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国際政治・世界事情

1とはずがたり:2005/05/23(月) 02:47:11
世界情勢・世界史ネタなど
軍事問題は安全保障論http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1043205301/l10を国際経済問題は国際経済学http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1060165061/l10を参照の事

2674チバQ:2011/06/16(木) 20:06:20
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110616/mds11061619290000-n1.htm
トルコ側国境にあふれる避難民 シリア「人道危機」の様相
2011.6.16 19:26 (1/2ページ)

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シリアとの国境に近いトルコ南部の村ヤイラダグの避難民キャンプでは、テントが所狭しと立ち並んでいた(大内清撮影)
 負傷したシリア人を運ぶ救急車がけたたましいサイレンとともに何台も往来していた−。シリアとの国境に近い、トルコ南部の村ヤイラダウ。バッシャール・アサド大統領の政権による住民弾圧が続くシリアからトルコ側へ逃れた避難民の数は、16日までに8500人を超えた。今後も増え続ける見通しで、事態は人道危機の様相を呈している。(ヤイラダウ=トルコ南部 大内清)

 ヤイラダウ村に、トルコ政府が避難民向けに設置したキャンプの一つがある。

 「兵隊があちこちで家々を撃ちまくっていたんだ」

 トルコ当局は避難民への自由な取材を認めていないが、当局が目隠しのために敷地の外周に設けた青いシートから顔をのぞかせ、十代前半ぐらいの少年が話してくれた。銃声が忘れられないのか、みるみるうちに瞳に涙がたまっていく。

 シリア北部ジスル・アッシュグールから家族とともにヤイラダウに逃れて6日目、恐怖の記憶は鮮明だ。

    □ □

 シリアでは3月、南部ダルアーを“発火点”に反政府デモが全国に拡大した。アサド政権は懐柔策を打ち出しつつも武力弾圧を強め、ジスル・アッシュグールで警官ら120人が「武装集団」によって殺害されたと主張。それを口実に今月10日、軍事作戦を開始し、14日までに同町を制圧したとされる。

 シリア国内の取材は厳しく制限されており、当局の主張の真偽は不明だ。だが、ヤイラダウの避難民の男性は産経新聞の電話取材に、弾圧に抵抗するため「自らも銃を持っていた」と明かした。銃器がどの程度、住民に行き渡っているかは明らかではないものの、反政府行動が今後、本格的な武装闘争に発展すれば内戦の懸念が現実味を増すことになる。

 さらに情勢を複雑化しかねないのが宗教対立だ。

 現大統領の父、ハフェズ・アサド前大統領は1970年のクーデターで権力を握って以来、自身が属するイスラム教シーア派の一派とされるアラウィ派出身者を軍の要職などに重用、同派はシリアの支配階層を形成してきた。国民の大多数を占めるスンニ派の不満は大きく、政権への怒りの一因になったともいわれる。

 反体制派は「デモはあくまで民主化が目的」と、宗派対立を否定はしている。しかし、政権による弾圧が続く中、最近では宗派間の対立感情が高まっているとの指摘も出始めている。

   □ □

 ヤイラダウの避難民女性たちは電話取材に対し、「(ジスル・アッシュグールでは)若い娘が裸で兵士のお茶くみをさせられている」と訴えた。

 兵士たちはそれを写真に撮って女性らの家族に当局に協力するよう脅迫。避難している親族などに電話をかけさせ、シリアに戻るよう説得させているという。

 人権団体のまとめでは、シリアではこれまでに当局の発砲などで1400人以上が死亡、1万人以上が拘束を受けたとされる。

 トルコの報道によると、同国のエルドアン首相は14日、アサド大統領と電話会談し、暴力の即時停止を強く求めた。

 その際、「受け入れられなければ国際社会はシリアに対し行動を起こすだろう」と警告したとも伝えられており、トルコが良好な関係を維持してきた対シリア外交を転換させるとの見方も浮上している。

2675チバQ:2011/06/16(木) 23:06:34
http://www.asahi.com/international/update/0616/TKY201106160165.html
スウェーデン国王、権威失墜 風俗店出入り・火消し疑惑2011年6月16日12時23分


 スウェーデンのグスタフ国王(65)の友人が、国王が風俗店に出入りしていたとされる「証拠写真」をギャングから買い取ろうとしたもみ消し工作が最近、発覚。清廉なイメージが強かった国王を巡るスキャンダルに衝撃が広がっている。

 同国の民放TV4などによると、昨年11月に国王の親友の男性が首都ストックホルムで風俗店を経営するギャングに接触。写真を買い取ろうとしたが、大金を要求され交渉は決裂したという。男性は交渉の事実を認め、「独断で行った」と弁明した。

 グスタフ国王は地元通信社のインタビューで、風俗店への出入りと交渉への関与を否定した。

2676チバQ:2011/06/16(木) 23:10:27
http://www.asahi.com/international/update/0616/TKY201106160153.html
ギリシャ、内閣改造へ 大連立失敗で財政危機再燃の恐れ2011年6月16日11時3分


アテネの国会前で15日、にらみ合うデモ隊と警官隊=AP
 財政危機に陥っているギリシャのパパンドレウ首相は15日夜、アテネでテレビ演説し、追加の財政緊縮法案を成立させるため模索した野党との「大連立構想」が、不調に終わったと表明した。緊縮策の実施は欧州連合(EU)が支援の前提としており、政局の混乱でギリシャ発の危機が再燃するおそれがある。

 政府筋によると、首相は自らの辞任を申し出たうえで、野党からの首相選出を前提とした大連立構想を提案。だが野党側は、EUによる支援の枠組みを最初から交渉し直すことを条件としたため、話し合いは決裂した。

 首相は演説で「引き続き(財政緊縮の)路線を続ける」と強調したうえで、内閣改造を打ち出し、国会で新内閣の信任投票を実施すると述べた。首相が率いる与党は国会(定数300)で過半数の155議席を確保しているが、緊縮法案に公然と反対している閣僚もいる。内閣改造には、党内の反対派を排除したうえで求心力を高め、今月末の国会審議を乗り切るねらいがある。

2677チバQ:2011/06/17(金) 00:17:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110616-00000883-yom-pol
クック諸島と外交関係樹立へ…193か国目
読売新聞 6月16日(木)18時59分配信

 菅首相は16日、首相官邸でクック諸島のヘンリー・プナ首相と会談し、外交関係を樹立することを確認した。

 今後、両国間で大使館開設に向けた手続きを進める。日本が外交関係を有する国は193か国となる。クック諸島はニュージーランドの北東約3000キロに位置し、鹿児島県・徳之島とほぼ同面積。人口は約2万2600人。 .

2678チバQ:2011/06/18(土) 08:28:23
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011061802000031.html
財務相に政敵起用 ギリシャ内閣改造
2011年6月18日 朝刊

 【パリ=清水俊郎】深刻な財政赤字に陥っているギリシャのパパンドレウ首相は十七日、緊急の内閣改造を実施した。財政再建に向けた緊縮策に対する与野党からの批判の矢面に立っていたパパコンスタンティヌ財務相を更迭して環境相に転任させ、与党内の政敵ベニゼロス国防相を財務相兼副首相に起用した。

 与党内をまとめ、欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)からの支援融資の前提条件となる国営企業民営化や増税など緊縮策の実現を図るのが狙い。ただ、野党は反発を強めており、関連法案が国会を通過してデフォルト(債務不履行)を避けられるかは不透明だ。

 緊縮策をめぐり、パパンドレウ首相が野党との大連立を打診したことを受けて与党内から離反議員が続出して内政が混迷。内閣改造は十六日の予定だったが、与党内の調整が難航して十七日にずれ込んだ。

 ベニゼロス氏は、中道左派与党の全ギリシャ社会主義運動の二〇〇七年の党首選でパパンドレウ首相と争って敗れた党の重鎮。


http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT893505220110617
ギリシャ新内閣は厳しい改革を遂行、成長支援も重視=パパンドレウ首相
2011年 06月 18日 00:52 JST
 [アテネ 17日 ロイター] 内閣改造を実施したギリシャのパパンドレウ首相は17日、新内閣として財政・構造改革に向けた厳しいプログラムを遂行すると同時に、成長を促すために一段の措置を講じる考えを表明した。
 首相は新閣僚に対し「エバンゲロス・ベニゼロス新財務相は、抜本的な構造改革という、とりわけ困難で痛みを伴うプログラムを導入することを約束している」と述べた。

 同時に「成長にも一段と重点を置く」とした。

 

 ベニゼロス氏は記者団に対し、ギリシャは財政目標からそれることなく危機から脱することができると述べた。

2679チバQ:2011/06/18(土) 08:28:57
http://www.asahi.com/international/update/0617/TKY201106170532.html
人気の国防相、不人気の財務相に 財政危機のギリシャ2011年6月17日22時6分


 財政危機に陥っているギリシャからの情報によると、パパンドレウ首相は17日、内閣改造を行い、国民の不満が強い財政緊縮法案を担当する財務相に、ベニゼロス国防相を任命した。

 ベニゼロス氏は国民の人気が高く、欧州連合(EU)が支援の条件としている緊縮策の実施を実現させるためとみられる。パパンドレウ首相と党首選を争ったライバルでもあり、挙党体制を作るねらいもある。

 緊縮策をめぐっては数万人規模のデモがあり、与党議員2人が抗議の辞任を表明するなど、混乱が続いていた。(ジュネーブ=前川浩之)

2680チバQ:2011/06/18(土) 08:29:31
http://www.asahi.com/international/update/0617/TKY201106170531.html
秩序優先の「プーチン型」経済からの転換促す ロ大統領2011年6月17日21時14分

 ロシアのメドベージェフ大統領は17日、サンクトペテルブルクで開かれた国際経済フォーラムで演説し、「我々は国家資本主義はとらない。経済への国家関与の時代は去った」と述べ、自ら提唱する「現代化」路線の推進を訴えた。ソ連崩壊後の1990年代の経済混乱を安定させ、秩序を優先した「プーチン型」経済の転換を事実上促すものだ。

 同大統領は、91年末のソ連崩壊で生まれた新生ロシアを「若い20歳」と表現し、「国家の役割強化で発展する段階があった。90年代のカオスを治めるため、それは一定期間は必須だった」と指摘。00年から2期8年間大統領を務めたプーチン氏(現首相)の経済政策をそう位置づけた。

 さらに、「汚職や投資の閉鎖性、国家の過剰な経済関与、中央集権主義は将来への負債だ。これらを解消しなければならない」と述べ、欧米との統一経済空間をつくる必要性を説いた。

2682チバQ:2011/06/19(日) 16:02:45
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011061801000871.html
6党が連立政権で合意 フィンランド
2011年6月18日 23時09分

 新政権の構成について話す国民連合のカタイネン党首(左から4人目)ら=17日、フィンランド・ヘルシンキ(ロイター=共同)


 【ロンドン共同】4月の議会選以降、連立協議が続いていたフィンランドで18日までに、第1党の穏健保守主義、国民連合や、第2党の社会民主党など6党が連立政権樹立で合意した。ロイター通信などが伝えた。

 国民連合のユルキ・カタイネン党首(39)が22日に首相に指名され、23日に新政権が発足する見通し。6党連立で新政権は定数200議席の議会で過半数の126議席を占めることになる。

 フィンランドはこれまでも中道右派の中央党、国民連合などの連立政権だったが、首相を選出していた中央党は選挙で後退、新政権からは外れる。

 新政権は歳出削減や増税により財政再建に取り組む。これまで同国は原発を積極利用し、現在4基の原発があるが、新規建設は認めない方針。

 4月の議会選では反欧州連合(EU)を掲げる保守系右派の真正フィン人党が第3党に躍進。政権入りに向け国民連合と協議したが、EUによるポルトガルなどへの財政支援をめぐる方針の違いから決裂。連立協議は仕切り直しを迫られ、難航していた。

2683チバQ:2011/06/19(日) 16:03:30
http://www.asahi.com/international/update/0618/TKY201106180353.html
トルコ総選挙、少数民族クルド人が躍進 権利拡大要求へ2011年6月18日19時51分
 トルコ総選挙(定数550)で少数民族クルド人の無所属が躍進し、今後のエルドアン政権の対クルド政策が注目されている。クルド人側は新国会で権利拡大の要求を強めるのは必至。新憲法の制定を課題とするエルドアン政権もむげにはできず、駆け引きが強まる可能性がある。

 投票が12日にあった総選挙でクルド人の無所属は36議席を獲得。全員がクルド系政党・平和民主党(BDP、改選前20)に合流するとみられる。トルコの政党は全国で10%以上の得票がなければ国会議席が得られない。「死票」を出さないため、BDPは全員を無所属で立候補させた。

 BDPのデミルタシュ党首は選挙結果について「満足している。人々の自由を求める声が強まった結果だ」と述べた。悲願とする公立学校でのクルド語教育の実施や、クルド人による自治要求を強める動きに出るのは間違いない。

2684チバQ:2011/06/19(日) 16:10:38
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110619-OYT1T00274.htm
「能吏」潘国連事務総長、再選へ…指導力に課題

 【ニューヨーク=柳沢亨之】国連の潘基文(パンギムン)事務総長が17日、安全保障理事会の推薦を受けて再選を確実にした。


 選出に拒否権を持つ米中など安保理常任理事国に「逆らわない能吏」(国連筋)を演じてきた潘氏は、2期目の課題に人道介入や原子力の安全を掲げる。こうした政策には大国の利害が絡むだけに、指導力の真価が問われそうだ。

 潘氏は気候変動対策や貧困削減を1期目の業績に挙げるが、「実績らしい実績はない。大国への配慮で精いっぱいだった」(アジア外交筋)との声も根強い。

 北朝鮮情勢では一時、訪朝も考えたが、米中の対立を見て目立った関与は控えた。イスラエル軍のガザ侵攻(2008〜09年)に関する本格調査を見送ったのも米国への配慮の色が濃厚。中国の民主活動家・劉暁波氏が昨年ノーベル平和賞を受賞した際は歓迎声明も出さなかった。

(2011年6月19日11時08分 読売新聞)

2685チバQ:2011/06/19(日) 16:11:19
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110617-OYT1T00297.htm
仏アレバ社の女性CEO更迭…大統領と対立?
 【パリ=三井美奈】フランス首相府は16日、福島第一原発事故で発生した汚染水の処理を支援している原子力大手アレバ社のアンヌ・ロベルジョン社長兼最高経営責任者(CEO)を6月末で退任させる人事を決定した。


 アレバ社は仏政府が株式の約90%を保有しており、事実上の更迭となる。

 サルコジ仏大統領や電力会社幹部との対立が取り沙汰されていた。3月末にはサルコジ大統領と共に来日し、原発事故対応で東京電力への支援を約束した。

(2011年6月17日14時16分 読売新聞)

2686チバQ:2011/06/19(日) 16:15:24
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011061901000308.html
シラク氏、仏大統領批判 「日本を中傷」と不快感
2011年6月19日 15時17分

 フランスのシラク前大統領(ロイター=共同)


 【パリ共同】フランスのシラク前大統領はこのほど出版した「回想録」第2巻で、サルコジ大統領を「神経質」などと描写、特に自分が愛好する日本の相撲をサルコジ氏が以前こき下ろしたとされることについて「日本を中傷した」と強い不快感を示した。シラク氏は知日派として知られる。

 「回想録」第2巻は、1995年の大統領就任から2007年の退任までを600ページ以上にわたりつづった大著。

 この中でシラク氏は、内相時代のサルコジ氏が04年に中国を訪問した際に「日本より中国が好き。相撲は知的なスポーツではない」と発言したとされることを取り上げた。シラク氏は当時、沈黙を貫いたが、著書では「相撲を皮肉り、日本を中傷した。私が情熱を傾ける二つを彼が知らないわけはない」と憤りを示した。

 また05年、フランスの大都市郊外で若者の暴動が広がった際、サルコジ内相が若者らを「社会のくず」と呼んだことについて「内相の、場をわきまえない発言を是認することはできなかった」と批判。サルコジ氏について「確かに長所もある」と手腕を認めつつも「神経質で、激しい気質。野心むき出しで、自分を疑うことを知らない」と評した。

2687チバQ:2011/06/19(日) 20:41:48
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110616-OYT1T01241.htm
ギリシャ首相、窮地に…信任案否決なら解散も

 【ウィーン=末続哲也】財政危機に直面するギリシャで続く政局混迷は、パパンドレウ首相が月内の議会通過を目指す緊縮策を巡り、与党の中道左派・全ギリシャ社会主義運動の内部から造反者が相次ぎ、首相を窮地に追い込んでいる。


 19日にも行われる信任投票で、信任案が否決されると、解散総選挙の可能性が強まり、一層の混乱が予想される。与党議員は緊縮策に反対し、14日に1人が離党、16日には2人が辞職した。造反議員続出で議会(一院制、定数300)の与党勢力は155に減少。与党内でさらなる離党者が出る可能性がある。

 背景には今回の緊縮策への世論の強い反発がある。新たな緊縮策は公務員数削減、公営企業民営化、増税などを含む。人口の約1割を占める公務員や、就職難に苦しむ庶民は激怒した。

(2011年6月17日09時55分 読売新聞)

2688チバQ:2011/06/20(月) 18:48:51
http://mainichi.jp/select/world/news/20110617ddm007030163000c.html
遠い春:揺るがぬイラン/上 人権活動家、暴力の犠牲に
 ◇民兵100万人、デモ封じ
 6月1日早朝、テヘラン郊外の住宅地に、バシジと呼ばれる保守派の屈強な民兵や警官ら数百人が集結した。前日病死した、著名な人権派野党政治家、エザトラ・サハビ氏(81)の葬儀だった。

 混乱は突然起きた。集まった男たちがエザトラ氏の遺体を奪い取り、抵抗した長女で人権活動家のハーレ・サハビ氏(54)が、男にわき腹を殴られ即死したのだ。政府は「ハーレ氏の死は持病悪化が原因」と発表したが、葬列が反政府デモに発展するのを警戒した保守派ともみ合ったことが原因とみられ、国内で批判が高まっている。

 イランでは09年6月、保守派のアフマディネジャド大統領が大差で再選したとする開票結果に疑問の声があがり、改革派による反政府デモが拡大した。

 ハーレ氏は連日デモに参加し同年8月に逮捕され、禁錮2年の刑で服役中だった。父親の葬儀のため一時釈放されていたのだ。判決前の昨年5月、ハーレ氏は毎日新聞の取材に実名で応じ「自由に意見が言えるイスラム社会が欲しいだけです」と語っていたが暴力の前に命を落とした。

 父のエザトラ氏は、イスラム革命(79年)前、当時のパーレビ王制を批判して投獄された。故ホメイニ師の指導で革命が達成されると閣僚にもなったが、革命後の権威的体制に反発して再び投獄された。革命で体制は変わっても強権体質が不変なことを、父子2代が体現している。

 「アラブの春」を受けテヘランでは今年2、3月にも「反政府デモ」が散発したが即座に鎮圧された。アラブ諸国との違いは治安部隊の圧倒的規模だ。警察や軍、革命防衛隊に加え、全国約100万人のバシジの存在は強力だ。「人々は治安部隊におびえ、無言でばらばらに歩くしかなかった」(40代男性)。米メディアは「数万人のデモ」と報じたが、デモ集団を形成することすら難しかったのが現実だ。

 弾圧はデモだけでなく言論に対しても進む。反政府的な記事を書いたとして逮捕され、1カ月間独房に入れられた女性記者は語る。「記者仲間が次々とペンを捨て海外に出て行く。表面上平静な今こそ言論の危機です」

 今年1月、エジプトで起きた民主化デモでは、一時鎮圧に乗り出した警察が結局撤収し、軍も事態を静観した。そしてデモは連日拡大しムバラク政権崩壊へとつながった。一方、イランの場合、治安当局は反抗の「芽」を徹底的につぶし、国内外の批判は気にしない。

 改革派の人々は口をそろえる。「この国の指導部は革命を経験したプロばかり。革命の怖さも抑え方も知り尽くしている」

  ×   × 

 チュニジアの政権崩壊から始まった「アラブの春」。リビアやシリアなど周辺諸国が揺れる中、イランでは春の風が吹かない。その背景を探る。【テヘラン鵜塚健】

毎日新聞 2011年6月17日 東京朝刊

2689チバQ:2011/06/20(月) 18:49:11
http://mainichi.jp/select/world/news/20110618ddm007030122000c.html
遠い春:揺るがぬイラン/中 ばらまきで反乱防ぐ
 ◇大統領に陳情、7割が実現
 「大統領への手紙なら私が書くよ」。テヘラン中心部の大統領府前の通りには早朝から「代書屋」の声が響く。「夫が亡くなり、暮らしていけない」「妻の医療費が払えない」。文章が書けない市民に代わり、アフマディネジャド大統領に宛て悩みをつづるのが仕事だ。人々は200円程度を払って手紙を受け取ると、近くの大統領府付属「市民陳情センター」に駆け込む。

 約20人いる代書屋の一人、ハミドさん(38)によると、テヘラン周辺部から毎日数百人が同センターを訪れて、現金援助や融資について陳情する。約7割が実現するというから驚きだ。

 地方出身で、妻と3人の子供を抱えるハミドさん自身も「左腕を骨折して会社を解雇された」と手紙を送ると、後日同センターから25万円程が振り込まれた。「大統領は庶民の味方さ。デモを繰り返す金持ちの連中にはわからないよ」

 イランでも格差拡大は深刻だ。労働者の月額最低賃金は3万円以下だが、テヘラン北部には1億円以上の邸宅や高級外車が珍しくない。イスラム教は不労所得である金利をとることを禁じるが、同国の事実上の金利(投資配当)は5年で約15%。資産運用だけで暮らす住民も多い一方、庶民は毎年上がる家賃に苦しむ。

 極めて大ざっぱに分けると改革派は富裕層、保守派は貧困・庶民層になり、富裕層と庶民の溝は、改革派と保守派の政治対立になる。09年6月、保守派のアフマディネジャド大統領の再選を不服とする改革派が大規模デモを展開。しかし、都市の貧困層や宗教的保守層、多くの地方住民には依然大統領支持は根強い。05年の初当選以来、地方遊説は90回。高騰する家賃抑制策、富裕商人への課税強化など大統領が掲げる政策はすべて「弱者の味方」に映る。

 今春、映画「追放者3」が国内史上最高の人気になった。09年の大統領選で敗れた改革派候補をちゃかした娯楽作品で、監督は超保守派のデフナマキ氏。同時期に上映された、イラン人監督によるベルリン国際映画祭受賞作品を上回る興行成績で、庶民と改革派の意識の乖離(かいり)を露呈した。

 言論弾圧、人権侵害、政治の腐敗……。イランは問題が山積するが、世界4位(09年)の産油国の底力が、ポピュリスト(大衆迎合主義者)大統領によるばらまきを可能にし、チュニジアやエジプトのような「経済弱者の反乱」を防ぐ。改革派の中堅映画監督は「国民は考える力を失った」と嘆くが、その声は庶民には届かない。【テヘラン鵜塚健】

毎日新聞 2011年6月18日 東京朝刊

2690チバQ:2011/06/20(月) 18:49:29
http://mainichi.jp/select/world/news/20110619ddm007030121000c.html
遠い春:揺るがぬイラン/下 権力分散、見えぬ目標
 ◇「革命恐怖症」若年層にも
 「我々の革命(79年)を見本にしたイスラムの目覚めだ」。イランの最高指導者ハメネイ師は、アラブ諸国で続く民主化運動をこう表現する。「すでに革命を経たイランのイスラム体制は盤石だ」とも言いたげだ。確かに今すぐ体制自体が崩れる兆候はないが、内部では激しい衝突が収まらない。アフマディネジャド大統領と国会多数派の対立に加え、大統領とハメネイ師との関係が悪化。来春の国会議員選挙、13年の大統領選を巡り「内輪」の主導権争いが過熱している。

 イランでは大統領の権限が限られ、個人による独裁体制にはない。むしろ、さまざまな権力機関が複雑にけん制し合い、権力の中枢がどこなのか見えにくいのが特徴だ。国内外から批判を受ける大統領だが、退陣すれば強権的支配が改善するほどイラン政治は単純ではない。現大統領より抑圧的な有力政治家、宗教指導者も数多い。

 09年の大統領選以降、改革派指導者のムサビ元首相が救世主のように語られるが、ムサビ氏はハメネイ師(保守派)の縁戚だ。首相当時(81〜89年)は原理主義的な人物としても知られ、今も若者の熱狂的支持はない。

 確かに社会には大きな不満が横たわる。では、だれに権力を託し、何を変えればいいのか。「ムバラク政権打倒」で国民がまとまったエジプトのような統一目標が描けないのがイラン人の悩みだ。

 テヘラン北部の男子大学生、アミンさん(21歳、仮名)は、床面積300平方メートル近い実家マンションで不自由ない暮らしだが、恋人と手をつないで散歩することさえできない窮屈な監視社会に我慢ならない。09年以降のデモに毎回参加したが、今年3月のデモで兄とともに警察に一時拘束され、「次は刑務所行き」と脅された。以降は参加を控えている。

 革命時に自分と同年齢だった医師の父(53)は「革命に期待し過ぎるな」と繰り返す。父はかつて理想に燃え革命に身を投じたが、革命後に見たのは各政党・組織間による醜い権力、利権の争奪戦だったという。

 今月までイランに長期滞在した桜井啓子・早大教授(イラン地域研究)は「イランの中高年には、自分たちで革命を達成した自負と、革命で理想の社会が得られなかった後悔が入り交じる」と分析する。そんな複雑な感情から来る「革命恐怖症」が次世代のためらいにつながる。

 「革命を起こして自由でより良い社会が訪れる保証があればデモで死んでもいい。けれど、今は具体的な未来が見えない」。アミンさんのため息は深い。【テヘラン鵜塚健】

毎日新聞 2011年6月19日 東京朝刊

2691チバQ:2011/06/20(月) 18:52:23
http://www.afpbb.com/article/politics/2807560/7396049?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
シリア独裁政権に崩壊はあるか、専門家分析
2011年06月20日 18:04 発信地:カイロ/エジプト
【6月20日 AFP】中東・北アフリカのアラブ諸国全域が民衆蜂起の波にのまれる中、シリアのアサド政権の基盤は他の独裁政権とは異なり、いまだ揺らいでいない――が、今後、政権が嵐を切り抜け生き残れるかどうかに関しては、専門家の予測は分かれている。

■構造的に堅固なシリアの政権中枢

 周辺国のチュニジア、エジプト、イエメン、リビアでは、民衆蜂起からわずか数週間で反体制の動きが顕在化したが、シリアでは反体制デモへの残虐な弾圧や、それに対する国際社会の非難にもかかわらず、アサド政権の最上層部にも治安部隊内部にも、離反の動きや亀裂は確認できない。

 専門家たちはその理由について、シリアはバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領1人による個人独裁ではなく、政権中枢を取り巻く側近集団による寡頭制独裁だからだと分析する。

 英ロンドン(London)に拠点を置くリスク分析専門会社エクスクルーシブ・アナリシス(Exclusive Analysis)によると、政権中枢にはアサド大統領の親族のみならず、大統領と同盟関係にある軍や治安機関の上層部も含まれており、政府の重要な決定はこの側近たちとの協議を通じて下される。

 1970年から30年間続いた父、ハフェズ・アサド(Hafez al-Assad)前大統領から権力を引き継いだ現大統領を、親族とこの側近集団が支え、さらにアサド家の出自である同国のイスラム教少数派、アラウィ派(Alawite)が支持基盤となっている。このため「シリア政治の根幹には、少数派のアラウィ派が、バース党や軍・治安機関を通じて政治と経済を支配する、との不文律があり、大々的な武力行使によるデモ鎮圧にも、エリート層内では大きな異論が出ない」という。

 英エジンバラ大学(University of Edinburgh)で9月から教鞭を取るシリア情勢の専門家、トマス・ピエレ(Thomas Pierret)氏も「側近たちはみな、この独裁政権に改革などありえないことを分かっている。独裁が強力な制度に基づく場合なら改革も可能だが、世襲制ではそれは望めない」と同感する。

■政権は国内少数派、抗議運動が高じれば収拾不可にも

 しかし、政権中枢に今後も分裂が生じないかどうかについては、専門家の意見は分かれる。
 
 エクスクルーシブ・アナリシスは、現在までのところ彼らの政権掌握に揺るぎはなく、軍にも離反の動きはほぼ見られないが、「現状をいつまでも維持できるわけはなく、デモが収束するか、さもなくば国家が崩壊するかだ」と注視する。

 現在、政府はデモの鎮圧に、政権への忠誠度が高いアラウィ派の治安部隊に加え、国内多数派であるスンニ派の予備兵部隊も動員している。混乱が長引けば、さらにスンニ派部隊に依存せざるをえなくなる。スンニ派地域に制裁を加えるためにスンニ派部隊を動員すれば当然、逃亡兵や離反者が出、軍の分裂をも招きかねない。

 こうした勢力図の中で、政権は支配力を失いつつあると指摘するのは、独立系研究機関のネットワーク「アラブ改革イニシアチブ(Arab Reform Initiative)」のBasma Kodmani所長だ。「治安部隊を各地に一斉動員するには、限界がある。既に形勢は不利になりつつある。個々のデモを鎮圧しようとしているからだ。だからこそ反体制派は、できるだけたくさんのデモを起こそうとしているのだ」

 この点について、前出のピエレ氏は「理論上で言えば、デモの参加者に強い意志さえあれば、軍の限界を突き破ることができる。けれど、そのためには、もっとずっと運動が大きくなる必要がある」と述べる。

■過ぎてしまった引き返し可能地点

 一方、ドイツ国際安全保障研究所(German Institute for International and Security Affairs)のフォルカー・ペルテス(Volker Perthes)所長は、政権側に鎮圧をあきらめる気配は現在全くないようだと指摘する。「政権側は、混乱を長引かせたいようにさえ見える。支持者は大勢いる。逆に反体制派は弱く、国内外で組織を作り始めたばかりだ」

 しかしペルテス氏は「同時に、後戻りできる地点は過ぎてしまったようにも見える。あまりにも多くの血が流されてしまった」と語った。

 人権団体「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」によると、シリアでは反体制デモが本格化した3月中旬以降これまでに、民間人1309人、治安部隊341人が死亡した。また、1万人が身柄を拘束され、1万5000人が周辺国のトルコやレバノンへ国外避難している。(c)AFP

2692チバQ:2011/06/20(月) 18:52:48
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110620/mds11062009520004-n1.htm
改革不十分と数千人デモ モロッコ国王の改憲案に
2011.6.20 09:48
 モロッコ最大都市カサブランカで19日、国王モハメド6世が17日に発表した憲法改正案は「改革が不十分」として、数千人がデモ行進した。ロイター通信が伝えた。

 7月1日に国民投票にかけられる改憲案は、絶対的な国王の権限を縮小し、議会や政府の役割を強化する内容。賛成多数で可決されるとの見方が強い。

 ただ、治安や軍、宗教に関する権限は国王が維持しており、民主化勢力は不満を表明。投票のボイコットを訴える声もある。

 市内では国王支持派も近くでデモを実施、ロイターによると、約500人が参加したという。(共同)

2693チバQ:2011/06/20(月) 18:55:42
http://mainichi.jp/select/world/news/20110614ddm003030178000c.html
クローズアップ2011:イタリア、脱原発を継続(その1) 脅威避け故郷守る
 ◇「国より自分」の伝統 首相不信も一因
 先進国の中で唯一原子力発電所のないイタリアの国民は12、13両日の国民投票で改めて「原発拒絶」の姿勢を明確にした。背景には、東京電力福島第1原発事故の衝撃に加え、ベルルスコーニ首相らへの政治不信、重要な問題は伝統的に国民が決める−−という三つの要素がある。しかし、代替エネルギーや、電力の大半を輸入化石燃料に頼る構造にも改善の道は見えない。ドイツなど脱原発への動きが目立つ欧州だが、原発推進を維持する国も多く、欧州は「フクシマ・ショック」後の原発政策を巡って二分され始めた。【ローマ藤原章生、ロンドン会川晴之】

 イタリア人は87年の国民投票で、原発建設地を自治体ではなく国が優先的に決めることや、自治体への優遇措置を拒否し、90年の原発全廃に結びついた。

 同国では自治体レベルで「緑の党」など環境、生活重視派が強い。今年は国家統一150周年だが、国民は国家より地域、故郷への帰属意識が強く、国よりも自治体を信じる伝統が強い。

 08年に政権の座に就いたベルルスコーニ首相は、「20年の稼働」を目標に原発再開策を進めたが、受け入れる自治体はなかった。それでも国民が原発を巡る2度目の国民投票を求めたのは、「政府は裏で何をするかわからない」という政治不信からだった。

 そこに福島原発事故が起き、「技術を持つ日本で起きた以上、イタリアでの原発管理は無理」という声が一気に拡散。大震災直後に大阪に避難した国営放送RAIの記者らが日々「原発の脅威」をあおり、税関庁が欧州連合(EU)に先駆けて日本からの輸入品検査を急がせたのも原発への不信感を広めた。

 イタリアでは戦後、46年の王制廃止、74年の離婚合法化、81年の中絶容認などを国民投票で決めてきた。「無知な庶民がその場の感覚で二者択一するのは賢明ではない」(フォカルディ・ボローニャ大教授=核融合専攻)との批判もあるが、人生にかかわる重要な問題こそ専門家の説より個人の考え、直観で決めたいという思想は、国よりも自分の身を第一に考える伝統だ。

 イタリアは商店などの営業時間の短さや個人の節電から、1人当たりの電力使用量は日本の約7割。それでも09年政府統計では、電力源の83%を主に原油、ガスなど海外の化石燃料に依存し、電気代は欧州一高い。

 反原発派は風力、太陽光発電をうたうが、双方で全電力量の0・85%で、急速に伸びる見込みもない。農地利用が必要な両発電には、補助金の横領を狙ってマフィアの暗躍が取りざたされもしている。

 政権による原発推進は、膨らむ政府債務の削減が狙いだった。電力消費を大幅に減らさなければ、周辺国からの高い買電が増える。

 代替案や国の計画よりも、まずは個人の感覚に頼ったイタリア人の選択は、原発の是非を決める一つの先例を示したと言える。

2694チバQ:2011/06/20(月) 18:56:01
◇英仏は「推進」、欧州二分
 ドイツ、スイスに続き、イタリア国民が「脱原発」を選択したが、15カ国に148基ある原発が電力の約3割をまかなう欧州全体で同じ機運が高まっているわけではない。

 電力の8割を原発に依存するフランスのサルコジ大統領は「(脱原発は)軽率で理性のない選択だ」と強調。旧型原発の更新期を迎える英国など西欧諸国のほか、チェコやポーランドなどの東欧諸国は、明確に原発推進を打ち出している。

 欧州では、79年の米・スリーマイル島事故、86年の旧ソ連・チェルノブイリ事故を機に、原発見直し論が高まった。80年にスウェーデンが世界で初めて脱原発を決めたのを皮切りに、イタリアが87年、ドイツ、ベルギーが02年に脱原発政策を採択した。

 しかし、代替エネルギー源の確保が難しいことや、地球規模の気候変動問題を背景に原発見直し論が高まり、脱原発路線を撤回する国が相次いだ。スウェーデン議会は10年に原発の寿命延長を小差で可決、福島事故後もラインフェルト首相は「10年の決定に変更は無い」と明言した。

 ◇「脱露」の東欧も
 ロシアにエネルギー供給源を依存する東欧諸国にとっては、ロシアの影響力をそぐことが国家安全保障上の最大の課題。自前のエネルギー源確保のため、原発重視の政策を取る。産炭国のポーランドは2020年までに2基の原発を建設する計画で、ドイツなど近隣諸国に電力を輸出するチェコも原発増設計画を進めている。

 欧州の脱原発は、環境団体の運動だけでなく、「緑の党」の躍進などを背景に2022年までに順次廃炉を決めたドイツのほか、反原発を国是とするオーストリアなど多様な事情がある。原発批判のトーンを強めているオーストリアのファイマン首相は4月末、「チェルノブイリ事故後も160基の原発が新設された」と批判した。

毎日新聞 2011年6月14日 東京朝刊

2695チバQ:2011/06/20(月) 18:56:18
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110614ddm002030169000c.html
クローズアップ2011:イタリア、脱原発を継続(その2止) 日本へ波及も
 ◇運転再開、知事判断に影響か
 イタリアの「原発拒絶」は、欧州での脱原発の流れのきっかけとなった日本にも波及しそうだ。日本の国民投票は、憲法改正の是非を問うための制度。イタリアのように、原発再開をテーマに実施することはできない。さらに、電力業界幹部は「イタリアは原発から撤退していた国。発電電力の約3割を占める日本とは事情が違う」と強調。日本で国民投票をしたとしても、同じ結果にはならないとみる。菅直人首相も停止要請した中部電力の浜岡原発以外の原発について、安全性が確認されれば、運転を認める方針を示している。

 しかし、これまで「原発は安全」と繰り返してきた国や電力会社への立地自治体住民の信頼は、福島第1原発事故で根底から崩れている。知事からは「今は電力供給より安全性が先」(古川康・佐賀県知事)、「国は原発再開に安全上の支障がないという一方、浜岡に停止要請した。(安全面で)何をどう評価したのか分かりにくい」(三村申吾・青森県知事)と不信の声が続出。定期点検などで止まった原発の運転再開の前提となる立地自治体知事の同意が必要だが、欧州での脱原発の広がりが、原発への不安を高め、知事の判断にも影響を与える可能性がある。

 イタリアの国民投票について、環境系シンクタンク「幸せ経済社会研究所」の枝広淳子所長は「ドイツなどに次ぐ脱原発への真剣な動きだ。『真剣に原発について考え、行動してきただろうか』と思い起こさせる効果が日本にも出てくるのではないか」と分析。その上で、「重要な政策自体への賛否を直接、問う政治システムの可能性も示した」として、「日本でも、私たち自身がエネルギーについて意見を持ち、声に出すことで、電力政策を変革できるのでは」と期待する。【立山清也、竹地広憲、江口一】

毎日新聞 2011年6月14日 東京朝刊

2696チバQ:2011/06/20(月) 18:57:43
http://mainichi.jp/select/world/news/20110620k0000m030104000c.html
ギリシャ:EU追加支援策前に緊縮政策で国内対立
 【ロンドン会川晴之、ローマ藤原章生】財政危機が続くギリシャへの支援を巡り、ユーロ圏財務相会合が19、20日にルクセンブルクで開かれる。合意済みの支援策の実施を決めるが、ギリシャ国債のデフォルト(債務不履行)懸念は根強く、時間稼ぎの色彩が濃い。焦点は追加支援策へと移っており、欧州連合(EU)は7月に決めたい意向だが、その前提となるギリシャの財政再建策では公務員給与削減や公営企業民営化などを巡る対立が激化。追加支援の行方は混とんとしている。

 EUと国際通貨基金(IMF)は昨年5月、総額1100億ユーロ(約13兆円)のギリシャ支援枠を決定した。だが、ギリシャの財政改革は進まず、市場での資金調達は困難な状況が続いている。今回の財務相会合は既存の支援枠の第5次分として120億ユーロの7月支払いを承認し、ひとまず今夏のデフォルトは回避される。しかし、今秋以降、追加支援が必要となるのは必至だ。

 17日にギリシャ問題を協議した独仏首脳会談は早期の追加支援策取りまとめで一致した。ドイツは「支援拡大は国民負担増につながる」とギリシャ国債を保有する金融機関に負担を強いる償還期間延長などを模索。ギリシャ国債を保有する銀行を多く抱えるフランスが反発していたが、首脳会談後の会見でメルケル独首相は「民間投資家には自発的に(支援に)参加してほしい」と述べ、従来の方針を軟化させた。

 独仏対立を背景にギリシャがデフォルトに陥れば、アイルランドやポルトガルなどEUの支援を受ける国々が連鎖破綻する可能性が高い。独仏の歩み寄りで最悪の事態はひとまず回避されたが、財政再建を巡るギリシャの政治情勢は混迷を深めている。

 パパンドレウ首相は9日、増税や公務員給与削減など283億ユーロ規模の新緊縮財政法案を議会に提出した。デフォルト回避には600億ユーロ規模の追加支援が必要だが、ドイツやIMFは同法成立を支援の条件としている。

 だが、与党にも反発が強く、首相は辞意を示して野党に大連立を呼び掛けたが失敗。財務相交代などに踏み切り月内成立を目指すが、アテネでは連日のように大規模デモが続き、追加支援策を協議する次回のユーロ圏財務相会合(7月11日)までに決着させる道筋はついていない。

 反発が強いのは、国民負担が大幅に重くなるためだ。計画では、レストランやバーの付加価値税(日本の消費税に相当)は9月以降、13%から23%に大幅に引き上げられる。加えて、リストラのターゲットとなる公務員の抵抗も強い。計画では、公務員の給与削減で8億ユーロを捻出する。

 さらに政府は、鉄道や電力など国有資産についても15年までに500億ユーロ規模の売却を目指す。民営化の対象は公営競馬やカジノ、宝くじまで幅広い。

 ギリシャは少なくとも労働者の2割を公務員が占める。公務員は給与や福利厚生が充実しており、給与削減や民営化で「特権」が剥奪されることへの反発が強く、労組主導のデモにつながっている。

 ギリシャからの報道によると、パパンドレウ首相は19日の議会演説で、デフォルトを防ぐには新緊縮法案の可決が必須であり、「非常時には分裂を避け、議会や国がまとまらなければならない」と訴えた。だが、野党を中心に解散、総選挙を求める声もあり、21日の議会での内閣信任投票が焦点となる。

毎日新聞 2011年6月19日 23時05分

2697チバQ:2011/06/20(月) 19:07:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110620-00000066-san-int
英領出身者に「身分証」 アルゼンチン、領有権争い再燃も
産経新聞 6月20日(月)7時55分配信

 【ニューヨーク=黒沢潤】アルゼンチン政府が今月、同国沖の大西洋に浮かぶ英領フォークランド諸島出身の男性に対し、アルゼンチンの「国民身分証」を付与した。フォークランド諸島は、同国政府が領有権を主張して1982年に英国と戦火を交えた場所で、同諸島出身者に身分証を発行したのは紛争後初めて。同諸島がアルゼンチン領であると主張したに等しく、今後、英国との領有権争いが再燃する可能性もある。

[フォト]フォークランド紛争で爆発炎上する英フリゲート艦

 現地からの報道によると、アルゼンチンの出生証明書である「国民身分証」を付与されたのは、同国人女性と結婚し、首都ブエノスアイレスに住む英国人芸術家。自ら身分証取得を望み、フェルナンデス大統領から14日に付与された際には、「アルゼンチンこそ私の国だ」と語った。

 フォークランド諸島には約3千人の英国人が住む。若者の中には、ブエノスアイレスの大学に通うなどしてアルゼンチンに愛着を持つ者も少なくないという。男性の父親は、フォークランド紛争時、英国兵としてアルゼンチンと戦ったが、男性はマルビナス諸島(同諸島のアルゼンチン名)の統治者は南米の国であるべきだ、と主張する。

 今年10月に再選を狙うフェルナンデス大統領は「私たちは、失ってはならないものを返還してもらうべく声を上げ続ける」と強調、英国に領有権交渉の開始を呼び掛けた。

 しかし、キャメロン英首相は「終わった話だ」と事実上黙殺。これに対し、同諸島に近く、愛国的空気に満ちた南部パタゴニア地方で政治キャリアをスタートさせた大統領は、「21世紀なのに英国は依然、植民地主義国家であり続けている」とかみついている。

 ガルティエリ元軍事政権が軍を侵攻させ、約3カ月後に敗北で終わったフォークランド紛争については、アルゼンチン国内で「避けるべき紛争だった」などと、否定的な見方も少なくない。ただ、同諸島の領有権を主張する声は依然強く、今回の身分証付与を契機に右派勢力が勢いづいた場合、英国との領有権争いがぶり返される恐れもある。

2698チバQ:2011/06/20(月) 21:22:32
http://www.afpbb.com/article/politics/2807576/7397856?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
メドベージェフ大統領、続投はしたいが「プーチン氏とは競いたくない」
2011年06月20日 19:16 発信地:モスクワ/ロシア

【6月20日 AFP】ロシアのドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)大統領(45)は、20日の英紙フィナンシャル・タイムズ(Financial Times)に掲載されたインタビューで、2期目を務める意欲はあるもののウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相(58)とは競いたくないという複雑な心境を明らかにした。

 プーチン首相と同じサンクトペテルブルク(Saint Petersburg)出身のメドベージェフ大統領は「ウラジーミル・プーチンは私の同僚であるとともに古くからの盟友でもあり、政治的な立場も近い。(プーチン氏と競うことを)想像するのは難しい」と述べた。しかしその一方で「政治的競争がなければ、市場経済の基礎が消滅し始めてしまう」と語った。

 この発言には、ロシアには政治的競争が必要だという考えの一方、プーチン氏に対抗して2012年3月に行われる大統領選に出馬すればロシアの発展の妨げになるかもしれないという、複雑なメッセージが込められていそうだ。

 ロシアの次期大統領選まで9か月となっているが、メドベージェフ氏もプーチン氏もいまだ出馬を表明していない。このことによる見通しの不透明感が投資ムードに影響を与えつつあるという批判も財界からは出始めているが、今回のメドベージェフ大統領の発言はいっそう不透明感を強める形になった。(c)AFP/Anna Smolchenko

2699チバQ:2011/06/21(火) 22:45:38
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110619/erp11061914500002-n1.htm
【ソ連崩壊20年 解けない呪縛】
第3部 強権への序章(上)
2011.6.19 14:46 (1/4ページ)

エカテリンブルク中心部にそびえるエリツィン像。国民レベルでは不人気のままだ(遠藤良介撮影)

エリツィン氏の“再評価”


 ロシアの初代大統領、故ボリス・エリツィン氏(1931〜2007年)が故郷ウラル地方・スベルドロフスク州の「名誉州民」になったのは、没後3年近くもたった昨年1月のことだった。州都エカテリンブルクに白い大理石のエリツィン像(高さ10メートル)が完成したのは、生誕80年にあたった今年2月である。

 政権末期の1990年代末には支持率が数%にまで落ち込み、不人気だったエリツィン氏にようやく“再評価”の光が当たり始めたようにも見える。

 2月のエリツィン像の除幕式にはメドベージェフ大統領が駆けつけ、「最も困難な時期に国の改革が行われ、今日の前進があることについて、ロシアはエリツィン氏に感謝すべきだ」と述べた。

 ソ連解体と民主化の立役者、エリツィン氏は中央政界入りするまでの76〜85年、州の共産党委員会第1書記として地元発展に辣腕(らつわん)を振るった。

 当時を知るエカテリンブルクの新聞記者、ベリャエフ氏(54)は「エリツィン氏は各地を精力的に飛び回り、住民や労働者と対話した。当時から、モスクワの党官僚とは全く違う言葉で話す政治家だった」と振り返る。

 「エリツィン氏のおかげで90年代には中小ビジネスが発展し、言論の自由もあった」。ベリャエフ氏はこう語る一方で、「しかし現在のエリツィン再評価は住民に発したものではない。エリツィン関連の記事に寄せられる反響の9割はエリツィン批判だ」と話す。


「安定」得た政権に危機感


 「エリツィン氏に万一のことがあった時に備え、エカテリンブルク郊外の地下核シェルターに『臨時政府』を設ける準備も進められていたのです」

 ロシア・エカテリンブルクにある民間学術機関、エリツィン・センターのキリロフ所長(63)は、ソ連末期の1991年8月にこんな計画があったことを明かす。

 共産党守旧派が当時のゴルバチョフ・ソ連大統領を軟禁し、クーデターを試みた時のことだ。エカテリンブルクに州都を構えるスベルドロフスク州は、ロシア共和国大統領だったエリツィン氏の故郷である。

 クーデターが4日目に失敗に終わるまで、エカテリンブルクでは、クーデター粉砕を呼びかけていたエリツィン大統領を支持するために連日、数万人がデモを続けた。「臨時政府」は、クーデター2日目にエリツィン氏が特使を通じて準備を指示したものだという。

 85年に党中央に進出したエリツィン氏は、ペレストロイカ(改革)を打ち出すゴルバチョフ政権下で反主流の急進改革派として台頭。ゴルバチョフ氏が守旧派と改革派の板挟みになる中、ロシア共和国に大統領制を導入したエリツィン氏は大衆の支持を最大の武器に存在感を増していく。

 そして91年8月のクーデターでゴルバチョフ氏の権威失墜とエリツィン氏の優位が決定的となり、歴史の歯車は12月のソ連解体へと急回転していった。

2700チバQ:2011/06/21(火) 22:46:02

正当化された強権


 国民がエリツィン氏を熱く支持したのはしかし、ここまでだった。

 モスクワの独立系世論調査機関、レバダ・センターのドゥビン社会・政治研究部長(64)は「92年にはもうエリツィン人気が下がり始めていた」と話す。

 ドゥビン氏は支持率急落の理由として、(1)「ショック療法」と呼ばれた急進的経済改革(2)共産党優位だった議会との不断の対立(3)第1次チェチェン戦争−を挙げる。特に「価格の自由化」と国有企業の「民営化」を柱としたショック療法は、ハイパー・インフレや貧富の格差急拡大を招いて強い反発を買った。

 98年の金融危機と自身の健康悪化も重なり、エリツィン大統領は99年末、KGB(ソ連国家保安委員会)出身のプーチン氏(前大統領・現首相)を後継者に指名して退任。プーチン氏は「安定」を望む国民心理を逆手にとって強権統治を推し進め、それが多数派の支持も得ることになる。


あくまで政治主導


 エリツィン氏は「ロシアを大事にしてくれ」と言い残してクレムリンを去った。エリツィン政権初期のナンバー2だったブルブリス元国務長官(65)は「大事にすべきロシアについて、プーチン氏の考え方は違った」「出来上がったのはプーチンの個人権力体制であり、プーチンを後継者に指名したことは大きな過ちだった」と話す。

 政権が今になってエリツィン氏を“再評価”してみせるのは、90年代と2000年代の「断絶」を糊塗(こと)し、民主化を後退させた自らを正当化する思惑からだろう。ブルブリス氏は、一応の「安定」を得た政権が「停滞」を危惧し始めたことが改革者・エリツィンを見直す背景にあるとみる。

 ただ、“再評価”はあくまでも上からの政治主導である。

 エカテリンブルクから車で約9時間のベレズニキ。エリツィン氏の母校プーシキン第1学校の前庭には、詩人のプーシキンでもエリツィン氏でもなく、ロシア革命の祖レーニンの胸像がたつ。校史を紹介するミニ博物館の一室でエリツィン氏に関する展示は、数点の書籍と新聞記事だけだった。

                   ◇

 20年前の6月12日、ソ連の中核だったロシア共和国で大統領選が行われ、当時のエリツィン共和国最高会議議長が当選した。直接選挙による指導者選出はロシア史上初めてだった。第3部は、民主化と改革への高まる期待が急速にしぼんでしまった、エリツィン政権の90年代を振り返る。(遠藤良介)

2701チバQ:2011/06/21(火) 22:46:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110620/erp11062017580006-n1.htm
【ソ連崩壊20年 解けない呪縛】
第3部 強権への序章(中) 資本主義が世代を分断した
2011.6.20 17:55 (1/3ページ)

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ソ連崩壊前の1990年、食料品を求めて長蛇の列をつくる人々(国営ロシア通信)
 大学ノートよりやや小さめの紙には、ロシアの国章「双頭の鷲」が押されていた。バウチャー(民営化小切手)などと呼ばれるこうした紙が、人々の運命を大きく変えた。

 「記念にあげる。配当金が請求できるわよ」。ソ連時代、“欧州への窓口”として栄えた露西部サンクトペテルブルクのアパートの一室。動物学者のワレンチーナさん(69)は、そう冗談を言って笑った。

 末期のソ連は生産性低下や農業不振などの問題が一気に吹き出して、国民生活が困窮。エリツィン政権は1992年、急速な市場経済導入を目指して国営企業の民営化に着手した。国営企業の株式購入に使える額面1万ルーブル(同年6月時点で推定約1万円相当)のバウチャーを国民1人ずつに無料配布したのだ。

 ところが、市場経済とは何かを理解しない人々は「半リットルのウオツカや、いくばくかの金と引き換えにバウチャーを売った」(ワレンチーナさん)。やがて莫大な数のバウチャーや株式を買い集めた少数の者たちが、国じゅうの生産工場や商業施設の所有者となる。

 オリガルヒ(新興寡占資本家)と呼ばれる大富豪の中には、こうした混乱に乗じて財を成した者もいる。「国の資産を盗んだ」として、彼らを忌み嫌う高齢者は少なくない。

    □ □

 「ソ連崩壊は中年以上の層にとって半生を全否定されたようなものだった」とワレンチーナさんはいう。

 質の高い教育と医療がほぼ無料で受けられたソ連では、食費も安く、真面目に働けば狭くとも家族が一緒に住める部屋が得られた。

 ところが、エリツィン政権はソ連崩壊後の92年1月、国家の価格統制を撤廃し1年で物価は26倍に跳ね上がった。93年は8倍、94年は2倍(いずれも前年比)とその後も上昇し続けた。

 「貧しくともみなが平等」だったソ連は「金がすべて」のロシアに取って代わられ、重んじられたモラルや秩序も崩れ去った。ワレンチーナさんは「今でも共産党に一定の人気があるのは、古き良き時代に戻りたい高齢者らが投票するからよ」と指摘する。

   □ □

 「ソ連崩壊で暮らしはよくなると信じ続けたが、何も変わらなかった。この20年は私には失望の時代。政治や政府をもう信じない」

 サンクトペテルブルクに住むリュボーフィさん(55)は涙声で語った。大学で教えているが、月給は1万5000ルーブル(約4万3000円)。部屋は質素でダイニングキッチンは3人も座れば隙間もない。ソ連崩壊前の91年初めに結婚して以来、この部屋に住んでいる。

 仕事から戻った夫は当時、不在の新妻を探してたびたび街を歩いた。妻は夕食の材料を求めて食料品店の長い行列に加わり、売り切れたら別の店で列に並ぶことを繰り返していた。

 「家には、枕も皿も冷蔵庫も何もなかった。だけど私たちは若かった。チーズが買えればチーズの日だ、肉が買えれば肉の日だといって、近所の友人を招いてパーティーをしたものよ」

 しかし、彼女の父親は違った。価格が自由化された92年1月のレート・1ドル=110ルーブルは96年には5000ルーブルを割り込み、娘のためにと嫌いな自動車工の仕事で貯めたお金は紙くずになった。ルーブル暴落で生きる気力をなくした父親は、病に伏せり97年に死亡した。

 エリツィン政権下の急進改革で絶望に見舞われた父親の世代と、ソ連時代を知らない若い世代。その間の世代に位置するリュボーフィさんは、「世代によって環境が違いすぎて、だれにも本当のロシアの姿は見えないのではないか」と話した。(佐藤貴生)

2702チバQ:2011/06/21(火) 22:47:30
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110621/erp11062108070004-n1.htm
【ソ連崩壊20年 解けない呪縛】
第3部 強権への序章(下)
2011.6.21 08:05 (1/3ページ)

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モスクワで昨年10月、反政権リベラル派の連合体の初集会に参加した市民ら。警官隊が厳重に取り囲む中、約1000人が政権打倒を叫んだ
 ■過ちも希望もあった時代

 ロシアのウラジーミル・ルイシコフ元下院議員(44)が故郷のシベリア・アルタイ地方で副知事になったのは1991年、弱冠25歳の時だった。地元でペレストロイカ(改革)を支持する民主化運動組織を主宰しており、当時のエリツィン大統領が任命した改革派知事によって抜擢(ばってき)されたという。

 ソ連崩壊を経た93年以降、ルイシコフ氏は下院選に連続4回当選し、若手リベラル派の旗手として活躍。だが、2003年の選挙を最後に出馬の機会を奪われる。00年にエリツィン氏の後を継いで大統領に就任したプーチン氏(現首相)が、下院選の小選挙区制度を廃止して比例代表に一本化、ルイシコフ氏の政党も登録を抹消されたためだ。

 ルイシコフ氏はエリツィン氏の「過ち」として、(1)第1次チェチェン戦争(2)民主主義の「制度づくり」を軽視したこと(3)プーチン氏を後継指名したこと−の3点を列挙。他方、「功績は市場経済を導入し、プーチンと違って民主的に政治を行ったことにほかならない」と話す。

 ◆リベラル派の反発

 ソ連崩壊後にエリツィン政権が断行した急進的経済改革が庶民生活を翻弄し、不評だったことは前回までに紹介した。そのあと登場したプーチン政権は「1990年代=混乱期」と喧伝(けんでん)し、「安定」と「大国再興」を盾に、強権支配や経済の国家統制を推し進めた。

 リベラル派は、そうしたプーチン流の90年代評価に真っ向から反発する。

 94〜97年に大統領補佐官を務めたサタロフ氏(63)は「(経済体制の)移行が過酷だったのは、長らく必要な改革が行われず、経済がもはや心肺停止状態になっていたためだ」とし、急進改革以外に道はなかったと強調する。

 「2000年まではビジネスが発展し、経済は十分に良い傾向を見せていた。(プーチン氏がいなければ)人々はより豊かになり、今ほど(役人に賄賂を)かすめ取られることもなかったに違いない」

 サタロフ氏が最も問題視するのは、プーチン政権下で官僚機構を監視すべき議会や報道機関、社会団体が骨抜きにされ、汚職が深刻さを増したことだ。

 エリツィン時代末期、商売絡みで支払われる賄賂の平均額で新築アパート30平方メートルが買えるとされたが、05年にはそれが200平方メートル相当にまでなったという指摘まである。

 ◆風前のともしび

 だが、プーチン批判が大きな政治的うねりになる兆候はなく、リベラル派は風前のともしびだ。このことは政権による反対派弾圧や選挙不正、言論統制だけで説明できるものでもない。

 モスクワの独立系世論調査機関、レバダ・センターのドゥビン社会・政治研究部長(64)は「国民の6割がエリツィン時代には『悪いことの方が多かった』とみている。(1990年代に)エリツィン氏の支持率が急落したのと並行し政治への関心も失われた」と話す。

 逆に、「ある程度の生活水準が確保されることと引き換えに、時の権力に全てを委ねる」というロシアの伝統的な政治観が頭をもたげており、ドゥビン氏は「石油価格の下落や戦争が起きない限り、多数派は今ある政権に投票するだろう」とみる。

 冒頭の政治家、ルイシコフ氏は昨年9月、ネムツォフ元第1副首相らと反政権リベラル派の連合体を結成し、今年12月の下院選、来年3月の大統領選に向けて政党登録を申請している。「90年代には多くの過ちがあったが、希望もまた多かった」と話すルイシコフ氏が、再び中央政界に返り咲く日は来るだろうか。(遠藤良介)

2703チバQ:2011/06/22(水) 00:22:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110621-00000003-mai-int
<リビア>見えぬ「戦後」…NATO空爆3カ月
毎日新聞 6月21日(火)2時33分配信

 【カイロ和田浩明】リビアで北大西洋条約機構(NATO)が主導する空爆が始まってから19日で3カ月が経過した。反体制派は第2の都市ベンガジを拠点に東部地域で実効支配を続け、西部では首都トリポリを目指し戦闘を展開中だ。反体制派幹部は毎日新聞に、最高指導者カダフィ大佐の支持派と「カダフィ後」の政治体制について交渉中であることを明かしたが、戦況は一進一退でカダフィ氏は退陣を断固拒否しており、打開のめどは見えていない。

 反体制派の統治機関「国民評議会」メンバーのファティ・バジャー氏によると、同評議会は19日、民主体制移行への「行程表」を承認した。カダフィ政権崩壊後、13カ月以内に▽暫定政府の設置▽憲法起草と国民投票▽議会と大統領選挙−−を行うという内容。現在60人で構成する評議会にカダフィ支持派の10人を増員する予定で、相手側の承認も得たという。

 しかし、NATO空爆下でもカダフィ氏の戦意は高く、17日にも国営テレビが放送した電話での演説で「彼ら(NATO軍)は敗北する」と主張した。

 潘基文(バンキムン)国連事務総長は18日、事態の政治的解決に向けた交渉が「始まりつつある」と述べたが「合意への道のりは長い」とも語り、収拾は容易ではないとの認識も示した。

 反体制派は西部ミスラタやジンタン近郊、チュニジア国境に近いナルートなどで政府軍と戦闘を続けている。「トリポリに近づけば首都の反体制派も呼応する」との情報もあるが、実態は不明だ。

 反体制派は資金難にも直面している。リビア支援国会合は9日、10億ドルの資金供与を決めたが、反体制派の経済担当タルフーニ氏は18日、ロイター通信に「資金は枯渇しつつある。(支援は)実現していない」と述べた。

 こうしたなかで、中国外務省は20日、国民評議会のジブリル議長が21〜22日に訪中すると発表した。

 中国はNATO主導の空爆に批判的で、7日にはカダフィ政権のオベイディ外相も北京に招いており、政権と反体制派の交渉を仲介する意図があるとみられる。

2704チバQ:2011/06/22(水) 22:02:19
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011062100678
アラブ連盟事務局長がリード=エジプト大統領選の世論調査
 【カイロ時事】国際平和研究所(IPI=本部ニューヨーク)は21日までに、ムバラク独裁政権が倒れたエジプトに関する世論調査を公表、年内に実施予定の大統領選では、回答者の32%がアラブ連盟のムーサ事務局長に投票すると回答した。
 それによると、ムーサ事務局長に次いでシャラフ首相が16%、暫定統治する軍最高評議会のタンタウィ議長が8%、野党指導者ヌール氏が3%、国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ前事務局長が2%の支持を得た。
 調査は、5月30日〜6月4日にかけ、800人を対象に面接方式で実施した。(2011/06/21-17:39)

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2705チバQ:2011/06/22(水) 22:06:02
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011062201000143.html
ギリシャ新内閣を信任 首相、当面の危機乗り越え
2011年6月22日 08時52分

 21日、ギリシャ新内閣の信任投票を前に国会で演説するパパンドレウ首相(AP=共同)


 【アテネ共同】ギリシャ国会(300議席)は22日未明(日本時間同日朝)、今月17日に発足したパパンドレウ新内閣の信任投票を行い、賛成多数で信任した。同国は深刻な財政危機からデフォルト(債務不履行)に陥るとの懸念が指摘されていたが、パパンドレウ首相は当面の危機を乗り切った形だ。

 デフォルト回避のため不可欠な欧州連合(EU)、国際通貨基金(IMF)の第5弾支援融資について、EUなどはギリシャの追加緊縮策決定を条件としていたが、新内閣信任により来週、同国国会で緊縮策関連法案が可決される可能性が強まった。

 与党全ギリシャ社会主義運動(PASOK)議員155人全員が信任票を投じた。追加緊縮案は与党内にも批判の声が強かったため、政権側は造反者が出ないか懸念していた。野党143人が不信任票で、棄権が2人だった。

 パパンドレウ内閣は2015年までに増税や国有企業の売却・民営化などで約280億ユーロ(約3兆2000億円)の財政赤字削減を目指す追加緊縮策をまとめたが、与野党の猛烈な反対に直面。首相は15日、最大野党の新民主主義党(ND)に大連立協議を持ち掛けたが決裂。与党内の反対派議員懐柔のため17日、内閣改造に踏み切った。

2706チバQ:2011/06/22(水) 22:06:25
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011062201001124.html
新首相に39歳第1党党首を選出 6党連立のフィンランド
2011年6月22日 21時34分

 【ロンドン共同】4月の議会選以降、約2カ月にわたる連立協議を経て6党連立政権の樹立が決まったフィンランドで22日、第1党の穏健保守主義、国民連合のユルキ・カタイネン党首(39)が議会で首相に選出された。

 新政権は、財政危機に陥ったユーロ導入国への追加的な金融支援に厳しい姿勢で臨むとみられており、ユーロの信認を維持する上での波乱要因となる可能性もある。

 議会選では反欧州連合(EU)、反ユーロを掲げる保守系右派の真正フィン人党が第3党に躍進。連立に向けた協議に加わったが、EUによるポルトガルなどへの財政支援をめぐる政策の違いから決裂した。

 その後も、財政難に陥ったユーロ導入国への支援の在り方や財政健全化に向けた税制改正などをめぐって各党の意見がまとまらず、連立協議が難航していた。

 フィンランドは現在4基の原発を保有。新政権は既に建設中の1基と、前政権が昨年建設計画を承認した2基を除き、新たな原発の建設は認めない方針。

 財務相には第2党の社会民主党のウルピライネン党首が、外相には同党のトゥオミオヤ氏が就任。連立にはほかに、第5党の左翼同盟や第6党の緑の党、スウェーデン人民党、キリスト教民主同盟が参加。

2707チバQ:2011/06/23(木) 20:51:35
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011062301000760.html
エジプト最大イスラム勢力に亀裂 世代対立も
2011年6月23日 17時59分

 エジプト・カイロの本部に集まったムスリム同胞団指導部=4月30日(AP=共同)


 【カイロ共同】エジプトの穏健派イスラム原理主義組織、ムスリム同胞団がこのほど、指導部の方針に反して大統領選出馬を表明した有力幹部アブルフォトフ師を除名処分にした。背景には組織内の世代対立もあるとみられ、同国最大のイスラム勢力として絶大な組織力を誇る同胞団内部の亀裂が表面化している。

 医師出身のアブルフォトフ師は同胞団では改革派として知られ、若手メンバーの間で人気が高い。他のアラブ諸国にも知名度がある。

 同胞団は、9月に予定される人民議会(国会)選に向け別組織の「自由公正党」を4月に設立。エジプトの「イスラム化」に対する国内外の懸念に配慮し、議会選には過半数しか候補者を立てず、大統領選にも候補者を擁立しないと明言してきた。

 だが、指導部の説得にもかかわらず同師は18日、立候補を正式表明。地元メディアに「全ての国民の候補者となるつもりだ」と述べ、無所属で出馬する意向を示した。

 同胞団のメンバーの中には、ボランティアで同師の選挙運動を手伝う人も。同師の除名処分に反発する若手は自由公正党とは別に新党を結成する計画を進め、指導部の怒りを買った。

2708チバQ:2011/06/23(木) 21:14:58
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110623-00000014-cnn-int
世界の「破綻国家」ランク、ソマリアが首位 4年連続
CNN.co.jp 6月23日(木)16時42分配信

(CNN) 世界177カ国を対象にした「破綻(はたん)国家」の指数調査で、アフリカ東部のソマリアが4年連続で首位だったことが非営利機関(NPO)の「Fund for Peace」がまとめた報告書で23日までに分かった。

米誌「Foreign Policy」が21日に掲載したもので、2位から4位まではチャド、スーダン、コンゴ民主共和国(旧ザイール)とアフリカ諸国が並び、5位はカリブ海のハイチだった。昨年1月に大地震に見舞われたハイチは2010年の同様調査では11位だった。

ソマリアでは政府とイスラム反政府武装勢力との戦闘が今なお続き、沿岸部での海賊行為も頻発しているが、有効な対応策が打ち出せない無政府状態にある。ハイチについて同NPOの責任者は、国内情勢が早急に好転するとは思えないとの悲観的な見方を表明。過去の破綻国家調査で同国が上位15カ国から外れたことがないことから、今後もこの状態が続くと予想した。

米国の軍事作戦が進められているアフガニスタンは7位、イラクは9位だった。

一方、破綻度の少ない国家の順位ではスカンジナビア諸国が上位を占め、首位はフィンランド、ノルウェーが2位、スウェーデンが3位だった。米国は158位だった。

破綻国家のランキング報告書は、社会、経済、政治的な課題を基準にした計12指標に基づき作成。同NPOは、リストの上位にある国家は必ずしも破綻国家を意味するものではないとしながらも、政治、経済や社会各分野で大きな問題を抱えていると指摘、「不幸なことに多くの国ではわずかの改善しかない」と述べた。

2709チバQ:2011/06/23(木) 21:20:57
>>1676>>1682
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110623/erp11062319280007-n1.htm
ロシア 反政府野党の登録認めず 
2011.6.23 19:26
 ロシア法務省は22日、カシヤノフ元首相、ネムツォフ元第1副首相らが昨年設立した反政府野党「国民自由党」の政党登録を認めない決定をした。これにより同党は今年12月の下院選から排除された。

 ロイター通信によると、クリントン米国務長官は決定に「失望した」との声明を発表。インタファクス通信によると、欧州連合(EU)のアシュトン外交安全保障上級代表は「有権者の選択を制限し多党制の障害となるものだ」との声明を出し、強い懸念を表明した。

 国民自由党は「専制と汚職のないロシア」を掲げ、プーチン首相の政治手法を厳しく批判している。カシヤノフ氏は「わが党を選挙に参加させないためのプーチンの決定であることは明らかだ」と非難した。(共同)

2710チバQ:2011/06/23(木) 21:35:19
http://www.asahi.com/international/update/0623/TKY201106220765.html
ハイチ首相人事案、議会が否決 新大統領、組閣つまづく2011年6月23日1時41分

 中米カリブ海の島国ハイチの下院は21日、マーテリー大統領が提案した実業家のルジエ氏を首相に起用する人事案を反対多数で否決した。

 昨年1月の大地震や、コレラ禍からの復興への期待を集めて人気歌手から大統領に転じたマーテリー氏だが、前大統領派が多数を占める議会が立ちはだかり、組閣でつまずいた。

 AP通信などによると、ルジエ氏は米国で教育を受けた起業家で、ハイチで車会社や電力会社など複数の企業を経営している。マーテリー氏の長年の友人で、経済復興を重視して起用を決めていた。

2711チバQ:2011/06/23(木) 21:35:53
http://www.asahi.com/international/update/0621/TKY201106210128.html
南北スーダン、境界上地域の非武装化に合意 AUが仲介2011年6月21日10時39分


 スーダン南部が北部から7月に分離・独立するのを控え、南北境界上の産油地帯アビエイを非武装化することが20日、アフリカ連合の仲介で決まった。ともに領有権を主張する南北の間で5月から戦闘が続いており、事態の打開が期待されている。

 交渉の仲介には南アフリカのムベキ元大統領が当たった。南北両政府の合意によると、アビエイを占拠している北部政府軍は近く撤退し、代わりにエチオピアから、4千人規模の平和維持活動(PKO)部隊がアビエイに派遣される予定だという。

 アビエイは面積約1万平方キロと狭いながらも、石油が産出され、土壌も豊かなことから、2005年まで続いた南北内戦の激戦地になった。南部の独立が決まっても、帰属が決まらず交渉は難航している。

2712チバQ:2011/06/24(金) 18:56:41
http://jp.wsj.com/World/Europe/node_253976
療養中のベネズエラ大統領の帰国延び、高まる後継者論議
2011年 6月 24日 18:10 JST
.. チャベス・ベネズエラ大統領の兄のアダン・チャベス氏が、チャベス大統領はあと12日ほどキューバの病院にとどまるだろうと話したことから、同国の高官らは23日、大統領は重病ではないと国民に伝えるべく奔走した。12日間入院が延びることになれば、チャベス大統領は1カ月近くベネズエラから離れているこ とになる。


Reuters

キューバ・ハバナの病院でフィデル・カストロ前国家評議会議長(左)の見舞いを受けるチャベス氏(17日)
 大統領の不在により、その健康状態に関してさまざまな臆測が飛び交っている。その結果、多くのベネズエラ国民が「ベネズエラを12年間支配してきたチャベス大統領が、突然業務を遂行できなくなったら、あるいは死亡したら何が起こるのか」と考えるようになっている。

 カラカスの政治アナリスト、サパタ氏は言う。「これはチャベス政権にも終わりがあり、誰も後継者がいないことを示す最初のシグナルだ。大統領は戻ってくるかもしれないが、これまでと同じではあり得ない」

 22日の夜、キューバから戻ったばかりだと言うチャベス大統領の兄のアダン氏は、チャベス大統領は6月10日の緊急手術から「満足のいく」回復をしつつあると話した。アダン氏がテレビ番組で話したところによると、チャベス大統領がカラカスに戻るまでには10日から12日かかるだろうという。

 ベネズエラの憲法によれば、チャベス大統領が業務を遂行できない場合、ハウア副大統領が大統領としての執務を行う。しかし、ハウア副大統領が、2012年12月に予定されている大統領選挙以降も、権力の座に居続けるかは分からないと、アナリストらは言う。

 アナリストらはさらに、ポピュリストの軍事独裁主義者であり、貧しいベネズエラ国民との間に個人的、感情的な結びつきを作ってきたチャベス大統領には、ふさわしい後継者がいないとも話す。

 他の軍事独裁主義者と同様に、チャベス大統領は自身を個人崇拝させ、国の電波を支配して、テレビやラジオで一度に何時間も話し続ける。国中の看板には、彼の顔写真が貼られている。

 チャベス大統領が政治の舞台から姿を消せば、激しい後継者争いが起こるのは間違いない。ハウア副大統領は、チャベス大統領の政治集団の中では最も左翼にいるとみられ、キューバとのつながりも強い。また、元兵士で現在は議員のディオスダード・カベージョ氏ら、チャベス氏の強力な支持者たちも争いに加わりそうだ。

 ほかにも、国営の石油会社のトップであるラファエル・ラミレス氏や、チャベス大統領の弟のアダン氏も候補となるとみられている。

 チャベス大統領をウォッチしている人たちにとって鍵となる日は、ベネズエラの独立記念日である7月5日だ。この日にチャベス大統領は、ベネズエラの独立200年を記念した地域サミットで、ホストを務めることとなっている。

2713チバQ:2011/06/25(土) 00:00:37
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011062301001249.html
議員62人の当選取り消し アフガン最高裁、混乱必至
2011年6月23日 21時51分

 【カブール共同】昨年9月に行われたアフガニスタン下院選の不正を審理する最高裁特別法廷は23日、全249議席のうち約4分の1に当たる62議席の選挙結果を取り消し、新たな当選議員を発表した。AP通信が報じた。

 議会側はカルザイ大統領の命令で設置された特別法廷には法的根拠がないとして、新議会招集前から廃止を大統領に要求してきた。1月に開会した新議会は特別法廷の判断に強く反発しており、再び混乱が起きるのは必至だ。

 下院選では多数の不正が指摘され、約130万票を無効とした選挙管理委員会の処理について、落選者が「正当な票まで無効にされた」などと抗議。自らの支持者が多く落選したとされるカルザイ氏が昨年12月、最高裁に特別法廷を設置した。

 カルザイ氏は特別法廷の要請に基づき、今年1月に新議会の招集延期を命じたが、当選議員の猛反発を受け、方針を転換。しかし、法廷の廃止を求める議会の要求には応じていなかった。

2714チバQ:2011/06/25(土) 00:08:54
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011062400075
クルド政党、国会ボイコットへ=補欠選挙実施も−トルコ
 【エルサレム時事】トルコのクルド系政党、平和民主党(BDP)は23日、12日実施の総選挙(国会定数550)で得た議席のうち1人分が無効になったことに反発し、国会をボイコットする方針を明らかにした。ロイター通信が伝えた。
 BDPは総選挙で、無所属として候補を擁立。36人が当選したが、高等選挙委員会は21日、過去にテロ活動に関与したとして、同党のハティプ・ディジレ氏の当選を取り消し、イスラム系与党・公正発展党(AKP)の候補が繰り上がった。BDPは、同氏の議席が回復されない限り、ボイコットを続けるとしている。(2011/06/24-06:11)

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2715チバQ:2011/06/25(土) 00:22:53
http://www.asahi.com/international/update/0624/TKY201106240433.html
ムスリム同胞団の幹部、エジプト大統領選に出馬の意向2011年6月24日19時11分

. エジプト最大の野党勢力で、民衆革命後に合法化された穏健イスラム勢力ムスリム同胞団の元幹部らが今秋にも予定されている革命後初の大統領選に無所属で立候補する意向を示した。一定の支持を得ることも予想され、世俗勢力からは、社会のイスラム化が進むことへの懸念も広がっている。

 同胞団は、急激なイスラム化を望まない世論に配慮して、次の大統領選には候補者を立てないと発表していた。出馬を表明したのは医療組合幹部などを歴任した医師アブデルメナム・フトゥーハ氏(59)ら。同氏は宗教、性別による差別に反対し、政教分離を説くなど、進歩的な立場を取る。同胞団は、組織の決定に違反したとして19日に同氏を除名した。

 フトゥーハ氏は地元メディアに対し「私はすべてのエジプト人のための候補者だ。同胞団メンバーを含む多数の支持を得る自信がある」と語った。
.

2716チバQ:2011/06/25(土) 00:23:43
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110624/erp11062408530001-n1.htm
ロシア大統領、政党党首に意欲 プーチン首相を意識か
2011.6.24 08:52

23日、モスコフスキエ・ノーボスチ社を訪れ、編集幹部とiPadをみるロシアのメドベージェフ大統領(右)=ロイター
 ロシアのメドベージェフ大統領は23日、モスコフスキエ・ノーボスチ紙と会見、同紙電子版によると、大統領は「遅かれ早かれ」政党党首として政治に関与したいとの意欲を示した。既成政党か新党かなどは明らかにしなかった。

 大統領は現在、政党に属していない。一方、メドベージェフ氏とともに来春の大統領選への出馬の可能性を排除しないプーチン首相は、最大与党「統一ロシア」を率い、さらに同党を核に保守中道勢力を結集する「全ロシア国民戦線」を創設。政治力ではプーチン氏に及ばないことが大統領の考えの背景にありそうだ。

 一方、カシヤノフ元首相、ネムツォフ元第1副首相らが設立した野党「国民自由党」の政党登録を法務省が認めなかった問題について、法律違反とされた、既に死亡した人物を含む党員名簿を修正すれば登録が可能になるとの認識を示した。(共同)

2717チバQ:2011/06/25(土) 00:28:33
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110623/mds11062323170005-n1.htm
イラン 大統領派の前外務次官逮捕
2011.6.23 23:15
 イランのファルス通信によると、同国司法当局は23日、アハマディネジャド大統領に近いマレクザデ前外務次官を逮捕した。マレクザデ氏は19日に次官に任命されたが、汚職疑惑が指摘されていたことなどから国会議員らが猛反発、21日に辞任していた。逮捕容疑は明らかにされていない。

 マレクザデ氏は大統領の側近モシャイ前大統領府長官が議長を務める「在外イラン人最高会議」の副議長だった。マレクザデ氏の辞任を要求する国会議員が、大統領の意を受けて同氏を次官に任命したサレヒ外相を弾劾する可能性もちらつかせていた。

 モシャイ氏は反米、反イスラエルを国是とするイランで「米国とイスラエルの人々はイランの友人」と発言するなどしたため、保守勢力から「反体制的」との非難が高まっており、最近はモシャイ氏支持者の拘束が相次いでいる。(共同)

2718チバQ:2011/06/25(土) 07:00:20
http://www.afpbb.com/article/politics/2808605/7417203?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
アフマディネジャド大統領の側近を逮捕、保守派との亀裂深まる イラン
2011年06月24日 19:56 発信地:テヘラン/イラン
【6月24日 AFP】イラン司法当局は23日、マフムード・アフマディネジャド(Mahmoud Ahmadinejad)大統領の側近のモハンマド・シャリフ・マレクザデ(Mohammad Sharif Malekzadeh)前外務次官を逮捕した。国営ファルス(Fars)通信が伝えたほか、司法当局筋も逮捕の事実を認めた。

 メヘル(Mehr)通信は有力議員の話として、逮捕容疑は汚職などだと伝えている。

 マレクザデ氏は今月18日、アリアクバル・サレヒ(Ali Akbar Salehi)外相によって外務次官に任命されたが、議員らが猛反発しサレヒ外相を弾劾する動きを見せたことから、3日後に辞任していた。

 マレクザデ氏は大統領の側近中の側近、エスファンディア・ラヒム・マシャイ(Esfandiar Rahim Mashaie)前大統領府長官が議長を務める「在外イラン人最高会議」の副議長だった人物。イラン保守派はマシャイ氏について、イスラム体制を揺らがせる「逸脱の流れ」を率いていると非難している。

 イランでは4月、アフマディネジャド大統領がヘイダル・モスレヒ(Heydar Moslehi)情報相を解任したところ、最高指導者のアリ・ハメネイ(Ali Khamenei)師がこの決定を差し止め、大統領がこれに反発。ハメネイ師を支持する保守勢力と大統領との亀裂が深まっている。(c)AFP

2719チバQ:2011/06/26(日) 20:54:03
相変らずきれいですねえ
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110626/erp11062610350001-n1.htm
ウクライナ前首相、職権乱用で公判へ
2011.6.26 10:28

25日、キエフの地区裁判所で開かれた予審に出席するティモシェンコ前首相(ロイター)
 ウクライナの首都キエフの地区裁判所は25日、ロシアからのウクライナ向け天然ガス輸入合意をめぐり職権乱用容疑で刑事訴追されていたティモシェンコ前首相(50)に対する予審を終え、正式な公判を29日に開く決定をした。インタファクス通信が伝えた。

 ロイター通信によると、前首相は、決定は野党指導者である自身を攻撃するための政治的動機に基づいたものだと批判した。

 前首相は親欧米のユーシェンコ前政権で首相を務めていた2009年、天然ガス価格引き上げを求めるロシアの提案を受諾、不当に高い価格でガスを購入した疑いが持たれている。

 前首相はまた、京都議定書に基づき温室効果ガスの余剰排出枠を日本に売った際に得た代金を流用した疑いなどでも昨年、政敵のヤヌコビッチ大統領が就任した後に捜査を受け、職権乱用の疑いで訴追された。

 前首相は04年の大統領選でヤヌコビッチ氏の当選を不当とする街頭抗議デモが政変につながった「オレンジ革命」の指導者の1人。10年の大統領選に出馬したがヤヌコビッチ氏に敗れた。(共同)

2720チバQ:2011/06/26(日) 21:03:51
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110626/t10013767961000.html
ロシア 政権側が支持拡大策か
6月26日 4時42分
ロシアのリベラル派与党の党首に新興財閥のトップが就任し、年末の下院選挙を前に支持が伸び悩む最大与党「統一ロシア」を率いるプーチン首相ら政権側が、別の与党に肩入れすることで経済界を中心に支持を広げようとしたものと受け止められています。

ロシアの企業家らでつくるリベラル派の与党「正義の事業」は、25日、モスクワで党大会を開き、新しい党首に投資グループや鉱山会社を保有する新興財閥のトップ、プロホロフ氏を選びました。「正義の事業」は、下院議会でまだ議席がありませんが、プロホロフ氏は、選挙制度の改革や市民社会の発展など、より民主的な政策を訴えるとともに、ことし12月の下院選挙で議席を確保し政権を支えていく考えを強調しました。下院選挙を前にプーチン首相率いる最大与党「統一ロシア」は、深刻な汚職問題などで有効策を打ち出せず、支持が伸び悩んでいます。政権側には、「統一ロシア」とは別のリベラル派与党に新興財閥のトップを送り込んで肩入れすることによって、経済界を中心に支持を広げようとしたものと受け止められています。

2721チバQ:2011/06/26(日) 21:08:58
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110626-00000924-reu-int
リビア首都の反体制活動家、フェイスブック遮断で勢いに陰りも
ロイター 6月26日(日)11時14分配信

 [トリポリ 24日 ロイター] リビアの首都トリポリでカダフィ政権に対する抗議デモがスタートした当時、活動家らは交流サイト「フェイスブック」などを情報交換の手段に利用していたが、政府がインターネットを遮断したことで、その活動の勢いに陰りが見え始めている。

【写真】リビアの内戦続く

 チュニジアやエジプトの政変では、反体制派の活動家らがフェイスブックや短文投稿サイト「ツイッター」を駆使して組織化された運動を行った結果、2人の大統領が辞任に追い込まれた。

 リビア当局がインターネットや携帯電話のメールサービスを遮断したことは、チュニジアやエジプトから教訓を得たことを示しているのかもしれない。

 若い女性が参加する組織に属しているリビアの活動家は、「運動を始めた初期のころは、いつもフェイスブックを使っていた。今は政府が通話にも監視を光らせ、インターネットも携帯メールもできず、連絡を取り合うことが難しくなってきている」と話した。

 情報交換の手段については「基本的には口伝え。電話で話すときは暗号を用いている」と説明。この活動家はロイターの記者に対し、当局に逮捕されることを恐れて身元や取材場所は伏せてほしいと求めてきた。

 <密告者の網に警戒>

 トリポリの反体制活動家らは、ソーシャルメディア時代より前の時代に逆戻りしなければならないと口をそろえる。活動家らはフェイスブックやツイッターでネットワークを構築できないため、「昔ながらの方法」で周辺地域の同志とコンタクトを取らざるを得ない状況に置かれている。

 サリムという名前を使った活動家は「他のグループと接触することが困難になった。強い恐怖感を覚えるようになり、お互いを信頼できないのが現状だ」と胸の内を明かした。

 活動家らは政府による盗聴に注意を払うことに加え、政府が仕掛けた密告者の網にも警戒。安全なインターネット環境を利用して、外部との連絡を維持している数少ない活動家の1人は、「政府が持つ唯一の強力な手段は密告者だ。われわれは密告者を一番恐れている」と強調した。

 一方、カダフィ政権当局者は活動家らへの弾圧を否定。トリポリ市民の大半はカダフィ大佐を支持しており、政権に反対するのは犯罪者とアルカイダのメンバーぐらいだと主張している。

2722チバQ:2011/06/26(日) 21:09:35
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-21732420110616?rpc=122
「イスラム教徒の使命」、リビア反体制派がカダフィ派を埋葬
2011年 06月 16日 12:31 JS
 [ミスラタ(リビア) 15日 ロイター] カダフィ派と反体制派の激しい戦闘で内戦状態に陥っているリビア。反体制派が制圧した西部ミスラタでは、命を落としたカダフィ派兵士を、反体制派が敵味方なく同じイスラム教徒として埋葬している。
 ミスラタ郊外で15日、反体制派によって殺害されたカダフィ派兵士6人が埋葬された。埋葬は6人全員イスラム教の儀式にのっとって行われ、遺体は頭がメッカに向くように埋められた。

 埋葬に携わったジェマル・モハマッドさんは、「彼らは皆、生前われわれの敵だった。しかし、同時に彼らは皆、イスラム教徒。預言者ムハンマドの教えに従って、他の信者と同様の埋葬を行わなければならない」と語った。

 モハマッドさんは「もしかしたら、彼らはカダフィにだまされたのかもしれない。彼らの本心は神のみぞ知る」と続けた。

 砂地に作られた墓はベニヤ板で仕切られ、遺体はその中に右肩を下にした状態で埋葬される。この墓地では、これまでに359人の遺体を埋葬したという。

 <身元確認は困難>

 遺族がいつか遺体を引き取りに訪れることも考慮して、墓には番号が振り割られ、死亡した兵士の所持品にも同じ番号が付けられる。

 身元が確認できる遺体もあるが、確認できないまま埋葬されることもある。今回埋葬された兵士のうち2人も、やけどがひどく見分けがつかない状態だった。

 墓地では別の墓の用意が進められ、夜が更けようとしたところ、ミスラタ近郊のダフニヤの前線から、大きな砲撃音が聞こえてきた。

 モハマッドさんは「戦争は続いている。さらに多くの遺体を収容することになるだろう。イスラム教徒として彼らに敬意を払うことがわれわれの使命だ」と話した。

2723チバQ:2011/06/26(日) 23:14:55
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-21887020110624
「欧州財務相」創設を支持せず=サルコジ仏大統領
2011年 06月 25日 04:50 JST
 [ブリュッセル 24日 ロイター] サルコジ仏大統領は24日、トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁が提案した、「欧州財務相」を創設する考えについて、支持しない意向を示した。
 欧州連合(EU)首脳会議の記者会見で、大統領は「率直にいってノーだ」と指摘。欧州経済に対処する上ですでに十分な数の当局者が存在すると述べた。

2724チバQ:2011/06/26(日) 23:16:20
http://www.asahi.com/international/update/0626/TKY201106260286.html
イランで収監の19人、ハンスト 活動家暴行死に抗議2011年6月26日22時41分

 イランで政治犯として収監された人のうち少なくとも19人が、当局の「人権侵害」に抗議して絶食を続けていることが分かった。改革派のハタミ前大統領は26日、絶食の中止を求め、当局に対話を呼びかけた。

 改革派サイトによると、収監中の同派活動家らは18日からハンガーストライキに入った。女性の人権活動家ハーレ・サハビさんが1日、治安当局者に殴打されて死亡したとされる事件がきっかけだった。

 12日にはサハビさんの死に抗議して食事を絶っていた収監中のジャーナリストが死亡しており、今後、さらに死者が増えることが懸念されている。

2725名無しさん:2011/06/28(火) 12:44:58
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/06/28/20110628ddm007030104000c.html
ロシア:46歳富豪が党首に就任−−右派「正義」
 【モスクワ大前仁】今年12月のロシア下院選へ向けて、投資グループ「オネクシム」を率いる富豪のミハイル・プロホロフ氏(46)が、親政権色の濃い右派政党「正義」の党首に就任した。

 プーチン政権時代(00〜08年)に政治関与が実質的に禁じられていた「オリガルヒ(新興寡頭資本家)」の一人。下院では政権与党「統一ロシア」が議席の7割を占めるが、最近は支持率が低迷しており、政権が「正義」に「第2与党」の役割を果たすことを期待し、知名度の高い同氏の政治参入を認めたとの臆測も流れている。

 米誌フォーブスによると、同氏の推定資産は180億ドル(約1兆4400万円)で、米プロバスケットボールチーム「ニュージャージー・ネッツ」のオーナーにもなっている。

 プロホロフ氏は25日に開かれた党大会で新党首に選ばれた。記者会見では自由主義経済の推進を訴え「(統一ロシアに次ぐ)第2党の座を狙う」と意欲を示した。

毎日新聞 2011年6月28日 東京朝刊


http://mainichi.jp/select/world/news/20110628k0000m030046000c.html
ロシア:富豪が右派政党党首に 政権は第2与党の役割期待
 【モスクワ大前仁】今年12月のロシア下院選へ向けて、投資グループ「オネクシム」を率いる富豪のミハイル・プロホロフ氏(46)が、親政権色の濃い右派政党「正義」の党首に就任した。プーチン政権時代(00〜08年)に政治関与が実質的に禁じられていた「オリガルヒ(新興寡頭資本家)」の一人。下院では政権与党「統一ロシア」が議席の7割を占めるが、最近は支持率が低迷しており、政権が「正義」に「第2与党」の役割を果たすことを期待し、知名度の高い同氏の政治参入を認めたとの臆測も流れている。

 米誌フォーブスによると、同氏の推定資産は180億ドル(約1兆4400万円)で、米プロバスケットボールチーム「ニュージャージー・ネッツ」のオーナーにもなっている。

 プロホロフ氏は25日に開かれた党大会で新党首に選ばれた。記者会見では自由主義経済の推進を訴え「(統一ロシアに次ぐ)第2党の座を狙う」と意欲を示した。

 「正義」はリベラル系野党「右派勢力連合」が08年に解散後、親政権勢力と合併して結成。現在は下院に議席を持たないが、ビジネス界などに「支持を広げる余地がある」(政治評論家のマカルキン氏)との見方もある。

毎日新聞 2011年6月27日 19時44分(最終更新 6月27日 20時16分)

2726名無しさん:2011/06/28(火) 12:47:35
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/06/26/20110626ddm007030060000c.html
サウジアラビア:インドネシア人家政婦死刑 「まともに給料くれず」
 ◇長女らサウジ雇用主の虐待証言 顔につば、突き落とされ骨折
 サウジアラビアで雇用主の女性を殺害したインドネシア人家政婦に斬首刑が執行された問題が、インドネシア国内で波紋を広げている。背景には雇用主の暴行や賃金不払いがあるとみられ、全国主要都市で24日まで連日、抗議デモが続き、政府は、8月からのサウジへの労働者派遣停止を発表した。家政婦の遺族が、過酷な虐待の実態を証言した。【ブカシ(インドネシア西ジャワ州)で佐藤賢二郎】

 「母は寛大で強い人でした」。今月18日に処刑された家政婦ルヤティさん(54)の長女エエンさん(36)は、自宅で重い口を開いた。母のサウジへの出稼ぎは3度目で、08年6月に出発。契約期間は1年半、賃金は国内の家政婦の倍額に相当する月約178万ルピア(約1万7000円)だった。

 サウジからは月に1度だけ電話があった。「雇用主の妻が怒りっぽく、まともに賃金をくれないとこぼす以外に弱音は吐かなかった」と話す。過去、別の雇用主の元では仕送りは定期的だったが、今回は08年12月と09年4月にそれぞれ約880万ルピアと約700万ルピアが届いただけだった。

 母への虐待を知らされたのは契約の満期が過ぎた昨年1月。母が雇用主に未払い賃金の支払いと帰国許可を求めて暴行を受け、逆にナイフで刺して殺害した直後で、近所で働くインドネシア人女性からの電話だった。雇用主は母を殴り、靴を投げつけた。顔につばを吐くなどの行為も繰り返し、階段から突き落とされて足を骨折したこともあった。しかし「子供には、心配させたくないので伝えないで」と懇願したという。

 エエンさんは「(母の犯行を)今も信じられない」と話す。母は今年5月に死刑判決を受けた。

 母の出稼ぎは当初、3人の子供の教育費を捻出するためだった。03年に戻った後、母は離婚。再度サウジへ。3度目の今回は「老後の蓄え」が目的で、家族は全員「無理をしないで」と止めたが、聞き入れなかった。「貧困が解消されなければ同じ悲劇は続く」と長男のイワンさん(27)。「早く遺体を自宅近くの墓に埋めてあげたい」と話した。

毎日新聞 2011年6月26日 東京朝刊

2727名無しさん:2011/06/28(火) 12:47:52
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/06/26/20110626ddm007030075000c.html
サウジアラビア:インドネシア人家政婦死刑 「奴隷同然も」 人権団体、報告書で指弾
 【カイロ和田浩明】サウジアラビアなどペルシャ湾岸諸国は、アジアやアフリカからの労働者に対する虐待問題で長年国際的に非難されてきたが、状況は遅々として改善していない。国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」(本部・ニューヨーク)は今年の報告書で、サウジの外国人労働者は「奴隷同然の場合もある」と指弾している。

 米国務省の国際人権報告書(10年版)によると、サウジアラビアの人口約2900万人のうち、推定約600万人が外国人。民間部門の労働力の9割近くを外国人が占める。特にひどい扱いを受けているとされるのが家内労働者で、ほとんどが女性だ。

 外国人労働者はサウジ国籍を持つ「後見人」が必要で、悪質な後見人はパスポートを取り上げ、無賃金での長時間労働を強いる。暴力や性的暴行を加える事例も少なくない。

 中東和平や石油問題でサウジとは長年緊密な協力関係にある米国の国務省ですら、人権報告書で被害国の大使館関係者の話を引用し「(外国人労働者は)隷属に等しい(雇用)状況から逃げ出している」と断罪。同省は年次人身売買報告書(10年)でも、「アジア、アフリカから、売春や物ごいのために連れてこられた女性や子供がいる」と指摘している。

毎日新聞 2011年6月26日 東京朝刊

http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/06/26/20110626ddm007030069000c.html
サウジアラビア:インドネシア人家政婦死刑 インドネシア、サウジへ労働者派遣停止
 ◇8月から
 【ジャカルタ佐藤賢二郎】インドネシア政府は今回の死刑執行を受け、8月1日からサウジアラビアへの労働者派遣を停止すると発表した。インドネシアにとって海外への出稼ぎ労働者の本国送金は石油・天然ガスに次ぐ国家の歳入源。派遣停止は自らの身を切る強硬措置だ。

 停止期間は「サウジ政府がインドネシア人労働者の人権保護に関する覚書に署名するまで」としている。

 インドネシアのユドヨノ大統領は23日の国民向けテレビ演説で、サウジ当局による事前通告なしの今回の刑執行を「国際関係上の規範と礼儀を破った」と厳しく批判した。

 サウジでは現在約150万人のインドネシア人が家政婦や油田労働者として従事し、毎月1万5000人程度が渡航している。だが、虐待や賃金不払いが常態化し、こうした劣悪な労働環境を背景にしたと見られる犯罪が多発。今回とは別に、26人のインドネシア人労働者の死刑が確定している。ユドヨノ大統領は演説で、こうした一連の事件や裁判の経緯などを調べる専門チームを設置する方針を示した。

 だが、インドネシアの民間組織「ミグラント・ケア」は派遣措置の停止について「8月では遅い。即時停止だ」と要求。有力国会議員やイスラム団体も、政府に同様の突き上げを強めている。

 世界銀行報告(09年)によると、インドネシア人出稼ぎ労働者の本国送金額は少なくとも年間60億ドル(約4820億円)に上り、インドネシアで出稼ぎ労働者は「歳入の英雄」とも呼ばれる。

 インドネシア中央銀行の統計で今年も1〜4月のサウジからの送金額は約7億2000万ドル(約570億円)に達し、政府関係者からは派遣停止の国家財政への影響を懸念する声も出ている。

毎日新聞 2011年6月26日 東京朝刊

2728チバQ:2011/06/28(火) 20:07:58
>>2712
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110628-OYT1T00925.htm?from=navr
チャベス大統領、手術後沈黙続く…重病説も

 【リオデジャネイロ=浜砂雅一】ベネズエラの反米左派チャベス大統領(56)が公の場に登場しない状態が2週間以上続き、国内で「重病ではないか」との臆測も出ている。


 チャベス大統領は今月10日、訪問先のキューバで骨盤膿瘍(のうよう)の手術を受けた。当初、「数日以内に帰国の見通し」とされたが、同氏は28日になってもキューバに滞在中だ。

 この間、肉声が報じられたのは12日の国営テレビの電話インタビューのみ。24日には簡易投稿サイト「ツイッター」にコメントが載ったが、病状に関する説明はなかった。

 ベネズエラ国内で「生命にかかわる病気ではないか」とのうわさが広まり、地元紙ナシオナルは社説で政府の説明不足を批判した。

 ロイター通信によると、野党指導者のマヌエル・ロサレス氏は27日、「不可解な沈黙が招いた不安と疑念を終わらせるメッセージが必要だ」と指摘した。

(2011年6月28日18時58分 読売新聞)

2730チバQ:2011/06/29(水) 19:59:11
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110629-OYT1T00138.htm
日本人が国連機関トップに…IMO・関水氏

 【ロンドン=大内佐紀】海賊対策など海上の安全や船舶の国際的なルールを作る国連の専門機関、国際海事機関(IMO・本部ロンドン)の事務局長選挙が28日行われ、日本政府が推薦した関水康司(せきみずこうじ)IMO海上安全部長(58)が選出された。


 関水氏は来年1月1日に就任する。任期は4年。

 関水氏はIMO本部で記者団に、「日本式のマネジメントを行いたい」などと抱負を述べた。関水氏は1977年に運輸省(現国土交通省)に入省。89年にIMOに派遣された。日本人が国連専門機関のトップに就任するのは09年に退任した国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の松浦晃一郎・前事務局長以来となる。

(2011年6月29日08時45分 読売新聞)

2731チバQ:2011/06/29(水) 23:14:20
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110629/chn11062922530006-n1.htm
中国・胡主席がスーダン大統領を支持
2011.6.29 22:52
 中国の胡錦濤国家主席は29日、北京の人民大会堂でスーダンのバシル大統領と会談し、ダルフール紛争をめぐる戦争犯罪容疑で国際刑事裁判所(ICC)から逮捕状が出ている同大統領を支持する姿勢を示した。中国は石油産出国スーダンの最大の貿易相手国。経済発展を支える資源確保のため、国際批判をはねつけ訪中を受け入れた。(北京 川越一)

関連ニュース

2732チバQ:2011/06/29(水) 23:15:16
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110629/amr11062920490007-n1.htm
新しいIMFの「顔」ラガルド氏始動「自信と勇気与える」
2011.6.29 20:43

 28日、パリで記者団の質問に答えるフランスのラガルド経済・財政・産業相(AP)
 【パリ=山口昌子、ワシントン=柿内公輔】国際通貨基金(IMF)は28日、ワシントンの本部で理事会を開き、次期専務理事にフランスのクリスティーヌ・ラガルド財務相(55)を選出した。母国で吉報を受け取ったラガルド氏は同国メディアに「IMFを結束させて自信と勇気とエネルギーを与えたい」と、不祥事で混乱した組織の立て直しを表明、債務危機のギリシャに迅速な対応を促すなどIMFの「顔」として早速“始動”した。

 ラガルド氏は「(IMF理事会は)男性ばかりで女性は一人もいない」と指摘。自身がIMF初の女性トップとなることで、「少しでも変わり始めるのはいいことだと思う」と、女性の理事入りの可能性を示唆した。

 追加緊縮策をめぐって与野党が対立するギリシャに対しても「政治的な違いをいったん棚に上げ、国家への奉仕で協力すべきだ」と呼びかけた。

 ラガルド氏は7月5日付で専務理事に就任し、任期は5年。IMF理事会は「ラガルド氏がIMFを効果的に導いてくれることを期待している」との声明を発表。IMFの姉妹機関である世界銀行のゼーリック総裁も「ラガルド氏が率いるIMFと緊密に仕事ができることを楽しみにしている」とコメントした。


http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110629/fnc11062903020000-n1.htm
IMF専務理事にラガルド氏 女性トップは初めて
2011.6.29 03:01
 【ワシントン=柿内公輔】国際通貨基金(IMF)は28日、ワシントンの本部で理事会を開き、次期専務理事にフランスのクリスティーヌ・ラガルド財務相(55)を選出した。IMFトップに女性が就任するのは初めてで、任期は5年。

 性的暴行事件で辞任したストロスカーン前専務理事の後任となるラガルド氏は、不祥事で失墜したIMFの信認回復や組織の立て直し、ギリシャ危機で揺れる欧州の債務問題などの課題に取り組む。

 専務理事には、メキシコのカルステンス中央銀行総裁も立候補していたが、28日の理事会に先立ち、最大出資国の米国がラガルド氏の支持を表明。欧州各国、日本、中国などの支持も取り付けた同氏の選出が確定していた。

 ラガルド氏は「IMFの改革を自分も引き継ぐ」として組織改革へ意欲を示している。

 ラガルド氏はパリ生まれ。米国などで弁護士として活躍した後に政界に進出。農業・漁業相などを歴任し、2007年6月から財務相を務めている。

2733チバQ:2011/06/29(水) 23:25:48
http://www.asahi.com/international/update/0629/TKY201106290679.html
ギリシャ財政再建関連法案を可決 債務不履行の危機回避2011年6月29日23時6分

 財政危機に陥っているギリシャは29日、追加の財政再建関連法案を国会で可決した。欧州連合(EU)が求めていた支援続行の条件がクリアされ、国際的な金融危機につながりかねない債務不履行の危険は、当面回避された。

 法案は増税など2015年までの284億ユーロ(3兆2千億円)の緊縮策と、500億ユーロ(5兆7千億円)の国営企業の民営化が柱。定数300の国会で、パパンドレウ首相率いる与党155人のうち1人が反対したが、野党の1人が賛成した。反対は138人。7人が欠席・棄権した。(アテネ=前川浩之)

2734チバQ:2011/06/29(水) 23:27:26
http://www.asahi.com/international/update/0628/TKY201106280120.html
カダフィ大佐への逮捕状「無視」 政権の司法相2011年6月28日10時27分
 国際刑事裁判所(ICC、オランダ・ハーグ)が27日、リビアの最高指導者カダフィ氏と次男セイフルイスラム氏ら3人に人道に対する罪の容疑で逮捕状を出したことについて、カダフィ政権のカムーディ司法相は同日、「ICCは第三世界の指導者を訴追するための西欧の道具に過ぎない」と批判、逮捕状を無視する考えを示した。

 カダフィ氏は独裁体制を続けているが、「直接民主制」というリビア独自の体制下で公的な肩書はないことになっている。このため、デモに参加した市民の殺害を指揮したなどとするカダフィ氏らへの容疑は成立しないと政権側は主張している。(カイロ=貫洞欣寛)

2735チバQ:2011/06/30(木) 19:51:02
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110630-00000017-cnn-int
イエメン副大統領、国内5州で支配権を失ったことを認める
CNN.co.jp 6月30日(木)14時3分配信

サヌア(CNN) イエメンのハディ副大統領は29日、CNNの独占インタビューに答え、政府は5つの州で支配権を失い、国内の治安が悪化していることを認めた。

現在、同国のサレハ大統領はケガの治療のためサウジアラビアに滞在中で、ハディ副大統領が大統領代行を務めている。

反体制派はハディ副大統領について、サレハ大統領が帰国するまでのお飾りであって実権はないとみている。ハディ副大統領はこうした批判を一蹴するとともに、国連主導の新たな和平案に署名する権限は自分にあると主張した。

イエメン政府と反体制派の仲介を行っている湾岸協力会議(GCC)は、サレハ大統領を30日以内に退陣させ、60日以内に選挙を行うとの調停案を出している。だがハディ副大統領が描く和平計画は、新大統領が選出されたのちにサレハ大統領が辞任するというもので、両者の溝は大きく、反体制派の支持も得られそうにない。

ハディ副大統領は、サレハ大統領には今も300万人の支持者がいると発言。「大統領はイエメンの政治的バランスを支えている。政治的、部族的なあらゆる立場の違いを乗り越えるエキスパートだ」と副大統領は述べた。

サレハ大統領は6月初め、大統領宮殿で反体制派の攻撃に遭い負傷した。ハディ副大統領は当時の大統領の状況について、木片が胸に刺さり、顔や腕、上半身に火傷を負っていたと語った。大統領の容態については日々、改善していると言う一方で、帰国時期については分からないと答えた。

「数カ月かかるかも知れない。医師団の判断次第だ」とハディ副大統領は述べた。

2736チバQ:2011/06/30(木) 19:52:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110630-00000647-reu-int
イエメン軍兵士300人超が離反、大統領の息子率いる部隊も=野党
ロイター 6月30日(木)12時6分配信


 6月29日、反体制派と政府側の対立が続くイエメンで、野党側は、政府側治安部隊からこれまでに300人以上が離反したと発表。写真は24日、サヌアで行われた反政府デモで(2011年 ロイター/Suhaib Salem)
 [アデン/サヌア 29日 ロイター] 反体制派と政府側の対立が続くイエメンで、野党側は、政府側治安部隊からこれまでに300人以上が離反したと発表した。これが事実なら、今月3日に反体制派の攻撃で負傷し、現在サウジアラビアで療養中のサレハ大統領にとっては大きな打撃となる。

 離反者の中には、サレハ大統領の息子が率いる共和国防衛軍兵士150人も含まれているという。この件について、政府からのコメントは得られていない。

 一方、キルビ外相は29日、国営テレビを通じて声明を発表。政権移行に関する湾岸協力会議(GCC)の調停案に調印するために、サレハ大統領が野党側に対話を呼び掛けていると述べた。また、サウジで療養中の大統領と面会したと明かし、大統領は順調に回復していると強調した。

 一方、今週に国営テレビで放送される予定だった大統領の演説については、大統領の側近がロイターに対し、演説の録画を医師から延期するようにと言われたことを明かした。

 またイエメン政府は、同国南部ジンジバルでこの日、イエメン兵士とアルカイダ系武装勢力との戦闘で少なくともイエメン兵26人と武装勢力17人が死亡したことを明らかにした。

2737チバQ:2011/06/30(木) 21:36:54
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110630/t10013877211000.html
サモア 日付変更最も早い国へ
6月30日 13時55分
世界で日付が変わるのが最も遅い国の1つ、南太平洋の島国サモアは、ことしの年末から日付変更線の西側の標準時間を採用することを決め、これにより、日付が変わるのが世界で最も早い国の1つへと移行することになります。

サモアは、現在、日付変更線の東側の標準時間を採用し、日付が変わるのが世界で最も遅い国の1つとなっています。しかし、サモア政府は、主要な貿易相手国のオーストラリアやニュージーランドなどとの経済的な結び付きをさらに深めることが重要だとして、これらの国々と同じ日付変更線の西側の標準時間へと変更するよう提案し、このほど議会も法案を可決しました。これによってサモアは、ことし12月29日の深夜に日付が変わる際に時計の針を24時間進めて31日とすることになり、世界で、日付が変わるのが最も早い国の1つへと移行することになります。サモアは、これまでオーストラリアやニュージーランドから、ほぼ1日遅れとなっていたため、実質的に取り引きを行える日が限られていましたが、今回の決定で時差が数時間となるため、今後はビジネスをより円滑に進めることができると期待しています。サモアでは、おととし9月、オーストラリアや日本から中古車を輸入しやすくするためにこれらの国々に合わせて車の通行を右側から左側に変更する措置を取っています。

2738チバQ:2011/07/01(金) 23:58:35
>>2712>>2728
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-21998920110701
ベネズエラ大統領が国民演説でがん告白、術後の経過は良好
2011年 07月 1日 16:19 JST
[カラカス 30日 ロイター] ベネズエラのチャベス大統領(56)は30日、国民に向けたテレビ演説を行い、腫瘍が発見され、がん性細胞を摘出する手術をキューバで受けたことを明らかにした。手術は成功し、回復に向かっているとしている。6月10日の手術以来、同大統領がテレビで演説するのは初めて。
 療養先のハバナから演説を行ったチャベス大統領は、異なる種類の細胞が見つかったことから、現在補助的な治療が行われているとし、化学療法を受けている可能性を示唆した。青ざめ、真剣な面持ちで演説を行ったが、衰弱した様子はなかった。

 また、ベネズエラ国民などが自分に対する連帯感を示してくれたことを深く感謝すると述べた。帰国の日程は明らかにせず、自身が不在中に大統領代理を務める人物などについては言及しなかった。

 チャベス大統領の容体については約3週間にわたり重病説がささやかれていた。ベネズエラとキューバ両国は術後の同大統領の写真を公開し、順調な回復ぶりを強調するなどしていた。

 複数のアナリストは、チャベス大統領の不在が長期にわたれば、与党内で政治的な争いが起こりかねないとし、野党が早期の選挙を求める可能性もあると指摘。同国のアナリスト、ルイスビセンテ・レオン氏は、チャベス大統領が2012年の選挙に出馬できる健康状態や心理的状態でいられるかなどは、推測のしようがないと述べた。

2739チバQ:2011/07/02(土) 00:06:57
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110701/erp11070108520001-n1.htm
選挙の後は「顔洗う」 プーチン氏、大統領選への出馬を示唆?
2011.7.1 08:48

6月30日、エカテリングブルグで開かれた「統一ロシア」の会合で演説するプーチン首相(ロイター)
 選挙の後はまず「自分の顔を洗う」−。来年3月の次期大統領選に返り咲きを目指して立候補するかが注目されているロシアのプーチン首相が30日、有権者の質問にこう答え、出馬の意思を遠回しに認めた発言とも受け止められている。

 首相は中部エカテリンブルクで開かれた最大与党「統一ロシア」の会合に党首として出席。会場との質疑応答で、大統領選の投票日として有力視されている来年3月11日の後に「最初にやることは何か」と聞かれ、「顔を洗いに行く。衛生上も、政治的な意味からもだ」と答えた。

 首相は「(選挙)キャンペーンの後は汚れを落とす必要がある。チャーチル(元英首相)が言ったように、民主主義は最悪の政治形態だが、もっといいものはないのだから」と説明。選挙では野党などから厳しい批判を浴びることもやむを得ない、との見方を冗談めかして示した。(共同)

2740チバQ:2011/07/02(土) 00:34:31
http://www.asahi.com/international/update/0701/TKY201107010640.html
IMF前トップの暴行事件、被害者供述に複数のウソか

 強姦(ごうかん)未遂など七つの罪で起訴された国際通貨基金(IMF)前専務理事のドミニク・ストロスカーン被告(62)に襲われたと訴えたホテルの女性客室係(32)の供述に複数の虚偽が見つかり、起訴が取り下げられる可能性が出てきた。米ニューヨーク・タイムズ紙が6月30日、捜査当局の話として伝えた。

 IMFのトップ人事だけでなく、来年のフランス大統領選の行方を大きく揺るがした事件だけに、起訴が取り下げられれば、ニューヨークの捜査当局にとっては歴史的な大失態となる。

 報道によると、被害者が、前専務理事を訴えれば利益につながると、大麻取引容疑で逮捕された男と相談している電話の会話が録音されていた。この男を含め複数の人物から被害者の銀行口座に10万ドル(約800万円)近く入金されており、被害者が麻薬取引や資金洗浄に関与していた恐れも出てきたという。

2741チバQ:2011/07/02(土) 00:35:56
http://www.asahi.com/international/update/0701/TKY201106300779.html
ロシア大統領、準備遅れに不満 APEC開催地
 ロシアのメドベージェフ大統領は6月30日、来年9月にアジア太平洋経済協力会議(APEC)の開催が予定されている極東の中心都市ウラジオストクを訪れ、準備状況を視察した。橋などのインフラ工事が予定より大幅に遅れており、大統領は不満をあらわにした。

 APECの開催はロシアにとって初めてで、極東地方の開発にも力を入れる政権にとって、国の威信をかけたプロジェクトだ。

 ところがこの日、大統領は会場となるルースキー島の道路や建物などの工事の進捗(しんちょく)状況を視察し、地元の当局者らに不満を表明。会議で「問題なのは『遅れ』だ。島へのガス管も水道管もまだない。そして一番の問題は島に渡るための橋だ。いつ完成するのか、さっぱりわからない。別の方法を考える必要がある」と厳しく批判した。(ウラジオストク=関根和弘)

2742チバQ:2011/07/02(土) 00:47:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110702/erp11070200410000-n1.htm
前IMFトップの復権視野、大統領選出馬に期待も 仏社会党
2011.7.2 00:39
 国際通貨基金(IMF)前専務理事、ストロスカーン被告の性的暴行事件をめぐり、米主要メディアが自宅軟禁などが解除され訴追取り下げの可能性もあると報じたのを受け、フランスの最大野党、社会党内では1日、被告の復権を視野に同党からの来年の大統領選への出馬を期待する声が出始めた。

 ラング元文化相は1日、ストロスカーン被告の存在が「わが党の大統領選での成功にとり決定的に重要だ」と発言。被告に近い同党有力者は、既に始まっている党内の予備選の手続きを一時停止するよう求めた。

 同被告は、大統領選でサルコジ大統領の再選を阻止できる最有力候補と目されていたが、性的暴行事件で政治生命を絶たれたと受け止められていた。(共同)

2743チバQ:2011/07/02(土) 13:44:46
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-22010120110702
モロッコ国民投票で国王の権限縮小承認、中東政変受け自ら提案
2011年 07月 2日 13:15 JST
 [ラバト 2日 ロイター] 北アフリカのモロッコで1日、国王権限を縮小する憲法改正案の是非を問う国民投票が行われた。暫定の開票結果によると、98.5%の圧倒的多数で承認され、国民投票を提案した国王モハメド6世の地すべり的勝利となった。
 今回の国民投票は、中東各国で相次ぐ「アラブの春」と呼ばれる民主化運動を受けて、モハメド6世自らが提案。憲法改正案では、内閣、軍、宗教当局、司法において国王が依然実権を握るとする一方、政府に明確な権限を与えるとされている。

 投票率は73%近くに上り、その結果は王政への信任投票になるとされているほか、同じく君主制をとり、自国の改革要求をかわそうとするアラブ諸国も結果には高い関心を持って見つめている。

2744チバQ:2011/07/02(土) 13:45:25
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-22009920110702
モナコのアルベール2世公が結婚、南アの元水泳五輪代表と
2011年 07月 2日 13:03 JST
 [パリ 1日 ロイター] ハリウッド女優からモナコ公国レーニエ大公妃に転身した故グレース・ケリーさんの長男で元首のアルベール2世公(53)が1日、南アフリカの元水泳五輪代表シャルレーヌ・ウィットストックさん(33)とモナコ宮殿で結婚式を挙げた。
 この日行われたのは法的な婚姻を確認するセレモニーで、宮殿の外に詰め掛けた多くの市民らは大型スクリーンで放映された式の様子を見守った。

 2人はその後、バルコニーに姿を見せ、記念撮影で熱いキスを披露。アルベール2世公は新たな「シンデレラ」となったシャルレーヌ妃と並び、群衆に「祝福をありがとう」とあいさつした。

 2日には、約3500人を招く公式な結婚行事が執り行われる。

2745チバQ:2011/07/02(土) 18:12:23
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110701-OYT1T00937.htm
IMF前専務理事、軟禁解除…訴追取り下げか

 【ニューヨーク=吉形祐司】国際通貨基金(IMF)前専務理事、ドミニク・ストロスカーン被告(62)がニューヨーク市内でホテル女性従業員に性的暴行を加えたとして、強姦(ごうかん)未遂罪などに問われた事件で、ニューヨーク州裁判所は1日、同被告の軟禁解除を認めた。

 被害を主張してきたギニア人女性(32)が、薬物密売やマネーロンダリング(資金洗浄)などに関与した疑いが浮上したことなどから、検察側が女性の一部証言の信ぴょう性が失われたと判断したため。今後の公判維持が困難となる可能性や、同被告への訴追そのものが取り下げられる可能性もある。

 同被告は5月に逮捕された後、保釈されたが、居場所を探知できる電波発信装置を付けられ監視下に置かれていた。

(2011年7月2日01時30分 読売新聞)

http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2810045/7449915
電話の会話で被害者女性の証言に疑念、ストロスカーン被告は軟禁解除
2011年07月02日 15:15 発信地:ワシントンD.C./米国

【7月2日 AFP】米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)は1日、国際通貨基金(IMF)前専務理事ドミニク・ストロスカーン(Dominique Strauss-Kahn)被告(62)に性的暴行を受けたホテル女性従業員の証言の信憑性が揺らいだきっかけは、この女性がボーイフレンドと電話で交わした会話だったと報じた。

 ある捜査当局幹部が同紙に語ったところによると、被害者女性は事件発生から24時間後にボーフレンドと電話で話した。会話は女性の出身国である西アフリカのギニア共和国のフラニ語で行なわれた。録音の内容が6月29日になって初めて英語に翻訳されると、捜査関係者の間に緊張が走ったという。

■「あの男はお金を持っている」

 この捜査当局幹部によると、被害者女性は「心配しないで。あの男はお金を持っている。私は自分が何をしているかは分かっている」という趣旨のことをボーイフレンドに話したという。

 ボーイフレンドはマンハッタン(Manhattan)のチャイナタウン(Chinatown)で手に入れたデザイナーズブランドの服の偽物をアリゾナ(Arizona)州でマリフアナと交換しようとして、アリゾナ州の入国管理局に収容されており、そこで被害者女性と電話で話したという。

 ニューヨーク・タイムズによると被害者女性の弁護士は、被害者女性はボーイフレンドが「薬物の密売人」だったとは知らなかったと話している。

■ストロスカーン氏は自宅軟禁を解かれる

 1日、ストロスカーン被告はマンハッタンの裁判所に出廷した。検察側は被害者女性が大陪審に虚偽の証言をしていたと述べ、ストロスカーン被告は自宅軟禁を解かれた。熱気に包まれた法廷を出たストロスカーン被告は妻の肩に腕を回し、肩の荷が下りたかのような笑顔を見せた。

 保釈金100万ドル(約8000万円)と出廷等担保金500万ドル(約4億円)は近く返還される。まだ裁判が続く可能性もあるためパスポートは当局が預かるものの、ストロスカーン氏は米国内であれば好きなところに行くことができるようになった。

 足首への監視装置の装着や、外出の制限、武装した警備員による24時間の監視を受けてマンハッタンの高級マンションで暮らすなどの保釈条件も解除された。(c)AFP

2746チバQ:2011/07/02(土) 20:15:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110702/erp11070219520005-n1.htm
IMF前専務理事 軟禁解除に二度目の衝撃走る 仏政界 
2011.7.2 19:48 (1/2ページ)

1日、ニューヨーク州の裁判所を出るIMF前専務理事のストロスカーン被告(右)と妻(ロイター)
 【パリ=山口昌子】フランス出身の国際通貨基金(IMF)前専務理事、ストロスカーン被告(62)の性的暴行事件をめぐり、米司法当局が1日、被害女性の供述に不審な点があるとして被告の自宅軟禁を解除したことで、仏政界には2度目の大きな衝撃が走った。被告が来年の次期仏大統領選の社会党の有力候補だったためだ。

 社会党は公認候補を決める10月の予備選に向けて6月28日に立候補の受け付けを開始。オブリ第1書記やオランド前第1書記らが出馬宣言を行い、選挙戦を開始したところだ。

 被告の出馬を期待する声も一部に出始めているが、米当局は被告のパスポートの返還は認めておらず、7月18日の次回公判の出廷も決まっている。このため受け付け締め切りの7月13日前の帰国は不可能だ。

 「予備選の日程の変更はない」(アモン党報道官)としているので、米検察当局が被告の訴追を取り下げた場合も党公認候補として出馬するのは事実上不可能とみられている。

 被告が出馬した場合は自身は出馬しなかったというオブリ氏は、軟禁解除の報に「被告の悪夢を終わらせるために米司法当局が真実を明らかにするよう望む」と述べたが、選挙への影響には言及しなかった。被告の支持グループも、大半が選挙ではオブリ氏支持かオランド氏支持かを表明済みで、被告の復帰を声高には唱えていない。

 一方、フィヨン首相は1日、「米司法当局の仕事を平静に見守ろう」と述べ、与党・国民運動連合(UMP)としては事態を静観する構えを示した。政府は後任のIMF専務理事に財務相のラガルド氏を送り込むことに成功している。

 ただ、訴追が取り下げられた場合、事件の衝撃が大きかっただけに、その反動として社会党や左派支持者が結束し、勢いづくことを警戒している。

2748チバQ:2011/07/03(日) 10:06:49
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110703/asi11070300500000-n1.htm
ミャンマーで「民族浄化」 バチカンの通信社報道
2011.7.3 00:47
 バチカンの通信社FIDESは2日までに、ミャンマー北部カチン州で政府軍により少数民族カチンに対する「民族浄化」が行われており、約2万人が弾圧を逃れるために避難生活を強いられていると報じた。現地で支援活動を行っているカトリック司祭の話として伝えた。

 ミャンマー側と中国企業がカチン州で始めた水力発電のためのダム建設で立ち退きを強いられている地元住民が計画に反対し、武装組織によるゲリラ攻撃が頻発。カトリック司祭によると、これに対して政府軍の兵士らが「老人や子どもを殺し、女性をレイプし、家を焼いて財産を没収する」など暴力行為を尽くしているという。

 同司祭はまた、屋外で生活している避難民らが、雨期を前に「人道的な緊急事態に直面している」と訴えた。(共同)

2749チバQ:2011/07/03(日) 14:37:59
http://jp.wsj.com/World/node_261022
IMF前専務理事が軟禁解除後初の外出―仏では政界復帰見通しが急浮上
2011年 7月 3日 10:40 JST

 ニューヨーク市内のホテルで女性従業員に性的暴行を加えた容疑で起訴されている国際通貨基金(IMF)の前専務理事・ドミニク・ストロスカーン被告は1日夜、自宅軟禁が解除されてから初めて外出した。

 ニューヨークの高級住宅地トライベッカ地区にある滞在先のタウンハウスから姿を見せたストロスカーン被告は、わずかに微笑みを浮かべながら夫人など数人とともに車に乗り込み、アッパー・イースト・サイドの高級イタリア料理店に向かった。夫妻は2日午後にも外出した。

 ニューヨーク州の裁判所は1日、ストロスカーン被告から暴行を受けたとされる女性の供述が一部嘘だったことを検察側が認めたことを受けて、同被告の自宅軟禁を解除していた。同被告は容疑を否認している。

 一方、フランスでは、ストロスカーン被告の訴追が取り下げられる可能性が高まったとして、同被告の政界復帰の見通しが急浮上、大きな衝撃が走った。

 ストロスカーン被告の複数の支持者は1日、同被告が政界に復帰すると確信していると述べた。ストロスカーン被告は逮捕前、大統領選への出馬を正式には表明していなかったものの、世論調査では、最大野党・社会党の最有力候補とみられていた。

 社会党トップのオブリ第1書記は1日、ストラスカーン氏が「この悪夢」から一刻も早く解放されることを願う、と述べた。

 社会党では来年の大統領選に向けた予備選の立候補受け付けが6月28日から始まっており、オブリ第1書記はすでに名乗りを上げている。立候補の受け付けは7月13日に締め切られるが、オランド前第1書記は締め切りの延期もあり得るとしている。社会党の大統領候補は10月に決まる。

記者: PERVAIZ SHALLWANI

2750チバQ:2011/07/03(日) 19:49:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110702/mds11070219540006-n1.htm
大規模デモで県知事解任 シリア、全土の死者24人に
2011.7.2 19:53
 ロイター通信によると、シリア各地で反政府デモがあった1日、中部ハマでもアサド政権の打倒を訴える大規模デモがあり、少なくとも数万人が参加した。「参加者は50万人で過去最大規模」とする情報もある。国営シリア・アラブ通信によると、アサド大統領は2日、ハマの県知事を解任する大統領令を出した。

 1日の集団礼拝後に各地で起きた反政府デモへの弾圧による死者は、西部ホムスなどで計24人になった。

 県知事解任はデモを阻止できなかった引責と同時に、デモ隊を懐柔する狙いもあるとみられる。

 ハマでは1982年にシリア軍が反政府活動を武力で鎮圧、1万人以上が死亡したとされる。(共同)

2751チバQ:2011/07/03(日) 19:52:33
>>1864>>2669
http://www.asahi.com/international/update/0703/TKY201107030187.html
幹部引き渡し、ヒズボラが拒否 ハーグの国際法廷

 国連主導のレバノン特別法廷(オランダ・ハーグ)が、レバノンの与党でもあるイスラム教シーア派組織ヒズボラの幹部らの逮捕状を出したことについて、ヒズボラのナスララ党首は2日、テレビ演説し、容疑者の引き渡しを拒否した。

 特別法廷は、2005年に起きたハリリ元首相暗殺事件を裁くために設けられた。ナスララ師は、法廷を「レバノンを不安定化させるためのイスラエルと米国の陰謀」「判決はもう決まっているのだろう。欠席裁判をやればよい」などと批判した。

 特別法廷は逮捕状の内容を公開していないが、レバノンでの報道では、ヒズボラの幹部ら党員4人が容疑者として挙がっているという。4人はヒズボラがかくまっているとみられている。(カイロ=貫洞欣寛)

2752チバQ:2011/07/03(日) 20:01:25
>>2647
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110703-00000028-mai-int
<ベラルーシ>元最高会議議長を一時拘束 野党抑え込み
毎日新聞 7月3日(日)19時4分配信

 【モスクワ大前仁】旧ソ連ベラルーシの治安当局は2日、91年の独立当時の同国指導者で、野党政治家のシュシケビッチ元最高会議議長を一時拘束した。経済危機が発生した同国では国民の不満が高まっているが、ルカシェンコ政権が反対勢力を力ずくで抑え込もうとする姿勢が鮮明になっている。

 インタファクス通信などによると、シュシケビッチ氏は欧州の人権活動家と隣国リトアニアから鉄道で入国を試みた際、国境付近の駅で数時間にわたり拘束された。3日がベラルーシの独立記念日なので、治安当局が警戒を強めている模様だ。同国では、物価高騰と物資不足に対する抗議運動が活発になっており、先週には250人以上が拘束された

2753チバQ:2011/07/03(日) 20:52:22
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110703/erp11070320180007-n1.htm
欧州最後の独裁国家ベラルーシ 経済危機で「SNS革命」ジワリ広がる
2011.7.3 20:15 (1/3ページ)

ミンスク中心部で6月29日、手をたたきながらルカシェンコ政権に抗議する人々
 深刻な経済危機に陥っている旧ソ連のベラルーシ(人口約960万人)で、「欧州最後の独裁者」と称されるルカシェンコ大統領への抗議機運が高まりつつある。フェイスブックなどソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を通じて「革命」を呼びかける運動も現れた。政権は弾圧強化で危機を乗り切る構えだが、国民の不満を抑え続けられるかどうかは不明だ。(ミンスク 遠藤良介)

 首都ミンスク中心部の広場前に突如、若者を中心とした約1千人の集団が現れた。プラカードを掲げるのでも、スローガンを叫ぶのでもない。人々はただ歩きながら定期的に手をたたき、道行く車が呼応してクラクションを鳴らす。

 ルカシェンコ退陣を求める反政権運動「SNSによる革命」が6月半ば以降、毎週水曜日に国内各地で行っている「無言の抗議行動」だ。6月29日のミンスクでは約150人が治安当局に拘束され、外国報道陣にも負傷者が出た。

 大統領選の元候補の夫が投獄され、自身も裁判中の女性ジャーナリスト、ハリプさん(43)は「ルカシェンコは反政権派を完全に一掃するつもりでいるが、経済危機による反発もまた強まっている」と指摘。「政権が倒壊するとすれば、内部のクーデターなどではなく、大衆の行動と世界からの圧力によるものとなるだろう」と話す。


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 政権は5月、自国通貨のベラルーシ・ルーブルを主要外貨に対して54%切り下げたものの、実勢レートはそのさらに5割も安い。

 市内の家電店では商品がまばらにしか陳列されていない棚が目立ち、タクシー運転手らは米ドルでの支払いを求める。食料品の値上がりも激しく、市場の買い物客らは「数カ月間で給料が半分になったに等しい」と声をひそめた。

 1994年就任のルカシェンコ大統領はソ連崩壊後の市場経済化や民主化の流れに逆行し、ソ連型の経済体制を温存した。これまでロシアなど外国や国際通貨基金(IMF)の借款で苦境をしのいできたものの、今年に入って外貨はほぼ枯渇状態となった。累積対外債務は国内総生産(GDP)の4割にのぼる。

 2年半の獄中経験をもつ元ベラルーシ国立大学長のコズリン氏(55)は「状況はソ連崩壊前と似ている。90年代に(ロシアや東欧諸国のような市場経済化の)痛みを味わわなかったことのツケが回ってきたのだ」と解説する。

 経済危機の根本的原因は、国内産業の競争力不足による対外赤字拡大だ。ロシアが近年、ベラルーシ向け石油・天然ガスの価格を引き上げたことに加え、ルカシェンコ氏が昨年12月の大統領選前に公務員給与を4割引き上げたことが消費を刺激して痛打となった。


□  □


 「危機は存在しない。パニックと投機が外貨の買い占めをもたらしたのだ」

 ルカシェンコ氏は国内向けにこう説明し、反政権派を「投機家」とみなして、粉砕する方針を鮮明にしている。軍の2倍以上とされる規模の内務省部隊も健在で、政権の行方については見方が分かれる。

 ジャーナリストのオグルツォフ氏(62)はSNSを通じた「革命」運動について「政権は参加者を追放するよう大学などに圧力をかけており、下火になるのではないか」と指摘。ボグダンケビッチ元中央銀行総裁(74)も「政権にはまだ国有企業をロシアに売却するなど外貨を得る手だてがあり、当面の政権転覆はあり得ない」と語る。

 これに対し、前出のコズリン氏は「人々はもはやルカシェンコを信じておらず、ルカシェンコは政策の誤りを認めない。これでは危機脱却に必要な改革は不可能だ」とし、エジプトなど中東・北アフリカで相次いだような大衆行動による政変を予測している。

2754チバQ:2011/07/03(日) 20:53:15
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110531/erp11053100570002-n1.htm
「欧州最後の独裁者」ルカシェンコ大統領窮地 ベラルーシ経済危機 露、統合路線を加速
2011.5.31 00:55 (1/2ページ)
 【モスクワ=遠藤良介】ロシアの隣国、ベラルーシが深刻な経済危機に瀕し、「欧州最後の独裁者」と称されてきたルカシェンコ大統領がいよいよ窮地に陥っている。旧ソ連型の経済運営を続けてきた同国だが、ここにきてロシア産石油・天然ガスの価格引き上げとバラマキ財政に耐えられず、外貨が底をついた状況だ。ロシアはベラルーシに国家資産の売却を迫り、同国の吸収・統合路線を加速させる思惑だ。

 ベラルーシは24日、自国通貨(ベラルーシ・ルーブル)を米ドル、ユーロ、ロシア・ルーブルの3外貨に対して54%切り下げる措置をとり、公定レートを1ドル=4930ベラルーシルーブルに設定。これに先立ち、ロシアを中心とするユーラシア経済共同体からは3年間で30億ドル(約2460億円)の融資を得ることで基本合意した。

 ただ、今年の貿易赤字が120億ドルにのぼるとみられていた状況で外貨準備は30億ドル以下まで急減しており、通貨切り下げなどは弥縫(びほう)策にもならないと受け止められている。各地の両替所では外貨を求める人々の長蛇の列ができ、物価高騰を恐れる庶民は商品買い占めに走っている状況だ。

 ベラルーシはソ連崩壊後も経済改革を先送りしてきたことで知られ、安価なロシア産原油の精製と欧州諸国への転売で利益を得てきた。ロシアが近年、ルカシェンコ政権との複雑な関係も背景に石油・天然ガス価格の引き上げに動いたことが経済危機の第1要因だ。

 ロシアが昨年、ベラルーシ向け石油に関税を導入したのを受けてベラルーシの石油製品輸出量は前年から27%減少。逆にロシアからの天然ガス輸入額は前年比で55%も増えた。

 第2の要因は、2008年の世界金融危機以降、政権が財政出動で国内消費を刺激し続けたことだ。特に昨年12月には大統領選が行われたために政権のバラマキが度を強め、消費と貿易赤字の急拡大を招いた。

 過去のルカシェンコ氏はロシアと欧州連合(EU)の間で風見鶏のごとく振る舞い、双方からの融資を得て経済的苦境をしのいだ。

 ただ、EUは昨年12月の大統領選での反政権派弾圧を非難し、ベラルーシ高官の入域禁止など制裁を強めている。国際通貨基金(IMF)からも融資を受けながら構造改革の約束をほごにしてきた経緯があり、頼みの綱はロシアしかない。

 一方、ロシアはベラルーシとの「連合国家」や「関税同盟」を形成しながら、ルカシェンコ氏の抵抗で国家統合の動きが停滞していたことに不満を抱く。

 このため、経済支援には国営企業の売却など「見返り」を求め、これを機にベラルーシの石油精製企業やパイプライン網、通信インフラを握る戦略だ。露ルーブル通貨の導入を迫るべきだとの意見も出ている。

 ベラルーシでは通貨切り下げによるインフレ圧力が高まっている上、危機脱却には痛みを伴う急進的改革が必要とみられている。「安定」を喧伝(けんでん)してきたルカシェンコ大統領への反発も予想され、独裁政権は土壇場に立たされている。

2755チバQ:2011/07/03(日) 20:54:25
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110629-OYT1T00894.htm
露国営電力企業、ベラルーシ向け電力供給停止

. 【モスクワ=貞広貴志】ロシアの国営電力企業インターラオは29日、ベラルーシ向けの電力供給を停止した。


 12億ルーブル(約35億円)の代金未払いが理由で、ベラルーシの経済危機がさらに深刻化する恐れがある。ベラルーシ政府は29日、近く代金を支払う方針を示した。

(2011年6月29日21時28分 読売新聞)

http://www.afpbb.com/article/economy/2809460/7442612?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
ロシア、ベラルーシへの電力供給再開へ
2011年06月30日 16:34 発信地:モスクワ/ロシア

【6月30日 AFP】経済危機にあるベラルーシが電力代金を滞納している問題を受け、同国への電力供給を29日に全面的に停止したロシア国営電力会社インテルRAO(Inter RAO)は、未納金が支払われたため7月1日中に供給を再開すると、AFPの電話取材で明らかにした。

 インテルRAOは、再三に渡る請求にもかかわらず支払いが行われなかったため、モスクワ(Moscow)時間28日深夜0時に電力供給を全面的に停止。支払い確認後24時間以内に供給を再開すると説明していた。ベラルーシとロシアはこれまでもガスなどのエネルギー供給をめぐって衝突している。(c)AFP

2756チバQ:2011/07/04(月) 19:45:54
http://www.afpbb.com/article/politics/2810218/7451498?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
ストロスカーン被告の仏大統領選出馬はあるか?揺れるフランス
2011年07月04日 15:11 発信地:パリ/フランス
【7月4日 AFP】ホテルの女性従業員への性的暴行罪などで米ニューヨークで起訴されたものの、被害女性の供述が信用性に欠けるとして自宅軟禁を解かれた国際通貨基金(IMF)前専務理事のドミニク・ストロスカーン(Dominique Strauss-Kahn)被告をめぐり、再び仏大統領選への出馬の可能性が取りざたされている。

 仏日曜紙ジュルナル・デュ・ディマンシュ(Le Journal du Dimanche)は3日、ストロスカーン被告の訴追は取り下げになるとみて、「ドミニク・ストロスカーンの驚異的な復活」との見出しで今後の展望を報じた。

■国民の半数近くが政界復帰を容認

 性的暴行スキャンダルに見舞われるまでIMF専務理事の地位にあり、仏政界の有力者だったストロスカーン被告は現在、足首に装着されていた監視装置も外され、次回審理を待っている。

 ストロスカーン被告が逮捕・起訴された当初は、フランスのイメージが損なわれたとの声も多かった。だが、3日発表の世論調査では、仏国民の49%がストロスカーン被告の政界復帰を認めると答えている。反対は45%だった。

 前回調査でも60%が、事件は時期大統領選でニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領の強力な対立候補と目されていたストロスカーン被告を陥れようとしたでっち上げだと考えていた。

■どうなる、社会党の大統領選候補

 一方、政界ではストロスカーン被告の政治生命は終わったとの見方が大勢となり、最大野党・社会党(Socialist Party、PS)は、同被告の代わりにマルチヌ・オブリ(Martine Aubry)第1書記を大統領選候補に立てる可能性を示唆していた。

 だが、1日の審問後に被害者供述の信ぴょう性への疑問からストロスカーン被告の軟禁が解かれたことで、同党の大統領選候補をめぐる動きは再び予測のつかない展開となった。オブリ第1書記は3日、自身の出馬の可能性についても含みを残しつつ、ストロスカーン氏が大統領選への出馬を表明しても「誰も反対はしない」と断言した。

 世論調査でサルコジ大統領の最も有力な対抗馬とみなされているフランソワ・オランド(Francois Hollande)元第1書記や、同じく出馬を狙うセゴレーヌ・ロワイヤル(Segolene Royal)元社会党大統領候補も、候補者選出に関する党スケジュールに変更があっても構わないとの見方を示した。

 仏国民の多くも、数週間にわたって世間をにぎわせてきたストロスカーン被告のセックススキャンダルをめぐる新展開に、どう対処すべきか決めかねている状況だ。(c)AFP/Deborah Pasmantier

2757チバQ:2011/07/04(月) 19:46:32
http://www.47news.jp/CN/201107/CN2011070401000074.html
復帰めぐり世論割れる 仏、ストロスカーン氏


 IMF前専務理事のストロスカーン被告(ロイター=共同)
 【パリ共同】米ニューヨークのホテルで女性従業員に性的暴行を加えたとされる事件で訴追取り下げの可能性が出てきた国際通貨基金(IMF)前専務理事のストロスカーン被告の出身国フランスでの政界復帰について、支持が49%、反対が45%と同国の世論が割れているとの調査結果が明らかになった。フランス紙パリジャン(電子版)が3日、報じた。

 同被告は事件前、来年の大統領選挙で野党社会党から出馬すれば、サルコジ大統領を破る最有力候補と見なされていた。

2011/07/04 06:39 【共同通信

2759チバQ:2011/07/04(月) 21:19:33
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110704-00000074-mai-int
<タイ総選挙>貢献党 少数政党4党と連立政権樹立で合意
毎日新聞 7月4日(月)20時55分配信

 【バンコク西尾英之】3日投票されたタイ下院(定数500)総選挙は、選挙管理委員会の4日の非公式集計でタクシン元首相派野党「タイ貢献党」が過半数を上回る256議席を獲得、2年半ぶりのタクシン派政権復活が確定した。同国初の女性首相に就任する同党のインラック・シナワット氏(44)は4日、少数政党4党と連立政権樹立で合意したと発表。政権の安定を確保した上で、タクシン派と反タクシン派に分裂した国民の和解実現に最優先で取り組む考えを強調した。

 4党の代表と共に記者会見したインラック氏は、新政権の最優先課題として、反タクシンの政党や軍など「あらゆる勢力と協力して国民和解を進める」と述べた。また物価上昇の抑制、国境紛争を抱えるカンボジアなど近隣諸国との関係改善などに5党が一致して取り組む考えを示した。

 貢献党と連立4党の合計獲得議席は下院の約6割の299議席。安定した政権運営には最低でも280議席程度は必要とされ、インラック政権はこれを上回る「安定多数」を確保して発足することになり、政策の自由度も高まるとみられる。

 今選挙で与党・民主党は、貢献党優勢が予想された地盤の首都バンコクで、同党の獲得議席を上回った。しかし全国では、貢献党よりも100議席近く少ない159議席にとどまる惨敗だった。アピシット首相は4日、敗北の責任を取って民主党党首を辞任した。

 タイ憲法では総選挙から30日以内に国会が招集され、さらに30日以内に下院で首相が指名される。8月末までにはインラック政権が誕生する見込みだ。

2760チバQ:2011/07/04(月) 21:58:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110704/mds11070420150003-n1.htm
スーダン南部独立目前 高まる緊張、衝突相次ぐ
2011.7.4 20:13 (1/2ページ)

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南部の分離独立を前に、式典の準備をする部族民=1日、スーダン南部(ロイター)
 【カイロ=大内清】9日に予定されるスーダン南部の分離独立を前に、南北境界線に接する同国中部の南コルドファン州で、北部の中央政府軍と、南部自治政府を主導するスーダン人民解放運動(SPLM)系民兵との衝突が相次いでいる。中央政府のバシル大統領は、SPLMとの対決姿勢を強化。すぐに南北の全面衝突につながる可能性は低いとみられるものの、スーダンは緊張をはらみながら南部独立の日を迎えることになりそうだ。

 南コルドファンは、2005年まで続いた第2次内戦で激戦地となった州のひとつ。南部の多数派と同じ黒人系住民の中にはSPLM支持者が多く、南部への編入を望む声もあるとされる。だが、同州は北部最大の原油生産地であり、中央政府としては決して手放したくはない地域だ。

 同州では5月の知事選で、SPLM系有力者が与党・国民会議党(NCP)系の現職に僅差で敗北、これに反発するSPLM系民兵と中央政府との衝突に発展した。中央政府軍は空爆を含む攻撃を実施し、国連の推計によると、これまでに約7万人が州外などに避難している。

 南北は戦闘中止でいったんは合意したものの、バシル氏は今月1日の演説で「反乱者を一掃する」と宣言、現在も散発的に戦闘が起きている可能性がある。

 バシル氏が同州で強硬姿勢をみせる背景には、民兵の動きを放置すれば、さらなる「領土分割」につながりかねないとの懸念があるからだ。隣国エジプトのスーダン専門家は「バシル氏はすでに国土の約37%にあたる南部を失う屈辱を味わった。ここで弱腰をみせれば、権力基盤が揺らぐ可能性もある」とみる。

 また南北間では、南部独立後の石油収入の配分をめぐる協議が難航しており、南部に強い態度に出ることで協議を有利に進めたいとの思惑もあるとみられる。

 南北はこのほか、油田地帯である中部アビエをめぐっても衝突。6月にアビエを非武装地帯化するとの合意が成立したものの、平和維持活動にあたるエチオピア軍の展開は完了しておらず一触即発の状態が続いている。

2761チバQ:2011/07/04(月) 21:59:33
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110704/erp11070417200007-n1.htm
「拍手」した200人を拘束 ベラルーシ
2011.7.4 17:19
 旧ソ連ベラルーシの独立記念日だった3日夜、「欧州最後の独裁者」と称されるルカシェンコ大統領に「手をたたく」ことで抗議する街頭行動が首都ミンスクなどで行われ、約200人が治安当局に拘束された。ロシアのラジオ局エホ・モスクブイが伝えた。経済危機に陥っている同国では、インターネットのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を通じて「手をたたく」反政権運動が呼びかけられている。(モスクワ 遠藤良介)

2762チバQ:2011/07/04(月) 22:08:37
>>2709
http://www.asahi.com/international/update/0703/TKY201107030184.html
反政権野党の参加排除 年末のロシア下院選
 年末に下院選が行われるロシアで、反政権指導者らが結集したリベラル系野党「国民自由党」(略称・パルナス)の正式な政党登録が法務省に拒まれた。一方で、政権に近いリベラル系右派政党「正義の事業」は新党首を迎えて再生し、活動を本格化。野党勢力は「クレムリンのシナリオだ」と反発している。

 国民自由党には、カシヤノフ元首相やネムツォフ元第1副首相らが参加し、2期8年大統領を務めた後も首相として「双頭政権」の中枢を担うプーチン氏の政治手法を厳しく批判。最近の世論調査では支持率は9%で、比例代表制の下院で議席獲得に必要な「得票率7%」を超えていた。

 政党登録の可否はロシアの民主度を占うバロメーターとされていたが、法務省は6月22日、提出された党員名簿に死亡者の氏名があるなど「幽霊党員」が目立ち、党規約も不十分として登録を拒否。カシヤノフ氏らは「政権グループが政権に居座り続けたいとの欲求の表れ」などと批判した。

2763チバQ:2011/07/05(火) 20:52:33
http://mainichi.jp/select/world/news/20110706k0000m030039000c.html
フランス:IMF前専務理事の政界復帰待望論 社会党内

ストロスカーン被告=ニューヨークで2011年6月6日、AP 【パリ福原直樹】米国で性的暴行事件で起訴された国際通貨基金(IMF)前専務理事のストロスカーン被告(62)が1日に軟禁を解かれたことで、出身国フランスの野党第1党・社会党内で政界復帰への待望論が浮上し始めている。一方で、「02年に暴行を受けた」と主張するフランスの女性ジャーナリスト(32)が刑事告訴を検討、これに対して被告側が名誉毀損(きそん)で訴える構えを示すなど、事件は新たな告訴合戦に発展しそうな様相を呈している。

 ストロスカーン被告は来年5月の仏大統領選で保守現職のサルコジ大統領に勝つ可能性が最も高い社会党の有力候補と目されていたが、事件で情勢が一変。事件後の6月28日に届け出が始まった社会党の党内予備選にはオブリ第1書記(60)▽オランド前第1書記(56)▽ロワイヤル元家庭担当相(57)らが出馬を表明している。

 しかし、被害女性の虚偽証言を理由にストロスカーン被告が軟禁を解かれたことを受け、党内から政界復帰論が出ている。オランド、ロワイヤル両氏は訴追取り下げの可能性も視野に今月13日の予備選届け出期間の延長に同意、オブリ氏も3日、「『復帰』には誰も反対しない」と述べた。社会党は今年10月実施の予備選で統一候補を決める。

 3日発表の世論調査によると、ストロスカーン被告の政界復帰には49%が賛成で、反対の45%を上回った。社会党支持者に限ると復帰賛成は65%に達し、55%が予備選の届け出期間を延長すべきだと考えている。被告の復権が実現すれば大統領選の構図が変わりそうだ。

 一方、4日の仏週刊誌レクスプレス(電子版)によると、女性ジャーナリストの弁護士は「5日にも告訴する」と明らかにしたという。女性は02年、被告に取材した際、衣服を脱がされそうになるなどの暴行を受けたと主張。被告が5月14日に米ニューヨークで逮捕された直後、告訴の方針を表明していた。

 これに対して、被告側は全面否定している。AFP通信によると、被告の弁護士は女性ジャーナリストの主張を「想像の産物だ」と言い切り、逆に名誉毀損で告訴すると述べた。

毎日新聞 2011年7月5日 18時52分(最終更新 7月5日 19時04分)

2764チバQ:2011/07/05(火) 22:32:17
>>600>>607
http://news.toremaga.com/politics/foreign/339488.html
ガンジー家への政権禅譲論高まる=課題山積の首相、求心力低下―インド
2011年07月04日
 【ニューデリー時事】インドのシン首相(78)が、閣僚経験者らの汚職事件など山積する難題への対応に苦慮し、野党から強い批判を浴びている。首相は6月末、報道各社の代表を公邸に招いて懇談、政権運営に改めて自信を示した。しかし最大与党・国民会議派内では若手のホープで名門ガンジー家出身のラフル・ガンジー氏(41)への政権禅譲を求める声が拡大。首相の求心力低下に拍車を掛けている。

 経済学者出身のシン首相は清廉潔白なイメージが売りだが、押し出しの強い「政治家タイプ」ではない。一方、ラフル氏の母で、故ラジブ・ガンジー元首相の妻ソニア・ガンジー同党総裁は豪腕と評される。シン首相は野党からソニア総裁の「操り人形」と評されており、懇談では自らのリーダーシップを強調する狙いがあった。

 インドでは1947年の独立後、ネール初代首相をはじめガンジー家が3人の首相を輩出。計37年間も統治し「王朝」を築いたが、91年に暗殺されたラジブ元首相を最後に、同家から首相を出していない。

 昨年以降、携帯電話事業の免許交付や、国際競技大会をめぐる汚職が相次ぎ発覚し、与党の大物政治家らが逮捕された。社会活動家が大衆を巻き込んでデモを展開するなど政権批判が高まった。

 与党は2014年の総選挙に向け、ガンジー家の威光を借り、「ラフル首相」の下で選挙に勝つシナリオを描いているとされる。「汚職問題の恥部はシン政権に負わせ、ラフル氏を温存する戦略」(地元記者)のようだが、既に党有力者からは首相交代への期待も出始めた。(続)

[時事通信社]

2765チバQ:2011/07/05(火) 22:32:47
http://news.toremaga.com/politics/foreign/339486.html
ガンジー家への政権禅譲論高まる=課題山積の首相、求心力低下―インド☆2
2011年07月04日

 ラフル氏は父親のラジブ氏暗殺後、安全上の理由から米国や英国に留学。早くから政界入りを期待され、04年の総選挙で、ロンドンでの会社勤めをやめて父と同じ選挙区から立候補、初当選した。あえて閣僚就任を断り、党内の若手で組織するグループの会長職を続けながら帝王学を学んでいる。

 ラフル氏の教育係といわれる国民会議派のシン事務局長は最近、ラフル氏が首相に就任すべき時だと明言。チダムバラム内相も閣僚の若返りの必要性に言及した上で、ラフル氏の「適切な時期」の首相就任を党が望んでいると語った。(了)

[時事通信社]

2766チバQ:2011/07/06(水) 21:40:46
http://www.cnn.co.jp/world/30003286.html
南部独立間近のスーダン、国土面積はアフリカ第2位に
2011.07.06 Wed posted at: 14:08 JST
(CNN) アフリカ最大の国だったスーダンは南部の独立に伴い、国土が約4分の3に縮小し、人口は800万人減少する。南部の独立が間近に迫った5日、当局者が明らかにした。

南スーダンは1月の住民投票で大多数の支持を受けて分離独立が決まり、7月9日に独立する。

国家調査局局長によれば、これまでアフリカとアラブ諸国の中で最大国だったスーダンの国土面積は250万平方キロから188万1000平方キロに縮小。アフリカではアルジェリアに次いで2番目、アラブ諸国の中ではアルジェリアとサウジアラビアに次いで3番目の大きさになる。

これまで国境を接していたウガンダ、ケニア、コンゴ民主共和国(旧ザイール)の3カ国はスーダンの隣国ではなくなり、エチオピアと中央アフリカ共和国との国境線も短縮される。

スーダン情報省が発行した冊子によれば、人口は約800万人が南スーダンに移って3340万人となり、国民に占めるイスラム教徒の割合は96.7%に増える。

新しいスーダンの地図はすべての大使館と領事館、空港、政府機関に配布し、9日の朝から置いてもらう予定だという。

情報相は「悲しいことだが古いスーダンの存在は終わり、われわれは新たな始まりと向き合う」と述べ、「南スーダンの国民および政府の平和と成功を願う。南の平和と成功は、北の平和と成功をも意味する」と語った。

2767チバQ:2011/07/06(水) 21:42:18
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110705-00000104-mai-int
<南スーダン共和国>石油不足、独立に影
毎日新聞 7月5日(火)21時54分配信

電力供給が滞る中、街角の店頭に並ぶ発電機は売れ筋商品の一つだ=スーダン南部ジュバ中心部で、高尾具成撮影

 アフリカ大陸で最大の国土を持つスーダン(首都・ハルツーム)。その南部が9日、ジュバを首都に独立する。アフリカ54番目の新国家の名前は「南スーダン共和国」。ジュバの街で、独立に向けて交錯する人々の期待と不安を追った。【ジュバ(スーダン南部)高尾具成】

 「日ごとに風景が変わるから、迷いそうだよ」。スーダン南部の中心都市ジュバ。タクシー運転手のヒラムさん(36)は、道路沿いに並ぶ新しい店や看板を指しながら、少し誇らしげに笑った。

 建設中の新空港ビル。舗装中の幹線道路。インフラ整備でわく街並みに、携帯電話ショップや中華料理屋の真新しい看板が並ぶ。そのにぎわいは、記者が訪れた昨年春とは比べものにならないほどだ。国家の誕生を新たなビジネスチャンスにしようと、内外の投資家が熱い視線を注いでいるという。

 長引く内戦を生き抜いてきた南部市民にとって、独立は「希望への道」だ。飲食店で働くデビット・バラクさん(21)は、満面の笑みを浮かべて言う。「安心して平和を実感できる時が、本当に近づいていると感じる」。バラクさんが生まれたのは、南北内戦のまっただ中だった。

 スーダンは1954年、英エジプト共同統治に対して自治政府を樹立。翌55年、第1次南北内戦が始まった。72年に停戦したが、政府は83年、イスラム法による統治を提唱。キリスト教徒の多い南部は猛反発し、第2次南北内戦へと突入した。戦闘による死者は200万人にも達し、20年余りを経た05年、ようやく包括和平合意にこぎつけた。

 だがその記念すべき独立を目前に控えた街の盛り上がりは、住民投票で分離独立が決まった今年1月に比べ、いま一つだ。ジュバ中心部には新国家の国旗やポスターがあふれているが、「歓喜一色」という雰囲気ではない。

   ◇  ◇

 人々の心に暗い影を落とす問題がある。ジュバでは今年3月以降、石油不足から発電所の稼働が制限され、電力がほとんど供給されない状態が続いている。

 多くの市民は電気なしの生活を強いられ、商店は自家発電機を回して営業。携帯電話の「充電屋」も登場した。フル充電にかかる費用は、約1ドル。ガソリン価格は1リットルあたり5スーダンポンド(約2ドル)にまで高騰している。米国際開発庁(USAID)によると、南部市民の半数以上は1日1ドル以下で暮らす貧困層。電気、ガソリンの不足は、市民生活を直撃している。

 スーダンといえば、1日に原油約50万バレルを生産するアフリカ第6位の産油国だ。南部はなぜ、独立を目前に控えたこの重要な時期に、石油不足に悩まされているのか。南部・暫定自治政府の鉱山・エネルギー省幹部は取材に対し、その理由をこう打ち明けた。「北部からの石油供給が激減し、発電施設を稼働させるための十分な燃料を確保できない」。

 南北分離後、最大の課題であり「火種」になるとされるのが、この石油問題だ。南部には油田の4分の3が集中するが、精製施設や輸出港へと続くパイプラインは北部にしかないからだ。

 05年の和平合意に基づき、南北は石油収入を暫定的に折半してきたが、南部独立に際し、北部のバシル大統領は引き続き「折半」もしくはそれに相当する「パイプライン使用料」を要求。「支払わなければパイプラインを封鎖する」と強気の構えだ。一方、油田の大半を抱える南部は、北部の「取り分」を少しでも減らそうと抵抗し、折り合いはついていない。

 北部による今回の石油供給の制限は、パイプラインと精製施設を握る「北部との連携」なしに南部の繁栄はありえない、という北側のメッセージでもある。

2768チバQ:2011/07/06(水) 21:42:35
 ◇周辺国支援「将来」のカギ

 南北が石油収入をめぐり対立を激化させるのは、それが「命綱」に他ならないからだ。80年代、米企業が南北の境界付近に位置するアビエイ地区で初めて油田を発掘。その後、北部の輸出港ポートスーダンへのパイプラインが完成し、経済の重心は農業生産から石油収入へと移った。現在、原油輸出は政府収入の5割、輸出収入の9割以上を占めている。

 北部はその軍事力を駆使し、南部との交渉を優位に運ぼうとしている。今年5月下旬、北部政府軍はアビエイ油田地帯に侵攻し、制圧。南北双方は先月、同地区の非武装化に合意したが、北部は圧倒的な軍事力の優位を見せつけた形だ。

 だが一方で、南部の窮状を救おうとケニアなど南部周辺国は最近、多数の給油車をジュバに送り込んでいる。キリスト教徒を主流とするケニアには、同教信者の多い南部スーダンとの絆を深め、イスラム教徒の多い北部をけん制したい思惑がある。ケニアからの給油車は連日、ジュバを中心にガソリンスタンドや大型発電施設を回る。国境を越え、遠路届けられた燃料がいま、独立を待つジュバの街を支えている。

 商店を営むチェンゴ・デンさん(35)は電気の供給減により営業時間を短縮、売り上げも落ちたという。だが、思い描く「南部の未来」は明るい。「将来、北部に石油の供給を頼る機会は減るはず。南部の新政府がケニアなど周辺国と良い関係を築けば、問題はきっと解決できる。問題ないよ」

2769チバQ:2011/07/06(水) 21:43:08
http://www.afpbb.com/article/politics/2810977/7459787
「南スーダン」首都の素顔、荒廃しながらもコスモポリタンな街
2011年07月06日 15:41 発信地:ジュバ/スーダン

【7月6日 AFP】9日に独立する「南スーダン共和国」の首都、ジュバ(Juba)は、20年以上に及んだ内戦で疲弊しきった街だ。白ナイル川の高温多湿な河岸に広がる街には、ブリキ板でこしらえた掘っ立て小屋が立ち並ぶ。道路はたいてい、舗装されていないでこぼこ道だ。

 それでも、商業の中心地コニョコニョ市場の薄汚れた路地に建築資材の店を構えているウィリアムさんは、誇らしげだ。「ジュバはワシントンやロンドンのようではない。ハルツームやカンパラやナイロビにも劣るかもしれない。それでも新生国家の首都なんだ。誇りに思うよ。この国はまだ赤ん坊だが、われわれがゼロから作り上げていくんだ」

 ジュバは内戦で荒廃したとはいえ、近年、国際援助やオイルマネーに目を付けた起業家や職を求める人々がケニアやウガンダなどの近隣諸国から大量に流入するようになった。

 内戦中に北部へ避難した人々や内戦中にキューバに送られて教育を受けた「キューバン・ジュバン(キューバのジュバ人)」たちの帰還が進む一方で、紛争が続くダルフール(Darfur)地方や前月に北部政府軍とスーダン人民解放運動(SPLM)の戦闘が再燃した南北境界の南コルドファン(South Kordofan)州から避難してきた人も多い。ソマリアの内戦、エリトリアの強権体制による弾圧、コンゴ(旧ザイール)の紛争などから逃れてきた難民たちの避難所にもなっている。
 
 ジュバで仕事を得る難民もいる。ソマリアの首都モガディシオ(Mogadishu)から逃れてきたユスフさんは、今年1月に南部独立の是非を問う住民投票が行われた際に暴力を恐れて北部に戻った商人から店を買い取り、商売をしている。「ジュバはモガディシオよりはるかにいいよ。困難な時もあるけど、儲けは大きいしね」

■コンテナを改造したホテルも出現

 内戦時、反政府勢力に包囲されていたジュバは守備隊が駐屯する小さな街だった。だがその後、急速に拡大し、広大な土地に推定人口30万人を擁する都市に発展した。いまだに電気や水道などの基本的なインフラさえ整備されていないが、内戦が6年前に終結して以来、そこかしこに大きな改善が見られる。

 例えば、支援団体の職員や外交官は以前はテントに寝泊まりしなければならなかったが、今ではコンテナを改造したホテルがある。建設ブームにも沸いている。新たな橋が建設され、主要道路はアスファルトで舗装されつつある。街路灯の設置も進められている。建設ブームは、レバノン人商人、中国の建設会社、米国の警備会社、国際NGOや国連職員など、世界中から種々雑多な人々をジュバに引き寄せている。

 南部の状況は完璧とは言い難い。人口の85%が読み書きができないなど、教育が立ち遅れていることが大きな障壁となっている。また、零細企業でさえ、外国人が経営している場合が多い。

 だが、南スーダンのバルナバ・マリアル・ベンジャミン(Barnaba Marial Benjamin)情報相は、ジュバではなんぴとも歓迎されると強調した。

「われわれは長年、内戦を逃れてケニア、エチオピア、ウガンダなどへ向かわざるをえなかったが、現地の人々はわれわれを歓迎してくれた。今度はわれわれが歓迎する番だ」

2770チバQ:2011/07/08(金) 00:03:19
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110707-00000616-san-int
同胞団若手、指導部に反旗…「鉄の統制」に綻び エジプト
産経新聞 7月7日(木)21時16分配信

 【カイロ=大内清】エジプトの次期総選挙でカギを握るとみられるイスラム原理主義組織ムスリム同胞団で、複数の若手グループが公式政党とは別の新党を次々と結成し、指導部に公然と反旗を翻している。若手団員らは、現指導部による上意下達の組織運営を「旧態依然」と批判、究極的には同国の「イスラム国家化」を目指しているとされるイデオロギーをめぐる溝も表面化しつつある。

 同胞団は今年2月、9月に予定される議会選に向け、「自由公正党」の設立を発表した。しかし、組織内では「若手の声が反映されていない」との反発が拡大。これまでに、同胞団を脱退した元幹部イブラヒム・ザーファラーニ氏の「ナフダ(復興)党」や、若手中心の「エジプト潮流」「リヤーダ(先駆け)党」などの新党が誕生し、他の既存野党やリベラル勢力との連携を模索し始めた。

 同胞団ではこのほか、一部若手の支持を集める有力メンバー、アブドルムネイム・アブールフトゥーフ氏が6月、指導部の反対を押し切り大統領選出馬を表明した。同氏は、2007年にリークされた同胞団の政党綱領案に「女性やキリスト教徒は大統領になれない」とする文言が含まれていたことなどに強く反発、指導部の主流派と対立し、09年末に指導部でのポストを失った人物だ。

 エジプトの独立系紙によると指導部は同氏支持の団員ら4千人を処分、ラシャード・バイユーミ副団長は産経新聞の取材に「組織決定に反する者は追放だ」と語気を強め、新党への合流者が増えることへの警戒をあらわにした。

 これに対し若手グループと近い同胞団の中堅メンバー、ハイサム・アブーハリール氏は「従わなければ処分すると脅す手法はムバラク前政権と同じ。指導部はいまや、組織内だけでなく社会全体から浮いた存在だ」と批判し、インターネットなどを駆使しネットワークを広げる現在の若手団員のメンタリティーとは相いれないと語る。

 理念の面でも溝がある。総選挙で躍進を目指す同胞団は最近、米国との接触も否定しないなど現実路線を強調してはいる。だがその一方で、指導部からはしばしば、「盗みを働いた者は、シャリーア(イスラム法)に従い手を切り落とすべきだ」(マフムード・エッザト副団長)といった、急進的な「イスラム国家化」を志向する発言が飛び出し物議を醸している。

 ただ、若手らも程度の差こそあれ、「イスラムの価値観を広める」との目的は共有しており、指導部との違いは必ずしも明確ではない。組織内で支持が広がるかどうかもなお不透明だ。

 にもかかわらず“造反”が相次ぐのは、非合法化されていた同胞団を厳しい監視下に置いた前政権の崩壊後、団員がおおっぴらに活動できるようになったことで内部の意見対立が表面化しやすくなったためだ。

 同胞団の「鉄の統制」に生じたほころび。元同胞団員で組織の歴史に詳しいアブドルラフマン・アヤーシュ氏は「同胞団の改革を目指していた勢力が組織を去ったことで、指導部が一層、硬直化する可能性もある」と話している。

2771チバQ:2011/07/08(金) 23:12:06
>>2710
http://www.asahi.com/international/update/0708/TKY201107080579.html
震災復興、ハイチも混迷 議会、首相人事案を再度否決か

 ハイチのマーテリー大統領は6日、元司法相で弁護士のグース氏(52)を首相に充てる人事案を出した。別の人事案が6月、前大統領派が多数を占める議会に否決されたのを受けた再提案だが、今回も議会は反対の声を上げている。再び否決されれば組閣できない状態が長引き、大地震からの復興にも影響しそうだ。

 グース氏は、アリスティド元大統領が亡命した2004年に司法相を務め、アリスティド支持派への迫害・投獄などを主導したとして国際社会から批判されてきた。米マイアミ・ヘラルド紙によると、議員らは大統領に「グース氏の選任は受け入れられない」と再三伝えていたという。

2772チバQ:2011/07/08(金) 23:12:33
http://www.asahi.com/international/update/0708/TKY201107080515.html
パキスタンで抗争続発、93人死亡 民族対立が背景か
 パキスタン最大都市の南部カラチで5日以降、銃撃や暗殺が相次ぎ、地元メディアによると、8日までに93人が死亡した。異なる民族間の対立が背景にあるとみられる。7日には路線バス2台が襲撃され、12人が死亡、30人以上が負傷するなど、暴力は無差別化の様相を呈している。

 政府は治安部隊1千人を市内に追加配置することを決めた。カラチでは独立時にインド側から移り住んだイスラム教徒とその子孫を中心としたムータヒダ民族運動(MQM)と、他の民族を基盤とする政党などとの間で対立が繰り返されている。(イスラマバード=五十嵐誠)

2773チバQ:2011/07/08(金) 23:13:00
http://www.asahi.com/international/update/0707/TKY201107070664.html?ref=reca
北朝鮮、パキスタン軍幹部に巨額の賄賂 米紙報道

 米紙ワシントン・ポスト(電子版)は6日、北朝鮮が1990年代末、パキスタンからの核技術供与の見返りとしてパキスタン軍幹部2人に350万ドル(約2億8千万円)以上の賄賂を払ったと報じた。「核の闇市場」を主導した同国のカーン博士が明らかにしたという。

 パキスタン軍や政府は同国からの核技術の流出はカーン博士の「個人的な犯行」とし、関与を否定しているが、報道が事実ならば、軍当局も深くかかわっていたことになる。

 同紙は、カーン博士が元ジャーナリストに託した北朝鮮高官からの極秘書簡のコピーを掲載。書簡は98年7月15日付で、パキスタン陸軍参謀長に300万ドル、別の軍幹部に50万ドルとダイヤやルビーを渡したとし、「我々の航空機がミサイル部品を届けた際に持ち帰れるよう、約束の文書や部品を渡してください」と書かれている。

 名指しされた元軍幹部らは同紙の取材に事実関係を否定した。ただ、米政府関係者や研究者らは、書簡は本物の可能性が高いと指摘しているという。


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