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国際政治・世界事情

5897チバQ:2013/03/11(月) 21:04:12
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013031102000127.html
次期法王 本命不在 あすからコンクラーベ
2013年3月11日 朝刊


 【パリ=野村悦芳】ローマ法王ベネディクト十六世(85)の退位に伴う、法王選挙「コンクラーベ」が十二日に迫った。二〇〇五年の前回にも増して本命不在とされる中、欧州メディアはイタリア人のスコラ枢機卿(71)ら数人を有力候補として挙げている。カギとなりそうなのが権威失墜の危機にある法王庁(バチカン)の改革に対する姿勢。改革重視派か慎重派かが重要な投票の軸になっている。

 投票権を持つ枢機卿は四日からバチカンで新法王にふさわしい人物像について連日検討を重ねている。フランス人枢機卿はAFP通信に対し、すでに六人前後に候補が絞り込まれたと語っている。

 イタリア紙レプブリカは、ミラノ大司教のスコラ枢機卿が、より透明な法王庁の運営を求める米国の枢機卿らの支持を集めており、改革派の筆頭候補になっていると報じた。法王候補の一人で、教会の権威主義を批判してきたオーストリア人のシェーンボルン枢機卿(68)もスコラ枢機卿を支持しているという。

 一方で、急進的な改革に対抗するイタリア人グループは、サンパウロ大司教のシェレル枢機卿(63)を推していると報じている。このほか、カナダ人のウエレット枢機卿(68)も有力候補の一人とみられる。

 ベネディクト十六世の約八年間で、聖職者による子どもの性的虐待問題が世界各地で深刻化し、法王庁の金銭スキャンダルや内部抗争も暴露された。特にバチカン以外にいる枢機卿の間で、法王庁に対する不満や浄化を求める声が高まり、今回の選挙に大きな影響を与えている。

 このほか、同性婚や中絶などを認めない伝統的姿勢をめぐる保守派、リベラル派の対立軸も存在。アジアやアフリカなど欧州外から新鮮なイメージの法王を選ぶ動きもあり、複雑に絡まった要素が投票の行方を分かりにくくしている。投票をめぐる駆け引きや話し合いはコンクラーベ開始後も続くとみられる。

5898チバQ:2013/03/11(月) 21:14:04
http://www.afpbb.com/article/politics/2933334/10417406?ctm_campaign=txt_topics
オバマ大統領の異母兄、ケニアの州知事選で惨敗
2013年03月11日 10:05 発信地:キスム/ケニア
【3月11日 AFP】「世界最強の権力者」を異母弟に持つマリク・オバマ(Malik Obama)氏は、弟の威光も及ばなかったのか、ケニアで最近行われた州知事選挙で無残に大敗を喫した。

 バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領の異母兄にあたるマリク・オバマ氏(54)が、西ケニア地元地区の州知事選で獲得した得票数は、最終当選者と約14万票差の、わずか2792票だった。

 エコノミスト・金融アナリストを自称する、身長180センチを優に超える大男のオバマ氏は、地元のへき地には、米国政府とのつてを利用して発展をもたらしたいと選挙遊説中にAFPに語った。

「わが住民には米国政府に直結したつてがあるのに、地元のつながりだけで満足するはずがないだろう」(オバマ氏)

「ここにもオバマ、そこにもオバマ」(Obama here, Obama there)をスローガンに掲げて選挙運動を行っていたオバマ氏は、マクドナルド(McDonald's)のようなチェーン店を地元で展開して、ゆくゆくは大統領選に立候補したいと夢を語っていた。

 オバマ氏は10日、記者からの電話には応じなかった。有権者にわずかなお金を握らせて集会に参加させるのは、ケニアの選挙戦ではよく使われる手だが、それを威勢よく拒否してみせたことが招いた結果に衝撃を受けていたのかもしれない。

 一方でオバマ大統領は、オランダ・ハーグ(Hague)の国際刑事裁判所(International Criminal Court、ICC)に訴追されている、ケニアの次期大統領に選出されたウフル・ケニヤッタ(Uhuru Kenyatta)副首相(51)への対応をめぐって、外交上の問題に発展する恐れに直面している。(c)AFP

5899チバQ:2013/03/11(月) 21:17:59
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130311/erp13031110080002-n1.htm
野党、労働党が勝利 マルタ総選挙
2013.3.11 10:05
 地中海の島国マルタで9日、総選挙が実施され、AP通信によると、10日夜までの開票の結果、野党の労働党が約55%の得票で勝利を決めた。与党、国民党は得票約43%で、ゴンジ首相は敗北宣言した。

 11日に労働党のムスカット党首が新たな首相に就任する見通し。労働党政権発足は約15年ぶり。

 同国議会(一院制)では昨年12月、2013年度予算案が与党議員の造反により否決され、ことし1月に議会が解散。総選挙が数カ月、前倒しで実施された。(共同)

5900チバQ:2013/03/11(月) 21:19:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130311/asi13031112120000-n1.htm
インド女子学生レイプ事件の主犯格の被告が自殺
2013.3.11 12:11 [アジア・オセアニア]
 【ニューデリー=岩田智雄】インドの首都ニューデリーで昨年、女子学生=当時(23)=が集団レイプされて死亡した事件で、殺人罪などで起訴されていた被告5人のうち、主犯格のラム・シン被告が11日早朝、収容施設内で首をつって自殺した。インドメディアが伝えた。

 インドではこの事件をきっかけに政府に性犯罪の厳罰化や対策強化を求める声が強まり、各地で抗議デモが起きた。政府は2月、レイプ犯罪の最高刑を死刑にするなど刑法改正の政令を発効させた。

 シン被告ら5人と少年1人は昨年12月16日、走行中のバスの中で女子学生をレイプし、鉄パイプなどで激しい暴行を加えた後、女性の友人の男性とともに路上に放置したとして逮捕された。女子学生はシンガポールに搬送され治療を受けていたが、約2週間後に死亡した。

 シン被告は、犯行の現場となった無認可私営バスを運転しており、事件を主導したとみられていた。

 少年に対しては別の司法手続きが行われている。

5901チバQ:2013/03/11(月) 22:08:47
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013031100440
次期法王選び、五里霧中=欧州以外の出身者に待望論−コンクラーベ、12日開始
 【ローマ時事】カトリック教会の最高位聖職者である次期ローマ法王を決める選挙会議「コンクラーベ」が12日に始まる。およそ1300年ぶりに非欧州出身者が選ばれるかどうかが注目される中、ブラジルのシェレル枢機卿(63)、アフリカ・ガーナのタークソン枢機卿(64)らが有力候補と報じられている。これに対し、欧州出身では、イタリアのスコラ枢機卿(71)の名前が挙がっており、法王選びは五里霧中の状況だ。
 コンクラーベは、ミケランジェロの天井画「最後の審判」で知られるバチカン(ローマ法王庁)のシスティーナ礼拝堂で行われる。80歳未満の枢機卿115人が参加。初日の12日は午後に1回投票。3分の2(77票)超で決まるまで、13、14日も午前と午後に2回ずつ投票を繰り返す。それでも選出できない場合、1日を置いた16日に7回投票する。まだ決まらなければ、もう一度7回投票し、さらに決定できなければ上位2人による決選投票となる。(2013/03/11-14:18)

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5902チバQ:2013/03/12(火) 20:47:11
>>5604>>5891
http://mainichi.jp/select/news/20130312dde007030066000c.html
フォークランド:「英領維持」99.8%−−住民投票
毎日新聞 2013年03月12日 東京夕刊

 【スタンリー(フォークランド諸島)國枝すみれ】英国とアルゼンチンが領有権を主張する南大西洋の英領フォークランド(アルゼンチン名マルビナス)諸島で11日、英国への帰属の是非を問う住民投票の開票が行われ、英領維持への支持が99・8%と圧倒的多数だった。アルゼンチンは反発を強めており、緊張は続きそうだ。

 住民投票は、「フォークランド諸島が英領であり続けることを望むか」という質問に「はい」「いいえ」で答える形式。政府庁舎で開票作業が行われた。

 集計が終わると、フォークランド政府を代表するヘイウッド総督は「島民は民主的に、明確に意思を示した。アルゼンチンは我々の声が世界に届くのを止めることができない」と話した。銀行員のボニータ・グッドウィンさん(37)は「私たちは英国人だから当然」と誇らしげに話した。

 1833年から島を実効支配する英国は、住民の意思を理由にアルゼンチンの返還要求を拒んでおり、初めて住民の意思を明確にした住民投票を最大限に利用すると見られる。一方、領土問題は2国間の問題との立場をとるアルゼンチンは、フォークランド政府の存在を認めておらず、住民投票に法的効力はないと主張している。

 ◇我々は島生まれの英国人。騒いでも変わらない 高まる反アルゼンチン意識
 フォークランド諸島では、近年の摩擦再燃で反アルゼンチン意識が高まっていた。82年のアルゼンチン侵攻を体験した世代はもちろん、人口の5%を占めるチリ移民の子孫を含め英国支持が圧倒的だ。

 投票所を訪れる島民の多くは車に英国旗やフォークランドの旗を掲げていた。ジョン・モリソンさん(41)は「我々は島生まれの英国人だ」と言う。気温6度の寒さの中「イエス、イエス、イエス」と大書したTシャツ一枚を着たシビー・サマーズさん(55)は「アルゼンチンがいくら騒いでも何も変わらない。かえって我々の(英領維持の)確信を強めるだけだ」と話す。

 アルゼンチンは、英国旗や、英国旗を含むフォークランドの旗をつけた船舶の入港を拒否し、島の経済封鎖をもくろむ。島は生活品のほとんどを英国から輸入し、野菜は週1便の飛行機でチリから空輸している。漁業で年2億ポンド(約285億円)の収入がある島にとって支障はあまりない。

 一方、英領維持で熱狂する島民の様子に驚くアルゼンチン人もいた。フォークランド紛争の帰還兵で、島で死んだ仲間の慰霊のために訪れた元兵士グスタボ・ヒメネスさん(50)は「我々の立場とは違うけれど、島民が意見をいう権利を尊重する」と話した。ヒメネスさんは、戦死者が埋葬された二つの墓地を訪れ、英国、アルゼンチン両国の戦死者を悼むつもりだ。【スタンリー國枝すみれ】

5903チバQ:2013/03/12(火) 21:40:48
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130312/erp13031200580000-n1.htm
本命なき後継法王選び コンクラーベ、12日開始
2013.3.12 00:57 (1/2ページ)

 バチカンで「灰の水曜日」のミサを執り行うローマ法王ベネディクト16世=2月13日(ロイター=共同)
 【ローマ=宮下日出男】新ローマ法王選出のための「コンクラーベ」(法王選挙会)が12日始まる。約600年ぶりの法王生前退位という突然の事態を受け、本命候補は不在との見方が強い。イタリア人候補が注目される一方、「非欧州」の法王誕生を模索する動きもあるようだ。教会改革への思惑も絡み、すんなりと決まるかは不透明だ。

 枢機卿らは8日、バチカンで開いた会議でコンクラーベについて決めたが、それまで連日、新法王に求める“姿”についても意見交換した。その結果、「混戦」とされる後継選びについて「少しはっきりしてきた」と語る枢機卿も出てきた。

 メディアが有力候補として注目する一人は、イタリアのミラノ大司教、スコラ枢機卿(71)。ミラノ大司教とともに重要ポストのベネチア総大司教を歴任しており、前世紀にはいずれかの職務を経験した法王が多かったからだ。

 法王職はポーランド出身で先々代の故ヨハネ・パウロ2世が就くまで400年以上、イタリア人が占めてきた。続く前法王、ベネディクト16世もドイツ人だったため、イタリア人に戻ることへの期待も大きい。

 ただ、未成年者への性的虐待問題や法王庁の内部文書流出事件で教会の信頼が揺らぐ中、教会のイメージ刷新のため欧州以外からの法王選出を望む声も強い。その候補には、ブラジルのサンパウロ大司教、シェレル枢機卿(63)、カナダ出身の法王庁司教省長官、ウエレット枢機卿(68)が取りざたされている。

 世界約12億人のカトリック信者は現在、4割超を中南米が占め、信者の増加はアフリカが最も著しい。「非欧州」からの選出への期待にはこうした背景もある。北米の枢機卿らはこのため、中南米やアフリカ勢の協力確保に動いているとも報じられている。

 ただし、後継を選ぶ基準は出身地域だけではない。法王庁内部の「権力闘争」もささやかれる中、法王庁との関係が薄い人物を望む声もある。コンクラーベに参加する枢機卿全115人が保守派の前2代の法王に選ばれており、保守路線は続くとの見方は強い。その一方で、改革志向の法王誕生を目指す動きもある。

 このほか、ウィーン大司教のシェーンボルン(63)、法王庁正義と平和評議会議長を務めるガーナのタークソン(64)、アルゼンチン出身の東方教会省長官、サンドリ(69)の各枢機卿らも浮上している。

 選出には3分の2超となる77人の枢機卿の支持が必要。ハードルは高く、コンクラーベが長引けば、有力候補としてさほど予想に上っていない枢機卿が選ばれる可能性もあるとみられている。

 投票は初日1回、2、3日目に午前午後各2回ずつ計9回行われる。決まらなければ、1日おいて7回投票。計30回やっても未決なら、決選投票となる。ベネディクト16世は前回2005年の際、4回目の投票で選出された。決まれば、システィーナ礼拝堂の煙突から白煙が上る。

5904チバQ:2013/03/12(火) 21:41:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130312/mds13031207220000-n1.htm
クーデター未遂で10人拘束 マラウイ、前大統領弟ら
2013.3.12 07:21
 アフリカ南部マラウイの警察当局は11日、ムタリカ前大統領が昨年4月に心臓発作で急死した後にクーデターを実行しようとした疑いで、閣僚ら少なくとも10人を拘束した。地元メディアなどが伝えた。

 前大統領が後継者にしようとしていた弟のムタリカ前外相も拘束された。南部ブランタイアでは、前大統領らの支持者と警官隊が衝突した。

 報道によると、前外相らは前大統領の急死後、軍幹部に政権奪取を持ち掛けたが拒否されたという。急死の2日後、前大統領と対立していたバンダ副大統領が憲法の規定に沿って昇格し、同国初の女性大統領となった。(共同)

5905b:2013/03/12(火) 22:34:06
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5907チバQ:2013/03/13(水) 22:05:35
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スリランカ政権の人権侵害に強まる批判
2013.3.13 21:43 (1/2ページ)
 【ニューデリー=岩田智雄】スリランカのラジャパクサ政権の少数民族などに対する人権侵害を批判する声が高まっている。米国はジュネーブで開催中の国連人権理事会(UNHRC)の会合に、スリランカに説明と行動を求める決議案を提出する構え。主要援助国であるインドでは議会で与党連合内からラジャパクサ政権に断固とした姿勢を求める声があがり、紛糾する事態になっている。

 スリランカでは、2009年に少数民族タミル人反政府武装勢力タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)との内戦が終結した。国連専門家パネルは11年4月、内戦の最終段階で双方が市民を無差別殺害した疑いが強いと発表。12年3月の国連人権理事会の会合では、スリランカで起きた重大な人権侵害の疑いに政府は十分応えていないとして、スリランカ政府に行動と説明を求める決議案が米国やインドなどの賛成で採択された。

 今月22日まで開催されている同理事会の会合にも改めて決議案が提出される見通しで、スリランカ紙ミラー(電子版)によれば、7日に決議案の草案が理事国に示された。草案は前回と同様の内容に加え、現在も超法規的殺害や拷問をはじめ、人権活動家やジャーナリスト、司法の独立などへの脅迫や報復の報告が続いていることに懸念を表明している。

 スリランカではこれまで、解放のトラの指導者の12歳の息子が内戦終結時に軍によって処刑されたとの疑惑が浮上しているほか、政権の意思にそぐわない判断を下した最高裁長官が国会で弾劾され、大統領に解任される事態になっている。政府を批判していた記者が何者かに殺害される事件も発生した。

 インドの議会では7日、タミル人に同情的な与党連合内政党などが政府に国連人権理事会で賛成票を投じるよう求め、煮え切らない政府側の答弁に抗議して退席する事態になった。またタミル人が多く住む南部タミルナド州の州政府首相は先月、同州チェンナイで7月に実施が決まっていたアジア陸上選手権について、スリランカ選手団は受け入れられないとして開催を拒否した。

 スリランカでは今年11月、英連邦首脳会議が開かれる予定だが、英国の議員や識者からはスリランカでの開催に反対する声も上がっている。

 スリランカへの最大の援助国は10年時点で、港湾整備などを支援する中国がトップ。以下、インド、日本と続いている。ラジャパクサ大統領は12日から日本を訪れており、14日には安倍晋三首相との会談も予定されている。

5908チバQ:2013/03/13(水) 22:08:48
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130313/mds13031308480001-n1.htm
通学率6%、心の傷も深刻 内戦シリアの子供たち
2013.3.13 08:46 [政変・反政府デモ]

12日、シリアのラッカで、シリア軍による空爆でできたとされる穴を見る子供ら(ロイター)
 国連児童基金(ユニセフ)は12日、シリアの内戦が子供の教育や健康に影を落とし、北部アレッポでは6%しか学校に通えない状態になっているほか、家族や友達が目の前で殺されることによる心の傷も深刻だとする報告書を公表した。

 反体制デモが始まって2年になることを受け、シリアの子供と、周辺国にいるシリア難民の子供の状況をまとめた。それによると、水道設備が破壊されたため水を使える人口が内戦前の3分の1になり、衛生状態が悪化して皮膚病や呼吸器疾患が増えている。

 学校の5分の1は破壊され、避難所に転用されており、残った施設に子供が集中して1教室に100人という状態も発生した。心の傷は殺害場面の目撃や、家族と離れ離れになったり、砲撃の爆音によって恐怖を感じ続けたりすることでも引き起こされている。

 シリア国内では400万人が緊急人道援助を必要とし、その約半数が子供。5歳未満は54万人に上る。(共同)

5909チバQ:2013/03/13(水) 22:24:10
http://mainichi.jp/select/news/20130313k0000m030108000c.html
バチカン:改革派と法王庁派争う…コンクラーベ始まる
毎日新聞 2013年03月13日 00時53分(最終更新 03月13日 01時06分)

 【ローマ福島良典】第265代ローマ法王ベネディクト16世(85)の2月末の退位に伴い、次期法王を選ぶ法王選挙会議(コンクラーベ)が12日、バチカン(ローマ法王庁)で始まった。ベネディクト16世が最有力候補だった前回(05年)と違って今回は本命不在。スキャンダル続きのバチカンの刷新に取り組む改革派法王が誕生するか、現状維持を望む伝統派の推す候補が法王の座に就くかが焦点だ。人選は今後のバチカンとキリスト教カトリック教会の針路を左右する。

 コンクラーベに参加する80歳未満の枢機卿115人は12日、バチカンのサンピエトロ大聖堂でミサをささげた後、システィーナ礼拝堂に移り、第1回投票の手続きに入った。1回の投票で決まらない場合、13日以降は午前2回、午後2回の計4回投票が実施される。3分の2以上(77人以上)の支持を得た者が法王に選出される。

 枢機卿団のトップであるソダーノ首席枢機卿(85)はミサで「我々は各自、後継法王に協力しなければならない」と述べ、カトリック教会の「団結」を呼びかけた。ベネディクト16世が「教会の内部対立」に警鐘をならしていたことを念頭に置いた発言とみられる。

 ベネディクト16世の在位中、神父らによる児童性的虐待事件や、バチカン銀行の資金洗浄(マネーロンダリング)疑惑などバチカンを巡るスキャンダルが相次いで噴出。ベネディクト16世は組織運営の透明性向上に努めたが、法王庁内の抵抗に遭っていたとされる。このため、バチカン改革に対する取り組み姿勢が法王選挙の対立軸として浮上している。

 スキャンダルの真相究明や腐敗対策を推進したいのが改革派。候補は▽性的虐待を批判してきた米国のオマリー・ボストン大司教(68)▽弁舌にたけた米国のドーラン・ニューヨーク大司教(63)▽宗教間対話を進めてきたイタリアのスコラ・ミラノ大司教(71)▽カナダのウエレット枢機卿(68)ら。

 これに対し、法王空位期間中、法王代理の「カメルレンゴ」を務めているベルトーネ法王庁前国務長官(78)ら、バチカンにおける権限や組織の現状維持を望む法王庁派は、ブラジル出身ながら、法王庁での経験が長いシェレル・サンパウロ大司教(63)を支持しているという。

 第264代法王ヨハネ・パウロ2世の死去に伴う05年4月の前回コンクラーベでは、有力枢機卿の後押しするベネディクト16世が第1回投票で参加者(115人)の半数近い47票を得て流れに乗り、第4回投票で84票を獲得して当選を決めたとされる。だが、今回は飛びぬけた候補が見当たらず、改革派、法王庁派の両陣営とも選出に必要な3分の2の支持を固め切れていない模様で、混戦が予想されている。

5910チバQ:2013/03/13(水) 22:27:57
http://mainichi.jp/select/news/20130314k0000m030053000c.html
バチカン:コンクラーベ 米国の枢機卿団が存在感増す
毎日新聞 2013年03月13日 20時40分(最終更新 03月13日 22時03分)
 【ローマ福島良典】第265代ローマ法王ベネディクト16世(85)の後継を選ぶため12日からバチカンで開かれている法王選挙会議(コンクラーベ)で米国の枢機卿団が存在感を増している。背景には、米国におけるキリスト教カトリック信徒人口の増加がある。選挙結果にかかわらず、次期法王はバチカン運営にあたり、改革を求める米国勢の意向に配慮せざるを得ない状況になりそうだ。

 現在のバチカンにとっての課題は(1)神父らによる性的虐待や、バチカン銀行の不透明な資金運用などのスキャンダルの真相解明(2)スキャンダルや内部対立で傷ついた法王庁の権威と信頼の回復−−だ。世論の圧力もあって米国聖職者はこれら2点でのバチカン改革を目指している。

 コンクラーベ参加の枢機卿115人のうち米国人は11人で、28人のイタリア勢に比べ少数派だ。だが、米国枢機卿団はコンクラーベ準備の枢機卿会議で独自に記者会見を開いてスキャンダルで揺れるバチカンが透明性を高める必要性を訴えた。

 ドーラン・ニューヨーク大司教(63)は8日のブログで「枢機卿会議の議論の多くは福音伝道に関することで、バチカンの腐敗や性的虐待、資金問題も話題には上ったものの、中心議題にはならなかった」と不満げに内幕を明かした。

 コンクラーベ開始にあたりドーラン大司教とオマリー・ボストン大司教(68)が後継法王候補に急浮上した。ボストン大司教区のメディア担当者、スコット・ランドリー氏は「2カ月前には米国人の法王候補は取りざたもされなかったが、今ではイタリア人も米国人候補を話題にするようになっている」と様変わりぶりを指摘する。

 背景には、先進国の中で北米(米国、カナダ)におけるカトリック教徒人口の伸びが本家の欧州を大きく上回っている事情がある。インターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙によると、1970〜2010年の欧州のカトリック教徒の増加率は8%なのに対して、北米では49%の高率を記録している。

 イタリア誌レスプレッソのバチカン専門記者、サンドロ・マジステル氏(70)は「米国人口の4分の1にあたる約7500万人がカトリック教徒で、ヒスパニック系の信徒も多い。米国は『教会再生』の象徴になっており、それが、米国勢が(次期法王選びで)主要な役割を果たしている理由だ」と解説する。

5911チバQ:2013/03/13(水) 22:56:50
http://mainichi.jp/select/news/20130313dde007030002000c.html
EU:委員長、直接選挙 債務危機不信返上狙う−−来年5月
毎日新聞 2013年03月13日 東京夕刊

 【ブリュッセル斎藤義彦】欧州連合(EU)の内閣にあたる欧州委員会は12日、来年5月に行われる欧州議会選挙で、各会派が「首相」にあたる欧州委員会委員長候補をたてて選挙戦を戦い、事実上の直接選挙を実施するよう求めた。これまで欧州委員長は加盟国首脳の交渉で決めてきた。しかし、債務危機でEUへの不信が高まり、EU機関の正統性に疑問が強まっているため、事実上の直接選挙で信用回復を図る。

 来年5月に予定される欧州議会選挙(任期5年)は、基本条約「リスボン条約」が09年に発効して初めての選挙。同条約では欧州議会による欧州委員長の選出が初めて導入された。委員長候補は手続き上、欧州議会の選挙結果を受け、首脳会議が推薦する。

 欧州委は12日の会見で、条約を実践するため、(1)欧州議会の各会派が、だれを欧州委員長候補にするかを明らかにする(2)各国の政党が欧州議会会派への所属を選挙民に示す(3)欧州で投票日を統一する−−よう求めた。

 欧州議会選挙では従来、加盟国の政党が各国で独自に選挙戦を行い、欧州議会で主義主張により会派を作ってきた。会派は保守の「欧州人民民主党」▽中道左派の「欧州社会・進歩連盟」▽自由主義政党の「欧州自由民主連盟」▽環境政党などの「緑の党・欧州自由連盟」−−に大別される。

 中道左派では、シュルツ現欧州議会議長を委員長候補に推す声が強く、保守では、ラガルド国際通貨基金専務理事の名がとりざたされている。

 シェフチョビッチ欧州委副委員長(組織担当)は「これまで、欧州委は欧州市民に見えない形で選ばれていると批判されてきた。これでオープンで民主主義的なプロセスになる」と述べた。

5912チバQ:2013/03/14(木) 21:58:35
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130314/mds13031421180002-n1.htm
黒柳さん、南スーダン入り 貧しい子どもの現状視察へ
2013.3.14 21:17

14日、南スーダンの首都ジュバの国際空港に到着した黒柳徹子さん(共同)
 国連児童基金(ユニセフ)親善大使で女優の黒柳徹子さんが14日、2011年7月に独立した南スーダンの貧しい子どもらの現状を視察するため同国の首都ジュバに到着した。20日まで滞在し、ジュバや南西部の西エクアトリア州の病院や学校などを訪れる。

 南スーダンは20年以上の内戦を経てスーダンから分離独立。内戦の影響でインフラや医療体制が整っておらず、妊産婦の死亡率が極めて高い。教育を受けられない子どもも多い。

 黒柳さんは内戦中の1993年にもジュバを訪問した。今回、国連平和維持活動(PKO)でジュバのインフラ整備に当たる陸上自衛隊部隊の作業現場も視察する予定。(共同)

5913チバQ:2013/03/14(木) 21:59:02
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130314/asi13031420340003-n1.htm
ベジタリアンに魚料理 日本航空に損害賠償命令 インド
2013.3.14 20:33
 【ニューデリー=岩田智雄】米サンフランシスコから成田を経由してインドのデリーへ向かう日本航空の機内で菜食主義者のインド人夫婦が魚料理の機内食を出されたとして裁判所に提訴し、デリー州消費者裁判所は14日までに、日本航空側に損害賠償金など計3万5千ルピー(約6万2千円)を支払うよう命じた。

 問題が起きたのは2005年1月の東京、デリー間のフライト。ニューデリー裁判所は09年に同様の命令を出したが、日本航空側が「夫婦の娘から非菜食の料理にするよう電話で求められた」として控訴。

 デリー州消費者裁判所は2月27日、日本航空側が娘の電話番号を提出できなかったなどとして、ニューデリーの裁判所の判断を支持した。日本航空ニューデリー支店は、「判決内容を受け取っていないのでよくわからない」としている。

5914チバQ:2013/03/14(木) 21:59:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130314/mds13031414300000-n1.htm
イスラエル、中道右派政権発足へ 連立協議合意
2013.3.14 14:29

13日、イスラエルのテルアビブ近くでスピーチするネタニヤフ首相(ロイター=共同)
 1月のイスラエル総選挙後、連立協議を進めていた右派リクードのネタニヤフ首相は13日、第2党に躍進した中道新党イェシュアティド(未来がある)などと連立政権を組むことで合意した。イスラエルメディアが報じた。

 14日にも合意文書に正式調印、近く国会の承認を経て中道右派の新政権が発足する見通しとなった。中道政党が参加する新政権が発足すれば、イラン核開発やパレスチナ問題で強硬姿勢だったネタニヤフ首相が軟化する可能性もある。

 連立には、公約の第一に和平推進を掲げるリブニ党首の中道新党ハトヌア(運動)も加わる見通しで、パレスチナ和平の進展を期待する声もある。一方でパレスチナ国家樹立を否定するベネット党首の極右「ユダヤの家」も参加。右派と中道の主張には隔たりがあり、連立政権の不安定要素となる恐れもある。(共同)

5915チバQ:2013/03/14(木) 22:02:32
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130313/asi13031323100004-n1.htm
駆け落ちの兵士、石打ちで公開処刑 パキスタン
2013.3.13 23:08 [アジア・オセアニア]
 ロイター通信は13日、パキスタン北西部の部族地域クラム地区で、10代後半の地元女性と駆け落ちしようとした疑いのある同国軍の男性兵士が、部族長老の決定で石打ちにより公開処刑されたと報じた。

 決定を下した長老は「(兵士が)部族の慣習を侮辱した」と指摘している。部族地域では連邦政府の刑法ではなく、長老会議による紛争解決を認める独自の辺境刑法が適用されている。

 地元関係者によると、兵士(27)は昨年、クラム地区にある女性(19)の自宅近くの検問所に配置され、2人は恋に落ちたとされる。女性が家出し、兵士と会っているのを住民が目撃し、長老会議が処刑を決定した。女性も拘束され、長老が処刑を決めたが実施されたかどうかは不明。(共同)

5916チバQ:2013/03/14(木) 22:06:59
http://mainichi.jp/select/news/20130314k0000m030136000c.html
バチカン:新法王にフランシスコ1世 初の中南米出身
毎日新聞 2013年03月14日 04時22分(最終更新 03月14日 17時44分)

 【バチカン福島良典】ローマ法王ベネディクト16世(85)の退位に伴いバチカン(ローマ法王庁)で開かれていた法王選挙会議(コンクラーベ)は13日夜(日本時間14日未明)、アルゼンチンのホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿(76)を後継の第266代法王に選出した。法王名はフランシスコ1世。中南米出身の法王は初めて。新法王はスキャンダルで失墜したバチカンの権威の回復と、内部対立できしむ法王庁の立て直しに取り組む。

 欧州以外の地域から法王が誕生するのは第90代法王のシリア人グレゴリウス3世(在位731〜741年)以来1272年ぶり。

 法王は世界約12億人のキリスト教カトリック信徒の頂点に立つ最高位聖職者。フランシスコ1世は選出後、バチカンのサンピエトロ大聖堂のバルコニーから集まった信徒に「司教と人々による友愛と信頼の旅を始めよう」と呼びかけた。19日に法王として最初のミサをささげる。

 フランシスコ1世は世界のカトリック教徒の4割が暮らす中南米の期待を背負ってバチカンの運営にあたる。また、歴代法王の中で初めてのイエズス会出身者。

 バチカンが聖職者による性的虐待や不透明な資金運用などのスキャンダルで揺れる中、コンクラーベではバチカン刷新を目指す改革派の法王が誕生するか、体制の現状維持を望む伝統派が選ばれるかが注目された。穏健派とされるフランシスコ1世が両陣営の支持を取り付けた格好だ。

 ベネディクト16世は高齢による体力の衰えなどを理由に2月28日に退位。在位期間は約8年間で、前任のヨハネ・パウロ2世の約26年半の3分の1未満だったため、今回はより若い法王の誕生を予測する声もあった。

 コンクラーベには世界48カ国から、選挙資格のある80歳未満の枢機卿115人が参加し、バチカンのシスティーナ礼拝堂で12日から法王選挙にあたっていた。コンクラーベは通例、法王死去後に開かれるが、今回はベネディクト16世の存命中に開催され、12日の開始から2日目、第5回投票でのスピード選出となった。

5917チバQ:2013/03/14(木) 22:11:53
http://mainichi.jp/select/news/20130314k0000e030171000c.html
新法王選出:「脱欧州」の一歩 バチカン、改革姿勢示す
毎日新聞 2013年03月14日 12時25分(最終更新 03月14日 17時43分)


新法王に選出され、サンピエトロ大聖堂のバルコニーに姿を見せたフランチェスコ1世(中央)=AP
拡大写真 【バチカン福島良典】キリスト教カトリックの総本山であるバチカン(ローマ法王庁)は、新法王にアルゼンチン出身のフランシスコ1世(76)を選出し、「脱欧州」の一歩を踏み出した。ベネディクト16世の退位でバチカンの内部対立が表面化する中、貧者救済の原点に立つフランシスコ1世に教会再生の望みが託された形だ。長年にわたる欧州中心主義のくさびから自己を解き放ったことで、バチカンは改革に乗り出す用意を内外に示したと言える。

 フランシスコ1世は法王選挙会議(コンクラーベ)直前までの有力候補に入っておらず、法王選出は「大きな驚き」(元法王庁職員)を持って受け止められた。有力候補とされていたイタリアのスコラ・ミラノ大司教(71)、ブラジルのシェレル・サンパウロ大司教(63)らの間で枢機卿(115人)の票が割れた結果、白羽の矢が立ったとみられる。

 初の中南米出身法王が誕生した背景には、カトリック教徒人口の点からの欧州の地盤沈下と中南米の隆盛がある。本家・欧州で若者のキリスト教離れが進む中、バチカン関係者の間では、世界約12億人のカトリック教徒の4割が暮らす中南米からの法王誕生は「時間の問題」と受け止められていた。

 それを阻止していたのは、法王庁に脈々と流れてきた欧州中心主義の伝統だ。今回のコンクラーベでも参加した枢機卿115人のうち過半数の60人が欧州出身者で、カトリック教徒の地理的分布とは釣り合わない欧州偏重色が残っていた。

 だが、今回のコンクラーベは、秘密文書漏えい事件(バチリークス)で法王庁が揺れる中で実施された。ベネディクト16世が退位間際、バチカン内紛を戒めたことが間接的に新法王選出に影響を及ぼした可能性がある。組織や権限の現状維持を望む一派が守勢に立たされ、バチカン改革を求める米国枢機卿団の声が通りやすくなったためだ。

 バチカンでは78年にポーランド出身のヨハネ・パウロ2世がイタリア人以外で455年ぶりに法王の座に就き、「脱イタリア」を果たした。今回、法王のバトンが欧州から中南米に渡ったことで「世界に広がる教会」の実態をより反映したバチカンになる。新法王が歴史的な転換点を具体的な教会改革につなげることができるかどうかが焦点だ。

5918チバQ:2013/03/14(木) 22:14:43
http://mainichi.jp/select/news/20130315k0000m030060000c.html
新ローマ法王:教会改革、欧州に託さず 新興国の隆盛象徴
毎日新聞 2013年03月14日 20時55分(最終更新 03月14日 21時31分)


新ローマ法王フランシスコ1世をあしらったアルゼンチン国旗を掲げて喜ぶ信徒たち=アルゼンチンの首都ブエノスアイレスのメトロポリタン大聖堂で2013年3月13日、AP
拡大写真 世界で約12億人の信徒を抱えるキリスト教カトリック教会に、初めて中南米出身のローマ法王が就任する。アルゼンチン出身のフランシスコ1世(76)の誕生は、先進国の地盤沈下と新興国の隆盛という「北低南高」の国際情勢の変動を反映したものだ。総本山であるバチカン(ローマ法王庁)には、新興・途上国の教会支援を通じてバチカンの地歩を固め直す戦略的な狙いがある。【ローマ福島良典、メキシコ市・國枝すみれ、朴鐘珠】

 「枢機卿たちは地球の果てまで(法王を)探しに来たようだ」。サンピエトロ大聖堂のバルコニーでフランシスコ1世は、歓喜に沸く信徒らの笑いを誘った。欧州出身者がトップに君臨してきたカトリック教会にとって約1300年ぶりの他地域出身の法王だ。

 欧州出身枢機卿が過半数を占める法王選挙会議(コンクラーベ)の参加者の中でさえ、「もう欧州には任せておけない」という声が多数派になったことを意味する。バチカン日刊機関紙「オッセルバトーレ・ロマーノ」の元副編集長、スビデルコスキー氏は「法王の座が初めて大西洋を越えたのは大変な出来事だ」と指摘する。

 中南米のカトリック人口は、全世界の4割に当たる約4億8000万人。アルゼンチンは9割以上、ブラジルは約7割、メキシコは約8割がカトリック教徒だ。熱心な信者は収入の1〜2割を教会に献金し、教会は最大の集金・集票組織として政治も支配してきた。

 新法王は自らの出身地である中南米を足がかりに、聖職者による性的虐待や資金洗浄疑惑など、スキャンダル続きで権威が揺らぐ教会の再生に取り組むことになる。「南」の一般信徒とバチカンの間の距離を縮め「開かれた教会」への布石となる可能性もある。

 ◇深刻な信徒離れ
 コロンビアのジャーナリスト、カロリーナ・マルティスさん(27)は「中南米出身の法王なら、貧困、飢餓、暴力といった中南米が抱える社会問題に取り組んでくれると人々は期待している。巨大な政治権力を持つ法王なら国際政治で影響力を発揮できるとの希望がある」と説明する。

 一方で、これまで教会がこうした問題を解決できなかったことから、最重要地域であるはずの中南米でもカトリック離れが始まっている現実がある。教会を富と権力、腐敗の象徴とみなし、「キリストは信じるが教会は信じない」と考える信者も多い。貧者救済などを掲げた他宗教・宗派への信徒流出が後を絶たず、バチカンとしてもテコ入れが急務だ。

 教会が伝統的に反対してきた妊娠中絶手術や避妊、同性愛者同士の結婚も、次第に無視できない問題となりつつある。中南米でも都市部では、妊娠中絶や同性愛結婚の合法化を求める世論が高まっている。合法化を阻止するために政治圧力をかける教会への反発もある。

 アルゼンチンの首都ブエノスアイレスの中心部にある教会前に集まった市民約500人は、新法王選出の発表と同時に「フランシスコ、世界はあなたを愛している」と叫んだ。だが新法王が目に見える教会の変革に取り組まなければ、こうした熱狂が急速に冷めていく可能性もある。

5919チバQ:2013/03/14(木) 22:15:15
http://mainichi.jp/select/news/20130315k0000m030065000c.html
新ローマ法王:対立の末、穏健派選出 改革、伝統両派支持
毎日新聞 2013年03月14日 21時14分

 【ローマ福島良典】スキャンダルと権力闘争に揺れるバチカン(ローマ法王庁)は13日、新法王フランシスコ1世(76)の選出を祝い、カトリック教会の再生に向けた「団結」を演出した。法王庁を刷新したい改革派と、組織の現状維持を望む伝統派の双方に受け入れ可能な穏健派を選び、対立にとりあえず終止符を打った側面が強い。初の中南米出身法王の誕生で新風が吹き込まれるが、長い歴史を持つ法王庁の方向転換は容易ではない。

 フランシスコ1世という法王名が由来する中世のイタリア・アッシジの聖人フランシスコは「荒れ果てた私の家を修理してほしい」とのイエス・キリストの声を聞いたと伝えられている。このため、教会関係者の間では「名前はバチカンを内部から変えようという新法王の決意の表れ」と受け止められている。

 今回の法王選挙会議(コンクラーベ)では、米国枢機卿団などの改革派と、イタリア人枢機卿団の一派ら法王庁派の対立が表面化。改革派候補のスコラ・ミラノ大司教(71)と、法王庁派の推すシェレル・サンパウロ大司教(63)の争いがこう着し、「第3の候補が浮上した」(イタリア紙コリエレ・デラ・セラ)との指摘もある。

 バチカンから遠いアルゼンチンで教会活動に従事してきたフランシスコ1世は法王庁派ではなく改革派寄り。イタリア紙レプブリカはベルトーネ法王庁前国務長官(78)ら法王庁を牛耳ってきた「イタリア人枢機卿の敗北」と分析した。

 ただし、フランシスコ1世は教義解釈の点では家族や生命の価値観を重視する立場を取っており、10年にアルゼンチン国会が同性婚を認める法案を可決した際には「神の計画を破壊しようという試みだ」と非難。コンクラーベでは保守派枢機卿の支持も取り付けたとみられる。

 前途には課題が山積している。資金の調達・管理にあたるバチカン銀行の運営健全化、神父らによる性的虐待問題で失墜した教会の権威回復、神父不足の手当てなどだ。フランシスコ1世が法王庁幹部出身でないのはバチカンの風通しを良くする上で強みだが、組織の内情に疎い点は弱点にもなり得る。法王庁内部に立て直しのための足場を築けるかどうか手腕が問われる。

5920チバQ:2013/03/14(木) 22:15:40
http://mainichi.jp/select/news/20130315k0000m030066000c.html
新ローマ法王:「フランシスコ」謙虚な人柄、名に反映
毎日新聞 2013年03月14日 21時17分

 「私たちのようにバスに乗って、街を歩き、貧困について語る。人々に近い存在です」。第266代ローマ法王に選出されたフランシスコ1世の人柄をブエノスアイレス出身のドロリスさん(44)はそう形容する。

 イタリア人移民の両親のもと、5人きょうだいの1人として1936年にブエノスアイレスで生まれた。父は鉄道員、母は主婦という中流家庭。若い頃に肺を患い、片肺を摘出している。

 布教と清貧を旨とするイエズス会に21歳で入会した。01年に枢機卿になった後も専用の邸宅に引っ越さず、小さなアパート暮らしを続けた。生活の足にはバスや地下鉄といった公共交通機関を使い、食事も自炊するなど質素な生活ぶりだった。

 司祭叙階は32歳で、聖職者としては「遅咲き」に属する。だが、持ち前の謙虚さで周囲の支持を集め、4年後にはイエズス会のアルゼンチン管区長に選出された。毎週日曜にはブエノスアイレスの貧民街でミサを開いた。バチカンの聖職者が着用する華美な衣装を嫌い、地味な色づかいの服装を好んだ。報道陣の前で多くを語ろうとせず、できるだけ目立たぬよう努めていた。

 法王名は13世紀初めにフランシスコ修道会を創立したイタリア・アッシジの聖フランシスコにちなむ。イエズス会とは異なる会派を象徴する名前で、フランシスコ会の神父は「この名前を選んだのは(聖フランシスコが体現している)謙遜と素朴さの表れだ」と解説する。

 2位となった05年の前回法王選挙会議(コンクラーベ)では、自分を支持しようとした枢機卿に対して、ベネディクト16世に投票するよう懇願したと言われている。

 未婚の母やエイズ患者に手を差し伸べて社会正義の象徴となる一方で、妊娠中絶や避妊に反対する保守的な立場をとる。アルゼンチン政府が10年に同性愛結婚を合法化した時は「神の計画を壊す試み」と批判した。アルゼンチンの歴史家エルサ・ブルソネ氏(58)は「(保守と改革の)両面性を持つ」と分析し、「バチカンがどちらの側面をみて選んだのか分からないが、私は改革を推進する側面を支持したい」と話した。

5921チバQ:2013/03/14(木) 22:18:16
http://www.mbs.jp/news/jnn_5281150_zen.shtml
グリーンランド議会選で野党勝利、外資に警戒感
 デンマークの自治領・グリーンランドで議会選挙が行われました。石油やレアアースなどの資源開発の行方が争点となり、中国人など外国人労働者の急激な流入に警戒感を示す野党が勝利しました。

 12日に投票が行われた議会選挙では、野党・進歩党が31議席のうち14議席を獲得しました。一方、与党のイヌイット友愛党は11議席にとどまり、進歩党の党首エレカ・ハモンド氏がグリーランド史上初めての女性首相となる見込みです。

 グリーンランドでは、温暖化で氷が解けた結果、石油やレアアースなどの資源開発に外国資本が相次いで参入しています。選挙戦で、野党・進歩党は今の政権について、中国などから低賃金の労働力を受け入れられるようにする法案を性急に成立させたなどと批判。外国の企業に対する課税強化も主張し、外国資本の急激な流入に警戒感を持つ有権者からの支持を集めました。

 しかし、進歩党は外国資本による資源開発自体は推進する立場で、ハモンド党首は歳入の増加をテコにデンマークからの独立を目指しています。(14日17:38)

5922チバQ:2013/03/14(木) 22:21:19
http://mainichi.jp/select/news/20130315k0000m030081000c.html
イスラエル:極右も参加で連立合意 和平進展厳しく
毎日新聞 2013年03月14日 22時04分

 【エルサレム花岡洋二】イスラエルのメディアによると、右派政党「リクード」党首のネタニヤフ首相は、1月の総選挙で第2党に躍進した中道新党「イエシュアティド」など3党と連立政権を組むことで合意した。14日夜に合意文書に署名した後、国会の承認を経て18日にも第3次ネタニヤフ政権が発足する。パレスチナ国家の樹立に反対する宗教的な極右政党「ユダヤの家」が連立に加わるなど、中東和平の進展はなお厳しい情勢だ。

 連立には「ユダヤの家」と中道新党「ハトヌア」が加わり、4党派で構成。定数120のうち68議席を占める。イエシュアティドのラピード党首が財務相に、ユダヤの家のベネット党首が通産相に就任する。両氏は兵役免除されているユダヤ教超正統派の宗教学校生の徴兵を進めると公約しており、新政権の優先課題となりそうだ。

 中東和平を巡っては、ベネット氏が先月、国会で「神の地に別の国を樹立する余地はない」と演説し、パレスチナ国家樹立に反対する意思を明確にした。国防相には占領地・ヨルダン川西岸へのユダヤ人入植政策推進派のヤアロン元軍参謀総長(リクード)が就く見通し。外相はネタニヤフ首相が兼任するとみられ、強硬派が多い。

5924チバQ:2013/03/15(金) 21:17:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130315/erp13031507220001-n1.htm
【ローマ法王選出】
信頼回復へ 急ぐ教会 官僚統治、課題に
2013.3.15 07:19 (1/2ページ)[欧州]

13日、システィーナ礼拝堂の煙突から上がった「法王決定」を示す白い煙 (AP)13日、サンピエトロ広場で、大聖堂のバルコニーに現れたフランシスコ1世を祝福する信者ら。新法王の出身地アルゼンチンの国旗も見える (AP)
 【バチカン市=宮下日出男】初の米大陸出身のローマ法王フランシスコ1世の誕生を受け、世界12億人の信者を抱えるカトリック教会は新たな船出を迎える。最大の課題はスキャンダルで揺らぐ教会の信頼回復。聖職者の性的虐待問題やバチカン(法王庁)改革などへの対応を求める声は高まっており、「聖座」のかじを取る新法王には荒波が待ち受ける。

 「勝ったのは改革派」。伊紙レプブリカは14日、新法王選出についてバチカン改革を求める枢機卿らの勝利と分析。新法王になるアルゼンチン出身のベルゴリオ枢機卿には、改革を求める米大陸など欧州出身以外の枢機卿の多くの支持が集まったと指摘した。

 コンクラーベ(法王選挙会)では、改革派が推すイタリア・ミラノ大司教のスコラ枢機卿とバチカンの「官僚」らが支持するブラジル・サンパウロ大司教、シェレル枢機卿の戦いとみられた。ただ、シェレル氏の得票は予想より低く、バチカン中枢部の大半を占めるイタリア人であることに抵抗感を持たれたとされるスコラ氏も選出に必要な77票に届かず、ベルゴリオ氏が浮上したという。

 改革派と官僚派の対立はコンクラーベ開催前から日程調整などをめぐり深まっていた。改革派の勝利は刷新への前進ともいえる。

 ただ、その前途には多くの課題が立ちはだかる。性的虐待の被害者団体はコンクラーベ前、その対応をめぐり法王となるべきでない枢機卿12人を公表するなど、教会に対する強い不信を表明した。

 バチカンをめぐっても、不透明な運営が問題視される財政管理組織「宗教事業協会」(通称バチカン銀行)への対応が不可欠。最近では昨年の内部文書流出事件に続き、さらなる腐敗を告発するとの匿名の法王庁関係者の話を伊メディアが報じ、教会は揺れた。

 重視されるのはバチカン内の「官僚組織」に対する統治力だが、バチカン内での経歴が長いベネディクト16世もその掌握には大きな困難を抱えていたとされ、歴史を持つ閉鎖的な世界に「変革」をもたらすのは容易ではない。

5925名無しさん:2013/03/15(金) 23:03:45
【ソウル時事】韓国の聯合ニュースは15日、軍消息筋の話として、北朝鮮軍が同日午後、日本海側の公海上に
地対地ミサイル「KN02」と推定される短距離ミサイル2発の発射実験を行ったと伝えた。
 日本海側で行っている訓練の一環で、消息筋は、近く行われる見通しの陸海空の「国家的」統合訓練ではなく、
各部隊単位の訓練のもようだとみている。訓練や短距離ミサイル発射は、11日から始まった米韓合同軍事演習
「キー・リゾルブ」に対抗したものとみられる。


jiji.com: 2013/03/15-22:01
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=20130

5926名無しさん:2013/03/16(土) 08:54:14
台湾、TPPへ参加希望表明 米と6年ぶり経済協議


 【台北=村上太輝夫】米台間の貿易投資枠組み協定(TIFA)に基づく経済協議が10日、台北で開かれた。
台湾側は米国が主導する環太平洋経済連携協定(TPP)への参加希望を正式に表明するとともに、
米台自由貿易協定を検討したいとの意向を示した。

 協議後の記者会見で米国通商代表部のマランティス次席代表は
「TPPは我々が招待するものではない」と述べ、台湾側の自由化努力を促した。

 TIFAの協議は2007年7月を最後に、米国産牛肉の輸入をめぐる対立で中断していた。
再開は馬英九(マーインチウ)政権の対米重視姿勢を象徴するものでもある。

asahi.com http://www.asahi.com/international/update/0310/TKY201303100110.html

5927チバQ:2013/03/17(日) 22:49:28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130317/erp13031721560004-n1.htm
伊、上下院議長決まる 選出難航で2日目に
2013.3.17 21:53

16日、ローマのイタリア上院で、議長に選出されたピエトロ・グラッソ氏(ロイター)
 総選挙後の政局混迷が深まっているイタリアで16日、いずれの勢力も過半数に達していない上院で難航の末、最大勢力・中道左派連合から民主党のピエトロ・グラッソ議員が議長に選出された。これに先立ち、下院議長も中道左派から選ばれ、議会招集2日目で両院トップが決まった。ただ、中道左派を中心とした政権発足は依然危ぶまれている。

 招集初日の15日の投票では上下両院議長とも決まらず、いずれも通算4回目の投票でようやく決着した。総選挙で第3勢力に躍進した草の根組織「五つ星運動」は他党との連携を拒否しているが、上院議長選出の最後の投票では一部の票がグラッソ氏に流れたとみられている。(共同)

5928チバQ:2013/03/17(日) 22:50:20
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130317/asi13031710050001-n1.htm
文民政権、初の任期満了 パキスタン、総選挙へ
2013.3.17 10:03

16日、パキスタン南部カラチで、アシュラフ首相のテレビ演説を聞く人々(AP=共同)
 パキスタン下院は16日、5年間の任期を満了し、解散した。軍事政権が断続的に続いてきた同国で、文民政権が任期を全うしたのは初めて。60日以内に実施される総選挙に向け、近く選挙管理内閣が発足、選挙管理委員会が投票日を正式決定する。

 パキスタン人民党(PPP)主導の連立政権は、ザルダリ大統領やアシュラフ首相が最高裁から汚職疑惑を追及されており、軍とも対立を深めたことで求心力が著しく低下していたが、かろうじて任期を乗り切った。

 国内ではイスラム武装勢力によるテロが相次ぎ、治安は改善しないまま。深刻な電力不足を抱え、経済も低迷するなど内政課題が山積しており、PPPは次期総選挙で苦戦を強いられそうだ。(共同)

5929チバQ:2013/03/17(日) 22:53:28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130316/asi13031618000002-n1.htm
【国際情勢分析 岩田智雄の目】
スリランカ政権に強まる人権侵害批判
2013.3.16 18:00 (1/4ページ)[国際情勢分析]

12日、東京都日野市の多摩動物公園で開かれたスリランカゾウ2頭の寄贈・歓迎式典に出席したスリランカのマヒンダ・ラジャパクサ大統領(左)とシランティ夫人。大統領は国内外で人権侵害批判にさらされている(AP)
 12日から4日間の日程で訪日したスリランカのマヒンダ・ラジャパクサ大統領(67)に対し、スリランカ国内をはじめ欧米諸国の間で少数民族などへの人権侵害を批判する声が高まっている。米国はジュネーブで開催中の国連人権理事会(UNHRC)の会合に、スリランカに説明と行動を求める決議案を提出する構えを見せており、内戦で行方不明になった市民の家族らは、人権理事会に対し、スリランカ政府に圧力をかけるよう求めている。

 

■内戦終結時に無差別殺害


 スリランカでは、2009年に少数民族タミル人の反政府武装勢力「タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)」との内戦が終結した。国連専門家パネルは11年4月、内戦の最終段階で双方が市民を無差別殺害した疑いが強いと発表した。12年3月の国連人権理事会の会合では、スリランカで起きた重大な人権侵害の疑いに政府は十分応えていないとして、スリランカ政府に行動と説明を求める決議案が米国やインドなどの賛成で採択された。

 今月22日まで開催されている人権理事会の会合にも改めて決議案が提出される見通しで、スリランカ紙ミラー(電子版)によれば、7日に決議案の草案が理事国に示された。草案は前回と同様の内容に加え、現在も超法規的殺害や拷問をはじめ、人権活動家やジャーナリスト、司法の独立などへの脅迫や報復の報告が続いていることに懸念を表明している。

 AP通信によると、内戦の最終段間で行方不明になった市民の家族の会は13日、国連人権委員会に向けてラジャパクサ政権により強い圧力をかけるよう求める書簡を送った。

 

■行方不明者は6万人超か


 家族の会の代表、ブリット・フェルナンド氏は、昨年の決議では内容が甘く、何の結果ももたらさなかったとして、強い不満を表明した。フェルナンド氏は行方不明者の数は6万人に上ると主張しているが、スリランカ政府は行方不明者は1人もいないと強弁している。

 スリランカではこれまで、解放のトラの指導者で内戦終結時に殺害されたベルピライ・ブラバカラン議長(1954〜2009年)の息子(12)が、軍によって処刑されたとの疑惑が浮上しているほか、政権の意思にそぐわない判断を下した最高裁長官が国会で弾劾され、大統領に解任される事態になっている。政府を批判していた記者が何者かに殺害される事件も発生した。

5930チバQ:2013/03/17(日) 22:53:50
 隣国、インドの議会では7日、タミル人に同情的な与党連合内政党などが政府に国連人権理事会で賛成票を投じるよう求め、煮え切らない政府側の答弁に抗議して退席する事態になった。またタミル人が多く住むインド南部、タミルナド州のJ・ジャヤラリタ州政府首相(65)は先月21日、タミルナド州チェンナイで7月に実施が決まっていたアジア陸上選手権について、スリランカ選手団は受け入れられないとして開催を拒否。スリランカへの反発が強まっている。

 

■英連邦内でも反発


 スリランカでは今年11月、かつて大英帝国に属した地域が対等な立場で作る英連邦の首脳会議が開かれる予定だが、英国の議員や識者からはスリランカでの開催に反対する声も上がっている。

 ロンドン大学のジェームズ・マノール教授はインド紙インディアン・エクスプレスへの寄稿で、「英連邦はいくつもの一党支配国家の指導者に開かれた複数政党制を取り入れるよう説得し、選挙で敗れた指導者が権力にしがみつかないようにしてきた。こうした称賛すべき実績が無駄にされそうだ」として開催地の変更を求めた。

 スリランカへの最大の援助国は10年時点で、港湾整備などを支援する中国がトップ。以下、インド、日本と続いている。

  ◇

 スリランカ インドの南に位置する島国で、人口2105万人(2011年)。旧称・セイロン。仏教徒が約70%。仏教徒中心のシンハラ人と少数派ヒンズー教徒中心のタミル人の紛争が、1983年ごろから政府軍と反政府武装組織「タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)」の内戦に発展。2005年に就任したマヒンダ・ラジャパクサ大統領が強硬路線を取り戦闘が激化、政府軍がLTTEの拠点を陥落させ、09年5月に内戦が終結した。国連推計では、内戦で民間人多数を含む8万〜10万人が死亡した。

(いわた・ともお ニューデリー支局)

5931チバQ:2013/03/17(日) 23:08:55
>>5928
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130317-35029611-cnn-int
「亡命」のパキスタン前大統領、総選挙出馬を宣言 帰国も
CNN.co.jp 3月17日(日)15時49分配信

(CNN) 英国などで事実上の亡命生活を送っていたパキスタンのペルベズ・ムシャラフ前大統領は16日、今月24日に帰国し、自ら結成した新党を率いて5月に予定される議会総選挙に臨む考えを明らかにした。政治活動の本格的な再開を宣言した形となっている。

前大統領はブット元首相暗殺事件への関与などが疑われ、大統領を退任した2008年以降、ロンドンやドバイなどに生活拠点を置いてきた。パキスタン当局は昨年8月、ムシャラフ氏の資産没収や銀行口座凍結の措置にも踏み切った。地元メディアによると、検察当局者などは同氏が帰国すれば即座に逮捕されると主張している。

ムシャラフ氏の帰国に対する国民の反応や現政権の対応は明らかでない。

同氏は声明を発表し、民間航空会社の便でパキスタン・カラチに帰国し、支持者5万人が参加する集会に出席すると述べた。この集会には、米国やカナダ、英国、アラブ首長国連邦(UAE)に居住するパキスタン人200人以上も加わるとしている。

07年に起きたブット元首相暗殺事件では、当時のムシャラフ大統領がブット氏が多数の脅迫などを受けていたにもかかわらず十分な警護を講じなかったとの批判が生まれていた。ムシャラフ氏は暗殺事件への関与を否定している。

同氏は、陸軍参謀長時代の1999年、クーデターを起こして政権を奪取し、大統領に就任していた。

http://mainichi.jp/select/news/20130318k0000m030063000c.html
パキスタン:総選挙へ…下院の任期満了、文民政権で初
毎日新聞 2013年03月17日 20時15分

 【ニューデリー杉尾直哉】パキスタン下院(定数342)は16日、5年間の任期を満了し解散した。1947年の建国以来、3度の軍事クーデターを繰り返しており、文民政権で任期満了したのは初めて。近く総選挙が実施される。与党・パキスタン人民党主導の現内閣も総辞職したが、暫定首相選定まで留任するアシュラフ首相はテレビ演説で「我々は民主主義の基礎を固めた。今後、誰も民主主義を傷つけることはできない」と語った。

 ザルダリ大統領率いる人民党政権を巡っては、政治腐敗への批判が強い。昨年6月、大統領の過去の腐敗問題に絡んでギラニ前首相が辞任。後任のアシュラフ首相も今年1月、自身の過去の汚職疑惑に絡んで最高裁が逮捕命令を出していた。人民党政権は、度重なる政権崩壊の危機を綱渡りで乗り切ってきたというのが実情だ。

 一方、今年1月に大規模な反政府デモを主導したイスラム教説教師カドリ氏は17日、自身が率いる政党「パキスタン人民運動」の政治集会を開き、選挙活動を始めた。カドリ氏は政権と対立を深める軍の支援を受けた人物とされ、人民党と野党パキスタン・イスラム教徒連盟の2大政党を脅かす勢力になるかが注目される。

 事実上、国外に政治亡命しているムシャラフ前大統領(前陸軍参謀長)も選挙に出馬するため月内の帰国を宣言している。帰国すれば、過去の住民弾圧などの事件に絡んで逮捕され、混乱を招くおそれがある。

5932チバQ:2013/03/17(日) 23:15:12
http://mainichi.jp/select/news/20130317ddm007030147000c.html
シリア:内戦、混迷深まる 市民抗議から2年 死者7万、難民110万
毎日新聞 2013年03月17日 東京朝刊

 【カイロ秋山信一】シリアのアサド政権に対する市民の抗議活動が本格化してから15日で2年を迎えた。政権側と反体制派の内戦による死者は推計7万人、登録待ちを含めた難民数は110万人を超えた。内戦の混乱に乗じて国際テロ組織アルカイダ系の武装組織が勢力を伸ばすなど戦況は混迷している。

 「今のシリアの子供たちが“失われた世代”になる恐れは日に日に高まっている」。12日に公表された国連児童基金(ユニセフ)の報告書で、レーク事務局長はシリアの子供たちが置かれた苦境について警告した。

 都市部での攻防が激化した昨夏以降、死者も急増している。国連人権理事会が任命した独立調査団によると、政府軍は反体制派が勢力を伸ばす北部の主要都市アレッポなどをミサイルで攻撃。調査では、政府軍だけでなく反体制派の虐殺事例も報告された。反体制派は内戦後を見据えた暫定政府の首相選出を今月2度延期するなど足並みの乱れが続く。

 内戦は周辺国も巻き込んでいる。一方、米欧諸国は、アサド政権への非難を強めつつも「テロ組織に兵器が渡る恐れがある」として、軍事支援には慎重な姿勢だ。

5933チバQ:2013/03/17(日) 23:15:38
http://mainichi.jp/select/news/20130317ddm007030144000c.html
ケニア大統領選:次点の首相陣営、選挙結果異議を申し立て
毎日新聞 2013年03月17日 東京朝刊

 【ヨハネスブルク服部正法】東アフリカ・ケニアの大統領選でケニヤッタ副首相(51)の当選が発表された開票結果について、次点のオディンガ首相(68)の陣営が16日、最高裁に異議申し立てをした。2週間以内に裁定が下る見込み。選挙結果が無効となれば60日以内に再選挙が行われる。

 ロイター通信によると、異議申し立てに伴い、オディンガ氏の支持者ら約100人が最高裁周辺に集結し、警官隊が催涙ガス弾を発射した。ケニアでは07年の前回大統領選で、当初オディンガ氏の大差リードが伝えられたが、キバキ氏(現大統領)の当選が発表された。オディンガ氏の出身民族ルオ人がキバキ氏の出身民族キクユ人を襲撃するなどして、全国で1000人以上が犠牲となった。

5934チバQ:2013/03/17(日) 23:17:10
http://mainichi.jp/select/news/20130317ddm007030138000c.html
武器貿易条約:移転規制、再び攻防 18〜28日、国連会議 支持派分裂のまま
毎日新聞 2013年03月17日 東京朝刊

 【ニューヨーク草野和彦】通常兵器の移転を包括的に規制する初の国際的な取り決めを目指す武器貿易条約(ATT)の最終国連会議が18〜28日、国連本部で開かれる。昨年7月の会議では交渉が決裂。仕切り直しの今会議を前に潘基文(バンキムン)事務総長は14日の声明で「政治的意思の結集」を呼びかけたが、条約支持派内で意見が割れ、厳しい交渉が予想される。

 ATTは、戦闘や犯罪で使用される通常兵器の移転について輸出入の明確な基準を作ることが目的。前回会議の最終議長案では、戦車や戦闘機など大型兵器7種類と小型武器を移転の規制対象と明示した。戦争犯罪、大量虐殺につながる移転を禁止し、国際人道法や国際人権法違反のリスクがある場合も一定の条件付きで輸出を許可しないとした。

 今回もこの案が議論のたたき台となる。だが、前回の交渉が頓挫する要因の一つとなった支持派内の分裂は、解消されていない。

5935チバQ:2013/03/17(日) 23:19:27
http://mainichi.jp/select/news/20130316dde018030022000c.html
バチカン再生:ローマに来る代わりに貧しい人にお金を フランシスコ1世、就任式への渡航自粛を呼びかけ
毎日新聞 2013年03月16日 東京夕刊

 【ローマ福島良典】「おカネがかかるから、ローマには来ないで」。バチカン(ローマ法王庁)報道官は15日、新ローマ法王に選出されたフランシスコ1世(76)が出身国アルゼンチンの聖職者や信者に対して、19日の就任式に出席するために渡航しないよう依頼したことを明らかにした。

 報道官によると、フランシスコ1世は選出された13日夜、アルゼンチンの駐バチカン大使に電話をかけ、「司教や信者が高価な長旅をして(ローマに)会いに来る必要はない。代わりに貧しい人々にそのおカネを与えて」と述べたという。

 フランシスコ1世はアルゼンチンでの質素な暮らしぶりと、貧者に救済の手を差し伸べていたことで知られている。選出後に公用車に乗らず、他の枢機卿と小型バスで宿舎に戻るなど“庶民派”ぶりが話題になっている。

http://mainichi.jp/select/news/20130316dde018030018000c.html
バチカン再生:コンクラーベ、新法王票は90票超 「3分の2」大きく上回る
毎日新聞 2013年03月16日 東京夕刊

 【ローマ福島良典】15日付イタリア紙コリエレ・デラ・セラは新ローマ法王フランシスコ1世(76)が法王選挙会議(コンクラーベ)で、選出に必要な参加枢機卿115人の3分の2を大きく上回る90票以上を獲得して選出されたと報じた。

 アイルランドのブラディ・アーマー大司教の話として伝えた。投票の際、フランシスコ1世の得票が選出に必要な77票に達すると会場から拍手が起きたという。

 コリエレ・デラ・セラ紙によると、コンクラーベに先立つ準備会合で、イタリア人枢機卿団の有力者は、「身内」のスコラ・ミラノ大司教(71)を推さないことで一致したという。スコラ大司教を排除したいイタリア勢と、「米州法王」を望むドーラン・ニューヨーク大司教ら米国枢機卿団の間で「合意」が成立した結果、フランシスコ1世の選出に結びついたと分析している。

http://mainichi.jp/select/news/20130317k0000m030066000c.html
新ローマ法王:「貧者のための教会を」報道陣数千人と会見
毎日新聞 2013年03月16日 22時44分(最終更新 03月16日 22時58分)


世界各国から集まった報道陣とバチカンのホールで会見したフランシスコ1世=2013年3月16日、福島良典撮影
拡大写真 【バチカン福島良典】新ローマ法王に選出されたフランシスコ1世(76)は16日、バチカンで世界81カ国から集まった報道陣数千人と会見し、「つつましい、貧者と共にある、貧者のための教会」を目指す考えを表明した。13日の選出以来、メディア関係者と公に面会するのは初めて。

 フランシスコ1世は13日夜の選出時、隣席のブラジル人、クラウディオ・フンメス枢機卿(78)から「貧しい人々のことを忘れないでほしい」と言葉をかけられたエピソードを紹介。清貧の修道会を創立した中世イタリア・アッシジの聖人フランシスコに思いをはせ、貧者に寄り添うために法王名を選んだことを明らかにした。

 また、前任のベネディクト16世(85)の退位以来の報道陣の仕事をねぎらい、「メディアは現代史を世界に伝えるために極めて重要だ」と指摘。「教会は(メディア同様に)真、善、美を伝えるために存在する」と述べ、情報発信を重視する方針を明らかにした。

 新法王は14日、同じイエズス会メンバーであるバチカン(ローマ法王庁)広報局長のロンバルディ神父と面会して、広報方針を協議。近年、聖職者による性的虐待事件や資金洗浄疑惑などのスキャンダルで権威失墜を招いたキリスト教カトリック教会の総本山として、広報戦略に注力する姿勢を示している。

 フランシスコ1世は17日に選出後初の日曜の祈りの集いを開き、19日にサンピエトロ広場で各国首脳が参列し就任式が行われる。

5936チバQ:2013/03/17(日) 23:24:21
http://www.asahi.com/international/update/0316/TKY201303160411.html
サマワ、あふれる選挙ポスター イラク戦争開戦10年

 【サマワ(イラク南部)=石合力】20日でイラク戦争開戦から10年となる。戦後の復興支援活動で陸上自衛隊が駐留していた南部ムサンナ州サマワに入った。4月にある地方議会選挙のポスターが街中にあふれていた。女性の多くが全身に黒い服(アバヤ)をまとう土地柄だけに女性候補にはポスターに顔写真を出さない人もいる。

 今も自爆攻撃などが起きる首都バグダッドなどと比べ、サマワを含むイラク南部の治安は安定している。市内各所で軍の検問はあるが、緊張感は見られず、商店街は夜遅くまで買い物客らでにぎわっていた。「いま大事なのはインフラ整備。自衛隊の復興活動には感謝している」。買い物客らに投票を呼びかけていた与党ダワ党の候補者ラスール・ラーディさん(65)はそう語った。

■日本企業の進出に期待

 自衛隊がサマワに駐留していた当時、市民の間では「日本の支援でサマワは東京になる」という過大な期待もあった。今、「支援活動の規模は日本の国力に比べてあまりにも小さく、駐留後も電力や道路などの事情はほとんど改善しなかった」という声も聞く。

5937チバQ:2013/03/17(日) 23:26:34
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date2&k=2013031600202
薄れる記憶、負の遺産=イラク戦10年、厳しい評価

米ワシントン郊外のアーリントン国立墓地で、イラク、アフガニスタン両戦争の戦死者の墓を訪れたオバマ大統領=2012年11月(AFP=時事) 【ワシントン時事】米国がイラク戦争に踏み切ってから、19日(日本時間20日)で10年を迎える。オバマ大統領は2011年12月、イラク戦の終結を宣言。米国では、イラク戦への関心は薄れつつあるが、米軍約4500人の犠牲者と3万人以上の負傷者を出し、8200億ドル(約78兆円)を超える戦費を費やした戦争に対し、「誤りだった」「価値はなかった」との厳しい評価が目立つ。
 ギャラップ社の調査によると、イラクの治安が悪化していた07年2月の調査では、「米国が直面する最も重要な問題」として、38%がイラクを挙げたが、最新の調査では1%程度だ。
 NBCテレビなどが今年1月に行った調査では、イラク戦争は価値があったかとの問いに、59%が「価値なし」と回答。「イラクへの派兵は誤りだったと思うか」との質問では、イエス(52%)がノー(31%)を大きく上回った。
 米国民がイラク戦争に厳しい目を向けるのは、「誤った大義」に基づく武力行使だったことに加え、巨額の戦争関連費が深刻な財政赤字をもたらした大きな要因となったためだ。
 ブッシュ前大統領は、フセイン政権(当時)による大量破壊兵器の脅威を理由に武力行使に踏み切ったが、イラクに大量破壊兵器が存在せず、当時は開発も行われていなかったことが判明。米国の国際的威信は大きく傷ついた。(2013/03/16-15:41)

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5938チバQ:2013/03/17(日) 23:57:30
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/130317/mcb1303171036003-n1.htm
英人気政治家、ボリス市長の半端ない「自転車王国」プラン2013.3.17 10:35

 金髪のボサボサ頭がトレードマークの英国の人気政治家、ボリス・ジョンソン・ロンドン市長(48)が、ロンドンを「世界でも最も魅力的なサイクリストの街にする」とぶち上げ、話題となっている。

 自らも自転車で通勤する市長が先週明らかにした計画では、自転車専用の高速レーンや橋を建設、裏道から「静かな道」を経由して中心部の専用レーンに行けるよう、10年かけて数百キロに及ぶ道路を整備しようというものだ。

 予算総額は9億1300万ポンド(約1310億円)というから半端ではない。総延長24キロの欧州一長い専用レーンもできるという。

 「自転車に乗り換えれば交通渋滞も減り、人々に力を与え、健康にもいい。より幸せにもなる。すでに多くの人がそのことを実感している。重要なのはより安全にすることだ」

 そう語る自転車好きの市長は、ロンドンで自転車の共有システムを設けて自転車ブームをもたらした。だが、車道を走らなければならない自転車に関わる事故は毎年増大し、「安全」を高めることが急務だった。

 英国は昨年、自転車レースの最高峰ツール・ド・フランスで初優勝を飾るなど追い風が吹いている。ロンドンを自転車王国に大改造するボリスの「破天荒な夢」が、どう実を結ぶか注目したい。(内藤泰朗)

5939チバQ:2013/03/18(月) 01:00:26
http://www.afpbb.com/article/politics/2934103/10433393
「大使出国させるな」、保釈兵士逃亡でインド・イタリア間に確執
2013年03月15日 20:56 発信地:ニューデリー/インド

【3月15日 AFP】インド内務省は15日、同国駐在のイタリア大使を出国させないよう、国内各地の空港当局に警戒態勢を命じた。殺人事件の被告として裁判にかけられていたイタリア人兵士2人が、保釈中にイタリアへ帰国したままインドへ戻っていない事態をめぐり、両国関係は今週に入って緊張の度合いを高めている。

 インド内務省筋によると、同省は15日、出入国管理当局に対し、イタリアのダニエレ・マンチーニ(Daniele Mancini)駐インド大使を「無断で出国させないよう注意せよ」とファックスで通達した。インド最高裁判所が同日、この問題をめぐる次回審問が行われる18日までマンチーニ大使の出国を禁じる命令を出したことを受けた処置という。

■発端はタンカー護衛中の事件

 事態の発端となったのは、昨年2月にイタリア海兵隊の兵士2人がインド沖で、インド人漁船員2人を射殺した事件。この海兵隊員らはイタリア船籍の石油タンカーを護衛中で、近づいてきた漁船を海賊と誤って撃ったと主張している。

 事件の裁判は当初、インド・ケララ(Kerala)州の地方裁判所で始まったが、その後インド最高裁へ移され、特別法廷の設置が命じられた。しかし、マッシミリアーノ・ラトーレ(Massimiliano Latorre)被告とサルバトーレ・ジローネ(Salvatore Girone)被告の2人は、今年2月末に行われたイタリア総選挙で投票するため4週間の保釈を認められて帰国したまま、現在もインドへ戻っていない。

 イタリア外務省は18日、両国間の「外交論争」を考慮し、保釈期間が過ぎても両被告はインドに戻らないと発表した。イタリア政府は、銃撃は国際水域でイタリア船籍の船舶をめぐって起きたものであり、海兵隊員2人はイタリアで裁かれるべきだと主張している。これに対しインドは、自国領海内で起きた殺人事件だと反論している。

■悪化する両国関係、「バナナ共和国扱い」の批判も

 両国の関係は、イタリアの軍用ヘリコプター12機、総額7億4800万ドル(約720億円)規模をインドが購入する取引をめぐる汚職疑惑が持ち上がっていることでも悪化しており、インド政府は契約の破棄さえちらつかせている。

 マンチーニ大使は12日、インド外務省に呼ばれ、海兵隊員2人の身柄を直ちにインド側に引き渡すようランジャン・マタイ(Ranjan Mathai)外務次官から要請された。インド各紙の報道によれば、マンチーニ大使は最高裁で引き渡しを個人的に保証したため、2人が戻らなければ国外追放される可能性もある。

 海兵隊員をインドへ戻さないというイタリア政府の発表に対しインドの主要野党、インド人民党(Bharatiya Janata Party、BJP)は、「イタリアはインドを『バナナ共和国』扱いしている」と強い非難を表明した。インド国内では政府の対応に怒りが広がっており、マンモハン・シン(Manmohan Singh)首相の人形を燃やすなど激しい抗議も起きている。

 こうした強い反発を受け、普段は穏健なシン首相も13日、「(イタリアが)自分たちの約束を守らなければ、わが国とイタリアの関係に重大な結果を引き起こすだろう」と述べた。

■インドは一歩も譲らず

 マンチーニ大使は「両国はともに成熟した民主主義国であり、これらの困難を克服できると確信している」と述べているが、事件が起きたケララ州のオーメン・チャンディ(Oommen Chandy)州知事の「いかなる譲歩もあり得ない。海兵隊員たちはインドで裁判を受けるべきだ」という言葉がインド側の姿勢を代表している。

 インドPTI通信(Press Trust of India)によれば、チャンディ知事は「外交上の地位を利用して、相手の国の最高裁をだます国などあるものだろうか。イタリアがもしも約束を守れないならば、外交上の悲劇となるだろう」と非難している。(c)AFP

5940チバQ:2013/03/18(月) 01:01:32
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2934245/10449156
スイス人女性が集団レイプ被害に、インド
2013年03月17日 11:03 発信地:ボパール/インド
【3月17日 AFP】インドの警察当局は16日、同国を旅行していたスイス人女性(40)が、同国中部のマディヤプラデシュ(Madhya Pradesh)州の森林でキャンプ中、複数の男に性的暴行を受けたと発表した。

 この女性は夫と共にタージマハル(Taj Mahal)があるインド北部のアグラ(Agra)を目指して自転車で旅行中だった。15日夜、棒を手にした7、8人の男が現れ、女性に性的暴行を加えた上、夫婦から金品を奪った。

 地元の警察官がAFPに語ったところによると、男らは夫を縛り上げ、目の前で妻に性的暴行を加えた。さらに、現金1万ルピー(約185ドル)と女性の携帯電話を奪ったという。(c)AFP/Sanjay Sharma

5941チバQ:2013/03/18(月) 19:35:13
http://mainichi.jp/select/news/20130319k0000m030026000c.html
イラク:ボラニ前内相 政治的混乱でマリキ政権を非難
毎日新聞 2013年03月18日 19時27分(最終更新 03月18日 19時32分)


バグダッドで毎日新聞のインタビューに応じるイラクのボラニ前内相=2013年3月17日、秋山信一撮影
拡大写真 【バグダッド小倉孝保、秋山信一】イラクのボラニ前内相が17日、バグダッドで毎日新聞のインタビューに応じた。イラクでは10年12月の第2次マリキ政権発足後も与党間の調整がつかず、2年以上経過した今も、治安に関係する内相や国防相を首相が兼任する事態が続いており、ボラニ氏は「政治対立が治安の改善を妨げている。重要ポストの空白状態が続けば、再び治安は悪化する」とマリキ政権を非難した。

 ボラニ氏はイラクの治安状況について「最善とは言えないが許容範囲になった」と表現。内相在任時(06〜10年)に警察官の訓練や警察施設の整備を進めたことを強調した。一方で、「治安の回復には経済や市民生活の改善も必要だ」と指摘。インフラや教育、医療機関の機能回復が十分ではなく、国民の生活への不満が宗派対立につながっているとの見方を示した。

 イラク側への影響が強く懸念されている隣国シリアの内戦については、「国際社会が圧力をかけて対話で解決するしかない。軍事衝突が続けば、宗派対立が激化し、イラクと同じ問題を抱えることになる」と警告。イラクからイスラム過激派の戦闘員や武器がシリアに流入していると指摘されていることに関連し、国際社会の監視の下で、シリアとの国境に非武装地帯を設ける必要があるとの認識を示した。

 ボラニ氏は第1次マリキ政権で約4年半、内相を務めた。

5942チバQ:2013/03/18(月) 19:36:42
http://mainichi.jp/select/news/20130318k0000m030109000c.html
イラク戦争10年:宗派対立、和解の動き
毎日新聞 2013年03月18日 02時30分(最終更新 03月18日 02時33分)


集会で宗派対立の解消を訴えるシーア派指導者のアハマド・クバンチ師。立ち見が出るほど盛況だった=2013年3月15日、秋山信一撮影
拡大写真
バグダッドの中心街にある書店の店主モハマド・ダハシュさん(右)。通りにはにぎわいが戻ってきた=2013年3月15日、秋山信一撮影
拡大写真 イラクへの米軍侵攻から10年を経て暴力の影は一時期より薄まったが、多数派のシーア、少数派スンニの両派は衝突を続ける。その裏に政治的動機や周辺諸国の思惑があると市民は感じている。対立に人々が疲れを感じる中、和解を訴える宗教指導者も少なくない。【バグダッド小倉孝保、秋山信一】

 ◇争いより尊厳と自由が大事
 首都から米兵の姿は消え、我が物顔で走り回った米軍車両もない。中心部で15日、開かれた金曜青空書籍市。本を求める人で大混雑だ。04年ごろから続発した対米爆弾テロで一時は人が消えたが、96年から店を開くモハマド・ダハシュさん(47)は「治安改善で人出はフセイン政権時代(79〜03年)に戻った」と喜ぶ。

 政権崩壊後の騒乱は当初、反米武装攻撃が主だった。06年2月に中部サマラでイスラム教シーア派聖廟(せいびょう)が爆破され宗派対立が激化。09年以降も毎年、5000人前後の民間人が犠牲になっている。

 スンニ派住民の多いバグダッド西部ヤムルーク地区。16日昼、市民約20人がスンニ派イスラム指導者、メヘディ・スマイダエ師を囲んでいた。生活の不安や政府への要望を訴えている。スマイダエ師は強硬反米イスラム指導者だった。テロを指示したとして04年に逮捕され5年間拘束。釈放後シリアに逃れ、11年の米軍撤退後に戻った。

 今は、シーア派との和解を主張する。シーア派聖職者と協力しテロ容疑で逮捕された市民の釈放も求める。「転向」でスンニ過激派から狙われたこともある。それでも、「長年、私たちは共に暮らしてきた。和解は実現できる」と前向きだ。

 スマイダエ師は宗派対立を「米軍が残した混乱」と見る。スンニ派と敵対し、シーア派政治家を重用したためだという。さらに、「イランやトルコが、自国の利益を拡大するためイラクの宗派対立を利用している」と指摘する。

 一方、イスラム社会がより寛容になることで宗派の溝が埋まると訴えているのが、シーア派聖職者のアハマド・クバンチ師だ。バグダッドの文化センターで15日開かれた講演には、共産党支持者やキリスト教徒など、イスラム宗派対立に疲れた市民が詰めかけた。

 「女性がヘジャブ(頭髪を隠すスカーフ)をしないのも自由、酒場を開くのも自由。イスラムが関与すべきではない」と語ると聴衆から拍手が起こった。

 長女と講演を聴きに来た40代の銀行員、レイラ・ムフムードさんは「宗派より、人間の尊厳や自由が大事なはず」と語る。エンジニアだった父親はフセイン政権時代に連行され、理由も明らかにされずに処刑された。旧政権崩壊で「自由になれる」と期待したが、今は「宗教を言い訳にした対立が、市民の自由や尊厳を踏みにじっている」。匿名を条件に取材に応じた大学教授の男性(44)は「市民は過激な宗教思想に嫌気が差している」と話す。男性は「イラクが立ち直るには宗派対立を克服し、国民国家として団結しなければ」と語気を強めた。

 16日、バグダッドのフィルドス広場を歩いた。米軍がフセイン大統領像を引き倒し、政権崩壊を印象付けた場所だ。旧政権崩壊直後、若者たちが建てた自由を象徴する像も政府が撤去し、石の台座が寂しく残る。荒れた広場は、この国が直面する再建の困難さを象徴するかのようだった。

5943チバQ:2013/03/18(月) 19:41:43
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130318/erp13031819160004-n1.htm
難航する政権発足 伊大統領、調整へ…展望は開けず
2013.3.18 19:14
 【ベルリン=宮下日出男】総選挙後の政権発足が難航するイタリアで、ナポリターノ大統領が週内に首相指名のための調整を開始し、膠(こう)着(ちゃく)状態打開に向けた交渉が本格化する。だが、上下両院で第一党の座を占める中道左派連合が多数派を確保できる展望は開けておらず、選挙から約3週間がたっても政局が安定する兆しは見えない。

 上下両院は15日に総選挙後初の議会を招集。16日にそれぞれ中道左派から議長を選出した。議長選出は大統領の首相指名に向けた前提となる作業。大統領は20日に首相指名に向け各陣営との協議に入る予定。

 中道左派は下院で過半数を占めるが、上院では過半数に達していない。中道左派を率いる民主党のベルサーニ書記長はベルルスコーニ前首相の中道右派連合との連携を拒む一方、第3勢力に台頭した政治勢力「五つ星運動」の協力取り付けを模索。五つ星寄りの政策を提案したり、議長選で五つ星の候補を担ぐことも検討したりしてきた。

 だが、既存勢力との協力を拒否する五つ星のリーダー、グリッロ氏はかたくなで、ベルサーニ氏の戦略は失敗した。上院で議長選を制したのは多数の棄権が出たおかげで、五つ星から中道左派の議長候補に投票する議員も出たが、政権発足に必要な信任を得られる見通しは立っていない。

 ナポリターノ大統領は17日、この状態に「困難な状況だ」と表明。再選挙による混迷の長期化は避けたいとされる一方、モンティ政権のような実務家内閣で選挙制度を改革後、再選挙を行う可能性があるとも伝えられる。16日にはモンティ首相に次期政権発足までの続投を要請した。

 ただ、ナポリターノ大統領は5月半ばに任期を終えるため、現在は議会を解散できない。再選挙の場合は新大統領が選ばれた後になり、政治混迷の長期化は避けられない。また最新の世論調査では五つ星が支持率で民主党を上回っており、再選挙に踏み切っても混迷が解消される保証はない。

 別の世論調査では、五つ星の支持者の73%が再選挙回避を望み、約6割が中道左派政権に閣外協力にすることを容認しているが、グリッロ氏は「今は戦時中。死ぬなら次の選挙の戦いで死ぬ」と強気の姿勢だ。

5944チバQ:2013/03/18(月) 21:37:18
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130318-OYT1T00018.htm?from=ylist
投票4回繰り返した末に決まった伊上下両院議長

 【ローマ=末続哲也】イタリア上下両院は16日、議長選出の投票を15日以降4回繰り返した末、両院とも議会第1勢力の中道左派連合から議長を選んだ。


 これを受けて、ナポリターノ大統領は20日に政権発足の可能性を探るため、両院議長や各党指導者との協議に入れる見通しとなった。

 2月の総選挙では中道左派連合が下院で過半数を獲得したが上院では過半数に届かなかった。主要3陣営の連立交渉は不調に終わり、政権発足は大統領と議長らの協議に委ねられた格好になっている。

 ただ、ナポリターノ大統領の任期は5月中旬に終わるため、4月には両院議員と地方代表が大統領改選を行う。

 新政権の発足は大統領改選後まで持ち越される可能性もあるが、改選後も打開策が見いだせない場合は、再選挙実施の可能性が一気に強まる。

(2013年3月18日07時33分 読売新聞)

5945チバQ:2013/03/19(火) 23:01:58
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&k=2013031900172
暫定首相にヒット氏選出=在米のビジネスマン−シリア反体制派
 【イスタンブールAFP=時事】シリア反体制派の連合体「国民連合」は18日、トルコのイスタンブールで開催していたメンバーによる会合で、ガサン・ヒット氏を暫定政府の首相に選出した。国民連合は、シリア国内の反体制派支配地域で暫定政府の発足を目指している。
 ヒット氏は長く米国で暮らしていたビジネスマン。テキサス州の通信技術企業の幹部を務めていたが、2012年11月に「シリアの革命に参画する」ため職を辞した。敬けんなイスラム教徒としても知られ、シリア向けの慈善活動を行っている。(2013/03/19-09:39)

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5946チバQ:2013/03/19(火) 23:11:05
http://mainichi.jp/select/news/20130319ddm008020145000c.html
キプロス:混乱拡大 預金に課税方針、取り付け騒ぎ
毎日新聞 2013年03月19日 東京朝刊

 【ロンドン坂井隆之】先週末に欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)から100億ユーロ(約1兆2000億円)の金融支援を受けることで合意したキプロスで、混乱が拡大している。支援の条件として銀行預金者に一律課税する方針を発表したため、預金者が現金自動受払機(ATM)に殺到しているためだ。キプロス政府は銀行休業日の18日中に実施予定だった課税法案の採決を議会の反発のため19日に延期し、その間銀行の休業を継続する方針。法案が否決されれば混乱に拍車がかかる恐れがある。

 キプロスは、不良債権で経営危機に陥った銀行救済のため、EUとIMFに支援を要請。支援を受ける見返りに預金者にも総額56億ユーロの負担を求めることでEU側と合意し、アナスタシアディス大統領は16日未明、10万ユーロ超の預金に9・9%、それ以下の預金に6・75%の税金を課す方針を決めた。

 だが、課税が伝わるとATMから預金を引き出す動きが広がった。ATMでの1日の引き出し額は制限されているものの、複数のATMでは現金が枯渇。現地報道によると、引き出し可能なATMを求めて預金者が殺到するなど、混乱が生じている。銀行が長期間封鎖されることへの懸念も引き出しに拍車をかけている模様だ。

 キプロス政府は当初17日に必要な法案を議決する予定だったが、議会にも反発が広がったため、議決をいったん18日午後に延期。10万ユーロ以下の預金課税を減免する修正案を提示したが調整が難航し、19日に議決を再延期した。19日に銀行業務を再開すると預金者が窓口に殺到することが予想されるため、国営放送は「銀行の休業を継続する」と報じている。アナスタシアディス大統領は「法案が否決されれば国内2大銀行は破綻する」と警告しているが、大統領の与党は少数派のため可否は不透明だ。

5947チバQ:2013/03/19(火) 23:11:48
http://mainichi.jp/select/news/20130320k0000m020061000c.html
キプロス:預金への一律課税などで混乱続く
毎日新聞 2013年03月19日 21時24分(最終更新 03月19日 22時11分)

 【ロンドン坂井隆之】預金への一律課税を巡って銀行の閉鎖が続いているキプロスは19日夕(日本時間20日未明)、課税に必要な法案の採決を議会で行う。政府は低額預金者の負担を減免する修正案を示して法案成立を目指しているが調整は難航しており、再度の延期の可能性もある。否決されれば欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)からの100億ユーロ(約1兆2300億円)の金融支援が困難になり、銀行破綻などの危機に発展しかねない。

 キプロスのアナスタシアディス大統領は、10万ユーロ以下の預金にも一律6.75%課税するとしていた当初の方針を転換し、税率を減免する方向で議会と調整している。ただ、EUとIMFは支援の条件としてキプロスの預金者に総額58億ユーロの負担を求めており、キプロス政府としては思い切った負担軽減策は難しい情勢だ。政府の報道担当者は19日のラジオ放送で「現状では可決は難しい」との見通しを示した。

 このためアナスタシアディス大統領は18日から19日にかけてドイツのメルケル首相と電話協議し、金融支援の増額を求めた模様だが、ユーロ圏側は「増額は現実的ではない」(フランス)との姿勢を崩していない。大統領は支援を巡ってロシアのプーチン大統領とも電話協議を行った模様で、ぎりぎりの調整が続いている。

 そもそもキプロスが破綻もしていない銀行の預金者から負担を求める異例の措置を取った背景には、ドイツなど支援国側の強い圧力がある。キプロスの銀行資産はロシアなど海外からの預金で国内総生産(GDP)の8倍に達し、ロシアの資金は約310億ドル(約2兆9450億円)あるとされる。不正なマネーロンダリング(資金洗浄)に使用されているとの疑惑も根強い。このためドイツは「安易な救済は納税者の理解を得られない」として、預金者の負担にこだわった。

 だが、課税によって自国の富裕層が大きな負担を迫られるロシアのプーチン大統領は18日、報道官を通じて「(課税は)不当で危険だ」と強い不満を表明した。法案修正には国際社会との調整も余儀なくされ、問題をさらに複雑にさせている。

 ◇キプロスとは…
 トルコの南の地中海東部に位置する島国。面積は四国の約半分で、74年のトルコの侵攻によって現在も北部がトルコによる実効支配を受けている。同地域を除く人口は86万人。04年にEUに加盟、08年にユーロを導入した。毎年200万人の旅行者が訪れる観光業と海運業に加え、法人税が10%とEUで最も低い税率であることなどから金融業が盛んで、国内の銀行資産は国内総生産の約8倍とEU平均の3.5倍を大きく上回る。09年のギリシャ債務危機で、ギリシャ国債を大量に保有していた銀行の経営が悪化したため、昨年6月にEUとIMFに支援を要請した。11年にはロシアからも支援融資を受けている。11年のGDP成長率は0.5%、失業率は7.4%。

5948チバQ:2013/03/19(火) 23:14:02
http://mainichi.jp/select/news/20130319k0000e030157000c.html
イスラエル:第3次ネタニヤフ政権発足 対イラン優先課題
毎日新聞 2013年03月19日 10時38分(最終更新 03月19日 10時53分)


記念撮影の後で、新政権の閣僚に話しかけるイスラエルのネタニヤフ首相(中央)とペレス大統領(中央左)=エルサレム2013年3月18日、AP
拡大写真 【エルサレム花岡洋二】イスラエル国会(定数120)は18日、ネタニヤフ首相が提出した組閣名簿を賛成多数で承認し、同氏の第3次政権が発足した。連立政権は右派と極右、中道の計4党・会派の68議席で構成される。核兵器開発疑惑のあるイランへの対処が優先課題となりそうだ。

 10年9月から中断しているパレスチナとの中東和平交渉を巡り、中道系2党が再開を求めているが、右派・極右政党は消極的で、進展は厳しい状況だ。

 ネタニヤフ首相は18日、国会で演説。イランの核兵器開発やレバノンのシーア派民兵組織ヒズボラのミサイル入手を念頭に「あらゆる手段を駆使し、敵対的組織の武装強化を阻止する」と宣言した。

 ネタニヤフ首相は、20日にイスラエルを訪問するオバマ米大統領との会談を控えている。会談では、イランによる核開発の「レッドライン(越えてはならない線)」が議題の中心となる見通しだ。

5949チバQ:2013/03/19(火) 23:15:46
http://mainichi.jp/select/news/20130319k0000e030181000c.html
イラク:虐殺・拷問史学んで…首都に旧政権人権侵害博物館
毎日新聞 2013年03月19日 11時29分(最終更新 03月19日 12時26分)


バグダッドの旧政権人権侵害博物館で、幼い子供の犠牲について説明するリヤド館長=2013年3月18日午後1時、小倉孝保撮影
写真特集へ 【バグダッド小倉孝保、秋山信一】イラクで旧政権による人権侵害の記録を残し、次世代に引き継ぐ取り組みが始まっている。人権省は昨年9月、虐殺や拷問の記録を集めた初の博物館を開き、小中学生らが見学に訪れている。フセイン政権崩壊から10年、旧政権の人権侵害も「歴史」になりつつある。

 旧政権人権侵害博物館はバグダッド中心部の通称「グリーンゾーン」(旧米軍管理区域)にある。フセイン政権(79〜03年)はクルド人やイスラム教シーア派教徒を中心に、反政府活動が疑われる者と家族を大量虐殺し、多くを生き埋めにした。03年4月9日の政権崩壊後にイラク全土で確認された大規模墓地は少なくとも180カ所。約50カ所が掘り起こされ、1カ所あたり数百〜数千の遺体が見つかっている。

 大規模墓地に関する展示では、遺体とともに掘り起こされた衣類やイスラム教の聖典コーラン、入れ歯、くし、スプーン、時計などの遺品が並べられている。子供用の小さな衣類やおしゃぶりも展示され、旧政権の徹底した虐殺の様子が伝わってくる。

 旧政権庁舎から押収された人権侵害の証拠書類も展示している。北部アンファルで起きたクルド人虐殺事件(88年)に関して「あらゆる生命の存在を許すな」と記された政府の命令書や、野党の弾圧、公務員と外国人との結婚を禁止するフセイン大統領自身の署名のある書類も展示されている。また、反政府活動家に対する拷問の様子を再現した人形の展示もある。

 女性館長のサバハ・リヤドさん(46)は「サダム(フセイン大統領)による恐怖政治はイラク史の一部です。あの時代に、どうやって市民が殺されたのかを次世代に知ってもらい、人権の大切さを感じてほしい」と話す。

 博物館には3月前半だけで約400人の子供たちが見学に来た。彼らの多くは自身の記憶にない残酷な歴史に恐怖の表情を浮かべるという。今後はグリーンゾーン外での別館建設や、移動博物館の計画もある。

5950チバQ:2013/03/19(火) 23:25:16
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130319/erp13031914460001-n1.htm
権威の指輪は金メッキ 質素好む新法王、伝統破り
2013.3.19 14:40 [欧州]

ローマ法王ベネディクト16世(当時)が就任式ではめた「漁師の指輪」=2005年4月(ロイター)
 【ローマ共同】ローマ法王庁(バチカン)報道官は18日、フランシスコ新法王が19日の就任ミサで身に着ける権威の象徴の指輪が伝統的な金製ではなく、金メッキを施した銀製であることを明らかにした。「質素な教会」を目指す法王が華美な印象を避けるために選んだとみられる。

 指輪は「漁師の指輪」と呼ばれ、キリストの弟子の聖ペテロなどが描かれてきた。聖書によると、ペテロは漁師だったが、キリストから「今から後、あなたは人間をとる漁師になる」と言われて弟子入りした。

 ペテロは初代法王となったため2代目以降の法王はペテロの後継者とされる。新たに選出された法王は、自身のためにつくられた新しい「漁師の指輪」を就任式で初めて身に着けるのが習わし。新法王が選んだのは、イタリア人彫刻家がデザインしたものという。

5951チバQ:2013/03/20(水) 22:56:08
http://mainichi.jp/select/news/20130321k0000m030089000c.html
イラク開戦10年:過熱する原油争奪戦
毎日新聞 2013年03月20日 22時49分

 米国の侵攻から10年を迎えるイラクが、オイルブームにわいている。フセイン政権時代、経済制裁のためほぼ手つかずになっていた膨大な油田の権益が、海外企業に開放され始めているためだ。テロの危険やインフラ整備の遅れなど課題は多く残るものの、50兆円規模とされるビジネスを狙って日本企業も相次いで再進出しており、国際的な争奪戦の様相になりつつある。【赤間清広、ロンドン坂井隆之】

 「イラクの原油が、世界のエネルギー市場の安定に貢献する」。昨年10月、国際エネルギー機関(IEA)は年次の見通しでイラクを特集し、その潜在力を高く評価した。

 イラクは世界5位の1430億バレルの原油埋蔵量を持つ。03年のイラク戦争で生産量は1日あたり130万バレルまで低下したが、12年には300万バレルに回復。IEAは35年には830万バレルまで拡大すると予測する。世界の需要は中国、インドなどの成長で35年までに540万バレル増えることが見込まれており、IEAチーフエコノミストのビロル氏は「イラクが世界の成長を支える供給拠点になる」と予測する。

 また、イラクの油田の位置は大半が確認済みで、米国のシェールガスのような高度な採取技術も必要ないため、採掘コストがシェールガスの4分の1〜10分の1程度で済む。原油市場関係者は「採掘コストの低い原油は世界でほぼ取り尽くされており、ほとんど手付かずのイラクの原油は極めて貴重だ」(英原油アナリスト)と指摘する。

 このため昨年5月までに4次にわたって実施された国際入札では、英BPなど欧米石油メジャーに加え、中国、ロシア、トルコ、マレーシアなど新興国企業も数十社が参戦。世界第2位の埋蔵量を持つルメイラ油田など、南部中心に12の油田を開発する権利が落札された。IEAは油田の開発や輸送のためのパイプライン建設などの関連投資全体で今後10年で5300億ドル(50兆3500億円)に達すると予測しており、各国企業がビジネスチャンスを求めて首都バグダッドなどに事務所開設を急いでいる。

 ただ、バグダッドをはじめテロが各地で頻発している上、外国人を狙った誘拐などの犯罪も多く、企業の警備コスト負担は大きい。電力供給や道路などのインフラも十分ではない上、資源開発も国有企業との合弁事業の形でしか認められておらず、政府の方針に左右されるリスクもある。民間調査団体イラク・エネルギー・インスティテュートのジャファー氏は「今後も生産を伸ばしていくためには、政府の汚職や官僚主義的な規制を改め、必要なインフラ投資を進めることが不可欠だ」と指摘する。

5952チバQ:2013/03/20(水) 22:56:23
◇日本も南部で6月までに生産開始
 政情不安で長く停滞していた日本企業のイラク進出が再び活発化しつつある。世界有数の石油資源に加え、戦争で荒廃した道路や発電所などインフラ需要が高まっているためで、商社各社が現地事務所を増強するなどビジネスが広がっている。

 日本企業は80年代まで、イラク国内で石油プラントの建設など積極的に事業を展開。しかし、湾岸戦争やイラク戦争の影響で拠点撤退が相次ぎ、低迷期が続いていた。

 日本企業の再進出が本格化したのは5年ほど前。イラク国内は、治安が徐々に改善してきたことに加え、原油の輸出で得た資金を国内のインフラ整備に注ぐことで経済成長を実現。自動車、日用品などの輸入も急増しており、中東有数の消費市場としても存在感を増している。

 イラク国内では現在、日本企業が参画する複数の資源・インフラビジネスが進行中。資源開発大手の石油資源開発は、イラク南部のガラフ油田での商業生産を6月までに開始する。日本の自主開発油田としては、イラク戦争後初の原油生産で、同社は1日最大23万バレルの生産を予定している。国内の石油消費量の5%程度を賄える規模で、原発の操業停止で火力発電需要が高まる中、燃料の安定供給につながると期待されている。

 三菱商事も英・オランダ国際石油資本(メジャー)ロイヤル・ダッチ・シェルと合弁で、天然ガスの回収事業に着手中だ。イラク南部にある三つの油田で原油生産時に出るガスを集め、液化石油ガス(LPG)などに再処理する計画で、近く操業がはじまる。

 市場開拓に向けた動きも出はじめた。日本貿易振興機構(ジェトロ)は昨年11月、イラク最大の国際見本市に89年以来、23年ぶりとなる日本パビリオンを出展、日本製品の品質の高さをアピールした。

 ただ、イラク国内では依然、一部でテロなどが頻発しており「警備会社と契約するなど相応の安全対策を講じる必要がある。現地スタッフや地元企業を通じたビジネスをしているケースが多く、日本人の常駐者はまだ少ない」(ジェトロ)。いち早く現地に進出している欧米勢や中国、韓国企業に先行を許しているのが実情だ。

5953チバQ:2013/03/20(水) 22:56:41
http://mainichi.jp/select/news/20130321k0000m020088000c.html
欧州債務問題:キプロス預金課税法案否決で再燃の兆し
毎日新聞 2013年03月20日 22時42分

 キプロス議会が19日、ユーロ圏からの金融支援の条件だった預金課税法案を否決したことで、欧州債務問題への懸念が再燃しはじめた。同日のニューヨーク外国為替市場では、円相場が一時、約2週間ぶりの円高・ユーロ安水準となる1ユーロ=121円台をつけるなど、安全資産とされる円が買われた。市場関係者は「問題解決が遅れれば、さらにユーロが売られ、世界的な株安や円高が進みかねない」と警戒している。

 ニューヨーク外国為替市場の円相場は19日午後5時現在、前日比77銭円高・ユーロ安の122円55〜65銭だった。株式市場のダウ工業株30種平均は、住宅着工件数が市場の予想より良かったことが好感されたが、「キプロスの不安が水を差して上値が重くなった」(外国銀行)ことで小幅の反発にとどまり、前日比3.76ドル高の1万4455.82ドルで取引を終えた。

 ユーロ圏は、財政再建を進めるキプロスに最大100億ユーロの金融支援をする条件として預金課税などを求めていた。キプロス議会の法案否決で、キプロス国内の全銀行の休業が続くなど、金融不安が増す恐れも出てきた。

 キプロスの国内総生産(GDP)はユーロ圏全体の0・2%程度と小さいが、心配されるのは同じユーロ圏内で債務問題を抱えるスペインやイタリアなどへの不安の拡大だ。BNPパリバ証券の中空麻奈(なかぞらまな)チーフクレジットアナリストは、今回の否決で日米など世界的に続いていた株高が一服する可能性があるといい、「キプロス問題の解決が遅れればスペインやイタリアでの銀行預金の流出などに波及しかねず、問題が深刻化してしまう」と指摘している。【竹地広憲】

5954チバQ:2013/03/20(水) 23:08:24
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130320/asi13032022170001-n1.htm
レイプ事件相次ぐインド 厳罰後も後絶たずデモ大規模化
2013.3.20 22:12 (1/2ページ)[アジア・オセアニア]

スイス人の女性旅行者への集団レイプ事件に絡み、インド中部マディヤプラデシュ州ダティアの裁判所に出廷する容疑者6人(ロイター)
 インド中部マディヤプラデシュ州で今月15日、夫と旅行中だったスイス人の女性旅行者(39)が集団レイプされた事件で18日、事件に関与したとされる容疑者6人が州内ダティア地区の裁判所に出廷した。インドでは昨年12月、首都ニューデリーで女子学生がバス内で男6人に集団レイプされ死亡する事件が発生して以来、凶悪なレイプ事件が各地で頻発。レイプ犯に死刑を適用する刑法改正も実施したが、凶悪な性犯罪が減る気配は一向にない…。(SANKEI EXPRESS)

 「われわれは法と秩序の崩壊に抗議します。わが州は強制売春や女性に対する犯罪の最多発生国となっています」

 今回の集団レイプ事件が起きたマディヤプラデシュ州の野党議員は、18日に開いた抗議集会でこう怒りを露わにし、警察・司法行政などの責任者である州内務相の辞任を要求した。

 この州では今年1月、休暇で観光に来ていた韓国人の女子学生が、宿泊先のホテルのオーナーの息子にレイプされ違法薬物を投与される事件が起きたばかりだ。

 米CNN(電子版)やフランス通信(AFP)、米国際報道サイト、グローバル・ポストなどによると、この日、顔を黒い布で隠し、出廷した6人の男性は地元部族の出身で20歳〜25歳の若者だ。内訳は5人が20代の農業従事者で、残る1人(19)は17日、隣の州で一晩拘束された後、裁判所があるダティア地区に身柄を移されていた。

 地元警察の説明では、集団レイプの罪で起訴されるのは4人のみで、有罪になれば10年以上の禁錮刑が科される。残り2人については被害者が「犯行現場にいただけ」と証言したため罪に問われないという。

 しかし6人は、被害者とその夫(30)からノートパソコンや携帯電話、現金1万ルピー(約1万8000円)を奪った「強盗罪」で全員起訴される。

 凶悪な事件に遭遇したスイス人夫婦は2月にインド入りし、北部の観光地タージ・マハルなどを訪問した後、自転車でこの州を旅行中の15日、森の中でキャンプしていた際、集団レイプの被害に遭った。現地メディアは犯人たちのうち1人は散弾銃で武装していたと報じた。被害者夫婦は治療を受け、現在、ニューデリーで大使館が保護している。

 多発する凶悪レイプ事件を受け、政府の対策の甘さを糾弾する抗議デモが大規模化するなか、事態を重視したプラナブ・ムカジー大統領(77)は今月3日、レイプ犯罪の最高刑を死刑にするなど性犯罪に厳罰を科す刑法改正の政令に署名。新法が施行された。

 新法では、レイプ犯罪の最低刑期をこれまでの7年から20年に引き上げたほか、被害者を殺害したり、意識不明の状態にしたケースで死刑を適用する。さらに、近年増えるストーカー罪なども新設した。

 とはいえ欧米では、インド社会に根強く残る家父長制と女性蔑視に原因があると指摘するメディアもあり、厳罰化の効果を疑問視する声も少なくない。実際、AFPによると、一昨年のインドでのレイプ事件2万4206件中、有罪はわずか26%だったという。

5955チバQ:2013/03/20(水) 23:09:37
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130320/erp13032013590003-n1.htm
「ベール」で解雇は無効 仏最高裁
2013.3.20 13:56
 フランスの破棄院(最高裁)は19日、パリ郊外の私立保育園で2008年にイスラム教徒のベールを勤務中に着用したことを理由に女性保育士が解雇されたことについて「信仰を理由にした差別」とし、解雇処分を無効とする決定を下した。フランス公共ラジオなどが伝えた。

 一審の労働裁判所と二審の控訴院は、公共の場所に宗教色のあるものを持ち込んではならないという原則を理由に処分は正当としていた。しかし破棄院は、民間企業などではこの原則に基づいて従業員を処分することはできないとの判断を示した。

 フランスは憲法で政教分離をうたっており、公共の施設を「非宗教」とする原則が重視されている。バルス内相は決定に対し「政教分離の原則を問題視することになり残念だ」と話した。(共同)

5956チバQ:2013/03/20(水) 23:32:53
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130320-35029749-cnn-int
バングラデシュのラーマン大統領が死去
CNN.co.jp 3月20日(水)21時26分配信

(CNN) バングラデシュのジルル・ラーマン大統領が20日、シンガポールの病院で死去した。

ラーマン大統領は今月10日、肺感染症の治療のため同病院に入院していた。

バングラデシュは議会民主制で、大統領は象徴的な存在とされている。

5957チバQ:2013/03/20(水) 23:53:33
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013032000512
極右政党の非合法化を支持=ドイツ政府
 【ベルリン時事】ドイツ政府は20日の閣議で、外国人排斥や反ユダヤ主義を掲げる極右の国家民主党(NPD)の非合法化を支持する方針を決めた。
 州政府代表で構成する連邦参議院(上院)は昨年12月、NPDの非合法化を連邦憲法裁判所に申請することを決めた。フリードリヒ内相は記者団に対し、情報を提供し、非合法化に向けて協力する考えを示した。(2013/03/20-22:47)

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5958チバQ:2013/03/21(木) 19:50:58
http://mainichi.jp/select/news/20130321mog00m030006000c.html
イラクは今:イラク戦争開戦10年 「侵略の日、記念にならぬ」 テロ恐れ、聖廟は閑散
2013年03月21日


イラクの首都バグダッド・カドミヤ地区のイスラム教シーア派聖廟。19日の連続爆発事件の影響で、モスク前の人通りは普段のわずか「1、2割」(地元の人)だった=2013年3月19日、秋山信一撮影
拡大写真 【バグダッド小倉孝保、秋山信一】死傷者250人以上を出したバグダッドの多発爆弾テロ現場の一つカドミヤ地区を19日夜(日本時間20日未明)、訪れた。普段夜中まで参拝客で混雑するイスラム教シーア派の聖廟(せいびょう)周辺は閑散としていた。イラク戦争開戦から20日で10年。市民は続くテロに怒りを強める。

 カドミヤ地区のシーア派聖廟近くには礼拝者用の大型駐車場が多いが、自動車爆弾を警戒し閉鎖。聖廟に向かう通りの入り口の検問所には過去の爆弾テロで犠牲になった兵士の遺影が掛かっている。

 聖廟への大通りに入っても人影はまばら。チャイ(紅茶)売りのムルタダさん(22)は「人通りは普段の1、2割。商売あがったりさ」と嘆いた。

 カドミヤ地区にあるのはバグダッドで最も有名なシーア派聖廟で、イランからも巡礼に訪れる人が多い。聖廟前通りの両側には飲食店や土産物屋が並ぶが、従業員は暇をもてあまし活気はない。

 聖廟の前にも大型検問所があり、携帯電話やカメラの持ち込みは禁止。治安責任者のウサム・ジェイサニさん(32)は、連続テロについて、「テロは憎しみをあおりイラクを分裂させようとする過激派の仕業。許せない」と語気を強めた。

 イラクでは4月に地方議会選挙が予定されていたが、政府は19日、安全が確保できないとしてスンニ派が多い北西部2州で選挙を最大6カ月延期すると発表。シーア派閣僚の一部は治安政策に抗議して閣議をボイコットすることを決めた。

 20日、イラクでは特別な行事は行われなかった。市民にとりフセイン政権からの解放に当たる「4月9日」こそ祝うべき日との考えがあるためだ。警官のオマム・ムハンマドさん(33)は言う。「3月20日は侵略された日。記念にはならない」

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5959チバQ:2013/03/21(木) 19:54:12
http://mainichi.jp/select/news/20130321ddm008020046000c.html
イラク:原油、争奪戦 豊富な埋蔵量、採掘コスト低く
毎日新聞 2013年03月21日 東京朝刊

 米国の侵攻から10年を迎えるイラクが、オイルブームにわいている。フセイン政権時代、経済制裁のためほぼ手つかずになっていた膨大な油田の権益が、海外企業に開放され始めているためだ。テロの危険やインフラ整備の遅れなど課題は多く残るものの、50兆円規模とされるビジネスを狙って日本企業も相次いで再進出しており、国際的な争奪戦の様相になりつつある。【赤間清広、ロンドン坂井隆之】

 「イラクの原油が、世界のエネルギー市場の安定に貢献する」。昨年10月、国際エネルギー機関(IEA)は年次の見通しでイラクを特集し、その潜在力を高く評価した。

 イラクは世界5位の1430億バレルの原油埋蔵量を持つ。03年のイラク戦争で生産量は1日あたり130万バレルまで低下したが、12年には300万バレルに回復した。IEAは35年には830万バレルまで拡大すると予測する。世界の需要は中国、インドなどの成長で35年までに540万バレル増えることが見込まれており、IEAチーフエコノミストのビロル氏は「イラクが世界の成長を支える供給拠点になる」と予測する。

 また、イラクの油田の位置は大半が確認済みで、米国のシェールガスのような高度な採取技術も必要ないため、採掘コストがシェールガスの4分の1〜10分の1程度で済む。原油市場関係者は「採掘コストの低い原油は世界でほぼ取り尽くされており、ほとんど手付かずのイラクの原油は極めて貴重だ」(英原油アナリスト)と指摘する。

 このため昨年5月までに4次にわたって実施された国際入札では、英BPなど欧米石油メジャーに加え、中国、ロシア、トルコ、マレーシアなど新興国企業も数十社が参戦。世界第2位の埋蔵量を持つルメイラ油田など、南部中心に12の油田を開発する権利が落札された。IEAは油田の開発や輸送のためのパイプライン建設などの関連投資全体で今後10年で5300億ドル(50兆3500億円)に達すると予測しており、各国企業がビジネスチャンスを求めて首都バグダッドなどに事務所開設を急いでいる。

 ただ、バグダッドをはじめテロが各地で頻発している上、外国人を狙った誘拐などの犯罪も多く、企業の警備コスト負担は大きい。電力供給や道路などのインフラも十分ではない上、資源開発も国有企業との合弁事業の形でしか認められておらず、政府の方針に左右されるリスクもある。

 民間調査団体イラク・エネルギー・インスティテュートのジャファー氏は「今後も生産を伸ばしていくためには、政府の汚職や官僚主義的な規制を改め、必要なインフラ投資を進めることが不可欠だ」と指摘する。

5960チバQ:2013/03/21(木) 19:54:23
 ◇日本は6月生産開始 安全対策、なお重い負担
 政情不安で長く停滞していた日本企業のイラク進出が再び活発化しつつある。世界有数の石油資源に加え、戦争で荒廃した道路や発電所などインフラ需要が高まっているためで、商社各社が現地事務所を増強するなどビジネスが広がっている。

 日本企業は80年代まで、イラク国内で石油プラントの建設など積極的に事業を展開。しかし、湾岸戦争やイラク戦争の影響で拠点撤退が相次ぎ、低迷期が続いていた。

 日本企業の再進出が本格化したのは5年ほど前。イラク国内は、治安が徐々に改善してきたことに加え、原油の輸出で得た資金を国内のインフラ整備に注ぐことで経済成長を実現。自動車、日用品などの輸入も急増しており、中東有数の消費市場としても存在感を増している。

 イラク国内では現在、日本企業が参画する複数の資源・インフラビジネスが進行中。資源開発大手の石油資源開発は、イラク南部のガラフ油田での商業生産を6月までに開始する。日本の自主開発油田としては、イラク戦争後初の原油生産で、同社は1日最大23万バレルの生産を予定している。国内の石油消費量の5%程度を賄える規模で、原発の操業停止で火力発電需要が高まる中、燃料の安定供給につながると期待されている。

 三菱商事も英・オランダ国際石油資本(メジャー)ロイヤル・ダッチ・シェルと合弁で、天然ガスの回収事業に着手中だ。イラク南部にある三つの油田で原油生産時に出るガスを集め、液化石油ガス(LPG)などに再処理する計画で、近く操業がはじまる。

 市場開拓に向けた動きも出はじめた。日本貿易振興機構(ジェトロ)は昨年11月、イラク最大の国際見本市に89年以来、23年ぶりとなる日本パビリオンを出展、日本製品の品質の高さをアピールした。

 ただ、イラク国内では依然、一部でテロなどが頻発しており「警備会社と契約するなど相応の安全対策を講じる必要がある。現地スタッフや地元企業を通じたビジネスをしているケースが多く、日本人の常駐者はまだ少ない」(ジェトロ)。いち早く現地に進出している欧米勢や中国、韓国企業に先行を許しているのが実情だ。

5961チバQ:2013/03/21(木) 19:56:12
http://mainichi.jp/select/news/20130321ddm007030105000c.html
ケニア大統領選:民族対立はらむ 07年1000人超死亡/今回混乱少なく
毎日新聞 2013年03月21日 東京朝刊

 ◇07年「報復連鎖」1000人超死亡 今回「和解が成立」混乱少なく
 東アフリカ・ケニアの大統領選は9日、ウフル・ケニヤッタ副首相(51)の当選が発表された。だが、接戦を演じたライラ・オディンガ首相(68)の陣営は、開票結果の改ざんの疑いなどを指摘して最高裁に提訴した。ケニアでは07年の前回大統領選直後に開票結果への不満から大暴動が発生し、1000人以上が死亡。今回も最高裁の裁定次第では混乱する可能性がある。前回はなぜ暴動が起きたのか。今回の違いは何か。答えを求めて、多数の犠牲者が出た地域を訪ねてみた。【ケニア西部リフトバレー州で服部正法】

 首都ナイロビから車で5時間近く、リフトバレー州西部の主要都市エルドレットに近いキアンバ村。穏やかな田園地帯で、激しい暴力の現場だったと想像するのは難しい。

 07年の選挙では、中間開票結果でオディンガ氏が現職のムワイ・キバキ大統領を大差でリード。ところが最終的にキバキ氏の当選が発表され、混乱が始まった。オディンガ氏の出身民族ルオ人がキバキ氏の出身民族キクユ人を襲撃し、報復の連鎖が拡大。60万人以上が避難民になった。

 キアンバ村では、最終結果発表の2日後の08年1月1日、キクユ人が避難していたキリスト教会に、オディンガ氏支持のカレンジン人が放火し、女性や子供を含む30人以上が焼死した。跡地には犠牲者を弔う木製の十字架が並ぶ。

 両民族対立の背景には、選挙とは別の複雑な事情もあった。

 ケニアは44民族からなる多民族国家で、キクユ人は人口の22%を占める最大民族。だが、エルドレット周辺は元々カレンジン人の集住地域だった。キクユ人のジョモ・ケニヤッタ初代大統領(故人)は独立後、白人農場主が所有していた土地に、多数のキクユ人を入植させた。得られると思っていた土地を取り上げられた形のカレンジン人側には、今も不満がくすぶる。

 キアンバ村のキクユ人農家、デビッド・キヌチアさん(40)はカレンジン人の攻撃について「土地問題が大きな要因。カレンジン人は『キバキが当選しようがしまいが、キクユ人を追い出す』と選挙前から警告し、武器も豊富に備えていた」と話す。事実なら、選挙に乗じた計画的襲撃と言える。国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチも、地域指導者が計画・扇動し、武器購入資金を提供した疑いを指摘する。

 だが、カレンジン人側の言い分は全く違う。キアンバ村周辺に住む40代の男性と30代の妻は「同胞が襲撃される映像をテレビで見て怒り、やり返したのだと思う。土地問題とは関係ないし、武器が配られたこともない」。

 それでも、今回の大統領選については「対立はもはやない」との見方で両民族は一致する。ケニヤッタ氏はケニヤッタ初代大統領の息子。副大統領候補のウィリアム・ルト氏(46)はカレンジン人。共闘関係ができ一時的な「和解」が成立したとも言える。

 さらに、各候補者らが平和な選挙の実施を訴えたことも奏功したようだ。キクユ人のジョイス・ヌジェリさん(37)は「指導者同士の和解を見て、緊張は静まった」。カレンジン人のダンカン・キプロノさん(20)も同意見だ。

 ケニアでは、政治指導者の一般市民に対する影響力が強い。今回の選挙結果が出た9日、敗北したオディンガ氏を支持するルオ人が多い西部キスムでは、不満を持った支持者らが投石を始め、警官隊が催涙ガス弾を発射したが、事態は一転して収束。直後に会見したオディンガ氏が、冷静な対応を訴えたためと現地では見られている。

 だが、民衆が指導者に追従しやすい状況は、裏を返せば、指導者の扇動的な発言で火がつく危険性をはらんでいる。

5962チバQ:2013/03/21(木) 22:20:04
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130321/asi13032115450002-n1.htm
一騎打ちのはずが…低支持率のギラード首相が留任へ
2013.3.21 15:42

オーストラリアのギラード首相
 オーストラリアのラッド前首相は21日、同日実施予定の与党労働党の党首選に立候補しない考えを表明した。党首選は現党首のギラード首相とラッド氏の一騎打ちになるとみられていたが、他に立候補者がいなかったため、ギラード氏が党首の座を維持し、首相にとどまることになった。

 労働党内では、低支持率に苦しむギラード氏への不満が噴出。同氏は21日、ラッド氏陣営の圧力に押される形で党首選実施に踏み切る考えを示していた。

 しかし、ラッド氏は圧倒的支持が得られていないとして出馬を辞退。党内に決定的な亀裂が入る事態は避けられたが、9月の総選挙を控え、党内に火種がくすぶっていることも浮き彫りにした。(共同)

5963チバQ:2013/03/21(木) 22:20:43
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130321/erp13032120200005-n1.htm
IMFトップの職権乱用疑惑が再燃、仏財務相時代の容疑で家宅捜索
2013.3.21 20:14

IMFのラガルド専務理事(AP)
 【ワシントン=柿内公輔】国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事の“古傷”が再燃した。フランスの司法当局は20日、仏財務相時代の職権乱用疑惑でラガルド氏のパリの自宅を捜索。ラガルド氏は潔白を訴え、IMFも「身体検査」に問題はなかったとするが、波紋を広げそうだ。

 捜索を報じた欧米メディアによると、ラガルド氏は仏財務相時代の2007〜08年に、仏実業家が元国営銀行クレディ・リヨネを相手取り株式投資の損失補填(ほてん)を求めた訴訟に不正に介入し、実業家に有利な調停に導いた疑いが持たれている。

 ラガルド氏の弁護人は「犯罪行為に関与していないことが(捜索で)はっきりするはず」と強気だ。ただ、当局は職権乱用疑惑が強まり捜索に踏み切ったとされる。最近は捜査の動静がほとんど伝えられず、疑惑が沈静化した感もあったが、ラガルド氏の身辺がまた騒がしくなりそうだ。

 ワシントンが本部のIMFにも動揺が広がった。ライス報道官は要請したメディアにのみ声明を配布。「理事会は、専務理事の選出前に(疑惑を)協議し、職責を果たせると確信した」と強調するが、事件については、「当局が捜査中で、コメントすることは不適切」と歯切れが悪い。

 前専務理事の不祥事で就任したラガルド氏は、IMF改革に取り組んでいる最中。IMFはキプロスの金融不安など欧州債務危機への対応に積極的にかかわり、来月には総会も控える。あるIMF関係者は「“長期戦”を覚悟している」とこぼすが、トップが抱え込む火種に周囲がおびえる状況が続きそうだ。

5964チバQ:2013/03/21(木) 22:39:39
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MJWBXP6S972I01.html
インド与党会派DMK、連立政権離脱へ−シン首相には痛手
  3月19日(ブルームバーグ):インドのシン首相率いる連立政権を支えてきたドラビダ進歩同盟(DMK)が、同政権への支持を撤回すると発表した。スリランカの戦争犯罪問題をめぐる対立が原因。1年後に総選挙を控えたシン政権にとっては痛手となる。

連立与党9会派のうちの1つであるDMKは定員545人の下院で18議席を占める。DMKの連立離脱に伴い、シン政権は過半数に44議席足りなくなる。DMKが基盤とするインド南部の州はスリランカのタミル人と文化・宗教的な結び付きがある。

5965チバQ:2013/03/22(金) 19:45:19
http://mainichi.jp/select/news/20130322dde007020002000c.html
キプロス:銀行再編で財源調達 分割・合併法案、議会提出へ
毎日新聞 2013年03月22日 東京夕刊

 【ニコシア(キプロス)坂井隆之】金融危機に陥っているキプロス政府は21日、政府が銀行に対して会社の分割や合併を命令できる銀行再編法案を議会に提出する方針を決めた。経営危機が深刻化している国内第2位のライキ銀行の不良資産を切り離して別の組織に移し、残った優良部門を首位のキプロス銀行に吸収させる方針とみられる。これにより、ライキ銀の救済費用を圧縮することを目指す。

 また、キプロス議会各党は同日、国有資産の売却益などを活用した金融危機克服のための基金「連帯基金」の設立で合意。同国政府は再編法による銀行救済コスト圧縮と併せて、欧州連合(EU)などが同国支援の条件としている銀行預金者への課税に代わる財源調達策としたい考えだ。

 キプロス支援をめぐっては、欧州中央銀行(ECB)が21日、同国が25日までにEUや国際通貨基金(IMF)と支援策で合意できなければ、同国の銀行への緊急融資を打ち切ると通告。ECBの融資支援無しには、同国の銀行の多くが即座に破綻する恐れがある。

 銀行再編法案について、キプロス中央銀行のデメトリアデス総裁は「ライキ銀行の破綻を回避するためのものだ」と説明している。しかし、労働条件の悪化などを懸念する銀行の労働組合員ら約1000人が21日夜、議会前に詰め掛け、銀行再編に反対する抗議活動を展開。警官隊と衝突するなど混乱している。

5966チバQ:2013/03/22(金) 22:38:44
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013032200684
ギラード豪政権、3閣僚が辞意表明=党内不和露呈

21日、キャンベラで、党首続投を決め記者会見するオーストラリアのギラード首相(AFP=時事) 【シドニー時事】オーストラリアのギラード政権の3閣僚が22日、党首交代論をめぐる問題から辞意を表明した。いずれもラッド前首相の支持派。9月の総選挙を前に支持率が低迷する与党労働党内で、ギラード派とラッド派の亀裂が露呈する形となった。
 辞任したのはファーガソン資源・エネルギー相兼観光相、ボーウェン高等教育・技能・科学・研究相、カー福祉担当閣外相の3人。
 労働党内には、選挙への危機感から、ギラード首相に代えてラッド氏への党首交代を求める声が根強い。21日には党の重鎮クリーン地域開発・地方行政相兼芸術相が党首交代論に決着をつけようと党首選を要求するに至った。
 ギラード首相はすぐさまこれに応じたが、ラッド氏は「過半数の支持が得られる状況にない」と判断、出馬を見送り、ギラード首相は対抗馬のいない状況で難なく続投を決めた。クリーン氏は21日のうちに罷免された。(2013/03/22-16:23)

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5967チバQ:2013/03/22(金) 22:54:43
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130321/mds13032123390005-n1.htm
クルド指導者が武装闘争放棄宣言 トルコ政府との30年ぶりの抗争終結に期待 
2013.3.21 23:35

オジャラン受刑者(ロイター=共同)
 【カイロ=大内清】クルド人国家の樹立を求めてトルコ政府に対する武装闘争を展開してきたクルド労働者党(PKK)の指導者アブドラ・オジャラン氏(国家反逆罪などで服役中)は21日、獄中から声明を出し、武装闘争の放棄とPKKメンバーのトルコ領内からの退去を宣言した。トルコのギュレル内相は同宣言を歓迎。29年続いたPKKとトルコ政府との抗争終結につながる期待が高まっている。

 オジャラン氏の声明は、トルコ南東部ディヤルバクルで行われたクルド人の新年を祝う集会で、数十万人を前に読み上げられた。その中でオジャラン氏は「武器ではなく政治の段階にきた」と述べ、今後は合法的にクルド人の権利拡大などを目指す考えを表明した。

 PKKは1978年にオジャラン氏が創設し84年から武装闘争を開始、政府軍との戦闘やテロでこれまでに4万人以上が死亡している。オジャラン氏は99年に拘束されて死刑判決を受け(後に終身刑に減刑)、現在はマルマラ海の刑務所に収監されている。

 トルコからの報道によると、昨年以降、同国の情報機関とオジャラン氏との間で和解交渉が本格化。エルドアン首相は今後、クルド人の権利拡大に向けた憲法改正などの動きを加速させるとみられる。

 ただ、PKKとの和解については、国内の保守層の反発が強く、最近は与党・公正発展党に対する襲撃事件なども起きている。武装解除が順調に進むかなど不透明な部分も多い。トルコのイスタンブールは2020年夏季五輪開催を東京などと争っている。

5968チバQ:2013/03/22(金) 22:57:35
http://mainichi.jp/select/news/20130322dde007020002000c.html
キプロス:銀行再編で財源調達 分割・合併法案、議会提出へ
毎日新聞 2013年03月22日 東京夕刊

 【ニコシア(キプロス)坂井隆之】金融危機に陥っているキプロス政府は21日、政府が銀行に対して会社の分割や合併を命令できる銀行再編法案を議会に提出する方針を決めた。経営危機が深刻化している国内第2位のライキ銀行の不良資産を切り離して別の組織に移し、残った優良部門を首位のキプロス銀行に吸収させる方針とみられる。これにより、ライキ銀の救済費用を圧縮することを目指す。

 また、キプロス議会各党は同日、国有資産の売却益などを活用した金融危機克服のための基金「連帯基金」の設立で合意。同国政府は再編法による銀行救済コスト圧縮と併せて、欧州連合(EU)などが同国支援の条件としている銀行預金者への課税に代わる財源調達策としたい考えだ。

 キプロス支援をめぐっては、欧州中央銀行(ECB)が21日、同国が25日までにEUや国際通貨基金(IMF)と支援策で合意できなければ、同国の銀行への緊急融資を打ち切ると通告。ECBの融資支援無しには、同国の銀行の多くが即座に破綻する恐れがある。

 銀行再編法案について、キプロス中央銀行のデメトリアデス総裁は「ライキ銀行の破綻を回避するためのものだ」と説明している。しかし、労働条件の悪化などを懸念する銀行の労働組合員ら約1000人が21日夜、議会前に詰め掛け、銀行再編に反対する抗議活動を展開。警官隊と衝突するなど混乱している。

5969チバQ:2013/03/23(土) 11:17:37
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130323/mds13032308480002-n1.htm
レバノン首相が辞任発表 シリア情勢が波及
2013.3.23 08:47 [政変・反政府デモ]

ベイルートで辞任を発表するレバノンのミカティ首相=22日(AP)
 レバノンのミカティ首相が22日、ことし6月に予定される総選挙に向けた選挙法改正などをめぐる国内対立を理由に、辞任すると発表した。

 レバノンは歴史的にシリアの強い影響下にあり、レバノンの親、反シリア勢力の対立激化が辞任の背景にあるとみられる。(共同)

5970チバQ:2013/03/23(土) 11:26:58
http://mainichi.jp/select/news/20130323k0000e030200000c.html
パキスタン:ムシャラフ前大統領が帰国へ 総選挙参加で
毎日新聞 2013年03月23日 11時15分

 【ニューデリー杉尾直哉】パキスタンの前大統領で事実上国外亡命中のペルベズ・ムシャラフ氏(69)は22日、パキスタン総選挙(5月11日投票)に参加するため今月24日に帰国する考えを表明した。ムシャラフ氏を支持する政党「全パキスタン・イスラム教徒連盟」が、「国の繁栄のためにもう一度仕事をしたい」とのムシャラフ氏のビデオメッセージを公表した。

 これに先立ち、南部カラチの高裁は22日、ブット元首相暗殺事件(07年)などでムシャラフ氏に出されている3件の逮捕命令を10日間猶予する決定を出した。帰国後、即逮捕を避けたいムシャラフ氏側が不逮捕を申請し、認められた。ムシャラフ氏は今後、裁判所の出廷命令に応じ、無罪を主張する構えだ。

 だが、高裁決定を最高裁が覆す可能性があるほか、米国の「対テロ戦争」に協力してきたムシャラフ氏が、国内の武装勢力に暗殺される危険もある。パキスタン国民の多くはムシャラフ氏を「過去の人」とみており、選挙への影響力は限定的との観測が強い。

5971チバQ:2013/03/23(土) 11:28:44
http://mainichi.jp/select/news/20130323ddm008020096000c.html
キプロス:銀行閉鎖 現金払底、街覆う不安 相次ぐ休業 「まるで戦時」
毎日新聞 2013年03月23日 東京朝刊

 【ニコシア(キプロス)坂井隆之】16日から銀行閉鎖が続くキプロスでは、市民の我慢は限界に近づきつつある。首都ニコシアの中心市街地は、人の通りもまばらで、資金繰りを絶たれてシャッターを閉ざした店舗も目立つ。経済の血液である金融が停止した街は、じわじわと破綻に向けて追い込まれているようにも見える。

 「ユーロに加入したら全て良くなると言われたが全部うそだった。ドイツのいいなりになるのはもうたくさんだ」。ニコシアの目抜き通り「リドラス通り」でみやげ物店を営むトロコーディスさん(42)は閑散とした店内で、力なく語った。

 経営悪化の銀行が融資を絞り込んだため、通りにあった店舗はこの数カ月で次々に閉店。大手銀行に勤めるトロコーディスさんの妻も数カ月前に解雇されたといい、店でも5人ほどいた店員を1人に減らした。銀行閉鎖後は客足がほとんど途絶え、「状況は悪くなる一方だ。明日どうなるのか誰にもわからない」と首を振った。

 銀行店舗に併設の現金自動受払機(ATM)には、十数人の列ができていた。1日あたり数百ユーロ(数万円)の引き出しが可能だが、現金が底を突き停止中のATMが目立つ。公共事業がストップし現在失業中という建築士のエムレさん(36)は、「みんな不安なので現金を手元に置きたい。使うのも怖いので、ひたすら家でニュースを見たり仲間と電話で情報交換したりしている。まるで戦争だ」と暗い表情で話した。

 ニコシア市内では銀行閉鎖で手形の決済や送金も不可能となったため、大半の企業が休業し、車通りも激減している。「現金が無ければ仕入れもできない」(雑貨店の女性)と商品を投げ売り同然に値引きする商店も多い。ガソリンスタンドは20日から、クレジットカード使用お断りの掲示を出した。業界は「手形での取引ができないので、現金が必要。ガソリンの供給は十分行われている」(ガソリンスタンド協会)と強調するが、電気やガス供給を全て海外に頼るキプロスでは、エネルギー途絶への不安も広がっている。

 キプロス政府は小口の預金も含めて全預金者に課税するとしていた方針を撤回し、銀行の再編や国有財産の売却で欧州連合(EU)などの支援の条件である58億ユーロの自前資金を賄う方針。議会の了承を取り付け、国家の破綻をぎりぎりで回避したい考えだ。だが、国内2位の大手行が破綻処理されるとのうわさから、21日夜には労働組合員ら1000人が議会に押し寄せ、武装警官隊ともみあいになるなど混乱は拡大した。

 プラカードを手に抗議に参加した銀行員の男性(46)は「銀行閉鎖以来、何の情報も与えられず家に待機している。政府がやろうとしているのは3000人の新たな失業者を作ることだ」と怒りをぶちまけた。

 欧州では「このままでは信用不安が域内に広がる。一刻も早い収束が必要だ」(欧州銀行連盟のクラウセン会長)と危機感が強まっている。国内最大手のキプロス銀行は21日、「(政府の)次の行動が、救済か破滅かを決める」との声明を出し、支援策の早期の決定を求めた。

5972チバQ:2013/03/23(土) 11:30:51
http://mainichi.jp/select/news/20130323ddm007030152000c.html
中露首脳会談:中国、露と蜜月演出 力関係変化、思惑に違い
毎日新聞 2013年03月23日 東京朝刊

 中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領は22日の会談で、戦略的パートナーシップの強化をアピールした。中露は「数世紀にわたる歴史で最良の関係にある」(プーチン大統領)とされ、習主席の初外遊という機会を利用して両国の「蜜月ぶり」を演出した形だ。ただ、中国の台頭に伴う力関係の変化もあり、利害や思惑の違いも見え隠れしている。

 ◆中国

 ◇失点防ぎ成果強調
 「私たちはいつも打ち解けた態度でお互いに接しているという印象がある。性格が合っている。我々は良い友人だ」。22日のプーチン氏との首脳会談。国家主席に選出されてから約1週間でロシア訪問を果たした習氏は、副主席時代に2回会っているプーチン氏への個人的な親しみを込めながら両国関係の良好さをアピールした。ただ、表情はややこわ張っていた。

 尖閣諸島の問題や南シナ海の領有権問題などで日米は今後も中国と対立することが確実だが、ロシアは「(シリアなど)合法的な政権の転覆に反対するなど重要問題での見解が同じか近い」(上海交通大学の王少普教授)。訪露は「東と南の海に出たい中国に北(ロシア)と難題を抱える余裕はなく、ロシアとの関係を確実なものにして日米に臨むためでは」(日中関係筋)との見方が強い。

 外遊先で「冒険」をしない理由には国内事情もある。中国は今後2桁の経済成長率は期待できず、かつての勢いは失いつつある。貧富の格差や官僚腐敗に対する国民の不満も高止まりの状態で、習氏自身が「薄氷を踏み、深いふちをのぞき込むような自覚が求められる」と表現するほどだ。失点になりにくいロシアを選ぶことで成果をアピールし、新政権のスタートを切りたいとの思惑も見える。

 10年に胡錦濤国家主席(当時)はメドベージェフ大統領(同)と第二次世界大戦中の対日共闘をアピールする共同声明を発表し、ロシアとの連携を演出した。習氏も今回の首脳会談を通して「第二次大戦の成果を共に守る」考えで、尖閣諸島問題を抱える日本をけん制する狙いもあるとみられる。だがプーチン大統領は北方領土問題の解決に意欲を示すなど日本との関係強化に動いており、習氏の思惑通りには進まない可能性もある。

 中国は近年、ロシアとの経済関係を強化してきた。昨年輸入した原油の1割にあたる2433万トンがロシアからだ。一方、米国の「シェール革命」の影響で欧州諸国が石油・ガスの対ロシア依存を減らす中、ロシアとの価格交渉では強気の姿勢を続けている。上海社会科学院の李立凡氏は中国紙に「中国は優位な立場だが、ロシア側には中国の極東地域の拡大を警戒し、中国依存を減らすべきだとの意見もある」と指摘する。

 米メディアによると、習氏は中国共産党の幹部子弟向け学校に通った際、ロシア語を学んだ。今回の訪問で披露するために復習したといい、新しい指導者として「親ロシア派」をアピールしたい考えとみられる。【モスクワ隅俊之】

5973チバQ:2013/03/23(土) 11:31:05
 ◆ロシア

 ◇依存拡大に警戒も
 「21世紀のロシア発展のベクトルは東にある」としてアジアに軸足を移しつつあるプーチン大統領は、国境を接する中国との経済・エネルギー分野での関係を重視している。

 ロシアのノワク・エネルギー相は今月16日、東シベリアから太平洋への石油パイプラインの支線を使った中国への原油輸送量を、現在の年1500万トンから最大2200万トンに増強できると表明。中国の需要増に応じる考えを示した。

 また、ロシア政府系天然ガス企業ガスプロムと中国国営の中国石油天然ガス(CNPC)は2月末、ロシア産天然ガスを極東経由で中国に供給する契約の交渉を年内に終わらせることで合意した。双方はこれまでガスの価格を巡り対立していたが、国際的なガス価格の下落で妥協の環境が出てきたとみられる。

 ロシア政府は21日の閣議で、極東発展に向けた総額10兆ルーブル(約30兆円)超の国家プログラムを基本策定した。政府支出のほか民間投資も想定しており、実現には経済成長を続ける中国の参入が欠かせない。プーチン大統領は昨年2月に発表した外交政策論文で、「中国経済の発展は脅威ではなく、チャンスだ。中国の潜在力をシベリア極東の経済新興に役立てるべきだ」と述べた。中露間の昨年の貿易額は875億ドルで07年より倍増。今年は1000億ドルの大台に乗る見通しで、中国はロシア最大の貿易相手国としての地位を強めている。

 一方、ロシアでは台頭する中国への警戒感も確実に高まっている。人口減少が続く極東シベリアに対する中国からの「人口圧力」は強まっており、極東が中国に「のみ込まれる」ことへの懸念は大きい。「中国はロシアから資源を買ってくれるが、極東の近代化に向けた投資には消極的だ」(ズボフ下院議員)という不満も出ている。

 またロシアは、日本と中国が対立する尖閣諸島問題で中立の姿勢を保っている。これも日中間の紛争に巻き込まれたくないとの判断と、中国の領土要求が将来的にロシア極東に波及することを警戒しているとみられる。

 ズボフ議員は「中国はロシアをどこか見下しており、ロシアの対等なパートナーにはなりえない。極東発展に必要な技術をもたらしてくれるのは日本、韓国、米国だ」と話す。外交評論家のタブロフスキー氏も「拡張する中国への依存を高めないため、政策のベクトルを多様化する必要がある」と指摘する。【モスクワ田中洋之】

5974チバQ:2013/03/24(日) 00:33:53
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130323/erp13032321230004-n1.htm
プーチン露政権 対中と対日のバランスに腐心 北方領土交渉は視界不良
2013.3.23 21:19 (1/2ページ)

モスクワのクレムリンでの調印式で、文書を交換するロシアのプーチン大統領(右)と中国の習近平国家主席=22日(ロイター)
 【モスクワ=遠藤良介】中国の習近平国家主席とロシアのプーチン露大統領が22日に署名した共同声明に、「核心的利益」をめぐる協力が盛り込まれ、中露が日本や米国を念頭に、領土や安全保障に関わる問題で連携する構図が浮き彫りになった。ただ、今回の声明には、「反ファシズム」など中国側の目指した対日歴史認識についての記述はない。急速に国力を増す中国に警戒感を抱き、日本など他のアジア諸国との関係も強化しようと腐心するロシアの姿も透けて見える。

 日本では最近、中国を警戒するロシアが日本に接近し、北方領土交渉の進展につながると期待する論調が目立っていた。今回の共同声明が示すのは、ロシアにとって4千キロ超の国境を接する中国との関係が死活的に重要であり、現時点では「領土交渉の先行きを決して楽観すべきではない」(ロシアの識者)という現実だ。

 習氏の訪露に合わせ、ロシアが中国向けの年間石油供給量を現在の1500万トンから段階的に約3倍の4600万トンに引き上げることでも両国は合意した。ロシアは欧州経済の低迷などを受けて石油・天然ガスのアジア諸国への販路拡大を進めており、資源確保を急ぐ中国とのエネルギー協力は大きく前進する。

 

 他方、急速に国力を増す中国に危機感を抱くロシアが、極東・東シベリアの開発を急がなければ中国の人、モノ、カネに席巻されるとの潜在的恐怖すら感じていることも事実だ。ロシアは日本など中国以外のアジア諸国とも関係を強化し、中国とのバランスをとる必要があると考えている。

 そうしたプーチン政権の立場を反映してか、2010年9月に当時のメドベージェフ大統領と胡錦濤国家主席が署名した共同声明と異なり、今回は第二次大戦の歴史認識には触れなかった。パトルシェフ露安全保障会議書記は昨年10月に訪日した際、沖縄県・尖閣諸島をめぐって「わが国がどちらかの側に立つことはしない」と言明してもいる。

 習氏の訪露では石油供給の拡大が決まる一方、長年の交渉が続くロシア産天然ガスの輸出についてはまたも合意が見送られた。ロシアには中国だけに向かうパイプラインを敷設することで、中国に価格決定権を握られることへの懸念が強いことが背景にある。

 中露と日本を軸とするパワーゲームはまだ緒に就いたばかりであり、米国や韓国も絡むその行方には流動的要素が多い。

5975チバQ:2013/03/24(日) 00:34:27
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130322/erp13032223120008-n1.htm
「摩擦のタネ」深入りに警戒感 ロシア
2013.3.22 23:11 (1/2ページ)
 【モスクワ=佐々木正明】プーチン大統領が「両国関係は歴史上、最も良好」と評せば、習近平国家主席が「最重要戦略パートナー」とうたう中露関係だが、両国の利害関係は複雑に絡み“同床異夢”の状態が目立ってきている。プーチン政権は中央アジアに伸長(しんちょう)する中国を警戒する一方、周辺国と軋轢(あつれき)を抱える中国の現状を冷静に分析。資源取引や米国への対抗など、部分的な協力深化にとどめ、国益維持のため中国を活用しようとしている。

 習主席の初訪問先がロシアになったことに、中国側ではその意義が強調されているが、ロシアの専門家の間では、中国への深入りリスクが強調されている。

 昨年5月、大統領に就いたプーチン氏は初訪問先に中国を選ばず。「対米関係の先鋭化でロシアとの友好強化を急いでいる」(露有力誌ブラスチ)と習政権は心中を見透かされている。

 中央アジアではインフラ整備などの大型援助で中国の影響力が高まり“脱ロシア”が進行。一方、露国営企業ガスプロムは、南シナ海で中国と領有権を争うベトナムと鉱区開発計画を進め、中国を刺激している。

 プーチン氏が自ら認める中国との「摩擦のタネ」は極東アジアでバランスを欠く軍事面にも及んでおり昨年、露海軍は初めて、米海軍主導の環太平洋合同軍事演習「リムパック2012」に正式参加。増強する一方の中国軍を牽制(けんせい)した。

 外交筋によれば、ロシアの対中警戒感は昨年から顕著になった。昨年10月にパトルシェフ露安全保障会議書記が来日し、日本と安保面での協力強化を約束したことに「中国高官は不快感を示した」という。

 ロシアは石油・天然ガス収入の低下を避けるため、供給を欧州からアジアに移そうとしている。資源開発が進む露極東地域での対中バランサーとして日本の役割は再認識され始めている。

 国際平和財団カーネギー・モスクワセンターのトレーニン所長は「自国権益のための中国との関係の重要性をプーチン政権はよく理解している」とし、欧米との利害関係を調整する際の“カード”として「中国との関係を利用しようとするだろう」と述べている。

5976チバQ:2013/03/24(日) 00:51:33
http://mainichi.jp/select/news/20130324k0000m030045000c.html
イタリア:中道左派が連立協議…組閣難航は必至
毎日新聞 2013年03月23日 21時51分(最終更新 03月23日 22時40分)


ローマの大統領宮殿で、ナポリターノ大統領と会談後に記者会見するベルサーニ民主党書記長=2013年3月22日、ロイター
拡大写真 【ローマ福島良典】債務危機再燃の不安を抱えるイタリアの組閣作業が始まった。ナポリターノ大統領は22日、2月下旬の総選挙(上下両院)で下院多数派となった中道左派連合のベルサーニ民主党書記長(61)に組閣を要請。ベルサーニ氏は政権樹立を目指して連立協議を開始する。だが上院では過半数割れの「ねじれ」状態で他党との連立合意のめどは立っておらず、協議は難航が予想される。協議不調なら、緊急避難的に選挙管理内閣が作られ、今夏にも再選挙になだれ込む可能性が大きい。

 ベルサーニ氏は組閣要請受諾後、構造改革を実現するための政権作りを目指す考えを強調した。23日に市民団体代表と会談後、25日から各党との協議に入り、28日に大統領に協議の成否を報告する見通しだ。合意が成立すれば、ベルサーニ氏は大統領に閣僚名簿を提出し、10日以内に両院で信任を得る。

 ベルサーニ氏は、総選挙で下院第2勢力となったベルルスコーニ前首相(76)の中道右派連合との「大連立」は避けたい意向だ。このため総選挙で躍進した新興政治団体「五つ星運動」のベッペ・グリッロ氏(64)に連立参加を呼びかけているが、グリッロ氏は同調していない。

 総選挙で、中道左派連合は下院(定数630)の多数派になったが、上院(選出議員定数315)では過半数に届かない「ねじれ」状態となった。このため15日に総選挙後初めて招集された上下両院では、議長選びに手間取った。16日、下院は左派環境自由党のラウラ・ボルドリーニ議員(51)=前国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)広報官、上院はマフィア犯罪摘発を進めてきた元判事で民主党のピエトロ・グラッソ議員(68)をそれぞれ選出したが、上院議長選では「五つ星運動」の一部議員が事前の取り決めに反して民主党のグラッソ氏に投票し、足並みの乱れが露呈した。

 ベルサーニ氏が組閣できない場合、大統領は他党党首やグラッソ上院議長に組閣を要請するとみられる。だが選挙のしこりもあって、連立協議が成功する保証はない。

5977チバQ:2013/03/24(日) 00:55:45
http://mainichi.jp/select/news/20130323dde018030037000c.html
シリア:EU、反体制派への武器供与後退 米の懸念受け
毎日新聞 2013年03月23日 東京夕刊

 【ダブリン斎藤義彦】欧州連合(EU)の外相会議が22日、アイルランド・ダブリンで開かれ、内戦状態に陥っているシリアに対し、武器禁輸制裁を解除して反体制派に武器を供給する案について、英仏が単独での武器提供を急がない姿勢を見せ、武器禁輸解除論は後退した。オバマ米大統領の武器供与への懸念や、イスラエルに及ぼす安全保障上の悪影響があるとみられる。

 ヘイグ英外相は22日、単独での武器給与について「英仏の取る選択肢の一つ」と述べたものの「EU内で合意を維持することに力点を置きたい」と述べた。今月中旬にはキャメロン英首相やオランド仏大統領が、EUが武器禁輸解除で合意できない場合は単独供給も辞さない姿勢を見せていたのと比べ、大幅に後退した。

 EUは米側ともシリアの反体制派への武器供与について協議しているが、オバマ大統領が22日、シリアが新たにイスラム過激派の拠点になることに懸念を表明。20日にはイスラエルのネタニヤフ首相もシリアの武器が「テロリスト」に渡ることへの憂慮を示した。

 外交筋によると、武器禁輸解除論が後退した背景には、武器が反体制派から拡散し、イスラエルの安全を脅かす事態への懸念があるという。参加した外相はレバノンのシーア派民兵組織ヒズボラや、シリア国内のイスラム過激派が地対空の攻撃能力を獲得すれば、事態がかえって悪化すると指摘した。

 EUのシリアへの制裁は武器禁輸だけでなく民生面の制裁も含めたパッケージになっており、5月末の期限切れまでに「新たな形の制裁」(外交筋)を全会一致で決めなければ、渡航禁止や資産凍結などが解除される可能性もある。

5978チバQ:2013/03/24(日) 00:57:12
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130323-OYT1T00743.htm?from=ylist
レバノン、内閣総辞職…組閣協議は難航必至

 【カイロ=田尾茂樹】レバノンのミカティ首相は23日、スレイマン大統領に辞表を提出し、内閣が総辞職した。


 大統領は各会派と協議の上で首相候補を指名、組閣を要請するが、シリア内戦の余波で、親シリアのイスラム教シーア派組織ヒズボラと反シリアの野党勢力との対立が深まっており、協議の難航は必至。政治空白による政情不安定化が懸念される。

 レバノンからの報道によると、ミカティ氏が辞任した背景に、6月に予定される議会選を前に、閣内多数派のヒズボラとの対立が激化した点があるとみられる。自らに有利な選挙法改正を目指すヒズボラは、選挙手続きを遅らせるために選挙監視組織の設置を拒否した上に、ヒズボラと距離を置く「国内治安部隊」トップの任期延長に反対した。

(2013年3月23日22時27分 読売新聞)

5979チバQ:2013/03/24(日) 10:16:33
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130324/mds13032409280001-n1.htm
反政府勢力、首都に進撃 中央アフリカ
2013.3.24 09:27
 中央アフリカからの報道によると、反政府勢力「セレカ」が23日、首都バンギ北部に進撃、政府軍との間で戦闘が起きた。セレカはボジゼ大統領の退陣を要求、首都中心部の大統領府を目指しているという。

 ロイター通信によると、旧宗主国のフランス軍部隊が展開して首都の空港を確保した。

 セレカは昨年12月に武装蜂起し、中央アフリカ北部や中部の多数の都市を掌握。今年1月に政府と停戦に合意したが、合意項目が守られていないとして最近、再び攻撃を始めた。

 セレカは今回の戦闘で、政府軍のヘリコプターを撃墜したとしている。

 中央アフリカでは2005年から北部で複数の反政府勢力と政府軍の戦闘が続き、07年以降、和平合意が結ばれた。セレカはこれらの武装勢力から分派した組織の連合体で、合意で約束された資金支援などの履行を要求して蜂起した。(共同)

5980チバQ:2013/03/24(日) 10:17:14
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130324/erp13032409320003-n1.htm
ロシアの実業家、B・ベレゾフスキー氏死去
2013.3.24 09:29 [ロシア]

ボリス・ベレゾフスキー氏=2012年1月(ロイター)
 ボリス・ベレゾフスキー氏(ロシアの実業家)23日にロンドン郊外の自宅で死去、67歳。顧問弁護士は国営テレビに自殺と語った。

 ソ連崩壊後のロシアで自動車会社「ロゴバス」を基盤に台頭した新興財閥を率いた。エリツィン政権下で政治的影響力を強め、安全保障会議副書記、下院議員などを歴任した。プーチン大統領と対立、横領容疑などで刑事責任を問われ、2000年に英国に亡命した。亡命後もプーチン批判を続けた。(共同)

5981チバQ:2013/03/24(日) 18:53:52
>>5979
http://www.cnn.co.jp/world/35029894.html
フランス、中央アフリカ共和国に軍事介入 首都空港を確保
2013.03.24 Sun posted at 15:06 JST

(CNN) フランス政府は23日、アフリカ中部の中央アフリカ共和国の首都バンギにある空港を仏軍兵士約150人が確保したと発表した。反政府勢力が首都進攻の動きを見せ、ボジゼ大統領の政権転覆の恐れが生じたための対抗措置。

空港制圧で武装勢力の抵抗はなかったとしている。同共和国の旧宗主国である仏は国際社会に対しボジゼ政権の崩壊を防ぐため介入を要請。仏外務省によると、23日には国連安全保障理事会の緊急招集を要請した。

安保理はこれより前、反政府勢力のバンギ進攻への強い懸念と中央アフリカ共和国の安定を損ねるいかなる試みも非難する声明を発表。全当事者に対し敵対行為の即時中止も求めた。

同共和国北部に拠点を築く反政府勢力セレカは昨年12月、政府が和平協定を踏みにじったとしてボジゼ大統領の退陣を要求すると共に攻勢を開始。数週間で複数の町を支配下に置き、首都進攻の構えを強めた。

中央アフリカ共和国紛争に関する潘基文(パンギムン)国連事務総長の特別代表によると、セレカとボジゼ政権は今年1月、新たな和平協定や統一政府の樹立に合意した。大統領や新たに任命される首相、閣僚は次期選挙に出馬しないことでも合意した。

ただ、セレカはその後、政府が約束を順守しないとして非難、攻撃を再開していた。

仏は今年1月、イスラム過激派武装勢力の伸張を押さえるためにアフリカ西部のマリ紛争にも武力介入し、軍事作戦を依然続行している。仏はマリの旧宗主国。

5982チバQ:2013/03/24(日) 18:54:11
http://www.cnn.co.jp/world/35029888.html?tag=mcol;relStories
英女性、レイプ恐れベランダ沿いにホテル脱出 インド
2013.03.23 Sat posted at 16:38 JST

(CNN) 女性の性的暴行事件が相次ぎ抗議行動が多発するインド北部アグラの警察当局は23日までに、ホテル経営者が観光旅行中の英国人女性の部屋に入ろうとしたため女性が自室からベランダ沿いに1階下に下りて逃げる騒ぎがあったと述べた。

地元警察幹部は当初、CNNの取材に対し、経営者はレイプ未遂の疑いがあると述べたものの、女性は嫌がらせの苦情のみを申し立てたと述べた。経営者は女性を襲う意図はなかったと否定したが、逮捕された。

女性を検診した医師によると、ベランダからベランダへ逃げる際、女性に骨折などのけがはなかった。女性は単独で旅行していたが滞在日程を繰り上げて、帰国したという。

地元警察によると、経営者は前もって予定していたマッサージを女性に行うため部屋を訪れたと供述。ドアをノックし続け、マッサージの事を告げたが、女性はドアに鍵を掛け、ベランダから部屋を脱出したという。

インドではこのところ、女性のレイプ事件が多発。先週には同国中部ダティア地区で起きたスイス人の女性観光客に対する暴行事件で男の容疑者5人が逮捕されていた。5人は犯行を自供していた。

また、昨年12月には首都ニューデリーのバス内で23歳女性の集団レイプ事件が発生、インドや国際社会に衝撃を与えていた。この被害者はシンガポールの病院に運ばれたもの暴行で受けた傷が原因で死亡した。

5983チバQ:2013/03/24(日) 20:29:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130324/erp13032419420006-n1.htm
また英で反プーチン派死亡 ベレゾフスキー氏の死因は?
2013.3.24 19:40 (1/2ページ)

ボリス・ベレゾフスキー氏=2012年1月(ロイター)
 【ロンドン=内藤泰朗】ロシアのプーチン大統領を厳しく批判し、英国で亡命生活を送る露大富豪ボリス・ベレゾフスキー氏(67)がロンドン郊外の自宅で死亡しているのが23日見つかった。英国では昨年11月にも、露政権幹部らの大規模汚職疑惑を暴露した亡命ロシア人実業家が不審死を遂げた。反プーチン派の有力者たちの相次ぐ突然の死は両国関係に微妙な影を落としそうだ。

 英BBC放送によると、ベレゾフスキー氏の遺体はロンドン西部40キロほどのアスコットの自宅で23日夕、発見された。警察が死亡原因を調べている。

 ベレゾフスキー氏は1990年代、ソ連崩壊後の大混乱期に自動車販売で財をなし、ロシア最大のテレビ局や航空最大手アエロフロートのほか、石油会社までも手中に収めるなど、「エリツィン大統領(故人)の金庫番」と呼ばれ、最も影響力のある政商だった。

 しかし、エリツィン氏の後継者であるプーチン氏とは対立した。「命に危険がある」として、所有ロシア企業株を売却し、2000年に英国に亡命。06年に放射性物質ポロニウム210で毒殺された反プーチン派の元ソ連国家保安委員会(KGB)中佐、リトビネンコ氏とも緊密に連絡をとっていた。同氏も同じ英国亡命者で、露政権幹部の汚職の実態などを調査していた。

 ベレゾフスキー氏は昨年夏、親プーチン派の大富豪で、英サッカー名門チェルシーのオーナーのアブラモビッチ氏を相手取り、ロンドンで30億ポンド(約4315億円)の巨額損害賠償請求訴訟を起こしていた。しかし判事がベレゾフスキー氏の証言が「まったく信頼できない」と言明するなどして敗訴が確定。借金がかさんでいたという。

 また、ロシア大統領報道官は死亡の報を受け、ベレゾフスキー氏が数カ月前、プーチン氏に謝罪し、帰国許可を求めていたと語った。だが、確認はされていない。

 英国では昨年11月、亡命ロシア人実業家ペレピリチヌイ氏が44歳の若さで突然死。死因は当初、「心臓まひ」とされた。しかしBBCによると、同氏は健康に問題はなかったが、プーチン政権幹部の汚職に関係する証拠書類を英国やスイスの捜査当局者に提供したことに加え、投資案件でロシア保安当局者に莫(ばく)大(だい)な損失を負わせて命を狙われていた。このため、捜査当局は、毒殺の疑いがあるとして再び調査を行っている。

 また、リトビネンコ暗殺事件以降、プーチン政権を批判する在英亡命ロシア人が襲撃などを受けるケースが増えている。「襲撃の対象」をまとめた名簿も存在しているといい、亡命ロシア人は外界との接触を極力しないなど警戒を強めている。

5985チバQ:2013/03/24(日) 21:22:23
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130324/erp13032419520007-n1.htm
キプロス市民「信用できるのは現金だけ」 繁華街は閑古鳥
2013.3.24 19:50 [海外経済]

首都ニコシア中心部の銀行ATMで現金を確保しようとする市民=24日(大内清撮影)
 【ニコシア=大内清】キプロス財政危機への欧州連合(EU)ユーロ圏諸国からの支援をめぐる折衝が続く中、銀行預金の引き出しが制限されている同国では、市民が現金確保に躍起となっていた。

 キプロスのラルナカ国際空港。同国の空の玄関だが、銀行が臨時休業しているため、非ユーロ圏からの旅行者らは外貨をユーロに両替できず途方に暮れていた。

 記者(大内)も、いくつかの売店で特に必要もないものを米ドルで購入し、お釣りをユーロでもらうことでやっと市内への交通費を入手できた。

 24日、首都ニコシア中心部の繁華街では多くの店がシャッターを下ろし、レストランでは閑古鳥が鳴いていた。「週末はいつも人でいっぱいなのに今は誰もお金を使いたがらない」。レストラン店員のステファノスさんはため息をついた。

 預金課税を条件とした財政支援策を打ち出したEUへの恨み節も漏れる。連日、複数の現金預払機(ATM)を回ってお金を引き出しているという年金生活者のヘレンさんは「EUはキプロスを破壊しようとしている」と憤慨、支援を拒絶したロシアにも「幻滅した」という。

 各銀行は26日にも営業を再開する見通しだが、取り付け騒ぎが再燃する恐れもある。クレジットカードや小切手を受け付けない店が増える中、ホテル従業員のペトロスさんは「政府や銀行は信用はできない。信用できるのは現金だけだ」と語った。

5986チバQ:2013/03/24(日) 21:26:22
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013032400122
支援交渉、最終局面に=最終期限は目前−キプロス
 【フランクフルト時事】キプロス政府と欧州連合(EU)ユーロ圏諸国による金融支援をめぐる交渉は24日、最終局面を迎えた。アナスタシアディス同国大統領は同日朝、与党幹部やサリス財務相を伴い、EU本部のあるブリュッセルへ出発。支援承認の最後の機会になるとみられる同日夜(日本時間25日未明)からのユーロ圏財務相会合の開催まで、焦点である銀行預金課税法案の内容などをめぐり、ぎりぎりの交渉を続ける方針だ。
 欧州中央銀行(ECB)は、支援合意が達成されなければ25日を最後にキプロスへの資金供給を停止すると警告。供給が停止すれば金融部門は崩壊し、最悪の場合はユーロ圏離脱を強いられる可能性もある。こうした事態を回避するには、財務相会合での支援合意が必須だ。(2013/03/24-21:16)

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5987チバQ:2013/03/24(日) 21:27:26
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013032400151
反政府勢力、首都を制圧=大統領は国外脱出−中央アフリカ

中央アフリカ共和国のボジゼ大統領=1月8日、バンギ(AFP=時事) 【ロンドン時事】中央アフリカ共和国の大統領報道官は24日、首都バンギが反政府武装勢力に制圧されたことを明らかにした。ボジゼ大統領は同日、隣国コンゴ(旧ザイール)に脱出した。ロイター通信が報じた。
 報道官によると、反政府勢力はバンギにある戦略上重要な拠点を全て支配下に置いた。大統領補佐官はボジゼ大統領について、反政府勢力が大統領府に向かったのを受け、ウバニュイ川を渡ってこの日朝、コンゴに逃れたと述べた。
 反政府勢力は23日、北方から首都に進攻。政府軍と激しい戦闘を展開し、首都への送電を担う発電所などを奪取した。戦闘は24日早朝からさらに激しさを増し、各地で銃声や爆発音が響いていた。(2013/03/24-19:27)

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013032400017
反政府勢力が首都に進攻=大統領辞任を要求−中央アフリカ
 【ロンドン時事】AFP通信などによると、中央アフリカ共和国の反政府勢力報道官は23日、数百人の反政府勢力部隊が首都バンギに進攻したことを明らかにした。反政府勢力は政府軍に戦闘中止を呼び掛けるとともに、ボジゼ大統領に辞任を求めた。
 首都ではこの日、反政府勢力と政府軍との戦闘が発生。銃声が響いており、国連当局者によれば、住民はパニックに陥っている。反政府勢力報道官は政府軍のヘリコプター1機を撃墜したと述べるとともに、部隊が大統領府に向かっていると強調した。反政府勢力は発電所も支配下に置き、首都への送電を停止したという。
 この事態を受けて旧宗主国フランスは国連安保理に緊急協議開催を要請。一方で、バンギの空港の安全を確保するため、部隊を派遣したとの情報もある。(2013/03/24-06:25)

5988チバQ:2013/03/24(日) 22:47:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130324/mds13032421520003-n1.htm
中央アフリカ、武装勢力が首都制圧 大統領は脱出か
2013.3.24 21:51

中央アフリカ・バンギの大統領府で報道陣に答えるボジゼ大統領=1月(AP)
 【ロンドン=内藤泰朗】中央アフリカからの報道によると、同国の反政府武装勢力、セレカは24日、政府軍と戦闘の末、首都バンギ全域を制圧した。ボジゼ大統領は隣国コンゴ(旧ザイール)に脱出したという。大統領報道官ら政府当局者が明らかにした。

 ロイター通信によると、中央アフリカ北部や中部を支配し、大統領の退陣を求めているセレカは23日、首都に進撃を開始。政府軍との戦闘は起きたものの、わずか1日で首都中心部の大統領府や発電所などを占拠した。ただ、首都の空港は旧宗主国のフランス軍部隊が展開して確保したという。

 この事態を受け、フランスは国連安全保障理事会に緊急協議の開催を要請した。

 セレカは昨年12月から攻勢を開始。首都に迫ったところで周辺国などが仲介し、今年1月、統一政府を樹立するなどの和平案に合意したが、大統領が政治犯の釈放などの合意を履行していないとして不満を示していた。ボジゼ氏は2003年の軍のクーデターで大統領となっていた。

 同国は、ダイヤモンドやウラン、金などの鉱物資源に恵まれているが、アフリカの最貧国のひとつとなっている。

5989チバQ:2013/03/24(日) 22:50:37
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130324/mds13032422250004-n1.htm
シリア反体制派議長が辞任 内部対立原因か
2013.3.24 22:23
 シリア反体制派の統一組織「シリア国民連合」のハティーブ議長が24日、インターネット交流サイト「フェイスブック」で辞任を表明した。内部対立が原因とみられる。

 国民連合内の穏健派で、アサド政権側との対話を模索したハティーブ氏の辞任で、政治解決の可能性はさらに遠のいた。内戦で反体制派の武装勢力が支配地域を広げているが、政治的に依然結束できず、アサド政権崩壊時の受け皿づくりが進まない現実も露呈した。

 国民連合は今月19日、シリア国内の反体制派支配地域で活動する「暫定政府」の首相として、反体制運動の実績に乏しいヒート氏を選出。連合内のリベラル派から「(イスラム組織)ムスリム同胞団や湾岸諸国から押し付けられた人物」と批判が出ていた。(共同)

5990チバQ:2013/03/25(月) 20:43:23
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013032500743
反体制派、アラブ連盟に参加か=シリア政府に代わり、首脳会議で
 【カイロ時事】アラブ連盟高官は25日、カタールの首都ドーハで26、27両日に開催されるアラブ連盟首脳会議で、シリア反体制派連合体「国民連合」に対し、資格停止となっているシリア政府の代わりに連盟に参加することを容認するとの見通しを示した。AFP通信が伝えた。
 アラブ連盟は、国民連合がヒット暫定首相を選出するなどアサド政権に代わる政治的な基盤を持つ組織になったと判断した。ただ、国民連合はハティブ議長が辞任を表明、足並みの乱れも表面化しており、アラブ連盟への参加により基盤強化につながるかは不透明だ。(2013/03/25-19:14)

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5991チバQ:2013/03/25(月) 20:44:30
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013032500414
新資源相にグレイ氏=政変未遂受け内閣改造−豪州
 【シドニー時事】オーストラリアのギラード首相は25日、内閣を改造し、資源・エネルギー相兼観光相兼小企業相にグレイ特別国務閣外相を昇格させた。与党労働党内で最近、半年後の総選挙への危機感を背景に政変未遂劇があり、一部閣僚ポストが罷免や辞任で空席になっていた。
 地域開発・地方行政相はインフラ・運輸相のアルバニーズ氏が兼務。高等教育・技能・科学・研究相はエマーソン貿易相の担当に追加され、クレア内務相が閣外から閣内に昇格した。(2013/03/25-14:45)

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5992チバQ:2013/03/25(月) 20:45:25
>われわれに必要なのは同性婚ではなく仕事だ

それとこれは別の話では…?
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013032500033
同性婚反対で30万人デモ=警官隊と衝突、拘束者も−パリ

24日、パリのシャンゼリゼ大通りで、同性婚合法化反対を叫ぶデモ参加者(AFP=時事) 【パリ時事】フランスのオランド社会党政権が進める同性婚合法化に反対するデモが24日、パリで行われ、警察の推計で約30万人が参加した。仏メディアによると、主催団体は参加者が140万人に達したと主張している。
 デモ参加者の一部は24日夜、行進が許可されなかった目抜き通りのシャンゼリゼ大通りにも集結。警官隊が催涙ガスを発射するなどして解散させる騒ぎが起きた。バルス内相はAFP通信に、数十人を拘束したと明らかにした。
 オランド大統領が選挙公約に掲げた同性婚合法化に対しては、中道右派野党やカトリック教会が強く反対している。失業率が10%を超える雇用悪化を反映し、デモ参加者は「われわれに必要なのは同性婚ではなく仕事だ」などと書かれた横断幕を掲げ、市街地を練り歩いた。(2013/03/25-07:41)

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5993チバQ:2013/03/25(月) 20:51:09
http://mainichi.jp/select/news/20130325k0000e030185000c.html
イラク:原油高騰で経済活況 高級家具・車販売好調
毎日新聞 2013年03月25日 11時48分(最終更新 03月25日 12時34分)


イラクの首都バグダッドにある高級家具店「アラミーヤ」。若いカップルなどが次々と来店していた=2013年3月21日、秋山信一撮影
拡大写真 米英が主導し、フセイン政権を崩壊させたイラク戦争から10年たつイラクでは、テロや宗派対立がやまない一方、原油価格の高止まりを背景に経済が好調だ。バグダッドでは高級家具や高級車が飛ぶように売れ、この10年で売り上げが20倍に伸びたという店もある。だが経済成長の恩恵に浴さない貧困層には不満もくすぶっている。【バグダッドで小倉孝保、秋山信一】

 休日の21日、バグダッド中心部の高級家具店「アラミーヤ」には若いカップルや家族連れが次々に来店した。3階建ての店内には、トルコや中国などからの輸入ソファやベッドが並ぶ。「開店から2年で売り上げは5割増しです」。販売責任者のハサンさん(28)は誇らしげだ。

 テーブルと椅子2脚のセットが300〜500ドル(約2万8500〜4万7500円)、細かい刺しゅうが施されたベッドは3000〜4000ドルだ。イラクの通貨はイラク・ディナールだが、高級輸入品などは米ドル価格で取引される。

 客層は高収入の公務員が多く、中には1カ月ごとに古い家具を売り、新しい家具を買う常連客もいるという。ハサンさんは「ビジネス環境はどんどん良くなっている。先行きも明るい」と話す。唯一の懸念は治安状況だ。爆弾テロがあった19、20両日はほとんど客がなかったという。

 高級車や金細工などアクセサリーの売れ行きも好調だ。自動車販売店「アダイヤール」では、トヨタのランドクルーザーや米クライスラーのジープなど1台数万ドルの高級車が月40〜50台売れる。大半は米ドルの現金払い。売り上げは中古車販売店をしていた10年前の20倍以上だ。

 数日前に三菱パジェロを購入したという、公務員のハサン・レフタさん(35)は「金細工職人の父親が最近、兄弟5人にそれぞれ車を買ってくれた」と話す。

 一方、貧困層の生活はなお厳しい。バグダッドでは、国連の経済制裁下にあった90年代から、輸入古着を扱う店が貧困層の生活を支えてきた。しかし、政府は昨年12月、近く古着輸入を禁止すると発表。政府は感染症予防のためと説明しているが、市民には「国民が豊かになって古着を必要としなくなったと政府が判断したのだろう」との見方が広がる。

 バグダッド中心部で古着・古靴店を開くアブ・アリさん(37)は、「まだ古着しか買えない人は多い。政府は貧困層を切り捨てようとしている」と不満げだ。2週間に1度は古着を買いに来る女性公務員、アファーフさん(45)は「(バグダッドの古着店には)安くて良い商品が多い。経済は好調でも、お金持ちは一部でしょう」と古着店の必要性を訴えた。

 イラクで富裕層の消費が伸びている背景には、石油生産を柱とした経済の復興がある。国際通貨基金(IMF)によると、イラクの経済成長率は06年からプラスに転じ、12年はイラク戦争開戦後最高の推定10.17%を記録。今後も10%前後の高成長が続くと予測されている。

5994チバQ:2013/03/25(月) 20:58:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130325/amr13032508550000-n1.htm
期待高めたオバマ氏の中東歴訪 失望と背中合わせの危うさも
2013.3.25 08:49 (1/2ページ)

中東歴訪を終えてワシントンに戻ったオバマ米大統領=23日、ホワイトハウス(ロイター)
 【ワシントン=犬塚陽介】オバマ米大統領は23日、2期目初の外国訪問となった中東歴訪を終え、帰国した。イランの核問題ではイスラエルの自制を引き出し、外交解決を優先する方針を確認した。中東和平ではイスラエルとパレスチナの溝が埋まらぬ中、演説で双方の民衆に対し、交渉再開への支持を求める“荒業”を繰り出して喝采を浴びたが、米国の指導力への期待が高まる「副産物」も生んでおり、経過次第では希望が失望へと急変しかねない危うさも残した。

 「敵同士の和平を仲介する前に、まずは米国の友人(イスラエル)が自分を信頼しなければならないことを認識したようだ」

 米紙ウォールストリート・ジャーナルは22日付社説で、中東歴訪の最大の成果は、オバマ大統領の変化にあったとの見方を示した。

 2009年6月の中東歴訪では、エジプトを訪れてイスラム社会との融和を唱えながら、隣国のイスラエルを素通りし、同盟国の不信と疑念を買ったが、今回はイスラエルを真っ先に訪問して挽回をはかった。

 焦点だったイランの核開発で、オバマ大統領は「全ての選択肢を排除しない」とした上で、外交解決の重要性を強調。ネタニヤフ首相も米国と「評価を共有している」と歩調を合わせており、外交解決の優先を追認させた形だ。

 米国の中東専門家の間ではイランが経済制裁で苦境に直面する状況で、オバマ政権が直接対話を呼びかけ、外交解決に乗り出すとの見方が勢いを増している。

 特にイランで大統領選が実施される6月前後が転換点になることが取り沙汰されており、イスラエルの自制を追い風に核問題が動き出す可能性がある。

 一方、国内外で高い評価を得たのが、エルサレムで約2千人の若者を前に行った演説だった。

 オバマ大統領はイスラエル、パレスチナの双方に譲歩を求めた上で「人々が求めなければ、政治指導者はリスクを冒さない」と民衆に呼びかけ、自身の選挙演説のように「チェンジ(変化)を自ら創造しなければならない」と交渉再開を政府に求めるよう促した。

 具体的な提案よりも信頼醸成を優先させた演説内容には、米紙ニューヨーク・タイムズが「雄弁で政治的な機敏さ」を示したと歓迎し、イスラエル紙ハアレツ(電子版)も「愛のムチ」になったと好意的に受け止めている。

 ただ、外交問題評議会のリチャード・ハース会長はCNNテレビに対し、演説で大統領が和平仲介を主導するとの期待感が「飛躍的に高まった」と指摘。指導力を発揮できなければ批判が再燃する可能性が高く、もろ刃の剣になりかねないと警告した。

5996チバQ:2013/03/26(火) 19:11:34
http://mainichi.jp/select/news/20130326dde007030022000c.html
BRICS首脳会議:開幕へ 「開発銀」発足が焦点
毎日新聞 2013年03月26日 東京夕刊

 【ダーバン(南アフリカ東部)服部正法】ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの新興5カ国(BRICS)首脳会議が26日、南ア東部ダーバンで始まる。27日までの会期で、発展途上国のインフラ整備などを援助する「BRICS開発銀行」の発足が決定するかなどに注目が集まっている。

 BRICS開発銀行は昨年3月、ニューデリーで開かれた前回首脳会議で、発足の検討が決まった。BRICS各国が出資し、発展途上国の開発事業に対し資金融資を行う計画。また、5カ国は、金融危機などの緊急時に活用できる外貨準備の共同基金の創設も検討しており、会議の焦点の一つになっている。これらの計画が具体化すれば、従来、世界銀行や国際通貨基金(IMF)が担ってきた欧米型の途上国援助の枠組みや金融システムが変わる可能性も指摘される。


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