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スーフィズムに関するHP
3667
:
OS5
:2023/04/24(月) 09:21:55
ただ、全ての外国勢力の排除を訴えるサドル師の支持者らを中心に、イランへの反発も広がっている。サドル師派元国会議員ファタハ・シェイク氏(55)は「現在の政権はイランの代理だ」と主張した。バグダッド市民の無職バシム・サラさん(73)も「混乱をもたらしたのは米国だが、イランもイラクを支配しようとしている」と非難した。
▽米国の影響力は低下
米国にとっては、この20年間で大きく台頭した中国との競争が最重要課題となり、中東への関与は低下した。中東各国の米国に対する信頼感もイラク戦争以降、減り続けている。
今年3月にはイラクを挟んで敵対してきたイランと、親米国のサウジアラビアが中国の仲介で和解を発表し、米国の影響力低下を改めて印象づけた。ただ、中国が米国に代わって中東の安全保障を担えるかどうかには懐疑的な見方も多い。
イラクのスダニ首相は昨年10月の政権発足後、イランなど近隣国を歴訪した。12月にはサウジを訪れ、中国の習近平国家主席が出席した中国とアラブ諸国の首脳会議に参加した。
イラクは前政権時代からイランとサウジの仲介を続けており、両国は今年3月の外交関係正常化の共同声明で、中国と共にイラクにも「感謝する」と明記した。
一方、米軍は2021年末にイラクでの戦闘任務終了を表明したが、現在も約2500人の部隊が駐留を続けている。IS掃討に当たるイラク軍の訓練を名目とした駐留だが、イランをけん制する狙いもあるとみられる。3月にイラクを訪れたオースティン米国防長官はスダニ首相と会談し、「安定に関与する」と強調した。
スダニ首相は米国をまだ訪れていない。外交筋は「バランス外交を取るスダニ政権が米軍撤退を求める親イラン勢力などとどう折り合うかが、地域情勢にとっても重要になる」と指摘した。
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