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スーフィズムに関するHP
3515
:
チバQ
:2022/01/17(月) 14:43:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/3be14c83b46a1733f4fc9d8b269153c88beaa79f
タリバン、戦闘員2800人解雇 「不正行為」理由に アフガン
1/17(月) 14:07配信
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時事通信
アフガニスタンのイスラム主義組織タリバンの戦闘員=2021年12月、カブール(EPA時事)
【カブールAFP時事】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権は15日、昨年8月の政権奪取後に実施した身元調査の結果、「不正行為」を理由にタリバン戦闘員約2840人を解雇したことを明らかにした。
調査を担当した国防省専門家パネルのハキミ委員長が、AFP通信に語った。
1996〜2001年の旧政権時代よりも柔和な姿勢をアピールするタリバンは、組織内の規則に抵触する戦闘員がいないかを調査した。その結果、「汚職や麻薬に関与したほか、市民のプライベートな生活に立ち入った」メンバーがいたことが判明。中にはタリバンと敵対関係にある過激派組織「イスラム国」(IS)系武装勢力と関係を持つ者もいたという。
3516
:
名無しさん
:2022/01/17(月) 20:37:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/4f1a3f3ddd6ac591b23beb036c6e7aa3f75277fb
UAE首都に無人機攻撃か イエメン武装組織が犯行主張
1/17(月) 20:14配信
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時事通信
【カイロ時事】アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビにある工業地区や国際空港で17日、火災や爆発が相次いで発生した。
国営通信が伝えた。警察当局によると、現場ではドローンとみられる小型機の残骸が発見されており、何者かの攻撃を受けた可能性が高い。
報道によれば、アブダビ国営石油会社(ADNOC)の石油貯蔵施設近くで原油タンカー3隻が爆発したほか、アブダビ国際空港の建設現場で火災が起きた。警察は「いずれも大規模な被害には至らなかった」と説明し、詳細な調査に着手した。
イエメンの武装組織フーシ派の報道官は17日、「UAEでの軍事作戦の詳細を間もなく発表する」と主張し、攻撃を行ったことを示唆した。UAEは隣国サウジアラビアなどと共にイエメン内戦に介入し、イランの支援を受けるフーシ派と対立。同報道官は「UAEは最近、部隊や兵器を送るなど対イエメン侵略を激化させている」と批判した。
3518
:
チバQ
:2022/01/22(土) 21:46:21
https://www.sankei.com/article/20220122-O7GC5H6XRFPC7LXWFXG73WFGMA/
ドバイ万博が集客苦戦 大阪・関西万博にも懸念
2022/1/22 17:51
黒川 信雄
産経WEST
アラブ首長国連邦(UAE)で開催中のドバイ万博が集客に苦戦している。ドバイ万博公社は18日に来場者が1千万人に達したと表明したものの、会期は半分以上が過ぎ、2500万人の目標達成は微妙な状況。新型コロナウイルス禍で海外客が低迷していることが要因だが、厳しい渡航制限が続く日本で約3年4カ月後に開幕が迫る大阪・関西万博への懸念も広がっている。大阪万博は収益に占める入場料収入の比率が高く、対策の練り直しが必要になりそうだ。
ドバイ万博は昨年10月に開幕。会期は半年間で、当局は目標の7割を海外からの来場者と見込んでいた。UAEは会場建設費に70億ドル(約8千億円)もの巨額を投じたとされる。
ただ、運営にはコロナ禍の影響が色濃くにじむ。ドバイ観光・商務機関によると、2021年1〜11月のドバイへの海外からの渡航者数は約602万人。コロナ禍前の19年1〜12月は1673万人で、ドバイ万博に出展する日本館の関係者は「海外客の減少が入場者の伸び悩みにつながっている」と指摘する。
コロナの感染は会場内でも広がる。日本館ではスタッフ6人の感染が確認され、先月に3日間の休館を余儀なくされた。隣接するレストラン「スシロー」でも感染者が出たため一時休業した。現地の関係者は「日本以外のパビリオンでも感染者が出ている」とするが、万博公社は「個々のパビリオンの状況を把握していない」と、感染実態について説明を拒んでいる。
海外客が伸び悩んだことで、UAE政府や万博公社は国内からの来場者の獲得に力を入れ始めた。現地報道によると、UAEの国家公務員や国営企業従業員に万博訪問のための有給休暇が与えられ、民間企業でも同様の取り組みが行われている。入場券の無料配布や、大幅な割引も繰り返し実施されているという。
現地の日本企業関係者は「そもそもドバイ当局は入場料で収益を上げようとしていない。多くの入場者数を集めることで、国威発揚につなげることの方が重要だ」と指摘する。
コロナ禍で入場者が低迷する状況は、大阪万博の運営関係者に懸念を与える。大阪万博の基本計画では、会場建設費以外の支出(809億円)の86%にあたる702億円が入場券の販売収入で賄われるためだ。新変位株「オミクロン株」の流行などもあり、25年の開幕時にもコロナの影響が残る可能性が否めず、海外からの渡航制限解除も見通せない。入場者数が伸び悩み、入場料収入が落ち込む事態になれば、万博の収支に深刻な影響を与える。
日本総合研究所の若林厚仁・関西経済研究センター長は「大阪・関西万博は約2820万人の来場目標のうち海外客は350万人の見通しで、ドバイほど海外の状況に左右されない。ただ、ウィズコロナであっても国内客の来場を確保できる施策を早急に検討する必要がある」と警鐘を鳴らす。(黒川信雄)
3519
:
チバQ
:2022/02/04(金) 11:51:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/faac019866e4aa36a849990a5a3e2c679acd13d2
IS指導者死亡 隠密作戦で異例の投降呼びかけ 非戦闘員の犠牲回避に神経とがらしたバイデン米政権
2/4(金) 11:33配信
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産経新聞
イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)最高指導者のクライシ容疑者を自爆に追い込んだ米国の対テロ作戦で、バイデン米政権は、非戦闘員の犠牲を避けることに神経をとがらせた。昨年8月、アフガニスタンでIS系組織によるテロへの報復攻撃を実行したものの、後にテロとは無関係な人々を犠牲にする誤爆だったと判明したことが〝トラウマ〟となっている。
「むしろ兵士たちのリスクが増したほどだ」。国防総省のカービー報道官は3日の記者会見で、いかに民間人の犠牲が出ないように腐心したかを繰り返し強調した。
バイデン政権はクライシ容疑者の潜伏先に関する情報を得てから数カ月にわたり作戦内容を検討した。観察の結果、同容疑者が家族とともに建物の3階で暮らしており、まったく外出しない生活を送っていることが判明した。2階には自身の副官を住まわせていた。
問題は1階に、ISとは無関係とみられる一家が暮らしていたことだ。3階の住人が誰かも分かっていないようだった。子供が複数人いることも確認された。バイデン政権高官は「(クライシ容疑者は)この一家を人間の盾に使っていた」との見方を示す。
建物を短時間で急襲・制圧しようとすれば、1階を戦闘に巻き込む可能性が高くなる。だが、現場にとどまる時間が長くなるほどに、反撃を受けたりISの増援が駆けつけてきたりする危険性も増す。
ジレンマの中、バイデン政権が選んだのは、部隊が建物の周囲から投降や避難を呼びかける方法だった。テロ組織に対する軍特殊部隊の隠密作戦としては異例だ。政権にとっては「無関係な非戦闘員を守る」(同高官)ことは譲れない一線だった。
背景には、昨年8月29日にアフガン首都カブールで起きた誤爆がある。同国からの退避希望者でごった返す国際空港付近を狙ったIS系組織のテロへの報復として車を空爆し、その後、子供7人を含む死者10人はISと無関係だったことが判明した事件だ。オースティン国防長官が今年1月27日、民間人保護の強化に関する計画策定を指示していることからも、事件が今も痛恨の記憶として残っていることは想像に難くない。
政権高官によれば、米軍は作戦の検討段階で建物の強度計算も行っている。クライシ容疑者が3階で爆発物を使用した場合でも、建物全体が倒壊して内部にいる人間を巻き込むことはないことを確認するためだ。
実際の作戦では、ヘリで現場に降下した部隊が呼びかけを開始してから間もなく、同容疑者が家族とともに自爆し3階部分が大破。その後、バリケードを築いて投降を拒む副官やその妻とみられる女性との間で銃撃戦が発生した。部隊はその間に、1階の住人ら10人の身柄を保護した。
作戦完了までに要した時間は約2時間。カービー報道官は「何度もリハーサルを重ねて準備を整えた。時間も想定通りだ」と語る。途中、故障し不時着したヘリを放棄・破壊するトラブルもあったが、作戦に参加した米兵らは全員が無事に帰還。米軍は現場で採取した指紋やDNAからクライシ容疑者の死亡を断定。遺体はその場に放置された。(ワシントン 大内清)
3520
:
チバQ
:2022/02/08(火) 21:45:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/cffee3c44c2a293c4c956ec56521127e8d880917
イラク、新大統領選出できず 有力者の汚職疑惑で紛糾
2/7(月) 23:13配信
時事通信
イラクのゼバリ元外相(左)とサレハ大統領(AFP時事)
【カイロ時事】イラクの国会は7日、サレハ大統領の後任を選ぶための投票を予定していたが、出席議員が定足数に満たず、新大統領選出が見送られた。
AFP通信が伝えた。大統領は象徴的存在ながら首相候補を指名する権限があり、選任のめどが立たないまま新政権の発足も大幅に遅れる見通しで、政治の混乱が長引きそうだ。
3521
:
チバQ
:2022/02/10(木) 07:09:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/41b379de8372fe1d27a68abb280257573134f438
タリバン、首都から前政権の痕跡を抹消 権力掌握から半年
2/9(水) 22:43配信
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AFP=時事
アフガニスタン・カブールのマスード広場の様子。故アフマド・シャー・マスード司令官を描いたポスターは撤去された(上は2021年8月16日、下は2022年1月23日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】アフガニスタンでイスラム主義組織タリバン(Taliban)が再び権力を掌握してから約半年。タリバンは首都カブールから、前政権の目に見える痕跡を抹消してきた。
【写真10枚】消えた共和国旗 タリバンの権力掌握の前後、写真で比較
以前の共和国旗は撤去され、英雄の壁画は消され、タリバンの攻撃による死者の慰霊碑も無くなった。
爆発の影響を防ぐ防爆壁には、タリバンが樹立を宣言したイスラム首長国のスローガンが掲げられ、「神のご加護で、われわれの国家はアメリカ人を打倒した」などの言葉が書かれている。
カブール中心部の美容院の多くが、店頭に掲示していた流行のヘアスタイル姿の女性のポスターを撤去した。
以前は市内各地で、第1次タリバン政権に対するゲリラ戦を率いた故アフマド・シャー・マスード(Ahmad Shah Massoud)司令官を描いた壁画が見られたが、現在は覆い隠されている。
カブールを見渡せる丘の上には、かつては黒・赤・緑のアフガン共和国旗が翻っていたが、今では旗のないポールだけが残されている。【翻訳編集】 AFPBB News
3522
:
チバQ
:2022/02/11(金) 15:22:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/364c07471c8693d515bb18b4358d8660d23111e0
リビア代表議会が首相指名 現職辞任拒否、分裂深まる
2/11(金) 9:42配信
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共同通信
【カイロ共同】東西内戦が続いたリビアで、東部を拠点とする代表議会は10日、新首相にバシャガ元内相を指名した。暫定政権を率いてきた西部出身のドベイバ首相は辞任を拒否する構え。国家の分裂が一層深まり、対立が再燃する恐れがある。
内戦は2020年に停戦が成立し、東西両勢力の合意に基づき、昨年3月にドベイバ氏が首相に就いた。しかし統一政権樹立に向け同12月に予定された大統領選を実施できず、東部勢力はドベイバ氏の任期が終了したと主張していた。
ロイター通信によると、東部の有力軍事組織「リビア国民軍(LNA)」はバシャガ氏の指名を歓迎した。
3523
:
チバQ
:2022/03/08(火) 17:13:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/efc71dc6354d84529627b9e69984db71e834f09e
家族養うため…腎臓売るアフガン人
3/8(火) 14:42配信
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AFP=時事
アフガニスタン・ヘラートで手術痕を見せる、腎臓を売った男性(2022年2月4日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】仕事を失い、借金まみれになり、子どもを養うためには腎臓を売るしかない──こう思い詰めるアフガニスタン人が増えている。
【写真16枚】手術痕を見せる、腎臓を売った男性たち
昨年8月にイスラム主義組織タリバン(Taliban)が実権を握って以降、アフガニスタンは金融危機に陥り、数十年に及ぶ紛争で人道危機が悪化している。
工場で働いていたヌルディンさんはタリバン復権直後に給与を大幅カットされたため、仕事を辞めた。もっと条件の良い職場があると思ったからだが、間違いだった。失業者を何十万人も抱えた国で、次の仕事は見つからなかった。
切羽詰まったヌルディンさんは、手っ取り早い金策として腎臓の片方を売った。「今は後悔している」と話す。「もう働けない。痛いし、重い物は持てない」
一家は今、12歳の息子に家計を頼っている。靴磨きで稼げるのは、1日たった70セント(約80円)だ。
■一個17万円
AFPは、家族を養うためや借金返済のために腎臓を売ったという8人に話を聞いた。腎臓一つと引き換えに得た金額は、わずか1500ドル(約17万円)だったという人もいた。
アフガニスタンには臓器売買に関する規制はない。北部マザリシャリフ(Mazar-i-Sharif)の病院で名の知られた外科医だったモハンマド・ワキル・マティン(Mohammad Wakil Matin)教授は、「法律がない」とした上で、臓器提供・売買には「ドナー(提供者)の同意が必要だ」と説明した。
ヘラートで臓器移植の多くを手掛ける病院の外科に勤めるモハマド・バシル・オスマニ(Mohamad Bassir Osmani)医師も、同意が重要だと指摘。ドナーから「書面と動画で同意を得ている」と語った。ただ、病院側が患者やドナーの身元や臓器提供の経緯を調査することはないという。
金の工面に困った人は、ブローカーを介して裕福な患者と引き合わされる。患者は国内各地の他、インドやパキスタンからもやって来る。臓器移植にかかる費用とドナーへの謝礼金は、患者が支払う。
3人の子どもに十分な食事を与えられず、うち2人が栄養失調と診断され治療を受けているというアジタさんは、25万アフガニ(約32万円)で腎臓を売ったという。今度は、日雇いで働く夫が腎臓を売ろうとしている。「人々は貧しくなった」「絶望の末に腎臓を売っている人も多い」と夫は話した。
■「片腎村」
ヘラート郊外のサイシャンババザール(Sayshanba Bazaar)は、長引く紛争で自宅を追われた人が集まってできた村だ。貧困にあえぐ住民の間に臓器が金になるといううわさが広がり、これまでに数十人が腎臓を売ったことから「片腎村」の名で知られる。
ある一家では、兄弟5人が4年間に次々と腎臓を売った。貧しさから抜け出せると考えてのことだったが、「借金は残っているし、依然として生活は苦しい」とグラム・ネビさんは傷痕を見せて言った。
先進国と異なり、腎臓を売っても貧しいままのアフガン人ドナーには術後のケアが提供されないことも少なくない。マティン教授によれば、ドナー登録をする機関も、ドナーの健康観察を担う公共医療施設もアフガニスタンには存在しない。
臓器提供の機会を求めて病院を訪れたアジザさんは、「子どもたちは通りで物乞いをしている」「私が腎臓を売らなかったら、1歳の娘を売らなければならなくなる」と涙ながらに訴えた。【翻訳編集】 AFPBB News
3524
:
チバQ
:2022/03/16(水) 21:23:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4621abd4238e836083f0bd9c870994ef2021c19
レバノン「小麦粉は残り1カ月分」 ウクライナ余波、国連に支援要請
3/16(水) 20:51配信
朝日新聞デジタル
レバノンのミカティ首相=AP
ロシアのウクライナ侵攻の影響で世界的に小麦などの食糧が高騰している問題で、レバノンのミカティ首相は15日、首都ベイルートで面会したアミーナ・モハメッド国連副事務総長に対し、食糧不足で危機的な状況だとして支援を求めた。アラブ紙アッシャルク・アルアウサットが報じた。
経済危機のレバノンでは国民の8割が、生活に最低限必要なものが手に入らない「貧困線」以下で暮らすとされる。ウクライナ危機で穀物の輸入が難しくなれば、さらに状況が深刻化する可能性がある。
レバノンは小麦などの穀物の輸入の大半をウクライナやロシアに依存しており、複数の政府関係者は同紙の取材に「(国内の)小麦粉の備蓄は1カ月分しかない」と訴えた。
ミカティ氏は会談で、国内に90万人近くのシリア難民を抱える影響にも触れつつ、「国の食糧安全保障が脅かされている」として支援を求めたという。(ドバイ=伊藤喜之)
朝日新聞社
3525
:
チバQ
:2022/03/31(木) 08:30:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/69543d34a15b792d470b471ec56cb9e2a1c90fb1
女性のスタジアム入場拒否 サッカーW杯予選、大統領が調査命令 イラン
3/31(木) 7:47配信
時事通信
29日、イラン北東部マシャドで、サッカーワールドカップ(W杯)アジア最終予選の対レバノン戦を観戦するイランのサポーター(AFP時事)
AFP通信などによると、北東部マシャドで29日に行われたサッカーワールドカップ(W杯)アジア最終予選の対レバノン戦で、チケット購入済みの女性客約2000人がスタジアムへの入場を拒否された。
イランでは女性のサッカー観戦が2019年に解禁されている。抗議する女性に対し、催涙スプレーがまかれた可能性があり、ライシ大統領は30日、内務省に調査を命じた。
入場拒否に対する批判の高まりを受け、地元自治体首長は国営テレビで「多くの人が入場できなかったことに謝罪する」と表明。司法当局者はラジオで「お粗末な運営」と非難した。イラン代表選手も「女性が競技場に来たとして、何か(問題)が起きるとは思わない」と語った。
3526
:
とはずがたり
:2022/04/03(日) 23:40:55
国交樹立へ一歩、トルコとアルメニアが協議 歴史認識では対立根深く
有料会員記事
https://www.asahi.com/articles/ASQ1H2RGVQ1GUHBI030.html
モスクワ=石橋亮介、イスタンブール=高野裕介2022年1月15日 10時00分
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トルコのエルドアン大統領。同国大統領府提供=ロイター
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約30年にわたって事実上の断交状態にあるトルコとアルメニアの代表が14日、モスクワで関係正常化に向けて協議した。両国外務省は「建設的だった」と評価し、国交の樹立に向けて対話を継続する意向を表明した。ただ、歴史認識などをめぐる対立は依然根深い。
協議は、ロシアが仲介した。トルコ側は前駐米大使のクルチ特使、アルメニア側はルビニャン副議会議長が代表として出席し、約1時間半続いた。終了後、両国の外務省はそれぞれ、「前向きで建設的な雰囲気で、完全な関係正常化に向けて前提条件なしで協議を続けることで合意した」とする声明を出した。
ロシア外務省は、「地域の安定や経済発展のための接点の探求を続けることで合意した」と評価した。欧州連合(EU)も同日の声明で、協議を歓迎した。
トルコは1991年、ソ連崩壊で独立したアルメニアを国家承認した。だが、トルコが「兄弟国」と見なすアゼルバイジャンのナゴルノ・カラバフ地域をアルメニアが実効支配したことに反発し、93年に国境を閉鎖した。
また、トルコとアルメニアの間には、歴史認識をめぐる国際社会を巻き込んだ深い対立がある。アルメニア側は、トルコの前身であるオスマン帝国で、第1次世界大戦中の1915年から150万人のアルメニア人が殺害されたと訴える。だが、トルコ側は死者数は過大で、一部のアルメニア人が当時の交戦国ロシアの配下で戦闘に加わったことなどが原因だと主張し、「ジェノサイド(集団殺害)」を否定する。
両国は2009年にも国交樹…
3527
:
チバQ
:2022/04/07(木) 11:19:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/3c96236a5c97f284c0723b92e944b00b27878d29
イスラエル連立政権、過半数割れ 与党議員1人が離脱
4/7(木) 9:40配信
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共同通信
【エルサレム共同】イスラエルの与党議員1人が6日、ベネット首相の連立政権から離脱すると表明した。地元メディアが伝えた。連立政権は国会定数120のうち61議席を保ってきたが、過半数を割る事態となった。政権運営は厳しさを増しそうだ。
離脱を表明したのは右派政党「ヤミナ」所属の女性議員イディット・シルマン氏。イスラエルの民放「チャンネル12」によると、シルマン氏がベネット氏に対し、現在の政権は右派有権者の価値観を反映していないと説明した。
ベネット政権には右派から左派、アラブ系政党まで8党が参加。12年連続で首相を務めたネタニヤフ氏を退陣させる目的で結集した。
3528
:
チバQ
:2022/04/08(金) 16:15:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/3dc31f6e27aa5a7f438c5671dc258a844b14bc0e
イエメン大統領、評議会へ権限移譲 内戦終結への期待高まる
4/8(金) 15:30配信
CNN.co.jp
サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子(右)とハディ氏の元顧問ラシャド・アル・アリミ少将(左)=7日、サウジアラビア・リヤド
(CNN) イエメンのハディ大統領は、7年に及ぶ内戦を終わらせる国連の取り組みを支援するため、新たに設置された大統領指導評議会に権限を移譲した。
アナリストはこの発表を、世界最悪の人道危機とされてきた厳しい紛争における「大きな出来事」と評している。
2012年にサレハ前大統領を追放して以来10年間大統領を務めてきたハディ氏とアフマル副大統領に代わり、8人のメンバーで構成される評議会が発足した。
サウジアラビアの首都リヤドにいるハディ大統領はテレビ演説で「全権を大統領指導評議会に委ねる」と述べた。
サウジアラビアとイランの代理戦争とされる紛争は、サウジ主導の軍事連合とイランに支援されている反政府武装勢力フーシ派との間で繰り広げられてきた。紛争が始まって以来、数万人が死亡し、数百万人が飢餓の淵に立たされている。
サウジアラビアの国営通信SPAは、大統領指導評議会の発足を受け、サウジアラビアとアラブ首長国連邦がイエメン中央銀行に30億ドル(約3700億円)拠出することを約束したと報じた。
SPAによると、サウジアラビアは評議会に対し、フーシ派と「包括的な政治解決」に向けた交渉を開始するよう要請したという。フーシ派は大統領評議会についてまだコメントを出していない。
サウジアラビアはまた、イエメンへの国連の人道支援基金に3億ドル拠出すると発表し、イエメン支援のための援助供与会議の開催を呼び掛けた。
ベテラン政治家でハディ氏の元顧問のラシャド・アル・アリミ少将が評議会の議長を務める。サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子は発表後、アル・アリミ氏と会談したとサウジアラビア国営テレビが伝えた。
3529
:
チバQ
:2022/05/08(日) 17:59:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/1fd5f12eb5c26d84b138367f0daa5d1212db9715
タリバン、女性にブルカ着用義務付け アフガン
5/8(日) 13:54配信
CNN.co.jp
「ブルカ」を着用した女性=2021年12月、アフガニスタン首都カブール
(CNN) アフガニスタンの実権を握るイスラム主義勢力タリバンは7日、女性に全身を覆うイスラム教の衣服「ブルカ」などを着用し、顔を隠すことを義務付けると発表した。
女性がこれに従わなければ、「男性の保護者」が当局に踏み込まれて注意を受け、最終的には収監されて刑を言い渡されるという。政府機関に勤務する女性が違反した場合は解雇される。
タリバンは昨年の暫定政権発足以来、さまざまな分野で女性の権利や自由を制限し、批判を浴びてきた。
昨年11月には、女性が出演するテレビドラマや娯楽番組の放送を禁止し、ニュースの女性記者らには髪を覆うスカーフの着用を義務付けた。
12月には女性が単独で遠出することを禁止。約70キロを超える距離の移動には男性の親族が同行することを義務付けた。車の運転者に、髪を覆っていない女性の同乗を認めないよう求める規則も設けた。
タリバンは当初、女性が教育を受ける権利を保障すると表明していたが、3月に予定されていた女子学校の再開は当日の朝になって中止された。
3530
:
チバQ
:2022/05/08(日) 20:44:38
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASQ5776GKQ57UHBI02B.html
女性にブルカ着用、タリバンが強制か 批判浴びた「おきて」復活
2022/05/07 23:00朝日新聞
女性にブルカ着用、タリバンが強制か 批判浴びた「おきて」復活
全身を覆う衣装「ブルカ」を着る女性たち(左)。イスラム主義勢力タリバンは1996〜2001年の旧政権時代、女性にブルカの着用を義務づけた=2018年10月、カブール、乗京真知撮影
(朝日新聞)
アフガニスタンで昨年8月に政権を崩壊させ、実権を握ったイスラム主義勢力タリバンの暫定政権は7日、女性が外出する際に全身を覆うことを義務づけると発表した。ロイター通信などが報じた。女性用の伝統衣装「ブルカ」を念頭に置いているとみられる。
タリバンは1996年〜2001年の旧政権時代、女性にブルカの着用を義務づけたほか、女性の社会進出や通学を制限し、国際社会から「人権侵害だ」と批判を浴びた。今回の措置は、そうしたタリバン流のおきての復活を意味する。
地元メディアによると、違反すれば女性の父親らが処罰される恐れがあるという。アフガニスタンの地方では伝統的にブルカを羽織る女性が多いが、都市部では近年、顔を布で覆わない女性も増えていた。今回の措置がどこまで徹底されるかは不透明だ。(ニューデリー=石原孝)
3531
:
チバQ
:2022/05/13(金) 11:50:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/c06a026a194d6dd9f970e0bba13daf79916db2a2
タリバン、男女同席の外食禁止 夫婦も適用、公園も別 アフガン
5/13(金) 5:24配信
時事通信
買い物をするアフガニスタンの女性たち=7日、西部ヘラート(AFP時事)
【ヘラート(アフガニスタン)AFP時事】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権は同国西部ヘラートで、男女が一緒に外食することや公園を訪れることを禁止した。
当局者が12日、明らかにした。アフガンは極めて保守的な国だが、ヘラートなどで男女連れでの外食は一般的な光景だった。
男女での外食禁止について、ヘラートの勧善懲悪省当局者は「夫婦であっても」適用されると説明。また、公園を訪れるのは曜日によって男女別々でなければならないとし、「女性は木曜、金曜、土曜だ」と述べた。
あるレストラン経営者は「命令には従わなければならないが、ビジネスに非常に悪い影響を与える」と迷惑顔。規制が続けば従業員を解雇せざるを得ないと語った。
3532
:
チバQ
:2022/05/13(金) 11:50:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/c06a026a194d6dd9f970e0bba13daf79916db2a2
タリバン、男女同席の外食禁止 夫婦も適用、公園も別 アフガン
5/13(金) 5:24配信
時事通信
買い物をするアフガニスタンの女性たち=7日、西部ヘラート(AFP時事)
【ヘラート(アフガニスタン)AFP時事】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権は同国西部ヘラートで、男女が一緒に外食することや公園を訪れることを禁止した。
当局者が12日、明らかにした。アフガンは極めて保守的な国だが、ヘラートなどで男女連れでの外食は一般的な光景だった。
男女での外食禁止について、ヘラートの勧善懲悪省当局者は「夫婦であっても」適用されると説明。また、公園を訪れるのは曜日によって男女別々でなければならないとし、「女性は木曜、金曜、土曜だ」と述べた。
あるレストラン経営者は「命令には従わなければならないが、ビジネスに非常に悪い影響を与える」と迷惑顔。規制が続けば従業員を解雇せざるを得ないと語った。
3533
:
チバQ
:2022/05/13(金) 17:28:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/e0c6de16316e3134192a36b1c849bc9f767a3f11
レバノンで15日に国会総選挙 イランの間接支配強化の観測
5/13(金) 17:04配信
産経新聞
【カイロ=佐藤貴生】中東レバノンで15日、国会(定数128)の総選挙が行われる。イランを後ろ盾とするイスラム教シーア派政党、ヒズボラ(神の党)が連携する他党と合わせて最大勢力になるとの見方が出ている。一方、サウジアラビアが支援してきたスンニ派は勢いを失っており、レバノンへのイランの影響力がさらに強まりそうだ。
宗派や民族が混在するレバノンでは、伝統的に大統領はキリスト教マロン派、首相はスンニ派、国会議長はシーア派から選ばれる。議席もキリスト教とイスラム教の両勢力に64議席ずつ配分される仕組みだ。
ただ、強力な民兵組織を持つヒズボラは宗派の違いを越えてマロン派政党と協力関係を築いており、2018年の前回選後も国会で主導権を握ってきた。
レバノンは20年3月にデフォルト(債務不履行)を宣言し、同8月には首都ベイルートの港湾で大規模爆発が起きて政治不信と経済低迷が深刻化した。通貨レバノン・ポンドは19年以降、9割も価値を下げて国民の7割以上が貧困ライン以下で暮らしている。
それでも、各政党は国会で利益配分に明け暮れ、国民全体のための改革は一向に進まないのが実情だ。
エジプトの英字紙アハラム・ウイークリーは今月、有権者は生活支援を実行できる政党に投票するため、権益を握る既存政党の優位は動かず、大きな変化はないとの見方を示した。
スンニ派の有力者であるハリリ元首相は今回、不出馬を宣言して投票ボイコットを呼びかけている。背景にはサウジとの確執があるとみられ、スンニ派はまとまりに欠けている。
英国在住のレバノン人評論家、ハイララ氏は産経新聞の電話取材に「ヒズボラは半数を超える議席を確保するかもしれない」とし、サウジの影響力減退とは対照的に、イランのレバノンに対する間接支配が進むとの見方を示した。
3534
:
名無しさん
:2022/05/17(火) 07:16:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/b8e2674275e4e4f525a4a860b8f8cf45d06d8f95
レバノン総選挙、ヒズボラ連合が過半数割れか 対立勢力が伸長
5/17(火) 6:42配信
時事通信
【カイロ時事】中東レバノンで15日に投票が行われた国民議会(一院制、定数128)選挙は16日、一部開票結果が公表され、ロイター通信によると、イスラム教シーア派組織ヒズボラを中心とした政党連合が過半数を割り込む見通しとなった。
今後は次期首相指名に向けた連立交渉が焦点となるが、宗派対立や各勢力の駆け引きで難航は必至。国際社会の支援の条件となる改革が滞る恐れが強まっている。
イランが支援するヒズボラと他のシーア派政党、ヒズボラと連携するキリスト教政党を合わせた連合は2018年の前回選挙で71議席を獲得した。だが、今回はヒズボラの有力議員が議席を失うなど苦戦した。一方、イランと対立するサウジアラビアと関係が深いとされるキリスト教政党「レバノン軍団党」が議席を伸ばし、変革を訴える独立系候補にも当選者が出た。
3535
:
チバQ
:2022/05/17(火) 19:52:22
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-220517X990.html
ヒズボラ連合が過半数割れ=既存政治に失望―レバノン総選挙
2022/05/17 18:47時事通信
【カイロ時事】中東レバノンで15日に投票が行われた国民議会(一院制、定数128)選挙は17日、開票結果が公表され、イスラム教シーア派組織ヒズボラを中心とした政党連合が過半数を割り込んだ。
次期首相指名に向けた連立交渉が今後の焦点となるが、宗派対立や各勢力の駆け引きで難航は必至。危機的な財政状況に見舞われた同国で、国際社会の支援の条件となる改革が滞る恐れが強まっている。
イランが支援するヒズボラと他のシーア派政党、ヒズボラと連携するキリスト教政党を合わせた連合は、2018年の前回選挙で71議席を獲得したが、ロイター通信によれば、今回は62議席にとどまった。一方、イランと対立するサウジアラビアと関係が深いとされるキリスト教政党「レバノン軍団党」が議席を伸ばし、変革を訴える独立系候補も10人以上が当選した。
3536
:
チバQ
:2022/05/17(火) 20:47:50
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-_world_mideast_WTJYSIJ4O5I4HAFLPGLA2SZDTI.html
レバノン総選挙、親イラン勢が過半数割れか
2022/05/16 23:01産経新聞
【カイロ=佐藤貴生】中東レバノンで15日、国会(定数128)総選挙の投票が行われ、16日までの暫定集計の結果、親イランのイスラム教シーア派政党「ヒズボラ」を中心とする勢力が過半数を割り込むとの見方が強まっている。政治腐敗と経済低迷への国民の不満が示された形だ。大勢は同日中にも判明する。
ロイター通信が伝えた。ヒズボラはアウン大統領のキリスト教政党「自由愛国運動」などと連携し、2018年の前回選で過半数の71議席を確保した。ヒズボラは選挙前の議席を維持する勢いだが、自由愛国連合は2議席減らす見込み。
代わって、反ヒズボラのキリスト教政党「レバノン軍団党」が5議席増の20議席に躍進するとみられる。同党はスンニ派大国サウジアラビアの支援を受けているとされる。既存政党の支配を打破して政治改革を目指す独立系候補も5議席前後を獲得する見込みだ。
宗派や民族が混在するレバノンでは、議席はキリスト教とイスラム教の両勢力に64議席ずつ配分され、選挙後に宗派を超えた多数派工作が行われる。ヒズボラ系の勢力減で協議が長引き政治の機能不全が続く恐れがあるほか、イランとサウジの代理勢力の対立も本格化しかねない。
暫定投票率は約41%と前回選を10ポイント近く下回り、国民の政府不信の高まりを示した。
レバノンは2020年にデフォルト(債務不履行)に陥り、首都ベイルートで大規模爆発が起きて国民の政治不信が強まった。通貨レバノン・ポンドは19年以降、9割も価値を下げて国民の75%が貧困ライン以下で暮らしている。
国際社会は政治改革が実現しなければ財政支援は行わない方針で、国民は当面、苦しい生活を余儀なくされそうだ。
3537
:
チバQ
:2022/05/24(火) 21:59:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/267b3bdc837d2ee9d88b3cdb3a7434a097f729d1
女性司会者、顔覆う命令を拒否 タリバンに「抵抗続ける」
5/24(火) 17:41配信
共同通信
報道番組で顔を覆わずニュース原稿を読むロマ・アディルさん=22日、アフガニスタン・カブール(本人提供・共同)
【イスラマバード共同】アフガニスタンのテレビ局「カブール・ニュース」の報道番組の女性司会者が出演中に目の部分以外の顔を布で覆うよう命じたイスラム主義組織タリバン暫定政権に抵抗し、覆わずにニュースを伝え続けている。タリバン独自のイスラム法解釈で女性抑圧を強めていると批判、「カメラの前で闘い続ける」と語る。
この司会者はロマ・アディルさん(26)。暫定政権は7日、女性は公共の場で顔を覆うよう命令した。19日には各テレビ局へ女性司会者に従わせるよう指導したが、アディルさんは取材に「イスラムの教えやアフガンの慣習ではなく、従う理由がない」と指摘した。
3538
:
チバQ
:2022/06/13(月) 23:27:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/149f5ba4899a0ae79fcc2c83d384e125ebc6f324
イスラエル政権発足1年 「寄り合い」崩壊の危機
6/13(月) 20:55配信
産経新聞
【カイロ=佐藤貴生】イスラエルでベネット首相率いる連立政権が発足して13日で1年となった。政治的立場が大きく異なる8党の寄り合い所帯であるため離脱する議員も現れ、国会(定数120)は与野党が60議席ずつ分け合う事態となった。首相のレームダック(死に体)化が進む中、6月末に期限切れとなる重要な法律の効力を延長できなければ政権崩壊の危機が現実味を帯びてくる。
イスラエルはロシアのウクライナ侵攻後に双方の対話を仲介したほか、イランの核問題にも影響力を持つ。政局の不安定化は国際的に波及しかねない。
ベネット氏は12日の閣議で、現政権は「崩壊しない」と強調した。しかし、ロイター通信によると、数カ月以内に前倒し総選挙が行われるとの観測も出ているのが実情だ。
エルサレムなどでは3月以降、アラブ系と治安部隊との衝突が相次いでいる。5月には衝突を取材していた衛星テレビ局アルジャジーラの女性記者が銃撃され死亡する事件が起きた。
政権にはユダヤ人右派や中道、パレスチナ人らアラブ系の政党が加わり、内部対立が深刻化している。
6月6日には占領地ヨルダン川西岸のユダヤ人に法的地位を保証する法律の効力延長が賛成52、反対58で否決され、政権の求心力低下が浮き彫りになった。
イスラエル有力紙ハーレツ(電子版)などによると、同法は第3次中東戦争(1967年)でイスラエルが西岸を占領して以来、5年ごとに効力が延長されてきた。失効すれば西岸に入植するユダヤ人は同国の国内法の適用対象外となり、選挙の投票や国民保険への加入ができなくなる。政治や社会に影響が及ぶことは避けられず、政権運営は極めて困難になる。
事態を複雑にしているのがネタニヤフ前首相の存在だ。ネタニヤフ氏と最大野党の右派「リクード」は西岸でのユダヤ人入植を支持しており、本来ならば法律の効力延長に賛成するはずが、現政権の崩壊を狙って反対に回ったとされる。
与党各党は、12年間にわたって首相の座にあったネタニヤフ氏を退陣させることを最大の目標に結集した。しかし、与党内の対立で同氏に再び追い風が吹きつつある。現地メディアが5月下旬に発表した世論調査結果では、首相として好ましいのはネタニヤフ氏との回答が46%で、ベネット氏は21%にとどまった。
3539
:
チバQ
:2022/06/14(火) 19:33:30
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-_world_mideast_XTVLJ4Q33FNJNLGF7YHFC5MYQ4.html
政治の混乱必至 イラク、国会最大勢力が大量辞職
2022/06/14 18:18産経新聞
【カイロ=佐藤貴生】中東イラクのイスラム教シーア派有力指導者、ムクタダ・サドル師が配下の国会議員に辞職するよう求め、サドル師派の議員73人全員が14日までに議長に辞表を提出した。イラクのメディアが伝えた。サドル師派は昨年10月の国会(定数329、一院制)総選挙で最大勢力となっており、混乱は不可避の情勢だ。
総選挙の結果を受け、サドル師派は新政権樹立のための連立協議を主導した。対立する親イランのシーア派勢力との連携を拒否し、スンニ派や少数民族クルド人の政党などとの連立政権樹立を目指したが、多数派は形成できず協議は暗礁に乗り上げた。
選挙から8カ月過ぎても政権は発足せず、新たな大統領や首相も決まらないままで、政治の停滞が深刻化していた。
サドル師派の辞職を受け、親イランのシーア派勢力が連立政権樹立に意欲を示しているもようだが、成否は不透明だ。イラクでは米国とイランの勢力争いが続いており、サドル師は両国の内政干渉を排する立場を表明している。
3540
:
チバQ
:2022/06/21(火) 10:59:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/6805e652af5dacd083d76c7b8bc420d5974e702f
イスラエル首相、国会解散の意向表明 10月下旬にも総選挙
6/21(火) 9:13配信
毎日新聞
国会解散の意向を表明するイスラエルのベネット首相(左)とラピド外相=エルサレムで20日、ロイター
イスラエルのベネット首相は20日夜、近く国会(定数120)を解散し、総選挙を実施する意向を表明した。ベネット氏は右派、左派など8党連立の政権を約1年にわたって維持してきたが、右派議員による政権離脱が相次ぎ、国会で少数派に転落することが確実になったため。地元メディアによると、選挙は2019年4月以降で5度目で、10月下旬に実施される予定。
「政権を維持するために全てのことをやった。(解散は)困難な決断だった」。ベネット氏は20日夜の記者会見でそう述べ、厳しい表情を見せた。選挙まではラピド外相が首相を務める見通し。ベネット政権は米国やヨルダン、トルコなど中東諸国との関係改善に力を入れてきたが、外交が停滞する恐れがある。
総選挙では多党による連立政権が継続するのか、最大野党の右派「リクード」が勝利してネタニヤフ前首相が首相に返り咲くかが焦点になる。ネタニヤフ氏は20日、ベネット政権が治安を悪化させたなどとして「史上最悪の政権が幕を閉じた」と指摘。「国民のプライドを取り戻す政権を作りたい」と総選挙への決意を述べた。
イスラエルは少数政党が乱立する完全比例代表制で、選挙後の連立交渉が常に難航する。19年以降、組閣失敗による再選挙を繰り返し、4回目の選挙でようやく政権発足に至った。右派、左派など各勢力の支持率は21年3月の前回選から大きく変わっておらず、新たな選挙を実施しても、政治的な混乱が続く可能性は高い。
ベネット政権は昨年6月、リクードのネタニヤフ氏に対抗し、右派、左派とアラブ系政党などが連立して発足した。パレスチナ政策などを巡って政権内の意見は異なるが、各党は妥協点を探り、バランスを保ってきた。だが、次第に左派が主張するパレスチナへの「融和政策」に右派が反発を強めた。
政権は当初から過半数ぎりぎりの61議席だったが、4月にベネット氏率いる右派政党「ヤミナ」の議員が離脱した。今月に入ると、国際法違反とされる入植地に住むユダヤ人にイスラエル国民と同等の権利を与える法律の延長を巡り、政権内が対立。ヤミナの別の議員が20日、今後は政権の方針に従わないと表明した。ベネット政権は国会で過半数の賛成を得られないことが確実となった。【エルサレム三木幸治】
3541
:
チバQ
:2022/06/21(火) 11:01:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/ef1f8fa7edf578370d049de7cd10e2e60015d650
イスラエル国会が解散、総選挙へ 首相「人生で最も厳しい決断」
6/21(火) 6:52配信
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朝日新聞デジタル
イスラエルのベネット首相(写真中央)とラピド外相(写真左)=ロイター
イスラエルのベネット首相は20日、国会(定数120)を解散する意向を表明した。来週にも国会で解散を決める法案が可決される見通しで、2019年以来5回目の総選挙が10月にも実施される。ベネット氏は退任し、ラピド外相が選挙で新政権が誕生するまでの間、首相になる。
ベネット氏はラピド氏と臨んだ同日夜の記者会見で解散について、「人生で最も厳しい決断だが、正しい決断」と説明。政権維持のためにあらゆる手を尽くしたと述べ、混迷がこれ以上続くと安全保障上のリスクも避けられない、とした。
ベネット政権は、ラピド氏率いる中道政党と左右両派、アラブ系政党を含む8党による連立政権。昨年3月の総選挙では、前首相のネタニヤフ氏が率いる右派「リクード」が第一党になったが、連立交渉に失敗。「反ネタニヤフ」で一致した8党が極右政党「ヤミナ」党首のベネット氏が首相になることで合意し、昨年6月に発足した。
3542
:
チバQ
:2022/06/21(火) 19:30:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/78c290bdd32f5f5750416c12a757ce6d0134e633
イスラエル連立政権が1年で崩壊、国会解散へ 復権狙うネタニヤフ前首相
6/21(火) 17:28配信
産経新聞
イスラエルのベネット首相(AP)
【カイロ=佐藤貴生】イスラエルの連立政権を率いるベネット首相は20日、国会(定数120)を解散して総選挙を行うことでラピド外相と合意したと発表した。同国有力紙ハーレツ(電子版)によると、国会で来週、解散に関する法案が審議され、承認されれば10月下旬にも総選挙が行われる。総選挙はこの3年半で5回目となり、政治の混迷が深まりそうだ。
ベネット氏は「簡単ではなかったが、国家のために正しい決断をした」と述べた。同氏は国会解散後、政権発足時の合意に基づいて首相職をラピド氏に引き継ぐ。ラピド氏は政権内の最大勢力である中道政党「イェシュアティド」の党首で、7月に来訪予定のバイデン米大統領を首相として迎える見通しになった。
連立政権は12年間、トップの座を占めたネタニヤフ前首相の退陣を最大の目標に昨年6月、発足した。ユダヤ人右派や中道、アラブ系政党など8党で構成され、今春以降はパレスチナ人とイスラエル治安部隊の衝突や、占領地ヨルダン川西岸のユダヤ人の法的地位の問題で内部対立が表面化。離脱する議員が出て政権運営が困難になっていた。
ネタニヤフ氏は「市民の安全を無視した」などと連立政権を批判し、次期政権樹立に意欲をみせた。ただ、同氏はイランやパレスチナに対する強硬派で、収賄や背任の罪で起訴もされている。批判的な勢力は与野党を問わず存在しており、首相に返り咲くかは不透明だ。
3543
:
チバQ
:2022/06/23(木) 08:27:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/bd53f22b84f5e8b439f428f2bfa5f79e55b45433
アフガン地震、救助難航 資機材不足に激しい風雨
6/23(木) 5:33配信
共同通信
22日、アフガニスタン東部パクティカ州で地震の負傷者を搬送する関係者(Bakhtar News Agency提供、ロイター=共同)
【カブール共同】アフガニスタン東部で千人以上が死亡した地震で、イスラム主義組織タリバン暫定政権は22日、倒壊した家屋の下敷きになった人々の捜索や救助を続けた。国連によると、資機材の不足で活動は難航し、激しい風雨がヘリコプターによるけが人搬送の妨げとなった。
暫定政権によると、大きな被害が出た東部パクティカ州などでの救助のため、軍が兵士を派遣した。現地支援を担当する国連のラミズ・アラクバロフ人道調整官によると、推定約2千戸が倒壊。捜索や救助のための資機材が足りていない。
地元メディアは、住民らが素手やシャベルだけで作業する様子を伝えた。
3544
:
チバQ
:2022/06/23(木) 18:38:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/dc7d464f2d996c2f731fd7cec057cc95c8554e7c
食料難の人々に追い打ち アフガン東部地震
6/22(水) 21:59配信
共同通信
22日、アフガニスタン東部パクティカ州で、地震の負傷者を避難させる人々(Bakhtar News Agency提供、AP=共同)
【カブール共同】激しい揺れが未明のアフガニスタンを襲い、土やれんがでできた家々が、就寝中の人々の上に崩れ落ちた。東部の山間部で22日に発生し、多数が死亡した地震。土砂崩れも起き、経済危機と食料難にあえぐ人々に追い打ちをかけた。
れんがに泥を塗り固めた壁が崩壊し、抜け落ちた屋根の木材が突き出す。がれきの山にまじって、サンダルなどの日用品が散らばっていた。東部パクティカ州の住民によると、まだ救助されていない人も。
山あいの平地に救助のヘリコプターが到着すると、負傷者を運ぼうとする人々が殺到。医療設備が不十分のため、屋外で手当てを受ける人々の姿も見られた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ad901db1a32b27ec3251077de936fd78826054d3
アフガン地震、1000人超死亡 家屋倒壊、多くが下敷きか
6/22(水) 16:22配信
共同通信
22日、アフガニスタン東部パクティカ州で、地震で崩壊した建物(Bakhtar News Agency提供、AP=共同)
【カブール共同】米地質調査所(USGS)によると、アフガニスタン東部で22日未明、マグニチュード(M)5.9の地震があった。震源の深さは約10キロ。イスラム主義組織タリバン暫定政権によると、千人超が死亡、1500人以上が負傷した。国営メディアが伝えた。多くは倒壊した家屋の下敷きになったとみられ、死傷者は増える可能性がある。
今回の地震は、昨年8月のタリバン復権後で最悪の災害となった。人々が就寝中の時間帯に発生。被害が出た地域は貧しい山間部で、耐震性の低い土やれんがでできた簡素な住宅が多く、被害が拡大したとみられる。
3545
:
チバQ
:2022/06/23(木) 21:11:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/3eaa7ad2a173d067c56d76cf3786a25a05cce113
アフガニスタン地震、日本は国際機関経由で支援へ 直接支援見送る
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6/23(木) 19:23配信


地震で負傷した人を運ぶ市民=アフガニスタン南東部パクティカ州で2022年6月22日、Bakhtar News Agency・AP
政府は23日、アフガニスタン南東部で22日に発生した地震を受けて、被災者支援のため緊急無償資金協力と物資の援助を国際機関を通じて実施する調整を始めた。アフガニスタンでは2021年9月にイスラム主義組織タリバンが暫定政権を発足させたが、日本は正式に承認していないため、直接的な支援は見送る方針だ。 地震の死者は1000人を超えたと報じられている。政府は資金協力に加え、アラブ首長国連邦のドバイにある国際協力機構(JICA)の倉庫で備蓄するテントや毛布などの提供を検討。日本側がアフガニスタンの首都カブールまで運び、カブールから現地までの輸送は赤十字国際委員会などに依頼することを想定している。国際緊急援助隊の派遣は、現地での安全確保が難しいため見送る見通しだ。 林芳正外相は23日、「多数の死傷者及び甚大な被害が発生していることに深い悲しみを覚える。日本は国際機関と連携しつつ、必要な支援を迅速に提供すべく尽力していく」との談話を発表した。【日下部元美】
3546
:
チバQ
:2022/06/24(金) 10:40:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/0037cbe996117e3278480731505689d621a94a1b
ミカティ氏に再び組閣要請 経済危機下で首相指名 レバノン
6/24(金) 5:51配信
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時事通信
23日、レバノン首相に指名された後にベイルート近郊で記者団に説明するミカティ氏(EPA時事)
【カイロ時事】レバノンのアウン大統領は23日、ナジブ・ミカティ氏を改めて首相に指名し、組閣を要請した。
これまで数回首相を務めたミカティ氏は昨年9月に新内閣を発足させ、今年5月の総選挙後も暫定的に首相職を担っていた。レバノンでは宗派対立や政治勢力間の駆け引きが常態化しており、新内閣成立まで時間を要する恐れがある。
3547
:
チバQ
:2022/07/02(土) 23:33:20
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022070101162&g=int
「アフガンへの干渉やめよ」 タリバン最高指導者が会合参加
2022年07月01日20時26分
【カブールAFP時事】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン最高指導者アクンザダ師は1日、世界に対し、アフガンへの内政干渉をやめるよう訴えた。3000人以上のイスラム聖職者が参加してカブールで前日から始まった会合で語った。
国営ラジオによると、アクンザダ師は1時間に及ぶ演説で「世界はなぜわれわれの問題に干渉するのか」と発言。「彼らは『どうしてこうしないのか、ああしないのか』と言う」と述べた。
3548
:
チバQ
:2022/07/03(日) 15:59:53
https://www.sankei.com/article/20220701-63PE3AFQCRPBZDTASLO5PM4KBE/
したたかなトルコ 北欧2カ国のNATO加盟問題で外交成果
2022/7/1 16:16
佐藤 貴生
【カイロ=佐藤貴生】トルコのエルドアン大統領は、スペイン・マドリードで開かれた北大西洋条約機構(NATO)首脳会議で大きな外交成果を得た。スウェーデンとフィンランドのNATO加盟を承認する見返りに「テロ対策」への協力を取り付け、米国からも譲歩を引き出した。ロシアのウクライナ侵攻で安全保障体制の強化を図る欧米の思惑をしたたかに利用した形だ。
エルドアン氏は6月28日、北欧2カ国との首脳会談で、反対していた両国のNATO加盟に一転して賛意を示し、3カ国は条件を定めた覚書を交わした。しかし、同氏は30日に行った記者会見で、合意事項が履行されなければ加盟承認に不可欠なトルコ国会での批准を見送ると述べた。
トルコなど全加盟国が承認しなければ、NATOには新規加盟できない。スウェーデンとフィンランドは覚書で、トルコが「テロ組織」とみなす内外の少数民族クルド人勢力を支援しないと表明。トルコへの武器禁輸も解除するとし、トルコに大きく歩み寄った。
エルドアン氏は会見で、覚書の内容が履行されるかを注視する方針を強調し、スウェーデンが73人の「テロリスト」の送還を約束したと語った。しかし、覚書は身柄引き渡しについては「トルコの要請に取り組む」とのあいまいな表現にとどまっており、スウェーデンのアンデション首相は「法に従って対処する」と述べて含みを残した。
人権を重視する北欧2カ国がトルコにクルド系活動家を引き渡すのは困難だとの見方もあり、エルドアン氏は批准を盾に両国のNATO加盟を再び拒む余地を残したといえる。
一方、バイデン米大統領は6月29日、エルドアン氏との会談で北欧2カ国のNATO加盟承認に謝意を表明。ロシアの侵攻でウクライナの穀物輸出が停滞している問題でも、解決に努めているとトルコを持ち上げた。
バイデン氏は30日には、議会の反発が強い米戦闘機F16のトルコへの売却も支持すると述べた。米国は、トルコがロシアから地対空ミサイルを購入したため、トルコをステルス戦闘機F35の共同開発から除外し、代替としてF16を求める同国に冷ややかな姿勢を取っていた。
態度の変化は、北欧2カ国のNATO加盟を承認したトルコへの〝恩義〟の表れだとの見方がくすぶる。
エルドアン氏は6月上旬、来年実施予定のトルコ大統領選への出馬を表明した。国内では通貨下落やインフレで国民の不満が高まり、同氏の支持率は低迷している。5月以降、北欧2カ国のNATO加盟に反対してきたのは、地盤であるイスラム保守層の支持固めが狙いだったとみられ、事態によってはこの問題を再び持ち出す可能性は否定できない。
3549
:
チバQ
:2022/07/06(水) 14:15:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/390408919672330147299223302ac7c8414dc18c
タリバン戦闘員4万人動員、財政難でほぼ無給 アフガン掌握から1年
7/6(水) 11:00配信
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朝日新聞デジタル
通行車両を点検するタリバン戦闘員=2022年5月30日、アフガニスタンの首都カブール、石原孝撮影
アフガニスタンでイスラム主義勢力タリバンが権力を掌握してから、8月で1年になる。タリバンの治安部門幹部によると、首都カブールに動員している戦闘員の数は約4万人に上る。しかし、財政難のため、ほとんどが無給だという。
【ルポ写真】「日本行きたい」タリバン戦闘員が漏らした本音
朝日新聞の記者2人が5月下旬から6月中旬にかけて現地に入った。治安を脅かす側だったタリバンが統治する側に回ったことで爆発や襲撃は減ったが、タリバンと敵対関係にある過激派組織「イスラム国」(IS)による自爆攻撃が散発的に起きている。タリバン暫定政権の内務省の報道担当幹部は取材に「首都で車両盗難が週2〜3件ある。薬物取引も深刻だ」と話した。
検問担当のムハンマド・ハニフ戦闘員(35)は仲間約20人と貨物用コンテナに寝泊まりしながら働く。食事は内務省から支給されているが、昨年8月のタリバン復権以降、給料は支払われていないという。
表だっては「国のためなら給料は気にしない」と語る戦闘員が多いが、月に数百円ほどの携帯通話料も払えずに「親に借りている」と言う者もいた。(カブール=石原孝、乗京真知)
朝日新聞社
3550
:
チバQ
:2022/07/07(木) 22:20:46
https://www3.nhk.or.jp/news/special/international_news_navi/articles/qa/2022/07/01/23463.html
【詳しく】イスラエルでまた選挙? 3年半でなぜ5回も そのわけは?

「イスラエルに外交政策はない、国内政治だけだ」
アメリカのヘンリー・キッシンジャー元国務長官の言葉です。
議会が解散され、この3年半で5回目の総選挙が行われることになったイスラエル。
いったい何が起きているのか、なぜそんなに選挙をするのか。わかりやすく解説します。
(エルサレム支局長・曽我太一)
イスラエルで何が起きてるの?
解散の議決を行ったイスラエル議会
6月30日、イスラエル議会が解散し、ことし11月1日に総選挙が行われることになりました。
イスラエルで総選挙が行われるのはこの3年半で実に5回目です。
イスラエルでは2021年6月、8つの党による新たな連立政権が発足。しかし、与野党の勢力がきっ抗して議会はこう着状態に陥り、政権運営に行き詰まったベネット首相は議会の解散を決意したのです。
なぜそんなに選挙になるの?
8党連立政権を支えたベネット前首相(右)と、外相として政権を支えたラピド新首相(左)
連立政権が毎回、過半数ギリギリで成立しているため、政権運営が不安定になるのです。
長期にわたり政権を担ってきた右派のネタニヤフ元首相は汚職疑惑などを抱える中、2019年4月、2019年9月、2020年3月、そして2021年3月と総選挙を行ってきました。
いずれも議会で重要法案を可決できなくなったり、連立交渉がうまくいかなかったりして解散総選挙に突入した形です。
なぜ不安定な連立政権が続くの?
少数政党が乱立しているのも政権の不安定さの要因の1つです。
イスラエルの総選挙は比例代表制で1948年の建国以来、これまで単独で過半数を取った政党はありません。議会は上院や下院などの区別がない「1院制」で定員は120人。
3551
:
チバQ
:2022/07/07(木) 22:22:47
現在の議会には13の政党や政党連合がありますが、最も多いネタニヤフ元首相率いる右派のリクードでも29議席。次いで、反ネタニヤフのイェシュアティドが17議席ですが、残りの11政党はいずれも10人以下。
さまざまな主張や理念を持つ政党が連立には必要なため、連立政権内での意見や政策の調整が複雑になっている上、近年はこうした要素に、ネタニヤフ派か反ネタニヤフ派かという要素も加わり、一段とより複雑になっています。
いろんな政党があるのはなぜ?
ユダヤ教の教えを厳格に守る超正統派のユダヤ人
イスラエルの人口はおよそ930万。第2次世界大戦後、世界各地からそれぞれ異なる文化を持ったユダヤ人が集まりました。
金曜の日没から土曜にかけての安息日「シャバット」で、一切の電化製品や車を使わない敬けんなユダヤ教徒もいれば、車を運転してビーチに向かい、ユダヤ教では禁じられているチーズバーガーを食べる人たちもいます。政治的な主張もさまざまで、右派や中道、左派、イスラエル国籍を持つパレスチナ人が支持するアラブ系の政党など、支持政党もバラバラです。
こうしたユダヤ教に対する姿勢やパレスチナとの和平への意見などによって支持政党がほとんど固定化されているため、選挙が繰り返されたとしても構図が大きく変わることがないのです。
今回はなぜ行き詰まった?
入植地政策を強力に推し進めようとする極右政党の議員
いかにイスラエルで国内政治が重要なのか、冒頭のキッシンジャー元国務長官の言葉の意味するところが如実に表れたのが、今回の議会でした。
まず、問題になったのは、ユダヤ人入植者の保護をめぐる規則です。占領下にあるパレスチナのヨルダン川西岸地区には、国際法に違反してユダヤ人入植地が建設されています。
ここに住む入植者を保護するための規則が6月末までに議会で延長される必要がありました。延長されず、入植者が法的に守られなくなるようなことがあれば、ベネット政権にとっては痛手となります。
ヨルダン川西岸の入植地( 2018年2月)
このユダヤ人入植者の数は年々増え続けていて、ネタニヤフ元首相を中心とする右派や極右の政党はこうした入植地政策を奨励してきた側です。
しかし今回、右派や極右側はこの規則の延長に反対したのです。
背景には、ベネット首相率いる連立政権からは離脱する議員が出ていて、すでに議会の過半数を割り込んでいたことがありました。右派や極右側は議会を機能不全に陥らせれば、政権を奪還できるチャンスだと見たのです。
右派の主張と違うのでは?
そうなんです。論理的に考えれば、入植地政策を奨励してきた政党が入植者の保護に反対するということは理解できません。しかし、そうした右派や極右を支持する人たちにとっては、アラブ系の政党までもが入った連立政権自体が、受け入れられないのです。
このため、右派や極右の政党がこの規則の延長に反対したとしても、その支持者からは批判の声がほとんど上がっていません。支持者にとっても、この連立政権が崩壊すれば自分たちが支持する政党が再び政権に返り咲く可能性があるからです。
今回の選挙はどうなる?
政権返り咲きを虎視眈々と狙うネタニヤフ元首相
同じことが繰り返される可能性が高いです。
ネタニヤフ元首相は2021年3月の4回目の総選挙で第1党を獲得したものの連立交渉では支持を集められず、逆に「反ネタニヤフ」の連立政権発足を許してしまいました。
ネタニヤフ前首相が政権を失った背景には、そのワンマンショーとも言える政権運営に対し、これまで共に連立を組んできた他の政治家の間で不満が募り、連立政権入りを拒否されたことがありました。
ただ、イスラエルでは選挙の構図が大きく変わる可能性が低いため、今回も同じような結果になり、非常に厳しい連立交渉にもつれ込むのではないかと予想されています。
中東情勢への影響は?
次の選挙が行われるのは、ことし11月1日。それまではこれまで外相を務めていたラピド氏が、暫定的に首相となりました。
3552
:
チバQ
:2022/07/13(水) 15:39:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/436155ee925b6965a311c741628aa93afec0adde
スリランカ大統領が国外脱出 親中路線の一族支配終焉
7/13(水) 15:18配信
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産経新聞
9日、スリランカの最大都市コロンボにある大統領公邸入り口で、壊れた放水車の上に立つデモ隊(AP)
【シンガポール=森浩】経済危機下にあるスリランカのゴタバヤ・ラジャパクサ大統領が13日未明、軍用機で国外に脱出した。13日中に辞任する予定だが、逮捕を免れるため国を離れたもようだ。兄のマヒンダ元大統領らとともに親中路線を推し進めてきたラジャパクサ一族による統治は終焉(しゅうえん)を迎えた。
ロイター通信によると、ゴタバヤ氏は近隣のモルディブの首都マレに向かった。夫人と護衛が付き添っており、到着後、他国に向かう見通しだという。ゴタバヤ氏は11日夜にアラブ首長国連邦(UAE)に脱出しようとしたが、出入国管理の係官に出国を拒否されていた。
スリランカは対中債務などの返済に苦慮していた中、ゴタバヤ氏が無謀な減税に踏み切り、経済危機に陥った。外貨の急減で輸入が滞った結果、燃料不足や物価高が深刻化し、3月ごろから市民によるデモが続発。今月9日には政権に抗議する数千人の市民が大統領公邸を占拠した。
現地メディアによると、既にゴタバヤ氏は13日付で辞任する文書に署名しているという。議会での投票によって20日に新大統領が選出される予定だ。
3553
:
チバQ
:2022/07/13(水) 15:49:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/0043b95b6c847f2e135baabd35b0199e63de201a
国外脱出のスリランカ大統領、モルディブ入り きょう正式辞任か
7/13(水) 9:58配信
AFP=時事
スリランカ・コロンボで、デモ隊に占拠された大統領公邸を訪れる人々(2022年7月12日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】国外脱出したスリランカのゴタバヤ・ラジャパクサ(Gotabaya Rajapaksa)大統領が13日早朝、モルディブに到着した。深刻な経済危機に陥っているスリランカでは抗議デモが数か月にわたって続いており、大統領は同日中にも正式に辞任する見通しだ。
【写真】デモ隊に占拠されたスリランカ大統領府を見物に訪れる人
スリランカの最大都市コロンボ(Colombo)では先週末、デモ隊が大統領公邸を占拠した。ラジャパクサ氏はその直前に公邸から避難。13日に辞任し、「平和的な権力移行」への道を開くと表明していた。
ラジャパクサ氏には大統領として不逮捕特権が付与されている。辞任前に国外に逃れることで、拘束を回避しようとしたとみられる。
入管当局はAFPに対し、大統領夫妻や警護官ら4人を乗せた軍用機がスリランカの主要国際空港を出発したと語っていた。
モルディブの首都マレにある空港の関係者によると、大統領一行は到着後、警察の護衛付きで車に乗った。行き先は不明。
ラジャパクサ氏が約束通り13日に辞任した場合、新大統領が決まるまでの間、ラニル・ウィクラマシンハ(Ranil Wickremesinghe)首相が大統領代行を務める。ただ同首相も、挙国一致内閣の樹立で合意に至れば辞任する意向を示している。
議会議長によると、ラジャパクサ氏が13日に辞任すれば、20日にも議会で新大統領が選出される見通し。【翻訳編集】 AFPBB News
3554
:
名無しさん
:2022/07/25(月) 14:13:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/a8ec6acbeef967137284a96c2c4dffbf233cd65e
アフガン国民8割「その日暮らしもままならず」 父に代わり子どもが物乞い ウクライナ侵攻で物価高騰、コーラン曲解するタリバン支配下で今、起きていること―安井浩美のアフガニスタン便り(5)
7/25(月) 7:02配信
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47NEWS
(写真:47NEWS)
アフガニスタンでイスラム主義組織タリバンが復権してから10カ月が過ぎた。ロシアのウクライナ侵攻で国際社会の目は一気にアフガンから遠のいた。連日ウクライナのニュースばかりで、アフガンの話は日本でも世界でも全くと言っていいほど報道されなくなった。世界の人々からは、アフガンがタリバン統治で収まっているかのように見られがちだ。しかし、実際の政権運営は名ばかりで、アフガン国内は最悪の状況だ。1000人以上が亡くなる地震が起きても、洪水で多数の死者が出ても、救援も復旧もままならない。現地に住む数少ない外国人として世界に訴えたい。アフガニスタンを忘れないで!(共同通信=安井浩美)
復権当初から女性の就労や就学を認めないなどタリバンの女性に対する抑圧は厳しさを増す一方だ。経済破綻で貧困がまん延し、栄養失調に陥った子どもたちが命を落とす事態も起きている。ウクライナでの戦争の影響は、中央アジアやロシアからの小麦輸入に頼るアフガニスタンにも降りかかっている。物価は急上昇し、小麦や食用油、さらにはガソリンも2倍以上に値上がりし、国民の生活は行き詰まっている。
極度の栄養失調と診断され、手当を受ける女児
抵抗勢力によるゲリラ戦が各地で繰り広げられ、国際テロ組織のイスラム国(IS)による爆弾テロも後を絶たない。一般市民の拘束や拷問、果ては虐待も報告されている。しかしタリバンは、国内の治安は守られ、国内での戦争も確認されていないと主張。経済破綻には関心がないのか、タリバン指導部はイスラムの名の下で、もっぱら女性に対する規則の布告に忙しい。都市部は日雇い労働者が多く、その日暮らすのもままならない国民がおよそ8割を占める。仕事のない父親に代わり、子どもたちが街で物売りや物乞いをする姿が増えた。現地に暮らし、肌で感じる状況を私なりに報告したい。
▽平穏だけど常につきまとう恐怖感
昨年のタリバン復権後、いったん国外に避難し3カ月ぶりにカブールに戻ると、街にはタリバン兵があふれていた。長髪で民族服をまとい、銃を肩から提げて街を闊歩するタリバン兵。日本製のピックアップトラックの荷台に乗る姿があちこちで見られた。ほとんどが私服の民族服で、軍人なのか警察なのか泥棒なのか見分けがつきにくい。最近では、ISや抵抗軍(反タリバン組織)によるテロや襲撃を警戒してか、街の至る所に検問所が設けられている。女性が乗車している車両が止められることはほとんどない。女性に対して敬意を示すと言っているが、本音は女性を蔑視しており、話を聞くまでもないというところではないだろうかと思う。
街は至って平穏、見た目は何事もないように見えるが、国民にはそれが不気味に写る。復権当初は、タリバンの政策に反対する女性らによるデモがカブールでも行われていたが、度重なるデモに頭にきたタリバンはデモを禁止した。デモのリーダーや人権活動家を逮捕し、数週間に渡り拘束。その際に、脅迫、拷問もあったと聞く。実際に拘束された女性は、タリバンに口止めされのたか、何が起こったかを詳しく話す者はいない。タリバンの報復を恐れてデモは急速に減った。女子の学校再開やニカブ(イスラム女性が着用する目だけが見えるかぶり物)の強要反対などのデモが時折起きると、タリバン兵は空砲で威嚇射撃し、デモ隊は解散、毎回数人が逮捕されるという事態も起こっている。
さらには、旧政権の治安関係者が夜な夜な自宅などから連れ出されて拘束され、行方不明や果ては殺害され、遺体が自宅に届くという事例も各地で起きている。40年以上戦乱がやまないアフガニスタン。国民は今ほど悲惨な時期はないのではないかと思う。1990年代の内戦中にも感じたことのない「恐怖感」だと皆が言う。自分がいつ、タリバンの標的になるのか誰にも見当がつかず、ただおびえるしかないという現状が人々の神経をさいなむ。国民の多くに覇気がなく、30年近くこの国を取材していて、今ほど精神的に追いつめられた状況は見たことがない。
3555
:
チバQ
:2022/07/25(月) 14:16:20
▽マスク姿の女性キャスター
タリバン復権当初から国民の娯楽が次々に禁止された。20年前のタリバン政権時にはたこ揚げも禁止されたが、現政権も少しずつ20年前の政権に戻ろうとしている。復権直後、国民の楽しみであるトルコやインドのテレビドラマの放送が一斉に禁止され、その代わりに宗教番組やクイズ番組などの再放送が行われた。そして女性のニュースキャスターも復権数日後には姿を消した。活躍していたテレビタレントやキャスターは一斉に国外へ退避した。ついこの間までは女性のタレントやキャスターも番組に花を添えていたが、タリバン政権の勧善懲悪省は5月初旬「女性は(髪を隠す)ヘジャブに加えマスクをつけて顔も隠せ」という規則を発表。その後、(全身を覆う)チャドルを着るよう指示するポスターが作られた。6月末には、テレビの女性キャスターやタレントも顔を隠すようにとの通達が勧善懲悪省から出され、規則を守らないと男性の上司や家族がその責任を取ることになると指示した。
「Free Her Face(彼女の顔を解放せよ)」とハッシュタグをつけ、タリバンへの抗議を込め男性キャスターやタレントも女性キャスターとともに3日間マスクを着用し番組に出演、ソーシャルメディアを通じ世界に窮状を訴えた。毎朝、テレビをつけると黒いマスクをした女性が目だけで表情をみせながら、番組に出演している。なんとも滑稽な、信じられないような情景がアフガニスタンの日常を飾る。他のイスラム諸国の女性キャスターが顔を隠すことは少ない。民放「トロテレビ」の女性キャスターは「マスクで息がうまくできない」と訴えている。
▽宗教を政治利用する危険な政策
タリバン政権の勧善懲悪省報道官は「規則はイスラム教の聖典『コーラン』に書かれていることだ」とし、イスラム教徒である私たちの「姉妹」は、まもなくこの規則を受け入れると話す。さらに「ヘジャブの着用ができれば女子校も再開する」と付け加えた。日本の中学、高校にあたるアフガンの女子学校は300日以上も、理由もよく分からないまま閉校し続けている。
子どもと一緒に路上で物乞いする母親
これに対しアフガン女性らは「すでにヘジャブを着用しているし、今更何を求めるのか。コーランのどこにも女性が顔を隠す義務があるとは書いていない。女性が怖いのか?」と反発する。
ここで問題なのが「ヘジャブ」のとらえ方だ。ヘジャブはアラビア語で「覆うもの」の意味がある。髪の毛が見えないように頭に巻くスカーフのことを指すのが一般的だ。女性のイスラム教徒は、髪の毛が見えると祈りが通じなくなると考えており、ヘジャブの着用が必要になる。コーランには「顔、手、足」は人間が生活する上で「自由」が認められ、ヘジャブで隠すことはできないとする。
では、タリバンの言うコーランの一節は何が書かれているのか。カブールの宗教指導者に話を聞いた。コーランは「女性が近親者以外と話す時は、必ず帳(とばり=ヘジャブの言葉を用いている)の後ろから話しなさい。」という表現で書かれている。別の表現だと「女性が人前に出るときには長衣(=ヘジャブ)で頭から足まですっぽり体を包み込んで行くように」と表現されているものもある。ところが、顔を隠せとは明示していない。タリバンは「ニカブ」と言われる目の部分だけが見えるかぶり物を「ヘジャブ」に置き換えて女性達に顔を隠す用に強制していると宗教指導者は指摘する。別の宗教指導者は「タリバンの作ったチャドリ(インドやパキスタンからきた頭からすっぽりかぶるかぶり物。ブルカとも言う)とニカブの強要がコーランの教えだと唱えるポスターは間違っているので廃止すべきだが、いくら言っても聞き入れてもらえない」と訴えた。
3556
:
チバQ
:2022/07/25(月) 14:17:11
「ヘジャブ」と「ニカブ」の違いについて勧善懲悪省の報道官にしつこく問いただすと、最後には「ニカブ、ニカブ、ニカブを着用せよ」と話した。ニカブは、アラブ諸国発祥のかぶり物で、もともとアフガニスタンの文化にはないものだ。アフガニスタンのヘジャブは、大判のスカーフを体の線が隠れるように頭からまとうスタイル。イスラム教のあらゆる聖典にも「ニカブ」という記述はない。タリバンが男性に対して出したひげを生やせという規則に関しても、預言者がひげを生やすように信者に命じたという記述はコーランにない。タリバンはひげがないことを理由に投獄や拘束を行うこともある。アフガニスタンの宗教指導者は「タリバンの布告は、イスラムの教えを間違った方向に導いている」と警鐘を鳴らす。
タリバンの布告通りマスクを着用している女性に聞いてみると、やはりタリバンに嫌がらせをされたくないというのが多くの意見。一方、着けていない女性の多くは、イスラムの教えにないものとして、顔を隠すことはしないと主張している。多くのアフガン女性はコーランの正当な見解を理解した上で顔を隠すか隠さないかの選択を自身でしているところは救いだ。
▽無い無い尽くしの暮らし
今のアフガニスタンは「無い無い尽くしだ」と民放のコメンテーターが話していた。国民は、お金が無い、食べ物が無い、人権が無い、女子の中高等教育が無い、命の保証が無い、自由が無い、極め付きは国家として世界に承認されていない。国民はタリバンを信じることが難しいが、タリバンに批判的と思われるニュースや番組は禁止、そのために実際に起こっている事件や事故も国民には伝わらない。インターネットで配信されるニュースや米国拠点の「アフガニスタン・インターナショナル」というダリ語の24時間放送のニュース番組で情勢をフォローするしかない。英語はなく現地語のみのため、現地在住の外国人には、情報入手は難しいのが現状だ。
ムジャヘド報道官、ムッタキ外相はじめタリバンの高官は、治安は確保され、国内での抵抗軍による戦闘は報告されていないと主張している。だが、イスラム教シーア派住民を狙ったISの仕業と思われるテロは後を絶たず、国内の治安を確保すべきタリバン自身を標的にしたテロや抵抗軍による襲撃は実際に起こっており、決して国内の治安が落ち着いているとはいえない。ただ、件数が減っているのは事実だ。5年前の6月31日、カブール市内中心部のドイツ大使館前で600人の死傷者を出す爆弾テロが起きた。給水車におよそ2トンの爆発物を搭載しドイツ大使館前で爆発。爆心直近にいた交通警察など遺体すら見つけられない犠牲者もおり爆発の規模の大きさがうかがえた。
その首謀者とされたテロ組織ハッカニネットワーク指導者の弟アナス・ハッカニ被告は死刑判決を受けながらも米国とタリバンとの和平合意に基づき、釈放された。多くの人々の命を奪ったテロの首謀者セラジュディン・ハッカニは現在、内務大臣として国を治める側にいる。米連邦捜査局(FBI)が巨額の懸賞金をつける人物だ。それがアフガニスタンを統治する側にいる。あまりに理解に苦しむ状況ではないだろうか。
最近、ウクライナで民間人1人を殺害したロシア兵に対して終身刑が言い渡された。アフガニスタンでは、一度のテロで200人の人々が亡くなっている。首謀者は、罪に問われるどころか、国を治めている。この不公平さをどこに訴えればいいのか、国民同様私自身もここカブールでもんもんとした日々を送っている。この国の将来は、どこにあるのか。閉じたままのカーテンが再び開き、光が差し込む日が来るのか。国際社会の関心が再びアフガニスタンに向くよう願ってやまない。
3557
:
チバQ
:2022/07/28(木) 19:24:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/171ce6a87f2d34494a959ee142c90e4b28c537ac
イラク国会にデモ隊突入 首相候補擁立に抗議
7/28(木) 12:57配信
AFP=時事
イラクの首都バグダッドで、国会に突入したイスラム教シーア派指導者ムクタダ・サドル師の支持者(2022年7月27日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】イラクの首都バグダッドで27日、イスラム教シーア派(Shiite)指導者ムクタダ・サドル(Moqtada Sadr)師を支持するデモ隊数百人が対抗勢力による首相候補擁立に抗議し、国会に突入した。
デモ隊は、首都中心部の厳重警備区域(グリーンゾーン)内に進入。さらにゲートを突破して進入しようとするデモ隊に警官隊が催涙ガス弾を発射して阻止しようとしたが、最終的に国会に乱入。国旗を振ったり、歓声を上げたりした。
デモ隊は結局、サドル師の指示を受け入れ、約2時間後に撤収した。
デモ隊は、親イラン派政治勢力がムハンマド・スダニ(Mohammed al-Sudani)元人権相を首相候補として擁立したことに抗議していた。
イラクでは昨年10月に総選挙が行われ、サドル師派が定数329議席中73議席を獲得して最大勢力となった。しかし、単独過半数には及ばず、9か月にわたって政局は混乱。新政権を樹立できない状態が続いている。【翻訳編集】 AFPBB News
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:
チバQ
:2022/07/28(木) 21:38:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/a481977915cf05cbaa186363531bcf7cb58a8a13
唯一の邦人退避から3カ月、カブールに戻って住み続けると決めた タリバン支配下の生活―安井浩美のアフガニスタン便り(1)
3/12(土) 10:02配信
昨年8月15日、アフガニスタンのニュースが世界を仰天させた。20年ぶりのイスラム主義組織「タリバン」復権。戦闘も銃声もなく、足音すら感じさせず、タリバンはいきなり首都カブールを制圧した。20世紀末に恐怖政治を敷いてアフガン国民を震え上がらせたタリバンは、中部バーミヤン遺跡の大仏像を破壊したことでも有名だ。タリバン暫定政権発足から半年が過ぎ、カブールに暮らす私自身の生活や国の様子がどう変わったかを日本の皆さんにご紹介したいと思う。(共同通信=安井浩美)
▽独りぼっちの退避
私は昨年8月27日、日本の自衛隊機でカブールから退避した唯一の日本人だった。なぜ私だけだったのか。アフガニスタンはもともと「渡航しないでください」という外務省の渡航退避勧告が出ている。そこで働く日本人はそもそも、ほとんどいなかったからだ。
自衛隊機の派遣は、渡航退避勧告下で、国際協力機構(JICA)や非政府組織(NGO)関係者らの日本人職員の渡航が制限され、日本人に代わり現地で事業を行っていた現地職員の脱出に重きを置いていたと思う。
2021年8月、カブールからイスラマバードに到着した自衛隊機。上空では気を紛らわせようとスマホゲームをしていたら、あっという間に到着した
自衛隊法では邦人らの救出が自衛隊機派遣の前提条件となる。もし、今回邦人の退避者が誰もおらず、アフガン人職員が空港に到着し、離陸許可を取るために東京と連絡を取っている間にロケット弾や爆発でアフガン人職員が巻き込まれたりしたら責任重大だ。
本当は、20年も住んだこの国から出ず、自宅に残りたかった。だが、日本大使館側からの説得もあり、人命優先との説明に納得して退避を決意して空港へ向かった。しかし、結果は「邦人一人」。一緒に乗っているはずの「アフガン人職員」は、どういうわけか誰もいなかった。
▽3カ月ぶりのカブール
中学生の頃、NHKのシルクロード番組に夢中になった。砂漠を悠々と進むラクダの隊商をこの目で見たかった。アパレル会社を辞め、写真家として身を立てようと決心。1993年、シルクロードの拠点として栄華を誇ったアフガンを初めて訪れた。
当時は内戦の真っ最中。避難民が隣国パキスタン国境近くのキャンプにあふれていた。大自然や遊牧民を撮りに来たはずが、レンズを向けずにはいられなかった。何度も足を運び、2001年の米中枢同時テロ後、米英軍によるアフガン空爆も取材した。これを機にカブールに移住して共同通信の通信員にもなり、取材先で知り合ったアフガン人の夫と結婚。現地で事業も営んでいる。
自衛隊機でパキスタンの首都イスラマバードへ退避した後は、アフガンへ戻る機会をずっとうかがっていた。退避直後は夜も眠れず、夜中に目が覚めてはアフガンのことが気になり、スマートフォンのニュースに目を通す日々だった。アフガンで暮らした20年を振り返っては、柄にもなく一人で泣いたりもした。退避の時は、もう戻って来られないかもしれないという思いと、1カ月ほどで戻れるだろうという気持ちが行ったり来たり。結局、退避からおよそ3カ月後に民間機がカブールとイスラマバード間を飛び始めたこともあり、当初の予想よりは2カ月遅れでカブールに戻ることができた。
退避時には、自宅があるのに帰れないという世界の難民の気持ちを私も味わった。日本で何不自由なく育った私も、20年も住み続けると、やはりアフガニスタンは第二の故郷だ。たった3カ月留守にしただけなのに、やっと戻れるという、はやる気持ちが高まった。
イスラマバードを離陸して30分も過ぎると、もう眼下はアフガニスタンだ。褐色の乾いた山の上を飛んでいたかと思うと、土色の家屋が密集したカブールの街が見え始めた。1時間ほどの飛行でカブール国際空港に到着。うれしくて涙が出そうだった。
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:
チバQ
:2022/07/28(木) 21:39:09
着陸し滑走路から駐機場に移動し、まず目についたのが空港にはためく白旗だ。今までは黒、赤、緑のアフガニスタン共和国旗だったのが、白地に黒字でコーランが書かれたタリバンの旗が10基以上ひるがえっていた。11月のカブールはやはり寒い。夏に退避したため夏物の服しか持っていなかった。
ターミナルへバスで移動途中にも長髪でカラシニコフ銃を持ったタリバン兵の姿が目についた。まだ制服もそろわないようで、私服の兵士も多い。ターミナルビルは閑散としていて到着客が50人ほど。顔なじみの荷運び人と言葉を交わし、税関を抜け駐車場へ向かった。入国審査官も警備関係者も以前と同じ職員だ。ただ、制服ではなく私服での勤務だった。
知り合いの女性警官は「タリバンから制服は着るなと言われた」と話した。悲しいかな、以前のようにゆっくりおしゃべりもできなかった。夕焼けを背に、空港でよく見ていた「I♥KABUL」の文字が妙に懐かしく思えた。
▽同じ街だけど何かが違う
陥落時に比べ、人も車もタリバン兵の数も減ったなぁというのが3カ月ぶりのカブールの第一印象だった。8月の退避で20万人以上が国外に出たわけで、人が少ないのも納得できる。首都陥落当初は、地方から多くのタリバン兵がまだ見ぬ首都見物に来ていたので多く感じただけなのか? 皆地元へ帰ったのか、タリバン兵の数もずいぶん減っていた。
街は一見落ち着いて見えるが、グレーの制服を着た旧政権の警官を見慣れていたせいか、以前と同じ緑色の警察車両に乗る長髪でカラフルな民族服にカラシニコフ銃を持ったタリバン兵にどうも違和感を抱かずにはいられなかった。それは、それから半年たった今でも同じだ。
自宅に戻るとカレンダーも8月のまま、時計も電池切れで止まっていた。その瞬間、3カ月前を思い出し急に脱力感に襲われた。一体あの騒動は何だったんだろうか、と今更ながらに思ったりした。留守宅を守ってくれていた門番もペットの猫や犬も皆元気でそれだけが救いだった。
ブルカとヘジャブの女性ら タリバンが女性の着用を奨励するブルカ(右ブルーの集団)とヘジャブ(左の黒いコート)
退避時には、タリバンが自宅へ入って来るかもしれないと大切なものをいろんなところにしまったりして、戻った時にはどこにあるのか分からなくなっていた。
今でも見つかっていないものが多々ある。ペシャワール会の現地代表で、凶弾に倒れた中村哲さんの記念切手もどこにしまったんだか、見つからない。一緒に退避した両親と祖父母の位牌は、一緒に戻ってアフガン製の仏壇に納めた。
▽音楽は禁止、とても多い女性への規則
家事の中で洗濯が一番好きな私。というのもカブールの気候は、乾燥していて気持ちが良いからだ。日本にはない真っ青の青空もいい。アマゾンミュージックで1980年代のポップスをスピーカでつなげて聞きながら洗濯をバルコニーに干すのが日課だった。宗教音楽以外の楽曲を禁じるタリバン政権になってからはそれもできなくなった。家の中では聞いているが、外では聞くことができない。
ほかにも、おしゃれ好きにはつらいことが多い。体の線を隠すためにブルカと呼ばれる頭からすっぽり覆うマント、もしくは、アフガンではヘジャブと呼ぶ黒色の足首まである黒いコートの着用が義務づけられたため、すてきな服を着ても人から見てもらえないのだ。
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:
チバQ
:2022/07/28(木) 21:39:25
女性に対する規則は挙げればきりがなく、欲求不満になっている自分に気づく。ただ、あれもこれもいろんな規則がある割には、強制力が今のところはあまりなく、今までとあまり変わらぬいでたちで、街を闊歩(かっぽ)している若い女性も見かける。
いつまでこの状態が続くのか気が気でない。男性はというと、以前のようにしゃれた服装でいるとタリバンに嫌がらせを受けるので、多くが民族服のペラン・トンボンを着用している。
▽和平と平穏を祈る毎日
何げなく毎日を過ごしているが、常にどこか緊張している自分がいる。私の住んでいる地域で、タリバンがリストを作って旧政権時の警官や軍人を探している。なぜなのか? 理由は分からないが、これまでも多くの治安関係者が拘束されたり殺害されたりする事件が各地で起こっている。
唯一抵抗勢力がタリバンへ攻撃を仕掛けている北部パンジシール州での戦闘が激しくなっているせいか? 街で見かけるタリバン兵の姿も多くなり、カブールの至るところで夜な夜な「タリバン狩り」が行われ、タリバン兵も命を落としている。犯人は、抵抗勢力なのかそれとも過激派組織「イスラム国」か? 誰なのかもよく分からない。そのために街の至る所に検問所も増え、なんだか嫌な雰囲気になってきた。
アフガニスタンでは、冬の間は寒さが厳しく休戦状態になるが、春に向かい戦闘は再び激しくなるのが通例だ。今年の春は今までと状況が異なり、タリバンと抵抗勢力との戦闘は免れない状況だ。
私を含めアフガンの人々も戦闘はもううんざり。それでも、戦闘以外に解決方法が見いだせない今の状況を打破するには、戦闘も仕方がないとの見方をする人も多い。
今年は、アフガンの今後を左右する特別な春になりそうだ。仏壇に線香とろうそくを立て、毎日、アフガン和平と日々の平穏を祈るのが新しい日課となった。両親と祖父母の位牌を仏壇に戻した時から、私はここカブールで事の成り行きを見守ろうと心に決めている。
3561
:
チバQ
:2022/07/28(木) 21:39:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/824926a013b3a6c2658fbf6f7348622d037e461a
6歳娘「私を売って薬を買って」、夫を爆弾で亡くした貧困28歳女性のおなかには5人目 タリバン支配下で今、起きていること―安井浩美のアフガニスタン便り(2)
3/19(土) 10:02配信
復権したイスラム主義組織タリバンが政権を掌握するアフガニスタンで、長い戦乱のひずみが貧しい女性や子供たちを苦しませている。首都カブール西部にあるダシュテ・バルチ地区。差別を受けがちな少数派民族のハザラ人が多く暮らす。人口約150万人の地区の約6割が1日2㌦(230円)以下で暮らす貧困層だと言われている。昨年8月の首都陥落数日前、国軍兵士だった夫をタリバンが仕掛けた路肩爆弾で亡くし、4人の子供たちと暮らす一人の女性を訪ね、話を聞いた。そこには日本からは想像を絶するつらい暮らしがあった。(共同通信=安井浩美)
第1回はこちら
https://nordot.app/868396905403236352?c=39546741839462401
▽父が他界、貧しい幼少期
舗装道路から脇に入った未舗装のぬかるんだ道を300㍍歩く。突き当たりに泥土でできた2棟の平屋。片方に家主が暮らし、もう1棟にタヒラ・メヘラン(28)一家が別の家族と一緒に住んでいた。共同の台所として使う土間を挟んで両側に部屋があり、8畳ほどの部屋にタヒラら5人が暮らす。中に入ると、支援でもらった石炭ストーブとテレビの他にはペタンコの長座布団と、高く山積みされた布団しかない。
支援を受ける前のタヒラさん一家。左から次女マクノーズ、タヒラ、次男アリ、長男アミール、長女ザラ。お金がなく、日々の食べ物にも困る生活だ
アフガン中部バーミヤン州のワラス地区に生まれたタヒラ。寒村で農業以外に産業もなく、隣国イランへ出稼ぎに出る人が多い。タヒラの父親も例外ではなかったが、父はイランで作業中に感電死してしまった。8歳だったタヒラは、その時のことをよく覚えていない。子供たちが春から秋まで家畜を山へ放牧に行く仕事で家計を支えた。男兄弟はおらず、タヒラも5歳上の姉も小学校を4年生でやめざるを得なかった。
19歳になったタヒラのもとに出稼ぎでイランから戻ったばかりの当時27歳のイブラヒムがプロポーズにやってきた。親戚ではないが同じ地区の青年で8歳年上。当時のタヒラには、結婚の意味がよく分からなかった。その日は、目の前に座るイブラヒムと会話をすることもなく、次の日の朝を迎えた。朝食を済ませイブラヒムは、タヒラに何も言わずに帰っていった。婚前交渉がないのが当たり前のイスラム圏の田舎ではよくあることだ。
イブラヒムと話した姉に「彼のことどう思う?」と聞かれ「すごくいい人そう。麻薬中毒者でもないし」と答えた。タヒラの近辺には夫が麻薬中毒者で大変な思いをしている女性が多い。姉は続けて「自宅にいても食べていけない」とし、タヒラも「ちゃんと食べさせてもらえそう」と応え、婚約は成立した。地方の貧困家庭では口減らしのために若い女性を嫁に出すのは、特別なことではなかった。
1か月後に結婚式を挙げ、翌年には夫婦でカブールに移住した。長女ザラが誕生し、長男アミール、次女マクノースも誕生。貧しい暮らしだったが、夫は日雇いで働きながら平穏に暮らしていた。
3562
:
チバQ
:2022/07/28(木) 21:40:05
▽国軍入隊と不幸の始まり
2018年に次男アリが誕生し、夫は友人の誘いで国軍に入隊した。20年春にカブールから東部ガズニ州に転勤となり、家族で移り住んだ。転勤直後から各地での戦闘が激しくなった。昨年8月15日の首都陥落より2週間前、タヒラの住んでいる村にもタリバンが戦闘を仕掛けるようになり、家族は急いでカブールへと避難したが、夫は再びガズニへと任務に戻った。その1週間後、ガズニもタリバンに陥落。その夜、電話で夫から「明朝、陸路でカブールに向かう」と聞いた。これが、タヒラがイブラヒムと話した最後の会話だった。翌朝、いくら電話しても夫に連絡がつかない。心配で夫の同僚の家族に連絡すると、夫の乗った車両がタリバンの仕掛けた地雷に触れ爆発したといわれた。
朝7時から夕方5時ごろまで路上に座り込んで物乞いをするブルカ姿の女性
慌ててけが人が運ばれた軍病院に行くが夫の姿は見つからない。夫の名前を病院関係者に伝えると「殉職です」といわれ頭の中が真っ白になった。自宅近くのモスクに遺体があるといわれ、モスクに向かった。モスクに到着すると、既にほかにも4体遺体が安置されていた。タヒラには50㌢四方の木箱が渡された。開けてみると綿花にくるまれた夫の頭部が納められていた。爆発で遺体は頭部しか残っていなかった。
緑色の瞳が少しだけ開いたまま眠ったような表情だった。タヒラは手でそっとなでて瞳を閉じた。安心して天国へ行けるようにと。その後タヒラは気を失い、気づいた時には。夫は埋葬人によって墓に埋葬されていた。
▽仕事なく、娘を売るしかない
母親を1年前に新型コロナウイルスで亡くし、夫以外に頼れる人のいないタヒラは絶望の淵に立たされた。4人の子供をどうやって食べさせようか。仕事を探すが、男性でさえも職がないこのご時世に見つかるわけがない。もう、食べるものもなくどうすることもできなくなり、腎臓を売ろうと考えた。故郷に暮らす姉に相談したが、腎臓摘出に失敗して命を失ったら4人の子供が孤児になってしまうといわれ、思いとどまった。それでも何とかしなくてはと次女のマクノーズ(6)を売ろうと思った。それでほかの3人の子供が救われるならと。しかしタヒラには愛娘を売ることはできなかった。
夫の喪が明ける40日目に初めて墓参りに行った。それまでは、行く気持ちにもなれなかった。墓参りを済ませ、自分の中で何かが吹っ切れた。夫が亡くなって半年がたった。思い出の品は、結婚式の写真も夫と写った家族写真も何もない。夫の遺品は、軍服と迷彩柄のブランケットだけだ。
軍服を見て夫を思い出したのか急にタヒラは、涙を流した。夫のことが大好きで結婚したわけではなかったが、子供たちの面倒を見てくれるとても子煩悩な良い夫だったと今更のように思う。しかし、小麦色の肌で鼻筋が通り緑色の目をした夫の顔は、よく思い出せないでいる。
涙ぐむタヒラの横で、次男のアリ(3)は夫の迷彩柄のキャップをかぶり笑顔を見せる。小さすぎて父親のことを覚えていない。長女のザラ(8)や長男アミール(7)は、父親の影響か将来は、空軍のパイロットになりたいという。次女のマクノース(6)は、タヒラが売ろうとしたことを気づいているが意味は分かっておらず、ことあるごとに「私を売ってお母さんのお薬を買って病気を直して」と言う。子供たちのけなげさに涙が出た。
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:
チバQ
:2022/07/28(木) 21:40:22
▽臨月迎え家賃滞納
月1500アフガニ(約1800円)の家賃を滞納しながら、支援物資や支援金でなんとか生活している。タヒラは自身が学校に行けなかった分、子供たちには教育を受けさせたいと願っている。しかし、今の経済状況では、将来は不安以外の何物でもない。タヒラのおなかには、臨月を迎えた5人目の赤ちゃんが宿っている。子供好きの夫も生きていればどんなに喜んだことか。無事赤ちゃんが生まれてくるように祈るばかりだ。
タヒラの話は、決して特別な話ではない。アフガニスタンでは、タヒラのような悲惨な話はまだまだたくさんある。原因はタリバンの復権を招いたガニ政権の怠慢だ。ガニ元大統領はタリバンの復活に手をこまねいて、揚げ句の果てに国外へ逃亡してしまった。
昨年までの国軍兵士の死者は3万3千人に上る。ガニ政権時までは、殉職者は申請すれば恩給が支払われていたが、現在のタリバン暫定政権では国軍や警察はタリバンの敵とみなされ、支払いの対象とならないという話も聞く。再婚すると連れ子を嫌がる慣習があり、子供たちを母方の両親に預けるのが通例。そのため、夫を亡くした多くの女性らが再婚を希望せず、子供たちを何とか自力で育てようと努力する。
タリバンの復権で女性たちの職が奪われたために、さらなる苦労が女性の家計を行き詰まらせることになった。子供たちは物売りや靴磨き、車の整備や洗車などの仕事に就き一家を支える。コロナの世界的流行からタリバンの復権にかけ、カブールでも働く子供の姿と一緒に物乞いをする女性も多く見かけるようになった。夕食前のナンを売るパン屋の前には、パンを買いに来た客のおこぼれにあやかろうと多くの女性が座り込んでいる姿も見かける。
多民族国家のアフガニスタンで多数派のパシュトゥン族を優先させようとタリバンへ権力を引き渡すべく国を捨て逃亡したガニ氏らがとった傲慢な政策がタリバンの復権を促し、国民を今までに見たことないくらい悲惨な状況に追いやったその罪は、大きく計り知れない。ガニ氏らは、どのように国民に代償を払うのだろうか。
3564
:
チバQ
:2022/07/28(木) 21:40:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/04c9c98654b0dcc1ff6f324137f13cca78a86a7b
「大統領は国を捨てた」元国防相らカブール陥落の内幕暴露 納得できないタリバン復権-安井浩美のアフガニスタン便り(3)
3/26(土) 10:02配信
1993年の内戦からアフガニスタンを取材している私は、昨年8月の首都カブール陥落とタリバン復権について納得の行かないことが多々あった。まず、多くの州でほとんど戦闘なしに兵士らが投降し州都が続々と陥落した。そして銃声も戦闘もなく、足音さえ感じさせずに、イスラム主義組織タリバンは首都を制圧した。首都陥落前後、タリバンとガニ政権の間で何があったのか。政権最後の国防相モハマディ氏や、カタールの首都ドーハで行われていた和平交渉の内幕を知るハビバ・ソラビ和平高等評議会議員に話を聞くことができた。そこからは、復権するタリバンに恐れをなして国を捨てたガニ元大統領ら政権幹部のさもしい姿が浮かび上がった。(共同通信=安井浩美)
第1回はこちら
https://nordot.app/868396905403236352?c=39546741839462401
唯一の邦人退避から3カ月、カブールに戻って住み続けると決めた
トルコでドーハでの舞台裏を話してくれたアフガニスタンのハビバ・ソラビ和平高等評議会議員
第2回はこちら
https://nordot.app/871614935996694528?c=39546741839462401
6歳娘「私を売って薬を買って」、夫を爆弾で亡くした貧困28歳女性のおなかには5人目
▽敵前逃亡で一気に崩壊
ソラビ氏によると、米国とタリバンの間では秘密裏の交渉が行われていた。タリバンは(1)カブールには入城しない(2)移行政権を立ち上げる-という内容で、非公式ではあるが、両者は合意に至っていたらしい。まさに、カブールが陥落したその日、カルザイ元大統領やアブドラ和平高等評議会議長らがドーハに行き、タリバン首脳らと最終の調整に入る予定だったという。
もちろん当時のガニ大統領は、それについても了承済みだった。ガニ氏が政権の座を退くということも双方の間で了承が得られていたが、タリバンに政権を譲ることは認めていなかった。しかしガニ氏は、モヘブ国家安全保障長官ら側近らと共に急に敵前逃亡してしまう。タリバンは虚を突いて一気に復権。あと一歩で何らかの結果が見えた和平交渉も、軍隊も国民の生活も女性の権利も、ガニ氏らの逃亡により、何もかもが崩壊してしまったのだ。
▽不正で勝ち取った大統領の座
ガニ氏が勝利した2014年の大統領選挙はアフガンで行われてきた過去の選挙のご多分に漏れず、不正まみれだった。ガニ氏を勝たせるために米国はあの手この手で無理やり勝利に導いたとされる。本当の勝者は、アブドラ氏だったと選挙管理委員が断言するほどだ。
そうまでしてガニ氏を勝たせたかった米国にはどんな思惑があったのだろう。米軍撤退後を見据えタリバンに政権を委ねる協力者としてガニ氏を米国は利用したのかもしれない。さすがに米国もアブドラ氏に悪いと思ったのか、当時のケリー国務長官がガニ氏とアブドラ氏の手を取り「挙国一致政権」という名のよく分からない政権を立ち上げてアブドラ氏に行政長官として役職を与え、権力を分割させることで一応の収束を得た。
そして迎えた2019年の大統領選挙もガニ勝利で終わった。アブドラ候補は、タリバンとの和平協議を進める高等和平評議会トップに任命された。この後、モへブ国家安全保障長官が大統領直属の治安機関トップに任命され、悲劇の引き金となる。
隣国タジキスタンでインタビューに応じるアフガニスタンのモハマディ元国防相
トランプ米政権下の2020年2月29日、米国とタリバンはドーハで米軍撤退に向けた和平合意文書に署名した。米軍は翌21年5月末での完全撤退を条件に、囚人となっているタリバン構成員の解放、その後タリバンとガニ政権の間で和平交渉を始めるなどというものだった。
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:
チバQ
:2022/07/28(木) 21:41:14
▽モハマディ元国防相との再会
タリバン復権後の昨年12月、私は日本へ一時帰国した。居住国の政権が転覆するという思いがけない出来事に遭遇し、住み慣れたアフガニスタンをスーツケース一つで自衛隊機で、それもたった一人で退避することになった。こんな経験をすることになろうとは全く想像していなかった。
久しぶりの正月を日本で迎え、アフガンへ戻る途中にタジキスタンの首都ドゥシャンベに立ち寄った。というのもガニ政権最後の国防相だったビスミラ・モハマディ氏が滞在しているからだ。
1990年代のアフガン内戦時、国民的英雄のアフマドシャー・マスード氏率いる旧北部同盟軍の拠点があったドゥシャンベ。約20年ぶりにドゥシャンベを訪れると、高層ビルが林立し、その変わりように驚いた。同じ約20年なのに、ドゥシャンベの街の発展ぶりは、カブールと比べ物にならないほどだ。タジク人が大部分のこの国と多民族のアフガニスタンの復興速度の違いを目の当たりにした。
モハマディ氏とは、90年代の内戦時に北部同盟軍司令官として活躍していた時に知り会った。北部パルワン州のジャブルサラジの基地の玄関先で無線を片手に兵士らに指示を与えていた若いモハマディ氏の姿が今でも思い出される。 それ以来の顔見知りで共和国としての政権発足後も国防省に彼を訪ねたことが何度かあった。今回の首都陥落劇で、モハマディ氏さえも国民を捨て逃げてしまったのかと、とても気になっていた。私の知るモハマディ氏は、そんなことをする人ではないはずだ。
それでどうしても彼と話をしないと自分の中で納得できないと思い、知り合いを通し面会を申し込んだ。モハマディ氏は、メディアに姿を現しておらず、ひょっとしたら断られるのではないかと半信半疑だった。しかし、面会が可能ということで喜び勇んでウズベキスタンのタシケントから隣国タジキスタンのドゥシャンベへ空路向かった。
翌日、市内の住宅街にある民家の一つに来るように言われ、タクシーで向かった。大通りを少し入った閑静な住宅街。門を入ると洋館のような建物がありその2階の一室に通された。食事のできる食卓と応接セットが置かれた部屋の突き当たりの窓際に置かれた椅子に座り、お茶を飲みながら5分ほど待った。するとドアが開き、黒いジャケットにグレーのスラックス姿のモハマディ氏がにこやかに登場した。心の中でこの時点では、国民を捨てて逃げた悪者と一方的に思い込んでいた。しかし、長年の顔見知りに思わずほほ笑み、握手しながらお互いに「元気だったか」と聞き返しながら懐かしさがジワリとわいた。
アフガニスタンのカルザイ元大統領
▽国軍の弱体化とタリバン復権
モハマディ氏に話を聞くと、米国とタリバンの和平合意がそもそも大きな間違いだったという。米軍撤退の約束はバイデン米新政権に引き継がれた後、5月末の撤退期限を8月末に延長したことで、タリバンはガニ政権との和平交渉のテーブルに着くことを無視し、武力での政権奪還を狙い始める。
21年7月、7年間務めた国防相の役職から離れ引退状態だったモハマディ氏は突然内務相に承認された後、病気療養中で国外にいたハレド国防相に代わりガニ大統領から急きょ国防相に任命し直された。首都陥落40日前、国内約330地区のうち100地区が既にタリバンに制圧された状況下での再就任だった。
ガニ政権発足後、ベテラン司令官クラスの国軍兵士らが除隊年齢を9歳も引き下げ52歳で退役させられていた。国軍を若返らせるということで経験のない多くの大統領警護担当兵士が司令官に就いている実情に驚いた。経験不足の司令官の下で多くの国軍兵士が殉死していた。兵士の士気は下がる一方で、任務を無視し、逃げ出す兵士が後を絶たない状況だった。
国防省就任数日後、大統領府内にもう一つの国防省が存在していることに気づいた。大臣は自分のはずなのに、国防に関する決定権は全てモへブ国家安全保障長官の手中にあった。経験のない司令官の交代も認められず、国防に関し何一つ口出しすることもできない。そんな状況を理解していながら、ガニ氏もモヘブ氏もタリバンに制圧されていく祖国のために動く気配はなかった。口では最後の最後まで戦うと演説していたが、実際はそのような気持ちは見えなかったとモハマディ氏は当時を振り返る。
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チバQ
:2022/07/28(木) 21:41:31
▽国を捨て逃げたガニ大統領
タリバンは8月14日、カブールの隣接州ロガールやワルダクを制圧した。政府の治安関係者は皆職場から逃げ出していた。首都が陥落した15日午前10時、モハマディ国防相はガニ大統領との電話で緊急会議を提案する。ガニ氏は「モへブに伝える」と言って電話を切った。正午ごろ、大統領警護班が国防省に来たので会議のために大統領が来ると思い待っていた。150人近くの警護班がヘリポートに集まっていた。
1時間後、警護班は大統領府へと戻って行った。午後2時ごろ、常駐しているヘリ3機が大統領府から飛び立つのが見えた。10分後カルザイ元大統領から電話で「ガニが逃亡した」と告げられた。続けてカルザイ氏は「ガニが国を滅ぼすと言っただろ」と電話口で声を荒らげた。
150人の警護班を国防省に送ったのは、逃亡を邪魔されないため、シンパ以外の警護班を遠ざけたと後に知ることになった。ヘリはウズベキスタン・テルメズの空港に着陸し、その後アラブ首長国連邦(UAE)の旅客機でアブダビへと向かった。
▽パシュトゥン至上主義者の大きな過ち
30万人とされた国軍を持つガニ政権がほぼ全土をタリバンに制圧され、軍の崩壊を招いた原因はガニ氏だ。就任以降、政権をガニ氏と同じ多数派パシュトゥン人で構成されるタリバンに引き渡すことを企図したと取られてもおかしくない政策が進められた。
タリバンが装備、技術、士気どれを取っても劣る国軍に戦いを挑んでも勝ち目がないのは一目瞭然だった。ガニ氏とモへブ氏は戦闘激化の中、経験不足の司令官を前線に送り、退役年齢を早め、経験豊かな兵士を排除した。その結果多くの殉死者を出し、国軍は士気や統率力を失った。
陥落1週間前には、モへブ氏が国軍指揮官として働き、兵士らにタリバンに投降するように指令を出していた。モハマディ氏がガニ氏に直訴しても「大丈夫」と言うだけで、何も行動を起こさなかった。
タリバンと米国との和平合意も戦況に大いに影響を与えた。合意文書に従って釈放された捕虜はタリバンに再び合流。空爆による米軍の支援もなくなり、ろくな戦闘機を持たず、機材整備もままならない空軍にできることは限られていた。国軍兵士の士気低下や逃亡により、戦況はタリバン優位に一気に傾いた。
首都陥落前日、モハマディ氏はカブールにある国軍基地に足を運び驚いた。3部隊5千人以上所属していた兵士のうち、残っていたのはたった9人だった。相次ぐ兵士の投降でほとんどの州で戦闘は終わっており、アフガンでパシュトゥン人の次に多いタジク人の故マスード氏やモハマディ氏の故郷であるパンジシール州以外のほぼ全てをタリバンは既に掌握していた。
タリバンが首都に迫った時、ガニ氏は米国が空爆で支援してくれると思っていたはずだ。だが、支援はなく、米国に見捨てられたと感じたガニ氏は「国を捨て国民を犠牲にして逃亡した」とモハマディ氏は言う。
▽祖国の崩壊を目の当たりに
国防相に就任した時点でここまで状況が悪化しているとは思いもしなかった。それでも何とか戦況の立て直しを考えたが、大統領自身が国軍弱体化を進める中でどうすることもできなかった。辞任も考えたが思いとどまり最後まで状況を見届けようと決めた。クーデターも考えたが、自身に味方する兵士も全て失った状況では何もできなかった。
8月15日夕方4時ごろまで国防省にいたが、タリバンが国防省に迫っていたこともあり、部下数人と空港に向かった。混乱した空港には故マスード氏の息子であるアフマド・マスード氏もいた。話し合ってパンジシール州へ避難することになり、1機だけあったヘリでまずアフマド・マスード氏を送り、その後戻ったヘリで自身もパンジシールへ行く予定だった。しかし、ヘリは戻らない。そのまま混乱した空港でやきもきしていると、アラブ首長国連邦(UAE)の軍人の手はずで軍用機に乗れることになり、UAEに向け離陸。深夜0時になっていた。
ガニ政権国防省の統計によると、国軍が発足した20年前からの殉職者は計約3万3千人。うち19年から21年だけで1万2609人に上る。米軍撤退期限発表後はさらにひどく、21年3月から8月15日の首都陥落までに約6千人が死亡した。政権末期の混乱で、どれほどの孤児や寡婦が生み出されたか計り知れない。
ガニ氏の行動は、古来続くアフガニスタン固有の民族優先主義を浮かび上がらせた。最後の40日間を国防相として務めたモハマディ氏は、タリバンが国民の立場に立ち国際社会の求める国造りを進めるまで抵抗運動を続けるつもりだ。
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:
チバQ
:2022/07/28(木) 21:42:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/8f04cf868ff46f15d9a23bab47a74f49f7f77c04
交流30年、凶弾に倒れた中村哲さんとの深い思い出 砂漠を緑の大地に、住民からあつい尊敬―安井浩美のアフガニスタン便り(4)
6/20(月) 7:02配信
2019年12月、アフガニスタン東部ナンガルハル州の州都ジャララバードで、日本の非政府組織(NGO)「ペシャワール会」(本部・福岡市)の現地代表を務めていた中村哲さんが灌漑(かんがい)事業現場に向かう途中、武装した何者かの銃撃を受け殺害された。アフガニスタン取材を続け、カブールに住んできた私は、30年近くにわたり、中村哲さんやペシャワール会と交流があった。井戸を掘り、用水路を作って灌漑してきた枯れた土地は土色から緑色に変わった。なぜ命を賭してまでアフガンの大地に力を注いだのか。現地で今もあつい尊敬を受ける中村さんとの思い出を振り返る。(共同通信=安井浩美)
▽中村さんと私
中村さんとのつながりは1989年、私が20代後半の若かりし頃、高校時代の友人と出かけたシルクロードの旅の途中に立ち寄ったパキスタン北西部ペシャワールにさかのぼる。当時、中村さんはミッション系の病院で支援活動をされていて、ご家族も一緒に滞在していたと思う。私たちは、日本人がこの街にいると聞きつけ、病院を訪ねた。日本人の看護師さんとパキスタン人の事務長さんらしき人が対応してくれた。
中村哲さん(中央)と筆者(左から3人目)=2016年11月撮影
この時は、中村さんはご不在だったと思う。甘いお菓子を食べながらいろんな話をした。私たちが日本を出て3カ月ほど過ぎていると話すと「お風呂に入っていって」と看護師さん。いきなりの歓待に少し戸惑ったのを覚えている。ご厚意に甘え早速お風呂に入らせてもらうことになった。3カ月ぶりのお風呂。病院の一角にある浴場は、大きな浴槽にふんだんにお湯が入り、日本の銭湯さながらで感動した。聞くとこの浴場の設計者は中村さんだという。家族が一緒に入浴を楽しめるためなのか、はたまた風呂好きなのか。中村さんは医者でありながら、この頃から設計にご興味があったのかと、後になって思った。
この後、1年余りの旅を終え日本へ帰国。旅の途中、内戦中で入国できなかったアフガニスタンにどうしても行きたくてカメラを勉強し、写真家になった。ジャーナリストビザを取得し1993年にパキスタン経由でアフガニスタンに向かった。どういういきさつだったかはっきり覚えていないが、その頃アフガニスタンに通うたび、入国前には、当時ペシャワールにあったペシャワール会の宿舎に滞在させてもらうようになった。
「また来たとですか」と中村さんにも福岡弁で歓迎を受けたりした。以降、中村さんやペシャワール会で働く看護師さんに会うのも楽しみの一つとなった。宿舎では、日本食を作り、お膳に座って食事をしたことが今でも懐かしく思い出される。中村さんと一緒にペシャワール会の活動に同行することもあった。無医村の山岳地がほとんどで、野外の広場に診療所が設けられ、医者である中村さんが着くと多くの村人が診察を受けにやってきた。私の中ではこの頃の中村さんの姿が脳裏に焼き付いて離れない。落ち着いた話し方の中村さんが今でもどこかにいるような気がする。
▽最後のインタビュー
亡くなる約3年前の2016年11月、日本政府などとは協力せず一匹おおかみとも言えた中村さんが国際協力機構(JICA)と一緒に灌漑事業を始めると聞いた。一体どうしたことかと思い、アフガン東部ナンガルハル州のジャララバードにいた中村さんに会いに行った。ペシャワール会の事業の成果をこの目で見るのも楽しみだった。カブールから陸路で3時間。パキスタンとの国境に近いジャララバードの事務所に尋ねた。ものすごく久しぶりにお目にかかり、インタビューもさせてもらった。その時の録音記録を久しぶりに聞き直した。住宅街にある事務所入り口には警備の警察官が数人、入り口を入るとすぐに母屋の玄関。玄関を入って右手にサロンがあり、食卓代わりの長テーブルに座ってお話しさせてもらった。ゆっくりと静かにお話しする中村さんがいまでもどこかにいらっしゃる感じがしてならない。
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チバQ
:2022/07/28(木) 21:42:13
「アフガン復興で教育も大事だがまず、国民が食べることが必要」と始まった。「食べられない人をどう食べられるようにするかという部分が忘れ去られている」と貧困解消の重要性を中村さんは説いた。本当にその通りだと私も大いに納得。特に支援は都市部に集中し、地方が忘れられていると言う。農村が取り残されている理由は、それを伝えるすべがなかったからだ。英語を話し、国際社会とコミュニケーションがとれるような人は農村には暮らしておらず、もしそういう人がいたとしても他人ごとで済ませてしまっている。
さらに中村さんは「もし(国際テロ組織アルカイダに暗殺された)国民的英雄のマスードが生きていれば真っ先に農村の支援を始めたはずだ」と言った。中村さんの口から意外な言葉が出たのに驚いた。というのも中村さんは、私利私欲で戦う90年代の内戦の司令官を嫌っていた。しかし、マスードの人となりを自分なりに理解した結果の言葉なのかも知れないなと思った。
「何がそこまで先生を動かすのですか?」と尋ねると「特別な理由はない。今、目の前にある人としてすべきことをしているだけ」と話し「(人々と交わした)約束は果たす。生きている限り永久に活動は続く」と断言した。
引退を考えているのかも聞いてみた。「(事業の他州への拡大も含め)将来的な事を考えるとJICAと組むことで国家機関が何らかの形で関わるということは息の長い支援には必要。灌漑事業には10〜20年の歳月が必要で、私が死んでもJICAが資金協力し、共同事業としてプロジェクトが続くと信じている」と話してくれた。中村さんを長年見てきた私には、医師として活動されていた頃から、あまりに偉大な中村さんの後継者が見つからない状況を見てきた。この話を聞いた時、私自身の中でも何だか「ほっ」としたのと同時に、お疲れさまですがもう少し頑張ってもらいたいと思わずにはいられなかった。
さらに続けて「10年もしないうちに私もボケるか死ぬかな?」と笑いながら話され「先生、今おいくつですか」と聞くと「70歳」と答えられ「いやぁ、まだまだでしょう。100歳まで長生きして下さい」といってスタッフと一緒に笑ったのが昨日のように思い出される。80歳を待たず、先生は73歳で凶弾に倒れてしまった。
カブール国際空港から空路移送される中村哲さんの柩=2019年12月
▽アフガンに命をささげたハジサイーブ・ナカムラ
翌日、緑の大地に変わったガンベリ砂漠を訪れた。からっからだった砂漠は、目を見張るほど山の際まで緑で覆い尽くされていた。もう、感動以外の何物でもない。素晴らしい成果に思わず涙が出そうになった。中村さんもガンベリ砂漠を見渡す丘の上で腕組みをしながら緑地を見つめていた。
「ペシャワールで医者として働いていた頃、今の自分を想像できましたか?」と尋ねた。「ペシャワールの頃は、考えもしなかった。アフガニスタンは、自分に合っていると思う。ここにいる方が日本にいるよりも居心地が良い」と話した。アフガニスタンにいる間は、100%アフガン料理を食し、特に豆料理が好きだったという中村さん。20年以上共に働く右腕的存在のジサさんは「こんなにアフガン人の事を思ってくれ一生懸命私たちのために働いてくれる人は他にはいない。給料がなくても中村先生と共に歩んでいきたい」と話した。
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チバQ
:2022/07/28(木) 21:42:23
中村さんの事業で恩恵を受けたナンガルハル州4地区の人々は、中村さんを尊敬してやまない。中村さんは、うれしそうに「ハジサイーブ・ナカムラ」と電話してきてくれる人がいるんだと話してくれた。ハジサイーブは、イスラム教徒のアフガン人が尊敬する人に対して使う敬称。中村さんはキリスト教徒だが、人々がもう、アフガン人と認めた証しだ。
長年の干ばつでサトウキビやオレンジなどの農作物が耕作不可能になっていたナンガルハル州。耕作地は、れんが工場と変わり果てた。しかし、中村さん率いる日本の支援による灌漑事業で再びサトウキビやオレンジの栽培が始まった。サトウキビからとれる黒糖やオレンジはかつてはナンガルハル州の特産物だった。
特産品の復活とともに古き良き文化も復活した。オレンジの花が咲く頃には、人々はピクニックに繰り出し「オレンジの歌会」が催される。アフガン産の黒糖を口に含んだ老人は「これが昔の味だ」とほほ笑んだ。夢見ていた古き良きアフガン文化の復活も果たすことができたのに、肝心の中村さん本人の姿をもう見ることができない。
これが最後のインタビューになるとはそのときは思いもしなかった。改めて失った人の大きさが身に染みる。ご存命の頃は「何だか頑固で変わった人」と思うことも正直多々あった。中村さんと知り合いになり30年以上たったいま、やっと私自身の中での中村さんの素晴らしさや偉大さを理解できたように思う。「もっといっぱいお話ししたかった」と今更のように思うがもう手遅れ。悲しく残念無念だ。
中村さんの活動するNGOに対する治安の脅威情報は早い時期から出ていたと思う。インタビューでも「私のボディーガードは、村人達。警官であっても私たちを簡単に攻撃できる」と警官にも注意を払っていた。2010年にペシャワール会の伊藤和也さんが誘拐され、銃撃を受けて亡くなった事件も今回の事件との関わりがあったのだと思う。だが、伊藤さんの事件捜査はうやむやになってしまい、真相は闇の中だ。
中村さんとの交流は30年にも及んだ。アフガニスタンで苦労を重ねてきた同じ日本人として、誰になぜ殺害されなければならなかったのか。人脈や情報源をたどり、イスラム主義組織タリバンが政権を掌握してからも、アフガンに住む日本人として私なりに取材を続けている。近日中に、その追跡取材について報告させていただきたい。
3570
:
チバQ
:2022/07/28(木) 21:43:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/a5482e0c6ea3cf0a650753341a6e651142b360c1
タリバンよりも貧困が深刻なアフガニスタン、20年タリバンを見続けた現地通信員が語った内情と平和な未来
4/7(木) 12:01配信
2021年8月、イスラム主義勢力タリバンにより首都カブールが陥落し、アフガニスタン・イスラム共和国は崩壊。半年以上経った現在も、国際社会におけるタリバン暫定政権の承認は進まず、現地では食料不足や治安の悪化、貧困問題が見られます。当時、大統領府が占領される混乱のなか、自衛隊機で国外に脱出した唯一の日本人が共同通信社の現地通信員・安井浩美さん。日本に一時帰国中の彼女が当時の状況を語ってくれました(構成=古川美穂)
* * * * * * *
◆タリバンがやってきた日
20年間アフガニスタンに住んで取材を続けてきましたが、こんな形でひとつの国家が滅びる場面に立ち会うことになるとは思いませんでした。
アフガニスタンでは1989年の旧ソ連軍撤退後、国内支配をめぐって紛争状態が長く続きました。そして2001年のアメリカ同時多発テロ事件を機に、米軍や北大西洋条約機構(NATO)が自衛権を発動して軍事介入。
イスラム原理主義を掲げたタリバン政権が崩壊し、アフガニスタンは首長国から共和国へと生まれ変わったのです。西側諸国の軍事的庇護のもと、「民主化」して20年。しかしアメリカはトランプ政権時にタリバンとの間に和平合意を結びます。バイデン政権もそれを継承。
それを受けて21年春から米軍がアフガニスタン撤退を進めるなかで、表向きは、タリバンが政府軍と戦いながら主要都市を次々と攻略していきました。8月15日にはカブールが陥落して、パンジシール州以外の全土がタリバンの支配下に。
でも、あらかじめアメリカが撤退のレールを敷いていたこともあって、激しい戦闘は最初のうちだけだったんです。あとは政府軍があまり抵抗もせず、次々と投降していきました。
そんななか、7月頃からカブール市内も何となく騒然としてきましたが、大きな戦闘はなさそうだし、私自身は退避するつもりはありませんでした。
会社からは「危なくなってきたので国外退出を」と通達が来たけれど、出国者が多くてなかなか飛行機の予約が取れません。
それで「私は大丈夫。時期が来たら這ってでも出ますから」と言っていたのです。
◆一晩で景色が一変。飛び立つ輸送機にしがみつく人。
8月に入り、カブール陥落の前日ぐらいから「タリバンが市内西部にいた」と目撃情報がSNSに上がり始め、「ああ、ついに来るんやな」と思いました。
でもその時点では街はまだいつも通りの状態で。ところが家に帰って一晩経つと、景色が一変していました。
新市街の中心部にある職場を出て歩いていたら、大きな白いターバンを巻いてカラシニコフ銃を持った人が道に立っている。白い旗が遠くにひらひらと上がり、足音も銃声もなし。気がついたらタリバンが街にいたという感じでした。
一方、15日にカブールが落ちると、パニック状態になった人々が国外脱出しようと空港に押し寄せます。
滑走路から飛び立つアメリカの輸送機に死に物狂いでしがみついたり、車輪の格納部に隠れたり、威嚇射撃を受けたりして、多くの方が亡くなりました。飛行機から落ちた人の中には、ユースチームのサッカー選手やお医者さんもいたんですよ。
かつてのタリバン支配を知っている人には恐怖の記憶が残っているし、若い人たちもそれを伝え聞いています。この20年でタリバンが変わったかどうかは誰にもわからないし、これまでも国内には極度の貧困が蔓延していた。
このうえタリバンが来て学校に行けなくなったり、生活がさらに不自由になったり、殺される恐怖を味わったりするくらいなら、もうこの国にいる意味はない。そう思った人も多かったのでしょう。
あのときは、欧米系組織などに勤めている人は無料で輸送機に乗れたので、そのドサクサにまぎれて国外に出た人もたくさんいました。
3571
:
チバQ
:2022/07/28(木) 21:43:27
◆家族バラバラでようやく脱出。「絶対すぐに戻ってくるぞ」
アフガニスタンは大家族が多いのですが、国外退避を手配してくれる企業や組織も、家族全員の面倒まではみてくれません。だから一家離散がすごくたくさん生じた。
混乱する空港で母親が人波に押しつぶされ圧死し、3人の幼い子どもたちだけがなぜか脱出に成功して、アメリカの伯母のところにたどり着いたというケースもありました。
私は陥落後も取材を続けていたんですが、数日後に日本大使館から「自衛隊機が来る」と連絡が。会社からも「一度出国して仕切り直しを」と言われて退避を決意したんです。でも夫はアフガン人なので簡単には国外に出られません。「仕方ないので先に行くけれど、あとで落ち合おう」と。
夫はタリバンとあまり関係の良くない地域の出身なので少々心配はありました。でも彼が昔働いていた米企業の支援もあり、その後無事に出国。今はカタールのドーハにいます。
私自身は、本心を言うと出たくなかった。最後の最後までこの国を出るのが名残惜しくて、飛行機に乗っても「絶対すぐに戻ってくるぞ」と心の中で叫んでいました。
◆シルクロードに憧れてアフガニスタンへ
子どもの頃からNHKの『シルクロード』という番組が大好きでした。ラクダの隊商が砂漠を行く景色にずっと憧れていて。
初めての海外は短大の卒業旅行で、シルクロードの出発点・西安や新疆ウイグル自治区を回りました。その後アパレル会社に就職したけど夢を諦めきれず、会社を辞めて写真家になろうと決心。1993年に初めて、かつてのシルクロードの拠点であるアフガニスタンを訪れました。
ところが大自然や遊牧民の姿を想像していた私の目に飛び込んできたのは、戦車の残骸、地面に散らばるロケット弾、そして国内避難民の姿でした。難民キャンプには水も食料もなく、小さな子どもがささいな病気で命を落としていく。
どうすればこの国が平和になるのだろう。フリーのカメラマンとして何度もこの地を取材で訪れるうち、そう考えるようになりました。
左:安井さんのクラフト工房で縫製を手掛ける女性たち。手にするのはアフガンの民族服を着た「ピースベア」/右:華やかな手刺繍が施された小物入れ
◆タリバンより、貧困問題のほうがよほど深刻な状況
その後、米同時多発テロを機に共同通信社の記者となってアフガニスタンに移住。取材中に知り合った夫と結婚し、20年をこの地で過ごしてきました。
通信社の仕事のかたわら、現地の方たちの強い希望があって学校を作ったこともあります。最初は、以前先生だった方をポケットマネーで一人雇い、工場の廃墟の一角にささやかな教室を用意したんです。
みんな学校ができるのをずっと待っていたので、避難民キャンプで暮らす5歳から18歳までの子どもたちが100人以上も集まってきました。この学校は、国がある程度復興して正規の教育が再開するまでの橋渡しとして、約5年間続きました。
その後、女性を中心とした刺繍などのクラフト工房を立ち上げることになり、これは今でも続けています。もともとは夫がバーミヤンで経営しているホテルで使う備品のため、一般の女性たちに刺繍の内職をお願いしたのが始まりでした。
それが一段落した後も、「この仕事を続けたい」という女性たちの声に押され、フェアトレードの工房を作ろうということになって。私も営業活動をして、アメリカ、カナダ、イタリアにも取引先が広がっていきました。
こうした伝統的な針仕事だけでなく、民主化してからは女性たちの職業も多様化していきました。警察官、パイロット、モデルと、あらゆる場所に女性が進出。もともとアフガニスタンは、男の人はあまり働かないけど、女性は優秀な人が多いんですよ。
やがて国全体もだいぶ復興が進んできたのですが、それでも民族間の争いもあるし、IS(イスラム国)やアルカイダといったテロとの戦いもある。ずっと紛争が続いてきたので、国内の貧困問題は根深いものがありました。
特にコロナ禍が始まってからは日雇いの仕事もなくなってしまい、「コロナで死ぬ前に餓死する」とみな口々に言うぐらい、経済が悪化しています。それは今も続いていて、タリバンが怖いとかよりも、とにかく貧困問題のほうがよほど深刻な状況なのです。
3572
:
チバQ
:2022/07/28(木) 21:43:38
◆タリバン政権、現地と世界で異なる評価も
21年の12月、ようやく情勢が落ち着いてきたので、3ヵ月ぶりにアフガニスタンの家に一時帰宅しました。カブールでは戦闘がなかったので街の状態はそのままなんですが、人も車もすっかり少なくなって活気はありません。あの騒動で20万人以上が国を脱出してしまったわけですから。
日本や欧米では人権問題などに焦点を当てて、タリバン政権に対して否定的な視点の報道が多いですよね。ただ現地ではちょっと温度差もあるんですよ。
たとえば彼らは、誘拐殺人犯などの重罪人は処刑してからクレーンで吊るして、市内を引き回したりする。日本人の感覚では、なんでこんなひどいことをするのかと思いますよね。でも一般の国民感情としては、「よくやってくれた」と喝采を送る場面も少なくないのです。
というのも、イスラム圏で起きる犯罪は本当に残虐なものが多いんですね。ところが民主主義が入ってきて、公開処刑みたいなものは人権に反するとして廃止された。じゃあ犯人が捕まって、本当にきちんと法の裁きや、罪に見合っただけの刑を受けているのかというと、そこがよくわからない状態だったんですよ。
だから被害者の家族はすごくフラストレーションを溜めていた。アメリカ的な民主主義が入ってきて良かった部分もあるけれど、西洋文化の押しつけ的な、イスラム文化とは混じり合いにくいところも当然あるわけです。
アメリカに対する一般国民の感情は、外国の人たちが考えているほど悪くはないと思います。何より彼らはお金を落としてくれますから。ただし、家族や愛する人を米軍に殺された経験のある人は別で、タリバン兵の中にはそういう背景を持っている人も少なくありません。
安井さんのライフワークでもある、遊牧民を撮影した一枚
◆アフガニスタンの明るい未来へ向けて
タリバンに関しては、女性への抑圧、特に女性から教育や仕事を奪うのかという海外からの批判も多く聞かれます。ただ、そのへんはタリバンも広報が下手というか、説明不足の部分があると思うんですよ。
私は20年前のタリバンも知っているし、今のタリバン幹部にも取材をしています。その感触で言うなら、彼らもだいぶ変わってはきている。
イスラム教の聖典であるコーランには「女性が働いてはいけない」とは書いていません。微妙な解釈の問題なんです。今のタリバンも「女性は働いてはいけない、学んではいけない」とは考えていない。ただ、一気に欧米のように何でもありということにはできないわけです。もう少し情勢が落ち着けば、女性の仕事環境もある程度元に戻っていくでしょう。
公開処刑のようなことに関しても、タリバンの中で一枚岩に意見が固まってるわけではないのです。彼らとしても国際社会の同意や支援がないとやっていけないから、あまり外国が嫌がるようなものは見せたくない。かといってその方向性を抑えすぎると、今度は内部で揉めてしまう。だから黙っているんです。
でもアフガニスタンというのは、平和になったらすごくいい国ですよ。旅行するのにもとても楽しいところだと思う。
自然は素晴らしいし、果物はおいしいし、人々は親切でおおらかで、フォトジェニックだし。特に、外から来た人を温かく迎えようという気持ちがとても強い人たちなんですよ。たとえば自分は難民キャンプにいるのに、お客さんには配給分のお茶や食べ物を出してもてなそうとする。そういう損得勘定のないところが私はすごく好きで。
この国はずっと、外からは大国に侵略され、翻弄され、内部では多民族国家ゆえにそれを利用され、紛争も絶えなかった。だけど今回のことを機に、今こそ民族間の違いを越えて話し合い、自分たちの力で国を立て直すきっかけにしてほしいと思います。私もこの後すぐにまたアフガニスタンに戻る予定ですが、この国がどう変わっていくか、これからも内側から見つめ続けていきたいです。
(構成=古川美穂、撮影=藤澤靖子)
安井浩美
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:
チバQ
:2022/08/01(月) 13:41:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/1c30a0cc6db2f2ee6c317f23cd73bac20fc43732
サドル師派が国会解散要求 混乱長期化の恐れ イラク
7/31(日) 22:24配信
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時事通信
31日、イラクの首都バグダッドの国会を占拠したイスラム教シーア派指導者サドル師の支持者ら(AFP時事)
【カイロ時事】イラクのイスラム教シーア派指導者サドル師支持派の政治団体メンバーは31日、ロイター通信に対し、同派が国会解散と総選挙に加え、連邦判事の交代を要求していることを明らかにした。
「要求が満たされるまで居続ける」と主張。同師支持者らは30日から首都バグダッドの国会を占拠しており、混乱が長期化する恐れが出てきた。
イラクでは昨年10月の総選挙でサドル師派が最大勢力となったが、連立交渉に失敗し、新たな大統領や首相を選出できていない。今年6月にはサドル師派の議員73人が辞職し、繰り上げ当選で勢力を強めた親イランのシーア派が首相候補を擁立。これにサドル師派が反発していた。
3574
:
チバQ
:2022/08/03(水) 21:09:40
https://www.tokyo-np.co.jp/article/193592?rct=world
イラン・ライシ大統領就任1年 核交渉は停滞…経済改革進まず、国民不満
2022年8月3日 19時06分
7月19日、イランの首都テヘランで、記念撮影に応じるライシ大統領(中央)とロシアのプーチン大統領(左)、トルコのエルドアン大統領(右)=AP
7月19日、イランの首都テヘランで、記念撮影に応じるライシ大統領(中央)とロシアのプーチン大統領(左)、トルコのエルドアン大統領(右)=AP
【カイロ=蜘手美鶴】イランのライシ大統領が就任して、3日で1年を迎えた。就任時に「米制裁の解除を求める」と経済回復を誓ったライシ師だったが、カギを握るイラン核合意再建交渉は中断したまま。ロシアのウクライナ侵攻の影響で経済悪化が深刻化し、国民の不満は政府に向かっている。
イラン南部などを大規模洪水が襲った7月下旬、ソーシャルメディア上で、被災地を視察するライシ師の動画が流れた。被災者らがライシ師の演説を遮って詰め寄り、政府の災害対応などを批判。「空の約束ばかりだ」と声を上げた。
政府は5月、ウクライナ侵攻による財政圧迫を理由に、小麦粉への政府補助金を撤廃し、食用油や主要食料品の価格を引き上げた。生活改善とは真逆の政策に市民の怒りは募る。5月下旬には手抜き工事によるビル倒壊事故をきっかけに、各地で政府への抗議デモが広がった。
ライシ政権は8年ぶりの反米保守強硬政権で、最高指導者ハメネイ師や議会、精鋭軍事組織「革命防衛隊」とも近く、議会と対立した保守穏健のロウハニ前政権よりスムーズな政権運営が予想されていた。
しかし、期待された経済改革は進まず、貧困層の落胆は大きい。イラン研究機関「アラブフォーラム」(エジプト)のモハメド・ハイリー研究員は取材に「前政権より恵まれた環境だが、何も達成できていない。米制裁が強力すぎることもあるが、弱々しい印象を受ける」と話す。
米制裁解除につながるイラン核合意の再建交渉も中断したままだ。6月末にはカタールで3カ月ぶりに米イランの間接協議が再開したが、双方の条件は折り合わず、わずか2日で事実上の打ち切りとなった。イラン政治に詳しい評論家イスラム・アルマスリ氏(同)は「ライシ政権が反米を掲げる以上、核協議の進展や欧米との関係改善は望めないだろう」と話す。
3575
:
チバQ
:2022/08/03(水) 21:15:47
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022080200648&g=int
米、アルカイダ指導者殺害 弱体化必至―アフガンでドローン攻撃
2022年08月02日22時22分
アルカイダの最高指導者ザワヒリ容疑者=2012年10月、アルカイダが公開した映像から(AFP時事)
アルカイダの最高指導者ザワヒリ容疑者=2012年10月、アルカイダが公開した映像から(AFP時事)
【ワシントン時事】バイデン米大統領は1日、国際テロ組織アルカイダの最高指導者アイマン・ザワヒリ容疑者を殺害したと発表した。ザワヒリ容疑者は2001年9月の米同時テロに深く関与し、11年5月の米軍特殊部隊によるビンラディン容疑者殺害後はアルカイダを率いてきた。アルカイダの弱体化は避けられず、壊滅的打撃を受けた可能性がある。
バイデン政権、最大の成果 アフガン撤退もテロ戦継続
バイデン氏は国民向けのビデオ演説で「正義は下された。このテロリストはもうこの世にいない。世界中の人々はもうこれ以上恐れる必要はない」と強調した。
米政府高官によると、殺害したのはアフガニスタンの首都カブールで、現地時間7月31日午前6時18分(日本時間午前10時48分)ごろだった。ザワヒリ容疑者が潜伏先の建物のバルコニーに出たところを、米当局がドローンから空対地ミサイル「ヘルファイア」を2発発射した。家族や一般市民にけがはなかった。米メディアは米中央情報局(CIA)が作戦を実行したと報じている。
ザワヒリ容疑者はパキスタンとアフガンの国境付近に潜伏していると考えられていた。しかし、米当局は今年に入ってからザワヒリ容疑者が家族とともにカブールに潜伏中との情報を把握。バイデン氏は7月1日にホワイトハウスで情報当局幹部らから詳細な説明を受け、同25日に作戦実行を最終承認した。
ザワヒリ容疑者は71歳だったとみられる。アルカイダの初期からビンラディン容疑者が全幅の信頼を置いた最高幹部で、長年ナンバー2として組織拡大に貢献した。ビンラディン容疑者の殺害後は求心力が低下したアルカイダを支えてきた。
米紙ワシントン・ポストによると、殺害時にはカブール中心部の高級住宅地シェルプール地区で大きな爆発音が聞こえた。昨年8月にアフガン全土を掌握したイスラム主義組織タリバンの幹部もザワヒリ容疑者の居場所を把握していたとみられるという。
3576
:
チバQ
:2022/08/04(木) 09:36:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/7b9b6c5d717a19f75cd89d4b1114ae1cd0a2b00e
イラク、選挙実現まで座り込み サドル師が要求、混迷深まる
8/4(木) 9:22配信
【カイロ共同】イラクのイスラム教シーア派指導者サドル師は3日、テレビ演説し、国会解散と早期の総選挙実施を要求した。7月30日に首都バグダッド中心部の国会を再び占拠した大勢の支持者らに、要求実現まで国会周辺で座り込みデモを続けるよう求めた。イラクメディアが伝えた。
サドル師は対立する政治勢力との対話には意味がないとも明言した。イラクの政情はさらに混迷の度合いを深めている。
イラクでは昨年10月の総選挙で、隣国イランなどの影響力排除を掲げたサドル師派が第1党に。しかし連立政権を樹立できず、サドル師派の全議員が辞職した。
3577
:
チバQ
:2022/08/04(木) 19:20:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/f4de945cd58f16cb883aac00644bfbcba44e2e6c
制裁下、生活苦で不満拡大 核合意、再建不透明 イランのライシ大統領就任1年
8/4(木) 7:21配信
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時事通信
イランのライシ大統領=7月19日、テヘラン(AFP時事)
【カイロ時事】イランの反米保守強硬派ライシ大統領が就任して3日で1年。
ライシ師は就任時、国民の生活改善を誓い、米国に制裁解除を要求した。だが国民の暮らしは向上せず、制裁解除の要となる核合意再建の行く末も不透明だ。生活苦からライシ政権への不満は膨らみ、各地に抗議活動が広がっている。
◇程遠い生活改善
イランは2015年の核合意で核開発を制限する見返りに各国の制裁緩和を獲得したが、トランプ前米政権が18年に合意を離脱し制裁を発動。イラン経済は疲弊し、新型コロナウイルスの感染拡大が追い打ちをかけた。
ライシ師は、選挙戦では「制裁や感染症でも揺るがない強固な経済をつくる」と公約。就任後も最高指導者ハメネイ師が提唱した国内の製造能力を強化する「抵抗経済」を掲げた。
中国やロシア、トルコなど近隣諸国との経済外交も展開。中ロ主導の上海協力機構(SCO)への加盟に動き、制裁下での生き残りを模索した。
しかし、国際通貨基金(IMF)によれば、22年の失業率は約10%と悪化の予想。政府の統計では、直近のインフレ率は54%に達する。複数の報道によると、ウクライナ危機と補助金廃止による食品の値上げなどへの抗議が各地で行われ、市民は「ライシに死を」と気勢を上げた。
◇2度目のヤマ場
ライシ師は就任に際し、「抑圧的な制裁の解除を目指す」と訴えた。そのカギとなるのは核合意の再建交渉だ。
欧州連合(EU)のボレル外交安全保障上級代表(外相)は7月26日、英紙への寄稿で当事国に合意草案を提示したと表明。イランのアブドラヒアン外相は今月1日、「米国が現実的、柔軟に行動すれば合意はすぐ近くだ」と語り、近く大詰めの協議が再開される可能性がある。
だが、2月にも「最終段階」を迎えた交渉は、ウクライナに侵攻したロシアが注文を付けて中断。何度も交渉は停滞した上、イランは核開発を公然と続けており、妥結は楽観できない。
日本エネルギー経済研究所中東研究センターの坂梨祥副センター長は、諸外国との関係強化を中心に、ライシ師がこの1年で「外交に自信を付けた」と指摘。一方、国内では「財政難でさらなる補助金削減の局面に差し掛かっている」として、「どう乗り越えるかが今後の焦点だ」と語った。
3578
:
チバQ
:2022/08/06(土) 19:02:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/c694c00e1371f395eba771a2a33c184e745104ca
イスラエル、ガザを空爆 85人死傷 イスラム過激派が標的か
8/6(土) 12:09配信
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毎日新聞
イスラエル軍の攻撃で煙と炎が上がるパレスチナ自治区ガザ地区ガザ市=5日、ロイター
イスラエル軍は5日夜から6日にかけ、イスラム組織ハマスが支配するパレスチナ自治区ガザ地区を空爆した。ハマスと連携するイスラム過激派「イスラム聖戦」を狙った攻撃で、ガザ当局によるとイスラム聖戦の司令官ら10人が死亡、75人が負傷した。ガザへの本格的な空爆は、イスラエルとガザ双方で270人以上の死者を出した2021年5月の戦闘以来。
ガザ地区では、ガザ市中心部の高層住宅などが破壊され、戦闘員だけでなく、一般市民にも被害者が出ている模様だ。イスラム聖戦側は100発以上のロケット弾をイスラエルに向かって発射したと主張。イスラエルはミサイル防空システム「アイアンドーム」で迎撃しており、死者は出ていない。イスラエルメディアによると、イスラエル中部、南部では空襲を警告するサイレンが鳴り、多くの市民がシェルターに避難したという。
イスラエル軍は今年に入り、ヨルダン川西岸でイスラム聖戦の戦闘員を集中的に摘発しており、今月1日には幹部戦闘員を逮捕した。双方の緊張が高まる中、イスラエル軍は、イスラム聖戦が「対戦車砲などを使って、イスラエルへの攻撃を始める可能性が高い」として、先制攻撃に踏み切った。イスラエル軍はこれまでに「約15人のテロリスト」を殺害したとしている。
イスラエルのラピド首相は5日、「攻撃対象はガザ市民ではなく、イスラエルを破壊しようとするイスラム聖戦だ」と述べる一方、攻撃は「必要な限り続く」と強調した。イスラム聖戦の指導者、ジアド・アル・ナクハラ氏は「(イスラエルは)戦争が続くと理解しなくてはならない。商都テルアビブにもロケット弾が落ちるだろう」と述べた。
イスラム聖戦はハマスと同様にガザを拠点としており、イスラエルを国家として認めていない。ハマスより規模は小さく、イランの支援を受けているとされる。ハマスの指導者ハニヤ氏は5日、「全ての選択肢を取ることができる」と述べたが、イスラエルメディアによると、今回の戦闘には参加していないという。
現在、イスラエル、ハマスと一定の関係を持つエジプトが双方の仲介を続けている。国連のトル・ウェネスランド特別調整官(中東和平担当)は、戦闘の激化に「強い懸念」を表明。ロシア軍によるウクライナ侵攻を受け、世界的に人道支援物資が不足する中、ガザへのさらなる支援は「容易ではない」とする声明を出した。【三木幸治】
3579
:
チバQ
:2022/08/12(金) 19:07:57
こーゆーニュースを見ると「誰が買うんだろ?」って思うんですが
誰が買うんですかね
https://news.yahoo.co.jp/articles/cd61768ec9b32d5a711b06c3db231f07eaab8656
臓器も子供も30万円で売れるアフガン 「他に方法ある?」嘆く市民
8/12(金) 14:00配信
イスラム主義勢力タリバンがアフガニスタンの首都を制圧し、米国や日本が支援してきた政権を崩壊させてから8月15日で1年になる。国際援助が減ったことで食料不足や医療危機が深刻化するなか、現地では生活費を工面するために、自分の臓器や幼子を売る人が出ている。
西部ヘラート郊外で7月28日、約2カ月前に左の腎臓を病院で摘出した女性ティムリさん(20)が取材に応じた。脇腹には長さ約15センチの手術痕が残っていた。ブローカーに依頼し、腎臓を売って得た24万アフガニ(約35万円)の大半は借金の返済で消えたという。
タリバン復権後の不況で、野菜売りの夫の収入はほとんどなくなった。食事は1日2回で、薄いナンとお茶だけの日がほとんどだ。
ティムリさんは「生きていくために娘を売るかどうか夫婦で話し合ったところです。それ以外にどんな方法があるのでしょうか」と語った。娘はまだ2歳だが、子供のいない家庭を探せば30万円ほどで売れる見込みだという。
国連はアフガニスタンの人道状況について、全人口の半分近い約2千万人に緊急支援が必要だと訴えている。(カブール=石原孝)
朝日新聞社
3580
:
とはずがたり
:2022/08/13(土) 14:26:05
作家ラシュディ氏、NY州西部で襲撃される 容疑者の身元特定
2022.08.13 Sat posted at 09:30 JST
https://www.cnn.co.jp/usa/35191827.html?ref=rss
3581
:
チバQ
:2022/08/15(月) 02:12:12
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022081200608&g=int&utm_source=yahoo&utm_medium=referral&utm_campaign=link_back_auto
アフガン、「かつてない飢餓」 在外資産凍結で困窮、支援再開も―タリバン政権奪取1年
2022年08月13日07時04分
【ニューデリー時事】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバンが政権を奪取してから15日で1年になる。中央銀行の在外資産凍結や干ばつが重なり、経済状況は急速に悪化。タリバン率いる暫定政権は有効な手を打てていない。「かつてない水準の飢餓」(世界食糧計画)がまん延する中、人道支援が徐々に再開される兆しも出ているが、一部の国際機関は暫定政権の人権軽視を前に二の足を踏んでいる。
人の行き交う首都カブールの広場で4月、男性が4歳の息子の目の前で焼身自殺した。地元メディアによると、生活苦が理由だった。
タリバンの政権奪取以降、経済的困窮により自ら命を絶つケースが相次ぐ。地元記者によると小麦やパンの値段は1年前の2倍になり、路上で物乞いを始める人が急増している。
生計を立てる金銭を得ようと娘を売る人もいる。国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは、アフガン中部で昨年、母親が13歳の少女を670ドル(約8万9000円)相当の現金で売り、30歳の隣人と結婚させたと報告した。
「20年にわたる紛争と米国の制裁で経済システムが崩壊した」。暫定政権のムッタキ外相は7月に隣国ウズベキスタンで開かれた国際会議でそう語り、在外資産の凍結解除を求めた。米国はアフガン中央銀行の在米資産のうちほぼ半分に当たる35億ドル(約4600億円)をアフガンでの人道支援に活用する方針だが、暫定政権との協議は合意に至っていない。
一方、暫定政権発足当初止まっていた国際機関による人道支援は再開しつつある。東部で1000人以上が犠牲になった6月の地震に対しても日本を含む各国は国際機関を通じて支援を行った。
ただ、英BBC放送(電子版)によると、世界銀行は暫定政権による女子校の再開取りやめを受け、教育や医療分野などを中心とする支援を中止した。支援の前提として人権の尊重を求める声は根強く残っている。
3582
:
チバQ
:2022/08/15(月) 02:12:33
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022081200608&g=int&utm_source=yahoo&utm_medium=referral&utm_campaign=link_back_auto
アフガン、「かつてない飢餓」 在外資産凍結で困窮、支援再開も―タリバン政権奪取1年
2022年08月13日07時04分
【ニューデリー時事】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバンが政権を奪取してから15日で1年になる。中央銀行の在外資産凍結や干ばつが重なり、経済状況は急速に悪化。タリバン率いる暫定政権は有効な手を打てていない。「かつてない水準の飢餓」(世界食糧計画)がまん延する中、人道支援が徐々に再開される兆しも出ているが、一部の国際機関は暫定政権の人権軽視を前に二の足を踏んでいる。
人の行き交う首都カブールの広場で4月、男性が4歳の息子の目の前で焼身自殺した。地元メディアによると、生活苦が理由だった。
タリバンの政権奪取以降、経済的困窮により自ら命を絶つケースが相次ぐ。地元記者によると小麦やパンの値段は1年前の2倍になり、路上で物乞いを始める人が急増している。
生計を立てる金銭を得ようと娘を売る人もいる。国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは、アフガン中部で昨年、母親が13歳の少女を670ドル(約8万9000円)相当の現金で売り、30歳の隣人と結婚させたと報告した。
「20年にわたる紛争と米国の制裁で経済システムが崩壊した」。暫定政権のムッタキ外相は7月に隣国ウズベキスタンで開かれた国際会議でそう語り、在外資産の凍結解除を求めた。米国はアフガン中央銀行の在米資産のうちほぼ半分に当たる35億ドル(約4600億円)をアフガンでの人道支援に活用する方針だが、暫定政権との協議は合意に至っていない。
一方、暫定政権発足当初止まっていた国際機関による人道支援は再開しつつある。東部で1000人以上が犠牲になった6月の地震に対しても日本を含む各国は国際機関を通じて支援を行った。
ただ、英BBC放送(電子版)によると、世界銀行は暫定政権による女子校の再開取りやめを受け、教育や医療分野などを中心とする支援を中止した。支援の前提として人権の尊重を求める声は根強く残っている。
3583
:
チバQ
:2022/08/15(月) 02:13:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/a178ea63528af2a6997978de95d37690133fb8f9
アフガン、テロの脅威根絶できず アルカイダと関係維持か 政権奪取から1年・タリバン
8/14(日) 7:15配信
時事通信
爆発現場で警戒に当たるタリバンの戦闘員=6日、カブール(EPA時事)
【ニューデリー時事】アフガニスタンでイスラム主義組織タリバンが国家運営の実権を握ってから15日で1年となる。
タリバン暫定政権は、過激派組織「イスラム国」(IS)系武装勢力によるテロの脅威を根絶できずにいる。そればかりか、決別を誓ったテロ組織と関係を維持していた疑いすら浮上してきた。
路上に広がった血痕、ぐったりした子供を抱えて走り去る女性。首都カブール西部にある少数派のイスラム教シーア派系ハザラ人居住地で5、6両日、爆発が相次いだ。ツイッターに投稿された現場からの映像で騒然とした様子が一目瞭然になった。ロイター通信によると、少なくとも16人が死亡し、いずれもシーア派を敵視するスンニ派のIS系勢力「イスラム国ホラサン州」(IS―K)が犯行を主張した。
アフガン国内では、タリバンと旧政府軍との戦闘がほぼ終結し治安は改善している。しかし、IS系勢力が少数派や敵対するタリバンを狙ったテロを繰り返している。昨年8月の駐留米軍撤収時にカブール空港で米兵を含む180人超が犠牲になった爆弾テロもIS―Kによるものだ。
国連アフガン支援団(UNAMA)の7月20日の報告書によれば、昨年8月以降の10カ月間でIS系勢力の攻撃により民間人700人が殺害され、1406人が負傷した。
アフガンから撤収した米国はIS系勢力や国際テロ組織アルカイダが復活し、米国を攻撃できる能力を持つことを警戒。タリバンは政権奪取前の2020年2月に米国と結んだ和平合意で、アルカイダとの関係を断絶し、国土をテロ活動の拠点にしないと約束している。
米当局は7月末、カブールに潜伏していたアルカイダの最高指導者ザワヒリ容疑者をドローン攻撃で殺害した。タリバン側は同容疑者のカブール滞在などの情報は「何も持っていない」と説明したが、タリバン内の最強硬派ハッカニ派が同容疑者と緊密に連絡を取っていたとの情報もある。同派を束ねるハッカニ内相代行は、警察権力を握る一方、IS系勢力との関係も指摘されている。
ロイターによれば、ブリンケン米国務長官は1日、タリバンがザワヒリ容疑者をかくまっていたとして、和平合意に「著しく違反した」と述べた。
3584
:
チバQ
:2022/08/15(月) 09:52:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/51a6ac7a84ed959abaa81ae453d36c7d15ad7005
繰り返される人権侵害 アフガン、15日でタリバン政権奪取1年
8/15(月) 7:05配信
時事通信
アフガニスタンの首都カブールで警備に当たるイスラム主義組織タリバンの兵士ら=8月11日(EPA時事)
【ニューデリー時事】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバンが首都カブールを制圧し、20年ぶりに実権を握ってから15日で1年がたつ。
タリバン暫定政権は当初こそ穏健な姿勢を打ち出したが、次第に極端なイスラム法解釈に基づく統治を前面に出すようになった。旧タリバン政権時代(1996〜2001年)をほうふつとさせる人権侵害が繰り返されている。
◇「宗教警察」復活
タリバンは厳格なイスラムの教えに反した行為を取り締まる「宗教警察」の勧善懲悪省を復活させ、女性への抑圧を強めている。近親男性を伴わない遠出の禁止、公共の場で顔など全身を覆う衣装の着用義務付けといった政策を次々に発表。女性を公職から排除し、中等教育からも閉め出した。
カブールで暮らす中等教育課程のアスマさん(仮名=15)は、登校が禁じられたことで一日の大半を自宅で過ごしているという。時事通信の取材に「女性だからという理由で、自由に外に出ることができない。私が言えるのは、とても悲しいということだけ」と話した。
◇前政権関係者ら「処刑」
タリバンは権力掌握当初、親米の前政権関係者を含む全国民の「恩赦」を約束していた。だが、実際には前政権関係者やその家族を捜し出し、司法手続きを経ず殺害するケースもある。
国連アフガン支援団(UNAMA)は7月に公表した報告書で、タリバンが前政権や治安部隊の関係者ら160人を超法規的に「処刑」し、178人を恣意(しい)的に逮捕・拘束したと指摘した。
少数派ハザラ人に対する弾圧も報告されている。ハザラ人は過激派組織「イスラム国」(IS)系武装勢力によるテロの脅威にもさらされ、人道危機が悪化している。
◇「いつ自分の番が」
メディア弾圧も強まっている。タリバンは政権に批判的な報道を許さず、外国メディアのニュース放映も禁止。4月には東部ガズニ州の報道機関に対し、商業広告掲載にタリバンの許可を得るよう命じた。
国際ジャーナリスト団体「国境なき記者団(RSF)」の調査によれば、昨年8月以降、タリバンによる締め付けと経済状況の悪化で、国内報道機関の約40%が活動を停止、約60%のジャーナリストが職を離れた。
報道関係者は日常的に拘束や暴力の脅威にさらされている。地元記者は「誰もがいつ自分の番が来るかと考えている」と胸の内を明かす。「タリバン政権下で仕事をすることは、最前線で戦う兵士のようなもの」とも語った。
経済は破綻し、食料不足で多くの国民が飢餓状態にある。それでも、タリバン指導部に国民に寄り添う姿勢は見られない。民放トロTVによれば、11日にカブールで開かれた国内外の投資誘致に関する会議で、バラダル副首相代行は「貧困が存在するのは事実だ。われわれは貧困に対する忍耐強さを国民に求める」と言い放った。
3585
:
チバQ
:2022/08/15(月) 09:53:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/5a719ed906f66b39d7a7565e7bd0550d974b19d4
タリバン、広がらぬ国際承認 代表権問題で国連も静観 アフガン
8/13(土) 7:05配信
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時事通信
ニューヨークの国連本部=3月17日(AFP時事)
【ニューヨーク時事】イスラム主義組織タリバンがアフガニスタンの実権を握って1年。
この間、タリバンは正式な政権として認めるよう国際社会に訴えているが、各国は承認に慎重な姿勢を崩していない。世界中の政府が外交官を派遣する国連でも静観の状態が続いている。
アフガンの国連代表部は現在も、米国が支援してきた旧民主政権時代に送られた職員が職務に当たる。国連では毎年9月に国連総会の新しい会期が始まるのに合わせ、各国代表団が事務総長に信任状を提出。その後、米ロ中など9カ国で構成する信任状委員会が大使らの資格を審査する。
信任状委の審査は通常、形式的なものだが、アフガンの代表権をめぐっては昨年9月、旧政権側とタリバン側が互いに国連大使の座を主張して対立。信任状委の対応が注目された。同委は12月、「結論を先送りすることを決定した」ため、規定に従い、旧政権側代表団の続投が決まった。
前回のタリバン政権時代(1996〜2001年)にも国連の代表権が問題となった。その際も信任状委が結論を保留し、前政権の国連大使がその座にとどまった経緯がある。
今回、旧政権の大統領だったガニ氏は既に国外に逃亡しているが、タリバンが女子を中等教育から締め出したことで、国連内ではタリバンへの風当たりは強いままだ。「誰もこの(代表権)問題には触れたがらない」(国連外交筋)のが現状で、今年も結論が先送りされる可能性が高い。
3586
:
チバQ
:2022/08/16(火) 14:04:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/fdc94b3c1ebd3329a26fd55eace9d81eaf1fcfd1
押し黙る村人 容疑者の父が暮らすレバノン南部 英作家ラシュディ氏襲撃事件
8/16(火) 13:32配信
時事通信
15日、レバノン南部ヤールーンで、村長に案内されたヘイディ・マタール容疑者の父が住むという家(ロイター時事)
【ヤールーン(レバノン)ロイター時事】英作家サルマン・ラシュディ氏を襲撃したヘイディ・マタール容疑者の父が暮らすのは、イスラエルとの国境に近いレバノン南部ヤールーン村だ。
12日の襲撃事件後、容疑者について聞いて回っても、村人たちは「何も知らない」と押し黙った。
ヤールーンは、イランが支援するイスラム教シーア派組織ヒズボラ支持者の村だ。イスラエルとの戦闘での戦死者の小さな記念碑が幾つもある。
地元当局者はマタール容疑者について「彼は米国で生まれ育った」と素っ気ない。「誰も何も知らない。だから誰も話したがらない」と述べた。
容疑者の父は米国で離婚後、数年前に村に戻ったという。ヤールーンの村長は、容疑者の父が襲撃事件後、家にこもって鍵を掛け、誰とも話さないと語った。訪ねてみると、コンクリートブロックでできた家で、屋内に2人いることは分かったが、話すことは拒否された。
村の道路脇には、イランの最高指導者だった故ホメイニ師の顔が堂々と描かれている。1989年、ラシュディ氏への「死刑宣告」のファトワ(宗教令)を出したのはホメイニ師だ。
3587
:
チバQ
:2022/08/18(木) 16:31:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/80431df402d317f72824a0399eabae1a763326be
トルコとイスラエル、外交正常化 4年ぶり、大使復帰へ
8/17(水) 22:31配信
共同通信
【イスタンブール共同】イスラエル首相府は17日、パレスチナ問題を巡り対立してきた同国とトルコは外交関係を完全に回復させると発表した。4年ぶりに互いに大使を復帰させ、関係を正常化する。両国は最近、関係改善を進めていた。
イスラエル首相府は、ラピド首相とトルコのエルドアン大統領の対話などを経て決定したと説明。「両国の外交関係の格上げは経済、貿易、文化の拡大と地域の安定強化に寄与する」とした。
トルコのチャブシオール外相はトルコ首都アンカラで記者団に、大使復帰は「関係正常化の一環」と説明し、「私たちはパレスチナ人の権利を守り続ける」と強調した。
3588
:
チバQ
:2022/08/18(木) 16:31:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/772a388e577ba063834f86500badbd857ade3a9c
タリバン政権復帰から1年、アフガンで深まる食料危機 「夕食なしの日も」
8/17(水) 16:00配信
アフガニスタン・カブール(CNN) 正午、シャキーラ・ラフマティさんは家から長い道のりを歩き始める。自宅のある貧困地区は、アフガニスタンの首都カブールを見下ろす丘陵地に位置する。
途中、他の女性たちも静かに加わる。街の中心部まで3時間かかる距離を毎日歩く。そうせざるを得ないのは、飢えの苦しみのためだ。子どもたちにも食事を与えなくてはならない。
彼女たちの目的地は、パンを売る店だ。カブールに数ある店舗の1軒で、午後の遅い時間に大勢の女性たちがそこに集まり始める。彼女たちは辛抱強く客を待つ。パンを分けてくれるかもしれない客を。
「夕食は食べられる時もあれば、食べられない時もある」と、ラフマティさん。「状況はこの3年厳しいままだが、去年は最悪だった。夫はイランに出稼ぎに行こうとしたが、強制送還されてしまった」
国連によると、アフガニスタンの人口の半数近くが深刻な飢餓に直面している。国際救済委員会(IRC)の5月の報告では、人口の43%が1日1食以下で暮らしていることが分かった。食べ物が第一に必要なものだと答えたアフガニスタン人は全体の9割に上る。
こうした厳しい統計は、イスラム主義組織タリバンの支配下に再び入ってからの1年後の実態を浮き彫りにする。アフガニスタンは国際社会から孤立し、急速に貧困化している。同国から撤退した米国と同盟国は、中央銀行の資産90億ドルを凍結するなどの制裁を実施。国外からの支援も停止した。かつてこれらの支援はアフガニスタンの年間予算の8割近くを占めていた。
統治の再開から1年が経過したが、タリバンはいまだに政権として世界で承認されていない。西側諸国が抱える主な懸念の一つは、新政権が少数派や女性を社会の周辺に追いやっていることだ。これには女子に対する中等教育の事実上の禁止などが含まれる。
タリバンは女子の学校への復帰を認めると再三約束しているが、これはいまだに果たされていない。6月下旬、タリバンの最高指導者ハイバトゥラー・アクンザダ氏は国際社会からの圧力に対抗し、アフガニスタンは自国のルールを自分たちで決めると主張した。
3589
:
チバQ
:2022/08/18(木) 16:32:11
昨年の冬には本格的な飢饉(ききん)への危惧から、米国が世界銀行を通じて10億ドルを超える支援金を拠出した。
しかし、援助活動家やエコノミストらはそれでは不十分だと口をそろえる。アフガニスタンの資産凍結の継続が、壊滅的な影響を及ぼしているという。
IRCのアフガニスタン担当責任者を務めるビッキ・エーケン氏は「このような政策が現地の女性を危険にさらしている。女性の権利擁護を方針として掲げながら、我々は女性が飢え死にするのを目の当たりにしている」と述べた。
国務省の高位当局者によると、米国は当面アフガン中銀の資産の凍結解除に踏み切るつもりはない。問題について話し合いは行っているものの、依然として資産がテロ行為に使われかねないという深い懸念があるためだ。
カブールの市場には、屋台が軋(きし)むほど多くの新鮮な果物や商品が持ち込まれるが、販売人らによると大半の人はこれらの品に手が出ない。
「小麦粉の値段は2倍に跳ね上がった。食用油はそれ以上だ」と、販売人の1人は明かした。
数メートル離れたところでは、幼い少年が大型のごみ容器をあさり、プラスチックの廃品を集めてどこかに売ろうとしている。
米シンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)の戦略部門で名誉議長を務めるアンソニー・コーデスマン氏は「人道支援は時間を稼ぐだけで、事態の進展につながらない。収入を増やすわけでもなければ、雇用を作り出すわけでもない」と指摘する。
同氏によれば、アフガン経済全体の衰退は、タリバンの政権復帰とともに始まったのではない。それは国外の援助に依存する同国の体質についても同様だ。
「仮に我々が効果的な援助プロセスについて協議する方法を見出せるなら、つまり資金が国民の下に向かうのが明らかで、かつ広範に行きわたり、単にタリバン政権を支えるだけのものにならない場合には、そのような構想のための協議は可能な限り強力に推し進めるべきだ。しかし噓(うそ)八百を並べ立て、危うい計画の下で進める支援プログラムにこういった資金を持ち出すのは全く理に適(かな)わない。資金の送り先はほかにもたくさんあり、それらの国々は支援を効果的に活用できるのだから」(コーデスマン氏)
カブールの夜間の気温が下がり始め、日も短くなる中、人道支援の活動家らの間には不安が広がる。今年の冬は、昨年よりもさらにひどい状況になりかねない。
前出の国務省の当局者は、「当該国の経済が崩壊するのは、米国の利益にならない」「人道危機が依然として深刻かつ切迫していることは認める」と述べた。
3590
:
チバQ
:2022/08/23(火) 23:25:20
https://wedge.ismedia.jp/articles/-/27654
世界潮流を読む 岡崎研究所論評集
2022年8月23日
昨年の選挙から政府が発足していないイラク政治
岡崎研究所
イラクでは、昨年10月の選挙以来、政府は形成されていない。シーア派の有力者サドル師の一派が最大の議席を得たが、他党と首相選出について合意できずに来た。
イラク政治は、サドルの支持者がシーア派、スンニ派、クルドの権力分有体制を批判し、それにつながる腐敗を糾弾して、7月27日に議会占拠の挙に出たことに端を発し、混迷を深めている。7月30日にもサドル派による数百人規模での議会の占拠があった。
サドルは支持者による議会占拠を受け、イラクの憲法と選挙の手続きの変更を求め、「連合枠組」との対決を深めた。サドルは声明で議会占拠は「革命」であり、「政治過程の急進的な変更の機会」であると述べる一方、グリーンゾーン(バグダッドの中央政府地域)に集まった数百人の支持者に自制を呼びかけ、暴力には至っていない。
ウォールストリート・ジャーナル紙の7月31日付け解説記事‘Iraqi Cleric Calls for Constitution, Election Changes, Deepening Political Crisis’は、イラク政治の混迷につき、以下の諸点を指摘する。
・昨年10月の総選挙後の交渉で首相選出に失敗したサドルは、自らを支持する議員たちに辞職するように命じ、その結果、シーア派のライバルでイランを支持する「連合枠組」が最大の議席数を持つに至った。それで7月25日、首相に前閣僚のスダニが指名された。これを受け、スダニ政権の誕生になることを阻止すべくサドル支持者が議会を占拠した
・サドルは7月31日、憲法と選挙手続きをどう変更するかは言わなかったが、過去に、シーア派、スンニ派、クルドの党が省庁や政府のポストを分け合う2003年以降の割当制をやめることを過去に呼びかけたことがある。この提案は、利権の配分、後援ネットワーク、富と影響力配分システムの破壊になると恐れるライバルからの強烈な反対に遭った。
・サドルの支持者も、今のシステムで彼らに割り当てられた省庁で職を得るなど利益を得てきた。サドルはまたイランと近しい関係をもっており、イラクへのイランの影響力排除をどこまで進められるか、疑問視される。
・専門家は、選挙法の完全な改正や憲法(昨年10月の選挙の前には主要なシーア派、スンニ派、クルドの政治団体に権力と主要ポストを与え、省庁を分け合うことを可能にしていた)の改正をサドルができるとは考えないとして、サドルは「最大限の要求」をしているが、それよりずっと小さなもの、おそらく新しい選挙さえ含まぬもので妥協する可能性があると指摘している。
・7月31日のインタビューで「連合枠組」のファトラウイ議員は、サドルのイラク政治の大胆な改革の呼びかけは通らないだろうと述べている。他方、クルドの政党「新世代」のワヒッド代表は、憲法と選挙法改正のサドルの抗議にクルドも加わるように呼び掛けている。しかし、ワヒッドは孤立した政治家で、サドルの抗議に沈黙している他のクルドの主要政党とは連携していない。
3591
:
チバQ
:2022/08/23(火) 23:25:36
世界情勢としても重要なイラクの状況
この混迷が暴力の行使につながるか、話し合いで収拾されるのか、よく分からない。
そもそも民主主義は話し合いで妥協していくことを必要とするが、イラクではこれが機能していない。昨年10月の戦挙でサドル派が議会の最大多数を得たが、首相を誰にするかの問題で話し合いがつかず、結局サドル派議員が議員辞職、サドル派以外のシーア派が「連合枠組み」を結成し、スダニを首相に指名した。しかしサドル派がこれに反発して、現在の状況が出てきている。
サドルが権力分有に伴う腐敗やイランのイラクへの影響力増大を問題にするのは理解できる面もあるが、それを実現するために議会占拠を行うのは行き過ぎであろう。サドル派は国会解散、総選挙、さらに連邦判事の交代を求め、「要求が通るまで居座る」と主張している。これに対し、イラクの司法部門を統括する最高司法評議会は8月14日、国会解散を「権限がない」として拒否する声明を出した。
イラクは中東において重要な国である。イラクは石油輸出国機構(OPEC)での第2の産油国であり、その産出量は日474万バレルに達し、アラブ首長国連邦の日産400万バレルを上回る。
その上、アラブの国としてイランに対峙する地政学的に重要な位置を占めている。イラクがイランとの関係をどうしていくかはアラブとイランとの関係に大きな影響を持つように思われる。シーア派、スンニ派の宗派対立がよく指摘されるが、それよりも、アラブとペルシアの民族的対立の方が根深いようにも見える。
上記解説記事によれば、サドルが妥協に応じる可能性もあると言う。暴力の応酬にならないことを希望するしかないが、イラクの状況は注視に値する。
3592
:
チバQ
:2022/08/24(水) 07:41:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc1e40f362b2e5ff78bb043be08abcba2597e27c
イラク内政、混迷長期化 サドル師の「揺さぶり」国会解散を要求
8/24(水) 6:30配信
イラク内政の混迷が、長期化の様相を見せている。昨年10月の国会選挙で最大勢力となったイスラム教シーア派指導者サドル師の率いるグループが新政権樹立に失敗した後、一斉に議員辞職して国会の外から揺さぶりをかけている。ロシアのウクライナ侵攻で資源エネルギー価格の高騰が続く中、世界第5位の原油生産国であるイラクの不安定化は多方面に影響を及ぼすおそれがある。
2003年に米軍などがフセイン独裁政権を倒したイラク戦争後のイラクでは、それまでのスンニ派中心の政治から、国民の多数を占めるシーア派中心へと変わった。ただ、シーア派内部で親イラン勢力と、反米・反イランの愛国路線を提唱するサドル師のグループとの対立があり、それぞれが民兵組織を擁している。
イラクでは国家元首である大統領が首相指名の権限を持つ。昨年10月の国会選挙(1院制、329議席)で最多の73議席を獲得したサドル師派だが、長期間をかけても大統領選出に必要な国会の3分の2の賛同を集めるのに成功しなかった。
ここから「ポピュリスト(大衆迎合主義者)」と呼ばれるサドル師による政局への揺さぶりが始まる。
自らは選挙に出ていないサドル師は今年6月中旬、自派の議員に辞職を呼びかけ、全員が従った。辞職に伴い、親イラン派を中心に次点候補者が繰り上げ当選した。
7月下旬、親イラン派のグループが新政権樹立に動き始めると、サドル師派はこれに反発。大勢の支持者が首都バグダッドの「グリーンゾーン」と呼ばれる政治・外交の中枢地区に乱入し、国会を占拠した。警備が厳重な旧米軍管理地区である同ゾーン内には政府機関のほか、米国大使館や日本大使館も立地している。
選挙のやり直しを求めるサドル師は8月10日、司法当局に対して早急に国会を解散させるよう要求。「実現しなければ別の立場を取る」と述べて、さらなる実力行使も辞さない構えを示唆した。ただ、司法当局側は司法にそのような権限はないとの声明を出して拒絶している。
イラクの政治評論家、ジャッセム・ムサウィ氏は電話取材で「イラクの街中には怒りがたまっている」と述べ、政争で行政が停滞することに対して無党派層の市民の不満が高まっている点を指摘。「やがて人々がデモに打って出る可能性がある」と話した。
現在のイラクでは内部対立するシーア派のほか、スンニ派とクルド人もそれぞれ政治勢力として一定の存在感を保つ。外部勢力としてはイランと米国が影響力を持っており、複雑な力関係が政局を左右する。
地元の政治アナリスト、バセル・カジミ氏は「イランの影響力は減少しつつあるが、外国勢力が内政を左右し続けるうちは、イラクは安定しない」と悲観的な見方を示した。【カイロ真野森作】
3594
:
チバQ
:2022/08/30(火) 15:32:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/5261ffeb217407b2957ec497fd38d35d47e7065d
イラク、サドル師派支持者が政府宮殿突入 死者15人 米報道
8/30(火) 8:53配信
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毎日新聞
イラク国旗=ゲッティ
イラク内政に強い影響力を持つイスラム教シーア派指導者サドル師の支持者数百人が29日、首都バグダッド中心部の政府宮殿に突入し、治安部隊の発砲などで少なくとも15人が死亡した。AP通信が伝えた。軍は全土に外出禁止令を発したが、同日夜には民兵同士の衝突も起き、さらなる情勢悪化が懸念される。
イラクでは、昨年10月の国会選挙で最大勢力となったサドル師派グループが新政権樹立に失敗した後、不安定な状態が続いてきた。サドル師の指示により、同派の全議員が今年6月に一斉辞職、7月には支持者が国会を占拠した。背景には、国政の覇権を争う同じシーア派の親イラン派グループとの対立がある。
29日夜には、サドル派と親イラン派の民兵同士が首都中枢の通称「グリーンゾーン」で衝突し、負傷者も出た模様だ。周辺では迫撃砲や機関銃の音が響いているという。
サドル師は選挙のやり直しを主張していたが、29日に政界から手を引くとツイッターで突然表明した。これに触発された支持者らが暴動に及んだ模様だ。油田地帯の南東部バスラなどでも支持者がタイヤを燃やし道路を封鎖した。ただ、サドル師の引退表明は過去にもあり、手詰まり状態を打開するための方便との見方も出ている。【カイロ真野森作】
3595
:
チバQ
:2022/08/30(火) 23:16:17
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022082900543&g=int
経済悪化、麻薬生産拡大か 米軍撤収後、過酷さ増す生活―アフガン
2022年08月30日07時08分
アフガニスタンのケシ栽培農場で働く労働者=4月3日、南部カンダハル(AFP時事)
アフガニスタンのケシ栽培農場で働く労働者=4月3日、南部カンダハル(AFP時事)
【ニューデリー時事】アフガニスタンの国民生活は、駐留米軍の撤収後、過酷さを増している。イスラム主義組織タリバンの実権掌握を受け大半が米国内にある政府の在外資産は凍結され、国際社会の支援も滞っているためだ。農家が生計の手段として麻薬生産を拡大しているとの報告もある。
「人々が臓器を売るのをやめさせる」。タリバン暫定政権のエバド保健相は24日、首都カブールでの記者会見で、臓器売買防止に向け新たな法律や委員会をつくったと説明した。背景には、生活に困窮した人が自らの腎臓を売るケースが後を絶たないという事情がある。
干ばつに物価上昇が重なり、食料危機は深刻化している。国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン」の調査によると、タリバンの政権奪取以降、97%の家庭が子供に食事を満足に与えられていない。また、女児は男児に比べ食事が少ない傾向にあり、女児の26%がうつの兆候を示しているという。
アフガンはアヘンやヘロインの原料となるケシの一大産地だ。米シンクタンク「大西洋評議会」は、深刻な経済危機が「ケシ栽培に代わる多くの選択肢を農民から奪っている」と指摘。衛星画像などの分析から、広い範囲で栽培が行われており、今年も多くの収穫が見込まれるとした。
タリバンは表向きケシ栽培を禁じ、違反者を取り締まる姿勢を見せているが、地元記者は時事通信に、南部のヘルマンド州やカンダハル州でタリバン関係者がアヘンを生産していると語った。資金源として麻薬産業への依存を強めている可能性もある。
タリバン支持者を中心に米軍撤収を喜ぶ声もある。一方でカブールに住む40代の男性は、「人々の95%は貧困の中で暮らしている。飢えのため自らの子供を売る人もいる」と語り、早期撤収すべきではなかったとの考えを示した。
3596
:
チバQ
:2022/08/30(火) 23:17:58
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022082900510&g=int
米、薄れる国民の関心 大国間競争への傾斜加速―アフガン撤収1年
2022年08月30日07時08分
カブールの空港で米軍輸送機に乗り込む米陸軍第82空挺師団の兵士ら=2021年8月30日(米軍提供)(AFP時事)
カブールの空港で米軍輸送機に乗り込む米陸軍第82空挺師団の兵士ら=2021年8月30日(米軍提供)(AFP時事)
【ワシントン時事】米軍のアフガニスタン撤収完了から30日で1年。アフガンに対する米国内の関心はすっかり低下し、撤収当初の混乱をめぐる政権批判は霧消した。外交・安全保障政策も「テロとの戦い」から中国やロシアとの大国間競争に優先順位が移っている。
「今、米国民の頭の中にアフガンのことは全くない」。トランプ政権下で駐アフガン大使に指名されたウィリアム・ルガー氏は時事通信の取材にこう述べ、20年続いたアフガンでの戦争が過去のものになったと指摘した。
米ギャラップ社の昨年9月の世論調査では、アフガン撤収の混乱を受けてバイデン米大統領の支持率が急落した。しかし、足元ではガソリン価格の上昇一服などを背景に持ち直しつつあり、今年8月の支持率は44%と1年ぶりの高水準となった。
ただ、アフガンをめぐっては、バイデン政権が早期撤収を強行したために、米国と共に派兵していた北大西洋条約機構(NATO)加盟国が自国民引き揚げに奔走する羽目になるなど、同盟国との連携不足が露呈。その後の国際情勢に影を落とした。
スタブリディス元欧州連合軍最高司令官(退役海軍大将)は8月、米シンクタンクのイベントで「同盟国や友好国はアフガンを見て、米国は頼りにならないと考えただろう。そして、ロシアのプーチン大統領は間違った教訓を引き出した」と強調。米軍の混乱ぶりが結果的にロシアのウクライナ侵攻の決断に影響を与えたとの見方を示した。
米国は2月のロシアの侵攻開始後、ウクライナに高性能の武器を供与するなど積極的に支援。フィンランドやスウェーデンのNATO加盟も後押しした。中国が圧力を強める台湾をめぐっても、バイデン氏が有事の軍事介入を示唆するなど、同盟国・友好国との関係立て直しに追われている。
中国やロシアとの対立が激化する中、バイデン氏は「民主主義と専制主義の戦い」に傾斜している。米メディアによると、中央情報局(CIA)は最近、資金や人的資源を対テロから対中国に大幅にシフトさせているという。
3597
:
チバQ
:2022/09/03(土) 03:55:02
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-_world_mideast_IIBUGRYYPRL3DH3FA7NJ4EVQ4Q.html
イラク、シーア派の内部対立が深刻化 混乱拡大の懸念
2022/09/02 19:04産経新聞
【カイロ=佐藤貴生】イラクでイスラム教シーア派の有力指導者ムクタダ・サドル師と、同じシーア派の親イラン勢力の対立が深刻化している。双方の確執は、昨年10月に実施された国会(定数329)総選挙の後、連立政権が樹立できず政治空転が続く原因となった。民兵組織を擁する両者の衝突が本格化すれば、国内各地に混乱が拡大することは必至だ。
イラクでは2017年にスンニ派過激組織「イスラム国」(IS)が壊滅状態になった後、米国とイランが勢力争いを展開した。米国は昨年末、戦闘任務を終了して一歩引く姿勢を示し、シーア派の内部対立が国内不安定化の主要因になると指摘されていた。
今回の対立の発端はサドル師が8月29日、政治から引退すると述べたことだった。表明を受け、各国大使館などが集まる首都バグダッドの旧米軍管理区域(グリーンゾーン)に支持者が押し寄せ、政府や親イラン勢力に抗議した。カタールの衛星テレビ局アルジャジーラによると、治安部隊などとの衝突で30人が死亡、約700人が負傷した。
サドル師は30日昼すぎ、「市民が血を流す事態は許されない」と支持者らに1時間以内に撤収するよう求め、事態は沈静化した。しかし、9月1日には南部バスラで親イラン勢力の拠点をサドル師の支持者とみられる者が攻撃し、交戦で少なくとも4人が死亡するなど対立が続いている。
米国やイランの内政干渉を拒むサドル師派は、昨年10月の総選挙で73議席を獲得して最大勢力を維持したが、親イランのマリキ元首相らシーア派勢力との連立を拒否。スンニ派や少数民族クルド人の政党などと連立政権樹立を目指したが、成立に必要な国会定数の3分の2に届かなかった。
ただ、サドル師は以前にも政治からの引退を表明して復帰した例がある。今回も影響力を誇示するとともに、やり直し総選挙の実現に向け世論を喚起する狙いとの指摘が出ている。
イラクは原油確認埋蔵量が世界5位で、核開発を進めて米国と対立しているイランに隣接する地政学上の要衝。
3598
:
チバQ
:2022/09/29(木) 19:20:02
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-220929X974.html?_gl=1*w3xli4*_ga*MjgzMDA1MDA3LjE2NTk2MTI5NDk.*_ga_XJ5END643J*MTY2NDQ0NjU1NC40MC4xLjE2NjQ0NDY3NjYuMzEuMC4w
クウェートで議会選=30日にも大勢
2022/09/29 17:03時事通信
【カイロ時事】クウェートで29日、国民議会(一院制、定数50)選挙が行われた。政府と議会のこう着状態を背景に、ミシャル皇太子が8月、「調和と協力の欠如」を是正すると表明し、議会を解散していた。
議員の任期は4年。AFP通信によれば、最近10年で6回目の議会選となり、女性22人を含む約300人の立候補者が議席を争った。30日にも大勢が判明するとみられる。
クウェートでは政党の結成は認められておらず、首長が首相を任免。首長家出身者も閣僚に登用される。政府と議会は長年にわたり対立関係にあり、2020年の前回選挙以降も政治は停滞した。
クウェート
3599
:
チバQ
:2022/10/01(土) 10:03:05
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-220930X195.html?_gl=1*18tr9lz*_ga*MjgzMDA1MDA3LjE2NTk2MTI5NDk.*_ga_XJ5END643J*MTY2NDU4NTQ2NC40My4xLjE2NjQ1ODYxNTMuNTcuMC4w
反政府派が過半数=クウェート議会選
2022/09/30 20:35時事通信
【カイロ時事】クウェート選管は30日、投票が29日に行われた国民議会(一院制、定数50)選挙の結果を発表し、AFP通信によると、反政府派が過半数の28議席を獲得した。政府と議会のこう着状態を背景に実施された解散総選挙だったが、反政府派が多数を占めたことで今後の議会運営も難航するとみられる。
一方、2020年の前回選挙でゼロだった女性議員は2人が選ばれた。
クウェートでは政党の結成は認められていない。首長が首相を任免する政府と国民から直接選ばれる議会は長く対立。国家予算の承認が遅れるなど支障を来している。
3600
:
チバQ
:2022/10/08(土) 11:24:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/2d8a72e0face1f1599c0743bd0b25a73846286f2
国会議員が銀行に「籠城」 出金制限のレバノンで
10/5(水) 23:50配信
【カイロ時事】レバノンの首都ベイルート北部で5日、国会議員が自身の口座からの出金を求め、銀行に一時居座る騒ぎが起きた。
ロイター通信などが報じた。経済危機のレバノンでは銀行が独自判断で出金を制限しており、必要に迫られた国民が銀行襲撃などの強硬手段に出る例が相次いでいる。
報道によれば、払い戻しを求めたのは女性議員のシンシア・ザラジール氏で、保険で補えない手術費用8500ドル(約120万円)が必要だと主張。約4時間後に要求が認められたという。
3601
:
チバQ
:2022/10/12(水) 22:18:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/abc089589602b9eb3264216f5da17b73840800b5
イスラエル、レバノンと海洋境界の画定で合意 敵対関係では異例
10/12(水) 8:35配信
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毎日新聞
イスラエルのラピド首相=エルサレムで10月2日、AP
イスラエル政府は11日、東地中海のガス田開発を巡り、隣国レバノンとの間で海洋境界を画定することで合意したと発表した。長年敵対し、外交関係のない両国が合意するのは異例。今後、両国はガス田の開発と増産を進め、ロシア産ガス依存からの切り替えを目指す欧州への輸出を強化する方針だ。
両政府は米国の仲介を受け、約10年間にわたり境界交渉を断続的に継続。2020年からトランプ前政権が仲介に本腰を入れ、バイデン政権も交渉妥結に意欲を見せていた。境界付近にはレバノン側にカナ・ガス田、イスラエル側にカリシュ・ガス田がある。合意内容は公開されていないが、イスラエルメディアによると、境界はカナ・ガス田を横切る形となるという。イスラエルはカリシュ・ガス田を手に入れるほか、カナ・ガス田の権益をレバノンに認める代わりに金銭補償を受け取る。また、イスラエル軍が境界を越えた巡視を実施することで折り合ったという。
イスラエルのラピド首相は11日、「歴史的合意だ。安全保障も強化され、経済的にも資する」と強調した。イスラエルは11月に総選挙を控えており、ラピド氏は合意を政権の外交成果にしたい考えだ。一方、最大野党リクードのネタニヤフ元首相は、ラピド氏が境界について妥協したとして「歴史的な敗北だ」と非難した。今後、合意の批准を巡る国会での審議が難航する可能性もある。
レバノンは19年に通貨が暴落し、20年にはデフォルト(債務不履行)を宣言するなど、経済危機が続く。境界画定でガス田の開発を進めることができ、海外からの投資も増える可能性がある。レバノンに拠点を置き、イスラエルと敵対する親イランのイスラム教シーア派組織ヒズボラも交渉妥結を求めており、7月には境界付近に無人機を飛ばすなどイスラエルをけん制していた。ヒズボラの指導者ナスララ師は11日、ヒズボラの「抵抗」が合意に役立ったと自賛した。【エルサレム三木幸治】
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:
チバ
:2022/10/14(金) 10:53:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/ac5e2286d81582168a7eef3811f9616cc4f0666b
イラクで大統領選出、首相候補も指名 正常化に一歩
10/14(金) 8:18配信
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産経新聞
【カイロ=佐藤貴生】中東イラクの国会(一院制、定数329)で13日、大統領を選ぶ投票が行われ、少数民族クルド人のアブドルラティフ・ラシード氏(78)が選出された。ラシード氏は同日、イスラム教シーア派のムハンマド・スダニ氏を首相候補に指名した。イラクは昨年10月の国会総選挙から1年をへて、正常化への一歩を踏み出した。
ラシード氏は水利相や大統領顧問を務めたベテラン。スダニ氏も人権相など複数の閣僚経験がある。スダニ氏が組閣を行い、国会が承認すれば正式な政権が発足する。
イラクでは最大人口であるシーア派の政治勢力の内部対立が激化しており、スダニ氏が同派内の融和を図れるかが国内安定のカギを握る。同氏は親イランのマリキ元首相に近く、米国やイランの内政干渉を拒む有力指導者サドル師の勢力が反発しているとされる。
サドル師派は昨年の総選挙で国会内の最大勢力となったが、マリキ氏が率いる政党連合との協力を拒否して政権が成立せず、サドル師派の所属議員70人以上が辞職した。サドル師は民兵組織を持っているほか多数の支持者がおり、夏には支持者が国会に乱入するなど混乱が相次いだ。
13日には国会がある首都バグダッドの旧米軍管理区域(グリーンゾーン)にロケット弾9発が撃ち込まれ、少なくとも10人が負傷した。政局の行方しだいでは治安が悪化する懸念がある。
また、スダニ氏が政権発足にこぎつけても諸勢力の要望に応じながら政権を運営せざるを得ないため、雇用創出や貧困撲滅に道筋をつける改革は困難との見方が多い。国民の政治不信を解消できるかは不透明だ。
多民族国家のイラクではサダム・フセイン独裁政権が崩壊した2003年以降、儀礼的ポストの大統領はクルド人、大きな権限を持つ首相はシーア派、国会議長はスンニ派から選ぶのが慣例。
3603
:
チバQ
:2022/10/17(月) 20:03:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/12e2132e78b7424a59cb256c64cf4c348da00777
イランデモ拡大、体制揺らす 死者200人超
10/17(月) 18:12配信
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産経新聞
【カイロ=佐藤貴生】イランでマフサ・アミニさん(22)が頭髪を覆うスカーフ「ヘジャブ」を適切に着用していないとして警察に拘束され、不審死を遂げたことに抗議するデモが始まって17日で1カ月。デモは社会各層へと拡大し、収束する兆しはない。イスラム教シーア派の政教一致体制の正当性は傷つき、崩壊に向けて歩み始めたとの見方も出ている。
ロイター通信によるとデモは16日も各地で行われ、交流サイト(SNS)に投稿された動画では、首都のテヘラン大学の学生らが「イランは巨大な刑務所になった」と政府を非難した。15日には政治犯も収容するテヘラン北部の刑務所で8人が死亡、60人以上が負傷する火災が起き、社会の混乱が深まっている。
政府がインターネット接続を規制するなか、デモはヘジャブを燃やすなどして女性が主導してきた。女子高では生徒たちが初代最高指導者ホメイニ師らの写真を踏みつけ、来校した軍関係者に「出ていけ」と叫ぶなど臆する様子はない。治安部隊との衝突で死者は200人を超えたとされる。
アミニさんは9月13日、ヘジャブで頭髪をきちんと覆っていないとして首都テヘランで服装を取り締まる「風紀警察」に拘束され、同16日に死亡した。警察は心臓発作が原因だとしたが、父親らが警察に暴行された疑いがあると主張し、翌17日にデモが始まった。
イラン政府はイスラム教の教えに基づいて女性にヘジャブ着用を義務付けている。アミニさんの不審死が引き金となり、国民の自由を抑圧する政府への反発が噴き出した。デモはアバダンなどペルシャ湾岸の石油施設でも起き、ラフサンジャニ元大統領の娘や有名俳優も批判に加わっている。
アミニさんは人口の1割を占める少数民族クルド人で、出身地の西部クルディスタン州のデモは最大規模に膨れ上がった。ロイターによると、政府は忠誠を誓う民兵組織「バシジ」のメンバーを同州に投入、一般人や民家に実弾を発射している。
イランのように女性の服装を厳格に規定する国はイスラム圏でも少ない。そのうちの一つで原理主義勢力タリバンが実効支配するアフガニスタンの首都カブールでは9月末、約30人の女性が、イラン国内のデモ隊と同じ「女性、命、自由」とのスローガンを叫んで、共闘をアピールした。タリバンは女性に上半身を覆い隠す衣装「ブルカ」の着用を強制し、女性への教育を制限している。
イラン最高指導者ハメネイ師は今月14日、1979年に成立したイスラム革命体制を「巨大な樹木」にたとえ、「倒しうると考えるべきではない」と述べて自信を示した。ただ、頻繁に起きる大規模デモが「(政府の)正当性を一枚ずつ引きはがしてきた」(米紙ニューヨーク・タイムズ)ことも事実だ。
国際関係に詳しいカイロの評論家ハニ・ソリマン氏(39)は産経新聞の取材に「イラン政府は(最高指導者直属の)革命防衛隊やバシジを擁し、デモに対抗する余力がある。デモ隊には指導者がおらず、体制が短期間に崩壊することはない」としながらも、女子高生も加わるなど抗議は過去にない広がりをみせているとし、「体制崩壊の問題が現実味を帯びてきた」と述べた。
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チバQ
:2022/10/25(火) 11:05:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/24ae95fc6706da6ad3981816522ad9754892dcfb
右派の過半数は微妙 連立難航で再選挙の可能性も イスラエル
10/24(月) 20:32配信
【カイロ時事】イスラエル国会(一院制、定数120)の総選挙は、11月1日の投票まで1週間に迫った。
政権復帰を狙うネタニヤフ元首相率いる野党右派リクードが第1党になるとみられるが、右派は宗教勢力と合わせても過半数を確保できるかは微妙。与党側の連立工作も困難な情勢で、与野党とも連立政権を樹立できなければ、再選挙の可能性も浮上する。
複数の世論調査では、リクードが30〜34議席で第1党になると予想。ラピド首相が党首を務める与党中道イェシュアティドが23〜25議席で続く。
リクードを含む右派・宗教勢力は計59〜62議席を獲得するとみられ、政権樹立に必要な61議席以上に達するかは不透明だ。与党側も過半数に届かない見込みで、「明確な勝者」が生まれない可能性がある。
ユダヤ教の祝日が続いたことなどから、選挙戦は18日から本格化した。ラピド氏は、汚職事件の裁判が続くネタニヤフ氏を念頭に「腐敗し、暴力的で、無責任な政治に逆戻りするのか。子供たちの未来のための選択肢をつくるのか」と訴え、支持を呼び掛けた。
一方のネタニヤフ氏は、ラピド氏やガンツ国防相を「左翼」と呼び非難。米紙USAトゥデー(電子版)のインタビューでは、ロシアがウクライナを侵攻した際、両国の仲介を依頼されたと明かし、下野しながらも頼られる「外交力」を誇示した。現政権が否定的なウクライナへの武器供与は「(首相になったら)検討する」と述べた。
イスラエルでは昨年6月、「反ネタニヤフ」を旗印に、イデオロギーの異なる8党が連立を組んで政権交代を果たしたが、基本政策で対立。今年6月に国会が解散された。地元記者は今回の選挙戦について「はっきりした争点はない」と指摘している。
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:
チバQ
:2022/10/27(木) 18:49:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/8f500c874c61c6ba16486f38d67271ac084fb493
11月1日にイスラエル総選挙 ネタニヤフ氏の信任投票の様相
10/27(木) 18:23配信
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産経新聞
イスラエルの右派政党「リクード」とネタニヤフ党首への支持を訴えるバスの看板=25日、エルサレム市街(佐藤貴生撮影)
【エルサレム=佐藤貴生】イスラエルで11月1日、国会(一院制、定数120)の総選挙が行われる。昨年、首相を退任した右派政党「リクード」のネタニヤフ党首が首相に返り咲くかが最大の焦点だ。総選挙はこの4年で5回目。同氏への評価をめぐり世論の分断が深まっており、不安定な政局が続きそうだ。
ネタニヤフ氏は通算15年にわたり首相を務め、在位期間は歴代最長を誇る。イランとパレスチナに対する強硬政策で治安に敏感なユダヤ人右派の支持を得た一方、検察が2019年に収賄や背任の罪で同氏を起訴し、公判が進んでいる。
21年6月には右派から左派まで8党の「反ネタニヤフ勢力」が過半数に達し、ベネット元国防相率いる連立政権が発足、ネタニヤフ氏は首相を退任した。ただ、同氏の首相続投阻止が各党の唯一の共通点で、離反者が出て連立は約1年で崩壊した。現在は連立の一角を占めた中道「イェシュアティド」党首のラピド外相が首相を兼務している。
ネタニヤフ氏は選挙で自らが主導する政権を樹立し、首相在任中は刑事訴追が免除されるという法の制定を狙っているとされる。
エルサレム中心部のマハネ・イェフダ市場で25日、取材に応じた大学生のガイさん(24)は「ネタニヤフ氏は起訴されたのだから引退すべき。政局が安定しない」とし、イェシュアティドに投票すると話した。一方、自営業のモリスさん(64)は「ユダヤ人と(パレスチナ人など)アラブ系の間で緊張が高まっており、治安が心配だ」とし、リクードに票を投じると述べた。
総選挙はネタニヤフ氏の信任投票の様相を示しており、パレスチナ問題は争点にはなっていない。ただ、イスラエル軍が25日も新興武装勢力の指導者らパレスチナ人6人を急襲作戦で殺害するなど、ユダヤ人とパレスチナ人の間で互いへの敵対心が高まっている。
イスラエル有力紙ハーレツによると、最新の世論調査では「親ネタニヤフ勢力」が59〜60議席を獲得する見込みだが、政権発足に必要な過半数(61議席)に届くかは微妙な情勢だ。
イスラエルでは19年4月以降、計4回の国会総選挙が行われたが、連立協議が頓挫したり政権が短命に終わったりして選挙が相次ぎ、政局が安定しない事態が続いている。
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:
チバQ
:2022/10/28(金) 08:36:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/32f025c0f5cf10d8982c0239aa2addcd0b9c5b79
イラク新首相に親イラン派のスダニ氏 総選挙から1年、やっと新政権
10/28(金) 7:00配信
朝日新聞デジタル
バグダッドで27日、イラク議会による信任採決を前に演説するスダニ新首相。イラク首相府提供=ロイター
イラク議会は27日、親イラン派政党に所属するムハンマド・スダニ元労働社会保障相を新首相とする内閣を信任し、スダニ新政権が発足した。昨年10月の総選挙から1年以上、首相が決まらない異常事態が続いていたが、ようやく解消された。
スダニ氏は1970年、南部の有力者の家系に生まれた。10歳の頃、当時のフセイン独裁政権によって父親を処刑された。バグダッド大学で農学を学び、南部の州知事などを務めた後、議員当選3回。親イラン派の重鎮マリキ元首相に近いとみられている。
信任採決に先立って演説したスダニ氏は「政治的にも経済的にも、世界が大きな紛争と困難に直面する重大なこの局面で、内閣は職責を果たす」と訴えた。
朝日新聞社
3607
:
チバQ
:2022/10/28(金) 08:37:12
https://www.asahi.com/articles/ASQ827FLJQ81UHBI05Z.html?oai=ASQBX20PVQBWUHBI03P&ref=yahoo
反米なのに反イラン 議会占拠し、革命叫ぶ 予測不能な宗教家の正体
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バグダッド=武石英史郎2022年8月3日 17時00分
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写真・図版
バグダッドで7月30日、議会などがあるグリーンゾーンの外壁を倒して気勢を上げるサドル師派のデモ隊=ロイター
写真・図版写真・図版
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中東イラクでデモ隊が議会の占拠を続けている。総選挙の後、9カ月たっても首相や大統領を決められない混乱の末、政党の一つが政治交渉を放棄し、実力行使に出た。世界5位の産油国の異常事態は、ウクライナ危機で混乱する国際経済にさらなる悪影響を与える可能性も指摘される。
国家中枢を襲った数万人のデモ
バグダッド中心部から大河チグリスを挟んで対岸にある通称「グリーンゾーン」。議会や首相府、最高裁、一部省庁のほか、日本など各国の大使館が集まるイラクの中枢だ。
高さ3メートルほどのコンクリート塀で囲まれ、2003年のイラク戦争後の混乱期や、過激派組織「イスラム国」(IS)が国内を席巻した際も、一般人が入ることのできないこの一画だけは安全地帯だった。
議会の占拠は7月27日に続き、30日朝から再び始まった。数万人とみられるデモ隊は、チグリス川にかかる橋に治安部隊が設けたバリケードを簡単に突破。グリーンゾーンのコンクリート塀に縄をかけて引き倒し、内側に殺到した。
治安部隊は放水や催涙弾で制止を試みた。100人以上が負傷すると、それ以上の流血の事態を避けるため、カディミ首相が「政府機関とデモ隊の両方の安全を守れ」と命じ、それ以上、抵抗しなかった。
議会になだれ込んだデモ隊は議場の議員席に座ってスマホでセルフィーを撮ったり、床に寝転んだり。フロアに踊りの輪ができ、こう叫んだ。「俺たちはサドル師派だ。誰が来ても踏みつぶす」
デモ隊を動かし、議会をあっというまに混乱に陥れたムクタダ・サドル師とは何者なのか。
力の源泉は、サダム・フセイ…
3608
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チバQ
:2022/10/31(月) 15:33:19
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022103100111&g=int
ネタニヤフ氏の政権復帰焦点 あすイスラエル総選挙―右派の過半数微妙、再選挙も
2022年10月31日13時31分
【エルサレム時事】イスラエルで11月1日、国会(一院制、定数120)の総選挙が行われる。野党右派リクードのネタニヤフ元首相が政権に復帰するかが焦点だが、宗教勢力を加えても過半数を確保できるかは微妙な情勢。政権樹立は連立交渉に委ねられる可能性があり、与野党ともに交渉に失敗すれば再選挙も見えてくる。
総選挙は現政権が少数与党に転落し、今年6月に国会が解散されたことを受けて行われる。現政権は2021年6月にアラブ系政党を含めた8党が「反ネタニヤフ」を旗印に発足させたが、基本政策で分裂。政局は安定せず、約3年半で5回目の総選挙となる。
最新の世論調査では、リクードが約30議席で第1党になると予想。ただ、リクードを含む右派・宗教勢力は計60議席にとどまり、政権樹立に必要な61議席に届かない。仮に半数を超してもその数はわずかとみられ、安定した政権運営は難しそうだ。
一方、ラピド首相率いる与党中道イェシュアティドは第2党になる見通しだが、与党側も過半数には達しないとみられる。
有権者の関心は、生活費高騰への対処や対パレスチナでの治安確保にあり、ネタニヤフ氏は「安全保障と経済を悪化させている」とラピド氏を批判。
これに対し、ラピド氏は、ネタニヤフ氏の汚職事件の公判を念頭に、「腐敗し、暴力的で、無責任な政治に逆戻りするのか」と訴えた。また、「ネタニヤフ氏抜き」のリクードとの統一政府樹立が「自然に思える」と主張、リクード側に揺さぶりを掛けた。
こうした状況で注目されているのが、ユダヤ人に比べ投票率の低いアラブ人の動向だ。投票率が上がればパレスチナに強硬なネタニヤフ氏陣営に不利に働くとされるためだ。ただ、アラブ人の政治不信は根深く、アラブ系政党が分裂する中で、投票率がどうなるかは見通せない。
3609
:
チバQ
:2022/11/01(火) 17:54:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a768575e6f3191244600403171527d69d4a50ca
イスラエルで総選挙 4年で5回目 ネタニヤフ氏復帰焦点
11/1(火) 17:08配信
産経新聞
イスラエルの右派政党「リクード」とネタニヤフ党首への支持を訴えるバスの看板=25日、エルサレム市街(佐藤貴生撮影)
【エルサレム=佐藤貴生】イスラエルで1日、国会(1院制、定数120)総選挙の投票が行われた。通算15年にわたって首相を務めた右派政党「リクード」党首のネタニヤフ氏(73)が首相に復帰するかが最大の焦点。投票は同日午後10時(日本時間2日午前5時)に締め切られ、2日午前中にも大勢判明の見通し。
最新の世論調査では、「リクード」や宗教政党などの「親ネタニヤフ勢力」がリードしており、ラピド首相率いる中道「イェシュアティド」など「反ネタニヤフ勢力」が追う展開。どちらも政権発足に必要な過半数(61議席)に到達するかは微妙な情勢だ。
エルサレム市庁舎近くの投票所で会った建設業のアサフさん(54)は「リクードに投票した。ネタニヤフ氏は収賄罪などに問われているが気にしない。アラブ系の過激派を抑えなくてはならない」と話した。
公務員のレビタルさん(45)は「ネタニヤフ氏は正直ではない。政治には変化が必要だ」と話し、「反ネタニヤフ勢力」の政党に投票したと語った。
総選挙はこの4年間で5回目。世論の分断を背景に不安定な政局が続く公算が大きい。
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チバQ
:2022/11/02(水) 23:17:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/ebf58abebeb71945e40accbc4009c9054af2b66c
ネタニヤフ氏陣営、過半数の勢い 政権復帰が焦点 イスラエル総選挙
11/2(水) 19:20配信
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時事通信
2日、イスラエル総選挙の投票が終わり、エルサレムで支持者らに手を振るネタニヤフ元首相(AFP時事)
【エルサレム時事】1日投票のイスラエル総選挙(国会定数120)は2日、開票作業が続けられた。
昨年退陣したネタニヤフ元首相率いる野党右派リクードは第1党争いでリードしており、同氏の支持勢力と合わせると議席数で過半数に達する情勢。焦点となっていたネタニヤフ氏の政権復帰の可能性が出てきた。
地元紙ハーレツによると、開票率84.3%の段階で、ネタニヤフ氏のリクードは31議席を獲得し、第1党になる見通し。リクードを含む右派・宗教勢力は、政権樹立に必要な61議席を超える計65議席に達しそうな状況だ。開票作業が進む中、ネタニヤフ氏は支持者を前に、「国民からの大きな信任を得た」と笑顔を見せた。ただ、仮に選挙で勝利しても政権発足には連立交渉が必要で、難航する場合もある。
右派や左派、アラブ系の「反ネタニヤフ」陣営は、ラピド首相が党首の与党中道イェシュアティドが24議席で第2党に付けるものの、全体では計50議席程度にとどまる見込み。与党左派メレツは得票率が低く、議席を失いかねない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c760dcbdc151b5c3bcef2c2ea6ef807602ac317d
イスラエル総選挙、ネタニヤフ元首相陣営が勝利 右派政権発足へ
11/2(水) 19:12配信
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毎日新聞
支持者に手を振るイスラエルのネタニヤフ元首相=エルサレムで2022年11月2日、ロイター
イスラエル総選挙(定数120)が1日投開票された。復権を目指すネタニヤフ元首相率いる右派「リクード」が第1党となり、極右、宗教政党を含めたネタニヤフ陣営は過半数の61議席を超える見通しとなった。ネタニヤフ氏は2021年以来の首相に返り咲き、右派政権を発足させる。対パレスチナや対イランで強硬姿勢が予想され、今後、米国や一部の中東諸国との関係が緊張する可能性が高い。
ネタニヤフ氏は2日、支持者との集会で「市民は今までと違う国を求めていることが明らかになった。安全保障、そして力を欲しており、弱さを嫌ったのだ」と述べ、満面の笑みを見せた。
選挙管理委員会(開票率84%)の発表などによると、ネタニヤフ陣営ではリクードが31議席、極右の政党連合が14議席、ユダヤ教政党が計20議席を獲得し、65議席に達する見通し。一方、右派、中道、左派が連立を組むラピド政権は、ラピド氏率いる中道政党「イエシュアティド」が24議席で第2党に位置しているが、左派などが伸びず、計50議席にとどまる。
ネタニヤフ氏は09年以降、連続12年首相を務めたが、19年に収賄などの罪で起訴されると支持率が低下。21年に首相の座を明け渡していた。今回の選挙戦では極右などと連携。今年に入って、パレスチナ人によるテロが頻発したことを背景に、パレスチナとの和平に意欲を示すラピド政権を「テロの支援者」と非難し、支持を集めた。
今回、政権入りする極右政党は、パレスチナが独立時の「領土」と位置づけるヨルダン川西岸のイスラエルへの併合や、イスラエルに「忠誠を誓わない」パレスチナ人の排除を掲げる。パレスチナとの「2国家共存」を支持する欧米や、親パレスチナの中東諸国から反発を呼ぶのは必至で、ネタニヤフ氏が極右とどのように政策を調整するかが注目される。またネタニヤフ氏は、同盟国である米国が復活を検討するイラン核合意に強く反対しており、バイデン米大統領との関係にはすきま風が吹きそうだ。【エルサレム三木幸治】
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チバQ
:2022/11/03(木) 08:07:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/63b4c83908b14b4ab50eac737803fdef122ee5f4
アラブ首脳会議が3年ぶりに開幕 サウジなど首脳欠席、結束に乱れ
11/2(水) 6:58配信
朝日新聞デジタル
アルジェで1日始まったアラブ連盟首脳会議の冒頭、写真撮影する首脳ら=ロイター
アラブ圏の21カ国・1機構が加盟するアラブ連盟の首脳会議が1日、アルジェリアの首都アルジェで始まった。コロナ禍を挟んで3年ぶりの開催だが、サウジアラビアなど欠席する首脳が相次いだ。地域情勢を巡って加盟国の思惑が食い違い、団結の難しさが浮き彫りになった。
アルジェリア大統領府によると、サウジで事実上国政を取り仕切るムハンマド皇太子は10月23日までに、議長国アルジェリアのテブン大統領に対して「医師の助言」を理由に早々に欠席を伝えた。アラブ首長国連邦(UAE)、オマーン、クウェート、バーレーンも首脳が出席しなかった。
旧スペイン領西サハラの帰属問題をめぐりアルジェリアと対立するモロッコなどもトップは参加しなかった。出席した首脳は3分の2ほどにとどまったと報じられている。
朝日新聞社
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チバQ
:2022/11/04(金) 08:04:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e9ff928a3a223cb2794fd2ba28d1b856b93ad79
急速な右傾化の懸念 パレスチナ・外交にも影響か イスラエル総選挙
11/4(金) 7:08配信
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時事通信
イスラエル総選挙で、ベングビール氏への投票を呼び掛けるナオミ・ブクリスさん=1日、エルサレム
【エルサレム時事】1日に行われたイスラエル総選挙(国会定数120)で、極右の「宗教シオニズム」が躍進を果たした。
第1党が確実なネタニヤフ元首相率いる右派リクードを中心とする右派勢力が過半数を得る見通し。宗教シオニズムを含む連立政権が発足すれば、イスラエル政治が急速に右傾化し、パレスチナ情勢の緊迫や、外交関係の悪化につながる可能性がある。
投票前の宗教シオニズムの議席は7。開票の途中結果によると、14議席程度を得て、リクード、ラピド首相の中道イェシュアティドに次ぐ第3勢力に躍り出るとみられる。
議席増をけん引したのは、昨年議員に当選した弁護士イタマル・ベングビール氏だ。報道によれば、同氏は占領地ヨルダン川西岸の併合や国内の「不誠実なアラブ人」の追放、パレスチナの「暴徒」に対する治安部隊の実弾使用を主張。ユダヤ人とパレスチナ人が衝突する現場に銃を持って駆け付けるなど、過激な言動が注目されている。
イスラエルとパレスチナの和平交渉は行き詰まり、武力衝突が続く中、国内では治安への懸念が高まる。こうした状況が対パレスチナで強硬姿勢を取る極右の台頭を呼び込み、中でもベングビール氏は若者の間で支持を広げたといわれる。
投票所の前で同氏への支持を呼び掛けていたナオミ・ブクリスさん(22)は「日々テロの恐怖を感じている」と話し、「若者は政局に飽きた。積極的な考えを熱狂的に訴える人は他にいない」と魅力を語った。
ベングビール氏はリクードとの連立政権で公共治安相に就きたいと公言しており、ネタニヤフ氏も否定していない。実現すればパレスチナ情勢の緊張は必至で、米国やアラブ首長国連邦(UAE)から懸念の声が上がった。イスラエルと国際社会の間に溝が生じる恐れがある。
宗教シオニズムは司法改革にも意欲的だ。ネタニヤフ氏の汚職事件の公判を「帳消し」にするシナリオが指摘され、ラピド氏は選挙戦で「民主主義の終わり」と批判していた。
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チバQ
:2022/11/04(金) 08:38:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/f5c44cd7fe0b0cbb31492f9516208291f4a3f972
ネタニヤフ元首相派が勝利 イスラエル総選挙
11/4(金) 6:07配信
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AFP=時事
エルサレムのリクード党選挙対策本部で、妻のサラ氏らに囲まれながら支持者に向け演説するベンヤミン・ネタニヤフ元首相(2022年11月2日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】1日に投開票されたイスラエル総選挙(国会定数120)で、選挙管理委員会は3日、ベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)元首相を支持する右派・極右勢力が過半数を確保したと発表した。
開票率99%の時点で、ネタニヤフ氏率いる右派「リクード」が32議席、ユダヤ教の超正統派勢力が18議席、極右「宗教シオニズム」が14議席を獲得し、右派野党勢力が計64議席を確保。一方、ヤイル・ラピド(Yair Lapid)首相率いる与党の中道「イェシュアティド」は51議席を獲得した。左派「メレツ」は、最低の4議席を確保するために必要な3.25%の得票に至らず、全議席を失った。
ラピド氏はネタニヤフ氏に電話で祝辞を述べ、首相府に対して政権交代に向けた準備を指示したと伝達した。ラピド氏が敗北を認めたことで、イスラエル政界で続いていた前例のないこう着状態は解消し、ネタニヤフ氏が同国史上最も右寄りの政権を樹立する見通しとなった。
イツハク・ヘルツォグ(Isaac Herzog)大統領は来週、ネタニヤフ氏に対し42日以内の組閣を要請する予定。【翻訳編集】 AFPBB News
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チバQ
:2022/11/28(月) 07:54:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/ce274f7ab80b5ed0119d167c083754da78dcdf31
タリバン、むち打ち刑復活 イスラム法を厳格適用 アフガン
11/28(月) 7:16配信
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時事通信
アフガニスタンのイスラム主義組織タリバンの最高指導者アクンザダ師=タリバンが2016年5月提供(AFP時事)
【ニューデリー時事】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権が、罪を犯したとされる人に対するむち打ち刑を公式に復活させた。
最高指導者がシャリア(イスラム法)に基づく処罰適用の厳格化を要請したためだ。実権掌握から1年3カ月がたち、むち打ちや公開処刑が横行していた旧タリバン政権時代(1996〜2001年)の恐怖政治に一層近づいている。
東部ロガール州当局によると、群衆の集まったサッカー競技場で23日、「姦通(かんつう)や窃盗などの罪に関与した」として、女性3人を含む少なくとも12人へのむち打ち刑が実施された。
北部タハル州では11日、男女十数人にむち打ち刑が行われた。ロイター通信によれば、最高裁の広報担当者は「シャリアに基づく厳格な調査の後、それぞれ39回のむち打ちが言い渡された」と説明した。
地元記者などによると、これまでもタリバン兵とみられる人物が裁判を経ることなくむち打ちを行うことはあったが、裁判所命令による執行が確認されたのは、政権奪取後初とみられる。昨年崩壊した民主政権下では行われていなかった。
暫定政権のムジャヒド報道官によれば、最高指導者のアクンザダ師は最近、「犯罪者」に対しシャリアを厳格に適用するよう裁判官に要請。報道官は「窃盗や誘拐などに関与した犯罪者の記録を慎重に評価し、死刑を含む重い判決を検討しなければならない」とする同師の言葉を引用した。
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