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スーフィズムに関するHP

3592チバQ:2022/08/24(水) 07:41:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc1e40f362b2e5ff78bb043be08abcba2597e27c
イラク内政、混迷長期化 サドル師の「揺さぶり」国会解散を要求
8/24(水) 6:30配信
 イラク内政の混迷が、長期化の様相を見せている。昨年10月の国会選挙で最大勢力となったイスラム教シーア派指導者サドル師の率いるグループが新政権樹立に失敗した後、一斉に議員辞職して国会の外から揺さぶりをかけている。ロシアのウクライナ侵攻で資源エネルギー価格の高騰が続く中、世界第5位の原油生産国であるイラクの不安定化は多方面に影響を及ぼすおそれがある。

 2003年に米軍などがフセイン独裁政権を倒したイラク戦争後のイラクでは、それまでのスンニ派中心の政治から、国民の多数を占めるシーア派中心へと変わった。ただ、シーア派内部で親イラン勢力と、反米・反イランの愛国路線を提唱するサドル師のグループとの対立があり、それぞれが民兵組織を擁している。

 イラクでは国家元首である大統領が首相指名の権限を持つ。昨年10月の国会選挙(1院制、329議席)で最多の73議席を獲得したサドル師派だが、長期間をかけても大統領選出に必要な国会の3分の2の賛同を集めるのに成功しなかった。

 ここから「ポピュリスト(大衆迎合主義者)」と呼ばれるサドル師による政局への揺さぶりが始まる。

 自らは選挙に出ていないサドル師は今年6月中旬、自派の議員に辞職を呼びかけ、全員が従った。辞職に伴い、親イラン派を中心に次点候補者が繰り上げ当選した。

 7月下旬、親イラン派のグループが新政権樹立に動き始めると、サドル師派はこれに反発。大勢の支持者が首都バグダッドの「グリーンゾーン」と呼ばれる政治・外交の中枢地区に乱入し、国会を占拠した。警備が厳重な旧米軍管理地区である同ゾーン内には政府機関のほか、米国大使館や日本大使館も立地している。

 選挙のやり直しを求めるサドル師は8月10日、司法当局に対して早急に国会を解散させるよう要求。「実現しなければ別の立場を取る」と述べて、さらなる実力行使も辞さない構えを示唆した。ただ、司法当局側は司法にそのような権限はないとの声明を出して拒絶している。

 イラクの政治評論家、ジャッセム・ムサウィ氏は電話取材で「イラクの街中には怒りがたまっている」と述べ、政争で行政が停滞することに対して無党派層の市民の不満が高まっている点を指摘。「やがて人々がデモに打って出る可能性がある」と話した。

 現在のイラクでは内部対立するシーア派のほか、スンニ派とクルド人もそれぞれ政治勢力として一定の存在感を保つ。外部勢力としてはイランと米国が影響力を持っており、複雑な力関係が政局を左右する。

 地元の政治アナリスト、バセル・カジミ氏は「イランの影響力は減少しつつあるが、外国勢力が内政を左右し続けるうちは、イラクは安定しない」と悲観的な見方を示した。【カイロ真野森作】


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