したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

Tohazugatali Medical Review

655とはずがたり:2009/02/01(日) 15:41:07
>>652
解説有り難うございますm(_ _)m
眼科は時間的な拘束が緩いと訊いたことがありますね。
精神科は心療内科とかに掛かる人が増えてる傾向で忙しいのではないかと思いますがなんか利益率が良かったりするんでしょうか?

産科は二人だと非人間的生活決定っすか。。
3人4人でやると運営が巧く行かないんでしょうか?それとも分け前が減って収益が上がらないんでしょうか?

確実に儲からなくなって来ているのは診療報酬が上がってないからでしょうか?
昔よりなにか新しいコストが掛かる様になって来ているのでしょうか?

医者の世界は,例えば,某役所ではカネが無くてポールペン等も事務員が持ち出しで仕事しているのに対して,医者はMRが幾らでも持ってくるので窓口とかにご自由にどうぞ位の勢いで転がっていてるとか,学会のバイトの時給が医学関係のものだけ段違いに良かったりとか,なんでこんなにカネが余っているのであろうかねって印象なんですけど。
これは昔の印象で,最近じゃあそういうカネ余りも少なくなっているのでしょうか?

656千葉9区:2009/02/01(日) 16:03:03
http://www.shinmai.co.jp/news/20090201/KT090130FTI090001000022.htm
タミフル効く?効かない? インフルエンザ治療

2月1日(日)

 異常行動を引き起こす恐れがあるとして、10代への投与が原則中止されているインフルエンザの治療薬タミフル。国は、今冬最も流行しているAソ連型のほとんどがタミフルの効かない耐性ウイルスだとするが、県内の医療現場には「十分効いている」との声がある。新型の流行が懸念される中、インフルエンザの予防法、治療法への一般の関心は高いが、専門家の間でも見方は定まっていないようだ。

 国立感染症研究所感染症情報センター(東京都)によると、今冬流行のウイルスは30日現在、Aソ連型がほぼ半数の約49%、A香港型が約38%、B型が約13%。タミフルはこの3種が細胞から細胞に感染するのを阻み、体内での増殖を防ぐ効果がある。しかし、同研究所が今季、全国52人分のAソ連型を分析したところ、51人分がタミフルへの耐性を持っていた。

 分析結果通りなら、インフルエンザ患者にタミフルを投与してもほぼ半数は効果がないことになる。

 だが、「タミフルが効かずに熱が続いたという患者はごくわずか」と上田市内の診療所長は話す。最近は1日10人ほどのインフルエンザ患者を診察してきたという。長野市内の医院も「発熱後48時間以内が有効とされる投与のタイミングさえ遅れなければ、今のところタミフルは十分に効いている」とする。

 ただ一般的に医院や診療所などでは、ウイルスがA型かB型かは判別できても、ソ連型か香港型かは分からないため、ソ連型と香港型のどちらのウイルスに「効いている」かは不明。厚生労働省結核感染症課は「臨床現場で『タミフルは効く』という声があるとは聞いている。ただ、本当に効いているのか詳しく分かっていない」とする。

 感染症情報センターの岡部信彦センター長は「熱が下がったとしても、タミフルの本来の機能とは別の機能が働いただけで、ウイルスは減少していないとも考えられる」と推測。「別の機能が何かを証明するには、もっと臨床データが必要」とする。

 患者の中には「ワクチンを接種したのにインフルエンザを発症した」と首をかしげる人もいる。岡部センター長は「インフルエンザウイルスは構造が不安定で少しずつ変わっていく。完ぺきなワクチンはまだない」と説明。ワクチン接種は、感染した際に症状が重くならないための予防策と考え、感染予防には小まめなうがいや手洗いも大切−としている。

657千葉9区:2009/02/01(日) 16:03:52
http://www.shinmai.co.jp/news/20090201/KT090131SJI090007000022.htm
松本空港でDMATの広域実動訓練 空路の連携を確認

2月1日(日)
 大規模災害時に救命医療に当たる「災害派遣医療チーム(DMAT)」を持つ県内10病院と県は31日、県営松本空港(松本、塩尻市)を中継拠点に空路で患者を運ぶ「広域搬送」の実動訓練を初めて行った。県外病院も含め計12チームなどの約150人が参加。重症患者を病院から運び、航空機に乗せるまでの一連の流れを確認した。

 松本市を中心に震度6強の地震が発生、市内の病院で患者を収容しきれず、自衛隊機を使って県外の病院に搬送する−との想定。各チーム5人ほどの医師や看護師らが、実際に救急車で運ばれてきた患者役の氏名や容体を確かめ、搭乗できる安定状態になるまで治療する訓練を繰り返した。約5時間で50人ほどの患者役を「搬送」した。

 医療統括の岩間直医師(45)=相沢病院=は「多くのチームがこれまでの訓練で互いのことを良く知っていたので、スムーズに連携が取れて良かった」と評価。また山梨県立中央病院の医師(49)も「災害は県をまたぐこともあるので、長野県と連携を深められた成果は大きい」と話していた。

 一方、患者の容体や名前を間違え、搭乗までの時間が長引くなど情報伝達ミスも続出。診療・搬出リーダーの北沢公男医師(53)=伊那中央病院=は「手書きで患者情報を伝達していたので情報共有に時間がかかりミスが出た。今後はコンピューターを導入するなど、正確な管理をしていかなければならない」と話していた。

658とはずがたり:2009/02/02(月) 13:58:25
>人口10万人当たりの医師数は、06年末の全国平均が206・3人なのに対し、本県は188・9人。
>その中で、秋田周辺は医師数が突出。06年末は258・7人と全国を大きく上回り、最少だった湯沢・雄勝(112・6)の2・3倍に。
>秋田周辺は10年で15%ほど増えており、こうした医療圏との差は、さらに開いている格好だ。
地方に医師が居ないのではなく,日本の東京一極集中の相似形で県都への一極集中が進んで居るんだな。

医師数の地域格差広がる 秋田周辺と湯沢・雄勝、2・3倍に
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090202b

 全国と比べて医師不足が顕著な県内で、医師数の地域格差が広がっている。県内8つの2次医療圏でみると、人口10万人当たりの医師数は、最多の「秋田周辺」(秋田市、男鹿市、潟上市、南秋田郡)と、最も少ない「湯沢・雄勝」の格差が、2006年末までの10年で、2・22倍から2・3倍に広がった。「北秋田」や「能代・山本」は医師数が10年前より減少しており、北秋田の場合、秋田周辺との格差は1・93倍から2・29倍へと拡大した。

 人口10万人当たりの医師数は、06年末の全国平均が206・3人なのに対し、本県は188・9人。対全国比では、10年前の1996年末の88・9%から91・6%へと伸び、格差は縮まった形だが、県医師確保対策推進チームは「医師が足りない状況に変わりはない」と言う。

 その中で、秋田周辺は医師数が突出。06年末は258・7人と全国を大きく上回り、最少だった湯沢・雄勝(112・6)の2・3倍に。最多、最少の関係は10年前と同じだが、格差は当時の2・22倍からさらに広がった。

 06年末までの10年で、全県平均は約16%増えたが、北秋田は117・0人から113・0人へと3・4%減少。能代・山本も146・8人から145・7人とわずかに減り、「大館・鹿角」は136・9人から140・5人と2・6%の微増にとどまった。秋田周辺は10年で15%ほど増えており、こうした医療圏との差は、さらに開いている格好だ。
(2009/02/02 08:46 更新)

659千葉9区:2009/02/02(月) 23:38:23
http://www.chugoku-np.co.jp/Health/An200901100242.html
救急態勢「本土並み」に ―しまなみ海道10年― '09/1/10

--------------------------------------------------------------------------------


 「腹部大動脈瘤(りゅう)で危険な状態。消防艇なら高波が怖くて運べなかったかもしれない」

 愛媛県の今治市消防本部今治北消防署大三島分署の救急救命士大内和さん(41)は、五年ほど前に救急搬送した高齢女性のことを今も思い出す。自宅で倒れた女性を、瀬戸内しまなみ海道づたいに搬送。女性は三原市の病院で手術を受け、一命を取り留めた。

 「救急艇では搬送できないしけや濃霧の日が年数回はある。海道の存在は大きい」

 搬送時間22分短縮

 急病の住民を救急艇内でみとったことが救急救命士の資格を取るきっかけになった。天候に左右されない架橋の恩恵を、大三島で生まれ育った大内さんは肌で感じる。

 今治市によると、島しょ部から今治市までの救急搬送は、架橋開通前の五十分が開通後には二十八分と縮まった。大三島分署の搬送は開通前の一九九八年の二百十三件が二〇〇七年には三百七十件に増えた。県境を越えるケースも増え、大三島分署では〇七年には二十四人を広島県側の医療機関へ運んだ。

 大内さんは「尾道市には二十四時間体制で小児救急に対応する病院もある。海道沿線は『本土並み』に近づいた」と受け止める。

 ▽赤字・医師不足 悩む病院

 住民の安心感が増す一方、悩みも表面化してきた。

 日立造船の健康保険組合が経営する因島総合病院(尾道市因島土生町)。因島地区や、架橋のない愛媛県上島諸島の入院や手術などを伴う二次医療を、一九八三年から年間六百件ほど受け持っている。

 病院によると、夜間や休日医療を担う輪番制維持のコストは年六千万〜七千万円。尾道市など行政の負担は約三千百万円。本土にある市内の他病院と条件は同じで、患者負担を加えても持ち出しは避けられない見通しだ。

 「存廃探る議論も」

 だが、因島のような島しょ部の医師不足は本土以上に深刻だ。実際、医師が確保できずに同病院は整形外科や眼科の手術を取りやめた。本年度の収支は、大規模修繕のあった一九九二年以来の赤字に転落する見通しという。

 大出正紀事務長(63)は「因島地区の日立造船の社員はわずか一人。地域貢献を念頭に歯を食いしばっているが、赤字が続けば病院存廃の議論も出てくる」と頭を抱える。

 因島の西隣にある生口島でも昨年、県立瀬戸田病院が存廃をめぐって揺れた。尾道市が昨年末に病床数を五十から十九に減らして診療所とする県からの移管案を受け入れ、島から公立の医療機関が消える可能性はひとまずは遠のいた。

 同病院に通う七十歳代の農業男性は複雑な表情で話す。「不安が消えたわけではない。橋はありがたいが、病院をなくす理由になっては困る」(吉村時彦)

660名無しさん:2009/02/03(火) 13:06:28
>>655
>MRが幾らでも持ってくるので窓口とかにご自由にどうぞ位の勢いで転がっていてるとか,

それは今も、ほとんどそのままです。社名入りのボールペン等

>産科は二人だと非人間的生活決定っすか。。

産婦人科医院が医師二人程度では(かつ患者さんたちに献身的に貢献する産婦人科医)休日すらろくにない、というのは昭和時代から
続いていることで、医院によっては年中ほぼ外来診療(余暇を取る暇も無い)といった医院も埼玉県北にありました。
(後年、医師が2人とも死去して廃院)
ほぼ年中無休であるため、儲けは凄い(@昭和時代)。<毎日のようにお産、(それと・・・書きにくいのですが⇒)中絶・・・・。
中絶で訪れる患者さん・・・大抵男女2名(恋人同士)でクルマで来院するのですが、
住所よりも遠く離れた医院でこっそり中絶してもらう。。。。

>確実に儲からなくなって来ているのは診療報酬が上がってないからでしょうか?

訴訟リスクを避ける産婦人科医が増えたのか?
簡単な手術である単純子宮全的術・・・・すら・・・やらないわ・・・・お産も受け付けないなど収入が減って当然。

>精神科は心療内科とかに掛かる人が増えてる傾向で忙しいのではないかと思いますがなんか利益率が良かったりするんでしょうか?

文明が発達すればするほど、
精神科が儲かるのは時代の必然とでも申せましょうか。外来の患者さんたちがビックリするほど大勢。
精神科の患者さんは精神科医に「過剰に依存」するケースが多いことも関連。

話は脱線しますが、「『心療内科』と『精神科』の誤解」について。

確か平成8年、1996衆院選の頃、精神科医が「心療内科」をもを標榜することが許されました。
それ以前は精神科医が看板に「心療内科」を出すことは「不可」でした。
(なぜなら精神科医は心療内科を学んでいないから)

医学が未発達の頃、存在した診療科は僅か3つ。内科、外科、精神科。
心療内科は(精神科からではなく)「内科」から派生して誕生した診療科でした。
(日本では70年代か?80年代だったかな?に九大医などの「内科医」たちが心療内科を始めました)

例えば、胃の痛みが取れない人の病因が心に起因しているならば、それを
「内科的治療」&心の治療の双方で治そうと試みた「内科医」たちが始めたのが心療内科で
精神科とは全く別個の存在でした。

しかし、どこから・・・どういう力が・・・・働いたのか?
平成8年(1996年)頃に、精神科医が心療内科も標榜してもいいということになりました。

そして、看板に「心療内科、精神科、神経科」、「心療内科、神経科」などが激増。

「精神科に通院しています」よりも「心療内科に通院しています」と言うほうが
患者さんの精神的負担を減らす等、良い面ばかりがマスコミでも世間一般でも
言われていますが、「心療内科の歴史」を思うと・・・・
内科的治療ができ‘ない’医師(中には風邪の治療も出来ない医師も・・・・)が
「心療内科をも標榜」することには個人的には抵抗感があります。(*)
(もちろん抵抗感を感じる私のような人間は超少数派です)

「精神科の患者さんたちにとって『精神科』という診療科名は重い・・・・ならば
『神経科』で」 これ(神経科)で充分だったのではなかろうか、と。
もちろん、「神経科」という診療科名にも欠陥はありました。
大病院をの外来患者さんたちが、「神経科」と「神経内科」を混同し、
神経科の患者さんが神経内科の外来に間違って行ってしまうわ、
神経内科の患者さんが神経科の外来に行ってしまうわで、朝の外来が混乱。
それでも私個人は(*)

精神科といえば、興味深いブログを最近ロムしています。
http://blogs.yahoo.co.jp/kebichan55/43212481.html
かなり思い切った(過激な)内容ですが、私も賛同したくなる記述が実はたくさんあります。

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1178710048/41

>(先日大和西大寺からつくば迄結石でのたうち回りながら移動した時は死ぬかと思ったw)。

結石の疝痛発作は、専門医でなくとも&どこの病院でも対処できますので、我慢せずに一番近い病院を受診してください。
外来の患者さんが20人〜30人ほどならば、
待合室に(疝痛発作で)もがき苦しんでいる患者さんを看護婦(現:看護師)が見つければ
外来担当の医師にすぐ伝えてもらえますので。

661名無しさん:2009/02/03(火) 18:39:51
>>660
自己訂正レス

意味が通じない文章になっていました。

>外来の患者さんが20人〜30人ほどならば、
>待合室に(疝痛発作で)もがき苦しんでいる患者さんを看護婦(現:看護師)が見つければ
>外来担当の医師にすぐ伝えてもらえますので。

外来の診察を待っている患者さんが、20〜30人くらいの状態ならば
疝痛発作は優先的に診てもらえる(看護婦さんが気付けば)、という意味で書きました。

662とはずがたり:2009/02/04(水) 13:23:56

いつも解説有り難うございます>このスレの名無しさん

これは慣例との事ですが根深そうでどこでも共通してやっていそうであります。
これに就いてはたとえ知ってはっていらっしゃってもコメントしづらいでしょうかねぇ??

博士号取得者から謝礼金 東京医科大の教授33人
http://www.47news.jp/CN/200902/CN2009020401000293.html

 東京医科大(東京都新宿区)で2005−07年度にかけ、博士号の学位論文審査にかかわった教授33人が、博士号を取得した医局員らから謝礼名目で現金を受け取っていたことが4日、分かった。

 謝礼金の授受は審査後に行われ、1件の論文につき、審査を担当した教授3人に1人当たり10万円を渡すのが慣例だったとしている。

 文部科学省によると、昨年5月に内部告発が文科省に寄せられ、問題が発覚。学内に調査委員会を設け、教授約40人、博士号取得者約230人にアンケートを行ったところ、現金授受の実態が明らかになった。

 東京医科大は今年1月に文科省へ一連の経緯を報告をしたが、文科省は「現金授受が続いた背景や再発防止策などについても調べてほしい」として、あらためて報告を求めた。

 博士号の学位取得をめぐっては昨年3月、横浜市立大の医学部の教授ら22人が現金を受け取っていたことが判明。停職処分などとなったことを受け、文科省は各大学に対し学位審査の厳正化を通知していた。

 臼井正彦学長は「組織的にやったことではないが、あしき慣行だった。社会的に誤解を与える行為で、あってはならないことだ。再発防止を図りたい」と話している。
2009/02/04 12:45 【共同通信】

663名無しさん:2009/02/04(水) 15:58:29
>>662
>これに就いてはたとえ知ってはっていらっしゃってもコメントしづらいでしょうかねぇ??

ネット掲示板普及当初から、あちこちに書き込みしているのですが、
書いてる人がどこの誰だか分からないぶんには無事ですw

(ちなみに判明した場合は大事・・・・@『白い巨塔』の世界は今も続いているのでした。
ネットに医学物の「完全フィクション(100%フィクション)」の「小説」を書いただけでも怒られる。なんとも不自由な)

でも、私は、医学界についてネガティヴなことは滅多に書かないことにより、身の安全を図りながらw
あちこち長年ネットサーフィンしています。
(心がけていることは『いい面をなるべく書く』 例:>>649みたいな投稿)

でも、学位の取得に関しては、さすがにネガティヴなことを相当書かざるを得ないかな。。。。
え〜と・・・・
以下の内容は・・・・医学界の方々から「取材」した内容をもとにして書きました。
私は、「素人記者」兼「代理書き込み者」ということでw

【例その1:セクハラで辞職した某大の主任教授@学位絡み】

1986年(85年だったかか?)週刊誌に「『学位』を与えるから云々『女医』に云々」という記事が載りました。
どこの大学のどの教授か実名で書かれた生々しい記事でした。
記事の真偽の程はともかく(真相は当事者同士しか知りえないのですが)、教授(=部長)は直ちに辞職。

主任教授空席はともかく、某診療科部長空席で困ったのは某大学病院某科。

・主任教授:辞職(その教室を発展させた功労者。しかし、英雄、色に・・・・・)
・ヒラ教授:そこの教室にはヒラ教授なし。
・助教授:後継者と決まっていた方、米国留学中。

急遽、助教授が米国から呼び戻されて、部長代理。
で、一見落着したわけではなく、教授退官時(退職時)に助教授が教授に適任の年齢に達する、という予定
だったことが助教授の不幸。。。
教授には早すぎる年齢でしたので、主任教授を公募。。。。

学閥的に抵抗感のない大学卒の他校の助教授が主任教授となりました。

「学位を与えるから云々と女医に云々」の某主任教授の事件(&辞職)で、ある意味「被害者」となったのは若き助教授。。。。
(新教授も決まり、主任教授になれなくなってしまった。。。。)

【例その2:研究しなくても医学博士になれる?の怪】

某先生:「ウチの大学(仮にA大)を卒業して、B大(仮)の産婦人科の医局に入局するのは出来の悪いやつばかりだよ」
ある人(C大学@仮):「先生、先生のとこ(A大さん)を卒業してB大さんに入局するのは優秀な方なのではないのですか?」
某先生:「手っ取り早く学位が欲しい連中がB大の産婦人科に入局する」
ある人:「???(←某先生が言ってることの意味が分からない)」

某先生の当時の説明を端的に書きますと、B大産婦人科には優秀な医者が多く、
気に入らない論文が出来上がったときは、医局で「これ(論文)誰か欲しい人いる?」と言って
論文をあげてしまう。それをA大からの入局者が貰って、その論文について勉強して、ちゃっかり医学博士誕生。

【今回の東京医大のニュースを見ながら思ったこと】
http://www.asahi.com/national/update/0204/TKY200902040130.html
>教授3人に10万円ずつ
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20090204AT1G0401G04022009.html
>教授1人につき5万―20万円を渡していたという。

これは、平均的な金額です。
(記事を見て「これは平均的な金額」などと思ってしまうこと自体、私も相当汚染しているなぁ。。。)
汚染と言うか・・・感覚が麻痺・・・していると言うか。戦後の新設私大で三桁なんて話もあったし)

【その他】
ここ10数年ほどの間、「博士号?要らない」という現実的な医師が増えています。(合理的な考え方<学位不要)
(もちろん、将来の希望ポスト(将来の夢)によっては、学位は当然必要です。)

ただ、医学博士は要らないと考える医師(現在も増加中)の中には
「なるべく楽な診療科、病院で働きたい」といった医師が多いという傾向もあります。

学生時代に友人たちと学位について「あ〜だ、こ〜だ」と話したことがあるのですが
一番楽に取得できるのが医学博士。(中略)一番難しいのが(再難関が)文学博士、という結論でした。

664とはずがたり:2009/02/04(水) 18:00:19
>>660-661
心療内科ってもともとそういう意味なんですね。知りませんでした。
それで内科とつくんですねぇ。
>心療内科は(精神科からではなく)「内科」から派生して誕生した診療科でした。
>内科的治療ができ‘ない’医師(中には風邪の治療も出来ない医師も・・・・)が
>「心療内科をも標榜」することには個人的には抵抗感があります。

ブログも読ませて頂きました。なかなか読み応え有りますね。犯罪などが絡むと可成り重たい話題にはなりますが,それだけにきちんと整理しないと行けない問題ですね。


結石(いし)も二度目なら〜,少しは上手に〜♪と吉田学校さんが唄って呉れそうですけど,二回目だったのでめちゃめちゃ痛いけど石が引っかかってるだけで何処も悪くないんだと言い聞かせ,取り敢えず大事な会議があるからつくばまで戻ろうと冷や汗かきながらも我慢してました。
応急的な痛み止めだけでもしてくれると云う事でしょうか?>疝痛発作

>>663
むむぅ,貴重なレポートに感謝であります。
そうなんですねぇ。。>これは、平均的な金額です。
まぁ此が平均ならそういう慣例があるという前提の上で,まぁそれ程酷くない(一桁違うと流石に額が大きすぎる気がしてきます。勿論なにやら不透明な感じが漂う訳ではありますけど)のかなと複雑な気持ちでもあります。

理系は文系に比べて博士取りやすいですよね。私の専攻の経済学等は理系並にバンバン出すようになってます。
寧ろ就職の必要要件みたいに成っており,高名な先生が研究人生の集大成として大著を出してそれで頂く有り難いものと云う意味の博士号では既に無くなってしまってます。
学士や修士とあんま代わらない(まぁそれらよりは流石に重みが違いましたけど)ですから医学よりも簡単でしょうね。
文学部など修士取るのにM3,M4当たり前と聞いて吃驚したものです。一番簡単なのが医学かどうかは別として最難関は文学ってのはそうでしょうね。

それにしても
>これ(論文)誰か欲しい人いる?
は凄いですねえw
これは流石に共著でファーストオーサーあげようかと云う提案ですかね?
分野が違うと色々流儀も違いそうだw

665とはずがたり:2009/02/04(水) 19:03:10

これはやりきれんなぁ。

14病院に拒否され男性死亡 兵庫・伊丹の交通事故で
2009年02月04日
http://kumanichi.com/news/kyodo/main/200902/20090204006.shtml

 兵庫県伊丹市で1月、同市の男性(69)が交通事故で救急搬送された際、14病院に受け入れを断られていたことが4日、分かった。男性は最終的にうち1つの病院に運ばれたが容体が急変。転院も断られ、事故から約3時間後に死亡した。

 救急隊員は事故現場で応急処置をしながら約1時間かけて搬送先を探した。

 兵庫県は2007年12月、30分経過しても搬送先が見つからない場合、救急隊員だけでなく消防局でも病院を探すよう各市町に通知。しかし市消防局は「同じ時間帯に別の救急要請が4件あり、結果的に通信指令室では探せなかった」としている。

 伊丹市消防局などによると、1月20日午後10時15分ごろ、同市行基町の県道で、自転車に乗っていた男性が別の男性(29)のバイクと衝突し、2人とも重傷を負った。

 救急隊員は約5分後に現場に到着し、負傷程度が重いと判断したバイクの男性を同県西宮市の大学病院に搬送。死亡した男性についても兵庫県と大阪府の計14病院に要請したが「満床」「専門医がいない」などの理由で断られたという。

 男性は同日午後11時半ごろ、伊丹市の病院に搬送された後に容体が急変。この病院の転院依頼を2病院が断り、神戸市の病院が応じた時には、容体悪化のため搬送できなくなっていた。21日午前1時10分、出血性ショックで死亡した。(共同)

666千葉9区:2009/02/05(木) 20:51:14
http://mytown.asahi.com/tottori/news.php?k_id=32000000902050006
専門医4人 全員退職へ
2009年02月05日
■鳥大医学部付属病院 救命救急センター

 米子市西町の鳥取大医学部付属病院・救命救急センターの救命専門医4人全員が3月末での退職を申し出ており、豊島良太院長が4日、同病院で会見を開いた。豊島院長は「後任のセンター長ら2人は学外から招くめどが立ち、あと2人も探している。センターの機能は死守したい」と説明した。


 退職を申し出ている八木啓一センター長は、会見で「救命医としての夢を持ち続けられず、退職の意思を示していた3人を引き留めることができなかった」と退職理由を説明。「プライドが踏みにじられる状態が続き、以前から苦しんできた」とも話し、救急医療の社会的地位が低い現状を訴えた。


 同センターは04年10月開設。専門医4人のほか、院内の各診療科からの応援医師3人と研修医3、4人が所属。24時間体制の救急拠点として主に脳卒中や心肺停止などの重症患者を年間約900人受け入れているほか、医学生の教育なども担う。専門医4人の退職で、教育機能に支障が出る可能性があるという。


 新人医師が自由に研修先を選べる現在の臨床研修制度が始まった04年度以降、同病院も研修医の減少傾向が続き、同センターでも所属医の負担が大きくなっている。同センターについて、豊島院長は「3、4年かけて設備を拡張するなど改善を計画している。今後、国や県に支援を求めていきたい」と話した。

667千葉9区:2009/02/07(土) 02:14:54
http://www.yomiuri.co.jp/net/news/20090206nt13.htm
薬のネット販売「禁止」
 厚生労働省は6日、改正薬事法を6月に施行することに伴い、市販薬(一般用医薬品)については一部を除き、インターネットなどによる通信販売を禁止する省令を公布した。

 一方で、ネット通販業界や障害者から反対の声があるとして、規制の是非を再検討する検討会を今月中旬にも設置する方針も示した。舛添厚労相は同日の閣議後記者会見で「(賛成、反対の)両方の意見の方が一つの場で議論を尽くすことがなかった」と議論の不十分さを認め、省令を今後、変更することもあり得ることを示唆した。

厚労相、「議論不十分」と再検討
 舛添厚労相は会見で「拙速は避けたいが、精力的に議論し、省令に不備があることが合意されれば、変えればいい」とも語った。新たな検討会の委員は19人で、省令に反対しているネット販売業界や漢方薬業界の代表者など4人が参加する。通販による安全確保策や、離島住民や障害者など薬局・薬店での購入が困難な人々への対処策について、公開の場で議論するという。

 現在、市販薬の販売方法については明確な規制がなく、ネットも含め自由に購入できるのが実情。しかし、近年、効き目が強い市販薬も出てきたため、改正薬事法では、市販薬を危険度の高い順に1〜3類に分類し、1、2類は薬の効能や副作用についての情報提供を義務または努力義務とし、3類は原則不要とした。

 今回の省令は、ネット販売などを3類に限定するもので、改正法施行前に公布したのは、都道府県が関連条例を改正する必要があるためだ。

 同省は昨年、販売体制について、薬剤師会など関係団体や学者らで作る検討会を8回開催。ただ、規制反対派は検討会の委員に入っておらず、意見聴取も1度だけだった。

 昨年9月、1、2類の通販を禁止する省令案を公表したところ、政府の規制改革会議からも反発の声が上がっていた。

(2009年2月6日 読売新聞)

http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp2-20090206-458009.html
三木谷氏が大衆薬ネット販売禁止に猛反発

 厚生労働省が大半の一般用医薬品(大衆薬)のインターネット販売を禁止する省令を公布したことについて、楽天の三木谷浩史社長は6日、「国民不在の行政だ。断固として戦う」と述べ、厚労省の対応を批判した。大阪市内で開かれた講演会終了後、報道陣の質問に答えた。

 楽天はネットの仮想商店街で大衆薬を販売しており、三木谷社長は「(省令には)例外処置などよく分からないことがいっぱいある。(問題点を)国民に広く訴えかけていく」と述べ、引き続き規制反対の署名活動を行う考えを示した。(共同)

 [2009年2月6日19時57分]

668千葉9区:2009/02/07(土) 02:23:59
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000000902060003
伝統薬ピンチ
2009年02月06日

 ◆大衆薬 ネット販売規制検討


 奈良に古くから伝わる伝統薬の販売元が、ピンチを迎えている。厚生労働省が、インターネットや電話による通信販売の規制を検討しているためだ。深刻な打撃が予想される業者は業界団体を結成して規制を緩めるよう国に訴えている。一方、対面販売を主とする配置薬の業界は規制を歓迎している。(土肥修一)


 これまで大衆薬(一般用医薬品)のネット販売には規定がなく、用法や対象などについて十分な説明なしに販売されることがあった。そのため同省は6月施行の改正薬事法の省令を改正し、店頭での対面販売を基本とする方向で検討している。


 奈良は富山に次ぐ伝統的な置き薬の産地で、県製薬協同組合(御所市)には61社が加盟。日本書紀には611年に推古天皇が大宇陀地方で薬狩りをしたとの記述もあり、1200〜1300年ほど前から修験道の開祖、役小角(えんのおずぬ)がミカン科のキハダの樹皮を煮詰めて作ったのが起源とされる胃腸薬「陀羅尼助(だらにすけ)」など伝統薬を数多く製造、販売している。


 ◎業者「廃業も」 緩和訴え


 明治15(1882)年の創業時から「陀羅尼助丸」を販売する天川村洞川の老舗(しにせ)製薬・販売業「銭谷小角堂」の銭谷龍平社長は「廃業すらしかねない」と危機感を強める。


 ネット販売は年々増え、今では売り上げの約8割以上。「お客様は店舗になかなか来られないお年寄りの方や県外の方がほとんど。規制されたら影響は計り知れない。初めて購入される方にはしっかり説明している。(規制について)もう少し柔軟に対応してほしい」と訴える。


 元暦元(1184)年の創業で、約1千品目の漢方薬などをそろえる「菊岡漢方薬局」(奈良市中新屋町)の24代目、菊岡泰政社長も「用法などは初回に十分説明しているので、2回目以降の通信販売は認めてほしい」と話す。


 国の動きに危機感を抱いた伝統薬を扱う全国の業者は昨年10月、全国伝統薬連絡協議会を設立。県内5社を含む35社が加盟し、同省にネット販売の継続を要望している。陀羅尼助丸を販売する藤井利三郎薬房(吉野町吉野山)も加盟。藤井泰育社長は「各都道府県が販売元をチェックしたり、伝統薬への特例を設けたりして、通信販売を続けさせてほしい」と話す。


 一方、対面販売を主とする配置薬業者らでつくる県家庭薬配置商業協同組合(御所市)の江南陽吾理事長は「リスクのある医薬品は対面販売が基本。以前から(ネット規制を)お願いしており、しっかりと規制してもらいたい」とネット規制を歓迎する。


 舛添厚労相は今月、規制のあり方を話し合う専門家検討会の設置方針を明らかにした。賛否両派の議論を聞いたうえで、「検討会の結果、変わることもあり得る」と語った。


 同連絡協議会事務局も「折衝を通じて次第に同省の姿勢も軟化してきていると感じる」と期待する。ただ、現在省令を作成中の同省医薬食品局は「薬によって特例を設ける予定はない。(規制に合わせて)販売方法を工夫していただくしかない」とし、通信販売を規制する方針は変えていない。


 ≪キーワード≫


 大衆薬の通信販売規制 厚生労働省は副作用の危険度順に、発毛剤やH2ブロッカー含有薬など「特にリスクが高い」第1類▽風邪薬や解熱鎮痛薬、漢方や生薬成分の伝統薬など「リスクが比較的高い」第2類▽ビタミン剤や整腸剤など「リスクが比較的低い」第3類――の三つに分類。1、2類については通信販売を禁止し、薬剤師や都道府県の試験に合格した登録販売者による対面販売に限る方針。

669名無しさん:2009/02/09(月) 23:11:39
aa

670千葉9区:2009/02/11(水) 22:55:28
http://mainichi.jp/select/science/news/20090212k0000m040051000c.html
病気腎移植:臨床研究で年内にも再開 徳洲会グループ
 宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)の万波誠医師(68)らががん患者らの腎臓を別の患者に移植していた問題で、徳洲会グループは問題表面化後に中止していた病気腎移植を臨床研究で年内にも再開する方針を固めた。同病院や東京西徳洲会病院(東京都昭島市)で行う計画という。

 厚生労働省は07年7月、臓器移植法の運用指針を改正して臨床研究を除いて病気腎移植を禁止。同省は臨床研究に関し、09年4月に施行される倫理指針の改正版を順守することを条件に、どの疾患の病気腎移植も制限しないことを1月27日付で全国に通知している。

 徳洲会グループはドナー(臓器提供者)とレシピエント(移植を受ける患者)の選定に関する各委員会を設置し、ドナーは外部にも協力を呼び掛ける方針。能宗(のうそう)克行事務総長は「(グループ内の)共同倫理委員会で倫理指針をクリアできるよう検討を重ね、移植を待つ患者のためにできるだけ早い時期に始めたい」と話している。【加藤小夜】

671とはずがたり:2009/02/12(木) 01:37:10

<歯周病>菌の作る酪酸がHIV活性化…発症の恐れ (毎日新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_research2__20090211_3/story/11mainichiF0211m116/

 歯周病の病原菌が作り出す酪酸が、潜伏しているエイズウイルス(HIV)を活性化させエイズを発症させる恐れのあることを、日本大学の落合邦康教授=口腔(こうくう)細菌学=らが突き止めた。米国の医学系専門誌に3月に掲載されるという。【斎藤広子】

 白血球の中の免疫細胞に潜伏しているHIVは、酵素の一種「ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)」によって増殖を抑えられている。HDACの働きが妨げられると、ウイルスが活性化し、発症につながることがわかってきた。

 一方、歯周病菌は増殖の過程で酪酸を大量に作り出す。歯周病患者の歯と歯肉の間の溝からは、健康な人の約20〜30倍の酪酸が検出される。落合教授と名古屋市立大学の岡本尚教授(細胞分子生物学)らは、酪酸がHDACの働きを妨げることに注目。HIVが潜伏している免疫細胞に、酪酸を含んだ歯周病菌の培養液を加えたところ、ウイルスが急激に増殖することを実験で確認した。

 歯周病は軽度から重度まで含めると、25歳以上の国民の8割以上がかかっているとされる。落合教授は「HIVの感染に気づいていない人が、歯周病をきっかけに発症する恐れがある。今後はマウス実験や疫学調査で実態を解明したい」と話す。

 国立感染症研究所の泉福英信氏(口腔細菌感染症学)の話 最近、歯周病が糖尿病や心臓疾患にかかわっていることが報告されている。今回の結果は歯周病がHIVなどのウイルス感染症にも影響をおよぼすことを示している。口の中を清潔に保つことの大切さが、再認識されるきっかけになるだろう。

[毎日新聞2月11日]
[ 2009年2月11日2時30分 ]

672とはずがたり:2009/02/13(金) 01:51:52

マイケル・ジャクソンさん、再整形手術で鼻に耐性菌感染か
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090212-00000058-yom-ent
2月12日20時12分配信 読売新聞

 【ロンドン=大内佐紀】英大衆紙サンは12日、米国の人気歌手マイケル・ジャクソンさん(50)が、鼻を再整形手術した際に皮膚の病気にかかったと伝えた。

 同紙は、手術帽をかぶり、マスク、サングラスをつけたマイケルさんらしい男性が、米ロサンゼルスの病院に通院する写真を掲載。マイケルさんが、抗生物質の効かない「メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)」に感染し、菌が全身に広がって皮膚の一部が壊死(えし)して大がかりな手術が必要な可能性があるなどと報じた。

最終更新:2月12日20時15分

673とはずがたり:2009/02/13(金) 02:07:10

関西医科大学が付属男山病院を経営譲渡 深刻医師不足
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090213-00000507-san-soci
2月13日1時6分配信 産経新聞

 大阪府守口市の学校法人関西医科大学(塚原勇理事長)が、大阪、京都両府で経営する3病院のうち、京都府八幡市の付属男山病院を閉院し、医療法人に経営譲渡することを検討していることが12日、わかった。医師不足が深刻化していることが背景にあり、男山病院のスタッフを大阪府内の他の病院に振り向ける。文部科学省は「系列病院を経営譲渡して、医師不足を補うケースは珍しい」としている。

 男山病院は昭和50年に開業し、現在212床。市民病院がない八幡市で地域医療の中心を担っており、医師約40人が勤務している。

 同大学はこのほか、大阪府守口市に付属滝井病院、同府枚方市に付属枚方病院を経営。枚方病院を開設した平成18年後は、設備投資の面などから財政的に厳しい状況が続いていたほか、16年度に全国で導入された「新臨床研修制度」に伴い、医師不足が深刻になったという。

 同大学は昨年秋ごろから、経営譲渡に向け枚方市の医療法人「美杉会」と協議を始め、経営譲渡の条件として一定期間は現体制を維持することと、勤務している医師と看護師はこの期間、出向形式をとることで合意。先月19日に京都府の医療審議会へ経過を報告するとともに、男山病院の通院・入院患者に13日に説明するという。

 同大学は滝井、枚方病院とともに22年8月に大阪府寝屋川市に開設する香里病院に、医師らスタッフや設備投資を集中する。

 新臨床研修制度は、研修医が医師免許の取得後に2年間、診療研修を積む制度で、それ以前は研修医の出身大学の医学部を中心に行われていたが、導入後はそれぞれが研修先の病院を自由に選べるようになった。その結果、研修先としてより症例が多く、勤務条件の良い都市部の民間病院に希望が集中するようになり、一方の大学病院は働き手である研修医を確保することが難しくなった。

 同大学は「全国的な大学病院の医師不足は当校にとっても例外ではない。付属病院を大阪府内に集中させ、効果的に人員を配置する病院再編の一環」と説明している。

最終更新:2月13日1時6分

674とはずがたり:2009/02/13(金) 12:14:30

2009年02月12日 17時04分00秒
心理学教授が解き明かしたキスの秘密
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20090212_kiss_science/

親愛を表す行為として行われるキスによってなぜ喜びの感情を引き出すのか調べるため、キスしたときの一連の化学反応について解析が行われたとのこと。その結果、男性と女性とではキスをしたときの反応がムードによって違うということが判明したそうです。

詳細は以下から。
Kissing feels so pleasurable due to hormone surge, find scientists - Telegraph
http://www.telegraph.co.uk/scienceandtechnology/science/4558541/Kissing-feels-so-pleasurable-due-to-hormone-surge-find-scientists.html

研究を行ったのはラファイエット大学で心理学を教えるWendy Hill教授のチーム。ストレスで分泌されるコルチゾールと社会行動を調節する神経伝達物質オキシトシンという2つのホルモンについて研究は行われました。

15組のカップルに手を握ってキスしてもらったときの変化を調べてみると、ストレスホルモンのコルチゾールが減少したそうです。しかし、ストレスを軽減させる働きがあるというオキシトシンに関しては男性のみが上昇。その後、研究を繰り返したところ、女性の場合は大学の保健センターようなムードの少ない場所ではホルモンが急増しないことが分かったそうです。

「この研究はキスが複雑な意味を持つ行為で、ホルモンの変化を促していることを示している。私たちは、キスを誰としているか、そしてどのように感じているかを気にしがちですが、実際にはもっと多くの事が起きている」とHill教授は話しています。

キスがどのようにしてホルモンの変化を促す働きをしているのかは不明ですが、唾液に含まれるフェロモンが交換されることによってホルモンが変化すると考えている研究者もいるそうで、「他人と細菌を共有することで体内の防衛機構を強化させることができるかもしれない」とラドガーズ大学のHelen Fisherさんは話しています。

オキシトシンには人への信頼感を上げる効果もあるそうなので、お互いの親近感を上げたいカップルは普通の場所よりもムードのある場所でキスした方がいいようです。

2009年02月12日 17時04分00秒 in メモ Posted by darkhorse_logb

675とはずがたり:2009/02/13(金) 14:17:22

タミフル5割に効かない 耐性インフル急増
2009年02月13日
ttp://kumanichi.com/news/local/main/20090213004.shtml

 国内で流行しているインフルエンザウイルスのうち、治療薬タミフルが効かない耐性のAソ連型が急増し、五割を占めていることが十二日、分かった。医療機関が行う迅速診断では、Aソ連型を識別できないため、厚生労働省は慎重に薬を選ぶよう医療機関に求めている。

 別の治療薬リレンザは有効とされており、販売元のグラクソ・スミスクライン社(東京)は、約二百万人分をフランスから追加輸入する。

 国立感染症研究所が検出したウイルス二千三件(十二日現在)のうち、Aソ連型が52%と半数を占めた。県内はAソ連型十九件、A香港型六件、B型五件。

 Aソ連型の耐性株は二〇〇七年十一月以降、北欧を中心に確認され、世界的に拡大。感染研の調査では、昨シーズンのAソ連型のうち耐性はわずか2・6%だったが、一月十六日現在では98%と一気に拡大、Aソ連型のほぼすべてが耐性とみられている。A香港型とB型にはタミフル耐性は確認されていない。

 感染研の小田切孝人インフルエンザウイルス室長は「耐性はウイルスの突然変異で生まれたと考えられる」と指摘。「タミフルもリレンザもウイルスの増殖を抑えるが、リレンザに耐性はなく大丈夫。今シーズンのワクチン株と耐性株は十分類似しており、ワクチンを接種していれば重症化の予防に有効だ」と話す。

 ただ、医療機関が使う迅速診断キットでは、A型、B型の識別はできるが、A型の場合、ソ連型か香港型かは識別できない。

 県健康危機管理課によると、県内で八日までに同キットで識別できたウイルスは、全七千四百二十四件のうちA型が86%を占めた。

 小田切室長は「A型には第一選択の治療薬として、リレンザを使うという戦略を取らなければならなくなる可能性もある」と話している。(高本文明)

676とはずがたり:2009/02/13(金) 14:17:46

NICU新設、8階建てに変更 新県病院
http://www.saga-s.co.jp/view.php?pageId=1036&mode=0&classId=0&blockId=1176113&newsMode=article

 2012年度に佐賀市嘉瀬地区に移転を計画している新県立病院の基本設計概要がまとまった。病院本館はベッド数を440床とし、看護しやすい環境を整えるため当初プランの5階建てから8階建てに変更。新生児集中治療室(NICU)3床の新設も盛り込み、機能強化を図る。

 基本設計概要によると、病院本館は鉄筋コンクリート8階建て。昨年8月時点でまとめた施設概要では5階建てだったが、1階当たりの看護師のチーム配置(看護単位)を4チームから2チームにし、病床数を減らしたため階数が伸びた。看護単位を減らすことで、看護しやすい病室、設備の配置ができ、目配りの効いた看護が可能になる。

 昨年8月時点で明確になっていなかった病床は、緩和ケア病床を20床、集中治療室(ICU)14床、小児・産婦人科病床を18床などとし、「産科医療の社会的ニーズに対応する」(新県立病院プロジェクト推進室)ためNICU3床を新設。合計で440床とした。

 当初プランで職員宿舎2棟(3階建て、計65戸)としていたのを、患者家族や研修スタッフ用の宿泊施設とまとめた形で宿舎棟(6階建て)を配置。病院職員用40戸、患者家族・研修スタッフ用10戸を整備する。敷地内に保育所(木造平屋、定員約50人)を整備し、病院スタッフの労働環境改善を図る。

 事業費について県は「5階建てから8階建てになってどれくらい変動するか精査が必要だが、当初見込んでいた300億円よりも低くなる見通し」としている。年度内に予定地(6・2ヘクタール)の買収を終えて、新年度に実施設計、造成工事に着手する。
02月13日更新

677とはずがたり:2009/02/14(土) 04:18:16
つらいですねぇ。

臓器移植手術:みらいちゃん逝く 米の病院で両親に抱かれ
http://mainichi.jp/select/science/news/20090214k0000m040143000c.html

 生まれつき腸に神経がない難病のため、米国で06年に手術を受けた山下みらいちゃん(2)=愛知県春日井市=が13日、入院先の米・ニューヨーク州の病院で亡くなった。臓器移植手術費の募金活動などで支援してきた「山下みらいちゃんをすくう会」によると、最後は人工呼吸器などの生命維持装置を外され、両親に抱かれて息を引き取ったという。

 同会の住友隆介会長によると、みらいちゃんは06年12月に米国で腸などの移植手術を受け、07年6月帰国。最近では、つかまり立ちを始めていた。

 しかし昨年末に肝機能の数値が悪化し、検査のため渡米。その後、容体が急変し、1月末に緊急手術を受けたが思うように回復せず、集中治療室に入っていたという。

 住友会長は「何年かすれば幼稚園に通えると信じていた。みらいちゃんをこんな形で失ったことについて、多くのボランティア、寄付をしてくれた人々に申し訳ない気持ちでいっぱいだ」と話した。【山田一晶】

毎日新聞 2009年2月14日 1時25分

678とはずがたり:2009/02/14(土) 08:51:47
大牟田市:市立病院の独立行政法人移行、定款制定を提案へ /福岡
http://mainichi.jp/area/fukuoka/archive/news/2009/02/13/20090213ddlk40010479000c.html

 大牟田市は、市立総合病院を独立行政法人に移行することを決め、定款の制定案を2月議会に提案する。市は同病院の経営形態検討委員会の答申(07年10月)を受け、昨年7月、移行する方針を示していた。来年4月の移行を目指す。

 独立行政法人への移行は、地方独立行政法人法に基づき、定款を議会議決し、県知事の許可を受けなければならない。定款には公共性の確保やそのための組織編成などを盛り込んでいる。

 同病院は05年度から3年連続で単年度黒字となっているが、07年度決算では約45億円の累積欠損を抱え、同年度まで市から年間8〜9億円の繰入金を受けており、市は新たな経営形態を検討。柔軟で安定的経営ができるとして、独立行政法人への移行を決めた。【井上秀人】

〔筑後版〕

毎日新聞 2009年2月13日 地方版

679とはずがたり:2009/02/14(土) 08:55:15
県境越え「母体搬送」急増 新生児科医不足 宮城
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/02/20090214t13037.htm

宮城県内から県外への母体搬送数
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/medical/20090214_s1-01.jpg

 高リスクの妊婦と胎児を診療するため高度医療機関に妊婦を移す「母体搬送」で、宮城県から隣県への移送が急増していることが13日、仙台赤十字病院総合周産期母子医療センターのまとめで分かった。新生児科の医師不足が深刻化し、新生児集中治療室(NICU)を備えた3次医療機関の負担が増大しているためだ。中江信義センター長は「新生児科医の養成を進め、受け入れ可能な施設を増やす必要がある」と訴えている。


 宮城県内での3次機関は仙台赤十字病院、東北大病院、県立こども病院(いずれも仙台市)で、NICUは計27床。2007年の県外への母体搬送は15件と、前年の5件から3倍に増えた。うち7件は3病院のNICUが満床で山形市に搬送。6件は気仙沼地区から岩手県一関市に運ばれた。08年は未集計だが、07年と同じ状況と予想される。

 県外搬送は02年ごろまで年間10―20件だったが、こども病院が開院し、東北大病院がNICUを拡充した03年は5件に激減。以降は3―5件で推移していた。

 急増した最大の理由は新生児科医の不足だ。県内にはもともと20人程度しかいないため、近年は仙台市内の中核病院でも母体搬送の受け入れが難しくなった。その結果、NICUを備えた3病院に搬送が集中し、満床状態となることが多くなった。

 加えて、NICUでの処置が必要な低出生体重児の出産が増え、3病院が軽症の異常新生児も診るようになったことから、高リスクの母子の収容能力はさらに低下した。

 気仙沼から一関への搬送が増えたのは、岩手県立磐井病院で新生児の診療が充実し、仙台より地理的に近いことなどが影響しているとみられる。

 宮城から受け入れる側も余力があるわけではない。07年に6件の搬送を受けた山形県立中央病院産婦人科の阿部祐也科長は「NICUの空きには波があり、山形がいっぱいの時には仙台に引き受けてもらう。お互いさまという気持ちだ」と言う。

 中江センター長は「県内に新生児科医があと5―10人いないと、今いる医師が疲弊する。大崎市民病院を拡充し、軽症から中等症の新生児を診られる2次機関を仙台に整備すべきだ」と指摘している。
2009年02月14日土曜日

680とはずがたり:2009/02/14(土) 08:55:48
塩釜市、病院会計に3億2千万円 繰入金計画前倒し
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/02/20090214t11042.htm

 塩釜市は13日、市立病院の改革プランの最終報告書を市議会民生常任委員会に提出した。昨年12月公表した中間報告の繰入金計画を前倒しして、累積債務解消のため2008年度に3億2000万円を一般会計から病院事業会計に繰り入れる計画に修正した。

 市は市議会2月定例会に、単年度赤字解消の1億5000万円を合わせた4億7000万円を病院事業会計に繰り入れる補正予算案を提出する。当初予算の4億4000万円と合わせて、病院への繰入総額は9億1000万円になる。

 改革プラン中間報告は現在199の病床数を187に削減することになっていた。その後、病床を2割削減しないと累積債務解消の特例債発行が国から認められないことが分かり、病床数を161と見直した。病床減で収益も減るため、累積債務削減を早めた。

 病院の08年度末の累積債務見込み額は22億8000万円。改革プランは13億8000万円の特例債発行と4億7000万円繰り入れで、累積債務を4億3000万円に圧縮する。

 報告書は11年度の単年度収支均衡を目標にして、実現できない場合は民間移譲などの経営形態の見直しをすると改革の期限も定めた。
2009年02月14日土曜日

681とはずがたり:2009/02/16(月) 00:41:42

新生・東近江市の課題:市長選を前に/下 二つの市立病院 /滋賀
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20090207ddlk25010446000c.html
 ◇医師不足、ここでも深刻

 東近江市には市立病院が二つある。元の能登川町立病院と蒲生町立病院で、合併により市が二つを抱えることになった。しかし、社会問題になっている公立病院の医師不足がここでも顕在化した。特に能登川病院では、常勤医師が05年まで14人いたのが、昨年は半数以下の6人に。蒲生病院も、13人だったのが10人になった。

 市は昨年1月、市立病院整備委員会を立ち上げた。小鳥輝男・市医師会長や中条忍・能登川病院長(現・事業管理者兼院長)ら18人が委員となり、対策を練った。昨年11月、市に中間報告を提出したが、目まぐるしく変わる医療情勢の中、医師確保の見通しなしに具体的な構想は描けないとして、2病院を当面維持する方向の結論にとどまった。

 能登川病院では、06年から大学による医師引き上げや退職が出始めた。最初は内科、翌年は外科で医師が減り始め、昨年は、整形外科、小児科、眼科で医師ゼロとなり、非常勤医師26人でやりくりする事態になった。

 04年ごろまで約85%で推移していた病床利用率は、医師不足で患者を受け入れきれず、07年には約62%に。外来、入院ともに患者が減り、昨年は16億円の赤字となった。

 蒲生病院では、3年間で3人減っただけだが、07年に整形外科の医師がゼロとなり、70〜80%で推移していた病床利用率が約49%に低下した。

 市は昨年10月、医師確保のため、3年以上の勤務を条件に新規採用医師に最大500万円の支度金を支給する「医師就業支度金制度」を設けた。

 また、今年1月、かつて3人いた常勤外科医が1人となり、昨年10月から手術や入院の受け入れを中止していた能登川病院の外科に、常勤外科医が3人いる蒲生病院から週に一度、外科医を派遣する取り組みを始めた。

 このほか、両病院のスタッフや事務局の管理者が23のチームを結成し、医師確保や病診連携の推進などに取り組み始めた。

  ◆   ◆

 市内には、国立病院機構滋賀病院もあるが、医師数は従来の半数未満。同病院を含む3病院は地域医療の柱として欠かせない。新市長には、医療施設の維持を含め暮らしを守る役目がある。候補者らがどのような政策を訴え、市民がどう判断するか、注目される。【斎藤和夫】

毎日新聞 2009年2月7日 地方版

682とはずがたり:2009/02/16(月) 00:58:38
>>681-682

12万都市は/東近江市長選を前に(下)
http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000000902070001
2009年02月07日

地域医療を担う市立蒲生病院。改築後34年が経過し老朽化しているが、具体的な建て替え計画はない=東近江市桜川西町

【2市立病院/地域医療描けぬ青写真/経営統合検討先送りに】

 昨年11月、東近江市内で、医療関係者や市議らでつくる「市立病院等整備委員会」が会合を開いた。主要議題は3年前の編入合併で、旧能登川町と旧蒲生町から引き継いだ市立能登川と市立蒲生の2病院の経営統合問題だった。

 編入合併1年目の06年度、2病院は計約2億900万円の赤字を計上。翌07年度も、合わせて3億6900万円の赤字を出し、累積赤字は合計23億円に及ぶ。

 その主な原因は全国の自治体と同様、医師不足にある。05年度に2病院で計27人いた常勤医師は現在15人。整形外科医はゼロだ。入院・通院患者が減り、かつて85%前後あった病床利用率も、07年度は能登川で62%、蒲生が49%にまで落ち込んでいる。

 この日は4回目の委員会だったが、当面2病院を現状のまま存続させる形で中間報告がまとめられた。その理由として、報告書は「めまぐるしく変化する医療情勢や医師確保の見通しが不透明な中での長期的な策定は困難な状況にある」とした。こうして委員会事務局の市側が提案した経営統合問題は、先送りとなった。

 市立2病院とともに、湖東地域の地域医療の中核を担う同市の国立病院機構滋賀病院。常勤医師は一時、38人を数えたが、15人にまで減少。救急患者の受け入れも困難な状況に陥っていた。

 こうしたなか、滋賀医科大(大津市)は昨年12月、同病院に神経内科や循環器内科などの医師4人を派遣する、と発表した。地域医療への連携を目指す大学側の狙いがあるとみられる。こうした動きを市の地域医療担当者は「少し明るさが見えて来た」と歓迎する。

 委員で市病院事業管理者の中條忍・市立能登川病院院長はいう。「医療崩壊が進んでいる状況の中で、整備計画の先送りは仕方ない。ただ、地域医療は守らなければならない。そのためにも、常勤医師の確保と経営改善に努力していきたい」
(この連載は、中村憲一が担当しました)

687小説吉田学校読者:2009/02/17(火) 07:10:43
これは大スクープ。
兵士は政治家のおもちゃに過ぎないのか。見えない負傷であり、これは戦争の非人道的さを如実にあらわしている。

対テロ戦争:米兵、脳損傷2万人以上…外傷なし、爆風で
http://mainichi.jp/select/today/news/20090217k0000m030128000c.html

 【ワシントン大治朋子】イラクやアフガニスタンでの戦争で、反米武装勢力の爆弾攻撃を受けた米兵が爆風だけで脳内に特異な損傷を負うケースが多発している。毎日新聞の米国防総省などに対する情報公開請求で、その負傷兵士数が少なくとも2万人以上に上ることが分かった。頭部に外傷がなく、脳組織だけが破壊されて記憶障害などの症状を起こすのが特徴。ハイテク防護服が従来以上に米兵の生命を守る「生き残る戦争」の現状が背景にあり、米軍は対テロ戦争で新たな課題に直面している。
 武装勢力は米軍への攻撃で、改良して爆発力を増したIED(即席爆発装置)と呼ばれる手製爆弾を多用している。毎日新聞が入手した米陸軍病院作成の資料(06年3月)によると、手製爆弾の多くは超音速(秒速約340メートル以上)の爆風を生む。武装勢力は爆弾を道路脇などに仕掛け、米軍の至近距離で爆発させている。
 医療関係者らによると、爆風の衝撃波が外傷性脳損傷(TBI)という負傷をもたらす。著しい記憶障害やめまい、頭痛、集中力低下などが主な症状。過去の戦争での医学的データはほとんどなく、損傷のメカニズムは分かっていない。
 国防総省の開示文書によると、同省管理の病院で03年1月から昨年末までに脳損傷と診断された米兵は約9000人。また、退役軍人省が管理する病院では07年4月から08年10月までに、約1万3000人が同様の診断を受けており、総数は2万2000人に及ぶ。さらに2万人に「疑い」があり、実数はこれを大きく上回るとみられる。詳しい診断状況が報じられるのは、米メディアも含め初めて。
 陸軍病院脳損傷センター代表のマイケル・ジャッフェ医師は取材に対し、05年以降、論文などでこうした脳損傷の発生について「強調した」と述べた。しかし、米軍が対策を本格化させたのは07年秋以降で、米国防総省は事態を認識しながら、迅速な対応を取らなかった疑いもある。
 ◇外傷性脳損傷(TBI)
 外力によりもたらされる脳の組織の損傷。日常生活では車の事故やスポーツでの転倒などで頭部に直接的な衝撃を受けて起きることが多い。戦場でのケースの大半は爆発の爆風によるもので、外傷がない。診断が難しく、脳機能の回復にはリハビリなどが必要。治療が遅れると症状が固定しやすい。

688とはずがたり:2009/02/17(火) 11:24:12
>>687
脳に見えない損傷とは厄介ですね。。
あらゆる傷害が発生する戦争の非人道性は強調しすぎてもし過ぎることはないのでしょうな。

689千葉9区:2009/02/17(火) 22:29:16
http://sankei.jp.msn.com/life/body/090217/bdy0902171725003-n1.htm
【明解要解】駅のトイレ、なぜ石けんがない? (1/2ページ)
2009.2.17 17:23

このニュースのトピックス:病気・医療
 インフルエンザなどの感染症の防止を呼びかけるポスターやパンフレットにはマスク、うがいとともに手洗いの必要性が記述されている。だが、手洗い用のせっけんを常備していない施設も目立つ。不特定多数が利用する駅のトイレもそのひとつだ。現状を調べてみた。(特集部 津川綾子)

 「駅のトイレの手洗い場にせっけんがない。この季節は特に感染症も気になるし、水で洗っただけでは不安」。感染症対策に敏感な横浜市在住の主婦(38)は困惑して話す。厚生労働省の新型インフルエンザ対策ガイドラインでも個人・家庭での対策に「うがい・手洗い・マスクの励行」とあり、対策の具体策を示す自治体のホームページでは「手洗いは、よくせっけんを泡立てて」(東京都千代田区の新型インフルエンザQ&A)など、せっけんによる手洗いの推奨が目立つ。

 鉄道各社に問い合わせると、東急は「7割のトイレにせっけんを設置し、100%の設置を目指している」との回答だったが、これは例外。首都圏では東京メトロ、西武、東武、京王の各私鉄、関西では阪急や京阪などが「駅のトイレにせっけんは設置していない」の回答。JR東日本や京急は「一部トイレにはせっけんがあるが、基本的には設置していない」とのことだった。

 一方、同じ公共トイレでも利用客が長時間を過ごす百貨店は「必ずあります」とトイレのせっけんは標準装備のようだ。同じように不特定多数が利用するのに、駅にはなぜせっけんがないのか。百貨店と違って「駅数が多くせっけんを補充するコストや手間は大きい」(京急)ことや、「いたずらで薬品などが混入する恐れもあり安全上設置していない」(東武)という理由からだという。

          ■   ■

 気になるのは感染症のもとになるウイルスや細菌が流水だけで落ちるのかどうかだ。

 東京都健康安全研究センターが平成16年、ノロウイルス(実験にはノロウイルスに似たウイルスを使用)の除去効果を流水のみと薬用せっけんを使った場合とで比べたところ、流水だけでも手指のウイルスが100分の1に減少したが、せっけんを使うと1000分の1にまで除去できた。

 国立感染症研究所の森兼啓太主任研究官は「ウイルスや細菌は、唾液(だえき)や汚れに含まれて手指に付着することが多い。せっけんを使って手を洗えば、汚れごと落としやすい」と話す。

 日本トイレ研究所(東京)と王子ネピア(東京)が19年、首都圏に住む小学生の子供の保護者に外出時のトイレについて知りたい情報を聞いたところ、「手洗いせっけんの有無」を3割の保護者が気にしており、公共トイレにせっけんがほしいとのニーズが少なくなかった。

 新型インフルエンザの発生を視野に入れる時代に入ったいま、ウイルスを蔓延(まんえん)させないためさまざまな予防策が求められている。せっけんによる手洗いはその基本にあり、駅を含め公共の場でも今後意識を高める必要があるだろう。

690とはずがたり:2009/02/17(火) 22:53:08
岩手県が配置ルール案 奨学金で養成する医師
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/02/20090215t31003.htm

 岩手県は14日までに、公立病院の医師不足に対応するため、市町村との奨学金制度で養成する若手医師を地域病院、診療所にも一定期間派遣する配置ルール案を決めた。16日の地域医療対策協議会で提示する。

 配置ルールは、奨学金を利用して岩手医大や他県の大学医学部を卒業し、6年または9年間の県内病院勤務が義務付けられる医師に適用する。

 医師免許取得後の勤務について、中核病院や地域病院、診療所を回る6―12年間の複数のモデルケースを策定。義務期間の早期終了を希望する医師は最短の6年間、他県や民間の専門病院勤務を挟む場合は長い期間のモデルを使う。

 実際の配置は、地域対策協議会を構成する県と医療局、市町村、岩手医大などが医師本人や地域の要請を基に調整する。

 奨学金制度をめぐっては、県とともに資金を出している市町村から「卒業しても地域病院に勤務する保証がない」「県立の中核病院だけに医師が集中しかねない」などの声が上がっていた。学生に卒業後の進路の方向性を示す必要もあることから、県は配置ルールが必要と判断した。

 岩手県の奨学金制度は、県が市町村とともに行う事業や医療局単独の事業などがあり、2009年度は45人を対象に支給する。このうち市町村との事業は現在の10人から15人に増える。町村の負担は300万円余り増える見込みで、町村会は増加分について、宝くじ収益金による県市町村振興協会の基金を活用する方向で調整している。
2009年02月15日日曜日

691とはずがたり:2009/02/18(水) 18:59:51

がん陽子線治療に一部保険
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20090217-OYT8T01149.htm

 総合南東北病院などを運営する脳神経疾患研究所の南東北がん陽子線治療センター(郡山市)が、がんの放射線治療の一つである陽子線を使った先進医療の実施医療機関として、厚生労働省に認められた。認定は2月1日付。これにより、同センターは陽子線治療を一部、保険診療で行えるようになった。

 陽子線治療は、胃や大腸以外のほとんどのがんに適応できる放射線治療で、患部をピンポイントで集中照射できる。同治療を行っているのは全国で計7か所しかなく、東北・北海道では同センターのみ。ただ、治療費は約300万円かかり、保険が適用されなかった。

 同センターによると認定によって、先進医療特約付きの民間の医療保険に入っていれば費用が給付されるケースがあるほか、診察や投薬、入院料などについては公的な保険が適用されることになるという。同センターでは、昨年10月の陽子線治療開始後、40人近くの患者に治療を行っている。
(2009年2月18日 読売新聞)

692とはずがたり:2009/02/18(水) 21:36:40
【ためされる大地 コネティカット】

初めて聞いたけど
>ライム病の薬

世界の雑記帳:米国で女性を襲ったチンパンジー、警察官が射殺
http://mainichi.jp/select/world/newsinbrief/news/20090218reu00m030001000c.html?link_id=TT005

 [ニューヨーク 17日 ロイター] 米コネティカット州スタンフォードで16日、テレビコマーシャルに出演した経験もある体重90キロのチンパンジーが飼い主の知人女性を襲い、警察官に射殺されるという事件が起きた。

 チンパンジーに襲われたのは、チャーラ・ナッシュさん(55)。かまれるなどのひどい攻撃を受けて重傷だという。スタンフォード警察当局のスポークスマンは17日、ナッシュさんのけがは生命にかかわる状態だと述べた。

 飼い主のサンドラ・ハロルドさん(70)は、暴れ狂った状態のチンパンジー「トラビス」をナイフで刺したり、シャベルでたたいて止めようとした。だが、トラビスはハロルドさんをかわし、通報を受けて現場に到着した警察車両を攻撃。そのため、警察官はトラビスを拳銃で数回撃ったという。

 トラビスは現場から逃げたが、血痕をたどった警察官が家の中で死んでいるのを発見した。

 もうすぐ15歳だったトラビスは、ライム病の薬を服用していた。ライム病は人間の場合、神経症状などを引き起こすことで知られる。

 トラビスは、米飲料大手コカ・コーラや米衣料小売オールド・ネイビーのテレビコマーシャルに出演した経験がある。

2009年2月18日 12時12分

◆ ライム病
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k02_g1/k02_11/k02_11.html

 ライム病(Lyme disease またはLyme borreliosis)は、野鼠や小鳥などを保菌動物とし、野生の マダニ(マダニ属マダニ)によって媒介される人獣共通の細菌(スピロヘータ)による感染症である。19世紀後半より欧州で報告されていた、マダニ刺咬後に見られる原因不明の神経症状(Garin‐Bujadoux 症候群、Bannwarth 症候群、Hellerstrom 病など)、1970 年代以降、アメリカ北西部を中心に流行が続いている、マダニ刺咬後に見られる関節炎、および遊走性皮膚紅斑、良性リンパ球腫、慢性萎縮性肢端皮膚炎、髄膜炎、心筋炎などが、現在ではライム病の一症状であることが明らかになっている。

疫 学
 欧米では現在でも年間数万人のライム病患者が発生し、さらにその報告数も年々増加していることから、社会的にも重大な問題となっている。
 本邦では、1986年に初のライム病患者が報告されて以来、現在までに数百人の患者が、主に 本州中部以北(特に北海道および長野県)で見い出されている。欧米の現状と比較して本邦でのライム病患者報告数は少ないが、本邦においても野鼠やマダニの病原体保有率は欧米並みであることから、潜在的にライム病が蔓延している可能性が高いと推測されている。感染症法施行後 の報告数としては、1999年4〜12月に14 例、2000年1〜12月に12例となっている。

693とはずがたり:2009/02/18(水) 21:40:18
うわぁ,俺など何も考えずにぶちっと潰して取ろうとしてしまいそうだなぁ。。((((゚Д゚;))))

真ダニ刺咬症とライム病
http://blog.goo.ne.jp/matsubomb/e/245c1997d6c0e3fb7ec4c92b561df7fe

マダニ刺咬症で絶えず念頭に置くことは,マダニの体部をつぶしてはいけないと言うことです。
マダニは,動物に寄生して血液を吸って生きています。この過程でさまざまな菌やウイルスを体内に取り込むと言われています。また,メスのマダニが吸血するとフェロモンが出るらしく,そこにオスのマダニがやってきて交尾をするとも言います。生理的現象としてはとても興味深いですが,マダニのような人生を送りたくはありません。こうした中でも,最も注意すべき感染症は,全長約10μm,直径約0.2-0.3μmの螺旋状のスピロヘータであるボレリア Borrelia の感染によって引き起こされるライム病です。

694とはずがたり:2009/02/20(金) 17:00:03

授業料を無利子貸与 青森市・准看護師学校生徒対象
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/02/20090219t23001.htm

 青森市は新年度、看護師不足と雇用への対策として、市医師会運営の青森准看護学院(青森市)の生徒に、授業料などを無利子で貸与する制度を導入する方針を固めた。

 市によると、同学院を卒業後、市内の医療施設などで勤務する意志がある生徒に1年間の授業料約48万円などを無利子で貸し出す。定員は80人。卒業後、市内の医療機関で5年間勤務すれば、返済の必要はない。

 ホームヘルパー二級を目指す生徒には、資格試験を受けるまでに必要とされる講習を市社会福祉協議会で無料で受けられるようにする。定員は25人。

 予算は計約2300万円を見込む。市健康福祉政策課は「資格を得たいと思っている人が積極的に利用できる制度にしたい」と話している。
2009年02月19日木曜日

695とはずがたり:2009/02/23(月) 01:55:05
すげえやな事件だ。。こう云うの他でも知らず知らずに起きてたりしないだろうねぇ。

廃棄用の受精卵を移植か 香川県立中央病院 (共同通信)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/kagawa__20090222_6/story/21kyodo2009022101000642/

 香川県立中央病院(高松市)の受精卵取り違え事故で、人工妊娠中絶した20代女性に移植された受精卵は、廃棄しようと作業台に放置していた別の患者の受精卵だった可能性が高いことが21日、分かった。この受精卵が入っていた培養容器(シャーレ)のふたは捨てたといい、香川県は、なぜ患者名が記されたふただけを捨て、本体をそのままにしていたのかを含め、経緯を詳しく調べる。

[ 2009年2月21日22時40分 ]

<受精卵取り違え>検査技師配置、他業務と兼務で機能せず (毎日新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/kagawa__20090222_6/story/22mainichiF0222m118/

 香川県立中央病院(高松市)であった受精卵取り違え疑惑で、担当医の川田清弥医師(61)の要望で実現した複数の検査技師の配置が、他業務との兼務などで有効に機能していなかったことが分かった。川田医師は21日、毎日新聞の取材に「受精卵の凍結保存や顕微授精で、作業範囲が広がったため」と要望の理由を説明。しかし1人での作業は解消されず、体制の不備がミスにつながった可能性がある。

 病院によると、要望を受け02年以降、複数の検査技師を配置。現在は5人が1日数時間ずつ採卵や培養液の交換などをし、川田医師の業務を手伝っているという。取り違えが起きたとされる昨年9月18日も同様の体制だったが、川田医師は1人での作業について「検査技師の勤務上、たまたまそうなった」と説明。勤務シフトについては「(所属が違うため)私が勤務しなさいという命令はできません。私の能力のなさです」と話した。

 病院によると、検査技師は中央検査部に所属し、他科の血液検査などもする。勤務シフトは事前に決まるため、当日の配置が実際の作業内容と合わないケースがあったとみられる。

 同病院は香川県内の体外受精治療の中核。患者数は98年以降90〜53件で推移し、08年は86件。産婦人科医は7人いるが、専門性が高いため事実上、川田医師1人に任せていた。病院側は川田医師の単独作業が多いことも認識していたが、93年の開始時から約1000件を扱うなど実績があり、問題視していなかったという。同病院では、疑惑発覚まで院内マニュアルにミス防止手順がなかったことも判明している。

 スタッフ約20人を抱え、必ず複数で作業し、作業台に1人分の検体しか載せないなどマニュアルを整備しているという不妊治療の専門施設「蔵本ウイメンズクリニック」(福岡市)の蔵本武志院長は「ヒューマンエラーは必ず起こる。1人だと疲労で集中力がにぶることもあるだろうが、2人なら声をかけるだけで気持ちも楽になるし、ミスを起こす確率も低くなる」と指摘する。

[毎日新聞2月22日]
[ 2009年2月22日2時30分 ]

696とはずがたり:2009/02/23(月) 01:55:41

受精卵の成長具合が良く試してみたくなったんちゃうやろねぇ?!

受精卵取り違え、「なぜ」あまりに多く (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/kagawa__20090222_6/story/20090222_yol_oyt1t00038/

 香川県立中央病院(高松市)で起きた体外受精卵の取り違えでは、県が調査を進めているが、多くの疑問点が浮上している。

 ◆なぜ単独作業なのか◆

  川田清弥 ( かわだきよや ) 医師(61)は同病院で約1000例の体外受精を手がけたが、大半が単独作業だったという。同病院には 胚 ( はい ) 培養士の資格を持つ臨床検査技師が3人おり、2人は体外受精も担当していた。取り違えがあった昨年9月18日も胚培養士は他の業務をしていた。

 ◆なぜ不安募ったか◆

 川田医師は21日の読売新聞の取材に「受精卵の成長の具合が良く、移植できると気持ちがはやった」と話した。しかし、「妊娠後の経過があまりにも順調過ぎ、疑問がわき起こった」(20日夜の記者会見)と、気持ちは変化したという。

 なぜ確証もないのに不安がそこまで募るのか。大阪市内で不妊治療を手がける西川吉伸医師は「受精卵や妊娠の状態だけから、別人のものと見分けるのは不可能。何をもって判断したのか、理解に苦しむ」と話す。

 ◆なぜ絨毛検査しなかったのか◆

 別人の受精卵を移植したという疑問が高まり、院長に報告したのは昨年10月31日。夫婦に伝えたのが11月7日。最終月経から数えて妊娠9週目だった。

 この時点で、胎児の親を確かめる手段としては、胎盤のもとになる 絨毛 ( じゅうもう ) を調べる方法があった。12〜18週に行う羊水検査に比べて技術的に難しく、流産のリスクが数%あるが、国内でも年間100件程度行われている。川田医師は「日本ではほとんど実施例がなく、危険」として提案しなかった。中絶後の胎児のDNAを調べることも、夫婦には提案していなかった。

[ 2009年2月22日7時48分 ]

697とはずがたり:2009/02/23(月) 01:56:16
>>695-697
う〜ん。。

親子確認、説明不十分だった疑い=妊娠9週でも可能−受精卵取り違え (時事通信)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/kagawa__20090222_6/story/090222jijiX970/

 香川県立中央病院(高松市)で体外受精をした20代女性に別の女性の受精卵を移植した可能性がある問題で、同病院が20代女性に経緯を説明した際、受精卵の親子確認法について十分説明しなかった疑いがあることが22日、分かった。

 同病院によると、女性に取り違えた可能性を伝えたのは昨年11月初旬で、女性は妊娠9週目だった。病院はその際、胎児の親の確認方法である羊水検査は妊娠15週目以降でないとできず、結果判明にはさらに2−3週間かかり、その後の人工妊娠中絶は母体にリスクがあると説明した。

 9週目でも可能な方法としては「絨毛(じゅうもう)検査」がある。同検査は、胎盤に付いている絨毛だけを採取するため、技術的に難しいとされるが、日本産科婦人科学会元会長で同学会倫理委員長も務めた青野敏博徳島大学長は「一般には羊水検査だが、絨毛検査は早い時期にできるので選択肢の1つだった」と指摘。また出生前診断に詳しい鈴森薫名古屋市立大学名誉教授は「このような時こそ絨毛検査をすべきだった」としている。

 同病院は絨毛検査については説明せず、女性は4日後に人工中絶したという。 

[時事通信社]

[ 2009年2月22日19時45分 ]

<受精卵取り違え>病院側、夫妻に説明後回し会議4回 (毎日新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/kagawa__20090222_6/story/22mainichiF0223m061/

 香川県立中央病院(高松市)の受精卵取り違え疑惑で、別人の受精卵で妊娠した可能性のある20代女性に取り違えの可能性があると説明するまでに病院側が計4回の会議を開いていたことが分かった。早期に親子鑑定できる可能性があったのに女性側に説明しなかった点について、会議では危険性を指摘した担当医の発言を優先。女性と夫に説明するまで初会議から1週間かかり、対応の遅れが議論を呼びそうだ。

 病院によると、会議は、担当の川田清弥医師(61)が疑惑について病院側に申告した昨年10月31日から、夫妻に説明する前日の11月6日までの間に開催。川田医師のほか、松本祐蔵院長ら7〜9人が出席した。

 初会合では川田医師が「受精卵を取り違えた可能性がある」と切り出すと出席者から「本当なのか」「なぜ起きたのか」など質問が相次いだ。親子鑑定の可能性について質問もあり、川田医師は子宮内の羊水を調べ、妊娠15週から可能になる「羊水検査」について説明。参加者は再度、経緯を整理して報告するよう川田医師に求め1時間半で終わった。

 3連休後の2回目の会合では他の鑑定方法がないか検討した。川田医師は、妊娠9〜11週でできる「絨毛(じゅうもう)検査」を紹介したが、「危険だし、正確に調査できる機関が見当たらない」と説明した。このため、女性側へ積極的に紹介できないと決めた。一方、参加者は「受精卵を取り違えたと判断した上で協議を進めざるをえない」との結論に達したという。

 3回目の会合で、「中絶する場合は早いほうがいい」と合意。11月6日に開いた4回目の会議で女性への説明用のメモを作成し、女性側に事態を説明するため電話で連絡した。

[毎日新聞2月22日]
[ 2009年2月22日21時44分 ]

698とはずがたり:2009/02/23(月) 13:41:42
こういうの雑誌名も書いて欲しいねぇ>米専門誌の電子版

複数インフルエンザ抗体の合成成功、万能ワクチンも可能に (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_influenza__20090223_2/story/20090223_yol_oyt1t00018/

 インフルエンザ・ウイルスの複数のタイプに効く抗体を人工合成することに米ハーバード大などのチームが成功した。

 この抗体がウイルスを攻撃する仕組みを応用すると、万能ワクチンや抗ウイルス薬の開発も可能になる。米専門誌の電子版に研究成果が掲載された。

[ 2009年2月23日3時4分 ]

699とはずがたり:2009/02/23(月) 14:06:39
お疲れ様でした。と云いたい所ですけどこれからもお願いします,ですね。

地域貢献33年、阿仁病院の伴院長 来月で定年へ
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090223h

阿仁地区の医療を支える伴實医師=北秋田市立阿仁病院

 北秋田市の阿仁地区で唯一の医療機関・市立阿仁病院(旧阿仁町立病院)を33年間、支えてきた外科医がいる。来月で定年を迎える伴(ばん)實(まこと)医師(67)だ。院長に就任して約30年。地域医療の灯を消すまいと、来年度以降も嘱託で勤務を続ける。「阿仁は第二のふるさと。できる限り手助けをしたい」と話している。

 平日午前中、阿仁病院の外科外来。伴院長は次々に訪れるお年寄りと世間話をしながら、手際よく処置する。「気さくな人柄。いつも親身になってくれる」と、腰痛で診察を受けた女性(72)。伴院長の肝いりで1977年に設置されたリハビリ病棟では、多くのお年寄りが機能回復に励んでいる。

 伴院長は弘前市生まれ。北秋田市の北秋中央病院に勤務後、76年に当時の阿仁町立病院に赴任。数カ月後に同病院長が病に倒れ、町唯一の開業医も急逝したため、町内でただ1人の常勤医となった。

 唯一の常勤医としての期間は約8年。平日の午前は80?100人の外来診療をこなし、午後は入院患者を処置。奥阿仁方面への出張診療や学校健診に駆け回ったほか、休日も往診に出向いた。院長となった79年以降は、町による病院の赤字補てん額が徐々に削減され、経営に頭を悩ませてきた。

 激務で体調を崩すこともあったが、伴院長は「つらい、苦しいというより、やりがいがあった」と語る。その上で、「これまで医師を派遣してくれた大学をはじめ県や町、同僚ら多くの支援があったおかげでやり遂げられた」と強調する。

 現在の常勤医は、伴院長と内科医の滝澤信副院長(36)の2人体制(歯科医除く)。医師不足のため、同病院は一昨年5月から入院患者受け入れを休止したものの、高齢化率46%(2009年1月現在)と過疎化が顕著な阿仁地区の1次医療機関として、欠かせない役割を担っている。
(2009/02/23 11:43 更新)

700とはずがたり:2009/02/23(月) 14:07:31

急患の8%が3回以上拒否される 都内、医療機関の受け入れ
http://www.47news.jp/CN/200902/CN2009022301000317.html
 東京消防庁が昨年12月の6日間に救急搬送した患者延べ9414人の8・3%に当たる779人が、医療機関から3回以上受け入れを拒否されていたことが23日、総務省消防庁の調査で分かった。同日午前、受け入れ拒否問題を議論する検討会の作業部会に報告された。

 2007年に奈良県の妊婦が医療機関をたらい回しにされ死産したケースと同様、10回以上の拒否もこのうち60人おり、3人は23回以上にわたり断られていた。

 拒否理由は「手術・患者対応中」や「ベッドが満床」が目立つ。地方に比べ医療体制が充実しているといわれる東京で拒否問題の深刻な実態があらためて浮かび上がった。全国的にも受け入れ態勢の拡充が求められそうだ。

 調査では緊急性が高い(1)重症以上(2)妊婦(3)15歳未満の子ども−などの患者も個別に検証した。この結果、現場から医療機関までおおむね30分以上かかる3回以上の拒否は、重症以上で6・9%(51人)、子どもでも3・5%(24人)あったが、いずれも全体の平均は下回った。

 これに対し妊婦は「搬送数が少なく、一概に比率が高いかどうかは判断できない」(消防庁)とされるものの、16・7%(5人)と高い。
2009/02/23 11:35 【共同通信】

701とはずがたり:2009/02/24(火) 01:05:12
田沢湖町主導の合併だったような印象だが角館病院の方が本院として残るのは常識的で評価できるけど,将来老朽化で建て直す時はもっと旧田沢湖町よりに建てて完全に統合すると良いのではないか。30分は確かに長い気もする。

救急再開願い遠く 田沢湖病院、仙北市が「分院」化案
急患受け入れ再開の要望が強い田沢湖病院
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/02/20090222t41005.htm

位置図
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/medical/20090222ea01.jpg

 二つの市立病院を抱える秋田県仙北市は新年度から、角館総合病院(346床)を「本院」に、規模の小さい田沢湖病院(60床)を「分院」として、経営統合を図る計画を立てた。田沢湖病院を診療所にする案もあったが、病院の存続を強く求める住民に配慮した。住民は安堵(あんど)しつつも、「救急医療がなければ安全、安心な暮らしは保てない」と、急患受け入れ再開を訴えている。(秋田総局・鈴木拓也)

<搬送時間は31分>
 「息子が田沢湖病院に運ばれ、止血できていたらと思うと無念でならない」。病院近くの歯科医松田稔さん(55)は、長男護峰さん=当時(21)=の死をこう嘆く。

 護峰さんは2007年2月、同病院から約5キロの国道46号で軽乗用車を運転中、車線をはみ出してきた大型トラックと正面衝突した。護峰さんは、約20キロ離れた角館総合病院に着く直前で意識を失い、亡くなった。搬送時間は31分。現場から田沢湖病院までなら十分はかからない。

 松田さんは「救急治療は1分1秒を争う。田沢湖から角館までは遠すぎる。息子のように命を落とす人を出さないため、田沢湖病院で救急を再開してほしい」と話す。

<損失2億3000万円>
 救急医療の充実は住民だけでなく、観光業者も望んでいる。仙北市は、田沢湖や全国的に知られる乳頭温泉、玉川温泉を抱えるだけに、救急医療への願いは切実。

 玉川温泉の旅館役員、畠山米一さん(45)は「がん患者が病気を併発して運ばれることも多い。命が危ぶまれるのに、角館まで一時間以上かかるのは問題だ」と強調する。

 二つの病院は、診療報酬引き下げの影響などで、経営が厳しさを増す。06、07の両年度、田沢湖病院はともに約2億3000万円の赤字を計上。角館総合病院は、約1億4000万円と約7000万円の赤字だった。4月からの経営改革で、5年の移行期間中に両病院を統合し、経営の改善を図る。

<希望者集まらず>
 ただ病院改革は、田沢湖病院の救急医療まで考慮していない。医師不足のため06年9月からやめた急患受け入れは、復活のめどが立たない。田沢湖病院は3人の常勤医が大学病院の医師とともに、内科や外科、脳神経外科など9つの診療科を維持するのが精いっぱいなのだ。

 病院の統合で医師の派遣も行われるが、角館総合病院も5人程度の医師が不足している。同病院は4月から地元医師会と連携し、休日診療を開業医が担う制度を始めるが、田沢湖病院の急患まで診る余裕はない。

 田沢湖病院は「大学病院に働き掛け、人材紹介の民間企業にもお願いしているが、なかなか希望者はいない。医師が増えても、救急の知識と経験がある医師でないと、復活するのは難しいだろう」としている。

 病院改革で、経営が改善されない場合、田沢湖病院の診療所化が再浮上する可能性もある。田沢湖地区の住民らで組織する「市立田沢湖病院を存続する会」の幹事長稲田修さん(66)は、「病院が維持できて良かったが、救急医療を再開させないと意味がない。移行期間中に田沢湖と縁のある医師にお願いし、救急の再開につなげたい」と力を込める。
2009年02月22日日曜日

702とはずがたり:2009/02/24(火) 01:38:32

保戸島の後任医師決定 国東で開業 菅原医師 「地域医療に貢献を」
2009年2月24日 01:02
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/79099

 津久見市は23日、同市保戸島で唯一の医療機関「保戸島診療所」に勤務している内倉洋三医師(70)=別府市在住=の後任に、国東市で開業する菅原功一郎医師(57)=杵築市在住=が決まったと発表した。内倉医師が3月末で診療所院長を辞任するのを受け、市が後任を探していた。菅原医師が「地域医療に貢献したい」として応じた。

 離島医療に携わってみたいという思いを抱いていた菅原医師は、インターネットなどを使った津久見市の募集で状況を知り、決断したという。月‐木曜日までの週4日間、島に滞在し診療する。

 診療所は医師のいない状況が続いていた島に市が開設。市医師会に運営を委託し2006年4月に内倉医師が院長となった。内倉医師は週4日勤務し1日平均約65人を診察。週2日の当直勤務を行っていたが、体力的な問題などから辞任の意向を市に伝えていた。

 島は人口約1200人で65歳以上が4割近い。島民は再び医師のいない地域になる不安から、内倉医師に引き続き、診療してもらえるよう嘆願書を出していた。保戸島区長会の中村義人会長(68)は「全国的に医師不足が問題になる中、島に来ていただくことになり、とても感謝しているし、これでひと安心。長く島民の健康を診てもらいたい」と話していた。

=2009/02/24付 西日本新聞朝刊=

703とはずがたり:2009/02/24(火) 01:48:55
岡谷の病院統合:新病院、13年度目標に開院 施設集約で黒字化へ /長野
 ◇「改革プラン」中間報告
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20090222ddlk20040006000c.html

 赤字経営が続く岡谷市立岡谷病院(同市本町)と健康保険岡谷塩嶺病院(同市内山)の統合問題で、市は19日開かれた市議会全員協議会に「病院改革プラン」の中間報告を示し、統合し建設する新病院を13年度を目標に開院する方針を示した。

 中間報告などによると、経営効率化を図った上で、一般病床数を現在の2病院計491床から250床程度に減らす。建設予定地は岡谷病院隣接の文化センター跡地とする。

 また、新病院開院に先立ち、両病院を運営する市病院事業の赤字を早急に解消するため、10年4月を目標に両病院の規模・人員を縮小し、いずれかの病院に医療機能を集約する方針。

 市は05年度に統合基本計画を策定し、06年度に両病院の経営を統合。しかし、医師不足や診療報酬マイナス改定の影響で病院事業は赤字が続き、07年度に2億2000万円、08年度も3億円以上の赤字となる見通し。

 このため、総務省が公立病院改革プランで求める3年以内の黒字化が難しいばかりか「病院の存続自体が危ぶまれる」として、施設集約を急ぐこととした。集約によって11年度の黒字化を目指す。

 両病院は地域の中核病院。岡谷病院は診療科目29で、一般病床の他に療養、感染症病床を持つ。岡谷塩嶺病院は結核療養所が前身。心疾患に特化した機能を持ち、診療科目17。市に経営委託されている。【武田博仁】

毎日新聞 2009年2月22日 地方版

704とはずがたり:2009/02/24(火) 18:44:13
面白い試みですが実際機能するのでしょうかねぇ?

医師バンク:首都圏で“代打”募集 秋田県が発足へ
http://mainichi.jp/select/today/news/20090224k0000e040070000c.html?link_id=TT003
2009年2月24日 15時00分 更新:2月24日 15時00分

 医師不足の中で激務をこなす地元勤務医の負担を軽減しようと秋田県は、首都圏の医師に登録してもらったうえで、1日単位で支援に入ってもらう「ドクターショートサポートバンク」を3月にも発足させる。県内の開業医も登録対象となるが、最初から県外での医師確保に重点を置くのは全国的にも珍しいという。【百武信幸】

 県によると、県東京事務所に担当2人を配置して人材確保にあたる。労働局の許可を得たうえで無料職業紹介所としてバンクを開設。医療機関から医師派遣の要請があったとき、登録者の中から診療科目や日程が合う医師がいれば仲介する。

 06年末の厚生労働省調べでは、県の人口10万人当たりの医療施設従事医師数は188.9人で全国34番目。過疎化や高齢化も急速に進んでおり、慢性的な医師不足対策として常勤医や数カ月勤務の非常勤医師確保に力を入れてきたが困難な状況。地元の開業医による支援にも限界があり、過酷な勤務状況に耐えられずに勤務医が辞めて現場の負担がさらに増えるという負の連鎖を生んでいる。

 バンクは、勤務医が休養したり学会のため出張できる環境を作ることで、医療現場の崩壊を食い止めることを目指す。秋田組合総合病院(秋田市)の坂本哲也・名誉院長は「猫の手も借りたいほど厳しい。実現すれば大変ありがたい」と話す。

 県内の医師を登録対象として同様の制度を07年4月に始めた新潟県医師会の場合、県外の医師も含めて21人が登録。07年度に3件、08年度は18件の利用があった。

705とはずがたり:2009/02/24(火) 18:54:05
根室市ですか産科空白地帯とは。。

医療クライシス:北海道緊急事態/1 産科空白地区・根室 /北海道
http://mainichi.jp/life/edu/child/news/20090213ddlk01040253000c.html
 ◇分娩中止2年、再開メド立たず
 ◇病院遠く車内で出産

 「ここで産むしかない」。08年6月9日早朝、突然の陣痛に襲われた渡辺愛(まな)さん(18)は、根室市内の実家から約120キロも離れた釧路市内の病院へ向かう途中、夫智明さん(29)の運転する自家用車の中で破水した。

 病院まで300メートルに迫ったところで赤ちゃんの頭が出てきた。智明さんは慌てて車を止め、自ら赤ちゃんを取り上げた。「オギャー」。元気な泣き声を上げた2750グラムの長男はそのままバスタオルにくるんだ。急いで病院の玄関前まで車を移動させ、待機していた医師に車内でへその緒を切ってもらった。

 根室市内は分娩(ぶんべん)できる医療機関のない「産科空白地区」。愛さんの出産予定日は6月21日だった。一歩間違えば母子の命にかかわる危険な状況。愛さんは「まさか車の中で産むことになるなんて。とにかく痛くて、一刻も早く病院に着いてくれることだけを考えていた」と振り返る。

 渡辺さん一家は今、智明さんが牛のひづめを整える牛削蹄師(ぎゅうさくていし)の資格を取るため根室管内中標津町に住む。智明さんは「できれば根室で開業したいけど、次の子を産むときのことを考えると……」。安心して子どもを産めない根室市に戻ることには二の足を踏んでいる。
     ◇
 根室市が産科空白地区になったのは、市立病院が分娩を中止した06年9月以降。妊婦健診は釧路赤十字病院から週2回、産婦人科医が派遣される市立病院で受けられたが、出産予定日の10日前までには釧路市や根室管内別海町、中標津町の病院に入院するケースが多い。同市の07年出生数は230人。産科医不在による最悪の事態は免れているものの、07年3月にも当時23歳の女性が約60キロ離れた別海町の病院へ向かう途中に「マイカー出産」したという。

 市立病院には今年1月、根室の緊急事態を聞きつけた産婦人科医の吉田孝さん(42)が広島県福山市から赴任した。しかし、分娩再開に必要な産科医2人体制を確保できるメドはまだ立っていない。
     ◇
 産婦人科医の不足は全国的に深刻で、96年に1万847人いた産婦人科医が06年には11・5%少ない9592人に急減した。この傾向は道内ではさらに顕著で、479人から381人へ20・5%減となっている。

 このため道内の産婦人科・産科の医療機関数も96年の255から05年は198まで減り、分娩を扱っているのは07年12月現在104。南檜山地域では出産できる機関がゼロとなり、道内31病院が指定されている「周産期母子医療センター」のうち市立函館▽道立江差▽滝川市立▽旭川赤十字の4病院は分娩を休止している状況だ。=つづく
   ×   ×
 医師不足や医療費削減、さらに自治体財政の悪化などによる「医療クライシス」が進んでいる。過疎化の進んだ地方だけでなく、札幌の都市部にも危機が潜む道内の現状を連載で報告する。
=============
 ■ことば
 ◇医師不足
 医師の総数が減っているわけではないが、産婦人科や小児科、外科など激務といわれる診療科の勤務医不足が全国的に社会問題化。特に地方の医師不足は深刻で、04年度から始まった新卒医師の臨床研修制度により大学医局から地方に派遣される医師が減ったことも背景にある。産婦人科医などは訴訟リスクの高さも敬遠され、不足に拍車がかかっている。厚生労働省は昨年、従来の医師抑制方針を転換し、医学部の定員増を打ち出した。

毎日新聞 2009年2月13日 地方版

706とはずがたり:2009/02/24(火) 18:54:21

医療クライシス:北海道緊急事態/2 未熟児救う高度治療 /北海道
http://mainichi.jp/life/edu/child/news/20090214ddlk01040161000c.html
 ◇NICU増えても医師不足
 ◇都市部にも「落とし穴」

 小さな命が懸命に生きようとしていた。
 1月下旬、札幌市中央区の市立札幌病院9階にある新生児集中治療室(NICU)を特別に見せてもらった。体温や脈拍をチェックするモニターがずらりと並び、プラスチックのふたに覆われた九つの保育器は、鼻や口に細い管を入れられた小さな赤ちゃんたちで満床状態。元気な泣き声は聞こえず、室内は静寂に包まれていた。
     ◇
 07年11月15日夜、札幌市北区の女性宅で生まれた未熟児の受け入れ要請があったときも満床だった。同病院には、NICUでの治療が一段落した赤ちゃん用の回復期病床(GCU)が32床あり、比較的状態の落ち着いた子をGCUに移すことも考えられたが、当日は1人しかいない新生児科の当直医が治療で手が離せなかったため受け入れを断ったという。

 この未熟児はほかの6病院でも受け入れを断られ、119番通報から約1時間半後、同市手稲区の病院に搬送されたときには心肺停止状態で、後日、死亡した。札幌ほど新生児の治療体制が整っていない地域では、NICUが満床でもGCUをやり繰りするなど無理をしてでも受け入れているのが実情。市立札幌病院新生児科の服部司部長は「(札幌市内には)他にも高度な医療を行う病院が複数あるという状況が落とし穴だった」と救急・病院間の連携のまずさを認める。
     ◇
 同市ではその後、市産婦人科医会が産科救急の輪番制から撤退する事態となったため、市夜間急病センターに助産師2人を配置し、救急搬送可能な病院の情報を集約して救急隊と連携する新システムを08年10月から導入。妊婦・新生児の受け入れ拒否は起こらなくなっている。しかし、市産婦人科医会の遠藤一行会長は「患者の生命に危険が及ぶ問題が起きないとは限らない」と指摘する。NICUと小児科・新生児科の医師数を増やさない限り根本的な解決にならないからだ。

 医学の進歩により数百グラムの体重で生まれた超未熟児も救えるようになり、一方でリスクの高まる40歳以上の高齢出産も増加。2500グラム未満の未熟児の出生割合は札幌市内で88年の6・8%から06年は9・7%に増えた。市立札幌病院は09年度にNICUを6床、北海道大学病院も3月までに3床増やす計画だが、NICUの需要を賄える保証はない。新生児科医を含む道内の小児科医は06年12月末現在1117人。10年間で351人も減っており、ここでも医師不足が大きな壁となって立ちはだかる。=次回は16日に掲載します
==============
 ■ことば
 ◇NICU

 未熟児や重い病気を抱えた新生児を24時間体制で治療する新生児集中治療室。国は年間出生数1000人当たり3床を整備基準とし、病床数に応じた医師・看護師数の配置を求めている。札幌市を含む道央圏には104床あり、国の基準(78床)は上回るものの、医師・看護師数も満たすのは57床にとどまる。道内のほかの医療圏も道北27床▽オホーツク15床▽釧路・根室15床▽十勝13床▽道南12床で基準に達しているが、医師・看護師数を満たす施設は半数もない状況だ。

毎日新聞 2009年2月14日 地方版

707とはずがたり:2009/02/24(火) 18:54:36

医療クライシス:北海道緊急事態/3 揺らぐ救急体制 /北海道
http://mainichi.jp/life/edu/child/news/20090216ddlk01040087000c.html
 ◇搬送高速化へ、ドクターヘリ増機
 ◇「激務」と「撤退」の悪循環

 救急車で運ばれた高齢の女性は激しい頭痛を訴えた。今月9日午後10時ごろ、「札幌東徳洲会病院」(札幌市東区)。会話はできるものの日付を思い出せないなど意識障害が見られる。「ただの頭痛じゃない」。救急総合診療部の松田知倫医師(30)はクモ膜下出血と診断し、脳外科の緊急手術を手配した。隣の診察ブースでは、泥酔して転倒したという男性患者が「帰らせろ」と看護師にわめき散らしていた。

 当直医は午前9時から日中の勤務につき、そのまま夜間の当直に入る。合間に1〜2時間の仮眠をとって翌日の午後6時まで働く。月5回の当直勤務につくという松田医師は「救急当番日の当直勤務は全く仮眠が取れないこともある」とこぼす。同病院が年間に受け入れる救急搬送数は01〜06年度は4000件前後で推移していたが、07年度は5572件に急増し、08年度は7500件を超える見通しだ。

 一方で札幌市の救急車出動件数は05年の7万5939件をピークに減少しており、08年は6万9875件。しかし、救急輪番制に参加する病院数が現行制度の始まった04年の77から08年は58に減ったため、救急搬送が特定の病院に集中するようになっている。清水洋三院長は「このペースで急患が増え続ければ、拒否せざるを得ない場面が出てくるかもしれない」と危機感を募らせる。
     ◇
 札幌市消防局が07年に搬送した入院期間3週間以上の重症患者2553人のうち、受け入れを2回以上拒否された患者は66人に上り、6、7回も断られて搬送先が決まったケースもあった。この状況は、札幌の総合病院に重篤な患者を受け入れてもらうことの多い近隣自治体の住民にも不安を広げている。
 24時間救急対応している「おたる北脳神経外科」(小樽市)に重い心臓疾患の50代男性が運び込まれたのは昨年3月の日曜早朝。遠山義浩院長は電話で転送先を探したが、「ICU(集中治療室)が満床」「手術スタッフが足りない」などの理由で4病院に断られ、札幌市中央区の病院から「受け入れ可能」の返事をもらうまで約1時間を要した。男性は約10時間に及ぶ手術で命を取り留めたが、遠山院長は「救急医療はいつ崩壊してもおかしくない。まるでロシアンルーレットだ」と指摘する。
     ◇
 札幌で救急当番病院からの撤退が相次いでいる背景にあるのは、やはり外科など激務の診療科を中心とした医師不足だ。撤退がさらなる激務を招く悪循環。地方の医師不足はさらに深刻で、特に北海道は国土の22%を占める広大な面積が救急医療体制の足かせとなる。そのため導入が進められているのが、医師が治療しながら高速で搬送できるドクターヘリだ。

 現在、道内で配備されているのは道央圏の1機だけだが、道は道北、道東圏に1機ずつ計2機を追加配備する経費5億円を09年度予算案に計上する方針。「旭川赤十字病院」(旭川市)の住田臣造副院長は「(救急搬送に時間がかからなければ)助けられた患者は年間10人以上はいる。今まで救えなかった命を救うことができる」と期待を寄せる。=つづく
==============
 ■ことば
 ◇救急医療体制

 救急医療は病状やけがの程度に応じて、入院の必要がない軽症患者(1次救急)▽入院の必要な重症患者(2次救急)▽入院や手術が必要な重篤患者(3次救急)の3段階に分けられ、救急隊が搬送先を決定する。道内の1次救急の医療機関数は1643施設(08年3月現在)で近年、大きな変動はないが、2次救急は医師不足の影響を受け03年より22施設減少し291施設(08年10月現在)。3次救急を担う救命救急センターは道央圏に4施設、残る5医療圏(道南、道北、オホーツク、十勝、釧路・根室)に各1施設ある。

毎日新聞 2009年2月16日 地方版

708とはずがたり:2009/02/24(火) 18:54:50

医療クライシス:北海道緊急事態/4 赤字に苦しむ自治体病院 /北海道
http://mainichi.jp/life/edu/child/news/20090217ddlk01040217000c.html
 ◇医師・看護師確保へ市民団体も
 ◇地域覆う「不安」「不満」

 「近くに総合病院があるのは何より安心。もし病院がなくなったら、市外への通院なんて無理」

 厳冬期を迎えた留萌市。市立病院(同市東雲町)の外来診療に訪れた市内の独り暮らしの70代女性は不安そうに語る。08年度末で35億円に達する累積赤字が市財政を破綻(はたん)寸前に追い込んでいるからだ。

 同病院は01年の新築・移転を機に健全経営を目指したが、診療報酬引き下げなどの影響で02年度には6億6900万円の赤字が発生。その後も診療報酬の引き下げが続いたうえ、臨床研修制度の改正で全国的に医師不足が深刻化。同病院でも03年に34人いた常勤医が25人に減った。

 さらに重くのしかかるのが、留萌管内をカバーする第2次医療圏のセンター病院という位置付けだ。09年度は経費削減のため形成外科の休診が濃厚になっているものの、不採算部門の救急、小児、産婦人科を閉鎖するわけにもいかず、負債が膨らみ続ける。

 隣接する増毛町の医療関係者は「市立病院がなくなれば地域医療は崩壊する」と懸念するが、留萌市が周辺町村に病院運営費の負担を求める交渉は難航。一方で同市が1月に策定した財政健全化計画には市税の引き上げや温水プールの休止などの行政サービス縮減が盛り込まれた。病院の負担が生活を圧迫する現状が市民をいら立たせ「病院は民間に売ればいい」などの声もくすぶる。
     ◇
 留萌市立病院に限らず、道内80市町が運営する93の自治体病院は地域の基幹病院として民間が敬遠する不採算部門を担うケースが多い。医師不足や患者減少もあって経営は悪化傾向にあり、全体の約7割が赤字。07年度末の累積赤字は合計1460億円に上り、留萌市の27億円のほか、函館市38億円▽小樽市37億円▽赤平市29億円▽釧路市24億円▽美唄市23億円と財政難に苦しむ自治体がずらりと並ぶ。

 国が07年12月に策定した「公立病院改革ガイドライン」は病床利用率の低い病院に対し病床数の削減や診療所化などの規模縮小・合理化を求めており、道も昨年1月、「自治体病院等広域化・連携構想」を策定。自治体病院の機能を近隣自治体同士で集約するよう提案している。
     ◇
 「財政難の原因は行政の見通しの甘さにある。しかし、批判は簡単。市民も病院の現状を知ろうとしていなかった」

 窮地の留萌市立病院を救おうと08年5月に結成された市民団体「留萌がんばるかい」(会員19人)の代表、沢田知明さん(41)=元留萌青年会議所理事長=は市立病院の存在を「街の魅力」として再評価するよう市民に呼びかける。

 病気になると札幌や旭川の総合病院を受診する市民も多く、そうした傾向が病院の赤字に拍車をかけていると考えた沢田さんたちは独自の広報紙を08年10、12月の2回、各1万2900部作成し新聞折り込みで配布した。さらに会員の人脈を頼りに研修医を1人確保。札幌の看護学生を対象に見学ツアーを企画したり、道立留萌高校に説明に行くなど看護師確保にも奔走している。

 地域医療を住民の手で守ろうとする新たな取り組みだ。=つづく
==============
 ■ことば
 ◇公立病院改革ガイドライン

 総務省が07年12月、病院事業を行う市町村に対し(1)経営の効率化(2)ほかの自治体病院との統廃合(集約化)(3)民間譲渡など経営形態の見直し−−などの「改革プラン」を08年度末までに策定するよう求めた指針。プランを策定すれば、累積債務について返済期間7年間で無利子の「病院特例債」への借り換えが認められるメリットもある。対象となる道内80市町のうち、08年12月末現在6市町が策定済みで、残る市町も年度内に策定する見通し。ただ、指針が求める集約化に対しては、住民の通院が難しくなる地域に慎重論が根強い。

毎日新聞 2009年2月17日 地方版

709とはずがたり:2009/02/24(火) 18:55:08
僻地と分娩位漢字で頼む。

医療クライシス:北海道緊急事態/5 縮小続く拠点病院 /北海道
http://mainichi.jp/life/edu/child/news/20090218ddlk01040239000c.html
 ◇公的サポート薄く
 ◇「使命」と「経営」のはざまで苦悩
 市立釧路総合病院(647床)や釧路赤十字病院(489床)などの大病院が集まる道東の医療拠点・釧路市。ここで20年以上、夜間・休日の救急医療を担ってきた釧路市医師会病院(126床)の運営から市医師会が撤退することになった。非営利の社団法人が運営する公的性格の強い病院だが、救急医療の負担に耐えきれず、医師不足の大波にのみ込まれた。
 同病院は85年12月設立。地域の医療機関と連携して入院患者の受け入れや救急医療を行う「地域医療支援病院」に指定されているほか、災害時の救急医療を担う協定を市と結ぶなど、公的役割を果たしてきた。06年度までは釧路市から救急医療負担金として毎年1億4700万円の補助を受けていたが、救急当直などの激務が敬遠され医師不足が深刻化。07年度からは救急医療の「拠点」を返上せざるを得なくなり、救急医療の3分の2をほかの病院が肩代わりするようになった。
 さらに収入の6割を占める循環器内科の医師が08年4月から2人に半減。09年3月末の累積債務が6億円に膨らむ見通しとなり、医師10人のうち8人が今春までに大学病院に引き揚げられることが決まった。医師不足が収入減につながり、さらなる医師不足を招く悪循環に市医師会の西池彰会長は「今後の医師確保の見通しが立たなくてはどうしようもなかった」と肩を落とす。
 病院経営の有力な譲渡先も見つからず、今年1月に行われた入札では西池会長自らが経営する医療法人が落札、経営を引き継ぐことになった。廃院という最悪の事態は回避されたが、現状通りの救急医療体制が維持できるかは不透明な状況。市からは病院存続へ向けたヒトやカネなどの公的支援は最後までなかった。
     ◇
 医療法第31条に基づく「公的医療機関」に位置づけられるのは自治体病院のほか、道内では「日本赤十字社」「恩賜財団済生会」「厚生農業協同組合連合会」「北海道社会事業協会」の4法人が25市町で運営する計32施設。医師会の運営する病院も公的性格を持ってはいるが、正式な公的医療機関には含まれない。
 公的医療機関はへき地医療や救急などの不採算部門を担うことで公的助成を受けているが、それでも道内22施設が赤字運営となっている。北海道社会事業協会の岩内協会病院(後志管内岩内町)では06年度以降、赤字決算が続き、07年度には常勤の内科医がゼロとなるなど医師不足も深刻だ。
 水谷保幸院長は「このまま赤字が続けば、近い将来、病院をやめざるを得ない」と危機感を強める。同協会の高橋透理事長は「責任と負担は自治体病院と同様に増大して倒れる寸前なのに、公的なサポートは手薄い」と訴える。
 地域医療の「社会的使命」と「経営」のはざまで苦しむ病院は多い。=次回は20日に掲載します
==============
 ◇道内の主な病院の診療休止・縮小◇
06年 4月 市立小樽病院      小児科入院休止
       道立紋別病院      精神科・神経科入院休止
    7月 小樽協会病院      消化器内科一時休止
    9月 根室市立病院      分べん休止
   10月 江別市立病院      内科一時休止
       道立羽幌病院      分べん休止
07年 1月 道立江差病院      分べん休止
    2月 釧路労災病院      小児科・産婦人科休止
    3月 羅臼町国保病院     救急外来停止
    4月 夕張市立病院      公設民営の診療所化
       日鋼記念病院(室蘭市) 産婦人科休止
       遠軽厚生病院      呼吸器科休止
08年 3月 北見赤十字病院     内科一時休止
    3月 日鋼記念病院      救命救急センター廃止
    4月 道立紋別病院      救急受け入れ態勢を縮小
       羅臼町国保病院     病床(48床)廃止、診療所化

毎日新聞 2009年2月18日 地方版

710とはずがたり:2009/02/24(火) 18:56:10
>>705-710
6だけ毎日のサイトで見つからなかった。まぁちょっと捜しただけだけど。。

<医療クライシス>北海道緊急事態/6止 医師不足招いた「臨床研修制度」 /北海道
http://health.goo.ne.jp/news/20090220ddlk01040301000c.html
2009年 2月20日 (金) 13:00
 ◇大学病院が人材難に 医学部定員増など対策も後手

 「ドレーン(排液管)はどこに入れたの?」「化膿(かのう)性脊髄(せきずい)炎の原因は?」。研修医から矢継ぎ早に質問が飛ぶ。
 札幌市手稲区の手稲渓仁会病院で10日午前7時半から始まった指導医と研修医約30人の勉強会「モーニングレポート」。実際の症例を題材に治療方法を検討しスキルアップを図ろうと毎朝、開かれる。この日は転倒して救急搬送された患者の治療内容が担当の研修医2人から報告された。

 大学を卒業した医師が研修先を自由に選べる「臨床研修制度」の導入から5年。教育体制が整い、風邪から重病まで数多くの症例を診られる都市部の病院に人気が集まる一方、下積み期間が長く「実践」の機会が少ないとされる大学病院は研修医から見放された。

 手稲渓仁会病院で研修3年目を迎えた和田進さん(28)は「これまで80件近く手術を執刀した。大学だったら1件もできなかっただろう」と満足そうに語る。研修2年目の長谷田真帆さん(26)は「実践に加え学習の機会も充実している。将来も大学に戻ることは考えていない」と言い切った。ともに北海道大医学部の出身だ。
     ◇
 各地の病院で相次ぐ休診や分娩(ぶんべん)中止、救急当番からの撤退、搬送患者の受け入れ拒否――。その元凶となっている医師不足を深刻化させたのが、04年度から導入された臨床研修制度だ。

 それまで新米医師たちは出身大学の付属病院で研修するのが一般的だった。大学は潤沢な人材を背景に地方へ医師を派遣し、地域医療を支えた。しかし、臨床研修制度の導入で大学に残る卒業生が減り、道内で今春卒業予定の医学生のうち大学病院以外の医療機関を研修先に選択する学生は6割近くに達する。人材難に陥った大学が医師を地方から引き揚げている。

 危機感を強めた北大、札幌医大、旭川医大は研修を終えた若手医師を呼び戻す共同事業に着手。これまで医師を派遣する地方病院は大学ごとに系列化されていたが、今後は3大学で共有し、医師たちの「修行の場」となる病院の選択肢を増やすという。旗振り役の近藤哲・北大教授(腫瘍(しゅよう)外科学)は「若手医師はメリットがない限り戻らない。大学が選ばれるようなシステムを作るしかない」と力を込める。
     ◇
 臨床研修制度について、厚生労働省は10年度から必須科目を減らし、2年目の大半を希望の診療科での研修に充てられるよう見直す方針。専門医を早く育て、医師不足解消につなげるのが狙いだが、手稲渓仁会病院の酒井圭輔・臨床研修委員長は「医師に広い知識を身につけさせるという当初の理念はどこに行ったのか。促成栽培で医師は育たない」と批判する。北大病院の筒井裕之・卒後臨床研修センター長も「(10年度の研修医が)一人前になるのは3年後。その間に医療は崩壊してしまう」と悲観的だ。

 道や道内3大学は、医学部の定員増や将来の地方勤務を条件にした奨学金制度の導入など「あの手この手」を尽くす。しかし、こうした対策の効果が表れるのも数年先。目前の「医療クライシス」を解消する抜本策は講じられないまま、医療の現場は綱渡りの状況が続く。=おわり
   ×   ×
 この連載は高山純二、鈴木勝一、本間浩昭、山田泰雄、横田信行、横田愛、坂井友子が担当しました。
………………………………………………………………………………………………………
 ■ことば
 ◇臨床研修制度
 04年度から始まった新人医師対象の研修制度。最低2年間で7診療科・部門を経験することが義務づけられている。従来は新人医師の大半が大学病院の各診療科(医局)に進み専門分野のみを学んでいたため「幅広い知識に欠ける」「患者との対話が不得手」などの批判があった。道内では3大学と67病院が臨床研修病院に指定されているが、都市部の大病院に研修医が集中する傾向が強く、志願倍率が約3倍になる病院がある一方、20病院は今春入る研修医がゼロとなる見通し。

711千葉9区:2009/02/24(火) 23:37:01
>>704
ターゲットは医師免許を持つ専業主婦とかですかね?
観光と同時にアピールしたら?2・3日働いて1日秋田観光的な

712とはずがたり:2009/02/24(火) 23:55:18
>>711
医師免許持つ主婦ぐらいセレブだと国内じゃあ観光にならないかもw
世界遺産の白神でも序でに見て貰いましょうかねぇ。。
冗談はさておき,実際どの程度応募があるんでしょうか,と心配せずには居られません。
新潟の先行例でも決して利用者数が多いようには見えませんし。。

713千葉9区:2009/02/26(木) 21:33:25
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20090226-OYT8T00271.htm
免疫効かないHIVが増加
ワクチン開発見直しも
 遺伝子変異で人間の免疫が効きにくいエイズウイルス(HIV)が広がっていることが、熊本大などの国際チームによる8か国2000人の感染者調査で確認された。ワクチン開発戦略の見直しを迫る内容。26日付の英科学誌ネイチャーに掲載される。

 HIVが体内に入ると、細胞内で増殖を繰り返し、エイズが発症する。体内の免疫細胞は、感染した細胞内で、ヒト白血球抗原(HLA)と呼ばれる特殊なたんぱく質と結合したHIVを攻撃するが、ウイルス内のある遺伝子に変異が生じると、免疫細胞が攻撃できなくなる。

 研究チームはまず、特定のHLAが先天的にある感染者に注目。その細胞内の変異ウイルスを調べたところ、全体の96%から検出された。変異ウイルスがなぜ発生したかは不明だが、HLAのない感染者の29%からも検出された。HLAがある感染者の体内で変異ウイルスが増え、それが性感染などを通じ、HLAのない感染者に広がったらしい。

(2009年2月26日 読売新聞)

714千葉9区:2009/02/27(金) 21:23:52
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20090227-OYT8T00124.htm
北秋田市民病院 医師不足
常勤医半数のみ 全科一斉開業は絶望的
 2009年10月1日の開業に向け建設が進む北秋田市の北秋田市民病院が、医師不足の影響で、開業時に必要としていた31人の常勤医のうち半数しか確保できていないことがわかった。今後、新たに医師を確保できる見込みは低く、全診療科の一斉開業はほぼ絶望的だ。総事業費約91億円をかけた拠点病院はオープン時からつまずくことになる。

 岸部陞(すすむ)市長は26日の市議会定例会で、議員からの一般質問に対し、秋田大や弘前大(青森県弘前市)、都内の病院などに医師を派遣してもらうよう依頼に出向いたが、「条件が合わない」などの理由で医師確保が思うように進んでいない状況を説明した。議員が「構想を再度見直しては」と質問すると、4月に退任を決めている岸部市長は「新しい市長がもう一度考えるのではないか」と答えた。

 市民病院は、県内を8医療圏に区分した二次医療圏の中で拠点病院がなかった北秋田医療圏(北秋田市、上小阿仁村)の拠点病院として整備することを岸部市長が公約に掲げていた。

 病院の運営は、指定管理者に決まっているJA秋田厚生連が担い、現在、北秋田市で経営している北秋中央病院を廃止し、医師らスタッフを市民病院に移す。

 市医療推進課によると、確保できる医師は、北秋中央病院に勤務する15人しかめどが立っていないという。赤石利法課長は「診療科によっては、医師が集まり次第、順次開業するかたちになるだろう」と話している。

 市民病院は地上4階、地下1階、延べ床面積約2万5000平方メートル、320床。21の診療科を設け、地域がん診療拠点病院や地域救命救急センターとなる計画だ。

 しかし、医師が集まらなければ、こうした高度医療を担う中核病院の機能が果たせなくなる。大学卒業後の研修医を受け入れる臨床研修病院の指定も目指していたが、指導環境も整えられず、若手医師を確保できる見込みも立たない。

 北秋中央を含め県内で9病院を経営する厚生連の関係者は「ほかの厚生連病院も医師が足りず困っている。新しくて立派な病院だが、医師不足の病院では、医師一人の負担が大きくなり、今後も敬遠されてしまうだろう」と打ち明ける。

(2009年2月27日 読売新聞)

715とはずがたり:2009/02/28(土) 13:09:16

民間病院の過半数「運転資金が不足」 153病院回答
http://www.asahi.com/business/update/0228/TKY200902270414.html
2009年2月28日2時28分

 民間の病院団体が加盟病院を対象に実施した緊急の経営状況調査で、54%の病院が運転資金は不足していると回答したことがわかった。日本病院会などは「経済状況の悪化が悪影響を及ぼしている」として国に対策を求めている。

 同会が全日本病院協会、東京都病院協会と合同で1月に調べた。対象とした全国670病院のうち153病院から回答を得た。

 運転資金に関する質問では、「大幅に不足」が18%、「不足気味」が36%だった。不足と答えた病院に運転資金の使途を尋ねたところ、人件費が半分を占めていた。「新規借り入れが難しくなっている」と答えたのは48%。63%が資金繰りに苦しんだ経験があった。ただ、患者数は1年前とほぼ同じだった。

 東京都に限ると、62%が運転資金の不足を訴えた。都病院協会の河北博文会長は「診療報酬が全国一律なのに対し、東京は人件費などが高額で経営を圧迫する。地域医療に悪影響を与えかねない」としている。

716荷主研究者:2009/03/02(月) 01:32:11

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/backnum/news/2009/01/20090119t15016.htm
2009年01月19日月曜日 河北新報
角膜再生研究を本格化 東北大、臨床応用4年以内目指す
--------------------------------------------------------------------------------
 東北大は新年度、患者本人の細胞から角膜組織を作り出して移植する治療法の研究を本格化させる。本人の細胞を用いることで、角膜提供者が現れるのを待つよりも素早い処置が可能になる。拒絶反応の低減も期待できるという。4年以内の臨床応用を目指す。

 大学院医学系研究科の西田幸二教授(眼科)のグループが中心となって取り組む。

 グループは既に、口の粘膜細胞から角膜表面の「上皮」細胞をシート状に再生し、患部に移植する治療法を実用化した。この技術を応用し、角膜のいちばん奥にある「内皮」の再生に挑む。

 上皮と内皮の間にある「実質」については、コラーゲンとヒトの細胞を組み合わせて代用することを検討している。最適な素材を見つけ出すため、大学院工学研究科との連携も進める。

 東北大によると、細菌に感染したり、薬品が目に入ったりして角膜が大きく傷んだ場合、現在は角膜移植しか有効な治療法はない。

 ドナーを待つ患者は2008年3月時点で約3000人。移植手術を受けることができても、拒絶反応に悩まされるケースがある。西田教授は「新しい治療法は本人の細胞を使うので拒絶反応の心配が少ない。視力低下に苦しむ人を1人でも多く助けたい」と話している。

717とはずがたり:2009/03/02(月) 17:53:56
この手のニュース一生懸命集めてるけど絶対漏れあるよなぁ。。

阿賀野市立水原郷病院:来月民営化は困難に /新潟
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20090301ddlk15040042000c.html

 阿賀野市の天野市栄市長は27日、4月を目標としていた市立水原郷病院の公設民営化が困難になったと明らかにした。運営譲渡先の県厚生連と、職員の処遇や経費負担で協議が難航しているため。天野市長は「できれば、年内には民営化を実現させたい」と述べた。

 同市によると、同病院の職員は、勤務医や看護師など計約260人。民営化された場合は、いったん市を退職し、厚生連の職員として再就職することになるが、勤務条件などで折り合わなかった。

 同病院は05年4月、時間外診療による慢性的な過重労働が原因で常勤医が27人から13人に半減。経営が悪化し、運営を民間に譲渡するため、県厚生連と協議を進めてきた。【黒田阿紗子】

毎日新聞 2009年3月1日 地方版

718とはずがたり:2009/03/02(月) 17:58:46
それらしい纏めサイトめっけた。

最近の自治体立病院の移管・統廃合・民営の動向一覧変化の状況
http://www.izai.net/jititairitu.html
>平成17年2月末までマスコミに報道されたものを要約したものです。その後の動きを確認中ですが一部内容が事実と異る部分があります。(文責 医療経営財務協会)近日中に訂正してご案内します。

最近の自治体立病院が移管・統廃合・民営化等への変化の状況
http://www.izai.net/jititairitu2.html
>前回掲載したその後の訂正版をご紹介いたします。

719とはずがたり:2009/03/02(月) 18:10:06
武雄市長選:樋渡氏が初当選、全国最年少市長に 佐賀県
2006/04/17
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/2509
元総務省職員の樋渡啓祐氏(36)が旧武雄市長の古庄健介氏(68)を破り初当選。

当20645 樋渡 啓祐=無新<1>
 12548 古庄 健介=無新
(開票率97%)

武雄市長辞職へ、リコールに先手 市民病院委譲の信問う
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1225012585/23
(2008年11月19日 読売新聞)

市長、おわびと自負 2008年11月22日
「移譲ありき」医師去る 2008年11月23日
前市長「語る会」/「対策室」内部擁立も 2008年11月26日
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1225012585/27-29

医師会館は選挙事務所にしない 武雄市長選で古庄陣営 12月19日更新
>>580

同床異夢:武雄市長選の底流/上 民間移譲巡り対立 /佐賀
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1225012585/51
 ◆武雄市民病院を巡る主な経緯◆
00年 2月 市が国立療養所を引き継ぎ開院
07年11月 市が民間移譲または独立行政法人を経営形態とする経営改革基本方針案をまとめる
   12月 市議会で、市長が池友会を含む複数の医療法人と接触していたことが明らかに
     同 市行政問題専門審議会が「医療専門家を入れた審議会の設置」を求める意見書を提出
08年 1月 院長以外の医師11人が辞職願提出
     同 武雄杵島地区医師会が市民病院存続を求める要望書と1万4000人分の署名を提出
    4月 救急医療、午後の診療を休止
    5月 市が民間移譲を選択した改革ビジョンをまとめる
     同 市議会が民間移譲関連議案を可決
    6月 移譲先法人を公募(2〜16日)
    7月 市の選考委員会が池友会を優先交渉権者として答申
     同 市議会が池友会への譲渡案可決
    8月 池友会の医師派遣で救急医療再開
毎日新聞 2008年12月17日 地方版

武雄市長選…樋渡さん当選、「移譲に全力」
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1225012585/61

 投票率は、同じ顔ぶれの一騎打ちだった2006年の前回市長選より12ポイントも下がった。前回が市議選との同日選だったことに加え、今回は年末の選挙となったこと、医療問題に特化した選挙だったことなどが響いたとみられる。

 当日有権者数 4万978人▽投票者数 2万9028人▽投票率 70・84%(前回82・84%)
(2008年12月29日 読売新聞)

720とはずがたり:2009/03/02(月) 18:10:29
>>719-720

武雄市長に樋渡氏 市民病院 民営化に「理解」
2008年12月29日 08:42
http://72.14.235.132/search?q=cache:GMkAPUhslCQJ:www.nishinippon.co.jp/nnp/item/68299

 市民病院民営化に端を発した市長辞職に伴う佐賀県武雄市長選は28日投票、即日開票され、前職の樋渡啓祐氏(39)=無所属=が、新人で旧武雄市長の古庄健介氏(70)=無所属=を破り、再選を果たした。選挙戦は市民病院民営化の是非が争点となったが、民営化推進を唱えた樋渡氏が有権者の理解を得た。

 2006年4月、初当選した樋渡氏は財政再建のため、累積赤字が6億3000万円に上る市民病院の民営化を進め、北九州市の医療法人財団への移譲を決定した。これに地元医師会や一部市議が反発。樋渡氏のリコール(解職請求)手続きに入ったため、樋渡氏が辞職して出直し選となった。

 選挙戦は病院民営化をめぐる「住民投票」の様相を帯びた。樋渡氏は、医療法人との連携で医師不足が解消され救急医療を再開した実績や、厳しい市の財政を強調。「市民ニーズに合った地域医療を守っていくには民営化は避けて通れない」と訴え、支持を集めた。

 古庄氏は「市民病院を財政面だけで論じるべきではない」と、市営存続を主張したが、出馬表明が遅かったこともあり、十分浸透できなかった。

 樋渡氏は市長を辞職して再出馬したため、公選法の規定により任期は1期目の残りの2010年4月15日までとなる。

 投票率は70.84%、当日有権者数は4万978人(市選管調べ)。
   ×      ×
 ●武雄市長選開票結果
当 樋渡 啓祐 無 前 15739
  古庄 健介 無 新 12945

=2008/12/29付 西日本新聞朝刊=

722とはずがたり:2009/03/03(火) 23:17:32
なんかでらいアバウトな感じがする調査だが。。

世界の雑記帳:テレビの見過ぎ、ぜんそくのリスクを高める=英研究
http://mainichi.jp/select/world/newsinbrief/news/20090303reu00m030005000c.html?link_id=TT004

 [ロンドン 3日 ロイター] テレビを1日に2時間以上見る子どもは、ぜんそくになるリスクが倍増することが3日、英国の研究で明らかになった。

 ぜんそくは、全世界で3億人以上がかかっており、最も一般的な子どもの慢性的な疾患でもある。症状には、息苦しさや息切れ、せき、胸の圧迫感などがある。

 研究は0歳児から12歳前後までの3000人以上の子どもを対象に実施。テレビを日常的に2時間以上見ていた子どもたちは、テレビを少ない時間しか見ていなかった子どもたちに比べて、ぜんそくと診断される傾向が約2倍高いことが分かった。

2009年3月3日 18時25分

723とはずがたり:2009/03/04(水) 22:25:09

けど,なんで女房って人種はあんなぷりぷりと何時も怒ってるのに長生きするんだ!?(;´Д`)w

「怒り」が死につながる可能性=米研究 (ロイター)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/world/n_research__20090304_11/story/24reutersJAPAN366559/

 [シカゴ 23日 ロイター] 米国の研究チームは23日、怒りなどの激しい感情が、一部の人々にとって死につながるケースもある心拍リズムの異常を引き起こす可能性があると発表した。

 コネティカット州にあるエール大のレイチェル・ランパート博士率いるチームが心臓病患者62人を対象に研究を行い、心臓病に関する米専門誌「JournaloftheAmericanCollegeofCardiology」にその結果が掲載された。

 ランパート博士は、少なくとも影響を受けやすい一部の人々にとっては、怒りが死につながる可能性もあるとしている。

 地震や戦争、サッカーのワールドカップ(W杯)での敗戦といった出来事が心停止による死亡率を増加させる可能性については、従来の研究でも示唆されている。

[ 2009年2月24日17時8分 ]

724とはずがたり:2009/03/07(土) 02:58:07
先ずは科学的にきちんと証明することですね〜。
一部でワープアの指摘もある歯科医業が復活するかも知れない。
治す性質のものではないので予防医学の発達にもなるかも。

2009年3月6日 22時59分
「歯磨きでインフル発症率10分の1」は本当?
http://www.excite.co.jp/News/society/20090306/Cabrain_20903.html

 歯磨き指導でインフルエンザ発症率が10分の1に―。NHKが今年2月4日、情報番組「ためしてガッテン」で紹介したインフル予防法について、一部の内科医や感染症医が「医師など専門家の裏付けコメントが一切なく、釈然としない内容だった」と首をかしげている。また、ある一般視聴者は「番組を見て、数人の歯科医、感染症医、歯科衛生士に話したところ、『そんな話は初めて聞いた』という答えしか返ってこなかった」と話す。インターネット上の掲示板などでも、予防法そのものを疑問視する書き込みが目立つ。番組内では、歯科衛生士がデイケアに通う高齢者に歯磨き指導をしたところ、発症率が10分の1になった事例を挙げ、口腔ケアが予防につながるとしていたが、果たして「歯磨きでインフル予防」は本当なのか―。

 2月4日、NHKは「ためしてガッテン」で「インフルエンザ特集」を緊急生放送。番組中で、東京都府中市の特別養護老人ホームあさひ苑で歯磨き指導をしたところ、発症率が10分の1になったという事例を紹介し、次のように説明した。
 「インフルのウイルスは気道の粘膜に付いて増殖するが、粘膜にはタンパク質の覆いのようなものがあって、ウイルスが簡単にくっ付かないようになっている。ところが、ある酵素がそのタンパク質を破壊してしまう。タンパク質が破壊された状態でウイルスが入って来ると、そこで大増殖してしまう」
 続けて、予防法を紹介した。
 「(粘膜の)タンパク質を破壊する酵素は、歯垢、歯石、舌苔(ぜったい)などから発生している。つまり、口腔内を清潔に保つことで、酵素ができにくくなり、ウイルスの増殖が抑えられる(インフル予防につながる)。正しい歯磨きで、歯と歯茎の間の歯石、歯垢はきちんと除去。舌は、専用の舌ブラシか古くなった歯ブラシで磨いて、舌苔を取り除く」
 同番組は11日に再放送された。

 NHKによると、番組で紹介した予防法は「東京歯科大の奥田克爾名誉教授(微生物学講座)の研究内容に基づいたもの。2006年2月放送の『ためしてガッテン』で最初に紹介した。その時は、奥田名誉教授にスタジオ出演していただき、解説もしていただいた」という。同研究については、「国内外の論文誌にアクセプトされて(受け入れられて)掲載されており、科学的根拠の十分あるもの」だと説明する。

■「口腔ケアあり」は発症者1人、「なし」は9人

 そこで、奥田名誉教授の過去の論文を調べてみると、厚生労働省の03年度老人保健健康増進等事業で、「地域保健研究会口腔ケアによる気道感染予防研究委員会」の8人のメンバーによって、「口腔ケアとインフルの発症率」という調査が行われていたことが分かった。

 同調査は03年9月中旬から04年3月中旬までの6か月間、あさひ苑と府中市内のもう一つの通所介護事業所の協力を得て行われた。65歳以上のデイケアに通う在宅介護高齢者を、年齢、性別、残存歯数、ADL(日常生活動作)、既往症(脳血管障害や肺炎など)の有無、痴呆の有無、インフル予防ワクチン接種率などの条件で偏りが出ないように2グループに分類。あさひ苑の高齢者98人のグループを歯科衛生士が積極的に介入してケアする「専門的口腔ケア実施群」(平均年齢81.0歳)、もう一つの施設の高齢者92人のグループをこれまで通り自分で口腔ケアをする「コントロール群」(同83.5歳)とした。前者のグループには、歯科衛生士が口腔ケアと集団口腔衛生指導を1週間に1回実施した。
 調査開始から半年後、前者の口腔内を調べると、細菌数が減り、プロテアーゼとノイラミニダーゼの細菌性酵素活性の低下が確認された。インフル発症者は、前者は1人、後者は9人だった。研究委は、調査結果を厚労省に報告し、海外誌などにも発表した。

725とはずがたり:2009/03/07(土) 02:58:27
>>724-725
■幅広い年齢層の大規模調査で、エビデンス蓄積を

 「地域保健研究会口腔ケアによる気道感染予防研究委員会」のメンバーとして研究に携わった阿部修さん(歯科医)は、「調査前からある程度インフル発症は減るだろうと仮説は立てていたものの、10分の1という結果には驚いた」と振り返る。
 「過去の研究結果で、細菌性プロテアーゼがインフルウイルス感染を助長することは証明されており、口腔内の細菌が(インフル感染に)影響を与えることは、理論的整合性が高いとみられる。耐性ウイルス出現などワクチンでの予防に限界がある中で、個人レベルで可能な予防法はできるだけ実践した方がよい。口腔ケアもその予防法の一つであると考えている」
 その一方で、「現時点で言えることは、口腔ケアがインフルの予防に寄与する可能性があるというだけで、その効果の程度については、今後さらなる検証が必要」とクギを刺している。
 「調査結果は『口腔ケアがインフル予防に寄与する可能性がある』ことを示し、この研究分野における最初の一歩となった。大規模調査をしたときに、同じように発症率10分の1という劇的な数字になるかどうかは分からないが、エビデンスを蓄積していくためにも、この研究を基に1000人、1万人を対象とした大規模臨床研究や基礎研究を進める必要がある」

 また、阿部さんは、同研究では歯科衛生士が「正しい歯磨き法」の指導を行ったことにも注目すべきだと指摘する。
 「あさひ苑では、専門知識を持った歯科衛生士たちが高齢者の歯垢や歯石などを徹底的に除去し、さらに家族や介護者にも徹底的に『正しい歯磨き法』の指導を行った。指導を受けていない人が漠然と歯磨きしただけでは、口腔内細菌は減少しないし、インフルの予防効果が高まるとは思えない」

 「発症率10分の1」という結果が出たことで、あさひ苑では高齢者の口腔ケアに力を入れて取り組むようになった。ある職員は「口腔ケアがインフル予防につながっているかどうかは分からない」としながらも、「確かに、ここ3年ほど感染者が出たという話は聞いたことがない」と話す。

■科学的に証明なら、衛生士の活躍の場広がる

 この研究報告を見たある内科医は、「エビデンスはないが、口腔内を清潔にしておくことが、ウイルス感染予防に効果があるのは間違いないと考えている。例えば、高齢者の肺炎の発症率は、口腔ケアをすることで下がることが明らかになっている。高齢者は、口腔内を不潔な状態にしておくと、異物が入って来たときに『せき反射』が起きにくくなる。せきが出なくなると、異物を追い出すことができないため、ウイルスに感染しやすくなる」と説明する。
 その上で、「この調査結果を活用しないのは、もったいない。国内の研究者でも海外の研究者でも構わないので、子どもから大人まで幅広い世代を対象に、大規模調査をぜひ行ってもらいたい。歯磨きの時間と頻度、うがいの頻度、口腔内の細菌数、マスクの有無、インフルウイルスへの曝露時間と回数、湿度など、さまざまに条件を絞って調査を重ね、口腔ケアがインフル予防につながることを科学的に証明してほしい。口腔ケアで発症率が下がることが証明されれば、歯科衛生士の活躍の場も一気に広がるだろう」と期待を寄せている。

 厚労省健康局結核感染症課新型インフルエンザ対策推進室の高山義浩さん(感染症医)は、「こういった話(研究結果)があることは把握しているが、エビデンスが蓄積されていないので、まだ国として(予防法として)推奨する段階には至っていない」との見解を示し、その上で、「専門家の調査、意見が集約されるのを待ちたい」とコメントした。

【プロテアーゼ】
 タンパク質を加水分解する酵素の総称で、消化液に含まれ、微生物からも分泌される。洗剤などの製品にも利用されている。

726とはずがたり:2009/03/07(土) 02:59:06
>>724-726
【地域保健研究会口腔ケアによる気道感染予防研究委員会】
 メンバーは、佐々木英忠氏(東北大医学部老年呼吸器内科教授)、奥田克爾氏(東京歯科大名誉教授・微生物学講座)、菊谷武氏(日本歯科大歯学部附属病院口腔介護・リハビリテーションセンター長)、阿部修氏(東京歯科大微生物学講座)、小川弘純氏(府中市歯科医師会会長)、北原稔氏(茅ヶ崎保健福祉事務所)、足立三枝子氏(府中市民医療センター歯科衛生士)、田中甲子氏(地域保健研究会代表)の8人(肩書、所属はすべて04年3月時点のもの)。
 研究結果は、06年の「口腔ケアによる気道感染予防教室の実施方法と有効性の評価に関する研究事業報告書」(社会保険研究所刊)、Archives of Gerontology and Geriatrics誌 (Abe S, Ishihara K, Adachi M, Sasaki H, Tanaka K, Okuda K. Professional oral care reduces influenza infection in elderly. Arch Gerontol Geriatr.2006 .43:157-64.) 、06年発行の日本歯科医学学会誌、06年3月15日発行の「歯界展望」などに掲載されている。

【2006年3月15日発行の「歯界展望」】
 「口腔ケアによる細菌性酵素活性の減少とインフルエンザ感染予防」(阿部修、石原和幸、足立三枝子、佐々木英忠、田中甲子、奥田克爾)より一部抜粋。
 「口腔ケアがなぜインフルエンザ感染に影響するのか〜口腔内細菌とインフルエンザウイルスの関係〜」
 インフルエンザウイルスは表面に赤血球凝集素(Hemagglutinin:HA)とノイラミニダーゼ(Neuraminidase:NA)というタンパク質を有しており、宿主細胞への感染と増殖にはそれらが重要な役割を担っている。感染はウイルス表面のHAが、宿主細胞表面のシアル酸を含むウイルスレセプターと結合することで始まる。その後、細胞内にRNAが送りこまれ、ウイルスは宿主細胞を使って増殖を開始する。次に増殖したウイルスは細胞表層に瘤状に存在しNAが結合部のシアル酸を分解することによって、細胞から遊離し他の細胞に感染する。こうした機序によりウイルスは細胞から細胞へと増殖して、感染が進んでゆく。このような感染から増殖、拡散という機序において、細胞内で増殖したウイルスを細胞から遊離させないことによって、感染を抑えるのが、昨今インフルエンザの特効薬として知られるノイラミニダーゼ阻害薬(タミフルなど)である。
 空気中に飛散しているインフルエンザウイルスが咽頭や上気道粘膜に吸着し、細胞に侵入して感染するためには、あらかじめウイルスのHAがサブタンパクユニットであるHA1とHA2とに開裂されていなければならない。その開裂を起こさせる役割を果たすのが、気道上皮細胞や黄色ブドウ球菌などの細菌が産生するトリプシン様プロテアーゼ(TLP)であることが明らかにされている。その他、アエロコッカスや緑膿菌、インフルエンザ菌、セラチア菌、肺炎球菌などの関与も示されている。さらに、直接HA開裂を引き起こさない細菌群においても、気道感染を起こすことによってそれらの内毒素が気道上に刺激を与え、細胞からのTLP産生が促進されることも示唆されている。
 要介護高齢者の口腔内細菌数は増加しており、そのなかにはセラチア菌や黄色ブドウ球菌も存在する。さらにわれわれは高齢者の口腔内衛生状態が悪化しているときに、そうした細菌が増加することを明らかにしてきた。TLPやNAは多くの他の口腔内細菌によっても産生されることが報告されている。さらに、Porphyromonas gingivails(P.g.)、Treponema denticola(T.d.)、Tannerella for sythensis(T.f.)などの歯周病原性細菌が産生する細菌性酵素もTLPであることが明らかにされている。このような状況を考慮すると、口腔内細菌の産生するプロテアーゼが、ウイルス感染に影響する可能性がある。
 このような背景の下に、筆者らは口腔ケアによる唾液中の細菌性TLP活性およびNA活性の変化と、それによるインフルエンザ発症率の関係を調査した。

「研究の概要」―専門的口腔ケア実施群のインフルエンザ発症率が減少―
 (略)2003年9月から2004年3月までの冬季6か月間を介入期間とし、介入前後の唾液内の総生菌数算定、NA活性試験およびTLP活性試験を実施するとともに、期間内のインフルエンザ発症者を調べた。
 唾液内総生菌数、TLP活性、そしてNA活性のすべてにおいて、専門的口腔ケア実施群に有意な低下が認められた。それに対し、コントロール群はすべての項目で介入期間前後での差は認められなかった。
 介入期間内のインフルエンザ発症者数は10名(実施群1名<1.0%>、コントロール群9名<9.8%>であり、コントロール群において有意に発症者数が多かった。(以下略)

727とはずがたり:2009/03/09(月) 03:30:34
アルツハイマー発症前に診断 「近い将来、予防可能に」
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/03/20090308t15032.htm

近赤外線蛍光診断装置で撮影したマウスの脳画像。アミロイドベータを蓄積させたマウス(右)に生体を通り抜ける光を当てると、アミロイドベータと結びついた蛍光化合物が発色する。通常のマウス(左)は発色しない
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/medical/20090307011jd.jpg

 アルツハイマー病の症状が出る前に脳画像を使ってリスクを診断する研究に、東北大未来医工学治療開発センターの工藤幸司教授(創薬科学)の研究グループが取り組んでいる。脳に特殊なタンパクがたまるのが病気の原因とされ、発症の20年前から変化が現れるという。グループは「発症前の診断、治療で近い将来、アルツハイマー病は予防できる病気になる」と話している。

 アルツハイマー病は脳に「アミロイドベータ」と「タウ」というタンパクがたまり、発症すると考えられている。アミロイドベータは20年ほど前から、タウは数年前から蓄積が始まる。

 画像化には各タンパクに結びつく放射性化合物を使う。化合物を静脈に注射し、陽電子放射断層撮影装置(PET)で撮影すると、タンパクが集まった位置や量が分かる。

 これまで、脳に到達しやすく排出もされやすいアミロイドベータ用の化合物を開発。2010年度内には、タウ用の化合物による世界初の臨床試験を行う予定だ。

 工藤教授は「早期に出現するアミロイドベータと、病状との関連が大きいタウ。それぞれの特性を生かせば診断の精度も増す」と指摘する。

 一般の人が脳画像を撮影する機会を拡大するため、放射線を使わない小型の「近赤外線蛍光診断装置」開発も急ぐ。

 体を通り抜ける特定の波長の光と、光を当てると発光する蛍光化合物を利用。持ち運び可能な大きさで、撮影の所要時間は5―10分程度で済むため集団検診に向く。

 価格は数百万から1000万円程度で、数年以内の実用化を目指す。工藤教授は「発症してからでは手遅れで、未然に高リスク者を見つけることが重要だ」と話している。

 研究は国の「先端医療開発特区」(スーパー特区)に認定された東北大の医療機器創出プロジェクトの一つ。

[アルツハイマー病] 国内の患者は推定約150万人。65歳以上の約5%に発症するとされ、高齢化に伴い患者数の増加が見込まれる。診断法は物の名前を聞いたり、計算させたりする問診が一般的だが、体調によって診断結果がぶれる恐れがある。
2009年03月08日日曜日

728とはずがたり:2009/03/10(火) 04:40:19

何様だろうねぇヽ(`Д´)ノ

女性看護師4人を土下座1時間、言いがかり患者逮捕
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20090309-567-OYT1T00861.html
2009年3月9日(月)22:32

 新潟県警新潟西署は9日、新潟市西区関屋堀割町、無職金田英俊容疑者(42)を威力業務妨害と暴行の疑いで逮捕した。

 発表によると、金田容疑者は1月29日午前1時頃、当時入院していた同区内の病院の廊下で、女性看護師4人を約1時間にわたって土下座させるなどして病院の業務を妨害したうえ、仲裁に入った男性医師(26)の顔を殴った疑い。

 金田容疑者は1月28日に内科系の病気で入院。同日深夜にナースコールで女性看護師を病室に呼んだ際、「来るのが遅い。顔を見て笑った」などと言いがかりをつけた。さらに、病院から出て行こうとしたため、看護師4人が引き留めたところ、「なぜ、言うことを聞かなければならないんだ。謝れ」などと言い、ナースステーション前の廊下で4人を土下座させたという。

 病院側は事件後、県警に相談し、金田容疑者は間もなく転院。治療が一段落したため逮捕された。

729とはずがたり:2009/03/10(火) 22:27:13

富山県立中央病院、赤字6億円 収益向上へ「七対一看護」
http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20090310/20107.html
2009年03月10日 07:15

 県立中央病院の平成二十年度収支が、一月末時点の見通しで前年度より約三億円悪化し、約六億円の赤字となることが分かった。患者数減少や高額医療機器購入による減価償却費増などが影響した。同病院は収益向上を目指し、四月から診療報酬の高い「七対一看護体制」を導入するほか、診断群分類別包括評価(DPC)適用病院に移行する。九日の県議会一般質問で渡辺守人氏(自民)の質問に林厚生部長が答えた。

 県立中央病院の収支は十七年度から三年連続赤字で、十九年度は約二億七千四百万円の純損失を計上した。二十年度の赤字額は、一月末時点の見込みで前年度より約三億円増え、六億円近くになるとみられる。

 県によると、収支悪化の要因の一つは患者の減少だ。二十年四月から今年一月までの入院患者数は、延べ二十一万三千四百六十九人で前年同期に比べ四千百五十二人減。外来は延べ三十万三百四十七人で同一万二千六百二十八人減った。特に秋以降の落ち込みが目立っており、県は「景気悪化の影響が出ている可能性がある」とみる。

 このほか、NICUの増床に伴い医師一人、看護師四人を採用したことなどで人件費が増加した。十九年度に購入した約四億四千万円の放射線治療装置の償却が始まり、減価償却費が膨らんだことも収支に響いた。

 七対一看護は入院患者七人に看護師一人を配置する体制。現行の十対一看護よりも入院基本料が高く、県は年間七千万円程度の増収を見込む。手厚い看護が提供できる利点もあり、県内九病院が導入している。

 DPCは検査や手術など診療行為を積み上げて医療費を計算する従来の出来高払いと異なり、医療費を疾患ごとの定額払いとする方式。在院日数の短縮化など、収益向上に効果があるとされ、県内七病院が取り入れている。

730とはずがたり:2009/03/10(火) 22:39:12

県立中央病院でNICU増床 「富山市民」再開見込めず
http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20090306/20003.html
2009年03月06日 14:04

 富山市民病院の新生児集中治療室(NICU)休止に伴い、県立中央病院での増床が検討されていた問題で、石井知事は六日、県と富山市は市民病院での再開が見込めない認識で一致し、県が県立中央病院で建て替え計画中の新東病棟で、増床に取り組むことを明らかにした。県議会一般質問で、夏野元志氏(自民)の質問に答えた。

 富山市議会でも、自民党の高見隆夫氏の代表質問に富山市民病院の泉良平院長が「NICUの再開は見込めない状況」と述べた。県と富山市が一致したことで、県立中央病院の増床計画が動き出す見通し。

 知事は、五日に県と市で「富山市民病院のNICUの再開は見込めない状況にある」ことを確認したとし「新生児や妊婦の命にかかわることであり、県立中央病院で建設計画中の新東病棟で対応し、新年度から実施設計に取り組む」と述べた。

 これまで、県が対応するには、市のNICU廃止表明が必要としてきたことについて知事は「市民病院で医師が確保できたら再開するということでは、市民病院の役割を肩代わりするために県が税金を投じることになってしまう。はっきりしてもらう必要があった」と説明した。

 増床規模は、今後若干の増床を予定する富山大付属病院と協議した上で早急に決めるとした。

 市民病院との役割分担について、市は小児救急医療の人員増などの体制を強化する考えを示したとし、役割や分担の在り方について今後も協議していく考えを示した。

 富山市民病院は昨年四月、退職した新生児科医の後任を確保できず、NICU(十四床)を休止。

 県は七月、緊急対策として県立中央病院で五床を増床したが、県全体のNICU病床数は市民病院の休止前の六十二床より九床少ない状態が続いていた。

731とはずがたり:2009/03/12(木) 00:53:20

腫瘍切除のため6臓器を取り出した少女、退院 (ロイター)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/world/n_illness__20090311_3/story/11reutersJAPAN369270/

 [ニューヨーク 10日 ロイター] 腹部のがん性腫瘍を切除するため6つの臓器を取り出す手術を受けた7歳の少女が、手術から4週間が経過した10日、退院した。 

 23時間に及んだこの手術では、医師らが膵臓(すいぞう)、肝臓、脾臓(ひぞう)、胃、小腸、大腸を取り出して冷やし、腫瘍を切除した上で、膵臓・脾臓・胃を除く臓器を再び体内に戻した。

 ニューヨーク長老派教会病院のハーバート・パルデス院長は、記者会見で「この手術は不可能だと思われていた」と述べた。

 手術を受けたヘザー・マクナマラちゃんは記者らに対し、気分は良く、家に帰って犬や姉と遊ぶのを楽しみにしていると話した。

[ 2009年3月11日16時54分 ]

732とはずがたり:2009/03/12(木) 15:40:37

医食同源♪

ジャバラで改善? 和歌山・北山村が花粉症モニター募集
2009.2.20 02:31
http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/wakayama/090220/wky0902200232003-n1.htm

 和歌山県北山村特産のかんきつ類「ジャバラ」の果汁を飲用し、花粉症改善の効果を報告してもらうモニター調査を実施するため、村が花粉症の症状を持つモニター希望者1000人を3月1日まで募集している。

 村観光産業課によると、岐阜大学医学部研究チームによるジャバラの臨床試験で、水っぱな、くしゃみ、鼻づまり、鼻のかゆみ、涙目などの症状が改善されたとの報告があり、ジャバラのPRも兼ねてモニター調査を実施することにしたという。

 応募者から25日と3月2日に抽選を行い、500人ずつ選ぶ。モニターに選ばれた人には「じゃばら果汁」(360ミリリットル)を送り、20日間朝晩の2回、各5ミリリットルを飲んでもらい症状に関するアンケートに回答してもらう。

 申し込みはインターネット(アドレスはhttp://www.kitayamamura.com/shopbrand/080/0/)で受け付ける。アンケートの集計は3月20日ごろから始める。

 また、村は4月末までの限定で、「じゃばら果汁」(100ミリリットル)▽「じゃばらマーマレード」(140グラム)▽「じゃばら飴(あめ)」(210グラム)▽「じゃばらポン酢じゃぽん」(360ミリリットル)−を組み合わせた「北山村のじゃばら体験セット」を1980円(通常価格2600円、送料無料)で販売する。1人1セット限定。問い合わせは村観光産業課((電)0735・49・2380)。

733千葉9区:2009/03/16(月) 22:46:57
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20090315-OYT8T00314.htm
臓器移植法改正、医師会「採決を」
 日本医師会と日本移植学会など24学会・研究会で作る「臓器移植関連学会協議会」は14日、東京都内で記者会見し、15歳未満の脳死下での臓器提供を可能にする臓器移植法改正案を、今国会中に採決するよう訴えた。近く全国会議員に要望書を送付する。

 日本医師会の宮崎秀樹参与は、「国の世論調査では過半数の国民が、『小児からの臓器提供を認めるべきだ』と考えている。法改正の条件は整っている」と強調した。

 患者団体も4月14日、国会議員に同法改正を訴える集会を都内で開く予定。

(2009年3月15日 読売新聞)

http://www.kahoku.co.jp/shasetsu/2009/03/20090316s02.htm
脳死移植/議論を再集約しなくては
 「命のかかった法律なのに国会は放置し続けている。非常に憤りを感じる」
 臓器移植患者団体連絡会の代表が先日、臓器移植法改正案の早期成立を求める要望書を日本移植学会とともに衆参両院議長に提出した後、こう話した。
 移植法(1997年施行)に基づく脳死移植が99年2月、国内で初めて実施されてから10年が過ぎた。

 この間の実施例は81件。「これでは少なすぎる」「いや、やむを得ない」。意見はなお2つに分かれている。
 「少なすぎる」と見る人たちには、移植を認める要件が厳しいからだと映る。早急な法改正が必要だと国会審議の促進を求めてきた。

 施行から3年の段階で見直しをすることが決まっていた。機運が高まらなかったのは、脳死の判定ミスが相次いだせいもあるが、やはりもともとの反対論が根強かったからだろう。
 10年を経て今はどうか。社会のその後の意識の変化を検証し、あらためて議論を再集約する必要がある。国際社会が日本の現状をどう見ているか。その視点も忘れたくない。

 国会は現在、3つの改正案を抱えている。うち二案は臓器提供の年齢を15歳以上から12歳以上に変えるなど要件を緩和する案で、2006年に提出された。残りの1つは実施要件をさらに厳しくする内容だ。
 内閣府が昨年11月集計した世論調査によると、脳死移植に肯定的な「臓器提供したい」「どちらかといえば提供したい」は計43%。10年前の31%から10ポイント以上多くなった。

 15歳未満の子どもからの提供を「できるようにするべきだ」は69%。生前に提供の意思表示をしていない人の場合、「家族の判断に委ねるべきだ」が54%で初めて5割を超えた。
 その一方で、臓器提供意思表示カードの所持率は8%にとどまっている。現状をもっと踏み込んで分析する必要がある。

 提供と移植希望の数のアンバランスが生んだのが、「渡航移植」の増加だ。厚生労働省の調査では06年までに522人が海外で心臓や肝臓、腎臓の提供を受けた。
 渡航移植に対しては国際社会の批判が強まっている。臓器売買の誘因になるからだ。

 世界保健機関(WHO)と国際移植学会は昨年5月、臓器移植は自国で行うよう努力すべきだとの勧告を出した。日本小児科学会は先月、「時期尚早」としていた子どもの移植を再検討する委員会を発足させた。
 議論の再集約を急ぎたい。患者、家族の切実さに応えるためにだけではない。命にかかわる国の内と外の議論に対して、わたしたち一人一人の認識を一層深めるためにである。
2009年03月16日月曜日

734とはずがたり:2009/03/18(水) 01:02:26

院長変更届を提出 東伊豆の病院 常勤医師を選任
03/17 07:52
http://www.shizushin.com/news/social/shizuoka/20090317000000000011.htm

 静和病院(東伊豆町奈良本)の診療報酬不正受給事件を受け、県が同病院を開設する医療法人社団静和会に病院管理者(院長)の変更命令を出した問題で、静和会は16日、院長などの変更届を県に提出した。県は正式な手続きに基づく書類がそろっているとして受理した。
 新院長には、同病院に常勤する田中淳介医師(52)を選任した。田中医師は併せて理事長にも就任した。同事件で逮捕、起訴された前院長の被告、病院事務長の被告を含む理事4人は全員辞任。前院長の被告、病院事務長の被告を除く2人の理事は、兼任する社員も辞任した。一方、田中医師ら3人が新たに理事兼社員となった。15日の臨時社員総会で書面決議により決定した。
 県は前院長の被告の起訴を受けて2月、「院長の職務に専念できない」などとして院長の変更を静和会に指示した。しかし、静和会の手続き上の不備から、期限としていた今月3日までに正式な変更届が提出されず、静和会側は16日まで期限を延期するよう求めていた。県は入院患者の転退院を進め、新たな入院患者を受け入れないよう病院側に指示していた。
 県医療室は提出を受け、「新院長に面談するなどし、適切に管理できるか実態を把握した上で対応を検討したい」とした。

735とはずがたり:2009/03/18(水) 01:03:59

順天堂大静岡と浜医大付属 県肝疾患拠点病院に
03/11 08:23
http://www.shizushin.com/news/social/shizuoka/20090311000000000011.htm

 県は10日、県内の肝疾患診療で専門病院による医療ネットワークの中心となる「県肝疾患診療連携拠点病院」に、順天堂大静岡病院(伊豆の国市)と浜松医大付属病院(浜松市東区)を同日付で指定したと発表した。
 県は昨年2月、肝疾患の専門的医療機関である30病院を「地域拠点病院」に指定し、かかりつけ医との連携体制構築を推進している。今回、県の拠点病院に指定された2病院は、この30病院の中から、医療体制や地域性を考慮して選んだ。指定により、2病院は地域拠点病院に関する情報提供や医療従事者への研修会開催、地域拠点病院との協議の場の設置などに取り組む。
 さらに4月からは国、県の補助を受け、院内に肝疾患相談支援センターを開設。肝疾患患者をはじめ、肝炎ウイルスのキャリア、家族らからの相談にも応じる。

736とはずがたり:2009/03/22(日) 04:28:39

市町村合併:波田町、町立病院の事業管理者・宮坂氏を再任せず /長野
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20090314ddlk20010030000c.html

 松本市と波田町の合併問題で、懸案の町立波田総合病院について、町は病院事業管理者の宮坂雄平氏を再任せず、4月から太田典男町長が同管理者となることを決めた。13日の定例町議会で、関連条例改正案が賛成多数で可決された。

 町は05年、地方公営企業法の全部適用を受け、経営権限を持つ管理者に病院理事長経験者の宮坂氏を任命した。一定の実績を上げたとされる宮坂氏の再任を見送ることについて、町長は取材に「市と協議し、病院の将来のあり方を決めるための環境づくりが大事だ」と説明。一方の宮坂氏は議会で「『再任しない』と言われ、免職されたような雰囲気だ」と不快感を表明し、採決を前に退席する議員もいた。宮坂氏は昨年3月の松本市長選で、菅谷昭市長の対立候補擁立に動いた経緯がある。【光田宗義】

毎日新聞 2009年3月14日 地方版

737千葉9区:2009/03/22(日) 23:21:59
http://mainichi.jp/select/world/news/20090321ddm007030079000c.html
ローマ法王:「コンドームでエイズ解決できぬ」と発言 WHOなど批判
 【ローマ藤原章生】アフリカ訪問中のローマ法王ベネディクト16世が、エイズについて「コンドーム配布では解決できず、問題を広げるだけだ」と発言し、国際社会から批判を浴びている。

 法王は17日、最初の訪問国カメルーンに向かう機中で記者団に答えた。世界保健機関(WHO)は「公衆衛生を後退させる」「コンドームが性交渉を広げるという証拠はない」と反発。フランスのクシュネル外相も「寛容からかけ離れた発言だ」と批判した。

 バチカン(ローマ法王庁)は避妊や婚外交渉を禁じており、「禁欲がエイズを解消する」と唱えてきた。ロンバルディ報道官は「前法王ヨハネ・パウロ2世の立場を踏襲しただけ」と静観している。

 世界のエイズ感染者の6割以上が集中するアフリカでは、男性の間に「コンドームを使うのは(エイズを恐れる)臆病(おくびょう)者」といった古い考えがあるだけに、法王発言の影響が懸念されている。

738千葉9区:2009/03/23(月) 23:39:29
http://www.asahi.com/international/update/0323/TKY200903230072.html
ノートルダム寺院前でコンドーム配る 法王発言に抗議
2009年3月23日10時17分

 【パリ=国末憲人】ローマ法王ベネディクト16世が「コンドームの配布でエイズは克服できない」と発言した問題で、パリのカトリック教会大聖堂、ノートルダム寺院前で22日、若者らが日曜の礼拝に来た市民にコンドームを配布して法王発言に抗議し、法王支持者ともみ合うなどの騒ぎになった。

 人権団体や共産党パリ市議らが企画。礼拝が終わる昼前、約30人が信者らに寺院の出口でコンドームを手渡し、法王への抗議の意思を表明した。これに対し、信者らは聖歌を歌うなどして対抗。警官隊が両者を引き離したものの、法王支持者の一部が「法王に誤りはない」と叫びながら卵などを投げ出し、仏ラジオによると1人がけが、11人が拘束された。

 コンドーム否定発言以降、フランスで法王の人気は急落。ジュルナル・デュ・ディマンシュ紙が22日公表した世論調査では、4割が「法王は辞めるべきだ」と回答した。パリジャン紙の調査でも、6割近くが法王に「悪い印象を抱いている」と答えた。

739とはずがたり:2009/03/24(火) 12:11:01
都道府県の広域合併論者の俺ですけど,県単位でこう云う隣県提携が進むのも効率的で良いような気がします。
例えば大阪府・奈良県・和歌山県が合併して大阪府に成ってた場合こういう風に徳島とも兵庫とも協定みないに柔軟に行くか検討されなきゃならんだろうな。。

ドクターヘリ「相互乗り入れ」 和歌山県が大阪、徳島両府県と協定  
2009.3.24 03:25
http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/wakayama/090324/wky0903240325005-n1.htm

 医師や看護師が救急医療を行いながら搬送するドクターヘリについて、県は23日、徳島県とヘリの「相互乗り入れ」による共同運用の基本協定に調印した。県内で出動が重なった場合、互いに空いたヘリを融通し合えるようになる。24日から運用開始する。

 県は平成15年に三重、奈良両県とドクターヘリの共同運用を開始。徳島県も20年8月から、医療機器を備えドクターヘリ機能を持つ消防防災ヘリを運航している。県によると、ドクターヘリは14道府県が運用し隣接地域との連携を進めているが、近隣府県のヘリを相互に活用できる方式は珍しいという。

 県庁で行われた調印式では、徳島県の飯泉嘉門知事が「両県は近くて遠いイメージがあったが、協定によってお互いの安全安心のレベルが向上することを期待したい」とあいさつした。県は同日、大阪府との間でも同様の協定を締結し、4月1日から運用を始める。

740とはずがたり:2009/03/25(水) 12:36:46
病院予定地はこの辺
http://www.mapion.co.jp/c/f?uc=1&grp=all&nl=34/45/19.135&el=138/00/10.200&scl=70000&bid=Mlink

それにしても掛川市+袋井市をすると細長くて歪だった両市の形が安定的な形になりますねぇ(下の病院予定地の地図参照)。森市を含めて是非遠州市を。掛川の名前が消えるのは残念だが,市役所を両市境に造るぐらい迄の妥協は出来る。

何この横暴ぶりは?
>袋井市議会が新病院建設地は掛川市側が取得、造成し両市で設立する一部事務組合に無償貸与すべき、と意見集約し

ゴルフ場買収あす契約 掛川・袋井新病院建設で
03/17 15:01
http://www.shizushin.com/news/pol_eco/shizuoka/20090317000000000061.htm

病院予定地
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/medical/image1.jpg

 掛川市は17日、掛川、袋井両市立病院を統合して新病院を建設する予定地「菖蒲ケ池ゴルフ場」(掛川市長谷など)の土地売買契約をゴルフ場所有者の「掛川開発」と掛川市土地開発公社が18日に結ぶ、と発表した。同社所有の全敷地約26ヘクタール(一部民有地を除く)を買収する。同市総務課によると、買収額は15億円余という。
 掛川、袋井両市が同ゴルフ場の鑑定額を両市議会で公表したのは今月10日。市関係者によると、ゴルフ場所有者は以前から売却の意思を持っていて、今回の早期の契約合意に至ったとみられる。
 今後の課題は新病院開院にかかる総費用の算定と財源確保、両市の負担割合の協議に移る。今月に入り、袋井市議会が新病院建設地は掛川市側が取得、造成し両市で設立する一部事務組合に無償貸与すべき、と意見集約し、掛川市議会が慎重協議を求めるなど、新たな動きが出ている。
 18日は市土地開発公社の理事長、戸塚進也市長と掛川開発の代表者が土地売買契約書に調印する予定。
 新病院建設地は約8ヘクタールで、ゴルフ場の残地の活用政策の協議も検討課題となる。
 新病院建設に向けては建設場所やベッド数500床程度、開院は4年後の平成25年3月までを目標とすることなど、両市で合意している。

741とはずがたり:2009/03/28(土) 10:18:24
酷い状況だなぁ

3月27日のながさきニュース
長崎新聞
里帰り出産“お断り” 上五島病院、医師減で受け入れ困難
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20090327/01.shtml

 県離島医療圏組合(会長・金子知事)が運営する上五島病院(新上五島町青方郷)が五月以降、産婦人科の常勤医師が一人になることで、町外からの里帰り出産を受け入れない方針であることが二十六日分かった。同町内には同病院以外に出産を取り扱う医療機関はなく、住民らからは医師確保を求める声が上がっている。

 同病院ではここ数年、年間約百七十件の出産を取り扱っており、このうち五十件程度が里帰り出産。現在は長崎大から派遣を受けた常勤の産婦人科医二人がいるが、女性医師一人が育児を理由に退職する意向。五月以降は出産に対応できる常勤医師は一人になるため、新上五島町外に住む妊婦の受け入れを断ることにした。

 里帰り出産を希望する同町出身の女性(27)=福岡県在住=は「里帰り出産した際、手助けをしてもらえる母親がいることはものすごく心強かった。今後も里帰り出産できる体制を保ってほしい」と願いを込める。

 この問題は同日開かれた県離島医療圏組合議会でも取り上げられた。議員を務める新上五島町議は「故郷に帰れば、両親や親せきがいて、安心して出産できるのに、という意見もある」として改善を要望。同組合の矢野右人副会長(県病院事業管理者)は「里帰りする人は島よりも都会の地域から来る。都会には島よりは出産に対応できる医療機関があるので、離島を守るために理解してほしい」と述べた。

 同組合は医師の補充に努力する方針だが、めどは立っていない。同町の井上町長は「全国的な医師不足の中、離島での確保は特に難しい。町と病院が連携し、何とか医師を確保できるように努力したい」と話した。

 同組合が運営する病院のうち、上五島病院のほかに出産に対応できる五島中央病院(五島市)、対馬いづはら病院、上対馬病院の三カ所については受け入れの制限はしない方針。

742とはずがたり:2009/03/28(土) 16:52:57

「分娩遅れで障害」 6歳女児が東北大提訴
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/03/20090328t13033.htm

 東北大病院(仙台市)で誕生した双子のうち1人が仮死状態で生まれ、重い障害が残ったとして、神奈川県の女児(6つ)が27日までに、東北大に3000万円の損害賠償を求める訴えを仙台地裁に起こした。

 訴えによると、双子を身ごもっていた母親は2003年1月、二つの羊膜腔が1つの胎盤でつながる「MD双胎」となり、同病院に入院。帝王切開予定日の2月10日、母親が「胎動が感じられない」と訴えたため、病院は胎児が音響に反応するかどうか検査したが、女児から反応はなかった。

 同日、帝王切開で双子の男女が生まれたが、女児は仮死状態で、新生児集中治療室に収容された。その後、脳性まひと診断され、現在も腕や足などに障害があり、聴力がない状態が続いている。

 女児側は「出産前の検査で心機能低下などの症状が出ていた上、音響テストも無反応だった。病院は仮死状態や低酸素状態を判断できたのに怠り、早期に分娩(ぶんべん)させなかったため障害が残った」と主張している。
 病院は「訴状が届いておらず、コメントできない」としている。
2009年03月28日土曜日

743杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2009/03/29(日) 23:24:55
さて、これで森田新知事がどう出るか。

銚子市長が失職 市立病院の休止めぐり住民投票
http://www.asahi.com/politics/update/0329/TKY200903290223.html
2009年3月29日22時45分

 千葉県銚子市の市立総合病院休止を巡り、休止に反発する住民らが求めていた岡野俊昭市長(63)の解職(リコール)の是非を問う住民投票が29日行われ、開票の結果、解職を求める票が有効投票の過半数を占め、同市長は失職した。公職選挙法により、投開票日の翌日から50日以内に市長選挙が実施される。岡野市長はこの市長選に立候補する意向を示した。
 国の臨床研修医制度改革のあおりで、06年、同病院に35人いた常勤医が昨春、17人と半減。院長も辞意を表明した。岡野市長は昨年7月、医師不足や財政難を理由に14科あった市立総合病院の診療を9月末で休止すると発表。現在、夜間小児急病と精神科の診療所2部門のみを残し、診療を休止している。
 この決定に住民や市議は「休止は国の政策ではなく、市長の能力の問題」「説明不足だ」と反発。署名運動を展開し、今年2月、2万3405人の署名を集めて解職請求していた。岡野市長はこうした動きを「市政の混乱を招く」と批判、賛否両派がビラを配り、市を二分する議論が続いていた。

744小説吉田学校読者:2009/03/30(月) 06:59:00
>>743
森田新知事最初の課題でしょうね。
一部事務組合方式、変則三セク方式、旭中央病院の出張所方式などいろいろ考えられ、長期的課題として、県立医学部単科大構想も持ち上がってはいるが、県が調整に入る局面になってきているのは確か。

745荷主研究者:2009/04/08(水) 23:39:22

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/03/20090306t12018.htm
2009年03月06日金曜日 河北新報
微粒シリカで新会社 仙台の企業、徳島大研究者らと

 電子応用機器の設計・製造のイーアンドティー(仙台市)は、医薬品を体内に取り込みやすくする有機シリカの微粒子を造るベンチャー企業ナノシリカ(仙台市)を、徳島大の研究者らと共同で設立した。医薬品のほか検査・診断材料、工業用材料などさまざまな分野での応用が期待されるという。

 新会社は、石沢徹イーアンドティー社長と有機シリカの発明者の中村教泰・徳島大ヘルスバイオサイエンス研究部准教授らが出資して設立。昨年12月下旬、徳島大と特許実施許諾の契約を結んだ。

 有機シリカは、シリカ(二酸化ケイ素)の微粒子に有機成分を含有させて生成する。ナノメートル(ナノは10億分の1)からマイクロメートル(マイクロは100万分の1)までサイズを自由に変えられ、生体になじみやすい元素でできているのが特徴。

 有機シリカはアミノ基など有機鎖を結合でき、抗がん剤などの医薬品を体内の特定部位に運ぶことができる。有機シリカ内部には磁性体や蛍光色素、造影剤なども入れることができ、画像診断の検査試薬などにも応用できるという。

 ナノシリカ社は徳島市に開設した実験室でラットを使った毒性実験や薬剤投与を行い、薬剤の体内での異動に成功。燃料電池関連メーカーへの納品も既に決まり、2月に製造・販売を始めた。

 価格は用途で変わり、1ミリグラム約4万円から。5年後に1億円以上の売り上げを目指す。販売が伸びれば、仙台に量産拠点を開設したい考えだ。

746とはずがたり:2009/04/09(木) 03:11:17
男女差を含め興味深いが,困難な点は自殺する78%が8歳で兆候があったとしても8歳で兆候を見せた者の内自殺するのは殆ど居ないと云う点では無かろうか?大体平均自殺率(?)ってどんなもんなんでしょうか?

自殺を図る若い男性の大半、8歳で兆候
2009.4.8 10:39
http://sankei.jp.msn.com/life/body/090408/bdy0904081040001-n1.htm

 [シカゴ=ロイター] 自殺を図る若い男性の多くは、8歳の時点で重度の情緒的問題が現れることが、6日発表されたフィンランドの研究で明らかになった。自殺を図る女性の多くは、問題が出てくるのは思春期以降だという。

 研究を指揮したフィンランドのトゥルク大学病院のAndre Sourander医師は「青年期や成人早期に真剣に自殺を図る人でも、男性と女性では異なる過程をたどることが分かった」と結論付けている。 

 医学誌「Archives of General Psychiatry」に掲載された同研究は、1981年に生まれた5302人を対象に追跡調査。男性27人と女性27人が24歳までに自殺を図り、そのうち男性13人と女性2人が実際に亡くなったいう。

  研究グループは、女性は服毒による自殺を試みることが多いが、男性はより致死性の高い方法で自殺を図る傾向があるとしている。

 また自殺を図る人々がたどる過程として、男性の78%は8歳の時に、破壊的な気質や、攻撃性、他者への残酷さなど、教師や親にも分かる問題を示すという。

 一方で、女性にはこのような傾向が見られず、情緒的問題が出てくるのは思春期以降だった。

 研究グループは、効果的な方法で兆候を示す子どもたちを見つけ出して治療し、自殺率を下げるようにすべきだとしている。

747とはずがたり:2009/04/09(木) 11:08:42
双葉郡の8町村、統合受け入れへ 福島県立病院改革
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/04/20090409t63004.htm

 福島県立病院改革プランの一環として、県立大野病院(大熊町)を民間に移譲、双葉厚生病院(双葉町)と経営統合する計画案について、双葉郡の8町村は8日、事実上容認する方針を固めた。

 一部の町から反対意見もあったが、17日に県との懇談会を開き、ベッド数や医師を県の責任で確保することを確認、統合を受け入れる見通し。

 同郡の8町村会は同日、富岡町で郡医師会と意見交換。町村会長の遠藤雄幸川内村長は「郡内に中核医療機関が必要なのは、医師会との共通認識。今後の協議が必要な部分も多く、県の対応策を確認し最終的な方針を決めたい」と話した。

 病院統合については、双葉町が「地元に病院があることで、住民の安全安心が保たれる」と反対を表明していた。
2009年04月09日木曜日

748とはずがたり:2009/04/09(木) 11:27:15
米谷病院の民営化申請 登米市に住民ら
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/04/20090409t11036.htm

 宮城県登米市の市立病院再編問題で、2011年4月に無床診療所化される予定の米谷病院(登米市東和町)を民営化し有床体制のまま経営しようと、住民有志が8日までに「民営米谷病院(仮称)」の開設申請書を市に提出した。市医療局は、住民を主体とした民営化が可能かどうか検討する。

 申請書を提出したのは民営米谷病院設立理事会。理事には、米谷病院の有床体制維持を求める署名活動を展開した「米谷病院を考える市民の会」の佐々木駿代表ら地域住民3人と、米谷病院などの医師5人が名を連ねている。

 佐々木代表は地元の医師に協力を呼び掛けて3月に理事会を設立し、会の医療法人化の方向性を確認。病院開設申請書を市に提出した。

 佐々木代表は「約7000人分の署名を市に提出したのに無床診療化の方針は変わらなかった。有床体制を維持するには、病院を民営化するのが最善と考えた」と説明した。

 市医療局は「病院の有床体制の存続を望む住民の思いは理解する。現実的に住民らが病院経営できるかどうか見極めたい」と話している。
2009年04月09日木曜日

749とはずがたり:2009/04/13(月) 20:22:34
療養費不正受給は4200万円 奈良産大野球部元監督の整骨院
共同通信2009年4月13日(月)12:42
http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/nation/CO2009041301000190.html

 奈良産業大(奈良県三郷町)硬式野球部の元監督(50)が経営する整骨院の療養費不正受給問題で、不正受給が総額約4200万円に上ることが、奈良県と近畿厚生局の調べで13日分かった。柔道整復師3人に対し今週中にも全額返還を請求する。処分も検討。整骨院は06年10月開設。08年1月まで登録していた整復師と引き継いだ整復師の2人は、勤務実態がない“名義貸し”状態だったことを認めた。

不正受給額は4千万円超 奈良産大野球部元監督の整骨院
http://www.asahi.com/national/update/0413/OSK200904130050.html?ref=goo
2009年4月13日13時4分

 奈良産業大(奈良県三郷町)硬式野球部の元監督が営む整骨院の療養費不正受給問題で、06年10月の開院以来、不正受給した総額は約4200万円にのぼることが県の調査でわかった。県と近畿厚生局は近く3人に不正受給分全額の返済を求めるとともに、刑事告訴も検討する。

 県保険福祉課によると、この整骨院では、治療の実態がないのに野球部員に療養費の支給申請書に署名させ、市町村や健保組合に提出して、療養費を受給していた。

 また、整骨院では国家資格のある柔道整復師などを施術管理者として県に登録する義務があるが、同整骨院では、施術管理者3人のうち2人に勤務実態がなかった。開院から08年1月まで管理者となっていた柔整師とその後任の柔整師で、いずれも大阪市内の整骨院団体関係者の口利きで、報酬を受け取って名義を貸していた。

750とはずがたり:2009/04/13(月) 20:32:07
【現在の医療危機に関して】
昨日後輩の結婚式で医療経済学の先生とお話しさせて貰う機会がありましたが,地域医療等現在の医療危機の原因として
①(質問)何故赤字か?→(回答)今迄も地方病院の赤字は有ったが三位一体改革の影響で財的負担が出来なくなってきて顕在化しただけのこと
②(質問)診療報酬は可成り医者に有利に成ってるように思えるが何故病院は赤字を出すのか?→(回答)地方病院の赤字の原因はコスト高。医者や看護婦以外の職員の給与が民間に較べて高い(市バスの運転士の高給取りと同じ構造)
③(質問)何故医者不足に?→(回答)研修医に関しては地方そのものという原因よりもしっかりと研修プログラムがあってしかもやったことを評価出来る仕組みがあるかないかの問題が大きい様だ。また規模が一定数以下だと24時間勤務態勢を強いられることになるのでまともな勤務を続けることが不可能になる。
と云う様なことをご教唆頂いた。
非常に参考になった。

751とはずがたり:2009/04/16(木) 01:51:04

Kyoto Shimbun 2009年4月15日(水)
個室倍増、ヘリポートも
高島総合病院立て替え
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009041500202&genre=A2&area=S00

 滋賀県高島市は15日、同市勝野の現在地で建て替える公立高島総合病院の基本設計概要を発表した。免震構造で災害拠点病院として整備、救急医療機能も充実させる。新築する病院本棟は鉄筋コンクリート5階建て延べ面積1万4200平方メートルで、2012年春の完成を目指す。

 ■市が概要 本棟、12年春完成へ

 10年春に着工し、現在の駐車場に本棟を建設する。1966年から順次建て増した4棟の病棟のうち、耐震基準を満たしている南病棟(鉄筋コンクリート4階建て、利用延べ面積2140平方メートル)は改修し、残り3棟を取り壊し、駐車場などの用地にあてる。

 南病棟改修や病棟間を結ぶ渡り廊下、外構などの全体の完成は13年春を予定している。駐車場は一般用が207台になる。国、県の補助金と合併特例債などを利用し、医療機器を含め事業費は約70億円。

 現在と同じ17診療科、210病床だが、要望の多かった個室を111床に倍増させ、個室率54%は県内の公立病院でトップになる。本棟の1階待合室は天窓付きで明るくする。手術室に準じた救急室やヘリポートも設置する。南病棟には、初の検診センターや医師会事務所、訪問看護ステーションも設ける。
 昨年度の診療収入は約38億円。3年後には、現在の常勤医25人を32人体制にし、40億円の診療収入を目指す。

752とはずがたり:2009/04/16(木) 12:35:07

太陽にあたれない兄弟 - ポルフィリン症 (2008/1/6 放送)
http://www.tbs.co.jp/houtoku/onair/20080106_1_1.html

病気で頭巾姿の高校生に「お前はタリバンか」…警官が暴言
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1112072544/1360

753とはずがたり:2009/04/20(月) 10:57:35
広く薄くと云う地域ばらまきは既に通用しなくなっているのである。県北の公立病院は総力をあげて産科医を一箇所に集め運営するべきである。俺の市にも病院をと云う我が侭は通用しない。小さな病院では一人当たりの産科医に対する負担が大きすぎてとてもじゃないが勤務できる状況ではなくなるのである。

妊婦水戸へ集中
周辺の産科医負担増
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20090419-OYT8T00025.htm?from=nwlb

日立市から来院した臨月の女性を診察する漆川医師(水戸済生会総合病院で)

 「このままでは水戸より北にお住まいの重症のお母さんや赤ちゃんの命は助けられなくなります。誰かの責任だと騒ぐのは簡単ですが、県民一人ひとりが真剣にお産について考えるべきだと思います」。医療関係者から読売新聞水戸支局に先月、窮状を訴える手紙が届いた。ニュースの現状や背景に迫る「現場から」。1回目は産科医不足にあえぐ医療現場を取り上げる。

■「近い方が…」

 「赤ちゃんの頭は下がってきてるから様子を見ましょう」。日立市から約30キロ離れた水戸済生会総合病院の産婦人科外来を訪れてきた臨月の女性(29)に、漆川邦医師(36)がエコーの映像を見ながら声をかける。出産間近の女性は診察後、「何かあったらと思うと、病院は近い方がいいんですけどね」とおなかに手をやった。

 日立製作所日立総合病院(日製病院)の産婦人科で、医師の確保が難航、4月以降の分娩(ぶんべん)予約は中止され、出産時に母体や胎児に危険が生じる可能性があるハイリスク分娩を受け入れていた地域周産期母子医療センターが休止した。この影響で、昨年秋頃から総合周産期母子医療センターの水戸済生会総合病院には県北から来院する妊婦が増え始めた。

 4月初旬の午前9時50分頃、水戸市内の開業医から「妊娠30週だが、いつ産まれてもおかしくない。周産期センターで見てほしい」と電話が入った。同院産婦人科には常勤医6人と初期研修医1人がいる。この日の午前中は、3人が外来、3人が手術、産婦人科主任部長の山田直樹医師(42)は病棟を受け持った。電話の直前には、婦人科の入院患者の様子が急変しており、山田医師は受け入れ時間を確認するとすぐに病棟に走った。

 午前11時過ぎ、入院中の妊婦が産気づく。前回の出産で大量出血し、今回もリスクがあると入院していた。赤ちゃんは無事産まれたが、女性は出産後に大出血し、処置に追われた。午後も妊娠高血圧症候群の妊婦が運び込まれたり、早産があったりと、休む間もなく動き続ける。午後9時過ぎ、センターの24床が満床になった。「今は目が離せない人がいる。次に何かあったら全員呼び出しをかけるから」。山田医師は当直の若手医師に声をかけた。

■ハイリスク分娩

 同院によると、妊娠22週以降のハイリスクの妊婦で受診、入院している154人のうち県北地域からの妊婦は30人。日製病院が機能していた時は「ほぼゼロ」だったという。漆川医師は「県北の方には早めの入院を勧めている」と話した。高萩市から車で40分かけて来院した妊娠9か月の女性は、ハイリスク分娩の可能性があると診断され、紹介状を持って来院した。「病院に行く途中に高速道路で出産した人をテレビで見たけど、人ごとじゃない」と不安を口にする。

 女性の母親(53)は「一人で運転させて通院させるのは心配。少子化で子供を産みなさいって言われているのに、こんな状況じゃ話にならない」と憤る。
(2009年4月19日 読売新聞)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板