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Tohazugatali Medical Review

727とはずがたり:2009/03/09(月) 03:30:34
アルツハイマー発症前に診断 「近い将来、予防可能に」
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/03/20090308t15032.htm

近赤外線蛍光診断装置で撮影したマウスの脳画像。アミロイドベータを蓄積させたマウス(右)に生体を通り抜ける光を当てると、アミロイドベータと結びついた蛍光化合物が発色する。通常のマウス(左)は発色しない
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/medical/20090307011jd.jpg

 アルツハイマー病の症状が出る前に脳画像を使ってリスクを診断する研究に、東北大未来医工学治療開発センターの工藤幸司教授(創薬科学)の研究グループが取り組んでいる。脳に特殊なタンパクがたまるのが病気の原因とされ、発症の20年前から変化が現れるという。グループは「発症前の診断、治療で近い将来、アルツハイマー病は予防できる病気になる」と話している。

 アルツハイマー病は脳に「アミロイドベータ」と「タウ」というタンパクがたまり、発症すると考えられている。アミロイドベータは20年ほど前から、タウは数年前から蓄積が始まる。

 画像化には各タンパクに結びつく放射性化合物を使う。化合物を静脈に注射し、陽電子放射断層撮影装置(PET)で撮影すると、タンパクが集まった位置や量が分かる。

 これまで、脳に到達しやすく排出もされやすいアミロイドベータ用の化合物を開発。2010年度内には、タウ用の化合物による世界初の臨床試験を行う予定だ。

 工藤教授は「早期に出現するアミロイドベータと、病状との関連が大きいタウ。それぞれの特性を生かせば診断の精度も増す」と指摘する。

 一般の人が脳画像を撮影する機会を拡大するため、放射線を使わない小型の「近赤外線蛍光診断装置」開発も急ぐ。

 体を通り抜ける特定の波長の光と、光を当てると発光する蛍光化合物を利用。持ち運び可能な大きさで、撮影の所要時間は5―10分程度で済むため集団検診に向く。

 価格は数百万から1000万円程度で、数年以内の実用化を目指す。工藤教授は「発症してからでは手遅れで、未然に高リスク者を見つけることが重要だ」と話している。

 研究は国の「先端医療開発特区」(スーパー特区)に認定された東北大の医療機器創出プロジェクトの一つ。

[アルツハイマー病] 国内の患者は推定約150万人。65歳以上の約5%に発症するとされ、高齢化に伴い患者数の増加が見込まれる。診断法は物の名前を聞いたり、計算させたりする問診が一般的だが、体調によって診断結果がぶれる恐れがある。
2009年03月08日日曜日


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