しかし、あまりにも巨大な施設のため世界青年学生祭典には間に合わず、急遽両江ホテルと西山ホテルが建てられた。その後も日本など西側の外資を柳京ホテルに誘致する投資会社(Ryugyong Hotel Investment and Management Co.,)を設立し、カジノを設置し、日本人観光客を誘致する案もあった。柳京ホテルは建設中にもかかわらず外国人ツアーの経路にも入れられていた。だが、1992年に建設が中断され、15年以上にわたり備品はおろか窓も外装すらないまま放置された。この中断の原因は資金不足や電源不足、広汎な飢餓のためと推測される。
長らく放置されたことで、単独の建築としては世界最大の廃墟であると言われ、アメリカのファッション雑誌『エスクァイア』は2008年に、「人類史上最悪の建物」という題で柳京ホテルを「傾いた北朝鮮式シンデレラ城」と紹介した。 柳京ホテルは『CNN』の選んだ「世界で最も醜い建物」の第1位に選出されている。
だが胡主席は緩くつながった自らの一派を、軍や地方共産党のトップのポストに昇進させることで、長期的な影響力を確保したという。「江沢民氏の影響力は党大会以後は続かないとみている。江氏は陰で糸を引こうと画策しているようだが、それらも有力な人物ではない」と、英ノッティンガム大学(University of Nottingham)の現代中国研究者、スティーブ・ツァン(Steve Tsang)教授は述べる。