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Tohazugatali Medical Review
729
:
とはずがたり
:2009/03/10(火) 22:27:13
富山県立中央病院、赤字6億円 収益向上へ「七対一看護」
http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20090310/20107.html
2009年03月10日 07:15
県立中央病院の平成二十年度収支が、一月末時点の見通しで前年度より約三億円悪化し、約六億円の赤字となることが分かった。患者数減少や高額医療機器購入による減価償却費増などが影響した。同病院は収益向上を目指し、四月から診療報酬の高い「七対一看護体制」を導入するほか、診断群分類別包括評価(DPC)適用病院に移行する。九日の県議会一般質問で渡辺守人氏(自民)の質問に林厚生部長が答えた。
県立中央病院の収支は十七年度から三年連続赤字で、十九年度は約二億七千四百万円の純損失を計上した。二十年度の赤字額は、一月末時点の見込みで前年度より約三億円増え、六億円近くになるとみられる。
県によると、収支悪化の要因の一つは患者の減少だ。二十年四月から今年一月までの入院患者数は、延べ二十一万三千四百六十九人で前年同期に比べ四千百五十二人減。外来は延べ三十万三百四十七人で同一万二千六百二十八人減った。特に秋以降の落ち込みが目立っており、県は「景気悪化の影響が出ている可能性がある」とみる。
このほか、NICUの増床に伴い医師一人、看護師四人を採用したことなどで人件費が増加した。十九年度に購入した約四億四千万円の放射線治療装置の償却が始まり、減価償却費が膨らんだことも収支に響いた。
七対一看護は入院患者七人に看護師一人を配置する体制。現行の十対一看護よりも入院基本料が高く、県は年間七千万円程度の増収を見込む。手厚い看護が提供できる利点もあり、県内九病院が導入している。
DPCは検査や手術など診療行為を積み上げて医療費を計算する従来の出来高払いと異なり、医療費を疾患ごとの定額払いとする方式。在院日数の短縮化など、収益向上に効果があるとされ、県内七病院が取り入れている。
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