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スーフィズムに関するHP
3641
:
OS5
:2023/03/16(木) 14:23:43
https://mainichi.jp/articles/20230119/k00/00m/030/018000c?inb=ys
イスラエル、極右政権の「司法改革」に大規模デモ 独裁国家と批判
三木幸治
毎日新聞 2023/1/19 04:30(最終更新 1/23 18:12)
イスラエルで昨年12月末に発足した右派のネタニヤフ政権が打ち出した「司法改革」を巡り、市民による大規模な抗議活動が起きている。政権側は「国民に選ばれていない司法が力を持ちすぎている」として、最高裁による法律審査の権限を制限する案を発表した。野党や司法界は「政権が絶対的な力を持ち、独裁国家になる」と批判している。
「民主主義を守れ」「(政権は)恥を知れ」。イスラエル各地で今月14日、司法改革に抗議するデモが実施された。中部テルアビブには約8万人の市民が集結。イスラエル国旗を手に持って参加した会社員のダナ・コーヘンさん(54)は「政権は『ユダヤ人優位』の国家を目指し、アラブ人ら少数派を排除しようとしている。そのため、少数派の権利を守り、民主主義の基盤となってきた司法を弱めようとしているのだ」と主張した。
3642
:
OS5
:2023/03/16(木) 16:24:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/faeccce11490d42698de041e68a3bbc2143553b4
サウジ・イラン外交関係正常化、習主席が「橋渡し」申し出
3/16(木) 15:01配信
AFP=時事
中国が仲介したイランとサウジアラビアの外交正常化を伝えるイラン紙(2023年3月11日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】中東の大国であるサウジアラビアとイランが先週、中国の仲介で外交関係の正常化に合意したことは、世界を驚かせた。同国の習近平(Xi Jinping)国家主席が、サウジの事実上の指導者ムハンマド・ビン・サルマン皇太子(Crown Prince Mohammed bin Salman)に「橋渡し」役を買って出たことがはじまりだったと、匿名で取材に応じたサウジ高官が15日、明らかにした。
【動画】ベラルーシ大統領、イラン訪問 両国の密接な関係強調
習氏は昨年12月、サウジの首都リヤドで行われた首脳会談の際に「サウジとイランの懸け橋になりたい」と仲介を申し出て、ムハンマド皇太子がこれを受け入れたという。
この高官によるとサウジは中国について、中東で比類のない「影響力」を行使できる極めて「独自」の立場にあるとみなしている。「特にイランにとって中国は他に代えがたい、1、2位を争う国際パートナーだ」と述べた。
サウジとイランの対話の下地は、リヤド会談以降もいくつかの閣僚級会合を通して整えられたという。
サウジアラビアは歴史的に米国と緊密な関係を築いてきただけに、中国の関与は驚きをもって受け止められてもいる。
この高官によると、米国にはサウジから事前に説明があった。「米国も中国も非常に重要なパートナーであり、わが国はこの2大国間の競争や紛争の当事者にはなりたくない」と語った。
米国のアントニー・ブリンケン(Antony Blinken)国務長官は15日、「わが国からすれば、緊張緩和や紛争回避につながり、イランによる危険かつ不安定な動きを少しでも抑止できるのであれば、どのようなことでも助けになる」と控えめに称賛した。【翻訳編集】 AFPBB News
3643
:
OS5
:2023/03/20(月) 11:25:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c0f6e8511de3d6ce85e4c138b67d5ea0e9eea72
イラク、遠い秩序再建 政情不安、今も残る過激派 米英開戦から20年
3/20(月) 7:04配信
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コメント1件
時事通信
米軍によって倒されるフセイン元イラク大統領の像=2003年4月、バグダッド(AFP時事)
【カイロ時事】米国が主導した2003年のイラク戦争開始から、20日で20年になる。
フセイン独裁政権が崩壊し、イラクは民主化へ向かったが、政情は今も不安定だ。反米闘争や宗派対立、過激派台頭などで悪化した治安も再建は遠く、イラクはなお秩序を立て直す途上にある。
米英中心の有志連合は、フセイン政権による「大量破壊兵器の保有」を理由に、イラクの首都バグダッドを空爆。圧倒的な力の差で、3週間で首都を制圧した。フセイン像が市民らに倒された映像は、独裁支配の終わりとイラク国民の「解放」を世界に印象付けた。
だが、その後は「民主主義国家」を目指した米国による占領統治の下、イラク軍や旧体制の官僚機構が解体され、機能不全に陥った。フセイン政権では国内少数派のイスラム教スンニ派が優遇されたが、戦後に政治の主導権を握ったのは冷遇されていた多数派のシーア派。民族・宗派による分権化を進める政策がかえって国内不和を誘発し、内戦状態に突入した。
戦争を主導したブッシュ(子)米政権が、07年に治安回復のため米軍を増派。次のオバマ政権下の11年に全面撤退したが、「力の空白」から過激派組織「イスラム国」(IS)伸長を招き、米軍は駐留を再開した。17年にはイラク政府が「IS駆逐」を宣言したものの、残党が活動を続け、米軍はイラク軍への助言・訓練のため駐留を継続している。
諸外国との関係は、同じシーア派内の対立も生んだ。イラクで存在感を増すシーア派大国イランに近い勢力と、イランや米国など外国の影響力排除を訴える勢力との間で反目が深まり、22年には抗議活動が激化。民兵も加わる武力衝突に発展した。
戦争正当化の根拠となった大量破壊兵器は結局、イラクでは見つからなかった。開戦以降、戦闘やテロに巻き込まれるなどして死亡した民間人は約20万人に上るとされる。08年にイラクを訪れたブッシュ氏に「別れのキスだ、犬め」と靴を投げ付け話題になったイラク人記者ムンタゼル・ザイディさん(44)は、「米国はイラクに災難しかもたらさなかった」と振り返った。
3644
:
OS5
:2023/03/20(月) 12:34:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/3e3fa202d10d2bb36cf347cb87b5a82a5fc17e85
軍事行動にいまだ消極姿勢 イラク参戦で割れた欧州 仏独
3/20(月) 7:03配信
時事通信
国連安全保障理事会で発言するドビルパン仏外相(右)=2003年2月5日、米ニューヨーク(AFP時事)
【パリ時事】欧州はイラク戦争への対応が二つに割れた。
英国やポーランドが早々と参戦を決めた一方、フランスとドイツは断固反対し、西側陣営に深刻な亀裂が生じた。関係修復に長い時間はかからなかったものの、軍事行動に消極的な仏独の姿勢は、20年たった今も基本的に変わっていないという見方もある。
「(反対派は)古い欧州だ」。ブッシュ(子)米政権のラムズフェルド国防長官(当時)は開戦2カ月前の2003年1月、仏独を切り捨てた。主戦論を展開する新保守主義(ネオコン)の論客ロバート・ケーガン氏は「米国人は火星出身で、欧州人は金星生まれだ」と、欧米の世界観の違いを表現。米下院の食堂ではフランスへの当て付けから、メニューの「フレンチフライ(フライドポテト)」が「フリーダムフライ」に名称変更された。
これに対し、ドビルパン仏外相(当時)は03年2月の国連安保理会合で「拙速な武力行使は重大な結果を招く。(イラクの)平和的な武装解除が優先だ」と反論。「フランスは古い大陸の古い国だが、戦争の何たるかを知っている」とやり返し、拍手喝采を浴びた。西側に属しながら対米自主独立を掲げる「ドゴール主義」外交の象徴的な一こまで、仏国内では「歴史的演説」(仏紙フィガロ)と語り草だ。反戦論の根強いドイツも歩調を合わせた。
その後、米国は制止を振り切り開戦したが、攻撃の理由だった大量破壊兵器は見つからなかった。主張の正しさを認められる形となった仏独は、イラク復興での協力をアピールし、米国との関係改善を進めた。
一方、対照的なのが参戦を決断したブレア英首相(当時)だ。英独立調査委員会は16年の報告書で「英国は平和的手段を尽くさなかった」「フセイン(イラク大統領)は当面の脅威ではなかった」と認定。カリスマ的存在だったブレア氏は英国で大きく評価を落とし、イラク戦争が負のレガシー(遺産)として今も重くのしかかっている。
欧米は現在、ロシアが侵攻を続けるウクライナへの支援で結束し「誰もが火星出身」(仏紙ルモンド論説委員)となった。ただ、ロシアの脅威に敏感な英国やポーランドに比べ、仏独が武器供与などで消極的なのは明らか。イラク戦時の欧州各国の相違は、ウクライナ支援での温度差の形で残っていると言えそうだ。
3645
:
OS5
:2023/03/20(月) 12:35:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/a3a6daa042217b185f13aefe99ec3c616bd54105
まん延する汚職文化 経済振興阻害、深まる政治不信 イラク
3/20(月) 7:06配信
クでは2003年の戦争後、米国主導でもたらされた民主主義体制の下、汚職文化が根付いた。
スダニ首相は昨年10月の就任に先立つ演説で「生活のあらゆる面に影響する汚職のまん延は、新型コロナウイルスより致命的だ」と強調。しかし、国民の政治不信は深く、汚職撲滅への期待は低い。
イラクは国家収入の約9割を石油産業に依存する。民間企業が育たず、公務員を過剰に雇用することで国民生活を支えてきた。若者の人口が増加し、雇用の受け皿を確保する経済振興が喫緊の課題だが、政界にはびこる腐敗が阻害要因となっている。
スダニ氏は就任早々、21年から約1年間で総額25億ドル(約3300億円)が当局から企業に流れた事件の究明に着手。「利害関係者が国を乗っ取っている」と糾弾し辞任した元財務相にも、公金横領容疑で逮捕状が出され、闇の深さがあらわになった。
歴代政権も汚職撲滅を掲げたが、政争に利用されることもあり、実現には程遠い。03年のフセイン政権崩壊後、4000億ドル(約53兆円)以上が国庫から消えたとされる汚職構造の改革にスダニ氏が本気で取り組むか、疑問視する声もある。
戦後のイラクは独裁政権の教訓から、権力分散を徹底するため、民族や宗派で政治権力を分け合う方式を採用。これが石油や国際支援、省庁に関連する利権を分配する腐敗の土壌となった。
北部アルビルの薬剤師ムハンマド・ナジーブさん(28)は「汚職がなければ、イラクは素晴らしい国になれるのに」と嘆く。九州大大学院の山尾大准教授(イラク政治)は「民主化などさまざまなことを一気に進めた結果、仕組みができる前に利権の争奪戦が始まった」と指摘。「独裁体制崩壊後、明るい未来を期待した国民の政治に対する憤りは大きい」と話している。
3646
:
OS5
:2023/03/23(木) 20:45:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/8046c6051dd67993d01b4afa048922f884f0925e
イスラエル政権がパレスチナ巡り暴言連発、再入植の動きも 国際社会で批判相次ぐ
3/23(木) 19:55配信
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産経新聞
【カイロ=佐藤貴生】イスラエル・ネタニヤフ政権のパレスチナへの対応をめぐり国際社会の批判が相次いでいる。閣僚が「パレスチナ人など存在しない」「歴史も文化もない」などと暴言を連発したのに続き、政権は約20年前に撤収したユダヤ人入植地の再建に道を開く修正法案を国会で可決させた。「建国史上最右派」とされる政権は、今後もパレスチナへの圧力を強める公算が大きい。
■「大イスラエル」の地図掲げ
暴言を繰り返したのは極右政党「宗教シオニズム」のスモトリッチ財務相。19日にパリで開かれた会合で発言したもので、パレスチナ自治政府は「ユダヤ人の過激主義を助長する」と非難した。演壇には「大イスラエル」と称された地図が掲げられ、ヨルダンも含まれていたことから、ヨルダン外務省がイスラエルの大使を呼んで「無責任で挑発的だ」と抗議する事態にも発展した。
イスラエルとパレスチナの当局者は暴言があった19日に、米国やエジプト、ヨルダンの代表団と協議し、対立をあおる行動の自制で合意したばかりだった。
政権は21日には、ヨルダン川西岸の4つの小規模な入植地からの撤収を定めた2005年の法律について、ユダヤ人入植者が再定住できるよう修正した法案を国会で可決させた。米国務省が「極めて挑発的だ」としたほか、欧州連合(EU)やエジプトも「(パレスチナとの)信頼醸成を妨げる」などと懸念を表明した。
■暴力の連鎖、激化の恐れ
イスラエルは1967年に占領した西岸で入植活動を拡大し、130を超える入植地に45万人以上のユダヤ人が居住している。
昨年末に発足した政権はネタニヤフ首相の右派リクードのほか対パレスチナ強硬派の極右政党、ユダヤ教の戒律に厳格な超正統派の政党などで構成される。パレスチナ人によるユダヤ人襲撃がしばしば発生し、イスラエル軍はテロリスト掃討作戦を展開。今年に入り殺害したパレスチナ人は約80人に上る。
23日には、多くの国でイスラム教のラマダン(断食月)が始まった。信仰心や反イスラエル感情が高まり、パレスチナとイスラエルの暴力の連鎖が激化する恐れもある。
ネタニヤフ政権は1月前半、司法の権限縮小を柱とする司法制度改革を行うと表明し、毎週末の大規模な抗議デモがイスラエルで2カ月以上続いている。
3647
:
OS5
:2023/03/23(木) 21:29:36
https://www.iza.ne.jp/article/20230310-AVVWPEGLXNM5JJ27K45JJ4TK6Y/?utm_source=yahoo%20news%20feed&utm_medium=referral&utm_campaign=related_link
イスラエルでデモ拡大 司法改革が国論二分 軍務拒否や通貨下落も
2023/3/10 17:08
【カイロ=佐藤貴生】イスラエルでネタニヤフ政権が司法制度改革を推進し、国論を二分する議論が起きている。改革案は司法の権限を縮小して政府や国会の裁量を拡大する内容で、民主主義の根幹である三権分立を骨抜きにする狙いだとしてデモが頻発している。「建国史上最も右寄り」とされる政権の動きは海外でも懸念を招いている。
イスラエルのメディアによると、「抵抗の日」と称する9日の反政権デモには数万人が参加し、エルサレムや西部の商都テルアビブなどで高速道路や橋を占拠。多数が警察に一時拘束された。
ロイター通信は、中東歴訪中のオースティン米国防長官が8日にイスラエル入りする予定だったが、混乱が予想されたため9日に訪問したと伝えた。通常は政治に関与しない軍の予備役の一部が服務を拒否して抗議の意を示したほか、通貨シェケルが対ドルで値を下げるなど、影響は広範囲に及びつつある。
ネタニヤフ政権は1月前半に改革の草案を公表した。イスラエル有力紙ハーレツ(電子版)によると、司法が持つ違憲審査権の制限が盛り込まれており、国会で成立した法律について、最高裁がイスラエル基本法(憲法に相当)に違反すると判断しても、国会がそれを覆すことが可能になる。裁判官の任命をめぐっても、政権の影響力を強化する条項がある。
昨年12月末にネタニヤフ氏を首相として発足した連立政権は、同氏が党首を務める右派「リクード」や、ユダヤ教の戒律を厳格に守る超正統派、対パレスチナ強硬派の極右政党などで構成されている。ハーレツ紙によると、各党にはそれぞれ司法への影響力を強めたい事情がある。
ネタニヤフ氏は2019年に収賄や背任の罪で起訴され、公判が進行中だ。改革には自らに有利な判断を示す裁判官を任命する狙いがあると指摘される。
また、超正統派の政党は信徒の若者たちの徴兵免除を法制化して定着させる思惑がある。超正統派は宗教やユダヤ人の歴史を学ぶことを最優先しており、慣例として徴兵が免除されてきたが、世俗派のユダヤ人らが不平等だとして反発を強めている。
さらに、極右政党は、パレスチナ人が多く住むヨルダン川西岸でユダヤ人入植地を拡大する方針を公言してきた。司法の違憲判断を覆せるようになれば、入植推進に向けて大きな障害が消えることになる。イスラエル軍は年初以来、70人以上のパレスチナ人を殺害しており、双方の緊張は近年になく高まっている。
司法制度改革をめぐっては、最大の友好国である米国のナイズ駐イスラエル大使が「(国民の)総意を得るよう努力してほしい」と述べたほか、ベーアボック独外相が司法の独立は「常にイスラエルの大きな特徴」だったとし、それぞれ自制を促した。
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9日にはイスラエルのヘルツォグ大統領がテレビ演説し、政権に改革案を撤回するよう求めた。ただ、与党各党には国民の支持を基に連立政権を発足させた自負があり、事態が収束に向かうかは不透明だ。
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OS5
:2023/03/27(月) 11:59:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/a6d46dd4a03255a2f1854b360508b14ef60d6614
イスラエル政権窮地 司法改革に世論反発 パレスチナに極右閣僚暴言
3/27(月) 9:25配信
イスラエルのネタニヤフ政権が苦境に立たされている。司法を弱め、政権の力を強化する「司法改革」に対する世論の反発は強く、IT業界や軍からも反対者が続出し、経済や安全保障に影響を与え始めた。一方、極右閣僚はパレスチナへの暴言を繰り返し、米国やアラブ諸国との関係に亀裂が生じている。
「民主主義を守れ」「独裁者はいらない」。イスラエルでは2月中旬以降、政権が進める司法改革を巡り、週末だけでなく、平日にも大規模な抗議デモが起きている。3月23日には、エルサレムと商都テルアビブを結ぶ高速道路に数百人のデモ隊が侵入。数時間にわたって道路を占拠し、警察と対峙(たいじ)した。「次世代のためにも、民主主義を壊す改革は止めなくてはならない。インフラを止めるぐらいしないと、政権は動かない」。会社員のアミール・ヘルツさん(60)はそう訴えた。
デモは世俗派のユダヤ人を中心に、多様な人々が支持している。イスラエル経済を支える多くのIT企業は改革に反対し、平日でも従業員にデモ参加を許可する。テルアビブのIT企業に勤めるナペルさん(56)は、「司法改革は独裁政治につながり、海外からの投資は確実に減る。資産を国外に移したり、会社の移転を検討したりする企業も出始めている」と指摘する。また、イスラエル軍の任務の一部を担う予備役数千人は、一時的に「職場放棄」を宣言した。空軍の予備役約1300人は3月中旬の声明で「独裁者を作る法律を棚上げするように求める」と主張した。予備役はパイロットの訓練などを担っており、軍にとっては痛手だ。
極右や宗教政党を含むネタニヤフ政権は、政権が最高裁の判決を「無効化」でき、最高裁判事の選出にも強い影響力を持つ司法改革を目指す。自らの政策を司法に干渉されないようにするためだ。政権は、男女や民族の平等を原則とする民主主義の価値観より、ユダヤ人優位、男性優位のユダヤ教の価値観を強化する可能性があり、世俗派のユダヤ人は強い懸念を示す。同盟国である米国のバイデン大統領はネタニヤフ首相と19日に電話協議し、「民主主義の価値観は守られなければならない」と主張、ネタニヤフ氏に「妥協」を求めた。
政権内からも改革に反対する声が上がっている。ガラント国防相は25日、「社会の分裂は軍に影響している。(改革は)国の安全保障に対し、明白な脅威だ」と強調し、改革の延期と超党派での協議を求めた。イランなど敵が多いイスラエルは、常に有事に備える必要があるからだ。一方、極右、宗教政党は、改革を強硬に推し進めようとしている。極右は司法改革により、国際法違反とされるユダヤ人入植地の拡大を狙い、宗教政党はユダヤ教正統派の徴兵回避などを実現しようとしている。
ヘルツォグ大統領は今月15日、混乱悪化を懸念して、司法改革の「妥協案」を提出したが、極右らが強硬に反対した。妥協案を受け入れれば政権が崩壊する可能性があり、ネタニヤフ氏は下手に動けない状態だ。ネタニヤフ氏は26日夜、改革に反対したガラント氏を罷免し、改革を強行する姿勢を見せた。
一方、政権の極右閣僚はパレスチナに対する差別的な発言を続けている。極右のスモトリッチ財務相は3月1日、ユダヤ人入植者と対立するヨルダン川西岸のパレスチナ人の村について、「消し去ることが必要だ」と発言。また19日には、「パレスチナ人というものは存在しない」と述べるなど暴言を連発し、パレスチナの独立を支持する欧米やアラブ諸国から強い非難を浴びた。
また、イスラエル政府は21日、2005年に撤去したヨルダン川西岸やパレスチナ自治区ガザ地区の入植地について、入植者の「帰還」を可能とする改正法を可決した。これに先立つ19日、イスラエルはパレスチナと米国、ヨルダン、エジプトの代表団と会談し、新しい入植地の議論を4カ月間停止するほか、地域の平和と安定に協力することを記した声明に署名したばかりだった。
ネタニヤフ氏は法改正はしたものの「新しい入植地を作る意思はない」と弁明したが、米国務省のパテル副報道官は「極めて問題を抱えた」法律であり、地域の安定に「逆効果だ」と非難した。
ネタニヤフ氏は昨年末、極右らと連立政権を発足させて以降、極右政治家の手綱を「(自分が)しっかり握る」と主張してきた。だが事態をコントロールできていないのが現状で、イスラエルの混迷は深まるばかりだ。【エルサレム三木幸治】
3649
:
OS5
:2023/03/28(火) 09:15:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/a200d8ee6ba640a8012785ac190933f879399a11
イスラエル首相、国防相を解任 司法改革めぐる政治の混迷深まる
3/27(月) 15:29配信
CNN.co.jp
司法制度改革をめぐりイスラエルで大規模な抗議デモが発生している
エルサレム(CNN) イスラエルのネタニヤフ首相は26日、同国で物議を醸している司法制度改革の停止を求めたギャラント国防相を解任した。政権内にも溝が生じた形で、イスラエル政治は混迷の度を深めている。
首相の事務所は「ネタニヤフ首相がギャラント国防相の職務を解くことを決定した」との1文の声明を発表した。司法改革案を巡っては、数週間にわたり市民の抗議活動が続いている。
ギャラント氏は、ネタニヤフ氏が訪英で国を離れていた25日夜の演説で、改革案を強行すれば国の安全を危険にさらす可能性があると述べ、改革案の停止を訴えた。一部の予備役の兵士は改革案への反対を理由に、軍務への就任を拒否する事態となっている。
27日未明には、さらに3人の閣僚が司法改革の立法を止めるべきだとの姿勢を示した。全員がギャラント氏と同様、与党リクードに所属する。
ゾハル文化スポーツ相はツイッターへの投稿で「家が火事の時は誰が正しいかを問うのではなく、まず水をかけて中にいる人を救う」と述べ、「首相が国内に生じた分断を回避するために立法化を停止するなら、我々は首相の立場を支持する必要がある」と続けた。
バルカット経済相は、ネタニヤフ氏が改革案を「止めて再考慮すべき」であり、同国は内戦の瀬戸際にあるとの考えを示した。「改革は必要であり、我々は進めていくが、それは内戦の対価を払って行うものではない」と述べた。
ギャラント氏の解任発表後の26日夜には市民数千人が通りに出て抗議。テルアビブでは群衆が主要な幹線道路を封鎖し、火を付ける様子も見られた。
ラピド前首相はギャラント氏解任を「新たな最悪の出来事」と述べ、「イスラエルの首相がイスラエル国家の安全保障に対する危険になっている」とツイートした。
ガンツ前国防相もイスラエルが安全保障の危機に直面しており、「ネタニヤフ氏が今夜、政治と自分自身を安全保障より上位に置いた」と指摘した。
米ニューヨークのイスラエル領事館のザミル総領事は、ギャラント氏の解任に抗議して辞任した。ザミル氏はツイッターで公表した辞表の中で、ネタニヤフ氏の動きを「危険な決定」と述べ、「この改革は我々の民主制度の根幹を損ない、我々の国の法の支配を脅かすものだと信じる」と記した。
イスラエルの複数の大学は27日からストライキに入ると発表。同国最大の労働組合と財界リーダーらは同日共同記者会見を予定している。
3650
:
OS5
:2023/03/28(火) 09:15:25
物議を醸す司法制度改革案
ネタニヤフ政権の司法制度改革案では、政府が裁判官の任命をコントロールし、議会は最高裁判所の決定を覆せるようになる。
政権は最高裁を視野が狭くエリート主義で、国民をもはや代表しているとは言えない機関だとみなしている。最高裁を抑制するために改革が必要だと主張する。
一方、改革案に反対する人々は、同案がイスラエルの民主主義の根幹を脅かすと批判している。
軍の予備役の抗議は政権にとって特に心配の種となっている。予備役は平時でも定期的に訓練や就役のために招集されている。
極右のベングビール国家安全保障相は、ギャラント氏の25日の演説後に同氏の解任をネタニヤフ氏に求めた。ベングビール氏はツイッターで、ギャラント氏について「抵抗を呼びかけ(国防軍を)交渉の道具に使う無政府主義者のゆすりと脅しに屈した」人物であり、「右派の有権者の投票で選ばれながら、実際には左派の政策課題を推進している」などと記した。
ネタニヤフ氏に対する圧力が高まる中、イスラエルの裁判所はネタニヤフ氏を法廷侮辱罪に問う申し立てを受け、同氏に1週間の応答の猶予を設定した。
この申し立ては市民団体の「クオリティー・ガバメント運動」が行った。検事総長がネタニヤフ氏に対し、同氏の司法改革への直接関与は違法で、利益相反に関する裁判所命令に違反するものだとの公開書簡を送ったことを受けた動きとなっている。
司法改革案は一部がすでに議会を通過している。具体的には、首相を職務不適格と宣言する権限を裁判所から奪う法案だ。
ネタニヤフ氏を批判する人々は、同氏が司法改革を進めるのは自身が被告となる汚職の裁判が理由だと主張する。同氏は汚職を否定している。
ネタニヤフ氏は23日の演説で「両サイド」の懸念に対応する姿勢を示したが、同時に改革案を進めるとの意思も表明。引き下がる様子はない。
リクードのダニー・ダノン議員はCNNに対し、党内で立法化を止めるのに十分な離反者が出るかは議員が集まる27日にならないとわからないと述べた。
議会の全120議席のうち連立与党は64議席を占める。リクードから5人の離反者が出れば半数の60人を切るが、議員の欠席などで法案通過に必要な票数は変わる。
3651
:
OS5
:2023/03/29(水) 11:26:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/25fc2e434bda39902dd6c382a7540c5e6a544b22
スーチー氏率いる政党登録抹消 ミャンマー国軍側、民主派排除狙い
3/29(水) 9:50配信
毎日新聞
ミャンマーのアウンサンスーチー氏=フランスのパリで2014年4月15日、ABACA・ロイター
ミャンマーで実権を握る国軍の影響下にある選挙管理委員会は28日、民主派指導者アウンサンスーチー氏が率いる政党・国民民主連盟(NLD)の政党登録を抹消すると発表した。国軍側には、次の総選挙を見据えて民主派勢力を排除する狙いがある。
選管が1月に施行した新しい政党登録法は、存続を希望する政党に対し、60日以内に登録を申請するよう義務づけていた。国営テレビは28日夜、NLDなど40政党が期限までに政党登録を終えなかったとして、29日から政党資格を失うと報じた。国軍系の政党は届け出を済ませている。
NLDは、大勝した2020年総選挙の結果が正当だとして、国軍が計画する総選挙に参加しない意向を表明。国軍側が定めた政党登録法にも反発していた。同法は党員数や党事務所の設置数などの政党要件を定めており、多くの党員が国内に潜伏したり国外に逃れたりしているNLDがこれを満たすのは難しいとみられていた。
NLDはかつての軍事政権下で民主化運動が起きた1988年に結党された。民主化に向けた非暴力運動などを提唱し、民政移管後の15年の総選挙に圧勝して政権を担った。20年の総選挙でも勝利したが、国軍は選挙に不正があったと主張。21年2月にクーデターを起こしてスーチー氏ら複数のNLD幹部を拘束し、実権を掌握した。スーチー氏は現在も収監されている。【バンコク高木香奈】
3652
:
OS5
:2023/03/30(木) 10:35:30
https://www.tokyo-np.co.jp/article/240177
サダム・フセイン像を20年前に壊した男性 今は「建て直して謝りたい」なぜか…
2023年3月26日 06時00分
<独裁崩壊その後〜イラク戦争20年>①
噴水がしぶきを上げるバグダッド中心部のフィルドス広場。市民が憩うこの場所には20年前まで高さ12メートルのサダム・フセイン像があった。独裁者として世界に知られた元大統領の像は、市民にとっては恐怖の象徴だった。
米国率いる「有志連合」軍がバグダッドに入った2003年4月9日、カーゼム・アルジャボウリ(66)は仕事場にあった長さ1メートルの鉄製ハンマーを手に広場に走った。フセイン政権下では友人や親戚ら13人が処刑され、忌まわしい像を壊すのが長年の夢だった。
イラク北部アルビルで16日、サダム像を壊す自身の写真を手に「像を建て直して謝りたい」と話すアルジャボウリさん
イラク北部アルビルで16日、サダム像を壊す自身の写真を手に「像を建て直して謝りたい」と話すアルジャボウリさん
「この男がいなくなれば、全てよくなる」。そう信じ、叫び声を上げ、力の限りハンマーで像の土台をたたき続けた。アルジャボウリの写真は独裁崩壊の象徴として世界に発信され、有名人となった。
◆独裁者が去った後、汚職がはびこった
それから20年。アルジャボウリは、イラク北部アルビルの自宅で後悔を口にした。「金があったら、像を建て直して謝りたい」
フセイン政権下で国は監獄のようだった。秘密警察が市民を監視し、処刑や拷問は当たり前。クルド人ら少数派は弾圧され、暗殺も相次いだ。国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウオッチ」によると、25万〜29万人が死亡または行方不明になったという。
しかし独裁者が去った後、政治家や公務員は私利私欲に走り、汚職がはびこった。豊かな石油の富は市民に還元されず、若者の失業率は35%を超える。
アルジャボウリはかつて重量挙げのイラク代表チームに所属し、国から支援金を受けていた。だが政権崩壊後は途絶えた。競技団体の幹部が着服していた。「サダム時代は汚職はなかった。独裁だったが、国が守られていた部分もあった」
19年10月、公共サービスの低下や高失業率を理由に、若者らによる大規模な反政府デモが始まった。バグダッドのタハリール広場では、治安部隊とデモ隊が連日激しく衝突した。治安部隊は群衆に銃を向け、約1カ月間で600人以上が犠牲となった。
輸入業のアフマド(40)も、デモ隊の最前列で治安部隊と対峙たいじした。「政府も政治家も汚職まみれだ。もうたくさんだ!」。仲間が次々と拘束され、アフマドも半年間刑務所に入れられた。現政府は逆らう市民を拘束し、武力で民衆を制圧する。「これではサダムと同じだ。20年前と変わっていない」と憤る。
◆今起きていることはサダムが積み重ねてきたことの結果だ
バグダッドで13日、子どもたちと話すアルザハビさん
バグダッドで13日、子どもたちと話すアルザハビさん
政権崩壊以降には多くの子どもが孤児となった。自爆テロや過激派組織「イスラム国」(IS)との戦闘、貧困による育児放棄…。ヒシャーム・アルザハビ(53)がバグダッドで運営する孤児施設では、さまざまな事情を抱える4〜15歳の約80人が暮らす。04年以降、計約580人がここで育った。
「なぜイラクはこうなったのか」。アルザハビは学校から帰った男児を見つめて自問する。「サダムが米軍を連れてきて、イラクは壊れた。今起きていることは、サダムが積み重ねてきたことの結果だ」 (バグダッドで、蜘手美鶴、写真も)=文中敬称略
◇
2003年3月、米国率いる「有志連合」がイラクに侵攻した。このイラク戦争はフセイン独裁政権を崩壊させたが、20年間で暴力と汚職がはびこり、宗派対立が社会を分断した。独裁崩壊のその後を追った。
イラク戦争 2001年の米中枢同時テロ後の03年3月、米国のブッシュ(子)政権はイラクのフセイン独裁政権が大量破壊兵器を保有していると主張し、英国など「有志連合」を率いてイラクに侵攻した。フセイン政権は4月に崩壊したが、大量破壊兵器は見つからなかった。イラクはテロや宗派間抗争が激化して内戦状態に陥り、過激派組織「イスラム国」(IS)も台頭。イラク政府は17年にISからの全土解放を宣言。日本は04〜06年に陸上自衛隊を南部サマワに派遣した。
◇
フセイン独裁政権を崩壊させたイラク戦争から20年。独裁崩壊後のイラクを追った。
3653
:
OS5
:2023/03/30(木) 10:35:47
https://www.tokyo-np.co.jp/article/240345
「民主主義を守ろう」で命を狙われる 独裁政権崩壊後も武力とカネが政治を支配 「自由な社会」は夢のまま
2023年3月27日 06時00分
<独裁崩壊その後〜イラク戦争20年>②
バグダッド大教授のエフサン・シェマリ(47)は2020年7月、治安関係者から思いがけない電話を受けた。「狙われています。車を向かわせるから逃げてください」。その日、親しい友人の過激派専門家ヒシャム・ハシミ=当時(47)=が何者かに暗殺された。「次は自分ということか…」。迎えの軍用車に乗り、そのまま半年間身を隠した。
心当たりは、イラク国内で影響力を強める隣国イランを批判したことぐらい。関係者からは、イランが支援するイスラム教シーア派政党の民兵組織に狙われていると聞かされた。「自国の主権を訴え、イラクの民主主義を守ろうとしただけなのに。なぜ狙われないといけないのか」。ショックと悲しみで体が震えた。
◆イラクは見本になるはずが‥‥民主主義は後退した
フセイン独裁政権が崩壊した20年前、誰もが自由に発言できる社会になると信じ、複数の政党を通じて市民の声が届く新しい政治を夢見た。シェマリは「イラクは新たな民主主義の見本になるはずだった。後退するなんて夢にも思わなかった」と声を落とす。
米国の持ち込んだ民主主義はイラクでうまく機能していない。実際に複数の政党が誕生したものの、各政党は民兵組織を擁して、武力で政治を支配し、異論を封じ込める。治安は著しく悪化し、開戦以降に死亡した民間人は21万人を超える。
11日、バグダッド郊外で、イラク戦争後の20年を振り返るジャーナリストのアルザイディ氏
11日、バグダッド郊外で、イラク戦争後の20年を振り返るジャーナリストのアルザイディ氏
◆射殺覚悟でブッシュ氏に靴を投げた記者、怒り冷めず
バグダッド郊外では、ジャーナリストのモンタゼル・アルザイディ(44)が仕事場で、12台の監視モニターを見つめていた。政府を批判して7回も暗殺未遂に遭い、机の下には万が一に備えて自動小銃を忍ばせる。「声を上げようとすると口をふさがれる。しかし、ノーと言い続けることが重要だ」
アルザイディは08年、バグダッドを電撃訪問した当時米大統領のブッシュに自身の靴を投げ付けたことで知られる。射殺されることを覚悟し、アラブ社会で最大の侮辱を意味するこの行為にありったけの怒りを込めた。「米国は戦後のイラクがこうなると予想して戦争をしたのか」。怒りは今も冷めない。
この20年、イラクには民主主義と自由な言論ではなく、武力とカネによる解決が根付いた。
南部サマワで飲食店を経営するバッシャール・ホロー(52)は10年、地元ムサンナ州の議会選に出馬を決めた。しばらくすると、地元で有力なシーア派政党の聖職者が「出馬するなら5000万イラクディナール(約450万円)を払え」と賄賂を求めてきた。
サマワのような地方では、地元部族や聖職者が政府や法律よりも強い力を持つ。選挙ではほぼ誰も投票所に行っていないのに、投票率は40%を超え、同じ顔触れが当選する。
取材の2カ月ほど前、別のシーア派政党関係者がホローの元を訪れたという。次期イラク国民議会への出馬を打診され、同時に約7億2000万イラクディナール(約6500万円)の賄賂が必要だと言われた。「米国は選挙をやって『民主主義が実現した』と言うかもしれないが、こんなものは民主主義ではない」(カイロ支局・蜘手美鶴、写真も)=文中敬称略
◇
連載:独裁崩壊その後〜イラク戦争20年
フセイン独裁政権を崩壊させたイラク戦争から20年。独裁崩壊後のイラクを追った。
3654
:
OS5
:2023/03/30(木) 10:36:06
https://www.tokyo-np.co.jp/article/240508
「サダムが処刑され、復讐がかなった」フセインに弾圧されたクルド人が今恐れるのはトルコ軍
2023年3月28日 06時00分
<独裁崩壊その後〜イラク戦争20年>③
イラク北東部クルド人自治区ハラブジャでは今月16日、朝から雨が降っていた。サダム・フセイン政権がこの街を化学兵器で攻撃してから35年となった。住民約5000人が虐殺され、フセイン政権による少数民族クルド人弾圧の象徴とされる。
◆化学兵器で両親と姉弟が亡くなった
16日、イラク北東部ハラブジャの平和記念館で、化学兵器で攻撃された時の様子を伝える展示とバクティアール・アブドラ氏
16日、イラク北東部ハラブジャの平和記念館で、化学兵器で攻撃された時の様子を伝える展示とバクティアール・アブドラ氏
「サダムが処刑され、初めて気持ちが楽になった。復讐ふくしゅうがかなった日だった」。当時13歳だったバクティアール・アブドラ(48)は、化学兵器攻撃で両親と姉弟の4人を亡くした。リンゴのような匂いが街を包む中、息絶えていく家族を見ているしかできなかった。
アブドラは現在も化学兵器の後遺症に苦しみ、呼吸器疾患を抱える。2003年の政権崩壊後、被害者たちは政府補償の拡充を期待したが、いまだ十分な治療は受けられない。しかしアブドラは「いつ殺されるか分からない恐怖は消えた。自由と安全は何ものにも代えがたい」と話す。
◆遺跡調査を禁止して事実を封印
フセイン政権はクルド人の独立運動を弾圧した。虐殺や国外追放にとどまらず、クルド人の文化や歴史も否定された。学校では「クルド人は他の地域から移り住んできた民族」などと教えられていたという。
歴史的な事実を封じるため、旧政権はクルド人地域での遺跡発掘や調査を禁じた。政権崩壊後は徐々に発掘が始まり、クルド人の歴史に光が当たる。クルド人自治区スレイマニヤの博物館長ハーシム・アブドラ(56)は「遺跡はクルド人が歴史的にこの土地に住んでいたという証拠。アイデンティティーそのものだ」と強調する。
15日、イラク北東部スレイマニヤの博物館で、クルドの歴史について子どもたちに説明するアブドラ館長(左)
15日、イラク北東部スレイマニヤの博物館で、クルドの歴史について子どもたちに説明するアブドラ館長(左)
10年ごろから外国人の発掘が許可され、日本からも調査隊が現地入りしている。中部大(愛知県春日井市)教授の西山伸一(55)は「遺跡はクルドの歴史を伝える。発掘成果を地元に還元したい」と話す。
◆強まる越境攻撃に「占領ではないか」
しかしフセイン政権崩壊とともに、クルド人に平和が訪れたわけではない。イラク、イラン、トルコ、シリアの山岳地帯に推定3000万〜4000万人が暮らすクルド人は「国を持たない世界最大の民族」と呼ばれる。各国政府はイラク同様に独立運動に目を光らせ、「テロリストの掃討」を口実にイラクへの越境攻撃を激化させている。
自治区北部ザホ郊外では昨年7月、トルコ軍の越境攻撃でイラク人観光客ら8人が死亡した。現在も週2回ほど山間部への攻撃が続く。「サダムの後はトルコだ。今のイラクには主権がないに等しく、もろい国になった」。旅行業エブラヒム・アブド(40)が嘆く。
トルコ軍は国境から20キロ地点までイラク国内に侵入し、ザホ周辺にはトルコ軍の検問所が約40カ所設けられている。自治区北部には20カ所以上の軍事基地が建設された。ジャーナリストのワリード・サナディ(35)は「トルコの攻撃を恐れて国境付近に住む農家は他の場所に移ってしまった。これは『占領』ではないのか」と訴える。(カイロ支局・蜘手美鶴、写真も)=文中敬称略
◇
フセイン独裁政権を崩壊させたイラク戦争から20年。独裁崩壊後のイラクを追った。
3655
:
OS5
:2023/03/30(木) 10:36:21
https://www.tokyo-np.co.jp/article/240932
イラクでイランの影響力拡大 フセイン政権崩壊が引き金 宗派間対立も顕在化
2023年3月30日 06時00分
<独裁崩壊その後〜イラク戦争20年>④
「宗教や宗派に関係なく、彼だけが本当にイラクのことを考えてくれる。真の愛国者だ」。バグダッドに隣接するサドルシティの露店で、高校生のアリ(16)は目を輝かせて1枚の肖像画を買った。描かれているのはイスラム教シーア派の指導者ムクタダ・サドル(49)。店主ジャーセム(27)は「小さな子まで買いにくる。一番の売れ筋だ」と話す。
バグダッド市内で13日、シーア派指導者ムクタダ・サドル師の肖像画を手に取る青年
バグダッド市内で13日、シーア派指導者ムクタダ・サドル師の肖像画を手に取る青年
◆親イラン民兵組織を擁して実権
フセイン独裁政権は、シーア派国家イランとの結び付きを恐れて国内のシーア派を弾圧したが、政権崩壊後はシーア派政党がイランの支援を受けて勢力を伸ばした。親イラン民兵組織を擁して政治の実権を握り、イランに近い政権が続く。
こうしたイランの動きに不満を抱く層を取り込むのが、イランや米国など外国勢力の排除を公言するサドルだ。イラク人の愛国心を刺激し、アリのような若者の支持も集める。2021年の国民議会選ではサドル率いる政党連合が第一党となり、サドルがデモを呼びかければ数万人が集まる。
宗教から距離を置く世俗主義のフセイン政権が去った後、国内では人口の6割強を占めるシーア派と、3割程度のスンニ派の対立が顕在化した。宗派対立に巻き込まれ、市民が殺害される事件が相次ぐ。
シーア派のアリ・ハミド(41)は06年、聖職者だった父=当時(55)=をスンニ派に殺害された。検問所で身分証明書を調べられ、シーア派であることを理由にその場で首をかき切られた。「父は犯罪者でも何でもない普通の市民だったのに」。それまで宗派が混在する地域に住み、友人にはスンニ派もシーア派もいた。事件後、初めてスンニ派に怒りが向いたという。
2カ月後、今度はハミドの幼なじみでスンニ派のオマル・ファルーク(40)が、シーア派の検問所で捕まった。ハミドが「この男はスンニ派だけど、僕の友だちだ」と必死に訴えて事なきを得たが、ファルークは「前は自分の宗派を意識したことはなかった。宗派で社会が分断された」と嘆く。
◆中東地域のパワーバランスが一変
バグダッド市内で14日、米軍に殺害されたイランのソレイマニ司令官(中央(左))とイラクのムハンディス氏(同(右))ら「殉教者」が描かれた看板
バグダッド市内で14日、米軍に殺害されたイランのソレイマニ司令官(中央(左))とイラクのムハンディス氏(同(右))ら「殉教者」が描かれた看板
イラク戦争後、中東地域のパワーバランスは一変した。米国と敵対するイランは、イラク国内のシーア派民兵組織などを通じ、影響力を中東地域に広げる。
バグダッド市内には、いたるところに親しげな2人の「殉教者」の絵や写真が掲げられている。イラン革命防衛隊の精鋭である「コッズ部隊」司令官のソレイマニと、イラクのシーア派民兵組織「人民動員隊」副司令官のムハンディスだ。2人は20年1月、バグダッド市内を車で移動中、米軍のドローン(無人機)攻撃によって殺害された。
人民動員隊などの親イラン民兵組織は、イランの意を受けてシリアやレバノン、イエメンなどにも活動の場を広げ、地域の不安定化の要因になっている。
バグダッド大教授のエフサン・シェマリ(47)は警告する。「イラクの民兵組織は、イランとともに中東地域を脅かしている。こうした民兵組織の動きが国際社会をいら立たせ、イラクの孤立化を招いている」 (カイロ支局・蜘手美鶴、写真も)=文中敬称略、おわり
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イラク・バグダッド、イラン・テヘラン、サウジアラビア・リヤド、レバノン、シリア
イラク・バグダッド、イラン・テヘラン、サウジアラビア・リヤド、レバノン、シリア
フセイン独裁政権を崩壊させたイラク戦争から20年。独裁崩壊後のイラクを追った。
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:
OS5
:2023/03/31(金) 20:00:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/915b97bd7c48d47c30b4c3681aed150cef67d3e7
トルコ大統領選、4人が出馬 「エルドアン氏劣勢」調査も
3/31(金) 17:45配信
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時事通信
トルコのエルドアン大統領=29日、アンカラ(AFP時事)
【イスタンブール時事】トルコ選管当局は31日、4人が5月14日投票の大統領選挙に立候補したと発表した。
イスラム系与党の公正発展党(AKP)を率いる現職のレジェプ・タイップ・エルドアン大統領(69)に、野党6党連合が統一候補として擁立した中道左派・共和人民党(CHP)のケマル・クルチダルオール党首(74)らが挑む。
エルドアン氏は過去20年にわたって権力の座にあるが、高インフレによる経済の混乱などで国民の支持離れに直面している。国内の調査会社ORCが17日に発表した世論調査では、クルチダルオール氏の支持率が53.1%でエルドアン氏の42.3%を上回った。
3657
:
OS5
:2023/04/04(火) 09:02:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/865307d83badef751b93c8202c26d8ba07ef417f
アフガニスタン女子教育再開撤回 タリバン強硬派が反対
4/2(日) 16:12配信
女子学生の教育が停止されたまま講義が再開されたカブール大=3月6日、アフガニスタンの首都カブール(ゲッティ=共同)
【イスラマバード共同】アフガニスタンで停止が続く女子中等教育について、イスラム主義組織タリバンの最高指導者アクンザダ師が、学校で新年度が始まる3月21日からの再開方針を一部閣僚にいったん伝えたが、強硬派の反対を受け撤回したことが2日、複数のタリバン暫定政権関係者への取材で分かった。
国際社会は女子教育の制限を問題視し政権を承認していない。タリバン内部でも反発が強まっており、アクンザダ師は再開を迫る有力閣僚の反目を恐れて再開方針を伝えたとみられる。アクンザダ師は独自のイスラム法解釈による統治徹底を図る強硬派の中心人物で、教育政策を巡りタリバン内の溝が深まっている。
複数の暫定政権関係者によると、有力派閥「ハッカニ・ネットワーク」を率いるハッカニ内相と、タリバンの初代最高指導者オマル師の息子ヤクーブ国防相、ムッタキ外相らが2月と3月中旬、アクンザダ師と計4日間にわたり協議。国際社会から孤立している現状を懸念し、日本の中学・高校に当たる女子の中等教育を再開するよう求めた。
3658
:
OS5
:2023/04/14(金) 21:28:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/b6f515cdfe43e671ac759d1e2cd38256eaf08bf9
君臨20年エルドアン氏正念場 トルコ大統領選
4/14(金) 20:19配信
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産経新聞
【カイロ=佐藤貴生】トルコで5月14日に行われる大統領選まで1カ月を切った。最新の世論調査では、現職のエルドアン大統領が野党統一候補を僅差で追う展開となっている。長引く経済低迷に加え、南部で2月上旬に発生した地震の大きな被害がエルドアン氏の支持伸び悩みの理由とみられる。約20年にわたって政界の中枢を占めてきたエルドアン氏は「最も厳しい挑戦」(英BBC放送)に直面している。
大統領選には4人が立候補した。エルドアン氏と最大野党「共和人民党」(CHP)党首、クルチダルオール氏の事実上の一騎打ちで、野党6党は同氏を統一候補として共闘している。
トルコの世論調査機関メトロポールの4月の調査では、エルドアン氏の支持率41・1%に対し、クルチダルオール氏が42・6%でわずかにリードしている。選挙で過半数を得票する候補者がいなければ、5月28日に決選投票が行われる。
ロイター通信によると、エルドアン氏は11日、首都アンカラで聴衆を前に演説し、「インフレ率を1桁台に戻し、絶対に国をこの問題から救う」と述べ、支持を訴えた。
トルコのインフレ率は昨年10月、前年同月比で24年ぶりとなる85%超を記録した。その後は低下傾向にあるが、今年3月でも50%を上回る。エルドアン氏は通貨リラ安の状況でも景気の冷え込みを嫌って利上げに反対し、リラの歴史的な下落と激しいインフレを招いた。国民は暮らしが圧迫され、不満を高めている。
加えて、地震の被害が経済的負担となって国民にのしかかっている。国連は再建に要する費用を約1040億ドル(約14兆円)に上ると推計。被災地からは約300万人が避難したとされ、被災者を含む国民の雇用拡大は喫緊の課題となっている。
ただ、野党側もエルドアン氏打倒の決め手に欠いている。地震の被害拡大は、政府が手抜き工事を厳しく監視しなかったことが一因だと指摘されるが、政府批判は野党支持に直結していないようだ。
英紙フィナンシャル・タイムズは、エルドアン氏が長期にわたり政権を担当したことなどから、同氏の支持層が多い地方では「野党が信頼できる選択肢になりえていない」という専門家の見方を紹介した。
エルドアン氏は2003年に首相、14年に大統領に就任した。16年の軍の一部によるクーデター未遂事件後には、首相から大統領に広範な権限を移管する憲法改正を行い、18年の再選で強大な権力を握る大統領となった。事件を機に軍幹部や裁判官らを多数更迭、政府機構やメディアの反体制勢力を一掃した。政教分離の世俗主義が国是のトルコで、イスラム色の濃い政策を進めた。
3659
:
OS5
:2023/04/14(金) 21:31:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/6ca1c0c39632308aaaa992c2f171175b472c9a99
「最悪の人道危機」イエメンで800人の捕虜交換 内戦終結へ正念場
4/14(金) 20:20配信
朝日新聞デジタル
イエメンの首都サヌアで14日、捕虜交換で解放され、子供を抱き上げて喜ぶ男性=ロイター
中東イエメンが、8年続く内戦を終結できるか正念場を迎えている。暫定政権を支援して軍事介入してきた隣国サウジアラビアと、敵対するイスラム教シーア派武装勢力フーシが今月、和平へ向けた交渉を開始。14日には887人の捕虜らの大規模交換が始まった。
捕虜らの交換は国連の仲介で合意していた。赤十字国際委員会(ICRC)の航空機でフーシ支配下の首都サヌアや、暫定政権の拠点の南部アデン、サウジ側の都市などを結んで3日間行われる。
AFP通信などによると、今回は2020年に千人余りの交換が実現して以来の規模。対象者には、暫定政権のハディ前大統領の弟や元国防相ら15年の開戦時からフーシに拘束されていた要人が含まれ、政治的な意味が大きい。捕虜となった戦闘員や民間人、サウジ人、拘束中の記者らも対象だという。
暫定政権の当局者は12日のツイートで「準備は整った。神のご加護で成し遂げられる。残る捕虜らの交換も近い将来、刑務所が空になるまで続く」と期待感をにじませた。
朝日新聞社
記事に関する報告
3660
:
OS5
:2023/04/16(日) 16:11:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/2a68f72bb6bb9debab8e2f31b5687e81ad09a52c
エルドアン氏、野党候補と接戦か トルコ大統領選まで1カ月
4/16(日) 8:07配信
時事通信
トルコのエルドアン大統領=11日、アンカラ(AFP時事)
【イスタンブール時事】5月14日投票のトルコ大統領選まで約1カ月となった。
続投を目指すイスラム系与党・公正発展党(AKP)のエルドアン大統領と、中道左派野党・共和人民党(CHP)のクルチダルオール党首が対決する構図で、接戦が見込まれている。
大統領選には4人が立候補している。調査会社メトロポールが8日公表した世論調査結果によると、支持率はクルチダルオール氏が42.6%で首位を走り、エルドアン氏が41.1%で次点。他の2候補はいずれも10%未満だった。
20年以上にわたって政権を率いるエルドアン氏は、最近の高インフレで国民の支持離れに直面。2月に大地震に見舞われた被災地の復興計画や、ロシアのウクライナ侵攻で仲介役を務めている実績などをアピールし、支持つなぎ止めに懸命になっている。
エルドアン氏は、今月11日の演説で「全てのイスラム世界が選挙に注目している」と強調。価値観が異なる米欧の「帝国主義者」との対決姿勢をアピールし、支持基盤のイスラム保守層の引き締めを図った。
一方、CHPを中心とする野党6党の統一候補であるクルチダルオール氏は、2018年に導入された実権型大統領制で自身に権限を集中させたエルドアン氏の政治手法を批判する。6党以外にも、エルドアン氏が「テロ組織」と非難するクルド系政党を含む「反エルドアン」勢力の糾合を目指している。
大統領選と同時に行われる議会選(定数600)も、AKPと極右政党などの与党連合と、野党6党が過半数を争う構図だ。大統領選で過半数の票を獲得する候補者が不在の場合、上位2人による決選投票が5月28日に行われる。
3661
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とはずがたり
:2023/04/16(日) 19:29:52
アラブの9か国が外相会合 シリア内戦終結の後押しを確認
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230415/k10014039551000.html
2023年4月15日 15時31分
サウジアラビアなど湾岸諸国にエジプトやイラク、それにヨルダンを加えた9つのアラブの国は14日、サウジアラビアの西部ジッダで外相会合を開きました。会合ではシリアの内戦について政治的な解決が内戦を終わらせる唯一の方法だとして、内戦の終結を後押ししていくことを確認しました。
シリアのアサド政権をめぐっては、2011年に民主化デモの弾圧を理由にアラブ連盟の参加資格が停止されるなど、アラブ諸国との関係が冷え込んできましたが、今月サウジアラビアと、外相会談を行うなど関係改善が進んでいます。
このため今回の会合ではシリアの連盟復帰について合意が示されるか注目されていましたが、具体的な発表はなく、協議を継続するとしています。
複数のメディアは、来月にもアラブ諸国の首脳会議が開かれ、シリアの連盟復帰について協議される可能性があると伝えています。
シリア外相がサウジアラビア外相と会談 両国関係改善示す形に
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230413/k10014037061000.html
2023年4月13日 10時54分
2011年に始まった内戦をきっかけにアラブ諸国との関係が冷え込んでいた、シリアの外相が、サウジアラビアの外相と会談しました。アラブ諸国の中心的な存在であるサウジアラビアとの関係改善が進むことで、シリアが参加資格を停止されているアラブ連盟への復帰が実現するかが焦点です。
サウジアラビア政府によりますと、シリアのメクダド外相は12日、サウジアラビア西部のジッダを訪問し、ファイサル外相と会談しました。
会談ではシリアの内戦終結に向けた方法について協議したほか、両国間の領事サービスと直行便を再開させる手続きの開始を確認したということで、両国の関係改善を示す形となりました。
シリアは2011年、民主化デモの弾圧を理由にアラブ連盟から参加資格を停止され、サウジアラビアなどが反政府勢力の支援に回り、関係が冷え込んでいました。
ところが、シリアのアサド政権は内戦で軍事的な勝利をほぼ確実にするなか、最近では一部のアラブ諸国と関係改善の動きを見せていました。
シリアは5月にも開かれるアラブ諸国の首脳会議を経てアラブ連盟に復帰する可能性があると、複数のメディアが伝えていて、アラブ諸国の中心的な存在であるサウジアラビアとの関係改善が進むことで、連盟への復帰が実現するかが焦点です。
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OS5
:2023/04/18(火) 08:23:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/3136c8d8a375478f0973a0781321ff32d5df3643
泥沼のイエメン内戦終結なるか 捕虜交換と和平交渉が本格化
4/17(月) 23:18配信
TBS NEWS DIG Powered by JNN
「世界最悪の人道危機」と呼ばれるイエメンの内戦をめぐり、対立している暫定政府側と反政府武装組織との間で大規模な捕虜交換が行われました。内戦終結に向けた道筋を実現させられるかが大きな焦点となっています。
2015年から続くイエメン内戦は、サウジアラビアとイランによる代理戦争の構図となっています。
サウジアラビア主導の連合軍が支援する暫定政府側と、イランの支援を受けるイスラム教・シーア派の反政府武装組織「フーシ派」との間で泥沼の内戦が続いています。
国連によりますと、これまでに40万人近くが死亡したほか、ロシアのウクライナ侵攻による深刻な食糧不足で数百万人が飢餓の危機に見舞われるなどしていて、イエメン内戦は「世界最悪の人道危機」と言われてきました。
こうしたなか、ICRC=赤十字国際委員会の仲介で、14日から17日にかけ暫定政府側とフーシ派との間で大規模な捕虜交換が実現しました。
AP通信などによりますと、解放されたおよそ900人の中には暫定政府側の要人も含まれていて、長期的な停戦や内戦終結に向け、大きな一歩になる可能性があります。
外交面では隣国・オマーンの積極的な仲介で、サウジアラビア側とイランが支援するフーシ派側が和平についての協議を開始。これに先立ち先月には中国の仲介でサウジアラビアとイランが国交正常化に合意しました。
双方の関係が正常化すれば、イエメンの和平に向けた大きな障壁が取り払われることになります。
関係国が内戦終結に向けた道筋を実現させられるかが今後の大きな焦点となります。
TBSテレビ
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OS5
:2023/04/19(水) 11:23:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/a37fe5d01eae77179c84cc0e2446fca1f849c974
アフガン、国民の85%が貧困層 タリバン政権奪取後1.8倍に
4/19(水) 6:15配信
【ニューデリー時事】アフガニスタンで昨年、生活に必要最低限の収入を下回る水準で暮らす貧困層が約3400万人に上ったことが、18日に公表された国連開発計画(UNDP)の報告書で分かった。
国民のおよそ85%に当たるという。
2020年のデータでは、貧困層は約1900万人。21年8月にイスラム主義組織タリバンが政権を奪取して以降、約1.8倍に増えた。
3664
:
OS5
:2023/04/21(金) 00:27:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/a9479de7e5aebf93c1eef14ca25a21e7169ade7a
「どの国もスーダン入れず」自衛隊派遣 市街戦激化
4/20(木) 23:45配信
産経新聞
正規軍と民兵組織の衝突が激化するスーダンからの邦人退避に向けて、日本政府が自衛隊機の投入へと動いた。ただ、スーダンの首都ハルツームでは市街戦が激化し、情勢は緊迫している。航空自衛隊の輸送機は週内にアフリカ東部ジブチへ出発する見通しで、政府は戦況を見極めながらスーダンへの派遣の可否を慎重に判断する。
「それぞれの国が国民を助ける準備を始めていると思うが、いかなる国も今(スーダンに)入れていない」
自衛隊制服組トップの吉田圭秀統合幕僚長は20日の記者会見でこう述べ、全土で武力衝突が発生しているスーダンでの活動の困難さを強調した。
海外で有事などが起きた際の防衛省・自衛隊による邦人退避は、対象国の空港から自衛隊の輸送機や政府専用機によって行うのが一般的だ。2021(令和3)年8月のアフガニスタン情勢悪化の際は、同国のカブール空港からC130輸送機で邦人を含む15人を輸送した。
ただ、スーダンでは、武力衝突によってハルツームの国際空港の設備が破壊されたとの情報もあり、状況は一層深刻だ。
日本政府関係者は「空港が攻撃対象となり、救出が非常に難しくなっている。どこの国も一緒だろう」と懸念する。別の政府関係者は「アフガニスタンには米軍が駐留していたから、米軍の施設を拠点にできた」と語り、今回のケースの対応の難しさを指摘した。
防衛省・自衛隊が、実施されれば初となる陸上輸送の検討に着手したのは、こうした状況を踏まえた判断とみられる。吉田氏は「どういうミッションになるかは分からない。分からないがゆえに陸上輸送も検討の幅に入れて準備を進めている」と説明した。(松本学)
3665
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OS5
:2023/04/24(月) 09:08:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/246754199ec500969176a48a7b179c4f13c7f81b
「フセイン独裁政権の方がましだった」 米軍侵攻20年、混乱収まらず中東勢力図は変化 イラクは今(上)
4/23(日) 10:02配信
米軍主導のイラク侵攻(イラク戦争)でサダム・フセイン独裁政権が崩壊してから4月で20年となった。この間、イラクは一時、内戦状態に陥り、テロも多発した。現在も宗教・宗派、民族間の分断は深刻で、戦後の混乱は収まっていない。市民からは「フセイン政権時代の方がましだった」という声さえこぼれる。また、イラク戦争を分岐点として、中東地域の勢力図も大きく塗り変わった。あの戦争は何をもたらしたのか。日本が陸上自衛隊を派遣した南部サマワはどうなっているか。戦争後に台頭した過激派組織「イスラム国」(IS)の拠点だった北部モスルは―。イラク各地を回り現状を取材した。2回に分けて報告したい。(共同通信=吉田昌樹)
▽多くの検問所と武装要員
首都バグダッドを3月に訪れると、あちこちに検問所が設けられ、銃を持った治安要員や軍事車両が配置されていた。政府施設や各国大使館が集まる旧米軍管理区域(グリーンゾーン)の周辺にはコンクリート壁が並び、物々しい雰囲気が漂っている。一方で、最近は治安が比較的落ち着いており、所々で建設中のビルやホテルが見られた。商業地区やモールには多くの買い物客らが訪れていた。
2003年4月9日、当時のフセイン大統領の像が米軍に引き倒されたバグダッド中心部のフィルドス広場は、政権崩壊の象徴の場所となった。現在は噴水が整備され、市民の憩いの場に変貌している。
2001年9月、米中枢同時テロが起きた。米国のブッシュ(子)政権は、フセイン政権が国際テロ組織アルカイダと関係して大量破壊兵器を保有していると主張した。2003年3月20日、英国など「有志連合」を率いてイラクに侵攻し、5月には大規模戦闘の終結を宣言した。だが、大量破壊兵器は見つからず、治安は泥沼化して米国の国際社会での威信は失墜した。非政府組織(NGO)「イラク・ボディー・カウント」によると、開戦以来の民間人死者は最大で21万人超に上る。
イラク市民の多くは今も米国への反感を隠さない。バグダッドの従業員ディア・アブドルアジズさん(32)は「米軍は占領軍だった。治安や経済は悪く、人々は苦しんでいる」と訴えた。フィルドス広場に妻子と一緒に来た無職アリ・サミさん(35)は、ミサイルが飛来した開戦時の様子が忘れられないという。サミさんも「米国政府は許せない。その後のイラクは問題ばかりだ」と嘆いた。
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:
OS5
:2023/04/24(月) 09:21:41
▽政情不安続き汚職問題も深刻
イラクの政治は今も安定していない。昨年夏にはイスラム教シーア派有力指導者、サドル師の支持者らがグリーンゾーンに突入して国会を一時占拠し、対立勢力などとの衝突で死傷者も出た。米軍侵攻後に、民兵組織を率いて戦闘を繰り広げたサドル師は今も多数の支持者を抱えるが、現在のスダニ政権に加わっておらず、今後の動向は見通せない。
また、イラク政府は2017年12月にISに対する勝利を宣言したが、2021年にもバグダッドでISのテロが数回発生している。
バグダッドのモールに来ていた無職フセイン・アブドルアミルさん(29)は「若者に仕事がない」と漏らした。イラク戦争開始後、父親が米国側に協力したとして過激派から脅迫を受け、一時トルコやヨルダンで避難生活を送った。米国への移住を申請したが、認められなかったという。
米国は「イラクの民主化」を戦争の大義に掲げた。アブドルアミルさんは「民主主義は賛成だが、根付いていない。戦争で失ったものは多く、未来に期待できない」とうつむく。商店主レイス・マジドさん(34)も「言論は自由になったが、本当の民主主義はここにはない」と政治への不満を漏らした。
イラクは汚職問題も深刻で、多くの市民が、恐怖政治を進めたフセイン政権時代の方が「ましだった」と言い切った。通訳業フィラス・アリさん(47)は「当時の方が治安は圧倒的に良かった」と懐かしんだ。フィルドス広場にいたサミさんも、フセイン元大統領を「強い指導者だった」と評価した。
▽イランの存在感高まる
フセイン政権はイラクでは少数派のイスラム教スンニ派が主導していた。米軍侵攻後の2006年以降は、国内で多数派のシーア派が政権を握る。隣国のシーア派大国イランにとって、フセイン政権は1980年代に8年間、戦争を繰り広げた宿敵だった。
現在、イランはイラクの政治や軍事、経済面にまで影響力を広げ、シリアとレバノンに至る「シーア派の弧」と呼ばれる親イラン勢力圏を築いている。米軍主導のイラク戦争は、反米が国是のイランにとって中東での存在感を高める転換点となった。
バグダッドでは至るところで、イラン革命防衛隊精鋭部隊のソレイマニ司令官と、イラクのシーア派民兵組織、人民動員隊(PMF)のムハンディス指導者の遺影が掲げられている。米軍は2020年1月、バグダッド国際空港付近を空爆して2人を暗殺した。現場には今、空爆で破壊された車両が展示され、2人の像もつくられた。
3667
:
OS5
:2023/04/24(月) 09:21:55
ただ、全ての外国勢力の排除を訴えるサドル師の支持者らを中心に、イランへの反発も広がっている。サドル師派元国会議員ファタハ・シェイク氏(55)は「現在の政権はイランの代理だ」と主張した。バグダッド市民の無職バシム・サラさん(73)も「混乱をもたらしたのは米国だが、イランもイラクを支配しようとしている」と非難した。
▽米国の影響力は低下
米国にとっては、この20年間で大きく台頭した中国との競争が最重要課題となり、中東への関与は低下した。中東各国の米国に対する信頼感もイラク戦争以降、減り続けている。
今年3月にはイラクを挟んで敵対してきたイランと、親米国のサウジアラビアが中国の仲介で和解を発表し、米国の影響力低下を改めて印象づけた。ただ、中国が米国に代わって中東の安全保障を担えるかどうかには懐疑的な見方も多い。
イラクのスダニ首相は昨年10月の政権発足後、イランなど近隣国を歴訪した。12月にはサウジを訪れ、中国の習近平国家主席が出席した中国とアラブ諸国の首脳会議に参加した。
イラクは前政権時代からイランとサウジの仲介を続けており、両国は今年3月の外交関係正常化の共同声明で、中国と共にイラクにも「感謝する」と明記した。
一方、米軍は2021年末にイラクでの戦闘任務終了を表明したが、現在も約2500人の部隊が駐留を続けている。IS掃討に当たるイラク軍の訓練を名目とした駐留だが、イランをけん制する狙いもあるとみられる。3月にイラクを訪れたオースティン米国防長官はスダニ首相と会談し、「安定に関与する」と強調した。
スダニ首相は米国をまだ訪れていない。外交筋は「バランス外交を取るスダニ政権が米軍撤退を求める親イラン勢力などとどう折り合うかが、地域情勢にとっても重要になる」と指摘した。
3668
:
OS5
:2023/05/02(火) 00:03:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ff2f05ea8ee7243911cf3dc7f064930d785f4a6
エルドアン氏、苦境の選挙戦 経済や震災対応で批判 トルコ大統領選
5/1(月) 5:00配信
中東の地域大国トルコの大統領選・議会選が5月14日にある。約20年にわたり政権を握ってきたエルドアン大統領(69)が続投できるかが最大の焦点だ。ただ、長引く経済の混乱や2月に起きた大地震への対応をめぐり、エルドアン氏はかつてない苦境に立たされている。
大統領選には計4人が立候補。与党・公正発展党(AKP)の党首で現職のエルドアン氏と、野党6党の統一候補である最大野党・共和人民党(CHP)のクルチダルオール党首(74)の事実上の一騎打ちになる見込みだ。各種の世論調査での支持率はともに40%台で拮抗(きっこう)しているが、クルチダルオール氏がわずかに優勢のものが多い。
「家庭で1カ月に使う25立方メートル分のガス料金を1年間割り引く」。エルドアン氏は4月20日、天然ガス施設の操業式典で発表した。2002年に与党が政権を取って以来、低所得層への福祉政策を充実させ、経済成長に力を入れてきたエルドアン氏が「ばらまき」とも言える政策を前面に出す背景には、苦しい経済状況がある。
トルコでは21年末ごろから消費者物価指数が急上昇し、昨年8月には政府の公式統計で前年同期比で80%を超えた。通貨リラの対ドルの価値が下がって食料品価格などあらゆる物価が押し上げられたうえ、エネルギー資源の大半を輸入に頼るため電気代やガス代が上昇し、市民生活を直撃した。消費者物価指数はその後、回復傾向にあるが、今年3月でも上昇率は同約50%と高止まりしている。
朝日新聞社
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:
OS5
:2023/05/02(火) 00:28:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/dbf3c7a43e91cb957d5df1606ede07b71f124264
シリア難民政策も争点 エルドアン政権「帰還」に傾斜 トルコ大統領選
4/30(日) 7:15配信
【イスタンブール時事】トルコで5月14日に行われる大統領・議会選挙では、シリア難民の扱いが争点の一つだ。
難民に対する世論の風当たりが強まる中、野党は帰還推進を主張。従来は受け入れに寛容だったエルドアン政権も、厳しい姿勢に傾きつつある。
イスラム系与党・公正発展党(AKP)を率いるエルドアン大統領は、2011年にシリアで内戦が始まって以降、同国のアサド政権と対立する反体制派を支援し、多くの難民を受け入れてきた。現時点で約350万人のシリア難民がトルコで暮らしている。
だが、経済の混乱が続く中、殺人を含む難民絡みの暴力事件が相次ぎ、トルコ市民の間では総じて反難民感情が高まっている。そうした世論を背景に、続投を目指すエルドアン氏はシリア人の「自発的な帰還」の必要性にたびたび言及。アサド政権との関係改善を積極的に進めることで「シリアに戻る人々は増えていく」と強調する。
一方、大統領選でエルドアン氏と対決する中道左派野党・共和人民党(CHP)のクルチダルオール党首は「シリア人を遅くとも2年以内に帰還させる」と訴える。別の野党は「シリア難民の1年以内の送還」を公約に掲げている。
北西部ブルサ県で暮らすシリア難民の男性(25)は16年、激しい交戦があったシリア北部アレッポから逃れてきた。「シリアの家は焼け落ち、戻る場所はない。強制送還が怖い」と話す。選挙については、「(エルドアン氏が)これまでわれわれを守ってくれた」と指摘し、続投して態度を軟化させることに期待を示した。
エルドアン政権による従来の寛容な受け入れ政策は、欧州にとって難民流入の「防波堤」として機能してきた側面もある。シリア難民が帰還を望まない以上、トルコが政策を転換すれば欧州を目指す人々が急増し、欧州を巻き込む形で地域情勢が不安定化することも想定される。
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OS5
:2023/05/07(日) 12:13:18
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230507/k10014059201000.html
トルコ大統領選 投票まで1週間 エルドアン大統領に逆風
2023年5月7日 7時04分
今月14日の投票まで1週間となったトルコ大統領選挙では、物価の高騰などを受けて、再選を目指すエルドアン大統領が逆風にさらされています。
トルコはウクライナ情勢においても仲介役を買って出ていて、選挙の結果は国際情勢にも影響を与えるだけにその行方が注目されます。
トルコの大統領選挙には4人が立候補していて、再選を目指すエルドアン大統領と最大野党の党首で、6つの野党の統一候補として立候補したクルチダルオール氏の事実上の一騎打ちとなっています。
エルドアン大統領はロシアの軍事侵攻が続くウクライナからの農産物の輸出の合意をはじめ、トルコの仲介外交の成果を誇るなど、首相時代も含め20年にわたる政権運営の実績を訴えています。
これに対し、クルチダルオール氏はエルドアン政権のもとで「通貨安や物価高騰が起きた」と指摘しているほか、ことし2月に南部で発生した大地震をめぐっては、耐震基準を満たさない建物の建築を許したことが多くの犠牲をもたらしたと批判しています。
また、外交面ではエルドアン大統領のもとでぎくしゃくした欧米各国との関係改善を打ち出しています。
調査会社各社による最新の世論調査では、クルチダルオール氏がわずかにリードしているものの、一部ではエルドアン大統領が追い上げているという結果も出ていて、接戦が予想されています。
今月14日は議会選挙の投票も同時に行われるほか、大統領選挙については、過半数を獲得する候補がいなければ今月28日に上位2人による決選投票が行われます。
国民からはエルドアン大統領に厳しい声も
トルコの大統領選挙の投票まで1週間となる中、再選を目指すエルドアン大統領をめぐっては、国民から支持する声のほか、政権交代を強く求める声も上がっています。
イスタンブールで話を聞いたところ、工場で働いているという36歳の男性は「今の生活に満足している。エルドアン政権を変える必要はないと思う」と述べ、エルドアン氏に投票すると話していました。
一方、44歳の運転手の男性は「経済状況が悪く、生活が安定しないのは政府のせいだと思っている。クルチダルオール氏に投票する」と話していました。
震源に近い南部カフラマンマラシュでも話を聞きました。
50歳の女性は「長年エルドアン氏が自分たちの生活を楽にしてくれたと感じている」として、エルドアン氏の続投を支持するとしています。
一方、避難先から投票のために一時的に戻ってきたという43歳の女性は「地震のせいではなく施工主などの怠慢で家が壊れたのです。この状況を作り出した政府を支持する気はありません」と批判し、クルチダルオール氏に投票すると話していました。
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OS5
:2023/05/07(日) 12:24:45
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023050500417&g=int
300万人がテント生活 生活再建困難―トルコ大地震
2023年05月06日07時29分
トルコ南部の地震被災地で、がれきの中を歩く男性=4日、南部ハタイ県(EPA時事)
トルコ南部の地震被災地で、がれきの中を歩く男性=4日、南部ハタイ県(EPA時事)
大地震で家を失った人向けの新たな集合住宅の建設現場=3日、トルコ南部カフラマンマラシュ県
【カフラマンマラシュ時事】トルコ南部の大地震被災地では家を失った人々への住宅供給が追いつかず、ソイル内相によれば、現在も300万人が不自由で衛生環境の悪いテントでの生活を余儀なくされている。就労が難しい人も多く、被災者の生活再建は困難に直面している。
被災地では海外からの支援も受け、コンテナ式の仮設住宅設置が進んでいる。高齢者や身体障害者を抱える世帯に対して優先して供給され、これまでに6万人以上が入居した。しかし、これはテントから仮設住宅への移動を希望する人々のごく一部にすぎないのが現状だ。
また、仮設住宅の有無にかかわらず、職場が閉鎖されたままで仕事に戻れない人も少なくない。
南部の被災地カフラマンマラシュ県でテント暮らしを続けるアリ・エルビスタンさん(45)は「経営していた服飾店を失ったが、損害をカバーする支援はない。地震直後に仮設住宅の入居申請をしたが、無視されたままだ」と話した。
政府は仮設住宅とは別に、持ち家を失った人が好条件で購入できる恒久的な集合住宅の建設も進めており、エルドアン大統領は「1年以内に完成させる」と訴えている。ただ、家計が苦しい中低所得層はもともと借家住まいが多く、直接的な恩恵は見込めない状況だ。
また、政府は生活支援のため、地震で被害を受けた1世帯当たり1万リラ(約7万円)の支給を決めたが、被災者の間では住民登録上の問題などから「受け取れることができない」と不満の声も出ている。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023050500407&g=int
死者5.7万人、なお不明者も 多数が避難生活―トルコ大地震3カ月
2023年05月06日07時29分
3カ月前の大地震で大破したまま残されているビル=3日、トルコ南部カフラマンマラシュ県
3カ月前の大地震で大破したまま残されているビル=3日、トルコ南部カフラマンマラシュ県
【図解】トルコ地震
【カフラマンマラシュ(トルコ)時事】トルコ南部で2月上旬に大地震が発生してから6日で3カ月。隣国シリアと合わせ、5万7000人以上の死亡が確認された。行方が分からない人もなお多数いる。当局によると、現在も300万人以上が被災地で避難生活を送るほか、数百万人が被災地から離れた親族宅などに身を寄せている。復興にはまだまだ時間がかかりそうだ。
トルコ当局によると、地震による国内の死者は5万783人。在英のシリア人権監視団によれば、シリア側では6689人が犠牲になった。行方不明者の数はいずれも発表されていない。
トルコで甚大な被害が出た南部ハタイ県などでは、所在の分からない人がいるまま捜索活動が打ち切られた。ハタイ県で暮らしていた両親の行方を今も捜しているイート・トルンさん(25)は「弁護士の話では、被災地で少なくとも4000人が行方不明になっている」と指摘し、その安否が問題視されていない現状への不満を語った。
被災地で避難生活を送る人々の大半は今もテント暮らしだ。仮設住宅への住み替えが進む一方で、イスタンブールなど離れた場所に逃れていた人が被災地に戻ってテント暮らしを始めるケースもあり、各地のテント村の多くは過密状態だ。
また、被災地では復興に向け、がれきの撤去作業が進んでいるものの、南部カフラマンマラシュ県などでは大きく損壊した建物が多数残されたままになっている。
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:
OS5
:2023/05/07(日) 12:25:30
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023050500433&g=int
「差別」訴えるシリア難民 生活空間を分離―トルコ被災地
2023年05月06日07時30分
テントの中で取材に応じるシリア難民のアシエさん(右)とその子供たち=3日、トルコ南部カフラマンマラシュ県
テントの中で取材に応じるシリア難民のアシエさん(右)とその子供たち=3日、トルコ南部カフラマンマラシュ県
テント村で暮らすシリア難民の子供たち=3日、トルコ南部カフラマンマラシュ県
【カフラマンマラシュ時事】2月6日のトルコ大地震で家を失ったシリア難民の間で、トルコ人被災者との「差別」を訴える声が噴出している。被災者の避難生活が長期化する中、当局はトルコ市民と難民の生活空間を隔てる対応を取っており、これが不当な区別と見なされて不満の増幅に拍車を掛けている側面もあるようだ。
南部の被災地カフラマンマラシュ県中心部にある「7月15日国民公園」に設けられたテント村の住人は大半がシリア難民。5月3日時点で数千人が滞在している。多くの人々は地震発生直後、別のキャンプでトルコ人被災者と共に暮らしていたが、当局の指示で3月、この公園に移動したという。
11年前に内戦下のシリアから逃れてきたアシエさん(39)は、夫と5人の子供と共にこの公園で暮らし、現在6人目を妊娠中。「トルコ人と別々になった後、水や服、おむつなどの支援が減った」と苦渋の表情を浮かべた。
メルベ・カフヤさん(22)は「差別」について、キャンプを視察に訪れたトルコ政府高官に訴えようと試みた。しかし、訪問直前に当局者から「(高官には)生活に何も問題なく、幸せだと言ってほしい」と促されたため「(現実を)告げることができなかった」と悔やんでいた。
トルコ当局は言語が異なることによる意思疎通の問題や生活習慣の違いに配慮し、トルコ市民とシリア難民の生活空間を分ける措置を取ったとみられる。また、被災したトルコ市民の間では、地震前から外国の支援があった難民の方が「より手厚いサポートを提供されている」と信じて疑わず、シリア人への反感を募らせ
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OS5
:2023/05/08(月) 08:33:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/aabb099a5303adda2d7d674ab0b1a73957b0117e
アラブ連盟がシリアの復帰決定…アサド政権が内戦で優勢、関係修復に方針転換
5/7(日) 23:27配信
読売新聞オンライン
7日、カイロで開かれたアラブ連盟外相会議=エジプト外務省提供、AP
【カイロ=上地洋実】アラブ連盟(22か国・機構)は7日、カイロで外相会議を開き、加盟資格が停止されていたシリアの復帰を決めた。
アラブ連盟は、シリアのアサド政権が反政府デモを厳しく弾圧したことを非難し、2011年11月に加盟資格を停止した。近年はシリア内戦でアサド政権が優勢となったことを受け、アラブ諸国が関係修復に乗り出していた。
2月の大地震でアラブ諸国がアサド政権を支援したことも、関係改善を後押しする要因となった。4月にサウジアラビアとシリアが国交正常化に合意した。アラブ連盟は5月にサウジで首脳会議を開く予定で、アサド氏が出席する可能性がある。
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OS5
:2023/05/08(月) 09:45:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/ac55be3d45d4e73b10559944e1ae5d8a14297408
トルコ大統領選 大地震、現職に逆風 14日投票
5/7(日) 20:21配信
産経新聞
テントが林立するキャンプ=6日、トルコ南部アンタキヤ(佐藤貴生撮影)
トルコで14日に投票される大統領選まで1週間となった。現職のエルドアン大統領(69)と、野党6党の統一候補、クルチダルオール氏(74)=「共和人民党」党首=による接戦が続いている。深刻な物価高騰など経済の混乱に加え、3カ月前にトルコ・シリア一帯を襲った大地震に関する対応が争点だ。約20年間にわたって政権を握るエルドアン氏にはかつてない逆風が吹いており、被災地でも政権への批判が聞かれた。(トルコ南部アンタキヤ 佐藤貴生)
2月6日発生の大地震で深刻な被害を受けたアンタキヤを訪れた。
コンテナ型の仮設住宅があちこちに立ち並び、テントがひしめく被災者のキャンプも多数残っている。損傷した建物を取り壊す作業が粉塵(ふんじん)を巻き上げながら行われており、石綿(アスベスト)による健康被害も懸念されている。
アンタキヤを出た避難民が本格的に戻ってこられる状況ではない。選挙戦の真っ最中なのに人の姿はまばらで、選挙関連の看板は数えるほどしかなかった。
商店街で革製品販売店を営むエルハンさん(43)はこう語った。
「エルドアン氏には過去2回投票したが、今回は入れない。地震後の救助が遅れて多数の人が亡くなった。建築業者が手抜き工事をしたために被害が拡大したが、監視する立場にいた役人は処罰されていない」
大地震ではトルコだけで5万人以上が死亡し、約16万棟の建物が崩壊もしくは損傷した。世界銀行によると、直接の物的損害額は342億ドル(約4兆6100億円)と、2021年の国内総生産(GDP)の約4%相当と試算されている。
トルコでは、昨年10月のインフレ率が前年同月比で85%超を記録するなど経済の混乱が続く。大地震による物的損害や200万人以上とされる避難民の存在はさらなる経済的打撃だ。
被災した南部や東部にはイスラム教をあつく信仰する人が多く、政策のイスラム色が強いエルドアン氏にとっては支持基盤だった。しかし、震災では救助隊や救援物資の到着が遅れたとして政権は反発を買っている。長年、政権が違法建築を放置したために被害が拡大したとの批判も強い。
シリア内戦を逃れ、6年前にアンタキヤに移り住んだというムハンマドさん(35)は「エルドアン氏は20年も首相と大統領を務めた。もう十分だ」と語った。
政府は被災者の一部を南部メルシンの女子大の寮に収容した。ここでは厳重な警備が敷かれ、人々の口が一様に堅かった。
39歳の男性は「クルチダルオール氏に投票すると言ったら、寮から追い出されるかもしれない。だから皆、誰に投票するかを言わないのだ」と打ち明けた。年金生活者のフセインさん(53)は「エルドアン氏は『被災地を1年以内に再建する』と言ったが、不可能だ。年金だけでは家も借りられず、仕事もない」と肩を落とした。
4月の世論調査では、クルチダルオール氏の支持率が42・6%、エルドアン氏は41・1%と拮抗(きっこう)していた。どちらも過半数を得票できなければ、5月28日に決選投票が行われる。
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OS5
:2023/05/08(月) 20:52:18
https://www.tokyo-np.co.jp/article/248700?rct=world
シリアのアラブ連盟復帰を決定 12年ぶり関係改善へ 後押ししたのはイランとトルコへの警戒感
2023年5月8日 19時57分
7日、エジプト・カイロのアラブ連盟本部で開かれた外相会談=AP
7日、エジプト・カイロのアラブ連盟本部で開かれた外相会談=AP
【カイロ=蜘手美鶴】アラブ連盟(21カ国・1機構)は7日、反政府デモの武力弾圧を理由に2011年に加盟資格を停止したシリアについて、同連盟への復帰を発表した。AFP通信などが伝えた。
同連盟外相会談がカイロで開かれ、復帰が承認された。アブルゲイド事務局長は報道陣に「(復帰は)問題の終わりではない」と述べ、シリアには内戦や難民問題の解決を求めていくとした。シリアとの関係正常化については、「各国の主権に任せる」とした。
国営シリア・アラブ通信によると、復帰決定を受け、シリア外務省は声明で「(アラブ諸国は)相互尊重に基づく効果的なアプローチが必要だ」と強調。今月19日にサウジアラビアである同連盟首脳会談に、アサド大統領が出席するか注目される。一方、米国務省報道官は「現時点では、シリアが連盟復帰に値するとは思わない」と述べた。
シリアでは11年以降、中東民主化運動「アラブの春」の影響で反政府デモが拡大し、アサド政権がデモ隊を弾圧したことで内戦に突入。サウジやカタールなどは反体制派を支援してアサド政権と関係が断絶していたが、18年ごろからアラブ首長国連邦(UAE)などがダマスカスに大使館を再開させるなど、関係改善の動きがみられていた。
また、シリアの連盟復帰の背景には、近年中東で影響力を拡大するイランとトルコへのアラブ諸国の警戒感がある。両国はシリア内戦に兵士を送るなどしてシリア国内に足場を築いており、シリアをアラブ陣営に引き戻すことで、両国の影響力拡大を防ぐ狙いがある。
カイロ大のハッサン・サラマ教授(政治学)は取材に「アラブ諸国はシリアを連盟に戻した方が、中東地域全体の利益になると判断した。それほどに、イランとトルコの中東進出がアラブにとって脅威ということだ」と話した。
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OS5
:2023/05/08(月) 20:53:04
https://www.tokyo-np.co.jp/article/248695?rct=world
タリバン、女子教育再開に意欲 幹部「次の焦点」、時期示さず
2023年5月8日 19時39分 (共同通信)
共同通信の取材に応じるシャヒーン氏=3日、ドーハ(共同)
共同通信の取材に応じるシャヒーン氏=3日、ドーハ(共同)
【イスラマバード共同】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバンの対外政治事務所トップ、ソヘイル・シャヒーン氏が8日までに共同通信の単独取材に応じ、タリバン暫定政権が重視する治安対策が「うまくいっている」とし、次の焦点は「女性の教育の問題」と言明した。政権は小学校以外の女子教育を停止、国際社会は女性抑圧と批判している。同氏は教育再開に意欲を示し、約2年前の政権掌握以来進まない国際承認を求めた。
女子教育再開の時期は示さなかった。強硬派が反対しており、実現性は不透明だ。中東カタールの首都ドーハにある事務所で語った。
事務所はタリバン最高指導者アクンザダ師の直轄組織。
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OS5
:2023/05/12(金) 18:41:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/3b40cf4f812567eacf1e719ed7aaac0ff2c350a1
トルコ大統領選、候補の一人が撤退 エルドアン氏の対抗馬に追い風か
5/12(金) 15:56配信
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CNN.co.jp
野党候補の一人、ムハッレム・インジェ氏がトルコ首都アンカラの党本部で記者団に話す=11日
イスタンブール(CNN) 14日投票のトルコ大統領選に出馬していたムハッレム・インジェ氏(59)が選挙戦からの撤退を表明した。現職エルドアン大統領の打倒をめざす主要野党候補、ケマル・クルチダルオール氏への追い風となる可能性がある。
インジェ氏は世論調査で支持率が低迷しており、一部の野党関係者からは反エルドアン票の分散につながるとの懸念の声が出ていた。
インジェ氏は首都アンカラでの記者会見で、「選挙戦から撤退する。我が国のための行動だ」と説明。主要野党勢力を念頭に「負けた時に私を非難してほしくない」とも述べた。
インジェ氏の中道政党「故国党」は引き続き議会選に参加する方針で、同氏は自党への支持を訴えた。他の大統領候補への支持は表明しなかった。投票用紙には同氏の名前が残る。
インジェ氏は「中傷キャンペーン」を受けて撤退を決めたと説明。同氏に対してはトルコのSNS上で扇情的な主張が展開されており、アンカラ検察は11日、脅迫の可能性があるとみて捜査を開始したことを明らかにした。
インジェ氏は18年の大統領選でも立候補したが、エルドアン氏に敗れた。
今年3月にはクルチダルオール氏率いる共和人民党(CHP)とたもとを分かち、大統領選に出馬。CHPはエルドアン氏の対抗馬への票を奪うとの懸念から撤退を要請していたが、インジェ氏は当初拒んでいた。
トルコ大統領選は5年ごとに実施される。第1回投票で過半数を獲得した候補がいない場合、上位2人による決選投票が行われる。
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OS5
:2023/05/14(日) 12:29:58
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-230512X514.html
終盤で野党候補リード=「ワンマン支配」継続焦点―トルコ大統領選、14日投票
2023/05/12 19:55時事通信
【アンカラ時事】トルコで14日、大統領選挙の投票が行われる。2003年から政権の座にあるエルドアン大統領(69)による強権的な「ワンマン支配」継続の是非が最大の焦点。12日に公表された最新の世論調査結果では、選挙戦終盤で野党統一候補のクルチダルオール氏(74)が優位に立っている。
地元調査会社ORCが10、11両日に実施した調査によると、支持率はクルチダルオール氏が51.7%で、エルドアン氏は44.2%。4月29日〜5月1日の同社調査でもクルチダルオール氏(48.0%)がエルドアン氏(44.6%)を上回っていたが、リードをさらに広げた。
さらに、11日には第三の候補だった中道左派のインジェ氏が大統領選撤退を表明。最新調査でインジェ氏は支持率1.3%と低迷していたが、同氏支持者の多くはクルチダルオール氏支持に回るとみられる。
劣勢挽回を図るエルドアン氏は11日、クルド人有権者向けに声明を出し、「クルドの兄弟たちと一緒に、トルコの世紀を築き上げていきたい」と訴えた。南東部で強い勢力を誇るクルド系政党は、今回の大統領選でクルチダルオール氏を支持している。
一方、エルドアン氏が人権や自由を軽視していると訴えるクルチダルオール氏は、11日付の声明で「(大統領が強権を行使する)ワンマンシステムを14日に終わらせる」と強調した。エルドアン氏を突き放すには、イスラム色の濃い保守層への浸透が課題だ。
トルコ南部で2月に起きた大地震を巡っては、エルドアン政権批判の一方で、復興推進の観点からあえて政権支持を訴える被災者も多く、勝敗のすう勢に影響を与えるかは未知数だ。
大統領選には別の極右候補を含め3人が立候補。得票率50%を超える候補者がいなければ、上位2人による決選投票が28日に行われる。14日は議会選(定数600)も行われ、エルドアン氏が率いる与党連合と、クルチダルオール氏を中心とする野党陣営が過半数を争う。
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OS5
:2023/05/15(月) 02:32:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/77a9a60edbab87313be2363bd6579c5ca99ad2e8
トルコ大統領選 エルドアン政権に逆風 経済低迷と大地震が影響
5/14(日) 18:53配信
産経新聞
【アンカラ=佐藤貴生】中東の地域大国トルコで14日、大統領選と国会(定数600)選の投票が行われた。経済低迷と大きな被害が出た2月の大地震をめぐってエルドアン政権への風当たりが強まっており、約20年ぶりに政権が交代するかが焦点だ。選挙の結果は国際社会にも影響を与えることが予想される。
大統領選の立候補者は3人。実施の数日前に1人が立候補を辞退した。世論調査では野党統一候補で「共和人民党」(CHP)党首のクルチダルオール氏(74)が、現職のエルドアン大統領(69)を僅差でリードしている。過半数を得票する候補がいなければ28日に決選投票が行われる。
国会選ではエルドアン氏が党首の「公正発展党」(AKP)など与党側が過半数を維持できるかが注目点だ。
首都アンカラでクルチダルオール氏とCHPに投票したという会計士、アスルさん(45)は「エルドアン政権は女性の権利に関心を払わなかった。地震で被害が拡大した責任も政府にある」と述べ、政権交代に期待を示した。
一方、エルドアン氏と与党を構成する民族主義政党に投票したというタクシー運転手のサトルムシさん(55)は、「エルドアン氏のおかげで国は安定した。経済は彼が続投すればいずれ好転する。地震では負傷者の救助が遅れたが、被害地域が広すぎた。どの政権でも同じだった。彼の責任ではない」と話した。
14日夕の投票締め切り後に即日開票され、15日早朝には大勢が判明する見通しだ。有権者は約6千万人。
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OS5
:2023/05/15(月) 19:48:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/01112f91145a9ba812bddd1a620ba3ceb0077f68
トルコ大統領選、決選投票の公算 エルドアン氏リードも過半数届かず
5/15(月) 7:09配信
[アンカラ 14日 ロイター] - トルコで14日実施された大統領選は、現職エルドアン大統領(69)が野党統一候補クルチダルオール氏をリードしつつも過半数には達しておらず、28日の決選投票に進む見通しとなった。
エルドアン氏は開票作業の早い段階で大幅なリードを得ていたが、開票が進むに伴いリードが縮小した。選挙は国政を20年間率いてきた同氏の信任投票と位置付けられている。
アナトリア通信によると、開票率約97%の段階でエルドアン氏の得票率が49.39%、クルチダルオール氏が44.92%。選管当局者は開票率91.93%の段階でエルドアン氏の得票率が49.49%とした。
事前の世論調査では総じて僅差の戦いが予想されてきたが、クルチダルオール氏の支持率が若干上回っていた。
予想以上に善戦したエルドアン氏は支持者を前に「われわれは既に対立候補に260万票差をつけている。公式結果ではさらに増える見通しだ」と語った。
野党からは、エルドアン氏の政党が開票結果に異議を唱えるなどして最終結果公表を遅らせているとの声が上がっている。
クルチダルオール氏はエルドアン氏の政党が票の集計や結果発表に干渉したと非難。決選投票になれば自身が勝利すると述べた。
3番目の候補シナン・オアン氏は5.3%の票を獲得。アナリストらは、決選投票では同氏がどちらの候補を支持するかが結果を左右する可能性があると指摘した。
エルドアン氏はロシアのプーチン大統領と密接な関係があることから、選挙結果はトルコが加盟する北大西洋条約機構(NATO)やロシアなどから注目されている。
同氏は巨大プロジェクトによってトルコを近代化し、軍需産業でも存在感を発揮する主要な新興国に引き上げたが、低金利政策でインフレが高騰するなど不安定な経済政策には批判も集まる。
同時に行われた議会選挙(一院制、600議席)は、開票率93%の段階でエルドアン氏の与党連合が324議席、クルチダルオール氏の共和人民党(CHP)など6党でつくる野党連合は211議席を獲得する見通し。
*動画を付けて再送します。
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OS5
:2023/05/15(月) 19:52:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/6ae74d362db16e6f919a1a75c344970807da7a29
トルコ大統領選、決選投票濃厚 現職エルドアン氏がリード 議会は与党連合過半数
5/15(月) 18:09配信
【イスタンブール時事】トルコで14日、5年の任期満了に伴う大統領選挙が行われ、即日開票された。
高等選挙委員会は15日午前(日本時間同午後)、国内投票の開票率99%超(海外分は約84%)の段階で、続投を目指すエルドアン大統領が得票率49.40%となり、野党統一候補のクルチダルオール氏(同44.96%)をリードしていると発表した。両氏による決選投票が28日に行われる公算が大きい。
過去20年以上にわたって政界に君臨するエルドアン氏の強権的な政治手法の是非が最大の焦点。エルドアン氏は15日未明、首都アンカラで演説し、同時に行われた議会選(定数600)で、自身が率いるイスラム系の公正発展党(AKP)などの与党連合が「過半数を獲得した」と宣言した。大統領選については「市民が望むなら、決選投票も歓迎する」と述べた。
大統領選は4人が立候補し、うち1人は投票日直前に撤退を表明した。得票率で50%を超える候補者がいなければ、上位2人による決選投票を改めて行い勝敗を決める仕組み。クルチダルオール氏は「決選投票で必ず勝つ」と強調した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9281eb1c665b8e408ba3f5e3b513f9c3ba39a3c0
トルコ大統領選、決選投票の構え 接戦で第3候補に注目
5/15(月) 19:45配信
共同通信
【イスタンブール共同】トルコ大統領選は15日に開票が進み、アナトリア通信によると、開票率約99%で現職エルドアン大統領が得票率約49.4%、野党統一候補クルチダルオール氏は約45%と接戦になった。いずれの候補の得票も過半数に達しない可能性があり、両候補は決選投票に臨む構えだ。
小政党連合で極右のオアン氏は第3位、得票率約5%となる見込み。28日の決選投票となれば、その動向が勝敗を左右するため注目が集まっている。約20年にわたるエルドアン政権の是非が問われたが、経済危機や強権批判を受けて逆風にさらされた。
オアン氏は、シリア難民や少数民族クルド人に厳しい姿勢を見せている。
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OS5
:2023/05/15(月) 23:17:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae726910ce4e940c179e9662ee5676654d8867a2
トルコ大統領選、決選投票へ…エルドアン氏49%でクルチダルオール氏上回るも過半数届かず
5/15(月) 23:13配信
【アンカラ=上地洋実】トルコ大統領選は14日、投票が行われ、即日開票された。20年にわたって権力を握るタイップ・エルドアン大統領(69)と最大野党・共和人民党のケマル・クルチダルオール党首(74)の接戦となり、両候補とも当選に必要な得票率50%に達しなかった。選挙管理委員会は28日に決選投票が行われると発表した。
クルチダルオール氏=AP
選管の集計によると、得票率はエルドアン氏が49・51%、クルチダルオール氏が44・88%となった。トルコのアナトリア通信によると、投票率は86・87%となり、国民の関心の高さを示した。
エルドアン氏は15日未明に首都アンカラで演説し、「我々が先行している。決選投票となっても歓迎するが、今回で50%以上を得票できると信じている」と述べた。クルチダルオール氏は「決選投票では必ず我々が勝つ」と語った。
アナトリア通信によると、同時に行われた議会選(定数600)では、エルドアン氏率いる与党・公正発展党を中心とした与党連合が322議席を獲得し、過半数を維持する見通しだ。共和人民党など6党による野党連合の議席は213議席にとどまっている。
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OS5
:2023/05/15(月) 23:22:13
https://www.yomiuri.co.jp/world/20230515-OYT1T50196/?ref=yahoo
[深層NEWS]トルコ大統領選、「ロシアはエルドアン氏望む」「クルチダルオール氏伸び欠く」
2023/05/15 20:57
慶応大の廣瀬陽子教授と中東調査会の金子真夕主任研究員が15日、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、トルコ大統領選について議論した。廣瀬氏はタイップ・エルドアン大統領とプーチン露大統領は盟友関係だとし、「ロシアはエルドアン氏の続投を望んでいる。仮に親欧米政権ができれば、ロシアにとって非常に厳しい局面が生まれてくる」と語った。金子氏は、最大野党・共和人民党のケマル・クルチダルオール党首を支持する野党連合は支持層がまったく異なり、連合にも異論があるとの見方を示し「得票が思ったほど伸びていない」と指摘した。
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OS5
:2023/05/16(火) 09:13:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/45b66f925a6442288d62dda3a3d9452b8ccbc989
伸びなかった「反エルドアン」票 3位候補の票、決選投票を左右か
5/15(月) 20:30配信
朝日新聞デジタル
公正発展党本部のテラスから演説するエルドアン大統領に声援を送る支持者ら=2023年5月15日、アンカラ、武石英史郎撮影
約20年の長期政権を率いてきたエルドアン大統領(69)への「信任投票」となった中東の地域大国トルコの14日の大統領選は、2週間後にエルドアン氏と得票率2位の野党候補による決選投票が行われることになった。3位の候補が約5%を得票しており、その票の取り込みが決選投票の行方を左右することになりそうだ。
「我々の国が選ぶなら、決選投票も歓迎する」。15日午前2時、エルドアン氏が首都アンカラの与党・公正発展党(AKP)の党本部前で訴えると、数千人の支持者が歓声を上げた。
仲間6人と、エルドアン氏の名前を書いたはちまきを着けて駆けつけたセザル・アキョさん(22)は、「彼はトルコを強くし、イスラム教を大事にする国にしてくれた」とたたえる。「1回目の投票で圧勝すると思っていたので、戸惑っている。決選投票までの2週間はストレスがたまるだろうが、必ず勝つ」と話した。
一方、アンカラで、野党6党の統一候補のクルチダルオール氏(74)が党首を務める共和人民党(CHP)の本部前にいた支持者の建設業フルハンさん(25)は、「決選投票となれば、3位の候補の票がこちらに流れてくるはずだ」と期待を語った。
朝日新聞社
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OS5
:2023/05/16(火) 20:17:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/aaeea586fe6fd25680fcee366be1e29a18beb5fe
地震被災地の逆風限定的 現職優位の一因に トルコ大統領選
5/15(月) 20:33配信
時事通信
14日、トルコ南部アンタキヤで、地震で倒壊した建物の間を歩く人々(AFP時事)
【イスタンブール時事】14日投開票されたトルコ大統領選挙では、現職のエルドアン氏が野党統一候補のクルチダルオール氏に対して得票率で優位に立った。
2月に起きた大地震を巡るエルドアン政権に対する批判が限定的で、被災地での人気はエルドアン氏がクルチダルオール氏を大きく上回ったこともその一因とみられる。
地震では5万人を超える死者が出ており、政権への逆風が強まっているとの見方もあった。しかし実際のところ、エルドアン氏は地震で特に深刻な被害が出た南部や南東部の被災地のうち、ハタイ県でクルチダルオール氏に僅差で敗れたものの、カフラマンマラシュ、ガジアンテプ、アドゥヤマン、マラティヤ各県で圧勝した。
被災地で人々に話を聞くと、地震発生当初は「エルドアン政権の初動の遅れが人的被害の拡大につながった」(ハタイ県の52歳女性)といった非難の声が多かった。しかし、現地で家を失った人への仮設住宅の建設などが進むと「政権の復興努力への評価」を口にする住民も目立ち始めた。
ガジアンテプ県で被災したスレイマン・チェリクさん(55)は「復興に向けたエルドアン氏の取り組みを信頼している。経験が乏しい野党側に同じことができるとは思えない」と語った。
また、被災各県はもともと保守的な住民が多く、南東部を中心に武装闘争を続けてきたクルド人勢力に対する反感が強いという土壌も影響したもようだ。クルチダルオール氏は今回の選挙で「反エルドアン」で一致するクルド系政党の支援を受けており、住民からは「クルチダルオール氏が政権を握ったらトルコはおしまいだ」(ガジアンテプ県の45歳女性)という極端な主張も聞かれた。
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OS5
:2023/05/16(火) 22:18:41
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-230516X882.html
エルドアン氏が優位に=野党側は立て直し不可欠―トルコ大統領選
2023/05/16 17:42時事通信
【イスタンブール時事】28日に行われるトルコ大統領選の決選投票は、続投を目指すエルドアン大統領が優位な状況にある。14日の投票で後塵(こうじん)を拝した野党統一候補のクルチダルオール氏は選挙戦術の立て直しが不可欠だ。
14日の投票におけるエルドアン氏の得票率は49.5%。当選を決めるのに必要な50%に届かなかったものの、決選投票では少しの上乗せで当選できる。カギを握るのは、決選に進めなかった第三候補の極右オアン氏が獲得した5.2%の票の行方だ。
オアン氏はクルチダルオール氏を支援するクルド系政党を「テロとつながりがある」と問題視しており、今回の選挙で「反クルド票」の受け皿となった。決選投票でオアン氏の票がまとめて野党側に流れるとは考えにくい状況だ。
一方、事前の各種世論調査で優勢と伝えられていたクルチダルオール氏は14日の得票率が44.9%にとどまり、支持者の間で「もう希望はない」と失望が広がっている。陣営は投票を棄権する支持者が出ないよう、今後の選挙戦で鼓舞する必要に迫られている。
また、欧州安保協力機構(OSCE)選挙監視団は15日、選挙について「選管は透明性に欠け、公共メディアは圧倒的に偏向している」と苦言を呈した。
3687
:
OS5
:2023/05/17(水) 08:14:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/9a3b851e7ccd110ccc5bb80433f021bb05355841
「我々はキングメーカー」 トルコ大統領選3位の候補 決選のかぎに
5/17(水) 6:00配信
朝日新聞デジタル
14日に行われたトルコの大統領選で、3位となったシナン・オアン氏=2023年5月16日、アンカラ、高野裕介撮影
トルコの大統領選で3位となり、決選投票で支持者の動向が注目される野党候補シナン・オアン氏(55)が16日、朝日新聞の取材に応じた。「我々は『キングメーカー』だ」と述べ、数日以内に支持候補を決めると発言。野党側と協力関係にある少数民族のクルド系政党の扱いなどが、判断の条件になると明らかにした。
アナトリア通信によると、14日に行われた大統領選は、開票率99・87%の時点で、エルドアン大統領(69)が約2708万票、野党6党の統一候補クルチダルオール氏(74)が約2457万票を獲得。2人の差は約252万票だった。いずれも得票率は40%台で、当選に必要な得票率50%を超えられなかったことから、2人による決選投票が28日に行われる。
3位となったオアン氏は約5%を占める約283万票を獲得。その票の取り込みが決選投票のかぎになる情勢だ。
オアン氏は自身に票が集まった理由について、経済危機や大地震も重なり、約20年にわたるエルドアン氏の長期政権に人々が疲れていたと説明。一方、野党側も議会選で候補者選定を誤り、クルチダルオール氏は市民の信頼を得ることができなかったと分析。両候補への不満の受け皿になったとの見方を示した。
朝日新聞社
3688
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OS5
:2023/05/20(土) 04:13:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/bb026d8b710b144d80bb6915426baee4273528d3
シリア大統領、外交で「復活」 アラブ連盟首脳会議に13年ぶり出席
5/19(金) 23:53配信
【カイロ時事】サウジアラビア西部ジッダで19日、アラブ連盟(21カ国・1機構)首脳会議が行われ、7日にアラブ連盟に復帰したシリアのアサド大統領が出席した。
アサド氏の出席は13年ぶりで、アラブ社会で孤立していたアサド氏が中東の外交舞台で「復活」をアピールする象徴的な機会となった。当初予定にはなかったウクライナのゼレンスキー大統領も参加した。
アサド氏は演説の中で、今回の首脳会議は「歴史的な好機だ」と強調。「戦争や破壊ではなく、連帯や平和、発展に向けた新たな段階の始点となることを期待する」と語った。
シリアは2011年に反体制派への弾圧を理由に連盟を追放されていた。周辺国に約550万人いる難民の帰還や麻薬密輸などの課題は解消されないまま、アラブ連盟復帰が認められた。内戦終結に向けたシリア危機の「包括的な解決」は継続協議となっており、今回の首脳会議でも焦点となった。
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:
OS5
:2023/05/20(土) 04:14:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0e22410775b173236f04a4aac771bef35f23e6a
ゼレンスキー氏、サウジを予告なし訪問 「中立」のアラブ諸国に支持訴え
5/19(金) 22:53配信
【カイロ=佐藤貴生】ウクライナのゼレンスキー大統領は19日、予告なしにサウジアラビア西部ジッダを訪問し、開催中のアラブ連盟(22カ国・地域)首脳会議で演説した。ロシアのウクライナ侵略をめぐり、双方の間で中立的な姿勢をとるアラブ諸国にウクライナ支援を求めた。侵略開始以来、ウクライナ支持を明確にしていない国をゼレンスキー氏が訪れるのはまれ。
ゼレンスキー氏はアラブ首脳の前で演説し、「ウクライナが戦争を選んだわけではない。(ウクライナは)他国の占領にも関与していない。軍事力による占領には誰も賛同しないはずだ」と力説した。
また、ロシアが2014年に併合したウクライナ南部クリミア半島には多数のイスラム教徒がいるとし、「彼らの声に耳を傾けてほしい」と訴えた。ウクライナではエジプトやチュニジアなどアラブ諸国から来た多数の留学生が学んでいるとし、関係の深さも示して侵略の不当性を強調した。
サウジは対米関係が冷え込む中で産油国ロシアとの友好関係を保ち、石油の高値維持に動いてきた。中東にはロシアから輸入する穀物に依存する国も多く、サウジも含めて対露制裁を控えているとされる。ゼレンスキー氏はサウジ訪問でロシアの非道ぶりを首脳らに直接訴え、取り込みを図った形だ。
アラブ連盟の首脳会議には、約12年ぶりに参加資格を回復したシリアのアサド大統領も参加した。シリアで続く内戦ではロシアを後ろ盾とするアサド政権が優位を固め、昨年3月に国連総会で行われた対露非難決議の採択で反対票を投じた経緯がある。
シリアのメディアによると、アサド氏らシリアの代表団はゼレンスキー氏の演説中、通訳の声が流れるヘッドホンを外していた。
3690
:
OS5
:2023/05/20(土) 14:03:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/84b66f181aface4a2093bc1d745860d0a1045d7d
シリア歓迎、いつまで続くか カタール途中退席 アラブ連盟首脳会議
5/20(土) 13:32配信
時事通信
19日、サウジアラビア西部ジッダで開かれたアラブ連盟首脳会議に出席したシリアのアサド大統領(国営サウジ通信提供)(AFP時事)
【カイロ時事】アラブ連盟は19日、サウジアラビア西部ジッダで首脳会議を開き、終了後「ジッダ宣言」を発表した。
12年ぶりのシリアの連盟復帰について「シリアの安定を支え、領土の一体性を保ち(シリアが)アラブ世界で通常の役割を再開すること」に期待を表明したが、歓迎ムードがいつまで続くかはまだ分からない。
ロイター通信によると、シリア復帰に最後まで反対していたカタールもこの日はタミム首長がジッダへ赴いた。国営シリア・アラブ通信(SANA)は、アサド大統領とタミム首長が握手したと伝えたが、カタールでは報じられなかった。
さらにタミム首長は会議を途中退席した。ロイター通信は、関係者の話としてタミム首長とアサド大統領は一切言葉を交わしていないと伝えている。
首脳会議前には、サウジのムハンマド皇太子がアサド大統領と握手。シリア復帰を「うれしく思う」と演説した。ジッダ宣言はシリア危機解消へのアラブ諸国の「努力の維持と強化」を訴えた。ただ、シリア復帰に際し示されていた難民帰還や麻薬密輸などの課題に関しジッダ宣言には具体的に記されていない。
シリア復帰には欧米の反発も強い。サウジのファイサル外相は首脳会議後の記者会見で、欧米の立場に理解を示した上で「新たな手法が求められている」と釈明。「対話」が必要だと述べた。
首脳会議にはウクライナのゼレンスキー大統領が出席し、ウクライナの和平案への支持を呼び掛けた。しかし、ジッダ宣言には、ロシアのウクライナ侵攻への言及もなかった。
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:
OS5
:2023/05/23(火) 10:50:11
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023052300098&g=int
第三候補はエルドアン氏支持 票の行方は不透明―トルコ大統領選
2023年05月23日05時13分
【イスタンブール時事】14日投票のトルコ大統領選で第三の候補だった極右オアン氏は22日、記者会見し、続投を目指すエルドアン大統領と野党統一候補のクルチダルオール氏が対決する28日の決選投票で「エルドアン氏を支持する」と表明した。
ただ、オアン氏を大統領選で擁立した極右政党の党首は「オアン氏の声明は党の見解を代表していない」と強調。先にオアン氏を支持した有権者が呼応するか不透明な部分もある。
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:
OS5
:2023/05/23(火) 10:50:51
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023052200670&g=int
アラビアゴム大打撃 「買い手なく」価格暴落―世界的産地スーダンで戦闘激化
2023年05月23日07時06分
【ハルツームAFP時事】アフリカ北東部スーダンは、チューインガムや炭酸飲料、医薬品などに幅広く使用されるアラビアゴムの世界最大の産地として知られる。国の経済を支える外貨獲得の貴重な源泉となってきた。しかし、4月以降、正規軍と準軍事組織との戦闘が激化。物流が止まって販売できない状態が続き、生産者はもちろん関連する業者は大打撃を受けている。
「生産者は災害と戦っている状態だ」。首都ハルツームから南西へ350キロ離れた都市オベイドに住むアラビアゴムの取引業者アダム・イサ・ムハンマドさんの表情は暗い。オベイドは周辺地域のゴムの生産者にとっては主要な市場の一つだったが、ここでも戦闘が起きている。
アダム・イサ・ムハンマドさんは「たくさん在庫はあるが、誰も買ってくれない。輸出業者もトラックを危険にさらすことになるから運送業者を見つけられない」と実情を語った。生産者の一人によると、買い手がいなくなって、価格は6割も下がった。
輸出するにしても税関など必要な手続きを行う場所はハルツームに集中している。戦地をくぐり抜けて行かねばならない。港湾当局は「港は正常に機能している」と述べている。しかし、海運業者オスマン・アブデルサラームさんは「ハルツーム経由の輸出は、特にアラビアゴムに大きな影響を与えている」と語った。戦乱の影響でガソリン価格も高値が続く。
ただ、ドイツのハンブルクに拠点を置くゴムの輸入・生産関連団体は、チャドやナイジェリアなどもアラビアゴムを輸出しており「即座にゴムの流通が止まることはない」と考えている。しかし、いつまで国際的な在庫が持ちこたえられるのかは分からない。
スーダン中央銀行によると、スーダンのアラビアゴムの輸出は2021年に8万8000トン。取引額は1億1000万ドル(約150億円)に上っていた。
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OS5
:2023/05/23(火) 14:02:48
https://www.tokyo-np.co.jp/article/251729?rct=world
イラン外交要職に保守強硬派 核協議への影響に注目
2023年5月22日 21時40分 (共同通信)
【テヘラン共同】イランのライシ大統領は22日、国防・外交の政策全般を統括する最高安全保障委員会(SNSC)のアリ・シャムハニ事務局長の後任として、保守強硬派アリアクバル・アフマディアン氏を任命した。大統領府が発表した。停滞するイラン核合意の再建協議にどのような影響を与えるか注目される。
アフマディアン氏は欧米との妥協を嫌う保守強硬派の牙城、革命防衛隊出身。革命防衛隊は欧米の制裁解除の見返りにイランの核開発を制限する核合意に反対している。
イラン政府高官は共同通信の取材に、アフマディアン氏が核合意に肯定的な考えを持っていないと明らかにした。
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OS5
:2023/05/29(月) 19:08:46
https://www.yomiuri.co.jp/world/20230529-OYT1T50075/
トルコ大統領選の決選投票に勝利したエルドアン氏「さらに5年を託され、全国民に感謝」
2023/05/29 10:48
【アンカラ=上地洋実】トルコ大統領選の決選投票が28日に投開票され、現職のタイップ・エルドアン大統領(69)が野党のケマル・クルチダルオール氏(74)を破って当選した。2003年から実権を握ってきたエルドアン氏の長期政権は、28年まで続くことになった。
29日、アンカラの大統領府で、勝利演説をするエルドアン大統領=上地洋実撮影
14日の第1回投票で得票率50%を超えた候補がおらず、上位2候補の決選投票が行われた。選挙管理委員会の暫定結果(開票率99・43%)によると、得票率はエルドアン氏が52・14%、最大野党・共和人民党のクルチダルオール氏が47・86%だった。エルドアン氏は29日、首都アンカラの大統領府で勝利演説し、「大統領として、さらに5年の任期を託された。全国民に感謝したい」と述べた。
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トルコは中東の地域大国で北大西洋条約機構(NATO)の加盟国だが、エルドアン政権はロシアや中国との密接な関係を保ってきた。親欧米路線の野党候補との対決は、国際情勢にも影響を及ぼす選挙として注目された。
選挙戦で、エルドアン氏は黒海経由でのウクライナ産穀物の輸出合意をまとめた外交成果などをアピールし、安定した政権運営の重要性を訴えた。
トルコは今後も、ロシアのウクライナ侵略をめぐって両国の仲介役としての存在感を発揮していくとみられる。一方、北欧スウェーデンのNATO新規加盟に反対してきた強硬姿勢が続けば、米欧との溝がさらに深まる懸念もある。
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:
OS5
:2023/05/29(月) 19:09:30
https://www.tokyo-np.co.jp/article/253115
トルコ大統領選でエルドアン氏が3選 強権体制強まるか 地震からの復興遅れや経済低迷への批判も
2023年5月29日 10時46分
エルドアン大統領の勝利を喜ぶ支持者たち(AP)
エルドアン大統領の勝利を喜ぶ支持者たち(AP)
【カイロ=蜘手美鶴】28日投開票のトルコ大統領選の決選投票で、選挙管理委員会は同日深夜、エルドアン大統領(69)が過半数を獲得して再選したと発表した。首相時代の2003年からトルコを率いるエルドアン氏が接戦を制し、政権がさらに長期化することで、強権体制と保守化が一層進みそうだ。
選管によると、開票率99.43%で、エルドアン氏の得票率が52.14%、最大野党「共和人民党(CHP)」党首で野党6党の統一候補クルチダルオール氏(74)は47.86%を得票した。投票率は85.7%で第1回投票から3.1ポイント下がった。
トルコのエルドアン大統領(AP)
トルコのエルドアン大統領(AP)
エルドアン氏は28日夜、首都アンカラに集まった数万人の支持者の前で演説し、「8500万人のトルコ市民の勝利だ」と宣言。低迷する経済については「安定と信頼で強力な経済を構築する」と強調した。
一方、クルチダルオール氏もアンカラの党本部で演説し、「(今回選挙で)権威主義的な政府を変えようとする国民の意思が明らかになった」と述べた上で、「この国を待ち受ける困難を思うと本当に悲しい」と事実上、敗北を認めた。
エルドアン氏が3選を目指した今回の選挙では、野党6党が「打倒エルドアン」で共闘。トルコ・シリア大地震の復興の遅れや経済低迷が批判され、エルドアン氏にとって「最も厳しい選挙」といわれたが、被災地に65万戸の住宅新設や公務員給与の増額などを打ち出し、票につなげた。
エルドアン政権はさらに5年続き、権威主義的な政治体制が強まる可能性が高い。政府を批判する個人やメディアの摘発や、テロ対策名目での少数派クルド人の取り締まり強化などが危惧されている。
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OS5
:2023/05/29(月) 19:09:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/b8d356af2fec59894ff99ac4fc9de9b1e5f3588b
「シリアに帰される」難民に不安 経済混乱のトルコ、強まる風当たり
5/29(月) 18:00配信
28日に行われたトルコ大統領選の決選投票で、現職のレジェップ・タイップ・エルドアン大統領(69)が当選し、続投を決めた。選挙戦では、トルコに340万人以上いる隣国シリアからの難民の帰還も大きな争点となった。シリアに帰されるのではないか――。世論の厳しい反発にさらされるシリア難民たちには、不安が広がっている。
「いずれにせよ、私たちシリア人をめぐる環境は良くはならないでしょう。もしかしたら、もっと悪くなるかもしれない」
8年間トルコに暮らすシリア難民の内装業ラミ・ユセフさん(28)は不安を口にした。
2011年の反政府デモをきっかけに始まったシリア内戦では、約680万人が国外へ逃れた。隣国のトルコには最も多くのシリア難民が暮らし、世界最大の難民受け入れ国となっている。
エルドアン政権下で当初は温かく迎え入れられたシリア難民だが、近年はトルコ経済の混乱も重なり、風当たりが強まる。
一部の地域では難民の流入で人口が急増し、家賃や物価が高騰。トルコ国民の間には反発が起き、今回の大統領選でも大きな争点となった。シリア難民はその行方を注視していた。
■両候補とも「難民帰還が必要」
2人の候補ともにシリア人の帰還が必要との主張に変わりはなかったが、「政権を取ったら2年以内にシリア人を帰還させる」と訴えていた野党6党の統一候補クルチダルオール氏(74)の姿勢は、シリア難民にはより強硬に映ったと言われる。さらに、クルチダルオール氏は決選投票を前に難民排斥を訴える極右政党との連携を決め、「遅くとも1年以内に帰還」との方針まで打ち出した。
そのため、「強制的には帰さない」と語るエルドアン氏の続投は、シリア難民にとって一定の安心材料になるとの期待があった。
だが、地元メディアによると、エルドアン政権のチャブシュオール外相は21日、トルコが後ろ盾となって反体制派が支配するシリア北西部の「安全地帯」のみならず、アサド政権の支配地域に帰還させる可能性にも言及した。
朝日新聞社
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OS5
:2023/05/29(月) 19:28:07
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-_world_mideast_4TIT5VO5QBJNRPO5UM5V4X3JOY.html
トルコ、国内の政治分断が深刻化 エルドアン大統領の続投にリベラル派は反発
2023/05/29 19:12産経新聞
トルコ大統領選は決選投票にもつれ込み、エルドアン大統領に対する賛否が真っ二つに割れていることがあらわになった。「強い指導者」を求める保守派はエルドアン氏を熱烈に支持する半面、リベラル派はエルドアン氏のワンマン体制に強く反発している。世論の対立が選挙後も尾を引くことは確実だ。
憲法改正で大統領に強大な権限
エルドアン氏の続投が確実になった28日夜、首都アンカラの大統領宮殿に大勢の支持者が押し寄せた。「トルコは(非合法武装組織)クルド労働者党(PKK)のテロの危機に直面している」「経済の低迷など大したことはない。就職先はたくさんある」。みな一様にエルドアン氏の指導力に期待を示した。
従来、政治的実権は首相が握っていたトルコでは2017年に憲法が改正され、議院内閣制が廃止。非常事態令の発令や予算案の策定などの権限が、象徴的存在だった大統領に移った。翌年の大統領選で当選したエルドアン氏は強大な権力を基に反対勢力を粛清し、メディアも9割が政権寄りになったといわれる。エルドアン氏の支持基盤である保守派は、官製報道をうのみにする傾向があるとも指摘される。
現地の外交筋は「トルコの人口の約3割は、強い指導者の存在が何より重要だと考える保守派が占める。彼らの支持に加え、少数民族クルド人とテロを関連づけて愛国心を刺激し、集票につなげた」と、エルドアン氏の勝因を分析した。
通貨トルコ・リラは記録的安値
トルコは大多数がイスラム教スンニ派の信徒だ。03年の首相就任以来、エルドアン氏はイスラム色の濃い政策を進め、共鳴する保守派とともに国政の主役となった。脇に置かれたのが、信仰とはなじみが薄いリベラル派だ。「エルドアン氏は言論の自由や民主主義を侵害している」との批判は何度も耳にした。
リベラル派は保守派と異なり、経済低迷に不満を募らせている。エルドアン氏は通貨トルコ・リラの記録的安値が続くなか、景気の冷え込みを嫌って利上げを拒み続けた。過去10年で通貨リラの価値は対ドルで10分の1に目減りし、昨年10月にはインフレ率が前年同月比で85%に達した。
世論の対立は先鋭化し、不安定材料として社会全体を覆っている。(アンカラ 佐藤貴生)
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OS5
:2023/05/30(火) 10:13:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/86b60308210523e11f6b4baf072f01285efccc3e
反政権派市民に失望広がる 海外移住も視野に トルコ
5/30(火) 7:05配信
【アンカラ時事】28日のトルコ大統領選挙決選投票でイスラム系政党・公正発展党(AKP)を率いるエルドアン大統領が続投を決めたことに、野党統一候補クルチダルオール氏を支持した人々の間で失望が広がっている。
イスラム保守層や民族主義者の支持を受けるエルドアン政権の強権体質に反発。経済状況の悪化もあり「もうこの国には住めない」と、海外移住を視野に入れる人も少なくない。
エルドアン政権は2013年の大規模反政府デモや16年のクーデター未遂事件などを経て、大統領に批判的な市民に対する締め付けを強めてきた。また、エルドアン氏は今回の選挙を通じ、AKP以上に宗教色の濃いイスラム教スンニ派の政党と協力を深化。今後はイスラム主義の観点からの表現の自由抑制や、市民生活への圧力が高まることも懸念されている。
世俗派の女性エスラさん(27)は、頭部を覆うヒジャブの着用を強制され「トルコはイランのようになるのではないか」と不安げに語った。
イスタンブールで暮らす女性ゴンジャさん(42)は、12歳の娘の将来を憂いている。娘は水泳や絵が得意だが、イスラム教に基づく社会的圧力が着実に強まっており「このままだと競泳用水着は認められず、(スンニ派の偶像禁止の教えから)人間の顔を描くなと言われるかもしれない」と頭を抱える。娘が才能を生かして人生を送れるよう、好条件で仕事を見つけやすい欧米への移住も考えているという。
エルドアン氏は選挙戦で、反政府組織クルド労働者党(PKK)がクルチダルオール氏を支持していると、フェイク(偽)動画を使って主張。地元メディアもこれをそのまま報じ、市民の反クルド人感情を刺激した。南東部ディヤルバクルで暮らすイスラム教少数派アレヴィ派のクルド人女性(48)は「トルコはますます暮らしにくくなっている。家族で近くドイツに移住する準備を進めている」と語った。
3699
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OS5
:2023/05/30(火) 11:39:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/1e5cedf9a2ab888948877a33c10a0c111f19f341
シリア難民、多くが安堵 エルドアン氏は送還に慎重 トルコ
5/29(月) 20:32配信
時事通信
朝食を食べるトルコのシリア難民=2月24日、トルコ南部ハタイ(EPA時事)
【アンカラ時事】28日のトルコ大統領選でエルドアン大統領が再選され、隣国シリアの内戦から逃れてきた多くの難民が安堵(あんど)している。
野党側が選挙公約の柱の一つとして強制送還を訴えてきたのに対し、これまで多くの難民受け入れを容認してきたエルドアン大統領は強制送還には否定的な姿勢を示してきたためだ。
エルドアン氏は勝利演説で、シリア難民について「送還を望むトルコ市民がいることは理解している」と述べた上で、これまでに60万人が「自発的にシリアの安全な地域に戻った」と説明。今後もカタールと協力し、シリア北部のトルコ支配地域で「新たな入植計画を進め、数年間で100万人が戻れるようにしたい」と強調した。
トルコでは現在、約350万人のシリア難民が滞在しているとされる。アンカラのシリア人居住区で暮らすモハマド・ニギラウィさん(28)は「再選は本当にうれしい」と声を弾ませた。レバノンから送還された難民がシリアでアサド政権に拘束される事例が相次いでいると指摘し、「野党統一候補のクルチダルオール氏が勝つ展開は恐ろしかった。(居住区では)皆救われた気持ちになっている」と話した。
エルドアン政権下では2011年以降急増したシリア難民の一部に市民権を与える動きも進み、最近の選挙では政権支持層の一角を占めるに至っている。野党支持者からは「難民保護は選挙目的だ」と批判する声も聞かれる。
3700
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OS5
:2023/06/04(日) 09:04:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/482cc08d53ae52cf0ef30eaeff3f7d5ad962274d
外相フィダン氏、財務相シムシェキ氏 トルコ大統領が新閣僚発表
6/4(日) 6:02配信
時事通信
【イスタンブール時事】トルコのエルドアン大統領は3日、新政権の閣僚を発表した。
外相にはハカン・フィダン国家情報機構(MIT)長官、財務相にはメフメト・シムシェキ元副首相がそれぞれ選ばれた。現地メディアによると、7日に予定される国会での宣誓を経て正式に就任する。
エルドアン氏は3日、実権型大統領制に移行する前を含めて3期目となる大統領の就任宣誓を行った。その後、就任式典に臨み、今後の政権運営に際して「新たな閣僚たちと共にトルコの世紀をつくり上げていく」と強調していた。
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OS5
:2023/06/04(日) 09:30:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/6b02622a5df9ce6a23a1ffa419008be914bbfb2e
トルコ、インフレ抑制へ経済政策転換か 財務相にシムシェク氏を起用
6/4(日) 8:55配信
毎日新聞
トルコのエルドアン大統領(中央)と握手するシムシェク財務相=アンカラで2023年6月3日、ロイター
5月の大統領選で勝利したトルコのエルドアン大統領は3日、新たな内閣を発足させ、財務相にシムシェク元副首相を任命した。シムシェク氏は2007〜18年まで財務相、副首相などを歴任し、トルコの経済成長を支えた人物。エルドアン政権は今後、インフレ抑制のための政策転換を図る可能性がある。
エルドアン政権は21年以降、欧米諸国がインフレ抑制のために利上げに踏み切る中、景気刺激を狙って逆に利下げを実施。その結果、通貨リラは暴落し、インフレ率は一時80%以上を記録するなど、市民生活は苦境に陥っている。エルドアン氏はこれまで、政府の方針を批判した中央銀行総裁や財務相を更迭して独自の政策にこだわってきた。だがシムシェク氏の財務相起用は、経済政策の転換を示唆している。シムシェク氏は、欧州の金融機関などで長く勤務したエコノミストで国外からの評価も高く、投資の増加も期待できる。
新内閣では、外相に諜報(ちょうほう)機関トップを務めるエルドアン氏の側近、フィダン氏を、国防相には軍トップのギュレル氏を任命した。
エルドアン氏は3日、新内閣の発表に先立ち、首都アンカラの議会で大統領への就任を宣誓。「憲法、民主主義、世俗的な共和国の原則を守る」と述べた。また「我々は今まで以上に連帯し、未来に焦点を合わせる必要がある」と述べ、激しい選挙戦で分断された国民に和解を呼び掛けた。
大統領選では経済の混乱などが響き、エルドアン氏は野党統一候補のクルチダルオール氏に苦戦。5月14日の第1回投票で過半数の得票を得られず、同28日の決選投票で当選を決めた。新たな任期は5年。エルドアン氏は議員内閣制時代を含めて3期目となる。【エルサレム三木幸治】
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OS5
:2023/06/04(日) 10:56:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4039449d3ede64e761b5a599469e4d1b0bc3bb2
エルドアン大統領就任宣誓 経済かじとりに元副首相、政策動向に注目
6/4(日) 10:19配信
朝日新聞デジタル
首都アンカラで2023年6月3日、財務相に起用したシムシェキ元副首相(左)と握手するエルドアン大統領(中央)=ロイター
5月のトルコ大統領選で勝利したエルドアン大統領が3日、就任の宣誓をしたうえで新政権の閣僚を発表した。経済の低迷が続くなか、投資家の間で信頼があり、2018年まで副首相や財務相を歴任したシムシェキ氏を財務相に再び起用した。激しいインフレや資金流出に直面するトルコ経済の立て直しに注目が集まる。
エルドアン氏は首都アンカラの議会での宣誓で「憲法と法の支配、民主主義、世俗国家の原則に従い、トルコ共和国の栄光と栄誉を守り、強化する」と述べた。任期は5年。アナトリア通信によると、宣誓後の就任式には、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長やアゼルバイジャンのアリエフ大統領、南米ベネズエラのマドゥロ大統領らが出席した。
朝日新聞社
3703
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OS5
:2023/06/06(火) 20:32:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/85a7e01cb1a5f9dfa24a35d8a3fdbab84f746a56
エジプト、イランが和解か 経済関係期待も残る懸念
6/6(火) 7:12配信
時事通信
テヘランで会談するイラン最高指導者ハメネイ師(右)とオマーンのハイサム国王(ハメネイ師の事務所提供)=5月29日(AFP時事)
【カイロ時事】長年断交状態にあるエジプトとイランが和解する可能性が出てきた。
イランの最高指導者ハメネイ師がエジプトとの関係改善を歓迎すると表明。中東メディアは年内にも両国が大使を交換するとの観測を報じている。不況にあえぐエジプトはイランなどとの経済関係を、米国の経済制裁に苦しむイランはアラブ諸国との関係強化の足掛かりをそれぞれ期待しているとみられる。
ハメネイ師は5月29日、テヘランでオマーンのハイサム国王と会談。国営イラン通信によると、仲介役とされるハイサム国王が関係正常化を求めるエジプトの意向を伝え、ハメネイ師が「歓迎する。問題ない」と応じたという。
1979年のイラン革命で成立した現体制は、イスラエルと平和条約を結んだエジプトと断交した。その後、2012年にエジプトでイスラム組織ムスリム同胞団出身のモルシ大統領が就任すると両国は接近。しかし、モルシ政権がクーデターで打倒され、14年にシシ政権が発足して以降、関係正常化に向けた動きは止まっていた。
今年に入って中東で対立していた国々の正常化の動きが急速に進んだことが、エジプトとイランの関係にも影響を及ぼしたとみられる。イランとサウジアラビアは今年3月、中国の仲介を受け外交関係の修復で合意。AFP通信は外交関係者の話として、6月6日に在サウジ・イラン大使館が再開すると報じた。5月にはシリアが内戦下で資格停止となっていたアラブ連盟に復帰し、アサド大統領がサウジを訪問した。
報道によると、イランとエジプトの外交・情報当局者は3月と4月に非公開協議を実施していた。また、イランとエジプトは共に中国やロシアとの関係を深めており、こうした点も正常化の動きを後押しした可能性がある。
エジプトのアラブ調査研究センターのハミ・スレイマン所長は、イランにとってエジプトとの和解は「アラブ諸国との関係改善への突破口になる」と強調。不況を脱したいエジプトとしては、イランやイランが影響力を持つシリア、レバノンなどとの経済関係強化が視野にあるという。
ただ、スレイマン氏は、民兵組織を含む親イラン勢力の中東地域での影響力拡大をエジプトは依然懸念していると指摘。関係を改善しても、維持できるかは「イラン次第だ」と語った。
3704
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OS5
:2023/06/08(木) 08:54:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/5662bd6bc9663b0f4759a5e0c784ff5e91e29100
クウェート議会選、反政府派が過半数 政局の混乱継続か
6/8(木) 7:12配信
時事通信
【エルサレム時事】クウェートで6日、国民議会(一院制、定数50)選挙が行われ、国営クウェート通信が7日伝えた開票結果では、反政府派が過半数の29議席を獲得した。
AFP通信が報じた。
クウェートでは首長が首相を任免する政府と、国民の直接選挙による議会が長年対立してきた。今回の議会選はここ10年余りで7回目。
昨年9月の議会選でも反政府派が半数以上の議席を得たが、憲法裁判所が今年3月、議会解散を巡る不備を理由に結果を無効とし、解散前の議員を復活させる判断を下した。反政府派が改めて多数を占めたことで、政局の混乱が続く可能性がある。
3705
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OS5
:2023/06/10(土) 09:29:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/3e5bfb8841bb97c8a952b5843d4b3a30e69b4755
米、中東外交を仕切り直し イスラエルとサウジの国交正常化模索 難航は必至
6/9(金) 18:58配信
産経新聞
【ワシントン=大内清】ブリンケン米国務長官は8日、3日間のサウジアラビア滞在を終えた。今回の訪問でブリンケン氏は、中東における2大同盟国であるサウジとイスラエルの国交正常化に向けた橋渡しを模索。外遊は、中国やロシアがイランと接近するなど中東の力学が変化する中で行き詰まりをみせていた中東外交の仕切り直しを図るものとなった。
8日の帰国に先立って記者会見したブリンケン氏は、イスラエルとサウジを含むアラブ諸国の国交正常化を促進することが「米国の戦略のカギ」だと語った。帰途の機中ではイスラエルのネタニヤフ首相と電話で正常化問題を協議。サウジ側から得た感触を伝えたものとみられる。
米国の中東外交はここ数年で何度も変転した。サウジ、イスラエルの両国と緊密な関係を築いたトランプ前政権は2018年、オバマ政権が結んだイラン核合意から一方的に離脱し、イランへの圧力を強めた。末期にはアラブ首長国連邦(UAE)など一部のアラブ諸国とイスラエルの国交正常化を実現し、「イラン包囲網」を強化している。
これに対しバイデン政権は、イラン核合意の修復によって域内の緊張緩和を目指すことを中東外交の基調に置いた。
だが昨年2月のロシアによるウクライナ侵攻後、イランが露軍への兵器供与に乗り出したことで、一時は妥結寸前にこぎつけた核合意の再建協議は頓挫。世界的なエネルギー高騰の解消に向け、人権問題を巡って関係が険悪化していたサウジに歩み寄って石油増産を働きかけたものの、成果はあがらなかった。対イスラエルでは、バイデン政権が推すパレスチナとの「2国家共存」案に否定的なネタニヤフ氏が右派連合を率いて政権に返り咲いたことでぎくしゃくした関係が続く。八方ふさがりといっていい状態だ。
そこで目を向けたのが、イスラエルとサウジの国交正常化を仲介することで中東での影響力確保を図る路線だ。断交していたサウジとイランが今年3月、中国の仲介で関係正常化に合意し、米国の影響力低下がささやかれたことも方針転換を後押ししたとみられる。
米ネットメディア「アクシオス」によると、バイデン政権は今後6〜7カ月でイスラエルとサウジの正常化に向けた動きを軌道に乗せたい考え。バイデン大統領が再選を狙う来年11月の大統領選を前に大きな外交的成果をあげ、選挙運動に勢いをつけたいとの計算もにじむ。しかし、道のりは険しい。サウジのファイサル外相は8日の会見で、国交正常化に前向きな姿勢を示しつつも、前提としてイスラエルと将来のパレスチナ国家による「2国家共存への道が開かれる必要がある」と強調した。アラブ諸国の盟主を自任するサウジとしては、「パレスチナを見捨てた」との印象は避けたいためだ。
ところが、ネタニヤフ政権は国際法に反するヨルダン川西岸でのユダヤ人入植地建設を推進しており、そもそも「2国家共存」案には否定的だ。バイデン政権の仲介努力は、出発点から壁に直面している。
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3706
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OS5
:2023/06/15(木) 16:41:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/e26d9939d732bb0ae010aeb55e421aa592e7b0bc
レバノン、12回目の大統領選出に失敗 政治空白が長期化
6/15(木) 15:02配信
ロイター
6月14日、レバノンの議会は14日、昨年10月に退任したアウン大統領(写真)の後任を選出する12回目の投票を行ったが失敗に終わった。写真はレバノンのバアブダーで昨年10月撮影(2023年 ロイター/Mohamed Azakir)
[ベイルート 14日 ロイター] - レバノンの議会は14日、昨年10月に退任したアウン大統領の後任を選出する12回目の投票を行ったが失敗に終わった。宗派と結び付く政治勢力間の争いで政治空白が長引き、経済危機が一段と深刻化する恐れがある。
レバノンでは大統領はキリスト教マロン派から選ばれることが慣例となっている。今回は国際通貨基金(IMF)高官で元財務相のジハード・アズール氏とヒズボラが支持するスレイマン・フランジェ氏の対決となったが、1ラウンド目の投票で両氏共に必要な86票を獲得できなかった。128議席中、アズール氏の得票数は59票、フランジェ氏は51票だった。
ヒズボラと同盟党の議員らは1ラウンド目の投票後に退出し、議会は2ラウンド目の投票に必要な3分の2の定数を割り込んだ。2ラウンド目では65票を獲得すれば勝利する。
国会議長は次の議会を予定しておらず、アウン氏の後任は当面決まらない可能性が高い。
*カテゴリーを追加します
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OS5
:2023/06/18(日) 22:19:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/a71237806fd50ebebe4a4bff846117b0947f8938
サウジアラビア外相がイラン訪問 断交以降、初 共存路線へかじ
6/18(日) 10:23配信
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毎日新聞
イランのライシ大統領(右)と握手するサウジアラビアのファイサル外相=テヘランで17日、サウジ通信・ロイター
サウジアラビアのファイサル外相は17日、対立が続いていたイランの首都テヘランを訪問し、同国のアブドラヒアン外相と会談した。サウジ外相のイラン訪問は、2016年に断交して以降では初めて。両国は中東各国で「覇権争い」を演じてきたが、3月に中国の仲介で関係正常化に合意しており、共存路線へと大きくかじを切っている。
中東の衛星テレビ「アルジャジーラ」などによると、会談では貿易や投資といった経済協力などを協議した。共同記者会見でアブドラヒアン氏は「イランは地域の安定を望む」と強調。ファイサル氏は「両国の協力は地域の安全、とりわけ海洋の安全保障にとって重要だ」と語り、「互いの尊重と内政不干渉」が両国関係の中心になると指摘した。
また、ファイサル氏はイランのライシ大統領とも会談し、パレスチナ問題などの地域情勢を協議した。会談では、サウジのサルマン国王やムハンマド皇太子の招待として、ライシ師にサウジを訪問するよう改めて要請したとみられる。
16年の断交は、サウジが国内でイランの国教であるイスラム教シーア派の宗教指導者を処刑し、反発したイランの群衆がテヘランのサウジ大使館を襲撃した事件がきっかけだった。両国はシリアやイエメンの内戦などでも互いに対抗勢力を支援し、地域大国同士の対立は中東全体を不安定化させていた。
だが、両国の「代理戦争」の様相を呈していたイエメン内戦の長期化などで安全保障環境が悪化する中、両国は21年から対話を開始。今年3月には仲介役の中国の首都・北京で外交関係の正常化に合意し、両国関係の変化とともに、中東における中国の存在感を印象づけた。【カイロ金子淳】
3708
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OS5
:2023/06/19(月) 09:52:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/ac5a89dfb2bf877ac5bdbb58ef716548b3532633
敵対していた地域大国、サウジとイラン急接近…影響力低下の米に代わり中国の姿
6/18(日) 22:43配信
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コメント24件
読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)
【テヘラン=吉形祐司】サウジアラビアのファイサル・ビン・ファルハン外相は17日、国交正常化に合意したイランの首都テヘランを訪れ、同国のホセイン・アブドラヒアン外相やエブラヒム・ライシ大統領と会談した。両外相は共同記者会見で地域安全保障の重要性を強調し、協力関係を強化する方針を表明した。
【写真】北京で会談した中国外交トップの王毅共産党政治局員と、イラン、サウジアラビア両国の政府高官
サウジ外相のイラン訪問は、両国が断交状態となった2016年以降では初めて。ファルハン氏は会見で「地域安保、特に海上航行で、両国と域内各国の協力が重要だ」と述べた。アブドラヒアン氏も同様の見解を示し、「安保は軍国主義と同じではなく、政治や文化、社会、経済、貿易面も含めて幅広くとらえたい」と包括的な協力を目指す意向を明らかにした。
イランは今月、産油国が集中するペルシャ湾の出入り口で、原油輸送の大動脈でもあるホルムズ海峡の安保について、域内各国で新たな枠組みを構築する計画を発表した。サウジのほかアラブ首長国連邦(UAE)やカタール、バーレーン、イラクなどが参加するとしている。
ホルムズ海峡の海洋安保は2019年以降、米国が主導して多国間の取り組みを進めてきた。しかし、18年のサウジ人記者殺害事件で、バイデン米政権がサウジのムハンマド皇太子の関与を認定する報告書を21年に公表したことでサウジとの関係が悪化し、域内への米国の影響力が低下した。一方、敵対していた域内大国のサウジとイランが急接近し、同海峡周辺の安保環境は変化しつつある。
米国の制裁下にあるイランは中国やロシアとの関係緊密化を進めており、3国の海軍は19年以降、ホルムズ海峡近海で合同演習を行っている。特に中国は、イランとサウジの国交正常化を仲介した経緯がある。同海峡の安保を巡っても、原油の最大需要国として利害のからむ中国が今後、関与を強める可能性がある。
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OS5
:2023/06/27(火) 15:07:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/4c5d2183f601ff76a9e99abb8c1d33ce2a5f2d63
女性「抑圧しない」と宣言 タリバン指導者、柔和姿勢強調 アフガン
6/27(火) 14:24配信
時事通信
アフガニスタンのイスラム主義組織タリバンの最高指導者アクンザダ師=撮影日時・場所不明、2016年5月にタリバン提供(AFP時事)
アフガニスタンのイスラム主義組織タリバンの最高指導者アクンザダ師は25日、イスラム教に基づく統治でも、女性は「自由で尊厳のある人間」としての地位を回復し、「伝統的な抑圧」から解放されると宣言した。
AFP通信が報じた。女性抑圧政策を国際社会から批判される中、柔和な姿勢をアピールする狙いとみられる。
アクンザダ師はイスラム教の「イードアルアドハー(犠牲祭)」を前に声明を発表。「社会の半分を占める女性の地位向上に向け、必要な措置が既に取られた」と主張した。
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OS5
:2023/06/29(木) 09:35:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/d75064096ff268f0d8cc41d09e03bb4c9e9d333e
メッカ大巡礼が最高潮 180万人超参加 サウジ
6/28(水) 13:41配信
時事通信
27日、サウジアラビア西部メッカ近郊のアラファト山で祈りをささげる巡礼者ら(EPA時事)
【カイロ時事】サウジアラビア西部のイスラム教の聖地メッカを訪れる大巡礼(ハッジ)は27日、預言者ムハンマドが最後の説教をしたというメッカ近郊アラファト山に巡礼者が集結し、最高潮を迎えた。
新型コロナウイルス対策による受け入れ制限が撤廃され、サウジ当局によると180万人以上が参加。中東情勢の変化を受け、サウジが内戦に介入するイエメンの首都サヌアからの航空便も再開した。
ハッジは礼拝や断食などと共にイスラム教徒に課せられた五つの義務の一つ。財力と体力に余裕のある信徒が一生に一度は行うものとされる。参加したエジプト人女性はAFP通信に「待ち望んでいた瞬間だ」と喜びを語った。
2019年は約250万人が参加したが、コロナ禍後は激減。段階的に制限を緩和し、昨年は約100万人まで増やした。
サヌアからの航空便は約7年ぶり。背景には、長年対立してきたサウジとイランが今年3月、外交関係修復で合意し、中東地域の緊張が緩和されたことがある。
サウジは、イランとの代理戦争の様相を呈していたイエメン内戦を巡り、4月にサヌアを支配する親イラン武装組織フーシ派と停戦に向けて協議。和平への期待が高まっている。
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OS5
:2023/07/16(日) 22:22:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/4051c337a65d7d38b72ecb3da7368f933c480450
「国民の7割がゲーマー」のサウジ、日本にも商機 岸田首相が訪問へ
7/16(日) 15:00配信
朝日新聞デジタル
サウジアラビアの首都リヤドで7月9日、開催中のゲームの祭典「ゲーマーズ8」でプレーする参加者=ロイター。サウジはエンターテインメントブームに沸いている
岸田文雄首相は16日、中東歴訪の最初の国としてサウジアラビアに向けて出発した。主要産油国でつくる石油輸出国機構(OPEC)の盟主で中東最大の産油国サウジは、石油依存から脱却するため、エンターテインメント産業に力を入れている。現地で人気の高い日本のアニメや漫画をビジネスにつなげようと、日本企業も商機をうかがう。
英紙フィナンシャル・タイムズは6月、サウジが過去1年半で、世界各国のゲーム会社の買収などのために約80億ドル(約1兆1300億円)を投じた、と報じた。成長する世界のエンタメ市場で「支配的な力を得るため」としている。
サウジは人口の7割が35歳以下で、国民の70%がゲーマーとも言われているという。同紙は国政を取り仕切るムハンマド皇太子が自身もゲーマーと公言している、と報じている。
ムハンマド氏が副皇太子時代の2016年に発表した改革指針「ビジョン2030」には、エンタメ産業の強化が盛り込まれた。現地ではゲームに加え、日本のアニメや漫画の人気が高い。
紅海沿いの都市ジッダでは昨年から、「進撃の巨人」や「名探偵コナン」など人気作品を通じて日本文化を体験できるイベント「アニメビレッジ」が開催されている。サウジのイベント企業が手がけるイベントに、日本側からはエイベックス・アジアが企画提案として関わっている。
昨年の成功を受けて今年も4月24日から6月7日まで開催。作品の世界に「『没入』と『体験』ができるように」(担当者)と作られたパビリオンは、訪れた人たちの歓声でわいた。(カイロ=高久潤)
朝日新聞社
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OS5
:2023/07/26(水) 11:58:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/f0f7ff308f0e1736c991ff05442de75c7e004af9
イスラエルで司法改革法案が可決 最高裁の権限抑制 混乱深まる
7/25(火) 10:11配信
毎日新聞
「司法改革」法案の可決後、イスラエルの国会前で抗議するデモ隊=エルサレムで2023年7月24日午後、ガイ・グリーン撮影
イスラエル国会は24日、最高裁の権限を抑制し、政権に権力を集中させる「司法改革」の関連法案を賛成多数で可決した。この日はイスラエル各地で数十万人が参加する抗議デモが実施されたが、ネタニヤフ政権はデモを放水で排除するなど、妥協しない姿勢を示した。野党側は反発を強め、国内の混乱はさらに深まりそうだ。同盟国・米国など国際社会の懸念も高まっている。
政権の「司法改革」は複数の法案から構成されており、今回可決されたのは、政権の政策や人事が過度に政治的に決められた場合、最高裁が「合理性」を基準に審査できるとの権限を取り消す法案。1院制のイスラエルではこれまで、最高裁が国会と内閣をけん制し、監視する権限を担ってきた。最高裁は今年1月、ネタニヤフ首相が、脱税の有罪判決を受けて執行猶予中の宗教政党党首を閣僚に任命した際、「合理性がない」として却下したが、今後は同様の判断が認められなくなる。政権は今後、最高裁判事の指名に政権が影響力を行使できる内容の法案などの可決を目指す。
今回の法案を巡っては、「政権が独裁化する第一歩だ」として野党や多くの市民が批判している。イスラエル軍の訓練などを担う予備役約1万人が、法案が可決された場合「業務を停止する」と宣言したほか、抗議デモも高速道路を占拠するなど激化。治安当局は24日、通常はパレスチナ人向けに使う腐敗臭の強い「スカンクウオーター」をデモ隊に発射するなど、攻防が繰り広げられた。予備役の意向を受け、安全保障面で懸念を抱いたガラント国防相は一時、法案の修正を検討したが、極右閣僚らが反対。最終的に、政権は法案を押し通した。
ネタニヤフ首相は24日、選挙で選ばれていない裁判官が過度に権力を握っているとして、法案は「(権力の)バランスを取り戻すために必要だった」と主張。その他の「司法改革」法案については、次期国会が開かれる今秋までに野党側と協議し、「合意を目指す」と述べた。
一方、最大野党党首のラピド前首相は24日、「(政権は)イスラエルの民主主義や安全保障を壊そうとしている」と批判し、可決された法案について裁判所に異議を申し立てた。また、デモ隊は法案の可決後も国会前や高速道路で抗議集会を継続。今後も政権の「改革」と闘い続ける意向を示した。【エルサレム三木幸治】
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OS5
:2023/07/26(水) 11:59:22
https://mainichi.jp/articles/20230714/k00/00m/030/244000c?inb=ys
イスラエル「司法改革」巡り衝突激化 極右閣僚、警察に実力行使要求
三木幸治
毎日新聞 2023/7/14 18:58(最終更新 7/14 23:21)
イスラエルの右派政権による「司法改革」を巡り、デモ隊と治安当局の衝突が激しさを増している。改革に反対する大規模デモは約6カ月間続いており、極右閣僚はデモ隊を排除するため、警察に実力行使をするよう要求。市民や記者が逮捕されたり、負傷したりするケースが続出し、毎日新聞の現地スタッフも被害に遭った。最高裁の権限を抑制し、政権に権力を集中させる「改革」には、国際社会からも懸念の声が上がるが、政権は妥協する姿勢を見せていない。
「民主主義を守れ」「独裁者を排除せよ」。今月11日、イスラエルの各地で「改革」に反対するデモが実施され、10万人以上が参加した。デモ隊は高速道路を一時的に占拠したほか、中部の商都テルアビブ近郊の空港や各都市の中心部で抗議集会を開催。IT企業に勤めるラウエ・エイタン氏(43)は空港のデモに参加し、「司法の独立は、イスラエルの民主主義を守るために必須だ。デモを続けることで政権に圧力をかけたい」と話した。エイタン氏は今年に入り、毎週デモに参加しているという。
ネタニヤフ政権は1月以降、「選挙で選ばれていない裁判官が、政権の法案を止めることは許されない」として、最高裁の権限を弱める「改革」を推進。軍やIT業界など国の安全保障や経済を支える人々から「権力の分立を損なう」と批判が噴出し、3月に改革の議論を一時停止した。だが、5月から再び改革に向けた動きを強めている。
政権の「司法改革」案は複数の法案から構成されるが、政権は一つ一つ法案を国会に通す戦略を取る。現在は、最高裁が政権の政策や人事について「合理性」を基準に審査する権限を取り消す法案を審議している。
1院制のイスラエルでは、最高裁が国会と内閣をけん制し、監視する権限を持ってきた。最高裁は1月、ネタニヤフ首相が、汚職で有罪判決を受けて執行猶予中の宗教政党党首を閣僚に任命した際、「合理性がない」として却下した例がある。ネタニヤフ政権には最高裁のこうした機能を弱めようとの狙いがある。
「改革」を推進する立場の極右閣僚は抗議デモが長期間続き、激しさを増していることにいら立ちを募らせている。…
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OS5
:2023/07/31(月) 08:01:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f234b6dbf34291ef63aac8040f724c031bcc80d
「社会壊す」と楽器焼却 アフガン、音楽禁止広がる タリバン
7/31(月) 7:11配信
時事通信
29日、アフガニスタン西部ヘラート郊外で、集めた楽器を焼却するイスラム主義組織タリバンのメンバー(勧善懲悪省提供)(AFP時事)
【ニューデリー時事】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権の「宗教警察」に当たる勧善懲悪省は30日、西部ヘラート州で住民から没収した楽器を焼却する写真を公開した。
同省幹部は声明で「音楽は若者を誤った方向に導き、社会を壊す原因だ」と指摘。楽器の演奏者は処罰すると警告した。
タリバンは2021年8月の政権奪取後、極端なシャリア(イスラム法)解釈に基づく統治を推し進めており、音楽活動を含む娯楽の禁止もその一環。結婚式場や公共の場での楽器使用や音楽鑑賞を各地で禁じ、音楽学校は閉鎖を余儀なくされた。
勧善懲悪省が29日撮影した写真では、タリバンのメンバーが回収したギターなどの弦楽器や伝統的な太鼓「タブラ」を積み上げ、燃やしている。
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OS5
:2023/08/07(月) 08:48:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/06fad30bafd51b6d5d2b62ad4778abeaedafd08e
大学で勉強して医者になる夢が…タリバン支配下、アフガン女性の困難
8/6(日) 18:00配信
毎日新聞
自宅で勉強する机を見せてくれたマリヤム・サダトさん=アフガニスタンの首都カブールで2023年7月23日午後0時21分、川上珠実撮影
裸電球がぶら下がる部屋の片隅に、1人用の小さな机が置かれていた。広げられたノートには、オンライン授業で習った英単語がびっしりと書かれている。
「大学で勉強して医者になるのが子どものころからの夢でした。私の人生は何もかも変わってしまいました」。アフガニスタンの首都カブール西部ダシュテバルチで暮らすマリヤム・サダトさん(18)はそう言うと、苦しげに声を詰まらせた。
2021年8月に実権を握ったイスラム主義組織タリバン暫定政権は女子の中等学校教育を停止し、サダトさんは通学を断念せざるをえなかった。
地域によっては私塾での女子教育も制限されているが、サダトさんの居住地では塾に通うことは認められている。サダトさんは以前から放課後に通っていた近隣の学習塾「カジ教育センター」で、他の女子生徒らとともに大学受験に向けた勉強を続けた。
本来なら12年生(日本の高校3年生に相当)だった昨年9月末、サダトさんら約400人の生徒が同センターで模擬試験を受けていたところ、教室に何者かが侵入して自爆した。サダトさんは直前に外で銃声が響くのを聞いて教室から飛び出して助かったが、国連アフガニスタン支援団(UNAMA)によると、女性48人を含む54人が死亡し、114人が負傷した。
同センターがあるダシュテバルチは、住民の大多数がイスラム教シーア派を信仰する少数民族ハザラ人だ。タリバンの復権後に治安は安定したとされるが、シーア派を敵視する過激派組織「イスラム国」(IS)系の「ISホラサン州」などによるテロは今も続く。同センターでの自爆事件も同様のテロだとみられている。UNAMAによると、タリバンが復権してから今年5月までに全国で自爆テロなどで市民1095人が死亡し、2679人が負傷した。
サダトさんはその後も自宅で大学受験の勉強を続けたが、22年末に今度はタリバンがそれまで認めていた女性の大学教育を停止すると発表。大学進学の道は途絶えた。今も毎朝5時に起きてオンラインなどで勉強し、近所で市民団体が実施する英語の授業を1日約2時間受けているが、将来は見えない。「この国で女性として生きるのは大変なことです。海外で勉強を続けたいですが、国を出るのも難しい」と声を落とす。
傍らで娘を見つめる母マスーマさん(50)は「私は教育を受けられなかったので、職に就くことができなかった。だから娘には教育を受け、良い未来をつかんでほしいと願っています」とつぶやいた。マスーマさんはサダトさんが生まれる5カ月前に夫サイド・アブドル・カリームさんを亡くし、一人でサダトさんら10人の子どもを育ててきた。
前回のタリバン政権(1996〜01年)が崩壊した後、欧米や日本はアフガンの教育を支援してきたが、タリバン復権後の国際援助は停滞している。旧民主政権時代に生まれ育ったサダトさんは「私たちはたくさんの希望を抱いていました。これまでアフガンを支援してきた国々に戻ってきてほしい。私たち女性を支援し、女性の学校教育を再開するようにタリバンに働きかけてほしい」と祈るように訴えた。
サダトさんはテロの恐怖からカジ教育センターに通えなくなったが、センターでは今も大学受験を目指す生徒らが学んでいる。銃を携えた警備員が厳重に警戒する中、手荷物検査とボディーチェックを受けてセンター内に入ると、教室で黒板に向かう女子生徒らの姿が見えた。「彼女たちが安心して学べる日を待ち望んでいます」。職員は硬い表情で語った。
タリバンが実権を掌握して15日で2年となるアフガンで、女性たちを取り巻く環境が厳しさを増している。女性らの声に耳を傾けた。【カブールで川上珠実】
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OS5
:2023/08/15(火) 19:23:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/8d2e7b76d2257d9f002252b264beb8345bf4153f
タリバン支配2年、「対米ジハード勝利」の祝日 治安は不安定
8/15(火) 18:30配信
朝日新聞デジタル
アフガニスタンの首都カブールで2023年8月15日、タリバン暫定政権が政変2年に合わせて集会を開いた
アフガニスタンでイスラム主義勢力タリバンが復権した政変から、15日で2年がたった。タリバンが発足させた暫定政権を正式な政府として認めた国はなく、閉塞(へいそく)感が漂っている。
タリバン側は「米国の占領とその同盟国に対するジハード(聖戦)の勝利」を記念するとして、15日を祝日に指定。首都カブールでは銃を持った戦闘員や支持者らが祝った。
暫定政権は15日に発表した声明で、「いかなる侵略者もアフガニスタンの独立と自由を脅かすことは許されない」と強調。「シャリーア(イスラム法)の枠内で国民に奉仕し、国の発展と安定のために働くことを約束する」とも記した。
タリバンは2021年8月15日に首都カブールを制圧した後、戦闘員を街中に配置。テロ事件などが減って前政権時代よりも治安は回復したと言われている。
だが国連によると、政変から今年5月末までに民間人の死者は3774人に上り、そのうち2814人が、タリバンに反発する勢力が仕掛けたとみられる即席爆発装置(IEDs)によって犠牲になったという。
国内では、タリバンと敵対する過激派組織「イスラム国」(IS)などが活動するなど、「テロの温床」になる危険性も残る。南東部ホースト州のホテルでは14日にも爆発が発生し、少なくとも3人が死亡し、7人が負傷した。
タリバンは復権当初、「女子教育を認める」などと述べていたが、実際は女性の教育や就労などを厳しく制限している。
アフガニスタンの人権状況に関する国連特別報告者リチャード・ベネット氏らは14日、女性の人権抑圧を「ジェンダーのアパルトヘイト(隔離政策)」と呼び、タリバンに政策の見直しを求めた。(ニューデリー=石原孝)
朝日新聞社
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OS5
:2023/08/15(火) 19:26:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/b10d4b17a6683044080dae6cbba1a7873fdab0e7
アフガン貧困深刻化、中国が浸透図る タリバン首都制圧2年
8/15(火) 15:39配信
産経新聞
タリバン復権後のアフガニスタンを巡る国際社会の動き
【シンガポール=森浩】アフガニスタンでイスラム原理主義勢力タリバンが首都カブールを制圧し、15日で2年を迎えた。復権したタリバンは独自のイスラム法解釈に基づき、公開処刑を復活させ、音楽や女性の教育を禁止するが、国内の経済悪化には打つ手がない状況だ。米軍撤収で生まれた力の空白を好機として、中国が影響力拡大を本格化させている。
■「女性図書館」閉鎖
「アフガン音楽の伝統は終わりだ」。産経新聞の電話取材に地元音楽家のミルワズさんはこう話した。1年前に記者が取材に訪れた際、ミルワズさんはタリバンが音楽を「イスラム的ではない」と敵視する中で、ひそかに伝統の打楽器「タブラ」の練習をしていた。「今は監視が厳しく、練習は無理。密告する住民もおり、仲間で集まることもできない」と話す。
タリバンはカブール制圧直後は穏健路線をアピールしたが、昨年12月に公開処刑を復活させ、旧政権期(1996〜2001年)さながらの苛烈な統治を取りつつある。女性への抑圧も強め、中等学校(日本の中学、高校に相当)への女子生徒の登校を禁止。昨年8月に活動家が開いた女性のための図書館は今年3月に閉鎖に追い込まれた。
国内では貧困が急速に進む。タリバン暫定政権を承認した国はなく、最大時に国の歳入の8割を占めた国際援助は打ち切られた。国連によると、人口の3分の2に上る約2920万人が支援を必要とし、約270万人が特に深刻な食料不足に直面。国連は「世界最悪の人道危機の一つ」とする。
■天然資源狙う
中国はそうしたアフガンに触手を伸ばす。タリバン暫定政権を承認していないが、アフガンを安定させ、国内へのイスラム過激派の流入を防ぐ思惑がある。アフガンに埋蔵されている金や銅、バッテリーの生産に欠かせないリチウムなどの天然資源にも注目している。
中国は4月、ロシア、イラン、伝統的にタリバンに近いパキスタンとともにアフガン問題を協議する外相会合を開催。7月には中国北西部甘粛省から鉄道などでアフガンに物資を運ぶ輸送ルートの運用を開始し、同国への浸透を図る。タリバン側は中国を国土再建の「歓迎すべき友人」と呼んでいる。
カブール陥落後の21年8月30日に駐留軍を撤収させた米国は、7月下旬にタリバン代表とカタールで会談し、他のテログループのアフガン内での活動について確認した。「アフガンをテロの温床としない」というタリバンとの和平合意の履行に神経をとがらせるが、関与は限定的だ。
米側は女子の中等教育禁止なども撤回を要求。タリバンは米国が凍結したアフガン政府資産の解除を求めるが、独自のイスラム法解釈を崩す考えはなく、米国の要求に耳を貸さなかったようだ。
タリバン支配が固定化しつつある中、カブールに住む男性(50)は「次にアフガンに来る大国(中国)が何を考えているかは知らない。ただ、どの国でもいい。解決してほしいのはこの貧困だ」と話した。
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OS5
:2023/08/15(火) 20:02:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/ba36ccbf9723740c9a44b50629ce4a4b6ebe6359
4万8千人が立候補の登録 イラン国会議員選 競争率は168倍
8/14(月) 21:08配信
朝日新聞デジタル
テヘランで2023年8月13日、イラン国会の審議に出席する女性議員たち。イラン国営通信提供=ロイター
イラン内務省の選挙管理当局は13日、来年3月に行われる国会議員選挙の立候補の受け付けが同日締め切られ、4万8847人が登録したと発表した。イラン国営通信が伝えた。国会の定数は290で、168倍の競争率となった。
イランでは立候補登録した人に対し、聖職者や法律専門家でつくる保守的な護憲評議会が、イスラム教に忠実かどうかなどの基準に照らして資格審査をする。前回2020年の選挙では約1万6千人が立候補登録したが、審査で認められたのは7148人だけだった。
今回、立候補登録が前回に比べ3倍以上に増えたのは、オンライン化により、手続きが簡単になったことなどが影響したとみられる。日本のような供託金の制度もない。イラン当局は受け付け開始前に、あらゆる携帯番号にショートメッセージ(SMS)を送り、立候補登録を呼びかけた。登録の多さを体制支持の表れととらえ、誇示している面もあるとみられている。
登録者のうち女性は14%だった。年齢別では、40〜50歳が全体の36%を占めて最も多く、30〜40歳が35%と次いで多かった。(カイロ=武石英史郎)
朝日新聞社
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OS5
:2023/08/17(木) 08:55:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/8d30daaca30db55cd9f34f88529d01e5c44e1bf1
タリバン、全ての政党活動禁止 「イスラム法に基づかず」 アフガン
8/17(木) 5:19配信
時事通信
アフガニスタンのイスラム主義組織タリバンの復権2年を祝うタリバンのメンバーや支持者ら=15日、カブール(EPA時事)
【ニューデリー時事】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権のシャライ法相は16日、国内における全ての政党の活動を禁じると発表した。
「シャリア(イスラム法)に基づいておらず、国にいかなる利益ももたらさないため」と説明している。国営バフタル通信が伝えた。
司法省の担当者が国内の法律をイスラム法に照らして見直した結果だという。首都カブールで記者会見したシャライ氏は「国民は政党活動を望んでいない」とも語った。
タリバンが2021年8月に復権して以降、それまで民主政権下で活動していた多くの政党やその代表者らが国外に逃れた。現在、国内で政党活動はほぼ見られず、国外に拠点を移した政党のほとんどはタリバンに対し批判的な姿勢を取っている。
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OS5
:2023/08/17(木) 09:02:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/ffa4b4e4fa6d43891666d325fc68b17ee352b9f1
女手一つで開いた美容院、タリバンが強制閉鎖「生き埋めにされたよう」
8/17(木) 7:16配信
読売新聞オンライン
【テヘラン=吉形祐司】アフガニスタンのイスラム主義勢力タリバンが政権を掌握してから15日で2年となった。タリバンは女性抑圧政策を一層強化しており、抵抗を試みる女性もいるが、希望は見えない。
隠れみの
(写真:読売新聞)
タリバンが禁止する女子教育を地下活動で続けているホメイラ・ファルハングヤーさん(48)は、マスクなしでオンライン取材に応じた。「タリバンは私の名前も顔も知っている。隠す必要はない」と言い切った。
2021年8月、タリバンが首都カブールを制圧した後、女性という理由で地元大学の学長の座を追われた。地下活動が一度タリバンに見つかり、強打された背中に痛みが走る。左足にも軽いマヒが残る。いったん隣国パキスタンに逃れたが、カブールに戻り、授業を再開した。「タリバンも裁縫を教えることは認めている。それを隠れみのにするのよ」
仲間5人の協力で、場所を移しながら裁縫教室を開く。その後、中高生に数学や理科、英語などを教える。生徒は約90人でオンライン授業もある。ファルハングヤーさんは「捕まれば殺されるかもしれないけれど、名誉なことね」と語った。
美容院閉鎖
タリバンは、独自に解釈したイスラム法による統制を基本とし、社会から女性を締め出している。推定人口約4100万人の半分にあたる女性の多くが、就労や教育の権利を奪われている。
カブールの高校3年生ガザル・ワリさん(18)が昨年3月の新学期に登校すると、銃を持ったタリバンが現れ、全員帰宅となった。以降は妹(17)と自宅で家事や読書をして過ごす。
ワリさんは「医者になりたくて大学受験課程を選択したのに……。今年は入試が中止され、大学の女子教育も禁止だから意味がなくなった」と目頭を押さえた。
タリバンは7月25日、全国の美容院に閉鎖を命じた。女性の就職先だった約1万2000店で、経営者と従業員が職を失った。
カブールで美容院を経営していたハディセさん(39)(仮名)は、「タリバンが店に押し入り、ポスターや看板を外した」と訴え、撮影した動画を見せた。入り口のガラスは割られ、モデルの写真は塗りつぶされていた。ハディセさんは11歳で父を亡くし、親戚によって見知らぬ男性の妻として売られた。男性が死去した後、女手一つで三男一女を育てながら職業訓練を受け、18年前に店を開いた。
閉鎖時には7人の従業員を抱えていた。大学生の息子3人の学費や自宅家賃の支払いのメドもつかず、貯金を取り崩すしかない。ハディセさんは「生き埋めにされた気分」と声を落とし、顔を覆って泣いた。
抵抗運動
シャマイェル・ナシリさん
タリバンの政策に公然と抗議する女性もいるが、状況は厳しい。
元政府職員のシャマイェル・ナシリさん(26)はタリバンが政権を掌握した後、女性の就労と教育を求めるデモ隊を組織した。銃やムチで暴行を受け、潜伏先を移しながら活動を続けたが、仲間から「これ以上は危険」と諭され、7月末に人権団体の協力で米国に逃れた。
ユタ州に滞在中のナシリさんは「各国政府はタリバン政権を承認しないでほしい」と訴える。アフガンから唯一持ち出した荷物のパソコンで祖国の仲間と連絡を取り、新たな抗議行動を企画中だが、うつ状態で眠れない日が続いている。
精神状態「悪い」90%…国連調査
タリバンの女性抑圧政策は、女性の精神状態や家庭、社会環境などに悪影響を与えている。国連アフガニスタン支援団(UNAMA)が6月に公表したアフガン人女性の意識調査によると、不安や孤独感、抑うつ感などで精神状態が「非常に悪い」「悪い」と答えた女性は90%を占めた。
過去3か月で収入に結びつく活動が減少した女性は85%に上った。暫定政権の規制が経済・社会的な破綻を招いたと回答した女性は99%に達し、教育や雇用の制限で家庭や地域の問題に対処しにくくなったと答えた女性も99%だった。
調査は4月18日〜5月12日、全国34州のうち9州での面談と、オンラインによる20州での個別アンケートを組み合わせて行われた。
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OS5
:2023/08/29(火) 08:33:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/f110bbfeb6b8fbccf7102a3c107803d45d92265c
リビア外相、国交ないイスラエル外相と会談で更迭 トルコに脱出か
8/29(火) 7:00配信
朝日新聞デジタル
リビアの首都トリポリで8月27日、イスラエルのコーヘン外相とリビアのマングーシュ外相の写真を燃やす人たち。イスラエル外務省によると、両外相は先週、ローマで会談した=AP
北アフリカ・リビアのダバイバ暫定統一政府首相は27日夜、マングーシュ外相を更迭した。マングーシュ氏が24日に訪問先のイタリアでイスラエルのコーヘン外相と会談したことが明らかになり、国内で猛反発が広がっていた。イスラエルメディアは、同国の安全保障筋の情報として、マングーシュ外相が28日未明に政府専用機でトルコに脱出したと報じた。
【写真】「父にばれたら殺される」 年上の彼の裏切り、母が強いた秘密の手術
アラブ圏の一角を占めるリビアはイスラエルと国交がない。パレスチナ問題をめぐり中東で孤立状態が続いていたイスラエルは2020年以降、アラブ首長国連邦やバーレーンなど4カ国と国交正常化を含めた関係改善が続いている。
米バイデン政権の仲介で、サウジアラビアとも正常化を目指す動きがあるものの、リビアなどアラブ圏では、イスラエルとの接触自体がタブー視されている国も少なくない。
リビア外務省は声明で、マングーシュ氏がイタリア外務省を訪れた際、コーヘン氏と「偶然会っただけで、準備された公式の会談ではない」と説明した。
一方、イスラエル外務省も27日、声明を発表。会談では、農業や水管理問題などでの両国の関係強化が話されたという。コーヘン外相は声明で、「会談は歴史的なもので、両国の関係における第一歩だ」「我々はイスラエル(と他国間)の関係正常化を進めている」とし、会談が両国の関係正常化に向けた動きであると示唆した。
ロイター通信によると、イスラエル側は会談が事前に調整されたもので、2時間に及んだと説明している。
リビアの首都トリポリでは、会談を知った群衆が街頭でタイヤに火をつけ、イスラエル国旗を燃やすなどした。議員らの間では、マングーシュ氏を反逆罪で捜査するよう求める声や、ダバイバ首相への辞任要求が広がっている。(カイロ=武石英史郎、エルサレム=高久潤)
朝日新聞社
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OS5
:2023/09/03(日) 10:27:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d36485c76fa015e9b2ec96badd159e2502b89e8
バイデン政権、「和解」仲介へ積極外交 大統領選見据え中東安定化 サウジ・イスラエル国交正常化
9/3(日) 7:12配信
時事通信
バイデン米大統領=8月29日、米ホワイトハウス(AFP時事)
【ワシントン時事】サウジアラビアとイスラエルの国交正常化に向け、バイデン米政権が仲介外交を活発化させている。
アラブの「盟主」を自任するサウジがイスラエルと「和解」すれば、中東の安定化が前進。来年11月の大統領選で再選を目指すバイデン大統領にとって大きな外交成果となるが、実現にはハードルも待ち受ける。
◇3カ国の思惑
サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は7月27日、紅海に面したサウジ西部ジッダを訪れ、事実上の最高権力者ムハンマド皇太子と会談した。両者の会談は5月以降、公表されたものだけでこれが2回目。短期間での実施に、バイデン氏が「取引が可能か見極めるよう、ゴーサインを出した」(米紙ニューヨーク・タイムズ)との受け止めが広がった。
イスラエルは2020年、トランプ前米政権の仲介の下、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン、モロッコなどのアラブ諸国と次々と国交樹立で合意。この流れを受け継いでサウジとの関係も正常化すれば、安全保障環境が一層改善し、「共通の敵」イランへの圧力にもなる。
一方のサウジは正常化を「手札」に、バイデン政権からの見返りを狙う。米メディアによれば、(1)民生用原子力での協力(2)安保面での関係強化(3)武器売却の拡大―を求め、イスラエル側にはパレスチナ問題での譲歩を迫っているもようだ。
◇カギ握るパレスチナ
オバマ政権下の国家安全保障会議(NSC)で中東・北アフリカ担当上級部長を務めたスティーブン・サイモン氏は「サウジは(イスラム教二大聖地の)メッカやメディナを擁する。20年の時より利益も衝撃も大きい」と、イスラム圏に及ぼす影響の重要性を指摘。来年の大統領選でトランプ前大統領との再対決に備えるバイデン氏にとって、「大きな成果」となり得ると解説する。
中国が今年3月にサウジとイランの関係修復を仲介し、中東での影響力を増していることも、米国にとって気がかりだ。カーツァー元駐イスラエル米大使は、交渉を成功させれば「外交力は強まる」と述べ、米国が中東地域で再び存在感を高める契機になると説明する。
ただ、身内の民主党議員の間では、人権重視の立場からサウジ皇太子への接近に批判的な見方も根強い。パレスチナ国家樹立に反対する極右政党が参加するイスラエルのネタニヤフ政権が、パレスチナ問題でどこまで譲歩するかも不透明だ。
サウジにとっても、パレスチナの理解を得られないままイスラエルとの国交樹立を進めれば、「盟主」として厳しい立場に追い込まれる。カーツァー氏は「ワイルドカード(不確定要素)は、常にパレスチナ問題だ」と強調している。
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OS5
:2023/09/13(水) 10:11:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/8809ae5c74ee65c7b1f31f48a03f53ceca40208d
和平機運は霧消 ユダヤ人入植者の襲撃増加 パレスチナ「民衆蜂起」望む声・オスロ合意30年
9/13(水) 7:17配信
時事通信
ユダヤ人入植者の投石などから身を守るために鉄網を張ったベランダで娘と過ごすユセフさん=5日、ヨルダン川西岸北部ハワラ
【エルサレム時事】イスラエルとパレスチナ解放機構(PLO)が1993年9月、パレスチナの暫定自治を認めるオスロ合意に調印してから13日で30年。
パレスチナ国家を認める「2国家共存」実現への道が開かれたが、聖地エルサレムの帰属など中核的問題を巡る和平交渉は難航し、2014年に暗礁に乗り上げた。占領地ヨルダン川西岸ではユダヤ人入植者による襲撃が急増。パレスチナでは新興武装勢力が生まれている。和平機運が霧消する中、暴力の連鎖は拡大する一方だ。
◇極右政治家が助長
「ずっと標的にされてきたが、こんな規模は初めてだ」。西岸北部ハワラで生まれ育ったユセフさん(44)は、ユダヤ人入植者数百人が2月にこの集落を襲った事件を振り返った。
襲撃は、ハワラで入植者2人が銃殺されたことへの報復だった。無差別に家屋や車に火を放ち、ユセフさんもトラックなどを失った。6歳の息子のおねしょが始まり、外出を怖がるようになった。「せめて子供らしく遊ばせてあげたい」と語る妻のラワンさん(33)も脳裏に刻み込まれた恐怖に苦しんでいる。
国連は8月、入植者によるパレスチナ人や集落への襲撃が23年1月から半年間で591件あったと報告。集計し始めた06年以降最多となった昨年を大きく上回るペースで増えている。
背景には、イスラエルで昨年12月、対パレスチナで強硬姿勢を取る極右政党と連立を組むネタニヤフ政権が発足したことがある。極右政党党首のスモトリッチ財務相はハワラを「壊滅させる必要がある」などと発言。入植者の過激化を助長しているとみられている。
◇自治政府に不信
パレスチナ側による攻撃も増加している。イスラエル軍によると、8月21日時点で34人が死亡。昨年の死者数を既に超えた。
元イスラエル軍作戦総局トップのイスラエル・ジブ氏は「パレスチナ自治政府が信用を失い、人生に絶望した20代のパレスチナ人がテロ組織に参加することなく独自に行動を起こしている」と指摘。「攻撃の阻止は困難だ」と述べる。
さらに西岸では、ガザ地区を実効支配し自治政府に対抗するイスラム組織ハマス以外の新興武装勢力も活動を活発化させる。こうした状況に「歯止めをかける」(ネタニヤフ首相)として、イスラエル軍は7月、00年代の第2次インティファーダ(対イスラエル民衆蜂起)以降、最大規模の地上部隊を西岸に展開した。10人以上が死亡した。
パレスチナでは、和平を実現できず、汚職がはびこる自治政府やハマスなど既存組織への不信感が高まっている。西岸とガザで行われた世論調査では、7割が新興武装勢力の誕生を歓迎する。過半数が新たな「民衆蜂起」を望むなど衝突激化への緊張が高まっている。
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OS5
:2023/09/19(火) 00:26:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/81da6195951328733dbadad2fe6be6605361a4ca
アメリカとイラン「囚人交換」成立、それぞれ5人解放…米は凍結資産8860億円を解除
9/18(月) 23:18配信
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コメント14件
読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)
【ワシントン=田島大志、テヘラン=吉形祐司】米政府は18日、イランとの間で「囚人交換」の取引が成立し、イランに拘束されていた米国人5人が解放されたと発表した。米国は、韓国で凍結されていたイランの資産約60億ドル(約8860億円)を解除し、米国内で収監されるなどしていたイラン人5人を解放した。
米政府高官によると、イランで拘束されていた米国人5人はテヘランから、カタールのドーハに向かった。イラン国営テレビは、解放されたイラン人2人がドーハに到着したと報じた。米高官は、記者団に「イランはテロを支援する敵対国家であり、説明責任を負わせ続ける。核兵器を獲得することも許さない」と語った。
米国とイランは2021年以降、トランプ米前政権が一方的に離脱した核合意復帰に向けた交渉を進めているが、目立った進展はない。イランは従来、制裁解除を核協議など対米交渉の条件としており、今回の取引成立が協議の進展につながるかどうか注目される。
イランのモハンマドレザ・ファルジン中央銀行総裁は18日、凍結された資産が同日、カタールの2銀行に開いた口座に振り込まれたと発表した。米政府は、凍結解除された資産の用途を薬品や食料購入といった人道的な活動などに限定する。
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OS5
:2023/10/01(日) 02:25:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/fb8f04d5b39cf207dc236f97adc9c013d0313acc
【命の危機】320万人が栄養失調… タリバン政権で広がる児童労働と貧困 アフガニスタンの今『every.特集』
9/30(土) 19:30配信
日テレNEWS
イスラム主義組織タリバンが約20年ぶりに実権を握ってから2年あまり。アフガニスタンの首都カブールの遊園地を訪れると…子どもたちが遊んでいるものの、母親の姿がない。
タリバンは女性が遊園地や公園に立ち入ることを禁止。女性の権利を制限し、人々への抑圧を強めているのだ。
我々は、イスラムの教えを守っているか監視する、タリバン暫定政権「勧善懲悪省」のパトロールに同行した。
まず向かったのは、結婚式場。タリバンは公共の場での男女の接触を厳しく制限しているため、会場が男女別に分けられているかをチェックする。
また、街では「音楽」を聴いていないかどうかのチェック。タリバンは「若者を惑わせる」として、人々に音楽を聴くことも禁止している。
こうした厳しい抑圧のもと、アフガニスタンの経済は悪化の一途をたどっている。タリバンの支配下で、生活に困窮する人が増加。国民の85%にあたる約3400万人が貧困層だ。
こうした歪みの影響を最も受けているのが、子どもたち。
カブール郊外のレンガ工場では、14歳と4歳の兄弟が働いていた。4歳の弟は、涙ながらに「お金がないから働かなくちゃいけない」と話す。
一家の収入は1か月で7000円ほど。食べていくにも、精いっぱいの金額だ。もともと児童労働が長年にわたり黙認されてきたアフガニスタンだが、タリバンの支配下で経済が悪化し、労働を強いられる子どもはさらに増加した。
貧困は、子どもたちの命も脅かしている。カブールの小児病院には栄養失調で入院している幼い子どもたちの姿があった。医師は「経済状況が悪くなり、ほとんどの親が子どもに食べ物を与えることができない」と話す。
アフガニスタンでは現在、5歳未満の子どものうち半数にあたる約320万人が栄養失調だという。
生後3か月の我が子を失ったという母親は「私の子どもは肺炎で命を落とした。何もしてあげられなかった」「私たちは何も持っていないので支援が必要」だと訴える。
いま、アフガニスタンでは厳しい現実が子どもたちの前に立ちはだかっている。
※詳しくは動画をご覧ください。(2023年9月27日放送「news every.」より)
3726
:
OS5
:2023/10/02(月) 18:07:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/33484ecea7188fbb9ccd90c38b78a4090167c09b
対イスラエル正常化を批判 接近のサウジ念頭 イラン大統領
10/2(月) 14:14配信
時事通信
イランのライシ大統領=9月20日、ニューヨーク(AFP時事)
【テヘランAFP時事】イランのライシ大統領は1日、同国の宿敵であるイスラエルとイスラム諸国の関係改善の動きを受け、「イスラム世界のいかなる政府でも、シオニスト体制(イスラエル)との関係正常化は反動的であり、後ろ向きの動きだ」と批判した。
テヘランで開かれたイスラム教関連の国際会議で語った。
ライシ師の発言は、長年対立関係にあったサウジアラビアとイスラエルが米国の仲介で国交正常化に向け接近している現状を踏まえたものだ。米政府は、この2国間で合意に向け進展中だとする見解を表明している。イスラエルの閣僚は先週、初めてサウジを公式訪問した。
3727
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OS5
:2023/10/03(火) 08:30:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/037f71fc2436d4446daedc15a3b18de396138c75
エジプト大統領選、シーシ氏が3選へ立候補 16年の長期政権目指す
10/3(火) 7:00配信
朝日新聞デジタル
エジプトの首都カイロで2日、シーシ大統領の写真つきの横断幕の前を行き交う通行人ら=ロイター
エジプトのシーシ大統領は2日、今年12月に予定されている同国大統領選に3選を目指して立候補を表明した。シーシ氏に権力が集中し、反対勢力への弾圧が続く中、対立候補が選挙を戦うのは容易ではないとみられている。シーシ氏が当選すれば2030年まで、就任以来16年間の長期政権となる。
エジプトでは中東の民主化運動「アラブの春」の余波による革命で11年、30年に及んだムバラク政権が打倒され、翌12年の大統領選で当選したイスラム主義団体「ムスリム同胞団」系のムルシ氏が大統領に就任。政治混乱が収まらない中、軍人出身で当時国防相だったシーシ氏が13年、同政権を打倒する事実上のクーデターを主導し、翌14年の選挙を経て大統領に就任した。
18年に再選されると、大統領の任期を4年から6年に延ばす憲法改正が実施され、長期政権に道が開かれた。この間、ムスリム同胞団などの反対派の弾圧が続き、議会はシーシ氏支持勢力による独占状態となっている。
大統領選の立候補届け出は5日から14日までで、投票は12月10日から12日に行われる。(カイロ=武石英史郎)
朝日新聞社
3728
:
OS5
:2023/10/08(日) 21:31:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/1fdb8e4da3e10f8ef598e1ee9ee6fdeb09868cfa
死者双方で700人超に ハマス攻撃、イスラエルが報復 ヒズボラも加勢、情勢緊迫化
10/8(日) 5:33配信
時事通信
7日、イスラエル軍による空爆で倒壊したパレスチナ自治区ガザのビル(EPA時事)
【カイロ時事】パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスとイスラエルとの衝突は8日も続き、同国メディアによると、イスラエル側で400人以上が死亡、約2000人が負傷した。
一方、イスラエル軍はガザに空爆を加え、パレスチナ保健省は少なくとも320人が死亡、約1990人が負傷したと発表した。日本の外務省によると、日本人の被害の情報はない。
武装勢力との衝突によるイスラエル側の人的被害は、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラと交戦した2006年を超え、近年で最悪の結果となった。イスラエルによる報復攻撃は激しさを増す可能性がある上、8日にはハマスに連帯を示すヒズボラがイスラエルにロケット弾などを発射。情勢の一層の緊迫化は必至だ。
ハマスは7日の作戦開始以降、イスラエル領内に数千発のロケット弾を発射。商都テルアビブの建物にも着弾した。
また、パレスチナ戦闘員が越境し、イスラエル南部スデロットなどガザ周辺の住宅地20カ所以上で「市民を虐殺」(イスラエル軍)。軍は多数の戦闘員を殺害したものの、8日も交戦が続いているという。
戦闘員はイスラエル人らを拉致。ガザ内に連行された人もいるが、人数は明らかになっていない。
イスラエルのネタニヤフ首相は7日夜のテレビ演説で、今回のようなハマスの大規模攻撃は前例がなく、「二度と起こさせない」と強調。「軍は直ちに全力を尽くしてハマスの能力を破壊する」と宣言した。
3729
:
OS5
:2023/10/08(日) 21:39:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/236bd2bea740693c7fe2ecebc47c5ce078a3516c
アフガニスタン地震、死者2053人・けが人9240人…昨年も1000人死亡地震
10/8(日) 21:25配信
読売新聞オンライン
被災したアフガニスタン西部ヘラート州で犠牲者を埋葬する人たち(8日)=AP
米地質調査所(USGS)によると、アフガニスタン西部ヘラート州で7日午前(日本時間午後)、マグニチュード(M)6・3の地震が発生した。ロイター通信は8日、タリバン政権高官の話として、この地震による死者は2053人、負傷者は9240人に上ると報じた。被害は今後、拡大する可能性がある。
現地ではM4〜6台の地震がその後も数回にわたって観測された。国連人道問題調整事務所(OCHA)によると、ヘラート州の村落で大きな被害が出ており、7日時点で600棟以上が損壊、被災者は4200人に上ると推定される。
アフガニスタン西部ヘラート州の壊れた自宅前で猫を抱く少年(8日)=AP
英BBCなどによると、被災地では夜通し、救助活動が行われた。
アフガンでは昨年6月、東部の山岳地帯でM5・9の地震が発生し、1000人以上が死亡した。(テヘラン支局 吉形祐司)
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:
OS5
:2023/10/08(日) 21:40:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/b610f7e5ca53b25dfc2e108f250cc222d7713c7b
割れるアラブ諸国の反応 イスラエル、サウジの正常化に暗雲 ハマス攻撃
10/8(日) 20:33配信
時事通信
サウジアラビアのムハンマド皇太子=9月9日、ニューデリー(AFP時事)
【カイロ時事】パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスが7日、イスラエルに大規模作戦を仕掛けたことについて、アラブ諸国内では、イスラエルとの距離感などを背景に、ハマスを全面的に支持する国から双方に自制を求める国まで、反応に違いが生じている。
イスラエルとの関係改善に動くサウジアラビアは、バランスを取りつつ、パレスチナを擁護。専門家は今回の衝突で国交正常化に向け不透明感が増したと指摘する。
ハマスの攻撃を受け、イラクは「パレスチナの人々が正当な権利を獲得することを支持する」と表明し、シリアはハマスを称賛。カタールはイスラエルが長年パレスチナを苦しめてきたとして「イスラエルのみに責任がある」と糾弾した。いずれもイランやハマスと親密な関係を持つ国々だ。
一方、1979年にイスラエルと国交樹立し、ハマスとの調停を行ってきたエジプトは、イスラエルの占領などを批判しつつ、両者に「最大限の自制」を求め、国際社会の介入を訴えた。2020年に米国の仲介で正常化したアラブ首長国連邦(UAE)も自制を要請。UAEはイスラエルへの批判を避けた。
サウジは、「(イスラエルの)占領が続き、パレスチナの権利が奪われた結果だ」とパレスチナ側を擁護。その上で、双方に自制を求めイスラエルとの間でバランスを取った。
サウジはパレスチナ和平の実現前にイスラエルと正常化しないとの立場だった。しかし、事実上の最高権力者ムハンマド皇太子は最近、イスラエルとの正常化交渉を進め、パレスチナへの関心低下が危惧されていた。
サウジとイスラエルの正常化交渉に詳しい専門家はAFP通信に対し、今回の衝突が、サウジを従前の立場に戻したと指摘。「戦争が起きている中で正常化するとは考えられない」との見通しを示した。
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OS5
:2023/10/08(日) 21:40:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/fb557db2b08d1691e9468dbd39f57a1669f5abf1
中東全域で流動化の恐れ ヒズボラ連動なら多角攻撃
10/8(日) 20:09配信
産経新聞
【カイロ=佐藤貴生】イスラム原理主義組織ハマスがイスラエルに大きな打撃を与えたことで、イランと連携するレバノンのイスラム教シーア派民兵組織「ヒズボラ」のイスラエル攻撃が勢いづく可能性が出てきた。占領下のヨルダン川西岸でも反イスラエル感情が高まり、ユダヤ人襲撃などが活発化する恐れがある。イスラエルをめぐる動向は中東全域に影響を与えかねず、流動化の様相が強まっている。
ヒズボラは8日、イスラエル北部にロケット弾を発射し、パレスチナとの「連帯」の表明だと攻撃を認めた。米メディアによると、ヒズボラの指導者ナスララ師は7日、イラン指導部と同様にハマスの攻撃を称賛した。
ヒズボラはレバノンのほか、イスラエルが占領している要衝ゴラン高原の周辺にも兵力を持っており、イスラエルを複数箇所から同時攻撃することも想定される。
ガザ地区にはハマスや過激派「イスラム聖戦」が拠点を置き、いずれもイランの物資支援を受けていたとみられる。イスラエル軍は2021年の大規模交戦でロケット弾製造拠点や物資搬入用の地下トンネルを徹底的に破壊。しかし、ハマスなどは今回、数千発のロケット弾を発射しており、イランが監視の目をくぐって支援を強化していた可能性をうかがわせる。
イスラエルのネタニヤフ政権は今年、西岸で軍事作戦を強化し、国連によると8月下旬時点で200人以上のパレスチナ人が死亡し、05年以降で最多の被害が出た。イスラム教とユダヤ教の聖地がある東エルサレムでは双方の争いが常態化しており、ユダヤ人とパレスチナ人が共存するイスラエルの町でも両者はしばしば衝突している。
イスラエルの対パレスチナ強硬策はパレスチナを支援するイランやトルコ、アラブ諸国の民衆の反発を生んでいる。ネタニヤフ政権の路線が裏目に出て、国内外に目を光らせなくてはならない状況になった。
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OS5
:2023/10/08(日) 21:58:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/2750b19e7d46cba165ffb83e86868707b6aa3f96
米政権の中東構想に打撃 イラン暗躍で共和「弱腰」批判も イスラエルとハマス衝突
10/8(日) 18:33配信
産経新聞
【ワシントン=渡辺浩生】バイデン米政権は、イスラエルとサウジアラビアの国交正常化を仲介し、それを通じてパレスチナ問題の解決を図る構想を描いていた。イスラム原理主義組織ハマスとイスラエルの大規模戦闘により、その実現は遠のいた。来年11月の米大統領選を前に外交的成果を確保するというバイデン大統領の思惑は外れ、ハマスの背後で暗躍するイランへの「弱腰」を野党・共和党が追及するのは必至だ。
米国は今夏、サウジとイスラエルの国交正常化を目指して積極的な中東外交を展開した。将来的なイスラエルとパレスチナの「2国家共存」の実現も視野に入れた野心的取り組みだった。
バイデン氏は9月、イスラエルのネタニヤフ首相と会談し、サウジとの和平の条件として、パレスチナ問題で譲歩するよう促したとされる。同月にはイランに拘束されていた米国人5人の解放と引き換えに米国で収監中のイラン人を釈放し、一部のイラン在外資産の凍結を解除。米・サウジの安全保障条約締結に向けた協議も進めていた。
年明けにも「中東の一大取引が成立する」(米紙)との見方が流れ、「今日の中東は過去の20年間よりも平穏だ」(サリバン大統領補佐官)といった楽観的な空気が政権にはあった。
それだけに今回のハマスによる大規模攻撃は冷や水だった。ワシントン・ポスト紙のコラムニスト、マックス・ブート氏は「(2001年の)米中枢同時テロのように予測不能な方向に攻撃が拡散する」と警告した。
戦闘が長期化すれば、バイデン氏はイスラエルへの武器供与増強を迫られる。中東専門家の間では、イスラエルとサウジの双方にとって関係正常化を進めるメリットは消えたとの見方が濃厚だ。
米大統領選に出馬表明したトランプ前大統領は7日、イランとの「捕虜交換」で露呈した「バイデン氏の弱腰」がハマスに攻撃を促したと批判した。
3733
:
OS5
:2023/10/09(月) 20:28:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/8e42a94952f7be25d61f100a3ca6d05a1fd1d190
「この惨事は、ある人物に明確な責任がある」…イスラエル政権に「歴史的な失敗」と批判
10/9(月) 18:40配信
読売新聞オンライン
8日、イスラエル南部スデロット近くで、ハマスの戦闘員を警戒するイスラエルの部隊=ロイター
【エルサレム=福島利之】イスラエルでは、イスラム主義組織ハマスによるロケット弾攻撃と越境侵攻を防げなかったベンヤミン・ネタニヤフ政権と軍に対する批判が高まっている。「歴史的な失敗」(地元紙ハアレツ)と受け止められ、ネタニヤフ政権の責任を問う声も出ている。
【動画】イスラエル軍がガザに報復攻撃…崩壊するビル、駆け寄る住民
(写真:読売新聞)
「シェルターに静かに隠れて何とか助かった」――。ハマスの戦闘員が侵攻したガザの境界から3キロ東のキブツ(イスラエルの農業共同体)「ナハル・オズ」に住む会社員アミール・ティボンさん(34)は本紙の取材に対し、緊迫した状況を振り返った。
ティボンさんは、妻、4歳と2歳の娘2人と、電気のないシェルターに身を潜めて助けを待った。声を出すとハマス戦闘員に気づかれるかもしれない。そう危惧したが、幼い娘たちも声を潜め続け、約10時間後にイスラエル軍に救出された。周辺のキブツや集落では殺害された住民もいる。
イスラエルでは軍の救出の遅さを指摘する声も出ている。テルアビブから軍の部隊とともに救出に向かった予備役将官ノアム・ティボンさん(61)は「今回の事態を検証しなくてはいけない」と軍の態勢に疑問を呈した。
ネタニヤフ首相=ロイター
政権への批判も高まっている。地元紙ハアレツは8日付の社説で「この惨事は、ある人物に明確な責任がある。ネタニヤフだ」と批判した。
昨年12月に発足したネタニヤフ政権は、ヨルダン川西岸の併合を主張する極右と宗教勢力と連立を組み、史上最も右寄りとされる。ネタニヤフ氏は、パレスチナへの強硬姿勢で「治安対策の専門家」として国民から一定の安心感を得ていた。しかし、今回の事態でその信用は崩壊した。
(写真:読売新聞)
情報機関「モサド」のエフライム・ハレビ元長官は米CNNに、「ハマスがこれほどの量のロケット弾を持っているとは思わなかった」と語った。政権にとって、今回の攻撃は想定外だったとみられる。
ネタニヤフ政権の進める最高裁判所の権限を弱める「司法改革」を巡っては、改革に反対する大規模デモが各地で起き、予備役を拒否する運動も広がっていた。今回の事態で政権への不満がさらに高まるのは必至だ。
ネタニヤフ首相は7日、対立してきた最大野党のヤイル・ラピド党首やベニー・ガンツ元国防相に緊急の挙国一致政府に加わるよう求めた。ラピド氏は「我々は一致して敵に立ち向かわなくてはならない」と前向きな姿勢を示している。
3734
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OS5
:2023/10/09(月) 20:41:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/e5785303d8eb867523ccfd7f8316245baa50d2c9
ハマス攻撃、米報道は「イラン関与」 軍事組織「ヒズボラ」動向注視
10/9(月) 20:15配信
毎日新聞
イスラエル軍の空爆を受けて立ちのぼる炎と煙=パレスチナ自治区ガザ地区で2023年10月7日、AP
パレスチナ自治区ガザ地区を支配するイスラム組織ハマスとイスラエルとの戦闘で、イランの動向が注目されている。イスラム教シーア派国家のイランはイスラエルと敵対関係にあり、長年ハマスを支援してきた。イスラエルの隣国レバノンでは、反イスラエル闘争を続けてきた親イランのシーア派組織ヒズボラも拠点を設けている。イランやヒズボラの出方次第では、混迷が深まる可能性がある。
「イランの治安関係者がハマスの攻撃計画を支援した」。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は8日、ハマスやヒズボラの関係者らの話としてこう報じた。記事によると、イラン革命防衛隊の幹部が陸海空からのイスラエルへの侵入方法を考案し、8月以降、計画を支援してきたという。レバノンの首都ベイルートでハマスやヒズボラの幹部と数回にわたり会合を開いて詳細を詰め、今月2日に作戦の「ゴーサイン」を出したと報じている。
一方、ブリンケン米国務長官は8日、米メディアのインタビューで「今回の攻撃の背後にイランがいて直接関わったとの証拠はない」と述べた。ハマス幹部もWSJに対し、イスラエル攻撃は「パレスチナ人とハマスの決定だ」と語り、イランの直接関与を否定。イランの国連代表部も8日、「我々は関与していない。パレスチナ人自身によるものだ」との声明を出した。
ただ、イランは長年、ハマスの支援を続けており、緊密な関係を築いてきた。イラン外務省のカナニ報道官は8日、ハマスの攻撃について「抑圧されたパレスチナ人が権利を守るための自然な反応だ」と擁護。イランメディアによると、ライシ大統領は8日、ハマスとヒズボラの幹部とそれぞれ電話協議し、最新のパレスチナ情勢について議論した。
今後、特に注目されるのがレバノン南部を拠点とするヒズボラの動きだ。
ヒズボラはイランから武器供与などの支援を受けており、推定2万人の実動部隊を持つとされる軍事組織だ。2006年にはイスラエル兵2人を拉致したのをきっかけにイスラエルと大規模な戦闘に突入し、レバノン側で1100人超、イスラエル側で約160人が死亡した。今回もハマスによる戦闘開始直後、イスラエルとの国境沿いにある係争地でイスラエル軍のレーダー施設を砲撃している。
仮にヒズボラが大規模な戦闘を始めれば、イスラエルは「二正面作戦」を展開せざるを得なくなり、厳しい状況に追い込まれる。そうなれば、ヒズボラやハマスを支援してきたイランともさらに緊張が高まることは避けられない。イスラエルに隣接するシリアにもイランの民兵組織などが展開しており、イスラエルにとっては懸念材料となりそうだ。【カイロ金子淳】
3735
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OS5
:2023/10/11(水) 11:30:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/a318b5f1943ec94ee40fb2269938a22428357ab4
ガザ地上侵攻が焦点 甚大な被害必至、「人質」が状況複雑化 イスラエル
10/11(水) 7:09配信
時事通信
8日、イスラエル南部アシュケロン近郊に展開する自走榴弾砲と同国兵(AFP時事)
【カイロ時事】イスラエルとパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスとの衝突では、一度に発生したイスラエル側の人的被害としては、1973年の第4次中東戦争以来最も深刻とされる。
イスラエル軍が反撃のため、ガザに地上部隊を投入するとの観測も浮上。被害拡大が必至の地上侵攻に踏み切るかが当面の焦点だ。
「ハマスの軍事、統治能力を破壊する」。ガザからの大量のロケット弾と越境した戦闘員の襲撃に見舞われた7日の夜、イスラエルは治安閣議を開き、ハマスを徹底的にたたくことを決めた。また、ハマスと戦争状態にあると正式に認定し「大規模な軍事活動」が可能になった。
イスラエルは既に、ガザのハマス関連施設に激しい空爆を加えているが、ネタニヤフ首相は「始まりにすぎない」と強調。米ネットメディア「アクシオス」は米イスラエル双方の関係者の話として、ネタニヤフ氏がバイデン米大統領に、地上部隊投入以外に選択肢はないという考えを伝えたと報じた。
イスラエルは過去最大規模となる約30万人の予備役招集を決定し、着実に準備を進めているようにも見える。だが、前回2014年に地上侵攻した際は、衝突でパレスチナ側の2200人以上が死亡し、イスラエルの兵士ら70人以上も命を落とした。再びガザで地上戦が起きれば、惨事は避けられない。
さらに今回は、ハマスが多数のイスラエル人らを「人質」に取っていることが、状況を複雑にしている。ハマスは人質解放と引き換えにパレスチナ受刑者の釈放などを求めているといわれる。ハマスとの交渉を拒否して侵攻すれば、人質の命を危険にさらすことになる。
また、地上侵攻に踏み切れば、イランやレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラなどが一層激しく反発するのは確実で、事態がより深刻化する可能性もある。
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OS5
:2023/10/11(水) 11:52:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/6275ca69a87505f4254bb23f1e14a904633ae124
イスラエル政権、緊急の挙国一致政府樹立で野党トップと合意
10/11(水) 8:02配信
ロイター
イスラエルのネタニヤフ連立政権は、イスラム組織ハマスによる7日の奇襲で国内に1000人以上の犠牲者が出ていることを受け、主要野党幹部らと緊急の挙国一致政府を樹立することで合意した。与党リクードが10日発表した。写真はネタニヤフ首相。エルサレムで8月代表撮影(2023年 ロイター)
[エルサレム 10日 ロイター] - イスラエルのネタニヤフ連立政権は、イスラム組織ハマスによる7日の奇襲で国内に1000人以上の犠牲者が出ていることを受け、主要野党幹部らと緊急の挙国一致政府を樹立することで合意した。与党リクードが10日発表した。
主要野党をそれぞれ率いるラピド元首相とガンツ元国防相が、挙国一致政府に加わることに基本合意している。
ガンツ氏率いる主要野党、国家団結党の報道官は、同党がネタニヤフ首相と緊急政府を樹立するという「良いニュース」がもたらされると楽観視していると語ったが、樹立の条件には踏み込まなかった。
ガンツ氏はネタニヤフ氏と10日に会談する予定だったが、11日に延期された。
中道「イェシュアティド」を率いるラピド氏は7日の攻撃の数時間後に出した声明で、ネタニヤフ氏に対し、政治的な相違を脇に置いて「専門的で限定的な緊急政府を同氏とともに樹立する」意思があることを伝えたと明らかにしていた。
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OS5
:2023/10/12(木) 07:37:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/7ed4313e62ad3f34a71f52abf587388214de2b5c
スロバキア、ウクライナ軍事支援反対の第1党が連立政権樹立で合意
10/11(水) 20:56配信
朝日新聞デジタル
スロバキアの左派政党「スメル(道標)」のフィツォ党首=AP
9月末のスロバキア議会の前倒し総選挙で第1党になった左派のスメル(道標)は11日、ほかの2党と連立政権をつくることで合意した。ロイター通信などが報じた。ロシアに融和的な姿勢をみせるスメルは隣国ウクライナへの軍事支援に反対しているが、連立に参加する中道左派「声」は外交政策の継続を求めており、ウクライナ支援がどこまで変わるかは不透明だ。
連立を組むのは、第3党になった「声」と、民族主義政党の「スロバキア国民党」(SNS)。
ウクライナをめぐっては、スメルは選挙戦で軍事支援を停止し、ロシアへの経済制裁にも反対すると訴えていた。スロバキア国民党はスメル以上にロシア寄りとされ、同じくウクライナへの軍事支援停止を訴えていた。一方、ロイター通信によると、「声」の党首のペレグリニ元首相は10日、「もし外交政策の方向性を変えようとするならば、政府の一員になるのをやめる」と述べた。このため外交政策が大きく変わらない可能性もある。
朝日新聞社
3738
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OS5
:2023/10/12(木) 07:39:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf80a3fe8db289eeb7dcf39bc2aa2713385bccac
ハマス支援を公言、イランが主導する「イスラム圏結束」…今回の戦闘への「黒幕」疑惑残る
10/12(木) 7:22配信
読売新聞オンライン
イスラエルとパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム主義組織ハマスの戦闘で、ハマス支援を公言するイランが外交攻勢に乗り出した。イスラム協力機構(OIC、57か国・地域)の緊急外相会合の開催を提唱するなどイスラム圏の結束を呼びかけた。その裏には、接近していたイスラエルとアラブ諸国を分断する狙いが透けて見える。(テヘラン支局 吉形祐司)
緊急会合の用意
(写真:読売新聞)
イラン国営通信によると、イランのホセイン・アブドラヒアン外相は9日夜にOICのヒセイン・ブラヒーム・ターハ事務総長と電話会談し、緊急外相会合をイランで開催する用意があることを伝えた。同外相は9〜10日、イラク、カタール、クウェート、エジプトなどの各国外相とも電話会談し、イスラム諸国が一致してパレスチナを支持するよう働きかけた。
OICにはパレスチナのほか、イスラム教シーア派大国のイランを脅威と見なすスンニ派アラブ諸国の多くが加盟している。
スンニ派の盟主サウジアラビアは今年3月、イランと国交正常化に合意した一方、米国の仲介でイスラエルに接近しており、イスラエルを敵国と見なすイランは警戒を強めていた。
また、イランは、米国が仲介した2020年の「アブラハム合意」でイスラエルと国交を結んだアラブ首長国連邦(UAE)やバーレーンなどとも関係改善を進めるが、イスラエルが絡む「三角関係」は外交上、難しい課題となっている。
イランのエブラヒム・ライシ大統領は今月1日の演説で、「イスラエルと関係正常化を求める政府は、反動的で後退している」と指摘。イスラエルと国交樹立に動く各国をけん制した。
「黒幕」の疑惑
こうした中、イスラエルとハマスの大規模な戦闘は、イランにとって千載一遇の好機となった。パレスチナ問題を巡っては、シーア派、スンニ派を問わず、中東のイスラム諸国は歴史的にパレスチナ支持で一致してきた。イスラム圏が対イスラエルで結束すれば、イランの思惑通りとなる。
ただ、イスラエルへの攻撃を続けるハマスやガザの武装組織イスラム聖戦、レバノンのシーア派組織ヒズボラなどは長年、イランが支援してきた。イランは今回の戦闘への直接的な関与を否定しているが、「黒幕」との疑惑は残る。イランの外交攻勢が、アラブ諸国のさらなる警戒に結びつく可能性も捨てきれない。
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OS5
:2023/10/12(木) 07:41:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/398466360c4f89a4b0a26e6c76a9ec7f36448406
情報機関、攻撃阻止できず イスラエル・米、失態に批判
10/12(木) 7:09配信
時事通信
パレスチナのイスラム組織ハマスによるロケット弾攻撃後、途方に暮れるイスラエル市民=7日、中部テルアビブ(AFP時事)
【ワシントン時事】パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスの攻撃を阻止できなかったとして、イスラエルの情報機関に対する批判が強まっている。
イスラエルと緊密な関係にある米国も不意を突かれた格好だ。世界有数の情報機関の失敗は、今後大きな問題となる可能性がある。
「情報機関と軍の大失態だ」。AFP通信によると、イスラエルのヤーコブ・アミドロール元首相補佐官(国家安全保障担当)はハマスの攻撃を察知できなかったことを批判した。
イスラエルの対外情報機関モサドは、高い情報収集能力と暗殺も辞さない攻撃性で知られてきた。とりわけガザでは、人的ネットワークや通信傍受、無人機などを駆使し、ハマスを徹底的に監視してきたとされる。今回の「奇襲」を許したことで、国内外の評価は大きく揺らいでいる。
寝耳に水だったのは、世界中で情報活動に従事している米情報機関も同様だ。サリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は10日の記者会見で、攻撃が迫っていることを示す情報は何も目にしなかったと明らかにした。
情報機関への批判については、「イスラエルがハマス、ヨルダン川西岸、(レバノンのイスラム教シーア派組織)ヒズボラに関する情報収集能力を重視してきたのは明らかで、なぜ兆候をつかめなかったのかは、私が答えられる質問ではない」と語った。
米中央情報局(CIA)のバーンズ長官は今年2月の講演で「イスラエルとパレスチナの間で暴力がさらに拡大することを懸念している」と警告していた。しかし、大規模な攻撃計画を具体的に把握することはできなかったようだ。
米シンクタンク戦略国際問題研究所(CSIS)は「イスラエルは、効果的な作戦を学習し実行するハマスの能力を過小評価していたのかもしれない」と分析。米外交問題評議会のブルース・ホフマン上級研究員は「テロ組織が陸海空の同時攻撃を行う能力や手段を有していた例は全くない」と強調し、イランの関与が強く疑われるとの見方を示した。
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OS5
:2023/10/12(木) 07:42:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/f3d3c41485bad49ec9b2295bb9a1c929c373cce7
イスラエルを全面支援 米大統領、ハマス攻撃に「対抗する権利」 地上戦容認、人道配慮も
10/12(木) 7:08配信
時事通信
10日、ホワイトハウスで演説するバイデン米大統領(EPA時事)
【ワシントン時事】バイデン米政権は、イスラム組織ハマスによる攻撃を受けたイスラエルを全面的に支援する方針を鮮明にしている。
バイデン大統領はイスラエルの反撃を容認する考えを表明。ハマスの実効支配下にあるパレスチナ自治区ガザへの地上作戦に踏み切っても支える構えだ。一方で、イスラエルに人道上の配慮を促す姿勢もうかがえる。
「まさに悪の所業だ。1000人以上の市民がイスラエルで虐殺された」。バイデン氏は10日、ホワイトハウスで約10分間にわたって演説し、ハマスへの強い憤りを示し、非難した。また、「各国と同じく、イスラエルは悪意ある攻撃に対抗する権利と責務がある」と強調した。
バイデン氏は演説に先立ち、イスラエルのネタニヤフ首相と電話で会談。両首脳は「法の支配に従って行動する時、民主主義国はより強く、安全になると話し合った」という。地上戦が始まれば、ガザの住民に犠牲者が出ることは避けられない。バイデン氏が「法の支配」に言及したのは、米国人を含む多数の一般市民を殺害したハマスに対する攻撃は「自衛権の行使」だと強調する狙いがあったとみられる。
ただ、イスラエルが市民を無差別に殺害すれば、反イスラエル感情が国際的に高まることが考えられる。欧州連合(EU)は10日に緊急外相会議をオンラインで開催し、ガザへの水道や電気などの供給を停止しないようイスラエルに求めた。EUのボレル外交安全保障上級代表(外相)は会議後、「イスラエルに自衛権はあるが、国際人道法は順守すべきだ」と訴えた。
サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)も10日の記者会見で、イスラエル側とはガザ包囲に加え、「テロリストと一般市民を区別する方法」などについて協議していると説明。ガザからのパレスチナ住民の避難経路に関して、エジプトも交えて話し合っていると明らかにした。
イスラエルは過去最大規模となる約30万人の予備役招集を決定し、ガザへの地上部隊投入を準備している。バイデン氏はイスラエル支持と国際世論の間で難しい判断を迫られている。
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