したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

法学論集

988小説吉田学校読者(やっと36度台復帰):2007/07/01(日) 19:10:44
この受刑者が逮捕された後、栃木県東や群馬県西で未解決の少女失跡・殺害事件が発生しているが、「(発生事案の)犯人が検挙されたとき、この事件の真犯人だと告白されるのが一番怖い。」からまともに捜査していない説というのがあります。
昭和63年から、栃木県下で未解決の事件が3件。群馬県下で1件ある。県境をまたいだ(不)連続殺人者が他にいる可能性が否定できないのではないかという、そもそもの冤罪説の出発点を大事にしないと、再審請求は敗色が濃くなると思う。

足利事件再審請求 DNA再鑑定が焦点  弁護団、要求の意見書提出へ
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news001.htm

 足利市で1990年に4歳女児が殺された「足利事件」で、再審を請求している菅家利和受刑者(60)(無期懲役確定)の弁護団は6日、有罪判決の決め手となったDNA鑑定が誤っていた可能性が高いとして、再鑑定などを求める意見書を宇都宮地裁に提出する。殺人が確定した裁判でDNA再鑑定が認められれば、異例のケースとなるだけに、地裁の判断が注目される。(河合良昭)
■死因にも疑問■
 弁護団は、県警が行ったDNA鑑定は、同鑑定が89年に日本の捜査に導入されてから間もないものだとして、精度を問題視している。現在、91年ごろの鑑定による同じDNA型の出現頻度は「1000人に5人程度」とみられており、弁護団は「当時の鑑定では、足利市周辺には同じDNA型が数百人はいた」とする。
 もっとも、この主張は、裁判の過程で弁護側が訴えてきた主張と大きな変化はない。状況が最高裁判決前と異なるのは、女児の死因についても、弁護団が疑問を強めているからだ。
 判決は、女児が菅家受刑者に絞殺されたと認定した。これに対し、弁護団は再審請求の中で、白い泡沫(ほうまつ)液が遺体に残っていたとする鈴木庸夫・山形大名誉教授の鑑定書を地裁に提出し、水死の可能性が高いとの見方を強めている。
 一方、宇都宮地検は、再審の必要はないとしており、意見書なども提出しないとみられる。
■試料劣化の可能性■
 宇都宮地裁は、弁護団の意見書を受け、秋までには再鑑定に踏み切るかどうか判断する。
 弁護団によると、地裁の池本寿美子裁判長は今年2月、地検と弁護団との3者協議の中で、DNA再鑑定の可能性に含みを持たせたという。DNA鑑定は現在、「約77兆人のうちの1人」を特定できると言われ、弁護団は「再鑑定が行われれば、その結果は無罪立証の大きな力になり得る」と期待している。
 ただ、鑑定対象となる女児の下着は、事件後1年以上、ビニール袋内で常温で保存された。現在は、弁護団の要求を受けて地裁が冷凍保管しているが、劣化が進んだとみられる。
 1966年に静岡県清水市(現静岡市)で一家4人が殺された「袴田事件」では、死刑判決が確定した被告の要求を受けて裁判所がDNA鑑定を認めたものの、結局、試料が古いため鑑定不能となった。弁護団の笹森学弁護士は「下着に付着した体液の量が微量で、これまでの鑑定でほとんどを消費した可能性もある」と懸念する。
 【足利事件】
 1990年5月12日夜、足利市のパチンコ店で同市在住の4歳女児が行方不明となり、翌13日、市内の渡良瀬川河川敷で遺体で見つかった。県警は、捜査線上に浮かんだ菅家受刑者のものとみられる体液と、女児の下着に付いていた体液をDNA鑑定し、結果が一致したとして、自供を得た上で91年12月、逮捕した。
 1審の宇都宮地裁は93年7月、鑑定の科学的根拠を認めて無期懲役の判決を下した。東京高裁は96年5月に被告の控訴を棄却、最高裁も00年7月に上告を棄却して判決が確定した。最高裁がDNA鑑定の証拠能力を認めたのは初めてだった。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板