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https://news.yahoo.co.jp/articles/77a9a60edbab87313be2363bd6579c5ca99ad2e8
トルコ大統領選 エルドアン政権に逆風 経済低迷と大地震が影響
5/14(日) 18:53配信
産経新聞
【アンカラ=佐藤貴生】中東の地域大国トルコで14日、大統領選と国会(定数600)選の投票が行われた。経済低迷と大きな被害が出た2月の大地震をめぐってエルドアン政権への風当たりが強まっており、約20年ぶりに政権が交代するかが焦点だ。選挙の結果は国際社会にも影響を与えることが予想される。
大統領選の立候補者は3人。実施の数日前に1人が立候補を辞退した。世論調査では野党統一候補で「共和人民党」(CHP)党首のクルチダルオール氏(74)が、現職のエルドアン大統領(69)を僅差でリードしている。過半数を得票する候補がいなければ28日に決選投票が行われる。
国会選ではエルドアン氏が党首の「公正発展党」(AKP)など与党側が過半数を維持できるかが注目点だ。
首都アンカラでクルチダルオール氏とCHPに投票したという会計士、アスルさん(45)は「エルドアン政権は女性の権利に関心を払わなかった。地震で被害が拡大した責任も政府にある」と述べ、政権交代に期待を示した。
一方、エルドアン氏と与党を構成する民族主義政党に投票したというタクシー運転手のサトルムシさん(55)は、「エルドアン氏のおかげで国は安定した。経済は彼が続投すればいずれ好転する。地震では負傷者の救助が遅れたが、被害地域が広すぎた。どの政権でも同じだった。彼の責任ではない」と話した。
14日夕の投票締め切り後に即日開票され、15日早朝には大勢が判明する見通しだ。有権者は約6千万人。
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