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スーフィズムに関するHP

3548チバQ:2022/07/03(日) 15:59:53
https://www.sankei.com/article/20220701-63PE3AFQCRPBZDTASLO5PM4KBE/
したたかなトルコ 北欧2カ国のNATO加盟問題で外交成果
2022/7/1 16:16
佐藤 貴生
【カイロ=佐藤貴生】トルコのエルドアン大統領は、スペイン・マドリードで開かれた北大西洋条約機構(NATO)首脳会議で大きな外交成果を得た。スウェーデンとフィンランドのNATO加盟を承認する見返りに「テロ対策」への協力を取り付け、米国からも譲歩を引き出した。ロシアのウクライナ侵攻で安全保障体制の強化を図る欧米の思惑をしたたかに利用した形だ。

エルドアン氏は6月28日、北欧2カ国との首脳会談で、反対していた両国のNATO加盟に一転して賛意を示し、3カ国は条件を定めた覚書を交わした。しかし、同氏は30日に行った記者会見で、合意事項が履行されなければ加盟承認に不可欠なトルコ国会での批准を見送ると述べた。


トルコなど全加盟国が承認しなければ、NATOには新規加盟できない。スウェーデンとフィンランドは覚書で、トルコが「テロ組織」とみなす内外の少数民族クルド人勢力を支援しないと表明。トルコへの武器禁輸も解除するとし、トルコに大きく歩み寄った。

エルドアン氏は会見で、覚書の内容が履行されるかを注視する方針を強調し、スウェーデンが73人の「テロリスト」の送還を約束したと語った。しかし、覚書は身柄引き渡しについては「トルコの要請に取り組む」とのあいまいな表現にとどまっており、スウェーデンのアンデション首相は「法に従って対処する」と述べて含みを残した。


人権を重視する北欧2カ国がトルコにクルド系活動家を引き渡すのは困難だとの見方もあり、エルドアン氏は批准を盾に両国のNATO加盟を再び拒む余地を残したといえる。

一方、バイデン米大統領は6月29日、エルドアン氏との会談で北欧2カ国のNATO加盟承認に謝意を表明。ロシアの侵攻でウクライナの穀物輸出が停滞している問題でも、解決に努めているとトルコを持ち上げた。

バイデン氏は30日には、議会の反発が強い米戦闘機F16のトルコへの売却も支持すると述べた。米国は、トルコがロシアから地対空ミサイルを購入したため、トルコをステルス戦闘機F35の共同開発から除外し、代替としてF16を求める同国に冷ややかな姿勢を取っていた。


態度の変化は、北欧2カ国のNATO加盟を承認したトルコへの〝恩義〟の表れだとの見方がくすぶる。


エルドアン氏は6月上旬、来年実施予定のトルコ大統領選への出馬を表明した。国内では通貨下落やインフレで国民の不満が高まり、同氏の支持率は低迷している。5月以降、北欧2カ国のNATO加盟に反対してきたのは、地盤であるイスラム保守層の支持固めが狙いだったとみられ、事態によってはこの問題を再び持ち出す可能性は否定できない。


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