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法学論集

921小説吉田学校読者:2007/05/19(土) 11:55:53
ネゴシエーターを「試してみたかった」のが長期化の一因だったなのかもしれません。
現場は泣いている。

立てこもり男と交渉人の神経戦「ネゴ終わり」通告に観念か
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070518i114.htm

 愛知県長久手町の立てこもり事件は、発生から29時間たった18日午後8時48分、ようやく容疑者逮捕にこぎつけた。
 拳銃で警察官1人を殺害、自身の子供を含む3人を襲った元暴力団組員の大林久人容疑者(50)は、人質にしていた元妻がすきを見て脱出して約6時間後、県警捜査員の説得に応じ、籠城(ろうじょう)していた自宅の別棟を出た。
 観念したように両手を掲げて路上に立ちすくみ、一昼夜にわたって住宅街を恐怖に陥れた男は、約20人の警察官に折り重なるように取り押さえられた。
 ◆投 降◆
 「約束通り、出てきてくれたんだね」「安全に保護したい。持っているものをその場に置いて、指示に従って」
 午後8時35分。携帯電話で説得を続けていた捜査員が、自宅別棟からフラフラと出てきた大林容疑者に拡声器で呼びかけ始めた。
 右手に透明な液体の入ったペットボトル、左手には携帯電話とビニール袋。白いあごひげをたくわえ、長ズボンに紺色っぽい上着姿の大林容疑者が姿を見せると、現場の緊張はピークに達した。大林容疑者は警察車両の手前でいったん立ち止まり、しばらくキョロキョロとあたりを見回した。何かをつぶやき、携帯電話で捜査員と話すなど、落ち着かない様子を見せた。
 「拳銃は置いてきてくれたんだよね、ありがとう」「ひざを曲げて、それじゃあ、手を上げてね」
 捜査員の言葉に促されるよう、ゆっくりと歩を進めた大林容疑者を、約20人の警察官が一斉に取り囲んだ。午後8時48分。大林容疑者は、拳銃を乱射した姿とは別人のように、抵抗することなくあっさりと取り押さえられた。自ら捜査車両に乗り込み、同9時過ぎ、現場を離れて警察署に向かった。
 ◆交渉人◆
 意外にも見える投降劇の裏には、立てこもりや誘拐事件で容疑者を説得する専門の捜査員「交渉人」(ネゴシエーター)と大林容疑者との神経戦があった。大林容疑者が姿を見せた時、携帯電話で話をしていた相手も、実はこの交渉人だった。交渉人は説得を続ける中で、容疑者は「実際には気の弱い人間だ」と判断。投降させるため、「あと5分待つ」などと時間を区切ってプレッシャーをかけ続けた末に、「もうネゴは終わりだ」と告げた。大林容疑者が出てきたのは、それからしばらくして。姿を見せてからは、大林容疑者に寛容な言葉をかけていたという。
 ◆保 護◆
 この日、事態が動き始めたのは同2時50分ごろ。人質となっていた元妻(50)が、建物の北西角にあるトイレの高窓から脱出し、警察官が待機する約30メートル先の路上に向かった。迷彩柄のシャツに白っぽいズボン姿。靴は履いていなかった。自然と小走りになったが、あとわずかのところでへたり込んだ。盾を持った数人の警察官が駆け寄り、1人が元妻を背負う。他の警察官が元妻や同僚を盾で守るように救出した。
 元妻を背負った警察官が、自宅前を走り去る様子を目撃した近くの主婦(56)は、「突然、周囲がワーッと騒がしくなった。何が起こったかわからなかったが、警察官がものすごいスピードで走っていった」と緊張した声で話した。
 保護された元妻は、愛知署で事情を聞かれた後、同4時10分ごろ、同県豊明市の藤田保健衛生大学病院に救急車で運ばれ、治療やコンピューター断層撮影法(CT)検査などを受けた。
 ◆「殉職者出し断腸の極み◆
 大林容疑者の逮捕後、県警の記者会見が午後11時から愛知県警愛知署で開かれた。藤村博之刑事部長は会見の冒頭、沈痛な表情で「殉職者を出したことは断腸の極み。今後の同種事案に対しての教訓にしたい」と述べた。特殊急襲部隊(SAT)の林一歩(かずほ)巡査部長を殺害した容疑について、再逮捕の予定を尋ねられた幹部は「当然」と語気を強めた。
 大林容疑者が撃った8発のうち4発は、木本明史巡査部長(54)の救出活動中で、うち1発が林巡査部長に当たった。報道陣から警察官が死傷したり、解決に長時間を要したりした点に質問が集中した。


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