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Tohazugatali Medical Review

668千葉9区:2009/02/07(土) 02:23:59
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000000902060003
伝統薬ピンチ
2009年02月06日

 ◆大衆薬 ネット販売規制検討


 奈良に古くから伝わる伝統薬の販売元が、ピンチを迎えている。厚生労働省が、インターネットや電話による通信販売の規制を検討しているためだ。深刻な打撃が予想される業者は業界団体を結成して規制を緩めるよう国に訴えている。一方、対面販売を主とする配置薬の業界は規制を歓迎している。(土肥修一)


 これまで大衆薬(一般用医薬品)のネット販売には規定がなく、用法や対象などについて十分な説明なしに販売されることがあった。そのため同省は6月施行の改正薬事法の省令を改正し、店頭での対面販売を基本とする方向で検討している。


 奈良は富山に次ぐ伝統的な置き薬の産地で、県製薬協同組合(御所市)には61社が加盟。日本書紀には611年に推古天皇が大宇陀地方で薬狩りをしたとの記述もあり、1200〜1300年ほど前から修験道の開祖、役小角(えんのおずぬ)がミカン科のキハダの樹皮を煮詰めて作ったのが起源とされる胃腸薬「陀羅尼助(だらにすけ)」など伝統薬を数多く製造、販売している。


 ◎業者「廃業も」 緩和訴え


 明治15(1882)年の創業時から「陀羅尼助丸」を販売する天川村洞川の老舗(しにせ)製薬・販売業「銭谷小角堂」の銭谷龍平社長は「廃業すらしかねない」と危機感を強める。


 ネット販売は年々増え、今では売り上げの約8割以上。「お客様は店舗になかなか来られないお年寄りの方や県外の方がほとんど。規制されたら影響は計り知れない。初めて購入される方にはしっかり説明している。(規制について)もう少し柔軟に対応してほしい」と訴える。


 元暦元(1184)年の創業で、約1千品目の漢方薬などをそろえる「菊岡漢方薬局」(奈良市中新屋町)の24代目、菊岡泰政社長も「用法などは初回に十分説明しているので、2回目以降の通信販売は認めてほしい」と話す。


 国の動きに危機感を抱いた伝統薬を扱う全国の業者は昨年10月、全国伝統薬連絡協議会を設立。県内5社を含む35社が加盟し、同省にネット販売の継続を要望している。陀羅尼助丸を販売する藤井利三郎薬房(吉野町吉野山)も加盟。藤井泰育社長は「各都道府県が販売元をチェックしたり、伝統薬への特例を設けたりして、通信販売を続けさせてほしい」と話す。


 一方、対面販売を主とする配置薬業者らでつくる県家庭薬配置商業協同組合(御所市)の江南陽吾理事長は「リスクのある医薬品は対面販売が基本。以前から(ネット規制を)お願いしており、しっかりと規制してもらいたい」とネット規制を歓迎する。


 舛添厚労相は今月、規制のあり方を話し合う専門家検討会の設置方針を明らかにした。賛否両派の議論を聞いたうえで、「検討会の結果、変わることもあり得る」と語った。


 同連絡協議会事務局も「折衝を通じて次第に同省の姿勢も軟化してきていると感じる」と期待する。ただ、現在省令を作成中の同省医薬食品局は「薬によって特例を設ける予定はない。(規制に合わせて)販売方法を工夫していただくしかない」とし、通信販売を規制する方針は変えていない。


 ≪キーワード≫


 大衆薬の通信販売規制 厚生労働省は副作用の危険度順に、発毛剤やH2ブロッカー含有薬など「特にリスクが高い」第1類▽風邪薬や解熱鎮痛薬、漢方や生薬成分の伝統薬など「リスクが比較的高い」第2類▽ビタミン剤や整腸剤など「リスクが比較的低い」第3類――の三つに分類。1、2類については通信販売を禁止し、薬剤師や都道府県の試験に合格した登録販売者による対面販売に限る方針。


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