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法学論集

929やおよろず:2007/05/25(金) 00:01:47
光市の母子殺害、検察再び「極刑」主張…差し戻し控訴審

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070524i115.htm?from=main1

 山口県光市で1999年に起きた母子殺人事件で、殺人や強姦(ごうかん)致死などの罪に問われた当時18歳の元会社員(26)に対する差し戻し控訴審の初公判が24日、広島高裁(楢崎康英裁判長)であった。

 最高裁は2審・広島高裁の無期懲役を量刑不当として破棄しており、死刑が適用できる「18歳」を1か月超えた被告への死刑選択の是非が焦点になる。検察側は改めて「極刑をもって臨む以外に選択の余地はない」と主張。弁護側は、元会社員に殺意はなく、犯行は傷害致死罪にとどまると主張し、更生の可能性を訴えた。

 少年法は18歳未満の少年に対する死刑を禁じている。

 公判で、検察側は死刑適用の判断について、「年齢や反省などに重きを置く判断方法は、国民の法感情に反する」と指摘。「犯罪行為の悪質性や重大性を重視すべきで、更生の可能性を検討する必要性は全くない」とした。また、しゅん烈な遺族感情や社会への影響にも触れ、死刑の相当性を訴えた。

 これに対し、弁護側は「著しい精神的な未発達がもたらした偶発的な事件」と主張。強姦目的や殺意を否定し、「傷害致死罪にとどまる」と述べ、犯行時の精神年齢を12歳程度だったとした独自の鑑定結果を示して、更生は可能と指摘し、「一生かけて償うチャンスを与えられるべき」とした。

 元会社員は半袖シャツにズボン姿で出廷。裁判長の人定質問には、か細い声で答えた。退廷する際には、傍聴席に向かって深く一礼したが、妻と長女の遺影を両手で抱えた遺族の本村洋さん(31)と視線を合わすことはなかった。

           ◇

 閉廷後、本村さんは広島市内で記者会見。2審判決以来、約5年ぶりに法廷で見た元会社員の印象を、「表情や態度は事件当時とあまり変わらない。反省しているようには見えない」と述べた。弁護側の主張については、「真実かどうか私が言うことではないが、にわかに信じがたい。(元会社員は)真実を語り、心から妻と娘に謝罪して、この国の最高刑をもって罪をつぐなってもらいたい」とした。

(2007年5月24日23時18分 読売新聞)


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