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国際政治・世界事情

5813チバQ:2013/02/24(日) 14:14:16
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130223/erp13022321140002-n1.htm
イタリア、経済改革「否定」派が猛追か 総選挙24日から投票
2013.2.23 21:08 (1/2ページ)

 選挙集会で支持者の若者らに囲まれるイタリアのベルサーニ民主党書記長(左から3人目)=22日、ローマ(共同)
 【ローマ=宮下日出男】イタリア総選挙の投票が24日、モンティ政権による経済・財政改革路線継承の是非を争点に始まる。改革継続を掲げる中道左派連合が安定政権樹立のため、下院だけでなく、上院も制することができるかが焦点だが、情勢は混沌(こんとん)としており、改革継続が否定される結果となれば、欧州債務危機の再燃を招く恐れもある。

 最後に公表された8日の世論調査では、民主党のベルサーニ書記長率いる中道左派が、ベルルスコーニ前首相の中道右派連合を支持率で約5ポイント引き離していた。猛追する前首相の陣営はさらに差を縮めた可能性が指摘されるが、中道左派がまだリードを保っているとみられている。

 「第三極」を目指してモンティ首相が立ち上げた中道連合は、新興の政治勢力「五つ星運動」にも後れをとる。改革への国民の不満だけでなく、「選挙戦でも有権者とのコミュニケーションに問題があった」(ローマ大学のロレッラ・チェルドローニ准教授)のが響いたともされる。

 下院(定数630)では第一党に55%の議席が保証されるため、中道左派の勝利が確実視されるが、仕組みの異なる上院(定数315)では中道左派の過半数の議席獲得は微妙な情勢。上院は下院と同等の権限を持つことから、安定政権樹立のため、中道左派はモンティ首相陣営の協力が必要になるとみられる。

 ただ、選挙戦終盤には中道左派と関係の深い主要銀行や防衛関連企業のスキャンダルが浮上。既存体制批判を強める五つ星運動が再び勢いづいているともされている。

 また、数々のスキャンダルでイメージが低下した前首相だが、世論調査に表れていない支持層もいるとされ、中道右派の票が伸びる可能性は否定できない。

 この結果、中道左派がモンティ首相陣営と合わせても上院で過半数に届かなければ、政治情勢が混迷する恐れがある。改革路線が挫折すれば、金融市場の混乱が再燃しかねないため、「前首相はイタリアを混乱させた。有権者は正しい選択を行うと信じる」(シュルツ欧州議会議長)と“警告”する声も上がっている。投票は25日午後3時(日本時間午後11時)に締め切られ即日開票される。

5815チバQ:2013/02/25(月) 21:37:26
http://mainichi.jp/select/news/20130225k0000e030119000c.html
シリア難民:レバノンへ越境 受け皿なく善意頼み…ルポ
毎日新聞 2013年02月25日 07時38分

 【アルサル(レバノン北東部)秋山信一】「シリアに帰りたい」。長女のタマムさん(10)がつぶやいた。レバノン東部に広がるベカー高原の街アルサル。内戦が続くシリアの中部ホムスなどからの難民が急増しているが、国際機関の支援は行き届かない。ホムスから標高1000メートル超の山を越え、徒歩で48時間。母親(27)と子供5人は建設中の民家に逃げ込み、近隣住民が与えた直径30センチの薄いパンを分け合っていた。

 一家はホムス近郊の村に住んでいた。1カ月前、戦闘の激化で父親(35)が肩などを負傷。食料調達が不可能になり、父親は「生き残るため」、母子6人にレバノン行きを命じたという。16日、住み慣れた家を出た。1歳の弟は母親が抱き、タマムさんが3歳の弟の手を引く。8歳の次女と5歳の長男も含め、全員が裸足にサンダル姿。途中、路上で夜を明かし、2日後にたどりついた。

 10畳ほどの部屋は、つっかい棒でつるされたカーペットがドア代わり。窓ガラスがなく、風をしのぐため取り付けたビニールシートから太陽の光がわずかに差し込む。昼間でも薄暗く、気温は15度だがもっと寒く感じる。

 近くの住民が同情し、小さなカーペットとマットレス、3枚の毛布を与えてくれた。体を寄せ合い、暖を取る。

 レバノンでは昨夏以降、シリア難民が急激に増えている。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、昨年2月末時点では7435人だったが、21日現在では25倍以上の19万5098人。52%は17歳以下の子供で、登録待ちも含めると総数は30万人を超える。

 だが、支援は十分とは言えない。国際NGO、国境なき医師団(MSF)が昨年12月に行った調査によると、約25%が国際機関などからの「支援を全く受けていない」、65%が「家族を養うには不十分」と答えた。栄養状態の悪化や感染症の拡大も懸念され、MSFレバノンの責任者ファビオ・フォルジオーネさん(36)は「総合的な援助が受けられる難民キャンプがない」と指摘する。

 レバノン政府はキャンプの設置には消極的だ。キリスト教など18以上の宗派が混在する社会だけに、イスラム教徒が増えれば、宗派バランスが一気に崩れかねないからだ。

 「お父さんに会いたい」。笑顔の中で、時折寂しげなまなざしを見せるタマムさんら。何度もせき込んでいた。

5816チバQ:2013/02/25(月) 21:38:51
http://mainichi.jp/select/news/20130225k0000e030166000c.html
キューバ:革命後世代が要職に ナンバー2に52歳抜てき
毎日新聞 2013年02月25日 12時28分(最終更新 02月25日 13時14分)
 キューバの人民権力全国会議(国会)は24日、国家元首である国家評議会議長にラウル・カストロ氏(81)を再任、ナンバー2の第1副議長には閣僚評議会(内閣)のミゲル・ディアスカネル副議長(52)が抜てきされた。

 革命に直接関わった世代が要職を占めてきたキューバで、第1副議長に革命後の世代が就任するのは初めて。

 ラウル・カストロ議長は演説で、今後5年を最後の任期として引退する考えも表明。1959年のキューバ革命以来、フィデル・カストロ前議長(86)と共に兄弟で率いてきた社会主義国キューバは大きな節目を迎える。(共同)

http://www.asahi.com/international/update/0225/TKY201302250212.html
2013年2月25日17時19分

キューバのラウル議長、5年後退任明言 世代交代の波

 【サンパウロ=岩田誠司】キューバで24日、総選挙後初の人民権力全国会議(国会)が開かれ、元首にあたる国家評議会議長にラウル・カストロ氏(81)が再任された。同氏は「今回が最後の任期となる」と述べて5年後の退任を明言。社会主義を維持しつつ世代交代を進める姿勢を鮮明にした。

 この日、ナンバー2にあたる国家評議会第1副議長には、1960年生まれのミゲル・ディアスカネル氏(52)が選ばれた。59年のキューバ革命後に生まれた世代が同ポストに就くのは初めて。ラウル氏は「ゆるやかに(権力の)委譲を進めつつ国の方向性を定めるステップだ」と述べ、次世代を担う人材育成を進める重要性を強調した。

 ディアスカネル氏は、元エンジニアで、大学教授や出身地のビジャクララ県共産党第1書記などを経て、2012年から閣僚評議会副議長に就任。最近、国内外の行事に出席することが多く、次世代のリーダー候補と見られてきた。

5817チバQ:2013/02/25(月) 22:31:53
http://mainichi.jp/select/news/20130225dde007030034000c.html
波立つイタリア:13年総選挙 「ベルルスコーニはもうたくさん」 肌あらわ、女性団体抗議
毎日新聞 2013年02月25日 東京夕刊

 【ローマ福島良典】総選挙の投票が始まったイタリアで24日、北部ミラノの投票所に女性権利団体のメンバー3人が潜入、上半身の衣服を脱ぎ、少女買春疑惑で公判中のベルルスコーニ前首相(76)に抗議する一幕があった。

 投票に訪れたベルルスコーニ氏が報道陣の前に姿を見せた際、3人は「シルビオ(ベルルスコーニ前首相)はもうたくさんだ」などと書かれた上半身をあらわにし、叫び声を上げた。現場で警官に取り押さえられ、警察署に連行された。

 ANSA通信によると、3人は08年にウクライナで設立された女性権利団体のメンバー。20〜25歳のフランス人1人とウクライナ人2人だという。ベルルスコーニ氏は10年に私邸で開いたパーティーに当時17歳だったモロッコ人女性ダンサーを招き、買春したとして起訴され、公判中。

 総選挙の投票は25日までの2日間。ベルルスコーニ氏の中道右派連合は、中道左派連合を猛追している。

5818旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/02/26(火) 19:51:37
イタリア総選挙結果,中道右派・五つ星運動が予想以上の健闘。
下院はプレミアムで緊縮派が過半数を確保も,上院は過半数を得られそうな勢力なし。
こりゃ再選挙ですかねぇ……

下院(630)
 中道左派連合(29.5%)340議席 民主292 左派環境37 他11
 中道右派連合(29.1%)124議席 自由国民97 北部同盟18 他9
 モンティ連合(10.5%)045議席
 ☆五つ星運動(25.5%)108議席
上院(選挙分315,他に終身議員7)
 中道左派連合(31.6%)113議席 民主105 左派環境7 他1
 中道右派連合(30.7%)116議席 自由国民98 北部同盟17 他1
 モンティ連合(09.1%)018議席
 ☆五つ星運動(23.8%)054議席

5819チバQ:2013/02/26(火) 20:20:16
http://www.afpbb.com/article/politics/2931168/10337933?ctm_campaign=txt_topics
イタリア総選挙、上院で過半数の勢力なし 行き詰まる政局
2013年02月26日 15:37 発信地:ローマ/イタリア
【2月26日 AFP】イタリアの総選挙はほぼ全ての開票作業が終了し、下院ではピエルルイジ・ベルサニ(Pier Luigi Bersani)氏が率いる民主党(PD)などの中道左派連合が過半数の議席を獲得することになった。26日、内務省が発表した。

 開票率99.9%の時点で、下院の得票率は中道左派連合が29.55%となり、29.18%だったシルビオ・ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi)前首相が党首を務める自由国民(PDL)などの中道右派連合をわずかに上回った。規定により、最も多くの票を得た中道左派連合が下院で過半数の議席を取ることになった。

 反緊縮財政を掲げた元コメディアンのベッペ・グリッロ(Beppe Grillo)氏が率いる新興勢力「5つ星運動(M5S)」は、下院の政党単独の得票率で民主党の25.41%を上回る25.55%となり、イタリア第3の政治勢力に躍り出るという衝撃的な結果になった。専門家らは、緊縮財政に疲れた欧州の他の国にも影響を与えると予測している。

 一方、上院で過半数を取った勢力はなかった。イタリアでは新政権の発足に上下両院の信任が必要となるため、現状では政権樹立の見通しが立たない情勢になっており、民主党幹部からは数か月以内の再選挙の実施や、何らかの形で5つ星運動と連携するといった話も出ている。(c)AFP

5820チバQ:2013/02/26(火) 20:21:02
http://mainichi.jp/select/news/20130226dde001030002000c.html
イタリア総選挙:安定政権困難 危機再燃の恐れ
毎日新聞 2013年02月26日 東京夕刊

 【ローマ福島良典】イタリア総選挙(上下両院)は25日、開票され、内務省の集計結果(開票率100%)によると、モンティ暫定首相(69)の財政再建路線の継続を掲げる中道左派連合が下院(定数630)で過半数の340議席を獲得した。だが、上院(終身議員を除く選出議員定数315)は過半数を大きく下回る。長期安定政権の樹立は困難になり、政治空白により、モンティ氏が着手した緊縮策や構造改革が失速、経済危機が再燃する可能性がある。反緊縮派の台頭でイタリアの信用が揺らぎ、ユーロ圏全体に影響を及ぼす恐れもある。

 在外選挙区などを除く当日開票分の内務省集計によると、下院はベルサーニ民主党書記長(61)率いる中道左派連合が得票率29・54%で首位。第1勢力に与えられる「ボーナス議席」を得て定数の約54%にあたる340議席を確保した。

 ベルルスコーニ前首相(76)の自由国民を軸とする中道右派連合が124議席(得票率29・18%)で続き、既成政党批判を展開するコメディアン、ベッペ・グリッロ氏(64)の政治団体「五つ星運動」は108議席(25・55%)と躍進。モンティ氏の中道勢力連合は45議席(10・56%)。

 上院は中道左派連合113議席(31・63%)▽中道右派連合116議席(30・72%)▽「五つ星運動」54議席(23・79%)▽中道勢力連合18議席(9・13%)。上院は下院と異なり、ボーナス議席が20の州(選挙区)ごとに配分される仕組みで中道左派連合は財政再建路線で一致するモンティ陣営と合わせても131議席で過半数には達しない。

 ナポリターノ大統領はベルサーニ氏にまず組閣を命じるとみられる。ベルサーニ氏は「微妙な情勢だが、責任を持って事にあたる」と述べ、各党と連立協議に入る用意を表明した。モンティ氏は「役割を果たす」と協議に応じる姿勢を示した。

 両院は同等の権限を持つため、政権安定には、中道左派連合が中道右派連合または「五つ星運動」と「大連立」を組むのが望ましいが、緊縮策や欧州政策で意見の隔たりが大きく連立協議は難航が予想される。

 一方、ベルルスコーニ氏は反緊縮色を強め、ユーロ離脱の可能性も排除しない考えを示しており、「五つ星運動」はユーロ残留の是非を問う国民投票の実施を主張している。このため、中道左派連合と連立を組むには障害が多い。

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イタリア総選挙:安定政権困難 危機再燃の恐れ
毎日新聞 2013年02月26日 東京夕刊

 有権者は約5000万人。投票率は約75・2%で前回08年の約80・5%を下回った。

==============

 ◇イタリア総選挙の開票結果(議席数、カッコ内は得票率%)
        上院         下院

中道左派連合 113(31.63) 340(29.54)

中道右派連合 116(30.72) 124(29.18)

五つ星運動   54(23.79) 108(25.55)

中道勢力連合  18( 9.13)  45(10.56)

 内務省発表(開票率100%、議席数は在外選挙区などを除く)

.

5821チバQ:2013/02/26(火) 20:22:31
http://mainichi.jp/select/news/20130226k0000e030141000c.html
イタリア総選挙:「五つ星運動」躍進 政治不信の受け皿に
毎日新聞 2013年02月26日 09時56分(最終更新 02月26日 12時11分)


北部ジェノバの投票所で、投票前にメディアに囲まれる「五つ星運動」のグリッロ氏(中央)=2013年2月25日、ロイター 【ローマ福島良典】25日開票のイタリア総選挙で既成政党批判を繰り広げてきたコメディアン、ベッペ・グリッロ氏(64)の政治団体「五つ星運動」が上下両院で大躍進した。国政初挑戦で事実上の「勝利」を収め、国民の間に蓄積する政治不信の根深さを浮き彫りにした形だ。インターネット主体の活動で若年層を引き付ける「五つ星運動」はイタリア政局の行方を左右する新興勢力になる。

 「内向きの政党はこれまで国民の利益を考えてこなかった。イタリアをダメにする政治家に、国民は堪忍袋の緒が切れたのだ」。ローマ中心部のホテルに設置された選挙拠点で、「五つ星運動」活動家のアレッサンドロ・カナリさん(37)が興奮気味に語った。

 イタリア政治は近年、スキャンダルの連続だった。一昨年11月に退陣した中道右派・自由国民のベルルスコーニ前首相(76)は創業したメディア企業絡みの脱税で有罪判決を受け、少女買春疑惑で公判中。最近では、中道左派・民主党に近い銀行の巨額損失隠しが表面化した。

 中道左右両陣営がすねに傷を持つ中、グリッロ氏の「政治家は退場せよ」との叫びが、若者を中心とする有権者の心をつかんだ。専門家の間からも「五つ星運動には間違った政策もあるが、発信する『政治家不信』は正しい」(アルベルト・マルティネッリ・ミラノ大学名誉教授)との指摘が出ていた。

 選挙運動中、「五つ星運動」は既成政党による金権・利権政治を批判し、「議員報酬は月額5000ユーロ(約60万円)まで」を公約に掲げた。インターネットを最大限に活用する政治手法で「カネのかからない選挙・政治」を有権者にアピールしたことも斬新に響いた。

 だが、新興市民団体ゆえに組織が脆弱(ぜいじゃく)で、政策立案能力に乏しく、国政進出にあたって準備不足である点は否めない。ユーロ残留の是非を問う国民投票の実施や、固定資産税の撤回など大衆迎合的な公約も目立つ。「どの政党とも連合は組まない」(参謀役のジャンロベルト・カサレッジオ氏)方針で、支持者の声を国政に反映させることができるかは不透明だ。

5823チバQ:2013/02/26(火) 20:40:15
http://mainichi.jp/select/news/20130226ddm007030140000c.html
イタリア総選挙:世論分裂、鮮明に 財政緊縮策や利権巡り
毎日新聞 2013年02月26日 東京朝刊

 【ローマ福島良典】24、25の両日実施されたイタリア総選挙(上下両院)は、モンティ暫定首相(69)が進めた財政緊縮策や、利権政治を巡る世論の分裂を浮き彫りにした。イタリアの国際的な信用回復を望む有権者は改革路線を取る中道左派連合やモンティ陣営を支持。緊縮策や政治の停滞に不満を抱く層はそれぞれ、ベルルスコーニ前首相(76)の中道右派連合や、ベッペ・グリッロ氏(64)の政治団体「五つ星運動」に投票する傾向が見られた。

 ローマ中心部の小学校で友人と一緒に投票を済ませたローマ大大学院生のファビオ・ポロリさん(27)は上下両院ともベルサーニ書記長(61)の中道左派・民主党に入れた。だが、「国政を企業経営のように考えている」モンティ陣営との連立には反対だ。友人の中には「『ゼロからのスタート』を呼びかけるグリッロ氏の支持者もいる」と明かす。

 年金生活者のマリオ・ドッツィさん(70)は「下院は民主党、上院はモンティ陣営」と票を分けた。「私利のために政界入りしたベルルスコーニ氏はもうごめん」と語り、「復活阻止」のため票を投じた。「首相には(ベルサーニ氏より)線が太いモンティ氏が就いてほしい」と願っている。

 一方、画家・彫刻家のマッシモ・リバディオッティさん(53)は「政治家の退場」を訴えるグリッロ氏の破壊力に期待した。「左右両陣営で問題をたらい回しにしてきた政界の『パンドラの箱』を開けてほしい」からだ。環境保護に「五つ星運動」が理解を示している点も考慮に入れた。

 ベルルスコーニ氏は選挙戦で大型減税などの人気取り策を打ち出し、中道右派連合の支持率を引き上げた。支持者のマリア・ピア・ベッティさん(72)は「イタリアを救えるのはベルルスコーニ氏しかいない。私生活のスキャンダルには関心はない」と語る。選挙には景気後退と失業増が影を落としている。緊縮策の影響などで昨年12月時点の失業率は11・2%を記録している。

5824チバQ:2013/02/26(火) 20:47:59
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130226/erp13022610350006-n1.htm
改革疲れの国民、大衆迎合にひかれる
2013.2.26 10:33

ベルルスコーニ氏(ロイター)
 【ローマ=宮下日出男】イタリア総選挙では、モンティ政権の緊縮・改革路線継続に反対するベルルスコーニ前首相の中道右派連合と政治勢力「五つ星運動」が事前予想を上回る勢いをみせた。その背景には、経済低迷下で「改革疲れ」が著しい国民が大衆迎合的な訴えに引きつけられたことがある。

 選挙戦終盤には中道右派と五つ星運動の猛追が伝えられたが、改革継続を目指す中道左派は上院で過半数を逃しても、モンティ首相の中道連合と合わせて多数派形成できるとの予測が大勢だった。だが、実際には上院でだけではなく、下院でも苦戦。五つ星運動の得票率は最大2割との予想を大きく上回った。

 ベルルスコーニ氏に対しては、相次ぐスキャンダルのため国民の拒否感は強かった。だが、前首相はモンティ政権が導入した住宅税の廃止と既払い分の税金還付など「ばらまき」的な政策を訴えることで巧みに逆境をはね返した。

 既存体制の打破を掲げる五つ星運動は、リーダーでコメディアンのベッペ・グリッロ氏のカリスマ性のほか、一般市民から候補者を選ぶなどした「新鮮さ」が政治不信の強い国民の心を引きつけた。選挙前には主要銀行のスキャンダルも浮上。五つ星運動は一段と弾みをつけ、中道左派の支持層も流れたとみられる。

 債務危機は表明上、沈静化しているが、欧州の経済回復が遅れる中、国民の痛みが続いていることが選挙で表面化したといえる。

5825チバQ:2013/02/27(水) 22:41:09
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013022702000120.html
欧州動揺 独、路線変更を懸念 仏「成長促す取り組み必要」
2013年2月27日 朝刊

 【ロンドン=有賀信彦】欧州債務危機を再燃させかねないイタリア総選挙の結果に、ユーロ圏諸国に衝撃が走った。

 「ユーロ圏全体に影響する事態で、非常に憂慮している」。ロイター通信によると、スペインのガルシアマルガリョ外相は二十六日、マドリードでイタリアの政局への懸念を記者団に語った。さらに「イタリアにとっても欧州にとっても、どうにもよくなりようのない方向への急展開だ」と戸惑いを見せた。

 ユーロ圏の財政緊縮路線をリードするドイツでは、レスラー経済技術相が同日、「イタリアは、既に取り組んでいる財政改革や競争力強化などの構造改革を続ける以外に選択肢はない」との声明を発表。いかなる政権が発足しようと、路線の変更は認めがたいとの強い姿勢を示した。

 ウェスターウェレ外相は同日、「イタリアの政治家は、改革と緊縮が必要だと理解しているはずだ。すみやかに行動能力のある政府をつくるよう望む」と述べ、同国が政局混迷から早く抜け出すよう要請。「欧州債務危機の克服に向け、私たちは同じボートに乗っている。イタリアだけでなく欧州全体のためだ」と呼び掛けた。

 一方、経済成長策への転換が欧州債務危機克服には必要との立場のフランスでは、モスコビシ経済・財政相が同日、ロイター通信に「(政局混迷を)心配なのは間違いないが、イタリアと欧州には、経済成長という別の観点からの取り組みが必要だ」と述べた。

5826名無しさん:2013/02/27(水) 23:11:31
首相4月下旬にもロシア訪問で調整
ttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20130227/k10015813411000.html
外務省は、北方領土問題などを巡って意見を交わすため、安倍総理大臣が4月下旬にもロシアを訪問して、プーチン大統領と首脳会談を
行う方向で調整していることを明らかにしました。
日ロ両政府は安倍総理大臣の年内のロシア訪問に向けた調整を進めていて、プーチン大統領は、先週、ロシアを訪れていた森元総理大臣と
会談した際、「訪問を心待ちにしている。両国関係の発展のよいステップになることを期待している」と述べ、期待感を示しました。
こうしたなか、外務省の担当者は27日午前、民主党の会合に出席し、安倍総理大臣のロシア訪問の時期について「大型連休という可能性も
含めて、現在調整中だ」と説明し、北方領土問題などを巡って意見を交わすため、安倍総理大臣が4月下旬にもロシアを訪問して、プーチン
大統領と首脳会談を行う方向で調整していることを明らかにしました。

5827チバQ:2013/02/27(水) 23:20:36
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130227/mds13022700420000-n1.htm
議会選ボイコットを表明 エジプト反大統領派連合
2013.2.27 00:41
 中東の衛星テレビ、アルジャジーラによると、エジプトの反モルシ−大統領派の連合体「救国戦線」は26日、4月下旬から実施される人民議会(国会)選挙をボイコットすると表明した。

 救国戦線を率いるエルバラダイ国際原子力機関(IAEA)前事務局長が「選挙法が不公平だ」としてボイコットを呼び掛けていた。主要野党が不参加となれば、選挙が成り立たなくなる恐れもあり、モルシ−氏側に圧力をかける狙いとみられる。

 議会選は地域別に4回に分け、約2カ月にわたって実施される。投票日は(1)4月22、23日(2)5月11、12日(3)5月28、29日(4)6月15、16日。(共同)

5828チバQ:2013/02/27(水) 23:36:43
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130227-00000085-san-eurp
国民は緊縮路線拒否 ベルルスコーニ氏存在感
産経新聞 2月27日(水)7時55分配信

 イタリア総選挙では、スキャンダルが相次いだベルルスコーニ前首相(76)が劣勢をはね返し、その存在感を改めて誇示した。既存政治の批判を展開する政治勢力「五つ星運動」も予想以上の大躍進。多くの有権者が両陣営の大衆迎合的な訴えにひかれた結果でモンティ政権の緊縮・改革路線に対する国民の疲弊感の強さを映し出した。

 中道右派の中心政党で前首相率いる自由国民のアルファノ幹事長は25日夜、「前首相の勝利への信念がもたらした結果だ」と選挙での善戦を満足げに評価。「選挙前に『前首相は終わりだ』と考えていた人は考え直さなくてはならない」とも強調した。

 ◆税金還付追い風

 一昨年秋、債務危機の波及で退陣を余儀なくされた前首相は昨年末、モンティ首相への信任を撤回。首相辞任の引き金を引くとともに、首相返り咲きを目指す意向を示した。しかし、当時の前首相陣営の支持率は中道左派に大きく引き離され、前首相の政界への影響力は弱まったというのが大方の見方だった。

 過去約20年間で3度首相職を経験した前首相も未成年者買春事件などスキャンダルが相次ぎ、今では国民の拒否感も強い。

 だが、こうした逆風の中で前首相は、モンティ首相やドイツのメルケル首相の批判を繰り返し、「ばらまき」的な政策を掲げることで、改革疲れする有権者の心理を巧みにとらえた。特にモンティ政権が導入し、国民の強い不評を買っていた住宅税を廃止し、既払い分の税金を還付する公約は効果が大きかったとされる。

 改革継続を目指す中道左派やモンティ首相の中道連合を支持できず、政治経験のない五つ星運動にも不安を持つ有権者にとって明確に「痛み」の緩和を主張した前首相は「欠点はあるが最善の選択」(65歳女性)でもあった。専門家は「税金還付は現金収入の少ない層に魅力的だった」と指摘する。

 ◆新興勢力も台頭

 一方、五つ星運動はリーダーでコメディアンのベッペ・グリッロ氏(64)のカリスマ性のほか、インターネットで一般市民から候補者を選ぶなどした「新鮮さ」が政治不信の強い国民を引きつけた。イタリアのユーロ残留の是非を国民投票で問うなど過激な公約を掲げる。既存の政治勢力と距離を置く方針だが、メンバーの多くは政治の素人で実行力などは未知数だ。イタリア紙レプブリカは26日、「イタリアは統治不能になった」と報じた。(宮下日出男)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130227-00000099-san-eurp
イタリア総選挙 中道左派 上院「議席配分制」に泣く
産経新聞 2月27日(水)7時55分配信

 【ローマ=宮下日出男】26日に開票結果が判明したイタリア総選挙で、緊縮・改革路線継続を掲げ下院を制した中道左派連合が上院で獲得議席数で過半数を大きく下回った背景には、重要選挙区で相次ぎ敗北したことがある。上院は下院と異なり、一部地域の結果が全体の議席数に大きな影響を与える仕組みが採用されているためであり、選挙では同国の複雑な選挙制度にも焦点があてられた。

 内務省が開票作業を開始後、随時公表した暫定集計では、全体の得票率では中道左派がベルルスコーニ前首相率いる中道右派連合を上回るにもかかわらず、獲得議席数では一時、中道右派が中道左派を逆転する場面もあった。上下両院で議席配分制度が異なるためだ。

 下院では、全国集計で得票率トップの陣営に過半数の議席が保証される仕組みだが、上院では州単位の20選挙区ごとに得票率首位の陣営に対し、各選挙区の定数の過半数が保証される。このため定数の大きい選挙区の動向が上院全体の行方を大きく左右する。

 今選挙でも北部の大都市ミラノを抱えるロンバルディア(定数49)、南部カンパニア(同29)など4州を中心とした情勢に伊メディアは注目し、事前の予想を報じた。上院で明確な「勝者」が出なかった要因には政治勢力「五つ星運動」の予想以上の躍進もあるが、中道左派がこの4州で全敗したことも響いている。

 現行制度の導入は2005年、ベルルスコーニ前首相が政権にあった時代。06年の総選挙を控え、苦戦が予想された政権が敗北を最小限に抑えるのを狙ったともいわれ「最悪の選挙制度といわれていた」(現地ジャーナリスト)という。

 モンティ政権下で選挙制度の改革が試みられたが、各陣営の調整がつかず、今回の総選挙でも現行制度が維持された。

5829チバQ:2013/02/27(水) 23:37:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130227-00000025-jij-eurp
総選挙の開票結果確定=伊
時事通信 2月27日(水)9時6分配信

 【ローマ時事】イタリア内務省は26日、総選挙の最終開票結果を発表した。上院(定数315、終身議員を除く)は、中道左派連合123、中道右派連合117、新興勢力「五つ星運動」54、中道連合19、その他2。下院(定数630)は、中道左派連合345、中道右派連合125、五つ星運動109、中道連合47、その他4。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130227-00000011-mai-eurp
<イタリア総選挙>民主党、五つ星運動と協力の用意
毎日新聞 2月27日(水)10時16分配信



ローマの党本部で記者会見する中道左派・民主党のベルサーニ書記長=2013年2月26日、AP
 【ローマ福島良典】イタリア総選挙(上下両院)で上院過半数割れに追い込まれた中道左派・民主党のベルサーニ書記長(61)が26日、ローマの党本部で記者会見し、政治改革を実現するため、両院で躍進した政治団体「五つ星運動」と協力する用意を示唆した。

 ベルサーニ氏は上下両院で「ねじれ」状態となったことから「選挙に勝利したとは言えない」と不振を認め、国民の間に広がる政治不信と景気後退、若者の失業、緊縮策に対する拒否反応が原因と分析した。

 連立協議にあたり国会改革や腐敗対策などを優先項目に掲げると明らかにした上で、「国と子供たちのために何をしたいのか説明してほしい」と「五つ星運動」創設者のベッペ・グリッロ氏(64)に呼びかけた。

 民主党を中心とする中道左派連合は下院最大勢力だが、単独では「五つ星運動」が最多得票した。このため、ベルサーニ氏は下院議長を「五つ星運動」から出すのが適当との考えを示した。

 中道左派連合が「五つ星運動」と組めば上院でも過半数に達して「ねじれ」状態を解消し、安定政権を樹立することができる。ただ、両陣営の連立には乗り越えなければならない障害が多い。

 まず、グリッロ氏は政策ごとの閣外協力の用意を示しているが、ベルサーニ氏は「五つ星運動」の本格的な政権参加を連立条件として想定している。また、親欧州の立場のベルサーニ氏はグリッロ氏の反ユーロ姿勢に警戒感を抱いている。

 ANSA通信によると、ナポリターノ大統領は3月15日に下院を招集しており、ベルサーニ氏は3月後半までの連立合意を目指すとみられる。ベルサーニ氏はベルルスコーニ前首相(76)の中道右派・自由国民と「大連立」を組む可能性は否定した。

5830チバQ:2013/02/27(水) 23:39:21
http://www.afpbb.com/article/economy/2931242/10358093?ctm_campaign=txt_topics
イタリア総選挙による政局の行き詰まり、欧州に衝撃広がる
2013年02月27日 07:51 発信地:ローマ/イタリア
【2月27日 AFP】ユーロ圏にとって非常に重要な選挙とみられていた先日のイタリア総選挙では、明確な勝者が出ず、緊縮財政に反対するポピュリスト政党が衝撃的な躍進を果たし、同国の政局は行き詰まった。これを受け、世界市場は混乱し、欧州全土に警戒が高まっている。

 下院ではピエルルイジ・ベルサニ(Pier Luigi Bersani)民主党(PD)党首率いる中道左派連合が僅差で勝利したが、上院では過半数を獲得した勢力がなかった。この選挙結果を受け、イタリア株式市場は急落、借入金利は急増した。

 さらに、ユーロ圏第3位の経済大国イタリアの政局の先行き不安を嫌気し、欧州、アジア、米国の株式市場も下落した。政治アナリストらは、不安定な連立政権が成立するか、再選挙が数か月以内に行われるかのどちらかだと予想している。

 一方、元コメディアンのベッペ・グリッロ(Beppe Grillo)氏率いる大衆派「5つ星運動(M5S)」は緊縮財政や不況への抗議票を確実に集め、下院での得票率が25.5%に上るなど大躍進を遂げた。(c)AFP/Dario THUBURN

5832チバQ:2013/02/27(水) 23:45:50
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013022700901
観光立国に衝撃=地元紙軒並み一面トップ級−エジプト熱気球墜落

エジプト・ルクソールの熱気球が墜落した現場で花をささげる地元自治体関係者ら=27日(AFP=時事) 【カイロ時事】「ルクソールの空で惨劇」「観光客巻き込む恐怖の事故」。日本人4人を含む19人が死亡したエジプト南部ルクソールで起きた熱気球墜落事故で、地元各紙が軒並み一面トップ級で報じるなど、観光業に大きく依存する国民に激しい衝撃を与えた。
 シュルーク紙は「新たな惨劇」との見出しで、鉄道事故や高層住宅崩落などが頻発するエジプトの惨状を憂慮した。ワタン紙は「気球すらも燃え上がる」と報じ、ムバラク政権崩壊後の政情不安で反体制デモが続き、経済や治安の悪化にいら立ちを強める国民感情を重ね合わせた。(2013/02/27-19:32)

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2013/02/27/kiji/K20130227005286160.html
「外国人がいなくなる」と悲鳴 気球墜落事故 ルクソール観光に打撃
 日本人観光客4人を含む19人が犠牲になったエジプト南部ルクソールの気球墜落事故は、地元の観光業に打撃を与えそうだ。ムバラク政権崩壊後の政情不安で減少した観光客が少しずつ戻り始めてきた矢先の事故。観光業者は「外国人客がいなくなる」と悲鳴を上げている。

 旅行会社に勤めるアブデルラヒム・ワキルさん(41)は「今回の事故で当局は気球ツアーを中止にした。期間は数カ月か、もしかすると数年かもしれない」とため息をついた。

 気球ツアーは、ナイル川を挟んで点在する広大な遺跡群を上空から見下ろせることで評判を呼んでいた。関係者によると、大手旅行会社は安全上の理由から気球ツアーを旅程に組み込むのを控えていたが、観光客はホテルなどで申し込めるため、参加者は絶えなかったという。

 事故が起きた26日に日本人客を連れてルクソール入りした添乗員の日本人男性(63)は、2011年のエジプト政変の時期に比べれば「エジプト旅行のキャンセルは少ないのではないか」と予測。一方で、奇岩で知られるトルコのカッパドキアなど、気球ツアーが人気を集めるほかの観光地への影響に懸念を示した。(共同)
[ 2013年2月27日 15:45

5833チバQ:2013/02/27(水) 23:59:47
http://www.cnn.co.jp/world/35028807.html
ベネディクト16世、退位後は「名誉法王」に 枢機卿がローマ入り
2013.02.27 Wed posted at 10:10 JST

ローマ(CNN) ローマ法王庁(バチカン)は26日、ローマ法王ベネディクト16世(85)の退位後の肩書きが「名誉法王」になると発表した。一方、次期法王の選出に向け、ローマには既に枢機卿が集まっている。

ベネディクト16世は28日で退位する。ローマ法王庁の報道官によると、ベネディクト16世の名は退位後も使用し、「聖下」という敬称も変更しない。

27日に予定されている最後の一般謁見では、入場券5万枚が配布された。さらに多くの信者が詰めかける可能性もある。ベネディクト16世は「ポープモービル」と呼ばれる専用車でサンピエトロ広場を巡った後、信者の前で演説する。

最終日の28日は午前中に枢機卿との会議を済ませた後、午後にヘリコプターで、ローマ近郊のカステル・ガンドルフォにある別荘に向かう。教会の鐘が鳴らされ、ベネディクト16世は最後にもう1度、バルコニーに姿を見せて信者らに別れを告げる。

公務終了時刻の同日午後8時、法王の警護に当たってきたスイス衛兵はカステル・ガンドルフォを離れ、バチカン警察と交代する。

ベネディクト16世は、バチカンにある修道院の修復がこの春の終わりごろに完了するまで別荘に滞在する。

赤いマントは白い聖職者用の平服に着替え、赤い靴に代わって、昨年のメキシコ訪問時に贈られた茶色の靴を履く見通し。法王の象徴の「漁師の指輪」は、法王の紋章とともに破壊される。

一方、報道官によれば、枢機卿の総会が3月1日に招集され、次期法王を選出する「コンクラーベ」の日程を決める協議に入る。コンクラーベの日程は未定。

5834チバQ:2013/02/28(木) 00:00:38
http://www.cnn.co.jp/world/35028760.html
コンゴと周辺諸国が和平協定に調印 国連事務総長も出席
2013.02.26 Tue posted at 12:44 JST

(CNN) アフリカ中部コンゴ(旧ザイール)の和平を目指し、同国と周辺諸国が結んだ協定の調印式が24日、エチオピアの首都アディスアベバで行われた。式典には国連の潘基文(パンギムン)事務総長も出席した。

同国東部では、政府軍と反政府武装勢力「M23」の戦闘が続き、大量の避難民が出ている。協定は、コンゴの領土と主権を守るために各国の協力を求める内容。ウガンダ、ルワンダなど近隣諸国が参加したが、武装勢力は加わっていない。

潘事務総長は、協定が「コンゴと周辺諸国の国民に平和と安定の時代をもたらすことを強く望む」と述べる一方、これは対応策の始まりにすぎないとして、「継続的な関与」を呼び掛けた。

南アフリカのズマ大統領も、コンゴを「泥沼」から救うための一歩になると期待を表明。国連部隊をコンゴ東部に派遣する案に言及した。

協定の調印は先月予定されていたが、「手続き上の問題」(潘事務総長)により延期された。コンゴは、ルワンダ虐殺の後に報復を恐れたフツ族難民が大量に流入した1990年代以降、周辺諸国を巻き込んだ内戦を繰り返してきた。M23は、政府軍から離反したツチ族兵士らが昨年4月に結成した。

5835チバQ:2013/02/28(木) 00:12:45
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130226-OYT1T01092.htm
司祭らに「関係」迫る?英枢機卿が大司教職辞任

 【ロンドン=佐藤昌宏】英カトリック教会最高位のキース・オブライエン枢機卿(74)は25日、スコットランドのセントアンドルーズ、エディンバラ大司教職を辞任した。


 理由は明らかにされていないが、1980年代に複数の司祭らに「不適切な関係」を迫った疑いなどが浮上していた。

 オブライエン枢機卿は、ローマ法王ベネディクト16世の後任を選ぶバチカンでの法王選出会議(コンクラーベ)に英国からただ一人、出席する予定だったが、辞任声明で「メディアの注目が次期法王より、私に集まるのは望ましくない」として、出席見送りを表明した。

 英国は、16世紀に国王ヘンリー8世がカトリック教会に反発して創設した英国国教会を国教としており、カトリック教徒は全人口の9%前後とされる。

(2013年2月26日19時44分 読売新聞)

5836チバQ:2013/02/28(木) 22:14:43
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130228-00000033-jij-eurp
首相不信任案を可決=政権交代へ―スロベニア
時事通信 2月28日(木)9時16分配信

 【ベルリン時事】スロベニア国民議会(下院)は27日、汚職疑惑が浮上したヤンシャ首相に対する不信任決議案を可決した。中道右派政権を率いた同首相の解任が決定。第1党の中道左派野党「積極的なスロベニア」のブラトゥシェク党首(42)が初の女性首相に就任する見通し。
 スロベニアは1991年の独立後、最悪の政治・経済危機に直面している。ブラトゥシェク氏は下院で、経済再建に全力を挙げる考えを示した。
 1月に汚職の疑いが発覚したヤンシャ首相は疑惑を否定し、与野党の辞任要求を拒否。このため、与党各党は次々と連立を離脱し、「積極的なスロベニア」が不信任案を提出した。

5837チバQ:2013/03/02(土) 02:25:43
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013030100880
中道左派「大連立」を拒否=不透明感強まり再選挙も−伊

イタリアのベルサーニ民主党党首=2月26日、ローマ(AFP=時事) 【ローマ時事】2月25日開票のイタリア総選挙で一応の勝利を収めた中道左派連合を率いるベルサーニ民主党党首(61)は1日付の伊紙レプブリカとのインタビューで、ベルルスコーニ元首相(76)が主導する中道右派連合との「大連立」を拒否する姿勢を明らかにした。中道左派は下院で勝利したが、上院では過半数に届かなかった。安定政権樹立に向けた連立などの枠組みが見えなくなり、政治に不透明感が強まってきた。
 ベルサーニ党首は「大連立の考えは存在しないし、今後存在することもない」と言い切った。ベルルスコーニ氏は選挙後、中道左派との大連立の可能性に言及していた。(2013/03/01-19:22)


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130228-00000046-mai-eurp
<イタリア>「五つ星運動」が連携拒否 中道左派打診に
毎日新聞 2月28日(木)14時56分配信

 【ローマ福島良典】イタリア総選挙(上下両院)で躍進した政治団体「五つ星運動」の創設者、ベッペ・グリッロ氏(64)は27日、中道左派・民主党からの連携の打診を一蹴した。だが、これに対して支持者から「無責任」などと批判が噴出、足並みの乱れを露呈する事態になっている。

 民主党のベルサーニ書記長(61)は26日、グリッロ氏との連携を念頭に国会改革、腐敗対策、選挙制度改革などを提案したが、グリッロ氏は27日、「不作法な提案」と批判。さらにベルサーニ氏について「ストーカー政治家」とこき下ろした。

 連立打診を袖にされたベルサーニ氏は「言いたいことがあるなら、侮辱を含め、国会で話すのが筋。各人が責任を果たすべきだ」と反論した。

 こうしたやり取りを受け、「五つ星運動」の支持者はグリッロ氏のブログに「真剣にやってくれ」などと投稿し、グリッロ氏に再考を促した。

5838チバQ:2013/03/02(土) 02:26:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130228-00000112-san-eurp
左派、「五つ星」と連携か 伊政権 左右連立の声も
産経新聞 2月28日(木)7時55分配信

 【ローマ=宮下日出男】イタリア総選挙後の安定政権樹立が不安視される中、連立の模索などさまざまな動きが始まった。辛勝した中道左派連合が多数派形成のため、躍進した新興政治勢力「五つ星運動」の取り込みに動くとの見方がある一方、中道右派連合のベルルスコーニ前首相は中道左派との大連立の可能性を示唆。再選挙実施を主張する声も出ているが、いずれもハードルは高そうだ。

 中道左派のベルサーニ民主党書記長は26日の記者会見で、「われわれは首位だが、勝ったのではない」と強調した。中道左派は下院で過半数の議席を確保。上院で最終的に第一党になったが、過半数には届かず、政権樹立には他陣営の協力が不可欠となった。

 中道左派としては、3月中旬に予定される初議会招集までに上院で多数派を確保したいところ。陣営内には五つ星運動の議員への切り崩しや政策ごとの連携を主張する声も出てきている。

 これに対し、五つ星運動のリーダー、グリッロ氏は26日、「われわれの政策と一致する提案があれば、検討する」と語ったが、どの陣営とも連立政権を組む考えを基本的には否定した。

 一方、ベルルスコーニ氏は同日、モンティ首相を排除したうえで、中道左派と連立政権を組む可能性をほのめかした。中道左派・右派は緊縮策をめぐって対立する立場にあるが、モンティ政権を緊急対応として共に支えてもいた。

 だが、中道左派には「国の惨事に責任がある者とは連携できない」(民主党幹部)と否定的な意見も根強い。グリッロ氏も「(両派の連立を)われわれは邪魔する」と息巻く。

 中道左派では他陣営と選挙制度を改正して再選挙に臨む案もささやかれるが、伊紙コリエレ・デラ・セラは「グリッロ氏の目的は再選挙に持ち込み、成功を確実にすることだ」とし、むしろ五つ星運動を利することへの懸念を示した。

 金融市場では選挙前、改革継続を目指す中道左派とモンティ首相の中道連合による連立政権への期待が強く、ベルサーニ氏も協力を視野に入れていた。だが、選挙の結果、「イタリアと欧州を救った」と国際社会で評価されるモンティ氏が次期政権に関与するのは難しくなっている。

 ユーロ圏3位の経済大国イタリアの政局を他の欧州諸国も注視しており、ドイツのウェスターウェレ外相は「重要なのは、機能する安定政権を迅速に樹立することだ」と述べた。

5839チバQ:2013/03/02(土) 02:28:23
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date2&k=2013030100104
アルカイダ系司令官を殺害=北アフリカ拠点組織−マリ
 【カイロ時事】アルジェリアのテレビ局アンナハルは28日、北アフリカの国際テロ組織「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM)」のアブデルハミド・アブゼイド司令官がマリ北部の山岳地帯で、フランス・チャド両軍の掃討作戦で殺害されたと報じた。
 ロイター通信によると、司令官は25日に約40人のイスラム武装勢力と共に殺された。司令官は20人以上の西側諸国出身者を誘拐し、巨額の身代金をAQIMにもたらしたほか、英仏人の処刑にも関与したとみられている。(2013/03/01-07:19)

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5840チバQ:2013/03/02(土) 02:34:06
http://mainichi.jp/select/news/20130302k0000m030025000c.html
バングラデシュ:野党副総裁死刑判決で暴動、42人死亡
毎日新聞 2013年03月01日 18時52分(最終更新 03月01日 20時06分)


バングラデシュの首都ダッカで起きた暴動で、「イスラム協会」の活動家を警棒を使って捕らえる警察官=2013年2月28日、ロイター
拡大写真 【ニューデリー杉尾直哉】バングラデシュ独立戦争(71年)の際の戦争犯罪を裁く法廷で2月28日、起訴されていた野党「イスラム協会」(JI)のデルワル・フセイン・サイーディ副総裁(73)が大量殺害やレイプ、略奪などの罪で死刑判決を受けた。これに反発したJI支持者が首都ダッカなど国内10カ所以上で政府庁舎やヒンズー教寺院に放火するなど暴徒化し、AP通信などによると、警察との衝突で警察官6人を含む42人が死亡、約300人が負傷した。

 バングラデシュは、パキスタンからの独立戦争の際に内戦状態となり、300万人が死亡、20万人の女性がレイプされたとされる。戦争犯罪法廷は10年に与党アワミ連盟を率いるハシナ首相が設置し、独立に反対していたJI党員ら12人が起訴された。今年1月以降、サイーディ副総裁ら党指導者2人に死刑、もう1人の党員に無期懲役が言い渡された。残る9人の被告の判決も今後出る見通しで、暴動が広がる恐れがある。

 政府は1日、首都に治安部隊1万人を追加配備し、厳戒態勢を敷いた。戦犯法廷について、JIなど野党側は「野党をつぶすための政治弾圧」と反発し、国際人権団体からも「証人が当局に証言を強制された」などとして批判が出ている。

5841チバQ:2013/03/02(土) 02:35:32
http://mainichi.jp/select/news/20130302k0000m030107000c.html
ケニア:4日に大統領選 正副首相が激しい争い
毎日新聞 2013年03月01日 21時45分

 【ヨハネスブルク服部正法】東アフリカの地域大国ケニアで4日、任期満了に伴う大統領選が実施される。オディンガ首相(68)とケニヤッタ副首相(51)が激しいトップ争いをしており、1回の投票では決まらず、来月の決選投票に持ち込まれる可能性が高まっている。

 同じく大接戦だった前回(07年)は、開票結果を巡り大規模な暴動が発生、上位候補の出身民族同士の衝突にも波及し、1000人以上の死者を出す事態となった。その後、国民間の和解を進めてきたが、対立再燃への懸念は完全には払拭(ふっしょく)されていない。

 8人が立候補し、投票終了後48時間以内に結果が判明する見通し。1位候補が有効投票数の過半数に届かない場合などは、上位2候補による決選投票が4月に実施される。多くの世論調査で、オディンガ、ケニヤッタ両氏とも40%台の支持と、僅差になっている。

 07年選挙では、再選を狙うキバキ氏(現大統領)と対立候補のオディンガ氏の事実上の一騎打ち。当初はオディンガ氏の大差リードが伝えられたが、最終的にキバキ氏の逆転勝利が発表された。オディンガ氏支持者らは暴徒化してキバキ氏の出身民族キクユ人を襲撃し、逆にキクユ人側もオディンガ氏の出身民族ルオ人を襲うなど、各地で報復の連鎖が見られ、多数の犠牲者が出たほか、60万人以上が国内避難民となった。アナン前国連事務総長らの調停で、キバキ大統領−オディンガ首相の連立政権が発足し、現在に至っている。

5842チバQ:2013/03/02(土) 02:36:47
http://mainichi.jp/select/news/20130202k0000m030188000c.html
マリ:世界遺産都市の古文書救出 秘密裏に移送
毎日新聞 2013年02月02日 02時30分(最終更新 02月02日 02時42分)

 【バマコ(マリ南部)服部正法】フランスが軍事介入した西アフリカ・マリ北部の世界遺産都市トンブクトゥの研究所に保管され、イスラム過激派による破壊が懸念されていた歴史的に貴重な古文書の約6割が、南部の首都バマコに秘密裏に移送済みだったことが1日分かった。マリ政府当局者が毎日新聞の取材に古文書を公開した。当局者によると、移送後のメディアへの公開は世界で初めて。

 古文書は、所蔵元のアフメド・ババ高等教育・イスラム研究所(マリ政府管轄)のアブドゥルカドリ・マイガ所長が公開。金属製衣装箱約30箱に納めた約2万5000点がバマコ市内に保管されている。

 古文書は最古のものが13世紀ごろとされる。主にアラビア文字で書かれ、イスラム教や天文学、医学など幅広い分野に及び、当時の学術水準を示す極めて貴重な内容で「世界のかけがえのない遺産」(マイガ所長)だ。

 ◇トンブクトゥと古文書
 トンブクトゥは古来、サハラ砂漠の貿易中継地として栄える一方、15世紀ごろにはイスラム神学校が100校以上あり、イスラム研究が隆盛した学術都市だった。古文書は家庭に散逸していたものも多く、収集・保存を目的に「アフメド・ババ高等教育・イスラム研究所」が1973年に発足した。

http://mainichi.jp/select/news/20130202k0000m030189000c.html
マリ古文書救出:2万5000点、粉ミルクや米の袋で隠し
毎日新聞 2013年02月02日 02時30分

 【バマコ(マリ南部)服部正法】イスラム過激派が支配する街で、ひそかに続けられた古文書救出作戦。交易商人の手助けで世界的に貴重な遺産の多くは安全地帯に届いていた−−。世界遺産であるマリ北部の都市トンブクトゥから移送されたアフメド・ババ高等教育・イスラム研究所所蔵の古文書は約2万5000点に及ぶ。アブドゥルカドリ・マイガ同研究所長が毎日新聞の取材に作戦の詳細を語った。

 マリ北部は昨年4月、世俗主義の反政府武装組織やイスラム過激派が制圧した。5月以降、偶像崇拝の禁止に厳格な過激派が、トンブクトゥにあるイスラム教指導者の聖廟(せいびょう)を破壊。7月には世俗主義組織を北部の各都市部から追い出し、支配を固めた。

 マイガ所長によると救出作戦は昨年7〜10月に実施した。バマコに避難していた研究所員らが約1200キロ離れたトンブクトゥに潜入。街中をパトロールする過激派戦闘員の目を避けながら、深夜などに研究所から徐々に文書を回収した。

 最終的には、研究所が所蔵する古文書約4万5000点のうち、旧棟に保存されていた約2万5000点を運び出すことができた。

 だが、南アフリカ政府の支援で建てられた新棟は過激派が放火し、約2万点の所蔵文書の多数が焼失・破損した可能性があるという。

 反政府武装組織やイスラム過激派は旧棟にはあまり関心を払わなかった。マイガ所長は「建物が古くて、汚い感じがしたからだろう」と言う。おかげで古文書は難を逃れたとも言えそうだ。

 古文書は衣装箱に入れ、複数回に分けてバマコ行きのバスやトラックで運んだという。移送には、トンブクトゥとバマコの間でさまざまな商品を取引する交易商人の助けを借りた。商人は文書入り衣装箱の上に、粉ミルクや米の袋など実際の取引商品を載せてカムフラージュした。到着を待ち構えた研究所員らがバマコで受け取った。

 マイガ所長は「大きな危険を伴う作戦だった」と振り返る。イスラム過激派は1月に軍事介入したフランス軍とマリ政府軍の共同作戦を受けトンブクトゥから撤退した。

5843チバQ:2013/03/02(土) 02:37:53
まずは、ビザ省略を・・・
http://mainichi.jp/select/news/20130228k0000e030186000c.html
ロシア極東開発相:アジアを重視 日本の協力に強い期待
毎日新聞 2013年02月28日 12時12分(最終更新 02月28日 12時55分)


日本・ロシアフォーラムであいさつするヴィクトル・イシャエフ極東開発担当大臣兼極東連邦管区大統領全権代表=東京都内のホテルで2013年2月28日、武市公孝撮影
拡大写真 ロシアのイシャエフ極東開発相は28日午前、東京都内で開かれた「日本・ロシアフォーラム」(毎日新聞社、ロシスカヤ・ガゼタ紙主催)で講演し、「ロシアの経済発展の底力となるアジア太平洋地域へ、開発のベクトルを向けることが非常に重要だ」と述べ、エネルギー開発などで日本の協力に強い期待を表明した。安倍晋三首相はメッセージを寄せ、「日露関係の発展は最優先課題の一つだ」とし、北方領土問題への取り組みと両国の経済関係の強化に意欲を示した。

 イシャエフ氏は講演で約500人の出席者を前に「旧ソ連時代からロシアの発展の方向性は西(欧州)を向いていたが、現在は世界経済の発展の中心が東(アジア)に向き、ロシアの方向性は変更されている。日本との協力は私たちの経済政策の非常に重要な位置を占める」と強調。極東のインフラ整備やパイプラインなどのエネルギープロジェクト、ハイテク分野などを挙げて相互協力の必要性を訴えた。

 首相はエネルギー分野に関して「供給源の多角化を通じ、我が国の低廉で安定的なエネルギー調達に資する」と指摘。北方領土問題では「四島の帰属問題を解決して平和条約を締結する基本方針の下、粘り強く取り組む」とし、4月末のロシア訪問と日露首脳会談に意欲を示した。

 この後、森喜朗元首相が講演した。森氏は首相特使としてプーチン大統領と21日にモスクワで会談。森氏は北方領土問題でのプーチン氏の「引き分け」発言について「解決策があるのかどうかはこれから両国が知恵を出すことに尽きる」と述べ、日露首脳会談の際に両首脳が双方の外務省に解決策の検討を指示するよう、プーチン氏に提案したとした。

 プーチン氏は会談で、日露のエネルギー協力を協議するため、エネルギー相らを3月に日本へ派遣する計画を示したという。

 朝比奈豊・毎日新聞社社長は「日露は将来、最も大きな可能性を秘めた2国間関係の一つだ。お互いの強みと弱みが補完関係にある」とし、フォーラムの意義を訴えた。

 ロシスカヤ・ガゼタのパーベル・ネゴイツア社長は「普通の国民同士がお互いをよく知ることが重要だ。両紙が今後も努力して両方の国民の理解を深め、露日両国の接点がたくさん見つかり、それがさらに伸びていくことを期待している」と述べ、次回フォーラムのロシア開催にも期待を寄せた。午後はテーマごとに四つの分科会が開かれる。【松尾良、影山哲也】

5844チバQ:2013/03/02(土) 02:47:34
http://mainichi.jp/select/news/20130301k0000e030172000c.html
ローマ法王:ベネディクト16世退位 法王選挙会議へ
毎日新聞 2013年03月01日 10時31分(最終更新 03月01日 12時23分)


2月28日、ローマ郊外のガンドルフォ城のバルコニーから手を振ってお別れをするベネディクト16世=ロイター
拡大写真 【ローマ福島良典】世界約12億人のキリスト教カトリック信徒の頂点に立つローマ法王ベネディクト16世(85)が2月28日午後8時(日本時間3月1日午前4時)、退位した。バチカン(ローマ法王庁)は法王不在の空位期間に入り、次期法王は、今月前半に開かれる法王選挙会議(コンクラーベ)で選出され、第266代法王として即位する。後継にはイタリアや欧州のほか、ブラジルなど中南米からの候補も有力視されている。

 約2000年に及ぶカトリック史上、生前に退位した法王は約600年ぶり。ベネディクト16世は28日午後5時すぎ、バチカンをヘリコプターでたち、ローマ郊外にある離宮・ガンドルフォ城に移動した。バチカンのサンピエトロ広場では集まった信徒らがヘリコプターに手を振り、ローマ市内の教会の鐘が一斉に鳴り響いた。

 ベネディクト16世は信徒に「友情と思いやりに感謝する。これから私は法王でなく、一巡礼者だ」と最後の別れを告げた。午後8時をもって、公文書を承認する際に使う金製の指輪印「漁夫の指輪」が無効にされ、バチカンのスイス人衛兵が城の扉を閉めて立ち去り、約8年間に及んだベネディクト16世時代が幕を閉じた。空位期間中はタルチジオ・ベルトーネ枢機卿(78)が法王代理を務め、ミサの祈りから法王の名前が省かれる。

 ベネディクト16世はドイツ生まれ。法王庁教理省長官、首席枢機卿を務めた後、05年4月のヨハネ・パウロ2世死去に伴うコンクラーベで法王に選出された。今年2月11日、高齢と体力の衰えを理由に退位を表明した。

 法王に次ぐ聖職者である枢機卿による次期法王を選ぶ秘密投票のコンクラーベは、バチカンのシスティーナ礼拝堂で3月10日前後に開かれる予定。新法王は、3月24日から始まる「聖週間」までに選出される見通し。ベネディクト16世は退位表明後、「教会内部の分裂・対立」を戒めており、次期法王にとってバチカン改革が焦眉(しょうび)の急となる。

5845チバQ:2013/03/02(土) 18:58:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130302/mds13030209020001-n1.htm
スンニ派財務相が辞意 イラク、首相は拒否
2013.3.2 09:01
 イラクのイサウィ財務相は1日、中西部アンバル州でイスラム教スンニ派住民が開いた反政府集会で演説し「辞任を発表する」と述べた。地元メディアが報じた。イサウィ氏は昨年12月に自分の警備員がテロ容疑で当局に拘束され、シーア派のマリキ首相批判を強めていた。

 しかし、マリキ氏の事務所は、イサウィ氏に関して「財政、行政上の不正行為」の捜査が終わっていないとして辞任は受け入れられないとの立場を示した。「不正行為」の詳細は明らかにしなかった。

 イラクのスンニ派政治勢力はマリキ氏が同派を排除して独裁を図っていると批判し、各地で反政府デモを続けている。スンニ派のハシミ副大統領(国外逃亡中)は昨年、暗殺関与の罪で死刑判決を受けた。(共同)

5846チバQ:2013/03/02(土) 19:02:43
>>5721
http://mainichi.jp/select/news/20130302k0000e030209000c.html
ボリショイ・バレエ団:深い闇 監督に硫酸、内部抗争…
毎日新聞 2013年03月02日 12時06分(最終更新 03月02日 12時28分)


赤く腫れた顔面が痛々しいフィーリン氏=モスクワで2013年2月4日、ロイター
拡大写真 バレエの殿堂といわれるロシア国立ボリショイ劇場が、スキャンダルで揺れている。バレエ団の花形監督が劇薬を浴びせられ重傷を負ったのに続き、内部抗争も発覚。華やかな舞台の裏に潜む闇が広がっている。【モスクワ大前仁】

 ボリショイ・バレエ団のセルゲイ・フィーリン芸術監督(42)がモスクワの自宅前で顔を覆った男に顔面や頭部に硫酸をかけられ、大やけどを負ったのは1月中旬の深夜。数回にわたり皮膚や目の手術を受け、心配された失明の危機を逃れた。しかし、スターダンサー出身で美男子のフィーリン氏が頭や首に包帯を巻き、頬を腫らした痛々しい姿は国内外に衝撃を与えた。

 フィーリン氏は事件後のインタビューで「誰に襲われたのか察しはつく。犯行は私を職から遠ざけ、ボリショイを傷つける狙いだ」と関係者の関与を示唆。地元メディアなどによると、疑いの目を向けられているのはバレエ団トップダンサーのニコライ・チスカリーゼ氏(39)だ。フィーリン氏と監督の座を争い、運営方針でも対立が伝えられていた。チスカリーゼ氏は「事件を口実にして、自分を排除しようとしている」と反論。フィーリン氏がバレエ団の若返りを試みていたことから、配役をめぐる怨恨(えんこん)説も根強い。

 一方で、なかなか容疑者が逮捕されないことから、他のトラブルが原因とする臆測が後を絶たない。1月下旬には何者かがインターネット交流サイト「フェイスブック」のフィーリン氏のページに侵入し「ボリショイが一般向けの切符販売を制限し、ダフ屋に横流ししている」と書き込んだ。同氏は疑惑への関与を否定したが、近年はボリショイの切符入手が難しくなっていることから、謎の書き込みは劇場に対する不信感をあおる形になった。バレエ界では「女性問題をめぐるトラブルなのだが、あまりにも格好が悪いので内部紛争を装っている」とのうわさも流れている。

 創立237年のボリショイはロシア国内で「特別な劇場」といわれるが、ここ数年はゴタゴタが目立つ。11年秋に本館の修復工事を終えたが、総工費が当初見積もりを50億ルーブル(約150億円)以上も上回り、資金流用の疑惑が取りざたされた。同年の監督交代の際には、有力候補が同性愛者と疑われるような写真をインターネット上に流され、辞退に追い込まれる“事件”が起きた。

5847チバQ:2013/03/02(土) 19:03:03
 昨夏にボリショイを退団した元日本人ダンサーの岩田守弘さん(42歳、現ロシア国立ブリャート歌舞劇場バレエ団芸術監督)は古巣の醜聞について、ダンサー間の配役争いを描いた米映画になぞらえ、「まるで『ブラック・スワン』の世界だ」と嘆く。

 事件後のボリショイは一部演目を変更したが、人気の「白鳥の湖」などで満席が続く。ソ連時代には共産党幹部と結婚し、自らの影響力の維持を図るバレリーナもいたという名門バレエ団。観客は醜聞を知りながら「全ての面で普通の尺度で測れないバレエ団」(岩田さん)にひかれているようだ。

5848チバQ:2013/03/02(土) 19:04:13
>>5839
http://mainichi.jp/select/news/20130303k0000m030019000c.html
マリ紛争:アルカイダ分派の幹部殺害 チャド大統領発表
毎日新聞 2013年03月02日 18時44分

 【ヨハネスブルク服部正法】アフリカ中部チャドからの報道によると、同国のデビ大統領は1日、西アフリカ・マリでイスラム過激派掃討作戦を行っているチャド軍が、国際テロ組織アルカイダの分派「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM)」の最高幹部の一人を殺害したと発表した。

 殺害されたのはアブデルハミド・アブゼイド司令官。事実ならAQIMの今後の動きに大きな影響が出そうだ。1月のアルジェリア人質事件で犯行声明を出した「イスラム聖戦士血盟団」のベルモフタール司令官は、AQIMの元幹部だった。

 殺害の日時や場所など詳細は明らかになっておらず、チャド軍と共にマリ北部で過激派掃討作戦を行うフランスは、これまでのところ確認も否定もしていない。チャド軍が展開するアルジェリア国境近くの山岳地帯の可能性が高い。

 AQIMは、アルジェリアのイスラム原理主義者らがマリに拡大して形成した組織。欧米観光客らの誘拐で得た身代金や欧州への麻薬運搬などに関与して得た資金を、武器購入などに充てているとされる。昨年4月以降、他のイスラム過激派と共にマリ北部の広範囲を支配下に置いたが、今年1月に始まった仏軍などの軍事介入を受け都市部から撤退し、山岳地帯などで抵抗を続けている。

5849チバQ:2013/03/02(土) 19:05:05
>>5841
http://mainichi.jp/select/news/20130303k0000m030023000c.html
ケニア:4日大統領選 首相と副首相で決選投票か
毎日新聞 2013年03月02日 18時52分

 【ヨハネスブルク服部正法】東アフリカのケニアで4日、任期満了に伴う大統領選が実施される。オディンガ首相(68)とケニヤッタ副首相(51)が激しいトップ争いをしており、1回の投票では決まらず、来月の決選投票に持ち込まれる可能性が高まっている。

 同じく大接戦だった前回(07年)は、開票結果を巡り大規模な暴動が発生、上位候補の出身民族同士の衝突にも波及し、1000人以上の死者を出す事態となった。その後、国民間の和解を進めてきたが、対立再燃への懸念は完全には払拭(ふっしょく)されていない。

 8人が立候補し、投票終了後48時間以内に結果が判明する見通し。1位候補が有効投票数の過半数に届かない場合などは、上位2候補による決選投票が4月に実施される。多くの世論調査で、オディンガ、ケニヤッタ両氏とも40%台の支持と、僅差になっている。

 07年選挙では、再選を狙うキバキ氏(現大統領)と対立候補のオディンガ氏の事実上の一騎打ち。当初はオディンガ氏の大差リードが伝えられたが、最終的にキバキ氏の逆転勝利が発表されたため、オディンガ氏の出身民族ルオ人と、キバキ氏の出身民族キクユ人が衝突。各地に報復の連鎖が広がり、多数の犠牲者が出たほか、60万人以上が国内避難民となった。アナン前国連事務総長らの調停で、キバキ大統領−オディンガ首相の連立政権が発足していた。

 ケニヤッタ氏は、キバキ大統領と同じキクユ人。国際刑事裁判所(ICC)から前回大統領選後の暴動に関して間接的な加害責任を問われ、訴追されている。ケニヤッタ氏は容疑を否定している。

5850チバQ:2013/03/03(日) 10:09:04
http://mainichi.jp/select/news/20130303ddm007030110000c.html

インド:首都の学校内で少女を暴行 容疑者逃走、暴徒10人拘束
毎日新聞 2013年03月03日 東京朝刊

 【ニューデリー杉尾直哉】インドの首都ニューデリーの学校で小学2年生の少女(7)が2月28日、男に乱暴された。これに怒った住民約500人が1日、少女が手当てを受けた病院の周辺で暴徒化。警察隊と衝突し、約10人が負傷した。

 地元紙などによると、少女は校舎内で男に手足を縛られ「殺すぞ」と脅されて襲われた。容疑者は逃走している。少女の命に別条はないが、「病院で死亡」とのうわさが広がり、怒った住民が病院内を荒らしたり、周辺の路線バスなど車両を破壊したりした。警察は器物損壊などの容疑で約10人を拘束した。

 インドでは昨年12月にニューデリーの女子学生が走行中のバス内で乱暴され、その後死亡したことから全国で抗議デモが起こった。この事件では男5人が強姦(ごうかん)や殺人罪で起訴されて公判中。事件の反響の大きさから政府は死刑も適用できるように厳罰化したが、その後も同様の事件が後を絶たず、国民の不満が高まっている。

5851チバQ:2013/03/03(日) 10:11:01
http://mainichi.jp/select/news/20130303ddm007030098000c.html

レバノン:シリア内戦飛び火 スンニ派武装化の動き、ヒズボラに対抗
毎日新聞 2013年03月03日 東京朝刊

 レバノンの有力なスンニ派聖職者アハマド・アシール師が、南部サイダで毎日新聞のインタビューに応じ、シーア派武装組織ヒズボラに対抗するため、スンニ派住民らに武装組織設立の動きがあることを明らかにした。アシール師は「ヒズボラのシリア内戦への介入が、シリアの一般市民に同情的な若者たちを刺激している」と指摘。アシール師の発言は、シリア内戦の波及が懸念されるレバノンが一触即発の状態にあることをうかがわせた。【サイダ(レバノン南部)で秋山信一】

 レバノンでは、内戦状態のシリアのアサド政権支持者が多いシーア派と、反体制派に同情的なスンニ派の緊張が高まり、衝突も散発している。

 アシール師は昨年11月にサイダでシーア派とスンニ派の住民間で衝突が起き、3人が死亡した事件に触れ、「武装には反対だが、相手が殺しに来るなら、我々は自衛する」と強調。シリアの混乱がレバノン国内に飛び火する懸念も高まっており、サイダなどで「レジスタンス部隊」と称して、スンニ派の若者らが武装する動きが加速しているとした。部隊の規模については「統一組織があるわけではなく、明確な数字はない」と述べた。

 また、イランの強い影響下にあるヒズボラについて「イランの国策に沿って、シリアに戦闘員を送りアサド政権を支援している。内戦に介入すべきではない」と非難。「レバノン人は内戦(1975〜90年)で苦い教訓を得た。他の価値観や信念に敬意を払うことで、(宗派が違っても)共生することができる。だがヒズボラやイランが(シリア)市民の殺害を続ければ、レバノンの平和は保証できない」と述べた。アシール師は、ヒズボラの武装解除を求めて首都ベイルートで座り込み運動をするなど、反ヒズボラの象徴的存在として知られ、国内で存在感が高まっている。

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 ■ことば

 ◇レバノン
 キリスト教とイスラム教、ユダヤ教の計18宗教・宗派が入り組み、人口構成(99年推定)はイスラム教シーア派が最多の34%、次いでスンニ派が20%。キリスト教マロン派19%。大統領をキリスト教マロン派から選出し、首相をイスラム教スンニ派、国会議長をシーア派から選ぶ。75年の内戦勃発後、シリア軍はレバノンへ進駐し、実効支配を開始。05年のハリリ・レバノン元首相暗殺事件を機に国際的な圧力が強まり、駐留軍を完全撤退させたが、今も関係は深い。

5852名無しさん:2013/03/03(日) 13:43:47
イラン・イラク戦争中の1985年、テヘランに取り残された日本人215人を救出した
トルコ航空機の元機長、オルハン・スヨルジュさん(87)が先月24日、イスタンブールで死去した。
トルコと親交のある和歌山県が1日、発表した。在イスタンブール日本総領事館によると、病死とみられる。

イラクがテヘラン空爆を開始した際、日本の航空機が就航しておらず、脱出のために
空港に押し寄せた在留日本人が孤立。トルコ政府が救出のため特別機2機を派遣した。
スヨルジュさんはこのうち1機の機長。その功績で06年、旭日小綬章を受章した。【岸本桂司】
http://mainichi.jp/select/news/20130302k0000m030115000c.html

トルコ軍艦遭難慰霊碑を訪れて献花したオルハン・スヨルジュ元トルコ航空機長(左から2人目)
=2011年3月27日、山本芳博撮影
http://img.mainichi.jp/mainichi.jp/select/images/20130302k0000e030158000p_size5.jpg

5853チバQ:2013/03/03(日) 17:40:17
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130303/erp13030311070001-n1.htm
数十万人が反緊縮デモ 大増税のポルトガル
2013.3.3 11:05

2日、ポルトガル・ポルトで行われた、政府の緊縮策に抗議するデモ(AP=共同)
 経済危機に伴う政府の緊縮策が続くポルトガルで2日、全国的に大規模な反緊縮デモが行われ、主催者によると数十万人が参加した。ロイター通信などが伝えた。ポルトガルは欧州連合(EU)などから総額780億ユーロ(約9兆5千億円)の支援を受け財政再建中。ギリシャなどほかの財政危機国に比べると、これまで大規模デモは少なかったが、今年になってさらなる大幅増税が打ち出され、国民の不満が募っている。

 2日はリスボン中心部の大通りをデモ行進の市民らが埋め、緊縮策を求めるEUなどへの抗議や、現政権の退陣を訴えた。ポルトガルは今年もマイナス成長が見込まれ、景気後退が3年目に突入する見通しで、国民生活は苦境が続く。

 欧州では、2月に実施されたイタリア総選挙で反緊縮を唱える勢力が躍進するなど、市民の間で緊縮路線への不満が高まっている。(共同)

5854チバQ:2013/03/03(日) 17:57:14
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130303-OYT1T00251.htm
英で反EUの右派台頭…2大政党に次ぐ支持率

 【ロンドン=佐藤昌宏】英国のキャメロン首相が欧州連合(EU)加盟継続の是非を問う国民投票を2017年までに実施すると表明する中、EU離脱を主要政策に掲げる右派政党「英国独立党(UKIP)」が有力な政治勢力として台頭しつつある。


 2月28日の下院補欠選挙では、2大政党の保守、労働両党を抜いて得票率2位となり、最新の全国世論調査でも2大政党に次ぐ単独3位に浮上した。

 「結果はまぐれではない。何かが変わりつつあるのだ」――独立党のナイジェル・ファラージ党首(欧州議会議員)は1日、南部ハンプシャー州で行われた今回の補選の結果を総括した。

 同選挙区での同党候補の得票率は、10年5月の下院選では3・6%。今回は27・8%まで伸ばし、当選した与党第2党・自由民主党の候補に4・26ポイント差まで迫った。独立党は昨年11月の下院補選でも6選挙区中2選挙区で2位に着けた。

(2013年3月3日12時14分 読売新聞)

5855チバQ:2013/03/04(月) 00:22:43
http://mainichi.jp/select/news/20130304k0000m030064000c.html
イスラエル:組閣期限を延長 政策調整できず
毎日新聞 2013年03月03日 20時35分(最終更新 03月03日 21時10分)

 【エルサレム花岡洋二】イスラエルのペレス大統領は2日、ネタニヤフ首相の要請に応じ、新しい連立政権を組閣するための期限を14日間延長した。新しい期限は今月16日となり、ネタニヤフ氏にとっては法定の最終期限。ユダヤ教超正統派の宗教学校生の兵役免除問題やパレスチナとの和平交渉など重要な政策課題を巡る政党間の公約の違いが障害となり、調整が難航している。

 16日までに組閣できない場合、ペレス大統領は別の議員に組閣を指示する。それでも組閣できない場合は、再選挙が実施される可能性もある。

 1月下旬にあった国会(120議席)の総選挙ではネタニヤフ氏率いる右派リクード党と、極右政党「わが家イスラエル」の統一会派が31議席を獲得して第1勢力となり、議員82人に推される形でネタニヤフ氏が連立協議を始めた。当初の期限28日以内に、多数を確保して組閣することができなかった。

5856チバQ:2013/03/04(月) 22:55:03
>>5849
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130304/mds13030412430008-n1.htm
正副首相が接戦 ケニア、大統領選で厳戒
2013.3.4 12:41
 東アフリカ・ケニアで4日、大統領選の投票が行われた。8人の立候補者のうち、ライラ・オディンガ首相(68)とウフル・ケニヤッタ副首相(51)が接戦を繰り広げており、両者が上位2人による4月11日の決選投票に進む可能性が強まっている。

 前回2007年末の大統領選では結果をめぐって大暴動が起き、千人以上が犠牲となった。再発防止のため、全国に約9万9千人の治安部隊要員が派遣され、厳戒態勢下での選挙となった。

 2期約10年務めた現職キバキ氏の任期満了に伴う大統領選。同氏は憲法の3選禁止規定に従い退任する。暫定結果は投票終了後、48時間以内に発表される予定。登録有権者数は18歳以上の約1430万人。(共同)

http://www.afpbb.com/article/politics/2932212/10383590
ケニア大統領選、衝突で警官5人死亡 07年選挙後は暴動に発展
2013年03月04日 20:13 発信地:ナイロビ/ケニア

【3月4日 AFP】】ケニアで4日、大統領選の投票が行われ、大勢の有権者が明け方前から投票所に列を作った。暴動に発展した前回大統領選から5年ぶりの選挙となったが、今回の選挙でも、すでに警察官が発砲されて死亡する事件が発生している。

 接戦となっている選挙はケニアにとって重要な試金石となるみられている。指導者らは2007年から08年にかけて約1100人が死亡した大統領選後の暴動を再び起こさないことを誓っているが、選挙監視団は選挙が新たな衝突を生む危険性を繰り返し指摘してきた。

 ケニア第2の都市モンバサ(Mombasa)では、分離独立派とされる武装集団が投票所の開場前に警察官を襲撃し、警察官5人が死亡した。ケニア警察庁のデビッド・キマイヨ(David Kimaiyo)長官は「モンバサ共和評議会(Mombasa Republican Council、MRC)とみられる集団と衝突し、双方に死者が出た」と語った。

 だが、襲撃事件の発生にもかかわらず、市内の投票所は有権者で大混雑となった。「私たちは心配していない。私たちは投票する」と、幼稚園に設置された投票所の列に並びながら有権者の1人は語った。

 2007年の選挙後、最大規模の民族衝突が起きた首都ナイロビ(Nairobi)の貧困地区キベラ(Kibera)では、投票開始が1時間近く遅れ、投票所には数千人が並んだ。

 今回の総選挙はケニア史上最も複雑な選挙だ。有権者は大統領、国会議員、知事など合計6つの投票を行う。登録有権者は1430万人で、投票所は全国3万か所が設置される。

 選挙はライラ・オディンガ(Raila Odinga)首相とウフル・ケニヤッタ(Uhuru Kenyatta)副首相が接戦を繰り広げている。だが、ケニヤッタ副首相とウィリアム・ルト(William Ruto)副大統領候補は国際刑事裁判所(ICC)に提訴されており、ケニヤッタ氏が勝利した場合には、大統領就任後も裁判で長時間拘束される可能性がある。(c)AFP/Peter Martell

5857チバQ:2013/03/04(月) 22:58:38
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130304/mds13030400570001-n1.htm
【アルジェリア人質事件 首謀者殺害】
過激派跋扈する北・西アフリカ
2013.3.4 00:56 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】マリ北部に派兵しているチャドがベルモフタール元幹部の殺害を発表した。だが、北・西アフリカでは多くのイスラム過激派組織が跋(ばっ)扈(こ)している。マリでの掃討作戦が過激派押さえ込みに直結する可能性は低く、各地で報復攻撃やテロが活発化する恐れもある。

 フランスが1月に軍事介入して以降、マリ北部には仏軍のほかチャドやニジェールなど周辺国部隊が展開、アンサール・ディーンなど過激派武装勢力は都市部から撤退し、ゲリラ戦を中心に抵抗を試みている。

 過激派にとり、国際的な注目が集まるマリ北部は一躍、「ジハード(聖戦)」の最前線となったといえ、ナイジェリアのボコ・ハラムやソマリアのアッシャバーブなど国際テロ組織アルカーイダの思想に共鳴する域内外の過激派が流入しているとの指摘もある。

 そうした中、アルジェリア人質事件でベルモフタール元幹部の指示を受けた犯行グループが多数の外国人を殺害したことは「他の組織への刺激となった」(エジプトのイスラム過激派専門家)とみられている。

 事件後の2月には、ナイジェリア北部で外国人7人がイスラム武装組織に誘拐される事件が発生。北・西アフリカ地域では各国の国境管理が脆(ぜい)弱(じゃく)なことも、過激派が活動しやすい土壌となっている。

 この地域の過激派の中で「イスラム・マグレブ諸国のアルカーイダ組織(AQMI)」は最大規模とされるが、その実態は、ライバル関係にある多くのグループがゆるやかに結びついた一種の連合体とみられている。チャド政府が1日に発表したアブーゼイド司令官殺害が事実だったとしても、別の指導者が後釜に座って組織が維持される可能性が高い。

 AQMI内で存在感を示し、主導権争いを有利に進めるために各グループがテロを活発化させることも考えられ、予断を許さない状況が続きそうだ。

5858チバQ:2013/03/04(月) 23:03:05
http://mainichi.jp/select/news/20130305k0000m030010000c.html
バチカン:コンクラーベは10日前後から 後継法王選出へ
毎日新聞 2013年03月04日 18時15分(最終更新 03月04日 22時54分)

 【ローマ福島良典】ローマ法王ベネディクト16世の後継法王選出のための一連の会合が4日、バチカン(ローマ法王庁)で始まった。80歳未満の枢機卿による法王選挙会議(コンクラーベ)は3月10日前後から開かれる見通し。だが既に、有力者がひいきの枢機卿を推す選挙運動が本格化しており、中南米などの枢機卿を支持するグループの動きが活発になっている。

 枢機卿団は4日午前9時半(日本時間同日午後5時半)から枢機卿会議を開き、コンクラーベの日程調整に入った。次期法王が24日からの「聖週間」に余裕をもって臨めるよう3月中旬までにコンクラーベを終えたい意向とみられる。

 会議開始によって事実上、次期法王レースの火ぶたが切られた。コンクラーベに参加できない80歳以上の枢機卿が会議を使って、自分の推す枢機卿の支持者を集めるなど、影響力を行使するためだ。

 イタリア紙スタンパ(電子版)によると、会議議長のソダーノ首席枢機卿(85)らイタリア人枢機卿団の一部はブラジルのオディロ・ペドロ・シェレル・サンパウロ大司教(63)の推挙運動を始めているという。見返りにイタリア系枢機卿を法王庁国務長官(首相)に充てるよう打診しているとされる。

 後継法王候補としてだけでなく、国務長官候補としても名前が挙がっているのが、イタリア系アルゼンチン人のレオナルド・サンドリ枢機卿(69)だ。


ローマ市内に張られた、法王選挙会議(コンクラーベ)でピーター・コドボ・アピア・タークソン氏への投票を呼び掛けるポスター=2013年3月1日、ロイター
拡大写真 一方、アフリカ勢の先頭走者はガーナのピーター・コドボ・アピア・タークソン枢機卿(64)だ。ローマ市内には「コンクラーベではタークソンに投票を」と呼びかける選挙ポスターがお目見えした。ポスターはイタリア総選挙用の掲示板に支持者が張ったと見られる。

■バチカンの今後の日程■

4日   枢機卿会議スタート

10日前後 コンクラーベ開始

中旬   次期法王選出

24日   聖週間スタート

31日   復活祭

5859チバQ:2013/03/05(火) 20:44:55
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130304/mds13030423530011-n1.htm
ケニアの命運左右する大統領選 東アフリカ最大の経済国に関心 決選投票か
2013.3.4 23:51 (1/2ページ)

4日、ケニア・キアンブ県の投票所で投票するウフル・ケニヤッタ副首相(共同)
 【ロンドン=内藤泰朗】東アフリカ最大の経済規模を誇るケニアで4日、大統領選の投票が行われた。前回2007年末の大統領選後には、民族対立を背景にした大暴動で千人以上が犠牲となったが、今回も暴力や脅迫が横行しており、緊張が高まっている。周辺国は「ケニアの命運を左右する重大な選挙」(英BBC放送)の結果に高い関心を寄せている。

 ケニアの首都ナイロビからの報道では、2期約10年務めた現職キバキ氏の任期満了に伴う大統領選には8人が立候補。オディンガ首相(68)と初代大統領の息子のケニヤッタ副首相(51)が接戦を繰り広げ、両者が上位2人による4月11日の決選投票に進む可能性が強まっている。

 暫定結果は投票終了後、48時間以内に発表される予定。登録有権者数は約1430万人。

 ケニヤッタ氏は、自身の副大統領候補のルト元高等教育相らとともに、前回選挙後の暴動を首謀したとして国際刑事裁判所(ICC)に訴追されている。両者とも関与を否定しているが、オディンガ氏は「対立陣営が有利になる不正が行われている」と警告、緊張の種は消えていない。

 前回は民族間の大暴動に発展し、約50万人の国内避難民が発生。周辺国の物流や経済にも混乱が生じた。今回は暴動の再発防止のため、全国に約10万人の治安部隊要員が派遣され、厳戒態勢下での投票となった。

 しかし、ロイター通信によると、4日の投票開始前後に、南東部モンバサ近郊などで警察官らが襲撃され、少なくとも15人が死亡した。これを受け、当局はモンバサに警察官400人を増派した。

 今回の選挙は、大統領の権限縮小などを記した10年8月発効の新憲法に基づく初の大統領選で、新憲法で上下二院制に変更された国会議員選も実施された。

5860名無しさん:2013/03/05(火) 20:45:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130305/erp13030513430005-n1.htm
実務者内閣なら協力か イタリア草の根勢力
2013.3.5 13:41

イタリア総選挙で、議会第3勢力に躍進した草の根勢力「五つ星運動」リーダーのグリッロ氏=2月22日、ローマ(ロイター=共同)
 イタリア総選挙で議会第3勢力に躍進した草の根勢力の「五つ星運動」は4日、ローマ市内で議員総会を開き、他党とは協力しない姿勢を改めて確認した。一方でクリミ上院議員団長は総会後の会見で、政治家以外の首相を据えた実務者内閣が発足した場合は「(協力を)検討する」と含みを持たせた。

 総選挙では上院で過半数を占めた勢力がなく、第1勢力となった中道左派連合が政権を発足するには五つ星運動の協力が不可欠。しかし、リーダーのグリッロ氏は総会で「われわれの道を行く」と述べ、中道左派との議会協力を否定した。

 ただ、クリミ団長は記者団の質問に、ナポリターノ大統領から実務者内閣の提案があった場合には「様子を見る」と述べた。同国では2011年11月にベルルスコーニ内閣が債務危機などの影響で崩壊した際、経済学者のモンティ氏を首相とする現在の実務者内閣が発足した前例がある。(共同)

5861チバQ:2013/03/06(水) 22:18:52
http://mainichi.jp/select/news/20130306k0000e030121000c.html
ベネズエラ:チャベス大統領が死去 反米左派政権の代表格
毎日新聞 2013年03月06日 07時39分(最終更新 03月06日 11時47分)

 【ブエノスアイレス國枝すみれ】反米左派政権の代表格だった南米ベネズエラのウゴ・チャベス大統領が5日、首都カラカスの軍病院で死去した。マドゥロ副大統領がテレビを通じて、同日午後(日本時間6日午前)発表した。58歳だった。2011年からがんと闘い、昨年の大統領選で4選を果たしたが、12月にキューバで手術を受けた後、健康状態が悪化していた。

 憲法の規定で30日以内に大統領選が行われるが、14年間権力を握ってきたチャベス大統領の死で、ベネズエラは大きな転換点を迎える。選挙は後継指名を受けたマドゥロ副大統領と、昨年10月の選挙で出馬した野党統一候補との争いになるとみられる。

 チャベス大統領は11年6月、訪問先のキューバでがんの手術を2度受け、さらに12年2月にも腫瘍を摘出。同年10月に大統領選で勝利したが、12月に再発が判明。マドゥロ副大統領を正式後継者に指名したうえで、4度目の手術に臨んだ。

 98年12月の大統領選で当選したチャベス大統領は「21世紀の社会主義」を掲げ、石油歳入をもとに貧困対策を大幅に拡充して貧困層から熱烈な支持を得た。一方で、ばらまき財政を批判する財界や保守系マスコミと激しく対立した。

 外交面では、キューバのカストロ前国家評議会議長と並ぶ反米の急先鋒(せんぽう)。ブッシュ前米大統領を「悪魔」と呼ぶなど、歯に衣(きぬ)を着せない批判を繰り返した。

 自国の石油を提供することで、キューバ、ニカラグア、アルゼンチン、ボリビアなど中南米の左派政権を支え、核開発を巡って米国と対立するイランのアフマディネジャド大統領や、11年に殺害されたリビアの最高指導者カダフィ大佐とも友好関係を保った。

 米国の覇権主義と市場経済至上主義に対抗して、米州ボリバル同盟(ALBA)を創設し、南米独自の経済発展を目指した。また、11年12月には、米国主導の米州機構(OAS)に対抗する形で、米国、カナダを除いてキューバを含めた中南米カリブ海諸国共同体(CELAC)を設立、第1回会合をカラカスで開催した。

5862チバQ:2013/03/06(水) 22:21:45
http://www.cnn.co.jp/world/35029153.html
貧者の味方か民主主義の破壊者か チャベス大統領の業績を振り返る
2013.03.06 Wed posted at 18:17 JST

(CNN) 南米ベネズエラのチャベス大統領の死去が公表される数時間前、マドゥロ副大統領は、チャベス大統領がかかった病は外国人によるものだと繰り返し述べた。そして、副大統領は野党を「国の敵」と呼んだ。これを見ると、マドゥロ副大統領はチャベス時代の主要な遺産の一つである分裂と罪の転嫁を口にしたことになる。

チャベス大統領は、しかし、富裕層と貧困層の間の敵意、あるいは、左派と右派の間の敵意以上のものを残した。

中南米の貧困層の窮状が政治上の優先課題となる際に重要な役割を果たしたのはチャベス氏だった。

それはまるで、米大陸の襟首をつかまえて「お前は貧困と戦わなければならない」と叫んだようなものだった。そして、米大陸はその声に耳を傾けた。

チャベス氏の新社会主義に猛烈に反対した人々でさえ、経済的な不平等は喫緊の対応を必要としていると認識した。

チャベス氏が政権の座に就いて数年の後、中南米の幾つもの国で、積極的な反貧困政策が導入され、素晴らしい成果を収めた。

チャベス氏もベネズエラの多くの貧しい人々の生活を改善し、不平等の緩和に大きな役割を果たした。しかし、この過程で、チャベス氏はベネズエラの民主主義を深く傷つけ、権威主義を確立した。このやり方は他の独裁者に模倣され、多くの国々で民主主義に害を与えた。

チャベス氏は、反米主義や野党に対する抑圧によって国内で人気を高めた。2002年にクーデター未遂が起きた際には、チャベス氏は、これが米国の支援によるものだと指摘した。チャベス氏は、「悪魔」のブッシュ米大統領(当時)の後で国連総会の壇上に上ったとき「硫黄のにおいがする」と発言し、世界中のメディアから注目を集めた。チャベス氏はまた、イラン政権とともに反米路線を行う主要な人物でもあった。キューバのカストロ政権に対しても支援を行い、リビアの故カダフィ大佐やシリアのアサド大統領など「米国の敵の味方」という姿勢をはっきりと打ち出した。

チャベス氏は住宅や医療に関する社会保障制度を整備し、貧しい人々が食べられるよう支援した。生活水準を引き上げ、何百万人もの支持者を元気付けた。熱烈な支持は富裕層や「米帝」に対する攻撃を定期的に繰り返すことでかきたてられた。

しかし、「21世紀の社会主義」や「ボリバル革命」といった伝統的ではない経済政策は、経済活動を阻害し、経済成長や経済的繁栄は他の中南米諸国の下を行った。こういった主張は揺るぐことはなく、チャベス時代は様々な産業が国有化され、重要な石油業界も専門家ではなく政治的な支持者の手に渡った。豊富な石油資源を有するベネズエラは、より大きな成長を遂げてもおかしくないはずだった。

経済上の遺産は、高いインフレ率や慢性的な品不足、枯渇した投資だ。ベネズエラ経済は成長した。しかし、ペルーやブラジル、パナマよりも成長率は低く、本来の成長率よりも低かったかもしれない。

政治面でいえば、チャベス氏は貧困層に力を与え、これまで富裕層によって管理されてい制度のなかで自分たちが重要な存在だと感じるようになった。しかし、チャベス氏はやがて、その制度に手を加え、民主主義は疲弊した。

5863チバQ:2013/03/06(水) 22:22:17
チャベス氏は1992年のクーデターでは権力を握ることに失敗した。その後、99年に選挙で勝利して大統領の座に就いた。そして、死去するまで権力を維持し続けた。

チャベス氏は、政権の座に就くとすぐ、制憲議会を召集した。新憲法では、大統領は2期までとされた。チャベス氏は再び選挙を実施して再選を果たすと、それを2期目の始まりとした。2006年に3選されると、チャベス氏は、再選の上限を撤廃するための国民投票を呼びかけ、30年まで大統領でい続けると語った。チャベス氏は昨年の大統領選で4選を決めた。死が訪れなければ、チャベス氏は永遠に大統領であり続けたかもしれない。

選挙制度の操作は、チャベス主義が残した最も致命的な遺産の一つだろう。例えば、ニカラグアでは、オルテガ大統領がチャベス流のやり方を受けついだ。同国の憲法は大統領の再選を禁じているが、最高裁は法の下の平等に反するとして無効との判断を示している。

他の中南米諸国の大統領もチャベス氏の大衆迎合的で非民主的なスタイルをまねて、野党を抑圧したり、メディアを規制したり、司法制度を傷つけたりしている。

国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)は、チャベス氏が大統領を務めた14年間で、民主的な自由度が一貫して後退し続けたと指摘。HRWは「チャベス氏とその支持者が彼らの政治課題に介入するベネズエラ人を脅迫したり罰したりするための自由裁量を政府に与えるシステムを構築した。これにより、裁判官やジャーナリスト、人権活動家に対する危険がますます大きくなった」と結論付けている。

チャベス氏とその支持者は、民主主義的な正当性を主張し続け、実質的なあらゆるレベルで権力を握った。チャベス氏らは、野党にも活動を許したが、米国と同様に国家の災難に対する非難を浴びせる対象となった。

司法制度は特に政府の道具となり、犯罪率が跳ね上がり、殺人事件の発生率が過去に例のない水準にまで上昇し、多くの犯罪が未解決となる中でも、政治的な目的に使われた。政府は犯罪に関する統計を取ることをやめた。しかし、民間組織の統計によれば、チャベス氏が政権の座に就いて以来、11万8000件を超える殺人事件が発生している。専門家によれば、政治制度の問題の一つは、他の政府機関と同じように、専門的というよりは政治的になってしまったことだという。

チャベス氏は批判的な報道を差し止め、情報公開を抑圧し、反体制派のメディアの一部に対して放送免許の更新を拒んだ。

中南米では最近、チャベス主義の訴求力は低下している。対立をあおらず、より民主的で、より効果的なやり方が主流となりつつある。

ベネズエラでは、チャベス氏が舞台から去り、いくつもの疑問が浮かんでいる。

チャベス氏の支配の激しさはベネズエラに危険な分断を残した。ベネズエラは社会的、経済的に深刻な問題に直面している。マドゥロ副大統領による非難の言葉は、火に油を注ぐものだ。

チャベス氏は、貧しい人々が力をつけ社会が分断された国から去った。チャベス氏は、自身が示したものとは別の選択肢がかつてないほど魅力的に見える大陸を後に残し旅立った。





本記事は、フリーダ・ギティス氏による特別寄稿です。ギティス氏は米紙マイアミ・ヘラルドや米誌ワールド・ポリティクス・レビューのコラムニストです。

5864チバQ:2013/03/06(水) 22:22:52
http://mainichi.jp/select/news/20130306dde007030028000c.html
チャベス・ベネズエラ大統領死去:「独裁」「保護者」評価二分 貧困層が支持
毎日新聞 2013年03月06日 東京夕刊

 【ブエノスアイレス國枝すみれ、ロサンゼルス堀山明子】「貧者の保護者」「ばらまきの独裁者」。相反する評価の狭間(はざま)で14年にわたりベネズエラを率いた反米社会主義のカリスマ指導者・チャベス大統領は5日、1年9カ月にわたったがんとの闘いに敗れた。支持者らは街頭で涙を流してその死を悼み、批判勢力は1カ月後の選挙をにらみ国民の反応を見守った。

 「最も悲しい情報が入った」。チャベス氏の死を悲痛な面持ちのマドゥロ副大統領が発表。混乱を避けるため軍と警察を配備したとも述べた。

 「大統領は永遠だ!」。地元メディアによると、首都カラカス中心部ボリバル広場などには市民が続々と集まり大統領の名前を叫んだ。豊富な石油収入で推進された貧困層対策の恩恵を受けた「チャビスタ」と呼ばれる人々が中心だ。

 一方、批判勢力はおおむね静かに状況の推移を注視している模様だ。昨年10月の大統領選を野党統一候補として戦ったカプリレス氏はインターネットで哀悼の意を示し、「ベネズエラの家族は一つ」と団結を呼びかけた。

 内陸部バリナス州サバネタの貧しい教員夫婦の家庭に54年に生まれたチャベス氏は、75年に陸軍士官学校を卒業後、シモン・ボリバル大学大学院で政治学を学んだ。中南米の反植民地指導者ボリバルの「人民に最大限の幸福を与えるのが最良の政府」との主張を信奉。「社会正義実現のため市民は少数支配階級に反逆すべきだ」と考えるに至った。

 92年にクーデターを起こし逮捕されたが、94年に恩赦され政界入り。貧困層のための民主化革命を掲げて98年大統領選で勝利した。02年4月、反チャベス派のクーデターが起きたが、貧困層が各地で蜂起し復権。憲法改正で強大な権力を持つに至り、晩年は「独裁」批判も強まった。

 がん治療で何度も危機を乗り越えたが、昨年12月には「私に何か起きたら君たちはマドゥロ副大統領を大統領に選べ」と言い残した。心情も吐露した。「どんな苦しい人生でもいいから生かしてください。この国のためにやることがたくさんあるんだ」

 革命のために走り抜けた人生は、最後は娘たちと側近に囲まれて終わった。

5865チバQ:2013/03/06(水) 22:23:28
http://mainichi.jp/select/news/20130307k0000m030018000c.html
米国:ベネズエラ大統領選の行方注視 チャベス氏死去で
毎日新聞 2013年03月06日 18時30分(最終更新 03月06日 18時31分)

 【ワシントン白戸圭一】オバマ米政権は、反米左派諸国の「盟主」だったベネズエラのチャベス大統領の死去を受けて行われる大統領選の行方を注視している。現体制に不満を抱いてきた野党勢力が勝利すれば、両国関係の改善が進み、中南米で低下の一途だった米国の指導力を回復するきっかけになると考えているからだ。

 チャベス氏の容体悪化が伝えられた5日、米国務省のベントレル報道部長は記者会見で、今後30日以内に行われるベネズエラ大統領選について「自由で公平である必要がある」と述べた。米政府は「自由で公正な選挙」で野党候補が勝利すれば、ベネズエラを軸とする中南米の反米左派諸国の結束にくさびを打ち込めると考えているとみられる。

 ベネズエラの政策転換を待ち望む米国の心理は、歴史的には「裏庭」視してきた中南米全域における影響力低下の裏返しだ。

 米国は94年、米南部マイアミにキューバを除く米州34カ国の首脳を集めて米州首脳会議の枠組みを創設し、米主導の中南米秩序の形成を目指した。だが、キューバの出席に米国だけが反対し続けた結果、昨年4月にコロンビアで開催された第6回会議は、チャベス氏、エクアドルのコレア大統領、ニカラグアのオルテガ大統領ら米州ボリバル同盟(中南米8カ国)の首脳が相次いで欠席。空洞化が浮き彫りになった。

 米州ボリバル同盟は、チャベス氏とキューバのフィデル・カストロ国家評議会議長(当時)らが04年に設立した反米左派の国家同盟で、米中心の秩序形成に公然と反旗を翻している。

 米国内では保守派を中心に、チャベス氏の死去を機にボリバル同盟を弱体化させるべきだとの意見が根強い。だが、中南米33カ国は11年12月、中南米カリブ海諸国共同体(CELAC)を「米国抜き」で発足させるなど独自の地域統合を進めており、事態が米国のもくろみ通りに進む保証はない。

5866チバQ:2013/03/06(水) 22:24:24
http://mainichi.jp/select/news/20130307k0000m030044000c.html
チャベス大統領死去:反米左派諸国に大きな不確実性
毎日新聞 2013年03月06日 19時52分(最終更新 03月06日 20時12分)


ベネズエラの首都カラカスで「私たちもチャベスのようになろう」「忘れてはいけない」と書かれたポスターを掲げる女性支持者ら=2013年3月5日、AP 【ブエノスアイレス國枝すみれ】反米左派政権の代表格で、がんの治療を受けていたベネズエラのチャベス大統領は5日、首都カラカスの病院で死亡した。58歳だった。チャベス氏の死は、同国や中南米の反米左派諸国の先行きに大きな不確実性をもたらすことになる。30日以内に行われる大統領選の結果次第では、豊富な石油収入を元にした国内外での政策が、大きく変更される可能性があるためだ。

 選挙は、後継指名を受けたマドゥロ副大統領(50)と、昨年10月の大統領選で野党候補として敗れたエンリケ・カプリレス・ミランダ州知事(40)の戦いになるとの見方が現時点では有力だ。

 ロイター通信によると、最近の世論調査では、「チャベスの後継者」としてマドゥロ氏有利の結果が出た。石油収入還元政策で生活が改善した貧困層の親チャベス感情の反映だ。

 一方、カプリレス氏も敗れたとはいえ前回選挙で約45%を得票。06年の選挙でも反チャベス票は400万を超えた。貧困層重視や企業国有化、政府の腐敗や犯罪激増などへの富裕層、中間層の不満は根強い。「カリスマ指導者」だったチャベス氏亡き後、選挙は接戦になる可能性がある。

 マドゥロ氏はチャベス路線継承が確実視されている。野党候補が勝利した場合、中南米カリブ地域の反米左派政権に対する石油などの援助は、大幅に刈り込まれる見通しだ。そうなれば、キューバやニカラグアは深刻な経済危機に直面する。

 05〜11年、チャベス政権は世界40カ国以上に820億ドル(約7兆6600億円)に及ぶ経済支援を行った。キューバは285億ドル、ニカラグアは97億ドルと突出している。

 ベネズエラの支援が途絶えれば、90年代前半にソ連が崩壊して石油輸入が途絶え、経済が大幅に縮小して餓死者も出た状況に後戻りしかねない。

 キューバ政府は数年前から首都ハバナ沖の海底油田開発を積極化しているが、試掘の結果は思わしくない。

 中米ニカラグアのオルテガ政権は、ベネズエラの支援を原資に貧困層対策を拡充し公共料金を低く抑えて、支持層を固めてきた。ベネズエラの支援途絶は政権の危機に直結することになる。

5867チバQ:2013/03/06(水) 22:36:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130306/amr13030608470001-n1.htm
死去のチャベス大統領、独裁者批判の中、4選 後継争いは一騎打ち
2013.3.6 08:47 (1/2ページ)[南北アメリカ]

死去したベネズエラのチャベス大統領(ロイター
 【ニューヨーク=黒沢潤】5日、死去したベネズエラのチャベス大統領は1954年、同国のバリナス州サバネタの教師の一家に生まれた。陸軍中佐だった92年にクーデターを企てたが失敗し、2年間投獄された。恩赦で出獄した後、従来の2大政党の枠組みを批判し、政党「第5共和国運動」を創設。貧者救済を訴えて臨んだ98年の大統領選で大勝した。

 チャベス氏は2002年4月、軍などのクーデターで一時失脚。しかし、貧困層らチャベス支持派の抗議行動が起き、大統領の座に返り咲いた。

 02〜03年のゼネスト、04年の大統領罷免を求める国民投票などを乗り越え、野党が選挙をボイコットした05年の議会選では与党連合が全議席を占めた。

 06年末の大統領選では圧勝した。09年、大統領の再選制限を撤廃する憲法改正の是非を問う国民投票が賛成55%で承認され、独裁者の道を突き進んでいると手厳しく批判された。12年10月の大統領選では接戦の末、4選を果たした。

 チャベス大統領の死去に伴い、マドゥロ副大統領が当面、職務を臨時代行することになる。チャベス氏はマドゥロ氏を後継者として指名しており、今後、30日以内に行われる大統領選では、マドゥロ氏と、前回大統領選で敗北した野党統一候補、カプリレス・ミランダ州知事の対決になるとみられる。

 マドゥロ氏が当選した場合、豊富な石油資源を背景にキューバやニカラグア、ボリビア、エクアドルといった反米の中南米諸国を束ね、チャベス氏同様、米国に激しく敵対するとみられる。ただ、マドゥロ氏は、06年9月の国連総会演説で、ブッシュ前米大統領を「悪魔」と呼ぶなど、独特の反米パフォーマンスで知られたチャベス氏ほどのカリスマはなく、反米同盟の勢いは衰えるとの見方が強い。

 一方、カプリレス氏は対米関係改善を目指す。カプリレス氏当選の場合、中南米諸国の反米勢力は「空中分解」を余儀なくされ、地域情勢が劇的に変わるのは確実だ。

5868チバQ:2013/03/06(水) 23:27:22
http://newsphere.jp/world-report/20130306-3/
33万票の無効票、なぜ?どうなる?ケニア大統領選

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Wed. March 6, 2013
海外の報道No comments記事保存
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 ケニアの大統領選で、33万票におよぶ無効票の扱いが問題になっている。

 1400万強の投票数に対し、5日夜になってもまだ開票率は40%あまりだが、目下のところ、ケニヤッタ副首相が得票率53%でトップ、オディンガ首相が42%で追っている状況だ。ただ、今後はオディンガ氏の地盤が多く開票されてゆくこともあり、接戦と言える。
 こうした状況下で、選挙管理委員会は急遽、33万票の無効票も投票総数に加えられるべきとの声明を発表した。憲法解釈に従えば「有効投票総数」ではなく「投票総数」の50%を得た候補がいなければ決選投票になる、というのだ。これにより勝利が不確実になったケニヤッタ陣営は、「ケニヤッタを勝たせたくない」外国の圧力に屈した発表だとして反発。オディンガ陣営は成り行きを注視している模様だ。

 では、そもそもなぜ無効票が33万票(開票数の6%以上)にも達したのか。理由について選挙管理委員会は調査中としている。ただし各紙は、今回の選挙が大統領選や議員選など6種類もの統一選挙であり、投票箱の入れ間違いが頻発したのではないかと報じている。夜10時になっても有権者の行列をさばききれていない投票所もあったと伝えられている。またフィナンシャル・タイムズ紙は、2004年米国大統領選挙で問題になったパンチ式の投票用紙を引き合いに出した。

 今回の投票自体は概ね平穏に進んだとされるが、懸念も残る。
 2007年12月の前回大統領選では、不正投票の訴えが暴動に発展し、1000人以上が死亡した。このとき出馬していたオディンガ氏は「勝利を騙し取られた」と主張しており、一方でケニヤッタ氏などが「殺人ギャングを展開した」として国際刑事裁判所に訴追されている。これを受けてウォール・ストリート・ジャーナル紙は、ケニヤッタ氏が勝利するようなら、西側諸国からのケニアの評判に関わると評した。ニューヨーク・タイムズ紙も、オディンガ氏の地盤で再び騒乱が起こることを危惧している。
 背景として、ケニアではいまだに政策よりも出身部族が投票の決め手となっており、有権者は選挙後の民族的報復を恐れてもいると解説されている。ケニヤッタ陣営は多数派のキクユ族などから成り、オディンガ陣営はそれより少数派のルオ族などから成る。

5869チバQ:2013/03/06(水) 23:29:20
http://www.afpbb.com/article/politics/2932503/10390287?ctm_campaign=txt_topics
接戦のケニア大統領選、ケニヤッタ副首相がリード
2013年03月06日 14:56 発信地:ナイロビ/ケニア
【3月6日 AFP】ケニア大統領選挙は5日、開票作業が行われ、人道に対する罪で国際刑事裁判所(ICC)に訴追されているウフル・ケニヤッタ(Uhuru Kenyatta)副首相がライバルのライラ・オディンガ(Raila Odinga)首相をわずかにリードしている。

 2007年の大統領選では、選挙結果をめぐって流血の部族間抗争が起き、1100人以上が死亡、60万人以上が避難生活を余儀なくされた。オディンガ首相は、5年前の大統領選で勝利を盗まれたと主張している。

 4日の選挙で国民は平穏に投票したが、最終結果にどのような反応が起きるかが地域大国ケニアの安定にとって鍵となる。現地有力紙デイリー・ネーション (Daily Nation)は、「今回の選挙は転換点となるものであり、その結果はわが国が文明国家として前進するかどうかを決定する」とし、すべてのケニア人は「選挙結果を受け入れる用意」を持たねばならないと述べている。

 投票終了24時間後に全投票所約3万2000か所の40%からナイロビ(Nairobi)の全国集計センターに送られてきた部分開票の結果、登録有権者数1430万人のうち、これまで500万票が有効票として集計された。

 現地時間5日午後5時15分(日本時間同午後11時15分)現在、ケニヤッタ副首相の得票率は有効投票の53%で得票数は約270万票。一方オディンガ首相は同41%の212万票だが、その差はまだ容易に覆る可能性がある。

 また無効票は投票総数の5%にあたる32万票と驚くほどの数に上り、第3位につけているムサリア・ムダバディ(Musalia Mudavadi)副首相の現時点の得票率である3%未満を上回っている。(c)AFP

5870名無しさん:2013/03/07(木) 03:22:58
ロリ画像掲示板

http://d4u88bqk.seesaa.net/

5871チバQ:2013/03/07(木) 21:30:58
http://mainichi.jp/select/news/20130307ddm007030039000c.html
チャベス・ベネズエラ大統領死去:革命夢見たカリスマ
毎日新聞 2013年03月07日 東京朝刊

 5日、58歳で死去したベネズエラのウゴ・チャベス大統領。国内では貧困層の支持を集め、国際的には物議を醸す言動で注目され続けた「カリスマ指導者」の軌跡を追った。

 内陸部バリナス州サバネタの貧しい教員夫婦の家庭に1954年に生まれ、「おばあちゃん子」だったというチャベス氏。7歳の時に「大統領になりたい」と夢を語っていたという。野球好きで、高校卒業後、野球部に強い選手が集まるという理由もあり陸軍士官学校に進学。75年に卒業、陸軍に入隊し、空挺(くうてい)部隊に勤務した。

 左翼活動家の兄や友人の影響で社会主義に共感。82年に軍隊内地下組織を結成し、中南米の反植民地指導者ボリバルの主張を信奉して「社会正義実現のための革命」実現を目指すようになった。

 89年に首都カラカスで発生した貧困層蜂起で陸軍が発砲、多数の死傷者が出たことに衝撃を受け、中佐だった92年にクーデターを起こしたが投獄。94年に恩赦され政界入りした。貧困層のための民主化革命を掲げ98年大統領選に出馬、富裕層や労組幹部への富の集中に不満を持つ層の圧倒的支持で勝利した。

 貧困層のための無料診療制度や農地の農民への分配などを導入。輸出の9割以上を占める石油を扱う公団への統制強化など社会主義路線を突き進んだ。

 このため反政府運動が激化。02年4月には軍クーデターで短期間監禁されたことも。

 晩年は「独裁」批判も強まり、09年の国民投票で再選制限撤廃の改憲案が承認された。

 キューバのフィデル・カストロ前国家評議会議長とは師弟的な関係。米国と距離を置く中南米諸国やイラン、ロシア、中国と友好関係を結んだ。06年の国連総会では当時のブッシュ大統領に反発し「悪魔がやってきた。米帝国主義に抗して立ち上がる」と演説したりもした。【石原聖】

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 ◇チャベス氏の足跡
1954年   教師の家庭に6人兄弟の次男として生まれる

  92年   陸軍中佐時代にクーデター首謀。投獄される

  94年   恩赦により釈放、政界入り

  98年   大統領選で初当選

  99年   新憲法制定を主導、連続再選を可能に

2000年   憲法改正に伴う大統領選で再選

  02年   反チャベス派クーデターで拘束、2日で復帰

  04年   罷免の是非を問う国民投票で過半数が反対

  06年   国連総会でブッシュ米大統領(当時)を「悪魔」と非難。大統領選で3選

  09年   再度の国民投票で再選制限を撤廃する改憲案承認。訪日し、麻生太郎首相(当時)と会談

  11年6月 がん摘出後、国民にがんを告白

  12年2月 がん再手術

  10月   大統領選で4選

  12月   がん再発、マドゥロ副大統領を後継指名

  13年1月 4期目の就任式欠席

   3月5日 死去

5872チバQ:2013/03/07(木) 21:40:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130307/amr13030709580004-n1.htm
【チャベス氏死去】
権力移譲へ闘い本格化 ベネズエラ、近く大統領選
2013.3.7 09:55

ベネズエラのチャベス大統領が亡くなったカラカスの病院の外で泣く支持者=6日(AP)
 ベネズエラのチャベス大統領が5日死去し、政府が30日以内に大統領選を行う方針を表明したことで、後継者のマドゥロ副大統領(50)と、統一候補擁立を目指す野党側の動きが加速。約14年続いたチャベス政権からの権力移譲に向け、混乱の中、新たな闘いが本格化する。

 野党側は昨年10月の大統領選でチャベス氏を相手に善戦したカプリレス・ミランダ州知事(40)が再び統一候補となる可能性があるが、強いカリスマ性を誇ったチャベス氏の死去直後の選挙だけに、同情票を集めるマドゥロ氏との一騎打ちは不利な展開となりそうだ。

 チャベス政権下で副大統領や外相を歴任したマドゥロ氏はチャベス氏の演説や会見の場で寄り添い、懐刀として活躍。ただ、チャベス氏のように聴衆を魅了するほどの演説能力はなく、チャベス氏ががん闘病生活に入る前は表に立って話す機会も少なかったことから、国民からの人気は高くない。(共同)

5873チバQ:2013/03/07(木) 22:35:11
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130307/erp13030722200008-n1.htm
ベルルスコーニ前首相に禁錮1年、捜査情報漏えい罪
2013.3.7 22:19

イタリアのベルルスコーニ前首相(AP)
 ANSA通信によると、イタリア北部ミラノ地裁は7日、捜査上の秘密情報を漏えいした罪で、ベルルスコーニ前首相に求刑通り禁錮1年を言い渡した。前首相は控訴するとみられ、直ちに収監されることはない。

 前首相の弟パオロ・ベルルスコーニ氏が経営する日刊紙ジョルナレは2005年12月31日付で、捜査当局がインサイダー取引容疑などで捜査していた大手保険会社の幹部と、当時の野党の有力下院議員とが親しげに話す電話の盗聴内容を掲載。検察側は、前首相が野党の評判を落とすために盗聴記録の公表に加担したと指摘していた。

 地裁はパオロ氏にも禁錮2年3月(求刑禁錮3年3月)を言い渡した。イタリアの刑事裁判では通常、判決理由は後日開示される。

 未成年者買春罪などで数々の刑事裁判を受けているベルルスコーニ氏だが、先月の総選挙では中道右派連合を率いて上下院で第2勢力となり善戦した。(共同)

5874チバQ:2013/03/08(金) 23:00:36
6171 :チバQ:2013/01/30(水) 23:10:07
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130129-00000012-nna-eurp
【英国】バーミンガム以北のルート発表:高速鉄道HS2、5駅を建設へ
NNA 1月29日(火)9時0分配信

 政府は28日、ロンドン〜バーミンガム間の高速鉄道「ハイスピード2(HS2)」の延伸区間2路線について、具体的な建設ルートを発表した。バーミンガムから北へY字型に延び、リーズとマンチェスターがそれぞれ終着駅となる。オズボーン財務相はBBCに対し、「HS2がイングランド北部と中部の成長に向けた原動力となる」と期待感を示した。
 延伸区間はバーミンガムの北郊リッチフィールド(Lichfield)で2方向に分かれる。北西に延びる路線にはマンチェスターとマンチェスター空港の2駅が、北東に延びる路線にはイーストミッドランズ地方のトートン(Toton)、シェフィールド、リーズの3駅が設けられる。工事は2020年代半ばに開始され、2032〜33年ごろに完成する予定。
 最高時速250マイル(402キロメートル)の列車が走ることで、完成後の最短所要時間は、ロンドンからマンチェスターまでが現在の2時間8分から1時間8分に、リーズまでが2時間12分から1時間22分へと大幅に短縮される。
 最終的な建設ルートは来年末までに決定される。なおHS2とヒースロー空港との接続線については、今回は発表が見送られ、政府の空輸政策が示される2015年以降に方針が明らかになる見通しだ。
 パトリック・マクローリン運輸相は、HS2延伸の意義を「移動時間が短縮されるだけでなく、輸送能力が大幅に増強される」と説明。列車は常に混み合っており、利用客数も急激に増えていることから、英北部とロンドンをつなぐHS2は混雑緩和に寄与すると話している。
 
 ■建設反対の意見はやまず
 
 HS2をめぐっては現在、70以上の団体が反対運動を行っている。その根拠はさまざまだが、代表的な圧力団体の1つ「ストップHS2」は、HS2が完成しても恩恵を受けるのはロンドンだけと主張、従来の鉄道と比べ費用対効果も低いと指摘している。
 HS2建設の第1段階で着手するロンドン〜バーミンガム間の沿線住民に対する住宅補償をめぐる交渉期間は、あさって31日に終了する。運輸省は昨年10月、同線工事に伴い取り壊しや移転が必要となる住民への補償内容を発表した。取り壊す必要がある338戸を含め、予定されるルートの両側60メートル以内にある持ち家は政府が買い取りを約束する。鉄道計画による下落前の時価のほか、4万7,000ポンドを上限に10%の補償を上乗せする方針を示している。


6172 :チバQ:2013/01/30(水) 23:10:24
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130130-00000078-mai-bus_all
<英国>時速400キロ新高速鉄道…日本企業も大きな商機
毎日新聞 1月30日(水)20時48分配信

 【ロンドン坂井隆之】英国政府は新高速鉄道「ハイスピード2(HS2)」の建設計画を発表した。欧州トップの最高時速400キロで走行し、総延長距離約565キロ、総工費327億ポンド(約4兆6430億円)の大型事業となる。英国の高速鉄道を巡っては、日本の日立製作所が既設区間の車両製造や整備を受注しており、日本企業にとっても大きな商機だ。

 HS2は17年ごろ着工し、32〜33年開通を目指す。ロンドン・ユーストン駅からバーミンガムを経由して中部のマンチェスターとリーズをつなぐY字形の路線で、ロンドン−マンチェスター間を1時間短縮し、1時間8分で結ぶ。英政府は欧州大陸とロンドンを結ぶ整備済みの「HS1」とつながることで、「地域経済が活性化し経済成長のエンジンになる」(キャメロン首相)と期待する。

 日立は、04年にHS1の車両174両の製造を受注した他、在来線の車両更新に伴う596両の製造も12年に受注しており、「当社にとっても前向きな話」(日立ヨーロッパ)と受注を目指す。新幹線技術の輸出を目指すJRも受注の候補に挙がりそうだ。ただ、一部議員や沿線地域からは、採算性や環境破壊への批判も出ており、計画通り実現するかは15年の下院選挙の結果にも左右されそうだ。

5875チバQ:2013/03/08(金) 23:03:35
http://mainichi.jp/select/news/20130309k0000m030028000c.html
バチカン:後継法王選び 地域対抗戦の様相に
毎日新聞 2013年03月08日 18時59分(最終更新 03月08日 19時52分)


次期ローマ法王を選出するコンクラーベの準備にバチカンに到着したフィリピンの枢機卿たち。欧州以外から法王を出そうと連携する動きがあり、アジア組がキャスチングボートを握る可能性もある=2013年3月6日、AP
拡大写真 【ローマ福島良典】2月末で退位した第265代ローマ法王ベネディクト16世(85)の後継選びが地域対抗戦の様相を呈し始めている。米国など欧州以外の枢機卿グループが連携を模索する動きを見せているためだ。背景には、一連のスキャンダルに対するバチカン(ローマ法王庁)の隠蔽(いんぺい)体質への不満があるとされ、近く開始される法王選挙会議(コンクラーベ)に影響を与えそうだ。

 コンクラーベ準備のため4日からバチカンで開かれている枢機卿会議に影を落としているのは、ベネディクト16世の元執事が秘密文書を漏えいした事件(バチリークス)だ。イタリア紙は事件を巡る内部調査でバチカン内部の同性愛者勢力の存在や不透明な資金運用が明らかになったと報じており、米国の枢機卿は記者会見などを通じて、内部調査結果を説明するよう法王庁に圧力をかけてきた。

 一方、神学生に対する性的虐待で告発されている英スコットランドのオブライエン枢機卿(74)の素行について、バチカンが以前から知っていたとの疑いが浮上している。オブライエン枢機卿は当初、虐待を否定していたが、枢機卿会議開幕直前の今月3日になって「ふさわしくない性的行為」があったと認め、謝罪した。

 スキャンダル対応でバチカンが守勢に立たされる中、ANSA通信によると、米国の枢機卿11人は「非欧州人法王」の選出を目指して動いているという。ANSA通信が消息筋の話として報じたところによると、米国勢はブラジル枢機卿団と、欧州勢に対抗するための候補者擁立での同盟形成を視野に水面下で接触しているという。

 米国枢機卿団は「超大国出身の法王は世界に精神的なメッセージを伝えるのに苦労することになる」(ワシントン大司教)として自国からの次期法王選出には慎重だ。このため、米国の「裏庭」にあたる中南米グループや、同様に欧州以外からの法王選出を望んでいるとされるアフリカ勢との連携を模索している模様だ。

 コンクラーベに参加するのは法王選挙権のある80歳未満の枢機卿115人で、法王選出には3分の2以上の支持が必要。北米(14人)、中南米(19人)、アフリカ(11人)が手を組めば44人となり、イタリア(28人)を中核とする欧州組(60人)に対抗する勢力となる。欧州組は一枚岩ではなく、アジア(10人)がキャスチングボートを握る可能性もある。

5876チバQ:2013/03/08(金) 23:04:51
http://mainichi.jp/select/news/20130308dde007030037000c.html
ケニア大統領選:不穏、結果改ざん疑惑 暴動再来、市民恐れ
毎日新聞 2013年03月08日 東京夕刊

 【ナイロビ服部正法】4日に投票が行われた東アフリカ・ケニアの大統領選は7日現在、依然最終的な集計結果の発表に至っていない。途中の開票状況でケニヤッタ副首相にリードを許しているオディンガ首相の陣営は同日、開票状況について「投票結果が改ざんされた疑いがある」として、開票作業の中断を求める声明を公表した。ケニアでは前回07年の大統領選直後、結果に不満を抱いた民衆が暴動を起こし、1000人以上が死亡した経緯がある。開票の遅れやトップ争いを展開する候補陣営の「改ざん疑惑」の指摘は、民衆の不安や不満を広げる恐れもある。

 地元紙デーリー・ネーション(電子版)によると、7日夜現在の開票状況で、得票率はケニヤッタ氏約50%、オディンガ氏約46%と僅差。投票総数の過半数にいずれの候補も達しない場合は上位2候補による決選投票が行われることになる。当初、投票締め切り後48時間以内に大勢が判明すると思われていた。

 ナイロビは7日現在平穏だが、中心部は普段に比べ車の数や人通りが少ない状態だ。ケニア人ジャーナリストによると、多くの市民が投票結果を注視しているうえ、暴動発生なども恐れて自宅待機しているためという。

 前回選挙では、当初オディンガ氏の大差リードが伝えられたが、最終的にキバキ氏(現大統領)の勝利が発表され、オディンガ氏の出身民族ルオ人がキバキ氏の出身民族のキクユ人を襲撃するなどし、報復の連鎖が全国に広がった経緯がある。

5877チバQ:2013/03/08(金) 23:15:32
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013030802000136.html
伊政局いまだ袋小路 中道左派「五つ星」と交渉不調
2013年3月8日 朝刊


 【パリ=野村悦芳】連立協議が難航しているイタリア政局は七日、総選挙から十日を迎えても袋小路から抜け出す道が見つかっていない。最大勢力の中道左派連合は大躍進した新興の「五つ星運動」に協力を求めるが、反応は芳しくない。モンティ内閣に続く非政治家の実務者内閣をつくり危機をしのぐ案も浮上した。

 中道左派を率いるベルサーニ民主党書記長は六日、新政権づくりに向けた政策を発表した。議員数や議員報酬の削減など五つ星運動が重視する主張を取り込み、五つ星運動に協力を求める姿勢を鮮明にした。

 ベルサーニ氏は「国に対する責任を持つべきだ」と迫るが、五つ星運動を率いるコメディアン、グリッロ氏は基本的に他党との協力を拒む方針を変えていない。新内閣発足には上下院で信任が必要。このままなら、中道左派が過半数を逃した上院で信任が得られない。ただ、五つ星運動支持者の間で、中道左派との協力を支持する声が大きくなっているのも事実で、中道左派の案を受け入れる余地は残されている。

 一方、民主党内部では、五つ星運動に見切りを付けて、ベルルスコーニ前首相の中道右派連合と大連立すべきだという意見が出始めた。実現の可能性はあるが、政敵同士の握手は国民の反発を招き、既存政党を徹底批判する五つ星運動を勢いづけるとみられる。

 ロイター通信によると、十五日招集予定の議会を前に、ナポリターノ大統領は事態打開に向け、実務者内閣の検討を始めた。首相候補にイタリア中銀のビスコ総裁らの名前が取りざたされている。

 この場合も政治基盤が弱いため安定政権は望めそうにない。暫定政権をつくり、秋にも再び総選挙を実施するというシナリオもささやかれ始めているが、問題は再選挙になっても、安定政権が生まれる保証がないこと。五つ星運動の再躍進も十分考えられる。

5878チバQ:2013/03/08(金) 23:18:27
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/130308/mcb1303080503021-n1.htm
混迷選ぶイタリア 欧州危機再び (1/3ページ)2013.3.8 05:00
 イタリアの議会選挙は、ユーロ圏とイタリア自身にとって最悪の結果になったかもしれない。ユーロ圏3位の経済大国が数カ月以内に国際的な支援を必要とする危険が今や現実味を帯びてきた。しかも救済を要請し、条件を交渉する政府は事実上不在となる見通しだ。疑いがあるといけないのではっきり言うが、ユーロ圏の危機が戻ってきたのは明らかだ。

 イタリアの政治制度では、政府が何を行うにも上下両院の支持を必要とするが、民主党のベルサニ党首を中心とする中道左派も、ベルルスコーニ前首相率いる中道右派陣営も両院で過半数を確保できなかった。

 イタリアがユーロ圏に残留すべきかどうかを問う国民投票を求めているベッペ・グリッロ氏の「五つ星運動」が25%の票を獲得し、主要な政治勢力に台頭したことはさらに気掛かりだ。

 ◆4つのシナリオ

 いずれの政党連合も安定多数を確保できない結果を金融市場は織り込んでいなかったため、イタリア資産の価格は選挙後に急落したが、それが今後も続き、同国の借り入れコストを押し上げる可能性が高い。イタリアでは再選挙の実施がほぼ確実であり、いつ行われるかだけの問題だ。政権発足に向けて4つのシナリオが考えられる。

 モンティ暫定首相が率いる中道勢力と、緊縮路線継承を約束するベルサニ氏の中道左派が上院で過半数に届かないまま少数連立政権を樹立し、ベルルスコーニ陣営が特定の法案通過と引き換えにこれを支持するというのが最初のシナリオだ。抜け目ない不安定な駆け引きであり、ベルルスコーニ氏は思い通りにならないと感じた途端に支持を撤回することが予想される。

 中道左派と中道右派による大連立が2つ目のシナリオだが、ベルサニ氏の盟友である「左翼・エコロジー・自由」(SEL)のベンドラ党首が既にその可能性を否定。3つ目のシナリオであるベルルスコーニ陣営と五つ星運動との連携は、実現の確率が最も低い。

 最後に想定されるのが、ベルサニ氏の中道左派とモンティ氏の中道勢力に五つ星運動が加わるシナリオだ。グリッロ氏は選挙戦を通じて、既存の他の政党と連携しないと公言しており、この約束を守るかもしれない。しかし、グリッロ氏が心変わりしたとしても、ベルサニ氏とモンティ氏が構造改革と緊縮策を推進するのを黙って傍観しているとは考えられず、この枠組みも不安定なものになるだろう。

 これらの想定される連立政権は、債券市場のほか、イタリアが救済を要請する場合に債権者となるドイツや国際通貨基金(IMF)、そして欧州中央銀行(ECB)が望むような歳出と雇用市場、製品市場の改革実行が政治的に不可能という点で共通しており、いずれの枠組みもすぐ崩壊することが予想される。

 イタリアでは議会を解散し、再選挙を実施する権限のあるナポリターノ大統領の任期満了が近づいており、後継者選出のために議会を招集する必要がある。再選挙を行うには、議会が新大統領を選ばなければならない。新議会はまた、選挙法の改正を目指す可能性が高く、これは中道左派と中道勢力、五つ星運動が一時的に連携すれば、成立はかなり容易なはずだ。

5879チバQ:2013/03/08(金) 23:18:51
 ◆重い「緊縮疲れ」

 イタリアの債務は国内総生産(GDP)の126%に達し、このうち2730億ユーロ(約33兆円)相当の償還期限が年内に訪れる。新大統領を選び、選挙法を改正し、再選挙を実施して新政権を発足させるには時間がかかる。投資家の間ではこの間、イタリアの債務返済能力をめぐる懸念が高まるだろう。

 イタリアの有権者は、自国の債務安定に必要な改革を実行できる政権に実権を委ねることを拒んだだけではない。約半数が反緊縮を主張する勢力に投票した。イタリアの「緊縮疲れ」は明らかに症状が重い。

 イタリア国債の購入はリスクを取ってまで購入する価値はないと投資家が判断し、イタリアが債券市場から締め出されるような場合、政府は通常であれば、ユーロ圏の恒久的救済基金である欧州安定メカニズム(ESM)に支援を要請し、ECBの国債購入プログラム「アウトライト・マネタリー・トランザクション」(OMT)を利用することも可能だ。

 だが、これらのメカニズムの適用を受けるには、これまで推進してきた以上に厳しい構造改革と財政目標の受け入れがイタリア政府に求められる。発足した政府がこれまでの改革を前進させることさえおぼつかないとすれば、信頼できる形でより厳しい改革を約束することなど不可能だ。救済条件の不在は、ESMとECBの国債購入へのアクセス不能を意味し、市場から締め出される場合には、イタリアはデフォルト(債務不履行)に直面する恐れがある。

 イタリアで再選挙が行われるまでには、これだけの重大なリスクが存在する。再選挙では、ベルルスコーニ前首相の陣営、さらに悪いケースでは、五つ星運動が過半数を獲得することすらあり得る。厳しい試練がイタリアとユーロ圏に今後何カ月も続くことは間違いない。(コラムニスト Megan Greene)

                   ◇

 Megan Greeneは、マベリック・インテリジェンスのチーフエコノミストで、ワシントンのアトランティック・カウンシルの上級研究員を務めるブルームバーグ・ビューのコラムニストです。このコラムの内容は同氏自身の見解です。

5880チバQ:2013/03/08(金) 23:21:51
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130308/fnc13030821560026-n1.htm
【ルピーの世界】
新幹線を売り込め 日本勢が官民一体でトップセールス 
2013.3.8 21:52 (1/2ページ)

日本側が出品した高速鉄道の模型を前に話し合うセミナー出席者=インド西部のアーメダバード(岩田智雄撮影)
 インドで高速鉄道の整備構想が進んでいる。ニューデリーやムンバイなど主要都市を走る7路線が計画されており、日本やフランス、スペインなどが売り込みにしのぎを削る。こうした中、最優先で整備される予定の路線の起点となる西部グジャラート州アーメダバードで、日本政府は2月に「インド高速セミナー」を開き、政府や企業の幹部がトップセールスで売り込みを図った。

 ■安全・環境アピール

 「開業以来、乗客の死傷者がゼロ。環境性にも優れている」。2月11日のセミナーで、梶山弘志国土交通副大臣はインド側に新幹線の魅力を訴えた。会場にはインド政府やグジャラート州の幹部が出席し、川崎重工業の大橋忠晴会長やJR東日本の石司(せきじ)次男副社長らが熱弁を振るった。

 インドの高速鉄道計画は2009年に発表された。現在、プネ−ムンバイ−アーメダバード(約680キロ)やデリー−アグラ−ラクノー−バラナシ−パトナ(約1千キロ)など7路線が計画され、20年までに4路線の事業化を目指す。

 路線ごとに事前事業化調査が進行中で、アーメダバード路線は仏企業が受注した。事業費は6千億〜7千億ルピー(約1兆〜1兆2千億円)規模とされる。今後は正式な事業化調査を経て、事業の発注が行われる。

 日本は、アーメダバード路線の本工事を落札しようと巻き返しに懸命だ。日本は、グジャラート州が企業誘致のために開く投資イベントの提携国であり、同州には日本企業専用の工業団地建設が進められるなどの追い風もある。

 インドのナレンドラ・モディ州政府首相はセミナーで講演し「グジャラート州はここ数年、インドと日本の将来の協力に向けて日本の信頼を得るために多大な貢献をしてきた」と述べた。モディ氏は国内最大野党、インド人民党(BJP)の連邦政府首相有力候補の一人で、スピーチは日本側関係者を喜ばせた。

 インドの与党、国民会議派を率いるシン首相も昨年11月にカンボジアで行われた野田佳彦首相(当時)との会談で、日本の新幹線システムの採用を念頭に両国間で具体的な協議を進めていくことで一致した。

 ■電力、テロなど課題

 ただ、インドで高速鉄道構想を具体化させるには、課題も山積している。セミナーでは、インド鉄道省当局者が、資金確保の難しさを強調した。国内では高速鉄道の建設よりも貧困層の生活向上が先だとする世論も根強い。インドは慢性的な電力不足状態にあり、新幹線を走らせるための電力の安定供給の難しさが指摘されており、原発の増設など社会インフラの整備も必要となる。

 さらに「テロの懸念」もある。グジャラート州を含むインド各地では、イスラム教とヒンズー教などの宗教間の対立による虐殺事件やイスラム過激派によるテロが相次いでいる。新幹線が高速運転から停止するのに4キロの走行が必要で、もし線路を爆破されれば、大規模な事故になりかねない。(アーメダバード 岩田智雄)

5881チバQ:2013/03/08(金) 23:25:07
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013030802000135.html
エジプト気球墜落から10日 キャンセル続々 観光追い打ち
2013年3月8日 朝刊

観光客が激減したカイロ市内の観光市場ハーン・ハリーリの土産物店


 エジプト中部ルクソールで日本人四人を含む外国人観光客十九人が死亡した熱気球の墜落事故は八日、発生から十日を迎える。ルクソールの男性ガイドは「日本人は安全面に敏感。すでに予約キャンセルが相次いでいる」と明かす。エジプトは観光業の低迷が続けば、経済不振がさらなる政情不安を招きかねない事態となっている。 (カイロで、宮本隆彦、写真も)

 二〇一〇年に千四百五十万人だったエジプトの観光客は、一一年に九百八十万人に急減し、一二年も千百五十万人にとどまった。一一年二月のムバラク独裁政権崩壊とその後の政情不安が原因だ。

 カイロ郊外の観光地ピラミッド前。「客数は以前の十分の一。戻り始めた客足が気球事故で止まるかもしれない」。ラクダに乗せる観光客を待ちながらサイード・ハニさん(37)は不安顔だ。

 世界旅行ツーリズム協議会の一二年のデータでは、エジプトの観光業は国内総生産(GDP)の15%、雇用の13%を占める経済の柱で、その低迷は経済不振に直結する。

 財政破綻を避けるため国際通貨基金の融資が頼みの綱だが、融資条件とされるガソリンやパンへの補助金削減に手を付ければ、民衆の不満が高まり、デモの頻発など政情悪化、さらに観光客を遠のかせる負の連鎖が起きかねない。

 ザーズーア観光相は四日、日本メディア向けの会見で「事故は単発で特別なもの」と強調した。観光産業の総点検を進めていると説明して、安全への懸念を拭い去ろうと必死だった。

5882チバQ:2013/03/08(金) 23:28:57
http://mainichi.jp/select/news/20130302ddm007030084000c.html
法王引退:/上 「欧州偏重」後任選び バチカン、問われる改革力
毎日新聞 2013年03月02日 東京朝刊

 ドイツ出身のローマ法王ベネディクト16世(85)がバチカンで最後の一般謁見を行った2月27日、サンピエトロ広場にイタリア人修道女、マリア・クリスティナさん(75)の姿があった。

 「イタリア人や欧州出身者でなく黒人であっても、次の法王は神に選ばれた正しい人であることが重要です」。大型スクリーンのベネディクト16世を見つめるクリスティナさんは手を合わせて祈りをささげた。

 ベネディクト16世の退位を受け、法王不在となったバチカン。人々の関心は3月前半にも開かれる法王選挙会議(コンクラーベ)で誰が次期法王に選ばれるかに移りつつある。

 「中南米から法王が選ばれたらうれしい」。バチカン公認のマリアをまつるメキシコ市近郊のグアダルーペ寺院で、オズワルド・エルナンデスさん(25)が期待を口にする。

 世界約12億人のキリスト教カトリック信徒の4割強が中南米に暮らす。バチカンにとって「カトリックのコンテナ」と呼ばれる重要地域だ。本家・欧州は信徒人口の点からすれば約24%にすぎない。

 だが、カトリックには長年にわたる欧州中心主義の歴史がある。コンクラーベで次期法王を互選で決める80歳未満の枢機卿115人のうち欧州出身者は過半数の60人。中でもバチカンのお膝元イタリアの有資格者は28人と1カ国では最大勢力だ。

 「コンクラーベの構成はカトリック教会の地政学的な現状を反映していない。欧州偏重で、バランスが取れていない」。バチカン日刊機関紙オッセルバトーレ・ロマーノ元副編集長のジャン・フランコ・スビデルコスキー氏(76)が指摘する。

 「パパビリ」と呼ばれる法王候補にはアルゼンチンのレオナルド・サンドリ枢機卿(69)ら非欧州勢の名前も取りざたされている。だが、有力視されているのはアンジェロ・スコラ・ミラノ大司教(71)らイタリア組だ。

 ブラジルのオディロ・ペドロ・シェレル枢機卿(63)は「(法王選出に)出身地や年齢は大きな問題ではない」と語る。だがスビデルコスキー氏は「今の教会は世界規模に広がっている。大西洋を渡る時だ」と“脱欧州”の必要性を説く。

 後継法王の出身地はベネディクト16世が果たせなかったバチカン改革とも無関係ではない。「ローマから遠く離れるほど教会の純粋な本質を感じ取れる。非欧州法王を選べば改革の用意を示すことになる」(スビデルコスキー氏)からだ。

 「(国民の選挙で指導者が選ばれる)民主主義なら中南米だが、教会は民主主義ではないから」。サンピエトロ広場で祈りの集いに参列したブラジル人留学生のルシアナ・プリコリ・ビレラさん(33)が語る。

 カトリック教会は欧州中心主義のくびきから自らを解き放つことができるのか。ベネディクト16世による異例の生前退位に伴う法王交代にあたり、バチカンの改革力が問われている。【ローマ福島良典、メキシコ市・國枝すみれ】

5883チバQ:2013/03/08(金) 23:30:10
http://mainichi.jp/select/news/20130303ddm007030121000c.html
法王引退:/中 スキャンダル、傷深く
毎日新聞 2013年03月03日 東京朝刊

 第265代ローマ法王ベネディクト16世(85)が法王として最後の1日をバチカン(ローマ法王庁)で過ごした2月28日。法王庁から約200メートル離れたホテルで米国人のデビッド・クロヘシーさん(56)が記者団を前にしていた。

 米市民団体「神父による虐待被害者の会」の事務局長。自らも10代の頃に神父から性的虐待を受けたと主張している。28日の記者会見ではバチカンが「子どもの権利条約」に違反しているとして国連に介入を呼びかけた。

 ベネディクト16世の治世は、神父による性的虐待スキャンダルのさなかに幕を開けた。ベネディクト16世はメキシコ人神父の虐待疑惑で特別調査を命じ、米欧の被害者と面会して謝罪するなど火消しに努めた。だが、クロヘシーさんは「口先だけだ」と手厳しい。

 スキャンダルは次期法王選びにも影を落としている。「神学生に不適切な接触をした」との報道を受け、英国のオブライエン枢機卿(74)が2月25日、法王選挙会議(コンクラーベ)を欠席すると表明。被害者団体は、ロサンゼルス大司教時代に虐待隠蔽(いんぺい)に関わったとされる米国のマホーニー枢機卿(77)にも参加しないよう圧力をかけている。

 カネや利権にまつわる闇も深い。資金の調達と管理を行う宗教事業協会(通称バチカン銀行)には資金洗浄(マネーロンダリング)疑惑が絶えず、昨年5月にはゴティテデスキ総裁(当時)が「不適切な業務遂行」を理由に解任された。イタリア銀行は、法王庁の資金洗浄対策が生ぬるいとして、新年から1カ月半、バチカン博物館などでのクレジットカード決済を禁止した。

 イタリア人ジャーナリストのジャンルイージ・ヌッツィ氏(43)は「バチカン銀行に政治家やマフィアが口座を持つのは難しいはずなのに、神父や修道女が隠れみのとなって口座を開いている」と問題点を指摘する。「聖職者が系列業者に法王庁の改修工事を任せるケースは日常茶飯事」と語る関係者もいる。

 ベネディクト16世は退位表明後、教会内に巣くう「利己主義」に警鐘を鳴らした。性的虐待を追及するクロヘシーさんは「カトリック教会は一種の『君主制』。世論の圧力に応える必要がなく、司教は何でも隠蔽できる権限を持っている。スキャンダルの根は同じで、秘密主義で自己保身的な制度にある」と指弾する。

 メキシコ人信徒のロへリオ・ロドリゲスさん(60)は「教会はスキャンダルまみれ。裸足で歩いている人がいるのに、法王は金色の衣装をまとっている。新しい法王も教会を変えるのは無理だろう」とあきらめ顔だ。

 「バチカンから届くのは醜聞ばかりで世界のカトリック教徒は道に迷っている。次期法王は信徒に希望の光を提供しなければならない」と法王庁元職員。教会の再生は3月半ばにも選ばれる新法王の双肩にかかっている。【ローマ福島良典、メキシコ市・國枝すみれ】

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5884チバQ:2013/03/08(金) 23:30:58
http://mainichi.jp/select/news/20130304ddm007030070000c.html
法王引退:/下 同性婚、容認は困難
毎日新聞 2013年03月04日 東京朝刊

 今年1月13日、バチカン(ローマ法王庁)のサンピエトロ広場で開かれた日曜の祈り。ベネディクト16世(85)が広場を見下ろす窓から祈りをささげると、突然、4人の女性が上半身裸となり、キリスト教カトリック教会の「同性婚反対」を糾弾し始めた。

 4人は反宗教を掲げるウクライナの女性権利団体「フェメン」のメンバー。ベネディクト16世が昨年12月、欧米で広がる同性婚容認の動きについて「男女間の結婚を脅かし、正義と平和を損なう」と発言したことへの抗議行動だった。

 活動家のアレクサンドラ・シェフチェンコさん(24)は「同性婚の犯罪扱いに抗議した。そもそも、バチカンは教義で男性と女性を平等に扱っていない」と批判する。退位表明翌日の2月12日、フェメンのメンバーはパリのノートルダム寺院で「法王はもうたくさん」と雄たけびを上げた。

 家族や生命の価値を重視するバチカンにとって越えられない一線は同性婚、人工妊娠中絶、安楽死だ。いずれも神の摂理と自然に反する行為とみなされる。ベネディクト16世も「人類への脅威」(同性婚)、「人権ではなく、社会の傷だ」(中絶)、「苦しみの偽りの解決」(安楽死)と反対を唱えてきた。

 「ローマ法王庁に同性愛者ロビー、バチカンにショック走る」−−。2月22日、イタリア紙レプブリカの1面に衝撃的な記事が載った。ベネディクト16世が退位を決断した背景に「バチカン内に禁じられているはずの同性愛者ロビー(勢力)がおり、不適切な影響を及ぼしている」と指摘した内部調査報告書があったという内容だ。

 法王庁首相に相当するベルトーネ国務長官(当時)は「コンクラーベ(法王選挙会議)を控え、誤報が流布するのは嘆かわしい」とメディアを批判する異例の声明を発表した。だが、同性愛者支持者は「カトリック教会は少年をレイプする一方で同性愛勢力を抱えていた」(シェフチェンコさん)と受け止めている。

 個人の自由な振る舞いから、女性や同性愛者など社会的弱者の擁護へと、人権の概念は社会と時代の移り変わりと共に拡大している。だが、約2000年の歴史と伝統を持つカトリック教会が方向転換するのは容易でなく、ベネディクト16世の後継法王もやみくもにかじを切ることはできない。

 「次期法王が離婚した者の再婚を容認する可能性はあるが、他は難しい」。バチカン日刊機関紙オッセルバトーレ・ロマーノのジャン・フランコ・スビデルコスキー元副編集長(76)が指摘する。バチカン関係者は「同性婚、中絶、安楽死への反対は誰が法王になっても変わらない」と予言する。

 次期法王の前には、カトリックの保守的な教義が厳然と立ちはだかっている。【ローマ福島良典】

5885チバQ:2013/03/09(土) 17:28:15
http://www.cnn.co.jp/world/35029300.html?tag=top;topStories
ICC訴追の副首相が当選か、ケニア大統領選の暫定開票結果
2013.03.09 Sat posted at 15:31 JST
(CNN) 今月4日に実施された任期満了に伴うアフリカ東部のケニア大統領選で、地元テレビ局は8日、有力候補だったウフル・ケニヤッタ副首相が50.03%の得票率を獲得したとの暫定開票結果を伝えた。

これが事実なら過半数を上回る支持票を得た副首相は決戦投票を待たずに当選を決めたことになる。選挙管理委員会は正式な開票結果を9日朝に発表する見通し。

CNN系列の地元のテレビ局2局によると、暫定開票結果ではケニヤッタ氏の対抗馬だったライラ・オディンガ首相の得票率は43.3%。今回の大統領選ではこの2氏の事実上の一騎打ちとなっていた。

ケニヤッタ氏は2007年の前回大統領選に伴う部族間の衝突への関与で国際刑事裁判所(ICC)から訴追されている。当選が決まれば国際社会とのあつれきも生まれそうだが、同氏は衝突への関与を否定している。

また、ICCの訴追は大統領としての職務遂行に支障を与えないとの考えも示していた。前回大統領選では有力候補者が属する部族間の衝突や暴動が発生、1200人以上が死亡し、数十万人規模が避難を強いられる1963年の英国からの独立以降、最悪の国内騒乱となっていた。

オディンガ氏陣営は7日、改ざんの恐れや正当性に欠けるとして開票結果の中止を要求していた。選管は大統領選に適用された電子投票システムの機能障害を受け、手作業での開票を強いられていた。

ケニヤッタ氏は、同国の初代大統領の息子。

5886チバQ:2013/03/10(日) 09:15:11
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013031002000125.html

ケニア大統領に副首相 「暴動首謀者」ICC訴追
2013年3月10日 朝刊

 【ロンドン=有賀信彦】アフリカ東部・ケニアで四日に投票のあった大統領選で、選挙管理委員会は九日、公式開票結果を発表し、初代大統領ケニヤッタ氏の息子ウフル・ケニヤッタ副首相(51)が得票率50・07%で過半数に達し、初当選を果たした。最大部族キクユ族出身の同氏は「大統領として(部族の違いに関係なく)公平にすべての国民に仕える」と勝利宣言した。

 ルオ族のオディンガ首相(68)は43・3%で及ばなかったが、選挙結果を受け入れず、法的措置を取る意向を表明した。

 大統領選には八人が立候補したが、事実上、両氏の一騎打ちとなった。ロイター通信によると、有権者数は約千四百三十万人で投票率は約86%。ケニヤッタ氏は全体投票数の過半数をわずか約八千四百上回る票を獲得し決選投票を回避した。

 これに対し、オディンガ氏は「開票結果が改ざんされた証拠がある」として、開票作業のやり直しを求めて法廷闘争に臨む。

 ただ、二〇〇七年の前回大統領選では、結果をめぐって暴動が起きて約千二百人が死亡した経緯があり、「街頭での抗議活動は控え、法廷闘争だけにとどめる」としており、同氏は支持者に冷静に対応するよう呼び掛けている。

 また、ケニヤッタ氏は前回大統領選後の「暴動の首謀者」として、人道に対する罪で国際刑事裁判所(ICC)に訴追され、七月にも審理が始まる。国内のイスラム武装勢力掃討には欧米諸国との協力関係が不可欠だが、人権問題は欧米との新たな外交問題になりかねない。良好な関係を保ってきた日本との外交に影響する可能性もある。

 <ウフル・ケニヤッタ氏> 1961年10月、ケニアの首都ナイロビ生まれ。故ケニヤッタ初代大統領の息子。米アマースト大で政治学などを専攻。卒業後、ビジネスマンを経て、90年代に政界入り。99年にケニア観光局長。2002年の大統領選に出馬し、落選。08年に副首相兼貿易相、09年に副首相兼財務相に就いたが、12年に財務相職は辞任。 (共同)

5887チバQ:2013/03/10(日) 09:17:31
http://mainichi.jp/select/news/20130310k0000m030057000c.html
ケニア大統領選:ケニヤッタ氏当選を発表、対立陣営は反発
毎日新聞 2013年03月09日 20時43分(最終更新 03月09日 23時19分)

 【ナイロビ服部正法】開票が進んでいた東アフリカ・ケニアの大統領選で、同国の選挙管理委員会は9日、ウフル・ケニヤッタ副首相(51)が当選したと発表した。しかし、接戦を展開してきたオディンガ首相(68)は敗北宣言せず結果を受け入ない構えで、混乱する恐れが出てきた。

 選管が発表した最終集計結果によると、ケニヤッタ氏の得票率は50.07%で、過半数に達した。オディンガ氏の得票率は約43%。同選挙では、得票数トップの候補が過半数の得票率とならない場合は、決選投票を行うことが定められており、当初、決選投票に持ち込まれる公算が大きいと思われていた。

 オディンガ氏は選管最終発表後の会見で、開票結果の妥当性を法廷で問う姿勢を示した。オディンガ氏の陣営は開票途中の7日、「投票結果が改ざんされた疑いがある」として開票作業の中断を主張していた。

 07年の選挙では、当初オディンガ氏の大差のリードが伝えられていたが、最終的にキバキ氏(現大統領)の逆転勝利が発表された。このため、結果に不満を持つオディンガ氏の出身民族ルオ人の一部などがキバキ氏の出身民族キクユ人を襲うなどした。各地に報復の連鎖が拡大して、1000人以上が死亡、60万人以上が国内避難民となる事態となった。

 ケニヤッタ氏は、初代大統領ジョモ・ケニヤッタ氏の息子。自身の出身で最大民族のキクユ人と、副大統領候補ルト氏の出身民族カレンジン人を中心に支持を固め、当初優勢が伝えられていたオディンガ氏を急追し、逆転した形だ。

 ケニヤッタ氏とルト氏は共に、前回07年の大統領選直後に起きた暴動を巡り、間接的な加害責任を問われ国際刑事裁判所(ICC)から訴追されており、公判対策などで政治が停滞する可能性もある。

 ナイロビ郊外のケニヤッタ氏の選対本部にはこの日、イメージカラーの赤いTシャツなどを身に着けた1000人規模の支持者らが集まった。当選が知らされると大きな歓声が会場を包んだ。男性支持者のボンファス・ラガトゥさん(25)は「外国勢力はウフル(ケニヤッタ)を排除したかったかもしれないが、私たち自身が彼らをリーダーとして選んだ」と、ICCの「干渉」を批判した。自身はキクユ人で夫がカレンジン人のマーガレット・ヌデグワさん(40)は「オディンガが当選したらキクユ人は都会から田舎に追いやられてしまうのでないかと思っていたので(ケニヤッタ勝利で)よかった」と感想を話した。

5888チバQ:2013/03/10(日) 09:20:55
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130309/amr13030921190008-n1.htm
米国も下院議員ら参列 チャベス氏葬儀 暫定大統領選出に野党から「詐欺まがいだ」
2013.3.9 21:17 (1/2ページ)[米国]

8日、チャベス大統領の遺体が安置されているベネズエラの首都カラカスの軍士官学校には、大統領に最後の別れを告げようと支持者らが集まった(ロイター)
 【ニューヨーク=黒沢潤】5日に死去した南米ベネズエラのチャベス大統領の国葬が8日、首都カラカスで営まれた。中南米の反米諸国など50カ国以上から代表団が出席、最後の別れを告げた。

 葬儀にはキューバのラウル・カストロ国家評議会議長、ベラルーシのルカシェンコ大統領、イランのアフマディネジャド大統領ら約30人の外国首脳も参列。シリアのアサド大統領は惜別のメッセージを寄せ、ベネズエラと対立する米国も下院議員らを参列させた。

 一方、チャベス氏の死去後、ベネズエラ政府が相次いで憲法を無視して手続きを進めていることに野党側から反発が起きている。

 同国憲法は大統領が死去した場合、国会議長が暫定大統領に就くと規定している。しかし、チャベス氏が生前に後継者に指名していたマドゥロ副大統領が暫定大統領に就任した。

 憲法は、副大統領を務めた人物が次期大統領選に出馬する際、いったん辞職することも規定しているが、“チャベス一派”が牛耳る最高裁判所は8日、マドゥロ氏の暫定大統領就任と、辞職なしの大統領選出馬を容認する裁定を下した。

 政府の横暴に対し、昨秋の大統領選で惜敗した野党統一候補のエンリケ・カプリレス・ミランダ州知事(40)は、「詐欺まがいだ」と指弾している。

 チャベス大統領の遺体は防腐処理され、首都カラカスの革命博物館内にレーニンや毛沢東と同じように保存される予定だ。ところが、政府内では19世紀の南米独立の英雄、シモン・ボリバルの墓がある国立神殿へと、遺体を早々に移す計画もささやかれている。憲法はいかなる人物でも死後25年以内に同神殿に埋葬することを許可していない。

 このほか、政府はマドゥロ暫定大統領の就任式を国会議事堂ではなく、チャベス氏の国葬が営まれた軍士官学校で実施する計画を推し進めていた。

 「軍が政治に関与する、あしき前例となる」(野党報道官)との非難を受けて再考が決まったが、野党側は、政府が政権交代阻止に向け「次なる手」を打つのでは−と警戒している。

5889チバQ:2013/03/10(日) 09:23:39
http://www.asahi.com/international/update/0310/TKY201303100012.html
2013年3月10日9時11分
法王選挙「本命候補なし」 12日からコンクラーベ

 【ローマ=石田博士】約600年ぶりの存命中の退位となった前ローマ法王ベネディクト16世の後任を決める秘密選挙「コンクラーベ」が12日から始まる。様々な問題で揺れる巨大組織を担えるのは誰か。世界中の注目が集まる中、「審判の日」が迫る。

 投票権を持つのは80歳未満の枢機卿で、115人が参加する。フレスコ画「最後の審判」で知られるシスティーナ礼拝堂で、3分の2超の77票以上を得る人が出るまで投票を繰り返す。

 約11億の信者を擁するローマ・カトリック教会は、聖職者による性的虐待や、汚職などを告発した内部文書の流出が表面化した。性的虐待の被害者団体は、事態の隠匿に関わったなどとされる法王庁(バチカン)幹部ら12人を「法王になるべきでない」と名指しで批判している。各国のメディアは「本命候補なし」などと伝える。

5890チバQ:2013/03/10(日) 09:29:17
http://mainichi.jp/select/news/20130310ddm007030182000c.html
NEWS25時:チュニジア 閣僚名簿を発表
毎日新聞 2013年03月10日 東京朝刊

 チュニジアでマルズーキ大統領から新首相候補に指名されたラライズ内相が8日、首都チュニスで記者会見し、閣僚名簿を発表した。制憲議会の承認を経て新内閣が発足する。ラライズ氏は憲法制定を急ぎ、今年11月までに国会選挙を実施する考えを表明。2月の野党指導者殺害事件に端を発した政治混乱はひとまず終息する見通しだが、財政の悪化への対応によっては国民の不満が再び高まる恐れもある。組閣作業は与党アンナハダの思惑通りには運ばなかった。野党との連立交渉に乗り出したが、閣僚の選定を巡って交渉は決裂。中道左派政党などとの3党連立政権を維持する形となった。【カイロ】

5891チバQ:2013/03/11(月) 00:24:53
http://mainichi.jp/select/news/20130311k0000m030035000c.html
フォークランド諸島:帰属問い住民投票 「英領維持」優勢
毎日新聞 2013年03月10日 19時04分(最終更新 03月10日 22時12分)

 【スタンリー(英領フォークランド諸島)國枝すみれ】英国とアルゼンチンが領有権を主張する南大西洋の英領フォークランド諸島(アルゼンチン名マルビナス)で10日、帰属を問う住民投票が始まる。11日まで行われ、同日夜に結果が判明する見通し。住民約2600人の多くは英国系で、圧倒的多数が英領維持を支持するとみられる。

 島の有権者約1600人が「フォークランドが英領であり続けることを望むか」という質問にイエスかノーで答える。首都スタンリーでは9日、英領支持派住民が「賛成」を意味する「YES」の文字を車で作った。フォークランド政府を代表するジャン・チーク氏(65)は「8世代にわたって島に住んでいる。世界に島民の意思を示せる機会」と話した。

 フォークランド諸島を巡っては、10年に英国が島北部で石油開発を開始して以降、英国とアルゼンチンとの緊張が高まっている。

 協議のため英国を訪問していたアルゼンチンのティメルマン外相は今年1月、島の政府代表が2国間交渉に参加することを理由に交渉を拒否した。

 英領維持の場合、アルゼンチンは投票結果を認めない姿勢で、領有権問題は続く見通し。チーク氏は「アルゼンチンは国民の目を(インフレや債務などの)国内問題からそらすために島を利用している」と批判した。

 フォークランド諸島は1833年から英国が実効支配。英国が防衛と外交を担当する。1982年にアルゼンチンが侵攻したが、英軍に反撃され敗退した。

5892チバQ:2013/03/11(月) 00:25:41
http://mainichi.jp/select/news/20130311k0000m030026000c.html
ヨルダン:エンスール首相再任
毎日新聞 2013年03月10日 18時49分

 ロイター通信によると、ヨルダンのアブドラ国王は9日、声明を出しアブドラ・エンスール首相(74)を再任した。国王は中東の民主化要求運動「アラブの春」の広がりを受けて政治改革を進めており、その一環で初めて下院の多数決に基づく推薦を受け任命した。首相は議会と協議して組閣する。ヨルダンは昨年度の財政赤字が国内総生産(GDP)の約8%に上り、燃料・電気料金の値上げや補助金削減など経済改革を迫られる。約35万人のシリア難民流入で水・住宅の不足への対応も急務だ。【エルサレム】

5893チバQ:2013/03/11(月) 00:26:23
http://mainichi.jp/select/news/20130311k0000m030025000c.html
ケニア大統領:当選の副首相、ICC訴追 収監の可能性も
毎日新聞 2013年03月10日 18時48分

 【ナイロビ服部正法、ブリュッセル斎藤義彦】東アフリカのケニア大統領選で、国際刑事裁判所(ICC)に訴追されているケニヤッタ副首相(51)の当選が発表されたことで今後、現職国家元首として初めてICCで有罪判決を受け、収監される事態も想定される。ケニアをイスラム過激派との戦いの拠点と位置づける米国はケニヤッタ氏が当選する事態に警告を発してきただけに、今回の当選は欧米を悩ませることになりそうだ。

 選挙結果について、ケリー米国務長官は9日、ケニア国民を祝福する声明を発表した。ただ、内心は複雑だ。 ケニヤッタ氏は、副大統領候補のルト氏とともに、07年の大統領選直後に発生し、全体で1000人以上が死亡した暴動を巡り、間接的な加害責任があるとの疑いで「人道に対する罪」でICCに訴追されている。

 公判はケニヤッタ氏が7月、ルト氏が5月に開かれる予定で、カーソン米国務次官補は2月、名指ししないもののケニヤッタ氏当選なら「(重大な)結果を招く」と警告。英国も外交関係の縮小を示唆してきた。

 当選が決まった9日、ケニヤッタ氏の選対本部では支持者らが「オバマ(米大統領)よ、これが民意だ」「オカンポ(訴追したモレノオカンポICC主任検察官)、恥を知れ」などとシュプレヒコールを上げた。支持者らには国際社会への不信感があり、ある男性支持者は「自分たちで指導者を選んだ」と胸を張った。

 ケニヤッタ氏が有罪、収監の事態になればケニア国内でICCに対し「政治介入」との批判が高まるのは必至。ケニアは海賊対策やソマリア安定にも欠かせない拠点で、国際社会は混乱を避けたいのが本音だ。

5894チバQ:2013/03/11(月) 00:52:48
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130310/k10013098191000.html
ケニア大統領選 混乱拡大懸念
3月10日 20時41分 K10030981911_1303102339_1303102355.mp4
東アフリカのケニアの大統領選挙は、副首相のケニヤッタ氏の当選が発表されましたが、対立候補の支持者らは、「不正があった」として反発を強めていて、一部で警察との衝突が起きるなど、混乱の拡大が懸念されます。

今月4日に投票が行われたケニアの大統領選挙は、首相のオディンガ氏と、副首相のケニヤッタ氏の事実上の2人の争いとなり、開票作業が大幅に遅れていましたが、9日、ケニヤッタ氏の当選が発表されました。
この結果に対し、オディンガ氏の支持者らは反発を強めていて、地元メディアによりますと、西部のキスムでは、暴徒化した人々が警察と衝突したということです。
また、首都ナイロビ西部のキベラ地区でも、9日夜、オディンガ氏の支持者らが集まり、車を壊すなど暴徒化したため、多数の警察官が投入される事態になったということです。
オディンガ氏の陣営は、今回の選挙で、「不正があった」として、裁判所に異議申し立てを行う構えで、支持者の1人は、「開票作業は不透明で、不正があったのは明らかだ。このままでは納得できない」と話していました。
ケニアでは、前回、2007年の大統領選挙のあと、選挙結果を巡る支持者どうしの衝突で、1100人以上が死亡していることから、今後、混乱の拡大が懸念されます。

5895お客様!:2013/03/11(月) 01:16:04
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5896チバQ:2013/03/11(月) 21:02:57
http://mainichi.jp/select/news/20130312k0000m030049000c.html
バチカン:現地紙も予想割れ…12日からコンクラーベ
毎日新聞 2013年03月11日 19時54分(最終更新 03月11日 20時20分)

 【ローマ福島良典】ローマ法王ベネディクト16世(85)の後継を選ぶ法王選挙会議(コンクラーベ)が12日、バチカンで始まる。スキャンダルでバチカンが揺れる中、選挙に参加する枢機卿の多くは10日、ローマ各地の教会で日曜日のミサをささげ、「困難な時代」を乗り越えることのできる法王が誕生するよう祈った。

 コンクラーベの舞台となるバチカンのシスティーナ礼拝堂の内部には選挙用の床や机が設置され、法王選出の合図となる白煙を出す煙突が屋根に取り付けられた。選挙は80歳未満の枢機卿による互選。今回は115人が参加し、3分の2以上(77票以上)の支持で法王が選出されるまで投票が繰り返される。

 イタリア紙レプブリカによると、現時点で優位に立っているのは115票中35〜40票を固めたとみられるイタリアのアンジェロ・スコラ・ミラノ大司教(71)。ブラジルのオディロ・ペドロ・シェレル・サンパウロ大司教(63)が25〜30票、カナダのマルク・ウエレット枢機卿(68)が10〜15票で続いているという。

 一方、イタリア紙コリエレ・デラ・セラは専門家の総合評価として米国のショーン・パトリック・オマリー・ボストン大司教(68)を次期法王の筆頭候補に挙げた。大司教は数十人の報道陣が詰め掛けたローマ中心部の教会で「コンクラーベを控えたこの日曜日は特別だ。精霊が教会を照らし、信仰をより確かなものとする新しい法王が選ばれるよう祈ろう」と語った。

 バチカンを巡っては近年、神父らによる子どもらへの性的虐待事件が相次ぎ、資金調達・管理にあたるバチカン銀行の不透明な資金運用や、法王庁の内紛も表面化。コンクラーベ準備のため4日から開かれた枢機卿会議では、スキャンダルの詳細を説明するよう求める米国枢機卿団と、情報を出し渋る法王庁側の対立が露呈した。

5897チバQ:2013/03/11(月) 21:04:12
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013031102000127.html
次期法王 本命不在 あすからコンクラーベ
2013年3月11日 朝刊


 【パリ=野村悦芳】ローマ法王ベネディクト十六世(85)の退位に伴う、法王選挙「コンクラーベ」が十二日に迫った。二〇〇五年の前回にも増して本命不在とされる中、欧州メディアはイタリア人のスコラ枢機卿(71)ら数人を有力候補として挙げている。カギとなりそうなのが権威失墜の危機にある法王庁(バチカン)の改革に対する姿勢。改革重視派か慎重派かが重要な投票の軸になっている。

 投票権を持つ枢機卿は四日からバチカンで新法王にふさわしい人物像について連日検討を重ねている。フランス人枢機卿はAFP通信に対し、すでに六人前後に候補が絞り込まれたと語っている。

 イタリア紙レプブリカは、ミラノ大司教のスコラ枢機卿が、より透明な法王庁の運営を求める米国の枢機卿らの支持を集めており、改革派の筆頭候補になっていると報じた。法王候補の一人で、教会の権威主義を批判してきたオーストリア人のシェーンボルン枢機卿(68)もスコラ枢機卿を支持しているという。

 一方で、急進的な改革に対抗するイタリア人グループは、サンパウロ大司教のシェレル枢機卿(63)を推していると報じている。このほか、カナダ人のウエレット枢機卿(68)も有力候補の一人とみられる。

 ベネディクト十六世の約八年間で、聖職者による子どもの性的虐待問題が世界各地で深刻化し、法王庁の金銭スキャンダルや内部抗争も暴露された。特にバチカン以外にいる枢機卿の間で、法王庁に対する不満や浄化を求める声が高まり、今回の選挙に大きな影響を与えている。

 このほか、同性婚や中絶などを認めない伝統的姿勢をめぐる保守派、リベラル派の対立軸も存在。アジアやアフリカなど欧州外から新鮮なイメージの法王を選ぶ動きもあり、複雑に絡まった要素が投票の行方を分かりにくくしている。投票をめぐる駆け引きや話し合いはコンクラーベ開始後も続くとみられる。

5898チバQ:2013/03/11(月) 21:14:04
http://www.afpbb.com/article/politics/2933334/10417406?ctm_campaign=txt_topics
オバマ大統領の異母兄、ケニアの州知事選で惨敗
2013年03月11日 10:05 発信地:キスム/ケニア
【3月11日 AFP】「世界最強の権力者」を異母弟に持つマリク・オバマ(Malik Obama)氏は、弟の威光も及ばなかったのか、ケニアで最近行われた州知事選挙で無残に大敗を喫した。

 バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領の異母兄にあたるマリク・オバマ氏(54)が、西ケニア地元地区の州知事選で獲得した得票数は、最終当選者と約14万票差の、わずか2792票だった。

 エコノミスト・金融アナリストを自称する、身長180センチを優に超える大男のオバマ氏は、地元のへき地には、米国政府とのつてを利用して発展をもたらしたいと選挙遊説中にAFPに語った。

「わが住民には米国政府に直結したつてがあるのに、地元のつながりだけで満足するはずがないだろう」(オバマ氏)

「ここにもオバマ、そこにもオバマ」(Obama here, Obama there)をスローガンに掲げて選挙運動を行っていたオバマ氏は、マクドナルド(McDonald's)のようなチェーン店を地元で展開して、ゆくゆくは大統領選に立候補したいと夢を語っていた。

 オバマ氏は10日、記者からの電話には応じなかった。有権者にわずかなお金を握らせて集会に参加させるのは、ケニアの選挙戦ではよく使われる手だが、それを威勢よく拒否してみせたことが招いた結果に衝撃を受けていたのかもしれない。

 一方でオバマ大統領は、オランダ・ハーグ(Hague)の国際刑事裁判所(International Criminal Court、ICC)に訴追されている、ケニアの次期大統領に選出されたウフル・ケニヤッタ(Uhuru Kenyatta)副首相(51)への対応をめぐって、外交上の問題に発展する恐れに直面している。(c)AFP

5899チバQ:2013/03/11(月) 21:17:59
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130311/erp13031110080002-n1.htm
野党、労働党が勝利 マルタ総選挙
2013.3.11 10:05
 地中海の島国マルタで9日、総選挙が実施され、AP通信によると、10日夜までの開票の結果、野党の労働党が約55%の得票で勝利を決めた。与党、国民党は得票約43%で、ゴンジ首相は敗北宣言した。

 11日に労働党のムスカット党首が新たな首相に就任する見通し。労働党政権発足は約15年ぶり。

 同国議会(一院制)では昨年12月、2013年度予算案が与党議員の造反により否決され、ことし1月に議会が解散。総選挙が数カ月、前倒しで実施された。(共同)

5900チバQ:2013/03/11(月) 21:19:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130311/asi13031112120000-n1.htm
インド女子学生レイプ事件の主犯格の被告が自殺
2013.3.11 12:11 [アジア・オセアニア]
 【ニューデリー=岩田智雄】インドの首都ニューデリーで昨年、女子学生=当時(23)=が集団レイプされて死亡した事件で、殺人罪などで起訴されていた被告5人のうち、主犯格のラム・シン被告が11日早朝、収容施設内で首をつって自殺した。インドメディアが伝えた。

 インドではこの事件をきっかけに政府に性犯罪の厳罰化や対策強化を求める声が強まり、各地で抗議デモが起きた。政府は2月、レイプ犯罪の最高刑を死刑にするなど刑法改正の政令を発効させた。

 シン被告ら5人と少年1人は昨年12月16日、走行中のバスの中で女子学生をレイプし、鉄パイプなどで激しい暴行を加えた後、女性の友人の男性とともに路上に放置したとして逮捕された。女子学生はシンガポールに搬送され治療を受けていたが、約2週間後に死亡した。

 シン被告は、犯行の現場となった無認可私営バスを運転しており、事件を主導したとみられていた。

 少年に対しては別の司法手続きが行われている。

5901チバQ:2013/03/11(月) 22:08:47
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013031100440
次期法王選び、五里霧中=欧州以外の出身者に待望論−コンクラーベ、12日開始
 【ローマ時事】カトリック教会の最高位聖職者である次期ローマ法王を決める選挙会議「コンクラーベ」が12日に始まる。およそ1300年ぶりに非欧州出身者が選ばれるかどうかが注目される中、ブラジルのシェレル枢機卿(63)、アフリカ・ガーナのタークソン枢機卿(64)らが有力候補と報じられている。これに対し、欧州出身では、イタリアのスコラ枢機卿(71)の名前が挙がっており、法王選びは五里霧中の状況だ。
 コンクラーベは、ミケランジェロの天井画「最後の審判」で知られるバチカン(ローマ法王庁)のシスティーナ礼拝堂で行われる。80歳未満の枢機卿115人が参加。初日の12日は午後に1回投票。3分の2(77票)超で決まるまで、13、14日も午前と午後に2回ずつ投票を繰り返す。それでも選出できない場合、1日を置いた16日に7回投票する。まだ決まらなければ、もう一度7回投票し、さらに決定できなければ上位2人による決選投票となる。(2013/03/11-14:18)

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5902チバQ:2013/03/12(火) 20:47:11
>>5604>>5891
http://mainichi.jp/select/news/20130312dde007030066000c.html
フォークランド:「英領維持」99.8%−−住民投票
毎日新聞 2013年03月12日 東京夕刊

 【スタンリー(フォークランド諸島)國枝すみれ】英国とアルゼンチンが領有権を主張する南大西洋の英領フォークランド(アルゼンチン名マルビナス)諸島で11日、英国への帰属の是非を問う住民投票の開票が行われ、英領維持への支持が99・8%と圧倒的多数だった。アルゼンチンは反発を強めており、緊張は続きそうだ。

 住民投票は、「フォークランド諸島が英領であり続けることを望むか」という質問に「はい」「いいえ」で答える形式。政府庁舎で開票作業が行われた。

 集計が終わると、フォークランド政府を代表するヘイウッド総督は「島民は民主的に、明確に意思を示した。アルゼンチンは我々の声が世界に届くのを止めることができない」と話した。銀行員のボニータ・グッドウィンさん(37)は「私たちは英国人だから当然」と誇らしげに話した。

 1833年から島を実効支配する英国は、住民の意思を理由にアルゼンチンの返還要求を拒んでおり、初めて住民の意思を明確にした住民投票を最大限に利用すると見られる。一方、領土問題は2国間の問題との立場をとるアルゼンチンは、フォークランド政府の存在を認めておらず、住民投票に法的効力はないと主張している。

 ◇我々は島生まれの英国人。騒いでも変わらない 高まる反アルゼンチン意識
 フォークランド諸島では、近年の摩擦再燃で反アルゼンチン意識が高まっていた。82年のアルゼンチン侵攻を体験した世代はもちろん、人口の5%を占めるチリ移民の子孫を含め英国支持が圧倒的だ。

 投票所を訪れる島民の多くは車に英国旗やフォークランドの旗を掲げていた。ジョン・モリソンさん(41)は「我々は島生まれの英国人だ」と言う。気温6度の寒さの中「イエス、イエス、イエス」と大書したTシャツ一枚を着たシビー・サマーズさん(55)は「アルゼンチンがいくら騒いでも何も変わらない。かえって我々の(英領維持の)確信を強めるだけだ」と話す。

 アルゼンチンは、英国旗や、英国旗を含むフォークランドの旗をつけた船舶の入港を拒否し、島の経済封鎖をもくろむ。島は生活品のほとんどを英国から輸入し、野菜は週1便の飛行機でチリから空輸している。漁業で年2億ポンド(約285億円)の収入がある島にとって支障はあまりない。

 一方、英領維持で熱狂する島民の様子に驚くアルゼンチン人もいた。フォークランド紛争の帰還兵で、島で死んだ仲間の慰霊のために訪れた元兵士グスタボ・ヒメネスさん(50)は「我々の立場とは違うけれど、島民が意見をいう権利を尊重する」と話した。ヒメネスさんは、戦死者が埋葬された二つの墓地を訪れ、英国、アルゼンチン両国の戦死者を悼むつもりだ。【スタンリー國枝すみれ】

5903チバQ:2013/03/12(火) 21:40:48
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130312/erp13031200580000-n1.htm
本命なき後継法王選び コンクラーベ、12日開始
2013.3.12 00:57 (1/2ページ)

 バチカンで「灰の水曜日」のミサを執り行うローマ法王ベネディクト16世=2月13日(ロイター=共同)
 【ローマ=宮下日出男】新ローマ法王選出のための「コンクラーベ」(法王選挙会)が12日始まる。約600年ぶりの法王生前退位という突然の事態を受け、本命候補は不在との見方が強い。イタリア人候補が注目される一方、「非欧州」の法王誕生を模索する動きもあるようだ。教会改革への思惑も絡み、すんなりと決まるかは不透明だ。

 枢機卿らは8日、バチカンで開いた会議でコンクラーベについて決めたが、それまで連日、新法王に求める“姿”についても意見交換した。その結果、「混戦」とされる後継選びについて「少しはっきりしてきた」と語る枢機卿も出てきた。

 メディアが有力候補として注目する一人は、イタリアのミラノ大司教、スコラ枢機卿(71)。ミラノ大司教とともに重要ポストのベネチア総大司教を歴任しており、前世紀にはいずれかの職務を経験した法王が多かったからだ。

 法王職はポーランド出身で先々代の故ヨハネ・パウロ2世が就くまで400年以上、イタリア人が占めてきた。続く前法王、ベネディクト16世もドイツ人だったため、イタリア人に戻ることへの期待も大きい。

 ただ、未成年者への性的虐待問題や法王庁の内部文書流出事件で教会の信頼が揺らぐ中、教会のイメージ刷新のため欧州以外からの法王選出を望む声も強い。その候補には、ブラジルのサンパウロ大司教、シェレル枢機卿(63)、カナダ出身の法王庁司教省長官、ウエレット枢機卿(68)が取りざたされている。

 世界約12億人のカトリック信者は現在、4割超を中南米が占め、信者の増加はアフリカが最も著しい。「非欧州」からの選出への期待にはこうした背景もある。北米の枢機卿らはこのため、中南米やアフリカ勢の協力確保に動いているとも報じられている。

 ただし、後継を選ぶ基準は出身地域だけではない。法王庁内部の「権力闘争」もささやかれる中、法王庁との関係が薄い人物を望む声もある。コンクラーベに参加する枢機卿全115人が保守派の前2代の法王に選ばれており、保守路線は続くとの見方は強い。その一方で、改革志向の法王誕生を目指す動きもある。

 このほか、ウィーン大司教のシェーンボルン(63)、法王庁正義と平和評議会議長を務めるガーナのタークソン(64)、アルゼンチン出身の東方教会省長官、サンドリ(69)の各枢機卿らも浮上している。

 選出には3分の2超となる77人の枢機卿の支持が必要。ハードルは高く、コンクラーベが長引けば、有力候補としてさほど予想に上っていない枢機卿が選ばれる可能性もあるとみられている。

 投票は初日1回、2、3日目に午前午後各2回ずつ計9回行われる。決まらなければ、1日おいて7回投票。計30回やっても未決なら、決選投票となる。ベネディクト16世は前回2005年の際、4回目の投票で選出された。決まれば、システィーナ礼拝堂の煙突から白煙が上る。

5904チバQ:2013/03/12(火) 21:41:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130312/mds13031207220000-n1.htm
クーデター未遂で10人拘束 マラウイ、前大統領弟ら
2013.3.12 07:21
 アフリカ南部マラウイの警察当局は11日、ムタリカ前大統領が昨年4月に心臓発作で急死した後にクーデターを実行しようとした疑いで、閣僚ら少なくとも10人を拘束した。地元メディアなどが伝えた。

 前大統領が後継者にしようとしていた弟のムタリカ前外相も拘束された。南部ブランタイアでは、前大統領らの支持者と警官隊が衝突した。

 報道によると、前外相らは前大統領の急死後、軍幹部に政権奪取を持ち掛けたが拒否されたという。急死の2日後、前大統領と対立していたバンダ副大統領が憲法の規定に沿って昇格し、同国初の女性大統領となった。(共同)

5905b:2013/03/12(火) 22:34:06
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スリランカ政権の人権侵害に強まる批判
2013.3.13 21:43 (1/2ページ)
 【ニューデリー=岩田智雄】スリランカのラジャパクサ政権の少数民族などに対する人権侵害を批判する声が高まっている。米国はジュネーブで開催中の国連人権理事会(UNHRC)の会合に、スリランカに説明と行動を求める決議案を提出する構え。主要援助国であるインドでは議会で与党連合内からラジャパクサ政権に断固とした姿勢を求める声があがり、紛糾する事態になっている。

 スリランカでは、2009年に少数民族タミル人反政府武装勢力タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)との内戦が終結した。国連専門家パネルは11年4月、内戦の最終段階で双方が市民を無差別殺害した疑いが強いと発表。12年3月の国連人権理事会の会合では、スリランカで起きた重大な人権侵害の疑いに政府は十分応えていないとして、スリランカ政府に行動と説明を求める決議案が米国やインドなどの賛成で採択された。

 今月22日まで開催されている同理事会の会合にも改めて決議案が提出される見通しで、スリランカ紙ミラー(電子版)によれば、7日に決議案の草案が理事国に示された。草案は前回と同様の内容に加え、現在も超法規的殺害や拷問をはじめ、人権活動家やジャーナリスト、司法の独立などへの脅迫や報復の報告が続いていることに懸念を表明している。

 スリランカではこれまで、解放のトラの指導者の12歳の息子が内戦終結時に軍によって処刑されたとの疑惑が浮上しているほか、政権の意思にそぐわない判断を下した最高裁長官が国会で弾劾され、大統領に解任される事態になっている。政府を批判していた記者が何者かに殺害される事件も発生した。

 インドの議会では7日、タミル人に同情的な与党連合内政党などが政府に国連人権理事会で賛成票を投じるよう求め、煮え切らない政府側の答弁に抗議して退席する事態になった。またタミル人が多く住む南部タミルナド州の州政府首相は先月、同州チェンナイで7月に実施が決まっていたアジア陸上選手権について、スリランカ選手団は受け入れられないとして開催を拒否した。

 スリランカでは今年11月、英連邦首脳会議が開かれる予定だが、英国の議員や識者からはスリランカでの開催に反対する声も上がっている。

 スリランカへの最大の援助国は10年時点で、港湾整備などを支援する中国がトップ。以下、インド、日本と続いている。ラジャパクサ大統領は12日から日本を訪れており、14日には安倍晋三首相との会談も予定されている。

5908チバQ:2013/03/13(水) 22:08:48
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130313/mds13031308480001-n1.htm
通学率6%、心の傷も深刻 内戦シリアの子供たち
2013.3.13 08:46 [政変・反政府デモ]

12日、シリアのラッカで、シリア軍による空爆でできたとされる穴を見る子供ら(ロイター)
 国連児童基金(ユニセフ)は12日、シリアの内戦が子供の教育や健康に影を落とし、北部アレッポでは6%しか学校に通えない状態になっているほか、家族や友達が目の前で殺されることによる心の傷も深刻だとする報告書を公表した。

 反体制デモが始まって2年になることを受け、シリアの子供と、周辺国にいるシリア難民の子供の状況をまとめた。それによると、水道設備が破壊されたため水を使える人口が内戦前の3分の1になり、衛生状態が悪化して皮膚病や呼吸器疾患が増えている。

 学校の5分の1は破壊され、避難所に転用されており、残った施設に子供が集中して1教室に100人という状態も発生した。心の傷は殺害場面の目撃や、家族と離れ離れになったり、砲撃の爆音によって恐怖を感じ続けたりすることでも引き起こされている。

 シリア国内では400万人が緊急人道援助を必要とし、その約半数が子供。5歳未満は54万人に上る。(共同)

5909チバQ:2013/03/13(水) 22:24:10
http://mainichi.jp/select/news/20130313k0000m030108000c.html
バチカン:改革派と法王庁派争う…コンクラーベ始まる
毎日新聞 2013年03月13日 00時53分(最終更新 03月13日 01時06分)

 【ローマ福島良典】第265代ローマ法王ベネディクト16世(85)の2月末の退位に伴い、次期法王を選ぶ法王選挙会議(コンクラーベ)が12日、バチカン(ローマ法王庁)で始まった。ベネディクト16世が最有力候補だった前回(05年)と違って今回は本命不在。スキャンダル続きのバチカンの刷新に取り組む改革派法王が誕生するか、現状維持を望む伝統派の推す候補が法王の座に就くかが焦点だ。人選は今後のバチカンとキリスト教カトリック教会の針路を左右する。

 コンクラーベに参加する80歳未満の枢機卿115人は12日、バチカンのサンピエトロ大聖堂でミサをささげた後、システィーナ礼拝堂に移り、第1回投票の手続きに入った。1回の投票で決まらない場合、13日以降は午前2回、午後2回の計4回投票が実施される。3分の2以上(77人以上)の支持を得た者が法王に選出される。

 枢機卿団のトップであるソダーノ首席枢機卿(85)はミサで「我々は各自、後継法王に協力しなければならない」と述べ、カトリック教会の「団結」を呼びかけた。ベネディクト16世が「教会の内部対立」に警鐘をならしていたことを念頭に置いた発言とみられる。

 ベネディクト16世の在位中、神父らによる児童性的虐待事件や、バチカン銀行の資金洗浄(マネーロンダリング)疑惑などバチカンを巡るスキャンダルが相次いで噴出。ベネディクト16世は組織運営の透明性向上に努めたが、法王庁内の抵抗に遭っていたとされる。このため、バチカン改革に対する取り組み姿勢が法王選挙の対立軸として浮上している。

 スキャンダルの真相究明や腐敗対策を推進したいのが改革派。候補は▽性的虐待を批判してきた米国のオマリー・ボストン大司教(68)▽弁舌にたけた米国のドーラン・ニューヨーク大司教(63)▽宗教間対話を進めてきたイタリアのスコラ・ミラノ大司教(71)▽カナダのウエレット枢機卿(68)ら。

 これに対し、法王空位期間中、法王代理の「カメルレンゴ」を務めているベルトーネ法王庁前国務長官(78)ら、バチカンにおける権限や組織の現状維持を望む法王庁派は、ブラジル出身ながら、法王庁での経験が長いシェレル・サンパウロ大司教(63)を支持しているという。

 第264代法王ヨハネ・パウロ2世の死去に伴う05年4月の前回コンクラーベでは、有力枢機卿の後押しするベネディクト16世が第1回投票で参加者(115人)の半数近い47票を得て流れに乗り、第4回投票で84票を獲得して当選を決めたとされる。だが、今回は飛びぬけた候補が見当たらず、改革派、法王庁派の両陣営とも選出に必要な3分の2の支持を固め切れていない模様で、混戦が予想されている。

5910チバQ:2013/03/13(水) 22:27:57
http://mainichi.jp/select/news/20130314k0000m030053000c.html
バチカン:コンクラーベ 米国の枢機卿団が存在感増す
毎日新聞 2013年03月13日 20時40分(最終更新 03月13日 22時03分)
 【ローマ福島良典】第265代ローマ法王ベネディクト16世(85)の後継を選ぶため12日からバチカンで開かれている法王選挙会議(コンクラーベ)で米国の枢機卿団が存在感を増している。背景には、米国におけるキリスト教カトリック信徒人口の増加がある。選挙結果にかかわらず、次期法王はバチカン運営にあたり、改革を求める米国勢の意向に配慮せざるを得ない状況になりそうだ。

 現在のバチカンにとっての課題は(1)神父らによる性的虐待や、バチカン銀行の不透明な資金運用などのスキャンダルの真相解明(2)スキャンダルや内部対立で傷ついた法王庁の権威と信頼の回復−−だ。世論の圧力もあって米国聖職者はこれら2点でのバチカン改革を目指している。

 コンクラーベ参加の枢機卿115人のうち米国人は11人で、28人のイタリア勢に比べ少数派だ。だが、米国枢機卿団はコンクラーベ準備の枢機卿会議で独自に記者会見を開いてスキャンダルで揺れるバチカンが透明性を高める必要性を訴えた。

 ドーラン・ニューヨーク大司教(63)は8日のブログで「枢機卿会議の議論の多くは福音伝道に関することで、バチカンの腐敗や性的虐待、資金問題も話題には上ったものの、中心議題にはならなかった」と不満げに内幕を明かした。

 コンクラーベ開始にあたりドーラン大司教とオマリー・ボストン大司教(68)が後継法王候補に急浮上した。ボストン大司教区のメディア担当者、スコット・ランドリー氏は「2カ月前には米国人の法王候補は取りざたもされなかったが、今ではイタリア人も米国人候補を話題にするようになっている」と様変わりぶりを指摘する。

 背景には、先進国の中で北米(米国、カナダ)におけるカトリック教徒人口の伸びが本家の欧州を大きく上回っている事情がある。インターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙によると、1970〜2010年の欧州のカトリック教徒の増加率は8%なのに対して、北米では49%の高率を記録している。

 イタリア誌レスプレッソのバチカン専門記者、サンドロ・マジステル氏(70)は「米国人口の4分の1にあたる約7500万人がカトリック教徒で、ヒスパニック系の信徒も多い。米国は『教会再生』の象徴になっており、それが、米国勢が(次期法王選びで)主要な役割を果たしている理由だ」と解説する。

5911チバQ:2013/03/13(水) 22:56:50
http://mainichi.jp/select/news/20130313dde007030002000c.html
EU:委員長、直接選挙 債務危機不信返上狙う−−来年5月
毎日新聞 2013年03月13日 東京夕刊

 【ブリュッセル斎藤義彦】欧州連合(EU)の内閣にあたる欧州委員会は12日、来年5月に行われる欧州議会選挙で、各会派が「首相」にあたる欧州委員会委員長候補をたてて選挙戦を戦い、事実上の直接選挙を実施するよう求めた。これまで欧州委員長は加盟国首脳の交渉で決めてきた。しかし、債務危機でEUへの不信が高まり、EU機関の正統性に疑問が強まっているため、事実上の直接選挙で信用回復を図る。

 来年5月に予定される欧州議会選挙(任期5年)は、基本条約「リスボン条約」が09年に発効して初めての選挙。同条約では欧州議会による欧州委員長の選出が初めて導入された。委員長候補は手続き上、欧州議会の選挙結果を受け、首脳会議が推薦する。

 欧州委は12日の会見で、条約を実践するため、(1)欧州議会の各会派が、だれを欧州委員長候補にするかを明らかにする(2)各国の政党が欧州議会会派への所属を選挙民に示す(3)欧州で投票日を統一する−−よう求めた。

 欧州議会選挙では従来、加盟国の政党が各国で独自に選挙戦を行い、欧州議会で主義主張により会派を作ってきた。会派は保守の「欧州人民民主党」▽中道左派の「欧州社会・進歩連盟」▽自由主義政党の「欧州自由民主連盟」▽環境政党などの「緑の党・欧州自由連盟」−−に大別される。

 中道左派では、シュルツ現欧州議会議長を委員長候補に推す声が強く、保守では、ラガルド国際通貨基金専務理事の名がとりざたされている。

 シェフチョビッチ欧州委副委員長(組織担当)は「これまで、欧州委は欧州市民に見えない形で選ばれていると批判されてきた。これでオープンで民主主義的なプロセスになる」と述べた。

5912チバQ:2013/03/14(木) 21:58:35
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130314/mds13031421180002-n1.htm
黒柳さん、南スーダン入り 貧しい子どもの現状視察へ
2013.3.14 21:17

14日、南スーダンの首都ジュバの国際空港に到着した黒柳徹子さん(共同)
 国連児童基金(ユニセフ)親善大使で女優の黒柳徹子さんが14日、2011年7月に独立した南スーダンの貧しい子どもらの現状を視察するため同国の首都ジュバに到着した。20日まで滞在し、ジュバや南西部の西エクアトリア州の病院や学校などを訪れる。

 南スーダンは20年以上の内戦を経てスーダンから分離独立。内戦の影響でインフラや医療体制が整っておらず、妊産婦の死亡率が極めて高い。教育を受けられない子どもも多い。

 黒柳さんは内戦中の1993年にもジュバを訪問した。今回、国連平和維持活動(PKO)でジュバのインフラ整備に当たる陸上自衛隊部隊の作業現場も視察する予定。(共同)


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