かな運動の積み重ねに自信ものぞかせる。

 党県委員会の幹部も「事務所に『今度は投票する』という激励の電話があちこちからかかってくる」と話す。党県委員長の山下満昭は「『二大政党ではだめ』という民意の表れ」と受け止める。

 昨年夏の衆院選では「政権交代」の突風が吹く中、「民主か、自民か」の“二者択一”に、あえなくのみ込まれた。政権交代を経て初めて迎える国政選挙で、存在感をどう示せるか。山下は力を込めて言う。「政策には共感してもらえるはず。あとはどう票に結び付けるかだ」




街頭で消費増税の反対を訴える渕瀬栄子氏=長崎市銅座町 拡声器を手に街頭で支持を訴える中嶋徳彦氏=佐世保市下京町
      ◇

 「自分を止められず、挑戦することにしました」

 16日、佐世保市議会に辞職願を提出したみんなの党新人の中嶋徳彦(35)は、同僚議員らへのあいさつで、意を決した心中をこう吐露した。

 自民党市議だった中嶋は3月末、党県連の候補者選考に手を挙げた。だが同党は5月に金子原二郎(66)の公認を決定。「選考プロセスに疑問がある」との不満もあった中嶋は、みんなの党代表の渡辺喜美と接触。同党から出馬の意思を固め自民を離党、17日に市議を辞職した。

 市議1期目で支持基盤は弱く、みんなの党からも「金は一切出ない」。選挙では個人演説会を開かず街頭活動に徹する考え。中嶋は「天下り問題を中心に、党の公約を訴えていく」と話す。組織力や準備面で劣勢は否めない。

 それでも、中央で波紋を広げた「第三極」に、本県の有権者がどう反応するかは未知数。同じ佐世保に地盤を持つ金子の後援会幹部の一人は「知名度はないが、若さと『みんなの党』の名前で票が流れると困る」と警戒する。

 18日夕方。みんなの党ののぼりと拡声器を一人で抱え、同市中心部の街頭に立った中嶋は「経験はないが若さがある。組織はないがしがらみもない」と声を張り上げた。(文中敬称略)



2010年6月22日長崎新聞掲載

6957チバQ:2010/06/28(月) 22:54:08
http://www.nnn.co.jp/news/100628/20100628002.html
序盤から県内へ大物続々 参院選
2010年06月28日

 参院選は鳥取選挙区で民主、自民両党の新人候補が競り合い、比例代表に転出した民主党現職も県内での集票に力を注ぐ。全国有数の注目地域となり、大物・人気弁士が続々と県内入り。民主党は公示日に枝野幸男幹事長が西部でてこ入れを図り、自民党も負けじと谷垣禎一総裁が28日に米子市で支持を訴える。両党は閣僚クラスや著名議員の日程調整に懸命で、二大政党の舌戦がヒートアップする。

 鳥取選挙区の立候補者は民主党新人の坂野真理氏(32)、自民党新人の浜田和幸氏(57)、共産党新人の岩永尚之氏(53)。民主党現職の田村耕太郎氏(46)は比例代表に立候補した。

  ■民 主

 枝野氏は米子市内で開かれた坂野、田村両氏の出陣式に出席し、「時計の針を戻してはいけない」として自民との違いを強調。26日には鳩山由紀夫前首相が倉吉市内で支援を呼び掛けた。

 7月3日には前原誠司国土交通相が東伯郡に入り、午後7時からまなびタウンとうはく、同7時半から大栄農村環境改善センターで演説。菅直人首相、蓮舫行政刷新担当相らの日程も調整中という。

 一方、田村氏を応援しようと、元プロレスラーのアントニオ猪木元参院議員が7月1日に来県。同日午後3時半から米子全日空ホテルで開かれる田村氏の総決起大会に出席、同6時半からは鳥取市のとりぎん文化会館で開催する総決起大会で熱弁を振るう。

  ■自 民

 県西部を「重点地区」と位置付けた浜田氏。28日に谷垣総裁が米子市に入り、午後1時から市公会堂前、同1時50分から市文化ホール前で演説し、巻き返しを図る。

 小池百合子元防衛相の来県を調整中のほか、党の若きエース・小泉進次郎衆院議員にも応援を要請しているという。

 ただ、石破茂党政調会長そのものが”大物”で、県連は「党三役が県選出のためか、本部からの応援の調整に苦戦している」と話す。

  ■共 産

 7月1日に吉井英勝衆院議員が来県し、米子、境港両市内で演説する予定。7月4日には紙智子参院議員が午後1時半から鳥取市の若桜街道で支援を訴える。

6958チバQ:2010/06/28(月) 22:55:35
http://mytown.asahi.com/gifu/news.php?k_id=22000391006280001
比例候補 名前売り込み 続々来県
2010年06月28日


名鉄岐阜駅前で街頭演説をする比例区の候補者=岐阜市

 参院選の比例区の候補者が、続々と県内入りして支持を訴えている。岐阜との「縁」を強調し、自分の名前を必死に売り込む候補者が目立つ。衆院選の比例区とは違い、投票用紙にどれだけ自分の名前を書いてもらうかで、当選できるかどうかが決まるからだ。(舩越紘、磯崎こず恵)


 「お久しぶりでございます。岐阜時代には大変お世話になりました」
 25日早朝、岐阜市中心部での街頭演説でこう切り出したのは参院選比例区に自民から立候補した佐藤ゆかり氏(48)だ。2005年の衆院選で岐阜1区から立候補。比例東海ブロックで復活当選したが、09年の衆院選は東京5区で落選した。演説の中で佐藤氏は「(比例用の)白い投票用紙には『佐藤ゆかり』と個人名を」と何度も繰り返した。
 同じ比例に立候補して、2期目をめざす民主の津田弥太郎氏(58)は、機械・金属産業の労組JAM出身で高山市生まれ。25日に岐阜市内のホテルであった県総決起集会では、初当選を振り返って「飛騨の山猿が議席を獲得できた」と、県出身者であることをアピール。「やったろう」と三唱して締めくくった。
 参院選で、比例の候補者は与野党問わず、全国を精力的に回っている。その理由は当選の仕組みにある。参院選の比例は全国区。政党名、候補者名のいずれを投票しても有効で、その合計で各党の議席数が決まる。当選順位は個人名の投票数しだいだ。政党名だけが有効で、あらかじめ候補者の順位を決めている衆院選の比例とは大きく異なる。
 それだけに候補者も必死だ。「党名を書かないで欲しい。個人名を書いていただかないと私の応援にならないから」。ある候補者は後援会の会合で、二つの選挙制度の違いを念入りに説明し、頭を下げて頼み込んだ。
 公明の愛知県本部代表、荒木清寛氏(54)は恵那市の出身。26日に岐阜市や大垣市などで街頭演説を9回行った。岐阜選挙区で候補者を擁立しない県本部は、荒木氏当選に全力を注ぐという。
 共産党県委員会は、県内の党員に対し、比例では関市出身の河江明美氏(45)の名前を投票用紙に書くように求めた。だが、一般有権者には党名での投票を呼びかける。「候補者の個人名よりも党名の方が圧倒的に知られているためだ」としている。
 幸福実現党は比例に5人の公認候補を擁立している。
    ◇
 参院選が公示され、初めての週末となった27日は、あいにくの雨模様。岐阜選挙区(改選数2)の候補者は県内各地を精力的に巡って有権者に支持を訴えた。
 民主現職の山下八洲夫氏(67)は、高山市や山県市で遊説。自民新顔の渡辺猛之氏(42)は生まれ育った八百津町や可児市で街頭に立った。
 民主新顔の小見山幸治氏(47)は、岐阜市などで街頭演説し、夜は羽島市内で演説会を開いた。
 幸福実現の新顔、加納有輝彦氏(49)は岐阜市の柳ケ瀬地区などを遊説。共産新顔の鈴木正典氏(46)は羽島市や岐阜市などで街頭演説した。

6959チバQ:2010/06/28(月) 22:57:14
http://mytown.asahi.com/saga/news.php?k_id=42000001006270006
「保利票」@唐津 各陣営 取り込み懸命
2010年06月28日


支持者らと握手する保利耕輔氏=唐津市七山

 県内第2の都市・唐津市。保利耕輔衆院議員(自民、佐賀3区)が強固な基盤を築き、衆院選では他の候補者を寄せ付けてこなかった。だが、07年の前回参院選では同市での民主党候補の得票が自民党候補を上回るなど変化も起きつつある。個人票が多いとされる「保利票」。今回の参院選でどう動くのか。各陣営は取り込みに懸命だ。(吉村治彦)


 「ありがとう、ありがとう」。26日、唐津市東部の山間部にある七山池原地区。土砂降りの雨の中、集まった支持者に保利氏は何度も礼を言った。傍らには自民新顔の福岡資麿氏。保利氏の後援会関係者が「間違って保利と書いちゃいけんよ」と注意すると笑い声も起きた。福岡氏も「保利先生と一緒に地域のために頑張ります」と握手を求めた。


 七山は有権者の8割近くが保利氏に投票する地区。同地区の桑原集落組長を務める農業加茂優さん(61)は「私らは保利党と呼んでいます」と言う。
 保利氏は「とにかく一生懸命やるだけ」と淡々と話すが、7月11日の投票日まで県内にほぼ滞在する。昨夏の政権交代を受けて、「負けられない」との危機感がにじむ。支持者らは「参院選で、保利先生がここまで動くのは珍しい」と話す。


     ◇


 唐津市内には、保利氏の支援組織が網の目のように張り巡らされている。市内9カ所の自民党地域支部に支部長と幹事長がおり、支部内に各地域の責任者がいる。旧唐津市内では、約150の地区ごとに責任者がおり、集票に動く。


 組織の基盤を作ったのは、保利氏の父親で衆院議長や官房長官を務めた故・茂氏。唐津出身で、インフラ整備が遅れていた県北部の道路やダムの建設に取り組んだ茂氏に、今も恩を感じる住民は多い。


 過去の衆院選の唐津市は、保利氏が圧倒してきた。2005年の郵政選挙では無所属で立候補し、小泉純一郎首相(当時)から「刺客」を送り込まれたが、小選挙区での当選を果たした。


 だが、参院選では状況が違う。04年の参院選では、自民候補が民主候補に約9千票差まで迫られ、07年には逆転された。保利党を自認する市内の農業男性(72)は「政権交代したのだから、参院では民主党の候補に投票することも考えている」と打ち明ける。


     ◇


 「昨年は政権交代の夏。今回は政権安定の夏に」。福岡氏と同じ26日に唐津に入った民主新顔の甲木美知子氏には、07年の参院選で初当選した川崎稔参院議員が同行した。川崎氏は甲木氏の選挙カーに乗り込み、団地前などで支持を訴えた。甲木氏も「私は庶民派の代表。どうか国政に送り出してほしい」と声を張り上げた。


 川崎氏は07年の参院選の唐津市で3万296票を得て、自民候補の2万9483票を、813票上回った。昨年8月の衆院選佐賀3区には民主党の公認候補は出馬しなかったが、比例区では、唐津市で民主が2万5621票、自民が2万3508票と2千票以上の差をつけた。


 川崎氏は「保利さんの選挙ではない時に保利票がどう動くかだ。一人でも多く甲木候補の名前を覚えてもらい、声を聞いていただくのが大切」と票の取り込みを狙う。


 一方、共産新顔の山口勝弘氏は、公示翌日の25日に出身地の唐津市を回った。自宅前で開いた出発式で、山口氏は九州新幹線西九州ルート(長崎新幹線)の批判や唐津湾沖での海砂採取の規制強化など地元の問題を訴えた。夜は市民会館で決起集会を開いた。


 比例区で共産党に投票する支持者でも、衆院選佐賀3区では保利氏に投票する人もいると言われる。山口氏は共産党の参院選候補者では初の唐津市出身で、同党北部地区委員長として地域の課題に取り組んできた。同地区委員会の幹部は「山口氏の地元の唐津で、少しでも票の上積みを狙いたい」と語る。

6960チバQ:2010/06/28(月) 22:59:29
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20100628-OHT1T00068.htm
谷候補に応援演説の“おかわり”殺到!最長2700キロ遊説


札幌市内の商店街を練り歩き、地元の女の子を抱き上げた谷亮子氏 民主党から比例代表で出馬した柔道五輪金メダリスト、谷亮子氏(34)に、異例の合同演説の“おかわり要請”が多数、舞い込んでいることが27日、分かった。これまでに応援を兼ねて回った全国の選挙区候補者から、再訪問してまた盛り上げてほしい、とオファーが殺到。大人気の谷氏は、公示後初の日曜日だったこの日、東京から北海道、山形と、自己最長の2700キロ以上を大移動する演説ツアーを行った。

 ヤワラちゃん、もう一丁お願いします。谷氏のもとに、これまでにコラボした各地の民主党候補者から“おかわり”のオファーが次々、届いている。谷氏は5月30日の青森をスタートに、この日を含め12県を回り、自身と地元候補者への支援を訴えた。谷氏の選挙スタッフによると、その候補者のうち多数が“リピーター”となり、再訪問を要請してきているという。

 過去にも国政選挙にかかわってきた同スタッフも「比例代表で同じ人が同じところに何度も行くというのは、あまりない話。それだけ好評だったということでしょうね」と驚くほどの人気。また、24日の公示前後に“リピーター”を含め、全国の選挙区候補者のうち「7割から8割」が、応援に来てほしい旨の要請をしてきたという。苦戦気味の候補者からの要請もあり、谷氏との合体による盛り上がりと聴衆の動員力に期待してのもの。人気は変わらず金メダル級だ。

 5月10日に、当時の小沢一郎幹事長の要請で参院選出馬を表明した谷氏だが、小沢氏が6月に入り職を辞任。民主党関係者によると、現在、党本部が谷氏のスケジュールを逐一管理はしていないという。とはいえ、自身の選挙活動も含めて7月11日の投票日までスケジュールがビッシリ詰まることが予想されるため、現実には再訪問の実現はなかなか難しそうだ。

 公示後初の日曜日だった27日も、谷氏は北海道・札幌市で徳永エリ氏とともに街頭演説し、山形に移動すると天童市、山形市で梅津庸成氏と合流。かけ持ち応援は、東京からの総移動距離2700キロ以上。公示日前の活動を含めて自己最長距離を移動する、ハードな日程をこなした。

 札幌での演説では冒頭に「今、サッカー(W杯)が熱いですが、ここ札幌にはコンサドーレがあり、野球では日本ハムと、スポーツが熱いです」と、時事、ご当地ネタを盛り込み、つかみはOK。女性の労働環境整備やスポーツ振興など政策も披露した。声にメリハリをつけたり身ぶりを交え、演説のスキルがアップしてきたことをうかがわせた。金メダル級の人気を、どこまで党と自身の票に結びつけるかが、勝負となる。

6961チバQ:2010/06/28(月) 23:02:04
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100627/elc1006272338010-n1.htm
浮かぬ自民党 序盤情勢で40台 (1/2ページ)
2010.6.27 23:35

このニュースのトピックス:自民党

街頭演説後、支持者と握手する自民党の谷垣総裁=27日午後、千葉県柏市 産経新聞社が行った参院選の序盤情勢で、民主党が国民新党と合わせても過半数維持に必要な56議席を下回る可能性が出てきたことで、自民党の谷垣禎一総裁が目指す「与党過半数阻止」の“達成”の見通しが出てきた。本来なら自民党に勢いが出るところだが喜べる状況にない。自民党も伸び悩んでいるためだ。

 谷垣氏は27日夕、千葉県習志野市内で記者団に、序盤情勢に関し「当初の高い(菅内閣)支持率が維持できなくなりつつあるのは事実だ」と分析。その上で「(情勢は)日々変わると思うので、脇を締めて徹底的に主張すべきものは主張していきたい」と述べた。

 谷垣氏は10日、参院選の目標議席について菅直人首相の54を下回る「40台」と発言。党内から「甘い数字だ」と猛反発を受けると、「多々益々弁ず(多ければ多いほどいい)」と言うにとどめ、数字を封印した。

 その「40台」が現実のものとなりつつある。共同通信社の電話調査(24〜26日)によると、自民党は全体で45議席前後。1人区では善戦しているが比例代表では民主党との差が広がっている。過去最低だった3年前の14議席以下の可能性もある。「反民主票」はみんなの党など「第三極」に流れそうで自民党への期待の低さが露呈しつつある。

 党選対関係者によると、候補者からの応援依頼が最も多いのは小泉進次郎衆院議員。党では小泉氏を今後競っている選挙区に重点投入するという。党内の期待は小泉氏ら若手にあり、執行部への不満がくすぶっているしるしともいえる。

 菅首相の発言で消費税が参院選の焦点となった影響も引きずっている。27日のNHK番組に出た茂木敏充幹事長代理は、首相が呼び掛ける税制改革の与野党協議について「民主党がやろうとすることを本当にやると消費税は20%になる。間違ったばらまきをやめてから、税制の議論をやった方がいい」と批判した。

 もっとも、たちあがれ日本の園田博之幹事長から「われわれは参加する。自民党も参加し、責任を共有して正しい議論をすべきだ」と攻められた。

6962チバQ:2010/06/28(月) 23:07:02
青森、秋田、首都圏一都三県、北陸三県、愛知、大阪、愛媛、熊本、鹿児島

35:06/28(月) 15:54 YNap3CxE [sage]
民主党 代表と閣僚と党主要役員の日程 (表中の小沢は環境相)
北海  24玄葉
青森  24野田、25樽床、27原口
岩手  
宮城  24細野
秋田  24玄葉、26前原、27原口
山形  24長妻、細野
福島  
茨城  27山田
栃木
群馬
埼玉  24長妻、安住、25前原、28枝野、細野
千葉  24岡田、25長妻、26細野、27安住、28蓮舫
神奈  24岡田、25長妻、26細野、27安住、28枝野
山梨  24細野、28樽床
東京  24仙谷、25原口、26小沢、27枝野
新潟
富山  24前原、25枝野、26樽床、28中井
石川  24前原、25枝野、26樽床
福井  24前原、25枝野、26樽床、28安住
長野
岐阜  25蓮舫
静岡  24蓮舫
愛知  24中井、26中井、27樽床、28枝野
三重
滋賀
京都
大阪  24菅、樽床、25中井、26原口
兵庫  24菅、26原口、28川端
奈良
和歌 
鳥取  24枝野
島根  24枝野
岡山
広島
山口
徳島  27蓮舫
香川  26玄葉、28原口
愛媛  26玄葉、安住、27蓮舫、28原口
高知  27蓮舫
福岡  24原口
佐賀  24原口、26枝野
長崎  24原口、26枝野
熊本  26枝野、蓮舫、27前原
大分
宮崎  27小沢
鹿児  26蓮舫、27前原、28小沢
沖縄

6963山口新聞男:2010/06/28(月) 23:15:52
ほったら、俺のも張っとくかね

839 無党派さん sage 2010/06/28(月) 22:07:06 ID:J9apqPxE
民主党HPに載ってる党幹部・政務三役級の活動(6/24〜28の5日間)
1人区の投入延べ人数
5人 富山・福井・香川・愛媛
4人 山形・石川・島根・長崎・熊本・宮崎・鹿児島
3人 青森・秋田・山梨・鳥取・徳島・佐賀
2人 和歌山・高知
1人 栃木・奈良・大分・岡山・山口
0人 岩手・群馬・三重・滋賀・沖縄

17 無党派さん sage 2010/06/28(月) 22:32:10 ID:J9apqPxE
民主党HPに載ってる党幹部・政務三役級の活動(6/24〜28の5日間)
1人区の延べ活動回数
13回 長崎
11回 香川・宮崎
10回 青森・秋田・富山・福井・島根・熊本
8回 愛媛
7回 佐賀・鹿児島
6回 山形・徳島
5回 和歌山・鳥取
4回 山梨・石川
2回 栃木・岡山・山口・高知
1回 奈良・大分
0回 岩手・群馬・三重・滋賀・沖縄

6964名無しさん:2010/06/29(火) 13:22:18
新聞各紙で情勢でてきましたね。
参院選情勢まとめてるサイトありました。http://www.realpolitics.jp/

6965名無しさん:2010/06/29(火) 14:27:36
>>6964
朝日と共同の自民・民主の数字が逆になってしまってますね。

6966チバQ:2010/06/30(水) 00:11:11
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20100619/CK2010061902000093.html
’10参院選<乱戦>(1)民主 カギ握る区割り作戦 2議席獲得へ新人に重点
2010年6月19日

 菅政権誕生から四日後の十二日午前。東松山市の市民文化センターの会議室に、民主党現職の島田智哉子(47)の選対幹部ら約四十人が顔をそろえた。

 「(鳩山前政権のころは)二人当選の可能性は少なく、共倒れもあると思っていた。これで、最低でも一人は入ってくる」

 島田陣営の選対本部長を務める民主衆院議員の五十嵐文彦が、期待を込めて語った。首相鳩山由紀夫と党幹事長小沢一郎の辞任で党支持率が“V字回復”し、埼玉選挙区でのダブル当選が再び射程圏内に−。民主県連内にはひとまず安堵(あんど)感が漂った。

 島田と新人の大野元裕(46)を擁立する民主。二〇〇七年の前回参院選で初の二議席獲得を果たし、昨夏の衆院選では県内十五の小選挙区のうち、11区以外に擁立した十四人が全員当選。比例代表の得票数も自民党のダブルスコアとなる百六十万を獲得した。

 県連が二人の擁立を決めたのは昨年十一月。その後、「政治とカネ」や普天間飛行場の移設問題で政権は迷走。「一人に絞るべきだ」。民主議員から一時上がっていた声は、影を潜めている。

    ■  ■

 二人当選のカギを握るのは、「区割り」の選挙戦術だ。県連は衆院小選挙区ごとに陣営の重点活動地域を指定し、得票数の均等割りを目指す。前回は民主二人の得票差を約八万にとどめ、ともに当選に導いた。

 今回の区割りでは島田に北西部、大野に県南東部をあてた。島田は民主の地盤が薄い11区で衆院議員小泉龍司(無所属)の支援を取り付けたものの、割り当てられた地域の有権者数は島田が約百九十万人で、大野はほぼ倍の約三百六十万人。陣営の県議と市町議も島田が二十八人、大野が七十二人と差がある。業界団体の支援は島田が連合埼玉、大野は他団体という原則も初めて決めた。

 大野は中東問題の専門家でテレビ出演の経験も豊富だが、「有権者には無名に近い」(県連幹部)として手厚い陣を敷く。

 一方、島田と大野はお互いもライバル。「島田さんが、ウチの団体に接触している」「ウチの地域で、大野さんの宣伝カーが走っていた」。両陣営では相手の“領空侵犯”にも神経をとがらせる。

    ■  ■

 各政党は今回の当選ラインを約六十万票とみている。ある選対幹部は「鳩山政権のままなら、民主二人で百万票だったかも。だが、今の支持率なら、二人で百二十万票ぐらいだろう」。六十万票で分け合えば二議席獲得の可能性が高まるが、焦点となるのは衆院5区(さいたま市大宮区など)だ。

 党幹事長の枝野幸男が総支部長の5区は、昨年の衆院選で枝野が十三万票をたたき出した大票田。区割りを唯一決めていなかったが、県連上層部は大野にあてる方針を固め、十九日の県連常任幹事会で提案する見通しだ。大野への重点化をさらに進める「二議席シフト」だが、ある県議が不安げに漏らす。

 「『県全域が選挙区なのに区割りはおかしい』との声は今も根強い。前回は狙い通りだったが、5区の割り振り後に支持率が急落すれば、また共倒れの心配が出てくる」

   ◇  ◇  ◇

 政権交代後、初の国政選挙となる参院選が、二十四日に公示される。埼玉選挙区(改選数三)では十人が出馬表明し、乱戦もようだ。事実上の選挙戦に入った各政党の動向を追った。 =敬称略

6967チバQ:2010/06/30(水) 00:11:40
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20100620/CK2010062002000069.html
’10参院選<乱戦>(2)自民 支部長不在で出遅れ
2010年6月20日

 「ウチの責任者の県議からは何の連絡も指示もない。本当に戦う気があるのか」

 自民党現職の関口昌一(57)の選対本部の陣容が正式に決まり、十日がたった今月十一日、ある県議が不安げにため息をついた。「三年前の参院選よりも動きが鈍い。支部長さえいれば…」

 「責任者」とは、今回の参院選で県内十五小選挙区ごとに、自民の選挙運動を指揮する“司令塔”役だ。本来は衆院議員ら小選挙区支部長のポストだが、今は八人の支部長がいない。代わりに県議八人が責任者となる「異例の事態」(自民県連幹部)のまま、参院選に突入する。

    ■  ■

 昨年の衆院選で自民は県内十五の全小選挙区に候補を擁立したが、いずれも落選した。2区の新藤義孝と8区の柴山昌彦は比例代表で復活当選したものの、ほかの十三の小選挙区からは支部長が消えた。

 県連は今年二月、空白区で次期衆院選の候補者になる支部長を公募し、民間人や若手県議ら六十八人から応募があった。だが、五月十日に発表された選考結果は5、9、10、14、15各区の前職五人のみ。県都の1区(さいたま市浦和区など)をはじめ八人の支部長決定は先送りされた。

 これらの支部長不在区では「責任者の県議が誰かによって、運動量に温度差がある」(中堅県議)のが実情だ。責任者を初めて務める県議の一人は戸惑いながら漏らす。

 「衆院議員の支部長ならカネもあるし、『秘書軍団』もいる。県議なんてカネも人もないから、小選挙区全域を回り切れない」

 さらに、前職五人の支部長復帰についても「発表が遅すぎた」と不満が出ている。関口陣営の関係者は「ある支部長の地元でハコ(=集会場)を予約しようとしたら、どこも他の候補に押さえられていた」と明かす。

    ■  ■

 県連は政権交代後、参院選に向けた布石を打ってきた。幅広い人材を集めるため、支部長の公募は全県規模で行い、党員アンケートで県連改革案を募集。参院選用に「埼玉県版マニフェスト」を作り、民主政権が中止方針を打ち出した八ッ場(やんば)ダム(群馬県)の建設推進などを掲げる−。いずれも初の試みだ。

 しかし、県連会長の新藤は「自民党が変わったとは、思うように浸透できていない」と危機感をあらわにする。支部長不在の小選挙区については、国政を目指す県議や市議に、こうハッパを掛けた。

 「今回の参院選で結果を出せば、(参院選後に行う)支部長選考の材料にする」

 与党時代は、地域や業界団体の要望を取りまとめ、組織力を保持してきた自民。だが政権交代後は、医師会など業界団体が急速に民主にも接近し、支部長不在とともに集票力に影を落とす。

 ただ、自民議員たちの間には「関口が負けることはないだろう」との楽観ムードさえ漂う。大逆風にさらされた昨夏の衆院選でも、自民は県内の比例代表で八十九万票を獲得したからだ。「票数は減るだろうが、当選ラインの六十万票に届かないことはない」

 ある県連幹部は、「今回の参院選は党勢回復の正念場だが、その手掛かりがつかめない」。現場から盛り上がらぬ組織に不安を抱えながら、二十四日の公示を迎える。 =敬称略

6968チバQ:2010/06/30(水) 00:12:09
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20100621/CK2010062102000088.html
’10参院選<乱戦>(3)みんな 改革 受け皿狙う『第三極』
2010年6月21日

 駅頭に、ドラえもんのような二頭身の人形が立っていた。頭の部分にみんなの党代表渡辺喜美の顔写真。スーツ姿で党名のタスキをかけている。

 通称「よしみちゃん人形」。同党新人の小林司(39)が党本部から二万五千円で買った。「街頭に僕だけが立つと、どこの党だか分からない人が多い」からだ。連日の街頭演説は人形との“二人三脚”。渡辺が二度目の県内入りをした二十日も、JR大宮駅東口で演説する渡辺と小林を、少し離れてよしみちゃん人形がそっと見つめていた。

 小林の出馬表明は四月二十八日だ。その三日前、県内の選挙で初めて公認で出た鈴木精一が、久喜市議選でトップ当選。世論調査でみんなの支持率は公明党を抜いて三位に浮上。参院選準備を急ぐ各党の陣営は、小林参戦の報に「いよいよ『第三極』の台風が来た」と警戒モードに入った。

 川口市出身で、インターネット通販大手「楽天」の執行役員。後援会などの支援組織はなく、党本部からの人手の派遣もない。学生時代の友人や楽天の元同僚ら十五人ほどで街頭に立つ「空中戦」だけが、選挙戦術という。

 昨夏の衆院選。みんなの県内候補者はいなかったのに、比例では二十二万票という「大変驚愕(きょうがく)の票」(渡辺)を得た。参院選埼玉選挙区(改選数三)の当選ラインは六十万票とされ、どこまで上積みできるかが鍵だ。

 支持率が急落していた鳩山由紀夫内閣が菅直人内閣に交代し、民主党の支持率は“V字回復”。みんなの支持率は落ちた。だが、小林の応援演説に立つ鈴木は「鳩山政権のころは『頑張れ』と声を掛けられたが、今は政策を尋ねられることが増えた。みんなの党に期待していた無党派層が迷っているようだ」。

 「支持率低下はバブルの部分がはじけただけ。危機感はまったくない」と、陣営は強気を崩さない。

    ■  ■

 十八日朝、JR熊谷駅に近いビルの一階。「私の選挙は党の戦略とは違う。南では都市型選挙だが、北では昔ながらの戦いをしたい」。もう一人の「第三極」、新党改革の新人中川幸司(30)が、事務所開きのあいさつで宣言した。

 祖父は行田市長を八期務めた中川直木(故人)、父は元行田市議の邦明。ただ、中川本人は熊谷市内で経営コンサルタント会社を経営し、選挙は初めてだ。

 事務所開きには行田市長工藤正司が姿を見せ、「中川君を国政へ」と訴えた。中川は「私の祖父が市長時代、工藤さんが市職員として採用された縁もある。工藤さんとは『組織的に運動しよう』と決めた」と明かす。

 翌十九日。自民党を離党して改革を結成した党代表の舛添要一が、JR大宮駅前で初めて中川の応援演説に立った。出馬表明が一カ月前と出遅れた中川にとって「基本戦略は舛添人気」だが、大きなターゲットは地元や周辺の自民票だ。

 昨夏の衆院選では12区(熊谷市など)の自民前職が落選し、政界を引退。中川はその間隙(かんげき)を突く作戦だ。「自民、みんな以外の選択肢として、県北部で浮遊する保守票を束ねたい」

 これまで自民の金城湯池だった県北の強固な保守地盤は、第三極も参戦して奪い合いの様相だ。 =敬称略

6969チバQ:2010/06/30(水) 00:12:40
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20100622/CK2010062202000088.html
’10参院選<乱戦>(4)党存亡かけ決戦へ
2010年6月22日

 「埼玉は党の命運をかけた選挙区。何が何でも勝つ。断じて勝つ」。十八日夕、さいたま市内で開かれた公明党現職西田実仁(47)の事務所開き。約百人の支援者を前に、党本部幹事長の井上義久が声を張り上げた。

 埼玉選挙区(改選数三)は、党本部の「最重点区」。山口那津男代表は四月、参院選に向けた全国遊説を県内からスタートした。西田陣営の選対本部長で県議の福永信之も「西田が負ければ、三年後に埼玉選挙区から撤退せざるを得ない。今回は気合が違う」。

 目標の得票数は六十五万票。三年前の前回参院選では、埼玉選挙区の公明現職が過去最多の六十二万票を得たのに、落選した。この「苦い経験」(山口)が、今回の西田擁立をめぐる紆余(うよ)曲折も招いた。

 公明は昨夏の衆院選で県内の比例票が四十五万票にとどまり、県本部が推した比例候補の議席奪還に失敗。党本部は「埼玉は参院選も厳しい」とし、昨年末に西田の比例転出を決めた。だが、鳩山由紀夫前内閣の支持率が急落。一転して西田を選挙区に“復帰”させ、議席死守に望みをつなぐことになった。

 「少しでも新しい票が必要だ」と福永。業界団体で、県内JAグループの政治団体などから初の推薦も取り付けるなど、「今までにない運動を増やしている」。

 ただ、菅直人内閣の誕生で民主の支持率が回復し、みんなの党など「第三極」もライバル。「情勢はさらに厳しい」(陣営幹部)とみる中、公示の二十四日に山口が再び県内に入る予定だ。

    ■  ■

 「菅新政権にも怒り心頭だ。連立政権離脱の選択は正しかった」

 菅内閣の発足から二日後の十日。さいたま市内で開かれた集会で、社民党新人の日森文尋(61)が語気を強めた。普天間飛行場の沖縄県内移設に反対し、消費者担当相を罷免された党首福島瑞穂も駆けつけた。

 日森は「普天間で筋を通し、支持者には『よくやった』と評価されている」。ただ、社民県連合の関係者は「浮動票の獲得に結び付いてくれるかは、分からない」と漏らす。

 昨夏の衆院選での比例票は十四万票余り。県連合代表でもある日森は「社民が生き残るには、比例の戦いが重要」とし、次期衆院選も見据えた「最低二十万票」を掲げる。

    ■  ■

 新人の伊藤岳(50)を擁立する共産党。昨夏の衆院選では「自公政権の退場を」と政権交代をうながしたが、参院選を前に「民主に裏切られた」との批判を強めている。

 県委員長の小松崎久仁夫は「大前提は比例の議席」とし、県内で三十八万票の獲得を目指す。新党の結成が相次ぎ、共産にも埋没の懸念が広がるが、「新党の大本はすべて自民党で、主張もオールド自民だ」と政策の違いを訴える。

     ◇

 「二大政党」への批判の受け皿となるのは既存政党か、それとも新党か−。埼玉選挙区では改選三議席の争いとともに、党の存亡をかけた戦いが続く。

  =敬称略、おわり

 (この企画は杉本慶一、水越直哉、柏崎智子が担当しました)

6970チバQ:2010/06/30(水) 00:13:13
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20100629/CK2010062902000098.html
重点活動「区割り」 一部対応変更決定 参院選で民主県連
2010年6月29日

 民主党県連は二十八日、参院選埼玉選挙区(改選数三)に出馬している同党公認の二候補の重点活動区域を分ける「区割り」で、一部対応の変更を決めた。新人大野元裕氏にあてている衆院1、5、15の各区(さいたま市など)について、現職島田智哉子氏の要請があれば地元議員らが協力できるとした。

 県連は公示前に「大野氏の知名度が低い」として大野氏に1、5、15区を含む計十区、島田氏にそれ以外の計五区をあてていた。高山智司県連幹事長は「(序盤情勢の)結果を見て対応した」と話した。 (水越直哉)

6971チバQ:2010/06/30(水) 00:14:33
http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000501006180001
【党勢をかけて 2010参院選】


[1] 民主党 2議席の「奇跡」再び
2010年06月18日

◇困難な「票のすみ分け」


 17日夜、さいたま市浦和区で、参院選埼玉選挙区(改選数3)の立候補予定者の公開討論会が開かれた。


 「子ども手当は財源を確保しつつ、地域の実情に合わせて現物サービスで上積みします」。民主現職の島田智哉子氏(47)が、この日発表された党のマニフェスト(政権公約)を説明した。司会者に財源を問われると、新顔の大野元裕氏(46)が「消費税を含めた税制の抜本改革が必要と考えます」と応じた。


 「政権与党のど真ん中で仕事をさせていただいている。政策実現のハードルは、かなり低くなった」


 党の「ナンバー2」に就任したばかりの枝野幸男幹事長(衆院埼玉5区)も12日、川越市内で開かれた島田氏のパーティーで、誇らしげに訴えた。7日の幹事長就任後、初めて県内に戻った。多忙を極め、約5分間の演説を終えると、慌ただしく会場を後にした。


◇「政権盤石にする」


 昨夏の衆院選で、民主は県内の小選挙区候補14人が全員当選した。その流れを作ったのは、改選3議席のうち初めて2議席を獲得した2007年夏の参院選だった。


 政権交代は果たしたが、他党と連立しないと成り立たない。社民党の連立離脱で、そんな基盤の弱さをさらけ出した。だから、今回の参院選は「民主党政権を盤石にする戦い」(県連幹部)となる。


 菅直人首相の誕生で、政党支持率は、あっという間に回復した。6年前に初当選した島田氏に加え、中東調査会客員研究員の大野氏も擁立し、再び2議席の獲得を目指す。


◇「票は貯金できない」


 だが、目標達成は容易ではない。県内ではすでに10人が立候補を表明している。島田陣営は「乱立で無党派層を食われてしまう」と警戒する。


 かぎを握るのは、両陣営の「すみ分け」だ。民主票が一方に集中すると、もう片方が苦しくなる。民主票そのものが少ないと、共倒れの可能性すらある。


 「新人の大野は厳しい。配慮してもらいたい」


 3月の県連常任幹事会で、両陣営の活動地域の区割りが決まった。主に県北西部が島田氏で、南東部が大野氏。問題は県都・さいたま市で、大野陣営は、重点区として割り当てを求めた。4月の幹事会で、浦和区などは大野陣営の地域となったが、大宮区などは保留とされた。


 業界団体回りも同様だ。主に島田氏が連合埼玉で、大野氏がそれ以外といった具合だが、必ずしも明確ではない。


 「島田さんが、もうあいさつに来ましたから」。大野氏は、ある団体でそう言われ、推薦を保留された。陣営幹部は「島田さんは現職だから、仕方ない。根気強く通うしかない」と、ため息をつく。


 島田陣営の幹部は、04年の参院選でトップ当選したことが重荷だ。「県連には『島田は大丈夫』という雰囲気があるが、何の根拠もない。票は貯金できるわけじゃない」


 年金記録問題や「政治とカネ」の問題で追い風に乗った07年は、地域や業界ですみ分け、票をほぼ2分。3番目の議席を勝ち取った山根隆治・県連代表代行自身が、こう振り返る。「奇跡的。狙っても、なかなかできない」


    ■


 参院選公示日の24日まで、1週間を切った。政権交代、新党結成、連立離脱、首相交代……。政治情勢が揺れ動く中、生き残りをかけた各党の戦いを追う。

6972チバQ:2010/06/30(水) 00:15:19
http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000501006190001
【党勢をかけて 2010参院選】


[2] 自民党 現有議席の死守、背水
2010年06月19日


小泉進次郎衆院議員の応援演説を受ける関口氏(左)=5月22日、川口市のJR川口駅前

◇下野の後遺症重く


 「与党から野党になった。ただ『反対』でなく、対案を示して取り組むことが大切」


 自民現職の関口昌一氏(57)は16日、テレビ埼玉の立候補予定者討論会で、持論を語った。18日は、毛呂山町などで支持者と会合を重ねた。3選への道は険しい。


◇「これが野党か…」 


「これが野党になるということか……」。関口氏の事務所開きに出席した関係者は、痛感した。かつてはずらりと居並んだ国会議員や地元有力者が、激減していたからだ。


 自民は昨夏の衆院選で、県内15の小選挙区で全敗。中央では今春、与謝野馨元財務相や舛添要一前厚生労働相ら有力議員が離党した。党勢回復のため、現有議席の死守を目指す今回の参院選は、「経験したことのない困難な戦い」(関口陣営幹部)になる。


◇船頭も船員も水位も


 野党転落の後遺症は重い。ある県連幹部は、もはや人海戦術は期待できないと思う。「船頭も船員も足りない。船が通るのに必要な組織票という水位も下がっている」


 「船頭」は、衆院議員や、次期衆院選候補となる小選挙区支部長。衆院議員は比例区で復活した2人だけで、支部長は8支部が決まらない。秘書や運動員ら「船員」も減った。この幹部は「実態はミニ政党に近いのに、意識や運動方法は大与党の時代から抜け出せていない」と嘆く。


 組織票の行方も見えない。関口氏の地盤の秩父地域を含む衆院11区では、郵政民営化法案に反対して離党した小泉龍司衆院議員(無所属)が昨夏、返り咲いた。連合埼玉の支援を受け、「たちあがれ日本」の平沼赳夫代表との関係も深い。支持層が重なる小泉氏の全面支援は望めない。


 選対本部長の新藤義孝県連会長(衆院比例北関東)は、各都道府県連独自の「ローカルマニフェスト」を作るべきだと党本部に提案し、有権者との距離を縮めようと躍起だ。埼玉版では「圏央道の早期全線開通」や「『たらいまわし』をさせない安心医療の充実」などをうたう。



 あとは、それをどうやって浸透させるか。内容を発表した2日後の5月22日、関口氏の街頭演説に応援弁士として呼ばれたのは、人気のある小泉進次郎衆院議員だった。新藤会長は「きっかけは何でもいい。自民党の考えを聞いてほしい」と聴衆に訴えた。



 それから約1カ月。ある自民県議は「高齢化、弱体化が進む従来の支持層に代わる支持者を、党はまだ開拓できていない」と危機感を募らせている。

6973チバQ:2010/06/30(水) 00:15:56
http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000501006210001
【党勢をかけて 2010参院選】


[3] 公明党 脱・動員中心 業界へ手
2010年06月20日


事務所開きで支援を訴える井上幹事長(左)と西田氏=18日、さいたま市浦和区

◇自民の協力見込めず


 同じ日に計4回の事務所開き。公明現職の西田実仁氏(47)が18日、さいたま市浦和区に設けた事務所は、異例の幕開けだった。


 党本部から太田昭宏前代表と井上義久幹事長が出席。井上幹事長は「埼玉は党の命運をかけた選挙区」と訴えた。


◇「連敗すれば次ない」


 公明は、2007年の参院選埼玉選挙区で、民主躍進のあおりを受け、改選議席を失った。さらに昨夏の衆院選で、自民ともども野党に転落。慎重論が高まり、04年に同選挙区で初当選した西田氏を比例区に転出させる方針が、いったん決まった。


 ところが、民主の支持率が低下したのを受けて2月、方針を転換し、選挙区に戻した。県本部幹部は「選挙区(からの擁立)は我々の総意。昨秋要請したが、党本部に却下されていた」と話す。


 「連敗すれば次はない」という覚悟で、支持母体の創価学会を軸にした動員型中心の選挙戦略を見直した。春以降、千人規模の大集会を最小限にとどめ、中小企業や団体をこまめに回る戦術に切り替えた。


 連立与党時代のような自民との選挙協力は見込めない。40万余とされる県内の基礎票から、当選を見込める60万票以上に押し上げるには、無党派層や他党支持層にも食い込まなければならない。07年は、党として過去最多の約62万票を得ても届かなかったのだから、なおさらだ。


◇推薦60超 足がかり


 まず狙うのが、自民の金城湯池だった業界団体だ。JA系の政治団体「県農協政治連盟」から初めて推薦を受けるなど、すでに60団体以上の推薦を取りつけた。


 ある団体幹部は「推薦が決まった途端、関係者に盛んな働きかけがあった。公明だけを推薦したわけではないのだが」と驚く。党県本部の福永信之幹事長は「建設業界など、岩盤が厚かったところからも推薦が出た。それをどう票につなげるかだ」と話す。


 経済誌記者出身の西田氏は企業訪問を重ね、ブログやツイッターで無党派層にも呼びかける。200人を超える地方議員もフル回転する。


 選挙区での擁立は東京、大阪、埼玉だけで、現職は西田氏のみだ。山口那津男代表は4月、さいたま市で全国遊説を始め、埼玉を「最重点区」と明言した。残り一つとなった議席を守れるかどうかは、新旧二つの選挙戦術の成否にかかっている。

6974チバQ:2010/06/30(水) 00:16:28
http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000501006210002
【党勢をかけて 2010参院選】


[4] 社民・共産 主張貫き失地回復へ
2010年06月21日


「かりゆし」姿で訴える日森氏=19日、大宮駅西口


支持者に手を振る伊藤氏=19日、鳩ケ谷駅東口

◇普天間巡り独自路線


 晴れ間が広がった19日。さいたま市の大宮駅西口に、社民新顔の日森文尋氏(61)が沖縄の「かりゆし」姿で現れた。「米軍普天間飛行場を辺野古沖に移すだけでは、沖縄の人たちに負担を押しつけたままだ」と訴えた。


◇離脱の得失「微風」


 かりゆしには、辺野古沖に生息する絶滅危惧(きぐ)種のジュゴンも描かれていた。「辺野古沖移設を許さないというメッセージ」。佐藤征治郎・党県連合副代表は、そう話した。


 社民は昨年9月、連立政権に加わった。「自社さ」政権を1998年に離脱して以来、12年ぶりの政権復帰。しかし、沖縄県内での同飛行場移設に反対して5月末、またも連立離脱を選んだ。


 日森氏は今月初め、記者会見で「連立に参加して前進した面もあるが、社民らしさを発揮できないというデメリット(欠点)もあった」と総括。「筋を通し、評価が高まるのではないか」(県連合幹部)と期待する声もあった。


 ところが、離脱は首相交代劇を招き、民主の支持率を一気に回復させてしまった。来春の統一地方選で社民からの立候補を考えている男性(36)は嘆く。「離脱はショック。雇用や環境など色々な問題があるのに、普天間の一点だけで放り投げるなんて」


 離脱の得失を測りかねる現状を、中島修・県連合副幹事長は「微風が吹いている」と表現する。


◇「伝統の選挙区」


 そんな社民を牽制(けんせい)するのが共産だ。


 「普天間は無条件撤去しか道はない。軍事力を持たないという憲法9条の旗を掲げ、米国と対等に話し合える外交に変えていかなければ」


 共産新顔の伊藤岳氏(50)は19日、鳩ケ谷市の鳩ケ谷駅前で、そう訴えた。「社民はテニアン(米自治領)などの代替地を挙げているが、条件付きの移設では米国の土俵に乗ってしまう」との理由だ。


 13日に大宮駅前で開かれた街頭演説会には、5月に党トップとして初めて訪米した志位和夫委員長も登壇。「米国務省の高官に、普天間飛行場の即時無条件撤去を申し入れました」と、「米にものを言える党」を強調した。


 そして、こうも訴えた。


 「かつて議席を持っていた伝統の選挙区。国会に送って下さい!」


 共産は、参院選埼玉選挙区で1995年、悲願の初議席を獲得した。改選数が3に増え、新進(当時)が躍進。代わりに改選議席を失ったのが社会(同)だった。


 98年も、消費税率引き上げで批判を浴びた自民が2人を擁立して共倒れし、共産は議席を獲得。「自社さ」連立を離脱して臨んだ社民は、新顔の日森氏が落選し、同選挙区の議席を失った。


 日森氏はその後、衆院選で2回当選したが、昨夏は落選し、参院選での雪辱を誓う。共産は一昨年、派遣労働者問題への取り組みや「蟹工船ブーム」で脚光を浴びたが、昨夏は「政権交代」の流れの中で、衆院全体の議席数は「現状維持」。2001、04年に連敗して議席を失った同選挙区で巻き返しを狙う。

6975チバQ:2010/06/30(水) 00:16:54
http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000501006220001
【党勢をかけて 2010参院選】


[5] 新党 民主の復調に気もむ
2010年06月22日


みんなの党の小林氏(右)と渡辺代表=20日、さいたま市の大宮駅前


新党改革の中川氏(右)と舛添代表=19日、さいたま市の大宮駅前


幸福実現党の院田氏=8日、県庁

◇「みんな」追い風行方は


 民主、自民の二大政党と一線を画す形で、昨年来、新党の結成も相次いだ。


 「消費税を上げる前にやるべきことがある。国会議員自ら身を削り、公務員改革を進める」。みんなの党の渡辺喜美代表は20日、川口(川口市)、浦和(さいたま市)、大宮(同)の各駅前で声を張り上げた。参院選埼玉選挙区で擁立する新顔小林司氏(39)の応援演説だった。


◇昨年来の実績頼みに


 結党直後の昨夏の衆院選では、比例北関東ブロックで得た約60万票のうち、小選挙区候補者を立てなかった県内で3分の1を超える約22万票を集めた。渡辺代表は「熱い支援がある」と、今回の擁立の理由を語る。


 県内初の党公認候補が挑んだ選挙は、合併に伴う今年4月の新・久喜市議選。鈴木精一市議がトップ当選を果たした。過去2回の旧市議選では無所属で、得票順位は6、8番目だった。


 「民主や自民に飽き、日本を変えたいという有権者の熱さを感じた。党の力だ」。鈴木市議は「三つ目の選択肢」としての追い風を感じた。


 だが、首相交代で民主の支持率が再上昇。鈴木市議も、風向きの変化に気をもむ。


 小林氏は「しがらみのない政治で日本を変える」と、既存勢力との違いを強調する。組織戦を展開する足場はなく、街頭演説が中心だ。


 インターネットサービス企業大手「楽天」を休職し、チラシ配りや事務作業は同僚や友人らの手を借りている。「頼る組織がなく、名簿もない。電話での勧誘も、やりようがない」(陣営幹部)。手探りの挑戦が続く。


◇新党改革、党首前面


 「『政治とカネ』には、うんざりです」。新党改革の舛添要一代表も19日、大宮駅前で訴えた。新顔の中川幸司氏(30)の応援に駆けつけた。


 中川氏は、祖父が元行田市長で、父が同市議会議長だった。ITベンチャーを起業した立場で政治を見たとき、国際競争力に注目した党の考え方に共感し、公募に応じた。


 立候補表明から約1カ月しかたっておらず、知名度の浸透が課題だ。


 街頭演説や討論会では「舛添代表の下――」などと、まずは党首を前面に出して支援を訴えている。


 幸福実現党の新顔院田浩利氏(43)は駅前での街頭演説などを繰り返す。「新しい基幹産業を育てたい。外交のため軍事力を担保すべきだ」などと訴えている。


 政権交代から1年足らず。二大政党を脅かすような第3極は、果たして形成されるのか。

6976チバQ:2010/06/30(水) 00:18:38
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tokyo/100622/tky1006220000000-n1.htm
【激戦に臨む】(1)与党 蓮舫氏の人気に小川票食われる危険も 江木氏は「自力で訴え」 (1/3ページ)
2010.6.22 00:00

このニュースのトピックス:首都決戦’09都議選

菅内閣誕生で支持率がV字回復したことを受け、民主党東京都連総決起大会では、幹部らが明るい表情でガンバローコール。比例代表で出馬する谷亮子氏らも登壇した=10日、東京都中野区の中野サンプラザ 「菅様、仏様、蓮舫様だね」

 失政続きの鳩山由紀夫前首相が退陣し、菅直人首相に交代した途端に支持率がV字回復した民主党を指して、他党陣営からはこんな羨望(せんぼう)の声が上がっている。

 その上で、他党陣営幹部は「やっぱり3人目を出すことになるのかね」と皮肉交じりに話した。

 かつて小沢一郎元幹事長は「単独過半数」を目指し、改選5の東京選挙区には3人立てる方針を打ち出していた。しかし、鳩山前首相が求心力を失うなか、民主党都連は3人目擁立に難色を示すようになった。結局、現職の蓮舫氏(42)と小川敏夫氏(62)の2議席死守を目指すこととなった。

 6年前、2期目を目指した小川氏が約99万票、初挑戦の蓮舫氏が約92万票を獲得しダブル当選を果たした。

 しかし、政権交代後の目玉事業として実施した「事業仕分け」では毅然(きぜん)とした立ち振る舞いと「2番じゃダメですか」などの発言が注目され、菅内閣では行政刷新担当相に起用されるなど、蓮舫氏の知名度は急激にアップ。一方、小川氏はその陰に隠れた格好だ。

 都連幹部は蓮舫氏の人気を、「党全体の支持者増につなげることができた」と歓迎。だが、6年前の均衡が崩れ、有力候補が乱立する今回、ダブル当選失敗を懸念する声も党内で出始めている。

 ■ ■ ■

 10日に中野区で行われた都連の総決起集会。あいさつに立った都連幹事長の阿久津幸彦衆院議員は、集まった約2300人の支持者を前に「蓮舫議員には大臣としてふさわしい票を取ってもらいたい。ほかの政党支持者、無党派層だって賛同してくれる。問題は小川敏夫さんです」と発言。

 さらに、「小川さんはいぶし銀だが、蓮舫さんに比べると少し華やかさは足りないかもしれない」とたたみかけた。壇上の小川氏は表情を崩していたが、目は笑っていなかった。

 こうした状況で、都連は6年前の参院選でも取った「浮動票は蓮舫、組織票は小川」の戦術を徹底することを決めた。小川氏は、都内15人の衆院議員や都議、区議に協力を要請するほか、連合の幹部とともに都内の事業所を回り、選挙カーを降りて現場の組合員に声をかけるというきめの細かい“地上戦”を展開する方針だ。

 これに対し、蓮舫氏は学生ボランティアを使い街頭演説で若さと実績を強調する。党の顔として、自身の選挙区よりも全国を回ることが多くなることには「不安もあるが仲間のためなら」と意気込んでいる。

 ■ ■ ■

 一方、連立与党を構成する国民新党から出馬表明しているのは生活評論家の江木さおり氏(57)だ。同じ与党だが、「民主から支援を受ける選挙区はない」(亀井静香代表)ため、自力での戦いを迫られるのに支持組織も知名度もない。支持者獲得の手段は「200回以上の街頭演説」という。

 立候補予定の女性はほかに5人いるが「私はチルドレンでもガールズでもない。若くはないが経験は積んでいるので自分の言葉で語れる」と意気込む。ときに気性の激しい亀井代表とは180度異なる柔らかな話し口調を武器に、これから老後を迎える50、60代に「若い世代にツケを残さない生き方」を訴えるという。

 ◇

 政権交代後初の参院選公示が24日に迫った。有力候補乱立でかつてないほどの激戦が予想される東京選挙区の事情に迫る。

6977チバQ:2010/06/30(水) 00:19:29
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tokyo/100623/tky1006230000000-n1.htm
【激戦に臨む】(2) 野党 都連の支援偏る自民の2人 “エース”投入の共産は背水の陣
2010.6.23 00:00
 「民主党が3人出すのに、自民党が1人でいいわけがない」

 平成21年の衆院選で大敗し、野党転落後も回復しない支持率に苦慮していた自民党。一方、民主党の小沢一郎前幹事長は「東京は3人出す」と宣言していた。

 劣勢を踏まえ、自民党都連は現職で元環境省事務次官の中川雅治氏(63)への候補一本化を党本部に要望。しかし、押し切られた。都連は2人擁立をのむ代わりに「2人目の人選や選挙支援には一切かかわらない」ことを宣告した。

 背景には3年前の参院選の“悪夢”がある。現職だった保坂三蔵氏に加え、党本部主導で元アナウンサーの丸川珠代氏を擁立。結果は丸川氏だけの当選だった。当時、丸川氏は意外なほど知名度が低く、終盤に党本部が保坂陣営に票の付け替えを打診するなどし、支持者の足並みが乱れたのだ。

 ■ ■ ■

 都連が早々に中川氏に全力集中することを決めていた上に、民主党も結局、現職の2人しか擁立せず、わりを食ったのが、自民党のもう一人の立候補予定者、東海由紀子氏(42)だ。

 5日に千代田区の日比谷公会堂で行われた中川氏の決起大会には都内の国会議員や落選中の前国会議員、都議、区議らが勢ぞろいしたが、東海氏の名前を口にする出席者は皆無。8日の東海氏の事務所開きに姿を見せた議員は1人もいなかった。

 谷垣禎一総裁が「党再生のエース」と東海氏を持ち上げるものの、都連の支援のない選挙戦に東海氏の陣営幹部は「心細さを感じる」と打ち明ける。

 東海氏自身もある国会議員のパーティーで、派閥の領袖が「自民党は東京選挙区に1人出している」と発言したときは、たまらずミニブログ「ツイッター」で「私も公認頂戴しているのに、党内の知名度もないとは!」と嘆いた。

 知り合いの国会議員や仕事の人脈をつてにあいさつ回りをこなすのに時間を取られ、表だった活動は始まったばかり。陣営は「出遅れたが、有権者受けを狙うことなく、街頭で硬派に訴えていく」と話す。

 ■ ■ ■

 現職の引退に伴い、公明党は新人の公認会計士、竹谷とし子氏(40)を擁立。公明党の参院選候補は支持母体である創価学会の厚い支援に支えられ、昭和34年から連続当選を果たしてきているだけに、今回も組織票を手堅くまとめる戦法だ。

 不安点は知名度不足。平成21年の衆院選で、当時代表だった太田昭宏氏を落選させた反省を踏まえ、公明党の都議や区議らが地域を歩いて新しい支持者拡大を図っている。

 共産党は小池晃氏(50)を比例代表からくら替えさせた。テレビの討論番組出演が多く「党の顔」ともいえる小池氏は、19年に失った東京選挙区での議席奪還のため、「背水の陣」(小池陣営)で臨み、「自民にも民主にも裏切られた」という人をターゲットに政治の矛盾を訴えるという。

 社民党が擁立した森原秀樹氏(37)は米軍普天間飛行場移設問題を端に政権離脱した直後の5月31日、街頭で「普天間問題は党にとってはメガトン級の一番大事な政策」と党の動きに理解を求めた。「姿勢がぶれていない」と有権者の反応もよくなったという。

 今回、保守の小政党が乱立したのに対し、革新票の受け皿となるのが社民と共産だけ。森原氏は好機ととらえ、市民運動家らとも連携して「弱い者、働く者の立場」を訴えている。

6978チバQ:2010/06/30(水) 00:20:10
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tokyo/100624/tky1006240001000-n1.htm
【激戦に臨む】(3)第三極 風頼みのみんな、民主のV字回復に危機感 乱立保守小党への影響は? (1/2ページ)
2010.6.24 00:00
「経営者らで集まって話をすると、最初は経済の話題から入るが、最後はいつも日本を憂いて政治の話になる」

 出馬表明後、初めての街頭演説の場所に、自らが創業したタリーズコーヒーの東京都港区内の店舗前を選んだみんなの党の松田公太氏(41)。休日のひとときを過ごしていた20、30代の若者たちは行列をつくって「本を読んで感動しました」と、あこがれの若手起業家に握手や著書へのサインを求めた。

 松田氏の支援者には楽天の三木谷浩史社長、ヤマノビューティメイトの山野幹夫社長ら経営者仲間が名を連ねる。しかし、支援してくれる組織も団体もなく、手伝いのボランティアは松田氏のファンという「手作りのベンチャー選挙」(陣営)。そのため、“風頼み”であることは否めない。

 陣営は「組織票がないなか応援してくれる市議や区議らと連携して新規の支持者の開拓をしている」と話すが、支持拡大のために積極的に利用しているのは不特定多数に訴えることのできるインターネットのミニブログ「ツイッター」だ。

 松田氏はツイッターで「これから街宣活動をする」などとリアルタイムの動きをこまめに発信。しかし、松田氏のツイッター登録者は約1万6000人で、民主党の蓮舫氏のツイッター登録者約13万5000人とはケタが違う。菅直人首相の誕生で民主党の支持率はV字回復するなか、陣営は受け皿としての需要縮小に対して危機感を強めている。

 ■ ■ ■

 たちあがれ日本が擁立した弁護士の小倉麻子氏(31)は、難病を克服した経歴を下敷きに「頑張った人が報われる社会を」と訴えるが知名度は低い。

6979チバQ:2010/06/30(水) 00:26:06
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news2/20100629-OYT1T00934.htm?from=y10
普天間めぐり民主ねじれ、沖縄選挙区で候補ゼロ

 沖縄県では米軍普天間飛行場の移設を巡る混乱が尾を引き、民主党の参院選の戦いに影を落としている。

 29日、那覇市の県庁前。党県連代表の喜納昌吉参院議員は選挙カーから「沖縄に基地は造らせないよ。いかなることがあっても妥協しない」と声を張り上げた。

 普天間飛行場を名護市辺野古に移設する日米合意を履行しようとする菅政権に対し、県連は「県外・国外移設」を求め、真っ向から反発している。民主党が今回の選挙区選で唯一、沖縄選挙区に公認、推薦候補を出せなかったのも、こうした対立が影響している。

 比例選に出馬した喜納氏も沖縄を拠点とし、党と正反対の主張を訴えている。この日も記者団に「戦う相手は自民党でなく、党中央だ」と明言した。

 沖縄県ではこの10年余り、国政選挙や知事選などのたびに、普天間の県内移設の是非が争点となってきた。自民党系や公明党系の候補が県内移設を基本的に認める立場をとるのに対し、県内移設に反対する民主、社民、共産各党と地域政党の沖縄社会大衆党が、「革新共闘」の態勢を作って候補を擁立する構図だった。

 しかし、鳩山前首相が県外移設の約束をほごにして辺野古移設に回帰し、問題をこじれさせたことへの反発から、自民党なども「県内移設反対」で足並みをそろえるようになっている。

 同党の島尻安伊子参院議員は29日、沖縄市で、「菅首相は日米首脳会談で『辺野古移設を履行する』と言った。とんでもない。沖縄の合意のない移設は無効だ」と菅政権を厳しく批判した。無所属で社民党推薦の新人、山城博治氏と、共産党推薦の新人、伊集唯行氏も県内移設反対の立場だ。

 「四面楚歌(しめんそか)」の状態だからか、参院選でも民主党の幹部や閣僚は誰も沖縄に入ろうとしない。仙谷官房長官は29日の記者会見で、普天間移設の行方について、「話し合いで解決し、着地点を作る努力をするしかない」と述べただけだった。

 自民党の谷垣総裁は山形県南陽市での街頭演説で、沖縄に候補を立てなかった民主党を、「(県民と)信頼関係を取り結ぶことができないと、菅首相が(あきらめて)バンザイしたのと同じだ」と攻め立てた。

(2010年6月29日20時11分 読売新聞)

6980チバQ:2010/06/30(水) 00:27:26
>桐生、伊勢崎両市を含む衆院2区では対立が尾を引き、本格的な参院選地区選対が立ち上がらないままだ
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&rel=j7&k=2010062900855
現職激突、生き残り懸け=民主、結束に不安−群馬選挙区・参院選
 公示後初の週末を迎えた26日。太田市内の住宅街で民主党の富岡由紀夫が、ぱらつく雨にぬれながらマイクを握っていた。「サッカーワールドカップの日本代表のように、奇跡の勝利を目指して頑張りたい」。声を張り上げての訴えに耳を傾けたのは、女性中心に20人程度。陣営関係者は「ちょっと少なかったな」とぽつりと漏らした。
 前回2007年から改選数が1に削減された群馬選挙区は全国で唯一、民主、自民両党の現職が生き残りを懸けて争う激戦区だ。6年前の参院選で富岡はトップで初当選、2議席独占を目指した自民党はベテラン、中曽根弘文が2位に滑り込み、元官房副長官の上野公成は落選の憂き目に遭った。
 自民党は最近2回、同選挙区で得票総数の約6割を獲得。昨年の衆院選でも、県内全体の得票総数で民主党を上回った。「群馬は言わずと知れた『自民王国』。追いかける展開だ」と陣営幹部は劣勢を認める。25日の太田市での事務所開きで、富岡は11分間の演説の中で8回も「厳しい」との言葉を繰り返した。
 菅内閣の発足により、逆風一辺倒から「雰囲気は変わってきた」と同幹部は言う。ただ、同党県連内の亀裂が、陣営の運動にも影を落とす。
 同県連では、政治資金収支報告書の記載漏れなど不正経理問題の続出をきっかけに、06年から富岡ら労組系と保守系が対立、組織が機能不全に陥った。昨年の衆院選前に一応正常化したが、亀裂はいまだ深い。桐生、伊勢崎両市を含む衆院2区では対立が尾を引き、本格的な参院選地区選対が立ち上がらないままだ。
 対する中曽根。5選を目指す今回は、選対事務長に元首相の福田康夫、選対本部長に元少子化担当相の小渕優子を迎え、自民党県連を挙げての総力戦で臨む。福田赳夫、中曽根康弘、小渕恵三の各首相経験者が同一選挙区で争い、「上州戦争」と呼ばれた時代を知る陣営幹部は「今回は絶対に落とせない。群馬自民党の存亡を懸けた戦いだ」と足並みをそろえた事情を説明する。
 公示翌日の25日は中曽根の遊説にほぼ終日、福田、小渕が同行。「群馬県の名誉に懸けて、ちっぽけな当選でなく、大きく離したい」(福田)、「ふるさと、日本の未来を託すのは中曽根候補を置いてほかにない」(小渕)と持ち上げられると、中曽根は「元総理に小渕先生も引っ張ってくれる。こんな選挙区は全国にない」と述べ、2人と握手を交わした。
 ただ、昨年の衆院選では、独占していた県内5選挙区のうち三つで敗北し、党勢の衰えは隠せない。県医師連盟、JAグループ群馬が母体の県興農政治連盟など、かつての自民党支持団体のいくつかが今回は中曽根、富岡をそれぞれ推薦、あるいは自主投票を決定。また中曽根と支持層が重なる前知事の小寺弘之が民主党の比例代表で出馬する。「どの程度切り崩されるか」。陣営幹部の不安は尽きない。

6981チバQ:2010/06/30(水) 00:29:50
http://www.sanspo.com/shakai/news/100629/shc1006291856000-n1.htm
美貌と才能持つ、熟女政治家2人の行方 (1/3ページ)
2010.6.29 18:51
「もう、ゆかりたんなんて呼ばせないわよ!」、ド迫力の表情で街頭演説する佐藤ゆかり氏(撮影・佐藤修)【フォト】 【トホホ取材記】6月24日に公示された第22回参院選。柔道家に女優、元アイドルに元スポーツキャスターなどなど、まさに百花繚乱(ひゃっかりょうらん)といった感じの女性立候補者たちが全国で街頭演説を繰り広げ、声をからしながら支持を呼びかけているわけだが、私が27日午後、東京・浅草で取材した自民党の比例代表候補で前衆議院議員の佐藤ゆかり氏(48)と、28日に千葉県・JR新浦安駅前で取材した“必殺仕分け人”こと行政刷新担当相の蓮舫氏(42)についてリポートする。

 まず佐藤ゆかり氏。2005年の総選挙時は、その美貌からも注目され「ゆかりたん」などと呼ばれてアイドル視されていたのだが、落選を経験したせいか、日焼けした上に若干頬もこけ、すっかり政治家の“面構え”に変貌していた。

 浅草の雷門前に止めた広報車上で「もし比例代表で国政に復活したら、第一にやることは経済政策の大改革。政策が誤っているから、日本経済がよくならない」と訴える佐藤氏の表情には鬼気迫る迫力があった。さらに「生粋のエコノミスト、佐藤ゆかりに経済政策はお任せいただきたい。日本の経済はグローバル社会の中で、切っても切れない関係になっている。アジアの成長経済から原動力をもらって‥」。このあたりから声がすっかりかすれてしまっていた佐藤氏の話は、残念ながら私の聴覚では聞き取り不可能になってしまったのだが、「日本の経済政策を大改革する」という心意気はド迫力で伝わってきた。

 演説後、浅草の町中で有権者と握手を繰り返し「ぜひよろしくお願いします」と支持を呼びかけながら、記念撮影にも応じていた佐藤氏の立ち居振る舞いは、かつての「ゆかりたん」などという生やさしいものではなく「ゆかりさまっ!」と崇めたくなるほどの迫力あるオーラを放っていた。 華麗な経歴や美貌を持ち合わせ、時流に乗った女性候補者が選挙に当選してしまうことは、よくある話だが、その後落選を経験し、屈辱にまみれた後の再起をかけた立候補者の迫力は、この域まで達するのかと驚かされた光景だった。

6982チバQ:2010/06/30(水) 00:30:23
 続いて蓮舫氏である。「事業仕分け人」としてお茶の間でもすっかりおなじみで、今や行政刷新担当相である。クラリオンガールも出世してしまったものであるが、その認知度はクラリオンガールの比ではない。知名度は日本でも1、2を争う政治家ではないか。

 蓮舫氏の応援演説は、午後5時半からの予定だったが、30分まえの5時の段階ですでに、駅前はステージ周辺から歩道橋まで、同氏を一目見ようとする市民でビッシリだった(主催者発表、3500人)。

 5時過ぎから民主党の広中和歌子氏(76)が演説を始めたのだが、AD役の同党男性スタッフが「終了」のボードを掲げて見せ「蓮舫氏がもうすぐ来るから、演説を早く終えろ」と言わんばかりのサインを出した。

 広中氏は現職の参議院議員で、女性の年齢にふれるのは失礼に当たるかもしれないが76歳の民主党重鎮である。国政でのキャリアも蓮舫氏よりずっと上だ。この広中氏に「演説にマキを入れろ」と“指示”を出してしまうのは、ひっじょーにトホホな行為ではないだろうか。引く手あまたの蓮舫氏だし、この日は西船橋での応援演説も待ち受けていたから、時間の余裕もなかったのだろうが・・・。

 自分が登場する直前に、先輩議員に対してそんな非礼な行いがあったことなど、知る由もない蓮舫氏は、いつも通り颯爽と登場。官僚天下り団体に、税金が湯水のごとく使われ、事業仕分けがそれらをどれだけ明らかにしたかをアピール。今後も税金を使っている5000を超える事業内容を明らかにすると約束。話の合間に「どうでしょうか皆さん」と聴衆に呼びかけ、ヤンヤの喝采を浴びていた。

2009年11月に行われた「事業仕分け第1弾」では、肩に力が入りすぎて、なんだか怖い雰囲気だけの蓮舫氏だったが、新浦安駅前での応援演説では、にこやかさと柔らかさも兼ね備えていた。

 演説後、話に聞き入っていた女性に感想を聞いてみたが「話がわかりやすく、国民の味方という感じ。我々の思いと一体感のある話に感動した」(72歳・主婦)、「テキパキとメッセージが伝わってくる。事業仕分けの話が心に残っている」(43歳・主婦)と、特に主婦層の評価は高いようだ。

 落選を経験して、政治家としての凄味を増した(ような気がする)佐藤ゆかり氏、あっという間に大臣まで上り詰め、ここに来て柔らかさが加わってきた(ような気がする)蓮舫氏。

 2人の女性政治家が、今後どのような人生を歩み、女性として人として、また政治家としてどのように“熟成”されていくのか、すんごく楽しみである。(佐藤修)

6983チバQ:2010/06/30(水) 00:33:33
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20100629-OYT8T00145.htm
《参院選2010》比例選は「地域密着型」
個人票の上積み狙う
 参院比例選にも、県内を拠点にする3人の候補者が出馬している。選挙活動は、個人票の積み上げを狙い、ほとんど県内で行う地域密着型。高い知名度や選挙協力の行方が注目され、接戦の秋田選挙区の勝敗に少なからず影響を与えそうだ。

 みんなの党の寺田典城氏(70)は、昨年まで知事を3期12年務めた知名度の高さを最大限生かしたい考えだ。知事時代の後援会はもうないし、組織戦はしないと語る寺田氏。応援弁士も頼まず、専ら県内を遊説し、行財政改革に取り組んだ知事時代の経験を国政に生かすと訴える。

 知事時代の支持層は、民主支持層と重なっていた。次男、学氏も民主党衆院議員。しかし、みんなの党からの出馬は、選挙区を含め、民主党候補の足を引っ張る形になる。寺田氏は、民主党を叱咤(しった)激励したいと語るが、各党はその影響力を計りかねている。

 たちあがれ日本の村岡敏英氏(49)は、選挙区に出馬する自民党公認候補を推薦する見返りに、比例選で自らへの支援を求める戦術だ。平沼代表は25日の出陣式で、自民党の地元県議らを前に、「自民党も比例選で応援してくれる。ありがたい」と念押しした。

 村岡氏は、衆院秋田3区で2度戦った自民党の御法川信英前衆院議員に対しても、次の衆院選は応援すると、支援を求めた。自民党は、比例選に自らの候補を抱え、公明党との選挙協力も模索しており、どこまで村岡氏の支援に動くかが注目される。

 共産党は、農民運動に長年携わってきた佐藤長右衛門氏(66)を擁立し、農村票を掘り起す考えだ。

(2010年6月29日 読売新聞)

6984チバQ:2010/06/30(水) 00:34:44
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20100628-OYT8T01215.htm
比例選候補 埼玉詣で 
「縁」を強調 大票田でPR過熱
 580万余の有権者を抱える大票田・埼玉県内で、地元とのゆかりを強調して“埼玉詣で”を繰り返す比例選候補が目立ってきた。全国を舞台に、政党名か個人名のどちらかで投票され、政党が得た議席が、個人名得票数の多い候補者から順番に割り当てられる比例選。候補者にとって名前を売り込むことが当選の鍵だ。各党とも比例票掘り起こしも視野に、選挙区での活動に力を入れている。

 公示日の24日、民主党現職の家西悟・比例選候補はJR大宮駅西口で出陣式。薬害エイズ訴訟原告団代表で、1996年衆院比例近畿ブロックで初当選した。

 党が比例単独は認めない方針に転換したため、04年参院選でくら替え出馬。薬害エイズ問題で共闘した枝野幹事長のおひざ元・埼玉県連に所属し、枝野氏の全面支援を受けて当選を果たした。今回も出陣式には枝野事務所の秘書や県連幹部が駆けつけ、「枝野の盟友」と連呼した。枝野幹事長は28日、JR大宮駅前で家西候補らと街頭演説を行い、支援を訴えた。

 27日午前、さいたま市浦和区の百貨店前で、「埼玉育ち」と書かれたビラを買い物客らに配って回ったのは、自民党の片山さつき・比例選候補。2005年の「郵政選挙」の落下傘候補として静岡から出馬。昨年落選し、参院選へのくら替えを決めた。旧浦和市出身。結婚するまで県内に住んでいたといい、埼玉の地方議員らに接触を図り、県庁前に事務所も構えた。「静岡の次は埼玉。節操がないのでは」(自民党県議)と冷ややかな見方もあるが、県調理師会など30以上の県内業界団体から推薦を獲得した。「選挙区候補以上のどぶ板選挙をやっている」と評する県議もいる。

 埼玉選挙区を全国の「最重点区」と位置づける公明党は、現職の比例選転出の方針を転換し、県本部副代表の元衆院議員、長沢広明候補が比例選に出馬。5月末まで所沢市の防衛医大病院の勤務医だった新党改革の中村幸嗣・比例選候補は、所沢市やさいたま市で街頭演説に取り組んでいる。

 片山和子・県青年学生部副部長を比例選に擁立する共産党は、「比例5議席獲得のため、県内で比例票38万票が目標」(党県委員会幹部)と意気込む。選挙区に候補者を擁立している社民党の佐藤征治郎県連副代表は「選挙区候補が県内を回ることで、比例票の掘り起こしにつながる」としている。みんなの党の比例選立候補者も相次いで県内入りしている。

 比例選候補の埼玉詣でが過熱する中、各党は選挙区候補の活動を比例票獲得につなげようと躍起だ。

(2010年6月29日 読売新聞)

6985チバQ:2010/06/30(水) 00:36:34
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100629/elc1006292055002-n1.htm
【参院選2010 断面】強気の2人擁立も「自民3人」で混戦に (1/2ページ)
2010.6.29 20:54
 参院選千葉選挙区(改選数3)に、自民党は現職と元少子化担当相の新人の2人を公認候補として擁立した。「2人当選」が可能とみて強気に出たのだが、その後、自民党を離党した前衆院議員がみんなの党公認で出馬したことに加え、首相交代で民主党が支持を取り戻してきたため、一転して共倒れの危機に瀕(ひん)することになった。

 28日夜、千葉県市川市で開かれた新人、猪口邦子氏(58)の演説会に出席した小泉純一郎元首相は、同一選挙区で自民党候補がしのぎを削る難しさを説いた。

 「自民党が2人目をやるところは足の引っ張り合いがひどく、国会議員や県議は二股(ふたまた)をかける人が多い。猪口さんが最初に相談に来たとき『そんな大変なところはやめた方がいい』と言ったんです」

 猪口氏も、市川が古里だと繰り返し強調しながら「追い上げる大変に辛い戦いの中にあります」と危機感をあらわにした。

 自民党が、3選を目指す椎名一保氏(58)に続き、猪口氏を公認したのは1月22日。鳩山由紀夫首相や小沢一郎民主党幹事長(いずれも当時)の「政治とカネ」の問題が明らかになり、鳩山内閣の支持率が低落する中、知名度のある猪口氏が東京近郊の無党派層を取り込めば、「複数当選を目指せる」(大島理森幹事長)と強気のそろばんをはじいたのだ。

 しかし、誤算が生じた。

 ひとつは、みんなの党から4月28日、水野賢一氏(43)が出馬したことで、「自民系」候補が3人となった。水野氏の義父、水野清元建設相の秘書でもあった椎名氏は水野氏と支持層が重なり、みんなの党が船橋や市川といった東京近郊で支持を広げてきたことは、猪口氏にも脅威だ。

 それでも5月末までは、鳩山政権の自滅で「自民系」が独占するとの空気もあった。

 菅直人内閣の誕生はさらなる誤算だった。民主党の支持はV字回復し、共倒れの危機にあった同党の新人2候補が反転攻勢に出た。

 旧郵政省出身の小西洋之氏(38)は、無党派層が多いベッドタウンを重点的に活動する。「鳩山さんが辞める前日は、『お前落ちろ』と罵(ば)声(せい)を浴びた」という小西氏は、首相交代後は握手を求める有権者も目立つようになったという。

 また、今月になって全国郵便局長会の政治団体「郵政政策研究会(郵政研)」の千葉県本部が小西氏の支援を決定した。15万票の連合票を支持基盤とする道あゆみ氏(44)と並び、組織戦の陣容も整った。

 水野、小西両氏らと無党派層を食い合うことになる猪口氏は、自民党を離党した水野氏を「遅れてきた改革者」と攻撃、自らの少子化担当相としての実績を訴える。椎名氏は40人以上の千葉県議を束ね、組織戦を展開する。

 自民党県連幹部は「菅首相の消費税発言で民主党の勢いもかげり、自民、民主、みんなの5候補が横一線」という。自民党の2人がはじかれる可能性もある。(水内茂幸)

6986チバQ:2010/06/30(水) 00:37:51
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100629t51016.htm
吉村知事、動くか 中盤戦を迎え各党注視

「恩と義理」を重視するという吉村知事=28日、山形県庁


 参院選山形選挙区(改選数1)の対応をめぐり、吉村美栄子山形県知事の態度が決まらない。初当選した昨年1月の知事選で超党派の応援を受けた「恩返し」の必要性を自ら公言してきたが、選挙戦は間もなく中盤に差し掛かる。知事はいつ動くのか。注目度が日増しに高まっている。(山形総局・山形聡子)

 「熟慮中ということでお願いしたい」。28日の定例記者会見で参院選の対応を問われた吉村知事は、うつむき加減で語り始めた。「参院選は、これまでの選挙と比べて荷が重い。たくさんの支持をいただいて知事になった立場として、慎重に対応しなければ…」と揺れる胸中を明かした。

<衆院選で恩返し>
 吉村知事は知事選で、民主、社民、共産の各党と、今回の参院選で3選を目指す自民党現職の岸宏一氏(70)の支援を受けた。岸氏は自民党県連の大勢が対立陣営に加勢する中、あえて吉村氏の支援に回り、自ら応援弁士も務めた。前知事と市町村長の関係悪化を支援の理由に挙げている。
 知事選で吉村氏は岸氏が地盤とする最上地方の大半を制した。全県の得票差は1万。「岸氏の応援なくして、吉村氏の当選はなかった」との見方が県政界の相場だ。
 吉村氏の「恩返し」は昨年8月の衆院選での民主党支援から始まった。山形1区の同党候補を応援。接戦を制したこの候補の返り咲きに貢献したとの見方が一般的だ。今回の参院選で新人の梅津庸成氏(43)を立てた民主党の期待も大きく、武田聡県連幹事長は「良好な関係が続いていると認識している」と、知事の「熟慮」を見守る。
 自民党は複雑だ。知事選のしこりが残り、世代交代論も浮上する中、候補者選考を透明化するとして異例の党員投票まで実施し、岸氏に高いハードルを乗り越えさせた。
 複数の自民党県議は、吉村氏の支援を「自民党にはプラスにもマイナスにもなりうる」と分析する。「県民のイメージはいい。強い味方だ」という期待と、「反吉村氏の支持者もいる。そうした感情をあおらないか」との不安が交錯するという。

<出陣式出席せず>
 各党の見方はどうか。岸氏との選挙協力を進める公明党県本部の寒河江政好代表は「今回の対応はかなり難しい」、梅津氏を実質支援する社民党県連の広谷五郎左エ門副代表は「首長はあまり国政に立ち入るべきではない」と慎重な言い方だ。
 共産党の笹山一夫県議団長は「知事は沈黙を保つべきだ」と自制を求める。みんなの党酒田第1支部長の佐藤丈晴酒田市議は「民主、自民両陣営に顔を出すか、どちらも支援しないかのいずれかだろう」と予想する。
 会見で吉村氏は、梅津、岸の両氏陣営から公示日の出陣式に出席を求められたことを明かし、「理由は特別申し上げず、欠席させていただきますと返事をした」と述べた。
 選挙戦は残り12日。この日も「義理と恩を大事にする、という生き方を大切にしたい」と繰り返した吉村氏に、残された時間は少ない。

<山形選挙区立候補者(1―4)>
川野裕章 51 党支部長   み新
太田俊男 56 党県副委員長 共新
岸宏一  70 元厚労副大臣 自現(2)
梅津庸成 43 元防衛省職員 民新(国推)


2010年06月29日火曜日

6987チバQ:2010/06/30(水) 00:38:31
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100628_04.htm
参院選・福島 “副大臣効果”あるか?増子陣営、浜通りで集票期待
 東京電力の福島第1原子力発電所(福島県大熊町、双葉町)で計画されているプルサーマル。受け入れに向けた県の検証作業が進む中で、参院選福島選挙区(改選数2)の舌戦が繰り広げられている。民主党現職の増子輝彦候補(62)は現職の経済産業副大臣とあって、これまで原子力政策に言及する機会も多かった。陣営からは、浜通り地方の得票上積みに期待する声も聞かれる。選挙戦突入後、プルサーマルは大きな争点になっていないことから、ほかの陣営は「原子力で大きく票が動くとは思えない」と予測しながらも“副大臣効果”を警戒している。

<原発争点化に遠く、他陣営「影響は限定的」>

◎経産省の方針発信
 公示3日前の21日、増子候補は原子力行政を所管する経産省の代表として、プルサーマル計画がある福島第1原発3号機(大熊町)を視察した。県が受け入れ条件の一つに挙げている「プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料の安全性」を確認するためだ。
 視察後は「(安全性に)問題はない」と説明。県が求め続けている原子力安全・保安院の経産省からの独立問題についても「参院選後に検討する。佐藤雄平知事にも(議論に)参加してほしい」と述べた。
 増子候補は鳩山内閣発足とともに経産副大臣に就任し、菅内閣で再任された。県内でプルサーマルへの関心が高まった今年に入り、県を意識して、経産省の方針を発信する機会も増えた。
 政治主導を打ち出す政権では副大臣も多忙で、「選挙が近づいても、地元回りなどに多くの時間は割けなかった」と民主党県連幹部。ただ、政府の立場からのプルサーマルなどに関する発言は存在感のアピールにつながり、陣営は「原発が立地する双葉郡などの票は伸びる」と期待する。
 
◎ポスト利用と批判
 こうした動きに、ほかの陣営からは懐疑的な見方も出ている。
 自民党現職の岩城光英候補(60)は双葉郡の南隣、いわき市が地盤。陣営は「公職である副大臣のポストを利用しすぎていた」と批判する。
 プルサーマル反対を鮮明にしている共産党新人の岩渕友候補(33)の陣営も「県民の安全と安心にかかわる問題の私物化につながりかねない」と反発を強める。
 みんなの党新人の菅本和雅候補(42)は双葉町の出身だが、陣営は「地元の関心はプルサーマルではなく、第1原発の増設問題に移っている」と指摘する。
 民主党新人の岡部光規候補(41)の陣営は、自主投票の社民党県連が「脱原発」を主張していることから、社民党に配慮して原発問題には言及しないという。
 原子力をめぐる問題が、選挙戦にどう作用するのか。自民、共産両党も「限定的な影響はあるかもしれない」とみるが、双葉郡などに特にてこ入れすることは考えていない。
 双葉郡の町長の一人は「景気や社会保障、消費税などの争点がある中で、プルサーマルの優先順位は地元でも低いのではないか」と冷静に受け止めている。


◇福島選挙区立候補者(2―5)
岡部 光規 41 医師     民新 
岩渕  友 33 党県常任委員 共新 
菅本 和雅 42 会社役員   み新 
増子 輝彦 62 経産副大臣  民現(1)
(国推)
岩城 光英 60 元官房副長官 自現(2)


2010年06月28日月曜日

6988チバQ:2010/06/30(水) 00:39:58
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20100629ddlk31010681000c.html
2010参院選:「重点区」に大物次々 支持獲得に声枯らす /鳥取
 参院選で接戦が演じられ、民主、自民両党とも「重点区」と位置付けている鳥取選挙区。それぞれ大物議員を次々と投入してテコ入れを図っている。共産党は、比例代表の公認候補が来県し、比例代表と選挙区双方の支持獲得に声を枯らした。【宇多川はるか、田中将隆】

 ◇枝野氏、変革の一歩強調−−民主・坂野陣営
 公示日の24日、米子市であった西部出陣式には枝野幸男党幹事長が来援。「政権交代が政治を大きく変える第一歩を踏み出した」とアピールした。演説後、報道陣に「頑張って戦っていけば勝てると思ったから初日に遊説に入った。油断できない選挙区だ」と話した。

 鳩山由紀夫前首相も26日に倉吉入り。坂野真理氏(32)の個人演説会でマイクに向かった。坂野氏の祖父で自治相を務めた自民党の故坂野重信参院議員について触れ、「自民党時代に世話になった重信先生のお孫さんの初陣をお手伝いできればと思い、駆けつけました」と話した。

 7月2日は西部に原口一博総務相▽3日は中部に前原誠司国土交通相▽4日は鳥取市に蓮舫行政刷新担当相と今後も閣僚を続々と投入する構えだ。

 ◇谷垣氏、バラマキを批判−−自民・浜田陣営
 石破茂政調会長が公示日は一日中、県東部から西部まで浜田和幸氏(57)に張り付いた。公示後も鳥取入りしている。党幹部として全国の公認候補の応援に飛び回らなければならない石破氏。菅首相就任前は「公示以降は他県への応援であまり鳥取に入れない。公示までが勝負」と話していたが、民主党の支持率のV字回復に危機感を強めている。今後もスケジュールが許す限り、県東部、中部に入るという。

 28日には、谷垣禎一総裁が米子の街頭に立った。菅首相が消費税の税率引き上げの意向を示したことについて、「民主党のマニフェストで掲げられたバラマキの尻拭いの消費税になる」と批判。演説の後は集まった支持者らと握手を交わして支持を訴えた。7月6日には伊吹文明衆院議員が県東部に入る。

 ◇仁比氏、二正面作戦展開−−共産・岩永陣営
 当初は比例代表の集票に集中する作戦だったが、鳩山前首相の下で民主党の支持率が低下したことを好機ととらえ方針転換。比例代表を軸にしながらも選挙区の岩永尚之氏(53)の運動にも力を注ぎ、二正面作戦で党勢拡大を進めることにした。28日には比例代表公認候補の仁比聡平氏(46)が米子市内の街頭に立って消費税の税率引き上げに対する反対論を展開。「鳥取選挙区で頑張る岩永さんと私を国会に送って下さい」と訴えた。

6989チバQ:2010/06/30(水) 00:45:40
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20100629-OYT8T00018.htm
選挙対応首長も苦慮
地元と中央のねじれに配慮
 7月11日投開票の参院選富山選挙区への対応を巡り、県内首長が苦慮している。政権が自民党から民主党に移ったものの、県議会や市町村議会で依然、自民が多数を占める中、中央と地元のねじれに配慮し、バランスを意識した言動が目立つ。

 昨年8月の衆院選では、石井知事が富山1区の自民候補、長勢甚遠氏の出陣式に駆けつけたほか、当時、現職首長ではなかった上田昌孝・滑川市長と脇四計夫(しげお)・朝日町長を除く13市町村長が、自民候補の出陣式や個人演説会に出席した。

 しかし、今回の選挙で、自民公認の野上浩太郎氏(43)が公示日の24日に富山、高岡両市で開いた出陣式に出席した首長は、高橋正樹・高岡市長、沢崎義敬・魚津市長、伊東尚志・上市町長、米沢政明・入善町長、金森勝雄・舟橋村長の5人にとどまった。

 このうち、魚津市長は「野上氏以外の2氏と面識がない」として野上氏支持を明言し、民主公認の相本芳彦氏(54)、共産公認の高橋渡氏(47)とは距離を置く姿勢。入善町長は相本氏の出陣式に副町長を送って濃淡をつけながらバランスをとり、舟橋村長は「出席の依頼があったのが野上氏だけで、相本氏からはなかった」(村関係者)とした。今回、出陣式出席を見送った市長の1人は「心情としては野上氏だが……市長としては中立でいなければならない」と打ち明けた。

 石井知事は「自民、民主からも推薦をいただいているし、県民党だから」と、両党間のバランスを強調する。

 大票田・富山市の森雅志市長は昨年の衆院選1区で、自民の長勢氏の出陣式に駆けつけ、民主の村井宗明氏の事務所を激励に訪れた。しかし、今回は「予算決定権を持つ民主党に配慮しなければ」として、野上、相本両氏とも出陣式には行かなかった。

 県内初の共産党籍の首長となった朝日町の脇町長は「要請があれば、政党は関係なく(個人演説会にも)出る。町のためにもなる」と話す。ただ、共産公認の高橋陣営は、自民が多数派を占める初の町議会が会期中であることも配慮し、応援弁士には呼ばない方針。陣営幹部は、「町長としての仕事に専念してもらう。共産色を強くして、町政運営に影響があってはいけない」としている。

 

(2010年6月29日 読売新聞)

6990チバQ:2010/06/30(水) 00:49:55
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/saitama/100628/stm1006282223012-n1.htm
【2010参院選】序盤から大物続々埼玉入り! 陣営の思いはさまざま 「最重点区だから」「他党より少ない」 (1/3ページ)
2010.6.28 22:19
 参院選埼玉県選挙区では、序盤から各党党首ら大物議員が続々と来県、支持を訴えている。東京に近いという地の利はあるにせよ、県内で連日のように大物の街頭演説が繰り広げられる姿に、各陣営からは「前回の参院選より多い」との声も。激戦を盛り上げる大物来県の状況を探った。

 民主党は公示前後に首相や国土交通相、厚生労働相ら閣僚が続々と来県。28日には枝野幸男幹事長が地元のJR大宮駅前に登場、29日も蓮舫行政刷新担当相の来県が予定される。

 民主新人候補の陣営は、大物来県について「候補者を知ってもらう第一歩として大きな効果がある。陣営の運動量も変わる」と話す。民主現職候補の陣営は「政権交代で民主党議員の数が増えたことも大きい」とも指摘、「党も複数議席を獲得したい選挙区に力を入れているようだ」と支援に期待する。

 自民党は公示日の24日に谷垣禎一総裁が応援に駆けつけたほか、公示前に安倍晋三元首相らも来県した。しかし、陣営からは「民主党など他党に比べ大物の来援は少ない」と恨み節も。「全国に厳しい選挙区が多く、希望する人の来県は難しい。選挙区が盛り上がるような人の応援に期待したいのだが」と語る。

 県選挙区を「最重点区」と位置づける公明党は山口那津男代表が24、27日と立て続けに来県。陣営は「力を入れてもらっている」と感謝しきり。「陣営を引き締める効果は一番」と期待を寄せる。

 一方、知名度不足が否めない新党の候補者陣営は、“顔”である党首の応援が頼みの綱だ。

 みんなの党は20、25日に渡辺喜美代表が来県。陣営は「候補者1人では立ち止まる人は少ないが、代表がいれば人が増える」と語る。今後も渡辺代表の来援を要請中だ。

 新党改革は19日に舛添要一代表が来県。陣営は「有権者からの電話も増え、来県は多いほどありがたい」と話すが、「代表は全国を回っており、埼玉は47分の1」と渋い表情。今後の来県はあと1回の予定だ。

 このほか、共産党は志位和夫委員長が13日に来県。社民党も福島瑞穂党首が10、25日に来県している。

6991ryuhlll:2010/06/30(水) 01:14:48
菅総理は、唐突に、「消費税を10%に増税」と言い出しました。自民党も同じことを言っています。  国家財政が危機にひんした今、増税はやむを得ないのでないか。
選挙を前に、あえて増税を口にするとは、政権党として責任ある態度でないか・・・。そんなもっともらしい大宣伝を財務省と二人三脚で行っています。
しかし、ちょっと待って下さい。
民主党が消費税を上げるのは、去年マニフェストに書いたバラマキ 政策の財源が見つけられなかったからです。予算の組み換えで16.8兆円の財源を見つけると言ったけれど、
公務員労働組合や官僚の言いなりになる民主党には財源は見つけられませんでした。だから、消費税を上げさせてくれと言っているのです。
今の政治や行政の仕組みのまま、消費税を上げたら、10%の消費税増税ではとても足りません。すぐに、20%と言いだすのは確実です。
民間の会社や商店で、経営が苦しくなってきたときに、まず最初に、何をやるでしょうか。いきなり値上げをするでしょうか。そんなことをしたら、お客が
離れ、つぶれますよ。  値上げの前にやるべきこと。それは、例えば、へそくりがあればそれを吐き出す、使っていない資産があるなら売ることです。そして、
社長や経営幹部をはじめ、給与は、思い切ってカットすることです。
 不要な資産の売却、経費・人件費のカット。これをまずやるの が鉄則です。この鉄則を守らず、いきなり値上げに踏み込もうとしているのが、 菅総理です。
今の政治・行政の構造を変えずに、しがらみとばらまきのために増税を始めたら、結局足りなくなり、また再値上げ必至です。「財政破綻のギリシアは消費税21%」、
働く人の4人に1人が公務員でした。
消費税を上げたら消費が減るに決まっています。国民の自由に使えるを巻き上げて、政府が賢い使い方
をしてやれば景気はよくなる、などというのは官尊民卑の思想です。結局、たくさん集めて、たくさん配れ
ば官僚の権限が拡大するだけです。

ttp://www.nasu-net.or.jp/~yoshimi/2010/100623nhk.html

6992名無しさん:2010/06/30(水) 09:36:20
怪情報か、はたまた…


 さらに不気味な情報。小沢氏は昨年、自民党参院のドン・青木幹雄氏と「参院選挙後に、自民党内の反市場原理派で新党を作り、民主に合流」という密約を交わしていたという。青木の政界引退でこの話は立ち消えたが、小沢氏の民主党内の立場の変化を見ると、この話が完全消滅したとは思えない。
http://opinion.infoseek.co.jp/article/920



 「来年(10年)の参院選が終わったら政界再編だわね。何でもありだ」。自民党が大敗した昨年8月の衆院選後、青木氏は周辺に漏らした。9月上旬には民主党の小沢一郎幹事長(当時)が「(青木氏の)腹が固まったらだ、と伝えておいてくれ。そう言えばわかる」と、ある民主党議員に青木氏への伝言を頼んだ。

 仲介役をはさんだ「秘密接触」。青木氏は「分かった」と答えた。関係者によると、青木氏が描いたのは、参院選で民主党が単独過半数に届かない場合、参院自民党が党を割って民主党と合流する、という構想だった。「小沢さんは言った約束は守る」が口癖の青木氏。参院選後の政局は小沢氏と仕切る、という自負がにじんだ。

 しかし、小沢氏は年明け、参院自民党との連携を「封印」し、単独過半数獲得を目指して動く。青木氏の出馬表明から約1カ月後の2月21日、民主党は地元・山陰中央テレビの看板アナウンサーだった岩田浩岳氏(34)を擁立すると発表。記者会見に同席した小沢氏は「青木氏の時代的役割は終わった」と、対決色を前面に出した。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100628ddm001010062000c.html

6993チバQ:2010/06/30(水) 21:49:48
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20100621ddlk14010112000c.html
攻防:’10参院選神奈川/上 浮き沈みする支持率 「風」読めぬまま /神奈川
 国会が閉会し、事実上の選挙戦に突入してから最初の日曜日となった20日。菅直人首相が街頭でマイクを握る場所に選んだのは、神奈川選挙区だった。

 「何としてもこの神奈川から、この2人を国会に、私の内閣に送り返していただきたい」。JR横浜駅西口。声を張り上げる首相の両脇で、改選を迎える千葉景子法相(62)と金子洋一氏(47)が笑顔を振りまいた。

 首相交代劇によって支持率を「V字回復」させた民主党。その「主役」の登場に、金子氏は「選挙前にこんなに大勢の方に集まってもらえるとは思わなかった。大変心強い」と感激した様子だった。

 だが、早期の首相の県内入りは、民主党の危機意識の表れでもある。無党派層の動向が勝敗を左右する近年の選挙戦。「今の支持率も、いつなくなるか分からない」。陣営からは、こんな不安の声も漏れる。別の陣営幹部も、祈るように心情を吐露した。「支持率が動かないでほしい」

   ◇  ◇

 「神奈川は党の発祥のような土地」。5月19日夜。みんなの党の渡辺喜美代表は、「政治とカネ」を巡る問題を理由に民主党離党を表明した県議3人に入党を要請するため横浜市のホテルを訪れた際、記者団に強調した。

 昨年8月の結党以来、衆院選では、県内18選挙区で民主党が14議席と大勝する中、江田憲司幹事長が8区で当選し、浅尾慶一郎政調会長も比例復活を果たした。党所属の国会議員6人。そのうち2人が神奈川を地盤とする。

 3月の逗子市議選では、浅尾氏の地元とあって、公認候補が1、2位を独占。2大政党によらない「第三極」への支持の広がりを裏付けた。

 来春の統一地方選も見据えた、3県議に対する渡辺代表の「切り崩し」も奏功し、いずれも要請を受け入れることになる。

 そのみんなの党が、昨年11月に参院選の公認第1号に決めたのが、浅尾氏の東大時代からの友人、中西健治氏(46)だった。昨年8月の衆院選と同日選となった横浜市長選では、政治経験のない新人ながら、自民、公明の支援もあり87万票余りを獲得。民主が推薦し当選した林文子氏に迫り、一気に知名度を上げた。

 若さと勢い−−。候補者を反映したような党の勢いだったが、鳩山内閣の退陣後、かげりが見える。民主、自民、みんなの3党の新人による三つどもえの横浜市議泉区補選(6日)は接戦も予想されたが、民主が完勝。今月8、9日の毎日新聞の世論調査でも、菅内閣への期待感に押されるように、みんなの党の政党支持率は9%から5%にダウンする。

 12日に横浜市内で開かれた中西氏の決起集会。渡辺代表は「事前の調査より大きな得票率が出るのがみんなの党。まったく心配ありません」と強気の姿勢を崩さなかったが、中西氏は、厳しい表情で語った。「ぎりぎりの戦いをこれからしていくことは、間違いないと思います」

 浮き沈みする支持率。各陣営とも世論の「風」を読めずに、7月11日の審判に臨む。

    ◆

 参院選の公示が24日に迫った。昨年の衆院選で政権交代を果たした民主党にとって、政権への審判が問われる国政選挙。神奈川選挙区(改選数3)で2議席死守を目指す民主に対し、新党勢を含め、野党はどう割って入るのか。各党の「攻防」を追った。

毎日新聞 2010年6月21日 地方版

6994チバQ:2010/06/30(水) 21:50:30
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20100622ddlk14010264000c.html
攻防:’10参院選神奈川/中 組織票奪い合う民・自 /神奈川
 ◇業界団体「両にらみ」も
 「農業を守ってくれる人、政党であれば、民主党、自民党、あまりとらわれることはないんじゃないか」。5月31日、海老名市文化会館。JA関連の政治団体「県農政推進連盟」(県農政連)が開いた国政学習会で、志村善一副委員長が関係者約970人に呼びかけた。壇上には、既に推薦が決まっていた民主党の千葉景子法相(62)、自民党の小泉昭男氏(64)の現職2人が顔をそろえた。

 千葉氏は社会党時代の92年に県農政連に推薦されたことがあったが、民主党に移ってから推薦を受けたのは初めて。「みなさんと新しいきずなを結ぶことができ、ご指導に反することがないよう全力で戦う」と千葉氏。小泉氏も自身の農業経験を踏まえ、「農業者の一員として微力を尽くさせていただいている」と訴えた。

 県農政連は与党だった自民党を中心に選挙を支援してきたが、昨年8月の衆院選後の政権交代を受けて見直しを迫られた。今年2月には、「与党及び野党の第1党を原則にする」などと定めた推薦基準を策定。この基準に基づいて、両氏の推薦を決めた。政策に業界の主張を確実に反映させるため、「両にらみ」の決定。県農政連幹部は「参院選は改選数が複数だからまだやりやすいが、衆院選の小選挙区は難しくなるだろう」と悩ましげだ。

   ◇  ◇

 「風頼み」の選挙からの脱却を図ろうと、民主党県連は、かつては自民党の支持基盤だった業界団体などへの働きかけを強め、新たな「票田」の獲得に乗り出している。組織・団体委員会のメンバー10人は5月までに、県内の147団体にあいさつ回りを済ませた。

 「党の支援組織は連合だけだったので、議員も各種団体との付き合い方を知らなかった」。委員長を務める中塚一宏衆院議員(神奈川12区)はこう述べつつ、強調した。「自民党と同じことをやるつもりはないが、県下団体がどういう意見、要望を持っているかを把握しておく必要は常にある」。21日までに、87団体の推薦を得た。

 それでも、組織内候補を自民党から擁立する薬剤師連盟のように、小泉氏だけを推薦する団体もある。「一番地域で活動してきたのが自民党。信頼関係は、そうそう損なわれない」。自民党県連組織本部長の持田文男県議は強気の姿勢だ。

   ◇  ◇

 「選挙だけを考えたら、大きな組織、団体から支援をいただいた方がいい。(公示日の)24日に1万2000カ所くらいポスターを張らないといけない」。みんなの党の浅尾慶一郎政調会長は12日の横浜市の集会で、候補者のポスター張りにも不安を残す党の実情を訴えつつ、アピールして見せた。「大きな組織から支援をいただかないから、しがらみがない政治ができる」

 組織票の争奪戦を繰り広げる2大政党と、批判を強める新党。政治と業界のあり方も、改めて問われる。

毎日新聞 2010年6月22日 地方版

6995チバQ:2010/06/30(水) 21:51:13
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20100623ddlk14010230000c.html
攻防:’10参院選神奈川/下 2大政党を批判 模索続ける共・社・新党 /神奈川
 「大所高所に立って、お互いに歩み寄ることをしないと、民主党政権の打破にならない」。日本創新党を結成した中田宏・前横浜市長は22日、国会内で記者会見し、たちあがれ日本と選挙協力することを明らかにした。その一環として、神奈川選挙区で公認していた新人の擁立を見送り、たちあがれ日本の新人、松田学氏(52)の支援に回る。

 県内で新党の支持基盤づくりに懸命な松田氏は「保守の軸を立て直そうというのが私の立場。(選挙協力で)良い影響はあると思います」と語った。日本創新党の首長応援連合に名を連ねた松沢成文知事も22日の記者会見で、「第三極の新党勢力がいくつも割れてしまうと、ほとんど議席に届かない。まとまった形で有権者に選択肢を示すことが重要だ」と歓迎した。

 一方、新党改革は税理士の甲斐敬浩氏(46)を立て、医師らをそろえた立候補予定者を「専門分野のプロ集団」と独自色をアピールしつつ、舛添要一代表の「党首力」に頼った活動を展開する。20日には舛添氏が横浜駅西口で「民主党政権は表紙が替わっても中身はひどく、必ず失墜する」と訴えた。

   ◇  ◇

 「第三極なんかじゃない。第一の極を目指すのが日本共産党だ」。4月16日、共産党の志位和夫委員長は横浜市中区での演説会で声を張り上げた。志位氏は「財界中心、アメリカ言いなりの二つのゆがみをもとから正し、国民が主人公の民主連合政権をつくる」と独自路線を強調。同党は元職の畑野君枝氏(53)を擁立し、議席奪還をうかがう。

 「第一の基地県・沖縄、第二の基地県・神奈川。爆音、基地の被害に本当に苦しんでいる。神奈川は沖縄の痛みを他の県よりもすごく分かる県だ」。社民党の福島瑞穂党首は21日夜、横浜市中区で開いた県連の総決起集会で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題を巡る連立政権からの離脱に理解を求めた。

 川崎市在住で県連代表を務める福島氏は参院選の比例代表での出馬。同党は連立離脱後に元藤沢市議の木村栄子氏(62)の公認を発表し、選挙区と比例を合わせた票の掘り起こしを狙う。福島氏は自身を「菅内閣の生みの親」と評してみせ、「政権が代わった、政治は変わらない、だから社民党が必要」と、かつての「パートナー」への批判を強めた。

 2大政党が、政治不信を払拭(ふっしょく)できない中で迎える参院選。新党と革新政党が存在感を打ち出そうと、模索を続けている。

   ×  ×

 この連載は木村健二、杉埜水脈が担当しました。

毎日新聞 2010年6月23日 地方版

6996チバQ:2010/06/30(水) 22:04:09
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100630t41033.htm
注目集める親子対決 秋田・「影響は?」気をもむ周囲
 参院選(7月11日投票)で、秋田県内では2人の「寺田」の戦いに注目が集まっている。比例代表にみんなの党から立候補した前知事の寺田典城氏(70)と、次男で民主党県連幹事長の寺田学氏(33)=衆院秋田1区=。典城氏は候補者として県内を駆け回り、学氏は秋田選挙区の党候補の当選に全力を挙げる。県内でともに大きな影響力を持つ親子の「ねじれ」に、周囲は「投票にどんな影響があるのか」と気をもんでいる。

 典城氏は公示日の24日、秋田市での第一声で支持者約50人を前に、国政に打って出る理由を説明した。
 「今回の選挙は自分の政治の集大成。年金世代が子どもの世代につけを残してはいけない」と強調。公務員や国会議員の積極的な削減、心配せずに子育てできる環境づくりなどを訴えた。
 次男の存在は気になるようで、「周りから『なぜ民主党ではないのか』『足を引っ張るな』と言われる。だが、親子で同じ釜の飯を食っても政治は変わらない。駄目なことは駄目と言いたい」と力を込めた。
 妻洋子さんもマイクを握り、「この人(典城氏)は政治のことしか頭にない。それを見ていると、出馬をやめてと言えなかった」と支持者らに頭を下げた。
 典城氏の立候補に、学氏の心中は穏やかではない。典城氏が立候補を正式に表明した18日、「正直な思いとして困惑している」とのコメントを出した。
 24日の公示後、学氏は民主党候補の街頭演説などで熱弁を振るっているが、典城氏には一切、触れない。
 学氏は「父には父の人生があり、それに対し止めたり、勧めたりすることはできない。わたしは民主党の人間。党の候補を勝たせることしか考えていない」と語る。
 典城氏は県外には足を伸ばさず、地元・秋田を徹底的に固める戦術を取る。選挙区にみんなの党の候補がいないため、親子の戦いは「選挙区の票にはあまり関係ない」と見る向きもあるが、関係者は影響を測りかねている状態。比例では完全な「敵」だ。
 民主党候補の陣営関係者は「首相補佐官の学氏は、菅直人政権を支える一員として議席を落とすわけにはいかない。もし党の候補が落ちたら、典城氏が立った影響も取りざたされ、余計に大変だ」と打ち明ける。
 知事選や衆院選で寺田親子と激戦を繰り広げてきた自民党。県連幹部は「選挙区の自民党候補に影響はない」と、今回の親子対決を冷ややかに見ている。


2010年06月30日水曜日

6997チバQ:2010/06/30(水) 22:05:02
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000001006300004
参院選・民主「2」確保へ「真紀子節」投入
2010年06月30日




●田中真・亀井両氏 民主候補応援に


 参院選愛知選挙区(改選数3)で現有2議席の維持を目指す民主党が、「2人目」の支持拡大に必死になっている。29日は、田中真紀子元外相=写真=や国民新党の亀井静香代表が県内に駆けつけ、マイクを握った。28日には、民主党の枝野幸男幹事長が名古屋を訪れた。
 民主党が「大物」投入で目指すのは、安井美沙子氏のてこ入れだ。安井氏は擁立が3月と比較的遅れ、知名度不足が伝えられている。民主党側の危機感を反映する形で、田中氏と枝野氏は、もう1人の民主党候補の斎藤嘉隆氏の応援にはあえて行かなかった。
 田中氏は、名古屋市内のホテルなど2カ所で演説会を開いた。約1500人が集まった演説会の冒頭、田中氏は「安井氏には何としても勝ち抜いてほしい。5人も女性候補が出ている中で、よく見比べていただきたい」と支持を訴えた。ただ、田中氏が話し始めて約2分で報道陣を締め出すなど、陣営は神経質な対応を見せた。
 亀井氏は「こんなすてきな人をぜひ国会に」とエールを送り、「比例は国民新党と書いて」とアピールした。(小林恵士)

6998チバQ:2010/06/30(水) 22:07:24
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001006300006
独占戦略 党内すきま風/参院選
2010年06月30日

 自民党の谷垣禎一総裁は29日、公認候補で新顔の熊谷大氏の応援で来県、登米市役所前で約250人の聴衆を前にマイクを握った。
 「生まれ変わって日本の危機に立ち向かっていく新生自民党を象徴する候補者になり得る、ということで自信を持って公認させて頂いた」


 自民党は現職の市川一朗氏も推薦し、事実上の分裂選挙だ。だが、県連は市川氏の応援はしないと決め、この場に市川氏の姿はなかった。


 谷垣氏の来県を巡り、市川陣営は大島理森幹事長に要望書を提出。街頭演説で市川氏も同席するか、無理なら谷垣氏から市川氏を紹介してもらうよう求めた。


 谷垣氏は21分間の演説で一度だけ口にした。「自民党は市川一朗さん、ベテラン、そして政策通を推薦して、『若い方とベテランのコンビで』とお願いしたものですから、実は熊谷さんにも苦しい苦しい選挙戦をさせている」


 谷垣氏の前にマイクを握った自民党県連会長の小野寺五典氏は、熊谷氏が公募で決まった候補であることを強調。公募は「谷垣総裁の指示により」と加え、県連の正当性を印象付けた。


 市川陣営は「公認と推薦の違いこそあれ、同じ自民党の候補として認めたわけだから、この対応には納得しかねる」としている。


 一方の民主党。公示前の20日、仙台駅前で枝野幸男幹事長が党の広報車の上から支持を訴えた。「医療と介護の2本柱、2人をしっかり国会に送って頂きたい」


 「医療」は現役の医師でもある桜井充氏、「介護」は介護経験をもつ伊藤弘実氏。だが、枝野氏の脇に公認候補の2人が同時に立つ場面はなかった。桜井氏が車から降り、待っていた伊藤氏が上った。これに限らず、2人が並ぶことはまずない。


 桜井陣営の1人は「競い合えばそれぞれ力が入るし、比例票の上積みにもなる」。現職は組織固め、新顔は無党派層を開拓――。小沢一郎前幹事長が打ち出した2人区で2人擁立する戦略は、もともと候補者が別々に活動することが前提だ。


 女性で30代と若い伊藤氏を公募で選んだのも、桜井氏とは別の層の支持を得るため。ただ、伊藤陣営の1人は「当選まであと1歩となれば、桜井さんの組織票を回してもらえないか」とも話す。


 自民党の谷垣禎一総裁は29日、公認候補で新顔の熊谷大氏の応援で来県、登米市役所前で約250人の聴衆を前にマイクを握った。


 「生まれ変わって日本の危機に立ち向かっていく新生自民党を象徴する候補者になり得る、ということで自信を持って公認させて頂いた」


 自民党は現職の市川一朗氏も推薦し、事実上の分裂選挙だ。だが、県連は市川氏の応援はしないと決め、この場に市川氏の姿はなかった。


 谷垣氏の来県を巡り、市川陣営は大島理森幹事長に要望書を提出。街頭演説で市川氏も同席するか、無理なら谷垣氏から市川氏を紹介してもらうよう求めた。


 谷垣氏は21分間の演説で一度だけ口にした。「自民党は市川一朗さん、ベテラン、そして政策通を推薦して、『若い方とベテランのコンビで』とお願いしたものですから、実は熊谷さんにも苦しい苦しい選挙戦をさせている」


 谷垣氏の前にマイクを握った自民党県連会長の小野寺五典氏は、熊谷氏が公募で決まった候補であることを強調。公募は「谷垣総裁の指示により」と加え、県連の正当性を印象付けた。


 市川陣営は「公認と推薦の違いこそあれ、同じ自民党の候補として認めたわけだから、この対応には納得しかねる」としている。

6999チバQ:2010/06/30(水) 22:07:58
 一方の民主党。公示前の20日、仙台駅前で枝野幸男幹事長が党の広報車の上から支持を訴えた。「医療と介護の2本柱、2人をしっかり国会に送って頂きたい」


 「医療」は現役の医師でもある桜井充氏、「介護」は介護経験をもつ伊藤弘実氏。だが、枝野氏の脇に公認候補の2人が同時に立つ場面はなかった。桜井氏が車から降り、待っていた伊藤氏が上った。これに限らず、2人が並ぶことはまずない。


 桜井陣営の1人は「競い合えばそれぞれ力が入るし、比例票の上積みにもなる」。現職は組織固め、新顔は無党派層を開拓――。小沢一郎前幹事長が打ち出した2人区で2人擁立する戦略は、もともと候補者が別々に活動することが前提だ。


 女性で30代と若い伊藤氏を公募で選んだのも、桜井氏とは別の層の支持を得るため。ただ、伊藤陣営の1人は「当選まであと1歩となれば、桜井さんの組織票を回してもらえないか」とも話す。


 自公連立政権時代、自民党候補に推薦を出してきた公明党。今回の参院選では今のところ表立った動きはない。公明党支持者がどう動くか、各陣営は注目する。


 「マスコミの世論調査では7議席は難しいとされています。なんとか皆さんのお力を頂きたい」。28日に仙台市内のホテルで開かれた比例区候補の個人演説会。公明党県本部の石橋信勝代表は約千人に訴えた。連立時代は自民党候補があいさつする場面もあったが、今回は「自民党」の言及すらなかった。


 「偵察で」来た自民党県議は「最後の頼りは組織力の公明党さん」と秋波を送る。だが今回、公明党は自民党候補の推薦・支持をしない方針。石橋氏は「今回は比例区一本。他党を応援する余裕はない」という。


 公明党は今回、比例区で14万6千の県内得票が目標。石橋氏は「不可能ではない」とするが、過去最高は04年の12万9千票で、与党だった。野党だった1998年は11万票程度だ。


 それでも期待は大きい。今回は無所属の現職市川一朗氏は04年、自民党公認と公明党推薦で38万票近く獲得し、トップ当選。陣営は「後援会レベルで連携できないか調整している」と明かす。自民側も「現場レベルの協力ができないか」と期待する。


 ある県議は「公明側は誰と組めばメリットがあるか値踏みしている。ギリギリまで情勢を見て、最後は勝ち馬に乗る」とみる。石橋氏は「上積みの約束をしてくれるなら、協力を考える」という。

7000チバQ:2010/06/30(水) 22:11:18
どっちも1回生議員
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010063000893
民主、蓮舫氏フル回転=応援弁士、自民「1番人気」は小泉氏−参院選
 参院選で民主、自民両党は激戦区を中心に人気の「応援弁士」を投入し、懸命に支持を訴えている。民主党は「事業仕分け」で名をはせた蓮舫行政刷新担当相がフル回転。一方、自民党は当選1回ながら知名度の高い小泉進次郎衆院議員を前面に出して、無党派層の取り込みを狙う戦略だ。
 民主党の応援弁士では、蓮舫氏が引っ張りだことなっている。24日の公示以降、自らが出馬した東京選挙区に終日とどまった日はなく、静岡や鹿児島など10県を遊説。29日には公認候補2人を擁立した埼玉のJR大宮駅前で演説し、「税金の無駄遣いを徹底的に洗い出す」と事業仕分けの実績をアピール、約1000人の聴衆から拍手を浴びた。1日には石川、富山両県を訪れる予定だ。
 このほか枝野幸男幹事長や岡田克也外相、前原誠司国土交通相らの人気も高く、全国を東奔西走している。
 これに対し、自民党では小泉氏が応援依頼の「1番人気」(党遊説局)を誇る。
 「消費税を争点にしたい菅さんが、消費税を争点にしたくない菅さんになっちゃった」。小泉氏は29日、静岡県島田市内での街頭演説で、消費税増税問題で発言を修正した菅直人首相をこきおろし、聴衆の笑いを誘った。演説の歯切れの良さは父親の小泉純一郎元首相譲りだ。
 執行部は30日の選対会議で、重点区と位置付けた山梨や高知などに、谷垣禎一総裁のほか小泉氏らを派遣する方針を確認した。若手を積極起用するのは、党刷新のイメージを有権者に印象付ける思惑がある。石破茂政調会長、石原伸晃組織運動本部長、小池百合子広報本部長の中堅論客3氏もこれら重点区に送り込み、てこ入れを図る考えだ。(2010/06/30-18:25)

7001チバQ:2010/06/30(水) 22:14:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100630-00000065-mai-pol
<参院選>自民、16選挙区を重点区に…山梨、徳島など
6月30日19時15分配信 毎日新聞

 自民党の河村建夫選対局長、茂木敏充幹事長代理らは30日、党本部で参院選の情勢を分析し、改選数1の1人区を中心に16選挙区を重点区と位置付けることを決めた。選挙戦終盤に向け、石破茂政調会長、石原伸晃組織運動本部長、小泉進次郎衆院議員ら知名度のある議員を遊説に投入し支援する。

 出席者によると、重点区は秋田、山形、千葉、山梨、徳島、高知、長崎、熊本、鹿児島など。河村氏は記者団に「特に公募で若い候補者を決めた山梨、徳島、高知の伸びは著しい。そこに力を注ぐ必要がある」と述べた。

7002チバQ:2010/06/30(水) 22:17:56
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010063000974
>民主党の小沢一郎前幹事長は30日、宮城県七ヶ宿町で街頭演説し

伊藤)
>小沢一郎前幹事長グループの橋本清仁・衆院議員と、菅直人首相グループの岡崎トミ子・参院議員の秘書が主に支援する。小沢氏は間接的に「宮城はやっぱり岡崎流がいい」との指示を出したという
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001006300003
参院選 8候補かく戦う (下)
2010年06月30日

 共産新顔の加藤幹夫氏は、過去に選挙をした衆院宮城4区に重心を置きつつ、仙台市内や県南部で演説会を開き、支持拡大を狙う。「消費税増税を止める力があるのは自分たちだ」と訴える。


 自民を支えてきた農漁協や森林組合といった組織にも急接近。昨年末に公認が決まって以来、レクチャーを受けてきた。5月、志位和夫委員長らとともに開いた仙台での演説会には、県森林組合連合会や県農協中央会の会長がメッセージを寄せた。


 2月のチリ地震津波では、「どの党よりも早く」被災地の気仙沼市や石巻市などに駆けつけたという。漁船で養殖いかだを見て、漁協の組合長や地元首長から窮状を聞いた。「政権交代で自民のしばりがなくなった。昨年までは会うことすらできなかった人たちと、垣根なく付き合えるのは大きい」


 民主党新顔の伊藤弘実氏は公示前、急きょ選挙ポスターを変更した。もとはタンポポの綿毛を吹く姿。「唯一の女性候補として、アイドルっぽく」(陣営)撮影した。ところが、菅政権発足で民主党の支持率が急回復。追い風に乗ろうと、街頭で熱く訴える姿を撮り直した。


 気遣いは、民主党初の2議席独占を目指し、無党派層に浸透するため。唯一の武器は街頭演説だ。1日50カ所を目標に3月から始めた。26日も仙台市内の住宅地でミニ演説会を繰り返した。「『国民の生活が第一』は皆様との大切な約束です」


 専門は介護。ここも支持を得たい分野だ。22日、仙台市内の介護関連施設では「要介護認定の抜本見直しをする。介護の現場で働く皆さんの待遇改善を実現します」。


 陣営は、小沢一郎前幹事長グループの橋本清仁・衆院議員と、菅直人首相グループの岡崎トミ子・参院議員の秘書が主に支援する。小沢氏は間接的に「宮城はやっぱり岡崎流がいい」との指示を出したという。


 社民新顔の菅野哲雄氏は、公示日前に県内を4巡した。県連合代表として支部にハッパをかけ、立候補が決まると自治労などへあいさつ。県連女性部とのキャラバン、県議・市議の案内による支持者回りもした。元衆院議員で「地元の衆院宮城6区では知名度はあるが、全県的にはまだ」と気を引き締める。


 公示後は、地元の気仙沼市や県北部で街頭演説や個人演説会で支持を訴える。25日、気仙沼市内のショッピングセンター近くで、重野安正党幹事長と街頭演説。新聞配達の男性(73)は「集まったのは市や郵便局のOBたちで、カンテツさんの市議時代からの支持者。再び気仙沼から国会議員を2人出したい」。


 この夜、同市内での個人演説会では、集まった約200人の支持者に土下座し、「なんとしてでも国会に押し上げて」と懇願した。


 無所属で現職の市川一朗氏は週末の27日、塩釜市と多賀城市、利府、富谷、大和各町などで街頭演説した。「いの一番に必要なのは景気回復」。大型小売店の買い物客に小雨の中で傘もささずに訴え続けた。派手なパフォーマンスは一切なかった。


 自民の推薦は得たものの、演説のすべての場に同党県議や市議が応援に駆けつけたわけではない。終日、選挙カーの先導役を務めたのは、市川氏の公設秘書だった県議1人だけだった。


 自民党が政権党ではなくなり、自民公認で戦った6年前と状況が違う。それだけに「昨夏の衆議院選で失った良識ある人々の票を取り戻したい」と街頭演説を重視し、日に10カ所以上をこなす。


 旧鶯沢町(栗原市)の出身で、県北部に支持者が多い。一方、有権者の多い仙台市での集票が課題となる。地元で1票でも多く支持を得ようと公示1週間前の17日、美里町文化会館であった演歌や剣舞のショーの幕あいに、1分ほどステージに立った。「元気です。市川一朗です」

7003チバQ:2010/06/30(水) 22:22:22
http://www.47news.jp/CN/201006/CN2010063001000788.html
「短命首相」も応援演説フル回転 知名度優先で要請


 遊説先で、支持者の求めに応じ記念写真に納まる鳩山前首相=6月29日、福井市
 7月11日の投開票に向けて、与野党が総動員態勢でしのぎを削る参院選。安倍晋三氏(自民党)以降の4代の首相経験者も応援演説にフル回転している。いずれも内閣は短命に終わり「政治不信」の増幅につながったが、知名度は抜群とあって各陣営からの応援要請は少なくないようだ。

 「おわびを申し上げたいと思ってうかがった」。民主党の鳩山由紀夫前首相は6月29日、福井市内の会合で、前政権の「迷走」を陳謝。実母からの巨額資金提供に関し「全く知らなかったが、『国民から懸け離れた存在だ。だから宇宙人なんだ』と言われると返す言葉がなかった」と振り返りつつ、小沢一郎前幹事長とのダブル辞任に触れ「もう一度、党の政策に耳を傾けてほしい」と訴えた。

 退陣表明から1カ月弱。公示後は大阪、岡山、鳥取、福島などを回り、政治資金問題について「不徳の致すところだ」と強調してきた。ただ聴衆の反応は温かいようで、周辺に「どんどん日程を入れてくれ」と指示した。

2010/06/30 18:15 【共同通信】

7004チバQ:2010/06/30(水) 22:24:10
http://gendai.net/articles/view/syakai/124885
参院選 美女が古狸を食うあのシーンが再現か
【政治・経済】
2010年6月30日 掲載
東京選挙区で“丸川珠代現象”
「ひょっとしたら、丸川珠代の二の舞いになるんじゃないか」
 自民党の選対関係者がひそかに気をもんでいる。参院選の東京選挙区。中川雅治(63)と東海由紀子(42)の2人を立てている自民党だが、組織を挙げて応援しているのは現職の中川だ。東海は浮動票任せにして、あまり力を入れていないように見える。共倒れが一番怖いからだ。
 で、各種世論調査でも中川が先行。東京選挙区の自民党は「中川で決まり」みたいに見られている。
 ところが、ここに異変なのだ。
 東海はごらんのような美人だし、元スポーツキャスター。海外留学や外資系企業で活躍した経験もある。それだけに名前が売れ出したら強い。選挙戦終盤にかけて、ジワリと追い上げてきたのである。
「このパターンは3年前の丸川珠代と一緒です。自民党は現職の保坂三蔵の当選が最重要課題で、組織を挙げて応援。当初は世論調査でも丸川を3倍近く引き離していた。ところが、スポーツ新聞やTVが丸川をガンガン取り上げたものだから、最後は丸川が滑り込み、保坂が苦杯をなめた。保坂は茫然自失でした」(選対関係者)
 こうなったのは原因がある。保坂は高齢で東京のドン。自民党を象徴するようなタイプの政治家だ。そんなのが組織、団体、系列の都議、区議を締め付ける旧来型の選挙をエスカレートさせたものだから、反感を買ったのである。「その辺が今回もソックリ」なんて言われている。中川はドンではないが元大蔵官僚。こちらも「いかにも」という自民党候補だからだ。

●東海の追い上げに中川は真っ青
 さて、波乱があるのかどうか、カギを握るのは浮動票だ。中でも注目されているのは前回、薬害エイズ原告団で名前を売った川田龍平が取った68万票の行方だ。この時は民主党は2人当選、公明党の山口那津男、丸川、川田の5人が勝った。つまり、民主2人を当選させた票とは別に68万の無党派が川田を押し上げ、当選させたのである。
「この票の行方次第では、東海は逆転ですよ。この票は一部はたちあがれ日本の小倉麻子のところへいく。小倉は弁護士で31歳。膠原(こうげん)病で苦しみながら、『頑張る人を応援する政治』を標榜。だから川田票の受け皿になる。でも、残りは蓮舫や東海に流れる。それ次第で中川が青ざめる展開もありそうです」(選挙関係者)
 前回、丸川の選挙コンサルタントをやった選挙プランナーの三浦博史氏は「東海さんと丸川さんでは知名度が違う。だから、前回と同じではないが、組織団体の締め付けが逆効果になることはある」と言う。東海陣営には麻生元首相の元首相秘書官が入り、秋葉原に“生麻生”を呼んで人を集めたりしているのだから、中川は気が気じゃないだろう。
 東京選挙区は最後まで分からない。

7005チバQ:2010/06/30(水) 22:24:48
http://gendai.net/articles/view/syakai/124827
中畑清 きょうも汗だくで“チョーさん”選挙
【政治・経済】
2010年6月26日 掲載
政策は長嶋カントクですか
「たちあがれ日本」から比例出馬の巨人OB・中畑清候補(56)が、露骨な“チョーさん”選挙を展開中だ。
 街頭演説で口を開けば、巨人の長嶋茂雄終身名誉監督の話題ばかり。
「決めゼリフの絶好調は、長嶋監督に『調子はどうだ?』と聞かれ、『ボチボチです』と正直に答えたら、『バカ! いつも絶好調って言え!』と怒られたのが、きっかけ」「私は、GNO(義理・人情・思いやり、恩返し)を大切にする。当選して、長嶋さんに恩返しがしたい」といった具合で、肝心の政策はそっちのけ。長嶋氏との「絆」を猛アピールしているのだ。
「公示前に配っていたパンフレットにも、長嶋さんとのツーショット写真を掲載していました。今でも絶大な国民的人気を誇る長嶋さんの威光にあやかりたいのでしょう」(政界関係者)
 この調子だと、脳梗塞で倒れ、今も後遺症が残る長嶋氏を選挙応援に駆り出すかもしれない。24日にJR新宿駅東口での街頭演説を終え、汗だくの中畑を直撃した。
――選挙直前の長嶋さんとの会話は?
「公示の前日に電話で挨拶しました。(長嶋の独特な口調をマネしながら)『キヨシ、ここまできたな』『頑張ってくれよ〜』と、温かい励ましのメッセージをいただきました」
――長嶋氏に選挙応援を打診したことは?
「う〜ん。今の監督の体調を考えれば、表舞台に出すわけにはいかない。パンフレットに出てもらっただけでも、感謝しなくちゃね。ただ、いつも長嶋さんのパワーは感じている」
 ホントに「長嶋離れ」のできない男である。

7006チバQ:2010/06/30(水) 22:25:22
http://gendai.net/articles/view/syakai/124859
小沢怒った!生ぬるい現執行部の参院選対策にガマンならず「復活宣言」
【政治・経済】
2010年6月29日 掲載
せっかく60議席獲得のお膳立てしたのに…
●「公約は守るべきだ」
「高速道路無料化、それから子ども手当とか、そういうものを昨年の総選挙で国民の皆さんに約束して、それで多数の議席をもらった。政権を取ったらカネがないからできませんなんて、そんなバカなことあるか」
 28日に愛媛県今治市で開かれた会合で、小沢一郎前幹事長が現執行部を厳しく批判。増税論議についても苦言を呈した。
「去年の選挙で、また政権とった鳩山内閣で、4年間は上げないって言ったんですから。そして無駄をまず省くと。私個人としては、国民皆さんとした約束はどんなことがあっても守るべきだと、そう思っております」
 さらには、「必ず私が微力を尽くし、約束通り実現できるようにする」と語気を強めた。これは、9月の代表選を見据えた「復活宣言」とも取れる。小沢がここまで強く言うのは、現執行部の稚拙なやり方が目立つからだ。マニフェスト実現のためには、まず政権を盤石なものにする必要がある。先の衆院選では308議席を得た。今度の参院選で過半数を取って、初めて政権交代の成果を発揮できるようになる。そのために小沢が着手したのが、2人区に候補者2人を擁立することだった。複数区で2人当選しなければ、過半数の60議席には届かないからだ。実際、自民党は結党以来、参院で単独過半数を維持していた86年まで毎回、2人区に2人の候補を擁立。いくつもの選挙区で議席を独占していた。
「共倒れのケースなんてめったになかったね。身内同士の戦いはシコリを残すケースもあるけれど、結果的には票の掘り起こしにつながり、複数擁立は党勢拡大に大いに貢献した」(自民党ベテラン議員)
 ところが、社会党が躍進した89年の参院選で自民党の2人区独占はゼロに。それ以降、単独過半数を回復できなかった。小沢の頭には、こうしたデータがすべて叩き込まれている。それに基づいて各選挙区に候補を擁立したのに、せっかくの戦術が台無しになりそうなのだから、黙っていられないのも当然である。政治評論家の有馬晴海氏が言う。
「小沢氏が幹事長だった頃は、組織も知名度もない新人に厚く選挙資金を流していました。ところが新体制になって、現執行部はすべての候補者に平等に資金を落とす方針に変えた。これほど下手な選挙戦略はありません。もともと組織も資金もある現職は放っておいても勝てる。例えば2人区で2人の候補に3000万円ずつ渡すより、劣勢の候補に6000万円を投入した方が2人当選の可能性は高まるというものです」

●代表選に持ち込む構えも
 選挙を仕切ったことがない枝野幹事長ら現執行部には、これが分からない。支持率のV字回復で、単独過半数の60議席を取れる可能性もあったのに、みすみす潰してしまった。各種世論調査を見ると、菅首相が選挙前に増税に言及したり、マニフェストを見直したことも、マイナスに働き始めている。
「首相は参院選の勝敗ラインについて『6年前にいただいた50議席』とハードルを下げましたが、3年前の参院選では60議席を獲得したのだから、60議席か、少なくとも改選54議席が勝敗ラインだという意見は党内に根強くあります。本来なら60議席取れたのに、首相の消費税発言と公約縮小のせいで議席を減らしたとなれば、小沢グループを中心として、代表選に持ち込む流れが出てくる。小沢氏の執行部批判は、『責任を取らせるぞ』というメッセージだと受け止めている議員も少なくありません」(有馬晴海氏=前出)
 小沢が9月の代表選に打って出る下地は整いつつある。

7007チバQ:2010/06/30(水) 22:28:22
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/181500
【攻防―2010参院選】舛添氏 鳩山邦氏 園田氏 脱自民トリオ 暗中模索 新党埋没に焦り 立ち位置も微妙
2010年6月30日 11:33 カテゴリー:政治
 新党改革の舛添要一代表は29日、福岡市を訪れ、無所属の鳩山邦夫元総務相とともに参院選での支持を訴えた。政界再編の起爆剤になろうと自民党を飛び出した両氏だが、民主党支持率のV字回復もあって埋没感を深める。同じく自民党離党組、たちあがれ日本の園田博之幹事長も地元熊本で新党をアピールしきれず、展望が見えない状況だ。

 「民主党に政権を任せればこの国はだめになる。自民党には政権を撃墜する能力がない。新党改革の出番だ」。激しく雨が降るJR博多駅前。足早に行き交う通行人に向かって、舛添氏は二大政党批判をぶった。

 舛添氏は「次の首相にふさわしい政治家」を問う世論調査で常に上位に顔を出すが、報道各社の選挙情勢調査では新党改革の予測獲得議席数は1にとどまる。改選5議席を大きく割り込めば政治力低下は不可避。訴えには焦燥感がにじむ。

 選挙カーで隣に立った邦夫氏は舛添氏と東京大の同期生。今年3月の離党時に掲げた舛添氏との新党構想は頓挫したが、参院選比例代表には長男を新党改革から立てた。ただ、邦夫氏は福岡選挙区で自民新人を支援する。自らの地盤、衆院福岡6区は自民支持層が厚い。「将来、次男に跡を継がせるうわさもある。われわれと縁は切れないはず」と自民県議は言う。

 たちあがれ日本の園田氏も立ち位置は微妙。4月に自民党執行部を批判して離党しながら、参院選熊本選挙区では自民現職を支援する。

 昨夏の衆院選で12万票を集めた園田氏の後援会は自民支持層が大半。新党支持を強制すれば組織に亀裂が入りかねない。

 後援会は「選挙区は自民、比例は原則、新党」と対応を決め、園田氏自身も自民熊本県連選対の相談役に就いた。熊本選挙区に入るのは当面、30日から3日間だけ。新党の比例代表新人の元プロ野球選手と県内を回る程度だ。後援会関係者は言う。「新党なのか、自民なのかさっぱり分からない。はっきりしない態度では支持者の結束も緩みかねない」


=2010/06/30付 西日本新聞朝刊=

7008チバQ:2010/06/30(水) 22:40:19
http://chubu.yomiuri.co.jp/tokushu/san_election/san_election100626_1.htm
愛知選挙区(上) 民主「共食い」懸念 ――追う 参院選2010
社民、野党色を前面に

 「今後はハコの中で支持を集めることはしない。どんどん街へ出る」

 24日朝の出陣式。民主党新人で元愛知県教員組合委員長・斎藤嘉隆があいさつに一段と力を込めた。斎藤は、個人演説会を開く公民館などの会場を「ハコ」と表現。労組など支持団体へのアピールを一通り終え、今後は、街頭で訴え、貪欲(どんよく)に浮動票の上積みを狙うという決意だった。

 同党は、愛知選挙区に斎藤と党県連副代表・安井美沙子の2人を擁立。最大の支持団体・連合愛知が傘下組織を斎藤に7割、安井に3割を振り分けて支援に当たるが、安井陣営の幹部は、斎藤のあいさつに青ざめた。「組織の支援が薄いウチこそ、浮動票頼みなのに……」。なりふり構わぬ“宣戦布告”に聞こえたからだ。

 支持率がV字回復した同党だが、斎藤陣営の幹部は「追い風が吹いている訳じゃない。消費税を巡り、有権者の反応もつかみきれない。2人とも楽に勝てる選挙じゃないんだ」と険しい表情で語った。

▽  ▽



個人演説会を終え、握手で参加者を見送る候補者(25日午後7時49分、愛知県あま市で)=加藤学撮影 公示から一夜明けた25日朝。JR尾張一宮駅前に立った安井は、足早に通り過ぎるサラリーマンらに「知名度は今ひとつの私ですが、応援して下さい」と何度も頭を下げた。

 党の公募に応じた安井は東京都出身で、地元とは縁の薄い、いわゆる〈落下傘候補〉。約1年前から活動する斎藤に対し、本格的に活動を始めたのも約2か月前で、陣営内には準備不足の危機感が強い。

 それだけに、公示前には国会議員や県議の後援会を集めた大規模な集会を増やし、支持者固めのため、選挙中は毎晩2、3か所の個人演説会を精力的にこなす戦略を立てた。ただ、陣頭指揮にあたる県議の富田昭雄(51)は「議員たちがいくらお願いしても、支持者にすら『顔も知らない人には(票を)入れられない』と言われる。まだ浸透してない」とこぼす。

 2007年の前回選挙で、自民・公明両党との激戦の末、民主党の大塚耕平(50)、谷岡郁子(56)の2人が当選。同党県連の幹部は、両陣営が連携した前回を引き合いに、「今回は、両陣営の戦略がバラバラ。2人セットで売り込めば他党を圧倒できるのに」と話すが、斎藤、安井がそろって支持を訴える予定は、今のところない。

▽  ▽

 この日朝、安井と入れ替わるように駅の反対側に立った社民党新人で党県副代表・青山光子は、「社民党が連立政権にいた時、4年間は消費税を上げない約束だった。生活必需品に税金を課すべきでない」と声を張り上げた。

 青山は、党が連立を離脱した後、米軍普天間飛行場移設問題や「政治とカネ」などを巡り、かつてのパートナーである民主党を激しく批判してきた。同時に「筋を通した社民党」と強調し、新党が相次いで発足する中で存在感をアピール。選挙直前、菅首相が消費税率の引き上げに言及したのを機に、「消費税増税反対」を前面に批判のトーンをさらに上げている。

 ともに現有議席の死守を図る民主、自民に、党の浮沈をかける共産、社民、みんなの党が絡み、混戦が続く。

(敬称略)



(2010年6月26日 読売新聞)

7009チバQ:2010/06/30(水) 22:41:21
http://chubu.yomiuri.co.jp/tokushu/san_election/san_election100627_1.htm
愛知選挙区(下) 「新生自民の顔」 谷垣総裁 雨構わず ――追う 参院選2010
みんな「重点区」 渡辺代表 テコ入れ

 自民党総裁の谷垣禎一(65)が26日夕、同党新人で元愛知県議・藤川政人の応援に駆けつけ、名古屋駅前で必死に支持を呼びかけた。

 「地方の声を聞く新生・自民党にふさわしい候補」と持ち上げ、雨にぬれるのも構わず、宣伝カーの上から有権者に手を振った。

 2007年の前回参院選でも、首相の安倍晋三(55)が同じ選挙戦3日目に名古屋入り。連立を組む公明党の候補らと並んで街頭に立ったが、この日、同党関係者の姿はなかった。

▽  ▽



雨の中、名古屋駅前で応援演説する自民党の谷垣総裁(26日午後)=稲垣政則撮影 前回選挙で、自民は鈴木政二(62)、公明は山本保(61)を擁立し、与党で2議席維持を目指したが、山本が落選し、民主に2議席目を許した。

 今回、選挙区での候補擁立を見送った公明は、「連立野党はない」と自民党支援に慎重な姿勢を見せるが、前日の25日夕、愛知県みよし市で開かれた個人演説会では、事情が違った。

 応援に駆けつけた公明党県議の小島丈幸(56)が、最後にワイシャツ姿になって藤川と一緒に「頑張ろう」と拳を突き上げ、連立時代そのままの光景を見せた。

 小島は演説会後、「親しい自民党県議に頼まれた。比例候補のお願いをさせてくれるというので来ただけ」と素っ気なく話したが、当の自民党県議は「個人的な話じゃない」と、地域によっては“選挙協力”が継続していることを明かした。

 来年には知事選、統一地方選がある。別の公明党県議は「自民党さんには何度も裏切られてきた。知事選や統一選でも協力が欲しいなら、今回こそ誠意を見せて」と、見返りとして比例票の上積みを期待する。

▽  ▽

 「厳しい戦いが続いている。皆さんの口コミが頼りだ」。みんなの党幹事長・江田憲司(54)は26日午前、同党新人で緩和医療医師・薬師寺道代と名古屋駅前で演説し、声を張り上げた。

 党代表の渡辺喜美(58)は愛知選挙区を「重点区」に位置付けて何度も足を運び、公示日にも薬師寺の第一声に合わせて名古屋入りするなど、テコ入れしてきた。

 特定の支持団体を持たない同党にとっては、「口コミ」や「井戸端会議」が頼りで、無党派層を中心に、反民主・非自民の受け皿として支持を広げたい考えだ。しかし、菅政権誕生で民主党の支持率がV字回復し、“風向き”は読みにくくなっており、陣営幹部は「もともと目に見えない層がターゲットだけに、街へ出てひたすら訴えるしかない」と気合を入れ直す。

 一方、共産党は6年ぶりの議席回復に意欲を燃やす。同党新人の党県常任委員・本村伸子は26日、名古屋・栄の繁華街で演説し、米軍普天間飛行場の移設問題を引き合いに他党との違いを強調。「無条件撤去が筋なのに、民主も自民もみんなの党も、辺野古がいいと言う。この3党に、愛知の議席を独占させるわけにはいかない」と力を込めた。27日には共産党委員長・志位和夫(55)と一緒に街頭に立つ予定だ。

 民主、自民の「指定席」に割って入ろうとするほかの野党陣営の戦いも、ますます熱を帯びてきた。

(敬称略)



(2010年6月27日 読売新聞)

7010チバQ:2010/06/30(水) 22:42:46
http://chubu.yomiuri.co.jp/tokushu/san_election/san_election100628_1.htm
岐阜選挙区 民主2候補が反目 ――追う 参院選2010
自民新人、無党派層狙う

 民主党前幹事長の指示で初めて2人を擁立し、組織を二分して臨む戦いに、県連内の不協和音が鳴りやまない。

 「足の引っ張り合いをしてる場合じゃない」。岐阜市内で20日に開かれた総合選対会議で、県連幹事長の伊藤正博(59)は、現職・山下八洲夫と、新人で元国会議員秘書・小見山幸治の両陣営幹部らに苦言を呈した。

 候補の1人が、人気のある党幹部を応援弁士で呼んだことに、もう一方の陣営が「浮動票を奪われる」と不安を募らせ、この党幹部側に「応援を控えて」と頼んでいたことなどが発覚。連携するどころか、事あるごとに反目した状態が続く。背景にあるのは、「国会のため、直前まで地元入りできなかった現職と、知名度不足の新人の焦りだ」(県連幹部)。

 山下は現職の強みで、数百の団体から推薦状をもらったが、陣営は「推薦の大半は民主・自民の双方に出ており、実効性は未知数。きっちりと票固めをしなければ、推薦状もただの紙切れ」と危機感。山下は27日も街頭には立たず、団体のあいさつ回りに駆け回った。

▽  ▽



街頭演説先で有権者に支持を求める参院選岐阜選挙区の候補者(27日午後、岐阜市で)=金成真也撮影 過去3回の参院選で、民主、自民両党が議席を分け合ってきた岐阜選挙区。両陣営はともに33万票の得票を目標にするが、追い風に乗った昨夏の衆院選で、民主が県内小選挙区で獲得したのは約60万票。2人を当選させるには、新たな票の掘り起こしは不可欠で、そのターゲットの一つが自民支持層だった。

 「新しい力、新しい民主党が、新しい日本をつくる」。小見山は27日昼過ぎ、岐阜市内のスーパー前で、演説では必ず口にするこのフレーズを繰り返し、声を張り上げていた。

 自民党を離党し、引退表明した参院議員・松田岩夫(73)の元政策秘書。松田の後援会を足がかりに自民票の切り崩しを狙うが、陣営幹部は「本当に票につながっているのか、確信がない」と不安げだ。

▽  ▽

 「自民党を内側から変え、新しい風を巻き起こす」。同党新人で元県議・渡辺猛之は27日午後、可児市内の個人演説会で、集まった歯科医師会の会員らに力強く支援を呼びかけた。

 同党は昨夏の衆院選で、5選挙区のうち3選挙区を民主に奪われ、支持団体離れも進んで、陣営は選挙戦への影響を危惧(きぐ)する。

 さらに、県連初の公募で選ばれた渡辺自身も知名度不足が課題だが、県連幹事長・猫田孝(70)は「これまでのような団体に頼った戦略では勝てない。街頭演説を中心に訴え、無党派層を少しでも取り込みたい」と躍起になっている。

 同じ頃。笠松町のスーパー前では、民主、自民両党の批判票の受け皿として、虎視たんたんと票の積み上げを狙う、共産党新人で党県常任委員・鈴木正典が「米軍普天間飛行場の移設問題や消費税への対応などを見ると、民主も自民も変わらない」と訴え、声をからした。争点に急浮上した消費税問題もあり、どの陣営も「風向き」が読めないまま、手探りの状態が続く。

(敬称略)



(2010年6月28日 読売新聞)

7011チバQ:2010/06/30(水) 22:43:25
http://chubu.yomiuri.co.jp/tokushu/san_election/san_election100629_1.htm
三重選挙区 自民、団体離れ逆手に ――追う 参院選2010
民主、徹底した組織戦

 公示後初めての週末となった27日朝。自民党新人で元医療政策調査機関職員・小野崎耕平は、紀宝町の紀南漁協で漁協関係者らを前にあいさつし、消費税率の引き上げに理解を求めた。

 「何かを選ぶためには、何かをあきらめなければならない。自民党は国民の努力と負担を求めます」

 小野崎は業界団体からの推薦や献金を受けない、党内でも異色の候補。政権から転落し、支持団体離れに歯止めがかからない状況を逆手に取った形で、しがらみのないクリーンさを強調する。また、生活必需品を除き、税率を15%にする必要があると公言し、「言いにくい政策も真正面から訴えている」(陣営幹部)。

 しかし、別の幹部は「無党派層の反応も悪くはないとはいえ、この手法がどこまで通用するのか、まだ見えない」と気をもむ。

 三重選挙区では過去、自民党が参院選の補選を含めて4連敗。陣営は劣勢をはね返すため、唯一、小選挙区に衆院議員(三重5区)がいる県南部で勢いをつけ、選挙中盤は大票田・四日市市などがある県北部に攻め上がる戦略だ。

▽  ▽

 民主党現職・芝博一は26日、小野崎よりひと足早く県南部入り。尾鷲市民文化会館での個人演説会で、「官僚主導から国民の声を聞く政治主導の新しい流れに変わった。28日には高速道路無料化の社会実験も始まる」と、政権与党の実績を強調し、早くもしゃがれた声を振り絞った。

 陣営幹部は県南部入りの理由を、「昨夏の衆院選で自民に敗れた三重5区で支持者を掘り起こせば、波及効果が大きい」と明かす。

 芝は、県連と連合三重、県議会最大会派・新政みえが合同で選対本部をつくる「三重県方式」で、徹底した組織選挙を進めているが、米軍普天間飛行場の移設問題や、政治とカネを巡る対応では逆境に立たされ、「風」の怖さを身をもって経験した。選対本部長の高橋千秋(53)も「選挙戦はまだ始まったばかりで、何が起こるかわからない」と気を引き締めている。

▽  ▽

 「消費税を上げる前にやるべきことがあるはずだ」。みんなの党新人で放射線科医師・矢原由佳子は26日、党代表の渡辺喜美(58)と一緒に四日市市の公園前で、税率10%への引き上げに言及した菅首相を批判した。

 同党は、反民主・非自民の批判票の受け皿として注目されるが、民主政権の支持率が持ち直したことで、有権者の動向は読めなくなった。さらに、出馬表明が4候補の中で最も遅くなった影響もあって知名度不足が課題。矢原は公示後、街頭演説をそれまでの2倍にし、「組織がない分、県北部を中心に訴えて巻き返しを図りたい」と力を込める。

 共産党新人で党准中央委員・中野武史は「民主も自民も消費税引き上げの大連合。共産党は反対を貫く」とアピールする。

 各陣営は、細長い選挙区を東奔西走ならぬ“南奔北走”し、選挙戦中盤に向けて弾みを付けようと必死だ。

(敬称略)



(2010年6月29日 読売新聞)

7012山口新聞男:2010/06/30(水) 22:54:17
>>7002
岡崎流とはなんじゃらほい

7013チバQ:2010/06/30(水) 23:34:37
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news2/20100630-OYT1T00871.htm
民主新CM、菅さんが洗濯…自民は進次郎氏起用
 民主、自民両党は30日、それぞれ参院選向けのテレビCM第2弾を発表した。

 1日から全国で放映する。

 民主党の「元気な日本」編は、菅首相(党代表)が汗だくで布をたらいで真っ白に洗い上げ、夏空に布を広げると、「元気な日本を復活させる」とのメッセージが浮かび上がる――という構成。「既得権を含むすべての古いアカを洗い流す」(安住選挙対策委員長)との狙いを込めたという。

 一方、自民党は、小泉進次郎衆院議員を起用した。党のホームページで流したところ、小泉氏の人気の高さもあって好評だったため、テレビでも放映することにした。

 日本民間放送連盟の放送基準には、政党CMの出演者について「党首または副党首に限る」との規定がある。自民党では「総務省からは党首以外の出演に法的に問題はないと回答をもらっている。あとはテレビ各社の判断だ」としている。

(2010年6月30日19時16分 読売新聞)

7014チバQ:2010/06/30(水) 23:37:17
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20100630/CK2010063002000077.html
参院選 ポスターでアピール シールで『消費増税反対』 党首と写り知名度アップ
2010年6月30日

それぞれ工夫を凝らした候補者のポスター=熊谷市で


 改選数三に十人が立候補した参院選埼玉選挙区。各陣営は乱戦を勝ち抜くため、選挙ポスターに工夫を凝らしている。消費税率アップ反対を目立たせる特注シール、著名な党首とのツーショット…。七月十一日の投開票日までに、新たなポスターへの張り替えを計画する陣営も。有権者の心をどうつかむか、知恵比べが続く。 (参院選取材班)

 菅直人首相が税率10%に言及したことで争点に急浮上した、消費税アップ。共産党新人の伊藤岳氏は、首相発言を受けて急きょ「消費税10%絶対反対」のシールを作り、ポスターの右上に張った。公明党現職の西田実仁氏陣営も、「景気回復なき消費税増税に反対です!」とのシールを追加発注。週内にも、ポスター中央下の目立つ位置に張る。

 新党改革の新人中川幸司氏は党名の売り込みを重視するため、四日かけて党の看板である舛添要一代表の写真をあしらうデザインを手掛けた。「ポスターは一番の集票手段」。舛添代表の応援の声も入れた。

 みんなの党の小林司氏は、知名度不足をテレビなどでおなじみの渡辺喜美代表の人気でカバーする作戦。二人が一緒に拳を突き出すポーズを、多忙な渡辺代表と日程を調整して、五月中旬に国会で撮影した。

 社民党新人の日森文尋氏は、ポスター下段に福島瑞穂党首の写真と「参議院比例代表は福島みずほ」の文字。普天間飛行場移設問題で知名度を上げた党首を出すことで、選挙区への波及効果を期待する。

 民主党新人の大野元裕氏はポスターに「テレビ・ラジオでおなじみの外交・中東の専門家」と書いた。イラク問題でテレビ解説者を務めていたが、陣営幹部は「その時の印象をすんなり思い出す人は少ない」。ポスターでの知名度アップに懸命だ。

 逆に「定着しているイメージを有権者に浸透させたい」とするのは、民主現職の島田智哉子氏。「元気な感じが本人に合う」と、最初の選挙からイメージカラーとするオレンジを、今回のポスターでも前面に出した。

 自民党現職の関口昌一氏は背景にイメージカラーの青を使った。陣営幹部は「誠実で落ち着いた候補の人柄を出したかった」とする一方、「暑いので涼しさも伝えたかった」と有権者の“体感温度”にも気を配っている。

7015チバQ:2010/06/30(水) 23:38:14
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/mie/news/20100628-OYT8T01238.htm
ポスター随所にこだわり
色やデザイン、表情4陣営工夫様々

 24日の公示と同時に、各地の掲示板に一斉に張り出された選挙ポスターは、有権者へのPRに大きな役割を担う。三重選挙区(改選数1)の4候補の陣営は、名前の目立ち具合、表情や配色などに様々な思い、こだわりを詰めている。(八木さゆり)

 名前と服をピンクに ◆矢原陣営

 「美女と野獣のイメージを狙いました」。4候補者で唯一の女性、みんなの党新人の矢原由佳子候補(35)の陣営は、女性らしさをアピールしようと、名前の文字とシャツを同じ濃いピンク色で統一した。矢原候補の「好きな色」を重視し、選挙期間中はスタッフもピンク色に染まる。

 ポスターに政策などは載せず、「34歳・医師」だけ。背景の白色も「白抜きだと夜も映える。弱視の方でも見やすいように」と、医師らしい配慮。陣営は、「知名度もなく、地盤などもない。まずは名前を知ってもらうこと」と話す。

 若者向けQRコード ◆中野陣営

 スローガンの文字数が最も多いのは、共産党新人の中野武史候補(36)のポスター。「アメリカと財界・大企業にものが言える政治を」と青で、党名の縁取りの赤と対称させて強調する。

 今回初めて、携帯電話で読み取れるQRコードを印刷、党のホームページに接続できるようにした。若い有権者を意識した工夫で、「日本の将来を担うのは若者たち。少しでも党の政策を知ってもらいたい」と意気込む。印刷時に間に合わなかった消費税引き上げ問題には、「消費税増税反対」のシールを張ることで、抜かりなくアピールする。

 名字を顔より大きく ◆芝陣営

 民主党現職の芝博一候補(60)の陣営は、白いシャツ姿で、初夏らしいクールビズスタイル。背景も水色にして涼しげさを演出した。

 顔写真よりも、名字の「芝」を赤い文字で大きく打ち出した。陣営は「現職なので、顔を目立たせないように。投票用紙に書いてもらうのは名前だから」と説明する。

 キャッチフレーズは「“実行”にこだわります」とし、「実行」だけを赤字に。陣営は「有言実行を強調し、情熱の赤、実行にこだわる赤です」と強くアピールする。

 赤色を一切使わずに ◆小野崎陣営

 自民党新人の小野崎耕平候補(40)の陣営は、他の3候補と違ってクールな印象に仕上げた。「事前ポスターよりも顔が明るくなるよう照明に気を配った」と話す。選挙で多様される「赤」を一切使わず、青、グレー、白色が目立ち、はにかむような笑顔が引き立つ作り。

 「日本の将来のため、信念を貫く」というキャッチフレーズには、「このままでは日本が危ない」というキーワードを意識。グレー色のスーツ姿で、陣営は「清新さをイメージ。まじめな人柄と、額に汗して働こうという意欲を引き出したかった」と話している。

(2010年6月29日 読売新聞)

7016チバQ:2010/06/30(水) 23:39:57
http://mytown.asahi.com/saga/news.php?k_id=42000001006300002
イメージ戦略 知恵絞る
2010年06月30日


ネービーブルーのポロシャツを着る福岡資麿氏=佐賀市


旧北波多村議時代からのタスキを着けて街頭演説する山口勝弘氏=唐津市


ピンクのたすきを着けて街頭演説する甲木美知子氏=小城市

 7月11日投開票の参院選で、各陣営はポスターや候補者が着る服の色などのイメージ戦略に知恵を絞っている。政策だけではなく、「見た目」の印象も有権者の投票行動を大きく左右する。各陣営はそれぞれ、「情熱」「真剣さ」「さわやかさ」などの思いを込めて有権者にアピールし、票の上積みを狙っている。(吉村治彦、小川直樹)
 自民新顔の福岡資麿氏のイメージカラーは、ネービーブルーだ。冷静に先を見通す思いを込めているという。看板やスタッフのポロシャツ、チラシ、たすきに至るまで色をそろえた。ポロシャツの襟や袖に赤色のラインを入れたのは、情熱を表すためという。
 今回の選挙戦から大きな変化があった。妻洋子さんが同じ色のポロシャツを着て、街頭演説などで一緒に付き添う「夫婦二人三脚」の姿を見せている。陣営は「家族を持って、大人としても一人の男としても成長したことを見てもらえる」と狙いを話す。
 ポスターは剣道着を着て前を見据えている。「民主政権によって政治が信頼されていない今、笑っている場合ではなく、真剣さを出したかった」と福岡氏。
 共産新顔の山口勝弘氏のカラーは青で、さわやかさをイメージ。スタッフらが青のジャンパーを着て統一感を出した。山口氏は白のワイシャツ姿で通しており、旧北波多村の村議時代から使っている白に黒字のシンプルなたすきを着けている。
 選挙ポスターには「くらしの安心・安全、雇用・経済再建を」との主張を記した。菅首相が消費税10%に容認姿勢を示して一転、消費税が争点となったため、「消費増税反対」の文字を入れたかったが、すでに印刷を発注していて間に合わなかったという。
 写真はネクタイを締めたスーツ姿で引き締まった表情。陣営は「真剣に様々な課題に取り組む姿勢と清潔感を出したかった」と話す。
 民主新顔の甲木美知子氏のカラーはピンク。たすきや、スタッフのTシャツ、選挙カーの看板もピンクにした。今年春の流行色だったことなどからピンクに決めたといい、陣営は「優しさや女性らしさを表現したい」。
 また、スタッフのTシャツにはハートマークのロゴがあり、選挙カーにもハートのシールが張ってある。キャッチフレーズが「あったかハートで暮らしを守る!」で、思いやりの心をアピールする。
 ポスターはにっこりとした笑顔の写真。背景は赤色で、昨年の総選挙の原口一博総務相のポスターと同じ色だ。白のワイシャツにグレーのスーツを着込み、弁護士として法廷に立つファッションでさわやかさを強調したという。

7017チバQ:2010/06/30(水) 23:44:41
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20100621ddlk06010005000c.html
夏の陣・決戦前夜:参院選’10山形/上 民主・梅津陣営 /山形
 ◇風感じつつ気引き締め
 24日の参院選の公示まで、あと3日。山形選挙区(改選数1)には、民主党新人の梅津庸成氏(43)▽自民党現職の岸宏一氏(70)▽共産党新人の太田俊男氏(56)▽みんなの党新人の川野裕章氏(50)−−の4人が立候補の動きを見せている。決戦前夜の各陣営の動きを追った。

 ◇「1日50回」街頭演説で知名度アップ
 「今日おこしいただいたのは鹿野道彦先生と、参院選で民主党から立候補する……誰だっけ?」「梅津です!」。19日に山形市であったミニ集会。苦笑する梅津氏の姿に集まった約40人は沸いた。同市山家町1、無職、五十嵐テル子さん(71)は「写真より実物の方がいい。若いし一生懸命な感じがいいわ」と拍手を送った。

 3月8日に立候補を表明した梅津氏の最大の課題は知名度不足の克服。「1日50回」の街頭演説を目標に県内各地を回る。今月からは30〜50人のミニ集会を各地で開く。民主党県連の武田聡幹事長は「防衛官僚のイメージが独り歩きしているが、会えば官僚臭くないどこか憎めない人柄。時間が無い中、どれだけ多くの人に会えるかが勝負だ」という。

 民主党にとり、今回の参院選は政権与党になり初の本格的な国政選挙だ。与党効果は大きい。

 元自民党県連幹事長の土田正剛東根市長は、後援者約600人を集めた19日の会合で「頭のてっぺんからつま先まで自民党だったが、市長の責任は重い。参院選では割り切って民主党政権を応援しようと思う」と宣言。梅津氏支援を鮮明にした。土田市長は「政権与党というのは大きい。古巣の自民党にお願いしても(予算は)何にも出ない」と説明する。県トラック協会や県歯科医師連盟など推薦を受けた団体も50を超えた。「これまで見向きもされなかった」(武田幹事長)団体も多いという。

 また、社民党は政権を離脱したが、県連は、民主党県連との良好な関係を維持するために、12日に梅津氏への「選挙協力」を決めた。選対には入らないが、はがきなどで「比例は社民、選挙区は梅津」と呼びかける。両党とともに、07年の前回参院選から選挙協力を重ねてきた連合山形の大泉敏男会長は「選挙で勝利を重ねてきたメンバー。労組が足並みをそろえる意味でも社民の選挙協力は大きい」とみる。

 追い風も吹いてきた。菅直人新内閣の誕生で内閣支持率はV字回復。近藤洋介衆院議員は「上げ潮だ。支持は確実に広がってきた。世論は味方している」と手応えを感じている。梅津氏の後援組織への入会申し込みも6月に入り激増したという。

 梅津氏自身も街頭で風を実感する。「5月には鶴岡では『顔を洗って出直してこい』とののしられ、山形や米沢では『うそつき』と言われた。今は手を振って頑張れと応援してくれるようになった」と話す。その一方「内閣が新しくなっても私自身がやるべきことは変わらない。支持率に左右されるのはどうだろうか」とする。実感はしても風に浮かれてはいられない。

 19日のミニ集会。鹿野衆院議員は「まだまだだが、成長してきている部分もある。43歳の若い候補者なのでよろしく頼む」と頭を下げ、梅津氏は40人の一人一人に握手をして回った。【林奈緒美】

毎日新聞 2010年6月21日 地方版

7018チバQ:2010/06/30(水) 23:45:21
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20100622ddlk06010006000c.html
夏の陣・決戦前夜:参院選’10山形/中 自民・岸陣営 /山形
 ◇知事選のしこり今も 公明との協力にも影
 12日の自民現職、岸宏一氏(70)の選対会議。岸陣営を訪れた米沢市選出の自民党の後藤源県議は、入り口に立つ岸氏と目を合わせなかった。90人の左隅に座り、岸氏と距離を取った。選対の2区本部長代行に指名されたが、岸氏と言葉を交わさなかった。

 昨年の知事選で、自民党議員の大半が当時の斎藤弘知事を支援する中、岸氏は現在の吉村美栄子知事を支援した。しこりは残り、参院選の自民公認候補を選ぶ県連の党員投票では、シンクタンク研究員の大沼瑞穂氏を応援する議員も多かった。しこりを多く残していたのが後藤県議だった。斎藤前知事が新人だった05年知事選で、支援の会会長となり、当選の立役者「七奉行」の一人だった。党員投票では「私は大沼氏を応援する」という手紙を地元党員に配った。

 後藤県議は5月8日の岸氏と県議との顔合わせに欠席した。岸氏は県議全員の自宅を訪問し、後藤県議宅の玄関にも名刺を置いた。

 しこりは公明との協力関係にも影を落とす。5月19日、岸氏の選対本部長を務める加藤紘一県連会長が公明党県本部を訪れ、幹部らに「自民党の比例代表と同じか、それ以上の気持ちで公明党を応援する」と頭を下げた。寒河江政好公明党県代表は「岸さんは自公連立政権の発足後、公明票を欲しがらなかった加藤さんと我々を近づけてくれた恩人。勝ってほしい」と強調する。

 しかし、県内の公明党の5総支部と自民党の8ブロック選対の協力は地域差が大きい。寒河江代表は「しこりで、自民党さんが一枚岩になっていないのだから、ほかの党を応援する余裕もないだろう」と嘆く。

 一方、支部の議員全員が昨年の知事選で斎藤前知事を支援し、党員投票では大沼氏を支援した自民党山形市支部では、しこりは解消されつつある。13日の支部総会では、活動方針に「岸宏一氏で参院選必勝に向けて鋭意取り組む」と印刷したパンフレットが配られた。山形市議の峯田豊太郎支部長は「しこり解消で、みんなでやりましょうという気持ちを表すため、わざわざ入れた」という。

 岸氏は18日、県議会自民党控室で開かれた自民の議員総会に立ち寄った。「東北の1人区で自民党議員は現在私1人だけ。民主党に過半数を許せば、約束を変える民主党の意のままにならねばならない」と述べ、県議全員と握手。後藤議員とも目を合わせ、固く手を握り合った。「民主に負けるわけにはいかない。頑張ってもらいたい」。険しかった後藤議員の目は柔らかくなっていた。

 民主新人の梅津庸成氏(43)陣営にも影響はある。支援者のほとんどが昨年知事選で吉村現知事を支え、岸氏とは同志だった。民主党系県議は「岸さんに当選してもらっていいという人がいる。自治労、連合、教職員組合から岸さんに流れる票がある」と言う。そして、ため息をついた。「無所属で出ていたら岸さんに投票するよ」

 知事選でのねじれとしこりが参院選での票の動きを複雑にしている。【和田明美】

7019チバQ:2010/06/30(水) 23:46:02
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20100623ddlk06010071000c.html
夏の陣・決戦前夜:参院選’10山形/下 共産・太田陣営とみんな・川野陣営 /山形
 ◇盛り返しに手応え 政権交代に失望感
 「医師不足や勤務医の長時間労働、開業医や看護師の多忙など医療現場は大変な状況。診療報酬削減はおかしいと思う」。共産新人の太田俊男氏(56)と3月に懇談した米沢市医師会の高橋秀昭会長は地域医療の窮状を訴えた。太田氏は「一緒にやれることはやりましょう」と答えた。互いの思いは一致した。

 太田氏はこれまで自民党を支持してきた医師会や農協とも精力的に意見交換を重ねている。選対本部長を務める本間和也党県委員長は「以前は懇談を申し込んでもなかなか話し合いが持てなかった。今回は変わってきている」と変化を感じる。太田氏も「共産党が選択肢に入ってきた」と手応えを感じる。

 太田氏は最初に出馬した86年参院選で6万9505票と選挙区で過去最高の票を獲得した。96年衆院選、98年参院選の比例でも共産党は5万票台を維持した。だが、政権交代への期待が民主に集中し、01年以降の国政選挙は比例で3万票台と低迷した。

 しかし民主党による政権交代に失望を感じ「今度は絶対いれるから」と話してくれる有権者も今はいるという。太田氏は「有権者にいかに党の政策を聞いてもらえるかが鍵。相手から党への疑問や要望を話してもらい、党を理解してもらう」と説明する。本間委員長も「いろんな経験を経て最終的に共産党に来てくれる有権者もいる。一生懸命働きかければ変化は起こる」と意気込む。選挙区で5万票以上、比例で7万票以上が目標だ。

  ◇   ◇

 「日本の将来を見つめ、勇気を出して名乗りを上げた川野先生の力になりたい。みんなで支えれば勝てない選挙ではない」。5日のみんなの党新人の川野裕章氏(50)の事務所開きに駆け付けた元自民党員の新宮征一寒河江市議は、集まった約50人にそう訴えた。「自民は離党者続出でバラバラ。民主の政策は財源が見えない」と第三極を支持するに至った理由を語る。

 事務所開きには新宮市議の他、自民党の山村明米沢市議も応援に駆け付けた。他にも自民党籍の市町村議数人がひそかに支援しているという。党酒田市第1支部長の佐藤丈晴酒田市議は「表に出てこない沸々としたマグマのような熱気を感じる」と話す。

 みんなの党は県内に支部がなかったにもかかわらず昨年の衆院選の県内の比例で3万2102票を獲得した。民主や共産は「注意しなければならない」とし、自民は「流れが読めない」と分析する。

 菅直人首相の誕生で民主の支持率が「V字回復」したあおりで、支持率は6月上旬に急落した。しかし「菅首相が消費税増税を打ち出したことでまた盛り返した感触がある」(佐藤支部長)という。

 党は4月に酒田と米沢に支部を作ったばかり。組織に欠ける中、川野氏は「県縦断自転車対話遊説300キロ」と銘打ち、7日に遊佐町から自転車遊説をスタートさせた。「県内を縦横無尽に走り一人でも多くの人と対話しながら党の政策を訴えたい」と意気込みを語る。【浅妻博之】

7020チバQ:2010/06/30(水) 23:47:47
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100629/plc1006290146001-n1.htm
首相、仙谷氏らと会談、接戦の1人区を重点遊説へ
2010.6.29 01:44

 菅直人首相は29日未明、カナダでの主要国首脳会議(サミット)から帰国後、首相公邸で仙谷由人官房長官、民主党の安住淳選対委員長らと会談、参院選の情勢などについて意見交換した。首相は30日に青森、秋田、山形、7月1日に熊本、長崎、2日に富山、石川、福井と、接戦が予想される1人区を重点的に遊説することを確認した。

7021チバQ:2010/06/30(水) 23:53:33
日本一早い終盤情勢では?
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100630/plt1006301611003-n2.htm
【2010参院選・激戦区終盤情勢】千葉 スーパー候補不在で横一線2010.06.30


. 自転車で県内をくまなく回るなど、軽快なフットワークと空手で鍛えた体力で戦う民主党の小西洋之氏が頭1つ抜けた。

 「郵政の元締め総務省出身だけに、郵便局関係者らが緻密な動きで全面支援する。それがベースで幅広い層に浸透している。特定郵便局長らは、国民新党比例の長谷川正憲支援を条件に、小西支援のバーター体制だ」(民主党関係者)

 残り2議席をめぐって、みんなの党の水野賢一氏、自民党の椎名一保氏と猪口邦子氏、民主党の道あゆみ氏がほぼ横一線で激しい争い。

 台風の目なのが水野氏。昨年の衆院選では自民党から出馬して撃沈したが、自民党時代の衆院議員4期の実績と、養父が水野清元自民党総務会長だけに、地元の知名度もあり健闘している。

 知名度では負けてないのが自民党の元少子化担当相の猪口氏。

 「参院選に挑戦した『小泉チルドレン』の中で、最も当選の可能性が高い。小泉純一郎元首相もたびたび応援に駆けつける。ライオンヘアを振り乱しての辛らつな民主党批判にドッと聴衆がわき追い風に。公明党支持層にも浸透し、勢いはある」(自民党関係者)

 自民党現職の椎名氏は地元生え抜きだけに、民主党はもちろん、元同僚の水野氏にも落下傘候補の猪口氏にも譲れない。ただ、世論調査の支持にバラツキと落差がありすぎ、陣営でも「読みきれない」。足固めと県内北東部の地元中心に浸透拡大を図るのに懸命だ。

 民主党の道氏は、弁護士で前早稲田大学大学院教授で「みのもんたの朝ズバッ!」(TBS系)の元コメンテーターだが、一般有権者への浸透度がいまひとつ。なかなか抜け出せない。連合を中心に基礎を固め無党派層に何とか食い込もうと躍起となっている。

 「民主党は菅首相に看板が変わり上昇気流に乗るかと思われたが、イマイチ。『消費税10%』発言が響いている。これが後半、選挙戦でどう響くかが最大の見もの」(選挙アナリスト)

 圧倒的に票を取るスーパー候補がいないだけに、ボーダーラインは50万票前後か。(ジャーナリスト・田村建雄)

 【千葉選挙区】(定数3)
 ○小西 洋之38元総務省職員 民新
 △椎名 一保58国交委員長  自現
 △水野 賢一43元法務副大臣 み新
  牧野 正彦54党県役員   幸新
 ▲猪口 邦子58元少子化相  自新
 ▲道 あゆみ44弁護士    民新
  斉藤 和子35党県常任委員 共新
  古閑比佐志47医師     改新
  清水  哲45薬剤師    創新
 《記号の読み方》〇は「優勢」、△は「やや優勢」、▲は「やや劣勢」

7022山口新聞男:2010/07/01(木) 00:02:58
>選挙アナリスト
なんかスピンドクターくさいな

7023とはずがたり:2010/07/01(木) 01:12:44

現職、実績前面に勢い - 2010参院選 序盤の情勢・[上]北和地域
http://www.nara-np.co.jp/20100629100138.html
2010年6月29日 奈良新聞

 政権交代後で初の本格的国政選挙として舌戦の火ぶたを切った第22回参院選。県選挙区(改選1)では、自民党新人で元団体職員の山田衆三候補(34)、民主党現職で再選を狙う前川清成候補(47)=国民新党推薦=、共産党新人で前大和高田市議の太田敦(38)の3人がしのぎを削る。政権政党として支持のすそ野を広げ、知名度や実績を強みに逃げ切りを図りたい民主現職に対し、自民党の再生を掲げ、若さと「しがらみのなさ」をアピール、地道に政策宣伝を続ける自民新人、そして反消費税増税など正面対決の姿勢で共産新人も追い上げを図る。序盤の情勢、各陣営の表情を探る。

【山田陣営】

 一般公募で選ばれた「普通のサラリーマン」、山田衆三候補は一切のパフォーマンスを封印。地道な政策宣伝を続け、知名度アップに取り組む。支持団体は150に達した。

 従来の組織戦術に頼らず、「素人らしさをそのまま生かした取り組みを徹底」(中村光良後援会長)。衆院各支部が全面バックアップする。しかし奈良市は党1区支部長の「空白」問題が響き、県議を軸に各後援会ごとの動き。市議は市東部を除いて動いておらず、空中戦の様相。自民党市支部は29日、市支部長の出口武男氏ら県議が立て直しを諮る。

 2区は高市早苗支部長(衆院議員)を軸に組織連携し、街頭は県議をはじめ市町村議が同行。選対会議には生駒市を除いて首長も出席し、陣営は「相手の背中が見えてきた」。高市氏は「とにかく1カ所でも多く街頭に出す」と指揮を執る。

【前川陣営】

 現職の6年間の実績と弁護士としての地道な活動で、知面度のなかった前回とは全く様相が異なる。1、2区はそれぞれ馬淵澄夫、滝実の両支部長が後援会組織をフル回転。連合奈良も1区は自治労、電力総連、情報労連、私鉄などを中心に、2区も電機連合やJPが軸になり、労組が抱える比例候補の支持拡大とともに前川清成候補の売り込みに余念がない。電話作戦のほか、推薦はがきは個人はがきに限定。支持のネットワークを広げる。

 支持団体は50ほどだが、県医師会など、従来は自民の支持基盤だった業界団体が民主支持を打ち出し「支援のウイングが広がった」と岩城明県議。これが口コミでさらに広がり、与党の勢いを見せ付ける。しかし藤野良次・党県連幹事長は「追い風にはなっていない」と上滑りを警戒。自民党の終盤の追い上げも予想され、引き締めに躍起だ。

【太田陣営】

 大票田・奈良市の得票が戦況を左右するだけに、17日間の選挙期間中、最低6日は奈良市での訴えに時間を割く予定。公示日には奈良市に市田忠義党書記局長が駆けつけ、街頭から太田敦候補を激励。無党派層はもちろん、保守層への食い込みも図る。

 公示前の手応えは社会保障充実などだったが、菅直人首相の「消費税10%発言」以降は、「消費税増税ストップの声が俄然強まった」と土岐敏男選対部長。所によって浴衣姿のスタッフや、「消費税増税ストップ」「アメリカにも大企業にもモノが言える政治」と書いたプラカードを掲げ、目を引く戦術を工夫。1区では7人の奈良市議や県議、2区も県議や各市町村議が街頭に出て、懸命な追い上げと北和での知面度アップに努める。30 日には宮本岳志衆院議員(比例近畿)の来援も予定する。

7024とはずがたり:2010/07/01(木) 01:13:10
>>7023-7024

自民新人、猛追モード - 2010参院選 序盤の情勢・[下]中南和地域
http://www.nara-np.co.jp/20100630143457.html
2010年6月30日 奈良新聞

 【山田陣営】

 自民党県連3、4区支部がバックアップ。ただ、24日の3区出発式でも4市7町のうち出席した首長は大和高田市と三宅町の2人だけ。組織選を展開した3年前の松井正剛氏の時とは雲泥の差で、支持者から「山田衆三候補を擁立した県議会自民党が3分裂するようでは話にならない」の声も。

 3区は、奥野信亮後援会と市町村ごとにある党支部、地方議員がそれぞれ柱となって運動を展開。「全体的に厳しい」とされる中、大和高田市と上牧、王寺両町などで動きが活発。支持拡大を図る。

 党総務会長も務める田野瀬良太郎・党県連会長のお膝元4区。田野瀬氏が活発に動き、街宣の動員もかける。運動の柱だった各市町村支部で首長の離反も目立ち、保守の地盤沈下は避けられない苦しい展開ものぞくが、陣営に次第に浮揚感が。接戦モードの緊迫感も出始めた。

 【前川陣営】

 前川清成候補の街宣には民主党の吉川政重、大西孝典両衆院議員が同行するなど、政権与党の勢いを示す。田村薬品、鍛治田工務店など有力企業がバックにつき、御所市の集会も盛況。吉川氏の地元香芝市でも圧倒的強さを見せる。

 吉野郡内も吉野町長が選挙カーに同乗するなど、民主の支持が地域に浸透。ただ参院選への盛り上がり、関心の薄さから個人演説会などは低調な地域も。

 大票田の橿原市は、昨年の衆院選で大西氏が田野瀬氏に5000票差をつけるなど民主の支持が厚く、今回も挙党態勢。 26日には山岡賢次党副代表が来援。「安定政権へ、歴史的な選挙だ」と檄(げき)を飛ばした。前川候補の母校・市立八木中学校の同窓生も独自の動き。大西衆院議員は「比例代表の前田武志候補の後援会とセットで回転を上げる」と語り、一気に自民を突き放したいところ。

 【太田陣営】

 太田敦候補が市議3期を務めた地元大和高田市や、一定の支持基盤を持つ北葛城郡をはじめ、勢いを拡大したいところ。党中南和地区委員会を拠点に、党組織と医療、業者、婦人の各後援会が動き、無党派層への働き掛けも強める。

 大和高田市は3陣営が激しく火花を散らす激戦地域だが「高田では何としても第一党の座を勝ち取る」と青木光治・同地区委員長。

 太田候補が3、4区に入る日程も延べ10日間と中南和での街宣機会を確保。個人演説も積極的に開催する。この間、党が地域で取り組んできた林業組合などとの懇談、シンポジウムなど、地域や団体とのつながりを生かし、支持浸透をと懸命に取り組む。

 議員定数削減が進む地方議会で、共産党はこの間の中間選挙で現有勢力を維持。3、4区内の地方議員34人を軸に、終盤に追い上げたいと意気込む。

7025とはずがたり:2010/07/01(木) 01:36:23

自民重点区(16区)…青森、秋田、千葉、山梨、福井、鳥取、島根、徳島、香川、愛媛、高知、長崎、熊本、鹿児島

民主重点区…青森、秋田、山形、北陸、九州

自民、16選挙区に重点 秋田や山梨、小泉氏ら投入
http://www.47news.jp/CN/201006/CN2010063001000323.html

 自民党の河村建夫選対局長、茂木敏充幹事長代理らは30日午前、党本部で参院選情勢について意見交換した。選挙戦終盤に向け秋田や山形、山梨などの改選1人区を中心に16選挙区を重点区と位置付けることで一致。与党を過半数割れに追い込むため、谷垣禎一総裁や無党派層に人気の小泉進次郎衆院議員ら若手を遊説に投入して支持獲得に全力を挙げる方針を確認した。

 出席者によると、重点区はほかに青森、千葉、福井、鳥取、島根、長崎、熊本、鹿児島各県と四国4県の選挙区など。7月1日には谷垣氏が香川、愛媛両県で、大島理森幹事長が長崎、熊本両県でそれぞれ遊説。小泉氏については東北、四国への派遣を検討している。

 河村氏は会合後、記者団に「公募で若い候補者を選んだ山梨、高知、徳島の伸びが著しい。今の勢いで伸びてくれればと思う」と期待を示した。
2010/06/30 12:43 【共同通信】


菅首相、遊説を本格化=接戦「1人区」てこ入れ―参院選 (時事通信)
http://news.www.infoseek.co.jp/special/election/story/100630jijiX892/
 菅直人首相は30日、カナダでの主要国首脳会議(サミット)に出席するため中断していた参院選遊説を本格化させた。同日は青森、秋田、山形3県を訪問。いずれも選挙戦全体の勝敗を左右する改選数1の「1人区」で、1日以降も接戦が伝えられる九州、北陸の1人区を中心にてこ入れし、非改選を含めた与党の過半数維持を目指す考えだ。

 首相の遊説は公示日の24日以来。ヘリコプターと小型ジェット機を使って、3県を駆け足で回った。

 青森市内での街頭演説では、争点の消費税増税について「選挙が終わってから『いや、実は…』なんてことを言ったら、やっぱりおかしい。ここは正面から、選挙が終わったら他党の人たちとも話をしよう(と言うべきだと考えた)」と訴えた。この後、秋田、山形両市での演説でも消費税に言及した。

 21日の記者会見で首相は、消費税率10%を参考にするとした自らの発言を「公約」に位置付ける考えを示したが、26日にはカナダで、各党に議論を呼び掛けることが「公約」とトーンダウン。野党から「発言がぶれた」と批判されているため、姿勢が揺らいでいないことを強調する狙いがあるとみられる。 

[時事通信社]

[ 2010年6月30日20時30分 ]

7026名無しさん:2010/07/01(木) 03:39:00
>>7025
山形が入ってないね。自民党としてはどう見てるのかな?

7027名無しさん:2010/07/01(木) 09:08:36
どうも戦術が間違ってるなあ
そんな甘言に釣られるような層はそもそも「民主の友党」なんぞに投票はせんと思うが

募る危機感、懸命アピール=亀井静香国民新党代表【党首奮戦記】
演説では、金融・郵政改革担当相を辞任して抗議した郵政問題に、多くの時間を割かない。有権者の関心は高くないと見ているからだ。代わりに「外国人参政権反対」「選択的夫婦別姓反対」などを前面に出し、保守層への浸透を狙う。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010070100072

7028名無しさん:2010/07/01(木) 10:42:01
北日本新聞の選挙区ルポ
閲覧には会員登録が必要、最近増えたね、こんなサイト

票流参院選富山県内ルポ(上) 富山1区
■県連トップ代理戦争

 「厳しいよ。これまで2回、負けているからな」。27日夜、富山市の岩瀬カナル会館で開かれた自民党候補、野上浩太郎の個人演説会。弁士の役割を終えた党県連会長の長勢甚遠は、参院選での富山1区の情勢を言葉少なに語り、会場を後にした。

 平成19年7月の参院選で野上は約26万6千票を得たものの、民主党などが推す無所属候補に敗北。富山市では1万100票差がついた。市内の内訳は集計されていないが「都市部の1区で差が開いた」(富山市議)との見方が強い。

 昨年8月の衆院選では1区の長勢が約8万2千票を積み上げたが、民主党県連代表の村井宗明に8337票差を付けられた。重複立候補した比例代表で復活当選を果たしたものの、1区の国政選連敗は、長勢ら自民関係者に共通する苦い思いだ。

 1区をエリアとする党富山市連は、強固な組織を誇る“自民王国“の県内でも、3500人余りの党員を抱え、存在が際立つ。力の源泉は長勢と野上を国会に送り出してきた実績であり、野上の国政復帰は市連の悲願。公示後の個人演説会は全体の約半数の24会場を旧市に集中させた。長勢も自身の選挙並みに1区の支援者や企業を回り、応援弁士を引き受ける。

 25日夜、岩瀬カナル会館。民主党候補、相本芳彦も同じ会場で個人演説会を開いた。弁士の村井は「現職閣僚らが次々と来県して応援するのは、差がほんのわずかだから。富山は党本部にとっても最重点地区なんです」と形勢逆転に向けた支援を求めた。街頭演説に連日奔走する村井も、昨年夏の衆院選をほうふつとさせる力の入れようだ。野上と長勢、相本と村井。ともに1区を二人三脚で駆け回る姿は、自民、民主の県連トップ同士の代理戦争の様相を呈している。

 相本陣営は3年前の参院選、去年の衆院選に続く3連勝を果たし、1区を民主の牙城とすることを目論む。都市化が進む1区は、地縁、血縁にとらわれない都市型選挙を展開しやすい地域。イメージ戦略も駆使した街頭活動に重点を置き、無党派層の取り込みを狙う。

 野上の演説会は立ち見も出るほどの人の入り。相本の会場は空席が目立った。だが、村井は意に介さない。「これまでもそうだった。動員して集まる人と、票を入れてくれる人はイコールではない」と断言。支援組織を固める自民の手法とは対照的に、個人に呼び掛ける戦術を徹底する。

 ターゲットの無党派層は、3年前の参院選では年金記録不備など自民への逆風に動き、昨年の衆院選は政権交代の期待に大きく流れたとみられている。今回はどうか。民主党県連幹事長の坂野裕一は「子育て世代に照準を絞り、与党の実績を強調する」と言う。子ども手当や高校授業料無償化など、家計を直接温める政策の成果を訴えていく。

 共産党候補、高橋渡の陣営も1区を重点地区と位置付ける。選対本部長の反保直樹は、党の政策ビラを1区のほとんどの世帯に配布したと説明。「1区は無党派や、自民、民主の二大政党以外の支持者が多い。消費税増税反対や普天間飛行場の無条件撤去を掲げ、切り込む」と意気込む。
http://webun.jp/news/O500/knpnews/20100629/19516

7029名無しさん:2010/07/01(木) 10:43:36
>>7028
票流(中)参院選富山県内ルポ 砺波地区
■国会議員空白に戸惑い

 松村謙三、片岡清一ら大物政治家を輩出してきた南砺、砺波両市。選挙のたびに結束し、高い投票率で約60年にわたって地元選出の国会議員を支えてきたが、昨夏の衆院選で綿貫民輔が引退し、参院議員の河合常則も今期限りで政界を退く。強固な保守の地盤を築いてきた国会議員がいなくなる砺波地区に、3陣営が支持を求めてなだれ込む。

 「河合先生の大事な議席を何としても守る」。自民党候補、野上浩太郎の陣営は、街頭演説や個人演説会で、砺波地区の保守地盤を引き継ぎ、自民の議席を堅持する姿勢を強く訴える。河合は選対の副総括責任者を務め、野上の選挙運動の陣頭指揮を執る。

 砺波市選出の県議、米原蕃は「地元は野上に入れようという声が多い」と手応えを感じつつも、期日前投票の出足の鈍さが気にかかる。初日から3日間の集計では前回と比べて南砺市で約3割、砺波市で約1割減った。「綿貫さんが引退したことで選挙の関心が薄くなっているのかもしれない」

 民主党候補、相本芳彦の陣営は、自民の国会議員が不在になる今回、浮動票が増えるチャンスとみて、自民の牙城にくさびを打ち込む意欲を見せる。県西部の高岡市出身であることをアピール。党県連政調会長の山上正隆は「政権与党として迎える初の選挙。今までとは違って、地域ごとの重要要望も理解している」と浸透を目指す。

 27日に南砺市で開かれた相本の個人演説会には、長年の綿貫支持者の姿もあった。出席した男性は声を潜め「綿貫さんの方からは何も聞こえてこないから来てみたのだが…」と複雑な心境をのぞかせた。

 共産党候補、高橋渡の陣営は、民主、自民両党がこぞって消費税増税に言及したことを痛烈に批判。増税反対を前面に打ち出し、選挙区は自主投票となった国民新党や、相本の支持にとどめた社民党の支持者、無党派層への食い込みを目指す。

 近く砺波地区での街頭演説や個人演説会を進める。党県委員長の反保直樹は「政治の中身が問われる選挙であり、消費税増税反対など争点を明確にした宣伝を強めていく」と意気込む。

 綿貫の一挙手一投足は支持者の判断材料となり、これまで選挙の行方を左右するほどの影響力を及ぼしてきた。野上が敗れた前回参院選も、投票日直前に綿貫が無所属新人の支持を表明したことが要因とされる。

 南砺市発足前に町議を務めた支持者は戸惑いの表情だ。「綿貫さんは最後まで動かないと思う。今回は有権者がそれぞれの判断で投票することになる」(敬称略)
http://webun.jp/news/O500/knpnews/20100630/19623

7030名無しさん:2010/07/01(木) 10:46:55
>>7029
民主にとっては朗報?
>8日は元首相の安倍晋三が高岡市などでの個人演説会に入る予定だ。

票流(下)参院選富山県内ルポ 高岡市
■重点地区、力を結集

 民主党候補、相本芳彦は6月29日夜、地元高岡市の高岡エクールでの個人演説会で訴えた。「高岡が好きだ。育ててもらった恩返しとして、このまちを元気にする」。参院選公示日の24日には市内3カ所で個人演説会を開き、地元重視の姿勢をアピールし続ける。

 相本は昨年、県西部6市をエリアとする衆院選富山3区に出馬。自民党候補に2万9千票差で敗れたものの、高岡市での4万票を含め10万5500票を獲得した。今回の参院選富山選挙区に出馬した3候補の中で、県西部を地元とするのは相本のみ。陣営は県西部に支持を広げる原動力になるとみて、高岡での浸透を重視する。「政策を実現できる与党の国会議員を地元から出そう」と訴える戦略だ。

 高岡は県西部の中心都市とはいえ、平成20年に日本製紙伏木工場が閉鎖。昨年は高岡サティが撤退し、三協・立山ホールディングス(HD)が1千人のリストラを発表するなど課題は多い。

 地域活性化を求める市民の政治への期待も強いとみられるが、陣営は手応えをつかみ切れていない。党県連政調会長の山上正隆は「今のところ高岡の票の行方は全く予想がつかない」と打ち明けた。

 28日夜、自民党候補、野上浩太郎の陣営が砺波市内で開いた選対幹部会。衆院1ー3区ごとの選対をまとめる総合選対本部長の坂田光文は、3区選対総括責任者の衆院議員、橘慶一郎に伝えた。「3区は厳しい。昨年の衆院選並みにきめ細かい運動が必要だ」

 公示前の段階から、坂田は「富山市と3区が鍵」と繰り返してきた。富山は野上の地元で地の利があるが、県西部はそうはいかない。19年参院選は小矢部を除く5市で、相手の無所属候補を下回っている。特に1万票離され、県西部の有権者の4割を占める高岡市が、参院選の勝敗を決する重要な地区と考えている。

 高岡市の選挙情勢については、坂田も「今は混沌(こんとん)としている」と、読み切れていない。最終盤に向けたてこ入れとして、1日に衆院議員の西村康稔、3日は衆院議員の馳浩が応援に駆け付ける。8日は元首相の安倍晋三が高岡市などでの個人演説会に入る予定だ。

 3人はいずれも県都・富山市に入らず、県西部での活動となる。「大阪方面から来県するという移動条件もあるが、高岡を中心とする県西部の票を固めたいという思いだ」と、坂田は説明する。

 共産党候補の高橋渡は富山市在住だが、18年から今年2月まで党呉西地区委員長を務め、昨年は高岡市長選に出馬した「高岡通」。市長選では8500票を獲得している。

 参院選の個人演説会では、三協・立山HDのリストラ発表時、富山労働局に再就職対策などを求めた実績を紹介。「皆さんの暮らしを守るため、全力で頑張る」と訴えている。8日には党国対委員長の穀田恵二がJR高岡駅前で街頭演説し、1票の上積みを図る。(敬称略)
http://webun.jp/news/O500/knpnews/20100701/19684

7031とはずがたり:2010/07/01(木) 20:04:06
選挙公報届きましたねぇ〜。
それにしても池谷や谷のみならず前田ゆうきちに八代迄居る名簿には投票したくないなぁ。。(´・ω・`)

本来ならみんなに入れたいところだけど,ヒステリックな民主批判に萎えて入れる気がしない。

ここは保坂か!?新社会党との共闘も高評価だし。

7032チバQ:2010/07/01(木) 21:53:18
http://gendai.net/articles/view/syakai/124918
本格始動 小沢一郎2人区苦戦新人を集中テコ入れ
【政治・経済】
2010年7月1日 掲載
「増税反対」河村たかしも参戦
 小沢一郎が、幹事長時代に2人目を擁立した2人区のテコ入れに動き出した。30日は宮城県を訪れ、苦戦が伝えられる新人候補を応援。1日にも、2人区の京都と兵庫に入る。最後の1週間で“小沢系候補”を一気に当選ラインに引き上げるつもりだ。

 小沢が幹事長を辞任して以降、2人区の2人目は軒並み苦境に立たされている。執行部が組織もカネも現職に集中させ、2人目の新人候補は切り捨てられてしまった。新人候補の多くは小沢直系候補だ。
「今の民主党執行部は、まったく選挙が分かっていない。ド素人です」と、政治評論家の小林吉弥氏がこう言う。
「選挙資金を平等に分配するのではなく、負けそうな重点地区に集中して投入する“選択と集中”は、選挙の基本です。複数区に2人の候補を立て、お互いに切磋琢磨して票の底上げを図るのは、かつて自民党もやっていたこと。小沢氏が幹事長を辞任して単独過半数を取れる体制を整えたのに、首相の増税発言や稚拙な選挙対策で台無しにしてしまった。揚げ句に、仲間が選挙を戦っているさなかに、枝野幹事長がみんなの党との連携に言及したりする。これでは士気が下がる一方ですよ。オウンゴールで議席を減らしているのです」
 単独過半数を得ようと思ったら、2人区の1つや2つ独占しないと話にならない。執行部の方針転換で2人区の議席独占は難しい情勢だが、小沢はまだ逆転が可能だと信じているようだ。

●宮城、京都、兵庫…
 小沢のテコ入れには、強力な助っ人も現れた。地域政党「減税日本」を立ち上げた河村たかし名古屋市長が応援に駆けつけるという。小沢一郎と河村たかしは、もともと親しい関係だ。
「河村市長は、北海道を皮切りに、宮城、千葉、京都、大阪、兵庫など10選挙区に入る予定です。菅内閣の増税路線には真っ向反対の立場なので、減税を訴えることになると思います」(名古屋市政関係者)
 これらの選挙区の新人候補は、ほとんど小沢が擁立した候補者だ。これで彼らが勝ち上がってくれば、党内の「小沢派」が増えることになる。民主党の議席を増やし、同時に小沢復権に向けて党内の足場を固めることもできる。「約束違反の増税はおかしい」と執行部に異議を唱える小沢と、“増税反対”の河村市長がタッグを組めば、無党派層の取り込みも可能だ。
 枝野幹事長ら主流派は、小沢の執行部批判に逆ギレ。「小沢発言は大衆迎合だ」などと目くじら立てて反論し、党内分裂を印象づけてしまった。新聞・テレビが面白がって、バトルを煽るのは目に見えている。
 執行部はケンカ腰になる前に、どうすれば議席を増やせるか、もう少し冷静に考えた方がいい。

7033チバQ:2010/07/01(木) 21:55:18
>>7002
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100701t11024.htm
民主・小沢氏、山間部を疾走 「剛腕」伊藤氏てこ入れ

宮城選挙区での2議席独占を訴えた後、住民と握手する小沢氏=30日午後1時10分ごろ、七ケ宿町愛宕下


 「一兵卒」として参院選(11日投票)で全国を回る民主党前幹事長の小沢一郎が、土砂降りの山里で熱弁を振るった。
 「参院で過半数を取って今までの既得権、しがらみ、官僚中心の仕組みを根本から変えたい。宮城ではぜひ、2人を当選させてほしい」

<川上作戦>
 30日午後1時すぎ、七ケ宿町の滑津公民館。小沢は行事用テントの中でマイクを持たずに力を込めた。約50人を前に10分間、支持を求めた。
 まず山村や漁村で演説や集会をこなし、川の流れのように郡部から都市部へ支持を広げる。真骨頂の「川上作戦」だ。
 候補者とは別行動も小沢流。正午過ぎには、6月20日に亡くなった元法相で自民党の遠藤要元参院議員の自宅を訪ねて線香を手向けた。
 民主党は宮城選挙区(改選数2)に現職の桜井充(54)、新人の伊藤弘実(36)を擁立し、2議席独占をもくろむ。
 小沢は「桜井君は知名度、実績があり強い地盤もある。伊藤君は新人でまだ支持が弱い。皆さんの力を頂きたい」と述べ、伊藤へのてこ入れを強くにじませた。
 小沢に応援を仰いだのは、伊藤を全面支援する衆院議員橋本清仁(宮城3区)。小沢グループに所属する橋本は「公示後、小沢が2人区に入るのは初めて。議席独占への期待があるからこそ」と解説してみせた。
 「介護の現場から、生活の中から皆さんの声を形にして国政に届けたい」。小沢が宮城を離れた30日午後3時すぎ。伊藤は蔵王町の田園地帯でひたすら訴えた。
 宮城で党をけん引してきた参院議員岡崎トミ子も強力に支え、2議席奪取作戦が加速する。

<切磋琢磨>
 桜井は30日、県北をこつこつ歩いた。
 「地域の医師不足は痛いほど分かる。医療や社会保障の専門家として、地域の暮らしの安心を必ず守る」
 雨の中、栗原市一迫のシャッターが目立つ商店街で演説。営業している店舗を1軒ずつ訪ね、握手を求めた。
 「小沢が伊藤の応援に入ろうと、関係ない」と選対幹部。陣営は「民主党現職」よりも、「政治家・桜井」の売り込みに重点を置く。
 桜井は前首相の鳩山由紀夫に退陣圧力をかけた一人。菅直人が首相に就いたことで思惑通りの展開となったが、演説などでは「民主党」を前面に出さない。
 菅の「消費税10%」発言後は「首相の思いであって、党の公約とは思っていない」と消費税隠しにも躍起になる。
 過去に当選した2回の参院選は、桜井がただ一人の党公認候補。初の「2人擁立」に陣営の警戒心は強い。党県連関係者は「桜井の矛先は身内にも向く。民主VS自民の前に、桜井VS伊藤の構図だ」と言う。
 その言葉通り、桜井は伊藤と一緒に街頭に立つことはない。「首相が応援に入っても、3人で並ぶことはないのでは」との憶測が飛ぶほどだ。
 現職のプライドをむき出しにして後援会組織を軸にした組織戦を進める桜井。小沢の主戦論が生んだ伊藤は無党派層狙いの戦術を繰り出す。
 2人のコントラストが強くなればなるほど、切磋琢磨(せっさたくま)は激しさを増す。(敬称略)

 ◇宮城選挙区立候補者(2―8)
菊地文博 50 元県議    み新
熊谷大  35 元中学校講師 自新
村上善昭 37 幸福実現党員 諸新
桜井充  54 医師     民現(2)(国推)
加藤幹夫 46 党県副委員長 共新
伊藤弘実 36 会社社長   民新(国推)
菅野哲雄 61 元衆院議員  社新
市川一朗 73 元農水副大臣 無現(3)(自推)


2010年07月01日木曜日

7034チバQ:2010/07/01(木) 21:55:57
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001006300013
小沢氏、七ケ宿で「川上作戦」
2010年07月01日

 民主党の小沢一郎前幹事長が30日、七ケ宿町を訪れて参院選での支持を訴えた。自民党の厚い地盤であることが多い全国の山間部に出向く「川上作戦」の一環。町は、民主が圧勝した昨夏の総選挙の宮城1〜5区でも自民の得票が上回った県内5町村のうちの一つだ。


 小沢氏は滑津地区の公民館前で、雨の中集まった民主の支持者約30人を前に、12分間演説した。「『自由競争で強いものだけが勝ち残ればいい』『生産性の低い所は切り捨てていい』という考えを根本から変えないといけない」と訴えた。


 小沢氏は幹事長を辞めた際、朝日新聞の世論調査で85%が辞任して「よかった」と答えるほどの不人気ぶりだったが、無職の男性(66)は「自民党の大物も来たことがない七ケ宿町にまで足を運ぶとは、たいしたもんだ」。畜産業の高橋聴萌さん(56)は「わざわざ来てもらい、選挙に向けて最高のプラスになる」と話した。

7035チバQ:2010/07/01(木) 21:58:05
http://mytown.asahi.com/tokushima/news.php?k_id=37000001006290005
激戦の構図(上) 「風」
2010年06月29日





候補者の演説に耳を傾ける有権者たち=鳴門市内

 民主、自民の両陣営を、永田町から吹く「風」が揺るがせている。


 公示日の24日朝、徳島市の藍場浜公園で拍手がわき起こった。出陣式を終えた民主新顔の吉田益子候補(50)は、動き出した選挙カーから身を乗り出し、両手を振った。


 「仙谷官房長官のおひざ元で、負けるわけにはいきません」。選挙カーから呼びかける運動員の女性の声が、ひときわ高くなる。沿道に出て手を振る人、足を止めて振り向く人。運動員は、反応の良さに「鳩山さんの時と全く違う」と思った。


 1カ月前、鳩山政権の時は「政治とカネ」や「普天間基地移設」の問題でどん底だった。党の広報車から「民主党です」と呼びかけると、目をそらす人もいた。


 なのに、あっさり風向きは変わった。菅直人首相の誕生後、民主党支持率(朝日新聞社の世論調査)は鳩山時代末期の21%から40%まで回復。仙谷由人氏は官房長官になり、昔からの支持者は「夢がかなった」と盛り上がった。


 ところが、1週間余りで32%にダウン。首相が「消費税率10%」を公言した直後だ。「来年、再来年に上がるという話ではございません」。出陣式で、高井美穂県連代表は「火消し」に努めた。


 仙谷官房長官が地元入りしたら、有権者はもっと注目してくれるはず。だが、職務上官邸を離れにくく日程が決まらない。


 「おひざ元で負けられない」というプレッシャーに耐える陣営。「知名度が足りませんっ」「まだ何の力もない。力をください」。最近、吉田候補は弱みも隠さなくなった。
     ■


 「約束を一向に実行できない」「政治不信の元凶」。25日朝、自民新顔の中西祐介候補(31)は鳴門市の商店街で民主党を攻撃した。「一皮むけたな」。十数年、自民候補の運動員をしている男性(72)は思った。


 意識的に相手の批判を始めたのは、菅首相に代わってからだ。新党改革の現職、小池正勝候補(58)と保守票を奪い合う状況に、民主支持率アップと仙谷氏の官房長官就任が重なり、陣営の危機感は一気に高まった。


 「首長たちはますます民主に顔を向ける」(選対幹部)。「仙谷票は崩せない」(県連幹部)。「いつまでも『若い』とか『徳島生まれ』とか言っていてもだめだ」と言う人もいる。


 投票日までに「辻立ち」千回――。中西候補が立てた目標は、5分の1にも達していない。30分以上、一方的に訴えかける辻立ちは効率が悪いからだ。「それより、少しでも多くの地域に入りたい」と陣営幹部。公示から3日間で、選挙カーは県内の全市町村を駆けめぐった。


 激しい逆風。演説する中西候補は、見る人を射抜くような目つきに変わった。
 徳島選挙区にはこのほか、無所属の豊川卓候補(79)、幸福実現の竹尾あけみ候補(56)、共産の古田元則候補(62)=いずれも新顔=が選挙戦に臨んでいる。


     ◇


 菅内閣の発足後、徳島の選挙戦に新たな流れが生まれた。激戦の現場から3回にわたって報告する。

7036チバQ:2010/07/01(木) 21:58:37
http://mytown.asahi.com/tokushima/news.php?k_id=37000001006300003
激戦の構図(中) 組織 動き鈍る自民系
2010年06月30日





候補者の個人演説会で気勢を上げる参加者たち=県内

 “自民党支配”を支えてきた組織が萎縮(いしゅく)している。


 28日夜、北島町の創世ホール。約220人が集まった演説会を終えた自民新顔の中西祐介候補(31)が、支持者と握手を交わしていく。「よかった」「頑張れよ」。励まされる様子を見ながら、応援演説に立ったベテラン県議は胸をなで下ろした。告知が十分でなかったのに思いの外、人が来てくれたからだ。


 3年前の参院選では連日、現職候補の親族を自分の支援者宅や勤め先へ連れて歩いた。集会の告知を欠かさず、「動員」も必ずかけた。それが今回は、候補者と選挙カーに乗ったり、選挙ポスターを配ったりするのが中心だ。「地区の柱となって選挙に力を入れてくれる首長さん、町議さんがそんなにいない」


 動きを鈍らせたのは「公認」をめぐる県連の混乱だ。


 野党として挑む参院選に「勝てる候補を」と、県連は今年1月に公認候補を公募した。だが、選考に漏れた現職の小池正勝候補(58)と前衆院議員の七条明氏は、選考方法が「不透明だ」と反発して離党。小池氏は新党改革から徳島選挙区に立候補し、七条氏は引退してしまった。


 県南部の県議は、支持者から「なぜ現職の小池さんを外すんだ」「一部の人だけで決めたんじゃないか」と批判された。「反発が根強いから『中西をよろしく』と強く言えない」


 さらに、来春の統一地方選が自民候補への肩入れに二の足を踏ませる。
 この県議は「私の支持者の中には、民主党支持者もいる」と言う。今、「自民」を前面に出して民主支持層を敵に回せば、自分の選挙に影響する。これまでは候補者を呼んで旧町単位で開いていた集会を、今回は1カ所でしか開いていない。


     ■


 「予算」を握った民主党、長い付き合いの自民党。そのはざまで「様子見」をする首長もいる。


 政権を取った民主党は、自治体や業界が政府に要望する窓口を県連の「地域戦略局」に一本化。戦略局の事務局長、松崎清治県議は「陳情を政府へ伝えるかどうかは、地域に必要かどうかで判断している。選挙で応援してくれたかは全く別だ」と説明する。


 しかし、自民を支援してきた首長の受け止め方は違う。


 徳島市の原秀樹市長は、今回の参院選について「民主党が与党になったのだから、中立にならざるを得ない」と話す。自民党県議を4期務め、市長になってからは衆院選徳島1区の自民候補の出陣式であいさつしたこともある。だが今は「物ごいをするわけじゃないが、政策のことで政府にお願いすることも多い」と打ち明けた。


 「予算」を奪われたという引け目も、自民党にはある。


 6月に山口俊一衆院議員=比例四国=が開いた中西候補の選対会議に、首長を呼ぶのは遠慮した。昨年の衆院選では、地元徳島2区(4市6町)のほとんどの首長が顔をそろえたのとは対照的だ。「次の会議には呼びたい。でも、私たちは野党だからね」。選対幹部は口惜しそうに言った。

7037チバQ:2010/07/01(木) 21:59:15
http://mytown.asahi.com/tokushima/news.php?k_id=37000331007010001
激戦の構図(下) 協力
2010年07月01日





記者会見する自民党県連の竹内資浩会長代行(奥左)と公明党県本部の長尾哲見代表(同右)=県庁

 「協力」が、一方で亀裂を深めている。


●自民


 29日、県庁で記者会見した自民党県連の竹内資浩会長代行は、顔を真っ赤にして言った。「公明党さんの強い組織力、情熱、政策を頂いて、何が何でも徳島で1議席を勝ち取りたい」


 徳島選挙区の自民新顔、中西祐介候補(31)と、比例の公明現職、谷合正明候補(37)の後援会同士が選挙協力する――。連立を解消した公明党は、推薦や支持は出さない方針を決定。各県で独自に工夫することとなった。このため、党ではなく後援会が協力するという「裏ワザ」が各地で採用されている。


 選挙区の自民候補が公明から支援を受け、代わりに「比例は公明へ」と訴えるバーター(交換)。10年にわたり続いてきた選挙協力の形だ。


 4月下旬。竹内会長代行は、公認が決まったばかりの中西候補と公明党県本部を訪れた。「協力をお願いしたい」。こう切り出した竹内会長代行に、長尾哲見代表は明確な回答を避けた。後藤田正純県連会長や後援会長も、公明の県本部や創価学会に働きかけた。「10年間の連立の信頼関係は重い。お互いの誠意を確認しあいたい」。後藤田会長は取材に話していた。


 事態が動いたのは5月末。四国ではいち早く、高知で後援会の協力を模索し始めた。6月下旬、徳島でも公明側が協力を打診した。


 ところが、自民には頭の痛い問題があった。県内外で社会福祉法人を展開する現職の中村博彦候補(67)が比例に立候補し、公明と協力すれば中村候補を切り捨てることになってしまう。


 選挙区での立候補を希望していた中村候補は、県連が公募で公認候補を選ぶ方針を決めたことに反発。比例に切り替えたが、選挙区の中西候補と手を組む様子はない。


 だが、ここ1カ月足らずの間に何が起きたか。民主党は菅内閣の発足で支持率を上げ、徳島選出の仙谷由人氏は官房長官に就任。中西陣営の危機感を一気にあおった。選対関係者は「中村さんとの協力にとらわれて、取れる票を取れなかったら意味がない」と言う。公明との協力を選んだのは、必然だった。


 記者会見に同席した公明党県本部の長尾代表は強調した。「推薦と変わらない」「事実上の選挙協力だ」


 中村候補がいる中できちんと協力できるのか。記者の質問に、自民党県連の竹内会長代行は言葉を選びながら答えた。「あくまで後援会同士の協力」「ぜひ中村先生には地元の候補者として当選して頂きたい」


 「裏ワザ」を伝え聞いた中村陣営の幹部は言った。「筋が通るわけがない。亀裂が入ったまま選挙が終わり、しこりが残ることになる」


●他党


 徳島選挙区ではこのほか、国民新党が民主新顔の吉田益子候補(50)を推薦。国民新党の支持母体で、郵便局長やOBらの政治団体「郵政政策研究会」四国地方本部の宮内隆行事務局長は、「次の臨時国会で何としても郵政民営化の見直し法案を通してもらいたい。吉田候補は田舎での郵便局の大切さがわかり、見直しを進めてくれる人」と話す。社民党県連合も吉田候補を独自に支援している。

7038チバQ:2010/07/01(木) 22:03:13
http://mytown.asahi.com/tokushima/news.php?k_id=37000001006300002
選挙協力へ 自民・公明協定
2010年06月30日

 参院選徳島選挙区(改選数1)の中西祐介候補(31)=自民=と、公明党が比例区で擁立した現職の谷合正明候補(37)の両後援会が29日、選挙協力のための協定を結び、相互支援を決めた。公明側は「協定は党が出す推薦と変わらない」と説明している。


 この日、自民党県連の竹内資浩会長代行と公明党県本部の長尾哲見代表が、それぞれの後援会の代表世話人として発表した。協定書では「相互の支援を約する」と明記し、着実な財政再建や少子化対策の推進などを盛り込んだ三つの基本姿勢に合意した。


 公明党県本部には現職の小池正勝氏(58)=新党改革=からも推薦依頼があったが、党本部の意向でどちらも推薦しないことを決定。その上で「自民との長年の信頼関係を大事にしたいというのが大方針」として、中西氏の後援会との協定締結を選んだ。


 自民側は「(自民の)比例候補に地元出身者がいることに配慮する」として、選挙協力は党としてではなく、あくまで後援会レベルで進めていくことを強調した。

7039チバQ:2010/07/01(木) 22:05:00
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20100701ddlk22010201000c.html
参院選’10静岡:民主が社民と選挙協力 静岡選挙区に限り県連合意 /静岡
 民主党県連(牧野聖修会長)と社民党県連(桜井規順代表)は30日、参院選(7月11日投開票)の静岡選挙区(改選数2)で、選挙協力することで合意したと発表した。比例区での協力関係はなく、社民党県連は民主党県連が推す現職、藤本祐司氏(53)を選挙区で支援することになる。

 県庁で記者会見した民主党県連の岡本護幹事長によると、公示前日の23日、牧野会長と岡本幹事長と桜井代表が市内で会談し、28日に決定した。

 桜井代表が、▽不公平税制の是正▽沖縄に負担をかけない米軍普天間飛行場の移設▽憲法9条の擁護−−の3点で政策協定を要請。民主党県連が受け入れた。

 桜井代表は毎日新聞の取材に、今回の狙いについて「沖縄選挙区に立候補している社民党候補を民主党が支援するきっかけにしてほしい」と話した。社民党県連は県内に7人いる同党市議を中心に、選挙活動を支援するという。【平林由梨】

7040チバQ:2010/07/01(木) 22:10:29
http://mytown.asahi.com/toyama/news.php?k_id=17000441007010001
選挙区並み戦術 比例区「ご当地」柴田陣営
2010年07月01日


比例区候補、柴田氏のポスター掲示場。選挙区と異なり、掲示場所の公的な制限はない=高岡市内

ポスター県内集中「県外に外す」



全国の有権者からの投票で当選を決める参院選比例区で、地元の支持基盤中心に活動する「ご当地型候補」。小矢部市選出の前県議、みんなの党の比例区候補柴田巧氏(49)は、支援の全国組織が全くなく、「県外には一歩も出ない」と宣言しての局地戦を展開している。(八田伸拓)




 小矢部川が蛇行する、のどかな水田地帯にある選挙事務所。渡辺喜美代表の人形が置かれた入り口付近に、「投票は個人名で」と呼びかける幟(のぼり)が林立する。陣営のアピールポイントは、「地元候補を国政に」「砺波地方で長年続いた議席の死守を」「県内ただ一人の比例区候補を落とすな」の3本柱。県内に、もう一つの選挙区があるかのような選挙スローガンだ。


 全国規模の選挙戦を想定して、選挙区候補の実質20倍以上を張れるポスターや、2倍配布できる選挙ビラは、すべて県内に集中。ビラの大半は県東部の全世帯に配布し、それとは別に比例区の制度の説明と個人名投票を依頼するものを県西部向けに製作した。演説会などで手渡しする名刺サイズ版もつくるなど、あの手この手でローカルな選挙戦に徹している。


 しかし、「相手が見えず、どうにも不安な選挙」と幹部らは戸惑いを隠さない。


 比例区での党の公認候補は23人。「超有名人は見あたらないが、議員や首長、ジャーナリストの経験者ら玄人受けする人物が目立つ」と陣営幹部。個人名での得票順に当選する仕組みだが、「当落は他党の候補とではなく、同じ政党の仲間と争う皮肉な戦い」と柴田氏は分析する。


 最近の政党支持率から、「比例区での党の獲得議席は5議席程度では」と渋谷武選対本部長。選挙区と違い、直接票を奪い合うことがないほか、ネット選挙が解禁されなかったことで、他陣営の活動ぶりや得票状況などは格段に把握しづらいという。


 富山選挙区では、みんなの党の公認候補がおらず、党内での連動もない。その分、同選挙区の他党候補の支持者に比例区での協力を呼びかけられるが、「複数の政党候補にまたがると内部に亀裂が生じかねない」などとの慎重論も根強い。


 2001年から非拘束名簿式を導入した参院選比例区は、全国区時代など以前の制度と比べ、当落ラインが大幅に下がったとされる。陣営からは「7万票くらいで当選圏入り」との見方も出たが、政党名と個人名の比率は、党の取り組みや各陣営の徹底の仕方次第で大きく異なる。


 そのため、政党を軸にした制度にもかかわらず、陣営は候補者名の呼びかけを徹底。「政党名を言うと、どこかで有権者に刷り込まれ、そのまま投票用紙に書かれるのが心配」とし、2台の選挙カーによる街頭宣伝などでも極力伏せる戦術だ。


 「党名での投票は政党の議席の上積みになるが、候補者名で投票すれば、議席と当人の当選の両方に貢献できる」と、幹部らは支持者への徹底に余念がない。

7041チバQ:2010/07/01(木) 22:12:26
>>5420
なにものなんですかね?
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20100701-OHT1T00045.htm
特製の演説カーで大川総裁“湯〜説”


足高氏を“入浴応援”した大川興業の大川総裁(右) お笑い集団「大川興業」の大川豊総裁(48)が30日、足高慶宣氏(56)=たちあがれ日本・比例=を“入浴応援”した。

 東京・新宿の都庁前で、移動入浴車「石原裕次郎号」とともに演説する足高氏を激励。同車は芸能事務所「石原プロモーション」が1995年の阪神・淡路大震災の救済目的に寄贈したもので、新潟沖地震などで使用後に足高氏が引き取った。

 街宣車として警察に申請したが「8ナンバー(特種用途自動車)」のため許可されず。親交が深い足高氏とパンツ一丁で浴槽に入った大川氏は「救済する車のように、夏の暑い日に困ってる人たちのために足高さんも活躍して」と話した。

7042チバQ:2010/07/01(木) 22:13:15
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20100701-OHT1T00047.htm
松山千春、4日に都内で初応援演説
 新党大地の鈴木宗男代表(62)の盟友で、同党の名付け親でもある歌手・松山千春(54)が4日に自身初となる東京都内での応援演説に乗り出すことが30日、分かった。

 昨年の衆院選で落選し今春まで同党の代表代行を務め、今参院選では民主党比例代表の八代英太元郵政相(73)の応援に入る。当日は午後4時から有楽町マリオン前で、鈴木氏とともに演説する。松山が都内で演説するのは初めて。

 松山は「自分たちは客寄せパンダ。八代さんの声を聞きにきてください」。松山が持ち歌を披露する可能性もあり、鈴木氏は「北海道が誇る千春&宗男のコラボを東京のみなさんにアピールしたい」と気合十分だ。

7043チバQ:2010/07/01(木) 22:32:05
http://www.niigata-nippo.co.jp/senkyo/sanin2010/localnews/13136.html
あちこちに”青い陣営”
3候補使用、有権者困惑
 あれ、どっちの陣営?

 運動員がそろいのユニホームを着る姿は選挙でおなじみだが、今回の参院選で県内の現職、新人候補は無地の青いシャツの色が全く同じ。さらに、やや明るい青色をイメージカラーにした別の陣営もあり、街頭の有権者は「さっきも来たんじゃない?」と見分けがつかない様子。

 「前回もこの色を使ったし、イメージとして定着している」と強調するのは現職の陣営。同じ青色を使う新人の陣営では「候補の清新さ、フレッシュさを表すマリンブルー。人柄にもぴったり」と説明する。

 2陣営からは「既製品のため、色の違いが出ないので仕方ない」とあきらめの声も漏れる。ほかの色も使って差別化を図っている。

 サッカー日本代表のチームカラーでもあるブルー。W杯で躍動した岡田ジャパンのように有権者の心をつかめるか―。
新潟日報2010年7月1日

7044チバQ:2010/07/01(木) 22:32:51
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20100630-OYT8T01137.htm
口蹄疫に3陣営苦慮
選挙カーに消毒車同行/事務所に消石灰200キロ
 選挙戦による口蹄疫(こうていえき)の感染拡大を防ぐため、宮崎選挙区(改選定数1)に立候補している3人の陣営は、それぞれ趣向を凝らした防止策に取り組んでいる。消毒用の車や大量の消石灰を用意する陣営もあり、口蹄疫への配慮をアピールして、支持拡大につなげようとする狙いも見え隠れする。

 自民党現職の陣営は、食用の酢を一升瓶で数十本購入した。水で約250倍に薄めて専用タンクに入れ、消毒用トラックに積載。トラックを選挙カーに随行させ、街頭演説する路上などにまいて消毒している。

 ほかに、消毒用マット一巻き(幅1メートル、長さ約30メートル)、噴霧器2台、霧吹きスプレー十数個など。選挙カーも県北、県央、県南用と3台を用意し、遊説ごとに使い分けて、感染拡大を防ぎたい考えだ。

 こうした資材の中には、支援者が持ち寄ったものもあり、要した経費は数万円にとどまる。ただ、「消毒トラックのガソリン代は陣営の負担。運転手や消毒要員なども自前で確保しなければならない。人繰りは大変」と幹部は打ち明ける。

 民主党新人の陣営は、数百円の霧吹きスプレー6個、農業用の噴霧器2台(1台約6000円)、事務所前などにまく消石灰200キロなどを用意した。うち、霧吹きスプレー4個と噴霧器1台を選挙カーに載せ、車内外のこまめな消毒を心がけている。選挙事務所入り口の消毒マットは、10枚を数千円で購入した。

 10キロ用意した炭酸水素ナトリウムは、40グラムを1リットルの水で溶かし、消毒液として使っている。ただ、多用すると、金属がさびやすくなるため、遊説後、ガソリンスタンドで選挙カーを水洗いするのが日課になった。

 陣営幹部は「水洗いは大変だが、感染拡大防止のためには労はいとえない」と言う。

 共産党新人の陣営は、事務所入り口に消毒マットを敷き、選挙カーに消毒液の霧吹きスプレー1個を積んでいる。

 候補は「感染が発生した地域には出向かない。それ以外の場所で、訴えるべきことを訴えるだけ」と淡々と話す。

 当初は、発生地の近くを通過する際はマイクの音量を下げる方針だったが、音自体を出さないことにした。地元支援者らの助言を受けて変更したという。

(2010年7月1日 読売新聞)

7045チバQ:2010/07/01(木) 22:36:48
http://www.sanspo.com/geino/news/100701/gnj1007010502007-n1.htm
選挙特番 日テレは紳助、TBSはたけし
2010.7.1 05:01
 7月11日の参院選投開票を速報するフジテレビ系「FNN 踊る大選挙戦2010」(後7・58)の記者会見が6月30日、東京・台場の同局で行われた。総合キャスターに安藤優子(51)&高島彩アナウンサー(31)、コメンテーターに木村太郎氏(72)ら同局報道を代表する豪華布陣が勢ぞろい。タレントも起用する民放他局に、安藤は「スピード、機動力で圧倒的な差を」とプロ魂を燃やしていた。

 フジテレビ以外の民放各局の参院選選挙特番の“顔”も決まった。

★NHK

 「参院選2010開票速報」(後7・55〜深夜4・30)。総合司会は1日発表

★日本テレビ

 「ZERO×選挙2010」(第1部=後7・58〜11・40、第2部=後11・55〜深夜2・0)。1部の司会は島田紳助(54)と村尾信尚=(54)=(2部も担当)。2部のナビゲーターは櫻井翔(28)

★TBS

 「乱!参院選2010」(5部構成)。1部(後7・57〜9・30)と2部(後9・30〜11・10)のメーンキャスターは堀尾正明(55)、スペシャルコメンテーターはビートたけし(63)

★テレビ朝日

 「選挙ステーション2010」(第1部=後7・57〜深夜0・30、第2部=同0・30〜3・30)。1部の司会は古舘伊知郎(55)と赤江珠緒(35)、2部の司会は田原総一朗(76)

★テレビ東京

 「池上彰の選挙スペシャル」(後7・54〜10・24)。総合司会は池上彰(59)。第2部(後10・24〜11・54)MCは小谷真生子(45)

http://www.sanspo.com/geino/news/100628/gnf1006280505000-n1.htm
ロンブー淳、開票特番司会で政界進出の布石?
2010.6.28 05:03
 お笑いコンビ、ロンドンブーツ1号2号の田村淳(36)が、7月11日の参院選で文化放送の開票特番キャスターを務めることが27日、分かった。

 番組は「ロンドンブーツ1号2号 田村淳の選挙クラブ〜あなたの本音をぶつけてください!」と題し、午後7時40分から深夜零時半まで約5時間、ツイッターも駆使しながら放送する。

 選挙特番の司会は初挑戦になるが、淳は「政治に興味がない人にも、わかりやすく伝えられるように頑張ります」と大張り切り。これまで「将来は国政を目指す」と幾度となく公言しており、政治家転身への第一歩となるのかにも注目が集まりそう。

 番組では菅直人首相(63)ら各党党首と中継を結ぶ予定で、同局の大河原聡編成部長は「党首クラスを相手に、1トップのキャスターとして本田圭佑選手ばりの鋭いシュートやフリーキック、絶妙のパスで縦横無尽に立ち向かってくれると思う」と大きな期待を寄せる。

 淳は2008年秋から司会を務める同局情報番組「NewsCLUB」(日曜前7・0)で、積極的に政治の話題を取り上げている。昨年10月の公開収録では「いきなり国政ではなく、地元から出ていく」などと、出身地の山口・下関市議を出発点に、国政を目指す具体的プランをぶち上げ話題になった。特番内で各党から、次期衆院選などへの出馬を直接口説かれる場面もある?

7046いなばやま:2010/07/02(金) 00:00:32
>>7040

選挙カーが本気でうるさいです。

選挙区の候補より回っています。

衆院選の時、みんなの推薦を断って

綿貫後援会に頼ろうとした柴田に「みんなの党」の精神が分かっているのか

疑問ですが、私の親戚が彼の強力な支援者で

入れろ、入れろとうるさいです。

7047かわいそう:2010/07/02(金) 01:22:32
火災:青木愛議員の母経営、保育園全焼−−南房総 /千葉
7月1日11時59分配信 毎日新聞

 29日午後8時半ごろ、南房総市千倉町北朝夷の私立「ゆうひが丘保育園」から出火、木造平屋建て園舎約375平方メートルが全焼した。けが人はなかった。同園は民主党の青木愛衆院議員(44)=東京12区=の母(73)が経営しており、青木議員も当選前に一時、勤務していたことがある。
 県警館山署によると、近所の住民から119番があった。出火当時は無人で、配電盤から漏電した可能性もあるとみて調べている。【荻野公一】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100701-00000082-mailo-l12

7048ソーゾー君:2010/07/02(金) 09:53:02
選挙の手順以下の通り

①選挙区に民主党候補が居て国民新党・小沢派の候補が居ない時は民主党で比例も民主党
②選挙区に小沢派が居たら小沢派で比例も民主
③選挙区に国民新党候補が居て前原一派が居たら国民新党で比例は民主
④選挙区に国民新党候補が居て小沢派が居たら小沢派で比例も民主

何故民主党に勝たせなければならないのか?
①小沢派は今回の選挙で勝って9月の代表選挙の勝つ為に沢山の候補を立てている
 9月の代表選挙に勝つ為に大勝させる必要がある。
②民主党の前原一派の幹事長が過半数割れしたら公明党やみんなの党と連立を組むと言っているから
(民・公・皆連立と言う最悪にシナリオにしない為w)
③民主党が過半数割れし国民新党が躍進しても100%民・国連立が破棄される(国民新党が出て行く)
④小沢は幹事長=選挙担当ですから沢山の候補を擁立しています「民主候補=小沢派」と認識しても良い。
⑤民主党の選挙区候補61名の内49名が国民新党推薦議員である(郵政民営化反対派)

何故国民新党が離党するのか?
「過半数割れしたら前原一派の現幹事長の公約通り②の民・公・皆・国連立が組まる」
「①の9月の代表選挙で公・皆の圧力で100%小沢派が負ける」
「小沢派が敗れたらマニュフェストが増税路線に書き換えられ民・国連立は破棄される」

比例は国民新党では何故だめなのか?
①国民新党の比例候補は7名です、躍進しても僅か7議席だからです。
②例えば国民新党比例が5千票獲得しても7議席増えるだけなのです。
(民主党比例は45名です)

何故独立党案の「民主党の過半数を割らない程度のチョイ勝ちではダメなのか?
①チョイ勝ちだと選挙後に東京地検が「選挙違反がありましたw」と言って民主党議員を潰すから
(大勝させれば効果なしw)

7049とはずがたり:2010/07/02(金) 12:10:29
>>7046
ちわっす♪
親戚はやっぱり小矢部とかあの辺の人ですかね。
富山県西部を固めて勝とうという腹ですね。

7050名無しさん:2010/07/02(金) 12:44:12
そう言えば、上市(2区)で柴田のポスターを見たことがある
よくまあ、こんな所まで手が回ったもんだ、と思っていたけど
その後のニュースで去年、自民党を離党した酒井真次が柴田支援に回っていることを知って納得した
他にも、場家茂夫や向井英二
県内の非自民保守系が一致して柴田支援に動いている印象
本来ならば、民主がこの辺りを取り込まなければいけないんでしょうがね


この日の富山市での初の集会には、無所属の酒井真次、場家茂夫両県議が顔を見せ、激励した。柴田氏は「富山で生まれ育ち、富山の実情が分かるものを国政に送ってほしい。県東部でもしっかりアピールしたい」と述べ、脱官僚や地域主権、生活重視の同党の基本方針を説明した。ほかの比例候補のように全国を飛び回ることなく、富山をベースに選挙戦に臨む。
http://webun.jp/news/A390/knpnews/20100520/16879

7051とはずがたり:2010/07/02(金) 12:54:19
>>7050
有り難うございます。なんと,非民主非自民保守結集的な存在に成ってるんですねぇ。

酒井は09/03の「今後は無所属議員として非自民勢力と行動を共にする考え」の表明を維持してるんですな。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/8320

彼ら選挙区は誰をやってるのでしょうか?

7052名無しさん:2010/07/02(金) 14:56:10
情けないなぁ…

> 仙谷由人官房長官は同日午前の記者会見で「1対8で話すと民主党批判一色になる。対応する方は大変だ。党首討論的にやってもらえればいいと思う」と述べ、与野党党首が1対1で議論する場を設けることが望ましいとの考えを示した。

こういう事自分たちが野党時代に与党に言われてたら受け入れてたんだろうな?
自分が与党だからって何ふざけた事言ってんだ。
国会討論は与野党の立ち位置も時間配分も選挙の結果の勢力に基づくもんだからまだ判る。
それとも衆議院や前回の参院選の結果に基づいて参議院のテレビ出演の時間配分しろとか言うつもりなのかね?
もういっそ民主抜きの八党でやったらどうだろう。
無論民主の席はきちんと用意して「菅さんは一対一じゃなきゃやだと言われて欠席されてます」とかテロップ流す。
本人が望んだ通りだろ。

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100702/plc1007021143003-n1.htm
菅首相、与野党9党首討論のテレビ出演拒否 「1対8なら吊るし上げになる」と逃げる
2010.7.2 12:16
このニュースのトピックス:菅首相
街頭演説で支持を訴える菅首相=2日午前、富山駅前街頭演説で支持を訴える菅首相=2日午前、富山駅前

 菅直人首相は2日午前、富山市で街頭演説し、参院選期間中に民主党代表としてテレビ出演する際の条件について、「最近、菅は『議論を避けている』と野党が言っているが、とんでもない。いつでも1対1の真剣勝負ならやる。1対8の議論は議論ではない。下手をすると吊るし上げになる」と述べ、与野党9党首による議論を拒否する考えを示した。

 これに関連し、仙谷由人官房長官は同日午前の記者会見で「1対8で話すと民主党批判一色になる。対応する方は大変だ。党首討論的にやってもらえればいいと思う」と述べ、与野党党首が1対1で議論する場を設けることが望ましいとの考えを示した。

 自民、公明、共産、みんなの党の野党4党は先月30日、菅首相が参院選期間中のテレビでの党首討論を避けているとして、出演に応じるよう民主党に申し入れていた。

7053名無しさん:2010/07/02(金) 19:35:22
本紙参院選意識調査/自民復調、民主追う 投票先4分の1が未定
 日本農業新聞は1日、本紙読者を対象に行った「参院選意識調査」結果をまとめた。参院選の投票先は、選挙区が自民党36.5%、民主党29.8%、比例区が自民党31.2%、民主党25.8%で、いずれも自民党が民主党を上回り、復調傾向にあることが浮き彫りになった。参院選の勝敗を左右する29の1人区を中心に、農村票の動向が選挙結果に影響を与えそうだ。ただ、投票先を決めていない全体の4分の1の動向次第で情勢が変わる可能性もある。菅内閣の支持率は53.1%だった。(選挙取材班)

 調査は6月22〜29日、本紙農政モニター1030人を対象に郵送で行い、882人が回答した(回答率85%)。専業農家39%、兼業農家41%、その他20%で、男性62%、女性38%だった。

 ・・・(詳しくは日本農業新聞紙面をご覧ください)

http://www.nougyou-shimbun.ne.jp//modules/bulletin/article.php?storyid=4039

7054名無しさん:2010/07/02(金) 20:16:37
>>7046
みんなの党の推薦をうけている
嘘を書くな

7055名無しさん:2010/07/03(土) 00:58:47
#eravoteで検索すると幸福実現党と創新党がちょっと目立つなぁ……。

7056名無しさん:2010/07/03(土) 08:45:45
いずれも大本営発表ではあるが、菅は1ヶ所で2500人、谷垣は3ヶ所で2500人

街頭演説は戦略の違いを見せた。首相は、JR富山駅前のCiC前広場1カ所に2500人(陣営発表)を集め、規模と熱気で道行く人に党の人気の高さをアピール。谷垣氏は、ウイング・ウイング高岡前、JR富山駅前のCiC前広場、富山市のグランドプラザ前と3カ所で街頭演説。計2500人(陣営発表)を集め、「自民王国」の票の掘り起こしを狙った。
http://webun.jp/news/A390/knpnews/20100703/19816

7057かわいそう:2010/07/03(土) 11:12:21
>もういっそ民主抜きの八党でやったらどうだろう。
無論民主の席はきちんと用意して「菅さんは一対一じゃなきゃやだと言われて欠席されてます」とかテロップ流す。

それは正しい。

7058平野貞夫氏告発:2010/07/03(土) 12:52:24
小沢氏の秘書逮捕は森英介法相の指揮権発動だった 平野貞夫氏告発 http://www.youtube.com/watch?v=QT7Yple9NS8

7059平野貞夫氏告発:2010/07/03(土) 12:54:35
ついでに。こんなのもあるぞ。

みんなの政見放送に絶句。渡辺ミッチーJr.「郵政の株式売却してカネ作る」
http://www.asyura2.com/10/senkyo89/msg/670.html

7060名無しさん:2010/07/03(土) 13:03:02
そういうの貼り出すと何でもありになるんでやめましょう

7061チバQ:2010/07/03(土) 21:57:25
>>4011
みんなの党:大嶋幸治が新宿で演説していたが、党内の肩書きがすごい
「参議院比例がんばる日本支部長」

何ツー名前じゃってことで調べてみた
小野次郎は参議院比例風林火山支部長
宮越馨は参議院比例農都共生支部長

7062名無しさん:2010/07/03(土) 22:04:19
>>7061
直感的に楽天銀行の支店名を連想した

ジャズ支店
ロック支店
サンバ支店

ちなみに、私が利用しているのはリズム支店
そう言えば、みんなの党には楽天の元執行役員て肩書きの候補がいたっけな

7063神奈川一区民:2010/07/03(土) 22:10:06
【政治】 たちあがれ日本 参院選比例代表に擁立した足高慶宣氏を除名


 たちあがれ日本は3日、参院選比例代表に擁立した足高慶宣氏を除名したと発表した。
比例名簿からの削除に向け、総務省に対する手続きも開始した。
同党によると、足高氏は尖閣諸島への渡航を計画し、渡航の際に法律に反する可能性もあるから、としている。

時事通信 (2010/07/03-20:37)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010070300309

7064名無しさん:2010/07/03(土) 22:30:14
意外にも六位に民主・土田博和の著書
他はみんな党首級。静岡ならまだしも、京都で。なぜ?


政治家本の売れ行き低調
参院選 スター不足も

 参院選の投票日を間近に控える京都や滋賀の書店で、政治家の著書の販売が振るわない。政権交代がかかった昨夏の総選挙で大きく動いた政治関連書籍も、今年はサッカーW杯の影響などもあり、関心はやや低め。書店では専門コーナーの設置などで有権者の注目度を高めようと躍起になっている。

 大垣書店四条店(京都市中京区)では、政治関連書籍コーナーを設置。政治家の著書の売り上げは菅直人首相の「大臣」が最も多く、みんなの党の渡辺喜美代表の「『みんな』の力」が次ぐ。

 ただ目立つのはその2冊ほど。仕分け作業で知られる民主党・蓮舫行政刷新相の「一番じゃなきゃダメですか?」、総裁選で敗れた自民党・河野太郎氏の「私が自民党を立て直す」、自民党を出た新党改革・舛添要一代表の「日本新生計画」と続くが、総じて販売数は少ないという。

 店舗では、選挙自体に関心を高めるために今、売れ筋の池上彰さんの「あした選挙へ行くまえに」(河出書房新社)など、分かりやすい解説本を前面に押し出した。幕末ブームに「奇兵隊内閣」を目指す菅首相の著書の横には高杉晋作の関連本も置き、相乗効果で販売に工夫を凝らす。

 赤井良隆店長(38)は「昨夏は政権交代で関心の高かったが、今年は政治家の著書の発行自体も少なめで厳しい状態。小泉さんが首相の頃は所信表明演説で有名になった『米百俵』(山本有三)に注文が相次ぎ対応しきれなかったほど。今は政治家もスター不足では」と話している。

◆政治家著書コーナーの主な売れ筋ランキング

(大垣書店全店の6月1日ー28日の販売)

1 大臣 菅直人(岩波書店)

2 「みんな」の力 渡辺喜美(宝島社)

3 一番じゃなきゃダメですか 蓮舫(PHP研究所)

4 私が自民党を立て直す 河野太郎(洋泉社)

5 日本新生計画 舛添要一(講談社)

6 民主党選挙のヒミツ 土田ひろかず(洋泉社)
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20100703000080

7065名無しさん:2010/07/03(土) 22:41:52
>>7064
反民主の人たちがタイトルに惹かれて買っているのではないでしょうか。

7066名無しさん:2010/07/03(土) 22:51:13
>>7065
なるほど。
確かに、タイトルだけなら内幕暴露ものかと。
ちなみに、アマゾンの「内容紹介」だと、こんな感じ。
この一節が良い「一年で二度参院選を戦う男」w

「身体検査」って何をするの?
ドブ板、 選挙資金、スキャンダル対策……、
現役参議院議員が明かす民主党選挙の舞台裏!!

党幹事長に嫌われたらホントに立候補できないの!?
民主党の候補者ってどうやって決められるの?
ちゃんと「身体検査」とかされているの?
支持団体と公認候補の関係ってどうなっているの?
スキャンダル攻撃をする「裏選対」ってホントにあるの?
「政権交代」の追い風で当選するも
議員生活半年あまりで再び選挙……、
“一年で二度参院選を戦う男”が語る選挙の真実!

7067チバQ:2010/07/03(土) 22:59:14
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20100629ddlk07010085000c.html
票を積む:参院選・福島 戦略の変化/1 民主党 /福島
 ◇与党の武器、凶器にも
 公示直前の20日。民主党県連代表を務める玄葉光一郎衆院議員(46)=福島3区=が、党政調会長と公務員制度改革担当相就任後、初めてお国入りした。地元の田村市と須賀川市で国政報告会を開く前に、足を踏み入れたのはいわき市だった。街頭演説したJRいわき駅前には、約100人が集まった。

 今回の参院選比例代表に出馬した元党県連幹事長の中村秀樹氏(47)と並んで演説を始めた玄葉氏はこう切り出した。「いの一番にいわきに来た。中村さんのため。浜通りから国会議員を出そう」。いわき市は中村氏の地盤だ。ある民主党県議は「玄葉さんと並んだだけで『彼が応援している人だから投票しよう』と思われるはず」と効果に期待する。

 党県連は党本部の意向に従い、今回初めて福島選挙区(改選数2)で、新人の岡部光規氏(41)と現職の増子輝彦氏(62)の2人を擁立。加えて、比例代表の県連の重点候補として中村氏を担ぎ出した。

 中村氏と岡部氏の新人2人にとって「知名度不足」は最大の悩みだ。そこで菅内閣の発足で全国的によく知られるようになり、若くてクリーンなイメージの玄葉氏が頼りの存在となった。政権交代の一つの恩恵だ。

 県連は7月にも、玄葉氏を応援のため福島市に呼ぶ。3人の公認候補も一緒に演壇に立つ予定だ。「党内で最も応援演説の依頼を受けたようだが、何とか来てもらうことになった」と、党県連の安瀬全孝幹事長はほっとした様子だ。

   ◇  ◇

 「鳩山内閣が短命に終わり申し訳ない」「菅内閣発足で支持率はV字回復したが、甘んじている場合ではない。今度こそ覚悟を持って政権運営しなければならない」。公示日の24日、増子氏は福島市内での第一声で、声を張り上げた。

 これまでの地元講演会では、地域経済活性化など副経産相としての実績を披露してきた。しかし、この日は控えめだった。選対幹部は「与党としての成果を強調し過ぎると押しつけがましくなる。候補本人も気を付けているのだろう」と話した。

 安瀬幹事長は今回の選挙で、「与党として政策実現可能な政党であることを訴えるだけ」と説明する。一方で「企業や団体を動員する選挙はしない。圧力と受け止められて必ず行き詰まる」と自戒する。与党としての力をアピールしながら、その「武器」が「凶器」にならないよう注意を払う。

   ×  ×

 参院選は中盤戦を迎え、各候補が激しい舌戦を展開している。政権交代によって、各党それぞれの選挙運動にも変化が表れている。各陣営の動きと思惑をリポートする。=つづく(この企画は種市房子、関雄輔、神保圭作、和泉清充が担当します)

7068チバQ:2010/07/03(土) 22:59:49
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20100630ddlk07010255000c.html
票を積む:参院選・福島 戦略の変化/2 自民党 /福島
 ◇団体離れと分裂の懸念
 「少ないな。総裁が来るのに」。20年来の自民党支持者という女性(65)がつぶやいた。19日にJR福島駅東口で谷垣禎一総裁を招いて開かれた党の街頭演説会。福島選挙区(改選数2)に自民から出馬した現職の岩城光英氏(60)も宣伝カーに上がり、公示前の貴重なアピールの場とするつもりだった。主催者発表で聴衆は約500人。昨夏の衆院選で、当時の麻生太郎首相が訪れた際、倍以上が歩道を埋めた光景からすると、寂しさは否めなかった。

 斎藤健治・党県連幹事長もマイクを握った。「あらゆる会場で手応えを感じている。しかし、自民党の公認が1人に絞られたからと油断してはいけない」と声を張り上げ、懸命に支持者を引き締めた。

 民主党県連が新人の岡部光規氏(41)と現職の増子輝彦氏(62)の2人を擁立したのに対し、自民党県連は今回、一時は議席独占を狙って2人擁立を検討したが、結局は見送った。その代わり「50万票でトップ当選」を至上命題に掲げた。しかし、県連内でも現状なら04年に獲得した40万票も厳しいという見方が強い。主因の一つが、業界団体の変化。以前は政権与党としての自民党候補のみ推薦していた団体が、政権交代後に民主党の応援にも乗り出した。

    ◇   ◇

 岩城氏陣営には、地元・いわき市の自民党支持者の票を固められるかも気掛かりだ。有権者28万人を抱える県内最大の票田。同市で市議と市長を務めた岩城氏の名前は浸透しており、大量得票が見込めそうにも思える。

 しかし、党県連内が分裂した昨年9月の市長選が影を落とす。初当選した渡辺敬夫氏(64)は、地元の坂本剛二前衆院議員(65)が支援。一方、岩城氏は現職だった櫛田一男氏(72)を推して敗れた。加えて、昨年の衆院選で、坂本氏と福島5区の公認を争って結局3区に回った吉野正芳衆院議員(61)=比例東北=は、岩城氏とは町村派の同士とされる。

 岩城氏にとって坂本氏はいわば「味方の敵」。同市内の自民党関係者には「坂本さんが本気で保守票をまとめるのか」と懸念する声もある。ある党県議は「いろいろあったが、坂本さんも今回はきちんとやるはず」と打ち消した。

    ◇   ◇

 岩城氏は「野党になって3倍は選挙区内を歩く時間ができた。無党派層を取り込むいい機会になった」と手応えを強調する。一方、「公認が1人になった時点で、トップ当選は宿命。だが、現状はそんなに易しくない」と危機感もにじませた。=つづく

7069チバQ:2010/07/03(土) 23:00:24
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20100701ddlk07010178000c.html
票を積む:参院選・福島 戦略の変化/3 第3勢力 /福島
 ◇消費増税、攻撃材料に
 「暮らし向きはいかがでしょうか」。参院選公示の24日、福島選挙区(改選数2)に立候補した共産党新人、岩渕友氏(33)は福島市内で選挙カーから有権者に問い掛けた。「消費税の増税は所得の少ない人ほど負担が大きい。許さないという1票を託してほしい」と声を張り上げた。

 昨年8月の衆院選で共産は苦戦。比例代表の県内得票は民主党、自民党、公明党、みんなの党に次ぐ5位に甘んじた。県内の選対幹部は「政権交代の潮流にのまれ、政策をまともに聞いてもらえる状況ではなかった」と苦い思いで振り返る。

 今回の参院選では、民主と自民の戦いに埋没した衆院選の二の舞いにならないよう、「第3の選択肢」としての存在感を有権者にどうアピールするかが得票増のカギだ。民主の衆院選後の公約達成度や政権運営能力が主要な争点とされていたが、自民などとの主張の違いが明確になりにくかった。

 ところが、公示直前になって菅直人首相が「消費税10%」に言及。自民も以前から同様の主張をしており、“2大政党”を攻撃する格好の材料が浮上。反対姿勢の共産の主張を目立たせやすくなった。選対幹部は「消費税に対する有権者の関心は高い。我が党の主張を県民に聞いてもらえる環境になった」と話す。

    ◇   ◇

 みんなの党の渡辺喜美代表は25日、同選挙区の新人、菅本和雅氏(42)と比例代表の新人で元県議の小熊慎司氏(42)の応援のため、JR福島駅前の街頭に立った。「民主も自民も10%と言うのは、シナリオライターが一緒だから」と指摘。財務官僚が陰にいることを批判した。渡辺氏は以前から「役人が身を切ることが先決」と主張しており、福島市でも「役人天国を改革する覚悟があるのはみんなの党だけ」と力を込めた。

 新党改革から比例代表に立候補した同党幹事長で現職の荒井広幸氏(52)は、毎日新聞のアンケートで消費税問題について「衆院選後の引き上げ」と回答した。

 社民党も消費税の増税には反対姿勢だ。加藤雅美県連幹事長は「低所得者が増えている中で大変な影響がある」と話し、街頭で積極的に訴えていく方針だ。今回は福島選挙区に候補者を擁立しておらず、比例代表の得票アップに懸ける。

 公明党も福島では比例代表に運動を集中する。党県本部の甚野源次郎代表は「県内どこを回っても消費税。争点がはっきりして訴えやすい」と話す。「民主、自民の支持率が下がる中、第3勢力として民意の受け皿になる」と語った。=つづく

7070チバQ:2010/07/03(土) 23:00:58
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20100702ddlk07010095000c.html
票を積む:参院選・福島 戦略の変化/4止 業界団体 /福島
 ◇政局混とん「股裂き」も
 郡山市で2月に開かれた朝食会。県内の商工会議所や商店街組合、中小企業団体の役員らが、増子輝彦副経済産業相(62)を囲み、業界の苦しい現状を説明した。当時国会では、小規模企業共済制度や中小企業倒産防止共済制度の対象範囲を拡大させる関連法案が審議中で、早期に国会を通過させるよう要望した。その後すぐに成立したため、ある出席者は「我々のお願いが効いたのかもしれない。直接副大臣に要請できるのは福島県ならでは」と実感した。

 経産省は地域経済や中小企業対策の権限と補助金を多数持つ。増子氏は福島県にとっては「おいしい存在」(経済団体幹部)だという。

    ◇   ◇

 かつて自民党候補のみを推薦していた「県商工政治連盟」や「県中小企業政治連盟」など経済系の政治団体が、今回の参院選福島選挙区(改選数2)では、民主現職の増子氏と自民現職の岩城光英氏(60)を推薦している。政権交代が濃厚になった昨夏の衆院選前からの流れだ。

 福島商工会議所が母体の政治団体「日本商工連盟福島地区」は、民主新人の岡部光規氏(41)も含めて推薦した。瀬谷俊雄代表世話人(同商議所会頭)は「我々は中立で党派にはこだわらない。状況を理解してくれる政治家を選んだ」と強調する。

 しかし、双方を推薦している団体幹部は、この状況を「股(また)裂き状態」と自虐的に表現してこう言う。「政局が混とんとしており、自民党政権に戻った時のことも考えるとこうならざるを得ない」

    ◇   ◇

 一方、県医師連盟は従来通り支援を自民に絞り、選挙区では岩城氏のみを推薦する。同連盟の母体である県医師会の一室には、唐沢祥人日本医師会前会長(68)と、自民から比例代表で出馬した現職の西島英利氏(62)が握手しているポスターが張ってある。今春、日本医師会の会長に就いたのは民主党に近い原中勝征氏(70)。同連盟は「今までの自民の実績を評価した。我々の姿勢は一貫している」と、会長が交代しても支援転向を否定する。

 ただ、民主支援にしろ、自民支援にしろ、推薦候補の集会に各団体が所属組織の社員や職員を多数出席させていた以前の状況は見られなくなってきた。代表者が顔を出す程度で、昔の「人も票も出す選挙」の風景とは違う。

 ある県議は自戒も込めて言う。「もはや、団体の推薦をもらえば、まとまった票が得られると安堵(あんど)できない。きちんと政策を訴えないと票はつかめない

7071チバQ:2010/07/03(土) 23:02:30
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20100620ddlk42010277000c.html
決戦直前:’10参院選ながさき/上 民主、党内まとまるか /長崎
 ◇候補予定者発言が火種に
 「私にもう6年間、長崎の看板を背負わせて下さい。仕事を続けさせて下さい」

 18日夜、民主現職の犬塚直史氏(55)が、得意分野である外交政策に関する著書の出版記念パーティーを長崎市内で開催。集まった約170人の支援者らを前に力を込めた。

 鳩山前政権下では「政治とカネ」の問題で逆風が吹き荒れ、民主党は2月の知事選で推薦候補がまさかの大敗を喫した。「『今のままでは応援しない』とずいぶん言われた」と犬塚氏も危機感を募らせていた。

 ただでさえ前知事の自民新人、金子原二郎氏(66)に比べて知名度で劣る犬塚氏。「原点に返り、とにかく姿を見せるしかない」と、今年3月から1000カ所での街頭演説を目指し、軽トラックに乗って県内を回る。無党派層の「風」をつかもうと、同月からは簡易型ブログ「ツイッター」での情報発信も始めた。

 しかし、ツイッターでは「商店街を歩けば民主党に対するすごい逆風を実感します」「公民館に閉じ込められて30分くらい民主党批判の矢面に立たされた」などと悲観的な内容がつらなった。

 それだけに、菅直人首相の就任を「今までは街頭で話をしても電柱が相手。やっと聞いてもらえるようになった」と率直に喜ぶ。

 ただ、一方で犬塚氏自身の発言が党内の火種にもなっている。

 国営諫早湾干拓事業(諌干)の潮受け堤防開門調査については、犬塚氏は「農業用水や防災の問題に対策を講じたうえでの管理開門に賛成」。一方、県連は「反対」だ。

 九州新幹線長崎(西九州)ルートも、県連の「推進」に対し、犬塚氏は「全線フル規格でない新幹線より、島原道路などを優先させるべきだ」。

 両方とも、金子氏が知事時代に推進した公共事業。18日のパーティーに参加しなかった民主党県議は「金子さんとの違いを打ち出そうというのは分かるが、『これから選挙だ』という時に、彼の一言一言で腰が折れてしまう」と苦りきった。

 犬塚氏は「立場の違う方々が同じテーブルについて話し合い、一歩でも二歩でも(解決に向け)進めるのが政治の責任」と話す。だが肝心の党内の足並みの乱れをどう乗り越えるのか。課題は重い。

    ■

 参院選は24日に公示され、来月11日には投開票を迎える。公示直前の県内立候補予定者の動きをリポートする。

〔長崎版〕

7072チバQ:2010/07/03(土) 23:03:05
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20100622ddlk42010410000c.html
決戦直前:’10参院選ながさき/中 自民、攻勢へ実績強調 /長崎
 ◇「野党」組織選挙にかげり
 「11回やったが、今度の選挙戦が一番厳しい。相手は現職、私は挑戦者。相手は与党、私は野党。こういう戦いは初めてだ」

 参院選公示まで1週間を切った18日夜。主戦場となる長崎市で開かれた総決起大会で、自民新人の金子原二郎氏(66)は会場の2400人(主催者発表)を見渡し、畳み掛けるよう訴えた。「私の戦いじゃない。自民を含めた日本の戦い。どういう方向にいくのか。民主に過半数を与えたら大変なことになる」

 県議3期、衆院議員5期、知事3期を務めた金子氏。九州新幹線長崎ルート着工などの実績を誇り、知名度は抜群。金子氏推薦を決めた団体も着実に増えている。金子氏は「単に自民党とのつながりではなく、私の知事時代の実績を評価してもらっての結果。これは強みだ」と胸を張る。

 しかし、今回は野党としての戦いの厳しさを思い知らされてもいる。かつての自民党は「政権与党」を背景に業界団体を動かし、徹底した組織選挙で勝ってきたが、金子陣営の一人は「団体に推薦依頼しても簡単には出してくれない。こちらは一日でも早く支持固めしたいのに」と嘆く。

 特に、家族を含めて14万人を抱える県農政連盟が自主投票を決めたことは「痛い」(金子陣営)。菅内閣では県選出の山田正彦衆院議員が農相に就任。自主投票は与党に配慮した結果とみられる。ただ、一方で「自民の候補者選びでのしこりでは」との見方もある。

 候補者選びで「金子氏ありきだ」と猛反発し、席を立った加藤寛治県議は島原雲仙農協組合長も務める。加藤後援会幹部は「今回の県農政連の判断にも影響はあっただろう」。当の加藤氏は「(参院選の間は)夏休みだ」とそっぽを向いたままだ。

 さらに、菅内閣発足で民主党支持率は急回復している。金子陣営では「10%台だった内閣支持率が、60%台になるとは」と不安を募らせる。

 自民県議は険しい表情で語る。「金子氏の高い知名度の中には金子氏に対する『好き』と『嫌い』が混在する。全く未知数の候補だった、2月の知事選での中村法道氏とは異なる。県農政連が全面支援し、自民県連も一枚岩になった知事選のようにはいかない」。不安が払拭(ふっしょく)される気配はまだない。

〔長崎版〕

7073チバQ:2010/07/03(土) 23:03:47
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20100623ddlk42010482000c.html
決戦直前:’10参院選ながさき/下 共産、手応え/みんな、第3極目指す /長崎
 ◇共産「追い風に手応え」
 長崎市の目抜き通りで共産新人の渕瀬栄子氏(54)は20日、歩行者らに訴えかけていた。「まじめに働けばまともな生活ができる。そんな当たり前の社会を取り戻そう」。参院選で存在感をアピールしたい共産。今回は「風向きが違う」と山下満昭・党県委員長(57)は手応えを感じている。

 民主が政権交代を果たした昨年の衆院選では「自民か民主か」という政権選択の間に共産は埋没し、議席獲得に結びつけられなかった反省がある。

 しかし、その後の風向きは確かに変わったようだ。事実、1月には松浦市、4月には南島原市の市議選で共産新人議員が誕生。山下県委員長は「米軍普天間飛行場移設問題や『政治とカネ』の問題で鳩山内閣も総辞職し、国民は『民主も自民もだめ』と気付いたのではないか」とみる。

 渕瀬氏もそうした流れを感じ、「鳩山さん、小沢さんが辞任しても何も解決していない」と民主政権を批判し、波に乗ろうとする。

 だが、山下県委員長の悩みは大きい。「地方で生まれつつあるこうした流れをどう国政に生かせるか。国政に生かすことで、初めて選択肢にもなっていくのだが」。風向きは変わっても、風の強さはまだわからない。

 ◇みんな「第3極」を目指す
 「民主党の化けの皮は、必ずはがれる」。10日、佐世保市内で開いた記者会見。同市議(当時)の中嶋徳彦氏(35)擁立を発表した渡辺喜美・みんなの党代表がほえた。上昇傾向だった党の支持率が、菅直人首相誕生と同時に急落していることへのいらだちが噴き出した。

 中嶋氏は、07年の市議選は自民公認で初当選。1期目途中で旗頭を変えた理由をこう語る。「民主はひどい体たらくだが、自民も変われない。昨年の衆院選で国民に『ノー』を突きつけられた。が、その審判を本気で受け止められなかった」。県連上層部には「国民はおきゅうをすえたかっただけ」「民主は自滅する」と現実から逃避する声が多かったという。

 みんなは、民主でも自民でもない「第3極」を目指すが、県内に基盤はなく「徒手空拳の戦い」(渡辺代表)。民主関係者は中嶋氏の立候補について「泡まつ候補? それは言い過ぎかな。よく分からない」と影響を図りかねている。(この連載は錦織祐一、阿部義正、下原知広、山下誠吾が担当しました)

〔長崎版〕

7074チバQ:2010/07/03(土) 23:05:30
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/all/CK2010062902000190.html
<激戦区を行く>静岡 民主“分裂”残るしこり
2010年6月29日

 「厳しい、厳しい戦いだが、死にものぐるいで頑張る」。24日、静岡・沼津駅前で行われた出陣式で、民主現職の藤本祐司は鬼気迫る表情で訴えた。

 党所属の国会議員や地方議員がずらりと並び、選対本部長で県連会長(衆院議員)の牧野聖修は「2人強引に擁立されたが、この1議席を死守する」と声を張り上げた。

 出陣式に駆け付けた連合静岡会長の吉岡秀規は「連合は藤本さん当選にのみ全力を尽くす」と断言した。

 民主党の“分裂選挙”となった静岡選挙区。前幹事長の小沢一郎が3月、藤本1人の擁立を主張する県連を押し切り、新人の中本を擁立。県連は藤本の支援に専念し、中本は党本部直轄とする対立の構図になった。一時は小沢が県連に選挙資金を支給しない異例の事態にまで発展した。

 その後、小沢が辞任し、菅民主党の支持率がV字回復したため、県連は「共倒れの可能性は低い」と判断。党本部の2人擁立方針を受け入れたが、しこりは残ったままだ。藤本陣営の幹部は「小沢さんの秘書が業界団体を回って、中本支持を訴えているのが怖い。民主共闘なんてあり得ない」と不信感をあらわにする。

 一方、24日に浜松市で行われた中本の出陣式。昨年の衆院選(比例東海ブロック)で初当選した小沢チルドレンの小林正枝が応援に駆けつけたが、県連幹部や地方議員の姿はなかった。シンボルカラーの赤いシャツを着た中本は「政治家でない私だからこそ、国民目線で国を変えたい」と訴えた。

 中本を擁立した小沢は、秘書を選対事務所に送り込むなど支援を続ける。小沢が幹事長時代に擁立した比例代表候補の谷亮子や岡崎友紀も応援に入るが、陣営幹部は「県連や地元組織の支援がないのは厳しい」という。

 自民党は、昨年秋の参院補選で敗れた新人岩井茂樹が雪辱を狙う。同党は昨年の衆院選で惨敗、県内の所属国会議員はわずか2人になり、参院選候補も岩井1人に絞った。

 建設や商工・観光など旧来の支持団体を回り、組織固めを進める。参院補選は自主投票だった県医師連盟の推薦も取り付けた。

 岩井は街頭で「日本に必要なのは保守の精神。われわれ若者が自民党を、政治を変える」と声をからす。ただ、県議会の自民党会派が分裂し、3人が除名などの処分になり、不安材料も抱える。

 民主党の複数擁立で勝機ありとみたみんなの党は、パラリンピック金メダリストで、全盲教師である新人河合純一を擁立した。河合は「民主も自民も大増税路線。国民の痛みが分かっていない」と批判する。

 党代表の渡辺喜美は静岡駅前で公示日の第一声を上げ「ハンディを克服しながら生きる河合さんに、国会議員になってほしい」と絶叫した。選対本部長で県議の大岡敏孝は「組織も資金もない。どう河合さんの人柄を理解してもらうか、時間との勝負だ」と話す。

 共産党新人の渡辺浩美は「消費税増税に断固として反対する」と菅政権を批判し、支持を訴えている。 (城島建治)

 =文中敬称略

 ◇  ◇  ◇

 与野党の攻防が続く参院選。激戦が繰り広げられている注目の選挙区を訪ねた。

7075チバQ:2010/07/03(土) 23:06:19
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/all/CK2010063002000145.html
<激戦区を行く>千葉 自民、し烈な身内の戦い
2010年6月30日

 笑顔を振りまく自民党総裁、谷垣禎一の両脇に現職椎名一保と新人猪口邦子が並んだ。27日夕、千葉・柏駅東口の街頭演説会。「競い合って党の支持基盤を拡大してほしい。2人は今、過酷な要求で苦しい選挙をしている」。谷垣がこう紹介すると、2人の表情は一瞬こわばり、最後まで握手どころか視線も合わせなかった。

 昨年の衆院選で野党に転落し、今回の参院選も「守りの選挙」に徹する自民。5人区の東京以外で唯一、2人の公認候補を立てたのが千葉選挙区(改選数3)だ。

 記者が猪口に「同じ党での争いだが」と問うと、「私は新しい支持者を開拓するしかない」とつぶやくように答えた。一方、椎名を支える千葉県議は「2人当選が難しいのは分かっている。猪口さんを蹴(け)落としても、勝ち上がるのは当たり前だ」と言い放った。

 郡部の自民党支持層を固める椎名と知名度を生かし都市部の無党派層を狙う猪口。民主党が2人候補を出しても、最低でも1議席は確保できる−。そんな楽観論もあったが、みんなの党が自民党前衆院議員水野賢一を擁立したことで状況は変わった。

 水野は建設相などを歴任した父・清の保守地盤を受け継ぐ。みんなの党自体は無党派層の支持を伸ばし、椎名、猪口ともに影響は大きい。

 それでも椎名は5月下旬まで「自信はあるよ」と余裕を見せていた。当時、鳩山前政権の迷走もあり、党の調査で椎名は水野とトップを競い、猪口が追いかけ、自民の2議席奪取も現実味を帯びていた。

 しかし、菅政権発足直後、党が再び調査をすると、椎名、猪口は僅差(きんさ)ながらも、民主の2人と水野に次ぐ4、5番手に転落。一転して、共倒れの危機がささやかれ始めた。

 元首相小泉純一郎が28日、猪口の応援に駆けつけた。小泉の千葉入りは今月に入って2度目。「自民党が2人出るところは足の引っ張り合い。やめたらと言ったが、やると。愛嬌(あいきょう)も勇気も度胸もある」。小泉はかつてのチルドレンを持ち上げたが、椎名の名は一度も口にしなかった。

 椎名は地方議員の会合や各種団体を回り、日教組批判などで保守色を鮮明にする。一方の猪口は、党が公約する「消費税10%」も「デフレの時に消費税を議論する国があるのか」と批判し、椎名との違いを強調する。

 水野は「民主にも自民にも失望が広がっている基本的な流れは変わらない」と民主、自民の2大政党に失望する無党派層を狙う。

 民主の2候補も、新人同士の身内の戦いに苦しむ。小西洋之が街頭で「同じ民主党でも道さんは連合がついているから大丈夫。私を応援して」と訴えれば、道あゆみも「世論調査では小西さんが上。厳しいのは私」と対抗する。自民党と同じ構図がここにもある。

 共産の斉藤和子、改革の古閑比佐志ら4人を加えた計9人の激戦。ある陣営の幹部は「まるでいす取りゲームだ」と嘆く。サバイバル戦に生き残るのは誰か。 (金杉貴雄)

 =文中敬称略

7076チバQ:2010/07/03(土) 23:06:54
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/all/CK2010070102000231.html
<激戦区を行く>山梨 「参院のドン」にも危機感
2010年7月1日

 「参院のドン」は左手に緑の折り鶴をかざし、照れたような笑みを浮かべた。

 「今日、大きな感動に胸が熱くなる思いがした。小さな女の子がこの折り鶴を『輿石先生、がんばってください』と渡してくれた。幼稚園のそんな子に心配していただいた」

 公示後、最初の日曜日となった27日夜。山梨県甲斐市の敷島総合文化会館で開かれた民主党参院議員会長、輿石東の個人演説会。集まった約300人の聴衆はこのエピソードにどっと沸いた。

 応援に駆けつけた経済産業相の直嶋正行は「民主党が参院で過半数をとることが政策の実現に非常に大きな力になる。その勝敗の象徴が山梨、輿石東さんだ」とげきを飛ばした。

 輿石は今回、これまでになく危機感を募らせる。「2人3脚」で党を引っ張ってきた前幹事長、小沢一郎が「政治とカネ」の問題で、菅内閣誕生と同時に表舞台から去った。

 公示日の24日、小沢は元副総理、金丸信(故人)の墓参りのため山梨入りした。身延町で「参院の要石が輿石さんだ」と支持を訴えたが、輿石と合流することはなかった。

 輿石には政治とカネの問題に神経を使わざるを得ない事情がある。同党前衆院議員、小林千代美の陣営幹部が北海道教職員組合の違法献金事件で有罪判決を受け、小林も辞職した。輿石の支持母体は山梨県教職員組合だ。小沢と連携しにくいだけでなく、選挙の主力部隊が逆風にさらされている。

 各種の世論調査で輿石が先行していると伝えられるが、選対本部長で文部科学政務官の後藤斎は「まさに互角。リードしてると思ったら確実に負ける」と陣営を引き締める。

 一方、自民が対抗馬に選んだのは、同じ教員出身の宮川典子だった。宮川の選挙カーには74歳の輿石を意識し「31歳 世代交代」の大きな文字が躍る。27日は甲府市内で「クリーンな政治を」と訴えた。黄色いシャツに白いパンツ姿で、商店街を走り回り若さをアピールした。

 自民は山梨選挙区を「最重点区」とする。党総裁の谷垣禎一は宮川の出陣式を公示後の第一声の場に選んだ。総裁が国政選挙の第一声を地方であげるのは異例だ。谷垣は「相手は参院のドン。山梨は絶対に勝ちたい」と気勢を上げた。

 演壇には、自民から比例代表に出馬した甲府出身の前プロ野球巨人監督、堀内恒夫も並んだ。宮川は自らの知名度不足を補うため、「山梨県が生んだスーパースター」(谷垣)の堀内と連動した活動を続け、民主の重鎮に挑む。

 選対幹事長の山梨県議、皆川巌は山梨選挙区の戦いを3年前の「姫の虎退治」の意趣返しだと強調する。

 2007年参院選で、民主党は自民党参院幹事長(当時)の片山虎之助が立候補した岡山選挙区に新人姫井由美子を擁立、片山を破った。「輿石対宮川」は、政党は逆だが、同じ構図だ。皆川は「ここで勝てば自民党再生ののろしを上げることができる。天下分け目の戦いだ」と力を込める。

 共産の花田仁は消費増税問題で民主、自民双方を批判し、両党に批判的な世論の受け皿を狙う。(上坂修子)=文中敬称略

7077チバQ:2010/07/03(土) 23:07:37
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/all/CK2010070202000178.html
<激戦区を行く>島根 世襲問われる「竹下王国」
2010年7月2日

 日本海に沿って東西230キロの細長い土地に、72万人が暮らす島根県。自民党最大派閥・経世会を率いた元首相竹下登(故人)を生み、竹下の秘書から「参院のドン」へとのぼり詰めた前党参院議員会長、青木幹雄を育てた土地だ。

 6月25日夜。大田(おおだ)市温泉津(ゆのつ)町の公民館。「父が平素、言っていたのは、ふるさと島根のこと。今回こういうことになったが、私が島根を守らなければいけない」。自民新人の青木一彦は地元市議や旅館の女将(おかみ)、農家の青年ら30人を前に決意を語った。

 一彦は世襲を隠すどころか、父・幹雄を前面に出し、支援者も父の姿と重ね合わす。一彦が「演説は嫌。慣れないんです」とこぼすと、地元の前市議は「一彦は声が良い。幹雄さんの方が最初は下手だったよ」と笑った。

 5選を目指した幹雄は5月半ば、脳梗塞(こうそく)で倒れた。県連が後継に選んだのは、幹雄の長男で秘書を務めていた一彦だった。党本部では「公募が原則なのに世襲はおかしい」(幹事長代理・河野太郎)との声も出たが、地元の意向が優先された。

 一彦は顔を知ってもらおうと、すでに県内を二巡した。陣営は「時間がないから今は空中戦だが、最後は(草の根組織による)地上戦に引きずり込む」と戦略を明かす。

 「政権交代」の強風が吹いた昨年の衆院選でも、島根は1区で民主に比例復活を許したものの、二つの選挙区は自民が死守。県議の7割を自民が占め、県議や首長に竹下の元秘書もいる。

 選挙になると、それが集票マシンに変わり「竹下王国」を築いてきた。「国から交付金がくれば、その使い道を決めるのは県だから」。竹下の秘書だった県議の島田三郎は力を誇示する。

 ただ、そんな組織にも変化の兆しはある。

 一彦陣営を推薦する団体は120あるが、理容組合や石油組合は民主候補にも推薦を出した。江津(ごうつ)市で5月に行われた市議選では、保守系市議が数人落選した。政権交代の余波がここにも及んでいる。

 県西部の浜田市。民主新人の岩田浩岳は雨の中、スーパーの駐車場で傘も差さずに声を張り上げた。「この夏、島根で政権交代を実現していただきたい。新しい国造りの扉を島根で開く」

 岩田は2月、地元テレビ局のアナウンサーを辞め、出馬表明した。同局のオーナーは竹下、青木の強力な支持者。県連副幹事長で松江市議の川井弘光は「島根には、自民党に歯向かうことの重たさがずっとあった」と言い、大阪出身の岩田だからこそ出馬できたと強調する。

 岩田は前幹事長、小沢一郎の課したノルマに従い、1日55回の街頭演説を続ける。大票田・松江で無党派層の支持を広げるが、もう一方の票田・出雲には青木家がある。川井は「青木ブランドに勝つ『無印良品』になれるか。島根の人に選択肢を示したい」と、世襲批判で厚い“壁”に挑む。

 みんなの党は、島根選出の自民党衆院議員だった桜内義雄元議長(故人)の甥(おい)、桜内朋雄を擁立。叔父の元支持者にアプローチする。共産新人の石飛育久は「消費増税は法人税減税の財源に回るだけだ」と菅政権を批判する。 (大杉はるか)

7078チバQ:2010/07/03(土) 23:08:25
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/all/CK2010070302000184.html
<激戦区を行く>香川 民・社共闘、連立離脱の影
2010年7月3日

 高松市郊外にある中学校の体育館で6月27日夜、開かれた無所属新人、岡内須美子の個人演説会。応援に来るはずの社民党県議の姿はない。選対本部長の民主党参院議員、植松恵美子は「民主党と社民党の仲が悪いんちゃうとかいうことを申し上げたくない。次の世代に必要な政治家を生み出していただきたい」と訴えるほかなかった。

 岡内は民主、社民、国民新の3党が推す「与党」統一候補。政党色の薄さを買われ、3月に擁立が決まった。

 民主、社民両党は、衆院選で香川1、2区に民主、3区に社民が候補を立て、すみ分けと選挙協力をしてきた。3年前の前回参院選では民主の植松が社民の協力を得て当選した。今回も連合が間に入って、両党が共闘する「必勝パターン」を築いたはずだった。

 ところが、社民党が5月末、米軍普天間飛行場の移設問題をめぐって連立政権を離脱。目前に迫る参院選に別の候補を立てる余裕はなく、共闘継続を確認したが、与野党の立場の違いが選挙戦に影を落とす。

 民主党副代表、山岡賢次が6月27日に応援に入った際も演説会場に党の旗はなく、マニフェストも配布しなかった。陣営幹部は「民主党色が出たら、社民党支持者の応援に力が入らなくなる」と説明する。

 社民党は国政では退潮傾向だが、香川の地方議員が27人。民主党の12人を大きく上回る。「4万票」(社民党県連幹部)の集票力は無視できない。

 「国と地方の関係を見直したい。生活者の視点から人の痛みが分かる政治家になる」。岡内は分権を訴えるが、消費増税と普天間問題には踏み込まない。2つの問題で菅政権への批判を強める社民党への配慮からだ。

 こうした選挙戦に、岡内は「戦いにくいことがないわけではない」と認める。民主党県連幹部は「はっきり与党候補と言えないのがつらい。波風を立ててでも、民主党カラーを出した方がいいかもしれない」といら立ちを隠せない。

 対する自民党新人の磯崎仁彦は28日午後、大島理森幹事長と東かがわ市で街頭演説した。「私は香川で初めて自民党の公募で選ばれた民間人。従来の自民党になかったタイプの候補者だ」と声をからし、昨年の衆院選で惨敗した党の新生をアピールした。

 磯崎は「民主党のばらまき政策に対し、自民党は種まきの政策だ」と政策論で民主党を攻め立てる。陣営幹部は「主義主張が違う政党が共闘しているから、候補者は言いたいことも言えない。気の毒だ」と岡内陣営を挑発する。

 自民党も民・社共闘に対抗するように、公明党と政策協定を結んだ。選挙区で公明党の支持母体・創価学会の支援を得る見返りに、比例代表では自民党から公明党に票を回すバーター協力をする。

 自民党は、昨年の衆院選で落選した香川選出の元衆院議員を比例代表にくら替え出馬させ、比例票の上乗せを狙っていた。にもかかわらず、公明党とバーター協力を結んだところに、なりふり構わぬ戦いぶりが見える。

 共産党新人の藤田均は街頭演説で「消費増税は大企業への減税の穴埋めだ。自民党にはこりごりだが、民主党にもがっかりだ」と両党を批判し、支持拡大を目指す。 (後藤孝好)

 =文中敬称略、おわり

7079チバQ:2010/07/03(土) 23:09:20
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/all/CK2010070202000179.html
まとまらぬ業界票 複数推薦、自主投票が増
2010年7月2日

 かつて自民党の集票マシンといわれた業界団体。政権交代後は自民党離れが進むが、参院選では民主党への支持も広がっていない。中央の推薦方針と地方対応が食い違ったり、民主、自民両党の候補を推薦する事実上の自主投票も多く見られ、対応は入り乱れている。

 組織の対応が特に割れているのは、日本医師会の政治団体である日本医師連盟だ。

 同連盟は親・民主党派がトップになったのを受け、今年5月、参院選比例代表について、自民党の現職候補への推薦を「支援」に格下げし、民主党の新人候補の推薦を決めた。みんなの党の新人候補も支援とした。3人とも医師の肩書を持つ。

 だが、中央の方針をよそに、今も自民党との結び付きが強い東京都医師連盟では、比例は自民、民主双方の候補を推薦。選挙区は自民現職を推す。

 京都府医師連盟は選挙区は民主、自民双方の現職、比例はみんなの党の新人1人だけ推薦した。この新人は地元出身の医師で、安達秀樹会長は「(政党でなく)個人で選んだ」と説明する。

 比例は全国に協力要請の文書を発送したが、選挙区は組織として選挙運動をする予定はなく、事実上の自主投票だ。

 大分では、選挙区は厚生労働政務官を務める民主現職を推すが、比例では自民現職を推薦。投票所で書く名前が与野党にねじれるが、担当者は「党でなく医師を推薦した」という。

 茨城は選挙区、比例とも民主候補を推薦するが、静岡は反対に選挙区、比例とも自民候補を推薦するなど、対応はまちまちだ。

 全国建設業協会は、比例は改選を迎えた国交省OBの自民現職を6年前と同様に推薦した。ただ、表向きの推薦理由は「自民党だからではなく、業界のことをよく理解してくれているから」と説明する。

 地方組織の選挙区の対応を見ると、自民候補だけを推薦した山形、民主、自民双方の候補を推薦した福井や長野、自主投票を決めた愛知や宮城など、さまざまだ。宮城県建設業協会の担当者は「県政与党は自民党で(国政とは)ねじれている。地域事情に合わせて対応している」と説明する。

 農協(JA)グループの政治団体の全国農業者農政運動組織連盟(農政連)は今回、比例で初めて自主投票を決めた。

 3年前の前回参院選では、自民党の比例で出馬した元JA幹部が約45万票を集めて初当選し、組織力を誇示した。今回は政権与党への気兼ねから、特定候補への肩入れを避けた格好だ。

 選挙区でも地方組織は自主投票や複数推薦が相次ぎ、埼玉では民主、自民両党のほか、公明党の候補も推薦している。

 参院選の公示直前になって、青森県農政連は「年会費100万円の支払いが困難になった」と全国農政連からの脱退を決定。自民党一辺倒だった業界団体は政権交代を機に存在意義を問われ、いまだに揺れ動いている。

 (吉田昌平、荘加卓嗣)

7080チバQ:2010/07/03(土) 23:10:00
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/all/CK2010070202000235.html
政党CM乱戦あの手この手
2010年7月2日


 参院選も半ばに入り、各党の宣伝合戦も熱を帯びてきた。後半戦に向けて満を持してCMを始める党もあれば、第2弾を流す党もあり“乱戦”模様だ。

 過去の選挙CMで、「政権交代」の一点を訴えてきた民主党。今回は街角の人々の姿とサラリーマン家庭出身の菅直人首相の写真を重ね合わせ「普通さ」をアピール。「政治とカネ」問題で失った庶民性を取り戻そうという狙いが見える。

 1日から始まった第2弾では、首相が汗をぬぐいながら洗濯おけでシーツを手洗いするシーンが流れ、画面には「日本を、洗う」。首相の「消費税10%」発言への“逆風”を意識してか、まずは行政の無駄遣いを一掃すると強調しているようだ。「日本を、洗う」は、坂本竜馬が姉にあてた手紙の一節「日本を今一度洗濯いたし申し候」に似ている。竜馬人気にあやかろうとしているのだろうか。

 一方、自民党は迫力不足を指摘される谷垣禎一総裁が「いちばん」と人さし指を突き上げ、力強さをアピール。事業仕分けで物議を醸した蓮舫行政刷新担当相の「2番じゃいけないんでしょうか」という発言を逆手に取ったものだ。

 小泉純一郎元首相の次男で、人気のある小泉進次郎衆院議員を起用した第2弾も放映開始。総裁以外をCMに登場させるのは初めて。当選1回生、進次郎氏の抜てきは、谷垣氏の「役者不足」を認めたとの見方もできる。

 公明党は原点に返り「クリーンな政治」や福祉を訴えるCMを流し、国民新党と社民党も選挙戦後半からの参戦(国民新は関西限定)を計画している。みんなの党はインターネットでCMを公開中。「金をかけないのが党の方針」(担当者)という理由だ。共産党、新党改革、たちあがれ日本もホームページで動画を流している。

7081チバQ:2010/07/03(土) 23:10:35
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/all/CK2010070302000185.html
重点、1人区に
2010年7月3日

参院選の打ち合わせに臨む菅首相(中)ら=2日夜、東京・永田町の民主党本部で(代表撮影)


 民主、自民両党は、参院選中盤の情勢分析をそれぞれ行い、てこ入れを図る重点区を決めた。両党とも、徐々に「選択と集中」型の態勢に移行。重点区は事実上、両党候補による一騎打ちとなっている1人区が多く、つばぜり合いは激化している。

 民主党は情勢分析で、29ある1人区のうち、青森、鳥取、香川、鹿児島などで自民党と競り合っていると判断。これらを中心に、計15選挙区を重点区に選んだ。

 同党の獲得目標議席は「54+アルファ」。1人区の勝敗が全体の結果に大きく影響するとみている。

 さらに、複数候補の当選を目指す3人区の埼玉、千葉、神奈川、愛知も重視。これらは、みんなの党と競っているケースが多く、無党派層への支持訴えに躍起。幹部は「本気になり始め、勢いづいている」と手応えを口にする。

 一方、自民党は、1人区で優勢と劣勢が10前後で並び、あとは互角の戦いをしていると分析。各区を「逆転可能」「優勢だが追い上げられている」などと色分けし、16選挙区を重点区に指定した。

 自民党の目標は、与党の過半数割れ。民主党とは対照的に、改選複数区は東京と千葉を除いて候補者を1人にした効果が表れ、手堅く支持を固めており、「とにかく1人区が勝負だ」(幹部)との姿勢を鮮明にしている。

 両党とも、参院選の勝敗を分けるとみる1人区の攻防。それぞれの重点区も、鳥取や鹿児島など10前後の1人区で競合しているとみられる。

 このため、幹部や閣僚を重点区に決めた1人区に集中的に投入する方針だ。

 民主党は2日夜、党本部で、菅直人首相や枝野幸男幹事長らが情勢を分析し、1人区を中心に12、13選挙区で自民党などと競り合っているとの認識で一致。また、「党の主張を自信を持って伝えてほしい。政治の安定を実現するため、私も死に物狂いで戦う」とした、首相のげき文を各候補らに送付した。

 これに対し、自民党は谷垣禎一総裁や人気の高い小泉進次郎衆院議員を積極的に派遣。公示後、地元の青森県や近隣県に張り付いていた大島理森幹事長が6月末から四国、九州各県で、てこ入れに奔走するなど作戦も変化している。

 首相は2日、富山、石川、福井の北陸3県の1人区を遊説。谷垣氏は、福井から同じ3県を回った。福井はともに重点区。互いに力を注ぐ選挙区を絞ったことで、地方で幹部級が遭遇する場面も増えそうだ。

 (城島建治、大杉はるか)

7082チバQ:2010/07/03(土) 23:11:54
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000121006290001
【混戦 かながわ 候補者を追う 《参院選》】


(1)熱気さめ民主2氏懸命
2010年06月29日


サッカー日本代表のユニホーム姿で通行人に握手する民主の金子洋一氏=28日、横浜駅西口


横浜駅の地下道で有権者との写真撮影に応じる民主の千葉景子氏=27日

 サッカー日本代表の青いユニホーム姿。民主現職の金子洋一氏(48)は28日、横浜駅西口で街頭演説を終えると、有権者のもとに駆け寄った。気温は30度に近づいている。汗が額に浮かぶ。


 「隣にいるのが金子洋一でございます」。応援に来た枝野幸男幹事長が先頭に立って支持を呼びかけた。


 3議席を争う参院選神奈川選挙区で民主は現職2人を擁立した。5選を目指す法相の千葉景子氏(62)と、昨秋の補選で初当選した金子氏だ。


 ベテランと1年生。男女のペア。弁護士と元経済企画庁のエコノミスト。キャラクターは重ならない。支援する連合神奈川も旧総評系が千葉氏を、旧同盟系が金子氏を担い、産別労組ですみ分けた。


 ただ、「知名度に大きな差がある」と民主党県連は選挙戦が始まっても不安を持つ。
 25日夕に小田急線本厚木駅前であった金子氏の街頭演説会。「三つ目の議席を金子さんとみんなの党が争っている。みんなの党が勝ったら政治は大混乱する」。後藤祐一衆院議員がターゲットを絞って金子氏の支持を訴えた。


 演説会には長妻昭厚労相も現れた。公示を前後して蓮舫行政刷新相、安住淳選対委員長らが訪れ、原口一博総務相や野田佳彦財務相も県内に入る。無党派層に訴えるため、大物議員が続々と金子氏だけのために応援に回る。


 こうした金子氏への強力なてこ入れに、千葉氏の陣営からは「大臣だから1人で選挙やれってことなのか」と、ぼやきが聞こえる。


 千葉氏は過去4回の選挙で、2人区のときはいずれも2位、改選数が3に増えてからも最下位当選が続いた。「決して選挙は強くない。大丈夫という言葉は禁物だ」。公示前の決起集会で選対本部長を務める斎藤勁衆院議員が引き締めを図った。


 閣僚級の応援を受けられないだけでなく、法相ゆえの制約も受けている。買い物客でにぎわう27日午後の横浜駅西口。千葉氏が乗る選挙カーの5メートルほど前まで立ち入りが制限され、警備のSPが並ぶ。


 「おとなしくやっていても票はこない。今日から前のめりで行く」。そう語る県議が地下道を先導して、千葉氏が後に続く。横粂勝仁衆院議員らが「現職の法務大臣です。千葉景子です。よろしくお願いします」と叫ぶ。前後左右をSPに囲まれつつも、買い物客らと握手をしながら、東口までたどり着いた。


 演説では「強い経済、強い財政、強い社会保障を構築する。税制も皆さんと議論していく」と繰り返すが、陣営幹部からは「閣僚だから、なかなか思い切ったことがいえない。歯がゆい」との声も聞こえてくる。


 首相が交代し内閣支持率は回復したが、「有権者に昨年の夏ほどの熱気はない」。両陣営ともに手応えをつかみかねている。


 「千葉さんだって、なりふり構わず選挙戦をやらないと。どうなるか分からないから」。県連幹部はそう漏らしている。


     ◇


 参院選は中盤に入った。3議席を10人が争い、混戦となっている神奈川選挙区。候補者を追った。

7083チバQ:2010/07/03(土) 23:12:35
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000121006300001
(2)自民、地道に組織固め
2010年06月30日


市場を回って支援を訴える小泉昭男氏=26日、横浜市神奈川区の中央卸売市場


政策を訴えながら、支援を呼びかける中西健治氏=27日、川崎市多摩区の登戸駅

 「私は八百屋をやってましたから、市場が厳しいのはよく分かる。一生懸命恩返しを頑張ります」。26日早朝。横浜市神奈川区の中央卸売市場で、自民現職の小泉昭男氏(64)が、そう呼びかけて回った。同行したのは、同区が地元の小此木八郎・前衆院議員。「また、選挙に出るのかい?」と声をかけられるたび、「私じゃなくて、こちらの小泉さんだよ」と握手をして答える。小泉氏も続いて手を取り、「よろしくご支援を」と頭を下げた。


 昼には市内のホテルで県看護連盟の集会に参加。夜には小此木氏の後援会員ら約300人を前に演説をした。


 街頭演説をしながらも業界団体や地域に根を張る議員の後援会を回って支援を呼びかける。公示前にはブログやツイッターもしなかった。「直接ふれ合うことが大事だ」。無党派層の取り込みより、組織固めに重きを置く、従来の選挙手法を徹底する。


 さらに、応援は「自前」だ。公示前の決起大会で谷垣禎一総裁を呼んだものの、その後は党幹部らの応援要請もしなかった。県内には小泉進次郎、河野太郎両氏をはじめ顔の知られた衆院議員がおり、県議らが加わった「チームかながわ」と銘打ったキャラバン隊で遊説を続ける。


 一方、みんなの党新顔の中西健治氏(46)は自民とは対照的な選挙戦だ。組織力に後れを取っているため、昨年12月5日から連日駅頭や街頭に立ち続け、公示後も街頭で訴える「空中戦」に徹する。


 「消費税を増税する前にやることはいっぱいある」。27日夕、中西氏は川崎市多摩区の登戸駅で訴えた。チームカラーの水色の服でそろえた約20人のスタッフが集結。電車が到着する度に、「中西です。お願いします」と乗降客に政策チラシを配った。浅尾慶一郎政調会長もマイクを握り、「国際金融の最前線で活躍したスペシャリスト」と中西氏を紹介した。この日は多摩区を中心に、駅頭など約10カ所で演説を繰り返した。


 応援する地方議員の輪も膨らみ始めている。昨年夏の衆院選神奈川17区(小田原市など)に無所属で立候補した井上義行・元安倍首相秘書官も支援に加わった。


 民主陣営から「みんなの党が勝つと政治が混乱する」と攻撃を受ければ、中西氏の陣営も負けじと民主党批判を繰り返す。浅尾氏は「除名された県議が民主党の体質を語れば、有権者にもおのずと分かってもらえる」という。


 その戦略通り、民主を離れて入党した塩坂源一郎県議が公示日の横浜駅西口の演説で口火を切った。「政治資金問題で説明責任を果たすよう党本部に求めたが、回答がなかった。民主は地方の声を聞かない政党だ」

7084チバQ:2010/07/03(土) 23:13:16
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000121007010001
(3)共産、消費増税増論議に活路
2010年07月01日


横浜橋通商店街で支援をお願いする共産の畑野君枝氏=26日、横浜市南区


団地の前で演説する社民の木村栄子氏=29日、小田原市

  「消費税10%をストップさせるために頑張ります」。26日午前、買い物客でにぎわう横浜市南区の横浜橋通商店街。共産元職の畑野君枝氏(53)は「消費増税反対」を繰り返しながら、400メートル近いアーケードの中を選挙スタッフと一緒に練り歩いた。


  店先で商店主を見つけるとすぐに駆け寄り、笑顔で自分の名刺を手渡す。「最低でも有権者の半数と対話したい」と畑野氏。時間を惜しんで駆け回った。


  ○ 首相発言でシフト


  菅直人首相が、自民党が公約に盛り込んだ「消費税10%」に言及してから、演説で真っ先に消費税にふれるようになった。沖縄・米軍普天間飛行場の無条件撤去も訴えるが、中心の話題はやはり消費税だ。


  共産党にとって、消費税の増税論議は躍進のカギだ。1998年参院選では消費税を3%に戻そうと訴え、改選6議席から15議席に増やした。当時の橋本龍太郎首相の「恒久減税」をめぐる発言がぶれ、自民の2人が共倒れしたこともあって、畑野氏は初当選を果たした。


  志位和夫委員長が26日、横浜駅西口の応援演説で呼びかけた。「畑野さんも当落線上にからんできている。どうぞ押し上げてください」。3議席を10人が争い、当選ラインが下がると陣営も期待をかける。


  ○ 沖縄「全国の問題」


  選挙戦中盤の29日昼下がり。社民新顔の木村栄子氏(62)は選挙カーで小田原市内を走っていた。立ち寄り先は、ほとんどが市営団地、県営団地だった。


  「夕げの支度のなかでお忙しいでしょうが、少し聞いてください」。木村氏はそう演説を切り出した。


  還暦を過ぎ、友人と老後の心配を語るようになったと話し、「財布の中身を心配しながらお医者さんにかからないといけないなんて、おかしいですよね」。高福祉国家スウェーデンを引き合いに福祉の充実を訴えた。


  初老の男性が近寄って「頑張ってください」と声をかけた。「このままでは参議院は自民か民主だけになり、きちっとした議論ができなくなる」。木村氏はそう話し、力をこめて握手した。


  主要政党の候補者の中では立候補表明がもっとも遅かった。擁立に慎重論もあったが、普天間問題で連立政権を離脱したことを契機に候補者を立てることに踏み切った。それだけに、菅首相が消費税増税に言及したとき、「基地問題を争点から隠した」と県連合幹部は憤った。


  夕方の小田原駅前。帰宅のサラリーマンらに、木村氏は普天間の問題を訴えた。「米軍基地は日本全国にある。沖縄の問題は、全国の、私たち一人ひとりの問題なんです」

7085チバQ:2010/07/03(土) 23:14:32
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000121007020001
(4)上.2新党、保守層など狙い
2010年07月02日


新党改革の甲斐敬浩氏=6月24日、JR桜木町駅前


たちあがれ日本の松田学氏=6月28日、横浜市港北区

  1日正午過ぎ、小田急線秦野駅前で新党改革新顔の甲斐敬浩氏(46)がビールケースの台に立った。「景気回復、雇用拡大を第一に訴えている。まずは企業を元気づけたい」。税理士の経験をアピールし、大粒の汗を流しながら政策を訴えた。


  ■ 「党の顔」続々来県


  新党改革は当初女性の擁立を決めていたが、6月に入って急きょ差し替えた。出遅れもあって舛添要一代表の「人気」が頼りだ。選挙カーでも「舛添代表の新党改革から立候補しました」と呼びかける。掲示場に張られているポスターも代表と2人で納まっている。


  「新党がたくさん出来たが、たちあがれ日本は地に足のついた本物の保守政治を目指す」。6月30日夜、JR桜木町駅前でたちあがれ日本新顔の松田学氏(52)が訴えた。元財務官僚で初めての選挙戦。5月中旬に立候補を表明した直後には、棒立ちで淡々と街頭演説をすることも多かった松田氏だったが、手ぶりを交えるようになった。同党も平沼赳夫代表と与謝野馨共同代表が公示前から応援に駆けつけており、2日も「党の顔」の2人が来県する。


  3議席を10人が争う神奈川選挙区は新党の参入で混戦になっている。ただ、序盤の情勢調査では、新党勢の中で、両党ともみんなの党に後れを取った。終盤に向け、自民党離党者らが中心になる両党とも、保守層や無党派層に狙いを絞って訴えている。


http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000121007020002
(4)下.幸福と無所属候補者も懸命
2010年07月02日


幸福実現党の加藤文康氏=6月24日、JR桜木町駅前


無所属の山本誠一氏=6月30日、JR関内駅前

  ■ 米軍の役割を強調


  幸福実現党は昨年秋の参院補選にも立候補した新顔の加藤文康氏(47)を擁立した。加藤氏は1日朝、横浜市緑区のJR十日市場駅前で街頭演説に立ち、「沖縄に米軍がいてくれるからこそ、日本は守られている。民主党は国民の安全を守る使命を忘れている」と訴えた。青いTシャツ姿の女性スタッフ約10人が公約入りのうちわを配って回り、支援を呼びかけた。


  ■ 閉塞感打破訴える


  昨年夏の衆院選神奈川1区(横浜市中区など)にも立候補した無所属新顔の山本誠一氏(38)は6月30日午後、JR関内駅近くの掲示場に初めてポスターを張った。演説では「組織に所属しない人が声をあげない限り、閉塞(へいそく)した政治状況は打破できない」と訴えている。


  =おわり


(この連載は加賀谷貴春、木村尚貴、曽田幹東、佐藤善一が担当しました)

7086チバQ:2010/07/03(土) 23:16:29
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100628ddm001010062000c.html
読む政治:’10参院選ルポ 島根(その1) 青木氏、幻の再編構想
 ◇小沢氏変心、対決色前面に
 日本海に臨む島根県出雲市大社町。出雲大社に近い稲佐の浜は、大国主神(おおくにぬしのかみ)の「国譲り」神話で有名だ。「参院のドン」として政界に君臨した青木幹雄前自民党参院議員会長(76)の生家は浜に面した丘陵の中腹にある。

 木造中二階、玄関は障子づくりと、古い漁村の住居のたたずまいを残す。質素で堅実という保守の風土を象徴する光景。だが、「保守王国」島根にも変革の波は押し寄せている。

 1月18日に5選を目指して出馬表明した青木氏が病に倒れたのは、5月13日だった。雲南市での集会でろれつが回らなくなり入院。軽い脳梗塞(こうそく)と診断された。

 「喜んで毎日働いていたが、今までにないきついスケジュールだった」と家族は振り返る。盤石な地盤に支えられ、いつもは他候補の応援に回るが、今回は車座集会を重ねていた。面会した地元県議に青木氏は「頭に言葉は浮かんだが、出てこんかった」とこぼした。今は東京都内の病院に転院し、歩行訓練などリハビリを続ける。

 もともと後援会には高齢を理由に長男一彦氏(49)への継承を望む声があったが、側近の五百川純寿(いおがわすみひさ)県議らが「倒れるかもしれないが、十字架を背負ったつもりでやってほしい」と要請。青木氏も出馬を決断した。

 決断の背景には、参院選後をにらんだ政界再編シナリオがあった。昨年夏の政権交代が起点となった。

 「来年(10年)の参院選が終わったら政界再編だわね。何でもありだ」。自民党が大敗した昨年8月の衆院選後、青木氏は周辺に漏らした。9月上旬には民主党の小沢一郎幹事長(当時)が「(青木氏の)腹が固まったらだ、と伝えておいてくれ。そう言えばわかる」と、ある民主党議員に青木氏への伝言を頼んだ。

 仲介役をはさんだ「秘密接触」。青木氏は「分かった」と答えた。関係者によると、青木氏が描いたのは、参院選で民主党が単独過半数に届かない場合、参院自民党が党を割って民主党と合流する、という構想だった。「小沢さんは言った約束は守る」が口癖の青木氏。参院選後の政局は小沢氏と仕切る、という自負がにじんだ。

 しかし、小沢氏は年明け、参院自民党との連携を「封印」し、単独過半数獲得を目指して動く。青木氏の出馬表明から約1カ月後の2月21日、民主党は地元・山陰中央テレビの看板アナウンサーだった岩田浩岳氏(34)を擁立すると発表。記者会見に同席した小沢氏は「青木氏の時代的役割は終わった」と、対決色を前面に出した。

 同テレビのオーナーは「日本一の山林王」といわれ、青木氏を物心ともに支えた旧家・田部(たなべ)家。青木氏側には、小沢氏側が田部家との間にくさびを打ち込み、「青木つぶし」にかかったと映った。

 青木氏が倒れたのはこうした熾烈(しれつ)な権力闘争の最中だった。後継には一彦氏が決まり、表向きは世代交代が加速するが、青木氏の引退は「保守王国」の底流で進む保守基盤の溶解を物語っている。

    ◇

 政権交代から10カ月で迎える参院選。変革は芽吹くのか。注目の選挙区を歩いた。

7087チバQ:2010/07/03(土) 23:18:51
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100628ddm003010134000c.html
読む政治:’10参院選ルポ 島根(その2止) 揺らぐ「保守」地盤
 ◇地縁薄れた王国 「集票マシン」建設業界も疲弊
 ◇民主・岩田氏「世襲」批判強め 自民・青木氏「落下傘」と対抗
 <1面からつづく>

 「変わることより守ることの方が難しい。島根県は保守王国だ」。18日夜、松江市の島根県民会館で開いた決起大会で、自民党公認の青木一彦氏は父幹雄氏の地盤を死守する決意を語った。敵対陣営からは「世襲批判」を浴びるが、会場で配られたパンフレットには「父の背中を見て育ちました」。家族のきずなを訴えた。

 一彦氏は24年にわたって築いてきた幹雄氏の強固な地盤と後援会をそっくり受け継ぐが、危機感は強い。「自民王国」と呼ばれた島根だが、07年参院選で自民現職が国民新党の亀井亜紀子氏に敗北。昨夏の衆院選は2選挙区とも制したが、全国では民主党が大勝し、自民党は野党に転落した。今回敗れれば参院はゼロになる。

 島根、特に出雲地域では、自民党の基盤を支える「常会」と呼ばれる相互互助組織がある。町内会よりも細分化された集落単位の集まりで、葬式を営んだり、選挙の際は後援会名簿への記入を求めることもあったという。

 しかし、強固な「地縁ネットワーク」として存在した「常会」も崩れ始めている。島根の風土に詳しい藤岡大拙(だいせつ)・元島根県立女子短大学長(78)は「新住民の流入による人間関係の希薄化が背景にある」と分析する。

 自民党の集票マシンと言われる建設業界の疲弊も影を落とす。97年に約860社あった県建設業協会の会員数は、小泉構造改革を経て09年には約520社まで減少。「保守」の経済的基盤も揺らいでいる。

 19日に出雲市内で開かれた青木陣営のブロック選対会議。出席者は「選挙ムードが盛り上がらない」とぼやいた。「古いものを大切にし、新しいものも取り入れる」。幹雄氏が力説していた保守再生は簡単ではない。

     ◇   ◇

 「まっすぐ」の白文字をあしらった赤いたすきをかけ、自転車で街頭活動を続ける民主党公認の岩田浩岳氏。出身の山陰中央テレビのアナウンサーとして知名度があり、34歳の若さが武器だ。小沢一郎前幹事長の「街宣でとことん汗をかけ」との指示を忠実にこなす。が、擁立に動いた小沢氏の姿はない。

 19日のJR松江駅前での総決起大会には安住淳選挙対策委員長、公示日の24日には枝野幸男幹事長と「非小沢」の面々が来県。岩田氏は「有権者の中に鳩山・小沢体制では応援できないという思いが強い」と認めた。敵陣が76歳の幹雄氏から突然の世代交代を果たす中、「政治とカネ」のイメージを一掃したいのが本音だ。

 同テレビのオーナーは青木氏とじっこんの「山林王」田部家。歴代、長右衛門を襲名する。幹雄氏は60年代、23代が島根県知事のころ、秘書・運転手として知事公舎に住み込みで働き、一彦氏も24代の秘書を務めた関係だ。

 地元では小沢氏流の選挙戦術との見方もあるが、岩田氏は毎日新聞の取材に「自民党(系)の会社にいたから、選挙に出られないということはないでしょう。会社への恩返しは当選すること」と強調した。

 岩田陣営は「世襲批判」を強めるが、青木陣営は「岩田氏は大阪生まれの鳥取育ち。島根に生まれ、島根に育った者でないと島根を任せられん」(選対幹部)と、「落下傘」のレッテルを張って対抗する。

 「青木・岩田」の激突の影で静かにつめを研ぐのが、みんなの党の桜内朋雄氏。叔父の故桜内義雄元衆院議長(自民党)の旧支持者にアプローチし、「脱官僚」を訴える。24日の公示日には96年衆院選(島根2区)で竹下登元首相に肉薄した錦織淳元衆院議員が応援で来県。「自民党はばかげた世襲、民主党は小沢流の典型的な候補者選び」とぶちあげた。【政治部編集委員・中川佳昭、松江支局・細谷拓海、岡崎英遠】

毎日新聞 2010年6月28日 東京朝刊

7088チバQ:2010/07/03(土) 23:19:44
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100629ddm001010041000c.html
読む政治:’10参院選ルポ 沖縄(その1) 陸自誘致で同床異夢
 ◇日米→対中けん制/与那国→振興策
 日本最西端の沖縄県・与那国島。年に数回、島の西端の灯台から台湾が見える。「国境の島」は、安全保障の最先端だ。参院選公示翌日の25日。与那国町役場で行われていた町議会では、「中台問題」と無縁ではない自衛隊誘致問題の質疑が交わされていた。

 誘致派の糸数健一町議が「自衛隊配備の考えを」と質問すると、外間守吉(ほかましゅきち)町長(60)は「配備を常に要請している。国の予算が計上されるなら万々歳だ」と応じた。与那国町は200人規模の陸上自衛隊の配備を求めている。「与那国島には国の機関がない。国境の守りがそんな手薄でいいのか」(町幹部)

 4月10日。与那国島近海を中国艦艇10隻が軍事力を誇示するように南下した。「何らかの配備を考えなければいけない」。北沢俊美防衛相は11年度予算案への調査費計上を表明した。北沢氏は昨年9月の就任当時、「隣国を刺激する」と慎重だったが、今年3月に与那国島を視察し、積極姿勢へと転じた。中国の軍備拡大への対抗策との位置付けだった。

 米国の影もちらつく。国家安全保障会議(NSC)のベーダー・アジア上級部長は6月7日、ワシントンでの講演で、台湾への武器売却について「中国の軍拡が影響を与えている」と強調。米軍普天間飛行場移設の日米合意も「不安定な東アジア情勢」が決め手だった。

 だが、与那国島への陸自配備を巡っては、日米と、与那国は同床異夢ともいえる。与那国島生まれで台湾で育った吉元政矩(よしもとまさのり)元沖縄県副知事(73)は「米国は中国封じ込めのために台湾問題を使う。日米共同使用の含みがある」という。一方、外間町長は「対中抑止力という考えはほとんどない。島の活性化。自衛隊は一つの産業だ」と、本音を語った。

 与那国島の世論も割れている。陸自配備の是非を争点とした昨年8月の町長選では、「近隣諸国との友好関係に悪影響を与える」と反対した田里千代基氏が外間氏に肉薄した。

 普天間問題が突きつけた安全保障と向き合う沖縄。しかし、「国の守り」を巡る論戦は希薄だ。

7089チバQ:2010/07/03(土) 23:20:15
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100629ddm005010047000c.html
読む政治:’10参院選ルポ 沖縄(その2止) 民主と自民、中央と「ねじれ」
 <1面からつづく>

 ◇「県内移設反対」沖縄一色 県民の関心は知事選に
 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題を巡る党中央と沖縄県連のねじれ。96年の普天間返還合意以来「県内移設」を決めた政府と、反発する地元支持者の間で板挟みとなる与党議員はジレンマを抱えてきた。

 「泥をかぶってくださいよ」。6月16日、民主党本部。安住淳・民主党選対委員長は、沖縄県選出の瑞慶覧長敏(ずけらんちょうびん)衆院議員を部屋に呼んで迫った。「県外、国外」の主張を貫く県連に対し、日米合意の履行を訴える立場から「党本部と違うことを言わないように」とクギを刺したのだった。

 しかし、瑞慶覧氏は「目をつぶるところはつぶってもらわないと。第二の成田闘争になりますよ」と反論。24日午後、那覇市内であった比例候補、喜納昌吉県連代表の出陣式で「選挙区は(社民党推薦の)山城(博治)さんに投票する。選挙区は山城、比例は喜納だ」と明言した。

 山城氏は26日、那覇市内の街頭演説で「政府が改めて沖縄に基地のたらい回しを押し付けようとするのは間違いだ。日米協議は振り出しに戻されなければならない」と指摘。一方、喜納氏は「日米合意を踏まえる」と発言した菅直人首相を批判しつつ、今後も支える姿勢を示す。

 民主党は98年の結党以来、沖縄選挙区で国会議員の議席を得られず、09年衆院選で初めて2議席を獲得した。背景には普天間の「最低でも県外移設」という鳩山由紀夫前首相の「公約」もあった。候補擁立断念は、政権交代への期待を足掛かりに築きかけた組織的基盤を手放すことにもなりかねない。

 山城氏は民主党最大の支持団体・連合の中核を担う自治労の組織内候補。喜納氏にとっては連合が推薦した山城氏との共闘が票の上積みの手段となる。ただ普天間問題で連立離脱した社民党が推す山城氏と「菅政権を応援しよう」という喜納氏の共闘には「分かりにくい」との指摘もある。

    ◇

 「鳩山政権へのあんなに高かった期待が不安に変わり、失望に変わり、今は怒りになった。慰霊の日の菅首相の話を聞いて、心が動いた県民はいない」。24日夕、那覇市内。自民公認の島尻安伊子氏は普天間問題に絡み、政府を批判した。自民党は与党時代に県内移設を決めたが、島尻氏は県内移設に反対だ。

 鳩山前首相が「中国の軍備増強」を背景に「県内移設」にカジを切り、安全保障論議が最も求められる情勢となる中で、沖縄県は「県内移設反対」一色に染まり、主な3候補も民意に呼応する。県内移設の民主党は候補擁立を見送った。

 沖縄県民の関心は既に11月28日投開票の県知事選に向かう。2期目に前向きとされる仲井真弘多知事が再出馬を明言しない中、国外移設を訴えてきた伊波洋一・宜野湾市長が出馬の可能性を示唆。「県内移設の是非」が争点となることは避けられない。「首相が参院選後に本格的仕切り直しをしなければ、普天間問題は知事選で全国化する」。元沖縄県幹部は指摘する。【上野央絵】

7090チバQ:2010/07/03(土) 23:21:12
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100630ddm005010017000c.html
読む政治:’10参院選ルポ 新潟 「社民隠し」で生き残り
 ◇「公認では支持広がらず」無所属で出馬 高齢化に揺らぐ「田中王国」
 日本海に沈む夕日が「日本一美しい」とも言われる新潟県。参院選公示日の24日、「サンセットオレンジ」色で染め抜き、「連立仕事人」の文字が躍る大漁旗を背に、社民党前政審会長代理の近藤正道氏が、故郷の出雲崎町で支持を訴えていた。

 「国民生活が第一。自民党政治を復活させてはならない」。社民党が公認・推薦する全国12人の選挙区候補のうち、唯一の現職。新潟は「党の存亡」をかけた戦いだ。

 演説は雇用や景気回復が中心で、社民党が政権離脱を決める理由となった沖縄県・米軍普天間飛行場移設問題にはほとんど触れない。

 党籍を残したまま無所属で出馬した。政権離脱を決めた先月30日の党全国幹事長会議で「政権残留」を強く主張した田上敏・県連幹事長は「社民公認だと支持が広がらない」と「脱社民」を選択した。

 福島瑞穂党首は「基地問題は沖縄だけの問題ではない」と強調するが、前県議の長部登氏(61)は「普天間問題は新潟では遠い話。政権に残って『生活再建に取り組む』と理解を求めるべきだった」と批判。福島氏の同県入りも見送られた。

 連立離脱で民主党との選挙協力も揺らぐ。重野安正幹事長が枝野幸男民主党幹事長に協力継続を要請。23日に党本部から県連に「協力は維持される」との連絡が届いたが、「新潟へのプラスはない」(田上氏)という。無所属で臨んだ04年参院選では民主、社民、連合新潟の「野党共闘」が成立し社民系として6年ぶりに議席を獲得。近藤氏は「非自民候補で2議席取るよう頑張る」と強調するが、眼前には「保守系対決」の厚い壁が立ちはだかる。

    ◇

 「今回の選挙はこれまでの集大成になる」。民主党公認の田中直紀氏は24日、長岡市・蒼紫(あおし)神社での出陣式で訴えた。田中角栄元首相の長女真紀子・民主党衆院議員の夫。傍らにいた真紀子氏は参拝客らに笑顔を振りまき、「候補者を見ていってよ、あそこにいるから」と売り込んだ。

 04年参院選では自民党から出馬した田中氏だが、昨年衆院選直前に真紀子氏と民主党入りした。角栄氏が構築した「越山会」の中核・越後交通をはじめとするファミリー企業による組織票固めと、根強い「真紀子人気」による浮動票取り込みを狙うが、かつての威光にも陰りがみえる。

 「まあ大丈夫だと思うけど、頼みますわ」。24日夕、田中元首相の秘書として後援会「越山会」を取り仕切った本間幸一氏(87)は、「旧越山会関係者を回ってみる」と申し出た知人にこう語った。

 「田中王国」「鉄の団結」と言われた旧越山会も高齢化が進む。昨年の衆院選で真紀子氏は自民党新人にかつてない約1万7000票差まで詰め寄られた。元首相の出身地・柏崎市西山町の後援会幹事長、牧正裕氏(72)は「自民も民主も関係ない。我々は田中党だ」と語るが、町内に住む主婦(52)は「父母世代と違って、私は政策本位で決める」と話した。

 再生を目指す自民党公認の中原八一氏は県議団が中核部隊で、田中氏と同様に景気回復を最優先に掲げる。

 26日には真紀子氏の地盤・魚沼市に乗り込んだ。応援に駆け付けた谷垣禎一総裁は「雇用や仕事をつくることが必要。成長戦略で雇用を増やす」と力説。地元県議が「おかあちゃん(真紀子氏)の助けがなければ選挙に出られない人を絶対に推さないでください」と田中氏を揶揄(やゆ)し、笑いを誘った。

 同市は高齢化に加え有効求人倍率が県内最低の0・27倍と不況にあえぐ。中原氏は「現職の壁を必ず破る」と決意を見せる。地元の建設業者は「公共事業は減るばかりだ。自民党は反省して出直してほしい」と期待を込めた。【中澤雄大】

毎日新聞 2010年6月30日 東京朝刊

7091チバQ:2010/07/03(土) 23:22:00
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100701ddm001010042000c.html
読む政治:’10参院選ルポ 長野(その1) 小沢氏、9月に照準
 ◇「おれが辞めたのに…ぶち壊し」 消費増税論に怒り
 参院選公示翌日の25日午後2時。長野選挙区で民主党公認2人目の高島陽子氏を担当する男性秘書の携帯電話が鳴った。街頭演説の場所を人けのない山村から、にぎやかな市中に移したいという高島氏の意向を伝える別の秘書からの電話だった。しかし、男性秘書は「回る先はこちらで組む」と提案を退けた。

 男性秘書は小沢一郎前幹事長が送り込んだ「小沢秘書軍団」の一人。地方では、主婦層は暑い日中、窓を開けて家事をしていることが多い。立ち止まらない通行人相手の演説より効果がある、という計算だ。小沢氏流の「川上戦術」。この戦術がより徹底された。菅直人首相の「消費税率10%」発言がきっかけだった。

   ◇

 「おれが幹事長を辞めて(単独過半数を確保できる)60議席獲得を可能にしたのに、それをぶち壊した」

 17日の首相発言後、「一兵卒」となっていた小沢氏は唐突な消費税増税論に怒りをぶちまけた。消費税増税は、小沢氏の「2人区・2人擁立」戦略にも響く。

 小沢氏に近い中堅議員は「(勝敗ラインの)54議席を割れば、参院から首相への不満が噴き出す」と話す。小沢氏は28日、菅執行部が修正した09年衆院選の政権公約を「必ず私が実現する」と表明、反撃に出た。

 小沢氏は9月の党代表選に照準を合わせた権力奪還のシナリオを描いている。

 「(代表任期切れの)9月30日が本番だ。あすからどんどん回るぞ」。菅氏が党代表選に勝利した4日夜。小沢系若手衆院議員の集まり「一新会」の懇親会に顔を出した小沢氏は、座るなり大声を張り上げた。

 小沢氏が構想するのは、鳩山由紀夫前首相との「同時辞任」による内閣支持率回復をてこに、小沢氏が手掛けた複数区での擁立2人目を当選させ、9月の党代表選で主導権を握り返す−−という「逆襲劇」だ。

 水面下ではすでに布石を打っている。「小沢系」グループは総勢約150人といわれるが、党内に警戒感が生じないよう「一新会」「一新会倶楽部」「旧自由党系」「参院小沢系」に故意に分散させている。

 10日の一新会の会合では、これらを一つに束ねる勉強会を参院選直後に発足させることでひそかに合意。立案者の一人は「首相候補を出す集団にする」と言い切る。

 代表選の票集めにも着手した。「非小沢系の衆院議員の選挙区を狙って集票しろ」。すでにこんな指令も出ている。代表選は国会議員1人2ポイント、300小選挙区ごとに党員・サポーター票で決まる1ポイントずつを割り当てるなどの仕組み。小沢氏の側近議員は、非小沢系の前原誠司国土交通相の地元京都2区で「すでに200票を集めた」と明かす。

 しかし、菅首相の消費税増税発言は世論の反発を招き、小沢戦略に冷や水を浴びせた。「小沢辞任」でいったんは急上昇した内閣支持率が再び下落に向かい、この余波で小沢氏が改選2人区に擁立した新人候補は苦戦を強いられている。

7092チバQ:2010/07/03(土) 23:23:03
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100701ddm005010135000c.html
読む政治:’10参院選ルポ 長野(その2止) 現職閣僚と小沢系新人、民主分裂
 <1面からつづく>

 ◇「一兵卒」かじ取る選挙戦

コラージュ・日比野英志 「大急ぎで、もっと柔らかい女らしい雰囲気にしてほしい」。28日、長野県松本市内の百貨店婦人服売り場。民主党公認の高島陽子氏をイメージチェンジさせようと、手配したスタイリストにてきぱきと指示を出す男性秘書の姿があった。

 小沢一郎民主党前幹事長直轄の「秘書軍団」の一員。軍団は選挙になると私設秘書に外部からの専門家が加わり「選挙プロ集団」に再編成される。小沢氏の号令でフル稼働し、自前の選対本部となる。総人員などはトップシークレットとされ、全容は闇に包まれている。

 長野では3人の秘書が実質的な戦略を立て、「1日50回の街頭」というドブ板選挙から、主婦層への浸透を狙うイメージ戦略まで取り仕切る。試着室で着替えた高島氏は街頭に向かい、訴えた。

 「二つの議席のうち一つを、ぜひ女性に託していただきたい」

 小沢氏は幹事長を辞任した2日、「一兵卒」を強調した。だが、小沢系候補への手綱はしっかり握っている。公示後、小沢氏が回ったのは輿石東参院議員会長の山梨を除けば、青森、愛媛、山形、宮城などいずれも擁立にかかわった新人候補がいる選挙区だ。

 しかし、危機感は強い。高島氏は、現職の北沢俊美防衛相との共倒れを警戒した長野県連の反発を押し切る形で小沢氏が3月に擁立。党幹事長室は当時、昨年衆院選で初当選した新人議員2人を支援に回すよう指示。だが、菅直人政権が発足すると全国会議員が北沢氏の支持に回った。

 「小沢秘書軍団」は、不在の地元国会議員に代わって高島陣営の指揮を執る中核部隊だ。小沢氏に近い議員は「小沢さんは新人を当選させ、育てるのが役目だと思っている。かなりの数の秘書を送り込んで、情勢を逐一、報告させている」という。

 組織選挙の現職に対し、浮動票を狙う新人が票を掘り起こす−−。小沢氏の「改選数2以上の選挙区には複数候補擁立」方針は、新人候補による現職追い落としも視野に入れた戦略だった。しかし、「政治とカネ」問題での幹事長辞任で「小沢系新人」は浮動票獲得に逆にマイナスに。高島氏は小沢氏の選挙戦術には忠実でも「小沢色」の打ち出しは控えている。

 「菅首相から『ぜひ引き続いて防衛相を務めてほしい』と言われた」。26日、松本市内の街頭演説で北沢氏は菅首相からの「信任」をアピール。現職の強みを生かす戦術をとる。隣では県連代表代行の羽田雄一郎参院議員と下条みつ衆院議員が車道に立ち、通行人に手を振っていた。

 首相交代による支持率回復で安堵(あんど)感も漂うが、「2人当選」を目指す勢いはない。連合長野幹部は「投票日までまだ時間があるから心配だ。仮に北沢氏が当選圏内に入っても、高島氏に票を流す余裕はとてもない」。

     ◇

 「民主分裂選挙」のすき間を縫って勝機をうかがう自民党。しかし、ここにも逆風が吹く。

 「民主党のでたらめな政権運営、バラマキ政策に終止符を打つ。風向きは順風ではないが、勝ち抜きたい」

 公示日の24日、若林健太氏は長野市内のホテルでの出陣式で民主党批判を強めた。若林氏は父正俊・元農相の後援会組織を受け継ぐが、地元選出の国会議員は「父親の支持者層をどれだけ引き継げるかだ」と弱含みだ。

 過去4回、民主と自民が議席を分け合っているが、昨夏の衆院選で自民は県内5選挙区で全敗。1区の小坂憲次氏も参院比例代表にくら替えし、地盤は流動化。谷垣禎一総裁が公示の24日に同県入りし、てこ入れした。

 正俊氏は参院本会議採決で青木幹雄前参院議員会長の投票ボタンを押したことで引責辞職。若林氏はおわび行脚を続け、「守り」の選挙を強いられている。【念佛明奈】

毎日新聞 2010年7月1日 東京朝刊

7093チバQ:2010/07/03(土) 23:24:38
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100702ddm005010097000c.html
読む政治:’10参院選ルポ 千葉・埼玉 政界再編へ試金石
 ◇地盤ない「みんな」候補、代表人気頼み
 農村地帯と新興住宅地の混在する千葉県佐倉市。みんなの党公認の水野賢一氏の選挙事務所では、年配の支持者らが山積みの選挙はがきの整理や街頭演説の調整に精を出していた。水野氏は養父で自民党有力議員だった水野清元建設相(85)の地盤を引き継ぐ。

 今年3月、みんなの党の渡辺喜美代表から「一緒に政界再編をやらないか」と誘われた。自民党から連続4回当選後、昨年の衆院選で落選。渡辺氏に賛同し、参院選への転身を決断した。古くからの支持者に「自民党は改革の気概に欠ける」と手紙で理解を求める。

 「改革を実行できるのは、しがらみのない、みんなの党だけだ」。水野氏は6月30日、鎌ケ谷市内での演説でこう訴えた。

 民主でも自民でもない「第三極」を築き、次期衆院選での政界再編を目指すみんなの党。全国21選挙区に候補者を擁立した。民主党関係者は「公示後、水野氏の選挙ポスターはあっという間に張られた。運送業者に依頼したようだ。ノウハウがある」と警戒する。

 千葉選挙区では民主、自民両党が候補者を2人ずつ擁立。改選3議席を巡る争いは水野氏参戦で一層混とんとする。民主党県連は公募で選んだ小西洋之氏と道あゆみ氏の活動地域を分け、ダブル当選を目指すが、浮動票争奪戦で水野氏の存在は脅威と映る。

 小泉純一郎元首相の応援を受ける自民党公認の猪口邦子氏も危機感を募らせる。選挙戦では元少子化担当相としての実績を強調するが、周囲には「自民党で一緒に小泉改革に取り組んできた水野さんに足を引っ張られるなんて……」とぼやく。

 水野氏を支援する無所属の小林右治佐倉市議(63)は「保守系の地方議員にもいろいろな考え方の人がいる。2大政党の枠組みだけではすくい切れない」と語る。しかし、水野氏のように地盤に恵まれた党候補は少ない。むしろ、渡辺氏の「人気頼み」の面もある。

    ◇

 6月28日夕、埼玉県のJR大宮駅前ロータリーで、みんなの党公認の小林司氏が街頭演説に立った。周囲には渡辺氏の写真を張り付けた看板が並ぶ。楽天執行役員の経歴を生かし、「IT分野で日本を再建したい。地盤も看板もないが、だからこそ本当の改革ができる」と訴えたが、立ち止まる人はまばら。その8日前に同じ場所で渡辺氏が「消費税を上げる前にやるべきことがあるだろう」と得意のフレーズを叫び、聴衆が盛り上がりをみせたのとは対照的な光景だった。

 昨年衆院選で、みんなの党は埼玉県内で小選挙区候補がいなかったにもかかわらず、比例代表で約22万票を集票。今年4月の久喜市議選では同党の公認候補がトップ当選を果たし、注目を集めた。

 その勢いをかって臨む参院選だが、埼玉選挙区は民主党が現職と新人の2人を擁立し、自民、公明両党の現職と激しく争う構図となり、既成政党の組織力の壁が立ちはだかる。小林氏は遊説カーに渡辺氏の大きな写真をあしらい、人気にあやかろうと必死だ。

 民主党公認の大野元裕氏の選対本部長を務める石田勝之衆院議員は「みんなの党は党名が個人を引っ張っている。選挙区では限界がある」と指摘する。民主党の島田智哉子氏の陣営も「最後は組織力がものを言う。地盤がなくては厳しい」と分析する。

    ◇

 「自民も民主も大きな政府で増税路線で、どっちも同じだ。みんなの党は小さな政府で民間の活力を十二分に発揮する」。渡辺氏は各地でこう訴える。来年の統一地方選や次期衆院選を見据えた党の基盤作りを重視する。

 千葉、埼玉では統一選での公認を期待してみんなの党候補の支援に回る地方議員も現れた。アジェンダ(政策課題)の「地域主権」を軸に統一選で党所属議員を増やし、衆院選に備える−−。そんなシナリオを念頭に渡辺氏は「地方選から政界再編を起こす」と意気込む。

 「選挙区で勝てば統一選で地殻変動が起きる。全敗だと地方議員の潮は引くだろう」(同党関係者)。参院選は党の興亡を占う試金石となる。【塙和也、岡崎大輔】

毎日新聞 2010年7月2日 東京朝刊

7094チバQ:2010/07/03(土) 23:26:28
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100703ddm005010114000c.html
読む政治:’10参院選ルポ 兵庫 拉致問題、置き去り(1/4ページ)
 ◇激戦の被害者地元、家族「安定政権を」

 6月30日昼、神戸・元町のスクランブル交差点。比例代表で立候補しているジャーナリストの有田芳生氏(58)=民主=がマイクを握った。「私は北朝鮮による拉致問題解決のためにずっと行動してきた」。神戸での街頭演説は公示前も含め4度目。通行人が近づき「解決をお願いします」と声をかけられたこともあったという。

 拉致被害者の有本恵子さん(83年行方不明時23歳)は神戸市長田区出身。父明弘さん(82)は被害者家族連絡会副代表を務める。全国12件17人の政府認定拉致被害者では田中実さん(78年行方不明時28歳)も神戸出身。拉致問題への関心は他の地域よりも高いが、兵庫選挙区で「拉致解決」を前面に掲げる候補者はいない。

 三橋真記氏(民主)の陣営は「兵庫だからといって阪神大震災(95年)や拉致が争点になっているわけではない」と指摘。井坂信彦氏(みんな)陣営も「争点は消費税で、拉致問題をどうすれば、という話はしていない」と話す。

 全国屈指の激戦区。拉致問題は国家主権にかかわる問題だが、各候補者は消費税や経済再生、地域主権などを訴える。「拉致を訴えても票にはならないから」。明弘さんは言う。

     ◇

 政権交代で何かが動くかもしれない−−昨秋、被害者家族たちは期待した。当時の鳩山由紀夫首相は所信表明演説で「考え得るあらゆる方策を使い、一日も早い解決を目指す」と打ち出した。だが、「政治とカネ」や米軍普天間飛行場移設問題で迷走し、拉致を含む北朝鮮問題への対応は置き去りにされた。

 後継の菅直人首相は6月10日、被害者家族会メンバーと面会した際、「解決していきたい」と発言したが、「間違えたらいけないので、役人が書いた文章を読んでいた」(中井洽拉致問題担当相)という。

 拉致問題は02年9月と04年5月の小泉純一郎首相(当時)訪朝で大きく動いた。「救う会兵庫」代表の長瀬猛さん(42)は、「それまで2時間で10人程度しか集まらなかった街頭署名がその100倍に跳ね上がった」という。

 拉致被害者の横田めぐみさん(77年行方不明時13歳)の父滋さん(77)、母早紀江さん(74)を招いて講演会を開けば、会場には瞬く間に人だかりができ、大勢のマスコミが詰め掛けた。しかし当時の熱気は今はない。

7095チバQ:2010/07/03(土) 23:27:28
 長瀬さんは言う。「被害者家族の集客力にあやかろうとした政治家はたくさんいた。聴衆の前で横田さん夫妻と抱き合い『国民みんなで頑張ろう』と訴えればイメージアップになる。だが選挙が終われば静かになった」

 03年11月の衆院選では波乱もあった。土井たか子社民党党首(当時)の兵庫7区は拉致問題が争点となり、かつて北朝鮮寄りとされた旧社会党の姿勢が糾弾され、土井氏が自民新人候補に敗れた(比例で復活当選)。

 「確かに社民は有本さんの件では何もできなかった。それ以上に相手陣営の攻勢がすさまじかった。まさに拉致で負けた選挙」。社民党兵庫県連の元幹部はこう打ち明け、当時の記憶が脳裏から離れないという。

 拉致問題は選挙関係者にとって扱いに神経質になるテーマとなった。有田氏は強調する。「本気で拉致問題が大切だと考えているなら、しっかりと主張すべきだ。国会でも被害者救出支援活動の象徴のブルーリボンをつけ『拉致問題に取り組んできた』と口先だけの議員が多過ぎる」

    ◇

 政府、民間問わず日朝間の接触は水面下では静かに進められている模様だが、拉致問題を取り扱う正式交渉が再開するめどは立っていない。こうした中、06年と09年の2度の核実験に加え、北朝鮮製魚雷によるとされる韓国軍哨戒艦沈没事件で国際社会は再び北朝鮮に不信の目を向ける。

 「拉致問題だけをテーマに北朝鮮が日本と交渉することはなく、国交正常化交渉も同時に進める必要がある。ただ、北朝鮮と韓国の関係が緊張する中で日本だけが国交正常化だ、とは言えない」と外務省幹部はいう。

 哨戒艦問題を決着させたうえで南北の緊張関係が緩和され、米国と北朝鮮の対話が進み、核問題を巡る6カ国協議も再開される過程を踏まえ、拉致問題の交渉を促進する空気が醸成される−−。外務省関係者はこう指摘する。

 しかし、日本側にも弱みがある。過去4人の首相は就任1年以内に退陣を表明、外交に本腰を入れる態勢にはなかった。「北朝鮮ときちんと向き合える安定政権がほしい」。明弘さんは切実な思いを訴えた。【西岡省二】=おわり

毎日新聞 2010年7月3日 東京朝刊

7096チバQ:2010/07/03(土) 23:29:34
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/181268
【選挙列島をゆく 1】長崎 諫干論戦「隠せ」「あおれ」
2010年6月29日 11:39 カテゴリー:政治
 参院選公示日、長崎県諫早市で開かれた民主現職犬塚直史の出陣式。登壇した犬塚は最後まで「諫干」に触れることなく第一声を終えた。

 「地元がどんだけ迷惑しているか分かってるのか」。前日の23日夕、民主ベテラン参院議員西岡武夫は長崎市の自宅で、県連幹事長の渡辺敏勝とともに犬塚に迫った。

 犬塚は4月、前農相赤松広隆の「争点化」発言に呼応するように、諫早湾干拓事業(諫早市)の潮受け堤防開門調査に条件付きながら「賛成」と明言、支持労組などから一斉に反発を受けた。県連は同月の定期大会に犬塚を呼び開門反対の活動方針を確認したが、その後も犬塚は「賛成」を繰り返す。地元市議3人は「こっちが命取りになる」と事務所開きに姿を見せなかった。

 西岡の説得は2時間半近くに及んだ。結論は「自分からは積極的に言わない」。県連幹部は「とにかく諫干には触れないということでいく」と議論の“封印”を図る。

   ◇   ◇

 犬塚が演説に立つ1時間半前、自民新人の金子原二郎は同市で声を張り上げた。「この選挙は諫干を開門するかしないかが問われている。圧倒的な数字で開門反対の気持ちを示そう」

 同市は約14万人の人口を抱える県内第3の都市だ。自民にとって、昨夏の衆院選で民主の福田衣里子からベテランの久間章生が8千票近い差をつけられた「敗北の地」だが、諫干開門には反対の声が強く、犬塚の「賛成」発言は金子陣営にとっては「願ってもないプレゼント」だった。

 自民衆院議員の谷川弥一は総決起集会で「この人(金子)は強運。弱い地区で何もせんでも票が出るようになっとる」と上機嫌に紹介した。同市の選挙事務所には対決をあおるように「諫干開門絶対反対」の看板がそびえる。地元県議の八江利春は「ここは諫干で攻めていくよ」と強調した。

   ◇   ◇

 27日、報道各社の世論調査で、金子が先行しているとの結果が報じられた。新聞を手に、ある民主国会議員秘書は「やっぱり諫干が効いてるな」とつぶやいた。

 諫干開門問題は県内でも諫早市以外は大きな議論にはなっていないが、民主内部の“ねじれ”は「支持団体、議員たちの士気を下げる要因になっている」という。西岡は同市以外での出陣式でも一度も登壇しなかった。

 金子も同市以外で諫干に触れることはほとんどない。だが、2月の知事選で与野党対決を約9万4千票差で制した自民系の中村法道が開門反対を訴え、政府と交渉を続けている中、中村の補佐役をアピールするのに諫干は格好の材料だ。金子は「中村さんは苦労している。一緒になって県政、国政のために戦いたい」と訴え、知事選の再来をもくろむ。

 干拓事業は完了し営農が軌道に乗りつつある。「終わったはずの事業だったのにな」。両党県連幹部は対照的な表情で同じ言葉をつぶやいた。

 ほかに同選挙区に立候補しているみんな新人の中嶋徳彦は「有明海再生策を示すのが先」として開門に反対。共産新人の渕瀬栄子は賛成を訴えている。 =敬称略

   ■   ■

 昨年の政権交代後、初の本格的国政選挙となる参院選。7月11日の投票日に向け、与野党各候補がしのぎを削る注目選挙区の戦いを追った。

7097チバQ:2010/07/03(土) 23:30:36
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/181501
【選挙列島をゆく 2】山梨 足元揺らぐ「参院のドン」
2010年6月30日 11:37 カテゴリー:政治
 富士山を横目に登った山道の先の駐車場。「一兵卒」は、ビールケースの上で「第一声」を上げた。

 「輿石先生が参院をしっかり運営しているから、民主党もよちよちしながら前進しています」

 参院選公示日の24日正午すぎ、山梨県南部にある身延町。民主党前幹事長の小沢一郎は、約50人の支持者を前に、民主党現職で参院議員会長の輿石東を持ち上げた。

 幹事長辞任後、役職に就かず「一兵卒」として「ひなびた山奥や海岸を回る」と宣言した小沢。この日は自民党支持者の取り込みを図るかのように、県内にある自民党副総裁を務めた金丸信の墓に参り、手を合わせた。

 ただ小沢は輿石の選対事務所で激励する予定だったが、突然キャンセル。「小沢批判」が輿石に直結し、選挙に悪影響が出るのを配慮したのか、表だった接触はないまま帰京した。

   ◇   ◇   

 同じ日の朝、自民党総裁谷垣禎一は甲府市内で声を張り上げた。

 「労働組合にどっぷりつかった民主党の体質を体現しているのが参院のドン・輿石氏だ」

 輿石の出身母体は日教組。「政治とカネ」の問題で批判を浴びる小沢に最も近いとされている。

 自民党は山梨を反転攻勢の「象徴区」と位置付け、党を挙げて戦う作戦に出た。擁立したのは輿石と同じ元教諭で、松下政経塾出身の新人宮川典子。若さを前面に打ち出し「世代交代」を訴える。

 公示前から、衆院議員小泉進次郎や元防衛相小池百合子ら党の「エース級」が相次いで山梨入り。22日には元首相の安倍晋三、宮川を推薦するたちあがれ日本の発起人、東京都知事石原慎太郎らがJR甲府駅前でそろって演説し、「山梨は日教組の牙城だ」と批判を展開した。

   ◇   ◇   

 「政治闘争は法令順守で積極的に行います」

 輿石がかつて執行委員長を務めた山梨県教職員組合(山教組)が、組合員に配った内部資料には歯切れの悪い言葉が並ぶ。6年前の参院選で、山教組の元幹部が教員からの寄付を政治資金収支報告書に記載せず、政治資金規正法違反事件で罰金刑を受けたからだ。

 かつて「自民党王国」だった山梨。そこで民主党が勢力を拡大するには、教組の力は欠かせなかった。「学校ぐるみで選挙運動を展開し、圧倒的な集票力を誇った」とされる山教組だが、今回は動きが鈍くならざるを得ない。さらに北海道教職員組合(北教組)の不正資金提供事件が追い打ちをかける。

 首相が交代し支持率が「V字回復」したことを受け、各社の世論調査は「輿石優位」を伝えている。しかし小沢との親密さは「逆風」を招きかねず、山教組もフル回転にはほど遠い。基盤は揺らいでいる。

 27日夜、山梨県甲斐市で開いた個人演説会。輿石は自らを鼓舞するように語った。「批判やいろいろな見方は苦にしないたちです。夜はよく眠れる。くよくよしない」

 =敬称略

7098チバQ:2010/07/03(土) 23:31:44
http://nishinippon.co.jp/nnp/item/181766
【選挙列島をゆく 3】北海道 「政治とカネ」労組を直撃
2010年7月1日 12:19 カテゴリー:政治
 「北海道で議席を落とすことがあれば、自民党の鼎(かなえ)の軽重を問われかねない」。自民党総裁の谷垣禎一は30日、北海道帯広市で必死に訴えた。

 「民主王国」といわれる北海道だが、「政治とカネ」の問題が相次ぎ、民主党政権を揺さぶり続けた震源地でもある。

 前首相の鳩山由紀夫(衆院北海道9区)は実母からの資金提供問題でつまずき、参院選前に首相のいすを投げ出した。

 北海道教職員組合(北教組)による不正資金提供事件では小林千代美(同5区)が辞職。前幹事長小沢一郎の元私設秘書、石川知裕(同11区)は政治資金規正法違反罪で起訴された。再出発した菅政権でも、早々に国家戦略担当相荒井聡(同3区)の事務所費問題が表面化。辞職した小林を含め、衆院12小選挙区の3分の1で「政治とカネ」の問題を抱えている。

   ◇   ◇

 だが、各候補の主張は有権者の関心が高い消費税や景気浮揚策が中心。「政治とカネは票にならない」(自民陣営)と、野党サイドからも語られることは少ない。

 「ばらまきの蛇口を閉め、まずは無駄遣いをやめることが必要だ」。6月27日、札幌市に隣接する江別市。小林の辞職で10月に補選を迎える自民の元官房長官町村信孝(衆院比例北海道)でさえ、この問題には触れず消費税に時間を割いた。自民新人の長谷川岳も地域浮揚策を訴えただけ。

 札幌市で年金暮らしをする男性(73)は「政治とカネの問題も大事だが、一番大事なのは自分の生活。年金生活者への税金の優遇策などを、投票する際の判断基準にするつもり」と話す。

   ◇   ◇

 主要な論点にはなっていない「政治とカネ」だが、「民主王国」を下支えしてきた労働組合の選挙運動を直撃している。

 「守りだけでは戦いにならない」。自治労出身の民主新人、藤川雅司を支援する連合北海道(組合員約27万人)事務局長の村田仁は焦りの色を隠さない。小林の衆院選に絡んだ事件では、北教組と自治労の幹部が逮捕され、有罪判決を受けた。

 今回、組合員1人につき5人分の支持者カード集めがノルマだが、現在はまだ半分程度。「指示を下ろすことを自重している幹部もいる」(北教組幹部)。労組の動きはかつてなく鈍く、支援候補を必ず当選させてきた「常勝集団」は敗北の危機に直面している。

 民主は改選2議席独占を狙い、新人2人を擁立。連合は藤川、党や議員は元テレビリポーターの徳永エリとすみ分ける。

 各社の世論調査では、徳永、長谷川が先行し、藤川が追う展開。「長谷川に行っている無党派層を徳永がもっと引き寄せてくれないと」(連合幹部)。そうなれば相対的に長谷川が沈み、藤川が浮上するというわけだ。

 晴天に恵まれた6月27日。札幌市の繁華街で買い物客たちにアピールした徳永と対照的に、藤川は数人のバス待ち客しかいない同市郊外のJR駅前で悲痛な叫びを上げていた。「銅メダル(3位)ではダメなんです」
 =敬称略

7099チバQ:2010/07/03(土) 23:32:35
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/182010
【選挙列島をゆく 4】長野 「安泰」一転「普天間」の影
2010年7月2日 12:14 カテゴリー:政治
 民主現職の防衛相、北沢俊美の選挙スタッフが、頭を抱えていた。民主党本部から閣僚として2カ所の応援を要請されたが「半日でも空けられるのは怖い」と返答できないでいたからだ。

 北沢が6月24日の公示後に選挙区を空けたのは、閣議があった29日だけ。早朝に長野を出て、午後3時すぎにはJR東京駅から新幹線に飛び乗った。夕方には選挙カーから支持を呼び掛けた。

 陣営が危機感を募らせるのは米軍普天間飛行場移設問題が逆風になりかねないからだ。迷走を重ねた末、鳩山政権の支持率は急落。鳩山由紀夫は首相辞任に追い込まれた。防衛相としてその責任の一端を問われないか。北沢は民意がつかみきれないでいる。

 「前回選挙(2004年7月)ではこんなに回っていなかった」と陣営幹部。北沢に「ペースをもっと落としては」と助言しても、「まだまだ回るぞ」と逆にハッパをかけられた。

 「大臣なんだからもっと楽な選挙を期待していたが、防衛相は政権崩壊させた人物と思われかねない。『大臣』を前面に出せない」。陣営の県議はうつむくばかりだ。

   ◇   ◇

 現職の防衛相にとって「泣きどころ」の「普天間」を突いてきたのは、身内だった。

 長野選挙区(改選数2)は過去4回、いずれも民主、自民両党が議席を分け合ってきた。それが3月下旬、高い支持率を背景に党本部主導で2人目擁立が進み、高島陽子の公認が決まった。

 高島は公示前の6月16日、応援に駆けつけた参院議員の糸数慶子(無所属)と並んで街頭に立った。沖縄県選出で、北沢を批判する糸数とともに「政権与党になった民主党の在り方に声を上げる」と、普天間飛行場の移設に関する日米合意に異議を唱えた。

 「北沢氏とのすみ分けを狙った」「(衆参選挙で初めて候補者を立てない)社民党票の取り込みを狙っている」。憶測が飛び交った。

 ところが公示直前の22日、民主党県連が高島陣営に「マニフェストには『普天間基地移設問題に関しては、日米合意をもとに』と書いてある。党公認候補として認識して発言を」と異例の注意をした。高島の訴えから「普天間」が消えた。

   ◇   ◇

 北沢は、街頭演説で普天間問題について「そしりを受けても早期に解決する」と述べる程度。政権交代の重要性や、首相の菅直人との親密度に多くの時間を割く。

 自民新人の若林健太も、みんな新人、井出庸生も「普天間の優先順位は低い」として触れるのはまれだ。いずれも「知名度がないので自己紹介と政策のアピールが優先」と声をそろえる。普天間飛行場の沖縄県内移設に強く反対する共産新人の中野早苗も「消費税増税反対」が最大のテーマだ。

 今のところ「普天間」批判は鳴りをひそめている。それでも北沢の胸中は穏やかでない。街頭演説では、最後にこう語りかけることが多くなっている。「(県議選も含め)十数回選挙をしているが、こんなに厳しい顔のポスターは初めて。察してください」 =敬称略

7100チバQ:2010/07/03(土) 23:33:20
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/182233
【選挙列島をゆく 5】静岡 「小沢神話」生きているか
2010年7月3日 12:23 カテゴリー:政治
 激しさを増す雨が、日焼け止めを幾重にも塗ったほおにたたきつける。6月26日、浜松市郊外の住宅街。民主新人の中本奈緒子は、化粧崩れを気にするそぶりも見せず、声をからした。

 「山間部や海辺では高齢者だけの集落が多い。病院は一つもなく非常に心配になりました」。街頭演説は前幹事長、小沢一郎の教えに従い「川上から」を基本に1日50回以上。長野や愛知との県境にある過疎地を手始めに市街地に下るパターンを繰り返し、「生活が第一」とのメッセージを色濃くにじませる。

 「単独過半数獲得」を目標に掲げ、改選数2以上の選挙区に複数擁立する戦略をとった小沢が、地元の頭越しに擁立したのが中本。小沢と党静岡県連、連合静岡との間に入った亀裂は、もはや修復不可能な状況という。 中本陣営が狙うのは無党派層の掘り起こし。陣営幹部は「ボロボロになっても川上作戦を愚直に繰り返す」。小沢が比例代表に擁立した柔道家、谷亮子とのパネル写真が飾られた事務所。知人や親族らボランティアが出入りし、小沢の私設秘書が目を光らせる。

   ◇   ◇

 「私たちが応援しているのは1人だけ! 民主のほかの候補者はいても、応援しているのは藤本祐司!」。6月26日、藤枝市のスーパー前で女性県議が声を張り上げた。

 共倒れを恐れる県連は現職の藤本に支援を一本化。「公示日に3割のポスターしか張れていない」(県連幹部)中本とは対照的に、選挙期間中約170カ所の演説日程を瞬く間に組んだ。連合も藤本のみを推薦。自民党関係者が「かつての自民党のよう」と皮肉を込める組織戦。幹事長時代の小沢が藤本の選挙活動費を支給しなかったことで感情的なしこりも残る。

 「これからも一緒に仕事をしたい」。公示日のJR浜松駅前。行政刷新担当相、蓮舫の姿があった。菅内閣の閣僚で応援要請がもっとも多い「事業仕分け」のヒロイン。真っ先に駆け付けたのが藤本の出陣式だった。中本陣営には一切連絡はなく、40キロほど離れたスーパー前で演説中だったという。地元は、非小沢派が要職に就いた党本部の「配慮」と受け止めた。

   ◇   ◇

 公示後初の日曜となった6月27日。県都・静岡市の商店街を中本が練り歩いた。同じ商店街にある藤本の選挙事務所に差しかかったころ、藤本陣営は報道各社の世論調査を受けた会議を開いていた。調査結果はおおむね藤本、自民新人の岩井茂樹にみんなの党新人の河合純一が絡む展開。中本の出遅れ感は否めない。

 ただ、藤本陣営の選対本部長の県連会長、牧野聖修は不安が消えない。

 藤本陣営には真偽不明の情報が交錯する。「小沢が秘書を追加投入したようだ」「いや、静岡を見限ってほかの選挙区をテコ入れしている」…。

 選挙に強いという「小沢神話」。牧野は揺れる胸の内をこう語る。「小沢さんが、これ以上ここに手を突っ込まないことを願うしかない。共倒れしては意味がない。最大の敵は自民のはずなのにどうしても小沢さんの影を追ってしまう」 =敬称略

7101名無しさん:2010/07/03(土) 23:38:42
>>7063
わけわからん…

7102チバQ:2010/07/03(土) 23:40:01
>>7052
http://www.asahi.com/politics/update/0702/TKY201007020672.html
「うちは野党扱いか」 つれない民主に国民新党焦り2010年7月3日18時28分
 民主党と連立を組む国民新党が焦りを募らせている。通常国会で郵政改革法案の成立が見送られた上に、民主党からは、みんなの党との連携に意欲的な発言も漏れ、参院選後の連立組み替えの動きも強まりかねないからだ。

 「うちは野党扱いか」。国民新党幹部は2日、菅直人首相が党首討論をめぐって「1対8の議論は議論ではない」と語ったことに不快感を示した。

 連立与党を大事にした小沢一郎前幹事長が民主党の中枢から去り、国民新党との連携にはすきま風が目立つ。同党からは「菅体制になって民主党には体温が感じられなくなった」との声が出るほどだ。

 2007年の参院選比例区で国民新党は都道府県ごとに数千〜6万5千票を獲得。支持母体の全国郵便局長会は「郵政票の威力を見せつけないといけない」(幹部)として、民主候補への支援と引き換えに郵政改革法案の成立を迫っている。

 ただ、つれない民主党の姿勢を変えさせるほどの妙案はない。国民新党幹部は「選挙後、小沢氏が力を発揮できる立場に立てるかどうかで変わる」と語り、「小沢氏頼み」の様相だ。(山口博敬)

7103チバQ:2010/07/03(土) 23:42:20
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100703dde041010041000c.html
風はどこへ:’10参院選 愛称で投票、大丈夫? 有名人乱立、悩む選管
 ◇「YAWARAちゃん」は有効か 「絶好調」難しそう
 五輪メダリスト、元プロ野球選手、歌手、女優−−。参院選には今回も、有名人が立候補した。こうした候補について、開票所で担当者が頭を悩ませるのが、投票用紙にあだ名やキャッチフレーズが記載された場合の扱い。あくまで候補者の氏名を書いた票が有効だが、果たしてどこまで1票と認められるのか?【曽田拓】

 公職選挙法には「投票者の意思が明白であれば、その投票を有効とするようにしなければならない」と、愛称などの記載を場合によっては容認するような規定がある。一方、余分な記述をした場合は無効とされ、明確な基準は定められていない。

 総務省によると、実際に愛称やあだ名を有効票と見なすかは、各開票所の責任者である管理者が立会人の意見を聞いて判断することになるという。管理者には開票事務の経験がある自治体の選管関係者が就任する場合が多い。

 タレントやスポーツ選手の候補者乱立の一因とされる「非拘束名簿方式」が初導入された01年の参院選でも、「金ピカ先生」や「タイガーマスク」と書かれた票の扱いが注目され、有効とされたケースもあるとみられる。国にも基準はなく、総務省選挙課は「名称が一般的かどうかなど管理者が判断すると思う」としたうえで、「比例代表の候補者でも特定の地方で知名度が高い場合もあり、同じ表現の票でも有効無効の判断が地域でばらつきが出る可能性がある」としている。

 ある自治体の選管担当者は「届け出の名前で投票することが大前提」としながらも、「『YAWARAちゃん』のように人物を指す愛称の場合は有効と見なす可能性もある」と説明する。その一方で今回出馬した元スポーツ選手が現役時代によく口にした「絶好調」。「『絶好調』のように人を指すか分からないような場合は難しいかもしれない」と話した。

7104チバQ:2010/07/03(土) 23:43:31
公明は埼玉を捨てたのか?
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100703dde001010005000c.html
’10参院選:民主と自民、勝負は1人区 党首を積極投入 税制に高まる関心
 第22回参院選は11日の投開票に向けて後半戦に突入した。与党が過半数を維持するかを巡り攻防が激しさを増し、各党とも重点区を絞り込み党幹部らの遊説日程を組んでいる。民主、自民両党は事実上の一騎打ちとなる改選数1の1人区での勝敗が参院選全体の行方を決するとして、党首が先頭に立って1人区を中心に遊説する方針。菅直人首相の発言で消費税率引き上げの是非が最大の争点となる中、法人税、所得税など税制のあり方や増税分の使途などに国民の関心はかつてないほど高まっており、後半戦も消費税を巡る攻防が繰り広げられそうだ。【須藤孝】

 民主党は、改選数3の選挙区での2人目の当選とともに、1人区対策を重視している。29ある1人区のうち8選挙区程度で接戦となっているとみて、幹部を集中的に投入する。首相は3日午前に山梨選挙区に入るほか、5日には愛媛、香川、徳島選挙区での遊説を予定。枝野幸男幹事長も3日午後に山形、4日に宮崎選挙区に入る。

 これに対し、自民党も谷垣禎一総裁らが1人区を中心にてこ入れしていく方針だ。同党は6月30日、河村建夫選対局長らが党本部で参院選の情勢を分析。1人区を中心に16選挙区を重点区と位置付け、小泉進次郎衆院議員ら知名度が高い議員を遊説に投入する方針を決めた。谷垣総裁は2日、1人区の富山、石川、福井選挙区を遊説した。

 ◇公明、共産は東京を重視
 公明、共産両党は激戦となっている東京選挙区を重視しているほか、国民新、新党改革、社民、たちあがれ日本、みんなの各党も全国で党勢拡大を訴えている。

 消費税問題では、首相が打ちだした税金還付の対象となる年収水準があいまいなことが野党側に攻め手を与えている。3日午前のよみうりテレビの討論番組で枝野氏は「低所得者対策にはいくつかやり方がある。どれがいいかこれからみんなで議論しようというのをぶれというのか」と釈明したが、自民党の茂木敏充幹事長代理は「政権与党なのだから自分たちの案を正々堂々と示せばいい」と切り返した。

 首相や民主党幹部らが2日夜、党本部で行った情勢分析の会議では、ぶれ批判を懸念する党幹部が首相に「今後はテープレコーダーみたいに同じ事を繰り返しておけばいい」と忠告する場面もあった。

 自ら持ち出した消費税増税で首相は守勢に回る情勢になっている。

7105チバQ:2010/07/03(土) 23:44:16
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2010sanin/kiji/nagasaki/20100703/20100703_0001.shtml
民・社、自・公地方は蜜月 手放せない連携相手 「効果的な集票構図」定着
2010年07月03日 14:50  参院選長崎選挙区(改選数1)では民主と社民、自民と公明それぞれが協力態勢を敷いている。中央レベルの連携は「白紙」に戻っても、選挙区と比例代表で票を融通し合う自・公の「バーター協力」や、民・社による選挙区候補の一本化は、地方の集票構図として定着しており、連立解消しても「簡単には崩せない」のが現実。それぞれが生き残りをかけパートナーの名を連呼する。

 「金子さんと(比例代表候補の)秋野公造とでともに戦って参りましょう」。29日昼、公明の選挙カーが自民新人の金子原二郎氏(66)の長崎市の事務所前でエールを送ると、事務所スタッフが飛び出し手を振って応えた。

 公明党本部は野党転落を機に自公連携を白紙に戻したが、県本部は金子氏の「支援」を決定。県議ら地方議員は金子氏への投票を呼び掛け、演説会に同席してマイクを握る。江口健幹事長は「金子氏は地方の実情に詳しい。10年間培ってきた自民との関係も大事だ」と支援理由を語る。

 初めて自公連携で臨んだ2000年の衆院選で、公明は比例代表で初めて県内10万票を突破。その後の国政選挙でも約10万―12万票を維持してきた。今回も目標を15万票としており、自民の協力は不可欠だ。自民県連幹部は「どちらにとっても生き残るための効果的な連携で今さら手放せない」と語る。

 社民は、6月に米軍普天間飛行場移設問題をめぐり政権を離脱したが、県連合は民主現職の犬塚直史氏(55)の「支持」を決定。離脱前の「推薦」から格下げしたものの協力態勢は維持した。吉村庄二代表は「自公政権に戻すわけにはいかない。反自民で結束することが優先」と説明する。

 県連合幹部は犬塚氏の選対に入り、演説会や支持者回りに同行。同党比例代表の吉田忠智候補と犬塚氏の顔写真が並んだカードを1万部作り「選挙区は犬塚氏を」と呼び掛けている。

 ただ、最近は消費税論議でも両党の食い違いが目立ち、支持者の中には連携を疑問視する声もある。県連合は6月、犬塚氏と平和や福祉、経済問題などに関する政策協定を結んだ。吉村氏は「社民は選挙区で勝てる体力はない。近い立場の民主を当選させることで党の主張を通していくことが大切だ」と話した。

7106チバQ:2010/07/03(土) 23:47:40
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000871007030003
民主「すみ分け」を転換
2010年07月03日





支持者に手を振る徳永エリ氏(左)と藤川雅司氏=6月24日、札幌市中央区

■議員 → 徳永氏  連合北海道 → 藤川氏
■民主「すみ分け」を転換
■「票奪い合い」懸念も


 11日に投開票される参院選道選挙区(改選数2)で、候補者2人を擁立した民主党北海道(道連)が、選挙戦の戦略を転換した。民主勢力を二分する形で「すみ分け」をしていたが、一連の不祥事などで労働組合の動きが鈍いことが理由だ。2議席独占を目指しての方針転換だが、陣営からは「身内同士での票の奪い合いになる」との懸念も出始めている。


 6月30日夕、札幌市中央区の道連に三井辨雄代表ら幹部が集まり、緊急会議が開かれた。三井氏は「緊急提起」と題された文書を示し、同意を求めた。会議後、文書は道選出の国会議員や地方議員、議員の後援会に送られた。


 文書には「『どちらか迷っている』民主支持者には、藤川への投票を促せ!」と書かれていた。それまでの「すみ分け」戦術の変更を指示する内容で、道連関係者は「藤川シフトだ」と明言する。


 今回の道選挙区に民主党は、徳永エリ氏(48)と藤川雅司氏(53)を擁立した。テレビリポーターの徳永氏を道連や国会議員らが支えて無党派層の支持獲得を目指す一方、自治労出身の藤川氏を連合北海道が支援する、と明確に民主勢力を二分した形の戦術を採っていた。


 ところが、自治労北海道や北海道教職員組合(北教組)は、昨年の衆院選をめぐる違法献金事件で幹部の有罪が確定。「選挙と組合」「政治とカネ」をめぐる事件に、組織が萎縮(いしゅく)し、参院選に向けての動きが鈍った。国会議員秘書の一人は「議員の後援会員や後援企業にすら足を運べていない」と嘆く。


 無党派層の動向も不安という。6月上旬の菅直人政権の発足で、党の支持率はV字回復した。だが、藤川氏陣営の幹部は「無党派層の支持は徳永氏に集まっている」と受け止めている。


 党関係者によると、同党本部が実施した世論調査では、徳永氏は当選に向けて勢いが見られたが、藤川氏は徳永氏に水をあけられていた。また、藤川氏は自民党の長谷川岳氏(39)にも差をつけられていたという。


 この事態を受け、連合の高柳薫会長は先月20日、三井氏に「党としててこ入れしてほしい」と異例の要請をした。さらに28日には連合として「非常事態宣言」を表明。そして30日、道連が藤川氏への支援拡大に動き始めた。


 だが、この「方針転換」に、徳永氏陣営は危機感を募らせる。陣営の選対本部長を務める佐々木隆博衆院議員は2日、道連幹部に「惑わすようなことはやめてくれ」と電話。地方議員の一人は「有権者がバランス感覚を働かせて、徳永から藤川に票が移るのが怖い」と漏らす。


 道連幹部は「敵は自民党。無党派層の支持を自民党からはがす」と意気込む。だが、藤川・徳永両氏の陣営幹部は、抱える思惑は異なりながらも、見方は一致している。


 「『連合対民主党の戦い』の様相になってしまうと選挙戦は失敗だ」

7107チバQ:2010/07/03(土) 23:49:54
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/181909
ポスター張りに行ったのに… 参院選掲示板 設置漏れ 門司区の1ヵ所
2010年7月2日 01:29 カテゴリー:社会 九州 > 福岡
 北九州市選管は1日、参院選の候補者ポスター掲示板に1カ所の設置漏れがあった、と発表した。公示日の6月24日昼、掲示に訪れた候補者陣営からの問い合わせで発覚し、午後に設置された。市選管は「公職選挙法に抵触すると認識している。公示に掲示板が間に合わなかったことは申し訳ない」と陳謝した。

 公選法は、立候補届け出の時点で選管が掲示板を設けなければならないと定めている。設置漏れがあったのは同市門司区黄金町。6月17日に職員が書類を点検した際、同所の設置確認印がないのに気付き、委託業者に照会。「設置した」と報告があったため、それ以上確認しなかったという。

 公示日に陣営からの指摘で対応した同区選管の男性職員2人は、上司への報告を怠っていた。30日、陣営から別の区選管に指摘があり、市選管が設置漏れを把握した。

 男性職員は市選管に対し「公示日に間に合ったので問題ないと思った」と説明。市選管は連絡体制について「認識が甘かった」と話している。

=2010/07/02付 西日本新聞朝刊=

7108チバQ:2010/07/03(土) 23:50:43
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000001007030004
選挙区郵政票どこへ?
2010年07月03日


街頭演説する国民新党の亀井静香代表=新潟市中央区の新潟駅前

■約5万票 無所属か民主か


 小泉政権からの民営化路線を見直す郵政改革法案は、参院選後の主要な政治課題の一つだ。先の通常国会で廃案となった法案の早期成立をめざす国民新党の亀井静香代表が2日、新潟入りし、存在感を示した。郵政民営化の是非が問われた2005年の衆院選を機に、自民党から離れた郵便局長OBらの「郵政票」は、どこへ行くのか。(藤井裕介、吉武祐)


   ◇


 亀井氏はこの日夕、新潟選挙区の無所属現職、近藤正道氏(63)=国民新党、社民党推薦=の応援のため、新潟駅前の演説会場に到着した。


 連立相手の民主党が、支持率の高いうちに選挙に入りたい党参院議員会の意向で国会の会期延長を回避したことを批判し、「菅総理と夜中じゅうやりあったが、どうにもならないと言う。こういう政治をやっていてはダメになる」と訴えた。演説の大部分は、近藤氏と連携した中小企業金融円滑化法と労働者派遣法改正案の話だったが、「小泉・竹中路線」との決別を有権者に呼びかけた。テレビで見る顔とあって、駅前の交差点には人だかりができた。


 05年の衆院選では、郵政民営化を主導する小泉純一郎首相が率いる自民党が大勝。07年、日本郵政公社は郵便事業や貯金、保険を扱う会社に分社化された。特定郵便局長OBらでつくる「大樹」は、この流れに反発。元々は自民党の有力な支持基盤だったが、今は現役も加わる「郵政政策研究会(郵政研)」で民営化見直しを主張する国民新党を支持する。


 県内のある郵便局長は「郵便配達をする人が貯金を預かることはできなくなったし、『小包を取りに来て』と言われても会社が違うから行けない」と不満を語る。「お客さんの利便性を考えたら現状を見直さないといけない」。国民新党の比例区候補の当選に「全力をあげる」という。


 郵政研は新潟選挙区で、国民新党とのつながりで近藤氏を推薦。ただ、県内のある局長OBは「民主党の力が弱くなれば、郵政改革法案が成立するかどうか」と悩む。同党の田中直紀氏(70)を推す声もある。


 昨年の衆院選で、国民新党が獲得した県内の比例票は約4万7千票だった。改選議席数2の新潟選挙区で、得票順位2位と3位の候補者の票差は、07年が1万1477票、04年は4万7091票。同党支持層の選挙区での動向も、選挙結果に影響を与えるとみられる。

7109チバQ:2010/07/03(土) 23:54:29
http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001007030004
吉村知事岸氏支援を表明 他陣営思い複雑
2010年07月03日

∞配慮しつつ警戒感も


 吉村知事が参院選山形選挙区(改選数1)で、自民党公認の現職岸宏一氏(70)への支援を表明したことで、候補者を擁立する各陣営は複雑な表情を見せている。


 知事は、1日夜、西川町などであった岸氏の個人演説会に出た後、取材に応じ「今までの私の生き方を通すことも大事だと思った」と改めて、昨年の知事選で支援を受けた岸氏への「恩返し」を強調した。「後援会の中で何回も話し合い、本当に考え抜いた末だった」と、数日前に決断したことも明かした。今後の県政運営への影響については「何とも言えない」。


 県民の支持が高いとされる知事の援護について岸氏は「知事がはっきり『支持する』と言ってくれたことに意義がある。選挙戦にはもちろん良い影響がある」と期待する。


 民主党は2日、公認候補の梅津庸成氏(43)の選対会議で、今後の戦い方などを協議した。党県連の和嶋未希会長は、知事の動きに「本当に残念」と話す一方、「根本的には、民主党と知事が築いてきた信頼関係は揺るがないと思っている」と配慮も見せた。


 陣営幹部には「県政との関係をつなぎたい企業などが、自民党支持へと移る動きも出てくるのではないか」と警戒する声もある。


 太田俊男氏(56)を擁する共産党も、知事選で知事を推した。本間和也県委員長は「知事の立場としては、特定候補の応援をすべきではない。遺憾に感じている」。


 川野裕章氏(51)を擁するみんなの党の佐藤丈晴酒田市第1支部長は「有権者の負託を受けた政治家としては、恩などではなく、政策や考え方に共鳴できる候補者を応援することが筋ではないか」と疑問を投げかけた。

7110チバQ:2010/07/03(土) 23:58:29
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100703t11030.htm
村井人気あやかりたい 一部陣営がビラに掲載 参院選みやぎ
 参院選(11日投票)で特定の政党や候補者を応援しない「中立」の立場の村井嘉浩知事。宮城選挙区(改選数2)では8候補のうち一部の陣営が、知事との「近さ」をさりげなくアピールしている。知事とのツーショット写真をビラに載せたり、県が推進する富県戦略への協調姿勢を示したり。昨年の知事選で知事は64万7700票を獲得。各陣営は「村井人気」にあやかりたいようだ。

 みんなの党新人の菊地文博候補(50)は県議時代、知事と同じ宮城野選挙区。3度の県議選で戦った好敵手だ。菊地候補は「知事とは同年齢。選挙戦を勝ち抜き、富県宮城の推進の一翼を担いたい」と意気込む。
 自民党新人の熊谷大候補(35)は、知事と同じ松下政経塾出身。6月24日の演説では「わたしは仙台市宮城野区在住で、隣の町内会には政経塾の大先輩の村井知事が住んでいる」と語った。党本部発行のビラに知事と撮影した写真を使用した。
 民主党現職の桜井充候補(54)は法定ビラで、日常の政治活動を紹介する写真の1枚に村井知事と並んだ写真を選んだ。陣営は「地域課題を解決する際に県と連携することがあり、その時に撮影した一こま。それ以上の意味はありません」と説明する。
 無所属現職で自民党推薦の市川一朗候補(73)は党県連会長時代、幹事長が知事だった。演説では知事肝いりの富県戦略に触れ「わたしのような経験のある政治家がいないと中途半端に終わってしまう可能性がある」と強調している。法定ビラに知事と握手する写真を載せた。
 法定ビラなどに候補者と一緒に撮影した写真が使われたことについて、村井知事は「大変、光栄なこと。選挙戦については中立を貫きます」と話している。
 幸福実現党新人の村上善昭(37)、共産党新人の加藤幹夫(46)、民主党新人の伊藤弘実(36)、社民党新人の菅野哲雄(61)の4候補は、村井県政への目立った発言はない。

<宮城選挙区立候補者(2―8)>
菊地文博 50 元県議    み新
熊谷大  35 元中学校講師 自新
村上善昭 37 幸福実現党員 諸新
桜井充  54 医師     民現(2)(国推)
加藤幹夫 46 党県副委員長 共新
伊藤弘実 36 会社社長   民新   (国推)
菅野哲雄 61 元衆院議員  社新
市川一朗 73 元農水副大臣 無現(3)(自推)


2010年07月03日土曜日

7111チバQ:2010/07/03(土) 23:59:33
http://mytown.asahi.com/areanews/nagasaki/SEB201007020064.html
諫早迷走、地元に不信感 「選挙の材料にするな」
2010年7月3日


諫早湾側から見た潮受け堤防の北部排水門=諫早市高来町

 賛否の割れる国営諫早湾干拓事業(諫早市)の潮受け堤防開門調査は、参院選の争点にしたいと語っていた赤松広隆・前農林水産相が政府の方針を表明しないまま退任し、後任の山田正彦農林水産相が結論を先送りに。農業者や漁業者は、ふらつく政治への不信感を募らせている。

 干拓農地で営農する荒木一幸さん(33)は梅雨の時期、カボチャの出荷間近に、害虫を防除し、1玉ずつ紙で包む作業に忙しい。「国と選挙に振り回されてばかり。ジェットコースターに乗っているようだ」と、最近の政治の流れを嘆く。

 4月半ば。干拓地を視察した赤松前農水相は、荒木さんらを前に「安心して農業ができるように考えている」と語った。だが、大臣肝いりでできた与党と政府の検討委員会が同月末に出した結論は「開門が妥当」だった。

 開門すれば、潮受け堤防内の調整池に海水が入り、農業用水に使えなくなる。さらには塩害などで農業に被害が及びかねない。そうした事態を荒木さんら干拓地や周辺の農業者は恐れ、「農家の命と財産がかかっている。選挙の材料にしてほしくないのに」と、いらだちを隠さない。

 早期開門を求める佐賀市のノリ漁師、川崎賢朗さん(49)は次の漁期に向け、網の手入れを黙々と進める。

 検討委の結論を受け、赤松前農水相が開門に踏み切るのを期待していただけに、虚脱感がある。山田農水相が衆院長崎3区選出で、地元の民主党長崎県連が「開門反対」を掲げているのも気がかりだ。

 開門調査について、民主、自民両党とも長崎県連は「反対」、佐賀県連は「推進」を掲げ、党内のねじれは解消されないままだ。川崎さんは「農業と両立できる開門調査は可能なはずだ。互いの言い分を調整しながら、その道を探るのが本当の政治じゃないか」と思っている。(市川雄輝、加藤勝利、岩田正洋)

7112チバQ:2010/07/04(日) 00:03:11
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20100703/CK2010070302000078.html
W杯余波? 新党に迷い? 参院選 期日前投票出足鈍く
2010年7月3日

 11日投開票の参院選で、市内の期日前投票の出足が伸び悩んでいる。市選挙管理委員会のまとめで、開始から1週間の投票者数は、前回参院選の同時期より微増しているものの、政権交代につながった昨夏の衆院選に比べるとまだ3分の1程度。単純比較はできないが、選挙ムードはいまひとつ。市選管では「サッカー・ワールドカップ(W杯)で日本戦も終わったので、選挙への関心も高まるのではないか」と期待している。 (堀祐太郎)

 市選管によると、公示の翌日に始まった期日前投票の市内の投票者数は一日までの七日間で、県選挙区が二万九百七十人、比例代表が二万九百八十一人。

 三年前の前回参院選の同時期では、県選挙区が二万二百八十八人、比例代表が二万二百八十七人でそれぞれ七百人弱の微増となっている。ただ、市内では有権者数が三万八千八百三十九人増加。市選管も「制度が浸透して、期日前投票が増加傾向にある」とし、選挙機運の反映とはいえないとみている。

 実際、昨夏の衆院選では、市内全域にあたる衆院神奈川9、10、18区の三小選挙区では、開始から一週間の期日前投票が五万七千九百十七人、比例代表は五万七千九百三十二人だった。選挙期間も違うので単純比較はできないが、関心の低さは顕著。

 市選管事務局の小島勇人局長は「新党が増え、投票を決めかねている有権者が多いのかもしれない」と分析しながら「W杯の次は選挙に関心を持ち、貴重な一票を投じてほしい」と呼び掛けている。

7113チバQ:2010/07/04(日) 00:05:03
>>7109
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100703t51011.htm
吉村知事の岸氏支援に民主が反発 山形選挙区

岸氏の個人演説会で支援を訴えた吉村知事(右)=1日、山形県朝日町


 吉村美栄子山形県知事が1日夜、参院選山形選挙区(改選数1)で3選を目指す自民党現職の岸宏一氏(70)への支援を表明したことに対し、知事選で吉村知事を支援した民主党関係者からは2日、「知事の立場の重みを考えるべきだ」などと反発の声が上がった。
 和嶋未希県連会長は「終盤に来ての表明は本当に残念」と述べ、吉村知事に県連としての意向を伝えることを明らかにした。一方で「これまで培われた信頼関係は揺るがない」とも言い、民主党新人の梅津庸成氏(43)の選挙戦への影響を打ち消そうと懸命だった。
 梅津氏を推薦する連合山形の大泉敏男会長は、吉村知事に対し、岸氏への支援を自重するよう要請する考えを示した。
 吉村知事は昨年1月の知事選で民主、共産、社民各党と岸氏の支援を受けて当選。昨年8月の衆院選では、山形1区の民主党候補を支援した。
 吉村知事は1日夜、岸氏の個人演説会に出席後、「生き方、考え方を貫くことも大事。動かないという選択肢が一番楽だが、今まで生きてきたことが通らなくなる」と、悩んだ末の結論であることを強調した。他候補を支援する可能性については「ないと思っていただいて結構」と述べた。
 自民党県連の今井栄喜幹事長は「恩返しをする、という強い意思の表れだろう。快く受け止めたい」と、吉村知事を終盤で担ぎ出せたことに満足げな表情。自民党は知事選で吉村知事の対立候補を支援したが、今井氏は「大人の判断をしていただきたい」と語り、陣営内にくすぶる「反吉村派」をけん制した。
 みんなの党新人の川野裕章氏(51)の陣営は「知事がどちらを支援しようと戦い方に変わりはない」(佐藤丈晴総括責任者)と静観の構え。共産党新人の太田俊男氏(56)の陣営は「今回の知事の行動は、有権者に理解されるとは思えない」(本間和也党県委員会委員長)と批判した。


2010年07月03日土曜日

7114チバQ:2010/07/04(日) 00:28:25
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100701_05.htm
参院選青森選挙区 公募候補、民自激突
 参院選青森選挙区で東北の1人区では唯一、ともに公募で選ばれた民主、自民両党の候補者が激突している。公募は開かれた政党をアピールし、優秀な人材を発掘するのが狙いだが、青森では選考をめぐって両党の組織内にしこりや結果への不満も。選挙戦は2人が大接戦を演じており、両陣営は「挙党一致」を掲げて組織の引き締めに懸命だ。

<最高のAランク>
 民主党新人の波多野里奈氏(37)は昨年11月、党本部の公募に応じ、党県連の公募に手を挙げた県議3人を押しのける形で擁立された。党本部は、波多野氏の論文や面接の結果などから「約2000人の応募者の中で最高のAランク(約50人)の1人」と評価した。
 波多野氏は街頭演説で「政治経験はないが、一人の母親として生活者の声を届ける」と強調。応援に駆け付けた原口一博総務相は「蓮舫さん(行政刷新担当相)と同じ。しがらみがないから活躍できる」と持ち上げた。
 清新さを売り込む波多野氏だが、県連内には「党本部の意向だけで候補が決まった」(幹部)との不満もくすぶる。東京都出身のため、「一部から『なぜ地元から出さなかった』と文句を言われる」ともいう。
 県連幹部は「地元意識の強い青森では『落下傘候補』がなじまない懸念はある」と打ち明けながらも、「党として擁立した以上、一致団結が必要。フル回転で、浸透させる」とハッパを掛ける。

<応募者の最年長>
 一方の自民党県連は、公募に応じた30〜60代の3人から、党員党友による予備選で最多得票だった元議員の山崎力氏(63)を立てた。
 大島理森党幹事長は街頭演説で「新しい自民党をつくるという名の下、全国で公募を実施し、候補者を選んだ。その一人が山崎氏。決して国会議員や県議だけで決めたのではない」と訴えた。
 県連には公募を通じ、新鮮なイメージの人材を擁立したいとの思惑もあった。勝ち残ったのは応募者のうち最年長で、2期12年のキャリアがある山崎氏。党県議の一人は、世代交代が成らず「ギアがバックに入った」と評した。
 激戦の中、違った見方も出てきた。別の県議は「有権者は波多野氏のような『小沢ガールズ』的な候補にうんざりし始めた。対照的な山崎氏で良かった」と指摘。大島幹事長の地元で敗戦は許されないだけに、山崎氏の手腕や実績を強調し、支持を拡大する構えだ。
 二大政党の候補者の公募に対し、共産党の藤原浩平青森市議団長は「政党として責任を持って党内から候補者を立てるのが常道。公募は人材不足の裏返しだ」と指摘。
 たちあがれ日本新人の升田世喜男氏(53)は演説で「民主党は故郷を思う県議がいるのに、東京から連れてきた候補を立てた。県議を選んだ県民に無礼だ」と批判した。

 ◇青森選挙区立候補者(1―5)
吉俣洋   36 党県書記長  共新
升田世喜男 53 元県議    た新
山崎力   63 元総務副大臣 自元(2)
山田清彦  53 党県常任幹事 社新
波多野里奈 37 アナウンサー 民新(国推)


2010年07月01日木曜日

7115チバQ:2010/07/04(日) 00:29:06
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100702_04.htm
今や「民主の顔」玄葉氏 全国行脚続き遠い福島 地元入りわずか1日

大臣就任後、初めて地元に戻った玄葉氏。参院選期間中に福島入りする予定は1日だけだ=6月20日、須賀川市


 民主党政調会長で公務員制度改革担当相の玄葉光一郎氏(衆院福島3区)が、参院選(11日投票)公示後、地元の福島に戻れない日々が続いている。菅直人政権の誕生とともに一躍脚光を浴びた玄葉氏。福島選挙区(改選数2)で議席独占を狙う党県連の期待は大きいが、「党の顔」の一人として全国を飛び回り、県内入りの予定は終盤の7日だけだ。県連は「大臣の地元にふさわしい結果を出すよう頑張るしかない」と気を引き締めている。
 党県連代表も務める玄葉氏は公示前の6月20日、地元の須賀川、田村両市に加え、いわき市を駆け足で回った。
 参院選に現職と新人の2人を立てただけに、公示後のことも気になったようで「なかなか戻れないが、どんな状況でも応援してくれると思っている」と支持者に理解と協力を求めた。
 地元入りは、この日が最後だ。「何かあるとすぐ東京に戻らないといけない。大臣就任後、福島に来るのは難しくなった」と地元秘書は話す。
 全国からの応援要請をこなすため、選挙中の玄葉氏のスケジュールはすべて党本部が仕切っている。今回改選の議員が当選した6年前、党選対委員長を務めた経緯もあって、なおさら全国を回らざるを得ないという。
 選挙期間中に最初で最後となりそうな7日の県内入りでは、夕方から福島市と郡山市でマイクを握る予定だ。地元秘書によると「地元もきちんと応援したい」との玄葉氏の意向で「ようやく時間を確保した」という。
 中枢の役職に就き、地元に帰れなくなった半面、メディアに登場する機会も増えた玄葉氏。留守を預かる安瀬全孝党県連幹事長は「全国から引っ張りだこでは仕方がない。『大臣のためにも負けられない』という地元の頑張りと、メディア効果を合わせれば、不在も追い風に変えられるはずだ」と前向きにとらえる。

◇福島選挙区立候補者(2―5)
岡部 光規 41 医師     民新
岩渕  友 33 党県常任委員 共新
菅本 和雅 42 会社役員   み新
増子 輝彦 62 経産副大臣  民現(1)(国推)
岩城 光英 60 元官房副長官 自現(2)


2010年07月02日金曜日

7116チバQ:2010/07/04(日) 00:29:35
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100702_02.htm
無党派にマッチング 「みんなの菊地」急追 参院選・宮城

近藤真彦(右)、片山右京両氏の登場に会場が沸いたみんなの党の個人演説会=1日午後1時40分ごろ、仙台市青葉区の市民会館


<効果に手応え>
 会場を埋めたのは20代〜40代の女性たち。選挙戦らしからぬ黄色い声が飛び交った。
 「菊地さんは堅い人かなって思っていたんですが、全然違いました。緑のポロシャツにナイキのシューズ。ホント、ほっとしました。こういうフットワークの良い人が国政にでるべきですよ」
 参院選(11日投票)の宮城選挙区(改選数2)に立候補したみんなの党新人の菊地文博(50)を応援したのは、マッチこと近藤真彦だ。
 1日昼、青葉区の市民会館小ホール。菊地と、レーシングチームを率いる比例代表候補舘信秀(63)の合同演説会が開かれた。舘を応援する近藤と元F1レーサーの片山右京も参加、異色のトークセッションとなった。
 500の座席は埋まり立ち見が出るほど。菊地は「宮城は自動車産業が盛り上がっている。ものづくりの原点を見つめ直し、将来を展望することが重要」と県議時代のライフワークだった産業政策を熱っぽく語った。
 陣営は「効果は絶大。有権者の関心を高めることができたし、党支持層を固める機会にもなった」と手応えを感じた。
 元県議の菊地に全県的な組織はない。浸透の推進力になるのは、こうした無党派戦略だ。
 党代表渡辺喜美の知名度が軸になる。選挙ポスターは菊地と渡辺のツーショット。終盤は渡辺が公示前を含め3度目の応援に入る。
 「みんなの菊地」を広げようと各地へ飛ぶ。6月28日には石巻市で党政調会長の浅尾慶一郎とともに演説会。30日は気仙沼市で150人規模の演説会を開いた。
 消費税10%反対を鮮明にする菊地。地盤がある仙台市を拠点に終盤の急追態勢に入った。

<対民主の社民>
 「似通った政策を掲げる二大政党の支配を受け入れてはならない。第三極が国政の舞台に存在しないといけない」
 社民党幹事長の重野安正は1日昼、仙台市青葉区の繁華街でマイクを握った。隣では党新人の菅野哲雄(61)が必死に手を振る。
 衆院議員を2期7年務めた菅野だが、地盤の宮城6区を除けば知名度はいまひとつ。「6区以外では無名の新人」と引き締め、党県議や仙台市議と各地を回る。
 消費税問題が浮上してからは、民主党への対決姿勢が一層鮮明になった。陣営は「消費税論議を前面に押し出して、第三極の存在感を示す」と意気込む。
共産は反増税
 6月30日夜、共産党新人の加藤幹夫(46)は仙台市青葉区の住宅地で開いた個人演説会で呼び掛けた。「自民党も民主党も消費税増税。増税反対という方は、迷わず共産党に入れてほしい」
 陣営は首相菅直人が「消費税10%」に言及した翌日の18日、「増税」を最重要争点に据えた。急きょ増税反対を訴えるポスターを発注、ビラも書き換えた。党県委員長の中島康博は「今頑張らなくていつ頑張る」と闘志をむき出しにする。
 加藤は演説内容を消費税一本に絞った。「ほかの党との違いを際立たせるにはここしかない。割り切って一点突破でいく」と突き進む。
 幸福実現党新人の村上善昭(37)は仙台市を中心に浸透を図っている。
(敬称略)


2010年07月02日金曜日

7117チバQ:2010/07/04(日) 00:31:39
岸信夫氏(51)が2日、下関市で開いた演説会。俳優の津川雅彦氏が登場
岸氏の集会では評論家の金美齢氏


http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/sanin/10/News/yamaguchi/Sy201007030001.html
自・民、応援合戦ヒート 俳優・評論家・閣僚次々 '10/7/3

--------------------------------------------------------------------------------

 ▽共産は地元市議ら中心

 選挙戦の後半に入った参院選の山口選挙区(改選数1)。自民党と民主党の各候補者の応援に、俳優や閣僚が続々と訪れている。一方、共産党の候補者は地元の市議や町議と行動。各陣営とも、11日の投開票に向けて支持拡大を図っている。

 自民党現職の岸信夫氏(51)が2日、下関市で開いた演説会。俳優の津川雅彦氏が登場し「応援演説は初めて。岸さんを筆頭に、自民党復活ののろしをあげて」とエールを送った。「知名度だけで政治という大きな問題をやると、大変なことになる」。民主党新人で、俳優の原田大二郎氏(66)を批判した。

 6月30日に岩国市であった岸氏の集会では評論家の金美齢氏が「民主党は素人政権。生活第一という甘い言葉に国民はだまされた」と指摘し、岸氏への支援を求めた。

 一方、民主党の原田氏の応援は宇部市出身の菅直人首相の内閣のメンバーが一役買う。

 2日は小沢鋭仁環境相が周南市のスーパー前で演説。「環境を成長戦略の一環に位置付け、新しい産業や雇用をつくる」と強調。「この地は代々世襲だが、新しい人材を国政に」と訴えた。

 長島昭久防衛政務官も1日、光市で演説し、「今、猛烈な勢いで追い上げている。山口での勝利は民主政権の改革前進を意味する」と激励。4日は長妻昭厚生労働相が県内に入る予定だ。

 共産党新人の木佐木大助氏(55)の街頭演説では、党の地元市議や町議らが紹介役を務めている。2日は平生町のスーパー前で渕上正博町議がマイクを握り、「木佐木さんは住民の命と暮らしを守る先頭に立ってきた。県民の願いを国政へ」と声を張り上げた。

 「消費税増税や上関原発建設計画、米軍基地に、明確にノーを突き付けているのは3人の中で木佐木候補だけ。支持を広げたい」と渕上町議。6日は党の市田忠義書記局長が、5月末に続いて県内で演説する。

7118チバQ:2010/07/04(日) 00:37:39
http://sankei.jp.msn.com/region/chubu/shizuoka/100703/szk1007030256005-n1.htm
参院選 石川前知事が、みんな・河合氏支援 静岡
2010.7.3 02:55

 石川嘉延前知事(69)は2日、参院選の静岡選挙区(改選数2)に立候補した河合純一氏(35)=みんなの党=を支援していることを明らかにした。

 石川氏は現在、日本大学国際関係学部の客員教授を務める。この日は、静岡市内で親類にあたる比例代表候補の片山虎之助氏(74)=たちあがれ日本=の応援演説を行い、会場で河合氏と握手を交わして激励した。

 一方、川勝平太知事は4月の定例会見で、参院選への対応について「どの候補者も応援しない。ノーサイド」と宣言し、6月以降、特定の候補への支援活動はしていない。

7119チバQ:2010/07/04(日) 00:38:56
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100702/elc1007022330005-n1.htm
【参院選2010】“世襲”めぐり攻防熾烈 (1/2ページ)
2010.7.2 23:28

 政権交代で「参院のドン」となった民主党の輿石東(こしいし・あずま)参院議員会長(74)の山梨選挙区を最重点地区とする自民党に対し、民主党が“自民壊滅”のための最重点地区と位置付けるのが、元祖「参院のドン」青木幹雄氏(76)の島根選挙区だ。青木氏の出馬辞退で長男を擁立した自民に対し、民主は世代交代から世襲批判に戦術を変更。自民も世襲批判を逆手に取って対抗している。昨年の衆院選でも自民が県内全議席を守った「保守王国」の熾(し)烈(れつ)な攻防の行方は−。

 

市民感覚を強調

 「菅(直人)総理も私もサラリーマン家庭に育った。金や地盤、看板がなくても、皆さんと同じ目線で国の政治を考えたい」

 参院選公示の6月24日、民主新人の元民放アナウンサー、岩田浩岳氏(34)は松江市内の第一声でこう語り、市民感覚を強調した。幹雄氏の長男で秘書の一彦氏(49)への世襲批判をにじませていることは明らかだった。

 幹雄氏は1月に5選を目指し出馬表明したものの、脳梗塞(こうそく)を患い、5月14日に急(きゆう)遽(きよ)断念。県連は3日後に一彦氏の擁立を決定したが、世襲批判をかわすため、県内の地域支部など100を超える代表者から意見聴取するなど党内手続きを慎重に進めた。

 島根は竹下登元首相の地元で、衆参とも長く議席を独占してきた“自民王国”。3年前の参院選で自民党現職が国民新党新人に敗れ風穴が開いたが、政権交代の風が吹いた昨年の衆院選でも小選挙区2議席は自民党が死守している。

世襲批判へ作戦変更

 特に幹雄氏は、24年間にわたって強固な地盤を築き上げ、自民県連幹部は当初、「幹雄氏なら圧勝。一彦氏になって案外いい勝負になるかもしれない」と余裕の表情だった。

 しかし、世襲議員である鳩山由紀夫前首相から、たたき上げの菅首相への交代で内閣支持率がV字回復したことで、陣営は世襲批判の再燃を懸念し、地盤の引き締めを徹底している。

 一方、岩田陣営は“高齢多選”の幹雄氏から、一彦氏に代わったことで、世襲批判へと作戦変更した。

 内閣支持率が回復しても「向かい風がやんだだけ。圧倒的不利な状況は変わらない」(選対幹部)と表情は厳しい。当初、陣営は「ネガティブキャンペーンをやるつもりはなく、政策と人柄で戦う」と、露骨な世襲批判を控えていたが、自民王国の強固な地盤を前に“世襲との対決”を前面に押し出さざるを得なくなったようだ。

 6月19日に島根入りした安住淳選対委員長も「カネも地盤もまったくない岩田さんが名門・青木さんに挑む」と訴え、一彦氏との対立軸を強調してみせた。

 

「即戦力」強調

 一彦氏も世襲批判を逆手に取る戦術で対抗している。「父の背中を見て育ちました」と書かれたパンフレットを配って歩き、24日の第一声では「12年間、父の秘書として地元の陳情、要望を一手に引き受けてきた。県内の事情、問題点に精通している」と、即戦力という“強み”を訴えた。

 このほか、同選挙区では、みんなの党から衆院議長を務めた桜内義雄氏のおいで飲食会社役員の朋雄氏(41)と、共産党から党県常任委員の石飛育久氏(32)の新人2人が立候補し、4人全員が30〜40代。産経新聞の序盤情勢調査では、一彦氏が一歩リードしており、岩田氏が追う展開となっている。

7120チバQ:2010/07/04(日) 00:40:28
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100702/elc1007022038004-n1.htm
【参院選】2人擁立で“争奪戦”の民主、指定席維持に躍起の自民… 乱戦の大阪選挙区 (1/3ページ)
2010.7.2 20:36

 「小沢さんに口説かれたから立候補したんじゃない」。小沢一郎前幹事長の戦略で、参院選大阪選挙区の民主党の「2人目候補」として出馬した岡部まり氏(50)。最近、街頭演説で「小沢色」を薄めようと、こんな発言をしている。

 岡部氏は関西の人気テレビ番組に出演していたため、街頭に立つと握手を求める人や携帯電話のカメラを向ける人の姿が絶えない。しかし、陣営関係者は「人気が票に結びつくとはかぎらない」と楽観視していない。

 当初、岡部氏は新人ならではの気恥ずかしさをうかがわせていた。だが、最近は“脱小沢宣言”だけでなく、消費税問題で風当たりが強いとみると「増税反対」を叫び始めた。岡部氏本人が「こぶしもあげればハチマキもする。どんな恥ずかしいことでもさせていただく」という。なりふりかまわぬ戦術は、今回の選挙は、同じ民主の現職、尾立源幸氏(46)との議席争奪戦でもあるからだ。

 ■  □  ■

 9党10人が3議席を争う大阪選挙区。過去3回は民主と自民、公明が分け合ったが、今回は民主が2人を擁立。第3極をねらう政党も候補者を立て、乱戦模様だ。

 前回の参院選(平成19年)で民主は選挙区で約130万票を獲得し、公明は約80万票、自民は約70万票を集めた。民主は10万票以上を上積みして票を分割できれば2人当選は可能。このため、府議や市議ら系列の議員約150人全員を尾立氏の支援に回し、連合大阪などの団体も加わった。

 岡部氏は浮動票を集める役目を担う。ある労組幹部は「民主への期待票はすべて岡部票になると思っている。昨年の衆院選のような票もない」とし、尾立氏側も必死だ。

 ■  □  ■

 前回までは1議席は自民の指定席。しかし、自民の北川イッセイ氏(67)陣営も平穏ではない。橋下徹知事が代表の地域政党「大阪維新の会」所属議員の動向が気になるからだ。

 自民会派から維新に加わった40人以上の大半が「地方選は維新、国政は自民」との姿勢。北川氏は「同じ自民党員。応援してもらえると信じている」と語る。

 しかし、維新は2日に告示された大阪市議補選で候補を擁立。必勝を期す橋下知事が「維新議員は参院選にはあまり力を入れられない」と話す通り、自民出身の維新議員は補選に力を注いでいる。ある維新議員は「参院選も粛々とやる」と話すのみだ。

 北川氏陣営としては、反民主票の受け皿として存在感をアピールできるかがカギとなる。

 もう一つの前回までの指定席、公明の石川博崇氏(36)は、支持基盤の創価学会を中心に票を固める組織戦を繰り広げる。公明は「常勝関西」を自認してきただけに、昨夏の衆院選の小選挙区で議席を失ったことは痛恨。陣営にとっては負けられない選挙で、「去年の悔しさがパワーにつながっている」と話している。

7121チバQ:2010/07/04(日) 00:41:58
http://www.asahi.com/politics/update/0702/TKY201007020320.html
握手・球場狙い…小泉チルドレン、必死のくら替え参院選(1/2ページ)2010年7月2日18時42分

 「郵政選挙」で衆院議員に当選しながら再選がかなわなかった小泉チルドレンが参院選の比例区候補にくら替えし、支持を訴えている。当時はメディアで連日報じられた「有名人」だが、それでも投票で自分の名前を書いてもらわなければ当選は遠のく。繁華街での握手1日3千人、野球場での呼びかけ……。あの手この手でアピールに熱を入れる。

 東京のJR渋谷駅前。たちあがれ日本の杉村太蔵氏(30)は6月25日昼過ぎ、道行く人に駆け寄っては、次々と握手を求めていた。その後ろを男性スタッフが追いかけながら、手にした小型カウンター(計数器)を押していく。握手した人数を数えるためだ。

 1日のノルマは3千人。この日も夜までに達成した。連日、JR山手線の駅前を中心に、演説と握手をセットにした運動を繰り返している。

 2005年の衆院選で自民党の比例候補になり初当選。様々な言動で話題を振りまいたが、昨夏の衆院選では北海道1区の党公認争いに敗れ、立候補を断念した。今回の選挙期間中は地元・北海道には一度も帰らず、東京での活動を徹底する。「支援組織がないため、頼みは無党派層。人が多い都心で一人でも多く人と会うことが決め手になる」

 自民党の片山さつき氏(51)は6月下旬の夜、明治神宮野球場(東京都新宿区)の前でビラを配っていた。ナイター観戦後、一斉に球場から出てくる人が目当てだ。5月の連休中に都内の球場で試しにビラを配ると、1時間で1千枚はけた。以後、「球場は穴場」と各地で足を運ぶ。

 05年衆院選で、小泉純一郎元首相の「刺客」として縁のなかった静岡7区に送り込まれ、初当選。だが、昨夏の衆院選では、支援者に土下座して支持を訴えても落選した。

 今回、地盤の静岡県や出身地の埼玉県などでは県議らを動員した選挙戦も展開する。だが、有権者の多い東京では頼れる組織が乏しく、有権者一人ひとりに直接訴える「完全に草の根型」の運動が中心だ。

 ビラ配りでは必ず、笑顔を振りまきながら、名前入りのフレーズを連呼する。「この夏は、柔(やわら)ちゃんよりさつきちゃん」(渡辺志帆)

     ◇

 〈参院比例区選挙の仕組み〉 有権者は政党名か候補者の個人名のいずれかを書いて投票する。全国の得票数の合計によって各党の当選人枠が決まり、党ごとに個人名の得票が多い順に当選する。今回の改選議席数は48で、計187人が立候補している。

7122チバQ:2010/07/04(日) 00:45:14
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20100703-OYT8T00007.htm
知事肩入れ3選へ思惑?
自民を支援 民主は反発 任期1年切る 進退なお沈黙
 三村知事の任期満了まで、先月28日で残り1年となった。周辺は「3選の意欲は十分」と読み取るが、本人は2日の定例記者会見でも沈黙を守った。今回の参院選や来年4月に予定される県議選の結果も知事選に大きく影響するだけに、知事や県議ら県政界関係者の動きが活発化しそうだ。

 三沢市のイベント施設で先月21日、知事の後援会発足式が開かれた。出席者によると、商工業者ら140人ほどの支持者を前に、知事は「感謝したい」と言って涙ながらに土下座したという。

 知事の動きはこれにとどまらない。先月27日には参院選の自民党候補の街頭演説に駆け付け、聴衆に支持を呼びかけた。知事は2日の定例記者会見で、「候補者とは親子3代にわたり一緒にやってきた」と個人的な理由であることを強調した。ただ、夫人は公明党の比例選候補者の集会でマイクを握るなど知事の代理として奔走。「これまでの知事選で支援を受けた自民、公明両党への肩入れで、3選出馬の布石だ」(自民党県議)とみる向きがもっぱらだ。

 今回の参院選では、自民党系の市町村長の多くが政権与党・民主党に気兼ねして、表だった支援を控えている。それだけに、知事の行動は突出している。

 一方の民主党県連は、知事選について独自候補の擁立を決定済み。今回の知事の自民党候補への肩入れについても、「民主党が政権与党なのだから中立を守るべきだった」(同党県議)との批判が渦巻き、今後の県議会で対立が激化する恐れもある。

(2010年7月3日 読売新聞)

7123チバQ:2010/07/04(日) 00:45:57
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201007020284.html
「あ行」候補が有利? 参院選の比例名簿 '10/7/2

--------------------------------------------------------------------------------

 参院選の比例代表で、2001年から採用されている「非拘束名簿式」。各党が届け出時に候補者の当選順を決めていた拘束名簿式と異なり、候補者名票を多く集めた者から当選が決まっていく仕組みのため、名簿の並び順は当落に直結しない。だが先頭の方が目立つのは間違いなく、五十音順を採用した党では名字が「あ行」で始まる候補が有利との見方がある。

 並び順は、各党が自由に決定しており民主、自民の二大政党は五十音順だ。民主党は「投票所で名簿を見たとき、意中の候補者の名前を確認しやすい」と説明する。

 ただ07年の前回参院選では、民主党の比例代表名簿の先頭に掲載された候補者が、同党でトップの50万票超を獲得。支援団体幹部は「“あいうえお効果”があったようだ」と認める。民主党の名簿先頭掲載候補は、01年は同党候補者中4位、04年も4位と、上位での当選が続いている。

 自民党では今回の並び順を決める際に「前回参院選で、名字があ行の候補者が滑り込んだため、いろいろ意見を言う方もいた」(同党選対本部)とされ、五十音順以外の並べ方も一時検討した。ただ前回参院選では名簿先頭の候補は落選しており必ずしも絶対的に有利とはいえないことから、最終的には五十音順を踏襲することで落ち着いたという。

 社民党は、原則として南北の出身地順で、3年おきの参院選ごとに「北から」「南から」と入れ替えている。今回は南からとなり、宮崎県出身の福島瑞穂党首が先頭だ。公明党は全国を7程度の独自ブロックに分けてそれぞれ重点候補を振り分けており、一部候補を除いて北からの振り分け順に並べた。

 共産党は現職の党幹部と最初に決まった候補を優先的に先頭の方に掲載。国民新党は現職1人を先頭に置いたが、新人、元職の候補者については公平を期して前回参院選と同様にくじ引きで順番を決めた。たちあがれ日本とみんなの党は候補内定順で、新党改革は五十音順。

7124チバQ:2010/07/04(日) 00:51:01
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003155845.shtml
県内首長悩む距離感 政党応援対応に温度差 

自民党の谷垣禎一総裁(左)とともに街頭に立つ井戸敏三兵庫県知事=6月28日、神戸市中央区(撮影・神子素慎一)

 政権交代後、初の大型国政選挙となる参院選で、兵庫県内の首長が政党との距離感に苦慮している。自身の選挙との兼ね合いで特定候補の応援に積極的に顔を出す首長もいれば、「公平性」に配慮し応援を自粛するケースなど、対応は分かれる。予算や要望面など政権与党民主の力は欠かせないが、地方議会で多数を占める自民や保守系議員との関係を維持したい首長も多く、「なるべく摩擦は避けたい」との思いが本音のようだ。


 昨夏の知事選で自民、公明、民主県連の推薦を得て3選した井戸敏三知事は「県政推進に協力してもらっている」と民主、自民の現職2人の支援を公言する。

 6月24日の公示日は双方の事務所をはしご。同28日にはJR三ノ宮駅前で、自民の谷垣禎一総裁とともに自民現職の街頭演説会でマイクを握った。近く民主現職の街頭演説にも立つ予定だ。

 政権交代直後の神戸市長選で、民主の単独推薦を受け当選した矢田立郎市長の立ち位置は微妙だ。市会で約3分の1を占める自民市議への配慮からか、3月の自民県連セミナーに続き、6月の県連大会にも出席し、「現職再選を」と訴えた。公示後は応援要請がないことを理由に、街頭や集会に顔を出さない“自粛型”を貫くが、民主県連の元幹部は「選挙の時ぐらい民主候補を応援するのが筋だ」と批判する。

 明石市の北口寛人市長は民主2人と自民の計3人を応援する意向。自身が元民主党県議で、3年前の2期目の選挙では民主のほか、自民からも推薦を受けた。3月に立候補の打診をされたみんなの党については「連絡もない」と静観の構えだ。

 県内で唯一、日本創新党の応援首長に名前を連ねたのは三木市の薮本吉秀市長。「地方の現場を知っている首長経験者が、その声を国政に反映させていこうという勇気ある行動に感銘した」と応援理由を語る。無党派を掲げる尼崎市の白井文市長は「政党応援しないのが私のスタンス」と等距離を強調する。

 一方、発言力で選挙戦に大きな影響を与える大阪府の橋下徹知事。昨年の衆院選では民主を支持したが、「今回はできる限りタッチしない」。参院選と同日選の大阪市議補選で、代表を務める地域政党「大阪維新の会」の「候補者支援に専念する」としている。

(藤原 学)

(2010/07/02 10:34)

7125チバQ:2010/07/04(日) 00:52:15
http://mytown.asahi.com/areanews/hiroshima/OSK201007010138.html
参院選の応援弁士、1人区優遇? 顔ぶれに党内事情 
2010年7月2日


応援弁士の知名度も相まってか、候補者の街頭演説会には多くの支持者が詰めかけた=尾道市

 参院選も中盤。広島選挙区(改選数2)に立候補した5氏の陣営にも著名人や党幹部らが応援にきている。すでに党首が駆けつけた陣営がある一方、思うように応援に来てもらえない事情もあるようだ。

 1日午後、JR尾道駅前。民主新顔の中川圭氏(52)の街頭演説に、五輪の柔道金メダリストで比例区候補者の谷亮子氏が姿を見せると、聴衆から握手攻めにあった。

 中川陣営では2日に樽床伸二・党国会対策委員長、4日に河村たかし名古屋市長を招く予定。選対幹部は「知名度のある弁士と一緒に訴え、本人の知名度アップと政策の浸透を図りたい」として、党幹部や閣僚クラスの来援を党本部に求めているという。

 同じ民主でも、現職の柳田稔氏(55)陣営で来援を予定するのは、3日の長妻昭厚労相ぐらい。選対幹部は「こちらは唯一の現職として、実績と具体的な政策で訴えていくしかない」。党県連幹部などによると、菅直人首相は自民と競り合う1人区中心に行脚する予定で、広島への来援予定は今のところないという。

 自民新顔の宮沢洋一氏(60)陣営では、加藤紘一・元幹事長が6月29日、三次市や世羅町で応援演説。「宮沢(喜一)内閣の時、官房長官を務めました」などと話し、支援を求めた。

 谷垣禎一総裁はすでに島根、鳥取、岡山に応援に入ったが、広島入りの予定は今のところない。党県連幹部は「応援が来るのは島根のような1人区ばかり。2人区は大丈夫と思われているのか、なかなか来ない」とぼやく。

 一方、共産は志位和夫委員長が同日広島市を訪れ、商店街で新顔の大西理氏(44)らの応援演説をした。約30分間の3分の1を、菅首相が言及した「消費税10%」にあて、「大企業優遇の税制こそただすべきだ」と批判した。

 幸福実現新顔の植松満雄氏(51)が1日夜に広島市で開いた個人演説会には、林雅敏幹事長らが駆け付けた。8日には石川悦男党首が広島市で街頭演説する予定という。

7126チバQ:2010/07/04(日) 01:10:51
http://mainichi.jp/area/chiba/news/20100702ddlk12010227000c.html
参院選’10千葉:公明、社民票は… 注目集まる45万票の行方 /千葉
 参院選が11日の投開票日に向けて選挙戦中盤に差し掛かるなか、公明、社民両党支持者の票の行方に関心が集まっている。ここ数回の参院選で、公明党が県内で得た比例票は35万票前後、社民党の比例票は10万票超。両党とも今回は県選挙区に候補を立てず、計45万票の動きは、県選挙区の戦いを左右しかねないからだ。【西浦久雄】

 「(選挙区と比例代表で票の)バーターがなければ(自民党と)協力する意味がない。覆水盆に返らずだ」。中盤戦をにらむ公明党県本部の幹部は、そっけない調子で言う。

 公明党は、昨年夏まで自民党と連立政権を組み、国政選挙で「選挙区は自民、比例は公明」と選挙協力を重ねてきた。だが、昨年夏の政権交代で下野したあと、両党は一定の距離を置いている。

 幹部は今回の参院選で「自民党から正式な推薦の申請は受けていない」とし、選挙区の投票先について現段階で指示は出していないとする。自民党県連の森英介会長が5月、県本部を訪ねる場面もあった。しかし、これまでに選挙協力について具体的な合意はない。

   ◇  ◇

 一方の社民党。

 「(候補の)主張が近いかなと思っていたら、公示後の新聞の候補者アンケートで、党是に反する回答があった」。そんな支持者からの声が、同党県連幹部の耳に入ってくる。

 昨年夏以降、民主党などと連立を組んできたが、普天間飛行場移設問題での鳩山首相のつまずきを受け、公示1カ月前の5月下旬、政権を離脱した。それ以来、民主党と距離を置き、向こうから推薦依頼も来ない。

 公式には手を結べない両党だが、外交・安保政策で違いの大きい自民やみんなに議席を渡すよりは、自分たちに近いグループも抱える民主と組みたい−−というのが、社民県連幹部の本音のようだ。しかし、実際の支援は難しいという。

   ◇  ◇

 今回の参院選県選挙区では、改選数3に対し、自民・民主が2人ずつ候補を立てて争っている。このほか共産党やみんなの党、新党改革などの公認候補を含め計9人が立つ。もし、民主、自民両党がそれぞれ2議席を取ろうと狙えば、「2人で合計100万票を目指さなければおぼつかない」と、両党の陣営関係者は言う。

 自民党は直近2回の参院選で、選挙区では公明との選挙協力などもあり、得票を90万票台に乗せた。だが、比例代表では最大74万票余りしか得ていない。

 民主党は参院選比例代表で、04年は100万票に届かず、自民に逆風が吹いた07年は110万票余りを得た。昨年の衆院選では文字通り大勝したが、今回はこれまでの政権運営への批判などから、無党派層の強い追い風は望めない情勢だ。

==============

 ◇参院選の県内得票
      民主党      民主党      自民党      自民党    公明党     社民党

      比例代表     選挙区      比例代表     選挙区    比例代表    比例代表

07年 110万4529 114万3643 74万4717  92万9096 34万4395 10万0444

04年  95万5774 118万7663 72万4032  94万4231 38万7886 11万9059

01年  62万1414  73万8445 86万2314 100万3931 35万6161 13万3356

98年  73万6276  75万1843 57万1122  73万0643 32万0114 15万0025

 ※選挙区の票数は民主、自民両党の公認・推薦候補が得た得票の合計。01年までの旧自由党の票は民主党に合算

毎日新聞 2010年7月2日 地方版

7127チバQ:2010/07/04(日) 01:11:43
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100702/stt1007021412000-n1.htm
【参院選】共産がテレビCMを断念 厳しい台所事情 ネット重点
2010.7.2 14:11

 共産党は2日、参院選用のテレビコマーシャル(CM)の放映を見送ることを決めた。「ソフト・イメージ路線」を突き進む同党はここ数年の国政選挙で、志位和夫委員長を前面に押し立てたテレビCMをPR戦略の一環として活用してきた。しかし、今回は厳しい台所事情の余波で予算削減を迫られ、テレビCMを断念せざるを得なくなった。

 共産党は3年前の前回参院選では最終盤の3日間、テレビCMを全国27都道府県で流し、昨年の衆院選でも他党と同様にテレビCMで支持を呼びかけた。

 今回の参院選でテレビCMをとりやめた理由について、党広報部は「若い層の支持拡大に本腰を入れるためにインターネット広告に重点を置くことにした。要はテレビCMは費用がかかる。費用対効果の問題だ」と説明している。党財政が厳しいなか、背に腹は変えられないというわけだ。

 主要政党をみると、民主、自民、公明、国民新の4党はすでにテレビCMを流しているか、今後活用する予定。一方、今回初めて参院選に挑むみんなの党や新党改革、たちあがれ日本は「カネのかからない選挙」を掲げ、党の主張を訴える動画をホームページに掲載するなどしている。“既存政党”の中で共産党は唯一、これらの政党に歩調を合わせることになる。

 しかし6月16日までの通常国会で成立するかに見えた、ネットによる選挙活動を解禁する公職選挙法の改正案は成立せず、インターネット利用も思うに任せないのが実情のようだ。

7128チバQ:2010/07/04(日) 01:14:35
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100701/plt1007011608005-n2.htm
タレント候補が大苦戦 “小沢芸能事務所”も壊滅状態2010.07.01

. 参院選(7月11日投開票)は中盤戦に突入。菅直人首相(63)の消費税発言が情勢に大きな影響を与えているが、こうした中、各党が浮動票目当てに擁立したタレント候補が、逆風にさらされている。専門家の分析では、民主党では大阪のタレント・岡部まり氏(50)や山口の俳優・原田大二郎氏(66)、自民党では秋田の元プロ野球選手・石井浩郎氏(46)が苦戦を強いられ、ほとんどの比例候補も伸び悩んでいるという。一芸に秀でた人々の巻き返しはあるのか。

 民主党は、小沢一郎前幹事長(68)の主導でタレント候補らを次々に擁立。比例では女子柔道五輪金メダリストの谷亮子氏(34)を筆頭に、五輪メダリストだけでも3人いるほか、女優、落語家、歌手など「小沢芸能事務所」(永田町関係者)と呼ばれるほど多彩だ。一方の自民党もプロ野球巨人前監督、堀内恒夫氏(62)や女優の三原じゅん子氏(45)らを比例代表で擁立した。

 しかし、主なタレント候補の当落を政治評論家の有馬晴海氏と政治ジャーナリストの角谷浩一氏に分析してもらったところ、現状では見事なまでに「やや劣勢」が並び、特に“小沢芸能事務所”は壊滅に近い情勢だ。

 角谷氏は「タレント候補の役割は終わった。今回のタレント候補大量投入の理由は、政治とカネを争点から消すことだったが、争点はすでに消費税や議員定数削減に移っている。定数削減でまず淘汰されるのがタレント議員だ」と指摘する。

 選挙区別にみると、民主では有馬、角谷両氏ともに茨城(改選2)で現職に続く2人目として立候補したアテネ五輪自転車競技銀メダリストの民主・長塚智広氏(31)や大阪(同3)の2人目候補となった岡部氏、山口(同1)の原田氏を「やや劣勢」と分析。自民では有馬氏が秋田(同1)の石井氏、角谷氏は東京(同5)の元キャスター、自民の東海由紀子氏(42)を「やや劣勢」とした。

 有馬氏は「自民王国の秋田も今は昔。菅首相になって流れが変わった。茨城は自民の地盤が強いが、民主の現職が日本医師会などの自民支持団体を一部切り崩しており長塚氏をリード。一方で、山口は衆院で有力議員が地盤を固め、自民が強い」と分析している。

 意外なのは、関西圏で人気のTV番組「探偵!ナイトスクープ」に21年間出演、抜群の知名度を誇る岡部氏か。のどを痛めて街頭演説をキャンセルするなど、誤算が続いている。有馬氏は「自民現職は個人的な人気がバツグンで、民主現職は事業仕分けの仕分け人としての効果が絶大。公明党候補も当選圏だ。岡部氏は思うように票が伸びず、陣営は困惑気味」と話し、角谷氏も「ここへきて評価急落。本人にしゃべらせない戦略が失敗なのでは」と言う。

7129チバQ:2010/07/04(日) 01:15:04
 実際、小沢氏直系の候補のためか、第一声に駆けつけた菅首相とほとんど目を合わせない姿が印象的だったほか、「自民党の調査」と称して永田町に出回っているA4判のペーパーには「オバちゃんウケが悪い」と書かれている。

 従来はタレント候補が多く当選した“ホーム”の比例でも、苦戦者が続出している。比例は簡単にいえば、(1)政党名か候補者名での投票の合計によって各党に議席数が割り当てられる(2)党のなかで候補者名での投票が多かった順に当選−という仕組みだ。

 民主は2004年は19議席、07年は20議席を獲得しており、今回も同数程度とみられている。当落のボーダーラインは04年11万票、07年7万票だった。一方、自民は1998年と07年の14議席を下回る見通しになっており、「20万票でも厳しい」(自民党筋)と言われる。

 この数字をもとに分析すると、民主では体操の五輪銅メダリスト池谷幸雄氏(39)、「おくさまは18歳」で知られる女優の岡崎友紀氏(56)、落語家の桂きん枝氏(59)、街頭演説で「飛んでイスタンブール」を熱唱する歌手、庄野真代氏(55)らがそろって「やや劣勢」。

 角谷氏は「演説で倒立やバク宙をする体操のお兄さんに有権者は『?』だ。庄野氏には『遊説はミニコンサートではない』という批判が広まっている」と話し、有馬氏も「組合や各種団体の候補が上位にきて、タレントが入る余地はない」としている。

 一方、現役続行表明で、「議員は片手間か」といった批判を集めている谷氏は、「子育てネタもウケて人を集められている。金メダリストの底力を発揮する」(角谷氏)と「優勢」。応援演説の要請がひきもきらないといい、全国行脚を続ける予定だ。

 また、自民党では堀内氏の評価が割れた一方で、三原氏が高評価だった。国民新党やたちあがれ日本、幸福実現党は議席を獲得できるかが微妙。みんなの党の元キャスター、真山勇一氏(66)は、当選圏内か。

 そもそも、タレント候補に対する有権者の視線は、選挙ごとに厳しくなっている。

 産経新聞とFNNの世論調査では、「タレント・著名人候補の活躍」に期待するかを聞いたところ、「期待する」と回答したのはわずか10・5%。逆に「期待しない」は85・77%と圧倒的な数字だ。

 民主党中堅議員はこうつぶやいた。

 「W杯で有権者の注目がタレント議員に集まらない。目くらまし批判も強い。選挙での使い捨てになってしまうかもしれない」

7130チバQ:2010/07/04(日) 01:16:27
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100702/plt1007021614002-n2.htm
【2010参院選・激戦区終盤情勢】宮城 民主・自民・みんな、残り1議席めぐり大接近2010.07.02
. 民主党の桜井充氏が一歩リード。残り1議席をめぐって、民主党の伊藤弘美氏、自民党の熊谷大氏、自民党推薦の市川一朗氏、みんなの党の菊地文博氏らが大接戦だ。

 「民主党は県連選対委員長を務めていた菊地が、みんなの党から突然くら替え出馬した。また、鳩山政権の大迷走もあって、『裏切り者と中央の混乱で、宮城は1議席も無理か?』と県連幹部を大混乱に陥いらせた。しかし、菅政権に代わって支持率はV字回復。まずは桜井が安定、次に伊藤も伸びつつある」(民主党県議)

 自民党も大混乱だった。というのは、県連では熊谷氏1人を擁立する方針だったが、党本部が市川氏を推薦。また、党所属県議38人中12人が市川氏支援を打ち出すなど分裂選挙ぎみなのだ。

 「一時は民主党に2議席奪われるのでは、との危機感が漂ったが、その危険は避けられそう。党本部が共倒れを恐れ、公認の熊谷にウエートをかけ始めたからだ。党本部から熊谷支援の職員部隊も仙台入りし、業界にテコ入れしている」と党関係者は自信を示す。

 党本部の方針転換に市川陣営からは不満も漏れるが、自民党本部は「そこは公認と推薦の違い」と突っぱねる。市川氏も出身地である栗原市で大集会を開き、敢然と議席奪取に挑む。

 みんなの党の菊地氏も、風次第では、まだ伸びしろがあると見て「勝負はこれからだ」と意気込む。菅直人首相から消費税論議が出て以降、内閣支持率は10%も急降下。菊地氏は「菅内閣は、財務官僚の掌で踊らされている!」と激しく批判する。

 「菊地の秘密兵器は、渡辺喜美代表の等身大パネル。その横で街頭をぶち、渡辺人気で風を起こし浮動票を狙う作戦」(県議会関係者)

 過去2回の参院選では、自民党と民主党が1議席ずつ分け合ってきた。現時点で、有権者の半数近くが投票行動を決めかねている。今回もこれまでと同様の指定席となるのか、あるいは一波乱が起きるのか。

 (ジャーナリスト・田村建雄)

 【宮城選挙区】(改選2)

 ▲菊地 文博50元県議    み新

 △熊谷  大35元中学講師  自新

  村上 善昭37党県役員   幸新

 ○桜井  充54医師     民現

  加藤 幹夫46党県副委員長 共新

 ▲伊藤 弘美36会社社長   民新

  菅野 哲雄61元衆院議員  社新

 ▲市川 一朗73元農水副大臣 無現

 (自民推薦)

 《記号の読み方》〇は「優勢」、△は「やや優勢」、▲は「やや劣勢」

7131名無しさん:2010/07/04(日) 01:17:12
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100704-00000003-jij-pol
比例候補を除名=たちあがれ
7月4日0時9分配信 時事通信

 たちあがれ日本は3日、参院選比例代表に擁立した足高慶宣氏を除名したと発表した。比例名簿からの削除に向け、総務省に対する手続きも開始した。これに関し、園田博之幹事長は「足高氏が尖閣諸島に上陸を試みようとし、取りやめを勧告したが、3日夕、西表島への渡航が確認され、除名を決定した。足高氏の行動は売名行為で、軽犯罪法違反、船舶安全航行法違反の恐れがあり、選挙期間中の法令軽視と受け取られる行動は看過できない」との談話を発表した。

7132山口新聞男:2010/07/04(日) 05:29:01
>>7117
3年前は、ここまで党幹部クラスや大臣は来なかった(そりゃ野党だから大臣はいないが)
たしか、最終日に羽田孜が来ただけだったかな
それに比べれば、まだ目をかけられるだけの戦いはできているということか

7133名無しさん:2010/07/04(日) 08:23:20
>>7091
なんだかこの記事は、着々と小沢が党内政局のために動いてるのを示してますね。
小沢が参院選で復権してしまうという可能性が濃くなっていますが、それを歓迎すべきか否か…。

>10日の一新会の会合では、これらを一つに束ねる勉強会を参院選直後に発足させることでひそかに合意。

7134チバQ:2010/07/04(日) 11:15:43
青森の終盤情勢でました

http://www.mutusinpou.co.jp/news/2010/07/12154.html
ニュース2010/7/4 日曜日
山崎氏ややリードも流動的要素/参院選本社世論調査


 11日投開票の参院選で陸奥新報社は1〜3日の3日間、県内有権者を対象にした電話による世論調査を行い、本紙独自の取材を加味して情勢を探った。本県選挙区(改選定数1)は、自民党元職の山崎力候補(63)がややリードし、民主党新人の波多野里奈候補(37)が激しく追う展開。二大政党対決のはざまで、たちあがれ日本新人の升田世喜男候補(53)、共産党新人の吉俣洋候補(36)、社民党新人の山田清彦候補(53)は伸び悩んでいる。ただ、調査時点で5割近くが投票する候補を決めておらず、情勢はなお流動的だ。
 国政返り咲きを目指す山崎候補は、即戦力となる実績を訴えながら県内旧67市町村をほぼ一巡。自民党支持層の7割近くを固めたほか、公明党支持層の約4割、民主党支持層の約1割に食い込んでいる。
 初挑戦の波多野候補は、議席死守を図る民主党が大物弁士を連日のように投入するなど知名度アップに躍起。ただ、調査時点で民主党支持層の約5割しかまとめきれておらず、無党派層への浸透も3割弱となっている。
 升田候補は民主、自民党支持層に食い込み、吉俣候補は共産党支持層のほぼ5割を固めたものの、いずれも伸び悩んでいる。山田候補は社民党支持層を固め切れておらず苦戦している。
 衆院選挙区別では1、2、3区で山崎候補がリード。4区は波多野候補が山崎候補と激しく競り合う。
 投票先を決めている人の男女別支持をみると、山崎、波多野両候補が共に男性の約4割の支持を得ている。女性からの支持は山崎候補が5割強、波多野候補は約3割だった。
 年代別では20代、30代で山崎、波多野両候補がほぼ互角。50代、60代、70代以上で山崎候補がリードし、40代は波多野候補支持が多かった。
 投票の理由については「政策」と答えた人が約3割と最も多く、「人柄」が2割強でこれに続いた。以下「政党」「政治姿勢」など。
 争点については全体の3割強が「景気・雇用対策」を挙げ「消費税など税制改革」が2割強でこれに次いだ。
 投票行動については「必ず行く」または「行きたい」と答えた人が9割近くに達し、参院選への関心は高いようだ。
 投票する候補、政党については「既に決めている」が51・5%にとどまり、投開票日まで1週間を残す調査時点で48・3%が「まだ決めていない」と回答した。
 調査は県内人口を基に性別、年代、市町村ごとの有権者を算出し、総有効回答(800人)に合致するよう、無作為に抽出した番号に電話をかけて調査した。

7135チバQ:2010/07/04(日) 11:17:00
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000001007040001
民主大物続々、自民・共産は対照的
2010年07月04日

 元民主党代表の岡田克也外相が3日、同党新顔の渡辺創氏(32)=国民新推薦=の応援のため、来県した。渡辺氏の応援としては公示後、小沢鋭仁環境相や馬淵澄夫国土交通副大臣らが次々宮崎入りしている。一方、自民現職の松下新平氏(43)と共産新顔の馬場洋光氏(41)は対照的に、これまで党幹部らの来県などはない。


 岡田外相はこの日、延岡市を訪れ、大型商業施設の近くで約600人(陣営発表)を前に演説。「改革を進めるのか、古い政治に戻すのかを決める選挙。勝たせて欲しい」と熱弁を奮い、渡辺氏も「力を貸して下さい」と訴えた。


 その後、岡田外相は宮崎市に移動。同様に大型商業施設近くで、約500人(同)を前に「口蹄疫(こう・てい・えき)問題に総力を挙げて取り組む」と述べ、渡辺氏とともに支持を訴えた。陣営幹部によると、口蹄疫の影響で大規模集会は控え、動員もしていないという。


 一方、自民の松下氏の陣営は党幹部らの来県を辞退しているという。担当者は「県選管から口蹄疫の感染拡大防止に関する要請を受けているため」と説明している。
 共産の馬場氏の応援としては5日、党沖縄県委員長の赤嶺政賢衆院議員(比例九州)が宮崎市を訪れる。ただ、今のところほかに党幹部らの来県予定はないという。

7136チバQ:2010/07/04(日) 11:33:27
たまには政策的なものを
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20100701/CK2010070102000112.html
2010参院選いばらき 政権交代の現場から<1> 『理解するが戦略ない』 コンクリートから人へ 
2010年7月1日

 「コンクリートから人へ」。民主党は昨年の衆院選で、「ハコモノ」建設から社会保障や教育などに税金の使い道の重点を移すという理念を掲げ、政権交代を果たした。八ッ場(やんば)ダム(群馬県)は建設中止の方針が打ち出され、子ども手当や高校の実質無償化が政策として実現した。

 県内の公共事業を取り巻く状況も変化した。県南地域を横断するように建設が進む圏央道。つくば中央インターから埼玉県境までの延長三十八キロは二〇一二年度の開通を目指すが、一〇年度の事業費は前年度より四割削減されて四十九億円となった。開通を当て込んで企業誘致を進める県からは、開通延期を心配する声も上がる。

 本年度の県当初予算ベースでの公共事業費は前年度比16・2%減の千百十二億円。平成に入ってから最低額で、ピークだった一九九八年度(決算額)の三分の一にすぎない。

 こうした中、建設業者の淘汰(とうた)に拍車がかかる。県建設業協会の会員は九七年度末の八百四社から減少し、今年三月末は五百八十二社。さらに六月までの三カ月間で、二十四社が倒産などを理由に退会した。

 県北で建設会社を経営する男性(44)は将来に強い不安を抱く。

 八年前、三代目の社長に就いた。黒字と赤字を単年度ごとに繰り返しながらも、売上高を伸ばしてきた。

 少子高齢化が進み、社会保障に重点配分する必要性は理解している。男性には私立高校一年と小学五年の二人の息子がおり、月額九千九百円の就学支援金、月額一万三千円の子ども手当を受け取る。だが、ありがたみは感じない。「目先のことばかり考えて、長期的に経済、国を成長させる視点がない」

 六月に支給が始まった子ども手当の対象は県内で約四十三万人。本年度の支給総額は約六百十億円程度(児童手当も含む)だ。

 県南地域で子育て支援活動をしているNPO法人「ままとーん」代表理事の鷲田美加さん(43)は「子育てを(社会として)奨励してくれていることはとてもうれしい」と話す。一方、財源は心配だという。「子どもたちが結局、負担を背負うことにならないか」

 参院選を前に、民主党は新しいマニフェストを発表した。その中で、菅直人首相は「第三の道」を掲げる。介護などの社会保障や観光、環境を成長産業とみなして重点投資し、雇用を生み、税収増で財政を好転させるというシナリオを描く。

 これらが確実な成長戦略となるのか。

 男性は言う。「社会保障が産業として根付くには何十年もかかる。地方の中小企業はどんどんつぶれてしまう」 (高橋淳)

   ◇  ◇

 民主党政権の誕生から十カ月。県民の生活はどのように変わり、どう受け止められているのか。四回にわたって現場の声を取り上げる。

7137チバQ:2010/07/04(日) 11:34:01
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20100702/CK2010070202000081.html
2010参院選いばらき 政権交代の現場から<2> 集団転作 維持難しく 農業者戸別所得補償制度 
2010年7月2日

 青い苗が育った田んぼと麦秋が、大地にモザイク模様を描く。県内有数の米どころ筑西市。梅雨の晴れ間、農家は転作の麦の収穫に追われる。「ここのコメは、新潟産コシヒカリにも負けない」。市中央部を管理する「田谷川土地改良区」の瀬畑恒雄理事長が田んぼを見つめ、日焼けした顔をほころばせた。

 七百五十戸の農家が組合員として加わる土地改良区は、県内でも数少ない生産調整(減反)100%を維持。耕作地を三つのブロックに分けて、ローテーションで回す「集団転作」だ。このやり方で、麦や大豆の転作作物の連作障害を防いでいる。

 小規模農家は大型機械を導入している大規模農家に生産を委託することで、耕地面積の三割に上る転作目標を達成し、市の「加算金」の助成を受ける。

 しかし、新政権下で始まった農業者への戸別所得補償制度で、「集団転作」が揺らぎだした。これまで助成金は地主に支払われていた。一方、作付面積十アール当たり一万五千円が定額交付される戸別補償制度は、耕作者が交付の対象となる。県内の交付対象農家は約八万四千戸。

 「地主にとって、土地を耕作者に貸すメリットがなくなってしまう。集団転作の維持が難しくなってきた」と瀬畑理事長。今年は、戸別補償を地主に返還することで生産委託の協定書を交わしたが、先行きは不透明だ。

 「今までやってきたところへ、急にはしごを外されたようなもの」。同市内の杉山善司さん(54)は、戸惑いを見せる。農産物の輸入自由化の波が押し寄せる中、農家の規模拡大、効率化を進めてきた自民党時代の農政に後押しされ、七年前に農業生産法人を設立。水田の作付面積は年々増え続け、約五十ヘクタールに及ぶ。このほか、二十ヘクタールで麦や大豆の転作栽培を依頼される。

 「小規模な農家を守るのも大切だが、未来への道しるべを示さないと後継者は育たない」

 減反から水田のフル活用へ。政権交代後の方針の大転換は、コメの消費が落ち込む中、食料自給率アップを掲げ、転作作物として輸入の割合が高い麦や大豆のほか、飼料米や米粉米の生産を奨励する。

 関東農政局茨城農政事務所は「小さな農家にも麦や大豆をつくってもらうことで、耕作放棄地増に歯止めがかかれば。大規模農家は経費を抑えることで、所得増も見込める。コメの生産を徐々に抑えながら、経営規模拡大への環境を整えていきたい」と理解を求める。

 JA北つくばの加倉井豊邦理事長も方針に理解を示し、今は過渡期と受け止める。

 「食料の自給率アップを図るには、農家への直接補償が一番。制度がまだ浸透していない面もあるが、説明すればほとんどの農家が納得してくれる」

  (原田拓哉)

7138チバQ:2010/07/04(日) 11:34:36
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20100703/CK2010070302000103.html
2010参院選いばらき 政権交代の現場から<3>支える形示せず 後期高齢者医療制度
2010年7月3日

 昨夏の衆院選茨城6区。街頭に立つ民主新人で元厚生労働省課長の大泉博子氏の横に、当時の原中勝征県医師会会長(現日本医師会会長)とともに、土浦市で内科を開業する三輪谷博史さん(52)が白衣姿で付き添っていた。

 七十五歳以上の医療保険を独立させ、保険料を原則年金から天引きする後期高齢者医療制度。県医師会は「老人が医者にかかれない」と、全国の医師会に先駆けて同制度に反対する立場から、制度の廃止を公約に掲げる民主支持を打ち出した。医師会の全面支援を受けた大泉氏が自民の衆院議員で元厚相の丹羽雄哉氏を破り、原中氏は「政権交代の立役者」と呼ばれた。

 だが、当時の鳩山由紀夫首相は国会で同制度について、「すぐに廃止できると思ったが、二年かかる」と答弁。廃止は二〇一三年度に先送りされた。

 これについて、三輪谷さんは「できてしまった制度を急に直すのもお金がかかるだろう。所得に応じた軽減措置が継続となったことで、当初懸念された悲劇的な例は少ないようだ」と話す。

 一〇年度の後期高齢者医療制度の保険料は、全国平均で被保険者一人当たり年額六万三千三百円(前年度比2・1%増)。三十一都道府県がアップした中で、茨城県はマイナス組に入り、四万六千九百九十二円で二千六百六十八円(5・4%)の減額となった。

 土浦市に住むパートの女性(69)は九十六歳の父親を弟と分担で介護している。父親の収入は国民年金が月約四万円、ほかに軍人恩給が同七万円。

 〇九年度保険料をみると、九割軽減の対象になっており、年額三千七百円が年金から天引きされた。

 額そのものは軽減措置で抑えられている。しかし、女性は「病弱な父は窓口で支払う医療費が多額で、年額三万四千二百円の介護保険料も加わる。負担の重さを実感しています」と語る。

 高齢者に重くのしかかる医療や介護費用。政権が変わった今も、社会全体で高齢者を支えていくための明確な処方せんは描けない。三輪谷さんは「内心じくじたるものがある」と話す。 (塙幸雄)

7139チバQ:2010/07/04(日) 11:35:20
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20100704/CK2010070402000095.html
2010参院選いばらき 政権交代の現場から<4>働く不安消えず 雇用・労働者派遣法改正
2010年7月4日

 「今度は正社員を目指そう」。ひたちなか市内の精密機器製造会社で働いていた男性(30)は三月、「派遣切り」に直面し決心した。

 同社の子会社である部品製造会社に契約社員として入社したのは二〇〇六年。親会社に派遣されたが、昨年二月、リーマン・ショックの影響で会社の業績が悪くなり、派遣契約を打ち切られた。

 この時は間もなく親会社の別の部署への派遣が決まったが、わずか一年で同じことの繰り返し。所属する子会社も景気低迷に伴い、正社員に登用されるかどうかはおぼつかない。不安もあるが「頑張るしかない」。

 〇八年秋のリーマン・ショック以降、社会問題化した「派遣切り」。茨城労働局の集計によると、同年十月から今年六月までの非正規労働者の雇用契約打ち切り、雇い止め、解雇などは六千三百六十四人に上り、就業形態別では派遣(44・3%)、産業別では製造業(89・9%)が最も高い割合を占める。

 こうした事態を受け、改正が求められていた労働者派遣法は今年四月、政府が国会に改正案を提出。首相交代などで採決には至らず、継続審議となった。

 ただ、改正案は、製造業派遣禁止も一年を超える雇用見込みがある契約には適用されない。また、仕事がある時だけ派遣元の派遣会社と雇用契約を結ぶ「登録型派遣」禁止は、事務用機器操作やファイリングが専門業務として例外とされ、一般的なパソコン入力や書類整理なども専門業務に含まれる可能性があり、「骨抜き」との批判がある。

 非正規労働者が一人でも加入できる「茨城ユニオン」(土浦市)の中村正書記長は「改正案は労働者の立場に立っていない。大切なのは安心して働けることだ」と話す。

 県南の県営住宅で暮らす男性(47)も昨年三月、約十二年働いたアルミ製品製造会社の受注が減り、請負会社を解雇された。製造業の正社員に就きたいと求職したが、年齢がネックになった。

 ハローワークで助言を受け今年六月、緊急人材育成支援事業を利用してホームヘルパー二級の資格を取得。就職活動中だが、新たな職への不安もある。男性は、この一年余りを振り返って言う。「政治家はもっと国民の方を見てほしい」 (北爪三記)

 =おわり

7140チバQ:2010/07/04(日) 11:46:44
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000341006290001
【公約の現場で】


(1) 介護
2010年06月29日


父の遺影は、介護していた寝室にある。「もっと良くしてあげればよかった」との思いが、今も鈴木さんを介護と向き合わせる=静岡市清水区

 「もう1年か」。27日、静岡市清水区の建具職人、鈴木一正さん(44)は、かもいに掛かる遺影に語りかけた。ちょうど1年前、父の義男さんが亡くなった。享年80。7年に及ぶ介護の末だった。


 妻の静枝さんが亡くなって2年後、義男さんに認知症の症状が出始めた。物忘れがひどくなり、息子の自分を「静枝」と呼ぶようになった。独身の身で、仕事と介護の両立はしんどかった。


 「ピーピーピーピー」。深夜、隣の部屋から電子音が響く。肺気腫を患う義男さんが、鼻に付けた酸素吸入用のチューブを外した合図だ。続いてうめき声。放っておけば、窒息してしまう。


 夜中、何度も起こされる毎日。「オヤジ、外しちゃダメだろ。何でわからないんだ」。言葉もきつくなり、手を上げることもあった。


 そんなとき、チューブを外して苦しむ父の姿を、うす笑いを浮かべながら眺めている自分の姿に気づいた。仕事で集中力を欠くようになり、指に大けがをした。病院でうつ病と診断された。


 「これでは、2人ともダメになる」。介護を始めて3年目、仕事を辞めた。


 国の調査では、30〜50代の独身者は、全国に約千万人(05年国勢調査時)。未婚化、晩婚化が進み、独身の子どもが、親を介護するケースが増えている。だが、支える仕組みは追いついていない。県内に約200ある特別養護老人ホームの待機人数は、1万人を超える。


 1人での在宅介護に限界を感じた鈴木さんも10以上の施設に入所希望を出したが、返事はいずれも「待機」。300人待ちの施設もあった。


 県内の特養などの定員は、過去10年間で2万人増えた。一方、65歳以上の人口割合を示す県の高齢化率は現在23%で、同じ期間に5・8ポイント上がった。とりわけ、介護の必要性が高まる80歳以上の伸び率が高く、定員増を上回るペースで、需要が膨らんでいるのが実情だ。


 鈴木さんは、近所の人に「何かあったら助けてほしい」と打ち明けた。すると、介護方法の工夫など、それまで知らなかった情報が集まるようになり、同じ境遇の人とも出会った。何より、いざという時、手を貸してもらえる安心感を得られた。


 昨夏の衆院選で、民主党は、介護労働者の賃金を月額4万円引き上げることを公約に掲げた。「全国どこでも、介護の必要な高齢者に良質の介護サービスを提供する」ためとしたが、まだ実現されていない。


 義男さんが亡くなってからも、鈴木さんは交流会に参加するなどして介護と向き合っている。政権交代で、何かが変わったという実感はない。介護を地域のみんなで支える仕組みと、自分の問題として受け止める社会をどうすれば実現できるのか。それを、ずっと考え続けている。


 亡くなる直前、義男さんの症状が一時的に改善した。その時のしっかりとした言葉が忘れられない。


 「お前も80になれば、おむつをすることになるかもしれない。みんな同じなんだ」(長谷川潤)


    ◇


 民主党政権下で、初めての本格的な国政選挙となる参院選。政権交代で何が変わり、変わらなかったのか。現場を訪ねた。

7141チバQ:2010/07/04(日) 11:47:16
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000341006300002
【公約の現場で】


(2) 子育て・教育
2010年06月30日


各自治体に設けられている子ども手当の申請窓口。母親らの間でも、評判は様々だ=島田市役所

 公示日前日の23日、島田市役所で子ども手当の申請を終えた女性(30)は首をかしげた。「望まれている子育て支援は、こんなものではないはずだ」


 2人の子供を育てながら会社勤めをしている。4歳の第1子が保育園に通うが、「うちは運がよかっただけ。入園の抽選に外れ、働きに出られないお母さんがたくさんいる」。使い道自由で子ども1人に1万3千円を出すよりも、保育園の拡充などお金では買えない環境整備を先にしてほしいと思う。


 島田市は子ども手当支給に合わせ、保育園の保育料や学校給食費の滞納世帯に対し、同手当から払うよう呼びかけている。これまでに計15万円ほどの回収に成功したが、滞納額は保育料だけで年約860万円にのぼる。


 滞納問題はどの自治体にとっても頭が痛い問題で、全国市長会は国に対し、「島田方式」のルール化を要望している。しかし、世帯数の多い自治体では対応が難しいのが実情で、保育料の年間滞納額が県内最高の4千万円超にのぼる静岡市は「島田方式にならって滞納者たちに個別対応することは、現状では無理」としている。


 静岡市の主婦(42)は3児の母。今春から長男(12)と次男(6)には子ども手当が支給され、長女(15)が通う高校の授業料は無償となった。「金銭的には助かる」と感じる一方で、「いつまで続くかわからないし、子どもの将来にツケが回る不安もある。限られた世帯だけが恩恵を受けていいのかな、との思いもある」。


 子ども手当と並んで、民主党政権が子育て支援施策の目玉とする公立高校の「授業料無償化」。だが、こちらは自治体間の新たな不公平性が浮かび上がっている。


 文部科学省の都道府県別の統計(2008年度)によると、経済的理由などで授業料を払わなくてもいい生徒の割合(減免率)は、静岡の県立高は2・3%と全国で最も低い。これまでは、減免分を差し引いた97・7%の生徒分の授業料が県の収入になっていた。


 ところが、無償化に伴い、授業料に代わる国の交付金は、減免率の全国平均値(11・5%)をもとに一律に計算される。このため、静岡県に入る授業料相当金は1割近く、約7億円減ってしまう計算となる。


 市立高校のある4市(静岡、浜松、沼津、富士)の減免率も1〜5%にとどまる。静岡、浜松両市は5月、「現行方式では他の行政サービスを縮小せざるを得なくなる」として、同じく減免率の低いさいたま、千葉両市とともに「生徒数に応じた授業料相当額の全額負担」を求める要望書を国に提出した。


 国は「減収の大きな自治体には、4年間は負担軽減措置を講じる」としているが、「詳細は不明で、減収分は光熱費などの経費節減に努めるしかない」(沼津市)、「自治体間の差がこれほど大きいのに一律計算する発想自体おかしい」(静岡市)などと、自治体側の不満は根強い。


 使途の制約もないまま、滞納世帯にも支給される子ども手当。授業料の減免率が低い自治体ほど、収入減を強いられる授業料無償化。不公平の是正策も財源確保の将来像も、まだはっきりと示されてはいない。(杉山圭子)

7142チバQ:2010/07/04(日) 11:47:50
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000341007010001
【公約の現場で】


(3) 農業
2010年07月01日


水田を見つめる小島登さん。「本当は米を作りたくないと思っている農家も多いはず」と話す=伊豆の国市韮山多田

 早苗が揺れる一面の水田に、ビニールハウスが点在する伊豆の国市韮山地区。小島登さん(65)は、約75アールの水田で米を、40アールのハウスでトマトを栽培している。


 水田からは昨年、10アールあたり8〜10俵の収穫があった。1俵(60キロ)の販売価格は1万3千円ぐらいで、肥料代や消毒費、機械の減価償却費などを差し引くと、収支はトントン。生活を支えてくれているのはトマトだ。


 それでも、小島さんは「自分はまだましだ」と思う。地元の仲間と減農薬で栽培する「エコ米」は、1俵2千円ほど高く売れる。コンバインなどの大型農業機械も仲間と共有している。しかし、大型機械も自分でそろえなければならない兼業農家にとっては、「米は作るだけ赤字」という人も多いという。


 民主党政権が食料自給率の向上をうたって掲げる戸別所得補償制度は、米作りなどの赤字分を農家に直接補填(ほてん)する制度だ。転作(減反)に参加するなどの条件を満たせば、10アールあたり1万5千円が農家に支払われる。


 今年度のモデル事業の加入申請は、6月いっぱいで締め切られた。ところが、農林水産省によると、県内からの申請は5月31日時点で3990戸。田んぼを持っている販売農家戸数は県内に約3万戸あり、出足好調とはいえない状況だ。静岡農政事務所は「県内は転作に参加する農家が少ないうえ、戸別補償のメリットが小さい小規模農家が多い」と説明する。


 小島さんも申請はしたが、あまり期待はしていない。「いつまでも続く制度とも思えない。もらわないよりはもらった方がいいという感じ」。冷めた反応の背景には、猫の目のように変わる農政への不信感がある。


 少し前までは、国は農業の大規模化を推進し、集落営農や中核的農家を優遇する政策が主だった。小島さん自身、数年前に仲間と法人をつくり、1ヘクタールの土地を集めてトマトを栽培する計画を立てた。ところが、あてにしていた国の融資制度が突然なくなり、計画を断念した経緯がある。


 「仲間うちでは、『国の農政の言うことを聞かない方がいい』と言い合っている。個人を育てるような農政は評価できる面もあるが、踊らされずに黙々とやるだけ」


 掛川市大東地区では、1998年に7集落約400戸の農家が農地利用改善組合を作って統合。農事組合法人「大東農産」を立ち上げて大規模農業に乗り出した。現在、作業員5人で約148ヘクタールの水稲や麦を栽培しているが、農政の行方に不安を感じている。


 国の農業農村整備事業費は今年度63%減り、来年度も縮小が確実視されている。同地区の4カ所で進んでいる用水パイプラインの整備事業などでも、完成に遅れが出る可能性が出てきている。


 佐藤育郎代表は「作業効率を維持するためにも基盤整備や農地の保守は必要。戸別補償は、個人の意欲を引き出すと思うが、大きい農家も農業を守っていることを忘れないでほしい」と話す。(中沢滋人)

7143チバQ:2010/07/04(日) 11:48:32
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000341007020001
【公約の現場で】


(4) 無駄・縦割り廃止
2010年07月02日


子育て支援センターで長男と遊ぶ女性は、「児童福祉政策には振り回されているだけ」と辛口だ=静岡市葵区城東町

 「待機児童なんて、私には遠い話だと思っていたけど……」


 静岡市に住む女性(28)は、「ママ友」の話に表情を曇らせた。9月に職場復帰を控えた友人は、1歳の娘のために第3希望まで保育園を申し込んでいるが、返事がまだ一つも来ないという。


 長男は今10カ月。自身も育休中だが、2歳になれば看護師として職場に戻らなければならない。三交代制で勤務は早朝から深夜まで及ぶため、幼稚園はとても無理だ。「保育園が決まらなかったら、沖縄の実家に娘を送らなきゃ」。そう悩んでいた友人の姿が、我が身に重なる。


 今年4月の県内の待機児童は486人で、昨年の364人から跳ね上がった。12年ぶりの高水準について、県は「不況のなか、働きに出る母親が増えたから」と分析。共働き家庭の増加で保育園の需要が増える一方なのに、幼稚園は少子化による入園者減に悩むというアンバランスは、全国的な傾向だ。


 民主党政権は「無駄遣い排除」をうたい、幼稚園と保育園の一元化に手をつけようとしている。補助金の縦割りを解消するため、幼稚園に対する文部科学省からの補助金と、保育園に対する厚生労働省からの負担金を「幼保一体給付」(仮称)に一本化。給付対象も「こども園」にまとめる構想を、2013年度から実現しようとしている。


 県子育て支援課は「少子化の中、数億円をかけて保育所を新設するのは現実的でない。幼稚園には空き教室もできているし、幼・保の保育内容は似通ってきている」と説明。待機児童解消の根本的な解決には、幼保一元化が欠かせないと強調する。


 ただ、国の「幼・保の垣根を取り払う」という掛け声に、現場には戸惑いも垣間見える。そもそも幼稚園と保育園では必要とされる設備が違う。幼稚園には運動場がある半面、保育園に必要な調理室や乳児室はない。こども園にひとくくりにした場合、均一なサービスをどのように提供するのかの道筋が示されていないからだ。


 県私立幼稚園振興協会の寺田浩司事務局長は「幼稚園が調理室一つを作るにも高額な投資となる。つくっても保育園児が入ってこなかったらどうするのか」と、幼稚園サイドの不安を代弁する。


 幼保一元化を巡っては、自民党政権下の2006年、幼稚園児と保育園児を一緒の施設で預かる「認定こども園」の制度が始まった。必要な保育施設を増築し、認定こども園となったばかりの幼稚園もある。関係者は「『こども園は必ずしも調理室はいらない』となるかもしれない。次々に制度が変わって、事業者側としてはたまらないでしょう」と話す。


 乳幼児を連れた母親が集まる静岡市の地域子育て支援センター城東。1歳の長男を遊ばせていた市内の主婦(27)は、長男もおなかの中にいる次子も、幼稚園に通わせるつもりだという。


 「幼稚園派」の親の間では、幼保一元化で幼児教育など幼稚園の良さが失われると懸念する声も根強い。ただ、この主婦は「『こども園』もよくわからないし、どうせまた変わる。政策がころころ変わって振り回される方が、子どもを持つ身としてはつらいですよね」と話した。(後藤遼太)

7144チバQ:2010/07/04(日) 11:49:06
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001007030004
参院選)公約の現場で(5) 雇用
2010年07月03日


職業相談の窓口には、途切れることなく求職者が訪れる=浜松市中区のハローワーク浜松

「政権交代で何が変わったのか。実感できない」
 選挙戦たけなわの6月29日。JR東静岡駅前のグランシップで開かれた就職面接会から出てきた静岡市駿河区の男性(41)は、肩を落とした。正社員を募集する数社のブースを回ったが、どの面接担当者も遠回しに「若い人」を求めているとにおわせた。


 2年前、給料が増えるからとの誘いに乗り、18年間勤めた水産加工機械会社を辞め、同業他社に移った。直後の世界不況で事情は一変した。


 昨夏の衆院選は民主党を選んだ。政権交代の実現に「これで景気は良くなる」と心を躍らせた。しかし、何も変わらないまま、昨年11月に退職を強いられた。


 妻は小学生と幼稚園児の2人の子どもを抱えながら、パートに出た。正社員を希望してハローワーク通いを続けているが、求人票の募集は「39歳以下」ばかり。40歳を超えた自分に合う求人はほとんどない。


 失業保険は今月で切れ、家族4人を養う蓄えはない。将来の教育費を考えると、不安が募る。「今月中に正社員の職が見つからなければ、パートやアルバイトで食いつなごう」。そう心に決めている。


 5月の県内の有効求人倍率は0・47倍。全国平均を16カ月連続で下回っている。昨年度の生活保護申請件数は5316件で、前年度の1・6倍に膨れあがった。
 国は雇用対策に「安全網の強化」を掲げる。昨年7月に始まった緊急人材育成支援事業は、非正社員など雇用保険を受けられない求職者を対象に、月10万〜12万円の生活費を支給しながら職業訓練を受けられる仕組みだ。民主党はマニフェストで「2011年度中に求職者支援制度を法制化する」とうたう。


 ただ、訓練を終えても、就職先が見つかる保証はない。県内で事業を手がける雇用・能力開発機構静岡センターによると、6月末までに1377人が訓練を受けたが、訓練終了から3カ月を超えた74人のうち、再就職できたのは半数以下の31人にとどまる。しかも、ほとんどが正社員ではなくパートやアルバイトだ。
 「雇用が増えず、再就職の展望が見えない中で訓練するよりも、すぐに就職したい」。働き口を増やしてほしいと願う求職者の思いと、制度のミスマッチを指摘する声も上がる。


 自動車などの輸出産業が集積する浜松市。ものづくりの町は世界不況の直撃を受け、ハローワーク浜松の有効求人倍率は県内平均をさらに下回る苦境が続く。


 同市南区の男性(35)は2カ月前、2年ほど勤めた建設会社を辞めた。バブル崩壊後の就職氷河期に愛知県内の大学を卒業し、飲食チェーン店の正社員になった。だが、会社の方針に付いていけず、数年で退職。以来、非正社員の立場から抜け出せない。


 失業給付はなく、生活保護を受ける。家賃を引かれ、手元に残るのは月7万円程度。節約のため、就職面接で磐田市や袋井市に行くのにも、自転車をこぐ。


 生活費を渡されて訓練も受けられると聞いても、ピンとこない。「お金をばらまいても、雇用は上向かない。その場しのぎに終わるだけだ」。ただ、消費増税だけには、絶対反対だ。「これ以上苦しめないでほしい」(滝沢隆史)=おわり

7145チバQ:2010/07/04(日) 11:55:44
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000871006260002
《民意の理由》(上)占冠から
2010年06月26日





村の中心部。参院選公示後も今のところ、候補者が訪れる予定はないといい、選挙戦ムードは高まっていない=25日午後、占冠村役場前、上田幸一撮影




■ぶれない護憲 好感――「弱者」多い村の「反体制」


 甚だ静かで平和な上流の場所――。アイヌ語の「シモカプ」から名前が付いた占冠(しむかっぷ)村は、北海道のほぼ中央に位置する。


 面積は約571平方キロメートル。東京23区に近い広さだが四方を山に囲われ、森林が約94%を占める。人口はこの10年で500人ほど減った約1200人。65歳以上が4人に1人いる。


 この地を国政選挙の候補者が訪れることはまれだ。参院選が公示された24日はいつものように静けさに包まれ、翌25日夜、候補者が乗っていない選挙カーが駆け抜けた。


 そんな占冠村は、国政選挙で社民党の得票率が高く、道内で抜きんでている。


    ○  ○


 村は名前の由来通り、平和に熱心とされる。1985年に「平和の村」を宣言。翌86年からは8月の「広島原爆の日」の平和記念式に、中学2年生を派遣し続けている。


 これらを支援するのが労働組合・連合占冠(約100人)だ。運動方針の柱に「平和・護憲」を据えている。


 「住民要求運動」という活動を続けている。日常的に村民の家を訪れ、「村営住宅を直して」「除雪を何とかして」といった要望を聞く。


 60代の男性は「彼らはまじめ。支持してるよ」と話す。連合占冠の松永英敬会長(42)は「先輩たちが作ってきた運動で、村民の理解を得られていると思う」と語る。


 先輩たちとは「地区労」のこと。村長・村議選で影響力を持ち、国政選挙では旧社会党、そして同党の分裂後は「絶対的な護憲」を掲げる新社会党を熱心に支持してきた団体だ。


 その流れは今に至る。


 新社会党員である村民は10人以上。連合の組合員にも党員がいる。ある組合員は党員ではないが支持者だ。「平和・護憲は誰かが常に主張し続けないといけない」


 だが、新社会党は近年の国政選挙で候補者を立てず、民意は平和・護憲の面で近い社民党に自然と向かう。


 50代の男性は「組合員から社民党への投票を頼まれたことがある」と打ち明ける。連合の草の根的な活動が、この地の強固な社民党支持につながっているようだ。


 一方で反発もある。自民党を支持する元村長の観音信則さん(82)は「連合が村の活性化を阻んできた」と辛辣(しんらつ)だ。ただ、「首相が1年で変わり、谷垣禎一総裁は強引さが足りない。自民党もだらしない」と複雑な心中を語る。


    ○  ○


 村にこれという主な産業はない。第三セクター運営で、特産のフキやワラビを加工・販売する山菜工場は経営が悪化。今月上旬、札幌の企業への譲渡が決まった。


 リゾート開発の先駆けとして27年前に開業した「アルファリゾート・トマム」は、運営会社の破綻(はたん)や後継企業の全面撤退などの曲折を経た。


 「士農工商だ」。自営業者の男性(53)は、今の世の中を村からそう見ている。


 「士」は公務員。食いはぐれず、天下りがなくならない。農家の「農」と起業家の「工」は、国から補助金を受けられる。自分のような「商」が一番しんどい。「カスミを食って生きてるよう」と苦笑する。


 こんなことになったのは自民党政権の影響が大きいと思う。「大企業を優遇する政治を続け、小泉政権で地方を切り捨てた」。だから去年の政権交代には期待した。


 しかも、平和・護憲で支持する社民党が連立政権に参加した。8カ月過ぎ、沖縄・米軍普天間飛行場の移設問題を契機とした連立離脱は当然だったと今も思う。


 とは言え、民主党政権への期待を失ったわけではない。変化には時間がかかるし、政治家の子息ではない菅直人首相にも期待感を抱く。


 でも社民党支持はやめない。それは「平和の理念がぶれず、一生懸命やっている」からという。


 連合の活動を支持すると言った60代の男性もこう話す。


 「この村は独居の高齢者や職を失って戻ってきたような弱者が多い。だから連合に味方するし、社民党を支持する『反体制』なんだよ」


    ◇


 道内の有権者は今の政治や政党をどう見ているのか。昨年の政権交代を経たこの参院選ではどう投票するのか。過去の国政選挙で特定の政党への支持が高かった占冠、新篠津、東神楽の3町村の「民意」の理由を探りつつ、その行方を追う。

7146チバQ:2010/07/04(日) 11:56:23
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000871006270002
《民意の理由》(中)新篠津から
2010年06月27日





参院選道選挙区の候補者の演説に耳を傾ける支持者ら。麦わら帽子や作業服姿の農業者の姿が目立った=新篠津村、吉本美奈子撮影




■農村育てた長期政権――巨費投入の見返りに票


 参院選が公示された翌日の25日午前。道選挙区に自民党から立った長谷川岳氏(39)は新篠津村の農協前にいた。


 「施設整備や基盤整備をして、農業の担い手を作るのが政治の役割だ」。農業者ら約50人を前に訴えた。


 聴衆の中にいた村の長谷川氏陣営の幹部(56)はその様子に満足げだった。「民主党が農業に理解がないのは明白。やはり新篠津は自民党となるのではないか」


   ○  ○


 人口約3600人の村は、札幌市の北東部に隣接し、全面積の72%にあたる5600ヘクタールを農地が占める。


 農家は290戸。コメが中心で、1戸あたりの耕作面積は全国3位(2005年)。だが、減反の影響で大豆や麦、野菜への転作も多い。


 「ここの歴史は土地改良の歴史」と東出輝一村長は説明する。元々「ブルドーザーも沈む」と言われた泥炭地。そこからこんな「農業の村」を作り上げたのは、自民党だったと言っていい。


 終戦直後、国は食糧難克服を目的に、この地を水田にする土地改良に着手。1951年から20年かけ、農業用水・排水路「篠津運河」(約23キロ)を完成させた。計210億円を投じていた。


 新たな土の投入・入れ替えや、水田の下に通す暗渠(あん・きょ)、用水路の建設も続いた。村や道のものも含め、つぎ込まれた予算はこの数年でも年間30億円前後。入植者の努力もあったが、自民党政権の支援があり、今の村ができあがった。


 その「返礼」が国政選挙での票だった。村の「もう一つの歴史」と言えるだろう。


 連立政権の時代に入った03年以降の5回の衆参両院選の比例区でも、自民党の得票率はいずれも道内全自治体のトップ3に入るほどだ。


 村出身で、全国農業協同組合中央会(JA全中)の会長を務めた宮田勇氏(74)は、自身の歩みを含めてこう振りかえる。


 「政権党に要望し、政策を維持する。選挙の際は農協の組合員たちに頼む。その繰り返しだった」


   ○  ○


 ところが、昨年の政権交代で事態は一変した。


 民主党政権は戸別所得補償制度や土地改良予算の半減などを繰り出し、自民支持層の切り崩しを仕掛けてきた。


 全国農政連は今回、参院選比例区について、自民支持から自主投票に変わった。道農政連も長谷川氏と民主党の徳永エリ氏(48)の「両者支持」を決め、村の農政連もこの方針に従うという。


 村の強固な民意にほころびが見えだしている。50代の男性農業者は「(民主と自民の)どっちに入れたらいいか考えてしまう」と打ち明ける。祖父の代から自民党。選挙のたび、候補者のビラ配りやポスター張りを手伝った。村の変容に、政権与党の絶大な力を見て、暮らしてきた。


 しかしその力は今、民主党にある。「自民党に義理を抱いているものの、政権与党を無視できない」と、ジレンマを抱えている。


 半世紀以上、持ちつ持たれつの関係を築いてきた党と村。その関係は崩れるのだろうか――。


 長谷川氏の演説を聞いていた農業池田信夫さん(67)は「土地改良予算を半分にしたのでは後継者は育たない。技術も次の世代に残せない。なのに借金をして予算をばらまくのはおかしい」と民主党を批判した。


 そして、「新篠津は農業、土地改良の村。保守でないとダメだ」と言い切った。

7147チバQ:2010/07/04(日) 11:56:58
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000871006290001
《民意の理由》(下)東神楽から
2010年06月29日





田畑に広がる新住民の住宅街。「二つの顔」が同じ支持の強さにつながる=東神楽町




■農家も新住民も支持――都市近郊、継続する選択


 道内第2の都市・旭川市の南東部に隣接する東神楽町。約70平方キロメートルの小さな町の所々には水田が広がる。新興住宅地が多く、あちこちで開発も進んでいる。


 この「二つの顔」が、国政選挙での民主党の強さを生み出してきた。2003年以降、国政選挙5回のうち4回、民主党の得票率が道内で5位以上になっている。


    ○  ○


 東神楽町を含む上川地方は戦前から農業が盛んだった。戦後間もない1947年、「農民の組合」と言われる北海道農民連盟(道農連)ができ、農業者は農協とは異なり、社会党を支持してきた。


 同じころ、この地を代表する政治家が生まれた。47年の旧村長選で当選した安井吉典氏(94)だ。


 58年に社会党の衆院議員に転じ、90年に引退するまで11回連続当選。衆院の副議長まで務めた。


 選挙での強さの源は農連の支援だった。「政党なんて関係なかった。おらが先生・安井党だった」と、東神楽農連元書記長の中田友春さん(78)は振り返る。


 安井氏が引退し、社会党も分裂。農連は民主党の支援に移り、東神楽農連もその流れをくむ。町の農家の減少に伴い往事を知る人も減るが、今なお残る「安井党」の多くは民主支持を続けている。


 一方、もう一つの顔である「ベッドタウン」。旭川寄りのひじり野地区を中心に、約20年前から宅地開発が進む。


 そこに新住民が流入して人口は急増。85年の約5700人が、今では9400人を超えている。


 地域に根ざした固い保守層とは異なり、「自民か民主か」との選択では民主を選ぶ傾向が強いとされる。蒔田敏雄町議(74)は「移住者に支持される形で、町は引き続き民主党が強い地域となっている」と解説する。


 「安井党」は減っても、それを補って余りあるだけの住民が増え、今なお民主の厚い民意が続いている。


    ○  ○


 町には25日、参院選の民主党候補が入り、選挙カーで回って支持を訴えた。対する自民党候補も26日に町を訪れ、中心部で街頭演説した。


 ゴルフ場のキャディーを務めてきた60代の女性は民主党に軍配を上げる。農業者でも新住民でもないが、自民党政権は「特定の業界に手厚い政策を推し進めてきた」と思う。「誰もが働きやすい社会がいい」。そんな思いから民主党に投票してきた。


 13年前にひじり野地区に移ってきた40代の男性公務員も民主党を支持。政権交代から9カ月が過ぎ、「大きく国が変わるものではない」と思うが、政策には共感できる。


 一方、農業をする60代の男性は自民党がいいと思う。「一時的な政策が多いし、現金支給でいいのか」と、子ども手当や農家の戸別所得補償制度に疑問を抱く。だから「再び自民党に政権を担ってほしい」と願う。


 「民主党の町」であり続けてきた東神楽。だが、この町で増えている人たちは、支持が移ろいやすい無党派の色合いを帯びてもいる。


 参院選でも民主への強い支持が示されるか――。その答えが出る投開票日は、12日後に迫っている。


(この連載は若松聡、古賀大己、霜田紗苗が担当。選挙戦で3町村の民意がどうなるかなどを改めてお伝えします)

7148名無しさん:2010/07/04(日) 12:03:07
ipadが1,000円糞ワロタwww
http://short.ie/5sqbbn

7149チバQ:2010/07/04(日) 12:06:18
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20100704ddlk08010082000c.html
選挙:参院選 激戦地ルポ 週末の県南攻略 2現職、支持組織固め優先 /茨城
 ◇県医師連盟関係者の演説会−−郡司氏/県議ら交代で選挙カー先導−−岡田氏
 参院選(11日投開票)の中盤戦の週末を迎えた3日、茨城選挙区に立候補した各陣営は人が多く集まる県南地区を中心に遊説や集会を開き、支持を訴えた。現職の2人は、郡司彰氏が支持団体の大規模集会に顔を出し、組織引き締めに徹したのに対し、岡田広氏は地元県議や支持者を交代で選挙カーの先導役に動員し、きめこまやかに遊説する“ドブ板リレー”を続けた。戦術的には対照的な2人だが、選挙戦中盤は一般有権者より、足元の支持基盤固めに重点があるという点は共通している。【参院選取材班】

 郡司氏は午後1時すぎ、日立市のショッピングセンター(SC)前での街頭演説を終えると、スタッフの運転する車で常磐道を南下し、同1時半から土浦市内で始まっている県医師連盟の個人演説会会場へ急いだ。3日は県北遊説の予定で組んでいたが、同連盟は県南地区の中核支持団体。しかもこの日は、昨夏の衆院選で「医師の乱」を主導した前連盟委員長で4月に日本医師会(日医)会長に就任した原中勝征氏も参加するとあって、ダブルブッキング状態で無理して演説会あいさつを押し込んだ。

 50分遅れで到着した郡司氏は参加者約200人を前に、自民から民主支持へ転じた同連盟の影響力をたたえ、「昨夏の政権交代の流れを今さら変えてはいけない」と改革継続を訴えた。原中会長も「官僚任せでなく、政治家自らが政治を行うようになり、よかった」と政権交代の意義を強調した。演説会終了後、郡司氏は常磐道を北上し、支持団体の集会へ。県連の佐藤光雄幹事長は「高速道路があるので県内どこにでも行ける」と語った。

 一方、岡田氏は、午前8時に牛久市を出発し、阿見町、土浦、守谷、取手の各市を5カ所の中継地点で先導役を交代しながら、選挙カーで支持を訴えた。同9時の牛久駅前の第一声と、午後6時に取手市内の大手スーパー前で行った締めの遊説の2カ所以外は、一般有権者に政策を訴える遊説は一切なし。選挙カーから降りることもなく、選挙区をくまなく走らせることを優先した。

 第2中継地の霞ケ浦高校前では、阿見町の先導役をした3区支部長・葉梨康弘氏の秘書・池田裕介さん(29)と、土浦市を担当する岡田氏の秘書、渡辺欽也さん(32)がバトンタッチ。先導を終えた池田さんは「昨年の衆院選挙とは手応えが全く違う。農家の人たちがたくさん手を振って応援してくれる」と手応えを語った。池田さんに「ご苦労さん」と声をかけ、労をねぎらった岡田氏は、通りがかりの有権者に握手しただけで、つじ立ちもせず出発した。

 昨夏の衆院選で自民県連は、同日選の知事選で橋本昌知事の対抗馬となる自民推薦候補を一方的に決めたため、党の地域支部の反発を招いた。岡田氏陣営のきめこまやかな先導役交代は、自民離れを起こした地域の支援者との関係を再び強化する狙いとみられる。

 大きな支持基盤のない新人候補は選挙戦中盤も、SCなど人の集まる場所に自ら出向き、遊説を続けている。稲葉氏は3日、取手市や竜ケ崎市内など県南地区を選挙カーで回った。吉田氏も同日、鹿嶋、かすみがうら市などの中心街で遊説した。大川氏は4日、JR取手駅西口や守谷市のSC前など、にぎやかな場所で演説する。長塚氏は、事前予告なく選挙カーや自転車を走らせ、自転車スーツ姿で汗を流す姿を有権者に見せる戦略だ。

7150チバQ:2010/07/04(日) 12:10:22
>>7100
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/182396
【選挙列島をゆく 6完】栃木 「みんな」恐れる二大政党
2010年7月4日 11:38 カテゴリー:政治
 「消費税を上げる前に、やることがあるだろう」

 みんなの党代表の渡辺喜美は、決まってこのフレーズで演説を切り出す。6月30日、栃木県那須塩原市の街頭でも野太い声が響いた。「民主も自民もバラマキ、増税路線だ」。容赦ない批判の矛先を二大政党に向ける。

 渡辺が地元栃木で、新人荒木大樹の擁立を決めたのは、公示のわずか3週間前。各種世論調査では、先行する民主現職の簗瀬進を自民新人の上野通子が追い、荒木が食らい付く展開とされる。

 荒木の出遅れは否めない。しかし、県内には渡辺の父、故美智雄の時代から根を張る後援会組織がある。ミッチーの愛称で親しまれ、一時は首相候補とも目された大物。系列の地方議員も少なくない。

 定数2だった6年前は民主、自民が議席を分け合った。今回は定数が1減。両党の陣営関係者は「渡辺の名は知れ渡っている。候補は無名でも台風の目になりかねない」と警戒を強める。

   ◇   ◇

 1日夜、佐野市であった簗瀬の個人演説会。民主政調会長の玄葉光一郎は、かつて自民にいた渡辺をやんわりと皮肉った。「政権にいるとき(改革を)やれたんですか? ほとんど手付かずで、新党をつくったら、いきなりそういう話。ちょっと違うよなあって感じがしますよね」

 渡辺の増税批判に神経をとがらせる簗瀬陣営。党代表の首相菅直人は、消費税率の引き上げを含む税制の抜本改革に意欲をにじませている。地元の衆院議員は「選挙戦で言うべき話じゃない」とあからさまに批判。参院予算委員長の簗瀬本人が、街頭で「消費税」に触れることはない。

 与党の過半数獲得は微妙な情勢。みんなの党との連携をもくろむ声が早くも、民主幹部から公然と出ている。

 応援演説で玄葉は、先走りがちな消費税論戦を意識して、「増税の前に無駄遣いをなくす」と訴えた。そして、みんなの党に秋波を送ることも忘れなかった。

 「増税の前にやることがある−。こう言っている方々、政党がある。まさにその通りだ」

   ◇   ◇

 元県議の上野を擁立した自民陣営も、みんなの党の動きに気をもむ。

 同党が荒木擁立を発表した直後、渡辺直系のベテラン県議で元議長の阿久津憲二が自民を離党。ほか数人の自民県議も荒木支援に回った。

 昨夏の衆院選。擁立候補の応援で全国を奔走した渡辺は、告示日の朝をのぞき、自身の選挙区を留守にした。にもかかわらず同党は、栃木県内で比例票約22万を獲得。一方の自民は約26万票止まり。約41万票を集めた民主に大きく水をあけられる一因となった。

 「オヤジ(美智雄)さんに物心両面で世話になった議員も多い。さらに切り崩されたら、地方組織は崩壊しかねない」。来春の統一地方選も見据え、自民県議らは組織の引き締めに懸命だ。

 党への忠誠か、渡辺家の威光か−。「突き付けられているのは、政策論と無縁の踏み絵だ」。古参の地方議員がうめくようにつぶやく。 (敬称略)

 =おわり

7151名無しさん:2010/07/04(日) 12:13:09
直接選挙情勢と関係ない人間模様は貼らなくていいよ

7152チバQ:2010/07/04(日) 12:13:53
http://mytown.asahi.com/areanews/okinawa/SEB201007020066.html
盛り上がらない参院選 民主批判一色、議論かみ合わず
2010年7月3日

 沖縄の選挙が盛り上がっていない。1996年の米軍普天間飛行場の返還合意以来、国政選挙では決まって県内移設の是非が争点になってきたが、今回の参院選はほとんどの候補が「県内移設反対」で一致しているためだ。名護市辺野古移設を掲げながら、独自候補を擁立せずに不戦敗を選んだ菅政権批判だけが熱を帯びている。

 「菅政権は消費税を持ち出して論点をずらし、沖縄問題から遠ざかろうとしている。許してはならない」。6月30日夜、社民の推薦を受ける無所属新顔の山城博治氏(57)は名護市での集会で訴えた。

 社民と民主は、今年1月の名護市長選でともに移設反対の稲嶺進氏を推して、現職を破った仲だ。民主県連は今も県内移設に反対の立場をとっているが、山城氏の集会に議員らが応援に駆けつけることはほとんどない。

 民主県連は沖縄選挙区で独自候補の擁立も検討したが、党本部に認められず断念。県連独自に山城氏への推薦や支援を表明する案も、党本部との関係悪化を懸念する声もあって、まとまらなかった。

 県連は「組織としては動かないが、それぞれの議員が個人で支援するのはかまわない」としているが、ある地方議員は「どう動いても今回は批判される。頭を低くしてやり過ごすしかない」。山城氏の陣営関係者も「支援を受けたら、民主党内のねじればかりが注目されかねない」と距離を置いている。

 一方の自民。6月30日に那覇市を訪れた自民党の大島理森幹事長は訴えの多くを民主批判に費やした。「有権者の選択をあおぐためにも、公認候補を出して県民に訴えることこそ民主主義ではないか」

 だが、「米軍再編の着実な実施」を掲げる党本部と県連がねじれを抱えている状況は民主と変わらない。自民現職の島尻安伊子氏(45)は1日にあった決起集会では「生活者の声というものを菅総理は本当に分かっていない」と政権批判を展開したが、普天間問題には「日米合意に反対を唱えていく」と触れただけだった。

 共産党が推薦する医師、伊集唯行氏(59)は「民主党政権が無条件撤去を言えないのは抑止力論にとらわれているからだ」と菅首相を批判。一方で、普天間問題で主張の違いの見えない山城、島尻両候補に対して「自民も民主も増税の大合唱だ」と、消費税論議で攻め立てる。

 立候補した4人のうち、県内移設容認の立場をとっているのは「日米同盟強化」を唱える幸福実現党公認の金城竜郎氏(46)だけだ。

 沖縄県では11月には知事選が予定されている。出馬に前向きな姿勢を見せている宜野湾市の伊波洋一市長が山城氏、仲井真弘多知事が島尻氏を推す構図だ。伊波氏は「(普天間飛行場の返還に日米が合意してから)政府は金で移設賛成の知事をつくってきた」と、県内移設反対を明言しない仲井真知事を暗に批判。これに対し、仲井真氏はあまり普天間問題に触れず、こちらも議論はかみ合わない。

 名護市で飲食店を経営する女性(49)は言う。「選挙が近いという雰囲気がない。沖縄への注目度を下げるという意味では民主党の狙いは成功ですね」

7153チバQ:2010/07/04(日) 12:15:19
http://www.sakigake.jp/p/akita/politics.jsp?kc=20100702d
比例3陣営、三様の戦い 非拘束名簿方式導入後初で手探り
 参院選の比例代表では本県在住の3氏が立候補し、党と候補者個人への支持を呼び掛けている。本県在住者の参院選比例代表への出馬は、2001年の非拘束名簿方式導入後では初めて。3陣営はそれぞれ、手探りで選挙戦を進めている。

 みんなの党新人の寺田典城候補(70)の陣営。公選法上はポスター7万枚の掲示が可能だが、「立て看板を設置するにも費用がかかり、スタッフ確保の問題もある」とし、印刷は2千枚にとどめた。選挙カーを走らせながら、住宅や企業などへ地道に掲示を依頼。今後は県外での遊説も視野に入れ、支持拡大を図る。

 たちあがれ日本新人の村岡敏英候補(49)の陣営は、ポスターなどを制限枚数いっぱい使用。証紙張りには150人を動員した。ポスターは立て看板や店先などに掲示。陣営幹部の一人は「候補者を知ってもらうため、やれることは全部やる」と語る。遊説はすべて県内で行い、候補者名の浸透を図る。

 共産党新人の佐藤長右衛門候補(66)の陣営は、候補者ではなく党の政策をアピールする統一ポスターを使用。期間中、3分の2は県外を回るとあって、日程調整など他県の党組織と連携。陣営幹部は「比例候補を出せたのは喜ばしいが、責任も大きくプレッシャーを感じる」。県内外からの幅広い支持獲得を目指す。

(2010/07/02 10:04 更新

7154チバQ:2010/07/04(日) 12:17:17
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100701/stt1007012351006-n1.htm
「小沢選対」フル稼働 秋の政局にらみ必死の選挙戦 (1/4ページ)
2010.7.1 23:51

このニュースのトピックス:小沢一郎

兵庫県朝来市を訪れた小沢一郎・前民主党幹事長=1日午後、兵庫県朝来市(彦野公太朗撮影) 民主党の小沢一郎前幹事長が参院選の公示後、8府県の山間部や島に足を運んだほか、抜き打ちで陣営幹部に電話をかけ、引き締めをはかるなど精力的に選挙運動を展開している。活動を支えるのが小沢氏の秘書チームだ。先遣隊として遊説の準備を進めるほか、全国6ブロックに分かれ、小沢氏が擁立した新人候補のてこ入れも図るなど、党選挙対策本部とは別に「小沢選対」がフル稼働している。

 「この世界に入って40年以上たち、馬齢を重ねてきたからそろそろ楽隠居する年なんですけども、自民党政治に取り残された地域社会に訴えながら、全国を回っています」

 1日午後、小沢氏の姿は兵庫県朝来市の山間部にある威徳神社の境内にあった。約100世帯の集落だが、報道陣も含め250人が集まった。小沢氏は熱弁をふるい「誤解されている部分も多いかと思いますが私は田舎育ちの単純な男です」と朴訥(ぼくとつ)さもアピールした。

 小沢氏は8日間で山梨、青森、香川、愛媛、山形、宮城、兵庫、京都の8府県を回った。いずれも街中から離れた場所を選び、青空集会を開いた。菅直人首相らが都市部を中心に回っているのとは対照的だ。

 「こんな遠くまでわざわざ来てくれたのか」と有権者を驚かせ、支持をとりつける小沢流だ。もちろんメディアの注目を意識し、集会の場所、カメラの位置なども計算しつくしている。

 26日午前、四国担当の秘書は愛媛県内にある民主党新人候補の事務所で、2日後に控えた小沢氏の瀬戸内行脚の日程を組んでいた。 政府が検討していた高速道路の新料金体系で、本州四国連絡高速の料金が他の高速道路より高くなるとの住民の懸念を聞き、訪問先として本四高速が通る同県大三(おおみ)島を選んだ。「だれも行かないところに行くことに意味がある」と秘書はもらした。

7155チバQ:2010/07/04(日) 12:18:08
 小沢氏は20〜40歳代の秘書6人を東北、中部、東海、近畿、中・四国、九州の6ブロックに分け、方面責任者として据えた。6人は小沢氏を支える議員グループ「一新会」のメンバー、地方議員らと連携し、地盤のない新人候補に「1日100カ所の街頭演説」「数万人と握手」などの「小沢イズム」を注入している。

 秘書たちは黒子に徹するため素性は伏せ、陣営の一員として有権者に接する。「ポロシャツ姿で事務所の掃除をすることもある。小沢氏の秘書とは思わないだろうな」(連合関係者)

 だが実際は小沢氏に細かく情勢を報告し、指示を仰いでいる。幹事長時代に擁立に踏み切った複数区の新人候補が苦戦しているだけに小沢氏も必死だ。

 「小沢です。どうだ、そっちの状況は」

 公示日の6月24日夜。大阪選挙区の新人候補、岡部まり氏の陣営幹部の携帯電話が鳴った。見慣れない番号に怪訝(けげん)に思いながらも出ると、小沢氏本人の声が響いた。慌てて情勢を報告すると小沢氏からは細かな指示が飛んだ。

 小沢氏は6月17日、自身の資金パーティーで「静かにしていろといわれたから静かにしている。一兵卒でがんばりたい。(参院選は)田舎の山やひなびた港町、大都会の裏町で静かに応援する」と語っていた。

 行き先はその通りだが、小沢氏は決して静かでない。背景には9月の党代表選がある。幹事長を辞任したからといって、擁立した候補の支援を怠れば求心力を失いかねない。代表選で主導権をとるためにも、昨年の衆院選と同様に「小沢チルドレン」を一人でも多く誕生させ、「新たな小沢シンパを作っていく」(周辺)必要がある。小沢氏も正念場を迎えている。(山本雄史、豊岡支局 山田淳史)

7156チバQ:2010/07/04(日) 20:59:09
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20100704ddr041010002000c.html
風はどこへ:’10参院選 気になる鳩山前首相 候補「応援に」「逆効果」
 参院選(11日投開票)で、鳩山由紀夫前首相(衆院北海道9区)が候補応援のため道内入りするかが注目されている。鳩山氏は2日夜、支持者の叙勲祝賀会出席のため前触れもなく地元入りしたが、候補を応援せずに東京へとんぼ返り。関係者からは「辞めたとはいえ、道内初の首相。応援に入ってムードを盛り上げてほしい」という声の一方で「政治とカネの問題があり応援してもらっても逆効果」と否定的意見も出ている。

 「(菅直人内閣の支持率は)鳩山さんあっての菅さんへの期待だと思う」。6月30日夕、鳩山氏の地元、室蘭市内のショッピングセンター前で街頭演説した民主党の候補は鳩山氏を持ち上げた。

 道内選出の国会議員として初の首相に就任した鳩山氏。室蘭や苫小牧など4市14町に十数万人の後援会会員がおり、昨夏の衆院選では20万票以上を獲得。小選挙区制導入以降の全国最多記録を更新した。次期衆院選への不出馬発言について「参院選で士気の低下につながりかねない」(地元道議)と心配する声もあるが、後援会幹部は「党派を超えて鳩山という政治家を支えてきた組織」と結束力を強調する。

 道選挙区(改選数2)は、民主が2候補を擁立して議席独占を狙う激戦区。候補陣営内にはこうした鳩山個人票を取り込みたいとの思惑がある。

 しかし6月24日の公示以降、候補応援のため遊説したのは大阪や徳島、熊本など9府県。道内での応援予定は今のところなく、民主党内でも賛否が分かれている。

 鳩山内閣で低落した民主党支持率が菅内閣発足を機に「V字回復」したこともあり、民主党道連幹部は「(首相辞任の一因となった)政治とカネの問題で有権者の不信はぬぐえていない。今は来ない方がいい」と話す。

 ただ候補陣営内からは「批判はあるが、道内でも人気は根強い。最終盤に鳩山氏に応援に駆け付けてもらいたい」と期待する声も出ている。【岸川弘明】

7157チバQ:2010/07/04(日) 21:13:23
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20100630ddlk15010060000c.html
「票流」どこへ?:’10参院選/1 農業 /新潟
 ◇将来見据えた農政を 「補償はいいが、土地改良カットされては」
 「所得補償はいいけど、代わりに土地改良の予算をカットされて、結局、困るのは農家。来年はどうなるのか」。コメ農家を対象にした戸別所得補償モデル事業の周知のため、農林水産省が5月、新潟市北区役所で開いた意見交換会。地元の専業農家、本間藤雄さん(53)は佐々木隆博政務官に問いただした。

 本間さんは北区と新発田市に計9ヘクタールの水田を持つ。越後平野の北部に位置する海抜ゼロメートル地帯で、新井郷川排水機場による常時排水が欠かせない特異な土地だ。

 排水整備を含む土地改良は、国の農業農村整備事業費で賄われてきた。だが、10年度予算で同事業費は、戸別所得補償に5618億円が確保された一方で、前年度比36%と大幅に削減された。その後、国の交付金で同78%まで手当てされたものの、来年度以降は不透明だ。本間さんは「命綱」を切られたことへの不安を訴えたつもりだったが、農水省から明確な答えは得られなかった。

   ◆

 23年前に本間さんが農業を始めたころ、コシヒカリの農協への販売価格は60キロで約2万4000円。それが、昨年は1万4000円まで下落した。知人から借りて農地を倍近くに拡大し、何とか当時と同水準の収入を保ってきた。

 当初は、政府による直接補償に期待した。12年ぶりに減反への協力を決め、今年から4ヘクタールを米菓や酒の材料となる加工用米に転作した。コシヒカリに10アールあたり年1万5000円が支給されても、加工用米の価格が低い分、最終的に収入に大差は出ない計算になる。ただ、どこまで米価が落ちるか分からないという不安の中で保険にはなると判断した。

 ところが、ふたを開けてみると、もともと農家にかけていた予算を「見栄えよく」付け替えただけに映った。「本気で農業を守っていく気があるのか」とあきれた。

 土地改良は国、地方自治体、農家の負担金で成り立つ。県農地部の担当者は「最悪、地方や農家の負担が増えるかもしれない」と国の出方を戦々恐々と見守る。

   ◆

 民主党政権は所得補償を来年度以降、本格化させ、対象を他の農作物や畜産、酪農、漁業にも広げる方針を示している。「次は何の予算を削って原資を作るつもりなのか。こんなやり方では続かない。もっと20年、30年後を見据えた農政を考えてほしい」。本間さんはくぎを刺す。

 会社勤めの長男(27)は、農業を継ぐか態度を決めかねているという。本間さんは「今みたいに先の見えないご時世だったら、おれだって継ぐかどうか分からないな」と寂しそうにつぶやいた。=つづく

   × × ×

 7月11日に投票日を迎える参院選。昨年夏の衆院選で政権交代に期待して投じられた票は、今回どこへ流れようとしているのか。農業、子育て、雇用など、将来への不安が山積する中、有権者の声を、主な候補者へのアンケートの回答とともに紹介する。【黒田阿紗子】

7158チバQ:2010/07/04(日) 21:14:05
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20100701ddlk15010296000c.html
「票流」どこへ?:’10参院選/2 子育て・教育 /新潟
 ◇高校無償化、恩恵少ないフリースクール 実態に見合った制度に
 長岡市のJR長岡駅近くにある雑居ビル内に、さまざまな事情で高校を辞めざるを得なかった若者が通う学校がある。フリースクール「葵学園」。私立の通信制単位高校と連携し、高卒資格を目指す約100人が学ぶ。

 通い始めて1年半になる女子生徒(17)は、1年の秋まで県立高に在籍していたが、いじめを受けて退学。それでも勉強は続けたくて学園に入った。週3日、個別や少人数の授業を受け、友達もできた。しかし、学費のことは気掛かりだ。「親は気にするなと言うけど、負担を掛けていると思うと申し訳ないなと思う」

 公立高の授業料(月9900円)を無料にする政府の高校無償化の恩恵は少ない。学園では1単位当たりの履修費が7000円。学費はコースによって異なるが、卒業までに必要な74単位をすべて学園で取った場合、年約40万〜90万円かかる。高校無償化で私立の単位制高校にも国から1単位4812円の支援金が出るが、年約30万〜80万円の負担は残り、公立高との差は大きい。

 葵学園の本田雄一郎代表理事は「学費面で差が開くほど、フリースクールに通いたくても言い出せない子も出てくるのでは」と心配する。

     ◆

 「私たちにとっては、何も変わらない」。長女(16)が新潟市内の公立高に通う女性(59)はそう漏らす。

 夫は6年前に自殺。内職をしながら家計を支えるが、年収は60万円程度。自治体の低所得者向け減免制度で長女の授業料は既に免除されており、今回の無償化のメリットはない。

 授業料以外にも、定期券代や修学旅行の積立金などが年15万円以上かかる。遺児に奨学金を貸与する「あしなが育英会」から月約2万5000円を受け、なんとかやりくりしている。「本当に生活が苦しい人に恩恵がなく、豊かな人と格差を生むことになる。かえって不公平と感じる」

 県立高の授業料減免を受ける生徒は05年度は3607人だったが、不況の影響などで09年度は約3割増の4845人に達している。

 高校時代から、あしなが育英会の奨学金を受けている新潟大3年の堀沢佳那さん(20)は、無償化で「誤解」が広がるのを心配する。4月、奨学金の基になる募金を街頭で呼びかけていると、「授業料がタダなんだから奨学金なんていらないだろ」とビラを破られた。「教材費など授業料のほかにかかるお金は多く、困っている人はたくさんいる。無償化は一律にするのではなく、もっと実態にあった形に見直してほしい」と訴える。【岡田英】=つづく

7159チバQ:2010/07/04(日) 21:14:48
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20100702ddlk15010002000c.html
「票流」どこへ?:’10参院選/3 拉致問題 /新潟
 ◇解決の意志ある議員は? 特定失踪者の家族も「時間ない」
 「やっぱり拉致なのかも」。糸魚川市の榊原冷子さん(59)は08年10月、北朝鮮に拉致された可能性がある行方不明者について調べている特定失踪(しっそう)者問題調査会(荒木和博代表)からの電話に、心を揺さぶられた。45年前に消息を絶った兄の藤田進さん(行方不明時17歳)を、拉致の疑いが濃厚とする「1000番台リスト」に加えるとの知らせだった。

 02年に日朝首脳会談で北朝鮮が拉致を認め、柏崎市や佐渡市などで失踪した5人の拉致被害者が帰国。知人から「すーちゃん(藤田さん)も拉致では」と指摘され、調査会に相談したものの、半信半疑だった。だが「北朝鮮にいるとの不確定情報がある」との発表に一瞬、60歳を超えた兄の姿を想像した。

     ◆

 藤田さんは1965年3月26日の夕方、糸魚川市青海(旧青海町)の自宅から約3キロ離れた映画館にハーモニカ演奏を聴きに行くと言って家を出たまま消息を絶った。

 内気な性格で学校になじめず、当時は県立糸魚川高校を休学中。4月から1年ぶりに2年生に復学する予定で、2〜3日前に友人と教科書を買いに行ったばかりだった。冷子さんは兄が「千葉の大学に行きたい」と言っていたのを覚えている。家出とは信じられなかった。

 その後、映画館には来ていないことは分かった。父松一さん(92年に死去)は東京や大阪に足を延ばして警察や議員に協力を依頼。新聞やテレビでも呼びかけたが手がかりは得られなかった。

 拉致の可能性が現実味を帯びて、もうすぐ2年になる。変化といえば、母フミさん(89)のもとに、内閣府から拉致問題に関する国会での発言をまとめた資料が届くようになったことぐらいだ。冷子さんは「国会議員はみんな『早期解決』と口をそろえるが、何も状況は変わらない。本当に自分の手で解決しようと思っている人がいるのだろうか」と肩を落とす。

     ◆

 特定失踪者は全国に約470人。そのうち拉致の疑いが濃厚とされるのは藤田さんら71人。県内ではほかに、佐渡市(旧新穂村)で74年2月に消息を絶った当時県職員の大沢孝司さん(行方不明時27歳)=新潟市西蒲区出身=もいる。

 大沢さんの兄、昭一さん(74)は中井洽拉致問題担当相が09年11月、政府による拉致被害者の追加認定を表明したことに期待した。「国が拉致と認めてくれれば、外交でも取り上げてもらえる」と思ったからだ。

 ただ、新潟市で拉致された横田めぐみさん(行方不明時13歳)ら拉致被害者の救出も膠着(こうちゃく)状態が続く。藤田さんのいとこの秋山健治さん(60)は「めぐみさんのことさえ解決しない状態では希望が持てない。時間がないのは特定失踪者の家族も同じなのに」と高齢のフミさんに目をやった。フミさんは、藤田さんの写真に目を落とし「一度は(家出と思って)あきらめたこと。覚悟はできている。本当のことを知りたい」と訴えた。【黒田阿紗子】=つづく

7160チバQ:2010/07/04(日) 21:18:07
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20100703ddlk15010039000c.html
「票流」どこへ?:’10参院選/4 雇用 /新潟
 ◇「アメ玉」公約に失望感 困難な再就職、派遣法改正先送り
 「ありがとう、大和」。身動きできないほどの人が集まり、涙と惜別の声に包まれながら、6月25日夜、大和新潟店(新潟市中央区)は66年の歴史に幕を閉じた。しかし、従業員にとって本当の苦難はここから始まった。

 1週間後の2日、中央区の朱鷺(とき)メッセで、ハローワーク新潟が大和の元従業員を対象に再就職説明会を開いた。約200人いた従業員のうち、残務整理に就く人などを除き187人が6月30日付で退社。その多くは再就職先が未定とみられ、説明会ではハローワークの担当者が雇用保険の申請手続きや再就職先探しなどについて説明した。

 「今までと同じ販売の仕事を探したいが、求人があるのか不安だ」(20歳男性)、「こういうご時世なので仕事を探すのは大変だと思うが、希望をもちたい」(49歳女性)と不安は消えない。

     ◆

 県内景気はアジア向け輸出や政府の景気刺激策に支えられ、持ち直しの動きが広がっている。しかし、公共工事の減少や欧州経済の低迷など不安要素も多く、実感は乏しい。雇用も厳しい状況が続き、5月の県内の有効求人倍率は0・52倍と低水準のままだ。

 ハローワーク新潟管内の5月の有効求人倍率は0・51倍で、大和元従業員の多くが希望する販売関係は0・46倍と、求人は2人に1件にも満たない。古川和春職業紹介部長は「求人は厳しい。希望職種を変えてもらう人も出るかもしれない」と話す。

     ◆

 新発田市の電子機器メーカーに派遣社員として勤め、09年1月に派遣切りにあった新潟市中央区の男性(47)は、知人の農作業を手伝い、愛用のパソコンの部品をオークションで売るなどして食いつないでいる。

 独身で、年金生活の両親と3人暮らし。派遣先では7年間、ドリルを研磨する仕事をしていた。しかし、08年9月のリーマン・ショック以降、仕事は激減。08年の暮れ、上司に呼ばれ「長く勤めてもらっているのに申し訳ないが、来月で辞めてもらう」と告げられた。

 雇用保険で生活し、それも切れると、貯金を取り崩した。「立場の弱い者がなぜ犠牲になるのか」。派遣会社と派遣先の会社との間で、自分が知らないまま、ずさんな契約が交わされていたとして、両者を相手取り、解雇撤回と社員の地位確認を求めて係争中だ。

 09年の衆院選では、投票所へ足を運んだが、候補者の名前を書く気にはなれず、白票を入れた。各政党がさまざまな公約を掲げていたが、「おいしいアメ玉を並べただけ」と感じたからだ。

 民主党の政権公約(マニフェスト)は、子ども手当、高速道路無料化などいずれも財源不足を理由に完全実施が不透明に。「やはりアメ玉だった」と失望感は強まるばかりだ。日雇い派遣の原則禁止などを盛り込んだ労働者派遣法改正も国会に提出されていたが、参院選の日程が優先されたため継続審議となった。

 「与野党とも足の引っ張り合いばかり」。男性は今回の参院選でも、どこへ1票を投じたらいいのか、答えは見つかっていないという。【小川直樹】=つづく

7161チバQ:2010/07/04(日) 21:18:54
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20100704ddlk15010003000c.html
「票流」どこへ?:’10参院選/5止 過疎 /新潟
 ◇山間地、見捨てないで 診療所は、郵便局は…先行きに募る不安
 「診療所と郵便局がなくなったら、ここには住まれんわね」。新発田市の中心部から南東へ約18キロ離れた山あいにある赤谷地域。地域に三つある集落の一つ、上赤谷(135戸)で1人暮らしする宮島靖男さん(81)がいま一番気掛かりなのは、月2回通う診療所と地域で唯一の金融機関、郵便局の存続だ。

 赤谷地域は65歳以上の高齢者が48・9%(08年度)を占め、高齢化率は市内一、1人暮らし世帯も多い。診療は市街地の開業医が平日午後の1時間半、赤谷公民館に出張して行っている。3年前、農協の出張所がなくなり、金融機関は赤谷郵便局のみとなった。2カ月に1度の年金振り込み日になると、地域のお年寄りたちで込み合う。その郵便局も民営化前の06年9月までは9人の職員が働いていたが、08年4月からは2人になった。窓口業務のみで、集配はしていない。

 上赤谷には20年ほど前まで、食料品を売る商店などが十数軒あったが、いまは酒店、菓子店、理髪店が1軒ずつあるだけ。宮島さんは3〜4日に1回、自ら車を運転して市街地まで買い出しに行くが、「運転できないからだになったら、どうなるのか」。不安は尽きない。

     ◆

 「きょうみたいに暑い日や雪の日は助かります」。梅雨の晴れ間が広がり、最高気温29度を記録した6月25日の金曜日。赤谷地域の滝谷集落(28戸)で1人暮らしする女性(71)は診察を終えると、公民館前で待っていた乗用車に乗り込んだ。

 赤谷地域では昨年9月から、住民による「ボランティア送迎」の取り組みが始まった。滝谷集落から診療が行われる公民館のある上赤谷集落まで歩くと30〜40分かかる。ボランティア送迎は、高齢者が買い物や通院する際の「足」として毎週金曜日に、住民が集落センターとバス停や診療所の間を自家用車で送迎する助け合いの活動だ。料金は片道50円。

 住民の有志が08年、地域の再生に取り組む「赤谷小学校区連携協議会」を発足させた。ボランティア送迎は、国土交通省の「『新たな公』によるコミュニティ創生支援モデル事業」の補助金を受けて始まった取り組みの一つだ。国から最大3年間の補助があり、08〜09年度の事業費は計500万円だったが、10年度は事業仕分けの対象になり、予算は9割減となった。同協議会は住民から運営費を集めてボランティア送迎を続けるという。

 「政治家は票を集めたいから、人がたくさんいるところで一生懸命訴える。山間地は見捨てる政治だ」と話すのは、協議会のメンバーの一人、星寿弘さん(72)。「市街地より山間地で暮らす方が交通費や冬の雪かき費用でお金がかかる。国には、例えば山間地の住民は税金を半額にするとか、還元するといった過疎対策に取り組んでもらいたい。山間部に住むメリットをつくらなければ、人は出ていくばかり」と嘆く。同じくメンバーの青山与司さん(68)も「人がいないところに道路や橋を造ってもったいないと言うけれど、日の当たらないところに日を当てるのが、本当の政治じゃないか」と訴えた。【川畑さおり】=おわり

7162チバQ:2010/07/04(日) 21:20:48
http://mainichi.jp/area/shimane/news/20100702ddlk32010403000c.html
’10参院選しまね:争点を歩く/上 子ども手当 /島根
 ◇財源見えず先行き不安
 県内トップを切って6月4日に子ども手当が支給された海士町。日本海に浮かぶ島の人情と自然にあこがれ、子ども連れで定住を目指す人は少なくない。

 イワガキ生産に取り組む片松剛さん(38)=同町海士=は「子どもが4人いるので助かる。ただ、来年ももらえるのか、心配だ」という。家族は、妻史子さん(37)と、長男(10)、長女(7)、双子の次、三男(5)。「自然の中でのびのび育てたい」と、今年3月、移り住んだ。

 町が空き家を改造して準備した家賃2万5000円の町営住宅で暮らす。移住には不安があったが、「子ども手当があるから、何とかなるだろう」と夫婦で話し合い、決断したという。

 それまでは、大阪で建設会社に勤め、年収は650万円程度だった。今は、高校の事務員として働く史子さんとの共稼ぎだが、収入は以前より4割ほど落ちた。島暮らしで支出も減ったが、生活に余裕はない。

 子ども手当は中学生までの1人当たり月1万3000円で、4人の子どもを育てる片松さん方では計5万2000円。以前の児童手当に比べ、受給額が2万2000円増え、期間も延びた。しかし、元々財源の裏付けがはっきりせず、11年度以降の満額(月2万6000円)支給方針が変更されたため、不安は小さくない。「子ども手当導入で、児童手当や控除が撤廃された。子ども手当自体への反対意見も根強い。もし、子ども手当自体がなくなったら、どうしようもない」

 むしろ、第3子以降の保育料無料という町の政策が頼もしく感じるという。剛さんは、「国に頼るより、自分の力で子どもたちを守っていかなくてはいけない」と気を引き締める。

  ◇  ◇ 

 05年9月にIターンし、夫と子ども3人の家族5人で暮らす伊藤由紀子さん(43)=同町崎。支給対象は2人で、月計2万6000円が支給されたが、全額貯蓄に回した。将来が不安だからだ。

 夫健(たけし)さん(46)は漁師。由紀子さんも在宅ヘルパーで、共働きだが、生活に余裕はない。収入から生活費や教育費を引き、子ども3人に学資保険をかけ、残った分は、貯蓄に回す。しかし、漁師の収入は海の状態に左右され、安定しているわけではない。

 高校2年生の長女美咲さん(16)は、公営の学習塾「隠岐國学習センター」に通う。月謝は月8000円で、負担は小さいが、進学後が心配だ。「大学生になったら家計がどうなるか。子ども手当は中学生までだが、お金がかかるのは高校生以降」という。

 国の財政が厳しい状況にあることは理解している。「自分の年金がどうなるか不安。そんな中で、子ども手当を出していいのか」と戸惑う。「未来の子どもにしわ寄せが来るくらいなら、保育所の充実など、将来につながることにお金をかけた方がいいのでは」と疑問を投げかける。

  ◇  ◇ 

 07年に千葉から大田に移住し、レストラン3店を経営する「LAUT(ラウ)」社長の秋森誠さん(39)。定住者を増やし、地域を元気にするには、若者が働ける場を作ることが必要だと考えている。「子ども手当は効果があると思うが、そのために消費税増税されるなら、消費が落ち込み、悪影響の方が大きい」

 子育てを家庭だけでなく、社会でも支えようという発想から導入された子ども手当。将来を見据え、地域活性化につなげる手だてが問われている。【目野創】

  ◇  ◇ 

 参院選(11日投開票)は中盤に入り、島根では4候補が論戦を繰り広げている。争点に浮上している問題の「現場」を歩いた。

7163チバQ:2010/07/04(日) 21:21:40
http://mainichi.jp/area/shimane/news/20100703ddlk32010531000c.html
’10参院選しまね:争点を歩く/中 高速道路整備 /島根
 ◇救急搬送に「東西格差」
 「『命の道』である山陰自動車道の早期完成は、石見部県民の安心にかかわる急務だ」。山陰自動車道未完成部分の早期整備・開通を求める「出雲・江津間高規格道路建設促進期成同盟会」会長の竹腰創一・大田市長は6月の総会でこう訴えた。今年度に入り「出雲部と石見部では、医師の偏在に加え、高速道路の偏在もある。医師不足の石見部にこそ高速が早く必要」と、国への陳情や県への要望でも繰り返している。人口約6万人の「大田二次医療圏」(大田市と邑南、美郷、川本3町で構成)の中核病院でもある市立病院が4月に救急告示を取り下げたことで、重症患者を高度医療の可能な出雲市へ運ぶ救急搬送が増加、出雲部への緊急ルートの有無が、文字通り生死を分ける可能性が高まったからだ。

 自動車で大田市から東隣の出雲市にまっすぐ抜けるには、国道9号の「仙山峠」で市境を越えるのがほぼ唯一のルートだ。山越えの坂道に急なカーブが連続し、ハンドルとブレーキの操作と速度の加減を誤れば、すぐに反対車線にはみ出す。今年5月10日には峠近くで乗用車とワゴン車が衝突し約40分間通行止め、その後も約1時間20分片側交互通行となる事故があった。取材で現場に向かったが、う回路がないため東西に最大5キロの渋滞が発生、容易に到着できなかった。6月26日にも正面衝突事故で約30分間通行止め、約1時間交互通行になるなど、月1回は不通状態が発生する「難所」だ。

 同病院では4月から外科と整形外科の常勤医師が不在となり、開腹手術など外科的処置が必要な救急患者は、高速道路やバイパスの無いこの難所を越え、出雲市の県立中央病院や、島根大医学部付属病院など市外へ搬送されることになった。

 大田市消防本部の石賀好喜・消防部次長の説明によると、4、5月の市外への救急搬送は103人で全体の43%、前年同期より17ポイント増加したが、その7割が出雲市内の病院行きだ。市立病院〜出雲市中心部の所要時間は普通に国道9号経由なら約50分だが、三瓶山〜出雲市佐田町を大回りするルートをとると、最低30分余計にかかるという。石賀次長は「一刻を争うような救急患者を出雲や松江の病院に運ぶのに、この難所以外に近道がありません。事故渋滞に巻き込まれたら、救える命も危険になる可能性があります」と不安を見せた。

 鳥取市と山口県美祢市を結ぶ総延長380キロの山陰自動車道。県内区間193・4キロのうち、供用されているのは46%の88・2キロに過ぎない。供用区間のうち62・2キロは安来市−出雲市を結ぶ連続区間。一方で石見部では、江津−浜田間の江津道路(14・5キロ)、浜田市内の浜田道路(5・9キロ)、益田市内の益田道路の一部(計5キロ)−−の各区間のみで、56・7キロが設計・調査・建設など事業中。未事業化区間は県内の4分の1の48・5キロでいずれも石見部だ。石見部の関係者が「偏在」「東西格差」と呼ぶ理由がここにある。

 国は今年度予算で、高速道路建設をはじめとする公共事業から、子育てや福祉分野への配分転換を図った。公共事業予算の削減額は1・3兆円で過去最大。県内山陰道の予算凍結は無かったが、森下博之・松江国道事務所長は「現在の状態では、何年の完成かをお伝えすることはできない」と、今後の見通しが不明確であることを示唆している。

 医療体制が縮小された大田市立病院の待合室で、内臓の出血で2年前に県立中央病院に搬送されたことがあるという同市大田町の女性(66)は、「『間に合わずに死ぬんじゃないか』と、不安はそれはそれは大きいものでした。田舎は道路が少ないからあきらめろ、というのは納得できません」と訴えた。【鈴木健太郎】

7164チバQ:2010/07/04(日) 21:22:21
http://mainichi.jp/area/shimane/news/20100704ddlk32010283000c.html
’10参院選しまね:争点を歩く/下 農業支援 /島根
 ◇揺れ続け展望開けず
 斐川町中洲のほ場で6月下旬、ハトムギの種まきが行われた。宍道湖の西に広がる斐川平野は、斐伊川の豊かな水と肥よくな土地に恵まれており、県内有数の農業の町として知られている。

 近年は米のほか、ハトムギやヒマワリなどの作物にも力を入れ、全国有数の産地となった。だが、畑の中を動き回るトラクターを眺めていた「おきす営農組合」(44戸)の飯塚節夫組合長(65)は「農業政策はくるくると変わる。安心して農業ができるようにしてほしいね」と複雑な表情を浮かべる。

 斐川町では美容や健康にいいとされ、国内で生産の少ないハトムギに着目。06年から米の転作作物として栽培を開始した。初年度は2・4ヘクタールだった栽培面積も09年には106ヘクタールまで拡大し、国内シェア16%の215トンを収穫。わずか4年で全国2番目の一大産地に躍り出た。

  ◇   ◇

 当初からハトムギに積極的だった同営農組合では今年度も町内トップの17ヘクタールで栽培に取り組む。だが、ハトムギを巡る環境は、政権交代により大きく変わろうとしている。

 自民党政権時代、同町ではハトムギやヒマワリなどを、地域独自に設定できる「推進作物」に位置づけていた。こうした取り組みを支援する国の産地づくり交付金を地域裁量で配分し、昨年はハトムギの作付面積10アールあたり3万5000円が国から助成された。

 しかし、民主党政権は戸別所得補償制度のの柱として、同交付金事業に代わって、水田利活用自給力向上事業を導入。自給力向上という観点から麦や大豆、飼料作物などを戦略作物に位置づけ、全国一律で2万〜8万円の交付金を設けることにした。一方、それ以外のハトムギなどは「その他作物」とされ、交付金は10アールあたり1万円に減額される。

 今年は激変緩和措置により、10アールあたり2万円が国から交付されるが、産地づくり交付金を当て込んで町独自の作物の生産を進めてきた関係者への衝撃は大きい。

 JA斐川町の石川薫営農部長は「マイナー作物にこそ、地域ブランドの出発点があると思う。だが、地域独自に戦略作物を決めることができなくなり、支援策としては説得力に欠ける」と手厳しい。飯塚さんも「地域の実情にあった政策を立てんと、地域の特色も出せん。はしごを外されたような感じもする」と嘆く。

  ◇   ◇

 それでも、民主党政権が鳴り物入りで導入した戸別所得補償制度は、一定の評価を受けている。石川さんは「我々が求めてきた政策に近い。消費者の低価格志向が強い中、適正価格で販売できない農作物への支援は必要だ」と強調する。

 飯塚さんも「差額を補償するという考えは悪くはない」と話す。その一方で、次々と変わる国の農業政策への不信感から、「政権が変わって1年もたってない。まだ分からんね」と、評価については慎重だ。「財源はどうなるのか。飼料米は10アールあたり8万の補償が出るというが、飛びついても、2年ほどたったら半分くらいになる可能性もある」と続けた。

 政権交代という大転換に伴い、農業の現場にも押し寄せる変革の波。石川さんは「5年後、10年後が見えない」とぽつり。関係者の不安は尽きない。【細谷拓海】

7165チバQ:2010/07/04(日) 21:29:46
http://www.kochinews.co.jp/10sanin/100704sanin01.htm
熱い〝高知市決戦〟 各陣営浮動票争奪に躍起
 後半戦に入った参院選。高知県選挙区で熱戦を展開する各陣営は、高知県内有権者の4割強が集中する高知市での支持拡大に躍起だ。全県選挙では常に県都の無党派 層の動向が情勢を左右してきただけに、各陣営は「高知市が勝敗の鍵を握る」と位置付け、浮動票の争奪戦にしのぎを削っている。

 高知県内有権者64万人3千人のうち27万9千人を擁する高知市。平成(1989年から)に入ってから7回の参院選で、県選挙区の勝者はいずれも同市でトップの得票。ここでの得票差で明暗を分けたケースもある。

 6月初旬に高知新聞社などが実施した県民世論調査では、同市の有権者の5割以上、無党派層(有権者の約3割)では7割が投票する人を「まだ決めていない」と回答。その動向が持つ影響力の大きさがうかがえ、各陣営にとっては〝脅威〟となる。

 再起を期す無所属元職の田村公平氏は高い知名度を生かして、公示初日、2日目と同市内を集中して遊説し、中盤、最終盤も重点的に巡回。支援企業への協力要請、電話やはがき作戦にも力を入れ、市内で2回の個人演説会を開く。

 自民党新人の高野光二郎氏の陣営、党県連も対策を増強。同市が地元である高野後援会をはじめ、党員や支援団体、市議、県議など組織力をフル稼働させる。5日には小泉進次郎衆院議員らが来援し、無党派層へのアピールを展開する。

 再選を目指す民主党現職の広田一氏の陣営は、郡部の支援者から市内有権者へのアプローチ作戦を徹底。演説会でも「市内の友人、知人へ呼び掛けを」と危機感を訴える。若い世代の多さを念頭に、子育て支援の訴えのウエートを高める。

 「消費税増税に断固反対」を前面に掲げる共産党新人の春名直章氏の陣営は、「高知市は無党派層が多く、小売店も集中している。訴えは響くはずだ」と分析。市内各地でつじ立ち演説を重ね、土日には比例代表の選挙カーも集中投入する。

【立候補者一覧はこちら】

(10年7月4日付朝刊)

7166チバQ:2010/07/04(日) 21:32:50
http://news.shikoku-np.co.jp/kagawa/administration/201007/20100703000106.htm
重点区、舌戦激しく/「党の顔」続々来援
2010/07/03 09:48
 参院選も後半戦に入り、勝敗の鍵を握る改選数1の選挙区を中心に与野党が過半数をめぐり競り合っている。共産新人、民主・社民・国民新が推薦する無所属新人、自民新人の3氏がしのぎを削る香川選挙区も、民主・自民が重点区に位置付け。両党とも元首相や党幹部、現役閣僚ら「党の顔」を次々に投入するなど、各陣営の対決ムードは日増しに激しさを増している。

 民主党は、公認候補並みの手厚い支援態勢。枝野幸男幹事長は6月29日、県内4カ所で街頭に立ち、「税金の無駄遣いを徹底的になくし、高齢者も子育て中の世代も安心して暮らせるまちづくりを行う」と訴え。鳩山由紀夫前首相は1日、改革継続の必要性をアピールしたのに続き、3日も個人演説会に出席する。

 小沢一郎前幹事長や玄葉光一郎政調会長、原口一博総務相、川端達夫文科相らに加え、菅首相夫人の伸子氏も来県。4日に前原誠司国交相、5日には菅直人首相も訪れる予定で、総力戦の様相となっている。

 社民党の重野安正幹事長は公示前、高松市内で「民主と国民新党と交わした共通の政策を実現する」とし、県レベルでの支援継続を約束。連合の古賀伸明会長は7月6日に、2回目の応援に入る。

 一方の自民党は、谷垣禎一総裁が3月以降で3回も香川入り。「民主党の乱暴な政治に歯止めをかけなければ、日本丸は沈没してしまう」などと与党の過半数阻止へ支持を訴えた。

 6月27日には、麻生太郎元首相が高松市内で街頭演説し、「(消費税増税について)使い道の説明もなく、取り急ぎお願いする民主党とは違う」と強調。無党派層に人気で、応援弁士として引っ張りだこの小泉進次郎衆院議員も2日に駆け付け、「野党の道を究めることが、政権奪回につながる」とアピールした。

 このほか、大島理森幹事長や小池百合子元防衛相が複数回にわたって来県。6日には石原伸晃元政調会長も訪れる。

 公明党は山口那津男代表が5日、高松市内で街頭演説を予定している。

 共産党は市田忠義書記局長が6月30日に来県。消費税増税に反対した上で、「雇用は正社員が当たり前。時給は法律で千円以上にすれば国の暮らしや、景気がよくなり、経済も発展する」と呼び掛けた。

7167チバQ:2010/07/04(日) 21:34:58
http://www.topics.or.jp/election/2010/07/127812435075.html
人気弁士、そろい踏み 民主・自民改革の3氏 2010/7/3 00:00
 激しい攻防が続く参院選徳島選挙区(改選数1)に2日、民主党・樽床伸二国対委員長、自民党・小泉進次郎衆院議員、新党改革・舛添要一代表の人気弁士がそろい踏みした。3氏は街頭演説を行い、詰め掛けた大勢の有権者に「負けられない戦い」とアピール。各党公認候補へのてこ入れ合戦を繰り広げた。

 午前11時半、徳島市内の藍場浜公園に小泉さんが姿を見せると、待ち受けた約3100人(陣営発表)は一気にヒートアップ。もみくちゃになりながら街宣車に上がった小泉さんは「自民党を強い野党にしたい。野党の道を究めることが、与党に返り咲く最短の道だ」と声を張り上げた。

 近くの歩道橋上やビルから演説に聴き入る人も。父親の小泉純一郎元首相ばりの身ぶり手ぶりを交えた演説に聴衆は「うまいねえ」「お父さんより上だ」と感心しきりだった。

 午後1時には徳島駅前に舛添さんが登場。「改革」の鉢巻きを締めてビールケースの上に立ち、「民主は表紙をかえただけで中身は全くかわっていない。自民にも改革する能力がない」と二大政党を批判し、「即戦力をそろえたわが党に任せてほしい」と訴えた。

 公示前も含め、今回の参院選で3回目の来県。各種世論調査の「首相にしたい人」でトップにもなった人気政治家とあって、演説後に駆け寄って握手を求める人も。舛添さんは笑顔で「頼みますよ」と固く握り返した。

 6月の民主党代表選出馬で一躍脚光を浴びた樽床さんは午後5時50分、吉野川市鴨島町のショッピングセンター前で演説。「皆さんもこの間までは『誰だ、こいつは』と名前も知らなかったでしょう」と笑いを誘った後、「民主党が反省をして出直すのが今回の参院選。ぜひ安定政権をつくらせてほしい」と力強く訴えた。

 演説後は候補者とともに、買い物客や支援者と次々と握手。「テレビで見るより男前やね」と持ち上げられ、笑顔もこぼれた。

7168チバQ:2010/07/04(日) 22:02:25
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/182397
【攻防―2010参院選】自公協力 変質 県議間の支援 濃淡 与党時代の蜜月関係遠く
2010年7月4日 11:42 カテゴリー:政治
 11日投開票の参院選では、野党になった自民党と公明党の選挙協力に変化が見られる。蜜月の与党時代は公明が選挙区で自民を推薦し、自民は「比例は公明」を支持者に徹底していたが、今回は双方の候補の後援会や支持団体レベルの協定にとどまっている。九州は全県で協力が成立したものの、地域によっては県議選をめぐる思惑なども絡み、実効性を疑問視する声が聞かれる。

 3日夜、福岡選挙区に自民から立候補した大家敏志氏の演説会に、公明の比例代表候補の秋野公造氏が駆けつけた。「同じ学年の42歳。力を合わせて頑張る」。ともに新人の2人は両手で握手を交わし、会場の参加者に連携を印象づけた。

 舞台裏では、両党が神経戦を演じている。

 福岡選挙区は、両党が県議選で競合しない地域の県議を中心に「票の交換」を図る。自民県議が公明に後援会名簿を提供したり、集会に秋野氏を招いたりし、見返りに公明が支持者に大家氏への投票を呼び掛ける構図だ。

 さらに公明は、県議選の競合地域でも自民県議に協力を求めてきた。かつてない動きといえる。

 公明党の支持母体・創価学会の動きも活発で、各地で協定を締結する場に学会幹部が同席した。「今年は、創価学会創立80周年と池田大作名誉会長の就任50周年の節目。絶対に負けられない選挙で、創価学会も相当焦っているのでは」と自民党関係者。序盤情勢で公明の伸び悩みが伝えられただけに、危機感もある。

 自民側も、公明の要請をすんなり受け入れているわけではない。

 「将来、公明が同じ選挙区に候補者を出さないとも限らない。敵になるかもしれない相手に名簿なんか見せられない」。ある自民県議は土建業界や自衛隊、宗教団体といった後援会の中核組織が入った名簿を差し出すことはなかった。

 「連立政権10年の選挙協力で、自民党国会議員の名簿は公明・創価学会に分析しつくされた。向こうの狙いは県議の後援会名簿だ」。警戒する自民県議。「きちっとやってくれた人には必ずお返しする」。来年春の県議選をにらんで秋波を送る公明県議。

 党本部同士の取り決めではないため、今回の参院選の自公協力は地域で濃淡がある。「選挙区で自民党候補のお願いはしない」(公明)「比例も自民」(自民)。それぞれ身内の支援に徹する県議も少なくない。

=2010/07/04付 西日本新聞朝刊=

7169名無しさん:2010/07/04(日) 23:21:45
>>7157-7164
だからこういうのは貼らないで欲しいんだけど
ニュースじゃなくて社説の域だ

7170チバQ:2010/07/04(日) 23:51:38
349:07/04(日) 23:11 lnSIccK/
【1人区(29)】
毎日 /// 民主:12 自民12 激戦5(青森、山形、香川、長崎、熊本)
時事 /// 民主:8(岩手、三重、滋賀、奈良) 自民:7(群馬、富山、石川、和歌山) 激戦:14(青森、山形、福井)
【2人区(12)】 民主11-(12)-13、自民10-(12)-12、みんな0-(0)-1
*長野:民主1議席確保。2議席目を自民vs民主で争う。
*静岡:2議席を民主、自民、みんなの取り合い。
*その他は民主、自民が1議席ずつ。

7171チバQ:2010/07/04(日) 23:55:19
>>7169
自分のこと(この板では)穏健派だと自称してるけど言わせて頂こう

はあ?なんで 名無しに指図されなきゃならねーんだ?

7172名無しさん:2010/07/04(日) 23:59:52
名無しかどうかは議論に無関係
やめさせる権限は誰にもないが、
批判すること自体を否定するのはおかしい。

7173名無しさん:2010/07/05(月) 00:06:39
で、何故貼るべきではないかというと
誰々がどんなことを言っている、というのを貼り出したら
一般人のブログを含めて何でもありになるからだ。>>7058-7059みたいに。
リンクならともかく、誰かの意見を全文を貼り付けるのを容認してたら荒れ放題になる。

7174名無しさん:2010/07/05(月) 00:20:35
どうでもいいけど、チバQとやらはもう少しリアル世界での生き甲斐を見いだした方がいいんじゃないの。
毎日毎日コピペって。。。そろそろ病気のレベルだぞ。

7175名無しさん:2010/07/05(月) 00:32:46
参院選関連のニュースなんだから問題ないじゃないか

7176神奈川一区民:2010/07/05(月) 00:51:04
○江本氏に闘魂ビンタ!猪木氏飛び入り応援

国民新党比例代表候補で元阪神投手の江本孟紀氏(62)が3日夕、JR札幌駅南口で行った街頭演説に、
スポーツ平和党時代に共闘したアントニオ猪木氏(67)が飛び入り参加した。江本氏の演説途中、黒塗りの
ハイヤーが止まり、赤いマフラーを巻いた猪木氏が両手を挙げて登場。「元気があれば札幌にも来る」と
唱えて「元気ですかぁー」と大声で一喝。200人前後だった聴衆が一気に1000人以上に膨れ上がった。

選挙スタッフを豪快にビンタで張り飛ばし、さらに江本氏にも闘魂ビンタを見舞った。「最近は日本に元気がない。
選挙カーも元気がない」と怒りをぶちまけ、最後は江本氏と一緒に「1、2、3、ダァー」と絶叫して、待たせた
ハイヤーに乗り込み、ススキノ方面に消えていった。江本氏は「これで選挙を乗り切れる」と赤く腫れたほおを
さすっていた。

□ソース:ニッカンスポーツ
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20100704-649288.html

7177とはずがたり:2010/07/05(月) 01:06:33
>>7169-7175
管理人として云わせて貰うとチバQさんの書き込みは大変有り難く思ってます。後から役立つこと多し。こういう特集記事も有益です。
名無しさんも文句着ける前にニュース記事貼り付け手伝ってくださいw

7178名無しさん:2010/07/05(月) 05:37:25
>>7169-7175
管理人さんから
> 一般人のブログを含めて何でもあり
とのご意見です。
ブログだろうが2ちゃんのカキコミだろうがじゃんじゃんコピペしてあげませう。

7179名無しさん:2010/07/05(月) 07:58:29
管理人とはずかたり氏はアーカイブとしての目的も各スレッドに持たせているようだから、チバQ氏の新聞記事コピペにケチつけるのは筋違いでしょう。
基本的に、とはずがたり氏はレス削除やアクセス禁止などはしない方針のようですが、宣伝や荒らし目的のマルチポストの類はその限りではないようですね。

7180名無しさん:2010/07/05(月) 08:22:52
>>7178
> 一般人のブログを含めて何でもあり
これは、>>7173の名無しの意見であって、管理人の意見ではない。
管理人は>>7177
>特集記事
>ニュース記事
としか書いてない。
捏造はよくないね。

7181和子夫人 ◆VVOQ3pMvHY:2010/07/05(月) 10:07:46
>>7169>>7174
私からも言わせて僭越ながら言わせてくださいネ
この掲示板は巨大掲示板と違ってアーカイブとしての機能も持ち合わせています。
特に情報が希薄な地方選の情報はリンク切れが多いために、
チバQさんのような方の地方紙のコピペ情報が大変重要になってきます。

>>7171
今後もコピペよろしくお願いしますね。

>>7177
巨大掲示板アクセス制限がかかっている為に、この板の特に選挙予想板を発信源としているために
心無い書き込みが増えているみたいですね、ご迷惑をおかけしています。
2週前から

7182名無しさん:2010/07/05(月) 10:14:28
チバQさん頑張ってね。
ってか、参院選の選挙期間にそういうこと書くとかなんなの(笑)。
逆に褒められるレベルだろ。
あとから参照できるんだし。

7183名無しさん:2010/07/05(月) 10:34:29
俺の部落ではもう農業だけじゃ食えなくて専業なんてほとんどいない
みんな近くの工場で働く兼業がほとんど。
それでも土地改良が必要だと農協は言うが喜ぶのは土建屋と農協だけ。
今更専業に戻れる訳でもないのに無題使いするなと言いたい
稲作も自分と親戚・知人の分だけ作るようにして残りは休耕地だよ
農業では食えないのが現状。なにが土地改良だ。馬鹿

7184栃木都民:2010/07/05(月) 10:54:54
>>7183
土地改良は本当に不要だと思う。実際、工事を行うのは農家の息子が作った零細な業者が多い、だから、工事もけっこういい加減。
農協だって、農業をやりたくない息子や娘を引き受けているのは、誰もが知っていることでは。
結局、手間かけても農協を通せば他の手抜き米と同じ評価になるので、やる気のある農家(あればの話)は農協を見放す。
実際、農協を通すより、ジョイフルなどの方が農薬、肥料は安い。

7185名無しさん:2010/07/05(月) 10:57:07
この不況下でも都の職員の平均ボーナスは80万円でした。国民のみなさま
納税義務があるのを知っていますね。これからも私たちの生活おいっきり
贅沢させて頂きます。冬のボーナスは100万円は下りません。ケケケ

7186チバQ:2010/07/05(月) 22:49:02
和子夫人からコメント頂けるとは!ありがとうです

7187チバQ:2010/07/05(月) 22:49:40
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100706k0000m010083000c.html
参院選:33選挙区で自公協力 統一選にらみバーターも
 自公政権時代、「選挙区は自民、比例代表は公明」と互いの支持者に呼びかけてきた両党の選挙協力。野党転落に伴い公式には解消したが、今回の参院選では全体の7割の計33選挙区で地域レベルの協力関係が続いていることが毎日新聞の取材で分かった。改選数1の1人区を中心に民主、自民が激戦を繰り広げていることが自公協力に拍車をかけているとみられる。ただ、公明党側には「見返りが少ない」との不満もくすぶり、来年4月の統一地方選での協力を約束して比例票の「バーター」を求めるケースも出始めた。【中田卓二、岡崎大輔、宇多川はるか、竹花周】

 公明党の山口那津男代表は参院選前に「党対党の選挙協力は考えていない」と明言し、自民候補の推薦を見送った。だが、地域レベルでの協力は容認し、各地で「友党関係」は続いている。特に、29ある1人区では23選挙区で協力が成立。毎日新聞の中盤情勢調査によると、そのうち12選挙区で自民候補が優勢、4選挙区で民主候補(推薦も含む)と接戦になっている。

 四国・九州では、2人区を含む12選挙区すべてで自民党の選挙区候補と公明党の比例代表候補の後援会同士が政策協定を結んだ。佐賀では6月16日、自民党の選挙区候補、福岡資麿氏と公明党の比例候補、秋野公造氏を励ます会が開催され、福岡氏は「秋野候補と一緒に国政に送ってほしい」と訴えた。

 だが、自民党の「ご当地候補」として前衆院議員が比例代表に立候補した香川、福岡両選挙区では「比例は公明」の実効性を公明党側も疑問視。鹿児島では県農政連が政策協定を仲介したが、農業票が公明党に流れるかは未知数で、同党関係者は「こちらが票を出すばかりだ」と漏らす。

 一方、自民党県連と公明党県本部が実質的に協力し合ったり、統一地方選の協力を担保に自民党の地方議員が支持者に「比例は公明」と呼びかける「非公式協力」も21選挙区に広がっている。

 民主党が候補を2人立て、自民党やみんなの党などと争う愛知。自民党の名古屋市議は公明党関係者から「次は一生懸命やらせてもらいます」と統一地方選の協力を持ちかけられ、同党県議から「比例で公明党への投票を呼びかけるはがきを党員に出してもらえないか」と何度も頼まれたという。この市議は「自民党の比例候補4人からも応援を頼まれているのに」と困惑気味に語る。

 自民候補が民主候補を追う鳥取では石破茂政調会長が街頭演説で公明党の比例候補の名前を挙げ「外交の見識があり、福祉の問題にも通暁している。皆さまのお力をたまわるようお願いする」と呼びかける場面もあった。

 毎日新聞が2〜4日に実施した全国特別世論調査では、公明党が候補を立てた埼玉、東京、大阪を除く44選挙区の公明支持層の回答を集計したところ、51%が選挙区で自民候補に投票すると回答。政策協定の成立した四国では61%、九州も60%に上った。44選挙区のうち、自民党が地元出身の元プロ野球選手を比例代表に擁立した山梨など11選挙区では協力が成立しなかった。

7188チバQ:2010/07/05(月) 22:54:22
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1677007.article.html
支援構図混迷、揺れる郵政票 参院選佐賀
旧特定局長ら思い複雑


 郵政民営化の是非を争点に自民党小泉政権下で行われた2005年の衆院選で自民を離れた「郵政票」。佐賀県では、05年衆院選は自民を離党した候補を支援、07年参院選は自主投票、09年衆院選は選挙区で民主と自民に支援が分かれるなど、支援構図は混迷した。今回の参院選では国民新党が推薦する民主候補の支援に動くが、先の通常国会で郵政改革法案が廃案に追い込まれた不信感や、自民関係者とのつながりもあって〝一枚岩〟にはなりきれない。かつては自民党の有力な「集票マシン」の一翼を担った旧特定郵便局長らの思いは複雑だ。


 「原口(一博)大臣の顔が立つように支援の強化を」。公示翌日の6月25日、旧特定郵便局長らでつくる郵政政策研究会(郵政研)本部から出た指示を受け、県内の郵便局長の携帯電話にメールが届いた。原口氏は県選出の衆院議員で郵便局を所管する総務相。郵政研にとってはまさに「VIP」で、局長たちは指示を重く受け止めた。


 郵政研は比例代表は国民新党、選挙区は国民新党の候補がいなければ、民主候補を支援している。佐賀県の郵政研関係者は、比例は国民新党の長谷川憲正氏を支援する。長谷川氏は04年参院選では、自民党で出馬、佐賀県内で約4300票を獲得した。郵政関係者は「1万票でも出せたら、今後も郵政研の存在感を示す活路を見いだせる」という。


 比例代表の支援構図が明確だが、選挙区は微妙だ。中央の意向に沿えば民主候補支援となるが、改革法案の行方や旧来の自民党との関係が続く会員もいて温度差がある。


 昨夏の衆院選。佐賀1区は民主党候補(原口総務相)を推す一方、2、3区は05年の「郵政選挙」で民営化に反対して離党を強いられ、その後復党した自民候補2人を支援した。自民党職域支部の「大樹会」メンバーで、自民支持を続ける特定郵便局長OBは「自民県連は私たちの気持ちをくんで行動してくれている。その恩義は忘れることはない」と言い切る。


 こうした自民とのつながりを抱える中で、郵政改革法案が廃案になったことも支持構図を複雑にする。ある郵便局長は「ものすごく悔しい。裏切られた気分だ」と怒りを隠さない。だが、衆院で300議席を誇る民主党の力なしでは見直しが進まない事実も直視せざるを得ず、「民主が勝たなければ、法案成立もおぼつかない」と、怒りを秘めながら民主支援に回る。


 選挙は与野党が過半数を目指す激しい攻防になっている。与党が参院で過半数割れに追い込まれれば、郵政改革法案の行方も厳しさを増す。民主党幹部は、過半数獲得が困難とみれば、野党に秋波を送る姿勢も見せた。先の郵便局長はそんな対応に不快感を示しながらも「大勝して連立枠組みを変えられても困る」と悩む。郵政関係者の困惑は、選挙後も続きそうだ。

7189チバQ:2010/07/05(月) 22:55:53
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100705/elc1007051340008-n1.htm
【参院選24時】地方議員も大変、ノルマに汗
2010.7.5 13:39
 参院選は国政選挙だが、都道府県議や市町村議ら地方議員にとってもひとごとではない。

 公示の日の朝、大阪府内のある地方議員の男性は、所属する党の候補者の届け出順を聞くと、秘書とともに車に乗り込んだ。候補者のポスターを掲示板に張るためだ。党の支部から割り当てられた掲示板は約60カ所もあったが、3時間ほどで張り切った。「場所によっては脚立を立ててのぼったり、石垣をよじのぼったり、結構大変やねんで」。

 また、候補者の個人演説会への動員にも走り回る。今回、この議員に求められたのは50人。支持者に会場に足を運んでもらうようにお願いするのは骨が折れる作業だ。そのうえ、支部から渡された演説会の入場券に自分の印鑑を押さなければならない。「半券をみたら、誰が何人呼んだか分かるわけや」と議員はその意味を明かした。

 所属する党が候補者を出している場合、こうした運動は地方議員の「ノルマ」だという。それにしてもここまで議員が必死になるのは、参院選での働き具合が後々響くからだ。

 来春には統一地方選がある。他人の選挙で汗をかくことは、自分の選挙で支援してもらえることにつながる。何もしなければ、何のサポートもないという「ギブ・アンド・テーク」の厳しい世界だ。

 「自分の選挙のときにお願いしたいから、自分が動けばできることはやらんとね」。議員は流れる汗をぬぐった。

7190チバQ:2010/07/05(月) 22:56:48
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100705/elc1007050834005-n1.htm
【参院選24時】街頭演説、人気スポット争奪戦も
2010.7.5 08:33

 投開票まで1週間、各陣営の運動もヒートアップしてきた。街頭演説は有権者に肉声で政策を伝えるまたとない機会。大勢の有権者にアピールするために演説場所選びは重要だ。大阪の場合、大阪市のJR大阪駅前と難波・高島屋前が人気スポットで、期間中、候補者や党幹部が支持を訴える。

 菅直人首相が第一声を上げたのも高島屋前。南海や大阪市営地下鉄などの駅にも近く、人通りが途絶えない。訴えを聴いてもらえるようなスペースもあり、陣営関係者によると「街頭演説には最適」という。「人が多い場所に、さらに人が集まる」という心理を利用し、演説場所にあらかじめ支持者を集める仕掛けをする陣営もある。

 ただ、こうした人気スポットを使うには争奪戦が繰り広げられるケースもあるといい、複数の陣営がニアミス(異常接近)することもある。

 今回も公示日にJR天王寺駅前で、自民陣営と公明陣営がニアミス。この場合は、いずれも「敵は民主」と、自民候補が「(改選数3のうち)民主党に2議席取られることは阻止したい。友党のみなさんと、頑張りたい」とエールを交換する場面もあった。

 ある選挙スタッフは「互いの運動を妨害しないように、譲り合うようにしている」というが、ベテランの運動員は「選挙戦の序盤はまだ各陣営にも余裕があるが、終盤になると、それぞれ焦りも出てくる。激戦になれば、なりふり構わず場所取りをし合うことになる」と話した。

7191島根1区←鳥取←横浜:2010/07/05(月) 23:03:13
島根選挙区、ここまでの情勢では自民リードが多いけど、民主はかなり攻勢かけてきてますよ。
公示日の枝野を始め、谷亮子、7月に入って野田、前原。
そして今週は蓮舫、さらに菅。民主内では、競ってる手ごたえあるんですかねぇ。
国民新党もようやく動き出したようなので、追い上げが見ものです。

7192チバQ:2010/07/05(月) 23:06:33
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20100705-649704.html
岡部氏?尾立氏?お笑い100万票の行方は記事を印刷する
.<参院選・激戦区ルポ>

 全国屈指の激戦区といわれる大阪選挙区(改選数3)には「お笑い100万票」があるといわれ、無党派層を狙って9党10人が立候補している。混戦の選挙区に民主党は初めて2人を擁立。台風の目はタレント候補、岡部まり氏(50)だ。関西地区では高視聴率をマークする「探偵!ナイトスクープ」の秘書役を21年間務めた。ラストサンデーとなった4日、岡部氏は大阪の街頭を練り歩き、支持を訴える一方、尾立源幸氏(46)のもとには、蓮舫行政刷新担当相が応援に駆けつけた。お笑いの「風」はどこに吹く?

 岡部氏が大阪の街を練り歩くと、人だかりができる。4日は大阪の繁華街・ミナミで支持を訴えた。「まりちゃん」と握手攻めにあった。大阪では抜群の知名度を誇り、街頭では「消費税増税反対、夫婦別姓反対。大阪の人の生の声を国政に届ける役をしたい」と、民主執行部の消費税増税論には反対意見を訴える。各陣営が最も警戒するのは岡部氏の知名度だ。

 「08年大阪府知事選でタレント弁護士の橋下徹氏が新人で183万票。大阪は本当に怖いところです」。民主党大阪府連幹部は大阪の選挙をこう表現する。恐怖の正体、それは「お笑い100万票」と言われる無党派層の存在だ。

 西川きよし元参院議員が大阪選挙区で100万票前後を獲得し3回連続当選。故横山ノック氏は99年知事選で、歴代最高の235万票を集めた。

 岡部氏は関西地区で高視聴率を記録するABCテレビ「探偵!ナイトスクープ」の秘書役を21年間務めた。知名度を生かして「お笑い100万票」をどう取り込むかが勝敗の分かれ目だ。岡部氏は「志をどう伝えるかが選挙戦」と言うものの同府連幹部は「全国的にタレント候補には期待しないという調査もあるようだが『大阪だけは少し違うから』と岡部氏には言っている」と打ち明ける。

 民主党は現職の尾立源幸氏(46)も擁立。04年の参院選で、尾立氏はタレント島田紳助の強力な援軍で「お笑い票」も取り込み、91万票を獲得してトップ当選。しかし今回は応援は期待できない。勝利には組織固めで臨むが、浮動票の上積みを狙えば岡部氏とつぶし合う。同府連は「尾立氏=組織」、「岡部氏=無党派層」のすみ分けで2人当選を目指すが、お笑い票の力を知る陣営の胸中は複雑だ。この日は“仕分け仲間”の蓮舫氏が応援に駆けつけた。

 共同通信の序盤の情勢調査では尾立氏、自民党北川イッセイ氏の現職2人が安定、公明党新人の石川博崇氏も健闘と出た。しかし一方では、岡部氏優位を伝えるメディアの調査もある。お笑い100万票の行方が注目される。【加藤仁】

7193チバQ:2010/07/05(月) 23:13:08
>>6984
http://www.saitama-np.co.jp/news07/05/02.html
埼玉との縁アピール 競う比例候補者
 
 参院選は都道府県の選挙区だけでなく、全国を単位にした比例代表(改選数48)でも行われる。比例に民主党は45人、自民党は35人を擁立。公明は17人、共産18人、みんなの党は23人を立てた。広範囲の選挙活動になるとはいえ、拠点となるのは故郷や仕事などでかかわりのある地域のようだ。選挙戦も終盤に差しかかり、埼玉との「縁」をアピールする候補者の声にも力がこもる。 

 再選を目指す民主党の家西悟候補は熊本県出身。薬害エイズ訴訟被害者原告団の代表を経て衆院議員(比例近畿ブロック)を2期務めた。2004年の参院選で同党の比例北関東ブロックの重点候補になり、さいたま市に移り住んだ。演説には「枝野(幸男)幹事長と同じ大宮が地元です」と盛り込んでいる。

 同党埼玉県連の推薦を受けている家西候補。街頭では埼玉選挙区の島田智哉子、大野元裕両候補とともにマイクを握ることも多い。

 民主新人のNPO法人理事の松岡力雄候補は北海道出身。仕事の関係で8年前から志木市に住んでいる。同党県連の支援は受けられないも のの、選挙事務所を朝霞市
内に構え、県内の東武東上 線の駅などで街頭演説して いる。

 「生まれたのは大宮赤十字病院(日本赤十字病院)。結婚するまで浦和で生活していました」と強調するのは、自民新人の片山さつき候補。チラシには「埼玉出身」の大きな文字。05年の衆院選静岡7区で当選。昨夏の衆院選で 落選し、参院にくら替えし た。

 県庁前に選挙事務所も開設。さいたま市内の演説では「浦和レッズと大宮アルディージャはJ1で頑張っている。日本をJ2にしてはいけない」と、サッカーと絡めて政策を語ることも多い。

 共産党は、新人で県青年学生部副部長の片山和子候補を擁立した。徳島県出身だが、現在は上尾市内に住む。埼玉選挙区の伊藤岳候補と一緒に街頭活動をするなど、知名度アップを図っている。

 新党改革の新人の中村幸嗣候補は、5月31日まで所沢市の防衛医大病院で医師をしていた。同市やさいたま市内で白衣を着て街頭に立ち、「埼玉の医師不足は深刻。埼玉の病院に勤めていたからよく分かる」と訴える。

 舛添要一代表も「(中村候補は)埼玉の医療事情に詳しい」とアピールしている。

7194チバQ:2010/07/05(月) 23:14:08
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20100705ddlk03010016000c.html
10参院選いわて:比例代表も過熱 各陣営、候補者名浸透に懸命 /岩手
 11日の参院選投開票日まで残り1週間を切り、比例代表の選挙戦も熱を帯びてきた。県内に党組織を有する5政党も重点候補を定め、論戦を展開している。政策の違いや候補者名を有権者に浸透させようと、各陣営は懸命だ。【山口圭一】

 公示直後の6月26日午後7時すぎ、民主党県連代表で現職の比例候補、工藤堅太郎氏(67)の選挙カーは一関市の住宅街を縫うように走った。候補者名の連呼に時間を割いた。

 県連が個人票の上積みを重視する背景には、支持層が重なるみんなの党の存在がある。工藤氏は毎回の街頭演説で「官僚政治を打破し、無駄遣いを一掃する」と強調する。さらに9月の代表選を控え、小沢一郎前幹事長の地元として党内に集票力を示す狙いもある。県連幹部は「大将(小沢前幹事長)に恥はかかせられない」と語る。

 自民党県連が比例に擁立した元県議、小野寺有一氏(43)は同じ日、陸前高田市に入った。選挙カーから「小沢チルドレン以外の議員を国会に」と訴え、批判票の取り込みを図る。自民の支持者には「下の名前も顔も覚えなくて結構。名字だけ覚えてください」と呼びかけていた。

 小野寺氏の擁立決定は公示2カ月前。現在も知名度不足のばん回に懸命だ。陣営は当初、中川秀直衆院議員の秘書だった経歴を生かし、他県からも広く票を集める青写真を描いていたが、岩手重視に方針を切り替えた。

 公明、共産、社民の県組織はブロックや支援団体の重点候補の知名度アップに力を入れている。

 公明党県本部は、自民との選挙協力がなくなり、元北海道議の新人、横山信一氏(50)の浸透に注力する態勢を取る。これまでは、自民候補の演説会などに支持者を動員してきたが、県本部の幹部は「動員する労力に比べると割にあわなかった」と打ち明ける。

 共産党県委員会は、菅直人首相が打ち出した消費税増税への批判に的を絞る。現職の大門実紀史氏(54)は6月27日、盛岡市で街頭演説した際、10分間の演説時間をすべて増税批判に充てた。終盤戦では、増税に反対する社民党などとの違いを強調していく。

 社民党県連は自治労の組織内候補で元大分県議の新人、吉田忠智氏(54)を重点支援する。吉田氏は5月24〜28日に県内入りし、平和環境県労組センターの地区組織を中心に延べ約140カ所を回った。県連は公示後も選挙区候補と連動し労組票固めを図っている。

7195チバQ:2010/07/05(月) 23:16:01
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20100705011.html
ゴタゴタの末に…人集まらず 党名連呼できず 民主党はニンマリ
 候補者選定をめぐるゴタゴタの末、保守陣営が自民党と新党改革の真っ二つに割れた徳島選挙区(改選数1)。「組織がない」「党名が連呼できない」。支持をどう集めるか保守両陣営は悩み、有権者にも“ねじれ”が広がる。そんな混乱を横目に、民主党陣営は手堅い戦術で対抗している。

 発端は世代交代を狙った自民党の公募だった。県連は2月、競泳五輪銅メダリストの女性を選んだが、現職小池正勝氏(58)が猛反発。公認調整に手間取る間にメダリストは辞退し、再選考の結果、中西祐介氏(31)が候補に。小池氏は新党改革へ移り、分裂の構図となってしまった。

 「私には組織はない。みなさんにおすがりしてはい上がりたい」。6月中旬、小池氏は徳島市での集会で声を振り絞った。新党改革の舛添要一代表も駆けつけたが、800席は半分ほどしか埋まらず、前回選ではずらりと並んでいた自民党地方議員の姿もなかった。

 小池氏は徳島市長も務め知名度は高い。それでも後援会幹部は「自民党だから支持してくれていた人は多い。これまでの人脈も同じようには動いてくれない」とこぼす。

 一方の中西陣営。「自民党候補は小池氏とのイメージがぬぐえない」。中西氏が力を入れる街宣活動でも「自民党の…」とは言わず「中西、中西」と連呼する。「自民党と言うと小池氏の宣伝になりかねない」(陣営)ためだ。町中でも、小池氏と自民党の比例代表候補のポスターを並べて張っている商店もある。

 悩み続ける保守両陣営と対照的なのが民主党の吉田益子氏(50)。連立離脱後も社民党県連から支援を受け、支持層固めを着々と進める。陣営幹部は「政権交代で自民党の組織が弱くなった上に、分裂してくれた」と笑みをこらえた。

 共産党古田元則氏(62)、幸福実現党竹尾あけみ氏(56)、無所属豊川卓氏(79)も立候補した。

7196チバQ:2010/07/05(月) 23:17:20
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/sanin/10/News/special/Se201006290001.html
広島選挙区(上)民主対決 票争奪、すみ分け探る '10/6/29

--------------------------------------------------------------------------------


 参院選は7月11日の投開票に向け、中盤戦へ差し掛かる。与党が4議席、野党が2議席を持つ中国地方5選挙区の改選6議席は、どう塗り替わるのか。与野党第1党の攻防を軸にした決戦の構図に迫る。

 「私には支持基盤も知名度もない。地域を大切にする皆さんと一緒に頑張りたい」。26日、福山市であった国民新党の比例代表現職の演説会。集まった郵便局長たちに、広島選挙区(改選数2)の民主党新人の中川圭氏は頭を下げた。

 数分前、同じ壇上には、民主党現職の柳田稔氏がいた。「郵政改革法案は必ず臨時国会で成立させる。もう一回、私を信じてもらいたい」。紅潮した顔でまくし立てた。国民新党から推薦を得た2人。公示後、最も接近した場面だ。決して並び立つことはない。

 ▽「支持が頭打ち」

 首相交代と小沢一郎前幹事長の辞任で、民主党の支持率は「V字回復」した。だが、菅直人首相の「消費税率10%」言及などで「支持が頭打ちになりつつある」と党県連の三谷光男代表(衆院広島5区)。同じ見立ての両陣営は、党の支持者や支援団体の「争奪戦」へと向かう。

 昨年夏の衆院選で大勝し、政権交代を果たした民主党。県内は7小選挙区で5勝した。小沢氏は党勢拡大に向け、改選数2の選挙区に2人の候補者を擁立する戦略を主導した。

 広島選挙区では、国民新党の現職亀井郁夫氏が立候補を見送った。これを受け小沢氏の指示で党県連が、5月中旬、乳がん患者団体世話人代表の中川氏を擁立した。

 3選を目指す現職の柳田氏は連合広島を中心にした従来の支援組織を固め、新人の中川氏は市民活動の経験を生かし無党派層を取り込む―。党県連は「すみ分け」を掲げた。

 党県連は、三谷代表を除く所属国会議員6人のうち、4人を中川氏の陣営に送り込んだ。自民党新人の宮沢洋一氏と柳田氏を追う情勢に、中川氏は街頭演説を繰り返し、陣営は国会議員4人の後援会名簿を基に電話作戦を展開する。ただ、「これまで選挙は連合に頼っていた。スタッフが足りない」との声も漏れる。

 ▽「運動量増えた」

 一方で柳田陣営は、中川陣営の国会議員に、演説会で応援演説するよう求める。中川氏の選対副本部長を務める空本誠喜氏(衆院広島4区)は26日、東広島市の商業施設前で柳田氏と並んでマイクを握った。

 昨年夏の衆院選で初当選した空本氏。「自分の選挙で連合の支援をいただいた」と説明する。「どちらを応援しているのか」―。支援者からはそんな疑問が寄せられるという。

 選挙カーの先導や演説会の人集めなど柳田氏を全面支援している連合広島の伊丹幸男会長は、支持固めの難しさを打ち明ける。「これまでは民主党と言うだけで済んだ。今回は柳田の名前を覚えてもらわないと。組合員やその周辺への浸透は十分とはいえない」

 与党として初めて迎えた参院選で、自民党もなし得なかった「2議席独占」に挑む民主党。「自民党と議席を分け合ってきた『無風選挙』に比べて運動量は大幅に増えた」と三谷代表。ただ、2人擁立の「相乗効果」を生む風はまだ、巻き起こせていない。(永山啓一、加納亜弥)

【写真説明】党国会議員がそばで手を振る中、街頭演説する候補者=手前右から2人目(28日、広島市中区)

7197チバQ:2010/07/05(月) 23:17:54
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/sanin/10/News/special/Se201007010001.html
広島選挙区(下) 至上命令自民 議席奪還へ総力 '10/7/1

--------------------------------------------------------------------------------


 元広島市議会議長の柳坪進市議の声が、雨空に響く。「絶対負けられない。全国に誇る『宮沢』だからだ。ぜひ議席の奪還を」。6月26日、広島市西区の商業施設近くに、自民党新人の宮沢洋一氏の選対幹部として立った。宮沢氏も雨にぬれながら握手を重ねた。

 改選2議席を与党で占める広島選挙区。国民新党の現職は引退を決め、民主党は現職の柳田稔氏と新人の中川圭氏を擁立した。自民党県連にとって、郵政民営化に反対して国民新党に移った現職の「議席奪還」は至上命令である。

 託されたのは、県連初の公募と党員投票で選ばれた元衆院議員(広島7区)の宮沢氏。故宮沢喜一元首相を伯父に持つ。「党員が『宮沢ブランド』の力に期待した結果だ」。公募を導入した前県連会長の溝手顕正氏(参院広島)は言う。

 ▽100人で選対構成

 「県連再生」が問われる戦いでもある。昨年夏の衆院選。自民党は、県内7小選挙区のうち広島1区以外を失う惨敗だった。地域への「おわび行脚」で溝手氏に浴びせられた不満は、党のおごりと対立を繰り返す県議会、広島市議会の自民党系会派に向けられた。

 県連は役員も刷新した。新会長の岸田文雄氏(衆院広島1区)は世代交代を進めるとともに、県議会、広島市議会で分裂する会派のバランスに配慮し、役員の人選を進めた。

 そして、「宮沢選対」は従来の国会議員や県議たちに、県内市町の約7割の議長を加えた約100人で構成した。福山市を地盤にしてきた宮沢氏の知名度を県西部で浸透させるため、広島市議の役割を高めた。「総力の結集」は野党転落の危機感の裏返しでもある。

 ▽業界団体に変化

 ただ、政権交代は、自民党の支持基盤だった業界団体に変化をもたらす。宮沢氏を推薦した県医師連盟、県薬剤師連盟は、初めて民主党現職の柳田氏も推薦。「等距離」を保とうとする団体は多い。

 「推薦依頼を出しても返事が来ない団体がたくさんあった。これまでは黙っていても推薦状が来たのに」と宮沢氏の選対幹部は危機感を抱く。推薦を寄せた約140団体に「お願い」に回る日々だ。

 一方で、公示後に県内を1巡した宮沢氏は「自民党は地域に根を張り、声を聞くことができる強みがある。政党で一番大事な部分は民主党に負けていない」と手応えも語る。

 与野党第1党の攻防が激しさを増す中、共産党新人の大西理氏は、消費税の増税反対を軸に1日20回ほどの街頭演説を繰り返し、「国民の暮らしは我慢の限界を超えている」と党の支持層以外への浸透を目指す。

 党県委員会は、自民党とのつながりが強い業界団体への働き掛けも進めてきた。6月29日、広島市入りした志位和夫委員長は「自民党支持の壁が壊れると、政策で一番近くに立っていたのが共産党だった、という交流が広がっている」と強調した。

 政治団体「幸福実現党」新人の植松満雄氏は、教育など党の政策を訴えている。(城戸収、和田木健史)

【写真説明】降りしきる雨の中、街頭で手を振る候補者=手前右から2人目(6月26日、広島市西区)

7198チバQ:2010/07/05(月) 23:18:28
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/sanin/10/News/special/Se201007020001.html
山口選挙区 新旧宰相、誇りかけ民・自激突 '10/7/2

--------------------------------------------------------------------------------


 6月28日夜、山口選挙区(改選数1)で再選に挑む自民党現職の岸信夫氏が、山口県田布施町で演説会を開いた。地元選出の県議や、実兄の安倍晋三元首相(衆院山口4区)に続き、岸氏が最後に声を振り絞る。

 「菅直人首相で民主党の支持率はV字回復というが、山口ではありえない」

 田布施町。安倍、岸両氏の祖父である岸信介、その弟の佐藤栄作の「兄弟宰相」を生んだ地だ。自民党が「盤石」であるはずの田布施町でもしかし、昨年夏の衆院選では、比例代表の得票で民主党が自民党を上回った。

 ▽増えた無党派層

 田布施町の支援者の一人は「若い人を中心に無党派層が増えた」とみる。参院選では民主党新人の原田大二郎氏が幼少期を田布施町で過ごしていることもあり、懸念を強める。

 衆院の県内4小選挙区のうち、3選挙区で議席を持つ自民党県連。旧市町村単位の56地域支部が実動部隊だ。参院選でも組織力をフル回転させ、業界への支援要請も進める。岸氏は、田布施町の演説会に先立ち柳井市の建設業者を前に熱弁を振るった。主な団体の推薦は得たが、陣営は「会員レベルまで浸透させる」と意気込む。

 ▽のぼりに奇兵隊

 同じ28日夕、原田氏は、長門市の街頭に立っていた。

 「山口のみなさんも変化を望んでいる。私の声はかれたが、情熱はかれない」

 安倍、岸両氏の父である安倍晋太郎元外相が眠る地で、「山口の政権交代」を呼び掛けた。のぼりには、宇部市出身の菅首相が自身の内閣に命名した「奇兵隊」の文字が躍る。「私の生まれ故郷山口県から、同じ志を持つ原田さんが立ち上がってくれた」。選挙カーから録音された首相のメッセージも流れた。

 原田氏が立候補を表明したのは5月中旬。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題の迷走で党支持率は下落し、県連幹部は「最悪の時期の船出だった」と振り返る。

 だが、菅首相の誕生でムードは一変する。6月13日、宇部市のホテルに菅首相を迎え、県連や連合山口の幹部は「首相の古里で負けるわけにはいかない。勝って菅政権を支えよう」と結束を固めた。陣営は、原田氏の俳優としての知名度を得票に結びつける方針を確認。選挙戦では街頭アピールを重視し、県内各地を巡る。

 24日の公示日。共産党新人の木佐木大助氏は、山口市での第一声で米海兵隊岩国基地(岩国市)への空母艦載機移転に言及した。「とんでもない。日米合意を撤回させよう」。昼すぎには岩国市に入り、党の比例代表候補と演説を組んだ。

 上関原発(山口県上関町)建設計画への反対姿勢も鮮明にする。消費税の増税反対を正面から有権者に訴え、「第三極の存在感」を示して支持を広げる構えをみせる。(金刺大五、石井雄一)

【写真説明】支持者とともに気勢を上げる候補者=手前中央(6月28日、山口県田布施町)

7199チバQ:2010/07/05(月) 23:19:03
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/sanin/10/News/special/Se201007030001.html
岡山選挙区 連敗阻止 民・自の勢力図変化 '10/7/3

--------------------------------------------------------------------------------


 「こんな財政状況に誰がした。自民党がやった。だから(自民党出身の)私や小沢一郎は大きな顔をして言えない。『新しい政治が始まる』と堂々と言えるのは、江田君と菅直人君なんだ」

 6月30日夜、岡山選挙区(改選数1)の民主党現職江田五月氏が、笠岡市で開いた演説会。応援に駆け付けた党最高顧問の渡部恒三元衆院副議長はこう持ち上げた。

 ▽首相と盟友関係

 江田氏が、必ず演説で話すのが菅直人首相との盟友関係である。「社民連時代から苦楽を共にしてきた」。政権トップとの近さをアピールし、「首相の兄貴分」と称す。

 岡山選挙区の改選数が2から1になった2001年の参院選。民主党は、「現職対決」で自民党に敗れた。その時点で、民主党県連所属の国会議員は江田氏1人だけになった。

 以降、江田氏が中心になって公募で人材を募り、自らの後援会などで選挙を支えて国と地方の議員数を増やした。あれから9年。参院議長の江田氏は30、40代が中心の党県連所属の国会議員5人の応援を受け、4選を目指す。

 党県連、江田氏の後援会とともに選対をつくる連合岡山の二宮卓志会長は、引き締めに躍起だ。「組織力はまだ盤石じゃない。もっと国会議員が汗をかいてくれないと」。陣営は、過去最多得票となる50万票台を狙う。

 ▽候補の擁立難航

 対する自民党。1日には谷垣禎一総裁が岡山市入りした。そばで自民党新人の山田美香氏が声を張り上げ、消費税増税をめぐる菅首相の対応を批判した。「首相は既にブレている。このままでは日本は沈んでしまう」

 自民党県連所属の国会議員は今、衆院議員4人。参院選は連敗し、議員はいない。党県連は「3連敗阻止」を前面に候補者を公募したが、擁立が難航。パリ在住を理由に書類選考で断っていた会社員の山田氏を急きょ面接し、2月末に公認を決めた経緯がある。

 地域への浸透を担うのは、党の衆院議員や県議たちだ。山田氏の後援会長には、党県連の村田吉隆会長(衆院比例中国)が就いた。選挙カーに乗り込み、地盤である県西部を回る。

 野党連携にも動く。平沼赳夫代表(衆院岡山3区)が率いる、たちあがれ日本との選挙協力である。公示前日の23日に推薦を得た。

 たちあがれ日本からは、3年前に民主党新人に敗れた元自民党参院幹事長が、比例代表から立候補している。「選挙区は山田さん、比例代表は私の名前を書いてもらいたい」。元自民党参院幹事長は街頭でそう連呼する。

 反民主、反自民―。共産党新人垣内雄一氏は、与野党第1党の批判票の「受け皿」を目指す。6月30日、応援に訪れた市田忠義書記局長の横で力を込めた。「岡山選挙区で消費税反対を訴えているのは私だけだ」。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の無条件撤去を訴え、違いを際立たせている。(中島大)

【写真説明】演説会場で支持者と握手する候補者=中央(6月30日、笠岡市)

7200チバQ:2010/07/05(月) 23:19:43
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/sanin/10/News/special/Se201007040001.html
島根選挙区 世襲攻防 「王国」に挑む「小沢流」 '10/7/4

--------------------------------------------------------------------------------


 雲南市で6月29日にあった島根選挙区(改選数1)の自民党のミニ集会。故竹下登元首相の弟で地盤を引き継いだ竹下亘氏(衆院島根2区)が、その場にはいない自民党新人青木一彦氏の支持を訴えた。「一彦氏は懸命に懸命に走り回っている。圧倒的な力を」

 県議がスクラム

 竹下氏が参加した党のミニ集会は公示後50カ所近くに達した。竹下系県議がスクラムを組み、組織型選挙で青木氏を全面支援する。

 本来、「竹下・青木王国」を束ねてきた青木幹雄前参院議員会長が立候補するはずだった。だが、公示の約40日前、病に倒れる。党県連が後継指名したのが、秘書で長男の一彦氏。「勝利のため」と世襲を決断した。

 「党の貴重な1議席を必ず守る」。一彦氏は街頭で繰り返す。前回参院選では幹雄氏の側近が国民新党新人に敗れ、「地方の乱」の象徴とされた島根選挙区。3年の歳月を経て王国の存亡を懸ける。

 古い自民党の象徴を打ち破る―。「最重点区」と位置付ける民主党は、新人の岩田浩岳氏を全面支援する。地元民放のアナウンサーという知名度との「相乗効果」を生もうと、党本部は、党幹部や閣僚、人気が高い議員を次々に送り込む。

 1日、青木氏の地盤である出雲市のスーパー前で、野田佳彦財務相が切り込む。「政治家は歌舞伎役者じゃない。必要なのは地盤、看板、かばんでなく、志とバイタリティーだ」。続けて岩田氏が「大切なのは市民感覚」と熱く語った。

 全力疾走で握手

 公示日から岩田氏にずっと寄り添うスタッフがいる。小沢一郎前幹事長の秘書である。全力疾走での飛び込み握手など「小沢流」を指南し続けている。

 いま、攻防の行方は他党との連携が鍵を握る様相も強める。

 青木氏の陣営は、自公政権のパートナーだった公明党に選挙協力を要請。出陣式には参加しなかった同党の市議が、陣営の集会に姿を見せ始めた。

 ただ、十分な支援を受けるまでには「詰め切れていない」と青木氏の選対幹部。野党転落後の自民党への失望感が公明党支持者の一部にあるという。

 対する岩田氏の陣営は、3年前の再現を狙い国民新党と社民党との3党共闘に懸ける。29日に出雲市であった演説会には、国民新党の亀井亜紀子氏(参院島根)が初めて壇上に立った。

 ただ、消費税が影を落とす。「菅直人首相はなぜ増税を言い出したのか」。国民新党を支持する政治団体「郵政政策研究会」の県幹部は不満を口にする。

 2日、みんなの党の渡辺喜美代表が松江市と出雲市に入った。計4カ所で新人桜内朋雄氏の応援演説に立ち「増税なくして財政再建はできる」と主張。民主、自民両党と一線を画す「第三極」の必要性を説いた。

 桜内氏もまた、街頭演説では増税反対に時間を割き「消費税を増税すれば経済が疲弊する」と力説している。

 共産党新人の石飛育久氏は「米国と財界にも堂々とものが言える党を伸ばしてほしい」と呼び掛ける。県内全域を巡り、消費税増税反対を前面に出す。(河野揚)

【写真説明】決起大会でこぶしを突き上げる候補者=左から2人目(1日、雲南市)

7201チバQ:2010/07/05(月) 23:20:23
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/sanin/10/News/special/Se201007050001.html
鳥取選挙区 総力結集 過半数攻防の最前線 '10/7/5

--------------------------------------------------------------------------------


 過半数をめぐる与野党攻防の鍵を握る全国の1人区。民主、自民両党は、新人が競り合う鳥取選挙区(改選数1)をその最前線と位置付ける。

 エース級が来援

 3日、鳥取県中部の琴浦、北栄の両町であった民主党新人の坂野真理氏の演説会。前原誠司国土交通相は「政治の転換を進めるか、歴史の歯車を逆に回すのか。争点は一つだ」と支持を求めた。

 前原氏は先月に続く鳥取入り。枝野幸男幹事長や原口一博総務相たち「党のエース級」が相次ぎ来援している。鳥取は、民主党が大勝した昨年夏の衆院選で、自民党が小選挙区の議席を独占した全国4県の一つ。民主党は「政権交代後の『改革の歩み』の象徴区」と重視する。

 坂野氏は、自民党参院の重鎮だった故坂野重信元自治相の孫で、医師だ。3日の演説会では、郵政民営化が争点となった5年前の衆院選で自民党から立候補を打診された話を披露し、「最も弱い人のための政治をしたい。その逆が小泉改革だった」と訴えた。

 組織を挙げて支援する連合鳥取の五十嵐美知義会長は「医師であり、働く子育て世代も代弁できる候補者。支持層を広げられる」と期待を込める。

 過去の国政選挙で自民党を推してきた業界団体では、医師会の政治団体が民主、自民両党の新人を支援。JAグループの政治団体は自主投票を決めた。

 自民党新人の浜田和幸氏は4日、鳥取市での街頭演説で「民主党への厳しい風が首相交代で変わったが、バラマキ体質の民主党の政策では国も地方も救えない。過半数の阻止に直結する議席を守りたい」と訴えた。

 全面支援する石破茂政調会長(衆院鳥取1区)は公示後、2日に1日以上の割合で浜田氏の選挙カーに同乗する。「毎日順位が入れ替わる横一線の厳しい戦いだ。党が苦しいときに立ち上がってくれた友人を全力で支えたい」。自ら繰り返しマイクを握る。

 「即戦力」の期待

 鳥取選挙区には自民党の現職がいた。だが昨年12月に離党し、その後に民主党入り。参院選は比例代表に立候補した。自民党県連は公募で国際政治経済学者の浜田氏を擁立し、2月の公認にこぎつけた。現職離党のダメージをはね返す「即戦力」の期待を背負う。

 政調会長の石破氏は本来、全国遊説する立場だが、県連が「三役の足元が危ない」と党本部に要請。石破氏が地元に張り付く日数を大幅に増やした。

 自民党県連の山根英明幹事長は「自民党系列の地方議員数や党員数は多い。地域に張り巡らせた毛細血管のような支持組織を再活性化させれば戦える」と意気込む。

 過半数をめぐる与野党の攻防―。その結末に大きな影響を及ぼす「鳥取の戦い」は、民主、自民両党の新人が併走したまま終盤を迎えた。

 共産党新人の岩永尚之氏は「消費税増税は大企業の法人税減税を穴埋め。弱い者いじめで許せない」と力説。消費税増税反対を二大政党との「対立軸」に掲げ、街頭活動を活発に展開している。(円山文雄)=おわり

【写真説明】閣僚と並んで気勢を上げる候補者=手前右(3日、鳥取県北栄町)

7202チバQ:2010/07/05(月) 23:21:28
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/sanin/10/News/hiroshima/Sh201007050002.html
福山の攻防、複雑な構図 民主現職と自民新人の地元 '10/7/5

--------------------------------------------------------------------------------

 ▽民主新人らが切り込む

 参院選広島選挙区(改選数2)の戦いが、福山市で熱を帯びてきた。民主党現職の柳田稔氏(55)と自民党新人の宮沢洋一氏(60)はともに福山市が地元だ。そこに広島市を拠点にする民主党新人の中川圭氏(52)たちが切り込む。初めて2人を擁立した民主党の戦略が、攻防の構図を複雑にしている。

 JR福山駅前に1日夕、民主党比例代表候補の谷亮子氏が姿を見せた。柔道の五輪金メダリスト。横で頭を下げる中川氏を励ましながら谷氏は「ともに国会へ送り出してください」と支持を訴え、笑顔をふりまいた。

 谷氏を招いたのは、中川氏の選対本部長代行で、小沢一郎前幹事長側近の佐藤公治氏(参院広島)である。「福山は柳田氏と宮沢氏の地盤。だが、県内2番目の都市はこっちにとっても大切だ」。衆院旧広島3区選出で、福山市も地盤にしていた父の故佐藤守良元農相の人脈を軸に、地域への浸透も図っている。

 一方の柳田氏には、同じ福山市を地盤とする和田隆志氏(衆院広島7区)が寄り添う。JFEスチール福山労組などでつくる連合広島福山地域協議会もバックアップする。小沢氏の「政治とカネ」の問題ではいち早く幹事長辞任を求めた柳田氏。佐藤氏たちとの動きとは一線を画す。

 柳田氏は6月30日に福山市神辺町であった個人演説会後「(2人擁立は)問題ない」と話したが、党が議席独占に挑むのは初。支持者には「票が割れるのではないか」との懸念もある。陣営は後半戦に入り、福山市北部を選挙カーで回り「地元票」固めに懸命だ。

 昨夏の衆院選広島7区で敗れ、国政復帰に挑む宮沢氏。6月28日、福山市神辺町で声を張り上げた。「県西部では私の名前は知られていない。私の財産は皆さん。福山の後押しで勝ち抜きたい」

 ただ、選挙運動は「名前」を浸透させたい広島市など県西部が中心となる。「30時間しかない」(選対幹部)という福山市では、衆院選で開いていた小学校区ごとの個人演説会を封印。1カ所10分余りの街頭演説を市内各地で繰り返している。「宮沢系」とは距離を置いてきた宇田伸県議も党県連幹事長として「団結」を打ち出し、支援に動く。

 共産党新人の大西理氏(44)の陣営は「柳田、宮沢両氏の地盤だという意識はない」と強調。消費税増税反対などの政策を懸命に訴える。

 政治団体「幸福実現党」新人の植松満雄氏(51)も福山市在住。党の政策を主張している。(武内宏介、門脇正樹)

7203チバQ:2010/07/05(月) 23:47:20
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100705/plt1007051630002-n2.htm
小泉チルドレン「バツイチ」3人娘“鞍替え”できる?2010.07.05

 今回の参院選には、衆院から鞍替えした新人が多数出馬している。民主党の八代英太元郵政相(50)や自民党の小泉チルドレン、片山さつき(51)、佐藤ゆかり(48)両氏らだ。政治家として持つ基礎票を期待された面もあるが、先の衆院選で民意を得られなかった落選組も。それだけに、永田町では「バツイチ」と称する向きもあるが、果たして復活を遂げることができるのか。政治評論家の浅川博忠氏による情勢分析では“転生”は困難を極めているようだ。

 「暴走、迷走、強行。自民党もあそこまでひどくなかった。権力の前でみんな黙っちゃう。単独過半数を与えたら大変なことになる」

 小泉純一郎元首相(68)は先月末、千葉選挙区(改選3)から出馬した猪口邦子氏(58)の集会で、民主党をこう酷評した。猪口氏は2005年の衆院選で小泉氏が初当選させた小泉チルドレン。昨年の衆院選では自民党の公認を得られず出馬を見送った。一方、衆院千葉9区を地盤として自民党衆院議員を4期務めたものの、先の衆院選で落選した水野賢一氏(43)もみんなの党から出馬し、鞍替え組による仁義なき戦いとなっている。

 選挙区情勢は後述するとして、参院選には昨年の衆院選で落選もしくは出馬を見送ったり、当選したのに転出した元衆院議員計23人が立候補。全立候補者438人の5%を超えた。民主党の3人に比べ、多くの落選者を抱える自民党は10人だ。

 浅川氏は「小選挙区や後援会を中心に基礎票を持っているので、党への比例票を含めて貢献する可能性は高い」と話したが、ご当人の当選見込みとなると「参院は衆院の下請けや救済機関なのか、という批判は強い。参院不要論にもつながりかねない」といい、「優勢」はゼロ、「やや優勢」が5人だけだった(表)。

7204チバQ:2010/07/05(月) 23:48:05
【四散するチルドレン】

 注目は8人もいる小泉チルドレン。猪口氏のほか、比例で自民党3、たちあがれ日本1、みんなの党2、新党改革1と4党に分かれ、票を奪い合っている。

 例えば、自民党の片山、佐藤両氏。それぞれ地元の静岡や東京を中心に支持を訴えている。

 しかし、自民党関係者は「期日前投票に対する出口調査をみると、片山、佐藤両氏共に健闘しており、先週行った党の選対会議では、当落線付近をさまよっている状態と分析している。佐藤氏の広報担当者は『佐藤がタレント候補に苦言を呈したい。インタビューしてほしい』とスポーツ紙や雑誌に売り込んでいるようで、だいぶ焦って差別化しようとしている」と打ち明ける。

 浅川氏は「小泉改革の影が大きく言われているため、苦戦している。タレント候補に文化人が少ないので、タレント以外で名前を知っているという理由で投票する人はいるかもしれないが…」として「やや劣勢」とした。

 一方、たちあがれ日本の杉村太蔵氏(30)には印がつかなかった。「料亭行きたい」といった過去のトンデモ発言などからの改心をアピールし、丸刈り姿で地道に街頭演説を続けているものの、「途中で行方不明になったし、過去の人。同党の比例は1議席前後の見込みだが、自民党の公認を得られなかった片山虎之助元総務相(74)らが出馬しており、杉村氏は下から数えたほうが早い得票数だろう」と浅川氏はみる。

 今年1月にいち早く自民党を離党したみんなの党の小野次郎氏(56)が先行の利を生かして「やや優勢」となった以外は、苦しい戦いが続きそうだ。

 落選中の小泉チルドレンの1人は「小泉首相秘書官を務めながら、さっさと離党した人が優勢なのか」と複雑な心境を吐露した。

 選挙区組の猪口氏も「やや劣勢」だ。鳩山政権下では、県議の一部の支持を取り付け、大臣経験者ながらドブ板をいとわないことが奏功し水野氏とともに当選圏内だった。

 しかし、菅内閣の誕生で雰囲気が一変。空き巣被害にもあった。浅川氏は「水野氏を含めて自民党系が3人立って保守分裂。民主党の女性新人と浮動票を食い合う。民主、自民の男性候補が上位で、地盤がある水野氏が3番手」として評価を落とした。

【小沢系も苦戦】

 民主党は小沢一郎前幹事長(68)主導で擁立した候補だ。

 京都選挙区(改選2)で現職に続く2人目として鞍替え立候補したのは、昨年の衆院選で比例近畿ブロックで初当選した“小沢ガールズ”の河上満栄氏(39)。

 しかし、浅川氏によれば無印で、現職が反小沢系の福山哲郎官房副長官(48)のため票の割り振りを期待できず、4、5月にかけて14回開かれた本会議に1回しか出席しなかったことも痛手となっているようだ。

 比例では、小沢氏を支える若手グループ「一新会」の元事務局長ながら、マルチ疑惑で衆院選出馬を辞退した前田雄吉氏(50)や、新党大地から衆院選に出馬して落選した八代氏は「やや劣勢」だ。浅川氏は「前田氏はスキャンダルがらみ、八代氏は高齢がネック」と話した。

【再落選したら…】

 結局、「やや優勢」となったのは、4代の政治一家で、比較的地盤が強い自民党の小坂憲次氏(64)と、“ちょんまげ”で知られる松浪健四郎氏(63)らとなった。

 衆院議員時代に小選挙区組だった候補は、地盤を手放しただけに今回も落選すれば暗い未来が待っている。

 浅川氏は「衆院選、参院選で落選し、また衆院選に出馬することはありえない。選挙区が空くわけで、党にとっては体の良いやっかい払いになる人もいる」というだけに、“政界転生”に向けたバトルがさらにヒートアップするのは間違いないようだ。

7205チバQ:2010/07/05(月) 23:51:15
【三木谷】
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/saitama/100703/stm1007032224005-n1.htm
【2010参院選】選挙サタデー 菅首相や三木谷社長が来県
2010.7.3 22:19

 11日投開票の参院選の“選挙サタデー”となった3日、県内には菅直人首相や楽天の三木谷浩史社長らが訪れ、舌戦を繰り広げた。

 菅首相は西武鉄道所沢駅前で、自身の消費税引き上げ発言への批判に、「消費税を上げるのが好きで言っているわけではない。しかし、財政破綻で困るのは金持ちではなく普通の生活をする皆さん」と反論。860兆円の国の借金については「長く政権にあった自民党や公明党に責任はある」と野党批判を展開した。

 一方、三木谷社長はJR大宮駅前で同社を休職して出馬したみんなの党の新人候補を応援。「渡辺喜美代表の右腕となれる候補者を断腸の思いで送り出した。国政の場で将来の日本を支える成長戦略の担い手になってほしい」と訴えた。

7206チバQ:2010/07/05(月) 23:54:08
【堀江】
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100705/elc1007050847006-n1.htm
【参院選】ホリエモン「政府に経営感覚を」 応援演説握手攻め
2010.7.5 08:46
 参院選投開票日前に最後の日曜日となる4日、福岡市中央区天神では、インターネット関連会社ライブドアの元社長、堀江貴文氏(37)が、民主党の比例代表候補の応援演説に立った。あいにくの雨の中だったが、多くの買い物客らが立ち止まり、人垣ができた。

 堀江氏は「経営感覚を持った人が政府にいないことが一番の問題だと思う」と持論を展開しつつ、「投票用紙には僕の名前を書いてはダメです」と笑いを誘っていた。

 「もしも道州制が導入され、堀江さんが九州の知事になったら何がしたいか」と問われると、「街がコンパクトにまとまっていて、空港も近いので、アジアの中心地として発展させたい」とビジョンを語っていた。

 終了後は握手攻めにあい、堀江氏が立ち去ると聴衆が激減するなど、地元福岡での“ホリエモン人気”健在ぶりをうかがわせた。

http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20100701-647954.html
ホリエモン街頭応援で渋谷駅前ぎっしり
. ライブドア元社長堀江貴文氏(37)が6月30日夕、東京・渋谷駅ハチ公口前で、東京選挙区にみんなの党から出馬したタリーズコーヒージャパン創業者松田公太氏(41)の応援に立ち「政治家になるからには首相になってくださいよ!」とゲキを飛ばした。堀江氏が国政選挙において、街頭で候補者の応援演説をするのは初。マイクを握るのも、05年9月の衆院選以来となった。

 2人は長年の経営者仲間。堀江氏は「一番言いたいことは、この国の政治に一番欠けているものはリーダーシップだということ」と民主政権をチクリ。「イケメンでさわやかだけど、シンがある。経済も分かって、リーダーシップがある松田さんにぜひ清き1票を投じてください」などと叫んだ。

 堀江氏の知名度は抜群で、ハチ公口前広場は立ち止まる若者らでぎっしり埋まった。同氏は「僕は4年前の選挙で『討ち死に』したけど、その屍を乗り越え、松田さんは絶対当選してくれると思う」と必死にテコ入れしていた。

 [2010年7月1日9時2分 紙面から

7207チバQ:2010/07/06(火) 00:05:32
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2010/sannin/kiji/072.shtml
自民の“牙城”・島原半島 知事選の熱気どこへ

 2月の知事選で中村法道知事を誕生させる原動力となった島原半島。ところが参院選ではいまひとつ活気がない。前知事の自民新人、金子原二郎候補(66)は、知事選圧勝の勢いに乗ろうとの思いをにじませるが、公認争いのしこりで組織の足並みが乱れている。一方、民主現職、犬塚直史候補(55)の陣営は「“中村一色”だった知事選より動きやすい」と雪辱を期す。

 「知事が仕事しやすいように私がバックアップする」。公示日の6月24日、金子候補は中村知事の出身地、南島原市の街頭でこう訴えた。初日に島原半島一周を組み込んだのは、中村知事の選挙と同じ。雲仙市国見町では「雲仙市は県議2人が頑張っているので安心。間違いなく知事選並みの得票が期待できる」と信頼のほどをのぞかせた。

 3年前の参院選、昨年夏の衆院選長崎2区と自民候補は続けて民主候補に敗れた。だが半島3市(島原、雲仙、南島原)の得票は、前回参院選で約1万1千票、衆院選でも約7千票上回った。知事選では、自民の支援を受けた中村氏がこの地域だけで民主推薦候補を4万票近く突き放した。

 しかし、その自民の“牙城”が、今回は不安要素を抱えている。長崎選挙区の候補者選考に名乗りを挙げた島原市選出の県議、加藤寛治氏は金子氏への公認決定過程に強く反発。自ら組合長を務めるJA島原雲仙の政治団体は自主投票となった。同JA理事の一人は「選挙中だと忘れるほど(知事選と比べ)動きがない」と明かす。

 島原市役所前を訪れた金子候補は、「地元の加藤県議、自民党島原支部の皆さんに大変ご迷惑をかけ、心からおわび申し上げる」と神妙な顔つきで述べた。だが、加藤氏の姿はそこになかった。

 中村知事の態度も微妙だ。公示直前、有家町で開いた金子氏の総決起大会で、知事の地元後援会長は「金子さんがいなかったら中村知事の誕生はなかった。恩返しをしたい」と強調。しかし、当の中村知事は「特定の党派に偏らない」と中立の立場を崩そうとしない。1日には、党本部から大島理森幹事長が県庁に出向き、金子候補への支援を直接要請したほどだ。

 一方、犬塚陣営は「門前払いだった事業所が今度は面会に応じてくれるようになった」と知事選との空気の違いに手応えを感じている。4日には山田正彦農相が半島入りを計画。陣営は農漁業者への働き掛けに期待を寄せる。

 みんなの党新人、中嶋徳彦候補(35)と共産新人、渕瀬栄子候補(54)も島原半島を巡り、支持を呼び掛けている。

 島原半島には「選挙好き」「政治好き」で知られる地域も少なくない。だが、そうした土地柄や、自民、民主双方の交錯する思惑をよそに、静かな選挙戦が続いている。南島原市の60代の農業男性はこう話す。「金子さんは県北の人だし、犬塚さんにも親しみがわかない。加藤さんが出ていれば燃え上がったのに」




2010年7月4日長崎新聞掲載

7208チバQ:2010/07/06(火) 00:09:18
>>5298
諫干問題 長崎民主ねじれ表面化 犬塚氏が「開門賛成」 県連「選挙戦えない」 自民は足並みの乱れ追及
2010年5月1日

>>6665
長崎 「諫干」が争点に浮上
2010年05月31

>>7096
長崎 諫干論戦「隠せ」「あおれ」
2010年6月29日

>>7111
諫早迷走、地元に不信感 「選挙の材料にするな」
2010年7月3日

http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2010/sannin/kiji/053.shtml
諫干開門調査争点化で好対照 犬塚、金子陣営

 参院選公示の24日、国営諫早湾干拓事業の潮受け堤防開門調査の争点化をめぐり、民主現職の犬塚直史候補(55)と自民新人の金子原二郎候補(66)の陣営が、諫早市の出陣式で好対照な動きを見せた。赤松広隆前農相が仕掛けた“諫干争点化”だったが判断は先送りされ、党内のねじれも絡み合う中で「沈黙」を余儀なくされる犬塚陣営。一方、当初は争点化に怒りながらも「戦いやすくなった」とほくそ笑む金子陣営。そんな「逆転の構図」が選挙戦初日からぶつかった。

 諫早市内での出陣式で、犬塚候補は「諫干」に一切触れなかった。演説の間、そばにいた西岡武夫民主党参院議員は、硬い表情を崩さなかった。

 前日の夕方、犬塚氏は渡辺敏勝党県連幹事長に付き添われ、長崎市内の西岡邸を訪ねた。「私は条件付き開門賛成です」と説明する犬塚氏に、西岡氏はこう告げた。「県連の方針(開門反対)に従わない限り、応援演説はできない」

 開門反対派からは電話で「出陣式に出てもらっては困る」とくぎを刺された西岡氏。「小異を捨てて大同につく。自民に議席を与えるわけにはいかない」と姿を見せたが、マイクは握らなかった。

 報道陣に囲まれると「この問題は県民にとって小異ではなく“大異”。(ねじれによる)参院選への影響はある」と指摘した。

 その2時間前、長崎市中心部の鉄橋にいた原口一博総務相は、報道陣に対し、地元・佐賀県の立場をあらためて強調した。「宝の海を取り戻すためにも開門に賛成」。党内のねじれについては「長崎の皆さんにも、宝の海を取り戻したいという思いがある。しっかりと調整したい」と述べた。

 一方の金子陣営。諫早市での選挙戦術は明快だ。事務所の壁には「国営諫干開門 絶対反対」の大看板。23日夜にあった同市での総決起集会も弁士が次々と開門反対を語り、さながら“開門阻止集会”の様相となった。陣営幹部は「開門反対。諫早ではこれ一本」と鼻息も荒い。

 これに呼応するように、金子候補は同市での出陣式で、約7分間の演説の大半を開門反対に割いた。「ここ諫早では開門するか、しないか。それがこの選挙で問われている。私が圧倒的に勝てば国もそう簡単には開けられない」。激励あいさつをした諫早湾干拓推進住民協議会の高橋徳男会長も「相手は開門賛成。戦いやすくなった」と語気を強めた。

 だが支援者の一人はつぶやく。「本当に諫干だけが市民の投票基準になるだろうか。景気も悪い。雇用も厳しい。ほかにも言うことがいっぱいあるんじゃないのか」



2010年6月25日長崎新聞掲載

7209チバQ:2010/07/06(火) 00:10:02
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2010/sannin/kiji/066.shtml
離島を駆ける中盤戦 農相カードに組織で対抗



候補者の訴えに聞き入る有権者=対馬市内
 参院選は中盤に入り、長崎選挙区の各陣営は、離島での選挙戦を本格化させている。民主現職の犬塚直史候補(55)は、地元選出の山田正彦衆院議員の農相就任を追い風に支持拡大を狙い、自民新人の金子原二郎候補(66)は農協や漁協などによる従来の組織型選挙で対抗。各陣営は天候や日程をにらみながら候補者を投入しており、票の行方は梅雨空と同様、見通しがつかない。

 「一部の大型まき網ばかりを応援せず、中立公平な漁業政策を山田さんが大臣でいる間にやらなければならない」−。対馬市上対馬町の漁港で29日、犬塚候補は拳を振り上げ、聴衆にこう訴えた。対馬周辺海域では、大中型まき網漁業と一本釣りなどの零細漁業との間に深刻な対立がある。犬塚候補は「大臣の印籠(いんろう)」を持ち出し、この問題に切り込んだ。

 その2日前、同市厳原町であった金子候補の個人演説会。応援弁士の谷川弥一衆院議員(比例九州)は「この人は衆院議員と知事を合わせて“7期”した。今度当選し、自民党が政権をとったら真っ先に大臣になる」と持ち上げた。

 対馬など離島の多くが含まれる衆院長崎3区では、山田、谷川両氏が激しくしのぎを削ってきた。この中で犬塚陣営は、山田氏の農相就任をカードに政権与党の強みを生かし、一気に攻勢を掛けようとしている。

 五島市の民主党市議は、口蹄(こうてい)疫対応や戸別所得補償制度導入などを山田農相の“実績”に挙げ、「農家は以前より民主に動く」と期待を込めて語る。

 だが、県農政連五島支部や五島漁協は「知事時代の実績を重視」などの理由で金子候補を推薦。犬塚陣営のある幹部は「“農相効果”は実感できない。組織ではなく、個々に訴えるしかない」。新上五島町の民主党関係者も「地方では、住民の考えはなかなか変わらない」とため息をつく。

     ◇

 全県1区の参院選。県内の有権者の約1割は離島地区に住むが、日程の制約から、どの陣営も駆け足の訴えを余儀なくされている。

 犬塚、金子両候補は主要離島に絞って1日以内で回る。みんなの党新人の中嶋徳彦候補(35)の陣営は「荒天で本土に戻れないとスケジュールが狂う」と天気予報を見ながら渡航日を検討中。共産新人の渕瀬栄子候補(54)は29日に五島市入り。「ほかの離島は公示前に回った」という。

 平戸港から船で約50分の平戸市大島村で農業を営む岡村幸夫さん(61)は「候補者の姿が見えない」と嘆く。かつての国政選挙では候補者が来島し、住民との懇談会もあったという。「小さな島は国の支えがなければ、やっていけない。だからこそ候補者の顔を見て、声を聞いて投票したいが…」




2010年7月1日長崎新聞掲載

7210チバQ:2010/07/06(火) 00:12:55
大野と庄野でタックを組んで・・・
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/saninsen10/saitama/CK2010070502100014.html
イメージ戦略 熱い集票合戦
2010年7月5日

ターバンを頭にまいて街頭演説を行う候補者=さいたま市で


 十一日の投開票まで、四日であと一週間となった参院選。埼玉選挙区(改選数三)では、各候補が、街頭で有権者のイメージアップを図ろうと、あの手この手の戦略を打ち出す。国際経験をアピールするため民族衣装を着る新人、街宣前に理容師に髪形をチェックしてもらう現職、梅雨空に名前入りの傘を広げる陣営も。終盤戦に向け、集票合戦は熱を帯びている。 (水越直哉)

 民主党新人の大野元裕氏(46)は、駅前や自転車遊説で、頭にアラブの民族衣装「ターバン」を着用する。書記官としてシリアなど中東に約十年間滞在した経歴があり、「外交に強い」(陣営幹部)と一目で知ってもらうのが狙いだ。

 国際派を強調するのは、新党改革の新人中川幸司氏(30)も同じ。街宣では、「謝謝大家(みなさんありがとう)」と、中国語で締める。留学経験がある中国の事情通としてのアピールだ。

 民主現職の島田智哉子氏(47)は駅前などで行う街宣の前に、洋画のテーマ曲を流す。勇ましい曲調で、通行人の好奇心を引き、足を止めてもらうのが目的。曲は島田氏が「私のイメージ」と選んだ「パイレーツ・オブ・カリビアン」。

 公明党の現職西田実仁氏(47)はテレビや写真映りにも気を配る。討論会があったり、山口那津男党代表が来県してカメラが並ぶ際には、理容師が髪をセットする“盤石の態勢”で臨んでいる。

 梅雨を意識した戦略を練るのは、社民党新人の日森文尋氏(61)。街宣で雨が降り始めると、運動員が「日」「森」の文字をテープで張った透明のビニール傘をさっと開き、名前の浸透を図る。

 自民党現職の関口昌一氏(57)は、街頭で配布する法定ビラの半分にあたる十五万枚を初めて名刺サイズにした。「ビラなら捨ててしまうが、名刺サイズならポケットに入り、持ち帰ってくれる」と陣営幹部。

 みんなの党新人の小林司氏(39)は、渡辺喜美代表を前面に出し、「第三極」としての存在感を売り込む。選挙カーや立て看板、ビラなどにすべて、代表の顔写真を入れる徹底ぶりだ。

 一方、共産党新人の伊藤岳氏(50)は「オーソドックスな運動をするのが、逆にアピール材料だ」と陣営幹部。街宣で政策を訴えることに、力を注いでいる。

7211チバQ:2010/07/06(火) 00:14:32
http://www.ibaraki-np.co.jp/series/san2010/page56.htm
公明、社民票どこへ 岡田、郡司氏に流れるか (2010/07/02)
2010/07/02 (金) 本紙朝刊 総合1 A版 1頁

■協力、連立解消で注目
候補者7人が2議席を争う参院選茨城選挙区で、独自候補を立てていない公明、社民票の行方に注目が集まっている。昨夏の衆院選で公明は約19万票、社民は5万票余の比例票を県内で獲得。混戦に拍車が掛かった場合、特に公明票がキャスチングボートを握る可能性がある。過去の経緯から公明票は自民現職の岡田広氏(63)、社民票は民主現職の郡司彰氏(60)に流れるとの観測があるが、連立時代の「自公協力」は公式上解消し、社民は政権離脱や普天間、消費増税などで民主との溝が生まれ、ともに固まって動くかは微妙だ。
「基本スタンスは非民主、非自民。ぐいっと舵(かじ)は切りにくい」。公明の支持母体の創価学会幹部は選挙区の対応についてこう述べ、「ただ10年の自公連立で培った協力関係は地域で生きている。少しずつ舵を切る」と語った。自民県連サイドから非公式に協力要請の打診を受けたという。
1月の公明県本部主催の集会に、自民の岡田氏ら全国会議員と12月に県議選を控えた県議17人が出席、良好関係を印象付けた。ただ別の学会関係者は「選挙協力と言っても公明が一方的に票を出すだけの地域があり、快く思っていない会員もいる」と話す。公明票はすそ野が広く、世代間ギャップもある。学会幹部は「みんな、共産は比例票のライバル。民主の政権担当能力は不安。必然と投票先は限られる」と、消極的選択で岡田氏に流れるとの見方を示した。
社民県連は選挙区対応について自主投票の方針だが、1998年参院選で初陣の郡司氏を「支持」した経緯があり、地方議員や労組など「コアな支持者は郡司氏支援に動いている」(県連関係者)。
しかし、普天間問題で福島瑞穂党首が閣僚を罷免され、反発した社民は政権を離脱。菅直人首相がアレルギーの強い消費増税を打ち出し、両党の溝は深まっている。
社民支持層の動向について県連関係者の見立ては「半分超が郡司氏、残りはまちまち」「消費増税反対の支持者は民主に入れない」などと分かれた。共同通信社の序盤世論調査でも社民支持層の約6割が選挙区の投票態度を留保した。
県連幹部は「選挙区で支持する候補がいないと、投票自体を棄権し、社民の比例票が目減りしないか心配」と悩ましげに話した。

7212チバQ:2010/07/06(火) 00:18:20
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/gifu/CK2010070302000229.html
民主回復、公明票重み 協力10年、自民期待
2010年7月3日

 公明党岐阜県本部は公示直前、参院選岐阜選挙区(改選数2)で自主投票を決めた。自公政権で培った信頼関係から、公明票は「9割が自民候補に流れる」(同県本部幹部)とみられ、自民には力強い助っ人。公明サイドには見返りの比例票を確実に出すよう、自民に厳しく注文する声も出ている。

 「基礎票のうち民主に流れるのを35%とした場合…」。自民県連がまとめたシミュレーション。A4十数枚にびっしり数字が並ぶ。自民の基礎票から民主に流れる割合を5%刻みで想定し、公明票をどれだけ獲得したら、自民候補が当選できるかを計算してある。

 作成時期は3月上旬で、松田岩夫参院議員が離党し、元秘書の民主候補を支援すると発表した直後。関係者に衝撃が走る中、県連は真っ先に公明との選挙協力を検討した。

 岐阜選挙区は民主2人、自民と共産、諸派の各1人で100万票前後を奪い合う。12万はあるとみられる公明票は勝敗に大きく影響する。民主の支持率が回復した今、自民にとって、その重みは増している。

 自民県連は確実な協力を求め、公明や支援団体の創価学会に何度もアプローチ。猫田孝幹事長は「自主投票でも信頼関係はできている」と自信を見せる。公明党県本部の岩花正樹代表も「自公協力は10年の歴史がある。野党になったから終わり、ではない」と語る。

 ただ、公明関係者には昨年衆院選の悪夢がよぎる。「比例は公明、選挙区は自民」というバーター協力のはずが、劣勢の自民は終盤に「比例も自民」と連呼。公明は見返りに2万票を期待したのに、実際に自民から流れたのは千数百票だったという。

 公明党県本部は今回の参院選でも自民県議らにバーター協力を要請。「しっかり票を出してくれた人は、来年の統一地方選で応援する」(幹部)。民主の攻勢が予想される統一選を持ち出し、したたかに協力を迫る。

 一方、民主は少しでも公明票を自民から引きはがしたいところ。「自主投票なら、自民との付き合いが末端まで徹底されるかどうかは疑問。付け込む余地はある」(民主党県連幹部)と、公明支持者にアピールを続けている。

7213チバQ:2010/07/06(火) 00:18:58
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/mie/CK2010070202000206.html
与党支援ももどかしさ 郵政研県本部
2010年7月2日

 先の通常国会で廃案になった郵政民営化の一部を見直す郵政改革法案。連立与党の民主党と国民新党は参院選後の臨時国会で速やかに成立させることで合意したが、県内370局の郵便局長やOBらでつくる政治団体・郵政政策研究会(郵政研)県本部は郵政改革が参院選の争点に浮上しないことにもどかしさを感じている。

 「昔ながらの便利な郵便局に戻るはず」。郵政研県本部の海野克本部長(津市・安濃郵便局長)は法案成立に期待する。参院選後の成立を確かなものにしようと、三重選挙区(改選数1)では民主候補を推薦し、与党支援に全力を挙げる。

 首相交代で支持率が回復した民主党が、早めに選挙を戦おうと郵政法案を先送りしたことに「国民新党との約束をほごにした」とのわだかまりはある。だが法案を通すには、参議院での与党の過半数獲得が不可欠だ。

 郵政法案は、民営化で分社化された持ち株会社と郵便局会社、郵便事業会社を統合するのが柱。現状では、同じ郵便局内でも窓口は郵便局会社、配達は郵便事業会社と経営する会社が異なる。例えば配達不在通知を持参した客が窓口に来たら、局の裏の集配施設に案内することになる。

 中勢地区のある郵便局長も、郵政研が支援する国民新党の比例候補への投票をお願いする際、「便利な郵便局に戻りますよ」と説明。「農村部に行くほど反応はよく、手応えを感じる」と話す。

 ただ、自民党の有力な支持母体だった郵政研の前身「大樹(だいじゅ)」がかつて持っていたような集票力は薄れている。民営化以降に交代した局長は政治に熱心でない人も多い。昨夏の衆院選で県内の国民新党の比例得票数は1万6000票余で、見込みの3万票を大きく下回った。

 支持を広げるには世論の後押しが必要だが、海野本部長は「郵政改革は参院選の争点にならないだろう」と残念がる。消費税などの話題に押され、郵政議論が置き去りにされることを案じている。

 (参院選三重取材班)

7214チバQ:2010/07/06(火) 00:20:57
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100705_04.htm
参院選・東北 公明票にやきもき 創価学会、存在感見せ場探る
 参院選(11日投票)の東北6選挙区で、候補を立てていない公明党の支持票が焦点となっている。前回(2007年)の比例代表で公明党は6県合わせて46万5000票を獲得。投票所に行った有権者10人に1人が「公明党」と書いた計算になる。この固い組織票が選挙区でどう動くのか。自民党を中心に各陣営が神経をとがらせている。

 「菅政権にレッドカードを突き付けよう」。6月28日夕、JR仙台駅近くでマイクを握った公明党の山口那津男代表は約1000人を前に声を張り上げた。20分間の演説は、民主党批判と比例代表候補への支持呼び掛けが中心だった。
 党宮城県本部の石橋信勝代表は「今回は比例代表一本。選挙区候補を応援する余裕はない」と率直に言う。

■党立て直し先決
 東北での得票目標は、前回を8万5000票上回る55万票。全国では1000万票を目指し、比例代表の改選8議席を死守する構えだ。
 岩手県本部の小野寺好代表は「野党に転落した以上、自民党のことより自分の党の立て直しが先決」と強調する。
 東北6選挙区への対応は青森、岩手、宮城、秋田、福島5県が現時点で「自主投票」か「態度保留」。山形が「自民支援」となる見込みだ。
 公明党は昨年9月まで10年間、自民党と連立政権を組み選挙協力を行ってきた。このため「自主投票とはいえ、自民党支援が自然な流れ」(公明党秋田県本部)との見方が強い。
 民主党と激しく競り合う自民党陣営は公明票の上積みに期待する。青森県連は「10年間の信頼関係がある。公明票の半分でも来てくれたらありがたい」と話し、福島県連も「自主投票でもあうんの呼吸がある」と言う。
 ただ自民党も多くの比例候補がいて、「比例は公明」と表立って言えない。公明党青森県本部は「比例票とのバーターなしに支援はできない」とし、福島県本部も「そもそも選挙協力が成り立たない」と言い切る。

■水面下で接触も
 唯一、自公協力が進む山形選挙区では自民党県連会長の加藤紘一元党幹事長が5月、協力を要請。自民党現職の個人演説会では公明党関係者が、比例候補への支援を呼び掛けている。
 ほかの選挙区では、党や陣営レベルで水面下の接触はあるとされるが、具体的な動きは顕在化していない。
 公明党の支持母体・創価学会の幹部は「自民党候補全員に深い思い入れがあるわけではない。公明票はいつでも、短期間で支援の対象を変えられる」と話す。
 後半戦に入った各選挙区の情勢を分析しながら、公明票の存在感が最も効果的に示せるタイミングを計っている側面もあるようだ。


2010年07月05日月曜日

7215チバQ:2010/07/06(火) 00:22:46
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2010sanin/kiji/oita/20100705/20100705_0001.shtml
民・社「あうんの協力」 連合大分が仲介役 反自民の意識は共通
2010年07月05日 12:11  11日投開票の参院選大分選挙区(改選数1)で、民主と社民が、連合大分を仲介役にして微妙な距離を保ちながら協力関係を続けている。両党には、3年前の参院選で別々の候補を支援したしこりが残る。今回、社民は民主現職の足立信也氏を推薦していないが、社民支持の労組も加盟する連合大分が推薦。両党幹部は「言葉や文書ではない『あうんの呼吸』で協力している」と強調する。

 昨年の政権交代後、ともに与党となった両党だが、5月に普天間飛行場(沖縄県)の移設問題をめぐり、社民が連立離脱。連合大分に与党と野党を支援する労組が混在する状況になった。

 参院選で、連合大分が橋渡し役になる「大分方式」が機能したのは2004年、足立氏が自民候補に10万票差をつけて初当選した選挙だ。だが、07年は候補者を一本化できず、自民に議席を許した。

 民主陣営は今回、連合に過度に依存しない「より主体的な選挙」を目指し、大分市などでは衆院議員の後援会が活発に活動する。ただ、県内には地方議員がいない自治体もあり、連合大分の嶋崎龍生会長は「民主が頑張った上で、弱いところは連合が下支えする」と理解を示す。

 元県議の比例選挙に全力を傾ける社民党県連合。内田淳一代表は「候補者を立てないことが最大の協力」と繰り返す。民主県連の小嶋秀行幹事長が6月30日に社民党の会議で支援を要請した後も、内田氏は「推薦などの文書を出さない方がうまくいくこともある」と、党内の感情に配慮する。

 足立氏のほか、自民新人の小田原潔氏と共産新人の山下魁氏が立候補する大分選挙区。社民県連合幹部は「自民政権に戻してはならないという意識は共通。投票先は限られる」との見通しを示している。

=2010/07/04付 西日本新聞朝刊=

7216チバQ:2010/07/06(火) 00:23:39
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2010sanin/kiji/oita/20100703/20100703_0001.shtml
自公 再接近 与党過半数割れ目指し選挙協力
2010年07月03日 14:48  11日投開票の参院選で、野党転落後に一定の距離を置いていた自民党と公明党が再び接近している。公示直前、与党を過半数割れに追い込む「大義」の下で選挙協力を進めることで一致。大分選挙区(改選数1)で自民新人の小田原潔氏、比例代表で公明新人への支援を呼び掛けている。

 1日夜、中津市で開かれた小田原氏の個人演説会では、自民党県連の岩屋毅会長が「迷走政治をストップする一点で公明党とタイアップした」とアピール。公明党県本部の竹中万寿夫代表も「ルビコンを渡っていただいた。(自民の)県連会長の心に感動した」と応じた。

 自民、公明両党は、連立与党時代には選挙協力を続けてきたが、公明が選挙区の候補を推薦しない方針を決めたため、参院選の対応では微妙な距離を保った。

 政党レベルでの協力関係が築けず、公明支援者が来年の県議選で自民県議を支持する代わりに、自民県議支援者が参院選比例代表で公明新人を推す連携を模索。ただ、自民、公明が県議選で競合する見通しの大分、別府市で協力が難しく、自民関係者に「小田原氏にメリットがあるのか」との不満もくすぶっていた。

 このため、自民党県連と公明党県本部の幹部が公示日前日の6月23日に会談。小田原氏と比例の公明新人の後援会同士が政策協定を結ぶ形での選挙協力がまとまった。自民は、大分選挙区で民主現職の足立信也氏、共産新人の山下魁氏と争う。県内で比例代表10万票の獲得を目指す公明との協力で、自公がそれぞれ票の上積みを狙う。大分、別府市でも、自民と公明の議員たちが協力して支援を求める動きが出ているという。


=2010/07/03付 西日本新聞朝刊=

7217チバQ:2010/07/06(火) 00:24:28
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2010sanin/kiji/oita/20100702/20100702_0001.shtml
社民県連合、比例に全力 元県議立候補 辻元氏、無党派へ訴え
2010年07月02日 14:40  11日投開票の参院選で、社民党県連合が、同党比例代表の“地元候補”として立候補している元県議の当選に全力を挙げている。1日には同党の辻元清美・前国土交通副大臣が応援に訪れ、「大分の比例候補者を国会に」とアピールした。

 社民党が前回参院選比例代表で獲得した議席は2。当選には、党首も立候補している党内で、上位の得票が必要だ。そのため、同県連合は前回参院選での県内比例得票数約6万8千票を上回る「県内で候補者票10万票」を目標に掲げる。

 この数値をクリアするため、組織内候補と位置付ける自治労県本部がフル回転。自治労に加え、平和運動センター加盟の一部民間労組や党支部役員も参加する地区選対を県内16カ所に設置し、選挙区並みの態勢を組む。連合大分も、連合本部推薦の11人に加え、元県議を推薦候補にした。

 1日に来援した辻元氏は別府市で街頭演説。「地方切り捨ての政治を変えるため、挑戦している候補者を大分から国政に送ってほしい」と呼び掛けた。買い物客らも足を止める人気で、内田淳一・党県連合代表は「大分に社民の比例候補がいることを無党派層にも印象づけられた」と手応えを語る。

 候補者は昨秋の出馬表明後、県本部単位で社民党を支持する自治労の15本部を中心に、33都道府県を回ってきたが、公示後は3日間を除き、県内で活動する。元県議は「大分がよくなれば、全国がよくなるという思いで活動している」と力を込めている。


=2010/07/02付 西日本新聞朝刊=

7218神奈川一区民:2010/07/06(火) 17:31:41
支援貼り

959:作者読者。。。11◆E8S.pt7HnA :2010/07/06(火) 14:46:33 ID:7hBcs5kO [sage]
 期日前投票に行ってきました。前回の参議院補選のときとまたシステムが変わっていたのですね。
 ちょっと思ったのが、名前を記入する所に貼ってある候補者と政党名の一覧表。順番が、届け出順ではないのです。

金 中 松 木 千 小 甲 加 畑 山 (原文はひらがな記載の候補もあります、便宜上全部漢字にしました)
子 西 田 村 葉 泉 斐 藤 野 本

五 四 九 八 六 十 二 一 七 三 (届け出順)

7219山口新聞男:2010/07/06(火) 21:33:18
山陰は盛り上がってるな
山口は、毎日中盤情勢から計算すると15ポイントぐらい岸がリードしてるようだ・・・

7220地元のジイ:2010/07/06(火) 21:33:50
週刊文春最新号の宮川隆義氏の山口選挙区の予想では
△原田大二郎
▲岸信夫
http://www.zassi.net/mag_index.php?id=135
になってしまっていました。
おボッチャマは地元巡りをしているが効果は今一です。
挽回にはここはやはり夫婦そろっての土下座しかありません。
信夫おボッチャマ、智香子夫人お二人でぜひ土下座してくだされ。
ジイの頼みです。

7221チバQ:2010/07/06(火) 21:53:27
>>7153
>みんなの党新人の寺田典城候補(70)の陣営。公選法上はポスター7万枚の掲示が可能だが、「立て看板を設置するにも費用がかかり、スタッフ確保の問題もある」とし、印刷は2千枚にとどめた。
>たちあがれ日本新人の村岡敏英候補(49)の陣営は、ポスターなどを制限枚数いっぱい使用。

いくら知名度に差があるとはいえ、ポスターの枚数35倍って凄いな・・・

7222チバQ:2010/07/06(火) 22:38:15
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000871007040001
候補者ルポ(上) 終盤へ 訴えスパート
2010年07月04日





昼食をとる民主党の徳永エリ氏=3日午後、札幌市西区、吉本美奈子撮影


有権者と政策を議論する幸福実現党の大林誠氏=先月30日、JR苫小牧駅前

■組織への浸透も図る
●徳永エリ氏


 「野菜やコメはどうできるのか。子どもたちが農家に行って勉強し、食べることを大事にする食農育を進めたい」


 先月30日夕。民主党の徳永エリ氏(48)は、伊達市の農協の駐車場で訴えていた。道路に立ち、聴衆と同じ目線。演説した約30分のほとんどを、食料自給率の低下や子どもたちの食の乱れといった「食」「農政」に費やした。


 テレビリポーターとして、そして母親として間近に見聞きしてきた経験があり、ぜひとも訴えたいテーマではある。一方で、「農協を強く意識した」(陣営幹部)という意味もあった。


 組織がない――。今年1月の立候補表明以来、「弱点」を抱えてきた。連合北海道が全面支援するもう1人の民主党の公認候補・藤川雅司氏(53)とは対照的だ。


 党北海道(道連)や陣営幹部はこの克服に向け、様々な団体の支持取り付けに奔走。連立パートナーの国民新党や新党大地から推薦を受け、これまで自民党候補を推薦してきたいくつかの業界団体の「支持」も得た。


 その一つが道内の農協の政治団体である北海道農政連。徳永氏は17日間の選挙期間中、多くの農協や農業地域を訪れる。自民票の取り込みを図るとともに、支持への御礼の意味もある。


 伊達市も野菜農家が多く、ブロッコリーなどの生産が盛んだ。徳永氏は「農政連の皆さんからご支持をいただき、大きな力になった。これで私は、農家の皆さんとご縁ができたんだなと受け止めた」と強調した。


 陣営は今なお、業界団体からの支持取り付けに走る。2日夕、幹部が札幌市医師連盟からの推薦状を事務所に持ち帰ってきた。


 「弱点」克服に向けた別の方策は、無党派層への浸透だ。中でも道都・札幌や周辺での運動を重視し、17日間の中で計5日間ある土日のすべてをあてる。


 3日も朝から市内各地の団地やスーパー前で演説した。前面に出したのは、主婦層や子育て世代を意識し、シングルマザーとして長男を育てた経験だ。


 「職場でも小さな子どもを抱えていると偏見がある。職場の理解、支援を政策として進めないといけない」


 社会保障問題も忘れず、後期高齢者医療制度や介護保険制度の見直しを掲げた。


 演説を聞いていた札幌市の主婦(63)は「子育てでも苦労しているようだし、庶民の声を国政に届けてほしい」。一方、同市の行政書士の女性(58)は「民主党もいろいろと言われている。しばらく様子を見たい」と冷静だった。


    ◇


■交通題材に「夢」訴え
●大林誠氏


 幸福実現党の大林誠氏(37)は、徳永氏が伊達市を訪れた先月30日、札幌・大通公園でマイクを握っていた。


 「北海道にフロンティアを。夢の未来をつくります」


 この日の主要テーマは「交通革命」。北海道新幹線や高速道路網の整備を中心に、「帯広―釧路間は特急列車が走るが、釧路から根室は各駅停車だ。ビジネスチャンスが失われている」と訴えた。


 参院選で同党は、消費税の税率引き上げ問題にも力点を置く。この日は石川悦男党首も訪れ、「景気が悪く、ものが売れないから失業者が出る。なのに消費税の税率を上げたら長期構造不況に陥る」と、引き上げ反対の姿勢をアピールした。


 大林氏の国政選挙への挑戦は2回目。昨年の衆院選・道10区(岩見沢、留萌など)では及ばなかった。


 「昨年の衆院選では『民主党にまず、やらせてみよう』となり、民主党が支持を集めた。だが、やらせたらだめだった。参院選は第3極(の政党)が浮上している」。札幌だけでなく、道北・道東も回り、有権者の反応は衆院選よりも良いと感じている。


   ◇


 参院選の投開票日まであと1週間。道選挙区(改選数2)で戦う新顔6候補の運動を追うとともに、終盤に差し掛かった選挙戦での訴えの内容や選挙戦術を見る(掲載は届け出順の組み合わせです)。

7223チバQ:2010/07/06(火) 22:39:00
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000871007050001
候補者ルポ(中)「アピール力」で勝負
2010年07月05日





演説の前後に握手を交わす自民党の長谷川岳氏=和寒町


支持を訴えるみんなの党の中川賢一氏=札幌市

■農林漁業の振興 柱に
●長谷川岳氏


 日焼けで赤くやけどのようになった腕を振るいながら、自民党の長谷川岳氏(39)は4日午後、道北の和寒町で街頭演説した。


 「農業などの1次産業を強くすることが、北海道を強くすることにつながります」


 力を込めるテーマは「北海道の発展」だ。実現へのキーワードは「食料」「水資源」「エネルギー」。北海道の基幹産業と言える農林漁業の振興を目指すと訴えている。
 演説を聞いていた自営業の男性(74)は「若くて勢いがある」と期待感を示し、50代の主婦は「共感できる。若い世代でそうした訴えをする人が出てきたことは頼もしい」と感想を話した。


 参院選道選挙区の候補者について、自民党道連は2月、当選2回の現職中川義雄氏(72)=現・たちあがれ日本=の続投ではなく、長谷川氏の擁立を決めた。「新生自民党」をアピールでき、地盤とする札幌での得票が見込めるという判断からだった。


 だが、中川氏の支持者には1次産業の従事者が多い。その離反を食い止めるためにも、農林漁業振興は欠かせないテーマとなった。


 公示前の6月上旬までの約4カ月間、179ある道内の全市町村を回った。17日間の選挙期間中は、150市町村を再訪する日程を組んだ。


 「現場に出向く政治」を掲げ、「地域の人たちと一緒に、その地域の可能性を考えたい」という思いがある、と長谷川氏は語る。


 一方で、ほとんどの候補者が多くの時間を費やす札幌での選挙運動は3日間だけ。意味するところは、この日程そのものが選挙戦術だということだ。


 自民党道連の竹内英順幹事長は、YOSAKOIソーラン祭りの創始者として、長谷川氏の札幌での知名度は高いと見ている。同時に「自民党の政治で地方が疲弊したことが、惨敗につながった」と昨年の総選挙結果を分析した。


 そのうえで、民主党の小沢一郎前幹事長が得意とする「川上作戦」を実践していると説明する。上流の山間部で人心をつかめば、親類縁者などに口コミで評判が広がり、下流の都市部でも票を取れる、という戦術だ。


 また、長谷川氏は昨年まで国政選挙のたびに協力関係を結んできた公明党や支持母体・創価学会も頼みとする。同党の推薦は受けていないが、演説の最後では必ず、同党の比例区候補で元道議の横山信一氏(50)の名前をあげ、「2人で北海道の1次産業を支えます」とアピールする。


 政見放送でも公明党への支援を呼びかけており、配慮の姿勢は徹底している。


■「増税」批判で差別化
●中川賢一氏


 みんなの党の中川賢一氏(43)は4日、持てる時間のすべてを札幌市内での選挙運動にあてた。午前10時ごろは中央区の中島公園で街頭演説。ビールケースに乗り、渡辺喜美代表の「人形」を横に置いて、約15分間訴えた。


 「バラマキのつけで消費税増税。これでは経済が萎縮(いしゅく)する。まずは政治家や公務員が身を削るべきだ」。演説時間の半分程度は消費税問題。民主、自民両党の「増税路線」を強く批判した。


 先月24日の公示日の第一声では、消費税に触れた時間は1分もなかった。内容を変えた理由は、両党との相違点を明確に強調することと、無党派層への浸透を図ることだ。


 特定の組織からの支援はないうえ、党の支部も札幌にはなく、一部地域にとどまる。選挙運動は事実上、札幌や旭川、函館、帯広といった都市部に限定。車を止め、積み込んだビールケースを出し、その場で演説して支持を訴えるのが基本戦術だ。


 演説を聞いた70代の男性は「財政が悪化しても公務員は守られたまま。そこを変えると言っているのはみんなの党だ」と話していた。

7224チバQ:2010/07/06(火) 22:39:41
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000871007060003
候補者ルポ(下)懸命に支持呼びかけ
2010年07月06日





選挙カーから手を振る民主党の藤川雅司氏=札幌市中央区


演説後、支持者らに手を振る共産党の畠山和也氏=札幌市豊平区

■「行政のプロ」を強調
●藤川雅司氏


 参院選の投開票日まであと1週間となった「ラストサンデー」の4日昼過ぎ。札幌・大通公園は、民主党の藤川雅司氏(53)を中心に、さながら労働組合の総決起集会の雰囲気に包まれていた。


 「大物」が次々にマイクを握る。連合の古賀伸明会長は「負けることは許されない。戦況は非常に厳しい」と引き締めた。道選挙区の現職参院議員でもある峰崎直樹財務副大臣は「労働界の推薦をもらった候補者は、必ず1議席確保している」と強調。上田文雄・札幌市長も「市民を代表する実力のある藤川さんに1票を」と呼びかけた。


 藤川氏は札幌市職員時代に自治労に入り、市議会議員も務めた。今回は連合北海道の「組織内候補」という位置づけで立候補した。


 だが北海道教職員組合(北教組)の違法献金事件などの影響で、労働組合の動きが鈍化。改選2議席の独占を目指す民主党北海道(道連)は、投票先を決めていない支持者に対し、もう一人の候補徳永エリ氏(48)より、藤川氏への投票を促す「藤川シフト」を敷いた。


 それでも藤川氏の「生命線」が労組票にあることは否めない。1月の立候補表明後は、労働組合の支部を回り続けた。選挙期間中も、街頭演説の主舞台は組合員が多くいる各地の役場前。1日に10カ所以上の役場前で支持を訴える日もあった。


 「地域医療が崩壊している」「地方が切り捨てられてきた」と、地域を見てきた実感として小泉構造改革の「負の遺産」を批判してきた。4日の集会では「21年間札幌市職員として働き、7年間札幌市議を務め、市民が主役の街づくりのために活動してきた」と強調した。この経歴のアピールは、有権者が圧倒的に多い札幌市で、無党派層からの支持を多く集めようという狙いも込められている。


 例えば5日の札幌市内のスーパー前での演説。子育て支援の必要性を訴えるとともに、性風俗店への客引きなどを禁止する「ススキノ条例」制定に取り組んだ実績に触れた。買い物客に身近なテーマを取り上げつつ、「行政のプロ」としての実績や経験を強調している。


 聴いていた主婦(65)は「実績を生かし、即戦力として頑張ってほしい」とエールを送った。ただ、同市の警備員の男性(62)のように「訴えがピンとこない」と率直に語る有権者もいる。


 それでも残りの選挙期間、札幌を重点に置いた活動に取り組む予定だ。


   ◇


■消費増税反対を前面
●畠山和也氏


 「弱者いじめの消費税増税は絶対に認められません」


 札幌市豊平区の街頭で3日昼、共産党の畠山和也氏(38)はそう切り出した。


 10分弱の演説のほとんどは、消費税率引き上げへの反対論だ。「(税率10%で)4人世帯で年間16万円も負担が増える。ちょっとやそっとの痛みではありません」


 聞いていた同区の無職中村章一さん(71)は「削れる無駄が残っている。増税する政党には投票できないよ」と、訴えにうなずいた。


 畠山氏は前回2007年に続く立候補。今回は公示日から「消費税増税反対」を前面に打ち出す選挙戦を貫く。


 昨年の衆院選で党が掲げた「建設的野党」とは一線を画した。陣営幹部は「チラシを配っても反応はいい」と手応えを感じている。


 6候補の中で最も早く、昨年10月に立候補を表明、道内全域を回ってきた。「消費税を上げようという候補に議席を独占されたら、北海道のみんなが増税に賛成となってしまう。私を押し込んで下さい」と呼びかけている。


     ◇


 参院選の投開票日はあと5日後の11日。4、5日とあわせて3回、道選挙区で戦う新顔6候補の訴えの内容や選挙戦術を追ってきました。

7225チバQ:2010/07/06(火) 22:44:02
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20100706007.html
地元ではお呼びでない“減税”市長 他地域では応援要請殺到
 独特の名古屋弁で人気を集める元民主党衆院議員の河村たかし名古屋市長。参院選でも応援要請が殺到しているが、市民税減税などをめぐり党市議団と対立しているため、地元の党愛知県連からは一切お呼びがない。

 各地の街頭では「消費税10%」に言及した菅直人首相に反発して「民主党内に減税勢力をつくらにゃいかん」と訴え、奇妙な「ねじれ」応援を展開している。

 「関係が良ければ、のどから手が出るほど応援がほしい…」。愛知選挙区(改選数3)は民主党が2人当選を目指す激戦区。党県連幹部は市民人気の高い河村市長を呼べないことに複雑な思いをのぞかせる。

 持論の市民税減税の恒久化を押し通そうとする河村市長と、難色を示す民主党など各党市議団との対立はもはや決定的。市長は民主党市議に対しても、次期市議選では自らの政治団体「減税日本」の対抗馬をぶつけると公言。県連幹部は「こんな仕打ちを受けては、口が裂けても応援は頼めない」と憤る。

 河村市長は5日、大阪府東大阪市で民主党新人の応援に立ち「民主党は減税政党になるべきだ」と断言。「増税するなら首相は誰でもできる。良いサービスをより安く提供するのが政治だ」と炎天下で熱弁をふるうと、聴衆の女性が握手を求め「頑張って」と激励した。

 河村市長は13道府県の民主党候補の応援に駆け付ける予定。

[ 2010年07月06日 07:43 ]

7226チバQ:2010/07/06(火) 22:51:21
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201007060353.html
【速報】用紙誤配で投票箱解錠 下関選管、職員の告発検討 '10/7/6

--------------------------------------------------------------------------------

 下関市選管は6日、参院選の期日前投票所で、山口選挙区の投票をする有権者に、誤って比例代表の投票用紙を渡し、やり直してもらうため投票箱の鍵を開ける不適切行為があった、と発表した。公選法は投票箱を開票時まで開けることを禁じている。同市選管は「考えられない行為」とし、関係職員の告発も検討するという。

 市選管によると、ミスは市長府支所で、同支所での期日前投票の初日の5日に発生した。午前8時35分ごろ訪れた最初の有権者が選挙区の投票を終えた直後、比例代表の投票用紙を渡していたことに担当者が気付いた。投票管理者である同支所長補佐の判断で投票箱を開けて回収。正しい投票用紙でやり直してもらったという。

7227チバQ:2010/07/06(火) 22:52:43
http://www.sanyo.oni.co.jp/senkyo/10_sanin/news/2010/07/06/20100706101845.html
岡山県関係3候補 比例票争い激化
 11日の投票に向けて舌戦が続く参院選で、比例代表に立つ岡山県関係候補3人が、他党も巻き込んで激しい戦いを演じている。それぞれの立場から自民支持層へのアプローチを強めており、岡山選挙区(改選数1)の自民陣営では「呉越同舟」の場面も。参院比例は個人得票を積み上げなければ議席に届かない非拘束名簿式のため、党内での身内同士の得票争いもし烈だ。

 3日夜、岡山県美咲町で開かれた岡山選挙区の自民新人候補の個人演説会。同候補を推薦しているたちあがれ日本の平沼赳夫代表(衆院岡山3区)の後援会幹事長に加え、公明の地元町議が駆けつけた。

 壇上であいさつした後援会幹事長は「それぞれの人間関係があるが、お許しいただけるなら片山氏に特段の配慮をいただきたい」。

 一方、公明町議は「与党として(自民と)10年間一緒に頑張ってきた。選挙区は自民新人、比例は谷合氏を」。それぞれの比例候補を売り込んだ。

 相次ぐ新党結成で激戦となっている比例票争い。たちあがれ日本元職の片山虎之助氏(74)、公明現職の谷合正明氏(37)、新党改革新人の萩原誠司氏(54)はいずれも岡山市在住。岡山県での“地元票”は党全体のすう勢にも影響するとみて、支持拡大に懸命だ。

反応は複雑

 片山、萩原両氏は元自民党国会議員、谷合氏も与党時代は自民の連立パートナー。それぞれが築いてきた関係を頼りに、選挙区で自民候補の支援をちらつかせながら、自民支持層の比例票に狙いを定める。

 対する自民の反応は複雑だ。選挙区での支援は願ってもないものの、民主に対抗するには自らの比例票上積みも欠かせないからだ。党内には、かつての公明との「バーター」が支持基盤を弱体化させたとの指摘もある。

 今回も県看護連盟をはじめ自民の比例に組織内候補を抱える支持団体は、他党との協力に強く反発。片山氏の遊説に同行して支援を求める県議もいるが、県連幹部は「なかなか対応は難しい」という。

党内にライバル

 「党内には知名度の高い比例候補が多い。他党との戦いもさることながら、党内のライバルを上回らなければ…」

 先月28日、岡山市内の街頭演説会場。舛添要一代表とマイクを握る萩原氏をわき目に、運動員が話した。

 非拘束名簿式の参院比例では、党が議席を確保できても個人名の得票が少なければ当選できない。逆に個人票を稼いでも、党の総得票が足りなければ議席には届かない。

 当選の仕組みが分かりにくい上、衆院の比例とも異なる。このため導入から3回の選挙を経ても各陣営は有権者への制度周知に躍起。「2枚目の投票用紙には○○○○(個人名)とお書きください」などと記した政策ビラやポスター、選挙はがきで呼び掛ける。

 党への支持に加え、候補者個人の集票力も問われる比例の戦い。選挙区に劣らず、得票争いは激しさを増している。

ズーム

 非拘束名簿式 各党の比例名簿には順位をつけない。参院選で2001年から導入された。有権者は政党名、候補者名のどちらでも投票でき、党名票と候補者名票の合計が政党の総得票となる。総得票をもとにしたドント方式の配分で各党の議席数が決まり、各党ごとの当選者は候補者名票が多い順となる。

(2010年7月6日掲載)

7228チバQ:2010/07/06(火) 22:53:32
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001007060004
「友党」へ気遣い色濃く
2010年07月06日

 11日投開票の参院選石川選挙区(改選数1)で、民主・自民両候補の陣営が選挙協力をする「友党」に配慮する場面が目立っている。昨年夏の衆院選時のような「蜜月関係」とはいえない状況も見え隠れするが、両党とも演説会の弁士に招いたり、比例区での友党への投票を呼びかけたりと、気遣いの選挙戦が展開されている。


◆民主◆「比例区は国民新・社民も」◆


 「かほく市の集会で、どの弁士からも『国民新党』という言葉がひと言も出なかった。3区で勝つには国民新党、社民党と力を合わせなければならないのに」


 七尾市で先月26日に開かれた民主新顔、西原啓氏(51)の3区選対会議で、出席者の1人は残念がった。同日開かれた街頭集会で、樽床伸二国会対策委員長や近藤和也衆院議員らの演説に配慮が足らなかったという批判だった。


 近藤氏はその場で頭を下げ、翌27日の内灘町の街頭集会では「比例区は、郵便局を大切だと思われる方は(国民新党の)長谷川憲正さん、平和が大事だと思われる方は社民党に」と呼びかけた。


 前回2007年の参院選石川選挙区を制した民主党は、3区では自民党候補に約4万2千票の大差をつけられた。その2年後の衆院選で近藤氏が初議席を得られたのは、組織力のある社民党と、約100の郵便局を基盤とする国民新党の強い支援と結束があったからだ。両党の動きは今回も大きなかぎを握る。


 ただ、連立離脱の影響で社民党県連と西原氏が「選挙協力」の確認書を交わしたのは公示の2日前。「出遅れ」を指摘する声は社民党内にもあるが、羽咋市議の浅野俊二・県連副代表は「勝負はこれからだ」と話す。


 労組票が多い羽咋市は、07年参院選でも自民・民主の票差は509票と接戦だった。地元の稲村建男県議(自民)は「ここの社民党は昔から強い。彼らが動き出したら……残り1週間(が勝負)だろう」と警戒感を見せた。


         ◇          ◇



◆自民◆「公明と一緒に戦い抜く」◆


 「『別れても好きな人』という言葉がある。何としても共に勝利をしたい」。3日に白山市で開かれた自民現職、岡田直樹氏(48)の決起集会で、来賓として招かれた庄源一・公明党県本部代表が連帯のあいさつをした。


 公明党は政権交代後、党本部レベルでは自民党への推薦、支持を見送る方針にかじを切った。福村章・自民党県連幹事長は6月初め、岡田氏の推薦を公明県本部に要請。庄源代表は回答は保留したものの、「これまでの信頼関係がある。前向きに受け止めたい」と応じた。


 結局、推薦は出なかったが、福村幹事長は「実質的な応援があればそれでいい。自公連携はお互いにメリットがあるはず」と期待を示す。


 自民党は公明党に手厚い配慮を見せる。3日の決起集会で、森喜朗元首相は「本部は自主投票。厳しい公明党の立場もある」と対応に理解を示し、「公明党のみなさんと合い結びあえるよう、しっかりやることが選挙の目的」と述べた。


 岡田氏の個人演説会や決起集会では、公明党比例区候補、荒木清寛氏のポスターが並ぶ。岡田氏はほとんどの会場で「荒木候補と一緒に戦い抜く」と連携を強調する。


         ◇          ◇


◆共産◆「政治への信念ない」◆


 一方、共産新顔、近松美喜子氏(56)は党単独での戦いを続ける。秋元邦宏・共産党県委員長は民主、自民それぞれの選挙協力を「政策の一致もないまま、票のためだけの選挙協力だ。政治への信念がない」と冷ややかに見る。

7229チバQ:2010/07/06(火) 22:54:46
http://www.kyoto-np.co.jp/country/article/20100706000021
個人名売り込み懸命
京滋地盤の比例候補印刷用画面を開く

街頭で支持を訴える比例代表候補者。選挙区の候補者なみに名前の売り込みに全力を挙げる(京都市内) 11日投開票の参院選で、京都、滋賀を地盤とする比例代表候補者が地元での支持拡大に躍起になっている。参院選比例代表は本人の得票が当落を左右する「非拘束名簿式」のため、候補者らは個人名の売り込みに懸命だ。一方、比例票の上積みを最大の目的とする候補者もいて、各陣営がそれぞれに戦略を描いて火花を散らしている。

 元衆院議員で京都に事務所を構えるみんなの党の新人候補は、自身の選挙区だった衆院京都3区と6区を中心に名前の売り込みに全力を挙げる。4日には出身地・伏見区の伏見大手筋商店街を練り歩き、「比例区」「個人名」と書いたプラカードを掲げて「比例投票用紙に政党名は要りません。個人名を書いて」と訴えた。すでに個人後援会や全国の医師仲間を通じて約15万枚の選挙はがきを送付。選挙終盤には決起集会も開く予定だ。

 滋賀県議だった同党の新人候補も滋賀県内での選挙運動がほとんどで、期間中に県外で街頭活動をするのは京都と大阪で1日だけ。大票田の県南部を重点的に回り、特に地元の大津市で票の掘り起こしを図りたい考えだ。ただ「比例代表の仕組みを説明しなければならず、どこまで票につなげられるか」(候補者)と不安も漏らす。

 一方、共産党は昨夏の衆院選京都6区の候補者を今回の比例代表に擁立したが、個人名ではなく政党名での投票を呼び掛けている。「比例では1次公認の5候補の当選が最優先」(選対事務局)のためで、2次公認の同候補は政党票の上積みを目指し、府内全域を走り回って党名をアピールする。京都選挙区の新人候補を援護する狙いもあり、夜は合同で演説会を開くなど二人三脚で支持拡大に力を注ぐ。

 公明党は、府内では前回参院選で京都に選挙事務所を開設した現職候補の再選に全力を挙げる。目標は府内18万票だが、近年は15万前後で横ばい状態が続く。保守支持層の協力を得るのが課題で、先月下旬には保守系地方議員との協力が進んでいる亀岡市内で政談演説会を開いた。首長や保守系府議らも顔を見せ、府本幹部は「信頼関係がある地域で票を積み上げたい」と連携に期待をかける。

 民主、自民、社民、幸福実現などの各党も京都、滋賀で比例票の上積みに力を入れている。

【 2010年07月06日 09時19分 】

7230チバQ:2010/07/06(火) 22:55:36
http://www.shizushin.com/news/feature/sanin10/news/20100706000000000011.htm
比例議席獲得へ 県内票奪い合い
2010/07/06
 参院選は11日の投開票まで1週間を切り、各党は静岡選挙区(改選数2)でし烈な争いを繰り広げる一方、比例代表の議席獲得を目指してラストスパートをかけている。民主党は静岡選挙区からのくら替え、自民党は昨夏の衆院選で落選し再起を期す候補者を抱える。他党からも県内出身者や本県ゆかりの候補が立ち、県内票の獲得にしのぎを削る。
 昨秋の参院静岡選挙区補選で初当選した現職で医師の土田博和氏(60)が比例代表に回った民主党。もう1人の民主現職とすみ分けただけに党県連幹部は「現職を落とすわけにはいかない」と必死。日本医師会の支援は得られていないが、医師の人脈を生かし親交の深い医療・社会福祉法人などを足がかりに全国集票を目指す。地元県東部で中学・高校時代の同級生を中心に支援を受け、地元企業の協力会も結成した。
 ただ、産業別組織の比例候補を抱える連合静岡の支援はなし。著名人がひしめく党比例候補の中で埋没することや選挙区激戦のあおりで存在感が薄らぐのも懸念材料だ。
 自民党は衆院選静岡7区で敗れた片山さつき候補(51)が国政復帰を目指す。県内の選挙戦は県議らの「支援する議員の会」が中心。経済、財政通の経歴と実績を生かし中小企業や経済団体への食い込みに注力する。「県内で1人でも多くの人に名前を書いてもらうよう活動している」と同会会長の前沢侑県議。
 ただ、自民党の比例代表では日本医師会や日本看護協会、JA関係などの現職や新人も相次いで本県入りし、業界団体票を固めているため、県内だけで大量得票が獲得できるかどうかは未知数。別の県議は「手応えはよく分からないというのが本音」と漏らす。
 公明党は比例現職の当選を目指す。大口善徳党県本部代表は「県内27万票を目指し突き進む」と支援組織をフル回転。共産党県委員会は東海地区に重点も置く新人候補の支援に注力し、「消費税増税断固反対」の大合唱で支持拡大を狙う。社民党県連合は普天間飛行場移設問題で国外移設を目指す社民党の姿勢に共感する他党の支持層にも投票を訴える戦略だ。
 みんなの党は静岡選挙区の新人と抱き合わせた活動を展開。県内入りする比例候補者が選挙区候補者と街頭を回る。たちあがれ日本からは元県総務部長で元総務相の片山虎之助氏(74)が立候補。石川嘉延前知事らの支援を受け県内でも遊説した。政治団体日本創新党からは焼津市の経営コンサルタント杉井保之氏(51)が初の議席獲得を狙う。

7231チバQ:2010/07/06(火) 22:57:14
http://sankei.jp.msn.com/region/tohoku/miyagi/100706/myg1007060217000-n1.htm
【参院選】東北6県の知事、対応に温度差
2010.7.6 02:15
 参院選は投開票(11日)まで1週間を切った。東北6県では選挙区に29人が立候補、比例区には15人の各県出身の候補が立ち激戦を展開している。この時期、とかく取りざたされるのが“県の顔”ともいえる知事の対応だ。与党、野党との距離をどうとるか−。知事の政治的立場やそれぞれの「出自」にもかかわっているだけに、一挙一動に注目が集まる。(参院選取材班)

 【鮮明】

 ≪岩手≫

 民主党籍を持つ達増拓也知事は、公示日の6月24日、民主現職の第一声でマイクを握り、「岩手から日本を変えるために圧倒的票数で大勝利を」と訴えるなど、民主党への支援を鮮明に打ち出している。

 公示前の記者会見では、特定政党を応援する根拠として「行政で不平等はいけないが、政務、政治活動は自由であるべき」と“正当性”を強調した。

 達増県政は「民主王国」といわれる県連と表裏一体の関係。選挙区候補と比例代表に立候補している現職の県連会長の再選は、知事にとっても至上命題だ。

 このため、達増知事は先月4日、盛岡市で県連が行った総決起大会でも、本会議のため到着が遅れた国会議員の代わりに、入り口で参加者たちを出迎えるなど“民主党の顔”の役割を演じている。

 ≪青森≫

 三村申吾知事は、公示日の先月24日に自民候補の事務所を訪れ、陣営関係者を激励したのに続き、同27日には街頭で応援演説に立つなど、同党支持を鮮明にしている。

 3年前の参院選でも今回と同じ同党候補を支持した三村知事。「個人的に長い付き合いがある。義を持って、友情を持って街頭に立った」と説明している。

 自身は来年、知事選を控え、現段階で態度は明確にしていないものの、3選出馬は既定路線。県政与党でしかも国政選挙で自民支持を鮮明にしたことについて、対抗馬擁立を模索する民主党関係者は「政権与党とどのように向き合うのかが問われる。当然、知事選にかかわってくる」と対抗心をあらわにしている。

 ≪山形≫

 吉村美栄子知事は、初当選した昨年1月の知事選で民主党や連合山形、社民党などの支援を受けたが、今回の参院選では自民党現職の岸宏一氏(70)を応援している。

 知事選で岸氏は、自民党県連が前知事陣営に加勢する中、前知事と市町村長との関係悪化などを理由に吉村支援に回り、当選に一役買った。

 今回、板挟みになった形の吉村知事はぎりぎりまで「熟慮中」としていたが、7月に入って「今感謝の気持ちを伝えなければ一生後悔する」として、岸氏支援を表明。出身地である西村山郡で開かれた岸氏の個人演説会で応援弁士を務めるなどして、支持を訴えた。

 吉村知事は昨年の衆院選の際、同じ理由から山形1区で民主党の鹿野道彦衆院議員を応援した経緯があり、岸氏と激しく争っている民主党新人の梅津庸成氏(43)の陣営からは、知事の岸氏支援に反発も出ている。

 【中立】

 ≪宮城≫

 村井嘉浩知事は自民党県議出身だが、現在は党籍はない。昨年の衆院選では自民党候補を全面的に支援したが、政権交代以降は中立的な立場を貫いてきた。

 今回の参院選でも自民が公募で選んだ新人候補擁立を決めた直後、「特定政党を応援しない」と明言。だが、ここにきてある候補がビラに村井知事とのツーショット写真を載せていることが話題になった。

 これについて、村井知事は5日の定例会見で「昔撮った写真については、どなたが、どのような形で使っても、異を唱えないことにしている。やむを得ないことだろうと思う」と語ったが、選挙関係者の中には「村井知事には意中の候補がいるはず」との見方もある。

 改選数2に8人が出馬し、大混戦となっている宮城選挙区。知事の“本心”にも関心が集まっている。

 ≪秋田≫

 佐竹敬久知事は、5月22日に秋田市内で開かれた自民党の「政経文化セミナー」に出席したり、同30日に開かれた鈴木陽悦候補(民主)の事務所開きに代理出席している。

 しかし、同24日の定例会見で参院選へのスタンスを問われると、「政党や連合などの会合には出席するが、言わば内輪の会。不特定多数の人に支持を訴えたり、自分の後援会に特定の候補者を支持するようにお願いすることはない。ましてこれまで、公示(告示)になってから、候補者の集会に出たことはない」と、特定の政党や候補者を支持する考えのないことを強調した。

 ≪福島≫

 佐藤雄平知事は民主現職の参院議員から転身したが、知事就任以来、「県民党」を標榜(ひょうぼう)しており、各政党と比較的等距離の姿勢を貫いている。今回の参院選でも、特定の候補者を応援するような行動、発言はしていない。

7232チバQ:2010/07/06(火) 22:58:06
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100706/elc1007060001000-n1.htm
【参院選2010】民主、最強の集票マシン、連合がフル稼働 業界団体の民主への寝返りで発奮!
2010.7.6 00:00

 参院選比例代表の終盤情勢で、民主党が堅調を保っているもう一つの背景に、日本労働組合総連合会(連合)の存在がある。下野した自民党から各業界団体が離れつつあるのと対照的に、連合は集票マシンとしてますます力を蓄えつつある。「集票力」は「発言力」となる。民主党の連合依存は今後もさらに強まる公算が大きい。

 連合傘下の産業別労働組合(産別)はそれぞれの組織内候補として11人の候補を比例代表に擁立した。関係者は「取りこぼしがあるとすれば1人。10人は堅い」と自信を見せる。

 古賀伸明会長ら連合幹部は4日夜、民主党の枝野幸男幹事長や仙谷由人官房長官と都内で極秘に会談し、参院選の情勢分析を行った。終盤戦で民主党が盛り返すには連合の協力が不可欠だからだ。

 連合は平成19年の前回参院選では、比例代表に7人の組織内候補を立て約183万票をたたき出した。16年の参院選は約173万票、13年は約170万票でジワジワと集票力を増している。衆院も連合の支援なしでは選挙を戦えない議員が少なくない。

 だが、今回は、政権与党の支持団体として初めての選挙となる。政権批判で集票してきたこれまでの手法は通用しなくなった。

 加えてライバルも出現した。かつて自民党を支持してきた日本歯科医師会や全日本トラック協会などが民主支持に転向。しかも小沢一郎前幹事長は、選挙協力の度合いで予算配分に差をつける「業績連動型」の協力関係を構築した。業界団体と労組が集票力を競い合う時代が到来したのだ。

 故田中角栄元首相が編み出した集票マシンによる「票田開拓術」は民主党が受け継いだ。だが、集票マシンへの過度な依存により自民党は凋落した。民主党が同じ道を歩む可能性は否定できない。(比護義則)

7233チバQ:2010/07/06(火) 22:59:11
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100706/stt1007060000000-n1.htm
【参院選2010】 民主、なお「比例堅調」。その理由は? 小沢戦略に効果 無党派になお淡い期待 (1/2ページ)
2010.7.6 00:00
 産経新聞の参院選終盤情勢調査で、民主党は一時の勢いが衰え、選挙区で自民党と接戦を演じながらも、比例代表はなお堅調で自民党を大きく突き放していることが分かった。民主党への期待がなお大きい証拠なのか。それとも小沢一郎前幹事長が推し進めた選挙戦術が奏功したのか。

 「よく頑張っているのは見ている。一生懸命やれば可能性はある」

 小沢氏は5日、静岡県浜松市入りし、参院静岡選挙区(改選数2)に立候補した新人候補の事務所を突然訪問した。候補は不在だったが、小沢氏は事務所スタッフや支援者をにこやかに激励した。

 この候補は小沢氏が幹事長当時、静岡県連の反対を押し切って2人目の候補として擁立し、同県連は冷戦状態となった。小沢氏が無役となってもこの候補に肩入れするのは「自分の選挙方針は間違っていない」という意地なのだろう。

 小沢氏が2〜5人の複数区に2人の候補者擁立を進めたのは理由がある。共倒れの懸念もあるが、うまくいけば自民党を壊滅状態に追い込むことができる。2候補で選挙戦を競い合うことで比例代表の票の掘り起こしにつながるとの読みもあった。

 鳩山由紀夫前首相の退陣に伴い、小沢氏の選挙戦術も党内から批判を浴びた。ただ、今回の情勢分析では民主党は選挙区で苦戦しているとはいえ、懸念された複数区の共倒れはさほど見られず、比例代表もなお優勢を保つ。小沢戦術は一定の効果があったといえる。

 一方、産経新聞とフジニュースネットワーク(FNN)の世論調査では、「支持する政党はない」と答えた無党派層のうち、参院選比例代表の投票先で民主党を選んだ人が最も多く19・2%を占めた。「投票するつもりがない」は12・2%。自民党11・2%▽みんなの党8%▽公明党3・2%▽共産党、新党改革各2・6%。無党派層の民主党への期待がいまも強いことがうかがえる。

 だが、「民主党への支持は『ほかに選択肢がない』という消極的な支持になりつつある」との指摘もある。菅直人首相は終盤に入り、「参院選の争点は『安定か混乱か』だ」と安定政権の必要性を訴える作戦をとり始めた。かつての自民党を彷彿(ほうふつ)させるような言い分で、無党派層の支持をつなぎ留めることができるのだろうか。(榊原智)

7234チバQ:2010/07/06(火) 23:04:54
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003172037.shtml
1番人気は神戸大丸前 場所取りも熱帯びる参院選 

大勢の買い物客らが行き交う大丸神戸店前。選挙期間中は“街頭演説銀座”に=神戸市中央区(撮影・吉田敦史)

 参院選の投開票日まであと5日。改選2議席を7人が争う兵庫選挙区の戦いもラストスパートに入った。中でも繁華街や主要駅などでの街頭演説は有権者に政策を直接語りかけ、名前や顔を覚えてもらえるまたとない機会。大勢にアピールするため、場所選びは重要だ。人気スポットでは最終盤まで候補者や党幹部らが支持を訴え、場所取りも一段と激しさを増しそうだ。(岡西篤志)

 各陣営が報道機関に提供している候補者の予定表によると、5日までで最も人気があった場所は神戸・元町の大丸神戸店前。党首クラスの応援も含め、計17回の演説があった。投開票日前最後の日曜日となった4日も、4人の候補者が相次いで党首らと演説した。

 大丸神戸店前は駅や商店街入り口に近く人通りが絶えず、スクランブル交差点は買い物客らが足を止める最適な場所だ。2001年7月の参院選では、当時の小泉純一郎首相が1万5千人(自民党県連発表)の聴衆を集め、車道までぎっしり埋め尽くされた。

 同店前を選ぶ理由について、ある候補者の秘書は「若者が多い三宮に比べ、元町を訪れる人は年齢層が比較的高く、訴えを聞いてもらいやすい」。近くの店で働く60代女性は「一日中、大声が響くのは困るが、その時々の政党や候補者の人気がよく分かる」と話す。

 少し前まで、“1番人気”は三宮センター街の東側だった。しかし、入り口付近は往来が激しく通行を妨げる懸念や、交通規制もあり、その座を譲った格好だ。

 ほかに、通勤時間帯に演説が集中するのが県西部のターミナル・姫路駅前。参院選ではJR神戸線と山陽電鉄が乗り入れる垂水駅前も神戸市内の人気スポットの一つに挙がる。西日本最大級の商業施設「阪急西宮ガーデンズ」がある阪急西宮北口駅周辺も、家族連れらを意識した新スポットとして注目を集めている。

 これらの場所では争奪戦が繰り広げられ、ニアミスも起こりがちだ。「最後のお願い」を一人でも多くの有権者に届けようと、各陣営は最適のスポットを求め、連日夜遅くまで作戦を練る。

(2010/07/06 16:45)

7235チバQ:2010/07/06(火) 23:07:08
珍しい切り口の記事
http://www.shizushin.com/news/feature/sanin10/news/20100706000000000068.htm
県内候補者 食事対策に四苦八苦
2010/07/06
 「食べるものではなく、食べることが大切」―。遊説に乗り込んだ車内で、市販の総菜パンを慌ただしく口に放りこんだ。11日投票の参院選静岡選挙区のある候補者の昼食風景。夏場の長期戦を戦い抜く“活力源”として食事の重要性は言うまでもないが、内容まで気が回らないのが各陣営の実情のようだ。
 この候補者のある日の昼食は移動中のおにぎりと総菜パンが一つずつ。栄養バランスが取れているとは言い難い。朝から晩まで駆け回る候補者の体調管理を意識しつつも、「食事に時間とお金はかけない。資金の限られた陣営にとって経費節約は重要」と陣営幹部は割り切る。
 県内全域が選挙区となる参院選では、各候補者は分刻みのスケジュールを強いられる。別の陣営関係者は「せめて温かい食事をさせてやりたいが…」と配慮を見せるが、「弁当で十分」「のどだけはやられないようにあめを常備し、栄養ドリンクで(食事を)補完」など日程をこなすことを優先する声が強い。
 一方で、決められた予算と日程の範囲内でスタッフが入念に計画した陣営も。「“安く、ボリュームがある”店をリストアップした。東部・伊豆を回るときは新鮮な刺身を食べさせてやりたい」と、ある陣営の県東部に常駐する男性スタッフ。「候補者が気さくに店員や客に話しかけ、交流を深めることもある」と食事時間も選挙運動の場ととらえる陣営もある。
 選挙戦も終盤に入り、疲労の蓄積は隠せないが、ある候補者は「最後まで声を出し切れるかどうかは体調よりも気力次第」と語気を強めた。

7236チバQ:2010/07/06(火) 23:09:01
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/182741
【攻防―2010参院選】郵政関係者“菅のまたくぐり” 耐え忍び民主支援 改革法成立を最重視 連立組み替え論には不快感
2010年7月6日 15:42 カテゴリー:政治
 今回の参院選では、国民新党を支持する郵政関係団体が「我慢」の選挙戦を強いられている。郵政民営化を見直す郵政改革法案を先の国会で廃案にした民主党には不信感があり、菅直人首相ら民主党幹部が言及する参院選後の連立政権組み替え論も不快でならない。それでも、同法案の成立は民主党との連立維持が大前提。郵政関係者は各地で悩みながらも民主候補を支援している。

 「われわれは『韓信のまたくぐり』ならぬ、菅(首相)のまたくぐりをやっているんです。改革は道半ば。恥を忍んで連立を組んでいるんだ」

 福岡市で6月28日にあった国民新党の演説会。亀井静香代表は、中国・漢の名将韓信が争いを避けるため、屈辱に耐えて他人のまたをくぐったという故事に例え、連立与党であり続ける意義を強調した。会場には大勢の特定郵便局長がいた。

 菅内閣になり支持率が急回復した民主党は、通常国会を延長せず参院選へ突入。それに伴い郵政改革法案は廃案となり、反発した亀井氏が大臣(郵政改革・金融担当)を辞任した経緯がある。

 亀井氏の演説を聴いた福岡市内の特定郵便局長は言う。「私も亀井さんと一緒。廃案には絶望感すらあった。民主党に不満を抱く仲間は多い」

 投票日まで1週間を切った参院選。特定郵便局長などでつくる政治団体「郵政政策研究会」の九州地方本部は、国民新党の現職が立候補している福岡を除く選挙区で民主党候補を推薦した。

 「約束をほごにされたのは悔しいが、文句を言うよりも目的を果たすことが最優先」と青木征(ゆく)雄(お)専務理事。九州地方本部の会員は特定郵便局長だけで約2300人。局長OBや家族も含めると約5千人。国民新党の自見庄三郎郵政改革・金融担当相の地元でもあり、九州全体で10万票を出して「郵政票」の存在感を発揮したいところだ。

 ただ「また裏切られるかもしれない」(九州北部の特定郵便局長)との不安は残る。選挙戦では首相に加え民主党の枝野幸男幹事長からも、他党との連携をほのめかす発言があった。参院で与党が過半数割れした場合、新たな連立が検討される可能性は否定できない。

 この九州北部の局長は連日、民主候補へ投票を呼び掛ける電話をかけ続けている。「民主党が負けては困る。今は信じるよりほかない」。多くの郵政関係者の胸中を代弁するようにつぶやいた。


=2010/07/06付 西日本新聞朝刊=

7237チバQ:2010/07/06(火) 23:11:11
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20100706ddlk01010189000c.html
参院選’10北海道:候補の遊説、「全域踏破」や「都市集中」 /北海道
 ◇広い選挙区、分かれる戦略
 参院選道選挙区(改選数2)は、179市町村を抱え、日本の総面積の約2割を占める広大な選挙区。各候補者は、道内を12地域に分ける衆院選小選挙区より格段にきつい遊説日程を強いられる。運動期間中に約9割の市町村を回る「道内全域踏破型」の一方で、大票田の札幌市や旭川市など主要都市に絞る「都市部集中型」も。各陣営の遊説戦略を紹介する。【和田浩幸、岸川弘明、水戸健一、今井美津子】

 ◇一秒も無駄にしない
 選挙サンデーの4日、ある候補は午前5時40分に士別市のホテルを出発し、国道239号を西に約90キロ進んだ日本海沿岸の羽幌町を目指した。峠を通る国道は小雨や霧で視界が悪かったが、遊説スタッフ約15人を乗せた選挙カーなど6台は速度を緩めることはなかった。「一分一秒たりとも無駄にするのはもったいない」とスタッフ。同町のスーパーマーケット前での街頭演説は、拡声機の使用が許される午前8時ちょうどに始まった。

 この候補は毎日午前4時半に起床。遊説に入る各市町村の人口や職業別の就業率などを把握する。選挙カーの助手席に乗るため、日焼けした左腕は皮がむけて赤く腫れ上がっていた。「非常にハードだが、ぎりぎりまで最悪の状態を考えて戦う」と力を込めた。

 ◇3候補は全道遊説
 道内ほぼ全域を回るのは民主党新人の徳永エリ氏(48)と藤川雅司氏(53)、自民党新人の長谷川岳氏(39)。

 最も強行日程を組んだのが長谷川氏。17日間の選挙戦のうち3日半は札幌だが、残りの13日半で道内市町村の9割の162市町村を遊説。選対関係者は「経験で効率よく回れるルートがあるが、分刻みのスケジュール。選挙戦終盤には遊説隊員はへとへと」と話す。

 徳永氏は135市町村を回る予定。平日は地方の主要市町で遊説し、週末は札幌市内に戻る。「地域の事情は、地域の人が一番よく知っている」(陣営)ため、街頭演説の回数や場所、時間割などは党の各総支部に任せている。

 藤川氏も134市町村を回るハードな日程をこなす。衆院小選挙区ごとに国会議員や道議が同行する。午後8時以降は翌日に備え、藤川氏は選挙カーとは別の車に乗って移動。スピーカーなどの装備が積まれた選挙カーは速度が出ないためだ。

 ◇都市部で支持拡大
 対照的に地域を絞るのが、みんなの党新人の中川賢一氏(43)。遊説は札幌、旭川、函館など都市部中心だ。インターネット活用で民主、自民への批判票を取り込む戦略が、法改正先送りで不発に終わった。党の渡辺喜美代表や江田憲司幹事長ら著名政治家を呼び、大票田で効率的な支持拡大を図る戦略だ。

 中間的な回り方が、共産党新人の畠山和也氏(38)。公示前に全道を回っており、公示後は名寄市より北には行かず、札幌を中心に道東、道南などを遊説。消費税増税批判に力を入れ、買い物客の多い商店街や訴えを聞いてもらいやすい団地を重視している。

7238チバQ:2010/07/06(火) 23:13:07
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2010sanin/240210.html
最終盤 道内に「大物」来ず 陣営がっかり 各党1人区重視(07/06 08:52)
 11日投開票の参院選道選挙区(改選数2)で、最終盤に各党とも党首クラスの道内入りの予定がなく、各陣営は盛り上げに苦心している。民主、自民両党が接戦の道外の「1人区」などに力を入れているためで、大物の応援に期待していた陣営は落胆している。

 民主党は公示日に玄葉光一郎政調会長が道内入りして以来、幹部の応援はゼロ。同党北海道は大物の応援を要請しているが、道内選出の荒井聡国家戦略担当相以外に「応援予定はない」(幹部)。

 昨年の衆院選では、鳩山由紀夫前首相や小沢一郎前幹事長らの応援が相次いだだけに、同党新人の藤川雅司氏(53)の陣営は「2議席独占を目指す大事な選挙なのに」と不満げ。もう1人の新人、徳永エリ氏(48)の陣営は「大物に頼らず必死にやるだけです」。

 自民党新人の長谷川岳氏(39)の応援には、既に谷垣禎一総裁や大島理森幹事長らが入ったが、「野党だから昔のように閣僚もいない」(陣営幹部)。人気の高い小泉進次郎衆院議員にも打診しているが、難しそうで、陣営は「応援がない分、地方議員が緊張感をもって戦う」と話す。

 みんなの党新人の中川賢一氏(43)の陣営は、公示後に1度来道した渡辺喜美代表に応援を再要請しているが、未定。幹部は「代表が来れば、聴衆の反応も全然違うのに」。

 共産党新人の畠山和也氏(38)の応援には、志位和夫委員長が公示前後に1回ずつ道内入りしたが、今後は幹部の来道予定はなく、陣営は「党と候補の主張を地道に訴えていく」と話している。

7239チバQ:2010/07/06(火) 23:14:13
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2010sanin_gekitotsu/

2010参院選 激突 道選挙区

民主「2人戦略」 党と連合 票奪い合い<上>(2010/06/22)
 かつてない光景だった。

 「2人当選に向け、党がもっと動いてほしい」。20日夜、札幌市内のホテル。連合北海道会長の高柳薫は、民主党北海道代表の三井辨雄に迫った。

 民主党は、24日公示の参院選道選挙区で改選2議席の独占を狙って藤川雅司(53)と徳永エリ(48)の両新人を擁立する。札幌市労連出身で組織内候補の藤川を連合が受け持ち、テレビリポーターで無党派層の票が見込める徳永を事実上、党が担当する組織割りだ。高柳は三井との会談で、暗に運動の比重を徳永陣営から藤川陣営に移すよう求めた。

■強い危機感

 民主党の各級選挙の候補は従来「連合におんぶにだっこ」といわれ、党側が連合に票などを求めることはあっても、逆はなかった。高柳発言は、連合の危機感がいかに強いかを示すものだった。

 菅直人内閣誕生で民主党は支持率を「V字回復」させた。徳永は、その追い風を背に受けるが、藤川の陣営は、辞職した衆院道5区の前衆院議員、小林千代美陣営の労組幹部が相次ぎ逮捕された事件の後遺症で、動きは芳しくない。17〜19日の北海道新聞の世論調査でも、徳永が同党支持層の4割超を固めたのに対し、藤川は3割弱だ。

 とはいえ、無党派層票頼みの徳永は、推薦を受ける新党大地や道農民連盟以外に有力な支持組織を持たず、「固まって動かせる票はほとんどない」(陣営幹部)。風もいつ一変するか分からない。約1時間にわたった高柳との会談で三井は「できることはやるが、連合も組織をしっかりまとめてほしい」とくぎを刺した。

 「連合が推薦している地方議員は道内に350人。今働いてもらわないと、来年は応援できないという気合で、(議員に)指導を」。連合北海道事務局長の村田仁は17日、札幌市内で全道の労組幹部を前に語気を強めた。

 民主党の道議や市議の多くは、藤川の出身の自治労系議員以外、組織のない徳永を支援してきた。だが、ここにきて連合は、来春の統一地方選での選挙応援をちらつかせて藤川を支援するよう促す。

 2004年、07年の参院選道選挙区でも、候補2人を擁立しながら1議席に終わった民主党。3度目となる「2人戦略」に影を落とすのは、道選挙区の現職、峰崎直樹(65)の処遇問題だった。

 党側が昨年秋、峰崎に引退を迫ったのに対し、連合は4選出馬を支持。3カ月近くも対立が続き、そのあおりで峰崎後継に藤川が決まったのは1月下旬と、徳永よりも出遅れた。

■埋まらぬ溝

 党と連合がしこりを引きずったまま両陣営が始動し、その後もぎくしゃくした関係が続く。合同の選対会議もほとんど開かれない。藤川陣営幹部が「いつも労組に世話になっていながら、なぜ党は徳永ばかり肩入れするのか」と言えば、徳永陣営幹部も「大きな組織があるのに、連合は文句ばかりだ」と反論する。

 党と連合の亀裂が広がれば、10月の衆院道5区補選、来春の知事選をはじめとする統一地方選への影響も避けられない。三度目の正直で2人当選はなるのか−。「2人戦略」は海図なきまま走り続ける。(敬称略)




 主要政党の5氏が改選2議席を争う見通しとなった参院選道選挙区。公示を目前に、激しい攻防を続ける各陣営を追った。

7240チバQ:2010/07/06(火) 23:14:51
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2010sanin_gekitotsu/94912.html

2010参院選 激突 道選挙区

「自公協力」再び 野党同士 依存と打算<中>(2010/06/23)
 24日公示の参院選道選挙区(改選数2)に出馬する自民党の新人、長谷川岳(39)の陣営は20日、刷り上がったばかりの「期待のポスター」(幹部)1万枚を全道に発送した。

 ポスターで長谷川の隣に並ぶのは、公明党から比例代表の北海道・東北ブロック重点候補として出馬する横山信一(50)だ。表向きは長谷川の市民後援会の制作だが、実際は自民党道連幹部が公明党の支持母体である創価学会の幹部を訪ね、了解を取り付けて「ゴーサイン」が出た。

 「自公政権」時代、日常的に行われてきた両党の選挙協力。公明党は参院選では、党本部レベルでの他党との協力は行わない方針を表明。長谷川にも「推薦」や「支持」は出していない。しかし、このポスターは長谷川と公明党が協力関係にあることを両党支持者に公然化する意味合いを持つ。

 長谷川は、さらに踏み込む。公示後に放送される政見放送の収録で「比例では友党である公明党にも支援を」と明言した。道内で30万ともいわれる公明票。道連幹部は「今の長谷川には必要な票なんだ」と言い切る。

■崩れた岩盤

 農協、経済界、医師会…。政権交代で自民党は、かつて「岩盤」といわれた道内の支持団体を民主党に次々と切り崩された。主要団体のうち今回の参院選で、従来通り自民党単独支援を打ち出したのは道看護連盟だけだ。

 組織票の大幅な目減りを少しでも補おうと、自民党は今まで以上に公明党にすり寄る。

 道央の自民党道議は、地元の公明党市議と自らの支援者宅を回り、長谷川への支援とともに「公明党の比例には横山氏が出ます」と呼びかけている。

 この道議は、これまで公明党からの支援を受けたことがない。連携を決断したのは、自民党の野党転落で来春の道議選への不安が日増しに高まっているからだ。

 前回道議選で支援してくれた建設業者でさえ、頼み込まなければ長谷川のポスターを張ってくれない。数十万円だった党道連からの参院選活動費は、わずか5万円。「党はもう頼りにならない。なりふり構ってはいられない」

 一方で秋波を送られる公明党も、民主党の支持率の急回復で、横山の議席獲得に危機感が強い。集票への不安が、再び両党を選挙協力に走らせる。

■変わる内実

 だが、ともに野に下った「自公協力」の内実は変質しつつある。

 5月下旬、札幌市内の横山の事務所開き。駆けつけた元官房長官の町村信孝は、あいさつの機会を与えられなかった。道議会が11日、民主党衆院議員だった小林千代美の辞職勧告を決議した際も、公明党は賛成はしたが、自民党が求めた共同提案には乗らなかった。

 「もはや連立を組んでいるわけでもない」。公明党関係者はこう言い放つ。

 参院選後も続く保証のない「当座しのぎ」の自公協力。創価学会には連合北海道も水面下で接触を続けている。学会関係者は「応援は、のどから手が出るほどほしいが、いま民主と手を組めば、組織内で『節操がない』と言われる」と話す。そこには「ほとぼりが冷めれば…」とのニュアンスも漂う。(敬称略)

7241チバQ:2010/07/06(火) 23:15:37
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2010sanin_gekitotsu/94913.html

2010参院選 激突 道選挙区

二大政党の間で 民主V字回復が痛手<下>(2010/06/24)
 24日の参院選公示まで1週間を切った18日、道選挙区(改選数2)に出馬する、みんなの党新人の中川賢一(43)は、ひそかに江別市内にいた。

 足を運んだのは、これまで地元の自民党衆院議員、町村信孝(比例代表道ブロック)を支援してきた企業だった。

 「町村さんのように大きな力はありませんが、よろしくお願いします」と頭を下げる中川。応対した社長は「今や自民党も野党。ここは『町村王国』だけど、しがらみで選挙をやる時代じゃないしね」と、支援を約束した。

 「政治とカネ」や米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設の問題で、支持率が急落した鳩山由紀夫政権時代。みんなの党は「反民主」の受け皿となり、4月末には全国世論調査の政党支持率は10%を超えた。

 ところが、菅直人政権発足で内閣支持率は「V字回復」し、そのあおりで、みんなの党の支持率は急減。今月中旬の北海道新聞の全道世論調査では1・3%に落ち込んだ。

■外れた戦略

 「第三極」を掲げる中川は全道的な組織がないため、インターネットによる有権者との対話や演説のライブ配信で、民主、自民両党の批判票取り込みを狙う戦略だった。

 だが、まだ「ネット選挙」が浸透していない道内で、こうした「空中戦」だけでは党勢拡大には限界があった。そこへ首相交代が追い打ちをかけた。党幹事長の江田憲司を招いて札幌市内で13日に開いた演説会に集まったのは、目標を大きく下回る200人だった。

 結局、ネット選挙に加えて行き着いたのが、支援企業を一軒一軒回るという旧来型の手法。党関係者は「組織も金もない中で、世論をつかもうというのは本当にきつい」と本音を明かす。

■増税標的に

 道選挙区に新人畠山和也(38)を擁立する共産党も、苦悩が続いていた。

 5月には自民党を支援してきた全国森林組合連合会の会長が出席したシンポジウムを旭川市で開くなど、従来接点のなかった団体への接触を図ってきたが、支持拡大は容易ではない。菅政権誕生は、さらなる痛手だった。

 そんな中で浮上したのが、消費税「10%」問題だ。自民党がマニフェスト(政権公約)に社会保障の財源などとして「当面10%」を明記、菅首相も10%を「参考としたい」と言及した。

 民主、自民両党からの増税論に、党道委員会は首相発言直後、選挙闘争本部を開き、「増税反対」を参院選の重点項目とすることを確認。急きょ街宣車の看板にうたい、畠山の演説でも前面に出すようになった。

 陣営幹部は「商店主や主婦など増税反対への反応はいい」と手応えを語り、今後に期待をかける。

 だれもが、ここまでとは予想しなかった民主党の党勢回復。みんなの党と共産党は、二大政党の間で埋没感にさいなまれ、風に翻弄(ほんろう)されながら必死に立ち位置を探す。

 中川陣営の幹部は言う。「選挙期間は17日間もある。何が起こるか分からない。別の風が起きれば、内閣支持率の逆V字だってあるかもしれない」(敬称略)

7242チバQ:2010/07/06(火) 23:18:14
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20100706-OHT1T00042.htm
候補動けぬ「雪化粧」宮崎選挙区、口蹄疫で制約だらけ
 4月に口蹄疫(こうていえき)が発生した宮崎選挙区(改選数1)では、選挙の風景が一変している。各陣営は選挙活動とともに感染拡大防止に気を使う。自民党陣営は消毒液を積んだ自動車を選挙カーに帯同させる。自民、民主がしのぎを削るなか、選挙活動は大幅に制約され一段落と思った口蹄疫も、再び1頭が陽性と判明、先行きは不透明だ。東国原英夫知事(52)も戸惑いを隠せない。

 選挙事務所の玄関先は「白い雪」に染まっていた。各陣営は選挙活動が始まると、まず玄関に石灰をまき、消毒マットを敷いた。スタッフは支援者の靴に向けて消毒液をスプレーするなど感染拡大防止に余念がない。

 県道では消毒場所で徐行をするため、選挙カーが渋滞に巻き込まれ、その後の日程がズレることも多い。県の選挙管理委員会は、街頭演説などを可能な限り自粛するよう求めている。かつてない異常な選挙戦だ。

 民主、自民両陣営は1議席を争い、しのぎを削る。松下氏のもとには江藤拓衆院議員(50)が応援に駆けつけ、政府の口蹄疫対策の遅れを批判する。「だから、殺せって言ったんだよ」―。赤松広隆前農相が報道陣の取材に答えたこの場面は、動画投稿サイトにアップされ、瞬く間に広がった。畜産農家からの反発は強まったが「表だって政府を批判をするとその後が心配だ」との声も聞かれる。

 自民党は昨年の衆院選宮崎1区で元国交相の中山成彬氏と元自治相の上杉光弘氏が出馬し、共倒れ。07年の知事選でも分裂し、東国原英夫知事が当選した。しかし今回は候補者の一本化に成功。松下氏は、選挙カーとともに消毒液を積んだ「消毒カー」も帯同させ、支持を訴える。

 民主党は参院選で初めて独自候補を擁立。新聞社出身の渡辺氏はミニ集会などを行い、2月からの演説は1000回を超えた。小沢一郎前幹事長の教えは「辻(つじ)立ち1日50回」。連日「どぶ板」選挙に徹したいところだが、口蹄疫発生地域での街頭活動を控え、大規模な集会も開けずにいる。浸透を図れず、頭を抱える。

 2日に都城市での家畜の移動制限が解除され、繁華街は盛り上がりを見せた。だが4日、新たに牛1頭が陽性と判明。まさかの事態に各陣営は困惑を隠せない。

 東国原知事は感染拡大を懸念する一方、国会で見送りが決まった「(インターネットを利用した選挙運動を解禁する)公職選挙法改正案が通っていれば」と悔やむ。ネットでの選挙活動が解禁されていれば、たとえ候補者が動けなくてもネットで主張を訴えることで今よりはるかに効率的な活動ができたと指摘する。

 残り5日。「白い雪」のなか、不安と緊張が交錯する夏の選挙戦は続く。

7243チバQ:2010/07/06(火) 23:19:11
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20100705-OYT8T01249.htm
徹底した組織固め 無党派対策に活路  「老舗」「新党」対照的戦い

 参院選も終盤にさしかかり、日増しに陣営の動きが活発化してきた。企業回りに支持者集会、街頭演説、繁華街の練り歩きと戦術は様々。特に、組織力を誇る“老舗”の政党と、無党派層の取り込みを生命線とする“第3極新党”の選挙戦は実に対照的だ。それでも、自陣の弱点や戦術の一長一短を強く意識している点は共通しているようだ。

 川越市の電子機器メーカー。約100人の従業員を社員食堂に集めて行われる月曜日恒例の朝礼に、老舗政党の現職候補が顔を出した。「家族や友人にも支援の輪を」。候補が頭を深々と下げた朝礼後、陣営幹部が経営者にはがきの束を差し出した。「政策紹介のはがきの送り先を紹介して頂けませんか」

 この候補の1日は、こうした企業の朝礼回りから始まり、その後も、企業や業界団体へのあいさつ回りが続く。多い日には1日20社を超える。票をさらに固めるため、ネットワークもフル活用。有力取引先から陣営への協力依頼を受けたというある企業の県内支社長は「関心はないが、重要先の依頼を断れるわけがない。部下もそれは分かっている」と語る。支社長は従業員を陣営に紹介したという。

 朝から企業・団体回りを続けた陣営が5日、唯一日程に入れた夕方の街頭演説。JR三郷駅前に到着すると、すでに500人近い支持者が集まっていた。候補名を繰り返すコールが一帯に響く。実態は組織固めの支持者集会だ。

 候補が街頭演説にかける時間は、前回参院選より大幅に減った。「浮動票は欲しい。だが、うちは伝統的にそれが弱い」と陣営幹部。徹底的な組織戦は、ほかに決定打が見つからないためでもある。

     ◇

 浦和駅前に3日夕、人だかりができた。大手IT企業の“カリスマ経営者”が街宣車の上に立ち、隣で元幹部の新党新人候補が手を振る。テレビや雑誌でおなじみの顔が「会社に残ってほしいが、断腸の思いで国政に送り出します」と紹介。候補は街宣車から降り、聴衆に握手して回った。

 駅頭でのビラ配りからスタートし、ショッピングモールや住宅街を回るのがこの候補の行動パターンだ。夕方には駅で「お疲れさまです」とサラリーマンを迎え、最後には繁華街も練り歩く。リストアップした乗換駅や主要駅回りは出馬表明後、3周目に入ったという。

 「無党派層が多いからこそ埼玉から出馬した。名前と政策を頭の片隅にでもとどめてもらえれば」と候補は話す。ただ、人が集まるのは著名な応援弁士が来たときだけ。普段は素通りされ、ビラを受け取ってもらえないことも多い。

 「一生懸命やっている。悪くないんじゃないか」。新人候補と活動エリアが重なったライバル陣営の中堅県議がつぶやいた。「無視されても駅に立ち続けることは、決して無駄ではない。聞いていないようでも、名前は結構記憶に残る」。投票用紙に向かう瞬間まで決めていない人が多いのも無党派層だ、と県議は言い添えた。

(2010年7月6日 読売新聞)

7244チバQ:2010/07/06(火) 23:20:57
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100706/plc1007060001000-n1.htm
【参院選2010】 激戦16区決戦へ首相がテコ入れ行脚 「吉」か「凶」か 焦りが呼ぶ連日の戦術変更 (1/2ページ)
2010.7.6 00:00

このニュースのトピックス:参院選2010

JR甲府駅前の街頭演説で有権者らに手を振る菅首相=3日午前 菅直人首相の登場で「V字回復」したはずの民主党に参院選終盤で急ブレーキがかかった。内閣支持率は2週間で10ポイントも急落、参院候補は苦戦を強いられる。その原因は首相が唐突に公約に掲げた消費税増税問題であり、思いつきで二転三転させたことで傷を広げた。首相は民主党が重点区に選ぶ全国16の激戦区を中心に行脚し、理解を訴える構えだが、これが吉と出るか、それとも凶と出るか−。(船津寛)

 首相は5日、四国3県の県庁所在地を一気に駆け回った。いずれも参院選で激戦・苦戦が伝えられる選挙区だが、首相にとって浅からぬ因縁の地でもある。

 「徳島は、私の政治家としての第二のスタートを切らせていただいた地だ」

 全国でも有数の激戦区・徳島選挙区(改選数1)。徳島市のJR徳島駅前に立った首相は演説にこんな言葉を盛り込んだ。

 平成16年に年金未納問題で党代表辞任を余儀なくされた首相は、頭を丸め、四国88カ所の札所を廻る「お遍路」に赴いた。徳島市にある霊山(りようぜん)寺は一番札所。「この一番札所に戻ってくるのと政権交代するとの、どちらが先か考えながら歩いた時期もあった…」。首相はこう感慨を込めた。

 それから6年。民主党は政権交代を果たし、首相は最高指揮官として国政選挙の最前線に立つ。

 その選挙戦で最大の争点になったのが、自らが切り出した消費税問題だ。鳩山由紀夫前政権の「負のイメージ」の払拭には効果があったが、「増税」への世間の風当たりはジワジワと強まっている。

 産経新聞とFNNの合同世論調査では、菅政権の「消費税率見直し問題への対応」を「評価しない」が53・3%。前回より約10ポイントも上昇した。無党派層に限ると64・4%が「評価しない」。首相の賭けは完全に裏目に出てしまった。

 選挙情勢の悪化に伴い、首相に焦りの色がにじむ。5日の四国遊説では、財政再建の必要性を必死に訴えてきたが、控えめなトーンに変えた。徳島では「私が消費税に触れたことでいろいろな議論を呼んでいる。何も一方的に物事を進めようとしているわけではありません」と釈明した。

 だが、焦れば焦るほど、首相の戦法は日々変わり、ますます追い込まれる悪循環に陥っている。

 公示直後の首相の基本戦術は「守り」。記者団のぶら下がり取材も1度応じたきり。各政党の党首とのテレビ討論も拒み続けた。

 それを「逃げ」と批判されると一転して党首とのテレビ討論を受けて立ち、「攻め」に転じた。討論では「自公政権の11年間に220兆円も債務残高が増えた」と野党批判を続けた。

 ところが、それも「責任転嫁」と受け止められただけ。すると首相は5日の街頭演説では他党批判を完全に封印し、「私も長い間野党をやってきたので、いろいろ言い分を言ってきた」と包容力をアピールした。860兆円の国の巨額債務についても「私たちに民主党にもなにがしかの責任はある」と反省してみせた。

 首相は参院選の目標議席を現有議席54の「プラスアルファー」と明言した。与党の過半数維持も難しい甘めの目標だったが、現状ではこれさえ到達困難となりつつある。

 旧自民党政権では「与党過半数割れ」は敗北ラインだとされ、何人もの首相が退陣に追い込まれた。30年の政治歴を誇る首相がこれを知らないはずはない。首相は5日の演説でしっかりと予防線を張った。

 「4年間で4人の首相が代わった後の私の政権。責任を持って安定政権をやらせていただきたい」

7245チバQ:2010/07/06(火) 23:22:23
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100706_04.htm
農政激変、揺れる田園 東北コメ農家の声 参院選

田園地帯に並ぶ参院選宮城選挙区の選挙ポスター。農家はどんな思いを1票に託すのか=登米市


 参院選(11日投票)は、政権交代で激変した農政への評価が焦点の一つとなっている。生産調整(減反)に協力することを条件に、面積に応じた補助金を農家に支給する戸別所得補償制度が4月にスタート。農家への直接支援に踏みだした。変化の激流の真っただ中、コメどころ東北の農家は参院選の論戦をどう見ているのか。

 宮城県北部の登米市で農業生産法人を経営し8ヘクタールでコメを作付けする男性(58)は、戸別所得補償を申請した。
 民主党農政に新味を感じ、昨年夏の衆院選比例代表は民主党に1票を投じたが、疑問を感じている。本年度政府予算の所得補償の関連経費は5618億円。土地改良事業費の6割削減を引き換えに満額が認められた。
 男性は「農業予算以外から財源を確保すると思ったが、農業予算の中で組み替えをしただけだ」と不満顔だ。
 民主党の小沢一郎前幹事長が、自民党の支持基盤の一つだった土地改良区の弱体化を狙ったとされる。男性は「そんなことは一般農家に関係ない。農地の基盤整備は今後も必要だ」と批判する。
 繁殖用牛を約120頭飼っている。宮崎県の口蹄(こうてい)疫問題は人ごとではない。「対応は後手に回りひどかった。民主党は農業現場を分からない素人集団。今回は選挙区も比例も自民党に投票する」と言い切る。
 20ヘクタールの水田を持つ秋田県大潟村の男性専業農家(56)は「なぜ農家の所得を補償しなければならないかが国民に伝わっていないため、ばらまき批判が出る」と政治家の説明不足を指摘する。
 心配なのは、これからの財源だ。米価が下がれば下がるほど国の支出は膨らむことになり「制度の存続に不安がある」と将来を見据える。参院選の投票先は「未定」だ。
 「所得補償が導入されたばかりなのに争点化していないのが残念」と話すのは、宮城県南部の角田市の男性専業農家(50)。昨年の衆院選は民主党を支持した。
 参院選のマニフェストを見ると「民主、自民ともに食料自給率向上を目指しており、それほど違いはない」と指摘。投票先は「おそらく民主。ただ慢心が見えれば変える」と民主党候補の振る舞いを見極める。


2010年07月06日火曜日

7246チバQ:2010/07/06(火) 23:23:19
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100705_05.htm
熱帯びる比例の戦い・東北(上)二大政党/民主、自民
◎民主・消費税論議、回避も/自民・「政治とカネ」追及

 参院選(11日投票)の比例代表で、東北を地盤とする候補者の戦いが熱を帯びている。個人名の得票順に当選が決まる非拘束名簿方式のため、所属政党が同じ候補もライバル。全国で187人が48の改選議席をめぐってしのぎを削る。東北ゆかりの主な候補者も名前の売り込みに躍起になっている。

<民主>
 小沢一郎前幹事長の側近で現職の工藤堅太郎氏(67)は「消費税なんか議論する必要はない。まだまだ無駄はたくさんある」と強調する。
 地元岩手で選挙区の現職候補と二人三脚で県内を回りながら、菅直人首相の「消費税10%」発言をけん制する。
 福島県議だった新人中村秀樹氏(47)も福島選挙区の現職候補、新人候補と連動。旧市町村単位の県内90カ所で街頭演説をする日程をこなし、選挙区候補顔負けの「どぶ板」を実践している。
 青森県議出身の現職下田敦子氏(69)は、支持母体の日本栄養士連盟の支部を小まめに回る「地上戦」に徹する。「衆院選の比例代表と違い、名前を書いて」と念押しすることも。
 宮城県を中心に選挙運動を展開する現職大石正光氏(65)は、祖父から3代続く政治家一家。父親の故武一氏は元環境庁長官。集会ではライフワークの環境問題を強調し「次は大臣になれる」と語っている。

<自民>
 「私にとって後がない戦い。私の政治生命が終わってしまう」。新人の中野正志氏(62)は危機感を隠さない。演説では昨年の衆院選宮城2区で落選したことを振り返り、声を詰まらせる場面も。地盤の仙台市を拠点に、選挙区の新人候補と歩き、保守層への浸透に全力を挙げている。
 栗原市出身の新人門伝英慈氏(47)は青い上下の農作業着に身を包み「ただ1人の現役農家候補」と農村部で票の掘り起こしを図る。政権交代後、業界団体の自民離れが進み全国農業者農政運動組織連盟(全国農政連)の推薦を得られなかったが、農協青年部OBの組織が全国規模で支援する。
 新人の高階恵美子氏(46)も宮城県出身。政権交代後も自民党支持を鮮明にした日本看護連盟の組織内候補だ。自民党の比例候補35人のうち3人が宮城県を地盤としており、各陣営は「票が分散する」と心配する。
 岩手県議だった新人小野寺有一氏(43)は「小沢政治にNO!」と書いたポスターを全県に張り、「政治とカネ」の問題を追及する。党岩手県連はこれまで、比例代表で公明党を応援してきたが、野党転落後に選挙協力を解消した。


2010年07月05日月曜日

7247チバQ:2010/07/06(火) 23:24:08
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100706_08.htm
熱帯びる比例の戦い・東北(下)第三極/共産、みんな
◎共産・農業問題アピール/みんな・隣県党候補と連携

<共産>
 秋田県出身の新人佐藤長右衛門氏(66)は秋田の農民運動を先導してきた立場から、演説では農業問題に力を入れる。消費税論争にも敏感に反応し、「10%になったら農業資材が買えなくなる」。農産物価格の低迷にあえぐ農家の家計に直接、訴えている。

<新党改革>
 福島県出身で6年前、自民党の比例代表で初当選した現職荒井広幸氏(52)は、党幹事長として公認候補の応援に全国を飛び回る。「ストップ民主」を合言葉に政権批判を展開。与党を過半数割れに追い込み、政界再編の一翼を担う考えだ。

<たちあがれ日本>
 村岡兼造元官房長官の次男で新人の村岡敏英氏(49)は、地盤の秋田県を一巡した。秋田選挙区では自民党新人を全面支援。過去2回、衆院秋田3区で戦った自民党元衆院議員に比例での協力を要請し、保守連携を築こうとしている。
 新人中畑清氏(56)は福島県矢吹町出身。抜群の知名度を武器に全国を飛び回り、6月29日には仙台市で「日本を元気にしたい」と絶好調ぶりをアピール。

<みんなの党>
 2009年まで3期12年、秋田県知事を務めた新人寺田典城氏(70)は、首相補佐官の寺田学民主党衆院議員(秋田1区)の父親。「息子は民主党の中から、わたしは政権の外から改革する」と強調する。4日には盛岡市や青森市にも足を運んだ。
 元福島県議の新人小熊慎司氏(42)は、福島県内を中心に遊説日程を組むほか、仙台市にも出向いて宮城選挙区の党候補者と連携する。「増税して景気が回復した国はない」と民主党を批判し、無党派層を中心に票の掘り起こしを進めている。

<日本創新>
 「日本丸が沈もうとしているのに、民主も自民も船のレストランのメニューを争っている」。前山形県知事の新人斎藤弘氏(52)は二大政党の政策を「ばらまき」と決めつけ、第三極の支持拡大を図る。公示後は山形県に張り付き、支持拡大に奔走している。


2010年07月06日火曜日

7248名無しさん:2010/07/06(火) 23:24:44
5年間で5人変わった後に誰かさんに安定政権やってもらった方がまだ良いよな。

7249チバQ:2010/07/06(火) 23:24:54
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100706_02.htm
新旧住所、投票はどっち 3カ月ルール、転居シーズン直撃
 参院選(11日投票)で、この春に転勤や就職で転居した有権者が、現在居住する市町村で投票できないケースが続出している。新住所で投票するためには、選挙戦の公示前日までに3カ月以上住み続けることが必要。今回、3月24日以降に転入届を出した人はこの「3カ月ルール」に当てはまらず旧住所扱いに。企業や官公庁は4月異動が多く「選挙難民」は相当な規模とみられる。

 公選法によると、現在の住所で投票するためには選挙人名簿への登録日が鍵となる。参院選の登録日は公示前日の6月23日。3カ月ルールに照らすと、3月24日以降に転入届を出した有権者は新住所で投票できない。
 こうしたケースでは(1)旧住所の選管に投票用紙を請求して不在者投票を行う(2)旧住所の自治体に出向いて期日前投票をするか、投票日に投票する―必要がある。
 県の推計人口によると、ことし3、4月の転入、転出はそれぞれ約4万人。「難民」はかなりの数に上るとみられる。
 4月上旬、山形市から仙台市若林区に転居した会社員男性(34)は「仕事が忙しく、子どもが生まれたばかり。今回は投票しないつもり。選挙に関心はあるので、新住所で投票できるのが一番いい」と指摘する。
 4月の異動で埼玉県から青葉区に引っ越した公務員男性(39)は「特定候補への投票を目的にした集団移住を防ぐため、一定の制限は必要」と理解を示すが、「いまさら埼玉選挙区の候補に投票しても…」と率直な心境を明かした。
 市町村選管は転出者への対応に追われる。仙台市選管が市外への転出者に送付した不在者投票の案内状は約1万2000枚で、昨年8月の衆院選の実に15倍。担当者は「転居シーズンの影響が直撃した。1票を無駄にしないよう地道に呼び掛けていくほかない」ともどかしそうに話す。
 参院選の選挙区は都道府県単位。大河原町から仙台市に転居した会社員(36)は「県内での転入、転出なら、どの市町村で投票しても問題ないのではないか」と言う。
 県選管は公選法の3カ月ルールについて「有権者の二重登録防止を図るためにも仕方ない。不在者投票の利用を促進したい」と理解を求めている。


2010年07月06日火曜日

7250島根1区←鳥取←横浜:2010/07/06(火) 23:54:11
>>7249
僕は思いっきりこのケースっすね。郵便で不在者投票用紙取り寄せました。
めんどくさい!けど、このハードルが無いとまずいわなぁ。

7251チバQ:2010/07/07(水) 00:17:57
【自公協力】
>>6606熊本
来春の県議選をにらみ、参院選比例は公明、県議選は自民候補にそれぞれ投票するバーターで、自民県議の一部は「月曜会」を作り活動する。
しかし、昨夏の衆院選では両党とも獲得票を大きく減らしており「自民は票を持っているのか」「公明は動かなければ票に出る。また裏切られないか」と、互いの不信感はぬぐえないままだ。
>>7078香川
自民党は、昨年の衆院選で落選した香川選出の元衆院議員を比例代表にくら替え出馬させ、比例票の上乗せを狙っていた。にもかかわらず、公明党とバーター協力を結んだところに、なりふり構わぬ戦いぶりが見える。
>>7105長崎
初めて自公連携で臨んだ2000年の衆院選で、公明は比例代表で初めて県内10万票を突破。その後の国政選挙でも約10万―12万票を維持してきた。今回も目標を15万票としており、自民の協力は不可欠だ。自民県連幹部は「どちらにとっても生き残るための効果的な連携で今さら手放せない」と語る。
>>7168福岡
公明は、県議選の競合地域でも自民県議に協力を求めてきた。かつてない動きといえる。
「連立政権10年の選挙協力で、自民党国会議員の名簿は公明・創価学会に分析しつくされた。向こうの狙いは県議の後援会名簿だ」
>>7187
33選挙区で自公協力 統一選にらみバーターも
>>7200島根
青木氏の陣営は、自公政権のパートナーだった公明党に選挙協力を要請。出陣式には参加しなかった同党の市議が、陣営の集会に姿を見せ始めた。
>>7211岐阜
自公政権で培った信頼関係から、公明票は「9割が自民候補に流れる」(同県本部幹部)とみられ、自民には力強い助っ人。公明サイドには見返りの比例票を確実に出すよう、自民に厳しく注文する声も出ている。
>>7212千葉
ただ、公明関係者には昨年衆院選の悪夢がよぎる。「比例は公明、選挙区は自民」というバーター協力のはずが、劣勢の自民は終盤に「比例も自民」と連呼。公明は見返りに2万票を期待したのに、実際に自民から流れたのは千数百票だったという。
公明党県本部は今回の参院選でも自民県議らにバーター協力を要請。「しっかり票を出してくれた人は、来年の統一地方選で応援する」(幹部)。
>>7214東北
東北6選挙区への対応は青森、岩手、宮城、秋田、福島5県が現時点で「自主投票」か「態度保留」。山形が「自民支援」となる見込みだ。
ただ自民党も多くの比例候補がいて、「比例は公明」と表立って言えない。公明党青森県本部は「比例票とのバーターなしに支援はできない」とし、福島県本部も「そもそも選挙協力が成り立たない」と言い切る。
唯一、自公協力が進む山形選挙区では自民党県連会長の加藤紘一元党幹事長が5月、協力を要請。自民党現職の個人演説会では公明党関係者が、比例候補への支援を呼び掛けている
>>7240北海道
ポスターで長谷川の隣に並ぶのは、公明党から比例代表の北海道・東北ブロック重点候補として出馬する横山信一(50)だ。表向きは長谷川の市民後援会の制作だが、実際は自民党道連幹部が公明党の支持母体である創価学会の幹部を訪ね、了解を取り付けて「ゴーサイン」が出た。

7252チバQ:2010/07/07(水) 00:23:41
【郵政】
>>7108新潟
郵政研は新潟選挙区で、国民新党とのつながりで近藤氏を推薦。ただ、県内のある局長OBは「民主党の力が弱くなれば、郵政改革法案が成立するかどうか」と悩む。同党の田中直紀氏(70)を推す声もある。
>>7188佐賀
「原口(一博)大臣の顔が立つように支援の強化を」。公示翌日の6月25日、旧特定郵便局長らでつくる郵政政策研究会(郵政研)本部から出た指示を受け、県内の郵便局長の携帯電話にメールが届いた。
2、3区は05年の「郵政選挙」で民営化に反対して離党を強いられ、その後復党した自民候補2人を支援した。自民党職域支部の「大樹会」メンバーで、自民支持を続ける特定郵便局長OBは「自民県連は私たちの気持ちをくんで行動してくれている。その恩義は忘れることはない」と言い切る。
>>7213三重
県内370局の郵便局長やOBらでつくる政治団体・郵政政策研究会(郵政研)県本部は郵政改革が参院選の争点に浮上しないことにもどかしさを感じている
>>7236
郵政関係者“菅のまたくぐり” 耐え忍び民主支援 改革法成立を最重視 連立組み替え論には不快感

7253チバQ:2010/07/07(水) 00:29:16
熊本県天草市の御所浦島で街頭演説
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010070600760
公約違反なら下野も=小沢氏が決意
 民主党の小沢一郎前幹事長は6日午後、熊本県天草市の御所浦島で街頭演説し、「官僚支配をぶち壊して国民の生活第一という政治を実現したい」と強調、「民主党政権でしばらくやらせてもらうけど、『(言っていることと)違うじゃないか』ということなら、次の選挙で(政権を)代えてください。それが民主主義だ」と語った。 
 消費増税などをめぐり、菅直人首相らの対応に疑問を呈したことについては、「批判しているのではない。本来、政権与党はこうあらねばならない、と当たり前のことを言っているのだ」と述べた。(2010/07/06-19:12

http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20100706ddlk22010150000c.html
参院選’10静岡:民主・小沢氏が浜松・静岡市に 事務所で激励 /静岡
 民主党の小沢一郎前幹事長は5日、浜松、静岡両市を訪れた。参院選静岡選挙区(改選数2)に立候補した同党の新人候補の選挙事務所で関係者を激励した。

 浜松市中区の事務所関係者によると、小沢氏は事務所スタッフら約30人に、「よく頑張っているな。ありがとう」などと声をかけながら一人一人と握手。終始、にこやかな表情だったという。

 両市の事務所に集まった記者団の呼びかけに、小沢氏は一切応じなかった。【仲田力行、平林由梨】

7254名無しさん:2010/07/07(水) 12:40:05
参院選鹿児島 野村、柿内氏が大接戦 電話世論調査
(2010 07/07 11:21)
 4〜6日の3日間、南日本新聞社が行った電話世論調査によると、鹿児島選挙区(改選数1)は、自民現職・野村哲郎氏(66)=1期目=と、民主新人・柿内弘一郎氏(56)が激しくしのぎを削り、大接戦の様相となっている。共産新人・山口陽規氏(57)は伸び悩んでいる。
 ただ、参院選に「関心がある」は、「大いに」と「ある程度」をあわせ計76.7%に上るが、「投票する人をまだ決めていない」も39.0%いる。このため、最終盤の戦いや投票率次第では情勢の変化もあり得る。
 年代別の支持を見ると、元農水政務官の野村氏は60代と70歳以上、弁護士の柿内氏は20、30代への浸透が目立つ。元町議の山口氏は20、40代で支持を集める。男女別では、野村、山口両氏は男性より女性の支持が上回り、柿内氏は逆に男性からの支持が多い。
 支持政党別では、野村氏が自民の80%強、出身母体・農政連が比例代表候補後援会との間で政策協定を結ぶ公明の約80%を固めた。柿内氏は民主の約74%に浸透しているが、協力関係にあるものの連立離脱の影響が懸念される社民からの支持は約55%にとどまっている。「推薦」を得た国民新からの支持も伸び悩んでいる。山口氏は共産の約73%を固めた。
 地域別では、野村氏が鹿児島市や大隅などで優位に立ち、柿内氏は北薩などで浸透。南薩では両者拮抗(きっこう)する。山口氏は阿久根、霧島市などで健闘する。
 職業別では、野村氏が農林漁業者から多くの支持を集めた。柿内氏は自由業者や管理職などに浸透し、山口氏は商工自営業者から支持を得ている。
 比例代表で、投票する政党や候補者を「決めている」のは計53.8%、「まだ決めていない」人は46.0%。投票予定の政党は、民主が23.8%で、21.4%の自民を上回った。公明とみんなが並び、社民、共産が続く。
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=25040

7255名無しさん:2010/07/07(水) 13:20:32
与党、過半数厳しく 本紙調査
2010年7月7日 中日新聞


 第22回参院選の投開票を11日に控え、本紙は6日、電話世論調査と独自の取材結果をもとに選挙区と比例代表の情勢を探った。民主党は比例代表で自民党を上回るが、選挙区で伸び悩み、国民新党と合わせて参院過半数(122議席)の維持に必要な56議席は獲得できない情勢だ。自民党は40台後半の議席が見込まれる。最終的な選挙結果は、両党が接戦を演じる1人区の行方によって左右される。

 改選されるのは選挙区73、比例代表48の計121議席。勝敗のカギを握る29ある1人区は、自民党がやや優勢。民主党は2007年の前回選挙で推薦を含めて23勝したが、今回、議席を固めつつあるのは岩手や栃木、三重、滋賀など10選挙区。青森や鳥取、社民党との共同推薦で候補を擁立した香川など各地で自民党と競り合っている。

 改選数が2以上の選挙区では東京や神奈川で2人当選の可能性があるが、12ある2人区はすべて自民党と議席を分け合いそうだ。

 比例代表も18議席前後にとどまり、前回の20議席に届かない情勢。最終的に菅直人首相が目標に掲げる改選54議席を割り込む可能性がある。

 国民新党も改選3議席は維持できそうになく、与党全体で非改選を含めて過半数に必要な56議席の確保は難しくなっている。

 一方、野党の自民党は、1人区の群馬や石川、富山など10選挙区で優位に立ち、さらに上積みする勢いだ。3人区の千葉で2人当選の可能性もある。ただ、比例代表は12議席前後にとどまり、民主党に後れを取っている。

 みんなの党は2けたの議席をうかがい、躍進の勢い。共産党は改選議席数を維持できるかどうか微妙で、公明、社民両党は下回りそうだ。新党改革、たちあがれ日本は苦戦を強いられているが、比例代表で1議席獲得の可能性は残している。
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/all/CK2010070702000144.html

千葉で自民党2人当選の可能性

7256名無しさん:2010/07/07(水) 13:24:36
小泉氏優勢、民主「2」微妙、金子・中西・千葉氏が混戦/参院神奈川、世論調査
2010年7月7日
ソーシャルブックマーク (ソーシャルブックマークとは)

文字サイズ: 小 中 大
 改選3議席に10人が出馬した第22回参院選の神奈川選挙区の終盤情勢について、神奈川新聞社は4日から6日までの3日間、県内有権者への電話による世論調査を実施。調査データに取材を加味して総合的に分析した。その結果、自民党・小泉氏が優勢で、それに続く民主党・金子、みんなの党・中西、民主党・千葉の3氏が混戦となっている。共産党・畑野氏も追い上げを進めている。

 参院選の投開票日は11日。調査段階で約4割の有権者が態度を決めていない。政党支持なし層(無党派層)では6割強に及ぶ。未決定者の動向などで、情勢が変化する可能性もある。

 小泉氏は自民党支持層の6割強を固めた。序盤では約1割だった公明党からの支持を約4割まで伸ばした。支持は男女ともにトップ。年代別では60代で約2割など、満遍なく浸透した。地域別では横須賀市など三浦半島地区で4人に1人の支持を得る。

 金子氏は民主党の3割強から支持を得る。みんなの党の1割弱にも食い込む。年代別では20代、30代に支持を広げた。男性からは2位。川崎市と、平塚市など湘南方面でトップに立っている。

 中西氏はみんなの党の約5割を固めた。公明党から約1割の支持を得る。無党派からの支持は約1割ながら1位。50代の支持は最も多く、地域別では三浦半島で約2割、横浜市で1割強の支持を得ている。

 千葉氏は民主党の3割弱の支持を得たが、序盤(3割強)からやや減らしている。トップだった女性からの支持は2位。年代別では40代(2位)が堅調。地域別では湘南地方で3位となっている。

 畑野氏は共産党の約9割を固めた。地域別では川崎市で3位の支持を得る。

 たちあがれ日本・松田氏は党支持層の約8割を固めた。新党改革・甲斐氏は党支持層の約9割を固めており、ともに支持拡大に努める。

 社民党・木村氏も党支持層の約6割を固め、追い上げに懸命だ。幸福実現党・加藤氏は比例票上積みもにらみ、全県で活動している。山本氏も浸透を目指す。 

 【調査の方法】4日から6日までの3日間、県内の有権者を対象にコンピューターで無作為に電話番号を発生させて電話をするRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施。電話帳に番号を載せていない人への調査が可能で性別、年代別など有権者の縮図に合わせた精度の高い調査ができる。今回、無作為に発生させた番号のうち、実際に有権者がいる世帯にかかったのは1455件で、このうち1010人から回答を得た。
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1007070016/

7257名無しさん:2010/07/07(水) 13:29:09
北沢さん一歩リード 終盤情勢世論調査
2010年7月7日


 11日に投開票を迎える参院選を前に中日新聞社が実施した世論調査で、長野選挙区(改選数2)は民主現職の北沢さんが一歩抜け出し、優位に進めている。自民新人の若林さん、民主新人の高島さんが追い上げを図り、共産新人の中野さん、みんな新人の井出さんらが続く展開だ。ただ、有権者の3割強はまだ意中の候補を決めておらず、今後の情勢は変わる可能性もある。参院選への関心は「大いにある」「ある程度ある」を合わせると約8割に上り、政権交代の評価や消費税増税の是非などが争点になっている今選挙への関心の高さがうかがえる。

 民主の北沢さんは、現職の強みを生かして民主支持層の約6割のほか、社民支持層の約3割、無党派層の2割弱にも手堅く支持を広げる。各年代や職種にも幅広く浸透する。

 自民の若林さんは、自民支持層の8割を固め、公明支持層の6割強からも支持を受けるほか、無党派層の3割弱に浸透。地盤の北信地方を中心に支持を集める。

 民主の高島さんは、民主支持層からの支持は3割弱にとどまるが、社民支持層の約3割と無党派層の約2割に食い込む。地域別では中信地方で支持を広げている。

 共産の中野さんは、共産支持層をほぼ固めた。社民支持層の一部や年代別では40代以上に一定程度浸透するが、無党派層への広がりや東信地方での支持拡大が課題。

 みんなの井出さんは、みんな支持層の約8割をまとめ、年代別では20代からの支持が見られる。地盤の東信地方で支持が厚いものの、全県的な支持拡大が鍵だ。
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/nagano/CK2010070702000193.html

7258名無しさん:2010/07/07(水) 13:30:07
薬師寺さん、安井さん接戦 終盤情勢世論調査
2010年7月7日

 3議席目はみんなの党か民主党か−。参院選の終盤情勢を探るため、中日新聞が4〜6日に実施した電話世論調査と独自の取材から、愛知選挙区(改選数3)でみんな、民主の女性候補が激しい3位争いを繰り広げていることが分かった。自民、民主両党の男性候補は、し烈なトップ争いを展開する。ただ誰に投票するか決めていない人は5割近くに上り、情勢は変わる可能性がある。

■藤川政人さん 
 自民支持層の8割近くを固めた。与党時代の連立パートナーだった公明支持層の4割、無党派層の2割も取り込んでいる。40代の支持がやや低いが、60代以上では他候補を引き離している。地域別では、名古屋市や東三河地方での支持が厚い。農林漁業者と管理職、専業主婦から支持を集める。

■斎藤嘉隆さん 
 民主支持層の5割強をまとめた。公明支持層の2割以上を取り込み、無党派層にも食い込んでいる。連合愛知の組織力を背景に20〜50代の働き盛りで、技術職や現業職から多くの支持を得ている。豊田市など西三河地方で堅実に伸ばす一方、農山村地帯の東三河は低調にとどまる。

■薬師寺道代さん
 強固な支援組織はないが、みんな支持層の9割を固め、無党派層の2割が支持する。民主支持層の一部も取り込んでいる。学生など20代の支持が厚く、30〜40代にも食い込みつつある。地域別では名古屋市中心部で伸び悩んでいるが、尾張西部で強さを発揮している。

■安井美沙子さん
 党所属国会議員らの支援を受け民主支持層の2割を固めるが、無党派層に食い込み切れていない。30代と60代からの支持が高い。地域別では、支持母体の労組が多い名古屋市中心部、尾張東部が堅調。ただ女性の支持に広がりが見られず、主婦層などの掘り起こしがポイントになる。

■本村伸子さん 
 共産支持層の7割以上をまとめるが、それ以外の党から取り込めていない。同世代の30代からの支持がやや高い。

■青山光子さん 
 社民支持層の6割が支持するが、一部は民主候補に流れている。男女、年代、地域別でも苦しい戦い。


◆比例代表「民主に投票」39.9%
 比例代表の投票先を決めている人のうち、民主は39・9%で自民の19%を引き離している。第三極を狙うみんなは9・7%で、公明の10・2%に迫る勢いだ。

 年代別では、民主が30〜40代の働き盛りの支持を集め、自民は60代以上の支持が厚い。みんなは20代と60代で支持が1割を超えた。

 地域別では、名古屋市中心部と西三河で民主支持が4割を超え、他党を圧倒。自民は東三河で民主を上回る支持を得ている。みんなは尾張西部で厚い支持を集めている。

 政党支持率は、高い順に、民主30・1%▽自民16・3%▽公明5・3%▽みんな3・4%▽共産2・2%▽社民0・9%−だった。「支持政党なし」は34・2%。民主、自民ともに男性からの支持が女性を上回ったが、みんなは女性の支持する割合が高かった。


◆消費税引き上げ、賛成が半数超
 消費税増税について「賛成」と答えたのは54・7%と半数を超え、「反対」は37・9%にとどまった。

 賛成者の内訳では、税率の引き上げ幅を「1〜3%未満」としたのが22・8%で最多。「3〜5%未満」が14・9%、「5%」が11・8%で続いた。5%を超える税率アップと答えた人も5・2%いた。

 男女別では女性の方が「反対」の割合が多く、家計への影響に敏感な主婦らの反発がうかがえる。年代別では、20代と40代で「反対」が4割を超えたが、全世代にわたり、消費税10%までの引き上げであれば容認する意見が多数を占めた。

 (参院選取材班)
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/aichi/CK2010070702000185.html

7259名無しさん:2010/07/07(水) 13:31:09
渡辺さん、自民票手堅く 終盤情勢世論調査
2010年7月7日

 中日新聞社が4、5両日に実施した参院選世論調査に、取材も加えて終盤情勢を探ると、岐阜選挙区(改選数2)では、自民新人の渡辺猛之さん(42)に民主現職の山下八洲夫さん(67)が続き、民主新人の小見山幸治さん(47)が追う展開。比例代表では、民主が自民を上回っている。ただ、まだ投票先を決めていない人が4割前後おり、今後、情勢が変わる可能性はある。今調査で県内では807人から回答を得た。

 渡辺さんは自民支持層の8割以上を手堅くまとめ、みんな支持層や無党派層の3割強も獲得。年代別では30代以外で他候補をリードする。中濃や飛騨、西濃で強さを発揮し、職業別では農林漁業の約6割を固めた。

 自主投票の公明は、支持層の約6割が渡辺さんに流れている。

 山下さんは民主支持層の5割以上を固め、社民支持層や無党派層にも食い込む。30代ではトップの人気。東濃で約4割、岐阜市で3割強の支持を集め、安定した戦いぶりを見せている。職業別では自由業や現業職の支持が多い。

 小見山さんは民主支持層の約3割を固め、みんな、新党改革の支持層からも一定の評価を得ている。票の上積みに欠かせない無党派層の支持は1割強にとどまり、終盤の課題。岐阜市や西濃で健闘するが、中濃、東濃で後れを取っている。

 鈴木さんは共産支持層の約8割を押さえ、社民支持層の6割を獲得しているが、全体では伸び悩んでいる。

◆比例は民主リード
 比例代表で投票する政党、候補者を「決めている」と答えたのは全体の38・8%で、「だいたい決めている」と合わせて61・8%に上った。

 うち民主は40・4%と自民の27・4%を13ポイント上回った。みんなが8・0%で続き、公明7・7%、共産2・7%、社民1・0%の順。分からない・無回答が10・4%だった。

 支持政党は3年前の参院選や昨年の衆院選の調査で自民がトップだったが、民主が33%でトップに躍り出た。

 昨年の衆院選で民主に3選挙区で敗れた自民は、24%で民主を9ポイント下回り、保守王国の地殻変動をうかがわせる結果となった。年代別では、20代を除く各世代で民主が自民を上回っている。

 民主、自民ともに支持層の9割強を固めている。全体の16%を占める無党派層のうち投票先を決めているのは36・4%で、投票先は民主32・1%、自民30・1%と2大政党が競り合っている。公明が6・9%、みんなが5・6%と続いている。

 (参院選取材班)
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/gifu/CK2010070702000190.html

7260名無しさん:2010/07/07(水) 13:31:59
芝さんリード 終盤情勢世論調査
2010年7月7日


 11日投開票の参院選の終盤情勢を探るため中日新聞社が4、5日に実施した電話世論調査で、三重選挙区(改選数1)では民主現職の芝博一さん(60)=国民新推薦=がリード。自民新人の小野崎耕平さん(40)、みんな新人の矢原由佳子さん(35)が続き、共産新人の中野武史さん(36)は伸び悩む展開となっている。誰に投票するかをまだ決めていない有権者も4割近くいる。

■選挙区
 芝さんは強固な地盤を誇る地元・鈴鹿市を中心に、北勢地域で他候補を大きく引き離す。昨年の衆院選で自民が唯一、小選挙区の議席を守った県南部の5区でも優位に立った。小野崎さんは松阪市などで芝さんを上回るが自民の国会議員がいない北勢で苦戦。矢原さんは全体的に一定の支持があるが、芝さんに及ばない。中野さんは党の支持者以外に広がらず苦しい戦い。

 芝さんは30代から60代の幅広い支持を受け、小野崎さんは20代と70歳以上で優位。矢原さんは20代の支持が目立つ。

 芝さんは商工自営業、事務・技術職などの職種で支持が厚い。小野崎さんは農林漁業者の半分近くから支持を集めるほか、学生の人気も高い。

 投票する候補者を決めていない人は38・5%で、無党派層では55・6%に上る。

■比例代表
 民主や同党の候補者に投票すると答えた人は37・8%で、自民の24・5%を大きく上回った。「第三極」の位置をうかがうみんなの党は9・3%で、3番目に多い。民主、自民いずれの支持層でも一部がみんなの党へ流れている。

 公明、共産が続くが、社民やその他の政党は低迷している。

 特定の支持政党がない無党派層は34・6%が民主に投票すると答えた。自民は13・9%で、みんなの党の14・5%を下回った。

 年代別では、30代から70歳以上の各層で民主に投票する人がトップ。20代は6割強が自民に投票すると答えた。

 投票する政党などをまだ決めていない人は38・9%。20代の7割強、女性は4割以上が決めていない。
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/mie/CK2010070702000191.html

7261名無しさん:2010/07/07(水) 13:32:42
本社県内世論調査〈1〉 岩井、藤本両氏が先行
2010年7月7日

『参院選に関心』79%

 11日投開票の参院選を前に、中日新聞東海本社は6日、県内の有権者を対象に実施した世論調査の結果をまとめた。取材結果を加味した情勢は、静岡選挙区(改選数2)で、自民党新人の岩井茂樹氏と再選を狙う民主党現職の藤本祐司氏=国民新推薦=の二大政党の候補者がほぼ並んで先行し、みんなの党新人の河合純一氏が追う展開。ただ、全体の4割弱が投票先をまだ決めておらず、終盤で情勢が変わる可能性もある。

 選挙区では、昨年10月の参院補選で落選した岩井氏が自民党支持層の8割をまとめた。また、自主投票となった公明党支持層の6割強から支持を取り付けた。年代別では同世代の30〜40代から支持を集めている。

 藤本氏は、民主党支持層の6割を固めた。民主党県連、連合静岡の全面的な支援を受ける組織力を背景に、30代を除いた各年代から幅広い支持を得ている。地域的には静岡市では浸透しているが、浜松市で岩井氏にやや後れを取る。

 河合氏は、みんなの党が最重点区に位置づけ、渡辺喜美代表が公示後に3度も選挙区入りしててこ入れし、同党支持層の8割弱を固めたほか、支持政党なし層から6候補者中トップの4割強の支持を集める。出馬の遅れもあり、県東部のほか、地元の県西部でも岩井、藤本両氏に迫るまでには至っていない。

 民主党新人の中本奈緒子氏=国民新推薦=は県連などの支援がなく、同党支持層からの支持も2割にとどまり、期待の支持政党なし層への浸透もいまひとつ。また唯一の女性候補ながら、女性の支持も伸び悩んでいる。

 共産党新人の渡辺浩美氏は、同党支持層の7割強を固めたが、二大政党批判の受け皿的役割は河合氏に奪われている形。20代からの支持は比較的多く、消費税増税反対を旗印に支持拡大を図る。

 比例代表の投票先は、民主党が4割で、菅直人首相の消費税増税構想の影響はあまり見られない。自民党は2割強で低迷。みんなの党が1割強で「第3極」の存在感を発揮し、公明党、共産党が続いている。

 参院選への関心は、「大いに関心がある」「ある程度関心がある」を合わせた割合は79・3%で、昨年8月の衆院選の87・1%、07年参院選の83%に及ばないものの、昨年7月の知事選を8・2ポイント上回り、依然として有権者の政治意識の高さを示している。
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/shizuoka/CK2010070702000186.html

7262名無しさん:2010/07/07(水) 13:33:14
本社県内世論調査〈2〉 『意中の候補』6割決定
2010年7月7日

 11日投開票の参院選を前に中日新聞東海本社が行った世論調査によると、県内有権者の各年代とも一定の関心を示した。これを裏付けるように、6割を超える有権者が投票する「意中の候補者」を決めており、昨今の選挙の行方を占ってきたとされる「支持政党なし」の人は少数に。年代ごとに支持政党は細分化された様子が見て取れる。

関心度『若年層低さ目立つ』

 関心を持っている割合を年代別に見ると、若年層の低さが目立つ。20代は61・2%で、全体平均から18・1ポイント下回り、3年前の参院選の同時期調査からも2・8ポイント落ちた。特に「大いに関心がある」と答えたのは3・2%で3年前から12・8ポイント低かった。おおむね年代が上がるにつれ関心が高まり、最高は60代で85・3%だった。

 職業別では商工自営業が87・1%に上り、平均より7・8ポイント高かった。景気や消費税の議論が影響したとみられる。専業主婦は平均を3・7ポイント下回る75・6%にとどまった。

 地域別では東部(伊豆)が83・6%で最も高く、中東遠が71・3%と最も低かった。

 性別では男性が80・8%、女性は77・9%だった。

投票先『決めていない4割』

 静岡選挙区で既に投票する候補者を「決めている」のは35・9%で、「だいたい決めている」の25・8%と合わせた“決定派”は61・7%に上った。「まだ決めていない人」も38・2%と4割に迫っており、票の行方はまだ流動的だ。

 支持政党別では、候補者が激しく競り合っている民主、自民両党の支持層で決定派が6割強になったのに対し、みんなの党の支持層では5割強だった。

 静岡選挙区に候補者を擁立していないものの事実上、自民党新人の支援で動いている公明党の支持層は87・8%。民主党現職の支援を表明した社民党の支持層では51・1%で、格差が目立った。

 一方、まだ決めていない人は、無党派層で69%に上り、20代で78・6%に達した。地域別では県東部(富士)、静岡市、志太・榛原で4割を超えた。

支持政党『“第3極”伸び顕著』

 普段の支持政党を年代別でみると、民主は全年代で3〜4割の支持を集める一方、30代だけが25・0%にとどまった。自民も民主に30代(19・1%)と70歳以上(30・7%)で追随している。

 みんなは50代で15・0%となり、ほかの世代で次点となった自民を2・0ポイント上回って次点に入った。70歳以上は、公明がみんなに3・1ポイントの差をつけ、3番目に食い込んだ。民主と自民の差は50、60代が顕著。このほか公明と共産は50代で、みんなは30代で比較的支持を得ている。

 地域別では東部(富士)で自民とみんな、静岡で公明、浜松・湖西で民主と共産が支持を集めた。支持政党なしは志太・榛原が22・5%と突出している。
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/shizuoka/CK2010070702000184.html

7263名無しさん:2010/07/07(水) 13:34:05
本社県内世論調査〈3〉 『比例で民主』自民の2倍
2010年7月7日

無党派層は大幅減

 参院選の終盤情勢を探る本紙世論調査で、静岡県内の有権者が選択した比例代表の投票先は、民主党が自民党を2倍近く引き離し、みんなの党が“第3党”に割って入った。一方で、国政選挙の行方を左右してきた支持政党なし層が大きく減り、みんなをはじめ二大政党以外に普段の支持が分散している。静岡選挙区(改選数2)では自民と民主の2候補が堅調だけに、民意のねじれが浮かび上がる。

 比例代表の投票先を決めた有権者のうち、民主を選んだ人は約40%で、自民の約21%に大差をつけた。みんなは約11%と公明の約9%をやや上回る。


 民主は支持層の90%強を固め、年代別では40〜60代で自民に2倍以上の水をあけた。自民は支持層の約85%を確保したが、一部がみんなを含む新党に流れている。みんなは支持層の90%弱を固め、50代では自民と肩を並べている。支持政党なし層では、約30%が民主、約27%がみんな−と人気を二分している。

 知事選以降の過去1年間の世論調査からは、二大政党以外の政党支持率に変化が見て取れる。昨年の政権交代後、民主は35%前後の支持を集めており、ことし6月の鳩山政権から菅政権への移行も奏功している形だ。これに対し、自民は20%前後と浮上に苦しんでおり、消費税など政策面の違いが伝わり切れていない。みんなは今回調査で10%近くまで上昇し、公明を約4ポイント上回った。

 ただ、昨年秋の参院補選時点と比べると、公明、共産などもわずかながら支持を伸ばしている。こうした状況から、支持政党なし層は20ポイント近く減って10%弱にとどまった。
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/shizuoka/CK2010070702000183.html

7264名無しさん:2010/07/07(水) 13:34:40
最終盤へ行方混沌 参院選県内情勢 本社調査
2010/07/07
 11日投開票の参院選を前に、静岡新聞社は4〜6日の3日間、静岡選挙区(改選数2)の有権者を対象に電話世論調査を行い、取材を加味して終盤の情勢を探った。自民党新人の岩井茂樹候補(42)、民主党現職の藤本祐司候補(53)=国民新推薦=が横一線で並び、みんなの党新人の河合純一候補(35)が肉薄、3氏が激しく競りながら当選圏入りを狙う状況となっている。民主党新人の中本奈緒子候補(31)=国民新推薦=は課題とする無党派層の取り込みが進んでいない。共産党新人の渡辺浩美候補(49)は支持が広がらない。幸福実現党新人の中野雄太候補(36)は独自の戦い。
 投票先を決めていない人は42・4%に上り、序盤での世論調査(6月26日集計)より約8ポイント増えた。民主、自民両党の支持層でも投票先の未決定者は3割弱を占め、最終盤に向け選挙情勢が変化する可能性がある。
 岩井氏は自民支持層の4割強に浸透するが、序盤の調査から大きく下げた。自民支持層の1割強はみんなへ、1割弱が民主の2候補に流れる。無党派層の支持は1割。公明支持層から4割強の支持を得る。産業別で農林漁業者の支持が強い。地域別では三島、沼津、伊豆地区で優位な戦い。
 藤本氏は民主支持層を中本氏と食い合い、浸透度は4割ほどで、序盤の調査から微減した。40〜60代の支持が厚い。志太榛原から中東遠地区にかけての地域で2割を超す支持を得る。職業別では管理職の支持が厚い。政策面では、地域主権や行政改革を投票で重視する人から支持を得る。
 河合氏はみんなの党支持層の7割に浸透し、民主、自民支持層の1割、公明支持層の2割を取り込む。無党派の支持は1割強で、浸透はこれから。政策面では、政治とカネを重視する人の3割強から支持を得る。浜松市と周辺で支持を広げている。60代と70歳以上の支持がやや薄い。
 中本氏は民主支持層の支持は1割強。自民支持層の一部も取り込むが、無党派の支持は1割に届かない。女性の支持拡大が課題。6候補者中、30代の支持が最も厚い。
 渡辺氏は共産支持層の5割を固めたが、4割弱はみんなに流れる。無党派層と若年層の支持はわずか。

 調査の方法 
 4〜6日の3日間、静岡県内をはじめ全国の有権者を対象に、コンピューターで無作為に電話番号を発生させて電話をかけるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施した。
 電話帳に番号を載せていない人も調査が可能で、性別、年代別など有権者の縮図に合わせた精度の高い調査ができる。
 今回、実際に有権者がいる世帯にかかったのは5万6839件(県内1400件)で、このうち4万3894人(同1052人)から回答を得た。

 議席の予測 
 ▼選挙区
 過去の参院選挙区に立候補した候補者の世論調査支持率と、実際に獲得した得票率の相関関係を分析し、選挙区や候補者の特性に応じた予測式を用意した。今回の世論調査で得た各候補者の支持率をこれらの予測式に当てはめ、選挙区ごとにシミュレーション(模擬投票)を行い、候補者ごとの推定得票率と当選確率を算出した。
 ▼比例代表
 過去の参院比例代表選挙での各党派の世論調査支持率と、実際の得票率との相関から予測式を作成した。この予測式に今回調査での各党の支持率を当てはめ、シミュレーションで都道府県ごとの党派別推定得票数を算出、これを全国に積み上げてドント計算した。
http://www.shizushin.com/news/feature/sanin10/news/20100707000000000006.htm

7265名無しさん:2010/07/07(水) 13:35:22
自民優勢、民主が猛追 本紙世論調査
2010年7月7日

 11日の参院選投開票を前に、中日新聞社が6日まとめた世論調査結果で、福井選挙区(改選数1)は自民現職の山崎正昭さん(68)が優勢に支持を固め、民主新人の井ノ部航太さん(36)が猛追している。共産新人の山田和雄さん(42)は苦戦。ただ、有権者の3割以上はまだ投票する候補者を決めておらず、情勢は流動的だ。

■選挙区
 投票する候補者を決めた有権者の性別で、男性の5割近くが山崎さんを支持。女性は山崎さんと井ノ部さんがほぼ互角だ。年代別では、山崎さんが20代、70代以上の支持が高く、30、50代は井ノ部さんが上回った。山田さんは20代の支持が目立つ。

 職業別では、山崎さんが商工自営業者や管理職、学生などで支持を拡大。事務・技術職、主婦は井ノ部さんを多く支持している。山田さんは現業職で善戦している。

 地域別では、山崎さんが福井市や嶺南地域を中心に着実に足場を固めている。井ノ部さんはあわら、坂井市でややリードし、大野、勝山市や越前町などでも山崎さんに迫る。

■比例代表
 比例代表で投票する政党を決めた有権者は、民主が35・7%、自民が35・3%とほぼ横一線。みんなが7・0%で続き、公明6・6%、共産3・1%の順だった。

 普段の支持政党では、民主が32・0%と、自民の28・8%をやや上回っているが、民主支持者の5・7%が自民に投票すると回答。無党派層の2割はみんなを支持し、共産支持層の1割近くが社民に投票すると答えた。

 年代別では、30代の5割余りが民主を支持。自民は70代以上で優位に立っている。地域別では、福井市は民主、自民が接戦。あわら、坂井市は民主、嶺南地域は自民が支持を集めている。

■北陸新幹線と原発
 県内で争点の一つとなっている北陸新幹線の県内延伸については、全体の計53・7%が延伸を「大いに望む」「ある程度望む」と回答。特に20、30代は6割前後が「望む」と答えた。

 また、県内に多く集まる原子力発電所が立地地域の振興につながるかについては「大いにつながる」「ある程度つながる」と答えた人が計65・5%に達した。

 (平井一敏)
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/fukui/CK2010070702000195.html

7266名無しさん:2010/07/07(水) 13:36:13
林さんが優位に 本紙世論調査
2010年7月7日


 中日新聞社が実施した参院選の世論調査と終盤情勢の分析によると、滋賀選挙区(改選数1)では、民主現職の林久美子さん(37)=国民推薦、社民県連支持=が全県で優位に立ち、自民新人の武村展英さん(38)が猛追する様相になっている。無所属新人の小西理さん(51)も元衆院議員の知名度から一定の支持を集め、共産新人の川内卓さん(54)も党支持者を固めた。全体の4割が投票先を決めておらず、各候補とも終盤に向け追い込みを図る。

 民主支持層の8割から支持を固めて走る林さんを、自民支持層の8割を固めた武村さんが猛追する。

 林さんはびわ湖放送の元記者としての知名度に加えた現職の実績を訴え、全県的に有利に戦いを進める。大津市では特に約半数の支持を得る。

 全国公募で選ばれ、知名度が課題だった武村さんは自民支持層には浸透、公明支持層の半数も押さえた。出身の湖南地域や、自民地盤の強い湖北地域で4割の支持を受ける。

 小西さんは選挙期間中、国内を離れて選挙活動をほとんどしていないが、元衆院議員の知名度から大津市や甲賀市、東近江市などで1割近い支持を得ている。

 川内さんは共産支持者をまとめ、社民の一部からも支持を得るなど他党支持層への食い込みを図る。

◆支持政党に投票9割
 支持政党別に投票先を見ると、民主、自民、公明、共産とも支持者層の9割がそれぞれの政党に投票すると答えている。無党派層の中では、みんなの党に投票すると答えた人が3割と最も多かった。

 比例代表の投票先を決めている人は「だいたい」も含めて57%。投票先を決めている人のうち民主に投票すると答えた人が最も多く、全体の4割だった。

 民主は大津市や草津市などの湖南地域で5〜6割の高い支持を得て広がりを見せている。自民は米原市などの湖北地域で4割近くの支持を得て民主を上回っている。
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/shiga/CK2010070702000197.html

7267名無しさん:2010/07/07(水) 13:37:58
本紙県内世論調査詳報 『景気・雇用』重視トップ
2010年7月7日


 北陸中日新聞が実施した参院選世論調査では、投票先を決める上で最も重視する政策は「景気・雇用対策」が24・1%でトップとなり、有権者の切実ないまを浮き彫りにした。同じくマニフェストの重視度を聞くと「五割程度」が最多だったが、「全く重視しない」も一割強いた。

最も重視する政策
60代以上は『年金・福祉』
20代『子育て』30代は『消費税』
 投票先を決める上で最も重視する政策で最多の「景気・雇用対策」は働き盛りの四十、五十代では三割超が挙げた。二十代と六十代、七十歳以上でも二番目に高く、幅広い世代で経済政策を重視していることをうかがわせている。

 「年金・医療・福祉」は高齢世代が最も関心を寄せ、六十代で21・5%、七十歳以上で35・5%を占めた。今参院選で争点に急浮上した「消費税を含む税制改革」は三十代で24・8%とトップになったほか、各年代で関心は相対的に高い。

 「子育て支援や教育」は二十代が最も重視し、三十代でも二番目に高かった。生活に密着した政策が上位を占める中、「政治とカネの問題」は全体で四番目に入り、特に六十代、七十歳以上で関心が高かった。


意中の候補・政党
選挙区、比例とも6割強
無党派過半数は『未定』
 意中の候補や政党を「決めている」「だいたい決めている」と答えたのは、石川選挙区で計62・6%、比例代表で計60・1%だった。無党派層では「決めていない」が選挙区で51・6%、比例代表で57・5%に上り、過半数が態度を決めかねている。

 支持政党別にみると、選挙区で投票先を固めているのは、候補を出している民主が68・7%、自民70・8%、共産73・6%。自民候補を実質支援する公明は97・4%だった一方、民主候補を実質支援する社民は「決めていない」が70・3%に上り、選挙協力の成否で明暗が分かれた。

 比例代表では、民主支持層の74・9%、自民支持増の70・1%が投票先を固めている。


関心度
男性が高い傾向
昨年衆院選やや下回る
 参院選への関心度は「大いにある」32・2%、「ある程度ある」45・9%を合わせ78・1。「関心あり」は男性が83・9%、女性が72・8%で、男性の関心が高い傾向が出た。

 政権交代が懸かった昨年衆院選の公示後調査では86・3%が「関心あり」と回答しており、それに比べればやや低下しているが、二〇〇七年の前回参院選公示後調査の72・7%を上回っている。

 年代別では五十代、六十代、七十歳以上で「関心あり」が八割を超えた。

 二十代と四十代は七割台で、三十代は六割台と相対的に低かった。


マニフェスト
『全く重視しない』 11.6%
 投票先を決める上でマニフェストをどの程度重視するかを聞いたところ、「五割程度」とした回答が44・0%と最も多かった。重視する度合いが高い「100%」「七、八割」は合わせて27・5%。逆に「二、三割」と「全く重視しない」は計24・9%と分かれた。

 「全く重視しない」と回答した11・6%の層を分析すると、民主支持層では8・9%にとどまるのに対し、自民支持層で10・1%、共産支持層で18・2%だった。

 今参院選で最も重視する政策に「普天間飛行場移設問題を含む外交・安保」を挙げた層では、マニフェストを「まったく重視しない」が22・5%と突出した。


支持政党
自民29.8%首位 民主肉薄27.4%
みんな第3党に
 昨年衆院選の公示後調査と比べ、自民は9・2ポイント下げたものの29・8%で首位を守った。与党の民主は11・0ポイント増の27・4%まで伸ばし、20ポイント以上あった自民との差を2・4ポイントまで縮めた。

 無党派層は8・3ポイント減の21・7%。みんなの党は0・1%から3・3%まで躍進し、公明と共産、社民などを抜いて“第三党”に躍り出た。新党改革、立ち上がれ日本などは支持が広がっていない。
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/ishikawa/CK2010070702000176.html

7268名無しさん:2010/07/07(水) 13:38:43
本紙県内世論調査 『景気・雇用対策』最も重視
2010年7月7日


 北陸中日新聞の参院選世論調査で、県内有権者の八割余りが参院選に関心を示し、重視する政策では「景気・雇用対策」と「年金・医療・福祉」が「消費税率引き上げ」を上回った。支持政党は自民がトップだったが、民主が前回衆院選のときと比べて肉薄。一方で無党派層のうち六割近くが態度を決めあぐねている。マニフェスト(政権公約)には、七割以上が重きを置いた。

重視する政策 
消費税にも関心
『年金・福祉』世代間で差
 投票する際に最も重視する政策では、最多の「景気・雇用対策」が、四十、五十代で30%前後を占めるとともに、二十、三十代でも20%以上と幅広く関心を集めた。

 二番目の「年金・医療・福祉」には六十代以上が30%程度の関心を寄せ、二十代でも20%を上回った。一方で、三十、四十代では関心が相対的に低く、世代間の違いが浮き彫りになった。

 争点として浮上した三番目の「消費税を含む税制改革」は四十代で26・8%のほか、各世代で高い関心を示した。

 生活に根ざした問題への関心が高く「政治とカネ」の問題は四番目。二十、三十代と六十代以上では10%以上だったが、四十、五十代では関心が低かった。

 五番目の「子育て支援や教育」は三十代が25・2%と最も重視したほか、二十、四十代も15%前後と高めだった。

 「公務員制度の改革」は5・8%、「普天間飛行場移設問題を含む外交・安保」は4・5%だった。


支持政党の推移
自民32.2%首位守る
民主が肉薄27・1%
『みんな』は第3位
 昨年の衆院選の公示後調査と比べ、自民が6ポイント下げたものの32・2%でトップを守った。与党の民主は15・8ポイント増の27・1%と伸ばし、25ポイント以上あった自民との差を5・1ポイントまで縮めた。

 無党派層は20・8ポイント減の15・9%。みんなの党は5・6%で、“第三党”に躍り出た。

 一方で共産は0・2ポイント増の2・1%、公明は0・2ポイント減の1・6%、社民は0・6ポイント減の1・5%、国民新党は1・1ポイント減の0・8%と伸び悩んだ。新党改革や、たちあがれ日本の支持は広がっていない。


意中の候補・政党
選挙区、比例とも6割以上
 意中の候補や政党を「決めている」「だいたい決めている」と答えたのは、富山選挙区で計67・9%、比例代表で計65・8%だった。無党派層では「決めていない」が選挙区、比例代表ともに58・6%に上り、過半数が態度を決めかねている。

 支持政党別にみると、選挙区で投票先を固めているのは、候補を出している民主が69・3%、自民81・3%、共産57・4%。与党時代に自民と連立を組んでいた公明は83・9%、民主候補を県連支持とした社民は100%が投票先を固めていた。

 比例代表では、民主支持層の68・6%、自民支持層の79・6%が、投票先を固めている。


関心度
8割以上が『ある』前回選上回る
 参院選への関心度は「大いにある」32%、「ある程度ある」49・6%を合わせ81・6%。男女別で見ると、関心があるとしたのは、男性は82・2%、女性は81%とほぼ同じ割合だった。

 政権交代がかかった昨年衆院選の公示後調査では、86・5%が「関心あり」と回答しており、それに比べればやや低下しているが、二〇〇七年の前回選公示後調査の73・8%を上回っている。

 年代別では、五十代、六十代、七十歳以上で「関心あり」が八割を超えた。一方で、二十代、三十代、四十代の二割台が「あまりない」「全くない」と答えた。


マニフェスト 
重視度『5割程度』43・4%
 政権公約として定着したマニフェストの重視度は「五割程度」と回答したのが43・4%と最も多かった。重視する度合いが「100%」、「七、八割」を合わせると73・6%となった。

 逆に重視の度合いが「二、三割」は11・6%、「全く重視しない」が10・8%。二割以上がマニフェストに重きを置いていなかった。

 「全く重視しない」と回答したうち、二十代と三十代は10%を切ったが、四十代以上では10%を超え、世代間で差が出た。支持政党別では、民主が4%、自民が8%だったのに対し、社民が14・9%、みんなの党が25・1%と高い比率となった。
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/toyama/CK2010070702000157.html

7269名無しさん:2010/07/07(水) 13:42:43
【埼玉】
2010参院選埼玉 本紙世論調査
2010年7月7日

 東京新聞が行った今回の参院選(十一日投開票)の世論調査。この結果に取材を加味した終盤情勢では、埼玉選挙区(改選数三)に立候補している十人のうち、民主党現職の島田智哉子氏と、自民党現職の関口昌一氏がトップを競り合う。続いて、公明党現職の西田実仁氏、民主新人の大野元裕氏、みんなの党新人の小林司氏が追う大激戦となっている。共産党新人の伊藤岳氏、社民党新人の日森文尋氏、新党改革新人の中川幸司氏は水をあけられている。しかし有権者の三割強は投票先を決めておらず、情勢はまだ流動的だ。

 島田氏は、民主支持層の四割近くを固め、推薦を受ける国民新党支持層からも一定の支持を得る。男女ともに浸透し、特に子育て世代の三十代、四十代からそれぞれ二割弱の支持を集める。

 関口氏は、自民支持層の約七割に浸透。みんなや新党改革、県内で候補擁立を見送ったたちあがれ日本の保守層の一部にも食い込む。年代的には二十代、三十代、七十歳以上の支持が厚い。

 西田氏は、公明支持層の九割強を固め、二十代〜七十歳以上でほぼ均等に支持を集める。支持政党がない「無党派層」にも浸透するが、公明支持層以外をどこまで伸ばせるかがカギ。

 大野氏は、同じ民主の島田氏と重点活動地域を分ける「区割り戦術」を取るが、民主支持層への浸透は二割半ばにとどまる。民主支持層は、四分の一が投票先を決めておらず、民主支持層に支持を広げられるかが課題だ。

 小林氏は、みんな支持層の八割弱の支持を集める。民主、自民支持層や無党派層の一部にも食い込みを図り、当選圏入りをうかがっている。

 伊藤氏は共産支持層の八割近く、日森氏は社民支持層の七割強を固めたが、全体には支持が広がっていない。中川氏は新党改革の支持層にも浸透しておらず、広がりに欠けている。

 一方、比例代表の投票先は、民主が約三割で、一割強の自民を抑えてトップ。次いでみんな、公明、共産、社民、たちあがれ日本、新党改革、国民新党などとなっている。

 支持政党では、民主が32・0%で最も多く、自民15・0%、みんな7・6%、公明7・0%、共産3・9%、社民1・6%、新党改革1・2%で、国民新党、たちあがれ日本などが続いた。一方、支持政党なしは16・9%だった。

<調査の方法> 四、五の両日、県内の有権者を対象に、コンピューターで無作為につくった電話番号にかけるRDD方式で実施、千十三人から回答を得た。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20100707/CK2010070702000088.html?ref=rank

7270名無しさん:2010/07/07(水) 13:45:04
【神奈川】
かながわ参院選’10<票流> 本紙世論調査
2010年7月7日


 東京新聞が六日まとめた参院選の中盤電話世論調査。取材結果を加味して神奈川選挙区(改選数三)の情勢を分析したところ、民主、自民の候補がややリードし、みんなと、もう一人の民主の候補が追い上げる激戦となっている。有権者の四割近くが投票先を回答しておらず、情勢が変動する可能性もある。一方、参院選に対する有権者の関心度は前回に比べやや低く、本紙実施の有権者アンケートで浮き彫りとなった政治不信の根強さもうかがえた。 (参院選取材班)

◆選挙区情勢
 民主現職の千葉景子候補(62)は党支持層の約四割を固めた。年代別では三十、四十、七十代で支持が高く、女性の支持率でも優勢。横浜市南部や県西部、県央部で堅実な戦いを展開する。

 自民現職の小泉昭男候補(64)は、党支持層の五割強と公明支持層の四割弱を押さえた。無党派層の支持も民主二候補に比べ高い。出身地の川崎市に加え、県央地域でも順調に支持を伸ばしている。

 みんな新人の中西健治候補(46)は、党支持層の八割を獲得し、自民支持層の一割にも浸透。無党派層の支持率でも他陣営を上回った。地域別では、党国会議員の地盤がある県南東部で支持率が高い。

 民主現職の金子洋一候補(48)は党支持層の三割を固めた。男性支持率で他候補を上回っている。年代別では五十代以上の支持割合が高い。地域別では川崎市、県央部で比較的優位に立つ。

 共産元職の畑野君枝候補(53)は党支持層の六割を固めた。しかし他党支持層への広がりに欠け、無党派層でも有力四候補の先行を許している。

 社民新人の木村栄子候補(62)、たちあがれ日本新人の松田学候補(52)、新党改革新人の甲斐敬浩候補(46)は、いずれも苦しい戦い。

◆関心度と投票行動
 参院選への関心は「大いにある」が34・8%、「ある程度ある」が47・1%で、合計は81・9%だった。同様の回答率の合計が85・8%だった二〇〇七年の参院選に比べると、関心は低下した。前回の選挙区での投票率は56・32%だった。

 本紙が六月中旬に県内有権者百人に行った街頭アンケートでは、六十二人が「政治に期待できない」と回答。関心低下の背景には、有権者の政治不信もうかがえる。

 年代別では、「大いに関心がある」が六十代以上では五割に上ったが、二十〜四十代は15〜26%程度に低迷した。二十代では「あまり関心がない」が二割を超えた。

 選挙区で投票する候補者を「決めている」「大体決めている」の合計は50・9%。「まだ決めていない」は48・3%で、二十〜四十代の六割以上が投票先を決めていない。

◆政党支持率と比例代表情勢
 比例代表での投票先を聞くと、民主が29・5%で最も多く、続く自民の17・2%を大きく引き離している。二〇〇七年参院選の調査では、民主31・8%、自民15・0%で、自民がじわりと復調している様相だ。

 三番手は、みんなの党の10・8%で、「第三極」として、一定の存在感を示している。ただ、三割弱が投票先を決めておらず、今後の動向が注目される。

 三党とも、各党支持者の八割前後を固める堅調な情勢。「支持政党なし」と答えた人のうち、大半は投票先を決めていないが、投票先を決めている人は、支持率にほぼ比例する形で、この三党に分散している。

7271名無しさん:2010/07/07(水) 13:45:28
>>7270-7271
◆民主公約 評価しない政策 『普天間』が最多
 民主党のマニフェストの修正や、前首相の公約違反の中で、最も評価しないとしたのが「普天間飛行場を県外移設できなかったこと」(31・9%)で、「子ども手当の満額支給を断念」(19・5%)が続いた。

 民主党支持層でも「普天間」「子ども手当」の順だった。二十代は「高速道路の無料化の後退」(27・7%)が最多だった。

◆消費税 引き上げ6割容認
 消費税率の引き上げについては53・1%が「やむを得ない」、8・3%が「賛成」と答え、容認したのは六割を超えた。「反対」は36・5%だった。

 二十代で「反対」(49・2%)が「やむを得ない」(43・3%)を上回ったほかは、三十代以上では、「やむを得ない」が最多だった。

 民主党、自民党、みんなの党の支持層の過半数が増税を容認し、公明党、共産党、社民党の支持層は「反対」が多数を占めた。

 本紙が実施した有権者百人のアンケートでも、引き上げ「賛成」(52%)が、「反対」(26%)を上回り、世論調査とほぼ同様な結果が得られた。


◆重視する政策 20〜50代最多『景気・雇用』
 投票で注目する政策は、「景気・雇用」が22.1%でトップ。「年金・介護」(21.6%)、「財政再建」(18.1%)と続く。

 「景気・雇用」は、20〜50代では最多で、景気や雇用情勢の改善を求める声を反映した。

 30代では、「子育て支援」も23.3%の同率で最多だった。60代以上は「年金・介護」が3割以上を占めた。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20100707/CK2010070702000069.html?ref=rank

7272名無しさん:2010/07/07(水) 13:45:52
【千葉】
2010参院選ちば 世論調査
2010年7月7日


 参院選千葉選挙区(改選数三)は、九人の候補者が十一日の投開票に向け熱戦を繰り広げている。本紙は四、五の両日、千葉選挙区で世論調査を実施、取材も加味して選挙戦の終盤情勢を探った。小西氏が一歩リード、椎名、水野、猪口の三氏が横一線で続き、道氏が激しく追い上げる。回答者の半数は投票態度を決めかねており、情勢は流動的だ。 (小川直人)

◆道氏が追い上げ
 小西氏は民主支持層の約半数を固める。無党派層も一割強が支持。千葉市などの京葉地域を中心に、東葛でも支持を広げる。

 椎名氏は自民支持層の三割強を固め、公明支持層の一部も支持。地盤の東総を中心に東葛でも支持を得る。水野氏はみんな支持層の九割を固め、全県的な広がりを見せる。猪口氏は自民支持層の三割強を固め、公明支持層からも支持を得て、県南部や京葉で支持を広げる。

 道氏は民主支持層の二割近くを固め、社民支持層からも支持を得て追い上げを図る。斉藤氏は共産支持層の九割強を固めている。

◆8割が関心
 参院選の関心について「大いにある」は35・4%、「ある程度ある」も48・3%に上る。逆に「あまりない」と「全くない」は計16・3%。

◆比例も民主
 比例代表で投票する政党、候補者を決めている人の中で、投票先を民主としたのは三割強、自民は約二割。みんなが一割強、公明が約一割と続く。

◆景気・雇用
 重視する政策課題としては、景気・雇用が最も多く二割強。続いて社会保障、財政再建、税のムダの排除が関心を集めている。

 調査は4、5の両日、県内の有権者を対象に、コンピューターで無作為につくった電話番号にかけるRDD方式で実施、1010人から回答を得た。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20100707/CK2010070702000082.html

7273名無しさん:2010/07/07(水) 13:46:51
参院選終盤情勢 4氏先行、激しい争い 大阪選挙区
2010.7.7 02:04

このニュースのトピックス:選挙・大阪
 11日投開票の参院選に向けて実施した産経新聞社の終盤情勢調査で、大阪選挙区(改選数3)は、北川イッセイ氏(67)と、尾立源幸氏(46)、岡部まり氏(50)、石川博崇氏(36)らによる激戦となっている。しかし、投票する候補者を決めていない人も3割以上おり、流動的な状況だ。

 4人を、川平泰三氏(53)と、清水忠史氏(42)が追う。大川朗子氏(52)や、山分ネルソン祥興氏(36)浜野夕希子氏(34)、深田敏子氏(39)が続く情勢となっている。

 北川氏は反民主票の取り込みを目指して政権を批判。自民府議らを中心に選挙運動を展開し、無党派層も含め支持拡大を図る。

 再選を目指す尾立氏は政府の事業仕分けでの成果をアピール。民主の地方議員や労働組合などの組織票固めを急いでいる。

 知名度が高い岡部氏は、街頭演説を繰り返し、浮動票の獲得を狙う。党が打ち出した消費税増税については「反対」を訴えている。

 若さと外交官としての実績をアピールする石川氏は、党支持組織を固める一方、クリーンな政治を訴え支持拡大を目指す。

 川平氏は立候補表明が公示直前となったが、第三極としての存在感を示している。元漫才師の清水氏は巧みな弁舌で注目を集め、党支持層以外への浸透も目指している。

 大川、山分、浜野、深田の各氏は積極的な運動を展開しているが、有権者への浸透が課題だ。
http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/osaka/100707/osk1007070204000-n1.htm

7274名無しさん:2010/07/07(水) 13:47:48
競り合う磯崎、岡内両氏/本社世論調査
2010/07/07 09:29


 四国新聞社と共同通信社は、終盤戦を迎えた第22回参院選に対する有権者の動向をつかむため、4〜6日の3日間、世論調査を実施。集計データにこれまでの取材で得た情報を加え、選挙戦の情勢を分析した。新人3氏が1議席を争う香川選挙区は、自民新人の磯崎仁彦氏(52)と無所属新人の岡内須美子氏(57)=民主、社民、国民新推薦=が激しく競り合う展開。共産新人の藤田均氏(50)は大きく水をあけられている。ただ、現時点では3分の1の有権者が態度を決めておらず、各陣営の今後の戦いぶりや投票率によって情勢の変化も予想される。

 初の公募で選ばれた民間出身の磯崎氏は、自民支持層の約8割を固めるほか、選挙協力する公明支持層の約7割に浸透。みんなの党支持層からも4割近くの支持を得ている。

 年代別では、20代と70歳以上から4割を超える高い支持を受け、男女別では男性がやや上回っている。衆院小選挙区のエリア別では、3区の支持割合が特に高い。

 民主、社民両党と連合香川などから推薦を受ける岡内氏は、民主支持層の6割強、社民支持層の7割近くをまとめる。みんなの党支持層の3割余にも浸透している。

 30代、60代の支持が比較的高く、男女別では男性の支持が高い傾向が出ている。エリア別では、3選挙区ともほぼ満遍なく支持を集めている。

 「消費税増税反対」を掲げる藤田氏は、共産支持層の8割を固めるものの、他の支持層への広がりがみられず苦戦している。

 「支持政党なし」の無党派層は、半分以上が態度未定。残りは岡内氏と磯崎氏が20%前後で拮抗(きっこう)しており、ともに上積みを狙う。

 選挙への関心度は、「大いにある」「ある程度ある」を合わせて78・8%。3年前の前回調査(84・9%)は下回ったものの、小泉ブームにわいた01年(78・2%)と同水準で、有権者の関心度がどこまで投票行動に反映されるか注目される。

 ▽調査の方法 4〜6日の3日間、有権者を対象にRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施した。コンピューターで無作為に電話番号を発生させてかける電話調査法で、電話帳に番号を載せていない人も調査できる。無作為に発生させた番号のうち、実際に有権者がいる世帯にかかったのは1130件、うち897人から回答を得た。
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/administration/article.aspx?id=20100707000086&ref=rss

7275名無しさん:2010/07/07(水) 13:48:33
本田浩、松村氏が競り合う 参院選熊本選挙区 2010年07月07日

 熊本日日新聞社は4〜6日、現職1、新人4の計5人が争う参院選熊本選挙区(改選数1)で電話世論調査を実施し、取材を加味して終盤情勢を探った。民主党新人の本田浩一氏(43)と自民党現職の松村祥史氏(46)が依然、横一線で激しく競り合い、みんなの党新人の本田顕子氏(38)、共産党新人の安達安人氏(54)、政治団体の日本創新党新人の前田武男氏(53)が追う。ただ、全体の4割強、無党派層の7割強が態度を決めておらず、11日の投票日まで情勢は予断を許さない。

 本田浩一氏は「政権交代による改革を止めないでほしい」と主張。松野頼久前官房副長官の後援会や連合熊本をバックにした戦い。党の重点区に位置付け、菅直人首相ら幹部が連日てこ入れ。民主支持層の7割弱を固め、選挙協力する社民党支持層の5割弱の支持も得る。ただ、推薦する国民新党は3割強、無党派層は2割強の支持にとどまっている。鹿本、菊池、荒尾・玉名の県北地域、大票田の熊本市で優位に戦いを進める。

 松村氏は「与党を過半数割れに追い込む」と訴え、党所属の国会議員や県議、出身母体の商工団体などの組織に乗る。自民支持層の7割、共闘する公明党支持層の7割以上を固めたほか、推薦するたちあがれ日本支持層の9割以上の支持も得る。無党派層からの支持は2割強にとどまる。阿蘇のほか、八代、天草、宇城、芦北・水俣など県南地域で健闘するが、地元球磨・人吉で、本田浩一氏の先行を許す。

 本田顕子氏は、消費税増税反対を掲げ、増税容認の民主、自民との違いを強調。「第三極」として、みんなの党支持層の8割をまとめる。民主支持層の一部にも食い込むが、無党派層への浸透はいまひとつ。

 安達氏は比例代表候補と連動。共産支持者層9割以上を固めるが、民主、自民の二大政党の争いに埋没し、みんなの党にも引き離されている。

 前田氏は、熊本市を中心に支持を訴えるが、浸透しきれていない。(参院選取材班)
http://kumanichi.com/news/local/main/20100707002.shtml

7276名無しさん:2010/07/07(水) 13:49:17
参院選選挙区、山崎、井ノ部氏競る 山田氏勢力拡大図る・本社世論調査
(2010年7月7日午前8時26分)
 第22回参院選は、11日の投開票日まであと4日と迫った。福井選挙区(改選数1)の終盤情勢を探るため福井新聞社が4〜6日の3日間、電話世論調査を行った結果、4選を目指す自民党現職で元内閣官房副長官の山崎正昭候補(68)と、民主党新人で党県連副代表の井ノ部航太候補(36)が激しく競り合っている。共産党新人で党県常任委員の山田和雄候補(42)は勢力拡大を図っている。比例代表は自民が民主をリードしている。

 今回の調査時点でも、選挙区で投票態度を決めていない人がなお3割弱いる。情勢は最終盤にかけてなお流動的な要素があり、予断を許さない状況となっている。

 山崎氏は自民支持層の8割強を固めた上で、公明支持層の7割強を取り込んでいる。男女別では女性からの支持が高い。年齢別では30、40代を除き優位に立っている。

 井ノ部氏は民主支持層の8割近くをまとめ、国民新やみんなの党の支持者にも浸透している。男性の支持が高く、同世代の30、40代は4割を固め、強さをみせている。

 鍵を握る無党派層は6割が態度を決めておらず、投票先を明らかにした人では山崎、井ノ部両氏が拮抗(きっこう)している。

 地域別では、山崎氏が坂井、あわら両市や鯖江市で強く、井ノ部氏は奥越で浸透している。大票田の福井市はほぼ互角の争いを繰り広げている。

 山田氏は山崎、井ノ部両氏に大きく引き離されているが、共産支持層をほぼ固めた。社民支持者からも一定の支持を得ているが、そのほかへの広がりが少ない。

 一方、比例代表は自民と同党候補に投票する意向の人が31・5%。前回2007年参院選の調査時(46・5%)に比べると15ポイント減少したものの、民主の25・1%を上回った。自民、民主に次いで、みんなの党が5・5%と健闘している。選挙区と同様、3割弱が投票先を決めかねている。

http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news0/index.php?page=article&storyid=22351&storytopic=2

7277名無しさん:2010/07/07(水) 14:13:47
石井氏やや先行、鈴木氏激しく追う 参院選・本社世論調査
 11日投開票の参院選で、秋田魁新報社は4〜6日、県内有権者を対象に世論調査を実施し、取材を加味した上で本県選挙区(改選数1)の情勢を探った。自民党新人の石井浩郎候補(46)=たちあがれ日本推薦=が自民支持層と無党派層の一部を取り込み、やや先行する展開。民主党現職の鈴木陽悦候補(61)=国民新党推薦=は民主、社民の支持層に浸透し、激しく追い上げている。共産党新人の藤田和久候補(61)は伸び悩み、支持拡大に懸命だ。ただ、3割が投票行動を決めておらず、最終盤に向けて情勢が変化する可能性もある。

 石井候補は産業、スポーツ振興を訴えの軸に据え、元プロ野球選手の知名度を生かした運動を展開。陣営は「候補者個人」を前面に打ち出す戦術に加え、民主党への対決姿勢も強めている。

 自民県議らがフル稼働し、自民支持層の8割を固めた。石井候補への推薦を見送り、事実上の自主投票となっている公明支持層の6割を取り込み、無党派層は3割超が支持。推薦するたちあがれ日本支持層の4割のほか、みんなの党支持層の3割超に浸透している。

 秋田市を除く各地域で鈴木候補をリード。能代・男鹿・潟上地域、鹿角・大館・北秋田地域、由利本荘・にかほ地域で引き離している。性別では男女とも石井氏が優位。年代別でもすべての年代で優勢となっており、20代と30代、50代の支持が厚い。

 鈴木候補は、昨年の政権交代で誕生した民主党政権の継続を強く訴えるとともに、自身の6年間の活動実績なども強調し、支持拡大を図っている。無党派層を中心に民主支持のうねりを生み出そうと、党幹部や閣僚が公示後、続々と本県入りし、応援演説に立っている。

 党所属国会議員らが中心となり、民主支持層の7割超をまとめた。2004年参院選とは異なり、推薦を見送って自主投票とした社民支持層の7割、推薦する国民新支持層の5割近くに加え、みんなの党支持層の3割に浸透。ただ、無党派層の支持は2割弱にとどまっている。

 地域別では大票田の秋田市でやや優位。大仙・仙北地域で石井候補に迫り、年代別では60代、70歳以上で肉薄している。

 藤田候補は、公示直前に菅直人首相が言及した消費税増税への反対に重点を置き、民主政権批判を強めている。党組織や所属県議、市町村議らで基盤を固め、共産支持層の8割弱をまとめた。しかし、目標とする無党派層の取り込みが弱く、支持に広がりが見られない。

 年代別では30代、地域別では秋田市での支持が、他の年代や地域より高くなっている。

(2010/07/07 09:51 更新)
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20100707e

7278名無しさん:2010/07/07(水) 14:15:10
参院選終盤情勢 岡田氏優位な戦い 大川氏、郡司氏を急追

 11日投開票の第22回参院選で茨城新聞社は4〜6日、県内の有権者約1千人を対象に世論調査を実施し、独自取材を加味して茨城選挙区(改選数2)の終盤情勢を探った。自民党現職の岡田広氏(63)=当選2回=は全域で着々と支持を広げ優位な戦い。民主党現職の郡司彰氏(60)=同=が追走するが、やや伸びを欠き、みんなの党新人の大川成典氏(46)が急激に追い上げ2議席目をうかがう勢いだ。民主2人目の新人、長塚智広氏(31)は頼みの無党派層に浸透し切れず、大川氏と競り合っている。たちあがれ日本新人の吉田里江氏(44)、共産党新人の稲葉修敏氏(48)、幸福実現党新人の中村幸樹氏(46)は厳しい。しかし、無党派層を中心にまだ有権者の半数近くが誰に投票するかを決めておらず、情勢は変わる可能性がある。

 岡田氏は自民県連と県議団らが総力戦を展開。自民支持層の8割弱を固め、国民新、たち日などの保守層も取り込みつつある。公明支持層への浸透はまだ約4割。全県を小まめに回る長年の日常活動が奏功し県内全域、全年代層で先行する。職業別では農林漁業の約6割を固め、管理職や現業職、学生の3割以上に支持を広げた。
 郡司氏は民主県連、連合茨城、県医師連盟などの全面支援を受け組織戦を展開。鹿行を除く全域で岡田氏を追走し、60代以上で支持を伸ばしている。伸びを欠く大きな要因は民主2人擁立が響き民主支持層の4割強しか固め切れていない点。農水副大臣として「食と地域の再生」を訴えるが農林漁業への浸透はいま一歩。一方で自由業の約半数を固め、専業主婦の人気もある。
 大川氏は序盤出足が鈍かったが、選挙戦を通じて支持率が倍増。みんな支持層の7割弱を固め、国民新支持層も切り崩している。鹿行、県北、県西、つくば・土浦などの県南で健闘。30代や50代の支持を獲得し、管理職や学生、事務・技術職の人気を呼んでいる。
 長塚氏は民主支持層の2割強に浸透。選挙戦を通じ鹿行で支持を大きく伸ばし、県央、県北でも奮闘するが、取手・守谷などの県南で上積みを図れずにいる。20代〜30代、事務・技術職などで一定の支持を獲得している。
 終盤に入っても〝最大勢力〟の無党派層が6割以上も態度を決めかねている。現時点で岡田氏に1割強の支持が集まるが、郡司、大川、長塚氏らにもほぼ満遍なく分散し、選挙戦の鍵を握りそうだ。
 吉田氏はたち日、共産などの一定票を獲得し、稲葉氏も共産支持層の約7割、社民支持層の5割以上を固めたが、広がりが弱い。

http://www.ibaraki-np.co.jp/47news/20100707_01.htm

7279名無しさん:2010/07/07(水) 14:15:41
島尻氏先行、山城氏猛追 本紙・共同通信世論調査
2010年7月7日

沖縄選挙区で投票する人を決めているか
 11日投開票の第22回参院選に向けて、琉球新報社は4日から3日間、共同通信社と合同で県内有権者を対象に電話世論調査を実施した。その結果に本紙の取材を加味して情勢を探ると、沖縄選挙区(改選1議席)は現職の島尻安伊子氏(45)=自民公認、公明県本支持=が先行し、新人の山城博治氏(57)=無所属、社民、社大推薦=が追い上げ、新人の伊集唯行氏(59)=無所属、共産推薦=が続く。金城竜郎氏(46)=幸福実現公認=は独自の戦い。ただ4割以上が投票する人をまだ決めていないと回答しており、最終盤に向けこれら浮動層の動向が当落を左右しそうだ。
 参院選への関心は「大いにある」(38・0%)、「少しはある」(37・8%)を合わせると75・8%が関心を示しているが、07年に行った前回参院選の世論調査の83・5%に比べると関心度は7・7ポイント下回った。逆に関心が「あまりない」(23・0%)、「全くない」(1・1%)は合わせて24・1%だった。
 沖縄選挙区で「投票する人を決めているか」の問いには「決めている」(39・4%)、「だいたい決めている」(15・9%)を合わせて55・3%と過半数が既に投票行動を決めているが、前回調査より18・5ポイント低下している。一方で「まだ決めていない」は44・7%と高い割合を示した。
 島尻氏は大票田の那覇市や南部で優位に戦いを進め、山城氏は中部で善戦。伊集氏は共産支持者を固めるが無党派層への浸透が伸び悩む。
 比例代表では「どの候補あるいは政党に投票するか決めているか」との問いには「決めている」(36・1%)、「だいたい決めている」(16・5%)が52・6%で、5割以上がほぼ投票行動を決めている。「まだ決めていない」は46%、「分からない・無回答」1・4%だった。

 【調査方法】4〜6日の3日間、全国の有権者を対象に、コンピューターで無作為につくった番号に電話をかけるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施した。実際に有権者がいる世帯にかかったのは5万6839件で、4万3894人から回答を得た。県内では、有権者がいる世帯にかかったのは964件で、804人が回答した。

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-164642-storytopic-126.html

7280名無しさん:2010/07/07(水) 14:17:01
投票先未定45%/参院選終盤情勢調査(2010/07/07)
 11日投開票の第22回参院選で、デーリー東北新聞社は3〜5日、青森県内の有権者を対象に電話による世論調査を実施し、本社の取材を加味して選挙戦終盤の情勢を分析した。青森選挙区(改選数1)は、民主党新人の波多野里奈(37)=国民新推薦=、自民党元職の山崎力(63)の両候補が抜け出し、激しく競っている。たちあがれ日本新人の升田世喜男(53)、共産党新人の吉俣洋(36)、社民党新人の山田清彦(53)の3候補は支持を広げられずにいる。一方、終盤になっても投票先を決めていない有権者が45%に上り、選挙結果を大きく左右しそうだ。
 
 昨年9月に政権交代を果たした民主に対する評価が最大の争点となった参院選。青森選挙区は、勢力を伸ばしてきた民主と組織力で上回る自民が互角の戦いを繰り広げている。
 「投票先を決めた」「だいたい決めた」という有権者のうち、波多野候補は、衆院小選挙区別で見ると、県都青森市がある1区と三八地方の3区で優勢。
 年代別では20代、40代で5割を超える支持があり、ほかの年代でも3割以上の支持を集める。特に40代女性の支持は6割に上る。民主支持層の約8割を固めた。
 山崎候補は、上十三、下北地方の2区で波多野候補と接戦。弘前市が中心の4区では優位に立っている。50代以上に支持が広がる一方、40代以下の女性には浸透していない。
 自民支持者の約8割と、今回は選挙協力をしないとした公明党支持者の約8割が、山崎候補に投票するとしている。
 支持政党なしのいわゆる無党派層の支持は、両候補に約2割ずつで分かれる。
 初の全県選挙への挑戦となった升田候補は、全県的な組織を持たない新党からの出馬となったが、地盤の1区を中心に健闘。
 吉俣候補は共産支持層を固めつつあるが、無党派層の取り込みには苦戦。国政初挑戦となる山田候補は、社民支持層を固め切れていない。
http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2010/07/07/new1007070801.htm

7281名無しさん:2010/07/07(水) 14:17:51
【とちぎ参院選】簗瀬氏やや優位 激しく迫る上野氏 追い上げる荒木氏 小池氏は苦しい戦い 終盤情勢・本社世論調査
(7月7日 05:00)
 下野新聞社は4日から6日までの3日間にわたって世論調査を行い、取材も加味して参院選栃木選挙区(改選数1)の終盤情勢を探った。民主党現職の簗瀬進氏(60)がやや優位に立ち、自民党新人の上野通子氏(52)がこれに激しく迫り、みんなの党新人の荒木大樹氏(39)が必死に追い上げている。共産党新人の小池一徳氏(49)は苦しい戦い。ただ調査時点で3割弱が態度を決めておらず、情勢はなお予断を許さない。

 3選を目指す簗瀬氏は知名度の高さを生かして各年代から安定した支持を獲得。連合栃木の全面支援も受けており、民主党支持層の7割強を固めた。ただ無党派層の支持は1割強と伸び悩んでいる。

 地域別では芳賀郡市での支持獲得が4割強と目立っている。苦戦していた県北部でも2割台に乗せた。一方序盤で強さをみせた地元宇都宮市など県央部では、支持率が3割強とやや下がっている。

 上野氏は自民党県議を中心に選対がフル稼働し、簗瀬氏を猛追している。自民党支持層の8割強を固め、公明党支持層にも着々と支持を広げている。

 「唯一の女性候補」などのアピールが奏功し、女性の支持は他候補をリード。簗瀬氏と地盤が競合する県央部で支持率が上昇しており、3割弱に達している。足利・佐野、日光・鹿沼地区でも支持を伸ばし、それらの地区では簗瀬氏を上回っている。県北部や小山・栃木地区では伸びていない。

 荒木氏は街頭演説中心の活動で消費税増税反対を強くアピール。みんなの党支持層の7割弱に浸透し、20〜40代で高い支持を得ている。ただターゲットの無党派層は支持が2割に届いていない。

 渡辺喜美党代表の地元県北部では3割強と最も高い支持を得ているが、それ以外の地区では2割未満となっている。

 国政選挙3度目の挑戦の小池氏は、消費税増税反対を訴えているが、共産党支持層以外に広がりを欠き、苦しい戦いが続いている。

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20100706/347359

7282名無しさん:2010/07/07(水) 17:59:24
薬師寺さんの学歴に誤り 大学院は中退
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/aichi/CK2010070702000221.html

参院選愛知選挙区(改選数3)に立候補しているみんなの党の薬師寺道代さん(46)は
7日、愛知県庁で記者会見し、公表した学歴に誤りがあったことを明らかにした。

薬師寺さんによると、誤りは
1991年3月に「東京女子医大大学院(耳鼻咽喉(いんこう)科)修了」と記載した部分。
実際は89年に大学院に進学したが、同月で中退していた。

6日に外部から指摘があり、ホームページ(HP)と報道機関に出した経歴書の誤りが分かった。
薬師寺さんは事務所員のミスだと説明し「ご迷惑をおかけし、申し訳ありません」と謝罪。
HPは公選法の規定で公示後の更新ができないため、選挙後に訂正する。
選挙公報や法定ビラの経歴に記載ミスはなかった。

    ◇

訂正を受け、本紙は薬師寺さんの最終経歴を「東京女子医大卒」とします。

7283チバQ:2010/07/07(水) 21:50:18
>>7252
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news2/20100707-OYT1T00990.htm
頼みは郵政票…民主が全国郵便局長会へ文書送付
 民主党は7日、全国郵便局長会(全特)に対し、郵政改革法案について「9月の臨時国会において最重要法案として速やかに成立させる」とする枝野幹事長名の文書を送付した。

 参院選で自民党と競り合う改選定数1の選挙区を中心に、集票力のある郵政関係者に改めて協力を要請する狙いがあるとみられる。

 文書では、民主党内で同法案の先送り論が浮上しているとした一部報道を「そのような事実は一切ない」と否定。「確実にこの選挙に勝利して郵政改革法案を成立させることで、皆様との信頼関係をさらに深めたい」と支援を求めた。

 全特の支援を受ける国民新党が原案を作成し、枝野氏が了承する手続きをとったという。国民新党は民主党公認候補48人を推薦しており、全特幹部から7日、「郵政改革法案を成立させないなら民主党候補は応援しない」との声が上がったことを受けたものだ。

 政府・与党は参院選後の国会運営について、7月下旬にも開く臨時国会は参院正副議長などを決めるだけの短期にとどめ、郵政改革法案は秋に改めて開く臨時国会で審議する方向で検討している。

(2010年7月7日21時41分 読売新聞)

7284チバQ:2010/07/07(水) 21:52:42
http://mainichi.jp/area/fukui/news/20100707ddlk18010537000c.html
2010参院選:大物続々 「重点区」指定、応援に熱 /福井
 ◇谷垣総裁、菅首相ら県内遊説
 参院選福井選挙区(改選数1)に公認候補を立てた各党が、支持拡大を狙って応援弁士を県内に次々と投入している。特に民主、自民の両党は県内を「重点区」に指定し、知名度の高い“大物”が続々と応援に入っている。【酒造唯、安藤大介】

 6日には自民党の谷垣禎一総裁が遊説で来県。選挙期間中では2日に続き2回目で、南越前町、敦賀市、美浜町、小浜市を回った。

 敦賀市では本町商店街で約500人(陣営発表)を前に演説。争点の消費税について「福祉、医療、介護に使うのが自民党。民主党は何に使うか明らかにせず、菅さんの発言も迷走している。必ずマニフェストのばらまきの尻ぬぐいとして使われる」と、両党の違いを強調した。

 自民は、森喜朗元首相や小池百合子元防衛相らも遊説した。7日には茂木敏充党幹事長代理が来県する。

 民主は2日に菅直人首相がJR福井駅前で街頭演説し、支持を呼びかけたほか、前原誠司国土交通相、野田佳彦財務相、枝野幸男幹事長、蓮舫行政刷新相、鳩山由紀夫前首相らが来県した。今後は7日に岡田克也外相、8日に川端達夫文科相と長妻昭厚労相らが来県する。

 共産は7日に井上哲士党参院国対委員長、8日に穀田恵二党国対委員長が来県する。

毎日新聞 2010年7月7日 地方版

7285チバQ:2010/07/07(水) 21:53:31
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20100707ddlk42010342000c.html
争点:参院選・長崎選挙区 諫干 /長崎
 ◇地元対立の溝どう埋める
 舌戦が続く参院長崎選挙区。争点の一つが、国営諫早湾干拓事業(諫干)の長期開門調査だ。立候補者4人の間で開門の賛否を巡って意見は割れており、「開門調査するかは、参院長崎選挙区の結果次第」という見方もある。地元にとって、参院選は非常に大きな意味を持ち始めている。

 「質問になぜ答えない」「やめろ!」。6月20日に諫早市で開かれた国営諫早湾干拓事業(諫干)についての県主催地域説明会。多くの市民が詰めかけ、会場は騒然となった。

 この日、講師の江刺洋司・東北大名誉教授(環境生物学)は「有明海の漁業被害はノリ養殖の酸処理が原因。諫干に責任はない」とする持論を展開。質疑応答で島原市の漁師が手を挙げ、「潮流の変化が起きていますが?」と質問すると、教授は「ささいなこと」と退けた。それが会場内でのやじの応酬に発展した。諫干の開門調査を巡っての口論は“恒例”で、それだけ、開門を巡る賛否両派の溝は深いことを示す。

 開門調査は政府・与党の検討委が「開門妥当」とする報告書を農相に提出。当時の赤松広隆農相の後任に、県選出の山田正彦衆院議員が就任すると「開門判断は参院選後」と先送りした。

 参院選では、開門賛否両派が、それぞれの候補者を支援。開門賛成に転換した瑞穂漁協は、開門を訴えている民主現職候補を推薦決定している。

 一方、県と共に、干拓地の営農者たちは反対姿勢を継続。干拓背後地で農業を営む、諫早市森山町の男性は「田畑が冠水した昔の苦労がある」と反対を貫くつもりだ。

 選挙後、開門調査は実施されるのか。その是非だけでなく、いずれの結果となっても、地元の対立構造を緩和する施策が参院選後に求められる。【柳瀬成一郎】

〔長崎版〕

7286チバQ:2010/07/07(水) 21:54:50
>>7149
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20100707ddlk08010105000c.html
選挙:参院選 激戦地ルポ 3氏激突、西部地区 草刈り場「無党派狙う」 /茨城
 参院選(11日投開票)の終盤戦に差し掛かった6日、茨城選挙区(改選数2)に立候補した自民の岡田氏と、民主の郡司、長塚両氏が、接戦を繰り広げている西部地区に遊説入り、現地で激突した。もとは保守地盤だが、自民県連への反発から保守層が複雑に分裂し、民主や新党の支持率が高い同地区は格好の“草刈り場”。各陣営は無党派層の取り込みに必死だ。【参院選取材班】

 ◇世代交代論に反論展開−−郡司氏/若さ強調、イメージ戦略−−長塚氏/市長、県議らと結束強調−−岡田氏
 ◆郡司氏陣営◆

 郡司氏は午前8時、JR古河駅前で柳田和己衆院議員と行った朝立ちを皮切りに、午前中は坂東市、境町など県西地区を集中的に遊説した。

 午前11時からは、坂東市のJA岩井前で、県農協政治連盟関係者ら約50人を前に街頭演説した。郡司氏は、長塚氏の名前こそ出さなかったが、民主2氏が議席争いを続ける現状を念頭に世代交代論への反論を展開。「若い人の方がいいのではないか。民主党こそ政権交代すべきではないかとの声もある」と述べたうえで、「やっと副農相という立場を与えられた。ここで落選するような形は取りたくない」と若さより実績の重要性を強調した。

 応援に立った藤田幸久参院議員も、民主2氏対決で長塚氏がリードとの見方もあると紹介。「何としても追い抜いて、政府の中で仕事をしている郡司氏を国会に送り返してほしい」と訴え、党内闘争の様相を帯びた。

 陣営関係者は「県西地区に入るのはおそらくこれが最後。死にもの狂いで訴えたつもりだ」と力を込めた。

 ◆長塚氏陣営◆

 「あと一歩、もう一歩」「新しい政治は新しい世代に」

 6日午後2時すぎ、交通量の多い国道294号と同50号が交わる筑西市の西谷貝交差点。長塚氏は幹線道路わきに選挙カーをとめ、支援スタッフがマイクを握り、行き交う車に向かって叫び続けた。赤白の自転車スーツ姿の民主新人、長塚氏は傍らで1時間にわたり両手を振り続けた。

 組織に頼らない選挙運動を続ける長塚氏の選挙戦略は、「若さ」「清新さ」を強調するイメージ戦略が中心。「できるだけ多くの人の前に姿を現し、自分を知ってもらう」(支援スタッフ)と極めて単純だ。マイクを握らない理由について長塚氏は「政策より熱い姿勢を見せたほうがいい」と割り切る。

 支援スタッフは車社会である県内状況に着目し、「波及効果のある」幹線道路の交差点を厳選。日中は交差点での活動に重点を置く。長塚氏は、クラクションを鳴らすなど反応を示す車があると、「ありがとうございます」と大きく頭を下げ、支持を訴えた。

 ◆岡田氏陣営◆

 岡田氏は午前8時ごろ、朝の交通渋滞を狙って筑西市船玉の県道沿い駐車場に選挙カーを止めて遊説。岡田氏は、行き交う車や通行人に、「民主党の子ども手当は、支援額が公約から抜け落ちている」などと批判した。

 午前10時半、同市の文化施設「アルテリオ」前で行われた演説会には、支持者がマイクロバスに乗って駆け付け、約350人が集結。緑のシンボルカラーを身につけた選挙運動員がチラシを配った。

 応援演説に立った地元・筑西市の吉沢範夫市長の周辺には、昨年夏の知事選では自民党推薦候補と対立した橋本昌知事を支援した人が多い。しかしこの日は「岡田さんを応援したい」と支持を呼びかけ、結束を強調した。会場には県議2人や市議らも参加し、党県連を挙げての組織的支援を見せつけた。

 ◆その他の陣営◆

 稲葉氏は4日に県西地区を遊説。9日にも結城市議らと街頭演説する。吉田氏は4日に古河市をまわった他、9日に県西入りする。大川氏は7〜9日に県西で集中遊説。8日朝は古河駅、同日夜は結城駅で演説する。

7287チバQ:2010/07/07(水) 21:56:28
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100707-OYO1T00453.htm?from=top
<参院選>「タレント100万票」、どこへ…大阪


無党派層を狙い、朝の駅前に立つ候補者(5日、大阪・難波で)=森田昌孝撮影 1日午後、大阪市内にある民主党新人、岡部まり(50)の事務所前で同党前幹事長・小沢一郎が車から降り立った。突然の訪問だった。あっけにとられるスタッフを尻目に、事務所奥で陣営幹部と10分ほど話し込み、立ち去った。

 過去の参院選で漫才師の西川きよしが3期連続トップ当選した大阪には、「100万のお笑い票、タレント票がある」とされる。

 複数区に2人の候補を立てる「小沢戦略」で、白羽の矢が立った岡部。狙いは、その大阪の土壌だ。人気テレビ番組で得た抜群の知名度に、「小沢がぞっこん、ほれ込んだ」(党幹部)という。事務所来訪には、何とか押し上げたい、という決意がにじむ。


 「2人も出して、むちゃくちゃな選挙だ。ぜひもう一押しを」。民主党現職の尾立源幸(46)は大阪市内の個人演説会で声高に叫んだ。タレント不在の過去3度の参院選は、民主、自民、公明各党で議席を分けた。民主2人が票を分ければ、共倒れもある。危機感は強い。

 現職最優先の民主党府連は支援を尾立に集中。3日の選対会議でも、府連幹部が衆院議員らに「岡部に色目を使うのは許さない」とクギを刺したほどだ。

 一方、かつて西川に票を奪われ、議席を失ったこともある自民党にとっても、「タレント票」は脅威だ。現職の北川イッセイ(67)は「民主の暴走に歯止めを」と強調。選対本部長の党参院幹事長、谷川秀善も「知名度では岡部に勝てない。組織を固めて逃げ切る」。

 昨夏の衆院選で、大阪府内4小選挙区で全敗した公明党にも焦りが募る。「関心を集めるには、やはり有名人」と、新人の石川博崇(36)の応援に相次ぎタレントを投入。元漫才師の共産党新人、清水忠史(42)は漫談を交えて消費税反対などを訴え、みんなの党新人、川平泰三(53)も無党派層を照準に繁華街を巡る。


 高い人気で激戦区の「台風の目」になった岡部は連日、人が集まる街頭に立つ。すぐカメラ付き携帯電話のシャッター音が響き、握手の手が差し出される。だが陣営幹部には「本当に1票に結びついているのか」と、不安がつきまとう。

 首相交代で党の支持率が回復すると、陣営は「民主党の岡部」を強調するようになった。尾立への気遣いもあって、当初は「封印」していたが、「党というもう一枚の看板で、何とか票を上積みしたい」という。

 民主党代表の首相・菅直人が第一声を上げた大阪。2人擁立は奏功するのか。「風」の行方はまだ見えない。
(敬称略、社会部 西山幸太郎)

7288チバQ:2010/07/07(水) 21:58:25
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okinawa/news/20100707-OYT8T00493.htm
喜納候補のポスター200枚に×印・・・民主沖縄県連告訴
 民主党沖縄県連の新垣安弘幹事長は6日、参院比例選候補で党県連代表の喜納昌吉参院議員の顔写真入り法定ポスター約200枚に、黒いスプレーで×印の落書きがされる被害が出たとして、被疑者不詳のまま器物損壊容疑で、県警捜査2課に告訴状を提出した。

 新垣幹事長によると、被害は1日夜から2日未明にかけ、沖縄本島のほぼ全域で発生したという。「短時間に広域で被害が出ており、組織的な犯行の可能性もある。選挙妨害と言える卑劣な行為で許されない」と訴えている。

(2010年7月7日 読売新聞)

7289チバQ:2010/07/07(水) 22:00:15
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000001007070004
公明、民主と対立強める
2010年07月07日

 今夏の参院選は、公明党にとって久々に「野党」として迎えた国政選挙だ。約10年続いた自民との連立政権が昨夏に崩れ、下野してもうすぐ1年。「与党」の看板を失った今、自民、民主の2大政党に埋没しないため、どうやって存在感を示すのか。県内では、連立政権以来の自公協力がよりどころだ。(有田憲一)


   ◇


 1日、新潟市東区の河渡マーケットシティでの街頭演説会。県出身の漆原良夫・党国会対策委員長は「民主党の単独過半数を許すのか。消費税10%を許すのか。いずれも『NO』だ」と訴えた。


 公明は比例区で全国を7ブロックに分け、重点候補者を割り当てる。県本部は元衆院議員の長沢広明氏(51)を応援。1日は新潟市内など県内6カ所での街頭演説会に漆原氏がついて回った。


 党県本部代表の志田邦男県議は、参院選を「党の立て直しをかけた選挙」と位置づける。


 党の立ち位置をめぐっては、民主党がマニフェストに掲げた子ども手当法案に賛成に回り、「与党復帰」への色気と取られたこともある。ただ、鳩山由紀夫前首相や小沢一郎・前民主党幹事長らの「政治とカネ」への対応に、支援する創価学会婦人部の嫌悪感が根強い。今はむしろ、民主党との対決姿勢を強調し、存在感を強める方向になっている。


 県内のある支持者の主婦は「『子ども手当』は、与党時代に公明が言ってきた『児童手当の拡充』を実行しただけ」と周囲に呼びかける。


 公明党の県内の比例区の得票は2004年参院選、05年衆院選で11万7千超だが、「政権交代」の風が吹き始めた07年参院選と09年衆院選では9万1千票ほど。減った約2万5千票は、支持母体の創価学会員らが知人に依頼する票、いわゆる「F(フレンド)票」で、党県本部は多くが民主党に流れたとみている。党勢を回復し、来年の統一地方選につなげられるかが課題だ。


 今回の参院選の戦い方について、県本部の幹部は「選挙区は自民、比例は公明という『バーター関係』は支持者の間でもかなり浸透している」と話す。


 志田代表は「各地域の議員や支持者はそれぞれ(の動き方)でやっている」と話す。自身は公示日の6月24日、自民党公認候補の中原八一氏(51)の出陣式に出席した。


 比例で民主へ流れた票を取り戻しつつ、バーターで得た自民票も上積みし、「みんなの党」らほかの「第3極」に差をつける戦略だ。先の県本部幹部は比例票の目標を「10万票を最低ラインとしたい」と口にする。


 ただ、ここにきて懸念材料がある。期日前投票などで自民支持者の比例区での公明への選挙協力の動きが鈍いのではないか、と党はみる。ある創価学会関係者は「今後、どれだけ自民が協力的になってくれるか。最悪の場合、選挙区では白紙投票に転換する手段もある」と話す。

7290チバQ:2010/07/07(水) 22:00:45
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2010070701000126.html
北海道選挙区で保守“分裂” 揺れる「中川王国」
2010年7月7日 10時44分

 自民党の故中川一郎元農相以来、半世紀にわたり中川家が北海道十勝地方で築き上げてきた強固な保守地盤が揺れている。今回の参院選、一郎氏の弟で現職の義雄氏(72)が自民党の公認から漏れ、比例代表でたちあがれ日本から出馬した一方、義雄氏の長男賢一氏(43)がみんなの党公認で北海道選挙区に参戦したためだ。

 さらに昨年の衆院選北海道11区で民主党の石川知裕衆院議員(離党)に敗れ、その後急死した昭一元財務相の妻郁子さん(51)は、選挙区出馬の自民党新人候補の遊説に同行しており、中川家は事実上3分裂の様相を見せている。

 「十勝に来て、絶対に行けるぞという気持ちになった」。知名度不足で厳しい戦いが続く賢一氏は2日、帯広市内の演説会で他地域とは違う手応えに顔をほころばせた。

 しかし、状況は単純ではない。義雄氏陣営は当初、選挙区票を自民党候補に回す代わりに、比例区での支援を取り付けていたが、賢一氏の出馬で“破談”となった。 4月の帯広市長選では、自民党の推薦候補がわずか138票差で民主党推薦候補に敗れ、混迷ぶりが浮き彫りに。地元では「もう中川も終わりだ」との声も聞かれる。

(共同)

7291チバQ:2010/07/07(水) 22:02:39
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20100707-650400.html
自民対自民 東京は“線引き戦略”記事を印刷する

<参院選・激戦区ルポ>

 改選5議席に24人が立候補している東京選挙区。2候補を擁立した民主、自民ともに、党内で議席を争う選挙戦だ。特に自民党は前回07年選挙で、新人が滑り込み、ベテランが議席を失う想定外の事態に直面。再び同じ構図となった今回、現職中川雅治氏(63)が組織、新人東海由紀子氏(42)が無党派を狙う、票のすみ分けという名の“線引き戦略”を徹底してきた。2人が顔をそろえることもない。同じ党でも、身内は敵の1人だった。

 中川、東海両氏の微妙な関係が3日、東京・原宿で見られた。中川氏は小泉進次郎衆院議員の応援を受けた後、党演説カーから別の車に乗り換え、次の会場に向かった。進次郎氏を乗せた演説カーは、少し離れた場所まで走って停車。そこに東海氏が乗り込み、東京ドームに向かった。翌4日、都内を回った谷垣禎一総裁も、銀座では「東京で中川さんを」、渋谷では「東京で東海さんを」と呼び掛けた。2人の選挙戦は徹底して線引きされている。

 両候補は、訴えや経歴も対照的。中川氏は旧大蔵省出身だが、77年の全日空機ハイジャック事件では犯人を取り押さえた武勇伝を持つ。2期目を目指し「引き続き国のため仕事をさせてほしい」と継続性を強調する。キャスター出身で、米GE(ゼネラル・エレクトリック)日本法人渉外部長だった新人東海氏は「若い世代の政治家として頑張ってほしいと声を受けている」と、若さを打ち出す。

 線引き戦略の理由は、3年前の「悪夢」だ。自民党は、ベテラン保坂三蔵氏と、無党派対策で新人丸川珠代氏を擁立。「組織を固めてまず保坂氏が勝ち、丸川氏が滑り込む」(関係者)はずが、出遅れた丸川氏に組織票の一部を回そうとして逆に両氏の組織票争いが発生。ふたをあければ丸川氏が当選、保坂氏は涙をのむ想定外の結果になった。

 党東京都連は当初、中川氏一本化を求め、東海氏擁立には反発もあった。混乱を避けようと、東海氏の選挙とは一線を画す。丸川氏に敗れ今回比例代表に立候補した保坂氏も、街頭では中川氏支援を呼び掛ける。

 東海氏陣営は「知名度もなく厳しいが、都連は1年前から現体制でやってきた。緩めることはできないだろう」。6月19日、やっと活動を始めた東海氏は「ようやく街頭で声をかけてもらえるようになった。なかなかできないが、東京、自民党の1番を目指すつもりで頑張る」と話す。

 党調査で、東海氏は「最重点候補の1人になった」(陣営)。繁華街に張り付き、無党派へのアピールに必死だ。中川氏は「自分の考えをしっかり訴え、1人でも多くの人に支持をいただく努力をするのみ」。すみ分けリベンジは成功するのか。【中山知子】

7292チバQ:2010/07/07(水) 22:03:22
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100707t61033.htm
参院選・福島 キヨシ人気、選対恐々? 地元は党超え支援
 参院選(11日投票)比例代表に、たちあがれ日本から立候補した元プロ野球選手中畑清氏(56)の出身地・福島県で、他党が中畑氏の集票力を気にかけている。古里の矢吹町がある県南部では党派を超えて「地元のヒーロー」を支援する動きも。高い知名度の一方で、政治経験はないだけに、集票でも「絶好調」となるかどうかは未知数との声もある。

 中畑氏は4日、公示後初めて福島県入り。JR郡山駅前で平沼赳夫代表らと並んでマイクを握り、「(平沼氏のように)難しいことはまだ言えないが、自分はやればできる男。青少年育成に力を入れたい」と訴えた。
 地元選挙スタッフの須賀川市の会社員男性(38)は自民党員だが、「何と言っても子どもの時のスター選手。選挙区は自民だが、比例は違う」ときっぱり話す。
 矢吹町では5月末、野崎吉郎町長を会長とする後援会組織が発足。農協や商工会など各種団体が参加した。
 自民党県連の幹部は「公示前、県南の党員から『比例は大目に見てほしい』という電話が何本もかかってきた」と打ち明ける。
 民主党でも傾向は同じ。党矢吹支部長で、玄葉光一郎政調会長(衆院福島3区)の矢吹町後援会長も務める十文字重康さん(68)は「地元では比例は中畑というムード。玄葉さんも分かってくれるはず」と力を込める。
 中畑氏が現役を引退したのは1989年。20年以上がたち、県内ではたちあがれ日本のしっかりした組織もないだけに、年代や地域を超えて幅広い支持を集められるかとなると、疑問視する見方も。
 4日の街頭演説を聞いた郡山市の会社員男性(39)は「現役時代は応援していたが、投票するとなると…。まだ決めていない」と話す。
 自民党県連の役員も「当初の予想より、自民党支持者の間に応援する動きは広がっていないようだ」と冷静に分析している。



2010年07月07日水曜日

7293チバQ:2010/07/07(水) 22:04:57
http://mainichi.jp/area/akita/news/20100707ddlk05010044000c.html
参院選’10秋田:業界団体に異変 進む自民離れ、自主投票 /秋田
 自民党中心の長期政権の中で、これまで同党の“集票マシン”と呼ばれた業界団体。政権交代前後から、全国で自主投票や民主党支持にくら替えするなどの地殻変動が起きた。今回の参院選秋田選挙区でも農協の政治団体・県農協政治連盟が同選としては89年以来の自主投票を決定。新たに民主党候補を推薦する動きの一方で、組織中央とは異なる方針を打ち出すところもある。【岡田悟】

 ◇県医師連盟、中央と異なる方針
 これまで自民党を強力に支援してきた県土地改良事業団体連合会(県土改連)の政治団体・県土地改良政治連盟(三沢敏行委員長)。県土改連の高貝久遠会長は、自民党の故・御法川英文元衆院議員、息子の信英前衆院議員の後援会長を務めてきた。だが今回は、自民党に加え民主党候補も推薦した。

 きっかけは民主党を中心とする政権による農業政策の転換。戸別所得補償制度導入の一方で、09年末に今年度の土地改良事業予算(概算要求額4889億円)が半減された。

 また自民党が参院選比例で全国土地改良政治連盟が推す候補を擁立(後に候補者が辞退)したことに対し、民主党側は「自民離れ」を迫った。高貝会長は今春、御法川氏の後援会長を辞任した。

 「整備が途中で終われば営農計画が狂う。予算減に現場は大きなショックを受けた」と県土改連のある幹部。県連盟のあり方について「これまで100%与党依存だった。国の財源も少なく、今後は党派を問わず政策提言できる集団に生まれ変わるべきだと思う」と受け止めている。

  ◆   ◆

 県トラック協会(県ト協、嶋田康子会長)の政治団体・県トラック事業経営研究会も自民・民主の両候補を推薦。実質的な自主投票となった。

 同会は5、6年前から要望について両党に陳情し、会合にも両党国会議員を招いてきた。09年の衆院選では、1、3区の両党候補と3区の無所属候補を推薦している。

 県ト協のある幹部は「非自民系の寺田典城氏が3期知事を務め、次男である民主党の学氏が1区で議席を得た。その影響力を考慮したのも理由の一つ」と明かす。別の幹部は「全日本トラック協会(全ト協)に対し『民主党の高速道路無料化方針に賛成したうえで、混雑の影響を説明すべきだ』と主張したが、各地では賛成と反対に意見が分かれ、全ト協内はバタバタしていた」と明かした。

  ◆   ◆

 一方、県医師会の政治団体・県医師連盟(小山田雍委員長)は選挙区、比例の双方で自民公認候補の推薦を決めた。

 日本医師会(日医)では民主支持を打ち出した原中勝征氏が会長に就任。政治団体の日本医師連盟(日医連)は5月、組織内候補だった自民現職の西島英利氏(62)を推薦から「支援」に格下げし、民主新人の安藤高夫氏(51)を推薦。みんなの党新人の清水鴻一郎氏(64)も支援と決めた。ただ日医内部には自民支持の意見も根強い。

 県連盟は日医連と異なる比例方針について、西島氏が日医常任理事を務めたことに加え「精神科医であることから、障害者自立支援法改正を巡る議論での活動を期待した」としている。

 小山田委員長は、民主党政権が診療報酬を引き上げたことは評価。ただ同党が医療の規制緩和方針を打ち出していることに懸念を示したうえで「与党についた方が意見が通りやすい、というようなことは我々はしない」と語った。さらに連盟の別の幹部は「日医連の方針はおかしい。我々の決定は、日医連への“当てつけ”だ」と語気を強めた。

7294チバQ:2010/07/07(水) 22:06:11
>>7251
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000871007070001
自・公の「蜜月」再び
2010年07月07日





自民党候補の集会では、公明党道本部代表が応援演説をした=6月30日、釧路町

■バーター協力、統一選も視野


 参院選が終盤を迎える中、昨年の政権交代で下野した自民、公明の両党が、道内で協力関係を深めている。道選挙区(改選数2)の自民党候補を公明党の議員らが表立って支援する一方、自民党側は公明党の比例区候補への投票を呼びかけるバーターの構図だ。与党時代さながらの「蜜月関係」再現の背景には、選挙情勢と来春の統一地方選をめぐる思惑もある。


   ◇


■応援演説・ポスター・政見放送…


 「長谷川さんを後押ししたい」。先月30日、釧路市と釧路町で開かれた自民党の長谷川岳氏(39)の集会で、公明党道本部代表の稲津久衆院議員=比例道ブロック=はこう訴えた。同党の荒島仁道議も4日、地元・旭川市での集会で、長谷川氏を前に同じような呼びかけを支援者にした。


 昨年の総選挙後、初の大型国政選挙となった参院選。公明党は「連立野党は存在しない」として、自民党候補への推薦を見送った。道本部幹部も5月ごろまで「野党の自民党にはバーターできる票がない」と語っていた。


 ところが参院選の公示前後から、同党の比例区候補で元道議の横山信一氏(50)の伸び悩みが伝えられるようになった。危機感を抱いた道本部幹部や支持母体の創価学会幹部らは「少しでも票を積まないといけない」と、自民党道議らに支援を求めた。


 これに対し、改選議席を維持したい自民党側も歓迎の意を示した。横山氏への支援と引き換えに、30万票以上あるとされる公明党・創価学会の票が期待できるからだ。


 そもそも長谷川氏や自民党道連は、公明・学会票に期待を寄せ、与党時代以上の配慮を見せてきた。野党に転落し、従来の支持層や業界団体が距離を置いていることも拍車をかけている。


 長谷川氏の後援会は、長谷川・横山両氏のツーショットポスターを作製。集会では来場者に横山氏のパンフレットも配り、長谷川氏も演説で横山氏の名前をあげて支援を呼びかける。


 極めつきは政見放送。長谷川氏は「比例区では、友党である公明党にもご支援をお願い申し上げます」と訴えており、創価学会幹部も「聞いたことがないケース」と驚く。


 この時期の「蜜月関係」再現には、来春の統一地方選も影響している。象徴的なのが道議選。公明党の擁立候補が6〜7人なのに対し、自民党はほとんどの選挙区に候補者を立てる。自民党道議の一人は「自分の選挙が一番大事。ここで恩を売っておきたい」と本音を語る。


 創価学会幹部も「結局、どこから票をもらえるかというと、自民党なんだ」と話している。

7295名無しさん:2010/07/07(水) 22:06:40
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000871007070002
民主・藤川氏を社民道連合支援
2010年07月07日

■政策協定合意


 社民党道連合(道林実代表)は6日、参院選道選挙区(改選数2)に立候補している民主党公認の藤川雅司氏(53)と政策協定を結び、藤川氏を支援すると発表した。組織内候補である藤川氏の得票の上積みをしたい連合北海道と、来年春の統一地方選で選挙協力を得たい社民党道連合との考えが一致した。


 政策協定は6項目。「逆進性の強い消費税引き上げに反対する」「普天間基地問題では、日米合意を見直し、県外、国外移転を目指す」の2項目が主な柱となっている。


 社民党道連合は6月13日に、道選挙区での候補者擁立を断念。その後、藤川氏を推す連合北海道と本格的に交渉を始めた。今月4日に道林代表と藤川氏が高柳薫・連合北海道会長の立ち会いのもと、政策協定に合意した。


 社民党道連合は5日、道内の地方支部に支援を要請する文書を送付したという。


 社民党は前回2007年の参院選道選挙区で約7万9千票、比例区は道内で約10万票を獲得している。

7296チバQ:2010/07/07(水) 22:13:38
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20100706ddlk08010166000c.html
揺れる組織票:政変後の参院選 弱まる自民協力 選挙区で公明漂流 /茨城
 ◇一部民主候補へ
 参院選の茨城選挙区で自公協力をせず、比例票上積みに重点を置く公明党県本部の方針を受け、県内の20万票前後とみられる公明票が漂流している。毎日新聞が2〜4日に行った電話による特別世論調査(県内回答者983人)と支局取材を加えた情勢分析によると、公明支持層の5割弱が岡田氏に投票すると回答。しかし比例の投票先を公明党と答えた人のうち岡田氏に投票すると答えた人は3割強にとどまり、民主の長塚氏に2割強、郡司氏に1割弱流れており、協力関係は弱まりつつあるようだ。

 今回選挙で県本部は、比例候補の長沢広明氏(51)支援に全力を傾けており、県内比例票23万票の獲得を目指している。選挙区では岡田氏に対し「地域レベルで非公式な協力」を容認する程度で、本部としての指示は出していない。路線的には「非民主、非自民の色」の第三極を打ち出したものの、みんなの党など各新党に対しては「地方組織を持たない政党に市民の声を吸い上げる力があるのか」(同県本部幹部)と冷ややかで、選挙区で具体的な連携先がいない状況だ。

 先月1日の会見で石井啓一代表は「党推薦がなくても、各地域での選挙協力はいろいろなバリエーションがある」と地域レベルで岡田氏への支援を示唆したが、同党県議は「具体的な動きは見えてこない」と明かす。一部が長塚氏に流れたことに、ある県本部幹部は「野党の自民でなく、政権与党を支持する人がいるのも事実。組合のカラーの付いた郡司さんでなく、若くて清新な長塚さんということだろう」と解説する。

 公明党の比例得票数は、04年には20万3000票余と20万票の大台に乗ったが、07年参院選、09年衆院選は18万票台で推移。特別世論調査の公明支持率は3%で、前回(07年)に比べ3ポイント減と半減しており、選挙区で選挙活動しない状況が停滞ムードを招いている可能性もある。【参院選取材班】

毎日新聞 2010年7月6日 地方版

7297チバQ:2010/07/07(水) 22:17:01
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20100707-OHT1T00034.htm
“参院のドン”の地元で激突!世襲・青木氏VS知名度・岩田氏…島根選挙区


父・幹雄氏に代わり、島根の1議席を守り抜く覚悟の青木一彦氏 世襲か、知名度か―。島根選挙区(改選数1)では、5選を目指していた“参院のドン”こと、自民党の青木幹雄・前参院議員会長(76)が脳梗塞(こうそく)のため、5月に出馬を断念。同党は急きょ、長男で公設第1秘書の一彦氏(49)を擁立した。一方、民主党からは地元局の名物アナウンサー・岩田浩岳(ひろたか)氏(34)が立候補。自民党の強い地盤ながらも、大票田・松江市などでほぼ互角の戦いを繰り広げている。

 自民王国での父の議席は守り抜く。ここ数年、世襲の首相が短期で終わり、世間の目は厳しいが、青木ジュニアは「いろんなご意見があるのは重々承知。私がそれを払拭(ふっしょく)するしかない」とキッパリ。父・幹雄氏は現在、都内でリハビリ中。島根から東京の病院に移動する際、「頑張れ」「頑張る」と短いやり取りがあっただけで、戦い方や心構えは何も伝授されていない。

 地元・出雲市などで、ややリードとの報道もあるが「初陣なので正直、分かりません」と青木氏。固い地盤は強みだが、県連幹事長の洲浜繁達県議(69)は「知名度で劣る点に、不安がないと言えばウソになる」。世襲批判について同県議は「父が引退し、息子に譲るのが本来の世襲。今回は病気で倒れたケース。一彦氏は秘書経験、人格、若さなど、信頼を得た上で出馬している」と例外を強調。とにかく自力。青木氏はすでに県内を二巡りして精力的に汗を流している。



局アナ時代の知名度も生かし、自民王国での政権交代を訴える岩田氏 一方の岩田氏の武器は知名度だ。山陰中央テレビ(TSK、フジ系)のアナウンサーを11年務め、ニュース番組やスポーツ実況などで「ほとんどの県民が知っている」(60歳代主婦)。記者職もこなし、昨年の衆院選までは取材する側だった。

 白羽の矢が立ったのは今年2月。「民主党の候補者は誰なのか、特ダネを狙って取材していたら、私でした」と苦笑い。「伝えることは大きな使命だが、伝えることしかできない悔しさも感じていた」とオファーされ、心に火が付いた。

 2週間考えて出馬を決断し、同月で退社。「自民党政治で田舎は守られてこなかった」。竹下登元首相以来の自民王国で“政権交代”を訴える。大阪生まれの鳥取育ちで高知大卒。「地盤もないですが、よそ者と言われても、誰よりも島根を愛しています」。妻で同局の女子アナだった美知さん(33)もほぼ同時期に退社。夫が市街地で演説する間、離島・隠岐であいさつ回りをするなど全面支援している。

 選対委員長・小室寿明衆院議員(49)は「世襲? もうそんな時代じゃない。相手の組織力は手ごわいが、背中は見えた。岩田君が当選したら、東京ではなく島根に住んで、地元の声を国に届けてくれる」と青木氏の地盤崩しに期待する。

 くしくも、青木氏も99年に父・幹雄氏の秘書となるまでは、TSK社員として報道、営業などを担当、会長秘書も務めた。岩田氏と約2年間、同局での在籍が重なり、元同僚対決でもある。青木氏は「同じ部署で仕事をしたことはない。(岩田氏が)父の取材で来られたことはある」と振り返る。

 11日に“勝者”として報じられるのは誰か。みんなの党の新人・桜内氏は、叔父で元衆院議長の故桜内義雄氏の支持者が集中する県東部でも苦戦中。地盤や知名度だけでは勝てないのは、どの陣営も承知している。
◆島根選挙区立候補者(改選数1)
青木 一彦(49)自民新
岩田 浩岳(34)民主新
石飛 育久(32)共産新
桜内 朋雄(41)みん新

(2010年7月7日06時01分 スポーツ報知)

7298チバQ:2010/07/07(水) 22:31:56
http://www2.asahi.com/senkyo2010/news/TKY201007060006.html
叫ぶ党首・語る動物・大物若手…各党、動画を積極活用
2010年7月7日9時28分

 主要政党が党のホームページ(HP)で積極的に動画を使って理念や政策をアピールしている。参院選で若い世代や無党派層の支持獲得を狙う。今回、投票依頼ができるネット選挙の解禁は見送られたが、政党は着々と準備を進めており、予行演習の意味合いもありそうだ。

     ◇

 動画の中でも、注目度が高いのが政党コマーシャル(CM)。自民党は小泉進次郎衆院議員が出演しているCMが一番人気だ。谷垣禎一総裁のCMを再生回数で大幅に上回る。「小泉版」は5日夕の段階で再生回数は約8万回。「谷垣版」の3倍近い。

 小泉、谷垣両氏ともに「日本の政党、自民党」のセリフで締め、右手の人さし指を立てると、最後に党のキャッチコピー「いちばん。」が画面に流れる構成になっている。

 このうち「谷垣版」はテレビで全国的に放映されているが、「小泉版」のほうは今のところ複数の地方局のみ。

 自民党広報戦略局によると、民放のキー局は「小泉版」の放映に慎重姿勢を示しているという。日本民間放送連盟の基準では「党派を代表しての出演は例外」とされており、党首クラスのCMは放映している。だが、小泉氏は昨年8月の衆院選で当選した若手議員。小泉氏を「党派を代表」すると認定するのは難しいようだ。

 みんなの党のCMは、渡辺喜美代表が「増税の前にやることがあるだろう」と叫び、「官僚支配」「中央集権」などと書かれた壁に体当たりするという構成。党のHPでは「あなたのブログにみんなの党のコマーシャルをはり付けて応援しよう」とも呼びかける念の入れようだ。

 国民新党のCMは、野球のユニホーム姿の亀井静香代表がボールを投げるしぐさをしながら「国民新党は直球勝負」と強調。たちあがれ日本は、全編音楽が流れる中で党役員や「応援団長」の石原慎太郎・東京都知事を映像で紹介。共産党は「ウェブCM」としてハムスターや文鳥に政策を語らせている。社民党は「約束したら守る」と訴え、新党改革は舛添要一代表が「国会議員定数を半分に」と主張する。

 一方、民主、公明両党はそれぞれ党代表らが出演するテレビCMが党HPでも見られるようになっている。

     ◇

 公職選挙法では、選挙期間中の不特定多数への「文書図画の頒布」は禁止されている。HPの更新は純粋な政治活動であれば構わないが、投票依頼などの選挙運動は禁止事項にあたるとの解釈だ。

 通常国会で公選法が改正され、ネット選挙が解禁されていれば、参院選から制限が取り払われるはずだった。

 民主党は解禁を見越して、投票依頼も含むネット用の候補者の動画を録画したが、「お蔵入り」に。今回の参院選では候補者が自らの政治理念を訴える動画をHP上にアップしている。

 自民党も「ネット解禁になればトップページに『あなたの一票を自民党に』と掲げて、重点区の候補を順番に掲載するとか、戦略的に使えた」(世耕弘成広報本部長代理)と残念がる。解禁に備え、参院選の各候補者のHPをチェックし、各陣営に改善点を指示していたという。

 もっとも、すでに多くの政党がHP上に選挙期間中の党役員の遊説日程や街頭演説の発言要旨を更新しながら掲載している。これについて総務省は純粋な政治活動と解釈し、容認する立場だ。民主党の広報担当者は「ネットの普及でHPの充実は欠かせない。ネット選挙が解禁されたら、各党のネットを使ったアピール競争はさらに激化する」と話す。

     ◇

 逢坂巌・立教大助教(政治コミュニケーション)の話 政党がHPで動画を使う取り組みは、ネットを使う若い人たちにアピールできる利点がある。ただ、まだまだ再生回数が少なく、動画の直接的な効果はかなり低いのが実情だ。ネット選挙が解禁されても、候補者の宣伝ツールの増加だけに終わらせるのはもったいない。長時間の政治討論会や、演説・政策の徹底比較といった工夫にも期待したい。

7299チバQ:2010/07/07(水) 22:33:53
http://www2.asahi.com/senkyo2010/localnews/SEB201007040011.html
「岸家」の本丸、攻める原田・木佐木氏 田布施で舌戦
2010年7月4日


 参院選山口選挙区(改選数1)に立候補している3氏が選挙戦中盤、岸信介、佐藤栄作両元首相を輩出した田布施町に相次いで入った。自民現職の岸信夫氏(51)は信介氏の孫で、今も「岸家」を守る。民主新顔の原田大二郎氏(66)も幼少期を過ごした同町を「ふるさと」と位置づける。共産新顔の木佐木大助氏(55)は、両元首相が進めた安保政策を批判した。「宰相の郷」で3人の舌戦を追った。

■地元有力者、応援次々

 「今日はほんとに地元に帰ってきたなあ、という気分になってます」。6月28日夜、町商工会館で開かれた岸氏の個人演説会。豪雨の中、会場をぎっしり埋めた約200人の聴衆を前に、岸氏は「郷土を誇りに思っている」と力を込めた。

 応援に訪れた兄の安倍晋三元首相(55)も「田布施町あっての岸信夫」と強調し、6年前に岸氏が初めて立候補を決意した当時を「岸家の源流、田布施から山口県、地域のために何かしたい、という思いが強かったようだ」と振り返った。

 長信正治町長(63)は「国道188号の整備など、岸先生にご相談し、国との連携を取っていただいている。田布施をよくするために、国会で再び活躍してもらいたい」と応援演説。選対副本部長の吉井利行県議(62)も「地元の中の地元、田布施で圧倒的な勝利を」と檄(げき)を飛ばした。

 町長、県議といった地元の有力者が自民の岸氏を支援する姿は、岸信介、佐藤栄作両元首相の時代から続く自民党の支持基盤の強固さをうかがわせる。一方、町内には、過去のしがらみや地縁に縛られない新住民も増えてきた。昨夏の衆院選比例区では、町内の得票で初めて民主が自民を逆転するなど、政治風土に変化の兆しもみられる。

■「熊毛っこ」アピール

 1日午後、田布施町の大型スーパー前。原田氏に、一人の女性(68)が1枚の古びたモノクロ写真を見せた。写真には高校時代の原田氏と女性らの姿。同じクラブだったという女性が「覚えていますか」と声をかけると、原田氏は「懐かしいな」とギュッと手を握った。

 田布施と平生の境にある熊毛南高を卒業後、長く地元を離れていた原田氏にとって、幼少時代を過ごした田布施や平生などは、数少ないゆかりのある地域。特に、田布施町の城南地区では4歳から小学校1年までを過ごし、父親は城南小の校長も務めたという。この日、応援演説に駆けつけた長島昭久・防衛政務官が「敵地のど真ん中」と表現したのに対し、原田氏は「私は熊毛っこでーす」とアピール。聴衆の「がんばって」の声援には、手を振りながら「ふるさとの声が聞こえてきました」とこたえた。

■元首相主導の安保批判

 「密約があった、あの安保条約の改定から、もう50年であります」――2日午後。公示後初めて田布施入りして、街頭でマイクを握った木佐木大助氏が切り出したのは、普天間飛行場の移設問題と絡む日米関係。同町が輩出した岸、佐藤両元首相とかかわりが深い問題を正面切って取り上げた。

 木佐木氏は普天間問題を巡って、「ご当地の参院選の自民党現職の方も安保絶対論者で、いまだにもって日米合意推進」と指摘。昨夏の衆院選山口4区で争った安倍元首相の名も挙げて、「いつのまにか安保条約を日米同盟という言葉にすり替えてきた。アメリカとは従属したような関係だ」などと自民党を批判。

 返す刀で民主党の消費増税議論にも触れ、「暮らしも地域の経済も壊滅的な打撃に追い込まれる」などと訴えた。(福家司、小暮純治)

7300チバQ:2010/07/07(水) 22:34:55
http://www2.asahi.com/senkyo2010/special/TKY201007040177.html
《組織票異変:上》農家票は消えた 選対本部立ち上がらず 農協に代わる勢力不在
2010年7月4日

  
 参院選の勝敗を左右する1人区の一つ、福井で2日、民主・自民両党首が演説した。互いに農業県を意識し、農家向けの言葉に力を込めた。

 菅直人首相「強い農業を作り出すことが必要だ」

 谷垣禎一自民党総裁「農業は民主のバラマキではだめ」

 福井市内にある農協グループの政治団体・県農政連事務所は、これまで必ず自民候補の選挙事務所の隣に選対本部を構えた。だが今回、それはない。遊説の付き添いや準備に追われているはずだった北島友嗣参与(59)がため息をついた。「何もすることがないなんて初めてだ」。3日は仲間とゴルフに出かけた。

 福井県農政連は農協組合員の農家の7割、3万6千人が年800円の会費を払う「盟友」だ。家族も含めれば有権者の5人に1人が関係し、8支部が計123分会を持つ。分会の下に集落ごとの「農家組合長」がいて、演説会への動員や投票依頼をする。

 その集票組織が、参院選公示の3日前、「対応は各支部の判断で」と決めた。「これまでお世話になったことを考えて自民」「政権与党とのつながりが必要だ」と意見が対立。結成半世紀で初めて総会にかけても決まらず、もめにもめた末の結論だった。

 組織は集票への不安も抱えていた。3年前の参院選、全県をあげて全国農業協同組合中央会(全中)元専務理事の比例区候補・山田俊男氏(63)を支援。山田氏は当選したが、福井での得票は7573票。北島さんは「がっくりきた。農協職員と家族だけが入れたみたい」。そもそも昭和30年代の米価運動の中でできた組織だが、「会費を払ってまで取り組む課題があるのか、見えにくくなった」。

 大半の地区が選挙活動をしない中、自民の現職、山崎正昭・元官房副長官(68)の地盤をカバーする大野支部は、従来通り支援を決めた。6月上旬から17人の分会長が農家組合長に山崎氏支援を通達、農家組合長は各農家にそれを伝えたはずだった。

 だが末端の農家は、口々に「聞いてない」。農家組合長の一人は「今は農業で生計をたてていない家がほとんど。自民支持で団結する理由が薄れ、特に若い層には声をかけられない」と明かす。

 農家の関心は農業の将来から離れつつある。全国で農業従事者の高齢化や兼業化が進み、福井でも農業を主な仕事とする人の9割近くは60歳以上。兼業農家は9割を超す。

 両党首が福井入りした2日、約50戸が点在する大野市の柿ケ嶋地区で、兼業農家の男性(68)が田に除草剤をまいていた。男性は戸別補償を周知させる役をしているが、「みな小規模なので大して気にしてない。農政にも無関心な人が多い」。自分が関心を持つのは「景気。年金制度を改善して安定が見通せないとみなお金を使わない」。

 妻と息子2人で40ヘクタールの田で米作りをする専業農家(52)は、「この辺には農家票というのはない。いってみれば高齢者の票」と説明した。

 (鈴木暁子、上地兼太郎)

7301チバQ:2010/07/07(水) 22:35:07
 ●農協に代わる勢力不在

 農協グループの政治団体、全国農政連の川井田幸一会長(71)は、参院選となれば比例候補の応援で各地を飛び回っていた。しかし比例区に組織内候補を出さない今回は、出身地の鹿児島を動かない。唯一の目標は、同県選挙区から立つ県農協中央会出身の自民現職・野村哲郎氏(66)を当選させることだ。

 「民主党は農協外しを訴えている」。6月28日、鹿児島市の農協会館で臨時の朝礼を開かせ、直立した職員千人に向かって叫んだ。全中や全農(全国農業協同組合連合会)の会長までが駆けつけ、組織内比例候補の応援のような熱の入れようだ。

 3年前の比例区は、自民党の業界候補としてはトップの45万票で全中元専務理事の山田俊男氏が当選した。だが川井田氏は「全国500万人の組合員を考えると、その倍でもおかしくない」と、支持が農協職員内から広がらないことを自覚している。

 「組織がまとまらない限り、比例区は自主投票だろう。今は野村氏のような農業の現場を知る議員を一人でも増やすことだ」

 農家への影響力が落ちた農協組織に代わり、新勢力の結集を探る動きもあるが、大きな流れは見えていない。

 農協グループの組織内候補になれなかった自民比例の門伝英慈氏(47)は、若手農業者7万人が参加する全国農協青年組織協議会(全青協)の元会長。作業服姿で「農業者の代表」を強調するが、農協職員にすがらざるを得ない。

 公示日第一声は東京・大手町のJAビルが見える路地で、昼休みの職員を集めて行った。その後は地元・宮城と推薦・支持してくれた福岡を起点に、全青協時代のつてを頼って選挙カーを走らせる。「民主党ににらまれるから来てもらいたくない」と言ってきた県農政連もある。

 民主党が呼びかけて昨年の総選挙前に設立、農事組合法人や生活協同組合などの団体・個人が参加する「食と農の再生会議」も、同党としては党支持者を集めて選挙に生かしたい思惑があった。山形、宮城、愛知に支部ができ、5月には議連もできたが、期待通りには進まない。

 「農家の声を政策に反映していくには、民主党の単独過半数がいる。家族全員でぜひ投票をお願いします」。岩瀬義人代表(72)はトマト収穫の傍ら愛知県豊川市の自宅から知人に電話をかけ続けるが、農村部に多い自民党地方議員とメンバーの付き合いを考えると組織だった活動にはできない。「今は無理せず、組織を育てる方を優先したい」(前田伸也、川見能人)

     ◇

 かつて自民党の2大支持基盤だった農政と郵政。政権交代を経た今回の参院選で、組織は対照的な変化を見せる。2回に分けてリポートする。

 ◆高齢化、年金・医療に関心

 1980年、参院全国区の最後の選挙で元農水事務次官が113万票で当選した頃と比べ、農業を主な仕事にしている人は半分以下の191万人に減った。一方で60歳以上が7割を超え、50歳未満は11%の21万人しかいない。30年前は米価闘争などで農業と政治が直結していたが、今や大半の農家の関心は、年金や医療、介護だ。農を軸にして集まる「農業票」はやせ細り続けている。

 半面、各地の農協は金融や共済、葬祭、介護などを幅広く事業展開し、職員数(中央や都道府県組織は除く)は、大合併を経ても約2割減の22万人を維持している。04年の参院選で12万票まで減った票は、07年、全中の元専務理事を擁立し45万票に盛り返した。しかし「身内候補だから票を競って出した」(農協関係者)という声もあり、「農協職員票」の色彩が強い。

 今回、全国農政連が組織内候補擁立を断念したことも重なり、「農業票」は雲散霧消している。

 農政は戸別所得補償をはじめ課題が多い。国の礎である食料自給や食の安全、環境といった問題にもつながる。担い手が共鳴する候補が現れるか、選挙以外の政治的手法で影響力を強めるか。農の代弁者は必要だ。(岩崎賢一)

7302チバQ:2010/07/07(水) 22:35:58
http://www2.asahi.com/senkyo2010/special/TKY201007060253.html
《組織票異変:下》郵政団体、民主に恩売る 法案目当て激戦区支援 「みんな」は敵 躍進警戒
2010年7月6日

 
 かつて自民党の集票マシンだった業界団体の動きが参院選で鈍るなか、全国郵便局長会(全特)は強い組織をフル稼働させ、内閣支持率の急落に苦しむ民主候補を支援している。選挙で恩を売ることでもともと肌合いのちがう菅政権への影響力を足元から確保し、郵政改革法案など郵政民営化見直しを優位に運ぼうとする算段だ。

 6月30日、千葉県・房総半島の九十九里町。還暦を過ぎた郵便局長OBが、民主の1年生衆院議員・金子健一氏(52)を連れ歩いていた。食堂に入ると、店を営むおばあさんが話しかけてきた。「わかってるよ。小西さんと長谷川さんでしょ。任せておきなよ」

 千葉選挙区(改選数3)の民主新顔・小西洋之氏(38)と、全特の組織内候補として比例区で戦う国民新現職の長谷川憲正氏(67)のことだ。局長OBは「おばあちゃんは顔が広くて頼りになるよ」と言うと、器を片付けていた従業員にも「お母さんのところは5人家族だったね」と声をかけた。「そうそう、うちは5人分。よく言っておきますよ」と彼女は笑った。

 町では2人の看板が至る所に並び立つ。全特が小西氏支援を内定した3月以降、郵便局長らは2人のチラシをセットで県全域30万戸に配った。これを含め公示前に配った小西氏のチラシは110万枚。連合千葉が支援するもう1人の候補を40万枚上回った。

 郵便局長とOBたちは長らく、自民の集票マシンとして稼働してきた。街角のこぢんまりとした局は特定局と呼ばれ、世襲が多い局長は地域社会の名士だった。局長の権益を守るうえでも政治力は重んじられ、「選挙を仕切らないなら局長になるな」と言われてきた。

 その局長たちの集まり、全特が「小泉自民」から抵抗勢力扱いされ、2005年の郵政解散を機に自民支援と決別。ほかの業界団体は求心力が低下して弱っていくなか、彼らはむしろ連帯を強めた。

 昨年の衆院選で、全特は民主を支援して政権交代の原動力となった。ポスター張りやチラシ配り、さらに「局長夫人会」が民主陣営に支援者名簿を持ち込んで電話作戦を展開。自前の組織を持たない新人議員らは「民主最大の支持団体である労組よりも頼りになった」と、全特を応援する「族議員」化していった。

 小西氏を3月に全特幹部に紹介した千葉9区の奥野総一郎衆院議員(45)は象徴的な存在だ。対立候補が郵政民営化を推進した自民議員だったことから、衆院選で全特が徹底支援。逆に奥野氏は5月の本会議で、郵政改革法案の賛成討論に立った。1年生としては異例の起用だった。

 「政治情勢は今後も変化が予想される。全特と一致する政治家を選択していく」。5月の全特総会で、専務理事はこう語った。組織力を保って国民新党を支えつつ、激戦選挙区のキャスチングボートを握って政権への影響力を強めていく――。強固な組織を持つ公明党に足元から侵食されていった自民政権の歩みをほうふつさせる手法だ。

 そして参院選。全特は郵政改革法案を廃案にした菅政権への不満を抑え、「法成立のため与党で過半数を」と選挙区で民主支援に動く。

7303チバQ:2010/07/07(水) 22:36:16
 千葉と同じように民主が新顔2人を擁立した北海道。地元全特の幹部は4月、支援要請に訪れたTVリポーターの徳永エリ氏(48)に「郵政改革法案に賛成するなら応援する」と告げ、「賛成します」と約束を取りつけた。もう1人の男性候補を支援する連合北海道を横目に、全特は徳永氏の支援に全力をあげる。

 全特が全国各地で地区会長を務める郵便局長238人を集めた6月19日の会議でのことだった。壇上であいさつしている民主の山岡賢次副代表の携帯電話が鳴った。「すみません、いま菅さんから。もしもし……」

 小沢一郎前幹事長の腹心である山岡氏が、首相からの電話で舞台裏に消えてゆく姿に会場はざわめいた。脱小沢を進める民主執行部の「全特軽視」の表れと受け止めたからだ。それでも、その後登壇した国民新の長谷川氏は「民主を応援してほしい。私の当選より、民主が過半数を取ることが大事です」と訴えた。

 枝野幸男幹事長を柱とする民主執行部では、小沢氏が重宝した全特を「抵抗勢力」に見立てて突き放し、無党派を取り込む戦術も探られた。参院で過半数割れした場合の連立組み替えも検討され、枝野氏は6月27日に「みんなの党とは政策的判断としては一緒にやっていける」と公言。全特の危機感は一層強まった。

 各地の郵便局長には郵政改革法案を廃案にした菅政権への不満は強い。民主幹部から「昨年の総選挙ほど今回は全特の世話になっていない」との声も漏れる。しかし、郵政改革法案に猛反対しているみんなの党が与党に入れば、法案は葬られかねない。全特幹部はみんなの党への敵対心をてこに、郵便局長たちの奮起を促すことにした。

 7月3日、名古屋市。全特の柘植(つげ)芳文会長(64)は長谷川氏の演説会に集まった郵便局長らに発破をかけた。「愛知は最後の1議席をみんなの党と競っている安井さんをお願いします。みんなの党は小泉改革路線のミニ政党です」

 民主は愛知選挙区(同3)で連合愛知が推す元県教組委員長に加え、新顔の安井美沙子氏(44)を擁立。全特は、愛知の郵便局約800局のうち約700局を安井氏支援に割り振っている。柘植会長は選挙情勢を踏まえ、安井氏支援の念を押したのだ。

 静岡選挙区(同2)ではみんなの党の候補が健闘し、民主現職の藤本祐司氏(53)と新顔の中本奈緒子氏(31)が共倒れする可能性が指摘されている。6月28日、柘植会長は東海地方の地区会長会議で「接戦の2人区で民主候補を落とさぬように」と指示。藤本氏支援で動いていた静岡の全特に支援強化を促した。

 全特は藤本氏本人からは一度も支援要請されたことはなかった。一方の中本氏は2日後に静岡市であった国民新の演説会に駆けつけ、「今すぐ郵政法案成立を」と改めて支援を求めたが、全特が対応を変えることはなかった。

 全特を遠ざけるのか、組織力を当て込み連携を深めるのか、民主内には今なお意見が混在する。7月初旬、内閣支持率が下落してくると、民主の選対幹部から柘植会長のもとへ「枝野はいろいろ言っているが、法案はしっかりやります。選挙を助けて下さい」と電話があった。柘植会長は応じた。「当然です。衆参がねじれれば法案は通らない。私たちはぶれていません」(大和田武士、明楽麻子、下司佳代子)

7304チバQ:2010/07/08(木) 00:27:51
張り間違えた
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokushima/news/20100706-OYT8T01152.htm
比例選もヒートアップ


集会の会場で有権者に握手を求め、支持を呼びかける候補者(右) 11日投開票の参院選では、激戦の徳島選挙区(改選定数1)と並んで、比例選でも県内で熱い戦いが繰り広げられている。選挙区の候補者のように県内をこまめに走り回る候補者や、比例候補の当選に全力を注ぐ政党。県内に拠点を置く候補者や、比例選に絞って活動する主な政党の選挙戦を紹介する。

■中村候補

 再選を目指す自民党現職の中村博彦候補(67)は、県内各地で決起集会を開いている。3日の阿南市での集会では、支持者約2000人(陣営発表)を前に「弱者のために頑張らせてほしい」と訴えた。

 今回は県内の旧町村単位となる計73か所に後援会支部を設立。県漁連の推薦も得た。県内での得票目標は、前回(2004年)の約4万1000票を大幅に上回る10万票。ただ、比例選では同じ名字の候補者が他に2人おり、「名前を間違えないよう、投票所まで持って行って」と、スタッフたちが集会会場などで中村候補の名刺を配り、徹底を図っている。

■岡候補

 昨年の衆院選徳島1区で平沼グループの一員として無所属で立候補した新人の岡佑樹候補(33)はたちあがれ日本から出馬。6日は平沼代表が来県。北島町のショッピングセンター前で街頭演説を行って、支持を呼びかけた。

 公示後は東京都や岡山県、熊本県などで街宣活動を続けてきたが、4日から県内での活動を開始。徳島市内に事務所を置き、日曜市を訪れたり、街頭演説をしたりして支持拡大を急いでいる。県内で10万票の目標を掲げており、岡候補は「年齢層の近い人を中心に、今の政権に不満を持っている人に対して訴えを広げていきたい」と戦略を話した。

■政 党

 徳島選挙区に党の候補者がいない公明党県本部は比例選で現職の谷合正明候補(37)を重点候補として議席確保に懸命だ。6日は谷合候補が美馬市脇町で、選挙協力を結んだ徳島選挙区の自民党候補と並んで街頭演説。1983年と並ぶ過去最高の約7万票を目標に掲げている。

 社民党県連は党公認の新人吉田忠智候補(54)を重点候補として活動している。9、10日には党の選挙カーが県内入りする。昨年の衆院選比例代表で得た票(1万1759票)の1・5倍が目標だ。普天間基地問題と憲法9条、消費税の三つを中心に訴え、支持拡大を図っている。

(2010年7月7日 読売新聞)

7305チバQ:2010/07/08(木) 00:29:16
難波奨二
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100708/plc1007080002000-n1.htm
【断面 2010参院選】JP労組、遅配気にせず選挙運動続行中
2010.7.7 23:59
 郵便事業会社(日本郵便)の宅配便「ゆうパック」に30万個超の遅配が発生したことが問題となったが、参院選で民主党比例代表候補を擁立している日本郵政グループ労組(JP労組、約23万人)は、あまり気にせず選挙活動を続けている。労組側は今後の遅配対応について「組合として現状を把握していないので、コメントできない」としている。

 今回の遅配は、中元商戦で配達量が増える今月1日に、ゆうパックと「ペリカン便」を統合したことが要因。初日から混乱が起きていたにもかかわらず、客への情報提供が4日になるなど日本郵便のずさんな対応が明らかになっている。

 一方、こうした事態にJP労組側は「客に迷惑をかけないように解決しなければならない」と会社側に要請したが、組合員に具体的な遅配対応や、集票活動の自粛は求めなかった。JP労組はその理由について、「組合員イコール社員だ。社員として適切な対応をしているからだ」と説明している。

7306チバQ:2010/07/08(木) 00:32:03
>>7123
あいうえお効果と呼んだのは自分>>6316が最初だ。
中国新聞め。。。
民主家西と自民秋元の得票は要注目

7307チバQ:2010/07/08(木) 00:36:53
http://www.tku.co.jp/pc/news/view_news.php?id=21175&mod=3000
松山千春さん来熊 自民党候補を応援

今月11日投票の参議院議員選挙を前に歌手の松山千春さんが自民党候補の応援のため熊本市を訪れました。きょう午後6時から熊本市の辛島公園で行われた演説会には自民党支持者や松山さんのファンが集まりました。そして松山さんは今度の参院選で自民党候補への支持を訴えました。【松山千春さん】「民主党が行っている愚かな点を1つ、2つ、3つとあなたの(自民党の)手でなおしていってもらいたい。それが人吉や熊本、九州、日本の豊かさにつながっていくんだと思います」松山さんはヒットソングを披露しながら自民党候補者への支持を訴えました。なお、参議院議員選挙、熊本選挙区にはご覧の5人が立候補しています。
2010-07-07 20:59:49

7308やおよろず ◆N22LLUydY2:2010/07/08(木) 00:36:53
国民新党は1議席あるのかね・・・・

国民新・下地氏「1議席だと、郵政法案の発信力に問題」
http://www2.asahi.com/senkyo2010/news/TKY201007060687.html

 国民新党の下地幹郎幹事長は6日の記者会見で、同党の参院選獲得議席について「今回も(3年前と同じ)1議席ということになれば、国民から郵政の問題に対する発信力に問題があると言われても仕方ない」と語った。獲得議席によっては、同党肝いりの郵政改革法案の成立が難しくなるとの認識を示した。

 下地氏は「違う考えを言う人が民主党内にもいる。そういう方々にも毅然(きぜん)とした態度で発言するためには、できるだけ3議席に近い数字を取らないとならない」と語り、改選3議席維持の目標にこだわる考えを強調。また、「地方の1人区で(与党が)苦しんでいる最大の要因は消費税であり、選挙の争点にすべきではなかった」と述べ、菅直人首相の問題提起を批判した。

7309チバQ:2010/07/08(木) 00:37:47
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20100707ddlk03010008000c.html
10参院選いわて:民主は自前で乗り切る戦略 野党、幹部・著名議員を呼ぶ /岩手
 ◇野党、幹部・著名議員を相次ぎ呼ぶ
 11日投開票の参院選岩手選挙区(改選数1)で候補を擁立している自民、共産、社民の野党は6月以降、党幹部や知名度の高い議員を相次いで県内に呼び、支持の拡大に努めている。一方、与党の民主党県連は党幹部や閣僚の応援を求めず、自前の戦力で乗り切る戦略だ。【狩野智彦】

 ◇知名度頼る「台所事情」も−−自民
 自民党は6月以降、谷垣禎一総裁や大島理森幹事長ら7人が来県し、他党と比べ倍の議員が熱弁を振るった。千葉伝県連幹事長は「投開票日に向けて弾みをつけたい」と応援弁士の効果を期待する。背景には苦しい「台所事情」がある。ある県議は「昨夏の衆院選で前職が議席を失い、支持組織も自民離れが進んでいる。知名度に頼らず戦うのは厳しい」と明かす。

 共産党は、過去の国政選挙と同様のペースで、志位和夫委員長ら2人が来県した。6日の志位委員長の演説は「終盤の決起集会の位置づけ」(菅原則勝県委員長)で、約1500人の支持者らが街頭に集まった。菅原県委員長は「幹部の来県は報道もされ、県民にインパクトがある。ピリっと利くスパイスのように緊張感を持って投開票に臨む契機になる」と話す。

 社民党は、公示日に又市征治副党首が選挙区候補と演説した。福島瑞穂党首は5月を含めると来県は2回。連立離脱後に選挙区公認候補を擁立した県が神奈川と岩手のみだったため、小原宣良代表は「党も意識して幹部を投入したのだろう。頑張れという意味が強い」と推察し、「選挙カーを回すより、有権者への発信力とインパクトがある」と大物議員の効果を語る。

 一方、民主党はこれまで党幹部や閣僚を投入しておらず、今後の予定もない。代わりに県関係の国会議員6人や党員の達増拓也知事らが応援する。元後援会幹部の弔問などで4日に来県した小沢一郎前幹事長は奥州市の選挙区候補事務所に立ち寄ったが、応援演説はなかった。佐々木順一県連幹事長は「岩手は民主の政治基盤が厚い。自前の戦力で勝利を収める」と語る。

==============

 ◇選挙応援で来県した各党幹部や知名度の高い議員◇
 【民主】

特になし

 【自民】

谷垣禎一総裁     6/19

大島理森幹事長    6/26、7/6

田野瀬良太郎総務会長 7/2

石原伸晃衆院議員   7/1

山本一太参院議員   6/6

丸川珠代参院議員   6/19

藤川優里八戸市議   7/4、7

 【共産】

志位和夫委員長   7/6

穀田恵二国対委員長 6/6、7

 【社民】

福島瑞穂党首   7/5

又市征治副党首  6/24

重野安正幹事長  6/25

阿部知子政審会長 7/9

 ※6月以降で、予定を含む。

7310やおよろず ◆N22LLUydY2:2010/07/08(木) 00:38:27
こういうことをやるとトータルで票が減るというのに・・・

頼みは郵政票…民主が全国郵便局長会へ文書送付
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news2/20100707-OYT1T00990.htm

 民主党は7日、全国郵便局長会(全特)に対し、郵政改革法案について「9月の臨時国会において最重要法案として速やかに成立させる」とする枝野幹事長名の文書を送付した。

 参院選で自民党と競り合う改選定数1の選挙区を中心に、集票力のある郵政関係者に改めて協力を要請する狙いがあるとみられる。

 文書では、民主党内で同法案の先送り論が浮上しているとした一部報道を「そのような事実は一切ない」と否定。「確実にこの選挙に勝利して郵政改革法案を成立させることで、皆様との信頼関係をさらに深めたい」と支援を求めた。

 全特の支援を受ける国民新党が原案を作成し、枝野氏が了承する手続きをとったという。国民新党は民主党公認候補48人を推薦しており、全特幹部から7日、「郵政改革法案を成立させないなら民主党候補は応援しない」との声が上がったことを受けたものだ。

 政府・与党は参院選後の国会運営について、7月下旬にも開く臨時国会は参院正副議長などを決めるだけの短期にとどめ、郵政改革法案は秋に改めて開く臨時国会で審議する方向で検討している。

(2010年7月7日21時41分 読売新聞)

7311チバQ:2010/07/08(木) 00:45:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100707-00000278-mailo-l31
2010参院選:比例代表 候補者ら東奔西走 各政党、支持訴える /鳥取
7月7日17時35分配信 毎日新聞

 参院選(11日投開票)は終盤に入った。有権者は選挙区と比例代表(改選48)のそれぞれに一票を投じる。比例代表は政党か、名簿に記載された候補者のどちらかに投票する非拘束名簿式。比例代表に候補を立てた政党は12。うち県内に党組織がある5党はそれぞれ懸命に党や比例候補者への支持を訴えている。比例代表の戦い方を追った。【宇多川はるか、田中将隆、加藤結花】
 ■民主
 自民を離党した現職、田村耕太郎氏(46)が比例代表で出馬。JR九州労組から推薦を受け、九州を中心に遊説してきた。1日に米子と鳥取でアントニオ猪木氏を招いて総決起集会。田村氏は「今回くらいしか直接皆様に支持を訴えることができない」と必死に支持を求めた。県内の党組織が整っておらず、選挙区候補の坂野真理氏(32)陣営が比例の運動を兼ねる。「比例候補が全員当選できるよう民主党候補に入れて」と呼び掛けている。党の支持母体の連合などが組織出身の比例候補を抱え、田村氏との連携は「やりづらい」(県連幹部)面も。
 ■自民
 今回は「比例も自民党」を掲げる。鳥取選挙区の浜田和幸氏(57)のちらしにも「比例代表は自民党比例候補者か自民党を」とアピール。党県連前など県内3カ所に比例候補者35人全員のポスターを並べた巨大看板を設置した。一方、地域によっては公明との共闘を維持。智頭では石破茂政調会長が公明の比例代表候補への支援を公然と呼びかけた。“連立野党”はないにしても下野まで協力してきた経緯がある。接戦の選挙区で公明の支援がもらえればという打算ものぞく。県連幹部は「比例も抱える中で組織的な協力は難しいが、水面下での共闘はある」と話す。
 ■社民
 比例代表候補者の個人名は挙げず、「比例は社民党に」と“党名戦”を展開している。党全体で比例得票を前回選より3割増という目標を掲げており、県内では1万7000票を目指す。6月28〜30日に県東部、中部、西部と1日ずつ選挙カーを走らせて党名と政策の浸透を図ったが、選挙カーが県内に入ったのはこの3日間だけ。中山間地域までは回れず仕舞いだった。新聞の折り込みちらしでも浸透を図ってきたが、県連幹部からは「選挙区候補がいないと選挙にならない。3割増の目標値は本当に厳しい……」とのため息も。終盤は電話やビラ配布などで支持を訴える。
 ■公明
 比例候補の現職、谷合正明氏(37)への投票を呼び掛けてきた。1日には谷合氏が鳥取入りし、県内各地で「政治とカネの問題や普天間の問題は前進したのか」と民主党政権批判を展開。比例代表で改選8議席の維持を目指しているが、谷合氏は「厳しい選挙。比例は6議席ではないかと言われており、このままだと弾き飛ばされてしまう」と危機感をあらわにした。党本部は「公党間の選挙協力はしない」としているが、九州など地域レベルで協力体制が続いている地方もある。県単位の自公協力について銀杏泰利県本部代表は「未定」と述べるにとどまっている。
 ■共産
 県内比例で3万2000票を目指している。政党名はもちろん、中国、四国、九州、沖縄では現職の仁比聡平氏(46)への支持を呼び掛けている。県内では選挙区候補の岩永尚之氏(53)と連携。6月28日には仁比氏が鳥取入りし、米子の街頭で岩永氏と消費税の税率引き上げに対する反対論を展開した。岩永氏は街頭演説や集会でも精力的に「比例は共産党へ」と党への支持を訴え、比例代表に重点を置いて運動を展開している。仁比氏が弁護士であることから、党県委員会は県内法曹関係者にも支持を呼び掛けている。

7312チバQ:2010/07/08(木) 00:52:38
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100707/plt1007071608005-n2.htm
超激戦区、個性派候補たちの独自の戦い 参院選・東京選挙区2010.07.07
印刷する.

1日38リットル消費の巨大バイクで駆け回る佐野氏【拡大】

. 11日の投票に向け、ラストスパートに入った参院選。中でも東京選挙区は改選5に24人がひしめく超激戦区だ。大政党の候補者が組織力を駆使するなか、個人レベルで選挙活動を展開する、個性豊かな候補者たちの独自の戦いを追った。

 【マック赤坂氏】

 今年6月、関連会社などの所得約2億3000万円を隠し、所得税など約7000万円を脱税したとして、東京国税局から東京地検に告発されたスマイル党のマック赤坂氏(61)。「脱税報道で、マスコミにはかなりピリピリしている」(関係者)というが、今回も白いロールスロイスにスピーカーを載せて「スマイル!」と叫びながら、渋谷や赤坂の繁華街を中心に回っている。

 税金のトラブルを逆手にとって、大幅減税と源泉徴収制度の撤廃、自己申告制を訴える。「本人は選挙が好きなので、区議選なども視野に入れている」(同)という。

 【沢田哲夫氏】

 「生きるか死ぬかの覚悟」と並々ならぬ決意で選挙戦に臨んでいるのは、「人類愛」を信条にする「行動思索家」の沢田哲夫氏(79)。

 宮城県で印刷会社を経営するかたわら、首都直下型地震にともなう大火災の危険性を説いた著書などを出版。「世界国家の実現」や「地震火災から東京を守る」などのマニフェストを掲げて選挙戦を戦う。

 「家内には離婚状を突きつけられました。落選すれば会社は倒産です。でも、私には何千万人の人命を助ける使命がある。見過ごすわけにはいかない」と脇目もふらず選挙区内を駆け回っている。

 【佐野秀光氏】

 新党本質の佐野秀光氏(39)は幼少時に原因不明の小児性糖尿病を発症し、現在も闘病中。一方で、安価な登記情報を提供できるサービスなどの事業を成功させてきた。選挙では、宝くじ当せん金の引き上げや積極的な尊厳死といった大胆な政策を打ち出している。

 世界で1台、2700万円もする巨大三輪バイク「トライク」で選挙カーを先導してアピール。「いまの政治は『見せかけ』ばかり。だから『本質』と言っている。なるならば総理大臣」。ド派手な遊説では、38リットルの燃料タンクが1日で空になるほど走り回るという。

 【小川昇志氏】

 無所属の小川昇志氏(44)は「選挙カー、ビラ、のぼりは一切使わない。エコ選挙で、資本力がなくても戦えることを証明したい」と電車で移動し、繁華街を歩いて「再起の日本人」と訴える。

 フードビジネスのコンサルタント業を起業するも30歳で心筋梗塞に襲われ、現在も「私の心臓は8%の機能しかありません」。一時は余命5年を医師に宣告されるが、ICD(植込み型除細動器)を心臓に入れて奇跡的に回復した。シアトルマリナーズのイチロー選手のフードコンサルティング業にも携わる実力だったが、仕事を断ち切っての出馬。「3つの政党から公認要請があったが、意見が違うので断った。弱者でも夢を持てる日本にしたい。当選したら新党を作り、総理大臣になるのが夢」とラストスパートにかけている。

7313チバQ:2010/07/08(木) 00:56:21
http://gendai.net/articles/view/syakai/124977
参院選 比例有名人の当落予想
【政治・経済】
2010年7月3日 掲載
谷は子連れ狙い、庄野は熱唱
 民主20前後、自民10〜12、公明6〜7、みんな5〜7、共産3、社民1〜2、その他0〜2――これが最新の各種情勢調査による比例の獲得議席予想だ。有名人候補たちは、街頭パフォーマンスで浮動票を取り込むのに必死。当選には10万〜15万票が必要だとも。誰が滑り込めるのか?

 民主党には、労働組合の組織内候補が11人もいるため、タレント候補が比例上位になるのはかなり難しい。そんな中で、当選が堅いのは谷亮子(34)。苦手な演説は、3、4分で切り上げ、子連れの母親を見つけては、握手&写真戦術を徹底している。
 庄野真代(55)は公示後も「飛んでイスタンブール」を熱唱するスタイル。寄って来るのはオッサンばかりだ。岡崎友紀(56)は亀戸天神や巣鴨とげぬき地蔵で中高年狙い。
 池谷幸雄(39)は選挙カーの上でまだ倒立をやっている。吉本芸人がバックアップする桂きん枝(59)の応援には、元参院議員・西川きよしも顔を出した。
 苦戦といわれるタレント候補なのに、自民党では三原じゅん子(45)の評判がいい。選挙カーで、自分も患ったがんや父親の介護の話を始めると聴衆が60〜70人集まる。写メを撮る女子高生もいた。
 それに対して、衆院落選組の熟女2人は、相変わらずの勘違いぶり全開だ。片山さつき(51)は、頼んでもいないのに、取材カメラマンに向かって「ピース」サイン。バラエティー番組出演でサービス精神が旺盛になったのか。
 佐藤ゆかり(48)は、いかに自分が経済のスペシャリストかという話を延々演説した後、「経済や世界情勢のことしか取材は受けません」と高ビーだった。
 たちあがれ日本が議席を獲得すれば、中畑清(56)は当選の1番手だ。巨人の長嶋茂雄終身名誉監督頼みの“チョーさん”選挙だが強い。
 新党改革の鳩山太郎(36)は有権者と握手もせずボケッとしてヤル気ゼロ。見かねた父・邦夫元総務相が、汗をぬぐいながら必死のビラ配りだった。元グラドルが一緒に付いてるというが、太郎の当選は厳しそうだ。

7314名無しさん:2010/07/08(木) 12:17:46
【とちぎ参院選】みんなが民主に肉薄 自民が3位 比例・県内世論調査
(7月8日 05:00)

 11日投開票の参院選を前に、下野新聞社が県内有権者を対象に行った世論調査(4〜6日)に取材を加味し、比例代表の県内終盤情勢を探ったところ、民主党に投票するとした人が、党候補者名を挙げた人を含め、22・5%と最も多かった。参院選では今回から候補を擁立したみんなの党は22・3%に上り、民主とほぼ肩を並べた。自民党は16・4%で3位と伸び悩んだ。

 前回2007年の参院選の世論調査と比較すると、民主は17・7ポイント、自民は21・7ポイント落とし、両党ともほぼ半減した。みんなの党が渡辺喜美代表の地元で地の利を生かし、民主にも自民にも飽き足らない有権者の受け皿となっている様子が浮き彫りとなっている。

 公明党は6・9%、共産党は2・6%でほぼ前回と同じ。しかし連立政権から離脱した社民党は0・6%で、前回の1・4%から落ち込んだ。

 「分からない・無回答」の人が前回は7・9%だったのに比べ、今回は26・9%と3倍以上に増えており、投票日が近づいてもなお、投票先を決めきれない有権者が多いことがうかがえる。

 6月24〜26日の前回世論調査と比べると、民主は3・4ポイント減、みんなは0・2ポイント増、自民は0・5ポイント減となっている。

 今回の結果を年代別にみると、民主党は50代以上の世代でトップを占めた。60代で31・8%と特に強いが、20代で5・5%と弱い。みんなの党は20〜40代で首位を占めた。特に20、40代で強く30%を超えた。自民党は70代以上で23・5%とみんなの党を上回ったが、その他の世代ではみんなの党を下回った。

 職業別にみると、民主は自由業、商工自営業、管理職でトップ。事務・技術職、現業、専業主婦ではみんなの党がトップになった。自民は農林漁業でトップだった。
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20100707/347741

7315名無しさん:2010/07/08(木) 12:18:26
民主24%、自民21%、みんな18% 県内政党支持率
(7月8日 05:00)栃木

 参院選を前に下野新聞社が実施した世論調査(4〜6日)で、主要政党の県内支持率は民主党が24・8%、自民党が21・3%、みんなの党が18・5%の順だった。

 昨年8月の衆院選直前の世論調査で「支持政党なし」の無党派層は27・9%だったが、今回は11・1%に減った。自民は昨年の衆院選前から比べて支持率が半減。みんなの党は昨年8月の支持率が2・2%で、無党派層と自民支持層が減った分をみんなの党が吸収した格好だ。

 過去の2回の国政選挙直前の世論調査と比べると、民主は政党支持率を順調に伸ばしている。公明党も今回が5・9%で、上昇している。
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20100708/348024

7316名無しさん:2010/07/08(木) 12:21:48
終盤情勢 福岡氏が堅調、甲木氏追う 佐賀選挙区
 新人3人が争う参院選佐賀選挙区(改選数1)について佐賀新聞社は、共同通信社が4〜6日に行った世論調査に、独自の取材と分析を加味して終盤情勢を探った。自民党の福岡資麿(たかまろ)候補(37)が堅調で、民主党の甲木(かつき)美知子候補(39)が追う状況。共産党の山口勝弘候補(54)は伸び悩んでいる。

 福岡候補は衆院議員1期経験の知名度を生かして優位な展開。全世代で支持が厚く、自公の支持層を固める。自主投票だった農業団体は支部レベルで多くが支援に回っている。陣営は「上滑り」を警戒、引き締めを強化している。

 弁護士の甲木候補は知名度不足で出遅れたが、県選出の原口一博総務相や大串博志財務政務官らがてこ入れし、懸命の追い上げを図っている。無党派層への支持拡大や、県連から推薦を得ている社民支持層への浸透がいまひとつ。

 山口候補は消費税の増税反対をアピールするが、支持が広がっていない。
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1678870.article.html

7317名無しさん:2010/07/08(木) 12:34:35
もう佐賀は捨てて、長崎にリソースを突っ込むべきだな

7318名無しさん:2010/07/08(木) 19:41:03
与党過半数割れで2年後はねじれつつやり過ごして
解散、一旦自民に微妙なねじれ付き(共産や社民がいるから自民と組める勢力だけじゃどうやっても足りない)
で政権渡して一年間叩きまくって、翌年の参院選でまたねじれだヒャッホウ

ってのが政局的には一番面白いルートか?

7319名無しさん:2010/07/08(木) 19:51:42
他に、小沢が盛り返して日米共同声明も消費税も
撤回して社民を連立に戻すという禁じ手もあるか

7320疑問?:2010/07/08(木) 21:02:48
新聞各紙で参院選の終盤調査が出ましたが、何で埼玉で民主現職の女性候補が苦戦を強いられているのか理解に苦しむ。

6年前の選挙(2004年)で確かこの候補、トップの得票で初当選したはず。前年の補選にチャレンジしたこともあり、徐々に知名度も重ね、
初当選以来、何の失点もないのに、今回選挙では苦しい戦いを強いられているのは、やはり首相の発言が原因?

他にも群馬、長崎、秋田の各選挙区が危ないといわれる選挙区。いずれも民主現職が2004年の選挙で初当選したところ。
本当にどーなるんだろう?今後の国会運営。もはや衆院3分の2は社民の連立離脱で期待できないし!!これで本当にねじれたら
国会同意人事だけじゃなく、本当に法案成立も(社民が賛成しているもの以外)危うくなる状況もあるんじゃない?

7321名無しさん:2010/07/08(木) 21:07:20
埼玉は2人立ててるからでしょ

7322名無しさん:2010/07/08(木) 21:26:48
>>7320
群馬→保守王国,前回までは2人区
長崎→自民の候補者が今年の3月まで知事なので知名度が大
秋田→民主県連と社民県連の不協和音
 
 
だからじゃない。

7323名無しさん:2010/07/08(木) 22:27:39
共同の情勢調査は信用しない方がよい。
地元紙と系列のテレビ局の経営者と自民党はしがらみが強く、接戦なら自民優勢のように
記事を書かざるを得ない。
三年前の参院選、最後まで四国香川県では接戦とされて一度も民主女性候補がリードしていると書かれなかった
しかし、結果は 数万票差の大差で民主候補の圧勝だった。
こんな大差が事前の調査で現れていないはずはなかったはず。

複数区で予想が混乱しているのはやはりみんなの党の得票によって削られる自民と民主の票が読み切れていないことが大きな理由。
民主党は3人区以上の6選挙区では最終的に組織票の調整で二人当選を狙うだろう。

7324名無しさん:2010/07/08(木) 23:28:40
民主失速、50議席割れも 朝日新聞終盤情勢調査
2010年7月8日22時2分

 11日投開票される参院選について朝日新聞社は6、7の両日、電話による終盤情勢調査を実施、取材による情報と合わせて分析した。それによると(1)民主党は序盤と比べて勢いを失いつつあり、選挙区、比例区合わせても40議席台にとどまる可能性がある(2)自民党は比例区で伸び悩むものの、選挙区では民主と互角で40台半ばの議席をうかがう(3)みんなの党は10議席を上回る獲得が有力になり、さらに上積みをはかろうとしている――などがわかった。

     ◇

 〈調査と推計の方法〉 6、7の両日、コンピューターで無作為に作成した番号に調査員が電話をかける「朝日RDD」方式で、全国47選挙区と比例区の情勢を調査した。対象者の選び方は、無作為3段抽出法。有効回答の目標数は、改選数1の選挙区800〜1000人、改選数2の選挙区1000〜1200人、改選数3と5の選挙区は1500人。

 番号サンプルのうち、世帯用と判明した番号は全国で計7万6981件、有効回答は4万9653人。回答率は65%。

 選挙区では過去3回(01年、04年、07年)の調査結果と選挙結果から作成した予測式を用いて得票率を推計。各候補者の推計得票率の差から当選確率を算出した。各政党別の推計議席は、この当選確率を積み上げたもの。

 比例区でも過去3回分のデータから予測式を作成。誤差幅を見込んでドント式のシミュレーションを行い、獲得議席を求めた。

 選挙区、比例区とも調査データに本社取材による情報を加え、総合的に分析した。
http://www2.asahi.com/senkyo2010/news/TKY201007080575.html

7325疑問?:2010/07/09(金) 00:27:55
6年前の参院選でも埼玉選挙区は民主は2人候補を立ててましたが、ちゃんと嶋田さん勝ってますよ。
今回も2人立って、今度は苦戦ってその理由が2人擁立は理由にならないでしょう。


埼玉だけでなく、都市部の千葉、神奈川でも2議席確保は厳しそうな情勢。とてもじゃないけど信じられない。

7326名無しさん:2010/07/09(金) 00:34:14
6年前は島田が通ったけどもう片方の候補通ってない。
もし6年前と比べるなら、むしろ都市部での民主の情勢はいい方だよ。

7327名無しさん:2010/07/09(金) 00:47:53
ミンスもうオワータwww
管の自爆威力ありすぎwww

7328名無しさん:2010/07/09(金) 01:06:54
今日も快調!!本日の管直入自爆発言集www

菅直人首相は8日、熊本市内での街頭演説で、みんなの党などの少数政党について
「目立ってみても、国会では法案が通らない。ほかの党とどこかで手を握って仲良くしなければいけない」
と述べた。政策実現のためには民主党との連携を模索すべきだとの考えを示したものだが、協力を強いるかのような発言には反発も出そうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100708-00000183-jij-pol

首相は、これに先立ち鹿児島、熊本両市内で街頭演説した際、消費税には触れなかった。
記者団から「方針転換があったのか」との質問に首相は、
「1ミリたりともぶれていないし、1ミリたりとも後退はしていない」
と指摘。
「次の衆院選までは上げないと鳩山由紀夫前首相が言ったことと、わたしの考えは全く変わらない」
とも語った。 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100708-00000094-jij-pol

7329名無しさん:2010/07/09(金) 01:21:08
>>7325

6年前って、もう一人の候補って公示3日前に立候補表明したんじゃなかったか?

7330名無しさん:2010/07/09(金) 01:22:02
>>7328

頼むから君はコテ表示してくれ。
なあ、らい君w

7331とはずがたり:2010/07/09(金) 01:30:16
>>7330
実生活で相手にされてなくて淋しいのかNGワードされて見て貰えないのを怖れてるみたいです。

おい,らいおんちゃん,迷惑だから書き込むときはコテつけないとアク禁ねw
俺はNGワード指定してないし,全部君のカキコ読んでるから安心し給え。

7332山口新聞男:2010/07/09(金) 02:13:44
記憶が正しければ、6年前の公示直前、埼玉選挙区に弓削を突っ込んだのは玄葉
(いや、安住だったかな)
弓削は、参院選だけ戦う、負けたら即サヨナラということだったはず
今はどうしてるのか知らない

7333名無しさん:2010/07/09(金) 03:44:47
こんなでたらめ許していいのかね。
しかし、群馬の民度だと平気なんだろうな。
びっくりするのは
1.このみんなの党候補は義父(元自民党参院議員)の姓にわざわざ改姓している
2.自民党公認で当選した知事や自民党系知事が公然と応援している
3.群馬の地元建設業界がすかさず推薦している
4.ダム建設業者は自民党議員に多額の献金をしている
5.ダム建設の談合疑惑がある(落札率96%)

仰天!群馬では「みんな」と「自民」が選挙協力:税金のムダと天下りの温床なのに…八ツ場ダム建設推進で二人三脚(日刊ゲンダイ
http://www.asyura2.com/10/senkyo90/msg/198.html
投稿者 行雲流水 日時 2010 年 7 月 08 日 19:04:51: CcbUdNyBAG7Z2


2010年(平成22)年7月9日掲載

税金のムダと天下りの温床なのに… 


 公務員改革や天下り批判、税金のムダ根絶を売りに、支持を訴えているみんなの党。最近は民主、自民に次ぐ第3極」とか「参院選後のキャスチングボート」なんて言われ、渡辺喜美代表もまんざらじゃなさそうだ。
しかし、一方では「まるで第2の自民党じゃないか」の声も上がっている。発端は八ツ場ダムだ。
「みんなの党が八ツ場ダム建設推進の立場だったのは意外でした。報道関係者でも驚いている人は少なくありません」
こう話すのは、八ツ場ダム間題に取り組む住民団体「八ツ場ダム明日の会」。
参院選の参考になるよう各党にアンケート調査を実施、回答をHPに公開しているが、その結果、みんなの党の化けの皮がポロポロはがれてきたのだという。

「みんなの党は群馬を拠点とする比例代表候補として、上野宏史氏を擁立しました。実は彼の義父は八ツ場ダム推進の急先鋒として知られる建設官僚OBの上野公成・元参院議員。娘婿の宏史氏も八ツ場ダム推進の立場で、地元建設業者がボスター張りをするなど応援に回っています。八ツ場ダムの水没予定地区ではやたらと上野氏のポスターが目につきますが、ダム推進を票に結び付けようとする狙いかもしれません」(地元関係者)
 県建設業協会も選挙区の自民侯補・中曽根弘文に次いで、上野を推薦している。与党・民主党候補の富岡由紀夫は上野よりも下の扱いだ。富岡がダム反対の立場だからである。実際、選挙戦でも「選挙区は中曽根、比例区は上野」と呼びかける自民党福田派がいるなど、みんなの党と自民党は一部で二人三脚を組んでいるから驚かされるのだ。

 社民党比例候補で公共事業チェック議連前事務局長の保坂展人・前衆院議員が呆れて言う。
「みんなの党といえば、いわゆる改革が旗印で、『無駄な公共事業の横綱格』である八ツ場ダムには当然ノーだろうと多くの有権者が推測しているのではないか。役人の天下りや税金のムタを批判している『みんなの党』が八ツ場ダムを推進するのは不可解としか言いようがありません」

 八ツ場ダムをめぐっては、国交官僚OBが工事受注業者に天下りし、受注業者が地元選出の自民党国会議員に違法献金をするなど、政官業の癒着も明らかになっている。
そんなドス黒い工事を、自民党と選挙協力までしてゴリ押ししようとするなんて、みんなの党らしくない。(取材協力=ジャーナリスト・横田一)

7334名無しさん:2010/07/09(金) 08:44:37
>>7332
選対委員長は玄葉だったが、自由党系の弓削勇人をねじ込んだのは藤井幹事長主導で、そもそも埼玉への二人擁立は岡田代表の方針だったような。
代表幹事長の意向が前提で、玄葉がねじ込んというとちょっとニュアンスが違う気が。

7335名無しさん:2010/07/09(金) 08:49:24
>>7332
確かに、当時の選対委員長は玄葉
しかし、弓削は小沢塾出身なので、擁立自体は小沢の肝煎でしょう
県連が「落選後の面倒は一切見ない」みたいな条件でしぶしぶ擁立を受け入れたと言うのが実態

政権へあえて2人擁立 本部と県連、残るしこり<民主党>
 弓削が公認を得たのは公示二日前の二十二日。岡田は「大変なことではありますが、そうしないと政権は取れない」と二人擁立に理解を求める。党本部選対委員長の玄葉光一郎は「弓削さんは島田さんとは違う層を獲得できる」と民主票の上積みを期待する。

(略)

 「私はただの床屋で政治は素人。民主党はそんな私を公認してチャンスをくれた。この国も捨てたもんじゃない」。公示二日前の慌ただしい出馬をそう表現する。

 民主党の二人擁立が実現するか分からない先月下旬から、ポスターを準備し、部屋でひとり街頭演説の練習を重ねてきた。

 大学に入ったものの、バンド活動などに忙しく一年で自主退学。理容師免許を取り、家業の美容院に入った。だが「中途半端で胸にしこりが残った」と、三年後に再び同じ大学に入り、今度は卒業した。

 現在は理容美容院三店の経営を任され、スタッフ二十五人を束ねている。

 新聞広告で「小沢一郎政治塾」を知り、「運命的なものを感じて」入塾。国会議員らから政策を学ぶうちに「傍観者でいては日本の政治は変えられない」と志を抱くようになった。公約には美容院で身に付けた「スピード経営」などを挙げた。

 座右の銘は「鶏口となるも牛後となるなかれ」。尊敬する政治家は「小沢一郎さん。筋が通っているから」。
http://www.saitama-np.co.jp/main/rensai/kensei/04sanin/seitouwo/02.html

7336名無しさん:2010/07/09(金) 10:51:11
民主党のことを考えるとこの選挙で小沢派と反小沢派の勢力図がどうなるか
も焦点の一つだよな。9月に代表選挙があるし、それによって連立の相手も変わってくるだろう。

7337名無しさん:2010/07/09(金) 12:02:10
静岡情報
自民選挙区候補者が公明比例候補者と名簿交換。電話に使用を開始。

7338名無しさん:2010/07/09(金) 12:10:58
選挙後は小沢しか難局を乗り越えられる奴はいないだろうね
小沢のネゴシエーションは上手いしブレない。
菅みたいな選挙音痴はいらないよ。反小沢もこの程度。
やってることが自民の物まね

7339名無しさん:2010/07/09(金) 12:41:19
意外にも石川で西原が追い上げ、接戦に。ちなみに、昨日、小沢は石川入り。

◆岡田氏・西原氏競り合う◆

=近松氏は伸び悩む=

 11日に投開票される参院選石川選挙区(改選数1)について朝日新聞社は6、7の両日、県内の有権者を対象に電話による選挙情勢調査を実施し、取材データと総合して終盤の情勢を探った。自民現職の岡田直樹氏(48)を民主新顔の西原啓氏(51)が追い上げて競り合いとなり、共産新顔の近松美喜子氏(56)は引き離されている。ただし調査時点で3割が投票態度を明らかにしておらず、情勢は変化する可能性がある。

 投票態度を明らかにした人の回答を分析すると、岡田氏は自民支持層の9割以上を固め、選挙協力する公明支持層もほぼまとめた。無党派層の支持も5割程度得ている。30代以外のすべての世代から厚い支持を集め、職業別では製造・サービス従事者層の支持が比較的高い。

 岡田氏を支える自民党県議団は、集会への動員や支持者への呼びかけなどにこまめに取り組む。昨年の総選挙では組織の緩みで民主候補に後れをとった地域もあるだけに、反省を生かして引き締めに余念がない。

 西原氏は、民主支持層の8割以上をまとめ、公示直前に正式に選挙協力を決めた社民支持層にも浸透する。無党派層からの支持は3割程度。年代別では30代、職業別では事務・技術職層の支持が高い。

 菅直人首相や蓮舫行政刷新相ら閣僚・党幹部が公示後、相次いで応援に入り、知名度アップと追い上げムードの盛り上げを図る。金沢市が地盤の民主系県議会会派「新進石川」や連合石川、郵便局関係者らでつくる「郵政政策研究会」の動きも活発だ。

 近松氏は共産支持層の大半をまとめているが、無党派層からの支持は1割強にとどまる。年代別では20代から一定の支持を得ている。消費税増税反対を訴えの中心に据えて民主・自民との違いを強調しており、幅広い層への浸透を図っている。
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001007090004

民主・小沢氏が来援 安倍氏・穀田氏も
 小沢氏は午後、遊説先の福井県から、加賀市山中温泉加美谷台の住宅地にある小さな公園に到着。西原氏は合流しなかったが、小沢氏の要請で昨年入党した金原博・新進石川会長や“小沢ガールズ”の田中美絵子衆院議員らの出迎えを受け、近隣から集まった約400人(陣営発表)の支持者に約20分間演説した。
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001007090003

7340とはずがたり:2010/07/09(金) 14:01:24

青森の東奥と八戸のデーリー東北に微妙な差。

2010年7月7日(水) 東奥日報 ニュース
■山崎、波多野氏激しく競る/参院選・本社世論調査
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2010/20100707092051.asp

 参院選の投開票日(11日)まで4日。東奥日報社は4〜6日の3日間、本県選挙区(改選1)について共同通信社と実施した世論調査に取材を加味して情勢を分析した。自民党元職の山崎力候補(63)と、民主党新人の波多野里奈候補(37)が激しく競り合い、最終盤の決戦に突入している。たちあがれ日本新人の升田世喜男候補(53)、共産党新人の吉俣洋候補(36)、社民党新人の山田清彦候補(53)は伸び悩んでいる。ただ、約4割の有権者が投票する候補を依然決めておらず、情勢はなお流動的だ。

二大政党譲らず最終盤/参院選・青森(2010/07/08)
http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2010/07/08/new1007080801.htm
 11日に投開票される参院選青森選挙区(改選数1)は、民主党新人の波多野里奈(37)=国民新推薦、自民党元職の山崎力(63)の両候補が激しく競り合ったまま終盤戦に突入、全国でも有数の激戦区となっている。民主は最終盤にかけて菅直人首相ら大物を投入し、てこ入れを図る。対する自民は大島理森党幹事長が陣頭に立って組織を引き締める。同選挙区の争いは、両党の意地を懸けた総力戦の様相を呈してきた。
 
 菅首相は9日、八戸第二魚市場で街頭演説する。6月30日に続き、公示後2度目の青森県入り。8日は前原誠司国土交通相が弘前市で支持を訴える。公示からこれまでに首相含め5閣僚が応援入り。ほかにも大物弁士の来青を調整中だ。
 引退する田名部匡省参院議員(75)も中盤以降に動きを活発化させており、7日は前日に続き五所川原市内で候補者と並び、「国会にも女性の力が必要だ。何とか当選させてほしい」などと訴えた。
 一方、党幹事長として全国的な選挙指揮を執る大島氏だが、7日から選挙戦が終わるまでは県内にとどまり、引き締めと支持拡大に努める。7日は八戸市内で決起集会を急きょ開き、約千人の聴衆と「青森で勝つことが全国で勝つことにつながる」と気勢を上げた。
 同日は、若者中心に人気を集める小泉進次郎遊説局長代理も青森市に入り、約2500人(主催者発表)の聴衆を沸かせた。8日は2度目の2区決起集会を十和田市で開く。

7341とはずがたり:2010/07/09(金) 14:24:23
つくばセンター付近はいずれも自民比例の日置と角田のポスターあり。

7342チバQ:2010/07/09(金) 18:38:07
谷垣のラストはなぜか埼玉。しかも越谷。異例だよね?(菅はまだ)
7月10日(土)■谷垣 禎一 総裁
(山梨県・東京都・埼玉県)
 9:25〜 9:35 甲斐市・美術館通り ※徒歩遊説
 9:35〜 9:55 後援会事務所(山梨県甲斐市富竹新田245−2・昭和土地建設内)
10:10〜10:30 中央市・甲府リバーサイドタウン ※徒歩遊説
10:35〜10:55 流通会館前(山梨県中央市山之神1122−2−6−1)
11:30〜12:00 石和温泉駅前(山梨県笛吹市)
14:00〜14:45 立川駅北口(東京都立川市)
15:00〜15:30 ヨドバシカメラ・マルチメディア吉祥寺前(東京都武蔵野市)
15:50〜16:40 本川越駅前(埼玉県川越市)
17:45〜18:30 三郷駅前(埼玉県三郷市)
19:10〜19:43 南越谷駅前(埼玉県越谷市)

7343チバQ:2010/07/09(金) 18:40:12
金曜日(今日)のラストがともに千葉。
民自みんで決まりじゃないのか?
▼菅直人代表
 12:00メド〜 青森 第二魚市場(八戸市江陽4-17-5)
 15:35メド〜 山形 さくらんぼ農園(天童市大字荒谷421付近)
 18:55メド〜 千葉 JR稲毛海岸駅前


《谷垣》
16:00〜16:30 京成ユーカリが丘駅前(千葉県佐倉市)
18:10〜18:30 千葉駅前 旧田原屋交差点(千葉駅前)※表記変更
19:00〜19:30 船橋駅前

7344名無しさん:2010/07/09(金) 19:00:28
越谷はともかく、最後3つ埼玉ってのは、一応民主幹事長の地元なので、ここで民主2議席獲得だけは阻止&自公で2議席狙いって感じでは?

7345北海道3区民:2010/07/09(金) 19:31:10
お久しぶりです。

既出だと思いますが読売系列のローカルでの比例投票先
民主33 自民14 公明4.5 みんな3 共産2.7
いくら北海道とは言えみんなは低かったですね。
埼玉で島田が当落上とは衝撃的です。

7346名無しさん:2010/07/09(金) 21:42:43
よし、ここにも貼っとくかw
詳しくは予想すれで

最終議席予想

オレ
民 48
自 48
み 12
公 9
共 3
国 1
社 1
改 0
た 0
幸 0

参考資料
民 63
自 34
み 9
公 8
共 4
国 1
社 1
改 0
た 1
幸 0

7347名無しさん:2010/07/09(金) 22:36:39
参院選後の政局予想

選挙結果、与党過半数割れ連立組み換え
みんなと連立でなんとか23年度予算成立

消費税論議で民主党内分裂

小沢グループ旧社会党グループ離脱

小沢が原口ー橋下ラインで橋下担いで新党結成

衆院選解散総選挙で第一党に

7348チバQ:2010/07/09(金) 23:23:02
7月10日(土)
石破 茂 政調会長 − 鳥取県 −
終日 鳥取県八頭郡、鳥取市遊説

河野 太郎 幹事長代理 − 香川県・高知県 −
14:00〜 高松市兵庫町広場 ※パレード遊説スタート
14:05〜 兵庫町商店街三井住友銀行前(香川県高松市)
14:35〜 片原町フェリー交差点(香川県高松市)
14:50〜 高松三越前(香川県高松市)
15:10〜 丸亀中国銀行前(香川県高松市)
15:15〜 南新町交差点(香川県高松市)
15:20〜 田町交番前(香川県高松市)
19:30〜 高知市中央公園(高知県高知市)

石原 伸晃 組織運動本部長 − 東京都 −
14:00〜 立川駅北口
18:30〜 浅草雷門前(台東区浅草1丁目)
19:00〜 浅草雷門前(台東区浅草1丁目)

小池 百合子 広報本部長 − 長崎県 −
11:00〜11:22 チトセピア(長崎市千歳町)
11:35〜11:57 長崎駅前(長崎市尾上町)
13:20〜13:42 旧ステラ前(長崎市銅座町)
13:45〜14:15 鉄橋(長崎市築町付近)
14:15〜14:30 築町商店街(長崎市築町)
15:15〜15:30 西海市大串バス停(西海市西彼町大串郷)
16:30〜16:45 島瀬公園交番前(佐世保市島瀬町)
17:00〜17:15 佐賀銀行佐世保支店前(佐世保市上京町)
17:30〜17:45 四ヶ町アーケード入口(佐世保市下京町)
18:00〜18:15 エレナ広田店前(佐世保市広田4−4−6)
18:50〜18:55 金子原二郎佐世保事務所前(佐世保市栄町7−3)

丸川 珠代 女性局長 − 東京都 −
11:30〜11:45 清瀬駅北口(清瀬市元町)
12:15〜12:30 東村山駅東口(東村山市本町2丁目)
13:00〜13:15 立川グランドホテル(立川市曙町2−14−16)
14:00〜14:35 立川駅北口(立川市曙町2丁目)
16:00〜17:00 自由が丘駅(目黒区自由が丘1丁目)
18:20〜19:00 浅草寺(徒歩遊説)(台東区浅草2丁目)
19:00〜20:00 浅草雷門前(台東区浅草1丁目)

7349チバQ:2010/07/09(金) 23:25:33
7月10日(土)
▼菅直人代表
 10:35メド〜 福井  霞ヶ城公園(坂井市丸岡町4霞交番南となり)
 11:30メド〜 福井  荒土公園(勝山市荒土町神保12字401)
 16:00メド〜 東京  吉祥寺駅北口
 17:30メド〜 神奈川 溝の口駅ペデストリアンデッキ上
 19:30メド〜 千葉  新浦安駅南口
 19:30メド〜 TV  NHK「党首を追って」

▼枝野幸男幹事長
 10:30メド〜 愛知  名古屋駅東口ロータリー
 11:10メド〜 愛知  栄交差点ティファニー前
 12:10メド〜 愛知  星ヶ丘三越前
 14:50メド〜 大阪  梅田ヨドバシカメラ前
 15:20メド〜 大阪  大丸心斎橋店北館前
 19:30メド〜 東京  池袋駅西口

▼玄葉光一郎政策調査会長
 10:30メド〜 山形  ジャスコ山形南店前
 11:30メド〜 山形  ヨークベニマル南館店前
 12:00メド〜 山形  山形駅東口山交ビル前
 13:00メド〜 山形  スーパーおーばん山形東店前
 13:30メド〜 山形  ヨークベニマル大野目店前
 14:00メド〜 山形  ジャスコ山形北店前
 18:00メド〜 埼玉  上尾駅西口
 18:45メド〜 埼玉  大宮駅東口
 19:35メド〜 埼玉  蕨駅西口

▼安住淳選挙対策委員長
 11:40メド〜 山梨  オギノ伊勢店駐車場前
 15:20メド〜 栃木   宇都宮市内遊説
 16:45メド〜 埼玉  浦和駅東口
 17:10メド〜 埼玉   浦和駅西口
 19:00メド〜 千葉   新浦安駅前

▼細野豪志幹事長代理
 午後     埼玉  調整中
 19:00メド〜 神奈川 桜木町駅前
 19:30メド〜 神奈川 横浜駅西口

▼小宮山洋子財務委員長
 9:30メド〜  島根  斐川町JAグリーンセンター前
 13:00メド〜 島根  ナフコ松江店前
 13:30メド〜 島根  東出雲町アイパルテ前
 16:30メド〜 鳥取  日吉津村JAグリーンせいぶ前
 17:30メド〜 鳥取  ジャスコ日吉津店前
 18:30メド〜 鳥取  米子駅前サティ前

7350チバQ:2010/07/09(金) 23:26:04
▼山岡賢次副代表・広報委員長
 午後     宮城  仙台市内遊説

▼鳩山由紀夫前代表
 10:25メド〜 神奈川 練り歩き(城島事務所→川崎駅)
 10:30メド〜 神奈川 川崎駅東口
 11:00メド〜 神奈川 練り歩き(川崎駅東口→西口)
 11:10メド〜 神奈川 川崎駅西口
 14:10メド〜 愛知  名古屋市内 練り歩き(大須観音→コメ兵)
 14:30メド〜 愛知  中区コメ兵前
 14:45メド〜 愛知  練り歩き(コメ兵→OSU301)
 17:30メド〜 大阪  大阪市内 練り歩き(なんばマルイ前→心斎橋)
 18:35メド〜 大阪  難波交差点
 19:20メド〜 大阪  梅田ヨドバシカメラ前

▼藤井裕久元財務大臣
 16:30メド〜 静岡  細野豪志富士事務所(富士市津田町109-2)
 19:30メド〜 静岡  沼津駅南口

▼菅伸子代表夫人
 11:00メド〜 秋田  JR東能代駅前
 12:50メド〜 秋田  秋田駅正面イトーヨーカドー横
 15:50メド〜 神奈川 横浜駅西口
 17:00メド〜 東京  西荻窪駅北口

7351チバQ:2010/07/09(金) 23:27:10
7月10日(土)

▼原口一博総務大臣
 12:00メド〜 熊本  熊本市上通り商店街練り歩き
 12:35メド〜 熊本  下通りパルコ前
 12:50メド〜 熊本  練り歩き(パルコ前→マクドナルド前)
 13:20メド〜 熊本  下通りマクドナルド前
 16:00メド〜 鹿児島 Aコープ桜ヶ丘前
 17:00メド〜 鹿児島 フレスポよじろう店前
 17:50メド〜 鹿児島 天文館電停前

▼岡田克也外務大臣
 10:00メド〜 秋田  横手市グランマート婦気店前
 12:40メド〜 青森  イトーヨーカドー青森店前
 18:45メド〜 愛知  名古屋パルコ前
 19:30メド〜 愛知  金山駅南口

▼野田佳彦財務大臣
 7:50メド〜  長崎  ニュー長崎前
 9:00メド〜  長崎  館内街
 9:55メド〜  長崎  あぜくら市場前
 17:00メド〜 千葉  船橋駅北口

▼長妻昭厚生労働大臣
 12:30メド〜 鳥取  旧河金組事務所前
 15:00メド〜 鳥取  米子高島屋前
 16:30メド〜 島根  安来ショッパーズ前
 18:30メド〜 島根  松江市駅前

▼山田正彦農林水産大臣
 15:20メド〜 茨城  水戸京成デパート前
 17:00メド〜 茨城  水戸市下市ハミングロード
 19:00メド〜 茨城  水海道駅前

▼前原誠司国土交通大臣
 13:00メド〜 愛媛  松山市駅ぼっちゃん広場
 17:00メド〜 徳島  しらさぎ台ドーム前
 18:00メド〜 徳島  徳島市四国三郎橋南詰交差点
 18:30メド〜 徳島  徳島駅前
 19:00メド〜 徳島  県立総合福祉センター前
 19:30メド〜 徳島  吉田ます子選挙事務所(徳島市大松町榎原外84-1-1)

▼中井洽国家公安委員長
 12:30メド〜 福岡  天神イムズ前
 14:00メド〜 福岡  ザ・モール春日前
 15:30メド〜 福岡  イオンモールルクル前
 16:30メド〜 福岡  香椎浜イオンモール前

▼玄葉光一郎内閣府特命担当大臣
 10:30メド〜 山形  ジャスコ山形南店前
 11:30メド〜 山形  ヨークベニマル南館店前
 12:00メド〜 山形  山形駅東口山交ビル前
 13:00メド〜 山形  スーパーおーばん山形東店前
 13:30メド〜 山形  ヨークベニマル大野目店前
 14:00メド〜 山形  ジャスコ山形北店前
 18:00メド〜 埼玉  上尾駅西口
 18:45メド〜 埼玉  大宮駅東口
 19:35メド〜 埼玉  蕨駅西口

▼蓮舫内閣府特命担当大臣
 11:38メド〜 香川  高松三越前

▼馬淵澄夫国土交通副大臣
 8:45メド〜  北海道 札幌駅北口
 11:30メド〜 北海道 ルーシー白石店前
 12:45メド〜 北海道 札幌駅紀伊國屋前
 18:30メド〜 奈良  近鉄新大宮駅前
 19:30メド〜 奈良  大和西大寺駅北口

▼山井和則厚生労働大臣政務官
 13:10メド〜 宮崎  渡辺創後援会事務所前(宮崎市江平西1-1-32-101)
 13:30メド〜 宮崎  練り歩き(JR宮崎駅西口〜中心商店街)

7352チバQ:2010/07/09(金) 23:30:55
7月10日(土) 9:00〜 志位和夫委員長 千葉・船橋駅南口
7月10日(土) 11:00〜 志位和夫委員長 東京・東久留米駅前
7月10日(土) 11:50〜 志位和夫委員長 東京・国分寺駅南口
7月10日(土) 12:30〜 志位和夫委員長 東京・小金井駅北口
7月10日(土) 13:30〜 志位和夫委員長 東京・吉祥寺駅北口
7月10日(土) 16:00〜 志位和夫委員長 東京・池袋駅東口
7月10日(土) 17:00〜 志位和夫委員長 東京・戸山ハイツ
7月10日(土) 17:35〜 志位和夫委員長 東京・新宿駅東口→西口→南口
7月10日(土) 19:10〜 志位和夫委員長 東京・原宿ラフォーレ
7月10日(土) 19:30〜 志位和夫委員長 東京・渋谷駅ハチ公→南口→東急
7月10日(土) 10:00〜 市田忠義書記局長 京都・近鉄伏見駅前
7月10日(土) 10:40〜 市田忠義書記局長 京都・宇治・六地蔵
7月10日(土) 11:30〜 市田忠義書記局長 京都・山科・ヒカリヤ
7月10日(土) 12:20〜 市田忠義書記局長 京都・東山・祇園石段下
7月10日(土) 12:50〜 市田忠義書記局長 京都・京都駅タワーホテル前
7月10日(土) 14:40〜 市田忠義書記局長 兵庫・神戸・三ノ宮センター街入口
7月10日(土) 16:00〜 市田忠義書記局長 大阪・梅田ヘップ前
7月10日(土) 16:30〜 市田忠義書記局長 大阪・大阪駅前第3ビル
7月10日(土) 17:30〜 市田忠義書記局長 大阪・道頓堀交差点
7月10日(土) 18:00〜 市田忠義書記局長 大阪・ナンバマルイ前
7月10日(土) 18:30〜 市田忠義書記局長 大阪・日本橋2丁目交差点(黒門市場前)
7月10日(土) 19:15〜 市田忠義書記局長 大阪・大阪駅桜橋口交差点
7月10日(土) 19:43〜 市田忠義書記局長 大阪・大阪駅前東口阪急百貨店

7353チバQ:2010/07/09(金) 23:33:07
7月10日(土)
【福島みずほ党首】 終日沖縄
 7:30〜      (沖縄) 街頭演説 宜野湾市・長田交差点
 9:10〜      (沖縄) 街頭演説 浦添市・大平交差点
10:00〜      (沖縄) 街頭演説 那覇市・古島団地
11:20〜      (沖縄) 街頭演説 首里リウボウ
12:00〜      (沖縄) 街頭演説 繁多川十字路
13:45〜      (沖縄) 街頭演説 三越前
14:00〜      (沖縄) 街頭行動 平和通り〜市場本通り
14:30〜      (沖縄) 街頭演説 市場内 公設市場前
15:15〜      (沖縄) 街頭演説 むつみ橋
15:30〜      (沖縄) 街頭行動 国際通り〜県庁前
16:00〜      (沖縄) 街頭演説 パレット前ひろば
17:00〜      (沖縄) 街頭演説 楽市前
17:15〜      (沖縄) 街頭行動 博物館・美術館前〜メインプレス
17:35〜      (沖縄) 街頭演説 メインプレス横
18:00〜      (沖縄) 街頭演説 新都心県立博物館前・美術館前

【重野安正幹事長】
 9:50〜      (東京) 街頭演説 小田急線祖師谷大蔵駅
10:40〜      (東京) 街頭演説 JR渋谷駅
11:50〜      (東京) 街頭演説 JR中野駅北口
12:30〜      (東京) 街頭演説 JR阿佐ヶ谷駅南口
15:30〜      (神奈川) 街頭演説 小田急線相模大野駅
17:30〜      (埼玉) 街頭演説 東武線新越谷駅
19:20〜      (東京) 街頭演説 新宿駅東口

7354山口新聞男:2010/07/09(金) 23:46:22
青森は、なかなか波多野が山崎に追いつけなかったんだよな

7355チバQ:2010/07/09(金) 23:50:31
■民主
菅と安住が千葉
玄葉が埼玉(しかもラストは埼玉)
細野が神奈川
ってなんなんだ?2議席取れるめどあるのか?

■みんな・公明
まだ発表されず

□長崎
自民は小池が終日入るのに対し、
民主は野田が午前中に入るだけ

□山陰
自民は石破が終日はいる。(まあ地元だからわかる)
民主は長妻が前半に鳥取。夜に島根。小宮山が前半島根。夜鳥取(島根なんて取れるのか?)


自民は最終日の移動を最小限にして遊説に時間を取ってるのに対し
菅の福井〜関東
枝野の愛知〜大阪〜東京
とか無駄な移動が多すぎる。

7356チバQ:2010/07/09(金) 23:54:04
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2010sanin/kiji/nagasaki/20100709/20100709_0001.shtml
どちらに行けば… 論戦終盤に“大村の陣” 犬塚氏金子氏 同時刻に演説会
2010年07月09日 14:20  参院選も終盤戦。7日夜には大村市で、長崎選挙区(改選数1)でしのぎを削る民主現職の犬塚直史氏(55)と自民新人の金子原二郎氏(66)が市内最後の個人演説会を開いた。同じ日時の開催だっただけに、両陣営とも相手の動きや来場者数に気をもんだ。

 同市杭出津1丁目のJAながさき県央大村中央支店には、地元農協や医師会関係者ら金子氏の支援者約450人(主催者発表)が詰め掛けた。

 演説会を取り仕切った自民党市議は「犬塚さんと同じ日にぶつけたわけではない」と話した。しかし、「大村は民主の山田正彦農水大臣のおひざ元。相手は農協や漁協の切り崩しに躍起だ」とも語り、犬塚氏側の来場者数を気にかけた。

 一方の犬塚氏陣営。金子氏の会場から約1キロ離れた同市幸町のさくらホールは、支援者約600人(主催者発表)で埋まり山田大臣が応援演説に立った。

 こちらも「同じ日を狙ったわけではない」(陣営幹部)というが、来場者数については「知事時代の金子さんならもっと動員でき、大きい会場を使ったはず。大村では昔ほどの力はない」と自信をみせた。

 同市は秋に市長選を控え、現職の松本崇市長や里脇清隆市議が立候補を表明している。両氏とも昨夏の衆院選では自民候補を積極的に支援したが、今回は中立の姿勢を取っている。

 どちらの演説会にも参加しなかったある漁業者は「自民はかつての与党で、民主は現在の与党。どっちにも目を付けられたくないのに、同じ日にしなくてもいいのにね」と話していた。


=2010/07/09付 西日本新聞朝刊=

7357チバQ:2010/07/09(金) 23:55:51
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2010sanin/kiji/main/20100709/20100709_0004.shtml
【選択―2010参院選】民、自 党の切り札火花 激戦の熊本、鹿児島入り
2010年07月09日 12:42  参院選終盤の8日、菅直人首相(民主党代表)と自民党の小泉進次郎衆院議員が、接戦とされる1人区の鹿児島、熊本に応援で入った。民主の支持率回復を担った首相と、自民のホープとして引っ張りだこの「党の顔」同士。議席奪取の鍵を握る無党派層を取り込もうと、両党が送り込んだ“切り札”は、九州の地で激しく火花を散らした。

 ●地方で異例 2度目の来援

 ▼菅直人首相

 「小泉さんかっこ良かったでしょ。『おれは言ったら必ずやるんだ』って靖国(神社)に毎年参られた。そのことでアジアの国々と政治レベルの交流が非常に停滞した」

 熊本市中心部から南に3キロの公園。菅首相は小泉純一郎元首相を引き合いに出し、自民政権時代の外交政策を批判した。

 「首都圏近県以外ではない」(民主党幹部)という選挙期間中2度目の来援。かつて国会論戦で激しくやり合った小泉元首相に触れたのは、この日、首相の遊説ルートをなぞるように熊本入りした次男、進次郎氏を意識してのことだったか。

 菅氏は約1200人(陣営発表)を前に、自身が掲げる「強い経済、強い財政、強い社会保障」の取り組みを「前に進めるため熊本の1議席を(民主候補に)預けていただきたい」と訴えた。

 これに先立ち、鹿児島市のJR鹿児島中央駅前では2千人(同)を前に「政権交代はこれからが再スタート。自民の牙城、鹿児島で平成維新を起こしてほしい」とアピール。駅構内は人垣ができ、首相を携帯電話で撮影する人などで騒然となった。

 ●父譲りの語り 聴衆を魅了

 ▼小泉進次郎議員

 鹿児島中央駅から約1キロ離れた繁華街・天文館で演説した小泉氏。子ども手当などをやり玉に挙げ「ばらまくから必要な人に金が回らない。こんな民主党をチェックする強い野党になる」。父親譲りの“ワンフレーズ”で聴衆を引きつけた。

 周辺は7千人(陣営発表)で埋まり、身動きができないほど。小泉氏が視線を向けると「進ちゃん、頑張って」。応援を受けた自民現職候補は思わず「主役は私。決して(投票用紙に)『小泉』と書かないで」と呼び掛けた。

 「こぎゃん来てもろうて、ほんなごつうれしか」。熊本市中心部の商店街では冒頭、“熊本弁”で約2500人(同)を沸かせた。到着を待ちわびる女性も多く、小泉氏の登場に盛んにカメラが向けられた。

 自民陣営が「最大の無党派対策」(熊本県連幹部)として招き、県内4カ所で遊説。演説を聞いた熊本市の主婦(60)は「白黒はっきりつける演説は好感が持てる」。大津町の主婦(34)は「自民は小泉さん頼みの印象。投票する人は候補の政策を見比べて選びたい」と冷静に話した。

7358チバQ:2010/07/09(金) 23:56:50
亀井代表は虎雄氏と旧知の仲で、虎雄氏の次男で衆院鹿児島2区選出の徳田毅・自民党議員の仲人も務めた
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2010sanin/kiji/main/20100709/20100709_0003.shtml
徳洲会、比例で国民新支持 鹿児島選挙区は自民支援 “ねじれ”に戸惑いも
2010年07月09日 12:37  鹿児島県・奄美群島で特に影響力を持つ医療法人徳洲会の徳田虎雄理事長(元衆院議員)が、亀井静香・国民新党代表との個人的関係から、徳洲会グループ職員に「参院選比例代表は国民新党支持を」と通達したことが8日、分かった。参院選鹿児島選挙区では国民新は民主新人を推薦、徳洲会は自民現職を支援するが、比例で生じる“ねじれ”に、自民サイドは「間違えて選挙区票も与党の民主に流れては」とやきもきしている。

 徳洲会は7日、鹿児島県内で1面に「国民新党を支持」と大きく記載した機関紙「徳洲新聞」5万部の配布を始めた。

 亀井代表は虎雄氏と旧知の仲で、虎雄氏の次男で衆院鹿児島2区選出の徳田毅・自民党議員の仲人も務めた。関係者によると、虎雄氏は「奄美や鹿児島がお世話になった亀井代表が苦戦している」と支持を決めたという。機関紙には「息子が自民党で、現場では混乱があるかもしれないが理解を」とする虎雄氏のコメントも掲載している。

 徳洲会グループ職員は全国約2万2千人、鹿児島県内約3千人。亀井代表は8日、同県奄美市で集会を開き、徳洲会側に支援を要請。出席した名瀬徳洲会病院代表は「理事長の指示。奄美群島の職員1800人は全力で応援する」と応じた。


=2010/07/09付 西日本新聞朝刊=

7359チバQ:2010/07/10(土) 00:02:52
http://www.shimotsuke.co.jp/journal/politics/election/2010sanin/news/20100709/348327
【とちぎ参院選】 「寅年現象」で投票率上昇か 統一選控え県議らの動き活発
(7月9日 05:00)
 3年ごとに行われる参院選では、干支にちなんだ「寅年現象」と「亥年現象」と呼ばれるジンクスが、それぞれ12年ごとに繰り返される。4年ごとの統一地方選を翌春に控える寅年の参院選は地方議員の動きが活発になって投票率が上がり、逆に統一選の直後に行われる亥年の参院選は地方議員の選挙疲れで投票率が下がるとされている。今回の参院選は寅年。栃木選挙区は4氏で1議席を争う激戦区で、県議たちの動きも活発だ。

 「自分の選挙の前哨戦のつもり。統一選はもうすぐ。支持者回りにも熱が入る」。ある中堅県議は意気込みを示した。「みんなの党の参戦が民主、自民の気を引き締めた」などと、栃木選挙区の慌ただしさを分析する県議もいる。

 寅年の投票率が亥年を上回っているのは、過去のデータで明らかだ。県選管によると、戦後5回あった寅年の栃木選挙区(1980年以前は地方区)の投票率は、その3年前の亥年の投票率をすべて大きく上回っている。

 例えば戦後6回あった亥年の参院選で、95年(5回目)は改選数2をめぐって事実上の無風となり、投票率は過去最低の35・94%。全国平均も44・52%と低調だった。

 3年後、寅年の98年(5回目)は自民2人と民主1人の有力3氏が2議席を争ったこともあり、投票率が56・76%にまで上昇した。全国平均は58・84%。ただ、80年代以前の寅年は本県も全国も70%前後だった。

 亥年の2007年(6回目)から、栃木選挙区は改選数2から1になった。自民党、民主党の2氏による事実上の一騎打ちとなり、民主が圧勝。投票率は56・66%と、98年の寅年にほぼ並んだ。

 寅年の今回はどうなるか。ジンクス、激戦、政権交代後初の本格的国政選挙と、投票率が上がる要素はそろっているが…。

7360チバQ:2010/07/10(土) 00:08:55
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100703_06.htm
流転政治―参院選・東北6選挙区(1)宮城/党か個人か 8氏激闘

8人の激闘が続く宮城選挙区。混戦は街頭で候補者の訴えを聞く有権者をくぎ付けにする=6月29日午後、仙台市青葉区一番町


 参院選は11日の投開票まで8日となり、終盤戦に突入する。東北でも各政党の競り合いが激しさを増す。「2人区」では民主党が議席独占を狙い、「1人区」では民主、自民両党が真っ向から激突している。6選挙区の攻防を追った。(敬称略)

<身内にも照準>
 8人の乱戦となった宮城選挙区(改選数2)で、先行する民主党現職の桜井充(54)は6月30日、県北の栗原市内を駆け回った。
 「商店街活性化の議連会長になった。元気を取り戻せるよう取り組む」。商店街で経済政策を訴えると、30分後には水田地帯で「戸別所得補償で農業を守り再生する」と語った。
 政策通で党参院政審会長。マニフェスト(政権公約)策定にもかかわった。専門の医療、福祉政策の弁舌によどみはないが、首相菅直人が発言した「消費税10%」には口を閉ざす。
 党は新人の伊藤弘実(36)も立て2議席独占を狙う。3選を狙う桜井にとっては初の公認2人によるサバイバル戦。「安泰」の2文字は消えた。
 「自分をいかに売るかだ」と桜井。政策立案の過程でかかわった各分野の業界ネットワークを引き締める。党を当てにしない「桜井ブランド」の浸透を狙う個人戦だ。
 「介護現場の声を形にして国政に届けたい」。伊藤は30日、蔵王町の田園地帯で「介護の専門家」を売り込んだ。
 無党派層を引き付けようと街頭活動に力を入れるほか、郵便局長OB団体などの組織力を借りた支持拡大も続ける。
 「手応え十分。向こう(桜井)は当選圏内だから安心して戦える」。伊藤を支える参院議員岡崎トミ子は29日、石巻市の演説会の盛況ぶりを素直に喜んだ。
 前党幹事長の小沢一郎が30日、七ケ宿町の山あいに入った。「おれの考えを証明する選挙区になるかもしれない」。支持者との懇談後、小沢は周囲にこう語ったという。
 小沢は2人区以上に複数候補の擁立を主導した。その戦術眼の「予言」。選対幹部は「こうなれば、桜井さんからも票をいただく」と身内にも照準を定める。

<「公認」鮮明に>
 攻勢を受けながらも、自民党新人の熊谷大(35)は保守の底力で桜井の背中を追う。1日、利府町の新興住宅地で「われわれ若い世代が先輩方を支える」と主張した。
 連呼するのは「公募で選ばれた公認候補」。若さを前面に自民党の負のイメージを消し去る作戦だ。選挙カーには党国会議員や地方議員が乗り、従来の支持層への浸透も忘れない。
 その自民党も「内紛」を抱える。無所属現職の市川一朗(73)を党本部が推薦し、一部の党県議は市川支援に回った。
 「若手とベテランで自民党の基礎拡大と思ったが、大変苦しい選挙をさせている」。党総裁谷垣禎一は29日、登米、仙台両市での演説で戦略ミスを謝罪し「公認の熊谷優先」を鮮明にした。
 翌30日夜、市川は出身地の栗原市で、個人演説会を開いた。普段は冷静なベテラン論客が珍しく、涙をためて感情をあらわにした。
 「農林漁業者が孫子の代まで生活できるようにする。この地で生まれ育った市川一朗を除いて、誰が先頭に立つのか」
 38万票を獲得した2004年は党に支えられた。今回は後援会と有志の地方議員が頼り。陣営は、熱心な後援者が多い郡部から仙台へ攻め上がる作戦に突破口を探る。

<すき間を突く>
 二大政党のすき間を突いて浮上を狙うのは、みんなの党新人の菊地文博(50)。30日夜、気仙沼市で開いた演説会では、消費税10%の一点に絞って菅政権を批判した。
 党代表の渡辺喜美は「8人が争う構図は混迷する政情を象徴する。ここで勝つことに価値がある」と強調する。菊地は終盤、3度目の応援に入る渡辺とともに、乾坤一擲(けんこんいってき)の勝負をかける。


◎宮城選挙区立候補者(2−8)
菊地 文博 50 元県議 み新
熊谷  大 35 元中学校講師 自新
村上 善昭 37 幸福実現党員 諸新
桜井  充 54 医師 民現(2)(国推)
加藤 幹夫 46 党県副委員長 共新
伊藤 弘実 36 会社社長 民新(国推)
菅野 哲雄 61 元衆院議員 社新
市川 一朗 73 元農水副大臣 無現(3)(自推)


2010年07月03日土曜日

7361チバQ:2010/07/10(土) 00:09:32
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100704_01.htm
流転政治―参院選・東北6選挙区(2)秋田/横一線 自・民が総力戦

候補者と応援弁士が差し出した手を握り返す有権者。激しい競り合いに熱気が高まる=1日午後1時ごろ、能代市柳町


 選挙事務所の雰囲気がピリッと引き締まった。
 「情勢は横一線。負けてはいないが、勝ってもいない。全力を尽くせば必ず勝ち抜ける」
 自民党幹事長の大島理森が6月27日、秋田市に入った。参院選秋田選挙区(改選数1)でしのぎを削る党新人の石井浩郎(46)を激励するためだ。居並ぶスタッフに、大島は勝利に懸ける意気込みを強調した。

<重点区に指定>
 2004、07年の参院選で、自民党は現職が連敗した。起死回生の切り札に選んだのが、元プロ野球選手で知名度の高い石井だ。大島は「全国でもナンバーワンの素晴らしい候補者だ」と持ち上げた。
 「政治経験はないが、秋田を思う気持ちは誰にも負けない。恩返しがしたい」。石井は30日、由利本荘市であった個人演説会で、郷土愛を強烈にアピールした。
 民主党の支持率は回復したが、人物選択を訴え、石井個人の魅力を売り込む陣営の戦略は揺るがない。県議ら地方議員を総動員した得意の組織戦で援護する。
 「こんなに反応がいい選挙は初めて」と陣営幹部は手応えを口にする。党本部は情勢分析を基に、秋田を全国16の「重点区」の一つに位置付けた。

<閣僚を次々と>
 「抜きつ抜かれつの大激戦だ。わたしも瀬戸際に立っている」
 挑戦を受ける側に回った民主党現職の鈴木陽悦(61)は30日夜、秋田市で連合秋田傘下労組の組合員を前に危機感をあらわにした。
 その5時間前、市内のホテルで首相菅直人の応援演説を受けたが、鈴木の日焼けした顔は険しい表情のまま。演説会が終わると、すぐさま選挙カーに飛び乗った。
 初当選した04年の参院選で勝敗を左右した無党派層は、石井に侵食され始めている。民主党を大勝に導いた昨年の衆院選の熱気は影を潜めた。
 巻き返しを図る党本部は幹部や閣僚を次々と投入。党政調会長(公務員制度改革担当相)の玄葉光一郎を皮切りに国土交通相前原誠司、総務相原口一博が続き、首相もつぎ込む「物量作戦」を展開する。
 アナウンサー出身で滑らかな語り口が売りの鈴木。党本部の迫力に触発されたように演説のトーンは日増しに上がり、口調も熱を帯びる。
 「争点は『国民の生活が第一』の政治を継続するかどうかだ。どうか鈴木陽悦を生かしてください」。1日、外相岡田克也とともに大潟村に立った鈴木は絶叫し、有権者と握手を繰り返した。
 激しさを増す1人区の「防衛戦」。陣営の総合選対事務総長を務める衆院議員高松和夫(比例東北)は「厳しい戦いだが、絶対に盛り返して勝つ」と闘志をむき出しにする。
 共産党新人の藤田和久(61)は1日、秋田市の住宅街を駆け足で回った。「消費税増税に明確に反対できるのは共産党だけ」。民主、自民両党への批判を一層強めている。(敬称略)

◇秋田選挙区立候補者(1―3)
石井 浩郎 46 元野球選手 自新(た推)
鈴木 陽悦 61 党県副幹事長民現(1)(国推)
藤田 和久 61 党地区委員長 共新


2010年07月04日日曜日

7362チバQ:2010/07/10(土) 00:10:15
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100705_01.htm
流転政治―参院選・東北6選挙区(3)福島/民主の現新、不協和音

「議席独占」を狙って民主党が2人を擁立した福島選挙区。候補者はいや応なく、新たな支持層の獲得を迫られている=3日夜、伊達市


 須賀川市にある民主党新人岡部光規(41)の事務所から今月初め、大量のはがきが郵送された。表には「比例区は社民党」、裏には岡部の写真が印刷されていた。
 あて先は県内の社民支持層。社民側が名前と住所をプリントし、それを受け取って岡部陣営が送った。
 社民党は今回、独自候補を擁立せず「自主投票」。連合福島の強い要請に応じて事実上、民主党候補の支援を受け入れた。

<無風区が一変>
 民主党からは現職の増子輝彦(62)も立候補している。だが、経済産業副大臣の増子は原子力政策を推進する立場。「脱原発」の党としては推せないと、結果的に岡部のみの支援になった。
 はがきに加えて、社民党の比例候補と岡部の写真があるカード12万枚も作られた。組織を持たない岡部にとって、社民支持層は願ってもない頼れる応援団。連合福島の全面的支援を受ける増子を横目に、ラストスパートをかける。
 福島選挙区(改選数2)は2001年以来、民主と自民が議席を分け合ってきた。その無風区で、民主は今回初めて2人擁立に踏み切った。2人区以上の選挙区での複数擁立は、民主党本部の全国的な戦略。増子への気遣いもあって県連は抵抗したが、結局は押し切られ、党本部の公募に応じた岡部も擁立した。
 県選出の国会議員や県議のほとんどは増子支援に回った。岡部が立候補表明した際、「責任は持つ」と話した党政調会長で県連代表の玄葉光一郎(衆院福島3区)にもまだ、積極的な支援の動きは見えない。戸惑いと相互不信は今も尾を引く。孤立感を味わう岡部陣営からは不満の声が広がる。

<独占は夢物語>
 2人擁立に、増子は公示前からあからさまに警戒感を示していた。
 「民主と自民で1議席ずつ分け合うのが、県民のバランス感覚だ」
 2議席独占は夢物語、と言わんばかりの現実論。選挙戦でも「増子は大丈夫だから、もう一人(岡部)を支援しようなんて決して考えないでほしい」と繰り返し訴える。
 増子選対の幹部は「軒を貸したら母屋も取られる、ということだ」とたとえる。

<焦り募る自民>
 民主党と同様に党本部側が複数擁立を求めながらも、結局は現職の岩城光英(60)1人に絞った自民党。トップ当選を至上命令に掲げるが、民主2人の競り合いの陰に隠れがちだ。
 「余波でこちらの陣営に攻め込まれるのが怖い」。総合選対本部長で自民県議の遠藤忠一は打ち明ける。
 守りの選挙になった自民党。もつれ合いながら新たな支持層獲得に向かう民主党の戦いぶりに、焦りすら抱く。(敬称略)

◇福島選挙区立候補者(2―5)
岡部 光規 41 医師     民新
岩渕  友 33 党県常任委員 共新
菅本 和雅 42 会社役員   み新
増子 輝彦 62 経産副大臣  民現(1)(国推)
岩城 光英 60 元官房副長官 自現(2)


2010年07月05日月曜日

7363チバQ:2010/07/10(土) 00:11:01
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100706_10.htm
流転政治―参院選・東北6選挙区(4)青森/代理戦争、民・自が接戦

候補者と握手を交わす有権者。集票合戦は日に日に激しさを増している=3日午後、八戸市河原木


 「父に長年貸した力を、ぜひ波多野さんに託してください」
 3日夜、八戸市のホテルで開かれた演説会。民主党副幹事長田名部匡代は、隣に立つ同党新人の波多野里奈(37)への支援を訴えた。匡代の父で、引退する党参院議員の匡省が傍らで笑顔を浮かべた。自民党候補と激しく競り合い、田名部親子の地盤に前日、満を持して入った波多野。「匡省先生の議席を死守する」と勝利への執念を前面に出した。
 八戸市は、自民党幹事長大島理森の牙城でもある。匡省の代から国政選挙で激戦を繰り返し、「八戸戦争」と呼ばれた。昨年8月の衆院選青森3区では、全国最少の367票差で匡代が大島に屈した。今回の選挙戦は田名部と大島の「代理戦争」の様相も見せる。

<大臣級を投入>
 八戸の演説会では、行政刷新担当相蓮舫も応援マイクを握った。党は首相菅直人をはじめ主要閣僚を街頭に加え、農村部にも送り込む「空中戦」を展開する。政治経験のない波多野の知名度不足をカバーし、無党派層を取り込むのが狙いだ。
 前日の2日、人口3000人ほどの新郷村の民家前で、党幹事長枝野幸男は村民と握手を重ねた。農村部にも支持を広げる戦術だ。
 昨夏の衆院選で匡代は、都市部の八戸市で大島を約2300票上回りながら町村部で敗れた。枝野は「青森は大接戦と聞いている。党本部も可能な限りバックアップする」と政権与党の総力戦を強調した。
 3日午後、八戸市郊外の食品市場。「国政の場で再び頑張らせてください」。自民党元議員の山崎力(63)は買い物客に声を掛け、何度も頭を下げた。
 応援に駆け付けた知事三村申吾や大島らと場内を練り歩き、売り込みに懸命の山崎。陣営幹部は「情勢はほぼ横一線。この1週間でどれだけ汗をかいたかで勝敗が決まる」とみる。

<引き締め着々>
 参院選で2004年に続き、山崎を立てた07年も敗れた自民党。昨年の衆院選は逆風を受けながら、大島を含む党候補が4小選挙区のうち三つを制し、東北で唯一、民主党に勝ち越した。
 陣営は山崎に「地上戦」を徹底させる。足を運んだ事業所や団体は1000近く、「組織の引き締めは着々」(幹部)。系列議員もフル回転する。
 大島の県内入りは公示後、既に4度。「総裁であれ幹事長であれ、足元を固めるのは当然だ」と力を入れる。
 「自民王国」の威信を懸けた戦い。党県議は「幹事長のおひざ元で、負けは絶対に許されない」と陣営を引き締める。
 たちあがれ日本新人の升田世喜男(53)は4日、八戸市周辺を駆け抜けた。「国の在り方を根本から考えるため第三極の結集が必要だ」と二大政党への批判を強めている。(敬称略)

◇青森選挙区立候補者(1―5)
吉俣  洋 36 党県書記長  共新
升田世喜男 53 元県議    た新
山崎  力 63 元総務副大臣 自元(2)
山田 清彦 53 党県常任幹事 社新
波多野里奈 37 アナウンサー 民新(国推)


2010年07月06日火曜日

7364チバQ:2010/07/10(土) 00:11:48
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100708_10.htm
流転政治―参院選・東北6選挙区(5)山形/知事の涙、波及効果は

候補者らの演説に拍手を送る有権者。最終盤に入り、舌戦は過熱の一途をたどる=7日午前、山形市のJR山形駅西口


 知事が泣いた。山形県西川町で1日開かれた自民党現職岸宏一(70)の個人演説会。壇上で「吉村です」と切り出したまま、山形県知事吉村美栄子の言葉が続かない。
 数秒の沈黙。吉村は絞り出すように「岸先生の顔を見たら胸がいっぱいになって涙が出そうで…今、岸先生に恩返しをしなければ、一生後悔すると思った」と語った。目に光るものがあった。
 県政界の頂点に立つ吉村の去就は、初当選した昨年1月の知事選以来、注目の的だった。知事選で民主、共産、社民の各党に加え、岸の支援を受けたからだ。自民党県連の大半が推した現職は落選。「吉村県政の生みの親」とさえ言われる岸の公認をめぐり、県連は揺れた。

<しこりに配慮>
 3日、長井市の演説会で登壇したのは、政治経験がない31歳の女性、シンクタンク研究員の大沼瑞穂。「大沼と書いた人も、今回は岸宏一と書いてほしい」と絶叫した。
 大沼は3月、県連の党員投票で岸と決選投票を争った。県連会長加藤紘一が主導した公募に応じ、小差で敗れた。
 大沼の登場は、党員投票で顕在化した「反岸」の県連内世論を引き締めるのが狙いだ。加えて、岸への「恩と義理」が理由とはいえ、県政野党の自民支援を「イメージが良い吉村」(今井栄喜県連幹事長)が打ち出したことで、その波及効果に期待が高まる。
 岸は「岸個人の選挙ではなく、日本を守る戦いだ」と声をからす。
 知事の岸支援表明から一夜明けた2日。民主党県連会長の和嶋未希は山形市で報道陣に対して「大変残念に思う」と述べ、この後、電話で遺憾の意を伝えた。

<共闘引き締め>
 民主党は07年参院選、09年知事選、09年衆院選で3連勝。社民党と連合山形を合わせた2党1団体の強固なスクラムが勝利の原動力となった。
 4連勝を目指すみこしに乗る民主党新人の梅津庸成(43)は「政権交代で始まった改革を止めない」と訴える。推薦・支持を見送った社民党にも実質支援を受ける。
 3日、米沢市。「世界地図と同じで、黒海(国会)と死海(市会)はあるが、県会がない」と語ったのは民主党県連総務会長木村政信。社民党比例候補の街頭演説に駆け付け、所属県議ゼロの自党の窮状を自嘲(じちょう)気味に紹介しつつ、社民の支援に謝意を述べた。
 その前夜。連合山形会長大泉敏男は庄内町の社民党演説会で、首相菅直人の消費税増税論に「慎重かつ丁寧な議論なしに政治的アドバルーンを掲げる旧来の政治手法はいかがか」と疑問を呈した。政権交代を目指してきた3者共闘に、微妙なすきま風が吹き始めている。
 民主党県連幹事長武田聡は「温かい選挙協力を社民には頂いている」と繰り返し、引き締めに懸命だ。和嶋は「やれることをやり抜く」と口元を固く結んだ。(敬称略)

◇山形選挙区立候補者(1―4)
川野 裕章 51 党支部長   み新
太田 俊男 56 党県副委員長 共新
岸  宏一 70 元厚労副大臣 自現(2)
梅津 庸成 43 元防衛省職員 民新(国推)


2010年07月08日木曜日

7365チバQ:2010/07/10(土) 00:12:29
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100709_04.htm
流転政治―参院選・東北6選挙区(6完)岩手/小沢氏功罪、論戦熱く

岩手選挙区では「小沢政治」の是非をめぐり、民主、自民などが攻防を続ける=5日午後7時20分ごろ、奥州市水沢区


 「いかなる逆風が吹こうとも、小沢先生を先頭に道を切り開く」
 5日夜、民主党前幹事長小沢一郎の地元奥州市水沢区であった個人演説会。民主党現職の主浜了(60)はいつになく気合の入った声で訴えた。
 序盤戦、岩手の民主党にはさざ波が立った。首相鳩山由紀夫の退陣とともに小沢が幹事長を辞めた直後、菅直人率いる内閣支持率が急上昇。「民主が勝ちすぎては先生の立場が低下しかねない」という複雑な感情がわき起こった。
 支持率は菅の消費税言及で下降に転じたものの、主浜のいう「逆風」は小沢への批判を指す。

<急きょ地元に>
 その雰囲気が4日、一変した。小沢が急きょ水沢区の「小沢会館」を訪れ「この選挙で勝たないと、衆院選で勝った意味がなくなる」と後援会幹部らを激励、健在ぶりをアピールした。
 マイクこそ握らなかったが、集まった約30人の後援会幹部らにとっては、それで十分だった。
 「先生は『身内』である県内候補者のために特別なてこ入れはしない。地元に入るだけで引き締まる」と陣営幹部。「中だるみが心配されたが、後半戦に向け集中できる」と背筋を伸ばした。
 党県連幹事長の佐々木順一は翌5日、水沢区の個人演説会場で吹っ切れた表情で声を張り上げた。「小沢先生の気持ちを推し量り、全力で戦ってほしい。野党時代を下回る結果は残せない」。前回参院選で民主候補の平野達男が集めた44万票を超える得票を狙う。

<自民に危機感>
 対する自民党の新人高橋雪文(40)は5日、公示後初めて奥州市に切り込んだ。
 「全国民が小沢さんの政治手法に疑問を抱いている。政治とカネの問題は岩手が表舞台だからこそ、県民の力で決着を付けたい」
 街頭演説で力を込めるとともに、赤信号で選挙カーが止まるたびに「政治とカネ」の問題を歩行者らに訴え掛けた。
 高橋は4月、「独裁的で理念のない小沢政治はおかしい」と立候補を表明した。当時は党県連会長の鈴木俊一が「歩けば歩くほど票を伸ばしていく選挙」と語るほど手応えがあった。
 だが、小沢の幹事長辞任で情勢は変わった。
 高橋陣営の課題は知名度不足だ。県議時代の地盤盛岡市を除く地域では、元環境相などとして県北・沿岸部を地盤としてきた鈴木と連携。沿岸南部は地元県議だった比例候補と二人三脚で歩く。
 党本部も総裁の谷垣禎一や幹事長大島理森、組織運動本部長の石原伸晃ら幹部を次々投入し、てこ入れを図る。ただ県内に党所属国会議員が1人もいない現状は厳しく、民主党との組織力の差は否めない。
 「ここで民主党を食い止めなければ、岩手の自民党が崩壊する」と危機感をあらわにする陣営幹部。最終盤に向け高橋は言う。「全力を尽くすのみだ」(敬称略)

◇岩手選挙区立候補者(1―4)
高橋 雪文 40 元県議   自新
主浜  了 60 党県副代表 民現(1)(国推)
伊沢 昌弘 63 党県幹事長 社新
瀬川 貞清 60 党県書記長 共新


2010年07月09日金曜日

7366チバQ:2010/07/10(土) 00:13:17
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100708_07.htm
存在感発揮に躍起 消費税・普天間阻む 社民、命運懸けた戦い
 参院選(11日投票)の東北の選挙区で、野党になった社民党が存在感の発揮に躍起となっている。菅直人首相の「消費税10%」に反対する立場を鮮明に打ち出し、米軍普天間飛行場移設問題との「2点セット」を軸に、民主党政権を攻撃する。ただ鳩山政権下では連立与党の一角を担っただけに、ほかの政策課題については是々非々の姿勢が目立つ。

 5日夕、福島瑞穂党首は仙台市青葉区の繁華街で演説し、「自民党は消費税10%アップ。民主党も消費税を上げると言い始めた。社民党は消費税の引き上げに断固反対する」と声を張り上げた。
 福島氏自身も比例代表で3選を目指す候補者。隣には宮城選挙区(改選数2)の新人菅野哲雄氏(61)が立ち、汗をぬぐいながら「家計が苦しい状況での引き上げは許せない。消費税増税ノーの声を託してほしい」と強調した。
 党は宮城に加え青森、岩手で新人を立てた。岩手選挙区(改選数1)は当初、候補擁立に慎重な意見があったが、連立政権からの離脱で県連内に主戦論が拡大。新人伊沢昌弘氏(63)が6月上旬に急きょ参戦した。
 伊沢氏は普天間問題を前面に掲げ、「鳩山由紀夫前首相は『最低でも県外』と言って沖縄県民を裏切った。社民党はうそのない政治を目指す」と主張する。
 県議ら党の地方議員のほか、自治労や岩教組などの支持労組も積極的に支援に回る。県連幹部は「与党でなくなり、従来の社民党らしい戦いができるようになった。普天間と消費税の2点で民主党を攻めていきたい」と言い切る。
 青森選挙区(改選数1)の新人山田清彦氏(53)は公示直前、演説内容の中心軸を核燃料サイクル反対から消費税増税反対に変えた。
 民主、自民両党の批判票の受け皿を狙う作戦で、「消費税を増税すれば県民所得が低い青森では生活に影響が出る。高額所得者への所得税減税を見直すことの方が先決だ」と訴える。
 消費税と普天間問題を除けば、菅政権への批判のトーンは抑え気味だ。昨年9月に民主党、国民新党との間で交わした連立政権合意について、党青森県連の幹部は「反対する側ではなく、政権と協力して実現させる」とも語る。
 3党の合意事項には、非正規労働者の待遇改善を目指した労働者派遣法改正案が含まれる。社民党が成立に意欲を見せる法案で、「純粋野党」として民主党に対峙(たいじ)できない背景もある。
 1998年、社民党は自民党、さきがけとの連立政権を解消して臨んだ参院選で、改選議席12の半分にも満たない5議席にとどまった。
 「党勢衰退のきっかけになった。あの時の二の舞いにはなりたくない」と党宮城県連の幹部。党の命運を懸けて、選挙区と比例代表の支持拡大へ追い込みをかけている。


2010年07月08日木曜日

7367チバQ:2010/07/10(土) 00:14:48
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100709t11018.htm
2010参院選みやぎ・最終盤 集票の追い込み過熱
 参院選は11日の投票日が迫り、宮城選挙区(改選数2)の8陣営は、集票のラストスパートに入った。民主党は2議席独占へ加速し、自民党は1議席死守へ結束を強める。みんなの党と無所属候補が巻き返しを狙う。最終盤のデッドヒートを追った。(敬称略)

 8人の混戦から一歩抜け出した民主党現職の桜井充(54)に、余裕はみじんもなかった。
 「ほかの候補とではなく、前評判の良さと戦っているのが現状。今回の選挙は本当に厳しい」
 8日夜、仙台市青葉区の錦町公園。桜井は総決起集会で声を詰まらせ、焦燥感をあらわにした。
 矛先は党新人の伊藤弘実(36)にも向く。党は2議席独占を狙うが、「消費税10%」が影響して菅内閣の支持率は続落。最終盤は票を奪い合う「党内抗争」の様相だ。
 桜井は遊説の合間、県医師会など推薦団体や支持労組を訪ねて引き締める。「これ以上の目減りは許されない。意地でもトップ当選だ」。党関係者をも敵とみなす選対幹部のげきが飛ぶ。
 「桜井は当選圏がほぼ確実だ。無党派層に呼び掛け、伊藤の票を上積みする」。8日朝、党選対委員長の衆院議員安住淳(宮城5区)は報道陣の取材に、議席独占への追い込みを宣言した。

<強力な援軍投入>
 伊藤の援軍は強力だ。7日朝、JR名取駅前でマイクを握ったのは民主党出身の名古屋市長河村たかし。伊藤は河村が元祖と自負する「自転車街宣」で走り、「介護と仕事が両立できる社会を築く」と力を込めた。
 午後は前首相鳩山由紀夫が仙台市に6時間も滞在。3カ所で演説した鳩山は退陣を陳謝しながら「命を大切にする思いを最も強く掲げる候補者」と伊藤を持ち上げた。
 党幹事長枝野幸男は「2議席取れる数少ない2人区」と重視。安住は9日に東北に入る首相菅直人の投入も検討し始めた。
 桜井とともにリードを保つ自民党新人の熊谷大(35)は8日午前、JR仙台駅前で声をからした。「ばらまきで後世にツケを残すか、経済成長で財産を残すかの選択だ」。元女優の党比例代表候補が並び、沿道は聴衆で埋まった。
 伊藤らの追い上げを封じようと、陣営は仙台市に勢力を集中。人気がある衆院議員小泉進次郎の写真を使い「投票へ行こう」と呼び掛けるプラカードを作った。
 党本部が無所属現職の市川一朗(73)を推薦し分裂選挙となったが、終盤に入り「(民主党前幹事長の)小沢一郎が立てた伊藤に負けるわけにはいかない」(党支持団体幹部)という危機感が急速に広がった。
 農協、建設、運輸など各業界に通じた議員や党本部職員が続々と宮城に入る「自民党の組織戦」が加速する。
 「選挙区は市川一朗、比例は横山信一。心を一つに頑張っていこう」
 市川が5日、登米市で行った演説会。選対本部長が連携相手に挙げたのは、公明党比例代表候補の名前だった。
 市川は終盤、「政策で連携できるなら党派は関係ない」と強調する。それは公明党や支持母体の創価学会へのサイン。自民党政権時代の「連立のきずな」をにじませる。
 「栗原復興のため、市川さんを国政へ」。8日正午、仙台駅前で演説した市川の隣で、岩手・宮城内陸地震で被災した出身地の栗原市議6人が叫んだ。3期15年の実績を武器に巻き返しを狙う。

<増税阻止に活路>
 「二大政党が持ち出した消費税増税を認めるか、認めないか。争点はこの一点だ」。8日午後、みんなの党新人の菊地文博(50)は仙台市中心部で演説し、このフレーズを何度も繰り返した。
 応援に入った党衆院議員柿沢未途は「ぐんぐん支持を伸ばし、大きな台風の目となりつつある」と手応えを強調した。
 2番手グループの競り合いを制し、急上昇を狙う菊地。県議時代に築いた人脈をフルに生かし、各種団体への働き掛けを強める。
 日中は仙台市内で無党派層の票を掘り起こし、夜は郡部で地道に演説会を重ねる。持ち前の猛烈なフットワークで一点突破を狙う。

<宮城選挙区立候補者(2―8)>
菊地文博 50 元県議    み新
熊谷大  35 元中学校講師 自新
村上善昭 37 幸福実現党員 諸新
桜井充  54 医師     民現(2)(国推)
加藤幹夫 46 党県副委員長 共新
伊藤弘実 36 会社社長   民新   (国推)
菅野哲雄 61 元衆院議員  社新
市川一朗 73 元農水副大臣 無現(3)(自推)


2010年07月09日金曜日

7368チバQ:2010/07/10(土) 00:16:39
http://mainichi.jp/area/ehime/news/20100708ddlk38010629000c.html
10参院選えひめ:焦点地域/上 松山 大票田「最終盤の主戦場」 /愛媛
 ◇各陣営、浮動票獲得狙い
 「国会議員に地方の現場の行政をわかっている人はほとんどいない。生の経験をしている貴重な人だ」

 先月27日、松山市内であった、愛媛選挙区(改選数1)に立候補している自民現職の山本順三候氏(55)の個人演説会。会を主催した中村時広・松山市長はこう持ち上げた。参院選で支持政党は明言しなかった中村市長だが、山本氏については「個人的な付き合い」として支持を鮮明に。会場には中村市長の後援会関係者ら約300人が参加し、立ち見が出るほどの盛況だった。田坂信一・松山市議会議長ら松山維新の会所属の市議も姿を見せ、壇上でこぶしを突き上げた。

 松山市は04年参院選では1万1000票差、07年は2万4000票差と連続で民主候補を下回り、昨夏の衆院選でも大苦戦。「自民王国」と言われる県内では比較的支持の弱い地域だった。しかし、今回は塩崎恭久元官房長官の後援会がフル回転し、山本氏のポスターが早くから街中に張られるなど万全の体制だ。「今回は松山市で勝つ」。同市選出の自民県議は断言した。

 「松山のみなさんにご支援をいただきたい。その一心です」

 6日昼、松山市中心部の一番町交差点。民主党の樽床伸二国対委員長が、民主新人の岡平知子氏(52)の応援演説に声をからした。

 浮動票が多いとされる大票田・松山市は、無党派層を取り込む“空中戦”重視の民主には最重点地域。出馬表明の遅れによる浸透不足を取り戻そうと、公示後に菅直人首相や枝野幸男党幹事長、蓮舫行政刷新担当相ら党の顔が、「過去に例がない」(県連関係者)ほど頻繁に訪れている。

 だが消費税論議で菅内閣の支持率は発足直後と比べて低下が続き、大物遊説の効果がどこまで広がるかは不透明だ。県連幹部は「争点が消費税に入り、他の政策がかすんだ」と表情は厳しい。

 出馬表明が遅れたことで、業界団体への推薦依頼でも「既に決めたから」と断られる理由にされ、支持団体を固める“地上戦”にも影を落とす中、過去2連勝した松山市域でも陣営に楽観ムードはない。「最終盤の主戦場は松山。活動を集中したい」。陣営幹部は表情を引き締める。

 先月30日、松山市の伊予鉄松山市駅前で開かれた共産党の市田忠義書記局長を迎えた街頭演説会。共産新人の田中克彦氏(43)は「消費税増税ストップにかける思いを託してほしい」と訴え、公示後、大票田である松山市に重点を置いた街宣活動を続けている。

   ◇  ◇

 投開票日(11日)が目前に迫った参院選。愛媛選挙区の勝敗を左右するとみられる県内の焦点地区の情勢を、2回に分けて探る。

毎日新聞 2010年7月8日 地方版

7369チバQ:2010/07/10(土) 00:17:33
http://mainichi.jp/area/ehime/news/20100709ddlk38010419000c.html
10参院選えひめ:焦点地域/下 西条・新居浜 “労組の街”に分裂の影 /愛媛
 ◇民主「危機感」、自民も「苦手」
 「社民党には岡平候補を育てていただき、感謝しなければならない」

 5日に新居浜市内であった民主新人の岡平知子氏(52)の個人演説会で、衆院3区選出の白石洋一衆院議員(民主)はこうあいさつし、今回の参院選では共闘が崩れた社民への配慮を見せた。

 西条市以東の衆院3区の地域には、家電大手のパナソニックなど、国際的な大企業関連の工場が多く立地している。そのため、連合を中心とした労組勢力が強く、07年の参院選でも無所属新人(現民主)の友近聡朗氏が民主、社民、国民新党の推薦を受けて、新居浜、西条両市で自民候補に約2万2000票差を付けるなど、安定した強さを見せてきた。

 白石氏が当選した昨夏の衆院選でも社民関係者が選挙事務所に詰めるなど、蜜月関係だったが、今回は民主が岡平氏を事実上引き抜いて擁立したことで関係は悪化。「比例中心に活動」(社民県議)と事実上、自主投票となった。岡平陣営幹部は「東予には社民系の労組も多い。わだかまりが残り、支援にいつものような広がりがないかもしれない」と、社民との関係悪化が労組の動きに及ぼす影響を懸念する。

 また、新居浜市選出の菅秀二郎県議が今年4月に民主を離党。「非民主、非自民」の姿勢を打ち出しており、菅氏の支持者も民主を支持しない可能性が強い。別の岡平陣営幹部は「危機感を持って活動している」と気を引き締める。

 「今回の選挙は、自民が与党になるための選挙ではない。健全な強い野党になるための選挙だ」

 5日午後、新居浜市中心部の市中央公園で小泉純一郎元首相の次男で、父親譲りの弁舌で人気の小泉進次郎衆院議員が自民現職の山本順三氏(55)の応援演説で声を張り上げた。公園に集まった聴衆は約500人。陣営が張った規制線を越えようとする人が出るほどの人気ぶりだったが、訪れた人たちの中には、携帯電話で小泉氏を撮影するだけにみえる自民支持者と言い難い姿も目立ち、山本氏への支持拡大への効果は測りがたい。

 実際、民主支持傾向の強い新居浜、西条両市には公示後、自民党本部の大物幹部は一度も入っていない。今月7日に2度目の来県をした谷垣禎一総裁も両市を素通りし、四国中央市に向かった。

 社民の離反など“敵失”が続いたことや、昨年の衆院3区に自民公認で出馬して敗れた白石徹元県議が活発な動きを見せるなど、近年にない好条件での戦い。しかし、東予地域選出の自民県議は「社民支持者は『山本』とは書かない。新居浜・西条は連敗している地域で、一進一退の厳しい選挙。どれだけ負けを少なくするかだ」と厳しい見方を崩してはいない。

 共産新人の田中克彦氏(43)は、消費増税反対や米軍普天間飛行場移設問題などでスタンスの近い社民の公認候補がいないことから、社民支持層への浸透を図る。また、比例候補と共に街宣活動するなどして、比例票との相乗効果を狙う。(この企画は栗田亨、中村敦茂、高谷均が担当しました)

7370チバQ:2010/07/10(土) 00:20:10
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20100706ddlk20010050000c.html
参院選’10信州:主な候補者同行ルポ/上 若林健太氏/中野早苗氏 /長野
 ◇11日投開票、2議席争う
 参院選は11日の投開票まで1週間を切り、長野選挙区の2議席を争う各陣営の遊説にもいっそう力が入ってきた。南北に広い初夏の県内を駆け回り、政策の訴えに汗を流す主な候補者に同行した。

 ◇「さわやかさ」前面に−−若林健太氏(46)自新
 えりの開いた、明るい黄色のシャツに薄茶色のズボン、靴はスニーカー。若林氏は2日に開いた集会で、カジュアルな格好で支援者の懐に飛び込み、支持を呼びかけた。選挙期間中、すっかり定着した光景だ。

 民主の政策を「バラマキ」とみて政権運営への批判を強める若林氏。昨夏の衆院選での惨敗を受けて「生まれ変わった自民」を印象づけるため、服装でも「さわやかさ、清新さ」を前面に出す。

 基幹産業の創出▽子育て・教育▽安心して暮らせる社会保障−−の三つの柱を打ち出し、聴衆に語りかける。陣営幹部も「運動を始めたころは理屈っぽい演説になりがちだったが、最近は分かりやすくなった」。無党派層への浸透にも一定の手応えを感じている。

 だが戦略の基本は、支援団体・職域支部といった同党が持つ組織力を生かすこと。県内全域で連日、企業・支援者回りに汗を流す。陣営が「草刈り場」とみる松本地域でも、恵子夫人とともに精力的に支援者を回る。

 4日には党本部から大島理森幹事長が駆けつけ、組織の引き締めを求めた。5日の集会で、若林氏は1000人を超す企業関係者らに訴えた。「激戦だが、何としても勝ち抜きたい」【光田宗義】

 ◇力強く消費増税反対−−中野早苗氏(62)共新
 「消費税を上げるなんてひどい。大企業減税の穴埋め目的だ。商店街の皆さんには負担が大きいはずです」

 中山道の宿場町として栄えた観光地・木曽町福島。降り続く雨に負けまいと、たすきに一番好きな花のひまわりを付け、選挙カーの上でマイクを握った。

 消費税増税や低所得者への還付など菅直人首相の一連の発言を強く批判する。「はじめから税率を上げなければいい。きっぱりと反対します」。医療や教育の充実、普天間飛行場の沖縄県内移設反対なども訴えて、演説は約20分で終了。車から降りると住民のもとへ全力で走る。「頑張って」。支持者の声に笑顔で両手を握った。

 この日は午前8時に南木曽町からスタートし、大桑村など木曽方面を北上した。トレードマークの赤を取り入れたシャツやジャケット姿で「元気いっぱいで頑張っています」。商店街に続いて演説に立った郵便局前でも、周辺の飲食店などを回り、一人一人と握手を交わした。

 国政選挙に挑戦して10年。「今まで皆さんの切実な声を聞いてきました。県区2議席とも消費税を上げる政党でいいのでしょうか。今度こそ国会へ行かせてください」。力強い声が山々に響いた。【大島英吾】

毎日新聞 2010年7月6日 地方版

7371チバQ:2010/07/10(土) 00:21:14
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20100707ddlk20010004000c.html
参院選’10信州:主な候補者同行ルポ/中 高島陽子氏/北沢俊美氏 /長野
 ◇11日投開票、2議席争う
 ◇主婦層浸透になお力−−高島陽子氏(42)民新
 松本市内の百貨店で先月末、「ママっぽく、軽快」に衣装をイメージチェンジした。主婦層への浸透になお一層力を入れるなど、激しい終盤戦に持ち前の体力で挑んでいる。

 「おはようございまーす」。塩尻市の文化会館「レザンホール」前で2日、張りのある声が響いた。中学校の非常勤講師だったこともあり、よく通る声に振り向く人は多い。この日は小学生の音楽会のために集まった子育て世代の有権者らに熱っぽく訴えた。

 「子供たちが大人になるころの日本を確かな形でつないでいきたい。4人の子持ちの母として、もっと世の中を良くしたい」

 演説が終わると握手に回り、目と目を合わせることを重視する。「(選挙戦で)トレーニングしたようにシェイプアップした。軽快に動けます」と笑いながら、選挙カーに乗り込んだ。この日は塩尻から木曽方面へ向かうなど、陣営は中南信の票の掘り起こしに重点を置いている。

 3日夕には伊那市内の公会堂で、激しい雨にもかかわらず集まった約60人を前に、「人口が減少する中、子供を産み育てる環境を整えたい」と強調。参加者の拍手に応えながら会場を後にし、足早に次の日程へ向かった。【渡辺諒、武田博仁】

 ◇危機感出し引き締め−−北沢俊美氏(72)民現
 2日夜。木島平村内で開かれた個人演説会。「小沢(一郎)さんもよせばいいのに。2人公認してね。とんでもないことをする」。約50人を前に冗談めかして笑いを誘うと一転、真剣な表情になった。「そういうことをすべて乗り越え、積極的に政策を申し上げる」

 唯一の現職として、党内外から二つの問題で批判を受ける身だ。消費税増税については「次の衆院選で問う。その間は消費税は上げない」と繰り返し強調。防衛相としてかかわる普天間問題には「基地は危険。除去しないといけない」。県内移設を現実的な対応として理解を求めている。

 これまでの「左うちわでも当選」(党国会議員)から一変して混戦。知名度は高いが、閣議などの公務で地元を離れることも。県内外の国会議員らが応援に駆けつけ、県連幹部は集会などで「期日前投票のトップは別の候補」と、あえて危機感を前面に出して引き締める。守勢になりながらも、自民が強い町村部なども回り、政権与党の実績をアピールして切り崩しを図る。

 初めて閣僚として県民の評価を一身に受ける「政権への審判」。4期目への挑戦は「名誉のためではない。政権が信任を得たと菅(直人)首相に伝えたい」。【福田智沙】

7372チバQ:2010/07/10(土) 00:22:32
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20100708ddlk20010011000c.html
参院選’10信州:主な候補者同行ルポ/下 井出庸生氏 /長野
 ◇11日投開票、2議席争う
 ◇無党派票掘り起こし−−井出庸生氏(32)み新
 ラストサンデーの4日、佐久市のショッピングタウンで街頭演説に立った。「争点は消費税。10%の数字に根拠はない。今は税金のムダを洗い出し、国会議員の定数削減、給与カットなど行財政改革が先決だ。民主の過半数を必ず阻止する」と熱く訴えた。

 井出氏の伯父の井出正一・元厚相らと新党さきがけを結成した田中秀征・元代表代行、正一氏の秘書を務めた柳田清二・佐久市長も駆け付けた。田中氏は「政治を変えるため、いま一番必要な小さな政党を選び、あえて困難な道を歩き出した」と、14年ぶりの国政選挙の応援演説に熱弁を振るった。柳田市長も「改革に挑戦する井出さんに声援を送りたい」とエール。遊説隊は田中氏も同行し、土日をかけて県内を縦断した。

 生まれも育ちも東京で「知名度、組織もなく、同級生もいない」というゼロからの手探りを強いられた井出氏だが、陣営は「終盤に入って反応が良くなってきた」。事務所にも若いスタッフの姿が目立つようになった。東信でかつての伯父の組織が動き出し、北信地域でも手応えを実感している。その地盤から、地元候補がいない中南信に打って出る作戦。無党派票の掘り起こしに駆け回っている。【藤澤正和】

7373チバQ:2010/07/10(土) 00:24:49
http://www.saitama-np.co.jp/news07/08/07.html
2010年7月8日(木)

応援も統一選視野に 参院選でつばぜりあい さいたま市議
 

参院選候補の演説会で選挙カーに乗り司会を務めるさいたま市議=大宮駅西口(写真は加工してあります)
 11日の投開票を前に参院選候補者の熱い戦いが続いているが、選挙戦を支える地方議員もヒートアップしている。来年4月に統一地方選を控えているためだ。さいたま市議会(定数64)でも来年の市議選をにらみ、最大会派の地位を守りたい自民(議員数20)と、議席の逆転を狙う民主(同10)とのつばぜりあいが参院選を舞台に繰り広げられている。

 6月24日の参院選公示日、さいたま市議会の自民党市議団控室では、市議らが党参院選候補への応援活動を細かく確認。当落線上を争っているという県連からの報告に、ある市議は「昨年の衆院選で大敗し国とのパイプが少なくなった。何としてもこの参議院の1議席を確保しなければ」と危機感をあらわにする。3年前の市議選で8議席減らし、国政選挙でのこれ以上の後退は自らの選挙に大きく響くとみている。

 逆に、民主党市議団は前回市議選で全10区から候補を擁立し10人全員が当選、改選前の5議席から倍増した。現会派「民主党・無所属の会」は13人で、民主党県連が支持し昨年当選した清水勇人市長の"少数与党"。市議会で共同歩調を取ることが多い「みどりの風」(同6)、「さいたま未来の会」(同4)と合計しても23議席で過半数に満たない。

 自民は6月市議会で、清水市長が提案した敬老祝い金の条例改正案を公明(同11)、共産(同8)などとともに反対多数で否決するなど、議会での主導権を維持。市政と市議会は"ねじれ"現象が起きている。

 このため民主党県連は3月、来春の市議選に全区で複数候補(定数7以上は3人)を擁立し、計24議席の獲得を目指す方針を決めた。既に2人の新人候補を公認、今回の参院選でフル回転させている。市議団の神崎功団長は「参院選は新人にとって、支持者との顔つなぎの絶好の機会。本当は参院選前にもっと新人候補を決めたかった」と意欲を示す。参院選直後の17日には、前回選挙で示したローカルマニフェストの検証会を外部委員も交えて開き、有権者にアピールしていく構えだ。

 一方、「地方選挙は国政と違い、風があまり影響しない。個々の議員が日ごろからしっかりと地域活動をしているかどうかが問われる」として、参院選と地方選は直結しないという冷静な見方をする議員も民主・自民を問わず少なくない。

 さらに、「市独自の課題解決や地域主権実現のために、中央の政権交代に左右されない、党派を横断した政策集団が『ローカルパーティー』として必要になっている」と話す自民党市議団幹部も。清水市長も参院選で特定政党の応援はせず、中央政界とは一線を画し、地域主権を目指す「首長連合」に名を連ねている。参院選の結果にもよるが、中央政界再編にも対応できる地方議会会派の新たな枠組みを模索する動きがありそうだ。

 このほか、市議選へ向け公明は第3会派としての現有議席確保が目標、共産は全10区での議席獲得を狙い既に新人を公認。両党とも市議や市議候補予定者が、参院選の党公認候補の支持や党勢拡大のため、選挙戦の先頭に立って活動している。

7374チバQ:2010/07/10(土) 00:27:20
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1677731.article.html
参院選佐賀特集 「激突」<上> 県都攻防
 「原口(一博)大臣が日曜日(4日)に佐賀市内の19公民館をおさえている」。参院選中盤の1日。自民党の福岡資麿(37)陣営が緊迫した。陣営幹部は「原口後援会が本格的に動き出した」と警戒を強めた。


 2日後の市町支部との合同選対会議。自民県連幹事長の木原奉文は「相手は福岡対甲木(美知子候補)ではなく、福岡対原口の図式で戦いを挑んでいる」と強調した。野党として初の国政選挙。推薦団体が3分の2に減る逆風下、昨夏の衆院選佐賀1区で原口に敗れたものの、知名度の高い福岡に〝失地回復〟を託す強い思いを組織に伝えた。



●有権者の3割





 佐賀市の有権者は19万人。県内69万人の3割近くを占める。直近5回の国政選挙の佐賀市の戦績は民主4勝、自民1勝。自民の1勝は福岡が初当選した03年衆院選(旧市)。昨年の衆院選と過去2回の参院選では民主が約1万2千票の大差をつけている。

 「原口さんが、福岡さんが参院議員にいってくれて良かったと、そう心から思うような参院議員にして下さい」。6月7日、佐賀市文化会館で小泉進次郎衆院議員が応援演説した。「しのぎを削ってきた福岡が参院議員になれば、原口は衆院で安泰」とも取れる内容で、原口支持者からの集票も狙う。自民は必死だ。


 自民が警戒感を強めた原口の地元入り。原口は小学校区19カ所で開いた演説会で「地元はどうなっているんだと、安住党選対委員長に怒られた」と頭を下げた。応援依頼に応えて全国を飛び回る日々だったが、党本部が「大臣がいる選挙区で先行を許しているのは佐賀だけ」と指摘。厳しい日程の中で急きょ、佐賀入りを組み込んだ。



●勝利の必須条件


 前回参院選で自民の21連勝を阻止し、昨年の衆院選でも3選挙区のうち1、2区を奪った民主。今回は鳥栖市出身の甲木美知子(39)を擁立して連勝を狙う。県都を制すことは勝利への必須条件だ。


 原口は県連代表で選対本部長。19小学校区を1日で回る演説会は「自分の選挙でもやらない」(秘書)という荒技。分刻みのスケジュールで原口が次の会場へ向かうと、大臣秘書官がすかさず参加者に補足した。「6月の党代表選では手を挙げないかという話も出た。この選挙で負ければ、今まで築いたものが崩れる。原口にとっても正念場」。支持者は強くうなづいた。


 原口の陣頭指揮で加速した陣営。「これで後援会にもムチが入り、大臣の選挙並みに動き始める」「やっと相手の後ろ姿が見えた。これから一気に追い込む」。議員の一人は力を込めた。



●反増税アピール


 共産の山口勝弘(54)は「消費税増税に唯一反対している」とアピール。地元県議や市議とともに集合住宅を重点的に回って増税反対に声を枯らしている。陣営幹部は「女性層に反応が出てきた」と手応えを感じている。


 11日の投票日へ向け、県都の攻防は日増しに激しさを増している。(敬称略)


◇参院選は終盤に突入し、佐賀選挙区に立候補した3候補は激しく争っている。主要市での情勢を探る。


【写真】大票田の浮動票獲得を目指し、雨の中自転車で街演する参院選佐賀選挙区の候補者ら=佐賀市、7月4日

7375チバQ:2010/07/10(土) 00:28:24
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1678875.article.html
参院選「激突・中」 新幹線沈静化で鹿島市攻防に変化?

 「桑原前市長がお見えです」。6日夜、民主の甲木(かつき)美知子候補(39)の鹿島市総決起大会。駆けつけた民主党政調会長の玄葉光一郎が、ステージに並ぶ連合佐賀会長、国民新党郵便局長会理事らとともに、客席にいた前鹿島市長桑原允彦の来場を紹介。「一緒に共同作業をする大勢の方に来ていただいた」と強調すると、立ち見であふれる会場は大きな拍手で包まれた。


 鹿島市を中心とする県南西部ではここ数回の国政選挙では、九州新幹線長崎ルートの建設の是非が争点の一つに浮上した。桑原は新幹線反対を唱え続けてきた。昨夏の衆院選では、反対を主張する民主の大串博志を水面下で支援。2005年の衆院選で比例復活に甘んじた大串は、そうした支援を受けて自民の今村雅弘に勝利した。



 「南西部を含む衆院2区は大串頼り」という県連幹部の言葉通り、民主の基盤は全市町に張り巡らされている大串の後援会だけだ。実働部隊といえる世話人は千人以上に膨れ、地盤固めが進む。



 自民今村の牙城鹿島市でも着実に浸透。05年衆院選は今村に2倍近い票差をつけられたものの、昨夏はわずか261票差ながら逆転した。今回も大串後援会が軸だが、「さらに桑原前市長の支援があれば心強い」と甲木陣営。



 ただ、これまで「追い風」になっていた新幹線は2008年に着工して沈静化。今回も自民は推進、民主は慎重の立場に変わりないが、両候補とも演説会では特に踏み込まず、争点にはなっていない。



 前回参院選。自民は選挙直前に候補を現職から副知事に差し替えて臨み、民主に参院選21連勝を阻まれた。副知事は新幹線反対派にとっては「敵役の大将」で、自民陣営は「逆風でどうしようもなかった」(自民幹部)という。



 だが今回は、既に着工し、不要論が根強い鹿島市でも「決着済みの問題。こだわっていても鹿島にいいことはない」という空気が広がっているという。自民陣営は「前回とは雰囲気が全然違う。戦える」と強気だ。



 自民には、地元経済界トップも後押しする。5日夜、福岡資麿(たかまろ)候補の総決起大会では、鹿島市後援会会長代行の愛野克明祐徳自動車会長が登壇。「福岡家は鹿島に大きな工場を持ち、鹿島発展に大きな役割を果たした。何とかして鹿島から立派な票を出したい」と訴えた。



 昨年の衆院選で辛酸をなめた今村も選挙カーに同乗するなど精力的に動き、地元での巻き返しに余念がない。



 共産の山口勝弘候補(54)は3候補の中で唯一、無駄な公共事業として新幹線問題を取り上げ、「2800億円の事業費を特別養護老人ホームに振り替えれば350カ所も作れる」と批判。反対票取り込みを図る。(敬称略)



【写真】総決起集会でこぶしを突き上げて気勢を上げる参院選佐賀選挙区の候補者と参加者=鹿島市

7376チバQ:2010/07/10(土) 00:29:19
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1679454.article.html
参院選「激突・下」 3候補、唐津市の攻防

 「保利(耕輔)先生が今からいらっしゃる」。5日朝、唐津市の県玄海漁連が急に慌ただしくなった。政権与党への配慮から自主投票に切り替えた支持母体に、保利自ら頭を下げて支援要請に訪れた。

 「保利王国」ともいわれる衆院佐賀3区。だが、前日の佐賀新聞社の世論調査では、そのおひざ元の唐津市で民主の攻勢が伝えられていた。保利はこの日昼過ぎ、再び漁連の組合長会議にも顔を出した。「自分の選挙でもないのに、よほど危機感があるのだろう」。漁連幹部は感じた。

■厳しすぎる数字

 唐津市の自民関係者は、前回2007年参院選の衝撃が今も尾を引く。自民候補の得票は約2万9千票。民主候補を800票余り下回った。保利が無所属で戦った05年の郵政選挙でも4万票をたたき出した堅い保守地盤にとって、厳しすぎる数字だった。

 「唐津で負ければ自民は勝てん」。3区で陣頭指揮を執る唐津市議の熊本大成は総力戦を呼び掛ける。候補の福岡資麿(たかまろ)(37)は、衆院議員だったとはいえ唐津では「ほとんど無名」。春先から市議が福岡を連れ回り「母親が唐津出身」ともアピールする。初の野党選挙で、有力支持者の企業が「応援はするが、ポスター掲示までは…」と断るケースも。政権交代で変動する「保利王国」の地盤維持がかかる戦いでもある。

 知名度に課題を抱えるのは鳥栖市出身の民主党候補甲木(かつき)美知子(39)も同じだ。

 5日の唐津市総決起大会。前回参院選で初当選した川崎稔は「唐津で大きな勇気をもらった」と、同市で6千票上積みの3万票を得たことが勝利につながったことを強調。同様の支援を呼び掛けた。

 衆院3区で民主は、2000年と03年に女性候補を擁立して落選。05、09年は社民との共闘で独自候補擁立を見送った。候補がいなければ支援組織は育たない。唐津市に政党支部はなく、選挙戦は労組頼みだ。

■真価を問われる

 今回初めて自治労や全水道などでつくる社民支持労組・団体会議から推薦を得た。「県内最大の自治労(約1万人)が推薦を決めた意味は大きい」(連合佐賀)と期待は高まる。一方で、玄海原発のプルサーマルについて「さらなる情報公開」を求める甲木に対して九電労組が一枚岩になりきれない複雑な事情もある。それでも労組を通じて支持拡大を図り、組合員を動員して市内約1万7千世帯にポスティングを行った。

 「3年前や去年のような〝風〟は吹いていない。労組の確実な票を積み上げていく」。3区選対を仕切る九電労組出身の唐津市議正田孝吉は強調する。「保利王国」にくさびを打てるか。民主も真価を問われる選挙戦だ。

 合併前の北波多村議として5期20年の実績がある共産の山口勝弘。「地元の利を生かしたい」と最終日を含め3日間、地元街演に力を入れる。消費税増税反対に加えて、プルサーマル問題の争点化を仕掛ける。使用済み核燃料の処理施設がない現状に触れ「原発はトイレのないマンションと同じだ。今こそ自然エネルギー転換を」と訴える。(敬称略)


【写真】唐津市内に掲示されている参院選佐賀選挙区立候補者のポスター。知名度不足の自民と民主は支援団体や労組を動かし、地元から候補を立てた共産は躍進を狙う

7377チバQ:2010/07/10(土) 00:30:24
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1678882.article.html
参院選終盤 比例代表の攻防にも熱 佐賀選挙区

 自民、共産、民主の3候補による激しい選挙戦が繰り広げられている佐賀選挙区では、選挙区と同様に比例代表の攻防も熱を帯びている。選挙区に候補がいない公明、社民は比例代表に絞った選挙戦。武雄市出身の候補を擁立したみんなの党は佐賀で浸透を狙う。新党乱立の中で、各党とも政策の違いを訴えて存在感をアピール、消長をかけて票獲得に奔走する。

 民主は、前回参院選の得票約15万票を上回る16万票を目標に掲げる。昨夏の衆院選は20万票を超えたが、陣営幹部は「昨夏は政権交代への期待感が強かった。今回はそうはいかない」とみる。ただ政権安定には一つでも多い議席確保が命題。5日に来佐した玄葉光一郎政調会長も「選挙区だけでなく比例でも」とアピールした。

 野党となった自民、公明。自公政権時代と違って、政党同士ではなく、自民の選挙区候補と公明の比例区候補が政策協定を結んで後援会レベルの協力を進める。これまで同様の共闘態勢で、公明は自民候補の演説会などへの動員に協力。自民も会場に公明比例候補のポスターを張り出し、演説でも紹介している。

 前回(約14万6千票)以上の得票を目指す自民県連幹部は「野党になっても支援をいただいている職域団体の候補に力を入れるし、連携を取っている公明もきちんと支援していく」と気を配る。公明は「消費税増税でも二大政党の対立軸があいまい。独自性を訴えやすくなった」と、前回より9千票多い6万5千票を目指す。

 共産は、争点に急浮上した消費税論議を「追い風」に3万票を目指す。衆参過去2回の比例票は2万票に届かないが、県内の市町議選で公認候補が獲得した票を合計すれば3万票を超える計算。県委員会幹部は「まだ固めきれていない。消費税への怒りをしっかりつかみたい」と引き締める。

 連立政権を離脱した社民党は、選挙区で推薦した民主候補を支援する一方、比例集票に力を入れる。公示直後に開いた比例候補の決起集会では「民主党の暴走を止めるためにも議席獲得を」と、野党色を鮮明に打ち出し、民主へ票流出を警戒した。県連幹部は「新党の伸長も聞こえるが3万票は確保したい」と、過去の実績から5千票程度の上積みを目指す。

 みんなの党は武雄市出身の田中茂候補(52)を立て、佐賀を拠点に支持拡大を図る。目標は3万票。「全国各地で手応えはいい。民主党の天下だったという感じはしない」(渡辺喜美代表)という情勢で、佐賀に重点を置きながら、人口が多い関東や福岡にも出向き、当選ラインに滑り込もうと必死の訴えを続ける。

【写真】比例候補の総決起大会で気勢を上げる候補と参加者。投票日がせまり、集票活動も熱を帯びている

2010年07月08日更新

7378チバQ:2010/07/10(土) 00:33:25
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20100708/02.shtml
7月8日のながさきニュース
長崎新聞



参院選長崎、県都首長は蚊帳の外 引っ張り出さない各陣営



定例会見で「特定候補の応援は考えていない」と述べる田上市長。市長選を来年に控え、対応が注目される=6月29日、長崎市役所
 終盤を迎えた参院選。来春の統一地方選を占う選挙ともいえるが、再選出馬に注目が集まる長崎市の田上富久市長はノータッチの姿勢。票を取り込みたいはずの各候補者陣営も積極的な働き掛けはせず、県都の首長が蚊帳の外にいる。

 「特定候補の応援は考えていません」。6月29日の定例会見で、田上市長は参院選での対応を聞かれ、こう答えた。菅直人首相が本県入りした今月1日も、講演のため熊本県に出張していた。

 4選を目指した伊藤一長氏が選挙期間中に凶弾に倒れる異常事態に陥った3年前の長崎市長選。田上氏は投票3日前に急きょ立候補し、伊藤氏の娘婿をわずか約950票差で抑えて当選。市役所の課長から一気にトップに上り詰めた。

 「あれは『選挙』じゃなかった。次があなたにとって事実上初めての選挙。もう1年を切ったし、そろそろ準備に入らないと」。市長選で支援に回った経済関係者がそう告げると、田上市長は「はい。分かっています」と答えたという。

 田上市長は今のところ出馬の明言を避けている。しかし5月末に開いた市政報告会では「市長は心の中で『俺はやるよ』と考えていると思う」と司会者が“代弁”。約900人の参加者からは拍手がわき起こり、出馬の意思を強く印象づけた。

 民主現職の犬塚直史候補(55)の陣営幹部は、田上市長に協力を要請しない理由について「誰も応援しないと言っている人を無理に引っ張り出そうとしても、労力ばかりかかって成果がほとんどない」と話す。

 一方、新人の金子原二郎候補(66)を擁立した自民は、昨年夏の衆院選で田上市長に党公認候補への支援を要請したが空振り。党関係者は「協力してもらおうとプレッシャーをかけても、ぬかにくぎ」と今回は働き掛けを見合わせている。

 ある陣営関係者は田上市長の姿勢の背景に、現段階で市長選の有力候補者がいないことを指摘し「既存の政党に頼らず、市民党という形でやっていけると踏んでいるのでは」と推測。ただ、田上氏の後援会は個人有志の集まりで強固な支持母体がなく、目立った実績もないとして「もしちゃんとした候補が現れたら危ないんじゃないか」とけん制し、対応に注目している。

7379チバQ:2010/07/10(土) 00:35:38
>>7208>>7285
諫干開門問題、論戦盛り上がらず 民主“沈黙作戦”時にほころび

 参院選の争点の一つに挙がっていたはずの国営諫早湾干拓事業の潮受け堤防開門調査問題は、選挙戦終盤になっても論戦が盛り上がらない。地元の諫早市では党県連の方針に反して条件付き開門に賛成する民主候補に“沈黙作戦”が厳命され、「開門是か非かの戦い」と強調する自民候補との間で擦れ違いが続いている。民主党選対幹部は「諫干は自民の独り相撲になっている」と語るが、裏腹に当の候補者は同市以外で演説の真っ先に諫干に触れるなど、ちぐはぐさも目立っている。

 「(排水門を)開けてしまったら全部水浸しになるというのはデマですからね。諫干は政治の失敗だ」

 6月27日、大村市のJR大村駅前。民主現職の犬塚直史候補は街頭演説でこうまくしたてた。だが同日夜の諫早市での個人演説会では一転、諫干発言を封印。ところが、翌28日夜の雲仙市瑞穂町の演説会では諫干から切り出し、条件付きの管理開門賛成を強調した。

 諫早市とそれ以外で異なる対応−。諫干をオブラートに包む背景には、諫早の市議や労組関係者と犬塚候補の間にできた溝がある。

 開門反対の民主市議3人は「公務」を理由に事務所開きに姿を見せず、公示後も「地元で裏切り者になる」と動きを見せなかった。犬塚候補は28日夜、市議3人と会合を持ち、「条件付き開門は環境アセスメント終了後に判断する」など3項目の合意を交わして、ようやく支援を取り付けた。

 諫早地区選対長の山口初實県議は「これで一丸になれる」と語るが、ある労組関係者は「候補の発言がなればもっと早く、組織的に動けた」とぼやく。

 開門をめぐっては、野党時代に「無駄な公共事業」と切り捨ててきた菅直人氏が首相に就任し、開門賛否双方に期待や緊張が高まったが、菅首相は「まずは農相の考えを聞く」と慎重姿勢。首相は1日に長崎市入りしたが、諫干には触れずじまい。中央と地方のねじれの深さを印象付けた。

 一方、自民新人、金子原二郎候補にも同党佐賀県連とのねじれが横たわる。同県連は公約に長期開門調査の実施を明記。長崎と佐賀の板挟みで、党本部は方針を打ち出せないでいる。

 1日、長崎市を訪れた大島理森党幹事長は記者団に党本部の対応を問われ「重要な案件として取り組むことが大事だ」と答えるのがやっと。4日夜、諫早市の個人演説会に駆けつけた同党最古参で佐賀3区選出の保利耕輔衆院議員も「私は最後の裁きをする立場。簡単に言えない」と繰り返し、こちらも県連間の隔たりの大きさをにじませた。

 外患があれば内憂も。陣営内では地元選出の県議3人の動きに温度差がある−と指摘されている上「市議の動きも鈍い」。加えて諫早市の選挙事務所には開門反対の営農者団体や背後地の自治会から届いた推薦状がずらりと並ぶが、人口密度の高い西部地区からはまばら。党諫早支部の馬場時廣事務局長は「諫早湾はいいけど、大村湾がね」とつぶやく。




2010年7月7日長崎新聞掲載

7380チバQ:2010/07/10(土) 00:38:59
>>6983>>7153
http://mainichi.jp/area/akita/news/20100709ddlk05010032000c.html
参院選’10秋田:比例3候補、地元で個人得票狙う /秋田
 ◇知名度生かし、党内順位上げ目指す
 11日投開票の参院選で、県内在住の3人が比例代表に立候補。“全国区”だが、うち2人は選挙区候補並みに県内、残る1人も北東北を重点的に回っている。全国組織の業界・団体推薦候補や広く名前が知られているタレント候補とは違い、知名度の高い地元で集中的に個人への得票を集め、党全体の票数底上げを図るとともに党内順位を上げて当選を目指す。そんな「作戦」が見えてくる。【岡田悟、坂本太郎】

 みんなの党新人の前知事、寺田典城氏(70)は05年の知事選以来の選挙。すでに県内をほぼ一巡した。7日は古巣の県庁前で演説し、県庁に向かって「12年間大変お世話になりました」と呼びかける場面も。バス待ちの人などに軽快に駆け寄り、握手をして回った。

 「簡素で効率的な行政を」と知事時代から一貫した訴えとともに、財政規律の点で「次の世代に責任を持つ政治は国政でしかなしえない」と主張。渡辺喜美・党代表と異なり、民主党との連携にも前向きの姿勢を見せる。

 たちあがれ日本新人の村岡敏英氏(49)は05年、09年と衆院選秋田3区に立候補。今回は県内一円を回る。6日は秋田市役所前で演説し、同党応援団長の石原慎太郎東京都知事も応援に駆け付けた。村岡氏は「県内の問題をしっかり国に説明し、政策や予算に反映させる議員になりたい」と話す。

 同党は選挙区で自民公認候補を推薦し、村岡氏も支持を表明。過去2回の衆院選で戦った自民党の御法川信英・前衆院議員の支援を得て、本荘由利地区や県南部を中心に個人と党の支持拡大を図る。

 共産新人で農民運動全国連合会常任委員の佐藤長右衛門氏(66)は横手市在住。秋田市で第一声を上げ、これまで北東北3県を中心に東北全県に足を運んだ。

 各地の農村部を中心に選挙カーを走らせ、演説をしたり農家などを対象にした小集会を開催。40年以上農業に携わってきた経験から農業政策を中心に訴えているほか、消費税増税反対も掲げる。

 8日午後に秋田市入り。9日は河辺、雄和地区などの農村地帯や郊外大型店などを回って支持を訴える。

 ◇投票は政党名、または個人名で−−比例代表
 参院選比例代表は「非拘束名簿式」で、政党名でも各政党の名簿にある候補者個人名でも投票できる。98年までは政党名に投票し、政党が決めた名簿順位に当選者が決まる「拘束名簿式」だった。

 個人への投票は各政党票に加算され、政党ごとの得票に応じて議席数が決まる。さらに各政党の中で個人名の得票が多い順に当選者が決まる。07年参院選での県内分は、政党名での投票が約7割を占めた。

7381名無しさん:2010/07/10(土) 00:43:13

佐.々木

01.1-743-1955

北海.道札.幌市東区北8条東18丁目1-48

7382チバQ:2010/07/10(土) 00:43:14
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news2/20100709-OYT1T00230.htm
選管委員長の自宅にデカデカ、「民主」ポスター
 札幌市選挙管理委員会の富田新一委員長(70)(札幌市南区)の自宅敷地に、参院選で民主党への投票を呼びかけるポスターが張られ、市民から市選管事務局に苦情が寄せられたことが8日、わかった。

 公職選挙法に抵触しないが、富田委員長は同日、「妻がやったことだが、誤解を招く行為だった」として妻に事情を説明。妻がポスターを撤去した。

 富田委員長は元民主党市議で、自宅敷地には参院選の公示前から「民主党広報板」が設置され、「選挙の公平性を疑う」との苦情が数件あったという。公示後には菅首相の写真と「投票は民主党」と書かれた2枚のポスターが張られ、どちらにも「比例区は民主党」と記載されていた。

 政治や選挙に関して公正さが求められる選管委員は、公職選挙法で選挙運動が禁止されている。市選管事務局によると、今回のポスターは民主党が政治活動用として総務省に届け出たもので、自宅に張っただけでは選挙運動にはあたらないという。

 とはいえ、市選管事務局では「法的に問題がなくても、市民に誤解を与える行為は慎んでほしい」と、複数回にわたって富田委員長に見直しを申し入れていた。

 富田委員長は8日、読売新聞の取材に、「民主党にポスターの掲示を承諾したのは妻で、自分は中立な立場で関係ない」と述べた。

 富田委員長は1999年5月まで市議を連続5期20年務め、副議長も歴任。同市選管委員は委員長を含め、代々、市議OBから選ばれている。

(2010年7月9日12時59分 読売新聞)

7383チバQ:2010/07/10(土) 00:44:58
http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001007090002
付き合いか政権与党か 板挟み悩む業界団体
2010年07月09日

∞「自主投票」「両党推薦」…


 長く与党だった自民党の選挙を支えてきた業界団体が、政権交代後初の国政選挙になった参院選に臨む立ち位置に頭を悩ませている。山形選挙区(改選数1)では、従来の自民党との付き合いと、与党となった民主党との関係づくりの板挟みになり、「自主投票」「両党を推薦」と決めた団体もある。集票マシンと呼ばれてきた組織力に陰りも目立ってきた。


●「集票マシン」結束に陰りも


 「脅すわけではないが、農協の存続がかかる選挙だ」


 山形市の県JAビルで6月28日、自民党参院議員の山田俊男氏(63)が県農協政治連盟(農政連)の幹部約30人にねじを巻いた。山田氏は全農の元専務理事。2007年参院選比例区で初当選した。


 「民主党は、農政連に『政治的中立』を課そうと議論し始めている」と強調し、山形選挙区に立候補している自民党現職の岸宏一氏(70)への支持を訴えた。だが聴いていた幹部の心中は複雑だ。「岸さんが農業に明るく、これまで世話になったこともよくわかる。けれど、与党とのパイプは何事にも代え難い」


 県農政連は4月、同選挙区への対応を15年ぶりに「自主投票」と決めた。岸氏と民主党新顔の梅津庸成氏(43)から推薦願が来た。両者とも「政権与党の現職」という推薦の原則から外れていた。


 ただ、戸別所得補償制度の導入で米価の下落が心配されるなど農政を巡る不安材料は少なくない。口蹄疫(こう・てい・えき)などの被害が県内で発生しないとも限らない。「不測の事態のためにも、政権党とのつながりは重要。組織として表立った動きは見せたくないのが本音」と別の幹部は打ち明ける。


 そんな中、判断を委ねられた県内17の地域JAは、JA新庄市、新庄もがみ、金山、みちのく村山、さがえ西村山などが「長年の信頼関係がある」として岸氏を推薦した。


 6月末に始まった高速道路無料化実験。県内の高速は9割が対象になったが、県トラック協会(会員約400社)の奥山公吉専務理事は「実験を否定はしないが、大きなメリットはない」と言う。県内の運送業者の配送先は、関東など県外が主流のためだ。


 協会の政治組織は「政権与党」を理由に、梅津氏を推薦する。だが関係者は「昨夏と今は状況が全然違う。業界の締め付けもしていない」と明かす。昨夏の総選挙の民主党マニフェストに期待した高速道路無料化は限定され、ガソリン税の暫定税率廃止は反古(ほご)にされるなど、相次ぐ政策転換への不信感が背景にある。


 県歯科医師連盟は、比例区では中央組織の要請で民主党候補を支援するが、選挙区では民主、自民両党を推薦し、「中立」の姿勢を示す。


 一方で、県医師連盟、県薬剤師連盟、県看護連盟、県建設業協会など、自民党支持を続ける団体もある。ただ、組織の結束力にはばらつきがある。ある団体の幹部は「組織の中にも色々な立場や考え方の人がいる。以前のように一丸となった活動はできなくなっている」と冷めた顔だ。

7384チバQ:2010/07/10(土) 00:45:57
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/all/CK2010070902000143.html
自民は1人区、民主は都市部に重点 幹部の遊説先
2010年7月9日


 最終盤を迎えた参院選。民主、自民両党はこれまで九州や四国など地方の1人区を中心に幹部を投入してきたが、民主党はここにきて千葉や神奈川、愛知など都市部の選挙区に徐々に重点をシフト。自民党は「金城湯池」の復活を目指し、1人区での勝負にこだわり続ける。

 民主党の菅直人首相は8日までに22都府県で遊説。5日は四国、7日は山陰、8日は九州の1人区を回った。ほとんどの選挙区にこれまで1回だけ応援に入っているが、この日は熊本に続いて、神奈川で2度目の街頭演説をした。

 党幹部や閣僚も、8日は枝野幸男幹事長が埼玉、玄葉光一郎政調会長が愛知、樽床伸二国対委員長が千葉、埼玉で遊説。9日は岡田克也外相が千葉、埼玉入りするなど、都市部の選挙区への応援が目立ち始めてきた。

 埼玉、神奈川、千葉、愛知は3人区で、民主党は2人の候補を擁立。自民、公明、みんなの党などと激戦を演じている。大票田で比例代表への影響も大きく、力を入れ始めたとみられる。もともと、民主党は都市型政党の性格が強く“地盤”で巻き返しを狙っているともいえる。

 一方、30都道府県を回ってきた自民党の谷垣禎一総裁は、6日は福井の4カ所で、7日は愛媛の7カ所でマイクを握った。両方とも2度目の選挙区入り。他の選挙区では1、2カ所でしか演説しないことを考えると、異例の手厚さだ。8日は徳島、高知を回った。

 いずれも自民党がかつては「常勝」を誇ってきた1人区。29ある1人区で勝ち越すことが自民党の復調につながり、与党を過半数割れに追い込む近道と考え、激戦区を中心に攻めの姿勢を強めている。最も人気のある小泉進次郎衆院議員も、9日は1人区の鳥取、栃木、山梨に応援に入る予定だ。

 公明党の山口那津男代表は候補を立てている埼玉、東京、大阪だけでなく、比例代表票を狙って全国を遊説。共産党の志位和夫委員長、国民新党の亀井静香代表、社民党の福島瑞穂党首、たちあがれ日本の平沼赳夫代表も同様に各地を回る。新党改革の舛添要一代表とみんなの党の渡辺喜美代表は、候補を立てた選挙区をてこ入れしている。

 (荘加卓嗣)

7385チバQ:2010/07/10(土) 00:46:39
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/chu/CK2010070802000208.html
最終盤、大物てこ入れ 各地で新人候補応援
2010年7月8日

応援に駆け付け、気勢を上げる蓮舫行政刷新担当相=7日午後、名古屋市中区で


 参院選は11日の投開票に向け、最終盤の戦いに入った。中部地方には7日、各党の大物議員が新人候補らの応援に入り、支持を訴えた。

 「改革を進めていくために、もう一度、昨年の夏以上の期待を」

 3議席目をめぐる争いが激しさを増す愛知選挙区(改選数3)。事業仕分けで名を上げた蓮舫行政刷新担当相が、民主新人のてこ入れに駆け付けた。

 各地で引っ張りだこの蓮舫さんだけに、JR名古屋駅前の街頭演説でも歩道に人があふれるほどの人気ぶり。声はかすれ気味ながら、「行政刷新の仕事を新人候補と進めていけるよう支援を」と右手を振り上げた。

 一方、自民は長野選挙区(改選数2)に安倍晋三元首相が。「ばらまきありきでは強い経済、強い財政になるわけがなく、菅直人首相の経済政策はからっぽの『空き缶』だ」とJR長野駅前で拳を振り上げた。隣では自民新人が手を振り、安倍さんは「この若武者を、どうか皆さんの力で国会に送って」とアピールした。

 共産は志位和夫委員長が長野入り。JR長野駅前では冒頭、選挙カーの上に並んだ共産新人を指し「弱い立場の方たちの気持ちが分かる強い政治家だ。どうか国会に押し上げ、私と一緒に働かせてほしい」。消費税増税を批判し、米軍普天間飛行場移設問題でも「引っ越し先は米国が自分で探すのが当たり前だ」。最後は候補者とともに両手を上げて支持を呼び掛けた。

7386チバQ:2010/07/10(土) 00:47:17
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/chu/CK2010070702000220.html
心は来春の統一選 地方議員、応援の裏に思惑
2010年7月7日

 終盤戦を迎えた参院選。来春の統一地方選を控えた県議や市議らには、自らの選挙をにらんでさまざまな思惑が交錯する。「次は自分の番」と必死で応援に走る議員、「党の公認など必要ない」と無関心を決め込む議員と、地域ごとに温度差が激しい。ただ、共通する思いは一つ。「参院選より自分の選挙が大事」−。

 民主が2議席独占を狙い、自民は議席死守が絶対目標の岐阜選挙区。だが岐阜市の自民市議24人は、公示後も事務所詰めの当番日に義理で顔を出すくらいで、当事者意識は希薄だ。

 低調なムードを見かねて、長年の自民支援者でつくる地元有志の会が、参院選への貢献を求める決議を出す事態に。努力しない場合は統一地方選で公認しないよう党支部に働き掛ける考えを示したが、一部の市議からは「理念も戦略もない自民に魅力はない。公認なんていらない」と反発する声も上がる。

 みんなと民主が3議席目を激しく争う愛知選挙区。民主の名古屋市議は「みんなの党が通れば、党勢拡大を目指して市議選にも候補者を立ててくる」と警戒する。

 ただでさえ同市議選は、河村たかし市長の議会解散請求(リコール)で2月に早まる可能性がある。それだけに、みんなの党参戦という波乱の芽は摘んでおきたいのが本音。「民主が2議席を取れば勢いが出る。その流れを市議選につなげるのがベスト」。通常なら衆院選より熱がこもらない参院選だが、今回ばかりは「力を入れざるを得ない」。

 一方、愛知県春日井市の選挙対策委員長を務める自民市議は「『国政は国政、地方は地方』と割り切っている議員が多く、積極的に動いてくれない」とこぼす。多くの市議は「国の選挙で汗を流してもうまみは少ない」と消極的で、ビラ配りなど最低限の協力にとどまっている。

 三重選挙区の民主陣営は、労組票を握る連合幹部が、県議会の最大会派で民主系の「新政みえ」の県議らに「半年後はあなたたちの番」とハッパを掛ける。ある県議は「自分の選挙を戦っているようなもの」と必死に支持者固めに走る。

7387チバQ:2010/07/10(土) 00:48:24
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/aichi/CK2010070902000197.html
時を駆ける候補 2新人密着
2010年7月9日

 11日投開票の参院選はいよいよ最終盤。最後の追い込みに気合を入れる陣営もあれば、終盤情勢報道で優位を伝えられ、引き締めに余念がない陣営も。候補たちは猛暑の中、残り少ない運動期間を全力で駆ける。7人が激戦を繰り広げる愛知選挙区(改選数3)の自民新人と民主新人の男性2候補に密着取材した。

◆自民候補 5分で食事、地域くまなく
 おかずをご飯の上にかけ、かき込む。平らげるまで5分強。自民新人はすっかり早食いになった。

 8日は名古屋市内で街宣。自民市議の事務所を借りての昼食は、中華弁当。時にファストフードのハンバーガー、時にコンビニ弁当だが、今はとにかく時間が惜しい。

 終盤を迎え、組織や団体回りから街頭演説中心に切り替えた。都心に限らず、奥三河の山村から知多半島の離島まで。地元市議の案内でくまなく回る。

 7日の岡崎市。一昨年の豪雨被害を引き合いに、民主批判が熱を帯びた。「川のはんらんでご婦人が亡くなられた。川も道も整備が必要。『コンクリートから人へ』で皆さんの生活が守れますか」

 聴衆はまばら。老夫婦を見つけ、駆け寄る。老婦人は逆にその手を握り返し「わしら年寄りを助けてください」。あまりに真剣なまなざしに、候補はしばし言葉を失う。

 「もっと人がいる所を回れと助言してくれる人もいる。でも、地域の人の声を聞いてなんぼだから。これが伝統的な自民の良さ」

 本紙調査では上位を維持するが「まだまだ3位のつもりでやってます」。シャツとともにブルーでそろえた必勝のねじり鉢巻き同様、気は緩めない。

◆民主 着替え惜しむ、路地を網羅
 「着替える時間もなくてごめんなさい」

 7日昼、名古屋市中区の大須商店街で催された「七夕ゆかた大作戦」に参加した民主新人。女性議員らに囲まれてのあいさつで、自分だけ浴衣姿でないことを律義にわびた。

 商店の奥まで入って握手を求める。「民主でなければ改革は進みません」。続いて「消費税を上げるなんて言っていません。論議をしましょうと言っているんです」。菅直人首相の「10%発言」で一転、民主に逆風になった争点で反論する。

 汗だくになりながら、町工場や商店が並ぶ細い路地に入り込み、高層の市営住宅やショッピングセンター前でのつじ立ちを繰り返した。蒸し暑い平日の午前。人の姿はほとんどない。ベランダに向かって手を振り、すし店やたばこ屋から出てきたお年寄りを見つけては、車から降りて握手を交わす。

 労組などの組織票をバックに有利との声も。だが、応援議員から「もう大丈夫という雰囲気が危ない」と油断を戒める声。本人も「この数日で決まる」と表情を引き締める。

 候補は「小泉さんの政治で多くの人たちの生活が疲弊した。利権にまみれた自民政治に時計の針を戻すわけにはいかない」と声を張り上げた。

7388チバQ:2010/07/10(土) 00:49:07
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/mie/CK2010070902000231.html
公明票の行方に注目
2010年7月9日

 参院選三重選挙区で特定候補に縛りを掛けない自主投票の方針を決めた公明党の11万〜13万と言われる支持票の行方が注目される。自民党との組織を挙げた協力関係は政権交代で影を潜め、自民議員らは自分たちの選挙に影響するため公明票のつなぎ留めに躍起だが、実際は自民以外の候補にも流れそうだ。

 津市内で3日あった公明の比例候補の応援集会で350人の後援会員が集まる中、ある自民県議は同級生ら10人を誘って参加。演説はしなかったが、「選挙区は自民、比例は公明に投票するよう頼んだ」と明かした。

 3年前の前回参院選で公明の推薦を受けた自民新人・小野崎耕平さん(40)は、今回は推薦などの協力を依頼しなかった。だが、来春の統一地方選を控える複数の自民県議は「関係を維持しなければ自分の選挙に響く」と、水面下で公明との協力に動く。自民党県連の水谷隆幹事長は「公明は民主政権を批判しており、民主には流れない。6〜7割は固めたい」と話す。

 公明党県本部は「自公政権の流れを尊重する」として、議員や支持者が自民に協力することは妨げない立場。公示前に小野崎さんの決起大会であいさつした公明県議がいる一方で、北勢地域の公明市議は「支持者に任せている。比例が厳しく、選挙区の話をする余裕はない」。協力度合いには地域差もある。

 中日新聞社が4、5日に実施した電話世論調査で、公明支持層のうち選挙区で小野崎さんに投票すると回答した人は5割ほど。一部は民主やみんなの党の候補に入れると答えており、自民陣営の思惑通りに事が運ばない様子もうかがえる。

 (参院選三重取材班)

7389チバQ:2010/07/10(土) 00:50:14
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/fukui/CK2010070902000241.html
比例集票目指し熱い戦い
2010年7月9日

 11日投開票の参院選は終盤戦に入り、福井選挙区(改選数1)の3候補の舌戦は激しさを増している。民主、自民の大接戦に注目が集まる中、他の主な政党も比例代表の集票を目指して、県内で熱い戦いを展開中だ。

 ■公明党

 公明党県本部は関西を地盤とする現職の浮島智子さんを支援。県内では過去最高だった2004年参院選の4万5070票を上回る得票が目標だ。

 ただ、選挙カーは近隣の5府県と持ち回りのため、公示後に県内入りしたのは2日間だけ。連立与党を組んでいた自民との選挙協力も白紙となり、街頭や集会でアピールできる機会は少ない。県本部の石橋壮一郎代表は「党員らの個人的なつながりで地道に支持を訴えていく」と話す。

 ■共産党

 「消費増税が争点となった今、反対の流れをつくった政党として最後のてこ入れを図る」。共産党県委員会の南秀一委員長は消費増税反対の機運に期待をかける。

 昨年の衆院選の比例得票数は約1万9500票。07年の前回参院選より2000票以上増えた。今回の目標は3万2000票だ。「増税反対の意思が共産への投票に結びつけば」と南委員長。8日に福井市で演説した穀田恵二党国対委員長も増税反対を前面に出した。

 ■社民党

 昨年の衆院選を上回る1万2000票を目標に据える。沖縄普天間飛行場移設問題で連立離脱したが、社民党県連合の若山樹義代表は「『筋を通した』と党の姿勢を支持する声が多く聞かれる」と集票に期待をかける。

 ただ、野党になってアピールできる機会は減った。公示後、選挙カーで街宣活動したのも2日間だけ。若山代表は「2大政党だけの選挙ではない」と強調し、「党員一人一人の頑張りで最後まで戦い抜く」と意気込む。

 ■国民新党

 民主と連立政権を組む国民新党。選挙区で推薦する民主候補の演説や集会で自党のチラシなども配っている。菅直人首相や閣僚らが続々と応援に入り、国民新党県支部の小森吉晴支部長は「多くの人が集まるからPR効果は大きい」と党勢拡大への期待を語る。

 郵政関係団体の支援も受け、昨年の衆院選で得た1万5000票の上積みを目指す。小森支部長は「郵政改革を実現するために、与党の過半数が何としても必要」と力を込める。

 (参院選取材班)

7390チバQ:2010/07/10(土) 00:52:29
>>3768>>6674>>6950ほか
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/fukui/CK2010070702000196.html
予算か義理か悩む首長
2010年7月7日

民主候補の出陣式に出席した町長ら。政権交代で難しい選択を迫られている=大野市で


 予算、義理、保身−。民主党への政権交代で各自治体の長は、参院選でどう立ち振る舞うか、悩んでいる。マイクを握るか、顔見せにとどめるか…。結果次第では、自身の立場も危うくなりかねない。

 越前市の奈良俊幸市長は公示翌日、民主候補の集会でマイクを握ると、旧知の枝野幸男民主幹事長から声を掛けられた。「ようやく、堂々と思いを国政選挙で出せるようになってうれしい」。市長は県議時代に民主県連で要職を務めていた。

 市長は6月30日の集会で、民主候補について「国民のために活躍するのを期待する」と踏み込んだ。ただ、取材には「個人的にお世話になった方のためなら、マイクを持つ。自民党でも同じ。応援ではない」と言葉を濁した。

 県内の政治状況は変わった。「18年間、力いっぱい仕事した。なぜ、誰も首長さんは来てくれない」。党や政府の要職も務めた自民候補は、出陣式でいら立ちを隠さなかった。従来ならずらりと並ぶ市町長の姿は一人しかなかった。

 出席した大野市の岡田高大市長は選挙戦を通じ、自民候補が地域の予算獲得で果たした実績を強調。逆に民主支援を決めた越前町の関敬信町長は、現在の政権与党とつながり、予算を確保する意義を重視する。2人のように態度鮮明な例は少ない。

 民主候補の出陣式には町長4人が駆け付け、関町長以外の3人は自民比例候補の式にも顔を出した。県内全域で行われる候補者や応援弁士の街頭演説で、マイクは握らずに顔見せだけはしておく姿も複数見られる。

 来年4月の3選出馬がうわさされる西川一誠知事も、立ち位置が注目される一人だ。2日に菅直人首相、谷垣禎一自民党総裁が来県した際には、旭信昭副知事がいずれの会場にも姿を見せた。

 西川知事は前回参院選で、当時の安倍晋三首相とともに街宣車に上がってマイクを握り、民主側から反発を受けた経緯もある。ある陣営幹部は「知事の後援会関係者と接触したが、慎重だ。動きそうにない」と漏らした。

 (参院選取材班)

7391チバQ:2010/07/10(土) 00:55:09
http://sankei.jp.msn.com/region/chubu/shizuoka/100708/szk1007080239001-n1.htm
【2010参院選】終盤情勢(上)ちらつく「小沢氏の影」 静岡
2010.7.8 02:38
 参院選まであと4日。静岡選挙区は届け出順に、みんなの党新人の河合純一(35)▽共産党新人の渡辺浩美(49)▽幸福実現党新人の中野雄太(36)▽自民党新人の岩井茂樹(42)▽民主党新人の中本奈緒子(31)▽民主党現職の藤本祐司(53)−の6氏が立候補し、激戦区として全国的にも注目を集める。新内閣誕生の熱気が冷め、消費税問題が争点として急浮上する中、各候補の主張を聞き、終盤の情勢を探った。

 「つかみどころのない方たちですからねえ…」。藤本祐司の選対関係者は河合純一、中本奈緒子の2人をこう表現し、警戒心をあらわにした。「民主対自民」という従来の構図なら、岩井茂樹の動向さえ気にすればよかったのだろうが、今回、藤本はみんなの党の河合や同じ民主党の中本をにらみながらの戦いを強いられている。

 民主党からは「候補を絞って1議席維持」を至上命令とする民主県連や連合静岡が推す藤本に加え、「2人区には2人擁立」という民主党前幹事長、小沢一郎の方針を体現する中本が出馬。このため、自民党と民主党が議席を分けてきた静岡選挙区で、今回は“民主共倒れ”の可能性がささやかれた。しかし、菅直人政権誕生と小沢の幹事長辞職によって“小沢人事”で擁立された中本への支援が途絶え、中本は失速した。

 もっとも、世論調査などで優勢が伝えられる藤本にしても、「政治家としての実務能力は高いが、地味で華がない。有権者へのアピールがうまくない」との評価がつきまとう。民主県連幹部も「唯一の現職とはいえ、前回もぎりぎりの当選。強固な地盤を持つわけではないし楽観できない」と引き締めに躍起だ。

 そんな中、藤本陣営では河合について「藤本と競合するよりも、岩井さんの票を奪ってくれるのではないか」と期待する。一方で、「個人的な人気が高いし党に勢いがある。どのくらい票を伸ばすのか全く読めない」と強く警戒している。その上、中本に対しても「同情票が集まるだろうし、態度を決めかねている若者にアピールする」と注意を怠らない。そこにちらつくのは、小沢の影だ。

 5日、小沢は中本の事務所を突然訪問した。だが、藤本の事務所には姿を見せなかった。中本のスタッフは「オーラのある人でした。モチベーションが上がりますよね」と感激した様子。かたや、藤本の選対幹部は「小沢さんの影響といわれても…スタッフを激励しただけでしょう」と静観を装いつつ、「小沢さんの関係者が中本を頼むと言って地元の県議や市議を回っているらしい」と影響力を感じている。

 藤本の選対本部長でもある牧野聖修・民主党県連会長は「そりゃあ、岩井の組織力が一番の驚異だよ」と「民主と自民」の対立軸を強調するが、それがかえって「みんなの党の河合」や「小沢人事の中本」への警戒心を際だたせている。

 中本は「頑張るだけです」と、車1台と数人のスタッフという陣容でこまめに街頭演説を繰り返す毎日。女性票や無党派層の取り込みを図り、「女性が輝ける社会、未来を担う子供を育てる社会をつくります」と訴えるものの、自身の体験以外の提言はほとんどなく、政策の広がりは乏しい。争点の一つとなった消費税についても沈黙したまま。有権者から「消費税はどうなっているの。日用品の税金が上がると困るのよね」と厳しい声をかけられるなど、苦しい戦いが続いている。(敬称略)

7392チバQ:2010/07/10(土) 00:56:03
http://sankei.jp.msn.com/region/chubu/shizuoka/100709/szk1007090244000-n1.htm
【2010参院選】選挙情勢(下)「みんな」の風に戦々恐々 静岡
2010.7.9 02:43

 選挙戦の序盤は公明党票や自民党支持層の票を手堅くまとめ、盤石ともいわれた岩井茂樹。だが、第3極として存在感を増すみんなの党から出馬した河合純一の追撃で、民主党も含めた3つどもえの戦いが繰り広げられている。民主党現職の優勢が伝えられる一方、議席確保に向けて自民党とみんなの党がしのぎを削る構図となっているようだ。

 「岩井と河合は同じ保守系ということでイメージがかぶっている。保守層の票が流れてしまうこともあるかもしれない」

 岩井の陣営幹部は序盤に懸念された保守系同士の食い合いが現実化していることを示唆。序盤のリードが縮んでいる可能性に危機感を抱く。特に、無党派層の岩井支持者が河合に流れているとみられ、出馬に出遅れた河合の追い上げを許す要因ともなっている。

 ある選対幹部は「最初に決めた戦略で最後まで走り続けないと選挙は負け」と話す。「昨夏の衆院選で離れた保守層を奪還する」という序盤からの方針を堅持し続ける考えは変わらない。新たな支持者を得るのでなく、好感触を得た有権者に再び支持を訴え、漏れなく票を固める戦略だ。

 一方、快進撃が続く河合陣営は「あと一歩で当確ライン」と情勢を見極めており、党代表の渡辺喜美、幹事長の江田憲司が何度も来県して、てこ入れするなど、終盤で追い込みの動きを強めている。

 有権者からは「人の3倍、5倍の努力をして全盲のハンディを克服してきたことは理屈抜きにすごい」(藤枝市の66歳男性)との声も上がっており、注目度は高まっている。

 ただ、懸念もある。他政党と違い「金も看板も地盤もない」(渡辺喜美代表)ことから組織票が見込めないことだ。終盤戦となった現在も「支持されているであろう無党派層に向けて政策をアピールする」という疑心暗鬼の選挙戦となっていることは否めない。

 河合自身は「なかなか大変。あきらめたら終わりなので最後まで頑張りたい」と苦戦していることを吐露している。

 自民陣営も「河合さん個人の力がまず強い」と認めながらも、「ただ、逆に言うとみんなの党にはそれしかない」ときっぱり。組織の強みを生かせば、猛追は許しても抜かれることはまずないとみている。

 勝敗を左右するのは県内で比例27万票の獲得を目指す公明党の動向ともいわれる。同党は「自主投票」として事実上の岩井支援の方針を決めているが、雪崩を打って別の候補にまとまった票が流れれば、たちまち形勢は逆転しかねない。

 このほか、渡辺浩美は共産党支持層の7割程度を固めたが、民主、自民の2大政党の不支持者はみんなの党に流れ、苦戦しているとみられる。中野雄太も劣勢を強いられているようだ。

 「すべての選挙で最も“風”に左右されやすい」といわれる参院選。産経新聞社の終盤情勢調査で「投票先を決めていない」と答えた約2割の動向が鍵を握る。(敬称略)

7393チバQ:2010/07/10(土) 00:57:54
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100708/elc1007082237006-n1.htm
【参院選】“戦場”となる自衛隊 元空自が地上戦、元陸自は空中戦 (1/2ページ)
2010.7.8 22:35

 全国で25万票とも言われる自衛隊票が、参院選の“激戦場”となっている。自民が比例で元航空自衛官を擁立したのに対抗して、民主も比例で元陸上自衛官を擁立した。自民候補(元空自)が組織を固める“地上戦”、民主候補(元陸自)は浮動票を狙う“空中戦”を展開。現役時代と正反対の戦術で票を奪い合っている。

 「鳩山政権崩壊の大きな原因は普天間問題。これ以上の日米同盟の弱体化を防がなければならない」。自民公認で元一等空尉の宇都(うと)隆史氏(35)は、自主憲法制定など保守色を前面に支持を訴える。

 宇都陣営の選挙戦は、徹底した組織選挙だ。3年前の参院選で自民党で当選した、イラク復興支援の「ヒゲの隊長」こと佐藤正久氏の後援会が支持基盤となっているほか、全国のOB組織や父兄会など8割の支持も得た。支持者名簿をもとに、電話などで最後のお願いに必死だ。

 一方の、民主公認で元陸将補の矢野義昭氏(60)は「与党でないと防衛政策を実現できない。普天間の迷走を繰り返してはならず、今こそ与党に私のような防衛政策の専門家が必要だ」と声をからす。陣営では「自衛隊OBに公認を与えたということは、民主党はかつての社会党ではなく、現実路線に舵を切ったということ」とも。

 公示前には矢野氏自らがインターネット上のブログで支持を訴え。公示後は、全国の基地や官舎周辺でマイクを握るなど、隊内の浮動票の掘り起こしに心血を注いでいる。

 自衛官OBの参院議員は戦後長い間、自民党から擁立されてきた。しかし、平成5年の小沢一郎氏の自民離党で変化が起こった。当時のOB議員2人も離党し、小沢氏と行動をともにしたため、自衛隊票は自民支持であるにもかかわらず、OB議員は他党に所属するという“ねじれ”状態が続いてきた。

 その後、3年前の参院選で、佐藤氏が25万票余りを獲得したことで、ねじれは解消されていた。

 今回は、自民の宇都氏の出馬表明が昨年11月。民主は対抗馬として今年3月に矢野氏の擁立を決めた経緯があるだけに、「民主党の選挙を仕切っていた小沢氏によって、組織がかき回された」という困惑も。

 ある現役幹部は「せっかく3年前に自衛隊票が一本化されたのに。自民にせよ、民主にせよ、うまくやれば2人のOBを通せるぐらいの力はあるのだが…」と、激戦の末の共倒れさえ懸念している。

7394チバQ:2010/07/10(土) 00:59:12
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news2/20100708-OYT1T00396.htm?from=os4
タスキに「候補の妻」…頑張ってマス


「候補の妻」と書かれたタスキをかけ、有権者にチラシを渡す候補者の妻(7日、千葉県内で) 参院選千葉選挙区(改選定数3)の各候補者の陣営は、11日の投票に向けて追い込みに必死になっている。選挙ポスターを候補者名や政党名の目立つものに張り替えたり、候補の妻も街頭でチラシを配って懸命さをアピールしたりと様々だが、同じ党の候補者同士で演説場所を取り合う場面も見られるなど、混戦模様の展開が熱い戦いに拍車をかけている。

 7日午前、船橋市中心部で、候補者が声を張り上げる選挙カーの傍らで、「候補の妻」と書かれたたすき姿の女性が、うちわ型のチラシなどを配って回った。たすきに目をやった男性の多くは、女性の手からチラシを取っていった。

 都市部で「内助の功」を強調する選挙スタイルは、最近では珍しいが、陣営は「一生懸命やっている姿は共感も得られやすい。チラシを配ると受け取ってくれる人も増える」と効果を期待する。

 女性候補の陣営では2日から、公営掲示板の選挙ポスターの張り替えを始めた。候補者の笑顔を前面に押し出したものから、政党名と名前を強調し、顔写真は前のポスターよりもかなり小さめに。陣営は「党名と名前を一致させ、知名度の浸透を図る」と狙いを語る。ただ、人手の問題などもあり、「全部は張り替えられない」と2種類が混在する形だ。

 終盤は都市部の無党派層などに支持を訴えるため、主戦場は千葉や船橋、市川などの京葉地域、松戸などの東葛方面で遊説する候補者が多い。

 こうした中、ある党の2人の候補者の間で6日朝、駅頭演説の場所が重なったため、一方が演説できないトラブルがあった。「駅に着いたら相手ののぼりが立っていた」「違う駅でやると聞いていたのでびっくりした」と“調整ミス”の可能性が高いが、陣営幹部は「身内でこんなことをしている場合ではない」。

 有力政党の多くは千葉を重点選挙区に位置付けており、連日のように党幹部や閣僚のほか、知名度の高い比例選候補を送り込み、選挙区候補のてこ入れを図っている。党幹部ら大物が駆け付け、街頭で舌戦を繰り広げる“空中戦”は最終盤まで続きそうだ。

(2010年7月8日11時30分 読売新聞)

7395チバQ:2010/07/10(土) 01:04:17
http://chubu.yomiuri.co.jp/tokushu/san_election/san_election100707_3.htm
参院選2010一覧

(岐阜)激戦ルポ(上)
大票田で訴え懸命 民主山下、無党派層狙い奔走 民主小見山
 参院選はいよいよ終盤を迎え、岐阜選挙区の候補者たちの舌戦も熱を帯びてきた。有権者の審判が下る11日に向け、最後の追い込みに入った主な候補者たちの動きを追った。(敬称略)

 6日昼前、民主現職の山下八洲夫が額の汗をぬぐいながら岐阜市神田町の選挙事務所に顔を出した。早朝にJR多治見駅で演説後、すぐに岐阜市に入り、支援企業や団体を回った。午後は再び多治見市に戻り、市内の企業、団体を訪問。夜、土岐市内で個人演説会を開くまでに計15もの団体を回った。

 「時間がある限り、岐阜地区の企業、団体を回っている。岐阜地域に眠っている票を掘り起こさなければならない」。山下は張りつめた表情を隠さなかった。

 中津川市を地盤に衆、参院で当選を重ねてきた山下は、東濃、中濃、飛騨地区では抜群の知名度と後援会などの支援網を誇る。旧社会党出身で労組の支援も厚いうえ、今回の選挙では与党の現職として、従来は自民党支持だった団体の多くからも推薦を取り付けた。

 問題は、岐阜、各務原市などを中心とする大票田の岐阜地区。岐阜市を地盤とする2人の民主党衆院議員は、新人の小見山幸治を応援している。2人や岐阜地区の地方議員票をあてには出来ない。

 陣営の行動予定表には「団体対応」の文字が目立ってきている。新たに推薦を得た企業、団体を足場にした岐阜地区の票の掘り起こしが選挙戦終盤の課題だ。



 山下が選対に戻った少し後、民主新人の小見山幸治が、比例選に立候補した新人の谷亮子(34)とともに岐阜市・柳ヶ瀬のアーケードに姿を現した。一斉に携帯電話のカメラを向け、歓声を上げる若者や買い物客。有名人と街頭に立ち、無党派層の獲得を狙う作戦だ。

 小見山は、岐阜市を地盤とする2人の衆院議員の応援を受けるほか、自民党を離党し、参院議員を引退する松田岩夫(73)の地盤も受け継ぐ。松田の縁もあり、自民党の支援企業や団体からも推薦を得てはいる。

 ただ、推薦数自体は山下や自民新人の渡辺猛之に及ばない。連合岐阜票の割り当ても、山下の6割に対し4割。無党派層の獲得は不可欠で、終盤戦に向けて街頭演説の回数を増やしたほか、4日の日曜日には自転車で市中心部を走り回り、有権者らに手を振った。

 5人の候補者の中では唯一の岐阜市出身。柳ヶ瀬の演説でも、地元・県岐阜商OBであることを強調し、「柳ヶ瀬が元気になれば、岐阜市も元気になる」と声を枯らすと、大きな拍手が起こった。

 6日に市内でこなした街頭演説は計10か所。「次第に手応えが出てきた。全力で走りきるしかない」と表情を引き締めた。



(2010年7月7日 読売新聞)

7396チバQ:2010/07/10(土) 01:05:35
http://chubu.yomiuri.co.jp/tokushu/san_election/san_election100707_2.htm
参院選2010一覧

(愛知)激戦ルポ(上)
地元重視の姿勢強調 自民藤川、街頭での訴えに力点 民主斎藤

 戦後3番目に多い5人の女性候補が立候補、激戦となっている参院選愛知選挙区(改選数3)。男性候補は2人と少数派だが、トップ当選を争うライバルでもある。



 「こんなにたくさん物を作り、税金を納めてきた愛知がなぜ、あれもこれも奪い取られるのか」。春日井市で5日午後に開かれた個人演説会。自民党新人の藤川政人(49)の声に力が入った。県議時代に政策通で知られた藤川は、この選挙戦でも県営名古屋空港の日本航空撤退問題や名古屋港の国際コンテナ戦略港湾の選定など県政の課題を積極的に取り上げ、地元重視の姿勢を強調してきた。

 支持団体の自民離れが懸念される中、藤川の演説会では、農協など有力団体の幹部や公明党の地方議員らが激励に駆けつける場面がある。公明議員の側にも、比例候補への協力を求めたい思いがあるのは言うまでもない。

 藤川はしばしば来年の知事選に触れ、「必死にやらなければ、来年は民主党の知事が誕生する。国から地方まで民主一色になる」と危機感をあおる。ある自民県議は「参院選の結果は、来春の統一地方選に間違いなく影響する。だから我々も必死だ」と話す。

 選挙戦中盤、陣営は安倍晋三、麻生太郎の両元首相ら「大物」を相次いで投入した。県連会長の鈴木政二は「早めの勝負をかけた」という。野党転落で前回の約73万票より票が減ると、辛く見積もる陣営。だが、鈴木は「応援の声も出てきた。この調子で戦い抜く」と手応えを感じている。



 「一人でも多くの人に話を聞いてもらいたくて、何回街頭に立ったことか。日焼けしてポスターとは別人のようだけど、本人です」

 5日夕、民主党の斎藤嘉隆(47)はJR尾張一宮駅前の交差点で乗降客らに笑顔を見せた。公示後は集会場など屋内での活動を極力控え、「街頭での個人演説会」と称して通行人へのアピールに力を注ぐ。

 民主は斎藤ともう1人の2新人で2議席確保を目指す。最大の支持団体・連合愛知が傘下組織の7割を割り当てた斎藤の支援態勢は厚く、県連内には「斎藤が取り過ぎるのでは」との声も出るほどだ。だが、斎藤は「優位と言われても実感がない。情勢は急変することもあり、油断できない」と、活動の手を緩めない。選対本部長を務める前農相の赤松広隆も「遠慮はしない」と、一層の上積みを図る考えを強調する。

 一方で、陣営で選挙戦略を練る県議の高木浩司は、菅首相が言及した消費税増税に対する有権者の反応が気になって仕方ない。「消費税増税に不安を抱く有権者は多い。とにかく3位以内に入ればいい。トップ当選など考えていない」。最終盤に向け、陣営は引き締めに懸命だ。



 愛知選挙区の激戦も、いよいよラストスパート。決戦の日を目前に控えた候補の終盤の戦いぶりを3回にわたってリポートする。

(文中敬称略)



(2010年7月7日 読売新聞)

7397チバQ:2010/07/10(土) 01:06:34
http://chubu.yomiuri.co.jp/tokushu/san_election/san_election100708_2.htm
参院選2010一覧

(愛知)激戦ルポ(中)
窮状訴え売り込み 民主 安井、自ら冊子を配り汗 みんな 薬師寺

 母。豊富な知識と経験を持つスペシャリスト。公募候補――。参院選愛知選挙区の7候補の中で、多くの共通点を持つ2人の女性候補の議席争いが激しさを増している。



 「私も国の事業仕分けに加わりたいが、苦しい状況です」

 7日午前、豊橋市のショッピングセンター。買い物客らに握手を求める民主党新人の安井美沙子(44)が窮状を訴えた。名古屋の繁華街に移動して街頭演説をこなすと、再び豊橋に戻り、夜遅くまで駅前に立った。今週初めから続けている「お帰りなさい運動」。少しでも顔と名前を売り込もうと頭を下げる。

 「2人の子を持つ肝っ玉母さん」として、食と農の安全・安心などを訴える。労組の支援が厚いもう1人の民主新人と異なり、無党派層の支持に期待するが、陣営は「まだ浸透していない」と危機感を募らせる。

 閣僚や著名な議員らも連日のように応援に訪れる。4日には前首相の鳩山由紀夫が名古屋駅前などで「ギリギリの戦い」と訴え、7日も行政刷新相の蓮舫が街頭で声を振り絞った。

 党前幹事長の小沢一郎が幹事長当時に自ら愛知に送り込んだ。2日に名古屋入りした小沢は、真っ先に安井事務所に立ち寄り、スタッフを激励。5日には田原市のJA愛知みなみを訪問し、組合長の伊藤欣夫に安井への支援を求めた。

 “王国”愛知での2議席確保は「絶対条件」。選対本部長の内閣府副大臣・大塚耕平は「どんな手を使ってでも勝つ」と息巻く。戦いは、政権与党の意地をかけた総力戦の様相だ。



 6日午後、名古屋・栄の交差点で選挙カーを降りたみんなの党新人の薬師寺道代(46)は、スタッフに交じって演説の準備を始め、党の公約をまとめた冊子を通行人に配り歩いた。「人を出してくれる組織もないし、金もない。でも、こういう部分から変えないと、政治も変わっていかない」と、流れる汗も意に介さない。

 街頭が今も活動の中心。「費用が払えず、満足な医療・介護が受けられない人が多いのに、増税などあり得ない」「将来にツケを回すバラマキは許さない」。医師、3人の子を持つ母の立場で、子ども手当など民主党の政策、消費税増税への批判に力を込める。中盤以降は、「最大の争点は、消費税増税を許すかどうかだ」と強調している。

 同党は愛知を「最重点区」と位置づけ、公示後、代表の渡辺喜美らが相次いで応援に駆けつけている。

 幹事長の江田憲司は、4日に続いて6日にも名古屋入りし、「小沢さんが立てた候補か、しがらみがなく真の改革を断行できる薬師寺か」と、民主党への対抗心をあらわにした。

 5日に名古屋駅前などでマイクを握った渡辺は、演説後の取材に「取れる可能性があるから、何回も足を運ぶ」と、議席獲得に執念を見せた。傍らでその言葉を聞いた薬師寺は、表情を引き締め、「まだまだ。これからが本番」と自分に言い聞かせるように語った。

(文中敬称略)



(2010年7月8日 読売新聞)

7398チバQ:2010/07/10(土) 01:07:27
http://chubu.yomiuri.co.jp/tokushu/san_election/san_election100709_2.htm
参院選2010一覧

(愛知)激戦ルポ(下)
議席の回復へ手応え 共産 本村、主婦層を狙い辻立ち 社民 青山

 愛知選挙区では、消費税10%増税論議に加え、雇用や米軍普天間飛行場移設問題などを巡る舌戦も熱を帯びている。他党や他候補との違いを強調しながら、有権者に声を届かせようと懸命だ。



 8日、共産党新人の本村伸子(37)は、公示後3回目の名古屋入りとなる党書記局長の市田忠義とともに栄の街頭に立ち、かすれた声を振り絞った。「正社員が当たり前の社会をつくる。税金の無駄遣いで環境を壊す設楽ダムや徳山ダム導水路の建設をやめさせる。米軍普天間飛行場は無条件撤去。この三つを国会で実現したい」

 1998年の参院選で初当選した元参院議員・八田ひろ子以来の議席回復を目指す。八田が在任中の6年間、秘書として国会で過ごした本村にとって、失った愛知の議席回復は悲願だ。

 同党が「最大の争点」と位置付ける消費税問題では「国民の暮らしを無視したもので、絶対に許すことができない。増税勢力の人たちに、この愛知の3議席を独占させるわけにはいかない」と、マイクを持つ手に力を込める。

 演説を終え、聴衆に駆け寄ると、「頑張って」の声とともに次々に握手を求める手が伸びた。「多くの人に応援してもらっていることが何よりもうれしい」と語る本村。その手を握りしめながら、日々、期待が高まっていることを感じるという。



 「立派なキャリアも肩書もないが、団塊世代の主婦代表となり、生活者の声を国政に届けたい」。8日、西三河地域を回った社民党新人の青山光子(62)は、4人の孫を持つおばあちゃん候補だ。「命を大切にする政治」を掲げ、待機児童の解消など子育て支援の充実を訴えるほか、連立政権から離脱するきっかけにもなった普天間飛行場移設問題では「県外、国外移設」を強く主張している。

 団地やスーパーマーケットで車を止めては、辻立ちを繰り返す。主なターゲットは、同世代の主婦層だ。5日には、前国土交通副大臣の辻元清美を伴って名古屋市中区の商店街を練り歩き、辻元目当てに駆け寄る買い物客らに「青山もよろしくね」と手を差し出し、小さな子の手を取って話しかけるなど、知名度アップに余念がない。

 選挙戦終盤には、与党批判の矛先を消費税10%増税の問題に集中。党県連幹事長の右田和彦は「非正規労働者など生活に困っている人たちの共感を得ている。特に消費税の話題は反響が大きい」と、支持拡大に手応えを感じている。



 諸派新人の中根裕美(36)は保育士の経験から、託児所を設置した企業に対する減税措置、女性が子育て後もキャリアを維持できる仕組みの構築などを掲げ、街頭活動や個人演説会を精力的にこなす。6日には、幸福実現党党首の石川悦男も応援に駆け付け、名古屋市で開いた個人演説会で団結を誓った。

(文中敬称略)

(この連載は三戸慶太、磯野大悟、上村香代が担当しました)



(2010年7月9日 読売新聞)

7399チバQ:2010/07/10(土) 01:08:16
http://chubu.yomiuri.co.jp/tokushu/san_election/san_election100708_3.htm
(岐阜)激戦ルポ(下)
知名度アップに必死 自民 渡辺、「違い」強調し手応え 共産 鈴木

 「民主政権の10か月間はひどすぎるが、『民主に落胆したので、しぶしぶ自民』では意味がない。自民も改革が必要だ」

 7日昼。自民新人の渡辺猛之が池田町役場前で声を張り上げると、集まった支持者らから拍手が起こった。

 野党として初めて国政選挙に臨む党県連が、初の公募で候補者に選んだ。若さと県議15年の実績を誇るが、加茂郡選出だけに岐阜市など都市部での知名度は不足している。

 このため県連は、県内35の党支部を拠点に自民県議30人らが地方組織を動員したり、推薦をもらった約200の業界団体の一部を選挙事務所に集めて支援を呼びかけたりする組織選挙を仕掛ける。

 だが、県連幹事長で選対委員長も務める猫田孝は「民主と両にらみの業界団体もあり、団体票の行方は不透明。最後の最後まで、新たな票の掘り起こしが必要だ」と危機感を募らせる。

 今月に入り、陣営は街頭演説の回数を増やし、党総裁の谷垣禎一ら党幹部を招いて名鉄岐阜駅前で演説するなど、知名度アップと無党派層への支持拡大に必死だ。渡辺も「有権者の反応はよくなってきたが、最後まで手を抜けない」と厳しい表情を崩していない。



 共産新人の鈴木正典は7日、岐阜市内の幹線道路沿いで街頭演説に臨んだ。ワゴン車の屋根に登り、首相の菅直人が言及した消費税増税について「国民の暮らしが苦しくなるのは明らかだ。こんなことは許されない」とマイクを握りしめて訴えた。七夕にちなみ、車の傍らには党を支持する若い女性2人が、ゆかた姿で通行人に手を振っていた。

 昨年の衆院選に続く国政への挑戦になる。昨秋の出馬表明以来、機会あるごとに民主、自民との違いを強調してきた。特に参院選公示直前に首相が消費税増税に触れて以来、党の存在感は増すばかりと鈴木はいう。「終盤になり、手を振ってくれる人が多くなっている。消費税増税に共産党が一貫して反対しているからだと思う」と手応えを感じている様子だ。

 党県委員会委員長の松岡清も「首相自ら、自民党と変わらない消費税率を述べ、民主と自民が大差ないことを露呈した。増税発言は共産への追い風になった」と話し、批判票の取り込みを目指す。

 鈴木は今後、大票田の岐阜市、大垣市を中心に最後の追い込みに入る。8日には、党書記局長の市田忠義も岐阜入りして、てこ入れする予定だ。

(敬称略)



(2010年7月8日 読売新聞)

7400チバQ:2010/07/10(土) 01:10:14
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100706ddm005010054000c.html
さまよう組織票:’10参院選/上 「民・みん連携」警戒
 ◇弱体化、かすむ改革法案−−郵政団体
 ◇「公務員たたき」一直線−−自治労
 「比例代表は長谷川憲正先生の名前をお書きいただきたい」

 参院選公示直後の6月25日、川崎市のJR川崎駅西口。民主党の小沢一郎前幹事長の側近、樋高剛衆院議員はマイクを握ると、国民新党現職の長谷川氏への支持を呼びかけた。小沢氏に近い民主党神奈川県連代表の笠浩史衆院議員も「県連として長谷川先生を応援する」と宣言。司会の野口昇・横浜西部郵便局長会長が「選挙区は民主党をお願いします」とエールを返した。

 かつて、自公連立政権時代に、自民党が「比例は公明」と連呼した姿と重なる。

 05年の郵政解散で自民党を離党した議員らで作る国民新党は、郵政改革法案の早期成立を最優先課題に掲げる。全国郵便局長会(全特、約2万人)と政治団体、郵政政策研究会(郵政研、約5万人)が有力支持団体だ。

 ただ、自民党時代に参院比例の指定席を維持してきた郵政組織も、07年には候補擁立さえできない事態となるなど、組織力の低下は否めない。郵政研の三枝和洋専務理事は「周りから評価される数字を積み上げることで、選挙後に影響力を発揮できる。選挙は力を見せつける場だ」と強調するが、国民新党は今回、比例で1議席に届くか微妙だ。

 そんななか、民主党の枝野幸男幹事長が6月27日、みんなの党について「行政改革などかなりの部分、一致している。政策的判断としては一緒にやっていただけると思う」と発言、参院選後の連携の可能性を示唆した。

 郵政改革法案を「官の肥大化」と批判するみんなの党は、国民新党とは水と油の関係。国民新党の下地幹郎幹事長は翌28日、「みんなの党が郵政改革法案に賛成でないのは確かだ」と不快感をあらわにした。みんなの党の渡辺喜美代表も「まず官公労と手を切ってから顔を洗って出直せ。みんなの党の票引っぱがし作戦。悪質な選挙妨害だ」と批判した。

 しかし、民主党と国民新党の連立与党で過半数が確保できなければ、連立の組み替えが現実味を帯び、先の通常国会で廃案になった郵政改革法案の参院選後の成立は不透明さを増す。毎日新聞の中盤情勢調査では、みんなの党が選挙区、比例で計10議席をうかがう勢いで、郵政組織の危機感は募る。

 民主党は参院選直前まで、小沢氏が国民新党との選挙協力を一手に引き受けてきた。5月10日には国民新党の亀井静香代表と会談し両党の合併を提案。この時は亀井氏が断ったが、緊密な関係は維持してきた。「郵政民営化の見直しで合意したのは小沢さん。彼は筋を通す」(郵政研幹部)と信頼の厚かった小沢氏が幹事長職から去り、郵政関係者からは「民主党は郵政が分かっていない人が多い」と不安の声が上がる。

 「民・みん」の連携を警戒するのは、民主党の支持母体となっている自治労など官公労も同じだ。「国家公務員を10万人削減」「公務員給与2割カット、ボーナス3割カット」「地方公務員も民間並みの給与水準、リストラを実施できる制度に」−−。みんなの党が掲げる政策には、受け入れ困難な内容がずらりと並ぶ。ある自治労幹部は「公務員たたきのみんなの党とだけは組みたくない」と打ち明ける。

 民主党は、参院選比例代表に11人の労組組織内候補を擁立した。民主党にとって、労組は集票マシンであることに変わりはないが、自民党を支持してきた業界団体にも民主党寄りの動きが顕在化するなか、労組も多くの業界団体の一つへと、政治力を低下させていく可能性は否めない。

    ◇

 選挙後もにらみながら、存在意義をかけた対応に追われる組織票の動きを探った。【葛西大博、吉永康朗】

7401チバQ:2010/07/10(土) 01:12:09
新宗連は今回、参院比例で過去最多の3人の民主党候補を支援している。04年も支援した白真勲(はくしんくん)、藤末健三両氏に続く3人目が、喜納氏だった。
神社本庁は比例で、自民現職の山谷えり子氏を支援する。
日蓮宗が佐藤ゆかり氏、天台宗が片山さつき氏(いずれも自民、元衆院議員)を支援している。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100707ddm005010087000c.html
さまよう組織票:’10参院選/中 宗教団体、選挙後にらみ支援活発
 ◇議席「一つでも多く」
 6月12日夜、大阪市西区の立正佼成会の道場。同会など新宗教教団でつくる新日本宗教団体連合会(新宗連、70団体)が開いた平和イベントに、民主党の比例代表選出参院議員で音楽家の喜納昌吉氏が、初めて出席した。喜納氏は約900人の参加者を前に、核兵器廃絶に向けた思いなどを約20分間語った後、沖縄の弦楽器「サンシン」を手に自らのヒット曲「花」を歌った。

 新宗連は今回、参院比例で過去最多の3人の民主党候補を支援している。04年も支援した白真勲(はくしんくん)、藤末健三両氏に続く3人目が、喜納氏だった。

 政治と宗教を巡っては、創価学会を支持母体とする公明党が99年、自自公政権で連立与党入り。立正佼成会は01年から野党の民主候補を支援するなど、宗教団体の間にも緊張関係がある。

 新宗連以外にも、神社本庁は比例で、自民現職の山谷えり子氏を支援する。伝統仏教系では、浄土真宗本願寺派が候補擁立を見送ったものの、日蓮宗が佐藤ゆかり氏、天台宗が片山さつき氏(いずれも自民、元衆院議員)を支援している。

 一方、昨年の政権交代で公明党が野党に転落し、創価学会も正念場だ。連立与党時代に続けていた自民、公明両党の選挙協力が公式には解消され、実力が問われる。創価学会は「自民党との連立解消で、戻ってきた支持者も多い」(幹部)と、比例改選8議席の確保に意欲を示すが、毎日新聞の情勢調査などでは、微妙な状況。参院選後に存在感を発揮するためにも、支持拡大に懸命だ。

 宗教団体が活発な活動を見せる背景には、与党になった民主党の真意を測りかねている側面もある。民主党の「宗教と民主主義研究会」は5月、会合を開き、宗教法人課税について財務省や総務省からヒアリングを行った。研究会の池田元久会長は「宗教は大事だが、政治とは明確に分離しないといけない。公平な税制は大きな目標だ」と発言。現状について研究を進める考えを示した。

 宗教法人に対する課税の現状は、駐車場経営など約30種類の収益事業が課税対象となっている一方、お布施などは非課税。収益事業も一般企業の法人税率30%に対し、22%と軽減されている。民主党政権が見直しに動くようなことがあれば、宗教界にとって大きな影響が出ることは必至だ。創価学会と緊張関係にある宗教団体のなかにさえ、自公連立政権が優遇税制維持などに「一定の役割を果たしてきた」(新宗連関係者)と評価する声がある。

 参院選後に政権の枠組みがどうなるか分からないことも、各宗教団体が頭を悩ませる要因となっている。現段階で公明党は「民主党とは連立も閣外協力もしない」(山口那津男代表)としているが、今年2月には民主党の小沢一郎幹事長(当時)が創価学会の秋谷栄之助前会長と東京都内で会談するなどしており、「民公連立」の観測は消えない。

 「参院選後は民主や自民が割れて政界再編も考えられる。とりあえず一人でも多く通しておきたい」。新宗連幹部が漏らした本音は、各宗教団体に共通している。【大場伸也】

7402チバQ:2010/07/10(土) 01:13:44
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100708ddm005010093000c.html
さまよう組織票:’10参院選/下 与党にすり寄る旧「自民系」
 ◇「民主だけでは不安」分裂も
 「12年度は大事な年、みなさんの代表が与党に必要だ」

 参院選公示後間もない6月27日、京都市を遊説に訪れた比例の民主新人、安藤高夫氏陣営は、選挙カーが病院に近づくたびに、声を上げた。

 医療界にとって12年度は診療報酬と介護報酬が同時に改定される節目の年。安藤氏は日本医師会(日医)の政治団体、日本医師連盟(日医連)の推薦を受けており、与党支援のメリットを強調する。

 日医連は従来、自民党の有力支持団体として知られてきた。今回の比例でも、自民現職の西島英利氏の推薦を早々と決めていたが、親民主へのトップ交代を機に今年5月、西島氏の推薦を支援に格下げ、代わって安藤氏の推薦を決めた。

 ただ、日医と日医連全体が一枚岩で民主党に流れたわけではない。6月29日、静岡市で開かれた西島氏の集会には、西島氏と同じ福岡県医師会出身の横倉義武・日医副会長の姿があった。西島氏は、菅直人政権が6月18日に公表した新成長戦略に、保険診療と自由診療を併用する「混合診療」の拡充が含まれた点を攻撃。「阻止するために国会という土俵に上がらせてほしい」と力を込めた。

 混合診療について、医療界には「自由診療の費用が負担できる人と、できない人とで格差が生じる」と慎重な意見が強い。ある県の医師会長は「民主党だけに任せるのは不安だ」と明かす。日医連は今回、比例でみんな新人の清水鴻一郎氏も支援する。全国の地方医師会の政治団体のうち、特定候補を単独推薦しているのは3分の1にすぎない。

 一方、日本歯科医師会(日歯)とその政治団体、日本歯科医師連盟(日歯連)は、いち早く、政権交代に反応した。昨年10月7日、日歯の大久保満男会長と日歯連の堤直文会長は、民主党本部で小沢一郎幹事長(当時)と会談。さらに2人は同14日、国会に民主党の輿石東参院議員会長を訪ねた。

 大久保会長らは、大詰めを迎えていた10年度診療報酬改定への要望や、参院選への対応を伝えたという。直後の同23日、日歯連は理事会で、比例で自民からの組織内候補擁立を撤回した。

 09年12月に決まった診療報酬の伸び率は医科の1・74%に対し、歯科は2・09%。近年、両者の伸び率は同率となるのが通例で、日歯と日歯連は、素早い「小沢詣で」が奏功した格好となった。日歯連は今年2月19日の評議員会で、民主新人の歯科医の支援を決めた。

 ただ、診療報酬という果実を得た日歯連にも「地方は自民党が与党の地域も多く、関係を絶つのは難しい」(幹部)との声は根強い。

 旧来自民党を支持してきた各組織は、政権交代後初の国政選挙への対応に悩む。日本看護協会の政治団体、日本看護連盟は昨年11月9日、引退する比例選出自民現職の後継として同協会元役員の擁立を決めた。ところが、日本看護協会は同26日、連盟の決定を「支持できない」と発表。両者の方針が異なる異例の事態となった。協会側は新しい与党に恭順の意を示した形だが、民主党内には「これまで自民党をやってきた団体は信用できない」と不信感をあらわにする議員もいる。

 農協の政治団体、全国農業者農政運動組織連盟は07年に比例で、JA全中の生え抜き候補を自民党から擁立、自民党内で2位となる約44万9000票を稼ぎ出し、当選を果たした。しかし、今回は一転、自主投票に。元JA青年組織幹部の自民新人が推薦を要請していたが、「組織を割りたくない」(川井田幸一会長)と見送った。

 野中広務・元自民党幹事長が会長を務める全国土地改良事業団体連合会の政治団体、全国土地改良政治連盟の比例候補は、自民からの公認後、立候補を辞退した。【鈴木直】

7403チバQ:2010/07/10(土) 01:14:56
業務連絡;とはさん
>>7400-7402の図の保存お願いします

7404チバQ:2010/07/10(土) 01:31:51
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/sanin/10/News/chugoku/Sc201007090002.html
中国地方ゆかりの比例候補がラストスパート '10/7/9

--------------------------------------------------------------------------------


 ▽顔ぶれ多彩、個人名売り込みに力

 参院選比例代表に立った中国地方ゆかりの候補者が、11日の投開票日に向けラストスパートに入っている。党を替わった現職、元閣僚、前市長など顔ぶれは多彩。個人名での得票数で当選が決まるだけに、「名前の連呼」に力を入れる候補も目立つ。

 民主党では、鳥取選挙区の現職(46)が比例での3選を目指す。政権交代後に自民党を離れ民主党に入党。公示後は鳥取県内で演説会や企業回りをし、小沢一郎前幹事長から紹介されたJR九州労組の支援で九州各県も行脚する。8日は浮動票を狙い東京・JR新橋駅前で街頭演説。「フルネームで書いて」と名前を連呼した。

 自公政権で総務相を務め、たちあがれ日本から立った元職(74)も自民党時代に3回当選した岡山選挙区を重視。公示後、東京で2日間、石原慎太郎都知事らと街頭に立つなどしたが、8日からは岡山県内に張り付く。個人名での投票を呼び掛ける方針だ。

 前岡山市長で元自民党衆院議員の新党改革新人(54)は公示後、岡山県外に出たのは3日だけ。「反民主」を意識し、選挙区については、自民党候補への投票を呼び掛ける場面もある。

 自民党の中国地方ゆかりの候補者は、弁護士の新人(50)。公示日は元通産相の義父の地元山口県田布施町で第一声を上げ、県内を巡回。その後は全国各地を回るが、党支持者が県内での浸透を図る。

 集票の拠点をブロック別に決めているのが公明、共産両党。公明党現職(37)は活動地域である中国四国の9県を巡回。9日は広島県、最終日は地元の岡山県に入る。共産党現職(46)は中国、四国、九州地方が活動エリアだ。中国地方は県庁所在地を中心に選挙カーを走らせ、個人名より党のアピールを優先する。

 社民党は、広島県連合役員の新人(47)が立候補し、党の得票の底上げを図っている。(荒木紀貴、岡田浩平)

【写真説明】サラリーマンが行き交う東京都内の駅前で支持を呼び掛ける比例代表の候補者(右手前)

7405チバQ:2010/07/10(土) 01:35:50
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20100709/CK2010070902000057.html
【東京】
投票率 気をもむ陣営 当日の天気予報は『曇り一時雨』
2010年7月9日


 政権交代後、初めての国政選挙になる参院選の投票率はどれぐらいになるのだろうか。一般的に投票率が低ければ組織選挙を戦う陣営が有利になり、高ければ、民意の「風」を受けやすくなる。民主党が参院の第一党に躍進した二〇〇七年の前回選の投票率は57・87%だ。有権者一千万人の東京で1%は十万人に相当し、勝敗の行方を左右する。さて、上がるのか、下がるのか−。

 「強烈な争点がなく、街の盛り上がりがない。やや下回るか、せいぜい前回並みでは」とは、ある与党陣営の幹部。野党陣営も「政治とカネや普天間の問題で関心が高まっていたが、首相の消費税発言で焦点がぼけてしまった。50%前半ぐらいか」「サッカーや相撲の賭博問題などで、選挙以外のニュースもたくさんあった」とする見方が多い。

 別の野党陣営からは「消費税問題は年金問題のときのようには関心を集めていない。60%ぐらいまで上がれば、浮動票の増加も期待できて有利になるが…」と願望も。

 ただ、「終盤になってビラの受け取りなど有権者の反応はよくなっている」「消費税問題への関心が高まっている。60%近くまでいくのではないか」とする陣営もある。

 四日までの期日前投票の中間状況は、前回比5%減。都選管は「期日前投票を利用する人は年々増えてきていたので心配なデータ。これから盛り上がって最終的に前回以上になってほしい」と話す。

 都選管が気をもむ、もう一つのデータが天気予報だ。気象庁によると、都内の投票当日の予報は「曇り一時雨」。担当者は「午前中に降っても午後はやんでくれれば、投票に向かいやすくなるのでありがたい」と話している。

http://www.47news.jp/CN/201007/CN2010070901000676.html
投開票日、広い範囲で雨か てるてる坊主の陣営も
 有権者も候補者も気になる11日の参院選投開票日の天気。日本列島は沖縄を除いて梅雨明けしておらず、各地で局地的大雨など大気の不安定な状態が続いているが、気象庁が9日発表した予報によると、投開票日も広い範囲で雨が降りそうだ。

 同庁によると、11日は日本の南岸にある梅雨前線が北上、西日本は朝から雨が降り、大雨の可能性もあるという。東日本は午後から雨、北日本は曇り時々晴れとみている。沖縄は晴れの予想。

 投票率は政治状況によるが、一般的に悪天候だと下がると言われ、各陣営も天気に気をもむ。

 首都圏のある選挙区。みんなの党の陣営は「投票率は上がってほしい。てるてる坊主を作ろうかな」。同じく高投票率を望む民主現職の陣営は「ゲリラ豪雨になると、投票どころではない」と心配する。

 自民現職の陣営からは「高齢者の支持者が多いので、曇りを期待したい」との声も聞かれた。

2010/07/09 18:24 【共同通信】

7406チバQ:2010/07/10(土) 01:43:15
http://gendai.net/articles/view/syakai/125094
民主も自民も大流行 女性候補はみんなピンク色
【政治・経済】
2010年7月9日 掲載
●選挙に有利!?
 選挙運動に揃いのTシャツやウエアはつきものだが、今回の選挙戦、見回してみると、やたらハデだ。人気はピンク系。中でもショッキングピンクが目立つ。
 三原じゅん子(自民)、片山さつき(自民)、青森選挙区の波多野里奈(民主)、宮城の伊藤弘実(民主)、東京の小倉麻子(たちあがれ)……。
「ハデな色が増えているのは、ここ3、4年です。小泉さんのころから、政治家が色にこだわるようになりました」(カラーセラピー研究所の木下代理子所長)
 このイメージカラー作戦は、有権者にうまくアピールできているのか。
「ピンクには、敵意をもたれず、平和なイメージがあります。選挙のような短期決戦では、色を使って人物像を演出することが有効なのです」(木下氏)
 一方、ピンクが氾濫(はんらん)し、逆効果というのは、カラーコンサルタントで株式会社ハーツ代表の高坂美紀氏だ。
「ピンクや赤は、記憶に残りやすく、初めての選挙を戦う候補にはインパクトを残せる色です。しかし、最近、色彩効果を意識しすぎてクドい印象ですね。ただ“目立とう合戦”になっているのではないでしょうか。キャラクターを生かした色使いの人はほとんどいません」
 では、どんな色が勝てる色なのか?
「赤は、アメリカの大統領も勝負カラーとして使っているように、リーダーシップと情熱を表します。ピンクも、男性には効果的で、女性に好感を抱かれる色です。しかし、女性の場合は同性から反感を持たれるかも知れません」(木下氏)
 ピンクブームの候補者、何人当選できるのか。

7407チバQ:2010/07/10(土) 01:45:29
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100709dde012010076000c.html
特集ワイド:’10攻防の夏 参院選 主婦たちの争点
 終盤を迎えヒートアップする参院選(11日投開票)。候補者の絶叫の先で、「消費者代表」とも言うべき主婦たちは何を感じ、心にどう響いているのか。バーゲンセールでにぎわう東京・新宿、中高年が集う巣鴨地蔵通り商店街で声を聞き、選挙の行方を探った。

 ◇新宿
 ベビーカーを押す埼玉県戸田市の主婦、伊藤眞子さん(35)。「自分の老後も気になるが、この子(5カ月)が将来、就職したり年金をもらったりできるのか、不安。やると決めたことを守り通せる人物かどうかを見極めたい」

 育児休業中の文京区の女性(35)。「年末には仕事に戻りたいけど、保育園に入れるか微妙。育児環境を充実させるためにも、経済を立て直して税収を増やすのが先決」

 杉並区の主婦、半沢彰江さん(37)は、中学生2人の母親。「塾や特別講習など教育関係の出費は年間100万円近い。夫の収入にも増減があるので厳しい。消費税を子育て支援に充ててほしい」

 10カ月の長男をあやす新宿区のピアノ講師(38)。「夫婦とも両親が地方にいて、育児を手伝ってもらえない。高齢者だけでなく若い親にも目を向ける政党があったら」

 稲城市の主婦、鈴木翠さん(27)。「政治はクリーンさが大切。鳩山(由紀夫)首相から菅(直人)首相へと代わり、小沢(一郎前幹事長)さんの影響力を排除する決断をしたのだから、もう一度だけ、民主党を信じてみたい」

 新宿区の主婦(62)。「政治家は甘いことばかり言う。子ども手当など甘やかしそのもの。若い世代の将来は心配だが、勤勉に働く人が報われる社会であるべきだ」

 小学生の息子と買い物に来た中野区の主婦、坂本英子さん(49)。「与党の事業仕分けは、ある一面だけを取り上げて無駄と切り捨てている。実際に仕分け対象になり困っている人もいる。自民党の方が安定感がありそう」

 日傘をさした日野市の女性(62)。「できもしない政策に惑わされたくない。自民党の石破茂さんや小泉進次郎さんらに『やり直すぞ』という気迫を感じます」

 夫婦共に公務員の千葉市の女性(38)。「生活苦からか窓口でのトラブルも増えている。雇用と社会保障の充実こそが大事で、そのためには消費税増税も仕方がない」

 「政治家の言葉が響いてこないのは、『しょせん人のカネ』と思っているからでは」と憤るのは新宿区の粘土工芸講師、高嶋道子さん(55)。「もっと己に厳しく、商売人の感覚でやってほしい」

 渋谷区の主婦(59)。「同居中の28歳の娘が結婚したがるような育児政策がほしい。民主党のラブコールを拒否したみんなの党に好感」

 同、派遣社員の古跡ゆりさん(55)。「子ども3人を育てたが、本当にお金がかかるのは大学で、子ども手当の財源は雇用拡大などに回すべきだ。信頼感がにじみ出ている候補者を見極めたいと思う」

 山梨県笛吹市から出張中という看護師、秋山小枝子さん(50)。「同居の義母を介護しているが、デイサービスなどがあるから私も仕事が続けられる。医療・福祉など形に残らないサービスを大事にする政治であってほしい」

 年金生活中の新宿区の主婦(65)。「普天間問題が突然消えて、消費税。年金暮らしの苦しさが分かっていない。菅さんは信用できない」

 渋谷区在住の主婦、永尾千恵子さん(44)。「将来、自分や夫の親に介護が必要になったとき、環境が整備されているのだろうか。支持率や報道に流されず、政策の実現可能性や人柄で判断したい」

7408チバQ:2010/07/10(土) 01:46:01
 ■消費の街で記者は……

 人の行動を「労働」と「消費」に二分すれば、大型百貨店が建ち並ぶ新宿は「消費の街」の筆頭だろう。それでも参院選の争点とされる消費税については「増税やむなし」との声が大半だった。では、真の争点とは。蒸し風呂のような路上で考え続けたが、答えは見つからない。【平野幸治】

 ◇巣鴨
 埼玉県川口市の林元子さん(65)。「老人介護施設の充実に期待する。私営施設は高額で、庶民は入れない。お年寄りが介護疲れで夫婦で殺人を犯すひどい社会。焼き鳥店経営の夫(73)は消費増税なら引退と話している」

 定年後も勤めに出る夫(64)と来た千葉県松戸市の団体職員(58)は「老後の医療と介護が心配。政党は選挙の時だけ約束するが不安は増す」。

 さいたま市の斎藤礼子さん(66)は、路上に空き缶を置いて土下座している男性に小銭を渡し「格差社会を築くために懸命に働いてきたんじゃない。消費税の前に収入が1億円の人から取って」。

 北区の青木洋子さん(75)は「消費税は上がるし(たばこを吸いつつ)楽しみのコレも10月に値上げ。老人をいじめない政治を」。隣で友人(73)が「消費税は70歳以上は非課税にして」。

 世田谷区の元中学教諭(68)は「菅さんが消費税に触れたのは首相として責任ある態度。反対だけの党は信用できない。ただ年金、福祉か借金返済か。使途不明のままでは賛成できない」。

 自転車で買い物途中の市川洋美さん(42)。「事業仕分けはもっと進めて癒着と無駄遣いのうみを出し切って」

 千葉市の公務員(46)。「今の民主党は昔の自民党政権みたいにどろどろした感じだが、もう一度だけ信じる」

 1歳の娘を抱いた地元の元派遣社員(27)は「保育所と雇用を増やして。昨年は子ども手当に期待したが、少額をもらうより自分で働いてまた手取り月14万〜15万円の収入は得たいと思う」。

 夫(35)とスイカ4分の1カット380円を買った地元のパート(33)は「ちゃんと年金が保障されるなら消費増税は仕方ない。でも無駄な空港とかを造って作った借金を返すためなら絶対反対。その借金で得をしたのは誰なの。民主党政権を見守りたい」。

 セールのデパートからの帰宅途中の野村康子さん(30)は「本気で景気回復に取り組む意思が民主党には感じられない。野党も批判ばかり。リーマン・ショック後の不況で夫(38)の年収が70万円減った。結婚2年目。そろそろ子どもをとも思うが、迷う」。

 茨城県つくばみらい市で夫(46)と花卉(かき)農家を営む佐藤雅子さん(44)。「消費増税で燃料や肥料の仕入れ値は上がり、逆に花は消費者が最初に買い控えるだろう」

 地元の42歳パート。「菅さんの『強い経済』はいつくるか。マラソンのゴールのような明るい像を示して。小泉改革以来、痛みばかり」

 福島県いわき市からバスツアーで来た石河礼子さん(76)。「政治とカネの問題より仕事を。娘(55)夫婦と暮らす孫(31)が去年、リストラされた。若い人が無職で、将来の年金制度はどうなるのか」

 長野県諏訪市からバスツアーで来た73歳。「息子(54)が腎臓病で通院中。早朝に並ばないと行列になる。10年後は医師不足で大変なことになると言っている。投票は自民党。昔からの付き合いがあるから」

 地元で夫(66)と飲食店を経営(62)。「外国人への参政権付与は絶対に反対です。日本国籍を取る覚悟のない人に政治は任せられない」

 ■高齢者が集う街で記者は……

 延命「とげぬき地蔵」で名高い巣鴨。「自己負担が減るから」と後期高齢75歳の誕生日まで待って白内障の手術を受けたという76歳の話を聞くうち、自らの老後にも不安が募ってきた。政治は「成長戦略」などと大層に構える前に、国民を不幸にしない確かな未来図を示してほしい。【根本太一】

7409チバQ:2010/07/10(土) 01:48:03
>言っている意味は分かるがキャッチフレーズにはできない。
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000001007090005
2010参院選・「夢がない」論戦低調
2010年07月09日

●菅首相提唱の「最小不幸社会」


 目指すは、幸福の最大化か、不幸の最小化か――。菅直人首相が示した「最小不幸社会」という国家像が、選挙戦でほとんど見向きされていない。政治の役割をめぐる根本の議論にもつながる内容だが、消極的な語感があだとなり、民主陣営ですら敬遠している。


 「首相は『最小不幸社会』をうたっている。この国に生まれて良かったと思える時代を作るため、民主党を中心とする政権にお力添えを」
 愛知選挙区(改選数3)に同党が擁立している女性候補の応援で2日に名古屋市を訪れた野田佳彦財務相は、街頭演説で、そう支持を訴えた。
 ただ、応援を受けた候補だけでなく、同選挙区での選挙戦で「最小不幸社会」の言葉が登場することはまずない。その理念を宣伝したり、あるいは批判したり、という動きも見えず、野田財務相の言及は「例外」に近い。
 「最小不幸社会」は以前からの菅氏の持論だ。党代表を務めていた2003年当時のマニフェストでも「私は、政治の目標は『最小不幸社会』の実現と考えています」と言及。6月の首相就任会見では「政治の役割は、貧困や戦争など国民や世界の人が不幸になる要素をいかに少なくしていくかだ」と説明し、菅首相のスローガンとして知られるようになった。
 だが、多くの国民と同様、各陣営も耳なじみのなかった言葉だ。民主候補の陣営幹部は「最小とか不幸とか、選挙にそぐわない。夢を与えることを言わないと、選挙には使えない」と候補者の演説には採り入れない。同党の塚本久県議団長は「言っている意味は分かるがキャッチフレーズにはできない。ブータンの『国民総幸福量』(GNH)みたいな言葉にしないと」と話す。
 一方、野党側も「批判の対象にもならない」(社民党の右田和彦県連合幹事長)と、論戦に加わっていない。
 「発想が乏しいし、ピンと来ない言葉だ。何より積極性に欠ける」(自民党の長坂康正県連幹事長)
 「最大幸福を目指すのが政治。不幸を前提とした発想は政治家として失格だ」(公明党の鬼頭英一県本部幹事長)
 みんなの党の候補は消費増税批判に傾注する。朝日新聞の取材に対し「ネガティブな言葉は使うべきではない。未来へ向かって成長する姿を見せるのが政治だ」と語った。

7410チバQ:2010/07/10(土) 01:52:14
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20100709ddlk28010287000c.html
参院選2010:ひょうご 表舞台から消えた拉致 有本さん夫妻、複雑な思い /兵庫
 ◇03年衆院選時大きな争点に 「被害者、今も同じ状況」
 参院選(11日投開票)も最終盤に入り、兵庫選挙区(改選数2)の候補者7人の演説にもいっそう熱がこもる。消費税増税などが争点になるなか、拉致被害者、有本恵子さん(行方不明時23歳)の救出活動を続ける父明弘さん(82)と母嘉代子さん(84)=神戸市長田区=は、拉致問題の解決を前面に押し出す候補者がいないことに複雑な思いを抱く。今月、有本さん拉致から丸27年を迎えた。【聞き手・川上晃弘】

 ◆各候補者の第一声を調べたところ、拉致解決を中心に訴えた人はゼロだった。

 明弘さん 拉致は票にならない、ということでしょう。蓮池薫さんらが帰国した02年10月から間もなく8年です。私たち自身が一番よく分かっていますが、拉致は当時ほど有権者の関心を引く話題ではないんです。

 嘉代子さん 仕方がないとは思いますが、今回の選挙は、あまりに生活に身近な事柄だけが争点になってる気がしてなりません。子ども手当や消費税の是非を議論することは大切です。しかし、本来、選挙というのは国家のあるべき姿を考えるもの。拉致は国民の主権が奪われた問題ですし、もう少し議論があってもいいと思っています。

 ◆拉致被害者が帰国した後に行われた03年の衆院選・兵庫7区では、拉致が大きな争点になった。

 嘉代子さん 私たち夫婦も応援演説に行きました。西宮で選挙カーに乗り、何百人もの支援者を前に話をしましたが、異様な盛り上がりでした。今回は演説を頼まれることもありません。拉致被害者の置かれた状況は当時と今でまったく変わってませんが、有権者の関心の度合いは大きな差があります。

 ◆参院選の結果次第で拉致問題が動くことは。

 明弘さん 拉致解決には、米国と北朝鮮の緊張を緩和させ、6カ国協議を再開することが大前提。一つの選挙結果だけで進展することはないと思っています。ただ、そうした機運が盛り上がった時、北朝鮮と対等に渡り合える安定政権であってほしいとは思っています

 ◆候補者に期待することは。

 嘉代子さん 支持したい政党はありますが、今の候補者で投票したい人はいないです。自宅近くにも選挙カーが回ってきますが、「国民のため」という言葉を聞くとつらくなります。私たちの娘は果たしてその中に入っているのでしょうか。拉致問題は最近メディアでもすっかり取り上げられなくなりましたが、今も苦しんでいる家族がいることは忘れないでほしいと思ってます。

〔神戸版〕

7411チバQ:2010/07/10(土) 01:55:15
http://hochi.yomiuri.co.jp/osaka/gossip/topics/news/20100709-OHO1T00125.htm
尾立候補の助っ人に“特命係長”高橋克典が来た!


応援演説の高橋克典(左)に、女性ファンが殺到し握手攻め 俳優の高橋克典(45)が8日、大阪選挙区(改選数3)で戦う友人の尾立源幸氏(46)=民主・大阪=からの応援要請という“特命”に応え、大阪市内の街頭演説3か所と豊中市の演説会に駆けつけた。

 “西の事業仕分け人”の助っ人として“特命係長”が選挙カー上に登場すると「キャー」「カッコイイ〜」と若い女性たちはすぐに悩殺された。日本宝くじ協会など仕分けの実績を訴えた尾立氏に続き、マイクを握った高橋は熱い口調で聴衆をくぎ付けにした。

 「みんな、怒った方がいい。アルバイトしてても税金はとられる。宝くじ買って300円だけ当たって残りはどこいったっつったら、知らないおやじのいい生活に使われてた。平たく言えばそういうこと」と、仕分けの意義をアピール。さらに日本の危機を訴え「1票は力。託したその人がダメだったら、しばきゃいいんですよ」と“らしさ全開”で清き1票を促した。

 高橋の所属事務所社長が尾立氏の小、中学校の後輩。その縁で趣味のバイクを通じて友人となった。「若い方にてきめんでした」と、尾立氏は“特命”成功といわんばかりの笑み。前回参院選でも島田紳助(54)の熱烈な応援を受けて当選。今回も自慢のタレント人脈でスパートをかけた。

7412チバQ:2010/07/10(土) 01:55:54
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001007090005
組織力に差 「戦術」対照的/民主の2氏
2010年07月09日


 参院選福島選挙区に民主党は初めて2人の候補を擁立した。現職の増子輝彦氏(62)が組織の強力な支援を受けているのに対し、それが望めない新顔の岡部光規氏(41)は無党派層への支持をどう広げるかに躍起。戦い方は対照的だ。(井上亮)


 「私にとって一番かけがえのない同志が戦っています。彼に力を与えてください」


 先月27日、増子氏の個人演説会場を訪れた鳩山由紀夫前首相はこう呼びかけた。自民党時代から政治行動をともにしてきた話を披露し、親密ぶりをアピールした。


 ほかにも直嶋正行経済産業相ら多くの国会議員が応援に訪れ、県議12人が実動部隊として支持拡大に走る。選挙カーでの遊説はきめ細かく、ほぼ毎日開く個人演説会には、県選出国会議員や地元首長、連合福島幹部らが顔を並べる。300人中100人が連合の関係者だったことも。


 陣営にとっての心配の種は気の緩み。「増子は大丈夫と安心するのが一番危ない」と引き締めに懸命だ。


 一方の岡部氏は後援会組織が十分でなく、推薦団体もないため支持固めに苦労している。党県連は2人擁立に際して地域ごとに支援者を割り振らず、両陣営を競わせた。無理にてこ入れし、選挙後にしこりができるのを恐れたためだ。その結果、岡部氏支援に回った県議は5人で増子氏の半分以下。ある県議は「勝ち馬に乗りたいというのが自然な感情」と解説する。


 7日に来県し、街頭演説した党政調会長の玄葉光一郎県連代表は「非常に厳しい選挙だ」と認めた上で、「まだ2人当選をあきらめていない」と岡部氏への支持を求めた。県連幹部は「可能性がある限りやるだけ」と話す。


 岡部氏は多くの時間を遊説に費やし、無党派層への浸透を狙う。田園地帯や住宅街をこまめに走り、出てきた人に駆け寄って握手、という地道な戦法だが、陣営には追い上げている実感も。「『医者の若い人』からもうひと越えして名前を覚えてもらえるかが勝負の分かれ目だ」


 福島選挙区には、2人のほか、共産党新顔の岩渕友氏(33)、みんなの党新顔の菅本和雅氏(42)、自民党現職の岩城光英氏(60)が立候補している。

7413チバQ:2010/07/10(土) 01:57:51
http://www.sanyo.oni.co.jp/senkyo/10_sanin/news/2010/07/09/20100709101030.html
「農村票」獲得に懸命 戸別所得補償めぐり論戦
 11日投票の参院選岡山選挙区(改選数1)で、各候補は農村部での票の上積みを狙って農業政策のアピールに懸命だ。“牙城”としてきた地盤を維持したい自民に対し、民主、共産も積極姿勢を見せて切り崩しを図る。戸別所得補償制度の導入など政権交代による農政転換も論戦に拍車を掛けている。

 販売価格と生産費の差額を補てんする戸別所得補償制度は、民主政権の看板政策。本年度はコメ農家が対象のモデル事業として、作付面積10アール当たり1万5千円を支給する。

 2007年の前回参院選で、農村部を重視した小沢一郎代表(当時)が打ち出した。この選挙を機に民主は、自民が強固な地盤を誇っていた農村部でも一定の支持を広げ、「都市型」といわれた支持構造から脱皮。政権交代につなげた。

 岡山県は総農家戸数が全国10位(05年農林業センサス)と農業県の一面も持つだけに、各候補の農政に関する訴えにも力がこもる。

 戸別所得補償について民主は、コメ以外への拡大などさらに充実を図る考え。同党現職の江田五月氏は岡山市南部の田園地帯を遊説した際には、「皆さんの意見を聞きながら立派な制度に仕上げていく」と述べた。

 共産新人の垣内雄一氏は制度に一定の評価を示しながら、「生産費が低く設定されており、実態に合っていない」と内容の不十分さを指摘。「農産物の輸入自由化をやめ、食料自給率を50%にする」と訴える。

 これに対し、自民は「ばらまきは農家の経営体質を弱める」と批判、農産物価格と所得の安定制度を示している。同党新人の山田美香氏は県北部の個人演説会で「農家の収入を安定させ、自立を促す」と話した。

 こうした主張に農業関係者からは冷ややかな声も聞かれる。

 美咲町の棚田110アールでコメを栽培する町内の農業男性(64)は「所得補償はありがたいが、将来的に続くか分からない」。岡山市の農業男性(80)は「消費税ばかり注目され、農政に真剣に取り組む姿勢が伝わってこない」と不満を示す。

(2010年7月9日掲載

7414チバQ:2010/07/10(土) 02:01:40
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20100709-OHT1T00032.htm
小沢ガールズ目立たず…地味にほぼ地元張り付き


さわやかな笑みで奮闘する福田衣里子衆院議員


地元に張り付く田中美絵子衆院議員


自転車遊説する三宅雪子氏。小沢ガールズのなかでも一番人気だ 昨年の衆院選で、民主党の小沢一郎前幹事長(68)のもと初当選した「小沢ガールズ」が目立たない。美女軍団として話題をさらったが、今回の参院選では多くのガールズが地元選挙区に張り付く毎日だ。

 当初は「民主党女性キャラバン隊」として、党全体で全国応援を展開する予定だった。が、6月に小沢氏が幹事長を辞任し、新執行部となり、「知名度のあるガールズが大集結する場面は実現していないんです」(ガールズ事務所関係者)。7日に山梨で集結し、輿石東参院議員会長(74)を応援する計画も不発に終わった。

 衆院選長崎2区で、自民党・久間章生元防衛相(69)を破って初当選した民主党・福田衣里子衆院議員(29)は、地元の長崎選挙区から出馬する現職・犬塚直史氏(55)の応援のために連日奔走。総合選対の森光一事務局長は「福田さんが(演説会場に)入ったら聴衆の数も反応も違う」と選挙戦略上の大黒柱となっている。「婚活? “選活”ばっかり」と苦笑いしつつ、必死の毎日だ。

 美人議員として人気の田中美絵子衆院議員(34)は、2年連続の“打倒・森元首相”を掲げる。公示日から地元・石川で、民主党の西原啓氏の応援に専念。ライバル・自民党は森喜朗氏のめいの夫・岡田直樹氏を擁立しており「自民王国を打ち破らなければ、政権交代した意味がない」と声を張り上げた。

 そんななか、国会での“転倒事件”で話題になった三宅雪子氏(45)には全国から“出演依頼”が殺到している。公示日から、地元群馬を含め1都5県で応援。オファーを断ることもあるが「できるだけ足を運んでサポートしたい」。

 地元の応援も欠かせない。自民党の中曽根弘文氏(64)と、民主党の富岡由紀夫氏(46)の一騎打ち。6日は富岡氏とともにJR高崎駅周辺を約1時間、自転車で街宣。5月に衆院内閣委で転倒し、右足を負傷して以来、初となる“チャリ遊説”に「もう転ばないで応援します」と意気込んだ。

7415チバQ:2010/07/10(土) 02:02:12
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20100709-OHT1T00046.htm
中畑清候補、ラスト猛追へ首都圏3連戦


目黒駅前で街宣を行い、横断歩道の途中でも握手を求める中畑清氏 元プロ野球巨人の中畑清氏(56)=たちあがれ日本・比例=が8日、11日の投開票日へむけ最後の“首都圏3連戦”に突入した。

 当初はこの日まで地元・福島で遊説する予定だったが急きょ、7日夜に帰京。ここまでの選挙戦に危機感を感じての作戦変更だった。「劣勢だからね。地元には悪かったけど、やっぱり多くの人と触れ合うことが大事」と、残り3日を首都圏での活動に充てることを決めた。

 この日は埼玉、都内など7か所での遊説に加え、夕方には石原慎太郎・東京都知事らとともに党決起大会に参加。品川駅前では約3000人に囲まれるなど相変わらずの人気に「あらためてスーパースターなんだぁと思った」と自ら語り、会場を沸かせた。

7416チバQ:2010/07/10(土) 02:03:02
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2010/07/09/03.html
谷亮子氏 選挙戦最終日に「富士山登山」

“参院のドン”輿石東氏の応援に入った谷亮子氏
Photo By スポニチ
 参院選比例代表に民主党から出馬した女子柔道五輪金メダリストの谷亮子氏(34)が、選挙戦最終日となるあす10日に富士山に登ることになった。

 谷氏は富士登山の経験がなく、「日本の象徴である富士山に国民の皆様はいろいろな思いを持って登っている。実際に自分も登ってみることでその気持ちを理解でき、国政に携わる時に役立つと思う」と説明。5合目から登り始めて頂上に達し下山する丸一日の強行軍で臨む。

 選対関係者によると、8日午前に本人が「富士山に登りたい」と切り出したという。谷氏は「全国を回ってたくさんの方に応援をいただき、国政に真剣に臨む気持ちを行動で示したいという思いが強くなった」と話した。候補者は選挙戦最終日はたいてい、人が集まる繁華街などを中心に回る。谷氏は登山者と握手して支持を呼び掛けながら頂上を目指す予定だが、選対関係者も「前代未聞」と驚いている。

 8日は山梨選挙区に出馬した同党の輿石東参院議員会長(74)の応援に入り「熱い情熱を持った輿石先生と国政で一生懸命頑張らせていただきたい」と訴えた。

[ 2010年07月09日 ]

7417チバQ:2010/07/10(土) 02:06:06
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100708/elc1007082242009-n1.htm
【参院選2010】宗教団体の暑い夏 「復調」掲げる創価学会 自民支持は「夫婦別姓」などに危機感 (1/2ページ)
2010.7.8 22:42
 参院選投開票日を11日に控え、与野党と友好関係にある宗教団体もヒートアップしている。終盤戦は組織力がモノを言うだけに与野党とも宗教団体は頼みの綱となる。宗教団体はなぜ、どんな理由で政治活動に熱を入れるのか−。

 終盤戦になり、公明党の支持母体である創価学会にとって今年は創立80周年の節目の年だけに「公明党の復調」を合言葉に組織をフル回転させる。

 かつてないほど力が入るのは、池田大作名誉会長が1月の幹部会で「私は今年の年末、戸田(城聖・第2代会長)先生に勝利の報告をすると決めた」とハッパをかけたことが大きい。それでも先の衆院選で自民党とともに下野したショックは大きく、選挙区候補は苦戦を続けてきた。

 そんな中、菅直人首相の消費税増税発言は渡りに船だった。「消費税を5%アップすれば年間30万円以上の増税だ。今の民衆からは鼻血も出ない。もう一回お遍路で頭を冷やせ!」。創価学会の各地集会で幹部らが増税を徹底批判、これが終盤の組織フル回転につながっている。

 自民党候補を支持する神道系の宗教団体などもいつになく熱が入る。民主党政権となり、永住外国人への地方参政権(選挙権)付与法案、人権侵害救済機関設置法案(旧人権擁護法案)、選択的夫婦別姓導入のための民法改正案−の成立が現実を帯び、「日本の伝統・文化が破壊される」との危機感が強まっているからだ。

 神社本庁の政治組織「神道政治連盟」は山谷えり子氏(59)をフル回転で支援。宗教団体でないが、戦没者遺族らの日本遺族会も水落敏栄氏(67)を熱心に応援する。野党転落で業界団体が離れた自民党にとっては宗教団体の組織票は数少ない頼みの綱だが、霊友会などはたちあがれ日本に一部が流れる公算が大きい。

 一方、反創価学会の宗教団体は今回参院選も民主党支持に回った。かつて自民党を支援してきた立正(りつしよう)佼成会(こうせいかい)は白真勲氏(51)、藤末健三氏(46)を推薦。崇教(すうきよう)真光(まひかり)は大阪選挙区で民主党公認の岡部まり氏(50)を支援する。このほか浄土真宗本願寺派と曹洞宗の住職2人が民主党の比例代表候補となっている。

 幸福の科学は幸福実現党の候補24人(うち比例5人)を全面支援する。先の衆院選では288選挙区と比例代表の全11ブロックに候補者を擁立したが全員落選した。国内信者数約1100万人(公称)に対し比例票は約46万票にとどまっており、信者の支持固めが課題となる。

7418チバQ:2010/07/10(土) 02:09:29
http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20100706ddlk45010575000c.html
候補と歩く:’10参院選・みやざき/上 松下新平氏 /宮崎
 ◇挙党一致 反転攻勢仕掛ける−−松下新平氏(43)=自現
 真っ黒に日焼けした顔に大粒の汗が光っていた。

 「口蹄疫(こうていえき)が、まん延したのは政府の初動の遅れのせい。この選挙は政府の対応が正しいのか、正しくないのかを示す選挙だ。宮崎の怒り、叫びをぶつける」

 投票日まで残り1週間を迎えた4日。自民現職、松下新平氏(43)は、地元・宮崎市高岡町のJA駐車場前で声高に政府の対応を批判した。

 脇を固めた江藤拓、古川禎久両衆院議員も訴える。「安易な増税論議はいけない」「民主の農業政策は破たんする」と。

 「私たちは自民党を変える高い志がある。新しい政治を宮崎から発信したい」

 3人は若さを前面に、息の合った選挙戦を展開している。

 過去、分裂選挙を繰り返してきた自民県連。今回6年ぶりに復党した松下氏で候補を一本化し、挙党一致態勢を組んだ。野党の立場で政府を徹底的に批判する反転攻勢を仕掛ける。

 松下氏は口蹄疫への政府対応を激しい口調でとがめた後、「我々がスピード感をもって立ち向かう」と拳を突き上げた。

 松下陣営は、市町村長、県議、市議らの協力を得て自民組織をフル活用している。党幹部の応援は口蹄疫に配慮して辞退。陣営幹部は「地道に粘り強く戦う」。長年の地元支持者は「自民に復党したことに最初は違和感があったが、口蹄疫に取り組む姿勢や思い入れに期待したい」と演説に聴き入った。

 国政で連立を解消した公明党も、比例代表候補と松下氏の後援会が協定を結んだことで支援に回った。党県本部幹部は「連立を組んだ自民との付き合いは大事に続けたい」と語る。

 一方で不安要素もある。自民を支援してきたJAの政治団体・県農民連盟が口蹄疫の対応を理由に今回は自主投票を決めた。世論調査では優勢が伝えられるが、「どこまで票が伸びるかは見えない」と慎重だ。

   ◇   ◇

 11日の投開票が目前に迫った。各陣営は口蹄疫禍の中、自粛と手探りの選挙戦を展開してきた。現場から各候補の訴えを報告する。【小原擁】

7419チバQ:2010/07/10(土) 02:10:11
http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20100707ddlk45010403000c.html
候補と歩く:’10参院選・みやざき/中 馬場洋光氏 /宮崎
 ◇消費税増税 政治難民の受け皿に−−馬場洋光氏(41)=共新
 「この選挙は消費税の大増税を許すかが問われている」

 宮崎市の花ケ島県営団地に共産新人、馬場洋光氏(41)の声が響く。

 「民主も自民も口をそろえて消費税を10%に上げるという。増税反対を主張しているのは私ただ一人です。暮らしを守る一票を私に託してください」

 小雨降る昼下がりの団地。反応は芳しくない。ようやくベランダから手を振る男性の姿が見えた。91歳、生活保護を受けているという。演説を終え、駆け寄った馬場氏に「消費税を上げられたらわしゃ食べていけん。頑張ってください」と細い、しわしわの手をベランダ越しに差し出した。その手を握り返しながら「困ったことがあったら何でも言ってくださいね」と言葉をかけた。

 01年の参院選が国政初挑戦だった。約2万3000票。続く04年は約3万3000票。07年は6人が立候補し、約2万5000票。一進一退の状態が続く。しかし、馬場氏の見方は違う。

 「政治を変えられるのは共産党しかない。みんながそう思い始めているのではないか。口蹄疫で苦しむ県民に増税の冷や水を浴びせるのは血も涙もない」と。

 県内を遊説して、そんな手応えをひしひし感じる。基地問題、後期高齢者医療制度、政治と金の問題……。

 「民主のどこが自民と違うのか。政治を変えられるのは大企業と米国にモノを言える共産党だけ」と訴え、自民にも民主にも失望した「政治難民」の受け皿を目指す。

 津島忠勝・選対本部長も「国政挑戦は5回目で、これまでにない手応えを感じている」と話す。特に「消費税増税が大争点として浮上してきた」ことがその一番の要因とみている。

 選挙事務所には子育て中の母親や高齢者、商店主から増税に反対という電話があるという。中には「うちがつぶれるか消費税をつぶすかどちらかだ」と必死で訴える商店主の悲痛な叫びも届いている。【川上珠実】

7420チバQ:2010/07/10(土) 02:10:51
http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20100708ddlk45010561000c.html
候補と歩く:’10参院選・みやざき/下 渡辺創氏 /宮崎
 ◇口蹄疫対策 政権与党の責任訴え−−渡辺創氏(32)=民新
 玄関の消毒槽に靴底を浸して足を踏み入れたのは、長年自民党を支えた県内最大の政治団体・県農民連盟の事務局だった。

 「農業は命を支える大事な産業だという意識を醸成したい。消費地と生産地の意識ギャップが課題だ」

 1日午後1時半、宮崎市のJA宮崎中央会。民主新人の渡辺創氏(32)は、仕事の手を休めて集まった職員に語りかけた。さらに「6年間、何をやってきたのか自分の専門分野も言えない参院議員はいらない」とも。批判した相手は明らかだ。

 口蹄疫(こうていえき)では政府の初動の遅れが指摘されるが、渡辺氏は「政権与党としての責任を果たしたい」と続け、経済連なども訪問。職員から拍手で激励を受けた。「口蹄疫への民主の対応は遅い。心情的には自民でも、農家を補償してくれるのは政権与党だ」。職員の一人は声を潜めた。

 渡辺氏は昨年末の出馬表明後、1000回を超える街頭演説に立った。政治部記者の経験から「政治の素人ではない」と売り込むが、まん延防止のため活動自粛を余儀なくされ知名度不足は否めない。陣営は発生地での選挙ポスター掲示を見送ったが、自主的に張る支持者もいる。

 農家への補償などで配慮に欠けた赤松広隆農相(当時)の発言も逆風となった。だが、口蹄疫で政府を批判する自民議員を、県農民連盟委員長の羽田正治・JA宮崎中央会長は厳しくいさめたという。影響力は約15万票と言われるが、先月29日、「自主投票」を決めた。

 渡辺氏を支援する連合宮崎は6年前の参院選では、無所属の松下氏を推薦した。「松下氏優勢」との世論調査などの報道に危機感を募らせ6日夜、宮崎市のホテルで加盟労組の集会を開催。横山節夫会長は「松下候補は自民を批判し、連合の支援で相手を破った。約束をほごにした裏切り者は許さない」と言い切った。一方、連立を離脱した社民だが、反自民の姿勢は崩さず影響は限定的とみられる。

 さまざまな思いが交錯するなか11日、有権者の審判は下る。【石田宗久】

7421チバQ:2010/07/10(土) 02:12:35
>>7249
http://mainichi.jp/area/ishikawa/news/20100708ddlk17010461000c.html
2010参院選:春の転勤から3カ月たたず “選挙区難民”一票投じて /石川
 ◇「現住所で投票できない!」不在者投票、手続き煩雑?−−衆院選から900人増
 参院選の投票日まであと3日に迫る中、今回は“選挙区難民”が目立ち、投票率への影響を心配する声があがっている。この春に転勤した有権者が転入届を出してから3カ月たたないうちに6月24日の公示日を迎え、公職選挙法に基づき現住地の選挙区で投票できないためだ。不在者投票の手続きは煩雑で、新天地での選挙戦も他人事。各選管は懸命に投票を呼びかける。【松井豊】

 総務省によると、「3カ月ルール」は選挙目的の住民票異動を防ぐ目的で制定された。今回は3月23日が期限だが、春の異動に際して転入届を出すのは大半が同日以降だ。

 金沢市選管によると、3カ月経過せずに市の名簿に登録されたままの転出組は約3100人。昨年8月18日公示の前回衆院選の際は約2200人で、約900人の“選挙区難民”が増えた計算だ。

 投票するには原則的に、期日前か投票日に旧住所地の選挙区へ出向く▽新住所地で不在者投票する−−の2通りある。

 不在者投票の場合、各選管のホームページ(HP)などに掲載された「不在者投票宣誓書(請求書)」に必要事項を記入。旧住所地の選管に送ると、投票用紙が返送され、新住所地で投票できる。

 だが、「手続きが煩雑」というのは、4月に金沢市から熊本県に転勤した女性会社員(26)。「HPをチェックしたけど、一見して面倒。新しい仕事に慣れるまで毎日が忙しいし」と、投票するかどうか迷っているという。

 不在者投票は前日まで可能だが、金沢市選管は、郵送の都合上「なるべく早く余裕をもって済ませてほしい」と話している。

7422とはずがたり:2010/07/10(土) 02:13:19
>>7403
了解っす♪
俺,他に保存依頼見逃してないっすよねぇ。

7423チバQ:2010/07/10(土) 02:13:50
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2010070800524
民主同士「仁義なき戦い」=分裂、すみ分け−小沢氏主導2人区、新人苦戦・参院選
 定数2の選挙区で、現職に加え新人も擁立した民主党。議席独占を目指す小沢一郎氏の戦略だったが、「政治とカネ」の問題で小沢氏は幹事長を辞任。共倒れの危険もある中、現職と新人が「仁義なき戦い」を繰り広げている。

 ◇ポスター張りも断られ

 小沢氏主導で擁立された新人候補は、知名度が高く若いなど無党派層を意識。「つじ立ち」と呼ばれる街頭宣伝を繰り返し浸透を図る。昨夏の政権交代の原動力になったが、「風」は急変。地元県連の協力を得られず、苦戦する候補も多い。
 静岡では現職(53)に加え、小沢氏主導で新人女性(31)を擁立したことに県連が猛反発、分裂選挙となった。現職の出陣式には地元選出議員や連合静岡の会長らが顔をそろえたが、新人の出陣式に集まったのは候補者の親族を含め約30人。陣営関係者は「県議にポスター張りだけでも手伝ってと頼んだが断られた」とこぼす。一方、現職陣営も他党候補を警戒しつつ「他党より小沢さんの動きが気になる」と小沢氏の影から逃れられない様子だ。

 ◇本音は現職優先

 県教組出身の現職(54)に加え、元厚生労働省職員の女性新人(32)を立てた兵庫県。県連の戦略は「現職は組織が支援し、新人は都市部の無党派層獲得」というすみ分け。組織票の一部が新人に回ることもありそうだが、労組などの本音は「現職が最優先」。幹部は「新人の浮動票狙いは初めから分かっている話。どちらに力を入れるかと言えば、組織の代表である現職に決まっている」と本音を隠さない。
 「小沢系」新人が苦戦する中、逆転現象が起きているのは北海道だ。3期18年務めた連合支援候補を引き継いだ元札幌市議(53)のほか、地元テレビで活躍する女性リポーター(48)が出馬。元市議側は「組織力で勝てる」と踏んだが、北海道教職員組合の不正献金事件で風向きが急変。各種調査で女性リポーターと自民候補を追う展開となっている。
 女性リポーターの選対関係者からは「連合からの圧力を感じる」との声も漏れる。陣営幹部は「予定していた原口一博総務相の応援も急きょ中止になり、地方議員も急に協力を断ってくるようになった」と厳しい表情。別の関係者も「元市議のためにも自民党票を食おうと頑張っているのに」とため息をついた。(2010/07/08-17:04

7424チバQ:2010/07/10(土) 02:16:00
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20100707ddlk26010469000c.html
2010参院選きょうと:終盤ルポ・候補者が行く/上 /京都
 参院選は11日の投開票に向け、終盤戦に入った。京都選挙区(改選数2)に立候補している6人の訴えも一層熱を帯びている。有権者が街に多く繰り出す休日、各候補者の動きをウオッチした。届け出順に紹介する。

 ◇党幹部、次々と応援に−−成宮真理子候補(40)=共新
 この日は朝の街頭演説がないため、久しぶりに小学2年の長女と一緒の時間を過ごした。「選挙が終わったらいっぱい遊ぼうね」と約束し、3日午前10時半に家を出た。

 雨の中、市田忠義・党書記局長らと京都市内の3カ所で街頭演説。イメージカラーの黄色のポロシャツを着て、傘を差して耳を傾ける聴衆に訴えかける。

 東山区の2カ所の商店街では、支持者らと政策を訴えながら練り歩き、有権者と握手を交わす。買い物客を見つける度に走り寄るので、陣営スタッフが差す傘もなかなか追いつかない。「消費税、絶対上げさせたらあきません」と呼びかけると、商店主から「ほんま、頑張ってな」と激励を受けた。

 夜は京都市内の3カ所の演説会に参加。穀田恵二・党国対委員長も応援に駆けつけた。選挙戦もいよいよ終盤。「疲れも出てきた?」と質問すると、「全然。めちゃめちゃ元気です」と力を込めた。【田辺佑介】

 ◇比例候補と二人三脚−−二之湯智候補(65)=自現
 3日は午前7時に起床し、同8時から京都市左京区の大原地区で支持を訴えた。午前11時に比例代表の三原じゅん子候補と合流。北区の北大路バスターミナル付近など2カ所で演説した。移動中も自らマイクで話し、昼食は車の中でサンドイッチで済ませた。前日の夜まで府北部にいたが、「全く疲れていない」と話した。

 午後3時からは、三原候補や府議らと錦市場などを練り歩き。午前中はスーツ姿だったが、午後から上着を脱いだ。「涼しげに見えるから脱げ、と事務所から言われてるけど、印象変わった?」と問いかけ、はにかんだ。握手攻めにあう三原候補の人気に感心しつつ、自らも商店主らと握手を交わし、繁華街2カ所で街頭演説した。

 夜は京都市と向日市の4カ所で演説会。伏見区の会場では「元気なところを見せないと」と走って会場入り。支援者が作った金銀の「必勝俵」を受け取り笑顔を見せた。【小川信】

7425チバQ:2010/07/10(土) 02:16:46
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20100708ddlk26010435000c.html
2010参院選きょうと:終盤ルポ・候補者が行く/中 /京都
 (届け出順)

 ◇1日50回、声をからし−−河上満栄候補(39)=民新
 1日50回と決めた街頭演説。菓子パンで簡単な朝食を済ませ、3日は朝から京都市伏見区の竹田駅付近の交差点で街頭演説を始めた。イメージカラーの水色のカットソーと白色ズボン、選挙運動で歩き回ったために黒ずみ、白色とは言えなくなったスニーカーという定番の格好。「国民の生活が第一の政治を確立します」。運動でかれた声を張り上げた。

 この日午前11時から、比例代表の谷亮子候補が駆けつけ合流した。激しい雨が降る中、京都駅八条口付近と四条河原町交差点で、2人が肩を並べて選挙カーの上から支持を求めた。「ヤワラちゃーん」。買い物客らが足を止め、同交差点付近の歩道はごった返した。「2人を国政に送り出してください」。両候補は笑顔で有権者らに手を振った。

 「谷さんはすごいパワー。一緒に政治を考えていきたい」。働く女性への支援を有権者に力強く訴えた。【古屋敷尚子】

 ◇のぼり立て自転車で−−中川卓也候補(50)=み新
 4日午前、京都市下京区の京都産業会館前で選挙カーを降りた。四条河原町付近のアーケードを軽いジョギングをしながら買い物客らと握手し、タクシーやバスに向かって手を振る。

 正午ごろ、三条河原町で街頭演説。「(公示日前日の立候補表明で)出遅れたハンディは十分承知しているが、皆さんの改革への意欲を引き出したい」と支持を訴えた。

 午後は、のぼりを付けた自転車に乗りペダルをこいだ。五条通や川端通を抜け、上京区の出町枡形商店街まで約5キロを走破。「のぼりが風であおられて重かった」と汗をぬぐった。

 ジムに週3回通い、エアロバイクのペダルを1時間こぐほどの運動好き。選挙カーを降りた、この日の選挙運動は「リフレッシュにもなった」と笑う。

 「有権者との距離が近づいてきた」と手応えを感じ、「既存の政治に不満を持つ浮動票が、どれぐらい動くのか」と期待する。【成田有佳】

7426チバQ:2010/07/10(土) 02:17:30
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20100709ddlk26010501000c.html
2010参院選きょうと:終盤ルポ・候補者が行く/下 /京都
 (届け出順)

 ◇有権者の声を励みに−−福山哲郎候補(48)=民現
 3日は朝から、京都市西京区の交差点でマイクを握った。街頭宣伝カーから手を振り、買い物客でごった返す右京区のスーパー前で声をからした。時折たたきつける雨で、スーツに合わせたイメージカラーの青色スニーカーも泥だらけだ。

 午後2時ごろ、二条駅西口ロータリーで車を降り、利用客らに握手を求めた。日ごろはきっちりセットされている髪形も乱れていたが、「若く見え、さらに男前!」と女性に好評。サッカーのワールドカップ日本代表と同じ青色ユニホームを着た中年男性から「“福山ブルー”です。頑張って」と声をかけられた。

 午後6時過ぎ、同駅近くで夜市が開かれている京都三条会商店街を浴衣姿の女性ボランティア4人と練り歩き、若者には「投票行ってね」、妊婦には「楽しみですね」と笑顔を見せた。「2回着替えましたよ。(好感触も)支援者のお陰」と報道陣に声をかけ、次の会場へ駆けていった。【入江直樹】

 ◇息子に弁当作り街へ−−北川智子候補(47)=諸新
 今にも雨が降り出しそうな空の下、京都市北区の北野白梅町駅前で4日、買い物などに急ぐ有権者の背中に語りかけるように言葉をつないだ。「民主党が政権を続ければ、1万円で消費税は1000円。誰も買い物する気がなくなってしまいます」

 子供の通う小学校や高校でPTA役員を務めた経験があり、演説も堂々たるもの。大好きだという赤のポロシャツ、スニーカーに白のパンツ姿が選挙運動期間中の定番スタイル。「情熱の色。目立つでしょ」。スタッフが持つ政策ビラを受け取った有権者には必ず駆け足で近寄り、名前を売り込み政策を訴える。

 毎朝5時半に起き、高校生の息子の弁当を作ってから、自宅を出発。「立候補が決まってから子供たちが洗濯したり、自分のことは自分でやるようになってくれた」と笑う。

 「政治の真ん中にいる人」では見えない政治への注文、可能性を訴え続ける。【林哲平】

7427とはずがたり:2010/07/10(土) 02:19:48
>>7400-7403
size3と5は見にくいなぁ・・(´・ω・`)
http://tohazugatali.at.infoseek.co.jp/seiji/10san/20100706dd0phj000005000p_size5.jpg
http://tohazugatali.at.infoseek.co.jp/seiji/10san/20100706dd0phj000006000p_size3.jpg
http://tohazugatali.at.infoseek.co.jp/seiji/10san/20100707dd0phj000007000p_size5.jpg
http://tohazugatali.at.infoseek.co.jp/seiji/10san/20100708dd0phj000010000p_size8.jpg

7428チバQ:2010/07/10(土) 02:26:50
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20100702ddlk10010134000c.html
1票の現場から:’10参院選ぐんま 還暦すぎて自己破産 /群馬
 ◇再チャレンジ後押しを 「最小不幸社会」の道筋に
 糖尿病の合併症で両足の壊疽(えそ)が進み、入院中の05年12月、携帯電話に着信があった。銀行からだった。前橋市内でそば屋を営んでいた吉野邦彦さん(66)は、トイレの個室に駆け込んだ。「吉野さんの取引先が不渡りを出しました」。7500万円もの手形が紙くずとなった。翌06年1月、吉野さんは自己破産を申請した。

 渋川市出身。中学卒業後、20人近い弟子を抱える都内の有名なそば屋に集団就職した。23歳で独立して前橋市に店舗を構え、自身が開発した石臼自家製粉機の製造や、そば粉卸しなどの事業も展開。入院前の売上高は月2500万円にも達した。そば打ちを教えた門下生は全国に約3000人。4階建ての店舗兼自宅で、妻と裕福な生活を送っていたが、還暦を過ぎて落とし穴が待っていた。

 06年春。高崎市内に賃貸アパートを借りた。自己破産であらゆる資産を手放し、所持が認められる100万円で人生を再スタートした。アパートの浴槽は足を抱えなければ入れないほど小さく、シャワーで汗を流した。寝室は夫婦2人分の布団を敷くのがやっと。夜中に天井を見つめると、部屋に押しつぶされそうな感覚に襲われ、息苦しくなった。

 「人生の目標を見失い、何もやる気が起きなかった」。吉野さんが放り出されたのは、はい上がることがなかなか許されない「滑り台社会」。自己破産でローンを組むことができず、事業のやり直しの道筋が立たない。これまでも事業に失敗して消息を絶つ同業者らを見てきた。

 アパートに引っ越してしばらくたったある日、一筋の光明がともった。吉野さんの破産を伝え聞いた門下生から米や干物などの食料が送られてくるようになった。やり直す勇気がわいた。かつての取引先からは、自家製粉機の製造や修理依頼も舞い込むようになった。知人から工場を借り、元従業員らの力を借りながら徐々に事業を立て直した。

 この年、「再チャレンジ社会」の実現を掲げた安倍内閣が発足。小泉内閣で進んだ構造改革路線が修正されようとしたが、翌07年の参院選で自民党は大敗した。再チャレンジという言葉は聞かれなくなったが、菅直人首相は「最小不幸社会」を目指すと表明している。

 吉野さんは昨年12月、屋台形式の飲食店が集まる高崎市田町の「中山道恋文横丁 高崎田町屋台通り」の一角に、そばを用いた創作料理の居酒屋「そば源」をオープンさせた。店舗を構えるのは約4年ぶり。店の広さはたった3坪で、入れる客は最大9人のささやかな店だ。

 「私はなんとかやり直しができているが、立ち直れずに自殺に追い込まれる人はたくさんいるはずだ。再チャレンジを目指す人たちを後押しするような仕組みこそが必要なのでは」

 最高裁によると、09年の個人の自己破産申し立ては12万6265件となっている。【喜屋武真之介】

    □

 11日投開票の参院選は、民主党政権への中間評価に加え、格差社会の解消など多くの政治的課題を問う選挙となる。記者が「1票の現場」を歩いた。(この企画は随時掲載します)

7429チバQ:2010/07/10(土) 02:27:35
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20100703ddlk10010113000c.html
1票の現場から:’10参院選ぐんま 深夜の弁当工場 /群馬
 ◇せめて子供らに希望を 解雇恐れケガ隠す
 深夜の弁当工場。コンビニエンスストアに並ぶおにぎりの製造ラインで、高崎市在住の30代の男性は、ご飯を成型するプレス機に左手の人さし指をはさんだ。昨年11月。つめがはがれ、透明なビニール手袋の中に、みるみる血がたまった。「痛い?」。製造ラインを管理する正社員に声を掛けられ、即座に「大丈夫です」と応えた。けがをした不注意を理由に、首になるのが怖かったからだ。

 勤務時間は午前0時から同6時まで。時給は約1000円。立ちっぱなしで休憩時間はなし。この時間帯に勤務する十数人の多くが、男性のように南米やアジアから来日した非正規雇用労働者だ。日本人は3〜4人。髪をすっぽり覆う白い帽子と大きなマスクを着用するため、顔から目だけがのぞく。会話はなく、工場で聞こえるのは、車のエンジンのようなモーター音だけだ。

 男性はバブル経済が崩壊して間もない90年代半ば、お金を稼ぐために来日した。友人が住む前橋市内のアパートに居候し、繁華街でボーイとして働いた。やがて日本人女性と結婚し、子供2人に恵まれた。日中はレストランで、深夜から明け方まで弁当工場で働くため、睡眠時間は4時間。

 ベルトコンベヤーで運ばれてくる容器に、手分けして弁当のおかずを詰め込んでいると、自分が機械の一部になったように感じる。ご飯やおかずが余っても、従業員は持ち帰ることができない。正社員には「家畜の餌になるから」と説明された。

 「ここでは日本人でも外国人でも、家畜以下。それでも10万円に満たない毎月の手取りのために働いている」

 最近、職場でタイムカードを押そうとした瞬間、「人員調整のため休んでください」と指示されたことがある。不景気でコンビニ弁当の売り上げが減ったからだ。弁当にふたをしてラベルを張る時、「298円」という値段を見て、デフレも実感した。

 一方、弁当の注文が多い日もある。そういう日は、ベルトコンベヤーの速度が上がり、人間もその速度に合わせて手を動かさなければならない。チャプリンの映画「モダンタイムス」の世界が、この弁当工場で展開されている。

 投票権を持っていないが、自分の子供は十数年後、この国の有権者になる。年間3万人を超す自殺者、親殺しなどの家族間殺人、横行するいじめ……。政治は子供たちに、希望が持てる社会を残せるのか疑問に思う。【鈴木敦子】

7430チバQ:2010/07/10(土) 02:28:21
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20100706ddlk10010169000c.html
1票の現場から:’10参院選ぐんま 酸性雨で森林荒廃 /群馬
 ◇環境政策で優劣競え 国境超え解決すべき課題
 降り始めの雨水をコップにためた。口に含んですぐ吐き出した。06年6月の梅雨どき。県内に降り注ぐ雨の酸性度を00年以来測定してきた宮下正次さん(65)=高崎市在住=は、雨水の苦みに顔をしかめた。

 この日、酸性度を示すpHの値は4・0。pH7を下回るほど酸性が強くなる。森林などの土壌ではpHが5・5を下回ると、土壌に含まれるアルミニウムが溶け出し、樹木の成長に悪影響を与える。宮下さんの計測では、酸性度の値は年々強くなり、06年を最後に、雨水をなめるのをやめた。宮下さんはこの雨が、松枯れなどの森林の荒廃をもたらしていると考える。

 宮下さんは林野庁関東森林管理局に長年勤務し、現在は自然保護団体「森林(やま)の会」の代表を務める。同会の一員として赤城山にブナの植林を始めた92年当時は、松林が年中、青々と茂っていたが、4〜5年前から松の木のてっぺんが枯れる「梢(こずえ)枯れ」という現象が見られるようになった。

 今年4月にブナの木を植えるため山に入った時は、やせ細り立ち枯れした木の多さに衝撃を受けた。「酸性雨や酸性霧が、松枯れをもたらしている」。宮下さんにとって、化石燃料の使用などが原因の酸性雨は、国境を超えて解決すべき課題だ。

 赤城山の自然環境保護などにあたる県中部県民局渋川森林事務所によると、松の立ち枯れの原因は「松食い虫の影響」。しかし、宮下さんが00年に行った調査では、土壌のpHは4・8。宮下さんは「酸性度が強く、木に栄養を与える微生物が生息できない環境になっている」と指摘する。

 赤城山の立ち枯れは、水道水として使用している地下水にも影響している。前橋市水道局によると、83年3月までは市内の飲用水を赤城山などからの地下水ですべて賄っていた。しかし、09年に地下水が占める割合は48%に低下。残り52%は利根川から取水している。

 市内の人口増に地下水の供給が追いつかないという事情もあるが、担当者は「地下水自体の水量も減っているかもしれない」と話す。宮下さんによると、松枯れなどで山の保水能力が低下し、地中に水が染み込まなくなった。宮下さんは現在、枯れかけた木の根元に炭をまく活動を続ける。炭に含まれるアルカリ成分やミネラルが雨水によって溶け出し、土壌を豊かにする効果があるという。

 「足元の環境が危機的状況にあることを多くの政治家が認識していない。選挙で環境政策の優劣が競われないのが残念でならない」。宮下さんは嘆く。【角田直哉】

7431チバQ:2010/07/10(土) 02:29:13
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20100707ddlk10010109000c.html
1票の現場から:’10参院選ぐんま 障害者自立支援法 /群馬
 ◇「社会を変えたい」 早期廃止の願い込め投票
 母親が妊娠8カ月で虫垂炎になった。手術が必要になり、胎内にいた赤ちゃんを取り出した。わずか700グラム。1951年4月、未熟児として生まれた阿久澤洋子さん(59)=前橋市=には脳性まひの障害が残った。手を自由に動かすことができず、声をスムーズに出せない。小学校入学をあきらめ、療護施設に入所して初めて「自分は普通の子供と違う」と気付いた。

 18歳になると、この施設を出なければならなくなった。家に戻ったが、自分の世話のために両親に迷惑をかけることが後ろめたかった。自宅から福祉作業訓練所に通いながら、「どうやったら1人暮らしができるんだろう」と情報収集の日々を過ごした。

 27歳の時に、同じ障害を抱える仲間らと共同生活を始めて自立。しかし、92年に次の試練が待ち構えていた。旅行先で手足のしびれを感じ、ホテルのベッドに横たわると、そのまま動けなくなった。病院には「原因不明」と言われた。「寝返りもうてなくなった。この現実を受け入れるのは厳しかった。夜に目をつぶると、まぶたの裏に『死』という字が浮かぶ毎日だった」

 全身が動かなくなる「ギランバレー症候群」と診断されたのは05年。女優の故大原麗子さんらの罹患(りかん)で知られるようになった難病だ。発症から10年以上たっており「私の場合はもう手遅れ」(阿久澤さん)。寝たきり状態が続く。

 次の試練は、政治によってもたらされた。05年10月28日の自公政権下。東京・永田町の国会議事堂周辺は、全国から集まった1万人とも言われる障害者で埋め尽くされた。車椅子の阿久澤さんも、ヘルパーの成田茂さん(51)=前橋市=に連れられ、障害者に福祉サービスの原則1割負担などを求める「障害者自立支援法案」に対する抗議の輪に加わった。法案が通れば、従来の所得に応じた「応能負担」から、受益(利用したサービス)に応じた「応益負担」に変わる。負担増になる障害者も多く、成田さんは「金がなければ死ねということか」。

 法案はこの日の夕刻、衆院厚生労働委員会で可決。国会周辺は泣き崩れる障害者であふれた。

 障害者自立支援法の成立から4年を経て、同法の廃止をマニフェストに掲げた民主党が政権を奪取した。長妻昭厚生労働相は就任後間もなく、同法の「廃止」を明言。成田さんは「ついにこの日が来た」と思った。

 しかし、喜びはつかの間だった。応益負担から応能負担に原則戻す障害者自立支援法改正案は6月、審議未了で廃案に。鳩山内閣を引き継いだ菅内閣が参院選を前に、国会の会期延長に応じなかったためだ。

 政治の「裏切り」を阿久澤さんは冷静に見つめた。「障害者は何度も裏切られてきたので、驚かなかった。長妻厚労相が法廃止を宣言した時も、期待はしていなかった」

 阿久澤さんは、今回の参院選で期日前投票に行った。1票に「社会を変えたい」との思いを込めた。【塩田彩】

7432チバQ:2010/07/10(土) 02:30:17
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20100708ddlk10010103000c.html
1票の現場から:’10参院選ぐんま 雇用環境 /群馬
 ◇政権交代後も好転せず 正社員の職探し46万件に
 「すべてが行き詰まっている。子どもの名前を考える精神的な余裕もない」

 雇い止めを言い渡されたのは3月1日のことだった。藤岡市の自動車部品製造工場。前橋市に住む男性(34)は上司に「ちょっと話がある」と呼び出されてピンときた。契約社員として3年近く勤めてきたが、08年秋のリーマン・ショック以降、多くの同僚が辞めさせられてきた。上司には「分かりました」と答えるしかなかった。

 妻は現在、妊娠8カ月。2年前に結婚した時は「契約社員から正社員へ」という夢を描いていた。この会社には年2回、正社員への登用試験があり、登用実績も高いと聞かされていたからだ。しかし、リーマン・ショック以降、登用試験は廃止された。

 預貯金を取り崩す生活は4カ月目。ハローワークや県の就職支援センターに通い、これまで30社以上で面接を受けた。「試用期間3カ月の時給900円」という求人情報を見て面接を受けると、「本当は800円です」と言われてあぜんとした。「ボーナス支給」と書かれていたが「実際は出ませんよ。嫌なら来なくていい。あなたの代わりはいくらでもいるんですから」。

 男性は95年に工業高校を卒業後、高崎市の乾電池製造工場で正社員として働いた。しかし、残業が多く、仕事がきついのを理由に7年後に自主退職した。「なんとかなるという軽い気持ちだったが、考えが甘かった」。その後、職を転々とし、今は父親になるのを目前にしながら、プライドを傷つけられる日々を過ごす。

 職探しが厳しいのは、新卒者も同じだ。今春、大学の建築学科を卒業した男性(22)は在学中、東京都内の建設会社を中心に8社を受けたが、建設不況下で採用枠は限られ、就職浪人の道を選んだ。「もう1年大学に残って職探しを」と留年も考えたが、「大学にいるようでは自分に甘えが生じる。社会に出て厳しさを実感したい」と実家がある伊勢崎市に戻った。

 しかし、採用してくれる企業は見つからず、「考えが甘かった」と自省する日々だ。参院選の投票日が近づくが「政治に期待すれば何が返ってくるのか、リアル感がない」と棄権するつもりだ。

 群馬労働局によると、県内12カ所のハローワークに寄せられた正社員の職探しに関する相談は09年度、46万2264件に達した。リーマン・ショック前の07年度は30万7574件で、約1・5倍に激増した。

 「自公政権下でも、民主党政権になっても雇用環境は何も変わっていない。もうどの党にも期待できない」。間もなく父親になる男性は話す。一方、「人任せにしたくないので投票には行きたいが、投票先がない」とも。男性の耳には今も、工場の片隅で言われた「解雇宣言」がこだまする。

 「契約更新できなくなった。悪いが、契約は今月いっぱいまでで頼む」【鳥井真平】

7433チバQ:2010/07/10(土) 02:31:06
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20100709ddlk10010071000c.html
1票の現場から:’10参院選ぐんま 聴覚障害者、県内に6000人 /群馬
 ◇政見放送の手話通訳、なぜ認めないのですか
 前橋市の精密部品工場の駐車場に、参院選群馬選挙区の立候補者が現れた。次から次へと従業員に握手して回っている。生まれたときから耳が聞こえない松岡誠夫さん(41)も求めに応じて手を握り返した。候補者の口の動きを見ると「よろしく、よろしく、よろしく」と声をかけているようだった。「握手だけでなく、ろう者の本音を聞いてほしい」と思ったが、松岡さんは口で会話がうまくできず、候補者は立ち去った。公示後の6月末のことだった。

 参院選選挙区の政見放送では制度上、手話通訳が認められていない。字幕もないため、耳の聞こえない人にとっては、口が動いているだけに見える。総務省は、公職選挙法の実施規定で手話通訳が認められていない理由を「地域によって手話通訳士の数が異なり、全国一律に確保できない可能性がある」と説明する。

 しかし、より多くが立候補する衆院選の小選挙区では96年から手話通訳が認められている。昨夏の衆院選の小選挙区には全国で1139人、今回の参院選選挙区は251人が立候補。県聴覚障害者団体連合会の飯島豊会長は「合理的な理由がゼロ。認めるよう言い続けているが、多くの政治家は耳を貸そうとしない」と訴える。

 松岡さんは18歳でろう学校を卒業し、この工場に就職した。入社当時、上司の指示を理解できず、機械の操作は、見よう見まねで覚えた。一番困ったのは、機械の異常音に気づけないこと。黒煙が出るまで機械のスイッチを止めることができず、上司は「目を使え」と繰り返し注意した。

 「何があっても我慢しなさい」。両親に小さいころから教えられた処世術を胸に「健常者に追いつこう」と頑張った。両親からは「選挙には必ず行きなさい。権利を手放したらいけないよ」とも教わってきた。しかし、選挙権を獲得した約20年前、まだ国政選挙で手話通訳は認められておらず、両親に頼まれた候補者に投票した。

 初めて手話付きの政見放送を見たのは約10年前。テレビではなく、聴覚障害者が集まった上映会でのことだった。人生観が変わった。「1票が大事になった。自分で候補者の主張を判断し、票を投じることができるようになった。『大人』になった気がした」

 松岡さんは新聞を読むことができるが、「ろう者の多くは、手話を日常語としているから、文字より手話の方が意味をつかみやすい」と話す。実際に、手話通訳で候補者の主張が、ぐっと分かりやすく伝わってきた。松岡さんは今、上映会の開催に携わるようになっている。同連合会によると、聴覚障害者は県内に約6000人。飯島会長は「手話通訳は聴覚障害者の自立、社会参加のために不可欠だ」と話す。

 一方、手話通訳は参院選選挙区に加え、知事選でも認められていない。聴覚障害者の多くは、「認められない理由」を見いだせないでいる。【奥山はるな】

7434チバQ:2010/07/10(土) 02:32:36
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2010sanin/rensai/rensai4/20100628/20100628_0001.shtml
ダム政策 「脱ダム」の先に何が 「このままじゃ村が滅びる」
2010年06月28日 14:42  長い間積み残されてきた九州各地の政治課題が、昨年9月の政権交代を機に相次いで動きだした。民意が、閉そく状況に風穴をあけた。それから9カ月。政治が人々にもたらしたのは、期待か、不安か、あるいは失望か。試金石となる参院選が24日公示される。いま、九州が問う。



集会所で5年後の地域の姿を話し合う頭地地区の住民たち=15日午後7時半ごろ、熊本県五木村 川辺川は、標高千メートル級の山懐に抱かれた熊本県五木村を流れている。透んだ水は魚影を見通せるほど美しい。国は1966年、この清流をせき止める「川辺川ダム計画」を発表。水没予定地を抱える村は、以来40年余り揺れ続けてきた。

 15日夜、水没予定地からの移転者が入植した頭(とう)地(じ)地区の集会所で、約20人が地域振興に知恵を絞っていた。「山開きを企画したらどうか」「貸農園を作ろう」。楽しげな議論の中、林業男性(70)がぽつりと漏らした。「5年後にダムの新法はできとるじゃろか」

 政権交代が起きた昨年9月、前原誠司国土交通相は就任10日後に五木村に来た。村民に向かい「ダム中止」に政策転換した謝罪と、地域再建の支援法をつくる話を口にした。男性は期待を膨らませた。だからこそ、その後の進展が見えないことにいらだつ。「蛇の生殺し状態。早くせんとみんな年を取ってしまう」

   ◇   ◇

 ダム計画は、村の過疎に拍車を掛けた。水没予定地からの移転は、離村を促すきっかけともなった。現人口はダム計画前の4分の1(約1350人)に減少。高齢化率は40%を超える。

 「このままじゃ村は滅びる」。村の端にある端(たん)海(かい)野(の)集落の農業松永泰男さん(58)は言う。この夏、35年続けた花き栽培をやめる。33軒あった集落は一軒家となった。手伝いを頼むあてもなくなり、もう仕事を続けられない。村に来訪した前原国交相を松永さんは「救世主」と呼んだ。自民党政権当時に、大臣と村民がひざを突き合わせて話した記憶はない。「政治が変わった」と、そのときは思えた。

 通常国会が閉じ、参院選が事実上始まった後の今月20日、三日月大造国交副大臣が水没予定地を視察した。松永さんにもはや高ぶりはない。「再建策の内容には触れずじまい。選挙向けのパフォーマンスじゃないか」

   ◇   ◇

 五木村から川を下ると、ダムに揺れるもう一つの地域にたどり着く。熊本県が撤去方針を決めた球磨川の県営荒瀬ダム(八代市)。財政難で撤去費に悩む県は、国に財政支援を求めている。
 ダムの横に自宅がある下村勉さん(80)は、放水の水圧に伴う振動や騒音に悩まされてきた。家の壁には4メートルほどの大きな亀裂。「長年の振動でできた」という。

 2008年7月末、下村さんはダム視察に来た民主党幹部に「撤去に力を貸してください」と懇願した。手を取り、固く握った幹部は答えた。「国が支援すればできる。私たちが政権を取ったら必ずやる」

 また夏が来る。下村さんは、連日テレビに映る菅直人首相の姿を見つめて念を押す。「あんたの握手の手応え。私は信用しとるけんな」

    ×      ×

 ●ダム政策

 民主党は「コンクリートから人へ」の理念を掲げ、無駄な公共事業を削減する一環でダム事業の見直しを進める。前原誠司国土交通相は、全国136のダム事業のうち89事業を再検証する方針を発表。国交省の有識者会議は「ダムによらない治水」の新基準を今夏をめどにまとめる。民主党は、マニフェスト(政権公約)に川辺川ダム(熊本県)と八ツ場(やんば)ダム(群馬県)の中止を明記し、政権交代を果たした。


=2010/06/23付 西日本新聞朝刊=

7435チバQ:2010/07/10(土) 02:33:24
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2010sanin/rensai/rensai4/20100628/20100628_0002.shtml
諫早湾干拓事業 門が開く日は来るか
2010年06月28日 14:43
干拓営農地でタマネギを収穫する荒木さん=17日、長崎県諫早市 見渡す限りの畝(うね)の列を目にして、思わず息をのんだ。遠くに鳥のさえずりが聞こえる。この地はほんの10年ほど前まで塩水に漬かっていた。かつて「有明海の子宮」と呼ばれ、多様な生命をはぐくんだ長崎県諫早市の干潟に今、ヤフードーム(福岡市)96個分の農地が広がる。

 「漁業者は『宝の海を返せ』と言うが、私らにとったら宝の畑だ」。収穫したてのタマネギを手に、営農者の荒木隆太郎さん(62)が言った。

 干拓農地に入植して3年目。約34ヘクタールでジャガイモなど露地野菜を栽培している。失敗も経験したが、経営はようやく軌道に乗り始めた。最近、融資も受けた。「開門? 冗談じゃない。誰が国のトップになろうとそんなことはさせんよ」

   □   □

 佐賀市中心部から車で約20分。佐賀県有明海漁業協同組合南川副支所の掲示板に、民主、自民両党の参院選公認候補予定者のポスターが並んで張られていた。地元のノリ養殖業、川崎賢朗さん(49)が解説する。「組合が今回初めて自主投票を決めたんよ。これまで民主候補は支所の敷居さえまたげんやったのに」

 深刻な漁業不振など「有明海異変」が指摘されて久しい。多くの漁業者が、国営諫早湾干拓事業に伴う潮受け堤防排水門の閉め切りによる影響と考え、早急な開門調査を求め続けてきた。

 昨年9月の政権交代で、「政府」の実体が自民党から民主党に代わり、開門の期待は一気に高まった。ところが参院選前に鳩山由紀夫首相が退陣。「開門問題は争点になる」と言い切った赤松広隆農相も閣外に去った。後継農相の山田正彦衆院議員(長崎3区)は、判断を選挙後に先送り。「民主党を信じたい
気持ちは変わらんが…」。川崎さんの表情はさえない。

   □   □

 有明海特産の二枚貝タイラギの水揚げ地・佐賀県太良町大浦地区は昨冬、13年ぶりの豊漁に沸き立った。「久々に港に活気が戻った」と漁師平方宣清さん(57)。とはいえ、タイラギ漁だけで家計を支えたころの収穫量には及ばない。「開門さえすれば、元の生活に戻れる。民主党に頑張ってもらわんと」の思いは強い。

 一方、開門に反対する長崎県は全戸配布の広報誌「県民だより」の今月号で、6ページにわたり常時開門の問題点などを特集した。参院選長崎選挙区は前知事が自民公認で立候補の予定。平方さんは「事実上の県の援護射撃ではないか」といぶかり、諫早干拓地の営農者水頭貞次さん(60)は逆に「ええことや」と喜ぶ。

 長く与党だった自民党県連と野党の民主党県連がともに賛成し、民主党本部は反対−。諫早干拓事業をめぐる長崎の政治構図はいびつだ。政権交代を経てもそこに変化は見えず、有権者のやきもきは続く。

    ×      ×

 ●諫早湾干拓事業

 農地造成のため、1950年代に構想が浮上。長崎県の諫早湾奥部を全長約7キロの潮受け堤防で閉め切り、約670ヘクタールの干拓農地を整備した国営事業。89年着工、97年4月に堤防排水門閉め切り。完工は2007年11月で総事業費2533億円。佐賀地裁は08年6月、佐賀県などの漁業者が開門を求めた訴訟の判決で5年間の常時開門を国に命じた。国は控訴し係争中。政府与党の検討委員会は、今年4月「開門調査が適当」とする報告書を農相に出した。


=2010/06/24付 西日本新聞朝刊=

7436チバQ:2010/07/10(土) 02:34:29
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2010sanin/rensai/rensai4/20100628/20100628_0003.shtml
郵政改革 熱狂冷め目線厳しく
2010年06月28日 13:01
「昔は毎日のように来てくれた配達員さんが来なくなった」と話す島田スミ子さん=18日、熊本県相良村 つづら折りの国道445号沿いにある山あいの小さな郵便局が、1881(明治14)年の創業だというから驚く。熊本県相良村の四浦郵便局は、長く静かに人々の暮らしを支えてきた。

 「『民営化のせいで郵便局がなくなるかも』って心配してたけど、かえってサービスが良くなったみたい」。孫の学資保険の手続きに局を訪れた農林業北川美千代さん(67)の言葉に、居合わせた女性客も局にもらったキッチンペーパーを抱えてうなずいた。

 2005年夏、小泉純一郎首相(当時)は政治生命をかけて衆院解散を断行。日本列島を熱狂の渦に巻き込み、郵政民営化法を成立させた。「民営化」「効率化」は、中学校や農協支所も消えた人口900人弱の四浦地区にも波及。四浦局は06年に集配業務が他局に移管され、7人いた局員が4人になった。今後も局が存続する保証はない。

 局の壁に、局員が願いと決意を託したポスターが張られていた。

 「これからもずっとこの場所に在り続けられますように 創業の灯は、消しません」

   □   □

 深い峡谷にかかる橋を渡り、四浦地区の奥部にある椎葉集落を訪ねた。山の斜面に張り付く家屋に25人が暮らす。半数は65歳を超え、15軒のうち2軒は主を失っている。

 18年前に夫を亡くし独り暮らしの島田スミ子さん(80)。車を運転できないため、野菜やみそなどを積んで来る移動販売車が生活の支えだ。以前は郵便配達員に頼めていた貯金口座の出入金が、民営化後は制度上できなくなった。家から約1・5キロも離れたバス停を利用するのは難しく、やむなく郵便局まで近くの住人の車に乗せてもらう。

 島田さんは、構造改革を唱える小泉政権に期待した1人だった。「日本が変わるかもしれん、て思ったからね。でも結局、誰も山奥のことを気にかけてくれんということだけが分かった」

   □   □

 05年は民営化を訴えた小泉自民が、09年は民営化見直しを公約した民主党が衆院選で圧勝した。郵政改革をめぐり、振り子のように揺れる民意。参院選の前には、通常国会で郵政改革法案の成立が見送られたことから、担当大臣が辞めた。

 椎葉集落のある女性は最近、知人の郵便局員から「参院選比例は国民新党に投票を」と頼まれた。女性は車で銀行を利用し、ふだんはほとんど郵便局に縁がない。「『民営化見直しが必要だ』と言われてもねぇ。私は福祉政策を重視して投票する」と、郵政改革に送る目線は冷ややかだ。

 小泉政権以降の郵政改革とは何だろうか。単なる政争の具に終わるのだとしたら、しわ寄せを受けた離島や山間部の人たちはたまらない。

    ×      ×

 ●郵政改革

 小泉政権は、郵便貯金と簡易保険に集まる資金を民間に流そうと「郵便」「郵便貯金」「簡易保険」3事業を運営していた旧日本郵政公社を5社体制に分社・民営化した。これに伴い、地方の生活利便性低下が指摘された。昨年9月に民主党中心の政権が発足し、見直しに着手。3社体制に再編し、政府が日本郵政の株式を持ち続けるなど、民営化路線を大きく修正した郵政改革法案を今年の通常国会に提出したが、審議未了で廃案となった。


=2010/06/26付 西日本新聞朝刊=

7437チバQ:2010/07/10(土) 02:35:22
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2010sanin/rensai/rensai4/20100628/20100628_0004.shtml
新幹線長崎ルート 宙に浮く未着工区間
2010年06月28日 13:02
「俵坂トンネル」の工事現場では作業用トンネルができ、本線の工事も進む=15日、佐賀県嬉野市 佐賀県嬉野市の温泉街から北東へ約1キロ。山肌の茶畑を背にした田んぼの一角に、紅白のくいが見えた。くいは、九州新幹線・西九州(長崎)ルートの「嬉野駅」建設予定地を示す。市と長崎県東彼杵町を結び、ルート上最長となる「俵坂(たわらざか)トンネル」(約5・5キロ)の建設も進む。総額2600億円の巨大工事のつち音が聞こえ始め、地元の期待が膨らんでいる。

 「観光業にとって交通網の整備は一番大切」。嬉野温泉観光協会の山口保会長(68)は、開業を心待ちにする一人だ。温泉街の宿泊客は、景気低迷や競争激化のあおりを受け、ピークだった1990年ごろに比べ3割以上減。民主党は公共工事に厳しい目を向けるが、山口会長は「着工区間は粛々と進めるはず」と信じ、市内初の駅開業に観光振興の希望を託す。

   □   □

 「新幹線で創(つく)ろう、私たちのまちと未来」。長崎県諫早市の中心市街地や商工会議所ビルに、西九州ルートの早期開業を訴える看板、垂れ幕が掲げられている。JR諫早駅は、着工区間と未着工区間の中継地点。駅前で40年続く理髪店を経営する西善次さん(59)は「新幹線は駅前再開発の千載一遇のチャンス」と鼻息が荒い。

 一日約1万2千人が利用する同駅周辺は、バスターミナルや総合病院、税務署も集中し、日常的に渋滞。道路拡幅やターミナル移設などの再開発は20年来の懸案だ。

 かつて50店以上が軒を連ねた駅前商店街は、郊外型商業施設に客を奪われたことや後継者難による閉店が相次ぎ、今は30店余り。店舗跡地は駐車場になり、くしの歯が欠けたようだ。だからこそ、再開発の起爆剤となる新幹線開業(2018年度予定)に西さんの期待は大きい。

   □   □

 ただ、必ずしも「視界良好」とは言えない。政府は費用対効果などの観点から、全国の整備新幹線の未着工区間のうち、本年度中にも着工予定だった「諫早−長崎間」(約21キロ)を含む3区間の今後を「白紙」とした。今年1月から再検討を進めている。「武雄温泉−長崎間」の全線を新幹線規格で整備するよう求める長崎県や諫早市などの沿線自治体は「不確定要素が多く、住民に具体的な説明ができない」(諫早市)と弱り顔だ。

 諫早駅近くにある老舗メガネ店の店主野口弘司さん(49)は、今月中旬に市が開いた説明会で、全線が新幹線規格で整備された場合に、自分の店が線路建設用地にかかりそうだと知った。「そがんことを言われても、まだピンと来んよ」

 待ちわびる人も、将来設計が定まらず不安がる人もいる新幹線。西さん、野口さんは口をそろえる。「いずれにしろ、政府ははっきりした方針を早く示してほしい」 

    ×      ×

 ●新幹線長崎ルート

 1973年に福岡−長崎間の整備計画が決定。2008年に武雄温泉−諫早間(46キロ)が認可され、着工した。事業費約2600億円で、長崎、佐賀両県と沿線の市が3分の1の約870億円を負担する。新幹線線路と在来線を相互直通運転できる「フリーゲージトレイン」(FGT、軌間可変電車)の導入を検討。政府は本年度中に実用化の可否を最終判断する。導入された場合、博多−長崎間は1時間19分で、現行の最速の特急に比べて26分短縮される。


=2010/06/27付 西日本新聞朝刊=

7438チバQ:2010/07/10(土) 02:36:09
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2010sanin/rensai/rensai4/20100628/20100628_0005.shtml
普天間移設問題 徳之島見えぬ「今後」
2010年06月28日 13:04
海兵隊の訓練移転に反対する看板。峰岡勝さんが手作りし、徳之島内に設置した数は200枚を超す=鹿児島県天城町 セミの声が降り注ぎ、真夏を思わせる日差しが肌を刺す。参院選公示の前日、徳之島空港(鹿児島県天城町)に降り立った。人口約2万6千の小さな島。市街地を目指す車窓に、透き通る海とヤシの街路樹が流れる。

 いきなり、穏やかな島の空気に不似合いな看板が目に飛び込んできた。

 《基地はいらない》

 《島を売るな》

 徳之島は米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の海兵隊ヘリ部隊の一部訓練
移転先として、日米共同声明で明記された。沖縄での米兵の犯罪や軍用機の事故、騒音を知る島民は猛反発した。島のあちこちに、こうした看板を設置している。

 元教員で、天城町で農業を営む峰岡勝さん(64)は「政府は島を監視していて、油断するとすぐに移転話を進めてくる。反対し続けないと」と言う。4月に町民有志で市民団体「天城町同友会」をつくり、署名活動や学習会を開く。「基地が島を潤すというのは妄想だ。島の将来を駄目にするわけにはいかん」

   □   □

 島の主産業はサトウキビ栽培。島民1人当たりの平均年間所得は約170万円で、国民所得を130万円も下回る。

 「米軍普天間基地誘致推進協議会」会長の谷岡一さん(58)は、浮上した米軍の移転話にすぐ賛成した。理由を問うと「喜んで受け入れるわけではない。街を見てみろ」と言葉が返ってきた。

 徳之島町中心部の商店街は、半数近い約20店舗が閉じている。谷岡さんの期待は、政府による沖縄並みの振興策だ。「島は仕事がなく人口も減っている。反対派に問いたい。『じゃあどうすれば良いのか』と」

 傍聴した徳之島町議会で、議員が相次いで町財政に不安を訴えた。政権交代後の本年度、奄美群島の振興予算が3割削られたからだ。「今後も島への補助は減り、非常に厳しい財政運営になる」。答弁した高岡秀規町長の表情もさえなかった。

   □   □

 徳之島は、かつて保守系政治家同士の政争によって二分された過去がある。地方選挙も過熱し、勝者を支援した業者が公共工事にありつき、敗者は冷や飯を食わされたという。普天間移設は、島を再び二分するのか。大久幸助天城町長は「島は政府にかき回された。それなのにその後、島に来て説明もない」と憤る。

 鳩山政権は、普天間移設をめぐる稚拙な政治手法がたたり崩壊した。後継の菅政権は、表だって徳之島移転に触れない。

 公示日。徳之島には候補者はおろか選挙カーの姿もなかった。鹿児島選挙区の自民、共産、民主の3候補者は徳之島移転に反対の立場。首相退陣が空騒ぎだったように、日米安保の在り方、沖縄の負担軽減を問う移転問題は、争点にならないでいる。

    ×      ×

 ●普天間移設問題
 沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場を移設させる問題。1995年の米兵による沖縄少女暴行事件を契機に、日米両政府は96年に普天間飛行場の返還で合意した。2006年には、移設先を辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸部とすることで日米合意。鳩山由紀夫首相(当時)はこの計画の見直しを掲げながら、今年5月28日にほぼ現行案通りの辺野古移設と、ヘリ部隊の鹿児島県徳之島への訓練移転を明記した日米共同声明を発表した。菅直人首相は同声明を踏襲する方針。


=2010/06/28付 西日本新聞朝刊=

7439チバQ:2010/07/10(土) 02:36:54
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2010sanin/rensai/rensai4/20100629/20100629_0001.shtml
水俣病政治解決 「命を守る」のは誰か
2010年06月29日 12:02
福岡市であった水俣病被害者救済法の説明会。九州北部に住む未認定患者が会場を埋めた=23日、福岡市博多区
5月1日に鳩山由紀夫首相(当時)が祈りの言葉をささげた「水俣病慰霊の碑」=熊本県水俣市 不知火海から強い潮風が吹く熊本県水俣市のエコパーク水俣親水緑地。水俣湾を汚染したメチル水銀を封じたこの埋め立て地に、水俣病犠牲者の慰霊碑は立つ。

 5月1日、水俣病慰霊式に参列した鳩山由紀夫首相(当時)は、慰霊碑を前に「国として責任をもって償いを全うする」と誓った。「トップが来るなどこれまでなかった」。中村武雄さん(74)=同県芦北町=は会場の後方で、初めて式に出た現職首相が献花する背中を見つめた。

 水俣病被害者芦北の会の副会長として早期救済を求めてきた中村さん。会員300人の多くは1995年の政治決着で救済対象と認められず、活動を始めた。みんな年を取り、平均70歳になる。この5年で10人が亡くなった。「もう待てん」といら立ちを募らせる中で実現した首相来訪。「今度こそ解決してくれる」と胸を高鳴らせた。

   □   □

 政権与党の自民、公明両党と野党だった民主党の合意で昨年7月に成立した水俣病被害者救済法と、直後の政権交代で実現した国家賠償訴訟の和解協議−。民主党が鍵となり、水俣病問題の「第二の政治解決」は一気に動きだした。

 水面下の「潜在患者」にも新たな光が当たる。参院選公示を翌日に控えた23日の昼。福岡市のビルの一室で、救済法の説明会が開かれた。事前に多数の出席者が予測できた熊本、鹿児島両県の会場と違い、「水俣圏外」は未知数。ふたを開けてみると、熊本会場と変わらない200人以上でごった返した。

 「こんなにいるなんて」。芦北町出身で福岡市に住む主婦(55)は会場の混雑に目を見開いた。手足のしびれに悩まされ、相談先も探せなかった自分と同じ境遇の被害者がたくさんいた。東京、名古屋でもそれぞれ350人、大阪では「想像以上」(環境省)の千人が集まった。

   □   □

 親水緑地から車で約30分。廃業したホテルの大広間に、母(83)と胎児性患者の息子(56)が2人で暮らす。軽度の知的障害や神経まひのある息子を世話してきた母は、高齢で寝たきりになっても「子どもが気掛かりで」と医師が勧める入院にも踏み出せないでいる。

 家政婦の費用は月に約20万円。親子を支援する水俣病被害者互助会の事務局、谷洋一さん(61)は重い負担に「いつまで続けられるのか」と漏らす。4月に閣議決定した国の救済策は、胎児性患者支援の具体性を欠く。谷さんは「政治解決は金銭問題に終始し、本質的な解決になっていない」と指摘する。

 「命を守る」政治を訴え、水俣病は終わっていないと語った鳩山首相は参院選を前に退陣した。有権者は、政治が真の問題解決に道筋をつける日を待ち望んでいる。

    ×      ×

 ●水俣病政治解決

 国の責任を認め、水俣病被害の救済範囲を従来よりも広げた2004年の最高裁判決などを踏まえ、昨年7月に水俣病被害者救済法が成立。政権交代後、水俣病不知火患者会との訴訟の和解内容をほぼ踏襲し、未認定患者に一時金210万円などを支給する救済案がまとまった。ただし国の患者認定基準の見直しが進んでいないことや、加害企業・チッソの分社化容認、生年や居住地による救済の「線引き」などに批判が出ている。

=2010/06/29付 西日本新聞朝刊=

7440チバQ:2010/07/10(土) 02:37:44
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2010sanin/rensai/rensai4/20100630/20100630_0001.shtml
農家の所得補償 転作努力に冷や水も
2010年06月30日 12:53
所得補償制度に不安を抱えながら、大豆の播種の準備を進める塚原さん=佐賀市久保田町 6月下旬、梅雨を迎えた佐賀市久保田町。灰色の雲が水面に映り込んだ水田に緑の苗が映える。収穫後の麦わらが残る減反田は、まもなく大豆の種がまかれる予定だ。

 例年と変わらぬ光景の裏側で、異変は起きていた。町内の農家19戸でつくる久富西営農組合の塚原信明組合長(72)がため息をつく。「組合員に気力がなく、今年は割り当て分の大豆しか作らない」。民主党農政の目玉である戸別所得補償が、農民たちのやりがいを失わせたという。

 佐賀市を含む佐賀平野は、一大穀倉地帯として知られる。佐賀県は食料増産時代の1965、66年に2年連続で米の反収(10アール当たりの収量)日本一を誇った。ただ栄光は、その後の国の減反政策によって暗転した。

 県は生き残りをかけて米と麦の二毛作、大豆への転作を奨励。生産性向上にも努め、2008、09年に大豆の反収は日本一に輝いた。戸別所得補償は、佐賀の栄光を再び脅かす。

   □   □

 制度導入によって、久保田町の米作農家が受け取る大豆栽培の転作助成金は、約5万5千円(10アール当たり)から全国一律の3万5千円に減る。これが転作に二の足を踏ませた。町の大豆作付けは、昨年比3割減の283ヘクタールに落ち込んだ。農家たちの積み上げてきた「努力の結晶」(地元JA職員)が崩れていく。塚原さんは言う。「政府は自給率向上を掲げながら、やっていることが逆だ」

 大分県杵築市の広瀬台営農組合は、約10ヘクタールの減反田で飼料用米を作ってきた。良質な堆肥(たいひ)で水田の地力を上げるため、わらは畜産農家の堆肥と交換、もみは養鶏農家に売る工夫を重ね、採算度外視で続けてきた。

 飼料用米は所得補償で8万円(同)の助成金が出る。組合長の阿部銀蔵さん(78)は冗談めかして「米を作るよりよほど良い」と言い、本当は米価や麦価保障こそ政府にやってほしいと願う。

   □   □

 減反で生産調整し、農家の集約化、大規模化を図った自民党政権下の農政は、米価を守れず農業従事者を減らした。民主党は小規模農家の所得補償で対抗するものの、農政の根幹ともいえる米価には手が付いていない。大きく振れる農政に、多くの農家が行き惑う。

 福岡県稲作経営者協議会の副会長井上信幸さん(64)=筑紫野市=は最近、ある農家が「息子に継がせたいが、将来を考えるとサラリーマンの方が良かかも」と漏らすのを聞いた。無理もないと考える。「私たちは頑張りがいがある環境と、一貫した農政の下で農業をやりたい」

 日本農業の立て直し策か、選挙目当てのバラまき策か。賛否の声が入り交じる戸別所得補償の今後を、食糧基地・九州が注視する。

    ×      ×

 ●農家の所得補償

 食料自給率の向上、農家の経営安定を目的とする制度。(1)減反政策に沿う水田農家に10アール当たり1万5000円を定額交付する。米価が下がった場合に、販売価格が生産費を下回った分を国が農家に補てんする(2)減反田で麦や大豆、飼料用米などを生産する農家に助成金を交付し、生産拡大を促す−の2本柱。2010年度の水田農家のモデル事業は6月末に申請が締め切られ、12月から支払いが始まる。11年度からは畑作農家を加え実施。


=2010/06/30付 西日本新聞朝刊=

7441チバQ:2010/07/10(土) 02:38:33
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2010sanin/rensai/rensai4/20100701/20100701_0001.shtml
子ども手当 少子化止められるか 
2010年07月01日 12:24
都市部と地方の区別なく少子高齢化は進む。有効な子育て支援策が何か、模索は続く=29日、福岡市中央区 「ひーざ! こーし!」。福岡市中央区の市立中央児童会館で、音楽に合わせて歌い、踊る子どもたちの声が響いた。城南区の主婦(30)も次女(4)と体を動かす。

 母子は、月1回の割合で会館を訪れる。次女も長女(5)と共に幼稚園に通わせたいが、会社員の夫の収入で月約3万円の保育料を2人分払うのは無理。毎月の家計は赤字のこともあり、ボーナスで帳尻を合わせている。月額1万3千円の子ども手当は正直、助かる。「でも制度自体がいつ終わるか分からないのに、あてにはできません」

 福岡県小郡市の会社員山口耕平さん(26)は、昨年双子が生まれ、4児の親となった。勤める会社の制度で、第3、4子の出産祝い金計400万円を受け「国も企業も子育てを支援してくれている」と感じる。ただ十分かといえば、答えはノーだ。「『子ども手当があるから安心』なんて、誰も思わないでしょ」

   □   □

 福岡市早良区の西新保育園の園庭で、ボール遊びに興じる子どもたちの数を見た浦谷冨士子園長は「やっぱり多いわ」と実感した。4月、市内の認可保育所の待機児童は年度初めとして過去最多の489人を数えた。定員いっぱいを受け入れた同園も、いまだに空きの問い合わせを受ける。

 「コンクリートから人へ」をうたう民主党は、子育て世帯の支援策として子ども手当を創設した。施設整備など「現物給付」の割合が高かった自民政権時代とは、支援の力点が異なる。浦谷園長は「裕福な世帯に、子ども手当が本当に必要でしょうか。できれば保育所整備にその分の財源を回してほしい」と話す。

   □   □

 「年金は選挙の話題になっとりますか?」

 福岡市中央区平和三丁目の小高い丘に建物6棟が並ぶ市営住宅で、参院選のポスターを見ながら花岡八千代さん(73)が顔見知りの男性に話し掛けていた。全108戸の団地は、3割程度が高齢者の1人暮らしという。都市も少子高齢化が進む。「めったに子どもを見かけん。笑い声が聞こゆっと、こっちも元気になっとにね」

 国内の女性1人が生涯に産む子どもの推定人数(合計特殊出生率)は2008、09年とも1・37。人口増の目安とされる「2・08」を大きく下回る。厚生労働省は45年後の人口を約8993万人、高齢者(65歳以上)の割合を現在の倍の約41%と推計している。

 少子化の進展に歯止めをかけようとする政府の姿勢に、恐らく異論は少ない。花岡さんが疑問を抱くのはその方法だ。「子ども手当で子どもは増えるのかね?」

 子育て支援策は将来の国のかたち、ありように深くかかわる。だからこそ、有権者は真剣なまなざしを向けている。 (鶴加寿子)

 =おわり

    ×      ×

 ●子ども手当

 2009年衆院選で民主党公約の目玉の一つとされた。中学卒業までの子ども1人につき、10年度は月額1万3000円、11年度以降は2万6000円を支給する内容。子育ての経済的負担を軽減し、安心して子育てできる環境をつくり、子どもの成育を社会全体で応援するのが目的。満額支給で年間約5兆円以上かかると見込まれ、当初から財源の確保が課題とされた。6月に支給が始まったものの、長妻昭厚生労働相は11年度以降について事実上の満額支給断念を宣言した。


=2010/07/01付 西日本新聞朝刊=

7442チバQ:2010/07/10(土) 02:41:13
>>5999-6001
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000741006210002
【宰相の郷から】


保守の牙城・田布施の今【上】
2010年06月21日


13日夜に行われた松村文彦後援会の発足式。投影機やビデオ映像などを使って政策が紹介された=田布施町

◆対立の構図 変化の芽


  「あんたの後ろには誰がいるんじゃ」


  4月上旬。今秋の田布施町長選に向け活動を始めた松村文彦(31)は、高齢の女性に真剣なまなざしで問いかけられた。立候補の決意を告げた時のことだ。県社会教育施設職員を依願退職したばかり。有力者の後ろ盾はなく、「後ろ」にいるのは同級生や環境活動の仲間くらい。「町に残る風土の根深さをまざまざと感じた」と松村。「町政に新風を」。町が背負ってきた政治の歴史と向き合う覚悟を新たにしたという。


◆意識多様化 薄れる団結


  岸信介、佐藤栄作という兄弟宰相を輩出し、かつて岸、佐藤の両派に分かれ選挙のたびに争った田布施。派閥対立は国政選挙に限ったことではない。熾烈(しれつ)を極めたとされるのが町長選だ。


  その激しさを物語るエピソードは数知れない。投票日が近づくと、夜間は集落に通じる道路脇にたき火が並び、支援者の列ができた。「票をひっくり返そう」と潜り込んでくる相手方の支援者を監視する見張りだと、町民はうわさした。1998年には、当時の町長が現職首長では県内で初めて贈収賄事件で逮捕された。背景には両派の敵対があったと、とりざたされた。


  ところが、2006年10月の前回町長選では、柳井市などとの合併の枠組みを巡って新たな対立が浮上。合併に慎重だった元共産町議の候補の支援に、「水と油」のはずの保守系町議らが回った。平生との2町合併を訴えてのことだったという。町議出身の元県議、小中進(62)は「利害関係で岸派、佐藤派がごちゃまぜになってしまった」。


    ■


  今月6日夜。町内の集会施設に、ある自治会の役員ら20人ほどが集まった。松村から要請された推薦の是非について議論するためだった。


  「推薦があれば支援しやすくなる」。松村が推薦を要請したのは、そうした町民の不安を耳にしたからだ。田布施ではかつて、選挙のたびに集落の有力者や長老が住民をまとめてきたとされる。政治経験も知名度もない候補の支援には大義名分がいる――。そんな雰囲気への配慮だった。


  だが、自治会側が出したのは「要請自体を白紙撤回してもらう」という結論。「自治会が選挙にかかわるべきなのか、と疑問の声も出た。住民らの意識が多様化してきており意見がまとまらなかった」と自治会長(66)。かつての選挙戦で底堅い力を見せてきた集落にも、以前とは違う空気が生まれ始めている。


    ■


  4月下旬。松村は、吹田緌(83)の自宅を訪ねた。地元の首長を振り出しに、岸の後継となり、自治大臣まで上り詰めた吹田。「地元の政治家の大先輩。知恵を貸して頂きたい」。そんな思いで、留守だった吹田あてに、あいさつのメモを残した。だが、まだ面会の機会を得てはいない。


  町長選に30歳前後の若者が立候補すれば、数十年ぶりのことになる。くしくも合併後の55年、27歳で初代町長となった吹田に次ぐ若さだ。


  「田舎の若造に事務所を貸してくれる人もおらず、ポスターだって張らせてもらえなかった」。吹田は町長選に挑んだ当時の苦労を振り返る。「ただ、戦後復興期の雰囲気が残り、新しい街づくりに期待する住民らの強い思いがあった。当選は時代の要請でもあった」


  だが、今回の町長選では、当時の自分と同じような若者ではなく、現職の長信正治(63)を支援するという。田布施とともに政治人生を歩んだ吹田は言う。「今の町民は安定を求めているのではないか。『今回だけは』と、手のひらを返すようなことをするだろうか」
=敬称略


    ◇


  岸、佐藤両派の争いとともに独特の政治風土が培われ、保守の牙城(がじょう)とされた田布施町。両派の争いが息を潜めた後、そんな町にも、新たな政治の芽生えが出つつある。参院選を間近に控え、田布施の「今」を探った。
(小暮純治が担当します)

7443名無しさん:2010/07/10(土) 02:41:18
自民の数字をミンスに貼っていたww
衝撃の訂正版、ここにも貼っとくかw
詳しくは予想すれを見てね♪

最終議席予想

オレ
民 47
自 48
み 12
公 9
共 3
国 1
社 1
改 0
た 0
幸 0

参考資料
民 63
自 34
み 9
公 8
共 4
国 1
社 1
改 0
た 1
幸 0

7444チバQ:2010/07/10(土) 02:41:52
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000741006220001
【宰相の郷から】


保守の牙城・田布施の今【下】
2010年06月22日


近づく参院選に向け、町内でも街頭演説に立つ立候補予定者の姿が見られ始めた=12日、田布施町

◆選択「自分の意思で」


 仰ぐ石城(いわき)のれい峰や 流れも清き田布施川 そそぐ彼方(かなた)に別府の浜 えにしも深く結ばれし 我等(われら)三千六百戸……


  1956年に作られた田布施の旧町歌には、豊かな自然に囲まれた町民たちの固い結びつきがたたえられている。町を貫く田布施川など水の恵みを中心に、米農家たちは関係を深めてきた。年数回、集落の世帯が集まり、側溝の掃除や川ざらいなどに精を出す。「道普請」と呼ばれるそんな慣習が各地に残り、地縁関係の根強さを物語る。


◆新住民増え 弱まる地縁


  そんな町にも最近、地縁に縛られない「新住民」の姿が目立つようになった。


  平生町との境に近い田布施町南東部の地区には、田畑や森の挟間に真新しいアパートや新築住宅が立ち並ぶ。県内の農村部で人口減に歯止めがかからない中、同町は横ばい状態にとどまる。地価の安さや、周南や光など工場地へ通勤しやすい地の利を生かしてベッドタウンとして発展。若い世代の移住やUターン、Iターンなどが新住民増加の背景にある。


  町で民主党支部幹部を務める男性(64)も、新住民の一人。千葉県の会社を定年退職した2005年、高校まで過ごした故郷、田布施に戻り、父から譲り受けた田で農業を営み始めた。父は生前、町内では大規模な農家だった。佐藤派の支援者で、選挙では集落の農家らを取りまとめていたという。だが、男性は「選択肢のある二大政党制を根付かせたい」と、民主党衆院議員、平岡秀夫(56)の選挙にかかわるようになった。


  「衆議院議員の平岡秀夫です」。町近隣を通る候補者らの連呼の言葉に「民主」はなかった――。男性は活動当初の状況をそう振り返る。


  その時点で2回連続当選していた平岡だったが、05年9月の郵政選挙では小選挙区で自民新顔に僅差(きんさ)で敗北。「党の底辺組織の脆弱(ぜいじゃく)さを痛感した」。教訓をもとに06年3月、柳井広域支部が民主党で県内初の地域支部として発足。その1年と数カ月後には、田布施を含む熊毛郡が独立して支部化された。


  「4223対3989」。民主政権が誕生した昨夏の衆院選。政権交代の風か、支部活動の成果か、住民の変質なのか、田布施でも初めて比例区の得票で民主が自民を上回った。


  「確かに町は変わりつつある」。ある喫茶店主の男性(61)はそう確信している。依頼があれば分け隔て無く並べるという店内のテーブルには、公明や自民の参院選候補者らの名刺やリーフレット、共産の機関紙・しんぶん赤旗などが積まれていた。「以前なら信じられなかったこと。でも、今は受け入れてもらえる町民たちがいる。それが現実なんです」


  1968年ごろ、結婚を機に岩国市から妻の実家のある田布施へ移り住んだ。佐藤派だった義父に理由も分からず付き添い、運転手役として集落を回った。「義務感でやっていた。息苦しさもあった」。上関町の原発問題を知ったことが転機となり、いまは自民の支援活動からは距離を置く。「政治が地域に理不尽な争いや苦痛を背負わせたと感じ、自分の意思で政治を選択しようと思った」という。


    ◇


  「奇兵隊内閣」を自称する菅直人新内閣が発足し、最初の審判となる参院選が幕を開けようとしている。旧田布施町歌にうたわれた石城山の山頂付近には第二奇兵隊の本陣跡が残り、岸信介、佐藤栄作の詩などが刻まれた石碑も並ぶ。かつての「政治の町」を見守るかのように。強固だった保守基盤の揺らぎとほころび――。わずかだが確実に変化しつつある宰相の郷は、静かにまた、選挙戦を迎える。
=敬称略
(小暮純治が担当しました)

7445名無しさん:2010/07/10(土) 02:42:15
チバQ破れかぶれなのはわかるが
コピペ攻撃自重www

7446:名無しさん:2010/07/10(土) 10:43:32
管はもう降板だな。選挙の直前に「消費税10%上げます」=
「公務員を守ります」だろ。

 東京都のこの夏ボーナス平均80万円でーす。
 国民よ、ひたすら働け!納税の為に。俺たちの給与を守る
 ためにも。払わなければなんでも自治体が警察と組んで
 財産強制差し押さえってのを分かっているな。

7447チバQ:2010/07/10(土) 11:23:48
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20100710/CK2010071002000122.html
《参院選2010》 県内の首長、対応に苦慮 長年の関係維持か乗り換えか
2010年7月10日

大方“中立” 『摩擦避けたい』
 参院選静岡選挙区の候補者から、政治家の一人として候補者の応援を求められることもある県内の首長たち。昨年の政権交代で与野党の立場が逆転し、長年築いた関係を維持するか、それとも乗り換えるか、対応に苦慮している。予算要望などでは与党・民主党に頼らざるを得ないが、自民党が多数を占める地方議会との関係なども考えれば、「うまく摩擦を避けたい」のが大方の本音のようだ。

 大票田の静岡市。小嶋善吉市長は現役の自民党員だが、「必勝」のため書きは要請のあった自民党新人と民主党現職の双方に送った。取材には「首長として一党一派にくみしない」と話した。

 元民主党衆院議員の鈴木康友・浜松市長は4月、民主党現職の集会に出席し「友人の一人」として支援を呼び掛けた。5月下旬の定例会見では「特定政党や特定候補を応援することはありません」と“中立”を表明。公示後も静観の立場を貫く。

 元自民党衆院議員の栗原裕康・沼津市長も「市長という立場上、広く市民の意見を聞くことが大事。中立的なスタンスを取らなくてはならない」と強調した。

 自民党県議出身の牧之原市の西原茂樹市長は公示後、市内で民主党現職の応援に駆け付け、マイクを握った。定例会見では「自民党からも要請があれば行く」と事情を説明する半面、「政権与党とは上手に付き合わなければならない」とも述べた。

 一方で、集会への出席や応援演説を“自粛”する首長も多くいる。

 県中部のある首長は「首長は悲しいよ。自民党の応援をしていたのに、政権交代した途端に民主にも配慮しなきゃいけない」と立場の難しさを嘆いた。

7448チバQ:2010/07/10(土) 12:07:19
>>7405
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100710-OYO1T00412.htm?from=main2
<参院選>投票率にヤキモキ…識者は下落予想、天気予報は雨

 11日に投開票日が迫る参院選。当落に影響する投票率を巡っては、選挙区事情や、各陣営の組織力などによっても、見方や期待が大きく異なる。「年金」が争点となり、有権者の関心が高かったとされる2007年の前回参院選では、投票率は全国平均58・64%(選挙区)だったが、さて今回は――。

 「うちは知名度が高いので、投票率が上がれば上がるほど有利になる」

 10人が立つ大激戦区・大阪選挙区(改選定数3)で、「タレント候補」の民主党新人陣営は、前回の同選挙区の投票率(55・81%)より上がることを期待する。

 一方、固い組織を持つ同選挙区の公明党新人陣営は「60%を超えると浮動票が増える。前回並みなら、組織をフルに生かせるのだが……」と複雑な心境だ。

 候補者選びのゴタゴタから保守分裂選挙となった徳島選挙区(改選定数1)でも見方は分かれる。自民党徳島県連の選考に漏れ、新党改革から出る現職陣営は「自民党県連のやり方に怒りを覚える保守層が多いはず。投票率は前回(58・47%)を上回る」。対して、自民党新人陣営は「『どちらの候補も応援しづらい』と冷めた地域もあり、前回より1、2%下がる」とみる。

 前回の投票率が全国トップの71・81%だった島根選挙区(改選定数1)でも、「政治とカネの問題で生じた政治不信や、市町村合併による投票所の減少で前回より下がる」と推測する陣営関係者が多い。

 識者はどう見るか。有権者の投票行動などを研究する静岡大の佐藤哲也准教授(情報社会学)は「サッカーのW杯が注目を集めており、選挙への関心は低調。07年参院選のような大物政治家が絡んだ注目の選挙区も少なく、投票率は下がるだろう」と分析した。

 当日の天候も投票率を決める大きな要素となる。晴れでは行楽に出かけ、雨だと外出を控える人が増えるため、「曇り」が一番との見方も。気象庁によると、11日は梅雨前線が北上し、西日本から東日本にかけて雨が見込まれるという。

(2010年7月10日 読売新聞)

7449チバQ:2010/07/10(土) 12:09:19
>>7382
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201007100055.html
京都市選管委員長の自宅外壁に民主党ポスター、撤去2010年7月10日

 京都市選挙管理委員会の山口幸秀委員長(74)=京都市山科区=の自宅外壁に、参院選で民主党への投票を呼びかけるポスターが張られていたことがわかった。市選管は、選管委員の選挙運動を禁じた公職選挙法には抵触しないとしているが、「選挙の公平を訴える選管委員長の立場では好ましくない」と指摘。山口氏は「軽率だった」として、ポスターを撤去した。

 市選管事務局などによると、ポスターは「比例区は民主党」などと書かれ、公示日の6月24日に張られた。今月5日、市民から選管に「政治活動用のポスターが張られている。いいのか」と指摘があり、発覚したという。

 山口氏は取材に対し、「私が留守の間に、妻が民主党の運動員から頼まれた。反省している。これを機に公平な選挙に努めたい」と話した。

 山口氏は民主党の元京都市議。2007年まで7期務め、副議長などを歴任。今年6月、選管委員長に就任した。

7450チバQ:2010/07/10(土) 12:11:47
http://mainichi.jp/select/today/news/20100710k0000e010020000c.html
参院選:海外メディアの反応は 「そもそも選挙多すぎる」
2010年7月10日 10時41分

 投票日まであと1日と迫った参院選。政権交代が焦点とはならない選挙が海外メディアの特派員たちにはどう映っているのだろうか。英国紙と韓国紙の記者に聞いた。

 「今回の参院選は、外国特派員にとって面白いと言えない」。03年から英紙「インディペンデント」などの特派員として日本で取材するアイルランド人記者、デイビッド・マックニールさん(45)は指摘する。参院選は情勢と結果についての記事だけだ。

 「そもそも選挙が多すぎる。小泉(純一郎)さん以降、短期間で5人も首相が誕生し、政治家の力が弱いのか」と疑問を抱く。焦点となる消費税も「もっと税率の高い英国やアイルランドでは関心を呼ばないだろう」。

 マックニールさんはむしろ、沖縄県など関係地域を除くと選挙戦であまり話題にならない米軍普天間飛行場移設問題に注目。「大きな問題なのにわざと避けている」という意味の、「Elephant in the room(ゾウが部屋にいる)」という慣用句で表現する。「選挙後、ゾウが動けば政治家は目を向けざるを得ない。その時、どう対応するか注目したい」と話した。

 韓国紙「朝鮮日報」東京特派員の辛貞録(シン・ジョンロク)さん(46)も昨夏の衆院選は「数え切れないほど原稿を書いた」が今回は公示、投票日直前の予想、選挙結果の記事だけという。

 韓国であまり関心を持たれない一因について「1院制の韓国国民には、政権の行方にはあまり直接影響せず半数ずつ改選される参院はイメージがわきにくい」と説明。2大政党についても「消費税で同じようなことを言っているし、外交でも大きな違いは感じない」とする。

 一方で「個人的には選挙の結果には興味がある」といい「民主がどこまで議席を取れるか」に注目している。【曽田拓】

7451チバQ:2010/07/10(土) 12:14:03
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000001007100002
参院選 戦術変更の陣営も
2010年07月10日

■あす投開票 消費税急浮上で


 参院選は11日、投開票される。新潟選挙区(改選数2)では現職2人を含む6人が争っている。首相交代などの政局の後、消費税増税が争点に浮上する中、主要政党の公認・推薦を受ける各候補の陣営は慎重に戦略を練り、主張や発言の重点を変えてきた。


 自民党の中原八一氏は、菅直人首相が検討に言及した消費税増税について、将来的には必要だとの立場だ。ただ、終盤に近づき、新潟市や長岡市など都市部での演説で「今回の選挙は地方を元気にすることが争点だと思っていた。今なぜ消費税か。(税率の)引き上げは、地方の経済や農業を立て直してからだ」と主張。景気回復優先の立場を鮮明にしている。


 民主党の田中直紀氏は組織固めに注力してきたが、6月24日の公示後、県内各地で街頭演説を増やした。公示前は、消費税増税の検討について慎重な発言をしていたが、選挙戦では演説で「反対」と明言。「需要拡大が最優先」と主張し、景気対策などに取り組むと訴える。妻の真紀子衆院議員も消費税増税は「間違っている」と述べている。


 幸福実現党の笠巻健也氏は、減税策で経済成長につなげ、税収増を実現するのが持論。公示後、8日までに県内全域を回り終えた。陣営によると、主張や発言に大きな変化はないという。


 共産党の武田勝利氏は、消費税増税が浮上後、「増税反対」を最も重要な主張と位置づける。全県を回って力を入れる街頭演説では、テーマが消費税一本に絞られることも。「党員ばかりを集めた集会を開いているだけでは意味がない」(陣営幹部)として、各地の支持者に近所の人を街頭演説に誘ってもらい、支持を呼びかける。

7452チバQ:2010/07/10(土) 12:16:45
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2010071002000063.html
投票率 不安と期待
2010年7月10日 朝刊

 六月二十四日に公示された参院選も残すところあと一日。与野党幹部にとって、激戦区の勝敗や比例代表票を左右しかねない投票率は気になるところだ。ただ、政権交代で与野党が入れ替わり、投票率がどう選挙結果に影響するか読み切れない。各党に不安と期待が入り交じる。 (参院選取材班)

 参院選の投票率は、投票時間が二時間延長された一九九八年から56〜58%の間で推移している。

 民主党は野党時代、投票率が上がれば、政権与党に批判的な無党派層が民主党に多く投票し、有利になるとされていた。政権交代を果たした昨年の衆院選でも、投票率は小選挙区制導入後、最高の69・28%(選挙区)を記録している。

 だが、与党になった今回の参院選では、政治に不満を持つ無党派層の受け皿になれるとは限らず、これまでの「定説」が通用しない可能性が大きい。しかも、菅直人首相の「消費税10%」発言が無党派層を中心に反発を招き、苦戦を強いられている。

 各種の世論調査でも、無党派層はみんなの党に流れる傾向が出ている。民主党の選対幹部は「一人区は投票率が上がった方がいいが、複数区はどうなるか分からない」という。自民党と一騎打ちを演じている地方の一人区では、投票率アップは好材料かもしれないが、みんなの党と当選圏入りを争う埼玉や千葉、東京、神奈川、愛知では不利になると認める。

 一方、組織選挙を得意としてきた自民党は、高い投票率だと不利になるといわれてきた。野党になっても「(投票率は)あまり影響はない」(党関係者)と、追い風とはならないとみている。

 対照的なのが、みんなの党だ。報道機関の情勢分析でも「躍進の勢い」と伝えられ、投票率に関しても「今までは上がれば民主党の票が増えたが、今回はこちらが増える」(山内康一国対委員長)と期待する。

 サッカー・ワールドカップや大相撲の野球賭博問題が注目され「参院選は一番の関心事でなくなっている」(民主党幹部)ともいわれる。

 天気予報によると、投票日の十一日は一部を除き、全国的に雨模様だ。三年前の前回参院選の投票率58・64%を超えるのか、下回るのか。そして結果は−。

7453チバQ:2010/07/10(土) 12:17:58
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2010sanin/240803.html
高橋知事、応援演説せず 与野党の板挟み… 国政選挙で初めて (07/10 07:02)
 高橋はるみ知事は、参院選の期間中、各陣営の応援演説を一切行わないことになった。知事選で自民、公明両党の支援を受けてきた知事が、国政選挙で応援を行わないのは就任後初。政権交代で民主党政権になったことから、来春の知事選もにらんでの「政治的対応」となった。

 知事は、これまでの衆参両院の選挙では自民、公明両党を応援してきた。2007年の前回参院選でも、自民党候補の応援で街頭演説を行った。

 ところが、今回は自民党の道選挙区候補と公明党の比例代表候補に、6月24日の公示日の出陣式などにメッセージを送っただけ。さらに民主党の道選挙区の2候補の陣営にも「奮闘されることを祈念する」とのメッセージを送り、出陣式などで紹介された。

 知事周辺は「与野党双方から応援要請が来たが、どちらかを選ぶわけにはいかない。政権与党に配慮すべきだという意見もあり、見送った」と話す。

7454チバQ:2010/07/10(土) 12:25:20
http://www2.asahi.com/senkyo2010/news/TKY201007090702.html
民主票固めに労組苦心 薄い与党効果、組合員動かせず2010年7月10日2時18分

 民主党を支持する労働組合が、参院比例区で身内の組織票固めに苦心している。政権交代による「与党効果」があがっていないためだ。期待する政策を実現するには、組織内候補の得票で力を示す必要があると説く。だが、そうした動機づけで組合員を動かすのは容易ではない。

 新顔を擁立した情報労連は「雇用を守る戦い」として組合員の危機感をあおっている。8割はNTTグループの従業員で、自民党政権下で動き出したNTT組織再編に雇用が失われると反対。政権交代でブレーキがかけられると期待していたが、支援してきた原口一博衆院議員が総務相、組織内の参院議員が総務副大臣に就いたにもかかわらず、原口氏が再編に前向きな姿勢を強めてしまった。

 原口氏は年内に結論を出すとしており、政権交代の果実どころか、逆に危機が目前に迫る事態に。情報労連は「再編阻止」を合言葉に、3年前を上回る33万票を目標に引き締めを図る。だが、NTT労組幹部は「我々と組合員には再編に対する危機感に差があり、まとまり切れていない」と漏らす。

 組織内候補に直嶋正行経済産業相を擁する自動車総連ですら、与党効果は必ずしも働いていないようだ。自動車重量税の軽減など総連が掲げた政策は政権交代後に一部は実現したが、「与党になって『業界、組合のエゴ』批判を意識している」(幹部)として成果だとアピールすることは避けている。

 「大臣効果がまったくないことを思い知った」(幹部)との声もある。5月下旬、総連が組合員に調査したところ、比例区で「直嶋氏の名を書く」は8.4%。3年前の参院選時と、さほど変わらなかったという。

 このため総連は「組合員がいつ期日前投票に行くかを確認」「投票所で配布される投票済み証の回収を徹底」と記したマニュアルをもとに組織固めを徹底。直嶋氏も自動車メーカーの工場や施設のある街を中心に回っている。(岩波精、大平要、稲石俊章)

7455チバQ:2010/07/10(土) 12:30:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100709-00000007-ykf-ent
選挙特番おなじみの顔ばかり!? テレ東にアノ大物も
7月9日16時56分配信 夕刊フジ


 昨夏の政権交代後、初の本格的な国政選挙となる参院選の投開票日の11日夜、テレビ各局は選挙特番を放送する。タレント候補を擁立した政党のように芸能人の人気に頼る局もあれば、実力派キャスター、アナウンサーをそろえて正攻法で臨む局も。視聴者はどの局に票を投じるか。

 【日テレ系】

 「ZERO×選挙2010」は、島田紳助(54)、村尾信尚氏(54)のコンビが午後7時58分からの1部の司会。各政党幹部への激しいツッコミが見ものだ。

 午後11時55分からの2部は、村尾氏が引き続き司会、ナビゲーターを嵐・櫻井翔(28)が務める。若い世代の関心を集められるか。

 【TBS系】

 5部構成の「乱! 参院選2010」では、午後7時57分からの1部、9時30分からの2部のメーンキャスターを堀尾正明(55)が務める。

 爆弾発言が飛び出しかねないスペシャルコメンテーター、ビートたけし(63)との初タッグに「ワクワクソワソワしてます」と緊張するが、掛け合いが楽しみだ。

 【フジテレビ系】

 「FNN 踊る大選挙戦2010」(午後7時58分)は、総合キャスターに安藤優子(51)&高島彩アナウンサー(31)、コメンテーターに木村太郎氏(72)と手堅い布陣。

 伊藤利尋アナ(37)とともに開票キャスターを務めるのは、“滝クリ”の後任として、すっかり夜の顔となった「ニュースJAPAN」の秋元優里アナ(26)だ。“セクシー番長”と呼ばれる抜群のスタイル。前回の衆院選では、落選した故・中川昭一氏の選挙事務所からリポートした秋元アナは「現場で感じた気持ちを忘れずにスタジオからも伝えたい」と張り切る。

 【テレビ朝日系】

 「選挙ステーション2010」は、午後7時57分からの1部は、古舘伊知郎(55)と赤江珠緒(35)のコンビ、深夜0時30分からの2部は、田原総一朗(76)が司会。

 田原も活用している「ツイッター」を番組に取り入れ、現場記者らが発信する生々しい“つぶやき”を生かす工夫も。

 【テレビ東京系】

 新たな“台風の目”が「池上彰の選挙スペシャル」(午後7時54分)。ニュース解説で各局から引っ張りだこの池上彰氏(59)が総合司会、地井武男(68)、中川翔子(25)らをゲストに招き、家族で楽しめる選挙特番を目指す。

 「NHK記者時代、票読みや当確を打つのに胃が痛い思いをした」という池上氏。先ごろ、テレビ朝日系の番組では、スタッフのミスで、口蹄疫について誤った情報を流す失態があったが、選挙での誤報は許されない。

 【NHK】

 武市半平太の切腹が見せ場の大河ドラマ「龍馬伝」を午後7時10分スタートに繰り上げ、7時55分から「参院選2010開票速報」の火ぶたが切られる。主婦に人気のイケメン・武田真一アナ(42)が総合司会。CGを駆使して「わかりやすさ」を重視。当確候補者を随時紹介し、与野党の勢力変化も示す。

 前回衆院選では、「24時間テレビ」が追い風となった日テレ系「ZERO×選挙2009」が平均視聴率26・4%(午後9時〜10時30分)を記録。NHKなど他局を上回った。「24時間テレビ」とも重ならず、大相撲中継もない今年は視聴率争いに波乱があるか。

 ※視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区。

7456チバQ:2010/07/10(土) 12:33:48
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100709/plt1007091201000-n2.htm
当落は?野球人候補健闘中“グラウンド勝負師”終盤戦2010.07.09
. 7・11参院選も最終盤となり、候補者は追い込みモードだ。各種情勢調査では、タレント候補が国民の厳しい視線を浴びて苦戦する傾向にあるなか、プロ野球選手出身の4候補は軒並み当落線上で健闘している。グラウンドで夢をつかんできた勝負師たちは、どう抜け出しを図るのか。

 「まじめに選挙運動やってます」

 たちあがれ日本比例の元巨人・中畑清氏(56)は8日、東京・JR目黒駅で街頭活動を行った。演説はそこそこに、巨人時代の背番号「24」が付いたオレンジ色のTシャツを着たスタッフとともに、通行人に混じり握手を求める戦術を徹底。絶好調男の人気は絶大で、サラリーマンや学生などと笑顔で記念写真を撮影したり、手の大きさを比べあったりしていた。

 永田町事情通は「暗い時代だけに、元気なキャラはウケている。引退後には多数の講演をこなしていただけあって、実は演説もうまい。たちあがれ日本は、1議席は取る勢いだけに有力だ」と話す。

 ただ、同党の比例には集票力がある片山虎之助元総務相(74)や知名度のある杉村太蔵前衆院議員(30)、国際政治学者の藤井厳喜氏(57)らもおり、党内での熾烈ないす取りゲームも過熱している。

 秋田選挙区では、巨人やオリックスで活躍した自民党の石井浩郎氏(46)が、民主党の鈴木陽悦氏(61)と一進一退のデッドヒートを繰り広げている。

 両党は接戦の秋田を重点選挙区に指定し、特に自民党は“エース”の小泉進次郎衆院議員(29)を7日に投入した。

 小泉氏は「石井さんと私の共通点があるんです。かつて野球をやっていたこと。今日は七夕ですが、短冊ではなく、投票用紙に石井浩郎とお書きください」とソツなくアピール。「石井氏が一歩抜け出した」(地元事情通)格好となっている。

 自民党比例には、巨人前監督の堀内恒夫氏(62)がいる。陣営によると、地方を回りまくる作戦で、すでに31都道府県、総移動距離は3万1500キロにのぼるという。

 自民党関係者は「ポケットに手を入れて握手するところを『上から目線』などと報じられたこともあったが、だいぶ候補者らしくなってきた。当落選上だ」と話す。活動最終日の10日朝には地元・甲府市で、「打倒、輿石東民主党参院議員会長」を叫ぶ予定だ。

 国民新党比例の元阪神・江本孟紀氏(62)は、同党が1議席を獲得できるなら、郵政票を固める長谷川憲正氏(67)と、その枠を争うことになりそうだ。

7457チバQ:2010/07/10(土) 12:36:03
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100708/plt1007081614004-n2.htm
参院選、最終攻防で急転“死闘”の1人区で自民逆転も2010.07.08
. 最終攻防に突入した参院選「7・11」。焦点の与党過半数獲得は厳しいとの見方が広がる中、勝敗を左右する1人区では民主、自民両党が死闘を繰り広げている。選挙予測に定評のある政治広報システム研究所の久保田正志代表の分析に、本紙取材を加味した29の1人区の終盤情勢は「民主10勝、自民12勝」と形勢が逆転。残る7選挙区は一進一退のシーソーゲームとなっているが、ここでも民主は劣勢で、1人区では民主負け越しとなる可能性が高まっている。

 「君が先頭を切って走らなきゃいけないのに、あの物言いは何だ!」

 6月29日の公邸。菅直人首相(63)は頭ごなしに側近の荒井聡国家戦略相(64)を怒鳴りつけた。「イラ菅」復活の瞬間だった。

 首相の消費税10%発言について、記者団に「少し意気込んじゃったのかと思う」と漏らした荒井氏。これが、首相の神経を逆なでしたのだ。

 そうでなくても、“生煮え”が明白な消費税増税論には党内外から批判の大合唱。失点を避けるための「逃げ菅」作戦も評判が悪い。

 当初、民主党にとっては首相交代効果による「左うちわの選挙」(仙谷由人官房長官)とみられていたが、一転、与党過半数割れの危機が迫っているのだ。

 それだけに、「イラ菅復活は首相の焦りの裏返し」(自民党関係者)との見方が強い。焦りは党幹部も抱いている。選挙後の連立組み替えも視野に、早くも第3極勢力の新党幹部に連携を打診する動きもあるのだ。

 ある野党関係者は「選挙中に打診してくるなんて、民主党は自ら敗北を認めているようなものだ」と突き放すが、民主党内に動揺が走る中、迎えた参院選最終盤。

 久保田氏が個別の選挙区事情や最新の世論調査などを総合して分析。さらに、本紙取材を加えて激戦1人区の議席を予測した。

 その結果、民主は29の1人区のうち、地盤が強固な岩手や奈良、岡山など10選挙区で優勢を固めた。山梨選挙区もその一つ。参院民主のドン、輿石東参院議員会長も自民新人の宮川典子氏の猛追を振り切る勢いだ。宮川陣営は「典子の石落とし」作戦と名付けて気勢を上げていたが、厳しい情勢だ。

 一方、自民党が優勢を固めた選挙区は群馬や富山、山口など12。10の民主に勝ち越している。島根も引退する青木幹雄前参院議員会長の長男、一彦氏が世襲批判をかわし、終盤でもリードを堅持。「自民党の地方組織が依然強く、自公協力も与党時代並みに稼働している」(久保田氏)佐賀や長崎も堅調な戦いぶりだ。

 「仁義なき大接戦」を繰り広げている“死闘区”が、残る青森、鳥取など7選挙区だ。

 実際、7選挙区は各報道機関や政党の情勢調査でも、抜きつ抜かれつのデッドヒートを展開している。

 その一つが青森。民主新人で地元民放の元アナウンサーの波多野里奈氏と自民元職の山崎力氏が死闘を繰り広げているが、大島理森幹事長の地元だけに、自民党にとって負けられない選挙区の一つ。久保田氏は「東北は小沢一郎前幹事長が過去の国政選挙を通じて民主支持を拡大し、『民主王国』に変わりつつある。最後は波多野氏が抜けるのではないか」と予測する。

 山形も民主の底力をみせつけ「民主優勢」とみる。

 一方、秋田は自民候補の元プロ野球選手、石井浩郎氏が知名度を生かし、やや優勢。民主現職の鈴木陽悦氏は、首相の消費税発言に加え、連立離脱の社民党との共闘が不完全な状態が最後まで響きそうな展開だ。

 自民党の石破茂政調会長のおひざ元、鳥取も民主、自民が激しく火花を散らす。

 民主の坂野真理氏と自民の浜田和幸氏による新人同士の競り合い。坂野氏は自民党の故坂野重信元自治相の孫で、自民支持層にも食い込んでいるが、「最後は浜田氏が僅差で逃げ切るのではないか。投票率次第では坂野氏か」(久保田氏)。

7458チバQ:2010/07/10(土) 12:36:50
 香川は民主、国民新、社民推薦の岡内須美子氏、自民の磯崎仁彦氏が横一線。磯崎氏がややリードとみられるが、「報道各社の調査もバラバラで、まさにシーソーゲーム」(久保田氏)で予断を許さない情勢だ。

 九州では熊本が民主優勢だ。自民選対幹部も「園田博之氏(現たちあがれ日本)が離党して支援する中核の国会議員がいなくなったのが痛い」とこぼす。一方、鹿児島は「やはり自民の地盤が強い」(久保田氏)と、自民逃げ切りと予測する。

 激闘の1人区には、民主、自民ともに大物・人気議員を投入する総力戦を展開しているが、勝敗の決め手は投票率だ。

 久保田氏は「民主の勢いは落ちてきたが、自民が民主批判の受け皿になっているわけではない」としたうえで、こう分析する。

 「有権者は今回、どちらかに勝たせようという積極的な意思はない。それを反映するのが投票率で、55%前後であれば、大勝ちも大負けもない『勝者なき選挙』。60%に近づけば無党派層が動き、民主や第3極勢力に有利に働くだろう」

 果たして番狂わせはあるのか。

7459チバQ:2010/07/10(土) 12:39:30
公明は埼玉で締めるんですね
公明→埼玉、自民→埼玉、民主→千葉が党首の締め

7月10日(土)

公明:山口那津男
開催時間 場所 備考
10:00〜 松坂屋上野店(南館)前 東京都台東区
11:40〜 JR 秋葉原駅・電気街口 東京都千代田区
13:30〜 東急・自由が丘駅前 東京都目黒区
15:45〜 JR 川越駅東口クレアモール入口 埼玉県川越市
19:20〜 西武新宿線 所沢駅東口 埼玉県所沢市

7460名無しさん:2010/07/10(土) 13:05:01
政治とカネ・普天間、首相「心配かけたが、クリアした」
7月10日(土) 12時16分
 菅直人首相は10日午前、福井県坂井市の街頭演説で「政治とカネとか普天間(飛行場移設)のことで少し心配をおかけしたが、それもクリアした」と述べた。両問題は「解決した」とは言い切れないだけに、「終止符宣言」は波紋を広げそうだ。
情報提供:朝日新聞

7461チバQ:2010/07/10(土) 13:08:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100710-00000061-san-pol
消費税、やっぱり「鬼門」 議論生煮え、混迷必至
7月10日7時56分配信 産経新聞


 11日投開票の参院選は、二大政党がタブーの消費税増税を掲げる異例の選挙戦となった。ただ、民主、自民両党とも逆風にさらされ「鬼門」を痛感している。社会保障制度の立て直しの道筋や景気への配慮などを議論せず、生煮えのまま争点化したことも有権者の反発を招いている。選挙後、その後遺症で、財政悪化や少子高齢化で待ったなしとなっている税制改革論議が混迷するのは避けられない。

  [表で見る]国民の生活は? 財政・消費税についての各党公約

 「自民党が提案している10%を一つの参考にしたい」。菅直人首相は公示直前の6月17日に自民党への“抱きつき戦略”で増税を選挙戦の争点へと仕立て上げた。首相があえて増税へとかじを切ったのは、財務相時代の国際会議で、ギリシャの財政危機に直面し、財政健全化の必要性を痛感したことがある。「むしろ財政再建を訴えた方が票につながる」(民主党幹部)という責任政党をアピールする戦略もあった。増税への有権者のアレルギーも考慮し、抱き付きで責任を自民党にも分散する一方で、増税と成長の両立という「第三の道」の持論を展開した。

 だが、民主党の支持率は急落。首相は各地の遊説で税還付などの低所得者対策を打ち出したが、終盤では「説明不足だった」と陳謝せざるを得なくなった。

 一方、自民党は公約に消費税収の全額を社会保障や少子化対策に充てると明記。民主党よりも使い道などを具体的に提示する正攻法で臨んだが、有権者の支持は伸びていない。

 民主、自民両党が逆風にあえぐ中、支持を広げているのが「今後3年間は集中改革期間。増税はしない」と増税反対を明確に訴えるみんなの党だ。「選挙後の税制改正論議への影響は避けられず、消費税増税がまた遠のいた」。当初は争点化を歓迎していた財務省内には悲観論も広がり始めている。

 菅首相は参院選後に税制の抜本改革論議に向け超党派協議を呼びかける構えだが、中途半端な形で有権者に増税を問うた罪は重い。

7462名無しさん:2010/07/10(土) 13:19:23
>>7455
テレ東、地井武男ですか。中選挙区時代の千葉2区で無所属候補の応援演説をしていたのが思い出される

7463名無しさん:2010/07/10(土) 14:16:30
>>7461
突っつかれたからって、パーセンテージに触れたのは
管のミスで、それが選挙に響いてしまったのは自業自得

ただ、野党に議論を呼びかけるって話かからミスリードしまくっておいて
「中途半端な形で有権者に増税を問うた罪は重い」(キリッ)はないだろw
自民政権の頃から、政治の劇場化を支援して混迷を煽ってきた
マスコミが政治の混迷を嘆くなどお門違いもいいところ。

7464名無しさん:2010/07/10(土) 18:22:04
仕事が忙しくて最近、全然チェックできてないんですが、
今回大勝して3年間安定政権というのは厳しそうですね。

ところで千葉で、前回のかがやけんみたいに戦略投票するには誰に入れるべきでしょうか?
あと、比例で、改革クラブの裏切り連中みたいなのの予備軍を落とす戦略投票もあれば、
教えていただきたくお願いいたします。

7465名無しさん:2010/07/10(土) 18:55:08
公選法に抵触しかねないのでご自分で考えて下さい
自らが選んだ道を歩まれるのがよろしいかと

7466名無しさん:2010/07/10(土) 21:12:59
>>1

和子夫人

とやらには、明日は、
間違いなく、民主党が大敗するんだから
ライブカメラの前で、
上下パンツまで脱いでもらおう。
M字開脚しろ。

7467チバQ:2010/07/10(土) 23:37:14
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news2/20100710-OYT1T00655.htm
期日前投票1千万人超すか、すでに9%が投票
 総務省は10日、参院選の期日前投票の中間状況を発表した。

 公示翌日の6月25日から9日までの15日間で、選挙人名簿登録者数の9・15%にあたる956万1823人が選挙区選で投票を済ませた。

 前回2007年参院選の同時期と比べると、8・42%増加している。このままのペースで推移すれば、最終的には1000万人を超え、前回最終値(約1080万人)を上回る可能性もある。

 前回同期比では、群馬県と沖縄県を除く45都道府県で前回を上回っている。伸び率が高い順に、大分県27・68%増、島根県25・16%増、熊本県22・94%増、佐賀県21・12%増となっている。

 投票者数では、東京都の93万4481人が最も多く、大阪府60万8803人、神奈川県60万2467人、愛知県54万2788人が続いた。

(2010年7月10日19時16分 読売新聞)

7468チバQ:2010/07/10(土) 23:44:39
>>7405>>7448>>7452
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100710-00000005-maiall-soci
<大雨>西日本で10日夜から12日にかけて非常に激しい雨 雷、突風にも注意
7月10日16時37分配信 毎日新聞

 気象庁によると、西日本で10日夜遅くから12日にかけて、雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨になるところがある。土砂災害などへの警戒のほか、落雷や竜巻などの激しい突風への注意を呼びかけている。

 気象庁によると梅雨前線が、東シナ海から九州を通って日本の東にのびている。前線は11日から12日にかけて日本海まで北上する見込みで、前線上の低気圧が11日朝には対馬海峡、その後は日本海を北東に進むため、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動は活発になるという。

 九州北部地方では10日夜遅くから、九州南部、中国地方では11日から局地的に雷を伴った1時間に30〜60ミリの非常に激しい雨が降り、大雨となるところがあるという。大雨は、12日にかけて続く見込みで、11日午後6時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多いところで▽九州北部地方=200ミリ▽九州南部=150ミリ▽中国地方・四国地方=80〜100ミリ−−の見込み。

7469チバQ:2010/07/10(土) 23:52:56
740 : ◆eobAf7Dym6 :2010/07/10(土) 23:40:26 ID:rndFeC/S
>>712
1986年千葉ちゃん初当選
 神奈川1986
  斎藤自民 80万当
  千葉社会 77万当
  魚谷民社 55万次
  河野無所 51万

神奈川1992
  斎藤自民 67万当
  千葉社会 59万当
  大石民社 37万次

神奈川1998
  浅尾民主 64万当
  畑野共産 52万当
  千葉民主 51万当
  ツル無所 50万次
  斎藤自民 46万 
  阿部知社民 29万
   今思い出しても凄い戦いだったな

 2004神奈川
  小泉自民 124万当
  浅尾民主 85万当
  千葉民主 84万当
  畑野共産 39万次

今回は12年前に似てるなあ

7470民主党の勝利間違いなし:2010/07/10(土) 23:55:24
>突っつかれたからって、パーセンテージに触れたのは
管のミスで、それが選挙に響いてしまったのは自業自得

→ちょっと、手遅れかな?

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2010070900716

「衆院選まで1円も上げず」=消費税の扱い、首相強調
 菅直人首相は9日夜、千葉市内で街頭演説し、消費税について「次の衆院選までは、1円たりとも上げない」と強調した。これに先立ち、首相は山形県天童市で記者団に「次の衆院選まで一方的に上げることは全く考えていないし、約束している。誤解があったとすれば、解消するよう全力を挙げたい」と述べた。
 参院で与党過半数割れの可能性が報じられていることに関し、首相は記者団に「私が消費税に触れたことが、すぐに税を引き上げるのではとの心配につながったのではないか。やや(真意を)超えて受け止められたことが原因かなと思う」と語った。
 参院選で敗北した場合の責任については「一人でも(多く)民主党公認、推薦の仲間を当選させ、責任ある政治を継続できる状況をつくりたい。人事を尽くし切ることが今の責任ある行動だ」と述べるにとどめた。 (2010/07/09-22:30)

7471チバQ:2010/07/11(日) 00:01:02
2 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 16:03:10 ID:WyLH7oXs
情勢調査まとめ用テンプレ(1人区)

民主優位 ●>▲>★>☆>△>○ 自民優位
激戦区(★、☆)は名前が先に出てるほうを少しだけ優位とみなす


※※※※|青岩秋山栃群山富石福三滋奈和鳥島岡山徳香愛高佐長熊大宮鹿沖
新聞社名|森手田形木馬梨山川井重賀良歌取根山口島川媛知賀崎本分崎児縄
────┼─────────────────────────────
日経序盤|☆●★☆▲○▲☆○△●▲●○★△●△▲☆△▲△★★▲☆☆○
読売序盤|△●☆☆★○●△○☆★▲●○☆△●△★☆△★○☆☆★☆☆○
朝日序盤|▲●☆★▲○●○○☆●●●○▲△●○▲△★▲△☆☆●○☆○
共同序盤|★●★☆▲△●○○★●▲●○☆△●○●△△●○△★●○△○
毎日中盤|★●○★▲○▲△○△▲●●○●△●○▲★△▲○★☆●○▲○
時事中盤|★●☆★●○▲○○☆●●▲○☆△●△▲☆△▲○☆★●○☆○
産経終盤|☆●△☆▲○▲○○△▲▲▲△☆△●○☆△○▲△△☆▲○△○
共同終盤|☆●△☆▲○●△○☆●●▲○☆△●○★△△▲○☆★▲○☆△
朝日終盤|▲●○★☆○▲○☆★▲●●○★△●○△☆△▲○☆☆▲○△△
読売終盤|★●☆☆★○★△○☆▲●★○★○●○★☆△★○☆★★△△△
日経終盤|★●△△▲○▲△○△▲●▲○☆○●○★☆△▲○☆☆●○△△
開票結果|※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

7472民主党の勝利間違いなし:2010/07/11(日) 00:03:03

 ここまで、虐められるとちょっとかわいそう

http://www.google.com/appserve/senkyo2010/c/70201

7473チバQ:2010/07/11(日) 00:07:19
>>7469
771 : ◆eobAf7Dym6 :2010/07/10(土) 23:54:01 ID:rndFeC/S
>>748 >>751 すまんです

12年前
 浅尾民主 64万 当
 畑野共産 52万 当
 千葉民主 51万 当
 ツル無所 50万 次
 斎藤自民 46万
 阿部共社民 29万
 自民新人 28万
 日高剛自由 26万
 新社会 2万
 青年自由 1万
 グリーン・共生 1万
 スポーツ平和A 1万
 スポーツ平和B 1万
 維新政党新風 8千
 スポーツ平和C 2千
これで全部
自民共倒れでしたね。民主は2人入ったのに。

7474民主党の勝利間違いなし:2010/07/11(日) 00:09:07
 河上みつえ候補はかわいそうだ。

 今日の最終日、何を考えたか、宇治と六地蔵で演説していた。
最終日に大票田をはずすということは、選対の中にミスリードした奴が
居たはずだ。つまり、河上当選以外の別のことを考えていた奴がいたはずだ。

 健気に頑張っているのに、選対の中にも足を引っ張る奴が居たとは・・・

 あまりにもかわいそうだ。

7475チバQ:2010/07/11(日) 00:11:47
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100710/elc1007102356019-n1.htm
【参院選】あのタレント・スポーツ候補が最後まで個性を猛アピール (1/3ページ)
2010.7.10 23:55

神宮球場前で演説する三原じゅん子候補=10日、神宮球場前(撮影・大里直也) 17日間にわたった選挙戦が終了した。タレントやスポーツ選手ら著名人らの立候補が、これまで以上に目立った今回の参院選。だが、抜群の知名度があるからといって、当選を保証することにはならない。過去の華やかな世界との決別を強調する候補、逆に実績を政策と関連づけて訴える候補…。それぞれが一票でも多くの支持を積み上げようと、最後まで熱い訴えを続けた。


三原じゅん子氏 日焼け、握手15万人

 「女優を辞めて退路を断った。この政策を実現するためだけに生きることを、ここに誓います!」。三原じゅん子氏(45)=自民、比例=の選挙戦は、背水の陣での立候補であることを強調し続けて終了した。

 党の看板候補でもあるため遊説先は党本部と相談して決める。最後の遊説先に選ばれたのは、若者らでごった返す“オタクの聖地”東京・秋葉原。子宮頸(けい)がんワクチンの無償化やがん患者の就労支援など、自身の闘病体験に基づく政策を絶叫した。

 17日間で体重は5キロ減った。浅黒く日焼けしたが、「女優は辞めたから」と意に介さない。暑さしのぎに頭からペットボトルの水をかぶる様子は、さながらマラソンランナー。目標の「10万人握手作戦」は、15万人を超えたという。

 「手応えはある。ビリでもいいから勝ちたい」。元女優らしからぬ泥臭い選挙戦を終え、審判を待つ。


中畑清氏 絶好調は「不滅です」

 元プロ野球選手の中畑清氏(56)=たちあがれ日本、比例。「絶好調男」として鳴らした現役時代をほうふつさせる、高いテンションで選挙戦を乗り切った。

 「国民は私のような元気のある人間を求めている。最近は子供に元気がないのが心配。それを救うのは“スポーツ力”」。持論のスポーツと教育の融合を、拳を上げながら力説した。

 銀座の歩行者天国での街頭演説では、あっという間に100人以上の人だかり。同党の応援団長を自任する石原慎太郎都知事も登場し、「野球の次は政治のホットコーナーを守ろうとしている」とぶった。

 10日は首都圏を精力的に回り、自宅のある東京都調布市仙川町で選挙戦を締めくくった。最後のセリフは「仙川は永久に不滅です!」。支持者らからは「キヨシ!キヨシ!」コールが上がった。


池谷幸雄氏 大移動、車上で倒立

 計4個の五輪メダルを持つ元体操選手の池谷幸雄氏(39)=民主、比例。抜群の体力は、選挙戦最終日も衰えない。10日午前が富山、昼は長野、午後は東京と大車輪での移動となった。

 「10年間体操教室を経営してきた経験を生かし、皆さんの健康と子供の未来を守ります!」。“おばあちゃんの原宿”として知られる東京・巣鴨では、かすれた声を張り上げた。

 抜群の知名度を誇るが、首相の消費税発言による“逆風”で「情勢は厳しい」(陣営)。それだけに「投票用紙に名前を書いて」との連呼には悲壮感が漂う。

 「私は自ら手を挙げて立候補した珍しいタレント候補です」と、他の著名候補らとの違いを強調。それでも演説終了後には「政治とは関係ありませんがサービス」と前置きした上で、選挙カー上での倒立を披露するなど、タレント候補らしいPRも忘れなかった。

7476民主党の勝利間違いなし:2010/07/11(日) 00:14:12
>7425

府連の河上イジメ、河上潰しは、目に余る。あまりにも度量がない。

7477チバQ:2010/07/11(日) 00:16:09
接戦の山形は上昇。与党候補のない沖縄は低下
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20100710ddlk06010200000c.html
選挙:参院選 飛島で前倒し、投票率73.93% /山形
 離島の酒田市の飛島では9日、2日前倒しで参院選の投票が行われた。投票率は73・93%と前回3年前の66・67%を7ポイント以上上回った。関心の高かった昨年8月の衆院選の投票率は75・37%。飛島の当日有権者数は257人(男119人、女138人)だった。【佐藤伸】


http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-07-10_7954/

7478神奈川一区民:2010/07/11(日) 00:33:23
>>7473
確かこの時、民主党は選挙区は浅尾氏と千
葉氏、比例区はツルネン氏に決めたけど、
ツルネン氏が納得せず無所属で出馬したは
ずです。当時の比例区は拘束名簿式だった
から、順位の保証もなかったと思いますよ
。だから、ツルネン氏が納得しなかったの
は無理もないと思いますよ。

7479チバQ:2010/07/11(日) 01:06:12
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/giin/1276275276/l50
737 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 00:58:40 ID:Z0Wj0J9G
>>726
終盤世論調査はこんな感じ
読売新聞→関口≒島田≒西田>大野≒小林
朝日新聞→関口≒島田≒西田>小林≒大野
毎日新聞→大野>島田>小林≒西田≒関口
東京新聞→関口≒島田>西田≒大野≒小林
時事通信→関口>大野≒島田≒西田>小林
埼玉新聞→関口≒大野≧島田≒西田>小林

読売・朝日・東京新聞は大野より島田優勢、毎日・埼玉新聞は大野優勢らしい
(≧はわずかに優勢という意味)

7480チバQ:2010/07/11(日) 02:15:44
>>7427
とはさん。どうもです!
見逃しはないですよ

7481民主党の勝利間違いなし:2010/07/11(日) 02:52:48

日刊ゲンダイより
 http://octhan.blog62.fc2.com/blog-entry-1539.html

☆首相の器は度量だと思う☆

番外偏
【京都(改選2)】
○福山 哲郎 48 民現
▲河上 満栄 39 民新
○二之湯 智 65 自現
 成宮真理子 40 共新
 中川 卓也 50 み新

小沢戦略を完全無視
前原国交相の度量が試される
公明党は自主投票、府の医師会は民主も推薦…。二之湯は頼みの組織票が離れ、なりふり構わぬ“ドフ板”選挙を繰り広げる。それでも支持は広がらず、決して磐石ではない。

民主は、踏ん張り次第で2議席独占もあり得たはずだが、反小沢派の頭目・前原国交相が率いる府連は、小沢の「2人区2人擁立」戦略を完全に無視。新人の河上の選挙に、まったく手を貸そうとしない。官房副長官として、ほとんど地元に帰れない福山が、優位に選挙戦を進めている。孤独な戦いを強いられた河上は、全国屈指の基礎票を誇る共産党の成宮や、公示1日前に出馬表明した、みんなの党の中川にもリードを許す苦しい展開だ。本当の前原は器の小さい男である。

(日刊ゲンダイ 2010/07/08 掲載)

7482民主党の勝利間違いなし:2010/07/11(日) 04:53:34
小泉・ケケ中のツケ
http://mkt5126.seesaa.net/article/155922631.html


日本郵政ガバナンス問題調査専門委員会報告書PDF 6P〜
http://www.soumu.go.jp/main_content/000066080.pdf

7483名無しさん:2010/07/11(日) 05:53:41
日刊ゲンダイの調査ってどれぐらい信頼できるんですか〜
河上は成宮にもリードを許すと書いていながら、成宮には無印で河上に▲ってどういうことなんですか。

7484名無しさん:2010/07/11(日) 09:30:51
参ったね
野上陣営の目標は「全市町村制覇」
結党以来、自民党が野党として戦う初の大型国政選挙、当初は不安一杯、手探りの選挙戦だったに違いないが、最後はこの自信のコメント
ここまで不甲斐ない戦いを繰り広げた民主の現執行部は、武市半平太を見習って切腹しろ

■全市町村で勝利を 野上陣営・坂田光文選対本部長
 7月に入ってからの中盤以降、街頭での反応が日々良くなっている。候補の3年間の活動が浸透した結果であり、菅直人首相の発言のぶれなどによる追い風も感じる。59カ所で開いた個人演説会は3年前より3千人多い1万4千人が集まり、運動の成果がみえる。野党になっても支援団体数は変わらず、信頼関係は崩れていない。

 目標は前回より約3万4千票多い30万票。3年前は県内15市町村のうち、7市で負けた。選挙期間中の独自の世論調査で苦戦している地区もあったが、担当する県議や党幹部らにてこ入れを指示した。すべての市町村で勝利を目指したい。
http://webun.jp/news/A390/knpnews/20100711/20330

7485チバQ:2010/07/11(日) 09:55:22
>>
日付以外全部嘘の東スポレベルかと

7486チバQ:2010/07/11(日) 09:56:22
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2010/07/11/04.html
約束守ったノムさんに愛弟子エモヤン男泣き

笑顔を見せながら演説する江本孟紀と野村楽天名誉監督
Photo By スポニチ
 【参議院選挙】国民新党から比例代表に出馬した元阪神で野球評論家の江本孟紀氏(62)に、前楽天監督の野村克也氏(75)が加勢した。

 野村氏は11日、名古屋市での講演を終えた後、新幹線で東京へとんぼ返り。午後7時ごろ有楽町のマリオン前でマイクを握り「苦しい(選挙戦)との噂を聞いてじっとしていられなくなった。(自分が)顔を出してみんなにお願いすれば、1票くらい増えるかなという思いでやってまいりました。江本を男にしてやってください」と、買い物などで行き交う約100人に語りかけた。

 2人は旧南海時代にバッテリーを組んだ間柄。愛弟子を援護するため“リリーフ登板”した格好の野村氏は、96年の衆院選に沙知代夫人(78)が新進党から出馬した際に応援したことはあったが、身内以外の選挙応援は初めてという。

 “伏線”はあった。6月末に都内のホテルで行われた江本氏を「励ます会」で、発起人の一人に名を連ねていたにもかかわらず、沙知代夫人が開始時刻を間違えてしまい大遅刻。パーティは終わってしまい、片付けのため居残っていた江本氏に平謝り。その際、応援を頼まれ「女性に人気があるから、オレが行ったら婦人票が増えるよ」などと快諾していた。最後の最後で男の約束を守った恩師に江本氏は「野村さんの応援が一番うれしかった」と目を潤ませた。

[ 2010年07月11日 ]

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2010/07/11/03.html
中畑清氏“応援団長”慎太郎都知事と最後のお願い

石原慎太郎東京都知事(右)と拳を突き上げる中畑清氏
Photo By スポニチ
 【参議院選挙】たちあがれ日本から比例代表に立候補している元巨人で野球評論家の中畑清氏(56)には、東京都の石原慎太郎知事が応援した。

 中畑氏は、午後5時から東京・新宿駅西口で行われた「たちあがれ日本」の街頭演説に参加。平沼赳夫代表や与謝野馨共同代表ら党幹部に加え、党名を命名した応援団長の石原知事も応援にかけつけた。聴衆1800人(主催者発表)を前に石原氏は「与党の過半数を割ろう。そうすれば必ず政界再編が起こる。私の言うことは当たるよ。菅(直人首相)と小沢(一郎氏)の内輪争いも見ものになる」と呼びかけた。

 新宿駅西口は結党時、公示日にそれぞれ石原氏が加わって街頭演説を実施した場所。公示日には民主党の候補者が近くで演説を始め、与謝野氏が猛抗議するなどバトルが繰り広げられた。

 この日は“横やり”などは入らなかったものの、石原氏は「日本はこのままではタイタニック号のように沈む」「自分のことを自分で決められない国は滅びる」と日本の危機を訴え、打倒民主党を声高に訴えた。マイクを握った中畑氏も、かれた声で「街頭で中畑頑張れと何万回言われたか。うれしかった。その期待は絶対に裏切りません」と叫んだ。

 これに先立ち、中畑氏は銀座・三越前で遊説中に江本氏と遭遇。姿を見て近寄ってきた江本氏と握手を交わし、互いの健闘を称え合った。

[ 2010年07月11日 ]

7487チバQ:2010/07/11(日) 09:57:46
富士山に付き合わされるカメラマンも大変だ

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2010/07/11/01.html
谷亮子氏が富士登頂!7時間かけ“公約”達成

富士山の頂上に到着し笑顔を見せる谷亮子
Photo By スポニチ
 昨年9月の政権交代後初の国政選挙となる第22回参院選は11日、投票が行われ、即日開票される。選挙区73、比例代表48の計121議席をめぐり、各候補は10日、有権者に最後のお願いを訴え、17日間の選挙戦を終えた。そんな中、民主党の比例代表候補で女子柔道五輪金メダリストの谷亮子氏(34)は富士山登山に挑み、約7時間5分で山頂に登頂。野党の候補からは「なぜ、富士山なの?」と疑問の声が上がった。

 選挙戦最終日を前代未聞の富士登山でしめくくった谷氏。午後4時19分、山頂にそびえる鳥居をくぐると「やったー、登れました」と笑顔で達成感に浸った。

 このプランが決まったのは、2日前の8日。選挙戦のほとんどを全国各地の他候補への応援に費やし、終盤を迎えて自分の選挙に費やす時間がようやくできたことから「日本の象徴である富士山に国民の皆さまはいろいろな思いを持って登っている。実際に自分も登ってみることでその気持ちを理解でき、国政に携わる時に役に立つと思う」と自ら希望。山頂で谷氏は「一歩一歩踏みしめて重みを感じながら登り本当に素晴らしい体験ができた」と感激していた。

 午前9時20分に吉田口5合目を出発。雨という前日9日の天気予報がうそのような快晴だった。前日の睡眠時間は3時間で「チーム谷」と名付けたスタッフや報道陣約40人のうち、数人が次々と脱落する中、息も上がらず、笑顔で登山客と握手。アスリートらしい超人的な体力にスタッフも「本当に怪物だ」と舌を巻いた。

 兵庫県から登山に訪れた主婦(32)は思わぬ所で思わぬ人物と遭遇し「こんな所で会えるなんてラッキー。来てよかった」と笑顔。一方で、山小屋の店員は「あした選挙なのにこんな所にいて大丈夫なの?」と心配していた。

 柔道に打ち込む際は、五輪や世界大会の前に座禅や滝修行を行っていた。北京五輪前には標高2450メートルの北アルプス連峰で合宿したこともあるが、富士登山は初めて。

 下山したのは、街頭演説などを終えなければいけない時刻の15分前の午後7時45分。日本一の霊峰に登り切り「言ったことを実行できてよかった。もし政治に携われたら政策を上げて実現させていく」と述べ、共同通信の情勢調査などで善戦しているとされる谷氏ならではの今後を見据えた発言も飛び出した。さらに、報道陣から「次はどこに行きたいですか」と聞かれ「国民の皆さまが経験しているところに行きたい。現場主義でいたい」と意気込んだ。

[ 2010年07月11日

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2010/07/11/02.html
三原じゅん子氏 最後まで敵対心「何で富士山?」

汗だくで最後の訴えをする三原じゅん子氏
Photo By スポニチ
 【参議院選挙】自民党の比例代表候補で元女優の三原じゅん子氏(45)は谷亮子氏について「何で富士山?全くもって意味が分かりませんね。何の意味があるのでしょうか?」と疑問を呈し、最後まで敵対意識をむき出しにした。

 5月の出馬会見では「国会議員と二足のわらじを履けるほど器用ではない」と、女優引退を表明。12年のロンドン五輪出場を目指すと公言し、政治活動と両立させるとした谷氏への批判を繰り返してきた。3日の京都市内での遊説でも谷氏が演説を終えた15分後に同じ場所に現れ「谷さんのにおいを消します」「覚悟が違います」と挑発していた。

 富士登山についてはさらに「各社の記者さんも付いていってるのでしょうか?大変ですね。かわいそうですね」とも。自身は銀座やJR品川駅前など、人のにぎわう場所を回り「弱者に優しかった古き良き日本を取り戻しましょう」などと訴えた。公示後は体重が5キロほどやせたというが「もう女優ではないのでどうでもいいです。タレント候補とは考えないでほしい」と、最後の最後まで谷氏を意識していた。

[ 2010年07月11日

7488チバQ:2010/07/11(日) 10:01:43
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20100708-650881.html
松下政経塾は11人“出馬”政界即戦力記事を印刷する
. 1979年(昭54)の創設以来、多くの国会議員を輩出してきた松下政経塾(神奈川県茅ケ崎市)。今回の参院選にも、前回07年の3倍近い11人の卒塾者が立候補している。6月発足した菅内閣には、野田佳彦財務相(1期生)、原口一博総務相(4期生)ら4人が入閣するなど、政界での存在感は増す一方だ。彼らは一体、ここでどんな勉強をしていたのか。政治講義一色かと思いきや、剣道に茶道に書道に座禅…。「政界虎の穴」は、故松下幸之助氏直伝の「人間力」を磨く場所だった。

 自民党の比例代表候補・宇都隆史氏(35)は、歯切れのいい口調で有権者に声をかける。のぼりには「松下政経塾卒」の文字が躍る。3年前に自衛官を退官して同塾に入り、今春に卒業したばかり。宇都氏は「塾ではすべて自分で問題提起して自分で解決していく。充実した3年間でした。(選挙戦では)塾出身ということで、みなさんの見る目も違うと思います」と手応えも感じているようだ。

 今回の参院選には3選を目指す福山哲郎内閣官房副長官のほか新人10人、計11人の政経塾出身者が出馬している。今春卒業の候補者は宇都氏を含め4人いるが、その全員が自民党からの出馬。塾関係者は「下野した自民党が世代交代、若返りを進める中で白羽の矢を立てたのだろう」と分析する。政治の即戦力として、出身者への期待は年々高まる一方だ。

 現役国会議員34人を輩出している松下政経塾は79年、パナソニック創業者の故松下幸之助氏が私財70億円を投じ、政治、教育、福祉など各界のリーダー育成を目指して設立された。毎年150〜200人の応募に対し合格者は平均5〜6人。倍率約30倍の狭き門となっている。

 全寮制の塾生の生活はかなりハードだ。研修中は午前6時に起床し、まずラジオ体操と敷地内の掃除、海岸で約3キロのランニングをこなし、ようやく朝食にありつける。その後も講義のほかに書道や剣道、座禅など夕方までスケジュールがびっしり。毎年10月には三浦半島を1周する「100キロ行軍」を行うなど頭と体をフル回転させる日々を送る。宇都氏は「掃除に書道に茶道に座禅…。お寺のお坊さんみたいですよね」と笑うが「根底にあるのは松下幸之助さん直伝の『人間力』。それをみっちりたたき込まれた」と話した。

 周囲には「政治家予備校」と揶揄(やゆ)する声もあるが、卒業生242人のうち政治の道に入ったのは半数に満たない43%。それ以外は経済、研究、教育などの分野に進んでいる。仕事や学校をやめて入塾しても、卒業後の保障があるわけでもない。同塾事務局の秋山昌之次長は「みんなそれぞれ目的を持ち、退路を断って入塾する。途中で弱音を吐く塾生はいない」という。投開票まであと3日に迫った参院選。「虎の穴」で鍛え抜かれた候補者たちから、今回は何人の議員が生まれるのか。【石井康夫】

7489チバQ:2010/07/11(日) 10:04:27
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20100710-OHT1T00337.htm
田中好子、全盲の“息子”河合純一氏を応援


右目に腫れ物ができた田中好子は眼帯をして河合純一氏を応援 女優・田中好子(54)が10日、JR浜松駅前で、全盲の元パラリンピック競泳金メダリストで、元中学教諭の河合純一氏(35)=みんな・静岡=の応援のため、マイクを握った。

 同氏主演の自伝映画「夢 追いかけて」(03年)で、母親役を務めた縁でバックアップを買って出た元キャンディーズのスーちゃん。「皆さんの応援が純一の光となります。21個のメダルを獲得した彼は、これからは国民の夢を実現します」と“息子”の支持を訴えた。

 河合氏も「目が見えても右や左へブレまくっている政治家に、日本を任せられない」と熱弁を振るった。同選挙区は6人が立候補。2議席をめぐり、民主現職の藤本祐司氏(53)、自民新人の岩井茂樹氏(42)を河合氏が猛追する構図で、最後まで鍵を握る無党派層の取り込みに懸命だった。

7490チバQ:2010/07/11(日) 10:37:27
「昨年夏、政権交代が起きた時、公明党は本気で民主党にスリ寄るつもりだった。与党にいることが安全だからです。しかし、この10カ月間で状況は二転三転。いまは民主党を参院で大きく過半数割れに追い込んだ方が高く売れる、与党になる近道と考えているのです」(永田町事情通)
 投票率が低くなれば、この公明・学会票によってとんでもない選挙結果になりかねない

水面下では自公協力が働いていたわけだ。権力にすっかり
 浸かった池田と公明。この国を間違いなく地獄へ導いている。
 小泉竹中の時の政権に公明も一緒に「首切りを」促進した。

7491名無しさん:2010/07/11(日) 11:29:34
>>7490
公明党みたいな宗教政党がキャスティングボードを
握るような政局を一刻も早く終わらせないとな。
日本国民はレベルが低いから、少しばかりの民主の失政に腹を立てて、
今回も与党は過半数割れの公算が高い。そうなれば公明党に
有利に働くだけ。

 自公連立なんて言う「伝統」を作ってしまった自民党には
百年後までも政権を取らせるべきではない。本当に取り返しのつかない真似を
してくれたものだ。

7492名無しさん:2010/07/11(日) 11:29:57
今回は自民45 民主49そんなものでしょうか。
自民は激戦になるとおもいます。

今回みんなの党は、日蓮正宗を支持団体として迎え
信者の講頭を栃木に、茨城にも信者の親分を立候補させています。
日蓮正宗自身も活発になり、必死に選挙を支援しているようです。

しかし、栃木選挙区においては、学会員宅へのビラまき、脱会を促す活動を含め
日蓮正宗の活動は選挙の域を通り越してすごい状況になっています。

創価学会側として、婦人部をはじめとして怒りに震え上がり
その情報はまたたくまに日本中の組織に伝わりました。
現在では、暗黙の了承で茨城・栃木は全員自民党を全面的に支持することになります。
自民一人区でも暗黙でそうなるでしょう。

みんなの党の学会攻撃(日蓮正宗の信者を立候補させた地域において、その組織が活発化して)
学会の団結を発生させました。
自民にとって、大きくプラスになるでしょう。
みんなの党の渡辺さんはそういうことがあるって言うことわかっているのかな?。

自民戻っても学会の支援は得られないし、
前回学会の3割がみんなに入れているわけで、逆に敵に回して8割を自民にいれさせてメリットがないとおもわれるけどね。
自民は結論として善戦するでしょう。
みんなの党が婦人部を怒らせなければ、15はいったのに、今回は無理だとおもうよ。

7493名無しさん:2010/07/11(日) 11:35:37
みんなの党と公明は、いまや3番手ポジションの奪い合いだからな。

7494名無しさん:2010/07/11(日) 11:35:46
学会のみんなの党への怒りは半端ではないです。

個人的へビラをまいたり、学会批判のいろいろな文書を送ったり、
笑える状況ではありませんから。

結果として怒りが原動力となり、すごい団結がうまれ、
(なにくそ〜〜今に見ていろ!)というすごい状況になっています。
婦人部(お母さん)達の怒りは手に負えません、奥さんが一番怖いですからね。

学会をつぶすのは、ほめるべきです。
逆に攻撃すると、団結になり、すごい力が発揮されていきます。
今回は11議席は行くでしょう。
自民も善戦するでしょう。
みんなは15は行ったはずだが、学会に阻まれて8〜10でとまるでしょう。
それだけ怒りがすごいということです。

7495名無しさん:2010/07/11(日) 11:44:01
宗教上の争いを国政に持ち込まないでもらいたいんだけどね。
日蓮宗のせいでとんだ国難だわ。

7496名無しさん:2010/07/11(日) 11:45:14
>>7491

みんなの党は、先ほどいったように日蓮正宗が支持団体で信者が一部立候補しています。
民主党は霊友会。立正佼成会が支持団体です。確認が取れていませんが当然信者が立候補するところもあるのでは?

新潟は町の大部分が真言宗か浄土宗ですから、町の町内会はすべて宗教やっていますよ。
町自体がお祭りでお寺を中心に、議会員がでて催しものをするほど根深いです。

7497名無しさん:2010/07/11(日) 12:48:52
創価学会票の
30パーセントが*みんなの党・45パーセントが自民・25パーセントが民主〜〜になるはずだったが。

今回はみんなの党3パーセント・自民75パーセント・22パーセント民主〜になるだろう。

みんなの党の”軽率な行動”で、これだけ変わるということですね。
逆に言うと、自民以外選択がなくなったということです。

自民45 民主50 みんな10 公明11 こんなところではないのでしょうか?。
あとは投票率が高ければ
自民43 民主51 みんな13 公明10
公明は埼玉のみ落選する可能性で10(比例8・選挙区2)
みんなは2〜3躍進するでしょう(無党派層の影響)。
民主は若干自民に頭抜き出て1個上昇、2つかもね(無党派層の影響)。
自民は若干一部負けが出て、1〜2減、比例代表での民主との差5〜6は
(自民分裂している上に、比例公明投票の自民支持者がいるためこれはしょうがない)

7498名無しさん:2010/07/11(日) 12:49:28
>>7496
そういうことが悪いとは言ってない。
公明党=創価学会の特殊性は、支持団体が
完璧に宗教団体しかなく、その利益しか代弁しないということ。
そんな政党がキャスティングボードを握れば、国政がゆがむのは当然。
創価学会にとって大事なのは自らが宗教団体として拡大することだけで、
それ以外の問題には無関心なのにもかかわらず、財政や外交の問題の
決定に首をつっ込むことになってしまうからだ。

7499名無しさん:2010/07/11(日) 13:21:43
とはずがたりさん!今夜のご予定は?? また居酒屋ですか??

パシャ パシャ  パシャ パシャ パシャ  パシャ パシャ パシャ パシャ パシャ
 ∧_∧      ∧_∧      ∧_∧  ∧_∧    ∧_∧    ∧_∧
 (/【◎】      (/【◎】     (/【◎】  【◎】ヘ)   【◎】ヘ)   【◎】ヘ)
 /  /┘ .   /  /┘.    /  /┘  └\ \  └\ \  └\ \
ノ ̄ゝ     ノ ̄ゝ      ノ ̄ゝ      ノ ̄ゝ    ノ ̄ゝ     ノ ̄ゝ


パシャ パシャ  パシャ パシャ パシャ  パシャ パシャ パシャ パシャ パシャ パシャ
   パシャ パシャ パシャ パシャ パシャ  パシャ パシャ パシャ  パシャ  パシャ パシャ パシャ
 ∧_∧     ∧_∧     ∧_∧  ∧_∧    ∧_∧     ∧_∧
 (   )】      (   )】    (   )】 【(   )    【(   )    【(   )
 /  /┘ .   /  /┘.    /  /┘ └\\    └\\   └\\
ノ ̄ゝ     ノ ̄ゝ      ノ ̄ゝ     ノ ̄ゝ     ノ ̄ゝ     ノ ̄ゝ

7500とはずがたり:2010/07/11(日) 13:49:08
いやあ投票日ですねぇ。各地の投票率はどんなもんでしょ?
忙しくて昨日は全く来れなかった...orz
今から

>>7499
今夜はまったり家で開票見せていただきますよん。らいおんちゃん喜ぶの鬱陶しかったらアク禁にするからよろぴくw携帯で頑張ってレスしてね♪

7501チバQ:2010/07/11(日) 14:23:58
>>7491
>みんなの党は、先ほどいったように日蓮正宗が支持団体で信者が一部立候補しています。
詳しく教えて!


>民主党は霊友会。立正佼成会が支持団体です。確認が取れていませんが当然信者が立候補するところもあるのでは?

立証佼成会は民主党3人を推薦(ただし組織内候補ではない。)
霊友会は一部立ち上がれ(石原のつながり)で流れてるそうな。

7502神奈川一区民:2010/07/11(日) 14:44:10
投票率16・59%、前回下回る…11時現在
7月11日7時3分配信 読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100711-00000206-yom-pol



 第22回参院選の投票が11日午前7時から行われている。

 総務省が発表した午前11時現在の投票率は16・59%で、前回2007年を0・34ポイント下回っている。

 投票は午後8時には締め切られ、即日開票される。12日未明には大勢が判明する見通し。

 昨年9月の政権交代後、初の全国規模の国政選挙で、民主、国民新の与党で参院の過半数(非改選含め122議席)を維持できるかどうかが焦点だ。

 選挙戦では、消費税率引き上げの問題が政策上の最大の争点となった。選挙結果は今後の税財政改革論議に大きな影響を与える。

 改選定数121(選挙区選73、比例選48)に対し、選挙区選251人、比例選186人の計437人が立候補した。 最終更新:7月11日13時42分

7503名無しさん:2010/07/11(日) 15:00:29
立正佼成会って政党作ればいいのにね?。
比例で最低でも1〜2は取れるのでは?。
立正佼成会って、案外世帯数多い。
幸福実現と違って、参議院比例区だけに2.3人たてれば、確実に議席は取れるでしょうね。
唱和40年代当時まで創価学会よりも世帯数多かったし、現在増えることあっても、そんな減っていないでしょう。
”日本第二”の規模の宗教団体でしょうから。
自民に戻っったら民主怖いでしょうね。

7504名無しさん:2010/07/11(日) 15:10:36
実況はこのスレ?

7505名無しさん:2010/07/11(日) 15:55:16
>>7504
御通夜会場はここですよ

7506神奈川一区民:2010/07/11(日) 16:45:39
投票率27・81%、前回を上回る…2時現在
7月11日7時3分配信 読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100711-00000206-yom-pol



 第22回参院選の投票が11日午前7時から行われている。

 総務省が発表した午後2時現在の投票率は27・81%で、前回2007年を0・03ポイント上回っている。

 投票は午後8時には締め切られ、即日開票される。12日未明には大勢が判明する見通し。

 昨年9月の政権交代後、初の全国規模の国政選挙で、民主、国民新の与党で参院の過半数(非改選含め122議席)を維持できるかどうかが焦点だ。

 選挙戦では、消費税率引き上げの問題が政策上の最大の争点となった。選挙結果は今後の税財政改革論議に大きな影響を与える。

 改選定数121(選挙区選73、比例選48)に対し、選挙区選251人、比例選186人の計437人が立候補した。 最終更新:7月11日15時22分

7507建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2010/07/11(日) 16:57:24
投票率が上がることは喜ばしいことですw

7508チバQ:2010/07/11(日) 16:59:24
>>7503
数議席のミニ政党より、大政党に恩を売ったほうが良いかと。
そして、立正佼成会はあまり思想が過激じゃないから、支援も受けやすいのでは?

7509神奈川一区民:2010/07/11(日) 17:53:12
<参院選>午後4時現在の投票率33.85% 前回より微増
7月11日17時38分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100711-00000021-mai-pol


 第22回参院選の投票が11日午前7時、全国約5万カ所の投票所で始まり、午後4時現在の投票率は33.85%で前回より0.41ポイント高くなった。



 選挙区(改選数73)に251人、比例代表(同48)に186人の計437人が立候補した。投票は離島や遠隔地のため繰り上げ実施された26市区町村の84カ所を除く全国5万230カ所で原則午後8時まで行われ、全国1913カ所の開票所で順次開票作業が始まる。選挙区は同日深夜、比例代表は12日未明までに大勢が判明する見通し。


最終更新:7月11日17時43分

7510名無しさん:2010/07/11(日) 18:00:23
千葉県民だが、目下大雨。
わざわざ選挙に行く人はいなくなりそう。

7511名無しさん:2010/07/11(日) 18:01:15
5割行くかどうかで変わってくるか?

7512名無しさん:2010/07/11(日) 18:37:11
>>7503
元々立正佼成会は自民の支援団体で、それが今は民主党に擦り寄ってる。
公明みたいに政党化するとそういう動きをちょっと匂わせただけでも報道されて叩かれる。
国民にとっては政党作ってはっきりしろ、って感じだろうが、連中にとってはこのままの方が余程良い。

7513名無しさん:2010/07/11(日) 18:40:39
ある意味、公明党=創価学会ってのは国民にとっては判りやすくてありがたいんだよな。
彼らが立正佼成会みたいに裏から支援するだけの存在になっちまうと、下手すると誰が味方してて誰が敵対してるのかとかが判り難くなる。
公明党みたいな存在なら嫌なら票入れなきゃ良いんだが、裏に潜られてあとから実は味方でしたってなると目も当てられない。

7514名無しさん:2010/07/11(日) 20:11:37
さすが自公連合対民主。

自民の躍進決定。

自民、統一選挙公明入れろよな!
約束守れよ!

7515建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2010/07/11(日) 20:11:53
俺の事前予測を再掲

最終議席予想

オレ
民 47
自 48
み 12
公 9
共 3
国 1
社 1
改 0
た 0
幸 0

参考資料
民 63
自 34
み 9
公 8
共 4
国 1
社 1
改 0
た 1
幸 0

7516名無しさん:2010/07/11(日) 20:51:17
和子夫人、珍しく外してしまったな・・・

しかしみんなの党に票入れたやつ、ちゃんと政策読んでるのか?
派遣推進し、社会保障削減、景気がよくなったら自然に所得も増えるって、
小泉の傀儡政党なのにな。

7517神奈川一区民:2010/07/11(日) 21:16:58
推定最終投票率58.09%
ソース@共同通信

7518和子夫人 ◆VVOQ3pMvHY:2010/07/11(日) 21:48:39
>>7516
中国地方を中心に外しております。
3人区と東北・四国・九州の1人区を見守って生きたいと思います。
沖縄が意外ですね。∞51議席と改選第一党目指せ!

7519建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2010/07/11(日) 21:53:16
>>7518
ムリw

7520名無しさん:2010/07/11(日) 22:03:53
うわー馬鹿が来た
http://www.asahi.com/politics/update/0711/TKY201007110284.html

「総理の責任があると思わない」民主・安住選対委員長

2010年7月11日21時17分

 民主党の安住淳選挙対策委員長は11日夜のTBSの番組で、「スタート40日での内閣の選挙なので、総理の責任があるとは思わない」と述べ、選挙劣勢の責任は菅直人首相にはないとの認識を示した。

7521チバQ:2010/07/11(日) 23:57:54
http://www.jcp.or.jp/giin/senkyo/2010_sanin/index.html
共産党の地域割
大門実紀史:北海道・東北・北関東
田村智子 :東京・南関東
河江明美 :東海・北陸信越
市田忠義 :近畿
仁比聡平 :中国・四国・九州沖縄

7522名無しさん:2010/07/12(月) 00:08:47
現職落選一覧

民主→ 鈴木陽 富岡 簗瀬 山下 犬塚


自民→ 椎名


その他→ 小池晃(共) 小池正(改) 吉村(国) 近藤(無) 市川(無)

7523名無しさん:2010/07/12(月) 00:58:53
>>7520
責任があると言ったら、それこそ論外だろ

7524magenta:2010/07/12(月) 01:03:45
>>7522

現職落選に千葉景子を追加。

7525名無しさん:2010/07/12(月) 01:04:36
>>7523
言い方ってもんがあるだろうにw

例えばこういう風に。同じ事を言うんでも与える印象が違う。
【参院選】民主・輿石氏、首相の責任問わない
2010.7.12 00:13
このニュースのトピックス:参院選2010
山梨選挙区で当選確実となり、支援者に挨拶をした後、選挙事務所を後にする輿石東氏=11日夜、山梨県甲府市(桐山弘太撮影)山梨選挙区で当選確実となり、支援者に挨拶をした後、選挙事務所を後にする輿石東氏=11日夜、山梨県甲府市(桐山弘太撮影)

 民主党の輿石東参院議員会長は11日、甲府市内で記者団に、参院選の結果に関し「菅直人首相の責任ということにもっていくことはしない」と述べ、首相の責任を問わない考えを示した。

7526名無しさん:2010/07/12(月) 01:07:12
>>7522
さらに、埼玉の島田も追加。

また、民主比例で現職落選が相次ぎそう。

7527名無しさん:2010/07/12(月) 01:08:03
輿石は世渡りうめえなあw
やお氏がどんなに嫌ってもなんだかんだで生き残るタイプだよ

7528名無しさん:2010/07/12(月) 01:10:04
これで参院側はとりあえず菅に責任を迫る事はなくなった。
ただし、菅は輿石に頭があがらなくなった。

7529名無しさん:2010/07/12(月) 01:11:01
女性候補がことごと落選していますね。。。
地盤がないと中々難しいのでしょうか

7530名無しさん:2010/07/12(月) 01:17:25
民主の新人の場合は執行部の方針も大きいだろうね。
「選挙資金の公平な分配」なんてアホな真似するから。
小宮山のババァもA級戦犯だよ。

http://octhan.blog62.fc2.com/blog-entry-1491.html
[2010参院選] 選挙資金均等配分で過半数確保が逆に難しくなった民主党のヘタ戦術
小沢幹事長のときはブーブー不満が出ていた参院選複数区の候補2人擁立が、続行されることになった。15日、民主党の安住選対委員長は、「そのまま選挙戦に突っ込む」と対象の15選挙区で候補者を一本化しないことを決めた。

安住委員長は「支持率がV字回復して共倒れの危険性がなくなった」と語ったが、理由はそれだけじゃない。
「静岡、京都をはじめ、複数区で不満を言っていたのは現職組ですが、理由は選挙資金が来なかったからです。小沢幹事長は、新人に厚く資金を流していた。しかし、小沢幹事長が辞任して、この方針が変わった。枝野幹事長や小宮山財務委員長は候補者に均等に選挙活動費を渡すことを決めた。それで不満も収まったのです」(民主党事情通)
“現金なもの”とはこのことだが、政治評論家の有馬晴海氏はこう異議を唱える。
「正しいのは、小沢さんのやり方ですよ。現職候補は地元連合などの組織も資金も知名度もあるんだから、黙っていても勝てるはず。党本部がわざわざ余分に資金を渡す必要はないのです。“通るヤツは資金ゼロでも通るんだ”。――これが小沢さんの考え方です。それに引き換え、小沢さんが擁立した2人目候補は、新人で組織はない。選挙のやり方も分からない。選挙資金がとてつもなくかかるのは当然なのです。選挙資金を7000万円かけようと、それで通れば政党助成金が増えるから元は取れる。この小沢さんの考え方が、選挙を仕切ったことのない枝野幹事長などに分からないのです」

政界一の選挙通である小沢幹事長は、データをもとに複数擁立を決めた。過半数を獲得するには、2人区の5つや6つで独占当選しないと、目標に達しないからだ。

しかし、現職組を“公平”に扱い始めたことで、新人候補は一気に苦しくなった。枝野執行部は、単独過半数確保のチャンスをあきらめたことになるかもしれない。

(日刊ゲンダイ 2010/06/16 掲載)

7531名無しさん:2010/07/12(月) 04:18:27
>>7530
ゲンダイソースってw
二人区において「選挙資金の公平な分配」は正しい。
記事中にある、京都はまだしも、静岡の場合は、新人の票が増えて現職の票が減っていたら、
みんなの党に抜かれて、民主共倒れの可能性はあった。

>過半数を獲得するには、2人区の5つや6つで独占当選しないと、目標に達しないからだ。
前回、小沢代表時の参院選では、2人区独占ゼロで、民主+民主推薦無所属で過半数を取っていた。
ゲンダイはそんなことも調べてない。

7532名無しさん:2010/07/12(月) 04:20:34
>>7531
×前回、小沢代表時の参院選では、2人区独占ゼロで、民主+民主推薦無所属で過半数を取っていた。
○前回、小沢代表時の参院選では、2人区独占ゼロで、民主+民主推薦無所属で、改選議席の過半数を取っていた。

7533名無しさん:2010/07/12(月) 04:46:52
>>7531
どこなら満足なんだ?
一応読売のものっけといてやるよ。
> ただ、党内では、「接戦の選挙区に多く配分するなど、小沢氏の手法の方が効率的だった」(選挙対策関係者)との指摘も出ている。
サンケイも毎日も似たような記事書いてる。ネットからはとっくに消えちまったみたいだけどな。
これもいつ消えるか判らんな。
安住たちが考えてそうな下段のくだらん言い訳も含めてバカを晒すのもいい加減にしといたほうが良いぞ。


http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news1/20100610-OYT1T00866.htm
参院選資金も脱小沢…配分見直し、追加支給
特集 菅新政権

 民主党は10日、小沢一郎前幹事長時代に一部の参院選公認候補者や県連への選挙資金の配分に格差があったとして、枝野幹事長と小宮山洋子財務委員長らが、不足分と認定した額を追加支給した。

 支給を受けたのは、秋田、群馬、神奈川、静岡、岡山、長崎各選挙区の公認候補各1人と静岡県連。静岡県連は、小沢氏が主導した2人区での2人の候補者擁立に反発した経緯がある。

 現執行部は、選挙資金の配分はこれまで小沢氏の裁量で資金の配分額が決まっていたとしている。小宮山氏は記者団に「前執行部のお金の扱い方は公平ではない。おかしいことは是正したい」と批判。過去の財務処理の状況も点検する考えを示した。

 ただ、党内では、「接戦の選挙区に多く配分するなど、小沢氏の手法の方が効率的だった」(選挙対策関係者)との指摘も出ている。
(2010年6月10日20時12分 読売新聞)

7534チバQ:2010/07/12(月) 05:57:54
あいうえお効果が話題になること間違いなし!
単位千、100の位を切り捨て、まだ開票作業中
【民主】
有田芳生351(当選)
安藤高夫 66(落選)
家西悟  18(落選)(04年1番目217)
※大石正光 47(04年2番目209)  今回10番目
【自民】
赤石清美102(当落上)
秋元司  81(落選)(04年1番目305)
【みんな】
江口克彦 81(当選)
柴田巧  80(当選)
小熊慎司 36(当落上)

7535名無しさん:2010/07/12(月) 07:09:10
まぁー...良くも悪くも
自民の集票システムが見事に機能し
民主の無党派離れが目立った選挙でした

7536小説吉田学校読者:2010/07/12(月) 07:14:18
千葉でも戦略投票も空しく、予想も外れ、へっぽこオーボエ奏者の練習では指揮者に罵倒され、と傷心の吉田学校であります。
まあ、民主党敗北に関しましては、「小鳩体制で参院選を戦い、徹底した敗北を受けるべし」と思っていたので、感慨はある程度にとどまりますが、自民完全復活とまではいかなかったところでよしとしましょうか。
で、民主党の敗因ですが、とりあえず書いておきますと。

1 菅首相の消費税発言の「無考慮っぽさ」露呈
やはり、これが一番大きいが、私としましては、共社の伸びがいまいちで、自民が一人区で伸びているのも考えると、「消費税増税」が効いたのではなく、「軽減税率とか還付とかブレて言った印象を与えた」ことが効いたと考える。有権者はそれに普天間の前首相のそれを見たのである。あと、増税をストレートに訴えて勝てるわけないだろ。「抜本的税制改革」「いろんな声があるのは承知している」とか便利な言葉がある。それをしなかったのは、曖昧を嫌う菅の真骨頂なのだが、今回は裏目に出た。
2 2人区2人擁立作戦の不発
共倒れがなかったことは評価できますが、比例の伸びに貢献していない。これは前記「1」のこともありますが、大体において、候補者というのはまず自分の当選を考えるもので、比例は二の次。それでいて、県連との軋轢を生んだりしたら、ますますその傾向は高まる。言い換えれば、力が分散された。
3 「小沢戦略」の不徹底
前記「2」と矛盾したようなことを書きますが、「自民の支持基盤を引き剥がす」のが小沢戦略の要諦なのですが、小沢が執行部から離れたら、誰もやらなくなったんじゃないか。それで勝てるほど民主は強くない。農協青年部や商工会と宴席を囲む、町工場には顔を出す、こういう活動を忘れると、青森、山形、徳島、長崎とかじゃ勝てない。なにも川上で演説すればいいというわけではない。とはいえ、小沢一郎ももう69歳、民主党は「小沢後」も同時に考えなくてはいけないジレンマが生まれる。
4 他党との連携不足
社民と連携を取れなかったのは、地方の郡部ではボディブローのように効いたのではないか。農村で動くのは市町村の自治労くらい、選挙前に「閣外協力」を取り付けることはやらないといけない。
5 複数区での「みんなの党」
これは「みんなの党の出現で民主支持層が剥がされた」というより「みんなの党の出現で自民が死ぬ気になった」というのが当たっているか。千葉、神奈川、埼玉では「自民から数万票」取ってれば複数当選はいけていた。

以上でありますが、敗因を反省するより、おそらくは、代表選、9月まで民主党内政局の季節が明け暮れる。重要法案はパーシャル連合。来年くらいは新連立か。となれば、秋波を受けるのは、足して過半数、公明党ではないでしょうか。

7537名無しさん:2010/07/12(月) 07:34:10
長期的にみた場合、確実に自民党は衰退しているし、
民主党は伸長している。だから最終的には民主党の単独過半数が
実現して、過去の自民党政権のようになるだろう。でもそのためには
まだまだ十年くらいかかることが明らかになったな。これでは
日本はまだ十年混乱を続けるということだ。

7538名無しさん:2010/07/12(月) 07:38:18
>以上でありますが、敗因を反省するより、おそらくは、代表選、9月まで民主党内政局の季節が明け暮れる。
重要法案はパーシャル連合。来年くらいは新連立か。となれば、秋波を受けるのは、足して過半数、公明党ではないでしょうか。


公明党は自民とずぶずぶ。公明側がよほどの変節をしない限り、
民主との連立はない。

7539名無しさん:2010/07/12(月) 07:55:51
>>7538
でも公明と連立以外には、多数派形成の方法はない。
ここは小沢を幹事長に戻して、公明との連立工作を
やってもらうしかない。公明もみんなに押されて落ち目だし、
心の底では与党回帰を望んでいるはず。

7540名無しさん:2010/07/12(月) 08:11:21
>>7534
2007の参院選後も、五十音の早い人が有利って話題になっていた記事を見たような
あいうえお効果という呼び名は今回初めて見たけど

7541名無しさん:2010/07/12(月) 08:32:40
「あ行」候補が有利? 参院選の比例名簿 '10/7/2
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201007020284.html

7542名無しさん:2010/07/12(月) 08:35:07
07年の前回参院選では、民主党の比例代表名簿の先頭に掲載された候補者が、同党でトップの50万票超を獲得。支援団体幹部は「“あいうえお効果”があったようだ」と認める。民主党の名簿先頭掲載候補は、01年は同党候補者中4位、04年も4位と、上位での当選が続いている。

 自民党では今回の並び順を決める際に「前回参院選で、名字があ行の候補者が滑り込んだため、いろいろ意見を言う方もいた」(同党選対本部)とされ、五十音順以外の並べ方も一時検討した。ただ前回参院選では名簿先頭の候補は落選しており必ずしも絶対的に有利とはいえないことから、最終的には五十音順を踏襲することで落ち着いたという。

7543名無しさん:2010/07/12(月) 09:14:13
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2010/07/12/10.html
2010年07月12日(月)
比例 八代氏、選挙区 宮川氏へ投票誘導
逮捕の女施設長 理事長の県議「責任を痛感」


 知的障害者に特定候補の名前を投票用紙に書くよう指示したとして、公選法違反(投票干渉)の疑いで、笛吹市八代町北の知的障害者授産施設「美咲園」の施設長、前島みき容疑者(49)=同所=が逮捕された事件で、県警は関係者から事情を聴くなど、前島容疑者が投票を誘導した経緯について裏付け捜査を急いでいる。
 複数の関係者によると、前島容疑者は5日、入所している障害者に対し、表に参院選比例代表候補の民主党の八代英太氏、裏に山梨選挙区候補の自民党の宮川典子氏の名前を書いたメモを手渡した。期日前投票所のある市八代支所に引率し、投票用紙にその名前を書くよう指示した疑いが持たれている。
 前島容疑者は、自民党の前島茂松県議の長女で、八代氏のめい。美咲園は、前島県議が理事長を務める社会福祉法人が運営している。
 前島県議は、山梨日日新聞の取材に対し「これまで選挙で特定候補を書くよう促したことはない。ただ、今回の施設長の行為を把握しておらず、理事長としての責任を感じている。今後の捜査状況を見守り、対応を考えたい」と話している。
 一方、県警の参院選違反取締本部(本部長・西郷正実本部長)が公選法に抵触するとして警告したのは27件(11日現在)で、3年前の前回参院選(12件)の2倍以上になっている。悪質な違反行為については12日から本格的な捜査に乗り出す。

7544小説吉田学校読者:2010/07/12(月) 09:27:09
栃木と神奈川は、民主現職大苦戦の象徴とでも言えるでしょうか。
しかし、やお氏じゃないけど、輿石東みたいな「特に政治的定見もなく、何となく多数派を形成していったら参院幹部になった」ような政治家には退場願いたかったところであります。
本当に何の魅力があって、参院会長に推されているのか、全く理解できません。同じ旧社党系でも、86年、98年と選挙で苦労していた千葉景子の方がまだいいというものであります。
まあ、陰険の極み、ずっと日没しているんじゃないかと思われる労組一丁上がりの典型、高嶋良充が引退したのは、私としてはいいんですけど。

千葉法相が落選 「閣僚なら優位」と応援ほとんどなし
http://www2.asahi.com/senkyo2010/news/TKY201007060503.html

 神奈川選挙区(改選数3)は10人が争い、民主現職で法相の千葉景子氏(62)が落選した。千葉氏は12日午前0時50分ごろ、事務所に姿を見せた。菅首相の消費税発言について「選挙戦全体では影響があった」と述べ、その上で「首相の考えは大きな展望を持っており、評価はしていた」と語った。
 民主県連は、千葉氏の知名度の高さと現職の法相であることから優位と判断。昨秋の補選で初当選した金子洋一氏(48)にてこ入れしてきた。公示後も千葉氏が優勢にあるとして、閣僚や党幹部、タレント候補の応援のほとんどを金子氏だけに投入。終盤の5日には県連が、県内のすべての国会議員、地方議員に文書で金子氏への支援にシフトするよう指示した。
 菅首相が8日、金子氏の応援のためにJR川崎駅前に来た際、陣営は千葉氏の応援も加えるよう県連幹部と交渉したが、かなわなかった。選挙戦最終日の10日夜。横浜市に応援に入った細野豪志・幹事長代理が「現職閣僚を落とすことがあってはならない」と気勢を上げたが、及ばなかった。

7545小説吉田学校読者:2010/07/12(月) 09:39:40
これは紹介されていたかな?
千葉県では2ちゃんねるを中心に、「笑顔が××××い」とか「××なのが目立っている」とか(一部自主規制)散々な言われようだった某候補。この記事、物は言いようといいますか・・
とはいえ、顔の美醜で投票判断しない私でありますから、こういうのが本当に嫌なんです。
悪相とは美醜じゃないんです。頭髪が薄くても、太っていても、背が低くても、総理になったっていいじゃないか。これだけは言っておきたかった。
ただ、高嶋良充は本当に悪相だと思いますね。性格が出てるといいますか・・・

タスキに「候補の妻」…頑張ってマス
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news2/20100708-OYT1T00396.htm

 参院選千葉選挙区(改選定数3)の各候補者の陣営は、11日の投票に向けて追い込みに必死になっている。選挙ポスターを候補者名や政党名の目立つものに張り替えたり、候補の妻も街頭でチラシを配って懸命さをアピールしたりと様々だが、同じ党の候補者同士で演説場所を取り合う場面も見られるなど、混戦模様の展開が熱い戦いに拍車をかけている。
 7日午前、船橋市中心部で、候補者が声を張り上げる選挙カーの傍らで、「候補の妻」と書かれたたすき姿の女性が、うちわ型のチラシなどを配って回った。たすきに目をやった男性の多くは、女性の手からチラシを取っていった。
 都市部で「内助の功」を強調する選挙スタイルは、最近では珍しいが、陣営は「一生懸命やっている姿は共感も得られやすい。チラシを配ると受け取ってくれる人も増える」と効果を期待する。
 女性候補の陣営では2日から、公営掲示板の選挙ポスターの張り替えを始めた。候補者の笑顔を前面に押し出したものから、政党名と名前を強調し、顔写真は前のポスターよりもかなり小さめに。陣営は「党名と名前を一致させ、知名度の浸透を図る」と狙いを語る。ただ、人手の問題などもあり、「全部は張り替えられない」と2種類が混在する形だ。
 終盤は都市部の無党派層などに支持を訴えるため、主戦場は千葉や船橋、市川などの京葉地域、松戸などの東葛方面で遊説する候補者が多い。
 こうした中、ある党の2人の候補者の間で6日朝、駅頭演説の場所が重なったため、一方が演説できないトラブルがあった。「駅に着いたら相手ののぼりが立っていた」「違う駅でやると聞いていたのでびっくりした」と“調整ミス”の可能性が高いが、陣営幹部は「身内でこんなことをしている場合ではない」。
 有力政党の多くは千葉を重点選挙区に位置付けており、連日のように党幹部や閣僚のほか、知名度の高い比例選候補を送り込み、選挙区候補のてこ入れを図っている。党幹部ら大物が駆け付け、街頭で舌戦を繰り広げる“空中戦”は最終盤まで続きそうだ。

7546名無しさん:2010/07/12(月) 10:37:53
自民、予告通り全市町村制覇。
もうグーの音も出ませんわ…。

野上氏、富山県内全市町村で勝利
 野上氏は、大票田の富山、高岡両市をはじめ県内全15市町村で相本氏を上回り、幅広く支持を集めた。初当選した平成13年の参院選で獲得した約33万7千票には及ばなかったが、前回平成19年の約26万6千票を約5万7千票上回った。

 前回参院選では、野上氏は無所属新人だった森田高氏に郡部の全5町村で得票が上回ったものの、10市の中で勝ったのは魚津、黒部、小矢部の3市にとどまった。特に衆院選富山3区と重なる県西部6市は、昨夏の衆院選で引退した綿貫民輔元衆院議長の影響力が大きく、保守層の「綿貫票」の動きに注目が集まった。

 今回は綿貫氏の地元の南砺市をはじめ、砺波市など前回苦杯をなめた県西部5市で“逆転”。綿貫氏が選挙区での「等距離」の姿勢を示したことで、「綿貫票」の多くが野上氏に投じられたとみられる。

 野上氏の地元の富山市では、約4万3千票の大差をつけた。相本氏の地元の高岡市でも約7千票差をつけ、大きな勝因となった。

 相本氏は、県西部で昨年の衆院選より約3700票少ない約10万1800票にとどまった。高岡市でも約1千票減らし、出身地の県西部でリードできなかった。
http://webun.jp/news/A390/knpnews/20100712/20414

7547名無しさん:2010/07/12(月) 11:04:01
ここまでボロ負けするなら、2人区で共倒れが続出したほうが
菅的にはまだよかったな。
2人区はきっちり民自で分け合ったんじゃ、小沢の責任論はまったく出てこないし。

7548名無しさん:2010/07/12(月) 12:31:29
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100712k0000e010071000c.html
参院選:比例代表の得票数 民主2000万票を割り込む

 民主党の大敗、自民党の復調、みんなの党の躍進、という結果に終わった第22回参院選。比例代表の得票数(政党名と個人名の合計)では、民主党が03年衆院選以降の国政選挙で獲得し続けてきた2000万票を割り込み、1800万票台にとどまった。自民党も1400万票台に減らし、橋本龍太郎首相のもとで惨敗した98年参院選と同水準となった。選挙区の獲得議席では自民党が勝利したが、候補者の合計得票数は民主党が2275万票で自民党の1949万票を上回った。改選数2以上の選挙区に2人を積極擁立した結果、議席獲得につながらない得票も多かった。【仙石恭】

 公明党は自民党と連立を組んで以降、01、04年の参院選比例代表は800万票台だったが、今回は07年に続き700万票台に減らし、獲得議席は過去最低だった89年の6議席にならんだ。

 躍進したみんなの党は昨年の衆院選で得た比例票300万票から2倍以上の800万票近くまで伸ばし、公明党を上回る7議席を確保した。

 公明党が改選第3党の座を譲るのは98年に共産党に奪われて以来、12年ぶりだ。

 得票率をみると、民主は31.6%、自民24.1%、みんな13.6%、公明13.1%。前回の得票率は民主39.5%、自民28.1%、公明13.2%で、民主、自民両党に投票した有権者の一部がみんなの党など新党に流れた構図がうかがえる。

 民主は98年、結成直後の参院選で1220万票を集めて比例第2党となった。01年参院選は小泉ブームで自民党に支持があつまり、899万票と大きく票を減らした。03年衆院選で2209万票を得て自民党から比例第1党の座を奪い、04年参院選で2113万票、05年衆院選で2103万票、07年参院選で2325万票、政権交代を果たした昨年の衆院選で2984万票と着実に伸ばしてきた。しかし、今回は大きく票を減らし、1人区を中心に苦戦した選挙区の劣勢を補う得票には至らなかった。

 自民は比例代表が導入された83年以降では、86年に2213万票を得たのがピーク。宇野内閣が退陣に追い込まれた89年、1534万票と大幅に落ち込み、初めて比例第1党を当時の社会党(1968万票)に奪われた。新進党が1250万票をとって第1党となった95年は過去最少の1109万票に落ち込み、98年は1412万票だった。小泉内閣で大勝した01年に、いったん2111万票まで回復したが、04年1679万票、07年1654万票とふるわず、野党に転落した自民の獲得票が注目されたが、1人区での巻き返しとは裏腹に、比例票は前回より200万票以上減らした。

 どの政党も2000万票以上の比例票を獲得できなかったのは98年以来12年ぶりで、小政党が増えたことで票が分散したといえる。

7549名無しさん:2010/07/12(月) 12:49:03
ひょうご記者の目:参院選 兵庫選挙区、17日間の現場から=石川貴教 /兵庫
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20100712ddlk28010262000c.html

 ◇健全な「ドブ板選挙」復活を−−神戸支局・石川貴教
 ◇「小沢的手法」に垣間見た「原点」
 選挙区をひたすら走り回り、有権者一人一人と握手しながら志を訴える。「ドブ板選挙」とも呼ばれるこの手法はマイナスのイメージがつきまとい、今回の参院選でも、選挙戦術のメーンに据える陣営はまれだった。しかし、今春政治部から神戸支局に異動した私は6月24日の公示から17日間、兵庫選挙区(改選数2)の現場で取材し、今こそ健全な「ドブ板選挙」復活の必要性を感じている。それは一連の「政治とカネ」の問題から、参院選直前に一線を退いた小沢一郎民主党前幹事長の「小沢的手法」に触れて、「有権者一人一人の声を国政に届ける」という選挙の「原点」を垣間見た思いがしたからだ。

 「小沢一郎です」「今日はありがとうございました」

 選挙戦中盤の今月1日、山あいに田園地帯が広がる朝来市和田山町の威徳神社境内。小沢氏は約230人の住民一人一人にこう声を掛けながら、差し出された手を固く握った。握手を一通り終えた小沢氏は、用意されたビールケースの演台に上らずに話を切り出した。「自然あふれる地域にお伺いしますと、自分の生まれ故郷に帰っているような親近感を覚えております」

 小沢氏の選挙戦術は「政治の師」でもある田中角栄元首相譲りだ。私は政治部で総務省を担当していた昨年、田中氏の秘書として下積みを経験した鳩山邦夫総務相(当時)から「(田中氏に)『1日1000人と握手しろ』とドブ板をたたき込まれた」という話を聞いたことがある。威徳神社での小沢氏は、田中氏の教えを忠実に具現化していた。

 もちろん「ドブ板」は時に、深刻な癒着を芽吹かせる温床ともなりうる。田中氏や小沢氏につきまとう「政治とカネ」の問題も、その源泉は「ドブ板」へとたどれよう。これこそ菅直人首相ら現執行部が民主党結成以来、指摘し続けてきた「自民党の古い体質」であり、「マニフェスト」(政権公約)が選挙戦術に取り入れられた背景ともなっている。

 それがどうだろう。マニフェストの内容を全面的に訴えて支援を求める候補者はほとんどいない。財政、社会保障から外交分野まで一つ一つの項目ごとに具体的な数値目標を定め、有権者と約束を交わすマニフェストを、わずか17日間の短期間で有権者一人一人に理解を求めることなど至難の業だからだ。

 替わって主流を占めたのが、有名人を呼んで商店街を練り歩いたり、インターネットを駆使してホームページの閲覧数を稼ぐような選挙戦。過去2回の衆院選で大きな波を引き起こした無党派層という見えない実体に、政治家としての適性をアピールする有効な手だてを見いだせないまま広まったこの手法は、逆に少なからぬ有権者をしらけさせ、投票から遠ざけさせているのではないか。

 ◇一人一人に志を語れば心を打つ
 「選挙に勝つ鉄則は足で稼ぐこと、汗を流すことしかない」。「カミソリ」の異名で知られた後藤田正晴元副総理の著書「政治とは何か」の一節だ。地に足をつけずに、実体のない「怪物」だけを追いかけるかのような選挙戦は、もうやめよう。地べたをはいずり回って「現場」の小さな声にも耳を傾け、一人一人の目を見ながら志を語る、そういう健全な「ドブ板選挙」こそ、人の心を打つのではないか。

 「お金も権限も全部地方の皆さんの創意工夫でやってもらう仕組みにしたいと思っている。朝来で必要なものと豊岡で、あるいは篠山で(必要なものは)地域によって違う」

 威徳神社で約25分間、地方分権改革の持論を語った小沢氏は、住民との集合写真に何度も応じ、住民の声に耳を傾けた。昨年12月の首相官邸で、今年度予算の編成に苦しむ鳩山由紀夫前首相に「全国民の要望だ」と党の重点要望を突きつけ、年度内編成の道筋をつけた小沢氏の「鶴の一声」を取材した私にとって、それは新鮮な光景でもあった。

 「政治とカネ」の問題で有権者の政権交代への希望を裏切り、政治への信頼を失墜させた小沢氏の責任は極めて重大だ。それでも、小沢氏の話を聞き終えた住民の男性会社員(61)が漏らした言葉が印象に残る。「小沢氏には悪いイメージがあったけど、地方の話をここまでしてくれて、やっぱり応援していけると思った」

毎日新聞 2010年7月12日 地方版

7550名無しさん:2010/07/12(月) 13:07:48
>>7541-7542
7540ですが、それはチバQさんが既に貼っていたような
私の話の方は2007参院選後の記事の話です
探してはいるがまだ見つかっておりません

7551名無しさん:2010/07/12(月) 13:21:27
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2010071200320

◇「小泉チルドレン」の当落

【自民】当 猪口 邦子  千葉当 片山 さつき 比例当 佐藤 ゆかり 比例当 福岡 資麿  佐賀落 安井 潤一郎 比例【みんな】当 小野 次郎  比例落 清水 鴻一郎 比例【たち日】落 杉村 太蔵  比例【改革】落 萩原 誠司  比例
※敬称略

7552名無しさん:2010/07/12(月) 13:26:08
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2010071200320

◇「小泉チルドレン」の当落

【自民】
当 猪口 邦子  千葉
当 片山 さつき 比例
当 佐藤 ゆかり 比例
当 福岡 資麿  佐賀
落 安井 潤一郎 比例

【みんな】
当 小野 次郎  比例
落 清水 鴻一郎 比例

【たち日】
落 杉村 太蔵  比例

【改革】
落 萩原 誠司  比例

※敬称略

7553名無しさん:2010/07/12(月) 13:28:40
http://www.47news.jp/CN/201007/CN2010071201000275.html
最少は3万7千票台で当選

公明党現職の浮島智子氏は43万7千票を獲得したものの落選。これまでの最多得票落選は2001年参院選で30万9994票を得た白川勝彦元自治相だったがそれを上回った。

 最も得票が少ない当選者は、みんなの党新人の桜内文城、小熊慎司両氏が3万7千票台で激しく“競った”。次いで同党新人の小野次郎氏の4万2千票で、党名投票が多かったみんなの党で下位3位を占めた。

2010/07/12 10:59 【共同通信】

7554名無しさん:2010/07/12(月) 13:30:47
それでも強い民主の労組候補…比例当選者の6割
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news/20100712-OYT1T00496.htm

 参院選では民主、自民両党ともに比例選での得票が伸び悩み、07年参院選より議席数を減らしたが、民主党の労組出身候補は手堅く当選を重ね、強さを見せた。

 一方で、政権交代に伴い、業界団体出身候補は明暗が分かれた。

 民主党の連合組織内候補は、11人のうち10人が当選し、個人名票の党内順位も上位に名を連ねた。同党の比例選当選者16人のうち、連合候補が6割超を占める結果となった。

 連合は04年は8人、07年は7人の候補全員を当選させてきた。ただ、今回は候補増で票が分散されることに加え、北海道教職員組合の違法献金事件などで「労組マネー」に批判が集まったことから、連合の動きが鈍るとの見方があった。

 実際、日教組出身の那谷屋正義氏ら現職6人のほとんどが04年に比べて得票数を減らす見込みだ。それでも6人全員が当選、逆風下でも安定した組織力を見せ、労組が民主党の基盤を支えている実態を改めて浮き彫りにした。

 一方、従来の自民支持を見直した日本医師連盟から推薦を受けた民主党の安藤高夫氏は落選した。得票数は、07年に落選した自民党候補(18万票)の半分にも満たなかった。日医連は組織内が民主支持でまとまらず、安藤氏のほか自民党の西島英利氏、みんなの党の清水鴻一郎氏も支援したため、票が割れたことが敗因とみられる。西島、清水両氏も落選した。

 同様に自民支持を見直した日本歯科医師連盟は民主党の西村正美氏を支援した。西村氏の得票数も、07年に当選した自民党候補(22万票)の半分程度にとどまったが、下位ながら当選圏内に滑り込んだ。

 また、政権交代後も自民党候補を支援した日本看護連盟の高階恵美子氏、全国建設業協会の脇雅史氏、日本薬剤師連盟の藤井基之氏はいずれも当選した。ただ、農協出身の自民党の門伝英慈氏は農政連の推薦を得られず、落選した。

 国民新党の長谷川憲正氏は全国郵便局長会の支援を受け、自民党から出馬した04年(28万票)より10万票以上多く獲得したが、同党として議席を確保できず、落選した。長谷川氏は、他党の最低得票当選者を大きく上回る票を集めており、現行制度となった01年以降、最高得票落選者となる可能性がある。

(2010年7月12日13時25分 読売新聞)

7555名無しさん:2010/07/12(月) 13:53:37
http://mainichi.jp/select/seiji/10saninsen/flash/news/20100712k0000e010069000c.html
参院選:落選した千葉景子氏、法相は続投 菅首相が方針
毎日新聞 2010年7月12日 12時15分

http://www.47news.jp/CN/201007/CN2010071201000447.html
落選の法相「不徳の致すところ」 県連会合で

 神奈川選挙区でまさかの落選を喫した民主党の千葉景子法相は12日午前、横浜市内で開かれた党県連常任幹事会に出席した。

 会合は非公開で、県連幹部によると、千葉氏は「(落選は)自分の不徳の致すところ。ありがとうございました」とあいさつ。さらに「自分の意を(神奈川選挙区で当選した民主党の)金子洋一さんに今後6年間受け継いでもらいたい」と述べた。

 自身の身の処し方については言及しなかったという。幹事会後、記者団の質問に答えず、車に乗り込んだ。

 記者会見した県連幹事長の水戸将史参院議員は「死刑廃止や選択的夫婦別姓制度導入など、千葉さんが取り組んできた政策がネガティブキャンペーンに使われてしまった」と現役法相の落選を悔しがった。

2010/07/12 13:37 【共同通信】

7556名無しさん:2010/07/12(月) 14:06:27
毎日新聞 2010年7月12日 地方版
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20100712ddlk28010309000c.html

参院選2010:ひょうご 有権者の声 /兵庫

 県内有権者は新議員に何を求めるか聞いた。

 ◇頑張る者、損しない世の中に−−神戸市中央区旭通3、青果店経営、恋水賢弘さん(53)
 地元商店街はシャッターを下ろしたままの店が増えてきて深刻な状況です。新議員には、個人商店や中小企業が仕事を続けられる環境を整えてもらいたい。例えば、消費税を引き上げるにしても、量販店やデパートと個人商店の税率を変えるなどの措置をすれば、個人商店も生き残れるのではないでしょうか。精いっぱい頑張っている者が損をしない世の中を作ってほしい。

 ◇高齢者が安心できる社会に−−神戸市兵庫区湊町、無職、松岡園さん(70)
 高齢者が安心して暮らせる社会を作ってもらいたい。2年前に夫を亡くしましたが、介護はつらく大変なものでした。社会保障や福祉など使い道を明確にしてもらえれば、欧米諸国並みに消費税を引き上げることも仕方がないかなと思います。私たちから見ると、国会議員は雲の上の人のような存在です。庶民感覚を持ち続けて、私たちが本当に望むことを実現してもらいたいです。

 ◇若者の教育環境の充実望む−−伊丹市宮ノ前、主婦、宮原春美さん(52)
 次男は高2ですが、学費は年々上がり、大学進学を考えると家計に余裕があるとは言えません。教育費の軽減を期待しています。増税は望ましくありませんが、国民に還元されるのなら、仕方ないとも思います。一方で、必要のない公共工事など、まだまだ無駄遣いが多いように感じています。若者の教育環境の充実を図るなど、本当に必要なところに、税金を投じるべきだと考えます。

 ◇日本の将来像、国民に示して−−三田市中町、飲食店経営、岸本吉量さん(58)
 ずっと景気は悪いままで、店の経営もいろいろ工夫していますが限界があります。定職に就けず、アルバイトで食いつないでいる若いお客の話も聞きます。私は国民年金ですが、どれだけの給付を受けられるやら分かりません。世代に関係なくこうした将来不安が、金回りを滞らせている要因ではないかと思います。日本の将来像を、きちんと国民に示してほしいと思います。

 ◇税金の使途示し無駄省いて−−加古川市野口町長砂、主婦、渋谷芳枝さん(65)
 「消費税を上げるとか上げないとかを安易に言ってほしくない」との思いを一票に込めました。ここ数年、公に払うお金の額は増えるばかりで、生活が楽になりません。税金は生活を活性化させるために使ってほしい。「世の中には高額の税金を払っている人もいるのだから」とあきらめの気持ちもありますが、どう税金を使っているのかをはっきりさせ、無駄を省いてほしいと思います。

 ◇経済立て直しと雇用の確保−−養父市大屋町中、建築業、野崎剛さん(34)
 経済の立て直しと雇用の確保を早急にお願いしたい。養父市民の5人に1人は建設や土木関連の仕事をしていると言われています。就業した13年前と比べ、公共事業や住宅建設は激減。古里に戻っても仕事がなく、困っている仲間がたくさんいます。公約は見直しても良いと思いますが、説明をきちんとしてほしい。一票を投じた者として新議員や政党の言動をフォローしていくつもりです。

 ◇不安定な労働環境の解消を−−三木市志染町東自由が丘、あかし地域ユニオン書記長、中谷紀子さん(65)
 労働問題の相談窓口を担当しています。昨年、一昨年は派遣切りの相談が目立ちましたが今年は正社員の相談が増えています。解雇されたとか、退職に追い込まれているとか、パワハラによってうつ病状態になった人もいます。医療機関を紹介したり、会社側に法的な問題があれば指摘もしてきました。登録型派遣や製造業への派遣を廃止し、不安定な労働環境を解消してほしい。

 ◇庶民の目線に立った政治を−−篠山市杉、主婦、井上和美さん(55)
 国会議員も庶民の痛みを共有し、庶民の目線に立った政治をしてほしい。消費税増税は、削れるところをもっと削ってからやってほしい。食料品などとぜいたく品の税率を変えると言ってますが、地域によって事情は違います。都会ではぜいたく品である車も、地方では必需品です。子ども手当も「ばらまき」の感じがして、保育所待機児童の問題など他に使うところがあるのではないでしょうか。

7557小説吉田学校読者:2010/07/12(月) 14:48:00
>>7549
最近、選挙で流行るのが「対面率」なる言葉なのだそうだ。対面を多くすればよい、よって、駅に朝立ち、商店街にと練り歩き、となるそうです。
私もドブ板原理主義者ではないけども、朝立ち、練り歩きすれば良いというわけでもないでしょう。
今回、落選した人たちは、この板の古参の人に衝撃があった、2年前くらいの「念佛記者の小沢の選挙参謀インタビュー」を3000回読めと言っておきましょう。

ついでにもう一言、「小沢流」と称される選挙戦術を「小沢系」以外がやらないといけないと思います。業界団体をひっぺがすとかそういう意味ではなく、無党派向けに。「現代流+小沢流÷2」くらいな感じで。千葉では「千葉一周」と称して走りまわった小西候補がトップ当選でありました。

7558山口新聞男:2010/07/12(月) 20:45:42
消費税だなんだという前に、そもそも候補者を立てるのが遅すぎる

特に全県区の参院選なら、3年前、いっそ6年前から活動始めたっていいと思う、そんだけの生活保障があればだけど
今回ダブルスコア食らった佐賀でも、07年は04年に落選した候補者が3年間シッカリ活動して僅差ながら逃げ切った
(それも選挙直前に自民現職が不祥事で差し替えという幸運があって)

地方議員や後援会組織が弱い民主党なら、ますます時間が必要だろうに
3年前の当選者は、もう今日から動いていかないと、またやられるんじゃないの
もっとも、3年後は勝っても負けてもあまり展望が開けそうにないが・・・

7559チバQ:2010/07/12(月) 21:32:54
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20100712-652731.html
新党改革、政党要件満たす/参院選
. 新党改革(舛添要一代表)が参院選比例代表で有効投票総数の2・01%を獲得、選挙結果がこのまま確定すれば政治資金規正法上の政党要件を満たす見通しになった。参院選後も引き続き政党交付金の受け取りなどが可能になる。

 同法上の政党要件は<1>所属国会議員が5人以上<2>直近の衆院選か過去2回の参院選で、選挙区か比例代表の有効投票総数の2%以上を得票−のいずれかを満たすことと定めている。

 新党改革は参院選比例代表で1議席を確保したが、所属国会議員は非改選の舛添氏を含め2人だけになる。比例代表での得票が有効投票数の2%に届かなければ、議員数が足りないため要件を満たせなくなるところだった。(共同)

 [2010年7月12日20時37分

7560チバQ:2010/07/12(月) 21:44:01
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100712/elc1007121348097-n1.htm
【参院選】岩手県連代表が落選 沈痛「小沢王国」、菅首相の消費税言動に批判高まる
2010.7.12 13:40
 参院選比例代表で12日未明、民主党の工藤堅太郎・岩手県連代表の落選が判明し、工藤氏は議席を失った。

 岩手県は民主党の国会議員が9人を占める「小沢王国」。その一人が欠ける事態に、選挙区候補の圧勝に沸いた11日夜から一変、県連関係者は「信じられない」と一様に沈痛な表情だった。工藤氏は12日、県連代表の辞任を表明。県連は組織立て直しが急務となった。

 12日午前に会見した岩手県連幹事長の佐々木順一県議は、「工藤氏の敗因はこれから分析する」とした上で、菅直人首相が選挙期間中に言及した消費税率の引き上げについて「具体的に税率に踏み込んだことで、(有権者が)警戒心を持った」と批判した。

 階猛衆院議員(岩手1区)も、「当初は『今すぐ上げない』と言っていたが、その後に(税率など)発言が若干ブレた。若干はマイナスの影響があったと思う」と指摘した。

 また、岩手選挙区で再選を果たした主浜了氏も厳しい表情で、工藤氏の敗因について「外的要因によるものだと思う」と消費税の影響を示唆した。さらに「(菅政権の)地盤沈下もあった」と述べた。

http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tokyo/100712/tky1007122101014-n1.htm
圧勝蓮舫氏 魅力はハキハキ? 島嶼部以外は得票トップ
2010.7.12 21:00
 参院選東京選挙区では民主党の2氏が議席を確保。特に蓮舫氏は東京選挙区では過去最高得票し、島嶼(とうしよ)部を除き全区市町村で得票数トップだった。東京には昔から無党派層が多いとされるが、有権者は何を基準に投票し、政治に何を期待しているのだろうか。投票日から一夜明けた12日、サラリーマンらであふれるJR新橋駅前で聞いた。

 蓮舫氏に投票した人からは、事業仕分けのハキハキした印象に好感を抱いたとの声が目立った。

 世田谷区のNPO法人代表の男性(81)は「蓮舫さんは論理的でハッキリしていて分かりやすい」。6月に清掃スタッフを辞めたばかりという練馬区の女性(58)「はっきりと物をいう蓮舫さんが好き」。品川区の主婦、森中登美子さん(69)は「まだ国にありそうな無駄を省き、お年寄り、子供など弱者を救済してくれそう」。

 一方、候補者個人よりも民主党への期待を重視したという人も。

 板橋区の不動産会社勤務、小坂仁さん(59)は「民主に引き続き頑張ってもらいたいが、蓮舫さんは私が入れなくても当選するだろうし、落選の可能性がある小川さんにあえて入れた」と話した。

 自民党の中川雅治氏、東海由紀子氏に投票した人は、民主党には入れたくなかったからという「アンチ民主派」が多かった。

 中川氏に投票した練馬区の設備関連会社経営の男性(43)は「一向に景気が良くならず、今回は民主党に勝たせてはいけないと思ったから」。

 また、島嶼部のフリーターの男性(34)は「沖縄の米軍普天間飛行場移設問題ので民主党の迷走をみて、期待できるのは自民党だと中川氏に決めた」。建築関係会社に勤める府中市の男性(63)も「民主党は大事な沖縄問題がブレすぎる」と中川氏に一票。

 そのほか、東海氏に票を投じた千代田区の不動産業の男性(65)は「日本人の良いところ、日本人らしい思想を昔から受け継いでいるのは自民党。外国人参政権や夫婦別姓など、日本らしさを失う政策を提出しようとした民主党にはそうした面が一つもない」とバッサリ切って捨てた。

 「実績重視派」には、日本創新党で前杉並区長の山田宏氏が人気が高かった。

 港区の主婦(41)は「私の投票基準は『実績』だけ。山田氏は杉並区長時代、希少資源保護のためにレジ袋を見直すなど斬新で身近な政策がおもしろいなあと眺めていた」という。

 また、大田区の旅行会社勤務、丸山志保さん(42)も「山田氏は口だけじゃなく既存政党ではできないことをやってくれる気がしたのに、落選は残念だ」と話していた。

7561チバQ:2010/07/12(月) 21:45:54
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100712dde012010029000c.html
特集ワイド:「ぶれない」と躍進、みんなの党 「急がば回れ」と消去法
 みんなの党が11日投開票された参院選で10議席と躍進した。5議席を獲得した昨年の衆院選からさらに勢いを増し、今後は政界の第三極として注目されるみんなの党を追った。【中山裕司】

 「本当に間違いないんだろうな。まさか、誤報ってことはないんだろうな」

 東京都千代田区のホテルに設けられた開票センター。11日午後11時36分、選挙区で最初の当選確実の連絡が入ると、代表の渡辺喜美さんは実感できないようだった。だが、すぐにピースサインをするなどおどけた表情で喜びを表した。東京、神奈川、千葉の各選挙区で当選者を出したことに「非常にシンボリックな勝利だと思う」と語った。

  ■

 09年8月に結党されたみんなの党。選挙中から躍進が伝えられたが、街頭演説に集まる人はまばらだった。

 東京選挙区で当選した松田公太さん(41)の東京・有楽町での街頭演説。タリーズコーヒージャパン創業者はエプロン姿で大声を出すものの、聴衆は30人ほど。ただ、真剣に聴き入っていた。横浜市港北区の男性(30)は鉄道会社を辞めて司法試験を目指すフリーター。「みんなの党だけが小さな政府を目指している。公務員を減らした後に消費税を増税する訴えに共感する」と語った。

 参院選公示前日の6月23日に同党選対本部特別顧問になった元経済企画庁長官、田中秀征さんが応援演説を始めた。田中さんは昨年1月に渡辺さんが自民党を離党した日に相談を受けたという。「菅(直人)首相の官僚制度への厳しい目は一貫しており、官僚に取り込まれることはないと思っていた。しかし、消費税発言で取り込まれたことがはっきりした。それで私は街に出ようと決意した」。拍手を送った川崎市幸区の無職男性(60)は「渡辺さんやみんなの党は、政策がぶれないから信頼できるよ」と話した。

  ■

 たちあがれ日本や新党改革、日本創新党と4月に次々と誕生した新党は参院選では振るわなかった。他の新党とどう違ったのだろう。創新党党首の山田宏さん(52)=東京選挙区で落選=は「自民党が与党の時代に離党した渡辺さんの覚悟の示し方が国民に浸透している。アジェンダ(政策課題)を提唱するなどマーケティングがうまいのは、渡辺さんの感性のたまものだ」と評していた。

 実行されないマニフェスト(政権公約)は「詐欺の印象をもたれた」とまで批判。その代わりに渡辺さんが持ち出したのがアジェンダだ。みんなの党のアジェンダには、「公務員削減」とともに「名目4%以上の成長で10年間で所得を5割増」「埋蔵金は3年間で少なくとも30兆円」などと並ぶ。もっとも他党もマニフェストで、名目成長率は民主3%超、自民4%、公明3〜4%、国民新党5%以上などと掲げている。みんなの党のアジェンダについて、信州大学経済学部教授(経済・金融専攻)の真壁昭夫さんは「他党もそうですが、現在の日本を取り巻く経済状況からすると、名目成長率3%、4%の目標を実現するのは難しいと言わざるをえません。成長を前提とした所得増も同じです。埋蔵金の30兆円捻出(ねんしゅつ)も、埋蔵金は単年度の問題ですから、恒久的な税収増につながるわけではありません」と否定的だ。

7562チバQ:2010/07/12(月) 21:46:26
  ■

 選挙戦後半、地元・宇都宮市での演説を終えて帰京する渡辺さんに話を聞いた。

 「劇団ひとり」などと皮肉られた自民党離党から、今までをどう振り返りますか。

 「草の根国民運動をやってきた結果として、できたのがみんなの党。自慢じゃないけどお金もない、組織もない、支援団体もないのに、候補者を44人も出せたのは国民運動のなせるわざです。戦略論から言えば迂遠(うえん)のように見えますが、我々は孫子の兵法以来、戦略論の定石である間接アプローチを選んだ。離党した国会議員同士でいきなり新党を作る直接アプローチは取らなかった。我々が今後、政権を取りに行く時も民主党といきなり連立を組む方法はとらない。目先だけを考えればそれでいいが、中長期的には絶対にマイナスです」

 高校時代から哲学書を読むなど本好きの渡辺さんは、急がば回れとも言うべき作戦が的中したと見ていた。同党にはタレント候補などはいないが、楽天執行役員、元阪急百貨店部長などビジネス出身者や、知事や県議など自治体での政治経験者を並べた。

 一方で渡辺さんの「党首力」頼りでは党勢拡大に限界もあり、仮に他党と連携する時にはアジェンダの調整も必要になる。どう考えますか?

 「みんなの党は私の個人的魅力で成り立っているわけではありません。アジェンダの下に覚悟を持った人が集まっているので、私がいなくなっても党は残る。民主党は大きな政府、官僚主導と自民党と一緒だけれど、我々は小さな政府、民間主導の成長路線です。根本的な違いがあるのに何で連携できるのですか? 今後は選挙結果を受けて、民主党の分裂や自民党の崩壊が加速する。民主党は参院選中から親小沢、反小沢の党内抗争がぼっ発していて、選挙が終わればこの抗争が本格化する。衆院選前後の自民党の崩壊より速いスピードで民主党は分解過程に入ると思います。我々が『この指止まれ』で政界再編をして、我々が第二極から第一極となる道を選びます」

 言葉を丁寧に選びながら、ぎょろりとした大きな目を一度もそらさなかった。

 ジャーナリストの田原総一朗さんは躍進の理由をこう見る。「今の政界は、菅さんが世の中をどうしたいか見えない民主党に期待はできず、かといって自民党にも魅力がない。民主、自民両党にも期待できない消去法に加え、みんなの党の『消費増税の前に公務員削減』の訴えに支持が集まった。渡辺さんは大臣時代から公務員制度改革などでまったくぶれない。だから信用される」

 だが、今後の展開については「みんなの党と民主党が連立を組む可能性が高いと私は見ています。渡辺さんが『絶対に連立は組まない』と言っている状況は、私の経験などから政界では『絶対に連立する』の意味だと思います」と言い切った。

 民主党が大敗し、流動的になった政界。渡辺さんは参院選を「来るべき衆院選の前哨戦」と位置付ける。有権者や他党から「ぶれない」「覚悟がある」と評されたみんなの党。詐欺の印象を持たれることなく、アジェンダを貫くことはできるのだろうか。

7563チバQ:2010/07/12(月) 21:48:07
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100712k0000e010080000c.html
参院選:「裏切りの代償」沖縄の民主現職、喜納さん落選

報道陣に敗戦の弁を述べる喜納昌吉さん=那覇市内で2010年7月12日午前4時35分、斎藤良太撮影 比例に出馬した民主現職で党沖縄県連代表、喜納昌吉さん(62)は個人得票数が伸び悩み、再選を果たせなかった。米軍普天間飛行場の移設問題の影響で、沖縄選挙区に候補を擁立できないうえの落選。「最低でも県外」と期待値を上げた末の裏切りの代償は民主に大きなダメージを与えた。

 喜納さんは落選が決まった12日午前4時半ごろ、那覇市の選挙事務所で「県民の裏切られたとの感情はすごかった」と敗戦の弁を述べ、悔しさをにじませた。県連代表辞任の意向も示した。

 地元で逆風が吹き荒れる選挙だった。5月末に日米両政府が合意した県内移設の共同声明に県民は反発した。県連は政府方針と異なる「県外、国外移設」の立場で選挙区への候補擁立を目指したが、党本部の理解を得られず断念。県連は喜納さんの選挙に全力を注いだ。

 昨夏の衆院選比例で、民主は県内で約26万票を獲得。6年前の前々回、県外で大量得票した喜納さんは今回県内でも15万票を目標に設定。「県外、国外移設」を訴えて離島にも足を運んだ。しかし、県内の比例票は約11万9000票と大きく目減り。県内の個人得票も約3万6000票にとどまった。

 一方、県内移設反対の受け皿となったのは社民。沖縄での参院選比例の得票は、昨夏の衆院選を約4万6000票上回る約12万票。沖縄選挙区で落選した社民推薦の山城博治さん(57)は21万票以上得票し健闘した。組織の立て直しを迫られる民主県連の新垣安弘幹事長は「県内移設は実行できる状況にない。今後も党本部に伝えていくしかない」と苦渋の表情を浮かべた。【井本義親、斎藤良太】

7564チバQ:2010/07/12(月) 21:49:20
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20100712ddlk10010154000c.html
参院選’10群馬:中曽根氏が5選 挙党一致実る(その1) /群馬
 参院選群馬選挙区は11日投開票され、自民現職の中曽根弘文氏(64)が、再選を目指す民主現職の富岡由紀夫氏(46)と共産新人の店橋世津子氏(48)を破り、5選を果たした。同選挙区は改選数が2から1に減り、全国で唯一、現職同士が争う1人区に。八ッ場ダム問題を抱え、民主党政権の今後を占う象徴的な選挙区として注目を集めたが、知名度に勝り、挙党一致で選挙戦に臨んだ中曽根氏が大差で議席を守った。富岡氏は菅直人首相が表明した消費税の増税方針が「逆風」となり、無党派層の票をまとめることができなかった。店橋氏は消費増税反対などを訴えたが、支持は広がりを欠いた。【鳥井真平、奥山はるな】

 ◆中曽根氏

 ◇「福中小」連携で大勝 自民票手堅くまとめ
 午後8時ごろ、早々と「当確」の一報が入ると、前橋市大渡町2の中曽根氏の選挙事務所は割れるような大歓声に包まれた。集まった支持者は約150人。事務所に現れた中曽根氏は支持者への握手に追われ、選対幹部と一緒に万歳三唱。支持者に向かって深々と頭を下げた。

 04年参院選は、他の自民党候補者と票を分け合い、2位当選。今回から1人区となり、かつてない危機感で選挙戦に臨んだ。選対幹部に、父親同士が激しく対立していた福田康夫元首相や、小渕優子元少子化担当相が就任。「福中小」が手を結び、自民支持層の票をまとめた。

 無党派層の動向が注目されたが、消費税の増税問題で「民主の風」は失速。中曽根氏が無党派層も取り込んだ。選挙戦では普天間飛行場の移設問題などを取り上げ民主を批判。当選を決めると、「この国の政治に県民が不安を抱き、私に大きな期待をかけてくれた。政治を正しい方向に戻したい」と述べた。

 ◆富岡氏

 ◇「追い風」は吹かず 無党派層の支持伸び悩む
 高崎市小八木町の富岡氏の選挙事務所には大勢の支持者が詰めかけ、かたずをのんで開票の行方を見守った。「落選」の報が入ると、事務所内は沈うつな空気に包まれた。富岡氏は「私自身の力が足りなかった。本当に申し訳ない」と頭を下げた。

 知名度不足が最大のネックだった富岡氏。年明けから労組の集会などに積極的に参加し、無党派層の票を掘り起こすため自転車遊説に汗をかいた。支持基盤の厚い中曽根氏を相手に、菅内閣発足後は「新たな再出発です。生まれ変わった民主党に期待してほしい」とアピールして「追い風」に期待。「群馬は保守王国中の保守王国。ここでの勝利が政権交代を確かなものにする」と訴えた。

 国民新党の推薦を得て、社民党県連も支援したが、支持の輪が広がらなかった。富岡氏は「最後は自転車のハンドルが握れないくらい、力尽きるまで戦い抜いた。これも多くの皆さんのご支援のおかげです」と語った。

 ◆店橋氏

 ◇反消費増税訴え、票につながらず
 前橋市古市町1の店橋氏の選挙事務所。中曽根氏が当選を決めると、集まった支援者から「敗れたが、よく頑張った」と選挙戦の労苦をねぎらう声が上がった。店橋氏は敗戦の弁で「全県を回って支持を訴えてきた。力は及ばなかったが、多くの人に支えていただいた」と感謝の言葉を述べた。

 店橋氏は都市部を中心に街頭演説を行い、「大企業やアメリカにきっぱりとものを言えなければ、国民の生活は守れない」と主張。消費増税反対や普天間飛行場の完全撤退などを訴え他党との違いを強調したが、支持は拡大しなかった。

7565チバQ:2010/07/12(月) 21:49:58
 ◆比例代表

 ◇民主・小寺氏とみんな・上野氏、保守層に支持基盤 自民票奪い合う構図に
 比例代表では「ご当地候補」として民主党から前知事の小寺弘之氏(69)、みんなの党から上野公成元官房副長官の娘婿の宏史氏(39)が出馬した。両者は保守層に支持基盤があり、自民票などを奪い合う構図になった。

 小寺氏は、小沢一郎前幹事長らの要請を受け「4期16年の知事経験を国政の場で生かしたい」と今年1月に立候補を表明した。旧中曽根派からの支援を受けて知事となり、八ッ場ダム建設を推進してきただけに、民主党からの出馬に賛否両論が飛び交ったが、抜群の知名度を生かしつつ、多くのミニ集会を開いて支持を訴えてきた。

 一方、上野氏は公示直前の6月15日に立候補を正式表明した。公成氏の後援会をそのまま受け継ぎ、自民県議の一部から支援を受けた。支持を打ち出した市町村長もおり、陣営は「選挙区は中曽根氏、比例は上野に」と訴えた。また、第三極の候補として浮動票取り込みにも力を入れた。

==============

 ■視点

 ◇政策論争、置き去り
 現職対決となった参院選群馬選挙区は自民に軍配が上がった。5選を果たした中曽根弘文氏は文相、外相などを歴任して知名度が高く、支持基盤が揺らぐことはなかった。菅内閣は消費増税問題で支持率が急落して民主の「風」は吹かず、政策論争も深まらなかった。

 中曽根氏は与党批判に徹した。普天間飛行場の移設問題、八ッ場ダムの中止問題など、民主党政権が引き起こした混乱に焦点を当てた。この手法は、自民支持層を結束させると同時に、「民主政権に期待を裏切られた」と感じる無党派層を取り込む効果を生む。

 一方、敗れた民主の富岡由紀夫氏の主張は「改革を止めるな」など具体性を欠き「風頼み」の印象だ。八ッ場ダム問題では「住民の納得を前提に中止」を掲げたが、解決の道筋を示せなかった。消費増税問題では議論の必要性を訴えるにとどまった。

 「与党批判」と「風頼み」。この構図では論争が深まるはずがない。自民党県連は昨夏の衆院選で大敗北した危機感から県版マニフェストを発表したが、数値目標はほとんどなく「県内経済の活力向上」などのスローガンが並んだ。民主党県連は地方版マニフェストを作らず、有権者は両党の地域政策を比較する機会を逸した。有権者にとって不幸な選挙だった。【鳥井真平】

==============

7566チバQ:2010/07/12(月) 21:51:09
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20100712ddlk10010171000c.html
参院選’10群馬:中曽根氏が5選 挙党一致実る(その2止) /群馬
 ◇投票率58.55% 前回を3.95ポイント上回る
 参院選群馬選挙区の投票率は58・55%(男59・07%、女58・06%)となり、前回07年の54・60%を3・95ポイント上回った。当日有権者数は162万7796人(男79万7104人、女83万692人)だった。民主と自民の現職同士が1議席を争う構図になったことに加え、消費税の増税問題が争点となり、有権者の関心が高まったとみられる。

 07年7月の参院選は、年金記録漏れ問題などで自民に逆風が吹いたが、群馬選挙区では民主が候補者を立てず、95年(53・12%)に次ぐ低調な投票率に終わっていた。また、この年は統一地方選(4月)に加え、参院選の1週間前には大激戦となった知事選もあり、「無風の構図」の参院選に多くの無党派層が足を運ばなかったとみられる。

 今回は、鳩山政権を引き継いだ菅直人首相が消費税の増税方針を表明。自民もマニフェストに消費税率引き上げを掲げた。増税反対を訴える政党もあり、04年並みの投票率となった。

 一方、期日前投票者数は19万54人で、07年参院選の20万5797人を下回った。07年は知事選と参院選の投票を一度に済ませたいと考えた有権者が多かったため期日前投票が増えたとみられる。

7567チバQ:2010/07/12(月) 21:59:24
http://www.saitama-np.co.jp/news07/12/06.html
2010年7月12日(月)

“区割り”の影響重く 女性目線の政策響かず 民主・島田氏
 

落選が決まり、会見する民主の島田智哉子氏=12日、さいたま市浦和区の事務所
 落選の報が届くと、さいたま市浦和区の島田智哉子氏(47)の選挙事務所は沈痛な雰囲気に包まれた。選挙前半に苦戦の予想が飛び交い、党県連とも連携して“巻き返し”を図ったが、及ばなかった。

 島田氏は陣営カラーのオレンジ色と、白色を基調にした明るいイメージの服装で選挙戦を展開。苦境の現状説明や仲間の応援演説には時に涙ぐんだ表情を見せるなど体いっぱいに感情を表現していた。

 1期6年間の実績として、法改正によって8月から支給が始まる父子家庭への児童扶養手当の実現を強調。働く女性、2人の子の母親の立場から、医療、介護などにテーマを絞って演説を展開し、「社会の片隅に埋もれた声無き声に耳を傾けてきた。子どもや高齢者が本当に安心できる社会を将来に」と、社会保障充実の必要性を訴えていた。

 2議席を目指す民主の「台所事情」に不安を抱えながらの選挙戦。県内の衆院15小選挙区の支援区割りは島田氏5に対し新人候補10。後に島田氏に配慮する格好で“緩和”されたとはいえ、最後まで陣営に重くのしかかった島田氏は「区割りは新人に有利な方がいいと思っているので、私自身選挙に悔いはない」と話した。

7568チバQ:2010/07/12(月) 22:07:31
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20100712/349815
【とちぎ参院選】「保守」の底力、民主重鎮のみ込む 
(7月12日 05:00)
 「反・非民主」の巨大な荒波は、本県でも民主党の重鎮をのみ込んだ。当落判明が12日未明にずれ込んだ参院選栃木選挙区。自民党新人の上野通子氏(52)が民主党現職で参院予算委員長の簗瀬進氏(60)との激戦を制し、旧来の「保守王国」の底力を見せつけ初陣を飾った。うれし涙の上野氏と対照的に、簗瀬氏は「私の不徳のいたすところ」と力なく敗戦の弁を続けた。

■上野陣営「大金星だ」

 「大金星だ」。午後11時57分、宇都宮市桜2丁目の自民党新人上野通子氏(52)の選挙事務所に当選確実の知らせが入ると、地鳴りのような歓声と拍手がわき起こった。開票速報は一進一退のデッドヒート。それまで漂っていた重苦しい空気は、一気に吹き飛んだ。ガッツポーズを見せる男性支持者。選対幹部はがっちり握手を交わし、喜びを爆発させた。

 12日午前0時、上野氏が事務所に現れると、支持者からの握手攻めに。涙ぐむ上野氏に、「万歳」「泣いちゃだめ」と声援が飛んだ。

 「みなさんが心を一つにして、上野さんを勝たせようという思いが、日本を変える力になった」。石坂真一自民党県連幹事長が声を張り上げると、事務所内の熱気は最高潮に。上野氏は「本当にありがとう。知名度ゼロから支えてもらい、今日の勝利を得ることができた。みなさんのおかげです」と、力いっぱい喜びを語った。

■簗瀬氏「私の不徳」

 「どうして」。日付が変わり、対立候補当確の報が伝わると、宇都宮市平松本町の選挙事務所は一瞬、静まりかえった。

 疲れた表情に時折笑顔を浮かべながら姿を現した民主党現職の簗瀬進氏(60)は「敗北は先頭を歩くものの責任。不徳の致すところ」と深々と頭を下げた。

 開票が始まると、選挙事務所内は緊張した雰囲気に。中間結果が張り出されるたびに歓声と嘆息が繰り返されたが、夜が更けるにつれ徐々にあきらめムードが色濃くなった。

 民主党立ち上げにかかわり、参院予算委員長も務めるなど重きをなしてきた簗瀬氏。まさかの敗北だが、「一つの政党政治が定着する過程と冷静に受け止めている」とした上で、今後については「若干落ち着いて考えたい」と語った。

■荒木氏、落選でも晴れ晴れ

 落選確実となった12日午前0時すぎ、宇都宮市西川田町の選挙事務所に現れたみんなの党新人荒木大樹氏(39)。昨夏の衆院選で同党が得た比例票約22万票を超える票を獲得し、支持者からはねぎらいの拍手がわき起こった。

 荒木氏は「敗戦は不徳の致すところだが、(得た票の)数字は決して無になることはない」と晴れ晴れとした表情で語った。

 同党の中川幹雄県議は「大躍進だ」と充実感もにじませた。事務所内には「よくやった」との声が飛び交い、荒木氏は「役割は果たせたと思う」と、深々と一礼した。

7569チバQ:2010/07/12(月) 22:12:17
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100712-OYT1T01012.htm
「みんな」躍進…2大政党以外の議席奪う?

 「第3極」を目指していたみんなの党は今回の参院選で、自民、民主両党に続く議席を獲得した。

 一方、2大政党の間で長年、生き残りの道を模索してきた公明、共産、社民の各党は議席の漸減傾向に歯止めをかけられなかった。

 「みんなの党は2大政党に集約し切れない民意を受け止める役割を果たした。菅政権批判票を我が党は集めきれなかった」

 公明党の山口代表は12日、みんなの党が公明党の獲得議席を上回った理由をこう総括した。

 参院では、民主、自民による2大政党化が顕著になった2001年の参院選以降、両党が選挙で合計90議席台(改選定数121)を獲得し、残り20〜30議席をその他の政党で分け合う構図が続いている。今回は民・自両党で95議席を得たが、残り26議席のうち、10議席をみんなの党が獲得し、公明、共産、社民の各党は改選議席を下回った。

 読売新聞社と日本テレビ・同系列局が実施した参院選の出口調査では、無党派層の22%がみんなの党に投票(比例選)したと答え、公明、共産、社民各党は5%程度しか無党派層の支持を集められなかった。有力な支持基盤を持つ政党の「組織力」以上に、無党派層の支持の有無が勝敗を分ける大きな要因となっていることがうかがえる。

 ただ、みんなの党の渡辺代表は12日、今回の選挙結果を「大躍進と言っていい」と評価する一方、「今後の反省材料として、組織をきちんと作らないといけない」と述べ、無党派層に頼らない組織作りを目指す考えを示した。

(2010年7月12日21時43分 読売新聞)

7570チバQ:2010/07/12(月) 22:15:35
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100712/crm1007122052020-n1.htm
【参院選】徳島県警が参院選比例代表再選の自民党・中村博彦派運動員を逮捕
2010.7.12 20:50
 参院選比例代表で再選を果たした自民現職の中村博彦氏(67)への投票の取りまとめの見返りに、有権者らに酒食を提供したとして、徳島県警捜査2課などは12日、公選法違反(供応買収)容疑で、兵庫県明石市魚住町長坂寺の石材商、西村修容疑者(67)を逮捕した。県警の調べに、容疑を認めているという。

 逮捕容疑は7月上旬、徳島県美馬市脇町の料理店で、中村氏を当選させる目的で有権者数人に中村氏への投票や投票取りまとめの選挙運動を依頼し、1人当たり3千数百円相当の酒食を提供したとしている

http://www.47news.jp/CN/201007/CN2010071201000360.html
八代英太氏めいを逮捕 知的障害者に投票干渉容疑
 山梨県警捜査2課は12日までに、参院選の期日前投票で福祉施設の入所者に特定候補者に投票するよう干渉したとして、公選法違反(投票干渉)の疑いで、民主党から比例代表に立候補し落選した八代英太氏のめいで、同県笛吹市の知的障害者授産施設施設長、前島みき容疑者(49)を逮捕した。

 逮捕容疑は5日、施設の入所者10人を笛吹市八代町の期日前投票所に連れて行き、特定候補者の名前が記載されたメモを手渡して投票に干渉した疑い。6日に逮捕した。捜査2課によると、容疑を認めている。

 前島容疑者は、八代氏の兄で施設の理事長を務める自民党山梨県連副会長、前島茂松県議の長女。

 県によると、施設では知的障害者90人が暮らしている。

2010/07/12 12:06 【共同通信

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news/20100712-OYT8T00183.htm
自民・臼井氏事務所を捜索 公選法違反容疑
 県警の参院選違反取締本部は11日夜、参院選比例選に立候補した自民党の臼井正人氏(47)陣営が公示前に投票を依頼するビラを配布した疑いがあるとして、千葉市中央区の事務所などを公職選挙法違反の疑いで捜索した。

 同本部には、このほかにも事前運動などの違反情報が寄せられており、悪質なものについては、本格捜査に着手する方針。

 また、県警捜査2課によると、今回の参院選での選挙違反警告件数は、先月24日の公示から今月10日までで278件に上り、2007年の前回参院選より82件増加した。公示前も含めた内訳は文書頒布が5件、文書掲示が342件など。

(2010年7月12日 読売新聞)

7571名無しさん:2010/07/12(月) 22:16:02
>>7534 >>7540
名簿末端効果というのも僅かながらあって、
公明党の鰐淵議員はそれで当選しましたね。

7572チバQ:2010/07/12(月) 22:25:32
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2010071202000114.html
<スコープ>自民、敵失の勝利 地方回帰、比例伸びず
2010年7月12日 紙面から

 野党として初めて本格的な国政選挙を戦った自民党。谷垣禎一総裁が勝敗ラインに設定した「与党の過半数割れ」を楽々達成し、改選三十八議席を大幅に上回ったばかりか、改選第一党に躍り出る勝利をつかんだ。参院選の開票日で、自民党本部が沸き立ったのは、小泉旋風に乗った二〇〇一年以来だ。しかし非改選を含めた議席数は民主党に及ばない状態は変わらない。党再生の道のりは、まだ険しい。 (原田悟)

 十一日夜、自民党本部。当選確実の報が入るたび、谷垣禎一総裁は満面の笑みで、選挙向けに考案した人さし指を立てる「一番」のポーズをとりながら、ボードに赤いバラをつけた。十二日未明の記者会見では「与党の十カ月間の迷走、暴走に有権者からの明確な批判があった」と強調した。

 自民党を押し上げたのは、三年前の前回選挙で六勝二十三敗と大きく負け越した一人区での健闘だ。高齢の現職を特別扱いしない公募を積極的に活用し、世代交代を断行した成果が表れ、一人区では「強い自民党」が復活した。

 自民党は、改選第一党という「直近の民意」を受けた対応に着手する。二〇〇七年の参院選で勝利した民主党は「直近の民意」を盾に当時の自公政権と徹底的に戦う姿勢をみせた。自民党は、当時の自分たちの苦しみを、そのまま民主党に味わわせることになるだろう。

 菅直人首相に、退陣か衆院解散を要求するとともに、参院で民主党が握る議長と議院運営委員長ポストの奪取を目指し、野党各党に共闘を呼びかける方針。共産党と共同歩調を取るのは常識的には難しいが、参院幹部は「民主党の強引な国会運営を見ているから、協力は十分に可能」と反民主勢力の結集に期待を寄せる。

 ただ、勝利の最大要因は、首相の消費税をめぐる発言のぶれなどの「敵失」だったのは明らかだ。党支持率の長期低迷は続いており、参院選を機に自民党が抱える構造的な問題が解決することは考えにくい。

 野党転落を受け、有力な支持基盤だった農協(JA)グループなど各種業界団体が相次いで離反した後、新たな支持層の開拓は進んでいない。積年の金属疲労を嫌気した保守層も、いまだに回帰させられていない。

 一人区とは対照的に、比例代表の得票は伸び悩んだ。業界票の目減り分を差し引いても「自民党」の看板に対する国民の拒否反応が依然として強いことは明白だ。

 谷垣氏は、野党として政権奪還に向けた道筋をどう描いていくのか。従来のような組織を固めた党に戻るのか。それとも無党派層からも幅広い支持を得られる党に生まれ変わるのか…。

 躍進したとはいえ、獲得議席は民主党に敗北した六年前の四十九とさほど変わらない水準だ。国民は自民党を「勝者」と認めたとは言い切れない。その意識は党内にもあり、改選第一党を目標に掲げなかった執行部に対し、党内に「戦う野党になれない」(中堅議員)との不満もくすぶる。

 役員任期は総裁は三年だが、大島理森幹事長ら三役は九月まで。谷垣氏は人事に関し「九月に考える」と言及を避けるが、執行部刷新論が再び拡大する気配も漂う。与謝野馨元財務相らの離党劇は記憶に新しく、谷垣氏の指導力次第で、またもや遠心力が働きかねない。

7573チバQ:2010/07/12(月) 22:38:11
>>7534 >>7540>>7571
あいうえお効果ってのは自分がつけた名前です。
04年から非拘束が導入されたので、同一人物(ex家西・秋元)の
票数が大きく異なったので、あいうえお効果が実証されたかと。
あとは自治労の相原@07年トップ当選とか

04年参院選スレ見るとわかりますが、
04年から名簿トップは有利説出ていました。

7574チバQ:2010/07/12(月) 22:39:34
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20100712/CK2010071202100008.html
富岡氏 『司令塔不在』で伸び悩み
2010年7月12日

支持者を前に深く頭を下げる富岡氏(左)=高崎市の選挙事務所で


 高崎市小八木町の富岡氏の選挙事務所は、中曽根氏の当選確実が早々に伝えられると静寂に包まれた。

 間もなく姿を見せた富岡氏はまず、約百人の支援者やスタッフを前に深く頭を下げた。選挙戦を通じて真っ黒に日焼けした顔を上げると「百パーセント力を出し切ったが力不足だった。皆さんの期待に応えられず、心からおわび申し上げたい」と、かみしめるように敗戦の弁を述べた。

 二人区だった六年前は保守票が自民二候補に割れるすきを突いてトップ当選。初めて一人区での戦いに臨み、与党候補の強みを生かして保守層や無党派層に浸透を図ろうとした。だが昨夏の衆院選で民主を勝利に導いた有権者の期待はしぼみ、今回は「まったくの無風」(陣営)。選対本部長が公示直前に決まるなど「司令塔不在」(同)と指摘される態勢整備の遅れもあって得票が伸び悩んだ。

 進退や県連会長の役職については「よく話し合って決めたい」と話すにとどめた。 (加藤益丈)

7575名無しさん:2010/07/12(月) 22:51:32
>>7573
今回五十音順だったのは民主・自民・改革ですかね。>>6797
江口はどっちにしろ、みんなの党の名簿先頭だったようですが。

議員: 公認内定候補者アーカイブ
http://www.your-party.jp/members/kounin/

7576名無しさん:2010/07/12(月) 23:31:27
>>7557
ちょっと古いけど昔の自民党の選挙戦略だった選挙・票固め十ヶ条を書いておこう、作者は田中角栄元首相が「選挙の神様」と呼んで尊敬した兼田喜夫とのこと。

一、選挙は戦い、戦いは作戦。作戦の基本は、候補者のイメージアップ(相手候補のイメージ・ダウン)、事前活動、緒戦、中盤、終盤を通じ、綿密周到な計画と陣営の訓練が肝要。投票の〆切の六時まで全力を尽せ。
二、有権者の半数以上が婦人、婦人こそ人気つくりのメーカー。婦人は思いつめたら一生懸命、婦人を味方にしよう。
三、有権者の構成は、今や昭和生れが七三%、大正生れが一七%、明治生れが一〇%。近代的感覚、カッコいい選挙にも留意し、陣営の鮮度保持に努力しよう。
四、拠点づくりを急ぎ、点を線で結ぼう。点はまず身近な者、親類縁者、同級生、学校の同窓関係から、それを線に継ぎ、拡大を図ることが肝要。支持者カード、政治地図を作成しよう。
五、行事は早めに企画し、大きな集会と併せ、部落、学区ごと等、キメこまやかな座談会も企画し、末端に強く浸透する努力が必要。
六、食わずぎらいはいけない。反対派の支持者とみても、あたってみよう。先手を打って頼んでみる努力が以外に功を奏す。(全国区選挙等では特に!)
七、頼みっ放しは駄目。人をかえ、点検を綿密に行うことが絶対肝要。
八、接触殿の高い活動家や人望のある人を陣営に組み入れ、口コミ作戦を重視、展開しよう。
九、得票は一票一票、足でかせぐこと。一票一票が積って山をなし、当選となる。(千里の道も一歩から−)
十、人気だけでは決して勝てない。人気よければ陣営が弛み、対立候補に乗ぜられる。最後まで危機意識に燃え、強固な団結と強固な必勝の信念を持って頑張ろう。

7577やおよろず ◆N22LLUydY2:2010/07/13(火) 00:53:31
>>7569
みんなの党は、今回の参院選で広範な知名度とまともな政党という認識を得たわけで、
市民権を得て望む次回選挙は、大躍進の選挙になる。

民主党が呑めないような改革法案を突きつけつつ、野党でいるのが望ましい。

7578名無しさん:2010/07/13(火) 01:06:52
みんなの党は比例名簿は公認された順番に搭載したが、江口氏は日本の夜明けの発起人ということもあり別格扱いだったのだろう
現制度は選挙に強くない学者・文化人を優遇するのは困難ではあるが、江口氏の例は一つのやり方として他の政党も考慮して良いのではないか

7579名無しさん:2010/07/13(火) 01:17:35
新自由クラブも76衆院選ではこんな感じだったんだろうな〜

7580名無しさん:2010/07/13(火) 03:20:24
↑全然違うよ

7581名無しさん:2010/07/13(火) 03:50:00
>7536

昨日、民主党京都府連には抗議の電話が殺到した。
 河上みつえ候補をいじめ、見殺ししたことに対する国民の怒りである。

 今回の大敗の最大の原因は「消費税」であるが、次の原因は、この
 前原・枝野の「残酷さ」と「利己主義」に対する不審であると思う。

7582名無しさん:2010/07/13(火) 03:53:53
河上に関しては、全国の2人目のなかで最も見込みのない候補だったけどね。

7583名無しさん:2010/07/13(火) 03:54:33
※福岡、新潟は除きますが。

7584名無しさん:2010/07/13(火) 04:37:48

昨日、民主党京都府連には抗議の電話が殺到した。
 河上みつえ候補をいじめ、見殺ししたことに対する国民の怒りである。

 今回の大敗の最大の原因は「消費税」であるが、次の原因は、この
 味方に刃を向ける前原・枝野らの「残酷さ」と「利己主義」に対する
 不審であると思う。

------------------------------------------------------------

http://www.asyura2.com/10/senkyo90/msg/401.html

愛知は2人とも新人が当選しました。以前にも書きましたが
、斎藤嘉隆氏の選挙カーが、「安井美沙子さんともども、宜し
くお願い致します。」と言っていました。これは何気ないこと
ですが、斎藤さんは組織票があり、安井さんは全くありません
。その事を感じてられたのかどうか解りませんが、安井さんの
名前だけでも少しでも知らせることは、2人当選の確率が高く
なると、私は思います。

 それを現役で何回も当選している人が、自分の当選が危ぶま
れるからと、全く協力しないばかりか、排除しようとしている
選挙活動は、結局民主党にとって、議席を失わせたことに成っ
たのでは無いかと、私は思っています。

 当選すれば仲間に成るはずで、まして支持基盤ももらってい
るものが、1人で戦っている仲間を恐れて、全く無視するなん
て、そんなチッポケな人間が、議員に当選してもらいたくない
と思います。なぜならそういう人は、自分の事しか考えられな
い人間で、国民の痛みなど解るはずが無いからです。

7585名無しさん:2010/07/13(火) 04:42:00

  京都の二人目は、本当は彼女だった。
  http://www.yunomegumi.net/

  前原が別の女性を連れてきたが、本部が「勝てない」と判断し、
 痛み分けとして、京都府連所属の河上みつえ氏が犠牲となった。
 その河上氏を虐め、さらしものにした府連の罪は重大である。
  
  こんな狭量人間の前原に、総理大臣の資格はない。

7586名無しさん:2010/07/13(火) 08:21:10
>>7581
>昨日、民主党京都府連には抗議の電話が殺到した。
ソースは?
それとも自分が掛けたの?
現職議員にも関わらず、同じ二人区で全く組織を持たず同様に県連から極めて冷遇された静岡中本より得票が一桁少ないのだから、河上には地力が無さ過ぎる。
中本は、団体の決起集会で現職と二人檀上にいたのに、県連幹部は現職に一票をとしか言わず、泣きそうになるのを歯を食いしばって堪えていたという。
それで頑張って二十万の票を得た。
河上は何票だ?
泡沫並の得票では文句をいう資格はない。
中本には同情するが、河上には同情できない。

7587チバQ:2010/07/13(火) 12:20:27
長谷川が落ちた腹いせによる犯行・・・
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100713-00000523-san-bus_all
ゆうちょ銀のシステム障害 約1万人に影響 原因は「分からない」
7月13日11時32分配信 産経新聞

 日本郵政グループのゆうちょ銀行で12日に発生した大規模なシステム障害で、同行は13日、午前8時50分にシステムが全面復旧したと発表した。同日午前に会見した間瀬朝久専務執行役は「障害の原因ははっきり分からないが、送金処理の速度が落ちたようだ」と説明。利用者への影響は推計で約1万件に上るとした。

 また、同行によると、12日の苦情1410件に続き、13日も125件の苦情があったことを公表。内容は「復旧状況を教えて欲しい」「ゆうちょ銀行同士の送金は大丈夫か」といったものだった。 

 トラブルは12日午後3時22分ごろ発生した。全国約2万6千台の現金自動預払機(ATM)で、他行のカードを使った出金や他行への送金などができなくなったほか、インターネットバンキング「ゆうちょダイレクト」を通じた他行との取引もできなくなった。現金の引き出しなど、振り込み以外のサービスは12日午後8時半過ぎに復旧した。

 日本郵政グループでは、1日に日本通運との共同出資会社から「ペリカン便」を吸収した郵便事業会社(日本郵便)の宅配便「ゆうパック」の集配に遅れが発生し、6日までの遅配34万4千個に上るトラブルが起きたばかり。相次ぐトラブルの発生で企業の信頼性が損なわれる懸念が出てきた。

7588名無しさん:2010/07/13(火) 12:34:43
>>7580
あっちの方がまだまともだったんですね。


>>7582-7583
この流れってギャグですか

7589名無しさん:2010/07/13(火) 13:44:16
>簗瀬さんは12日未明、後援会幹部らに政界引退の意向を伝えたという。

http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100712dde041010027000c.html
選挙:参院選 民主大敗 「反菅」1人区直撃 県連、口々に反省「与党の重責、痛感」

 参院選の勝敗を左右した改選数1の「1人区」。民主党は小沢一郎前幹事長の地元・岩手選挙区、輿石東参院議員会長が辛勝した山梨選挙区を除き、東日本の1人区の議席を自民に譲った。予想外の大敗を受け、県連幹部らは政権与党として初めて迎えた選挙戦の厳しさを口にした。【泉谷由梨子、矢澤秀範、林奈緒美、野原寛史】

 参院予算委員長を務め、3選を目指した民主現職の簗瀬進さん(60)が、公募で選ばれた自民新人、上野通子さん(52)に敗れた栃木選挙区。民主党県連代表の谷博之参院議員は「(菅直人首相の消費税増税発言が)影響がなかったとは言えない。反発した無党派層が結果的にみんなの党に行ったと思う」。簗瀬さんは12日未明、後援会幹部らに政界引退の意向を伝えたという。

 青森選挙区では、民主新人の波多野里奈さん(37)が自民元職の山崎力さん(63)に約6万4000票差で敗れた。横山北斗・民主党県連代表は「今の民主に安定多数を与えて好きなようにやらせてもいいのかという思いが有権者に強くあった。私ども今の国会議員が反省しなければならない」と話した。

 「国民のうねりというか、怒りを、つかみきれなかった」。民主党山形県連の近藤洋介会長代行はそう振り返った。激戦区とされた山形選挙区で、自民現職の岸宏一さん(70)に民主新人の梅津庸成さん(43)は4万1045票の差をつけられた。

 和嶋未希・県連会長は、政権交代を実現した昨年の衆院選に触れ「この10カ月、有権者の思いを忘れることはなかったが、応えきれなかった。足元を見つめ直さなければならない」と反省。「政権与党は批判を受けるもの。これまで攻めの選挙をしてきたが、今回は守りながら攻める初めての選挙。政権与党の責任は重いと感じた」と話した。

 著名人対決となった秋田選挙区は、民主現職の元ニュースキャスター、鈴木陽悦さん(61)が、自民新人の元プロ野球選手、石井浩郎さん(46)に再選を阻まれた。民主党県連の松浦大悟代表は「全国的にも大変厳しい審判。態勢の立て直しに取り組まなければならない」と話した。

7590名無しさん:2010/07/13(火) 13:45:46
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100712dde041010027000c.html
 ◇沖縄の民主現職、比例で落選 「裏切りの代償」

 比例に出馬した民主現職で党沖縄県連代表、喜納昌吉さん(62)は個人得票数が伸び悩み、再選を果たせなかった。米軍普天間飛行場の移設問題の影響で、沖縄選挙区に候補を擁立できないうえの落選。「最低でも県外」と期待値を上げた末の裏切りの代償は民主に大きなダメージを与えた。

 喜納さんは落選が決まった12日午前4時半ごろ、那覇市の選挙事務所で「県民の裏切られたとの感情はすごかった」と敗戦の弁を述べ、悔しさをにじませた。県連代表辞任の意向も示した。

 地元で逆風が吹き荒れる選挙だった。5月末に日米両政府が合意した県内移設の共同声明に県民は反発した。県連は政府方針と異なる「県外、国外移設」の立場で選挙区への候補擁立を目指したが、党本部の理解を得られず断念。県連は喜納さんの選挙に全力を注いだ。

 昨夏の衆院選比例で、民主は県内で約26万票を獲得。6年前の前々回、県外で大量得票した喜納さんは今回県内でも15万票を目標に設定。「県外、国外移設」を訴えて離島にも足を運んだ。しかし、県内の比例票は約11万9000票と大きく目減り。県内の個人得票も約3万6000票にとどまった。

 一方、県内移設反対の受け皿となったのは社民。沖縄での参院選比例の得票は、昨夏の衆院選を約4万6000票上回る約12万票。沖縄選挙区で落選した社民推薦の山城博治さん(57)は21万票以上得票し健闘した。組織の立て直しを迫られる民主県連の新垣安弘幹事長は「県内移設は実行できる状況にない。今後も党本部に伝えていくしかない」と苦渋の表情を浮かべた。【井本義親、斎藤良太】

毎日新聞 2010年7月12日 東京夕刊

7591名無しさん:2010/07/13(火) 16:08:10
落選の千葉法相 続投要請了承も今後は政界引退へ(07/13 14:42)
http://news.tv-asahi.co.jp/news/web/html/200713027.html

 参議院選挙で落選した千葉法務大臣が、菅総理大臣からの続投要請を了承したことを明らかにしました。また、今後、政界を引退する意向を示しました。

 千葉法務大臣:「参議院の議員としては、1つの区切りだと思っております」
 千葉大臣は落選後、初めての閣議後の会見で、菅総理に辞任を申し出たものの続投を要請され、了承したことを明らかにしました。次回の選挙には出馬せず、政界を引退する意向も示しました。また、千葉大臣は民主党執行部の責任についてはコメントせず、「死刑を執行しないことが敗因となったか」との質問に対して、「そうは考えていない」と述べました。

7592名無しさん:2010/07/13(火) 16:43:38
>>7588
急いでて書き方が曖昧になったけど、ここの板に来てる人なら新潟と福岡の候補がどういう候補か知ってておかしくないもんだと思ってそれくらいの書き方にしたんだけどな。

よくわかってない人増えたな。

7593名無しさん:2010/07/13(火) 21:53:11
>>7592
ようするに、「ここの板に来てる人なら」「知ってておかしくない」ような事も忘れて感情的に書き込んだのがギャグなのかって事だろ。
見苦しいよ。

7594チバQ:2010/07/13(火) 23:31:06
http://mainichi.jp/select/today/news/20100713k0000m040146000c.html
参院選:「斎藤」だけの票案分 戸籍名同じで?幸田町選管
2010年7月13日 2時30分

 7人が立候補した参院選愛知選挙区(改選数3)の開票作業で、同県幸田町選管が、「斎藤」と姓だけ書かれた票を民主新人、斎藤嘉隆氏(47)とみんな新人、薬師寺道代氏(46)の得票数に応じて比例配分する「案分票」にしていたことが分かった。薬師寺氏は日常的に旧姓の「薬師寺」を使っているが、戸籍名は「斎藤」であることを踏まえた判断とみられる。

 同県選管によると、「斎藤」票の扱いについては各市区町村の選管の判断に委ねることになっていたが、結果的に案分としたのは72市区町村の中で幸田町だけ。薬師寺氏は選挙公報やポスターの選挙活動で「斎藤」姓を記載していないため、「斎藤」票は斎藤嘉隆氏への投票と多くの市区町村が判断したとみられる。

 県選管によると、案分票の判断は公選法に基づき、開票管理者が立会人の意見を踏まえて判断することになっている。選挙結果は斎藤氏が75万余票を獲得して当選、落選した薬師寺氏とは22万票以上の差があった。案分票の扱い次第で当落が変わる状況ではなかったが、選管関係者からは、統一された判断基準がないことに疑問の声も出ている。【加藤潔】

7595チバQ:2010/07/13(火) 23:32:20
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100712/stt1007122232006-n1.htm
[参院選]業界団体の集票力激減 鞍替え、二股… すべて裏目 労組が手堅く10人当選、内実は… (1/2ページ)
2010.7.12 22:31

 11日投票の参院選では民主、自民両党ともに比例代表で得票が伸びず、平成19年参院選より議席数を減らした。大量得票を当て込んで擁立した業界団体出身候補の集票力が低下し、日本医師連盟や全国郵便局長会などの有力団体で落選が相次いだためだ。一方、民主党の労組出身候補は当選圏入りに必要な票を手堅くまとめて11人中10人が当選し、明暗が分かれた。(赤地真志帆、比護義則)

■業界団体■組織力激減

 昨年9月の政権交代を受け、今回の参院選では従来の自民党支持から民主党に乗り換える業界団体が相次いだが結果は芳しくない。

 日本医師会の政治団体、日本医師連盟は推薦を決定していた自民党現職の西島英利氏を5月に支援に格下げし、民主党の安藤高夫氏を推薦した。

 だが、組織を民主党支援で一本化できず、自民・西島氏は7万6千票、安藤氏は7万1千票でそろって落選。日医連はみんなの党の清水鴻一郎氏も支援したがこちらも落選した。複数政党に二股、三股で保険をかけた結果、票の分散を招いただけに終わった。

 しかも3候補の票の合計は17万票で、19年に支援して落選した自民党候補(18万6千票)の得票にも届かなかった。日本医師会の発政界への言力はますます低下するとみられている。

 くら替えした他の業界団体も軒並み票を減らした。日本歯科医師連盟の候補は民主党の最下位で当選を果たしたが、得票は19年に獲得した22万8千票の半分に満たない10万票。道路運送経営研究会(全日本トラック協会)の支援候補も19年を2万6千票下回る5万2千票で落選した。

 逆に政権交代後も自民党候補を支援した日本看護連盟、全国建設業協会、日本薬剤師連盟、日本遺族会はいずれも当選した。それでも4万票以上を上積みした日本看護連盟を除き、獲得票は減少。日本遺族会は9万9千票、全国建設業協会は7万9千票減らし、組織力の低下を印象づけた。

 かつて自民党最大の「支援団体」と評された全国郵便局長会(旧全国特定郵便局長会)は6年ぶりに国民新党の長谷川憲正氏を全面支援し、16年参院選で長谷川氏が獲得した28万3千票を大きく上回る40万6千票をたたき出した。だが、国民新党の総得票数は100万票で議席は回ってこなかった。

■労組■議席は増えたが…

 民主党最大の支持団体、日本労働組合総連合会(連合、古賀伸明会長)は組織内候補10人を当選させた。民主党比例代表当選者16人の6割以上を占め、16年参院選の8人、19年参院選の7人を大幅に上回った。

 古賀氏は12日の記者会見で「民主党は比例の得票数では自民党を上回った」と労組の力を誇示した。民主党の枝野幸男幹事長もさっそく古賀氏を訪ね、丁寧に謝意を伝えた。

 だが、連合も19年参院選に比べ得票数を増やしたのは電力総連だけ。自治労は前回の50万7千票から13万3千票と大幅に票を落とし、他の労組系候補の得票は軒並み減少。北海道教職員組合の違法献金事件の影響もあり、日教組は22万4千票から13万9千票に減らした。

 民主党は比例代表で1845万票を集票したが、政党名での投票が8割近くを占めた。このため、民主系の労組候補は当選ラインが10万票と他党に比べて低くなったことも大量当選の要因となった。労組丸抱えの選挙活動への世間の批判は強まりつつあり、旧態依然とした選挙戦術では将来の展望は開けない。

7596チバQ:2010/07/13(火) 23:35:42
>>7145-7147
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000871007130004
自民・新篠津、社民・占冠 得票率また1位
2010年07月13日

■自民・新篠津、社民・占冠 得票率また道内1位


 占冠の社民、新篠津の自民の得票率はまたも道内市区町村で1位――。参院選比例区の開票結果について、選挙期間中に過去の国政選挙の比例区での得票率から「民意の理由」を探った占冠、新篠津、東神楽の3町村を中心に、各政党の強さを分析してみた。


 過去5回の国政選挙(2003年、05年、09年の衆院選、04年、07年の参院選)で、社民党の得票率が4回1位を記録した占冠村。今回の参院選の同党の得票率は23・88%で道内市区町村で首位。2位の音威子府村(10・22%)を引き離し、相変わらずの強さを見せつけた。


 自民党が圧倒的な強さを誇ってきた新篠津村は、同党の得票率が41・96%で、これも道内でトップだった。参院選では04年、07年も1位だった。同党得票率の2位は上富良野町(40・77%)、3位は利尻富士町(38・29%)と「常連」が並んだ。


 民主党の地盤が強いことで知られる東神楽町。今回の同党の得票率は43・65%で、道内12位だった。過去5回のうち4回で40%台後半に達したことを考えると、今回は得票率がやや低下したと言える。1位だったのは、鳩山由紀夫前首相の地元で、道内で最も民主党が強いと言える室蘭市。得票率は47・98%だった。


 今回躍進したみんなの党を見ると、得票率上位は1位の札幌市中央区(13・56%)以下、トップ10を札幌市の10区が占めた。以下、11位に北見市(10・45%)、12位に江別市(10・40%)が続いた。


(若松聡)

7597チバQ:2010/07/13(火) 23:37:25
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100713_07.htm
比例候補の勝敗 民主王国、岩手動揺 工藤県連代表が落選

再選を果たせず、無念の表情を見せる工藤氏(右)=12日午前4時すぎ、盛岡市の事務所


 参院選比例代表で、東北関係の当選者には12日未明から朝にかけて吉報が伝わった。みんなの党新人で前秋田県知事の寺田典城氏(70)は、新たな舞台に早くも意欲をみなぎらせた。一方、民主党現職の工藤堅太郎氏(67)は地盤の岩手で票が伸びず、落選。「民主王国」に衝撃が走った。

 参院選の比例代表で、再選を目指した民主党岩手県連代表の工藤堅太郎氏が落選した。目標の20万票の3分の1にも届かず、県連内にはショックと動揺が広がった。

 「手応えはあった。落選は予想外だ。結果を出せず、大変申し訳ない」
 工藤氏は12日未明、盛岡市菜園の事務所で、国会議員や県議を前に沈痛な面持ちで頭を下げ、県連代表を辞任する意向を表明した。陣営幹部は「消費税増税などで厳しい戦いになると想定はできたが、まさかこんなことになるとは…」と言葉を失った。
 工藤氏は2004年参院選の比例代表で14万2656票を獲得し、初当選した。陣営は今回、選挙区の現職主浜了氏と連携を強化し、相乗効果で20万票を目標に掲げた。
 結果は6万6585票。再選を果たした主浜氏が、投票率の低下にもかかわらず、04年から1万票以上を伸ばしたのに対し、工藤氏は前回の半数にも満たなかった。
 自民党から比例に立った元岩手県議の小野寺有一氏(43)は「岩手では前回、選挙区で自民党候補を支持しながら、比例は工藤氏に投票していた人もいた。自分の立候補は、それを食い止める効果があった」と指摘。自民党県連内には、小野寺氏の落選を残念がりながらも「宿敵に一矢を報いた」とみる向きもある。
 知事選、衆院1区補選、参院選、昨年の衆院選全4区制覇など、直近の大型選挙で白星を続けた岩手の民主。工藤氏の落選について、県連選対本部長代行の階猛衆院議員は「衝撃的だ。主浜氏が票を伸ばしただけに、ギャップに悩んでいる」と語るのが精いっぱいだった。


2010年07月13日火曜日

7598チバQ:2010/07/13(火) 23:38:38
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001007130001
県内政界変化の兆し
2010年07月13日











 ●比例 みんな・小熊氏当選


 11日投票の参院選は12日早朝まで開票作業が続き、みんなの党新顔の小熊慎司氏が比例区で初当選した。県内では同党の比例区の得票率は約14%に達し、約10%の公明党を抜いて第3位となった。党県連代表でもある小熊氏は、次の衆院選で全5区に候補者を出す考えを表明。民主と自民の二大政党を軸に動いてきた県内政界に、様々な変化が起きそうだ。


 ◎「会津や福島を再生」小熊氏


 会津若松市にある小熊氏の事務所に当選確実の一報が伝わったのは12日午前7時ごろ。待ちわびた約50人の支持者が「やったぞ」と歓声をあげ、多くの人が涙ぐんだ。


 小熊氏は「一晩待って、頂いた議席。日本一幸せな候補者でした。今日から会津、福島県、日本の再生に取り組む。政界再編のために頑張りたい」と笑顔であいさつし、支持者らとバンザイした。


 同党の比例区での獲得議席は七つ。当落を左右する個人名票の多さを、ほかの候補者と最後まで競った。個人名票は3万7222票で6位に滑り込んだが、次点の候補者との差はわずか623票だった。


 県内でも、みんなの党の得票は政党名によるものが多く、個人名は21%にとどまった=グラフ。小熊氏は個人名票のうち約1万1千票を会津若松市で取り、県内全体での得票は約2万3千票だった。


 会津若松商工会議所青年部のメンバーらが支援。昨年の衆院選福島4区にも立候補したことが名前の浸透に大きく寄与したとみられる。小熊氏は「自分の信念と党の政策に、最後まで自信を持てたのが良かった」と振り返った。


 小熊氏は党県連代表として今後、東北地方での党勢拡大を図る考えを示した。次の衆院選で「県内すべての選挙区に候補者を擁立したい」とも表明。自らが、地元の福島4区から立候補する可能性は「フリーハンド。今は参院議員の職責をしっかり果たしたいと考えている」と話した。


 会津地区が地元の参議院議員誕生に、民主党の渡部恒三・元最高顧問(78)は12日、「会津から育てたい政治家。よかった。頑張って欲しい」と朝日新聞の取材に答えた。


 小熊氏の支持者の間で衆院選への「くら替え立候補」を望む声があることについて、渡部氏は「(立候補は)大いに望ましい。民主主義だから、若い人が日本のために働きたいと思うことはうれしい」と述べた。


 また、参院選で民主党が改選議席を大きく下回った結果については、「政権交代を果たし、我が党は思い上がっていたところがあった。国民のおしかりだ」と答えた。今後の政権運営について、「自民党やみんなの党とは哲学が近い。話をすれば共通の考え方も生まれる」とし、政策ごとの連携に期待を寄せた。

7599チバQ:2010/07/13(火) 23:39:16
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20100713/CK2010071302000139.html
比例代表“ご当地候補” 明 みんなの党上野宏史氏 暗 民主党小寺弘之氏
2010年7月13日

 十二日未明にずれこんだ参院選比例代表の開票作業。県関連では、みんなの党新人の上野宏史氏(39)が「第三極」への追い風に乗って初当選を果たしたが、民主党新人で前知事の小寺弘之氏(69)は民主への逆風を受け惜敗。個人名での得票を目指し、県内を中心に支持を訴えた“ご当地候補”の明暗が分かれた。

 「誰も自分の名前を知らない状態からの選挙戦。一票一票を忘れずに、群馬、日本のために働きたい」

 上野氏は十二日午前三時四十分、ようやく届いた当確の知らせを受け、高崎市中尾町の選挙事務所で涙を流しながら決意表明した。

 上野氏は、義父で自民党の元参院議員だった上野公成氏の“後継”として公示直前に急きょ、立候補を表明。公成氏の後援会や支持者のほか、自民支持層の一部と連携し、県内を拠点に支持を訴えた。

 上野氏は「県内の商店街から、シャッターが下りたままの要因と実情を聞き、解決していきたい」と抱負を語った。

 一方、前知事としての経験と知名度を武器に「地方の声を国政に伝える」と訴えた小寺氏。

 「群馬のため、日本のため、厳しい道と知りながら勇気を持って選挙に臨み、多くの皆さんに支援していただきながら結果を出せず深くおわびします」

 当選ラインに届かないことが判明した同日午前三時すぎ、高崎市小八木町の選挙事務所で支持者に頭を下げた。

 陣営は選挙戦終盤に入り手応えを感じていたが、県内で六万票を割る予想外の結果。比例代表の投票用紙に個人名を書いてもらう難しさに「選挙制度と戦っているようだった」(陣営幹部)と肩を落とした。 (菅原洋、加藤益丈)

7600チバQ:2010/07/13(火) 23:39:47
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20100713/CK2010071302000141.html
2010参院選ぐんま 各党が選挙区総括 自民『危機感の結果』
2010年7月13日


 参院選群馬選挙区(改選数1)は11日に投開票された結果、自民の中曽根弘文氏(64)が、民主の富岡由紀夫氏(46)に圧勝。改選数1減に伴う“現職サバイバル”を制した。昨夏の衆院選大敗からの巻き返しに成功した自民は「復活に向けたスタートラインに立った」と党勢回復に自信を見せた。一方の民主は、2倍近くの得票差での惨敗に「菅直人首相の『消費税発言』が大きく影響した」とショックをあらわにした。 (中根政人、加藤益丈、菅原洋、川口晋介)

 県内では近年、国政選挙で「自民六割」「民主三割」の得票率が続いてきたが、昨夏の衆院選で自民は五小選挙区合計の得票率が49・98%に低下。追い風に乗った民主は、公認候補を擁立した群馬1〜4区だけで40・07%にまで迫った。

 だが、今回の参院選で、中曽根氏は自民候補として過去最高の得票を記録。得票率も60・56%まで回復させ、富岡氏(得票率31・21%)に約二十七万票もの大差をつけた。

 自民県連の真下誠治幹事長は、圧勝の要因について「(政権交代後の)民主党政治を見て、県内有権者が『危ない』と感じた結果」と分析。「県政界で自民への信頼感は今も根強い。党の存在感がさらに高まるよう努力したい」と力を込めた。

 中曽根氏を支援した公明県本部の加藤修一代表も「有権者が民主の政権担当能力に強い疑問を抱いたことが、中曽根氏の大勝を後押しした」と述べた。

 一方、富岡氏の敗因について、民主県連の中島政希会長代行は「消費税という予期しなかった問題が争点化し、基盤が確立していない群馬の党組織が逆風の影響をもろに受けてしまった」と強調。菅首相の発言には「消費税率引き上げ論議の必要性は認めるが、増税の前にやるべきことは(行政の無駄削減などの)改革だ」と苦言を呈した。

 富岡氏を支援した社民県連の小林人志幹事長は「民主の惨敗で、群馬は以前の『自民王国』と同じ状況に逆戻りしてしまった」と嘆いた。

 新人の店橋世津子氏(48)が敗れた共産県委員会の小菅啓司委員長は、消費税率問題をめぐる民主、自民の対応に「両党とも、有権者の前で公然と説明できていなかった」と批判した。

◆比例分析 みんなが『受け皿』に
 群馬選挙区で民主が惨敗した参院選。比例代表でも、民主は昨年の衆院選比例代表の得票から約十七万票減らし、民主離れが鮮明になった。選挙区で大勝した自民も比例は衆院選より約八万票減り、“王国復活”に課題を残した。みんなの党は衆院選から約十万票増やした。行き場を失った無党派層の「受け皿」になったとみられ、躍進ぶりが際だった。

 県内の比例第一党に返り咲いた自民。政党名と候補者名を合わせて二十六万八千票余りを獲得し、得票率は29%。二位は約二十六万一千票を獲得した民主で得票率は28%だった。自民は昨年の衆院選で初めて比例第一党の地位を民主に奪われたが、今回は約七千票差をつけて奪還した。三位はみんなの党。得票数は約十五万七千票(得票率17%)で衆院選のほぼ三倍となった。

 次いで公明が約十万四千票(同11%)、共産が約四万五千票(同5%)、社民が約三万票(同3%)。この三党はいずれも衆院選より得票を減らした。また、三年前の参院選と比べると、自民は約七万票、民主は約二万五千票それぞれ減らしている。

 候補者名での投票は全体の31%で、三年前の参院選より3ポイント下がった。

 “ご当地候補”二人のうち、民主が擁立した前知事の小寺弘之氏は二番目に多い五万七千五百八十五票を獲得したものの、全国的な民主退潮の影響もあり落選。みんなの党の上野宏史氏は三番目に多い三万七千八百九十一票を獲得し、党の躍進の影響で当選した。上野氏の義父の公成氏は三年前の参院選で自民から立候補し、七万四千三百八十六票を獲得している。

 トップは六万九千二百八十票を獲得した公明新人の長沢広明氏だった。 (加藤益丈)

7601チバQ:2010/07/13(火) 23:41:03
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000001007130001
県政界、勢力様変わり 統一地方選に影響も
2010年07月13日

 11日投開票された参院選は、栃木選挙区(改選数1)で自民党新顔が大接戦の末に民主党現職を破る一方、みんなの党が県内の比例区得票で2大政党に大差をつけ、47都道府県で唯一となるトップの座をもぎ取った。県政界の勢力図を塗り替える衝撃的な選挙結果は、次の「政治決戦」と目される来春の統一地方選に向けた3党の戦略に大きな影響を与えそうだ。(樋口彩子、矢吹孝文、庄司将晃)


【自民】
 自民は新顔の上野通子氏(52)が栃木選挙区を制し、07年の前回参院選の雪辱を果たした。朝日新聞などの序盤の情勢調査では劣勢だったが、終盤に猛追。党本部も応援弁士として一番人気の小泉進次郎衆院議員を9日に宇都宮入りさせてテコ入れし、総力戦で逆転勝利につなげた。


 しかし、菅直人首相が消費税増税論を唐突に持ち出すという民主の「敵失」に助けられた面があったことも事実。上野氏の当選が党勢の本格的な回復につながるかどうかは予断を許さない。県内の比例区得票はみんな、民主に後れを取り3位にとどまった。自民県連の石坂真一幹事長は取材に対し、「候補者が重視される選挙区と、政党への評価が出る比例区の違いが出た。党への信頼はまだ回復していないようだ」と分析する。


 自民の組織選挙を支えてきた業界団体は以前から集票力の衰えが指摘されていたが、政権交代後は事実上の「自主投票」に転じる例が相次ぐ。自民系の地方議員たちにとって、今回の参院選は来春の統一地方選に向けた地盤固めの意味合いもあっただけに、後援組織をフル稼働させて支持取り付けに奔走した。


 自民は系列地方議員の数で、なお民主やみんなを圧倒している。上野氏当選の勢いを統一選での勝利につなげられるかどうかに、「指定席」だった県政与党の座を維持できるがかかっている。


【民主】
 民主は栃木選挙区で3選を目指した簗瀬進氏(60)がまさかの落選。県内の比例区得票でもみんなに敗れた。総合選対委員長を務めた県連代表の谷博之参院議員は12日、取材に対し「本当に厳しい結果だ」と険しい表情で語った。


 選挙期間最終日の10日夜、簗瀬氏は事務所での「マイク納め式」で支持者らを前にあいさつし、「与党として臨む選挙は、こんなにもきつくてつらいのかと実感した」とこぼしていた。


 国政与党として初めて迎えた国政選挙。県医師連盟や県興農政治連盟などの業界団体の支持取り付けに力を入れたが、ほとんどが自民候補と双方を推薦。県内には地方議員の空白地域も多い。消費税増税論に反発する民意の風をつかんだのはみんなだった。「風頼み」の体質は相変わらずで、守勢に回った時の地力の不足が改めて浮き彫りとなった。県連の佐藤栄幹事長は、敗因について「菅首相の一連の発言をきちっと説明し、跳ね返す力がなかった」と分析した。


 県連は、統一地方選で現在は7人の県議を10人以上に増やすという目標を掲げるが、達成できたとしても定数50の県議会では少数派にとどまる。自治体レベルでの勢力拡大のハードルは高い。民主を支援する連合栃木の青木義明会長は、統一地方選のことは「まだ考えられない」と述べた。



【みんな】
 「栃木選挙区で負けはしたが、これだけの得票は驚異的な成果だ」。みんな系の県議会会派の中川幹雄代表は参院選から一夜明けた12日、取材に対し声を弾ませた。


 県内の比例区得票は2位の民主に6万票余りの大差を付けて1位。栃木選挙区に立てたほぼ無名の新顔の荒木大樹氏(39)は、擁立決定が6月上旬と出遅れたにもかかわらず22万4529票を獲得した。中川代表は「民主、自民への批判票だけでなく積極的な支持が増えている」と胸を張る。渡辺喜美・党代表が「今回の参院選がホップ、来春の統一地方選がステップ、次の総選挙でジャンプ」と繰り返し公言するように、参院選での大量得票を来春の統一地方選での躍進につなげたい考えだ。


 みんな系会派の所属県議4人は全員が自民離党者。今のところ県政では与党の立場だが、統一選で県議を10人以上に増やし、県議会のキャスチングボートを握ることが目標という。


 しかし、政党の支持率に左右されやすい国政選挙とは違い、地方議員の選挙では地域での人間関係などがより重要な要素となる。中川代表は「今度は風に乗って大量得票とはいかない。候補者は少しでも早く擁立することが望ましい。そのために今回の選挙結果は弾みになる」と期待する。

7602チバQ:2010/07/13(火) 23:44:32
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20100713ddlk19010005000c.html
選挙:参院選・山梨選挙区 接戦の要因分析 無党派層の支持伯仲 /山梨
 ◇元自民2市長、勝利決定づけた支援
 参院選山梨選挙区は、民主現職の輿石東氏(74)が追いすがる自民新人の宮川典子氏(31)をわずか3745票差で振り切った。2人の得票の特徴や接戦となった要因を、共同通信社の出口調査と市町村別得票数から分析した。【小林悠太】

 激しい接戦の最大の要因は、両陣営が「勝利への鍵」と重視していた無党派層の行動だったとみられる。

 支持政党別の投票先では、民主支持層の84・5%が輿石氏、自民支持層の89・8%が宮川氏に投票しており、それぞれ支持基盤はほぼ確実に固めていた。

 しかし、無党派層については、輿石、宮川両氏の支持はそれぞれ37%ずつと完全に伯仲した。

 一方、自主投票となった公明党の支持層は64・9%が宮川氏を支持したが、22・1%は輿石氏支持に回った。輿石氏を支持した社民党の支持層は60%が輿石氏に投票。みんなの党支持層は、41・8%が宮川氏、28・6%が輿石氏と分かれた。

 また、無党派層の15・4%が無所属候補2人に流れており、既成政党以外の受け皿を求めたとみられる。

 市町村別でみると、特に市長が積極的に輿石氏を支援した北杜、南アルプスの両市で、計5269票のリードを奪い、これが勝利を決定づけた。両市長は共に元自民党県議。同党県連幹部からは「元自民の2人にやられた」と恨み節も漏れた。

 一方、宮川氏は、保守地盤と言われる郡内地域で得票を伸ばした。堀内光雄・自民党県連会長の地元、富士吉田市で3743票、南都留郡で2470票、輿石氏を上回った。

 最も有権者が多い甲府市の得票率は、輿石氏が1・35ポイントとごくわずかに宮川氏を上回った。

7603チバQ:2010/07/13(火) 23:45:47
http://mainichi.jp/area/toyama/news/20100713ddlk16010589000c.html
2010参院選:民主県連、三つの誤算 自民の「組織力」健在 /富山
 ◇10万票差で大敗
 第22回参院選は自民元職の野上浩太郎さん(43)が勝利し、自民党の「組織力」の健在ぶりを印象づけた。一方、政権与党として初の国政選挙に臨んだ民主党県連は、昨年の衆院選に引き続き、元アナウンサーの相本芳彦さん(54)を擁立。参院の議席奪還と党勢拡大をもくろんだが、10万票差で大敗を喫した。その背景には県連の三つの誤算があった。【岩嶋悟】

 ◆伸びなかった社民票

 今回、社民党は相本さんを推薦せず、協力の度合いの低い「県連支持」にとどめた。だが民主県連は「社民支持層が自民を応援することはない。実質的には推薦と同じ」と楽観視。昨夏の衆院選で両党が県内3選挙区で獲得した合計得票数の「26万票」を目標に設定した。

 しかし相本さんの公認を巡る感情的な行き違いや、米軍普天間飛行場移設問題による政権離脱もあり、社民県連による支援の動きは鈍かった。結局、相本さんの獲得票数は22万3691票で、26万票には届かなかった。

 ◆党本部に引きずられた選挙戦略

 改選数1の「1人区」を重視する党本部の方針で、相本陣営には現職閣僚や党幹部が相次いで応援に訪れた。公示日の前原誠司国土交通相をはじめ、枝野幸男幹事長▽中井洽国家公安委員長▽蓮舫行政刷新担当相−−らが連日のように来県。2日には菅直人首相も訪れ、富山駅前に聴衆約2500人を集めた。

 しかしスケジュール調整に追われる県連幹部からは「自分たちの選挙戦ができない」との不満も漏れた。また弁士の人気ぶりの一方で「これが投票に結びつくかどうかは分からない」との不安も聞かれた。

 ◆風向き変えた消費税引き上げ発言

 菅首相の「消費税率10%発言」も影響が大きかった。

 3月の出馬表明以来、街頭演説を重ねてきた相本さんは、菅直人首相が就任した6月上旬を振り返り「普天間問題で揺れた5月下旬に比べ、当時は明らかに風当たりが和らいだ」と話す。ところが消費税率を巡る発言で再び風向きは変わった。終盤に来県した岡田克也外相ら閣僚は、決起集会や街頭演説で「次の総選挙までに消費税を上げることはない」と弁明に追われた。

 民主県連の坂野裕一幹事長は参院選の敗因について「消費税問題と組織基盤のぜい弱さ」を挙げた。次の国政選挙で民主が雪辱を果たせるかどうかは、自民に対抗できる組織基盤をつくれるか否かにかかっている。まずは来春の県議選で取り組みの成果が問われることになる。

7604チバQ:2010/07/13(火) 23:47:01
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003197120.shtml
参院選比例代表 県内拠点の5人は落選 
 11日投開票された参院選で、兵庫県内に選挙運動の拠点を置いた比例候補5人は全員、議席に手が届かなかった。


 みんなの党新人の弁護士後藤啓二氏(50)は、虐待や児童ポルノ問題から子どもを守る法整備を訴えたが、全国的に躍進した党の波には乗りきれず涙を飲んだ。

 新社会党を離れ、社民党公認候補として立った元神戸市議の新人原和美氏(60)。落選が確実となった12日午前3時半前、神戸・元町の事務所で「護憲や普天間問題が争点にならなかった」と悔しさをにじませた。

 国民新党の元衆院議員宮本一三氏(78)は、7年ぶりの国政復帰はならなかった。同日午前、明石市内の事務所で取材に応じ「党にとって壊滅的な打撃」と肩を落とした。

 三田市議を辞職して国政を目指した、たちあがれ日本の新人三木圭恵氏(44)は12日夜、支援者に落選を報告。「本当の保守政党の一員として、これからも声を上げたい」と語った。一方、公明党兵庫県本部が中心となって選挙運動を支えた現職浮島智子氏(47)も落選した。

(2010/07/13 10:34)

7605チバQ:2010/07/13(火) 23:47:38
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20100713ddlk31010599000c.html
2010参院選:鳥取選挙区 支持基盤・戦略、自民が上手 /鳥取
 民主党が大敗した第22回参院選。鳥取選挙区も自民新人の浜田和幸氏に民主新人の坂野真理氏(32)が敗れた。報道各社の世論調査では接戦が伝えられていたが、ふたを開ければ約2万6000票もの大差だった。支持基盤の強さも戦略も自民が民主より一枚も二枚も上手だった。【宇多川はるか】

 ■市部

 大票田として両党が主戦場としていた市部では、浜田氏が51%に当たる約10万9000票を獲得。坂野氏は42%の8万9000票にとどまり、4市すべてでリードを許した。

 浜田陣営は米子出身の浜田氏が、鳥取で浸透しないことを懸念。危機感を抱いた石破茂政調会長が自身の知名度を生かし、強力にてこ入れを図ったことが奏功した。石破後援会と県連の支部との連携もできていた。

 一方、連日のように閣僚を投入した坂野陣営。「あまり頻繁に閣僚が入ってくるから支持者に来県の告知もできなかった」と民主党県連の川上義博代表は12日、ぼやいた。陣営は日程調整に追われ、未整備な党組織では動員もままならず、期待していた市部の無党派層への浸透につながらなかった。

 党組織が弱い分、坂野氏は無党派で圧勝する必要があったが、共同通信の世論調査によると、無党派層の坂野氏支持は5割弱ほど。4割を得た浜田氏とあまり差がなかった。

 ■郡部

 町村でも湯梨浜、北栄、琴浦、伯耆の4町を除いて浜田氏が坂野氏を上回った。前回選で川上氏が大差をつけた西部の町村でも軒並み浜田氏が勝った。建設業など幅広い業界を取り込んだ「川上党」は坂野氏の支持につながらず、自民の支部組織をフル回転させた浜田氏が郡部でも約6000票上回る結果となった。

 ■公明

 公明との共闘態勢を水面下で維持したことも浜田陣営の勝因の一つ。石破、赤沢亮正衆院議員らが積極的に働きかけ、部分的に票のバーターが成立したという。一方の坂野陣営は党組織も後援会も脆弱で風任せ。バーターが成立する条件はなかった。

 ■田村氏

 自民を離党し、民主の比例代表で出馬した田村耕太郎氏(46)は落選。田村氏が県内で得た票は、自身が04年参院選の選挙区で得た15万1737票を約11万8000票も下回る3万3640票。保守層が民主に転じた田村氏を支持しなかったことが浮き彫りになった。

 坂野陣営との連携も図れなかった上、自民党県連が「反田村」で一致団結し、結果的に浜田陣営の結束力強化につながった。

7606チバQ:2010/07/13(火) 23:48:15
http://www.nnn.co.jp/news/100713/20100713054.html
比例 田村氏届かず 「今後ゆっくり考えたい」
2010年07月13日

 昨年の政権交代後、自民党から民主党への移籍第1号で、参院選比例代表に挑んだ現職の田村耕太郎候補(46)は、当選ラインの10万票には届かなかった。入党要請した小沢一郎党幹事長(当時)の意向を受け鳥取選挙区から転出したが、初めての比例選挙は「孤独な戦い」だった。


敗戦の弁で複雑な表情を浮かべる田村氏=12日、鳥取市栄町の選挙事務所

 田村氏の総得票数は6万689票。このうち鳥取県は約3万3600票、小沢氏の紹介で推薦を受けたJR九州労組の管轄で約6700票。このほか重点地区の東京で約2900票、大阪で約2200票、広島で約1000票を得た。

 党が45人の比例候補を擁立する中、新たな票田の開拓について田村陣営は「民主党のほかの比例候補と戦っている」状況だった。比例は政党内で個人名票の多い順に当選が決まるため、鳥取県でも個人名票の獲得が求められていた。

 ところが、県連の最大の支持母体である連合鳥取傘下の労組は、比例にそれぞれ組織内候補を抱えている。連合への依存度が大きい県連は選挙区候補の選挙戦に集中。このため県連・選挙区候補の陣営と田村陣営とは連携がうまくいかなかった。田村氏は「地元から出た比例候補なのに埋没して悔しい思いをした」と話す。

 また、消費税増税よりも自身が公約に掲げた経済成長の実行を強調したが、菅直人首相の増税発言が先行し、遊説先でマイナスに作用したこともあった。

 12日早朝、鳥取市栄町の選挙事務所で会見した田村氏は、敗因について「私の力不足」と語り、今後の政治活動は「ゆっくり考えたい」と答えた。

7607チバQ:2010/07/13(火) 23:52:59
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamaguchi/news/20100712-OYT8T01059.htm
組織力の差まざまざ


参院選の投開票から一夜明け、街頭に立ってお礼を述べる原田さん(山口市で)  「風だけではない、色々な問題があった」。参院選山口選挙区の開票から一夜明けた12日、原田大二郎(66)を擁立した民主党県連の幹部はショックの色を隠せなかった。自民党との組織力の差を、まざまざと見せつけられたからだ。

 原田の擁立は公示約1か月前と出遅れた。党本部が県連の推薦した3人を却下してまで原田にこだわったのには理由がある。昨年の衆院選。県内4小選挙区中3選挙区で自民党候補に4万〜6万票差をつけられ、組織力の差をカバーするには知名度しかないと判断したからだ。

 選挙戦ではその知名度を生かした風頼みの選挙となった。「奇兵隊内閣」を掲げる宇部市出身の菅首相の誕生で、党の支持率はV字回復。その勢いを取り込もうと、選挙カーで菅首相の肉声テープを流した。街頭では「山口から平成維新を」と訴えた。具体的な政策論に触れず、徹底したイメージ戦略で無党派層の取り込みを図った。

 しかし、原田が「すごい風」と認めた勢いは、選挙戦中盤に菅首相の消費税を巡る発言が報道されると、ピタリとやんでしまった。

 投票まで1週間と迫った4日、下関市の商業施設で開かれた厚生労働相の長妻昭と原田の街頭演説。国民的な人気を誇る「ミスター年金」の来援を前に、陣営は約6万枚の告知ビラを配布したが、集まったのは陣営発表で約700人。「こんなに厳しいのか……」。関係者の間に衝撃が走った。

 握手を求める有権者は多かった。しかし票に結びつかなかった。連合幹部は「握手したらサッと引き揚げる有権者が多かった。今思えば有名人見たさに出てきただけだったのだろう」と振り返る。読売新聞社が日本テレビ・同系列局と共同実施した出口調査では、原田に投票した無党派層は約4割と、自民党の岸信夫(51)を下回った。

 県連の対応も後手に回った。業界団体への推薦依頼は大半の団体が岸の支援を決めたあと。県連代表の平岡秀夫は「もっと早くから候補者を決めて団体にアプローチ出来ていれば」と悔やむ。

 来春は県議選を含む統一地方選が行われる。12日記者会見した県連幹事長の西嶋裕作は「原田の良さを有権者に浸透できなかったのは組織の弱さが一因だ。県議を倍増させたい」と意気込む。だが、候補擁立は進んでいない。

 衆院議員の高邑勉は「本来なら統一地方選の候補者がそろった上で参院選を戦うべきだった。組織がないと嘆くのではなく、組織を作る努力をしなければ、勝てはしない」と語る。

     ◇

 参院選山口選挙区は自民党の圧勝で幕を閉じた。戦いのあとに見えてきたものはなにか。選挙戦を振り返り、今後を展望する。(文中敬称略)

(2010年7月13日 読売新聞)

7608チバQ:2010/07/13(火) 23:53:36
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokushima/news/20100712-OYT8T01098.htm
「右肩上がりの候補だ」


選挙戦最終日、プラカードを掲げてドライバーに支持を呼びかける支援者たち(10日、徳島市西新浜町で)  「まさに阿波の底力、阿波の奇跡」。中西祐介の当選が確実になった11日午後11時半頃、徳島市川内町の事務所で、壇上に立った自民党県連会長の後藤田正純が上ずった声で喜んだ。

 候補者選びを巡る確執から、現職の小池正勝、七条明、北岡秀二ら元国会議員たちが相次いで離党。選挙戦は終始、劣勢がささやかれた。公示後も、「組織もないのに3か月の運動で勝てるわけがない」と漏らす自民党関係者は絶えなかった。

 「相手が自滅した」。自民党関係者の多くは、中西勝利をこんな風に評価する。消費税を巡る菅首相の発言などで民主党への風当たりは強かった。しかし、「若さ」を前面に出した中西は上昇気流にも乗った。

 人通りの多い交差点などに立つ「辻立ち」を続け、マイクを握って無党派層に訴えかける「空中戦」(陣営)など、これまでの自民党にない手法で仕掛けた。後藤田は「やればやるほど票が伸びる。右肩上がりの候補だ」と言い続けた。

 「中西と 谷合2人 力を合わせ 断固徳島 選挙区を取る」。

 7月3日、徳島市のあわぎんホールで開かれた中西の個人演説会。公明党県本部代表の長尾哲見が自作の俳句を披露すると、空席が目立った会場が沸いた。

 中西は、比例に立候補した公明党現職の谷合正明と後援会同士の選挙協力を結んだ。長尾は3日から連日、個人演説会や集会に駆けつけ、鼓舞し続けた。

 長尾は「3日は人が集まっておらず、『これはやばいんじゃないか』と感じた。それが徐々に盛り上がった。小池、七条、北岡らが離れていく中、よくやったよ」と振り返る。

 「徳島市での差を6000票に抑えたのも勝因」と、県連会長代行の竹内資浩は分析する。当初、新党改革から出馬する小池の人気が高い徳島市では厳しい戦いを予想していた。

 このため、中盤以降は同市に全力を傾けた。後藤田が自ら市内で街頭に立ち、市議らへの働きかけも行った。同市以外で開いた個人演説会では「川上作戦」として、参加者たちに小さな青色の紙を配り、「徳島市内の知り合い10人に電話で『中西を頼む』とお願いして」と呼びかけた。

 12日朝、県議会にあいさつに訪れた中西を出迎え、竹内は「候補者が良かったことに尽きる」「追い風を吸収できた」とねぎらった。そして、「国政選挙で久しぶりのスカッとした勝利だ。6年前の小池さんの時以来だな」と喜んだ。



 約5800票差の接戦となった参院選徳島選挙区。2大政党の攻防を振り返った。

(敬称略)

(2010年7月13日 読売新聞)

7609チバQ:2010/07/13(火) 23:55:05
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2010_127891151411.html
比例 社民、吉田氏“滑り込み”
[2010年07月12日 14:09]
 比例代表に立候補した社民党新人の吉田忠智氏(54)=元大分県議=は“最後の1議席”に滑り込んだ。
 大分市内の選挙事務所に集まった支援者からは「よっしゃ」「やった」と歓声。12日午前3時半ごろ、事務所に姿を見せた吉田氏は支援者と握手を交わし、万歳三唱。福島瑞穂党首からのお祝いの電話に「よろしくお願いします」と答えた。
 選挙戦で33都道府県を巡り、真っ黒に日焼けした顔を紅潮させ「皆さんの支援のおかげで、掛け替えのない1議席を獲得できた。責任の重さを痛感している」と深々と頭を下げた。

7610チバQ:2010/07/13(火) 23:55:41
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2010_127888828175.html
【参院選大分選挙区】 足立氏、議席守る
[2010年07月12日 07:39]

メールで記事を紹介する印刷する.
当選してバンザイする足立信也氏と菜穂美夫人=11日午後9時37分、大分市内のホテル
 開票結果
 当 29万4286票 足立 信也 民現
   25万7322票 小田原 潔 自新
   5万2863票 山下  魁 共新
 投票総数 623,679  投票率 62・96%  
 有効票  604,471  無効票 19,208  

 昨夏の政権交代後初の本格的な国政選挙となった第22回参院選は11日投開票され、改選54議席以上を目標にした民主党は40台半ばにとどまる大敗を喫し、非改選を含めた与党議席は参院過半数(122議席)を大きく割り込んだ。自民党は改選38から50台に伸ばし改選第1党となった。菅直人首相が掲げた消費税率引き上げ論や政権10カ月の実績に厳しい審判が下った。みんなの党は改選議席ゼロから躍進し10議席を獲得した。首相は記者会見で続投を表明。ただ政権運営が厳しさを増すのは必至で、与党内で首相批判が広がる可能性もある。

 与党の現職に野党の新人2人が挑んだ大分選挙区(改選数1)は、民主党現職の足立信也氏(53)=厚生労働政務官、国民新党推薦=が自民党新人の小田原潔氏(46)、共産党新人の山下魁氏(33)を破って再選を果たした。党の組織票に加え、無党派層や候補擁立を見送った社民党支持層にも浸透して逃げ切った。全国的に与党が苦戦した中で1人区の貴重な議席を守った。
 足立氏は政務官の公務で運動自体は出遅れたが、党県連組織と個人後援会、推薦する連合大分が活発に動いて挽回(ばんかい)した。与党候補として約60団体から推薦を受け、自民党支持だった医師や福祉関係者などにも食い込んだ。
 主戦場の大分市では党県連代表の吉良州司衆院議員の後援組織などがフル回転し、優位を保った。有権者の関心が高い医療、福祉分野の政策立案者としての実績や民主党政権の「改革続行」を訴えて無党派層の支持も集めた。終盤は上滑りを警戒して、手堅く票をまとめた。
 小田原氏は自民党県連による公募選出が1月末にずれ込み、活動期間が実質5カ月しかなく、知名度不足が最後まで響いた。
 自民党の選挙運動の中心を担う地域組織が弱体化。野党転落によって建設や農業関連など友好団体の組織票も十分に固めきれなかった。公示直前に公明党の選挙協力を取り付け、激しく追い上げたが届かなかった。山下氏は消費税の増税反対を訴えたが、大きく支持を広げられなかった。
 大分選挙区の投票率は62・96%。2007年(63・04%)を0・08ポイント下回った。

 ◆解説◆大分県内で政権交代後初の国政選挙になった参院選大分選挙区は、民主党が現職の議席を守った。全国では民主党に厳しい結果だったが、県内では2小選挙区で勝った昨年の衆院選に続く勝利で、二大政党の一つとしての地歩を固めた。一方、自民党は大敗した衆院選からの再生を期した第一歩の戦いで手痛い負けを喫し、立て直しの道のりは険しくなった。
 民主党は期間中の世論調査で県内の政党支持率が自民党と肩を並べ、自民党を支持してきた保守層へも支持を広げていることがうかがえた。
 ただ、党を支える地域組織は脆弱(ぜいじゃく)なままだ。今回の選挙運動も吉良州司県連代表の支援者の動きが目立った程度で、支援した連合大分に頼った面が強かった。来春の県議選で勢力を伸ばすには支部組織や議員の後援組織の強化が課題だ。
 社民党は今回「候補者を立てないのが支援」として、民主党と微妙な距離を置き、民主党側も積極的に協力を求めなかった。2007年の“分裂選挙”のしこりがまだ残っており、両党の関係が今後どうなるか注目される。
 自民党は公募で選んだ新人を「新生自民党を印象付ける候補」と打ち出したが届かず、支持基盤だった地域組織の弱体化や業界団体の離反による党勢の衰えが浮き彫りになった形だ。
 自民党県連は04年参院選の大敗後、国政選挙の候補者公募、会長公選制の導入といった改革を進めてきたが、国政選挙で結果が出せていない。執行部体制や県連運営の在り方を再度検証し、出直す必要がありそうだ。
 公明党と自民党は選挙協力したが、両党の政策には開きが出ている。今後「野党協力」を続けられるかも問われそうだ。
 共産党は公認候補の得票が07年を上回り、一定の支持拡大は果たせた。

7611チバQ:2010/07/13(火) 23:57:10
http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20100713ddlk46010561000c.html
’10参院選かごしま:徳之島で民主大幅減 普天間問題が影響か /鹿児島
 日米共同声明で、米軍普天間飛行場の訓練移転先に明記された徳之島の3町では、民主の柿内氏の得票率が、県内の他の地域より極端に低く、前回の民主候補の得票率と比べても大幅に低くなっており、普天間問題が民主の強い逆風だったことをうかがわせた。

 県全体の柿内さんの得票率は38・45%で、前回の民主候補は47・32%だった。これに対し、徳之島3町の柿内さんの得票率は徳之島町20・79%(前回43・00%)▽天城町15・58%(同37・59%)▽伊仙町18・51%(同38・90%)。いずれも前回の半分以下と低調で、県全体に比べて落ち込み幅が大きかった。【福岡静哉】

7612チバQ:2010/07/13(火) 23:57:44
http://mytown.asahi.com/areanews/okinawa/SEB201007120076.html
沖縄の参院選、比例最多票は社民 民主・自民に厳しい目
2010年7月13日

 民主が不戦敗を選択した沖縄の参院選は自民の島尻安伊子氏(45)が制した。ただ、比例区で最も多く票を集めたのは社民。全国では2議席獲得にとどまった同党への期待は、米軍普天間飛行場の移設問題を抱える沖縄が、民主にも自民にも厳しい見方をしていることを浮き彫りにした。

 各政党の比例区の得票数をみると、(1)社民12万64票(2)民主11万8915票(3)公明9万4905票(4)自民9万3385票となっている。社民は2004年の参院選では民主、自民の半分にも満たなかったことを考えると、支持拡大は著しい。

 社民党沖縄県連合の新里米吉委員長は、「福島瑞穂党首が沖縄に筋を通したことで、県民が信頼を寄せてくれた結果だろう」と分析する。

 新里氏が指摘する福島氏の影響力は、県内での個人票の獲得状況に顕著に表れている。福島氏は04年選挙の1万351票から2万7679票へと倍増。再選を目指した民主県連代表の喜納昌吉氏(62)が、6万965票から3万6251票と激減させ落選したことと対照的だ。普天間飛行場の名護市辺野古への移設に反対し、閣僚を罷免された福島氏への支持が沖縄で続いていることが裏付けられた形だ。

 新里氏は「(非自公勢力の)統一候補が実現していれば選挙区で勝てたのは明らかだ」と、社民推薦の山城博治氏(57)の落選にも、一定の手応えを得ているようだ。

 一方、島尻氏を当選させた自民だが、山城氏と、共産推薦の伊集唯行氏(59)の得票を合算すると、島尻氏を1万5千票以上、上回ったという事実が重くのしかかる。もともと民主の不戦敗で島尻氏が有利と見られていた選挙戦。11月に控える知事選を考えると、厳しい結果とも言える。県連幹部は「よく踏みとどまった」と思わず本音を漏らすほどだった。

 選挙戦そのものは終始盛り上がりを欠いた。投票率は全国最低で、1972年の本土復帰後最低という52.44%(選挙区)を記録した。民主が、党本部と県連の普天間問題へのスタンスの違いから全国で唯一、推薦も公認もしなかった。その上、主要候補の訴えが「県内移設反対」でそろい、明確な争点が浮上しなかったのが大きく影響したと見られる。

 不戦敗の上に、県連代表が比例区で落選した民主の県連幹部は「投票率の低さも、うちが選挙区に立てられなかったことが原因なのは間違いない。謙虚に力不足を認めなければならない」としている。

7613チバQ:2010/07/14(水) 00:03:31
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2010sanin/kiji/fukuoka/20100713/20100713_0003.shtml
大家氏、全域で得票最多 参院選福岡選挙区 4地区の得票分析
2010年07月13日 13:41  11日に投開票された参院選福岡選挙区(改選数2)の得票結果を4地区別に分析した。トップ当選の自民大家敏志氏は、全地区で3〜4割とそれぞれ最多の票を獲得。新人ながら県内全域に浸透したことが裏付けられた。前回トップで当選し今回は2位で再選された民主現職の大久保勉氏は北九州、福岡、筑後で3割台を確保したが、筑豊では2割台にとどまった。

 みんなの党新人の佐藤正夫氏は都市部を中心に全体の約13%にあたる票をまとめた。無所属の堤要氏(民主、社民推薦)、共産の篠田清氏、国民新党の吉村剛太郎氏、諸派(幸福実現党)の吉冨和枝氏は各地区の得票率が1割に満たなかった。

▼民主への風当たり強く

 福岡地区 4地区で最も有権者数が多く、無党派層が厚いとされる福岡地区。北九州市出身の新人で全県的な知名度は低い大家氏だが、同地区でも多くの市町村で大久保氏の得票を上回り、地域的な偏りなく支持を得ていることを示した。

 とりわけ3年前と6年前の過去2回の参院選で、自民候補者が民主候補者に6万〜8万票の大差をつけられた大票田・福岡市でも大家氏は最多の得票だった。

 一方、大久保氏は福岡市で、初当選した6年前に比べ、得票を約21万票から約2万8千票減らした。3年前の参院選でトップで再選した民主・岩本司氏の得票約27万9千票と比べると、約9万7千票の減。民主の全国的な敗北が、福岡市での得票減に象徴的に現れた形だ。

 全国的に躍進したみんなの党。佐藤氏の得票率は地区全体の14・4%で、福岡市では15%を超えた。都市部では、二大政党批判の一定の受け皿となったようだ。吉村氏は、自民で3選を果たした6年前の福岡市での得票(約14万8千票)を、約4分の1に減らした。

▼自民県議団がフル回転

 筑後地区 大家氏は久留米市、大牟田市など地区内の全市町で1位を占め、14万6570票を獲得。各市町ごとに設定した得票目標をほぼ全域で上回った。6年前にトップの得票だった久留米市出身の大久保氏は11万8934票と伸び悩み、約2万7千票の差をつけられた。

 自民党県議団がフル回転した大家氏陣営は、特に古賀誠衆院議員の地盤、衆院福岡7区内で手堅く集票。八女市(46・6%)、みやま市(45・6%)、柳川市(44・7%)は、そのまま自身の得票率で県内市町村トップ3となり、筑後地区全体でも4割近くを占めた。

 一方の大久保氏は今回、政権与党の強みを生かして業界団体票の切り崩しに奔走。県農政連が大家氏を推薦するなか、地元の久留米市支部からは大家氏とともに異例の「民・自推薦」を取り付け「本丸を“開放”した意義は大きい」と語っていたが、得票上積みには結び付かなかった。

 佐藤氏は知名度の低さもあり、県内平均を下回る11%の得票率。堤氏も6・4%と、県内4地区で最も低かった。

7614チバQ:2010/07/14(水) 00:05:59
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2010sanin/kiji/nagasaki/20100712/20100712_0001.shtml
金子氏 民主独占に風穴 犬塚氏、追い風失速 自民 従来支持層つなぎ留め
2010年07月12日 03:14
初当選を決め、長崎市元船町の事務所で花束を受け取る自民新人の金子原二郎氏(左) 参院選は11日投開票され、長崎選挙区(改選数1)は即日開票の結果、自民新人の金子原二郎氏(66)が初当選を果たした。前知事としての実績と人脈を生かして組織を固めた上、民主への批判票を取り込んでの勝利。自民は民主に独占されていた県内衆参選挙区議席の一角を崩した。金子氏と激戦を繰り広げた民主現職の犬塚直史氏(55)は再選を目指したが及ばず「風」頼みの党の現状が浮き彫りになった。みんな新人の中嶋徳彦氏(35)と共産新人の渕瀬栄子氏(54)は支持を広げられなかった。

 選挙戦は金子氏と犬塚氏の事実上の一騎打ち。金子氏は12度目の選挙だが野党候補となるのは初めて。「組織態勢づくりが思うように進まない」との不安を抱えながらも、知事在職12年間で培った人脈を生かし、従来の自民支持組織のつなぎ留めに成功した。公明の支援も受け、徹底した組織戦を展開した。

 民主の政策のぶれを批判するとともに、地方の実情に詳しいという利点を前面に押し出すことで「ふるさと代表」としての立場を強調。無党派層にも浸透した。

 犬塚氏は、連合長崎や社民党県連合の支持を基盤に浸透を図ったが、全県での組織力では自民に後れを取る。諫早湾干拓事業開門調査の賛否や九州新幹線西九州ルートの整備方針をめぐり、地元県連との間に“ねじれ”があったことも活動を鈍らせた。

 前回2007年の参院選や昨夏の衆院選では、自公政権に対する批判が民主への追い風となったが、「風」が失速した今回は無党派層に浸透する手だてを欠いた。

 中嶋氏は「増税の前に公務員、議員の削減」、渕瀬氏は「消費税増税に反対」と訴え、存在感を強調したが、二大政党の間で伸び悩んだ。

=2010/07/12付 西日本新聞朝刊=

7615チバQ:2010/07/14(水) 00:07:46
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-07-13_8033/
島尻氏、34市町村制す 参院沖縄選挙区分析
山城氏は中部善戦 伊集氏、各地で10%前後
政治 2010年7月13日 09時54分

(14時間12分前に更新)

 政権交代後初の国政選挙となった参院選沖縄選挙区(改選1)は、当選した自民公認で現職の島尻安伊子氏=公明県本支持=が、県内41市町村のうち34市町村で、得票率がトップとなり、25万8946票を獲得。次点の山城博治氏=社民、社大推薦=に4万票余りの大差をつけた。山城氏は、出身地の中部地域で島尻氏を上回った。伊集唯行氏=共産推薦=の得票率は各地域で10%前後、幸福実現党の金城竜郎氏が2%前後と、厳しい戦いとなった。各地区ごとの得票状況を分析した。

那覇

 各候補が重点地域に位置付ける那覇では、島尻氏が那覇市議の経験や現職の知名度を生かし、山城氏に約8ポイント差をつけた。県政与党議員の協力も得て、序盤から市場や国際通りで街宣を展開するなど、無党派層の割合が多い大票田で、手堅く票をまとめた。

 山城氏は終盤から那覇市内を重点的に回り、スポット演説を打った。地元議員らの早朝行動で無党派層の取り込みも狙ったが、最後まで知名度不足を克服できなかった。

 伊集氏は、地区別では最も得票率が高かったものの、14%にとどまった。

中部

 革新地盤の中部では、山城氏が得票率45・06%となり、島尻氏を抑えた。10市町村のうち、7首長の支持を受ける協力体制を生かし、うるま市や読谷村など6市町村で島尻氏を上回った。支部の設置や個人演説会も先行して進め、優位に選挙戦を進めた。

 島尻氏は、保守地盤のうるま市で票固めを図ったが、山城氏の出身地ということで票が流れ、3・8ポイント下回る結果となった。一方、儀間光男市長の支援を受けた浦添市では、比例候補とのセット戦術が功を奏し、山城氏に6・9ポイント差をつけた。

北部

 島尻氏が12市町村中、大宜味村を除く11市町村で最多得票となり、得票率は53・22%に達した。名護市議15人が支持を表明し、9月の市議選とのセット戦術で、市議を先頭にしたローラー作戦に力を注ぎ、期日前投票に力を入れた。町村部でも保守系の議員らの支持で票を固めた。

 山城氏は、大票田の名護市で、辺野古への新基地建設に反対する稲嶺進市長が当選した「追い風」を受けることができず苦戦。知名度不足もあり、自身の活動実績や政策のアピールが広がらず、島尻氏に大差をつけられた。

7616チバQ:2010/07/14(水) 00:08:12
南部

 島尻氏の得票が13市町村すべてで3氏を上回り、得票率は50・13%と過半数に達した。もともとの保守地盤でもあり、3首長が支部長に就任。自民党の衆院沖縄4区支部長を務める西銘恒三郎氏や県議や市議らを中心に、しっかりと地盤を固めた。

 一方、山城氏は、南部地区を含む衆院沖縄4区を地盤とする民主党の瑞慶覧長敏衆院議員の個人的な支援を得て、街宣活動を展開。推薦を得ていない民主党の支持層取り込みを狙ったが、組織的な運動を欠き、支持の広がりは見られなかった。

宮古・八重山

 島尻氏は宮古島、石垣両市を含む5市町村すべてで山城氏を上回り、両氏の得票率の差が27・86ポイントと地域別では最大となった。

 昨年1月に下地敏彦宮古島市長、今年2月に中山義隆石垣市長といずれも保守系の首長が誕生。追い風を受けて、選挙戦を先行させ、宮古島市では35・81ポイントの大差をつけた。

 山城氏は、両地域で個人演説会を開催。労組を中心にビラ配りを強化し、個人演説会や街宣車で基地問題以外の政策アピールや電話作戦を図ったが、自公の強固な支持基盤を崩すことはできなかった。

社民、12万票で最多
比例区 民主、衆院選から激減

 参院比例代表の県内得票数は、社民党が最も多く12万64票、次いで民主党の11万8915票、公明の9万4905票、自民の9万3385票などとなった。選挙区の投票率が全国最低の52・44%となったことも影響し、各党とも2007年の前回より、票を減らした。

 最多得票の社民は、目標の12万票をわずかに上回った。沖縄選挙区で党が推薦した山城博治氏と公示前後に来県した福島瑞穂党首がセット戦術を展開し、福島氏は、県内で2万7679票を獲得した。

 民主は、再選を目指す県連代表の喜納昌吉氏への投票を呼び掛ける運動を展開した。しかし、県内の比例票は、昨夏の衆院選比例の約26万票から大きく目減りし、喜納氏の県内個人得票も約3万6000票にとどまった。同党政権が米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を推進する方針を示していることも大きく影響したとみられる。

 業界団体からの候補者などを含め、全国で35人の候補者を擁立した自民は、前回より3万7068票減らした。選挙区に出馬した公認の島尻安伊子氏と公明比例代表の秋野公造氏とのセット戦術を展開した。

 公明は前回よりも3054票減り、目標の12万票に届かなかったものの、秋野氏は初当選を果たした。共産も09年衆院選に比べ、1万7448票下回り、07年参院選から3399票減らした。公認した党宮古郡委員の上里清美氏の県内得票は1960票にとどまった。国民新は10万票の目標を大きく下回る1万4078票。初めて臨む参院選で10議席を獲得したみんなの党は、県内でも3万1720票を獲得した。

7617チバQ:2010/07/14(水) 00:08:57
http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20100713ddlk45010541000c.html
選挙:参院選分析 口蹄疫禍、異例の戦い 民主に厳しい評価 /宮崎
 11日投開票され民主党が敗北した第22回参院選。宮崎選挙区(改選数1)では自民現職の松下新平氏(43)が、民主新人の渡辺創氏(32)=国民新推薦=▽共産新人の馬場洋光氏(41)を抑えて再選された。選挙戦は、各陣営とも口蹄疫(こうていえき)に配慮して大規模集会を自粛するなど異例の事態となった。選挙区と比例代表でいずれも民主に厳しい結果となったのは、口蹄疫対策への批判だけでなく、昨夏の政権交代後の政権運営に県民が厳しい評価を示したからだ。得票結果や取材をもとに分析する。【石田宗久】

 ◇松下氏、大票田で強さ
 ■選挙区

 今年1月に復党した松下氏は約30万4000票を獲得し、得票率58・6%。全県域で幅広い年齢層から支持を集めた。渡辺氏に対して大票田の宮崎市では1・5倍、保守地盤の厚い都城市では倍の得票で、圧倒的な支持を得た。

 選挙戦では、口蹄疫で政府を激しく追及した。発生が集中した児湯地域でも大差をつけ、怒りや不満の受け皿となった。

 ただし、6年間で民主党・新緑風会、改革クラブ、自民へと会派を渡り歩いた経緯、実績を疑問視する声が支持者の中にさえあったのも事実。衰退の危機感を強めた自民県連が結束した背景もある。再選され「宮崎の再生のために働く」と誓ったが、野党の立場でいかに具体的な政策を提示し、復興に尽力するかが問われそうだ。

 渡辺氏の得票は約17万9000票で、得票率34・5%。民主県連が初の公認候補として擁立し、社民の支援のないなかでの実力が試された。連合宮崎の支援を受け、延岡市では松下氏に約5000票差に迫った。

 渡辺氏は、元毎日新聞記者で政治部を担当したが、手腕は未知数。民主県連は、その資質に自信を持っていたが、出遅れと知名度不足、口蹄疫が響き、不完全燃焼に終わった。敗戦の弁で「届けるべき声があるという思いは変わらない。宮崎の地に足をつけて頑張る」と述べ、地元での活動を続けるという。

 馬場氏は約3万6000票で得票率は6・9%。前回07年参院選での支持を上回った。

 ◇民主25%、自民30%−−得票率
 ■比例代表

 比例代表の政党別では民主が約12万9000票で25・1%、自民が約15万5000票で30・3%を獲得した。前回衆院選の得票率は民主34・7%、自民30・6%。県民の民主離れを浮き彫りにしたが、自民が支持を回復したとは言い難い。

 公明は約8万6000票。県民にはなじみの薄い「みんなの党」が約4万2000票を獲得し、社民の約3万8000票を上回った。既成政党に批判的、あるいは飽き足らない層の支持を集めた。

 また、中山成彬・元国土交通相が立候補した、たちあがれ日本は約2万4000票を獲得。共産は約1万9000票だった。

7618チバQ:2010/07/14(水) 00:10:31
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20100712/CK2010071202000038.html?ref=rank
土台揺るがぬ自民王国 参院選、山崎さん4選
2010年7月12日

取り囲む支援者と握手をする自民現職の山崎正昭さん(左)=福井市御幸4の選挙事務所で


 民主党中心の連立政権の中間総括が焦点となった参院選。福井選挙区(改選数1)は、豊富な政治経験と高い知名度を生かして幅広く支持を集めた自民現職の山崎正昭さん(68)が、民主新人の井ノ部航太さん(36)=国民新推薦=と共産新人の山田和雄さん(42)を退け、4選を果たした。山崎さんは敦賀市を除く全市町でトップの得票。井ノ部さんは「新旧交代」を訴えて追い上げたが、厚い保守層の壁を崩しきれなかった。県内の当日有権者数は65万3503人。投票率は2007年の前回参院選より2・01ポイント高い65・26%だった。

 山崎さんの当選確実の一報に、福井市御幸の選挙事務所は歓喜の渦に包まれた。「良かった」「おめでとう」。握手し、抱き合って喜ぶ支援者も。山崎さんが姿を見せると、ひときわ大きな拍手と歓声が沸き、興奮は最高潮に達した。

 厚い保守層に支えられ、多くの政府要職も歴任してきた山崎さん。事務所内の壁には500以上の各種団体からの推薦状がずらり。政権与党の追い風に乗る新人候補に一時は迫られたが、自民の強みの地域組織を生かして支持を固め、退けた。

 「厳しい戦いだったが、一人一人の支援のおかげで自民を復活させることができた」と陣営幹部。山崎さんと一丸となってつかんだ勝利に、支援者らの感激はひとしおだった。

 (参院選取材班)

7619チバQ:2010/07/14(水) 00:12:22

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100713-OYT1T00340.htm
八ッ場ダム地元、中曽根票が民主・富岡票の4倍
 11日に投開票された参院選の群馬選挙区で、八ッ場ダムの地元・長野原町では、建設推進を訴えた自民党の中曽根弘文・元外相が、中止を掲げる民主党の富岡由紀夫氏の4倍の票を獲得し、県全体でも約27万票差の大差をつけた。


 大沢知事は12日の記者会見で、「民主党は、国と地方が長年、協定を結んでやってきたことを一方的に協議もなしで中止し、そのことが選挙結果に表れたと思う」と指摘した。

 長野原町での得票は、中曽根氏2405票、富岡氏609票、共産党の店橋世津子氏は209票だった。

 中曽根氏は公示日の6月24日に水没予定地の川原湯温泉で出陣式を行い、「コンクリートも人も大切」と、建設推進の立場を強調。一方、富岡氏は遊説で東吾妻町に入った際、「ダムは中止すべきだが、地元の納得が前提」と訴えたが、選挙期間中、長野原町でマイクを握ることはなかった。

 選挙結果について、大沢知事は会見で「民主党の取り組みが(建設推進の側に)前進してくれればいい、という期待感を持っている」と述べ、長野原町の高山欣也町長は「地元では『民主』というだけで毛嫌いする傾向がある。ダムを造るという自民に勝ってもらわなければ困るという民意が表れた」と語った。

(2010年7月13日13時59分 読売新聞)

7620チバQ:2010/07/14(水) 00:14:17
http://www.chibanippo.co.jp/news/chiba/local_kiji.php?i=nesp1278984834
「イデオロギーほどほどに」
熊谷千葉市長、創新党に不信感
2010年07月13日10時33分[千葉エリア]

 地方自治体の首長と経験者らが立ち上げた日本創新党に対し、支援組織「応援首長連合」に名前を連ねた熊谷俊人千葉市長が不信感を募らせている。

 同党が参院選で、外国人への地方参政権付与や選択的夫婦別姓に反対−など保守色の強い公約を掲げたことに熊谷市長は「イデオロギーはほどほどにしてほしい」と苦言。

 また、「地域主権や行政の効率化を実現するため一定の影響力を確保することが必要」と参加した他の首長たちの思いも代弁、党の方向性に失望感をあらわにした。

 外国人の地方参政権に対し熊谷市長はこれまで「時期尚早」と慎重だが、夫婦別姓については6月市議会の中で「個人的には現時点で賛成できる」と容認する姿勢を示している。

 今後については「残念ながら首長の立場で応援できる話ではない。しかるべき対応を取りたい」と述べ、首長連合からの脱退も含め党と一定の距離を置く考えを示唆した。

7621チバQ:2010/07/14(水) 00:17:50
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/chiba/100713/chb1007132327010-n1.htm
【参院選】自民 旧来型選挙に限界 求められた浮動票確保  (1/2ページ)
2010.7.13 23:25

かつての“小泉チルドレン”の国政復帰を果たすため、猪口氏の応援には小泉純一郎元首相も2回応援に駆けつけた=千葉市、5月 政権奪回への反転攻勢を図るため、改選数3に対して2つのイスを狙った自民。だが結果は、1議席確保にとどまった。

 自民県連の田久保尚俊幹事長は「(2候補で臨んだ)民主を1議席に追い込むことはできたが、自民の勝利というよりも相手の敵失が大きかった」と述べ、現職候補の落選にショックを受けた表情を見せた。

 党本部の強い要請で猪口邦子氏(58)の擁立が決まったのは今年1月。高い知名度を持ちながらも、県連と十分な調整がないまま候補者が選定されたことに、県議らの反発は激しかった。

 区割りなどの選挙協力を得られなかった猪口氏陣営は、県議十数人と市町村議らが中心となって都市部や地方を問わずミニ集会などを展開。地元の市川市などでは、200メートルごとに場所を移動して演説する“ドブ板”の選挙活動に徹した。また、公示前後には小泉純一郎元首相が応援に駆けつけ、得意の「小泉節」で会場を盛り上げるなど、無党派層を引きつける戦術も駆使した。

 一方、3期目を狙う椎名一保氏(58)は、自民県議約40人が支援に回った。

 比例代表の臼井正人氏(47)と連携して“組織力”を前面に地盤の県東部地域の保守支持層を固めた。唯一の現職という強みを生かそうと、演説では「実績」を訴え続けてきた。しかし、これまで自民を支えてきた県歯科医師会の政治組織「県歯科医師連盟」や「県医師連盟」などの団体が、民主候補にも推薦を決めるなど、かつての強固さは失われていた。

 追い打ちをかけたのは、自民を離党してみんなから立候補した水野賢一氏(43)の存在だ。椎名氏は選挙戦終盤、精力的に街頭演説や集会を開き、地域に即した政策を訴えたが、無党派層へ浸透しきれなかった。椎名氏の落選は“旧来型”の選挙活動の限界を示したものでもあった。

 田久保幹事長は「後援会組織だけでは勝てない。駅頭や街頭に立ち、有権者に見える活動が求められている」と、全県選挙の難しさを指摘する。来春の統一地方選を前に、みんなの躍進は、最大会派の県議会勢力に影響が出るのではないかとの見方も出ている。

 12日未明、初当選に沸く猪口氏の事務所には、主だった県連幹部や浜田靖一県連選対委員長らの姿はなかった。自民の「結束力」を最後まで示すことができなかった選挙戦だった。

7622チバQ:2010/07/14(水) 00:18:52
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/chiba/100713/chb1007130941001-n1.htm
【参院選】“出遅れ”小西氏の逆転 早い危機感 大票田獲得 (1/2ページ)
2010.7.13 09:39

満面の笑みでバンザイをする猪口邦子氏=千葉市中央区の選挙事務所 大激戦となった参院選千葉選挙区(改選数3)は、民主の小西洋之氏(38)=国民新推薦、自民の猪口邦子氏(58)、みんなの水野賢一氏(43)が初当選を果たし、3党が議席を分け合う結果となった。それぞれの選挙戦を3回に分けて振り返る。

 「目標だった2人の当選を達成できず残念。もう一歩努力すれば最後の1議席に届いたのかな…」。民主党県連の田中信行幹事長はそう振り返り、悔しさをにじませた。

 選挙戦序盤、県連内で優位とみられていたのは、小西氏ではなく道あゆみ氏(44)だった。4月、メーデーの集会では連合千葉の支援を受ける道氏が壇上に上がり、約8千人の組合員らを前に演説。小西氏は会場脇にのぼり旗を立て、道行く人に小さな声で存在をアピールすることしかできなかった。

 だが情勢は静かにその姿を変えた。公示後、報道各社は一斉に「小西氏先行」の世論調査を発表。予想外の展開に衝撃が走った。田中幹事長は小西氏の“逆転”を「道よりスタートが遅かった認識があり、陣営や郵政政策研究会など支持団体が頑張った」と分析する。県内を自転車で一周する地道な活動も、地盤の千葉市、船橋市だけでなく、幅広い支持獲得につながった。

 一方、道氏の敗因を陣営関係者は「全県選挙なのに、東葛地域を固めようという意識が強すぎた」と語る。野田市議選や松戸市長選も地盤固めの遅れに影響した。「少子化対策や子育て支援といった訴えが、今回の参院選では有権者の共感を得るまでには至らなかった」と話す関係者もいる。

 道氏陣営は選挙戦終盤、道氏の顔を前面に出した選挙ポスターを「民主党」の文字を目立たせたものに変更。急遽(きゆうきよ)張り替え作業に奔走した。

 党本部の道氏へのてこ入れも激しく、菅直人首相の4度の来県のうち最後の2回は、小西氏が同席できないという徹底した「底上げ戦略」を展開。だが、全国各地をくまなく回った菅首相が「最後の訴え」の場に千葉県を選択したにもかかわらず、道氏落選が決まった。「民主敗北」の象徴的な場面でもあっただろう。

 来年には統一地方選が控える。田中幹事長は「現実路線で現場にあった擁立を進める。今回の反省点を躍進につなげたい」と表情を引き締めた。

7623チバQ:2010/07/14(水) 00:21:33
http://mytown.asahi.com/areanews/kochi/OSK201007120228.html
民主・自民ともに得票減 来年の統一選に両党不安残す
2010年7月13日


再選から一夜明けて、街頭演説に立つ広田一氏=高知市九反田

 11日投開票された参院選の高知選挙区(改選数1)は、民主現職の広田一氏(41)が自民新顔の高野光二郎氏(35)を約1万3千票差の接戦で破り、再選を決めた。昨夏の政権交代後初の国政選挙だったが、民主は3年前の前回参院選で獲得した選挙区の票から3万票近く減らした。自民も無所属前職の田村公平氏(63)との間で票が割れ、約3万票減らした。来春の統一地方選に向け、地方組織の充実を図りたい民主、政権奪取に向けて攻勢をかけたい自民の双方に不安材料が残る結果となった。

 広田氏は、前回参院選で初当選した民主新顔の武内則男氏が獲得した16万6220票から約2万9千票減らした。高野氏も自民現職(当時)の田村氏の15万4104票から約3万票減らした。

 これらの結果について、広田陣営では、政治とカネ、普天間基地などの問題で与党の政権運営に批判が集まったほか、菅首相の消費税増税をめぐる発言が反発を招き、強い逆風が吹いたことが影響したとみている。ただ、高野氏の猛追をかわすことができた要因としては、「現職としての実績や経験が評価された」ほか、昨夏の衆院選高知1〜3区で民主候補が全敗したことから「政権与党の議員が高知県に(非改選の)1人だけではいかんという民意が働いた」(大石宗県連幹事長)としている。

 一方、高野氏の陣営幹部は「高野氏の地盤であり、最も有権者が多い高知市に力を入れていたが、ここで上回れなかったのが痛かった。一部で田村氏に票を食われてしまった」と悔しがった。

 田村氏は「私の1票1票はすがりつくような重い票。それを基盤に3年以内に大渦がまた来るかも」。共産新顔の春名直章氏(51)の陣営幹部は「それなりの候補のしのぎ合いになり、民主でも自民でもない層の受け皿になりきれなかった」と振り返った。

 県内の比例区票は、民主が2回連続で第1党を維持したが、13万8045票(得票率38.04%)を獲得した前回の勢いは影をひそめた。自民は前回の9万4055票(同25.91%)から微増で、01年の14万3千票をピークに減り続けてきた流れに歯止めがかかった。

7624チバQ:2010/07/14(水) 00:24:17
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20100713/CK2010071302000059.html
首都決戦 参院選2010 民主ダブル当選 小川さん、追い込み奏功
2010年7月13日

 参院選東京選挙区で、民主党は蓮舫さんが過去最多となる百七十一万票を獲得し、小川敏夫さんも六十九万票を得て、圧勝した。党都連は知名度抜群の蓮舫さんへの“一極集中”で、小川さんが当選圏外に押し出されることを懸念したが、小川陣営の引き締めでダブル当選を果たした。自民は現有議席を維持したものの二人で百一万票にとどまり、課題を残した。

 「小川さんは追い込みが効いた。東京はほぼ理想的な形で結果が出た」。民主党都連幹部は十二日、開票結果をみて語った。

 二人で二百四十万という空前の票数は蓮舫さんには民主支持層以外からも支持が集まったからで、「民主票」に限れば、小川さんとの票差はもっと接近していたと都連幹部は分析する。

 都連は過去の参院選結果から、選挙区の民主票は潜在的な支持層を含めて、最高百九十万票程度と推計する。今回、二人の得票の割合は七対三。民主票だけなら蓮舫さんが百三十五万票、小川さんは五十五万だった。これなら小川さんは落選していた。しかし、実際は六対四に近い六十九万票を獲得した。

 民主票以外の広がりが期待できない小川さんには、どれだけ民主票を集めるかがカギ。党の事前の情勢分析では、手を尽くさなければ、民主支持層も今回は七対三に割れる懸念があり、小川陣営と都連や支持団体の連合東京は、徹底した電話作戦で「小川支持」を訴えたほか、菅首相ら党幹部も続々投入、蓮舫さんを支援していた地方議員にも小川支援を要請し、支持層をつなぎとめた。

 投票日の出口調査の結果をみると、民主支持層が蓮舫さんに投票した割合は六割弱。作戦が功を奏した形となった。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20100713/CK2010071302000051.html
復調の自民 東京では票伸びず 前回134万 今回は101万止まり
2010年7月13日

 全国的に復調した自民も、二人擁立の東京では一勝一敗。都連の組織支援を現職の中川雅治さんに集中して議席を守ったが、自民全体の得票は伸びなかった。

 三年前の前回選は現新合わせて百三十四万票。六年前は自民唯一の候補だった中川さんが一人で百一万票を得たが、今回は落選した東海由紀子さんと二人合わせて百一万票だった。

 「東京は大変厳しい戦いでした」。中川さんの選対幹部は十二日、港区の選挙事務所で開いた支援者への報告会でこう振り返り、地方と違う「個別事情」を強調した。「蓮舫さんの過剰な人気があった上、保守新党が乱立していた」

 出口調査によると、自民支持層も一割近くが蓮舫さんに投票したほか、みんなや新党改革、たちあがれにも計一割が流れた。

 東海さんは街頭などで政党支持なし層を狙う「空中戦」を任されたが、一部で自民支援者へのはがきや電話でのお願いを実施。都連関係者は「新たな支持層を掘り起こすのではなく、もともとの自民支持層を持って行っただけ」と支持が広がらなかった理由を説明する。「支持一本化」の徹底を余儀なくされるなど力を外に向けられなかった。

 出口調査でも政党支持なし層からの得票率は中川さんが東海さんを上回っていた。都連関係者は「そもそも、地上戦と空中戦のすみ分けで票を上積みできるとは思っていなかった」としており、二人擁立を求めた党本部の思惑は外れた形になった。

7625チバQ:2010/07/14(水) 00:25:40
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100713ddm005010084000c.html
壁耳・永田町:「鉄の女」が見せた涙
 悲喜こもごものドラマを生んだ参院選。まずは「鉄の女」と称される千葉景子法相(62)が大泣きした物語。

 改選数3の激戦区・神奈川。2位争いで当選圏内と目された事前調査は後半になって覆った。現職閣僚で臨む選挙。「何としても勝たないといけない」。涙の訴えは終盤8日夜、地元・横浜市での選対会議で、だった。選択的夫婦別姓などを支持する人権派弁護士で、議員生活24年。気丈で通す千葉氏の涙にベテラン地方議員は「初めて見た。そりゃあ、頑張るしかないよ」と発奮したが、落選した。

 ところが幕は下りなかった。人事に手を付けられない菅直人首相の窮状もあって「法相続投」が決定。9月までの期限付きだが、「若い人に引き継ぐ」との敗北の弁はお預けとなった。【笈田直樹】

7626小説吉田学校読者:2010/07/14(水) 06:55:46
ここもかわいそうだったなあ。だが、「軽量政治学」を称する私としましては、この記事を読んだ私は「なぜか埼玉」の替え歌を思いついてしまったので、失礼な私を許してください。書かずにいられない。
なぜか知らねど、(駅頭で訴える)夜の埼玉は、更けてゆく、更けてゆく、埼玉の夜。どうにもならないあなた、あきらめないで、ああ、2人(当選)の埼玉〜
なぜか知らねど、(落選が決まった)夜の埼玉は、泣いている、泣いている、埼玉の夜。くじけないでねあなた、強く生きてよ、ああ、私の埼玉〜

漂流する民意’10参院選 <上>民主 “振り子”の票で当落
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20100713/CK2010071302000099.html

 投票を翌日に控えた十日午後十一時半。さいたま市のJR浦和駅西口で、たすき姿の女性が笑顔を振りまいていた。民主党現職の島田智哉子(47)。改札を出る人たちに、「よろしくお願いします」。日付が変わる寸前まで頭を下げた。
 島田と並んだ陣営スタッフには、不安があった。埼玉選挙区で民主が目指すのは、島田と新人大野元裕(46)の二人当選。党本部や県連は最終盤で「島田より大野が危ない」と判断、十日に安住淳選対委員長ら党幹部二人を大野支援に投入していた。島田陣営の関係者がこう漏らした。
 「熱心な民主支持者は二人とも当選させたい。島田から大野へ振り子のように票が流れるのが心配だ」
 十二日未明、嫌な予感は的中した。大野は約五十五万七千票で三議席目に滑り込み、島田は約一万三千票差の次点で涙をのんだ。
 県連が二議席獲得のために採用した「区割り」戦術で、大野と島田の活動地域にラインを引いた。二人で票を分け合うためだが、互いの足を引っ張るような光景も。さいたま市などで七月に入り、大野の選挙ポスターが次々と張り替えられた。氏名に向けて「↑最重点候補」のシールも。すると島田も「民主2議席のために『島田』へ」とポスターを張り替えた。
 民主県連幹部は「どちらが優位かまったく分からない接戦。あの手この手で、民主支持者の気を引こうとしたのだろうが…」。
 “一触即発”を招きかねない事態も。六日夜、さいたま市の「埼玉会館」で開かれた島田の緊急集会。会場に向かう島田支持者たちに向け、大野陣営のスタッフらが突然、「大野!大野!」と気勢を上げた。
 大野の選挙事務所は埼玉会館の向かい。大野陣営幹部は「目の前で集会をやるなんて、宣戦布告をされたのと同じだ」。居合わせた県連幹部は「同じ民主同士で、何をやってるのか」と嘆いた。
 島田と大野の得票率の差は0・41ポイント。県連代表代行の山根隆治は「区割りはうまくいった。だが、党本部で消費税などの発言があり、トータルで票が増えなかった」と敗因を語った。
 菅直人首相の「消費税率10%」発言。ある民主市議は選挙戦中の一日、街頭でビラを配布中の体験をブログにつづった。「サラリーマンと思われる数人から、反対意見を聞かされた」「スーツを来た若い男性に中指を立てられた」−。
 来年の統一地方選、そして次期衆院選。島田の選対本部長だった衆院議員の五十嵐文彦は「県内の隅々に民主支持者のネットワークがなく、地方議員も足りない」と、組織力不足も敗因だとした。
 民主は統一地方選での勝利を目指し、県議会とさいたま市議会で「第一会派結成」の目標を掲げる。ただ、衆参の「ねじれ国会」や九月の党代表選などで混乱すれば「地方選でも民主候補に逆風が吹く」(県連幹部)との心配が出始めた。
 ある市議選に民主で出馬予定の新人が、険しい表情を浮かべた。「民主の選挙はいまだ風頼みで、今回は消費税に翻弄(ほんろう)された。もっと地域に溶け込み、常に勝てるだけの支持者を増やさなくては」
 大激戦だった参院選が終わり、県内でも民主には厳しい審判が下った。政権交代を後押しした一票が、漂流し始めたようにみえる。戦いの現場を振り返った。

7627名無しさん:2010/07/14(水) 12:29:04
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news/20100712-OYT8T01261.htm
簗瀬氏 去就巡り協議も

 民主党の現職・簗瀬進氏の参院選栃木選挙区での落選を受け12日、関係者らは今後の対応を協議した。

 同党の県選出国会議員は、同日午後、宇都宮市内で会合を開いた。関係者によると、今回の選挙での敗因分析などを行った後、簗瀬氏の今後の去就が話題となった。多くの議員からは「まだがんばってほしい」などと、政治活動を続けるべきとの発言が相次いだ。簗瀬氏は「気持ちはありがたい」などと答えたが、進退について明言はしなかったという。

 また関係者によると、簗瀬氏は支援者へのあいさつ回りの際に弱気な発言もあったという。

 この日簗瀬氏は約20年にわたり、毎週月曜朝にJR宇都宮駅前などでほぼ欠かさず行っていた街頭演説を行わず、敗戦のショックの大きさをうかがわせた。

(2010年7月13日 読売新聞)

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20100713/350325
<審判 検証2010とちぎ参院選>(上)「民主党」 政権与党の強み生かせず
(7月13日 05:00)

 「勝てた選挙で負けた」。12日午前零時すぎ、民主党の簗瀬進氏(60)の選挙事務所で、同党県議は無念さをかみしめた。

 3選を目指した参院予算委員長の「よもや」の敗北。当選者とは4892票差。支持者が引き上げ、静まりかえる室内のテーブルには、赤飯のにぎりめしが大量に積まれたままだった。

   ■  ■

 首相交代による内閣、党支持率のV字回復で勢いに乗るかに見えた民主党は、菅直人首相の消費税増税発言から失速。世論調査では公示直後に優勢だった簗瀬氏は、投開票日まで1週間を切って、自民党新人の上野通子氏(52)にほぼ並ばれた。

 消費税について簗瀬氏は「響いたと思う。衆院選マニフェストとの整合性が、なかなか伝わらなかった」と述べた。だが「票差はわずか。運動量次第で逆転できた」とみる関係者は少なくない。

 「自民党の動きが10だとすると、民主党は1にも満たない」。公示後、民主党県連幹部は県南の会社社長から警告されたという。

 総合選対委員長を務めた谷博之参院議員は「勝って当然という雰囲気が当初はあった」とした上で、「選対として最後まで危機感を持っていたが、締め切れなかった」と悔やんだ。

 簗瀬氏陣営の戦略が後手に回ったのも現実だ。上野氏の猛追を感じ取り、選挙戦終盤の7日夜には緊急選対会議を開き、電話戦術の徹底や遊説先を大票田の宇都宮にシフトするなど対応に追われた。

 県医師連盟は簗瀬、上野両氏を推薦したが、ある支部に民主が推薦を依頼したのは公示日直前。支部長は「自民は1カ月前に県議3人が依頼に来た」と苦言を呈した。同連盟10支部のうち芳賀郡市が上野氏だけの推薦を決めるなど、自民傾斜も止められなかった。

   ■  ■

 民主県連は衆院議員を県内5地区に配置して参院選を戦った。だが野党時代からの課題である地方での足腰の弱さを克服できないまま、政権与党の強みも生かせなかった。

 簗瀬氏が上野氏の得票を上回ったのは宇都宮、鹿沼、小山市、高根沢町など6市町のみ。民主党系県議を輩出する地域と重なる。

 「物量戦になったら自民にかなわない。実動部隊の地方議員を増やすしかない」。陣営幹部は課題を挙げる。

 民主党県連幹部は12日、緊急会議を開き「このままでは来春の統一地方選に影響が及ぶ」と危機感を共有した。「逆転負け」を教訓に態勢を立て直せるか。民主党県連は正念場を迎えている。

7628名無しさん:2010/07/14(水) 13:02:58
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20100713/350311
進退判断「意見聞く」 簗瀬氏演説中止
(7月13日 05:00)

 参院選栃木選挙区で落選した民主党現職の簗瀬進氏(60)は選挙から一夜明けた12日、毎週月曜日の朝に宇都宮市内で行っている街頭演説「マンデーレポート」を急きょ、中止した。落選を踏まえ、一部の支援者に「街頭演説で今後の進退を明らかにしたい」などと伝えていただけに、関係者は「頭の整理をしたいのでは」と受け止めた。

 簗瀬氏は同日、連合栃木を訪問。県選出の同党国会議員と緊急会合を開き、意見交換した。出席者によると、簗瀬氏に政治活動継続を求める声が出て、簗瀬氏は進退について「支持者などの意見を聞きながら決めたい」などと説明したという。

7629名無しさん:2010/07/14(水) 14:26:02
http://www.pjnews.net/news/154/20100714_5
比例区で選挙区系候補が多数当選、非拘束名簿式の影響か
2010年07月14日 13:58 JST

【PJニュース 2010年7月14日】第22回参議院議員選挙には、衆議院からの乗り換え候補が目立った。2009年の衆院選で、予想外の落選をした選挙区候補が国政に復帰するために、この選挙を選んだわけだが、選挙区には参議院の候補者がいるため、比例区での立候補となっていた。これらの候補はおおむね強く、個人名票を得ている。

非拘束名簿式で党名を書いた場合、党を信頼して投票したわけだが、党は誰が当選するのかわからない。これは、無責任なのではないだろうか。

今回の参院選で、自民党比例代表の当選者を見てみると、

1位、片山さつき、299,036票、(衆院静岡7区)
2位、佐藤ゆかり、278,312票、(衆院岐阜1区東京5区)
3位、山谷えり子、254,469票、(衆院東京4区)

と、トップ3を選挙区での立候補経験のある候補者が占めた。他にも衆院長野1区の有力者、小坂憲次氏も今回の比例代表で当選している。

一方、各党の比例代表上位得票を見てみると、【()内は政党名での投票】
民主党(14,433,171)、有田芳生、373,834、谷亮子、352,594、直嶋正行、207,821、16議席
自民党(10,657,166)、片山さつき、299,036、佐藤ゆかり、278,312、山谷えり子、254,469、12議席
みんなの党(7,229,391)、柴田巧、87,863、江口克彦、86,299、上野宏史、52,051、7議席
公明党(3,555,970)、秋野公造、836,120、長沢広明、630,775、横山信一、579,793、6議席
共産党(3,259,068)、市田忠義、83,806、田村智子、45,668、大門実紀史、43,897、3議席
社民党(1,614,821)、福島瑞穂、381,554、吉田忠智、130,745、2議席
たちあがれ日本(757,939)、片山虎之助74歳117,636、1議席
新党改革(1,050,977)、荒井広幸、65,250、1議席
国民新党(481,892)、当選なし、長谷川憲正、406,587、0議席
(参考資料1)

この結果を見てみると、ツッコミどころ満載である。

まず、最多得票は民主でも自民でもない、比例代表獲得議席4位の公明党、秋野公造氏の836,120票となっている。票への記名でいえば、民主党と書かれた票が1400万票、自民党が1000万、みんなの党が700万、公明党が300万と、ほとんどの人は政党名を書いている。

これで、党内の当落が決まってしまうのでは、候補者によっては拘束名簿式だったら・・と考えたくなるかもしれない。

また、国民新党の長谷川憲正氏は、406,587票で全体で8位の得票をしながら落選であり、公明党の浮島とも子氏は、445,068票で公明党7位、全体でも7位の得票で落選である。

なぜ、こうなるかといえば、比例代表は政党名という過去からの意識が強いせいではないだろうか。

政党名でいいんだという認識や、間違えないように政党名にしなさいという他人からのアドバイス。党名なら、覚えているから書きやすくて、候補者名だと文字数が多かったり、忘れてしまったりするのかもしれない。

これに対して、地元で名前になじんだ候補なら、候補者名を書けるし、応援したい。そういう結果が出たのではないだろうか。

比例代表といっても非拘束名簿式では、政党は当選者を誰にするか、コントロールできない。その点を補完するためには、比例も候補者を調べて、確認して、候補者名を書いて投票する様、推奨していくべきである。【了】

7630名無しさん:2010/07/14(水) 14:41:46
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20100714ddlk19010063000c.html
参院選’10山梨:森田実氏に山梨の結果聞く /山梨

 民主党が大敗した参院選だが、山梨選挙区ではまれにみる激戦の末、輿石東・同党参院議員会長(74)が自民党新人の宮川典子氏(31)に辛勝した。この結果をどう見るか。政権にどんな影響を及ぼすのか。長年永田町をウオッチしてきた政治評論家の森田実さん(77)に解説してもらった(取材は12日)。【中西啓介】

 ◇「組織依存」終わる 個人が主導権握る時代に
 ◇県内有権者、民主に厳しい目 謙虚な政策実現を注視
 森田さんは、山梨選挙区の動向に注目していたという。「世論調査会社のデータによれば、投票日が近づくにつれて両氏の差はなくなっていきました」

 輿石氏は当初、出身母体の山梨県教職員組合(山教組)などを中心とした組織の支援で、盤石かとも思われた。しかし「政治とカネ」問題の影響で山教組の動きが鈍ったほか、党への逆風で厳しい戦いとなり、宮川氏に3745票差まで詰め寄られた。

 「複雑に保守勢力が分裂する山梨で、派閥に属さない若い宮川氏が善戦したことは、組織を背景とした『大物政治家』の時代が終わり、有権者個人が選挙の主導権を握る時代が始まった兆候」と、森田さんは指摘する。

 「民主党の地方組織を支えるのは、日教組や自治労など地方公務員の労働組合です。輿石氏は党の最高権力者の一人。落としてはいけないと、組織を挙げてかろうじて勝利を得たが『試合に勝って勝負に負けた』印象はぬぐえません。労組依存の選挙は今回が最後になるのではないでしょうか」

 一方、県内の有権者が与党に厳しい目を向けた理由については、やはり「消費税」を挙げる。

 「増税そのものの是非というよりも、低所得者への還付などで問題点を指摘された際の菅直人首相のごまかしや言い逃れが、有権者の反発を招いたのです」

 政権交代以後の政権運営も一因だという。

 「雇用の安定、生活苦を改善する経済政策、弱者を切り捨てない社会福祉政策の実現を有権者は求めたのに、強行採決や自民党支持組織の切り崩しなど、傲慢(ごうまん)なやり方が目立ちました」

 連立協議を含む今後の政局については、9月の民主党代表選までは目立った動きはないとみる。

 「代表選によって菅首相が交代する可能性は、現時点では五分五分だと思います。小沢一郎前幹事長が対抗馬を擁立できるかが一つのポイントでしょう」

 代表選後の連立の可能性については民主党、みんなの党、公明党による3党連立か、民主、自民両党による大連立の二つの可能性があるが、いずれも不確定要素が多いという。

 参院議長人事などで国会が混乱する可能性もあり、今回の参院選で各党が訴えた政策の議論が進むか、先行きは不透明だ。

 「輿石氏を国政に送り出すという選択をした山梨の人たちは、民主党がこれまでの傲慢さを改めて謙虚になり、政権交代時に国民から託された政策を実現していくか注視する必要があります」

毎日新聞 2010年7月14日 地方版

7631チバQ:2010/07/14(水) 14:44:08
449:07/14(水) 12:15 5Eo9x8h0 [sage]
http://www.yanagiharashigeo.com/kd_diary/index.htm
2010/07/13(Tue)
公明比例区は西日本が健闘
 各紙とも朝刊で参院選のデータを掲載している。各党の比例得票率も都道府県
単位で掲載されているが、日経新聞はそれに順位をつけて掲載した。それによる
と、公明党の上位10傑は以下のようになる。都道府県名と得票率(%)。
  1位  福 岡  18・70
  2位  大 阪  17・98
  3位  沖 縄  17・92
  4位  宮 崎  16・72
  5位  和歌山  16・72
  6位  長 崎  16・54
  7位  高 知  16・53
  8位  岡 山  16・10
  9位  鳥 取  15・96
 10位  熊 本  15・15
 ここから明らかなことは、九州と中国・四国地域の健闘ぶりだ。さらに関西勢
が強いのは、いつもながらの一貫した特徴である。総じて、西日本が上位のほと
んどを占めた。一方で、比例区に限っていえば、関東以北の地域は、西日本と比
べると得票率は総体的に低い傾向が読み取れる。
 各党とも、都道府県別の1位をみると、民主党が岩手県(45・97%)、日
本共産党が京都府(13・83%)、社民党が沖縄県(22・67%)とそれぞ
れの特徴が顕著にあらわれているものの、こと公明党の場合、「西高東低」の構
図がくっきりと浮かび上がってくる。

7632名無しさん:2010/07/14(水) 15:48:00
>県連幹部からも「自民党がやっていることは、大きな労力で内輪を固めているだけ。無党派層には届いていないのではないか」「公明票頼みだ」との声がもれた。また自民は公明との選挙協力を進めたが、公明の比例票は約13万3500票と目標の14万5000票には及ばず、公明が最低基準とする6年前の参院選並みにとどまった。

http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20100714ddlk43010413000c.html
2010参院選くまもと:激戦終えて/中 自民復活は未知数 /熊本

 ◇「強い野党」訴え組織戦

 「強い野党になって民主党、衆議院をチェックする。プロの野党になる」。選挙戦終盤の8日、合志市であった総決起集会で自民現職、松村祥史氏(46)が叫んだ。

 「強い野党」という言葉は、この日熊本市をはじめ都市部4カ所で応援演説した小泉進次郎衆院議員が使った。合志市に向かう車中で坂本哲志衆院議員は松村氏と「内容は同じでもあの言い方が必要だ」と話した。自民は国政では野党でも県議会では48議席中34議席を占める「県政与党」。「なかなか意識の切り替えができない」(前川收県連幹事長)のが現実で、演説が変わったのも小泉氏の応援あってのことだった。

 自民は従来の国会議員、地方議員とそのネットワークを生かし組織がフル回転した。特に浮動票の多い熊本市では、推薦団体にも徹底した友人・知人へのあいさつ回りを依頼。郡部の県議からは応援の人手を熊本市に出させた。ベテラン県議が口々に「自分の県議選でさえここまでやらない」という徹底ぶりで、地縁血縁を通じて無党派とされる人たちに支持を呼びかける戦略をとった。

 ただ政権交代で、業界団体が自主投票や自民・民主2人推薦に動いた。前川幹事長は「2人推薦は与党の圧力をかわすため。政策でつながっているから影響はなかった」と話すが、動きや効果は見えにくくなった。政党や報道各社の世論調査結果で接戦が伝えられるたび、県連幹部からも「自民党がやっていることは、大きな労力で内輪を固めているだけ。無党派層には届いていないのではないか」「公明票頼みだ」との声がもれた。

 また自民は公明との選挙協力を進めたが、公明の比例票は約13万3500票と目標の14万5000票には及ばず、公明が最低基準とする6年前の参院選並みにとどまった。城下広作幹事長は「協力に不満足さはあるが、みんなの党候補がない場合の選挙結果など、じっくり分析したい」と慎重な姿勢を貫いた。

 組織を固め、地力で民主に勝った自民党。しかし参院選勝利が党復活につながるかどうかは未知数だ。松村氏は「自民に戻ったのではなく、民主はやりすぎだというバランスが保たれただけ。国民が望むものを政策や国会対策にできるかにかかっている」と気を引き締めた。

毎日新聞 2010年7月14日 地方版

7633名無しさん:2010/07/14(水) 16:40:58
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/news/20100714-OYT8T00832.htm
山教組弱体化
業界、公明票が穴埋め

涙声の電話だった。

 「頼みます。ほとんど差がないんです……」

 参院選の投開票日前日の7月10日。県内のある公立中学教諭は、山梨県教職員組合(山教組)の支部役員を務める後輩教諭から、民主党参院議員会長の輿石東氏(74)へのさらなる選挙協力を依頼された。前日の9日には、教諭OBからも電話を受けていた。「組合員は1人1票上乗せを頼むわ」

 最終盤の相次ぐ依頼に、教諭は「相当焦っているな」と感じたが、ちょうど期末テストでてんてこ舞いの時期。OBには逆らえないため、「わかりました」と応対した。だが、後輩の役員には「難しそうだ」と答えた。

 別の20歳代の中学教諭は明らかに選挙への関心を失っていた。「先輩は選挙で慌てていたが、期末テストや成績表で忙しかった。選挙なんてめんどくさいし、やる意味がないですよ」

 3745票の僅差(きんさ)で3選を果たした輿石氏の支持組織の中核は、出身母体でもある山教組だ。

 山教組には「3日選挙」の伝説がある。「劣勢な選挙も短期間でひっくり返す」ほどの組織力を持つというわけだ。

 だが、北海道教職員組合の違法献金事件などで、「先生と選挙」への世間の視線は厳しくなり、今回の参院選は、現職教諭の動きは鈍った。代わって法的に選挙活動の制限がないOBを中心に活動したが、結果は自民党の新人、宮川典子氏(31)にぎりぎりまで追いつめられた。

 輿石氏陣営は今回、別の組織票を頼った。公明票だ。

 「バーターしませんか」

 輿石陣営幹部が複数の公明党議員らの自宅を訪ね歩いていた。同党が山梨選挙区の「自主投票」を表明した6月17日以降のことだ。

 輿石陣営が「比例は公明」を指示する代わりに、公明支持者に「選挙区は輿石」を依頼するという非公式の選挙協力の打診だった。

 ある公明党市議は証言する。「バーターに応じた。自民党側からは何の働きかけもなかったから」

 読売新聞の参院選出口調査にも「バーター」の効果が見て取れる。公明支持層の約5割が宮川氏、2割以上は輿石氏に投票していた。今回、公明党の比例選の得票は4万7646票に上った。

 自主投票を決めた業界団体はどうだったか。県建設業協会や県農協中央会の幹部は「自民党とのつきあいがあるから、宮川氏へ流れた票が多い」と見る。だが、輿石氏に流れた業界票が以前より増えたのは確実だ。

 山教組の弱体化を、公明党や業界票など、輿石氏と距離のあった組織票が穴埋めしたとも言えそうだ。

 だが、山教組幹部は意気盛んだ。「宮川氏を支持した自民党県議は来春の県議選で落選させる。選挙の恨みは選挙で晴らす」

 山教組が再び「選挙集団」に戻るのかどうか。それを決めるのは現職教諭たちだ。

(2010年7月14日 読売新聞)

7634名無しさん:2010/07/14(水) 16:58:23
http://www.nnn.co.jp/news/100714/20100714039.html
参院選で「中立」 県連副会長、藤井氏が辞表提出
2010年07月14日

 参院選鳥取選挙区での選挙応援をめぐり、選挙戦で「中立」の立場を取ったとして、自民党県連副会長の藤井省三県議(東伯郡選挙区)は13日、県連に「副会長」職の辞表を提出した。これに対し、自民県議の間では「中立ではなく反党行為」と批判が噴出しており、県連は16日、党紀委員会を開き、辞表の取り扱いや処分などを協議する方針。藤井県議は最大会派「県議会自民党」の会長を務めており、今後の議会運営にも影響を与えそうだ。

 藤井県議は、鳥取選挙区に立候補した民主党新人の医師が勤める病院の経営者。辞表については「県連副会長の立場であれば中立は許されないこと。公示前に辞表を用意していたが、選挙戦に影響が出ると考えて提出を控えていた」としている。

 しかし、自民候補の応援に奔走した県議らは「中立」に反発。藤井県議に対して「明らかに民主候補を応援するような行動だった」などの声が上がっており、県連会長の山口享県議は「厳しい選挙の中で反党行為が見られ、党に対する信頼が揺らいだ。早急に調査を進める。事実であれば遺憾だ」と話している。

 県連は党紀委員会で、処分対象者についても協議する方針。県連によると、藤井県議のほかにも村田実県議(倉吉市選挙区)が支援の態度を明確にせず、藤井県議に近い別の県議も「支援を怠った」としている。

 一方、藤井県議は、県議会会派内での対応について「感情的な亀裂が生じたので、3役が結束して関係を再構築していきたい」と話している。

7635名無しさん:2010/07/14(水) 17:22:48
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2010071400665
みんな1.8倍増の6億円=民主、自民は微減−政党交付金

 参院選の結果を受け、2010年の政党交付金の配分を時事通信社が試算した結果、民主党と自民党はともに4月の交付決定額に比べ約1%の微減にとどまることが14日分かった。一方、10議席を獲得し躍進したみんなの党は6億7500万円で、86.9%(3億1400万円)の大幅増となる。
 政党助成法に基づく交付金の総額は年間約319億円。所属する国会議員数と直近の衆院選、過去2回の参院選での得票率に応じて各党の配分額が決まり、年4回に分けて支給される。参院選を受けた配分額の見直しは10月支給分から適用される。
 民主党は1.2%(2億200万円)減の170億9500万円。参院選の敗北で党所属議員が10人減ったものの、大勝した昨年の衆院選の得票率が下支えし、減少率はわずかとなる。自民党は1.1%(1億1100万円)減の102億6300万円。議員数は増えたが、得票数の減少が影響した。 
 4月の交付決定直後に発足した、たちあがれ日本は初めて支給対象となり、8100万円が支払われる。共産党は制度に反対し、受給を申請していない。
 その他の政党の政党交付金額と増減率の試算は次の通り。
 公明党=23億4100万円(2.0%減)▽社民党=8億3100万円(3.8%減)▽国民新党=3億9600万円(0.2%減)▽新党日本=1億3500万円(増減なし)▽新党改革=1億1900万円(0.4%減)(2010/07/14-17:05)

7636名無しさん:2010/07/14(水) 17:28:26
http://woman.infoseek.co.jp/news/entertainment/story.html?q=14gendainet000119178
絶対安全地帯にいた岡部まりのタレント人生は落選で一気に暗転

 タレント候補が軒並み討ち死にした参院選。その中でも当選圏内といわれていたのが大阪選挙区から出馬して落選した岡部まり(50)だが、今後は厳しそうだ。

 岡部は朝日放送の「探偵!ナイトスクープ」に89年からずっとレギュラー出演し、司会者の秘書役を担当してきた。短大在学中からモデルとして活躍。その後、21年間のメーンは「ナイトスクープ」という“絶対安全地帯”に身を置いて悠々と生きてきたのだ。これは生き馬の目を抜くテレビ界では奇跡のような話で、他のタレントに比べれば、実に優雅な生活だった。

 しかし、落選で様相は一変した。「ナイトスクープ」への復帰は放送局側が否定。カムバックの目はなし。しかも、落選のイメージが最悪。公示日まで街頭に立たず、選挙戦でも政策などをあまり訴えないので、有権者からは「何をやりたいのかわからない」という目で見られていた。

 今後は講演をやったりエッセーなどを書いて発表するといわれるが、今の岡部を無条件で受け入れるほど世の中は甘くない。芸能リポーターの石川敏男氏がこう言う。

「岡部は『ナイトスクープ』のまりちゃんとして一部のファンに人気があったが、一般的には“そんな人がいるの?”というレベルです。番組を卒業して出馬するならもっと真摯(しんし)に選挙活動をすべきだったのでは。彼女は世間を甘く見ていたのではないか。これからは苦労しますよ」

 サバイバルに必死の芸能人から見れば、これまでの岡部は恵まれすぎていたのだ。落選して目が覚めたかどうか。

(日刊ゲンダイ2010年7月13日掲載)

[2010年7月14日17時0分]

7637名無しさん:2010/07/14(水) 17:31:16
http://mainichi.jp/area/ehime/news/20100714ddlk38010565000c.html
中村・松山市長:“ねじれ国会”に懸念 「愚陀仏庵」再建は協力 /愛媛

 松山市の中村時広市長は13日の定例会見で、与党が過半数割れした参院選結果について、「政局は後回しにして、党派で話し合いながら物事を進めることに没頭してほしい」と“ねじれ国会”による国の施策の遅れに懸念を表明した。また、豪雨で全壊した「愚陀仏庵」(松山市一番町)について、再建への協力姿勢を示した。

 市長は地方財政や経済情勢などを挙げ、「国には的確かつスピーディーな処理を迫られる案件が目白押し。各党が約束する地方主権もスピードアップが必要」と語った。

 また個人として応援した日本創新党が議席を得られなかったことについては、「僕は関係ない。かつての知り合いが新党をつくりエールを送ったが、具体的に選挙運動したわけでもない」と距離を示す一方、「国会議員がいないとマスコミに政党として認知されず、新聞でもテレビでも扱いがない。国会議員がいようがいまいが、(紙面に)並べないと、主張が届かない」と同情的な心情も見せた。

 一方、愚陀仏庵については、所有者の県が再建を決めれば協力する姿勢を示し、「多くの方が声や寄付を出してくれ、官民協力の雰囲気が出れば賛同も得られる」とも述べた。市は同庵も含む「三庵めぐり」を観光ルートに設定しおり、当面は子規記念博物館内の愚陀仏庵の復元展示コーナーで代用するという。【中村敦茂】

毎日新聞 2010年7月14日 地方版

7638名無しさん:2010/07/14(水) 17:37:28
>>7589 >>7601 >>7627-7628など

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20100714/350952
<審判 検証2010とちぎ参院選>(中)「自民党」 劣勢逆転、陰に「運動量」
(7月14日 05:00)

 立候補を表明してから何度も人前で涙を流した。しかし意外にも、歓喜の輪の中で主役の自民党新人、上野通子氏(52)は泣かなかった。

 12日未明の選挙事務所。民主党の重鎮、簗瀬進氏(60)を接戦の末に下した逆転劇は、当事者らにとっても「奇跡」だったに違いない。同日午前の記者会見でも「まだ実感がわかなくて」と照れ笑いを浮かべた。

 ■  ■

 県議を2期7年務めたとはいえ、地盤の宇都宮市以外では知名度は低い。この1年間で自民党県議4人がみんなの党に移り、同党の渡辺喜美代表の地盤の県北部で、自民党の基礎票を失った。自民党の支持率が上向きかけた6月、民主党は鳩山政権から菅政権に代わり支持率がV字回復した。

 劣勢をはね返した原動力は、県議会最大会派・自民党議員会を中心とした県議30人の豊富な運動量だった。県議選を来春に控え、まるで自分の選挙のように活発に動いた。

 県連会長の茂木敏充衆院議員は「これほど県議が動いた選挙を見たことがない」と感心した。上野氏は県連初の公募で選ばれた候補者でもある。「自分たちの候補者との意識を党員が共有できた」と、公募効果を振り返る。

 頻繁に独自の世論調査を行い、弱点をみつけては運動員を集中的に送り込んだ。選挙戦の最終盤には人気の高い小泉進次郎衆院議員を応援弁士として宇都宮市に招き、数千人規模の集会を演出した。

 ■  ■

 こうした作戦が功を奏したことに加え、公明党と公示後に結んだ水面下の選挙協力も大きかった。

 公明党の県内の基礎票は10万票と言われる。下野新聞社が今回の参院選で行った出口調査によると、同党支持層の71・9%が選挙区で上野氏に投票。簗瀬氏は10・9%だった。選挙協力を結ぶ前の序盤の世論調査では「上野氏に投票する」と答えた同党支持層は16・6%で、簗瀬氏は31・5%だった。調査結果からは、形勢が完全に逆転した様子が浮かび上がる。

 「比例代表で上野氏の個人票を公明党に回すことを条件に、選挙区で上野氏に投票することにした」。公明党関係者はこう明かした。自民党側も「一定の協力はいただけた」と認めた。

 比例代表の県内得票数で、自民はみんなの党、民主に次いで第3党に甘んじた。党勢回復には遠い状況だが、上野氏の逆転勝利は「県政与党」の底力を強烈にアピールした。

 [写真説明]数千人の聴衆を集めた小泉氏の応援演説。上野氏勝利を予感させる潮目となった=9日午後、JR宇都宮駅西口

7640名無しさん:2010/07/14(水) 18:49:52
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/2010071401000687.htm
日医連、一本化見送りが原因 組織候補落選で

 日本医師会(日医、原中勝征会長)の政治団体「日本医師連盟」(日医連)は14日、事実上の分裂選挙で推薦、支援した3候補がいずれも落選した参院選に関し記者会見した。横倉義武副委員長は「投票の受け皿として3氏を用意したが会員も戸惑ったと反省している」と述べ、一本化見送りによる票の分散が響いたとの見方を示した。
 長年自民党を支持してきた日医は、4月の会長選で政治との距離をめぐり三つどもえの激戦となり「親民主」の原中氏が選出された。ただ参院選は、会長選とほぼ同じ構図で日医連内の支持が分かれ、推薦の民主党新人と支援にとどめた自民党現職、みんなの党新人の計3人が落選した。
 横倉氏は今後の対応について「新しい運動の在り方をもう一回議論しなければならない」と指摘、特定政党に偏らずに医療政策を幅広く訴えるべきだとの考えを示した。
 日医連委員長を兼務する原中氏は会見を欠席し、「今後は政府、与党および野党に対しても力強い働き掛けを行っていく」とのコメントを発表した。

2010年07月14日水曜日

7641名無しさん:2010/07/14(水) 19:14:13
http://www.tku.co.jp/pc/news/view_news.php?id=21217&amp;mod=3000
自民党県連が参院選熊本選挙区の戦いを総括

自民党県連は先の参院選熊本選挙区の戦いを総括、前川幹事長は県内各地で組織選挙による地上戦を徹底したことなど勝因を挙げました。自民党県連は昨日、熊本選挙区で当選した松村祥史さんや県選出の国会議員や県議会議員などが集まり、今回の参院選を総括しました。会見した前川幹事長は今回の勝因として県内各地で組織選挙による地上戦を徹底したこと、商工会をはじめとした各団体の支援、公明党の選挙協力の3つを挙げました。その上で前川幹事長は「公明党の協力がなかったら勝てなかった」と述べ、熊本市でみんなの党の候補者が躍進したことについても「結果的には自民党にプラスに働いた」という認識を示しました。そして「次の戦いは来年春の統一地方選になる」と述べる一方で、今年の秋に予定されている熊本市長選については「まったくの未定」としています。
2010-07-14 19:04:01

7642名無しさん:2010/07/14(水) 19:16:33
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4476988.html
民主党内では地方から執行部批判相次ぐ

 参議院選挙大敗の態勢立て直しを急ぐ民主党ですが、党内では地方組織などから執行部批判が相次ぐ一方、参議院での与党の過半数割れを受け、厳しい国会運営を迫られています。

 午前10時過ぎ、党本部では選挙を取り仕切った枝野幹事長と安住選対委員長らによる各都道府県連代表のヒアリングが始まりました。

 新人の女性候補が敗れた和歌山県連からスタートしたヒアリングでは、大敗の原因について厳しい意見が相次ぎます。

 「民主党政権そのものの政権運営に対する期待外れとか、あるいは、もうちょっとやってくれるんじゃないのかということに対する批判が原因だと」(和歌山県連代表 岸本周平衆院議員)

 「自民党側とちょっとすりよるような言い回しみたいなところが、消費税なんかにもありましたからね。(有権者は)何のために政権交代したかと」(石川県連代表 一川保夫参院議員)

 「我々が終盤戦、非常に苦労したのは消費税発言」(高知県連代表 武内則男参院議員)

 厳しい批判を受ける執行部側は、ひたすら低姿勢です。

 「つらい話も多いですよね。申し訳ない気持ちでいっぱいです」(民主党 安住 淳選対委員長)

 執行部はヒアリングの結果をまとめた上で、今月中に開かれる両院議員総会で報告する方針です。

 しかし、小沢前幹事長の側近、松木謙公氏は14日も、「責任をとるべき人は責任をとって、次に進むことが大切」と改めて執行部批判を展開。

 小沢氏に近い議員らからは、「両院議員総会で執行部の責任を厳しく追及する」という声も上がっていて、議論が紛糾する可能性もあります。

 その小沢氏は今月8日以来、公の場に姿を現さず、菅総理が呼びかけた会談に応じるかが焦点となっています。

 こうした中、今月30日にも召集される臨時国会の参議院の議長人事について、民主党は江田議長を交代させることで最終調整しています。後任には、輿石参院議員会長のほか、西岡議運委員長らの名前があがっています。

 一方、今回の参院選で1議席も獲得できなかった国民新党は、念願の「郵政改革法案」の成立のため、統一会派の結成も視野に、連立を離脱した社民党に連携を呼びかけました。

 「今後も連携をしていけることに対しては、大変自信を持っています」(国民新党 亀井静香代表)

 社民党が国民新党と統一会派を組んだ上で、民主党会派の衆院議員が加われば、参院で否決された法案を衆院で再可決できるためですが、社民党はあくまで慎重姿勢です。

 大敗を喫した民主党が態勢立て直しを急ぐ中、新たな連立の枠組みを巡る各党の駆け引きも活発化しています。(14日17:05)

7643名無しさん:2010/07/14(水) 19:51:07
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100715k0000m010075000c.html
日医連:組織力急落 特定政党支援から撤退も…3候補落選

 日本医師会(日医)の政治団体「日本医師連盟」(日医連)が参院選比例代表で推薦・支援した3候補がいずれも落選し、74年以来守ってきた「組織内議員」の議席を失った。しかも、3人合わせても07年に落選した武見敬三氏1人分の得票に及ばず、組織力の急落ぶりを印象づけた。14日の会見で今後特定政党の候補を支援しないこともにじませた日医連だが、親民主を掲げた原中勝征会長(日医連委員長)と反原中派による分裂選挙の末の敗北は、医師会内に大きな傷を残した。

 会見で日医連は「今後は、政府与党および野党に対しても力強い働きかけを行っていく所存です」とする原中委員長名のコメントを発表し、「民主支持一辺倒」の姿勢を改めた。横倉義武副委員長は「政権が移ろいやすい時代だ。一党に偏することなく私たちの医療政策を理解する与野党の国会議員を支援する」と述べ、今後組織を挙げて推す候補を擁立しない可能性に触れた。原中氏は「都合がつかなかった」(横倉氏)との理由で、会見に姿を見せなかった。

 かつて日医は故武見太郎氏をトップに抱き、政府の医療政策を左右してきた。その力の源泉は組織力だ。日医が初めて参院選旧全国区に擁立した組織内候補は74年。続く77年には、福島茂夫氏が日医史上最高の127万票を獲得した。

 その後も80万票程度を集めて常に2議席を維持し、非拘束名簿式が導入された01年以降も一定の集票力を示していた。ところが、07年には武見氏が20万票を割り込んで落選。今回は、民主公認の安藤高夫氏、自民公認の西島英利氏、みんな公認の清水鴻一郎氏の3人の合計得票でも武見票より1万6000票少ない。同じ医療系業界団体の日本歯科医師連盟や日本看護連盟が候補を1人に絞り議席を確保したのとは対照的な結果となった。

 今後は民主支持にかじを切ろうとし、分裂を招いた原中氏に対する責任論が噴き出すのは確実だ。3人の推薦・支援を決定した5月11日の執行委員会では、「3人とも落選したらどう責任を取るのか」とただされ、原中氏が返答に窮する場面もあった。西島氏を支援したある県の医師会長は「次の執行委員会では原中氏の責任を追及する」と意気込む。

 原中氏は今後の政治活動方針について、「是々非々」を強調する。しかし、ある日医関係者は「力のない団体の要望など政党が真剣に聞くわけがない」と話し、組織を割った選挙戦の影響に懸念を示した。【鈴木直】

毎日新聞 2010年7月14日 19時43分

7644チバQ:2010/07/14(水) 20:01:53
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001007130003
《検証・参院選》膨らんだ反民主票
2010年07月13日


連合北海道が全面支援した藤川雅司氏(中央)は落選。民主党北海道の三井辨雄代表(左)も駆けつけた=11日夜、札幌市中央区




《検証・参院選》(上)


■道連と連合、協力に溝


 民主党が敗北した今回の参院選。大きな逆風は「民主党王国」の北海道でも吹いた。
 道選挙区(改選数2)は自民党の長谷川岳氏(39)と民主党の徳永エリ氏(48)が当選した。改選議席を自民党と分け合う結果は5回連続だ。


 ただ、得票数を見ると、民主党への有権者の厳しい反応がうかがえる。


 徳永氏と次点の藤川雅司氏(53)の得票の合計は127万5690票。一方、長谷川氏と「反民主」を掲げたみんなの党の中川賢一氏(43)の得票は計126万9259票と、ほぼ同じだ。前回2007年は民主党の公認・推薦2候補者の合計得票が、自民党候補者の2倍以上だった。


 比例区票は109万1365票で、05年の「郵政総選挙」とほぼ同じ。昨年の総選挙の134万8318票、前回参院選の121万7315票から大幅減となった。


 民主党北海道(道連)幹部は「政権交代の期待への失望があったうえに、消費税が足を引っ張った」と分析。10月に実施される衆院5区(札幌市厚別区、江別市など)の補欠選挙や、来春の統一地方選に向けた立て直しの困難さが予想される。


    □  □


 参院選で浮上したもう一つの課題は、旧社会党時代から続いてきた道連と連合北海道の協力関係のあり方だ。


 「お疲れ様でした」。11日午後10時前。道連の三井辨雄代表は藤川氏の陣営を訪れ、連合北海道の高柳薫会長と握手を交わした。その後、報道陣に「我々と連合は表裏一体。(今後も)手を組んで頑張りたい」と語った。


 藤川氏は連合の「組織内候補」ながら、初めて道選挙区で落選するという憂き目にあった。道連や連合の関係者の多くは「党と連合との戦いになってしまった」と、選挙戦の最中からこの結果を予想するような発言をしていた。


 道連と連合の間には、藤川氏擁立に至る過程から溝が生じていた。当選3回の現職・峰崎直樹財務副大臣を推した連合に、三井氏は「参院議員の任期は3期18年が不文律」と主張。候補者の決定は越年し、1月下旬にずれ込んだ。


 連合が藤川氏を、道連が徳永氏を支える「すみ分け」も失敗した。北海道教職員組合(北教組)の違法献金事件もあり、高柳氏はたびたび、三井氏に藤川氏へのてこ入れを要請したが、「(連合の)組織を固めるのが先だ」と突き放された。


 終盤には道連が藤川氏への投票を誘導する「藤川シフト」を敷き、三井氏も徳永氏の演説会で「ご主人は徳永さん、奥様は藤川さんと分けてほしい」と訴えた。だが直後に、陣営幹部が「お父さんもお母さんも徳永でよろしくお願いします」と打ち消したように、民主票を両氏の陣営が奪い合うのが実態だった。


    □  □


 ただ、広い道内で党の支部が80カ所程度にとどまることもあり、道連にとって連合との協力関係は不可欠だ。特に来春の統一選では知事選や道議選などが控えている。


 三井氏は11日、連合との関係修復について「(参院選を)教訓にして、連合と話し合いたい」と発言。高柳氏も「基本的なフレームは大切にしたい」と応じた。


 だが道連幹部の一人は「連合が総括してから」と語るのみ。ある道選出国会議員は、徳永氏の勝利を「新しい戦い方で勝てたことは大きい」と評し、連合依存型選挙からの脱却を示唆した。
(天野みすず、若松聡)


     ◇


 民主党が逆風にさらされ、自民党などに追い風が吹いた参院選。「民主1、自民1」に至った内情や、今後への影響を報告する。

7645チバQ:2010/07/14(水) 20:02:25
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000871007140001
【検証・参院選】


(下)自民 党勢回復半ば
2010年07月14日







■批判票、みんなが吸収


 「『やはり自民党でなければダメだ。もう一度、期待しよう』という道民の声と受け止めることができる」


 11日午後8時過ぎ、自民党道連の伊東良孝会長(61)は、参院選道選挙区で同党の長谷川岳氏(39)の「当選確実」を受け、支援者らに「勝利宣言」した。


 全国的な民主党への逆風で、自民党は改選第1党を奪取した。道選挙区では長谷川氏が94万8267票を獲得。2位の民主党・徳永エリ氏(48)に24万票差をつける快勝だった。


 道連幹部は「『草の根の戦い』が功を奏した」と評す。昨年の衆院選で与党から転落し、以前からの支持団体や業界団体が距離を置き始めたが、道議や市町村議が団体・企業に足を運び、地域レベルで支持をつなぎとめる作戦を展開。長谷川氏も道内179市町村すべてを回った。従来型とは異なる選挙戦術が「草の根の戦い」だった。


 さらに、39歳と若く、YOSAKOIソーラン祭りの創始者という長谷川氏を「世代交代の象徴」とアピール。民主党政権に失望した無党派層を引きつけるとともに、公明党や支持母体の創価学会の支援を受けることもできた。


 こうした結果、道連が唱えていた「組織の命運をかけた戦い」に勝利。道内小選挙区で「1勝11敗」と惨敗した昨年の衆院選から状況を一変させた。


    □  □


 しかし、道内で自民党が党勢を回復した、とは必ずしも言えないのが実態だ。


 道内での比例区の得票数は、長谷川氏の得票より34万6千票少ない60万1801票で、昨年の衆院選の比例票からは20万4千票減少。現行の比例区が導入された1983年以降の参院選では、道選挙区で同党候補が落選した95年の46万2785票に次ぐワースト2位だった。


 この結果からは、長谷川氏に期待したり、民主党に失望したりした有権者の支持が、自民党に向かったわけではないことがうかがえる。


 道選挙区でも、徳永氏と落選した藤川雅司氏(53)の民主党2候補の得票の合計は、長谷川氏を32万7千票上回った。道連幹部は「自民党への拒否感がまだ続いている」と明言した。


 一方で、道内では国政選挙初挑戦となったみんなの党が存在感を示した。


 比例区の得票は27万7871票。民主、自民両党が前回07年の参院選比例区で得た票に比べて減らした24万7590票を上回っていた。両党に失望した道内有権者の受け皿になったと言える。


 みんなの党から道選挙区に立ち、32万992票を獲得した中川賢一氏(43)は13日、「民主党や自民党への閉塞(へいそく)感がある中で、有権者の期待に応えることができた。手応えのある選挙だった」と語った。同党は、10月に実施される衆院道5区(札幌市厚別区、江別市など)の補欠選挙に候補者を擁立する意向だ。道内政界でも「台風の目」となる可能性を秘めている。


    □  □


 その衆院道5区補選。自民党道連の展望はまだ開けていない。5区管内8市区町村の参院選道選挙区の結果を見ると、長谷川氏が民主党の2候補の合計得票を上回ったのは千歳市、恵庭市、新篠津村だけ。トータルでは2万5千票余りの差をつけられた。


 補選には、外相や官房長官を歴任した町村信孝氏(65)=比例道ブロック=が、昨年のリベンジをねらい、名乗りをあげている。ただ道議の一人は、町村氏を「『ザ・自民党』という人だからね」と指摘。道連幹部も「清新さでアピールした長谷川氏のようにはいかない」と話す。


 来春の統一地方選では、知事選をはじめとした首長選に加え、道議選などが行われる。国政と同様、道政でも第1党の座から転落するのか――。「危機感を持って臨まなくてはならない」。道連幹部は気を引き締めている。


(平間真太郎、若松聡)

7646チバQ:2010/07/14(水) 20:05:07
http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000551007130001
〈風のゆくえ 振り返って:上〉
2010年07月13日


当選が確実となり、自民党県議らと万歳する石井浩郎氏=11日、秋田市山王臨海町

 投開票前日の10日夜。


 秋田市山王臨海町にある選挙事務所で、自民新顔の石井浩郎氏(46)が最後の演説を終えた。「これ以上できないくらい、4カ月間、頑張ってきた」。真っ黒に日焼けし、体重が7キロ落ちてぐんと引き締まった。


 陣営幹部は「みんなよくやってくれた。仮に不幸な結果が出たとしても、それは我々の限界ということだ」と話し、知事選などに比べて「(陣営は)今までにないまとまりをしたのでは」と振り返った。すがすがしさにあふれた顔が並び、事務所内は充実した雰囲気に包まれた。


 その手応え通り、翌11日、石井氏は民主現職の鈴木陽悦氏(61)に10万票以上の大差をつけ、初当選を果たした。


   ○    ○


 自民党県連は2007年に参議院の議席を失い、09年の衆院選では小選挙区で全敗。県内の国会議員は、民主党6人、自民党1人という状況に追い込まれた。議席奪還を目指して今回、人柄や知名度などを含めた「勝てる候補者」探しに奔走した。


 そんな中、浮上したのが八郎潟町出身の石井氏だ。秋田高校、早大を経て近鉄、巨人で活躍した元プロ野球選手。2月中旬に立候補が固まると、県連幹部は「郷土に対する思いが強く、知名度もある。絶対勝てる」と、手応えを隠さなかった。


 街頭で石井氏は、多くの人からサインや記念撮影を求められた。陣営は石井氏がこれまでにない「無党派対策にもなりうる候補だ」と期待を高めた。選挙戦終盤の秋田市では、選挙カーに乗る前の早朝に街頭に立ち、有権者に手を振るなどした。


 だが、今回の勝利は知名度だけで手にしたものではない。石井氏自身、「比例区ではなく選挙区で戦い、全県を回って地道にやってきた」として、他のタレント候補とは一線を画したい思いをにじませていた。起業家としての経験をアピールし、6月に同党の谷垣禎一総裁が来県した際も、野球の話題には触れないよう申し入れたほどだ。


   ○    ○


 立候補を表明してすぐ、石井氏は、県議会で過半数を占める同党会派の県議27人らとともに、ほぼ休みなく企業や団体などを回る活動を開始した。県議も、来年4月の県議選を見据えてフル回転した。それぞれが石井氏と一緒に写ったポスターを張ったり、1人あたり1万〜2万枚のリーフレットなどを配ったりした。


 ある県議は「今回は県議の動きが全然違う。自腹を切ってここまでやるのは初めてだ」と明かした。


 県連幹部は昨年の衆院選での大敗以来、支部を回り、地域の声に耳を傾けるなどして組織の立て直しを図ってきた。また、県建設業協会など、これまで自民党を支えてきた業界団体の多くから推薦を受けるなど、着実に組織を固めた。


 朝日新聞の出口調査によると、自民支持層の90%以上が石井氏に投票したほか、与党時代に選挙協力のあった公明支持層の7割も石井氏へ流れた。さらに、無党派層の約半数が石井氏に投票した。小坂町以外のすべての市町村で得票率トップ。地方をくまなく回り、従来の自民党の組織力が発揮されてこその大勝だった。


 とはいえ、県連幹部は気を引き締める。「自民党が勝ったとは見ることができない。今回は候補者の人選に成功したということ」といい、今後も組織強化を図る方針だ。


 一方、「政治経験はないが、郷土を愛する気持ちは負けない」と支持を訴えてきた石井氏。今後6年間で、有権者の期待に応えられる実績を残せるか。これから正念場を迎える。
     ◇


 政権交代後初めての大型国政選挙となった参院選。選挙区で県民は、民主現職よりも自民新顔を選んだ。候補者や陣営の動きを追いながら、今回の選挙を振り返った。(加地ゆうき)

7647チバQ:2010/07/14(水) 20:05:42
http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000551007140001
風のゆくえ 振り返って(下)
2010年07月14日


応援に駆け付けた菅直人首相と声援に応える鈴木陽悦氏=6月30日、秋田市内

「政権交代から改革路線が進んでいたことを一生懸命訴えたが、有権者に納得いただけなかったのかな。私の説明不足もあったのかな」


 11日夜、鈴木陽悦氏(61)は秋田市山王3丁目の事務所で淡々と語った。参院選秋田選挙区で石井浩郎氏(46)の「当選確実」が伝えられたあとのインタビュー。集まった支持者の中には「信じられない」という声もあった。


 朝日新聞の出口調査によると、鈴木氏に投票した民主支持層は8割に満たなかった。社民支持層も5割程度で、無党派層からの投票は4割弱。得票率で石井氏を上回ったのは、小坂町のみで、各地で大きくリードされた。だが、陣営は10万票以上の大差を受け止めかねていた。「出来ることはすべてやったのに」
   ○    ○


 民主党県連幹事長の寺田学衆院議員はこう受け止めている。「敗因は消費税が争点になってしまったことと、この10カ月の民主党への評価だろう。民主党に政策の実行力がないという部分だと思う」


 マニフェスト(政権公約)への不信、相次いだ「政治とカネ」問題、米軍普天間飛行場移設問題での迷走。そして、菅直人首相の突然の「消費税10%」発言……。


 選挙戦が始まってから、前原誠司国土交通相、菅首相、枝野幸男幹事長、原口一博総務相、岡田克也外相、蓮舫行政刷新相、鳩山由紀夫前首相と「大物」が秋田入りした。


 閣僚たちは消費税発言を弁明し、「争点は消費税ではない。自民党の古い政治に戻すのか、改革を進めるのかの選択だ」と支持を訴えた。


 だが、信頼は戻らなかった。昨夏の衆院選の比例区で初当選し、鈴木氏の総合選対本部事務総長を務めた高松和夫衆院議員は「有権者の反応は昨夏と違う。冷たいものすら感じる」と漏らした。


 民主党県連内の不和も響いた。鈴木氏は2004年参院選で、無所属候補として民主、社民、連合の3者の推薦を得て初当選した。昨春から民主党入りを要望していたが、県連は返答を保留していた。そんな中、鈴木氏は参院での単独過半数確保に向けて手を打っていた当時の小沢一郎・党幹事長から要請され、昨年10月に入党した。


 県連内には不満が広がった。昨年末の常任幹事会で、鈴木氏が立候補に意欲を示す中、県連は候補者を公募する異例の方針を固めた。結局、今年2月、鈴木氏を公認候補として擁立することを決めたが、内部で噴出した不満は完全には解消されないままだった。また、社民県連合も鈴木氏が民主党入りしたことに反発し、推薦を出さなかった。
   ○    ○


 石井氏に及ばなかった点は何か。落選が決まった後、報道陣に聞かれ、鈴木氏は「6年前は逆の立場だった。知名度と言われたが、そういう意味では(参院の災害対策特別委員長や経済産業委員会などを中心に)国会議員として活動した6年のPRで劣る部分があったのかな」と答えた。


 寺田衆院議員は「『事業仕分け』に参加しなければ、自分も『何をしているんだ』と言われてもおかしくない」と話す。遠く離れた国会でどんな仕事をし、その仕事ぶりを秋田の有権者にどう伝えるか。今度は石井氏がその課題を背負う。(斉藤寛子)

7648チバQ:2010/07/14(水) 20:07:43
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001007120008
組織戦で明暗/振り返って(上)参院選
2010年07月13日

 今回の参院選、過去2番目に多い8人が争った宮城選挙区(改選数2)では、30代半ばの新顔が終盤まで当落を争った。結果は、自民党の熊谷大氏(35)がトップで初当選、民主党の伊藤弘実氏(36)は次点で落選。ともに政治経験がなく、公募で選ばれて無党派層に「若さ」と「清新さ」をアピールしたが、明暗を分けたのは昔ながらの組織戦の強弱でもあった。


 投開票から一夜明けた12日。熊谷氏の選対本部長を務めた小野寺五典・自民党県連会長は「県連が開かれた形で行った公募と、(3人の県出身)比例候補との相乗効果があった」と勝因を分析。無党派層が多い仙台市でも熊谷氏が最多得票だったため、「都市部で負け、郡部で勝つのが自民党の今までの流れ。無党派層にもご支持頂けた」と振り返った。


 だが、今回落選した無所属で自民党推薦の市川一朗氏(73)を支援した県議は痛烈だ。「公募で一般有権者に評価の高い候補を選んだはず。なのに県連の手法は組織を締め付ける昔ながらのやり方。組織をはぎ取られた市川氏の方が、自分の言葉で政策をぶつけていた」。実際、各地の自民党県議や市議が後援会をフル回転させ、熊谷支持を固めた。自民党に近い業界団体にも積極的に接触し、引き締めを図った。


 しかし、当初は熊谷氏、市川氏で組織が割れた。6月28日、河村建夫・党選挙対策局長が自民党県議38人の議会の控室に訪れ、「公認の熊谷氏の当選を第一に」と県議らに支援を要請した。マスコミ各社の選挙情勢調査を受け、市川氏との共倒れを恐れての引き締めだ。


 市川氏を支援していた県議は「これで自民党が議席を失ったら自分たちの責任になるから、協力に前向きだった県議も勢いが急にしぼんでしまった」。翌29日、谷垣禎一・党総裁が仙台、登米両市を訪れたが、街頭演説に市川氏を同席させなかった。


 自民党の野中広務・元官房長官による支援もあった。7月9日には「お忍び」で仙台市内にある創価学会東北文化会館を訪れ、公明党の支持母体に熊谷氏への選挙協力を求めた。野中氏は1999年に公明党と自公連立を進めた深いパイプがある。


 前日には、同じ派閥だった元衆院議員の萩野浩基・東北福祉大学長を訪ね、「小沢一郎(前民主党幹事長)の復権は許せない。小沢が立てた候補者を通すわけにいかない」。小沢氏を「悪魔」とまで呼んだ野中氏の動きも最終盤に効いた。


 一方の伊藤氏。「比例区は、伊藤弘実が全面的に応援をいただいております国民新党の長谷川憲正先生に託していただきますよう」。七夕の夜、仙台市内のホテルに集まった支援者を前に、横田匡人・仙台市議が訴えた。


 会場に集まった約300人のうち約半数は、特定郵便局長OBと現役らでつくる「郵政政策研究会」関係者だ。かつて自民党の集票マシンと言われていた大樹の会などが前身の組織。民主党の岡崎トミ子参院議員は「郵政改革3法案は、国会が始まったら臨時国会で最優先課題でやってまいります」と訴えた。


 公募で選ばれた伊藤氏は、現職で同じ民主党公認の桜井充氏(54)との差別化を図るため、無党派層に焦点を絞った選挙戦を展開。小沢氏が良好な関係を築いた郵政研関係者は唯一の大きな支援組織だった。


 伊藤氏を支援する議員の後援会関係者には電話をかけ、比例区は国民新党に投じるよう求めた。その見返りが選挙区での伊藤氏への投票だ。実際、朝日新聞の出口調査では、国民新党支持層の中でもっとも多い3割近くが伊藤氏に投票した。ただし、全体の中で国民新党の支持率は1%に満たない。


 頼みはこまめな街頭演説だった。唯一の女性候補として専門の介護を中心に訴えたが、無党派層の心をつかみきれなかった。むしろ菅直人首相による「消費税10%」発言が逆風となり、投票日前日の10日に郡和子・県連幹事長が公言せざるを得なかった。「困難な選挙を強いてしまい、おわび申し上げます」(上田学、田伏潤)


     ◇


 結果は従来通り自民、民主で議席を分けた今回の参院選宮城選挙区。何が変わり、何が変わらなかったのか。2回に分けて分析する。

7649チバQ:2010/07/14(水) 20:08:27
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001007140001
現職は…/振り返って(下)参院選
2010年07月14日

  「岡崎さんみたいな選挙をしてみたい」。12日、桜井充氏(54)は県庁で、当選を報告した村井嘉浩知事に笑顔で話した。


  今回非改選の岡崎トミ子参院議員は1997年以来、民主党唯一の公認で3回ともトップ当選。一方の桜井氏は前回、今回とも党の支援を受ける2人目がいて票が割れ、2位当選に甘んじた。2人出ると、党の勢いだけでは支持が広がらない。公示前、「民主党らしさで戦うかと言われれば、戦わない」と言い切った。


  “風の怖さ”をよく知る。勤務医を辞めて初挑戦した98年は9人が乱立。自民党長老が落選する一方、政治的実績のない自分がトップ当選。逆の立場になる恐れも、当然ある。


  そこで目指したのは組織戦だ。まず首長。地域の特産品づくりにかかわったり、医師不足に悩む自治体へ助言したりした。


  政権交代も追い風にした。「石巻港をぜひ重要港湾に」。石巻市での個人演説会で、亀山紘市長は「清き一票を先生に」と呼びかけた。多くの地域で同様だった。公示後、ある町長は桜井氏の応援演説をしたことで支持者から抗議を受けた。後援会の大半が自民党支持者だからだが、町長は「町のことを思えば政権党を大事にしたい。野党にお願いしてもしょうがないんですよ」。


  業界とのパイプも太くした。桜井氏は2期12年間、「適切な医療費を考える党議連」などの議連の要職を務め、多くの業界団体と関係を深めた。その成果が、選挙事務所に所狭しと張られた団体からの推薦状だ。


  県医師会の政治団体・県医師連盟は今回、桜井氏だけ推薦。民主・自民の両候補推薦か自主投票が多い中、異例だった。それでも最後まで自民公認の熊谷大氏(35)推薦を巡って揺れた。「宮城は2人区。2人推薦してもいい。付き合いもある」。自民党県連会長の小野寺五典・衆院議員の選挙区、気仙沼市の会員らが求めたが、「医療のことがわかるのは医者」と見送った。効果はてきめんだった。選挙期間中、桜井氏に近づいた子連れの母親は「小児科の院長が応援している方ですよね」と声をかけていた。


  桜井氏は前回、仙台市など都市部で躍進したが、逆に今回は登米市など保守地盤で強みを見せた。当選を決めた夜、語った。「ぼくは後援会も支持組織も12年かけてつくった。自民党の支持者たちが、民主党じゃなく、私の支持者に変わっています」


  一方、桜井氏と同じく現職で出た市川一朗氏(73)は、自民党県連が公募で選んだ熊谷氏を全面支援し、分裂選挙となった。近い県議12人が「支援する県議の会」を結成して独自に支えた。


  10日、熊谷氏当選の手応えを感じた小野寺氏は、自民党県議全38人に電話した。「これでノーサイド。ご迷惑をおかけしました」。支援会顧問の渡辺和喜県議は「県民が下した結果は、例え悔しい思いが残っても受け入れざるを得ない。党内にしこりを残してはならない」と答えたという。


  ある県北の市長は「しこりは残らない」とみる。熊谷、市川両氏の獲得票の差があまり大きかったためだ。それ以上に市長が注目するのは、地盤もなく世襲でもない熊谷氏のトップ当選という事実。「ベテランを外して公募を選んだ小野寺会長の勝負が大当たりした」ととらえ、「これを機に今後の選挙に出る者の考え方が変わる。有権者の候補者を見る目も変わる」と予測する。


  とはいえ、自民党が分裂した事実は残る。ある市長は参院選後、自民党県連幹部に「今後の選挙であつれきが生じないように調整や連絡を」とアドバイスした。次の大きな選挙は来春の統一地方選。地方では依然として自民党が一大勢力だ。ある県議は言う。「今回支援が割れた地域は、統一選で県議と市議が協力できない場合があるかも知れない」(高橋昌宏、島田博、安仁周)

7650チバQ:2010/07/14(水) 20:24:32
465:07/14(水) 17:48 ffI6SEj4
都道府県別 比例得票率 上位順
【民主党】岩手46.0% 北海道39.5% 愛知36.3% 長野36.2% 山梨35.5% 三重35.3% (全国31.6%)
【自民党】福井38.6% 鹿児島36.5% 島根36.1% 石川35.0% 香川35.0% 山口34.2% (全国24.1%)
【みんな】栃木33.2% 富山20.3% 神奈川17.3% (全国13.6%)
【公明党】福岡18.7% 大阪18.0% 沖縄17.9% (全国13.1%)
【共産党】京都13.8% 高知9.8% 大阪9.3% (全国6.1%)
【社民党】沖縄22.7% 大分11.9% 宮崎7.3% (全国3.8%)

7651チバQ:2010/07/14(水) 20:58:31
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20100712-OYT8T01251.htm
区割りで醜態 民主誤算   検証 参院選2010 ≪上≫


?  民主党が2議席確保に失敗し、自民、公明両党が議席を死守した参院選埼玉選挙区。公示直前の6月19日から約1週間、初当選した新人・大野元裕(46)の事務所には、1日十数本の抗議電話が鳴り響いていた。

 「15%とは何事だ。これ以上税率を上げれば、我々の生活は成り立たなくなる」。発端は読売新聞のアンケート調査への回答。菅首相が唐突に打ち出した消費税率引き上げについて、大野は社会保障財源を確保する観点から「望ましい消費税率」を15%としたのだ。

 あまりの反発に、大野は「税制や経済成長の度合い、財政再建の見通しも含めた議論が必要。消費税だけを論議しても意味はない」とブログで釈明。公示後、消費税問題に口をつぐんだ。



参院選から一夜明け、地元・川口市で「当選のあいさつ」をする大野氏(12日午前7時20分頃、JR川口駅東口で)  現職の島田智哉子(47)は当初、増税について「(やむを得ないとは)思わない」と否定的な回答を寄せながら、最終的に「回答なし」とした。選挙期間中の街頭演説では、消費税論議を敬遠し続けた。

 そんな2人は、当選ラインをめぐって、各地でせめぎ合いを繰り広げた。県連は大票田が多い県南東部を大野に割り当てて調整を試みたが、報道各社の序盤調査が「島田不利」と報じると対立は激化した。

 6日夜、島田陣営がさいたま市浦和区の埼玉会館で開いた緊急集会。道を挟んで事務所を構える大野陣営は「他人の軒先でやるなんて失礼」と過敏に反応し、開場時に「大野元裕をお願いします」と連呼した。連合埼玉幹部から連絡を受けた県連幹部が、大野側の説得にあたり、収拾を図った。大野陣営の蕨市議が「女王蜂にまんまとひっかかる牡(おす)達がわんさか」とブログに書き込み、削除する騒動も起きた。

 「重点区の縛りを厳しくした結果、掘り起こしができなかった。だが、もうノーサイドだ」。島田落選後の12日未明、選対本部長を務めた衆院議員の五十嵐文彦の表情は硬かった。

 “小鳩辞任”と菅首相誕生の勢いで、120万〜130万票を均等割りにする――が県連の2議席獲得のシナリオだった。しかし、現実の得票は計110万票。2007年の141万票から激減し、みんなの党の候補は40万票超を獲得した。小差で落選した島田陣営幹部は「消費税問題がなければ、2人で130万はとれた」と唇をかむ。

 だが、読売新聞と日本テレビ系列局の出口調査では、「近い将来、消費税の引き上げが必要だと思うか」との質問に対し、「思う」は62%。「思わない」は22%。民意は必ずしも引き上げ自体を否定していない。

 飯能市の飲食業の男性(44)は「消費税を全く上げないという政党の主張には違和感があるが、菅さんの発言にブレを感じた」と白票を投じた。有権者は、引き上げをめぐる首相発言の、“内容”ではなく“話し方”に不信感を募らせた可能性はある。

 県連代表代行の参院議員、山根隆治は、12日の記者会見で「野党の時は時の政権批判で関心を得られたが、与党では国民の不満を受け止めなければいけない。与党の戦い方に大きく転換しないといけない」と語った。(文中敬称略)

(2010年7月13日 読売新聞)

7652チバQ:2010/07/14(水) 20:59:08
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20100713-OYT8T01055.htm
敵失で勝利 自公に溝   検証 参院選2010 ≪下≫


?  重苦しい空気が漂っていた。自民党の現職・関口昌一(57)陣営が個人演説会場に選んだ川口市の大型ホール。2000人収容できるその場に集まったのは300人ほど。県連会長の衆院議員・新藤義孝はあいさつの冒頭、「これだけの空席を作ってしまったことを、おわびしなければならない」と切り出した。壇上に座る予定だった十数人の地元市議らは客席に座らされた。投票まで1週間を切った6日の夜だった。

 候補者を1人に絞り、安全策を取った自民。新藤は「地方議員、職域支部の票を固めれば勝てる」と言い続けたが、陣営幹部は「議員の動きは鈍かった」と証言する。衆院選惨敗の影響、「1人なら当選確実」という緩み、主要な業界団体の自民離れも深刻だった。

 ようやく危機感が広がったのは、一部報道の情勢調査で伸び悩みが伝えられてからだ。党本部も予想外の苦戦に手を打ち、7日の拡大選対会議に党本部幹事長の大島理森が出席、投票前日の10日には総裁の谷垣が県内3か所を回る日程を急きょ組み込んだ。



谷垣総裁の応援を受けて、街頭演説する関口氏(6月24日夕、JR川口駅前で) トップ当選という結果も、首相の消費税発言など「敵失」に救われた相対的な“いちばん”。得票率は年金問題で逆風が吹き荒れた3年前を下回った。退潮傾向が収まっていないことは、県連幹部がよく理解している。「オールドファンに助けられただけだ。自民に期待が戻ったわけじゃない」

      ◇

 終盤の自民の焦りは、現職・西田実仁(47)再選に躍起になる公明党を刺激した。選挙最終日の10日午後4時前。谷垣が街頭に立った同じ川越市で、党代表の山口もマイクを握っていた。埼玉創価学会幹部が怒りをあらわにした。「厳しい選挙区はいくらでもあるはず。なんで埼玉でやるんだ」

 公明は埼玉を全国の「最重点区」と位置づけていた。山口は公示後だけでも4回応援入りし、創価学会員も大量に県内に動員された。西田の実績をドキュメント仕立てにしたDVDまで作製して「F(フレンド)票」獲得に血眼になった。

 総力戦にもかかわらず、自民同様、前回選より得票を減らした。「みんなの党が40万票を取って、民主票が伸び悩んだことが幸いした」と県本部幹事長の県議・福永信之は言う。

 公明は今回、自民色が強い団体や中小企業へ食い込み、来春の統一地方選での“非公式な選挙協力”を武器に、複数の自民地方議員の支援を取り付けていた。

 7日午後、自民県議を集めた会議で、県議団長の長沼威は「連立時代に渡った名簿を基に、公明がうちの支持者に連絡している。何とか食い止めないといけない」と指示していた。

 12日の記者会見で、統一地方選の対応について問われた福永は、10日の谷垣の県内入りに触れ、言い切った。「前提がなくなった。白紙で一から考える」

 今回の参院選は、連立政権約10年間のつながりに、くさびを打ち込んだ選挙としても記憶されるだろう。

 (文中敬称略)

(2010年7月14日 読売新聞)

7653チバQ:2010/07/14(水) 21:03:06
http://mainichi.jp/area/yamanashi/archive/news/2010/07/12/20100712ddlk19010009000c.html
参院選’10山梨:民主・輿石氏が辛勝、衆参5議席独占(その1) /山梨
 ◇組織挙げ選挙戦を展開
 第22回参院選は11日投開票され、山梨選挙区(改選数1)は民主党現職の輿石東氏(74)=国民新党推薦=が、自民党新人の宮川典子氏(31)=たちあがれ日本推薦=や共産党新人の花田仁氏(49)らを破り、3選を果たした。これで同党は県内の衆参全5議席の独占を守った形となった。しかし、全国的に1人区では民主党の苦戦が目立ち、輿石氏も終盤に追い上げられた末の辛勝だった。輿石氏は党の要職にあることをアピールし、組織を挙げた選挙戦を展開。自治体首長らの支援も取り付けた。宮川氏は「世代交代」を訴えたが、あと一歩及ばなかった。当日有権者数は70万2067人。投票率は64・04%(前回63・65%)だった。【参院選取材班】

 ◇新政権で存在感アピール
 午後11時前、輿石氏の当選確実の報が伝えられると、甲府市西高橋町の事務所は支持者らの歓声に包まれた。同11時過ぎ、大きな拍手に迎えられて姿を現した輿石氏は「『もう一度国会で働け』という県民の審判をいただき、身震いするような身の引き締まる思いであります」と語った。

 輿石氏は当初、近い立場にいた小沢一郎前幹事長の「政治とカネ」問題や、米軍普天間基地移設を巡る鳩山政権の迷走で苦境に立たされたが、菅直人内閣の発足で党支持率が急上昇すると、県内でも徐々に勢いを回復。公示後は菅首相や仙谷由人官房長官らが次々と来県し、新政権での存在感をアピールした。

 しかし、菅内閣の支持率低下に伴って、終盤は高齢批判などが響いて再び追い上げられる苦しい展開となった。また、教員による選挙運動に対する批判の高まりなどから、今回は出身母体の山梨県教職員組合も活動を抑制した。

 今回はその分を教員OBが活発に活動してカバー。従来の支持層を固めた。与党となったことで自治体首長からの支持も取り付けており、組織をフル回転させて逃げ切った形だ。

 選挙戦中、輿石氏は子ども手当などの実績を訴え、「介護や環境などの成長分野で新規雇用を創出し、景気回復を図る」と主張。中部横断自動車道の早期開通や戸別所得補償制度の果樹への拡大など山梨に焦点を絞った訴えにも力を入れた。

 ◇宮川氏、あと一歩届かず 世代交代訴え無党派が支持
 宮川氏は選挙戦に入ってからは、高齢の輿石氏を意識して「世代交代」に焦点を絞って訴えを続けた。その結果、最終盤になって無党派層や女性を中心に急速に支持を拡大し、輿石氏に肉薄した。

 宮川氏は甲府市上阿原町の選対事務所で、午後8時から支持者とテレビの開票速報を見守っていたが、輿石氏の当選確実が報じられると、唇をかみしめ、うなずきながら画面に見入った。

 その後、支持者の前に立ち「期待に応えられず申し訳ありません。ゼロから18万票まで支持を広げてくださったのは皆さんのおかげです」と涙を浮かべて頭を下げた。また「この一戦であきらめるわけにはいかない。末永く応援してください」と、再挑戦を示唆した。

 宮川氏は、従来と違って業界団体に頼れなくなり「草の根」的な活動をせざるを得なかった。また、自民党県連内では、堀内光雄会長と元秘書の皆川巌幹事長が仕切る体制に一部の県議が反発したままで、結束を欠いた。

 皆川幹事長は「草の根活動でも大物と接戦ができた。もう少し時間がほしかった」と悔しそうに話した。

7654チバQ:2010/07/14(水) 21:04:17
 ◇2大政党間に沈む 「消費税増税反対」の花田氏
 03年の衆院選出馬に始まり5度目の国政挑戦となった花田氏。6月以降、県内全市をくまなく回り、200回以上の街頭演説を行ったほか、業界団体とも積極的に懇談し、支持を呼びかけてきた。

 また民主・自民両党が消費税増税を掲げる中「大企業の法人税減税のための消費税増税反対」を前面に押し出して訴えたが、輿石氏と宮川氏の間に埋没。無党派層の支持を呼び込むには至らなかった。

 落選が決まり、甲府市相生2の事務所で記者会見した花田氏は「消費税増税反対の中身が、伝わりきらなかった」と述べた。

 ◇県政界の「政権交代」の可能性も
 選挙戦では、31歳の宮川氏が「世代交代」を訴える一方、輿石氏は「山梨の願いを国に伝える確かな力」をキャッチフレーズに掲げた。県内の有権者の多くは、民主党政権に一定の評価をすると同時に、輿石氏の「力」に期待したともいえそうだ。

 山梨は金丸信・元自民党副総裁という強大な政治家を生んだ。ある県幹部は「今もその余韻があって、国会議員が地域に何かをもたらしてくれることを期待する県民は少なくない」と指摘する。自民党県議出身の複数の自治体首長は「宮川氏が勝っても地元にメリットはない」と公言し、与党の要職にある輿石氏を支持した。

 輿石氏陣営幹部も「輿石氏は金丸氏以来の大物。有権者も『落とすわけにはいかない』と判断したのだろう」と自賛する。

 今回の参院選で苦戦した民主党は、全国の1人区の多くで自民党に議席を奪われた。しかし、山梨では輿石氏の勝利によって民主党の衆参全5議席独占が維持された。急な解散がなければ、しばらく国政選挙はない。国とのパイプを求める県内の業界団体や自治体首長の民主党支持の流れは加速するだろう。

 来春には県議選がある。民主党はほぼすべての選挙区に候補者を擁立する予定だ。今回の輿石氏勝利は、県政界の「政権交代」につながる可能性がある。【小林悠太】

==============

http://mainichi.jp/area/yamanashi/archive/news/2010/07/12/20100712ddlk19010011000c.html
参院選’10山梨:民主・輿石氏が辛勝、衆参5議席独占(その2止) /山梨
 ◇投票率、07年上回る64.04% 消費増税など関心高まる
 参院選山梨選挙区の投票率は64・04%で、前回07年参院選の63・65%を0・39ポイントとわずかに上回った。民主党が全国で厳しい戦いを強いられる中、党の要職を務める輿石東氏(74)の当落に注目が集まったことで、県民の関心も高まったようだ。

 山梨選挙区は民主、自民両党が知名度の高い党幹部らを相次いで投入し、週末の度に各地で人だかりができた。菅直人首相が消費税増税に言及したことや、比例代表に「ご当地候補」が複数立候補したことも有権者の関心を高めたとみられる。

 ◇期日前投票 有権者の14%、9万7599人
 県選管は11日、参院選山梨選挙区の期日前投票者数(在外選挙人含む)をまとめた。

 全有権者の約14%にあたる9万7599人(男4万5231人、女5万2368人)が投票し、前回07年参院選に比べ6%(5893人)の微増となった。過去最多は昨夏の衆院選の11万2605人。

 期日前投票は公示翌日の6月25日から投票日前日の10日までの17日間、県内各市町村で行われた。

毎日新聞 2010年7月12日 地方版

7655チバQ:2010/07/14(水) 21:05:31
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20100713ddlk15010072000c.html
「票流」どこへ:検証’10参院選/上 民主県連 /新潟
 ◇「田中党」主導、票伸びず 統一選へ組織強化の課題残す
 11日に投開票が行われた参院選新潟選挙区(改選数2)は、民主現職の田中直紀氏(70)と自民新人の中原八一氏(51)がそれぞれの支持層を着実に固め、当選を果たした。全国的には「民主大敗」の結果だったが、県内ではどんな「風」が吹いたのか。11年春の統一地方選や3年以内に行われる次期衆院選への影響も含め検証する。【小川直樹】

 「民主も自民も関係ない。新潟から田中の灯を消してはならない」。選挙戦終盤の7日夜、田中氏が燕市の公民館で開いた個人演説会。年配の後援会幹部がそう呼びかけると、集まった支援者はうなずき、拍手を送った。

 妻真紀子元外相も「父が昔、燕三条だか三条燕だか、新幹線駅のネーミングで苦労した。どっちが先でもいいのに、若かりしころの皆さんが困らせたんですね」と父角栄元首相を話題に笑いを誘った。

 応援に駆けつけた泉田裕彦知事も「中国総領事館を新潟市に誘致できた原動力は、新潟に田中という政治家がいて、角栄元首相が中国と縁をつくってくれたこと」と持ち上げた。

    ◆

 田中氏にとって初めて民主公認で臨んだ今回の参院選。しかし、これまで通り選挙を主導したのは、越後交通などのファミリー企業と後援会を軸とした自前の支援組織だ。

 「田中党」と呼ばれるこうした支援組織と、民主県連との連携がうまくいくのかが、選挙戦を通じて注目された。共同通信が11日に県内の投票所で行った出口調査によると、民主支持層の7割が田中氏に投票し、連携は表面上は進んだかにみえた。しかし、県連からは「街頭演説の日程が直前になるまで知らされず、応援しづらかった」と、田中氏個人の選対に対するいらだちも聞かれた。

 民主県連にとっては、候補を田中氏1人に絞っただけに、2位以下を引き離してトップで当選することが絶対条件だった。「2位では負けも同然」との声すら聞かれた。

 結果は、2位の中原氏に約2万7000票差まで詰め寄られた。県連の佐藤信幸幹事長は「田中氏が民主で戦うのは初めてで、お互いにリスクを抱えた。1プラス1が2にならなかったのも仕方がない」と話す。

 田中氏は当選後、「民主党も地域主権を主張している。地方を大事にするという精神は、田中政治と何ら変わらない」と、民主と田中党との間にずれはなかったと強調した。

    ◆

 民主県連は11年春の県議選で全27選挙区に候補者を立てる方針だ。中央では政権与党だが、県議会(定数53)では議員10人に過ぎず、自民の32人に水をあけられたままだ。参院選を通じ、各地区で国会議員、市町村議員、支援労組らが結束して票を掘り起こし、組織の足腰を強くすることを目標に据えていた。

 ところが、田中党が事実上、選挙戦を主導し、得票も期待ほどは伸びなかった。民主県連は選挙戦の総括と戦略の練り直しが迫られている。

7656チバQ:2010/07/14(水) 21:07:05
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20100714ddlk15010002000c.html
「票流」どこへ:検証’10参院選/下 自民県連 /新潟
 ◇県議団が結束、再生に自信 次期衆院選へ候補者選び急ぐ
 「自民党への信頼がすべて回復したとは思わないが、衆院選から比べると一歩も二歩も信頼を受けていると感じた」

 初当選を決めた自民の中原八一氏(51)は11日夜、新潟市中央区の事務所で、選挙戦を通じて感じた手応えについてそう語った。政権交代を期待する「風」が吹き荒れ、県内6小選挙区で全敗した09年の衆院選のときと比べ、今回の参院選では、自民への風当たりに変化がみられた。

 当初、自民県連は苦戦を予想。「30万票半ばなら100点満点」(星野伊佐夫県連会長)とみていた。結果は約41万票で、トップ当選した民主の田中直紀氏(70)に約2万7000票差まで肉薄した。

 共同通信が11日に行った出口調査によると、自民支持層の9割近く、無党派層の3割が中原氏に投票したと答えた。

 業界団体からも順調に推薦を得ることができたとして、自民の塚田一郎参院議員は「政権交代の夢からさめて、国民が現実に戻った」とみるが、背景には菅直人首相が消費税増税を検討すると言及したことなど、民主側の「敵失」もあった。

    ◆

 一部の自民県議にとっては、もとは自民で09年7月に民主入りした田中氏は戦いにくい相手でもあった。自身の後援会と田中氏の支援者が重なるためだ。

 だが、自民県議団32人は一丸となって中原氏を支援した。星野会長は「私の知る範囲で(今回の参院選での)県議団は最高の結束だった」と胸を張る。

 自民県議たちが見据えていたのは、来春に迫る統一地方選や、3年以内に行われる次期衆院選など「次」の選挙に向けて組織の再生を急ぐことだった。

 5月に衆院の新潟5区支部長になった長島忠美衆院議員(比例代表北陸信越)は、今回の参院選で「私は(田中)真紀子さんと戦っていると思って回っています」と言ってはばからなかった。次の衆院選で、長島氏が5区から立候補すれば、田中氏の妻真紀子元外相と激突することになる。

 長島氏は、伊吹文明元文科相や山本一太参院議員ら知名度のある議員を5区に呼び、立て続けに集会を重ねた。真紀子氏は「何が代理戦争ですか」と突き放すが、長島氏は中原氏が善戦した結果に「次の総選挙につながる」と手応えを感じている様子だ。

    ◆

 11日夜、中原氏の初当選に沸く事務所で、星野会長の携帯電話が鳴った。党本部の大島理森幹事長からで「早く支部長を決めて。お願いしますよ」とせき立てられたという。昨年の衆院選で惨敗した後、6小選挙区ごとの支部のうち、2・3区の二つの支部長がいまだ空席のままだ。

 支部長が次期衆院選の公認候補となるのが慣例だったが、今のところ、公認が有力視されているのは長島氏と6区の高鳥修一元衆院議員の2人だけ。準備不足は否めない。

 8月中旬には、2支部から支部長人事案が県連に提出される予定。星野会長は「これから(選定)作業に入るとしても、この41万票が大きなバネになる」と自信をのぞかせた。【黒田阿紗子、岡村昌彦】

毎日新聞 2010年7月14日 地方版

7657チバQ:2010/07/14(水) 21:09:36
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000001007130003
【2010参院選】振り返って(上)
2010年07月13日

◇◆慣れぬ防戦 民主戸惑い 自民、北勢の票差響く◆◇


 政権交代後初の国政選挙となった参院選。三重選挙区では「民主王国」の力を示し、民主党現職の芝博一氏(60)が再選を果たした。しかし、2004年や07年の参院選の支持模様とは変化もみられた。(永友茂則、藤崎麻里)


 「残念ながら思ったような票ではない。矢原さんに無党派層の票が流れたから」
 12日未明、自らの得票と再選を確認した芝氏はそう思った。得票は約36万票(得票率40・65%)。民主党への追い風が吹いた2007年の参院選の約53万票(同59・37%)より約17万票少ない。一方、みんなの党の矢原由佳子氏(35)は、5月になって立候補の意向を表明したにもかかわらず約18万票(20・10%)を獲得した。


 民主党は推薦候補が当選した00年の参院三重選挙区の補選以降、連合三重、県議会民主党系会派「新政みえ」との連携を原動力に、議席を自民党から奪い、票差を毎回広げ、07年は20万票以上の差をつけた。ところが今回、7万票差まで縮まった。「守りの選挙では何をどう訴えたらいいのか」。政治とカネ、普天間問題の逆風に揺れた5月、陣営幹部は頭を抱えた。昨夏の衆院選でさかんに開いた街頭演説を控え、支持者回りを続けた。


 菅直人首相の誕生で支持率はV字回復したが、首相が消費税増税に触れると再び逆風を味わった。「消費税はボディーブローのように効いた」と選対本部長の高橋千秋参院議員は話す。ある労組幹部は、参院選の結果を見て「もっと市町から地方議員の数を増やし、基礎を強くしないといけない」と語る。来春の統一地方選では県議会の過半数にわずかに足りない「新政みえ」の過半数確保を目指す。


               ◇     


 「四日市も選対組んでやってもらわないと困る」


 公示まで1カ月を切った6月5日午後、近鉄四日市駅に近い市民公園前で、自民党の川崎二郎衆院議員が、党関係者に対して声を荒らげた。


 小野崎耕平氏(40)と川崎氏ら県内の同党衆院議員3人による街頭演説だったが、川崎氏が着いた時には、集まった支援者はまばらだった。


 衆院議員がいない三重2区と、昨夏の衆院選で現職だった平田耕一氏が敗れた3区は自民党の弱体ぶりが目立つ地域だ。自民党は、北勢地方を重点地域に位置づけ、県内の国会議員が公示前後に、相次いで応援に入った。投開票日前日の10日にも県内国会議員と県議、四日市市議ら計20人以上が四日市市などの街頭で支持を訴えた。


 しかし芝氏と小野崎氏との票差は、四日市、鈴鹿、桑名の3市合わせて約5万1千票。県計の票差は約6万7千票で、北勢地方での弱さを克服できず、勝敗を左右した。


 小野崎氏は、業界団体からの推薦、献金を受けない方針にこだわった。自民党らしからぬ方針に、党内では異論もあったが、有権者を振り向かせれば、北勢地域の民主党批判票の受け皿になりえた。それは組織を持たず、しがらみのなさを前面に出したみんなの党の矢原氏が、北勢の3市で約5万8千票を集めたことからもうかがえる。


 ある県連幹部は「分散型の選挙はもういかん。北へもっと集中して力を入れないといけない」と思いを語った。


■与党の過半数割れは議論望む国民の心情 知事が分析


 参院選で与党が過半数割れしたことについて、野呂昭彦知事は12日、「国民の心情からすればやむを得ない投票行動だ」と述べた。「民主党が独走のような形で国のかたちを決めていくよりも、議論を詰めながらやってほしいということも含まれているのではないか」と分析した。

7658チバQ:2010/07/14(水) 21:10:14
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000001007140001
【2010参院選】振り返って(下)
2010年07月14日




■「増税反対」みんなに風 共産「持っていかれた」


「世間では、もうこの選挙区は民主党で決まりだと言っている。冗談じゃありません。今、世論はものすごい勢いで変わっているんです」


 5日夜、四日市市での演説会で、みんなの党の渡辺喜美代表が声を張り上げた。


 矢原由佳子氏(35)の応援に入るのは4度目。矢原氏の立候補表明は5月中旬と4人の中で最も遅く、地盤も看板もない中、頼みは風だった。


 消費税増税が争点に浮上すると、矢原氏は演説の半分を増税批判に切り替え「増税する前にやることがある」と民主党との違いを強調。陣営幹部も公示後、うなぎ登りに増えるホームページへのアクセスに支持の広がりを感じた。


 結果は17万8346票(得票率20・10%)。同党の比例区での県内の得票率は民主の35・30%、自民の25・17%に次ぐ13・27%。朝日新聞社の出口調査でも矢原氏は無党派層の支持を最も多く集めた。


 同党は早くも来春の統一地方選をにらむ。矢原氏は今後の立候補を「白紙」としたが、すでに党員になった桑名市議もいて「三重を変えるような勢力を」ともくろむ。


 だが、菅直人首相の誕生で党の支持率が一時急降下したように、風頼みの危うさは消えない。


      ◇       


「消費税上がったら困るんやけど」


 公示を4日後に控えた6月20日、近鉄四日市駅前での街頭演説後、共産党の中野武史氏(36)は高校生らに声をかけられた。選挙戦に入っても消費税増税反対を訴えると、有権者の反応はよかった。


 しかし、2007年参院選から1万3千票以上減らし、5万4806票(得票率6・18%)に終わった。朝日新聞社の出口調査では、共産党以外の支持層から支持はほとんど得られなかった。


 消費税以外にも、普天間問題をめぐる鳩山前首相の辞任など共産党に有利な状況はあった。大嶽隆司選対本部長は「『増税の前にやるべきことがある』というみんなの党のワンフレーズに持っていかれた」と振り返った。(中島嘉克、姫野直行、円山史)



◆参院選の結果 どうみる?◆


asahi_mie 「参院選の結果についての有権者のとらえ方をツイッターで追い掛けてみては」とツイッターで提案をいただき、みなさんに意見をうかがいました。


yukaasan_jp 開票開始直後に当確が出たのはびっくりした。出来れば若い人に当選してもらいたかったが、日本のことを考えれば民主党の政権が短命であって欲しくないので、今回の結果は妥当だと思う。6:38PM Jul 13th


GAMIIIXXX 三重に限って言えば、やはり世代交代。これを実現して欲しかった。政党ではなく個人で見た時、若い候補者が増えたのは良いこと。高齢者の安心できる社会保障は大事だけど、結局はそのツケを若い世代が負担する。今こそ、世代交代だったはず。2:45PM Jul 13th


tanin00 死に票となるとわかっていても自分の1票を意思表示として投票しました。民主王国と言われる三重でも、自民+みんな>民主となり、前回までと大きく異なる結果だと思います。9:07PM Jul 12th


karaagelove 約束を二転三転させる政党は信じられませんという結果ですね。3:53PM Jul 12th


asakegawa 有権者は衆参の「ねじれ」を覚悟で投票をしました。それは、国会の混乱を望んだわけではなく、一長一短の各政党が協力して国会運営を進めて欲しいと願っているのでは。2:01PM Jul 12th

7659チバQ:2010/07/14(水) 21:13:47
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20100712-OYT8T01028.htm
自民挙党 公明も支援
明暗(上)


古川禎久(左)、江藤拓(右)両議員と手を取って当選を喜ぶ松下さん 選挙戦も中盤を迎えた昼下がり、宮崎市の繁華街にある自民党現職・松下新平の選挙事務所に、拡声機から発せられる力強い声が響いた。

 「選挙区は松下候補をお願いします」

 比例候補の遊説で通りかかった公明党の選挙カーでウグイス嬢が叫んでいた。松下陣営の幹部は「公明党は必死に応援してくれている。それも、こちらが挙党態勢だからこそ」と説明した。

 松下は公示に先立ち、公明党の比例候補と後援会同士の選挙協力を結び、選挙区と比例選で互いに支援することで合意した。野党に転落以来、自公の党本部レベルの協力が見送られる中での支援締結。松下陣営は「我々の挙党一致を頼もしく思ってくれたのだろう。見返りは大きいのだから」と推測する。

 松下は6年前の参院選で民主、社民両党の支援を受けて当時の自民党現職・上杉光弘を破った。わだかまりが懸念されたが、自民党県連は「分裂すると与党候補に勝てない」と危機感を募らせ、上杉を説得、松下支援を取り付けた。

 後援会が強固でない松下にとって、挙党態勢は願ってもないチャンス。県議会や市町村議会で多数を占める自民党系議員の後押しを得て、それぞれの後援会が電話作戦などでフル稼働する組織戦を展開。衆院議員の江藤拓(宮崎2区)、古川禎久(同3区)も前面に立ち、松下と3人1組の街頭演説を繰り返した。

 11日夜の帰陣式で、勝利の手応えを感じた県連会長の中村幸一は「この挙党態勢で6年後、3年後(の参院選)も頑張っていく」と満足そうに語った。

 一方の民主党県連は、渡辺創(32)の支援態勢づくりに手間取った。

 毎日新聞の記者だった渡辺の出馬表明は昨年12月。参院選宮崎選挙区で初の民主党公認候補だが、地方組織が脆弱(ぜいじゃく)で連合頼み。さらに公示まで1か月を切った5月末、社民党の政権離脱を受け、同党県連が渡辺を推薦しないことを決めた。社民支持層の一部は、前回支援した経緯もあって、松下に流れたとみられる。

 「国会では与党だが、保守地盤の強い地方ではまだまだ。系列の首長や議員を増やし、支持基盤を地道に広げないと、自民党には勝てない」。11日夜、選挙事務所で渡辺の敗戦の弁を聞いた陣営幹部はつぶやいた。

    ◇

 17日間にわたる参院選が終わった。思わぬ大差で幕を閉じた宮崎選挙区で、明暗を分けたのは何か。政党の思惑や口蹄疫、次の選挙をにらむ動きなどを追った。(文中敬称略)

(2010年7月13日 読売新聞)

7660チバQ:2010/07/14(水) 21:14:25
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20100714-OYT8T00110.htm
知名度不足 運動自粛響く
渡辺氏


渡辺陣営のポスターがない掲示板(6月24日、川南町で)  劣勢が伝えられる民主党・渡辺創(32)の支援者の事務所で、焦りを隠せない陣営スタッフと幹部が、運動方針の練り直しを巡って意見を交わしていた。

 「口蹄疫(こうていえき)の感染地域に選挙カーを入れるしかない」「そんなことできるわけないだろう」

 挽回(ばんかい)の足がかりにするための提案だったが、渡辺陣営は公示前、発生が集中した川南町など県東部での運動自粛を発表していた。感染の拡大を防ぐとともに、被害を受けた畜産農家への配慮の意味もある。街頭演説や選挙カーの遊説に加え、選挙ポスターの掲示自粛も盛り込んだ。

 知名度不足がネックの陣営にとって、県東部での運動は究極の選択となったが、出した結論は「有権者との約束を破るわけにはいかない」。筋を通した決断は最後まで貫かれ、渡辺が川南町などに降り立つ機会はなかった。

 渡辺を浸透させるため、陣営は知名度の高い閣僚や党幹部の来援を請う。岡田外相や枝野幹事長、原口総務相ら“大物”が日替わりで宮崎入りし、その数14人。隣に渡辺が立って顔と名前を売り込んだが、わずか数時間の滞在でなびくほど、有権者の判断は甘くなかった。

 口蹄疫で運動が制限されたのは自民党・松下新平(43)の陣営も同じ。ただ、感染防止策をあの手この手でひねり出して、それを実行に移した。出陣式会場では、支援者の足元に霧吹きで消毒液を吹き付けた。選挙カーに自前の消毒車を随行させ、街頭演説先でマイクを握る前に、路上や地面を噴霧して消毒した。その様子は口蹄疫さなかの選挙戦を象徴するシーンとして、たびたび報道された。陣営幹部は「防疫が最優先」としたうえで、「感染対策に気を配っていること自体を有権者にアピールする狙いもあった」と打ち明ける。

 10日夕、沸き立つ松下の街頭演説を見た宮崎市議の一人は「運動が制約されたのはどの陣営も同じだが、その影響はもともと知名度がない渡辺に大きく出た。口蹄疫がなければ松下は苦戦していただろう」と振り返った。

 落選が決まった11日夜、渡辺は沈みきった事務所で敗戦の弁を口にした。「『渡辺創』を知っている有権者は少ない。口蹄疫で運動が制約され、新人にとって難しい選挙だった」(文中敬称略)

(2010年7月14日 読売新聞)

7661チバQ:2010/07/14(水) 21:23:31
http://gendai.net/articles/view/geino/125190
有権者が民主党に「NO」なら視聴者は古舘伊知郎に「NO」だ
【芸能】
2010年7月14日 掲載
 参院選は民主党が惨敗したが、民放の選挙特番で“惨敗”といえるのが「選挙ステーション2010」(テレビ朝日)の古舘伊知郎(55)だ。

●“報道の雄”が惨敗
 視聴率は第1部(19時57分〜)が7.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区=以下同)、第2部(22時〜)が9.1%。なんと、第1部は民放で最下位。第2部はというと、池上彰(59)が初めて特番を担当したテレビ東京の9.3%に次ぐ2位。“報道の雄”のテレ朝としては予想外の結果だ。
 昨年の衆院選特番で古舘は「24時間テレビ」の日だった日本テレビには負けたものの、12.0%を獲得して日テレ以外ではトップ。ところが、今回は一気に人気を落とし、視聴者が他にチャンネルを合わせてしまった。
 とにかく内容が問題だ。民主党の細野幹事長代理には「選対委員長、幹事長の責任はどうなるのか」、枝野幹事長には「菅総理には今回の結果の責任は及ばないということですね」などと、責任論をぶつけ続けた。しかも、紋切り型でステレオタイプ。テレ朝が当確を打つ前に大阪選挙区で民主党の尾立源幸がバンザイしている映像が映った時は、慌ててウロたえてしまった。

●池上彰が大健闘!!
 芸能評論家の肥留間正明氏はこう言う。
「古舘はアナウンサー出身の司会者で、視聴者に近い存在のはずが、いつのまにか自分を政治のプロのように思い込んでいる。自分たちの論理や理屈で上から目線で話していて視聴者不在だった。それに対して、現場の叩き上げの記者出身の池上は、視聴者が“よくぞ聞いてくれました!”とひざを打つような質問を浴びせていた。どちらが視聴者の共感を得るかは言わずもがなです」
 最近の古舘は頑迷で融通が利かず、地球温暖化などへの思い入れが強すぎる。視聴者の方がドン引きしているといってもいい。有権者が民主党に「ノー」なら視聴者は古舘に「ノー」なわけで、別の人にバトンタッチした方がいい。

7662チバQ:2010/07/14(水) 21:24:24
http://gendai.net/articles/view/geino/125133
早くも次の参院選の目玉という声も上がる好感度アップの東尾修
【芸能】
2010年7月10日 掲載
「第3回 Happy Rose AWARD」を受賞し、3日に行われた授賞式にまな娘でプロゴルファーの東尾理子(34)と一緒に登場した東尾修(60)。還暦祝いに赤いバラの花を贈ることを推進する花の宅配専門組合が主催していて、還暦を迎えても各方面で活躍する著名人として東尾が選ばれた。
 授賞式では、本人も「自分で言うのもなんだけど、(同年代だと)オレが一番若いね」。最近では、娘婿の石田純一(56)に負けじと、ファッションにも気を使っているという。
 理子の結婚話が浮上した昨年以降、東尾の株は急上昇。“娘&娘婿効果”が功を奏し、4月には3人で共演した「フローラルミセスロイド」のCMや、花嫁姿の理子とのCM共演などで、いつの間にか娘の幸せを願う良き父親のイメージが定着。今年は「ベスト・ファーザー賞in関西」の特別部門も受賞するなど確実に好感度を上げた。
 だが本業の球界では「東尾のポジションは微妙な状況」といわれる。
「昨年は野村監督の後釜として楽天監督就任のウワサがありましたが、途中で立ち消えに。球界全体が若返りを図っている中で東尾がもう一度監督に就任する目はほとんどない」(事情通)
 そこで囁かれているのが、政界転身。11日、投開票の参院選には中畑清、堀内恒夫ら元プロ野球選手が出馬。若さと勢いに自信満々の東尾は次の参院選の目玉だそうだ。理子の結婚で一番トクしたのは東尾だ。

7663チバQ:2010/07/14(水) 21:37:20
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20100713ddlk03010046000c.html
「一強」の時代:’10参院選/上 消費税増税反対の中 圧勝もメッキはがれ /岩手
 ◇善戦野党、次の一手探す
 参院選岩手選挙区で再選を決めた民主現職の主浜了氏(60)は、初当選の前回より得票を伸ばした。東北でも消費税増税反対の風が吹く中、小沢一郎前幹事長の地元は目標の「圧倒的勝利」を手中に収めた。自民、社民、共産の野党候補は敵失に乗じて善戦したものの、次期衆院選、統一地方選に向けた次の一手を探しあぐねる。民主も県連代表の落選でメッキがはがれ、「小沢復権」の道筋もはっきりしない。微妙なバランスの上に立つ「一強」の周辺を追った。【参院選取材班】

 司会者に促され、会場出口にまっすぐ向かう選挙区候補の主浜氏に対し、民主県連代表で比例代表候補の工藤堅太郎氏(67)は来場者と握手しながら歩いていった。

 選挙戦の終盤、5日夜に北上市で開かれた合同の個人演説会。優勢を保つ主浜氏と、苦戦が伝えられる工藤氏の違いが表れた。宮古市田老で8日、街頭に立った工藤氏は「全然(票が)見えてこない」と汗をぬぐった。

 だが、首相交代による内閣支持率のV字回復で選挙戦を楽観していたのは工藤氏だった。事務所の打ち合わせで余裕を見せる工藤氏に、陣営は危機感を募らせた。業界団体の幹部は「工藤さんは何も汗をかいていない」と不満を口にする。昨夏の衆院選以降、岩手2区の首長選で民主公認候補の落選が相次いだ。ある県議は「支持者も足元を見る。地元に近づくほど評判が悪い」と焦りを見せた。

 落選が決まった12日未明、盛岡市菜園の工藤氏の事務所で、階猛衆院議員や佐々木順一・県連幹事長は開票速報を伝えるテレビを見ながら度々首をひねった。佐々木幹事長は「比例の現職議員は6年前と比べ概して得票を減らしている」と工藤氏をかばった。

 会場に置かれた約100脚のイスの半分は空席だった。自民の高橋雪文氏(40)の陣営が開票結果を待った盛岡市内のホテルの一室。陣営の一人は「もう少し集まるはずだったんだが」とため息をつく。野党に転落して初めての国政選挙で、現実を突きつけられた。

 19万票を超えた高橋氏の得票は前回参院選の自民候補より約3万票多い。県連の鈴木俊一会長は「今の民主政権のままではいけないという流れが県内でも強まってくる」と一定の手応えを語る。

 だが、鈴木会長が復活を期す岩手2区の宮古市や久慈市などの大票田で、高橋氏は主浜氏の後じんを拝した。自民の2県議の辞職に伴い参院選と同日だった県議選盛岡選挙区補選では、1人に絞った公認候補を当選させられなかった。千葉伝幹事長は「一気に形勢を変えようとせず、2回、3回と重ねる気持ちでやらないといけない」と語る。

 盛岡市大沢川原の労働福祉会館。公示1カ月前の擁立で3年前より得票を伸ばした社民の伊沢昌弘氏(63)は手応えとともに、消費税の増税論議を主張する民主、自民に票が集まることへのもどかしさを口にした。小原宣良県連代表は地方議員の拡大に意欲を示した。だが、来春の県議選で2議席を目指す盛岡市の得票数は1万4225票。当選ラインの2万票には届かない。県連幹部は「悩ましい数字だ」とぼやいた。

 共産新人の瀬川貞清氏(60)も消費税率引き上げ反対を唱え、得票を伸ばした。もっとも比例代表では、みんなの党に及ばなかった。党県委員会の菅原則勝委員長は「選挙区では批判票の受け皿になったが、政党間の違いを示せなかった」と振り返った。

7664チバQ:2010/07/14(水) 21:38:18
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20100714ddlk03010013000c.html
「一強」の時代:’10参院選/下 与党の過半数割れ 業界団体は一喜一憂 /岩手
 ◇国政、流動化止まらず
 県歯科医師会の政治団体、県歯科医師連盟の千葉啓二理事長は12日午後、盛岡市内に開業する診療所で満足そうに笑みを浮かべ、親指を立てた。「バッチリです」。全国的な民主の大敗を見越し、県連盟は岩手選挙区で自民新人、高橋雪文氏(40)の陣営に理事を送り、実質的に支援していたからだ。

 表向きの選挙区対応は「自主投票」。比例代表では、日本歯科医師連盟が擁立した民主公認の組織内候補、西村正美氏の当選に汗をかいた。高橋氏の支援は、厚生行政に通じる鈴木俊一自民県連会長との良好な関係を続けるための保険だった。参院選の結果に千葉理事長は「政策実現の窓口は組織内候補だ。民主県連は意識していない」と言い切った。

 県建設業協会の政治団体・県建設産業政治連盟も選挙区は「自主投票」だったが、比例代表では元建設官僚の自民現職、脇雅史氏を推した。脇氏は当選し、県連盟の宇部貞宏委員長は「民主の県選出国会議員が岩手のために何をしたのか、目に見えるものがない。職域代表が再選され心強い」と喜んだ。

 「支持政党は与党」の県農協中央会は昨夏の衆院選後、県内の業界団体の中で、いち早く自民から民主に乗り換えた。

 11日夜、再選を決め支持者らで沸く民主現職、主浜了氏(60)の事務所に県農協政治連盟(農政連)の福田稔委員長の姿があった。昨夏の衆院選では岩手2区の鈴木自民県連会長の落選を見届けた。

 民主の看板政策となった農業者戸別所得補償で、激変緩和措置の導入を民主県連を通じて要望し、全国のモデルケースになった。門前払いの団体もある中で、幹部が小沢一郎前幹事長と会食できる関係も築いた。参院選でのお返しは票と演説会への動員だ。

 しかし、与党は参院で過半数割れに追い込まれた。「1年間は我々が支援した。次の衆院選まで何が何でも政権を維持してもらわないと」。県農協中央会の幹部は民主への注文を口にした。

 旧特定郵便局長らでつくる郵政政策研究会の県内組織は国民新党の比例代表候補の集票を図りながら、民主県連代表で比例代表の工藤堅太郎氏(67)の陣営にも運動員を送り込んだ。結果は2人とも落選。ねじれ国会では、民営化見直し法案の成立は難しくなった。研究会の境眞県南部地区会長は「それでも民主党に頼らなければならない」と困惑する。

 国政の流動化は止まらず、業界団体の一喜一憂は続く。

7665チバQ:2010/07/14(水) 21:42:06
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000001007140001
「維新の自負」脈々
2010年07月14日


原田大二郎氏と談笑する古谷征美さん(右)。小中学校の友人として原田氏の戦いを支えた一人だ=6月30日、柳井市

◆原田氏に自民王国の壁


  参院選山口選挙区(改選数1)は自民の岸信夫氏(51)が大差で再選を果たし「自民王国」は微動だにしなかったように見える。「ふるさとの絆(きずな)」を掲げた民主の原田大二郎氏(66)に立ちはだかった王国の壁とは、一体何だったのか。主に原田氏の取材を担当した立場から、取材を通じて浮かび上がってきたものを振り返る。
(青山直篤)


  選挙戦中盤の6月30日夜。原田氏が泊まった柳井市のホテルの一室で、同窓生二十数人の小さな会が開かれた。原田氏はくつろいだ表情で、会を催した友人古谷征美さん(65)の言葉に耳を傾けた。


  「彼は俳優として、古里を振り返る間もないくらい忙しかった。皆様には色々な思いがあろうと思いますが、何とかこの古里から国会に送り込んでやりたい」


  原田氏は1944年に生まれた、戦後を体現する世代。18歳で東京に出てから約半世紀、古里は遠くから思いを募らせる郷愁の対象だった。「古里の太陽は何でも許してくれる。自分の全存在を受け入れてくれる」。選挙戦前、原田氏はそう語っていた。


  しかし、そんな郷愁とは裏腹に、民主党の公認候補となった原田氏を、古里は「自民王国」という現実の顔で出迎えた。原田氏から出馬の連絡を受け、何も言わずに支援を引き受けた古谷さんも、その強さをよく知っていた。「長州人が近代の先陣を切った伝統が自民党に脈々と流れているとの自負。絶対的なものがある」。原田氏の出馬を「今さら何だ」と感じる同窓生もいたという。


  原田氏が、古里の多様で複雑な思いを具体的な政策に練り上げるには、あまりに時間が限られていた。民主党県連も「政策でなく熱い思いを前面に出す」との戦略を進めた。誰にも異存の言えない理想「ふるさとの絆」を訴え、幅広い層を引きつける――。しかし、そんな甘い期待は「王国」の現実の力の前に打ち砕かれることになる。


  古里で現実を生きる人々が自民党議員を通じて国の中枢と結びつき、利害調整に老練の知恵を注ぎ込み、政策上の目的を果たす。それは、長州が作り上げた中央集権の近代日本で、目的の達成を果たす安定したシステムだったとも言える。鳩山由紀夫前首相が普天間問題で迷走した末に事態を打開できないまま退陣したときも、自民党県連の松永卓幹事長は「我々が先輩から教わってきた『一つの目的を達成するための努力』とはあんなものではない、と思った」とシビアに語った。


  とはいえ、政権を手放した自民に、長州が頼みとした中央での権力はない。選挙戦終盤の応援演説で、民主党県連の平岡秀夫代表は「民主党中心の政権は、衆議院で多数を持っている限り残る。予算でも、山口県がいつまでたっても抵抗勢力のままでいたら取り残されてしまうのではないか」と叫んだ。予算をたてに支援を求めるかのような訴えは、かつての自民党の手法を思わせるものでもあった。


  それでも揺るがず、原田氏の郷愁を打ち砕いた王国の強さ。それは成功体験に縛られた頑迷さにすぎないのか、かつての長州藩のような変革を恐れないしなやかさや自立心を秘めているのか。「守るべきものを守るために変わってきたのが山口の保守政治」と語る岸氏。その覚悟や、王国の強さの内実をじっくりと見極める重い課題が、一人一人の有権者には残されている。

7666チバQ:2010/07/14(水) 21:43:20
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000581007130001
2010参院選@石川


民主惨敗の衝撃:上
2010年07月13日


応援演説でも聴衆に消費税議論を呼びかけた菅直人首相(左)=2日、金沢市内

◆民意の波 乗り損ねた◆


=首相発言に崩れた「勝ちパターン」=


 「(菅首相の責任は)ないとは言いません」


 11日夜、石川選挙区で落選が決まった民主新顔、西原啓氏の事務所で、選挙の陣頭指揮を執った民主系県議会会派「新進石川」の宇野邦夫幹事長は、消費税発言の影響を問われ、悔しさを押し殺すように一言だけ語った。


 「びっくりするほど負けた流れを作った原因」。金原博・新進石川会長は淡々と振り返った。


       ■           ■


 「消えた年金」問題で予想外の勝利を収めた2007年参院選。政権交代をキーワードに小選挙区で2勝した昨年の衆院選。県議の数が自民党の半分以下にすぎない民主系勢力にとって、その時々の民意に乗って劣勢を跳ね返すのが「勝ちパターン」だった。


 「4月、5月は私も、今度の選挙はどうなるのかと思いました」。選挙戦中盤の3日、西原氏は鳩山政権の不人気に苦しんだ時期を振り返り、「辞任を決断した鳩山総理は自民党の首相とは違う」と気勢を上げた。首相交代による支持率「V字回復」で、再び得意のパターンに持ち込める――。だが、そんな空気はすぐに消えた。


 「消費税なんて、だら(馬鹿)なこというから……。消費税は上げないと緊急記者会見してほしいくらいだ」。選挙戦が終盤に入った7日、ある県議はうめいた。


 消費税の争点化には乗らない姿勢だった西原氏も、この日の演説で「自民党は公約で消費税10%と掲げている。民主党のマニフェストには一言も書いてない」と、たまらず反論に転じた。


 「自民党も上げるといっておきながら、(批判は)言いがかりに近い。こちらは議論しようと言っているのに」。西原氏は不満をもらしたが、いったん背を向けた有権者には届かなかった。


 「菅さんが目立ったので、(自民党の公約は)あまり気にならなかった」。衆院選では民主党に投票し、今回自民党支持に戻った金沢市の80代女性は話す。昨年まで民主党の味方だった「与党批判」のうねりに飲み込まれた。


        ■          ■


 「まさに攻めどき。これを逃す手はない」。自民党のある陣営幹部は選挙戦の途中から、消費税問題を批判の柱に据え、応援弁士にも要点をまとめたレジュメを配って攻撃を徹底させた。


 「議論を避けて通るわけにはいかないが、景気が悪いときに言い出すのはトンチンカン総理」。自民現職の岡田直樹氏は連日批判を繰り広げたが、党マニフェストの「消費税10%」を語ることはほとんどなかった。


 「本当は『消費税引き上げ反対』とやりたかったくらい。争点隠しじゃないが、野党は与党批判をしなければ、有権者にはわかりにくい」


 今回は「民主たたき」に成功した陣営幹部だが、味方につけた民意の、振れ幅の激しさに戸惑いものぞかせる。


 「次の衆院選がいつあるのかはわからないが、何年も、いまの民意のままということはないだろう」

7667チバQ:2010/07/14(水) 21:44:24
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001007140001
【2010参院選】民主惨敗の衝撃:下
2010年07月14日


西原氏の落選が決まり、がらんとした事務所で厳しい表情の宇野氏(右)と金原氏=11日夜、金沢市内

■きしむ組織 火種残す■


=漏れ続けた不協和音 県連再生へ影=


 選挙戦終盤の6日、民主新顔の西原啓氏が七尾市で開いた総決起集会。沓掛哲男衆院議員=比例北陸信越ブロック=が聴衆に語りかけた。


 「東海北陸自動車道、能越自動車道をやったのは誰ですか。私ですよ。日本で道路行政で一番力がある、その私が申し上げるんです」


 旧建設省の技術系トップ・技監から自民党参院議員を通算19年務め、昨年民主党から政界復帰した沓掛氏。圧力とも利益誘導ともとれる“呼びかけ”は気迫に満ちていたが、千人以上収容する会場は3分の1も埋まらなかった。


 「なるべく動員を掛けたくない。建設業協会とかに声もかけなかったですし」。地元・石川3区選出の近藤和也衆院議員は説明した。


 昨年、3区で史上初めて自民候補を破った近藤氏は、参院選でも“自民型”からの脱却を掲げた。自民寄りと目される市長や町長に「中立要請」して動きを封じ、西原氏には街頭演説中心の活動を勧めて草の根の支持の再現をねらう青写真だった。


 だが、近藤氏のこうした動きを一部の首長たちは「与党の圧力」と受け止め、「我々に強要する人たちがこの9カ月間何をしてきたのか」(八十出泰成・内灘町長)とさらなる反発も招いた。「近藤君は若い。北風じゃなく太陽、応援したいと思わせるやり方があるはず」。県連幹部の県議も首をひねった。


 頼みの近藤氏の個人後援会も、消費税を巡る逆風などで「昨年より3割程度パワーダウン」(同氏)という状況で投票日を迎え、七尾市で約7千票、3区全体で約4万3千票差の大敗を喫した。


 「これでまた振り出しに戻った」。与党にも、草の根にも徹し切れなかった戦いを、近藤氏に近い関係者は振り返った。


        ■          ■


 選挙戦全体を取り仕切ったのは金原博、宇野邦夫の両ベテラン県議が率いる保守系県議会会派「新進石川」だ。政権交代後の昨年秋、小沢一郎・前党幹事長の要請で入党した県議たちは小学校区ごとの強固な地盤を誇る金沢市を中心に、業界団体にも独自のパイプで接近を図った。


 だが、組織選挙では“一日の長”を誇る自民党も、新進側からの業界攻勢にしたたかに手を打った。


 「パーマ屋さんに『民主を応援しなきゃダメよ』と文書が行ってますが、『私も長いことこの店来てるがいね』、この一言でひっくり返ります」


 5日、自民現職・岡田直樹氏の陣営は金沢市内で女性限定の決起集会を開き、会場を埋めた数百人に県議が要請した。「紙切れより、お客さんが頼めば嫌とは言えん」


 せめぎ合いの末、金沢市でも西原氏は約2万2千票差で敗北。07年参院選で自民候補を約2万票上回り、昨年の総選挙でも石川1区で勝利した勢いは消え去っていた。


 新進の足元を固めるはずの金沢市議団も、3月に二派に分裂した影響がぬぐえず、集会の仕切りなどを巡って不協和音が漏れ続けた。


 11日夜、宇野氏は自らが擁立にかかわった西原氏について「衆院で1区、2区にぶつける方法もある。私ならそうします」と、奥田建、田中美絵子両議員の差し替えに言及してまで雪辱戦に意欲を示した。これには一川保夫・県連代表が「一個人が言っていること」と不快感をあらわにするなど、“親小沢”の二人の蜜月に陰りも見える。


 県連執行部と距離を置くある議員は「幹部が敗戦の責任をきちんと取り、新進のやり方の限界を認め、本当の民主党らしさを取り戻す。これができなければ自民党と戦う以前の問題だ」と話す。党再生か内紛か――。惨敗の火種が広がる先は、まだ見えない。



(この連載は井手さゆり、菊地直己、矢代正晶が担当しました)

7668チバQ:2010/07/14(水) 21:54:31
>>7608
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokushima/news/20100713-OYT8T00971.htm
楽勝ムード手綱緩む


敗戦の弁に言葉を詰まらせる吉田(中央)。高井(右)や橋本が励ました(11日、徳島市大松町の事務所で)  落選のショックから一夜明けた12日朝、大雨が降りしきる吉野川市山川町の国道192号脇で、レインコートを着て、行き交う車に頭を下げる民主党新人、吉田益子(50)の姿があった。隣で、「あ」「り」「が」「と」「う」と、支援者たちが5枚のプラカードを掲げた。「支援してくれた人たちに申し訳ない」。楽勝、とみられた選挙に敗れ、吉田は声を落とした。

 衆院選に比べ、選挙区が広い参院選は「風」に影響されやすい。昨年11月からの始動、保守分裂と、有利な条件がそろっていたが、5月には、政治とカネ、普天間などで逆風が吹き荒れた。6月に、菅内閣の誕生で支持率が「V字回復」。陣営に楽勝ムードが漂った。が、菅首相が消費税率引き上げに言及すると、再び風向きは変化した。

 そんな中で迎えた選挙戦。公示直後の6月27日、蓮舫行政刷新相を招いて鳴門市の公園で開いた吉田の集会。県連代表の高井美穂は「苦しい戦い」と訴えたが、会場には空間が目立った。その夜、県南部で開いた個人演説会も、350席あるホールに、訪れたのは3分の1程度だった。支持者たちは「衆院選の時はみんな命がけだったが、今回命をかける人はいない」「後援会が全然動いてない。風頼みの選挙ばかりしてきたから動かないことに慣れてしまっている」とぼやいた。

 各種の世論調査では相手候補に猛追されていた。焦る党は相次いで閣僚や党幹部を徳島に投入した。「左うちわの選挙になると思ったが、そうは問屋が卸さない」。今月6日、徳島市のあわぎんホールで開いた吉田の総決起集会には、公務で東京に張り付いていた仙谷官房長官が帰県。「あと1本、あと10本の電話を」と、投票日まで知り合いに電話をかけ続けるよう指示した。

 集会で高井は「仙谷さんの官房長官就任で、少し油断したところもあったのでは。正直私もそういうところがある」と打ち明けた。後援会長の木村清志は「仙谷が帰ってきてくれたので後援会も動くようになる」と期待した。しかし、一度緩んだ手綱が再び引き締まることはなかった。

 昨年の衆院選で、県内の民主党国会議員は4人に増えた。「4人の後援会がフル稼働すれば、大きな強みだ」。そんな見方もあった。しかし、ある後援会員は投票日前、「後援会と言っても、仙谷なら仙谷、高井なら高井。別の候補となれば話は別。昨夏に熱心に活動していた人が今回は顔を見せない。これで勝ったらおかしい」と話した。

 12日、片づけが進む事務所で県連幹事長の橋本幸子は厳しい表情で振り返った。「組織の弱さが現れた。組織のあり方、県連のあり方を再構築しないといけない」。(敬称略、この連載は中安真人、上田真央が担当しました)

(2010年7月14日 読売新聞)

7669チバQ:2010/07/14(水) 21:56:54
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/news/20100713-OYT8T00934.htm
県都決戦票掘り起こし
塩崎後援会もフル稼働
 政権交代後初の本格的な国政選だった参院選の愛媛選挙区では、自民現職の山本順三さん(55)が圧勝で再選。政権与党の民主新人岡平知子さん(52)は約10万票の大差で惨敗した。「自民王国」の愛媛で前回参院選、昨年の衆院選と着実に勢力を伸ばしてきた民主は、大きくつまづく結果に終わった。与野党の激戦を振り返った。(松山支局参院選取材班)

 「今回は松山で勝つ戦いをする。2万は差をつける」。公示日の6月24日。松山市駅前での出陣式を終えた自民県連幹部はこう明言した。松山市を重視した選挙戦略。その背景には、民主の戦い方を徹底的に分析し、必勝を狙う思惑があった。

 県議が自民32人に対し、3人しかいない民主は、全県選挙の参院選で実動部隊となる地方議員数で決定的に劣っている。当然、知名度の高い弁士を呼んで無党派層をターゲットにした「空中戦」を挑んでくると読んだ。

 一方で、70市町村が20市町に集約された平成の合併後、自民の地方議員も激減している。昨年度の党員数は前年度比5097人減の2万7300人に減った。「かつてのように松山での負けを南予や郡部の票で補えない」(自民県議)状況だ。

 昨年の衆院選愛媛1区で塩崎恭久議員に約2700票差まで迫り、比例復活した民主の永江孝子議員は岡平さんの支援に走り回っていた。塩崎議員の選挙参謀である県連幹部は「岡平が勝てば、あなたも次は危ない」と直言。これに応じて塩崎議員も後援会をフル稼働させ、自ら山本さんを先導して歩いた。候補や応援議員が何度も姿を見せる“県都決戦”が展開された。

 さらに従来型の選挙手法を捨て、戦術の転換を図った。支持者らを集会所などに集めて候補者が支持を訴える「箱物」は、公示2か月前から禁止し、候補を徹底的に街頭に立たせるようにした。組織・団体の推薦を得ても、塊(かたまり)で票が入る時代ではない。新規開拓を続けて都市部で自陣を広げる作戦だ。

 しかし、同時に組織票の獲得にも布石を打った。公明の比例候補との政策協定を締結。松山市のある公明市議は「今回は松山市内でのテコ入れを相当感じる。以前と違い、『本人が来た』とよく聞いた」と、自民の激しい動きに舌を巻いた。

 松山市では、前々回参院選で民主候補に約1万1000票の差をつけられ、前回は民主系の候補に約2万4000票も水をあけられた。だが、自民は今回、2万9000票を上回る成果を収めた。

 自民県連幹部は今回の圧勝に自信を深めた口調で、「今は当然、この後に続く知事選、県議選を見据えている」と話した。

(2010年7月14日 読売新聞)

7670チバQ:2010/07/14(水) 22:05:21
http://www.raijin.com/kikaku/2010sangiin/db/database.cgi?cmd=dp&amp;num=373&amp;dp=
(2010/07/12 掲載)

危機感受け自民圧勝 “風”なし民主失速 知事選へ「福中小」底力

 参院選群馬選挙区は中曽根弘文氏が圧勝、自民党は昨夏の衆院選の惨敗ショックから立ち直るきっかけを得た。ただ、中曽根氏の得票は自民総力戦の結果である上、政権与党への批判票も含まれており、自民が求心力を取り戻したとみるのは早計だ。一方、衆院選大勝で勢いづいていた民主党だが、「風」なしの選挙を戦い、支持基盤の拡大の必要をあらためて思い知った格好。自民が支持層離れに歯止めをかけ、反転攻勢に出るのか。民主が与党の存在感を発揮し、勢力を広げるのか。主導権争いはこれからが本番だ。

◎衆院選の雪辱
 選挙戦で自民は再生の原動力となる成果を手にした。旧群馬3区で票を競い合った「福田」「中曽根」「小渕」の支援者や組織が、自民退潮への危機感を募らせ結束したことだ。
 元首相の福田康夫氏は、約50回に上る地域選対の決起集会のほぼすべてで応援演説。9日の伊勢崎市の集会には、党命で全国選挙区の応援に駆け回る小渕優子氏も駆けつけ「福・中・小」の結束を印象づけた。「昨年の衆院選までにこれができていれば…」。地元応援弁士の口からはそんな言葉も飛び出した。
 来年は春に統一地方選、夏には知事選が控える。自民公認で出馬した大沢正明氏と、現職の小寺弘之氏が対決した前回知事選では、小寺氏と関係の深かった中曽根氏の大沢氏に対する応援態勢が不十分だったとして足並みが乱れただけに、自民は、結束を維持できれば知事選をはじめ各選挙を優位に戦えると算段する。
 歓喜に沸く中曽根氏の事務所で、南波和憲県連選対本部長は「今回の得票を支持基盤として固めていく」と力を込めた。

◎公明との連携課題
 課題はある。今回、比例代表選には「福田系」だった上野公成氏の娘婿の上野宏史氏がみんなの党から出馬。福田系の一部県議や首長らが支援に回った。一方で公明党との連携を維持し、知事選、衆院選に臨みたい県連国会議員らは、比例で自民候補とともに公明候補の支援を呼び掛けた。上野氏支援の総括を求める声が出る可能性もある。こうした状況でいかに公明との協力関係を維持していくのか、県連執行部は難しいかじ取りを迫られる。
 県連が衆院選後に着手した改革も始まったばかり。目玉に掲げる会長や衆院選候補者の公選制は「新生自民」を有権者にアピールできる一方、内部対立の火種になる可能性もある。

◎内部対立、どう解消
 民主県連は、組織の再構築が当面の課題。県連は労組の支援が厚い勢力と、労組とは一定の距離を置く保守系の国会議員の対立が続いている。選対幹部の一人は選挙戦を「支援態勢に温度差があった」とため息交じりに振り返った。
 しかし、自民改革が道半ばの今が民主にとって勢力拡大の好機。中島政希会長代行は敗戦を踏まえ「統一地方選が非常に重要。改革姿勢を持った候補者を厳選して臨む」と、自民との対決姿勢をあらためて鮮明にした。
 対自民の最初のヤマ場は県議選。前回改選で民主支持会派は、議席を改選前の8から13に増やしたが、最大会派の自民の現有議席31に遠く及ばない。自民が議席を独占する10選挙区を中心に何人の候補を立てられるかが、民主の力を示す指標となる。
 続く知事選は、現職の大沢正明氏を推す自民と、民主が、県政運営の主導権をかけて初対決することになる。民主側からは、小寺氏を支えてきた後藤新県議や、小寺氏の盟友の高木政夫前橋市長の出馬を期待する声が上がっている。
 自民、民主とも負ければ退潮必至。知事選までの1年、両党県連は存亡をかけてせめぎ合うことになる。

7671チバQ:2010/07/14(水) 22:06:58
http://www.raijin.com/kikaku/2010sangiin/db/database.cgi?cmd=dp&amp;num=374&amp;dp=
(2010/07/12 掲載)

民主、足並み乱れ 自民批判効果なく 富岡氏 群馬選挙区

 参院選群馬選挙区で落選した民主現職の富岡由紀夫氏、共産新人の店橋世津子氏。政権与党として迎えた初の国政選挙だったが、富岡氏は全市町村での敗北という大差で議席を失う厳しい結果となった。「自民王国」とされる本県の構図を塗り替えた昨年の衆院選の勢いはなかった。店橋氏陣営は消費税増税反対を前面に出して支持拡大を図ったが、及ばなかった。

 「ああ」「そんな。まだ1分だぞ」―。投票が終わった11日午後8時早々にテレビの速報で中曽根弘文氏の当選確実が伝えられると、支持者約70人と、石関貴史氏を除く県連の衆院議員5人が集まった高崎市小八木町の富岡氏の選挙事務所は重苦しい雰囲気に包まれた。
 鳩山前内閣の支持率低迷や続く菅内閣の消費税増税論などの逆風に直面。年金、イラク問題を背景に反自民票を集め、トップ当選を果たした6年前と正反対の状況に苦しんだ。演説などで「消費税増税論の原因は自民党がつくった借金」「世襲政治との戦い」と自民批判を強め、自転車遊説を軸に無党派層への浸透を図ったが、逆風下で思うような効果は出なかった。
 昨夏の衆院選で6人に増えた衆院議員と一定の連携を見せたものの、県連内の労組系、保守系の対立を背景に戦術面で足並みの乱れもあった。さらに富岡氏本人を含む各議員の個人組織も「まだ十分に育っていない」(選対幹部)上、選挙戦を支える県議、市議レベルが県内では依然として“少数野党”という足腰の弱さも響いた。
 最大の支持団体である連合群馬の加盟労組がフル回転したが、「労組依存」「風頼み」という以前からの課題を克服できなかった。富岡氏は午後8時20分すぎに姿を現し、支持者に深々と一礼。「多くの県民の期待に応えられず、心からおわびを申し上げたい。厳しい戦いと言われる中、(自転車の)ハンドルが握れなくなるくらい最後まで戦ったが、私自身の力が足りなかった」と無念さをにじませた。

◎「民・自」批判も支持広がらず 共産・店橋氏
 前橋市古市町の店橋氏の選挙事務所には11日午後8時ごろ、中曽根氏当選確実の一報が伝わった。支持者からは「もう決まっちゃったの」とため息が漏れた。
 事務所の2階で待機していた店橋氏は支持者の前に姿を現し、「多くの人に応援され、支えてもらったことに感謝します。議席には届きませんでしたが、これからも消費税増税阻止の先頭に立って頑張ります」と敗戦の弁を述べた。
 選挙期間中は県内各地の住宅街や商業施設など200カ所以上で精力的に街頭演説をした。最大の争点になった消費税の増税問題では民主党や自民党の姿勢を厳しく批判。「大企業、大金持ちへの優遇税制の撤廃や、軍事費の削減で財源はつくれる」と訴えて存在感をアピールしたが、支持は広がらなかった。
 店橋氏は集まった支持者一人一人に握手して回り、「支援ありがとうございました。ごめんなさい」と感謝の言葉を述べた。

◎解説 「最強布陣」で自民フル回転
 群馬選挙区は、総力戦で挑んだ自民が底力を見せて中曽根弘文氏が圧勝した。王国のプライドを懸けた戦いに、陣営は「福中小」の枠を超えて一本化。福田康夫元首相が選対トップの事務長に就任、前面に立って応援演説するなど「最強の布陣」(山本一太参院議員)で民主の富岡由紀夫氏、共産の店橋世津子氏を寄せつけなかった。
 抜群の知名度を持つ中曽根氏を擁立、1議席を争う戦いは、以前なら勝って当たり前というムードだったろう。しかし昨年の衆院選で強烈な逆風を受けたことに加え、公示直前の菅直人首相誕生に伴う内閣支持率のV字回復で再び“風”を警戒する声も聞かれた。
 危機感を持って臨んだ陣営は組織をフル回転、自民支持層を掘り起こすとともに、公明との連携も強化、着実に票の上積みを図った。苦戦が伝えられた太田地区でも小まめに集会を開き、すきを見せない戦いぶりだった。
 一方の民主。富岡氏は比例代表に「ご当地候補」として出馬した小寺弘之氏との連携を通じ、保守層への食い込みも図ったが、浸透しきれなかった。期待した無党派層からの追い風も限定的だった上、課題の労組系と保守系の連携も進まなかったと指摘されるなど、トップ当選した6年前のような“上げ潮ムード”に乗り切れなかった。
 選挙戦では政権交代に伴い、これまで自民を支援してきた業界団体が板挟みになったことも特徴として挙げられる。国政与党と県政与党の“ねじれ”があり「両候補推薦」といった苦しい対応もあった。団体をめぐる自民、民主の綱引きは続くとみられるが、この結果を受け、各団体が今後どう動くかも注目を集めそうだ。
       (報道部 高桑和彦)

7672チバQ:2010/07/14(水) 22:08:17
http://www.raijin.com/kikaku/2010sangiin/db/database.cgi?cmd=dp&amp;num=377&amp;dp=
(2010/07/13 掲載)

参院選から一夜 民主、県連人事に焦点 自民 雪辱果たし安堵感

 参院選の投開票から一夜明けた12日、県内では選挙結果を受け、各党で次をにらんだ動きが相次いだ。選挙区で大勝した自民党は、昨年の衆院選に惨敗した雪辱を果たし安堵(あんど)の声が上がっており、選挙結果や党運営について話し合う県議団総会を14日に開くことを決めた。参院で議席を失った民主党も週内に県連の緊急役員会を開き、選挙戦の総括や今後の活動を協議する方向だ。

 圧勝で5選を果たした自民党の中曽根弘文氏は12日、朝から選対幹部を務めた本県選出国会議員4人の事務所や支持者、団体にお礼のあいさつ回りをした。14日の県議団総会では、会長の中曽根氏を交え、衆院選立候補予定者の公募や会長公選などの問題について協議するとみられる。参院選の勝利を出発点に、あらためて県連改革を進めて「ニュー自民」への転換を図る方針だ。
 民主党は県連会長の富岡由紀夫氏の落選を受けて、幹部の責任論や今後の役員体制に関心が集まる。富岡氏は11日深夜、県連会長の去就について「みなさんと話し合って決めたいと思っている」と記者団に話した。ただ中島政希会長代行は「まずは選挙戦の敗因を分析することが先。今回の役員会で体制について話し合う予定はない」との見通しを示している。
 大沢正明知事は参院選の結果を受けた記者会見で「民主党がこれほど後退するとは思わなかった。有権者の目は厳しいと実感した」と感想を語った。
 大沢知事は選挙区で中曽根氏を支援しており、八ツ場ダム問題に関して「一方的に、協議なしで中止とはいかがなものか。そういう点が今回、選挙結果に表れたのではないか」と分析。一方で、民主党が地方と協議する取り組みが前進することに期待感も示した。比例で当選した「ご当地候補」の上野宏史氏(みんなの党)については「県として、頼りになる参院議員ができた」と歓迎した。

7673チバQ:2010/07/14(水) 22:31:19
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2010sanin/kiji/saga/20100713/20100713_0003.shtml
【2010参院選・佐賀 第6部 上】自民 大勝が再生のスタート
2010年07月13日 14:56  通り過ぎる車の3台に1台はクラクションを鳴らす。小雨の中、傘も差さずに駆け寄って握手を求める人もいた。参院選投開票の翌12日朝、佐賀選挙区で歴史的な大勝利を収めた自民・福岡資麿(37)は佐賀市与賀町の交差点に立ち、当選のお礼で頭を下げた。

 「反応は悪くないと感じていたが、ここまで開くとは正直思っていなかった」。県内20市町すべてを制した。本人も驚くほどの完勝だった。

 昨年8月に総務相の原口一博に完敗した。衆院からのくら替え。今年2月に党公認となった際には「就職活動か」と心無い中傷にもさらされた。それだけに、「落選した後も可能な限り、有権者とひざを突き合わせてきたことが実ったのかもしれない」。17日間駆け抜けた充実感に満ちていた。

   □   ■

 「バンザーイ」。11日午後8時5分。投票箱が閉まった直後に、同市多布施の福岡の事務所は歓喜の渦に包まれた。その輪の中にいたJAグループ佐賀の元幹部はこぶしを握り締めた。「自民の力を見せつけた。執念というか怨念(おんねん)だよ」

 昨年衆院選で、福岡を含む県内3小選挙区の自民候補を全面的に支援したJAグループ佐賀の政治組織・県農政協。政権交代後、陰に陽に民主政権から圧力を受けたという。「民主を応援しないと陳情は受け付けられない」「自民を応援し続けて交付金が減らされても良いのか」

 “戦犯扱い”を受けたJAは結束する。県農政協は、政権党・民主への配慮から表向き自主投票にしたが、地域ごとの11支部のうち5支部が福岡を推薦するなど水面下でフル回転した。JAだけではない、医師会や建設業協会など福岡を推薦した企業・団体は800を超えた。自民を支えてきた業界団体の多くが民主になびかなかった。

   ■   □

 福岡が獲得した約25万6千票は、自民が、1998年に結党した民主と参院選佐賀選挙区で対決するようになった2001年以降で最高。民主・甲木美知子(39)とは11万3千票開いた。だが、比例で自民が取った約14万票と民主の約11万9千票の2万千票差は福岡と甲木の得票差の5分の1ほどに縮まる。選挙区での大勝ちほど比例では勝てていないのだ。

 一方、民主は比例の得票率を昨年衆院選比12・14ポイント減の28・49%と大幅に減らしたが、自民は同1・22ポイントの微増にとどまった。西日本新聞社の選挙中の世論調査では、昨年衆院比例で民主に投票した人のうち約13%がみんなの党に投票したいと回答していた。県内比例でも躍進したみんなの党(得票率9・36%)が「民主離れ」の受け皿になったようだ。

 福岡の選対本部長を務めた県議・篠塚周城は自分に言い聞かせる。「比例でそれほど勝っていないのを見ると、保守地盤の佐賀でも反自民の層が定着しつつあるのを実感する。民主をけん制するために今回は応援してもらった。党再生は今から始まる」 (敬称略)

   ◇   ◇

 与党が過半数割れした参院選。県内でも、選挙区で圧勝するなど自民が復調し、民主は後退した。来春の統一地方選に向け、双方はどのような戦略を描くのか。選挙戦を振り返りながら考えた。


=2010/07/13付 西日本新聞朝刊=

7674チバQ:2010/07/14(水) 22:32:12
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2010sanin/kiji/saga/20100714/20100714_0001.shtml
【2010参院選・佐賀 第6部 下】民主 風頼みを脱却できるか
2010年07月14日 15:18
支援者に深々と頭を下げる民主党の甲木美知子氏(左)。大差での落選は関係者に衝撃を与えた=11日夜、佐賀市の事務所 大隈重信侯以来の佐賀市出身閣僚の来援にしては寂しい光景だった。

 参院選公示日の6月24日。総務相の原口一博は、民主甲木美知子(39)と佐賀市の大型ショッピングセンター前で街頭演説した。「改革の時計の針を元に戻してはいけない」。だが、買い物客の多くは足を止めずに車に乗り込んでいく。最後まで演説を聞いていた聴衆はたった5人だった。

 選挙戦が進み、各種世論調査は自民福岡資麿の「優勢」を告げる。特に、原口の地元佐賀市で苦戦が伝えられた。危機感を抱いた原口はラストサンデーの4日、旧佐賀市の全19校区でミニ集会を開催した。

 「党本部から『地域主権とか格好良いことを言っているが、甲木さんを上げきれるのか』と注文されている」

 甲木を通すことが自分への支援につながる。「甲木−福岡」でなく、「原口−福岡」の対決構図に持ち込むことで反転攻勢を仕掛けようとしたが、佐賀市ではダブルスコアで負けてしまう。

   □   ■

 「私は鳥栖のささやかな電器屋さんに生まれました」。投開票日が迫った7日、佐賀市で開かれた総決起集会。甲木は「最後のお願い」の場でも自己紹介から始めざるを得なかった。

 民主は政権交代の勢いそのままに、フレッシュな女性候補を打ち出して議席獲得を目指した。しかし、自民が擁立したのは甲木より若く衆院議員経験のある福岡だった。

 佐賀市役所の期日前投票を終えた佐賀市内の主婦(63)は福岡を選んだと言った。前回衆院選で原口に投票していたが「福岡さんは若くて経験もあるから安心。甲木さんは、よく知らない…」。知名度不足が最後まで響いた。

   ■   □

 民主は前回参院選で自民の21連勝を止めた。比例でも初の県内第1党となり、初陣となった1998年参院選の約6万票の2・5倍となる約15万票を獲得した。これまで順調に党勢を拡大してきたが、今参院選では選挙区で大敗北を喫し、比例約12万票は03年衆院選(約13万票)レベルに逆戻りしてしまう。

 「このような結果になったのは、私の不徳の致すところ…」。11日夜、甲木は支援者に深々と頭を下げた。開票が進み、閑散とした事務所で県連幹部はがくぜんとした。「11万票差は想定をはるかに超えた数字だ」

 地方組織が弱い民主は、風向きで党勢が左右される弱点を以前から指摘されてきたが、政権与党になった今、批判にさらされる機会が増える。そう簡単に“追い風”は吹かないだろう。

 だからこそ、地域に根差した地方議員を増やすことが喫緊の課題。民主県連代表代行の園田泰郎は「今回の敗北から体制を立て直し政権党にふさわしい組織を構築したい」と意気込む。来春の統一地方選で、その真価が問われる。 (敬称略)


=2010/07/14付 西日本新聞朝刊=

7675チバQ:2010/07/14(水) 22:39:38
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2010/sannin/kiji/095.shtml
迷走民主に“ノー”直撃 犬塚さん、終盤の追い上げ届かず



再選を果たせず、無念の表情で高木義明総合選対本部長と握手をする犬塚直史さん(右)=11日午後10時9分、長崎市築町の選挙事務所
 「私の不徳の致すところ。申し訳ない」。再選を果たせなかった犬塚直史さん。11日午後10時すぎ、長崎市築町の選挙事務所に姿を現し、集まった支持者に頭を下げた。

 「1000カ所で街頭演説」。選挙への活動を本格的に始動させたのは3月下旬。「(1期目の)6年間、地元でほとんど姿が見えていない」−そんな批判を払しょくするため、自己に課したノルマだった。

 県政の懸案をめぐって犬塚さんの持論は、党県連の見解とことごとく対立した。国営諫早湾干拓事業の潮受け堤防開門調査には「条件付き賛成」、九州新幹線長崎ルートは「現行案なら反対」−。選挙戦では一部“封印”を余儀なくされたが、自説は曲げなかった。

 選挙戦で訴え続けたのは、財政の無駄遣いをなくす「公会計法」への意欲や、東アジアの多国間安全保障の必要性。「地方の有権者には難しい話が多い」−。陣営内部ではこんな不安の声が消えなかった。それでも、演説の骨格部分に目に見えた変化はなかった。大所高所に立って国の行方を論じるべき−そんな犬塚さんなりの「参院議員像」が胸にあった。だが、選挙戦では、高い知名度を背景に逃げ切りを図る金子原二郎さんを追い込み切れなかった。

 金子さんの勝ち名乗りから2時間後、犬塚さんは「力及ばず、思いを遂げることができなかった」と敗北宣言。二人三脚で選挙戦を支えたフランス人の妻エブリーヌさんと関係者一人一人を回り、握手を交わした。ただ、持論と信念を貫いた充実感からか、犬塚さんの目に涙はなかった。




2010年7月12日長崎新聞掲載

7676チバQ:2010/07/14(水) 22:40:20
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2010/sannin/kiji/094.shtml
解説/「失望」の民意取り込む

 参院選長崎選挙区は、自民党から出馬した前知事の金子原二郎氏が、民主党現職の犬塚直史氏を大差で退け、事実上の一騎打ちを制した。両者の知名度の差がそのまま勝敗を分ける格好となった。

 再選を目指した犬塚氏。得意分野の外交・安全保障政策は県民に身近とは言えない。実績や理念を日ごろから地元に伝える努力が足りなかった。その上、国営諫早湾干拓事業などの見解をめぐり県連との溝が埋まらなかったこともあってか、組織の動きは鈍いまま。労組票の多い頼みの長崎市や西彼地区で金子氏を引き離せなかった。

 一方の金子氏は「地元密着」「利益誘導」を前面に打ち出し、手堅く票をまとめた。県北地区で犬塚氏を圧倒し、地方ではまだ地縁・血縁がものを言うことをうかがわせた。

 一方、自民党県連は候補者選考段階で迷走。一枚岩になることなく、存在感を示せなかった。業界団体の自民離れは著しく、民主党の地方組織づくりが進まない状況に助けられている感は否めない。

 金子氏は民主党を徹底的に批判し、政権交代時の「期待」を「失望」に変えた民意を一定取り込んだ。ただ「民主党を監視し、国政に地方の声を反映させる」ばかりでは、通算35年の政治経験からして物足りない。今後の政界再編を視野に入れているようだが、参院が「隠居仕事」でないことを6年間の働きぶりで示してほしい。(後藤敦)




2010年7月12日長崎新聞掲載

7677チバQ:2010/07/14(水) 22:47:04
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-164888-storytopic-126.html
民主県連、代表落選で重大転機 完全失速、組織立て直し急務2010年7月13日
記者団に対応する喜納昌吉氏=12日午前4時30分、那覇市牧志の選挙事務所
 参院選比例代表で2期目を目指した民主党県連の喜納昌吉氏が落選し、民主党県連の昨年の衆院選までの勢いは完全に失速。組織態勢の立て直しを突き付けられた。普天間飛行場の県外・国外を主張してきた県連だが、政府が「少なくとも県外」の約束を撤回して辺野古移設に回帰する事態を止められなかったことに県内で反発は強い。普天間問題の対応が正念場を迎える中で、県連代表の進退にかかわる事態を迎え、県連運営は重大な転機に差しかかっている。
 2004年の参院選で音楽家からの転身が全国的な話題となった喜納氏は全国で17万8千票を獲得、県内でも6万票余を集めた。
 同年に県連代表に就任した喜納氏は、若手を中心に党所属の県議や地方議員を広げ、政権交代を果たした昨年の衆院選では、県内でも一挙に2人の衆院議員が誕生。県内政局における主導権を握った。しかし今回、喜納氏は全国で約7万票の得票にとどまり、重点的に取り組んだはずの県内でも3万6千票だった。
 比例代表の落選が確実になった12日午前4時30分、疲れのにじむ表情で喜納代表は「沖縄の人たちは民主党が裏切ったという感情の方が強かったんじゃないか」と選挙戦への普天間問題の影響を指摘した。新垣安弘幹事長は「選挙区で候補者を擁立できなかったことで、比例と選挙区のセットが組めず戦いにくかった」と独自候補擁立を回避した党本部の判断を批判した。
 一方、県連関係者は「パフォーマンス型の選挙運動では、逆風が吹く時には勝てない。日ごろの懇談会など、地道に地域に入って支持を浸透させる活動が足りない」と、全県選挙を戦うだけの態勢をつくれなかった内幕を指摘。民主党の看板だけで、組織の実力以上の票が集まってきた“バブル”が浮き彫りになる。
 来年2月の県連大会で任期満了に伴う代表選が行われる予定だが、喜納氏は辞任を示唆した上で「基地問題で今からアメもどさっとくる。アメで沖縄問題を取引するような人ではあってほしくない」と後任への注文をつけた。
 新垣幹事長は「1月の任期まで務めると思っている。知事選や統一地方選が控え各党との駆け引きもある中で、喜納代表の力が引き続き必要だ」と代表継続を求めるものの、「いずれにせよ2月の代表選までには新代表に代わる」(県連幹部)と“ポスト喜納”の綱引きが活発化しそうだ。(与那嶺松一郎)

7678チバQ:2010/07/14(水) 23:07:45
>>7640>>7643
http://www.asahi.com/politics/update/0714/TKY201007140538.html
日医連「分散で会員に戸惑い」 参院選、推薦候補落選2010年7月14日22時52分

 日本医師会の政治団体・日本医師連盟は14日の記者会見で、推薦・支援した候補3人が落選した参院選について「分散したので、会員も戸惑いを感じたのかという反省を持っている」(横倉義武副委員長)と敗因を分析した。

 日医連は今回、組織内候補だった自民党現職を「支援」に格下げして民主党候補を推薦。みんなの党の候補も支援した。その結果、民主、自民の両候補とも7万票余にとどまった。3候補の得票数を合わせても約17万票で、前回推薦した自民党候補(落選)が得た約18万7千票に達しない惨敗だった。

 横倉副委員長は「私どもの医療政策を理解いただく議員を与野党問わず支援していかなければならない。現時点での委員長との話では、組織内とは違う形の支援の方がいいという考えだ」と述べ、今後の国政選挙でも複数候補を支援する可能性を示唆した。

7679チバQ:2010/07/14(水) 23:24:46
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000001007130001
民主、組織の弱さを露呈 参院選振り返って
2010年07月13日


昨夏の政権交代後、初の国政選挙。民主党県連の井上紀代子代表が「政権交代の総仕上げ」と位置づけていた参院選は、民主新顔で元毎日新聞政治部記者の渡辺創氏(32)が約17万9千票、自民現職の松下新平氏(43)が約30万4千票と、約12万5千票差の大敗を喫する結果となった。(松井望美、石田一光)


 11日午後8時、宮崎市内の渡辺氏の事務所。開票開始とほぼ同時に松下氏の当選を伝えるテレビの音声が響くと、約40人の支持者らは、家畜の伝染病、口蹄疫(こう・てい・えき)のさなかでの「静かな」選挙を象徴するかのような沈黙に包まれた。


 渡辺氏は「力が及ばず本当に申し訳ありませんでした」と頭を下げた。


 井上代表は「厳しい風の中、口蹄疫の問題があり、本人の努力よりももっと大きな壁があった。県連が彼を支えるにはまだまだ小さかったと言えるのではないか。反省している」。今回の選挙戦を最もよく表す言葉を述べた。


 民主は、井上代表が昨夏の衆院選後に「参院選では党公認の独自候補を」と宣言。年末に渡辺氏擁立を決めた。しかし、これまで「無所属候補を民主、社民で推薦」という態勢を築いてきた社民党県連合側は、「政権を取ったからとおごっている」(幹部)と怒りをあらわにした。


 無所属だった外山斎参院議員が昨秋、「当選後は無所属を貫く」との社民との政策協定を破棄して民主に復党したことも怒りに拍車をかけた。


 そして、社民は年明けの1月の宮崎市長選を自主投票に。民主などが推薦した前市議は戸敷正・現市長に敗れた。「民主だけだとどうなるか分かったのでは」。社民幹部は警告を発していた。


 4月上旬、社民側は民主側の内々の謝罪を受け、同月末にようやく渡辺氏支援の方向性を確認した。しかし、5月末の福島瑞穂・社民党党首の閣僚罷免と政権離脱を受け、公示直前の6月18日、支援を見送った。


 一方、自民側ではこの10日前、6年前の参院選で松下氏に敗れた上杉光弘元参院議員が、松下氏の事務所開きに現れ、協力を表明していた。中村幸一・自民県連会長らが何度も上杉氏と会い、分裂回避に腐心していたという。強固な「一枚岩」となって選挙戦に突入することができた。


 口蹄疫問題も渡辺氏に重くのしかかった。支援団体の幹部は「被災者の心情を考えると電話作戦も逆効果になりかねない。活動が限られる」とこぼした。追い打ちをかけるように、政府の口蹄疫対策や菅直人首相の消費税増税発言への反発が噴出。与党の看板は逆風となった。


 渡辺氏は「準備不足、知名度不足。口蹄疫で非常に難しい選挙戦だった」と話す。ただ、「宮崎に足をつけて政治活動を続けていきたい」と意欲も見せている。

7680名無しさん:2010/07/14(水) 23:35:54
http://blog.livedoor.jp/sgt/archives/51759957.html
東京大学・菅原研究室紀要
2010年07月14日
【2010年参議院選挙分析】得票と議席の「ねじれ」について

 2010年参院選は、議席数では自民党が勝利したものの、比例区得票率や候補者の総得票数を見ると、民主党が勝っていた、少なくともこんなに負けることがなかったというようなことが指摘されています。このような得票と議席の「ねじれ」の要因として、自民党は農村の1人区(小選挙区)で強いため、「一票の格差」の恩恵を強く受けているためだ、という主張もあります。鳥取が1議席なら東京は20議席あるはずなのに、実際には5議席しかなく、自民党に著しく有利であるというのは、一見すると正しい議論に見えます。

 しかし、「一票の格差」がもたらす選挙結果の「歪み」は、小選挙区と中選挙区の混合と都市―農村軸の交差がもたらす歪みに比較すれば、微々たるものに過ぎません。以下、簡単なシミュレーションをしながら、これを議論してみましょう。

(一応、以下はリンク先で)

7681名無しさん:2010/07/14(水) 23:39:59
2010参院選比例 都道府県別得票率


民主
全   国 31.56%
ベスト5
岩   手 45.97%
北 海 道 39.49%
愛   知 36.28%
長   野 36.20%
山   梨 35.53%
ワースト5
沖   縄 22.46%
宮   崎 25.11%
栃   木 26.02%
香   川 26.20%
富   山 26.55%

自民
全   国 24.07%
ベスト5
福   井 38.59%
鹿 児 島 36.54%
島   根 36.10%
香   川 35.00%
石   川 34.95%
ワースト5
沖   縄 17.64%
大   阪 19.03%
岡   山 19.86%
兵   庫 20.27%
神 奈 川 20.55%

76827681:2010/07/14(水) 23:40:56
公明
全   国 13.07%
ベスト5
福   岡 18.70%
大   阪 17.98%
沖   縄 17.93%
和 歌 山 16.72%
宮   崎 16.72%
ワースト5
岩   手 7.34%
富   山 8.05%
福   井 8.23%
新   潟 8.24%
山   形 8.66%

共産
全   国 6.10%
ベスト5
京   都 13.83%
高   知 9.76%
大   阪 9.26%
東   京 8.19%
滋   賀 7.93%
ワースト5
栃   木 2.65%
富   山 3.04%
熊   本 3.25%
長   崎 3.36%
福   井 3.39%

76837681:2010/07/14(水) 23:41:47
国民
全   国 1.71%
ベスト5
広   島 4.58%
島   根 3.93%
鹿 児 島 3.26%
高   知 2.86%
熊   本 2.75%
ワースト5
神 奈 川 1.01%
京   都 1.13%
栃   木 1.17%
埼   玉 1.20%
群   馬 1.24%

改革
全   国 2.01%
ベスト5
福   島 4.35%
徳   島 3.05%
兵   庫 2.91%
岡   山 2.78%
神 奈 川 2.66%
ワースト5
栃   木 0.86%
岩   手 0.92%
沖   縄 1.09%
宮   崎 1.10%
鳥   取 1.13%

76847681:2010/07/14(水) 23:42:50
社民
全   国 3.84%
ベスト5
沖   縄 22.68%
大   分 11.92%
宮   崎 7.34%
岩   手 6.12%
新   潟 5.34%
ワースト5
栃   木 1.81%
徳   島 2.14%
岡   山 2.25%
和 歌 山 2.32%
山   口 2.41%

たちあがれ
全   国 2.11%
ベスト5
岡   山 13.16%
秋   田 12.38%
宮   崎 4.60%
福   島 3.16%
徳   島 2.74%
ワースト5
栃   木 0.91%
沖   縄 0.92%
岩   手 0.95%
山   形 1.09%
長   野 1.10%

76857681:2010/07/14(水) 23:46:49
みんな
全   国 13.59%
ベスト5
栃   木 33.15%
富   山 20.34%
神 奈 川 17.28%
群   馬 17.09%
千   葉 16.20%
ワースト5
沖   縄 5.99%
鳥   取 6.66%
岩   手 6.79%
高   知 7.38%
鹿 児 島 7.51%


2010/7/13「毎日」のデータをもとにまとめてみました。
(似たようなデータは同日の各紙にもあると思います)

7686名無しさん:2010/07/15(木) 00:44:06
ドリフBGMで菅直人の弁解は通じるのか検証してみた  ←検索
    /::::::::::::::::::::::"ヘヽ
    /:::::::::::::::::::::::::ノ  ヽヽ
   /::::::;;;;...-‐'""´    .|;;|
   |::::::::|     。    |
   |::::::/  ,,,.....    ...,,,,, ||
   ,ヘ;;|   ,,-・‐,  ‐・= .|  
  (〔y    -ー'_ | ''ー |  
   ヽ,,,,    /(,、_,.)ヽ .|   
    ヾ.|   ヽ-----ノ /   
     |\   ̄二´ /    
   _ /:|\   ....,,,,./\___  
 ''":/::::::::|  \__/ |::::::::::

7687名無しさん:2010/07/15(木) 12:30:57
民主党の得票率ベスト10

07年 1岩手 2山梨 3新潟 4愛知 5三重 6福島 7長崎 8北海 9栃木 10宮城
09年 1岩手 2新潟 3三重 4愛知 5長野 6徳島 7宮城 8福島 9岐阜 10滋賀
10年 1岩手 2北海 3愛知 4長野 5山梨 6三重 7新潟 8奈良 9福島 10鳥取

順位推移
岩手 1→1→1
愛知 4→4→3
三重 5→3→6
山梨 2→12→5
新潟 3→2→7
福島 6→8→9
鳥取 35→38→10
栃木 9→39→45

7688名無:2010/07/15(木) 12:52:19
鳥取は田村耕太郎が10%上げた、栃木はみんなの党が大幅に増加した結果減少した。

7689名無しさん:2010/07/15(木) 16:19:43
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20100713ddlk26010536000c.html
選挙:参院選 民主2人目の河上さん、組織の思惑にほんろう /京都

 ◇票の上積みもならず

 今回の参院選京都選挙区(改選数2)で当初最も注目を集めたのは、小沢一郎・民主党前幹事長の肝いりで擁立された同党2人目の公認候補の影響だった。だが、終わってみれば衆院議員の座をなげうって臨んだ河上満栄さん(39)は、公示前日に出馬表明したみんなの党新人にも及ばぬ惨敗。本人は否定したが、組織の思惑にほんろうされる姿は気の毒ですらあった。【五十嵐和大、山田尚弘】

 「衆院議員の立場を振り切って、政権の安定のため自己を犠牲にしたその姿は、坂本龍馬を助けたお龍さんと同じ。平成の坂本龍馬、小沢一郎の『日本一新』にはお龍さんの力が必要なんです!」

 投票を2日後に控えた今月9日夕、京都市中心部の繁華街に立った小沢氏の元側近、平野貞夫・元参院議員。党の顔である菅直人首相ではなく「一兵卒」である小沢氏の名前を挙げ、支持を訴えた。

 立候補は自己犠牲なのか? その場で河上さんに尋ねた。「そういう言葉が適切かは別として、衆議院の議席を頂いたのも私の社会的な命も国民の皆さんに委ねられている。犠牲にする自己もない」。記者の目を見据えながらきっぱりと答えた。

 民主が政権を奪取した09年8月の衆院選・比例代表近畿ブロックで河上さんは初当選。いわゆる「小沢ガールズ」の一人で、今回の立候補のため1年足らずでバッジを外した。

 目立った実績も活動もなく、小沢氏の意のまま郷里の京都に舞い戻った河上さんは府連の中で浮いていた。前原誠司国土交通相をはじめ、非小沢系の国会議員が多く所属する中で、その動向が異色にも映ったからだ。

 党府連は河上さんを「敵ではないがライバル」と位置づけ、福山哲郎官房副長官(48)の支援優先を決定。所属する国会議員9人中、豊田潤多郎衆院議員(60)だけを河上陣営に選対本部長として送った。豊田さんは河上さんと同じ比例近畿ブロックの当選組だ。

 衆院議員経験があるとはいえ、本格的な選挙戦は経験がなく「地盤も看板も無い」とアピールする河上さん。ポスターに小沢氏との2ショット写真を採用し、同氏の指示通り1日50回以上の街頭演説に励んだ。その秘書が度々事務所を訪れ、細かい指示を伝達。本業である衆院本会議や常任委員会から足が遠のき、選挙にのめり込む姿勢が話題になった。

 選挙戦では、比例代表候補の谷亮子さんら小沢氏に近い候補や議員が続々入洛。消費税率引き上げを巡る議論でも「増税前にムダ削減」(河上さん)と菅首相と一定の距離を置く発言で有権者を困惑させた。

 複数候補を競わせることで民主票を上積みするのが小沢氏の戦略だったはず。だが、河上さんは法定得票数(90960)をやっとクリアする94761票にとどまり、福山さんは前回から10万以上の票を減らした。

 11日夜、事務所で河上さんは「体が二つあれば衆院議員を続けたかった。菅首相の消費税論議で批判を受けることもあった」と涙ぐんだ。一方で、小沢氏の影響や今後については「分かりません。支持者と相談し決める」と言葉少な。「組織人ですから。悔いはありません」と繰り返した。

7690名無しさん:2010/07/15(木) 18:52:11
http://www.hab.co.jp/headline/news0000005582.html
西原さんを今後も応援 新進石川が参院選総括 (15日)

--------------------------------------------------------------------------------


県議会会派の新進石川が議員総会を開き、11日に投開票が行われた参議院議員選挙を総括しました。民主党と合流した新進石川は、11日の参院選で西原啓さんを支援しましたが、西原さんは、自民党の岡田直樹さんに9万票あまりの差をつけられ落選しました。新進石川は15日に開かれた議員総会で参院選の総括を行い、今後の選挙戦での問題点を探りました。金原博会長は「一生懸命戦ったが結果は大敗だった。候補者はすばらしい人なので捲土重来、いつかは政治の舞台へ登ってほしい」と西原さんをねぎらいました。 (16:27)

7691名無しさん:2010/07/15(木) 19:02:06
落選法相の残留に非難ごうごう 月給162万円もゲット (1/2ページ)
2010.7.14 22:35
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100714/stt1007142240012-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100714/stt1007142240012-n2.htm

 「参院選落選」という、これ以上ない民意を突きつけられながら、千葉景子法相(神奈川選挙区)が閣僚にとどまることに対し、党内外から批判が高まっている。千葉氏は菅直人首相に辞意を伝えたが、首相が強く慰留した。背景には千葉氏が辞任すれば、党内から内閣改造や党執行部の責任を問う声が激しくなりかねないことを懸念した「政局的打算」がうかがえる。(杉本康士)

 「絶対理解されるはずがない。千葉氏は大臣として戦って負けた。国民感情にもとる。神奈川県民を愚弄(ぐろう)していることにもなる」 

 産経新聞の取材にこう憤るのは民主党の長尾敬衆院議員(大阪14区)。長尾氏のもとには支援者らから、今回の菅政権の方針に抗議の電話が相次いでいるという。

 当然ながら自民党などの野党は「千葉氏は国民の審判を受けて落選した。法相としての存在意義をすでに失っている」(自民党首脳)と、批判のボルテージを上げる。

 首相は13日夜、記者団に「大臣は議員である人が多いが、議員でなくても適任者であればなれる。千葉氏は法曹出身でもあり適任者だ」と、千葉氏の続投は問題ないとの認識を強調。社民党の福島瑞穂党首も14日の記者会見で、「(選択的夫婦別姓を可能にする)民法改正と捜査の可視化を全力で実現していただきたい」と述べた。

 もっとも、首相は「そう遠くない時期に(民主党)代表選もある」として、千葉氏の任期は9月5日実施で調整されている代表選後の内閣改造までとの見通しを示している。となれば、千葉氏の在任期間は1カ月以上あるというわけだ。

 しかし、落選した閣僚が1カ月以上内閣にとどまるケースは過去に例がない。記録が残る昭和23年以降、衆参の国政選挙で落選後も閣内に残った閣僚は15人いる。だが、残留期間は第4次吉田茂内閣の林屋亀次郎国務相の27日間が最長だ。

 千葉氏は閣僚のポストにいる間、月額162万7560円の給与を受け取り続けることになる。また、法相は死刑執行の署名や検察指揮権のほか、外国人の在留・永住許可など幅広い権限を有する。千葉氏は13日の記者会見で、「議員の立場ではないからといって、それ(法相の権限)に大きく反することはしない」との考えを強調した。だが、“適格性”を疑問視する声は収まりそうもない。

7692名無しさん:2010/07/15(木) 19:10:12
菅直人に翻弄された候補者(上)〜参院選福岡選挙区・総括
選挙レポート2010年7月15日 15:56<トップ当選をめぐる戦い>
http://www.data-max.co.jp/2010/07/post_10858.html

 一瞬の決着だった。11日午後8時過ぎ、自民党新人・大家敏志氏当選確実の報道が出た。それに民主党現職・大久保勉氏の当選確実が続いた。2議席に7人の立候補者、政権与党の支持率低下という背景もあり、当初、大混戦が予想された参議院議員選挙・福岡選挙区。しかし、フタを開けてみれば全国屈指のスピード決着だった。獲得票は、大家氏が77万4,618票、大久保氏が67万3,749票。3位のみんなの党新人・佐藤正夫氏(28万7,349票)に大差をつけた。
 自民党・大家氏陣営が掲げた選挙スローガンは「絶対に負けられない戦いがある」。そして、自民党のスローガンは「いちばん」である。目標は、あくまでも「トップ当選」。公認候補として、捲土重来を期す党の威信をかけた選挙戦であった。
 対する民主党は、当初、2議席の独占をねらった。2人区以上にふたりの候補者を立てるのは、小沢一郎・前幹事長の作戦であったが、その指揮を取るべき小沢氏が「政治とカネ」問題で失脚。その後、菅政権の誕生と状況は二転三転した。
選挙期間中の取材を通して感じたのは、民主党は自らが起こした状況の変化に対応できないまま参院選に突入したということである。

 「決して楽観はできない。大久保がなぜ走るか。無党派層で票の上積みをしなければいけないからだ」(大久保氏陣営関係者)。

17日間の選挙期間中、大久保氏はマラソン遊説で100km以上を走った。すべての候補者のなかで彼ほど体を動かした人はいないだろう。一旦、V字回復はしたものの、また低下し始めた菅政権の支持率に危機感が高まる。しかし、それはトップからの転落に向けてのものだった。複数の団体から推薦状を獲得し、再選へ向けての下準備を着実に行なってきた。結果を見れば、大久保氏陣営も「トップ当選」が目標だったことがうかがえる。与党の公認かつ現職として、"2番じゃダメ"なのである。
 したがって、ライバルは自民党・大家氏ということになるのだが、6月24日の公示以降、大久保陣営から「一番怖いのは大家ではない。堤だ」という声が聞こえ始めた。

7693名無しさん:2010/07/15(木) 19:14:06
http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20100715ddlk43010475000c.html
2010参院選くまもと:激戦終えて/下 組織ない「みんな」が10万票 /熊本
毎日新聞 2010年7月15日 地方版

 ◇批判票取り込み躍進
 当開票日の11日夜、民主新人の本田浩一氏(43)の陣営。刻々と明らかになる開票状況をテレビで見ながら陣営幹部がつぶやいた。「けっこう取られているな」。みんなの党新人、本田顕子氏(38)の票の伸びに驚きを隠さなかった。顕子氏が県内で獲得した票は10万1869票。得票率は11・4%に上る。

 浩一氏陣営の選対本部長を務めた松野信夫参院議員は「都市部の有権者が第三極のみんなの党に流れた。正直、痛かった」と振り返る。別の幹部は「自民(の松村祥史氏)より、うちが票を取られたのではないか」。

 顕子氏の事務所でボランティアをした熊本市の50代男性は昨夏の衆院選では民主に投票した。「民主にしばらく政権を担当してもらいたかったが、政治とカネ、普天間などの問題で結局自民党と一緒だったとがっかりした」と、みんなの党に“心変わり”した理由を話す。

 顕子氏陣営の野田和彦事務長は「立候補表明から短い期間で、組織も何もない新人が10万票以上とれた。それなりの成果だと思う」と手応えを口にする。野田事務長は、顕子氏の父の本田良一元民主党参院議員の秘書を務め、組合など組織内の票を固める手法の選挙も間近で見てきた。ただ今回は集会などをせず、街頭演説を繰り返してできるだけ多くの市民と接する手法をとった。「昨夏に自民党政権が倒れ、有権者が自分たちの1票で政治が変わることに気付いた。これまでより有権者が政治を身近に感じ、みんなの党に共感した結果、躍進につながったのではないか」。

 共産新人の安達安人氏(54)は、消費税引き上げに真っ向から反対し支持を訴えたが、得票は顕子氏の3割(3万517票)にとどまった。久保山啓介・闘争本部長は「みんなの党もいずれ増税を訴えるだろう。自民や民主と一緒だ」と批判しながらも「『無駄をなくせ』という主張が、自民と民主に対する批判票をうまくとらえた」と、みんなの党躍進の要因を分析してみせた。

 今回の躍進は批判票の取り込みによるもので、党の支持層として定着するかどうかは不透明だ。前川收自民県連幹事長は「批判票なのは間違いないが、ストレートに定着するとは思わない。国会の動きの影響を受け、自民が取り戻すこともその逆もありうる」と動きをうかがう。顕子氏陣営の野田事務長は「今後も、みんなの党の主張をより多くの人に知らせていきたい」と話している。(この連載は、結城かほる、笠井光俊、勝野俊一郎が担当しました)

7694チバQ:2010/07/15(木) 23:22:48
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/news/20100715-OYT8T00082.htm
第3極 県内に地歩


落選が決まった後、さばさばした表情で支援者と握手する河合氏(左)=11日夜、浜松市西区の事務所で  「組織がないなか、多くの人に支援してもらった。新しい時代の選挙に挑戦できた。やれることは全部やった」。落選が決定的となった11日夜、みんなの党新人の河合純一氏は浜松市西区の事務所で、集まった支援者を前に頭を下げた。さばさばとした表情で、悲壮感などはなく、支援者に感謝の言葉を述べた。

 公示の約1か月前の出馬表明にもかかわらず、河合氏は約36万票(得票率20・9%)を獲得した。いずれも大政党や組織をバックにして当選した自民党の岩井茂樹氏の得票率が32・3%、民主党の藤本祐司氏が28・2%だったことを考えると、有力な支援組織を持たずに戦った河合氏の数字は善戦と言える。

     ◆

 衆院に小選挙区比例代表並立制が導入されてすでに5回の選挙が行われ、全国的に民主、自民両党による二大政党制が定着したとの見方が広がった。だが、長く続いた自民党政権に終止符を打って昨夏の衆院選で政権を獲得した民主党も、鳩山前内閣の稚拙な政権運営で有権者の失望を買った。

 今回の参院選は、必ずしも二大政党に収れんしない多様な民意が存在することを前提に、二大政党が十分対応できない政策課題に取り組む政治勢力を認めるかどうかも一つの争点になった。その焦点がみんなの党であり、選挙の結果同党が全国で躍進したことで、第3極勢力は日本政治で無視できない存在になった。

 静岡で河合氏は当選こそ逃したが、政治的なインパクトは大きかった。選挙戦は無党派層を意識した街頭活動中心。静岡選挙区の戦いを注視していた日詰一幸・静岡大人文学部教授(行政学)は選挙期間中の講義で河合氏に触れ、「レーダーではどこにいるのかわかりづらいが、確実に忍び寄って来る。岩井、藤本両陣営は恐ろしく思っているだろう」と評した。

 実際、藤本陣営幹部だった民主党県議の一人は選挙後、「河合陣営の戦い方はゲリラ戦的。行く先々で投網を打つようなやり方だった。河合氏でなければここまで藤本氏に迫れなかっただろう。脅威だった」と振り返った。単に河合氏の知名度の高さが民主、自民両党にとって脅威だっただけではない。得体が知れないが、明らかに自分たちとは一線を画す政治的意思の塊が確実に存在することに民主党、自民党とも気付き、脅威を感じたと言える。

     ◆

 もちろん、河合氏のこうした選挙戦術は万能ではない。河合陣営は今回、河合氏が関係するスポーツ、障害者などの団体に対し、「公正中立であるべき団体に迷惑をかける」(大岡敏孝・選対本部長)として積極的な支援を求めなかった。それは河合氏「らしさ」を打ち出すにはいいが、選挙戦術として見た場合は、「当選できなければ元も子もない」という論理に抗するのは難しい。

再挑戦に含み だが、こうしたことも含め、河合氏本人やみんなの党の動向は今後も県政界で関心を集めそうだ。今後も政治活動を続けるかどうかについて、河合氏は落選が決まった11日夜には「全くの白紙」と繰り返したが、13日には読売新聞の取材に対し「全く組織がないのに36万人が支持してくれた。初挑戦で勝てるほど甘くはないとわかってはいたが、『子供たちが夢を抱ける国をつくりたい』との思いは変わらない」と語り、政界への再挑戦に含みを残した。

 来春には統一地方選がある。みんなの党は今回の成果を基に、各地の地方議員選で候補者の擁立を目指すとみられる。静岡県では河合氏の今回の結果が足がかりになるのは間違いない。

(2010年7月15日 読売新聞)

7695栃木都民:2010/07/16(金) 09:44:47
>>7691
千葉みたいなモノのことを、普通は「恥知らず」というのですが。
まあ、千葉は人殺しや凶悪犯の人権の方が、被害者やその家族の人権より大切という「人権派」ですから、本人からすれば当たり前のことなんでしょう。

7696チバQ:2010/07/16(金) 22:14:38
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20100713ddlk01010199000c.html
「指定席」の内情:’10参院選北海道/上 民主 /北海道
 ◇「北教組」に消費税重なり 足腰の弱さも露呈
 参院選道選挙区(改選数2)の開票作業が始まって約1時間半後の11日午後9時半ごろ。民主党の藤川雅司氏(53)の事務所(札幌市中央区)では、誰も言葉を発しなかった。

 「徳永エリ新参院議員、当選万歳!」。事務所のテレビからは、当選を確実にして歓喜にわく民主の徳永エリ氏(48)陣営の様子が映し出されていた。

 選対本部長代行の高柳薫・連合北海道会長は大きなため息を漏らしたまま。選対本部長の小川勝也首相補佐官もテレビを凝視するだけだった。

  ■ ■

 民主道連は2議席独占を目指し、徳永氏は道連、藤川氏は連合が選対を担った。だが、最後の1議席を2人が争う結果となり、連合北海道は90年の発足以来初めて組織出身候補を落選させた。藤川氏の得票も約57万票止まり。連合北海道の組合員は約27万人おり、単純計算では1人2票程度しか獲得できていないことになる。

 高柳会長は同日夜、記者団に敗因を聞かれ、「労働組合と政治、カネの問題に厳しい目があった。ブレーキがかかったのは事実」と述べ、北海道教職員組合(北教組)幹部による、小林千代美前衆院議員(道5区)陣営への不正献金事件の影響を認めた。

 矛先は民主にも向けられた。「新人を出すには少し時間が足りなかったと思う」。高柳会長は、候補者選びの過程で民主側が自治労出身の現職、峰崎直樹副財務相の引退にこだわり、年明けに候補者交代を余儀なくされたことを蒸し返した。しかし、連合が藤川氏へのてこ入れを要請したことに道連内にも反発があり、選挙中には徳永陣営幹部が「惑わされるな」と地方議員に電話をかける場面もあった。

 前回(07年)は2人の公認・推薦候補で約164万票を獲得し、票割りが成功すれば2議席独占が可能だったが、今回は2人で約128万票。トップの自民党の長谷川岳氏(39)は約95万票で、2議席独占には遠く及ばなかった。政権与党として迎えた最初の国政選挙での苦戦に、協力関係が続いていた両者にはしこりが残る。

  ■ ■

 菅直人首相の消費税増税発言も追い打ちをかけた。道連には「民主党に票を入れると、消費税が上がるのか」という電話もかかってきた。道連の三井辨雄(わきお)代表は「消費税で菅首相が釈明に追われたことは大きく影響したと思う」と嘆いた。

 だが、今回の苦戦は選挙戦を労働組合に頼り、党としての基盤が十分ではないという、民主側の足腰の弱さも根底にある。その労組も弱体化が露呈した。

 10月には衆院道5区の補選が控える。民主道連幹部は「(参院選の結果は)正直影響がないとは思わない」と漏らした。【岸川弘明、今井美津子】

  ◇  ◇

 参院選道選挙区は5回連続で民主、自民が1議席ずつを分け合う「指定席」が続いた。しかし、その内情は複雑だ。各党の選挙戦を検証する。

毎日新聞 2010年7月13日 地方版

7697チバQ:2010/07/16(金) 22:15:58
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/archive/news/2010/07/14/20100714ddlk01010089000c.html
「指定席」の内情:’10参院選北海道/中 自民 /北海道
 ◇若さと公明票で大勝 比例票低迷に不安も
 駅前広場や歩道は支援者のほか、買い物客やサラリーマンら通行人が足を止め、聴衆は数千人に膨れ上がった。参院選最終盤の8日夕、自民党の長谷川岳氏(39)が最終決戦に向け、JR札幌駅前で行った街頭演説。中には競うように長谷川氏に握手を求める人もいた。

 マイクを握った武部勤・自民党元幹事長は「長谷川候補は、公明党と無党派の皆さん、今や民主党支持層にまで浸透を始めている。今までの我々の選挙では見たことのない現象だ」と豪語した。

  ■ ■

 政権交代後初の国政選挙となった今回の参院選。長年自民を支えた業界団体の多くが民主、自民両党の推薦・支持に転換。事実上の自主投票となった。

 基礎票は目減りしたはずだったが、長谷川氏は道選挙区の自民候補として、過去2番目に多い約95万票でトップ当選。共同通信の出口調査では無党派層の3割が「長谷川氏に投票した」と答えた。若さと行動力をアピールしたことに加え、菅直人首相の消費税増税発言など民主の敵失で浮動票をたぐり寄せた。

 長谷川氏は、政権交代で危機感を持った自民道連が、自民現職だった中川義雄氏(72)=離党し、たちあがれ日本に参加=からの世代交代を図って擁立。陣営幹部は「これまでにないタイプなので、有権者に期待感を与えた。旧来の自民イメージが強い中川さんだったら、浮動票の獲得は限定的だった」と話す。

  ■ ■

 大量得票を支えたもう一つの要因は、公明の支持だ。長谷川氏は選挙期間中の遊説で必ず「比例は公明の横山信一さんの支援もお願いします」と訴え、党本部レベルでは選挙協力を解消した公明とも良好な関係を築いた。来春に統一地方選を控え、地方議員レベルでも公明とのバーター協力が成立し、20万票前後の公明票が長谷川氏に流れたとみられる。

 だが、公明道本部関係者は「今回の参院選は統一地方選とリンクし、利害が一致した。来年まで協力は続くが、その後は分からない」と打ち明ける。参院で野党が多数派となる「ねじれ国会」となったことを受け、菅政権は野党と政策ごとの部分連合を目指しており、中央政界の動向も今後の関係に影響を及ぼすとみられる。

 選挙区と対照的に、比例代表の自民の道内得票は約60万票。得票率は21・77%と衆院選比例代表道ブロックも含め過去最低。衆院選小選挙区ごとにみると、民主に「全敗」だ。

 党内からは将来を不安視する声が消えない。道連幹部は「今回の選挙は何もかもうまくいった。しかし、公明との関係も明確でない以上、浮動票頼みの選挙は危険。今後は党独自で安定した選挙ができるよう、選挙結果をシビアに分析したい」と語った。【和田浩幸】

7698チバQ:2010/07/16(金) 22:17:29
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/archive/news/2010/07/15/20100715ddlk01010157000c.html
「指定席」の内情:’10参院選北海道/下 第三極 /北海道
 ◇みんな、伸びに限界 存在感薄まる共・社
 参院選道選挙区(改選数2)は11日夜、早々と2議席の当確が決まった。札幌市中央区の事務所で、みんなの党新人の中川賢一氏(43)はぶぜんとした表情でテレビを見つめた。笑顔でインタビューに答える当確候補。隣に座る佐藤静雄元衆院議員が耳打ちをして慰めた。「君も必ずこういう場面が来る」

 中川氏は、新党からの初挑戦で6候補中4位の32万票を獲得。「勝てるとは思っていない。30万票を超えたから目標達成」と声を上ずらせる陣営幹部がいる一方、佐藤氏は冷静だった。「選挙経験のある人がいない。戦略性を持って選挙運動をすれば、民主、自民の批判票をもっと多く取り込めたはずだ」

 党支部は道内に帯広、滝川両市だけで、選挙ポスターを張れない地域もあった。動員をかけようにも有力な支援組織がなく、街頭演説は事前に時間と場所を決めない「ゲリラ戦術」(陣営)。だが、数十秒で前を通り過ぎてしまう有権者にどれだけ中川氏の政策理念を伝えることができたのか。

 みんなの党は全国では改選数5の東京都と改選数3の神奈川、千葉両県の選挙区で議席を得た。しかし、民主、自民の「指定席」が続く道選挙区では、公認2人を立てた民主が苦戦したにもかかわらず、民主2番手との得票差は約25万票で、議席を脅かす存在になれなかった。

 中川氏は11日夜、「今後も政治活動を続ける」と明言。取りざたされている衆院道5区補選や道11区などへの出馬については言葉を濁したが、選挙戦略の見直しをうかがわせる言葉を残した。「支持基盤を固めなければならない」

  ■ ■

 共産、社民両党は、みんなの党人気のあおりも受け、低落傾向に歯止めがかからない。

 共産新人の畠山和也氏(38)の得票は前回並みの20万231票で、公示1カ月前に出馬表明した中川氏にも及ばなかった。今回と同様に消費税で攻勢をかけた98年に、公認候補が約60万票を獲得した当時とは比べ物にもならない。

 力を入れた比例代表の道内の得票数は前回(07年)から約4万4000票減の18万6332票。島垣正信・参院選挙事務所責任者は「みんなの党が、本来共産党に流れる票を持っていった」と悔やんだ。

 社民党は今回、道選挙区に独自候補も立てられなかった。比例代表の道内の得票数は7万1398票。選挙区に独自候補を立てた前回の10万3309票から、大きく減らした。党道連の道林実代表も同じ言葉を漏らした。「民主、自民の批判票がなぜかみんなの党に流れてしまった」

 2大政党への批判票の受け皿になれなかった共産、社民両党。道内での存在感はさらに低下した。【水戸健一、中川紗矢子】

毎日新聞 2010年7月15日 地方版

7699チバQ:2010/07/16(金) 22:21:58
>>7698
佐藤静雄が中川(子)を支援してたんですね。
佐藤の小樽市長選再挑戦もありえるか?

7700チバQ:2010/07/16(金) 22:23:18
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100713_15.htm
流転政治―参院選・ねじれ再び(上)民主/首相来援、勢いに冷水

サクランボ農園の中で熱弁を振るう菅首相。消費税をめぐる迷走ぶりに、東北でも批判の声が上がった=9日、天童市


 参院選は民主党が大敗し、自民党が改選第1党に躍り出た。迷走を続けた民主党政権への不信は、首相菅直人が持ち出した消費税論議への反発に集約され、東北でも逆風が吹き荒れた。夏の激戦は再び衆参の「ねじれ」を生み、政治の流転が続く。(参院選取材班)

 ダンディーな元キャスターが、丸刈りにした頭を深々と下げた。
 11日午後8時半、秋田市の選挙事務所。秋田選挙区で落選した民主党現職の鈴木陽悦(61)は「本当に残念。申し訳ない」と涙ぐんだ。
 4日夜、「全力で頑張るという決意を示す」と、トレードマークの銀髪にはさみを入れた。報道各社は、元プロ野球選手の自民党新人石井浩郎(46)との横一線の競り合いを報じた。
 公認をめぐる党県連との不仲説が消えず、公示降は首相菅直人の「消費税10%」発言に翻弄(ほんろう)された。
 結果は石井に10万2554票差の大惨敗。現職のプライドをかなぐり捨てても、引き離される一方だった。
 改選54議席以上を目標にした民主党は44議席の獲得にとどまり、過半数を割り込んだ。東北の6選挙区(改選8議席)は3勝5敗の負け越し。4つの1人区は岩手を除き競り負けた。

<ぶれた税発言>
 「あんなに応援していただいたのに申し訳ありません」。鈴木の涙から2時間後、青森選挙区に挑んだ新人の波多野里奈(37)も自民元議員の山崎力(63)に敗れ、目を潤ませた。
 山崎とは6万4510票差。大接戦と伝えられたが、ふたを開ければ40市町村すべてで山崎が上回る完敗。波多野陣営は言葉を失った。
 業界団体をくまなく歩く地上戦に徹した山崎。波多野は元アナウンサーの「華」を武器に街頭で露出度を高めた。
 切り札は「首相カード」だった。6月30日、青森、秋田、山形3市を遊説した菅は消費税増税に言及。税金を還付する年収水準にも触れ、発言の度に額を引き上げるぶれを露呈した。
 上昇気流に乗るはずだった波多野陣営。思わぬ誤算に「余計なことを言って…」と唇をかんだ。
 菅は9日、青森、山形両県へ2度目の応援に入った。天童市のサクランボ園では言葉を慎重に選びながら「次の総選挙まで消費税は一円たりとも上げない」と強調した。
 演説を聞いた地元農家の男性(81)は「上げてほしいのは低迷するサクランボの値段。消費税10%になったら農家はお手上げだ」と見放すように話した。
 応援に入った青森、秋田、山形は全滅。陣営にとって、頼りの菅が鬼門になってしまった。

<地方が「ノー」>
 2議席独占を目指し、2人区の福島選挙区に挑戦した民主新人の岡部光規(41)は現職の壁にはね返された。
 岡部陣営は「2人擁立で民主支持層の拡大につながった」と総括するが、福島県内の比例票は前回(2007年)より10万票少ない33万票。得票率も10.5ポイント下がった。
 同じく2議席独占を狙った宮城でも比例票を10万票減らした。落選した民主新人の伊藤弘実(36)陣営に張り付いた参院議員の岡崎トミ子は「最終日、完全に風が止まった」と言う。
 決戦のさなか、首相が唐突にかざした増税路線。景気と雇用が一向に改善せず格差にあえぐ東北の有権者は、軽はずみな小手先の論理を敏感にかぎ取り、ノーを突き付けた。(敬称略)


2010年07月13日火曜日

7701チバQ:2010/07/16(金) 22:23:56
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100714_02.htm
流転政治―参院選・ねじれ再び(中)自民/新生演出、陰で組織戦

熊谷氏(右)と並んで自民党再生を訴えた谷垣総裁。東北の圧勝は真骨頂の組織戦にも支えられた=6月29日、仙台市青葉区一番町


 自民党の候補者公募で選ばれた35歳の新人が、自民党を批判した。
 「取締役ばかりで社員がいない会社と同じ。組織の体をなしていない」
 10日午後、仙台市宮城野区の住宅地。参院選宮城選挙区(改選数2)で初当選した自民党新人の熊谷大は、党内の世代交代を強調した。
 若さと松下政経塾出身を前面に「新生自民」を演出し、期待を呼び込んだ。2番手の民主党現職に2万3000票差をつけてトップ。宮城県連会長の衆院議員小野寺五典は「宮城発の改革を県民が後押しした。再生の第一歩だ」と自信を深めた。

<「名代」足運ぶ>
 陰では周到な組織戦が静かに進行していた。
 8日夕、青葉区支倉町の県建設産業会館に黒いミニバンが横付けされた。降り立ったのは元党幹事長の野中広務。
 宮城選挙区で初めて自主投票を決めた県建設業協会の会長佐藤博俊を訪ね、15分ほど話し込んだ。野中は選挙区には触れず「自民党を頼む」とだけ語ったという。
 滞在した2日間、農業、運輸、遺族会など団体や企業を次々と回った。組織のキーマンに党本部の「名代」である実力者が足を運び、票を着実に固めていった。
 自民党は東北の6選挙区(改選8議席)で5議席を獲得した。肝心の四つの1人区は岩手だけを落として3勝1敗。久々の快勝だ。
 山形選挙区(改選数1)で3選を果たした現職の岸宏一(70)。11日夜、山形市の事務所で固い握手を交わしたのはシンクタンク研究員の大沼瑞穂(31)だった。
 大沼は党山形県連が3月に実施した候補者選考の党員投票で岸と争った。選挙戦では一転、応援マイクを握り「党員投票で大沼と書いた人も、今回は岸さんに」と力を込めた。
 戦略は的中した。大沼はしこりが残る党内で「反岸派」を懐柔。選挙戦では「新生自民」を売り込み、岸の高齢批判をかき消した。「大沼氏の存在がバラバラだった党員に火を付けた」。県連幹部はベテランを押し上げた結束力に胸を張った。

<県議団が支え>
 「全員の勝利だ」。秋田選挙区(改選数1)で初当選した新人で元プロ野球選手の石井浩郎(46)は11日夜、支持者の「石井コール」にガッツポーズで応えた。
 敵の民主党現職も元アナウンサーで、知名度が高い。石井はひたすら「人物」への支持を求めた。応援に入った党総裁谷垣禎一にも野球の話題は避けるよう懇願した。
 石井を支えたのは民主党を数で圧倒する自民党県議。「とにかく歩け。自分の地域は自分で守れ」。期間中、県連幹事長の能登祐一のげきが何度も飛んだ。
 自民党の堅調は、選挙区に候補を立てなかった公明党にも支えられた。
 支持母体、創価学会の関係者は「自然の流れ」と言うが、水面下では自民党の幹部級が連立時代のパイプで東北の学会幹部に働き掛けることを忘れなかった。
 改選第1党が確定し、新聞各紙に谷垣の笑顔が載った12日。宮城県連会長の小野寺は、党幹事長の大島理森に電話してくぎを刺した。
 「勝ったのは選挙区。比例代表は負けた。改革に熱心な地方が努力した。自民党が評価されたと勘違いしては困ります」(敬称略)


2010年07月14日水曜日

7702チバQ:2010/07/16(金) 22:24:26
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100715_01.htm
流転政治―参院選・ねじれ再び(下)第三極/地方は苦杯、風届かず

支持者に囲まれ、サインをするみんなの党の渡辺代表=6月25日午後6時50分ごろ、仙台市青葉区一番町


 参院選で改選議席ゼロから10議席に躍進したみんなの党。その勢いとは対照的に、東北の選挙区に立った3人はいずれも苦杯をなめた。
 「鳩山政権から菅政権に変わり、民主党の支持率がV字回復した時が潮目だった」

<前評判は上々>
 宮城選挙区で落選した新人の菊地文博(50)は11日夜、仙台市宮城野区の選挙事務所で淡々と述べた。
 5月までは民主党県議。米軍普天間飛行場の移設問題などで迷走していた鳩山政権を見限る形で離党した。立候補表明には代表の渡辺喜美が駆け付け、後援会関係者にあいさつする力の入れようだった。
 国政挑戦は2度目。前評判は上々で、県政界には「菊地にとって天の時かもしれない」との見方があった。
 菅政権の発足で党勢は一時失速。「消費税10%」の敵失に乗じ、態勢の立て直しを図りながら選挙になだれ込んだ。
 最終盤に党人気は勢いを取り戻したが、得票は10万6000で8候補中5位に終わった。党と「菊地」を結び付ける時間が足りなかった。
 山形選挙区で敗れた新人の川野裕章(51)の得票は8万8000にとどまった。一回の決起集会を除けば、個人演説会はゼロ。力不足は明らかだった。陣営は「来春の統一地方選へ向けて党勢拡大を図り、地方議員を増やす」と戦略を練る。
 「右も左も分からず、手探りの選挙戦。よくここまでやれた」。福島選挙区で落選した新人菅本和雅(42)は9万3000票。陣営は「人員が配置できなかった県北で手応えがなく、広がりを欠いた」と語った。
 獲得10議席のうち、選挙区は首都圏で得た3議席だけ。地方は惨敗だった。代わりに党名が浸透した比例代表は、794万票を集め、7議席を確保した。
 東北では前秋田県知事の寺田典城(70)、元福島県議の小熊慎司(42)の2人が滑り込んだ。
 投票日から一夜明けた12日午前7時前、ようやく当選が決まった小熊。会津若松市の事務所で喜びを爆発させながらも「(東北の選挙区で)敗れた3人分の働きもしたい」と口元を引き締めた。
 「短期間でよく頑張ってくれた。衆院選はそう遠くない。引き続きしっかり頼む」。11日夜、宮城選挙区で落選した菊地に代表の渡辺から電話が入った。
 
<試される力量>
 次の政治決戦を見据えながら来春の統一選へ。キャスチングボートの掌握を狙う党の真の力量が試される。
 新党バブルの中、最後まで第三極の風が吹かなかった党もある。
 4月に結党したたちあがれ日本。選挙区と比例代表で13人を擁立したが、比例の1議席がやっとだった。
 青森選挙区で落選した升田世喜男(53)は過去2度の衆院選を無所属で戦ってきた。今回は念願の党公認となったが、支持基盤の弱さが響いて事実上これまでと同じ「個人戦」を強いられた。
 「民主がだめなら自民なのかと痛感した。自分自身に、人を引きつける商品能力が足りなかったから負けてしまった」
 12日、こう敗戦を振り返った。(敬称略)


2010年07月15日木曜日

7703チバQ:2010/07/16(金) 22:25:34
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20100713ddlk02010154000c.html
青森の選択:’10参院選/上 自民「予想外の圧勝」 /青森
 ◇消費税巡る敵失で
 「立派な成績で勝たせていただいた。ご恩をどうお返しするか。まずは(来年の)統一地方選が山。続く総選挙で自民党政権を再スタートさせる先兵を務めたい」

 当選から一夜明けた12日午後。自民の山崎力氏(63)は、県議会自民党会派の議員総会に姿を見せて感謝の言葉を述べた。「山崎参院議員」と声が飛ぶと、県議らから拍手と笑い声がわき起こった。山崎氏は満面の笑みを浮かべ、県議一人一人と握手して回った。

 民主の波多野里奈氏(37)に約6万4000票差を付けた山崎氏。大方の予想を覆す圧勝だった。しかし、知名度と組織力で優位に立っていたが、楽な戦いだったわけではない。

 先行する山崎氏に対し、民主は公示後、相次いで大物国会議員を投入。自民の情勢調査では一時、両氏の差は1ポイント以下に。さらに終盤戦に入り、報道各社の情勢調査で波多野氏逆転が伝えられると、山崎氏陣営の焦りはピークに達した。ある関係者は「公示後にひっくり返され、大敗した3年前の再現になる」と危機感を募らせた。

 だが、終わってみれば、大差。ただ、これほどの差が付いた理由を陣営も測りかねる。関係者の一人は「最大の理由は消費税増税を巡る敵失。失望した無党派を取り込んだ」と分析。別の関係者も「民主が逆風に負けただけ。自民が勝ったわけではない」と表情を引き締める。ある地方議員は「(引退表明した)田名部匡省が相手だったら勝負にならなかった。山崎が強いわけでない」と指摘した。

 来年には統一地方選に加えて知事選が控える。木村太郎選対本部長は「野党として勝った意義は大きい」と強調する。しかし、業界団体の離反や党員1万人割れなどもあり、組織力も盤石ではない。ある陣営関係者は「動員がきかなくなった。集会に足を運んでもらう方法を考えないといけない」と懸念する。

 また、公明との関係も難問だ。党としての選挙協力は行わなかった両党だが、一部の関係者の間で、信頼関係に基づく協力は行われたという。ある支持者は終盤、陣営関係者から「『比例は公明』を徹底するように」と指示を受けた。

 一方で、公明県本部関係者によると、自民側の動きは鈍く、比例票への上積み効果はあまりなかったという。この関係者は「参院選の得票は今後を占う試金石だった。次の衆院選での選挙協力は難しいと思う」と話す。

  ◇   ◇

 昨年の衆院選で政権交代を実現した民主の信任投票となった参院選。青森選挙区では、自民の山崎氏が、民主の波多野氏を破って返り咲き当選を果たした。17日間の選挙戦を振り返り、今後の県政界の行方を探った。

毎日新聞 2010年7月13日 地方版

7704チバQ:2010/07/16(金) 22:26:29
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20100714ddlk02010022000c.html
青森の選択:’10参院選/中 民主、組織の弱さ露呈 /青森
 ◇「田名部頼み」のツケ
 「時計の針を戻すなということを合言葉にやってきたが、今の民主に『安定多数を与えて好きなようにやらせてもいいのか』という思いが有権者に強くあった」

 民主新人、波多野里奈氏(37)の落選が決まった11日午後10時過ぎ。重苦しい雰囲気に包まれた青森市内の事務所で、県連代表の横山北斗衆院議員はうつむき加減に述べた。閣僚らの連日にわたる応援を受け、陣営は手応えを感じていたが、結果は大敗。過去の選挙で風に乗って勝利してきた民主の組織力の弱さが、現実として突きつけられた夜だった。

 菅直人首相の消費税発言による失速もあったが、自民元職、山崎力氏(63)の得票に、全市町村で及ばなかった。昨夏の衆院選で比例復活分も含め4小選挙区に衆院議員が誕生した民主。参院選では、それぞれの小選挙区ごとに選挙対応する組織だった戦いを初めてした。だが、うまく機能したとみる関係者は少ない。

 青森を重点区に位置付けた党本部は、大物閣僚を次々と投入して遊説させる「空中戦」に出た。知名度を上げたい波多野氏よりも、注目されるのは閣僚ら。ある県議は「序盤から盛り上がりを感じたが、錯覚だった。風頼みから抜けきれていない証拠だった」と振り返る。県連幹部も「精いっぱい支援者回りなど『地上戦』もやったが、初めからやる気のない人もいた。課題はたくさんあるが、何よりも組織に緊張感がなかった」と頭を抱える。

 また、県連が頼りにした引退する田名部匡省元農相の強固な後援会組織も動き出しが鈍かった。波多野氏は田名部氏の後継とされたが、「後継は県南地方から」とする支持者らの願いは最後まで強かった。加えて他陣営からも「落下傘」などといった批判にさらされた。波多野氏は「県民になって思いを伝えてきたが、『応援しているのに接戦なのはあなたが青森出身じゃないからよ』と最後まで言われた」とうつむいた。

 「すべては候補者選定で間違った」と指摘する県議もいる。「政権交代を果たしたことで有権者の意識は冷めている。政治を託せる人材かどうかをみる目は厳しかった」。

 来年に控える統一地方選、知事選に向け、民主は組織構築の必要に迫られている。県議の1人は「『田名部頼み』が続いてきた結果、組織整理が遅れてきたのは事実。組織態勢を築いていく過程としてはいい経験ができた。次の飛躍につながる」と前を向く。

 一方で「県連が直接、市町村単位に指示を出す戦い方が必要だった。国会議員ははっきり言って広告塔。実動部隊として力を持つ地方議員がもっと前に出る形にしないといけない」と注文をつけた。

7705チバQ:2010/07/16(金) 22:27:26
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20100715ddlk02010123000c.html
青森の選択:’10参院選/下 2大政党のはざまで /青森
 ◇こぼれた声、どこへ
 「ポスターを張るのも一苦労だった」。たちあがれ、升田世喜男氏(53)の選挙事務所長を務めた木村三成(みつなり)氏は選挙後、こう振り返った。今回の参院選前には、選挙運動にインターネットの利用を解禁する公職選挙法の改正が見込まれていた。陣営はここに目をつけ、策を練った。だが首相交代の影響もあり、改正は見送られた。

 「浮動票を取り込んで、民主、自民との三つどもえになれば」。公示前に描いていた勝利への道筋は簡単に崩れ、人や組織の限界にぶち当たった。

 升田氏は出身地・旧小泊村のある中泊町や辻立ちを続けている青森市では知名度がある。だが県南部となるとそうはいかない。「ブログや動画など、ネットを駆使して弱点を埋めるつもりだった。解禁見送りは響いた」と明かす。

 環境問題に取り組む姿勢を示そうと、選挙カーに電気自動車を使う策は、注目を集めた。「全国初の試み」「面白い視点を持つ男です」。笑顔で繰り返した。なんだあの車は、と驚く人もあり、インパクトはあった。

 一方で、電気自動車の走行距離は充電1回で約120キロ。フル充電に7時間かかった。

 「活動の幅には限界があった。結党3カ月、浸透しきれなかった面も大きい」

 思うように票は伸びなかった。

   ◇   ◇

 「ここ10年では最も戦いやすい選挙」。共産党県委員会の堀幸光委員長は公示前、自信を見せていた。背景には、菅直人首相が消費税増税に前向きな姿勢を取ったことがあった。

 吉俣洋氏(36)は「『国民と共産党』対『その他の政党』」の構図を鮮明にするため、増税反対を前面に押し出す。だがふたを開けると、共産は3年前の参院選よりも票を落とした。

 堀委員長は「『消費税増税は嫌だけれど、財政状況を考えると仕方がない』という人に訴えが浸透しなかったのではないか」。悔しさを隠さない。

   ◇   ◇

 社民、山田清彦氏(53)は「ミスター反核燃」と呼ばれる。核燃や米軍基地、格差問題を3本柱に据え、支持拡大を目指した。

 だが誤算があった。公示直前の菅首相の消費税発言だ。突出して争点に浮上し、自分の土俵に持ち込めなかった。奈良岡克也・県連副代表は「消費税問題を格差問題に関連づけて訴えることはできたが、核燃や基地の問題などの訴えすべてが県民に届いたかといえば不十分だった」。

   ◇   ◇

 三者三様。衆院選小選挙区を背景にした2大政党伸長のはざまで、新たな活路を見いだすことができるのか。こぼれた声を国政に届けるにはどうすればいいのか。模索は続く。(この連載は高橋真志、矢澤秀範、山本佳孝が担当しました)

毎日新聞 2010年7月15日 地方版

7706チバQ:2010/07/16(金) 22:29:00
http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000561007140001
戦い終えて(上) 自民
2010年07月14日


自民の山崎力氏(右)の応援演説に立った三村知事。「一番いい候補だ」とPRした=4日、青森市

 11日投開票された参院選青森選挙区(改選数1)は、自民の山崎力氏が28万7385票を獲得し、民主の波多野里奈氏を6万票以上引き離す大勝で終わった。山崎氏は都市部の青森、弘前、八戸3市でも得票1位となる完勝。選挙戦を振り返りながら、大差がついた背景や今後の県政への影響を検証した。


 「参院選がホップ、来年春の県議選がステップ、来年夏の知事選でジャンプだ」
 激戦から一夜明けた12日午後の県議会自民控室。山崎氏の選挙を支えた八戸市選出の滝沢求県議は満足げだった。選挙戦終盤に菅直人首相が応援に入るなど、民主優位とも言われた同市での各候補の得票で、山崎氏がトップだったからだ。


 「組織がフル回転し、長らく民主に移っていた自民支持層が完全に戻ってきた」


 たちあがれ日本から出た升田世喜男氏の地元中泊町を除く県内39市町村を山崎氏が制した。近年まれに見る自民の圧勝に、自身の県議選への好影響を期待する自民県議は多く、控室のお祝いモードは全開だった。


 そこへ、山崎氏がお礼に訪れた。県議らは「(県選出の自民参院議員がいなかったので)ようやく参院に陳情の窓口ができたよ」。山崎氏も「どんどん来てください」と応じ、「参院で民主の問題点を追及し、攻撃し、統一地方選、政権奪還の先兵になる」と意気込んだ。


 ■知事も応援演説


 今回の参院選で、山崎氏の事務所には自民県連幹部が常駐し、県連丸抱えの選挙戦を展開した。県連幹事長の山内和夫県議らの念頭には、来年の県議選と知事選があった。


 選挙戦中、陣営幹部は「参院選で負ければ、民主に業界団体を切り崩されて県内の自民組織は崩壊し、県議選、知事選は大変なことになる」と、危機感を明かした。


 その自民県連が、野党に転落して初の国政選挙でも頼りにしたのは、建設業者など公共事業や補助金にからむ業界団体だった。山崎氏への推薦を取りつけたのは約300団体。政権交代前の2007年参院選と比べても微減にとどめた。


 県内で自民が求心力を維持できたのは、県議会で議席の過半数を占め、三村知事を支える「県政与党」の旗印だ。以前は自民支持だった県トラック協会が民主支持を決めた5月下旬、自民県議はこう話した。「国の補助金だって県を経由するものが結構あるから、難癖つけて止めることだってできる。だから県政与党の立場は手放せない」


 一方、三村知事は4月時点では参院選への態度を未定としていたが、自民から盛んに秋波を送られ、公示後は山崎氏の応援に立った。「山崎さんが一番ふさわしい。我々の思いを力さんに託そう」


 11日夜には山崎氏当選の一報が報じられた直後に同氏の事務所に登場。最前列で木村太郎衆院議員らと固い握手をした後、「(山崎氏との)友情を持って立った。その思いが当選でかなえられ、本当にうれしい」などと約2分間、熱弁をふるった。


 自民県議は「自民に支えられて知事になったのだから応援に来るのは当然」と話す。来年の知事選への意思を明らかにしていない三村知事だが、「三選を目指すのが順当な流れ。当然応援する」と、一体感を強調した。


 ■高齢化の悩みも


 山内県連幹事長は「政治生活約50年で一番団結できた選挙だった。(国政で)与党の時は内部で勢力争いもあるけど、野党だとそんな余裕もないしね」と振り返る。


 その一方で、不安要素も露呈した。


 選挙戦では県内選出の衆院議員らの支援組織が1〜4区の小選挙区ごとに選挙対策本部を設け、フル回転した。しかし、肝心の山崎氏自身の後援会の動きは鈍く、選対幹部から「我々におんぶにだっこか」との怒号も飛んだという。山崎氏の陣営幹部は「(政治家だった)本人の父や祖父の代からという高齢の支援者が多いから」と、十分機能しなかったことを認めた。


 自民関係者は「うちの後援会も、新聞の死亡欄に毎日のように支持者が載る。しかも若い人が入ってこない。今後の選挙はどんどん厳しくなる」と悩みを打ち明けた。
(北沢拓也、別宮潤一)

7707チバQ:2010/07/16(金) 22:29:44
http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000561007150001
戦い終えて(下) 民主
2010年07月15日


落選の報を受け、田名部匡省氏と言葉を交わす波多野里奈氏(左)。田名部氏が確保してきた議席を守ることはできなかった=11日、青森市南佃2丁目

 参院選の投開票日まで残り2日となった9日。八戸市の魚市場でマイクを握りしめる田名部匡省氏の姿があった。「何としても波多野さんを当選させ、女性のために一生懸命頑張る、そんな青森県をつくってやってください」


 衆参合わせて国会議員歴約30年、「田名部党」と言われるほど固定ファンがいる田名部氏の叫びに、会場は大きな拍手で沸いた。


 だが、今回の参院選青森選挙区に出ず、引退した田名部氏に道を譲られる形となった民主新顔の波多野里奈氏の立ち位置は微妙だった。


 田名部氏の地盤の南部地方では、選挙戦後半になっても「『後継』という言葉は使えなかった」と、民主の関係者は言う。波多野氏は東京出身で、県内の民放で3年半勤務しただけだ。


 だから「後継と言えば(田名部氏の)支持者が反発する。田名部の議席を死守する戦い、そんな言い方をしてきた」と、この関係者は打ち明ける。


 県連が県議を対象に選考を進めていた最中、党本部が県外の人を押し込んだ――。そんなイメージもつきまとった。選挙戦では「小沢ガールズを1人増やすことに青森県が使われている」などと、他陣営からも突っ込まれた。


 「青森県民になった立場だったが、まだ認めてもらえていなかったんだと思う」。落選が判明した11日夜、青森市の事務所で波多野氏は敗因を問われ、こう答えた。選挙戦で家族5人で同市に移り住んだことなどを強調したが、十分に浸透できなかった。


 ■きめ細かい自民


 県連は支援を受ける労働組合の組織を生かすとともに、昨夏の総選挙で倍増した衆院議員や来年の統一地方選を控える県議らと連動して支持の拡大を進めてきた。


 だが、総選挙から1年足らず。後援会組織が思うように広がらないなど、一部の衆院議員の日ごろの活動の鈍さを指摘する声もあった。県議も16選挙区中10の「空白区」があり、すべてに県議がいる県政与党の自民のきめ細かさに差をつけられていた。


 推薦を受けた業界団体と組むなど、網の目のように張り巡らした支援の輪を生かして地道に支持拡大を図った自民の「地上戦」に対し、民主は組織力不足を党中央の幹部や閣僚ら大物の応援という「空中戦」で補った。


 例えば、枝野幸男幹事長は人口約3千人の新郷村でも演説をした。だが、こうした手法は「風」頼みの性格が強いうえ、県議の一人は受け入れの準備などに時間を取られ、地道に選挙区を回る時間がさらに削られる「悪循環になった」と吐露する。


 ■離れる無党派層


 一方で、与党効果があったのも確かだ。自民支持だった団体が波多野氏の推薦に回ったほか、自民の木村太郎衆院議員のおひざ元、藤崎町の小田桐智高町長は、当選した自民の山崎力氏だけでなく、波多野氏の演説でもマイクを握った。「政権与党を意識しないわけにはいかない」


 だが、与党は攻撃の的にもなりやすい。選挙戦では、消費税増税を巡る菅首相の発言のぶれなどを他陣営から集中的に批判された。県連の横山北斗代表は、菅首相の対応を「大きなマイナス」と指摘。県連の田名部定男幹事長も、集中攻撃は「与党の宿命」と振り返った。


 強固な組織を自民ほど持たない民主は野党時代、無党派層の支持が頼みの綱だった。


 だが、参院選の朝日新聞社の出口調査では、波多野氏に投票した無党派層は山崎氏に入れた無党派層をわずかに上回る程度。横山代表は「今の民主に安定多数を与えて好きなようにやらしていいのかとの思いが、有権者にあったのではないか」と総括した。


 来年は県議選に加え、知事選もある。田名部幹事長は巻き返しに向け、「地方議員を増やし、全40市町村で基盤造りを進める」と話す。県議選は全区に候補者を出し、知事選は三村知事への対立候補を擁立する方針で、対決姿勢を強める。(大西史晃)

7708チバQ:2010/07/16(金) 22:31:23
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2010/20100712105455.asp
2010年7月12日(月)

--------------------------------------------------------------------------------

自民、県政界の求心力維持

 民主党と自民党が県内全域を舞台に直接対決した参院選本県選挙区は、政権交代後の両党の選挙力を見比べる試金石だった。自民党公認・山崎力氏の勝利は、国政野党でありながら県政界では求心力を堅持している同党の存在感の強さをあらためて示した。今回の結果は来年の統一地方選、知事選に大きくかかわる。大島理森党県連会長は「統一地方選、知事選にも(今回の)結集の力を生かしたい」と、参院選で勝ちきった意義を語った。

 逆に民主党は、参院選勝利で弾みをつけ来年の県議選で自民党議員の議席を奪取し、知事選につなげる戦略の立て直しを迫られる。

 政権交代が起きた昨年の衆院選で自民党は全国的にかつてない逆風を受けたが、県内では厚い支持基盤を背景に底力を見せた。衆院本県1区を除き、2〜4区で3議席を死守、県内での民主党躍進を最小限に食い止めた。

 ただ、それでも民主党が政権与党になった影響は県内にも及び、今のところ一部ではあるが業界団体などが従来の自民支持から民主支持へ転換するなど変化が起きている。

 党員数も自民党県連の党員が昨年末に1万人を割り込んだのに対し、昨年の総選挙時に3700人だった民主党県連の党員・サポーターは今年5月時点で5千人に増えた。自民党の組織がしぼむ一方、民主党の支持層は広がりを見せている。

 今回の参院選で自民党が敗れれば、県政界での求心力が低下し、国政与党・民主、県政与党・自民の間で「様子見」をしていた業界団体や事業所などが民主寄りに強く振れる可能性が高かったが、自民側が一定の歯止めをかけた。さらに同党は、県庁所在地・青森市で国会議員が空白になっている状況の解消にも成功した。

 民主党県連にとっては、代表が田名部匡省参院議員から横山北斗衆院議員に交代後、初の全県選挙であり、新体制の実力が問われた。党本部を巻き込んだ総力戦で自民党に敗北したことは、田名部氏の現有議席を失った以上の痛手となった。

7709チバQ:2010/07/16(金) 22:32:43
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2010/20100712143356.asp
2010年7月12日(月)

--------------------------------------------------------------------------------

本県選挙区担当記者の目

 参院選本県選挙区で激しい戦いを繰り広げた共産党新人の吉俣洋氏(36)、たちあがれ日本新人の升田世喜男氏(53)、自民党元職の山崎力氏(63)、社民党新人の山田清彦氏(53)、民主党新人の波多野里奈氏(37)。選挙期間中ににじみ出た人柄、勝利への強い思い、垣間見えた課題…。候補者たちを間近で見てきた各陣営の担当記者が、今回の戦いを振り返った。

きまじめ一転、熱っぽく/自民・山崎氏

 良くも悪くもきまじめ−。今年4月、初めて対面したときの印象は、周囲が語る「山崎力」そのものだった。 地味な印象を心配する陣営関係者も多かったが、公示後は、自らのカラを破るように日焼けした顔に汗を光らせ、雇用対策への思いを熱っぽく訴えた。ミニ集会では人柄と、2期12年務めた実績を前面に押し出した。「山崎さんの話を聞けば、誰よりも誠実な人だと分かる」との陣営幹部の言葉にもうなずけた。

 一方で、全国的な争点となった消費税などについて、街頭で語る場面はなかった。本県の雇用確保のために何をするのか、具体策は見えず、理想論に終始した感は否めない。

 支援した市町村議員からは「現職のとき、地元に一度も戻らなかった」といった不満も数多く聞かれた。3期目を迎えるにあたり、メガネなど外見の変化だけではなく、内面がどう変わったのかを有権者はしっかりと見ていることを肝に銘じてもらいたい。

政策も聞きたかった/民主・波多野氏

 もっと政策を聞きたい。3月末に初めて波多野里奈氏の演説を聞いて以来、そんな思いを抱いていた。「皆さんの声を国政に届けたい」「子育てしやすい環境をつくります」。政治未経験の新人で、さらに限られた活動時間の中で知名度アップのために自己紹介を優先する−という事情を差し引いたとしても、演説は抽象的内容が多かったように思う。

 アナウンサーらしい淡々とした口調も、時には無機質に感じられた。東京から転居してまで選挙戦に挑んだ自らの熱意が伝わり切らなかった部分もあったのではないだろうか。

 また、波多野氏を支えた民主党県連。選挙態勢構築の遅れに加え、公開討論会出席をめぐるドタバタ劇と、組織的だった動きは相変わらず苦手に見えた。

 それでも選挙戦に入ると、党本部と一体となった空中戦を展開。結果的に大差がついたものの、田名部匡省参院議員の号令がなければ結束できなかった県連の体質が、政権与党という求心力を得て変わりつつあると感じた。自民党の組織戦を知る議員が数人入党した影響もあるのだろう。

7710チバQ:2010/07/16(金) 22:33:21
国政に執念見せる/たちあがれ日本・升田氏

 「みんながびっくりすることをやる」。升田世喜男氏の仕掛けは、選挙カーに電気自動車を使うことだった。走行距離はフル充電で約120キロ。電池切れで下北からレッカー車で戻ったことも。それでも民主・自民と異なる存在感を示すため使い続けた。環境産業の振興で雇用創出を訴える升田氏の精いっぱいのアイデアだった。

 3度目の国政挑戦。演説で「正念場」と表現した意味を問うと、「県議に戻ってほしいと言う支持者に、理解してもらわなければ」。6月下旬、たちあがれ日本の平沼赳夫党代表を地元・中泊町に案内したのも「今後も国政を目指す」との決意の固さを支持者に示すためと受け取れた。

 次期国政へのステップと位置付けた今選挙。「前回の衆院選1区での得票(約3万5千)を上回るのは厳しい」と弱音もこぼした。だが翌日、「てこ入れする」と地盤の北五地区に向かったあたりに政治家・升田氏の執念を感じた。

「増税反対」浸透せず/共産・吉俣氏

 街頭で県民の質問に答える「街頭対話集会」を活動の軸としてきた吉俣洋氏。県民に笑顔で話しかける姿は「近寄りがたい」という、記者が共産党に勝手に抱いていたイメージを覆してくれた。

 有権者におもねっているわけではない。党の政策について、街頭で有権者と話した際に「その考えは違いますよ」とピシャリと言い切る場面もあった。

 「この10年間で最も戦いやすい選挙」−。陣営が口をそろえるように、消費税増税が争点として浮上した今回の参院選は、増税反対を主張することで比例票を上積みする大きなチャンスだった。しかし、増税反対の主張は「極端すぎる」と映り、「嫌だけど、増税は仕方ない」と考える有権者の心をとらえることはできなかった。

 共産党は次期県議選・青森市選挙区で12年ぶりの2議席獲得を目指す。参院選では、県議選に出馬する市議が街頭演説を行うなど勢いづくりを狙ったが、出はなをくじかれた。

過去最低の得票 県連に重い課題/社民・山田氏

 組織の弱体化から、候補を出すべきでない−との声が多かった。それでも、社民党県連は当時連立を組む民主党と相反する「反核燃」「反基地」を訴えるため、反核運動歴が長く、米軍基地がある三沢市在住の山田清彦氏を担いだ。あくまで党の存在を示すための候補擁立のように思えた。

 山田氏の知名度はほぼゼロ。県連が今回ほど反核、反基地をセットで前面に出した国政選挙は過去に例がない。ある県連幹部は「(核燃が争点の)六ケ所型選挙になってしまい、津軽では反核を訴えるほどしらじらしかった」と漏らした。さらに消費税論議が日増しにふくらみ、この二つの訴えは有権者に届きにくくなった。

 選挙戦終盤の街頭演説では、まず消費税論議を取り上げるなど、戦術を変えた。だが、逆に党員からは「これでは何のために反核候補を担ぎ出したか分からない」と不満も出た。

 反核と反基地を訴えることで、これまで存在意義を示してきた党県連。社民候補で過去最低という選挙区の得票数が、県連に重い課題を突き付けた。

7711チバQ:2010/07/16(金) 22:34:23
http://www.daily-tohoku.co.jp/kikaku/kikaku2010/minni/minni_01.htm
政党難民はいま

(上)勝因・敗因
(2010/07/13)
 「青森のためにと訴え、雇用に向けた政策をと主張してきたのは間違いではなかった」
 11日午後10時、青森市の選挙事務所。3年ぶりに国政への返り咲きを決めた山崎力は、力強く勝利宣言。選挙戦をこう総括した。
 今回、山崎は戦術を一変させた。大規模集会を減らし、人が集まる場所に自ら飛び込んだ。細かな街頭演説と支持者回りという「地上戦」を徹底させた。
 政権交代で野党転落後、初の国政選挙。自民も今までになく団結した。「かつての国政与党という甘えを捨て一丸となった」と県連幹事長の山内和夫。最終盤は党本部幹事長の大島理森も県内に張り付いた。2度の首相来県は「逆バネになった」(県議・滝沢求)。
 この結果、本来の組織力が機能した自民陣営は、全市町村で民主の得票を上回る予想以上の圧勝を果たした。多くの県連幹部は選挙区での勝因を、団結力に加え「自民再生に対する国民の期待」と口をそろえる。党県連第一区支部長・津島淳は「今回が政権奪還への始まりだ」と叫んだ。
 だが、比例の得票数は3年前の前回から4千票余り減らし、20万票を割り込んだ。ある陣営関係者は、自民がいったん失った民意の行方に関する幹部の見方に疑問を投げ掛け、こうつぶやいた。
 「勝ったのは民主の敵失のせい。そんな甘いもんじゃない」

 「すべては候補者選びから始まったんだ」
 11日夜、山崎に大敗を喫した波多野里奈の陣営関係者は厳しい口調で敗因を指摘した。
 名乗りを上げた複数の県議から選び切れず党本部主導となった選考過程。「なぜ県外出身の『落下傘』なのか」。民主支持者はわだかまりを抱えたままでの戦いを強いられた。
 もともと組織力では自民に及ばない。昨年の総選挙で県内4小選挙区すべてに衆院議員が誕生したのを受け、今回、初めて小選挙区ごとに組織だった選挙対応を試みた。だが、「うまく機能しなかった」と県連幹事長の田名部定男。
 政権与党をアピールするため、菅直人首相ら大物弁士を相次いで投入した「空中戦」は、裏を返せば「風頼みから抜け切れていない」(県議・今博)民主県連の事情を反映した結果とも言える。
 結局、陣営は一枚岩になり切れなかった。「足を使った基本の『地上戦』がうまくいかなかった」と田名部。
 公示直前、菅首相の発言から争点に急浮上した消費税引き上げ問題で逆風が吹いたのも大きく影響した。
 引退する参院議員田名部匡省の議席とともに、比例代表の下田敦子の落選で一気に2議席を失った民主。ある県議がため息交じりに語った。「自民は勝っていない。国政でも県内でも墓穴を掘った民主が負けただけだ」。(文中敬称略)

7712チバQ:2010/07/16(金) 22:35:11
http://www.daily-tohoku.co.jp/kikaku/kikaku2010/minni/minni_02.htm
政党難民はいま

(下)攻防の行方
(2010/07/14)
 「統一地方選、県知事選には連動しない」
 11日夜、波多野里奈が敗戦の弁を語った直後。民主党青森県連幹事長の田名部定男は、来年に控える政治決戦への影響を即座に否定。県議の渋谷哲一も「参院選は政党選択、県議選、知事選は人だ」と強調した。
 しかし、政権交代後、県政界で着実に勢いを増してきた民主の動きにブレーキがかかったのは間違いない。今回の敗戦で県連最大の課題とされる「選挙対策」の弱さがあらためて浮き彫りになった。
 強い指導力で県連を率いた参院議員・田名部匡省は引退する。組織も依然、風頼み。今後の県連の力強い姿を描き切れずにいる民主。匡省の次女で衆院議員の匡代は組織の現状を認め、「早く自分たちの力で支持基盤、選挙対応を一からつくり上げなければ…」と焦りすらにじませる。
 懸念材料を抱えながらも、民主は来年の政治決戦を見据え、再びアクセルを踏み出そうとしている。定男は「県議選の一次公認を急ぎ、(組織を)盛り上げていく」。県連代表の横山北斗も、知事選での現職との対決姿勢を鮮明にし、「できるだけ早く候補者を擁立したい」と選考を急ぐ考えだ。
 だが、ある県議は強い危機感を募らせる。「まずはしっかりとした参院選の総括が必要だ。そうでなければ今回の結果がわれわれの選挙にも影響する」

 国政野党として参院選に臨み、1議席奪還を果たした自民党は、来年の統一地方選、知事選と続く政治決戦に大きな手応えを得た。
 不安を抱えた戦いだった。街頭演説では業界団体トップの姿も少なく、集まる人数も減少。公明との選挙協力も従来通りとはいかず、「手探りの選挙」(第一区支部長・津島淳)を強いられた。
 それでも大勝した。しかも全市町村で民主票を上回り、県政界で依然として圧倒的な存在感を保っていることを証明した。
 来年の知事選について、知事・三村申吾自身は言及を控えているが、参院選期間中には自民が公認した山崎力のために、街頭でマイクを握っている。
 党県連幹事長の山内和夫は「国政では健全野党、県政では知事を支える責任ある立場。県民の理解と協力を得られるよう努力する」と、知事選を見据えてか、「三村県政与党」を強調した。
 一方、公明県本部代表の伊吹信一は、今回、公明票が自民に流れた結果を「自民が信頼を得たのではなく、消極的な判断の結果」と冷ややかに総括する。自民陣営内にも「口で自民がどれだけ変わったと言っても、有権者が実感できなければうそになる。これからだ」と、自戒する声が。
 「勝利におごらず、努力を続けることが重要だ」と県連会長・大島理森。自民の再生に向けた模索は、これからも続く。
(文中敬称略、参院選取材班)

7713チバQ:2010/07/16(金) 22:38:49
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20100713-OYT8T00065.htm
検証参院選2010<上> 消費税の問題「嫌な予感」
 「もう難しい」

 夜も白んだ12日午前3時55分、盛岡市菜園の工藤堅太郎事務所で、県連幹事長の佐々木順一は、比例選で工藤の当選が難しいことを悟った。

 佐々木は、集まっていた階猛、畑浩治、菊池長右ェ門、平野達男、藤原良信の各国会議員を奥の会議室に招き入れ、比例選の開票終了を待たずに、工藤に敗戦の弁を述べてもらうよう提案した。異論は出なかった。

 沈痛な表情で、県連代表辞任の意向を示すとともに、敗因について「敗軍の将だから多くを語りません」と、言葉をつなぐ工藤に対し、8時間近く前に岩手選挙区で再選の喜びに浸ったばかりの主浜了や県議団は放心状態の様子で、拍手すら起きない。場の空気は一変し、すっかり重くなっていた。

 落選について関係者は、党名でも個人名でも投票できる非拘束名簿式の比例選の仕組みの難解さを原因に挙げた。達増知事は12日の記者会見で、非拘束名簿式での浸透の難しさを指摘。選挙制度を所管する総務省の政務官・階猛も「難しい制度だ。有権者にとって分かりにくい」とこぼした。

 内閣支持率低下が追い打ちをかけたとの見方もある。工藤自身も「嫌な予感はあった。消費税の問題をしょっちゅう言われた」と振り返った。達増知事も、全国的な比例票の伸び悩みを挙げた。

 ただ、工藤が前回当選した04年選挙当時も、選挙制度は今と同じ。04年当時は、年金未納問題が政局に発展しており、民主党は躍進したが、菅代表が選挙前に辞任するなど、情勢は必ずしも盤石ではなかった。

 「緩んでいる」。県議の1人は投票日直前、県連に「主浜楽勝ムード」が広がっていると、不安を感じていた。選挙戦さなか、「緩んでいては勝てないぞ」と、スタッフをしかったこともあったという。選挙区選の主浜の強さが、比例選との連動を鈍らせたとの見方も出ている。

 昨年8月の衆院選は、「政権交代」を旗印に、県関係の国会議員が、県内での担当地区を地域割りし、分担してフル回転、4小選挙区独占と、比例選での菊池の当選につなげた。一方、今回は県議会盛岡選挙区補選が激戦だったこともあり、補選に注力した国会議員も少なくなかった。

 工藤は12日午前、仕え続けた前幹事長の小沢一郎に「目標達成できず申し訳ありません」と、電話で報告した。小沢は「本当に残念だった」と労をねぎらった。

 県連は近く、次期県連代表の選出の協議を始める。当選回数から黄川田徹や主浜了、県会議長経験者である藤原良信、若い階猛を挙げる声が出ているが、集約には時間がかかりそうだ。

(敬称略)

      ◇

 参院選は、県内では民主、自民など主要政党それぞれに悩みを抱える結果となった。選挙を総括し、今後を展望する。

(2010年7月13日 読売新聞)

7714チバQ:2010/07/16(金) 22:39:36
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20100713-OYT8T01056.htm
検証 参院選2010
見えなかった自民の戦略
 自民党は、参院選岩手選挙区で高橋雪文、比例選の小野寺有一の両前県議が落選。県議補選でも村里洋子が次点に沈み、両県議の穴を埋められなかった。

 党県連会長の鈴木俊一は11日夜、記者団に対し「じっくり話を聞いてもらう時間が足りなかった」と、高橋の擁立が4月にずれ込んだことを敗因に挙げた。

 ただ、県連の1人は、指摘する。「擁立がずれ込んだのも、県連がバラバラで戦略がなかったからだ」

 高橋雪文に白羽の矢が立つ前の3月、公募に失敗した県連は、前県議の高橋比奈子擁立で調整していた。比奈子が県連幹部に出馬を受諾した数日後、擁立は白紙に戻った。複数の県連幹部が、事前に情報が漏れたことに不満を示したためだった。民主党関係者は「うちならあり得ない」と、皮肉交じりに哀れんだ。

 県議補選でも、雪文後援会長だった福井誠司との連携に失敗し、福井は無所属で出馬。村里擁立に切り替えざるを得なくなり、自民票は割れた。「福井さんのおかげだ」。吉田敬子を初当選させた地域政党いわて幹部は、笑顔で振り返った。

 公明党との関係も疎遠になった。

 党支持母体の創価学会幹部が公示前のある日、鈴木に面会、選挙協力の意向をひそかに打診した。鈴木はうなった後、打診を断った。「今回は小野寺有一を出しているから、難しい」

 公明票は、読売新聞の出口調査では3割が民主党の主浜了に流れた。公明党も比例選で目標票数に届かず、県議補選でも、公明票の多くは村里以外に流れた。

 「俊一先生はきょう、浜を回っているのか」

 自民党幹事長の大島理森は6月26日、八幡平市など県内6か所で高橋雪文と遊説を終え、JRいわて沼宮内駅の一室で、県連幹事長の千葉伝に尋ねた。大島は、遊説に鈴木が同行しないことをいぶかしんでいた。千葉は言いよどんで「あ、ええ。そうだと思います」と答えるのが精いっぱいだった。

 党県連は参院選で、3台の選挙カーを使った。高橋、小野寺が1台ずつ、もう1台は鈴木が主に乗った。関係者によると、鈴木はこの日、大槌町などを回っていた。「戦略がない。幹事長と一緒に回れば効果的なのに」。関係者は首をかしげた。

 7月6日、大島は盛岡市内で急きょ開かれた県連の会議に出席した。大島は「真摯(しんし)な姿勢が失われる」と、クールビズを嫌う。ネクタイを締めて汗だくの大島の横で、列席した8人の県連幹部のうち4人がクールビズだった。「『親の心子知らず』だ。負けるべくして負けた」。関係者はこぼした。

 共産、社民の両党も、消費税を巡る議論や米軍普天間飛行場移設問題などで独自色を出せず、岩手選挙区で大敗。各党は痛手を負う結果になった。次の統一地方選までに対策を打ち出せるかどうかが試金石となる。

 (敬称略。この連載は大田健吾、工藤武人、西孝高、前田毅郎が担当しました)

(2010年7月14日 読売新聞)

7715チバQ:2010/07/16(金) 22:40:31
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100713_13.htm
混戦明暗 参院選・宮城(上)分裂/「公募」の威光、現職孤立

支持者に頭を下げる市川氏。自民党を支えてきたベテランが組織のない選挙戦を強いられた=11日午後8時15分ごろ、仙台市青葉区一番町


 参院選の宮城選挙区(改選数2)は自民党の新人がトップで初当選し、民主党は現職が議席を守った。二大政党が議席を分け合う結果となったが、8人による混戦は多くのドラマを残した。明暗が分かれた戦いの軌跡をたどる。
(敬称略)

<正当性強調>
 激戦をトップで勝ち抜いた新人が、政治家の一歩を踏み出した。
 「宮城、日本の発展のため、全身全霊を尽くして頑張っていく」
 歓喜の初当選から一夜明けた12日昼。仙台市内で開かれた自民党県連の三役会議。自民党新人の熊谷大(35)は、日焼けした黒い顔に緊張感をみなぎらせた。
 得票は26万5343票。2004年の参院選で37万票を獲得した2位の民主党現職に、2万3883票の差をつけた。
 「県連が行った公募のやり方が追い風になり、これだけ票を伸ばした」。党県連会長の小野寺五典(衆院議員)は満足げに振り返った。
 党推薦で無所属現職の市川一朗(73)との分裂選挙。小野寺は演説で「公募で熊谷さんを公認候補に選んだ」というフレーズを欠かさず、熊谷の正当性を強調した。
 県連は前哨戦から共倒れの危機感をあおった。建設業界には党本部のハッパが掛かり、公示前に熊谷のポスターを張り出す会社が急激に増えた。総裁の谷垣禎一も応援に入り組織戦が加速した。
 9日夜、仙台市若林区であった個人演説会。ベテランの党仙台市議が熊谷を指さして断言した。
 「公募で選ばれた熊谷君、もう一人はその公募で彼より成績が下だった人だ。どちらを選ぶかは歴然としている」

<しこり残る>
 11日夜、仙台市青葉区の市川陣営事務所。落選の報を受けた市川は「組織がない手作り選挙だった。当選してみなさんのご恩に報いたかった」と目に涙を浮かべ、頭を下げた。
 徒手空拳の戦いだった。得票はトップ当選した04年の3分の1以下の10万9137票にとどまった。公示直前、県議有志が市川を支援する県議の会を結成したが、推進力にはならなかった。
 選挙戦にはいると、市町村議に企業への案内や選挙カーの先導を頼んでも、「県連の締め付けを受けている」と次々と断られた。「県連はここまでやるか」。陣営幹部はいら立った。
 党推薦を得たが、応援に入ったのは参院自民党幹部3人だけ。物心両面でサポートはなかった。後援会幹部は「空中戦を仕掛けることもできない。自民党推薦の意味がない」と天を仰いだ。
 選挙戦最終日の10日、最後の街頭演説には出身地・栗原から市長の佐藤勇、市議らが応援に駆け付けた。市川は「最後まで戦い勝ち上がる」と拳を突き上げた。
 同じ日、県連会長の小野寺は市川を支援した県議を含む党所属県議38人に電話をかけ、「お互い事情はあったが、もうノーサイドだ。力を合わせよう」と選挙後の結束を呼び掛けた。
 「しばらく、しこりは残るだろう」。市川を支援した県議の一人はつぶやいた。


2010年07月13日火曜日

7716チバQ:2010/07/16(金) 22:41:10
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100714_01.htm
混戦明暗 参院選・宮城(中)反目/調整できず身内で争い

国民新党の演説会で顔をそろえた桜井と伊藤。2人が並んだのはこの一度きりだった=5日、仙台市青葉区の仙台国際センター


<「2人無理」>
 民主党が参院選宮城選挙区(改選数2)で議席独占を狙った作戦は失敗に終わった。現職の桜井充(54)が当選したが、自民党に競り負けて2番手。新人の伊藤弘実(36)は届かなかった。
 桜井が3選を決めた11日夜。仙台市青葉区の事務所は歓声に包まれたが、選対幹事長で衆院議員の石山敬貴は浮かない表情で言い放った。「公認候補を2人立てたのは間違い。支持者が迷って動けなくなった」
 当選の万歳では笑顔を見せた桜井。しばらくすると「数字を見れば、2議席なんて最初から無理だったんだよ」と本音を爆発させた。
 党県連が伊藤の擁立を決めたのは2月。当時の党幹事長小沢一郎の方針に従った。選挙区候補が競り合って支持を拡大し比例代表票の掘り起こしも図るという戦略だ。
 桜井は推薦を受けた連合宮城や県医師会、2期12年で築いた後援会を軸にした組織戦を展開。伊藤は仙台圏を主戦場に街頭活動中心の空中戦で挑んだ。
 議席独占を狙う切磋琢磨(せっさたくま)作戦は、首相菅直人の唐突な消費税発言が招いた逆風にさらされ狂いだす。
 終盤情勢は桜井と自民党新人の熊谷大(35)がトップ争いを演じていた。伊藤陣営は猛烈な追い上げに入り、桜井は熊谷、伊藤に追い上げられ、防戦一方となった。
 参院議員の岡崎トミ子、衆院議員の橋本清仁がタッグを組んだ伊藤陣営。独自ルートで応援を要請するなどして前首相鳩山由紀夫や小沢らが入った。
 国会議員らが企業や業界団体を回り、桜井が頼みとする支持基盤の切り崩しにもかかった。陣営には「桜井から議席を奪う意気込みで必死にやれ」とげきが飛んだ。
 「政権与党の現職が2番手という結果ではあまりにひどい。これ以上、票をはぎ取るのはやめてほしい」。終盤の6日、桜井陣営は県連に対し、緊急の選対会議を開くよう求めたが、受け入れられなかった。

<10万票の減>
 選挙対策は、二つの陣営がそれぞれの思惑で進める双頭態勢。驚くことに県連執行部の調整機能はゼロだったばかりか、戦略シナリオを書ける人材もいなかった。
 8日夜。桜井が仙台市中心部の公園で開いた総決起集会には、連合宮城が動員をかけて約400人が集まった。「他の候補者でなく『桜井は大丈夫』という風評被害と戦っている」と声を詰まらせて呼び掛けた。
 桜井は自民党に追い抜かれ、伊藤は失速した。
 「わたし自身の力不足。風向きを感じる余裕はなかった」。太白区の事務所で11日夜、伊藤は涙をこらえて語った。県連幹事長で衆院議員の郡和子は「党勢拡大するため2人立てたのは間違いではない」と言うのが精いっぱいだった。
 選挙区で桜井と伊藤が獲得したのは計40万票。自民党系2人の37万票を上回ったが、比例代表は2007年参院選と比べ10万票以上も減らした。
 「2人合わせてもあの程度。相手の票まで奪い合うことではなかったはずだが…」。12日、桜井は冷静な表情であいさつ回りに向かった。
 それでも周囲にはこう漏らしていたという。「(県連執行部を)許すことはできない」(敬称略)


2010年07月14日水曜日

7717チバQ:2010/07/16(金) 22:41:47
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100715_02.htm
混戦明暗 参院選・宮城(下)誤算/無党派層食い合い埋没

落選が決まり支持者に頭を下げる社民党の菅野氏=11日、仙台市青葉区の事務所


<「宮城は別」>
 「台風の目」にはなれなかった。
 「みんなの党が勢いを伸ばしても宮城では別だった。二大政党の大きな流れを変えることはできなかった」
 みんなの党新人の菊地文博(50)は敗戦が決まった11日夜、仙台市宮城野区の事務所で悔しそうに語った。
 立候補表明からわずか2カ月。この間、鳩山由紀夫首相の退陣、菅直人政権の発足と政治状況は激変した。みんなの党の人気も気まぐれに上下を繰り返し、菊地は翻弄(ほんろう)された。
 5月までは民主党県連の選対委員長。代表の渡辺喜美が勉強熱心でフットワークの良さを見込み、引き抜いた。
 地盤は県議時代の仙台市宮城野区。全県浸透の壁にすぐぶつかった。
 「郡部で集会を開こうとしても足場がほとんどない。動かす組織がなければ知名度の浸透は図れない」と陣営幹部。マイクを持って仙台市の街頭に飛び出す戦いを中心にせざるを得なかった。
 菊地は自民党参院議員の秘書を経て県議になった。組織戦の重要性は体が覚えている。最終盤は人脈を総動員して追い上げを図ったが、短期決戦の武器は党と渡辺の知名度だけだった。
 獲得したのは10万6000票。「党とわたしの名前がなかなか一致しなかった」。菊地は先行する党人気を必死に追ったが、周回遅れで時間切れとなった。
 
<厳しい数字>
 社民、共産の両党は8人の乱戦に埋没してしまった。
 社民党は擁立した新人の菅野哲雄(61)の獲得票が約5万1000票にとどまり、前回(2007年)の党公認候補の票を16%減らした。
 両陣営は、みんなの党の存在を苦戦の原因に挙げる。社民党県連幹事長の岸田清実は「二大政党への批判票の大半がみんなの党に流れてしまった」と分析する。
 街頭活動などでは、米軍普天間飛行場問題で連立政権を離脱したことへの評価が高いことを実感したというが、大きなうねりにはならなかった。
 争点化を目指した消費税論議も、民主、自民の候補が積極的に語らなかったため盛り上がりを欠いた。
 10日夜、菅野は仙台市中心部で演説中に民主党現職の桜井充(54)を名指しし「消費税論議を隠ぺいしているではないか」と不満をぶつける一幕もあった。
 共産党新人の加藤幹夫(46)も4万4000票で、自身が獲得した前回票を37%も減らした。
 13日午前、仙台市青葉区の共産党県委員会の事務所で開かれた常任委員会。「街頭での主張をもっと分かりやすくすべきだった」「若年層への浸透を急がなくては」。12人の幹部は危機感をあらわにした。
 共産党県委員会書記長の五島平は厳しい表情で打ち明ける。「これ以上ない厳しい数字を突き付けられた。無党派層の心に響くような戦略を早急に探らなければならない」(敬称略)


2010年07月15日木曜日

7718チバQ:2010/07/16(金) 22:42:58
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100712t11031.htm
「新生」自民、1議席死守 戦略性欠いた民主 宮城選挙区

いち早く当選確実の知らせが入り、喜びに沸く熊谷さんの支持者=11日午後8時ごろ、仙台市宮城野区宮城野の事務所


 8氏が争った宮城選挙区(改選数2)は、自民党新人の熊谷大氏(35)がトップで初当選。民主党現職の桜井充氏(54)は3選を果たし、民主、自民両党が議席を分け合った。民主党は2議席独占に失敗したばかりか、桜井氏も2番手に終わり、戦略のまずさが際立った。自民党は公認候補を1人に絞った戦略が奏功し、保守層をつなぎ留めた。
 自民党は、候補者公募で選んだ熊谷氏に支援を絞ったが、無所属現職で党が推薦した市川一朗氏(73)を党県議の一部が支援する「分裂選挙」となった。
 選挙戦中盤、応援に入った谷垣禎一総裁が「公認候補は落とせない」と熊谷氏優先の姿勢を表明。党本部が各業界に精通した実力者や職員を続々と投入し、組織戦を展開した。終盤は「民主党の2議席独占を許すな」という引き締めが効き、逆に結束が強まった。
 対照的に民主党には戦略性がなかった。
 桜井氏は2期12年の実績を掲げ、医療や中小企業の人脈と推薦を受けた連合宮城の支援で浸透を図った。新人の伊藤弘実氏(36)は無党派層に食い込もうと、街頭活動中心の空中戦を仕掛けた。
 終盤は党支持層の奪い合いになり、自民党よりも激烈な「分裂選挙」となる皮肉な結果となった。司令塔の不在はお粗末で、「戦後処理」も曲折が予想される。
 候補者の主張も聞こえのいい言葉ばかりが並んだ。得意分野の政策だけを並べ、米軍普天間飛行場の移設問題や政治とカネの問題に触れることはほとんどなかった。消費税隠しにも躍起だった。
 苦戦は、そうした慢心が有権者に見抜かれた表れではないか。
 ただ今回の結果が直ちに、自民党の党勢回復につながるとは考えにくい。民主党を慌てさせるようなビジョンを地方からどう発信していくのか、「新生自民」の力量が問われる。
 みんなの党新人の菊地文博氏(50)は党人気の風に乗るかに見えたが失速し、地方での第三極の浸透に課題を残した。
 県政界は来春の統一地方選に向けて動きだす。次期衆院選を見据え、各党間の駆け引きが激化するとみられる。(解説=報道部・田柳暁)

7719チバQ:2010/07/16(金) 22:43:51
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001007120009
無党派4氏に分散/参院選 出口調査
2010年07月13日

 朝日新聞社は11日、参院選宮城選挙区(改選数2)の出口調査を実施した。有権者の2割弱を占める無党派層は、昨夏の総選挙(比例区)で6割弱が民主党に投票していたが、今回は散らばった。当選した熊谷大氏、桜井充氏を含め票は大きく4分。まんべんなく吹いた無党派層の風が、従来通りの与野党第1党による議席の分け合いにつながったようだ。


 調査は、県内90カ所の投票所で、投票を終えた直後の有権者を対象に実施した。その結果、4830人から有効回答を得た。


 回答者の主な政党支持率は民主党34%、自民党27%で、「支持政党なし」「わからない」を足した無党派層は18%だった。


 支持政党別にどの候補者に投票したのか聞いたところ、民主支持層のうち50%が桜井氏に投票し、伊藤弘実氏は28%にとどまった。公明支持層の9%も桜井氏に投票した。自民支持層では、64%が熊谷氏に投票し、16%の市川一朗氏を圧倒した。公明支持層の36%も熊谷氏に入れた。


 無党派層のうち、民主党候補に投票したのは、桜井氏への24%、伊藤氏への17%で、計41%。一方、自民党候補では熊谷氏が19%で、同党推薦の市川氏と合わせても27%にとどまった。


 そんな中、みんなの党の菊地文博氏は無党派層の票の18%を集め、選挙区トップ当選の熊谷氏に迫った。ただ、桜井、熊谷、菊地、伊藤の4氏とも無党派層の獲得度合いは横並びで、どの候補も大きく味方に付けるまでには至らなかったようだ。


 当落のカギを握る無党派層の投票行動は、この6年間でどう変化してきたのか=同中。民主党を軸に見てみると、2004年の参院選で51%(推薦候補を含めると64%)を占めた票は、07年に66%まで上がったが、2人を公認した今回は41%にまで下がっている。


 一方、今回は改選第1党となった自民党は、公認候補だけを見ると04、07年、10年ともに2割弱で大きな変化はない。だが、もともと自民現職で今回は推薦となった市川氏を含めると3割近くに達し、一定の受け皿になったものとも考えられる。


 投票先とは別に、菅直人首相の「消費税10%」発言を受けて今回の参院選で最大の争点となった消費税率引き上げの是非についても聞いた。税率引き上げは「必要だと思う」が45%、「そうは思わない」が46%と意見は真っ二つに割れた。


 「必要」と答えた人のうち51%は、民主党の桜井氏と伊藤氏のどちらかに投票した。逆に「そうは思わない」と答えた人のうち、民主の2氏に投票したのは3割程度にとどまり、逆に「それより前にやることがある」などと増税批判を展開した菊地氏などに流れている。

7720チバQ:2010/07/16(金) 22:45:43
http://mainichi.jp/area/akita/news/20100713ddlk05010002000c.html
政権交代、そして…:’10参院選・戦い終えて/上 /秋田
 ◇県議団、石井氏支持訴え奔走 統一選へ自民に危機感
 11日投開票があった参院選で、秋田選挙区(改選数1)は自民新人の石井浩郎氏(46)が民主現職の鈴木陽悦氏(61)と共産新人の藤田和久氏(61)を圧倒した。これを機に野党第1党の自民党の復調はあるのか。民主党は今後いかに巻き返すのか。県議選、秋田市議選などがある来春の統一地方選や次の国政選に向け、準備や駆け引きがこれから本格化する。

 「石井氏が落ちて(みんなの党比例の)寺田典城氏が当選すれば、来春の県議選で民主党公認・みんなの党推薦の候補者が出てくるかもしれない」

 選挙戦中盤の1日午前、秋田市山王にある自民党県連事務所で開かれた会議。県議二十数人が顔をそろえる中、一人がこう発言した。

 ちょうど横一線の激戦という情勢が伝えられたころ。鈴木洋一・県連会長は「非常に厳しい戦いだが、もうひと頑張りすれば勝てる。自分の後援会に電話をかけ『石井を頼む』と言ってくれ」と呼びかけた。

   ◆   ◆

 過半数の27議席を擁し、県政界で圧倒的な存在感を示している同党県議団。その改選は9カ月後に迫っている。

 09年衆院選後に政権を失い、今回の参院選でも敗れれば県政の勢力図まで塗り替わる可能性があると同党県議は危機感を強めていた。

 県議の一人は「配布物も自分で配って歩いた。国政選で県議団がこれだけ必死で動いたことはないんじゃないか」と振り返る。

 各県議が公示前から石井氏を連れて自らの支持者や団体にあいさつ回り。公示まで街頭演説をほとんどする間もなく、スケジュールが埋まった。一方である県連関係者は「自分の県議選のため、みんなして石井氏を引っ張り回したからだ」と解説した。

   ◆   ◆

 これまで県内の自民党国会議員といえば、県議や中央官僚出身、議員2世が多い。だが今回、県連は「無党派対策になりうる候補」(鈴木会長)に重点を置いて石井氏擁立を決めた。

 知名度だけでなく、プロ野球選手としての実績に加え、「まじめ」「粘り強い」と評される石井氏。遊説に同行した複数の県連幹部は「子供が駆け寄ってくる。有権者の反応はこれまでにないほどいい」と手応えを語った。

 民主党が続々と閣僚や党幹部を送り込み都市部で街頭演説を繰り返すのに対しては、自民党は大島理森幹事長、石破茂政調会長が来県したものの一般有権者と接したのは農村部の集会や演説のみ。市街地の応援は遊説局長代理の小泉進次郎衆院議員や「美人すぎる市議」と話題になった藤川優里・青森県八戸市議らが担った。

7721チバQ:2010/07/16(金) 22:46:29
   ◆   ◆

 新しい流れを作ったように見える自民党県連。ただ執行部主導の選挙戦については「旧態依然」との批判もある。

 5月に小池百合子・元防衛相を招いた政治資金パーティーのチケットは、1枚2万円。ある県連関係者は「県議1人につき20枚の販売ノルマが課された。金額が高すぎる。単なる人集め、資金集めは時代に合わない」と漏らした。県議1人当たりの党のビラ配布も1万〜2万枚に達したという。

 別の県連関係者は「党本部も県連執行部も、配ったビラの多さが選挙への忠誠度だと思っている。少ない枚数でも、個別に訴えをしながら渡す方が効果的なのに」と指摘。「与党気分が抜けていない」とぼやく。

   ◆   ◆

 小坂町以外の全市町村で鈴木氏を上回り、全県で10万票以上の差をつけた石井氏。まったく違う分野から飛び込む政界だけに、政策や山積する地域の課題について学ぶのはこれからになる。

 秋田への思いやスポーツや産業振興を語る街頭演説について、陣営内部からも「話が代わり映えしない」との声が上がっていた。

 秋田市の選挙事務所で11日夜に当選確実の万歳三唱をした後、鈴木会長は集まった支持者へのあいさつでこう語った。「石井が『6年間何やってたんだ』と言われないよう、しっかりがんばってもらわないといけない」

   ◆   ◆

 初当選から一夜明けた12日朝、石井氏は事務所で報道各社の取材に応じ「遊説中に駆け寄ってくれたおじいさんやおばあさんのまなざしが忘れられない。私の(政治活動の)原点になる」と述べた。さらに「すでに“先生”と呼ぶ人もいるが、今まで通り名前で呼んでほしい」とも話し、身近さをアピールしていた。【岡田悟】

毎日新聞 2010年7月13日 地方版

7722チバQ:2010/07/16(金) 22:47:25
http://mainichi.jp/area/akita/news/20100714ddlk05010029000c.html
政権交代、そして…:’10参院選・戦い終えて/中 /秋田
 ◇鈴木氏、態勢づくり難航 民主、一枚岩になれず
 参院選公示日の6月24日に玄葉光一郎公務員制度改革担当相、30日に菅直人首相、7月5日には枝野幸男幹事長が来県。岡田克也外相と前原誠司国交相が2回、原口一博総務相、蓮舫行政刷新担当相、さらに鳩山由紀夫前首相や首相夫人の菅伸子さん−−。

 民主党は秋田選挙区(改選数1)の現職、鈴木陽悦氏(61)の議席死守のため、矢継ぎ早に応援を送り込んだ。閣僚や党幹部が、都市部だけでなく選挙カーに乗って農村部を回ることもあった。

 ただその訴えはみな党の政策と「改革の継続か、自民党の古い政治に戻すか」「時計の針を逆に戻してはいけない」という内容。一部の閣僚を除き、鈴木氏個人について触れる場面はほとんどなかった。枝野幹事長が「十数年後には40代で秋田初の首相に」とアピールに時間を割いたのは、首相補佐官を務める寺田学県連幹事長の方だった。

   ◆   ◆

 元アナウンサーの知名度を生かし、6年前に県内初の“タレント国会議員”となった鈴木氏。だが今回は、個人より党を前面に出しての選挙戦となった。

 ある県連幹部は鈴木氏支持を訴えて地域を回ると「6年で何をやったのか」という批判の声をよくぶつけられたという。

 「長く無所属の野党だったし、参院は全県1区で取り組みが県民に伝わりにくい。ただ説明と弁解をする時間の余裕はない」。鈴木氏の実績より、現政権の取り組みを語り党への支持を呼びかける作戦を選んだ。

 京野公子・県連政調会長も「利益誘導の時代ではない。1期目で実績がある方がおかしい」とかばう一方で「呼ばれた会合に顔を出すだけで、自ら集会を開くなど活動する姿が見えにくかった」と認める。

 変化への期待から6年前に“なじみの顔”に投票した人たちにとって、テレビから消えた鈴木氏の議員としての仕事は見えずじまいだった。

   ◆   ◆

 党の看板での選挙は、中央からの風に振り回されやすい。

 菅内閣発足に伴う民主党の支持率V字回復で一時は接戦模様と見られ、鈴木氏自身も「逆風はやんだのかなと感じる」と語った。しかし菅首相の消費税発言が引き金になり支持率が急低下すると、今度は複数の陣営関係者が「まるで選挙妨害だ」と漏らした。

 さらに逆風以前から、県連内部に鈴木氏擁立への強い反発があった。

 改選を約1年後に控えた昨夏、鈴木氏から入党の意向を伝えられたが「共に活動した実績が少ない」と否定的な意見が大勢を占めた。日ごろの地元活動が見えないうえ、支援を受けた社民党への配慮から両党が別々の候補を推した09年の知事選で動かなかったことへの不信感などもあった。

 同年10月、小沢一郎幹事長(当時)の要請を受けて県連の「頭越し」という形で入党。公認をめぐっても県連は公募を実施したが、党本部の強い意向で鈴木氏に決定。県連幹部から不満の声が漏れた。

 結局、事前の態勢づくりの面でも知名度でも現職の強みを生かすことができなかった。

   ◆   ◆

 6年前の鈴木氏の勝利は民主、社民、それに連合秋田という3者共闘の成果だった。だが今回、社民は自主投票となった。高松和夫・民主県連総務会長は「力がなかったから3者が集まったが、今の県連には国会議員も5人いる。与党となって、人も金もある」と説明した。

 その結果は、1町を除く全市町村で大差をつけられての敗北。社民県連幹部は「民主党はそれほど組織がなく、これまでうちが先頭に立って選挙をやってきた。逆風で組織もないとなると、次の国政選も厳しい」と指摘する。

 組織強化のため、来春の県議選で全選挙区への候補者擁立を目指す民主県連。参院選を通じて自民県議が固め直した地盤を崩すのは容易ではない。【野原寛史】

7723チバQ:2010/07/16(金) 22:48:29
http://mainichi.jp/area/akita/news/20100715ddlk05010002000c.html
政権交代、そして…:’10参院選・戦い終えて/下 /秋田
 ◇村岡氏“3度目”も実らず 寺田氏ブームに乗る
 「私の実力不足。ただ申し訳ないという一言に尽きる」。参院選の開票が進む12日午前3時半過ぎ、由利本荘市の事務所で敗戦の弁を語った比例たちあがれ日本新人、村岡敏英氏(49)は疲れ切った表情を見せた。

 09年の衆院選で平沼赳夫衆院議員が結成したグループに加わり、今回はその平沼氏が中心となって結成した同党の一員としての出馬。父兼造・元官房長官の後継としての国政挑戦は05年の衆院選以来3度目だが、ことごとくはね返された。

 関係者によると、自民県連(鈴木洋一会長)は昨秋ごろ、村岡氏側に党公認候補として秋田選挙区からの立候補を打診。だが兼造氏ら親族の反対で、応じなかったという。その選挙区は、自民新人の石井浩郎氏(46)が現職に圧勝する結果となった。

   ◆   ◆

 選挙が公示された6月24日、横手市で開かれた村岡氏の個人演説会に御法川信英・前衆院議員が出席。自身の後援会有志が村岡氏支援に動くと表明した。これに村岡氏も満面の笑みを浮かべて「次の衆院選では当然、御法川氏を応援する」と応え、「選挙区は石井、比例は村岡」と呼びかけた。

 県議や地域を巻き込んだ衆院秋田3区の自民系2人の対立が、ようやく解消したかに見えた。だが御法川氏は硬い表情で、報道陣に「村岡氏の応援というより、石井氏の当選が私の義務」と説明。村岡氏の支援表明にも「政治の世界で法的拘束力があるわけでもない」と懐疑的だった。

 村岡氏は落選が決まった後、今後について明言を避けた。ある自民県連幹部は「村岡氏本人にやる気がある限り国政に挑戦すればいい」と語ったうえで、こう付け加えた。「秋田3区からだけは出させない」

   ◆   ◆

 比例代表で議席を獲得したのは、県内最多得票で全国では6万9375票を集めた村岡氏ではなく、みんなの党新人で前知事の寺田典城氏(70)だった。

 出馬表明は公示の6日前。知事時代の後援会組織はすでに解散し、次男の学・民主党県連幹事長は「これまで父を応援してきた人たちから、ものすごく評判が悪い」と不快感を示した。

 だが本人は「簡素で効率的な行政」などと知事時代からの持論を展開。「暗中模索でも楽しくやる」とジーンズ姿で軽快に支持を訴えた。得票は4万5846票と村岡氏を下回ったが、みんなの党ブームに乗っての当選だった。

   ◆   ◆

 選挙後に「民主党ができないままの改革をおっつける(後押しする)のが、みんなの党の役割だ」と述べた寺田氏。佐竹敬久知事の県政運営について毎日新聞の取材に対し「根回しばかりで『対立軸が見えない』との県民の声を多く聞く」と批判したうえで、「学と手を握って県政改革をやりますよ」と語った。

 さらに来春の県議選で民主県連が擁立する候補の推薦も「やる可能性はある」とした。これに対し松浦大悟・同県連代表は「具体的な協議はしていない」と話す。

 横手市長、知事に続く政治活動の場を得た“70歳の新人”が、県政界再編に向けて立ち上がるのか。自民県連の鈴木会長は冷静に受け止めている。「こっちはこっちで、しっかりやるだけだ」【岡田悟】

7724チバQ:2010/07/16(金) 22:49:18
http://www.sakigake.jp/p/special/10/koubounokiseki/article_01.jsp
あきた2010参院選 攻防の軌跡
[議席奪還]
無党派対策、実を結ぶ 県議らフル回転、「自民票」も死守
 自民党県連には「勝てる候補」との自負があった。元プロ野球選手の石井浩郎氏の擁立自体が、課題の無党派層の取り込みを強く意識したものだったからだ。

 11日夜、自民党候補の9年ぶりの勝利に沸いた秋田市の選挙事務所。鈴木洋一県連会長は高らかに勝利宣言した後、「石井さんで勝てなければ、この先もずっと勝てないとの危機感さえあった」と語り、民主党現職に10万票以上の大差をつけての「議席奪還」に高揚感をにじませた。

 自民党は過去2回の参院選で連敗し、昨年夏の衆院選では県内三つの小選挙区で全敗。選挙区での議席をすべて失う「屈辱」を味わった。

 議席奪還を最優先とする県連の思惑は明白だった。鈴木会長は「石井さんを立てたのは無党派対策だ」と公言してはばからなかった。

 選挙戦で県連は石井氏の「郷土愛」や「誠実な人柄」をアピールし、無党派層への浸透を図った。

    □ □ □


小泉衆院議員(右)とともに手を挙げて聴衆にアピールする石井氏=7日、秋田市役所前 「きょうは七夕。短冊ではなく、投票用紙に石井さんと書いてください」。選挙戦後半の7日、小泉純一郎元首相の次男、小泉進次郎衆院議員が秋田市役所前で演説し、石井氏支援を呼び掛けた。大勢の聴衆の視線は小泉、石井両氏に注がれ、割れんばかりの拍手が鳴り響いた。無党派対策を意識した今回の選挙戦を象徴する一場面。党内一の「売れっ子議員」の投入は県連が要請したものだった。

 秋田魁新報社が11日実施した出口調査によると、石井氏は県内の無党派層の52・3%を取り込み、鈴木陽悦氏を13・4ポイントリード。無党派層が最も多いとされる大票田・秋田市では2万3千票余り引き離した。国政選挙で、同市における自民党候補の得票が、民主党公認・推薦候補を上回ったのは2001年の参院選以来。選挙戦最終盤の4日間、同市での活動に専念したことも含め、結果的に県連の選挙戦術は功を奏した。

    □ □ □

 自民支持層の票固めに成功したことも勝因だ。出口調査では、支持層の9割超の票を獲得。背景には県議団27人が「実働部隊」としてフル回転したことがある。政権交代に伴い、長く自民寄りだった業界団体の一部が民主党に配慮し、「中立化」の姿勢を強めたことへの危機感もあった。

 県連は「県議1人当たりリーフレット1万枚配布」とのノルマを課し、各自の後援会を通じた電話での支持要請も徹底。終盤まで接戦とみられたことも手伝い、気が緩むことはなかった。

 「自分の選挙運動のように一生懸命だった」。来春に県議選を控えるベテラン県議の一人は自嘲(じちょう)気味に語った。自民党にとって今回の勝利は、民主党の勢いを止めただけでなく、県議選への弾みにもなった。

 ただ、候補者の知名度の高さが大きな後押しとなった勝利だけに、県連内からは「自民党に県民の支持が戻ったとは言い切れない」との見方も出ている。

(2010/07/13 更新)

7725チバQ:2010/07/16(金) 22:49:57
http://www.sakigake.jp/p/special/10/koubounokiseki/article_02.jsp
あきた2010参院選 攻防の軌跡
[敗北]
民主政権、不満根強く 閣僚投入実らず、共闘崩壊も痛手
 11日午後8時の開票開始直後、本県選挙区の勝敗を告げる「石井氏当確」の報が早々と流れた。秋田市山王の選挙事務所に姿を見せた民主党現職の鈴木陽悦氏(61)の表情はこわばっていた。「残念で残念で仕方がない」。自民党新人の石井浩郎氏(46)に10万票以上引き離される、よもやの大敗だった。

    □ □ □


落選が決定的となった後、事務所入りした鈴木氏。駆け付けた支持者を前に、がっくりと肩を落とした=11日、秋田市山王 9日午後。同市のアゴラ広場が聴衆で埋め尽くされた。事業仕分けで「時の人」となった蓮舫行政刷新担当相の応援演説。身動きが取れないほどの人だかりに「民主党への期待を感じる」と県連幹部は手応えを口にした。

 知名度の高い“大物議員”を次々に投入し、民主党への風を吹かせたい―。党県連の狙いは鮮明だった。鈴木氏の1期目の活動について、有権者の間に「何をしてきたのかよく見えない」との声があり、政党を前面に押し出す戦いが得策と判断したためだ。

 17日間の選挙戦で応援演説を行った閣僚、党幹部は延べ10人以上。鈴木氏とともに、「政権交代から始まった改革路線の継続か、それともストップさせるのか」と熱を込めて訴え続けた。

 しかし、民主党政権に対する有権者の不満は根強かった。「政治とカネ」問題、普天間飛行場移設をめぐる迷走、満額支給を見送った子ども手当など昨年の衆院選マニフェスト(政権公約)の方針変更…。「失望させたことは申し訳ない。もう一度チャンスをください」。首相補佐官に就任した寺田学党県連幹事長らは「おわび」も口にした。

 菅直人首相の誕生で一時盛り返した支持率も、首相の突然の消費税率引き上げへの言及と発言のぶれもあり、勢いは持続しなかった。「民主党の支援者を取りこぼしている」。選挙戦終盤、寺田幹事長はこう漏らした。

 社民党県連との共闘が崩れたことも痛手となった。秋田魁新報社が11日に行った出口調査では鈴木氏が獲得した社民票は約6割にとどまった。

 鈴木氏を推薦した連合秋田の幹部は「今回の選挙の主導権は民主党にあった」と説明する。従来の民主、社民との共闘は3者が対等の立場で話し合い、協力したが、「今回は明らかに違った」という。

 民主党県連の松浦大悟代表は「民主党の選挙戦は組織型ではない」と話す。だが、自民党の組織戦の強さを目の当たりにしたのも事実。来春に県議選を控え、別の県連幹部は「全選挙区に公認候補を擁立できるよう努力することは変わらない」とし、組織基盤の強化を図る考えを口にした。

    □ □ □

 共産党新人の藤田和久氏(61)は、最後まで「消費税増税反対」の論陣を張った。「有権者の反応は良かったが、票につながらなかった」と藤田氏。得票は3万6320票で前回2007年の同党候補より2千票余りを減らした。県内の比例票でも1万3千票余りの減少となった。

 党県委員会の米田吉正委員長は消費税をめぐる論戦を「支持拡大の絶好の機会」ととらえたが、結果は厳しかった。「陣営の力が不足していた」と振り返った。

(2010/07/14 更新)

7726チバQ:2010/07/16(金) 22:50:36
http://www.sakigake.jp/p/special/10/koubounokiseki/article_03.jsp
あきた2010参院選 攻防の軌跡
[比例代表]
党の勢い、明暗分ける 「みんな」が躍進、本県から初議席
 「暗中模索だ。風頼みと言えば風頼み。だが、私には勝手連の支持者がいる」


街頭演説の後に有権者と握手を交わす寺田氏。比例代表では党の勢いが明暗を分けた=5日、仙北市 公示6日前の先月18日。元県知事の寺田典城氏(70)はみんなの党からの比例代表への出馬表明会見で、初挑戦の国政選挙が「手探りの戦い」であることを認めた。

 知事時代の選挙戦を支えた後援会組織は昨年4月に解散。得票も、当選ラインも読み切れない中、元県知事の知名度を頼りに、2005年の知事選以来の選挙に挑んだ。

 徹底した行革推進など政策の訴えにほぼ専念。人影がまばらな場所でも演説し、遠くで耳を傾ける有権者には自ら駆け寄り、握手を求めた。

 当選が決まった12日未明。秋田市山王の選挙事務所にいた寺田氏は「おれ、本当に受かったの」と何度も口にした。全体の個人票4万5846票、本県では3万2892票を獲得。同党当選者7人のうち4位に入った。

 当選には10万票が必要との考えだったが、実際の得票は半分以下だった。「準備不足だったし、息子(民主党の寺田学衆院議員)が首相補佐官なのに、なぜ別の党から出馬して足を引っ張るのかと言われた」と寺田氏。知事時代からの「寺田票」の一部と、党の躍進に支えられた勝利だった。

 選挙戦では民主批判を展開する一方、「民主党の良い点は応援していく」と親民主の姿勢も打ち出した。みんなの党の渡辺喜美代表は民主との連立を否定しているが、寺田氏は当選後も「国益につながるのなら、民主との連立は進めた方がいい」と明言。来春の県議選に向けても「県政に意見を言える人材が必要だ」と民主党との連携もにらむ。

    □ □ □

 3度目の国政挑戦となったたちあがれ日本新人の村岡敏英氏(49)。落選が濃厚となった12日未明、由利本荘市砂子下の選挙事務所で支持者らを前に「力不足で申し訳ない」と沈痛な面持ちで語り、頭を下げた。

 本県選挙区で自民候補の支援を打ち出し、「比例代表では私を」と自民支持層に保守共闘を呼び掛けた。地盤の由利本荘市を中心に自民県議も村岡氏支援で動いた。しかし、同市でも8千票以上の比例票が自民党に入るなど、個人票の形で保守票を十分に集められなかった。

 個人票は全体で6万9375票。寺田氏の1・5倍の得票だったが、党の獲得議席が1にとどまり、議席は回ってこなかった。党勢の違いが両者の明暗を分けた。県内票を分散させる結果となった寺田氏の出馬も誤算だった。

 村岡氏は今回、次期衆院選で、過去2回戦った御法川信英元衆院議員を支援すると明言し、御法川氏後援会の支援を得た。敗戦の弁では「御法川さんの協力には感謝する。(今は)次の選挙を考える状況にはない」と述べた。

    □ □ □

 共産党新人の佐藤長右衛門氏(66)は東北の農家票掘り起こしを図ろうと6県を回り、農村再生を訴えた。個人票は全体で2613票。共産党が本県で獲得した政党票は、前回07年から1万3千票余り減らした。「共産党への票に結び付けられなかった」と佐藤氏。

 党県委員会の米田吉正委員長は「二大政党の批判票の受け皿を狙ったが、比例代表に強力な本県候補が立候補し、票を奪われた」と苦戦の要因を挙げた。

(2010/07/15 更新)

7727チバQ:2010/07/16(金) 22:52:40
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20100714ddlk06010143000c.html
山形の選択:’10参院選/上 自民・岸氏、予想外の大勝 /山形
 ◇消費税迷走、追い風に 基礎票固め無党派も
 参院選山形選挙区(改選数1)は、自民党現職の岸宏一氏(70)が、民主党新人の梅津庸成氏(43)に4万票の差をつけた。岸陣営幹部は「こんなに勝てるとは思わなかった」と満面の笑み。一方の梅津陣営は「政権与党の責任の重さを感じた」と県連幹部が謝罪した。また、みんなの党の川野裕章氏(51)は8万8000票と伸ばし、共産党の太田俊男氏(56)は伸び悩んだ。得票の分かれ目は、どこにあったのか。それぞれの陣営の動きと、そこに吹いた風を報告する。

 投開票日の11日夜、山形市荒楯町1の岸氏の選挙事務所は沸き立った。「髪の毛一本」と予想していた梅津氏との票差は4万票に開いた。自民党の遠藤利明衆院議員は「これで党再生の道ができた」と笑顔。寒河江政好公明党県本部代表も「中盤から終盤、日が昇る勢いで支援が盛り上がった」と感激した。加藤紘一県連会長は「終盤、中型の風が吹いた。与党の消費税を巡るどたばたに、国民は嫌気がさした」と解説した。政権交代で危機感を募らせた自民党が結束し、公明党とも選挙協力。そして菅直人首相の消費税増税を巡る発言のぶれから、民主党への不信が広がり、岸氏は大勝した。

 6月末の自民党の調査では、加藤会長の地元、鶴岡市で梅津氏の半分という予想だったという。加藤会長は鶴岡田川ブロック選対代表の阿部信矢県議らに「鶴岡が大変な状況だ」と指示を飛ばした。

 しかし、序盤こそもたついた自民党だが、党内を固めた後は民主党への攻勢を強めた。

 今井栄喜県連幹事長は個人演説会で自作の「偽装マニフェスト」と題したパネルを使い「子ども手当は、2万6000円と言いながら1万3000円」「高速道路無料化は、全部無料から一部有料」と一つ一つ指さし、民主党が衆院選のマニフェスト通りに実行していない点を指摘した。集まった支持者らは真剣な表情で聞いた。

 岸氏は、終盤の各地の街頭演説で「菅首相は、青森、秋田、山形と訪れた時に、1日で消費税の発言がくるくる変わった。みなさんの町の町長は約束したことを破らないでしょう。こんな、うそをつく政治では日本は壊れてしまう」と訴えた。

 うねりは起きた。終盤、阿部県議は選挙カーに乗ると、路上や車内から手を振ってくれたり、対向車がライトをぴかぴかさせたりして、手応えを感じた。「昨年の衆院選の時は、全く無視された。今回は数段上の手応えがある」。結局、鶴岡市では梅津氏を6300票引き離した。

 加藤会長は「米価が下がり、戸別所得補償に幻滅した農家、農村の票が戻ってきた。自民党の基礎的な票は固め、無党派層の票も取り込んだ」と分析。「来年の統一地方選は今の態勢でいける。団体、組織票はほぼ崩れ、地域や人のつながりの選挙になっている。衆院選に向けても、しっかりと地域に根ざした活動をしていく」と述べた。【和田明美】

7728チバQ:2010/07/16(金) 22:53:41
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20100715ddlk06010038000c.html
山形の選択:’10参院選/中 民主・梅津氏、組織補えず /山形
 ◇揺れる選挙協力 逆風はね返す力なく
 敗北した11日夜、民主党新人の梅津庸成氏(43)の選挙事務所では、民主党の国会議員4人が支持者にそろって頭を下げた。「党再生に向け、統一地方選で足元をしっかり固めなければと思っている」と和嶋未希県連会長はうなだれた。

 弱点の組織力を補うため、民主県連は07年参院選以来、社民党県連、連合山形との選挙協力を重ねてきた。そして、擁立を見送った衆院3区を除き、昨年1月の知事選も含めて完勝した。

 ところが、その選挙協力が今回は空回りした。社民県連は「反自民」で民主への選挙協力を決定。党の決起集会に初めて民主県連の幹部を招いたり、終盤には、県連幹部が県内全域を回り社民支持者に梅津氏への支援を訴えた。だが、共同通信の出口調査では、社民支持層の27%が自民党現職の岸宏一氏(70)に流出。梅津氏に投票したのは54%にとどまった。社民県連の高橋啓介幹事長は「3年前より協力の度合いは強かったはず。消費税増税発言や連立離脱が影響したかもしれない」と分析した。また別の県連幹部は「梅津さんの防衛官僚という経歴も党の支持者にはマイナス要因だった」と話した。

 連合と岸氏が吉村美栄子氏支援で手を結んだ昨年の知事選の影も引きずった。大泉敏男連合山形会長は「知事選は割り切っている。組織的に(岸氏へ)動くことはない」と否定する。だが、ある労組の幹部は「今回は吉村知事を誕生させてくれた岸さんだ」と打ち明ける。国会議員秘書も「これまでになく労組の動きが鈍い」と焦りを募らせていた。選挙戦中盤には吉村知事本人も岸氏支援を表明した。吉村知事は岸氏への支援は「個人的な恩返し」とするが、知事の擁立にかかわった支援者は「事前の調整なしに知事の岸氏支援表明はありえない」と言明する。民主党は、知事選での「恩」に振り回された。

 そして陣営が「最大の切り札」と位置づけた菅直人首相は、山形市の街頭演説で消費税増税を巡り税金を還付する年収水準に言及。発言のぶれを全国に発信する場となってしまった。梅津陣営の幹部は「岸さんに恩義を感じていた人たちに、首相の消費税発言や梅津の防衛官僚という経歴は、梅津から離れる格好の理由を与えてしまった」とうめいた。地元での選挙協力が揺れる中、民主県連に中央の逆風をはね返す力は残されていなかった。【林奈緒美】

毎日新聞 2010年7月15日 地方版

7729チバQ:2010/07/16(金) 22:54:50
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20100716ddlk06010051000c.html
山形の選択:’10参院選/下 みんな・川野氏、共産・太田氏 /山形
 ◇2大政党の受け皿 批判票に明暗
 「終盤どんどん期待の高まりを感じた。何も組織がない中で戦えて、2大政党の批判票の受け皿となった。有意義な選挙だった」。11日夜、みんなの党新人の川野裕章氏(51)は山形市の選挙事務所で充実した表情であいさつした。

 8万8238票を獲得した川野氏。地元の米沢市に限れば1万4426票を得て、当選した自民党現職の岸宏一氏(70)の1万2613票を上回った。同市で最多得票の民主党新人の梅津庸成氏(43)にも56票差に迫った。川野氏を支えた山村明米沢市議(自民)は「民主の首相と自民の総裁が2度ずつ来県する全国注目の2大政党の激戦のはざまでよく取った」と健闘をたたえた。

 菅直人首相の誕生で民主の支持率が「V字回復」したあおりで一時は党の支持率は急落した。しかし、菅首相の消費税増税発言という「敵失」に乗じ追い風に転じた。選対総括責任者の佐藤丈晴酒田市議も「街頭の反応がまるで変わった。見知らぬ人が事務所にアジェンダ(政策課題)をもらいに来るようになり、反応は日に日に良くなった」と、終盤の有権者の変化を感じていた。

 川野氏には「党のイメージと個人の名前が結び付かず知名度不足が課題」との声もあった。しかし選挙区の得票は、同党の比例代表の県内得票数8万48票を上回った。

 川野氏が「地域に密着する地方議員を増やす」と話すように、次の目標は来年の統一地方選での躍進だ。佐藤市議によると、既に県内から2人が公募に手を挙げている。「みんなの党を支援しようかと迷っている市町村議もいる」と話す。党への期待を党の基盤作りに結びつけられるかが課題だ。

  ◇   ◇

 一方、共産党新人の太田俊男氏(56)は3万348票と伸び悩んだ。太田氏は過去3回参院選に立候補しているが得票は最少だった。「自民と民主の批判票を受け止めるだけの党の力が足りなかった」。11日夜、太田氏は敗戦の弁を語った。

 同党の本間和也県委員長は「みんなの党の『増税の前にやるべきことがある』というキャッチフレーズは有権者受けした。共産党との差が出た」と語る。批判の受け皿の役割を果たせなかったことに「どんな風が吹いても追い風になるよう、党の力をつけなければならない」と悔しさをにじませた。

 風を受けたみんなの党。票を減らした共産党。2大政党を批判した両党は明暗を分けた。【浅妻博之、佐藤伸】

7730チバQ:2010/07/16(金) 22:57:38
http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000231007130002
自民、組織力で制す/「審判」のあとさき
2010年07月13日


当選から一夜明けて、宿泊先のホテルのロビーで新聞を読む岸氏=山形市


朝の街頭に立った梅津氏。通りがかった人が「また出てね」と声をかけた=山形市鉄炮町




 ∞民主、「与党の戦い」課題


 参院選から一夜明けた12日、山形選挙区で3選を果たした自民党の岸宏一氏(70)は改めて当選の喜びをかみしめた。初めて野党として臨んだ選挙に危機感を募らせ、組織の引き締めが奏功した自民に対し、敗れた民主党は組織の再構築が急務。来春の統一地方選もにらみ、県政界の動きが活発になりそうだ。


 「雇用と景気対策、税財政対策に全力を傾けたい。県政との連絡役も果たしたい」


 12日朝、宿泊先の山形市内のホテルで記者会見した岸氏は意気込みを語った。


 民主党新顔の梅津庸成氏(43)との接戦と見られていたが、結果は約4万票差をつけた勝利。「組織力が強かった過去2回と違い、今回は野党。年齢的なハンディもあった。だがその危機感から、今回が一番動いた」と選挙戦を振り返った。吉村美栄子知事が今月1日に支援表明したことにも触れ、「あの時期に潮目が変わった。党のまとまりや推薦団体の動きが活発になった」と知事効果を認めた。


 下野した自民にとって、参議院の残る1議席を死守できるか、党の存亡をかけた戦いだった。県連の今井栄喜幹事長は「この選挙が大事だとみんなが思ってくれるまで大変だったが、そうなった。民主党のエラーもあり、非常に戦いやすかった」と語った。


 町村会が支援するなど優位と見られていた郡部で確実に票を積み上げたことに加え、市部での得票も梅津氏を上回った。岸氏は「風というか、消費税問題もあったんじゃないかと思う」と分析した。


 選挙戦中盤には、長年の友好関係にある公明党が活発に動いたことも後押しした。


 11日夜、岸氏の当選祝いに事務所に駆けつけた同党県本部の寒河江政好代表は「自民党さんと呼吸を合わせながらすごい力で頑張れた」と胸を張った。


 「おはようございます。みなさまの一票、本当にありがとうございました」


 梅津氏は12日早朝、山形市内の幹線道路で約45分間にわたって、通り過ぎる車に頭を下げ続けた。手を振って応えたり、窓を開けて「お疲れ」と声をかけたりするドライバーも。梅津氏は「議席を得られず、22万票の声を実現できないことが申し訳ない。悔しいというよりは、力不足だった」と無念さをにじませる。


 民主党県連はこの日、和嶋未希会長はじめ県選出の国会議員らが梅津氏とともに、支援や協力を受けた団体や企業へあいさつに追われた。山形市内を中心に連合山形や社民党県連合などを訪問。3日間かけて全県をまわる予定だ。


 今回の敗因について、武田聡幹事長は「今までは無党派層頼みが少なからずあった。与党になった今、有権者の目がより厳しくなるという意味で、発言の重みが違うことを実感した」と話す。今週末に県連の常任幹事会を開き、「再スタートのために早急に総括を行う」方針だという。


 また、政権離脱などの影響から機関決定の「支持」は行わず、選挙への「協力」にとどめた社民党県連合の広谷五郎左エ門代表代行はこの日、「終盤に山形市で追い上げられ、てこ入れを図ったが流れを食い止めることはできなかった」と述べた。そのうえで「結果には様々な要因があった。厳粛に受け止めなければ」と語った。

7731チバQ:2010/07/16(金) 22:58:20
http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000231007140001
自民、「苦戦」に結束
2010年07月14日


岸氏(左)の支援を表明した吉村知事(中央)。選挙戦の潮目を変える一つの要因になった=1日、朝日町

∞「反転攻勢」まだ描けず


 山形選挙区で3選を果たした自民党の岸宏一氏(70)。終わってみれば、民主党の梅津庸成氏(43)に4万票余りの差をつけたが、選挙戦には大きな転換点があった。(棟形祐水)


 〈梅津・岸氏 互角の戦い〉〈梅津氏、岸氏 激しく競る〉――6月27日朝。序盤の情勢を報じる新聞各紙に、そんな大見出しが躍った。


 岸氏陣営には、大きな動揺が走ったという。「それまでは知名度で勝っていると、たかをくくっていた」と自民党県連関係者は明かす。


 「一枚岩」を強調して6月24日の公示日を迎えた県連だが、内実はまとまりがないままだった。最大の要因は昨年1月の知事選で、岸氏が民主党が全面支援した吉村美栄子氏の応援に回り、勝利に貢献したことへの反発だ。「岸さんを応援しようにも、党員や支持者に納得しない人がいれば動けない」(自民県議)。特に知事選で現職だった斎藤弘氏支援に奔走した地域ほど、その反発は根強かった。


 だが情勢記事が岸氏落選の可能性を示唆したことで、危機感を募らせた党内は一気に結束力が高まった。さらに7月1日に県民に人気の高い吉村知事が支援を表明。6月30日に県内入りした菅直人首相の消費税を巡る発言に「ブレた」との批判が高まる「敵失」もあって、「7月に入って潮目が変わった」と陣営幹部は口をそろえる。


 同じタイミングで、選挙協力を結んだ公明党も組織を挙げて動き出した。岸氏に反発する自民支持者を動かすことに尽力したのも公明党だ。


 選挙戦序盤は、市町村ごとの公明党支部が、自民党の実動部隊に働きかけても協力を拒まれることが多く、「自民党が岸さんを一生懸命やってない。どうなっているんだ」との不満も噴出していた。


 岸氏苦戦の情勢を受け、公明党県本部は6月30日、地域ごとだった選挙協力を県本部で一括する態勢に変更。県本部幹部が、動きの悪い地域の自民党支持者にじかに協力を迫ったという。県本部の寒河江政好代表は「ブレっぱなしの民主党に勝たせるわけにはいかない。自民党とは10年間の地域での結びつきもある」と自民党支援の心情を語る。


 県内で5万票以上の基礎票があるとされる公明党。選挙戦終盤、岸氏の陣営は演説で公明党を持ち上げることが増えた。選挙区は岸氏、比例区は公明、というギブ・アンド・テークだ。だが公明党の比例区の県内得票は5万票にとどまった。公明党関係者は「こちらは自公連立時代並みの協力をした。だが今回もギブ・アンド・ギブの関係だった」と不満を漏らした。


 「作業着の若い人が少ないね」。7月初め、岸氏の演説会を聴いていた自民党県連関係者がつぶやいた。席を埋めているのは大半が50代以上。6年前の参院選では、前から1、2列は作業着の建設関係者で埋まっていたという。


 自民党政権時代、地方経済は大型の公共事業に支えられたが、小泉政権以降、そのパイが削られていくのと連動するように、旧来の支持層の自民離れも引き起こした。高齢化もあり、県内では昨年末の党員数が三十数年ぶりに1万人を割った。政権交代で下野したことが、党勢衰退に拍車をかけることは必至だ。


 3年前の参院選、昨年の知事選と衆院選で、民主党に圧倒された自民党。岸氏の勝利で踏みとどまった形だが、反転攻勢に向けた次の戦略はまだ描けていない。

7732チバQ:2010/07/16(金) 22:59:06
http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000231007150001
民主、崩れたシナリオ 組織づくり急務
2010年07月15日


蓮舫氏を招いた梅津氏の個人演説会。1200人が集まったが、「勝利」には結びつかなかった=9日、米沢市

 参院選山形選挙区で新顔の梅津庸成氏(43)を擁立した民主党は、追い風が吹きやむと、なすすべもなく敗れた。昨夏の政権交代後、初めて与党として臨んだ国政選挙だったが、組織の体力不足を露呈。立て直しが急務だ。


 3区(庄内・最上)での負けを2区(置賜・西村山・北村山)で返し、1区(東南村山)で引き離す――参院選に臨む民主党県連が描いていた勝利のシナリオだ。


 3区は自民党候補の岸宏一氏(70)や同党県連会長の加藤紘一衆院議員の地盤だが、2区は衆院議員を6期務めた自民党の遠藤武彦氏が昨年引退。昨夏の衆院選で、民主党の近藤洋介氏が自民党候補にダブルスコアで圧勝した。


 しかし選挙戦中盤の今月初め、党が実施した情勢調査の結果に、陣営は色を失った。


 「2区が負けている」


 菅政権発足で政党支持率がV字回復した公示前の追い風が、跡形もなくなっていた。


 「梅津は私が声をかけて連れてきた。私にも責任があるんです」。近藤氏は公示前からミニ集会に梅津氏を連れて回るなど、自身の地盤での票固めに積極的だった。しかし選挙戦後半、反応が変わったという。「ある企業では、『ごめんよ、締め付けがきつくて』と、岸氏のポスターに張り替えられていた」


 中盤以降、近藤氏は2区を離れず、9日には人気が高い蓮舫参議院議員を梅津氏の個人演説会に招いた。それでも2区での得票は約7万8千票にとどまり、岸氏に逆に約1万5千票差をつけられた。


 シナリオが崩れたのは、2区だけではない。1区でも、無党派層が多い大票田の山形市で岸氏を約7千票しか上回れず、合計ではわずかに2千票のリードにとどまった。


 消費税議論による逆風、吉村美栄子知事の岸氏支援、連立離脱で弱まった社民党との協力関係……敗因はいくつも挙げられるが、「岸氏との4万票の差は大きい。体力のなさが露呈した」。そう語る陣営幹部の一人は、県連の基盤の弱さを最大の敗因と見る。


 昨夏の衆院選で県連の和嶋未希会長が県議から転身して比例で当選した結果、民主党県議はゼロになった。党籍のある県内市町村議は30人で、約550人の定数に占める割合はわずか5%だ。政権交代後、組織拡大の足がかりとなる大きな市町村議選がなかったことを嘆く声も大きい。


 党本部は政権交代後、全国会議員に5月末までに千人を目標に党員・サポーターを集めるよう指示。その結果、県内の党員・サポーターは昨年同時期より1143人多い4260人に増えた。県連幹部が政権与党の手応えを感じていた矢先の参院選だった。


 県連は4月の定期大会で、来春の統一地方選に向けて県内では初めて候補者の公募を行うと決定。地方の課題について県連の方向性を示すローカルマニフェストづくりも始めた。「少しの風では揺らがない強固な組織づくりに、本気になって向き合わなければいけない」。陣営のある幹部は自戒を込めてそう語った。(笹円香)

7733チバQ:2010/07/16(金) 22:59:53
http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000231007160001
「審判」のあとさき◆みんな、存在感を示す
2010年07月16日


みんなの党の渡辺喜美代表(中央)も川野氏の応援に駆けつけた=6月25日、山形市

∞課題は基盤づくり 統一選が試金石に


 山形選挙区で民主党、自民党がしのぎを削る傍らで、存在感を示したのが、みんなの党だった。新たな潮流として、県政界にも根付いていくのか。来春の統一地方選が試金石になる。(中野龍三)


 「だいぶ取ったね」。選挙後、みんなの党の川野裕章氏(51)の陣営には、周囲からそんな声が寄せられている。


 5月中旬の出馬表明からわずか2カ月足らず。元自民党米沢市議とはいえ、地元の米沢市以外では無名で、人手も資金もない選挙戦だった。選挙ポスターを県内約5千カ所の掲示場に張り切れず、「敵」である旧知の自民党市議が手助けするほどだった。


 にもかかわらず、選挙区の得票は約8万8千票。比例区の政党票も、昨年の衆院選比例区の2・5倍の約8万票を県内で集め、党全体で10人当選という大躍進を支えた。


 菅内閣発足による民主党支持率のV字回復で、一時は人気に陰りが出たみんなの党だったが、消費税問題で民主党に逆風が吹くと、再び党の人気は息を吹き返した。選挙戦終盤、陣営が自転車で遊説する川野氏に向かって手を振ったり、声をかけたりする有権者の数をかぞえたところ、1日で8千人に上ったという。陣営幹部は「地殻変動が起きている」と驚いた。


 他党もその存在感を無視するわけにはいかなかった。


 選挙戦のさなか、民主党の梅津庸成氏の陣営は、みんなの党への警戒感を隠さなかった。連合山形の大泉敏男会長は各演説会場で「みんなの党は小泉構造改革路線と同じ。昔に戻すわけにはいかない」と牽制(けん・せい)。当選した岸宏一氏を擁した自民党側からは選挙後、「川野氏がいなければ、梅津氏に負けていた」との声も漏れる。


 得票が約3万票にとどまった共産党も「民主、自民への批判票の受け皿が、みんなの党になってしまった。わかりやすいキャッチフレーズが有権者に響いたのかもしれない」(本間和也県委員長)と敗因を分析している。


 実際、みんなの党は今回、無党派層の吸収にある程度成功した。朝日新聞が投票日に実施した出口調査でも、無党派層の2割強が川野氏に投票、3割を獲得した梅津氏と岸氏に迫った。


 ただ、党の人気と無党派層頼みの選挙には限界がある。みんなの党酒田市第1支部の佐藤丈晴支部長も「獲得した9万票は次はどこかに行ってしまいかねない票。どうつなげるかが大事」と認める。


 同党は早くも、次をにらんだ動きを始めている。6月には、来春の統一地方選の公認候補者の公募を開始。これまでに県議選と市議選に1人ずつの応募があったという。


 近く統一選に向けた山形版「アジェンダ(政策課題)」作りを始める予定だ。県内に党の「政治塾」を開設し、政策立案に携わる人材を集める構想も浮上している。佐藤支部長は「今回の敗因は、有権者の多くが『民主か自民か』の選択を越えられなかったことにある。政策を通じて政治に強くかかわる層をつくっていくことが必要だ」と話す。


 9万の票が「突風」に終わるのか、それとも県内基盤の第一歩になるのか。落選が決まった11日夜、山形市内の事務所で「大変有意義な選挙だった」と語った川野氏。支持者に「今日は休んで」と声をかけられると、きっぱりと答えた。「新たな戦いが始まる。今日からです」
=おわり

7734チバQ:2010/07/16(金) 23:03:12
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20100713ddlk07010147000c.html
すみ分け安泰:何が変わった? 参院選/上 民主党 /福島
 ◇選挙区で計49万得票 及第点も今後に課題
 参院選福島選挙区(改選数2)の開票作業が終わりに近付いた12日午前1時過ぎ。福島市天神町の事務所では、民主党公認で出馬した現職の増子輝彦氏(62)の選挙スタッフ十数人がテレビの開票速報に見入っていた。自民党公認の現職の岩城光英氏(60)とは小差のトップ争いをし、リードを許していた。

 最後に増子氏の地元の郡山市の票が大量に開くと逆転。スタッフは「トップ当選の目標を達成できた」と胸をなで下ろした。増子氏34万947票、岩城氏33万8265票。その差2682票だった。

 民主党県連は今回、党本部の「2人区には2人擁立」の方針に従い、新人で医師の岡部光規氏(41)も出馬させた。増子氏は主に従来型の組織戦、岡部氏は街頭演説で無党派層を取り込む“空中戦”を展開。県連は狙いの有権者を分け、相乗効果で党全体の得票増をもくろんだ。

 結局、増子氏と岡部氏の合計得票は49万6000票。増子氏が単独公認で初当選した07年4月の補選の54万1000票には届かないが、07年参院選で金子恵美氏(45)が取った50万3000票に迫った。県内では「民主が取れるのは最大50万票」とも言われ、及第点とも言える。ある県議は「今回の得票は、一定の民主支持層が福島に定着したことを表している」と満足気だ。

   ×  ×

 一方で、「もう少し差を付けて勝てたかも」との悔しさもにじむ。選挙戦中盤までは報道各社の世論調査などで岩城氏に大きくリードを保っていた。しかし終盤、菅直人党首の消費税発言が重く効いてきた。党県連の選対幹部は「最後の1週間で、岩城さんの動きが活発化し、巻き返しているのが分かった」と振り返る。

 深刻なのは、選挙区よりも比例代表の得票だ。今回も自民に11万票差で1位の33万2000票ながらも、得票率は昨年衆院選の45%から34%にダウン。この11ポイントの下落幅を、県連の安瀬全孝幹事長は「風」と評する。ただ「今回の得票が民主の基礎票。逆風であっても自民に10万票以上差を付けた」との自信ものぞかせる。

 安瀬幹事長は「消費税はきちんと説明すれば即増税でないことは理解されたはず」と振り返って言った。「野党時代は攻めるだけだったが、与党になったら守る選挙をしなければ」。選挙は今後、秋の知事選、来春の統一地方選と続く。

   ×  ×

 参院選の福島選挙区では、今回も民主と自民の現職が1議席ずつを分け合い、比例代表の得票も1位と2位だった。両党「すみ分け」の結果だが、選挙ごとに変わる有権者の波は戦略をいや応なく変化させる。各党の思惑をからめて今回の選挙を検証する。(この連載は種市房子、関雄輔、和泉清充、太田穣が担当します)

毎日新聞 2010年7月13日 地方版

7735チバQ:2010/07/16(金) 23:04:04
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20100714ddlk07010095000c.html
すみ分け安泰:何が変わった? 参院選/中 自民党 /福島
 ◇「50万目標」が33万票に 復調遠く、新たな敵も
 「候補者を1人に絞ったのにもかかわらず、大きな得票もトップ当選もできず、申し訳ございません」。参院選投票の翌12日、自民党県連が福島市で開いた役員会の冒頭、吉野正芳・県連会長が謝罪した。福島選挙区(改選数2)で県連は「50万票のトップ当選」を目標に掲げた。自民現職の岩城光英氏(60)は33万8265票を得て3選したが、民主現職の増子輝彦氏(62)に敗れて僅差(きんさ)ながら2位当選。それでも、役員会で執行部の責任を問う声は上がらず、健闘をたたえる声が大勢を占めた。

 初めて野党として迎えた参院選。これまで自民候補を支援してきた業界団体が増子氏も推薦し、組織票流出が不安視された。岩城氏の地元のいわき市長選で昨年、自民系市議が分裂したしこりを懸念する声もあった。県連は当初、候補者2人擁立も検討したが、共倒れを恐れて岩城氏1人に絞った。だが、世論調査などで増子氏に対する劣勢が伝えられ、「50万票」の声は次第に聞こえなくなった。

 11日夜、福島市の県連事務所で、テレビの開票速報を見守っていた斎藤健治・県連幹事長は、「初めから苦しい目標だと自覚していたが、そんなそぶりは見せられない。戦うポーズが必要だった」と話した。岩城氏の秘書も「当初から(目標は)35万でやっていた」と打ち明けた。今回の結果は、本音としてはほぼ目標通りだったと言える。

 県全体のトップ争いは苦戦を強いられても、絶対に負けられない地域は、地元のいわき市とその周辺。斎藤幹事長ら県連幹部が何度も訪れ、市長選で対立した党支部内の融和を図った。その結果、岩城氏は浜通りの全市町村で増子氏の得票を上回り、県南と会津の一部も含めた25市町村でリード。中通りを地盤とする増子氏とのすみ分けに成功した。

 ただ、浅川町でトップを取るなど健闘した新人の岡部光規氏(41)を合わせた民主の2人の合計と比べれば、岩城氏が上回ったのはいわき市や浪江町など8市町村のみ。党同士の戦いと見れば、互角とは言い難い。

   ×   ×

 今回、岩城氏が04年に得票した40万6793票や、07年初当選の森雅子氏の37万2857票も下回り、自民票の目減りは止まらなかった。

 選挙を終え、県連に新たな脅威として浮上したのは、政治経験ゼロながら15万5262票を獲得した岡部氏だ。ある自民党県議は「15万票を取ったということは、県民に認知されたということ。県議選や次の参院選に出馬すれば手ごわい」と警戒する。

 来春の県議選は、自民が第一会派を守れるかが焦点だ。今回、会津が地盤の小熊慎司氏(42)を比例代表で初当選させるなど、躍進したみんなの党も複数の候補者を擁立するとみられる。斎藤幹事長は「県内の自民の復調にはまだ遠いことを自覚し、戦術を練る必要がある」と危機感を強める。全国的な自民の勝利に酔ってはいられない。

7736チバQ:2010/07/16(金) 23:04:57
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20100715ddlk07010094000c.html
すみ分け安泰:何が変わった? 参院選/下 比例の第3勢力 /福島
 ◇みんな躍進、かすむ社共 「一過性」批判越えるか
 今回の参院選は、みんなの党が台風の目になった。比例代表では県内で13万7568票を獲得し、民主党の33万2420票、自民党の22万1970票に次ぐ3位。得票率にして14・1%を占めた。各党が前回07年参院選より減らした票を吸い上げた形。民主と自民のすみ分け構図に割って入った。

 比例では7議席を獲得。会津若松市が地盤の新人、小熊慎司氏(42)が党内6位の得票をし、初当選した。昨年の衆院選福島4区にも出馬し、元県議の経歴から会津地方では知る人が多いが、その他の地域の知名度は高くない。そこで選挙戦では、テレビにもよく出演している渡辺喜美代表を“代理候補”のように活用した。

 渡辺代表は小熊氏の応援のため公示後に2回県内に入り、人集めに一役買った。小熊氏だけで街頭演説した際は、陣営は渡辺代表の等身大の人形を並べた。選対幹部は「党や個人の組織はまだ弱く、喜美さんから入っていく戦い方が最善だった」と振り返る。

 政策の柱に据えたのは消費税引き上げ反対。党は「小さな政府」を掲げ、増税の前に国の官僚らが身を切って歳出削減を図るべきだと訴えた。当選後、小熊氏は有権者の反応を「政策重視の姿勢を理解してもらった」と手応えを強調した。

 さらに「来春の統一地方選に向けて人材発掘を進めている」と話し、現在の流れに乗って党勢拡大をもくろむ。それまで勢いを維持し、2大政党を揺さぶることができるかが注目だ。

   ×   ×

 消費税増税反対は共産党と社民党も主張した。「結局新しいものが目に入るということ」。社民党県連の加藤雅美幹事長は、みんな躍進の理由を一言で指摘した。

 社民は今回、福島選挙区(改選数2)に候補者を立てず、比例代表に全力を注いだ。しかし、得票は3万2487票で得票率は3・3%。07年参院選の4万8816票、5・0%より下がった。政権離脱のきっかけになって注目された米軍普天間飛行場の移設や「政治とカネ」の問題で与党を批判し、独自色を出そうとしたが、加藤幹事長は「消費税論議で社民の存在感が消えた」と嘆く。

   ×   ×

 印象が薄くなり、07年より票を減らしたのは共産党も同様だ。福島選挙区に新人で党県常任委員の岩渕友氏(33)を擁立したが、得票は6万4209票にとどまり、候補者5人の中で最下位に甘んじた。みんな新人で会社役員の菅本和雅氏(42)の9万3758票にも及ばなかった。比例でも4万9909票で得票率は5・1%。07年は5万8298票で6・0%だった。

 党県委員会の久保田仁委員長は、みんなの躍進を「露出度が高かっただけ。民主にも自民にも失望し、有権者が今度はどこに投票しようかと悩み、新たに作った一局面」と、一過性の現象であると分析。「これから先、局面がどう動くのか毎日考え続けている」と話した。民主と自民がすみ分ける県内で、第3勢力は付け入るチャンスをうかがう。(この連載は種市房子、関雄輔、和泉清充、太田穣が担当しました)

7737チバQ:2010/07/16(金) 23:07:02
公示後の記事
http://www.minpo.jp/view.php?pageId=20441&amp;mode=1&amp;classId=&amp;blockId=9680343&amp;newsMode=article
ふくしま参院選 変わる団体(上) 票の流れ読みにくく 
 参院選は後半戦に突入する。福島県選挙区(改選2議席)に立候補した5人の候補は追い込み態勢に入り、「票田」となる業界団体に期待をかける。しかし、政権交代でそれぞれを取り巻く環境も変わり、票の行方は見えにくい。投票日を8日後に控えた団体の今を追う。
 福島市五月町に構えた県建設業協会(会員250社)の事務所に、自民党総裁谷垣禎一の大型ポスターが張り出された。党県連から依頼されて対応したが、職員は「民主から頼まれたら、菅直人首相のポスターも張る」と言い切った。公共事業を介して長年続いた自民との“蜜月”は影を潜めている。
 国政選挙で自民候補を支持してきた協会は今回、どの候補を支援するか示していない。道路や橋など身近な公共事業の必要性を訴える自民には共感する。しかし、政権与党として「財布」を握る民主をないがしろにできない。事務局長の鳥居和吉は「政党に偏ることはない。後はそれぞれの会社の判断だ」と明言する。
 過去の衆院選で、加盟企業によっては独自に候補を支援するケースがあった。協会が今回、「様子見」をすれば、票の流動化はさらに進み、団体の統一性がなくなってしまうと協会関係者は予想する。
 民主支援の中央方針と異なり、県歯科医師連盟(加盟900事業所)は、本県選挙区で民主、自民の両現職を推薦した。
 自民には、これまで政策要望の窓口となってくれた恩義がある。一方、在宅要介護者の歯科診療充実など当面の課題を抱え、政権与党の支援も必要になる。両にらみでバランスを取ったが、会員には二人を推薦したことだけを周知する。両陣営に配慮し、票割りなど積極的な行動は慎む。連盟理事長の海野仁は「票の流れは、ふたを開けてみないと分からない」と打ち明けた。
 県土地改良政治連盟(会員2250人)は、全国組織が比例代表の組織内候補擁立を見送ったため活動を休止した。
 自民の「牙城」だった連盟の関係者は「政治的中立などといわず、候補者を出すべきだった」と未練を口にする。口蹄(こうてい)疫など農政問題の対応で、政府に不満を募らせているからだ。今後の取り組みを決める総会を開く予定だが、活動が再開できるかどうか分からない。五里霧中のまま投票日を迎える。(会員、事業所数は概数)

(2010/07/03)

7738チバQ:2010/07/16(金) 23:07:42
http://www.minpo.jp/view.php?pageId=20441&amp;mode=1&amp;classId=&amp;blockId=9684736&amp;newsMode=article
ふくしま参院選 変わる団体(下) 要望実現へ旗色鮮明 独自の狙いで「ねじれ」も 
▼死活問題  
 県南地方の運送業者はこのところ嘆きが止まらない。「毎日、やっと息をついている。運賃の価格破壊で、廃業も相次ぐ。明日はわが身だ。」
 燃料代の高止まりや、荷主からの再三にわたる料金引き下げ要請…。経営環境が厳しさを増す中、県トラック政策推進協議会(加盟870社)は本県選挙区(改選2議席)で、自民、民主両党の3人を推薦した。しかし、「両にらみ」は建前。協議会幹部は今回、民主支援を全面に打ち出し、はがきで支持を呼び掛ける。
 中小業者には実質、負担増となる高速道路の新料金制や暫定税率の取り扱いなど、業界にとって死活問題となる制度変更の国会論戦が参院選後に控えている。加盟各社の願いを国政に反映させるため、与党支持の旗色を鮮明にした。会長の星久守は「本県から大臣が誕生した。民主の政策実現に期待したい。」と打ち明けた。

▼地域重視 
 県医師連盟(会員2,700人)は、自民候補を推薦した。上部団体の日本医師連盟は比例代表で民主候補を推薦、自民候補の推薦を取り消し、支援にとどめている。「ねじれ」の背景には、地域医療の充実を目指す県連盟独自の狙いがある。
 本県は医師数が全国平均を下回り、都市部に偏っている。与党時代から自民は、こうした「不公平」の是正に取り組んできたと評価。地方重視の姿勢に期待をかけている。
 委員長の高谷雄三は「民主からのアプローチもあるが、自民との信義を貫くことが大切。」と力を込める。ただ、具体的な支援の取り組みは16の支部に委ねている。

▼歴史観
 日本遺族政治連盟県本部(会員12,000人)は民主が靖国神社に代わる国立追悼施設の建設に言及していることを批判。自民の歴史観に期待を寄せ、同党の候補を推薦した。
 県たばこ耕作者政治連盟(会員1,270人)は、政府がたばこ増税に踏み切ることから自民候補を推薦した。耕作者の優遇措置の見直しを検討していることにも反発。連盟関係者は「われわれは、いじめに遭っている。現政権にくみすることはできない。」と言い切る。

(会員、加盟社数は概数)=文中敬称略

(2010/07/04)

7739チバQ:2010/07/16(金) 23:08:31
http://www.minpo.jp/view.php?pageId=20441&amp;mode=1&amp;classId=&amp;blockId=9659837&amp;newsMode=article
現地ルポ(上)【浜通り】自民、組織融和に躍起 民主、団体・労組に狙い 
 参院選本県選挙区(改選2議席)に立候補した民主党の新人岡部光規(41)、共産党の新人岩渕友(33)、みんなの党の新人菅本和雅(42)、民主党の現職増子輝彦(62)、自民党の現職岩城光英(60)の5候補は、7月11日の投票に向け、県内各地を回っている。2つの議席をめぐり、舌戦が激しさを増す各地の選挙戦をルポする。(文中敬称略)

 いわき市小島町に構えた岩城光英の事務所。公示翌日の25日、選対役員は支持者にリーフレットを配り、唯一の「地元候補」をアピールしていた。

 トップ当選が至上命令の岩城陣営にとって、いわき市は最重点地区。後援会をはじめ自民党の県議、市議の支援組織を引き締めるが、足元は盤石でないとの指摘もある。

 昨年の市長選で党総支部内が2人の候補に分裂した「しこり」が残るためだ。現市長を推した市議は「(岩城は)前市長の出陣式でだけマイクを握った。今回は支援できない」と公言する。選対は双方の市議を同じグループにして地区を担当させる融和策を取るが、うまくかみ合うか懸念する関係者もいる。

 岩城自身も必死だ。市長選後、現市長の地盤である四倉に事務所を置き、市内での街頭演説数を増やした。地区総合選対本部長代行の青木稔は「民主に追い風が吹いている。トップ当選するには地元が結束しなければならない」と力を込める。

 相双地方では、各市町村の後援会と自民県議4人の組織を固め、票の上積みを目指す。

   ◇  ◇

 増子輝彦は党の比例候補中村秀樹と同じ、いわき市郷ケ丘のビルに事務所を設けた。選対関係者は2人の事務所を行き来し、個人演説会や遊説の日程調整に追われている。

 政権与党の現職としてトップ当選は譲れない。岩城の地盤のいわき・相双地方を最重点地区に位置付け、電力会社と労組、商工団体への働き掛けを強めている。昨秋の経済産業副大臣就任後、浜通りの原発や火発を度々、視察し、顔を売り込む。増子を推薦する連合福島の幹部は「参院選への布石にもなった」と分析する。

 ただ、増子が初当選した3年前の参院補選のいわき市内の得票は約5万2000票。単純比較はできないが、6年前の岩城の得票を3万7000票下回る。岩城が人脈を築いてきた青年、女性団体を切り崩す手応えはつかみきれていないという。5区選対事務局長の佐久間均は「地元の中村への期待は高い。『選挙区は増子』をどれだけ徹底できるかだ」と気合を入れる。市長選の足並みの乱れが尾を引く自民支持者からの得票も視野に入れている。

 いわき市立総合磐城共立病院に勤務経験のある岡部光規は「第2の地元」をアピールし、当時の同僚医師や医療関係者に支持を呼び掛ける。過疎地域を抱える同市は、医師数が県内平均を下回る。地域医療への関心が高いという実感があり、医師増員策を訴える。妻が三和地区出身で、親せきや知人を通じ浸透を目指す。

 浜通り北部は、南相馬地方が増子、相馬地方が岡部と「すみ分け」して支持拡大を狙う。

   ◇  ◇

 双葉町出身の菅本和雅は同町を中心とした相双地方を重点的に回る遊説日程を組む。企業役員で商工関係者とのつながりが深く、中小企業支援策を訴える。いわき市は今春発足した党支部が人づてに支援を求める。

 岩渕友は都市部の無党派層に「消費増税反対」を訴える。25日、いわき市内2カ所で個人演説会に臨んだ。中盤は、JRいわき駅前で党書記局長市田忠義を招いた街頭演説会を開き、選挙戦に弾みを付ける。

(2010/06/26)

7740チバQ:2010/07/16(金) 23:09:10
http://www.minpo.jp/view.php?pageId=20441&amp;mode=1&amp;classId=&amp;blockId=9665872&amp;newsMode=article
現地ルポ(中)【中通り】次期衆院選絡み白熱 民、自とも女性票重視 
 選挙戦に入り最初の週末となった26日、福島県郡山市西ノ内の増子輝彦の事務所には早朝から選対役員らが集まり、戦況分析に当たった。
 増子は地元候補として、市内で有権者全体の約4割に当たる10万票の得票を目指している。後援会、推薦を受けた連合福島などを支持母体に、高齢者の票の掘り起こしに力点を置き、地区単位の老人クラブから推薦を取り付ける徹底ぶりだ。女性票の取り込みも重視している。総合選対本部長の山口和之は「社会福祉や子育て、介護などに関心が高い有権者の支持を広げる」と語気を強める。
 増子は小選挙区制導入後の衆院選本県2区で4回、自民の元衆院議員根本匠に敗れた。根本は、昨年夏の衆院選で、千葉7区から国替えした民主の候補に敗退している。今回、増子は、根本が岩城光英の支援と連動させ、自身の組織を強化させることを警戒する。経済産業副大臣としてのメンツをかけてトップ当選し、復活を目指す根本の動きも封じたい考えだ。
 岡部光規は街頭演説中心の戦術で支持拡大を目指している。
 擁立に向けては、党県連代表の玄葉光一郎が後ろ盾になった。選対は「玄葉直系」をアピールし、玄葉と親族関係にある前知事の元後援会幹部らの支持獲得にも動く。選対には旧自由党支持者が幹部として加わり、支持の広がりにも期待する。
 ただ、初めての選挙で陣営は手応えをつかみ切れていない。総合選対2区事務局長の久木山貴は「現職の2人に比べ組織が弱い。固定票がなく、票が読めない」と明かす。
   ◇       ◇
 岩城光英は郡山市内での得票目標を前回より約1万7000票多い7万票に据えた。党と県議、根本の後援会組織と連携し、票の上積みを目指している。
 党県第2選挙区支部長の根本の動きが活発だ。政権与党として閣内に入ったライバル・増子が市内で支持を広げることに神経をとがらせ、後援会幹部に連日、げきを飛ばしている。視線の先には、返り咲きを期す次期衆院選がある。
 政権交代に伴い、市内に本部を置く業界団体は岩城に加え、増子を推薦するケースが目立つ。これまでの「業界団体頼み」は望めず、女性層などへの支持拡大に努めている。地元の女性県議2人が先頭に立ち、教育問題を重視する岩城の政策や人柄を売り込む。郡山地区選対本部幹事長の勅使河原正之は「党勢回復につなげるため、市内の隅々まで開拓し、個人票を積み増す」と意欲を見せている。
 福島、白河、須賀川、二本松、田村、伊達、本宮の各市では、増子、岩城両陣営ともに個人後援会や党組織を基盤に票の取り込みに動いている。岡部は地元県南地方をはじめ都市部での街頭演説に努めている。
   ◇      ◇
 菅本和雅は事務所がある郡山市を重点地域に位置付けた。若年層に照準を合わせ、街頭演説に力を入れている。商工業が盛んな同市で、企業経営者の立場から中小企業支援策の充実などを訴える。
 岩渕友は福島、郡山両市など都市部で街頭演説や個人演説会に臨み、消費増税反対などを主張している。7月6日には福島市に党委員長の志位和夫を迎え、運動を盛り上げる。=文中敬称略

【写真】福島市には4陣営が事務所を置き、連日、戦略を練っている。


(2010/06/28)

7741チバQ:2010/07/16(金) 23:10:00
http://www.minpo.jp/view.php?pageId=20441&amp;mode=1&amp;classId=&amp;blockId=9669459&amp;newsMode=article
現地ルポ(下)【会津】民主、組織内で綱引き 自民、「縁」浸透に必死 
 ぐずついた梅雨空が広がった27日、増子輝彦の会津若松市宝町の事務所は、2日後に迫った喜多方市での個人演説会に向けた準備に追われていた。増子を推薦する連合福島の幹部と、衆院議員渡部恒三の後援会員が指揮を執る。
 増子は3年前の参院補選で初当選後、会津地方での後援会づくりに力を入れてきた。今回は自前の後援会に加え、渡部の後援会の全面支援を受ける。さらに、連動して会津地方の民主の県議4人がそれぞれの支援組織を引き締め、票を固めている。4区選対本部長の鈴木勝健は「組織力を得票に結びつけなくては意味がない」とげきを飛ばす。
 ただ、昨夏の衆院選本県4区で渡部の得票は、自民候補と、自民県議を辞職してみんなから立候補した小熊慎司の得票合計より約500票少なかった。みんなは今回、菅本和雅を擁立したが、小熊の自民系支援者が選挙区でどう動くのかに神経をとがらせる。
 岡部光規は、渡部の後援会には入っていない民主党員が支援することで、同じ党の増子と「すみ分け」した。主に党の草創期を支えてきた市町村議らが選対に名を連ねる。
 互いに線引きしたものの増子を支援する民主県議の支持層の一部を取り込みつつある。民主支持層の獲得をめぐって増子陣営との綱引きも生じている。
 初めての選挙戦の岡部は、会津地方の隅々まで行き渡るネットワークづくりを急ぐ。しかし、現職2人の支持基盤を切り崩す手応えは得られていない。
 公示後初の会津入りを28日に迎える。総合選対4区本部長の石橋史敏は「医師であることを前面に出し、地域医療の充実策を訴え、支持層を一気に拡大したい」と強調する。
   ◇  ◇
 岩城光英は会津美里町で幼少期を過ごし、会津を「第二の故郷」と呼んで票の掘り起こしに努めている。今年に入り、同町にも後援会が誕生し、有志が「地元議員」をトップ当選させようと決起した。
 陣営は、下郷町出身の知事佐藤雄平らと競った6年前の参院選と比べ、会津と縁の深い候補者であることを強調できる点は有利に働くとみている。
 会津地方の自民の県議4人が先頭に立ち、業界、団体への働き掛けも強め、幅広い支持の獲得を目指している。第4選挙区選対本部長の平出孝朗は「岩城の後援会や党、県議の組織をフル稼働させていく」と力を込める。
 だが、昨年夏の衆院選で自民候補が落選した影響が残る。次の衆院選立候補予定者が就く党県第4選挙区総支部長は空席のままとなっている。本来であれば陣頭で指揮すべき核を欠いた状態に、選対内からも票固めへの影響を心配する声が出ている。
   ◇  ◇
 菅本は会津地方に事務所を置かず、会津若松市を地元とする同じ党の比例候補で県連代表の小熊と共に戦う戦術を取る。小熊の支援組織を足掛かりに、中小企業活性化策などを訴え、支持拡大を目指す。
 岩渕友は喜多方市生まれで、会津若松市の小学校を卒業した。その友人らによる応援の輪が一部で広がりつつある。生活者視点の政策を無党派層に訴えている。父親が金山町出身で、奥会津地区の遊説にも重点を置く。=文中敬称略=



【写真】会津地方は選挙区に地元候補がいないが、事務所では支持拡大に向けた取り組みが続く=会津若松市=

(2010/06/28)

7742チバQ:2010/07/16(金) 23:12:18
上と下がないけど
http://www.minpo.jp/view.php?pageId=20441&amp;blockId=9687241&amp;newsMode=article
ふくしま参院選 県政界の行方(中) 再生いまだ道険しく 
 自民党の議席を守った岩城光英は13日、支援を受けた浜通りの企業・団体へのあいさつ回りに追われた。「政権奪還に向け全力を挙げる」。激戦を戦い抜き、真っ赤に日焼けした顔で支持者の手を握り締めた。
 全国では自民が躍進し、与党の過半数を阻止した。その潮流に乗るかのように、岩城陣営は後半、猛烈に追い上げ、トップ当選した民主党の増子輝彦に迫った。自民県連幹事長の斎藤健治は12日の役員会で、「わずかにトップには及ばなかったが、よく戦った」とたたえた。しかし、下野した自民の命題である党再生の道は、いまだ険しい。
   ◇  ◇
 候補者を1人に絞り込んだ今回、県連は投票総数を100万票と想定し、半数に当たる50万票を得票目標に掲げた。皮肉にも、民主の候補2人の得票合計が約50万票。岩城の得票は約33万8000票だった。民意は、いまだ民主にあるという結果を突き付けられた。
 岩城の得票は6年前に比べ約6万9000票減った。3年前の公認候補と比べても約3万5000票少ない。「負け戦のようなもの。来春の県議選で最大会派の地位を失ってしまう」。党所属県議からは、うめき声さえも漏れる。
 野党として臨んだ国政選挙に、県連は強い危機感を抱いていた。無党派層の取り込みを狙い、今年1月から岩城は県議とともに毎週、福島市のJR福島駅前に立ち、政策を訴えた。県政で実現を目指す県版マニフェストを初めて作製し、有権者に配った。党の新たなイメージを売り出そうと懸命だった。
 一方、選挙事務所では「建設業者の応援が足りない。不況で社員を削っている」と嘆くだけで、支持拡大に向け動こうとしない選対関係者の姿もあった。県議の1人は「与党時代の殿様感覚が抜けない。他人を頼ろうとしている」と、にべもなく突き放した。
   ◇  ◇
 県議選に向け、県連は業界団体、企業との関係再構築に取り組むほか、県民への訴えを強化する。
 県議がこまめに要望聴取に出向き、来年度の県の予算編成に反映させていく。選挙が迫ってから動員をかけて集会を開く従来のスタイルを改め、普段から「辻立ち」を行い、政見を訴える。
 政調会長の平出孝朗は「地道な取り組みだが、今はこれしかない」と自らに言い聞かせるかのように、言葉をつないだ。(文中敬称略)

(2010/07/14)

7743チバQ:2010/07/16(金) 23:14:44
同じく公示後
http://www.minyu-net.com/osusume/saninsen2010/news/serial/rupo1.html
【 会 津 】
地域重視の政策競う

各候補、独自公約示す


 雇用不安や医師不足、過疎化の進行などの問題に直面する県内。その中で会津入りする各候補は、景気・雇用対策や医師確保策など、地域の現状を踏まえた独自の公約を示し、有権者への浸透を図ろうとしている。

 民主党の現職増子輝彦は公示日の24日に会津入り。会津若松市の神明通り商店街で会津地方での第一声を上げた。富士通の事業再編や中合会津店の閉店など厳しい雇用情勢に直面する有権者に対し経済産業副大臣の実績を強調、景気・雇用対策などを訴えた。

 同市宝町の事務所には、民主の重鎮で地元選出の衆院議員渡部恒三と増子が並ぶポスターが張られていた。増子は「恒三後援会」の全面支援を受けた選挙戦を展開している。

 事務所で陣頭指揮を執る選対関係者はポスターを見つめながら「票の上滑りが不安材料」とつぶやくが、労組関係者や郵便局関係者も頻繁に事務所に出入りするなど、組織力を生かした票固めを進める。

 自民党の現職岩城光英は26日、会津北部の中山間地域を中心に遊説した。岩城は公約で農林水産業など地場産業の支援強化を訴える。選対本部長の遠藤忠一は「(人口の半数以上が65歳以上の)限界集落などの問題を抱える山村部で、あえて公約を訴えた」と話す。沿道では農家の女性が手を振り、遊説隊を励ました。遠藤は「候補者の会津入りで気勢は上がった。有権者の反応は予想以上」と手応えをつかむ。

 岩城の陣営は県議、市町村議の後援会に支援団体を加えた“総力戦”で臨む。ある県議は「岩城の過去2回の選挙は、会津が地元でいまは知事の佐藤雄平が相手で苦戦したが、今回は違う」と民主の「牙城」の切り崩しに自信を見せる。

 新人3候補も票の掘り起こしに躍起だ。

 民主新人の岡部光規は医師の立場から、産婦人科や小児科の充実を公約に掲げた。総合選対4区本部長の石橋史敏は「医療政策を有権者に訴え、若年層を中心に無党派層を獲得したい」と話す。党県連常任幹事や同市議らが選対を支える。

 「ストップ役人・議員天国」。みんなの党新人の菅本和雅は生活重視の視点から消費増税に反対、公務員制度改革や国会議員の定数削減をアピールする。会津若松市が地盤の比例代表候補小熊慎司とのセット戦術で支持拡大を狙う。

 会津の市町村は高齢化率が高く、共産党新人の岩渕友は「年金受給者の生活危機」と消費増税反対を訴え、浸透を図る。岩渕は喜多方市出身で、党会津地区委員長の宮沢弘は「会津で育った唯一の地元候補」とアピールする。


−−− 2010年6月28日付〔福島民友新聞連載掲載〕 −−−

7744チバQ:2010/07/16(金) 23:15:30
http://www.minyu-net.com/osusume/saninsen2010/news/serial/rupo2.html
【 中通り 】
団体推薦「両にらみ」

組織票奪い合い激化


 福島、郡山両市の大票田を抱える中通り。各陣営の事務所には、各種団体からの推薦状が壁いっぱいに並ぶ。政権が交代したことで県内の業界団体は、今回の参院選で政権与党の民主党も、長く政権に就いていた自民党も無視できず「両にらみ」で推薦するところが多い。民・自以外の勢力への期待も少なからずある。

 「次の国政選挙は分からないが、定数2の参院選は現職2人を推薦した」と話すのは郡山市の土地改良区関係者。各種団体の県組織がある福島市とともに経済県都の郡山市でも業界団体の活動は活発で、各陣営は堅い組織票を狙い、アプローチを強めている。

 民主現職の増子輝彦は中通りの主戦場を地元郡山市と定めた。2区選対事務所には首相の菅直人のポスターが張られ「政権与党」の立場を印象付ける。同市の業界団体には推薦を増子に一本化するケースもあり、選対は推薦団体の組織末端までの支持固めを狙う。選対幹事長の佐久間俊男は「一票を積み上げ、トップ当選につながる成果を」とスタッフにげきを飛ばす。

 陣営は、かつて増子が衆院選の中選挙区で立候補したつながりが残る県北地方も「準地元」と位置付け、衆院議員、県議らが企業・団体回りに日程を割く。支援組織の連合福島や農協などの団体票の積み上げを続け手応えを感じている。

 28日、福島市の建設関係団体の県組織が入居するビルに、自民現職岩城光英の陣営の県議の姿があった。県議は、序盤戦で組織の上滑りを懸念、従来から支持を得ている団体を回り、あらためて支援を要請した。

 各種団体が民主候補を推薦する動きを、岩城の2区選対幹事長を務める勅使河原正之は「業界団体は地元の現職に頼まれたら、推薦は断れない」と、冷静に見極める。岩城は小野町に地縁があるものの、増子が地元の衆院2区の郡山市での人脈は薄い。

 陣営は、前衆院議員根本匠の後援会を軸に、数で民主に勝る県議、市議の人的なつながりで団体の自民離れを防ぐ戦術を進める。

 民主新人で浅川町出身の岡部光規は、須賀川市に県南の拠点を構えた。県議や党政調会長玄葉光一郎の後援組織を足掛かりに支持拡大に取り組む。社民党の地方組織も支持する動きだ。

 みんなの党新人の菅本和雅は無党派層を照準とし、地元双葉町でなく、郡山市に拠点事務所を開設、政治改革を訴える。30日に党代表渡辺喜美が同市に入り、選挙戦に勢いをつける。

 共産党新人の岩渕友は、他党との政策の違いを鮮明に訴え毎週末は郡山、福島両市で遊説を厚くする。県北地方では「地元候補」を強調する構え。

−−− 2010年6月29日付〔福島民友新聞連載掲載〕 −−−

7745チバQ:2010/07/16(金) 23:16:27
http://www.minyu-net.com/osusume/saninsen2010/news/serial/rupo3.html
【 浜通り 】
地の利、人脈でしのぎ

支持固めに全力投球


 県内で最も有権者数が多い大票田いわき市を抱える浜通り。地元の堅い地盤を持つ陣営や、組織的なつながりが強い候補。選挙戦は29日、中盤戦に入り、各候補の事務所では支援者が活発に出入りを続ける。各候補とも地の利と人脈をフル稼働させ、浜通り全域での支持獲得を描く。

 自民現職の岩城光英は、いわき市での第一声となった公示当日の24日の街頭演説会で、支持者が会場を埋め、地元候補としての強さを印象づけた。ただ、選対関係者は「民主は候補2人。岩城の当選は確実という油断が一番怖い」と慎重な姿勢を崩さない。

 陣営は、後援会を中心に県議や市議で選対を組む。自民系市議らが市内の企業、団体を訪ね自民支持層の支持固めに走る。自民が分裂した昨夏の市長選のしこりを懸念する声もあるが、選対幹部は「市長選を戦った市議同士が支持固めに動いている」と打ち消した。30日に県議会が閉会すれば県議も本格的に支持拡大に動く。陣営はさらに党組織を結集、浜通り全域での支持獲得に打って出る。

 一方、民主現職の増子輝彦は26日、“敵地”のJRいわき駅前で街頭演説し「圧倒的な支持で当選させてほしい」と声を強めた。

 同市での戦いは、国会議員や県議、市議を含めた民主支持者や友好団体の連合福島が中心。しかし「政権与党の経済産業副大臣として浜通りに浸透している」と、5区選対本部事務局長の佐久間均。エネルギー政策、中小企業支援の担当副大臣としての知名度を武器に、電力関係労組の強力な支援や、中小企業などの推薦を得て同市だけでない支援態勢が出来上がった。

 党県第5区総支部代表の吉田泉は「増子は現職の貫禄で横綱相撲ができる。自民票を奪い、いわきでもトップに」と攻勢を強め、自民票の切り崩しを図る。

 民主新人の岡部光規は、いわき市の勤務医時代のつながり、同市出身の妻の血縁を頼りに支持拡大を図る。同市は地域医療に関心を持つ有権者が多く、街頭演説では医師の立場から地域医療の充実の政策を訴え、知名度を上げる作戦。

 双葉町出身のみんなの党新人の菅本和雅は、浪江町の後援会事務所と、いわき市に県内唯一の党支部を置き、浜通りでの浸透を図っている。「民主、自民の批判票を取り込みたい」と選対関係者。有権者の第3極への期待票を狙う。

 共産新人の岩渕友は、市議、県議の地方議員ネットワークを生かし、いわき市内で徹底した遊説を展開、消費税増税反対の政策浸透を強調する。7月2日には党幹部を招いて街頭演説を行い、支持開拓に力を入れる。

−−− 2010年6月30日付〔福島民友新聞連載掲載〕 −−−

7746チバQ:2010/07/16(金) 23:17:28
http://www.minyu-net.com/osusume/saninsen2010/news/serial/kensyo1.html
検証 参院選ふくしま
【 民 主 】


【 上 】

団体支持、集め切れず

強い与党へもどかしさ


 「勝利と言っていいのか敗北と見なすのか、評価が難しい」。参院選の投開票から一夜明けた12日、民主党県連幹事長の安瀬全孝は福島市の県連事務所で開票結果の分析を開始、政権与党として初めて臨んだ国政選挙で当選1、落選2の結果に複雑な心境を語った。

 県連は、改選2議席の福島選挙区に現職の増子輝彦と新人の岡部光規を立て、比例代表にも重点候補の中村秀樹を擁立、「3人必獲」を目指した。結果は、選挙区で増子がトップ当選を果たしたものの、自民の岩城光英に約2600票差まで詰め寄られた。岡部との2議席独占はならず、中村も議席に届かなかった。

 県連内に「増子と岡部の得票合計は自民を大きく上回った」との声が根強い。政権交代後の参院選で新たに推薦団体になった自民支持の団体票も加え、「県内総得票の過半数獲得」とした、もう一つの目標にはわずかに届かなかった。

 ある県議は「菅内閣発足後の支持率のV字回復が消費税の増税発言で吹っ飛んだ」と指摘するが、安瀬は「政権交代の過渡期で団体は民主、自民の双方を推薦した。団体の末端まで支持を引き寄せる力が足りなかった」と受け止める。

 民主は前党幹事長の小沢一郎の方針で、団体要望を県連が一括して受け付ける仕組みを作り、自民よりもぜい弱な組織基盤を強化する作戦を実行した。県連政調会長の吉田公男は「政権交代後の短い時間で、着実な支持に結びつける関係は作れていない」と実感する。

 県連は自民党が参院選終盤に団体票の巻き返しを図っている動きを察知したが、すぐに動ける組織がなく十分に対応できなかった。「最前線で戦う地方議員には自民が圧倒的に多い。民主系議員の後援会は『個人党』への支援で、党の存在を懸けた戦いで後れを取る」と県議の一人。

 国会議員が運営方針を決めていた県連の指示系統の課題も露呈、今回の選挙戦で県連から選挙区候補に対し比例候補との連携構築を指示できないもどかしさが県連幹部にあり、強い政権与党へ変容できない民主の現実を突きつけた。

   ◇

 福島選挙区、比例代表合わせて4人の本県関係参院議員が誕生した今回の参院選。民主、自民の二大政党の競り合いの一方、第三極の伸長という新たな動きが表れた。参院選の結果が県政界にもたらす影響を検証する。(文中敬称略)


−−− 2010年7月13日付〔福島民友新聞連載掲載〕 −−−

7747チバQ:2010/07/16(金) 23:18:33
http://www.minyu-net.com/osusume/saninsen2010/news/serial/kensyo2.html
【 自 民 】


【 中 】

組織の弱体化を懸念

終盤挽回もトップ許す


 「よく戦ったというのが大半の役員の意見。(昨年の政権交代で)野党になり、初の国政選挙だったが善戦したと思う」。自民党県連幹事長の斎藤健治は12日、福島市で開かれた県連役員会で参院選をこう総括した。民主党候補にトップ当選を許したが、執行部の責任を追及する声は上がらなかった。昨年の衆院選で県内全小選挙区の議席を失った自民にとって、それだけ追い込まれた状況で迎えた参院選だった。

 自民は公認候補を現職の岩城光英に絞ったが、県連内部には公示前から、「トップ当選」は困難との見解が大勢を占めた。ある県連幹部は「政党支持率で民主との間に歴然とした差がある中で2人擁立は無理。団体支援も一本化できない現状ではトップ当選は厳しい」と話した。政権交代後、これまでは自民候補のみを推薦してきた商工団体や農業団体の一部が、民主候補にも推薦を出すなど、野党転落による組織の弱体化が懸念された。

 不安を抱えたまま突入した選挙戦。2人擁立の競争原理が働き、自民支持層や無党派層の激しい奪い合いを展開する民主に対し、自民は受け身の選挙戦を強いられた。県連は県議の後援会組織を軸とした票の掘り起こしを期待したが、動きが鈍い地域もあり、支持は伸び悩んだ。県内には国政選挙は「民主」、県議選は地縁関係などから「自民」を支持する有権者も多く、複雑な支持構造が県議を悩ませた。ある県議は「後援会を動かせば、県議選で票が減るかもしれないが、党人として覚悟を決めてやるしかない」と述べた。

 選挙戦終盤、争点の消費税率の引き上げをめぐり民主への“逆風”が吹く中、岩城の陣営は昨年の市長選の影響で党総支部が分裂した地元のいわき市でも組織がまとまるなど、自民、公明支持層を中心に加速度的な票固めを進めた。県連副会長で岩城総合選対本部長の遠藤忠一は「参院選の選挙結果は、来春の統一地方選の基礎票の意味合いを持つ」と評価した。

 斎藤と遠藤は14日、福島市内の建設団体など有力な友好団体を訪問し、参院選の支援に対する礼を述べ、今後の支援も確認する。斎藤は「団体の自民離れを指摘する声があるが、そのようなことはない。われわれ県議がしっかりとした関係を構築している」と話す。
 来年4月の県議選で自民の「底力」が試される。(文中敬称略)

−−− 2010年7月14日付〔福島民友新聞連載掲載〕 −−−

7748チバQ:2010/07/16(金) 23:19:25
http://www.minyu-net.com/osusume/saninsen2010/news/serial/kensyo3.html
【 第三極 】


【 下 】

みんな、期待集め躍進

県連組織の確立が急務


 民主党が大敗し、与党の過半数割れとなった参院選の結果、「衆参のねじれ」がクローズアップされる中で、第三極としての期待票を集めたみんなの党の存在感が増した。今回の参院選で同党は、比例代表で県内から13万7568票を得て民主、自民両党に次ぐ県内「第3党」となった。

 「組織でなく、有権者の純粋な思いが1票に託された」。比例代表に立候補し、同党で本県関係初の国会議席を得た県連代表の小熊慎司は初当選から一夜明けた13日、支援者へのあいさつ回りを続けながら13万票の重みをかみしめた。

 同党は県連の事務所こそ置いたが、県内に確固とした組織がない。福島選挙区に立候補した菅本和雅は、支援を申し出たボランティアスタッフと運動を展開。選挙ポスターも遊説しながら掲示板に張るほど人手が不足した。菅本が得た9万3758票は、選挙応援で4度にわたり本県入りした党代表の渡辺喜美の後押しを受けての得票数だ。

 「組織としての活動の在り方を考えなければ」。小熊は、県連組織確立の必要性を認識する。政党や議員が最も大切にする活動が、国民の意見や声を吸い上げる政務調査。議員が会津若松市を基盤にした小熊だけの県連では、吸い上げる意見の数にも限界がある。来春は県議選などの統一地方選があり、県連は党勢拡大のチャンスととらえ、公募などで候補者を擁立、当選させることで県内基盤を確立する考えだ。

 党幹事長の荒井広幸が「反民主」を掲げて戦った新党改革は県内で4万2500票を挙げ、荒井再選の土台となった。公明党は重点候補横山信一の当選を目指し堅い組織票をまとめ、個人名で県内過去最多の5万9644票を獲得した。

 ほかの既存政党にとっては厳しい結果が突き付けられた。共産党は選挙区候補と比例代表との連携で票の上積みを狙ったが、いずれも前回よりも票を減らした。県委員長の久保田仁は「消費税の増税反対で民主党の過半数割れに追い込んだが、党への票に結びつかなかった」と振り返る。

 社民党は県内比例得票13万票余を目指したが3万2487票にとどまり、党勢後退に歯止めがきかない。県連幹事長の加藤雅美は「二大政党のはざまで厳しい選挙だった。みんなの党にも票が流れた」と述べ、明確な対立軸を示せなかったことを要因に挙げる。(文中敬称略)

−−− 2010年7月15日付〔福島民友新聞連載掲載〕 −−−

7749チバQ:2010/07/16(金) 23:29:41
>>7627>>7638
http://www.shimotsuke.co.jp/journal/politics/election/2010sanin/news/20100715/351555
<審判 検証2010とちぎ参院選>(下)「みんなの党」 渡辺氏と党に存在感
(7月15日 05:00)
 「十分に役割を果たせた」

 12日午前零時すぎ、宇都宮市内の選挙事務所。みんなの党新人の荒木大樹氏(39)は支持者を前に、落選にも胸を張った。

 荒木氏は当選した自民党新人の上野通子氏(52)、次点の民主党現職の簗瀬進氏(60)に及ばなかった。だが、得票数22万4529票は、昨夏の衆院選でみんなの党が獲得した県内比例票を上回っていた。

 ■  ■

 県政界でほとんど知名度がなかった荒木氏。選挙期間中、その演説に立ち止まる有権者は多くなかった。ただみんなの党の「アジェンダ」(政策課題)を記したパンフレットには、老若男女を問わず手を伸ばした。

 菅直人首相の消費税増税発言を批判すると「(有権者の)反応が変わった」(荒木氏)。「増税の前にやるべきことがある」は渡辺喜美みんなの党代表が強調したフレーズだ。その渡辺氏ら党幹部も頻繁に本県入りして後押しした。

 渡辺氏のおひざ元の栃木選挙区での戦いは、荒木氏にとって渡辺氏の「代理戦争」の位置づけだった。

 立候補表明が公示3週間前と出遅れた。人手も時間も足りず、関係者は「選挙活動では1市町当たり最低3日はほしいが、1日で2市町を回らざるを得ないような状況だった」と振り返る。

 それでも無名の新人が22万票余りを獲得し、県北6市町では得票数がトップ。さらにみんなの党の県内での比例代表得票数は約29万7千票と民主、自民を上回った。荒木氏陣営の戦いは、同党と渡辺氏の存在感を示すのに十分なものだった。

 ■  ■

 みんなの党は参院選での躍進を背景に、来春の県議選で地方の強化を図り、次期衆院選につなげる考えだ。渡辺代表は県議選に関し、2けたの候補者擁立を明言している。

 同党関係者によると、既に宇都宮市や県南地区など複数の選挙区で、候補者の検討作業に着手した。この関係者は「早ければ今秋にも立候補表明の動きがある」とも明かす。

 民主党県連は当初、5月に県議選第1次公認候補を決め、9月に全候補者の選出を終える方針だったが、参院選対応で作業は遅れている。同県連幹部は「みんなの党が参戦すれば、現職も気を抜けない」と警戒する。

 一方、自民党県連幹部は「県議選は党より人物本位。地元密着度が高い人ほど有利だ」と、参院選栃木選挙区を勝ち抜いた勢いや底力を理由に、強気の姿勢を示す。

 参院選を通して「戦国時代」に突入した県政界。みんなの党は県議選で、地方での真の力を試される。

 [写真説明]みんなの党の荒木氏(左)の応援で本県入りした同党の渡辺代表(右)。荒木氏は渡辺氏の「代理戦争」とも訴えた=6月25日午後、宇都宮市内

 (この企画は参院選取材班が担当しました)

7750チバQ:2010/07/16(金) 23:30:51
http://mainichi.jp/area/tochigi/news/20100713ddlk09010159000c.html
激突:参院選2010 戦いを終えて/上 自民 /栃木
 ◇危機感で組織フル稼働 公明票も上野氏に流れ
 「劇的な選挙。大金星だよ」。宇都宮市内の上野通子氏(52)の選挙事務所に「当確」の一報が入った11日深夜、選対事務局長を務める自民党県連の石坂真一幹事長は興奮を抑えきれない様子で語った。時計の針は午前0時を指そうとしていた。

   ◇  ◇

 選挙序盤は「上野氏の形勢不利」が大勢だった。宇都宮市・上三川町選挙区選出の県議だったが、全県的な知名度はなく、出足も遅れた。昨年9月、民主党県連が現職の簗瀬進氏(60)の公認申請を決めたのに対し、自民県連の公募で上野氏が公認候補に決まったのは今年3月。上野氏も「公示前はこれでいけるのかという(不安な)気持ちだった」と率直に振り返る。

 毎日新聞が今月2〜4日、県内の約700人の有権者を対象に実施した世論調査では、29%が簗瀬氏に、19%が上野氏に投票すると答えた。他の報道機関の調査結果も「簗瀬氏リード」で、上野氏の不安は数字も裏付けていた。しかし、フタを開けると逆の結果に。現職の予算委員長の落選という民主の退潮傾向を象徴する選挙区となった。

 逆転した要因は何か。ある自民関係者は来春の統一地方選に向けた危機感を指摘する。昨年8月の衆院選で自民は大敗。国政と地方選挙の違いがあるとはいえ、参院選は負の連鎖を断ち切る試金石でもあった。

 そのため、上野氏が所属していた県議会最大会派の自民党議員会(28人)の所属県議や自民系の首長、市町議員の後援会がフル回転。一枚岩となって自民支持層を確実に固めていった。石坂幹事長も「今までの参院選でなかった結束ができた」と総括。今回の勝利が統一地方選に向け「大きな弾みになる」と自信を込めた。

 自民ばかりではない。県内に10万前後の固定票を持つとされる公明票の大半が上野氏に流れたことも大きい。目に見える形での選挙協力こそなかったが、県連幹部の一人は「地域レベルでは連携はあった」と打ち明けた。さらに、菅直人首相の「消費税増税発言」などの影響で、無党派層の一部がみんなの党に流れたのも簗瀬氏にとっては不利に働いた。

 複数の要素が積み重なって、次第に形成されていった“簗瀬包囲網”。それが投票日の「4892票」差に結実したともいえる。【山下俊輔】

7751チバQ:2010/07/16(金) 23:32:08
http://mainichi.jp/area/tochigi/news/20100714ddlk09010058000c.html
激突:参院選2010 戦いを終えて/中 民主 /栃木
 ◇政権の動きに翻弄され 組織戦は自民が上手…統一地方選に影
 「政権与党の選挙がこんなに厳しいものと思わなかった」。投開票日前日の10日夜、民主の簗瀬進氏(60)は宇都宮市内の事務所で、支持者らを前に嘆息した。

 政権の動きに応じ乱高下する「風」に翻弄(ほんろう)された。鳩山由紀夫前首相の在任中は、古くからの支持者にも「今回は応援しない」と政党ポスター張りを拒まれた。首相交代で支持率が「V字回復」した先月13日、宇都宮市で枝野幸男幹事長と行った街頭演説では、「政治家人生で初めて」と簗瀬氏も驚く大勢の人が集まった。

 しかし公示直前、菅直人首相の「消費税10%」発言で急失速。終盤は事業仕分けに的を絞って政権交代の成果をアピールしたが、一度離れた有権者の心は戻らなかった。共同通信の出口調査によると、無党派層の投票先は簗瀬氏が約37%、続いてみんなの党の荒木大樹氏が約30%、自民党の上野通子氏が約28%。昨夏の衆院選で民主に吹いていた「風」は、3氏にほぼ均等に流れた。

   ◇  ◇

 県政界は自民党系が多数派を占める「ねじれ」状態下で組織固めも難航した。民主・自民の「二また推薦」も相次いだが、農協の一部の支部など、実態は上野氏に肩入れした団体も多かった。

 「私たち自民党は洗髪設備を持たない理美容所を(県)条例で規制します」。簗瀬氏陣営で企業・団体対策を担当した斉藤孝明県議は、支持者の理髪店でそう書かれたチラシを目にした。投票日直前、組織固めを図る自民の上野氏陣営が持参したという。

 洗髪せず速さ・安さが売りの「1000円カット」を規制する内容。県条例は参院選とは直接関係がないが、自民の勢力を背景に、競争激化に悩む業界の要望に応えると約束されていた。斉藤県議は「意味のない規制。でも、相手の戦略が一枚上だった」と認める。

 民主党も先月19日に宇都宮市で53の業界団体を集めて要望を聞く「政策懇談会」を開催した。しかし、斉藤県議は「各団体が実感として、要望の成果をまだ得られていないようだ」と、政権交代後まだ間もない中で、業界団体との信頼関係を結ぶことが難しかったと明かす。

   ◇  ◇

 来春の統一地方選。県連は県議会(定数50)で現在7人の民主党系会派の倍増を目指す方針だった。しかし、ある県議は「それどころじゃなくなった。自分の選挙も心配だ」と危機感を募らせる。厳しい審判を突きつけられた民主が、統一地方選の戦略見直しを迫られるのは必至だ。【泉谷由梨子】

7752チバQ:2010/07/16(金) 23:33:17
http://mainichi.jp/area/tochigi/news/20100715ddlk09010174000c.html
激突:参院選2010 戦いを終えて/下 みんな /栃木
 ◇統一地方選へ大きな一歩 社民、共産は存在感示せず
 ●みんな

 12日午前0時すぎ、落選が確実となると、みんなの党新人、荒木大樹氏(39)は支援者を前に「この数字は決して無になることはない。ホップの参院選。十分に役割を果たせた」と話した。みんなの党の渡辺喜美代表は参院選をホップ、統一地方選をステップ、衆院選をジャンプと位置づけており、荒木氏は投票結果が統一地方選につながるという自負を見せた。

 荒木氏が立候補を表明したのは公示約20日前の6月3日。出遅れに加え、新人で知名度は低かった。選挙では党の「アジェンダ」(政策課題)や渡辺代表を前面に押し出し、消費税率引き上げを示す民主、自民に対し「増税の前にやることがある」と訴え対立軸を明確にした。

 結果的に、上野通子、簗瀬進両氏に及ばなかったものの、22万4529票を獲得。特に渡辺代表の地元である衆院3区の4市2町では簗瀬、上野両氏の得票を超え「渡辺人気」を見せつけた。また、民主や自民に反発する票の受け皿になったとみられる。比例でも、みんなの党は民主、自民を上回る県内最多の29万7619票を得た。

 みんなの党関係者は「大きな期待を背負っている。今回の結果は統一地方選への大きな一歩になる」と語った。渡辺代表は県議選を含む統一地方選で多数の候補者を擁立する構えだ。

 ●共産

 小池一徳氏(49)は栃木選挙区で7万票以上を目指したが、半分に満たなかった。小林年治・党県委員長は「争点だった消費税の問題を訴えたが、支持に結びつけられなかったのは私たちの力不足」と分析する。

 同じく消費税増税に異論を唱えたみんなの党は大きく躍進した。小林委員長は「今の政治を批判する人たちの受け皿になれなかった」と述べ、消費税増税に反対の有権者がみんなの党に流れたと感じている。

 今後、共産党は引き続き消費税増税の批判で存在感をアピールしていくという。「消費税増税に反対の署名運動などで、地域や有権者と向き合った取り組みを強めていきたい」

 ●社民

 社民党県連は5月末の連立政権離脱後に栃木選挙区への候補者擁立を再検討。立候補を希望する女性も現れたが、準備期間が間に合わず見送った。党員は減少傾向で、昨夏の衆院選でも候補者を出せず痛い「不戦敗」が続いている。

 離脱のゴタゴタにも県連の宇賀神文雄幹事長は「筋を通し、評価が高まった。追い風を感じる」とむしろ手応えを感じていた。6月19日には福島瑞穂党首が訪れた栃木市での会合に200人以上もの有権者が参加。しかし、比例票は07年の前回に比べて6000票以上減。「第三極」を掲げるみんなの党や他の新党ブームにかき消され存在感を示せなかった。【山下俊輔、泉谷由梨子、中村藍】

7753チバQ:2010/07/16(金) 23:34:52
http://mainichi.jp/area/tochigi/news/20100712ddlk09010048000c.html
参院選’10栃木:猛追で上野氏 自民「王国」再建へ(その1) /栃木
 ◇出遅れで苦戦も逆転
 消費税率の引き上げなどが焦点となった第22回参院選は11日に投開票され、栃木選挙区は前県議で自民新人の上野通子氏(52)が、3選を目指した参院予算委員長で民主現職の簗瀬進氏(60)=国民新推薦、石材会社社長でみんな新人の荒木大樹氏(39)、党県書記長で共産新人の小池一徳氏(49)を破り、初当選を果たした。一つの改選議席を巡って4人が名乗りを上げる激戦だったが、上野氏が県内全域で支持を広げ、無党派層にも浸透した。序盤リードした簗瀬氏は、猛追した上野氏に最後にかわされた。荒木氏も追い上げたが及ばず、小池氏は支持拡大が進まなかった。投票率は56・59%(当日有権者数163万549人)だった。【参院選栃木選挙区取材班】

 宇都宮市桜2の上野氏の事務所では、当選の一報が飛び込むと、大歓声が上がり、大きな拍手に包まれた。上野氏は集まった支援者と万歳三唱し喜びを分かち合った。

 「正直勝てるとは思わなかった。多くの人に支えられたのが勝因」と喜びを語り、選挙中に挙げていた国会議員定数の3割削減を実現したいと述べた。

 上野氏は県連が実施した公募を経て公認候補に選ばれた。出足の遅れや知名度不足を補おうと、県議時代に所属した県議会最大会派、自民党議員会の所属議員の全面支援を受け足元の自民票を固める一方、県内各地で街頭演説を繰り返し、無党派層の取り込みにも力を入れた。

 16年間高校教諭として教壇に立った経験から「日本人の心を取り戻す教育」の実現を訴えた他、子育て環境の充実、社会保障の再構築、雇用創出を掲げた。選挙期間中には、自民党の谷垣禎一総裁や大島理森幹事長、小泉進次郎衆院議員らが相次いで来県した。

 ◇簗瀬氏「私の不徳」
 宇都宮市平松本町の簗瀬氏の事務所に落選が伝わると、支持者らから「なぜ」と悲痛な声が漏れた。簗瀬氏は「私の不徳の致すところでこの結果になった。おわび申し上げる」と頭を下げた。

 抜群の知名度を誇る。一時は米軍普天間基地移設問題などの影響を受けたものの、首相交代後は持ち直したかにみられていた。政権交代後初の本格的な国政選挙で医師会や農協など多くの業界団体が初めて推薦。国民新党の推薦も得て、県内の特定郵便局長らによる「郵政政策研究会」も強力な組織力で支援に加わった。

 事業仕分けや子ども手当などを例に政策の理念を説明し、政治家と官僚の癒着構造の打破や社会保障で国の活力を取り戻す必要性を訴えた。宇都宮市出身の枝野幸男幹事長ら党幹部も次々と駆けつけ応援したが、無党派層を取り込み切れず、及ばなかった。

7754チバQ:2010/07/16(金) 23:35:28
◇荒木氏、支持者ら重苦しく
 宇都宮市西川田町の荒木氏の選挙事務所では、集まった支持者がテレビの開票速報を見つめ、落選が確実となると重苦しい雰囲気に覆われた。

 みんなの党の渡辺喜美代表は石材会社社長の荒木氏に白羽の矢を立て、擁立を発表したのは公示が迫った6月上旬。他候補に比べ出遅れた感は否めなかったが、県内各地で街頭演説を繰り返し、支持を広げていった。

 菅直人首相が「消費税10%」の意向を示したことに対し、「増税の前にやることがある」と声高に訴え、衆参議員の定数削減や二重行政の無駄をなくすことなどを掲げ、民主党との対立軸を明確にして選挙戦を展開した。

 渡辺代表も公示前後に栃木に戻り応援演説に力を入れた。渡辺代表の地元、大田原市を含む県北部を中心に支持を集めていったが、一歩届かなかった。

 ◇小池氏、敗戦に沈痛
 宇都宮市東浦町の小池氏の選挙事務所。開票が進んでも票が思うように伸びず、沈痛な雰囲気に包まれた。

 07年参院選、09年衆院選に続き、3度目の国政選挙への挑戦となった小池氏は「消費税増税反対」を強く主張。労働者派遣法の抜本改正、後期高齢者医療制度の廃止などを公約として訴えた。

 選挙戦では、宇都宮市を中心に県内各地で街頭演説を精力的にこなし、無党派層への浸透を図ったが、広がりを欠いた。

==============

 ■解説

 ◇反転攻勢へ糸口
 自民県連が初めて実施した公募で選ばれた自民新人の上野通子氏が、民主現職の簗瀬進氏、みんな新人の荒木大樹氏との三つどもえの激戦を制した。昨年8月の衆院選で一敗地にまみえた自民だが、参院予算委員長を務める実力者の3選を阻んだことで、反転攻勢の糸口をつかんだといえる。

 昨年の衆院選で自民は県内5議席のうち、3議席を失い、「保守王国」は事実上崩壊した。

 参院選は当初から簗瀬氏が他の3候補を先行する展開だったが、菅直人首相の「消費税10%」の表明などの影響で終盤失速した。

 上野氏は知名度の低さと出遅れが響き、序盤は苦戦を強いられたが、来春の統一地方選を見据える自民系首長や県議、市町議員の後援会組織がフル稼働。さらに、組織としての協力関係は構築できなかったものの、10万票前後といわれる県内公明票の多くが上野氏に流れたほか、県連幹部は「これまでの積み重ねが終盤に表れた」と分析した。

 簗瀬氏は連合栃木を支持母体に、組織型選挙を展開する一方、街頭演説を繰り返し、無党派層の取り込みを図った。しかし、無党派層はみんなの党にも流れ、浸透を欠いた。荒木氏も票を伸ばし、みんなの党の渡辺喜美代表の影響力を改めて見せつけ、統一地方選への弾みをつけた。【山下俊輔】

==============

 ◇期日前投票、前回より10%増 16万8192人で確定
 県選挙管理委員会は11日、先月25日から10日までの確定投票者数を発表した。16万8192人で、07年の参院選に比べ、約10%増加した。

 最も多かったのは宇都宮市の4万899人で、栃木市1万3054人、那須塩原市1万2274人、小山市1万715人、足利市1万291人と続いた。

7755チバQ:2010/07/16(金) 23:38:43
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20100713ddlk10010198000c.html
民意大揺れ:底流・参院選ぐんま/上 中曽根氏大勝 /群馬
 ◇危機感が結束生む 「福中小」初の協演
 選挙戦3日目の6月26日。中曽根弘文氏(64)の「桐生地区出陣式」に、福田康夫元首相が駆け付けた。福田氏は「中曽根さんとね、福田康夫が一緒に並んで選挙をやるなんて、今まで見たことないでしょ。初公演です。本邦初公演」と応援演説を切り出した。

 集まった支持者は約400人。福田氏は「(投票用紙に「中曽根」と)今まで書いたことがない人もたくさんいらっしゃると思います。そういう方々に言っていただきたい。『福田が来たよ』『福田が一生懸命やってるよ』って」。

 父親の代に「福中戦争」が演じられた中曽根氏と福田氏。息子の代となり、危機感を強めた2人が今回の参院選で手を結んだ。自民党県連選対本部長の南波和憲県議は「こんなこと初めてだと思う」と話した。

 南波氏の序盤戦での「票読み」は投票率58〜60%で投票者数は96万〜97万人。これから共産票を引いた約90万票を中曽根氏と、民主の富岡由紀夫氏(46)の現職同士が奪い合う。中曽根氏が前回04年に獲得したのは約27万6000票。旧福田派で落選した上野公成元官房副長官は約26万8000票。当選を確実にするには旧福田派にも「中曽根」と書いてもらう必要がある。「それが、今回の選挙のつらさ、厳しさなんです」と南波氏は強調していた。

 昨夏の衆院選は県内5小選挙区のうち3小選挙区で民主に敗れた。比例代表の得票数は民主約43万1000票、自民約34万7000票。まさに「自民王国の崩壊」だった。

 参院選は今回、改選数が1減され、旧福田派と旧中曽根派の候補者は中曽根氏に一本化された。しかし、1人区は「風」に左右されやすい傾向にあり、3年前の参院選では民主が多くの1人区を制し、政権交代の足掛かりを作った。

 「風」に備える挙党一致態勢を築き上げるため、福田氏の参戦に加え、小渕優子元少子化担当相が中曽根陣営の選対本部長に就任した。

 6月12日に旧群馬町で開かれた「福田会」「中曽根会」「小渕会」の合同会合。旧群馬町では中選挙区時代、3人の父親がしのぎを削り「上州戦争」と言われてきたが、3後援会が初めて、一つの目的のために結束した。

 結果は中曽根氏がダブルスコアに近い大勝を飾った。菅直人首相が表明した消費税の増税方針が、自民にとって追い風となったことも影響した。しかし、真下誠治県連幹事長は自らを戒める。

 「県民は民主党の迷走を見て、このままでは『危ない』と思ったんじゃないか。しかし、自民党の支持率は全国的に上がっていない。大喜びするのもまずい」

    □

 11日投開票の参院選は野党が勝利し、昨夏の政権交代の熱気は過去のものになった。わずか1年足らずで大揺れした「民意」。各陣営が有権者にどう働きかけたか検証する。

7756チバQ:2010/07/16(金) 23:39:33
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20100714ddlk10010170000c.html
民意大揺れ:底流・参院選ぐんま/中 富岡氏、大差で敗退 /群馬
 ◇「労組系」と「保守系」対立 風止まり力量もろに
 鳩山由紀夫前首相が視察で来県した4月24日。前橋市内で開かれた民主党県連幹部との懇談会で、前首相は県連の「分裂」に言及した。

 「数年前まで県連は難しい環境だったが、昨年の衆院選で勝利をつかみ取ったおかげで乗り切ることができた。(県連が)再統合され、何よりうれしい。一丸となって戦いに勝利を」と近づく参院選を前に激励した。しかし、実情は大きく異なっていた。

 前首相の来県は、参院選に立候補した労組系の富岡由紀夫県連会長(46)らが中心になって進めたが、一部の保守系国会議員は日程が決まる直前まで蚊帳の外に置かれていた。「おれの知らないところで話が進んだ。売られたけんかは買う」。ある保守系議員は「メンツをつぶされた」と憤った。

 この懇談会には保守系の1議員があえて欠席した。その後の富岡氏の国政報告会には前首相も参加したが、今度は保守系を中心に4議員の姿がなかった。参院選で大敗した民主党だが、群馬選挙区では保守系と労組系の深刻な対立を抱えたまま選挙戦に突入していった。保守系の一人は毎日新聞の取材に言った。「この選挙から保守系はみんな手を引く」

 対立の発端は、06年に発覚した政治資金収支報告書の記載漏れ問題。県連は衆院群馬5区総支部(当時)に04年、200万円を交付していたが、県連と同支部の収支報告書に記載がなかった。その後も次々に記載漏れが発覚。会計を担当していた労組系側に、保守系側は説明を求めたが、「満足な回答がない」と反発、亀裂が深刻になった。最終的に党本部が間に入って「和解」を促す事態になった。

 07年知事選では、労組系と保守系で支援する候補が分裂。昨夏の衆院選も群馬2区で保守系と一部の労組系が票を奪い合った。この時、県連会長だった富岡氏に対し、保守系からは分裂選挙になった責任を問う声が上がっていた。

 知名度に勝る自民の中曽根弘文氏(64)に勝つために「風」を必要としていた富岡氏。労組系と保守系の「不和説」を払しょくしようと、公示を3日後に控えた6月21日、高崎市内に国会議員が「全員集合」して記者会見を開いた。「一致団結」を強調したが、衆院群馬2区選出で保守系の石関貴史衆院議員は「選挙は軍隊ではない。『一致団結、前に進め』とか、『オイッチニー、オイッチニー』とはできないですよ」と一歩距離を置く発言をした。

 各種世論調査で劣勢が伝えられ、菅直人首相が選挙区入りすることはなかった。そして、風が吹かないまま投開票日を迎えた。

 午後8時過ぎ。NHKの開票速報は群馬選挙区を真っ先に取り上げ、中曽根氏の当確を伝えた。結果は約27万票の大差。県連会長代行で保守系の中島政希衆院議員は「風が止まり、力量がもろに出た」と敗因を分析した。一方、選対顧問で労組系の角田義一元参院副議長は「敗れるべくして敗れた。相手が相手なんだから、よほどこっちが考えて陣立てしなきゃ勝てっこねえ」と語った。

7757チバQ:2010/07/16(金) 23:40:32
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20100715ddlk10010074000c.html
民意大揺れ:底流・参院選ぐんま/下 比例・小寺氏敗戦 /群馬
 ◇「第三極」躍進で明暗 組織票に見放され、逆風も
 11日の参院選投開票日。比例代表に民主党から立候補した前知事、小寺弘之氏(69)の選挙事務所の一角に、前橋市の高木政夫市長が陣取った。高木市長は県議時代からの「小寺ファン」。主な集会では、小寺氏の応援演説に立ち続けた。獲得目標は15万票。高木市長はファクスで送られてくる県選管の開票速報に目をこらし続けた。市長の事前予想によると、当落線上の10万票は固く、「あと3万票上乗せできれば当選確実」だった。

 日付をまたいだ12日午前0時、県内票の3割が開いた。小寺氏の得票は約1万3400票。このペースで開票が進むと当落ラインに届かない。高木市長の顔が青ざめた。午前3時過ぎ、敗戦が確実になった。小寺氏の得票は約6万8000票で、民主の最下位当選者の約10万1000票に届かなかった。報道陣に囲まれた高木市長は「選挙期間中、手応えはあったが、票に表れなかった」と落胆した様子で語った。

 小寺氏は1968年、旧自治省から県庁に出向した。当時28歳。財政課長、秘書課長、総務部長、副知事と階段を上り、91年に自民党の推薦を受けて知事初当選。大澤正明知事に07年に敗れるまで、4期16年にわたり知事を務め、まさに県政の生き字引的存在だ。民主党の小沢一郎前幹事長らの要請を受け、今年1月、参院選比例代表への立候補を表明した。

 県選出の自民党国会議員は意表をつかれた。中曽根弘文参院議員は報道陣に「元々自民の方なので、県民もびっくりしているのでは」と話し、山本一太参院議員は「選挙区と比例の相乗効果は侮れない」と警戒感を示した。

 しかし、実態は「雲をつかむような戦い」(高木市長)だった。県内で抜群の知名度を誇る「ご当地候補」だが、比例代表は政党名、個人名のどちらを書いてもよいため、小寺氏の陣営は「投票用紙には政党名ではなく、個人名を書いてください」と連呼に追われた。選挙区では民主を支持する連合や、かつての保守系の「小寺ファン」も、比例では労組や所属する業界団体などの組織内候補を推す。国会に代表を送り込むのが最優先課題だからだ。このため、小寺氏は組織票から見放された。

 そして投開票日。小寺氏の名前は、柔道家の谷亮子さんら民主党だけで45人いる比例代表名簿に埋もれた。小寺陣営の選対委員長を務めた中島政希衆院議員は「比例で個人名を書いてもらうことの難しさを改めて感じた」と述べる一方、消費税の増税問題など「逆風の影響をもろに受けた」ことも認めた。

 一方、同じく比例代表の「ご当地候補」でみんなの党から立候補した上野宏史氏(39)は初当選を果たし、明暗を分けた。経済産業省の官僚から転身し、公示直前の6月15日に出馬を正式表明。1カ月足らずの短期決戦だったが、義父の上野公成元官房副長官の後援会を引き継ぎ基礎票を固めた。獲得したのは小寺氏より少ない約5万2000票だったが、同党の当選ラインは民主より低く、党3位で当選した。

 県内の比例代表の政党別得票率は自民29・3%(前回07年39・3%)、民主28・4%(同33・3%)、みんな17・1%。群馬選挙区で民意は民主から自民へと大揺れしたが、比例では民主、自民ともに「第三極」に票を奪われる結果に終わった。

 (この連載は鳥井真平、奥山はるな、喜屋武真之介が担当しました)

7758チバQ:2010/07/16(金) 23:42:38
http://www.raijin.com/kikaku/2010sangiin/db/database.cgi?cmd=dp&amp;num=375&amp;dp=
(2010/07/13 掲載)

《検証 2010参院選(上)》 布石 圧勝の舞台裏で動き

 「出る相手によって状況が変わる。小寺さんの結果で次の選挙について問われても返答は難しい。自分としては掲げた目標をしっかりまとめて審判を仰ぐという気持ちで進みたい」
 参院選の投開票から一夜明けた12日。記者会見した大沢正明知事は、参院選の結果が1年後に迫った知事選に与える影響を問われ、明言を避けた。小寺弘之氏の県内得票数(5万7585)については「団体候補の票が引き算される中、頑張ってあれだけ取られたのかなと思う」と余裕の表情で評価してみせた。
 今回の参院選を来年の県議選、知事選の前哨戦と位置付け、国政選挙で初めて県連主導の組織選挙を展開した自民県連。選挙区では全市町村で民主候補の得票を上回った結果に、南波和憲選対本部長は「県議選の基礎の部分をつくれたし、知事選にもいい影響を与える」と相好を崩す。
 昨年の衆院選惨敗から復調した印象の自民だが、衆院では2、3区の候補者不在が続く。本当の勝負はこれからで、圧勝劇の舞台裏では将来への布石を感じさせる動きも見られた。
 党本部の事前調査で劣勢と伝えられた太田市。地区選対組織の設立が遅れ、選対幹部から懸念の声も上がった。だが、前々回参院選に出馬し、衆院3区の有力候補との呼び声がかかる地元県議が後援会組織をフル回転。連合系労組の動きが活発で民主の地盤とされる地域だが、民主の富岡由紀夫氏に約1万9千票差をつける原動力となった。
 選挙戦では中曽根弘文氏の長男、康隆氏ら家族が前面に立った。約2カ月間、ブログで応援メッセージを発信。公示後は各種集会に同行し「父をよろしく」と支持者と握手して回り、中曽根氏不在の会合では本人に代わって支持を訴えた。
 自民は世代交代も大きな課題だ。「あれだけ顔を売ったのは将来を考えてのこと」。ある県議は将来を見据えた動きと分析する。
*   *
 参院選は群馬選挙区で自民党現職の中曽根弘文氏が圧勝し、比例代表ではみんなの党新人の上野宏史氏が「ご当地候補」として初当選した。一方、民主党は選挙区、比例でも敗れた。選挙を振り返り、各党の課題を検証する。

7759チバQ:2010/07/16(金) 23:43:30
http://www.raijin.com/kikaku/2010sangiin/db/database.cgi?cmd=dp&amp;num=379&amp;dp=
《検証 2010参院選(中)》 再出発 団結へ役員人事が鍵

 「これほど票が出ないとは…。来年の統一地方選、知事選への影響が思いやられる」
 12日未明、参院選比例代表に出馬した小寺弘之氏の事務所で開票状況を見詰めていた民主県連幹部が表情を曇らせた。7時間ほど前、県連会長の富岡由紀夫氏が群馬選挙区で落選した際には「次は万歳だ」(県連関係者)と比例への楽観論もあっただけに、小寺氏の落選に重苦しい空気が立ち込めた。
 政権の安定化を掲げて臨んだ選挙だったが、選挙区では自民候補に全市町村で敗れ、全県で2倍近い差をつけられた。中島政希会長代行は敗因として「風が止まったことで力量がもろに出た」と県内基盤の脆ぜいじゃく弱さを指摘。衆院議員6人の個人組織の強化や地方議員拡充の必要性を強調した。
 労組系、保守系の内部対立を抱える県連は、選挙戦でことあるごとに「一丸の戦い」を強調した。だが、昨年の衆院選での候補者擁立をめぐって対立が深刻化した2区では、石関貴史衆院議員が労組系を中心とする富岡選対と距離を置いて活動。選挙後、「五つある小選挙区の中で富岡氏への支援に温度差があった」(労組系県議)と暗に批判する声も上がった。
 県連の立て直しに対立解消は欠かせない。来年の県議選は、今回の敗北に伴う求心力低下で「擁立作業に黄信号がともった」(久保田務幹事長)状態だが、労組系、保守系の垣根を越えた新人擁立と現職の公認が求められる。自民に対抗できる勢力を県議会に持つことが、「風頼み」から脱却する第一歩になるからだ。
 落選した富岡会長、県連選対本部長を務めた中島会長代行ら役員の去就も焦点となる。役員人事は4年前、県連が分裂状態に陥る最後の引き金となっただけに、今回はその轍てつを踏むことなく、逆に再出発の足掛かりに出来るかが問われる。
 「政権政党として群馬でどうあるべきか。若い衆院議員6人はよく考える責任がある」。富岡氏の落選後、角田義一元参院副議長は人影のまばらになった事務所内でこうつぶやいた。

7760チバQ:2010/07/16(金) 23:44:15
http://www.raijin.com/kikaku/2010sangiin/db/database.cgi?cmd=dp&amp;num=380&amp;dp=
(2010/07/16 掲載)

《検証 2010参院選(下)》 波紋 「みんな」浸透に警戒感

 「6年後にはどういう風が吹いても耐えられるよう、今から盤石の体制作りに取り組みたい」
 比例代表で当選したみんなの党の上野宏史氏。陣営幹部は13日、追い風を受けて躍進した選挙戦を振り返る一方、後援会組織を強化する必要性を指摘した。各市町村ごとに立ち上げ、若者らが中心となるサポータークラブもつくるなど「選挙区選出の国会議員並みの活動」を構想。上野氏も「県内に軸足を置き、有権者の皆さんと連動して、県民の声を国政に上げたい」と抱負を語る。こうした動きに県内各党は警戒を強める。
 「ギブアンドテイクができたか非常に疑問だ」。公明党県本部の加藤修一代表は投開票から一夜明けた12日、参院選で「選挙協力」をしたはずの自民への不信感をあらわにした。
 公明は今回、比例で政党票、個人票合わせて約10万5千票を獲得。前回より約1万3千票増やした。しかし県本部幹部は「前回は自民党から本県関係候補が出馬しており、事情が違う。今回の得票数は期待していたものより、2万票も少なかった」と分析、上野氏を支援したとされる自民県議らに不快感を示す。
 上野氏が県内で根を張れば、自民との選挙協力で期待できる比例票の目減りが固定化する可能性があるためだ。加藤代表は「地域によっては統一地方選の取り組み方を再考せざるを得ない」と語気を強める。
 自民サイドは影響がどこまで広がるか見極める。上野氏を支援したとされる自民県議は「選挙と普段の政治活動は別。みんなの党の県内組織ができれば協力はできない」と話す。県連内には公明との選挙協力に配慮し、みんなの党の動きに気をもむ関係者もいる。
 選挙の行方を大きく左右する無党派層の受け皿になりうると警戒感を抱く県内各党。緊迫した空気を読み取ってか、上野氏の支援者は「(党としての)県組織の立ち上げはまったくの白紙。党本部と相談しながら決める」と慎重な姿勢だ。選挙戦の“台風の目”となった新たな第三極。今後の動向に注目が集まっている。

7761チバQ:2010/07/16(金) 23:44:55
http://www.raijin.com/kikaku/2010sangiin/db/database.cgi?cmd=dp&amp;num=381&amp;dp=
(2010/07/16 掲載)

当面“富岡体制”を継続 民主県連が緊急役員会

 民主党県連は15日、東京・永田町の議員会館で緊急役員会を開き、参院選の結果分析や今後の活動などについて協議した。群馬選挙区で富岡由紀夫氏、比例代表で小寺弘之氏がともに落選。厳しい結果となったが、富岡氏の会長職の去就をはじめ焦点の役員人事は議論の俎上(そじょう)に載らず、当面は“富岡体制”が継続することになった。
 役員会で県連は参院選の結果について、両氏は落選したものの政党名、個人名を合わせた県内の比例代表得票総数が民主党は26万1千票余りだったのに対し、自民党は26万8千票余りでほぼ互角だったと総括。「党の基盤は強化されている。悲観すべき状況でない」(中島政希会長代行)とし、大敗の責任論に関する言及はなかった。
 県連は8月上旬にも再び役員会を開き、運営方針などについて協議する。自らの去就について富岡氏は「時間はいっぱいあるので、いろいろ考えたい」、小寺氏は「県民のため、国民のため頑張りましょうと話しただけ」と述べた。

7762チバQ:2010/07/16(金) 23:47:47
http://mainichi.jp/area/saitama/news/20100713ddlk11010217000c.html
民主失速:参院選の余波/上 「みんな」の衝撃 /埼玉
 ◇都市の支持層流れる 票割りは成功、結果は「1」
 「現職の議席を守れず、心からおわび申し上げます。厳しい区割りの中でも皆さんに引っ張っていただき、感謝しています」

 参院選埼玉選挙区で最後の3議席目が確実になった12日午前0時45分。さいたま市高砂2の選挙事務所に現れた民主現職の島田智哉子氏(47)は涙をこらえ、支持者らに頭を下げた。

 民主県連は、参院選で改選期を迎えた現職・島田氏に加え、新人・大野元裕氏(46)を擁立。県連は、支援候補を地域ごとで二つに割り振る「地区割り」によって、3議席中、2議席の獲得を狙った。

 結果は、大野氏が当選し、島田氏が落選。両者の差は1万3000票。均等に票を割ることは成功したが、2人の得票は計110万票。目標の「2人とも60万票」に及ばず、07年参院選から約30万票下げた。60万票にわずかに満たない公明を振り切っての2議席獲得には、絶対的な票数が不足していた。

 民主が落とした「30万票」はどこへ行ったのか−−。

 民主県連の高山智司幹事長は「第三極に流れた」と振り返った。「第三極」とはみんなの党を指す。同党候補は県内で約41万票を獲得。議席には届かなかったものの昨年夏の衆院選比例と比べても20万票近く伸ばした。

 参院選“敗北”を受け、民主の関心は早くも来年の統一地方選に向く。同党は「地方議員の倍増計画」を掲げ、県議選では、「定数4」以上の選挙区からは複数の候補を擁立する方針。しかし擁立決定の多くは参院選後に先送りされている。

 来年選挙を控えるある市議は「無理して候補を擁立しても、結果的に議員数が少なくなるリスクを伴う」と共倒れを懸念する。

 「申し訳ありません」。選挙の大勢が判明した12日未明、県連の山根隆治代表代行と高山幹事長は連合埼玉を訪ね、幹部に謝罪した。

 民主最大の支援組織、連合埼玉。今回島田氏を全面的に支援したが、現職を落選させる最悪の結末に幹部はショックを隠せない。

 幹部は山根氏らに「みんなは、都市部で票が出る。昔の民主党だ。今回はノーマーク、ノーガードだった。責任はともかく、選挙結果はきちんと総括してほしい」と求めた。「分かりました」。山根氏らは言葉少なだった。

 民主県連は12日夜、緊急の常任幹事会を開催。山根氏ら執行部の当面続投と共に、「民主に寄せられていた支持層がみんなに流れた」などの選挙総括を示した。しかし、支持回復の方策は明らかにされなかった。【佐藤丈一、鷲頭彰子】

7763チバQ:2010/07/16(金) 23:48:45
http://mainichi.jp/area/saitama/news/20100714ddlk11010202000c.html
民主失速:参院選の余波/下 「自民・公明」組織の底力 /埼玉
 ◇危機感で運動量増やし 連立解消も水面下で協力
 現職がそれぞれ1議席を死守した自民と公明。みんな新人の小林司氏(39)が従来の民主支持層などに食い込み約41万票を獲得。当選ラインが下がったことが、組織選挙を得意としてきた両党を結果的に利した形だ。

 12日午後、自民現職、関口昌一氏(57)のトップ当選から一夜明けて会見した新藤義孝県連会長は、自信を深めた様子で語った。

 「古い選挙のやり方を変え、運動量を増やしたことが勝因だ」

 選挙期間中、従来は毎晩のように支持者を動員した集会を減らした。代わりに、関口氏と地元議員を並べ、議員と多少なりとも面識のある人が通りかかると関口氏に会わせた。無党派層への浸透を意識した動きだった。

 昨年夏の衆院選は、15小選挙区で全敗(2人は比例復活)。支援団体離れなどで組織の弱体化は進む。しかし公示前は、まだ圧倒的に多数の県議や市議ら地方議員の持つ組織で当選圏内には届くとの楽観論もあった。

 ところが、新聞各紙の調査では、1位から4位争いまでさまざまに報じられた。選挙戦中盤では、陣営全体が危機意識を共有した。ある県議は「支持者の家を300軒回った日もあった」と話す。

 ただ、「3人区で1議席取るのは本来当たり前」と自民県議。民主は04年参院選から3回連続で候補を2人立て、来年の統一地方選で党勢拡大を狙うなど攻めの姿勢を貫く。空白の8小選挙区の支部長を含め、どう党勢を回復するか。多くの課題は残したままだ。

   ■ ■

 「史上最高の運動量だった」。選挙戦最終日、公明現職、西田実仁氏(47)の選対本部長、福永信之県議は、地方議員や支援者、党本部が総力戦であたった選挙戦を満足そうに振り返った。

 陣営にはかつてない危機感があった。公明は07年参院選で選挙区過去最高の約62万票を獲得しながら議席を失った。「ここで負けたら後がない」。背水の陣で臨んだ陣営は「ドブ板選挙」に徹した。

 4月以降、西田氏はほとんど街頭演説をしていない。企業の朝礼に出席し、農家、建設業者を一つ一つ回るなど潜在的な支持層を固めるのに多くの時間を費やしたからだ。

 連立を解消した自民との協力も、各議員単位で水面下で進めた。来年の統一地方選で支援が必要な自民議員の一部は、支援者の名簿を西田氏側に提出した。紹介を受けた陣営は、自民議員の名前を添えてハガキを出すなど支持拡大を図った。

 しかし、投票率は前回とほぼ同じながら、獲得票数は約59万票で前回より約3万票減らした。得意としてきた「組織選挙」にも限界が見えつつある。【稲田佳代、西田真季子】

毎日新聞 2010年7月14日 地方版

7764チバQ:2010/07/16(金) 23:50:40
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20100713/CK2010071302000099.html
漂流する民意’10参院選<上> 民主 “振り子”の票で当落
2010年7月13日

埼玉選挙区の大勢判明後、民主党県連の山根隆治代表代行(左)は、まず落選した島田智哉子氏の事務所を訪れ、労をねぎらった=さいたま市で


 投票を翌日に控えた十日午後十一時半。さいたま市のJR浦和駅西口で、たすき姿の女性が笑顔を振りまいていた。民主党現職の島田智哉子(47)。改札を出る人たちに、「よろしくお願いします」。日付が変わる寸前まで頭を下げた。

 島田と並んだ陣営スタッフには、不安があった。埼玉選挙区で民主が目指すのは、島田と新人大野元裕(46)の二人当選。党本部や県連は最終盤で「島田より大野が危ない」と判断、十日に安住淳選対委員長ら党幹部二人を大野支援に投入していた。島田陣営の関係者がこう漏らした。

 「熱心な民主支持者は二人とも当選させたい。島田から大野へ振り子のように票が流れるのが心配だ」

 十二日未明、嫌な予感は的中した。大野は約五十五万七千票で三議席目に滑り込み、島田は約一万三千票差の次点で涙をのんだ。

    ■  ■

 県連が二議席獲得のために採用した「区割り」戦術で、大野と島田の活動地域にラインを引いた。二人で票を分け合うためだが、互いの足を引っ張るような光景も。さいたま市などで七月に入り、大野の選挙ポスターが次々と張り替えられた。氏名に向けて「↑最重点候補」のシールも。すると島田も「民主2議席のために『島田』へ」とポスターを張り替えた。

 民主県連幹部は「どちらが優位かまったく分からない接戦。あの手この手で、民主支持者の気を引こうとしたのだろうが…」。

 “一触即発”を招きかねない事態も。六日夜、さいたま市の「埼玉会館」で開かれた島田の緊急集会。会場に向かう島田支持者たちに向け、大野陣営のスタッフらが突然、「大野!大野!」と気勢を上げた。

 大野の選挙事務所は埼玉会館の向かい。大野陣営幹部は「目の前で集会をやるなんて、宣戦布告をされたのと同じだ」。居合わせた県連幹部は「同じ民主同士で、何をやってるのか」と嘆いた。

    ■  ■

 島田と大野の得票率の差は0・41ポイント。県連代表代行の山根隆治は「区割りはうまくいった。だが、党本部で消費税などの発言があり、トータルで票が増えなかった」と敗因を語った。

 菅直人首相の「消費税率10%」発言。ある民主市議は選挙戦中の一日、街頭でビラを配布中の体験をブログにつづった。「サラリーマンと思われる数人から、反対意見を聞かされた」「スーツを来た若い男性に中指を立てられた」−。

 来年の統一地方選、そして次期衆院選。島田の選対本部長だった衆院議員の五十嵐文彦は「県内の隅々に民主支持者のネットワークがなく、地方議員も足りない」と、組織力不足も敗因だとした。

 民主は統一地方選での勝利を目指し、県議会とさいたま市議会で「第一会派結成」の目標を掲げる。ただ、衆参の「ねじれ国会」や九月の党代表選などで混乱すれば「地方選でも民主候補に逆風が吹く」(県連幹部)との心配が出始めた。

 ある市議選に民主で出馬予定の新人が、険しい表情を浮かべた。「民主の選挙はいまだ風頼みで、今回は消費税に翻弄(ほんろう)された。もっと地域に溶け込み、常に勝てるだけの支持者を増やさなくては」

     ◇

 大激戦だった参院選が終わり、県内でも民主には厳しい審判が下った。政権交代を後押しした一票が、漂流し始めたようにみえる。戦いの現場を振り返った。 =敬称略

  (参院選取材班)

7765チバQ:2010/07/16(金) 23:51:30
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20100714/CK2010071402000091.html
漂流する民意’10参院選<中> 自民 『自公協力』に微妙な影
2010年7月14日

谷垣禎一総裁の応援を受ける関口氏。選挙戦最終日のツーショットはこの場面だけだった=10日、越谷市で


 その場に「主役」の姿はなかった。

 選挙戦フィナーレの十日午後六時すぎ、JR三郷駅前。「公示日にまず埼玉に入り、最終日にまた埼玉にうかがいました」。自民党総裁谷垣禎一が声を張り上げていたその時、同党現職の関口昌一(57)はJR浦和駅前でマイクを握っていた。

 谷垣はこの日、川越、三郷、越谷の各市の順で遊説し、党首の「最後のお願い」を埼玉で締めくくった。関口と合流したのは、打ち上げとなる越谷市だけだった。

 谷垣の来県は急きょ決まったことだが、党首に候補が随行しないのは異例。自民県連幹部は「関口の予定はほぼ変えなかった。一カ所でも多く回り、一票でも上積みしたかった」と説明する。

 「総裁を一人で立たせるなんて、与党時代の自民では考えられなかった。今はわれわれも必死なんだ」

    ■  ■

 昨夏の衆院選で惨敗し、選挙運動の“司令塔”となる小選挙区支部長の八人が不在。「支部長がいれば、党からカネがふんだんに出て、秘書軍団も動く」と不在区の若手県議。「では自分が積極的に動くかというと、二の足を踏む。何をするにもカネがかかるからね」

 だが、野党転落の悲哀に加え「不安が尽きない選挙戦」(県連関係者)も、危機感による運動量の増加もあって結果はトップ当選。万歳を何度も繰り返した歓喜の席で、県連会長の新藤義孝は「『埼玉自民党』は勇気と元気をもらった。今後のすべての選挙に向け、私は大きな責任を果たした」と胸を張った。

 一方で、新藤は「自分たちだけで議席を得たのではなく、民主党がだらしないゆえの自民への期待が半分ある」とも分析する。

 ある自民県議は、こうつぶやいた。

 「衆院選の自民の得票をみても、そもそも関口さんの落選はありえなかった。埼玉自民の正念場は来年の県議選だ」

    ■  ■

 「明らかな公明党つぶし。県議選で自民との協力関係をどうするか、考え直す」

 公明関係者の怒りは今も収まらない。代表の山口那津男が十日に川越市で演説することが決まっていたが、自民の谷垣が同じ日の同じ時間帯に川越で演説をしたからだ。

 川越も越谷も県議会の議席を持ち、公明支持層が厚い。自民県連関係者は「今回は公明が自民支持者に激しい攻勢をかけてきた。谷垣総裁の件はお互いさま」と、反論した。

 来年の県議選で、第一会派を目指す民主党との全面対決が予想される自民。公明候補が出ない一人区や二人区の公明票の行方が焦点となる。

 ある自民県議は、今回、自分の千人分の支援者名簿を公明側に提供したという。一方で「公明の市議から『自民の票を回してくれ』と頼まれたが、自分の名簿は渡さなかった」と打ち明ける県議もいる。

 自民県議団の幹部は「参院選で自公が当選してよかった。公明とは今後も協力できる」と話した。だがそれは、しこりを残した自公協力の行方への不安の裏返しでもある。自公当選を導いた民意は、来春はどう流れるのか。 =敬称略

 (参院選取材班)

7766チバQ:2010/07/16(金) 23:52:04
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20100715/CK2010071502000088.html
漂流する民意’10参院選<下> みんな 統一選で地盤固めへ
2010年7月15日

当選が決まり、喜ぶ公明党の西田実仁氏=いずれもさいたま市で


 「組織も何もない中で、大きな支援の輪をつくっていただいた」

 十二日未明、さいたま市大宮区。落選が決まったみんなの党新人の小林司(39)が事務所で、そろいの緑色のTシャツを着たスタッフに感謝を述べた。

 街頭でのビラ配りなど、運動のほどんどは小林の高校や大学、勤め先の楽天の知人らが支えた。その中に、来春の統一地方選でみんなからの出馬を目指す男性の姿があった。

 「みんなの党と心中するつもりで、小林さんを応援した」と話すのは、元自民党衆院議員秘書で、今も自民党員の男性(44)。大宮区の自宅近くにみんなの党の宣伝カーを置き、小林とは別行動で県内中を走り回った。

 男性は三年前のさいたま市議選に自民推薦で出馬したが、落選した。当時は、自民の安倍晋三内閣の閣僚の事務所費問題などがあり、「民主党への追い風が吹き荒れた」。

 どの党を名乗って選挙に出るかの「看板の怖さを感じた」という男性はこう話す。「今、一番伸びがあるのはみんな。その風を統一選で、さいたま市に吹かせたい」

 消費税問題などで、民主への批判が高まる中、小林は同市など都市部を中心に約四十二万票を獲得。みんなの比例票は県内で公明党を抜き、民主、自民に次ぐ四十九万に達した。ただ、みんなの県内議員は四月の久喜市議選でトップ当選した鈴木精一のみ。

 小林の陣営幹部は埼玉選挙区での敗因に、地方議員の不足を挙げ「街頭演説にあまり人が集まらず、効率が悪かった」。別の関係者は「次の国政選挙で勝つには、県内で地方議員を増やすしかない」。統一選当選のため、みんなの“看板”を求める候補者と、県内での基盤強化を図る同党の利害は一致する。

 「統一選は、みんなの公認候補が増えるのでは」。埼玉選挙区での二議席獲得の失敗は「無党派票が『第三極』に流れたため」と、受け止める民主議員はこう警戒を強める。

    ■  ■

 「老舗の第三極」を掲げる公明は小林らを退け、現職西田実仁(47)の議席を守った。埼玉は全国の「最重点選挙区」。二〇〇七年の前回参院選では、党の現職が敗れていた。

 支持母体の創価学会が全国規模で動いた。公示前後の二度、県外から西田票の掘り起こしに来た男性学会員は「埼玉に知人がいる首都圏の学会員は、埼玉に集中して入った」。学会員らの“電話作戦”も「北海道や沖縄からも行った」(県本部幹部)という。

 西田は「景気回復なき消費増税に反対」と訴え、一日二十カ所を目標に中小企業で職場集会を開いた。県本部幹事長の福永信之は「増税への怒りを、非常に感じた」。

 四十万余りとされる基礎票に、今回は二十万票近くを上乗せした。「三年前の参院選で民主に流れた無党派票をかなり取り込めた」と福永。その三年前に失った議席の復活も視野に置き始めた。

    ■  ■

 新旧「第三極」の攻防は比例でみんな、選挙区で公明に軍配が上がった。衆参両院の「ねじれ国会」で民主の政権運営の難航が確実視される中、有権者の「民意」は、次はどこに向かうのか−。

  =敬称略

  (参院選取材班)

7767チバQ:2010/07/16(金) 23:54:10
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/saitama/100713/stm1007130943001-n1.htm
【検証・2010参院選】(上)現職落選の衝撃 民主埼玉県連2トップ交代へ (1/2ページ)
2010.7.13 09:41

声を詰まらせながら敗戦の弁を述べる民主現職の島田智哉子氏=12日午前0時41分、さいたま市浦和区の選挙事務所 「ほほをつねったが、夢じゃなかった。現実だった」−。12日未明、落選が確定的となり、選挙事務所で涙ながらに敗戦の弁を語った民主現職の島田智哉子(47)は、まだ落選という現実を受け入れられないようだった。

 「2人当選」をもくろんでいた民主県連にとっても、現職の島田が議席を失った事実は大きな衝撃だった。県連は同日夕、緊急常任幹事会を開催。県連代表代行の山根隆治と幹事長の高山智司は、それぞれ県連の役職を来年3月の任期限りで退くことを表明した。

 「与党としての選挙に慣れていなかった」−。山根は緊急幹事会後の会見で、選挙戦略上の未熟さを認めた。

 民主県連が2議席確保のために当初からこだわったのは、県内15の衆院小選挙区ごとに重点支援する候補者を割り当てる「区割り」だ。

 だが、この戦略に島田陣営側には不満の声がうずまいていた。新人の大野元裕(46)の重点支援地域となった県南部、県央部の有権者は約390万人。これに対し、県北を中心とする重点区域を割り当てられた島田は、約190万人。ほぼ半分しかない。

 島田の選対本部長を務める衆院議員の五十嵐文彦は、「面積は倍で人口は半分。4倍努力をしないといけない」とこぼした。島田本人も「全県が選挙区で、重点区の外に入ってはいけないことは厳しい状況だった」と振り返った。

 大野と島田の得票差は約1万3千票。島田としては、厳しい条件下で健闘したともいえる。

 県連にとって誤算だったのは、民主2候補の得票が、目標の120万票を約10万票も下回ったことだ。

 これはひとえに、民主をとりまく「風」に翻弄されたからだ。鳩山由紀夫政権下での支持率低下、菅直人首相誕生のV字回復、そして、菅首相の消費税発言での迷走…。

 高山は「9カ月の実績を伝えることができなかった。第3極に票が流れた」と敗因を語った。確かに、県内に組織を持たないみんな新人の小林司(39)が約41万票を獲得したことは、民主への批判と受け取ることができる。

 党幹事長の枝野幸男のおひざ元としては、極めて厳しい選挙結果となった民主県連。ただ、比例代表の県内での得票率では、民主は31・28%と断然トップだ。

 県連関係者は、単に選挙戦略上の総括をするだけでなく、有権者の期待を今後いかに具現化するかを、与党の一員として真剣に考えるべきだろう。(敬称略)

7768チバQ:2010/07/16(金) 23:55:15
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/saitama/100713/stm1007132245008-n1.htm
【検証・2010参院選】(中)組織戦奏功の自公、みんなの風の行方は… (1/2ページ)
2010.7.13 22:42

来援した公明党・山口那津男代表とともに、ときの声を上げる西田実仁氏(左から2人目)=10日午後、川越市の川越駅東口 「史上最大の作戦、運動量だった。こんなこと、2度とできないよ」。

 選挙戦最終日の10日、公明現職、西田実仁(47)の陣営幹部は逆転勝利を確信し、相好を崩した。

 平成19年参院選埼玉県選挙区で62万票を獲得しながら、次点に終わった公明。党再建の証として「最重点区」に位置づけられた「最後の戦い」(陣営)では、これまでにない徹底したドブ板選挙が繰り広げられた。

 陣営が活路を求めたのは、中小零細を中心とした「企業回り」だ。新規開拓した企業の朝礼や集会に参加、従業員に支援を求めるはがきを配布する−。西田自身の考えもあり、大規模な街頭演説の回数を減らして“潜行活動”した。

 動員されたのは、前代表の太田昭宏ら党幹部や、県本部所属の地方議員約200人。「公示後だけで数千社は回った」と選対本部長の福永信之。選挙戦終盤には「票を踏み固める」(陣営)ため、再度のあいさつ回りを求める檄文メールを全地方議員に送信するなど、組織戦に終始した。

 その結果、目標の60万票にはわずかに及ばなかったものの、約59万4千票を獲得して2位で当選。西田本人も今回の戦いには「従来の支援者以外に支持を拡大できた」と手応えを感じている。

 一方、自民は、現職の関口昌一(57)は約65万5千票を獲得してトップ当選。昨夏の衆院選では惨敗したが、党勢回復に向け明るい兆しが見える結果だ。

 県連会長の新藤義孝は一夜明けた12日の会見で「3人区で民主の2議席獲得を阻止できたことは、党本部への貢献という意味で大きな成果だった」と語り、安堵の表情を浮かべた。

 県内の選挙区支部長の多くが空席のままで、選挙戦序盤は組織の一体感の欠如と出遅れ感が際立ったが、地方議員が持つネットワークを生かし、支持層を固めた。また、関口自身が有権者に直接訴える機会を増やしたことで、民主に批判的な無党派層の取り込みにも成功した。

 ただ、それは消費税をめぐる首相の菅直人の発言をはじめ、民主党の数々の迷走という“敵失”に助けられた部分も大きい。自民が本当に復活できるかどうかは、党支部や支援団体などの組織をいかに立て直せるかにかかっている。

 みんなは民間企業出身の新人、小林司(39)を擁立、当選は果たせなかったものの約41万6千票を獲得した。組織も知名度もない小林の健闘は、民主、自民でもない第三極への県民の期待度を示している。(敬称略)

7769チバQ:2010/07/16(金) 23:56:05
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/saitama/100714/stm1007142252007-n1.htm
【検証・2010参院選】(下)1票の思いさまざま 有権者の声
2010.7.14 22:48

参院選応援で来県した菅直人首相(中央)。有権者の思いに答えられるか=3日、所沢市 参院選埼玉県選挙区は、民主、自民、公明の3党で議席を分け合う結果になった。県内の有権者は、どんな思いで投票したのだろうか。投票日の11日、県内各地の投票所などで約100人の有権者に聞いてみた。

 民主は、当選した新人の大野元裕(46)と落選した現職の島田智哉子(47)の2人で計約110万票を獲得した。この2人に投票したと答えた有権者の多くは、昨年の衆院選でも民主候補者に投票していた。「政権交代」に期待を寄せた層だ。

 大野に投票したという春日部市のパート女性(66)は「自民に戻しても一緒。民主党は事業仕分けなど良いことをした」とその理由を語った。

 一方で、「様子見」という消極的支持の声も多かった。島田に投票した川口市の無職男性(65)は「多少悪くても首相は1期4年務めてほしい」と説明。同じく島田に投票したさいたま市大宮区の会社員男性(30)は「衆参のねじれはイヤ」と語った。

 自民は現職の関口昌一(57)が約65万5千票を獲得し、トップ当選。関口に投票したと答えた有権者の多くは、「実績」を理由に挙げた。

 本庄市の会社員男性(45)は「自民は人気がないが、他党より信頼できる。長年の信頼は厚い」。衆院選では民主候補者に投票し、今回は関口に投票したという大宮区の公務員男性(26)は「民主に期待したが、一つもマニフェスト通りに実行できていない。民主に対抗できるのは自民しかない」と話した。

 公明党は現職西田実仁(47)が約59万票を獲得し議席を死守。投票者は古くからの熱心な支持者が多かったが、中には支持者からの「お願い」に動かされたという人もいた。

 川口市の会社員男性(30)は「仕事の大事なお客さんから頼まれた。初めてのこと」と説明。春日部市の主婦(40)は「友人から何件もお願いがあった。群馬から会いに来た人もいた」と語った。

 みんなは小林司(39)が約41万票と躍進。衆院選では民主候補者に投票したが、政権運営への失望感から今回は小林に投票したという声も目立った。春日部市の会社員男性(35)は「民主は公約を実行せず裏目裏目」と批判。川口市の主婦(54)は「若い人に期待。民主はマニフェストを守れず、党内ももめている」と語った。

 1票に込められた思いはさまざま。当選した3人は、県民の期待を裏切らぬよう、選挙戦で掲げた主張の着実な実行が望まれる。(敬称略)

7770チバQ:2010/07/16(金) 23:56:50
http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000001007130001
順風逆風@埼玉 <上>民主
2010年07月13日


島田氏(右)の選対本部長・五十嵐文彦衆院議員(中)が敗戦の弁を述べる中、県選出の民主党国会議員らもうなだれていた=12日午前1時、さいたま市浦和区


接戦を制し、事務所で抱き合って喜ぶ大野氏=12日午前0時半、さいたま市浦和区

◇票2分の「明暗」/党勢下降、「区割り」の皮肉



 同じ党の勝者と敗者。紙一重の差で、明暗が分かれた。



 「当選だ!」「大野!」



 12日午前0時過ぎ、さいたま市浦和区にある民主新顔の大野元裕氏(46)の事務所が、歓声で沸き返った。



 改選数3の参院選埼玉選挙区。自民と公明の現職候補が次々に当選確実となり、残る議席は「1」となっていた。相手は民主現職の島田智哉子氏(47)。一時は約3万票差を付けられていたが、開票が進むにつれて縮まり、とうとう逆転した。



 「新人で、何も分からないまま、目の前のことで頑張った」。接戦を制した大野氏はほっとした表情を見せた。



 同じころ、島田氏は近くの事務所で頭を下げていた。涙声で「しっかり、この現実を受け止めます」と、気丈に振る舞った。



     ■



 民主にとっては、昨夏の衆院選でつかんだ政権の座を盤石にするための選挙だった。枝野幸男幹事長(衆院埼玉5区)の地元・埼玉選挙区で、前回(2007年)に続く2議席獲得を狙った。今回も、票をいかに均等に分けるかが課題となった。



 県連は活動の重点地域を区割りした。現職の島田氏に比べて知名度で劣るとみて、大野氏には人口の多い県南東部を割り当てた。県北西部をあてがわれた島田陣営は「現職が強いという『神話』には、何の根拠もない」と反発。大野陣営も「業界とのつながりなど、島田氏側には6年間の蓄積がある」と牽制(けんせい)した。



 この1カ月余り、党勢は増減を繰り返した。支持率が低下した鳩山内閣が退陣し、菅内閣が誕生すると、急激に回復。ところが、消費税率の引き上げ問題で、再び下降線をたどった。



    ■



 公示後、党の厳しい情勢が伝わると、両陣営の争いは激化した。



 「大接戦! 民主2議席のために『島田』へ」
 投開票日の数日前、こんな表現のポスターが掲示場に張り出された。「大野氏優位」を伝えられた島田陣営が、新たに用意した。



 「やり過ぎだ」と大野陣営の反感を買ったが、双方とも区割りにこだわってはいられなくなった。県連は島田陣営に運動地域拡大を認めたが、「島田氏優位」との情報もあり、終盤は互いの地域に踏み込む激しい選挙戦となった。



 終わってみれば、2人の得票はほぼ均等だった。それなのに、2議席を確保できないという皮肉な結果を突きつけられた。



 2人分の民主票は約110万。同様に2候補を擁立した07年の約140万票、04年の約120万票を獲得できていれば、2議席確保が可能だった。県連の山根隆治代表代行は12日、「区割りは県連の狙い通り」としつつ、「党全体の評価をもろにかぶって、票数が伸びなかった」と疲れ切っていた。



 来春は統一地方選がある。「政権与党の選挙の難しさを知った。風任せではなく、地道に有権者の信頼を得なければならない」。山根代表代行の表情は厳しかった。



    ◇



 逆風から順風になったと思ったら、また逆風――。首相交代や消費増税問題で、各党の勢いが目まぐるしく変わった選挙戦が終わった。統一地方選や次期衆院選に向け、埼玉の勢力図はどうなるのか。各党の事情を探った。

7771チバQ:2010/07/16(金) 23:57:29
http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000501007140001
【順風逆風@埼玉】


<中>自公
2010年07月14日


選挙戦最終日の10日、関口氏(右)の応援に駆けつけた谷垣総裁(左)=越谷市


公示日に西田氏(左)の応援に駆けつけた山口代表(右)=6月24日、さいたま市大宮区

◇「敵失」で2党浮上/党首応援、弾みに 前回得票に及ばず上位


 1位と2位で勝ち抜けたのは、党首が遊説の打ち上げを兼ねて応援に駆けつけた自民と公明の現職だった。


 「昨夏の総選挙でおしかりを受けた。埼玉県から参院議員を送って頂けなければ、自民党は再起の目がない」。選挙戦最終日の10日夜、南越谷駅前では、自民・関口昌一氏の隣で、谷垣禎一総裁が大声を張り上げた。


 所沢駅前でも、公明・西田実仁氏と一緒に山口那津男代表が街頭演説。「政治とカネの問題をきっちりやらせてほしい」と支援を呼びかけた。


 両党首は、公示日も応援に入った。そして、注目を浴びる「最後の訴え」も埼玉で。野党に転落した両党にとって、重点選挙区であることを象徴していた。


 「大変厳しい選挙だったが、埼玉自民党は元気をもらった」(関口氏)


 「埼玉にとって最後の(とりでの)党国会議員なので、勝ちたかった」(西田氏)


 投開票日の深夜、2人は当選の喜びで声を弾ませた。


    ■


 補選を除き、自民の候補が埼玉選挙区でトップ当選したのは、2001年以来、9年ぶり。自民は、昨夏の衆院選では、県内15小選挙区で全敗する歴史的大敗を喫し、今回は再起をかけた戦いだった。


 これまで蜜月関係にあった業界団体が、民主にも推薦を出すようになった。自民党県連は、組織票の積み上げという従来の手法だけでは勝てないとみて、「地方議員や党員が駅頭や街中に出て、運動量を増やす作戦」(新藤義孝会長)に出た。


 選挙期間中、関口氏は15小選挙区を順番に回った。地盤の秩父地域以外の都市部では知名度が低いとして、比例区で立候補した片山さつき氏や堀内恒夫氏ら知名度の高い候補者と一緒に街頭演説する戦術も取った。


 あるベテラン県議は、駅頭での活動で、自民への追い風を感じた。「若い人が選挙公約のパンフレットを次々に受け取っていった。昨年の衆院選では無視されたり、突き返されたりしたのに」


    ■


 公明は前回、2議席を獲得した民主の躍進のあおりで、前職が落選した。今回は、県内唯一となった党の国会の議席を死守しようと、支持母体の創価学会を中心とした組織戦に加え、無党派層に近い有権者をとらえようとした。


 ポスターに「景気回復なき消費税増税に反対です!」と記したシールを追加。街頭演説には有名タレントや歌手が多数応援に駆けつけた。


 候補者を立てた選挙区は、東京と大阪、埼玉だけ。唯一の現職がいる埼玉が「最重点区」と位置づけられた。西田氏の事務所には日本地図を描いた紙が張られ、全国から集まった支援者の寄せ書きで埋まった。


 ある選対幹部は「全国の支援者が、自宅から活発に県内の友人、知人に電話をかけてくれた」と打ち明ける。連立与党時代の関係を生かし、来春の統一地方選などでの助力を条件に、自民系の地方議員や首長から一定の協力も取り付けたという。


    ■


 自公は「背水の陣」で踏みとどまり、「民主2議席」を阻止するという共通目標も達成。ただし、前回の公認候補の得票数には及ばなかった。菅内閣が消費増税問題で失速せず、高支持率のまま投票日を迎えていたら、どうなっていたか。「敵失」に助けられた面は否めない。


 新藤会長は「党勢回復は道半ば。業界団体の推薦や運動量もかつての半分程度に減った。組織票と浮動票を両方取るため、運動方法を変えていかなければ」と話す。公明の福永信之・県本部幹事長は「3年後の参院選で新たな議席を確保するための出発点」と反転攻勢を目指す。

7772チバQ:2010/07/16(金) 23:58:16
http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000501007150001
【順風逆風@埼玉】


<下>みんな・共・社・改革
2010年07月15日


落選が決まり、支援者らに頭を下げる小林氏=12日午前0時半ごろ、さいたま市大宮区の事務所

◇組織なく 党勢乗れず/不振の党は立て直しへ


 比例区では3位なのに、選挙区では3議席の枠に食い込めなかった。新顔の小林司氏を擁立したみんなの党は、県内で一定の達成感と挫折感を味わう形となった。


 「2カ月でよく頑張った」「次、頑張れ」


 5位で落選した小林氏は14日、県内や東京都内で支援者をあいさつ回りし、そう励まされた。


 「3位が見えてきた」。選挙戦最終日の10日夜、地元・川口市での街頭演説で、そう訴えた。手応えがあったからだ。しかし、及ばなかった。「やはり、組織がなかったのが一番大きい」。党県第1支部選対本部の坂本広明事務長は悔しがる。


 立候補表明は、大型連休直前の4月末。学生時代の友人や、勤務先の楽天の同僚らに活動を手伝ってもらった。党の渡辺喜美代表や、同社の三木谷浩史会長兼社長の来援を受け、知名度向上を図りながら追い上げた。だが、党所属の国会議員がいる神奈川や、知名度の高い候補者が立候補した東京、千葉とは異なり、落選の憂き目に遭った。


 県内で党が獲得した比例票は約49万4千票。選挙区で議席を得た公明を上回り、3位だった。これに対し、小林氏の得票は約41万7千票。比例区並みの得票数だったとしても勝てたわけではないが、党勢には追いつけなかった。


 それでも、来春の統一地方選や次期衆院選に向け、他党からは警戒され始めている。第三極として、さらに地歩を固められるか。小林氏は今後について、「票を上乗せするため、組織のあり方が課題。県内で党員獲得に力を入れたい」と言う。


    ■


 これに対し、同じ新党の改革や、共産、社民などの新顔候補は振るわなかった。


 小林氏に次いで6位だった共産の伊藤岳氏。「大企業減税とセットでの消費税増税は許さないという主張は伝わった」と、終盤は手応えも口にしていた。しかし、結果は約20万8千票。前回(2007年)の候補者の約27万7千票から大幅に減った。


 小松崎久仁夫・党県委員長は「『増税の前にやるべきことがある』と、一見わかりやすいみんなの党のフレーズが、国民をうまくとらえた。我々は有権者に接近する努力が不足していた。政策をきちんと、国民に届け続ける」と出直しを図る。


    ■


 7位以下の改革の中川幸司氏や社民の日森文尋氏は、法定得票にも届かなかった。


 とりわけ社民は、昨夏の衆院選まで衆院議員として党国会対策委員長を務めた日森氏でも大敗し、痛手は大きい。沖縄・米軍普天間飛行場移設問題で「筋を通す」として連立政権を離脱し、一時は「微風」(党県連合幹部)も感じていただけに、なおさらだ。


 組織を立て直そうと、すでに統一地方選に向けて、若い立候補予定者を探し、準備を進めている。


 中川氏は「既成政党(社民)を上回る得票は、今後の広がりへのきっかけになる」と総括。次なる国政選挙への挑戦に意欲を見せている。

7773チバQ:2010/07/17(土) 00:02:49
http://mainichi.jp/area/chiba/archive/news/2010/07/13/20100713ddlk12010179000c.html
風がやんで:参院選’10千葉/上 みんな /千葉
 昨年夏の衆院選で政権交代をもたらした強風は、今回の参院選ですっかりやんでしまった印象だ。県選挙区の3議席を分け合った民主、自民、みんなの各党や各候補は互いにどう競り合い、有権者とどう向き合ったのか。その軌跡を振り返る。

 ◇ワンフレーズで票積み上げ 増税より「小さな政府」
 「本当に大変な戦いになっちゃったな」

 当選が決まった直後の水野賢一氏(43)をみんなの党の渡辺喜美代表が電話でねぎらったのは、12日午前0時半すぎ。水野氏はその1時間ほど前に事務所に現れ、誰とも目を合わせずテレビ画面を見つめ続けた。当選が決まると、支持者らと握手しながら「12時を回るとは。遅くまですみません」。目にうっすら涙が浮かんでいた。

   ◇  ◇

 選挙期間中の千葉マリンスタジアム前。千葉ロッテのユニホームを着て、マイクで政策を訴える水野氏の姿があった。野球観戦を終えて帰る客に自ら公約集を配る。「自民党時代は鉢巻きをするのも拒んだ男が、ここまでやるのか」。そばにいた支持者の一人は驚いたという。

 水野氏は、自民党の大物だった養父水野清氏の地盤を継いだ。千葉9区(千葉市若葉区、佐倉・八街・四街道市)で99年、繰り上げ当選。自民党の議席を保ってきたが、昨年、政権交代の強風に吹き飛ばされた。

 今回は「金も組織も人脈もない。ポスターも張れない。泡沫(ほうまつ)そのもの」(陣営幹部)。街頭に立ち、ひたすらマイクで叫び続けた。それでも、街頭で足を止める有権者はめったにいなかった。

 民主党への支持率が下がれば、みんなの党は浮き上がる。逆なら沈む。両党はシーソーのような関係だ。陣営幹部は言う。「菅さん(直人首相)就任当初の有権者の反応は、鳩山さんの最後のころに比べ良くなかった」

 7月に入り、風が変わった。消費税増税を巡る菅首相の発言がクローズアップされ、水野氏は「増税の前にやるべきことがある」と決めぜりふに力を込めた。事務所に何本も激励の電話が掛かってくるようになった。

 ただし、水野氏の得票は、自民にも民主にも納得しない無党派層の票だけではない。

   ◇  ◇

 6月30日夕、銚子市役所前にみんなの党の選挙カーがとまった。車から降りた白いワイシャツ姿は、元衆院議員の水野清氏。85歳がマイクを握った。「みなさん、水野清です。水野賢一の義父でございます。銚子の方々には昔からお世話になっていて、ごあいさつに参りました」。銚子は中選挙区時代の清氏の地盤。「清さんが来た」。情報は地元に広がった。

 清氏の元後援会幹部は投票前、こう言っていた。「清さんのファンもまだいるから3000くらいかな」。賢一氏の銚子市での得票は3207票だった。

 今回落選した自民党現職の椎名一保氏は、かつて清氏の秘書を務めた。賢一氏は自民、特に椎名氏の票を食う立場だった。養父清氏の応援について、水野氏は「ありがたかった」とし、自分からは頼まず、養父が自ら動いたものだと説明した。

   ◇  ◇

 水野氏は当選翌日に会見し、「ほとんど足を踏み入れていない市町村からも、票をもらった。『水野賢一』より『みんなの党』への期待があった」と、戦いを総括した。

 マニフェストではなく「アジェンダ」と呼ぶ公約集1万冊を投票日までに配り、民主に対しバラマキ批判を展開。国会議員削減や行政改革による「小さな政府」のワンフレーズを繰り返した。「民主、自民に飽き足りない人を政策で引きつけることができた」。古い票に新たな票を積み、辛くも民主、自民の一角を崩した。

7774チバQ:2010/07/17(土) 00:03:40
http://mainichi.jp/area/chiba/news/20100714ddlk12010155000c.html
風がやんで:参院選’10千葉/中 民主 /千葉
 ◇「消費税増税」が重荷に
 今回の参院選で、民主党候補たちは「消費税増税」という重荷を背負わされた。終盤必死に浮かび上がろうとする道あゆみ氏(44)には、とりわけ重かったようだ。

 「この千葉で、何としても二つの議席を頂きたい」。選挙戦フィナーレの10日午後7時すぎ、浦安市のJR新浦安駅前。重荷を背負わせた菅直人首相はその道氏を横に従え、こう付け加えた。「3番目で結構ですっ」

 17日間の選挙期間を締めくくる首相遊説に数千人の有権者が集まった。支援組織の呼びかけで集まった参加者も含めフィナーレは今までにない盛り上がりを見せた。それでも、必要な票には届かなかった。

 東京の民主党関係者によると、党は公示当初、千葉など必勝を期す11選挙区を重点区としていた。だが、終盤で1人区の苦戦が伝わる中、3人区で2人を立てる千葉は終盤で最重点区に「昇格」したようだ。

 もう一人の党公認小西洋之氏(38)は、幅広く浸透している。無党派の割合が高い地域で動く道氏は、支持が広がらない。「当落線上の道氏クラスを押し上げないと50議席はおぼつかない」という党本部の判断もあり、9日午後に続き、首相は異例の2日連続で道氏応援に入った。

   ◇  ◇

 道氏は3月、党公認を得て小西氏とともに会見した。その際、テレビコメンテーターや弁護士などの肩書、さらには「女性候補」として有望視された。小西氏との「地域割り」に基づき、道氏は柏市を拠点に県北西部(小選挙区6選挙区分)で活動。連合千葉の支援も得た。

 だが、選挙戦前半、主要5候補の中で1人出遅れていた。配ったマニフェストは小西氏陣営の10万冊に対し、半分以下の4万冊だった。「陣営に危機感がなかった」「選挙スタッフが足りなかった」「松戸市長選など地方選の影響で動けなかった」。敗れた背景についてさまざまな指摘が飛び交っている。

 しかし、敗因の一つが「消費税」であることを否定する関係者は見当たらない。

   ◇  ◇

 選挙ポスターやビラを作り直そう−−。陣営は公示から1週間後、出遅れを取り返そうと異例の試みに出る。顔写真や政見で道氏自身を強調するものから、党を前面に押し出すデザインに変えることを決め、印刷を発注。7月に入ってポスターを張り替え始めた。

 ちょうどこの時期、菅首相の「消費税発言のぶれ」で党への逆風が強まった。陣営内で「民主党を強調するのはどうか。元の方がいい」との異論も出て、張り替えを途中でストップ。方針は揺れ続けた。

   ◇  ◇

 新浦安駅でのフィナーレで、菅首相は言った。「消費税を言ったことで、選挙戦に重い負担をかけてしまったことは、私自身も自覚を致しております」

 その言葉通り、道氏は当選ラインまであと一歩で力尽きた。敗戦後、疲れた表情で「言いたいことはたくさんありますが、私なりに全力で戦い抜いた充実感はある」と振り返った。

7775チバQ:2010/07/17(土) 00:04:23
http://mainichi.jp/area/chiba/news/20100715ddlk12010119000c.html
風がやんで:参院選’10千葉/下 自民 /千葉
 ◇“さびていた”頼みの組織 統一選へ立て直し急務
 「厳しい」「このまま(5番目)だな」。投票日の11日午後11時すぎ、千葉市中央区の選挙事務所で、テレビの開票速報を見つめる自民党の県議たちはそんな感想をもらした。自民現職の椎名一保氏(58)が現れたのは、日付が変わり、みんなの党の水野賢一氏(43)に最後の3議席目の当確が出た後だった。

 「いろんな事情があったことは事実です……」。疲れ切った表情。うっすら涙が浮かぶようにも見える。「……が、ひとえ私の力が及ばなかった」

    ◇   ◇

 椎名氏は各地域に根を張る県議や市議の協力を得て、それぞれの後援会と連動しながら支持を訴えた。各種団体の支援も得る「組織選挙」だ。

 公示前の5月下旬、地元の銚子・海匝地域で開いた決起集会では、発起人の林幹雄衆院議員が「まず(椎名氏で)1議席を固めたい。椎名は浮動票では勝負しない。確実な票でいきたい」とあいさつ。「椎名を頼む、地元を良くするために椎名を頼むと、支援者の一人一人が知人や親類に声をかけてほしい」と、会場を埋める支援者たちに求めた。

 椎名氏は公示後、房総方面を中心に、県議らと街頭演説やミニ集会を重ねた。どこまでも組織頼みの戦いだった。

    ◇   ◇

 前回6年前の参院選では、民主党、共産党の候補各1人と自分の計3人で改選2議席を争った。自民公認は1人。県内各地で決起集会を開き、組織を引き締める。それだけで万全の体制だった。

 しかし「候補者が2人の今回は、そういうわけにはいかない」(椎名氏)。自民は猪口邦子氏(58)も擁立。党と組織を二分する選挙戦となった。

 印旛地域の自民党員の男性は「彼は6年前にあいさつに来たが、それ以降まったく接触がない。選挙直前に来て『今回もよろしく』と言われても……」と困惑した表情だった。

 頼りにする各種団体も力が弱まる。保育園を経営する椎名氏を同業としてこれまで応援してきた千葉市の保育園経営者は、「公示後も法定ハガキ一枚すら届かない」と選挙運動を不安視していた。

 昨年の総選挙のような民主への強い追い風はやんだ。組織選挙が強みを発揮してよいはずだが、支援した県議の1人は「肝心の組織がさびついてしまっていた」と振り返る。

    ◇   ◇

 知名度で都市部の無党派層に浸透し、自民支持層の半分を固めた猪口氏に、一部の農林業団体の支援まで奪われた。かつて秘書として仕えた水野清元衆院議員の養子、賢一氏も立候補し、票を食われた。6年前とは異なる「いろんな事情」が現職を追い詰めた。

 田久保尚俊県連幹事長は言う。「県議出身の参院議員を失ったことは残念だ。1年前の総選挙のダメージは残っている。来春の統一選に備え、きちんと支援組織を立て直さないと」。すでに来春の統一地方選が気に掛かるようだ。

==============

 この企画は森有正、斎藤有香、西浦久雄、荻野公一、武田良敬、山縣章子、斎川瞳、黒川晋史が担当しました。

7776チバQ:2010/07/17(土) 00:05:08
http://mytown.asahi.com/chiba/news.php?k_id=12000821007130001
「混迷の先は」上・消費税論議「重い負担」
2010年07月13日


菅首相は小西洋之氏(左)と道あゆみ氏(右)の応援のため公示前後で計4回県内入りした=6月19日、JR千葉駅前

 民主、自民、みんなで議席を分け合った参院選千葉選挙区。民主、自民に痛み分けの結果は、政権交代後も迷走が続く政治や、既存政党への有権者の「ノー」という思いの反映といえそうだ。消費税引き上げなどの問題が急浮上し、各党の選挙戦術にも波乱が続いた。躍進したみんなを含め、混戦を終えた各党は、組織づくりや党への評価への打開策など、それぞれに迷いを抱きながら、手探りを始めた。


 「なぜ増税が必要なのか、政治家としての理解の求め方に少し問題があったのでは」


 初当選した民主新顔の小西洋之氏は11日夜、菅直人首相が公示直前に争点として挙げた消費税増税論議について報道陣に聞かれ、こう語った。


 持論はあった。ブログや公示前の討論会などでは「将来あるべき社会保障の計画をしっかり立て、実現するためにいくらかかるのかを計算した上で、どうしても増税が必要だとなった時に国民に説明すべきだ」と主張。菅首相の「10%」発言は数字ありきの議論だと疑問視した。


 だが、選挙戦では総務省と経済産業省での産業政策に取り組んできた経験と、父を家族で介護した経験を基に、取り組んできた医療政策の市民活動を政治にいかす。小西氏は訴えをほぼこの点に絞り、「暮らしを守る即戦力」というフレーズで有権者に切り込んだが、財源となる消費税にはほとんど触れなかった。


 朝日新聞が投開票日、県内の有権者を対象に行った出口調査では、消費税引き上げが必要とした人で、民主候補に投票したのが47%だったのに対し、そうは思わないとした人は同30%。消費税を争点としたことで支持離れを起こした可能性がある。


 小西氏の陣営からも「選挙戦直前に言うべき問題ではない」という不満が漏れた。ただ小西氏は自身の勝因を「強い経済、強い社会保障の実現に取り組むという思いをお届けできたから」と分析。選対に入った県議の1人も話した。「小西さんは自らの訴えで、増税論議を薄めた」


   □   □


 民主のもう一人の新顔道あゆみ氏は、次点で落選が確定した後、柏市の事務所で消費税論議の影響について言葉少なに語った。「激戦で1万、2万票差だったので、影響したかは正直分からない」


 選挙戦最終日、道氏は菅首相と並んでJR新浦安駅前で最終演説に臨んだ。菅首相は「私が消費税を言ったことで、いろいろ選挙戦に重い負担をかけてしまったことは自覚している」と、聴衆に持論が生んだ波紋をわびた。


 菅首相の県内入りは公示前を含めて4回に及んだ。終盤の9、10日は小西氏は加わらず、道氏に絞った応援で2議席確保を目指した。


 当初はより有利とみられていた。3月には柏市内に事務所を構え、連合千葉の支援も取りつけた。「政治とカネ」「普天間」と逆風が続くなか、あまり党を前面に出さず、弁護士や母親の立場から「命と暮らしが守られる政治を」と主張した。


 だが、菅内閣発足による支持率回復の波に乗るように運動量を増やした小西氏に対し、道氏の動きには大きな広がりが見られなかった。松戸市長選などの地方選が重なり、「選挙疲れ」で動きが鈍ったとの声も聞かれた。公示後、選対が回り出した時には消費税が争点となり、子育て支援などの訴えはかすんだ。連合千葉の動きが活発化して急追したが、1万2千票余り及ばなかった。


   □   □


 県連選対委員長の岡島一正衆院議員は、消費税増税論議が「党全体としての得票が減った要因」と認める。「消費税増税10%という発言の真意を、我々自身が納得した上で県民に説明するには時間が足りなかった」と分析した。連合千葉の黒河悟会長も「消費税を含めて政権批判が集中し、結果的にみんなの党に票が流れた。次の参院選をどう戦うかは、党も考えるだろうし、うちも話をする」。


 今後も必ず争点となる消費税。国政選挙や政治活動を通じていかに訴えていくか。その反省が求められる結果となった。(永井啓子、小沢邦男)

7777チバQ:2010/07/17(土) 00:06:10
http://mytown.asahi.com/chiba/news.php?k_id=12000821007140001
「混迷の先は」中・自民 保守票争奪
2010年07月14日


落選が決まり重苦しい雰囲気に包まれた事務所で、支持者に頭を下げる椎名一保氏(左から2人目)=12日、千葉市中央区

 「やはりちょっと(自民に)2人はきつかったということでしょうね」
 3選を果たせなかった自民現職の椎名一保氏は12日未明、千葉市内の選挙事務所で、目を真っ赤にしながら声を絞り出した。


 椎名氏にとっては誤算続きだった。昨年の総選挙で野党に転落、公明との選挙協力はなくなった。党本部は県連の意向に反し、千葉選挙区に2人目の公認候補として、知名度の高い猪口邦子氏を擁立。票を奪い合うことになった。


 最も響いたのは足下の亀裂だ。秘書として仕えた水野清・元総務庁長官の養子である前衆院議員の水野賢一氏が4月、みんな公認で立候補を表明。佐倉市などでは2人が写った政党ポスターが今なお残る。「本当に三重苦」。ぼやきがたびたび聞かれた。


 椎名氏が頼ったのは40人を超える自民県連所属の県議や市議たち。全員が自身の後援会をまとめれば、当選ラインは悠々と超える。


 だが、実際には大選対は空回りが目立った。各地の得票を予測し、戦略を立てる核となる存在は最後までいなかった。「本気で椎名さんで動いた県議は十数人」と猪口陣営の幹部は話す。


 党自体、資金繰りにも苦労する。ある広告会社の経営者は「党幹部の街頭演説を知らせる看板の注文は民主の10分の1」と打ち明ける。公民館などに支援者を集め、地域票をまとめる「ハコモノ選挙」は激減。衆院中選挙区時代のように党内の候補者同士が切磋琢磨(せっ・さ・たく・ま)して全体の票数を増やすような体力はない。


 従来型の組織選挙が通用しなくなったことに、椎名氏選対の責任者の1人、田久保尚俊・党県連幹事長は複雑な表情だ。「我々だけでこの広い選挙区を戦うという覚悟が甘かったのかもしれない。だが、みんなの党は自民党予備軍。民主の2議席を防いだと言う意味ではよかった」


   □   □ 


 片や、大臣経験者といえど選挙は素人だった猪口氏。一人で街頭遊説をしつつ、指南役と実動部隊として頼ったのが、元県議の石井準一参院議員を中心とする県議15人余と市町村議らだった。


 県内の自民勢を二分した昨年の知事選で敗北、その後遺症は残る。「来年は統一地方選だから自分の所でポイントを出さないと。危機感が違うよ」(選対本部長の川名寛章県議)。議員らは房総、東総地域などに猪口氏を連れ歩き、地区ごとに対椎名氏で割り出した得票を目指した。


 九十九里町で5日にあった集会には、地元県議らが700人を集めた。「何としても勝ちたい。一緒に走ってください」。猪口氏が涙を浮かべると、会場から「よし」と声が飛んだ。


 開票結果をみると、都市部以外に木更津、君津、南房総市などで得票がトップ。投開票日の本社出口調査によると、猪口氏が自民支持層のうち43%を固め、椎名氏の同35%を上回った。逆風、資金不足の条件は同じだが、自らの議席獲得をかけた少数派議員がフル稼働、知名度も重なり、保守票で明暗を分けた。


 「各地で長年築いた草の根の信頼関係こそが自民党。そこに入らせてもらえたことが大きな勝因」。当選が決まった後、猪口氏は語った。さらに、政権奪回に向けて「細胞分裂している場合じゃない」と、関係修復を呼びかける。


 だが、肝心の猪口陣営幹部は、椎名氏側の議員について「自分の足場固めもできないのに人の選挙をやれるわけない」「猪口さんを当選させて自分の使命は果たした」。椎名派の県連幹部も「統一地方選で猪口さんの応援を受ける? まあ、そういう人もあるんじゃないですか」。互いに歩み寄る気配はない。(重政紀元、小沢香)

7778チバQ:2010/07/17(土) 00:07:22
http://mytown.asahi.com/chiba/news.php?k_id=12000821007150001
「混迷の先は」下 みんな 無党派層つかむ
2010年07月15日


当選直後、「綱渡りのようだった」と水野氏は選挙戦を振り返った=佐倉市王子台

 「消費税を10%に上げて景気がよくなる、そんな馬鹿なことがあるわけないじゃないですか!」


 7日、JR船橋駅前。みんなの党の渡辺喜美代表が威勢良く話すのを、約200人が聞いていた。演説を終えた渡辺代表に握手を求めて一斉に群がる。公示後、県内に4回入り、6カ所で演説した。


 対照的に、みんな公認の水野賢一氏単独だと、足を止めて最後まで聞く人は、終始まばらだった。


 「ほとんど足も踏み入れていない市町村でも票をもらえたのは、水野賢一より『みんなの党』への期待」。当選翌日の記者会見で水野氏は、率直に認めた。


 朝日新聞が投開票日に県内の有権者に行った出口調査では無党派層の26%が水野氏に投票。千葉選挙区の9候補で最も多く、2004年、07年の参院選と比べて無党派層の受け皿が民主候補から水野氏に移ったことがうかがえる。民主と自民の支持層からも各約1割の支持を得ていた。


   □   □


 10カ月前の衆院選。水野氏は千葉9区で民主候補に3万5千票差で敗北。比例復活もかなわなかった。この時、県内3選挙区でみんなの公認新顔が立候補し、一定の得票があった。


 鳩山政権が支持率を落としていた4月末、水野氏は自民を離れた。「みんな」の浮上に期待をかけた。


 公示前から演説場所に、渡辺代表の顔写真が張られた等身大の看板を持参。支援者の間で「パフォーマンス嫌い」として知られるが、無党派への浸透を目指し、野球観戦を終えて帰る客に千葉ロッテのユニホームを着てチラシを配った。最終盤には、成田山新勝寺の祇園祭で旗をたてて練り歩いた。


   □    □


 次点の民主新顔道あゆみ氏を1万2千票余りの差で制した要因は、ほかにもある。


 「やせてズボンがブカブカになるくらい回った」。水野氏の養父・水野清氏時代からの支援者で佐倉市の土地改良区幹部(60)は、実動部隊としてフル回転した。


 水野氏が地盤の千葉9区域(佐倉市、四街道市、千葉市若葉区など)に入ったのは公示後は2日だけだったが、そのあいさつ回りを先導した。6月末には、水野氏と別行動で浸透を図った清氏を連れて、かつて同氏が地盤とした成田市や銚子市などを「行脚」した。


 千葉9区では3市1区すべてで他候補より多く得票。銚子と成田でも約1万3千票を得た。当選翌日、水野氏は「地元の人には感謝している」と述べた。


 街頭活動中心の「みんな」の選挙と、自民時代に培った古い組織選挙が混在したのが、水野陣営だった。


    □   □


 参院選で水野氏の街頭活動を支えたスタッフには、「みんな」公認で来春の統一地方選に立候補の意欲を見せる人も多い。街頭でのビラ配りなどを手伝った松戸市の会社員男性(51)は、党の趣旨に賛同し、市議選を目指す。


 水野氏は県内組織について「志を同じにする人たちのネットワークによる緩やかな連合体もありえる」という。国会での仕事に意欲を燃やす水野氏だが、支援者の活動をいかに支えていくかも、今後の試金石となりそうだ。


 みんなの躍進について、千葉大法経学部の新藤宗幸教授(行政学)は「大都市の住民にうずまいている反公務員の思いを取り込んだ一種のポピュリズム、大衆迎合的な流れ。統一選では一定の議席を取るだろうが、長続きするかは分からない」と指摘。街頭運動やメディアへの露出に重きが置かれた現在の選挙活動では、政治が「その時々の争点、雰囲気に流され、空虚なものになりかねない」と警鐘を鳴らす。(高橋友佳理)=
おわり

7779チバQ:2010/07/17(土) 00:08:08
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20100714/CK2010071402000087.html
検証2010参院選(上) 2大政党痛み分け 組織の支援だけでは限界
2010年7月14日

 公示直後、報道機関が行った世論調査の結果を見て、民主県連の幹部はがくぜんとした。優勢とみていた新人の道あゆみ(44)が大差で五位に沈み、一時は「泡沫(ほうまつ)候補」とまでささやかれた新人の小西洋之(38)がトップを独走。春先に民主党が行った世論調査とは正反対の結果だった。

 道は三月末に選対会議を開くなど、早くから始動。テレビ出演で多少の知名度があり、四月上旬には連合千葉の支援も決まった。一方の小西は選挙事務所がなかなか決まらず、四月下旬の連合千葉メーデーでは推薦候補でありながら、道中心の支援を決めた連合千葉に、会場入りを拒まれる“屈辱”も味わった。

 だが、いざ選挙戦が始まると、てこ入れが必要と思われていた小西が大躍進。危機感をバネに、地道な街頭活動や支援団体の確保を続けた成果が如実に表れ、トップ当選を果たした。

 これに対し、順調な船出で陣営に自然と“楽勝ムード”が漂った道は、活動の出遅れが最後まで響いた。最終盤には菅直人首相の応援演説を二日続けて受け、破格の支援態勢が取られたが、約一万二千票差で次点に終わった。

 目標の二人当選をわずかの差で逃し、「いまひとつ努力すれば届いたのかな」と悔やむ田中信行県連幹事長(県議)。道を支援した衆院議員の一人は「支援する団体、議員らの割り振りに大きな課題が残った」と戦略の失敗を指摘する。

   ◇     ◇

 「(二人当選の)殻を破りたかった」−。二議席獲得を旗印にした自民県連会長の森英介(衆院議員)は無念の表情でこう述べ、敗戦が決まった現職椎名一保(58)の選挙事務所を後にした。

 一月下旬に新人の猪口邦子(58)が出馬を表明。公認候補二人で参院選に臨むことになった。選挙戦中盤、県連幹部は「一人だと緩みが出る危険性もあった。良い戦いができている」と期待感を示した。初当選した猪口は、国会議員や県議らが組織を固める一方、都市部を中心に無党派層の掘り起こしにも成功した。

 一方、椎名は協力関係にあった元自民衆院議員(千葉9区)の水野賢一(43)が、みんなの党から出馬したのが響いた。水野は椎名の地盤の東総でも一定の力を持つ。椎名陣営の幹部は「みんなの候補が別人なら結果は違った」と悔しさをにじませた。

 県連幹事長の田久保尚俊(県議)は「組織の支援だけでは限界がある。街頭で有権者に働き掛けるなどプラス要素が必要だ」と振り返った。

 支援団体などの組織固めを図った椎名陣営だが、政権交代による求心力の低下は少なからずあったという。猪口は「ガラス張りの選挙カーには必ず自分が乗っている。これが大事だ」と積極的に街に出て、高い知名度を背景に「プラス要素」を実践してみせた。 (小川直人、小林孝一郎)

   ◆     ◆

 十一日に投開票された参院選千葉選挙区(改選数三)は、二議席確保を狙った民主、自民の二大政党が痛み分けに終わり、その間隙(かんげき)を縫い、みんなが県内初の議席を確保した。三党の選挙戦を振り返って勝因と敗因を検証し、今後の県内勢力図を占う。 =敬称略

7780チバQ:2010/07/17(土) 00:09:29
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20100715/CK2010071502000096.html
検証2010参院選(下) みんなの党躍進 勢力図 塗り変える可能性
2010年7月15日

 「国会議員と地方議員を多く抱える自民、民主に、国会議員も地方議員もいないみんなの党が対抗できた」。参院選千葉選挙区(改選数三)で初当選した水野賢一(43)は、晴れやかな笑顔で手応えを語った。

 元衆院議員の水野は四月に自民を離党して、みんなからの出馬を表明。支持組織を固める選挙戦が中心だった自民時代と異なり、集票手段は街頭演説にほぼ限定された。

 党代表の渡辺喜美の知名度と人気を背景に、民主、自民への批判票の確保に全力を注いだ。演説の端々に「組織なし、金なし」「徒手空拳の選挙戦」「みんなの党の挑戦」などの言葉をちりばめ、大政党に小政党が挑む構図をうまく演出した。

 「民主、自民の一角を崩せた」と充実感を漂わせる一方で、水野は大政党の組織力をあらためて痛感させられた。「もっと民主、自民への批判は強いと思っていた。二大政党の壁はなかなか厚いな」。トップ当選した民主新人の小西洋之(38)に大きく水をあけられ、次点だった民主新人の道あゆみ(44)と僅差(きんさ)での三着は想定外だった。

 来春の統一選や次の衆院選に向け、党組織の確立が急務だが、ことは容易ではない。水野の支援者には市民運動系や自民系が混在。渡辺は「ネットワーク型組織」を掲げるが、緩い連合体を志向せざるを得ないのが内情だ。今後の組織運営と党勢拡大は、みんなで県内初の議員となった水野の手腕に託される。

   ◇  ◇

 今回の参院選で躍進したみんなに対し、二大政党は警戒感を強めている。自民県連幹事長の田久保尚俊(県議)は来春の統一地方選について、「『自民の現職がいるから出馬できない』という自民系の人が、みんなから出る可能性は大いにある」と指摘する。

 民主県連幹事長の田中信行(同)も「参院選でも民主の批判票がみんなに流れた。自民ほどではないかもしれないが、影響は予想される」と同調。「国政で政党(主体の)選挙が続き、地方選挙でも政党の影響力が強まるはず。みんなが台風の目になる可能性もあるかもしれない」と予想する。

 自民県連は、前回二〇〇七年と今回の参院選、昨年の知事選で分裂選挙を続けた末、水野の当選を許した。民主県連は昨年の総選挙で衆院議員が大量に増えたが、結束を固めるはずだった今回の参院選で、目標とした二人当選を果たせなかった。

 ともに組織は盤石とは言い切れない。県内初の国会議員という足掛かりを得たみんなの躍進は、どこまで続くのか。来春の統一地方選の結果は、県内の勢力図を変える可能性も秘める。 (小林孝一郎、小川直人)

  =敬称略

7781チバQ:2010/07/17(土) 00:12:40
http://mainichi.jp/area/kanagawa/archive/news/2010/07/13/20100713ddlk14010237000c.html
ねじれ再び:’10参院選神奈川/上 民主、無党派層奪われ /神奈川
 11日投開票された参院選神奈川選挙区は、みんなの党新人が与党2議席の一角を突き崩し、改選3議席を自民、みんな、民主3党で分け合った。民主は現職閣僚が議席を失う痛打を浴びた。衆参の「ねじれ」が再現される与党敗北の象徴的な選挙区となった神奈川の激戦に迫った。

 選挙戦も終盤を迎えた8日夕。菅直人首相は、JR川崎駅西口でマイクを握った。「次の総選挙までは消費税は上げない。しかし、議論だけはしっかりする。それを与野党でやろう」。首相は支持率の「V字回復」から一転して急落を招いた消費税論議について釈明を重ねた。傍らで、民主現職の金子洋一氏(48)が手を振り、有権者に顔を売り込む。

 この日で、首相就任後3回目の来県。異例のテコ入れは神奈川の2議席の死守を図る党の姿勢を示す意味が込められていた。しかし、法相として5選を目指した千葉景子氏(62)の姿はなかった。

 伏線があった。民主県連は5日、所属議員に金子氏への重点的な支援を改めて呼びかけるファクスを送っていた。党の調査による情勢分析で、金子氏は、自民党現職の小泉昭男氏(64)、みんなの党新人の中西健治氏(46)、そして千葉氏に水をあけられていたことを踏まえた判断だった。

 「千葉のチの字もないじゃないか」。千葉氏の陣営幹部は憤った。県内全18小選挙区の衆院議員の割り振りは金子氏12人、千葉氏6人とされたうえ、閣僚や党幹部の応援も金子氏に集中。支援態勢の偏りを見過ごせなくなった千葉氏の陣営は、5日の文書をきっかけに、県連などに抗議するようになった。

 最終盤の9日になって、県連は所属議員にあてた檄文(げきぶん)に「千葉・金子両候補は、みんなの党の追い上げにより、大変厳しい情勢」と記し、2議席の維持へ向けて発破をかけた。だが、みんなの党の躍進は想定を上回り、結果的に千葉氏が落選の憂き目を見た。

 ただし、実際の得票をみると、金子氏と千葉氏の票を足して2で割っても、中西氏の票には及ばず、「均等割り」が成功したとしても、与党の一角が崩される結果は変わらないことになる。

 共同通信の出口調査によると、中西氏が無党派層のほぼ3割から支持を得たのに対し、金子、千葉両氏はそれぞれ1割強にとどまった。「外に支持が広がらなかった」。データは、連合神奈川幹部の実感と重なる。従来の民主は、連合を中心とした組織票に無党派層を上乗せすることで党勢を拡大してきたが、「上乗せ」分は今回、「第三極」に奪われていた。

   ◇  ◇

 昨年8月の衆院選で政権交代の原動力となったマニフェストも、今回は「現実路線」への転換を余儀なくされ、県連幹部は「有権者が、以前ほど受け取ってくれなかった」とこぼした。松沢成文知事は12日、「マニフェストを選挙に勝つための道具にしか見ていない」と記者団に語り、民主を批判した。

 「言ったことはやる姿勢を示していくのが、政権与党としての道筋」。同日会見した県連の水戸将史幹事長は強調した。だが、その道は、ねじれ国会を前に、更に険しくなっている。

7782チバQ:2010/07/17(土) 00:13:35
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20100714ddlk14010158000c.html
ねじれ再び:’10参院選神奈川/中 みんな、風頼みに懸念も /神奈川
 「みなさんの力で、民主党、自民党の従来のしがらみ体制を変えて、変えて、変えてください」。選挙戦最終日の10日午後、横浜市西区の横浜駅西口前。みんなの党の渡辺喜美代表が声を張り上げた。公示後、党新人の中西健治氏(46)の支援のため、4度目の来県。「党の顔」に道行く人は足を止め、人だかりができた。この日は夜にも再び横浜駅前に立ち、最後の街頭演説を締めくくった。

 江田憲司幹事長と浅尾慶一郎政調会長という県内を地盤とする衆院議員がいるものの、全県的な組織を持たないみんなの党にとっては、いかに無党派層を取り込むかがカギ。注目度の高い渡辺代表によるテコ入れを受けつつ、陣営は「1人でも多くの人に会う」というシンプルな方針を立て、中西氏は昨年12月5日から7月10日まで1日も欠かさず、県内を巡る駅立ちを続けた。浮動票が多い横浜、川崎両市を重点地域と位置付けた。

 開票結果をみると、昨年8月に市長選に挑んだ横浜市での中西氏の得票数は候補者中最多で37万票に迫り、トップ当選した自民党現職の小泉昭男氏(64)を149票上回った。

 ただし、来春に統一地方選を控え、「風」に頼った選挙戦術には危機意識もにじむ。参院選と同日に投開票された横浜市議泉区補選(改選数1)では、先月の同区補選に挑んだ同党新人が再び立候補したものの、労組出身の民主党新人に競り負けた。「今回(の参院選)は風が来たが、無風の時でも戦えるように、組織があった方がいい」。12日の記者会見で、浅尾政調会長は「足腰」の弱さを認めざるを得なかった。

   ◇  ◇

 「一時的なブームだろう。今までいろんな政党が出ては消えていった。地域に一番密着しているのは自民党」。12日に記者会見した同党県連の菅義偉会長は、みんなの党躍進に反論してみせた。今回、公認候補を小泉氏1人に絞り、98万票を得て、中西氏に20万票近い差をつけた。

 だが、121万票を得て初当選した04年選挙に比べると2割近く票を減らしている。共同通信の11日の出口調査では、無党派層からの得票は当選者中最低の約15%。昨年まで連立政権を組んでいた公明党の支持層の約40%が小泉氏に投票した一方で、中西氏に約20%、民主現職2人への投票も約20%で、ほぼ同数が民主、みんな両党に回っている。

 「自民に半分は欲しかった」。県連幹部はうなった。政権奪還に向け、広がりが見えない支持層。手放しで喜べない「勝利」だった。

7783チバQ:2010/07/17(土) 00:14:27
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20100715ddlk14010224000c.html
ねじれ再び:’10参院選神奈川/下 敗戦各党、立て直しへ /神奈川
 「負担をすべて国民に押し付け、黒字の大企業には大減税。暮らしも経済も破壊する間違った政治はストップさせようではありませんか」。選挙戦中盤の3日、JR川崎駅東口。共産党元職の畑野君枝氏(53)が力を込めた。隣で志位和夫委員長もこれまでの消費税収額と法人減税額を比べたパネルを掲げ、増税の問題点をアピールした。

 今回は新党からの立候補が相次いだことを受け、共産は当選ラインが下がるとにらみ、畑野氏が議席を獲得した98年の再現に期待を込めた。菅直人首相が消費税引き上げに言及すると、反対の訴えを強化し、無党派層の取り込みを図った。

 しかし、畑野氏の得票は前回07年に比べ約8万票減の約30万票にとどまった。共同通信の出口調査によると、畑野氏に投票した無党派層は1割弱だけで、約3割を得たみんなの党にさらわれた。

 社民党も、国政選挙での退潮傾向に歯止めをかけることができなかった。政権離脱後に擁立した新人の木村栄子氏(62)の得票は約11万票にとどまり、同党の候補は前回に続いて供託金没収となった。「訴えが届かなかったということに尽きる。統一地方選で地方議員を増やすように頑張っていきたい」。社民県連の高橋八一幹事長は無念そうに語った。

   ◇  ◇

 「第三極」を目指し、相次いで結成された新党。神奈川選挙区に挑んだものの、みんなの党の「独り勝ち」を許す結果に終わり、埋没した感は否めなかった。

 新党改革新人の甲斐敬浩氏(46)は、舛添要一代表を前面に立てた選挙戦を繰り広げ、木村氏と肩を並べる約11万票を獲得した。ただ、県内に党の拠点はなく、今後の活動は不透明だ。

 たちあがれ日本新人の松田学氏(52)は、独自候補の擁立を見送った日本創新党から推薦を受けたものの、得票は約9万票。松田氏は「協力効果がどこまであったのか分からない」と振り返った。

 中田宏前横浜市長が代表幹事を務める日本創新党の県内での比例代表の得票は約6万票にとどまり、松沢成文知事も同党の応援首長連合に名を連ねたものの、存在感を示すことができなかった。中田氏は12日の記者会見で「時間が足りなかった」と悔やんだ。

 2大政党に不満を持つ有権者をいかに取り込むか。来春の統一選を控え、各党は戦略の立て直しを求められている。

   ×  ×

 この連載は木村健二、杉埜水脈が担当しました。

7784チバQ:2010/07/17(土) 00:16:04
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20100712ddlk14010080000c.html
参院選’10神奈川:民主・千葉氏落選 みんな・中西氏初当選(その1) /神奈川
 ◇与党への風当たり受け
 第22回参院選は11日、投票が行われ、即日開票された。10人が立候補した神奈川選挙区(改選数3)は、民主党が2議席を維持できるかが焦点だったが、みんなの党が与党の一角を崩し1議席を獲得。民主党は04年、07年と続けて2議席を押さえたが、法相として5選を目指した民主党現職の千葉景子氏(62)が次点に泣き、現職閣僚が議席を失った。トップは自民党現職の小泉昭男氏(64)で、手堅い組織固めで再選。みんなの党新人の中西健治氏(46)が続き、「第三極」の躍進を印象付けた。民主党現職の金子洋一氏(48)は3議席目で再選を果たした。

 「私のこれまでの活動、選挙戦での活動を見て、『もういいんじゃないか』と判断を下されたわけだと思う。神奈川で2議席を取ることは政権与党としての責任。それができなかった責任は感じている」。横浜市中区の事務所で千葉氏は終始にこやかな笑みで淡々と語り、最後に深々と頭を下げた。

 千葉氏は旧社会党時代に初当選した86年以来の議席を守り抜けなかった。過去4回はいずれも最下位当選。法相として臨んだ今回も、政権与党への風当たりをまともに受ける格好となり、厳しい戦いを強いられた。政権交代に伴い昨年9月に発足した鳩山内閣で法相に就任。菅内閣でも再任され「新しい政治を逆戻りさせるわけにはいかない」と強調した。

 ◇小泉氏、手堅く再選 公明支持層にも浸透し
 小泉氏は午後8時20分ごろ、支援者の大きな拍手の中、横浜市中区の選挙事務所に姿を見せ、笑顔を振りまいた。万歳の後には「日本の将来に向け、景気をしっかり底上げすることが大事。同僚議員と一歩一歩詰めていきたい。頑張ります」と抱負を語った。

 自民は、公認候補を1人に絞る手堅い戦略で党支持層を着実にまとめ、昨年の政権交代前まで連立を組んでいた公明支持層にも浸透。「唯一の与党候補」だった04年に得た120万票は大きく下回ったものの、安定した戦いを見せた。現職とはいえ、地元の川崎市以外での知名度不足は否めず、元首相次男の小泉進次郎衆院議員とともに街頭活動を展開。「小泉」をアピールし、支持を訴えた。

 ◇中西氏、現職の壁破る 政権への批判票取り込み
 「みなさんからのご厚意にしっかり応えていきたい。本当にありがとうございました」。みんなの党の中西氏が、現政権への批判票を取り込み、現職3人に割って入った。12日未明、支持者を前に、横浜市中区の事務所で満面の笑みで万歳をした。昨年8月の横浜市長選は、無所属で挑み87万票を獲得しながら惜敗。2度目の政界挑戦で、外資系証券マンからの転身を果たした。

 組織票を期待できないとあって、無党派層を取り込もうと、公認決定後の12月上旬から7カ月間にわたり、毎日、県内各地の駅前で街頭活動を展開。駅立ちは連続200日を超えた。消費税引き上げが争点化すると「増税の前にやるべきことがある」と批判を強めた。

 ◇金子氏、議席守り抜く 消費税論議、沈静化努め
 昨年10月の補選で初当選したばかりの金子氏は、わずか8カ月後の再度の審判で議席を守り抜いた。菅直人首相をはじめ、閣僚や比例代表のタレント候補の大量投入を受け、後続候補の追い上げをかわした。

 ただ、千葉氏が落選したことを踏まえ、金子氏は当選が確実となったものの、「千葉法務大臣が落選したことは大変残念。貴重な議席で、全力で働かせていただきたい」と神妙だった。

 金子氏は旧経済企画庁など国内外の経済機関で活動した経験から、金融緩和政策(リフレ政策)による景気回復を主張。首相が消費税の増税に言及すると、「無駄遣いをなくしてはじめて負担をお願いできる」と沈静化に努めた。

 ◇畑野氏、奪還ならず 増税批判、支持広がらず
 「残念な結果になりましたけど、みなさんのご支持に感謝申し上げます」。共産元職の畑野氏は午後10時ごろ、横浜市中区の事務所で敗戦の弁を述べた。

 首相が消費税増税に言及し、自民も「当面10%に引き上げ」を掲げる中、選挙戦では「3議席を消費税増税の候補に独占させない」と強調していた。「『増税ストップ』という世論は日に日に大きくなっていった。もう少し時間があれば、という思いも致します」と悔しさをにじませた。

==============

7785チバQ:2010/07/17(土) 00:17:30
■解説

 ◇みんな、民意引き寄せ
 参院選神奈川選挙区は、民主党が2議席を守りきれず、自民、みんな両党と議席を分け合う結果となった。昨年8月の衆院選で県内から複数の議員を誕生させたみんなの党が、徹底した「改革」を説く姿勢で支持を集め、参院選でも躍進。県内全18小選挙区に衆院議員を擁し、連合神奈川の支援を受ける民主党の組織力に風穴を開けた。

 民主党が昨年の衆院選で唱えた最大のスローガンは、「政権交代」だった。今回の参院選では、直前に誕生した菅直人首相の下、「政権交代の成果」とともに、消費税の引き上げの是非を有権者に問う格好となった。

 だが、消費税については、民主党内でも見解が統一されていなかったことが論戦を分かりにくくした。神奈川でも、千葉氏は消費税についてほとんど触れず、金子氏は「すぐに増税すると言っているわけではない」と釈明に追われた。県連幹部は「菅さんの発言で『守りの選挙』になった」と嘆き、選挙戦では「防戦」に回ることを余儀なくされた。

 一方、みんなの党は、与党と最大野党の自民党が増税に言及したことを踏まえ、景気低迷にあえぐ有権者を前に「増税の前に公務員制度改革と経済成長」と強調。無党派層を中心に民意を巧みに引き寄せた。

 国政では連立組み替えが避けられないとの見方が広がる中、来春の統一地方選を控え、神奈川でも既に民主党からみんなの党に移る地方議員が出ており、当面は「第三極」を巻き込んだ各党の駆け引きが予想される。【木村健二】

http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20100712ddlk14010093000c.html
参院選’10神奈川:民主・千葉氏落選 みんな・中西氏初当選(その2止) /神奈川
 ◇投票率55.57%、0.75ポイント減 期日前は定着
 11日に投開票された第22回参院選の神奈川選挙区の投票率は55・57%で、07年の前回選挙(56・32%)を0・75ポイント下回った。当日有権者数は729万4561人だった。

 投票時間が現行の午後8時に延長された98年以降、これまでの過去4回の投票率は55%前後で推移。今回、消費税の引き上げがクローズアップされ、有権者にとって身近な争点となっただけに、投票率を押し上げるとみる陣営もあったが、結果としては大幅な上昇はなく、同水準にとどまった。

 また、期日前投票は77万1086人で、前回比0・3%増で、ほぼ同レベル。参院選に初めて導入された前々回(04年)の46万9090人からは大幅に増加しており、制度自体は定着していると言えそうだ。

 県選管によると、神奈川選挙区の投票率は、過去、いずれも全国平均を下回っており、都道府県別で過去最高だったのが01年の37番目(神奈川55・45%、全国56・44%)。77年は最下位(神奈川60・74%、全国68・49%)となっている。

 ◇新党、存在感示せず
 みんなの党が神奈川選挙区でも存在感を示した一方で、今回初めて国政選挙に臨んだ新党の新人は、いずれも厳しい戦いを強いられた。みんなの党が、県内に幹事長の江田憲司衆院議員(神奈川8区)と政調会長の浅尾慶一郎衆院議員(比例南関東)という国会議員を擁するのに対し、他の新党が県内に「足場」を持たないことが大きな要因となっている。

 たちあがれ日本は5月に松田学氏(52)の擁立を決定。6月には、地方自治体の首長らが結成して中田宏・前横浜市長が代表幹事を務める日本創新党との選挙協力も発表し、創新党が松田氏を推薦することになった。だが、実際には、既成政党を批判する新党勢が「同士討ちを避ける」(創新党幹部)といった程度の協力関係にとどまり、表立っての支援は最後まで見られなかった。

 新党改革は、5月に元団体職員の女性の擁立を発表しながら、家庭の事情を理由に女性が辞退したとして、6月に入って甲斐敬浩氏(46)の公認を決定。準備不足を露呈した。

 一方、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題を巡って連立政権を離脱した社民党も、独自色を打ち出そうと6月に入って木村栄子氏(62)の擁立を発表。だが、最後まで出遅れをばん回できず、存在感を示すことはできなかった。

毎日新聞 2010年7月12日 地方版

7786チバQ:2010/07/17(土) 00:24:03
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20100713ddlk19010125000c.html
辛勝・輿石東の軌跡:参院選/上 知名度で議席守る /山梨
 参院選は民主党参院議員会長の輿石東氏(74)が自民新人の宮川典子氏(31)の猛追を辛くもかわした。出身母体である山梨県教職員組合(山教組)を中心とした厚い組織に支えられ、中央で「政権の要」と呼ばれるまでに上り詰めた輿石氏が、なぜ苦戦したのか。衆院初当選から20年を経た政治家「輿石東」の軌跡を追った。(文中敬称略)【曹美河】

 ◇つきまとった「負のイメージ」
 「五分の勝負だそうです」−−投票日の11日昼、甲府市の選挙事務所で情報収集を続けていたスタッフが緊張した声を上げた。各報道機関の出口調査結果が漏れ伝わってきたのだ。

 中盤の「優勢」から一転した情勢に、焦った陣営スタッフは県内各地区の事務所に散り、投票が締め切られる間際まで、個票(後援会員カード)を頼りに念押しの電話をかけ続けた。

 ただ、そこには、かつて輿石の選挙で高い集票力を発揮した現職教員の姿はほとんどなかった。

 「山教組の動きは6年前と全く違う。選挙に拒否感がある若い先生も多いし、もう組合で縛ることはできないんじゃないか」。陣営スタッフはため息まじりに言った。

 6年前の選挙では、山教組幹部が政治資金規正法違反に問われた。昨年の衆院選では北海道教職員組合による同法違反事件も起きた。山教組が前面に出ることはできなかった。その穴を教員OB、衆院議員の後援会員などが埋める形で今回の選挙運動は行われた。

 当選が確実となったのは午後11時前。当初陣営が予想していた午後10時から大きくずれ込んだ。差はわずかに3745票。「政権の要」にしては、あまりにも苦しい勝利だった。

 選挙戦を通じ、輿石には「負のイメージ」がつきまとった。「74歳という年齢、小沢一郎(前幹事長)との距離の近さ、山教組に対する世間の厳しい視線……。マイナス要因を挙げればきりがない」。陣営幹部は苦々しい表情で振り返る。菅直人首相の消費税増税発言が追い打ちをかけた。「消費税の影響が終盤になってじわじわと表れた」。別の幹部はそう分析した。

 12日に甲府市内で記者会見した輿石は「(接戦は)期待が大きければ失望も大きいという結果だと思う。責任の重さを痛感して国民の期待に応えることが、民主党が信頼回復する道だ」と、淡々とした口調で総括した。

 それでも、輿石が議席を守ったのは、知名度で相手を上回った結果でもある。

 陣営幹部らは選挙戦終盤、金丸信元自民党副総裁を引き合いに出し「金丸先生以来の実力者。輿石東なくして山梨の未来はない」としきりに訴えた。

 「今後国会で私が何をするのか。そのことで必ずご恩返しができると思う」。11日深夜、当選を喜ぶ支持者の前で語った輿石の言葉には「政界の実力者」としての自負がのぞいた。

   ◇  ◇

 輿石は1936(昭和11)年、韮崎市龍岡町で農家の次男として生まれた。都留市立都留短大に進み、58年に神奈川県で小学校教諭となる。

 その後山梨に戻り、上野原町立小などを経て80年4月、専従の山教組北都留支部書記長となった。「対立する双方を納得させる抜群の調整力と実行力があった」。北都留支部時代の同僚は輿石をこう評する。政治家・輿石の出発点はここにあった。

7787チバQ:2010/07/17(土) 00:24:52
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20100714ddlk19010055000c.html
辛勝・輿石東の軌跡:参院選/中 保守分裂で頭角 /山梨
 ◇山教組時代から「頑固」で「柔軟」
 山梨県教職員組合(山教組)の北都留支部書記長だった輿石東(74)は84年、47歳で山教組執行委員長に推され、6年間務めた。

 「この交渉には緊張感がない。私は大勢の組合員を背負っている。きょうの交渉はこれで打ち切ります」

 委員長時代、教職員と県職員を代表しての賃上げ交渉の席で、輿石はそう言い捨て、席を立ってしまった。同席していた当時の山教組書記長、倉田由和(68)は面食らった。

 「相手の県の総務部長が冗談ばかり言ってね。場を和ませようとしたんだろうけど、輿石さんはそれが許せなかった。当時からそういう頑としたところがありました」

 後日再開された交渉で、組合はベースアップを勝ち取った。

 旧自治省から出向していたその総務部長は現在の茨城県知事、橋本昌(64)。倉田は2人の関係悪化を懸念したが、輿石と橋本は今もしばしば酒を酌み交わすという。「どんなに立場が違う人でも、結局なぜか仲良くなっちゃう。それが輿石さんなんです」

 「頑固」と「柔軟」。周囲の輿石評には、相反する言葉が同居している。

   ◇  ◇

 90年の衆院選。山梨選挙区で旧社会党の元職が出馬を辞退し、同党の意向で山教組委員長の輿石に白羽の矢が立った。

 「こういう立場だから、組織の決定には従わざるを得ない……」。そうつぶやく輿石の姿を、当時副委員長だった坂本誠二郎(62)は記憶している。出馬をためらう輿石や家族を説得したのが、旧中道町出身で83〜88年に日教組委員長を務めた田中一郎(05年に79歳で死去)だった。

 「日教組委員長時代、父は輿石先生をよく家に連れて来ました。弁護士資格を取ったばかりの私に『何かあったら輿石君に相談しろよ』と。それだけ信頼していたんだと思います」。長男で弁護士の正志(52)=甲府市=はこう振り返る。

 田中は中央政界で、同郷の金丸信元自民党副総裁や同党の文教族議員と親交が深かった。田中家の墓石の文字は、海部俊樹元首相の筆によるものだ。

 「日教組といっても父は現実路線。イデオロギーに縛られることなく『使命を実現するためには』と保守系ともパイプを保った。輿石先生も父に似たところがあると思いますね」と正志は言う。

   ◇  ◇

 そんな輿石をある自民系元県議は「節操なく権力に取り入っている」と非難する。だが、こうした輿石の姿勢は、保守と革新が長らく協力関係にあった山梨の政治風土に由来する部分が大きい。

 山梨ではかつて、知事選や首長選のたびに保守系が分裂して争い、革新系の票をいかに取り込むかが勝敗を分けた。そのため革新勢力も大きな力を持ち、輿石もこうした風土の中で頭角を現した。その象徴が79年の知事選だ。

 金丸系の保守勢力と旧社会党県連が共闘、副知事だった望月幸明を擁立して田辺国男の4選を阻止した。当時金丸の秘書だった北杜市長の白倉政司によると輿石はその時、山教組の一員として選挙に没頭していた。「輿石先生がいなければ負けていたかもしれない。すごい集票力でした」

 輿石の山教組委員長時代は望月県政(79〜91年)と重なる。輿石は県政を舞台に、教職員の看護休暇や海外研修制度の導入など組合の要求を次々と実現させた。(文中敬称略)【曹美河、小林悠太】

7788チバQ:2010/07/17(土) 00:25:35
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20100715ddlk19010099000c.html
辛勝・輿石東の軌跡:参院選/下 求められる説明能力 /山梨
 ◇ねじれ国会、運営は多難
 山梨県教職員組合(山教組)時代に培われた輿石東(74)の柔軟性と調整能力は、中央政界でもいかんなく発揮された。

 輿石は96年に結党した民主党に参加。03年に小沢一郎率いる自由党と合流した時は、参院国対委員長として調整役を務めた。

 「『小沢アレルギー』があって反対する議員も多かった。でも輿石さんは『天下のためにのみましょう』と議員たちを説得して回ったんです」。当時の参院議員会長、角田義一(73)は振り返る。角田によると、輿石は参院幹事長となった04年ごろから、小沢と頻繁に接触するようになる。

 「小沢さんの頭には、参院でねじれを作って政権交代に持っていくという絵が前からできていた。そこで、参院を束ねるキーマンとして輿石(参院議員)会長との関係を重視したんだと思います」と話すのは、民主党参院議員の米長晴信(44)。米長は07年参院選初出馬の際、小沢から輿石を紹介されたという。

 輿石は小沢との関係を保ちながら、参院議員会長、幹事長代行と、地位の階段を一歩ずつ上っていった。

   ◇  ◇

 「金丸信(元自民党副総裁)以来の政治家」。ある県幹部は輿石をそう評する。

 政権交代で県は中部横断自動車道整備の遅れを懸念したが、5月の参院国土交通委員会で前原誠司国土交通相は「17年度の供用予定に間に合うよう進めたい」と答弁した。質問したのは米長だった。米長はこの質問について「前日、輿石会長に『しっかれやれよ』と言われた。前原大臣にとっても、輿石会長の出身県の話だという意識は大きかったと思いますね」と語る。

 また、輿石を支持した元自民党県議のある市長はこんな証言をする。「輿石先生に陳情に行ったら、目の前で担当省庁に電話してくれた。今どき、こんなことができる政治家は少ない」

   ◇  ◇

 しかし、こうした輿石の政治姿勢は、一般有権者にどう映っただろうか。

 対抗馬の宮川典子(31)は輿石を「古い政治の象徴」と批判、「クリーンな政治」「世代交代」を訴えて3745票差に詰め寄った。民主党県連幹部は「(輿石は)自ら政策を語りたがらない。小沢さんや労組との結びつきが暗いイメージばかり誘い、無党派層に嫌われた」とみる。「大事にしているのは政策ではなく政局だ」(宮川陣営幹部)との批判も聞こえる。

 「私も小沢さんも口べたで。皆さんにいろいろ誤解されることもありますが…」。公示前、甲府市での記者会見を終えた輿石は、席を立ちながら、そうつぶやいた。それは「不器用で口べたな東北かたぎ」(07年11月8日の記者会見)と自らを評した小沢の言葉と相似形だ。

 輿石は参院選を「私の政治の集大成」と位置づけ、任期限りの引退を示唆しているが、衆参の「ねじれ」で国会運営は前途多難だ。「政界の要」として輿石は今後、どう野党や国民を説得するのか。その説明能力を県民は注視している。(文中敬称略)【曹美河、小林悠太】

7789チバQ:2010/07/17(土) 00:26:58
http://www.sannichi.co.jp/tokushu/news/saninsen2010/2010/07/13/17.html
2010年7月13日(火)

【連載】 審判の夏
第3部 「決」  =1 = 独り歩きした「消費税上げ」
説明不足で支持層揺らぐ  政権政党の自覚乏しく


支持者と握手を交わす輿石東氏。選挙期間中、消費税増税に触れることはほとんどなかった=甲府市内(6月24日)


 参院選の選挙期間最終日の10日、甲府市北部で演説を終え、選挙カーに乗り込もうとした民主党の輿石東氏に中年女性が声を掛けた。「もう期日前(投票)で輿石さんに入れたけど、消費税は上げないで」。遊説に帯同した民主県連の樋口雄一幹事長は女性の言葉に、公示日以降、有権者に広がった民主への期待の「揺らぎ」を感じ取った。

発言を封印
 参院選直前、菅直人首相が消費税率「10%」に言及したことで支持率が続落した民主党。「唐突な感じで国民に伝わった」(菅首相)ことにより、山梨選挙区の風向きも変化。組織力で圧倒的優位に立つ輿石氏が、自民党の新人候補に3745票差にまで詰め寄られる結果を招いた。
 選挙戦のさなか、輿石氏は消費税率引き上げに関する発言を封印。街頭演説や個人演説会では、応援に入った党幹部が「明日、明後日に消費税を上げるなんて話は一言もしていない」(安住淳選対委員長)と釈明した程度。民主参院トップとして首相を支える輿石氏から、首相の意図が伝えられることはなかった。

無駄の削減
 「突然増税を持ち出し、批判されたら低所得者には払い戻すと言い出す首相の発言はあまりにいい加減。増税分を何に使おうとするのか」。昨夏の衆院選で政権交代を訴え、無駄の削減を目指す姿勢に共感し、民主党に一票を投じた甲府市内の自営業男性は今回、自民候補に投票した。菅首相発言後の輿石氏の対応が「説明責任を果たしていない」と映ったからだ。
 当選から一夜明けた12日、穏やかな表情で記者会見に臨んだ輿石氏は、大接戦となった要因について、菅首相の消費税増税発言が影響したとの見方を示しつつ、「街頭で消費税に触れると、菅首相が言ったことを弁解しないとならない。党内でも議論していないので、私は(訴える)必要はないと思った」と説明した。
 1月の立候補表明後、県内市町村で視察を繰り返し、地元首長らに政権与党の重鎮として国政への影響力をアピールすることで支持を固めてきた輿石氏。一方で無党派層を意識し、「権力者」イメージを和らげようと、子育て中の母親や落語家と対談する機会を設けるなど、支持拡大に向け「労組や後援会の組織力を生かした仕掛け」(労組幹部)を講じてきた。
 ただ、その仕掛けの積み重ねで築いたアドバンテージは、終盤の「風」によってほとんどなくなった。「消費税で瀕死ひんしの自民党をよみがえらせてしまった。これまでの選挙は攻めるだけだったが、政権政党として臨む選挙は、国民にきちんと説明する姿勢が求められている」。樋口幹事長は、自らに言い聞かせるように語った。




 11日投開票された参院選山梨選挙区は民主党の輿石氏が、自民党の宮川典子氏を小差で振り切り、3選を果たした。民主党陣営が苦戦を強いられた要因、議席奪還を果たせなかった自民党の行方などを探る。
〈参院選取材班〉

7790チバQ:2010/07/17(土) 00:27:37
http://www.sannichi.co.jp/tokushu/news/saninsen2010/2010/07/14/17.html
2010年7月14日(水)

【連載】 審判の夏
第3部 「決」  =2 = 「敵失」生かせず自民連敗
主軸の県議足並みに乱れ  国会議員ゼロ続く


厳しい表情で選対幹部らと打ち合わせる宮川典子氏(左から2人目)。最後まで県連内の足並みはそろわなかった


 参院選投開票から一夜明けた12日、自民党の宮川典子氏が活動拠点とした甲府市内の選対事務所。がらんとした室内で、県連の皆川巌幹事長の携帯電話が鳴った。「あと少しだった。今後も宮川さんをしっかり育ててほしい」。電話の相手は党本部の河村建夫選対局長。健闘をねぎらいつつ、県選出国会議員不在で組織的な戦いができなかった県連を気遣った。
 山梨選挙区での議席奪還を目指して臨んだ参院選。国会議員がゼロになったことによる組織の先細りや政権交代による業界団体の「自民離れ」といったマイナス要素を抱えながらも、民主の「参院のドン」輿石東氏を追い詰めた。

山教組に恩
 だが、県議会最大勢力となる県議21人の足並みは最後までそろわず、参院選山梨選挙区は3連敗。「次は(対抗馬に)若くてイキのいいのを立てますよ」。来春の県議選をにらみ、中堅県議の一人には民主関係者からの「けん制」も飛んできた。過去の県議選で輿石氏の出身母体・県教職員組合(山教組)の支援を受けた県議も少なくなく、宮川氏の猛追が伝えられた最終盤も県議の動きは迫力を欠いた。
 「あと何人か、しっかり活動してくれれば逆転できた。温度差がありすぎる」。宮川氏の落選が決まった11日深夜、県連幹部の一人は選対事務所の外で吐き捨てた。視線の先には一部県議のため書き。統一された書式のため書きを見ながら、「まとめて作って、まとめて持ってきた。心がこもっていないため書きが、この選挙戦を象徴している」とつぶやいた。
 参院選の終了を受け、県連の堀内光雄会長は辞任する意向を示した。新体制とともに、昨年の衆院選以降、不在が続く衆院3選挙区の支部長選びも課題だ。県連は参院選同様に、公募を視野に選考する方針を示しているが、具体化していない。

憤りあらわ
 参院選終盤の8日、長崎幸太郎前衆院議員は忍野村内で街頭演説し、宮川氏への支持を求めた。衆院選山梨2区の公認調整を不服とし、離党しながら、「保守の大同団結」を旗印に自民公認候補を支持した長崎氏。選挙戦では自民党の街宣車に乗り、マイクを握る一幕もあった。「なぜ乗せた。堀内氏支持者が騒いで選挙どころじゃなくなる」。堀内氏と2度にわたって争った長崎氏の「遊説」に県連幹部は憤りをあらわにした。
 その2区は衆院3選挙区で唯一、宮川氏の得票が輿石氏を上回る結果となり、長崎氏周辺からは「長崎氏の貢献は明らか」との声も上がる。ただ、選挙戦で堀内、長崎両氏が連携することはなかった。長崎氏支持者の一人は「堀内氏が会長を辞任した後、党本部主導で長崎氏の復党を促す動きが出る可能性は十分にある」との見方を示すが、「接近」の糸口は見えない。
 参院選で改選第1党の座を確保した自民党。谷垣禎一総裁からは早期の衆院解散、総選挙を迫る発言も飛び出す。「今、解散されても困る」。自民県議の一人は、テレビに映し出された党幹部の姿を見ながら、そうつぶやいた。

7791チバQ:2010/07/17(土) 00:28:16
http://www.sannichi.co.jp/tokushu/news/saninsen2010/2010/07/15/17.html
2010年7月15日(木)

【連載】 審判の夏
第3部 「決」  =3= 「第3党」へ躍進みんなの党
受け皿機能無党派つかむ  統一選で足場固め狙う


初当選を決め、支持者と握手を交わす、みんなの党の小野次郎氏。参院選での躍進を受け、来春の統一地方選で候補擁立を目指している=甲斐市内


 12日午前5時ごろ、みんなの党から参院選比例代表に立候補した小野次郎氏の選挙事務所。眠気や疲労の色が漂う支援者は、テレビから流れる「小野氏当選確実」の報に喜びを爆発させた。「今の日本には堅実な政治が求められている。思い切り活躍したい」。小野氏は満面の笑みで抱負を口にした。
 昨年8月の衆院選山梨3区で落選後、自民党県連の対応を不服として、みんなの党入りした小野氏。比例代表候補として全国で集票を目指した参院選の戦術は、3区県議らと連携して組織戦を展開した自民党時代と一変した。

ネット戦術
 「のぼり持ってくれませんか」。前哨戦で威力を発揮したのはインターネットの短文交流サイト「ツイッター」だ。街頭活動の予定を書き込み、遊説をサポートしてくれるボランティアを募集。公示前に東京・JR国立駅前で行ったつじ立ちには、ツイッターで活動予定を知った初対面の大学院生らが訪れ、雨の中、チラシ配りを手伝った。
 県議や業界団体などのネットワークを失ったことで、ネットを通じた政策や自らの考えの発信は重要性を増した。「幅広く訴える。そこが無党派層の支持を引きつける一つの要素でもある」。小野氏は、こう言い切る。
 民主、自民両党に不満を持つ層の受け皿として、みんなの党は県内でも支持を拡大。菅直人首相への交代で、支持率に陰りが見えたものの、首相の消費税発言で盛り返し、県内の比例代表で5万5245票を獲得。公明、共産、社民党を抜いて「第3党」となり、甲斐市にある政党支部の支部長を務める小野氏は、民主党以外では県内に拠点を置く唯一の国会議員となった。
 参院選での躍進を受け、小野氏は来春の統一地方選での県議、市町村議の擁立を目指す。「みんなの党で政界を目指したいという人は、参院選を通じ、県内でも10人ぐらい出てきている」。地方の足腰強化に向け、候補擁立の準備を具体化させる構えだ。
 ただ、かつて小野氏を支えた自民党3区県議は「躍進したとはいえ、結局は『風』頼み。地方の選挙でどこまで通用するのか」と冷ややか。組織強化の鍵を握る地方議員を確保できるかは未知数だ。

他党は警戒
 みんなの党の躍進に、他党は警戒を強める。「公明党には身近に議員がいる。地域の声を届けられるのは、みんなの党との大きな違いだ」。公明党県本部の秋山雅司代表は県内で地方議員32人を擁する「強み」を強調する。
 一方、首相の消費税増税方針に対する批判票の取り込みを目指した共産党。前回参院選(2007年)から15・2%も減らす結果に、党県委員会の千葉信男委員長は「みんなの党が消費税反対を訴えたことで違いが出せなかった」と振り返る。社民党県連の山田厚代表も「みんなの党を中心とした保守回帰への流れがあった」と影響を認める。
 参院選の結果に対し各党幹部は反省こそ口にするものの、今後の県政界での地位低下を危惧きぐする声は少ない。「地域に基盤がない政党が長続きするとは思えない」。ある党幹部は、こう指摘した。

7792チバQ:2010/07/17(土) 00:28:57
http://www.sannichi.co.jp/tokushu/news/saninsen2010/2010/07/16/18.html
2010年7月16日(金)

【連載】 審判の夏
第3部 「決」  =4= 「不偏」貫いた知事
辛勝民主「等距離」に不満  年明け選挙へ思惑交錯


輿石東氏の支持を呼び掛ける法定はがき(左)と、3選した輿石氏(中)、横内正明知事のコラージュ


 参院選の投開票から3日たった14日、横内正明知事は山梨選挙区で3選を果たした民主党の輿石東氏を訪ねた。「中部横断自動車道建設など課題は多く、引き続きお願いしたい」。県政への協力要請を交えた「当選祝い」は、5分余りの短いものだった。
 横内知事は「不偏不党を貫く」とし、参院選で「等距離」を徹底。特定候補を支持せず、公示日にはいずれの候補の出陣式にも出席しなかった。再選立候補が有力視される次期知事選を年明け早々に控え、「下手に動けば相手を刺激しかねない。動けっこなかった」(自民県議)。
 「輿石氏が負けると、世代交代の機運が高まり、対立候補を立てる動きが出かねません」。選挙戦の最終盤、横内知事の後援会「誠山会」幹部は、水面下で輿石氏支援に動くよう暗に促した。

最良の結果
 民主党が参院トップの輿石氏を「絶対に落とせない候補」とする中、「宮川氏猛追」が伝えられた最終盤、輿石氏陣営幹部の不満の矛先は横内知事に向けられた。「激励の電話さえ一本もない。等距離対応にしても、やりようがあるはずだ」(民主県連幹部)。知事後援会幹部の動きは、輿石氏陣営で噴出した不満を受けたものだった。
 2007年の前回知事選で山本栄彦前知事を推薦し、横内県政に「是々非々」の立場を取る民主党。ただ、横内知事が少人数学級など輿石氏の出身母体・山梨県教職員組合が求める施策を推進してきたこともあり、後援会内は「知事と輿石氏の関係は悪くはない」との見方が強い。むしろ、知事が等距離スタンスのまま輿石氏が落選した場合、「民主党内で知事選『主戦論』が台頭した時、沈静化させる理由がなくなる」との不安の方が強かった。
 結果は、3745票差での3選。後援会関係者の一人は「輿石氏が圧勝すれば、民主の発言力が増すことも考えられた。小差での勝利は知事選で民主の支持を獲得するためにもベストの結果」との見方を示した。

布石の見方
 「北杜市のため 山梨県のため 確かな力」。参院選のさなか、北杜市の白倉政司市長の支持者に郵送された、輿石氏の法定はがき。「わたしも推薦します」との表題が付いた文章の末尾には白倉市長の後援会「北陽会」の名前が記されていた。
 かつて自民党県連幹事長を務めた白倉市長。ただ、今回は「市長の立場としては、北杜市のために尽くしてくれた政権与党の輿石氏を意識せざるを得ない」と輿石氏を支持。等距離を貫いた横内知事と対照的なスタンスをみせた。
 市内の輿石、宮川典子両氏の得票率の差は10%に上り、輿石氏が宮川氏を上回った9市の中で最大。白倉市長は山本前知事擁立に深くかかわり、「横内県政と最も距離がある市町村長」とされるだけに、前回知事選で横内知事を支援した自民県議の一人には「知事選をにらみ、民主サイドと連携を強めるための布石」と映る。
 知事選をにらみ、うごめく県政界の関係者。民主党県連幹部は輿石氏のキャッチフレーズになぞらえ、こう話す。「知事選に向けては、まさに『さあ、これから』だ」(おわり)
〈参院選取材班〉

7793チバQ:2010/07/17(土) 00:34:24
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/saninsen10/tokyo/CK2010071202000069.html
都内は民主“底力”
2010年7月12日

 十一日投開票された参院選東京選挙区は、全国的に民主が苦戦する中、現職の蓮舫さん(42)が圧倒的な強さでトップ当選、同じく現職の小川敏夫さん(62)も三選を果たして二議席を守った。自民、公明は現有を確保し、みんな新人の松田公太さん(41)が激戦を制して最終議席に滑り込んだ。比例代表から転じて選挙区での当選を目指した共産現職の小池晃さん(50)は松田さんと最後まで争ったが敗れた。

 民主は事業仕分けで脚光を浴びて行政刷新担当相に抜てきされた蓮舫さんが、幅広い支持を受けた。票の蓮舫さんへの集中で危機感を強めた小川さんも支持層をまとめた。

 松田さんは、消費税増税を徹底的に批判、一層の行革や公務員の削減を訴えて、民主批判層の受け皿となった。自民は党都連の組織力を集中した現職の中川雅治さん(63)が再選を果たした。組織に頼らず挑んだ東海由紀子さん(42)は及ばなかった。

 公明は、引退する現職沢雄二さんの後を受けた新人の竹谷とし子さん(40)が、創価学会など強固な支援団体を基盤に、安定した戦いを展開し初当選した。小池さんは二〇〇七年に失った東京選挙区での議席奪還を目指し、志位和夫委員長ら党幹部が総力を挙げたが、手痛い敗北となった。

 普天間飛行場問題を中心に、「弱者を見捨てる政策に反対」と訴えた社民新人の森原秀樹さん(37)は、消費税論議の中に埋没。日本創新新人山田宏さん(52)やたちあがれ新人小倉麻子さん(31)、新党改革新人海治広太郎さん(49)、国民新新人江木さおりさん(57)らも及ばなかった。

7794チバQ:2010/07/17(土) 00:35:32
◆蓮舫さん 『無駄遣い削減が評価』
 二位を大きく引き離す大量得票で、早々と当選を確実にした蓮舫さん。「民主党でなければできなかった税の無駄遣い削減の取り組みが評価された」と話した。

 渋谷区内のホテルの会見場は開票前から、そろいの赤いポロシャツを着た学生スタッフらがバンザイを練習するなど余裕のムード。当確の報が入ると、蓮舫さんがひな壇の中央に立ち、左右のスタッフと満面の笑みで握手を交わし、深くおじぎをして喜んだ。

 選挙戦で蓮舫さんは、全国の候補者応援にかり出され、選挙区をほとんど留守に。加えて苦戦が伝えられた同僚の小川さんに、党都連や有力支持団体の連合東京の支援が集中した。それでも蓮舫さん陣営は、支持政党なし層の有権者に事業仕分けの実績を売り込み、圧勝した。

 全国的には民主敗北の結果となった。しかし、「無駄削減には行政刷新担当として前面に立ち、チーム民主党として取り組んでいく」と決意を語った。

満面の笑みを見せる竹谷とし子さん=新宿区で


◆竹谷さん 『努力する人、幸せに』
 「一生懸命努力する人が幸せになる社会へ命懸けで働いて、支援者への恩返しにしたい」。薄いグレーのスーツに身を包み、すがすがしい表情で現れた竹谷さんは、新宿区の事務所でそう語った。

 感極まってお礼のあいさつにも詰まったが、「もう一回、もう一回」と万歳を繰り返すうち普段の笑顔が復活。最後は、午後八時の投票終了とほぼ同時に出されたテレビの速報に「事務所裏で『ヤッター』って一人で万歳してしまった」とちゃめっ気を見せた。

 「高齢者の不安にこたえる公明党の福祉政策への期待を感じた」「公認会計士や経営コンサルタントの経歴が理解された」と選挙戦を振り返り、「会計の専門知識を持つ者だからできることなので、国の会計制度を分かりやすく変えたい」と経歴を生かした活動を誓った。各党の顔が並ぶ東京選挙区での「無名の新人」の勝因を、党代表まで落選した昨夏の総選挙以降に引き締めを図った組織の「チーム力」と強調した。

支持者にあいさつする中川雅治さん=港区で


◆中川さん 『自民頑張れ』励まされ
 「菅総理が消費税で迷走を続け、終盤は『自民頑張れ』とたくさんの励ましの言葉をいただいた。ご恩は必ず仕事で返したい」。港区の選挙事務所に姿を見せた中川さんは、当確の報にも表情を引き締めた。「今の生活も大切だが、将来にも目を向け、私の信念である『持続可能な社会』をつくりたい」

 二人の候補の共倒れの懸念から、組織支援を一身に受けて臨んだ戦いだった。三年前の前回選では、都連の全面支援で安全圏にいたはずの現職、保坂三蔵さんが落選。知名度を生かし、政党支持なし層を狙った元アナウンサーで新人の丸川珠代さんが当選した。

 組織を一本化しきれなかった教訓を踏まえ、今回はすみ分けを徹底させた。全国的に自民は復調傾向にあったが、中川さんは「東京は新党からも多くの候補が出馬する激戦区。厳しい戦いだった」と振り返り、「大勢の皆さんに支えてもらい、本当に幸せでした」と支援者ら一人一人と握手して回った。

当選を確実にし、支持者とともに喜ぶ小川敏夫さん=新宿区で


◆小川さん 
 午後八時十分すぎ、当確の報道を受けて新宿区の選挙事務所に現れた小川さん。「こんなに早いとは」と照れたように笑いながらも「『取り掛かったばかりの改革を民主党に続行させてください』との訴えがご理解いただけた。事業仕分けや政治主導の行政で税金の無駄遣いをなくして、危機的状況の日本を全力挙げて立て直したい」と抱負を述べた。

 その一方で全国的な民主の退潮に、消費増税問題の影響を否定せず、「『消費税』というだけで、反対という方もないわけではなかった」と語った。

 旧民主党発足時からの盟友が首相となり、「菅さんと改革」「筋金入りの民主党」を掲げて戦った。しかし、選挙区のもう一人の現職候補、蓮舫さんの大人気ぶりに「票が流れるのでは」と、陣営は危機感を抱き続けた。

 それでも小川さん自身は「蓮舫さんとはキャラ(個性)が重ならないから。自分はいつもマイペースです」と笑顔で振り返った。

激戦を制して最終議席に滑り込んだ松田公太さん=港区で

7795チバQ:2010/07/17(土) 00:36:02
◆松田さん 『日本を楽しく元気に』
 最終議席をめぐり、小池さんとの壮絶な接戦が続いた後の午後十一時半ごろ、港区麻布台にある松田さんの事務所に当選確実の報が届いた。待ち構えた支援者からは「コータ、コータ!」の大歓声と拍手がわき上がった。

 松田さんは笑顔でひな壇に立ち「まやかしだらけの政策に失望した国民の審判が出た。組織も地盤もない中、皆さんの力で当選できた。日本を楽しく元気にしていく」と選挙戦で繰り返してきた言葉に力を込めた。

 脱サラして一人でタリーズコーヒー日本法人を立ち上げた。「衆参六人の党からの立候補で、しかも新人。ゼロからの出発だった」というが、他陣営からは「台風の目」とされてきた。

 菅首相の消費税発言に「増税したら景気はもっと悪くなる」と実業経験を基に批判。「政官の徹底したコスト削減と経済再生」による増税なき成長戦略を街頭で訴え、知名度不足を克服。「真っすぐな主張が受け入れられた」と喜びに浸った。

◆小池さん 接戦に敗れ『悔しい』
無念そうな表情の小池晃さん=渋谷区で


 落選した小池さんは午後十一時五十分ごろ、渋谷区の選挙事務所で涙ぐむ支援者たちに拍手の出迎えを受けた。何度も「悔しい」とくちびるをかみしめ、「消費税増税を許さない、憲法を守り抜く議席が絶対に必要だと訴え続けてきたが、届かなかった」と述べた。

 開票速報のたびに、事務所に歓声とため息が交錯する接戦の展開だった。敗因を「最終的な得票状況を見てから」としつつも、「これだけの大激戦は民主政権への怒りと、共産の議席が必要と評価されたからこそ。訴えた中身は間違っていないし、論戦の中で菅政権を追い込んでいった」と力を込めた。

 当選二回の比例代表から東京選挙区にくら替えして挑んだ「背水の陣」の戦い。志位和夫委員長も「絶対に負けられない」と訴え、二人三脚で都内三十カ所余りを駆け回った。

 支援への感謝を述べた上で「今後のことを考えられる段階ではないが、日本の政治を変えるために引き続き頑張る決意」と語った。


◆東海さん 口調さばさば「申し訳ない」
 東海さんは日付が変わる少し前、白いスーツ姿で港区の選挙事務所に現れ「新人でも、党の公認をいただいた候補として戦った。当選できなかったのは申し訳ない」と敗戦の弁を述べた=写真。

 外資系企業での経験や国際感覚を買われ、自民二人目の公認候補として出馬。関西でスポーツキャスターも務めた華やかさもあり、街頭などで支持なし層を狙ったが、公認が四月下旬と遅く、知名度があがらなかった。

 しかし選挙戦を振り返る口調はさばさばしたもの。「もう一度、自民党に任せたいという人が増えている、と感じた」と語った。

◆山田さん 「あと1週間」準備不足敗因
 山田さんは「四月の結党から短期間だったが後半は街頭で感触があった。ただ、東京は広い。あと一週間あれば」と準備不足を敗因に挙げた。

 また「国会議員がいない党としてハンディがあり、メディアの露出も制限された。党首討論とか出れば、もっと訴える機会があった」と、時折、天を仰いだ。それでも「われわれの主張は間違っていない。これはゴールではなくスタート」と今後の政治活動に意欲をのぞかせた。

7796チバQ:2010/07/17(土) 00:41:21
>>7696-7795から北海道・東北・関東の選挙後の記事をちょうど100レス
貼り付けてみました。中部以西はまた
茨城がないのは単に終わった連載記事がないからです。

7797名無しさん:2010/07/17(土) 05:11:52
>>7796
乙です

7798名無しさん:2010/07/17(土) 09:34:48
参院選で買収容疑、責任者ら2人逮捕
2010年07月16日

◆島根選挙区・みんなの党◆


 参院選島根選挙区の選挙運動に絡み、県警捜査2課と松江署は、みんなの党参院県第1支部幹事長で落選した桜内朋雄氏の選挙責任者だった伊藤晴之容疑者(58)=出雲市平田町=と、選挙運動員だった新田一彦容疑者(44)=東京都日野市三沢1丁目=を公職選挙法違反(買収)容疑で14日逮捕し発表した。県警は認否を「捜査に影響が出る」として明らかにしていない。


 同署などによると、2人は共謀して投票日の11日ごろ、選挙カーで運動にかかわった女性2人に、選挙運動の報酬として現金二十数万円を松江市内で渡した疑いがある。


 公選法は、運動員に報酬を支払う場合は県選挙管理委員会に名前を届ける。日当は1人1万5千円以内と定めている。捜査2課によると、女性2人については届けをせずに選挙運動をしていたという。


 伊藤容疑者は1999年から旧平田市議を2期務めた。新田容疑者は桜内氏のおじの故桜内義雄・元衆院議長の秘書の経験があるという。


 桜内朋雄氏は朝日新聞の取材に対し、「選挙資金については幹事長に一任していた。選挙期間中は弁護士の指導を受けており、問題ないと思っている」と話した。
http://mytown.asahi.com/shimane/news.php?k_id=33000001007160002

7799山口新聞男:2010/07/17(土) 09:56:30
しっかし、どの記事見ても紋切り型(?)の総括ばっかりだな〜
いや、貼り付けた人に文句言うわけじゃないけど

民主党の地方組織が弱いとか、自民は逆にまだまだ強固だとか
そんなこと、選挙前から分かってることだし
ちょっと政治かじった人なら誰でも知ってるだろう・・・

記者さんも、各地方県連も甘いのかなあ、裏ではもっと深い総括が行われていると思いたいが

7800チバQ:2010/07/17(土) 10:19:08
http://mytown.asahi.com/toyama/news.php?k_id=17000441007130001
振り返って【上】
2010年07月13日


落選を受け頭を何度も下げる相本氏に、支持者から拍手が送られた=11日午後9時36分、富山市荒川3丁目

自民「王国復活」へ着々
自民「風頼み」露呈




 選挙も終盤戦に入ったある日の朝。富山市内の野上浩太郎氏の事務所で、自民党ベテラン県議の1人が、各地で前日夜に開かれた個人演説会の出席者数の一覧表に目をこらしていた。前回2007年参院選との比較もあった。


 この県議の地元での演説会には、前回の倍近い数百人が出席したという。民主党陣営も同じ日、富山市内で大物弁士を招いた演説会を開いており、「それより人数は多い」と満足げに話した。


 今回、自民党は野上氏本人のきめ細かな活動に加え、組織戦を徹底させた。国政で野党に転落しながらも、党員組織率全国一という「王国」の存亡をかけた。


 国会議員の動きも活発だった。すでに1月段階で衆参同日選挙も意識して、衆院の小選挙区単位で国会議員を責任者に配置する方針を表明した。「国会議員には『自分の選挙と思って』と何度も伝えた」「07年は選挙対策本部が一つあっただけで、国会議員の位置づけも不明確だった」と県連執行部の一人は振り返る。


 引退に伴って野上氏にバトンを渡した河合常則参院議員らが中心になり、春ごろから団体や企業への支援要請を本格化した。「最初は戸惑いもあったが、前回並みの160団体から推薦をもらった」


 候補者の3年間に及ぶ活動、組織戦、与党の敵失……。こうした要素が絡み合って、全市町村を制する完全勝利につながった。


   ◇


 「惨敗」から一夜明けた12日、相本芳彦氏の陣営を指揮した民主党県連幹部は「しょうがないね」と力なく繰り返した。わずか10カ月前の衆院選で、県都の富山1区で初めて自民党候補を破った勢いは、見る影もなかった。


 政権与党の強みと相本氏の知名度を生かして、30万票を獲得――。陣営が思い描いた勝利のシナリオ。だが実現に向けた具体的な筋書きが書き込まれていたとは言い難い。


 演説会場の変更が直前まで弁士に伝わらない、陣営のスローガンが定まらない……。一貫しない戦術が運動員や支持者を困惑させた。


 重点とする地域の戦略も同じ。相本氏の地元・高岡市を落とせない地域とするも、富山市を中心にした全県1区という二正面作戦を強いられ、しまいには地元から「顔が見えない」との不満も出た。


 党本部から連日送り込まれるかつてない規模の応援弁士の対応にも労力を費やした。


 JR富山駅前に2500人を集めた菅直人首相。過去にない盛り上がりを見せた一方、関係者が「あの日で選挙運動は終わった」ともらすほど、陣営を疲弊させた。


 選挙協力をめぐる社民党県連合との議論のもつれも尾を引き、組合の幹部はうんざりした顔で言った。「自分たちで墓穴を掘って、その穴からはい上がれなくなっている」


 投票日が近づくにつれ、陣営からは、「追いつけない」「打つ手がない」という弱気な発言がもれた。県連の坂野裕一幹事長は「戦術にしっかりした幹がなかった。これまで風を大きく受けて躍進してきた民主党の弱さを露呈した」と振り返った。


   ◇


 自民圧勝に終わった富山選挙区の戦いを振り返り、今後の展望も探る。(雨宮徹、中林加南子)

7801チバQ:2010/07/17(土) 10:19:41
http://mytown.asahi.com/toyama/news.php?k_id=17000441007140001
振り返って【下】
2010年07月14日


自民党の野上浩太郎氏の事務所に集まる同党国会議員や県議ら。石井隆一知事(中央)も姿を見せた=11日午後8時49分、富山市太郎丸本町1丁目

県議選へ態勢固め


民主と自民 今から激戦予想




「県議選では空白区を含む13選挙区すべてで候補者を擁立し、党勢拡大に取り組む」。5月下旬に開かれた民主党県連の定期大会で、今後の活動方針が高らかに示された。


 民主党にとって、地方議員の少なさは全国共通の課題。特に富山県の場合は顕著だ。定数40の県議会で、勢力は2人だけ。自民党の26人とは圧倒的な差がある。市議も5市で9人しかおらず、少ない人数で陳情対応や参院選の準備に追われた。
 政権の安定のためには、地方の基盤強化が急務になる。来春に予定される県議選を足がかりにする算段だった。


 もともと「かなり厳しい目標」(県連幹部)だったが、参院選での敗北で方針の見直しは不可避に。県連の坂野裕一幹事長は「基本方針は変わらない」としつつも、「各市町村ごとの得票を見て、候補者を立てられるところと、立てられないところを分析したい」と慎重に語る。


 自民は2007年の県議選で、定数削減(45→40)の影響を受け、選挙前の34人は29人に減った。その後、現職県議の市長選転出などにより、現在の26人になった。


 参院選での大勝を受け、攻勢を仕掛けたいところ。だが地方議員選挙の場合は、地域性も強く、国政選挙と同じとはいかない。ある非自民系県議は参院選を「自民党に勢いがつくというわけではなく、衰退を食い止めたのに近いのではないか」「民主党も支持を伸ばしきれなかった。身内だけで勝った負けたという選挙だった」と断じる。


 自民党県連の坂田光文幹事長も淡々と「県議選への影響は少ない」「お盆明けにならないと分からない」。ただし県議選の中で注目区の一つとして、衆院富山1区と区域が同じ富山市第1区(定数11)を挙げる。「民主は衆院富山1区で自民に勝った。そこに民主が県議を1人しか立てないのはおかしい」。6人いる自民県議も世代交代が進む可能性があり、今から激戦が予想されるという。


 一方、次期衆院選については意見が分かれる。税制をめぐって選挙期間中に発言がぶれ、1998年7月の参院選で自民党が惨敗し橋本首相退陣に発展した時に似ているとして、現政権の不安定さからすぐ衆院選があるとする見方、それとは逆に劣勢に立たされた民主が衆院解散に当面は踏み切らないとする見方の双方がある。ねじれ国会に加え、県選出国会議員も、民主、自民、社民、みんな、国民新の5党に及び、混迷の度合いを深める。


 自民党県連幹部は話す。「9月に予定されている民主の党代表選が一つの山場になる」(雨宮徹、中林加南子)

7802チバQ:2010/07/17(土) 10:33:27
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20100713ddlk20010053000c.html
変わるか各党の構図:検証’10参院選/上 民主と連合 /長野
 現新6氏が2議席を争う混戦となった参院選長野選挙区は、自民新人の若林健太氏(46)が民主現職の北沢俊美氏(72)との競り合いを制し、トップ当選を果たした。昨夏の衆院選で5小選挙区を独占した民主の勢いはひとまず止まったが、今後、県内政党の構図は塗り替わるのか。政権交代後、初の大型国政選挙を検証し、各党の今後を展望した。

 ◇2議席独占「同床異夢」に 知事選が正念場
 「おかしい」。先月24日の公示直後、現職防衛相の北沢氏の選挙事務所で陣営幹部は首をかしげていた。情勢調査では若林氏がトップ。北沢氏は民主支持層の5割程度にしか浸透できておらず、「浮動票狙い」のはずの民主新人、高島陽子氏(42)と票を食い合っている実情が示されていた。

 民主は党本部の方針で長野選挙区に2氏を擁立し、2議席独占を狙った。しかし、県連は当初から難色を示した。01年参院選で2人を立てたが、民主同士の競り合いとなり、1人は落選。自民のトップ当選を許した苦い経験があるからだ。

 「期日前投票でトップは大臣じゃない。自民だ」。今月4日、長野市内での個人演説会で、県連の羽田雄一郎代表代行は北沢氏へのテコ入れを明言した。県連は、北沢氏がトップ当選できない可能性も念頭に組織の引き締めを指示。支持母体の連合長野票が相当数、高島氏に流れているのでは、との見方も危機感を強めさせた。

 伏線はあった。今回、県連が北沢氏への「全面支援」を打ち出す一方、連合は「2人当選を目指す」として両氏を推薦。連合は組織を割り振って両氏を支援したが、現場の混乱は隠せなかった。選挙戦序盤からのボタンの掛け違いが、厳しい情勢を突きつけられて一気に表面化した。

 高島氏は落選の報を受け、2人擁立は「結果的に厳しかった」、連合長野の近藤光会長も「難しいものがあり、混乱はあった」と認める。

 12日午前、高島氏は仁科良幸・後援会長ととも県連を訪れ、北沢氏や県連幹部と面会した。北沢氏は歩み寄って「ご苦労様」と握手を求め、「思ったより票を取ったな」と持ち上げた。高島氏も「おめでとうございます」と祝福した。「選挙が終わればノーサイド。党のために(県連が)結束することが大事」と北沢氏は述べ、早々の幕引きを図った。

 選挙区の民主票は、北沢氏の29万票、高島氏21万票を合わせれば、50万票を超え県内トップ。北沢氏も一夜明けた12日の会見で「発想の原点は党勢の拡大。高島候補が健闘し、票を引き上げる効果があった」と、県内基盤強化に一定の効果を認めた。だが、支持母体とのあつれきを生んだことも事実。県連と連合は2議席独占の目標を共有できず、「同床異夢」に終わった。

 それでも、北沢氏が高島氏との「融和ムード」を演出して見せたのは、知事選を見据えたものとみられる。県連幹部はこの日、連合長野の近藤会長に会い、すでに連合が推薦している元副知事、阿部守一氏(49)について、「まだ推薦はしていない」とけん制した。自民候補のトップ当選を許した県連と連合は、結束を強められるのか。失速するのか。双方にとって、知事選は正念場となりそうだ。

7803チバQ:2010/07/17(土) 10:34:28
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20100714ddlk20010100000c.html
変わるか各党の構図:検証’10参院選/中 自民 /長野
 ◇1位当選、復権は道半ば 知事選、次の試金石に
 今月4日、長野市のホテル。自民新人、若林健太氏(46)陣営の会議に大島理森・党幹事長が出席した。

 「野党自民党が強くならなければ、民主党はますます暴走する。最後まで全力を挙げてほしい」

 大島氏は居並ぶ陣営幹部にハッパをかけた。衆院選で5小選挙区をすべて落とす惨敗を喫した自民にとって、今回の参院選は背水の陣だった。大島氏は「重点区として、ぜひ勝ち抜いてもらいたい」と期待した。

 その翌日の5日、長野市の若里市民文化ホールで開かれた集会には、1000人を超す企業関係者が集まった。約600人の定員をはるかに上回り、ロビーまで人があふれた。自民は、同市を中心に北信地方の支援企業に割り当てて動員をかけた。「昔ながらのやり方」(商工関係者)だが、昨夏までの国政与党の組織力を改めて見せつけた。

 政権から転落後、一部の支援団体が民主候補も推薦するなど、組織にほころびがみられる自民。しかし若林氏陣営は「組織の再結集」に重点を置き、自民支持層を着実に固めていった。若林氏の当選が決まると、石田治一郎・県連幹事長は「自民は地域政党。保守の神髄を分かってもらう選挙をしてきた。前回の衆院選に比べれば、党が本来の姿に戻ってきた」と、党勢回復に自信をのぞかせた。

 一方、共同通信の出口調査結果によると、かつての連立相手・公明支持層の5割超が若林氏に投票した。公明県本部の幹部は「党として協力関係はなかったが、現場レベルでのつながりが結果に表れた」と分析する。同党が今回獲得した県内の比例票は約10万。自公の「旧知」の仲が半ば生きていたことも、若林氏を後押しした。参院選比例代表で政界に復帰した小坂憲次元文部科学相(64)と集会を合同で開くなどの連携も効果を発揮した。

 だが民主2候補の得票は合計50万票を上回り、若林氏を圧倒。政党支持率も民主に水をあけられた。一時の民主の勢いを食い止めたとはいえ、若林氏のトップ当選がすぐさま自民の党勢回復につながるとみるのは早計だ。

 選挙戦を通じ「健全な保守」を訴えてきた若林氏は、当選から一夜明けた12日、「『保守』とは文化伝統を大切にしつつ、新しくすべきは新しくしていくこと」と語った。民主との違いを明確に打ち出し、従来の組織にとどまらない幅広い支持を得られるか。自民県議団などが独自候補として前副知事、腰原愛正氏(63)を急きょ擁立した知事選が、次の試金石になる。

7804チバQ:2010/07/17(土) 10:35:19
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20100715ddlk20010035000c.html
変わるか各党の構図:検証’10参院選/下 みんなの党 /長野
 ◇衆院選へ「素晴らしい布石」 共・社は存在感に課題
 「信念に基づき、目標にチャレンジしていきたい」

 投開票日の11日。敗れたみんなの党の新人、井出庸生氏(32)を包む事務所の雰囲気は明るかった。

 出馬表明が5月末と最も出遅れたが、18万票余りを獲得。地元の佐久市で伯父の井出正一元厚相のかつての組織が機能し、全県で民主、自民両党以外の大きな受け皿になった。東信の6市町村では6候補の中で最多得票だ。

 みんなの党は2月ごろから世論調査などで存在感を増し、今回の参院選で10議席を獲得する大躍進を遂げた。渡辺喜美代表は「統一地方選では応援してくれた議員ら多数の擁立を考えている」と党勢拡大に意欲を見せる。

 今回の結果を黒沢一雄・後援会長は「素晴らしい布石になった」とたたえ、井出氏自身も「今後につなげたい」と話した。この発言は来るべき衆院選出馬に含みを持たせたものだ。羽田孜・元首相は今期限りで引退する意向を明言しており、井出氏の動向は東信の衆院3区の構図を大きく左右する可能性がある。一方で、同党への追い風がどこまで続くかも見えない。

      ◇

 7回目の国政挑戦となった共産新人の中野早苗氏(62)は、菅直人首相が消費税増税に言及したことに強く反対。普天間飛行場移設問題では、1月に沖縄を視察し、選挙演説でも沖縄県内への移転反対を繰り返し主張した。しかし選挙区の結果は11万票にとどまり、前回07年の約19万票を約8万票下回った。2大政党を回避した有権者の支持をみんなの党に奪われた形だ。

 国政選挙で退潮が続く中、今回初めて独自候補擁立を見送った社民。竹内久幸県連代表は「それなりに踏ん張れた」と総括したが、影響は避けられず、比例票は07年から約9000票減って約5万3000票だった。共産、社民は今後、どう存在感を発揮していくかが大きな課題となる。

      ◇

 8月8日投開票の知事選をめぐり、渡辺代表は5月末、「ノーアイデア(分からない)だが、井出さんを応援してくれた人は同志だ」と語るにとどめた。共産系の団体が、前安曇野ちひろ美術館長の松本猛氏の支援を決定。一方、民主、社民は元副知事の阿部守一氏を支援する方針で、自民は前副知事の腰原愛正氏を急きょ擁立した。ここに来て、参院選に続く「政党対決」の様相が強まっている。(この企画は、光田宗義、福田智沙、渡辺諒、藤澤正和、仲村隆、大平明日香が担当しました)

7805チバQ:2010/07/17(土) 12:08:15
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000561007130001
【2010参院選@新潟】


自民、「再生」へ第一歩
2010年07月13日


当選を決めた中原氏(左)と握手をする星野伊佐夫・自民党県連会長=11日夜、新潟市中央区の自民党県連

 参院選新潟選挙区(改選数2)で、圧勝が予想された民主党の田中直紀氏(70)に迫る票で新顔の中原八一氏(51)を初当選させた自民党。「地域密着」で党再生の第一歩を踏み出したが、選挙のスタイルは旧来と変わらない。衆参で多数派が異なる「ねじれ」で遠くない将来の解散・総選挙の見方も出始めた中で、小選挙区での勝利も求められる。再生への道は平たんではない。(大内奏)


   ◇


 「再生の一歩を踏み出せたのではないか。ただ、今回の勝利は民主党の『敵失』もある」。中原氏は当選から一夜明けた12日、新潟市西区の自宅で語った。


 約41万票を獲得し、田中氏に約2万7千票差に迫った。当初、関係者からは「田中氏は背中さえ見えない」という声が漏れていた。星野伊佐夫・自民党県連会長は、早々と当選確実が決まり、開票を見守る時でさえ、「30万票半ばであれば100点満点」と語っていた。


 予想外の高得票にも、陣営に浮かれた様子はない。県選出の塚田一郎参院議員は「まだまだ、自民党そのものに国民の支持が戻っているわけではない」。


 当初ライバル視した近藤正道氏(63)が、社民党の連立政権離脱で選挙戦略の立て直しを余儀なくされたことや、菅首相が消費税増税の検討に言及し、民主党に逆風が吹いたことが背景にある。


 自民党県連は昨夏、衆院選の小選挙区で全敗。参院選は党の態勢を立て直し、来春の統一地方選につなげる選挙と位置づけられた。


 「党の支持者は、(衆院選で)2回も負けたらもう待ってくれない」。中原氏自身、がけっぷちの状況を感じながらの選挙戦だった。


 衆院選の後、党県連は戦略会議を立ち上げ、総括した。「地方が疲弊しきっていたのに、地方の声に耳をかさなかった」「党組織や後援会の強化をしなかった」という指摘とともに、候補者の選定方法にも反省は及んだ。「選挙区支部長の選定は、県連の決定を党本部が追認すべきだ」


 県議を4期15年務めた中原氏の擁立は、過去の候補者選びが国会議員や党中央主導になり、思うような票集めができなかった反省からだ。


 ある県議は「『中原さんは自分の同僚だから応援してくれ』と言えた。皆、3年前とは気持ちの入り方が違ったのではないか」と話す。


 朝日新聞の出口調査では、昨夏の衆院選では自民党支持層の約4割、無党派層の約7割が民主候補に票を投じた。今回の参院選では、中原氏は自民支持層の約8割をまとめ、無党派層の約3割が中原氏に投票している。


 中原氏の新潟市の得票の合計は、約13万。比例区は民主党が4万票近く自民党を上回る中で、田中氏を約1万票上回った。中原氏は「高校まで地元にいたし、15年県議をして新潟市では顔も覚えてもらっている。自分を支援する人の支持政党はばらばら」と話し、県議の経歴が新潟市の無党派層に浸透したとみる。


 一方、県議が中心に動き回り、集会などで後援会組織を動かして、地道に支持層を固める選挙方法は、これまでと変わらない。ピーク時に約11万人を数えた党員は昨年度、初めて2万人を切った。道路の整備や補修といった公共工事などの「利益誘導」は、予算も削られ、支援者には支持の見返りが少なくなってきている。中原氏は「組織や政策作りはこれから試行錯誤が必要。同時に(国政選挙などで)結果を出さないといけない」と語る。


 11日午後8時。中原氏の当選確実の報が早々にテレビで流れると、星野・自民党県連会長の携帯が鳴った。同党本部の大島理森幹事長からだった。「次の衆院選に備え、早く選挙区の支部長を決めて欲しい」。中原氏の選挙事務所がまだ喜びに沸くさなかだった。支部長は衆院選の候補者になるが、現時点で6支部のうち二つが決まっていない。星野会長は万歳三唱して中原氏をねぎらった後、記者団に「階段を一段一段あがって返していくことだと思います」と語った。

7806チバQ:2010/07/17(土) 12:12:08
http://mytown.asahi.com/gifu/news.php?k_id=22000391007130001
民主「2議席」実らず
2010年07月13日


落選が決まり事務所に姿を見せた山下八洲夫氏(中央)。その横では、選対本部長を務めた園田康博衆院議員が頭を下げていた=岐阜市神田町6丁目の事務所

 落胆の色は、隠せなかった。12日午前0時ごろ。岐阜市の事務所で、議席を失った民主の山下八洲夫氏は、支援者たちを見つめたまま、身動きしなかった。約4分後、頭を下げて「力不足だった」と、落選をわびた。
 その少し前、同じく民主から立候補し、初当選した小見山幸治氏は、両こぶしを高く突き上げ、支援者と喜びを分かち合っていた。12日早朝には名鉄岐阜駅前に立ち、「これから6年間、地域のために働かせていただきます」と笑顔を見せた。
 民主県連は、小沢一郎前幹事長の強い意向に従い、岐阜選挙区(改選数2)で初めて2人を公認。改選議席の独占を狙った。しかし、思うように支持は広がらず、現職の山下氏が落選するという「極めて深刻な事態」(平田健二県連代表)に終わった。
 県連が2人当選のために立てた得票目標は、2人で計約66万票。2007年の前回参院選に比べて約1・5倍、約20万票の上積みが必要となる。「2人当選は簡単ではない」。当初から、そんな声が漏れていた。
 保守支持層の切り崩しが必須となった民主は、元自民の松田岩夫参院議員の秘書を約25年務めた小見山氏に白羽の矢を立てた。県連幹部は「目標の33万票の半分ぐらいは、自分で持ってきてもらう。そのために候補者に選んだ」とそろばんをはじいた。
 しかし、実際には山下、小見山両氏の得票数は計45万568票。前回参院選で民主候補が獲得した票より、5079票多いだけだった。
 結局、元々の民主支持層を2人で奪い合う結果となったことに、山下氏陣営の選対本部長だった園田康博衆院議員は「食い合うと言うよりは、相乗効果を発揮するきっかけをなくしてしまった。(地方の民主の)足腰の弱さだと思う」と選挙戦を振り返った。
 小見山氏と山下氏の「明暗」は、そのまま、民主支持層のしこりにつながりかねないという心配もある。
 「もう二度と、こんな選挙はやりたくない」。両陣営の関係者は、口々にそう話す。
 最大組織の連合岐阜を割って臨んだ参院選。現職の山下氏には6割をあて、保守支持層を取り込むことになっている小見山氏には少なめの4割とした。公示直前の会議では、「両陣営で足をひっぱるような活動はしないように」と確認もしていたという。
 参院選後、ある県連幹部は「詳しく票の分析をしたりせずに、来春の統一選のことを考えたい」とつぶやく。ほじくり返せば、「責任論」に行き着く可能性があるからだ。
 別の幹部はこう話した。
 「水に流してやるしか、しょうがない。ただ、口ではそう言えても……。難しいみたいだね」(磯崎こず恵、贄川俊)

7807チバQ:2010/07/17(土) 12:13:11
http://mytown.asahi.com/gifu/news.php?k_id=22000391007140001
自民「1番」、得票は減少
2010年07月14日


最後の総決起大会では、参加者が一斉に青色のスカーフをかざした。動員力では民主を大きく上回る=9日、岐阜市内




◆統一地方選へ危機感
 「何としてでも1番に当選させなければ、なんら意味がないわけであります」
 9日に岐阜市内であった自民の渡辺猛之氏の総決起大会。あいさつに立った県連幹部の玉田和浩県議がこう切り出すと、支援者であふれかえった会場は大きな拍手に包まれた。玉田氏は続けた。「2番で当選すると何が起こるか。小沢(一郎)さんは地方でも民主を与党にしようと狙っている。それを阻止しなければならん」。来春の統一地方選を意識した発言だった。
 その目標通り、渡辺氏はトップ当選を果たした。「本人の熱い想(おも)いと決意が多くの有権者に共感をいただいた」と、県連会長の古屋圭司衆院議員はコメントを出した。
 だが、過去3回の参院選で公認、推薦した「自民系候補」の得票と比べると、渡辺氏の42万5594票は最も少ない=表。民主2人が得票した計45万568票を約2万5000票下回った。自民の得票数は減少傾向で、勢いの衰えが垣間見える。
 野党に転落後、自民の支持層は揺らぎ続けている。
 4月には、衆参合わせて四半世紀を自民議員として活動してきた藤井孝男参院議員が「たちあがれ日本」に合流し、離党した。10年間にわたって選挙協力をしてきた公明県本部は、参院選公示直前の6月になって自主投票を決定。これまで自民だけを支えてきた業界団体は、次々と民主候補にも推薦を出した。
 それでも、その多くは今回の参院選で自民を支えた。地方では、まだ「与党」であることが大きく影響している。
 ある有力団体の幹部は「県議会は自民の先生が過半数。業界への配慮でお世話になっているから」と打ち明ける。会員の8割は渡辺氏に投票したという。
 自民は「中立」を表明した公明に対して一生懸命尽くした。何人かの県議は「比例は公明へ」と強く支持者に依頼していた。激戦が予想される来春の統一地方選を見越してのことだ。
 県議選では全選挙区で候補者を立てる方針の民主に対し、今回、公明に恩を売って支援を受けようともくろんだ。さらに、参院選で民主の候補に大きな得票差をつけられれば、勢いを止めることにもつながるはずだった。
 しかし、消費増税など「敵失」に救われたにもかかわらず、渡辺氏の得票は大きく伸びなかった。
 県連には「民主が2人を立てて自民は1人。負けるはずはないという思いが最初からあった」という分析がある一方で、危機感を募らせる幹部も少なくない。
 猫田孝幹事長は「統一地方選は各候補者が真剣にやらないと簡単には勝てない。参院選の結果だけで保守王国の復活とは、とても言えない」と厳しい見方を示した。(舩越紘)

7808チバQ:2010/07/17(土) 12:24:03
岐阜公示後
http://www.gifu-np.co.jp/senkyo/22saninsen/kikaku520100629_1.shtml
(1)変わる戦略 民・自、未経験の戦い
2010年 6月29日

与野党が過半数をめぐって攻防を続ける参院選。岐阜選挙区の選挙ポスター掲示板に、民主候補のポスターが2枚並ぶのは初めてだ=岐阜市内
 参院の過半数を目指す民主。岐阜選挙区(改選数2)でも議席独占を狙う強気の戦略を打ち立てた。ただ県連は、組織も議員も割った初の2人擁立の戦いに、選挙選に突入した今も戸惑いを見せる。一方、自民県連も支持団体や党員離れが進み、参院の議席ゼロからの戦い。ともにかつて経験のない戦いに挑んでいる。

 民主県連は、両陣営が競り合うことで党勢を拡大し議席独占をもくろむが、各種団体からの推薦取り付けや応援弁士の要請などで両陣営は水面下で“内輪の競り合い”を続けている。報道各社の序盤の情勢分析にも互いに神経をとがらせる。

 現職の山下八洲夫候補(67)は27日、全建総連関総支部の定期大会で「率直に申し上げて山下が2番か、新人が2番かという雰囲気」と訴え、支持を求めた。一方、新人の小見山幸治候補(47)は山下氏を意識してか、演説では「世界の歴史が証明するように、時代の改革は若く新しい力が成し遂げてきた」と若さ、新しさを押し出す。両氏の意識は陣営の意識だ。

 目標とする「2人当選」の姿勢を崩さず、党勢を拡大し、選挙を戦い抜くことができるのか。県連の伊藤正博幹事長は27日、両陣営に「相手は自民」と徹底した。だが、党幹部を招いた両候補合同の街頭演説は結局、総合選対会議で見送られるなど、「調整の難しさに直面している」(伊藤幹事長)状況だ。

 一方、昨年の衆院選で大敗し野党に転落した自民。以降、支持団体離れや党員の減少が進んだ。2人いた参院議員は相次ぎ離党。現在はゼロというかつてない事態となっている。

 「自民一本だった団体が割れたということと、知名度不足を自覚している」。新人の渡辺猛之候補(42)は危機感をあらわにし、選挙ポスターにも「変える」「変わる」と刷り込み、無党派層取り込みにも懸命だ。

 ただ、自民は県政では圧倒的な与党。30人の県議を総動員し、民主にはできない組織選挙を展開し、参院議員ゼロからの戦いでもトップ当選を目指す。

 新人の鈴木正典候補(46)を擁立する共産党は、今回の参院選をこれまで以上に存在感を示すチャンスとみている。

 松岡清県委員長は「民主党政権の9カ月間を経て、期待を裏切られたという人も多い。だからといって自民党に戻るかというとそうではない」と指摘。「そういう意味では今回の参院選は二大政党づくりからはじき飛ばされるような状況ではない」。民主、自民の批判票の受け皿として党勢拡大を狙う。

(参院選取材班)

7809チバQ:2010/07/17(土) 12:24:53
http://www.gifu-np.co.jp/senkyo/22saninsen/kikaku520100630_1.shtml
(2)比例の戦い 組織票の争奪戦激化
2010年 6月30日

選挙区候補者の事務所で支持を訴える比例候補者(手前)。党、候補者、支援団体など、それぞれの思惑が交錯する=岐阜市内
 政権交代後初の参院選(7月11日投開票)比例代表の戦いは、従来各党の支持基盤となってきた各業界団体の構図の変化や新党の乱立などで、票の奪い合いがこれまで以上に激化。県内でも岐阜選挙区(改選数2)の戦いとともに、与野党がそれぞれ激しい攻防を繰り広げている。

 民主は昨夏の衆院選比例で獲得した53万票以上を目指すが、民主県連最大の支持団体連合岐阜は、同党から出た産業別労働組合の組織内候補11人を推薦、集票を図る。産別候補の大半は岐阜ではなじみが薄いため、選挙区の現職山下八洲夫候補(67)、新人小見山幸治候補(47)とセットで集会や電話作戦を展開。山下、小見山陣営も相乗効果に期待する。

 非拘束名簿式のため各産別とも個人名での投票を呼び掛けるが、「組合員と家族以外に比例候補者の名前を書いてくれる人は見込めない」(三尾禎一連合岐阜会長)のが現状。まずは徹底的に組織の引き締めを図る。

 連合岐阜幹部は「タレント候補が来ても動員はかけない。産別は個人票を食われ、自らの首をしめることになる」と警戒する。身内をも相手とする戦いだ。

 全国で35人の比例候補を立てた自民。党県連は、各支援団体の比例候補に県議を割り当て、それぞれ県内1万票を目標に活動させ、選挙区の新人渡辺猛之候補(42)の得票アップにもつなげたい考え。

 支持団体離れや党員減少などは進むが、猫田孝選対委員長は「(民主と自民)二またで支援する団体でも、比重を自民に置いている団体はある」と強気。党への確実な票を見込める期日前投票を重視し「投票証明書を必ずもらってくること」と指示、組織を引き締める。

 共産は、最大目標の比例の5議席確保のため、全国650万票、県内では10万票を目標とする。関市出身で県委員会が重点候補とする新人河江明美候補(45)と選挙区の新人の鈴木正典候補(46)とセットで非民主、非自民の立場を訴えて党勢拡大を目指す。

 公明は、岐阜選挙区には候補者を立てず、比例に絞った戦い。県本部は現職荒木清寛候補(54)を重点候補として戦う。県内14万票が目標だが、前回衆院選比例からの上積みが必要。岩花正樹代表は自公連立政権時代の関係から「公明支持者は必ず選挙区で自民候補に投票する」と語る。一方で、来春の統一地方選も見越し「比例でどの程度自民が協力してくれるか」とも述べ、自民からの“見返り”に期待する。

 連立政権を離脱した社民も県内は比例一本で、目標は3年前の前回参院選から2割上積みした4万6千票。県連合は護憲と平和を旗印に、ぶれた民主との違いを鮮明化させ、存在感を示す考えだ。

(参院選取材班)

7810チバQ:2010/07/17(土) 12:25:57
http://www.gifu-np.co.jp/senkyo/22saninsen/kikaku520100701_1.shtml
(3)業界団体 民・自を「両てんびん」
2010年 7月 1日

候補者の訴えに聞き入る県歯科医師連盟の会員ら。政権交代後、自民、民主両にらみの選挙協力に転じた=可児市内
 昨年の政権交代を受けて、参院選岐阜選挙区(改選数2)では、長年自民党を支えてきた各種業界団体が民主党候補と自民党候補を横並びで推薦、「両てんびん」にかける傾向が目立つ。ただ、これまでの人間関係や国政と県政のねじれもあり、建前では割り切れない本音も漏れる。

 県歯科医師会の政治団体・県歯科医師連盟(県歯連)は、民主現職の山下八洲夫候補(67)と自民新人の渡辺猛之候補(42)を推薦、民主新人の小見山幸治候補(47)を支援する。

 「歯科医療の診療報酬を2・09%引き上げたのは民主党政権の成果だ」。山下候補は6月、岐阜市内で開かれた県歯連理事会で与党の実績を強調した。

 その5日後、県歯連は可児市で渡辺候補の集会を開催。元自民県議の渡辺候補は「県議会で自民党は県民の歯・口腔(こうくう)の健康づくり条例策定に努力した」と誇った。

 県歯連が同選挙区で民主候補を推薦、支援としたのは「政権政党でないと政策実現ができない」(高木幹正県会長)という現実から。一方で「県議会で7割の議席を占める自民の影響力は絶大」として自民党県連との関係も重視、党の職域支部も続ける。実際、本年度の歯科関係の県予算は約5千万円で県歯科医師会への委託事業も多い。

 かつて自民一辺倒だった業界団体のうち、県土地改良政治連盟は今回、自主投票に転じた。民主だけを推薦するのは郵政民営化見直しを求める郵政政策研究会県本部など一部。県建設業協会と県農協農政連盟は渡辺、山下の両候補を推薦したが県医師連盟は渡辺候補を推薦、山下候補は支援にとどめた。県看護連盟と県薬剤師政治連盟は渡辺候補を単独推薦するなど、軸足を自民党に置く団体が多い。

 自民党からの支援団体はがしに努めた民主県連の伊藤正博幹事長は「新たな支持層の開拓はできたが、信頼を集め切れていない」とし、自民県連の猫田孝幹事長は「これまでの長いつながりがあり、票はうちに流れる」とみる。

 実際、並列推薦の団体は出陣式に幹部を割り振るなど形式的な協力がほとんどで、地域や支部の票割りに踏み切る団体は皆無。県歯連も「会員に選択肢は示した。あとは自主投票」と割り切る。ある幹部は「組織の決定に矛盾はないが、自らは自民党員。心情的には割り切れない部分がある」と漏らす。

 推薦団体数では現職に及ばない小見山候補は、団体への協力も求めながら「とことんクリーンな政治を実現する」と無党派層への訴えを重視。共産新人の鈴木正典候補(46)は「民主、自民の掛け持ちでは組織票固めができないはず」と食い込みを目指す。

(参院選取材班)

7811チバQ:2010/07/17(土) 12:27:14
http://www.gifu-np.co.jp/senkyo/22saninsen/kikaku520100702_1.shtml
(4)投票率の行方 無党派層の動向注視
2010年 7月 2日

公示翌日から始まった期日前投票。投票率を予測する一つの目安として各陣営が注目している=1日午前、岐阜市役所
 支持政党を持たない、いわゆる無党派層の動向が結果に大きく影響する近年の選挙。昨夏の衆院選では民主党が「政権交代」のキャッチフレーズと、子ども手当など家計に直結するマニフェスト(政権公約)で無党派層の心をつかみ大勝、政権交代を果たした。“風”に左右される無党派層の動向は、陣営が気に懸ける投票率に直結する。11日投開票の参院選岐阜選挙区(改選数2)でも、各陣営はさまざまな思惑や戦略をもって無党派層に働きかける。

 昨年の衆院選で民主党は県内比例票の44%を獲得、自民党に15?の大差をつけた。ただ本紙の公示前県民アンケートでは、支持政党1位は自民の38%。民主の17%を大きく上回っていた。この時「支持政党なし」と答えた無党派層は29%。無党派層の多くが民主を支持したとみられる。

 今回の参院選公示前アンケートでも無党派層は47%を占めたが、このうち19%が民主に投票するとし、自民の6%を上回った。

 選挙戦に入り、各陣営は「街頭での盛り上がりはいまひとつ」と口をそろえ、投票率は3年前の参院選岐阜選挙区の投票率(61・47%)に届かないと予想する陣営が多い。

 民主現職の山下八洲夫候補(67)の陣営は「今の雰囲気では60%を下回る」とみている。無党派層頼みでなく、与党現職の強みを生かして、支持基盤の労組はもちろん、推薦を取り付けた従来自民寄りの業界団体にも実績をアピール。組織票を確実に固めることに力を注ぐ。

 一方、民主新人の小見山幸治候補(47)の陣営は、無党派層に名前を売り込むなどして浸透に懸命。選対は「有権者の2〜4割の人が投票先を決めていない」と分析、浮動票を獲得して票の上積みを図るため、街頭などに出て候補者の露出度を高め、無党派層へ働きかける。陣営は60%以上の投票率を期待する。

 自民新人の渡辺猛之候補(42)の陣営は、民主党候補との並立推薦を行った業界団体が相次いだため、従来の組織票が読めない状況。無党派層対策を重視し、岐阜選挙区で最も若い候補とアピール。街頭活動に力を入れる。一方で組織固めにも余念がない。陣営幹部は「投票率は55〜60%程度」とみる。

 共産新人の鈴木正典候補(46)の陣営も「民主党の公約破りに裏切られた国民は、自民も民主もだめという思いになっている」と、二大政党を見切った無党派層に期待。精力的な街頭活動で党勢拡大と投票率アップを図り、従来の支持層を超えた票の積み上げを目指す。

 各陣営とも重視するのは期日前投票。先月28日発表された中間状況では、前回同期比18%増と好調で、各陣営とも党員や支持団体に積極的な投票を呼びかける。

(参院選取材班)

7812チバQ:2010/07/17(土) 12:28:15
http://www.gifu-np.co.jp/senkyo/22saninsen/kikaku520100703_1.shtml
(5)統一選見据えて 県政勢力争いへ布石
2010年 7月 3日

自民の勢力維持か、民主の台頭か―。来春の県議選は、参院選岐阜選挙区の結果が影響する=1日、県議会本会議場
 参院選公示後も続いた県議会(定数46=欠2)の一般質問。最大会派・県政自民クラブ(30人)の議員が登壇するたびに議場から大きな拍手が鳴り響く。県政与党として強力な発言力を持つ自民ク。対する国政与党・民主系の県民クラブは8人。来春の統一地方選で地方議員の大幅増をもくろむ民主にとって、参院選は党勢拡大の試金石となるが、地方の組織力に勝る自民も統一選を見据え総力戦を展開している。

 県議会は現在、補選のある加茂郡を除く26の選挙区のうち、25選挙区に自民の県議が名を連ね「空白区」は羽島郡のみだ。

 民主県連の最大の弱点は地方議員のぜい弱さ。県連幹部は「統一選で勢力を拡大するためには、参院選での勢い付けが必要不可欠」と強調する。

 参院選での各市町村別得票数は県議、首長、市町村議選での候補者擁立へのバロメーター。民主県連は各地の票の掘り起こしのため、参院選岐阜選挙区(改選数2)に2人の候補者を擁立した。

 県議選に全選挙区での候補者擁立を目指す伊藤正博県連幹事長は「参院選で(県連の)政治スクール受講生を自身が興味を持つ地域に割り当てている」と来春への布石を打っていることを明かし、「国政与党の責任を強調して各地で地歩を固め、地方選へ弾みをつける成績を残す」と、2候補による票の底上げに期待する。

 自民も参院選を「統一地方選、次期衆院選への前哨戦」(猫田孝県連幹事長)と、きめ細かい選挙戦を30人の県議に指示する。猫田幹事長は選対で「県議出身の同志のために精いっぱい頑張ろう」とゲキを飛ばす。その言葉には「各県議が自分の選挙として戦うことが、各選挙区で民主の芽を摘み、現職の勝利につながる」との思いがある。

 恵那市(定数1)の自民県議は、参院選岐阜選挙区の党新人候補が40代であることから、若い世代や無党派層への働き掛けを強める。「恵那市は民主現職が強い地域。自分の選挙のつもりで戦っている」と必死だ。

 岐阜選挙区に新人を擁立している共産党県委員会の想厨子久芳書記長は「選挙は政党選択の場で、国政から地方選まで一連のもの。統一地方選を控える今回は、党への支持を固めることが重要」と強調。「候補者が地方へ回る時、県議や市議が顔を見せることが大切」とし、岐阜市での第一声は司会を地元県議が務めた。

 参院選で自主投票を決めている公明の岩花正樹県本部代表は、水面下での自公協力に期待する。その“見返り”として、統一選で自党候補を立てない選挙区での自民県議との協力の可能性を否定しない。

 今年最大の政治決戦は、来春以降の県内政界図を強く意識した戦い。結果が注目される。(参院選取材班)

=おわり=

7813チバQ:2010/07/17(土) 12:30:32
藤井存在感ねーなー
額賀・宗男と同格だった頃もあったのに
http://www.gifu-np.co.jp/senkyo/22saninsen/22san20100629_3.shtml
可茂地域、し烈な争い 鍵を握る「藤井票」
2010年 6月29日

自民新人候補の地元決起大会には藤井孝男後援会員の姿も多く見受けられた。特に可茂地域では“藤井票”の行方が注目される=28日午後9時3分、美濃加茂市太田町、プラザちゅうたい
 自民党を離党し、たちあがれ日本に参加した藤井孝男元運輸相は、参院選岐阜選挙区(改選数2)で推薦する自民新人渡辺猛之候補(42)を、全面的に支援、参院で民主の過半数阻止を目指している。一方、藤井氏支持者は多くが今も自民党員で、藤井氏の離党に疑問を示し、わだかまりがあるのも現状。民主陣営は新党と自民との分かりづらい関係を突いて、藤井氏の支持者らを切り崩したい考え。共産陣営も離党しながら自民候補を応援する藤井氏を冷ややかに見つめる。「藤井票」の行方が注目されている。

与党は支持者切り崩し

 美濃加茂市、加茂郡、可児市、可児郡は藤井氏後援会と自民党支部がほぼ一体といえる地域。27日夜の可児市文化創造センター、28日夜の美濃加茂市・プラザちゅうたいであった渡辺候補の集会には、多くの藤井氏支持者が詰め掛けた。

 藤井氏は「自民と協力できるところはする」「渡辺候補は藤井個人としても後援会としても応援している」と語り、渡辺候補とがっちり握手した。

 参加した加茂郡白川町の会社員は「2人とも同じ地域の代表として応援する」とわだかまりはない。ただ、同市の自民党関係者は「支持者らに電話を掛けると、藤井さんの行動への批判もある」と、これまで一枚岩だった支持者の間にも変化があることを明かす。

 民主にすれば3年前の参院選の衆院小選挙区別の得票で、唯一勝てなかったのが藤井氏の地元の岐阜4区。ここで大差を付けられ、全県で2位にとどまった。特に美濃加茂市、加茂郡の強力な藤井地盤に食い込めなかっただけに、今回の藤井氏の動きを批判し、勢力を伸ばしたい考えだ。

 民主党関係者は「藤井氏への批判をあちこちで聞くが、その声が具体的な動きになってくるかは未知数」とするが、「与党の強みで医師会、農協などこれまで入れなかったところにも窓口はできた。この動きと批判の声をうまく吸収して保守層に食い込みたい」と支持層拡大を狙う。現職の山下八洲夫候補(67)、新人の小見山幸治候補(47)とも同地域での企業回り、個人演説会、街頭活動に熱を入れる。

 共産新人の鈴木正典候補(46)の陣営は「藤井氏は自民党を出たと言うが、自民党の人気がなくなったから看板を掛け替えようというだけの離党」と冷ややかに見ながら、反自民票の取り込みに力を注いでいる。

(参院選取材班)

7814チバQ:2010/07/17(土) 12:31:34
http://www.gifu-np.co.jp/senkyo/22saninsen/22san20100629_1.shtml
板東さんが応援演説 山下候補への支持訴え
2010年 6月29日

山下八洲夫候補の支持を呼び掛ける板東英二さん=岐阜市神田町
 タレントで野球解説者の板東英二さんが28日、参院選岐阜選挙区(改選数2)に立候補している民主党現職山下八洲夫候補(67)の応援のため岐阜市を訪れ、名鉄岐阜駅前などで演説した。

 同市神田町の選挙事務所から同岐阜駅前まで山下候補と並んで歩き、市民に気さくに声を掛けるなどして候補者をPR。駅前でマイクを握り「国政の安定には、同世代で働き盛りの山下さんの力が必要」と強調し、「(現在の)ドラゴンズと同じ3位じゃだめだ」とユーモアも交えて支持を訴えた。この後、市街地を回り、スーパー前でも演説した。

7815チバQ:2010/07/17(土) 12:35:33
>>7694
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/feature/shizuoka1278943611730_02/news/20100712-OYT8T01158.htm
2人擁立 票伸びず
民主


再選から一夜明け、演説する藤本氏(右)と牧野・民主党県連会長(12日朝、JR静岡駅南口で) 「2人区は全部1勝1敗。1人区はたくさん落とした。戦略が明らかに間違っていた」。開票翌日の12日午前8時。再選を果たしたばかりの藤本祐司氏はJR静岡駅南口で、拡声機を手に厳しい表情で話し始めた。

 民主党県連は参院選で、小沢一郎・前幹事長が推し進めた「複数区には複数候補を擁立」の方針に最後まで翻弄(ほんろう)されたと言ってよい。藤本氏に続く2人目として小沢氏が新人の中本奈緒子氏を擁立し、これが原因で党本部と県連が対立。県連は藤本氏のみを支援し、中本氏は家族らが選挙戦を手伝う変則的な態勢になった。

 小沢氏が狙ったのは、複数区で複数の候補者を競わせて選挙区で議席を一つでも増やすとともに、比例選でも票の上積みを図ることだった。民主党政権の基盤を安定させるため、小沢氏からすれば当然のことだったが、この原則を該当する県に例外なく適用したため、必ずしも基盤が整わない地方組織には深刻な波紋を広げることになった。

 静岡県の場合、党本部と県連、藤本氏側と中本氏側との亀裂につながっただけではない。選挙の結果を見ても、藤本氏と中本氏の得票の合計は69万2377票。2007年の前回参院選静岡選挙区で榛葉賀津也氏が1人で獲得した82万3184票を大きく下回った。比例選で民主党が獲得した票も、前回は約71万票(得票率41%)だったのが、今回は約56万票(同32%)にとどまった。数字だけ見る限り、2人擁立戦略はあまり効果を上げていない。

 読売新聞社と日本テレビ・同系列局が行った出口調査では、選挙区での無党派層の投票先は藤本、中本両氏合わせても約3割。みんなの党の河合純一氏に届かなかった。民主党支持層の投票先でも2人で約7割にとどまり、足元の支持層さえ固めきれなかった。

 選挙前に突然浮上した消費税問題。藤本氏の選対本部長を務めた牧野聖修・県連会長(衆院静岡1区)は12日の記者会見で「いきなり冷や水を浴びせられた。影響はあった」と述べたが、出口調査では「消費税の引き上げが必要」と答えた人が約6割に上り、「必要と思わない」は約2割にとどまった。消費税問題が民主党苦戦の原因になったと断定するには疑問が残る。それよりも、牧野氏や藤本氏は「政権交代後のトップのぶれ」を指摘する。

 鳩山政権時代の米軍普天間飛行場の移設問題や「政治とカネ」の問題などは、政権や民主党に対する信頼を失わせるものだった。菅首相の消費税発言にしても、消費税を巡る議論の中身よりも、それを持ち出すタイミング、発言の変転が有権者の戸惑いと疑念を生んだ。「私たちは政権政党になって謙虚さを失った。政権政党として未熟だった」。自戒を込めて藤本氏は語る。

 民主党は昨夏の衆院選で、比例選を含め9人の衆院議員を県内で誕生させ、地方組織の強化につながるかと思われた。しかし、今回藤本氏の得票がトップだった自治体は5市町のみ。「まだまだできたはずだ。緊張感が生まれるのが遅かった」。陣営幹部は不満げだ。「連合と党県連が入って藤本氏はこの数字。組織のない河合氏は36万、中本氏は20万。連合がなくなったら民主党はどうするのか」。連合静岡の吉岡秀規会長が開票結果を見ながら語る。与党になって最初の国政選挙の結果は、民主党にとっては苦いものだった。

     ◇

 政権交代後初の本格的な国政選挙となる参院選が終わった。県内の主な政治勢力の戦いを振り返る。

(2010年7月13日 読売新聞)

7816チバQ:2010/07/17(土) 12:36:12
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/feature/shizuoka1278943611730_02/news/20100713-OYT8T00882.htm
ほど遠い完全復活
自民


選挙期間中の7月4日夜、静岡市葵区の青葉公園で岩井陣営が開いたトークショー。若者の参加は今ひとつだった  「昨年、本当に自民党が自信をなくしていたなかで補選に挑み、さらに何とかもう一度、自民党本来の力を取り戻したいと頑張ってきた。トップ当選でき、こんなにうれしいことはありません」

 参院選静岡選挙区で初当選した自民党の岩井茂樹氏は12日、県議会で開かれた党所属議員による祝勝会の席上、感極まって涙を浮かべ声を詰まらせた。

 昨年7月の知事選で公明党とともに推薦した候補が、民主党や社民党などが推薦した川勝平太氏に敗れたことが、自民党の長い「後退」の道の始まりだった。翌8月の衆院選では県内8小選挙区の候補者が全敗。岩井氏が挑戦した10月の参院静岡選挙区補欠選挙も民主党候補に敗れた。しかもこの後、県議会の党会派の分裂、県議会副議長選を巡る党所属議員の「造反」と、組織の結束を揺るがす出来事が相次ぎ、県政界で長く自民党が占めてきた威信と地歩は大きく低下・後退した。

     ◆

 今回の参院選静岡選挙区で自民党がとった戦略は、「守りの選挙」だった。とにかく党内の支持を固めて1議席を死守するため、参院補選に出馬し、すでにある程度知名度があった岩井氏を再び担ぎ出した。選挙戦でも岩井氏は「政治を変えるために、まず自民党を変える」と訴え、自信を失い不満を募らせている保守層にアピールしようと必死だった。「うちは内向き、内向きの選挙をやっています」。陣営幹部自身がそう認めるほどだった。

 結果は、2007年の前回選で当選した牧野京夫氏が獲得した票を約5000票上回る55万4459票で初当選。県連の植田徹幹事長は12日の記者会見で「ひとえに党下部組織の皆様が一致団結したたまもの」と感謝の言葉を述べた。

 一見すると、自民党への支持は回復し、悪い流れを断ち切ることができたようだが、岩井氏が民主党の藤本祐司氏らをおさえてトップ当選したのは、鳩山前内閣の稚拙な政権運営など、この10か月間の民主党政権に対する有権者の厳しい評価が原因とみられる。

 県連会長の塩谷立・元文部科学相(衆院比例東海ブロック)は10日夜、静岡市の岩井氏の事務所の打ち上げで「今回は絶対に負けられない選挙だったが、鳩山首相から菅首相に交代し、内閣支持率がV字回復した時は正直、『これは参ったな』と思った」と述べている。自分たちに有利な条件を設定してゲームを進めるのが強い組織であり、ゲームには勝っても、勝敗を決める主要な要因を握ることができない組織に活力は生まれにくい。

     ◆

 自民党の勝利が手放しで喜べるものでないことは、今回の比例選の県内の得票数(率)を見てもわかる。自民党は45万1000票(26・26%)で、やはり選挙区選で民主党と議席を一つずつ分け合った07年の50万7000票(29・18%)より5万6000票減らし、得票率も2・92ポイントダウン。全国的には大敗した民主党の55万7000票(32・48%)とは10万6000票も差をつけられている。自民党に支持が戻っているとは言い難い。

 「自民党は、どこの街頭演説に行ってもお年寄りばかりだった。その人たちが自民党を支えてきたのは間違いないが、これからは若い世代で組織をつくっていかないと選挙に勝てない」。党県連の若手幹部が選挙戦を振り返る。この幹部は「今回は候補者が若く、相手のミスもあって勝てたが、これで次の衆院選も勝てるとは思わない」と不気味な「予言」も口にした。自民党再生への道のりはまだ始まったばかりだ。

(2010年7月14日 読売新聞)

7817チバQ:2010/07/17(土) 12:37:08
http://mainichi.jp/area/shizuoka/archive/news/2010/07/13/20100713ddlk22010188000c.html
妥協の均衡:’10参院選/上 民主党 「政権交代」に代わる旗なく /静岡
 民主党が大敗し、自民党が復調の兆しをみせた、11日投開票の参院選。6人が立候補した静岡選挙区(改選数2)は、自民党と民主党の候補者が議席を分け合い、01年からの構図が続く結果となった。その底流には、厚い基盤を築いた2大政党が実質的に共存してきた参院選の枠組みを保とうとの暗黙の「妥協」がなかっただろうか。投票率が57・37%にとどまり、有権者の関心を呼べなかった今回の選挙戦を振り返った。【参院選取材班】

 ◇守りの選挙強いられ
 テレビで「当確」が報じられた11日夜。民主党県連の牧野聖修会長(静岡1区)が目を見開いてすっくと立ち上がると、連合静岡の吉岡秀規会長を探し、手を固く握りしめた。

 再選をかけて参院選静岡選挙区に出馬した、同党現職、藤本祐司氏(53)が静岡市葵区に構えた事務所。組織を固める「守り」の選挙戦をしのいだ、安堵(あんど)感が漂った。

 事務所からの一報で約15分後、事務所に駆け付けた藤本氏も、ほっとした表情を見せた。「1議席を確実に取りに行くという県連の判断は正しかった」と振り返った。

 この選挙で、県連と連合静岡は藤本氏の支援に集中した。民主党が「2人目」の候補者として擁立した新人、中本奈緒子氏(31)を事実上、切り捨てた。党本部も知名度の高い閣僚らの応援を、藤本氏1人に絞り込み、自民党が擁立した新人、岩井茂樹氏(42)に次ぐ2議席目に、何とか食い込んだ。

   ◇  ◇

 「民主党は若者に希望を与えているのか」「がっかりだ」「新しい風を起こさないと参院選は厳しい」−−。

 4月中旬、三島市内で同党の支援者集会が開かれた。壇上の細野豪志衆院議員(静岡5区)が浴びたのは、厳しい言葉だった。

 藤本氏が5月中旬、選挙準備を進めるため事務所を開いた。事務所前に立った牧野会長に突然、初老の女性が詰め寄った。「民主党は約束守りなさいよ」。当時、鳩山内閣の支持率は下落し続けていた。

   ◇  ◇

 その鳩山前首相が6月に退陣。民主党は菅直人首相を押し立て出直しを図った。しかし参院選の公示直前、菅首相が唱えた消費税増税論議もあって、支持率の回復は一時的なものにとどまった。

 昨年8月の衆院選で、民主党は圧倒的な有権者の支持を得て政権の座を自民党から奪い取った。それから約10カ月がたち、党を取り囲んだ有権者の熱気は冷え始めていた。

 この選挙で藤本氏と中本氏の得票数は合わせて約69万票。これだけをみれば、自民党が擁立した岩井氏の約55万票に勝利した形だ。しかし民主党は07年の参院選で新人、榛葉賀津也氏(43)を擁立し約82万票を得ていた。

 結党以来、掲げ続けてきた「政権交代」。それに代わる「攻め」の旗を掲げられずに迎えた今回の参院選。藤本氏や、支援する県内選出の国会議員が訴えたのは「この流れを進めるのか、止めるのか」という、「守り」の言葉だった。

7818チバQ:2010/07/17(土) 12:38:54
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20100714ddlk22010138000c.html
妥協の均衡:’10参院選/中 自民党 危機あおり、団結強化 /静岡
 ◇党勢回復の課題なお
 11日夜、自民党新人、岩井茂樹氏(42)の選挙事務所は「久しぶりの勝利」に沸いた。

 「絶対に負けられないという気持ちが一つになった」。県連の塩谷立会長が顔を真っ赤にしてこう語った。塩谷氏は県内で唯一の同党衆院議員。昨夏の衆院選で同党は県内8小選挙区で惨敗し、塩谷氏も小選挙区で敗れ、比例で復活していた。

 自民党は昨年7月の知事選以来、8月の衆院選、10月の参院補選と県内の大型選挙で立て続けに敗北した。敗れた相手は、いずれも「民主党」だった。

   ◇  ◇

 選挙戦最終日の10日午前9時。静岡市清水区の自民党県連清水支部の事務所に、約50人の支部幹部がひしめき、熱気が満ちていた。

 「最後の最後まで」。こう大書された紙が壁に張られていた。岩井氏の陣営からファクスで届いた紙だった。支部幹部は「これだけ人が集まった選挙戦は過去になかった」と話した。

 自民党の今回の参院選を通底したキーワードは「危機感」だった。昨年の「3連敗」は、自民党内の足並みを確実に乱していた。

 自民党県議団は昨年11月、二つに分裂。1955年の結党以来、県政の過半数を占めてきた最大勢力が割れた。背景にあったのは、民主党の推薦で当選した川勝平太知事。徹底批判の野党か、政策ごとの是々非々か−−。分裂は、こうした路線対立が引き金だった。

 ただ、離党者が出る事態には発展しなかった。逆風は痛感していた。しかし11年春には統一地方選が控える。県議選でぶつかるのは民主党候補だった。支持者と関係を築いてきた「自民」の看板は簡単には手放せない。

 ところが5月18日、足並みの乱れが表面化した。県議会の副議長選で、自民党が推した候補が、民主党系の会派「平成21」の推薦候補に敗北した問題だった。自民党は分裂したとはいえ、結束すれば依然、過半数。敗れたのは「造反者」がいたためだ。同党県連は同月31日、「造反者」として3人を除名や離党勧告の処分にした。厳罰とも映る処分を、支部幹部は「団結を演出する狙いがあった」と解説してみせた。

   ◇  ◇

 ただ、選挙結果は、組織頼りの限界も浮き彫りにした。岩井氏の得票は約55万票。最多得票ではあるが、自民党は候補を1人に絞り込んで全面的に支えながら、2人を擁立した民主党の合計得票数約69万票に及ばなかった。自民党は勝った。しかし「党勢の回復」という重い課題は依然、背負い続けている。

7819チバQ:2010/07/17(土) 12:39:47
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20100715ddlk22010190000c.html
妥協の均衡:’10参院選/下 みんなの党 2枠の壁、厚く /静岡
 ◇地方組織拡大に課題
 14日朝の、JR静岡駅北口地下広場。「ありがとうございました」。通勤や通学を急ぐ人の流れに向けて、白いつえを手に河合純一氏(35)がひたすら頭を下げ続けていた。

 3日前に投開票された参院選静岡選挙区(改選数2)から出馬し、敗れていた。「これからも頑張って」。女性が歩みを止めて声をかけた。河合氏は笑顔で「頑張ります」と応じた。河合氏は敗戦の翌朝から県内でJR浜松駅前や沼津駅前などを回り、あいさつ行脚を続けていた。

 全盲のハンディを乗り越え、中学の教壇に立つ夢をかなえた経歴。そして「パラリンピック競泳金メダリスト」の肩書−−。選挙でメディアの注目を集め、知名度を高めた。他党は河合氏の衰えない政界進出への意欲をかぎ取り、「来春の県議選に出馬するのでは」(自民党県議)と、新たなライバルの出現を警戒する。

   ◇  ◇ 

 みんなの党は今回、全国で21選挙区に候補者を擁立した。このうち得票率がトップだったのは、渡辺喜美党代表の地盤がある栃木選挙区(改選数1)の25・01%。河合氏は、これに次ぐ20・94%の得票率だった。比例代表の得票も全国8位の15・18%に上り、党躍進に貢献したのは間違いない。

 だが、同党が当選者を生んだのは東京(改選数5)、神奈川(改選数3)、千葉(同)の3選挙区。いずれも改選数3以上の大きな選挙区だ。民主党でも自民党でもない第三の選択を提供する、と訴えた同党は、逆に改選数2以下の選挙区で2大政党の厚い壁にはね返された。

   ◇  ◇ 

 この結果を、河合氏陣営はどう見ているのか。選対本部長を務めた大岡敏孝県議(無所属)は「今の政権に不満を持つ有権者のうち、より多くが自民党に流れた。自民党には信頼感があると判断したのだろう」と話す。

 みんなの党が幅広い信頼を得るには地域での活動が不可欠といえるが、党所属の議員は県内では井口哲男・沼津市議1人だけ。訴えを広げる基盤はぜい弱だ。河合氏を支えた県内の政治家も今、党との距離を探っている段階で、大岡氏も入党について「まだ分からない」と口を濁す。

 河合氏は近く、今回の出馬にあたって設立した党静岡支部の存廃について党側と話し合う。ただ、「来春の統一選に向けて頑張れ、と言われても、党からの金銭的な支えがないと存続は難しい」と不安を明かす。党が河合氏、そして静岡県民にどう向き合うのか。その先行きは不透明だ。

7820チバQ:2010/07/17(土) 12:41:11
http://www.shizushin.com/news/feature/sanin10/kikaku/12/20100713075241.htm
検証 夏の攻防


(上)自民 党勢復調へ一定の成果
2010/07/13
 参院選静岡選挙区で岩井茂樹氏(42)がトップ当選を果たした11日夜。知事選、衆院選、参院補選と続いた敗戦に歯止めをかけ、自民党県議らは口々に「党県連の存亡をかけた危機感を、一つの力にすることができた」と勝利に活気づいた。

 岩井氏は昨年10月の参院補選落選から県内をくまなく歩き、県連全支部を巡回した。「演説がなってない」など厳しい直言も受けながらも、持ち前の行動力で捲土(けんど)重来を期した。原木敏之選対事務局長(69)は勝因を「奇策でなく、繰り返し自民支持者に足を運ぶことだった」と振り返る。

 選挙戦中盤。自民党支持層の岩井氏離れが世論調査などの数字でも顕著に表れた。自民を離れた票が、静岡選挙区でも台風の目となったみんなの党にも流れているとの情報も入った。

 終盤にかけて岩井氏陣営は、全県に送り続けた選対ファクスニュースで「追いつかれている」と組織を猛烈に引き締めた。公明党関係者とは水面下の接触を続け、一定の支持獲得に力を入れた。岩井氏自身はキャッチフレーズの「保守一徹」と「変えるチカラ」の言葉を繰り返し訴え、自民支持層のつなぎ留めに必死だった。

 公示から6日目の6月29日。JR藤枝駅前での街頭演説は小泉進次郎衆院議員(29)、衆院静岡2区支部長に決まったばかりの井林辰憲氏(33)をそろえた。岩井氏が自民党の候補としては若い世代であることをアピール。「若手による変革」。先輩格の牧野京夫参院議員は声を張り上げた。

 徹底的な正攻法と若さを前面に打ち出した訴え。投票日の出口調査では伝統的に強い60代の支持で民主候補に後れを取った半面、新たに20、30代で6人中、最も支持を獲得し、トップ当選の要因になった。

 岩井氏の獲得票は55万4千票余り。全盛期に自民が参院選で獲得していた票の3分の2にすぎない。民主党が擁立した2人の得票合計69万2千にも遠く及ばない。民、自に嫌悪感を示した有権者は、組織も準備期間もなかったみんなの党の新人に36万票を投じた。

 11日夜、岩井氏当確の一報が入る前、最終得票の試算を静岡市駿河区の事務所で党県連会長の塩谷立衆院議員らが分析していた。塩谷氏は万歳が終わると、事務所の奥で党の選挙を支えてきたベテランスタッフたちと顔をしかめ、こう語った。「みなさんの支援のおかげだが正直、まだ(自民党の得票が)足りない。県連組織を充実させ、結束をもっと固めたい」

 空席のままの衆院静岡5、6、7区の支部長の早期決着や、来年の統一地方選に向けた党勢拡大、減り続ける党員のつなぎ留めと無党派層への支持獲得―。自民党県連が真の再生を図るための課題は少なくない。

◇−−−−−◇−−−−−◇

 みんなの党が参戦し、混戦となった参院選静岡選挙区は民主、自民が議席を分け合った。各党の17日間の戦いと今後の課題を探った。

7821チバQ:2010/07/17(土) 12:41:54
http://www.shizushin.com/news/feature/sanin10/kikaku/12/20100714090016.htm
検証 夏の攻防


(中)民主 組織固め「共倒れ」回避 
2010/07/14
 「2人立てれば、党勢拡大につながると言った小沢さんの考え方ははずれた」。民主党現職の藤本祐司氏(53)が2度目の当選を決めた11日夜、牧野聖修党県連会長は喜びに沸く事務所で、小沢一郎前党幹事長の参院選戦略をこう切り捨てた。

 小沢氏が3月、新人中本奈緒子氏(31)の擁立を発表。県連がこれに反対し、一時は藤本氏の選挙資金や県連活動費の支給が止められた。菅内閣発足で、県連は新執行部と和解して中本氏の擁立を渋々受け入れた。公示後、党本部は事実上、藤本氏の支援に軸足を置いたものの、最後まで「共倒れ」の懸念が付きまとった。

 公示1週間後の6月30日、藤本氏の事務所で選対会議が緊急招集された。一部世論調査で藤本氏が自民党新人の岩井茂樹氏(42)、みんなの党新人の河合純一氏(35)に先行されているとの結果が出たためだった。

 会議では72万票の得票目標を60万票に下方修正。衆院選小選挙区ごとの目標も6区は10万7千票から9万票に、2区は9万2千票から7万票になどと引き下げ、「絶対得票最低ライン」として責任を明確化した。

 選対幹部は(1)党の支持・支援者を固める(2)業界団体対策を強化(3)終盤の主要集会への総動員―を示し、「ほかは何もしなくていい。この3点を徹底してくれ」とげきを飛ばした。

 県連は党の組織固めや業界・浮動票の取り込み、連合静岡は労組票固めの役割を担ってきたが、なりふり構わず「内を固める」作戦に転じた。

 静岡新聞社の出口調査で、藤本氏は民主党支持者の半数弱から得票した。しかし2割以上が中本氏、さらに2割弱が河合氏に流れた。「支持政党なし」の層は河合氏が3割超で6候補中トップ。藤本氏は3割弱で2番手に付けたが、中本氏も1割超を獲得した。中本氏と河合氏に前後を挟まれ、藤本氏が「組織を固める守りの選挙」に追い込まれた事情がうかがえる。

 「組織のない中本氏(21万票)や河合氏(36万票)の票を考えると、あれだけ組織を動かして49万票では割に合わない」

 連合静岡の吉岡秀規会長は、支持を広げられなかった県連に苦言を呈した。

 藤本、中本氏の得票合計約69万票は3年前の参院選で同党の榛葉賀津也氏が獲得した約82万票より10万票以上少ない。県連幹部は「組織が割れたら共倒れした。(新人の藤本氏と現職で組織を二分し、後々までしこりを残した)6年前の参院選を教訓に結束して正解だった」と強調する。

 昨夏の衆院選で、比例復活を含め県内全8選挙区に民主党議員が誕生。今回の参院選は“フルキャスト”で臨んだ初の選挙戦だった。同党県議は「来春の統一地方選につながる選挙にしたかったが、それどころじゃなかった。戦略を練り直さないと」と表情を引き締めた。

7822チバQ:2010/07/17(土) 12:42:51
http://www.shizushin.com/news/feature/sanin10/kikaku/12/20100715072848.htm
検証 夏の攻防


(下)第三極 健闘みんな、地方に波紋
2010/07/15
 「自民も民主も『勝った』と胸を張れないのが今回の参院選。国民と県民の、第三極への期待が高まったということ。県内でもこの動きは出てくるはず」
 自民党から除名処分を受け、参院選でみんなの党新人の河合純一氏(35)の支援に回った浜井卓男県議は、参院選後の県内政局をこう分析した。
 
 静岡選挙区で敗れたものの、約36万票を集めた河合氏。党本部は最重点地区に位置付け、選挙応援のため党所属国会議員6人すべてが県内入りした。「組織も資金もしがらみもない。自民でも民主でもない選択肢がある。静岡から日本を変える」。選挙戦では、第三極の意義を強調し続けた。
 
 投票日の出口調査では無党派層の34・6%に支持を広げた。民主支持層の17・6%、自民支持層の13・7%が河合氏を選択し、二大政党の屋台骨を揺るがした。県内比例票は民主、自民に次いでみんなが26万票を獲得し、公明党を6万票も上回った。
 
 5月下旬、河合氏の擁立会見に際し、本紙インタビューに応じた渡辺喜美党代表は「河合氏を応援してくれた人は同志」と述べ、参院選を足がかりに、統一地方選での党公認候補擁立や推薦に意欲を示した。
 
 陣営は公示前、渡辺氏の意向も受け、県内の全市町の現職と元職の市町議約千人に文書を発送。河合氏支援と、来春の統一地方選でのみんなの党との連携を問う内容だった。党支持を明確に打ち出す回答はなかったが、約20人が興味を示したという。
 
 結果的に市町議らの選挙支援は限定的だったが、河合氏の選対を取り仕切った大岡敏孝県議は「みんなの党の躍進で、二大政党に閉塞(へいそく)感を抱く地方議員が動き出す可能性が出てきた。参院選はその起爆剤になった」と見通す。
 
 河合氏の擁立当初から汗をかいてきた山内康一党国対委員長。投開票翌日の12日、静岡に入り、河合氏の選対幹部と会談した。席上、全国の選挙区の党公認候補のうち、河合氏が得票率で渡辺代表の地元栃木に次いで2番目だったデータを示して切り出した。「地方へ党勢を拡大したい。静岡は最重点地区になる」
 
 みんなの党は、衆参で与野党勢力が逆転する「ねじれ国会」で存在感を発揮するため、解散・総選挙をにらんだ地方への党勢拡大を狙う。
 
 政治的実績は限定的なみんなの党の躍進に、第三勢力の“定位置”を奪われた形の公明党。阿部時久県本部代表代行は「時勢のムードや雰囲気的な面がある。地方選挙は実績やきめ細かな政策提示も大切」と冷静さを装う一方、「公明党としても無党派層の支持獲得は大きな課題」と述べ、統一選に向けた戦略の立て直しに言及した。
 
 共産党の山村糸子党県委員会委員長は「(みんなの党と)同じ増税反対を主張した共産は議席を減らした。違いを打ち出さないといけない」と話した。

7823チバQ:2010/07/17(土) 12:45:56
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001007130001
参院選挙区を振り返る (上) 民主
2010年07月13日


選挙戦最終盤、藤本氏(左)の応援に立ったスズキの鈴木修会長兼社長(右)は「すれすれで危ない」と訴えた=9日、浜松市

 11日夜、当選を決めた民主党現職の藤本祐司氏は「国会議員、県議、市議、連合静岡の皆さまから『議席を失うわけにいかない』という思いをいただいた結果」と満面の笑みを浮かべた。同じころ、同党新顔の中本奈緒子氏は「私にも県連の力が必要だった」と声を詰まらせた。


 県連、連合静岡が全面バックアップした藤本氏と、家族や友人頼みの選挙戦を強いられた中本氏。これが「分裂選挙」の結末だった。


 3月末、民主党の小沢一郎幹事長(当時)は県連の反対を押し切って中本氏の擁立に踏み切り、藤本氏との「2議席独占」を掲げた。県連はこれを「現実離れ」と切り捨て、藤本氏の1議席死守に狙いを絞った。


 藤本氏1人にこだわり続けた県連は、小沢氏の幹事長辞任を機に、再び候補者一本化を蒸し返した。しかし、党本部から「菅直人首相就任で支持率がV字回復した」と説得され、渋々中本氏の出馬を受け入れた。その3日後、菅首相は消費税10%構想に踏み込んだ。


 藤本陣営は「首相就任時がピークだった」。藤本氏の勢いは内閣支持率の下落と同じ軌跡を描いた。青果商出身の牧野聖修県連会長は、「身内」が集まる青果市場で「何でこんな時に増税なんだ」と怒声を浴びた。有権者の増税アレルギーを感じた牧野会長は「消費税問題が転機。冷や水をかけられた」。


 党本部が描いた「組織は藤本、中本が無党派層を掘り起こし、全体の底上げを狙う」という戦術は、序盤戦ですでに裏目に出ていた。中本氏は無党派層への浸透が進まず、藤本陣営では「民主は藤本」という組織の指示が行き届かない末端で、中本氏に票が流れた。


 昨秋の参院補選以来、総崩れと踏んでいた自民支持基盤の底堅さも誤算だった。推薦団体の数こそそろったが、組織力が高く選挙に強い「コアな層」ほど簡単にはなびかなかった。牧野会長は3日間かけて建設業界などを巡ったが、「コンクリートから人へ、とずいぶん冷たかったじゃないか」とつれない反応もあった。


 「しぼむ民主支持層のパイを食い合って、共倒れに終わる」。そんな危機感から、藤本陣営は中盤戦以降、ひたすら組織固めに走った。最終盤、労組票のてこ入れを図るため、連合静岡の吉岡秀規会長は「人事を尽くして天命を待つ。人事を尽くしたか」との檄文(げきぶん)を労組などに一斉送信した。傘下の組合は、組合員が期日前投票を済ませたかをチェックするため、「投票済み証」を集めたり、カレンダーに名前を書かせたりした。


 朝日新聞の出口調査で、藤本氏に投票した無党派層はわずか2割。昨年の総選挙で民主候補に投票した無党派層の3分の1にも満たなかった。


 民主が県内全8小選挙区中7区を制した衆院選からわずか10カ月。今回は一転して守りの選挙に徹し、なりふりかまわぬ組織票固めに走った。「『ザ・自民』みたいな選挙だった」。ある藤本陣営関係者は自嘲(じちょう)気味に振り返った。(後藤遼太)


    ◇


 民主政権への審判が下された参院選。静岡選挙区(改選数2)は、自民新顔と民主現職が議席を分け合う結果に終わった。激戦を振り返る。

7824チバQ:2010/07/17(土) 12:48:20
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000341007140001
(中) 自民 支持基盤は手堅く
2010年07月14日


岩井氏(左)の応援にかけつけた谷垣総裁=6月26日、静岡市

 「この選挙は絶対に負けられない、という気持ちが一つになった結果と思います」


 11日夜、初当選にわき返る自民新顔の岩井茂樹氏の選挙事務所で、県連会長の塩谷立衆院議員は声を張り上げた。支持者の拍手は鳴りやまず、「次は総選挙だっ」との声も飛び交った。


 昨年7月の知事選以来、衆院選、参院補選と3連敗中だった自民にとって、久しぶりの勝利の味。植田徹県連幹事長は「党の各市町支部など小さい組織がことごとく働いてくれた。友好団体などから表向きは推薦をもらえなかったが、本音と建前を使いわけてくれた」と勝因を分析した。


 獲得票数55万票余。民主現職の藤本祐司氏に約7万票、みんなの党新顔の河合純一氏に約20万票の差をつけてのトップ当選。しかし、当初の陣営の見立ては、かなり厳しいものだった。


 小沢一郎前幹事長が表舞台に乗り出した民主党の2人擁立をめぐる騒動、みんなの党の渡辺喜美代表が「三顧の礼」をアピールした河合氏擁立劇と、参院選をめぐるニュースは他党の話題ばかり。陣営幹部は、静岡選挙区を取り上げた在京テレビ局の番組を見て、岩井氏に割かれた時間があまりに短いことにショックを受けた。


 公示を間近に控え、陣営では予想票数は30万票台後半になるとの見方も出た。来春に統一地方選を控えた県議や市町議らに「この選挙に負けたら自民党がなくなってしまう」と発破をかけ、フル回転させたことが功を奏した。


 投票日前日の10日、県西部のある県議は、街頭での「最後の訴え」が終わった午後8時を過ぎても、知人らに投票依頼の電話をかけ続けた。県東部を地盤とする岩井氏にとって、県西部が弱点と見られていた。陣営幹部は「『ここが弱い』と言われることが発奮材料となった。静岡、浜松で健闘したのはその現れ」と振り返る。


 塩谷県連会長も、普段は自分の選挙でなければ足を運ぶことがない企業や団体の朝礼に顔を出して回った。陣営からの要請を受けた党本部は、序盤から谷垣禎一総裁に加え、人気が高い小泉進次郎衆院議員や丸川珠代参院議員らを静岡入りさせた。菅首相の消費税10%発言をきっかけに民主が失速する中、上昇ムードをつかんだ。


 朝日新聞の出口調査によると、自民支持増の7割、公明支持層の5割が投票しており、支持基盤を堅実に固めたことがうかがえる。


 一方、無党派層からの投票は2割弱で、河合、藤本両氏に及ばなかった。比例区の政党別得票率をみると、自民26・26%は大敗した昨夏の総選挙とほとんど変わらない。民主は44・50%から32・48%に急落しており、民主から離れた層をつかみきれていない現状が浮かび上がる。


 植田県連幹事長は「党員・党友の支持は得られたが、一般有権者に届いたかは疑問。今後の課題となる」と気を引き締めた。(中沢滋人)

7825チバQ:2010/07/17(土) 12:49:54
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000341007150001
(下) 第三極
2010年07月15日


渡辺喜美党代表(左)は公示日以来4度にわたって静岡入りし、河合氏支持を訴えた=8日、JR浜松駅北口

 「風穴を開けられなかったのは残念。批判票ではなく、期待票を取り込みたいと考えてきた」。みんなの党新顔の河合純一氏は、落選が決まった11日夜、浜松市内の選挙事務所で静かに語った。


 立候補表明は5月末。当時、鳩山政権の支持率は下降の一途をたどっていた。立候補にあたっては、渡辺喜美党代表自らが「三顧の礼」を演出して、河合氏支援を明言。陣営は「2大政党以外の受け皿として期待票が集まる」と見込んだ。


 組織も資金もない陣営は、選挙戦術を無党派層の獲得を狙った街頭活動に絞った。県内全214駅をめぐる「乗り鉄遊説」のほか、公示日は県内唯一の有人島、熱海市初島まで足を伸ばした。陣営幹部は「目の見えない河合が自分の足で回っていると強調したかった」。しかし、強固な基盤があるわけでない党の支持率は、民主の支持率が上下するたびに、反比例して動いた。


 陣営が迷走する場面もあった。選挙戦終盤、大岡敏孝選対本部長は、石川嘉延前知事が支援する「たちあがれ日本」の演説会に、党本部の了承を得ないまま河合氏を参加させようとした。石川前知事からの支援を狙った独断の行動だったが、同党の藤井孝男参院議員に「我々を『立ち枯れ』と揶揄(やゆ)した党とは一緒に演説できない」と拒まれた。河合氏は何もできないまま、その場を立ち去るしかなかった。


 陣営内には、「風」頼みの戦術に疑問を抱く支援者も多かった。昨年の知事選で渡辺代表の支援を受け、今参院選で早い時期から河合氏支持を表明した海野徹・元参院議員は「見えない1票をつかむより、10票、100票を持つ人を束ねるべきだ」と進言。自身の後援会名簿をあて名書きした3万枚の投票依頼はがきを選挙事務所に届けたうえ、演説会を開いて「縁のある票」を固めるべきだと訴えた。しかし、あくまで「風」をつかもうとする選対との歯車は、最後までかみあわなかった。


 敗れたとはいえ、河合氏の得票数は約36万票にのぼった。昨夏の衆院選静岡1区に同党公認で立候補し、落選した佐藤剛氏の得票数は2万1285票。河合氏は今回、1区にあたる静岡市葵、駿河両区で4万6310票を獲得し、2倍以上に票を伸ばした。


 今参院選で、みんなの党は民主批判票を取り込むことに成功し、選挙区3、比例区7の計10議席を獲得した。今春、自民を離党してみんなの党に入党した沼津市議の井口哲男氏は「来春の統一地方選では、みんなの党の公認や支持を受ける候補が出るのではないか。少しずつ仲間を募って地方組織を立ち上げ、民主でも自民でもない第三極の存在を高めたい」と話している。(馬場由美子)=終わり

7826チバQ:2010/07/17(土) 13:10:27
http://mytown.asahi.com/areanews/shiga/OSK201007110193.html
民主・林氏、「王国」守る 組織引き締め再選 参院選
2010年7月12日


当選を決め、支持者と握手を交わす林久美子氏=大津市梅林1丁目

 県選出の国会議員を独占する民主党が盤石の強さを見せつけた。知事選とのダブル選となった参院選滋賀選挙区(改選数1)は、民主現職の林久美子氏(37)が、自民新顔の武村展英氏(38)、共産新顔の川内卓氏(54)、無所属新顔で元自民党衆院議員の小西理氏(51)を破り再選した。現政権の是非や消費増税をめぐり争われた政権交代後初の国政選挙。首相交代に伴う民主党支持率のV字回復に陰りが見え始めた全国的な傾向にかかわりなく、他候補を寄せ付けなかった。当日有権者数は110万6114人、投票率は60.82%(前回60.32%)だった。

 「とても厳しい批判を受けての選挙だったが、事業仕分けを始めとする民主党の取り組みにご理解をいただいた。期待に応えられるよう気を引き締めたい」。大津市梅林1丁目の県教育会館に姿を見せた林氏は、選挙戦でかすれた声であいさつ。拍手で出迎えた支持者らと握手を交わし、当選の喜びを分かち合った。

 2期目の抱負として挙げたのは、子育てや介護などの政策。「安心して子どもを産み、子どもが社会に出たら働く場所があり、年を取っても暮らしていける安心感のある日本を実現できるよう頑張りたい」と力を込めた。

 壇上には県選出の党国会議員5人や連合滋賀の中村憲市会長らが並び、川端達夫文科相は「全国的に厳しい審判を受けたが、期待に応えられるようしっかり頑張りたい」。知事選で再選を決めた嘉田由紀子氏も駆けつけ、「国と県が連携できるパイプと期待している」と述べると、林氏も「県政と手を携え、いい日本、いい滋賀づくりにあたりたい」と応じ、固い握手を交わした。

 昨年の衆院選で民主党は県内の衆参6議席を独占。当初はその勢いのまま再選に持ち込める見方が支配的だった。それが普天間問題をめぐる鳩山前政権の迷走で党の支持率が急落。菅首相の誕生で支持率は一時回復したが、公示直前に再び下落した。危機感を持った陣営は逆に引き締まり、連合滋賀との合同選対で組織選挙を展開。林氏はびわ湖放送で記者やキャスターを務めたフットワークで連日連夜、個人演説会をこなした。

 子育て中の母親であることを前面に出し、選挙ポスターには小学2年の長男も登場。野党時代から取り組んだ子ども手当の導入などを実績として強調した。事業仕分けで名をはせた蓮舫行政刷新相も応援に駆けつけ、無党派層への浸透を図った。

 県連は当初、ダブル選となる知事選で、現職の嘉田氏を単独推薦して票の上積みをねらった。「県民党」を掲げる嘉田氏は、推薦より支援の度合いが低い支持を民主ほか各党に要請したものの、自民党県連会長だった上野賢一郎氏が知事選に出馬し、民主に急接近。公示後は合同演説会などでたびたび同席して「共闘」をアピールし、「嘉田人気」にも乗り圧勝した。

7827チバQ:2010/07/17(土) 13:15:28
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20100712000071
民・自対決 地方へ
京都政界展望

 京都選挙区は、民主党と自民党が2001年から4回連続で議席を分け合う結果となり、二大政党の潮流が京都でも定着したことを裏付けた。国政における京都での共産党の存在感がさらに薄まったことも印象づけた。京都政界は衆院を含め「民自」対決を軸に動くことになり、この構図が地方議会にも波及するのは間違いない。2年後の京都市長選をはじめ各首長選でも従来のような「共産対非共産」の枠組みが崩れる可能性が高まるだろう。

 ■脱批判合戦 焦点は政策力

 共産勢力が強い京都で、民主党府連は当初、党本部が求める「2人擁立」に消極的だった。鳩山前政権の支持率低下で「共倒れ」が懸念されたこともあり、府連は現職福山哲郎氏の支援に向け、昨夏の衆院選で大勝した府内6選挙区の衆院議員を軸に結束した。全国的に民主が議席を減らす中、党内で2人が競い合う選挙であっても福山氏がトップの座に踏みとどまったのは、知名度の高さに加え、危機感が大きな原動力となったためだ。

 小沢一郎前党幹事長の意向を受け、衆院議員からくら替えして挑んだ新人河上満栄氏は、府連の支援を受けられない孤独な戦いを強いられた上、浮動票にも食い込めなかった。

 2人の合計得票は、6年前に福山氏が獲得した約48万票に届かず、党支持層を分け合った結果ともとれる。複数擁立による「攻め」の選挙は思うほどの効果が表れなかった。府連は来春の統一地方選に向け候補者を大幅に増やす方針だが、地縁や血縁も絡む地方選での議席拡大は容易ではないだろう。

 一方、自民現職の二之湯智氏は、議席を維持したとはいえ、民主との体力差を見せつけられる結果になった。昨夏の衆院選で惨敗し、府内選出の国会議員が半減した影響のほか、同じ保守支持層を地盤とするみんなの党新人の中川卓也氏の参戦で勢いをそがれた面もある。自主投票の公明党が支援に回ったとみられ、この票の上積みで支えられた。

 業界団体離れも加速する中、反転攻勢の足がかりをつかむには人材育成も含め、党再生に向けた組織の立て直しが急がれる。

 前回に続いて成宮真理子氏を立て議席奪回を目指した共産は、党支持層を固めたが、議席を維持した1998年参院選のような勢いはなく、「消費税増税」反対も支持に結びつけるだけの論戦に持ち込めなかった。党員の高齢化だけでなく、候補者選定にも課題はなかったか。成宮氏の国政挑戦は5度目だ。一つ一つ克服しないと、退潮傾向に歯止めをかけられまい。

 京都で長く続いた「自共」対決の時代は、「相手の批判を繰り返していれば、議席を分け合えた」との指摘がある。しかし、低成長時代を迎え「分配政治の終焉(しゅうえん)」が言われる今、批判合戦では済まされなくなった。いかに実現可能な政策を提案し、競い合うかが問われている。

 それだけに、存在感を示そうとする各党の対決姿勢は鮮明になり、地方でもこの流れが強まる。各党は統一地方選に向けて活動を本格化させるが、首長選を含めた主導権争いは一層激しくなるだろう。

【 2010年07月12日 11時26分 】

7828チバQ:2010/07/17(土) 13:17:09
http://mytown.asahi.com/kyoto/news.php?k_id=27000221007130001
20万票割った共産
2010年07月13日


公示前日の立候補表明と出遅れながら、12万票を集める健闘をみせた中川卓也氏=11日午後8時26分、下京区





     心つかんだ、みんな






 11日投開票の参院選で、京都選挙区では民主の福山哲郎氏(48)と自民の二之湯智氏(65)が前評判通りの強さを見せ、当選した。しかし、投票率が3年前の参院選より2・66ポイント下がる中、民主、自民は3年前の2007年参院選より軒並み票を減らし、共産も歴史的大敗を喫した。一方、「民主でも自民でもない第3極」を旗印とし、公示前日に立候補表明したみんなの党新顔の中川卓也氏(50)の健闘が目立った。


 菅直人首相の「消費税10%発言」は、京都選挙区にも大きな影響を与えた。今回、民主が府内で得た比例票は約33万6千票で、躍進が目立った3年前に比べ約10万票落ちた。消費税増税を巡る対応だけでなく、米軍普天間飛行場移設を巡る政策のぶれ、政治とカネの問題が相次いだ10カ月間の政権運営に、厳しい目が注がれたことは明らかだ。


 民主党本部は、2議席独占を目指して新顔河上満栄氏(39)を立てた。その中で、福山氏が6年前より約11万票減らしながらもトップ当選を果たしたのは、連合京都など支援組織が福山氏に一本化したためだ。福山氏と支援が分裂していれば、共倒れの危険もあった。


 河上氏は序盤こそ若い世代を中心に支持を集めたが、ふたを開ければ当選に遠く届かぬ5位。民主に逆風が吹く中、無党派層の心はつかめなかった。


 一方、自民は、民主の敵失を足がかりに府北部を中心に息を吹き返した格好だ。二之
湯氏は初当選した6年前より票を減らしたものの、福山氏との差を詰めた。比例票も3年前より約3万5千票の減にとどまった。


 野党転落後は支持組織の弱体化が進むが、府議会をはじめ多くの市町村議会では依然、自民系が優位な状況だ。かつての連立相手・公明が自主投票になった中、来年の統一地方選を見据えて地方議員の後援会などを生かし、支持を固めたことが奏功した。福知山、舞鶴、京丹後など府北部の市では得票数で福山氏を上回った。


 共産新顔の成宮真理子氏(40)の得票は18万1691票。共産が京都選挙区で20万票を下回ったのは1965年参院選以来だ。3年前に比べ、3割以上減った。消費税増税反対を掲げたことで争点を浮き上がらせる効果はあったが、批判票の受け皿となりえなかった。さらに、長年共産が民主に次いで優勢だった左京区で二之湯氏に負け、3位に転落した。支援組織が高齢化している影響は否めない。


 細野大海・党府書記長は「共産離れが進んだという認識はない。今回は、第3極の受け皿を探していた有権者に、みんなの党のメッセージが響いた」と話す。


 中川氏は議席には届かなかったものの、票を伸ばした。公示前日の立候補表明で組織もないなか、木津川市、京田辺市などでは得票が成宮氏を上回った。公務員制度改革や増税反対などの明快な主張が、既成政党に飽き足らない人の心をつかんだようだ。準備が十分であれば、京都選挙区の「台風の目」になった可能性もある。

7829チバQ:2010/07/17(土) 13:25:10
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20100714ddlk28010267000c.html
終わりの始まり:’10参院選・兵庫/上 2人擁立の民主党 /兵庫
 ◇「小沢戦略」にかき回され
 ◇県連幹部「票以上の禍根残す」
 「京都ではムダの削減を押し出して成功している。このアイデアを生かしては」

 参院選の公示から数日が過ぎた6月下旬の夜。兵庫選挙区(改選数2)に民主党2人目の候補者として擁立された新人、三橋真記氏(32)の神戸市中央区の選挙事務所。序盤から苦戦が伝えられる三橋氏の選挙戦術を検討する選対会議で、こんな意見があがった。

 公示直前に菅直人首相が消費税の増税方針を切り出したことが、三橋氏に逆風となって吹き始めていた。議論の末、「消費税増税の前に まずはムダ削減」と書かれたのぼりの作成が決まった。

 新人候補でありながら、首相に反旗を翻すような戦術。提案したのは、小沢一郎民主党前幹事長の秘書だ。小沢氏が擁立にかかわった兵庫、京都、大阪の2人目の「指南役」として、公示前から送り込まれていた。

 三橋陣営は当初、「小沢カラー」を薄めるスタンスを押し出してきた。小沢氏が幹事長を退任した直後の6月3日、三橋氏は街頭演説で「私は小沢チルドレンとも言われるが、公募出身だ」と小沢氏との距離感をアピール。陣営関係者も「小沢氏の退陣で、反応は格段に良くなった」と手応えを強めていた。

 ところが、消費税問題で内閣支持率にかげりが差し、三橋氏の勢いを鈍らせるようになると、小沢氏の影が濃さを増していく。

 今月1日には、小沢氏本人が朝来市の中山間地にある威徳神社を訪問。「この機に三橋君のご支援もぜひともお願いしたい」と熱弁をふるった。その2日後には、小沢氏に近い松木謙公党国対副委員長が応援に入ったが、県連幹部は「松木氏の応援は小沢氏がねじ込んできた」と明かす。

 自分が三橋氏の擁立にかかわった責任を果たすかのように垣間見える小沢氏の動き。ところが、小沢氏に近い国会議員の見方は180度異なる。「小沢氏は三橋氏の擁立を比例票の底上げとしか考えていない。2人当選なんて甘い考えを持っているわけがない」

 結局、戦術転換のかいなく三橋氏は埋没していった。三橋氏は潜在的な民主票が県内にどれぐらい眠るのかを探る小沢氏の「捨て石」だったのか。投開票翌日の12日夕、神戸・三宮で街頭演説に立つ三橋氏の姿があった。

 「引き続き兵庫県民の皆様には、深いご理解と三橋真記に対するご支援を、なにとぞお願い申し上げます」

  ◇   ◇

 「水岡さんは私どもの組織内候補なので、ぜひ圧倒的な勝利を収めてほしい」

 選挙戦終盤の今月6日、神戸市中央区の民主党現職、水岡俊一氏(54)の選挙事務所。スタッフ約10人を前に、連合の古賀伸明会長はこう激励した。県教組出身の水岡氏は、連合にとって「きわめて重要な位置づけ」(古賀会長)だからだ。

 三橋氏の擁立で危機感を強めた水岡陣営は、連合兵庫の全面的な支援を受け、徹底した組織選挙を展開した。労働組合の専従役員が公示直後から、組合員を対象とした集会を全県で開催。連合に入っていない10〜20人程度の小さな組合にも訪れ、水岡氏への支援を必死に求めた。

 この必死さは選挙戦中盤以降、逆に想定以上の焦りを水岡陣営に高めていく。

 選挙戦終盤になって閣僚や有名人など党本部の応援が三橋陣営に固まると、「なぜ三橋ばかり肩入れするのか」と水岡陣営関係者の民主党県連批判が噴出。三橋陣営の支援者に、水岡陣営が電話で支援をお願いするほど、攻勢は強まっていった。

 小沢氏の2人擁立から始まった水岡、三橋両陣営の過酷な選挙戦。それが県内の比例代表での民主票を掘り起こすという小沢氏の企図は、前回07年を約24万票下回る75万9680票という結果を残した。「小沢戦略」にかき回された県連。「来年の統一地方選を控えた県連内に、票以上の禍根を残したかもしれない」。県連幹部は深いため息をついた。

  ◆   ◆ 

 17日間の熱戦を終えた参院選。それは来年の統一地方選に向けた「始まり」でもある。選挙戦を振り返り、「終わりの始まり」の行方を探った。【石川貴教】

〔神戸版〕

7830チバQ:2010/07/17(土) 13:26:38
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20100715ddlk28010280000c.html
終わりの始まり:’10参院選・兵庫/中 野党転落、自民 /兵庫
 ◇歯車欠き、戦術転換 公明との行く末、混とん
 「河本(三郎)先生が抜けられて、西播磨は非常に厳しい。衆院の先生がいない選挙区が増えたのは厳しい環境なので、県議会、市議会、その他の先生を中心に私の気持ちをお伝えするしかない」

 参院選の選挙戦終盤を迎えた今月7日、姫路市の山陽電鉄姫路駅前で、兵庫選挙区(改選数2)に立候補した自民党現職、末松信介氏(54)は約1000人の市民(陣営発表)に悲痛な叫びを上げた。曇天の下、観衆の最前列には「県会議員」と書かれた青色のたすきを掛けた自民党県議約10人が並んだ。

 かつては県内12の衆院小選挙区のうち10議席を誇った自民党だが、昨年の衆院選で8人が落選。落選した河本三郎県連会長が引退したほか、4選挙区で次期衆院選の候補者となる支部長が決まらず、「衆・参院議員(支部長)−県会議員−市町会議員」と連なる「集票マシン」の歯車が欠ける事態に陥った。

 必然的に選挙戦の主力を担ったのは、県議会で過半数を占める自民党県議団。「県会議員」のたすきを掛けて「県政」与党を強調し、公示までに04年参院選を上回る、約800の業界団体や企業の推薦を取り付けることに成功した。

 とはいえ、「国政」与党からの転落は、従来の選挙戦からの転換を余儀なくされた。

 自民党の常套(じょうとう)戦術だった個人演説会は選挙期間中一切開かず、県内を選挙カーで流しながら要所要所で急きょ、街頭演説に打って出る運動がメーンとなった。陣営関係者は「固定された支持者に何度も集まってもらうのも負担になる」と解説したが、ある県議は「国会議員がいなくなり、かつての動員力がなくなった」と明かす。

 支部長不在がもたらした組織の緩みに危機感を募らせた県議団は、投開票日まで1週間を切った7日、県議会の会派控室で議員団総会を開催。「ここで恥をかけば来年の統一地方選に響く」。五島壮県連幹事長の怒号が飛び、各県議に後援会の引き締めが指示された。

 末松氏は69万4459票でトップ当選を果たした。共同通信社の出口調査から、「背水の陣」で臨んだ県議団の必死の選挙戦で、自民支持層を9割まで固めた成果だったことがうかがえる。ただ、末松氏の得票数は初当選した04年より10万票近く目減りした。

 「自民支持層の9割を固めてこの結果では、自民党の『パイ』が減ったことの表れ。とても手放しでは喜べない」。県連幹部は静かに肩を落とした。

  ◇    ◇

 「逃げるな菅、出てこい菅、民主にイエローカードを菅にレッドカードを」。先月30日、神戸市内で開かれた公明党比例現職の浮島智子氏(47)の個人演説会。応援に駆けつけた、同党の山口那津男代表は民主党批判を展開した。会場に集まった約2000人の支持者の熱気に手応えを感じた公明党県本部の幹部は口も滑らかになり「以前に比べ、反民主に大きくかじを切り始めている。(選挙区は)自然と自民に流れるのではないか」と話した。

 昨年の衆院選で兵庫2、8区の現職が落選した公明党。県内を選挙地盤とする浮島氏の当選は党勢復活の「至上命令」だった。公明党は末松氏を推薦しないものの連立政権を組んだ自民党と県議単位で選挙協力する方針を確認した。公明は兵庫選挙区で末松氏を、自民は比例で公明をそれぞれ支援する「バーター」。しかし、浮島氏は接戦の末、落選した。比例代表での県内の公明票は、目標を11万票下回る36万1346票だった。

 末松氏を当選まで押し上げたのは、7割強が投票した公明支持層によることは出口調査からも明らかだ。それでも、自民党県連幹部は「将来を考えると、2、8区の支部長をどうするのか。いつまでも公明党に応援してもらえる、という考えでは自民党はよみがえらないという声もある」と言い切る。

 「(両区に)立てたければ立てればいい。その時はお互い戦いましょうと言うだけだ」。公明党県本部幹部が吐き捨てた。【内田幸一】

〔神戸版〕

7831チバQ:2010/07/17(土) 13:27:24
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20100716ddlk28010267000c.html
終わりの始まり:’10参院選・兵庫/下 「第三極」の戦い /兵庫
 ◇「みんな」郡部は風吹かず 新党改革「舛添頼り」綱引き
 参院選も選挙戦中盤を迎えた今月2日夜、神戸市北区の有馬温泉のホテル。和室の一室に食事が運ばれ、ビールや日本酒も次々と運ばれる。席を囲むのは、兵庫選挙区(改選数2)に立候補したみんなの党新人、井坂信彦氏(36)や同党の渡辺喜美代表ら8人。「西日本ではみんなの党が弱いので、当選したら支部を作って盛り上げたい」。井坂氏が切り出すと、渡辺氏も「そうだな。兵庫は絶対に通さないといけないな」と好物の赤ワインのグラスを傾けた。

 渡辺氏は兵庫選挙区を「全国でも最重要地区」と公言し、公示後も全国最多の3回の県内入りを果たした。支持基盤とする無党派層の多い阪神間や神戸を重点的に回るのが選挙戦の常道だが、陣営はあえて渡辺氏を豊岡や篠山など党首クラスが敬遠する郡部に投入した。陣営幹部は「渡辺氏の父(渡辺美智雄元副総理)をよく知る世代が郡部に多い。そこから風穴を開け、井坂の知名度を上げられる」と意図を明かす。

 郡部重視の姿勢は、別の効果も生んだ。組織力の弱い陣営は当初、選挙ポスターを県内すべての掲示板に張るには、業者にすべて依頼する必要があると目算していた。ところが、郡部重視のみんなの党や井坂氏に共鳴した地元議会の無所属議員や住民などが井坂支持に「くら替え」。ポスター張りにも協力し、業者への発注は15%程度に抑えられた。

 郡部での浸透に無党派層の追い風が吹く。理想の「方程式」を現実化したのが、消費税の増税問題だ。増税にかじを切った民主、自民に対抗し、増税反対と「第三極」の選択肢を提示できるからだ。

 とはいえ、実体の見えない無党派層への訴えは、手応えのない選挙戦を強いられる。井坂氏も街頭演説で「消費税増税は反対」と力説したが、足を止めて耳を傾ける有権者は10人程度。井坂氏も「砂漠に水をまいているようだ」と周辺に漏らすしかなかった。

 最終的に、「第三極」の存在感を見せたみんなの党は10議席獲得に成功。井坂氏も議席獲得には至らなかったが、41万票余りと当選圏内に迫る善戦をみせた。ただ、陣営が力を入れた郡部の票はふるわず、阪神間や神戸の無党派票が躍進を支える皮肉な結果だった。

 過去2回の衆院選で自民、民主と風向きを変えた無党派層。今回はみんなの党へと吹き込んだが、手応えをつかめないまま来年の統一地方選まで吹かせ続けるのは至難の業だ。それでも井坂氏は落選の報が伝わった11日夜、神戸市中央区の事務所で声を強めた。

 「来春には統一地方選があるので、また同じことを望む有権者の期待に応える受け皿は今もって必要だ」

  ◇    ◇

 「そこまでおっしゃるなら、代表は兵庫には行きません」

 選挙戦終盤の8日、新党改革新人、吉田愛弥氏(36)の陣営幹部の電話に出た党本部の担当者は語気を強めた。翌日の舛添要一代表の県内日程を巡り、両者の意見が激しく対立していたからだ。

 陣営幹部は当初、神戸市長田区の「鉄人28号」のモニュメント前で、舛添氏の応援演説を計画していた。阪神大震災からの復興を象徴する「鉄人」前での訴えは「聴衆が少なくとも意味のある訴え」(陣営幹部)だからだ。

 ところが、党本部側は「人の多い所でないとだめだ」と難色。それでも強行しようとする陣営幹部に、ついに担当者は舛添氏の県内入りキャンセルを切り出した。結局、舛添氏は翌日、神戸・元町で街頭演説に立った。

 立候補表明の遅れを挽回(ばんかい)したい吉田氏には、舛添氏の知名度が最後の頼みの綱。公示後も既に2回県内入りした舛添氏側の要求を、陣営は受け入れるしかなかった。

 結局、新党改革の獲得議席はわずか一つ。吉田氏も10万票余りと7候補中6番目の得票数に埋没した。「統一地方選に候補者を立てるなら、今後は舛添氏も地方や現場の意見を聞いてもらわなければ困る」。陣営幹部は憤りをみせた。【吉川雄策、石川貴教、内田幸一】

〔神戸版〕

毎日新聞 2010年7月16日 地方版

7832チバQ:2010/07/17(土) 13:32:43
http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/shakai/2010sanin/0003193004.shtml
水岡氏逆境耐え 民主2人擁立で明暗 兵庫選挙区

支援者と固く握手を交わし、再選を喜ぶ水岡俊一氏=11日午後10時49分、神戸市中央区下山手通4(撮影・山崎 竜)

 議席独占を目指し、兵庫選挙区で初めて現職と新人の2人を擁立した民主。徹底した組織戦を展開した現職水岡俊一氏(54)が再選を果たした一方で、新人三橋真記氏(32)は無党派層への浸透が図れず、明暗が分かれた。水岡氏は、神戸市中央区の事務所で自らの再選には安堵しながらも、「2人擁立でかなり厳しい試練を与えられた」と硬い表情で振り返った。


 小沢一郎前幹事長の方針で、兵庫県教職員組合出身の水岡氏に加え、元厚生労働省職員の三橋氏の擁立が正式に発表されたのは今年3月。民主県連は「必勝の水岡、挑戦の三橋」と位置付け、県内の国会・地方議員を水岡氏に8割、三橋氏に2割と振り分けた。

 だが、政治とカネ、米軍普天間飛行場の移設問題で鳩山内閣の支持率が急落。水岡氏を全面支援する連合兵庫(組合員約28万人)などから2人擁立への不満が噴出した。街頭では配ったチラシが有権者に破られ、怒声を浴びせられる場面も増えた。「共倒れ」への危機感が強まった。

 菅政権の誕生で内閣支持率はいったんV字回復したが、公示後は両陣営がけん制し合う場面も目立った。水岡氏側が蓮舫行政刷新担当相を、三橋氏側は五輪金メダリストで比例代表候補の谷亮子氏をそれぞれ応援に呼ぶなど、独自に無党派層へアピール。消費税増税論議の浮上で内閣支持率が再び下落すると、水岡氏は「すぐに消費税率を上げることはしない」「消費税は争点じゃない」などと釈明に追われた。

 政治情勢にほんろうされる中、もろい支援体制の下で「しがらみのなさ」を前面に打ち出す三橋氏に対し、水岡氏は徹底した組織戦を展開。県内約30カ所で集会を重ね、選挙戦最終日にはJR三ノ宮駅前に支持者ら約千人を集め、組織の引き締めを図った。

 当選確実の一報に、水岡氏は喜びをはじけさせたが、三橋氏の落選や「与党過半数割れ」の全国情勢に話が及ぶと、表情を曇らせた。「参院は軽率には語れないぐらい難しい状況になった」

 「選挙戦を通じ、消費税を上げる前にやるべきことがたくさんあるということを、有権者と共有した。この厳しさをしっかり胸にとどめ、6年間努力したい」と決意を語った。(中島摩子、井関 徹、山下智寛)

(2010/07/12)

7833チバQ:2010/07/17(土) 13:33:26
http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/shakai/2010sanin/0003193003.shtml
末松氏、組織の力 公明票支えに 兵庫選挙区

再選を果たし、支持者から贈られた花束を手に喜ぶ末松信介氏=11日午後9時、神戸市中央区中山手通5(撮影・大山伸一郎)

 終始、堅実な戦いを進めてきた自民現職の末松信介氏(54)が、トップ当選で議席を守った。


 午後8時50分、神戸市中央区の事務所に末松氏が現れると、歩道にまであふれた支持者らから大きな歓声が上がった。

 「とにかく勝ちたかった。ここで負けたら、自民党に明日はなかった」。激戦で黒く日焼けした顔で喜びをかみしめた末松氏。前回の約79万票には届かなかったが、公明の協力にも後押しされ、着実に票を積み上げた。

 昨年の衆院選で自民は大敗。兵庫でも小選挙区で1勝9敗、比例復活も1人にとどまった。12小選挙区の半数で支部長が不在になるなど組織の立て直しは困難を極めた。政権交代後、中央では所属議員の離党や新党結成も相次ぎ、背水の陣で臨んだ選挙戦だった。

 「地方議員にとっても総力戦だ」。来春に統一地方選を控える県会最大会派の同党県議らは結束し、フル回転で支えた。

 政治とカネ、米軍普天間飛行場などで民主政権は迷走を重ねた。さらに菅直人首相が唐突に消費税増税論に言及し、いったん回復した内閣支持率は再び下落した。“敵失”にも自民の支持率は伸び悩み、最後まで不安はぬぐえなかった。

 苦境に光を差したのはかつて連立政権を組んだ公明の組織票だった。公明は推薦こそ見送ったものの、比例票のかさ上げや次の衆院選を見据え、一部の地域で「選挙区は末松、比例は公明」の相互協力が成立した。末松氏の当選が確実になった後、陣営幹部は「長年の信頼関係、人間関係に基づいて取り組んでいただいた結果」と話した。

 「もう一度、地域から党を立て直し、古い体質と決別する。統一地方選や衆院選も控えている。この勢いで必ずや政権奪還を果たす」。末松氏は力強く決意を述べ、こぶしを突き上げた。

(木村信行、岡西篤志)

(2010/07/12)

7834チバQ:2010/07/17(土) 13:40:03
http://mainichi.jp/area/nara/news/20100714ddlk29010519000c.html
検証・初審判:10参院選/上 無党派、民主から逃避 /奈良
 ◇来春の統一選が試金石
 「序盤は前川先行と言われましたが、今は自民と互角と書かれています。石にかじりついても勝たなければなりません」。選挙戦終盤の7月9日、香芝市であった個人演説会で、民主党現職、前川清成氏(47)はこう訴えた。党や報道機関の世論調査で公示前後は大きくリードしていたが、中盤に自民党新人、山田衆三氏(34)に追い上げられ、危機感を募らせていた。

 「菅直人首相の消費税に関する説明が影響した」と考えていた前川氏は、街頭演説などでほとんど消費税に触れなかった。

 開票の結果、当選した前川氏の得票は30万8490票。07年に当選した民主党の中村哲治参院議員より約5万票、04年の初当選時より3500票減らした。民主党県連幹部は「消費税発言で無党派層の一部が民主から逃げた」とみる。昨夏の衆院選の出口調査で、民主党候補は無党派層の7〜8割を固めて圧勝したが、今回の出口調査では5割強にとどまった。

 今回の投票率は前回を1・66ポイント下回り、59・11%。選挙区の無効票は前回の1・7倍の3万3632票に増えた。県連幹部は、衆院選で民主党を支持した人が投じた可能性があるとみる。

    ◇

 それでも逆風の中、奈良で議席を守れたことは県連にとって大きい。全国で29ある1人区のうち、民主党が獲得できたのはわずか8議席だった。

 香芝市の個人演説会では、出席した梅田善久・香芝市長が「国政が安定しないと市町村にも影響がある。安定した政権が必要だ」と呼びかけた。投開票日の11日、前川氏の事務所には、梅田氏のほか、上田清・大和郡山市長、山下真・生駒市長ら7市町村長が姿を見せた。民主党支持を鮮明にする首長は増えている。

 また、地方議会でも選挙の度に公認候補を擁立。同党の市町村議や県議は06年の26人から51人に倍増した。長年、自民党を支えてきた県医師連盟や県トラック運送事業政治連盟など、一部の各種団体も民主支持に転換。着実に県内での支持基盤を築いている。

 県連は来春の統一地方選で、県議選に21人を擁立する方針だ。知事選では、荒井正吾知事は態度を明らかにしていないが、単独推薦候補の擁立を目指し、水面下で人選を進めている。参院選での勝利をてこに、県政界で主導権を握れるか。統一選が試金石になりそうだ。

    ◇

 参院選で大敗した民主党。奈良選挙区(改選数1)では自民、共産を破って議席を守った。その結果を検証し、来春の統一地方選への影響を探った。

7835チバQ:2010/07/17(土) 13:40:57
http://mainichi.jp/area/nara/news/20100715ddlk29010411000c.html
検証・初審判:10参院選/下 自民、組織徹底できず /奈良
 ◇若手とベテランに温度差
 「自民党をどう変え、若い世代が立ち上がったことをどれだけ伝えられるかやってきた。結果は残念だが、自民党は必要という意思表示はできた」。11日午後9時40分ごろ、奈良市今市町の事務所で、落選が決まった自民新人、山田衆三氏(34)は涙をぬぐいながら述べた。

 昨夏の衆院選で敗北した自民党にとって、参院選は再生の第一歩のはずだった。県連は昨年12月、初めて公募で山田氏を選んだ。その参院選でも04、07年に続いて3連敗を喫した。この夜、山田氏の事務所に集まった支持者は約20人。県議は安井宏一・県連幹事長ら数人で、閑散としていた。

    ◇

 山田氏は、環境・エネルギー分野の研究員で、政策に明るく、しがらみもない。「これまでの自民党県連にない候補者」(県連幹部)だった。組織選挙を好まず、街頭演説で無党派層に訴える「民主党流」のスタイルを重視。「すぐに街頭に出て演説をしたい」と話した。

 しかし、「自民党県議らに対するあいさつが先」と、ストップがかかった。年明けから始めるつもりだったが、かなったのは1カ月半後の2月18日。しかも組織選挙中心の自民党県連には、ノウハウが乏しかった。ある県連幹部は「県内のどこで演説をするのが有効なのかも分からない」と困惑した。

 さらに、山田氏の後援会、事務所、県連の3者で情報交換するため、若手執行部が中心となって組織した「戦略会議」について、ベテラン議員は「何をしているのか分からず、情報が下りてこない」と批判。不協和音が表面化していた。

 5月30日、初めて開かれた選対会議で、衆院の4選挙区ごとに組織を作ることが決まった。4区支部長の田野瀬良太郎・県連会長は市町村単位に選対を設け、引き締めを図った。しかし、態勢が組めたのは4区だけで、1区は支部長も不在のまま。得意の組織選挙も徹底できなかった。

    ◇

 菅直人首相の消費税増税発言などもあり、全国的に自民党に追い風が吹いた。終盤に追い上げをみせた山田氏は「街頭演説を重視するスタイルに間違いはなかった」と振り返る。新たな人材と「敵失」を生かし切れなかった自民党。複数の中堅県議は「ベテラン議員ほど、参院選で敗れれば県議選にもはね返るという危機感が足りなかった」と指摘する。来春の統一地方選は自民党にとって正念場となる。

    ◇

 この連載は、阿部亮介、大久保昂が担当しました。

7836チバQ:2010/07/17(土) 13:47:35
http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20100713ddlk30010420000c.html
2010参院選:和歌山選挙区 鶴保氏、全市町村“制覇” /和歌山
 ◇得票、9市で島氏を圧倒
 参院選和歌山選挙区(改選数1)で当選した自民の鶴保庸介氏(43)は、全市町村で他2氏の得票を大きく上回った。得票率は57%で、04年の前回選より3ポイント増。特に民主が強かった和歌山市をはじめとする市部で、同党の島久美子氏(54)を圧倒したのが目につく。9市の合計で島氏に、7万2000票差、得票率で20ポイント差をつけた。

 09年衆院選で民主の岸本周平氏が12万票を獲得、自民候補に4万8000票差をつけて大勝した和歌山市。鶴保氏は04年選から1万票余りを上積みして8万2000票を獲得、得票率も51%で前回より4ポイント上乗せした。参院選の同市で自民候補が8万票を超えたのは、01年に世耕弘成氏が9万2000票を獲得して以来だ。

 島氏は同市出身ながら6万票に届かず、2万2000票差をつけられた。野党時代の民主候補が得た07年の7万票、04年の6万票も下回った。

 鶴保氏は自民が従来強い町村部でも得票率63%で、島氏の28%の2倍以上を獲得。特に、二階俊博衆院議員の地盤の紀南で大差をつけた。

 共産の吉田雅哉氏(34)は、市部を中心に得票を重ね、07年の共産候補に4000票を上乗せ、01年以来久しぶりに5万票を超えた。【山下貴史】

7837チバQ:2010/07/17(土) 13:55:46
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tottori/news/20100712-OYT8T01017.htm
組織の弱さ民主露呈

 民主党が大敗し、参院では野党が多数を占める「ねじれ国会」となることが決定した11日の参院選。鳥取選挙区(改選定数1)でも、自民党の浜田和幸さん(57)が、民主党の坂野真理さん(32)、共産党の岩永尚之さん(53)との新人対決を制した。背景に何があったのか、選挙戦を取材班が振り返った。

女性支持で明暗

 A 読売新聞社と日本テレビ・同系列局が共同実施した出口調査を見てみよう。浜田さんは自民支持層の9割、公明支持層の7割を固め、無党派層の4割弱、民主支持層の1割強にも食い込んでいた。

 B 民主党の政権運営への不信感は、想像以上に強かったようだ。与党の立場を強調しすぎたことへの批判もあった。建設業者からは「陳情を聞いてほしければ支援しろとの圧力を感じた」という声が漏れた。

 A 坂野さんは「1児の母」をアピールして女性の支持に期待していたのに、女性票は5割以上が浜田さんに流れ、坂野さんは十数ポイントも離された。

 B 女性からは「母としても医師としても、まだ駆け出しなのに、政治まで任せられない」といった反発を何度か聞いた。

 C 岩永さんは、共産支持層の大半をまとめたけど、無党派層の支持が1割。消費税増税反対の訴えは分かりやすかったが、民主の過半数阻止を自民やみんなに託そうとする世論に埋没した感じだ。

危機感と組織力 A 浜田さんは出馬表明したのが一番遅い1月で、知名度不足が懸念された。

 B 鳩山政権の支持率がガタ落ちしていた時は、陣営にそんなに焦りはなかった。首相交代後、危機感に一気に火がついた。当初は「全国遊説のため、公示後は鳥取に戻れない」と言っていた石破政調会長が、結局10日以上も張りついた。

 B 石破さんの地元なのに、前回、民主新人だった川上義博参院議員の得票が自民現職を上回った八頭町で、浜田さんが2000票以上の差を付けた。西部では県立米子東高の同窓生らが活発に動いたことも大きかったみたいだね。

 A 組織と言えば、業界団体が2大政党のはざまで揺れ動いた揚げ句、自民に回帰するケースもあったようだけど。

 C とくに農業関係で、民主への反発が強まっていた。県連幹部がJAに対して「自民寄りだ」という趣旨の批判をし、県農協農政協議会との会合を相次ぎ欠席。6月に同協議会が開いた政策討論会にも、民主からは国会議員が出席しなかった。国がJA関連事業への補助金配分を見送った直後だったこともあり、「与党がとる態度か」と参加農家はカンカンだった。

 B 坂野さんは、自民党参院議員だった祖父の地元の北栄や湯梨浜など4町で浜田さんの得票を上回ったが、差はわずか。陣営幹部も「中部で票が伸びなかったのは、農業票が離れたからだ」と見ている。

大物に聴衆ゼロ C 民主陣営は今回も組織力を発揮できなかった。

 B 大物議員が相次いで来援したけど、街頭演説で聴衆がゼロだったことも。党本部が動員のノウハウを指南していたけど、党員が80人台の県連には厳しい注文だった。

 B 民主党は昨夏の衆院選、今春の鳥取市長選に続く3連敗。「風頼み」のままでは、勝利は難しく、県連は来年4月の県議選での党勢拡大を目指す方針だ。

 C 自民党も「野党暮らし」が続く中で、有権者の信頼をどう取り戻すか。正念場が続きそうだね。

 A 最後に、比例選で落選した現職の田村耕太郎さん(46)について。田村さんの自民離党が選挙区の構図を変えた訳だけど……。

 B 県内得票は約3万3000票で、選挙区に出た6年前の5分の1。単純比較はできないが、離党と民主移籍に、理解を得られなかったと言えるのでは。

 C かつて編集幹部を務めていた地元紙には、全国区で横並びのはずの比例選候補のうち、田村さんだけを取り上げた記事が掲載された。「フェアじゃない」との批判もあったね。

(2010年7月13日 読売新聞)

7838チバQ:2010/07/17(土) 13:58:52
http://mainichi.jp/area/shimane/news/20100714ddlk32010335000c.html
島根に吹く風:2010参院選を振り返る/上 /島根
 ◇青木陣営、予想外の圧勝 民主批判も後押し
 「極めて僅(きん)差だ。投票箱が閉まるまで、あらゆる手だてをお願いしたい」。7月6日に松江市内で開かれた自民新人・青木一彦(49)の選対会議で、選対本部長を務める自民党県連幹事長、洲浜繁達の声が響きわたった。政権交代後、初の国政選挙となった今回の参院選は、王国の威信をかけた総力戦の様相を呈していた。

 自民県連は当初、一彦の父幹雄(76)の5選を目指していた。しかし事態は急変する。5月13日、雲南市で開かれた集会で幹雄は体調不良を訴え、そのまま入院したからだ。ただ、時間はない。4日後には一彦の擁立を決め、出馬表明から投開票日までわずか50日の短期決戦に突入。元首相・竹下登の後継として弟亘が急きょ出馬した00年衆院選とも重なるが、当時と違い、今回は野党として迎える初めての選挙だった。それだけに、陣営には強い危機感が漂っていた。

 県連などの調査では、5月の連休明けの時点で幹雄が他の候補に20ポイント程度差をつけていた。それが、知名度の低い一彦に変わって急落。民主新人の岩田浩岳(34)が数ポイント差で肉薄する展開に、県連幹部は「(自民現職が敗れた)前回のことが頭をよぎった」と明かす。

 青木の名で戦った6年前の参院選、幹雄は期間中一度も島根入りせずに4選を果すほどの余裕を見せた。だが、今回は、県議や市長村議も自分の選挙のように企業や支持者へのあいさつ回りを繰り返した。衆院議員の細田博之、竹下亘も自らの選挙区に張りつき、一彦との街頭演説や自身の支持者へのあいさつ回りを重ねた。

 無党派層が多く、劣勢と見られていた県東部の松江市などには、全県下からの電話作戦を展開。徹底的に電話を掛けた。「島根には59地域支部に根を張った組織がある。そこを信じて我々の戦い方を貫くだけ」。期間中、ある県議はそう力を込めた。組織力を最大限に生かした選挙戦は次点以下に7万票以上の差をつける風を呼び込み、自民王国の底力を見せつけた。

  ◇

 「青木(幹雄)先生には大変お世話になった。きちんと恩返ししていくことが我々の責務だ」。選挙戦最終盤、大田市の街頭に立ったJFしまね会長の岸宏は、声を絞って支持を訴えた。世襲批判も懸念された中、幹雄の知名度を最大限に生かしながら、秘書としての経験を持つ一彦が即戦力となることを訴える陣営の作戦。「ずっと自民党候補の名前を書いてきたから」。出雲市内で行われた一彦の街頭演説を眺めていた50代の自営業女性は、そうつぶやいた。

 王国の基盤は頑強だ。だが、圧勝の陰で変化も忍び寄る。

 従来の支持団体の大半が自民支持を掲げ陣営には135の推薦状が集まったが、政権交代の影響で自主投票に切り替えた「県医師連盟」など、自民と距離を置く業界団体も現れた。毎日新聞の世論調査などでは、これまで自民を支持していたとみられる60代以上の男性での支持率低下が目立った。

 陣営が「予想外の結果」と驚くほどの圧勝だった今回の参院選。ただ、民主政権への批判という追い風に助けられた側面も小さくない。県連幹事長の洲浜は「今回訴えてきたことを着実にやっていかないと、支持者から見放される。実際、我々は3年前の敗戦を体験した。これからが正念場だ」。(敬称略)

  ◇

 自民新人の青木一彦氏が圧勝した参院選島根選挙区。風をつかもうと懸命な戦いを繰り広げた4陣営の17日間を2回に分けて振り返る。

7839チバQ:2010/07/17(土) 14:00:09
http://mainichi.jp/area/shimane/news/20100715ddlk32010407000c.html
島根に吹く風:2010参院選を振り返る/下 /島根
 ◇敗戦の各陣営、「王国」の壁崩せず 組織力の差に苦戦
 民主は、菅直人代表(首相)の消費税増税発言で「逆風」に見舞われ、与党としても過半数を大きく割った。島根でもその逆風は抑えきれなかった。

 民主新人の岩田浩岳(ひろたか)(34)は2月に参院選への出馬を表明。元民放アナウンサーの知名度と若さで「世代交代」を訴え、「参院のドン」と呼ばれた自民現職の青木幹雄(76)に決戦を挑もうとした。だが、5月になって体調不良で長男の一彦(49)が出馬することになり、「世代交代」という争点がぼけ始めた。

 岩田は前幹事長・小沢一郎らの指示で、街頭での訴えをひたすら続けた。立候補表明から履きつぶした靴は4足にのぼる。選挙戦に入ってから、閣僚の蓮舫や五輪メダリストの谷亮子らが続々と島根入り。「保守王国」に「政権交代」の風を送り込もうと必死だった。県連幹事長の角智子は「今までにないくらいやった」と振り返る。しかし、県内で動ける県議は連合系も含めて8人。自民系会派は25人おり、組織力の差は明らかだった。

 前回参院選では、民主が推薦、社民も共闘した国民新の亀井亜紀子が当選。その再現を狙ったが、国民新は、岩田を推薦でなく「支援」にとどめた。岩田に「無所属での出馬」を求めたがかなわず、6月には郵政改革法案の成立見送りで、党代表が閣僚を辞任したことも関係をこじらせた。翌日、亀井が言った。「約束が破られたのだから、ガタガタしないわけがない。以前の態勢を取るのはなかなか厳しい」。亀井は公示後、演説会に出席して応援したが、足並みはそろわなかった。

 岩田の出馬から公示日までの約4カ月間、状況は刻々と変化した。鳩山政権(当時)の「政治とカネ」、米軍普天間飛行場移設問題の混乱、菅首相の消費税増税発言。支援者は「民主党に対するいろんな意味でのアレルギー。いくらやっても響かなかった」とこぼした。

   ◇   ◇

 「桜内という名前しか頼るものはなかったが、その桜内ブランドは結局存在しなかった」。みんなの党新人の桜内朋雄(41)の関係者は、そう吐露した。

 元衆院議長の桜内義雄のおい。民主にも自民にも期待を持てない層の受け皿として、みんなの党から立候補した。党代表の渡辺喜美をはじめ、党所属の国会議員が相次いで島根入りするなど、「桜内」の名に対する党の期待度は高かった。

 しかし選挙戦では思わぬ苦戦を強いられる。義雄が一線を退いて10年。旧桜内派の県議や市議に支援を頼みに行っても、現役議員にはすべて断られた。かつての「桜内」支持者にはがきを郵送しても、他界した人が多く、次々と返送されてきた。

 全国では大躍進したみんなの党だが、都市部の風は島根にはあまり吹かなかった。

   ◇   ◇

 昨年の衆院選に引き続いて立候補した共産新人の石飛育久(32)。菅首相の消費税発言以降は、増税反対を前面に押し出して選挙戦に臨んだ。だが、ふたを開けてみれば、得票は前回の同党候補に遠く及ばなかった。

 同党県議の尾村利成は、みんなの党の存在を指摘する。全国的に同党は躍進。県内でも、桜内の得票は石飛を上回った。

 尾村は「消費税増税に反対する有権者の手応えはあった。しかし、有権者は、(増税に反対した)みんなの党で途中下車した」と説明。「うちの政治論戦に間違いはなかったが、それを票に結びつけられなかった。党の力不足だった」とうなだれた。(敬称略)

7840チバQ:2010/07/17(土) 14:04:11
http://mainichi.jp/area/shimane/news/20100715ddlk32010407000c.html
島根に吹く風:2010参院選を振り返る/下 /島根
 ◇敗戦の各陣営、「王国」の壁崩せず 組織力の差に苦戦
 民主は、菅直人代表(首相)の消費税増税発言で「逆風」に見舞われ、与党としても過半数を大きく割った。島根でもその逆風は抑えきれなかった。

 民主新人の岩田浩岳(ひろたか)(34)は2月に参院選への出馬を表明。元民放アナウンサーの知名度と若さで「世代交代」を訴え、「参院のドン」と呼ばれた自民現職の青木幹雄(76)に決戦を挑もうとした。だが、5月になって体調不良で長男の一彦(49)が出馬することになり、「世代交代」という争点がぼけ始めた。

 岩田は前幹事長・小沢一郎らの指示で、街頭での訴えをひたすら続けた。立候補表明から履きつぶした靴は4足にのぼる。選挙戦に入ってから、閣僚の蓮舫や五輪メダリストの谷亮子らが続々と島根入り。「保守王国」に「政権交代」の風を送り込もうと必死だった。県連幹事長の角智子は「今までにないくらいやった」と振り返る。しかし、県内で動ける県議は連合系も含めて8人。自民系会派は25人おり、組織力の差は明らかだった。

 前回参院選では、民主が推薦、社民も共闘した国民新の亀井亜紀子が当選。その再現を狙ったが、国民新は、岩田を推薦でなく「支援」にとどめた。岩田に「無所属での出馬」を求めたがかなわず、6月には郵政改革法案の成立見送りで、党代表が閣僚を辞任したことも関係をこじらせた。翌日、亀井が言った。「約束が破られたのだから、ガタガタしないわけがない。以前の態勢を取るのはなかなか厳しい」。亀井は公示後、演説会に出席して応援したが、足並みはそろわなかった。

 岩田の出馬から公示日までの約4カ月間、状況は刻々と変化した。鳩山政権(当時)の「政治とカネ」、米軍普天間飛行場移設問題の混乱、菅首相の消費税増税発言。支援者は「民主党に対するいろんな意味でのアレルギー。いくらやっても響かなかった」とこぼした。

   ◇   ◇

 「桜内という名前しか頼るものはなかったが、その桜内ブランドは結局存在しなかった」。みんなの党新人の桜内朋雄(41)の関係者は、そう吐露した。

 元衆院議長の桜内義雄のおい。民主にも自民にも期待を持てない層の受け皿として、みんなの党から立候補した。党代表の渡辺喜美をはじめ、党所属の国会議員が相次いで島根入りするなど、「桜内」の名に対する党の期待度は高かった。

 しかし選挙戦では思わぬ苦戦を強いられる。義雄が一線を退いて10年。旧桜内派の県議や市議に支援を頼みに行っても、現役議員にはすべて断られた。かつての「桜内」支持者にはがきを郵送しても、他界した人が多く、次々と返送されてきた。

 全国では大躍進したみんなの党だが、都市部の風は島根にはあまり吹かなかった。

   ◇   ◇

 昨年の衆院選に引き続いて立候補した共産新人の石飛育久(32)。菅首相の消費税発言以降は、増税反対を前面に押し出して選挙戦に臨んだ。だが、ふたを開けてみれば、得票は前回の同党候補に遠く及ばなかった。

 同党県議の尾村利成は、みんなの党の存在を指摘する。全国的に同党は躍進。県内でも、桜内の得票は石飛を上回った。

 尾村は「消費税増税に反対する有権者の手応えはあった。しかし、有権者は、(増税に反対した)みんなの党で途中下車した」と説明。「うちの政治論戦に間違いはなかったが、それを票に結びつけられなかった。党の力不足だった」とうなだれた。(敬称略)

7841チバQ:2010/07/17(土) 14:19:42
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000741007120001
「山口の与党」組織力発揮
2010年07月12日


当選した岸信夫氏(中央)は、兄の安倍晋三元首相(右端)ら党関係者と万歳をして喜んだ=山口市湯田温泉2丁目

◆公明、水面下で支援


  「自民王国」がまた力を見せつけた。11日投開票された参院選山口選挙区(改選数1)は、自民現職で元防衛政務官の岸信夫氏(51)が、民主新顔で俳優の原田大二郎氏(66)=国民新推薦=と共産新顔で党県常任委員の木佐木大助氏(55)を破って再選を果たした。県選出の自民党国会議員や県議が団結し、組織戦で岸氏を支え、得票数は全19市町でトップだった。原田氏は出馬表明の遅れが響き、木佐木氏は勢いを欠いた。当日有権者数は120万8999人、投票率は61.91%(前回62.02%)だった。


  岸氏は山口市湯田温泉2丁目のホテルの特設会場で吉報を待った。「当選確実」の報が伝わると、実兄の安倍晋三元首相(衆院山口4区)ら党関係者や支持者たちとともに再選を喜び合った。


  県内は政権交代後も、安倍氏をはじめ自民党の大物国会議員がそろう。県議会の最大会派も自民。それでも岸氏に油断はまったくなかった。報道各社の情勢調査で岸氏優位が伝えられた終盤の集会でも「大変厳しい」と連呼。最後まで緊張を解かなかった。


  「自民党は反省して出直さなきゃいけない」。この言葉を繰り返して昨年末から活動を本格化。離島、農漁村の小集落など県内一円を歩き、こうした地域の経済を元気にすることを訴えの柱にした。元防衛政務官の経験も強調。普天間問題をめぐる民主党政権の迷走で、安全保障が危うくなっているとも説いた。一方で元商社マンらしいフットワークの軽さも見せ、若者のパーティーなどにも気軽に飛び込み、喜々として顔を売って回った。


  党の国会議員や来春に選挙を控える県議らも危機感を強め、「自分の選挙」さながらに支持を呼びかけた。安倍氏も公示前から国政報告会を重ねて弟のために頭を下げた。党県連は旧市町村単位で残る56の地域支部すべてに選対を設け、支部ごとの得票目標も示して引き締めを図った。


  「山口の与党は自民党」。農協、医師会など、中央では「民主シフト」が進む業界団体も、県内では政権交代後も「親自民」の立場で岸氏を推薦。自公政権時代の友党の公明党が、水面下で支援したことも効いた。

7842チバQ:2010/07/17(土) 14:20:33
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000741007130003
民主「組織 弱かった」
2010年07月13日

  民主党県連の西嶋裕作幹事長は記者会見を開き、原田氏の敗因について、「有権者が候補者の政策や考えをしっかり受け止めて判断しようとしているなか、立候補表明が(公示の)一月前ということで、訴えがきっちり伝わらなかった」と述べ、出遅れが響いたとの認識を示した。


  大差の結果に、終始厳しい表情で「地方組織が非常に脆弱(ぜいじゃく)で、改善されずに参院選に入っていった」とも振り返った。「(来年の)統一地方選に向けて候補擁立を目指していきたい」と語った。


  全国レベルでの不信感も敗北につながったと分析。「菅内閣で消費税が唐突に出てきた不信感が、『民主党政権大丈夫か?』ということにつながったのでは」と述べた。

http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000741007130002
自民「要望 つかめた」
2010年07月13日

  自民党県連の河野博行会長は、岸氏の得票が目標に掲げていた42万票を超えたことを「政権を失って初めての国政選挙だったが、珍しいことで喜び」と目を細めた。景気低迷や民主党政権の問題が影響し、無党派層が「民主離れ」を起こし、自民に流れたと分析。「不景気が長く続いていた。そこに消費税10%の話が出た。政治とカネ、普天間などで国民の気持ちが離れた」


  党県連は今年1月、初めて懇談会形式の「政策聴問会」をして、業界団体との信頼関係を保った。参院選前には「ローカルマニフェスト」も作成し、岸氏の集会などで配った。松永卓幹事長は「政策を表に出して戦わせていただきたいと申し上げてきた。政策聴問会には岸先生にも出席していただき、いろんな要望を掌握していただいたのではないか」と振り返った。

7843チバQ:2010/07/17(土) 14:21:29
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000741007130001
決着 次の「舞台」へ
2010年07月13日

  ◇ 一夜明けて ◇


  民主党が大敗し、自民党が改選第1党になった参院選。投開票から一夜明けた12日、山口選挙区(改選数1)で圧勝した自民現職の岸信夫氏(51)は朝からあいさつに駆け回り、2期目にかける思いを語った。一方、岸氏に完敗した民主新顔の原田大二郎氏(66)も町に飛び出し、早くも「前」を見据えていた。両党の県幹部も会見し、勝因、敗因を語った。


◆岸氏 是々非々で臨む


  岸氏は再選を果たした夜、田布施町の自宅に戻り、つかの間の休息をとった。12日は午前6時に起きて、県東部の党県連地域支部などにあいさつ回りに出かける前、報道各社の取材に応じた。


  全19市町で得票1位になり、目標に掲げていた42万票を超える得票での再選に「非常に早い段階で当確をいただき、責任の重さを実感している」。フル回転した党県連の56地域支部と、政権交代後も「親自民」を貫いた業界団体の支援を勝因に挙げる。「野党となり厳しい目標だったが、6年前負けた都市部でも勝てた」と言った。今後1〜2週間かけて、謝意を述べて回る予定だ。


  1期目は防衛政務官を務めた。政権奪還に向けて、党には、「若手をこれまで以上に登用してほしい。農林漁業、安全保障を中心に仕事をさせてもらいたい」と望む。今回の与党の過半数割れで、衆参の多数派が異なる「ねじれ国会」になるが、参院での審議は、政局的な判断で賛否を決めたりせず、是々非々のスタンスで臨むという。



◆原田氏 再起への辻立ち


  原田氏は12日早朝、テレビ局の取材を終えた後、午前8時ごろから30分ほど、山口市の県庁近くの交差点に立った。「おはようございます」「ありがとうございました」と行き交う人や車に頭を下げた。11日夜の取材に、今後も議員を目指す考えを示し、「自民党の代わりの料理がまずかった。次までに僕がおいしい料理になれるよう勉強したい」と話していた。


  12日朝は「訴えが足りなかった、理解して頂けなかったという一方で、25万人が支持してくれた喜びもある」と選挙戦を振り返り、「政治は人と人をつなぐもの。それを極めたい」と語った。

7844チバQ:2010/07/17(土) 14:24:14
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000001007170001
「ふるさと対決」決め手は【宰相の郷から】
2010年07月17日


当選が決まり、支持者らに胴上げされる岸信夫氏。田布施町でもトップ得票だった=11日、山口市

◆田布施町 30人に聞く
  自民が圧勝した11日の参院選。岸信介、佐藤栄作両元首相が輩出した田布施町でも、岸家の後継で自民現職、岸信夫氏(51)が、幼少期を町内で過ごした民主新顔の原田大二郎氏(66)との「ふるさと対決」を大差で制した。「宰相の郷」の住民たちは今回、どんな思いで一票を投じたのか。12日、町内で30人に聞いた。
(小暮純治、福家司)



◆「岸家」に支持
  岸氏は町内で5470票を獲得し、原田氏に2千票を超す差をつけて圧倒した。得票率は有効投票の58・53%に及び、県全体を上回る水準で、自民支持層に「岸家」支持者が上乗せされたとも言えそうだ。今回意見を聞いた有権者30人中でも、岸氏に投票したと答えた人が19人を占めた。



  「昔、岸信介さんも佐藤栄作さんも、うちの山にマツタケを採りに来た」と振り返る70代の農業男性は、ずっと自民を選んできた。もともと「佐藤派」といい、比例区では佐藤氏の孫の夫で自民新顔の阿達雅志氏(50)に投票した。阿達氏は議席獲得はならなかったが、町内では比例区の個人票でトップの808票を獲得した。



  生まれも育ちも田布施という80代の農業男性は、今回も岸氏へ投票した。一貫して自民支持で「岸信介さんの頃から、地元だと思っている」という一方、「ただ信夫さんが地元だと言われると微妙な感じがある」とも打ち明けた。



◆民主への失望
  田布施の比例区得票で、民主が自民を初めて上回ったのが、政権交代が実現した昨夏の衆院選だった。だが、今回は、千票差近くをつけて自民が再び上回る「揺り戻し」が見られた。



  昨夏の衆院選では選挙区で平岡秀夫氏(民主)、比例区も民主に投じたという50代の会社員男性は今回、一転して岸氏と自民に入れた。理由について「期待していた民主がダメになったから」と端的に語り、不満をあらわにした。



  同様に昨夏、平岡氏だった50代の主婦は今回、共産新顔の木佐木大助氏(55)を選んだ。比例区では民主への投票を続けたものの、共産候補を選んだ理由を「民主は候補者選びをもう少し慎重にすべきだ。地元でしっかり活動を続けてきた候補者がいい」と、民主に対する批判票だったと明かす。



  田布施で政治風土が変化しつつある大きな要因とされるのが新住民の増加だ。都市的な無党派層が多いとみられ、「宰相の郷」の地元意識は薄いようだ。「風」にも敏感で、その時の政治情勢に応じて投票行動も変化させる人が少なくない。



  数年前に沖縄から移ってきたという20代の主婦は、選挙区では原田氏に、比例区は社民に投じた。「民主は政権交代後まだ1年もたっていないので、もう少しがんばってほしいし、子ども手当がなくなると困る。ただ、沖縄出身だから、比例区は基地問題を重視した」という。



  「民主離れ」したのは周南市から5年ほど前に、仕事の都合で移り住んだ30代の会社員男性だ。昨夏の衆院選で平岡氏と民主に入れたが、今回選んだのは岸氏とみんなの党。原田氏について、「ぱっと出では投票する気にはならない」と言う。



◆投票率大幅増
  田布施町の「ふるさと対決」は、選挙に関心を高めるきっかけにもなったようだ。町内の投票率は70・14%に達した。県全体の投票率が2007年の前回参院選から微減するなかで、逆に2・41ポイント伸び、県内市町で最大の伸び幅をみせた。



  前回衆院選には投票にいかなかったという20代の会社員男性は、今回は投票所に出向いて原田氏に投じた。「自民じゃないといけないという感じは、もうあまりない」と話す。

7845チバQ:2010/07/17(土) 14:36:21
http://mainichi.jp/area/kagawa/news/20100713ddlk37010418000c.html
10参院選かがわ:自民、公募で結束強める 党再生担い磯崎さん /香川
 ◇岡内さん、社民の政権離脱痛く
 ◇みんな躍進、共産埋没
 参院選香川選挙区では、自民の磯崎仁彦さん(52)が初当選を果たした。民主、国民新、社民が推薦した無所属の岡内須美子さん(57)、共産の藤田均さん(50)は敗れる結果になった。民主政権に厳しい審判が下された全国的な流れの中で、それぞれの戦いはどういう意味を持っていたのか。【三上健太郎、吉田卓矢、馬渕晶子】

 当選を果たした磯崎さんは12日、ほっとした表情を見せた。

 自民初の公募で選ばれた候補者。その意味を自ら「公募は自民が変わろうとしている一つの表れ。候補者で止まってしまっては何の意味もない」と話していた。野に下った自民がイメージの一新を図り、「自民再生の試金石」「新生自民の象徴」などといった期待が寄せられた。それだけに、敗北は自身のダメージにとどまらず、公募という方法の否定にもつながりかねなかった。

 民間出身で、従来のように候補者の後援会が主体となる運動ができず、県連が音頭をとった。県連幹部は「みんなで決めた以上責任があるので、結束力は強まった」と公募を勝因の一因に挙げた。

 候補者本人の資質に加え、政権交代後の保守系議員たちの危機感、現政権批判票をうまく取り込んだことが大きな勝因だった。

 自民にとって今回の選挙は、与党を過半数割れに追い込み、来春の統一地方選で勝利、再び政権奪取をかけた衆院選を迎える−−というシナリオに踏み出す第一歩と位置づけられていた。県連幹部は「組織が衰えていないことを証明した」(県連幹部)と胸を張る。

 一方、岡内さんは、出馬表明後の5月、沖縄の基地問題で社民が政権離脱し、状況が大きく変わった。先月15日、県庁で会見した時、「当選後、どこに所属するのか」の質問に、「当初は皆、政権与党の中にいて、言いやすかったけど」とつぶやいた。

 社民の政権離脱後も、県内では民主、社民両県連がすぐに協力維持を確認。民主の菅直人首相ら党幹部が連日来県するなど公認候補並みに支援。社民も、県議や市議が地元の組織固めに連日回った。

 しかし、菅首相の消費税発言で、再び中央の民主と社民の意見が対立。「消費税と基地問題はタブー」(社民幹部)となった。岡内さんは街頭演説などでほとんど触れず、有権者にわかりにくさとして残った。

 また、民主党は与党として初の選挙。これまでと違い、風は逆風だった。終盤になっても「街頭で受ける肌感覚と(独自の)世論調査の結果がかみ合わない」(民主幹部)などと、攻めあぐねた。結果、無党派を取り込めず、「格段の差がある組織力で負けた」(連合香川幹部)と、足腰の弱さを露呈した。この幹部は「風に頼らない強固な支持基盤を築くことが急務」と話す。

 藤田さんは「自民はこりごり、民主はがっかり」と訴えた。消費税増税が争点に浮上、「唯一の反対政党」と独自性を強調した。しかし、県内の比例得票数は、みんなの党に2倍以上離された。松原昭夫・県委員長は「みんなの党は『増税の前にやるべきことがある』の一言で浸透した」といい、2大政党に続く「第三極」の台頭で“埋没”したことに「共産党にも新たなイメージづくりが求められているのかもしれない」と話した。

 ◇「国民と同じ目線で」磯崎さん
 参院選香川選挙区(改選数1)を制した自民の磯崎仁彦氏は、当選から一夜明けた12日、高松市内で街頭演説し、「政治の原点は国民の皆様と同じ目線に立つこと。このことを忘れることなく、今後の政治活動を行っていきたい」と決意を語った。

 政治経験ゼロだったが、自民県連の候補者公募に手を挙げ、27年間勤めた会社を退職して、参院選に臨んだ。この日は、4月上旬に初めて街頭演説をした“原点”という場所に立って、当選を報告。「政権交代後の10カ月がどうだったか。与党の過半数割れは、そのことに審判を突き付けた」と選挙戦を総括し、「国民の信頼を得る野党を目指していきたい」と誓った。

 その後、報道陣の取材に対し、「うれしさもあるが、議員になることへの期待と責任感を非常に強く感じている」と気を引き締めていた。【三上健太郎】

7846チバQ:2010/07/17(土) 14:38:03
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/news/20100713-OYT8T00934.htm
県都決戦票掘り起こし
塩崎後援会もフル稼働
 政権交代後初の本格的な国政選だった参院選の愛媛選挙区では、自民現職の山本順三さん(55)が圧勝で再選。政権与党の民主新人岡平知子さん(52)は約10万票の大差で惨敗した。「自民王国」の愛媛で前回参院選、昨年の衆院選と着実に勢力を伸ばしてきた民主は、大きくつまづく結果に終わった。与野党の激戦を振り返った。(松山支局参院選取材班)

 「今回は松山で勝つ戦いをする。2万は差をつける」。公示日の6月24日。松山市駅前での出陣式を終えた自民県連幹部はこう明言した。松山市を重視した選挙戦略。その背景には、民主の戦い方を徹底的に分析し、必勝を狙う思惑があった。

 県議が自民32人に対し、3人しかいない民主は、全県選挙の参院選で実動部隊となる地方議員数で決定的に劣っている。当然、知名度の高い弁士を呼んで無党派層をターゲットにした「空中戦」を挑んでくると読んだ。

 一方で、70市町村が20市町に集約された平成の合併後、自民の地方議員も激減している。昨年度の党員数は前年度比5097人減の2万7300人に減った。「かつてのように松山での負けを南予や郡部の票で補えない」(自民県議)状況だ。

 昨年の衆院選愛媛1区で塩崎恭久議員に約2700票差まで迫り、比例復活した民主の永江孝子議員は岡平さんの支援に走り回っていた。塩崎議員の選挙参謀である県連幹部は「岡平が勝てば、あなたも次は危ない」と直言。これに応じて塩崎議員も後援会をフル稼働させ、自ら山本さんを先導して歩いた。候補や応援議員が何度も姿を見せる“県都決戦”が展開された。

 さらに従来型の選挙手法を捨て、戦術の転換を図った。支持者らを集会所などに集めて候補者が支持を訴える「箱物」は、公示2か月前から禁止し、候補を徹底的に街頭に立たせるようにした。組織・団体の推薦を得ても、塊(かたまり)で票が入る時代ではない。新規開拓を続けて都市部で自陣を広げる作戦だ。

 しかし、同時に組織票の獲得にも布石を打った。公明の比例候補との政策協定を締結。松山市のある公明市議は「今回は松山市内でのテコ入れを相当感じる。以前と違い、『本人が来た』とよく聞いた」と、自民の激しい動きに舌を巻いた。

 松山市では、前々回参院選で民主候補に約1万1000票の差をつけられ、前回は民主系の候補に約2万4000票も水をあけられた。だが、自民は今回、2万9000票を上回る成果を収めた。

 自民県連幹部は今回の圧勝に自信を深めた口調で、「今は当然、この後に続く知事選、県議選を見据えている」と話した。

(2010年7月14日 読売新聞)

7847チバQ:2010/07/17(土) 14:38:43
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/news/20100714-OYT8T01281.htm?from=nwlb
労組と“風”頼み限界
くら替えで共闘破綻
<民主>

 「県連はしっかり総括しろ」

 7月11日午後9時30分、連合愛媛が事務所を置く松山市の県勤労会館。空席の目立つ200席の会場に向かって、民主新人の岡平知子さん(52)が「力不足を心からおわび申し上げます」と淡々と敗戦の弁を述べた時、会場からは怒気にあふれたヤジがとんだ。

 午後9時の開票開始早々、自民現職山本順三さん(55)の「当確」が報じられ、早々と敗戦が決まったことに、集まった支持者らは失望を隠せず、ヤジを浴びせられた民主県連幹部は固い表情で黙り込むばかりだった。

     ◆

 2007年の前回参院選で、民主県連は社民などと共に友近聡朗氏を担ぎ、自民現職を破った。昨夏の衆院選では悲願だった衆院議員を一挙に3人獲得。中央では政権交代が実現し、参院選では与党として優位に戦いを進めるはずだった。

 だが、現実は混乱の連続だった。県連による候補者選定が難航し、見かねた党本部の主導で岡平さんを担ぐことが決まったが、出馬表明は4月中旬。他陣営より大幅に出遅れた上、社民から民主にくら替えしての出馬に、過去2回の国政選で共闘した社民との選挙協力も破綻(はたん)した。

 岡平陣営は公示直前に発足した菅政権の支持率の高さを頼りに、無党派層からの支持を求める「空中戦」を仕掛けるほかに、手はなかった。

 菅首相、蓮舫行政刷新相、枝野幹事長、前原国土交通相と知名度の高い「大物」が連日県内入り。応援弁士のそばで岡平さんは「政権交代の流れを止めてはならない」とごく短時間の演説を何度も繰り返した。

 それでも、菅首相が唐突に持ち出した消費税増税論議の影響もあって、昨年夏の衆院選で街を覆った熱気が再現されることはなく、投票率は前回より4・35ポイント低い57・56%にとどまった。

 読売新聞の出口調査では、社民支持層で岡平さんに投票すると答えた人は半数しかおらず、無党派層からの支持でも、山本さんをわずかに上回る程度にとどまった。反自民を掲げる他党の支持者と、無党派層からの票を集め、強固な県内組織を誇る自民を倒すという、前回参院選、昨年の衆院選での“必勝パターン”は崩れ去った。

 労組と“風”頼みの末、惨敗を喫した民主県連。組織力強化のために地方議員を増やすことが急務で、来春の統一地方選では、県議選で全選挙区に候補を立てたいとするが、具体的な候補選定などはこれからだ。

 支持者から求められた「総括」の結果は、まだまとまっていない。

(2010年7月15日 読売新聞)

7848チバQ:2010/07/17(土) 14:43:29
攻防の軌跡
http://www.kochinews.co.jp/10sanin/kou01.htm
(1)地力 勝利にも弱ささらす

 昨年の衆院選から一転、民主党の大敗に終わった第22回参院選。県選挙区(改選数1)は、政権批判をしのいだ同党現職の広田一氏(41)が再選し、議席を死守した。だが得票数は自民党系2候補の合計得票数に遠く及ばず、「勝者なき結末」との見方ができる。攻防の軌跡を追った。

 「勝ち、負けではない。どう勝つかだ」

 昨年末、民主党県連のある幹部は今夏への強気な思いを語った。自民票が分裂し、与党現職で臨める「願ってもない構図」(連合高知幹部)。歴史的惨敗を喫した、昨年衆院選県内3小選挙区の悪夢を振り払うかのような言葉だった。

 だが、日を追うごとにその目算は崩れる。

 【写真】蓮舫行政刷新担当相を迎えた街頭演説。弱点の発信力は「党の顔」に頼った(6月27日、高知市の中央公園)

 ■初の「守り」
 鳩山政権下での政治とカネ、普天間基地移設問題の逆風。内閣支持率が2割に沈んだ5月、「住民が訴えすら聞いてくれない」「今やれば負ける」。スタッフは悲鳴を上げた。

 それだけに首相交代に安堵(あんど)感が広がった。「これで戦える」。支援者からも明るい声が寄せられ、内閣支持率のV字回復で党の勢いを取り戻したかに見えたが、それもつかの間だった。

 公示直前に飛び出した菅直人首相の消費税増税発言と、その後のぶれ。「ボディーブロー」(選対幹部)のように効き、攻めの選挙ばかりだった陣営は初めての防戦、追われる戦いに神経をすり減らした。

 迎えたマイク納め。マスコミの世論調査は一歩リードを保っていたが、広田氏は昨年衆院選で自民党陣営に見せつけられた組織力への警戒心が離れなかった。「相手には底力がある」。結果は猛追してきた自民党新人に競り勝ったが、自民党系2候補の合計得票を4万3千票も下回った。

 「厳しく受け止める」。一夜明けた12日、民主党県連の大石宗幹事長に高揚感は乏しかった。その県連幹部らが公言しづらい思いを、選挙協力した社民党県連合、浜辺影一副代表が口にした。

 「実質的には敗北だ」

 ■財産
 選挙戦を通じてあらためて露呈したのは、県連の地力不足だ。逆風でこそ問われるが、昨夏の3小選挙区の候補はいずれも県内にいない。広田氏が無所属で初当選した6年前も「風」と自民党の敵失が主因で、広田後援会の動きも「点レベル」だった。

 ただ、政権与党で臨んだ選挙で得た財産もあった。「負ければ解体の危機感」から、県連幹部らは自民党支持だった業界・団体回りを徹底。「地上戦」の新たな人脈と経験を得た。広いウイングを持つ広田氏をみこしに戦ったことで「党の理解者」のすそ野も広がった。

 半面、政権与党としてのアプローチは課題も併せ持つ。業界・団体依存や利益誘導型の従来型政治に陥りやすい。それを「古い政治」と否定する民主党はどういう新しい関係を築くのか―。党公認で当選し、「県連の顔」になった広田氏も党人としてその矢面に立たなければならない。

 「この逆風下で得た結果が今の県連の素の力」とする武内則男代表(参院議員)。「議席維持」という最低限のハードルはクリアしたが、来春の統一地方選に向けて組織強化は正念場を迎える。

(10年7月13日付朝刊

7849チバQ:2010/07/17(土) 14:44:57
http://www.kochinews.co.jp/10sanin/kou02.htm
(2)分裂 「刷新」へどう総括

 公示が1週間後に迫った6月17日、県議会6月定例会開会中の自民党県議団役員室。

 「今、判を押してきた」

 党県連幹部の表情は上気して見えた。参院選県選挙区に立てる新人の高野光二郎氏と、公明党比例代表候補の後援会間で相互支援協定が成立。事実上の自公協力の継続だった。

 【写真】公明党比例候補と演説に立つ高野光二郎氏=左。今回も自民候補を公明票が支えた(6月25日、高知市の中央公園)

 ■猛追
 「高野? WHO(誰)?という反応だ」

 党地域支部の幹部らは、公示前の前哨戦で頭を抱えていた。

 民主党に完勝した昨夏の衆院選に続き、県内参院議席の奪還が懸かった今回の参院選だったが、自民党県連は当初から「ハンディ」を抱え込んだ。

 県連は昨秋、衆院選で機能した挙党態勢の再現を目指して候補の公募、予備選を実施。下野した党の再生を懸けた試みでもあったが、既に出馬を表明していた前自民党参院議員の田村公平氏がこの手法に反発。県連は田村氏を予備選失格とし、党支持層の分裂が避けられない状況に陥った。

 高野氏は前県議だが高知市選出で、全県的には知名度不足が否めない。県連もそれは織り込み済みとはいえ、浸透へ「時間との闘い」を強いられた。

 さらに、野党転落に伴って旧来の支持団体の間に自主投票に転じる動きが続出。田村氏との分裂によって失う票も踏まえ、県連は「自公協力がないと、とても届かない」(武石利彦県連幹事長)と協力関係の再現を水面下で進めた。

 協定締結前の6月初旬の本社県民世論調査でも、高野氏は民主党現職の広田一氏に大きく水を開けられ、無所属で出馬を決めた田村氏と並走していた。

 危機感を強める県連は公明党の「推薦並みか、それ以上」(池脇純一県本部代表)の支援を受けながら、県内支部や衆院議員事務所を起点に組織戦を全面展開。公示直前の菅直人首相の消費税増税発言など民主党側の敵失も加わり、高野氏は県内全域へ急速に浸透し、広田氏を猛追した。

 「最後は(浮動票争奪の)空中戦」としていた選対は、「発射台までは持って行けた」と勢いづいた。

 ■「後悔はない」
 〝逆転〟を期して迎えた投票日。高野陣営はかたずをのみながら開票状況を見守ったが、結果は広田氏に1万3千票余り及ばず、田村氏は約5万7千票を獲得した。

 県連幹部らは「5万票は想定済み」と口をそろえていたが、結果的に分裂が勝敗を分けた形だ。公明党県本部の池脇代表も「高野候補はよくやったが、やはり割れると厳しい」と分裂の影響に言及する。

 自民党は参院選県選挙区で3連敗を喫した。が、武石幹事長は激闘を振り返り強調する。「党の若返りや刷新への生みの苦しみだった。公募、予備選の手法に後悔は全くない」

 政権奪還への足掛かりを求めた選挙での敗北。県連の地域支部には公明党依存体質や、分裂を招いた県連執行部への批判、不満もくすぶる。「刷新」への総括が待たれる。

(10年7月14日付朝刊)

7850チバQ:2010/07/17(土) 14:45:39
http://www.kochinews.co.jp/10sanin/kou03.htm
 (3)政情 険しさ増す再起の道

 「地獄を見てきた。票はゼロかもしれん…」

 選挙戦終盤、高岡郡梼原町から高知市の事務所に戻った田村公平氏は、青ざめた表情でつぶやいた。それだけ、現地の反応は冷ややかだった。

 自民党公認で臨んだ3年前の参院選で、同町での得票率は約67%と県内市町村で断トツ。しかし無所属で立った今回は5分の1に激減し、県内得票も5万6977票と10万票近いマイナスとなった。

 【写真】懸命に持論を訴える田村公平氏。〝田村流〟を貫いたが…(10日、高知市内)

 ■「丸裸の票」
 自民党の予備選手続きに反発し、公認が得られなかった田村氏。陣営は衆院議員だった祖父と父の代から引き継ぐ「田村党」と、田村氏が郵政民営化法案に反対して以来、支援を受ける郵政関係者が〝二つのエンジン〟となった。

 「自民も民主もしょせん議員の寄せ集め」「経験と実績では負けない」―。個人演説会では〝公平節〟に熱烈な拍手が送られた。私財をなげうって戦う姿に支持者が応えた。

 半面で田村党内には「3年間のあいさつ回りが決定的に足りない」と支持が広がらない焦りがあった。与党候補との戦いに、郵政関係者の内情は決して一枚岩ではなかった。

 現職当時の人脈からみんなの党やたちあがれ日本など「第三極」の公認や推薦を受ける手もあった。だが「政党の助けは借りない」とわが道を貫いた。選挙終盤には「達観の域」に入ったという田村氏は、惨敗を淡々と受け入れた。「これが丸裸になった私の票、ということだろう」

 二大政党化、新党・第三極勢力の出現という政情変化の下、無所属候補の当選のハードルは高まる。「次のステップにつなげたい」と明言した田村氏は、再起への足場をどう再構築していくのか―。

 ■惨敗
 共産党は昨年衆院選に続く惨敗だった。

 元衆院議員で「最強の候補」とする新人の春名直章氏で挑みながら前回から約25%、1万2千票余り減らし、県選挙区では1995年以来の4万票割れに。参院選では01年以来の供託金没収となった。

 最重視する比例代表の県内得票も、昨年衆院選から3割、1万4千票余りもダウン。得票率はついに10%を切る事態となった。

 「力量が落ちている」。党県委員会の佐竹峰雄委員長も党勢の後退を認めざるを得ない。党員や支援者の高齢化、地方議員の減少など足腰の弱体化は明らかだ。

 今回参院選は、自民党の下野、米軍基地問題、政治とカネ、消費税増税議論と、共産党には格好の主張材料がそろったはず。それなのに民意を引き付けられなかった。民主、自民両党への不満票は第三極に流れた。

 「増税容認派が増えている中で、旧来の反対論にどれほどの説得力があったのか。党活動も選挙戦術も抜本的に見直すべきだ」。共産党の元地方議員は党戦略のマンネリ化を指摘する。

 「抜本的な得票増の計画で挑む」。佐竹委員長は来春の統一地方選をにらむが、向かう道は険しさを増す。

(10年7月15日付朝刊)

7851チバQ:2010/07/17(土) 14:46:39
http://www.kochinews.co.jp/10sanin/kou04.htm
(4)模索 民意が試す「ねじれ」

 「こんな静かな国政選挙は初めて」

 県中西部の首長が苦笑し、中山間地域の〝選挙通〟も「動きが見えない」と首をかしげた。県選挙区で競り合った民主、自民両党陣営も「熱を感じられない」と戸惑った。

【写真】候補者の演説会で視線を注ぐ有権者。その民意を政治はどうくみ取るか(7月、高知市内)

 ■目覚め
 政権交代後初の国政選挙で、業界団体などが民主、自民両党との距離感を測る様子見ムードもあった。だが何より、政治とカネ、沖縄基地問題での民主党政権の迷走、繰り返された首相交代劇などで、政治への失望や虚脱感が有権者心理の根底にあった。消費税増税議論で二大政党の主張が似通うなど争点もぼやけた。

 冷めた感覚は公示後の本社県民世論調査にも投影された。選挙に「関心がある」は76・3%で、前回3年前より6・8ポイント、政権を懸けた昨夏衆院選より10ポイント近く下回った。「政権交代以降、暮らし向きは変わったか」の問いには8割強が「変わらない」と答え、変化を実感できない県民意識が浮かび上がった。

 しかし、実際の投票率は58・49%と前回より0・09ポイント?増え、浮動票の多い高知市でも1・28ポイントアップした。事前の低調ムードや複数陣営が「50%台前半」とした予想を考慮すれば「思いのほか高かった」といえる結果だ。

 前回比で2割近く増え、全有権者数の1割強に達した期日前投票が、制度として浸透してきたことも投票率底支えの一因と考えられるが、県内有権者を選挙離れから踏みとどまらせたものは何か。

 「本質的には県民生活の厳しさの裏返し。『暮らしを何とかして』という切実な思いの反映では」。「県明るい選挙推進協議会」の植田通子会長は啓発活動を通じた印象を語り、こう続けた。

 「自分たちの1票で政治が変わることを政権交代で実証した。有権者は政治の責任に目覚め始めている」

 新しい政治を求め、有権者の模索の視線が強まる。

 ■「まっぴら」
 民主党大敗で、衆参両院の多数派が逆転する「ねじれ国会」が攻守を交代して再現される。自民党政権下では与野党対立が先立ち、国会運営が立ち往生した。

 尾粼正直知事は投票日翌日の記者会見で、地域主権改革関連法案へのこだわりを示しながら「国政運営に不安定感が増すのは否めない。だが国民生活の立場で徹底して議論してもらいたい」と要請。県町村会長の吉岡珍正・越知町長も「地方がしわ寄せを受ける事態は、まっぴらごめんだ」とくぎを刺す。

 民主党は、連立パートナー探しや政策ごとに協力を得る「部分連合」を模索。9月の党代表選など政局含みの政治日程も控える。

 「ねじれを政争の具に使うべきではない」(自民党県連)、「政局に絡む対応は慎む」(公明党県本部)。県内各党は「国民本位」で口をそろえるが…。

 有権者は政治を試すように「ねじれ」という「勝者なき審判」を選択した。不信と期待が交錯する民意を政治、政党はどう消化していくのか。

 =おわり
(10年7月16日付朝刊)

7852チバQ:2010/07/17(土) 15:03:31
http://www.saga-s.co.jp/news/2010sanin.0.1681978.article.html
【解説】世代交代が最大勝因 自民・福岡氏 (10年7月12日)
 政権交代後初の国政選挙となった参院選で、佐賀選挙区は野党の自民党が現有議席を死守した。現職の出馬辞退による「思い切った世代交代」が最大の勝因とみていい。普天間基地問題の迷走、マニフェストの実現性など民主政権への不満や失望も取り込んで追い風を加速させ、圧勝した。


 野党になり、推薦団体は3分の2に減ったが、自主投票を決めた県農政協議会が実質支援に動くなど、有力な支持団体のつなぎ止めに成功した。衆院議員時代に培った人脈に、即戦力と将来性を訴えて個人としての支持も得た。組織票、個人票、民主批判票をうまく集めた格好だ。


 与党として初めて戦った民主党は、課題として指摘され続けてきた支持基盤づくりの遅れや、知名度不足が響いた。迷走した政権運営の影響も受け、守勢に回らざるを得ない与党選挙の厳しさを痛感させられた。出口調査によると無党派層からの支持は3割にとどまった。政権交代の原動力となった層を取り込めなかった。国会議員や地方議員の個人組織ではなく、党として地域組織をつくり、日常活動を広げることが不可欠だ。


 国政選挙で〝連敗〟していた自民の大勝だが、自民回帰と受け取るのは早計だ。比例代表の得票では、民主への期待感は一定持続している。この結果を、自民は党再生にどうつなげるか、民主は与党に見合った地方組織拡充ができるか。来春の統一地方選が試金石となる。

7853チバQ:2010/07/17(土) 15:05:52
http://www.saga-s.co.jp/news/2010sanin.0.1682812.article.html
検証・参院選さが 民意反転 【1】自民圧勝 (10年7月13日)
組織型脱却が奏功


 参院選終盤。交差点やスーパー入り口付近で連日朝夕、「佐賀再生」「ウソをつかない」「出直す!」などと書いたプラカードを掲げる県議や市町の議員らが立ち並んだ。「自民党を、福岡を、よろしくお願いします」。道行く人たちや車に頭を下げ続けた。





 自民41支部による一斉街頭活動。「こんなの初めてだが、野党だから何でもやる」と市議の一人。かつてない保守王国の危機に、なりふり構わない自民議員の必死な姿があった。危機感は青年、女性部にも共有され、朝立ちの輪が自然に広がっていった。

 2007年の参院選以降、党は転げ落ちるように勢いを失い、昨夏の衆院選で敗北、下野した。今回の参院選で佐賀選挙区は、そのどん底から一気に、9年前の参院選以来という25万票を獲得した。


 11日夜、福岡資麿(37)の圧勝で興奮冷めやらぬ選挙事務所。選対本部長の篠塚周城は力説した。「従来の組織型選挙から脱却した街頭活動を続け、有権者に直接訴えてきた。これまでの選挙にはなかったこと。党再生へのメッセージは届いたと思う」


 「くら替え」出馬を決めた県連会長の福岡は4月の選対本部発足時、「組織型選挙からの転換」を掲げた。人を集めるのではなく、人が集まる場所に自ら出向く。動員が多い個人演説会を減らし、団地での街頭演説や、交通量が多い交差点で手を振った。


 選挙戦が終盤に入った4日。民主の原口一博総務相が佐賀市内19小学校区での演説会を重ねた。緊迫する運動員に福岡は話した。「うちは外に出て、一人でも多くの有権者に直接触れ合う。生の声を届ける」。新しい運動の感覚が陣営に浸透していった。


 一方で、地方では旧来型の組織選挙もフル稼働した。旧市町村単位の支部などの組織が動き、新戦術と旧戦術での「全員野球」(陣営)が生まれ、票を積み重ねた。


 結果は11万票の大差。運動形態の変化とともに、陣営関係者が勝利の要因に挙げるのが、現職の参院議員岩永浩美(68)から福岡へのバトンタッチだ。岩永の「辞退表明」は2月。昨年末以降、「民主が若い女性候補をぶつけてくる」という話が広がり、県内でも世代交代を促す声が漏れ始めていた。ある幹部は「選手交代で古い自民党のイメージを刷新し、戦えると確信できた」と振り返る。


 長期政権時代のおごりに対する反省の言葉を繰り返してきた10カ月。選挙区の大勝に対し、比例は前回を約6千票下回る14万票に終わった。共闘した公明票を合わせても、福岡の得票とは5万票の開きがある。復権の兆しは見えたものの、真価はこれから。


 「終盤戦は(敵失で)風をもらった部分もあり、実力以上の票をいただいた。自民に全幅の信頼が戻っているというわけではない。次期衆院選は反動があると思うので気を引き締めたい」。めまぐるしく変容する民意をこれまでの選挙戦で肌身で味わった福岡は、12日朝も街頭に立った。圧勝がもたらす組織の「慢心」を警戒する。(敬称略)



◇         ◇

 10カ月の民主政権に厳しい審判が下った参院選。佐賀選挙区では自民が圧勝し、民主の勢いを阻んだ。なぜ野党の自民が民主に大勝できたのか。その背景と今回の結果がもたらす県政界への影響を探った。


【写真】交差点で「約束を守る」などと書いたプラカードを掲げ、手を振る自民佐賀市支部の女性たち。危機感を共有し一体感をもたらした=佐賀市

7854チバQ:2010/07/17(土) 15:06:30
http://www.saga-s.co.jp/news/2010sanin.0.1683346.article.html
検証・参院選さが 民意反転 【下】民主苦悩 (10年7月14日)
県連主導も空回り


 「非常に厳しい。組織の立て直しを考えておいてほしい」。投票日の11日午後6時すぎ、民主党県連代表の原口一博は東京から、代表代行の園田泰郎に電話を入れた。まだ投票が行われている最中。敗戦を覚悟し、今後の対策を指示する内容だった。「圧倒的な知名度と組織力の差はいかんともしがたかった」。その夜、原口は敗因を語った。当選した自民候補との差は11万3千票。予想外の大敗だった。





 2日後の13日。民主党県連事務所に園田のほか、幹事長、顧問、幹事長代理の4人が顔をそろえた。「組織をしっかり作らないとダメだ。国会議員が支部長になっている総支部を名前だけでなく、きちんとした組織にしないと」。議論は1時間を超えた。「徹底して総括しないと、このまま沈んでしまう」。総括案のメモを手に園田は厳しい表情を見せた。

 「清新でさわやか。民主党らしい候補」として公募で弁護士の甲木(かつき)美知子(39)を擁立。選挙運動は従来と違い、県連幹部が仕切る形に変えた。


 これまでは、し烈な選挙戦を何度も経験した原口の後援会に頼ってきた。前回、選対内部で対立もあったが「消えた年金」などの追い風で乗り切った。今回は県連主導を強めることで、役割分担を明確にする考えだった。


 だが今回も両者の間に不協和音が生じた。後援会からは選対が前日に急きょ出す指示に「戦略がない」、県連関係者からは「党公認候補が出ているんだから、国会議員の選挙と同じぐらいの意識でやらないと」と、動きの鈍さを嘆く声が聞こえた。


 そうした状況に加え、選挙中盤には、支援団体が反発する場面もあった。新聞に掲載された候補者アンケートで、憲法9条改正やプルサーマルへの賛否を「どちらともいえない」とした甲木に対し、推薦している社民党や、電力関係の労組が抗議した。社民党幹部は「支持者から『なんで民主党を支援しないといけないのか』という電話を受けた。ある程度の票は逃げたかもしれない」と話した。菅首相の消費税発言で逆風が強まる中、足元の体制も緩んだ。


 「昨夏の衆院選とは反応が全く違う」。終盤に入ったころ、電話で支援を頼み込んでいた関係者が口にした。「1対1で話すと相手の気持ちはすぐ伝わる」。昨夏の政権交代を後押しした無党派層は民主党から離れていた。明らかに「風」が変わっていた。


 衆院選で激戦を勝ち抜いた原口、大串博志の後援会は、議員個人の人気や人柄に支えられている部分も多い。園田は「個人ではなく、党の支持者にしていかないと。党や政策をしっかり認識してもらわないと組織づくりは進まない」と、目下の課題を自覚する。ただ、地方議員には「地域支部を作ろうと考えているが、国会議員の後援会とうまくやっていけるか踏み出せない」と不安もある。


 「来春は統一地方選。今度こそ本当に組織を整備できなければ、有権者の信頼は得られなくなるだろう。待ったなしだ」と園田。近く開く予定の常任幹事会で、再起をかけた正念場の戦いの第一歩を踏み出す。(敬称略)


【写真】投票締め切り直後の自民候補の「当確」報道を受け、厳しい表情の民主党県連の園田泰郎代表代行(左端)ら=11日午後8時21分、佐賀市神野東の甲木氏事務所

7855チバQ:2010/07/17(土) 15:08:55
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2010/sannin/kikaku6/01.shtml
知事選に続いて  またもそろわぬ足並み

県連の力不足露呈

 「また開票率0%で当確か…。2連敗ばい」。11日午後8時すぎ、長崎市築町の犬塚の選挙事務所。開票が始まった途端に、金子の「当選確実」がテレビで速報され、支援者の一人は腕組みをしたまま深いため息をついた。

 連敗−。2月の知事選も民主はあっけなく敗れた。政権交代の余勢を駆って、推薦候補を擁立したものの、候補者の選考過程に支援労組から不満が噴出。自民系が推す中村法道に約9万票を超える差をつけられ惨敗した。この参院選は、中村を「後継」として支援した金子への「リベンジ」の場となるはずだった。

 ところが、またも組織の足並みがそろわない。犬塚は現職でありながら知名度が低く、政策の得意分野も外交や安全保障など住民に身近でない。しかも、国営諫早湾干拓事業の開門調査をめぐり、県連方針に反して「条件付き賛成」を主張。組織に従わないイメージが労組の動きを鈍らせた。開門に猛反対する民主党参院議員の西岡武夫も、犬塚の出陣式に姿を見せたが、演説は断った。

 「金子先行」−。新聞の世論調査報道に危機感を強めた県連代表の高木義明は、東京に戻っていた西岡に電話を入れた。「ぜひマイクを握ってほしい」。8日夜、長崎市内の総決起集会で西岡は叫んだ。「日本のためによろしくお願いします」



テレビの選挙報道を見詰め、落胆の表情を見せる民主党県連幹部ら=11日夜、長崎市築町の選挙事務所
 実は、西岡が人知れず演説した場所がもう一カ所あった。投票日前日の10日早朝、同市内の自宅近くの路上。聴衆は近所の住民だけだったが、犬塚は財務相の野田佳彦とともに選挙カーで出向き、西岡は笑顔で出迎えた。「結構気を使うんだよね」。県連関係者の一人は、内向きの調整にきゅうきゅうとするのを自嘲(じちょう)気味に笑った。

 “与党流”の戦いにも、ぎこちなさがつきまとう。知事選の際、民主は閣僚や国会議員を大量に送り込み、首長や自民系業界団体の切り崩しを図ったが、逆に反発を招いたため、今回はこれを自粛した。

 選挙戦序盤のある日、県建設業協会を高木ら県選出国会議員3人が「意見交換」と称して訪ねる一幕があった。協会側は“締め付け”を警戒し身構えたが、3人は文字通り「意見をうかがう」ばかり。「いったい何をしに来たのか」と協会幹部の首をかしげさせた。

 淡々と敗戦の弁を述べた犬塚。県連幹事長の渡辺敏勝は目を赤くして言った。「悔しいが、自民より地方議員が少なく、組織は弱い。与党になっても、すぐに中身は変えられない」。政治とカネ、普天間、首相交代、消費増税−。めまぐるしく向きを変える中央からの風。それにあらがえるほどの力を、県連は持ち合わせていない。(文中敬称略)

 参院選長崎選挙区は、自民新人で前知事の金子原二郎(66)が、再選を目指した民主現職の犬塚直史(55)を約7万2千票の大差で下した。民主は県内の衆参の選挙区選出6議席を独占していたが、自民が1議席の奪還を果たした。選挙戦を検証、県内政局の行方を探る。



2010年7月13日長崎新聞掲載

7856チバQ:2010/07/17(土) 15:10:12
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2010/sannin/kikaku6/02.shtml
敵失の勝利  知名度頼みの自民県連

支持回復へ課題残す

 11日午後10時すぎ。再選を果たせなかった民主の犬塚直史(55)が長崎市の選挙事務所で敗戦の弁を述べていたころ、100メートルも離れていない自民党県連では祝宴が終わろうとしていた。「相手が弱すぎたよ」。幹部たちの総括は、この上なく明快だった。テレビの選挙特番が「民主大敗」を伝えていた。

 ふたを開けてみれば、7万2千票余りの大差−。「国民と約束したマニフェスト(政権公約)は何だったのか。民主党はこれからもっと崩れ、次の選挙も厳しいだろう」。幹事長の松田正民はまくしたてた。

 相手陣営は首相や閣僚、党幹部を次々と長崎に投入してきたが、追い上げらしい追い上げを許さず逃げ切った。金子原二郎(66)の選対幹部は「“じゅうたん爆撃”を地力ではねのけた。痛快だね」と笑った。

 ただ、12年ぶりの国政復帰を目指した金子の戦いは“額面”以上に厳しいものだった。

 「野党の挑戦者。従来通りにはいかない」。金子は、公示前から「厳しい戦い」と危機感を言い募り、陣営の引き締めに躍起になった。約700の企業・団体から集めた推薦状も、自身の知事選時と比べれば半分以下。自民の有力支持団体だったはずの県農政連は自主投票。野党の立場では、表立った首長の支援もほとんどなかった。

 金子の勝利を決定付けたのは、選挙区で応援する代わりに比例で見返りを求める公明のバーター票だった。だが、公明党県本部幹事長の江口健は不満を隠さない。



当選翌日の12日、島原市の後援会事務所を訪れ、支持者に礼を述べる金子原二郎氏=島原市秩父が浦町
 協力企業や団体を紹介し「密度の濃い支援をした」(江口)にもかかわらず、選挙戦中盤まで、金子の事務所には、公明の比例代表候補のパンフレットやポスターが見当たらなかった。公示後のある日、江口は金子の選対幹部に詰め寄った。「徹底してやってくれ。さもなくば引き揚げる」

 結局、公明は県内の比例得票を前回参院選より1万8千票余り積み増した。それでも、江口は「こちらの働きからすれば、見返りは少なかった」と野党協力の難しさを打ち明ける。

 金子にはほかにも気掛かりがあった。「後継」の中村法道が、民主党推薦候補を大差で破った2月の知事選。その波に乗ろうと「中村君を支えたい」と訴えたが、中村の地元、島原半島ではなかなか態勢が整わなかった。参院選の公認を金子と争った島原市選出の県議、加藤寛治は「出ない」と言い続けた金子の“翻意”に対する怒りを最後まで解こうとしなかった。

 当選から一夜明けた12日、金子はあいさつ回りで島原に足を運んだ。「任期6年間、みっちりこの地域の問題を中村知事と協力し合い、取り組んでいきたい」。公示直前になってようやく開設された選挙事務所で、涙声で礼を述べた。

 消費増税などの敵失、金子の知名度−。なんとか与野党対決を乗り切った自民だが、支持率回復の足取りは鈍い。「自民党はもっと反省が必要だ」。ふと現実を思い出したのか、県連幹部の表情に険しさが戻った。(文中敬称略)



2010年7月14日長崎新聞掲載

7857チバQ:2010/07/17(土) 15:10:48
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2010/sannin/kikaku6/03.shtml
統一地方選へ  来春に向け思惑交錯

続く地域での手探り

 「まず、おわびを申し上げなければならない」−。参院選投開票日の11日午後10時すぎ。当選を確実にした金子原二郎(66)が佐世保市栄町の事務所に到着すると、市長の朝長則男は祝辞をこう切り出した。「非常に微妙な立場で、なかなか表に出れなかったが、当選を大変うれしく思う」。金子の顔からは、こころなしか笑みが薄らいでいた。

 微妙な立場−。自民県議から2007年、市長に転身した朝長。昨夏の衆院選長崎4区で、自民の北村誠吾を全面支援し、宮島大典を擁して勝利した民主の非難を浴びた。すると、同様に二大政党対決となった2月の知事選、今回の参院選では表立って動かなかった。「中立」を保つ理由を朝長はこう説明する。「政権与党への要望活動もある」

 市長選に向けた思惑も見え隠れする。朝長は2期目について「後援会や団体と相談したい」と明言を避けるが、目立った失策はなく、出馬が確実視されている。民主との関係修復にも余念がなく、保守系市議の一人は「市長選を前に対立したくはないはず」とその心中を推し量る。

 来年春の統一地方選。県内では長崎、佐世保両市長選をはじめ、2町長選、8市町議選、そして県議選がある。

 佐世保市議だった中嶋徳彦は自民を離党、みんなの党から参院選に挑み敗れたが、統一選の対応は「白紙」という。参院選出馬に意欲を見せながら「断念」した県議の浅田眞澄美は、県議再選を目指す。これらの動きを自民県議らは冷ややかに見ていた。「統一選向けの“宣伝”だというのが見え見えだよ」



金子原二郎氏(中央)を前に当選祝いのあいさつをする朝長則男佐世保市長(右)=11日午後10時20分、同市栄町の選挙事務所
 その自民県議団は二つの勢力に分かれ、主導権争いを続けている。一つは金子と縁せき関係にある衆院議員、谷川弥一に近いグループ。金子が参院議員に転じたのを受け、これと距離を置くグループは警戒感を隠さない。「谷川・金子連合で候補者を立てるなら、こちらも考える。要はどちらが議席を増やせるかだ」。神経戦が既に始まっている。

 対する民主は元気がない。知事選、参院選で手ひどく連敗を喫し、県連代表の高木義明は「もう一度、党の足腰を一から見直し、すそ野を広げる努力が必要だ」と自戒する。だが青年や女性を含め、労組に依存しない人材を空白区に擁立する作業は何ひとつ具体化していない。

 統一選に先立ち今秋実施される大村市長選には3人が立候補を予定している。通算5期目を目指す現職の松本崇は、6月3日の出馬会見で「参院選は中立」と述べたが、公示が近づくと一転、「金子支持」を鮮明にした。「今の民主党でいいのか。私は立場があっても、金子前知事を推薦する」

 一方、市議の里脇清隆は既に自民を離党。「参院選に構う暇はない」と金子の集会に姿を見せなかった。社会福祉法人理事の北村貴寿も組織に頼らない「草の根」を強調する。

 「金子圧勝」「民主大敗」が県内の政局にどんな波紋を広げるのか−。それぞれの地域で手探りが続く。

(文中敬称略)

=参院選取材班=



2010年7月15日長崎新聞掲載

7858チバQ:2010/07/17(土) 15:13:38
http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20100713ddlk43010471000c.html
2010参院選くまもと:激戦終えて/上 民主、組織戦遅れ響く /熊本
 ◇「大物来援」も悪循環
 選挙戦中盤の今月2日。民主新人候補の本田浩一氏(43)に推薦を出した約30団体の関係者が熊本市内のホテルに集められた。党幹部らが政策や情勢の説明をし会議は50分ほどで終了。本田氏への応援はさらりと触れただけだった。松野頼久衆院議員は「推薦をくれただけでもありがたい。こちらはお願いする立場」。だが、緊張して来た参加者は拍子抜けした。「労組中心だったから、業界団体との選挙のやり方を知らないんじゃないか」

 民主県連の所属議員は、国会議員5人に対し県議2人、熊本市議も3人と地方議員が少ない。政権交代後、他の市町村議も擁立し計16人まで増やしたが、地方基盤の弱さの解消にはほど遠い。与党になり106の団体から推薦を受けたが、自民との両方推薦の団体も多く活用しきれず、選挙戦の主力は連合熊本だった。

 その連合熊本も、候補選びに始まり、総合選対の発足が6月上旬まで延びるなど、県連との連携が遅れただけでなく、連合北海道による事件、社民党の連立離脱などの問題にも影響を受けた。手嶋一弘会長は「多くの問題を超え、各組合は活動してくれた」と否定するが「比例候補の運動で手いっぱい。併せて本田さんをお願いするだけ」(連合地協幹部)だった。

 組織を軸にした「地上戦」の遅れで、無党派層への浸透を図る「空中戦」の比重が高まった。激戦区とあって熊本には、菅直人首相や蓮舫行政刷新担当相ら大物が連日来援。しかし来れば来るほど、その対応に地方議員が追われ、地元での運動ができない悪循環に陥った。そして菅首相の消費税発言などへの反発で、来援効果も薄くなった。松野信夫県連代表は「初めて与党として『守りの選挙』になった」と政権側の難しさを振り返った。

 民主、自民の批判の受け皿「第三極」として登場したみんなの党は、自民候補の地元・人吉地域など熊本5区でのみ数%の得票にとどまり、他の地域は軒並み得票率1割を超えた。「中央の逆風が一番大きいが、それに耐えうる組織力もなかった」。敗北が決まり、選対本部長代行の鎌田聡県議はこぼした。

  ◇   ◇

 参院選熊本選挙区は、自民が約4万票差で民主を引き離し議席を守った。与野党逆転した初めての国政選挙に両陣営とも戸惑いは大きく、みんなの党はそのすき間を突き支持を広げた。全国屈指の激戦といわれた選挙戦を振り返った。

7859チバQ:2010/07/17(土) 15:14:24
http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20100714ddlk43010413000c.html
2010参院選くまもと:激戦終えて/中 自民復活は未知数 /熊本
 ◇「強い野党」訴え組織戦
 「強い野党になって民主党、衆議院をチェックする。プロの野党になる」。選挙戦終盤の8日、合志市であった総決起集会で自民現職、松村祥史氏(46)が叫んだ。

 「強い野党」という言葉は、この日熊本市をはじめ都市部4カ所で応援演説した小泉進次郎衆院議員が使った。合志市に向かう車中で坂本哲志衆院議員は松村氏と「内容は同じでもあの言い方が必要だ」と話した。自民は国政では野党でも県議会では48議席中34議席を占める「県政与党」。「なかなか意識の切り替えができない」(前川收県連幹事長)のが現実で、演説が変わったのも小泉氏の応援あってのことだった。

 自民は従来の国会議員、地方議員とそのネットワークを生かし組織がフル回転した。特に浮動票の多い熊本市では、推薦団体にも徹底した友人・知人へのあいさつ回りを依頼。郡部の県議からは応援の人手を熊本市に出させた。ベテラン県議が口々に「自分の県議選でさえここまでやらない」という徹底ぶりで、地縁血縁を通じて無党派とされる人たちに支持を呼びかける戦略をとった。

 ただ政権交代で、業界団体が自主投票や自民・民主2人推薦に動いた。前川幹事長は「2人推薦は与党の圧力をかわすため。政策でつながっているから影響はなかった」と話すが、動きや効果は見えにくくなった。政党や報道各社の世論調査結果で接戦が伝えられるたび、県連幹部からも「自民党がやっていることは、大きな労力で内輪を固めているだけ。無党派層には届いていないのではないか」「公明票頼みだ」との声がもれた。

 また自民は公明との選挙協力を進めたが、公明の比例票は約13万3500票と目標の14万5000票には及ばず、公明が最低基準とする6年前の参院選並みにとどまった。城下広作幹事長は「協力に不満足さはあるが、みんなの党候補がない場合の選挙結果など、じっくり分析したい」と慎重な姿勢を貫いた。

 組織を固め、地力で民主に勝った自民党。しかし参院選勝利が党復活につながるかどうかは未知数だ。松村氏は「自民に戻ったのではなく、民主はやりすぎだというバランスが保たれただけ。国民が望むものを政策や国会対策にできるかにかかっている」と気を引き締めた。

7860チバQ:2010/07/17(土) 15:15:13
http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20100715ddlk43010475000c.html
2010参院選くまもと:激戦終えて/下 組織ない「みんな」が10万票 /熊本
 ◇批判票取り込み躍進
 当開票日の11日夜、民主新人の本田浩一氏(43)の陣営。刻々と明らかになる開票状況をテレビで見ながら陣営幹部がつぶやいた。「けっこう取られているな」。みんなの党新人、本田顕子氏(38)の票の伸びに驚きを隠さなかった。顕子氏が県内で獲得した票は10万1869票。得票率は11・4%に上る。

 浩一氏陣営の選対本部長を務めた松野信夫参院議員は「都市部の有権者が第三極のみんなの党に流れた。正直、痛かった」と振り返る。別の幹部は「自民(の松村祥史氏)より、うちが票を取られたのではないか」。

 顕子氏の事務所でボランティアをした熊本市の50代男性は昨夏の衆院選では民主に投票した。「民主にしばらく政権を担当してもらいたかったが、政治とカネ、普天間などの問題で結局自民党と一緒だったとがっかりした」と、みんなの党に“心変わり”した理由を話す。

 顕子氏陣営の野田和彦事務長は「立候補表明から短い期間で、組織も何もない新人が10万票以上とれた。それなりの成果だと思う」と手応えを口にする。野田事務長は、顕子氏の父の本田良一元民主党参院議員の秘書を務め、組合など組織内の票を固める手法の選挙も間近で見てきた。ただ今回は集会などをせず、街頭演説を繰り返してできるだけ多くの市民と接する手法をとった。「昨夏に自民党政権が倒れ、有権者が自分たちの1票で政治が変わることに気付いた。これまでより有権者が政治を身近に感じ、みんなの党に共感した結果、躍進につながったのではないか」。

 共産新人の安達安人氏(54)は、消費税引き上げに真っ向から反対し支持を訴えたが、得票は顕子氏の3割(3万517票)にとどまった。久保山啓介・闘争本部長は「みんなの党もいずれ増税を訴えるだろう。自民や民主と一緒だ」と批判しながらも「『無駄をなくせ』という主張が、自民と民主に対する批判票をうまくとらえた」と、みんなの党躍進の要因を分析してみせた。

 今回の躍進は批判票の取り込みによるもので、党の支持層として定着するかどうかは不透明だ。前川收自民県連幹事長は「批判票なのは間違いないが、ストレートに定着するとは思わない。国会の動きの影響を受け、自民が取り戻すこともその逆もありうる」と動きをうかがう。顕子氏陣営の野田事務長は「今後も、みんなの党の主張をより多くの人に知らせていきたい」と話している。(この連載は、結城かほる、笠井光俊、勝野俊一郎が担当しました)

7861チバQ:2010/07/17(土) 15:17:24
http://www.oita-press.co.jp/featureNews/127691090107/2010_127898412407.html
順風・逆風 検証(1) 連携奏功
[2010年07月13日 10:19]
当選あいさつする足立信也氏(右)と吉良州司衆院議員ら民主党県連幹部=12日午前、JR大分駅前
「組織型」脱却を模索

 第22回参院選大分選挙区(改選数1)は民主党現職の足立信也氏(53)=国民新党推薦=が自民、共産両党の新人を破って再選を果たし、貴重な1人区の議席を守った。選挙戦を振り返り、今後の各党の課題や戦略を探った。

 「民主党が全国的に大敗した結果を真摯(しんし)に受け止める」。投開票から一夜明けた12日早朝、JR大分駅前での民主党県連の街頭演説。足立陣営で選対委員長を務めた梶原九州男県連副代表(県議)は降りしきる雨の中、大分選挙区での勝利を喜ぶ感情を抑え、厳しい口調で訴えた。与党は過半数割れ。昨年の総選挙での大勝から一転、有権者の厳しい審判を突きつけられたことに民主党関係者は危機感を募らせる。
 菅直人首相の消費税増税発言などで“逆風”が吹く厳しい戦いを強いられたが、結果は出した。6年前の初当選時から得票数を減らしながらも九州では唯一、1人区の議席を死守。大分市や別府市など11市町で足立氏が自民党候補の得票を上回り、民主に自民と互角以上に戦える地力がついたことをうかがわせた。
 選挙区に「候補者を立てない」ことで支援方針を打ち出した社民党の支持層にも食い込んだ。足立氏を推薦した連合大分の嶋崎龍生会長は「逆風の中、与野党の垣根を越えて民主、社民両党の連携ができた。来年の統一地方選、3年後の参院選につながる結果」と両党の実質的な協力が勝因の一つであることを強調。両党の支持労組を束ねる立場から今後も橋渡し役を担うことに前向きな姿勢だ。
 民主党県連も今回の勝因の一つに「連合大分や社民党県連合の支援」(小嶋秀行幹事長)を挙げる。一方で、二大政党の一翼としての地歩を固め始めた中、スタンスの変化をうかがわせる声も。梶原氏は「『有権者自ら考え、行動する選挙風土』が県内に根付いてきた」と指摘。党や支持労組をフル稼働させる従来の組織型選挙から草の根選挙への転換が進んでおり、政策や候補者の魅力のアピール戦略をより重視すべきとの考えをほのめかす。
 今後の国政選挙での対応について、吉良州司県連代表(衆院議員)は「政党である以上、協力できる部分と競合する部分があるのは当然」とし、候補者擁立へ意欲を示す。民主党は外部の組織とどのような関係で臨もうとするのか、注目される。

7862チバQ:2010/07/17(土) 15:19:04
(2)がないなあ
http://www.oita-press.co.jp/featureNews/127691090107/2010_127915646663.html
順風・逆風 検証(3) 比例得票 
[2010年07月15日 10:11]

 民主党政権に対する“中間評価”の選挙となった参院選。大分県内の比例代表の得票数は、民主、自民の二大政党がともに前回(2007年)参院選より減らす一方で、県内に組織基盤のない「みんなの党」の伸長が目立った。社民党は元大分県議の吉田忠智氏(54)が当選。その効果もあり、07年より約3千票伸ばした。
 政権党として初めて国政選挙に臨んだ民主党。「県内比例第1党」の座は守ったが、得票率(28・7%)は07年参院選、09年衆院選で達成した30%台を維持できなかった。小嶋秀行県連幹事長は「消費税増税問題の影響も多少あった」としながらも「雇用や社会保障などの政策を着実に実行すれば戻る」と挽回(ばんかい)を誓う。
 自民党は得票数を約3万8千票減らし、与党の「敵失」を十分生かせなかった。岩屋毅県連会長は「党勢は昨年の衆院選後より確実に回復している」と手応えを強調するが、一部の業界団体の離反で組織票が減った影響もうかがえ、立て直しには遠い結果になった。
 一方、自民党と協力した公明党は、連立与党として戦った前回に約6千票を上積み。竹中万寿夫県本部代表はその理由を「福祉や医療重視の党独自の政策を打ち出せた」と分析する。
 共産党は選挙区の得票は伸びたが、比例は前回より約2千票減。林田澄孝県委員長は「小政党の乱立で二大政党への批判票が分散した」と悔やむ。
 2回目の国政選挙を戦ったみんなの党は約4万9千票(得票率8・2%)を集めた。他党からは「第三勢力を求める有権者の票を吸収した」(公明・竹中氏)「消費税増税の反対票をかなり取られた」(共産・林田氏)など勢いを警戒する声が出ている。
 社民党は、吉田氏の個人名での得票(約4万6千票)が目標(県内10万票)を大きく下回った。内田淳一県連合代表は吉田氏の当選を喜びながらも「党の存在感が薄れている。将来ビジョンを明確に打ち出す必要がある」と危機感を募らせている。

7863チバQ:2010/07/17(土) 15:19:54
http://www.oita-press.co.jp/featureNews/127691090107/2010_127925644967.html
順風・逆風 検証(4)続くか自民の過半数
[2010年07月16日 14:00]
 参院選を終えた大分県内の各党の視線は来春の統一地方選、とりわけ県議選(定数44)に向いている。現在の勢力は過半数の自民党の24に対して、民主、社民両党系の統一会派・県民クラブが13。そのほか▽公明党3▽無所属の会2▽共産党1(欠員1)。
 「地方で(政官業がもたれ合う)自民党的システムを解体するためにも非自民勢力を増やす必要がある」(吉良州司民主党県連代表)、「比例代表の吉田忠智氏と支援した選挙区の足立信也氏(民主党現職)が勝ったことは統一地方選への布石になった」(内田淳一社民党県連合代表)。
 国政では与野党に分かれた両党だが、県議選は「非自民で過半数を」との考えは一致している。県民クラブ所属議員の支援産別を束ねている連合大分を交えて積極的に候補擁立に努めることになりそうだ。自民党が強い1人区では無所属の統一候補も考えられている。
 一方、自民党は「現有議席の死守が最大の目標」(岩屋毅県連会長)。長年過半数を維持することで正副議長ポストを独占し、県政への大きな影響力を確保してきた。県議選は昨年の衆院選に続く参院選の敗北で課題に浮かび上がった地方組織の強化にもつながり、結果は党の立て直しの試金石になる。
 既に参院選前には大分、別府両市以外の議員の多くが、公明党関係者と「参院選で公明の比例票上積みに協力し、来春の県議選で支援を受ける」という協力関係を構築。民主、社民側との競り合いに備えている。
 公明党は「選挙結果によっては公明党の3議席がキャスチングボートを握る可能性もある」(竹中万寿夫県本部代表)と現有の大分市2議席、別府市1議席の確保に全力を挙げる。
 共産党は大分市の議席確保とともに前回(2007年)に現職が敗れた別府市で「若いフレッシュな候補を立てて」(林田澄孝県委員長)議席奪還を目指す。
 来春は知事選、大分、別府両市長選もある。国政から地方にステージを移してそれぞれに思惑を抱えた各党がぶつかり合う統一地方選はすぐにやってくる。 (終わり)

7864チバQ:2010/07/17(土) 15:23:39
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20100714-OYT8T01142.htm
改選意識 支援先集め
地方議員


県議や市議が詰めかけた松下陣営の帰陣式 「まだ足りないな」

 参院選中盤の7月上旬。自民党・松下新平(43)を支援する宮崎市議の一人は1枚のリストを手に、自宅でため息を漏らした。

 松下支持に回った県議と宮崎市議は約50人。それぞれが企業や団体に支援を呼びかけるよう、松下陣営から求められていた。

 ノルマは1人60社。名簿を添えて陣営に報告する日が数日後に迫っていた。

 「これ以上、自分では思いつかん」。不足している数十社を、どうしても埋められない。この市議は自分の後援会員に頼み込んで、知り合いの企業を紹介してもらい、何とかノルマを果たした。

 約50人の県議、市議のほぼ全員が期限の6日までに60社の名簿を届けた。合計3000社。陣営の選挙対策幹部は「みんな必死だったに違いない。いずれは自分のためになるんだから」と満足げに笑みを浮かべた。

 国会議員の選挙に際して、地方議員が果たす役割は大きい。候補者を企業や団体に紹介したり、選挙カーに乗り込んで支持を呼びかけたり、自らの後援会員を投入したりするなど選挙戦を下支えする。

 ただ、どれだけ熱を入れるかはケース・バイ・ケース。候補者の人望や党の引き締め具合などで、力の入れ方もその時々で異なる。

 来年春の統一地方選は、県議選や宮崎市議選など21選挙が予定されている。残り1年を切った本番を控え、参院選を自身の選挙の前哨戦ととらえた首長や議員は少なくない。

 ノルマ達成に苦労した宮崎市議も、改選を意識して支援先集めに汗をかいた。「参院選があったからこそ、後援会と緊密な関係を持つ機会ができた」と前向きにとらえている。

 自民党県連幹事長の米良政美は「国政選挙を戦い抜くことで、地方議員は自身の支持基盤の引き締めを図ることができる。まして自分の選挙が間近に迫ると、真剣さが違う」と言う。

 ただ、勝ち馬効果にあやかろうとしてか、優勢とみられる松下の帰陣式には、初めて顔を見せる議員も訪れ、異様な盛り上がりに包まれた。自分が支えて勝利に貢献した――。勝ち陣営に恩義を売り、自身の選挙を有利にしようとする下心も見え隠れする。

 一方の民主党・渡辺創(32)の陣営。党県連代表で県議の井上紀代子は「結果は負けたが、支援する地方議員は支持拡大のため、がむしゃらに動いてくれた。私の後援会も強くなった」と、統一選に向けて手応えを感じていた。

 支持基盤の差や口蹄疫への対応で明暗が分かれた参院選。今回の結果が、県内政界にどのような影響を及ぼし、統一選の勝敗につながるのか。次の戦いに向けた動きは既に始まっている。(文中敬称略。帆足英夫と甲斐也智が担当しました)

(2010年7月15日 読売新聞)

7865選挙制度:2010/07/17(土) 15:25:27
 そもそも、議会運営の観点からは、少なくとも安定多数(129)が必要である。
従って、今回の選挙では67人の当選が必要であった。
 しかも、単純過半数であったとしても、比例を17、3人区で10とすると、

  比例     17
  5人区(1)   2
  3人区(5)  10 (パーフェクトを仮定)
  2人区(12)  12
  1人区(29) 19

という数字になる。これは、1人区で大勝しない限り、単純過半数さえ不可能である
ことを意味している。もし、安定多数を目指すならば、つぎのようなことになる。

  比例   17
5人区(1)   2
3人区(5)  10 (パーフェクトを仮定)
  2人区(12)  12
1人区(29) 26

→今回は非改選が62という有利な数字に支えられていてこの数字であり、
参議院での安定多数の獲得がいかに難しいかがよく分かる。
 
 今回のように、3人区で4人取りこぼした場合の1人区のノルマは途方もないことになる。

   比例   17
5人区(1)   2
3人区(5)  6
  2人区(12)  12
1人区(29) 23

  比例   17
5人区(1) 2
3人区(5)  6
  2人区(12)   12
1人区(29) 30(つまり、不可能)

 つまり、渡部、前原、牧野は選挙制度を一から勉強する必要がある。

7866チバQ:2010/07/17(土) 15:27:36
http://mytown.asahi.com/areanews/kagoshima/SEB201007110093.html
自民・野村氏、大差で再選 農協中心に組織固め 参院選
2010年7月12日


万歳をして当選を喜ぶ野村氏(中央)=鹿児島市大黒町の事務所

 140万358人の県内有権者が国政選挙で初めて民主党政権に示した評価は、「落第点」だった。11日投開票の参院選鹿児島選挙区(改選数1)は、自民現職の野村哲郎氏(66)が出身の農協を中心に組織を固め、全市町村でトップの票を獲得し、大差で再選を果たした。民主新顔の柿内弘一郎氏(56)=国民新推薦=の「県内でも政権交代を」との訴えは、徳之島への米軍普天間飛行場(沖縄県)移設問題や遅れた宮崎での口蹄疫(こうていえき)への対応、菅直人首相の「消費税10%」発言といった民主への逆風の中、かき消された。投票率は58.36%(前回60.67%)だった。

 「自民党再生の第一歩を鹿児島から確かなものにすることができた。公明党を始め、それぞれの立場があるなか支援いただいた団体に感謝したい。正直な政治と現場主義を信条に頑張りたい」

 鹿児島市大黒町の事務所で野村氏があいさつに立つと、支持者から大きな拍手が起こった。党県連会長の森山裕衆院議員や後援会長の川井田幸一JA県中央会長らが駆けつけ、ノンアルコールビールで祝杯を上げた。

 野村氏が本格的に動き出したのは2月。県内80カ所を目標に国政報告会をスタートさせた。ねらいは一つ。出身の農協の外まで、支持を広げることだった。

 6年前の選挙は自民県議団内でも支持が分かれた知事選と同日選だったこともあり、党に頼らず、農協の政治組織「農政連」をフル稼働させ民主候補に圧勝した。しかし、昨夏の総選挙では、「政権交代」を掲げた民主に追い風が吹き、県内でも民主から立候補した4人全員が当選した。

 こうした状況に、陣営は農協票だけで再選は難しいと判断。国政報告会では、地元の自民県議や市町村議に協力を求め、地域に野村氏の名前を浸透させていった。公示後も活発な運動を展開。党県連幹部も「これまでにない選挙をやった」と話す。

 県建設業協会や県医師連盟など、全国的に「自民離れ」が進む支持組織も押さえた。後援会を通じ、比例に候補者を出す公明と選挙協力した。

 盤石な態勢で、最大の不安要因だったのが「風」。しかし参院選前に、民主に逆風が吹いたことにも助けられた。

 普天間問題では、鳩山由紀夫前首相が徳之島移設を進めようとして、県民の反発を招いた。宮崎で発生した口蹄疫被害の問題では、政府の対応に県内の農業関係者も不信感を高めた。突然「消費税10%」構想に言及し、その後の説明がぶれた菅首相の言動も反民主の流れを強めた。

 無党派層へのアピールも心掛けた。選挙カーからオリジナルのテーマソングを流し、ネクタイを外したクールビズ姿で街頭に立ち、進んで握手を求め歩いた。党本部から谷垣禎一総裁や、祖父が南さつま市出身の小泉進次郎衆院議員を応援に招き、並んで、「民主党に単独過半数を渡さない」と訴えた。

7867チバQ:2010/07/17(土) 15:35:41
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-07-13_8072/
[共闘と分裂・参院選後の県内政局](1)自公の苦闘
県政とのパイプ、命綱


島尻氏当確の報道に沸く自公幹部と仲井真知事=11日午後10時32分、那覇市松山の選対本部

[画像を拡大]
2010年7月13日 09時29分



 投開票が締め切られた直後の11日午後8時半すぎ。那覇市松山にある自民公認で現職の島尻安伊子氏の選対本部に一時、どよめきが起こった。島尻氏を激しく追う山城博治氏が、当日の出口調査で2ポイントリードしているというテレビ局の報道が流れたためだ。

 昨年夏の衆院選で議席を失い、党の存亡をかけて参院選に臨んだ自民党県連。各社の情勢調査などで終始優勢が伝えられていただけに、動揺は大きかった。

 しかし、2時間後「島尻氏当確」テロップがテレビ画面に映し出された瞬間、指笛がなり響き、一気に歓喜ムードに包まれた。島尻氏とがっちり握手を交わした選対本部長の仲井真弘多知事は「一緒に手を組み仕事ができる」と、満面の笑み。新垣哲司県連会長は「知事選に向け、大きな勝利を得た」と自信をみせた。

■   ■

 昨年の政権交代後、野党として挑んだ初の国政選挙。自民党県連は「保守中道の1議席死守」を掲げ、これまでの公明党との選挙協力を維持し、選挙区と比例区のバーター共闘で選挙戦に臨んだ。

 政権交代の余波で、県経済団体会議や県建設業協会が国政選挙の自主投票を決めたことや支援する国会議員がいなくなったことで、現職ながら出馬表明や政策発表は大幅に遅れた。「野党の悲哀」を実感しながら島尻氏が頼ったのは、経済界出身の仲井真知事だった。選対本部長の就任の依頼に一時難色を示したが、公示直前の6月22日には那覇市内で仲井真後援会の総会名目で企業関係者を集めようやく選挙態勢が動きだした。

■   ■

 11月に選挙を控える仲井真知事にとっても、従来の経済界を中心とした態勢構築は欠かせず、両者の思惑が一致。翁長雄志那覇市長らとともに、経済界や福祉団体などへのてこ入れを繰り返した。

 ある自民県連の幹部は「企業動員が効かない中、県政とのパイプを強調することで選挙に臨んだことが勝因だった」と振り返る。

 ただ、経済界や公明党の支持組織が選挙戦の中心を担う構図は変わらず、新たな支持層を獲得する戦略を見いだしているわけではない。野党陣営の分裂という「敵失」が勝利を呼び込んだという側面もあり、県内政局の天王山となる県知事選でその真価が問われることになる。

◇   ◇

 現職の島尻安伊子氏が県政野党の候補者を退けた参院選。結果を受け、各陣営は知事選に向け動きだす。参院選を振り返り、課題を浮き彫りにする。(’10年参院選取材班)

7868チバQ:2010/07/17(土) 15:36:24
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-07-14_8073/
[共闘と分裂・参院選後の県内政局](2)まとまれぬ野党
超短期戦強いられ苦杯


落選の報に落胆する山城博治氏(左から2人目)や陣営幹部ら=11日午後10時40分ごろ、那覇市古島の教育福祉会館

[画像を拡大]
2010年7月14日 09時30分



 「あと1、2週間あれば逆転できた」。11日午後10時40分すぎ、那覇市の教育福祉会館。社民、社大が推す山城博治氏の選対本部長を務めた照屋寛徳衆院議員(社民)は支持者を前に悔しさをにじませた。

 陣営幹部が共通して敗因の理由に挙げたのが出馬の遅れ。立候補表明から3週間の超短期決戦は県政野党の共闘の難しさを浮き彫りにした。

   ■   ■

 社民、社大は当初、共産、民主を含めた幅広い共闘を模索していた。しかし、普天間飛行場移設問題で民主党を中心にした連立政権が県内移設に動きだした3月中旬に、「政権与党にくみしない」とまず共産が離脱。候補者の出馬辞退などもあり、共闘協議は難航した。

 さらに、民主県連は普天間問題をめぐる党本部との「ねじれ」から、独自候補擁立も山城氏への支援も断念。「不戦敗」となった。陣営幹部は「分裂選挙になれば結果は分かりきっていた」と吐き捨てる。

 加えて、移設問題の「争点の見えにくさ」にも苦戦を強いられた。山城氏は、自公政権下で普天間飛行場の県内移設を進めた自民党を批判し、現職・島尻安伊子氏とのスタンスの違いを強調。沖縄平和運動センターの事務局長として反基地運動の先頭に立ってきた実績を強調して、県外・国外移設を求める姿勢を前面に出した。ただ、今選挙で島尻氏も党本部の方針に異なり「県外移設」を訴えたため、違いが分かりにくくなった。

   ■   ■

 共産党県委員会は5月に、沖縄医療生協前理事長の伊集唯行氏を推薦候補として担ぎだした。普天間飛行場の無条件撤去を主張し、独自色を鮮明にして、幅広い県民の支持を得ようとした。

 選挙戦では県内移設を容認する民主党と連立離脱後も全国で選挙協力している社民を批判したが、支持は広がらず、同党の固定票とされる6万票を下った。

 県委員長の赤嶺政賢衆院議員は「自民にも国政与党にもくみしないという枠組みができた」と胸を張る。

 ただ、革新支持層からは「共闘枠組みを崩した」などの批判も少なくない。共産党党幹部は「国政で与野党に割れる中、候補者の擁立は当然」と主張。県内政局の天王山となる知事選に向け「社民、社大と共闘を目指すことになるだろうと」と話すが、選挙戦で生じた感情的なしこりは共闘協議に影を落とす。社大幹部は「人選や枠組み協議を急ぐ必要があるが、冷却期間も必要」と頭を悩ます。(’10年参院選取材班)

7869チバQ:2010/07/17(土) 15:37:01
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-07-15_8135/
[共闘と分裂・参院選後の県内政局](3)正念場の民主県連
本部は圧力 県民は失望


支持者の前で敗戦の弁を述べる喜納昌吉氏(左)=12日午前4時38分、那覇市牧志の選対事務所

[画像を拡大]
政治 2010年7月15日 09時30分



 「県民は米軍普天間飛行場の移設問題で政府に裏切られたという感情が強かった」 12日午前4時半すぎ、那覇市牧志の選対事務所。参院選全国比例で再選を果たせなかった民主党県連代表の喜納昌吉氏は、疲れ切った表情で無念さをにじませた。

 新垣安弘幹事長も「選挙区で候補者が擁立できず、戦いにくかった」と無力感をただよわせた。普天間移設をめぐる政府・党本部と県連の「ねじれ」。民主党政権に影響力を行使できない県連に対する県民の強い失望感が、選挙結果に表れた。

   ■   ■

 喜納氏ら県連の議員は、普天間問題で一貫して県外・国外移設を訴えてきたが、5月になって鳩山由紀夫前首相が名護市辺野古移設を表明。県民の期待感は怒りに変わり、県連にも抗議が殺到した。

 県連の主張を形にしようと、独自候補擁立を検討したが、党本部は争点化回避のため候補者擁立を阻止。さらに、県連は独自に山城博治氏(社民、社大推薦)の推薦や支援を表明しようとしたが、党本部の安住淳選対委員長は「政府方針と違う候補者を応援するな」と明言。喜納氏の比例公認取り消しをちらつかすなどの「圧力」をかけられ、選挙区は全国で唯一不戦敗となった。

 喜納氏は政府への不満票を取り込む狙いから、県内での運動に重点を置いた。「民主党とは書かないで。沖縄の心を訴えるのは喜納」と呼び掛けたが、支持は広がらない。街頭では「政府は沖縄問題から逃げている」「迷走するな」と批判にさらされた。

   ■   ■

 落選直後、喜納氏は記者団に代表職辞任を示唆した上で、「基地問題で今からアメがざっとくる。アメで(政府と)沖縄問題を取引するような人であってほしくない」と後任に注文を付けた。

 新垣幹事長は「普天間問題が正念場を迎える。知事選や統一地方選を戦い抜く上でも喜納代表の力が必要」と慰留するが、県連の一部には来年2月の県連大会前に交代を求める声もある。

 後継の人選は玉城デニー、瑞慶覧長敏の両衆院議員を軸に進む可能性が高い。ただ、菅直人首相は普天間の辺野古移設を進める方針を示しており、名護市など地元説得を県連に求める可能性もある。

 首相官邸内には「喜納氏はがちがちの県内移設反対派だが、玉城氏は柔軟。玉城氏が県連を主導してくれれば政府方針に理解を得られやすくなる」との声もある。県連は正念場に立たされている。(’10年参院選取材班)

7870チバQ:2010/07/17(土) 15:37:44
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-07-16_8136/
[共闘と分裂・参院選後の県内政局](4)労組と経済界
知事選見据え対応模索
政治 2010年7月16日 09時45分

(29時間51分前に更新)

 「国政選挙は政党中心でやってもらう」。昨年11月に国政選挙で特定候補者を支援しない方針を決めた県経済団体会議(議長・知念榮治県経営者協会会長)は、今回の参院選で“原則”を貫いた。自民・保守の主要選挙は、企業団体主導の様相を呈していたが、昨年の政権交代後、関与の在り方が一変。ある幹部は「政府との関係もあり、国政野党の候補者を表だって支援することは難しい」と明かす。

 危機感を強めたのは仲井真弘多知事。6月22日には、後援会の総会と同時に、知事公邸に経済界の関係者を集め、島尻安伊子氏への支援を要請した。だが、通常は経済界幹部らが日参する選対事務所に、その姿はまばらで、企業からのボランティアの人数も少なかった。有力企業のテコ入れがあったのも終盤に近くなってからだった。

 経済界の機動力に頼れなかった島尻陣営だが、結果は4万票以上の差をつけて当選。別の幹部は「相手陣営に風は吹かず、島尻氏の知名度が上回った」と分析、脱経済界の実績となったことに安堵(あんど)する。同会議は、知事選については統一対応を模索する考えだ。

    ■   ■

 選挙運動で、革新系陣営が頼りにしてきた労組から、現職の役員を擁立した今選挙。自治労県本部副委員長の山城博治氏を推した同本部の比嘉勝太委員長は、「身内候補であり、短期決戦。危機感を持って精いっぱいやったが、末端まで広げるには十分な時間がなかった」と振り返る。

 人選をめぐり、比嘉委員長らは、県政野党の4党共闘や、民主県連の推薦を要請。参院選と県知事選が重なる12年に1度の重要な年でもあり、参院選は前哨戦として県政野党、労組それぞれの結束と組織の強化を重視してきた。

 同じく統一候補擁立を求めて県政野党に5月末、意見交換の場を呼び掛けた連合沖縄の仲村信正会長は「各組織の比例候補とセット戦術はできたが、短期間で従来の運動量には足りなかった。労組内でも役員と末端では認知度に差があった」と総括。「人選に口出しする立場ではないが、知事選は早めに話を進めるよう求めたい」と話す。

 比嘉委員長は「結果は残念だが、民主や社民、社大の各政党が候補を立てる最悪のシナリオは避けたかった。労組と政党の距離間にもさまざまな意見があるが、労組は政党の下請けではない。政策の実現と民意の反映のため、知事選でも可能な限り議論していきたい」と、県政のトップを決める天王山の知事選を見据える。(’10年参院選取材班)

7871チバQ:2010/07/17(土) 15:41:43
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20100714ddlk08010120000c.html
組織戦の余波:参院選後の政党事情 長塚氏、風吹かず /茨城
 ◇二重基準に不信
 「新しいスタイルの選挙をさせてもらったが、やはり組織の力を大きく感じた。1人で選挙を作っていくのは難しかった」

 参院選落選が固まった11日午後8時55分ごろ、民主新人の長塚智広氏(31)はつくば市の事務所で、現職2人に組織戦で敗れたとの認識を、うっすら涙を浮かべて語った。民主党本部主導で擁立されたが、敗戦の弁を述べた場に国会議員や県議の姿はなかった。

 「元五輪代表の自転車選手」という経歴をアピールするため、遊説で五輪用の赤白の自転車スーツに身を包んで若さを前面に出し、「新しい政治は新しい世代に」と訴えた。「無党派の代表」と自らを規定し、常勤のスタッフはボランティアの「主力5人」(長塚氏)だけ。テレビ報道を意識した空中戦に徹し、比例候補で抜群の知名度を誇る柔道家の谷亮子氏の応援を要請し、水戸、つくば市など都市部のアベック遊説をした。

 しかし選挙結果をみると、組合出身の郡司彰氏(60)と距離を置く民主党支持層を一定程度取り込んだものの、期待していた無党派層の支持は分散し、長塚氏への風にはならなかった。無所属で出馬した昨夏の知事選では26万票を獲得し、地元・取手市で約2万票で橋本昌知事と互角に争う勢いを見せたが、今回は全県で約6万票減少。足元の取手すら5000票減らし、地盤沈下を露呈させた。

 知事選で長塚氏を支持したという男性会社員(35)=つくば市=は、「(知事選で)茨城を良くしたいと言っていたので、若いし、期待した。参院選は裏切り。議員になれればいいのかと、失望した」と説明なく国政に転じたことへの不信感を示した。また、小沢一郎前幹事長の強い指導で県連が推す候補を差し替えて出馬したにもかかわらず「無党派代表」と強調したことに「政党隠し」と批判的な声もある。

 街頭で政策を訴えない選挙戦略について長塚氏は選挙期間中、「熱い姿勢」は見せた方が効果があるとの認識を示していた。しかし、落選の結果を受け「有権者に足を止めていただく場や集会がなかったので、政策も訴えたかったが、県内は広く、難しかった」と挫折感をにじませた。

 選挙戦では「政治とカネ」を巡るスキャンダルのイメージが強い小沢氏事務所とは距離を置いたが、アドバイスは受け続け、「党と個人」の関係は最後まであいまいだった。

 小沢氏の県内後援会「茨城一新会」(畑静枝会長)は当初、長塚氏支援で政党ビラを配るなど「地上戦はこちらが受け持つ」と協力していた。しかし、小沢色を消したい長塚氏側が没交渉を貫いたため、会の支援活動は後退。開票日には誰も事務所に姿を見せないという結果になった。

 一方、東京の小沢事務所とは水面下で連絡を継続。選挙中盤戦の新聞各紙の世論調査で郡司氏と2議席目を争う接戦を展開中との分析が流れると、東京から小沢氏秘書がつくば市を抜き打ちで訪れ、疲れの見えるスタッフを集め「あと6日あるから追いつける」と励ました。長塚氏本人は「組織に依存しない手作り選挙」を貫いたとの認識だが、小沢事務所は終盤で県内の郵政政策研究会に支援を働きかけており、組織戦と無縁の戦いにはならなかった。

 「国政は政党政治が基本だと思うので、このまま継続させていただく」。敗戦の弁で長塚氏は今後も、民主党員として国政を目指す考えを示した。党を代表する政治家として、政策と組織にどこまで責任を持つのか−−。長塚氏の言葉を、有権者は注視している。【高橋慶浩】

7872チバQ:2010/07/17(土) 15:42:28
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20100715ddlk08010211000c.html
組織戦の余波:参院選後の政党事情 民主県南・北、労組票巡りしこり /茨城
 ◇依存度、温度差浮き彫り 県議選に向けて重要なかじ取り
 「昨年の政権交代の意義と安定した政治の重要性に理解を」

 参院選選挙区(改選数2)で2議席目を郡司彰氏(60)と長塚智広氏(31)の民主2人が接戦しているとの世論調査報道が出た翌日の6日。郡司氏の総合選対本部を指揮する連合茨城の児島強会長は、傘下の38団体に通達を出した。副農相の郡司氏が落選する事態になれば、政治の安定は遠のくという危機感を訴えたものだ。ある連合幹部は「組合員の家族も合わせれば30万票になる」と話し、組合票固めに終盤の追い上げの望みをかけた。

 参院選は、労組基盤の強い県北を中心に郡司氏が長塚氏を大きく引き離し、全県で10万票以上の差を付けた。しかし竜ケ崎市、取手市など県南中心に8市町では長塚氏が郡司氏を上回り、労組の危機バネが届かない現状を浮き彫りにした。

 県南で長塚氏が票を伸ばしたのは、つくば市に事務所を置き、都内に通勤する「茨城都民」をターゲットにした戦略が一定の効果を見せたと言える。加えて、昨年の知事選で長塚氏を応援した小泉俊明衆院議員(3区)周辺の地方議員や後援組織の一部が、県連の方針に反して長塚氏支援に流れたとみられる。小泉氏本人は「郡司氏支援に一本化」の県連指示を受け郡司氏支援にまわったが、「それでは後援会に説明がつかない」(県南の市議)と反発も出ていた。

 参院選で労組票の限界が見えたことを受け、12月の県議選に向けた候補者擁立を巡り、労組依存の強い県北と、保守層や無党派票の掘り起こしに重点を置く県南の国会・地方議員の間で温度差も出始めた。県連は全36選挙区での候補擁立を目標に15選挙区で候補を決めたが、県北は「全選挙区で戦うのは厳しい」(衆院議員)と守りの姿勢。一方、県南では「非労組系の内定は終わっていて、発表のタイミングを探っているだけ」(地方議員)と勢いづく。ある県南の地方議員の後援会幹部は「県南の都市部では労組票は関係ない。無党派層取り込みにもっと力を入れるべきだ」と言い切った。

 参院選の「複数選挙区には複数候補」を原則にした小沢一郎前幹事長の狙いは、支持基盤の違う2候補が競い合い党支持基盤の拡大を図ることだった。しかし郡司氏と長塚氏の得票数を合わせると約51万票で、トップ当選の自民現職、岡田広氏(63)の得票数(49万9566票)をわずかに上回る程度。民主2人の戦いは党支持基盤の中での争いに終わり、支持基盤が広がったとは言えない。

 選挙期間中、県連は党本部から割り当てられた選挙カーを長塚氏には貸さず、他県に回した。長塚氏は党公認候補となったことで県連の参議院選挙区第1総支部長の肩書を与えられたが、県連はホームページで第2、第3支部長の紹介しか載せないなど、徹底して長塚氏を無視し、けん制し続けてきた。

 郡司氏は当選後、「2人勝ち抜ける基盤はできていなかった」との認識を示し、「県議選も含めて、どれだけ強固な基盤を作れるかが、参院選後の試金石になる」と語った。支持基盤拡大に向け、労組と非労組系の党支持層をバランス良く車の両輪にできるのか−−。県連は来週以降の常任幹事会で長塚氏の処遇を決める。冷遇し続けたまま県議選に臨むのか、その処遇から姿勢は試されている。【鈴木敬子、高橋慶浩】

7873チバQ:2010/07/17(土) 15:43:15
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20100716ddlk08010180000c.html
組織戦の余波:参院選後の政党事情 自民県連、知事との和解「演出」 /茨城
 ◇トップ当選、岡田氏効果 与党化へ加速か
 ◇分裂防ぐも「もろ刃の剣」 「みんなの党」浸透に余地
 「ようやく自民党が再起をするきっかけができた」

 参院選選挙区でトップ当選を果たした自民現職、岡田広氏(63)の水戸市内の事務所で11日午後8時すぎ、選対本部長を務めた梶山弘志衆院議員は万歳三唱後、安堵(あんど)した表情でこう語った。トップ当選で12月の県議選の弾みにすると目標を上げ、党組織の再結束を図った自民県連。日立市を除く43市町村で得票数のトップを飾った結果は、昨夏の衆院選・知事選のダブル敗北による保守分裂を克服し、党再建への基盤を回復したと誇れる内容だった。

 選挙戦では、知事選で県連方針に反して橋本氏支援にまわった地方支部とも関係を修復し岡田氏支援で連携。和解を象徴するかのように、万歳から約1時間後、橋本昌知事が事務所を訪れ「頑張ってください」と岡田氏と握手。岡田氏も「これからもよろしくお願いします」と答えた。

 しかし会場には、知事選で橋本氏と激しく対立した前県連会長、山口武平県議の姿はなかった。「選挙区が遠いので、来るようお願いしていない」と県連関係者は説明するが、会場にいた一人は「距離があることを思い出してしまうな」と和解の場面の山口氏不在を複雑な表情で話した。

 ダブル選敗北で引責辞任した山口氏の後を継いだ岡田新執行部は、参院選前に知事との和解を図るための布石を次々打った。5月に発表した政権公約「ローカルマニフェスト茨城県版」では、橋本県政を支える政策を基調にし、県政与党の立場に転換。6月定例議会では、山口氏ら旧執行部の批判を押し切って橋本知事が要望していた、県医師会関係者が「つながりは密だ」と認める保健福祉部長の山口やちゑ氏を副知事に充てる人事案を了承した。民主党に大きくカジを切った県医師会の政治団体「県医師連盟」の意向が橋本県政にも強まるのではと懸念する見方も県連内にうずまく中で、苦渋の政治的選択だった。

 一方、県連はローカルマニフェストで県出資団体の破綻(はたん)処理問題については「事業運営の責任体制を明確にする」との文言を盛り込み、知事を追及するカードを残した。「特定の問題では是々非々の立場で臨んでいきたい」(県連関部)と、民主党ともパイプのある知事を全面支援することには一歩距離を置く。岡田氏の当選祝いに事務所を訪れた後、そのまま民主党現職の郡司彰氏(60)の当選祝いに向かった橋本知事。自民県連の県政与党化は、県連内の分裂を防ぐ効果はあるが、県南を基盤とする県医師連盟や保守系新党との対決を避けることになり、もろ刃の剣。知事との「是々非々」は、綱渡りと言える。

 参院選勝利の勢いで党再建を一気に進めたい県連は、事実上空白となっている衆院1区、5区、6区の支部長選出を急ぐ。毎日新聞が比例得票数を単純に県議選選挙区にあてはめて議席予想したシミュレーションによると、みんなの党は県議選で5議席獲得する潜在力がある。1区の水戸市、5区の日立市、6区の土浦市、つくば市。そして旧執行部とのしこりが残る筑西市。みんなの党は自民県連が結束できていない“すき間”を縫って支持を広げている。

 参院選で落選したみんなの党の大川成典氏(46)は「県議選では党公認で出馬を検討している人物が複数いる」と話す。県議選でみんなの党が保守系改革派の旗幟を鮮明にした時、県政与党の自民県連はどんな政治的カラーを打ち出すのか。県南の自民県議は「保守票が逃げてしまうことは何としても避けなければならない」と危機感を強める。【大久保陽一】

7874チバQ:2010/07/17(土) 15:44:36
http://www.ibaraki-np.co.jp/series/san2010/page72.htm
検証(1) 民主の誤算
2010/07/13 (火) 本紙朝刊 総合1 A版 1頁


■地域基盤の安定急務
「こんなに団体推薦をもらっていながら票が伸びないのはなぜだ」。選挙戦終盤、民主党の郡司彰氏(60)陣営の幹部は、郡司氏の厳しい情勢を伝える各紙の報道に頭を抱えた。
各紙は終盤情勢の世論調査から、戦いを優位に進める自民党の岡田広氏(63)に対し、郡司氏ら複数候補による激しい2議席目争いを伝えた。
郡司氏の出陣式。大畠章宏党県連会長は、「これまでに35団体から支援をいただいた」と述べ、司会者が各支援団体名を読み上げ、会場の熱気をあおった。政権交代後初の国政選挙。支援団体は6年前の2倍に達した。
組織が頼みの選挙戦。最終盤に掛けての組織固めが奏功し、郡司氏は2位争いから1歩抜け出して議席を確保した。しかし、党2人目候補の長塚智広氏(31)との2議席独占ばかりか、トップ当選も逃した。

今回の郡司氏の得票は約31万票(得票率約24%)。前回2004年の約48万票(同約41%)から約17万票減らした。
いくつもの「想定外」(郡司氏)が誤算だった。社民党の連立政権離脱▽鳩山由紀夫政権の退陣▽菅直人政権の誕生▽消費税率10%発言−。民主の支持率は乱高下して「追い風」はなく無党派層を取り込めなかった。
中でも、大きく影響したのは、茨城選挙区で初の民主2人擁立。みんなの党の大川成典氏(46)ら第三極勢力を含む7人の混戦を招く要因になった。
党支持層も分散化。長塚氏は約20万票(得票率15.9%)を獲得。郡司氏と2人合わせた得票では岡田氏の約49万票を上回った。県内比例票でも、民主は自民より約4万票多い約39万票を獲得。さまざまな要素が重なる中で、評価が難しい結果となった。

郡司氏は2人擁立について「議席独占は政権安定化のために越えなければならない壁だが、その基盤はなかった。あらためて党全体で議論すべき」と指摘した。
昨夏の衆院選では県内7小選挙区で計81万票を獲得し、比例候補を含めて9人の衆院議員が誕生。各区の総支部長を軸に、その得票を安定した支持に結び付けられるかが今後の課題だ。
党の最大支持母体である連合茨城の児島強会長は、「6年に一度の選挙ではブランクが長すぎる。日ごろの活動を見直す必要がある」と、衆参議員の日常活動とともに、組織だけに頼らない基盤づくりの必要性を強調する。
地域が下支えする自民党組織。自民県議47人に対し、民主県議は6人。党県連は年末の県議選に36全選挙区での擁立を決めた。地域基盤を安定させるためには県議選で一定の成果が求められる。

政権交代時の民主党の勢いが陰り、自民党が復調の兆しを見せた参院選。茨城選挙区の戦いを検証する。

【写真説明】
支持者から花束を受け取り笑顔を見せる郡司彰氏=11日午後9時、水戸市笠原町の選挙事務所

7875チバQ:2010/07/17(土) 15:45:15
http://www.ibaraki-np.co.jp/series/san2010/page73.htm

検証(2) 2人目の挑戦
2010/07/14 (水) 本紙朝刊 総合1 A版 1頁


■組織頼らず逆風直撃
「組織の力は大きいと感じた」。11日夜、つくば市の事務所で長塚智広氏(31)は支援者約15人を前に肩を落とした。
茨城選挙区で2議席独占を目指す民主党の小沢一郎前幹事長の方針で「2人目候補」に抜てきされた長塚氏。現職の郡司彰氏(60)支援で一本化した党県連とは一線を画した。「郡司さんは組織があるが、僕は組織戦をしない前提だったので、何もない状態からのスタート」(長塚氏)だった。
党本部のもくろみは、アテネ五輪自転車競技銀メダリストという長塚氏のタレント性を生かし、若い無党派層の取り込みを図り、郡司氏とすみ分けして大量得票に結び付けることにあった。長塚氏は団体への推薦依頼をしないなど組織に頼らず、公示前のチラシなどに民主党の文字を入れずに活動を展開。「無党派、若者の代表」を強調して無党派層への浸透を狙った。
さらに、小沢前幹事長が長塚氏の支援母体と構想していた小沢氏支援団体「茨城一新会」の支援も受けず、党本部から送られた県内外の党国会議員秘書ら3人のほかは、ボランティアが支えた。

「勇気を持って新しいスタイルの選挙に挑戦した」。長塚氏は遊説活動も独自のスタイルを貫いた。五輪メダリストらしく、「もう一度ニッポンにメダルを」ののぼりを立てた自転車で県内を6千㌔以上走破。駅や交差点に毎日立った。
徹底した〝露出作戦〟で、分かりやすさとインパクトを重視した。有権者の反応は「勢いがあって良い」「もっと政策を訴えるべき」などと賛否両論だったが、無党派層への浸透に手応えを感じた時期もあった。
しかし、結果は民主支持層の2割強を固めたが、無党派層の取り込みは不十分。民主への逆風のほか、みんなの党の躍進やタレント候補への逆風も伸び悩んだ要因とみられ、長塚氏は「空中戦とも言われたが、人も足りない中、広い茨城でこれ以上やりようがなかった」と振り返った。

小沢氏の幹事長辞任で、党本部の2議席独占の前提が崩れ、「現職優先」に切り替わったことも、長塚氏にとって痛手となった。選挙戦を通じて党の応援弁士は、五輪メダリストとして長塚氏と個人的なつながりのある谷亮子氏のみ。長塚氏の出身地である取手市内に郡司氏の応援に入った閣僚来訪も翌日の新聞報道で知る始末。陣営からは「現職優先とはいえここまでとは」と不満が漏れた。
独自の選挙を貫いた長塚氏は約20万票で落選。昨夏の県知事選より6万票減らしたが、組織頼みの選挙戦の在り方に一石を投じた。
「日本を心配する気持ちは変わらない。国政への第一歩だと思っている」

【写真説明】
のぼりを立てた自転車で県内を走破し、支持を訴えた長塚智広氏=常陸大宮市山方

7876チバQ:2010/07/17(土) 15:45:52
http://www.ibaraki-np.co.jp/series/san2010/page74.htm
検証(3) 復調の自民
2010/07/15 (木) 本紙朝刊 総合1 A版 1頁


■地域基盤の安定急務
「こんなに団体推薦をもらっていながら票が伸びないのはなぜだ」。選挙戦終盤、民主党の郡司彰氏(60)陣営の幹部は、郡司氏の厳しい情勢を伝える各紙の報道に頭を抱えた。
各紙は終盤情勢の世論調査から、戦いを優位に進める自民党の岡田広氏(63)に対し、郡司氏ら複数候補による激しい2議席目争いを伝えた。
郡司氏の出陣式。大畠章宏党県連会長は、「これまでに35団体から支援をいただいた」と述べ、司会者が各支援団体名を読み上げ、会場の熱気をあおった。政権交代後初の国政選挙。支援団体は6年前の2倍に達した。
組織が頼みの選挙戦。最終盤に掛けての組織固めが奏功し、郡司氏は2位争いから1歩抜け出して議席を確保した。しかし、党2人目候補の長塚智広氏(31)との2議席独占ばかりか、トップ当選も逃した。

今回の郡司氏の得票は約31万票(得票率約24%)。前回2004年の約48万票(同約41%)から約17万票減らした。
いくつもの「想定外」(郡司氏)が誤算だった。社民党の連立政権離脱▽鳩山由紀夫政権の退陣▽菅直人政権の誕生▽消費税率10%発言−。民主の支持率は乱高下して「追い風」はなく無党派層を取り込めなかった。
中でも、大きく影響したのは、茨城選挙区で初の民主2人擁立。みんなの党の大川成典氏(46)ら第三極勢力を含む7人の混戦を招く要因になった。
党支持層も分散化。長塚氏は約20万票(得票率15.9%)を獲得。郡司氏と2人合わせた得票では岡田氏の約49万票を上回った。県内比例票でも、民主は自民より約4万票多い約39万票を獲得。さまざまな要素が重なる中で、評価が難しい結果となった。

郡司氏は2人擁立について「議席独占は政権安定化のために越えなければならない壁だが、その基盤はなかった。あらためて党全体で議論すべき」と指摘した。
昨夏の衆院選では県内7小選挙区で計81万票を獲得し、比例候補を含めて9人の衆院議員が誕生。各区の総支部長を軸に、その得票を安定した支持に結び付けられるかが今後の課題だ。
党の最大支持母体である連合茨城の児島強会長は、「6年に一度の選挙ではブランクが長すぎる。日ごろの活動を見直す必要がある」と、衆参議員の日常活動とともに、組織だけに頼らない基盤づくりの必要性を強調する。
地域が下支えする自民党組織。自民県議47人に対し、民主県議は6人。党県連は年末の県議選に36全選挙区での擁立を決めた。地域基盤を安定させるためには県議選で一定の成果が求められる。

政権交代時の民主党の勢いが陰り、自民党が復調の兆しを見せた参院選。茨城選挙区の戦いを検証する。

【写真説明】
支持者から花束を受け取り笑顔を見せる郡司彰氏=11日午後9時、水戸市笠原町の選挙事務所

7877チバQ:2010/07/17(土) 15:47:10
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20100714/CK2010071402000111.html
参院選群馬 激戦の後で<1> 民主惨敗の衝撃 『県内でも政権交代』遠く
2010年7月14日

落選が決まり、頭を下げる富岡氏(右)。惨敗を受け、県選出の衆院議員らも沈痛な面持ちを浮かべた=高崎市の選挙事務所で


 桐生市で九日に開かれた民主党現職、富岡由紀夫氏の総決起集会。投票日を二日後に控えているのに半数以上が空席のまま。会場は千五百席に対し、参加者は約六百三十人(主催者発表)。主催者は「人を集める時間が足りなかった」と言うが、政権与党になっても、なお弱い足腰を露呈する結果となった。

 昨年の衆院選では政権交代への期待感が未曾有の追い風となり、「自民王国」と言われる群馬でも民主は三つの小選挙区で勝利をつかんだ。“風頼み”の部分はあったが、各候補者が個人後援会を組織し、労組依存の従来型の選挙戦と一線を画した戦いが功を奏した。

 「国では昨年、政権交代したが、県内はまだ」(柿沼正明衆院議員)との意気込みで迎えた参院選。知事、県議会とも自民が「与党」となっている現状を踏まえ、来年の統一地方選、そして知事選が視線の先にあった。

 しかし、党県連会長である富岡氏の陣営は労組に軸足を置いた従来型の選挙戦を展開。個人後援会は弱く、労組など支持団体の組織固めが中心。複数の衆院議員が戦略変更を求めたが、聞き入れられなかったという。

 結果は惨敗。中島政希県連会長代行は「群馬は全国でも自民が一番強いところ。民主にとっては基盤が弱い上に逆風が来て、全国でもまれに見る困難な選挙区になった」とかばったが、富岡氏は敗因の一つに「組織づくり」を挙げ、率直に反省した。

 県連は二〇〇六年に発覚した不正経理問題をきっかけに、労組の手厚い支援を受ける「労組系」と、労組に依存しない「保守系」が対立。先の衆院選でも候補者擁立を通じ、両者が水面下でつばぜり合いを演じた。

 当時の小沢一郎幹事長の仲裁で、富岡氏を会長とすることなどで対立は終息。とはいえ“わだかまり”が残っているのも事実。桐生市の総決起集会でも保守系の筆頭、石関貴史衆院議員は「所用のため」出席しなかった。

 ただ、かつてのような深刻な対立はなくなった。宮崎岳志衆院議員は「労組系と保守系の対立はもうない」と断言。石関氏も「私は私のやり方で富岡さんを応援している。負けたとはいえ、労組とそれ以外が一緒にやらないとこれだけの票は出なかった」と話す。労組系の富岡氏自身も「対立の影響はまったくない」と言い切る。

 今後、富岡氏が県連会長を退く事態となれば対立が再燃する恐れはある。しかし、中島氏は「対立はあるが、かつて自民が福田、中曽根両元首相系でしのぎを削った『福中対決』と同じ。活力になる対立だ」と話す。この言葉通り競い合うことで支持基盤を広げることができるか、内部対立で県民の信頼を失うのか。「県内でも政権交代」を実現できるか岐路に立っている。

  ◇   ◇

 全国二十九の一人区で唯一、民主、自民の現職が生き残りをかけて争った参院選群馬選挙区。昨年夏の衆院選で政権与党となった民主を、野党に転落した自民が大差で破った。この結果をもたらした背景、そして今後の行方を探った。

7878チバQ:2010/07/17(土) 15:47:42
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20100714/CK2010071402000111.html
参院選群馬 激戦の後で<2> 自民復活の一歩 “究極”の組織戦で圧勝
2010年7月15日

大差での圧勝に万歳する中曽根氏(中)。徹底した組織選挙が功を奏した=前橋市の選挙事務所で


 「群馬県では、国家目標や長期的展望のない民主党政治に、間違いなく『ノー』の審判が下った」。参院選群馬選挙区で自民党候補としては過去最多の得票を記録し、五回目の当選を決めた十一日夜、前橋市の選挙事務所であいさつに立った中曽根弘文氏は、衆院選惨敗のショックを振り払う“圧勝劇”を、自民復活の「確かな一歩」と言い切った。

 全国の有権者が自民党政治からの変化を期待し、民主党を歴史的大勝に導いた昨年の衆院選。盤石の「自民王国」を誇ってきたはずの群馬も例外ではなく、小選挙区で閣僚経験者や当時の党幹部が次々と落選した。

 古参の支持者からも「旧来型の選挙を続ける限り、党に明るい未来はない」との声が出る中、党県連が参院選で選択したのは、これまでの選挙手法をさらに深めた“究極”の組織戦だった。

 党勢衰退への危機感が強まり、長年の確執に揺れた「中曽根派」と「福田派」がなりふり構わず手を組み、選対を一本化。与党議員としての存在感を強調する民主の富岡由紀夫氏に対して、自民は「史上最強の体制」(山本一太参院議員)を組んで参院選に臨んだ。

 「あの中曽根と福田が、同じ壇上に立っている」。中曽根陣営の選対事務長に就任した福田康夫元首相は、中曽根氏と行動を共にし、県内各地をくまなく遊説した。「安心してください。群馬の自民には、もう内部対立なんて存在しないんですよ」。中曽根氏や福田氏は県連内の団結を声高に叫びながら、県議会や市町村議会で多数を握る自民こそが、群馬の“与党”だと主張し続けた。

 中曽根氏が圧倒的な票を獲得した選挙結果に、県連選対本部長を務める南波和憲県議は「これまでの自民の選挙は各国会議員の個人的な力だけで戦ってきた。今回は初めて、本当の意味で一体化した組織の中で選挙ができた」と自信を深めた。

 だが、自民が目指す「完全復活」は、次期衆院選での勝利がなければ達成できない。議席を失った衆院小選挙区群馬1〜3区のうち、2、3区は現在も“後継者”が未定。参院選を通じて培った県連の結束を足掛かりに、民主から議席を奪還できる実力を備えた候補を擁立できるかが、党勢回復の成否を握る。

 圧勝の喜びに浸る選挙事務所で、真下誠治県連幹事長はこう言って気を引き締めた。「この勝利に浮足立ってはならない。野党に転落した自民の信頼回復は、まだ不十分なままだ」

7879チバQ:2010/07/17(土) 15:48:16
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20100716/CK2010071602000111.html
参院選群馬 激戦の後で<3> 消費増税問題 無駄遣いの議論が先
2010年7月16日

消費増税と大企業減税に反対するのぼりの前で街頭演説する店橋氏=前橋市で


 群馬選挙区で約七万五千票を得た共産新人の店橋世津子氏には、公示前に訪れた下仁田町で脳裏に焼き付いた光景がある。

 今回最大の争点となった消費税率の引き上げ問題。反対の演説をした後、中高年の女性に握手を求めて歩み寄った際、女性が「本当に上げられては困る」と涙声で訴えた。

 選挙期間中、約二百七十カ所で遊説した店橋氏。「国民の生の声に、消費増税に反対する意見が根強い」と実感を込める。同党の小菅啓司県委員長も「公示後、消費増税に反対する電話が(選挙事務所に)何本もかかってきた。来年の統一地方選に向け、一貫して反対する」と強調した。

 これに対し、圧勝した自民現職の中曽根弘文氏は、公示前に「景気が良くなったら、国民の理解を得て税率約10%とし、福祉に充てたい。外国に倣えというわけではないが、5%の税率は諸外国に比べて低い」と指摘。ただ、選挙戦では消費増税に多くは触れず、大量得票との関連は薄そうだ。

 中曽根氏に大差をつけられた民主現職の富岡由紀夫氏も公示前、消費税問題にあまり触れなかった。財政再建が持論とあって、公示後は「まず自民党に消費税引き上げの原因である財政赤字の責任を取ってもらう。(消費増税が必要になるのは)自民が無駄遣いし、積み上げた借金が原因だ」と主張した。

 民主の石関貴史衆院議員は「昨年のマニフェストでは増税の議論はしないと約束したが、(今回は党が消費増税を)議論もせずに唐突に持ち出した」と敗因を分析した。

 一方、「台風の目」となったみんなの党。比例代表の「ご当地候補」で、同党から立候補した元経済産業省課長補佐の上野宏史氏は初当選を決めた直後、こう言い切った。「増税前にやるべきことがある。自分も官僚だったが、まず官僚や国会議員が身を切るべきだ。無駄な予算もたくさんある」

 総務省は十三日、十二省庁が所管する二〇〇六〜〇八年度の予算や補助金で計約二十億円もの不正経理があったと公表した。各種世論調査で賛否が拮抗(きっこう)する消費税率引き上げ問題。増税の前に、多くの国民が納得するまで無駄遣いの議論を深めることが先だ。

7880チバQ:2010/07/17(土) 15:48:52
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20100717/CK2010071702000093.html
参院選群馬 激戦の後で<4>知事選への思惑 自民対『小寺』 残る構図
2010年7月17日

自民大勝に終わった参院選。県庁のあるじを決める1年後の知事選にどう影響するか=前橋市で


 「次は無所属で戦いたい。応援を受けられるところは(自民党に限らず)すべてお願いしたいと考えている」

 参院選群馬選挙区の結果判明から一夜明けた十二日午前。県庁で会見した大沢正明知事は、支持基盤である自民の中曽根弘文氏が大勝したことへの喜びを素直に表しながら、来夏に控える知事選に「県民党」を掲げて出馬する意向を示した。

 小寺弘之前知事と自民県連の対立を背景に、「保守分裂」の激しい争いとなった二〇〇七年の前回知事選。五選を目指した小寺氏を、自民が“刺客”として立てた公認候補の大沢氏が小差で破った。だが、その後も非自民の保守勢力や民主党などが絡んで「自民対小寺系」の構図は残った。

 大沢氏を知事に押し上げた自民と、小寺氏を支持した勢力は、県都・前橋で集票力を競ってきた。〇八年二月の前橋市長選では双方の候補の得票が拮抗(きっこう)。昨年一月の県議選前橋市・勢多郡区補選では、自民候補と小寺系候補の二人が議席を獲得した。

 今回の参院選では、民主県連が小寺氏を比例代表の公認候補として擁立。このため、群馬選挙区の民主・自民対決に加えて、比例での得票も、知事選をにらんで「自民対小寺系」の情勢を占う戦いとして注目を集めた。

 その小寺氏は、菅直人首相の「消費税発言」などによる逆風の中で落選。県内での個人票も五万七千票余にとどまった。だが、民主は比例代表で自民(約二十六万九千票)に迫る約二十六万一千票を獲得。ダブルスコアに近い惨敗を喫した群馬選挙区とは対照的な結果となった。

 これを受け、大沢氏を支える自民県連の南波和憲選対本部長は「(大量得票した)群馬選挙区では(知事選勝利に向けて)非常に参考になる数字が出た。(知事選へ)好影響が出てくるだろう」と意気込む。

 一方、知事選に独自候補を擁立するか注目される民主県連。中島政希会長代行は群馬選挙区の大敗に「地方議員の少なさが自民との地力の差となって表れた」としたが、比例代表の得票を踏まえ「(党勢立て直しに向けて)今後の状況を悲観していない」と、仕切り直しの構えだ。

 次期知事選へ向け、以前から再選出馬への思いをにじませる大沢氏は、今回の参院選の結果に「(参院選と知事選とを)すぐにつなげたがるが、選挙は相手(候補者)によって情勢が大きく変わる」と慎重な態度を崩さない。

 「大沢県政」の四年間の評価が問われる選挙まであと一年。大沢氏の対抗馬の行方はどうなるのか。参院選が終わり、県政界は今後、統一地方選、そして知事選へ突き進むことになる。

 =おわり

 (この企画は、中根政人、加藤益丈、菅原洋が担当しました)

7881チバQ:2010/07/17(土) 15:50:05
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100717/elc1007170701000-n1.htm
記者は見た! 参院選・現職大臣落選の舞台裏、千葉法相陣営になにが?! (1/4ページ)
2010.7.17 07:00

このニュースのトピックス:参院選2010

落選の見通しとなり、支援者に頭を下げる法相の千葉景子氏=12日午前0時55分ごろ、横浜市中区の選挙事務所 現職法相の千葉景子氏(62)が、24年もの長きにわたり守ってきた議席を失った。参議院神奈川選挙区(改選数3)は10人が立候補する激戦となり、民主党は現職の2議席維持に失敗した。5選を目指したベテランの千葉氏が、なぜ落選したのか。産経新聞横浜総局の記者が見た、17日間に及ぶ激しい選挙戦の衝撃の舞台裏を報告する。(参院選神奈川選挙区取材班)


「安泰」から一転

 選挙戦も終盤となった7日、横浜市中区のJR桜木町駅前で絶叫が響いた。

 「今、実はとても危ない状況なんです。今、実は苦戦しているのは、なんと、千葉法務大臣なんです! 一番危ないのが千葉法務大臣なんです!!」

 悲痛な叫びの出所は、街頭演説会を終えて去ろうとする千葉陣営の選挙カー。すぐ近くには、同じ場所で街頭演説会を控えた他党候補の陣営の姿もあった。敵陣の目など構っていられないほど追い詰められたのか−。

 千葉氏落選との見方が県政界で強まったのは、7月初めだった。

 千葉氏は当初、報道機関各社の情勢調査などで「安泰」とみられていた。当選したみんなの党新人の中西健治氏(46)や、民主党現職の金子洋一氏(48)より、知名度の高さも支持基盤の固さも上回っていたはずだ。

 ところが、11日の開票作業では自民党、みんなの党の各候補が1、2位当選。3議席目を同じ民主党の金子氏と千葉氏が争う展開となった。その結果、千葉氏が約4万8000票差で落選。民主党内では「支持を外へ広げなければならないのに、内向きの戦いにしてしまった」と、自陣の票の奪い合いを指摘する意見も出ている。


自陣の奪い合い

 選挙期間中、民主党神奈川県連は劣勢とみられた金子氏を重点的に支援した。県内18小選挙区の国会議員による応援を、金子氏に12人、千葉氏に6人と、金子氏に手厚く振り分けた。さらに、閣僚や党幹部の応援入りを連日、金子氏に集中させ、千葉氏の支持者からは「露骨すぎる」などとの怒りや不満も漏れ聞こえてきた。

 産経新聞横浜総局には、「金子陣営が、選挙区は金子へと書いたステッカーを選挙ポスターに張っている」との情報がもたらされた。「まさか…」と確認に走ると、ステッカーには「2議席獲得のため、かねこ洋一へ」。県連によると、前回19年の参院選で用いて成功した戦術だという。

 5日午後には県連代表、幹事長の連名で、両陣営の地方議員らにファクスが送られた。そこには記載された要請は、まず金子を重点的に応援する。2つ目はステッカーを張る。さらに、街頭でビラをまく際に金子の名前を印象付けるようコールする−の3つだった。

 しかし、投開票を間近に控えた9日には「両候補は、みんなの党の追い上げにより、大変厳しい情勢となってまいりました」と千葉、金子両氏を並べる「檄文」に転換した。12日未明、落選が確実となった千葉氏は、覚悟していたのか晴れ晴れとした表情だったのに対し、当選が決まった金子氏の方が神妙な顔つきだった。

7882チバQ:2010/07/17(土) 15:51:03
県連は戦略ミス否定

 一夜明け、横浜市中区の民主党県連で開かれた常任幹事会では、応援弁士のほとんどが金子に回ったことに「不公平ではなかったか。党本部に対する応援要請は、もっとフェアに」との指摘があったという。

 県連幹事長の水戸将史参院議員は12日の会見で、「両候補の底上げを図ったが、残念ながら届かなかった。支持率が日を追うごとに下がった。菅総理の消費税発言などが、選挙戦にいい影響をもたらさなかった」と敗因を分析。「世論調査では千葉候補が1、2位を争い、金子は4位が大体、定位置。5位という調査結果もあった」と弁明した。

 水戸氏の発言通り、各種調査では概ね千葉優勢。金子氏は当選圏外で、先行する3候補を追い上げていた。鳩山前政権末期、千葉氏に比べて知名度の低い金子氏は、民主党への逆風をまともに受け、当選が危ぶまれていた。菅首相就任による「V字回復」で息を吹き返し、支持基盤の労働組合以外の組織票もプラスした。

 必死に巻き返しを図る金子陣営に比べると、千葉陣営は、おっとり構えているように見えた。閣議などで多忙だった千葉氏は、地元での活動に制限もあった。

 水戸氏は「金子が上がっていったが、みんなの党がそれ以上に票を取った。千葉、金子の票を足して2で割っても届かなかった」と戦略ミスを否定。「千葉さんの死刑廃止と夫婦別姓の2つが、相手陣営のネガティブキャンペーンに使われた。千葉か金子かというときに、そこは1つの判断材料になる人もいる」との見方を示した。


思想の違い?

 選挙戦の千葉氏の演説では、外国人参政権付与や選択的夫婦別姓の法制化など具体的な訴えは聞けなかった。閣僚としての立場のためか、演説は切れが今一つだった。一方、金子氏は消費税増税に一貫して反対。菅直人首相の増税提起後も、「今すぐ上げるとは言っていない」と否定した。

 共産党神奈川県委員会の岡田政彦書記長は「消費税増税に国民の審判が下った。千葉さん落選にはっきり現れている。増税反対を掲げた与党の候補者が当選している」と分析する。

 ただ、前回19年参院選では民主党公認候補2人合わせて約179万票、16年は約170万票。3議席のうち2つを獲得したが、今回は2人合わせても約144万票。無党派に支持を広げられず、「内向きの選挙戦」といわれるのは、このためだ。

 過去の参院選との大きな違いは、みんなの党の存在だった。一時は民主党「V字回復」の直撃を受けたものの、新人の中西氏が無党派層を取り込んで約79万票を獲得する躍進を遂げた。情勢が目まぐるしく変わる中にあって、千葉陣営は「安泰」のレッテルを張られたまま“放置”されていた。

 自民党神奈川県連会長の菅義偉衆院議員は「千葉さんは大丈夫だという形の中で、やったんでしょう。でも(内閣)支持率も一気に変わってきましたよね。そこは勢いがついたら止まりませんから」と、淡々と語った。

7883チバQ:2010/07/17(土) 16:04:59
下がないけど

http://www.the-miyanichi.co.jp/election/10/feature.php?id=0&amp;paging=1
【'10みやざき参院選】第7部・30万票の余波(上)

(2010年7月14日付)

■大勝にも「分裂」の芽 自民

 「10万票差はつけるぞ」「全市町村で勝つ」。参院選投開票日の11日夕、自民党現職松下新平(43)の事務所では、陣営幹部が強気の会話を交わしていた。午後8時の投票締め切りと同時に「当選確実」の一報が流れ、松下は「国がしっかり口蹄疫の支援をしてくれという声の力だ」と語気を強めた。

 国政選挙で分裂選挙を繰り返し、参院選で2連敗中だった自民党県連が宮崎選挙区で築いた挙党態勢。「一枚岩になったことが最大の勝因」。党県連会長の中村幸一(67)は振り返る。

    ◯   ◯

 民主の風が吹いた昨夏の衆院選でも圧勝した衆院2、3区選出議員の後援会は強固で、地方議員も多い。野党転落で党勢が退潮する中、今回敗れたら県内の自民国会議員は2人だけになる―。危機感もばねに、組織をフル稼働させた。6年前の参院選で松下に敗れた元自治相上杉光弘(68)の支持者には松下への不信が根強いが、中村が粘り強く足を運び、協力を得られたことも分裂回避につながった。

 松下は口蹄疫の渦中で参院選が行われたことや与党の対応を徹底して批判。米軍普天間飛行場移設問題や消費税増税など与党のふらつきぶりもあり、結局、12年ぶりとなる30万票超えの大勝。しかし、派閥争いを繰り返してきた党県連が今後も「一枚岩」のままかは不透明だ。

    ◯   ◯

 党県連幹部の目線はすでに、次期衆院選へと移っている。13日の役員会でも「衆院宮崎1区の公募は早めにした方がいい」との声が上がった。昨夏衆院選で、県都の宮崎市を含む宮崎1区の議席を小選挙区制になって初めて明け渡した憂き目を肌で感じているからだ。

 しかし、1区には衆院選で党県連が公募制を経て擁立した上杉と、元国交相中山成彬(67)がともに無所属で繰り広げた分裂選挙のしこりが残ったまま。党県連から除名され、たちあがれ日本比例代表で立候補、落選した中山の今後の動きも注視される。初当選した民主系現職川村秀三郎(61)が足場固めを進める中、不安要素を解消したとはいえない状況が続く。

 松下自身、県内保守層の動きをこう見通す。「宮崎の保守の歴史は、大きくなって分裂し、また一つになる―の繰り返し。今回は大量の得票をいただいたので、分裂の歴史がまた始まっている」

 参院選の比例代表の県内得票をみると、自民は約15万5千票で最多だったが、前回(2007年)より12%減。民主党も約15万9千票から約12万9千票に減らした。減少率は19%に上る。二大政党が減らした票を吸収するかのように、みんなの党が約4万2千票を獲得した。党県連幹部にも、自民の求心力が政権を期待されるほどに回復できる道筋はみえていない。

   ▼

 松下が30万票以上を得て圧勝した参院選宮崎選挙区。県政界に広がる余波と今後を追う。(敬称略)

7884チバQ:2010/07/17(土) 16:07:13
全国の検証記事をまとめました!
はあ。疲れた。
(一部、投票日前の記事あり)
北海>>7644-7645>>7696-7697
青森>>7703-7712
岩手>>7597>>7663-7664>>7713-7714
宮城>>7648-7649>>7715-7719
秋田>>7646-7647>>7720-7726
山形>>7727-7733
福島>>7598>>7734-7748

茨城>>7871-7876
栃木>>7601>>7627-7628>>7638>>7749-7754
群馬>>7564-7566>>7599-7600>>7619>>7670-7672>>7755-7761>>7877-7880
埼玉>>7567>>7651-7652>>7762-7772
千葉>>7621-7622>>7773-7780
神奈>>7781-7785>>7881-7882
山梨>>7602>>7633>>7653-7654>>7786-7792
東京>>7624>>7793-7795

新潟>>7655-7656>>7805
富山>>7603
石川>>7666-7667
福井>>7618>>7800-7801
長野>>7802-7804

岐阜>>7806-7814
静岡>>7694>>7815>>7825
愛知
三重>>7657-7658

7885チバQ:2010/07/17(土) 16:07:46
滋賀>>7826
京都>>7689>>7827-7828
大阪
兵庫>>7829-7833
奈良>>7834-7835
和歌>>7836

鳥取>>7605-7606>>7837
島根>>7838-7840
岡山
広島
山口>>7607>>7665>>7841-7844

徳島>>7608>>7668
香川>>7669>>7845
愛媛>>7846-7847
高知>>7623>>7848-7851

福岡>>7613
佐賀>>7673-7674>>7652-7654
長崎>>7614>>7675-7676>>7855-7857
熊本>>7858-7860
大分>>7609-7610>>7861-7863
宮崎>>7617>>7659-7660>>7679>>7883
鹿児>>7866
沖縄>>7563>>7612>>7615-7616>>7677>>7867-7870

7886名無しさん:2010/07/17(土) 16:35:58
>>7634
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20100717ddlk31010566000c.html
自民県連:藤井、村田両副会長を処分 参議員選挙で民主応援か−−党紀委 /鳥取

 ◇党員資格停止1年

 自民党県連の藤井省三、村田実両副会長が参院選で民主候補を応援したと批判を受け、副会長職の辞表を提出していた問題で、県連党紀委員会(上村忠文委員長)は16日、辞表を受理し、2氏とも党員資格停止1年とする処分を決定した。

 党紀委員会は県議、市議、支援団体関係者ら6人で構成。非公開で行われた。藤井氏については、選挙で「中立の立場」をとって自民、民主候補のどちらも支援しないと表明した▽自民候補の選挙はがきのあて名書きを拒否したと認定。村田氏は、選挙はがきの推薦者の欄に自分の名前を書かなかったと認定し、2氏とも「党の規律を乱し、党議にそむいた」と判断した。

 処分に不服の場合は10日以内に再審査を請求することができる。

 山口享県連会長は「厳しい選挙で一致結束しなければならなかった。党紀委の判断は当然」と話した。【宇多川はるか】

毎日新聞 2010年7月17日 地方版

7887選挙制度:2010/07/17(土) 19:12:49
渡部、前原、牧野は選挙の素人
ttp://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20100717/20100717-00000034-jnn-pol.html

 そもそも、議会運営の観点からは、少なくとも安定多数(129)が必要である。
従って、今回の選挙では67人の当選が必要であった。
 しかも、単純過半数であったとしても、比例を17、3人区で10とすると、


  比例     17
5人区(1)   2
3人区(5)   10 (パーフェクトを仮定)
  2人区(12)  12
1人区(29)  19

という数字になる。これは、1人区で大勝しない限り、単純過半数さえ不可能である
ことを意味している。もし、安定多数を目指すならば、つぎのようなことになる。

  比例   17
  5人区(1)   2
  3人区(5)  10
  2人区(12)  12
1人区(29) 26

→今回は非改選が62という有利な数字に支えられていてこの数字であり、参議院での安定多数の獲得がいかに難しいかがよく分かる。
 
 今回のように、3人区で4人取りこぼした場合の1人区のノルマは途方もないことになる。

>
  比例   17
5人区(1)   2
3人区(5)  6
  2人区(12)  12
1人区(29) 23

<<67>>
  比例   17
5人区(1)   2
3人区(5)  6
1人区(29) 30(つまり、不可能)

 つまり、渡部、前原、牧野は選挙制度を一から勉強する必要がある。

7888名無しさん:2010/07/17(土) 20:35:29
http://yamagata-np.jp/news/201007/17/kj_2010071700799.php
民主党県連が参院選総括 「足元を固められなかった」
2010年07月17日 20:12

 民主党県連(和嶋未希会長)は17日、山形市の山形グランドホテルで役員会・常任幹事会を開いた。参院選県選挙区について「地方組織を強化し、足元を固められなかったことが各市町村の得票に反映し、最後の勝敗を大きく左右した」などと総括した。

 終了後に記者会見した和嶋会長は、自民党現職の岸宏一氏に敗れた要因として▽地方組織の脆弱(ぜいじゃく)さ▽菅直人首相の消費税増税発言を含めた中央からの影響▽吉村美栄子知事の岸氏に対する支援表明−を挙げた。

 今後の課題としては「風に左右されない強固な組織づくりを目指す」とし、統一地方選に向け、公募を続けながら計画的に候補者を擁立していく考えを示した。知事に対しては、和嶋会長が「あらためて知事と会い、知事の真意や民主党とのこれからの関係について話したい」と語った。

 一方、和嶋会長と武田聡県連幹事長が参院選敗北の責任を取って役員会・常任幹事会で辞意を表明したが、慰留され、続投することになったことも明らかにした。和嶋会長は「けじめをつけるべきだと思ったが、統一地方選を控え、わずか3カ月で役員交代することが県連の前進につながるのかという意見があった」などと説明した。

7889名無しさん:2010/07/17(土) 20:48:16
チバQさま。お疲れ様でした

7890名無しさん:2010/07/17(土) 21:16:03
ちばQさま
ありがとうございます。

7891名無しさん:2010/07/17(土) 21:26:26
チバQさま。お疲れ様でした

7892名無しさん:2010/07/17(土) 21:26:46
ちばQさま
ありがとうございます。

7893山口新聞男:2010/07/17(土) 22:42:36
茨城に関しては、2人擁立の効果はあったとみていいだろう、しかし

>小沢色を消したい長塚氏側が没交渉を貫いたため、会(=茨城一新会:筆者注)の支援活動は後退。開票日には誰も事務所に姿を見せないという結果になった。
これはもったいないことをしたな

7894やおよろず ◆N22LLUydY2:2010/07/17(土) 22:53:11
>>7881
千葉はいつも最下位だったので、みん党躍進ではじき出されるのは順当といえば順当な話ではある。

7895やおよろず ◆N22LLUydY2:2010/07/17(土) 22:58:00
>>労組と“風”頼みの末、惨敗を喫した民主県連。組織力強化のために地方議員を増やすことが急務

こういうピント外れな方針じゃ駄目だな

7896名無しさん:2010/07/17(土) 23:24:23
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100717/crm1007172241012-n1.htm
買収容疑で運動員逮捕 熊本県警
2010.7.17 22:40

 熊本県警は17日、公選法違反(供応買収)の疑いで、参院選熊本選挙区で当選した自民党の松村祥史氏陣営の運動員で建設会社役員の井手口次男容疑者(48)=同県玉名市横島町=を逮捕した。

 逮捕容疑は6月下旬、熊本市の居酒屋で、有権者数人に松村氏への投票や票の取りまとめを依頼し、報酬として焼き鳥など1人当たり数千円の飲食接待をした疑い。

7897名無しさん:2010/07/18(日) 04:15:59
在宅でのお仕事ですので主婦やサラリーマンも大歓迎!日給
15,000円以上可!!違法性なし!誰でも安心して仕事できます。』
ご興味ある方はこちら
↓↓↓↓
http://my.formman.com/form/pc/O5dQQ1t0ZI3CaIgB/

7898チバQ:2010/07/18(日) 20:42:50
>>7701
> 自民党の候補者公募で選ばれた35歳の新人が、自民党を批判した。
> 「取締役ばかりで社員がいない会社と同じ。組織の体をなしていない」

むしろ地方議員の居ない民主党に当て嵌まる指摘のような。

7899名無しさん:2010/07/18(日) 21:44:12
民主党の総括が地方議員の不足だと旧社会党のころと何も変わってない
なんとしても予算編成をあと二回やりとげれば問題解決の糸口が見出せる

7900名無しさん:2010/07/19(月) 01:23:28
今週の365アンケート 「参院選で落選、千葉景子氏の法相続投は妥当ですか?」 10年07月19日(月)
http://www.hokkaido-365.com/news/2010/07/post-1125.html

菅直人首相の続投要請を了承

千葉景子法相の参院選落選を報じた7月12日付北海道新聞朝刊

「BNNプラス北海道365」は、毎週新たなテーマを設け、読者のみなさんが参加する「365アンケート」を月曜日から1週間のサイクルで実施しています。

 激戦となった参院選神奈川選挙区(改選数3)で、5選を目指した千葉景子法相(62)が落選しました。旧社会党時代の1986年に初当選を果たし、昨年9月に発足した鳩山内閣で法相に就任、菅内閣で再任されました。

 千葉氏は7月12日の会見で、菅直人首相に法相辞任を申し出たものの、続投を要請されて了承したことを明らかにしました。すでに政界からの引退を示唆しており、参院議員任期が切れる今月25日以降は、9月に実施される民主党代表選まで民間人として閣僚を務めることになります。

 千葉氏は選択的夫婦別姓制度の導入などを支持する人権派弁護士。昨年9月の法相就任会見では、「死刑廃止を推進する議員連盟」メンバーであることを明かしました。在任中は議連のメンバーから外れることを表明しましたが、法相就任以来、死刑執行命令にはサインしていません。

 今週の365アンケートは「参院選で落選、千葉景子氏の法相続投は妥当ですか?」です。実施期間は7月19日から25日までの1週間、ぜひ、ご参加ください。

 (1)千葉氏が法相を続けることは妥当ですか。次の選択肢の中から妥当なものを選んでください。

 ・妥当
 
 ・続投は問題

 ・どちらでも構わない


 (2)「妥当」を選択した方は、次の中からその理由を選んでください。

 ・法曹(弁護士)関係者のため

 ・続投期間が短い

 ・その他(自由記述)

 
 (3)「続投は問題」を選択した方は、次の中からその理由を選んでください。

 ・選挙での民意を無視した判断

 ・法相として不適格

 ・その他(自由記述)


 (4)そのほか、千葉法相の続投や菅内閣に関する自由な意見をお書きください。


アンケート投票画面
https://www.crossmedia-hd.co.jp/cgi-bin/hokkaido-365/enquete/form.cgi

7901名無しさん:2010/07/19(月) 01:50:15
>>茨城に関しては、2人擁立の効果はあったとみていいだろう、しかし
>>小沢色を消したい長塚氏側が没交渉を貫いたため、会(=茨城一新会:筆者注)の支援活動は後退。開票日には誰も事務所に姿を見せないという結果になった。
>これはもったいないことをしたな

岡部まりも同じミスをした。

7902名無しさん:2010/07/19(月) 02:01:29
 野中、「みんなの党の背後に竹中平蔵」と暴露
http://www.asyura2.com/10/senkyo90/msg/765.html

----------------------------------------------------------------
http://qualitysaitama-blog.at.webry.info/201007/article_6.html

あの偽装新党の背後には竹中が・・・

 官房機密費に関する暴露発言に続いて、野中広務氏が今度は「みんなの党の裏側には竹中平蔵がついている」と発言し話題を呼んでいる。ネット上では、もともとみんなの党=清和会の偽装団体=新自由主義の権化みたいなとらえられ方だったから「やっぱりな」とか「そうだろうな」くらいの感想だが、ネットなど興味のない一般B層にとっては「へぇ〜」という感じだったのかだろうか。もっとも、辛坊治郎の『日本経済の真実ーある日、この国は破産します』などを読んで騙されている阿呆の方々にしてみれば、「竹中がついているなら心配ないぞ」みたいな感じか(涙)。

野中の発言、みんなの党の裏側には竹中平蔵がついておる。 今日の木村の逮捕を見ても、今後、みんなの党の裏側が見えてくる。 そうなったら、みんなの党が国民から支持されるかどうかは、わからないぞ。

http://twitter.com/igabin/status/18501441593

 ところで、「ジャパンハンドラーズと国際金融情報」によると、カルト用語のようなアジェンダという言葉を最初に使ったのは、竹中平蔵だそうだ。これは、野中広務の発言を裏付けるもの。例えば、「グローバル・アジェンダ」などと用いられ、世界のパワーエリートに好まれるとか。アジェンダという言葉が、外国人投資家や外資系金融マンに向けたもので、この党の正体をよく表していると言えるだろう。公務員制度改革などの口当たりの良い呼び水に惑わされがちだが、アジェンダなるものを読むと本当の目的は国家資産のたたき売りが目的なのだろうと分かる。みんなの党の増長は、日米抱きつかれ心中の危険性をますます大きくするもので、多くの国民が騙されている現在の状況は非常に危険である。「小沢のカネ」の疑惑報道は必要以上に熱心だった大マスコミだが、なぜか渡辺喜美の迂回献金疑惑(オリエント貿易)はスルーだ。蒸し返す奴はいないのか。
“「みんなの党」の思想的ルーツは米共和党財界保守である。「構造改革」の総仕上げか”
http://amesei.exblog.jp/11539068/

“威張りくさるな「みんなの党」ーみんなの党は小泉改革の残党(ゲンダイ的考察日記)”

7903名無しさん:2010/07/19(月) 04:21:18
こんな記事もあります。国民は、1つの情報源をうのみにするのではなく、
多角的に判断できるようになるべきです。

-----------------------------------------------------
・国土交通省からの内部告発(nikaidou.comより転載しました)
、まさに呆れた連中ばかりが国を動かしています。
http://www.asyura2.com/08/senkyo49/msg/327.html

・クリーンイメージの「みんなの党」渡辺喜美代表 金まみれゴシップが噴出寸前!?
http://www.asyura2.com/10/senkyo90/msg/767.html

7904名無しさん:2010/07/19(月) 15:56:27
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2010/0716_2.html
参院選で団体候補不振/集票マシン機能せず

参院選で顕著だったのが業界団体支援候補の不振だ。かつて「最強圧力団体」と言われた日本医師会の政治団体「日本医師連盟」(日医連)は、3候補とも落選。民主党最大の支持団体・連合系候補も大幅に票を減らすなど集票マシンの衰えは否めない。各団体とも「政治離れ」の傾向は強まる一方で、組織型選挙の限界が見えてきた。

 ▽歴史的屈辱

 「残念な結果だが、このまま停滞するわけにはいかない」。日医連の横倉義武副委員長は14日の記者会見で、3候補落選の無念を押し殺した。

 「けんか太郎」の異名を取った故武見太郎会長の下、自民党政権に硬軟の圧力をかけ続けた日医。1977年の参院選旧全国区では擁立した組織内候補が127万票を集め、その実力を見せつけた。それが今回は自民、民主、みんなの3党に分裂して出馬した3候補合わせても約17万票。2007年参院選の自民党候補1人の約19万票にも届かなかった。

 「歴史的な屈辱を味わった」。時の政権を敵に回すことも辞さなかった最強団体の退潮ぶりに、日医幹部は信じられない様子だった。

 ただ近年、日医会員の政治への関心は薄くなっており「妥当な得票」(民主党幹部)との見方も。昨年の政権交代を受け日医内部で民主、自民どちらを支持するかで対立が顕在化し、分裂選挙になったことで一般会員が選挙運動からより遠のいた側面もある。

 ▽軒並み減

 鳩山政権発足後、他団体に先駆けて民主党支持にかじを切った日本歯科医師連盟(日歯連)。12日未明、民主党比例代表に擁立した西村正美(にしむら・まさみ)氏当確の報に、幹部は「とにかく目標を達成できてホッとしている」と胸をなで下ろした。

 長年支持してきた自民党の切り捨てに対する「無節操すぎる」との批判を、執行部は「政策は理想論では成り立たない。票の数、力だ」(堤直文会長)と抑え込んだだけに何とかメンツは保った格好。だが、得票は約10万票で07年の組織内候補の半分もなく、民主党の比例当選者16人中最下位の「滑り込みセーフ」(日歯連幹部)だった。

 票の落ち込みは他の団体でも同様だ。全国建設業協会推薦で自民党から出馬した旧建設省OBは当選したものの、07年より得票を3割も減少。連合は民主党比例の11人の組織内候補のうち、10人が当選と勝率は高かったが、やはり総得票数は前回の182万票から159万票に減った。

 ▽戸惑い

 旧特定郵便局長らを中心にした「全国郵便局長会」など郵政団体。先の通常国会ですったもんだの末、郵政改革法案採決が先送りされたばかりだけに国民新党の比例から出た現職、長谷川憲正総務政務官は絶対に落とせないはずだった。郵便局長会関係者は「50万票以上出せる」と踏んでいたが、結果は約41万票。国民新党の得票総数も伸びず、落選の憂き目を見た。

 期待が高かった民主党政権の揺らぎで、選挙にどこまで入り込めばいいのか戸惑いも。日歯連幹部は「民主党支持に切り替えたのに与野党逆転。何が良いのか分からない」と頭を抱えた。

 「もう団体が前面に出る時代ではない。そんな時代はとっくに終わっている」(日医幹部)。もはや選挙に冷めた当事者もいるようだ。

(共同通信社)

7905名無しさん:2010/07/19(月) 16:04:27
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news/20100718-OYT1T00281.htm
日本医師会「二また」後遺症深刻…組織候補ゼロ

(抜粋)

 日医連にとって衝撃だったのは、3候補の総得票数が約17万票で、2007年の前回参院選で擁立した組織内候補1人(落選)の得票より1万6000票も減った点だ。日医連関係者は「計算上、日医会員(約16万6000人)が1人1票入れただけに終わった」と落胆を隠さない。1977年の参院選で、組織内候補として過去最多の約130万票を得たころと比べると、組織の弱体化は否めない。

7906名無しさん:2010/07/19(月) 17:01:21
2010参議院選挙を振り返る(4) 公明党 学会員離れは止まったのか?
2010年07月19日 08:05 JST
http://www.pjnews.net/news/291/20100717_13

【PJニュース 2010年7月19日】今回公明党は、強力な地盤を持つ大阪選挙区で石川博崇氏が当選を果たし9人の候補者が当選を果たした。だが女性支持者に人気の高い浮島智子氏が落選するなどの取りこぼしがあり、参議院の党勢は非改選議員を入れると21人から19人に減りやや苦しいのは否めない。比例得票のトータルも前回衆議院選の800万票から766万票に減ってしまった。

衆議院のショックから立ち直れたのか
前回の衆議院選である意味最も痛手を負ったのは公明党かもしれない。当時の代表・太田昭宏氏をはじめ小選挙区のみの候補者が全員落選。公明党が強いと言われる関西での候補者の冬柴鐵三氏や北側一雄氏が落選するという異常事態となり、支持母体である創価学会の西口良三・関西長も選挙後、高齢もあって退任となった 。

前回の総選挙では後期高齢者医療制度が負担となっている老人層、派遣労働といった劣化した雇用に甘んじる若年層は学会員とて例外ではない。しかもそれを決めた当時の厚生労働大臣は公明党の坂口力氏という事実に不満がくすぶっていたとも言われている。それが前回の総選挙ではついに、堂々と民主党支持や公明党批判をする学会員まで出始め、あげくは学会内の選挙活動の締め付けを”内部告発”するブログが続発したとも言われている。

また公明党候補者が立つ小選挙区では学会婦人部員が選挙区入りしたが、買い物のついでに周辺の人に公明党候補者をアピールする活動方法には、サポートのため選挙区入りした自民党の市議、県議などに「あの方法では支持者が逃げてしまう。何とかしてくれ」と自民党一般党員が直訴する場面まであったと言われている。事実、太田前代表のいた東京12区は出口調査などから民主党に入れた自民党支持者がそれなりにおり、古参党員もいたとの情報もある。

建て直しを計れたのか
選挙後、党代表には山口那津男氏が就任。弁護士出身で同じ弁護士でもある自民の谷垣総裁、民主の千葉法務大臣と司法修習生の同期と言う。 野党転落後は地方レベルでは水面下で自民や民主と政策に合わせて提携してきたようだが、昨年の神戸市長選挙で現市長が民主のサポートにより圧勝したが公明は推薦させてもらえなかったという。たが市長選では現市長を水面下でサポートし当選に貢献した。

今回の参議院選挙では地方レベルでは自民党などとはケースバイケースでサポートもあったようで”自公連立”は地方レベルでは完全解消はしていない。

今回、選挙期間中雨が多かったが関西での山口代表の街頭演説に雨にも関わらず多くの人が集まっていたのは印象的だった。さらに開催中のワールドカップをもじって、イエローカード、レッドカードと使った演説とわかりやすい内容にしていたのはある種の戦略だろう。票が減ったかもしれないが、自民党と組んでないことによる自民支持者票のマイナスを考えると支持者離れは止まったと見るのが妥当だろう。今後どういった政策が出せるかが勝負となるはずだ。

7907j:2010/07/19(月) 17:06:04
IMFが日本の経済・財政に関する年次審査報告を発表し、そこで、日本の財政健全化策として
消費税を15%にまで上げることを提言したという。
 これをいかにも世界からの警告のように報道している一部メディアがあるがとんでもないことだ。その下書き
は財務省からIMFに出向している職員が書いたことは明らかだからだ。こういうことはこれまで何度もあった。
 99年、日本輸出入銀行と海外経済協力基金を統合して国際協力銀行にしたが、それに大反対する大蔵省は
IMFの専務理事に「巨大金融機関の出現に懸念」という声明まで出させた。そんなことは財務官僚にとって
はお手の物なのだ。
 今回のタイミングも絶妙ではないか。民主党が消費税問題で惨敗し、そのモーメンタムが失われそうな時に
一発かます。
 そもそもIMFというところは、各国の国情に配慮しない現実離れしたマクロ政策の一方的お押しつけで数々の国を
つぶしてきた。インドネシア、マレーシア、ロシア等々。どこの国にも財政赤字の削減、消費税増税、金融の引き締め等の
勧告をする機関なのだ。そうした内情を知ってから、それ相応の報道、受けとめにとどめるべきだろう。

http://www.eda-k.net/column/everyday/2010/07/20100716b.html

7908名無しさん:2010/07/19(月) 18:02:04
谷代表と佐藤幹事長辞任へ 民主県連 山岡、福田氏で後任調整
(7月19日 05:00)
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20100718/353235

 民主党県連の谷博之代表(67)と佐藤栄幹事長(63)が辞任の意向を固めたことが18日、分かった。複数の同党関係者が明らかにした。参院選栃木選挙区で3選を目指した簗瀬進氏(60)が落選した責任を取る。後任は、代表に党副代表兼広報委員長で県連常任顧問の山岡賢次氏(67)、幹事長に県連代表代行の福田昭夫氏(62)の両衆院議員が就く方向で調整している。20日の常任幹事会で正式決定する見込みだ。

 谷、佐藤の両氏は12日、同党県連国会議員らの緊急会議で辞意を漏らしていた。下野新聞の取材に、谷氏は「簗瀬氏の総合選対委員長として責任を感じている。私の気持ち(辞意)は党本部にも伝えた。身柄は山岡氏と福田氏に預けてある」と述べた。

 11日に投開票された参院選には、簗瀬氏が党公認候補として立候補。選挙戦では序盤、優勢とみられていたが、自民党新人の上野通子氏に5千票近い差で敗れた。

 谷氏は、民主党県連代表代行だった2009年5月、県連代表を8年間務めた簗瀬氏の後を継いで代表に就任。民主党が政権交代を果たした同年8月の衆院選では、新人3人を含む5人の本県関係議員の当選に貢献した。

 佐藤氏は08年4月、当時同党県連幹事長を務めていた現鹿沼市長の佐藤信氏が市長選立候補のために離党した後を受け、幹事長に就任した。03〜05年にも県連幹事長を務めたことがある。

7909名無しさん:2010/07/19(月) 20:45:02
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100719-OYT1T00536.htm
参院選大敗で反省?首相の報道対応、微妙に変化

 参院選での民主党大敗から1週間余りが過ぎ、菅首相の記者団への対応が微妙に変わり、積極的に応じる場面が増えているようだ。


 首相が消極的だった記者団の質問に立ちながら答える「ぶら下がり取材」では、参院選以降、秘書官が質疑を打ち切ろうとしても、答えを続ける日が出てきた。

 1日2回だった鳩山前首相の時と違い、回数は相変わらず日に1回だが、以前のような仏頂面より笑顔が増えた。15日には硫黄島での遺骨収集特命チームの設置を自ら発表。取材を情報発信の場に活用しようとの意欲も出てきたようだ。

 首相の変化について、周辺は「消費税率引き上げ発言など、報道対応のまずさが参院選大敗の一因になったと反省しているようだ」と語っている。

(2010年7月19日20時36分 読売新聞)

7910名無しさん:2010/07/19(月) 20:47:17
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100719/stt1007192029009-n1.htm
【世論調査】消費税に拒否反応…20代女性の民主離れ進む
2010.7.19 20:27

 世論調査で、菅直人首相の消費税率引き上げ発言に対し、男性よりも女性の方が強い拒否反応を示していたことが分かった。

 消費税率を「今の5%から上げた方がよいか」と聞いたところ、男性の「引き上げ反対」は33.5%だが、女性は10ポイント以上高い44.1%。逆に「税率引き上げ容認」は、男性では61.1%と過半数を占めたが、女性は49.3%だった。

 女性の中でも反対が多かったのは、20代、30代、50代。20代は52.9%、30代は50.0%が税率引き上げに反対した。

 この数字はそのまま「菅内閣不支持」につながった。20代女性の内閣不支持率は57.4%、50代では57.8%と6割近くが菅首相に「ノー」を突きつけた。この層では、民主党の政党支持率もそれぞれ13.2%、19.3%と2割を切る不人気ぶりだった。

 参院選で20代女性で民主党に投票したのは、選挙区で24.5%、比例代表で26.4%で他の世代に比べて10ポイント前後低かった。民主党大敗は「女性票の反乱」が原因だったとみることもできる。

7911名無しさん:2010/07/19(月) 21:59:44
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100720k0000m010063000c.html
毎日新聞 2010年7月19日 21時51分

参院選:自民「勝利」に酔えず 得票数は民主下回り

 参院選で自民党は51議席を獲得し、民主党の44議席をしのいで01年以来の「改選第1党」を確保した。民主大敗ショックが続いているが、実は自民党内にも勝利の高揚感はない。選挙区、比例代表とも得票総数で民主党の後塵(こうじん)を拝し、比例は過去最低の12議席にとどまったためだ。改選数1の1人区を重視する戦術で勝ちをもぎとったものの、政権奪還に向けた長期戦略は手探り状態が続いている。

 「民主党のオウンゴール3発で、シュートを一本も打てなかった自民党は負けずに済んだ」。11日の投開票翌日、河野太郎幹事長代理は自身のメールマガジンにさっそく辛口の総括を書き込んだ。石破茂政調会長も12日の日本テレビの番組で「敵失で議席を取るのは本物ではない」と指摘した。

 こうした党内の空気や「おごっていると批判されかねない」という周辺の助言を受け、谷垣禎一総裁は15日になって、同僚議員と8月7、8両日に予定していた富士登山を取りやめた。別の党幹部は「羽目を外すのはいけないが、山に登ってなぜ悪い。総裁にもプライベートがある」と、行き過ぎた「自己規制」に首をかしげるが、自民党全体が神経質になっているのは間違いない。

 こうした懸念をデータが裏付ける。

 選挙区の獲得議席は自民39対民主28。差が開いたのは、菅直人首相の「消費税10%」発言などの影響で、1人区で自民党が21勝8敗と大きく勝ち越したためだ。だが、全選挙区の得票総数では民主2275万票、自民1949万票と逆転する。

 しかも、改選数2以上の選挙区に原則2人の候補者を擁立する民主党の作戦は必ずしも失敗ではなかった。18ある複数区で民主党候補が共倒れした選挙区はゼロ。複数区での自民、民主両党候補の合計得票を比較すると、自民党が上回ったのは、福岡選挙区だけで、自民の1勝17敗だった。獲得議席は自民18対民主20とほぼ互角だったが、票を掘り起こしたのは民主党の方で、次期衆院選にもつながるといえる。

 比例代表はいっそう深刻だ。民主党は1845万票で16議席、自民党は1407万票で12議席。みんなの党など新党の参戦でともに07年参院選より減らしたが、自民党は過去最低だった98年と07年の14議席を下回った。自民党から派生した新党改革とたちあがれ日本の1議席ずつを加えても14議席で、低迷を脱していない。中堅議員の一人は「比例代表は党のイメージの反映だ」と不安を漏らす。

 こうした中、自民党は衆院選に向け、党公認候補となる支部長が決まっていない104小選挙区で公募を積極的に導入する。参院選では栃木、鳥取、香川など18選挙区に公募や予備選による候補者を立てて13勝5敗の好成績を収め、党選対幹部は「世襲や密室選考という批判を抑え、党員が一丸となって支えることができる」と自信を深める。ただ、公募が失敗し現職議員の離党につながった徳島県連のようなケースもあったため、党本部主導で統一の公募ルールを作る方針だ。【中田卓二、木下訓明】

7912名無しさん:2010/07/19(月) 22:01:56
http://www.news24.jp/nnn/news8613781.html
候補者本人に厳しい意見
[ 7/19 19:41 秋田放送]

民主党県連の常任幹事会が開かれ、参議院選挙の敗因について「候補者本人の活動が見えなかった」などの厳しい意見が相次いで出されました。19日の常任幹事会には、今回の選挙で落選した鈴木陽悦氏を含む県関係の国会議員全員が出席しました。参議院選挙の敗因については民主党への逆風が原因のひとつとしたうえで、出席者からは「候補者本人の活動が見えなかった」などの厳しい意見が相次ぎました。
19日の話し合いでは、地方組織を拡充して党の立て直しを図っていく方針を確認しました。民主党県連は、来年春の県議会議員選挙では候補者を公募するなどしてすべての選挙区に候補者を擁立することにしています。みんなの党の寺田典城氏が民主党との連携に前向きな意向を示していることについて、民主党の寺田学幹事長は「県内での連携は毛頭考えていない」と述べました。

7913名無しさん:2010/07/19(月) 23:26:33
☆これは狂気の沙汰です。党公認候補を応援すると、処分されるそうです。
民主党にとって、致命傷となります。

http://www.shizushin.com/news/feature/sanin10/news/20100716000000000016.htm

--------------------------------------------------------
民主県連、小林氏の処分検討 「参院選で中本氏支援」
2010/07/16


 民主党県連(牧野聖修会長)は15日、県連所属の小林正枝衆院議員(比例東海ブロック)が参院選静岡選挙区(改選数2)で、県連の決定に反して新人中本奈緒子氏を支援したとして、処分する方針を固めた。倫理委員会で検討し、早ければ22日の県連常任幹事会で処分内容を報告する。
 静岡選挙区では、小沢一郎前党幹事長が県連の反対を押し切って中本氏を擁立。一時は党本部が藤本氏の選挙資金の支給を止める事態となった。県連は菅内閣発足で新執行部と和解したが、最後まで「藤本氏一本」の支援方針を貫いた。
 県連は小林氏が昨年の衆院選で小沢前幹事長に抜てきされて当選したことや、参院選への影響などを考慮して選挙期間中の処分を避けた。しかし、県連幹部は「組織としてけじめが必要で、不問に付すわけにはいかない。処分はやむを得ない」と述べた。小林氏は「正式に聞いていないのでコメントできない」と述べた。

7914やおよろず ◆N22LLUydY2:2010/07/19(月) 23:29:21
牧野は頭にウジが湧いているのかな?
過去の経緯があるから、普通の議員の何倍も連合に尻尾を振らねばならない立場なんだろうけど・・・

7915名無しさん:2010/07/20(火) 02:43:05
参院選静岡選挙区関連ニュース
http://www.shizushin.com/news/feature/sanin10/news/20100717000000000022.htm

 静岡県連は、末期的ですな。こんなことなら、土田氏と藤本氏公認で行けば良かったのに。

-----------------------------------------------------------
民主県連、小林常任幹事を罷免へ 津川氏は会長代行辞意
2010/07/17
 民主党県連の牧野聖修会長(衆院1区)は16日、参院選静岡選挙区(改選数2)で県連の決定に反して新人中本奈緒子氏を支援した県連所属の小林正枝衆院議員(比例東海)に対する処分について、常任幹事の役職から外す考えを表明した。都内で記者団に語った。
 牧野氏は小林氏について、小沢一郎前幹事長の指示で別行動を取ったとした上で「県連と席を同じくして活動する必要はない。常任幹事を辞めてもらう」と述べた。
 また同日、比例代表に回り落選した現職土田博和氏の選対本部長だった津川祥吾衆院議員(2区)が、責任を取って県連会長代行を辞任する意向を県連幹部に伝えていたことが、党関係者の話で分かった。
 小林、津川両氏の処遇は県連三役らで協議し早ければ22日の県連常任幹事会で正式に決定する。

7916名無しさん:2010/07/20(火) 02:57:36
野中爆弾発言。みんなの党の背後に竹中平蔵。

http://www.youtube.com/watch?v=7nUSHwgGKI4&amp;feature=youtu.be

http://www.youtube.com/watch?v=7nUSHwgGKI4&amp;NR=1

7917栃木都民:2010/07/20(火) 11:14:01
>>7915
党の公認候補を応援して役員を一方的に罷免ですか、静岡の独裁者・牧野ですな。
小沢をどうこう言えるものではないですね、こういうのが県連会長ですから静岡も風通しが悪い組織になってしまう。
小沢離党勧告の前に、牧野離党勧告ですな。

7918名無しさん:2010/07/20(火) 11:21:21
http://www.sakigake.jp/p/akita/politics.jsp?kc=20100720c
■ 秋田のニュース:政治・行政
「10万票の大差、重い」 民主県連、参院選敗北を総括

 民主党県連(松浦大悟代表)の常任幹事会が19日、秋田市で開かれ、参院選本県選挙区で現職の鈴木陽悦氏が自民党の新人に10万票以上の大差で敗れた結果について総括した。会議は非公開で行われ、常任幹事ら16人が出席。県連幹部の責任を求める声はなかったという。

 終了後、会見した寺田学幹事長は「(県連組織に)地方議員が少ないことと、候補者本人の6年間の活動が見えなかったことが敗因」と述べ、来春の県議選へ向け、組織基盤の強化を図る考えを示した。

 寺田幹事長は、他県で現職候補が勝利した1人区があることを挙げ、「消費税論議や民主党政権の問題に原因を求めてはいけない。現職候補が10万票の大差をつけられた意味は重い」と強調。松浦代表は「県連自体の問題としては、鈴木氏をどうサポートするのか、本人ともう少し詰めて話ができればよかった」と反省点を語った。

(2010/07/20 08:42 更新)

7919名無しさん:2010/07/20(火) 11:24:07
http://www.nnn.co.jp/news/100720/20100720008.html
「辞める決意は固い」 川上民主県連代表に聞く
2010年07月20日

 参院選の鳥取選挙区で新人、比例代表で現職を落とした民主党県連。自民党との「地力」の差は明白で”連敗地獄”から抜け出せない。民主県連に何が足りないのか、選挙結果を受け辞意表明した川上義博県連代表に聞いた。

 ―代表を辞めるのか。

 「2人の候補を落選させた責任は重い。代表を代えた方が次へのいい効果が出てくる」

 ―慰留する声もあるが。

 「責任はきっちり取る。辞める決意は固い」

強みを生かせず
 ―鳥取選挙区は、終わってみれば2万5千票余りの大差。「勝てる候補」を落とした。

 「中央の致命的なエラーが重なった。政治とカネに普天間問題、とどめは消費税の増税発言。有権者の反応がだんだん悪くなった」

 ―終盤は自民ペースだった。

 「選挙区は自民の組織力を凌駕できていない。市町村議、党員、サポーターは10分の1、資金量も10分の1。頼みの綱の企業・団体の自民離れも起きなかった。政権与党という最大の強みを生かしきれていなかった」

 ―毎回総括しても問題点が一向に解消されない。連合鳥取におんぶに抱っこで、県連としての指導力が発揮されていない。

 「連合に協力を仰がねばならない部分があるのは事実。勝つためには候補者自らが個人後援会をつくらねばならない。そうでないと選挙はいつも苦しいし、議員が自信ある活動ができない」

 ―幹部の地元でも票が伸びていない。

 「遊説しても自民なら要所要所に支持者を待機させている。そういうことはできていない」

 ―選挙区候補と比例候補で力の入れ方に差があった。

 「連合の組織内候補のように比例にはいろいろな候補がいる。本部は閣僚や党役員を選挙区には投入するが、比例の応援はしない方針だった。私としては選挙カーで比例は県関係候補を連呼し後援会にもできるだけ紹介したつもりだが、総理らが鳥取県入りしても連動できなかった。ただ、連合にかかわりのない議員は比例は県関係候補でやればよかった」

自民復活は錯覚
 ―選挙中、「与党を笠に着る発言」に反発もあったと聞くが。

 「政権与党でないと仕事ができない、とはかつて自民が言っていたこと。それを紹介しただけだ。『与党を応援しないと予算をつけない』など圧力的なことは一言も言っていないし、宣伝に使っている。ひきょうだ」

 ―農業関連施設のゼロ査定問題は響いた。

 「採用はポイント制を取っており、5事業のうち賀露と名和の施設は少し足りなかった。事前にポイントを上げる努力をしないといけないのに、ゼロ査定は民主のせいだとねじ曲げられた。その2施設は他の事業で救うようにしているのに、理不尽にも自民への応援材料に使われた」

 ―自身は参院選の結果をどう分析しているのか。

 「全国でうちも得票を減らしているが、自民だって減らしている。選挙区と比例のトータルではこっちの得票の方が上だ。自民がそれをカバーできているのは公明党の票が乗っかかっているから。だから自民が勝っている。自民の復活は錯覚であり、自民回帰の流れはできていない」

 ―強気だが、22日の常任幹事会で県連としての総括をする。これからどんなことが必要と考えるか。

 「例えば常任幹事はすべて議員だが、それを一般党員やサポーター、団体、企業など議員以外に枠を広げていけば組織力の拡大につながる。陳情処理も的確に対応し、信頼を民主に寄せてもらう。県連事務局の職員が勉強し何年かたてば地方議員に出ていくようなシステムをつくる。一朝一夕にはできないが、着実にやっていくことだ」

7920山口新聞男:2010/07/20(火) 19:21:29
>>7919
川上は負けても、すぐ前向きに次を考えられるな
総選挙のときもそうだった

7921名無しさん:2010/07/20(火) 22:28:46
3年後は川上が落選。おつかれっしたっ!

7922チバQ:2010/07/20(火) 22:47:15
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100720ddm002010077000c.html
選挙:参院選 民主大敗 自民「勝利」に酔えず 得票数は民主下回り
 <追跡>

 参院選で自民党は51議席を獲得し、民主党の44議席をしのいで01年以来の「改選第1党」を確保した。民主大敗ショックが続いているが、実は自民党内にも勝利の高揚感はない。選挙区、比例代表とも得票総数で民主党の後塵(こうじん)を拝し、比例は過去最低の12議席にとどまったためだ。改選数1の1人区を重視する戦術で勝ちをもぎとったものの、政権奪還に向けた長期戦略は手探り状態が続いている。【中田卓二、木下訓明】

 「民主党のオウンゴール3発で、シュートを一本も打てなかった自民党は負けずに済んだ」。11日の投開票翌日、河野太郎幹事長代理は自身のメールマガジンにさっそく辛口の総括を書き込んだ。石破茂政調会長も12日の日本テレビの番組で「敵失で議席を取るのは本物ではない」と指摘した。

 こうした党内の空気や「おごっていると批判されかねない」という周辺の助言を受け、谷垣禎一総裁は15日になって、8月7、8両日に予定していた富士登山を取りやめた。別の党幹部は「羽目を外すのはいけないが、山に登ってなぜ悪い」と首をかしげるが、自民党全体が神経質になっているのは間違いない。

 こうした懸念をデータが裏付ける。

 選挙区の獲得議席は自民39対民主28。差が開いたのは、菅直人首相の「消費税10%」発言などの影響で、1人区で自民党が21勝8敗と大きく勝ち越したためだ。だが、全選挙区の得票総数では民主2275万票、自民1949万票と逆転する。

 しかも、改選数2以上の選挙区に原則2人の候補者を擁立する民主党の作戦は必ずしも失敗ではなかった。18ある複数区で民主党候補が共倒れした選挙区はゼロ。複数区での自民、民主両党候補の合計得票を比較すると、自民党が上回ったのは、福岡選挙区だけで、自民の1勝17敗だった。獲得議席は自民18対民主20とほぼ互角だったが、票を掘り起こしたのは民主党の方で、次期衆院選にもつながるといえる。

 比例代表はいっそう深刻だ。民主党は1845万票で16議席、自民党は1407万票で12議席。新党の参戦でともに07年参院選より減らしたが、自民党は過去最低だった98年と07年の14議席を下回った。自民党から派生した新党改革とたちあがれ日本の1議席ずつを加えても14議席。中堅議員の一人は「比例代表は党のイメージの反映だ」と不安を漏らす。

 こうした中、自民党は衆院選に向け、党公認候補となる支部長が決まっていない104小選挙区で公募を積極的に導入する。参院選では栃木、鳥取、香川など18選挙区に公募や予備選による候補者を立てて13勝5敗の好成績を収め、党選対幹部は「世襲や密室選考という批判を抑え、党員が一丸となって支えることができる」と自信を深める。ただ、公募が失敗し現職議員の離党につながった徳島県連のようなケースもあったため、党本部主導で統一の公募ルールを作る方針だ。

7923枝野氏「革マル派幹部と覚書」報道:2010/07/21(水) 02:27:12

枝野氏「革マル派幹部と覚書」報道
http://www.asyura2.com/10/senkyo90/msg/917.html

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100721-00000500-san-pol

民主党の枝野幸男幹事長が平成8年の衆院選出馬時に、過激派幹部であると警察が判断していた労組幹部と「推薦に関する覚書」を交わしたと報じた月刊誌「新潮45」8月号の記事について、枝野氏は20日の記者会見で覚書の存在を否定せず、「一般的な政策協定を結ぶ一定のひな型の通りだ」と述べ、問題がないとの考えを示した。

 同誌は、この幹部が東日本旅客鉄道労組(JR東労組)大宮支部執行委員長(当時)で、警視庁公安部が日本革命的共産主義者同盟革命的マルクス主義派(革マル派)秘密組織の幹部と判断していたと指摘。枝野氏は覚書で「JR総連及びJR東労組の綱領(活動方針)を理解し、連帯して活動します」と約束したと報じた。枝野氏は「連合の各産別とお付き合いする範囲でお付き合いしているが、それ以上でも以下でもない」と述べた。

○記者会見でも問題になる
http://www.dpj.or.jp/news/?num=18594

7924チバQ:2010/07/21(水) 07:01:31
>>7911
失礼 貼ってありましたね

7925名無しさん:2010/07/21(水) 14:16:17
>事務所で勝敗を見守った自民党県議は21人中9人。「ここにいない議員が協力していれば勝てた」と憤る県連幹部もいた。

>当選3〜4期の中堅県議が中心の執行部が、選挙戦で「世代交代」を前面に押し出すと、ベテラン県議からは「おれも辞めろということか」と反発の声が上がった。

http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20100721ddlk19010058000c.html
毎日新聞 2010年7月21日 地方版

追跡・発掘:自民県連 統一選へ不安山積 /山梨
 ◇結束欠き参院選敗北、会長人事巡り混迷

 参院選で自民党県連が擁立した宮川典子氏(31)はあと一歩で議席に届かなかった。県連は健闘に沸いたが、内情は厳しい。選挙戦中も県議は結束を欠き、就任時から「参院選まで」と示唆していた堀内光雄・県連会長の後任は「誰もいない」(県連幹部)状態だ。来春の統一地方選を控え、混迷は深まりそうだ。【小林悠太】

 11日夜、宮川氏の落選が決まると、事務所に詰めかけた支持者から「よく頑張った」と歓声が上がり、内田健・県連政調会長は「これが第一歩です」と声を張り上げた。落選者の陣営とは思えない熱気が渦巻いていた。

 しかし、事務所で勝敗を見守った自民党県議は21人中9人。「ここにいない議員が協力していれば勝てた」と憤る県連幹部もいた。

 県議間の温度差の大きな理由の一つが堀内会長だ。

 堀内氏は衆院選で落選後の昨秋に県連会長に就任。元秘書の皆川巌県議を幹事長に起用した。しかし、一部県議から「高齢の堀内氏では刷新にならない」「堀内派で固めた」などと異論が出た。公示後に宮川氏の事務所に来て「堀内が会長じゃなければ、もっと懸命に活動する」と話す県議がいるなど、選挙戦中もしこりは残ったままだった。

 県連幹部によれば、4月に開かれた宮川氏の政治資金パーティーのパーティー券(1枚1万円)を50枚売るよう各県議に指示したが「10枚程度しか売らなかった県議も数人いた」(幹部)という。

 また、当選3〜4期の中堅県議が中心の執行部が、選挙戦で「世代交代」を前面に押し出すと、ベテラン県議からは「おれも辞めろということか」と反発の声が上がった。

   ◇  ◇ 

 堀内会長は会長就任時に「参院選まででご勘弁願いたい」と述べており、辞任は既定路線だ。県連が描いた最高のシナリオは、宮川氏が参院選に当選し、会長になることだった。次善の策は比例代表に出馬した甲府市出身のプロ野球・巨人前監督の堀内恒夫氏だったが、どちらも落選したことで想定は崩れた。

 堀内光雄氏は12日午前、皆川氏に電話で「後は任せる。辞表を預かってくれ」と告げた。県連三役も「負けた以上は責任を取るのが筋」(皆川氏)として、全員が辞任する考えだ。

 だが、その先の展望は誰も描けていない。会長人事だけではなく、次期衆院選の公認候補となる選挙区支部長も、まだ1人も決まっていない。

 国会議員は県連への年額60万円の寄付、年額4000円以上の党費を納める党員1500人以上の獲得が義務づけられており、県連の資金調達に大きな貢献をしてきた。国会議員ゼロが続く限り、資金面でも先細りが予想される。

 来春の県議選では、民主党が候補者の大量擁立を検討中。県政与党を自任する自民党だが、不安要素は山積している。24日には県議や各市町村支部長を集め、参院選を総括する会議を開く予定だ。

7926名無しさん:2010/07/21(水) 14:27:22
http://www.data-max.co.jp/2010/07/post_10921.html
無効票に込められた想い〜参議院議員選挙・後日譚
政治2010年7月21日 08:00 前回の参議院議員選挙で、投・開票が終わった今、「投票の仕方が分かりづらかった」との声をよく耳にする。比例代表の投票法に向けてのものだ。

 選挙中、比例代表の立候補者は「2枚目には私の名前を書いて下さい」と連呼していた。参議院選挙の比例代表では、政党名と立候補者名のどちらの記入でもいい。だが、立候補者は自分の名前が書かれた票数によって、党の比例代表で当選する序列が決まるため、自分の支持者には2枚目に自分の名前を書いてもらわなければいけない。その仕組みを分からずに投票した人は少なくはない。これは有権者への取材のなかで得た実感である。

 熊本市内に住む60代の女性Aさんは、「2枚目にBさんの名前を書いた」という。しかし、そのB氏は選挙区の立候補者のため、無効票になる。Aさんは、2カ月前に病をし、1カ月ほど入院していた。幾分か具合が良くなり退院したものの、まだ足の痛みが続いていた。それでも「選挙には必ず行かんと!」と痛い足を引きずり、投票所へ行った。
 一方、同選挙で開票の立会人を務めた知人によると、字が読みづらく無効になったものも多いという。「震えた筆跡の票があった。おそらくはB候補者ではないだろうか」。知人はそう判断したが、別の立会人は「無効」と判断した。その票に込められた想いは国政へ届かなかった。

 投票所に貼り出されていた比例代表候補者名が字の小さいことに気付いた人も多いだろう。福岡県選挙管理委員会によると、「比例代表区は中央選挙管理会の管轄であるため、勝手に用紙を拡大するなどの措置が取れない」という。立候補者が多いため用紙に収めるためには小さくせざるを得ないのだろうが、"すべての有権者"のことを考えれば不親切としか言いようがない。

 選挙期間中、「7月11日は投票日」と、盛んに広報活動が行なわれていた。以前、Net-IBでも報じられたが、巨大な宣伝車も登場し話題になった。その一方で、比例代表の投票方法についての周知徹底は、新聞広告、チラシ配布、投票所での呼びかけが主で、それが効果的であったのかどうかという検証はなされていない。
 投票数ばかりが多ければいいという問題ではないだろう。投票所へ足を運んだ有権者の一票に対する配慮にも考察すべき余地があるのではないだろうか。

 今回の比例代表選挙における無効票は5万9,749票(2.60%)。福岡県の自治体で言えば、朝倉市の総人口5万8,302人に近い数である。それだけの数の無効票が意味するものは何なのか。選挙ごとに考える必要があるように感じる。

【山下 康太】

7927名無しさん:2010/07/21(水) 14:40:37
http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2010/07/20/new1007201103.htm
〝落下傘〟厳しかった 民主八戸支部が総括(2010/07/20)

 民主党八戸市支部(山内正孝支部長)は19日、八戸グランドホテルで役員会を開き、同党公認候補が自民党公認候補に敗北を喫した参院選青森選挙区について総括した。山内支部長によると、出席者からは「候補者が“落下傘”の波多野里奈氏に決まったときから厳しかった」「公示後に田名部匡省参院議員の地元である三八地域に入るのが遅い」などと敗因について意見が出た。来年の統一地方選、知事選に向け組織力の強化が課題に挙げられた。
 役員会には県議や八戸市議、国会議員らが出席。非公開で行われ、終了後に山内支部長が取材に応じた。
 山内支部長は候補者が県外出身だったことを挙げ、「青森県になじみにくかった」と指摘。「田名部参院議員の存在が大きいだけに、浸透し切れなかった」との見方も示した。
 波多野氏が公示直前に政治活動を休止したことや、公示から9日後にようやく三八入りしたことについて「県議、市議の組織も動きようがない」と苦言を呈した。自民党との組織力の差を認めた上で、「県内40市町村に支部をつくらなければならない」と強調した。
 波多野氏の今後には、「あくまでも今回の選挙の候補者で、次はそれ以上でもそれ以下でもなく白紙。身の振り方を党本部と相談してほしい」とした。
 来年の知事選については、「今回の選挙を踏まえ、みんなが応援しやすい候補者を早く選考したい」との考えを示した。

7928名無しさん:2010/07/21(水) 22:28:46
>>7925
山梨自民には金丸時代の面影はないな

7929チバQ:2010/07/22(木) 00:47:46
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000431007160001
【振り返って】


【上】 自民、「福中小」一丸
2010年07月16日


旧箕郷町で開かれた中曽根弘文氏(右)の「群馬郡総決起集会」。福田康夫元首相(中央)ら県選出の自民党国会議員も応援に駆けつけた=7日、高崎市箕郷町

 全国の1人区で唯一の現職対決となった参院選群馬選挙区では、自民党現職の中曽根弘文前外相(64)が、民主党現職の富岡由紀夫氏(46)に約27万票の差で圧勝した。中選挙区時代に父親同士が政敵だった福田康夫元首相らを選対役員に迎え、挙党態勢でつかんだ勝利は「自民王国」再生の足がかりとなるか。(辻森尚仁)


 旧箕郷町(現高崎市箕郷町)を含む旧群馬郡は、福田赳夫元首相が育った地で一番の地盤。その町で7日、中曽根氏の「群馬郡総決起集会」が開かれた。


 会場は、福田系の元自民党県議だった柳沢本次氏が創業した建築資材メーカーの本社敷地。柳沢氏は中選挙区時代の旧衆院群馬3区で赳夫氏を支え、県議会では福田系県議をまとめてきた重鎮だ。


 「絶対に負けられない」。小雨ふりしきる中で柳沢氏が声を張り上げると、かたわらの福田康夫元首相がそっと傘を差しかけてみせた。


 「柳沢さんは福田、小渕さんの後援会幹部で、その息子さんは中曽根さんの後援会幹部なんです」。その後、福田元首相は柳沢氏を引き合いに「福中小」の融和を支持者にアピールした。


 福田、中曽根両派が群馬選挙区でそれぞれ候補者を擁立した6年前。2議席を争う選挙で、福田元首相は後援会を挙げて上野公成元官房副長官を全面支援したが、中曽根氏が2議席目に滑り込み上野氏は約8千票差で落選した。


 今回は改選数が1と減り、これまで「中曽根」と書いたことがない自民支持者をどうまとめるかが課題だった。


 自民党公認の大沢正明知事が初当選した2007年の知事選で、中曽根氏の後援会幹部は対抗馬の小寺弘之前知事を支援。旧福田系県議らには中曽根氏支援に消極論もくすぶっていた。


 このため、福田元首相は今年に入って旧福田系県議らを集めた酒席を設け、中曽根氏支援を説得。挙党態勢の土台を築いた。


 中曽根氏の得票は約55万9千票。6年前に中曽根氏と上野氏が獲得した票の合計に匹敵する水準まで票は積み上がった。


 中曽根氏に勝利をもたらしたのは、組織票を固める旧来の選挙手法だった。


 福田元首相の後援会は地縁血縁を生かした電話作戦を徹底。網の目のように張り巡らした後援会から周囲へと支持を呼びかけた。


 自民党県議には1人あたり2千人の「確票獲得作戦」が課せられ、業界団体の担当まで割り振られた。長年の自民支持組織だった農協や林業団体などへは、群馬入りした業界出身の自民党議員があいさつ回りに赴いた。


 選挙戦終盤の8日、前橋市内であった企業団体向けの総決起集会には約1700人が駆けつけ、会場に入りきらない支援者の姿が「自民王国」の底力を示した。


 過去最大の得票で5選を果たした中曽根氏。だが、自民党比例区の県内得票率は山本一太参院議員が群馬選挙区で勝った07年で39・34%だったが、今回は10・07ポイント減の29・27%と沈んだ。


 一方、比例区に上野氏の娘婿の宏史氏を擁立したみんなの党は17・09%だった。後援会の高齢化、無党派層や新党期待層の増加などで、自民党支持層のパイは縮まっている。


 自民党は、空席になっている衆院群馬2、3区の支部長選びを公募で行い、9月中にも次回総選挙の立候補予定者を決める。


 足元では、みんなの党など他党の比例区候補の支援に動いた県議らの「反党行為」がくすぶる。


 「中曽根氏の勝利で、これまでの自民党が是認されたわけではない。今回の大勝でかえって変革の機運がそがれはしまいか」。党県連内にはこう不安を漏らす関係者もいる。小選挙区の支部長選びなど党県連が進める改革の行方が再生を占う試金石になる。

7930チバQ:2010/07/22(木) 00:48:34
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000431007170001
【振り返って】


【下】 民主、内部対立解けず
2010年07月17日


富岡由紀夫氏(右)の敗戦の弁を聞く民主党の衆院議員ら=11日、高崎市小八木町

 民主党と自民党がぶつかった参院選45選挙区のうち、民主党現職の富岡由紀夫氏(46)の得票率は31・22%で、全国で最も差が開いた。全市町村で自民党現職の中曽根弘文氏(64)の票数を下回り、全体で2倍近い差をつけられた。来年の統一地方選や知事選に向け態勢を立て直せるか。民主党県連の命運がかかる。(渕沢貴子)


 「自分の力が足りず申し訳なかった」「比例区の戦いの難しさを痛感した」


 15日、東京で開かれた民主党県連役員会で、富岡氏、比例区で落選した小寺弘之前知事(69)は衆院議員らを前に、謝罪の言葉を述べた。


 だが、出席者によれば、敗因についても「菅首相の発言が響いた」「自民党の結束を崩せなかった」といった声が出た程度で、結果の分析を踏まえた総括もなされなかったという。一人は「今はおわび行脚中で、そういう話を出せる雰囲気ではない」と話す。


 富岡氏が会長を務める民主党県連は来春の県議選、来夏の知事選に向け、態勢をどう立て直すか。


 まずは党内の保守系・労組系の対立の克服が課題だ。


 富岡氏は2004年の参院選群馬選挙区(改選数2)で、労組の全面支援を受けトップ当選した。選挙戦の指揮を取ったのは、旧社会党から民主党に移った角田義一元参院副議長。富岡氏は労組系の直系と目された。


 今回も、選対幹部は労組系が占め、実動部隊も集会も労組頼みだった。角田氏や田辺誠・元社会党委員長がマイクを握り、保守系の一部が「かえって票が逃げる」と顔をしかめれば、労組系はそんな保守系を「何もしない」と批判した。


 「合計で400人弱か…」。公示前の6月、太田市の3区選対会議に集まった議員や労組幹部が、それぞれ集会に出せる人数を申告した後、ため息をついた。1千人収容の会場を埋められない。


 「動員疲れもある。かつてのような動員型の選挙でいいのか」。結局、2カ所で開く予定を1カ所に集約した。


 今回、自動車総連など比例候補を抱える産別の労組は、セットで富岡氏を支援した。だが、かつてのように組合員にノルマを課してローラー作戦をかけられる時代ではなく、地域に出て選挙活動ができる組合員や労組OBも減っている。県教組は「北教組」問題の影響でポスター張りの手伝いすらできなかった。


 民主党に追い風が吹いていない状態では、労組系の力だけで自民党に対抗できないこともはっきり示した。


 中曽根氏に比べ、党派を超えた地縁を持つ地方議員が圧倒的に少ないことは大きなハンディだ。保守系の中島政希・党県連会長代行は「地方議員を増やさないといけない」と話す。


 その意味で、小寺氏の落選は痛い。県連内の一部は、小寺氏の当選をてこに民主党系の地方議員を増やし、大沢正明知事の再選を阻む戦略を描いた。だが、小寺氏は落選し、大沢知事が支持を表明した上野宏史氏(39)が比例区のみんなの党で当選した。


 民主党支持を表明し小寺氏を支援した高木政夫・前橋市長ら、知事選で名前の上がる政治家たちの影響力低下も懸念される。保守系と労組系の対立を抱えたまま、民主党は知事選で対抗馬を擁立し戦えるのか。難題を抱えた船出となる。

7931名無しさん:2010/07/22(木) 11:25:12
http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000001007220002
参院選民主敗北 厳しい声相次ぐ
2010年07月22日

 連合青森(石田隆志会長)は21日、幹部約30人が集まり、推薦した民主新顔の波多野里奈氏が敗れた参院選青森選挙区の総括をした。自民前職の山崎力氏に6万票超の大差をつけられたことに、厳しい意見が相次いだという。


 石田会長は「民主党が地域でどれだけ日常の活動をしているかが問われた選挙で、大変厳しい結果が出た」とあいさつし、民主議員の活動ぶりに注文をつけた。また、政治とカネの問題や米軍普天間飛行場の移設問題、菅直人首相の消費税発言を敗因に挙げつつ、「連合青森も選挙にもっとかかわり、民主党と一体的に活動し、言うべきことは言うべきだった」と反省した。


 出席者からは「郡部で特に民主が弱い」「自民と同じように民主も衆院小選挙区ごとに選対を置いたが、その戦い方に民主も連合も慣れていなかった」などの声が上がったという。

7932名無しさん:2010/07/22(木) 13:49:30
「長期低落傾向に歯止めかからず」 社民、参院選を総括
2010.7.22 13:36
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100722/stt1007221338007-n1.htm

 社民党は22日午前の常任幹事会で、参院選での獲得議席が比例代表の2議席にとどまったことについて「長期低落傾向に歯止めがかからず、党存亡の危機」と総括することで一致した。総括案は29日の全国ブロック別事務局長会議で正式決定する。

 重野安正幹事長は会議後の記者会見で「選挙区3、比例代表3の目標からすれば極めて厳しい選挙だった」と指摘した。

 敗因として、民主党との連立政権を離脱してまで主張した米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の県内移設反対が、「消費税率問題の大きな渦にかすんだ」と分析。また「総評(日本労働組合総評議会)が選挙資金などを支えていた旧社会党時代と同じような戦い方をしては負ける」として、選挙組織のあり方も見直す考えを示した。

7933名無しさん:2010/07/22(木) 16:52:16
http://www.asahi.com/kansai/news/abc_yu/OSK201007220096.html
綱渡りの参院選報道
2010年7月22日

 与党過半数割れへ――。11日午後8時。参院選投票締め切りと同時に、テレビ各局が、出口調査などをもとに予測した与野党の議席獲得数を一斉に放送した。おおむね事前の予想通りだ。だが、次の瞬間、想定外の展開が待っていた。

 「大阪、当選出てるよ!」。悲鳴のようなスタッフの叫び声。他局が、激戦が予想された大阪選挙区で、早くも当選を打ったのだ。ABCはまだ打っていない。このまま候補者が万歳をしてしまえば、歓喜の瞬間を生中継できない。「大丈夫、何とかなる」と自分に言い聞かせ、番組に突入した。

 担当した参院選特別番組「選挙ステーションABC」。私は、小縣裕介、橋詰優子両キャスターの横で、開票速報や当選情報などを整理し、原稿を手渡す役割だ。同時に、放送の司令塔となるサブ(副調整室)や当選情報が集まるデスクらと連絡をとり、次の展開を考える。

 「大阪、まだですか?」「まだです」。一刻も早く当選を打ちたい。焦りと不安が募る。だが、万が一、判断を誤れば、取り返しのつかない重大なミスになる。現場が慎重になるのも仕方がない。

 「東京につなぐまで時間がある。もうネタがない。もう一度、開票速報いけるか?」「了解、何とかする」。読み終わった原稿を再びかき集め、追加情報を加えてキャスターへ。綱渡りの場面が続く。

 「大阪、打つよ!」

 開票が進んだ番組後半、ようやく大阪の当選者が決まった。最後の放送枠で、候補者とスタジオを結ぶ。党が惨敗し、「喜び爆発」とはいかない民主現職、前評判は高かったものの、敗れた民主新顔のタレント候補。待ちに待った「生の声」を放送でき、正直、ホッとした。

 午前4時半。すべてを終え、一息ついた。夜食用に配られたパンを缶コーヒーで流し込み、同僚らと反省会だ。「分析シーン、カットしてごめん」「あの中継はよく入ったね」。苦い思いと達成感が交錯する。

 民主惨敗。自民、みんなは躍進――。きょうの放送でどう伝えるか、頭を切り替えて考えねば。そう思ったとき、空はすでに白み始めていた。

   ◇

 大竹 礼文(おおたけ・れぶん) 選挙特番チーフ 1998年入社。報道記者として、警察・裁判担当、京都支局長、パリ支局特派員などを経て、現在は遊軍・選挙担当。

7934名無しさん:2010/07/22(木) 22:28:05
>>7913-7915 >>7917
http://sankei.jp.msn.com/region/chubu/shizuoka/100722/szk1007221627009-n1.htm
民主県連、小林議員を厳重注意 静岡
2010.7.22 16:20

 民主党県連(会長・牧野聖修衆院議員)は22日、静岡市内のホテルで常任幹事会を開き、参院選で県連の決定に反して静岡選挙区(改選数2)で同党公認の新人、中本奈緒子氏(落選)を支援した小林正枝衆院議員(比例代表東海ブロック)を口頭による厳重注意処分としたことを報告した。同日、小林議員に通告した。

 小林議員は、県連が現職の藤本祐司氏(当選)の支援を決定したことに反し、小沢一郎前幹事長の要請を受け、中本氏を支援。参院選後、県連内から小林議員への処分を求める意見が相次ぎ、県連は倫理委員会を3回開き、処分を検討してきた。

 岡本護・県連幹事長は「小林議員から謝罪もあったことや今後の県連や小林議員の活動を考慮した上で、軽い処分の厳重注意となった」と話している。

7935名無しさん:2010/07/22(木) 22:35:08
http://www.tv-sdt.co.jp/nnn/news8803986.html
民主党県連 小林正枝議員を厳重注意
(静岡県)

民主党県連は今月11日に投票が行われた参議院選挙で県連の決定に反して新人の中本奈緒子さんを応援した小林正枝 衆議院議員を22日口頭で厳重注意をした。県連の牧野聖修 会長は小林議員の行為よりも党本部に問題があったと指摘している。常任幹事会では参議院選挙の総括などが行われた。この中で現職の藤本祐司さんのみを支援するという県連の決定に反し、新人の中本奈緒子さんを支援した小林正枝 衆議院議員に対する処遇が議題にのぼった。県連の牧野聖修会長によると、小林議員は党本部の小沢前幹事長から指示を受けて中本さんを応援していたという。県連の倫理委員会では、3度にわたる協議を行い、小林議員を口頭での厳重注意とすることを決めて、22日の常任幹事会に提案し、承認された。牧野会長は小林議員の行為よりも党本部に問題があったと指摘し、改善を求めると話している。また、小林議員が支援した中本さんについては復職したことなどもあり、県連としては静かに見守るという。このほか、比例にまわり落選した土田博和さんの選対本部長を務めた津川祥吾 会長代行が会長代行を辞任した。[ 7/22 18:30 静岡第一テレビ]

7936名無しさん:2010/07/22(木) 22:44:23
千葉法相落選で民主県連代表が党執行部に猛省促す/神奈川
2010年7月22日
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1007220055/

 参院選を総括する民主党のブロック別議員懇談会が22日、都内の同党本部で開かれた。同日の対象は南関東(神奈川、山梨、千葉)と東京。枝野幸男幹事長ら執行部に対し、県連の笠浩史代表(衆院9区)は「菅直人新首相を軸としたアピール戦略がなかった」などと指摘。執行部の不手際について猛省を促した。

 県連は党本部の調査データを根拠に「千葉景子法相(4期)が優位」と判断した。選挙中盤以降は当選1期の金子洋一氏を集中支援。金子氏は3位で再選されたが、千葉氏は次点に終わった。笠代表は16日の党本部都道府県連ヒアリングで、選挙戦さ中にみんなの党との連携を示唆した枝野幹事長に「足元を払われた」と苦言を呈している。

 出席者によると、笠代表は「1議員の立場」で発言。「消費税をめぐり後手に回った戦いは厳しかった」などと前置きした上で「敗戦の責任はみんなで負うものだが、とりわけ現執行部のそれは重い。それなのにテレビなどに出演して『前政権の負の遺産』『前首相時代の余波』を敗因に挙げるような、見苦しいまねはやめてほしい」などとただした。笠氏らの指摘に執行部は「反省して前進につなげたい」などと総括したという。

7937名無しさん:2010/07/22(木) 22:55:57
>「敗戦の責任はみんなで負うものだが、とりわけ現執行部のそれは重い。それなのにテレビなどに出演して『前政権の負の遺産』『前首相時代の余波』を敗因に挙げるような、見苦しいまねはやめてほしい」

7938名無しさん:2010/07/24(土) 17:28:21
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20100724ddlk25010451000c.html
自民県連:知事選・参院選を総括、県議団に批判集中 役員総辞任、立て直しへ /滋賀

 自民県連は23日、大津市内で会合を開き、11日の知事選、参院選への対応を総括した。支部役員や選対委員からは、候補を擁立し選挙戦を主導した自民県議団への批判が集中し、責任を追及する怒号が飛んだ。上野幸夫幹事長は県連役員がそろって辞任し、立て直しに臨む意向を示した。

 会議は非公開で行われた。参加者によると、参院選で公募した公認候補の武村展英氏を支えるはずの県議が知事選候補の前県連会長、上野賢一郎氏の応援に傾倒し、選挙態勢が手薄だったことについて不満の声が噴出。役員らが「公認どころか『放任』候補ではないか」「他県で自民が勝っているのに県議は集会に人も集めない。どういうことだ」と追及。上野氏が「完全無所属」とPRし、武村氏の得票数を下回ったことには「県連会長が突然『県民党で出る』と言っても評価しない。自民支持者が離れていっただけだ」と指摘した。

 会議後、県議らは一様に「針のむしろだ」とうなだれ、上野幹事長は「ダブル選で相乗効果を、という狙いは甘かった。役員を刷新して出直したい」と語った。【安部拓輝】

毎日新聞 2010年7月24日 地方版

7939名無しさん:2010/07/25(日) 00:37:31
>参加者によると、参院選で公募した公認候補の武村展英氏を支えるはずの県議が知事選候補の前県連会長、上野賢一郎氏の応援に傾倒し、選挙態勢が手薄だったことについて不満の声が噴出。

武村正義の甥など論外だ。
武村はフランスの国家元首を「クレイジー」と言うような外交音痴だ。
フランスからのウラン燃料の輸入がストップしたら、日本は一巻の終わりだ

7940名無しさん:2010/07/25(日) 03:48:13
http://www.youtube.com/watch?v=AoIqkOAGN0w

http://www.youtube.com/watch?v=IsPTYPdkuXs&amp;NR=1

複線型人事もこの一環

7941名無しさん:2010/07/25(日) 07:22:59
武村正義の甥ってどこで知ったの?
ネット上で調べてもあなたの書き込みしかヒットしないけど。

7942名無しさん:2010/07/25(日) 16:55:10
http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20100725/CK2010072502000016.html
【岐阜】「統一選には新体制で」 辞任表明、民主県連代表ら会見
2010年7月25日

 「結果に責任を感じる」「統一選には新体制で臨む」。岐阜市で24日、参院選後初めて開かれた民主党県連常任幹事会。席上、岐阜選挙区で2議席独占を果たせなかったとして、辞任を表明した民主党県連の平田健二代表と、伊藤正博幹事長が幹事会終了後、会見した。

 平田代表は「統一地方選に、どう立て直して臨むかが課題」と語り、「(参院選の)責任を明確にすることが、次のステップに向けてプラスになる。体制を新しくすることが必要」と語った。

 県議会の勢力は、自民30人に対し、民主系会派は8人。伊藤幹事長は「支持拡大を図るにはけじめが必要。地方議員を増やさないと、地域を固めることはできず、新体制で臨んだ方が有権者にアピールできる」と辞任理由を述べた。

 参院選で、県連は新人と現職の2人を擁立したが、自民新人の渡辺猛之氏が圧勝。新人の小見山幸治氏が残る2議席目に入り、現職の山下八洲夫氏は落選した。

 選挙戦では小見山、山下陣営が反目する場面もあり、支援組織内に残るしこりが懸念されていた。県連幹部は「体制刷新でしこりを抑えたいということもある」と辞任の背景を語る。

 新代表と幹事長は8月1日の常任幹事会までに国会議員を軸に選考を進め、28日に臨時の県連大会を開き、正式に決定する。

 (中崎裕)

7943名無しさん:2010/07/25(日) 17:11:05
http://mytown.asahi.com/areanews/gifu/NGY201007240051.html
民主県連、代表と幹事長が辞意 「参院選のけじめ」
2010年7月25日

 民主県連の平田健二代表は「参院選のけじめをつける」として、24日の常任幹事会で代表を辞任することを表明した。参院選の岐阜選挙区で、民主は初めて2人を公認。約8千票差で新顔が当選し、現職が落選した。

 辞任の理由について、平田代表は「2人当選にむけて、連合岐阜などに、無理なお願いもした」などと説明。「統一地方選で、地方議員を増やすためには新体制で挑む方がよいと考えた」と話した。

 参院選では、2人当選のために連合岐阜など支持組織を割り振って臨んだ。しかし当初から「2人当選は難しい」という見方があり、選挙後のしこりを心配する声も根強かった。平田氏は代表を辞任することで、亀裂を修復したい考えがあるとみられる。伊藤正博幹事長も同日、辞職する考えを明らかにした。

 8月1日の緊急常任幹事会で新しい代表と幹事長を選び、同28日の臨時の県連大会から新体制をスタートさせるという。

7944名無しさん:2010/07/25(日) 19:30:26
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100725/stt1007251925001-n1.htm
民主が有識者呼び敗因分析
2010.7.25 19:22

 菅直人首相、仙谷由人官房長官、枝野幸男民主党幹事長らは25日、公邸に小林良彰慶応大教授(政治学)と宮台真司首都大学東京教授(社会学)を招き、参院選での民主党大敗の原因分析を聞いた。小林氏は首相の消費税発言に「議論の出し方に、もう少し工夫があったのではないか」を苦言。宮台氏は「国民の強い関心がどこにあるのかを適切に把握できなかった場合に敗北しがち」と分析した上で、「国民の支持をより多く獲得できるようなメッセージの作り方」について持論を述べたという。

 会議には古川元久、福山哲郎両官房副長官、寺田学首相補佐官、細野豪志民主党幹事長代理が同席した。

7945名無しさん:2010/07/25(日) 19:40:21
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100725/stt1007251922000-n1.htm
「改革の旗取られた」参院選敗北で原口氏
2010.7.25 19:19

 原口一博総務相は25日、参院選での民主党の敗因について、躍進したみんなの党を念頭に「改革の旗をよそに取られた。政権を代えて古い政治に挑戦しているのに、挑戦者としての姿を(改選)1人区でしっかり見せることができなかった」と分析した。「地力で勝る自民、公明両党と戦うには力不足だった」とも述べた。佐賀市で開かれた党佐賀県連常任幹事会に出席後、記者団に語った。

 菅直人首相の消費税発言に関しては「税の議論をして財政再建をすべきだというのはその通りだ。しかし現実に29ある1人区では、これまで経済成長の恩恵のにおいさえかいだことがない」と指摘、選挙戦では消費税増税論議より国民生活の重視を強調すべきだったとの認識を示した。

7946チバQ:2010/07/25(日) 21:44:32
>保守系は、比例候補の小寺弘之前知事の支援には積極的だが、
07年知事選では保守系は山本に乗った割りに今回は小寺を支援したんですね
小寺の選対トップも中島だったし
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/feature/maebashi1276873857684_02/news/20100619-OYT8T00036.htm
決戦の構図 参院選2010

【上】民主、一枚岩なるか

 「おはようございます。富岡由紀夫、本人です」

 国会閉会翌日の17日朝。2期目を目指す民主党の富岡は、高崎市役所前で登庁する市職員らに、まるで新人であるかのように名刺を配り続けた。

 「政治とカネ」や「普天間問題」で失点を重ねた「小鳩政権」が退陣し、支持率のV字回復で勢いづく民主。街頭で罵声(ばせい)を浴びせられ、見向きもされなかった1か月前とは空気が一変。富岡も「頑張って」と声をかけられるようになった。

 6年前、年金問題などで追い風を受けて、自民の2議席独占に割り込んだ富岡は、31万票余りを獲得してトップ当選。2位の中曽根弘文と、次点の上野公成の両自民候補の得票を足した54万票余りには足りないが、今回は、昨夏の衆院選小選挙区で民主候補が獲得した44万票弱を背負って戦える。菅内閣発足で追い風も吹き始め、当選ラインの目安となる35万〜40万票を狙うが、「そんなに甘いものではない」(選対幹部)という。

 富岡は、全県を網羅する後援会組織がなく、自分の手足となって汗をかく県議もいない。連合群馬の支援を背景に、労組出身の県議が動いているが、産別の比例候補を11人抱え、限界もある。自転車での街頭遊説という「空中戦」に走る富岡に対し、「6年間何もしていないから仕方ない。自業自得だ」(民主系県議)という声すら上がる。

 5月下旬以降、小選挙区単位で衆院議員が中心となる選対委員会が1、3、4区で相次いで発足し、支援の輪も広がっているかに見えるが、富岡自身の知名度不足も露呈している。ある衆院議員の国政報告会では、富岡を紹介しようとした支援者が、間違って衆院議員の名字を言ってしまい、富岡は苦笑いするしかなかった。

 だが、富岡が抱える最大の問題は、県連内の対立構造だ。県連は2006年に発覚した不正経理問題をきっかけに、旧社会党出身の「労組系」と、旧さきがけ出身者などの「保守系」に内部分裂し、今もしこりが残る。

 4月中旬、鳩山首相(当時)の来県を巡り、富岡が保守系議員に相談せずに日程調整を行ったとして、反発した衆院議員の石関貴史と中島政希が、鳩山を招いた富岡の国政報告会を欠席した。保守系は、比例候補の小寺弘之前知事の支援には積極的だが、富岡のポスター張りを公然と拒否する議員もいて、民主系県議の一人は「選挙は好き嫌いでやるものではない」と嘆く。

 ただ、関係修復の兆しもある。中島が20日に高崎市内で開く国政報告会に富岡を招待することが決まった。ぎりぎりまで声がかからなかったが、「(応援で入る)前原国交相の日程が固まった」として、16日に中島本人が富岡の事務所に顔を出した。

 21日は国会議員全員と小寺が合同で、選挙に向けた決意表明を行う記者会見も開く。富岡の選対本部長で衆院議員の桑原功は「富岡、小寺の2人を当選させて、県連一本化のきっかけにしたい」と語る。

 一方、連立政権から離脱した社民党との選挙協力も、現場レベルでは体制構築に苦労している。ある衆院議員の事務所は、「比例は民主へ」と書かれた富岡の推薦ハガキを、気付かずに社民党陣営に届けてしまい「こんなの使えない」と突き返された。社民党県連幹部は「(富岡が)小寺や産別の比例候補とセットで動くなら、対応を考えざるを得ない」とつぶやいた。

(敬称略)

(2010年6月19日 読売新聞)

7947チバQ:2010/07/25(日) 21:45:17
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/feature/maebashi1276873857684_02/news/20100619-OYT8T01101.htm
【中】自民、危機感で結束

福田康夫元首相の貴代子夫人(右端)とともに拳を突き上げる中曽根氏(左から2人目)=13日、高崎市で 元外相の中曽根弘文(自民)は4月下旬以降、連日のように集会を開き、あいさつ回りで県内全市町村を一周した。企業の朝礼で握手した社員は「5回目の選挙で初めて見た」と驚くほど。改選定数が2から1に減った参院選群馬選挙区で、「一人でも多くの人に姿を見てもらう」と、大物らしからぬ「どぶ板選挙」に徹している。

 中曽根の選挙は、4月24日の事務所開きから本格化した。当時の鳩山政権は、普天間問題で迷走し、5月上旬に支持率が20%台に急降下。陣営は、選対事務長に福田康夫元首相、選対本部長に小渕優子衆院議員を迎えるなど、中選挙区時代に内輪で抗争を繰り広げた勢力が結集する「史上最強の布陣」で、楽勝ムードが漂っていた。

 しかし、6月2日、鳩山前首相と小沢前幹事長が一緒に辞める「ウルトラC」で空気が一変。菅内閣が高支持率を維持して民主党が息を吹き返す一方、自民党は再び落ち込み、中曽根は焦りの色を濃くしている。

 元々、中曽根陣営にも弱点があった。3年前の知事選だ。当時、5選を目指した小寺弘之は中曽根系の支持を受ける一方、自民党県連は県会議長で福田系の大沢正明を擁立。保守分裂の中、大沢支援に消極的だった中曽根は、知事選後、党内で批判を浴びた。

 そのしこりを受けて、5月の段階では「今ひとつ力が入らない」「中曽根と書く時には手が震えるだろう」(福田系県議)と及び腰の姿勢も見えた。看板はそろっているが、動きは鈍く、山本一太参院議員は「この雰囲気は危険だ」と警告していた。

 実際、その通りに、中曽根陣営を動揺させる出来事も水面下で起きた。

 5月中旬、みんなの党から比例選立候補を目指していた元自民党参院議員の上野公成が「比例が駄目なら選挙区からの立候補も検討する」との情報が流れた。6年前の選挙では、中曽根が上野を8000票余り上回る約27万6000票。ぎりぎりの2位当選だっただけに、票の流出を恐れた中曽根本人が、上野を支援する自民県議の要請を受けてみんなの党本部に電話を入れ、上野の比例公認を口添えしようとしたほどだった。

 そして降ってわいた民主党支持率のV字回復。中曽根は「ご祝儀相場」と皮肉っていたが、一向に支持率は落ちず、陣営の危機感が高まった。

 来春の県議選を控える自民県議は、自身への支援獲得もにらみ、中曽根の出陣式を知らせる数千枚のビラを支持者一人一人に配っている。福田系県議が「参院選で『どこまで党のためにやっているのか』と監視されてもいる」と話すように、17日に開いた選対会議では、県議1人にあいさつ回り2000軒のノルマも課された。

 福田系、小渕系との連携も形になってきた。12日には福田赳夫元首相が生まれた旧群馬町(高崎市)で、「福中小」の3陣営から支援者が顔をそろえる集会を開催。翌日は、高崎市で開いた「女性の集い」に福田康夫夫人の貴代子を招き、「群馬は」「中曽根」と、シュプレヒコールを上げて一緒に拳を突き上げた。県連選対本部長の南波和憲は「地道な活動が実を結び始めている」と手応えを語る。

 ただ、自民党関係者からはこんな声も漏れる。「中曽根は運がいい。議席を失う危機感からみんなが協力してくれる。知事選の恨みがあるから、定数2で上野が出ていたら負けていたかも知れない」(敬称略)

(2010年6月20日 読売新聞)

7948チバQ:2010/07/25(日) 21:46:22
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/feature/maebashi1276873857684_02/news/20100621-OYT8T00551.htm
【下】知事選を占う比例選


高木市長(右)の応援を受ける小寺氏(左)(20日昼、JR高崎駅西口で)  「民主党から参院比例で立候補する小寺弘之です。4期16年、群馬県をこよなく愛した人間として、私を国政に送ってほしい」

 前知事の小寺は20日午後1時過ぎ、JR高崎駅前の街頭演説会で、民主党の宣伝カーの上から熱弁をふるった。民主党国会議員のほか、小寺選対顧問で前橋市長の高木政夫も応援弁士としてマイクを握り、「自民党政治がこの国を駄目にした」と、県内の反自民勢力の結集を訴えた。

 その4時間後。前橋市の結婚式場で、みんなの党から比例選に立候補する元経済産業省官僚の上野宏史の後援会発足集会が開かれた。宏史は、約500人の支援者を前に「6年間、国政に携われなかった義父、上野公成(元自民党参院議員)の思いを引き継ぎ、群馬のために働きたい」と決意表明。公成も「今回の出馬は、反民主の姿勢を示すため」とあいさつした。



ガンバロー三唱で拳を振り上げる上野宏史氏(右)と公成氏(左)(20日夕、前橋市内の結婚式場で)  みんなの党の公認発表からわずか5日での旗揚げながら、上野の集会には、自民党の中島篤、狩野浩志両県議のほか、沼田市長の星野已喜雄ら現職首長7人も駆け付ける盛況ぶり。改めて「上野党」の影響力の大きさを見せつけた。

 参院比例選は、個人の得票数に応じて党内の当選順位が決まる非拘束名簿方式。導入から4回目となるが、回を重ねるごとに「ご当地候補」の出馬が全国で増加している。今回は小寺と上野が、県内で個人票の争奪戦を繰り広げる。

 3年前の知事選で自民党公認の大沢正明に敗れた小寺は、4選までは中曽根系を中心とする自民党の支援を受けてきた。民主勢力と手を組んでどんな得票をたたき出すのか。「来夏の知事選の試金石になる」として、民主、自民の両陣営が注視している。

 高木は「今回の選挙は知事選も見据えた群馬の分水嶺(れい)になる戦いだ」と力を込め、民主系県議の一人も「小寺さんがバッジを付けたら、大沢知事は青ざめるだろう。3年前のリベンジを果たし、知事選につなげたい」と意気込む。一方、自民党県連幹部は「小寺の当選は阻止したいが、『反小寺』を強調し過ぎると、相手の結束を固めて逆効果になる」と気をもみ、上野陣営の幹部は「知事選とは別物。あくまで群馬の地域代表として選んでほしい」と語る。

 また、選挙区で出馬予定の富岡由紀夫(民主)、中曽根弘文(自民)の両現職に投票する有権者が、比例票をどう書くのかで支持が錯綜(さくそう)している。

 中曽根弘文、小寺弘之、上野宏史、公明党の県内比例重点候補の長沢広明。名前の読みがいずれも「ヒロ」で始まるため、民主の「富岡・小寺」とは別に、小寺陣営のうち中曽根系支援者の一部は、非公式に選挙区は中曽根、比例は小寺の「ヒロ・ヒロ」をキャッチフレーズに支持を広げようとしている。

 一方、中曽根は公明党の支持母体、創価学会に支援を要請しており、学会側は、中曽根と長沢をセットにした「ヒロ・ヒロ」票を求め、上野陣営の幹部は「うちは反民主の受け皿。中曽根と宏史の『ヒロ・ヒロ』でいく」と語る。

 政権交代の評価を巡って論戦を繰り広げる裏で、3年前の保守分裂知事選の影響を引きずる民主、自民。両勢力を横目に元前橋市議の店橋世津子(共産)は、菅首相の消費税増税発言を追い風に党勢拡大を図っている。(敬称略)

      ◇

 この連載は森広彰、岩下亮が担当しました。

(2010年6月21日 読売新聞)

7949チバQ:2010/07/25(日) 21:50:08
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000431006150001
【深層群馬】


知事選前哨戦の様相
2010年06月15日


高木政夫市長(左)と並んで支持者と握手する小寺弘之前知事(右)=前橋市亀里町


自民党県議と話す上野公成・元官房副長官(右)と娘婿の宏史氏(中央)=前橋市大手町1丁目

 7月の参院選比例区が、来年の知事選に向けた前哨戦の様相を帯びてきた。上野公成元官房副長官(70)の娘婿宏史氏(39)はみんなの党の公認が内定、大沢正明知事(64)に支援を求めた。小寺弘之前知事(69)は民主党公認で立候補する予定で、同じ群馬を地盤にしのぎを削る構図になる。参院選の結果は知事選の行方にも影響しそうだ。(辻森尚仁、渕沢貴子)


 上野宏史氏は14日午前、高崎市役所で転居届などを済ませると、車を前橋市の県庁に走らせた。義父の公成氏と共に大沢知事と面会し、30分近く話し込んだ。


 その後、県庁そばの自民党県連へ。「義父が活動してきた群馬の地域代表として全力を尽くす」。中央では同じ野党とはいえ他党に出向き、意気込みを語る宏史氏の横で、公成氏は今回の擁立劇を解説してみせた。


 「対小寺の受け皿作りの意味合いがあるんだ」


 2007年の知事選で自民党公認の大沢氏に5選を阻まれた小寺氏が、参院選に出ると表明したのは1月。


 小寺氏の「復権」を警戒する一部の自民党県議らが、公成氏を小寺氏にぶつけようと擁立に動いた。


 元建設官僚の公成氏は、故・福田赳夫元首相の実弟宏一氏(故人)の後継として、92年の参院選群馬選挙区(改選数2)で自民党の公認を受け初当選した。07年の知事選では大沢氏を支援し、当選後、霞が関の人脈をつないだ。


 大沢県政と国政への影響力保持を狙う公成氏。年齢制限や支持率の動向などから、自民党ではなく、「反民主」を掲げるみんなの党での出馬を模索した。やはり年齢の問題でそれも難しいとみるや、娘婿の擁立を決断した。公成氏に近い自民党県議は「小寺氏の影響力を完全に排除するためだ」と明かす。


     ◇


 対する小寺氏。


 先月29日、前橋市内で開かれた高木政夫市長の市政報告会で、こう呼びかけた。


 「来年は県議選も知事選もある。群馬県の政治をきちんとした方向に持っていかなければならない。(参院選は)そういう選挙だと位置づけて下さい」


 続いて、高木市長が「高木政夫の政治力を大きくしていくには小寺弘之という政治家が必要」と呼びかけた。


 「参院選が県議選や知事選に結びつく」と訴える様は、3年前の遺恨試合のようだ。


 07年4月の県議選で、小寺氏の支持団体は12人を推薦、うち8人が当選した。だが3カ月後の知事選で小寺氏は落選。小寺派の県議らは後ろ盾を失い、会派を離脱する者も現れた。


 参院選で勝ち、その勢いで県議選で足場を固め、大沢知事の再選を阻む――。小寺派のある県議はこんな筋書きを描く。


 小寺氏の支持拡大の先頭に立つ高木市長と、ある県議は、大沢知事の対抗馬として名前が取りざたされている。


 知事を担ぎ、県議会の大勢を占める自民党は、政権交代後も県政の主導権を握り続けている。自民党は、この構図を突き崩そうという民主党側の動きに警戒を強める。


 先月29日の参院選全県選対会議では、「民主党は選挙区に比例区の前知事が加わった連合軍で向かってきている」(佐田玄一郎衆院議員)と連帯を呼びかけた。


 参院選群馬選挙区(改選数1)で、民主党現職の富岡由紀夫氏(46)とぶつかる自民党現職の中曽根弘文前外相(64)も、4月に前橋市内の事務所開きで「来年は県議選、知事選がある。大沢県政を安定的なものにするためにも負けられない」と訴えた。

7950チバQ:2010/07/25(日) 21:50:46
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000431006180001
【深層群馬】


保守の壁 挑む民主
2010年06月18日


JR総連傘下の労組の集会に夫婦で参加し、比例区の立候補予定者と握手する富岡由紀夫氏=高崎市問屋町2丁目

 通常国会が16日閉会し、24日公示、7月11日投開票の参院選に向け、県内の各立候補予定者も事実上の選挙戦に突入した。改選数1の29選挙区のなかで、群馬は唯一現職同士がぶつかる構図。6年前は改選数が2で、民主党の富岡由紀夫・前党副幹事長(46)と自民党の中曽根弘文前外相(64)が議席を分け合った。両党の地力が問われる今回、与党となった民主党は、今もなお県内で強固な保守の壁を突き崩そうと懸命だ。


 「2人で勝ち上がり、様々な改革を進めていきたい」


 高崎市内で15日開かれたJR東日本労働組合高崎地方本部の集会で、富岡氏はそう訴えると、民主党公認で参院選比例区に立候補するJR総連幹部と握手を交わした。


 国政選挙で初の組織内候補者を立てるJR総連。同地方本部は、1カ月以上前から党のチラシを平日は駅前で、土日は各戸に配布しているほか、親類・知人を軸に名簿作りを進めてきた。堀口真明執行委員長は「力の入れ方は昨年の総選挙より上」と話す。


 連合傘下の労組が比例区に立てる立候補予定者とセットで、組織への浸透を図る富岡氏。6年前に初当選した時も今回も、最大の支持基盤は労働組合だ。後援会も連合群馬の若手有志が中心。後援会の主催で地域ごとに労組の集会を開き、企業の門前で出勤してくる社員らに支持を呼びかける「門立ち」をしてきた。


 だが、組織票を固めるだけでは足りない。6年前は改選数が2で、2人の自民党現職を相手にトップ当選したものの、自民党の得票合計は富岡氏を上回った。民主党が躍進した昨年の総選挙も、民主、社民両党の候補の得票は自民党候補の得票に満たない。


 「V字回復では足りない。逆Jでないと」。鳩山前首相の辞任で支持率が急回復するなか、富岡氏はなお厳しい表情を見せる。無党派層の支持をつかみ、従来の自民党支持層も取り込みたいところだが、知名度不足と、労組と重ならない自前の後援会が育っていないことが懸念材料だ。


 このため富岡氏は度々、高崎、前橋などの駅前で早朝から名刺を配るなど、名前と顔の売り込みに懸命だ。黄色いTシャツ姿で自転車を乗り回し、若さをアピールするイメージ戦略を展開している。


 保守支持層の取り込みに期待をかけるのが、比例区に民主党公認で出る予定で、保守層に支持基盤を持つ小寺弘之前知事(69)だ。


 「大変厳しい選挙だが、富岡さんと頑張っていく」


 1日、玉村町議が町内で開いた集会で、小寺氏は富岡氏と並び支持を呼びかけた。


 別の日に両氏を招く集会を開いたある労組系県議は「小寺氏が来るとなると人が集まる。小寺ブランドは強い」と話す。労組には自前の比例区の立候補予定者を、労組以外には小寺氏をセットにして支持を訴えているという。


 昨夏の総選挙で当選した民主党衆院議員の動きにもエンジンが掛かってきた。衆院選挙区の1、3、4区で参院の選対が立ち上がり、各衆院議員の国政報告会に富岡氏を招くなどしている。


 問題は2区と、衆院議員のいない5区だ。


 昨年11月、民主党県連の役員会で富岡氏の公認を党本部に求めることを決める際、2区の石関貴史衆院議員は「条件」を出した。昨夏の総選挙で、労組系の地方議員が石関氏の対抗馬を擁立したとし、事実関係の調査と関係者の処分などを求めたのだ。


 石関氏側は「中曽根氏を支持することはないし、頼まれれば富岡氏を応援するが、その前に約束を果たすべきだ」との立場を貫く。自身の支持者が富岡氏を支援することは妨げないが、自らは積極的に動いていない。保守層の受けが良い石関氏の力を借りない手はないと、富岡氏の支持者からは「石関氏に頭を下げるべきだ」と和解を求める声も上がったが、関係改善の見通しは立っていない。


 ただ、党本部は衆院議員が先頭に立つよう指示している。石関氏は関係者と近く対応を話し合う予定だ。

7951チバQ:2010/07/25(日) 21:51:54
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000431006190001
【深層群馬】


自民「挙党」アピール「福・中」融和に腐心
2010年06月19日


福田康夫元首相と自分の顔写真が並べて刷られた名刺を手に笑顔を見せる中曽根弘文前外相。写真左は福田元首相の妻、貴代子夫人=高崎市赤坂町

 参院選群馬選挙区で、5選を目指す自民党現職の中曽根弘文前外相(64)は、全国唯一の1人区の現職対決に向け、挙党態勢を敷く。選対幹部には、父親同士が中選挙区時代に政敵だった福田康夫元首相が初めて就任した。しかし支持者が重なる小寺弘之前知事(69)や上野宏史氏(39)の比例区立候補で組織型選挙の足元は揺らいでいる。(辻森尚仁)


 13日、高崎市内の結婚式場で開かれた中曽根弘文氏の女性後援会の会合。


 中曽根氏はあいさつの冒頭、背広の内ポケットに右手を入れ、カラー刷りの福田康夫事務所長の名刺を取り出した。自身と福田元首相の顔写真が並ぶデザイン。


 「この名刺で福田と中曽根は一体だと訴えていただいている」。かたわらで福田康夫元首相の妻、貴代子さんがほおを緩めた。


 昨夏の総選挙。福田元首相は衆院群馬4区で民主党新顔だった三宅雪子衆院議員(比例北関東)に迫られた。


 この選挙で、中曽根氏は父親同士が政敵だった福田元首相を全面支援。中曽根康弘元首相の兄の孫娘と故福田赳夫氏の孫が結婚し、両家が親類関係にあることから、中曽根氏の妻の真理子夫人も「福田康夫親戚(しん・せき)会」の名刺で支持固めに奔走した。康弘元首相が塾長を務める「青雲塾」(高崎市)に福田元首相の選挙カーを迎え入れ、マイクを握らせる配慮までみせた。


 「うちだって、参院選で正々堂々と中曽根さんをお願いするのは初めてだから」。名刺を手に訴える中曽根氏の姿を見て、福田事務所の悴田(かせ・だ)義則所長が言った。


 衆院選が中選挙区だった頃から争ってきた福田、中曽根両派は1996年に小選挙区制へ移行後も、参院群馬選挙区ではそれぞれに候補者を擁立。しのぎを削ってきた。


 だが、04年参院選では民主党新顔だった富岡由紀夫氏(46)がトップ当選。中曽根氏は福田系の上野公成元官房副長官とわずか8千票差で辛勝した。


 06年の公職選挙法改正で群馬選挙区の改選数が2から1に減った。自民党は昨年夏の総選挙を前に公認候補を中曽根氏に一本化したが、6年前の「福中対決」のしこりは今も消えていない。


 みんなの党は15日、上野氏の娘婿宏史氏を参院比例区で擁立すると決定。参院選で公成氏を支援してきた自民党県議の一部が宏史氏支援の動きを強めている。


 中曽根氏は公明党の支持母体である創価学会に支援を打診し、比例区での「見返り票」を条件に、学会側は中曽根氏の全面支援に動き始めた。しかし宏史氏の立候補は「自公連携」に冷や水を浴びせかねない状況だ。


 中曽根氏には、前橋、高崎両市で支持基盤が重なる小寺前知事の立候補も頭が痛い。比例区から民主党公認で立候補する小寺氏は旧中曽根派の県議らに担がれて知事選に初当選した経緯もあり、4期務めた知事時代の支持者が中曽根氏と重なる。


 群馬選挙区で対決する民主党の富岡氏は、小寺氏と連携を模索。中曽根氏は「小寺氏の立候補で逆風が増した」と危機感をあらわにする。


 「知事選=小寺、参院選=中曽根」というすみ分けが出来た6年前の参院選では、小寺派の有力企業が中曽根氏の選挙事務所に社員を派遣。選対幹部に名を連ねる社長もいた。しかし今回は黙りを決め込む。さらに昨今の景気低迷。中曽根氏の選対関係者は「人が集まらない」と不安を口にする。


 自民党は今回、福田元首相、小渕優子衆院議員の2人がそれぞれ選対事務長、選対本部長に就任。党県議団、県政財界の有力者も選対幹部に名を連ねた。「群馬の参院選史上、最強の布陣」(山本一太参院議員)というが、足元は盤石とはいえない。

7952チバQ:2010/07/25(日) 21:52:55
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000431006210002
【深層群馬】


「ご当地」2氏懸命 比例区響く個人の事情
2010年06月21日


県選出の民主党衆議院議員らと街頭演説をする同党新顔の小寺弘之前知事(中央)=高崎市八島町


上野公成元官房副長官(左)の後援会代表者会議で、みんなの党新顔の娘婿宏史氏(前列中央)は支援者と一緒に拳を突き上げた=前橋市大友町1丁目

 参院選の公示が24日に迫り、比例区で群馬県内を主な集票地域とする2人の「ご当地候補」予定者の動きも激しくなっている。各候補者が全国から個人名で集める票の多さで順位が決まる参院選比例区で、ご当地候補はもともと不利。ともに保守層に支持基盤を持つ2人は、選挙区との住み分けや連携を作戦の一つに据える。2人の動きを追った。(渕沢貴子、辻森尚仁)


 20日午後、JR高崎駅西口。参院比例区に民主党公認で立候補する小寺弘之前知事(69)は、党県連会長代行の中島政希氏、宮崎岳志氏、三宅雪子氏の衆院議員3人とともに街頭に立った。


 しかし、同じ民主党で、参院群馬選挙区(改選数1)で再選を目指す富岡由紀夫氏(46)の姿はなかった。


 「富岡さんも大変まじめな方だが、もっと経験豊富な方も必要だ」。県連選対の統率役に就く中島氏が訴えた。


 小寺選対の中核部隊は保守系の首長や議員だ。選対本部長を務める岩上憲司県議でさえも、自身の支持者に「自分は民主党に入ることはない」と宣言している。


 選対最高顧問の高木政夫・前橋市長は元自民党県議。高木市長は富岡氏の支援にも動く一方、市政報告会に小寺氏を招いた時は富岡氏については一言も触れなかった。


 小寺氏は旧中曽根派に担がれて知事になったため、支持者には中曽根氏を支援する人も多い。「選挙区は中曽根、比例は小寺」と公言する人もいる。民主党衆院議員の集会などでは富岡氏と並んで支援を訴えるが、不用意に富岡氏の名前を出すと票が減る場面では「政党ではなく、小寺個人を勝たせるための戦い」(陣営幹部)と訴える。


 一方、富岡氏の最大の支持基盤は、連合群馬だ。


 知事選では小寺氏を支援したが、今回は「小寺氏を支援はできない」と早々に申し渡した。傘下の各産別組織が比例区候補を立てるためだ。


 小寺氏側は労組の支援は期待できないとして、当初選対にあった「知事選で取った29万票の半分の15万票は取れる」との楽観論は吹き飛んでいる。


 参院選比例区は、政党名と個人名で投票でき、両方を合わせた集計結果から、政党に議席が割り振られ、個人名の票数の多い順に当選者が決まる。


 20日午前、みんなの党公認の上野宏史氏(39)が富岡市に上信電鉄で入り、岩井賢太郎前市長が出迎えた。


 岩井氏は4月の市長選で、参院選で民主・小寺氏を支援する「富岡市民の会」が担いだ岡野光利市長に敗れて落選した。


 元自民党県議の岩井氏は「市民に広くアピールするため」と、みんなの党の宣伝カーを用意。上野氏は岩井氏の元支援市議らの先導で市内を巡り、「地元群馬のために一生懸命頑張る」と訴えた。


 みんなの党は参院比例区で、自民党元職の上野公成元官房副長官の娘婿である宏史氏を「ご当地候補」として擁立。元建設官僚の義父が持つ霞が関とのパイプに頼ってきた首長経験者の一部が宏史氏の支援に動いている。


 上野氏は20日夕、前橋市内であった公成氏の後援会の会合に駆けつけた。義父の後援会組織から全面支援を取り付けた会合には藤岡、下仁田、川場など計7市町村の現役首長も参加。沼田市の星野已喜雄市長は「捲土重来(けん・ど・ちょう・らい)を期す義父の思いを受けて立候補する宏史氏の当選を果たそう」と声を張り上げた。


 6年前の参院選群馬選挙区で中曽根弘文氏(64)に惜敗した公成氏を支援した自民党県議も顔を見せた。自民党に比例区のご当地候補がいないことから、後援会幹部は「選挙区=中曽根、比例区=上野の組み合わせで、反民主票を掘り起こしたい」と意気込む。

7953チバQ:2010/07/25(日) 21:54:01
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000431006220001
【深層群馬】


「郵政票逃すな」民主躍起
2010年06月22日


民主党の総決起集会に駆けつけた原口一博総務相(中央)。原口氏はこの会場に入る直前、郵便局長と極秘に会っていた=高崎市八島町

 郵政民営化を機に「反自民」に転じ、昨年夏の総選挙で民主党を押し上げた郵便局長らが揺れている。郵便局長らが支持する国民新党は、参院選群馬選挙区(改選数1)で民主党現職の富岡由紀夫氏(46)の推薦を決定。だが、対する自民党現職の中曽根弘文氏(64)は5年前、小泉政権の郵政民営化法案にいったん反対した人物。民主党は局長らの動向に神経をとがらせている。(辻森尚仁)


 13日夕。JR高崎駅前のホテルに到着した原口一博総務相は、富岡氏と参院比例区に立候補する小寺弘之前知事(69)の民主党総決起集会に直接向かわず、同じフロアの別室に向かった。


 待ち受けていたのは、県内の郵便局長会幹部ら約80人。三宅雪子衆院議員(比例北関東)が秘書を通じ、原口総務相に出席を懇願していた。


 複数の出席者によると、最初に県西部地区郵便局長会の篠原昇会長があいさつした。「自民党に裏切られ、今度は民主党に裏切られた。ただ、大臣には期待している」


 菅内閣が通常国会の会期延長を見送り、民営化見直しとなる郵政改革法案が廃案になった悔しさをにじませた。


 原口総務相は、語気を強めて応じたという。


 「郵政を守るために(国民新党代表の)亀井(静香)さんと一緒にやってきた。私が内閣に残ったのは、郵政改革を成し遂げるためだ」


 10分ほどの会談を終え、総決起集会に参加した原口総務相は再度訴えた。「(郵政改革法案の廃案で)私も悔し涙を流した。苦渋の決断だった」。会場後方には郵便局長らが腰掛けていた。


 17日、国民新党は富岡氏ら民主党の立候補予定者49人の推薦を決定。


 局長たちが支持する国民新党が昨年夏の総選挙で獲得した県内の比例票は1万5千票弱。6年前の参院選群馬選挙区(改選数2)で当落を分けたのが8千票強だったことを踏まえ、富岡氏を支援する民主系県議は「選挙戦の展開次第では郵政票が当落を左右しかねない」と指摘する。


 13日の会談について、民主党県連関係者は「局長たちが握る『郵政票』が自民党側に流れるのを食い止めるのが狙いだった」と明かした。

7954千葉景子法相議員の任期満了:2010/07/26(月) 02:18:34
 参院神奈川選挙区選出の千葉景子法相(民主党)が25日で議員の任期満了を迎える。4期24年を「努力してきたが課題は尽きるものではない」と回顧。政界引退後も弁護士としての立場で、男女共同参画や司法制度改革などへ取り組んでいく意欲を示している。

 議員からの選出閣僚として臨んだ最後の閣議後会見(23日)では出処進退について「選挙結果も一つの区切りではあるが、いろんな考え方もある。総理の要請もあり一定の段階まで職務を遂行したい」とコメントした。政策課題としてきた捜査(取り調べ)可視化については「具体的な作業を進めたい」としたが、選択的夫婦別姓をめぐっては「まずは政府としての議論を」と明言を避けた。

 記者側からは、法相が自身のホームページ(HP)を閉鎖したことに対し「政治信条などの発信をやめて職務を継続しようとしても有権者の理解を得られるのか」との指摘があった。法相は「議員としての区切りで、いったん閉鎖しただけであり、発信をやめるつもりはない」と説明した。

 千葉氏は横浜弁護士会の所属で、1986年の参院選に旧社会党から出馬し初当選。同党とは厚木基地爆音訴訟などを通じての関係で、政界再編後に誕生した社民党へも所属。97年に離党し旧民主党(2003年に自由党と合併し現在の民主党に)へ移った。92年は旧社会党、98年は旧民主党、2004年は民主党公認で再選を果たしてきた。

 今回の参院選で落選したが、党代表でもある菅直人首相の慰留で閣僚を続投。26日からは民主党政権初の「民間閣僚」となる。首相は党代表選(9月)以降の内閣改造までの続投を念頭に置いているとされる。国政選落選閣僚の続投最長記録は27日間で、これを更新するのは確実な情勢だ。

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1007250001/

7955名無しさん:2010/07/26(月) 02:20:48
>>7945
>菅直人首相の消費税発言に関しては「税の議論をして財政再建をすべきだというのはその通りだ。しかし現実に29ある1人区では、これまで経済成長の恩恵のにおいさえかいだことがない」と指摘、選挙戦では消費税増税論議より国民生活の重視を強調すべきだったとの認識を示した。

小沢一郎の言った通りだ。1人区(地方)はそれだけ疲弊しているのだ。

7956名無しさん:2010/07/26(月) 12:03:03
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100726t11023.htm
参院選2人擁立、一定の成果 民主宮城県連幹事会

 民主党県連は25日、参院選(11日投開票)が終わって初めての幹事会を開いた。宮城選挙区(改選数2)で現職の桜井充氏(54)が2位当選、新人の伊藤弘実氏(36)が落選した結果について、党選対委員長の安住淳県連代表は「桜井氏がトップ当選を逃したことは残念で申し訳ない気持ちだが、2人擁立で党支持票を守ってくれた」と述べ、一定の成果があったことを強調した。
 党国会議員ら約30人が出席。安住氏はあいさつで「菅直人首相の消費税発言で厳しい選挙戦だったが、選挙区は2候補合わせ自民党を上回り、比例代表も大きく上回った。政権党として踏ん張れた」と語った。
 宮城選挙区は、自民党新人の熊谷大氏(35)が26万5000票でトップ当選。3選を果たした桜井氏は24万1000票を獲得。伊藤氏は16万2000票で落選した。
 一部の役員からは「政権党の現職がトップ当選できなかった。選対会議を開かず戦略を調整しなかった県連執行部に責任があるのでは」との指摘が出た。
 安住氏は記者会見で「当選順位の話はとんちんかん。1位にならないと落選するわけではない。トータルで考えないといけない」と戦略に欠陥はなかったとの見方を示した。
 ただ郡和子幹事長ら執行部に対し、一部に「うやむやのまま終わらせたいのでは」との不満がくすぶっている。
 落選した伊藤氏は「介護の仕事に戻り政治活動も続けたい」と各種選挙への意欲を示した。
 幹事会ではまた、来春の統一地方選の県議選、仙台市議選で全選挙区に公認、推薦候補を擁立する方針を決めた。2人区以上は複数の候補者擁立を目指す。
 新人の候補者は公募を軸に選び、秋を目標に擁立作業を加速させる方針。安住氏は「町村地域での基盤強化を目指し統一選に臨みたい」と語った。

2010年07月26日月曜日

7957名無しさん:2010/07/26(月) 15:34:40
BNN プラス北海道365
http://www.hokkaido-365.com/news/2010/07/post-1144.html
365アンケート「参院選で落選、千葉景子氏の法相続投は妥当ですか?」集計結果
10年07月26日(月) 15時00分
「続投は問題」が98.7%

7958名無しさん:2010/07/26(月) 15:35:58
 (1)千葉氏が法相を続けることは妥当ですか。次の選択肢の中から妥当なものを選んでください。

 ・妥当 10票
 
 ・続投は問題 1122票

 ・どちらでも構わない 5票

7959名無しさん:2010/07/26(月) 19:33:25
http://mainichi.jp/area/oita/news/20100726ddlk44010282000c.html
自民県連:新市単位で連合会 年内めど、国政選の体制強化へ−−参院選総括 /大分

 参院選大分選挙区で敗れた自民県連は24日、総務・支部長・幹事長合同会議を大分市で開き、国政選の体制強化のため、年内をめどに新市単位の支部連合会を設立することを決めた。現在ある旧58市町村単位の支部も維持する。岩屋毅会長は「調整困難な連合会では非議員の会長も可能。県連が腹案を出してもいい」と述べた。

 連合会があるのは大分、別府市だけ。中津江、前津江、大田のように10人を割り込む支部もあり、国政選での効率的な戦術確立にもある程度の規模が必要と判断した。

 会議では反省点も話し合った。「(劣勢の)大分市の知人に声を掛けてくれとの指示は投票日10日前の7月1日。遅過ぎる」(県南)▽「国会議員は自分の選挙区だけでなく、全県的に回れ」(県西)▽「公明の選挙協力が不十分だった」(県中部)−−と各支部から厳しい意見も。岩屋会長は「過去の結果からも大分市を早く攻略すべきだった」「衆院選の選挙区支部に責任を持たせたが、事前に計画しておくべきだった」「公明との選挙協力を公示日前日にした判断は問題だった」と反省した。【梅山崇】

毎日新聞 2010年7月26日 地方版

7960名無しさん:2010/07/26(月) 22:26:39
>>7955
でも、選挙を勝つために大政党が地方色目合戦なんてしてたら日本は完全に終わりますよね。
どうすりゃいいのかねえ。

7961名無しさん:2010/07/26(月) 23:59:49
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1007260054/
参院選の結果は「勝利とは言えない」、自民党県連が報告会/横浜
2010年7月26日

 自民党県連(菅義偉会長)は26日、横浜市内で参院選の報告会を開いた。各種議員をはじめ、企業、団体などからの計約170人が参加した。

 菅会長は参院選の結果について、「勝利をしたとは言えない。敵失によって、幸いにも改選第1党になれたというのが、私たちの認識でなければならない」と言及。「一気呵成(かせい)に前進するため、自民党の将来を感じさせるような新たな体制にしなければならない」などと語った。

 他の出席者からも、「復帰に向けての一歩だが、完全勝利にはほど遠い。自民党になら任せられると、国民の大多数から思っていただけるように、党を変えていきたい」(河野太郎衆院議員)などの発言が相次いだ。

7962名無しさん:2010/07/27(火) 14:47:35
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20100727/357085
<民主党県連 新代表・幹事長に聞く>
(7月27日 05:00)

 参院選栃木選挙区の敗北に伴う民主党県連の人事刷新で、山岡賢次代表(67)、福田昭夫幹事長の新体制が始動した。当面の大きな課題は来春の統一地方選で、各地域での同党の力が試される。統一選をどう戦い、党勢を拡大するのか。下野新聞は2人にインタビューした。

◎山岡賢次代表 「陳情システムを厳密化」

 −参院選栃木選挙区で敗北した後の代表就任。統一地方選に向け、どう取り組むか。

 「党の副代表でもあるので、まずは党の姿勢を改めるよう(9月の)代表選を通じて求めていく。(昨年夏の衆院選で)なぜ政権を担わせていただいたのか、その原点に戻る。同時に中央と地方のねじれをできるだけ解消したい。われわれには優秀な人はそろっているが、数が足りない」

 「同時に民主党の地方議員や県連で、県民の意思や陳情をしっかりと受け止め、中央で実現していく。民主党の地方議員を通した陳情について、しっかり取り組むということ。それが県民や国民の意思を最大限尊重することになる。その陳情システムを厳密化する。地域は各地区の総支部長経由で、県全体に関することは県連経由で対処していく」

 −自民党が圧倒的多数を占める県議会の現状をどう見るか。

 「栃木は最も保守的な地域といわれている。国民は60年にわたる自民党支配、利権政治にノーと言ったわけで、中央の流れとあまりにも大きな乖離がある。地方選挙で勝つことにより、利権中心の自民党的政治体制を早くなくして、国民の生活が第一の政治体制に変えていきたい」

 −参院選で敗れた簗瀬進氏の今後は。

 「あれだけの実績と能力がある人なのだから、それにふさわしいように働いていただきたい。そういう機会はいずれやってくると思う」

◎福田昭夫幹事長 「県議選、最低でも倍増」

 −これまで県連幹事長は県議が務め、国会議員は初。国政の職務とどう両立させるか。

 「知事4年の経験があり、県政経営は熟知している。具体的な物事の進み具合は、県議から話を聞けばすぐ理解できる。筆頭副幹事長の佐藤栄県議に県議団との窓口を任せ、スムーズな意思疎通を図っていく」

 −山岡代表とともに労組出身ではないが、最大の支持団体の連合栃木との関係は。

 「労組とはまめに交流しており、姿勢は前執行部と変わらない。立場の弱い人を政治の中心に据えるべきだと考えており、方向性は合致する」

 −来春の県議選は自民、民主、みんなの3党を軸とした激戦が必至の情勢だが。

 「みんなの党の渡辺喜美代表は選挙上手。負けないようにしたい。定数2人以上のすべての複数区で候補者擁立に努力し、少なくとも議席倍増を目指す。県議団と相談し、ローカルマニフェストを作成したい」

 −今回の代表、幹事長交代は「国会議員主導」と、県連常任幹事会で県議から不満が出たというが。

 「県議との意思疎通は重要だ。県内各総支部の幹事長を務める県議は県連の副幹事長を兼ねており、これら副幹事長との意見交換を深めたい。統一地方選で県議を増やすことができたら、幹事長職を県議に戻すつもりでいる。今は非常事態であり、統一地方選を乗り切っていくのが当面の役割と考えている」

7963名無しさん:2010/07/27(火) 15:40:10
>>7956
自民も市川と2人出したんだから、あまり選挙区票は変わらないないでしょ。

7964名無しさん:2010/07/27(火) 18:38:06
>>7962
栃木4区内の市町長選挙、今年に入ってから全部、計3回が佐藤(自)vs山岡(民)の代理選挙なんだが、山岡全敗中だぞ。
国対が実質クビになったから暇なんだろうが今になっても衆院選の審判とか陳情対策(笑)とか言ってるコイツが県連会長じゃ栃木民主の先行きは暗すぎるなw

7965名無しさん:2010/07/28(水) 00:29:05
http://mainichi.jp/area/akita/news/20100727ddlk05010070000c.html
自民県連:石井氏の初当選 「広く支持された」−−参院選総括 /秋田

 自民党県連(鈴木洋一会長)は26日、常任総務会を開催。同党新人の石井浩郎氏(46)が初当選した参院選の結果について「候補者が広く支持され、県議団が支持層を固めた結果」と総括した。

 能登祐一幹事長は会議終了後、報道陣に「10万票差以上は、思いがけないほどの大勝」と述べ、石井氏が無党派層に広く支持されたとして「石井の“風”が吹いた」と表現。それに加え、来春に改選を控える同党県議団が団結して支持者を固め「縦と横の糸がうまく合った」と語った。

 ただ自民党が改選第1党となったことについては「党への支持回帰ではなく、民主党や政権幹部の発言や行動のぶれに審判が下った」と厳しい見方。来春の県議選については「我々は佐竹敬久知事の県政運営と二人三脚で責任がある」と述べ、現県政のあり方が争点となった場合は支持を訴える考えを示した。【岡田悟】

毎日新聞 2010年7月27日 地方版

7966栃木都民:2010/07/28(水) 09:17:34
>>7964
山岡は地盤も弱いし、人望も?金にからんで芳しくない話しも多い。

7967名無しさん:2010/07/28(水) 18:18:01
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2010072800387
日医候補落選を陳謝=菅首相

 菅直人首相は28日午前、首相官邸で日本医師会(日医)の原中勝征会長と会談し、参院選で日医の政治団体「日本医師連盟」が推薦した民主党候補が落選したことについて、首相は「かえって迷惑を掛けた」と陳謝した。原中会長は「自民党だったら上がらなかった医療費(診療報酬)を10年ぶりに民主党が上げてくれた。われわれと一緒になって医療費を一生懸命守ってくれる限り応援する」と述べた。
 日本医師連盟は参院選で自民党の比例候補を従来の推薦から支援に格下げし、民主党候補を推薦していた。 (2010/07/28-12:25)

7968名無しさん:2010/07/28(水) 20:26:37
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/news/20100728-OYT8T00617.htm
参院選 民主・自民「選挙違反」と批判

 夏の参院選を巡り民主、自民両党県連が、「公職選挙法に違反する行為があった」などとして、互いに批判を繰り返している。両県連は近く刑事告発に踏み切る方針で、告発合戦に発展しそうだ。僅差(きんさ)で勝敗を決した山梨選挙区の激戦の余波が続いている。

 参院選山梨選挙区(改選定数1)では、民主党参院議員会長の輿石東氏(74)がわずか3745票差で、自民党の新人、宮川典子氏(31)を破り、3選を果たした。

 民主党県連は、公示日前後に違法文書が配られたとして、近く公選法違反(文書頒布)容疑で、県警に告発状を提出する方針だ。

 民主党県連によると、告発対象となる文書は3種類。〈1〉輿石氏と宮川氏の年齢を比較したファクス文書〈2〉輿石氏を中傷するような内容が書かれたビラ〈3〉宮川氏の選対本部長を務めた内藤いづみ氏の名前で、宮川氏の支援を求める郵送文書――で、いずれも不特定多数に配布されたという。被疑者「不詳」などとして告発する予定だ。

 一方、自民党県連も輿石氏の出身母体「山梨県教職員組合(山教組)」で、公選法などに抵触する行為があったとして、近く県警に刑事告発する方針だ。

 自民党県連によると、甲府市立千塚小の教諭が「輿石東議員の必勝に向けて取り組む」「参院選の勝利なくして安定した政権運営が困難」などの表現が含まれる山教組の冊子を、小学校の保護者とみられる家庭に配布したという。衆院法制局からは「公選法に違反する文書である可能性が高い」との回答を得ているとした。

 自民党の下村博文政調副会長と義家弘介文部科学部会長は27日、横内知事と面会し、県教委に問題を調査するよう要請した。義家氏は同日、県庁内で記者団に対し、「まっとうな教師を、選挙活動から解放してあげたい」と話した。

(2010年7月28日 読売新聞)

7970チバQ:2010/07/28(水) 20:43:55
なんで、栃木?
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20100727/357488
三原じゅん子氏、自民県連入り 31日に副会長就任
(7月28日 05:00)
 参院選比例代表で初当選した自民党の三原じゅん子氏(45)が、同党県連(茂木敏充会長)所属となることが27日分かった。複数の関係者が明らかにした。31日の同県連役員会で正式決定される。三原氏は参院選栃木選挙区で初当選した前県議上野通子氏(52)とともに、同県連副会長に就任する見通しだ。三原氏が県連所属となることで、同党の本県関係国会議員は4人となる。

 三原氏は1979年、テレビドラマ「3年B組金八先生」のツッパリ生徒役で有名になり、歌手やタレントとしても活躍。近年は婦人病予防の普及活動や介護施設経営に取り組む。知り合いだった野田聖子元郵政相を通じて執行部に参院選への出馬意欲を伝え立候補、当選を果たした。東京都出身。

 三原氏が県連に所属する理由について、県連幹部は「本人が栃木を拠点に活動したいと希望している」とした。自民党県連所属の女性国会議員が複数になるのは初めて。

 三原氏は母親が栃木市出身で、本県を「第二の故郷」と位置付け、参院選では真岡市や栃木市など県内で選挙活動を行った。自らも患った子宮頸がんの撲滅や介護施策の充実に取り組むことなどを訴え、自民党公認候補の中では比例代表で5番目の16万8342票を獲得した。

 来春の県議選で、県議会最大会派・自民党議員会の単独過半数維持を目指す同県連は、茂木会長をはじめ、国会議員もフル回転して支援する方針だ。知名度の高い三原氏がこれに加わることで、県議選を優位に進める狙いもあるとみられる。

7971チバQ:2010/07/28(水) 20:52:33
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100728-OYT1T00859.htm
落選の民主・比例候補、買収容疑で逮捕…警視庁
 今月11日に投開票が行われた参院選で、自分の経営する会社の社員7人に選挙運動の報酬を支払う約束をしたとして、警視庁は28日、民主党新人として比例選に出馬し、落選した不動産会社社長・野村紘一容疑者(65)ら2人を公職選挙法違反(買収)容疑で逮捕した。


(2010年7月28日19時52分 読売新聞)

7972名無しさん:2010/07/29(木) 19:52:07
http://www.j-cast.com/2010/07/29072251.html
山形新聞に民主県連が抗議 参院選小泉議員の扱いに不満
2010/7/29 19:40

民主党の山形県連が、山形新聞社に対して報道が「不公平」だとする抗議文を出していたことが分かった。参議院選挙の応援弁士についての記事などが「均衡を欠いている」と主張。一方の山形新聞社はこれに反論、「抗議を受ける理由はない」としている。

抗議文は2010年7月23日に、山形新聞社に届いた。民主党山形県連会長の和嶋未希衆院議員によると、和嶋議員名義で、同社寒河江浩二常務取締役編集局長宛てに送られたという。

「他党の応援弁士も均等に載せるべき」
民主党は文書の中で山形新聞の2つの記事に抗議。1つは、参院選挙期間中の7日付け夕刊1面に掲載された自民党・小泉進次觔衆院議員来県の記事。応援演説をする小泉議員を取り上げた記事で、聴衆に囲まれる小泉議員の写真も付いている。民主党にも応援演説に訪れた議員がいたものの、同様の扱いが無かったので均衡を欠いているとしている。

2つめが、15日付け夕刊に掲載された「直言 民主が狙う『国家解体』 選挙で隠した危険法案」という寄稿記事だ。上智大学名誉教授の渡部昇一氏の記事で、外国人の地方参政権、夫婦別姓制度、人権侵害救済法案の3つを、「国家の解体を促進する法案」として紹介している。和嶋議員は、

「寄稿の主旨は理解しているが、過激すぎる。夫婦別姓など、国民的な議論が起きていることは知っている。だからこそ、多様な意見を掲載するべきなのに、これと相対する意見が見あたらない」
と主張。紙面の均衡にも配慮するのが「公平公正な報道ではないでしょうか」とする。7日付け小泉議員の記事についても「公平ということなら、人気があるとかではなく、他党の応援弁士も均等に載せるべき」としている。

7973チバQ:2010/07/29(木) 21:57:40
http://www.asahi.com/national/update/0729/TKY201007290248.html
貴乃花親方の名簿使い投票依頼 逮捕の民主元候補陣営2010年7月29日15時14分
 参院選の比例区に民主党公認で立候補し、落選した野村紘一容疑者(65)が自分が経営する会社の社員に選挙運動をさせたとして公職選挙法違反容疑で警視庁に逮捕された事件で、社員が有権者に電話で投票を依頼する際、大相撲の貴乃花親方(37)=元横綱、本名・花田光司=に関係する後援会の名簿を使っていたことが関係者への取材でわかった。

 野村容疑者が経営する不動産会社「アルテカ」(東京都港区)が、「若貴兄弟」が育った旧二子山部屋の貴乃花部屋(同中野区本町3丁目)の土地と建物を購入しており、両者は近い間柄とされる。警視庁は、野村容疑者が貴乃花親方との関係を選挙に利用したとみて調べている。

 捜査2課によると、野村容疑者と、息子で同社役員の充宏容疑者(29)の逮捕容疑は公示日の6月24日ごろ、同社の女性社員7人に、電話で有権者に投票を依頼することへの報酬として、通常の給与に相当する額の金を払う約束をしたもの。

 関係者によると、社員らは港区内のアルテカ関連の施設に集められ、参院選の期間中、毎日のように終日、有権者に野村容疑者への投票を依頼する電話をかけさせられていた。電話をかける際、貴乃花親方の関係の後援会名簿や、ほかの複数の名簿を使っていたという。

 7人の中には、選挙運動のために雇われた人もいたという。選挙運動にかり出された同社社員は計20人前後にのぼるとみられる。

 登記簿謄本によると、貴乃花部屋の土地(約249平方メートル)と建物(地上4階地下1階)は貴乃花親方が所有していたが、2008年12月、アルテカに売却された。その後も貴乃花部屋として使われている。

 また、野村容疑者は自身のブログで、今年5月の夏場所の貴乃花部屋の千秋楽パーティーに参加したと紹介。「親方とは15年来の親交があり、家族ぐるみでお付き合いをさせていただいております」と記している。

7974名無しさん:2010/07/30(金) 00:30:40
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20100729-659712.html
消費税で失望感増大−民主が参院選総括案

 民主党執行部は29日夕の両院議員総会で、大敗した先の参院選に関し、党内のヒアリング結果を踏まえ「消費税発言で有権者の期待感が急速に減少し、失望感を増大させてしまった」などと、敗因を8項目にまとめた総括案を提出した。

 敗因の第1に挙げた菅直人首相の消費税発言に関しては「唐突感と疑心をもって受け止められ、首相発言への信頼性、全体構想の生煮え感などを惹起(じゃっき)させる結果となった」と指摘。「今後の税制改革論議は、これらの反省を踏まえたものとしなければならない」と強調した。

 第2に「政権10カ月の実績への説明不足」を挙げ、実現できたことを明確に示す努力、できなかったことに関する説明がともに不足していたと総括。次いで参院選マニフェスト(政権公約)に関し「衆院選マニフェストの大幅な組み替えが行われ、自民党に批判のすきを与え、有権者には約束を放棄したとの誤解すら生じた」とした。

 このほか、小沢一郎前幹事長が進めた改選2人区での複数候補擁立について、支持拡大の成果を認めつつ「民主党陣営内にあつれきを生じ、選挙態勢が十分に確立し得なかった」と分析。<1>地方重視の対策やメッセージが必要<2>地方議員の積極的な拡大が重要課題<3>各種団体対策の関係強化が必要<4>風頼みではない日常活動の強化−も挙げた。

 この中で、無党派層がみんなの党に流れたことに関して「原因克服は民主党自身の課題克服の中にある」と指摘。自民党に大きく負け越した1人区対策は「長期の計画的な対策が必要」とし、日常的な運動の重要性を訴えた。社民党の連立離脱が選挙協力に影響したことも挙げた。(共同)

 [2010年7月29日23時41分]

7975名無しさん:2010/07/30(金) 00:33:17
3476 :名無しさん:2010/07/29(木) 23:49:05
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100729/stt1007292340012-n1.htm
風頼みでは勝てない 民主党総括要旨
2010.7.29 23:39

 民主党執行部が29日の両院議員総会で提示した参院選選挙結果の総括文書の主な内容は以下の通り。

 【全体を振り返って】

 菅政権誕生で「V字回復」したが、消費税問題の提起が唐突感と疑心を持って受けとめられ、首相発言への信頼性、全体構想の生煮え感などを惹(じゃっ)起(き)させた。支持率の低落と「みんなの党」が無党派層を引きつけたことなどで議席を逸した。

 【総括点】

 一、首相の消費税発言ですぐにでも消費税が引き上げられるような印象を与えた。低所得者への還付方式の検討も消費税導入の具体的準備と詳細な検討が希薄である印象を深め、失望感を増大させた。

 一、10カ月の政権実績が十分に説明されなかった。「できなかった」理由の説明が足りなかった。

 一、参院選マニフェストの位置づけが不明確で、昨年の衆院選マニフェストでの約束を放棄したとの誤解すら生じた。

 一、2人区での複数候補擁立は党陣営内にさまざまな軋(あつ)轢(れき)を生じ、2人目の候補の選挙態勢が十分確立できなかったなど問題も生じたが、支持者の拡大などの成果も生まれた。今後も複数擁立を目指すべきだ。

 一、地方における足腰の弱さを克服しなければならない。来年の統一地方選における地方議員の拡大が重要課題だ。団体対策も不十分だった。

 一、風頼みでは勝てない。日常的な活動の重要さが野党以上に要求される。それを肝に銘じなければ政権与党として盤石の体制は作れない。

7976名無しさん:2010/07/30(金) 00:46:44
>>7972
「山形新聞の参院選報道不公平」 民主県連が異例の抗議
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100729t53011.htm

 民主党山形県連(会長・和嶋未希衆院議員)は28日までに、山形新聞社(山形市)の参院選についての報道が不公平だとして文書で抗議した。選挙報道をめぐって政党が報道機関に文書で抗議するのは異例。識者からは「政権与党らしくない対応だ」という指摘もある。

 武田聡県連幹事長によると、抗議は23日付。同社の寒河江浩二常務取締役編集局長にあてた、和嶋会長名の文書を提出した。
 民主党が問題とした記事は2本で、1本目は選挙後の15日付夕刊「直言」欄に掲載された「民主が狙う“国家解体”」と題した渡部昇一上智大名誉教授の寄稿。同党の政策を酷評したとして、幅広い意見の掲載を求めた。
 2本目は7日付夕刊1面の小泉進次郎自民党衆院議員来県の記事で、閣僚経験者や党幹部ではない小泉氏を写真付きで扱う一方、民主党の応援弁士には同様の扱いがなかったとして、均衡を欠いていると訴えた。
 直言欄は、複数の執筆者がリレー形式で執筆する寄稿欄。民主党県連幹部は「国家解体という表現は刺激的で一方的すぎる。いかがなものかという趣旨で申し入れた」と説明する。山形新聞社は「いろいろな考え方を載せるべきだというスタンス」と応じたという。
 山形新聞社の朝井正夫常務取締役総務局長は河北新報社の取材に対し「公平・公正な基本的姿勢に基づいて紙面作りをしており、今回も偏った報道はしていない。どんな記事を載せるかは編集権の範ちゅうであり、外部の圧力によって変えられることはない」とコメントした。
 山形新聞社によると、同社は選挙報道の紙面編集に際し、「公選法の順守はもとより、公平・公正をモットーに、国民の知る権利に応えるため、言論・報道の自由を守り日々、紙面の編集に当たる」との原則を持つ。
 今回の民主党の抗議に関連して、自民党山形県連は「個々の記者に意見を伝えることはあっても、党としての対応や文書での抗議は聞いたことがない」と言う。
 河北新報社は和嶋民主党県連会長に取材を求めたが、事務所を通じ、「他社のことなので応じられない」と回答した。

◎「椿発言」思い出す

 河村和徳東北大大学院情報科学研究科准教授(政治学)の話 自民党がテレビ朝日報道局長を追及し、報道の萎縮(いしゅく)を招いた1993年の「椿発言問題」を思い出した。批判を常に受ける政権与党の立場に慣れていない印象だ。個別に圧力をかけるのではなく、記者会見で見解を示し、議論を求めれば良かった。手続きをオープンにして国民の支持を得てきた民主党らしくなく、インターネット時代の言論の在り方にも合わない。

2010年07月29日木曜日

7977名無しさん:2010/07/30(金) 02:57:39
7月の参院選は自民党から立候補し敗れた。公表した経歴が虚偽の場合、公職選挙法違反に当たる可能性もある。

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100730k0000m040132000c.html
柴野元議員:社長の会社 中国石油企業の日本法人名乗る

 先の参院選で自民党から比例代表で立候補し落選した元衆院議員の柴野多伊三(たいぞう)氏(59)が社長を務めるバイオ燃料開発会社「日本中油」(東京都港区)が、中国最大の石油国営企業「中国石油天然ガス集団」(CNPC)グループの日本法人を名乗って事業展開しながら、CNPC側は関係を否定している。日本中油側と取引した企業には「売掛金が支払われなかった」として破産したケースも出ている。【杉本修作、前谷宏、河津啓介】

 日本中油は09年の設立で、柴野氏は公式ホームページで「CNPCグループの日本法人」を名乗り、取材に対して「CNPCの関連会社『上海中油企業集団有限公司(上海中油)』から20%の出資を受けている」とし、自身を上海中油の政策顧問と説明している。また09年12月には投資事業組合を結成し、バイオ燃料開発への投資を募っていた。

 柴野氏側と取引した足立区の給排水設備会社によると、同社は08年2月、東南アジアに建設するプラントの設計業務などを上海中油の駐日代表(現日本中油役員)から4億4300万円で発注された。だが業務完了後も売掛金の支払いはなく09年5月、名古屋市の梱包(こんぽう)会社が振り出した約1300万円の手形を渡されただけだという。その後、やはり柴野氏が社長を務める日本中油関連会社からバイオ燃料取引の仲買を勧誘されたが、結局、今年6月に東京地裁に破産を申し立てた。

 設備会社の元役員は「柴野さんがやっていたので安心していた。だまされたという認識だ」と話した。一方、現日本中油役員は「手形で返したはず。倒産しそうだった会社を助けたのはこちらだ」と反論している。

 CNPCの日本法人「中国石油国際事業日本」(中国石油日本、港区)は取材に対し「日本の関連会社は中国石油日本のみ。日本中油も上海中油もCNPCと資本関係はなく、関連会社ではない」などと文書で回答した。

 その後、柴野氏は、CNPCの直属機関・中国石油天然ガス総公司新技術推広中心→北京市中油科技開発公司→中油新興能源産業集団有限公司→上海中油−−の順に資本関係があるとの資料を提示したが、中国石油日本は「従前の回答に変更はない」としている。

 柴野氏は93年7月の衆院選旧東京1区で新生党(当時)公認で初当選。96年の衆院選は新進党(同)で、00年は諸派で落選し、7月の参院選は自民党から立候補し敗れた。公表した経歴が虚偽の場合、公職選挙法違反に当たる可能性もある。

 CNPC側が日本中油との関係を否定していることについて柴野氏は「106万人(の社員)がいて、担当が違えば『知らない』になる。全部で(関連会社が)1万社くらいあるので分かるわけない。これは胡錦濤(国家主席)人脈。中国は人治の国で法治の国ではないので、親しくなると『悪いけど10%出してよ』ということが成り立っている」と説明。売掛金の未払いについては「自分はかかわっていない」と話した。

毎日新聞 2010年7月30日 2時30分

7978前原絶好調:2010/07/31(土) 03:05:17
前原氏、両院総会さぼって海老蔵披露宴 「冠婚葬祭は極めて大事!」 「軽さ」に冷たい視線
2010.7.31 00:09
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100731/stt1007310017000-n1.htm

 前原誠司国土交通相が、29日の民主党両院議員総会を欠席し、歌舞伎俳優の市川海老蔵さんとフリーアナウンサーの小林麻央さんの結婚披露宴に出席していたことが分かった。

 前原氏は30日の記者会見で「冠婚葬祭は極めて大事なセレモニーだ。両院総会が決まる前に招待状をもらっており、鏡開きをする話もあって優先した」と釈明。「社会通念上どちらを優先するのかを政治家は判断する。批判は甘んじて受ける」と開き直った。

 だが、両院議員総会は先の参院選大敗を総括する重要な場だった。前原氏は菅直人内閣の主要メンバーである上、党代表の経験もあるだけに、参院からは「参院選で多くの仲間が討ち死にした。その総括の場を欠席する前原氏の『軽さ』にはがっかりだ」(若手)と冷ややかな声も…。

7979名無しさん:2010/07/31(土) 05:12:48
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gifu/news/20100730-OYT8T01066.htm
逮捕の遠山容疑者 美濃加茂市議辞職

 参院選岐阜選挙区で当選した渡辺猛之氏(42)(自民)の運動員による選挙違反事件で、公職選挙法違反(買収・事前運動)容疑で逮捕された美濃加茂市議の遠山登容疑者(73)は30日、議員辞職願を弁護士を通じて高井義次議長に提出した。高井議長は受理した。辞職願には「議員と市民に対し迷惑と心配をかけた」とあった。

(2010年7月31日 読売新聞)

7980名無しさん:2010/08/01(日) 15:24:53
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20100801ddlk35010249000c.html
民主県連:幹事会で参院選総括 「擁立遅れ準備不足」 /山口

 民主党県連(平岡秀夫代表)は31日、山口市内で幹事会を開き、参院選の総括と、県議選など来春の統一地方選への対応について話し合った。終了後、参院選山口選挙区の敗因について西嶋裕作・県連幹事長は記者団に「候補者の知名度はあったが擁立が遅れ、準備不足だった。また、県連の組織が脆弱(ぜいじゃく)だった」と述べた。

 会合は非公開。平岡代表が冒頭「民主党山口がどのように動いていくべきか、率直に意見をいただきたい。来年の統一地方選で政権与党として、ふさわしい状況を作っていくことが現在の課題」とあいさつした。

 県連は県議選で下関、山口、周南、岩国・玖珂郡の4選挙区で候補者を複数擁立し、現職のいない山陽小野田市などの空白区にも候補者擁立を目指す方針を確認した。最大で現職を合わせて約20人の候補者を立てたいとしている。【佐野格】

〔山口版〕

毎日新聞 2010年8月1日 地方版

7981名無しさん:2010/08/01(日) 18:33:39
http://mainichi.jp/area/tochigi/news/20100801ddlk09010090000c.html
毎日新聞 2010年8月1日 地方版

自民県連:参院選の勝利「意味大きい」−−総括 /栃木

 自民党県連(茂木敏充会長)は31日、宇都宮市内で役員会を開き、栃木選挙区で上野通子氏(52)が当選した参院選について「党再生のシンボルとして擁立した上野氏が与党の現職議員を破って当選した意味は大きい」などと総括した。

 また、来春の統一地方選の1次公認候補決定を10月に前倒しすることを決めた。このほか、比例代表で当選した三原じゅん子氏(45)が県連に所属し、上野氏とともに新たに県連副会長に就任することを了承した。県連所属の国会議員は計4人となった。【山下俊輔】

7982名無しさん:2010/08/02(月) 22:57:48
3508 :名無しさん:2010/08/02(月) 21:25:27
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/kanagawa/100802/kng1008022112008-n1.htm
千葉法相落選 笠県連代表「責任は私に」
2010.8.2 21:10

 民主党神奈川県連は2日、常任幹事会を開いた。会見した水戸将史幹事長によると、7月の参院選で2議席維持を目指して現職2人を擁立しながら、千葉景子法相が落選した結果について、笠浩史代表が冒頭、「落とした責任は私にある」などと述べた。

 この日は参院選の総括が議論されたが、文書案は決まらず、各総支部の了承を得た上で最終案を決定し、来月の常任幹事会で報告する。無党派票を取り込んだ「みんなの党」への対策が不十分だったことや、消費税発言などによる支持者離れなどを盛り込む予定。

 参院選をめぐっては、党幹部らの応援を当選した陣営に集中投入するなど、県連が手厚く支援したことに反発する意見が出ていた。

7983名無しさん:2010/08/03(火) 05:00:19
公選法違反容疑で今治市医師会長を書類送検
http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20100802/news20100802502.html

 7月11日投票の第22回参院選の選挙違反を捜査していた県警捜査2課と今治署は2日までに、病院の不在者投票管理者でありながら病院長の立場を利用し入院患者に特定候補への不在者投票を呼び掛けたとして、公職選挙法違反の疑いで、今治市医師会長で今治南病院(同市四村)の菅大三院長(63)=同市中寺=を松山地検に書類送検した。
 菅院長は愛媛新聞社の取材に対し「違法との認識はないが、相手のあることであり、現時点ではノーコメント」としている。院長は、菅良二今治市長の実弟で県医師会の代議員も務めている。
 捜査関係者によると容疑は、参院選公示後、不在者投票管理者をしていた今治南病院内で、回診時などを利用し、複数の入院患者に対し、比例代表に立候補した候補者(当選)の名前が入った名刺を配り、不在者投票するよう呼び掛けた疑い。

7984名無しさん:2010/08/03(火) 05:16:35
選挙違反の自民党地区支部長略式起訴
http://www2.knb.ne.jp/news/20100802_24932.htm

 先月の参議院選挙富山選挙区で当選した自民党候補への票のとりまとめを有権者に依頼し、飲食でもてなしたとして逮捕されていた自民党の地区支部長が2日略式起訴され、罰金30万円の略式命令を受けました。

 略式命令を受けたのは富山市古沢の造園業で自民党の古沢地区支部長を務めていた島田健次被告(63)です。

 検察などによりますと、島田被告は6月30日の夜、富山市内の飲食店で有権者3人に対し、富山選挙区で当選した野上浩太郎(のがみ・こうたろう)さんへの投票や票のとりまとめを依頼し、1人あたり4800円相当の飲食の接待をしました。

 富山区検察庁は2日、島田被告を略式起訴し、富山簡易裁判所は罰金30万円の略式命令を下しました。

 略式起訴とした理由について検察は、本人が当初から認めていたことや、接待が高額でないことをあげています。

 また接待を受けたとして書類送検された富山市の男3人も略式起訴されましたが、こちらはまだ裁判所の判断は示されていません。

7985神奈川一区民:2010/08/03(火) 17:18:30
支援貼り

817:作者読者。。。11◆E8S.pt7HnA :2010/08/03(火) 17:03:52 ID:CdKAg6aa [sage]
 ようやく、ホームページへの参院選のデータ入力が完了しました。
 あと、横浜市においての、2009年に行われた選挙の年齢性別別投票率表をアップする予定です。

7986チバQ:2010/08/03(火) 22:44:39
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100803/crm1008031850021-n1.htm
民主落選候補の運動員 買収容疑で逮捕
2010.8.3 18:45

 7月11日投開票の参議院選挙で運動員に現金を渡したとして、警視庁捜査2課は3日、公職選挙法違反(買収)の疑いで、民主党公認で比例区から立候補、落選した土田博和前参院議員の運動員、千原久栄容疑者(48)=横浜市神奈川区中丸=と、加藤由美子容疑者(48)=東京都世田谷区南烏山=を逮捕した。同課によると、2人は容疑を認めている。

 同課の調べによると、千原容疑者らは公示後の7月5日、千代田区内の施設で、40歳代の別の女性運動員に投票と票の取りまとめなどへの報酬として、現金7万円を渡した疑いが持たれている。

 土田氏は比例区で5万2439票を獲得したが、落選した。

7987チバQ:2010/08/05(木) 22:39:21
http://news24.jp/articles/2010/08/05/07164180.html
参院選で事前運動 元衆院議員ら書類送検
< 2010年8月5日 16:30 >ブックマーク  参議院議員選挙の比例代表で落選した民主党の立候補者への投票を呼びかける文書を公示前に配ったとして、福岡県警は元議員ら3人を公職選挙法違反の疑いで書類送検した。

 書類送検されたのは、元衆議院議員・楢崎欣弥氏ら3人。楢崎氏らは今年3月、参院選に民主党の比例代表で立候補し、落選した村田直治氏への投票を呼びかける文書を公示前にもかかわらず配布した疑いが持たれている。文書は約2万人に配られたとみられている。

 楢崎氏はNNNの取材に配布したことを認め、「公示1か月前以前であれば問題ないと思っていた」と話した。

 楢崎氏は民主党県連の倫理委員長だったが、先月26日付で辞職届を提出している。

7988名無しさん:2010/08/06(金) 12:38:27
自民党栃木県連HPより

参院選、栃木県内の選挙区の候補者、比例区の得票数、得票率。市区町(村)&衆院小選挙区単位の集計データ
http://www.tochigi-jimin.com/result/index.html

7989チバQ:2010/08/10(火) 21:58:59
>>7860
>顕子氏陣営の野田和彦事務長は「立候補表明から短い期間で、組織も何もない新人が10万票以上とれた。それなりの成果だと思う」と手応えを口にする。野田事務長は、顕子氏の父の本田良一元民主党参院議員の秘書を務め、

みんなの党本田顕子が本田良一元民主党参院議員の娘ってのは有名な話?

7990名無しさん:2010/08/11(水) 02:07:40
森善朗の長男
http://www.asyura2.com/10/senkyo92/msg/142.html

7991とはずがたり:2010/08/11(水) 02:51:50
>>7989
この板でもみんなの党は世襲ばっかという話しの中などで出てた記憶有りますよ。

7992名無しさん:2010/08/12(木) 12:10:25
http://www.nara-np.co.jp/20100812111214.html
[自民県連]米田氏ら総辞職を - 参院選敗北・責任問う声噴出
2010年8月12日 奈良新聞

 参院選県選挙区で3連敗した自民党県連は、抜本的な体制刷新が求められているが、きょう12日午後1時から、奈良市内のホテルで役員会を開いて協議する。党本部・総務会長の田野瀬良太郎衆院議員(66)=県4区=が選挙直後に「一身上の都合」を理由に郵送で県連会長の辞任届を提出し、後日、安井宏一幹事長(68)と神田加津代総務会長(66)が田野瀬氏に会って確認したところ、辞任の理由を「敗北の責任を取る」との説明を受けた。「敗北の責任は会長だけでなく、会長代行をはじめ他の四役にも責任がある。辞任すべき代行らが辞任届を受理するのはおかしい」と党県連役員から批判の声が噴出している。参院選は全国的な民主党惨敗のなかで、自民党が1人区で大勝したが、県選挙区は敗れただけに、代行や四役らの幹部の総辞職を求める声が大きい。それだけに、次期会長の選出方法も「推薦の名を借りた密室型ではなく、全党員・党友による選挙で選ぶ開かれた党に」との声が大きい。きょうの役員会の論議が注目される。

 田野瀬氏は参院選敗北の2日後の7月13日、県連に会長辞任届を郵送。18日に安井幹事長と神田総務会長が橿原市内で、田野瀬氏に会って真意を確認した。このときに田野瀬氏は辞任理由を「参院選敗北の責任を取るため」とした。

 田野瀬氏は党中央で総務会長として全国を視野に入れて指揮を執っていた。それだけに、「会長を支えるべき会長代行の米田忠則県議(69)をはじめとした四役に、県選挙区における戦いの責任がある」と、執行部の責任を問う声が続き、米田代行と四役の総辞職を求める声が日増しに高まっている。

 四役は、安井幹事長、神田総務会長、中野雅史政調会長(56)、奥山博康組織広報委員長(58)の4人。23日の「四役会議」には、責任を取るべき立場にある米田代行も出席して、田野瀬氏の辞表受理を軽々に決めるという“お粗末さ”を露呈した。

7993名無しさん:2010/08/13(金) 19:21:55
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20100810-01-1401.html
タレント候補・惨敗、国民の成熟度を問う/横田由美子(ルポライター)
2010年8月13日 VOICE

政界でもうひと花咲かせる?

 昨夏の政権交代以降、初の国政選挙になる第22回参議院議員選挙が、2010年7月11日に行なわれた。121の改選定数(選挙区73、比例48)に対し、437人(選挙区251、比例186)が立候補した。結果は、民主党が改選前と比べて10議席も減らす惨敗を喫し、改選第一党には自民党が躍り出た。民主党は、連立相手の国民新党と合わせても、過半数にはとうてい及ばず、政権交代前とは立場が真逆の「ねじれ」を経験することとなった。
 
 この選挙については、すでにさまざまな観点から論じられているところではあるが、本稿では「タレント候補者」という側面からみていきたいと思う。民主党の敗因の一つにはタレント候補をお手軽に擁立しすぎてしまったことがある、と考えるからだ。民主党以外の政党でもタレント候補は数多くみられたが、そのほとんどが泡沫候補として終わっている。「タレント候補」がこれまでもっていたブランド価値は、確実に下がっている。その理由をタレント候補の質の低下にみる声は、決して少数ではない。
 
 いつの時代もタレント候補はいた。1970年代には、戦前、主に満州でその美貌と歌声で多くの人々を魅了した李香蘭こと山口淑子が、田中角栄の強い要請で参院選に立候補している。同時期には、元タカラジェンヌで参議院議長のポストまで上り詰めた扇千景も、福田赳夫に請われて出馬。彼女たちの政界への挑戦は当時大ニュースとして扱われ、当選は要請を「受けた」時点で確定していたようなものだった。つまり、かつてのタレント候補者は大物タレントであることが常だったし、政界に転身しようと考えるタレントの数も少なかった。
 
 政治系討論番組にも出演する現役タレントの一人は、次のように話す。
 
「今回の選挙では、懐かしい名前をずいぶんみたよ。本人は否定するだろうけれど、この世界で食えないから政治家ということだと自分たちはみな思った。周囲でも、儲かっているタレントはどんなに口説かれても乗らないよ。選挙はカネも時間も自由もなくなるし、スキャンダルは御法度というのがわかっているからね。基本的に芸能界にいる人間は、つねに他人から注目されていたい人種。政界でもうひと花咲かそうと夢をみたのではないか。落選したとしても、一瞬でも久々にメディアに追いかけられて嬉しかったはずだ」
 
 立候補者名簿をみると、タレント候補と呼ばれる新人は、約20人いた。「約」と付けたのは、「タレント候補者」という言葉の定義が明確ではなく、タレントの範疇に入れてよいかどうか迷った人がかなりいたからだ。実際、新聞報道でもタレント候補の数は、18〜25人とばらついていた。
 
 一般にタレント候補と聞けば、女優や歌手、元スポーツ選手、女子アナなどを想像する。主にテレビメディアを中心に活躍していて、全国的に顔と名前が売れている人たちだ。たとえば筆者が迷ったのは、アパレル企業の経営者という本業をもちながら、新聞などにもコラムをもつ藤巻幸夫氏(みんな)や、それほど知名度はないがそれなりにテレビで知られているジャーナリスト、全国的には知られていないが現地では絶大な人気を誇るローカル局のアナウンサーなどだ。
 
 本当に職業欄に「タレント」と明記していたのは、大阪選挙区(3人区)で出馬した岡部まり(民主)一人だった。岡部は、小沢一郎前幹事長の肝いりで、民主党の大阪での2議席獲得を期待されて選挙区で擁立された。当初は民主党への期待値がまだ残されていたことに加え、大阪での圧倒的な人気の高さで当選は確実とみられていた。
 
 追い風は、小鳩体制の崩壊と菅新総理の消費税をめぐる一連の発言で、逆風に変わった。激戦の末、岡部は落選している。

7994名無しさん:2010/08/13(金) 19:22:59
 選挙区で勝利したタレント候補は、元プロ野球選手でコメンテーターの石井浩郎(自民)だけだ。石井は初陣にもかかわらず、民主党の現職を抑えて一人区の秋田を制した。
 
 一方、俳優の原田大二郎(民主)は山口県の一人区で出馬するも、大差で敗退。原田の敗因は、保守的な地域情勢と安倍家、岸家のブランド力を甘くみたことに加えて、自身の賞味期限を過大評価したことだろう。原田の俳優としての最盛期は、おそらく70〜80年代だ。民主党が多数のタレント候補を立てた背景には、無党派層の取り込みがあったと指摘されている。二人区での二人擁立劇の裏には、組織内候補の多い現職に新人が無党派層を取り込むことで、議席を独占できるという思惑があったともいう。だが、若手が中心とみられる無党派層は、原田の代表作である「Gメン75」を観たことがない世代であった可能性のほうが高い。
 
 比例のタレント候補はより惨憺たる有様だ。当選したのは、三原じゅん子(自民)と、ヤワラちゃんこと谷亮子(民主)のみ。小さなころから才能を高く評価され、つねに結果を出してきた谷は、スポーツ界という枠を超えた国民的スターだ。オリンピックで二度も金メダルを手にしたことで、その地位は盤石なものとなっている。
 
 タレント候補としての格も知名度も他の候補とは一線を画していた。出馬会見で、育児と選手としての現役続行と国政挑戦の3つを表明した谷は、「三足の草鞋を実現しようなど国政を舐めている」と厳しい批判に晒されたが、開票直後に数分で「当確」を得た。そういう意味では、政治的資質はなくとも、昔ながらのタレント候補の王道的存在ともいえよう。
 
 しかし、その谷の票が35万程度にとどまったことに私は、有権者の感覚が少しずつ成熟に向かっているという希望をみることができる気がする。

7995名無しさん:2010/08/13(金) 19:23:51
訴えるのは「スポーツ振興」のみ
 
 有権者の意識変革の前に、全般的にタレント候補のブランド力が低下している背景について、説明しておく。
 
 近年、とくに参議院選挙では、タレント候補の擁立が確実に増えており、タレントと政治家という職業とのあいだの垣根があまりにも低くなったということが第一にある。そのため、猫も杓子も永田町をめざすという今回のような状況が生じて、タレント候補に有権者が新鮮味を感じなくなってしまった。とはいえ、政党の側も苦しいのは、知名度がないよりは少しでもあったほうがいいことも事実であるからだ。
 
 突き詰めれば、問題の所在は参院選挙のあり方そのものにある。全国比例の投票用紙には「党名」か「候補者名」を書かなくてはいけない。党名と個人名の合計得票数でその政党の議席数が決まり、議席は個人名での得票を多く得た人から順に決まっていくので、無名の候補者よりも、ある程度知られた候補者のほうが党全体にとってプラスに働く。
 
 それに、どんな世界でも何か成し遂げた人間には、他人を引きつける引力のようなものも運もある。それがヤワラちゃんのようにカリスマの域にまで達していればよいが、それこそごく少数の選ばれし者しかもつことは許されない。たいていは、一時的に爆発的な人気を得たとしても、いつのまにか下降線をたどるのが芸能人の宿命だろう。そのヤワラちゃん人気も危ういものだ。
 
 やはり70年代に「飛んでイスタンブール」を大ヒットさせた庄野真代(民主)は、4万3405票と、下から数えたほうが早いのではという順位だった。その庄野よりさらに票を集められなかったのが、これまた70年代に「奥さまは18歳」などのドラマで大人気となった元祖アイドルの岡崎友紀(民主)だ。彼女たちが旬だった当時の人気と熱狂を記憶しているのは、シニア層ぐらいだ。
 
 若者が選挙に興味を失っていることが社会問題化して久しい。それに比べてシニアは、確実に投票所に足を運ぶ。ここまで大昔のアイドルや俳優が乱立した背景には、無党派層以外にシニア層の取り込みも図ったのではないかと穿った見方もしたくなる。
 
 おばあちゃんの原宿こと巣鴨の「地蔵通り商店街」。選挙期間中、ここには連日、比例の候補者が訪れ、さながら「比例候補者のメッカ」という様相を呈していた。商店街の店主は、
 
「一昨日は三原じゅん子が来たよ。きれいだったね。昨日は岡崎友紀。今日も誰か有名な人が来るみたいだよ。まあ、一瞬は賑わっていいんだけどさ、売上げに直結するわけじゃないし」
 
 と、事もなげにいった。
 
 しかし、本当にシニア層目当ての擁立という側面があったとしたら、それこそが政治が有権者を見誤ったということだろう。ほとんどのタレント候補は、語るべき政策もなければ、政界における将来の展望も永田町の現実も知らない。

7996名無しさん:2010/08/13(金) 19:24:37
 投票日の一週間ほど前に、岡崎友紀に話を聞いた。岡崎は動物愛護の活動を40年間続けている。立候補を決意したのは、環境問題に真剣に取り組みたいという思いからだと話した。
 
「年金や福祉、医療のほうが生活に近い気がするので、そちらの分野を強く主張したほうが政治家らしいと見なされる。しかし、国民の生活や暮らしがよくなるために政治家が取り組まなくてはいけないのは当たり前です」
 
 と、環境は票に直結しないが自分が率先してリーディングしていきたい、と意気込みをみせた。しかし、環境分野での具体的な政策論はこれといって聞けなかった。ただ、動物の命が他国と比較して軽んじられているので、動物の命を守りたいという思いは伝わってきた。その姿勢を否定するわけではない。民間でNPOやNGOとして運動を続けていても、行政の壁にぶつかることばかりだ。悔しさも味わっただろう。しかし、動物愛護政策しかできないのなら、べつに国政に挑戦する必要はないのではというのが率直な印象だった。国政を担おうという気概があれば、候補者であっても経済や外交政策も含めて、この国全体のかたちを提示できなくては難しいのではないか。
 
 日本の経済や雇用を取り巻く環境は、非常に厳しいものがある。それと比例するかのように、有権者がタレント候補に要求するハードルは明らかに高くなっている。
 
 ヤワラちゃんほどのスター選手でなくとも、スポーツ界で素晴らしい実績を積んだ人も候補者にはかなりいた。元読売ジャイアンツ監督の堀内恒夫(自民)、元プロ野球選手の中畑清(たちあがれ)、プロレスラーの西村修(国民新)らだ。彼らが口を揃えたように訴えるのは、スポーツ振興だった。それ以外の質問をすると、途端にしどろもどろになる。そのため、運よく当選したところで、せいぜい一期で消えていくのが現実だろう。
 
 元プロレスラーの神取忍は前回も繰り上げ当選だったが、結果は3万2793票で現職にもかかわらず、下位で落選した。厳しい言い方になるが、彼女が参議院議員としてどんな仕事をしたのか、有権者にまったく伝わらなかったという証左ではないか。
 
 二度のオリンピック出場経験をもち、いずれも銅メダルを獲得。個人種目では銀メダルも手にしている元体操選手の池谷幸雄(民主)。全国を駆け抜け支持を訴えた。週刊誌のグラビアでは「この男は(国会議員になって)何がしたいのか?」とまで書かれたが、街宣車の上で倒立までした。池谷は、タレント候補としての自分のポジションを承知したうえでの行動だったと、民放のインタビューでは匂わせていた。
 
「そこ(週刊誌)の記者がやれといったんですよ。それでこの男は何をしたいのかと書かれた。それでも、普通は雑誌にこうやって名前が出ることは100%ないわけですから」
 
 票のために倒立した池谷も善戦したほうではあったが、投じてもらった票数は5万5000程度で、あっけなく落選の憂き目をみた。

7997名無しさん:2010/08/13(金) 19:25:32
もともとは蓮舫氏も……

 否定的な意見ばかり述べたが、ここで見方を変えたい。もしタレント候補が政策を論じることができたら、最強の候補者となれる可能性を秘めていると私は思う。
 
 改選組の一人だった蓮舫行政刷新担当相は、事業仕分けの現場での厳しい追及が評価され、激戦の東京選挙区で170万票を超える過去最高の得票数を得てトップ当選を飾った。その彼女も6年前の初出馬時には、元クラリオンガールでキャスターのタレント候補だった。
 
 しかし、蓮舫の場合は、政策論を戦わせることができる強みがあった。出馬会見時には、二児の母。だが、マニフェストならぬ「ママフェスト」をひっさげての登場だった。蓮舫には野党時代、当時の与党・自民党から出馬したかったのではないかという質問をしたことがある。
 
「バブルとバブル崩壊の狭間で生まれ育ったわれわれ世代は、政治がよかったから生活がよくなった、と感じたことはありません。政権交代できる土壌として二大政党制をつくり、変化をもたらさないことには、政治が筋肉疲労を起こしたまま。選択肢のない国民は不幸です」
 
 と、歯切れよく話したあとに、日本に女性首相が誕生しない理由についても的確な分析を披露した。
 
「自民党という政党が半世紀近くにもわたり、一党独裁を行なってきたことと無関係ではない。変わってきてはいますが、当選回数を重ね、派閥の領袖になって、初めて総裁選に挑戦できる切符を手にすることができた。これからは違います。党を問わずに、能力のある女性議員は、軟弱な男性議員が増えてきているのと同じぐらい増えています。永田町が適材適所、能力主義の世界になれば、女性が総理になるのになんの障害もなくなる」
 
 蓮舫にとって政界への転身は、いつからかはわからないが周到に準備されたうえでの帰結だったのではないか。彼女の終着点は「大臣」などであるはずはない。クラリオンガールになったことをきっかけに、歌番組やワイドショーの司会者に抜擢され、報道系のキャスターへと階段を上っていく。仕事の中身が変化していく過程では、政財界に人脈が築かれていったはずだ。そうした人たちと話す機会が多いほど、永田町の仕組みや掟を肌感覚で学ぶことができる。長年、報道に近い世界に身を置いたことで、メディア対応も心得ている。
 
 蓮舫の事務所を訪ねると、部屋にはいつも資料が山積していたのを思い出す。「ここにくるといろいろな情報があるから、いつでも寄って」と、気さくに記者である私に声をかけてきた姿からは、自分はたんなるタレント議員ではないのだという強い自負がにじみ出ていた。
 
 実際彼女は、すでにタレント議員の枠は楽々と飛び越えてしまっている。もう誰も彼女をタレント議員とは呼ばないだろうし、それすら忘れているだろう。
 
 今回、いわゆる「タレント議員」が多数誕生しなかったという意味では、有権者は成熟したといえる。だが、説明責任を果たすことなく迷走を続ける民主党政権でよいのか。もう一度考える時期にきている。〈文中・敬称略〉

7998山口新聞男:2010/08/14(土) 01:51:55
なんや、最後はとってつけたような民主党批判かいw(中畑は?舘は?)

何度もいってるけど
全国区(選挙区)【個人票】→拘束名簿式比例代表制【政党票】→非拘束名簿式比例代表制【個人票+政党票】
と選挙制度が変わるなかで、得票数だけを抜き出して比較しても意味がない

7999名無しさん:2010/08/15(日) 12:15:56
天変地異の話題のあとに、だから政権交代が必要と力説した管直人と同レベルwww

8000名無しさん:2010/08/16(月) 23:21:59
http://www.asahi.com/politics/update/0816/TKY201008160318.html
参院選当選の対象59人全員、歳費返納 計4700万円
2010年8月16日21時26分

 歳費の自主返納を可能にする改正国会議員歳費法の成立を受け、7月の参院選当選者のうち対象となる59人全員が16日までに、自主返納を参院事務局に申し出た。対象は7月26日から任期が始まった新人や元職。総額4700万円が国庫に返納される。

 月割りで1カ月分全額が支給されることへの世論の批判を踏まえ、今月6日の臨時国会で、改正法が与野党の全会一致で成立。今回の参院選に限って歳費の1カ月分(129万7千円)を日割り計算。任期前の25日分(1人当たり平均79万円)の自主返納が可能となった。

 改正法に合わせて自主返納を申し出た59人とは別に、新旧の正副議長4人も16日までに役職で上乗せされた分の自主返納を申し出た。事務局によると、4人分の総額は100万円になるという。

 ただ、歳費とは別に支給される月額100万円の文書通信交通滞在費は返納の対象外。歳費を月割りから日割り支給に変更する抜本的な法改正も、秋の臨時国会以降に先送りされている。

8001名無しさん:2010/08/19(木) 19:39:03
連合が参院選総括 消費増税発言・複数候補擁立に苦言
2010年8月19日19時29分
http://www.asahi.com/politics/update/0819/TKY201008190375.html

 民主党を支持する連合(古賀伸明会長)は19日、先の参院選の選挙総括を発表した。同党の敗因について、公示直前の菅直人首相の消費増税発言を挙げ、「大きく議席を減らした一因となったことは否定できない」と指摘した。

 大敗したことについて「民主党の政権運営に対し、国民が厳しい審判を下した」と分析。菅首相の「消費税10%」発言については「税率ありきと受けとめられる発言が唐突になされ、税金還付まで踏みこんだことは、選挙戦略や政策論の観点から慎重な対応が必要だった」と批判した。

 一方、小沢一郎前幹事長が主導した定数2以上の選挙区での複数擁立では、「議席に結びつかなかった得票や選挙区内での合意形成のあり方に課題を残した」と指摘した。

8002名無しさん:2010/08/22(日) 13:01:26
http://mytown.asahi.com/areanews/gifu/NGY201008210019.html
「2人擁立、間違いでなかった」 民主県連が参院選総括
2010年8月22日

 民主県連は21日、常任幹事会を開き、岐阜選挙区に2人の候補者を出したが、当選は1人だった7月の参院選について「党勢拡大のため、2人擁立は間違っていなかった」とする総括を承認した。総括は、28日に開かれる県連大会で報告される。来春の統一地方選挙で県議や市町議計14人を公認することも決まったほか、柴橋正直衆院議員が代表代行に就任するなどの人事も内定した。

 7月の参院選では、擁立した2人のうち、現職が落選し、新顔が当選した。総括では、2人擁立を肯定したうえで、現職が落選したことを重く受け止め、「2人擁立は間違いではなかったか」との批判的な意見が出たことも添えられた。さらに、今回の2人擁立が、党本部主導で決まったことを受け、「今後の候補者決定では、中央と地方でよく議論する場が必要」とする意見も盛り込んだ。

 統一選の公認候補者に決まったのは、新顔を含む県議7人と市町議7人。ほかに市議3人を推薦することを決めた。県議の公認は党本部が行うため、今後、党本部に申請する。来春の県議選では、全選挙区での候補者擁立を目指しており、今秋にも新顔を中心に2次公認をする予定だという。

 新人事では、参院選のけじめをつけるため、任期を残して平田健二代表は常任顧問に、伊藤正博幹事長は副幹事長に退く。参院選で落選した山下八洲夫氏は常任顧問に留まる。新体制も28日の県連大会で正式に決まる。

 新代表となる園田康博衆院議員は、国会議員と県議の全員が副幹事長以上の役職に就くことを挙げ、「統一選にむけて、一致団結するための体制づくりだ」と話した。(磯崎こず恵)

8003名無しさん:2010/08/23(月) 02:21:46
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/ibaraki/100823/ibr1008230159003-n1.htm
2人擁立は「尚早」 民主県連が参院選総括 茨城
2010.8.23 01:58

 民主党県連は22日、常任幹事会を開催して参院選の総括を行い、茨城選挙区で候補者2人を擁立したことについて「2名擁立は支持層の拡大に一定の評価はあるが、画一的な擁立は時期尚早だった。今後の本部方針について意見を提起していく」ことなどを確認した。

 総括では参院選の反省や課題として「県議をはじめ自治体議員との指示系統が不十分」「各総支部の役員体制を含めた体制強化」などを挙げたほか、「次期総選挙を意識しつつ、各種団体との連携強化を進めなければならない」ことなども盛り込まれた。

 一方、同県連は12月に予定される県議選について、「安全、安心、元気、信頼されるまちづくり」を基本方針として取り組むことを決めたほか、新たに公認候補者を発表した。

 公認を受けたのは常陸太田市選挙区(定数2)で元常陸太田市議、石崎拓也氏(53)▽那珂郡選挙区(定数1)で会社社長、坂下英雄氏(49)▽筑西市選挙区(定数3)で歯科医師、設楽詠美子氏(34)▽東茨城郡南部選挙区(定数2)で議員秘書、田口一彦氏(57)−の4人で、民主党の公認候補者は18選挙区で21人となる。

8004名無しさん:2010/08/23(月) 02:23:14
http://sankei.jp.msn.com/region/tohoku/akita/100823/akt1008230143000-n1.htm
秋田で民主幹事長 参院選敗北を謝罪
2010.8.23 01:43

 民主党の枝野幸男幹事長は22日、秋田市内のホテルで開かれた党東北地方自治体議員フォーラムの懇親交流会に出席し、7月に行われた参院選での敗北について「党に不十分なところがあったせいで、必要以上のご苦労、迷惑をおかけした」と陳謝した。また、枝野幹事長は政策調査会の復活に触れ「上がってくる声をしっかり集約し、各省庁、政務三役に届けて実現していく」と述べた。さらに「高齢者、子供、地域が元気にならないと日本が元気にならない」とし、地元の意見を党に申し出るように求めた。

 注目されている代表選については触れなかった。

8005名無しさん:2010/08/24(火) 23:26:23
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100824/stt1008242307007-n1.htm
日医連、支持政党一本化せず 超党派の議連設立へ
2010.8.24 23:06

 日本医師会(日医)の政治団体「日本医師連盟」(委員長・原中勝征日医会長)は24日、事実上の分裂選挙となった結果、推薦・支援候補がすべて落選した7月の参院選の総括を行った。支持政党の一本化については今後の検討課題とし、医師免許を持つ国会議員による超党派の議員連盟設立を目指す方針を確認した。ねじれ国会の中で、当面は与野党双方に配慮する両にらみの状態が続きそうだ。

 原中氏は執行委後の記者会見で、今後の参院選の組織内候補について「今のところはまさに白紙だ」と述べるにとどめた。

 日医連が超党派議連の設立方針を打ち出したのは、7月の参院選で民主、自民、みんなの3党の候補を推薦、支援する分裂選挙となり、いずれも落選して組織内議員がゼロとなったためだ。選挙のことを考えれば支持政党の一本化が理想だが、ねじれ国会では野党の理解がなければ政治的要望の実現はままならない。

 原中氏は参院選後に自民党の谷垣禎一総裁と会談した際、「民主党がきちんとした医療、介護政策を出したときは賛成してもらいたい」と要請し、議連設立を働きかけたことを明らかにした。

8006名無しさん:2010/08/24(火) 23:30:46
http://www.47news.jp/CN/201008/CN2010082401000848.html
日医連、自民現職の格下げが敗因 参院選で

 日本医師会(日医)の政治団体「日本医師連盟」(日医連)の原中勝征委員長は24日の記者会見で、支持した3候補が参院選でいずれも落選したことについて、組織内候補だった自民党の現職を政権交代を受け「推薦」から「支援」に格下げするなど混乱を招いたのが敗因との見方を示した。

 原中氏は「支援とした行為が良いか悪いかは別にして混乱を起こしたのは事実。組織票がなかなか集まらなかった」と分析。次の参院選で一本化した組織内候補で臨むかどうかに関しては「白紙。ゼロからの出発だ」と述べるにとどめた。

 医師出身者からなる超党派の議員連盟が近く発足するとの見通しを示した上で、今後は議連と日医執行部の独自ルートなどを通じ、日医の訴える医療政策を実現したいとの考えも明らかにした。

2010/08/24 19:55 【共同通信】

8011名無しさん:2010/08/30(月) 08:16:54
スレタイも読めない小沢信者が、狂ったようにスレ違いのマルチポストか。
終わってるなw

8012名無しさん:2010/08/31(火) 22:39:27
ネトウヨが、ミンスを潰すために小沢を祭り上げようとしてるのか

8015名無しさん:2010/09/05(日) 18:11:24
>>8014などなど

スレ違い。誘導。

民主党代表選、票読みスレッド
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1039104547/l50

民主党政権綜合スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1251865116/l50

民主党スレッド
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1068688996/l50

8017名無しさん:2010/09/06(月) 08:45:38
誘導されてもなお、スレ違いのマルチポストを止めない小沢派。
マナーもモラルもない。
最低だな。

8018名無しさん:2010/09/06(月) 14:01:22
http://www.nara-np.co.jp/20100906130859.html
参院選敗北 「米田氏の責任重大」 - 自民県連きょう総務会
2010年9月6日 奈良新聞

 参院選で惨敗した民主党の代表選が過熱し、政界再編含みの情勢が続いているが、県選挙区で3連敗した自民党県連も、抜本的な組織刷新が求められており、きょう6日午後2時から、奈良市内のホテルで、総務会(神田加津代会長)を開いて新会長の選考方法などが協議される。党総務会長の田野瀬良太郎衆院議員が、「敗北の責任」を取って県連会長職を辞任したが、「参院選敗北の責任は、会長だけでなく、会長代行をはじめとした他の四役全員にある」とし、「組織を弱体化させた“元凶”は会長代行の米田忠則県議で、その責任は大きい」とする、米田氏ら幹部の総辞職を求める声が噴出している。米田氏擁護に動く一部幹部らに対しても批判の声が集まっている。きょうの総務会での論議が注目される。

 自民党は参院選県選挙区で、9年前の平成13年には新人だった現知事の荒井正吾氏が28万余票を獲得して当選した。以降、同16年の選挙では再選を目指した現職の服部三男雄氏が26万余票で敗れており、前回の同19年には新人で元県会議長の松井正剛氏が25万余票で落選している。

8019名無しさん:2010/09/06(月) 14:39:42
>>8017
IPだすようにしたら止むような希ガス

8020名無しさん:2010/09/06(月) 16:22:36
>>8016
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1142136448/354-356
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1142136448/392

8021名無しさん:2010/09/06(月) 17:42:15
長〜い、長〜い歴史を誇る「とは総研」のことを知らない「ニワカ」が「参院選スレ」に
「超スレ違い投稿」しているんでしょうねぇ。

議員(国会議員&地方議員@現職、落選中、引退、故人)の話題(含む関連話題)や選挙(国政・地方両方OK)スレ

選挙・議員関連情報スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1036413264/l50


民主党代表選、票読みスレッド
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1039104547/l50
民主党政権綜合スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1251865116/l50
民主党スレッド
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1068688996/l50
小沢一郎の政権構想
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1191664843/l50
政治とカネ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1245815657/l50

8022名無しさん:2010/09/06(月) 19:33:45
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1142136448/405

8023名無しさん:2010/09/08(水) 11:48:04

選挙:参院選 民主県連が総括「法相落選痛恨」 /神奈川
毎日新聞 2010年9月8日 地方版
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20100908ddlk14010268000c.html

 民主党県連は7日の常任幹事会で、7月の参院選について「2議席を死守できなかった責任は誠に大であると言わざるをえない」との総括を報告した。さらに各総支部にも参院選の点検を求め、来春の統一地方選に向けた戦略室(仮称)の設置を提言した。

 終盤まで金子洋一参院議員を重点支援したことについて、総括は「バランスを著しく欠いた手法との指摘は重く受け止めなければならない」と釈明。千葉景子法相が落選する結果となり、「現職大臣の落選という苦杯をなめたことは痛恨の極み」と悔やんだ。【木村健二】

8024名無しさん:2010/09/15(水) 10:58:32
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20100915ddlk13010217000c.html
選挙:参院選 違反取締本部を解散 71件、81人を摘発−−警視庁捜査2課 /東京

 警視庁捜査2課は14日、参院選の選挙違反取締本部を解散し、同日までに買収や自由妨害などの公選法違反容疑で71件、81人(うち逮捕11人)を摘発したと発表した。2件の買収事件を摘発したこともあり、前回参院選(07年)の12件、11人に比べ増加した。

 前回選挙で買収事件の摘発はなかったが、同課は今回の選挙で民主党比例代表で立候補し落選した不動産会社社長(65)の買収事件▽同じく民主党比例代表で落選した前参院議員(60)派の買収事件−−を立件した。警視庁幹部は買収事件が増えた背景について「選挙戦が激しかったことを示しているとも言える」と話している。【川崎桂吾】

〔都内版〕

毎日新聞 2010年9月15日 地方版

8025チバQ:2010/09/16(木) 22:26:38
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20100911ddlk04010084000c.html
新人落選:/1 初めての参院選 「すべて出し切った」 /宮城
 民主党が大敗した夏の参院選から丸2カ月。宮城選挙区で同党の新人候補として立候補し落選した伊藤弘実(36)は10日、介護用品・贈答品販売会社の社長として業務に追われていた。東京・日本橋のオフィスに地下鉄で朝8時半に出社。笑顔を絶やさず仕事をこなした。「選挙ではこれ以上やれることはないくらいすべてを出し切った」。今でも後悔はない。

 ただ、ふと冷静になると別の思いが込み上げてくるのを抑えきれない。「選挙前の自分にはもう戻れない」

   ◇   ◇

 開票と同時に落選が確実となった7月11日午後8時、仙台市の選挙事務所近くに控室として借りたアパートの1室で、伊藤のおえつが響いた。

 「泣くな!」

 伊藤の姿を見かねたように、同党参院議員の岡崎トミ子(66)が目に涙をためながら伊藤の両肩をつかみ、諭した。「票を投じてくれた16万人に感謝するためにも落選の弁は勇ましくしなさい。政治家になりたいなら泣いちゃいけない」

 伊藤は報道陣でひしめく選挙事務所に足を運んだ。無数のフラッシュを浴びながら声を振り絞った。「ご支援いただいた皆さまには深く感謝しております。これからも介護の現場に光を当てたい」

 落選から5時間後の12日未明、伊藤は仙台市太白区のマンションの自宅で打ちしおれていた。「感情のすべてを出し切って空っぽ。空のグラスに残った水滴をさらに綿棒でふき取ったぐらい」。寄り添うのは愛犬のトイプードル「ウール」だけ。「頑張ったね」とねぎらわれた言葉が耳に残り、眠れなかった。

   ◇   ◇

 伊藤の得票は16万2771票で8候補中3位。2位で当選した民主党現職の桜井充(54)に7万8689票届かなかった。

 伊藤陣営の選挙対策本部長を務めた県議の菅原敏秋(62)は8月5日昼、県議会棟の一室で何度もたばこに火をつけ顔をしかめた。「今にして思えば時間が足りなかった。とにかく知名度を上げるのに必死で、人柄や考え方を浸透させる余裕はなかった」

 陣営の選対本部が本格始動したのは5月。出遅れは否めず、公示前から苦戦が予想された。鳩山前政権の支持率低下や菅直人首相の消費税増税発言などの逆風にもさらされた。

 だが、伊藤は選挙をこう振り返る。「落ちるかもという気持ちで出られるほど選挙はたやすいものじゃない。負けたのは私の力不足」。努めて落選の責任を一身に背負おうとしている。

   ◇   ◇

 支持基盤がまったくない宮城で立候補した伊藤の目に選挙はどう映ったのか。政治家になるためには何が求められたのか。立候補の決意からの半年以上にわたる心の葛藤(かっとう)を追った。(敬称略)=つづく

8026チバQ:2010/09/16(木) 22:26:58
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20100912ddlk04010056000c.html
新人落選:/2 起業家から政治へ 「介護現場の声、反映を」 /宮城
 選挙期間中、伊藤弘実(36)は繰り返し訴えた。「12年間の母と祖母の介護生活が私の原点です」。介護に明け暮れた青春時代だったが、演説中は明るさを忘れなかった。

 介護に直面したのは高校1年の時。母と祖母が突然重い病に倒れ、手術と入退院を繰り返す。離婚した母は家業の写真現像所を一人で切り盛りしていたため、大黒柱を失った家計は「ヤミ金融」に手を出すほど傾いた。伊藤は音大を中退し、いくつもアルバイトを掛け持ちしながら介護を続けた。だが、25歳の時、母は他界し1年後に祖母も後を追った。

 伊藤は演説会で2人の介護経験を基に自ら開発し、起業して商品化した「リハビリ介護靴」を披露した。

 介護靴は病床の祖母が口にした「外にお散歩に行きたい」との願いをかなえようと考えついた。この時、27歳。足の骨の変形やむくみ、関節痛で通常の靴が履けない要介護者は多い。祖母に履いてもらうことはできなかったが、足を包むようにして履く、痛みを伴わない新しい靴を開発。02年12月に製造・販売する有限会社「フェアベリッシュ」を起こした。

 伊藤の元には介護関係者から数百通の感謝の手紙が届いた。だが、介護靴の普及は法制度の壁に阻まれる。

  ◇  ◇

 「意味が分かんない」。04年冬、厚生労働省を後にした伊藤は怒り心頭だった。介護靴は介護保険の適用品として認められないというのだ。理由は「健常者も履けるから」。メーカー側からすればむやみに価格は下げられない。買い求めやすくするためには保険適用による補助が不可欠だった。

 調べると、介護の現場で必要な日用品の多くが適用外だった。飲み物でむせないように加工した特殊な湯飲みも同じ理由で認められていなかった。「署名を集めてきてください」との官僚の指摘に従い、4万通の署名を持ち寄ったこともあった。だが、今度は「伊藤さんはメーカーの社長だから難しい」とはねつけられた。商品を多く売るための営利目的と理解されたのだ。

 陳情した国会議員も無関心。伊藤は介護靴を届けた時に喜んでくれた高齢者の笑顔を思い浮かべ、「介護現場の声をもっと政治に反映したい」との思いを強くした。

 09年11月、民主党宮城県連による参院選候補者公募の新聞記事を目にする。友人を通じて知り合った同党衆院議員の橋本清仁(39)に相談すると、こう返された。「介護の現場をなんとかしたいんだろ。人にお願いばかりしてないで自分がやれよ」(敬称略)=つづく

8027チバQ:2010/09/16(木) 22:27:18
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20100914ddlk04010016000c.html
新人落選:/3 ただ一つの悔い 経営者の顔、伝えきれず /宮城
 「参院選ですべてを出し切った」と振り返る伊藤弘実(36)だが、2カ月がたった今、一つだけ悔やんでいる。「中小企業経営者としての思いを、もうちょっと訴えたかった」

 8月25日、東京・日本橋のオフィス。手元のコーヒーが冷めたころ、ぽつりとこぼした。候補者なのに主役になれないもどかしさ。初めての選挙は苦悩する日々でもあった。

  ◇  ◇

 介護の仕事の中で法制度の壁にぶち当たり、経営者としての限界を感じた伊藤は、政治の道を目指すことを決心。09年11月、民主党県連の参院選候補者公募に応募した。

 「介護だけじゃなく、経営者としての一面にもすごくひかれました」。衆院議員の郡和子(53)ら県連幹部は今年2月、「介護と起業家」という二つの強みを持つ伊藤を応募者8人の中から選んだ。

 県連は、公認候補の現職、桜井充(54)と伊藤で2議席を狙う戦略を描いたが、当時の鳩山政権は支持率が急落。県連に伊藤の面倒を見る余裕はなかった。5月にようやく県議の菅原敏秋(62)が選対本部長に決まり、実質的な選挙活動がスタートする。

   ◇  ◇

 「中小企業や商工会議所回りは控えた方がいいんじゃないか」

 仙台市青葉区の事務所であった選対会議。06年に全国商工会議所女性会連合会の「女性起業家大賞」を受賞した伊藤は、「企業回りがしたい」と直訴したが、選対幹部に否定された。理由は中小企業対策に取り組む桜井への配慮からだった。

 桜井自身も2人擁立という県連の方針を公然と批判した。「一緒にお仕事をさせてくださいという一心だったのに……」。自分の意思とは違う要因で決まっていく選挙のやり方に、翻弄(ほんろう)された。

 選対会議にも出られなくなった。「選挙を知らないのに口出しするな」。水色を望んだイメージカラーはピンクに決まり、演説ではもっと声を低くして話すよう指導された。「選挙は会社とは違う」。経営者と候補者の間でもがく自分がいた。

 伊藤を支えた県議の遊佐美由紀(47)は「キャリアウーマンとしてスマートな路線で売り出す手もあったかもしれない」と振り返る。選挙前のイメージと違う部分もあった。でも選対メンバーの努力を痛いほど感じたから、何も言えなかった。

 「とにかく顔を売らないと」と街頭演説を繰り返した。1日50カ所、1回わずか2分半。自己紹介と介護の話しかできない。「伝えたいことを伝える難しさやジレンマ、いろんなことが重なった」。選挙期間中にただ一度だけ、事務所のトイレにこもり20分間泣き続けた。(敬称略)=つづく

8028チバQ:2010/09/16(木) 22:27:40
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20100915ddlk04010113000c.html
新人落選:/4 聴衆から罵声 自我がなくなっていく /宮城
 「乗って! 早く車に乗って!」

 5月の昼下がり、仙台市泉区の住宅街で街頭演説をしていた伊藤弘実(36)は、同行していた秘書の横田ひろ子(36)が50メートル程先で身ぶりを交えながら合図しているのを目にした。初老の男性が走りながら近づいてくる。「握手を求めている」と思ったが、様子がおかしい。運転手も「候補、早く」と叫ぶ。マイクを持ったまま訳も分からず公園脇に止めていたワンボックスカーに飛び乗った。

 ドンドン。ドアを閉めた瞬間、男性が両拳で窓ガラスをたたいた。憤怒の形相でののしる。「おまえのせいで死にそうだ。うそつき。おまえなんか死んでしまえ」

 走り出した車内で、横田が懸命に作り笑いを向けた。「別に弘実ちゃんに『死んじゃえ』って言ったんじゃないんだよ」。街頭演説は15分後、予定より離れた場所で再開。だが、マイクを握っても声が出ない。出そうとすればするほど涙が込み上げてきた。うそつきなんて初めて言われた−−。

  ◇   ◇

 民主党候補となり、3月29日に初めて街頭に立つまでは聴衆側にいた。候補者の名前を連呼する選挙カーを「うるさい」と思ったし、手を振るだけで政策を踏み込んで説明しようとしない選挙活動に疑問も感じていた。

 だが、新人候補の立場ではマイクで訴えるしかやれることはなかった。東京生活が長かったため、知人や同級生を核に支援者を広げるのも難しい。経営者としての立場を生かし中小企業や業界団体を回るのも、現職候補への配慮から自制が求められた。

 1日50カ所を目標に続けた街頭演説。「2分半で何が伝わるのだろうか」と当初は声が先細りになった。罵声(ばせい)も毎日のように浴びた。「小沢チルドレンをこれ以上増やしていいんですか」「民主党なくなれ」。多くの有権者は目の前を通り過ぎるだけだが、思いは届いていると自らに言い聞かせた。そう信じないと続けられない。一方で、涙を浮かべて握手を求めてくる女性もいる。

 夜になり、仙台市太白区のマンションに帰宅しても気持ちが高ぶった状態が続いた。行く先々で、見知らぬ人から怒りや悲しみ、期待や冷笑といった感情をまとめてぶつけられ、いつしか伊藤は「自我がなくなっていく感覚」に襲われる。新人といえどもマイクを持てば民主党の看板を背負う。「政治家になるためには、いわれのない罵声を受け止め再び街頭に立つ覚悟を持たないといけない」

 無意味と思っていた街頭演説は必要な“修行”ととらえ直した。宗教的な悟りを開いたような気持ちだった。(敬称略)=つづく

8029チバQ:2010/09/16(木) 22:27:58
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20100916ddlk04010105000c.html
新人落選:/5止 16万票の重み 次への期待に心揺れ /宮城
 落選の翌朝から、支援者へのあいさつ回りは始まった。一睡もできなかった伊藤弘実(36)は、疲れ切った心と体を奮い立たせた。

 仙台市内で、選挙中に使っていたピンク色のワゴン車に乗り、信号待ちで停車した時。1人の年配女性がゆっくりと車に歩み寄り、窓をコンコンとたたいた。「私、あなたに入れたのよ弘実ちゃん。足が悪くて、生活どうしようと思って入れたの」と泣き出した。「ああ、16万票ってこういうことなんだ」。重みを知った。

 「本当にごめんなさい」。頭を下げる伊藤に、女性は「いいの、あなたは頑張ったんだから。元気出してね」と、ゼリー飲料を手渡した。伊藤は、今もそれを自宅の冷蔵庫に大切に保管してある。票を入れてくれた人の気持ちを忘れないために−−。

   ◇  ◇

 あいさつ回りは1カ月以上続き、社長業務に戻ったのは8月23日。現在、平日は東京・日本橋のオフィスで働き、休日は宮城に戻り介護関係者らと意見交換する。

 フル回転の伊藤だが、周囲が「もう一度選挙に出て政治家に」と寄せる期待は大きい。

 伊藤陣営の選対本部長を務めた民主党県議の菅原敏秋(62)は、「20年後に伊藤さんが厚生労働大臣になってくれたら」と夢を語る。衆院議員の安住淳(48)は、参院選を総括する同党県連幹事会で「16万票という数字は彼女の将来性を感じさせる。この実績をぜひ何かの選挙で生かしてもらいたい」と発言している。

 だが、落選のショックは抜けきれず伊藤の心は揺れている。8月25日、東京のオフィスで自分に言い聞かせるように語った。

 「法律や制度を作って国や社会を動かすのは政治家。でも、その制度を活用するのは市民であり、経営者だと思う。私はそういう立場で、制度をちゃんと活用させていきたい」

 現行の介護保険制度は複雑で手続きに時間がかかり、中身もあまり知られていない。落選後、政治家にならなくてもできることがあると考えた伊藤は、会社経営で稼いだ収益の一部を、“眠っている”制度の周知やアドバイスといった社会活動に使う構想を描くようになった。「広い意味で、それも政治だと思うから」

   ◇  ◇

 伊藤は参院選を「持てる力をすべて出し切った」と受け止める。敗れた原因は、他候補の訴えが優れていたのかもしれない。演説に聴衆を引きつける力が足りなかったかもしれない。鳩山前政権の支持率低下や菅直人首相の消費税発言など新人の力ではどうにもならない逆風もあった。

 伊藤のケースは思いの丈だけでは当選できないという冷徹な現実を物語る。当選した政治家は、数々の試練を乗り越えて有権者を代弁する立場になったのだろうか。

 落選者に光を当て、思いをはせた。(敬称略)=おわり(この連載は、比嘉洋、鈴木一也が担当しました)

8030名無しさん:2010/10/01(金) 18:41:05
ところで、北海道の補選はどうでしょうか。

ここは・・・多分、ムネオ、マツキ、イシカワ、ユキオ、といったイチロー系が強いところ。

尖閣、検察の件とからんで、情勢はいかがでしょうかねぇ。

8031名無しさん:2010/10/18(月) 16:04:02
北海道5区補選の新聞の情勢分析等を見たら、町村さんがやや先行らしい。
自民党がTV入りの国会質疑で執拗に北教組、自治労問題を取り上げている
のも(今日も決算委で取り上げてましたね?)、選挙対策なのかな?

かえってマイナスだと思いますが。

8032名無しさん:2010/10/18(月) 16:07:11
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/l50

8033チバQ:2010/10/25(月) 22:32:49
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100713/plt1007131606004-n1.htm
.「お笑い100万票」逃した岡部まり&桂きん枝の今後は?2010.07.13
. 参院選に民主党から出馬し、涙をのんだ人気落語家の桂きん枝(59)とタレントの岡部まり(50)。いずれも大阪での抜群の知名度をバックに“お笑い100万票”に挑んだが及ばなかった。気になる落選タレント2人の今後は?

 「地方選は来年。国政も参院選は3年後。その間に考えてもいいのかな。まだ白紙です」

 きん枝氏は12日、支援者らを前に政界進出に含みを持たせた。だが、胸中は揺れているようだ。

 というのも、芸人復帰を望もうにも、今回の出馬にあたって所属の吉本興業と契約を解除、上方落語協会も脱会した経緯がある。しかも、兄弟子で同協会会長の桂三枝(66)からは落語界へ舞い戻ることを禁じられた。「今年中はじっくり考える。お誘いがあっても、へえへえというワケには…」と慎重にならざるをえない。

 もっとも、周囲は好意的だ。「事件を起こしたわけでもないし、吉本と協会に何らかの形で“みそぎ”を済ませたら、芸界復帰はOKでしょう。協会員でなくとも落語活動には支障はないし、だいたい立候補直前まで新ネタに取り組んでいた。これで『政界再挑戦や』なんて言われたなら、それこそドン引きですよ」(在阪演芸関係者)

 一方の岡部。国政への再チャレンジについては、「コメントのしようがないですね。開票結果を受け止めるのが先でしょう」と冷静。現在は支援者へのあいさつ回りに追われている。

 “岡部人気”のよりどころでもあった関西のお化け番組「探偵!ナイトスクープ」を放送する大阪・朝日放送では、すでに“後任秘書(=アシスタント)”を人選中。同社の渡辺克信社長も12日の定例会見で、「(復帰は)ないと思う。新たな方をご紹介することになる」と語っている。

 「少なくとも、ナイトスクープ以外の番組では見かけないし、今回の選挙で分かったようにしゃべりが達者なわけでもない。(長崎出身で)関西人ではないし、アシスタントも年齢的に厳しいでしょう」(在阪放送関係者)

 ただ、著書を多数出版するなどエッセイストとしての実績はある。出馬ドキュメントを執筆させようと水面下では早くも出版関係者が動き始めているようだ。

8034チバQ:2010/11/04(木) 23:10:54
http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000781007080002
漂う組織票 業界団体・変わる支持模様
2010年07月08日


候補者の集会で並んだ土地改良政治連盟の「のぼり」

 かつて自民党の強固な組織選挙を支えてきた業界団体。昨夏の政権交代後、その立ち位置が微妙に変化している。政権与党との新たな関係を築くのか、自民党を支え続けるのか――。参院選の投開票日が迫る中、組織票が漂流している。(中村真理、津布楽洋一、今直也)


 ■本音は「与党」


 「なんぼかは(予算を)もらえるんでしょう。郡司さんが副大臣やってるんだし」


 3月、県内のある土地改良区幹部が陳情に県庁を訪ねた時のことだ。橋本昌知事から返ってきたのは、民主党の郡司彰・農水副大臣に期待を寄せる言葉だった。


 国の土地改良予算が前年度比で63%も削減され、この土地改良区の事業の継続が危ぶまれた。民主党県連や同党の衆院議員に何度も陳情に通ったが、「党本部に連絡します」というだけで頼りない。新設の交付金も、農業産出額が全国2位にもかかわらず、17億円と全国36位だった。


 結局県の予算でまかなうことになったが、幹部は「農家にしたらもっと一生懸命やってくれたらよかんべ、という気持ち」とため息をつく。


 自民党の支持基盤の切り崩しを図る民主党は、こうした予算削減に続き、「政治的中立性」を掲げて農水省名で各県の土地改良事業団体連合会や各土地改良区役員を現職議員が兼職しないよう求める通知を出した。


 全国各地で解散・休止状態に陥る連合会が相次ぐ中、県内では自民県連前会長の山口武平最高顧問が4月、土地改良連合会と土地改良政治連盟のトップに連続の就任を決めた。自民県議2人が理事に名を連ね、岡田氏支援を早々に打ち出した。


 が、自民党色が旗幟(き・し)鮮明になる一方で、従来の一枚岩は揺らいでいる。


 6月末、県南の21土地改良区が郡司氏に直接要望を提出。選挙直前の「直訴」に関係者の一人は、「我々も頑張りますから、予算をよろしくという意味もある」と語る。同政治連盟幹部も「野党になると予算を持っていない。本音と建前という形になるのは仕方ない面もある」。


 自民か民主か――。


 ある土地改良区関係者は「民主党になびいても、確実に予算をつけてくれるとは限らないが、政権党には陳情に行かないといけない。トップが山口会長では本当にやりづらい」と漏らす。


 ■「ぶれずに自民」


 同じく自民支持を貫く県建設業協会。会員約4500人を誇り、自民県連最大の職域支部を持つ。参院選では選挙区で岡田氏を、比例区で旧建設省出身の現職・脇雅史氏を支援。脇氏を招いて3会場で講演会を開催したほか、公示日の集会に1200人を集めた。


 「うちはずっと、ぶれずに自民党」と同会幹部は言い切る。が、加盟業者は560社と97年のピーク時より3割減。景気悪化に加え、公共事業費の削減が追い打ちをかける。自民県議は「ゼネコンを頭としていた組織の力がゆるみ、昨夏の衆院選ではすでに、建設業界には集票マシンと言われたかつてのような力はなくなっていた」とこぼす。


 ■「自主投票」に


 自民支援だった県トラック協会(約1400社加盟)の政治団体、県運輸政策研究会は、今回、岡田氏だけでなく、初めて郡司氏にも推薦を出した。


 投票は自主投票とし、集会への動員もしていない。


 松下孝三・同協会専務理事は「高速道路料金の問題ひとつにしても、政権政党にお願いする部分が非常に多い。ただ自民党にも、今までお願いした経緯がある」と話す。

8035チバQ:2010/11/04(木) 23:11:17
http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000781007080003
強固な労働組合 今は昔
2010年07月08日


連合茨城と民主県連が共催した「国政報告会」=水戸市三の丸

 連合茨城を中心とする労働組合の支援を受け、組織戦を展開する民主現職の郡司彰氏。だが、幹部から一組合員まで意思統一がなされ、強固な「組織票」をまとめていた時代は、過去のものとなりつつある。


 6月17日、水戸市内で開かれた連合茨城と民主県連共催の「国政報告会」。950人収容の会場でも立ち見が出るほどの盛況で、「連合」組織の健在ぶりを示した。


 「3人が団子状態といわれている」。連合茨城の児島強会長はあいさつでこう切り出した。


 3人とは、民主新顔の長塚智広氏、みんなの党新顔の大川成典氏、そして郡司氏のことだ。発言には郡司氏へ一層の支援を呼びかけるメッセージが込められていた。


 その後も次々と、支持団体や支援者を引き締める発言が幹部から飛び出し、最後は全員の「団結ガンバロー」で幕を閉じた。


 郡司氏の出身母体でもある県農協労連の友部隆章副委員長(33)は「郡司さんは組織の先輩でよく知っている。積極的に支援活動をしている」と話す。


 だが、JR東労組水戸のある組合員(37)は複雑な胸中を明かした。「昔と違って、投票すらしない同世代の組合員も少なくありません」


 実際、連合傘下の別組織出身候補には熱が入らない。集会に参加したり、動員したりといった「実務」は引き受けても、「投票行動」に結びつかないというのだ。


 連合茨城の日下部好美事務局長(52)は「私も20代のころ、熱心に活動をしていたとは思えない。40代、50代になって中心的な役職になったら変わるものです」と話す。


 ただ、変化は感じている。集団より個人の意思が尊重される時代。連合への帰属意識は薄れつつある。「上の世代」に違和感を覚える若手は少なくないという。


 「非正規雇用が拡大する中、連合も変わらなければならない。いろんなことに気づき、新たな形を築くのは結局は若い世代なのです」
   (岩田智博)

8036奥様 テレホンセックス:2010/11/09(火) 04:52:32
http://テレホンセックス.biz/cate.php?c=158

8037名無しさん:2010/11/12(金) 09:54:19
自民党大阪二区の公募、わずか十日で消えた。裏がありそうと思ったら、あった、あった、
http://blog.goo.ne.jp/kawajo1/
左藤章って、汚いね。

8038チバQ:2010/11/28(日) 21:06:51
選挙中の記事張っておきます
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/feature/utunomiya1278342051952_02/news/20100709-OYT8T00153.htm
参院選2010 激戦区縦断
(上)県北 「みんな」本拠 各党が意識

「自民党でなければダメというのは過去の妄想だ。来年の統一地方選で、県議会の自民党が過半数を割った時にイニシアチブを取るのはみんなの党だ」

 6月30日の夕方、JR西那須野駅前で、県議の阿久津憲二が声を張り上げた。阿久津は県議会最大会派の自民党議員会の会長だったが、参院選直前に離党し、みんなの党に合流した。この日は同党新人の荒木大樹(39)の街頭演説の応援に立っていた。

 同党代表の渡辺喜美も駆けつけ、「苦しいときに応援してくれる人が真の同志。荒木を応援した人は来春の統一地方選では同志」と強調し、支援しない議員への対立候補擁立を示唆。県内政界再編へ向けた駆け引きも始まった。

 県北地域では、強い支持基盤を持つ渡辺率いるみんなの党の影響力を、他党も意識せざるを得ない。

 「私が政治家を目指したのは、この地で素晴らしい政治をした渡辺美智雄先生との出会いがあったから」

 2日後、同じ西那須野駅前でマイクを握った自民党新人の上野通子(52)は、涙ながらに、渡辺の父である故・美智雄元副総理に言及して県北地域との縁を強調した。

 上野は元々、自民党議員会内の渡辺派「自民温知会」に属していたが、自民を離れた渡辺とはたもとを分かって相まみえる。渡辺が自民支持層の多くをみんなの党へと引きはがした県北地域は自民にとって“アウェー”の地。6月25日に那須塩原市で開かれた上野の出陣式で、県連会長の茂木敏充は「1人区で第3極に入れても死に票になる」と、みんなの党支持層に配慮しつつ、反民主票の結集を訴えた。

 一方、民主党現職、簗瀬進(60)が公示前の6月17日に那須塩原市で開いた決起集会では、同市長の栗川仁が応援演説に立った。

 「政権与党にお願いすることが多々ある。民主党が安定した政権になるのが大事だ」

 栗川は黒磯市議時代、自民党から衆院選に立候補した簗瀬を支援した間柄。簗瀬は「勇気ある決断に感動した」と応じた。

 民主党にとっても県北は、県議はおらず、昨夏の衆院選で候補者を立てられないなど攻めにくかった地域。政権与党の強みを生かし、自民党とみんなの党のねじれに乗じて、参院選を機に橋頭堡(きょうとうほ)を築いておきたい。簗瀬は公示後、企業回りなどで3日間、同地域に入った。

 共産党新人の小池一徳(49)は5日、県北地域を遊説した。この日10か所目というJR黒磯駅近くでの街頭演説では、高久好一・那須塩原市議らも駆けつけ、「暮らし破壊の消費税増税にはノーの審判を下そう」などと訴えた。

(2010年7月6日 読売新聞)

8039チバQ:2010/11/28(日) 21:07:07
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/feature/utunomiya1278342051952_02/news/20100709-OYT8T00157.htm
(中)県央 地元強調 無党派に照準

 6日午後、JR宇都宮駅西口で、民主党現職、簗瀬進(60)が選挙戦でからした声を響かせた。「郵政改革法案をただちに(国会に)上げたい。そのために当選させてほしい」

 連立相手で、郵政民営化見直しを党是とする国民新党の比例選候補者が県都を訪れたため、応援に駆けつけた。

 「経済効果の上がらない公共事業ばかりで国の財政を悪くしたのはどこの党か。自民党以外にありますか」

 同駅前は、簗瀬が約20年にわたり毎月曜朝に街頭演説を行ってきたホームグラウンド。政権交代の意義を強調する演説は、ヒートアップした。

 わずか50メートルほど離れた場所では、郵政改革法案に反対するみんなの党の新人、荒木大樹(39)が民主党批判を繰り広げていた。

 「民主党政権は増税路線まっしぐらだ。みんなの党は公務員の人件費をカットし、天下りも必ずなくす」

 マイクを通した互いの声が重なり合うほどの距離だ。応援に訪れた党代表の渡辺喜美は、民主党に加え、自民党への批判にも力を込めた。

 「自民党の崩壊は止まらない。皆さんの貴重な1票を入れても死に票になるだけだ」

 自民党県連会長・茂木敏充が、渡辺のおひざ元の県北部で「選挙区で第3極に入れたら死に票」と発言したことへの意趣返しだった。

 全県の約4分の1に当たる40万人超の有権者を抱える宇都宮市。4人の候補者全員にとって、小学校から高校までを過ごした地元でもある。選挙戦終盤は、各陣営とも大票田での無党派層獲得が勝敗のカギを握ると見て、同市の活動を増やしている。こうした鉢合わせも起きやすい。

 選挙戦のラストサンデーとなった4日午後、自民党新人の上野通子(52)は、宇都宮市中心部のオリオン通りを練り歩き、出会った地元のみこしの担ぎ手らと握手して回った。その後、「母親」のイメージを強調するため、買い物用自転車に乗って市内を回った。

 「この地元宇都宮で、どうか私を支えて下さい」

 演説でも地元を強調する。上野は県議選では、同市を中心とする選挙区で上位当選を重ねてきた。他の地域での知名度が不足気味なだけに、地元での支持は命綱だ。陣営幹部は同市について、「人口が集中しており、短時間で多くの人に接触できて効率的」という利点も挙げた。

 「生協職員として働いた小池さんは、家庭を預かる皆さんの気持ちが分かる候補者だ」

 6月25日、JR宇都宮駅前で共産党の県議、野村節子が隣に立つ同党新人の小池一徳(49)を持ち上げた。同党も有権者が多く、唯一の県議を抱える宇都宮市での活動を重視する。自らも参院選などに出馬経験があり知名度のある野村は、小池が他地域に出向いて留守のときには地元を守って支持拡大を図る。(敬称略)

(2010年7月7日 読売新聞)

8040チバQ:2010/11/28(日) 21:07:55
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/feature/utunomiya1278342051952_02/news/20100709-OYT8T00159.htm
(下)県南 市長選巡り思惑交錯

 「私は広瀬さんに政治を学びました。上野通子も同じく戦ってまいります」

 参院選と同じ11日に投票が行われる下野市長選が告示された4日。同市長現職の広瀬寿雄陣営の出陣式で、自民党新人、上野通子(52)があいさつした。広瀬は推薦こそ受けていないが元同党の県議。壇上には衆院議員の佐藤勉や県議会議長の野田尚吾ら同党の政治家が並んだ。

 県南地域は同党にとって、県内で2人だけとなった国会議員を輩出する砦(とりで)だ。首長選は“風”に左右されがちな国政選と違い、地域に張り巡らせたネットワークをフル活用できる。壬生、益子両町長選では、支援する候補が民主党推薦候補を破り、組織力の強さを見せつけた。同市長選の支持構図には複雑な経緯があるため政党支持と直結しないものの、同日選が「上野の戦いにプラスになるのは間違いない」とある県議は言う。

 同じ時刻、国道4号線を約1キロ南に下ったところで行われた、下野市長選の対立候補・前市長大垣隆の出陣式には、民主党衆院議員の山岡賢次や福田昭夫らが顔をそろえた。

 山岡は「私どもが来年も再来年も国の予算を組む。大垣さんには私たちと同じ政策をやってほしい」と、政権与党の強みを強調した。

 大垣も政党の推薦は受けていない。福田は「あくまで個人の付き合いでの参加だ」と強調、大垣の支持者に自民支持層もいることに配慮をみせた。参院選とは切り離し、現職簗瀬進(60)はこの日、宇都宮市内などを遊説した。

 ただ、福田は、おひざ元で全面支援した日光市長選では苦杯をなめたものの、大田原、栃木市長選では結果的に勝利した陣営の出陣式などに出席。自民党に比べ地域での足がかりに乏しい同党が、首長選を機に存在感をアピールしたい思惑がにじむ。

 「子ども手当には地方の裁量がまったくない。地方のための政策を実行しようとしているのはみんなの党だけだ」

 6月30日、足利市長の大豆生田実が、街頭でみんなの党新人の荒木大樹(39)の応援に立った。大豆生田は党代表の渡辺喜美を兄貴分と慕い、昨年4月に初当選した市長選で応援を受けた。今回の参院選では、地方主権など「政策本位で」同党を応援すると公言している。

 同党にとって、渡辺支持者が守りを固める県北に比べ、県南での浸透は大きな課題だ。下野市長選では渡辺の後援会が大垣を支援。7月6日には、渡辺本人が下野市を訪れ、大垣を応援した。同党関係者は「ハガキやビラの大半は県南に送った。下野市長選や足利市長の動きとうまく連動すれば、有権者に響くはず」と期待を示す。

 共産党新人の小池一徳(49)は7日、芳賀郡などを遊説して回った。県南地域には大手製造業の工場が複数あることを意識し「県内でも大企業が次々と非正規のクビ切りを進めた。使い捨て労働をなくすため全力で取り組む」と、重視する雇用対策の充実を訴えた。(敬称略)

(2010年7月8日 読売新聞)

8041名無しさん:2010/12/18(土) 17:02:09

回顧’10:参院選 民主「2人擁立」も1議席 /広島
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20101218ddlk34010665000c.html

 政権交代を果たした民主党への評価が、県内でも揺れ動いた1年だった。

 参院選(7月11日投開票)の広島選挙区(改選数2)は、民主現職の柳田稔▽民主新人の中川圭▽共産新人の大西理▽自民新人の宮沢洋一▽幸福実現新人の植松満雄=現、新は当時=の5氏が争った。昨年の衆院選広島7区で落選した宮沢氏が54万7845票でトップ当選、連合広島の全面支援を受けた柳田氏は29万5276票で議席を守った。

 野党に転落した自民県連は初めて候補者を公募し、2月の党員投票で宮沢氏擁立を決めた。与党として臨んだ民主は、連立を組む国民新現職の亀井郁夫氏の出馬見送りを受け、小沢一郎幹事長(当時)が県連に2人目擁立を指示した。「共倒れ」が懸念されながらも県連は2人擁立を決め、公示前月の5月、中川氏が出馬表明した。

 6月、米軍普天間飛行場を巡る混迷などを理由に、鳩山由紀夫首相(同)が小沢氏とともに退陣し、菅直人政権が誕生した。しかし、菅氏の消費税増税発言などが影響して民主は大敗。広島選挙区でも、2人で宮沢氏の得票をわずかに上回るのがやっとだった。

 9月発足の菅改造内閣には、柳田氏が法相として初入閣した。その2カ月後、中区であった就任祝いのパーティーで国会軽視と受け取られる失言をし、事実上更迭された。民主関係者からは、来春の統一地方選への悪影響を心配する声がある。

 冷たい年の瀬を迎えた広島では、雇用面などで厳しい状況が続く。統一選で広島の未来がどう語られ、有権者は何を一票に託すのか。見守っていきたい。【樋口岳大】

毎日新聞 2010年12月18日 地方版

8042チバQ:2010/12/20(月) 22:41:43
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&amp;k=2010122000761
「マック赤坂」を在宅起訴=6700万円脱税−東京地検
 所得税など約6700万円を脱税したとして、東京地検特捜部は20日、所得税法違反と法人税法違反の罪で、レアメタル輸入販売会社「マックコーポレーション」(東京都港区)の戸並誠社長(62)と法人としての同社を在宅起訴した。
 戸並社長は「スマイルセラピー」と称するカウンセリング事業を展開。「マック赤坂」の候補者名で7月の参院選など国政選挙に立候補し、落選している。
 起訴状によると、戸並社長はカウンセリング事業に関し、架空の業務委託手数料を計上するなどして、2007年までの3年間に所得計約1億1900万円を隠したとされる。また架空の未払い役員報酬を計上するなどの手口で、マック社や別の同社役員の所得計約1億1500万円を隠したとされる。(2010/12/20-19:58)

--------------------------------------------------------------------------------

8043チバQ:2010/12/22(水) 00:40:39
この前選挙出たばっかなのに
http://www.asahi.com/obituaries/update/1221/TKY201012210245.html
前群馬県知事の小寺弘之さん死去 4期16年2010年12月21日16時33分
 群馬県知事を4期務めた小寺弘之(こでら・ひろゆき)さんが21日未明、死去した。70歳だった。

 東京都出身。1963年に自治省に入り、群馬県で財政課長や総務部長、副知事などを歴任。清水一郎知事(当時)の死去に伴う91年の知事選で初当選。2007年の知事選で大沢正明・現知事に敗れるまで16年務めた。今年7月の参院選では民主党公認で比例区に立候補し、落選した。

 知事在任中は、県人口が200万人に到達した記念事業として映画「眠る男」を製作。群馬と新潟、福島3県にまたがる「尾瀬」の保全をはかり、3県や東京電力などによる「尾瀬保護財団」設立を主導するなど環境問題にも尽力した。
.

8044日本共産党:2011/01/24(月) 14:53:23
斉藤和子という名前を参議院の人たちが日本共産党として、使われているので、悪い利用に、同名の大阪府吹田市で、かって、暴走族の親として、今の新しい、方々へ誤解を招くような、離婚した旧姓の名は、利用しないでください。私の名前を、悪くしようしないでください。状況におうじて、

8045チバQ:2011/01/27(木) 22:50:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110126-00000307-sph-soci
長塚が早大大学院合格…アテネ五輪自転車で銀
スポーツ報知 1月27日(木)8時1分配信

 2004年アテネ五輪自転車・チームスプリント銀メダリストで、昨年7月の参院選茨城選挙区から立候補し落選した競輪選手の長塚智広(32)が26日、早大大学院スポーツ科学研究科・トップスポーツマネジメントコース(1年制)に合格した。

 同院のホームページで合格を確認した長塚は「合格できるかどうか分からなかったので本当にうれしい。でも、浮かれるのではなく1年間、しっかり勉強したい」と力強く語った。研究テーマは「スポーツと医療費」で、茨城県知事選や参院選に出馬した経験を持つ長塚らしい内容だ。

 現役の競輪選手でありながら同院を受験した理由は「五輪選手、メダリストとして後世にスポーツの素晴らしさ、良さを伝えたかったから」とし、「昨年の選挙で負けて時間ができたので、自分を見つめ直す意味でのチャレンジ。競輪との両立はできます」と断言した。さらに「チャンスがあれば政治の世界でもこの経験を生かしたい」と含みを持たせた。

 同院には2009年には桑田真澄氏(42・スポーツ報知評論家)も入学し翌年、首席で修了。修士論文は最優秀論文賞に選ばれた。昨年は元競輪選手の安福洋一氏(52)も入学した。桑田氏と同級生だったボートレース選手の江口晃生(45)は「周囲のサポートがなければ両立は難しいと思う。同じ公営競技の選手として頑張ってもらいたい」とエールを送った。

 ◆長塚 智広(ながつか・ともひろ)1978年11月28日、茨城県生まれ。32歳。取手一高卒業後、日本競輪学校第81期生として入学。1998年8月プロデビュー。740戦し1着221回、獲得賞金2億5625万100円のトップ競輪選手。2004年アテネ五輪・チームスプリントで銀メダルを獲得。09年茨城県知事選、10年参院選に立候補も落選。182センチ、85キロ。血液型A。

8046tarbannaTeale:2011/02/22(火) 12:24:55
<a href=http://brittneyjonessextapes.net> Brittney Jones Sex Tape Release </a>. Vivid Releases Brittney Jones Sextape Brittney Jones Confidential � With Ashton Kutcher (Explicit NSFW video) Ashton Kutcher 'mistress' puts . Ashton Kutcher Mistress Brittney Jones? (Photos) 'Morning After' Sex Sweater Sale
also store:
Brittney Jones' Naked Photos Rival Demi Moore's Twitter Pics For Ashton Kutcher's Attention: NSFW: Star magazine is reporting that.. Celebrities on One News . The Brittney Jones Sex Tape

8047tarbannaTeale:2011/02/23(水) 18:07:19
<a href=http://brittneyjonessextapes.net> Brittney Jones Sex Tape Where </a>. 21 Dec 2010 Online reports that Brittney Jones has put the item on the auction site which she alleges is proof of their close encounter. (00:04:11) Tom Jones - I'll Never Fall In Love Again . Recent Posts brittney jones flv : Brittney Jones Avi � Brittney Jones Nzb � "brittney Jones" Nzb
also store:
Brittney jones news. See the latest headlines on brittney jones from AOL News. Videos, photos & brittney jones pictures on all of the latest news from the US & around . Brittney Jones Sex Tape Mobile

8048hetambuth:2011/02/26(土) 23:37:57
<a href=http://brittneyjonessextapes.net> Brittney Jones Sex Tape Fake </a>. Brittney Jones (bamitsraggie) is on Twitter. Sign up for Twitter to follow Brittney Jones (bamitsraggie) and get their latest updates. 3 Dec 2010 韮rittney Jones sex tape irks Ashton. Bristol Palin vs. Olbermann� Brittney Jones � you know, the girl who claimed to be having an affair
also store:
The Southern Miss Official Athletic Site, partner of CBSSports College Network. The most comprehensive coverage of Southern Miss Athletics on the web. Brittney Jones Sex Tape Mobile

8049チバQ:2011/09/07(水) 23:58:39
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110905/crm11090512200006-n1.htm
「命をかけて告発」「特捜部のデッチ上げ」…自殺の柴野元衆院議員、本紙に手紙
2011.9.5 12:19

柴野氏から産経新聞社に届いた手紙=5日
 東京都内で5日午前に自殺しているのが見つかった元衆院議員、柴野多伊三被告(60)=詐欺罪などで公判中=は産経新聞東京本社あてに「命をかけて告発したい件がある」とする手紙を送っていた。

 手紙はA4用紙に4枚でワープロ打ち。封筒の差出人欄には直筆で「元衆議院議員 柴野たいぞう」の署名、手紙の文末にも「柴野たいぞう」の署名と捺印があった。消印は今月4日付だったが、文末には「平成23年8月」とあった。

 手紙は、「時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます」とのあいさつで始まり、東京地裁で公判中のバイオ燃料開発会社「日本中油」の未公開株をめぐる詐欺事件の判決が、5日に言い渡されるという報告などが書かれていた。

 柴野被告は「ここまでお読み頂いて、あの悪党が、適当ないいわけの手紙を書いてきたと思われるかもしれません。しかし、私は命をかけて告発したい件があり、以下に述べる内容は全て『真実』です」として、自身の事件に言及。

 「(事件は)弊社の経理部長が行ったことですが、会社の代表者として責任はあると思っており反省致しております」とした上で、「詐欺罪、所得税法違反は事件として、地検特捜部のデッチ上げであり、とても認められない容疑です」と、捜査手法を批判していた。

 また、手紙の末尾では、「政治や実業の前線で活躍したがったのですが(原文ママ)、私の不徳の致すところで残念であります。しかし、密度の高い人生だったと思います」と振り返り、「明治維新の英傑などは20代、30代で死んでおり、長寿社会になったからといって、私の死生観もあり、いたずらに長い人生を歩もうとの気持ちはありません」と締めくくっていた。

8050チバQ:2011/09/08(木) 22:09:55
>>6544
 民主党新人の田城郁氏(50)は宇都宮市生まれ。小山高専3年修了後、当時の国鉄に入社した。
 JR総連の組織内候補。宇都宮市に事務所を置き、比例支部長として活動している。パンフレットには足尾銅山跡地で植樹活動をする姿を掲載した。宇都宮市内で11日に開かれた集会では、同市内の小、中学を卒業したことをアピールした。

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/09/08/kiji/K20110908001581490.html


山岡国家公安委員長 JR総連とは他候補の選挙で「ご縁」
 山岡賢次国家公安委員長は8日、国家公安委員会後の記者会見で、革マル派が浸透しているとの指摘があるJR総連との関係について質問され「(他候補の選挙の際に)ご縁があった」と述べた。

 山岡委員長によると、参院選の民主党候補者の選挙を応援した際に、JR総連がこの候補者を支援していたという。山岡委員長は「ほかの団体から支援されている議員も応援しているし、全国を回っているうちの一つだった」と説明した。
[ 2011年9月8日 14:23

8051チバQ:2011/12/12(月) 19:19:40
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20111211-OHT1T00026.htm
原田大二郎 民主党山口県連副代表を辞任
 民主党山口県連副代表で俳優の原田大二郎(67)が、今後の議員や首長選への立候補を断念したことが10日、分かった。この日付で副代表を辞任し、俳優業に専念する。

 原田はスポーツ報知の取材に「つくづく自分は俳優なんだと思った。故郷への熱い思いは消えていませんが、役に立てるなら、俳優として活動する方が正しいと思うようになった。立候補することはやめるが、政治活動は続く」と説明した。

 原田は山口県出身で、昨年の参院選山口選挙区に出馬する際、副代表に就任。落選後は、次期山口県知事選への出馬プランを明かしたこともあった。「副代表の肩書は、政治色がついて俳優業をする上で不利な部分もある。出馬も、年齢を取りすぎている」とした。

8052チバQ:2011/12/20(火) 17:38:10
http://mainichi.jp/seibu/seikei/news/20111220ddp012010015000c.html
選挙:参院選・宮崎選挙区 岡山市副市長の読谷山氏、出馬へ
 岡山市の読谷山(よみたんざん)洋司副市長(47)が、13年の次期参院選宮崎選挙区(改選数1)へ出馬の意向を固めたことが分かった。毎日新聞の取材に、読谷山氏は「宮崎の役に立ちたい。地方自治体の現状は、現在の国の制度ではどうにもならず、現場の叫びを伝えたい」と語った。

 年明けにも副市長を辞任するとみられる。

 読谷山氏は東京都出身。86年に旧自治省入りし、内閣府地域主権戦略室参事官などを経て、昨年7月から現職。父親の勤務の関係で宮崎県延岡市で中学までを過ごした。【石田宗久、江見洋】

8056チバQ:2012/08/30(木) 21:27:14
3人が鞍替えした場合は ↓ が 繰り上げ当選


真山勇一 新 〈元〉キャスター 36,599
藤巻幸夫 新 アパレル会社長 32,161
山田太郎 新 〈元〉経営指導社長 30,663



2919 名前:名無しさん 投稿日: 2012/08/30(木) 15:58:22
2012年8月30日15時39分
みんなの党、分裂へ 3議員が近く離党

 みんなの党の参院議員3人が9月上旬にも離党し、大阪維新の会(代表・橋下徹大阪市長)が近く立ち上げる新党に参加する意向を固めた。渡辺喜美代表と橋下氏の連携交渉が決裂したためだ。2009年の結党以来、第三極の中核として党勢を拡大してきた同党は分裂局面を迎えた。

 離党の意向を固めたのは、すでに維新側に伝えた上野宏史氏、小熊慎司氏に加え、桜内文城氏の計3人。次の衆院選で参院からのくら替えを目指す。みんなの党が探る維新との合流構想は実現性が薄いと判断し、維新から個別に支援を受けたい考えだ。

 上野氏らは維新が9月9日に開催予定の新党参加を希望する国会議員との公開討論会に参加し、その後、離党する構えだ。離党する1人は「3人がまとまって9月上旬に離党届を出す」と周囲に明言している。

http://www.asahi.com/politics/update/0830/TKY201208290788.html

8057名無しさん:2012/08/30(木) 21:31:29
>>8056
何らかの事情で名簿から除外されている人がいる可能性は?

8058名無しさん:2012/08/30(木) 21:53:40
名簿から削除されてる人がる可能性は
一応考慮すべきかと

8059チバQ:2012/08/30(木) 22:34:52
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%96%B0%E5%85%9A%E7%B9%B0%E4%B8%8A%E8%A3%9C%E5%85%85%E4%BA%8B%E4%BB%B6
日本新党繰上補充事件


ふむふむ、削除することは可能なんですねー

8060名無しさん:2012/08/30(木) 23:01:22
他の二人は知らないが真山氏はこの夏渡辺喜美の街頭演説に同行しているぐらいだからまず削除はありえない

8061チバQ:2012/08/30(木) 23:11:01
2010年の民主党比例名簿次点の八代英太なんて名簿から削除されてるかもしれないですね
大地・小沢に近いでしょうから

8062神奈川一区民:2012/08/31(金) 05:14:50
>>8061
その八代英太氏、2010年に民主党から出馬した為、鈴木宗男氏が自動失職した時に繰り上げ当選出来なかったんだよね。
新党大地の名簿から削除されていたから。

8063名無しさん:2012/08/31(金) 13:06:11
比例の繰り上げ当選は何があるか有権者や他党からは分からないから繰り上げを見守るしかないですね。

日本新党の名簿から除外された松崎哲久は中央公論か何かに怒りの投稿をし、以下はwikiに書いてあるとおり。

日本新党ブームのさなか(細川内閣)だったので大きく報道されていました。

8064名無しさん:2012/08/31(金) 13:37:30
大阪維新の会との合流・連携を検討している主な国会議員
http://www.yomiuri.co.jp/zoom/20120830-OYT9I00212.htm

民主党3名、自民党2名、みんなの党4名

8065名無しさん:2012/08/31(金) 19:37:48
真山勇一のサイトを見たけど真山勇一はみんなの党の議員と交流してるようで繰り上げは、まず大丈夫

8066名無しさん:2012/08/31(金) 21:31:42
真山勇一は党員のままでいるからOK

8067名無しさん:2012/09/02(日) 14:26:20
みんなの党を巡る構図
http://www.yomiuri.co.jp/zoom/20120902-OYT9I00337.htm

江口参院議員も加わり、もしも江口もくら替えなら、繰り上げ4人の可能性も。

8068名無しさん:2012/09/02(日) 21:57:54
付記:比例名簿から削除されていなければ党籍がなくとも繰り上げ

8069名無しさん:2012/09/10(月) 15:44:30
民主党・新緑風会88

自由民主党・たちあがれ日本・無所属の会87

水戸(参院神奈川)が離党すれば、第一会派は民主系と自民系で同数

8070名無しさん:2012/09/10(月) 19:21:04
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1191859439/3744

明日離党

8071名無しさん:2012/09/10(月) 19:46:09
離党届を受理せず除名希望

8072匿名:2012/10/09(火) 01:12:27
http://gw.tv/bbs/res.html?genreId=86&amp;topicId=1762

やってみてください

8073チバQ:2012/11/06(火) 23:27:38
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2012110602000124.html
「緑の党」 国政へ手探り
2012年11月6日 朝刊

予備選に向けて開かれた緑の党の公開討論会=先月30日、千葉県松戸市で


 脱原発勢力の国政参入に向けた動きが加速している。中でも七月に発足した「緑の党」は、来夏の参院選に出馬する比例代表候補擁立にいち早く乗り出した。予備選を展開するなど「市民発」のやり方で既成政党との違いを強調する考えだが、議席獲得には支持の枠を広げることが不可欠。全国の脱原発勢力がどこまで連携できるかが課題だ。 (宇田薫)

 千葉県松戸市で十月三十日に開かれた緑の党の公開討論会。予備選の立候補者三人と党会員ら約二十人が小さなテーブルを囲んだ。インターネット情報で足を運んだ一般市民もいた。討論会というより、身近な話題を話し合う井戸端会議の雰囲気が漂っていた。

 だが、始まると参加者は「原発即時ゼロと言うのは簡単だが、立地県の人をどう納得させるのか」「日米安全保障条約解消など平和への方針は素晴らしいが、現実的なのか」と率直な質問をぶつけた。立候補したのは地方議員や市民活動家だが、答えに詰まる場面もあった。

 同県流山市のNPO法人役員磯野よう子さん(50)は「説得力が足りない部分もあったけど、もまれて育ってほしい」と候補者にエールを送った。ある候補者は「緊張したが、いい刺激になった」。

 緑の党は欧州諸国の「緑の党」をモデルに全国の地方議員らで結成。党会員約八百人が予備選に投票し、二十五日に公表される。事務局は予備選について「目指すのは古い政治システムを変え、多様性と本当の民意を反映する草の根民主主義だ」と強調する。

 民主党や自民党では、公募による候補者選考をうたいながら、実際には世襲や支持団体からの推薦で決まる事例も多い。緑の党の予備選には「しがらみ」はなく、党会員の投票結果のみで決める。候補者の半数以上を女性とする「クオータ(人数割り当て)制」を採用したのも特徴で、国会で圧倒的に少ない女性議員の進出を後押ししたい狙いがある。

 ただ、参院選の比例代表で一議席を獲得するには、党名と候補者名を合わせて百万を超える得票が必要とされる。現状の組織力では、あまりに高い「壁」だ。今後、各都道府県に選挙実行委員会をつくるほか、震災後に各地で発足した地域団体などと連携を模索しながら活路を開きたい考えだ。

 参院には、脱原発を掲げる女性参院議員四人の会派「みどりの風」がある。メンバーの谷岡郁子氏は緑の党と連携する可能性に関し「同じ“みどり”を掲げる身として、一緒に何らかの関係をつくることはできると思うが、タイミングが重要だ」と話している。

8074名無しさん:2012/11/07(水) 00:16:54

民主党は東京で全敗する、大臣が続々と落選、あまりにも屈辱的な敗け方
http://kodansha.cplaza.ne.jp/wgendai/article/121105/top_01_01.html

今日、発売の週間現代で、私と元共同通信・政治ジャーナリストの野上忠興氏との、
”重点選挙区、次の選挙で勝つのは誰か”というタイトルの対談が、掲載されています。

様々なお話を伺いましたが、一番印象に残ったのは、野田総理と参議院議員を除く、
民主党閣僚13名の内、おそらく当確圏内にいるのは5名のみ、
これは野上氏の記憶上例のない末期症状で、”滞貨一掃”、”思い出づくり内閣”と揶揄されるのも頷けるというものです。
http://www.election.ne.jp/planner/90640.html

8075今だけ:2012/11/07(水) 07:57:16
登録するとマクドナルドで使える無料クーポン2000円分が当たるよ!!
http://m.invites.ameba.jp/m/registerSIDConfirm.do?inviteEkey=fc315f40e6b8e83ac&amp;mkey=f3b6419a6cafae121&amp;guid=on
登録後にすぐ使えるからとてもお得♬

8076チバQ:2012/11/18(日) 05:34:14
448 名前:名無しさん 投稿日: 2012/11/18(日) 00:35:58

維新出馬で3人が繰り上げ当選へ みんなの党
2012年11月18日00時08分
http://www.the-miyanichi.co.jp/news/Politics/2012111701001818.php

 日本維新の会は17日、みんなの党から参加した参院議員の小熊慎司、上野宏史、桜内文城3氏を衆院選候補に公認した。2010年参院選で比例当選した3人が実際に立候補すれば、公選法の規定で自動失職し、当時のみんなの党の比例名簿から3人が繰り上げ当選することになる。

 10年参院選でみんなの党から比例当選したのは計7人。次点以降の名簿順位は元キャスター真山勇一氏、肌着メーカー「福助」元社長藤巻幸夫氏、早大院客員准教授を務めた山田太郎氏で、3氏が繰り上げの資格を得る。

8077チバQ:2013/01/31(木) 00:31:00
>>7971>>7973
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date2&amp;k=2013013000295
元民主候補の有罪確定へ=参院選の公選法違反−最高裁
 2010年7月の参院選で、不正な選挙運動をしたとして公選法違反(買収)罪に問われた元民主党比例代表候補(落選)で不動産会社社長の野村紘一被告(67)について、最高裁第1小法廷(横田尤孝裁判長)は28日付で、被告側の上告を棄却する決定をした。懲役2年、執行猶予4年とした一、二審判決が確定する。
 確定すると、同被告は執行猶予の4年間、公民権が停止される。 
 一、二審判決によると、野村被告は10年6月、従業員7人に電話での投票依頼をする報酬として、給与相当の計約70万2600円を支払う約束をした。(2013/01/30-11:07)

--------------------------------------------------------------------------------

8078zumba dvd:2013/04/10(水) 10:51:07
http://forum.portal.edu.ro/index.php?showuser=487686 Result: text captcha decoded; chosen nickname "Amartornorese"; captcha recognized; registered (100%); logged in; success (profile was registered successfully, but there is no permissions for creating new topic); zumba dvd http://zumbaonline.webs.com

8079ChristianLouboutinu:2013/04/15(月) 16:21:42
http://www.bambey.ru/user/kneestarins/ Christian Louboutin uk http://louboutinshoesonlineo.webeden.co.uk

8080チバQ:2013/07/31(水) 21:26:53
http://mainichi.jp/select/news/20130801k0000m010020000c.html
中村参院議員死去:自民・繰り上げ当選対象に巨人の堀内氏
毎日新聞 2013年07月31日 18時07分(最終更新 07月31日 19時42分)

 中村博彦さん70歳(なかむら・ひろひこ=自民党参院議員)31日、多臓器不全のため死去。通夜は3日午後5時、葬儀は4日午前11時、徳島市川内町沖島573の1のイマデヤあおいホール川内。自宅は徳島県吉野川市川島町桑村851。喪主は長男太一(たいち)さん。

 徳島県議を経て、2004年参院選比例代表で初当選し、2期目だった。

 中村氏の死去に伴い、プロ野球巨人前監督の堀内恒夫氏(65)が繰り上げ当選の対象になる。

8081チバQ:2013/08/04(日) 11:43:31
http://mainichi.jp/sponichi/news/20130804spn00m050001000c.html

堀内恒夫氏:気分は国会リリーフ 参院議員+解説者二刀流か

2013年08月04日


 自民党の中村博彦参院議員の死去に伴い、繰り上げ当選する見通しとなったプロ野球・巨人前監督の堀内恒夫氏(65)が3日、東京ドーム内で取材に応じた。「まだ正式に決まっていない」と慎重な姿勢を示したが、党側には2日に就任意向を伝えており、早ければ7日にも「堀内参院議員」が誕生する。

 繰り上げ当選報道後、堀内氏がこの件で取材に応じたのは初めて。CSスポーツチャンネル「G+」の解説者として、東京ドームを訪れたこの日、「まだ正式に決まっていないから」と繰り上げ当選について具体的なコメントを避けた。ただ、自民党側には就任の意向を2日に伝えたことを明かした。

 その後は終始穏やかな表情で、「参議院会館は国会を背にしてどっちだっけ?自民党本部に一番近いほうか」「国会の地下で全部つながってるんだよ」などと番組スタッフらを交え、しばし永田町談議。冗談っぽく「秘書の名刺を作りました」と話した関係者には「バカッ」と言って噴き出すなど、気持ちはすでに“国会リリーフ”に向かっているようだった。

 堀内氏は2010年の参院選で、自民党比例代表から出馬。巨人V9時代のエース、前巨人監督という高い知名度を武器に、スポーツを通じた青少年育成を政策に訴えたが、思ったほど票は伸びず。10万1840票を獲得したが、結果は13位で次点となった。

 党関係者によると、繰り上げ当選は、中央選挙管理会が開く選挙会で正式決定されるが、通常なら10日ほど時間を要するという。この場合、堀内氏の初登院は秋の臨時国会召集日となってしまうが、2日に開会した臨時国会の最終日(7日)に間に合うようにと、週明けにも選挙会が開かれるという。任期は2016年7月まで。

 国会への“登板”時期が早まったことで、心配されるのが来月15日に予定されている広島対巨人(マツダスタジアム)の解説者としての仕事。国会議員がテレビ出演料をもらうことに問題はなく、堀内氏も「大丈夫、大丈夫」と引き受ける意向を示したが、同局は「検討中」としている。

 プロ野球の監督経験者として初の国会議員となる堀内氏。7日にはどんな第一声を投じるのか…楽しみだ。(スポニチ)

8082チバQ:2013/08/04(日) 20:43:31
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/feature/kagoshima1374501024534_02/news/20130722-OYT8T01738.htm
戦い終わって 13参院選 一覧

<上>尾辻氏「TPP反対が仕事」



自身の当選を報じる新聞に見入る尾辻氏 「反対が私の仕事。一匹オオカミらしくやる」

 参院選の投開票から一夜明けた22日、鹿児島選挙区で勝利した自民党の尾辻秀久氏(72)は、事務所で自らの勝利を報じる新聞各紙に目を通し、決然とした表情で語った。党の方針に反して、選挙戦で反対を訴え続けた環太平洋経済連携協定(TPP)についてだ。

 尾辻氏は2月に党の公認を得たが、約5万人の「盟友」を有する県農政連は、安倍政権のTPPへの交渉参加方針に反発し、推薦を保留した。このため、尾辻氏は3月に農政連を訪問。「農業に明るい先生(国会議員)方とともにやっていきたい」と、農畜産県・鹿児島を守る姿勢を強調し、5月に推薦を獲得した。

 これにより、尾辻氏は唯一とも言える懸念を払拭。1000を超える団体・個人の推薦状を背景に、選挙戦では国会議員や地方議員がフル活動した。徹底した組織戦の傍ら、演説会を積極的に展開し、参加者は1万5000人を超えた。

 「45万票以上。全市町村で勝利する」。党県連の森山裕会長は16日の拡大選対会議で、約40人の県議、市議らにハッパをかけた。

 安倍政権の高い支持率、衆院選惨敗からの立て直しが進まない民主党、県内に強固な地盤がない第3極。もたつく他党を尻目にどこまで票を伸ばすか。その一点に目線は向けられた。

 迎えた21日の開票。尾辻氏は全43市町村で勝利し、全投票者の6割に迫る40万票余りを獲得した。自民党は昨年12月の衆院選に続いて大勝を収め、保守の地盤の厚さを見せつけた。

 「野党を経験し、自民党は本当に生まれ変わったのか。本当にこれからが試される」。歓喜にわく事務所で県連幹部はつぶやいた。

(2013年7月23日 読売新聞)

8083チバQ:2013/08/11(日) 13:45:24
http://www.asahi.com/area/tochigi/articles/MTW1308090900002.html
2013年8月10日
石森前衆院議員 民主離党へ [PR]
 昨年12月の衆院選で落選した民主党の石森久嗣・前衆院議員(51)は9日、朝日新聞の取材に対し、同党を離党する考えを明らかにした。石森氏は「民主党の体制や理念は廃れ、かつての輝きを失ってしまった。元に戻せなかった」と説明した。今後は医師の仕事に専念するが、政界復帰については「可能性はある。医療の現場を見て、やらなきゃいけないと思い残していることはある」と話した。

 石森氏は脳外科医として宇都宮市内の病院に勤務。2009年衆院選栃木1区で初当選し、11年9月から昨年7月まで党県連代表を務めていた。

 党県連の松井正一幹事長は「今まで衆院議員として、落選後も1区総支部長として党県連のために尽力してくれただけに、離党は残念だ」と話した。

8084チバQ:2013/08/13(火) 19:46:52
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130811-OYT1T00312.htm
参院選・無所属出馬の坂口氏、近く民主復党へ

 民主党山梨県連は10日、甲府市内で常任幹事会を開いた。


 後藤斎県連代表は、7月の参院選に無所属で擁立した坂口岳洋・前衆院議員が近く復党し、次期衆院選で定数が2に削減される山梨選挙区の新しい支部長に就任するとの見通しを示した。

 坂口氏を無所属で出馬させた点について後藤代表は、民主支持層の7割が支持し、無党派層でも自民候補を上回る2番手に付けたとして「戦略的に間違っていなかった」と述べた。

(2013年8月12日09時51分 読売新聞)

8085チバQ:2013/09/11(水) 20:44:02
2016年の参院選スレはまだなので、とりあえずこっちにも

816 名前:神奈川一区民 投稿日: 2013/09/11(水) 12:32:17
じぇじぇじぇ!!

【政治】 世耕官房副長官、民主党の林久美子参議院議員と再婚・・・政権中枢と野党議員の入籍は、異例

世耕官房副長官が、民主党の林 久美子参議院議員と再婚していたことが明らかになった。
政権中枢と野党議員の入籍は、異例となる。

複数の関係者によると、世耕副長官と林議員は、9月上旬に入籍した。2人とも再婚だという。

首相官邸のNo.3である官房副長官が、在任中に野党議員と結婚するのは、異例となる。
林議員が、自民党に移籍するのではないかとの見方も出ているが、林議員の周辺は「自民党への移籍はない」と否定している。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00253608.html

8086CekSotaBroara:2013/11/30(土) 13:53:36
rxggkmxpfef wbnpcysyi ximbxooe www.phoenix-tutors.com ポーター バッグ,xjgvkhdurat ixvbzwgxz frmzjjpd http://www.roysbassets.net/ ugg ブーツ,pfgmgsfdllh ysxgfqrft newtltqp www.raiseamilliondollars.com サマンサタバサ 財布 新作 2013,jrmukwtrvfx hmltyohkn pcvlfyfy http://www.dalbergia-nigra.com/ ugg ブーツ,vcgamgcehkg jlqvtmlnh rgdpkqmc

8087チバQ:2014/10/02(木) 21:46:29
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2014/10/02/kiji/K20141002009033460.html
国政選挙3度出馬の男 「貧困ビジネス」で脱税 所得1億7000万円隠す
 生活困窮者のための無料・低額宿泊所に入居者を集め、生活保護費を搾取する「貧困ビジネス」の手口で約6300万円を脱税したとして、さいたま地検特別刑事部は2日、所得税法違反容疑で、宿泊所を運営する、機械製造会社社長和合秀典容疑者(72)=さいたま市南区=を逮捕し、関係先を家宅捜索した。

 地検によると、少なくとも2年間で約1億7000万円を稼いでいたといい、国が税金から付与する生活困窮者の手当てを食い物にする実態が捜査であぶり出される形だ。

 宿泊所の内部資料などによると、和合容疑者は宿泊所「ユニティー出発」を運営。2002年ごろから個人で始めたとみられる。09〜10年には、埼玉県内を中心に約50カ所あり、常時、二百数十〜500人ほどの入居者がいた。

 元入居者によると、入居者から毎月、生活保護費約12万円を回収し、経費として約10万円を徴収、入居者に渡されるのは毎月約2万円だったという。

 逮捕容疑は、09年と10年の2年間で、宿泊所の運営による所得が実際には計約1億7千万円あったのに、計約300万円しかなかったように装い、所得税計約6300万円を免れた疑い。

 捜査関係者によると、複数の入居者に預金口座を作らせ、低額宿泊所の運営による売上金を入金し隠していたという。

 和合容疑者は、高速道路無料化を訴える「新党フリーウェイクラブ」代表も務め、07年以降、東京都から国政選挙に3回出馬したがいずれも落選した。逮捕前に取材に応じ「脱税は絶対にしていない」と否定。宿泊所について「世の中のためにやっていることだ」と主張した。

 元入居者らは11年、「保護費を不当に奪われた」として、和合容疑者に損害賠償を求めさいたま地裁に提訴している。
[ 2014年10月2日 19:42

8088DPvyX:2014/10/09(木) 20:31:54
<a href=http://khmerlegacies.org/libraries/genericambien/&gt;buy ambien online</a> cost ambien 10mg - ambien and pregnancy first trimester

8089チバQ:2014/11/17(月) 19:30:50

阿達雅志が繰上げですね

603 :チバQ :2014/11/17(月) 19:24:36
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141117ddf007010017000c.html
衆院選:佐藤ゆかり氏が大阪11区に
毎日新聞 2014年11月17日 大阪夕刊

 自民党大阪府連は16日の選対会議で、次期衆院選について支部長が空白になっていた衆院11区に佐藤ゆかり参院議員、14区は長尾敬元衆院議員を党本部に公認申請することを決めた。

 佐藤氏は2005年衆院選で、岐阜1区で敗れたが比例代表で復活当選。09年衆院選では東京5区に国替えして落選し、10年参院選の比例代表で当選した。

8090名無しさん:2015/09/23(水) 16:30:59
近畿 地方議会・首長,政治・選挙スレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1224522282/4786

4786 名前:名無しさん[] 投稿日:2015/09/23(水) 16:30:18
古い記事

http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20141118000135
蔦田滋賀県議、みんなの党を離党 県内議員ゼロに

 滋賀県議会の蔦田恵子県議は18日、所属するみんなの党の党本部に離党届を提出した。来年4月の県議選は無所属で立候補する。県内では5月に同党所属の大津市議が離党しており、県内の同党地方議員はゼロとなった。

 大津市の県庁で記者会見した蔦田県議は「公務員制度改革などの政策に共感し、滋賀でも発信しようと取り組んできたが、衆院選を前に政策協議もなく民主党との比例名簿の話が出るなど、党本部の動きについていけないと思った」と理由を説明した。

 蔦田県議は県議3期目。2010年に参院選比例代表にみんなの党公認で立候補したが、落選した。現在は党比例名簿で次点だが、「もし今、順番が回ってきても辞退する」と述べた。県議会の1人会派「みんなの党滋賀」も解散して無所属となる。

【 2014年11月18日 22時30分 】

8091名無しさん:2015/11/05(木) 22:31:08
http://www.47news.jp/feature/kyodo/2010election/2010/06/post-475.html
第22回参議院議員選挙(ニュース特集)
比例名簿で重要候補に優先順位 共産、社民両党

 参院比例代表で各政党が公示日に中央選挙管理会に届け出る名簿の順位が23日までに固まった。

 2001年参院選から非拘束名簿方式が導入され、制度上は名簿順位が当選しやすさに直結しなくなったが、各党提出の名簿順位は投票所に掲示する順と同じ。先頭の方が目立って優位とされることから共産、社民両党は「勝たせたい重要候補」を先に並べた。一方、民主、自民両党は公平さを重視し五十音順とした。

 共産党は「目立つ」ことを逆手に取り、名簿上位には「絶対確保」と位置付ける5候補を登載。国民新党は現職を先頭にし、その他の候補はくじ引き。社民党は党の顔である党首を先頭にした。

 たちあがれ日本は公認決定順。みんなの党も原則的に公認内定順とした。

 自民党が「あ行」から並べたのは、有権者が自分の投票したい候補を探しやすいよう配慮した面もあるという。新党改革も五十音順。全国を地域分けして候補者を割り付けた公明党は、基本的に地域が北の人から並べた。

 日本創新党、幸福実現党、女性党も比例代表に候補を擁立する。

(2010年6月23日)

http://kurokawashigeru.air-nifty.com/blog/2010/07/72-60c3.html
あ行は有利? 比例候補者名簿 並び順「確認しやすい」
7月2日15時28分配信 産経新聞

 参院選の比例代表で、平成13年から採用されている「非拘束名簿式」。各党が届け出時に候補者の当選順を決めていた拘束名簿式と異なり、候補者名票を多く集めた者から当選が決まるため、名簿の並び順は当落に直結しない。しかし先頭の方が目立つのは間違いなく、五十音順を採用した党では名字が「あ行」で始まる候補が有利との見方がある。

 並び順は各党が自由に決定しており、民主と自民の二大政党は五十音順。民主党は「投票所で名簿を見たとき、意中の候補者の名前を確認しやすい」と説明する。ただ19年の前回参院選では、民主党の比例代表名簿の先頭に掲載された候補者が、同党でトップの50万票超を獲得。支援団体幹部は「“あいうえお効果”があったようだ」と認める。

 自民党では今回の並び順を決める際に「前回参院選で、名字があ行の候補者が滑り込んだため、いろいろ意見を言う方もいた」(同党選対本部)とされ、五十音順以外の並べ方も一時検討した。ただ前回参院選では名簿先頭の候補は落選したことから、五十音順で落ち着いたという。

 社民党は、原則として南北の出身地順で、3年おきの参院選ごとに「北から」「南から」と入れ替えている。今回は南からで、宮崎県出身の福島瑞穂党首が先頭だ。

 公明党は全国を7程度の独自ブロックに分けて重点候補を振り分けており、一部を除いて北からの振り分け順に並べた。

 共産党は現職の党幹部と最初に決まった候補を優先的に先頭の方に掲載。国民新党は現職1人を先頭に置いたが、新人、元職の候補者については公平を期して前回参院選と同様にくじ引きで順番を決めた。たちあがれ日本とみんなの党は候補内定順で、新党改革は五十音順。

8092チバQ:2018/01/07(日) 21:17:46
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-afr1801070012.html
経済評論家の三橋貴明容疑者を逮捕 10代の妻と口論、腕にかみつき暴行の疑い 警視庁

19:34

三橋貴明容疑者

(産経新聞)

 10代の妻に暴行し、けがをさせたとして、警視庁高輪署が傷害の疑いで、経済評論家の三橋貴明容疑者(48)=本名・中村貴司、東京都港区港南=を逮捕していたことが7日、同署への取材で分かった。同署の調べに「何もしていない。何も話さない。弁護士を呼んでほしい」などと話しているという。

 逮捕容疑は、5日午後5時ごろ、妻と自宅マンションで口論になり、妻に足をかけて転ばした上、両腕にかみついたり、顔を平手でたたいたりし、腕に軽傷を負わせたとしている。

 同署によると、同日夜に妻から「夫から暴力を振るわれた」との110番通報があり、同署が妻から被害届を受理するとともに、事情を聴いていた。平成29年にも2回、夫婦げんかをめぐって同様の通報があったが、その際は被害届は出されなかったという。

 三橋容疑者は大学卒業後、民間企業勤務を経て、経済評論家として独立。テレビや雑誌などのメディアで活発な評論活動を展開していた。22年の参院選では自民党から出馬し落選した。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板