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スーフィズムに関するHP

3563チバQ:2022/07/28(木) 21:40:22
 ▽臨月迎え家賃滞納

 月1500アフガニ(約1800円)の家賃を滞納しながら、支援物資や支援金でなんとか生活している。タヒラは自身が学校に行けなかった分、子供たちには教育を受けさせたいと願っている。しかし、今の経済状況では、将来は不安以外の何物でもない。タヒラのおなかには、臨月を迎えた5人目の赤ちゃんが宿っている。子供好きの夫も生きていればどんなに喜んだことか。無事赤ちゃんが生まれてくるように祈るばかりだ。

 

タヒラの話は、決して特別な話ではない。アフガニスタンでは、タヒラのような悲惨な話はまだまだたくさんある。原因はタリバンの復権を招いたガニ政権の怠慢だ。ガニ元大統領はタリバンの復活に手をこまねいて、揚げ句の果てに国外へ逃亡してしまった。

 昨年までの国軍兵士の死者は3万3千人に上る。ガニ政権時までは、殉職者は申請すれば恩給が支払われていたが、現在のタリバン暫定政権では国軍や警察はタリバンの敵とみなされ、支払いの対象とならないという話も聞く。再婚すると連れ子を嫌がる慣習があり、子供たちを母方の両親に預けるのが通例。そのため、夫を亡くした多くの女性らが再婚を希望せず、子供たちを何とか自力で育てようと努力する。

 タリバンの復権で女性たちの職が奪われたために、さらなる苦労が女性の家計を行き詰まらせることになった。子供たちは物売りや靴磨き、車の整備や洗車などの仕事に就き一家を支える。コロナの世界的流行からタリバンの復権にかけ、カブールでも働く子供の姿と一緒に物乞いをする女性も多く見かけるようになった。夕食前のナンを売るパン屋の前には、パンを買いに来た客のおこぼれにあやかろうと多くの女性が座り込んでいる姿も見かける。

 多民族国家のアフガニスタンで多数派のパシュトゥン族を優先させようとタリバンへ権力を引き渡すべく国を捨て逃亡したガニ氏らがとった傲慢な政策がタリバンの復権を促し、国民を今までに見たことないくらい悲惨な状況に追いやったその罪は、大きく計り知れない。ガニ氏らは、どのように国民に代償を払うのだろうか。


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