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スーフィズムに関するHP

3666OS5:2023/04/24(月) 09:21:41
 ▽政情不安続き汚職問題も深刻

 イラクの政治は今も安定していない。昨年夏にはイスラム教シーア派有力指導者、サドル師の支持者らがグリーンゾーンに突入して国会を一時占拠し、対立勢力などとの衝突で死傷者も出た。米軍侵攻後に、民兵組織を率いて戦闘を繰り広げたサドル師は今も多数の支持者を抱えるが、現在のスダニ政権に加わっておらず、今後の動向は見通せない。

 また、イラク政府は2017年12月にISに対する勝利を宣言したが、2021年にもバグダッドでISのテロが数回発生している。

 バグダッドのモールに来ていた無職フセイン・アブドルアミルさん(29)は「若者に仕事がない」と漏らした。イラク戦争開始後、父親が米国側に協力したとして過激派から脅迫を受け、一時トルコやヨルダンで避難生活を送った。米国への移住を申請したが、認められなかったという。

 米国は「イラクの民主化」を戦争の大義に掲げた。アブドルアミルさんは「民主主義は賛成だが、根付いていない。戦争で失ったものは多く、未来に期待できない」とうつむく。商店主レイス・マジドさん(34)も「言論は自由になったが、本当の民主主義はここにはない」と政治への不満を漏らした。

 イラクは汚職問題も深刻で、多くの市民が、恐怖政治を進めたフセイン政権時代の方が「ましだった」と言い切った。通訳業フィラス・アリさん(47)は「当時の方が治安は圧倒的に良かった」と懐かしんだ。フィルドス広場にいたサミさんも、フセイン元大統領を「強い指導者だった」と評価した。

 ▽イランの存在感高まる

 フセイン政権はイラクでは少数派のイスラム教スンニ派が主導していた。米軍侵攻後の2006年以降は、国内で多数派のシーア派が政権を握る。隣国のシーア派大国イランにとって、フセイン政権は1980年代に8年間、戦争を繰り広げた宿敵だった。

 現在、イランはイラクの政治や軍事、経済面にまで影響力を広げ、シリアとレバノンに至る「シーア派の弧」と呼ばれる親イラン勢力圏を築いている。米軍主導のイラク戦争は、反米が国是のイランにとって中東での存在感を高める転換点となった。

 バグダッドでは至るところで、イラン革命防衛隊精鋭部隊のソレイマニ司令官と、イラクのシーア派民兵組織、人民動員隊(PMF)のムハンディス指導者の遺影が掲げられている。米軍は2020年1月、バグダッド国際空港付近を空爆して2人を暗殺した。現場には今、空爆で破壊された車両が展示され、2人の像もつくられた。


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