したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

法学論集

1とはずがたり:2005/03/29(火) 14:02:24
憲法や政治思想・安保論など以外の政治・法学関連スレです。判決・刑事事件等扱います。

=関連スレ=
憲法スレッド
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1061910652/l100
国際関係・安全保障論
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1043205301/l100
政治思想総合スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1039194613/l100

893小説吉田学校読者:2007/04/28(土) 12:22:55
賛否両論あると思われる(修正するとしたら「無期懲役の仮釈放に期間を付す点くらいかね?)が、再犯防止策にムチの部分も必要ではある。
この法案成立で、「無期懲役の仮釈放中に殺人で死刑」などということが減りますように。

更生保護法案が成立へ 与党が衆院委採決を強行
http://www.asahi.com/politics/update/0428/TKY200704280080.html

 犯罪や非行に走った人たちを社会に復帰させる仕組みを抜本的に見直す「更生保護法案」が27日の衆院法務委員会で、自民、公明の賛成多数で可決された。今国会で成立する見通し。刑務所や少年院を仮釈放・仮退院した人の保護観察を強化。保護観察中の人が義務を守らないと仮釈放を取り消すなど「再発防止」の方向に大きく踏み出した内容だ。参考人や野党から修正を求める意見が出る中で、与党は2日間、計7時間の審議で採決を強行した。
 委員会の採決強行は18日の少年法改正案に続き2回連続。野党の平岡秀夫筆頭理事らは抗議の記者会見を行い、「なぜこんなに急ぐのか。今までにない強引な議会運営に危機感を覚える。共謀罪法案も強行採決する地ならしとも思える」と怒りをあらわにした。与党の棚橋泰文筆頭理事は「野党が審議に応じないことこそ問題。審議は十分だ」と述べた。
 与党は25日、反対する野党を押し切って単独で審議入りした。
 法案は、05年の愛知県安城市の男児刺殺事件など保護観察対象者による重大再犯事件が相次いだことを受けた。
 「再犯防止を第一に挙げるのは法案の趣旨に反する」などとして修正を求める日本弁護士連合会の神洋明弁護士は「与党の質問や政府の答弁には、時間をかけて審議すれば調整が期待できる部分があっただけに残念だ」と話した。

894やおよろず:2007/04/28(土) 12:28:45
>>892

 流行の範囲内では?

895やおよろず:2007/04/28(土) 12:31:11
>>893

 この記事からは、問題点が読み取れないです。
 なにが問題なんですかね?

896片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/28(土) 12:44:38
>>894
流行の範囲内といわれてもちょっとよくわからないです。

897やお@外出中:2007/04/28(土) 15:52:07
絶対的・普遍的なものとしては受け入れられていないという意味です
人情にかなう部分が、受け入れられているだけではなかろうかな?と

898小説吉田学校読者:2007/04/28(土) 18:03:04
>>892
私は、消極的な死刑反対論者ですけども、その私でさえ「人権尊重」の合唱には辟易ですね。
重大犯罪を起こした者は人権を制限されて当たり前なのである。要は制限の度合いをどう図るか。
私は生命を奪うところまでは躊躇してしまうのだ。

>>895
仮出獄者には保護観察が必ず付いて回ります。
保護観察には「遵守事項」があります。遵守事項に違反すると仮出獄者の場合は地方更生保護委員会が仮出獄を取り消すことができ、保護観察付執行猶予者の場合は保護観察所長は執行猶予取消しの訴を起こすよう検察官に申し出をしなければなりません。
この遵守事項を強化するのが今回の改正のポイント。

で、問題点は強化される遵守事項なわけです。
遵守事項に収支とか交友関係とかの報告が義務付けられるようになりました。取消しのハードルを低くしたわけです。
日弁連が反対しているのは、「収支の報告を義務付けているが、収支についてサポートしていないじゃないか」というものです。簡単に言うと。
ただ、私としては、これは原案どおりに成立してもらって、アメとムチのアメの部分は別法律で整備した方がいいんじゃないんでしょうか?「累犯障害者」サポートの問題とかと絡めて総合的にサポートする必要があると思います。

まあ、こんな改正しても保護観察所とか地方更生保護委員会とかは、遵守事項ではなく「法」違反がないと動かないんですけどね。そこを変えていかなきゃいけないんだけども、「霞ヶ関で奇跡の5時半退庁」部門の法務省保護局、どう料理する。

899小説吉田学校読者:2007/04/28(土) 19:17:27
明文なく報酬額を通知した部分では若干の違法性はあるかもしれませんが、国選弁護費用は訴訟費用であり、結果として証人日当とかと同様に刑事記録には残るものではないでしょうかねえ?

検察庁への国選弁護人報酬額通知はプライバシー侵害として、法テラスを提訴/横浜弁護士会所属の弁護士
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiiapr557/

 日本司法支援センター(愛称・法テラス)が国選弁護人の報酬額を検察庁に通知したのはプライバシーの侵害として、横浜弁護士会所属の弁護士が法テラスに二百二十万円の損害賠償を求める訴訟を横浜地裁に起こしていることが二十六日、分かった。この弁護士らの指摘で現在は通知はなくなったが、原告側弁護団は「法テラスを通じて刑事弁護活動が制約されることを懸念する」と話している。
 訴状によると、この弁護士は昨年十〜十一月、法テラスを介し、窃盗罪で起訴された被告と覚せい剤取締法違反事件の容疑者の国選弁護人になった。
 弁護活動を終えた後、報酬額が記載された書面が法テラスからファクスで届いたが、同じファクスが無断で横浜地検にも送信されていた。
 同日あった第一回口頭弁論で法テラス側は事実関係を認めつつ「プライバシーの侵害ではない」などと争う姿勢を示した。
 法テラス本部(東京)によると、検察庁への通知は手続きとして明文化されないまま、全国にある地方事務所でも同様に行われていたという。横浜弁護士会刑事弁護センターのメンバーを中心とした弁護士が指摘し、四月一日からは、訴訟費用の徴収業務に必要なケースなどの例外を除き、検察庁への通知を中止しているという。
 ◆法テラス 政府が全額出資する独立行政法人に準じた公的法人。司法改革の目玉として昨年10月に業務を始めた。資力のない容疑者や被告のために、裁判所が弁護士を選任する「国選弁護人」に関する業務では、候補となる弁護士の指名や国選弁護人への報酬の支払い業務も担っている。

900やおよろず:2007/04/28(土) 19:30:47
 >日弁連が反対しているのは、「収支の報告を義務付けているが、収支についてサポートしていないじゃないか」というものです

 つまり原案部分には賛成で、「サポート」の条項をつけろということですね

 >私としては、これは原案どおりに成立してもらって、アメとムチのアメの部分は別法律で整備した方がいい

 原案と「サポート」部分を一体化させずに、後者の部分は独立して立法せよということですね。

 >保護観察所とか地方更生保護委員会とかは、遵守事項ではなく「法」違反がないと動かない

 つまり、刑法に触れないと、何らうごかないのが実態ということですか?
 すると、遵守事項を守らない人間にまで、仮出獄が継続されている現状があるんですね。
 たしかに、構築しても運用されなければ、何にもなりませんね

 解説感謝です

901小説吉田学校読者:2007/04/30(月) 10:36:28
>>900
そもそも日弁連は「仮出獄者を拘禁するためには、司法の判断が不可欠であるのに、なぜ地方更生委の判断だけでいいのか」とかねがね主張しておりますので、修正要求も原案の核の部分にこだわっている感があります。

この大淀病院妊婦死亡問題ですが、私は「ロジの問題である」と以前書きました。ドクターの問題は医療過誤といえるかどうかに尽きるわけでありまして、刑事で立件されなかったのは、それはそれで証拠に基づいた判断がなされたからだと思います。民事では病院は旗色悪いんではないかなと思います。
しかし、このカルテ流出は一体何だ。私には産婦人科医師たちが身内をかばって遺族を追撃しているような気がしてならない。
人がひとり死んでいるのである。生命を医師の診断の下で失ったのである。
このカルテ流出のもとは、間違いなく関係者であろう。流出の動機は「マスコミ報道で広まった誤解を解きたかった」とか言うんだろうが、ならばなぜ遺族の誤解を解かないのか。そもそも誤解を解くとかそういう理念すらなく、ただの露悪趣味なんじゃないのか。露悪に正義だなんだと理屈をつけるのは羽織ゴロの手法であるが、この流出者は羽織ゴロならぬ白衣ゴロ、そして遺族を匿名で攻撃して、ゴロツキ以下の所業だ。

そして、もう1つ根拠なき憶測だが、このカルテは改ざん済みでありましょう。

死亡妊婦カルテ、医師専用ネットに流出
http://www.nikkansports.com/general/p-gn-tp0-20070430-191811.html

 奈良県大淀町立大淀病院で昨年8月、出産中に意識不明となり、19の病院に受け入れを断られた後、死亡したAさん(当時32)のカルテ内容がインターネット上に流出していることが29日、分かった。医師専用の会員制掲示板に「カルテのコピー」を見たとの書き込みがあり、複数のブログなどに転載された。Aさんの遺族は担当弁護士と協議し、個人情報保護条例や地方公務員法(守秘義務)違反などで刑事告訴を検討している。
 Aさんの個人情報が、医師免許を持つ人しか利用できない会員制掲示板で、さらされていた。書き込みは昨年10月にAさんの死亡が報道された直後から始まった。「カルテのコピーを見た。コピーはもう返却した」などとし、Aさんの最終月経の日付を含む入院するまでの妊娠中の経過、診療の詳細など、遺族も知らない内容が専門用語とともに書き込まれた。
 遺族は「掲載された掲示板は医師専用というが、女性の極めて個人的な情報を含む産婦人科のカルテが、家族に断りもなくネットに掲載されていいのか」と憤りを隠せない。「家族も知らない内容まで他人が勝手に見て話し合っている。そんなことが許されるのか。医師である前に人間としてどうか。世の中に問いたい」と話した。
 遺族が掲示板への情報流出を確認したのは昨年11月。掲示板には「遺族が騒ぐから産婦人科医が減って医療が崩壊する、など私たちへの批判もあった」という。公にすれば情報の流出範囲が拡大するとの懸念もあり、公表は控えていたが、大淀病院や大淀町への問い合わせにも返答がなく、公表を決意したという。担当弁護士と協議し、被疑者不詳での刑事告訴を検討している。
 Aさんのカルテ内容とみられる情報は、医療関係者のものとみられる複数のブログなどに今も転載されている。あるブログは、掲示板への書き込み以前に、遺族が報道陣に「カルテのコピー」を公開していたと主張。コピーを医療関係者が分析してまとめただけとし「(個人情報保護条例違反には)当たらないだろう」と書き込んでいる。しかし、遺族側は「報道陣に公開したのは、出産のために入院した昨年8月7〜8日の『看護記録』だけ。カルテなど公開してない。さらされた情報には、遺族も知らない通院中のカルテの内容が含まれ、病院関係者しか知り得ない情報だ」としている。

902とはずがたり:2007/04/30(月) 14:19:35

ええことやん,悪い奴いなかったんやろ?と思ったが現実はもうちと複雑か。

県内統一地方選、逮捕者ゼロ
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=1&newsNo=232319

 先の統一地方選で県警による公選法違反の取り締まりは29日現在、近年に例がない「逮捕者ゼロ」となっている。県警幹部は「前代未聞の事態」として捜査力低下への危機感を強めているが、内部では、自白強要など捜査の失態が相次ぎ、被告全員の無罪が確定した2003年の鹿児島県議選公選法違反事件の影響で「検察庁などが慎重になりすぎている」との声も上がっている。

 過去の統一地方選の違反状況(県選管まとめ)によると、統計がある1987年から03年の前回までの5回は毎回、逮捕者を出していた。県警は87年には買収容疑などで計28人を逮捕したのをはじめ、91年は9人、95年は13人、99年は14人、03年は2人となっている。

 今回は新潟市議選や長岡市など複数の県議選選挙区で、供応や供与の疑いがあるケースがあったとして、関係者10数人から任意で事情を聴いてきた。しかし、いずれも飲食接待などが買収目的だったということの裏付けが得られず、立件を断念した。

 平成の大合併後初の統一地方選となった今回は、新潟市が政令指定都市移行に伴う8行政区ごとの選挙になったほか、県議選でも新区割りが導入され、各地で激戦となった。それを物語るように公選法違反による警告件数は166件となり、前回の97件から大幅に増え、決してクリーンな選挙だったとは言えない状態だ。

 逮捕者がいない状態について、刑事部幹部の一人は「鹿児島の無罪判決の衝撃が大きかった。(統一地方選の捜査指揮をする)警察庁や検察庁が慎重になりすぎている。立件するためのハードルがさらに高くなった」と漏らす。

 ベテラン捜査員ら団塊世代の大量退職が始まり、捜査力低下への危機感を募らせる県警。実際、内部では「現場から、いい情報が上がってこなくなった」「選挙取り締まりをしたことがない捜査幹部が増えている」といった懸念が相次いでいる。

新潟日報2007年4月30

903やおよろず:2007/05/01(火) 23:49:29
電話接見実施で正式合意
警察庁と日弁連

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007050100166&genre=C4&area=Z10

 警察庁と日弁連は1日、弁護士が警察署に拘置されている容疑者や被告と電話で連絡を取る「電話接見」を9道県の16署で6月以降に試行することで正式合意した。

 16署は北海道、岩手、群馬、三重、奈良、岡山、徳島、熊本、沖縄の9道県の県庁所在地から離れた場所にある警察署。弁護人は道県庁所在地にある指定の警察施設に出向き、自分の携帯電話で拘置先の面会室にいる容疑者らと制限時間(約15分間)まで話すことができる。

 通常、警察官が接見に立ち会うことはできないが、容疑者らの自殺防止のため、電話接見中は警察官がドアを開けて会話が聞こえないように配慮しながら様子を監視する。(共同通信)

904やおよろず:2007/05/01(火) 23:56:27
京都弁護士会:国民投票法と少年法改正案で慎重審議求める /京都

http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kyoto/news/20070501ddlk26040297000c.html

 与党の強行採決で衆院で可決された国民投票法案と少年法改正案について、京都弁護士会(中村利雄会長)はこのほど、「審議が不十分」として参院での慎重審議を求める会長声明を発表。参院議長や各党に送った。

 国民投票法案については、▽公務員や教育者の地位利用による国民投票運動を禁止し、表現の自由への必要最小限の制約を超える▽国民投票広報協議会が所属議員の比率で選任構成され、反対意見が公正十分に広報されない恐れが強い▽国会発議から投票までの期間がわずか60日ないし180日▽過半数の賛成の対象者が有効投票総数でハードルが低く、少数の賛成で憲法改正がなされる恐れがある−−などの点を列挙。「重大な欠陥」と指摘した。

 少年法改正案は「虞(ぐ)犯少年の疑いのある者への警察官の調査権限削除などの修正は評価するが、(少年院送致の下限年齢引き下げなど)重大な問題を残したまま」などとしている。【太田裕之】

毎日新聞 2007年5月1日

905小説吉田学校読者:2007/05/03(木) 10:17:10
結局、収賄でい(て)こまされました。

前市長に1000万収賄容疑 公園用地売買で大阪地検
http://www.47news.jp/CN/200705/CN2007050201000812.html

 奈良県生駒市の中本幸一前市長(70)が、スポーツ公園用地売買で約1億円の転売益を得たとされる不動産仲介会社から1000万円を受け取っていたことが2日、大阪地検特捜部の調べで分かった。便宜を図った見返りの疑いが強く、特捜部は4月下旬に手術を終えた中本前市長の回復を待ち、収賄容疑で立件する方針を固めた。
 背任容疑で逮捕された市議会前議長酒井隆容疑者(65)も同社から1000万円を受け取っていたことが既に判明。あっせん収賄容疑での再逮捕を視野に追及を続ける。
 関係者によると、中本前市長と酒井容疑者は2003年12月、市土地開発公社に約4万平方メートルの山林を時価の10倍以上に当たる約1億3500万円で買い取らせ、不動産仲介会社側に約1億円の転売益をもたらした見返りに、それぞれ1000万円を受け取った疑いが持たれている。

906小説吉田学校読者:2007/05/03(木) 10:20:46
本日の怒り一発は、この千葉県警下署長会議。
どうせ、夜の懇談会が主なのは分かりきっているのだが、このバカどもは、鹿児島県警や富山県警の冤罪事件を全く教訓としようとしない。バカばっかだ。

警察署長会議:交通事故抑止など確認 /千葉
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/chiba/news/20070502ddlk12010562000c.html

 県内の警察署長らが警察署の運営などについて話し合う署長会議が、千葉市美浜区高洲のヴェルシオーネ若潮で開催された。今年に入って4回目の開催で、約140人が参加、交通事故抑止の強化などを確認した。
 4月27日の署長会議では冒頭、東川一・県警本部長が「県内では刑法犯認知件数を4年連続で減少させたが、一方で体感治安は、まだまだ求める水準に至っていない」と話し、凶悪犯罪や少年らが被害にあう事件が相次いでいる現状などを指摘した。
 さらに、東川県警本部長は治安回復や交通事故の抑止に向けた取り組みに力を入れるよう指示した。【斎藤有香】

907やおよろず:2007/05/03(木) 21:02:48
「棄兵」国家賠償を シベリア抑留旧日本兵ら提訴へ

http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/200705/news0503.html#05032

 第二次世界大戦後、旧ソ連のシベリアに抑留された旧日本兵らでつくる「棄兵棄民政策による国家賠償を勝ち取る会」(大阪市北区、林明治代表)は、国に賠償を求める訴訟の準備を進めている。代表らが私財を投げ打って費用を工面し、今月末から来月上旬をめどに提訴する方針。関西の労働組合などに支援の輪が広がっており、シベリア抑留問題に新たな波紋を投げ掛けている。

 シベリア抑留は、終戦後に中国東北部や朝鮮半島などに駐留していた旧日本軍約六十万人が、旧ソ連軍の捕虜としてシベリアなどに連行され、厳しい労働を強いられた。死亡者は六万人以上ともいわれるが、正確な数は分かっていない。

 一九八一年以降、元抑留者らによる全国抑留者補償協議会が国に労働賃金支払いを求め提訴。九七年には、最高裁が国家補償について立法化されていないことを理由に棄却し、他の関係団体による訴訟も敗訴し続けている。この間、国側は八八年に「平和祈念事業特別基金」を設立し、補償ではなく慰労金として十万円を支給した。

 元抑留者らは、補償の立法化を国会議員らに求め、野党三党は三十万−二百万円の特別給付金を支給する法案、与党は特別基金を廃止して一人十万円の旅行券などを配る法案をそれぞれ国会に提出。昨年十二月の臨時国会で与党案が成立した。

 「勝ち取る会」は、抑留の際、関東軍が労働力の提供を旧ソ連に申し出たとする文書を根拠に、「日本政府は国体保持のために奴隷的労働を旧ソ連に提供した」と主張。「棄兵政策の“値”を十万円の旅行券でごまかすのは許せない」と国家賠償を求める。強制労働の賃金補償ではなく、「棄兵」を争点にした訴訟は全国でも初めて。

 林代表(82)は裁判費用の約五百万円を捻出(ねんしゅつ)するため、同会に私財を提供。引き揚げ後、韓国人から友好の証しとして譲り受けた李王朝時代の王冠のミニチュアで、純金とめのうでできているという。

 換金には全日本建設運輸連帯労働組合の近畿地方本部・関西地区生コン支部(大阪市、組合員千七百人)に協力を要請。労組側は快諾し、武洋一・副執行委員長(55)は「放置してはならない問題で、救済が必要」と今後も支援を約束している。

 林代表は、死亡者や遺族への補償がないことから「この問題は戦後処理の一環。日本が国際社会で認められるためにも解決していかなければならない」と訴えており、心臓に持病を抱えながら文字通り“命懸け”の闘争に臨む。

 また、平均年齢八十五歳に及ぶ同会は、「若い世代への引き継ぎが必要」として遺族の協力を呼び掛けている。三日から六日まで大阪市北区の三井アーバンホテルでシベリア抑留の実態を遺留品や写真で伝える展覧会を開くほか、さまざまな機会を通して“共闘”を呼び掛けていく構えだ。

908小説吉田学校読者:2007/05/06(日) 08:32:45
>>900
関連。米国は遵守事項規定違反には厳しいが、裁判所の判断を仰いでいる。ここらへんを日弁連は修正要求しているところではあるが。。。
ちなみに日本だと、罰金刑くらいだと執行猶予者の保護観察取消しにはならないでしょう。仮出獄者だと微妙なところでしょうか。

米タレントのヒルトン容疑者収監へ 保護観察処分に違反
http://www.sankei.co.jp/kokusai/usa/070505/usa070505004.htm

 AP通信によると、米ロサンゼルス郡地裁は4日、酒気帯び運転で受けた保護観察処分に違反したとして、米タレント、パリス・ヒルトン容疑者(26)に対し、45日間の収監を命じた。6月に刑期の短い服役囚や未決囚らがいる郡拘置所に入る。
 昨年9月、酒気帯び運転中に摘発されたヒルトン容疑者は、3年間の保護観察処分を受け、運転免許が停止された。今年2月、ロサンゼルス郡内で運転しているのを警官に見つかり、観察処分違反が明らかになった。
 同容疑者は世界的なホテルチェーンを創業したヒルトン家の令嬢で、映画やテレビにも出演している。

909小説吉田学校読者:2007/05/06(日) 10:04:32
裁判というのは、そもそも私情の超越を目的としたものであり、法と証拠以外に情状としてある程度斟酌されるものだと思います。
「斟酌」が大事であって、「被害感情そのまま」だと復讐裁判になるおそれがあります。
ので、「斟酌程度」にとどめるくらいがいいと思います。被害者の意見陳述や証人尋問出廷で情状が訴えられる現状でよいのではないか。

被害者の裁判参加 考える集会
http://www.nhk.or.jp/news/2007/05/06/k20070505000147.html
http://www.nhk.or.jp/news/2007/05/06/d20070505000147.html

 刑事裁判に事件の被害者や遺族が参加することを認める法案について、一部の被害者などで作る団体が、法案の見直しを求める立場から、被害者に必要な裁判制度を考えるフォーラムを開きました。
 フォーラムを開いたのは、息子を交通事故で亡くした片山徒有さんら事件の被害者や弁護士などで作る団体で、被害者が裁判で被告を直接問いただしたり求刑したりすることを認める今の法案に、反対する立場をとっています。フォーラムでは、娘を殺害された父親が裁判に参加した場合を想定した劇が行われ、父親が被告に直接動機を尋ねても納得する回答が得られず、かえって犯行当時の状況を思い出したり、被害者側の落ち度を主張されたりして、精神的な苦痛を受けると指摘しました。また、被害者や遺族によるパネルディスカッションが開かれ、「裁判への参加より、被害者側にも国の費用で弁護士をつける制度の設立を優先すべきだ」とか、「裁判になる前の捜査段階でも、事件の情報を被害者側に開示すべきだ」といった意見が出されました。被害者が刑事裁判に参加する制度は、別の被害者たちで作る団体の要望に応える形で法案が作られ、国会に提出されていますが、この団体では、対案を作るなど引き続き法案の見直しを求めることにしています。

910やおよろず:2007/05/06(日) 10:49:33

被害者遺族の感情の「斟酌」にも問題がありますよね。
それによって、量刑が左右されるのは、いかがなものか?


被害者と加害者の直接対峙は、民事裁判でなされれば、十分ではなかろうかと思います。

911小説吉田学校読者:2007/05/06(日) 11:17:04
>>910
全く考慮されないのもいかがなものかなあと思いますので、プラスα程度は仕方ないのではないでしょうか。
無期が死刑になるとかそういうのはあってはならないですが。
「刑事裁判で何でも解決」の考えが底流にあるんだと思うんですが、イヤですね。全く刑事の確定裁判が利用されなかった四、五年前とかはダメですけど、民事裁判で、かつ、民事裁判執行を担保する法改正(懲役の労働の一部を示談金に充てるとか、有罪確定者の被告は訴訟指揮の上で民事裁判の出廷を義務付けるとか)の方が先だと思うんですけどねえ。

刑事で厳罰にすれば被害感情は癒されるのか。本当にそうか。「死んだら許される」と前首相は言ったが「死んでも許さない」という感情もあるんじゃないのか。そこを癒すのは何か。

修復的司法のあり方は刑・民の両輪で動くべきだと思いますね。それに「時間が解決」というのもあると思う。

912片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/06(日) 14:43:38
前に書いた気もするけど、犯罪防止といえば科刑で話が終わっちゃうのも問題ですね。

913やおよろず:2007/05/06(日) 20:03:18
>>912

 同じ考えです

>>911

 逆に、死刑が無期や有期刑になってもダメでしょうな。
 また、被害者の感情で、実刑が執行猶予になるのもダメでしょう。

 野放しになった犯罪者が、また犯罪を起こした場合に、どうするのか?
 再犯の被害者には、「なぜ、こんなに早く野放しにしたのか」という思いが生じるものと思われます。

 また、金を包んで被害者を懐柔して、減刑されるのもいかがなものかと思います。
 これは、今でもあることなんでしょうけど、これを許していいものかどうか?

 犯罪防止等の社会的な観点から、問題がないともいえないのではないしょうか?

>>刑事で厳罰にすれば被害感情は癒されるのか。
 被害感情が癒されても、危険人物を世に放つのはどうかと思います。


 民事において、被害者個人の救済(様々な意味で)の充実は必要だと思います。

>>民事裁判で、かつ、民事裁判執行を担保する法改正(懲役の労働の一部を示談金に充てるとか、有罪確定者の被告は訴訟指揮の上で民事裁判の出廷を義務付けるとか)の方が先だと思うんですけどねえ。

 この辺が課題なんですね、勉強になります。

914小説吉田学校読者:2007/05/12(土) 12:09:02
またも教科書みたいな間接正犯(供述も「道具」としか見ていない)でありますが、絶対にこういう親どもは許してはいけない。こんなの親じゃないよ。人としてもどうか。

<窃盗>3歳児使いDVD盗む 母・祖母・伯母逮捕 富山
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070511-00000154-mai-soci

 富山県警黒部、入善両署は11日、3歳の男児を使ってDVDを盗んだとして、同県入善町、無職の女(55)と四女(29)、五女(29)の3容疑者を窃盗容疑で逮捕したと発表した。男児は五女容疑者の長男で、女は祖母、四女は伯母にあたる。3人とも「子どもを使えば怪しまれないし、細いすき間にも入れるので便利だった」などと容疑を認めている。両署は同様の手口で20件以上の盗みを繰り返したとみて追及している。
 調べでは、3人は今年3月18日午後9時40分ごろ、自宅近くのレンタルビデオ店で、カウンター内に置いてあった販売用の映画DVD3点(計約9200円相当)を、男児を使って盗んだ疑い。3人とも店内で男児の様子を監視し、男児が持ってきた商品をかばんに入れて持ち出した。生活費にするため転売したという。
 周辺のビデオ店などから「男の子が入ってきた後に商品がなくなった」という情報が寄せられ、防犯ビデオの映像などから3人が浮かんだ。男児は児童相談所が保護した。

915小説吉田学校読者:2007/05/14(月) 22:11:14
この今亜寿氏のhttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/6414の問いに答えるなら、この掲示板は某掲示板のような祭りはそんなにない(千葉市議暴行とかだね)んですが、些事を地味ぃに追いかけるというか、参院スレでの佐賀、大分、舟山、植松をずっと追跡する掲示板子たちの意気や良し。

ということで、法学論集も地味に追跡、プレイバック。大阪地裁所長「オヤジ狩り」事件で高裁が「保護処分取消し」。

地裁所長襲撃事件、少年院送致の決定取り消し 大阪高裁
http://www.asahi.com/national/update/0514/OSK200705140071.html

 大阪市住吉区の路上で04年2月、当時の大阪地裁所長(65)が若者グループに襲われて重傷を負い、現金を奪われた事件で、強盗致傷の非行事実を問われ、大阪家裁の少年審判で中等少年院送致とされた当時14歳の少年(18)に対する抗告審の決定が14日、大阪高裁であった。若原正樹裁判長は「重大な事実誤認の疑いがある」として家裁決定を取り消し、家裁へ審理を差し戻した。「自白は取調官の誘導がうかがわれ、信用性に疑いがある」とした。
 事件では、この少年を含む当時13〜29歳の5人が逮捕・補導され、成人男性2人は大阪地裁で昨年3月に無罪判決を受けている。少年の非行事実も事実上否定されたことで、捜査側が描いた事件の構図が根本的に崩れる事態になった。
 高裁はまず、少年の「自白」の信用性について検討。府警の取調官が取り調べ中に机をたたいて怒鳴ったとし、「少年への取り調べとして穏当を欠く」と指摘した。そのうえで、少年が捜査段階で共犯者として挙げたメンバー名が変遷を重ねる一方で当日のメンバーらの服装の記憶が「不自然に詳細すぎる」とし、取調官の「誘導」を認定。「自白の信用性に疑いがある」とした。
 さらに事件当時、少年が母親らと一緒に自宅でテレビを見ていたとのアリバイ主張については「母親らの話とほぼ合致しており、信用できないと断じるには疑義がある」とした。また、若者グループの犯行状況をとらえた防犯ビデオからは少年たちを特定できないなどとし、家裁決定に「重大な事実誤認の疑いがある」と結論づけた。
 昨年3月の家裁決定は「少年の自白の信用性は高い」などと判断。少年は、中等少年院送致の決定を不服として高裁に抗告していた。
 〈大阪地裁所長襲撃事件〉 04年2月16日午後8時半ごろ、大阪市住吉区帝塚山西1丁目の路上で、帰宅中の大阪地裁所長(当時)が若者グループに襲われて腰の骨を折る重傷を負い、現金約6万3000円を奪われた事件。今回中等少年院送致の大阪家裁決定を取り消された当時14歳の少年(18)のほか、成人男性2人と少年の当時16歳の兄(20)、同13歳の少年(17)が強盗致傷容疑で大阪府警に逮捕、補導された。

916小説吉田学校読者:2007/05/14(月) 22:24:40
足立のメジロとか、そういうおふざけはなし。「6畳に134羽」ってねえ、20羽くらいなら分かりますけどね。これどう見ても転売目的だろ。だいたい、5日に1羽引っかかったことになるけど、こんな都心にメジロが、それも落としかごなんかにしょっちゅう引っかかるか?

メジロ134羽を違法飼育の疑い 足立区の男性を書類送検
http://www.asahi.com/national/update/0514/TKY200705140278.html

 警視庁は14日、野鳥のメジロ134羽を無許可で捕まえ飼育したとして、足立区の無職男性(68)を鳥獣保護法違反の疑いで書類送検した。
 西新井署の調べでは、男性は05年11月ごろから、自宅アパートの窓の外に、落としカゴを設置してメジロを捕まえ、6畳の洋間を鳥小屋にし、飼育していた疑い。
 同署によると、一度に押収されたメジロとしては都内で過去最多。飼育は観賞目的で、男性は「鳴き声が好きだった」と話しているという。

917今亜寿 ◆nlHjMum/8M:2007/05/14(月) 22:51:57
>>912
厳罰主義の行き着く先は火刑でしょうかなどと言ってみる

918片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/19(土) 07:07:04
>>917
さすがギャグの天才と心にもないことを言っておだててみる。

【焦点】公判前整理手続き100件突破 「弁護側に不利」の声」も 讀賣千葉
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news001.htm

 刑事裁判(公判)の迅速化を図るため1年半前に導入された「公判前整理手続き」の千葉地裁管内における適用事例が、100件を突破した。制度適用で公判期間が短縮される利点がある反面、「法廷の形骸(けいがい)化につながっている」と懸念の声も上がっている。(崎田雅広)

■◆わずか15日間 ■ 殺人と死体遺棄などの罪に問われた無職男の公判が4月末、千葉地裁で結審した。被害者、加害者とも複数である上、供述の食い違いなどにより審理の長期化が予想されたことから公判前整理手続き(協議回数10回)が適用され、「従来なら5、6年はかかる」(司法関係者)と見られた公判は、初公判から1年以内という「スピード判決」となる見通しとなった。

 公判前整理手続きは2009年に始まる裁判員制度に向け、05年11月に導入された。千葉地裁で制度適用により最短の審理となったのは、初公判から判決までわずか15日間のケースで計4件ある。

 手続きを複数回経験した弁護士の1人は「記憶が鮮明なうちに審理を終えられる」「被告は当然のことながら、被害者のためにもなる」との利点を挙げている。

■◆情報格差 ■ 一方で、課題も見え隠れする。制度の特徴は、検察側が事前に「証明予定事実」を明らかにして証拠を開示し、同時に弁護側も争点を明示して公判開始後の長期化を防ぐ点にあるが、これが弁護側に不利に働く場合があると指摘する声があるのだ。自白を強要されたと主張する事件を担当した弁護士は「完全な弁護ができたかどうか疑問だった」と振り返る。事前に争点を明確にさせることが弁護側の“手の内”を明かすことにつながり、検察側が先回りして反論を用意するためという。

 さらに、検察、弁護両側の公判に臨む態勢の“格差”も、問題点として挙げられている。大事件では検察側が事務官を含め組織で対応してくるのに対し、弁護側は国選の場合、1人が原則。手続き前の短期間に検察側の証人予定者に会ったり、膨大な証拠資料を読み込む作業は、圧倒的な組織力を誇る検察側に比べると不利だとされる。

 ベテラン弁護士の1人は「検察側は捜査段階から被告について知っているが、弁護側は起訴されて初めて知る。もともとあった情報格差が制度適用で拡大してしまう」と指摘しながら、「こちらは複数の死傷者を出した凶悪犯と信頼関係を築くことから始める。時間を要するのは当然で、現状では検察側の思惑で裁判が進んでいく可能性がある」と危機感を募らせる。

 一方、検察関係者は「こちらも証拠を示して手の内を見せるわけだし、どちらが有利不利ということはない」と説明し、「(手続きの導入で)公判が早く進み、早期審理につながっているが、裁判員裁判の実施に向けて試行錯誤でやっている部分もあり、改善すべきところは修正する」とする。

■◆組織化の動き ■ この状況を打開しようと、県弁護士会は現在、刑事弁護を専門に行う組織の発足についての検討作業を進めている。同会で裁判員法プロジェクトチームの座長を務める菅野泰弁護士は「個人の力量だけでは限界もある。若手弁護士を巻き込み、会として新たな取り組みをしないと裁判員裁判は乗り切れない」と語る。

 一般の市民が裁判員を務める制度のスタートまで2年。法曹界への留意点として、立命館大法科大学院の指宿信教授(刑事訴訟法)は「裁判を受ける権利は被告にあるという原則を忘れがち。拙速な裁判が誤判を招くことにもつながることを意識するべきだ」と説明する。弁護態勢が手薄のまま、短期間に機械的に有罪判決が出される仕組みになってしまうことだけは、避けなくてはならない。

(2007年5月19日 読売新聞)

919小説吉田学校読者:2007/05/19(土) 11:34:31
>>918
前々から言っておりますように、公判前整理手続きに弁護側の組織化は不可欠ですね。右も左も一匹狼もいる弁護士たちをどうまとめるか注目。

こちらは、起訴の分水嶺は知情性か。

長崎市長射殺、幇助容疑の2人不起訴へ 嫌疑不十分で
http://www.asahi.com/national/update/0518/SEB200705180011.html

 長崎市の伊藤一長・前市長が指定暴力団山口組系の組幹部だった城尾哲弥被告(59)=殺人罪などで起訴=に射殺された事件で、長崎地検は被告を銃撃現場へ送ったり、前市長を見張っていたりしたとして殺人幇助(ほうじょ)容疑で逮捕された2人について、嫌疑不十分で不起訴にする方針を固めた。事件は城尾被告による単独犯と位置づけられることになった。処分は19日に発表される。
 2人は、被告の資金源でもあった建設会社社長(60)と、被告の「運転手」だった組関係者(29)。いずれも「(被告が)銃撃するとは思わなかった」と容疑を一貫して否認していた。
 社長は事件が起きた4月17日、現場の選挙事務所近くまで被告を車で送ったとして、組関係者は犯行現場となった選挙事務所とは別の事務所を見張っていたとして、それぞれ4月29日と5月1日に逮捕された。
 その後の調べで、2人は逮捕容疑のほか、城尾被告が犯行前にテレビ局に送った市を批判する文書を代筆していたことが判明。組関係者は、事件前に被告が銃を試射した時にも居合わせていたことも分かった。
 しかし、2人は幇助容疑を否認。城尾被告も「2人には銃撃計画を伝えていなかった」と供述していた。幇助罪を適用するには、2人が被告の銃撃を事前に知っていた必要があり、地検は、事件前後の2人の行為を踏まえてもなお同罪の適用は難しいと判断したとみられる。

920小説吉田学校読者:2007/05/19(土) 11:49:46
問題山積。
まず、最初の巡査部長の大ケガですが、これは交番制度の限界というか、やはり交番は2人勤務が基本だと思います。何事も一人で現場に行ってはいけないのは鉄則なのだが、一人交番勤務となるとそれもできない。
ただ、負傷者を6時間も放置というのは大問題であって、私は救出した直後に突入すべきだったと思います。
次に「現場が混乱」、SATの隊員死亡という不幸ですが、防弾チョッキの不運もあるとは思いますが、私は、4年前の軽急便立てこもり事件の際、愛知県警の警察官が殉職したのが警察幹部の頭に残っていて強行突入が遅れた側面があるのではないかと思います。今回、SATの全面指揮は取られなかった模様ですが、軽急便事件の時もSATが入っていたと思われますが、その時の判断系統だと二の舞になると思ったんじゃないんでしょうか。
あと、屋内の見取図とか頭に入れてなかったんじゃないかと思われる側面(規制線の度重なる変更とか)もありますね。基本を押さえていない。
マスコミの問題も大きいと思いますね。ヘリ中継はやりすぎです。早めに報道協定結ぶべきでした。ロジの責任というか能力も問題だと思いますね。

強行突入で人質死亡の事件がかつて福岡である。こういう不幸を全国の警察で教訓にして、とっさの判断の一助にすべきであります。林警部の冥福を祈る。

<愛知立てこもり>重傷の巡査部長、防弾チョッキ着用せず
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070519-00000017-mai-soci

 愛知県長久手町の立てこもり事件で、現場に駆けつけた際に銃撃され重傷を負った愛知署長久手交番の木本明史巡査部長(54)は、防弾チョッキを身に着けていなかった。県警の特殊急襲部隊「SAT」隊員は撃たれて殉職。初動捜査や支援態勢に問題はなかったか。警察庁は検証を始める。
■5時間「放置」
 木本巡査部長は対刃物用の防刃衣を身に着けていた。元暴力団組員、大林久人容疑者(50)宅からの110番は複数あり、「父親が拳銃を持って暴れている」のほかに、「拳銃はおもちゃだ」というものも。木本巡査部長に「拳銃はおもちゃ」との内容が伝わり、防弾チョッキを着ずに現場に向かった可能性もある。
 特に問題なのは、重傷の木本巡査部長を5時間近く救出できなかったことだ。元妻は「近づくと殺される」と叫んでいたという。「第二、第三の被害を出さないため」と県警は釈明する。
■流れ弾被弾
 死亡したSAT隊員の林一歩(かずほ)警部(23)は木本巡査部長の救出活動中、捜査車両の陰で銃を構えているところを銃撃された。防弾チョッキを身に着けていたが、首の部分のわずかなすき間に命中した。
 救出開始の連絡は全員に伝わっていたという。捜査幹部は「銃を構えていたため、無防備になった」というが、周囲の支援態勢は十分だったか。
 警察庁幹部は「極めて不幸な偶然が重なった面はある。しかし、精鋭部隊のSAT隊員が身構えた状態で撃たれた以上、何かそこに問題は存在する」とみている。
■自力脱出
 人質だった元妻が自力で脱出した後も、6時間にわたってこう着状態が続いた。容疑者1人でも突入できなかったのか。
 捜査幹部は「元妻が逃げてから、容疑者はがっくり元気を無くし、興奮しなくなった」という。県警は既に殉職者を出していることもあり、「無理はしない」とのトップ判断があった。容疑者はほとんど寝ておらず、食欲もなかった。県警は、強行突入から投降させる方針に転換した。
■銃弾100発
 4月に起きた長崎市長射殺事件、東京・町田の発砲立てこもり事件を受け、政府が銃器対策推進本部を開催し、銃犯罪撲滅に向けた対策を強化した直後に、また、今回の事件が起きた。
 容疑者は、10年前に山口組系暴力団を破門されていた。不動産業をやっていたといわれるが、自宅に拳銃や銃弾を持ち続けていた。92年の暴力団対策法施行から15年。「暴力団1人に拳銃1丁」「国内に5万丁」ともいわれる潜む銃に、警察が翻弄(ほんろう)されている。
 元警察庁警備局長、瀬川勝久さんの話 警察は早く動きたかったろうが、人質もいるし、倒れた警察官は無防備だからまた撃たれる危険もあった。夜の救出はギリギリの判断だったのではないか。容疑者を無事に逮捕し、裁判にかけるのが第一目標だ。今後、類似事案が起きたときにどう対応するかだ。
 元内閣安全保障室長、佐々淳行さんの話 最初の通報で駆け付けた巡査部長が撃たれた後の対応は納得できないことばかりだ。約5時間も巡査部長を救助せずにいたことは信じられない。警察官の人命は尊重されないのか。さらに、SAT隊員が撃たれた際も、どうして反撃や突入をしなかったのか。

921小説吉田学校読者:2007/05/19(土) 11:55:53
ネゴシエーターを「試してみたかった」のが長期化の一因だったなのかもしれません。
現場は泣いている。

立てこもり男と交渉人の神経戦「ネゴ終わり」通告に観念か
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070518i114.htm

 愛知県長久手町の立てこもり事件は、発生から29時間たった18日午後8時48分、ようやく容疑者逮捕にこぎつけた。
 拳銃で警察官1人を殺害、自身の子供を含む3人を襲った元暴力団組員の大林久人容疑者(50)は、人質にしていた元妻がすきを見て脱出して約6時間後、県警捜査員の説得に応じ、籠城(ろうじょう)していた自宅の別棟を出た。
 観念したように両手を掲げて路上に立ちすくみ、一昼夜にわたって住宅街を恐怖に陥れた男は、約20人の警察官に折り重なるように取り押さえられた。
 ◆投 降◆
 「約束通り、出てきてくれたんだね」「安全に保護したい。持っているものをその場に置いて、指示に従って」
 午後8時35分。携帯電話で説得を続けていた捜査員が、自宅別棟からフラフラと出てきた大林容疑者に拡声器で呼びかけ始めた。
 右手に透明な液体の入ったペットボトル、左手には携帯電話とビニール袋。白いあごひげをたくわえ、長ズボンに紺色っぽい上着姿の大林容疑者が姿を見せると、現場の緊張はピークに達した。大林容疑者は警察車両の手前でいったん立ち止まり、しばらくキョロキョロとあたりを見回した。何かをつぶやき、携帯電話で捜査員と話すなど、落ち着かない様子を見せた。
 「拳銃は置いてきてくれたんだよね、ありがとう」「ひざを曲げて、それじゃあ、手を上げてね」
 捜査員の言葉に促されるよう、ゆっくりと歩を進めた大林容疑者を、約20人の警察官が一斉に取り囲んだ。午後8時48分。大林容疑者は、拳銃を乱射した姿とは別人のように、抵抗することなくあっさりと取り押さえられた。自ら捜査車両に乗り込み、同9時過ぎ、現場を離れて警察署に向かった。
 ◆交渉人◆
 意外にも見える投降劇の裏には、立てこもりや誘拐事件で容疑者を説得する専門の捜査員「交渉人」(ネゴシエーター)と大林容疑者との神経戦があった。大林容疑者が姿を見せた時、携帯電話で話をしていた相手も、実はこの交渉人だった。交渉人は説得を続ける中で、容疑者は「実際には気の弱い人間だ」と判断。投降させるため、「あと5分待つ」などと時間を区切ってプレッシャーをかけ続けた末に、「もうネゴは終わりだ」と告げた。大林容疑者が出てきたのは、それからしばらくして。姿を見せてからは、大林容疑者に寛容な言葉をかけていたという。
 ◆保 護◆
 この日、事態が動き始めたのは同2時50分ごろ。人質となっていた元妻(50)が、建物の北西角にあるトイレの高窓から脱出し、警察官が待機する約30メートル先の路上に向かった。迷彩柄のシャツに白っぽいズボン姿。靴は履いていなかった。自然と小走りになったが、あとわずかのところでへたり込んだ。盾を持った数人の警察官が駆け寄り、1人が元妻を背負う。他の警察官が元妻や同僚を盾で守るように救出した。
 元妻を背負った警察官が、自宅前を走り去る様子を目撃した近くの主婦(56)は、「突然、周囲がワーッと騒がしくなった。何が起こったかわからなかったが、警察官がものすごいスピードで走っていった」と緊張した声で話した。
 保護された元妻は、愛知署で事情を聞かれた後、同4時10分ごろ、同県豊明市の藤田保健衛生大学病院に救急車で運ばれ、治療やコンピューター断層撮影法(CT)検査などを受けた。
 ◆「殉職者出し断腸の極み◆
 大林容疑者の逮捕後、県警の記者会見が午後11時から愛知県警愛知署で開かれた。藤村博之刑事部長は会見の冒頭、沈痛な表情で「殉職者を出したことは断腸の極み。今後の同種事案に対しての教訓にしたい」と述べた。特殊急襲部隊(SAT)の林一歩(かずほ)巡査部長を殺害した容疑について、再逮捕の予定を尋ねられた幹部は「当然」と語気を強めた。
 大林容疑者が撃った8発のうち4発は、木本明史巡査部長(54)の救出活動中で、うち1発が林巡査部長に当たった。報道陣から警察官が死傷したり、解決に長時間を要したりした点に質問が集中した。

922小説吉田学校読者:2007/05/19(土) 11:59:43
これは、警護隊の捜査が行き詰っているんじゃないんだろうか。早めに検察、警察の手を借りるべし。

海自第1術科学校を捜索 秘密保護法違反容疑で
http://www.47news.jp/CN/200705/CN2007051901000092.html

 海上自衛隊護衛艦「しらね」の2等海曹が「特別防衛秘密」を含むイージス艦中枢情報の資料を隠し持っていた事件で、神奈川県警と海自警務隊は19日、日米相互防衛援助協定等に伴う秘密保護法違反容疑で海自第1術科学校(広島県江田島市)を家宅捜索した。
 自衛隊施設に対する同法違反容疑での強制捜査は1954年の法施行後、初めて。資料は第1術科学校を舞台に拡散したとみられており、県警などは押収資料などの分析を進め、漏えいルートなどの徹底的な解明を進める。
 県警などはこれまでに、同校の教官や学生だった隊員数百人から事情聴取したが、供述に食い違いや変遷が目立つため、家宅捜索が不可欠と判断した。

923片言丸:2007/05/19(土) 13:17:31
>>919
この幇助は実行犯か本人の供述がないと難しいですね…。
待機させられてて、ボスがなにか事件を起こしたから逃げた…なんてところを突き崩して行けないかなと思ってたんですが…。

924やお:2007/05/19(土) 18:00:19
>>920>>921
こんな奴、さっさと撃ち殺せばよかったのに

925名無しさん:2007/05/20(日) 00:21:37
>>924
日本では殺人罪で告発されてしまうので狙撃はできません

瀬戸内シージャック事件
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%80%AC%E6%88%B8%E5%86%85%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E4%BA%8B%E4%BB%B6

事件後、自由人権協会北海道支部所属の弁護士(下坂浩介、入江五郎)が、狙撃手を殺人罪で広島地検へ告発した。広島地検は狙撃手の行為を刑法36条の正当防衛及び刑法35条正当行為として不起訴処分にしたが、弁護士側は不服として広島地裁に準起訴処分を取ったが棄却され無罪が確定した。これ以降起こった日本の事件では、犯人が銃器等で武装している場合でも、なかなか射撃命令が下されなくなり、1972年のあさま山荘事件では、犯人からの一方的な攻撃で、警察官が殉職するといった事態を招いた。

この事件を教訓とした結果、1979年に発生した三菱銀行人質事件では、一人の狙撃手ではなく、大勢で一斉に狙撃をすることにより、誰が致命傷を負わせ、射殺したのか分からなくするようにした。世界的には珍しい対応である。

この事件以降、日本の警察は、狙撃の態勢は取るものの、射撃の命令には極めて慎重になった。しかし1990年代以降、犯罪の凶悪化により警察官の受傷、殉職事案が増加したことに伴い、2001年に拳銃取り扱い規範が改定され、拳銃使用要件が明確化された。これ以降、以前と比較して警察官の拳銃使用件数は増加し、年間数十件の拳銃使用がある。

926片言丸:2007/05/20(日) 18:19:11
裁判を経ないで死刑にするようなものなので、やはり正当防衛の要件のところから考えていくべきだと思います。特殊な正当防衛を観念するなど。
怪しいと思われただけで射撃されかねないのは困るので。

927やおよろず@野獣に人権なし:2007/05/20(日) 23:26:34
>>926
理性的に考えればそうなのかもしれませんが・・・

明らかな悪人ってのもいるわけで、こいつらにまで人権を認めているから、収拾つかないのではなかろうかと思います。
ゴロツキの人権を守ることで、まともな人間の人権が損なわれることがあってはならない。

人権ってのは、まともな人間には機能しづらい性質があるのかもしれません。
バスジャック事件しかり

928やおよろず:2007/05/21(月) 19:28:34
千葉の警察嘱託医、9割が死因判定に不安…千葉大調査

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070521i306.htm

 千葉大学法医学教室(岩瀬博太郎教授)が、変死体の死因判断で検視に立ち会い、検案を行う千葉県内の警察嘱託医を対象に行った調査で、回答者の9割以上が、解剖せずに外見と触診だけで死因を判断していることに「不安を感じている」ことがわかった。

 7割以上が「改善が必要」と答え、検案制度を含め、死因究明制度の見直しを求める声が根強いことが浮き彫りになった。

 同教室が昨年度、115人に郵送でアンケートし、85人(74%)から回答があった。

 調査では、92%に当たる78人が、現状での死因判定方法を「不安」と回答。死因不明の遺体について、「すべて解剖すべきだ」「血液検査や、コンピューター断層撮影法(CT)などの画像診断を行うべきだ」とする声が多かった。

 死因がはっきりしない場合、「解剖を勧めたが、警察に却下された」(14人)、「心不全など推測の病名をつけるよう言われた」(5人)という回答もあった。

 全国の変死体で解剖されるのは1割程度で、このほかは検視・検案で死因が決定されている。しかし、検視・検案では、頭部や腹部などの内出血の有無、薬毒物による中毒死をすべて見抜くのは困難とされる。検視・検案で病死などとされたものの、後に他殺とわかった例が読売新聞の調べで、全国で過去10年間に少なくとも13件あったことが判明している。

 警察嘱託医は業務や資格、報酬を国として規定した法律がなく、解剖の決定権限もない。今回の回答者は6割以上が医師1人の個人開業医で、全体の半数が診療に支障をきたしているなどの理由から、「検案業務は負担」と答えた。

 ある回答者は読売新聞の取材に、「現状では犯罪の見逃しが起きる」と話した。

 調査した早川睦講師は「今回明らかになった問題点は、千葉に限ったことではない。国として対策を講じる必要がある」と話す。

(2007年5月21日14時39分 読売新聞)

929やおよろず:2007/05/25(金) 00:01:47
光市の母子殺害、検察再び「極刑」主張…差し戻し控訴審

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070524i115.htm?from=main1

 山口県光市で1999年に起きた母子殺人事件で、殺人や強姦(ごうかん)致死などの罪に問われた当時18歳の元会社員(26)に対する差し戻し控訴審の初公判が24日、広島高裁(楢崎康英裁判長)であった。

 最高裁は2審・広島高裁の無期懲役を量刑不当として破棄しており、死刑が適用できる「18歳」を1か月超えた被告への死刑選択の是非が焦点になる。検察側は改めて「極刑をもって臨む以外に選択の余地はない」と主張。弁護側は、元会社員に殺意はなく、犯行は傷害致死罪にとどまると主張し、更生の可能性を訴えた。

 少年法は18歳未満の少年に対する死刑を禁じている。

 公判で、検察側は死刑適用の判断について、「年齢や反省などに重きを置く判断方法は、国民の法感情に反する」と指摘。「犯罪行為の悪質性や重大性を重視すべきで、更生の可能性を検討する必要性は全くない」とした。また、しゅん烈な遺族感情や社会への影響にも触れ、死刑の相当性を訴えた。

 これに対し、弁護側は「著しい精神的な未発達がもたらした偶発的な事件」と主張。強姦目的や殺意を否定し、「傷害致死罪にとどまる」と述べ、犯行時の精神年齢を12歳程度だったとした独自の鑑定結果を示して、更生は可能と指摘し、「一生かけて償うチャンスを与えられるべき」とした。

 元会社員は半袖シャツにズボン姿で出廷。裁判長の人定質問には、か細い声で答えた。退廷する際には、傍聴席に向かって深く一礼したが、妻と長女の遺影を両手で抱えた遺族の本村洋さん(31)と視線を合わすことはなかった。

           ◇

 閉廷後、本村さんは広島市内で記者会見。2審判決以来、約5年ぶりに法廷で見た元会社員の印象を、「表情や態度は事件当時とあまり変わらない。反省しているようには見えない」と述べた。弁護側の主張については、「真実かどうか私が言うことではないが、にわかに信じがたい。(元会社員は)真実を語り、心から妻と娘に謝罪して、この国の最高刑をもって罪をつぐなってもらいたい」とした。

(2007年5月24日23時18分 読売新聞)

930小説吉田学校読者:2007/05/26(土) 09:50:42
談合、林野庁、熊本、松江・・・・最終目標は「天の声」か「お墨付き」か

緑資源の林道談合、九州整備局などを捜索
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070525-00000005-yom-soci

 緑資源機構の官製談合事件で、東京地検特捜部は25日、独占禁止法違反(不当な取引制限)の容疑で、機構が熊本、島根両県で実施している「特定中山間保全整備事業」を管轄する出先機関、九州整備局(福岡市)や近畿北陸整備局京都事務所などを捜索した。
 ほかに捜索を受けているのは、宮崎、松江各地方建設部や阿蘇小国郷(おぐにごう)建設事業所(熊本県小国町)など。
 この事業は、主に森林や田畑が混在する地域(中山間地域)の森林整備や農用地整備を行うもの。現在、小国町などを事業区域とする「阿蘇小国郷区域」と、島根県江津市を中心とする「邑智(おおち)西部区域」で進められている。関係者によると、発注元は九州整備局や近畿北陸整備局京都事務所だが、地元業者の窓口は宮崎、松江各地方建設部が担当。阿蘇小国郷建設事業所は現地で工事費の積算などを行っている。宮崎、松江地方建設部の幹部は特捜部の調べに、この事業でも談合があったと認めているという。

931小説吉田学校読者:2007/05/26(土) 09:54:38
ロストボールの占有は・・・(以下、片言丸氏)

池ポチャボールで生計15年、年収300万円…62歳逮捕
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070526it01.htm

 岐阜県内のゴルフ場に深夜に忍び込み、ゴルフボールを盗んだとして、窃盗容疑で逮捕、起訴された男が、ゴルフ場数十か所からボールを拾い、新品同様に磨き上げて大量に売りさばいていたことが25日、岐阜県警の調べでわかった。
 ゴルフ場は岐阜、愛知だけでなく、静岡、三重、滋賀、長野県などに及んでおり、調べに対し男は「15年間にわたって、ゴルフボールを売って生計を立てていた」と供述している。岐阜県警は15年間で数千万円の利益を得ていたとみて、裏付け捜査を進めている。
 調べによると、男は愛知県豊田市、無職の被告(62)。先月27日深夜、岐阜県山県市の「岐阜国際カントリー倶楽部(くらぶ)」の池からゴルフボール1376個(4万1000円相当)を盗んだとして逮捕、起訴された。
 岐阜県警が被告の自宅を捜索したところ、業務用のボール洗浄機を発見、ボール6個を入れる販売専用のビニール袋などを押収した。4300個のボールも見つかった。調べに対し被告は、深夜などにゴルフ場に忍び込み、ウエットスーツを着て池に入り、浅いところにあるボールを手で拾い集めていたと供述。一晩に盗み出したボールは平均3000個に上り、洗浄機で新品同様に洗浄、ビニール袋に包装して段ボール箱に詰め、愛知県内のゴルフ用品店に売却していた。
 売却価格は、高級ボールの場合、1個150円以上といい、利益は月に最低20万円、年平均300万円を得ていた。

932小説吉田学校読者:2007/05/26(土) 10:13:21
>>549
研修制度って、そもそも「日本で技術を学び母国で還元する」というプチ留学みたいなもんじゃないのか。
こんな金を稼ぐシステムじゃなくて、慈善にちょっぴりお金がついてくるようなもんじゃないのか。
これじゃ女工哀史じゃないか。二重取りだから女工哀史よりひどい。
これが蔓延しているとしたら、中国に帰ったら「日本はずるい」「日本は嘘つきだ」とか思われるじゃないか。ふざけんじゃない。こんな日本に誰がした。

千葉・元理事殺害:日中で研修費二重取り…生徒とトラブル
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070526k0000m040173000c.html

 外国人研修・技能実習制度で研修生を受け入れていた社団法人「千葉県農業協会」(千葉市中央区)の元男性理事が、中国黒竜江省にあった「研修センター」の土地使用権を持ち、中国人女性の元通訳とともに実質的に経営していたことが分かった。日中双方で研修費を受け取るなど、研修生と農家から多額の現金を得るビジネスになっていた。
 この制度は、経費に関する決まりがないため、ここ数年、研修生が多額の費用を取られるケースが増加。制度上認められていない残業が横行する要因にもなっている。同協会が受け入れた中国人研修生が昨年8月、千葉県木更津市の養豚場で元理事ら3人を死傷させる殺人事件が発生したが、研修生は「研修費・保証金で支払った借金の返済のために、もっと残業がしたい」と訴えてトラブルに発展していた。
 同協会によると、受け入れ農家は、研修生募集や来日前の日本語研修などにかかる「募集・事前研修諸費」10万円など計79万6000円を協会に納入。協会はこの中から、16万円を中国中国黒竜江省の送り出し機関側に支払っていた。
 ところが、千葉地裁の公判での元通訳の証言によると、実際に事前研修を行っていたのは現地の「研修センター」で、元理事が国有地の使用権を登記し、実質的に経営していた。同センターは研修生個人からも研修費・保証金名目で、約6万8000元(約100万円相当)を受け取っていた。
 さらに、同協会は研修生の通訳、相談業務を千葉市内のコンサルタント会社「コーエツレイ」(今年2月解散)に業務委託していたが、同社の社長は元通訳で、元理事も役員だった。協会は、研修生1人につき月約1万円をコンサルタント会社に払い、元通訳は月170万円の報酬があった。
 同協会は元理事の発案で00年1月から事業を始め、これまで延べ約300人の研修生を受け入れた。現在は受け入れを停止している。協会事務局は「元理事が協会の研修生関連業務を一人で取り仕切っていた。元通訳も辞めており、詳しいことは分からない」と話している。
 ▽木更津養豚場殺人事件 中国人農業研修生(26)が昨年8月、残業が少ないと不平を漏らし農家とトラブルに。中国で支払った研修費・保証金約6万8000元を取り戻すため現金が必要だと訴えた。「千葉県農業協会」の元男性理事(当時62歳)や元通訳が帰国させようとしたところ、逆上して刃物で切りつけ元理事を死亡させ、元通訳ら2人に大けがを負わせた。現在千葉地裁で公判中。

933片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/26(土) 10:21:47
>>931
あえて一歩飛んで、一般のゴルフ場経営者ってロストボールを拾い集めて儲けてるのかなぁ。
これくらいの利益になるなら、そういう仕事も捻出できるのでは・・・。
少額の大量窃盗絡みで思うんですが、店舗玄関等のビニール傘盗みは看過されがちだけどいろいろ問題は多いですね。
昨日、松屋で、傘立てに「傘の窃盗に関しては当店は責任を負いかねます」というようなことが書いてあったんですが、まぁさすがに松屋の店内面積であれば客自身の占有なのだろうが・・・などと丁度思っていたところでありまして、吉田学校さんはよいネタフリをされましたね。

934小説吉田学校読者:2007/05/26(土) 10:48:25
>>933
池掃除とかで出てきたボールは拾い集めているらしいですが、売ってるかどうかは不明。取引相手の打ちっぱなしにでも売ってるかも?

それねえ。晴れてる日の置き傘は占有ないんじゃないんでしょうかねえ。

935名無しさん:2007/05/26(土) 11:22:21
>>931
ゴルフやらないんで知らないんですが,あの打ちっ放しのボールってあの後どうしてるんですか?
資源の有効利用の為にも磨いて売りさばく行為は表彰もんだと思うんですけど。

936とはずがたり:2007/05/26(土) 11:35:46
>>935はとはです。
占有ってのは占有離脱物横領の事かなんかですかね?
そしたら落とし物同様交番に届けたら半年後に貰えたんではないでしょうか?その場合ゴルフ場への不法侵入が問われるのか。。

937片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/26(土) 15:19:28
占有してるうちが窃盗で、占有が終わったとなると占有離脱物横領で、
こういう一見どうでもいいものでも持っていったら窃盗になってしまうということですね。
ゴルフボールだと、普通の石ころとかタバコの吸殻とは違って財産的な価値がそれなりにありますので。

仮に道端に落ちていた場合は、占有離脱物になるパターンでしょうね。

938とはずがたり:2007/05/26(土) 15:34:03
池ポチャしてても占有は終わってないと見るんですか?

939片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/26(土) 15:41:47
ゴルフ場管理者に占有が移ります。
旅館に忘れていった私物も旅館に占有が移るので、忘れ物を他の客が取っていったら窃盗に・・・。

こんな感じで、そこの管理者に占有が移ることが多いんですが、
松屋みたいに、私らは関知しないからね、といわれると微妙になるなぁと。
まあ、あくまで店が客に文句言われないように書いてるだけであって、客でなければ店の占有ということになるとは思うんですが・・・。

940とはずがたり:2007/05/26(土) 15:46:47
ゴルフ場なり旅館なりに元の所有者は返せと云う請求権みたいなのは持ってるんですか?
ゴルフ場なり旅館なりは適当に処分しちゃって良いということは占有者の善意に任されてると云う事になるんですか?

941片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/26(土) 16:16:49
刑事と民事をまたぐため細かい表現のニュアンスが違うかもしれませんが、基本的には所有と占有の区別をつけないといけないです。

忘れ物を返還しろという請求権は所有者がもってます。
なので、旅館の場合、占有が移ったからといってどういう処分してもいいわけではなく、あくまで所有者は返せといえると思います。ただ、もしかすると旅館営業に関しては特別な法律で何か手当てされてるかも・・・。
ゴルフボールの場合は、個別ケース&解釈によるでしょうけど、基本的には、競技者が所有権放棄した扱いになると思います。それで所有者がいなくなった物をゴルフ場が取得する、と。なので、競技者は返還を求めることができません。あくまで放棄していないんだと言い張っていけばどうかわかりませんが、裁判までして取り戻すのは難しそう。

さらに、ゴルフボール窃盗に関しては、窃盗罪が所有権を保護する罪なのか占有権を保護する罪なのかというところで解釈がわかれるんで、ゴルフ場側が、「わが社ではロストボールを放置している」と言い張った場合、占有者とは言えても所有者とは言えなくなり、微妙になってくるかなと。

942とはずがたり:2007/05/26(土) 19:57:04
なるほど,解説感謝です。なにやらややこしいですな〜。所有者は返還請求できるのに対し占有者は保管料とか請求できるのかとか色々疑問が湧いてきますねぇ。
公務員試験受けた昔にちらっと法学も勉強した筈(殆ど問題解いただけだが・・)なんですがこんな細かい所まで覚えなくても解けてたのかな,俺。

943片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/27(日) 20:24:35
>>942
掛かった費用は請求できますね。過大な保管料は無理だと思いますけども。
○×とか択一とかだと、理解が不十分でも問題レベル次第では解けてしまうかもしれませんね。私もそういう経験あります。

944今亜寿@ ◆nlHjMum/8M:2007/05/27(日) 20:58:31
なぜかミスター梅介の「果実の帰属」漫談ネタを思い出してしまった私

945とはずがたり:2007/05/28(月) 22:40:20

検察のこのコメントですが
①本当に全く捜査の予定は無かったしまさか松岡先生が悪いことはしてるとは思ってない
②勿論可能性として視野には入っているけど証拠が出てきてないのに捜査の予定ありとは云えない
③捜査に着手は勿論してたけど建前上この段階ではそうは云えない
のどれ,若しくはその他,なんでしょうか?

2007/05/28-20:59 松岡農水相、捜査していない=緑資源談合解明中に驚き−法務・検察
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2007052800900

 「捜査とは関係ない」。松岡利勝農水相が自殺した28日、法務・検察幹部は、東京地検特捜部が着手した緑資源機構の官製談合事件の捜査と無関係であることを強調した。ただ、事件は農水省所管の同機構が談合の舞台になっており、特捜部が全容解明を進めている最中。現職農水相の自殺に、検察庁にも驚きと衝撃が走った。
 東京地検幹部は「(松岡農水相本人の)捜査はしていない」「捜査の予定もなかった」と淡々とした口調。別の幹部は「テレビの速報で知ったが、正直驚いた。なぜ自殺したのか分からない。農水相も、秘書も事情聴取をしたことはない。事件の捜査とは関係ない」と話した。

946名無しさん:2007/05/29(火) 02:46:17
報ステに出た日経の田勢氏によると③だそうです。

947小説吉田学校読者:2007/05/29(火) 06:47:06
>>945
まあ、③に近い②じゃないでしょうかねえ。関係ないんだったら「驚き」「衝撃」もないはずでしょ・・・

948小説吉田学校読者:2007/05/30(水) 06:20:41
まさに談合列島。大阪では警部補逮捕。

市発注工事で談合容疑、警部補ら6人逮捕…大阪地検特捜部
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070529i117.htm

 大阪府枚方市発注の「第2清掃工場」(仮称)の建設工事を巡る談合事件で、大阪地検特捜部は29日、府警捜査2課警部補の平原幸史郎(47)、受注した大手ゼネコン大林組(大阪市)顧問・森井繁夫(63)両容疑者ら計6人を競売入札妨害(談合)容疑で逮捕し、枚方市役所の市長室など6か所を捜索した。
 平原容疑者はゼネコンの担当者を市側に紹介したとされ、特捜部は平原容疑者の関与についてさらに追及するとともに、近く府警本部を捜索する。事件は、現職警察官が談合の共犯として逮捕される異例の事態となった。
 他に逮捕された4人は、中堅ゼネコン浅沼組の常務執行役員・田島洋(64)、建設会社「国土建設」(大阪府泉佐野市)社長・山田睦司(ちかし)(46)、大林組社員・清見敏郎(51)、同・衣笠亨(41)の各容疑者。6人は全員、容疑を認めている。
 調べでは、6人は2005年11月の入札に参加した佐藤工業や鹿島の担当者と共謀し、大林組と浅沼組の共同企業体(JV)が落札できるよう談合した疑い。このJVは予定価格の98・4%に当たる55億6000万円で落札した。
 大阪府警の竹中誠一・監察室長は「検察庁の捜査結果を踏まえ、厳正に対処する」とのコメントを発表した。

949小説吉田学校読者:2007/05/30(水) 07:26:06
死を持って捜査を封じ込めるなどというのは愚の骨頂である。
巷間では「個人的原因もあった」とか「事業の存在そのものに関心」とか、あることなのかないことなのか判別の難しい噂が流れるのである。
死を決意するほどであれば、真相を話すべきである。
この社説に全面賛同である。たかが逮捕じゃないか。身柄の拘束は命より数段軽い。

【社説】元理事も自殺 疑惑を封じ込めるな
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2007053002020076.html

950片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/30(水) 08:59:39
>>945
あからさまに松岡の地元の談合で、すごいことになってるなと思っていたところです。
私が通常談合を扱う「知的財産権・競争法」ではなく「政界捜査疑惑裁判」に当初からカテゴライズして蒐集してたのも、そういうのをビンビンと感じたから・・・。
(福井の談合も国会議員事務所の捜索があったようなので、「政界捜査疑惑裁判」に入れていますが。)
松岡が最終目標第1位だったのは確かだと思いますね。
ただ、この時点での自殺というのは面白いところがあって、自分が死ぬことでどういう状況を作ろうとしたのかというのはありますね。単に逃げたわけじゃない、味方にさえなんらかの恨みがあるかもしれない。そんなふうに思います。

951とはずがたり:2007/05/30(水) 12:05:59
皆さんも考えていらっしゃるようにこのケースでは明らかに②か③でしょうに,行政府のトップが軽々しく①だと言い切ってしまうこの安倍の軽さ,もしくは頭の悪さは,雑談居士さんが指摘されていたhttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1089893576/2061と似たような立場を弁えることの出来ない安倍の軽さにも通じるものがあるのではないでしょうか。

952小説吉田学校読者:2007/06/02(土) 08:41:41
タレコミ、ネタ元であれば、情報を精査するためにやり取りをすることはあり得ることですが、精査じゃなくてこれは「作戦会議」なんじゃないのか。
見てはいけないものを見てしまったような気がする。こんなことは絶対に許されない。

鹿児島県警警部、対立候補と情報交換 県議選無罪事件
http://www.asahi.com/national/update/0602/SEB200706010010.html

 03年の鹿児島県議選に立候補した中山信一さん(61)ら12人全員の無罪が確定した「公職選挙法違反事件」で、捜査を指揮していた県警の警部(57)が、「主犯」とされた中山さんと同じ選挙区の県議との間で、捜査情報などをやりとりしていた疑いが強いことが1日、分かった。県警の内部文書や関係者の証言などから浮上した。警部は「コメントする立場にない」と言い、県議は「覚えていない」と話している。
 この事件では、前回の統一地方選の際、中山さん=事件後、辞職。今年4月の統一選で返り咲き=らが同県志布志市の民家で、計4回の「買収会合」を開き、11人と総額191万円の現金を授受したとして逮捕、起訴された。
 しかし、鹿児島地裁は今年2月23日の判決で、買収会合が架空だった可能性に踏み込みながら、中山さんら被告全員に無罪を言い渡し、確定した。
 警部と県議との関係については、05年1月の公判に弁護側の求めで出廷した警部自らが、03年4月13日の投票日の県議との面会を認めたうえで「一般情勢的なことで聞きに行った」と釈明していた。
 ところが、朝日新聞が入手した県警の内部文書によると、警部は04年10月に開かれた地検との協議の場では、「県議に接触した理由については、被買収者を出すための手段であった」などと語っていた。
 捜査関係者によると、県警が中山陣営にかけた最初の容疑は「ビールを使った買収」だった。この容疑で、投票日の翌日から二つの建設業者を取り調べる手はずで、「捜査員の割当表もできていた」という。
 一方、容疑がかけられた業者によると、県議から投票日の午前中に、「お前と○○は中山陣営からビールをもらっただろう」などと電話があった。心配になった2業者がそろって出向くと、県議は「お前たちは警察から取り調べられることになる」と明言。これに対し、県議の支持者だった2業者はビールの授受を強く否定。結局、調べはなかったという。
 県警はその翌日、同じ「ビールによる被買収容疑」で、新たに別の4業者を調べ始めた。この捜査も、県議と接触した警部の情報などに基づいて行われたという。
 捜査関係者の一人は「捜査の公平さを考えれば、捜査幹部が投票日に被疑者と対立している県議に会いに行くことも、そこからの情報ですぐに動き出すことも全くあり得ないことだ」と言っている。さらに、「2業者が強く否定したことを知った警部は慌てて県議に相談に行った」という。
 「ビールによる買収容疑」など、県警が中山陣営にかけた買収容疑はいずれも失敗。最後に立件したのが、無罪となった「現金による買収会合事件」だった。
 03年の県議選ではこの県議と中山さんは旧曽於郡区(定数3)でともに当選した。
 関係者によると、警部の親族の仲人を県議が務めるなど、2人の親しさは県警内でも知られていた。捜査幹部の一人は「無投票にしたかった県議と、県警本部に戻ったばかりで早く実績を残したかった警部の思惑が重なった捜査だった」と証言している。
 取材に対し、警部は「コメントする立場にない」、県議は「年寄りだから4年前のことは覚えていない。(業者への電話は)わからない」と言っている。

953小説吉田学校読者:2007/06/02(土) 08:52:53
終盤国会のドサクサに紛れて通過したような気がする。

私は、被害者が刑事訴訟の場で尋問をするのは反対であります。
1つは、殺人のような事件の場合、社会面ベタ記事レベルの殺人ですと怨恨による殺人であり、被害者にも落ち度がある場合が間々あること。
2つは、検察官は公益の代弁者たる地位があるが、公益とは「犯罪被害の代弁」の機能があり、訴訟そのものよりむしろ検察官に対する権利拡充を図るべきであること。
3つは、現行刑訴法では被告人にも尋問権があるのだが、被害者、遺族が「返り討ち」に遭う可能性が出てくること。
この3つの観点から、被害者の尋問は民事訴訟の場で保障するか、民主党の修正案のように検察官に対する要請権を認めるかのどちらかでやるべきと考える。被害感情がむき出しで刑事訴訟の場に出るのは、真実の探求の場の側面も持つ刑事法廷が復讐の場だけになる可能性がある。

刑事訴訟法改正案:衆院委可決 裁判への被害者参加、期待と不安が交錯
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070601dde041010083000c.html

 ◇真実、直接知りたい/かかわりたくない
 「被害者参加制度」が実現へ大きく近づいた。衆院法務委員会が1日、刑事訴訟法改正案を可決。施行後は、被害者・遺族が当事者に近い存在として、被告人質問などの法廷活動ができるようになり、刑事裁判の風景が一変する。約60年に及ぶ刑訴法の歴史の中で、かやの外に置かれてきた被害者らは、静かに期待や不安を語った。【坂本高志】
 「真実は何か。被告は反省しているのか。遺族には直接知りたいことがある。あるべき制度だ」。02年にJR東京駅構内で万引きをした男に刺殺されたコンビニエンスストア店長、桶田順彦(まさひこ)さん(当時33歳)の父清順さん(64)は、無期懲役が確定して受刑中の加害者本人に民事訴訟で尋問した経験から、こう語る。
 刑事裁判で殺意を否認する男の顔をにらみ、意見陳述した。だが「裁判後も謝罪がなく、このままにしておけない。本当に反省しているか、確かめるには民事訴訟を起こすしかない」と思った。多くの質問を用意したが、裁判官が許したのは「謝罪の気持ちを確認したい」だけだった。男は「命がある限り考え、償っていきたいと思います」と答えた。
 本心かどうかは分からないが、聞き出せたのは良かったと思う。ただ、元警官の自分でも男を前に感情が高ぶった。「感情的になる被害者もいるだろうから、検察官がしっかり支える必要がある」と指摘する。
 不安の声も漏れる。約7年前、性的暴行を受けた小林美佳さん(31)は「法廷で被告の顔を見た瞬間、きっと被害を受けた状況を完全に思い出す。かかわりたいとは思わない」と言う。
 都内で男2人に車に押し込まれ暴行された。人相や自分が血だらけになった理由も思い出せなかった。現場検証の後、警官に「これからどうすればいいのか」と尋ねた。「犯人が見つかったら連絡する」と返事があったが、連絡は今もない。
 「普通の生活」を取り戻そうともがいた。事件のことは忘れたくないけれど、思い出さないよう努めた。最近、参加制度を新聞記事で知り「(犯人が未検挙の)私には関係ない」と思ったが、同様の被害者数人にメールで意見を聞いた。2次被害などを恐れ、否定的な人が多かった。
 小林さんは「家族や遺族は加害者を追及したいと思うだろうが、被害に遭った当人は自分が立ち直ることで精いっぱいだと思う。やはりプロ(検察官)がきちんと被害者を代弁していくべきではないか」と話す。

954小説吉田学校読者:2007/06/02(土) 09:00:57
民主党は「裁判員制度導入の延期」「訴訟の迅速化推進の対案提出」をマニフェストに加えるべきでしょう。
司法改革は、段階を踏んでやるべきだと思うのだが、一気にやりすぎた感じがする。それに、刑法とか商法とか民法とかの重要法律の改正が頻繁過ぎであります。法的安定性がまずあって、手続法の改正をやるのは当たり前であり、すこし立ち止まって考える時期でしょう。

「疲れた」「もっと時間を」=判決終えた模擬裁判員−3日間で集中審理・東京地裁
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070601-00000194-jij-soci

 裁判員制度実施に向け、東京地裁が企業の協力を得て、初めて裁判員選任手続きから実施した模擬裁判が1日、判決の言い渡しで終了した。「正直、疲れた」「評議にもう少し時間がほしかった」。6人の裁判員が3日間連続の集中審理と評議に臨んだ感想を話した。
 今回は殺人罪で起訴された女性被告を設定。飲酒で暴行癖のある愛人男性が被告宅を訪れ、別れ話をきっかけに男性から殴るけるの暴行を受け続けた被告が、台所の包丁で刺し殺したという内容だ。
 公判前整理手続きを経て、6人の裁判員を選任した先月30日から1日まで3日間で審理。正当防衛の成否が争点だったが、評議の結果は懲役4年(求刑懲役13年)だった。
 裁判員は男性4人、女性2人でいずれも会社員。模擬裁判を担当した合田悦三裁判長ら3裁判官と毎日の公判終了後、評議に臨んだ。1日午前中に結審。午前11時から最終評議をし、休憩を挟んで午後5時に判決を言い渡した。
 裁判員の一人で、キヤノンCE本部の室長の男性(59)は判決後「ものすごく疲れた。選ばれる前に裁判員のビデオを見たが、選任手続きが中心。調書とか最初は意味が分からず、もっと事前に裁判自体の説明があるといい」と語った。会社員女性は「もう少し評議の時間がほしかった。3日間で決めるのは難しい。ただ3日以上会社を空けられるかどうか。リラックスした雰囲気をつくってくれた裁判官には感謝したい」と述べた。合田裁判長は評議で一番苦労した点について「今、どういうことをやっているのか繰り返しお話しし、理解を得ていただくこと。正当防衛とか言葉の説明に配慮した」と話した。

955とはずがたり:2007/06/03(日) 13:41:49
ふ〜む。難しいですな。

市川の傷害事件、時効成立 知人逮捕も不起訴に
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20070603/CK2007060302021193.html
2007年6月3日

 市川市の元病院職員鈴木照勝さん(63)が二〇〇〇年六月二日、二人組の男に暴行を受け、失明などの大けがを負わされた傷害事件は、発生から七年が経過し、時効を迎えた。この事件をめぐっては、鈴木さんの知人男性(31)が今年三月に逮捕されたが、嫌疑不十分で不起訴処分になった経緯がある。時効目前の一日、鈴木さんは「(時効の)覚悟はしている」と語っていた。

 「不起訴処分になった時から『これで終わりかな』と感じ始めた」と鈴木さんは振り返る。以来、気力の衰えは隠せず「何も行動を起こす気になれない」という。「事件の解決を迎えられずに泣き寝入りする犯罪被害者は、同じ思いに苦しんでいるはず」と声を絞り出すようにつぶやいた。

 事件は、二〇〇〇年六月二日午後九時五十分ごろ発生した。鈴木さんが自宅近くの路上駐車を注意したところ、いきなり二人組の男に鉄パイプなどで暴行され、失明や骨折の重傷を負った。

 市川署の捜査が難航していた〇二年一月、鈴木さんは知人男性を犯人と名指しして損害賠償請求訴訟を起こし、〇四年一月に勝訴が確定した。裁判所は男性を「加害者」と認定し、約三千四百万円の支払いを命じた。

 その後、同署が今年三月にこの男性を逮捕したが、結局不起訴処分に。千葉地検は「供述以外の証拠がなく、公判維持が難しい」と処分の理由を説明した。

 「時効が来ても、何も変わらない。失明した視力は戻らないし、家庭が事件前と同じ生活を送ることもできないだろう」と鈴木さん。最後に「加害者を刑事罰に問うことは不可能になるが、死ぬまで真犯人の名前を叫び続けたい。あきらめたら犯人を許すことになるから」と語った。 (武田雄介)

956杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2007/06/05(火) 15:43:13
週刊誌やらテレビやらで弁護士を悪逆非道の見本みたいに報じてましたからね。これで裁判員制度とかが導入されたら、どんなカオスが待ち受けているんだろ・・・・・

「弁護士を処刑」日弁連に脅迫状 光市母子殺害めぐり
http://www.asahi.com/national/update/0604/TKY200706040412.html
2007年06月05日07時07分

 山口県光市で主婦と長女が殺害された事件をめぐり、日本弁護士連合会あてに脅迫状が送られていたことがわかった。被告の元少年の主任弁護人・安田好弘弁護士の名をあげ、模造の銃弾のようなものも同封されていたという。日弁連は封書が届いた先月29日、警視庁丸の内署に相談し、封書を任意で提出した。同署で鑑定するなどして調べている。

 関係者によると、脅迫状は「元少年を死刑に出来ぬのなら、元少年を助けようとする弁護士たちから処刑する」「裁判で裁けないなら、武力で裁く」「最悪の場合は最高裁判所長官並びに裁判官を射殺する」などとワープロで打たれていた。

957とはずがたり:2007/06/05(火) 23:16:13
>>498
枚方は生駒のお隣である。実現はしなかったがその昔,現在の近鉄生駒線は現在の京阪の交野線と繋ぐ予定であった位だ。
ここでも自民党が腐っちょる。この記事で初田が自民党と一言も書いてないのは如何なる事か?

枚方市 定数5−候補7
当31,953鈴木 和夫58公明現4党府副幹事長
当27,358中村 哲之助61民主現4党支部副代表
当22,942黒田 昌子72共産現3党府議団役員
当21,843漆原 周義43民主現4党支部副代表
当19,554初田 豊三郎49自民新1党支部相談役←こいつ
□13,385小川 真澄63無所属元 弁護士
1,744円若 正彦63無所属新 (元)会社員

初田府議、市長バックに影響力 枚方・談合事件
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200706050027.html
2007年06月05日

 捜査の手は、地元選出の大阪府議会議員に伸びた。同府枚方市の官製談合事件で4日、逮捕された初田豊三郎府議(49)は同市議を12年間務め、中司宏市長(51)とは「家族同様」の間柄だった。市ナンバー2の副市長逮捕に続き、市長にとっては側近と盟友を失う最悪の事態。市長は本当に何も知らなかったのか。捜査の焦点は、この一点に絞られつつある。

 初田府議は事件への関与を新聞で報じられた今月初め以降、枚方市内の自宅から姿を消した。一方で知人らには電話で連絡し、事件をめぐって金銭のやり取りがあったことを否定していた。

 「金は絶対にもらっていない。信じてほしい」「市長も副市長も悪いことはしていない」

 逮捕された4日の朝に電話を受けた支援者は「家に戻ったほうがいい」と勧めたが、初田府議は「報道陣もいるし……」と疲れた様子だったという。

 初田府議は95年、地元選出の府議だった祖父と枚方市議だった父の地盤を引き継いで同市議選に出馬、トップ当選を果たした。市議時代には、建設常任委員会に通算6年所属。99年には委員長に就き、市発注工事に関し強い発言力を持っていたとされる。

 この発言力の支えになっていたのは、中司市長の存在だった。

 関係者によると、初田府議は市議になる前、枚方青年会議所のメンバーとして活動。当時府議の中司市長もメンバーで、徐々に親交を深めた。市議会関係者は「中司氏が市長になった後も友達のように付き合っていた。市長は議会運営でも初田さんを頼りにしていたのではないか」と話す。

 中司市政に影響力を持つ初田府議だったが、経済的には苦労していた。建築会社の経営が行き詰まり、昨年には自宅や会社の土地を手放した。初当選した今春の府議選でも資金面の不安を理由に出馬を迷った時期があったという。支援者は「困っているのを周りが知り、食事代を払ってあげることもあった」と語る。

 初田府議の逮捕を受けて中司市長は4日夜、一連の事件で3回目になる記者会見を開き、「初田府議に(談合容疑で逮捕された)平原幸史郎警部補を紹介した責任を感じる」と語った。進退については「今は事態の収拾に全力を尽くしたい」。自らの談合への関与や金銭の授受に関しては改めて否定した。

958名無しさん:2007/06/07(木) 02:45:28
人質が4歳+7時間経過+説得に応じずと要件がそろえば射殺。
日本と対照的 >>920

上海で女児人質事件 警察が男を射殺し救出
http://www.sankei.co.jp/kokusai/china/070607/chn070607000.htm

 新華社電によると、中国・上海市のファストフード店で6日、ナイフを持った中年の男が4歳の女児を人質に取って7時間近く立てこもったが、警察が男を同日夜に射殺、女児は無事救出された。

 現場は、上海市普陀区のショッピングセンターにあるケンタッキー・フライドチキン。男は同日午後3時(日本時間同4時)ごろ、女児を人質に取った。警察は周辺を封鎖し、男に投降するように説得を試みたが、応じなかったため、午後9時40分(同10時40分)ごろに狙撃したという。(共同)

(2007/06/07 01:42)

959名無しさん:2007/06/07(木) 07:40:06
このスレですかね…
増子や山田監督の発言まで監視対象。

自衛隊監視活動:イラク派遣反対の団体など 共産党が発表
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070607k0000m010126000c.html

 共産党は6日、防衛相の直轄部隊「情報保全隊」が、自衛隊のイラク派遣に反対する全国の市民団体や野党議員の動向、デモ参加者の写真、記者の取材内容などを組織的に収集していたことを示す内部文書を入手した、と発表した。

 文書は03年11月から04年2月にかけて、陸自東北方面情報保全隊と保全隊本部が作成したとされる2種類で計166ページ。イラク派遣に対する市民団体の活動が週ごとに記録されている。また04年1月の記録で、民主党の増子輝彦衆院議員(現参院議員)が、隊OBらが組織する「隊友会」の祝辞でイラク派遣に反対したことに触れ、「派遣を誹謗(ひぼう」などとしている。

 報道機関については「青森駐屯地から退庁する隊員に取材を実施」などの記載がある。毎日新聞の記事については、04年2月21日の朝刊でイラクに赴く自衛隊員の安全を祈って全国に「黄色いハンカチ運動」が広がり、この動きに映画監督の山田洋次氏が異議を唱えていると報道したことに言及。「批判的な考えを表明している映画監督の回答を掲載」などと記録。登場する団体・個人数は290に上る。

 志位和夫・共産党委員長は「資料は自衛隊関係者から入手した。結社、表現の自由などを脅かす憲法違反の行為で、こうした監視活動はただちに中止すべきだ」と述べた。

 これに対し、久間章生防衛相は同日夕、「当時は(イラク派遣への)反対運動もあり、隊員や家族を安心させることが目的だった」と述べ、問題ないとの認識を示した。文書の真偽については「3週間で破棄する報告文書だから、調べようがない。内容が正しいかどうかも分からない」と話した。守屋武昌事務次官は「防衛省設置法に基づく調査・研究であり、(陸上自衛隊の)訓令で情報保全隊に与えられた情報収集活動」と違法性を否定。また写真撮影については「部内限りの資料で(肖像権の侵害などの)憲法違反にはあたらない」と釈明した。【日下部聡、本多健】

 ◇解説◇ 調査活動、逸脱の疑い

 情報保全隊などが作成したとされる文書には集会の参加団体名と代表者名、さらに自衛隊を取材した記者も多くは実名で記載されていた。デモ行進などに参加した人の顔を写した写真もある。

 内部の運用基準によると、情報保全隊の調査対象となるのは▽自衛隊に対して秘密を探知しようとする▽基地施設などに対する襲撃、業務に対する妨害▽職員を不法な目的に利用するための行動−−の恐れがあるなどの場合だという。防衛省は「自衛隊に関する取材や講演はこの基準を満たしている」との見解だ。メディア関係者は「保全隊にフリーハンドを与えたような解釈だ」と批判する。

 特にデモ参加者らの同意がない写真撮影は、問題がある。最高裁は69年、警察が行う撮影が許容される場合について「犯罪が行われ、もしくは行われたのち間がなく、証拠保全の必要性、緊急性があるとき」との判断を示した。個人情報保護問題に詳しい清水勉弁護士は「写真は個人識別性が非常に高い。警察よりも必要性の低い情報保全隊による無断撮影は、肖像権や表現の自由に対する侵害の恐れがある」と指摘する。防衛省には情報保全隊による調査活動の適法性について、国民に対して十分に説明する責任がある。【臺宏士】

毎日新聞 2007年6月6日 21時40分 (最終更新時間 6月7日 0時24分)

960小説吉田学校読者:2007/06/08(金) 06:22:05
1人1錠、列島全部で薬物常用者1万人使用するとして、9日分。法定刑に無期懲役があれば、無期もありえたと思う。

<合成麻薬>運び屋母娘に懲役14〜13年 千葉地裁
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070607-00000126-mai-soci

 合成麻薬「MDMA」約8万9000錠(末端価格約3億6000万円相当)を密輸したとして、麻薬取締法違反などの罪に問われた、ともに無職の三重県桑名市、杉浦美保子(61)▽娘の同県菰野町、夕子(25)両被告の判決公判が7日、千葉地裁であった。大野勝則裁判長は美保子被告に懲役14年、罰金500万円(求刑・懲役18年、罰金500万円)、夕子被告に同13年、同450万円(同17年、同450万円)を言い渡した。空港や港での麻薬押収量としては過去最多だった。
 判決によると、2人は美保子被告がタクシー運転手当時に乗客として知り合った同県桑名市の無職、大須賀和太郎被告(55)=同罪などで公判中=らと共謀。今年3月12日、ドイツから成田空港に帰国時、合成麻薬をスーツケースに隠して持ち込んだ。
 2人は04年9月以降、14回にわたって薬物を密輸し、大須賀被告から一回につき一人当たり20万円の報酬を受け取った。大野裁判長は「報酬目的で『運び屋』を繰り返した。国際的な密輸組織の関与がうかがわれ、社会への影響も大きい」と指摘した。

961小説吉田学校読者:2007/06/09(土) 08:43:30
被害者視から一転、「謎多き参考人」へ。本名なのかどうなのかも微妙。

板橋の血痕事件、所在不明男性の生存を確認
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070608i215.htm

 東京都板橋区高島平のマンションの一室から大量の血痕が発見された事件で、警視庁高島平署捜査本部は8日、この部屋の借り主で、行方不明になっている男性の生存が確認されたと発表した。血痕が見つかった後、知人が携帯電話で、男性本人と話していたことが判明した。血痕は、部屋から運び出された遺体から流れ出たとみられ、捜査本部は、借り主の男性が何らかの事情を知っているとみて行方を捜している。
 調べによると、男性は5月1日から「大久保憲義 29歳」と名乗って、この部屋を借りていたが、血痕が見つかった6日未明の時点で所在がわからなくなっていた。しかし翌7日に知人がメールで連絡したところ、返信メールが届き、さらに、電話で会話を交わしていた。発信履歴などから、都内から発信したとみられている。

962小説吉田学校読者:2007/06/17(日) 08:21:14
公安スパイを警察本部ではエスと言いますが、中央の警察庁と公調では「玉」と言います。

地方組織レベルで工作玉を用意している警察と違い、公安調査庁は本部に工作玉を持つ。
この説、「巷間」の噂として、問題露見直後から霞ヶ関界隈では流れていた。ある人は「自作自演」とまで評したらしい。総連本部差し押さえだけは避けたい朝鮮総連と、工作玉の元社長に貸しを作りたい公安調査庁の職員の利害が一致したのではないか。

朝鮮総連本部売却:公安庁職員が仲介者を元長官に紹介
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070617k0000m040131000c.html

 在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の中央本部の土地と建物の売却問題で、売買を仲介した元不動産会社社長の男性(73)を緒方重威(しげたけ)・元公安調査庁長官(73)に紹介したのは、公安調査庁の現職職員だったことが関係者の話で分かった。検察当局も、こうした関係を把握している模様だ。仮装売買が疑われる当事者の関係構築に現職が関与していた実態が浮かんだ。
 この職員は、主に国外の公安動向の調査を担当する「調査第2部」に所属。北朝鮮関係の情報収集・分析は2部が扱っており、朝鮮総連も調査対象としている。緒方氏も84年から86年まで2部長を務めた。
 元社長は、今回の売買に関して、緒方氏と朝鮮総連側との間を取り持ったとされ、東京地検特捜部が東京都内の自宅を電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで家宅捜索している。
 元社長は、何度も訪朝したことがあって朝鮮総連とつながりが深いとされる。職員は総連の調査の過程で知り合い、元社長の要請を受けて、退職していた緒方氏を紹介したとみられる。
 元社長は、旧住宅金融専門会社(住専)の大口融資先だった不動産会社を経営していたことがあり、住宅金融債権管理機構の債権回収を逃れようとしたとして、警視庁に強制執行妨害容疑などで98年に逮捕されたことがある。
 中央本部の売却問題についての現職職員の関与の可能性については、柳俊夫・公安庁長官が13日の自民党の会合で「当庁の職員は一切関与していない。元長官の在職時の職務とも一切関係ないと認識している」と否定している。
 緒方氏は93年から95年まで公安庁長官を務め、97年に広島高検検事長を最後に退官している。

963やおよろず:2007/06/17(日) 08:36:46
朝鮮総連本部売却:「出資者予定者は元長官と面識」土屋氏
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070617k0000m040134000c.html

 朝鮮総連代理人の土屋公献・元日本弁護士連合会会長(84)は16日夜、自宅前で記者団の取材に応じ、中央本部の売買に絡んで資金を調達する人物や出資予定者の名前を挙げたうえで、資金調達方法の全体像を初めて明らかにした。出資予定者は当初複数いたが現在は1人で、緒方重威・元公安調査庁長官(73)が会ったことのある人物、とした。

 関係者によると、資金調達は投資コンサルタントの男性が引き受け、出資予定者を緒方氏に引き会わせたという。コンサルタント男性は、購入元となった「ハーベスト投資顧問」の設立にも携わったとされ、緒方氏と土屋氏を仲介した元不動産会社社長とも知人関係にあるという。また、出資予定者について土屋氏は「会ったことはないが、しっかりした人」とした。

毎日新聞 2007年6月17日 1時40分

964名無しさん:2007/06/19(火) 23:30:19
仲介者の名前が出たのははじめてでしょうか?
なんでもこの満井氏は三塚博の元秘書だそうで…

仲介の元社長「筋の通らない金でない」
http://news.tbs.co.jp/part_news/part_news3589684.html

 朝鮮総連中央本部の土地・建物の取引をめぐり、総連側が4億数千万円を渡したとされる仲介役の不動産会社元社長が、JNNの独占取材に応じました。元社長の告白から、問題の取引の実態が浮かび上がりました。
 「以前、お世話になった関係で(総連側から)『実は今度、総連の土地・建物を売却する。ついては、建物を買っていただく人はいないだろうか』と」(不動産会社元社長・満井忠男氏)

 問題の取引が朝鮮総連から持ち込まれたと話す渦中の不動産会社元社長・満井忠男氏。満井元社長は、総連側から元日弁連会長の土屋公献弁護士を紹介され、4月半ば、旧知の仲だった公安調査庁の緒方重威元長官と3人で初めて顔を合わせたといいます。

 「(総連の土地・建物を)RCC(=整理回収機構)さんの方にはお返しして、余力があれば、買い戻しをさせていただくと、そういう方に売ってもらえませんかと。私はその場では黙って聞いてただけで、『大変な物件なんだな』と」(満井忠男氏)

 土地建物の売却は、当初、土屋弁護士が提案したのは30億円。出資者探しは、満井元社長の知人の元銀行員に一任していたといいます。

 「これは一種の金融だと(思った)。金融的売買だとすると私の分野ではないので。(投資家について)私はまったくタッチしたことはないし、その人は分かりません」(満井忠男氏)

 また、代金が支払われないまま所有権が移転登記されたことについては、「出資者側を安心させるためだった」と説明しています。

 「北朝鮮というと見えない部分があるし、投資家の人たちも不安がるから『権利書見てお金を払う』形になりませんかと」(満井忠男氏)

 インタビューを行ったのは今月15日。この日、満井元社長の関係先も東京地検特捜部の家宅捜索を受けました。特捜部は、満井元社長を取引の中心人物と見て、連日、聴取を続けています。

 「『満井の所に総連から金が行った』ということを知ったのは、11日の夕方ですよ。許宗萬さんが私の事務所をこっそり訪ねてきたんですよ。4億円いくらの金が行っていると」(緒方重威元公安庁長官〔6月18日〕)

 「コメントは公式的には会館で話しますから(Q.4億円についてはどういった趣旨で?)・・・・・・」(朝鮮総連・許宗萬責任副議長)

 満井元社長は、総連側からの4億7500万円を受け取ったことは認めています。うち1億5000万円は資金調達役の元銀行員に、2億円は総連に返却し、1億円を貸金庫に保管していると説明しました。

 東京地検特捜部は、こうした売買契約の詳しい経緯を調べています。(19日16:39)

965とはずがたり:2007/06/20(水) 15:33:55
どうなんですか,法学系論客の皆さん。俺はこいつは死刑でいいと思うんですけど。

遺体「強姦」は死者復活の儀式 弁護団が「失笑」ものの新主張  (J-CAST)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/goukan/story/20070525jcast200727937/

主婦を殺害した後、「強姦」したのは、「死者を復活させるための儀式だった」。こんなとんでもない主張を、山口県光市の母子殺害事件の差し戻し控訴審で弁護団がした。ほかにも死刑回避を狙った独自な見方が示され、遺族は「怒りを通り越して失笑した」と批判している。弁護団にはどんな意図があったのか。
「(同じ)弁護士として恥ずかしい」と大澤氏

山口県光市の母子殺害事件の差し戻し控訴審の公判が2007年5月24日、広島高裁で始まった。2審判決などによると、事件は1999年4月、26歳の元会社員(当時18)の男性被告が、作業員を装って本村洋さん(31)宅に入り、本村さんの妻と生後11カ月だった長女の首を絞め殺害した。妻殺害後に遺体を姦淫した。検察側は一貫して死刑を求刑したが、1審も2審も無期懲役の判決だった。最高裁は2006年6月、「殺害の計画性のなさや、少年だったことを理由とした死刑回避は不当」として、審理を同高裁へ差し戻した。
 

新たに21人もの大弁護団を形成した被告側は、主婦殺害後の遺体を犯した行為などについてこのように主張した。
被告は、自分が中学1年のときに自殺した母への人恋しさから被害者に抱きついた。甘えてじゃれようとしたので強姦目的ではない。騒がれたために口をふさごうとしたら誤って首を押さえ窒息死させた。死後に遺体を犯した行為は、生をつぎ込み死者を復活させる魔術的な儀式だった。長女は泣きやまないので首にひもをまいてリボンの代わりに蝶々結びにしたら死んでしまった。どちらも殺意はなく、(殺人より罪が軽い)傷害致死罪に当たる。

「(同じ)弁護士として恥ずかしい」と弁護団を切り捨てたのは、5月25日朝のTBS系「みのもんたの朝ズバ!」のコメンテーターで元検事の大澤孝征弁護士。大澤弁護士によると、「不可解で不合理な話をして被告の精神がまともではない。だから責任能力は少ない。当然死刑は適用すべきではない」という論理につなげるために、弁護団は事実を曲げようとしている。死刑を回避するための捨て身の戦法、というわけだ。
 
「弁護団は死刑廃止を訴えるのに被告を利用」

こうした主張をした弁護団はどんな人たちなのか。「団長」は、安田好弘弁護士だ。オウム審理教事件で麻原彰晃死刑囚の1審の主任弁護人を務めたことでも知られる。母子殺害事件では最高裁の上告審判決が出る06年6月の直前に前任者らの辞任に伴い就任した。地元広島の足立修一弁護士もこのときから参加した。

弁護団の中のある弁護士事務所によると、今回の弁護団の21人中19人は差し戻し審から新たに参加した。地元広島は5人ほどで、北海道から福岡まで全国から集まっている。安田、足立両弁護士2人とも死刑廃止論者としても知られ、集まった19人の多くも「同士」が少なくないと見られている。

安田弁護士は、和歌山カレー事件や耐震強度偽装事件絡みのヒューザーの小嶋進・元社長の弁護にかかわるなど有名な事件を数多く手がけている。オウム事件審理中には、顧問企業の財産隠しに関して強制執行妨害の疑いで逮捕された。安田弁護士を弁護しようと、2,000人以上の弁護士が集まった著名人だ。いわゆる「人権派」だが、死刑賛成論者や事件の被害者側の一部からも仕事ぶりを支持する声もある。

足立弁護士は、1995年にスピード違反で摘発されたが、「スピード違反を仕向けて摘発する一種のおとり捜査で、計測結果も正確ではない」などと主張し、反則金の支払いを拒んで道路交通法違反の罪で起訴された経歴の持ち主だ。

2人は、最高裁で06年3月14日に予定されていた光市の母子殺害事件の上告審弁論に日弁連の行事のため欠席した。裁判長が「極めて遺憾」とコメントするなど批判も集まった。

遺族の本村さんは閉廷後の会見で「(弁護側の意見書は)怒りを通り越して失笑した。犯罪事実を知っているのは被告だけ。弁護人の主張していることは不可解なことが多く、にわかに信じがたい」と語った。さらに、弁護団について「死刑廃止を訴えるために遺族だけでなく被告さえ利用している」と断じた。

J-CASTニュースは5月25日、地元広島で弁護団広報を担当する「桂・本田法律事務所」へ電話したが「担当者が一日中出張して連絡が取れない」とのことだった。

次回公判は6月26日から3日連続で開かれる予定だ。

[ 2007年5月25日20時25分 ]

966とはずがたり:2007/06/20(水) 16:18:01
>>957
なんたる実力派警部補。

逮捕の警部補、20年前に市長を取り調べ 枚方談合
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200706180033.html
2007年06月18日

 大阪府枚方市の清掃工場建設をめぐる官製談合事件で、逮捕された府警捜査2課警部補の平原幸史郎容疑者(47)が20年前、府議に初当選した中司宏市長(51)を選挙違反事件にからんで事情聴取していたことがわかった。平原警部補はこれを機に中司氏に接近して人脈を広げ、中司氏の市長当選後は公共工事のあり方についても助言するようになった。20年前の聴取が市政介入への原点になったとみられる。

 大阪地検特捜部は大手ゼネコン「大林組」との間で1千万円の授受があったとして、平原警部補を18日午後、警察官の職務に絡む収賄容疑で再逮捕し、同容疑者が市政に食い込みをかけた過程についても調べる。

 関係者によると、87年の府議選で中司氏は新聞記者から転出し初出馬で当選した。この際、文書がらみの選挙違反事件が浮上、平原警部補は枚方市内で中司氏を任意で取り調べた。当時平原警部補は枚方署刑事課勤務で階級は巡査だったが、知能犯捜査ですでに頭角を現していた。捜査は中司氏の周辺多数に及び、中司氏への調べも厳しいものだったという。

 この事件で中司氏は立件されなかったが、平原警部補は捜査終了後、中司氏に「選挙のアドバイス」をするようになった。中司氏が府議2期を経て市長に初当選した95年以降は、市役所を訪れ、予約なしで面会するなど関係がより深くなったという。中司氏は、木下誠副市長ら幹部に平原警部補を紹介し、「談合や汚職捜査のプロ」と称賛した。

 副市長の小堀隆恒容疑者(60)=競売入札妨害(談合)容疑で逮捕=や府議の初田豊三郎容疑者(49)=同=と親しくなったのも中司氏の紹介だった。「談合防止」の目的で、中司氏、初田府議、平原警部補の3人は府議宅で勉強会を重ねたとされる。

 一方、平原警部補は別の汚職事件で8年前に取り調べたことがある国土建設社長山田睦司容疑者(46)=同=とも関係を深めた。

 山田社長を通じて知り合った大林組顧問、森井繁夫容疑者(64)を約3年前、中司氏に引き合わせた。中司氏を料理屋に呼び出し、関係を誇示したという。

 こうした2人の関係について、府警の中には「事情聴取を受けたという中司氏側の負い目を、平原警部補は巧みに利用したのではないか」という見方もある。

 平原警部補は自治体、業界双方に顔が利くことを「売り」に巧みに情報を聞き出していた。しかし枚方市政への食い込みが深まるにつれ、談合の橋渡しをするようになったとみられる。

 中司氏はこれまでの記者会見で「平原氏からいろいろアドバイスを受けた。談合排除の協力と思っていた」としている。

967小説吉田学校読者:2007/06/22(金) 22:47:27
言うだけタダ。竹下喚問以来、この言葉は私の中では軽く響く。「まあ、罪万死に値するわな」

元公安調査庁長官は、「万死に値する」と菅総務相
http://www.asahi.com/politics/update/0622/TKY200706220301.html

 菅総務相は22日、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部が入った東京都内の土地・建物の「売却」問題で、元公安調査庁長官の緒方重威弁護士が差し押さえを防ぐための「仮装取引」を疑われていることについて「(朝鮮総連は)日本人拉致問題に深く関係していると言われている。長官は、まさに万死に値する。絶対に許すことができない」と批判した。閣議後の会見で語った。

968とは:2007/06/22(金) 23:28:41
なんか与党の執行部の発言が妙にヒステリックで厭な感じですねぇ。俺の記憶に残ってるのは野中幹事長の万死に値する、ですね。あれは全体としては勝利だったけど、多くの犠牲も払った事に自分の責任を痛感してるという重みのある発言だったと思うが、安倍にしても中川にしても批判のトーンをオクターブあけだいだけで重みがなく軽々しくて空々しく聞こえてしまいます。

969とは:2007/06/28(木) 18:20:42
新幹線の電光掲示板で元公安長官の緒方氏が総連の登記事件に絡んで逮捕との事。逆に厳しすぎやしません?こんなんで逮捕だと中川悪なんかとっくに逆さ吊りになってないと釣り合いが取れぬ気がしますが。

970やおよろず:2007/06/28(木) 18:31:05
緒方・元公安調査庁長官ら3人逮捕、詐欺容疑で
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070628it11.htm?from=top

 在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部の土地・建物の移転登記問題で、東京地検特捜部は28日、緒方重威(しげたけ)・元公安調査庁長官(73)ら3人を詐欺容疑で逮捕した。

 逮捕されたのは、緒方容疑者のほか、取引を仲介した不動産会社元社長、満井忠男容疑者(73)と、資金調達のまとめ役のコンサルタント会社元役員、河江浩司容疑者(42)の2人。

 特捜部の調べによると、緒方容疑者ら3人は共謀の上、中央本部の購入代金35億円を調達できる見通しがなかったにもかかわらず、朝鮮総連の代理人の土屋公献(こうけん)弁護士(84)に「調達は可能」とウソをつき、今年6月1日に中央本部の土地・建物の所有権を緒方容疑者が代表取締役を務める「ハーベスト投資顧問」に移転登記させ、この土地・建物をだまし取った疑い。

(2007年6月28日17時3分 読売新聞)

971名無しさん:2007/06/28(木) 22:02:20
光母子殺害:弁護側が犯罪心理鑑定で証人尋問−今日の話題:MSN毎日インタラクティブ
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070629k0000m040042000c.html

 山口県光市で99年にあった母子殺害事件で、殺人や強姦(ごうかん)致死罪などに問われた当時18歳の元少年(26)の集中審理3日目が28日、広島高裁(楢崎康英裁判長)で開かれた。前日に続き、弁護側の依頼で元少年の犯罪心理鑑定をした日本福祉大の加藤幸雄教授の証人尋問があった。

 1、2審判決によると、元少年は99年4月14日、光市の会社員、本村洋さん(31)方で妻弥生さん(当時23歳)を強姦目的で襲い、首を絞めて殺害。長女夕夏ちゃん(同11カ月)も絞殺した。

 加藤教授は「自我が低下した中で、弥生さんに優しく接してもらい、亡き母のように甘えさせてくれるはずだという強い思いこみが(元少年に)生じた」と分析。一方、動かなくなった弥生さんの体を触ったことについては「母に対する依存感情が性的願望として大きくなっていくことはあり得るので、性的感情が全くなかったという元少年の主張は必ずしも適切ではない」と述べた。この他、1審前の少年鑑別所の記録で「退行した精神状況だった」などと、今回の鑑定と類似した結果が出ていたことも指摘した。

 公判後に記者会見した弁護団は「被告が語った内容で事実関係の一部が明らかにでき、内容は遺体の痕跡とも合致している。今後の裁判で重要な部分が証明されていくだろう」と語った。

 この後、7月24〜26日と9月18〜20日に集中審理がある。【大沢瑞季、安部拓輝、内田久光】

 ◇憤り隠せない…本村さん会見

 遺族の洋さんは公判終了後、広島市内で会見。元少年が1、2審で認めていた起訴事実を一転して否認した点について「裁判で真実を求め続けた7年間がほごにされた」と怒りをあらわにした。【安部拓輝、内田久光】

 −−3日間の集中審理の感想を。

 聞くに堪えない3日間だった。あまりにも我田引水で身勝手な主張が多い。亡くなった者への尊厳のかけらも見られず、憤りを隠せない。被告は全く反省していないと思った。初めて法廷で被告と目が合い、退廷時に鋭い目でにらみつけられた。今日ほど憤りを感じた日はない。

 −−被告が目を合わせた意図は何だと思うか。

 何を思い私たちを見たのか分からない。私は直感的に、この人間を社会に帰してはいけない、この人間を裁けない司法ならいらないと思った。

 −−亡くした妻と娘に報告できることは。

 むしろ妻と娘に聞きたい。何が本当に起こったのかと。現場を知るのは妻と娘と被告だけ。弁護団の「ストーリー」という言い方が非常に嫌い。物語ではなく、真実を究明するのが裁判だ。

 −−法廷で意見を述べたい思いは募ったか。

 裁判の最後の方で(犯罪被害者・家族の)意見陳述権を行使したい。公判を見ながら思ったことを正直に述べたい。

 −−被告の話し方や仕草に変化を感じたか。

 語彙(ごい)が増えたが、弁護団の弁論と同じ単語が多いと感じた。事件から8年がたち、言葉遣いや主語・述語の使い方などに成長の跡は見られる。

 −−被告の話に真実味を感じたか。

 検察側冒頭陳述が事件の真実と思ってきた。被告もずっと否認しなかったが、ここにきて主張を変え、内容があまりに支離滅裂。被告はうそを言っていると今は思うが、判定するのは裁判所だ。

 −−この1年で反省した形跡は見られたか。

 いいえ。それが非常に残念。極刑を求めるが、今の状態で死刑判決が出ても意味がない。

 −−3日間で許せなかった被告の言葉は?

 検察側の質問に「本法廷で言っていることがすべて」と答えた。今までの7年をほごにしてしまう言葉で許しがたい。

毎日新聞 2007年6月28日 19時04分 (最終更新時間 6月28日 20時37分)

972やおよろず:2007/07/01(日) 05:14:22
http://www.urban.ne.jp/home/hideoh29/
http://www.urban.ne.jp/home/hideoh29/04611.jpg

被害者の母「息子は少年法改正の前日に17歳と15歳の加害者に2時間あまりのむごい暴行を受け脳死状態になり、五日間、意識不明続きました。
          お医者様の判断で個室に移された日、私は枕元で『助けてあげられなくてごめんね』と話しかけると、息子は何も言わずただ涙を流しました。
          交通事故にあい、半身不随となり、壮絶なリハビリを乗り越えやっと歩けるようになった息子を脳死状態になるまで殴り続けて殺したのです。」

民主党ネクスト法務大臣「え?じゃあ、加害者が死ぬ目にあえばいいんですか?」
民主党ネクスト法務大臣「拷問して殺せばそれで気が済むっていうんですかぁ」

被害者の母「息子が死んで犯人が1、2年で出てきてのうのうと暮らしてるのが納得できない」
民主党ネクスト法務大臣「死の恐怖を味あわせたい?」
民主党ネクスト法務大臣「彼等にも犯罪を冒す事情があったんですよ」
被害者の母「事情って何ですか?」
民主党ネクスト法務大臣「そ、それは置いといてですね・・・」

その事情↓ (加害者少年の動機)

「障害者が高校へ行くなんて生意気だ!!」

973やおよろず:2007/07/01(日) 05:18:48
「太田総理・秘書田中」で
民主党議員、平岡秀夫と郡和子が
少年に我が子を殺されたお母さんに暴言を吐く。

「加害者が死の恐怖に晒されれば満足なんですかぁ〜?」平岡秀夫
「加害者には事情があるんですよ」郡和子

=============

キュウマもそうだが、平岡のネクストもクビが相当だろう

974やおよろず:2007/07/01(日) 05:30:02
動画1
http://jp.youtube.com/watch?v=ScJkZJYwbE0
動画2
http://jp.youtube.com/watch?v=qmjLPH9CKGA

976小説吉田学校読者(まだまだ体温38度):2007/07/01(日) 08:20:03
>>972-973
光市の母子殺害報道、私、風邪で休んでワイドショーで見てたんですが、コメンテーターがほぼ全員「死刑が相当」「異常だ」しか言わないので、私はそっちの方が怖いです。列島「吊るせ」大合唱という世相の方が怖い。
本村さんが言うのは当然で、死刑を願い、思うのもいい。第三者が判決が出てから「支持できる」とかのコメントも許容できる。だが、裁判が進行中、主に感情だけで「死刑だ」「死刑だ」と言うのはいかがなものか。

この点において、平岡の「死の恐怖を味わわせれば、満足なのか」の発言は私は支持はできないが、許容はできます。事件の中身も見ないで動機云々の発言をする郡和子は論外ですが、「落とす」までのリビドーは沸きません。

977やおよろず:2007/07/01(日) 08:33:13
>>976
平岡の「死の恐怖を味わわせれば、満足なのか」の発言

そちらのほうが、論として本流なのはわかりますが、
平岡はネクスト法務大臣であって、被害者遺族に向かって、
あの語り草は、論の良し悪しではなく、人間としてどうかと思いますけどね。
よく、面と向かって、そんなことを言えるもんだなと、感心しました。
民主党は、本気でこの人を、法務大臣にするのかな?

>光市の母子殺害報道、私、風邪で休んでワイドショーで見てたんですが、コメンテーターがほぼ全員「死刑が相当」「異常だ」しか言わないので、私はそっちの方が怖いです。
>列島「吊るせ」大合唱という世相の方が怖い。
>本村さんが言うのは当然で、死刑を願い、思うのもいい。
>第三者が判決が出てから「支持できる」とかのコメントも許容できる。
>だが、裁判が進行中、主に感情だけで「死刑だ」「死刑だ」と言うのはいかがなものか。

感情で「死刑」というのが悪いとは思いませんが、
この事件に限らず、この辺が無秩序になっているのは恐ろしいですね。
こうなると、刑事訴訟法やらの手続規定が意味をなさなくなる、法や刑罰規定が意味をなさなくなる可能性がありますね。
報道に当って、ある種のルールが必要だと思いますね。
しかし、その反面、sこの規制により被害者泣き寝入り・加害者高笑いの世の中が続くのもどうかと思います。
人権原理主義に凝り固まって硬直した司法の世界にも問題があるんじゃないでしょうか?
この両極の調和というものが、必要なのではないかと思います。

>郡和子は論外
トミ子とか、この辺が幅を利かせてるうちは、宮城の民主党は伸びて来ないと思いますね。

978小説吉田学校読者(まだまだ体温38度):2007/07/01(日) 08:50:28
>>977
そこらへんが「支持はできないが許容はできる」と私が書いたところですね。
法律家が言うのなら分かるんですが、政治家だったら言葉を選びなさいと言いたいところだ。「それは分かるけれども」「気持ちは分かるけれども」と語頭に付けるだけでもいい。

コメンテーターが「死刑だ」「死刑だ」の合唱をしている朝8時台なんて、異常ですよ。私から言わせると。死刑というのは、まず万感こもって、葛藤しながら宣告するものじゃないか。最大の人権抑圧なんだから。それをさも、死刑ということで安全地帯を確保した顔をしているようなコメンテーターとそれを重宝がるテレビ局は世論形成の担い手というのを分かっているのか。

あと一言、バラエティー番組で死刑とか、犯罪被害者とか、重い問題をやるもんじゃないよ。リサーチとかちゃんとしていないんだから。間違いなく「一方の意見」しかリサーチしていない。大宅文庫行って、PC叩いてリサーチ終わったとか思っているんじゃないか? 私がこの番組を見ない理由はここにある。

979やおよろず:2007/07/01(日) 09:06:03
>>死刑というのは・・・最大の人権抑圧なんだから。

殺人のほうが、もっと酷い人権抑圧では?
コンクリ事件みたいにして殺されるわけじゃないんだから。

>>死刑ということで安全地帯を確保した顔をしているようなコメンテーター

VTRの作りに問題があるケースがほとんどではないですか?
このVTRに対する答えが、初めから定まっている。
その答えを瞬時に読み解く能力が、コメンテーターに求められる。
入試の問題みたいな作りになっている。
この「解答」から外れたコメントができないようになってますね。

980小説吉田学校読者(まだまだ体温38度):2007/07/01(日) 09:52:33
>>979
最大の人権抑圧は「生命を奪うこと」であります。死刑というのは最大にして合法の人権抑圧であります。殺人というのは最大にして違法の人権抑圧であります。

>>VTRの作りに問題があるケースがほとんどではないですか?
>>このVTRに対する答えが、初めから定まっている。

それも含めて、問題なんですね。サンプロの後半みたいなVTRだったらいくらでも料理できる(田原氏というファクターもあるけど)と思うんだけども。
ワイドショーのコメンテーターの顔って総じて下劣(有田氏と朝ズバ以外)。「ドラえもんに対して失礼だ」と言ったその口で「こういう人間を社会は再び受け入れることはできないですよ」「なんで、実名を出せないんですか」などいう奴がいて、「決めた」とかいう顔をしていたのだが、あえて名前は秘しますが、こいつの言うこと、書くことはこれからまともに受け入れないことにした。

981やおよろず:2007/07/01(日) 10:02:44
>>980
因果応報で悪人が殺されるのと、何らのいわれなく殺されるのと、それが等価という考え方ですか?
死刑執行と、数ヶ月間にわたって監禁して嬲り殺しにするのと、それが等価という考え方ですか?
そうであれば、「命を奪うこと」=最大の人権抑圧という論理展開になるのも納得できます。

しかし、どうもその前提に立つには、まだまだ修行が必要みたいです。
それを合法・違法という分類でもって、同じ生命を奪う行為と考えられないっすわ。

朝ズバは、見ていないんでよくわからないいですが、コメンテーター陣が優秀なんですかね?
私の選ぶワーストコメンテーターは、大谷昭宏ですけどね。

982小説吉田学校読者(まだまだ体温38度):2007/07/01(日) 10:34:46
>>981
当事者じゃない以上、等価ではないでしょうか。

私の周辺が殺害されたら等価ではないですし、たぶん敵討ち殺人をしたいと思いますが、飽くまで、報道される犯罪で個人的法益を侵害する事件においては、感情は持ちえても第三者であり、私は、ある程度の客観視することにしている。
私の性格上、近しい人が嬲り殺しにされて、加害者と対峙したら、殺してやりたいと思うけども、実際に殺すかというと殺さないし、死刑を望むかというとちょっと躊躇してしまうと思う。
この朝のワイドショーを(NHKにチャンネル変えたくらいだ)異常と感じたのは、そういう客観視がないからで、感情そのままのくせに感情を持っていない、対峙したら逃げ出すであろうコメンテーターの馬鹿さには、ちょっと違和感以上のものを感じるわけです。第三者であるはずなのに当事者意識丸出し。報道以上のことをしてどうするのだろうか。

ところで、修行と評されるのも結構だが、この文頭で「思う」とかという言葉を使うことで察していただければ幸いであります。

朝ズバは、みのもんた以外は優秀ですね。私の選ぶワースト2は、見城三枝子です。

983とはずがたり:2007/07/01(日) 10:40:11
俺は光市の元18歳の少年は死刑にすべきだと思います。
およそ非論理的で言い訳になっていない言い訳をこね回すふざけた弁護団は全員弁護士資格剥奪してもええんちゃうかとすら思います。
コメンテーターが死刑を叫んでてもこの件に関しては肯定したい。ヒステリックに殺せ殺せとコメンテーターが言うのは異常な光景であると云うのは正しい指摘だし忘れてはならないと思いますが,この件はなんか弁護側の胡散臭さが目立つような気がします。

死刑廃止論者の友人と議論したときは,死刑では被害者の家族は救われない(と被害者家族は云ってる)し,近代法制は被害者の復讐ではなく加害者の更生がその刑執行の第一義的目的であるべきだとの事でした。
被害者の家族が死刑でも救われないといった時に,寧ろそう云わしめたその過程を考えるに加害者の罪の重さと,社会正義貫徹の最後の手段として国家による殺人を認めてもいいんじゃないかなと思ってしまい,自分の文化的未熟さを認めざる得ない気がしてます。

984小説吉田学校読者(まだまだ体温38度):2007/07/01(日) 10:54:10
>>983
私は前も書いたように「消極的死刑廃止論者」でありまして、死刑が最高刑として法律に書いてある以上、死刑判決はやむを得ない場合にのみではありますが、許容されるべき(最近はちょっとハードルが低くなっていると思うので、危惧しております)であると考えております。
最高刑が死刑である以上、私も死刑相当だと思う。二度と社会に出してはいけない。たぶん、再犯はしないと思うが、何かに目覚めたと思う。ただ、終身刑があれば、終身刑を選ぶと思います。

私は刑罰というのは、第一義的に応報だと思います。その上で、死刑が最高でいいのか。殺してやりたいほど憎いというのを国家が認めていいのか。その点、修復的司法という応報でも更生でもない第三の道があると思う。

>>弁護側の胡散臭さが目立つような気がします。
確かに胡散臭いし、方法論としてまったく認めることもできないし、死刑廃止運動のために個別的事件(それも刑事)を利用するなどというのは、絶対にやってはいけないと思うのだが、安田弁護士が会見で「一、二審では司法の怠慢があった。被告人が事実を認めたのをいいことに事実の追及をしなかった」と言うのは首肯します。その点、検察と一、二審弁護人に怠慢はあったでしょう。
それがドラえもん云々というのは、後付けになると思う。これは「隠したかった」となぜ言えなかったのだろうか。

985とはずがたり:2007/07/01(日) 12:08:14
>>982>>984
>当事者じゃない以上、等価ではないでしょうか。
そうなんでしょうね。俺等が死刑だ無実だ叫んでも当事者ではあり得ないし,当事者の気持ちには決して入り込めないでしょうし。
そういう意味で陪審員制度の拙速な導入はどうなんでしょうかね。
なんかヒステリックな人民裁判制度に成りそうな気が。アメリカの滅茶苦茶な裁判制度を猿真似するのってどうなんでしょうか?

>私は刑罰というのは、第一義的に応報だと思います。その上で、死刑が最高でいいのか。殺してやりたいほど憎いというのを国家が認めていいのか。その点、修復的司法という応報でも更生でもない第三の道があると思う。
なるほど。そういう考えも出来るんですな。彼と報復か更生かの二者択一の議論をしたことがなかったのですが,こんな考えも出来ますな。

986小説吉田学校読者(まだまだ体温38度):2007/07/01(日) 12:21:48
>>985

>>なんかヒステリックな人民裁判制度に成りそうな気が。
これは私も一番危惧しております。
光市母子殺害の場合、量刑しか見ていない報道(ワイドショーもニュースも含めて)は間違っていると思いますね。事件前の被告人の足取りなんか全然分からない(報道ステーションがすこしやったくらいか)です。こういう一時的刷り込みがなされた後に、私たちは裁判員にならなければいけない。これは司法の進歩なんでしょうか?

987やおよろず:2007/07/01(日) 12:34:43
>>983
現在の刑法を無視した話になりますが、
仮に安田氏らの筋書きが本当であったとしても、
それが、何なのかとしか思えませんね。
事実は、罪なき人が死んでるわけですから。
わざとじゃないで、済む話と済まない話があるでしょう。

こうして、被害者が泣き寝入り、加害者が高笑い
弱い人間は虐げられるだけで、悪が栄えるような世の中になるのは、
本当に、憤懣やるかたないです。

988小説吉田学校読者(やっと36度台復帰):2007/07/01(日) 19:10:44
この受刑者が逮捕された後、栃木県東や群馬県西で未解決の少女失跡・殺害事件が発生しているが、「(発生事案の)犯人が検挙されたとき、この事件の真犯人だと告白されるのが一番怖い。」からまともに捜査していない説というのがあります。
昭和63年から、栃木県下で未解決の事件が3件。群馬県下で1件ある。県境をまたいだ(不)連続殺人者が他にいる可能性が否定できないのではないかという、そもそもの冤罪説の出発点を大事にしないと、再審請求は敗色が濃くなると思う。

足利事件再審請求 DNA再鑑定が焦点  弁護団、要求の意見書提出へ
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news001.htm

 足利市で1990年に4歳女児が殺された「足利事件」で、再審を請求している菅家利和受刑者(60)(無期懲役確定)の弁護団は6日、有罪判決の決め手となったDNA鑑定が誤っていた可能性が高いとして、再鑑定などを求める意見書を宇都宮地裁に提出する。殺人が確定した裁判でDNA再鑑定が認められれば、異例のケースとなるだけに、地裁の判断が注目される。(河合良昭)
■死因にも疑問■
 弁護団は、県警が行ったDNA鑑定は、同鑑定が89年に日本の捜査に導入されてから間もないものだとして、精度を問題視している。現在、91年ごろの鑑定による同じDNA型の出現頻度は「1000人に5人程度」とみられており、弁護団は「当時の鑑定では、足利市周辺には同じDNA型が数百人はいた」とする。
 もっとも、この主張は、裁判の過程で弁護側が訴えてきた主張と大きな変化はない。状況が最高裁判決前と異なるのは、女児の死因についても、弁護団が疑問を強めているからだ。
 判決は、女児が菅家受刑者に絞殺されたと認定した。これに対し、弁護団は再審請求の中で、白い泡沫(ほうまつ)液が遺体に残っていたとする鈴木庸夫・山形大名誉教授の鑑定書を地裁に提出し、水死の可能性が高いとの見方を強めている。
 一方、宇都宮地検は、再審の必要はないとしており、意見書なども提出しないとみられる。
■試料劣化の可能性■
 宇都宮地裁は、弁護団の意見書を受け、秋までには再鑑定に踏み切るかどうか判断する。
 弁護団によると、地裁の池本寿美子裁判長は今年2月、地検と弁護団との3者協議の中で、DNA再鑑定の可能性に含みを持たせたという。DNA鑑定は現在、「約77兆人のうちの1人」を特定できると言われ、弁護団は「再鑑定が行われれば、その結果は無罪立証の大きな力になり得る」と期待している。
 ただ、鑑定対象となる女児の下着は、事件後1年以上、ビニール袋内で常温で保存された。現在は、弁護団の要求を受けて地裁が冷凍保管しているが、劣化が進んだとみられる。
 1966年に静岡県清水市(現静岡市)で一家4人が殺された「袴田事件」では、死刑判決が確定した被告の要求を受けて裁判所がDNA鑑定を認めたものの、結局、試料が古いため鑑定不能となった。弁護団の笹森学弁護士は「下着に付着した体液の量が微量で、これまでの鑑定でほとんどを消費した可能性もある」と懸念する。
 【足利事件】
 1990年5月12日夜、足利市のパチンコ店で同市在住の4歳女児が行方不明となり、翌13日、市内の渡良瀬川河川敷で遺体で見つかった。県警は、捜査線上に浮かんだ菅家受刑者のものとみられる体液と、女児の下着に付いていた体液をDNA鑑定し、結果が一致したとして、自供を得た上で91年12月、逮捕した。
 1審の宇都宮地裁は93年7月、鑑定の科学的根拠を認めて無期懲役の判決を下した。東京高裁は96年5月に被告の控訴を棄却、最高裁も00年7月に上告を棄却して判決が確定した。最高裁がDNA鑑定の証拠能力を認めたのは初めてだった。

989名無しさん:2007/07/01(日) 19:32:20
ググると、冒頭に出てきます。
「1990年の足利市幼女殺害事件について、被告を弁護する立場から冤罪の主張を掲載。」と表記されている。
http://www.watv.ne.jp/~askgjkn/

990小説吉田学校読者(やっと36度台復帰):2007/07/01(日) 22:03:45
>>989
この事件後の事情について、私が非常におそれているのは、先ほども書いたように「真犯人は私だ」の告白をおそれて、未解決の事件の捜査がおざなりになっているのではないかという点です。
また、これら別事件の真犯人は、県をまたぐ事件や県境の事件の捜査は連携不十分になるというのをよく知っているのではないでしょうか?

そういう観点から見ると、今市の幼女殺害など、栃木県警にまかせておくと迷宮に入ってしまうのではないかとさえ思ってしまいます。

991小説吉田学校読者(やっと36度台復帰):2007/07/01(日) 22:13:04
公判前整理手続に付され、争点整理もなされたはずだが、この精神鑑定請求がなされたということは、証拠調べ制限対策であるとともに、公判前整理の目的である「争点」が実は被告人の精神構造しかないということなのでしょうか。

秋田・児童殺害事件の畠山鈴香被告、弁護側が精神鑑定請求
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070701-00000212-yom-soci

 秋田県藤里町の連続児童殺害事件で殺人、死体遺棄罪で起訴された無職畠山鈴香被告(34)の弁護側が、秋田地裁に畠山被告の精神鑑定を請求したことが1日、わかった。
 弁護側は公判前整理手続きで、長女彩香さん(当時9歳)が橋の欄干から落とされて水死した事件、近所の小学1年米山豪憲君(同7歳)が殺された事件ともに、畠山被告は心神耗弱の状態で責任能力を欠いていたと主張。彩香さんの事件については、畠山被告に体への接触を嫌う障害があり、とっさに払いのけた際に落ちたとして殺意を否認、過失致死罪に当たるとしている。
 弁護側は、心神耗弱を立証するための精神鑑定とともに、畠山被告の性格や生い立ちなどから心理状況を分析して量刑判断の参考とする情状鑑定も請求した。

992とはずがたり:2007/07/01(日) 22:49:33
死刑制度の維持・存続をするなら科学的捜査の精度と各県警の捜査の質の向上が欠かせませんね。
冤罪で国家が人を殺してしまう危険が常にあるのも事実ですし。
亀井が死刑反対なのは警察官僚出身で警察の捜査能力のお粗末さを知ってるからなんですかねぇ??


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板