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国際関係・安全保障論

1■とはずがたり:2003/01/22(水) 12:15
経済畑出身の私の鬼門,外交・安全保障を考える。
適宜,憲法談義・世界経済等もこちらで。

811片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/02/09(水) 02:04:09
>>809
タイ愛国党ってタクシンが自分の金で作って、次々と他政党を合併してのし上がったようですね。
子分を作るために金をかけ、身分関係の規律を固定化しようとするんですね(はっきりとは知りませんが)。
政治理念というよりも政治手法に、伝統的なありようがあらわれるようであります。
日本も保守であろうとすればこういう呪縛から抜けられないでしょう。歴史的に。
タイのほうも、経済発展していけば、そのうち輸入概念同士の対立があらわれるんでしょうけど、やはり伝統に立ち返るとここに行き着くので、そういう気風とうまく付き合いつつやってくことになるんでしょう。逆に、そうしないと弊害が。

(こういう考え方を独自にやってるのっておかしいでしょうか。よく不安に・・・。なんか似た立場でお書きになってる先人はいないものか。)

813とはずがたり:2005/02/09(水) 10:51:53
>>806-811
名望家が個人で政党を作っていたが,タクシンが保守合同したのでしょうか?
とすればアジア的保守政党,自民党(日)やハンナラ党(韓),国民党(台),ゴルカル(インドネシア),国民会議派(印)や人民行動党(シンガ),中国共産党(中)に対応する政党が漸くタイにも出来たと云う訳でしょうかな?

http://ja.wikipedia.org/wiki/タイの政党
タイでは政党は政治的な意見に基づく集まりと言うよりも、有力な名士を中心にその知り合いや、利益を共有する者の間で結ばれるクラブのような存在であるといえる。そのため一時、とんでもない数の政党が存在し、逆に混乱を生んだ。また、消滅結成が素早いことも特徴である。現在の傾向としてタクシンが圧倒的に優勢であると見なされているため、タクシン率いるタイ愛国党が周辺勢力を吸収しながらその勢力を広げている。

http://ja.wikipedia.org/wiki/タイ愛国党
タイ愛国党(タイあいこくとう)は、タイ王国の政党で2001年以降議席の過半数を占める与党。1998年(タイ仏歴2542年)にタイの財閥シン・コーポレーション・グループ会長のタクシン・チナワットによって設立された。英語では Thai Rak Thai Party といい、TRTと略されることもある。タイ語ではパック・タイ・ラック・タイという。タイを愛するタイ人の党と言う意味である。一見、右派・保守政党のように見えるが、政策は比較的合理的である。やや反民主主義的。反対派などからは党首タクシンの個人的な利権団体だという意見もある。党員数約1400万人。下院議員数は294人。

>>811
>輸入概念同士の対立
ってのは具体的には何を想定してらっしゃるので?保守という概念と?

>こういう考え方を独自にやってるのっておかしいでしょうか。
こういいう考えとは?保守と伝統に就いての関係ですか?

814片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/02/09(水) 11:58:12
>>813
欧米式のリベラルと保守の対立ですね。
(欧米と行ってもいろいろあるし、この二項対立では不十分だとは思いますが、概ね、人権か共和制かというような)

欧米での政治思想・政治手法のあり方が、各国にどう受容されてるかということ、特に保守だとかが共通概念として捉えられる状況なのか、ですね。
生来の人権というものを心底受け入れてなければ思想になってないと思うし、だからといってぜんぶ保守と考えるのもいいのかどうか。
とにかく、外から入ってきたのと自生したのとでは大きく異なると思います。

やはり言葉足らずですかね。疑問ばかりがわいてきて、それがどこまで正当なのやら・・・。何らかの手がかりがあればいいんですが。
単に概念をどう立てるかが問題、なのかもなあ・・・。

815片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/02/09(水) 12:27:15
日本の場合、明治維新によって合理性重視の官僚国家になったという事実が大きいかもしれませんね。
それによって旧来の封建体制が薄まったと。
タイは資産家や名望家(地域リーダー)が林立して、国王に擦り寄るという構図なんでしょうか? 官僚制度はあるんでしょうかねー。

816とはずがたり:2005/02/09(水) 12:36:14
一応タイの野党第1党の民主党はリベラルだそうですしね。一応保守対リベラルの構図だったと云うわけでしょうか?

保守と云う概念も,イギリスの王党派からサッチャリズム迄幅広いですし,なかなか定義ってのは難しいようですね。政友会的ばらまきからキリスト教民主党的立場まで様々ですし。また論者によって様々でしょうし。
地域的類型で
欧米の保守…キリスト教
アジアの保守…農村共同体
が支柱に成ってるような気がしますけどね。

またリベラルもこれ又多義的で経済的自由主義から弱者の保護重視迄正反対の概念を含みますし。
欧州…経済的自由主義
アメリカ…弱者保護を含む
アジア…保守でも共産でもない勢力
って感じでしょうか?

借り物の概念ではしっくりこない為にそれではそれぞれの地域で何が特質なのかと云う抽出作業と,多少の差違には目をつむって保守なら保守,左翼なら左翼と分類する作業が必要なんではと思います。
政治学を専攻した訳ではないので,この辺の「分類学」がどうなってるのか俺もまことに弱い訳ですが。。

817とはずがたり:2005/02/09(水) 12:41:34
>>815
整った官僚制度ぐらいタイにもあるんじゃないでしょうかね?
国軍のプレゼンスも強いのかもしれませんが。

ただ自分は江戸期の日本もだいぶ整った官僚制度の国だったイメージがあります。
明治維新の新しさは,名目的には身分制度の撤廃で田舎のどん百姓にも高級官吏への道が開かれた点にあるんじゃないでしょうかね?

818とはずがたり:2005/02/09(水) 16:11:36
研究室で最近数ヶ月タイへ行ってきた人にタイ事情を聞きました。
タクシン氏はタイの金持ち上位10人中7人ぐらいを親族で占める大金持ち。
自由競争促進的なのかと訊いたら,企業経営的に国を運営してコマーシャリズム的との答え。
汚職も無くはないがそれ程ひどくはないという事。
またポピュリズム的な所もあって,全ての診療を一回3バーツ?(かなり安い)にしたり,紛争地域に千羽鶴を空中から撒いてその中に当たりがあって当たったら仕事が貰えたりお金が貰えたりする政策で庶民の人気を得る一方で,そういう政策が知識人達からは嫌われているそうである。

820ぽんこ:2005/02/10(木) 02:56:35
だいぶ前に見つけたものです。

http://zeus.zeit.de/bilder/2004/52/wirtschaft/eu_finanzierung.pdf

ユーロは1人あたりGDPで、百分率は(おそらくEUへの)資金分担割合です。
むしろ図中の顔が面白いと思いました。

821とはずがたり:2005/02/10(木) 09:41:05
>>820
お元気?

俺はドイツ語?の国名が新鮮。

色分けから判断するに
ALTE MITGUEDSTAATEN
NEUE MITGUEDSTAATEN
はそれぞれ既存の加盟国,新規加盟国か?

棒グラフのフランスが白でイタリアが緑でスペインが黄色で独逸が赤でと色を変えてあるのはそれ程意味がないんかな。。

顔の肌の色と髪の色は一応似せてるみたいですな。

822片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/02/10(木) 12:32:03
>>817
門戸が開かれたことが、国民国家の形成にかなり寄与。
国民が国民としてある程度自由に活動できる素地が出来たと思います。
家制度とか名望家支配など、近代にマッチするか微妙な「保守」思想も当然排除し難く残りますが、新たな「保守」の原点をここに見出すこともできるのかなと。

そんな感じで、多義的で、文脈に寄りかかっていて、使用する対象にもよる、難しい言葉だと思います。
右翼とか左翼という言葉は、今の日本では、使用の弊害がかなり大きいですね。定義づけとか留保なしに使うともう意味がわからなくなります。
ニュアンスを伝えづらい場では使うべきでないと個人的には思ってます。

823とはずがたり:2005/02/11(金) 00:51:19
四民平等が国内の人的資源の全面的活用を可能にしたのに対して,開国は日本の各種資源を世界市場に直結させたと云う意味で非常に大きい意味を持ちますね。

尊皇思考は明治維新の過程に於いては寧ろ革新思想だから措いとくとして,日本型保守,家制度だとか農村共同体だとかと所謂「保守政党」との関係を限定的に見ると云った感じの作業が必要なのかもしれませんね。
自分でもハッキリと何か手がかりがあるわけではありませんが。

824名無しさん@保守系:2005/02/11(金) 02:10:32
 保守主義の端緒は、18世紀末のイギリスですが、国の政体、歴史、伝統、秩序などを守るという漠然とした思想ですから、国の数だけ保守主義があるとも言えます。とはいえ、自由民主政治が定着した国では、保守主義もこれを前提とせざるを得なくなっているとも言えます。英国の保守党は勿論のこと、日本の自民党であれ、韓国のハンナラ党であれ、自由民主政治以前の状態に回帰しようという人は、殆どいないでしょう。
 欧州諸国や日本の保守主義は、名望家的、権威主義的であるのに対し、市民革命で誕生したアメリカの保守主義は、古典的な自由主義です。前者は、権威主義的で国家を重んじるため、第2次世界大戦後において、国親思想の立場から、あるいは資本主義体制を護るため、福祉国家を推進しました。後者は、小さな政府が信条ですから、同じ保守主義といっても、ある意味で対極にあります。しかし、1970年代の石油危機や財政破綻の結果、欧州諸国や日本の保守政党にも、アメリカ的な保守主義、いわゆる新保守主義、自由保守主義といった思想が出てくることになりました。イギリスのサッチャー首相、ドイツのコール首相、フランスのシラク首相、日本の中曽根首相などが、新保守主義の潮流の中で登場しました。
 これらの国で、アメリカ的な保守主義が登場したのは、なぜでしょうか。それは、保守政党が社会主義的な福祉国家に対するアンチ・テーゼとして、小さな政府を主張する古典的自由主義思想を取り込んだため、と言えましょう。
 ここからは私の見解ですが、それでも彼らが「保守政党」なのは、国家の役割を国防、治安といった伝統的なものに重点化したり、さまざまな自由化政策の一方で「秩序ある自由」を担保するため伝統的な価値観という一定の枠をはめたりすることを主張しているから、と考えます。そもそもの自由主義思想は、「教養と財産のある市民」による「秩序ある自由」を想定していましたから、保守主義と古典的自由主義は結合し得るものなのだ、と考えます。
 二大政党制であれ、多党制であれ、保守政党は何だかんだいっても、その国の政党制において、一つの極であり続けるでしょう。そうであるなら、保守政党は、国家、伝統に軸を置き、その発展のため、時代の要請に合致した政策を考え続ける必要があるのではないでしょうか。その点で、保守政党たる自民党が思考停止に陥っているように見えるのは、残念なことです。

826片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/02/11(金) 03:46:27
>>824
そこまで自覚的になっておられるのは素晴らしいことだと思います。
起源にも、諸外国の文脈にも、日本の事情にもお詳しい。保守を自認される人が皆こういうふうに押さえておられれば理想的なんでしょうけど。
思うに、リーダーとか独立独歩者が有する(有すべき?)思想の一つであって、国民の何割が保守主義者、みたいな言い方には似つかわしくない。(皆が皆理解するならそれで素晴らしいことなんでしょうが、まぁ無理だ。強気な人の尻馬に乗っただけで自分は保守だと叫ぶだけの連中に何かの意味があるのかは見出し難い気がします。)

自由主義の取り入れの一方で伝統的な価値観を尊重する、と。ここで「尊重させる」手段を考えることになるんですが、そこで、指導者の高潔さが必要になると。範を示せと。(これが各国、なかなかうまく行かない。)
まぁそれはともかく、日本においては、このあたりに食あたりの原因がある可能性があると思っています。取り入れた思想の上に、また思想を取り入れてるんで、何重にも摩擦が出てくる。外国とはそもそも異なる伝統があるわけで、家族の問題もあるし、宗教の問題もあるし、土地利用の問題もあるし。
それと、やはり「アメリカ的な」保守主義をアメリカの影響が強い中推進するということでどうなるかですね。経済的に必要という気はするけれども、気づいたらアメリカの行かせたい方向に行かされてるだけだ、と(本当にそうかはよくわかりませんが)。

保守主義は安定したところが魅力的だと思うんですが、履き違える人が多いと、他の思想と同様、ひとりよがりで排他的なものにもなりかねません。(「真の・・・」はそんなことはないのかな?)
とりわけ日本は特殊事情(特に世界大戦敗戦・アメリカの占領と強い影響・占領下で制定された憲法への複雑な感情)があり、ともすれば煽りの道具に使われやすいと思っています。(最近、右か左かだけで話を強引にまとめようとする人が多いのには懸念を持ちます。)

私としては、日本は国内ではっきり主義ごとに勢力を分かち相争うことに適しているものか疑問を持ってます。
外国では、保守は何かと対置されて座標軸の一方になったり、政治勢力結集の場になってるのかもしれませんが、日本では人によって濃淡はあるが多くの人が大まかに有している傾向、という感じで定着すれば、成功するんじゃないかと思います。「家」や父親の復権と古典的リベラルな経済運営の間ではフリクションが大きすぎる。そして、政治勢力を作る段になると、どうも前者に注目が行ってしまう(よきにつけ悪しきにつけ)。ここのバランスを取って行くしかない。そのときに、保守と非保守にはっきりとわかれていると、性格がはっきり出て融通がきかなそうで心配です。そんなの自民党が陥ってる(今後さらに陥りそうな)状況じゃんという感じもするし。

特に外国については、思い込みで語ってる面が多いですので、誤りがあればご指摘ください。。あっち行ったりこっち行ったりの話で失礼しました。

827片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/02/11(金) 03:56:03
>>825
全国委員長というポストはふつう議員が務めるポストではないそうです。だからどうというわけではありませんが。

あの大統領選の方式を見るに、こういうことより、共和党がやや強い地方で勝てる可能性のある候補を育てられるかどうかが問題な気がするんですけどね。景気などももちろん重要ですが。
候補の質が同程度ならそういうファクターで結果がだいぶ違うんじゃないかな。それなりの接戦ならば。
少なくとも今回ブッシュの再選に関してはちょっとした差でしたよ。それが大きい差なのかもしれないけど。

828名無しさん@保守系:2005/02/11(金) 18:10:53
>>826
お褒めに預かりまして、ありがとうございます。私は、政治学科を卒業しておりまして、この辺の話になるとついつい熱くなってしまうのですよ。政治学を学んだ者としては、思想用語が消化不良のまま濫用されているのは、心苦しい限りです。とはいえ私も、常に頭を整理しておかないと、訳が分からなくなってしまうのですが…
片言丸さんが「真の保守主義」という言葉でいみじくも指摘されておりますが、本来の日本の伝統は、多文化主義だと思うのです。「和」を乱さなければ、だいたいのものは受け入れられているのではないでしょうか。
また、アメリカ型の保守主義を無理やり推進しようとしているのではないか、というご指摘がありましたが、そんなこともないと思います。日本の新保守主義者が根ざしているのは、日本の伝統です。日本は地域共同体を尊重する国でしたし、江戸時代にお上の統制にも拘らず市場経済が発達した歴史も持っています。それを現代に焼きなおす、という方向で進めば、納得できるものが出来上がると思います。
保守という言葉は、自民・新進二大政党時代までは、政治的自由民主主義、経済的資本主義、社会的保守主義といった大まかな傾向を指す言葉でしかなかったような気がします。今でも、広い意味ではそれでいいのではないでしょうか。そうすると、社共や民主党の社会民主主義的な人を除いては、大体が保守であるとも言えます。その中で濃淡の差で二党くらいに分かれて政権を競い合う、というのが現実的なところでしょう。何をもって濃淡を分けるかの議論は、別途必要ですけれどもね。

829片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/02/11(金) 19:18:37
>>828
伝統を現代に焼き直し、、というのでまだ腑に落ちないところはあるんですが、とりあえずおいときます。これはそんな簡単に片付けられないと思います。

日本で使われてきた保守という言葉が大まかな傾向(あるいは何かの反対概念)であるというところは私もそう思います。ただ、そこで社会民主主義的な人を除いては保守であるとおっしゃってますが、除かれた人たちにも様々な面があるのではないかと思います。(前提として、日本の保守が大まかなものだとして、です。)ある程度類型化されるのは予測できますが。
大まかに分かれるときに表題のように「保守」が使われることは今後も多いとは思いますが、盲目的に、保守が何かを考えないまま「保守度」を競うようなことにはなって欲しくないなと思うところであります。

830名無しさん@保守系:2005/02/12(土) 17:42:09
>>830
 そうですね。社会民主主義は比較的はっきりしている概念ですからいいとしても、何が保守か、何がリベラルかを考えないままこれを論ずるのは、やはり無益なことだと思います。
 日本で言うところの広義の保守(=欧州で言うところの右翼)に属する人であっても、中道保守(中道右派)、すなわち左派自由主義(いわゆるリベラル)、参加民主主義といった理念に賛同している人などは、社会民主主義と連携しても不思議ではないでしょうね。保守/非保守に分けたところで、必ずしも硬直的なものになるとは思いません。

 「伝統の焼き直し」についてですが、仰る通り、具体的に何をやるかとなると、一言では言えませんね。これはいつかまた、もう少し考えてから私見を陳べたいと思います。

831とはずがたり:2005/02/16(水) 22:30:45
人間はひでぇ事を思いつくもので。
>逮捕した反体制派の市民に鎮静剤を打って飛行機に乗せ、
>意識が薄れた状態で生きたまま大西洋に突き落とす『死の飛行作戦』

ベルギーではこういう制度が事実上廃止になってしまったそうだが何故だ?

「反体制派を生きたまま海へ」告白、スペインで裁判開始
http://www.asahi.com/international/update/0215/012.html

 外国で起きた人道犯罪で外国人を裁く異例の公判が、スペインで始まった。アルゼンチン軍政下の77〜79年に反体制派の市民を生きたまま航空機から海に突き落とし、殺害したと告白後、スペインで集団殺害(ジェノサイド)などの罪で逮捕・起訴されたアルゼンチンの元海軍将校アドルフォ・シリンゴ被告(58)に対する裁判だ。

 1月に始まった公判でシリンゴ被告は当初、裁判官の質問に全く答えなかったが、その後は「告白は作り話」と起訴事実を否認、無罪を主張している。アルゼンチン軍政時代の犠牲者は1万5000〜3万人とされ、傍聴席には同国から遺族も大勢つめかけている。

 同被告は95年、「逮捕した反体制派の市民に鎮静剤を打って飛行機に乗せ、意識が薄れた状態で生きたまま大西洋に突き落とす『死の飛行作戦』に参加、約30人を殺害した」と、アルゼンチン紙に告白した。

 97年にテレビ局の招待でスペインを訪問中、チリやアルゼンチンなどの軍政時代の人権侵害を捜査していたガルソン予審判事に「虐殺」を証言。そのまま身柄を拘束され、集団殺害や拷問などの罪で起訴された。

 人道犯罪に関与した人物の国籍や犯罪地にかかわらず裁いた例としては、ベルギーの法廷が01年、ルワンダ虐殺にかかわったルワンダ人に有罪判決を言い渡した前例がある。だがベルギーの人道法は03年に改正され、外国人を裁くのは事実上不可能になった。

 またチリのピノチェト元大統領が軍政時代の人権侵害でガルソン判事の訴追を受け、98年に滞在先の英国で逮捕されたが、英政府は00年、病気を理由に帰国を認めた。

 スペインでは、集団殺害やテロは「外国で外国人が起こしたものでもスペインで裁く権限がある」と定めた法律が85年に成立した。

 シリンゴ被告は事件当時のアルゼンチン政権幹部を訴追してもらうためにスペインで証言したにもかかわらず、自分が容疑者として逮捕されたことに反発。拘置所でハンガーストライキをした。公判で証言を翻したのも起訴への抗議とみられる。

 スペインは同被告を含めアルゼンチンの軍政指導者や将校ら98人を起訴している。

(02/15 23:06)

832とはずがたり:2005/02/16(水) 22:31:50
こんな話しがあったんですねぇ。

「ファティマの奇跡」最後の目撃者死去 ポルトガル
http://www.asahi.com/international/update/0216/009.html

 第1次大戦中のポルトガルに聖母マリアが現れたと伝えられる「ファティマの奇跡」で、最後の「目撃者」とされるルシア・デジェズズ・ドスサントスさんが13日、死去した。97歳だった。ポルトガル政府は15日を「追悼の日」に定め、総選挙を20日に控えた各政党も選挙運動を中止して女性の死を悼んだ。

 「ファティマの奇跡」は1917年、同国中部ファティマで3人の子供たちの前に聖母マリアが出現。第2次大戦の勃発など三つの予言をしたとされる伝承。

 2人の子供はまもなく病死したが、当時10歳だったドスサントスさんはその後、修道女に。ファティマは世界中からカトリック信者が集まる聖地になった。 (02/16 18:16)

833片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/02/17(木) 20:32:09
Why?

沖ノ鳥島、やはり「岩」=「中国に分」と専門家−米紙
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050217-00000160-jij-int

 【ニューヨーク16日時事】16日付の米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、日本最南端の沖ノ鳥島を中国が「島ではなく岩だ」とし、日本の排他的経済水域(EEZ)設定を不当と主張している問題を東京発で紹介、中国の主張に正当性があるとする海洋法専門家の見解を伝えた。 
(時事通信) - 2月17日13時1分

834片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/02/17(木) 20:38:49
こういう問題はこれからの世界における最大問題の一つだ・・・

ダルフールは「この世の地獄」に近い=国連事務総長
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050217-00000072-reu-int

[国連 16日 ロイター] 国連のアナン事務総長は16日、スーダン西部のダルフール地方を「この世の地獄」に近い状態と指摘。安全保障理事会に対し、虐殺やレイプ、略奪行為の阻止に向けて早急に対策を講じるよう求めた。
 一方、アナン事務総長は、米国が提示した安保理決議案について、ダルフール休戦協定に違反した者に対する移動禁止と資産凍結を求めている点には支持を表明した。
 ただ、ダルフール地方の住民殺害・迫害に関与した戦争犯罪容疑者の訴追問題については、国際刑事裁判所(ICC)に付託すべきと述べた。米国はICCへの付託には反対している。
(ロイター)

http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=107
(1)ダルフール地方(北・南及び西ダルフール州):「渡航の延期をおすす
  めします。」(退避の可能性も検討して下さい。)
 (イ)北・南及び西ダルフール州においては、2003年2月頃から複数の反政
   府勢力が政府機関、軍・警察等に対する襲撃事件を起こし、これに対し
   アラブ系民兵「ジャンジャウィード」がアフリカ系部族を襲撃、また、
   スーダン政府も空爆を含む大規模な掃討作戦を展開した結果、約120万
   人以上もの国内避難民が発生し、さらに20万人以上のスーダン難民が
   チャド側に避難しています。

 (ロ)本年4月にスーダン政府と反政府勢力との間で停戦合意が成立し、さ
   らに7月には国連安保理決議1556が採択され、現在、難民問題解決に向
   けてアフリカ連合の停戦監視団や国際機関、NGO等が人道支援活動を
   行っています。しかし、これら地域の治安情勢は依然として深刻です。
   政府は都市部及び国連等が活動している難民キャンプの治安維持に努め
   ているものの、特にそれ以外の場所では、いまだに反政府勢力及びアラ
   ブ系民兵「ジャンジャウィード」による地域住民や国内避難民に対する
   襲撃事件が発生しており、治安安定化の見通しは立っていません。

 (ハ)ダルフール地方では、本年6月からポリオ患者の発生が8件報告され、
   また、5月以降はE型肝炎が流行しています(スポット情報「ポリオの発
   生及びE型肝炎の流行」を参照して下さい)。

835片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/02/17(木) 20:47:06
第2期ブッシュ政権と日米関係
米戦略国際問題研究所日本部長 ウィリアム・ブリアー氏に聞く
 第二期ブッシュ米政権がスタートしたが、対日政策に変化はあるのか。国務省日本部長を務め、駐日公使の経験もある米戦略国際問題研究所(CSIS)のウィリアム・ブリアー日本部長に聞いた。
(聞き手=ワシントン・早川俊行)
http://www.worldtimes.co.jp/special2/bush03/050217.html
東アジアの米軍再編はまだ先
尖閣防衛に安保条約を適用
 ――国務長官がパウエル氏からライス氏に代わったが、ブッシュ政権の対日政策に変化は生じるか。

 長官が代わっても、変化はほとんどないだろう。ブッシュ大統領と小泉首相の関係が非常に親密なため、スタッフも大統領の意向をくんで行動する。また、米国の指導者は皆、日米関係が重要だと認識しており、良好な関係を維持していくことは間違いない。議会もそうだ。

 今、日米間に大きな問題はない。農業などの貿易問題が残っているが、関係を悪化させるほどのものではない。

 ――知日派のアーミテージ氏の後任となるゼーリック次期国務副長官は、日本に厳しい考えの持ち主との見方もあるが。

 ゼーリック氏は通商代表部(USTR)代表の立場から、日本に対して厳しい発言をしていた。通商交渉ではそうせざるを得ない。しかし、私は彼と一緒に二回ほど日本に行ったことがあるが、彼は日米関係が世界でどのような役割を果たしているかよく理解している。全く問題ないと思う。

 ――在日米軍の再編では、米陸軍第一軍団司令部(ワシントン州)のキャンプ座間(神奈川県)への移転などが検討されている。ブッシュ政権は世界戦略の中で、日本をどのように位置付けているのか。

 私は米政府の東アジア戦略はまだはっきりしていないとみている。第一軍団司令部をなぜ座間に移すのか、また、どういう役割を果たすのか、明確に説明されていない。兵力を展開しないで、司令部だけを移転しても意味がないと思う。日本は、米国のコミットメントの印として歓迎するかもしれないが。

 ――米陸軍第一軍団は日本やアジア・太平洋地域の安定に責任を持っているのではないのか。

 日本の防衛に大きな役割を果たしているのは、海軍と空軍だ。陸軍は今、人数も予算も不足している。そのような時期に、新たな役割を課すことはちょっと理解できない。

 ――尖閣諸島をめぐって紛争が起きた場合、米国は安保条約を適用して対処するか。

 まず、第一の責任は日本側にある。海上自衛隊は近代的な兵器やイージス艦も持っており、中国海軍より圧倒的に強い。航空自衛隊も同様だ。日本一国で尖閣諸島を十分防衛することができる。もしできないとなれば、米国は間違いなく安保条約を適用して、自衛隊とともに防衛することになるだろう。

 ――米中は現在、テロ対策や北朝鮮問題をめぐり良好な関係を維持しているが、今後もこの関係は続くか。

 それは台湾問題の展開次第だ。だが、米中両国は台湾問題を爆発させないように行動しており、米中関係は現状のままか、さらに良くなっていくだろう。

 ただ、問題の一つは貿易収支だ。繊維産業をはじめあらゆる分野の製造業が中国に移っている。空洞化問題によって反中的な運動が広がる可能性がある。

836片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/02/17(木) 20:48:49
(承前)
日中の「政冷経熱」は残念
常任理入り、最大の障害に
 ――中国は急速に軍事力を増強しているが、安全保障面で緊張が高まることはないか。
 先日、米軍の太平洋司令官が講演で、それほど心配すべき問題ではないと言っていた。中国の軍事力のレベルはまだまだ低く、長距離展開もできない。

 中国は強大な軍事力に囲まれているため、バランスを取り戻したいと考えているのだろう。それ以上の意図があるかどうかは分からない。しかし、いずれにせよ軍拡競争は避けるべきで、日本、米国、韓国、中国が知恵を出し合うべきだ。

 日本と中国は文化が近いにもかかわらず、「政冷経熱」の状態にあるのを残念に思う。これは長期的には東アジアの秩序のために良くない。

 ――日本の憲法改正の動きを、米国はどのように見ているのか。

 米国は憲法改正は日本国民の問題であり、改正してもしなくてもいいと思っている。ただ、安全保障戦略に携わる人々は、改正を望んでいる。日米間の軍事的な協力態勢を強化することができるからだ。

 日本では憲法を改正して「普通の国」になるべきだという議論があるようだが、米国はそのようなことは気にしていない。米国は関与すべきではなく、改正するなら日本人の手による民主主義的なプロセスで行ったほうがいい。

 ――米国内にはこれまで、日本の軍事力強化に否定的な「瓶のふた」論があったが。

 それはもう古い議論だ。米国は日本が軍事大国になることを望んでいないが、日本がこれからどうなっていくかについては、米国は基本的に打つ手がない。

 ――日本の国連安保理常任理事国入りについて。

 日本が常任理事国になるのは当然だ。しかし、そこに至るのは非常に難しい。一番大きな障害は中国だろう。「政冷経熱」の状態を解決をしなければ難しいのではないか。

837片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/02/17(木) 21:25:33
>>833
沖の鳥島は「岩」 日本のEEZ主張否定 米紙報道
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/news008.html
 【ニューヨーク16日共同】十六日付の米紙ウォールストリート・ジャーナルは、沖ノ鳥島(東京都)が、周辺海域を排他的経済水域(EEZ)に設定できる「島」でなく「岩」にすぎないと中国が主張している問題を一面で取り上げ、同島は無人で経済活動もなく、米国などの海洋法専門家らが中国の主張を正当とみている、と伝えた。

 「沖ノ鳥島問題で日本、困難な立場に」との見出しで、日本政府は同島の消失を避ける対策は取っているが、国連海洋法(一九九四年発効)でEEZ主張の条件となっている経済活動を創出する努力をほとんどしてこなかったと指摘。日本の立場は、英国が一九九〇年代にEEZの主張をあきらめた大西洋の「ロックオール島」の例に酷似していると専門家がみているとし、「沖ノ鳥島のEEZをもっともらしく主張することはできない」とするファンダイク・ハワイ大教授の意見を紹介した。

 同紙は、中国が昨年四月に日本のEEZを否定した後も日本が「何もしなかった」ため、石原慎太郎都知事や民間団体関係者が各種対策を打ち出したことを詳しく紹介。

 人間が住めるまでに同島を拡大するため、島のサンゴの成長促進や、死んだ後に砂のようになる有孔虫の引き寄せなど「一世紀を要するかもしれない」案を同関係者が検討していると伝えた。

838とはずがたり:2005/02/18(金) 20:31:05
おりーぶさんハンドル変更します!?

オリーブよさらば 伊中道左派連合が改名 (共同通信)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/world/italy.html?d=11kyodo2005021101001715&amp;cat=38

イタリアの中道左派連合の指導者で前欧州委員長のプローディ氏は10日、同連合の名称だった「オリーブの木」の代わりに、次の選挙から「団結(ルニオーネ)」を使うと発表した。

 「オリーブの木」は1995年、プローディ氏を指導者として形成され、96年の総選挙で勝利。同氏を首相とする内閣が発足した。

 オリーブの木そのものは平和と長命の象徴として知られるが、中道左派連合は2001年の前回総選挙でベルルスコーニ氏率いる中道右派に敗退したこともあり、イメージの一新を図った。4月の地方選や06年の総選挙では新しい名前で戦う。

[ 2005年2月11日21時48分 ]

839片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/02/21(月) 01:49:22
欧米メディア、台湾有事へ日本が関与拡大決意と報じる
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050220-00000211-yom-pol

 【ワシントン=伊藤俊行】19日に行われた日米安保協議委員会(2プラス2)について、米欧の主要メディアは一斉に、日本が台湾海峡有事の際に、軍事的役割を含めた関与拡大への決意を示す場となったとの論調を展開した。

 日米共同声明では、中国、台湾の問題について、「台湾海峡をめぐる問題の対話を通じた平和的解決を促す」と表現した。

 米ワシントン・ポスト紙は一面の東京発の記事で、日米共同声明について、「台湾海峡に関する相互の安全保障上の懸念」を確認したものだと位置づけ、「日本は中国の急速な力の伸長に対決姿勢を強めることを表明した」と断定した。

 英フィナンシャル・タイムズ紙は、「1996年の日米安全保障共同宣言を書き直し、日本は台湾(海峡を巡る問題)が安全保障上の懸念であるという米国の立場に初めて加わる」との記事を一面に掲載した。

 米CNNテレビは、「大きなニュースは台湾海峡への日本の関与で、平和的国家から変化しようとしている」などと伝えた。

          ◇

 これに関連し、訪米中の町村外相は19日、「私たちとしては、目新しいことを(共同声明に)書いたつもりはない。なぜ、(海外の報道が)ああいう書き方になるのかわからない」と記者団に述べ、台湾海峡問題に関する日本政府の方針は従来通りだとの認識を示した。
(読売新聞) - 2月20日21時44分更新

840片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/02/21(月) 01:54:19
日米同盟を一層強化…前米国務副長官が提唱
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050220-00000116-yom-int

 【ワシントン=菱沼隆雄】リチャード・アーミテージ前米国務副長官は18日、読売新聞と会見し、中国やインドの台頭で複雑化するアジア情勢に対処するためには、日米同盟の一層の強化が不可欠との認識を示した。

 アーミテージ氏は、中国が「(アジアでの)覇権を目指している」と発言。同じ価値観と共通戦略で結ばれた日米両国が安全保障環境作りに積極的にかかわっていくことが、「封じ込めでも衝突でもない形で国際舞台における中国のあり方を形作る」と述べた。

 アーミテージ氏は、28日に開催される読売国際会議2005開幕フォーラム「変わる世界と日米関係」のパネリストとして来日する。
(読売新聞) - 2月21日1時5分更新

841片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/02/21(月) 02:00:02
常任理事国2枠巡り、4か国駆け引き…AU特別委協議
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050220-00000115-yom-int

 【ムババーネ=加藤賢治】国連安全保障理事会の改革で、アフリカの総意をまとめるアフリカ連合(AU)の特別外相委員会の協議が20日、アフリカ南部スワジランドの首都ムババーネ郊外で始まった。

 同委員会は新たな常任理事国に「アフリカ枠」の2か国を認める案を支持する可能性が高く、7月のAU首脳会議に向け、アフリカの代表の座を争う外交戦が今後本格化することになる。

 特別外相委員会は、アフリカ5地域から原則各3か国、計15か国の外相が参加し、22日までに安保理拡大に関するAUの見解を集約する。3月にはアナン事務総長が国連改革に関する勧告を行う予定で、その前にAUの見解を一本化するのが目的。

 安保理改革では、アナン国連事務総長の諮問機関が、現在5か国の常任理事国を6か国増やすA案と、準常任理事国8か国を新設するB案を提示済み。

 AU関係者などによると、AU加盟国には新たな常任理事国に二つのアフリカ枠を認めたA案を推す意見が多い。常任理事国入りを目指す日本もA案を支持している。

 アフリカ53か国加盟のAUがA案に固まれば、日本にも追い風となる。また、南アフリカなどAU有力国は、新たな常任理事国にも拒否権を認めるよう求めている。

 常任理事国の「アフリカ枠」を巡っては、ナイジェリアと南アフリカ、エジプト、リビアが「立候補」を表明している。特別外相委がA案支持で固まれば、7月の首脳会議でアフリカ代表が選ばれると見られる。

 南ア外交筋によると、今回の協議は当初、南アが開催を申し出たが、エジプトが「南アは中立国ではない」と反発、スワジランドに決まった経緯があり、すでに水面下での各国の駆け引きは始まっている。

 安全保障問題研究所(南ア)のプリンス・マシェレ上級研究員によると、候補国は事実上リビア以外の3か国に絞られているが、加盟国間ではブラック・アフリカの代表格で「最もアフリカらしい国」とされるナイジェリアへの支持が強い。

 南アは突出した経済力が武器だが、「アパルトヘイト(人種隔離政策)で白人政権が築いたもの」との反発もあり、南ア支持はナイジェリアよりは弱いという。

 エジプトには「アラブ国家で、アフリカ代表にふさわしくない」との懸念が根強く、苦戦が予想されている。
(読売新聞) - 2月21日1時0分更新

842片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/02/21(月) 02:10:55
台湾野党・国民党 政権奪回へ後継選び急
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050218-00000012-san-int

 【台北=河崎真澄】台湾の最大野党、中国国民党で、今年八月の退任を表明した連戦主席(68)の後継レースが本格化している。これまで若手プリンスである馬英九・台北市長(54)が五月の主席選出馬を表明したほか、立法院長(国会議長)を務める王金平氏(63)の動静が注目される。台湾紙・中国時報(十六日付)の世論調査では、外省系(中国大陸籍)の馬氏が本省系(台湾籍)の王氏を抑えて優位に立っている。
 二〇〇〇年から二度の総統選挙で民主進歩党(民進党)に敗れた国民党だが、昨年十二月の立法委員(国会議員)選では議席数を七十九(改選前六十六議席)に拡大。総統選で連敗を喫した連戦氏が主席退任を表明したことで、政権奪回がかかる〇八年の総統選も視野に後継選出の動きが始まった。
 国民党内の主席選は、三月に候補者をとりまとめ、五月投票の日程だ。甘いマスクで幅広い人気をもつ馬氏は、春節(旧正月)休暇明けの十四日に出馬を表明。対抗馬とみられる王金平氏は、「連主席続投を望む」と語るなど、党内情勢を慎重に見極める構えだ。
 馬、王両氏とも党副主席として政治手腕に長けるが、馬氏の態度表明を受けて中国時報が行った調査では、次期党主席に「馬氏」を求める声が35・8%と、「王氏」の11・1%を大きく上回った。馬氏は総統選について直接言及はしていないが、この時期の主席就任は二〇〇八年三月の次期総統選で、同党の候補者選びに直結する。
 連氏は休暇目的で欧州に滞在中でコメントしていない。ただ、同紙の調査では「連氏の主席続投」を望む回答も6・3%あった。背景には、李登輝政権後半から国民党を離れた外省系を含む長老らが相次ぎ復党、若手の馬氏を牽制(けんせい)する動きもみせている情勢が絡む。
 連氏は国民党から派生した第二野党、親民党の宋楚瑜氏(62)にも復党を呼びかけ、「往年の国民党パワーの復活」を狙うとの見方も出ている。少数与党である民進党側も多数派形成に向け親民党との協力を模索、宋氏の去就にも政界の関心が寄せられている情勢だ。
(産経新聞) - 2月18日3時6分更新

843片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/02/21(月) 02:15:26
「ライスはオオカミ」「家来にならない」…独元首相
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20050217id26.htm

 【ベルリン=宮明敬】ドイツのシュミット元首相は17日付のツァイト紙上で、欧州との融和的姿勢を見せ始めたブッシュ米政権について「本質は何も変わっていない」と指摘、米国は北大西洋条約機構(NATO)を私物化していると激しく非難した。ブッシュ大統領は来週欧州歴訪の予定だが、事態は思わぬ展開になりそうだ。

 シュミット元首相はこの中で、今月上旬にライス米国務長官が欧州を歴訪し、欧州主要国と協調の意向を示したことについて、グリム童話「オオカミと7匹の子ヤギ」のオオカミにたとえた。子ヤギを食べるために、声色を変え、足に石灰の白い粉をつけただけで、攻撃的な本質は何も変わっていないというのだ。

 その上で、「米国はNATOを中東地域を変革するための道具にしようとしている」と批判、「NATO域外に自由と民主主義を広めるのは、NATOの任務ではない」と言い切った。

 また、「我々欧州人は米国の家来になりたいと思っているのではない」と述べた。

(2005/2/18/00:24 読売新聞

847名無しさん:2005/02/22(火) 19:26:29
ダライ・ラマが来春訪日へ 政府、入国許可の方向
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&amp;PG=STORY&amp;NGID=poli&amp;NWID=2004122601000801

 チベット仏教の最高指導者であるダライ・ラマ十四世が来年4月、日本の宗教団体の招きで来日する予定であることが26日、関係者の話で分かった。
 十四世はチベット独立の精神的象徴でもあり、中国政府は「分裂主義者」と敵視しているが、日本政府はこれまで政治活動の自粛を条件に入国を認めており、今回も基本的に許可する方向。中国政府が「台湾独立派」と非難している李登輝前総統に日本政府が入国査証(ビザ)を発給した後の日本訪問計画だけに、中国側が強く反発するのは必至だ。
 外国訪問途中の航空機乗り継ぎを除く十四世の正式な日本訪問は「チベット問題を考える議員連盟」代表世話人の牧野聖修衆院議員らが招待した03年秋以来。関係者によると、十四世は4月8日に成田空港に到着。東京、熊本、石川の3都県を訪れ、講演などを行い同19日に離日する。

848とはずがたり:2005/02/23(水) 10:59:01
対北最強硬派の俺ですが,そのためには何があっても中国と結ばねばならぬ。
靖国なんてゆーどうでも良い問題で中国との関係がぎくしゃくするのは国益に反する。
中国と対立しといて北朝鮮を閉め出そうなんざぁ,愚の骨頂である。戦争は多数派形成の時点で勝敗が決するのだ。当該二国だけでするものではない。

<対北朝鮮>表明なき制裁じわり 政府方針
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050223-00000004-mai-pol

 船の座礁などに備えた保険に未加入の船を締め出す改正油濁損害賠償保障法が3月1日に施行されるのをにらんで、政府が北朝鮮に対する「アナウンスなき経済制裁」に出ようとしている。対北朝鮮制裁を意識した法律としては改正外為法と特定船舶入港禁止特措法があるものの、法律の発動を表明した場合、北朝鮮の猛反発が予想されるため、政府は制裁2法と同様の効果が期待できる他の法律を積極的に活用し、北朝鮮への圧力を強める方針だ。
 「北朝鮮の不誠実な対応に日本人の怒りは日々強まっている。いつまでもこんな状況が続くようではいずれ強い措置を取らざるを得ない」。町村信孝外相は19日の日米外相会談で、経済制裁の発動の可能性に言及した。ただし、北朝鮮の核開発をめぐる6カ国協議への影響などが読み切れず、政府は発動の判断を留保したままだ。このため、自民党拉致問題対策本部のメンバーは「政府は本気で検討していない」と批判する。
 手詰まり感が漂う政府内で急浮上したのが、改正油濁損害賠償保障法などの制裁法以外の法律を活用して北朝鮮に「圧力」をかける方法だ。発動という手続きを踏まず、自動的に「制裁と同様の効果」が出ることに期待をかけている。
 同法は外国船が座礁したり、油が海に流出したりした場合、船主が賠償に応じきれず、国や地方自治体が撤去費用などを肩代わりする事件が続発したことを受け、昨年の通常国会で成立した。船主責任保険に加入していない100トン以上の外国船は入港が禁止される。
 03年の北朝鮮船の入港974回のうち保険加入船は24回。外国船の保険加入率が72・8%であるのに対し、北朝鮮はわずか2・5%にとどまっている。国土交通省によると、新たに保険加入手続きを終えた北朝鮮船は16隻で、3月1日以降、多くの北朝鮮船が事実上締め出されることになる。
 一方、内閣官房は各省庁に同様に現行法令で制裁効果が期待できるケースの洗い出しを指示。これまでに北朝鮮産アサリの原産地表示の監視強化に乗り出したほか、(1)北朝鮮への出国者の手荷物検査の強化(2)朝銀系信用組合の監督強化(3)固定資産税が減免されている在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の施設の使用状況の監視強化――なども検討されている。
 政府内には「狙い撃ちの法律ではないため、『制裁発動は宣戦布告』とけん制している北朝鮮も文句は言えない」(外務省幹部)との読みがある。しかし、一方では「打撃を与える以上、制裁発動と同じ結果をもたらす」(国交省幹部)との見方があり、政府はあくまでも意図した制裁ではなく、結果的なものとの姿勢を貫くとみられる。[高山祐]
 <北朝鮮への「圧力手段」と根拠法>
▼改正外為法*=(1)財務相、経済産業相の判断で、資金送金、貨物の輸出入、技術移転、仲介貿易などを禁止(2)北朝鮮への出国者の手荷物検査の強化(従来からの措置)
▼特定船舶入港禁止特措法*=日本の平和と安全の維持に必要な時、万景峰号など北朝鮮船の日本入港を禁止
▼改正油濁損害賠償保障法(3月1日施行)=国土交通相が指定する36社の船主責任保険か、国交相が証明書を発行した船主責任保険に加入していない100トン以上の船舶の入港禁止
▼日本農林規格法=北朝鮮産アサリの原産地表示を厳格化し、国内産のように装った販売の取り締まり強化
▼協同組合金融事業法など=朝銀系信用組合への監督強化
▼地方税法、各自治体条例など=固定資産税が減免されている在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の施設の使用状況の監視強化
(注)*印は経済制裁法
(毎日新聞) - 2月23日0時18分更新

849とはずがたり:2005/02/23(水) 20:09:44
島根県は朝鮮半島との経済交流に力を入れた方が県益に叶いそうなものだが。竹島返還運動などは右翼に任せてさ。

「竹島の日」に反発、韓国慶尚北道が島根県と交流中断
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050223-00000412-yom-pol

[ソウル=福島恭二] 韓国慶尚北道は23日、日韓が領有権を争う竹島を巡って、島根県議会で「竹島の日を定める条例」案が提出されたことに関し、李義根(イ・ウィグン)知事名の声明を発表し、同県との姉妹交流を全面的に中断することを明らかにした。

 声明では、島根県に派遣している道職員の即時召還と、道で働く島根県職員の出勤停止措置を取ることも表明した。島根県と慶尚北道は1989年に姉妹提携を結び、職員の相互派遣や高校生のスポーツ交流事業などを行ってきた。

 一方、韓国外交通商省報道官は同日、条例案提出に関して「深い遺憾の意を表明する。韓国政府は条例案の即時廃棄を強く求める」との論評を出した。
(読売新聞) - 2月23日19時33分更新

850名無しさん:2005/02/23(水) 21:21:39
<中国炭鉱事故>批判的な意見、ネット上で削除 香港紙報道
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050217-00000083-mai-int

 【香港・成沢健一】16日付の香港紙「経済日報」などは、中国遼寧省阜新市の炭鉱で14日に起きたガス爆発事故について、当局に批判的な意見がインターネット上で削除されていると伝えた。地元メディアに対しても、中国共産党宣伝部が新華社の配信記事を使用するように通達したとしており、相次ぐ大規模事故への批判が中国指導部に向かうことを警戒しているとみられている。
 17日までに211人の死亡が確認された今回の事故を巡っては、人命軽視の生産体制に批判が高まっている。中国系香港紙「文匯報」によると、一部の作業員は別の企業から派遣されており、事故で死亡しても2万元(約26万円)しか給付を受けられないとする契約が交わされていた。また、月給1000元(約1万3000円)の作業員が、春節休暇の期間も出勤しないと1日100元の罰金を科せられることになっていたという。
(毎日新聞) - 2月17日18時58分更新

851片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/02/24(木) 00:53:59
<豪首相>サマワは危険 豪州兵に犠牲の可能性も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050223-00000138-mai-int

 【シンガポール田中洋之】オーストラリアのハワード首相は23日、陸上自衛隊が活動するイラク南部サマワへの豪州軍部隊派遣に関連し、現地の情勢は「危険」との認識を示した。豪ラジオとのインタビューに答えたもので、首相は「豪州兵に犠牲が出ないことを望むが、その可能性がないとごまかすつもりはない」と語った。
 また豪州では第二次大戦で旧日本軍と戦ったことから、自衛隊の「保護」を目的とする部隊派遣に批判が出ているが、首相は「苦い記憶は分かるが、日本との重要な関係を考慮すべきだ」と理解を求めた。
 首相は昨年10月の総選挙時にイラク派遣部隊は増強しないと表明していたが、今回の追加派遣決定は「オランダ軍の撤退など状況が変わったため」と述べ、「公約違反」とする野党・労働党の攻撃をかわした。
(毎日新聞) - 2月23日20時54分更新

852片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/02/24(木) 00:58:31
EU、中国への武器売却の禁止措置を解除する方針=仏大統領
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050223-00000533-reu-int

 [ブリュッセル 22日 ロイター] フランスのシラク大統領は、欧州連合(EU)が中国への武器売却の禁止措置を解除する方針であることを明らかにした。
EU首脳会議に先立ち、ブッシュ米大統領と会談した後に記者会見したもの。
シラク大統領は、「中国に関しては、EUは対中関係の最後の障害物を取り除くつもりだ」と語り、中国の民主化運動鎮圧後の1989年に発動された武器売却禁止措置は、もはや正当化できないと指摘した。
(ロイター) - 2月23日7時54分更新

中国首脳、サミット参加へ 2年ぶり2回目
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050223-00000230-kyodo-int

 【北京23日共同】中国首脳が今年7月に英スコットランドで開かれる主要国首脳会議(サミット)に参加することが23日、分かった。複数のサミット関係筋が明らかにした。
 中国の参加は、2003年6月にフランスで開かれたエビアン・サミットに胡錦濤国家主席が出席して以来、2回目。同サミットと同様、首脳会議と並行して行われる国際会議に出席する形での「特別参加」になる見通し。
 関係筋によると、中国は議長国の英国の呼び掛けに応じ、出席する方針を固めた。英国とフランスの両首脳は昨年6月のシーアイランド・サミットの際、将来的には中国を正式メンバーに迎える必要があるとの考えをそれぞれ明らかにしており、そうした意向が今回の呼び掛けに反映された可能性がありそうだ。
(共同通信) - 2月23日22時44分更新

853片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/02/24(木) 01:00:33
【中国】中国経済の現代化、米国等と100年以上の格差
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050223-00000000-scn-int

 中国科学院が18日に発表した「中国現代化報告書2005」で、中国経済の現代化が米国と比べて100年以上遅れており、2080年になってやっと中国が先進国になるとの予測が示された。22日付で青年参考が伝えた。

 01年に初めて報告された時点での中国経済の現代化レベルは108カ国中62位。2度目は59位に上昇。中国がすでに先進国に「足を踏み入れた」ことが報告されている。

 中国科学院中国現代化研究センターの何伝啓・主任は、「01年の時点で、中国と米国など先進国7カ国の間には総合的に見ておよそ100年の差があった」と指摘。さらに1人当たりGDP(国民総生産)など三つの指標を比較すると、02年の中国経済の現代化レベルは、1892年の米国と同レベルであると述べた。

 指標となった1人当たり平均GDP、農業労働人口が総人口に占める割合、農業生産額がGDPに占める割合のうち、農業労働人口の比率に注目すると、中国は2000年に50%だったが、英国は1801年時点で34%。そのため、両国の間には200年以上の格差が生じている計算になる。

 何・主任は、「中国は現実と向き合うべきだ。都市部の生活レベルが向上したからといって、中国全土の平均レベルを無視することはできない」とした。

 さらに「日中戦争、文化大革命により中国の現代化が中断、後退した」と主張。しかし、中国が21世紀前半に世界経済の中での現代化というテーマにおいて中級レベルに到達し、後半で先進レベルに達して世界の上位10位に入ると予測した。

 また、中国は2050年に総合的な経済レベルで02年の米国に追いつき、両国の格差は50年に縮小するとも推測した。(編集担当:田村まどか)
(サーチナ・中国情報局) - 2月23日9時47分更新

854片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/02/24(木) 01:07:19
イラン 改革派最大政党の党首が米のイラン敵視政策批判
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050223-00000013-maip-int

 【テヘラン小倉孝保】イラン最大の改革派政党「イラン・イスラム参加戦線」(IIPF)党首で、ハタミ大統領の弟モハンマド・レザ・ハタミ氏が22日、テヘラン市内で毎日新聞のインタビューに応じた。同氏は「この地域で最も民主主義が育っているイランを米国が敵視することは、米の中東民主化構想に逆行する」と述べ、ブッシュ政権のイラン敵視政策を批判した。
 ハタミ氏は国際社会との関係について、「米国との関係を改善しなければ、欧州や日本など他の国との関係も深まらない」と対米関係改善の重要性を強調。一方で、「米国がイランのイスラム体制を認めない現状では、イランが歩み寄ることは不可能」と語り、米がイランと平等な関係構築を約束することが関係正常化の前提になるとの考えを示した。
 また、ブッシュ政権のイラン敵視政策については「イランはこの地域で最も民主主義が進んだ国」と語った。
 ブッシュ大統領は「イラン国民はイスラム体制に抑圧されている」とし、イラン国民の自由を求める意思への支持を強調しているが、ハタミ氏の発言は、若者や女性を支持基盤とする改革派にも米の政策への不信が強いことを示している。
 また、ハタミ大統領の任期(4年)切れによる選挙が6月17日に予定される中、イラン・イスラム参加戦線は独立系候補のモイーン元科学技術相の支持を決めている。ハタミ氏は「国会、司法が保守派で占められた現状では、大統領選で改革派が勝たなければイランの変化は止まる」と指摘した。同戦線から独自候補を出さない理由については、護憲評議会(保守派)の候補者資格審査を通らない可能性が強いことを挙げた。
 一方、治安が悪化しているイラク情勢がイランに与える影響について、「変化を求めるイラン国民も、外圧による変化を期待すべきでないことがわかった。あくまでも、選挙に参加することで国内から状況を変えていくべきとの声が高まると思う」と述べた。
(毎日新聞) - 2月23日17時29分更新

856名無しさん:2005/02/25(金) 00:13:11
クリントン前大統領が台湾訪問へ、陳総統と会談
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050224-00000701-reu-int

 [台北 24日 ロイター] クリントン前米大統領は、27日に台湾を訪問し、陳水扁総統と会談する予定。
 外交部スポークスマンによると、クリントン氏は台湾当局の招請で訪台し、民主主義や安全保障などについての講演も行う。陳水扁総統との夕食会も予定されているという。
 中国は、大半の国の要人による台湾訪問を含め、台湾の国際社会での活動に反対しており、クリントン氏の動きは中国を刺激するとみられている。
(ロイター) - 2月24日16時10分更新

857とはずがたり:2005/02/26(土) 03:56:08
「普天間」移転候補 嘉手納、下地島も 米軍再編で政府が検討  2005/02/25 07:12
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20050225&amp;j=0023&amp;k=200502259231

 政府は二十四日、沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場の移設問題に関し、同飛行場に駐留する米海兵隊部隊を同県内の米軍嘉手納基地や下地島に移転する方向で検討に入った。

 同飛行場は一九九六年の日米両政府による特別行動委員会(SACO)で、同県名護市沖への代替施設建設が決まったが、地元の反対で実現のめどが立っていない。米政府が早期移設を求めているのに加え、日米両政府が年内の実現を目指す在日米軍再編協議を加速させるため名護市沖以外への部隊移転案が浮上した。

 新たに滑走路を建設する名護市沖に対し、嘉手納基地と下地島は共に飛行場を備えており短期間で移転が可能。嘉手納には米空軍が既に駐留していることから部隊運用の効率化が図れる利点もある。沖縄本島から南西に約三百二十キロの下地島は民間飛行場だが、ヘリコプターの地上給油地として米軍が利用。テロや大量破壊兵器の温床とされる東アジアから中東までの「不安定の弧」により近い拠点として重視されている。

 政府は表向き名護市沖への移設方針を崩していないが、米国との基地再編協議が具体化する今夏までに最終的な結論を出す方針だ。

 名護市沖はジュゴンが生息するさんご礁で、自然破壊を懸念する市民団体などが移設に反対。合意から十年近くが経過した現在も海底ボーリング調査が始まったばかりで、完成にはさらに十年以上かかる見通し。政府内には名護市沖への移設を困難視する声が根強い。

858名無しさん:2005/02/26(土) 18:31:53
独裁者ランキング 金総書記、前年の首位から2位に転落
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/02/13/20050213000042.html

 米ワシントンポスト紙など米国340の新聞の週末版付録雑誌『パレード』は13日付で、「金総書記が本人と金日成(キム・イルソン)に対する崇拝の強要、『敵対階級』住民の3分の1に対する弾圧、25万人の強制収容所監禁、公開処刑、言論の自由弾圧など、独裁者ランキング2位に選ばれた」と報じている。

1位 バシール・スーダン大統領(宗教・人種摩擦で7万人余を大量虐殺)
2位 金正日総書記(人権・自由弾圧、反体制25万人を監禁・公開処刑)
3位 ミャンマー軍事政権タン・シュエ議長(民主化デモに参加した市民・学生数千人虐殺)
4位 胡錦涛・中国国家主席(メディア統制、インターネット監視、30万人強制収用)
5位 サウジアラビア・アブドラ皇太子(絶対王政体制で民主化運動弾圧)
6位 リビア・カダフィ大佐(36年間政権維持し人権・自由抑圧)
7位 ムシャラフ・パキスタン大統領(核技術流出ほう助、民主化弾圧)
8位 ニヤゾフ・トルクメニスタン大統領(救世主を自称し独裁)
9位 ムガベ・ジンバブエ大統領(メディア、民主化弾圧、超豪華生活)
10位 ヌゲマ・ギニア大統領(人権、民主化弾圧、世襲権力推進)

859とはずがたり:2005/03/01(火) 14:36:30
国際援助の大半は無駄に=援助団体
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050301-00000087-reu-int

 [ロンドン 28日 ロイター] 国際援助団体のアクション・エイドとオックスファムが28日、国際援助の使途について、官僚主義や非効率、人脈主義などにより、必要としている人々に到達する援助は全体のわずか5分の1にすぎないとする共同報告を発表した。さらに報告は、政治的妥協の産物となっている制度の迅速な改革を求めている。
 報告によると、国際援助の40%が、援助国自体から不当に高価な製品やサービスを購入するために費やされている。
 報告は、「援助は、自国のコンサルタント機関やインフラ産業などに回す前に、貧困の緩和に費やすべきだ。貧困の緩和こそが、支援を必要としている部門だ」と指摘。さらに、米国とイタリアを挙げ、援助の70%を自国企業のために使っていると非難している。
(ロイター) - 3月1日12時56分更新

860片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/03/01(火) 21:40:01
中国、対テロ口実に独立派を弾圧―米人権報告
非人道的な北朝鮮も非難
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/050301-133022.html

 【ワシントン28日早川俊行】米国務省は二十八日、二○○四年の世界各国・地域の人権報告を発表し、中国と北朝鮮の人権状況について、「おびただしい数の深刻な人権侵害」が行われ続けていると厳しく非難した。

 報告書は、中国政府が国際テロとの戦いを口実に、新疆ウイグル自治区の平和的な分離独立派やイスラム教宗教指導者を弾圧していると指摘。チベット自治区の人権状況も「劣悪なまま」としている。

 また、中国で法的手続きなしに処刑が行われていることを「特に言語道断」と批判。有罪判決が出たその日に死刑が執行されたり、上告が認められないことがあるという。

 さらに、政府や国の安定を脅かすとみなされた宗教、政治、社会団体はすぐに弾圧が加えられるとしているほか、強制的な産児制限など女性に対する暴力についても触れている。

 一方、北朝鮮では十五万から二十万人いるとされる政治犯が、隔離された強制収容所で飢餓や過酷な労働に苦しみ、大量の死者が出ていると指摘。家族の一人が、政治、思想犯罪で告発されれば、子供も含め家族全員が投獄されるほか、国外脱出を試みた者には、無期限の収監、強制労働、財産没収、死刑などが科せられるとしている。

 報告書はまた、日本人拉致事件にも言及し、安否不明の被害者十人に関して「二国間の交渉は続けられているが、肯定的な結果は出ていない」との見方を示している。

 中東では、イランが昨年二月の総選挙で、改革派候補者を事実上出馬禁止としたことや、サウジアラビアが女性や子供に対する暴力を容認し続けていることを非難。一方、イラクでフセイン体制崩壊後に進んでいる女性の社会的地位の向上や非政府組織(NGO)の増加には評価を与えた。

 日本に関しては、警察官や刑務所職員による人権侵害、女性や児童の人身売買などについて指摘している。
2005/3/1 13:30

861片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/03/02(水) 02:53:52
EU憲法の賛否問う国民投票、仏議会が承認
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050301-00000211-yom-int

 【パリ=島崎雅夫】フランスの国民議会(下院)と元老院(上院)の両院合同会議は28日、パリ郊外のベルサイユ宮殿で、欧州連合(EU)憲法に関する国民投票の実施を認める憲法改正案を審議し、5分の3以上の賛成(賛成730、反対66、棄権96)で承認した。

 仏憲法評議会は、1958年制定の現行憲法(第五共和制憲法)では、仏憲法が他の憲法と併存できないとの法解釈を示していた。ラファラン首相は会議で「欧州は我々の未来」などと述べ、EU憲法に関する国民投票の重要性を強調した。

 同国民投票については、シラク大統領が昨年末、今年夏までに実施するとの方針を発表したが、仏政府の財政改革に対する不満が今後高まるのを懸念、前倒しして5月か6月に実施するとの予測が強まっている。
(読売新聞) - 3月1日20時9分更新

862片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/03/02(水) 03:03:18
クリントン氏が訪台 元首級待遇、中国は反発
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050228-00000014-nnp-int

 【台北27日竜口英幸】米国のクリントン前大統領が二十七日、台湾を訪れた。台湾の政府系財団法人・台湾民主基金会(会長=王金平・立法院長)などの招きで、昨年出版した自著の宣伝を兼ねての訪問。同日夜に台北市内で講演した後、陳水扁総統主催の夕食会にも出席するが、同氏の訪問に中国は強く反発している。

 米大統領経験者の訪台は一九九九年のカーター氏以来。九六年三月の台湾総統選直前に、中国が台湾海峡でミサイル発射を含む大規模演習を行った際、現職大統領だったクリントン氏は同海域に空母二隻を派遣し、中国をけん制。米国の意思を断固として示したことで、台湾では比較的人気がある。

 講演は「人類共通の価値―二十一世紀の安定と繁栄を目指して」との演題で、三十分足らず。陳総統との夕食会では、台湾海峡問題や台湾の世界保健機関(WHO)加盟問題で意見交換するとみられる。

 今回の訪問は民間の招請の形をとっているが、台湾側は国際社会の台湾認知を高める機会として最大限に活用、元首級のもてなしと身辺警護で臨んだ。同氏は二十八日、自著のサイン会を行った後、台湾を離れる。
(西日本新聞) - 2月28日2時12分更新

クリントン氏が訪台 米大統領経験者、99年以来
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050227-00000087-kyodo-int

 【台北27日共同】米国のクリントン前大統領が自著「マイライフ」の売り込みを目的に27日、台湾を訪問、台北市内で「人類共通の価値」をテーマに講演した。陳水扁総統との夕食会にも出席した。
 クリントン氏はアーカンソー州知事時代に数回訪台したことがあるが、大統領を務めた後は初めて。米大統領経験者の訪台は1999年のカーター氏以来。同日付台湾紙、聯合報によると、国際社会での存在感を高めることを狙い台湾当局がクリントン氏を招請したという。
 安全保障分野などでの米台の協力関係強化を警戒している中国当局はクリントン氏の訪台を批判している。
 同氏は28日、台北市内で自著のサイン会を行った後、台湾を離れる。
(共同通信) - 2月27日22時42分更新

863片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/03/02(水) 03:09:41
財相よう変わるなー

<仏財務相>後任にフランステレコムのブルトン会長を起用
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050226-00000021-mai-int

 【パリ福島良典】マンション家賃の公費負担と不動産所有をめぐるスキャンダルでゲマール仏財務相(44)は25日、ラファラン首相に辞表を提出、受理された。シラク大統領は同日、企業再建手腕が評価されている仏電話通信企業フランステレコムのティエリー・ブルトン会長(50)を後任に起用した。
 ゲマール氏はシラク大統領が昨年11月、与党「国民運動連合」(UMP)党首に転出したサルコジ前財務相の後釜にすえた若手有望株だった。だが、最低賃金の10倍もの豪華マンション家賃(月額約193万円)を公費負担させていた問題に加え、不動産を所有していないとの「うそ」が発覚した。
 ゲマール事件は閣僚・高級公務員のぜいたくな暮らしぶりに対する国民の反発を呼んでおり、政治不信に拍車をかけるのは必至。党費不正疑惑でのジュペ元首相への有罪判決に続く、シラク派側近の失脚は、サルコジ党首と競争・対立関係にあるシラク大統領にとって痛手だ。
 シラク、ラファラン両氏に近いブルトン氏は95年のシラク大統領就任から10年間で9人目の財務相。仏コンピューター大手ブルの経営に参画後、仏家電大手トムソン・マルチメディアの再建に尽力、02年10月からフランステレコムの立て直しにあたっていた。閣僚としての力量は未知数。日米に知己が多い。
(毎日新聞) - 2月26日10時51分更新

仏財務相が辞表提出 アパート、別荘の所有隠す
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050226-00000011-san-int

 【パリ=山口昌子】フランスのゲマール財務相は二十五日、声明を出し、ラファラン首相に辞表を提出したことを明らかにした。
 財務相は全額、政府負担でパリ市のシャンゼリゼ大通り近くの高級アパートに居住していた問題に加え、同市内などに三軒のアパート、地方にも二軒の別荘を所有していることが判明、野党から辞任要求が出ていた。
 仏各紙によると、財務相はパリのカルティエ・ラタンに所有する約百九十平方メートルのアパートを高級官僚の友人に約二千五百ユーロで貸していたほか、仏東南部のサボア地方などにアパート二軒と別荘二軒を所有しており、こうした事実を隠していたため、政治家としてのモラルが問われていた。
 野党第一党、社会党のオランド第一書記は二十四日、「シラク(同国大統領)が話すべきだ」とシラク政権全体の責任を追及。緑の党なども辞任を要求し、与党の国民運動連合(UMP)内にも批判の声が出ていた。これに対し、ラファラン首相は「友情と信頼」から更迭を拒否していた。
 クララ夫人も対外投資庁長官で、ゲマール夫妻はともに要職にある。政府は五月にも欧州憲法批准の是非を問う国民投票を実施する予定で、国民投票が政府批判につながることだけは、何としても避けたいところだった。
(産経新聞) - 2月26日3時0分更新

ゲマール財務相が辞任=「側近」失うシラク大統領に痛手−仏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050226-00000885-jij-int

 【パリ25日時事】公費負担で高級アパートに住んでいた問題で批判を浴びたフランスのゲマール財務相は25日、ラファラン首相に辞表を提出、受理された。財務相は辞任に関してコメントを出し、「公邸に関する評価額について大きな過ちを犯した。この状況に終止符を打つため責任を取る」と述べている。
 同氏はパリの一等地の広さ600平方メートル、5人の使用人付き高級アパートに住み、家賃月額14000ユーロ(約190万円)を全額公費負担させていた。同氏がその一方で幾つもの不動産を保有していることがその後発覚、首相府から公に説明するよう要求されるなど、政府・与党内からも懸念の声が上がっていた。
 ゲマール氏は「シラク・チルドレン」と呼ばれるシラク大統領の若手側近。昨年11月、ライバルのサルコジ前財務相の後任にゲマール氏を充て、財政面のフリーハンド確保を図ろうとした同大統領にとっても痛手といえる。 
(時事通信) - 2月26日3時1分更新

864片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/03/02(水) 19:48:20
ソウル大に初の日本研究所 東大学長ら出席し開所式
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050302-00000130-kyodo-int

 【ソウル2日共同】韓国の名門、国立ソウル大学に日本を総合的に研究する「日本研究所」が初めて設立され、東京大学の佐々木毅学長らも出席して2日、ソウル大構内で開所式が開かれた。
 韓国の他の大学では日本研究が盛んだが、これまで同大に日本研究の専門機関はなかった。根強い反日感情などのため遅れたものの、東大大学院に「韓国朝鮮文化研究室」が発足したことなどを受けてようやく実現した。
 開所式では初代所長の金容徳教授(日本史)が「過去の不幸を克服することはできるが歴史を消し去ることはできない」とし「過去を正しく認識し、克服の契機をつくるのが研究所の仕事の一つだ」と強調。佐々木学長も「日韓の相互理解にとって日本での韓国研究、韓国での日本研究は重要だ」と述べ、今後の協力と交流を呼び掛けた。
(共同通信) - 3月2日17時29分更新

867とはずがたり:2005/03/04(金) 15:27:32
変な補助金政策で国民への迎合を許すな。人為的に値下げされた石油は石油資源の浪費と枯渇と環境破壊を招くのみ。

石油燃料値上げで国民反発、インドネシア政権に試練 (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/world/indonesia.html?d=02yomiuri20050301i217&amp;cat=35&amp;typ=t

[ジャカルタ=黒瀬悦成] インドネシアのユドヨノ政権は1日、石油燃料価格を平均29%引き上げた。バクリー調整相(経済担当)が2月28日夜発表した。首都ジャカルタなど国内各地では1日、学生や市民団体による抗議デモが展開されたほか、与野党の国会議員の間でも値上げ反対論がくすぶり、昨年10月に就任したユドヨノ大統領にとってはスマトラ島沖地震・津波に続く大きな試練となるのは確実だ。

 石油燃料価格の値上げは、原油が47%上昇したのを筆頭に、ディーゼル油が39%、普通ガソリンが33%上昇。これによりガソリン価格は1リットルあたり1810ルピア(約20円)から同2400ルピア(約27円)となった。

 ジャカルタでは1日、大統領府前や中心街で学生や市民団体数千人のデモ隊が繰り出し「値上げを撤回せよ」などと叫んで気勢を上げた。国家警察は全土で全警察部隊の3分の2を市街地やガソリンスタンドなどの石油関連施設に配置し、厳戒態勢を敷いている。

 ユドヨノ政権が値上げに踏み切ったのは、1997年以降の経済危機からいまだに立ち直れないインドネシア経済の本格再建を目指す政権の強い決意を示すものだ。というのも、同国では財政健全化には石油燃料価格の値上げが不可避なのは自明であるのに、従来の政権は国民の反発を恐れ、この問題にメスを入れるのを避け続けてきたからだ。

 問題の根源は、独特の燃料補助金制度の存在だ。インドネシアは石油輸出国機構(OPEC)に加盟する産油国であるにもかかわらず、原油の精製能力が低く、ガソリンや軽油などの燃料需要の8割を輸入に頼っている。そのため政府は国内の燃料価格が国際原油価格の変動の影響を受けないようにするため、各年予算の経済指標で想定原油価格を決め、実際の国際価格が想定価格を上回った場合、差額分を政府が補助する方式をとってきた。

 しかし、昨年来の原油高騰で、補助金の額は急激に膨張。バクリー調整相は記者団に「国際原油価格が1バレル=50ドルを突破するような状況下では、値上げしないと補助金は約79億ドル相当に達する。値上げすれば逆に補助金は21億ドル相当で済む。結局は国民全体の利益につながる」と強調した。

 ユドヨノ政権は、昨年12月にユスフ副大統領が最大野党のゴルカル党総裁選で勝利し同党が最大与党に転じたため国会に強固な支持基盤を確立。日米などの主要援助国も「経済再生には価格改定は避けて通れない」(外交筋)と理解を示す立場が圧倒的で、政権としても値上げに踏み切りやすい下地は整っていた。

 ただ、メガワティ前政権が2003年1月に軽油やディーゼル油の値上げを発表したところ今回と同様に大規模な抗議デモに発展し決定を撤回。メガワティ氏が翌年の大統領選で大敗する一因となった。

 政権は低所得者層が利用する家庭用灯油は1リットルあたり700ルピア(約8円)に据え置いたほか、貧困層への教育費や医療費などの補助制度の充実を打ち出すなど、懐柔策にも躍起だ。

 しかし、親ユドヨノ系の民間調査機関LSIが1日発表した全国世論調査では、ユドヨノ氏の支持率は66%と、就任直後の80%から14ポイントも低下した。連立与党の一角を担うイスラム保守派の福祉正義党も「値上げの延期」を要求しており、ユドヨノ政権が苦しいかじ取りを迫られる事態も予想される。
[ 2005年3月2日0時22分 ]

868とはずがたり:2005/03/04(金) 15:29:33
>>867
人為的に値上げされた日本の石油に対する日本国民の従順ぶりもなかなかのもんだが。。

日本の場合は無駄な道路建設が横行しているね。都市部への重点配分や,都市交通や環境政策へも流用して欲しいところ。

870片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/03/05(土) 09:37:04
牛肉輸入 米圧力に政府苦悩 論議足踏み、混迷に拍車
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050305-00000001-san-bus_all

 BSE(牛海綿状脳症)の発生で停止されている米国産牛肉の輸入を再開するよう、米政府が対日圧力を強める中、政府内の足並みの乱れが露呈している。鍵を握るのは、国産牛の全頭検査の緩和策を審議する内閣府食品安全委員会の議論の行方だが、スローペースの取り組みに政府内にいらだちが募っているためだ。食品安全委は「中立公正な議論」を譲らぬ構えで、輸入再開は最短でも今夏にずれ込む見通し。今月下旬にはライス米国務長官が来日する予定で、厳しいやりとりが不可避な情勢だ。
 小泉純一郎首相は四日夕、首相官邸で記者団に、輸入再開問題で「日本は科学的知見に基づいて安全、安心重視でやっている。誠意をもって真剣に対応していると説明している」と述べた。
 この問題をめぐっては、島村宜伸農水相が二月二十五日の衆院予算委員会で、「全頭検査は世界の非常識」と発言し混迷に拍車をかけた。島村農水相は「あなたこそ非常識」(北村直人・自民党衆院議員)と集中砲火を浴びた。このため、四日の会見では全頭検査が「世界の常識にあらず」との持論を展開したものの、「(非常識との発言を)けしからんと取られるのは真意ではなく、納めても結構だ」と軌道修正した。
 輸入解禁にあたってはまず、全頭検査の見直し、その後に再開条件について食品安全委の了承を得る。その間にも国民との意見交換などを行う段取りだ。農水省側には、こうした日程が遅れたことで、食の安全を唱える農水省が米側の“標的”とされたとの思いがあるだけに、島村農水相の発言は「米側へのメッセージ」(政府筋)との解説もある。
 一方、米国の圧力をもろに受ける外務省は、輸入再開への道筋を早くつけようと躍起だ。町村信孝外相は先月二十六日の講演で「食品安全委の議論のペースが常識はずれに遅い」と不快感を表明。同省首脳も「なぜ毎日できないか理解に苦しむ」と苦言を呈した。
 米政府の担当官は四日、都内で記者団と懇談し、対日圧力の動きを「われわれが置かれている状況に対するフラストレーションだ」と語った。
 一方、ヤリ玉に挙がっている食品安全委員会は「国民の食の安全に関することで慎重に議論を進めている」と説明。欠席した委員への事後説明も必要などとして、会合は三週間に一度のペースが限界と主張する。食品安全委を所管する棚橋泰文・食品安全担当相も「中立公正な議論を精力的に行っている」と強調する。
 今回の混乱の要因は「食品安全委の審議で、米国に輸入再開時期を明示できないため」(日米関係筋)。IT担当の棚橋氏が食品安全担当相を兼務していることも混乱の一因との指摘もある。
     ◇
 食品安全委員会 食生活を取り巻く環境の変化、国民の食の安全に対する関心の高まりを受けて制定された食品安全基本法に基づき、平成15年7月1日、内閣府に設置された。委員は7人。食品の健康への悪影響などリスクを評価、関係省庁に必要な施策を勧告する。政府は昨年10月、全頭検査から生後20カ月以下の牛の検査を除外することなどを柱とする見直し案を諮問、同委のプリオン専門調査会で議論が続いている。
(産経新聞) - 3月5日2時38分更新

871片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/03/05(土) 09:55:34
米軍誤射で伊女性記者負傷 イラク、拉致から解放直後
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050305-00000027-kyodo-int

 【カイロ4日共同】イラクの首都バグダッドで4日、武装勢力に先月拉致されたイタリアの女性記者ジュリアナ・スグレーナさん(56)が1カ月ぶりに解放され、車で空港に向かっていたところ米軍の誤射を受け、スグレーナさんが肩を負傷、同行していたイタリアの情報機関員1人が死亡、2人が負傷した。
 イタリアのベルルスコーニ首相は同日「深刻な事件」と指摘し「誰かが責任を取らねばならない」と遺憾の意を表明、駐イタリア米大使を呼び事情説明を求めた。
 一貫してイラク戦争を支持し軍を派遣したイタリアと、米国との外交問題に発展するのは必至。欧州きっての親米指導者ベルルスコーニ氏はブッシュ政権にとって掛け替えのない“盟友”だけに、同政権にとって大きな打撃になりそうだ。
 AP通信によると、スグレーナさんは解放後、車で空港に向かう途中にバグダッドの検問所で誤射された。
(共同通信) - 3月5日7時32分更新

872とはずがたり:2005/03/05(土) 17:31:46
何とかしようぜ。こういう国。

トルクメニスタン、地方病院を閉鎖 独裁進み深まる孤立
http://www.asahi.com/international/update/0305/010.html

 中央アジアのトルクメニスタンのニヤゾフ大統領が、首都アシガバート以外の病院と図書館の閉鎖を命じた。終身大統領として同国に君臨するニヤゾフ氏は、これまで学校の外国語教育や国内のバレエ上演も禁じている。「独裁をほしいままにしている」といわれ、国際社会からの孤立を深めている。

 ロシア紙の報道によると、大統領は1日の政府関係者との会議で「ちゃんとした医師は首都にいる。病人は首都に行けばよい」と述べ、地方の病院を閉鎖するよう指示した。地方には診断の施設を置く考えだが、同国の深刻な医薬品不足が背景にあると見られる。また、大統領は首都と大学を除く図書館の廃止も命令。「田舎の人はどちらにしても字が読めないのだから」と説明したという。

 旧ソ連共産党幹部だったニヤゾフ氏は99年、終身大統領に就任し、国父を意味する「トルクメンバシ」の称号を使っている。首都にある高さ14メートルの大統領の立像は太陽を追って回転する。国内には随所に肖像が掲げられ、個人崇拝も進んでいる。

 大統領は過去にもバレエ「白鳥の湖」の男性ダンサーの衣装が気に入らない、との理由でバレエ上演を禁止。女性には金歯が似合わない、と金歯も禁じた。1月を「トルクメンバシの月」と呼ぶなど、独裁的な政治を続けている。同国は石油や天然ガスなどの資源が豊富だが、輸出収入のほとんどは大統領周辺が費やしている、と見られている。 (03/05 13:38)

873とはずがたり:2005/03/05(土) 17:39:43

さすがHな国フランスの事だけはありますね。「この種の事件が珍しくない欧州」ってのも凄いが。。
>この種の事件が珍しくない欧州でも異例の規模で、被害の広がりはこれ以上との見方が強い。

仏の父母ら、子ども45人性的虐待 被告66人裁判開始
http://www.asahi.com/international/update/0304/009.html

 子供への性的虐待でフランス史上最大の裁判が3日、西部アンジェの重罪裁判所で始まった。被害者は生後6カ月から12歳(事件当時)までの45人、被告は被害者の肉親を含む23〜73歳の66人。この種の事件が珍しくない欧州でも異例の規模で、被害の広がりはこれ以上との見方が強い。

 仏メディアによると、被告(男39人、女27人)は99年初めから02年初めにかけて、アンジェ郊外の首謀者(30代夫婦)宅や市民農園の小屋、キャンプ場で、首謀者の子供を含む被害者(男児19人、女児26人)を性的に虐待する少人数の集いを数十回開いた。被害者の両親や祖父母の多くが被告に名を連ね、約20の家族による組織的な変態行為とみられる。虐待の模様を記録したビデオや写真もあったという。

 子供を「貸し出す」見返りは、現金のほか食料品や酒、たばこ。被告の多くは失業手当や障害者手当の受給者で、定期的に訪問している自治体の担当者が約3年間も犯行に気づかなかったことも問題にされている。

 被害者の人権を守るため、裁判の傍聴は報道関係者のみとされた。判決は6月末の見込み。

 フランスでは昨年夏、北部ウトローでの幼児性愛事件で被告17人中7人が無罪となり、子供の証言に頼る裁判の難しさが示された。 (03/04 22:39)

874名無しさん:2005/03/06(日) 01:16:54
中国国防費12%増3兆円余、17年連続で伸び2ケタ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050304-00000114-yom-int

 【北京=竹腰雅彦】中国・全国人民代表大会(全人代=国会)の姜恩柱報道官は4日、記者会見し、5日開幕する第10期全人代第3回会議に提案される2005年国家予算案の中で、国防費が前年比12・6%増の2477億元(約3兆2200億円)に上ることを明らかにした。1989年以来、17年連続で2ケタの伸びとなる。

 会議開幕前に、中国の当局者が国防費の具体的な数字、伸び率を明らかにするのは異例。予算細目などは公表されない見通しだ。

 姜氏は会見で、国防予算増加の主な理由として、〈1〉軍人給与の改善〈2〉社会保障費の増額〈3〉兵員20万人削減に伴う人員再配置や人材育成――を列挙。さらに「装備増強による軍の近代化」を挙げた。台湾海峡をにらんだ海空軍、戦略ミサイル戦力が「近代化」の重点となる。
(読売新聞) - 3月4日23時49分更新

875名無しさん:2005/03/06(日) 20:36:01
ビル・ゲイツ氏に英、名誉ナイト授与
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050303-00000027-san-int

 【ロンドン=蔭山実】米マイクロソフトのビル・ゲイツ会長に二日、英国のエリザベス女王から名誉ナイトの爵位が授与された。コンピューター・ソフトウエアの開発ビジネスが英国経済の発展に寄与したことが認められたほか、基金を通じた世界の貧困対策への取り組みが高く評価されたという。
 バッキンガム宮殿での授与式に夫人とともに臨んだゲイツ氏は、「英産業界の発展に貢献できたことを誇りに思う」と喜びを語った。また、BBCテレビのインタビューで、「女王がコンピューターを使うのは若者ほど当たり前ではないが、(女王に)コンピューターの使い方や基金のことを話した」と述べた。
 一方、ストロー英外相は「ゲイツ氏は現代の世界のビジネス界で最も重要なリーダーの一人だ」と語った。
 名誉ナイトの称号は外国人に与えられる最高位の称号だが、英国民ではないため、「サー」の称号は使用できず、書面で名前の後に爵位を示す「KBE」を記すことができる。米国人ではほかにジュリアーニ前ニューヨーク市長や映画監督のスピルバーグ氏らにこの爵位が授与されている。
(産経新聞) - 3月3日15時42分更新

876名無しさん:2005/03/06(日) 20:36:25
ウィリアム王子も名門の陸軍士官学校へ=英日曜紙
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1018447/detail

  【ロンドン6日】6日付の英日曜紙サンデー・タイムズは、チャールズ皇太子と故ダイアナさんの長男であるウィリアム王子(22、写真)が弟のハリー王子(20)に続いてエリート校である英陸軍士官学校に入る見通しだと報じた。
 同紙によると、ウィリアム王子は6月にスコットランドにあるセントアンドルーズ大学を卒業するが、2006年1月にサンドハーストにある名門、陸軍士官学校に入学する見込み。弟のハリー王子は昨年、父親や祖父に続いて陸軍士官学校入りを希望、昨年陸軍士官学校入りを認められた。来年1月には3学期目を迎える。
 ウィリアム王子は昨年11月のインタビューで、将来の軍歴を考えているとする一方、ハリー王子をサンドハーストでの「モルモット」にすると述べていた。
 サンデー・タイムズ紙はまた、ウィリアム王子が6月にセントアンドルーズ大学を卒業すれば、マスコミの取材攻勢から保護されるという英王室とメディアが合意した資格を失うことになると伝えている。〔AFP=時事〕

877とはずがたり:2005/03/08(火) 04:16:12
レバノン情勢はその国民の構成と同様に複雑である。イスラエル・シリア・アメリカ・PLOなどを登場人物に紛争ばかりしているイメージ・・。

レバノン内戦
http://ja.wikipedia.org/wiki/レバノン内戦
ハリリ元首相
http://ja.wikipedia.org/wiki/ラフィーク・ハリーリー

http://www.eastedge.com/lebanon/hizballah.html
ヒズボラ(神の党)

http://www.eastedge.com/lebanon/lebanonsect.html
レバノンの主要な政治勢力

http://www.meij.or.jp/countries/lebanon/amaki01.htm
レバノン便り (1)〜
駐レバノン特命全権大使  天木 直人


レバノンの親シリア派内閣総辞職 反シリア派が連日デモ
http://www.asahi.com/special/MiddleEast/TKY200503010173.html

 レバノンの親シリア派のカラミ政権は28日、総辞職した。14日に起きたハリリ前首相の暗殺後、シリアの関与を疑う反シリア勢力が、同国に駐留するシリア軍の全面撤退と、親シリア政権の退陣を求めて、連日数万規模の市民デモが続いていた。国会の多数を押さえる親シリア派が政治の主導権を握る構図は変わらないが、国内世論に押されて内閣が総辞職したことで、今後、レバノンを政治的軍事的に抑えてきたシリアの影響力低下は避けられない状況だ。

 カラミ首相はこの日開かれた臨時議会で突然、辞意を表明した。「政権を維持することで起きる政治的、経済的な危機を回避する」と理由を説明した。この日、議会では暗殺事件の集中審議を始め、まず野党議員が政府の責任を激しく非難し、内閣不信任案を提出した。ただ、親シリア派が議席の過半数を占めるため、不信任案は2、3日の審議後に否決されるとみられていた。

 一方、ハリリ前首相の遺体が埋葬されるベイルート中心部の殉教者広場では、政府の禁止令を無視して数万人が集まって、レバノン国旗を振り、「シリアは去れ」と気勢をあげていた。同夕、広場に設置された大型スクリーンの生中継で首相の辞任演説が流れると、デモ隊は「我々の勝利だ」と大歓声に包まれた。デモを指揮する野党勢力指導者は「シリア軍の全面撤退まで、抗議を継続する。戦いは始まったばかりだ」と強調した。

 内閣総辞職を受け、ラフード大統領がスンニ派から後任首相を任命するが、5月に総選挙が予定されており、選挙管理内閣になると見られる。 (03/01 11:31)

878とはずがたり:2005/03/08(火) 13:25:06
ハリリ氏は経済の成長で人気が高かったようである。
ベカー高原はアッシリアのレバノンでの橋頭堡。此処を放棄するようなことが有ればシリアではクーデター→アサドJrは失脚,だな。

シリア、レバノン撤退開始へ 暗殺余波、内外圧力強まる
http://www.asahi.com/special/MiddleEast/TKY200502240308.html

 シリアのムアレム外務副大臣は24日、ダマスカスで会見し、「レバノン駐留シリア軍の新たな撤退を近く開始する」と表明した。同時に、全面撤退を求める国連安全保障理事会決議に「最も望ましい形で協力する」とも述べ、全面撤退に含みを持たせた。ただし、実施時期は示していない。レバノンのハリリ前首相が爆弾テロで暗殺されて以来、レバノンや欧米から、1万4000人のシリア軍の撤退を求める圧力が強まっていた。

 会見で副大臣は「撤退はタイフ合意に基づく」と説明した。同合意は、89年にレバノン内戦終結とシリア軍の撤退を決めたもの。合意成立後、シリアは5度にわたって部分撤退を繰り返したが、「レバノン政府の要請」を理由にベカー高原などに兵力を残し、レバノンへの軍事的、政治的影響力を維持してきた。

 AFP通信は24日、レバノンのムラド国防相が「シリアが第6段階の軍の移動を数時間以内に開始する」と語ったと報じた。「すべてのシリア軍はベカー高原に移る」という。この移動が全面撤退につながるかどうかは明らかでない。

 カタールの衛星テレビ、アルジャジーラが24日報じたところによると、レバノンの国防省当局者は「シリアが第6段階目にあたる撤退を開始した」と語った。撤退の規模は明らかではない。

 国連安保理は04年9月、「レバノンからの外国軍の即時撤退」を求める決議を採択。国連のラーセン中東特使も今月6日、説得のためシリアを訪れアサド大統領と会談したが、シリアは動きを示していなかった。

 ところが、シリア軍の撤退を求めていたとされるハリリ氏の暗殺で、シリアの関与が疑われた。レバノン民衆によるシリア人出稼ぎ労働者への暴力が頻発し、シラク仏大統領も22日、国連の経済制裁を示唆した。 (02/24 22:19)

879とはずがたり@二大政党制が機能不全に陥るケース:2005/03/08(火) 14:27:18
ベネズエラとアメリカ
2002年5月9日  田中 宇
http://tanakanews.com/c0509venezuela.htm

 アメリカの2大政党制はおかしいと私が思うようになったのは、2000年11月の大統領選挙のときからだった。フロリダ州の開票結果が僅差だったので、最終的に両党間の「談合」で共和党のブッシュの勝利が決まったからだ。
 しかも選挙後しばらくたってから、共和党がフロリダ州で不正選挙をしたことが判明し、調査に入った連邦公民権委員会も不正があったと公式に発表した。だが民主党は、選挙のやり直しを党として求めていない。一部の議員や党員が真相の徹底究明ややり直し選挙を求めても、党中央は無視している。
 この選挙不正については、ほとんど報じられていないので、少し説明が必要だろう。フロリダ州では、重い犯罪者には投票が許されていないのだが、この規定を州政府が拡大解釈し、本来は投票権を与えるべきだった他州での有罪経験者なども、公民権剥奪・投票禁止の対象にしてしまっていた。不正に投票を禁じられたのは約6万人、大半はアフリカ系住民(黒人)で、民主党支持者が多かった。
 また、黒人が多く住む地域では、投票日に投票所の手前に臨時の警察の検問所が設けられ、投票に行こうとする人々を止めて尋問するなど、事実上の嫌がらせをやった。
 フロリダ州知事はブッシュ大統領の弟であるジェブ・ブッシュであり、これらの一連の行為は、知事の部下である共和党出身の行政長官によって行われている。共和党がフロリダでこのような選挙不正を行わなければ、わずか数百票の差だったフロリダ州の選挙結果は逆転し、民主党のゴアが大統領になっていたとも思われる。

 エンロンのスキャンダルも、徹底追及すればブッシュ政権を弾劾に追い込めるかもしれないというのに、今年初めに盛り上がった議会民主党のホワイトハウスに対する追及は、その後なぜか尻すぼみになっている。共和党とのつながりが深いCIAに、民主党がどんな弱みを握られているのか知らないが、すでにアメリカの2大政党制は健全に機能しなくなっているように見える。

▼中南米の2大政党制

 2大政党制という政治制度は、うまく機能しているときは政治や社会の安定と、安定が必須条件である経済の成長をもたらす。だが機能不全に陥ると、それは2大政党間の談合政治と化し、国民の要望が国家運営に反映されない状態を無用に長引かせる元凶になってしまう。

 こうした2大政党制の問題点が赤裸々に現れたのが、1990年代の中南米、特にベネズエラとコロンビアだった。これらの国々では、1957−58年に軍事政権が終わり、2大政党制が始まったが、それは1990年代に破綻し、少数派である金持ち層の内部を2つに分けて政権交代を演出し続けてきた談合政治だったということが、国民の目に明らかになった。

 ベネズエラ、コロンビア、そしてキューバという、カリブ海沿岸の主要な3カ国の冷戦期間中の歴史を見ると、興味深いことに気づく。いずれも1952−53年に軍事独裁政権が始まり、57−58年に破綻している。その後、ベネズエラとコロンビアでは2大政党制が始まり、キューバでは革命が起きて社会主義国になった。軍事政権の始まりと終わりのタイミングがほとんど同じなのである。
 1953年前後は、すでに冷戦が中南米にも広がり、アメリカの支配から逃れるために社会主義国になろうとする動きが激しくなっていたころだ。このことと、中南米に対するアメリカの支配の強さを考えると、軍事政権の誕生の背景に、中南米を社会主義化させたくないアメリカの戦略があったとも思われる。
 ところが、軍事政権には国民の反発が大きく、キューバでは革命を支持する人々が増え、社会主義政権ができてしまった。一方、ベネズエラとコロンビアでは、社会主義化を回避しつつ、軍事政権ではなく一応民主的な装いを持っている2大政党制に移行する道がとられた。

 ベネズエラもコロンビアも貧富の格差が大きく、裕福層は国民の1割もいないのだが、大統領は常にそれらの階層から選出できるようになっており、それを実現するメカニズムが2大政党制だった。コロンビアで1957年から16年間実施された2大政党制は奇妙な制度で、2つの政党が4年ずつ交代で政権をとり、閣僚や議会の議席も半分ずつにすることがあらかじめ決められていたという、かたちだけの民主主義だった。

880とはずがたり:2005/03/08(火) 14:39:02

アメリカの南米政策の変遷

スペインからの利権奪取→冷戦構造を利用した軍事政権→(1950年代末期〜)軍事政権の崩壊により形だけの二大政党制→CIAの暗躍(チリのピノチェト・ニカラグラ)→クリントンの経済重視政策→貧民のための政治(ペルーの藤森・ベネズエラのチャベス),ブッシュの軍事・反テロ路線

ベネズエラとアメリカ
2002年5月9日  田中 宇
http://tanakanews.com/c0509venezuela.htm

▼中南米の2大政党制

 ベネズエラ、コロンビア、そしてキューバという、カリブ海沿岸の主要な3カ国の冷戦期間中の歴史を見ると、興味深いことに気づく。いずれも1952−53年に軍事独裁政権が始まり、57−58年に破綻している。その後、ベネズエラとコロンビアでは2大政党制が始まり、キューバでは革命が起きて社会主義国になった。軍事政権の始まりと終わりのタイミングがほとんど同じなのである。

 中南米は19世紀の終わりからアメリカの支配下に入り、中南米をかつて植民地にしていたスペインなどのヨーロッパ勢が第二次大戦で弱体化した後は、アメリカの支配がさらに強まった。

 1953年前後は、すでに冷戦が中南米にも広がり、アメリカの支配から逃れるために社会主義国になろうとする動きが激しくなっていたころだ。このことと、中南米に対するアメリカの支配の強さを考えると、軍事政権の誕生の背景に、中南米を社会主義化させたくないアメリカの戦略があったとも思われる。

▼南米の汚い戦争

 ところが、軍事政権には国民の反発が大きく、キューバでは革命を支持する人々が増え、社会主義政権ができてしまった。一方、ベネズエラとコロンビアでは、社会主義化を回避しつつ、軍事政権ではなく一応民主的な装いを持っている2大政党制に移行する道がとられた。

 ベネズエラもコロンビアも貧富の格差が大きく、裕福層は国民の1割もいないのだが、大統領は常にそれらの階層から選出できるようになっており、それを実現するメカニズムが2大政党制だった。コロンビアで1957年から16年間実施された2大政党制は奇妙な制度で、2つの政党が4年ずつ交代で政権をとり、閣僚や議会の議席も半分ずつにすることがあらかじめ決められていたという、かたちだけの民主主義だった。

 冷戦時代を通じて、アメリカの中南米政策にはCIAが大きな役割を果たしてきた。1960年代にキューバの社会主義政権を倒そうとして失敗した作戦や、1973年にチリの社会主義政権を倒したピノチェト将軍らによる軍事クーデター、1986年の「イラン・コントラ事件」で暴露された、ニカラグアの社会主義政権に対抗して殺人や拷問、誘拐を行っていた反政府組織「コントラ」に対するアメリカの支援など、冷戦の一環としての「汚い戦争」は、いずれもCIAが深くかかわっていた。

 ところが1990年前後に冷戦が終わると、アメリカが中南米に求めることは「軍事」より「経済」となった。クリントン政権下でNAFTA(北米自由貿易協定)など南北アメリカ間の経済活性化策がとられる一方、クリントンはCIAの影響力拡大を嫌った。

 こうした変化の中、中南米では少数金持ち層による支配を批判し「貧民のための政治」を掲げる政治家が選挙で勝ち始めた。1990年にペルーの大統領となったアルベルト・フジモリがその例だ。そして、1998年にベネズエラの大統領になったウゴ・チャベスもその一人である。ベネズエラでは2大政党制が機能しなくなって経済難がひどくなり、独立系のチャベスが政権をとった。

881名無しさん:2005/03/08(火) 23:03:08
朝日新聞機、竹島付近の韓国防空識別圏に接近
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050308-00000117-yom-soci

 【ソウル=豊浦潤一】韓国軍合同参謀本部によると、日本の竹島(韓国名・独島)付近の日本海上空で8日午前、朝日新聞社の軽飛行機が韓国防空識別圏に接近、韓国空軍から警告を受けたため、防空識別圏に入らず引き返した。

 韓国外交通商省は同日、軽飛行機が、防空識別圏に入るため24時間以上前に取得が必要な許可を韓国当局から得ず、民間機の通常の飛行コースからはずれていたなどとして駐韓日本大使館に抗議し、再発防止を求めた。

 ただ、日本大使館側では、韓国政府は竹島問題で日韓関係がぎくしゃくしている時期に不測の事態を招かないため懸念を表明しただけであり、「抗議とは受け止めていない」としている。

 朝日新聞社によると、同社機は竹島周辺海域を空撮するため、8日午前9時10分ごろ、大阪・伊丹空港を離陸。約30分後、竹島周辺の韓国の防空識別圏に近付き、韓国空軍から無線で、領空内に入らないよう警告を受けた。公海上を約10分間、韓国空軍の指示に従って飛行した後、竹島を撮影せずに現場を引き揚げたという。

 田仲拓二・朝日新聞大阪本社編集局長の話「国際民間航空条約機構の規定には触れておらず、韓国側の防空識別圏にも入っていない。しかし、微妙な空域にもかかわらず、韓国側の対応を十分確認せずに近付いたことが誤解を招き、関係者にご迷惑をおかけした」
(読売新聞) - 3月8日22時29分更新

882とはずがたり:2005/03/08(火) 23:25:06
これも日本と韓国の一部の国民同士がいがみ合うのと同様の近親憎悪なんでしょうか。他に原因が有るんでしょうか?

2005年03月08日(火)
NZ訪問の英皇太子に抗議活動、胸を露出する女性も
http://news.goo.ne.jp/news/reuters/geino/20050308/JAPAN-171687.html
(ロイター)

 [ウェリントン 8日 ロイター] ニュージーランドの首都ウェリントンで8日、同国を訪問中のチャールズ英皇太子への抗議活動が行われ、参加者の女性が胸を露出する一幕もあった。

 皇太子は数百人の市民の歓迎を受けながら市内の画廊を訪れたが、一部市民グループがメガホンで皇太子を批判するスローガンを叫んだ。

 さらに、皇太子が群衆の間を歩いている最中、女性1人が上半身を露出。女性の体には「わたしの胸から植民地の恥を取り除け」と書がれていた。

 これより前、子供を抱えた別の女性が胸を露出させたが、皇太子の到着直前に現場から連行された。警察は2人の女性を起訴する方針。

 英王室メンバーはニュージーランドを訪問する際、たびたび抗議活動の標的になっている。

883とはずがたり:2005/03/10(木) 01:09:17
毛沢東もだまされた!信頼のオランダ政党、実はおとり
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050309-00000218-yom-int

 中国共産党に信頼されたオランダ・マルクス・レーニン主義者党は、諜報(ちょうほう)機関が作った“おとり政党”だった――。

 オランダ北部フローニンゲン近くのホテルで、白髪交じりの紳士が1970年代を振り返る。

 元諜報機関幹部フリッツ・フクストラ氏(58)だ。同氏は、守秘義務を破り、元諜報員として初の暴露本を昨秋出版し、物議を醸している。

 同党は「毛沢東主義」を掲げて1969年に誕生。中国共産党のオランダ国内への浸透ぶりをつかむのが狙いだった。諜報員ピーター・ブーベ氏が「クリス・ピーターセン」の名で書記長におさまるなど、党中枢20人の半数は諜報員だった。

 本物の共産主義政党、オランダ共産党は指導者の独裁色が強く、かつ親ソ連派で、左翼・極左学生らに疎まれた。「親中派」のおとり政党はあっという間に支持を広げ、在ハーグ中国大使館の信頼を獲得した。

 これを知った米中央情報局(CIA)がニクソン米大統領(当時)の72年の電撃訪中の直前あたりから、オランダ当局に協力を求めてきた。作戦は次第に中国の本音を探るものに変質していった。

 「確か74年、ブーベは中国に招かれ、北京で毛沢東や周恩来と握手した。最高指導者の信頼を得た訳だ」とフクストラ氏。中国はおとり政党に「多額の資金援助」までしていた。「ブーベは見事に本家をだました」

 また、諜報機関は、当時、中国とかかわりの深かったアルバニア、カンボジア両国との親善団体を装った「オランダ・アルバニア財団」「オランダ・カンボジア財団」もでっち上げて、おとり作戦を実行。ニセ政党とあわせて「モンゴル作戦」と名付け、中国系の反体制派の監視を続けた。同党は、CIAが独自に十分な情報を入手できるようになった80年ごろ、役目を終え自然消滅した。

 フクストラ氏にとって、最も印象に残っているのは、過激派対策という。要人暗殺などテロを繰り返していた西独赤軍と連携するオランダの過激派組織に諜報員を多く潜り込ませた。「実業家暗殺計画や銀行強盗計画などすべて未然につぶした」。誇らしげな表情は一瞬だった。「だが、74年には日本赤軍の在ハーグ仏大使館占拠事件も起きた。今日、イスラム原理主義過激派の脅威がけん伝されるが、70年代から80年代の方がはるかに深刻だった」

 本を書いたのは「冷戦時代の隠された面を証言し、誤った諜報機関像を修正したかった」からだ。だが、レムケス内相は出版に不快感を示し、訴追の構えを示している。

 それでもフクストラ氏は動じていない。「出版は国家の安全を脅かしていない。情報源は明かしていない。訴追の理由は、ないのです」。こう言うと、コーヒーを飲み干した。(オランダ北部フローニンゲン近郊で 鶴原徹也)
(読売新聞) - 3月10日0時58分更新

884とはずがたり:2005/03/10(木) 10:09:57
2005年03月10日(木)
マスハドフ元大統領殺害でチェチェン緊迫 独立派報復を宣言
http://news.goo.ne.jp/news/sankei/kokusai/20050310/m20050310007.html
穏健指導者失い和平遠のく
[モスクワ=内藤泰朗] ロシア南部チェチェン共和国の独立派武装勢力の穏健指導者、マスハドフ元共和国大統領(53)が八日、ロシアの特殊部隊の手で殺害されたことで、独立派は今後、対露最強硬派を中心に再結集していくとみられ、血で血を洗う報復の連鎖は避けられない情勢だ。十年余に及ぶチェチェン紛争は、泥沼のテロ戦争へと向かい始めている。

 ロシア側発表によると、連邦保安局(FSB)の特殊部隊が八日午前、チェチェンの首都グロズヌイ北東約十キロのトルストイユルト村でマスハドフ氏の隠れ家を急襲、同氏側と約一時間、交渉したものの投降を拒否したため、殺害した。

 同氏は隠れ家の地下の塹壕に警護要員三人とともに潜んでいた。三人は特殊部隊に投降した。

 ロシア国営テレビなどはマスハドフ氏殺害について「独立派武装勢力に甚大な損失を与えた」と評価し、残るのは一連のテロの黒幕とされる同派最強硬派指導者のバサエフ司令官だけだと楽観的な見通しを示している。

 だが、チェチェン側の「血の掟」による報復を懸念し、問題がさらに複雑化して出口のみえない状況に陥ったと指摘する専門家は少なくない。

 独立派のウドゥゴフ情報相は九日、ウェブサイト上で、「チェチェンとロシアの対立は、和平交渉も停戦もない時代に突入した。マスハドフはロシアに和平の手を差し伸べて最初に殺された大統領だ」とし、今後は武力闘争路線しかないと早くも報復を宣言している。

 チェチェンでは二〇〇二年三月、独立派に加担したアラブの傭兵、ハッタブ野戦司令官がロシア軍に殺害された。約半年後の十月にはしかし、モスクワ劇場占拠事件が発生。さらに一年余り後の〇四年二月には、ロシア特殊部隊要員が中東のカタールで、チェチェンのヤンダルビエフ元大統領代行を暗殺したが、約半年後には、チェチェンと同じカフカス地方北オセチア・ベスランで学校占拠事件が起きている。

 ロシアの情報機関も、チェチェン紛争ではこうした報復の連鎖が常態化しており、司令官を殺害してもすぐに新しい司令官がそれに取って代わる現実を認めている。

 にもかかわらず、情報機関出身のプーチン大統領は、ロシアの祝日、国際婦人デーにあえて特殊部隊作戦を敢行した。

 その背景として、プーチン氏は今年初めから急速に支持率が低下し、外交、内政両面で苦しんでおり、人気回復のための何らかの「勝利」が必要だったとの見方もある。

 プーチン大統領は「テロリストは殲滅(せんめつ)する」と断言、強硬路線を貫く姿勢を示してきただけに、長期に及ぶ血みどろの闘争が懸念されている。

     ◇
 ≪ジャーナリスト・林克明氏≫
 ■独立派の精神的支柱
 マスハドフ氏はロシアにとって最も都合の悪い指導者だった。テロ・グループに対する掃討作戦は国内では支持を得やすいが、マスハドフ氏は最初から死の直前までロシア側に停戦と和平交渉を呼びかけ、欧州などで共感を呼んでいたからだ。

 マスハドフ氏とは計四回会った。最初はロシアとの第一次紛争が始まっていた一九九五年九月。彼は当時、チェチェン軍の参謀長だった。ロシア軍が平野部を制圧しつつある中、山中で行われた部下の結婚式で、「きょうだけは嫌なことを忘れて楽しもう」と話していたことを覚えている。

 チェチェンの野戦司令官というとカリスマ性に富み、大衆受けするフレーズを好む人が多いが、彼は違った。自らの役割を淡々とこなす実務派という印象で、地味ながらみな一目置いていた。

 最後に会ったのは第二次紛争開始後の九九年十一月だ。ロシア軍が首都グロズヌイの七割を包囲していたが、共和国大統領になっていた彼は、貫禄さえ漂わせていた。

 彼には旧ソ連陸軍大佐としてバルト三国の独立紛争の鎮圧に向かった経験がある。そのとき、自らを「侵略軍」だと痛感した彼は退役してチェチェン独立紛争に加わった。勇猛な司令官らを指揮しつつ、ドゥダエフ初代大統領らと政治・軍事面でのシナリオを描いてきた。職業軍人である彼がいなければ、抵抗運動がここまで長続きすることはなかっただろう。

 チェチェンでは現在、文化面も含めたロシアによる同化政策が浸透しており、今回のマスハドフ殺害にはチェチェンの精神的支柱を一気に奪い取る狙いもうかがえる。(談)

886とはずがたり:2005/03/11(金) 16:18:35
>>884
そんなそうそう送電線に引っかかるへまな操縦士ばっかや無いだろう。大本営発表になってきたか?
それにしてもその後の武装勢力の報復を考えて,どうみても得策でない穏健派を祝日に殺害を実行して求心力の維持と国内輿論の昂揚を図らねばならないとは,かなり国家として終わってるなぁ。

チェチェン:軍用輸送ヘリが墜落 兵士ら14人死亡
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/news/20050311k0000e030027000c.html

[モスクワ杉尾直哉] インタファクス通信によると、ロシア南部・チェチェン共和国で10日、Mi8型軍用輸送ヘリが墜落し、搭乗していた兵士ら14人が死亡、1人が重傷を負った。軍当局は送電線に引っかかって墜落した事故と発表し、チェチェン独立派武装勢力による撃墜の可能性は否定している。

 ヘリは、北オセチア共和国・ベスランから、チェチェンの首都グロズヌイ近郊のハンカラ基地に向かっていたという。軍ではなく、チェチェンの軍事作戦を統括する連邦保安局(FSB)所属だったとの情報もある。チェチェンでは8日、独立勢力の穏健派最高指導者マスハドフ氏がFSBや軍の掃討作戦で殺害されたばかり。

 チェチェン紛争では、連邦軍のヘリが武装勢力の攻撃の的となり、02年の1月と8月、軍のヘリが相次いで携帯型地対空ミサイルなどで撃墜された。昨年9月、ベスランで起きた学校占拠事件直後にもチェチェンで輸送ヘリが墜落したが、軍当局は、送電線に引っかかったと発表した。

毎日新聞 2005年3月11日 10時27分

889名無しさん:2005/03/15(火) 23:27:04
蔵王で遭難の韓国人一行、捜索費用の支払い拒む
http://yamagata-np.jp/kiji/200503/15/news00816.html

 山形市の蔵王温泉スキー場で韓国人客5人が遭難した事故をめぐり、一行が捜索費用の支払いを拒否していることが14日、分かった。一行は実名報道されたことを理由に、損害賠償を請求する姿勢もちらつかせている。文化の違いが根本にある問題とも言えそうだが、外国人誘致に力を入れている県や山形市を含め関係機関に波紋が広がっている。

 山岳遭難の捜索費は、救助のため出動した警察や消防署員ら以外の民間人に支払われる日当。今回のケースでは、同市山岳遭難対策委員会のメンバー6人が出動し、11万円かかった。

 関係者によると、一行が支払い拒否を告げたのは、5人全員が救助された12日当日。関係機関が宿泊先のホテルに集まり、ホテルからの通報や捜索の経過、費用などを説明した際、一行は「捜索依頼してない」「マスコミに名前を出された」と強く抗議した。

 県警は遭難時、家族らの強い要請を受け不明者の実名発表は避けたが、新聞やテレビで実際に報道されたことをめぐり、一行の警察に対する不信感は強く、本国に戻って損害賠償訴訟を起こす考えも示しているという。

 県によれば、韓国では事故・事件の際に当事者の実名は伏せるケースが多い上、スキー場側が捜索費を出す場合もあり「文化、国民性の違いが出た」(県観光振興課)と指摘。「韓国人客を積極誘致しながら、ハングルでの案内板や放送がないといった落ち度もあった」としている。関係機関はきょう15日、緊急対策会議を開き、安全対策を含めた協議を行う。

 一行はその後も、日韓両国の懸案でもある「竹島問題」を持ち出して、支払い拒否の姿勢を変えていない。

 山遭対事務局の市観光物産課は「捜索費は当事者から受け取るのが原則」として一行に請求し続ける方針だが、ホテル側は「温泉街の各施設が誘客に頑張っている矢先に、今回の問題で水をさしてはいけない」との判断から、肩代わりすることで問題収束を図ることを検討している。

890とはずがたり:2005/03/16(水) 07:24:13
インドネシア国軍が機能していない以上,帝国海軍を派遣して治安維持に当たらせるべき乎?

マラッカ海峡は“魔の海峡”…「大物」狙い集結 (夕刊フジ)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/world/marine.html?d=15fuji52211&amp;cat=7&amp;typ=t

 マレー半島とインドネシア・スマトラ島に挟まれたマラッカ海峡は、沿岸に格好の隠れ場所となる島々が点在し、歴史的に海賊行為が多発、“魔の海峡”と呼ばれている。

 特にインドネシア沿岸が危険といわれており、これまでは小規模な略奪行為が多かったが、ここ数年は武装した海賊船がタンカーなど“大物”を狙って出没していた。

 海賊対策の国際機関である国際海事局(IMB)によると、昨年1年間だけで世界全体で325件の海賊事件が発生し、うちマラッカ海峡だけで前年比12件増の37件が起きていた。手口の荒さも特徴で、昨年は36人が海賊に連れ去られ4人が死亡している。

 機関銃やロケットランチャーなどの重装備で武装した海賊船は漁船を装って接近、襲撃する。スピードの遅い船、甲板の高さが低く忍び込みやすそうな船、転売しやすい積み荷を運んでいる船などがターゲットとして襲われやすいという。

 最近では、積載物や現金などを奪うだけでなく、乗組員を拉致し身代金を要求する海賊行為も急増している。

 同海峡では12日にも、武装した35人の海賊が、メタンガス運搬用インドネシア船を襲い、船長と機関長を拉致。現在も船のオーナーと海賊との間で身代金支払い交渉が続いている。

 乗組員を拉致した海賊は、船の代理店を通してオーナーに身代金を要求する手口が一般的で、背後にはイスラム反政府組織が資金源確保として海賊行為に及ぶケースも多いという。

 これまでには、平成11年10月には、海運会社「東京船舶」が運航するパナマ船籍の貨物船が襲撃を受け、積み荷の時価13億円のアルミニウム塊ごと船を乗っ取られたほか、14年にも小型タンカーが被害にあった。

 マラッカ海峡は、世界貿易船の4分の1以上となる年間7万5000隻以上が通行する世界一の海上交通路。なかでも最大の利用国が日本で、日本の石油輸入の全船舶が通過するなど“大動脈”となっているだけに、今回の事件の成り行き次第では、今後の日本の海運にも大きな影を落とすことになりそうだ。

[ 2005年3月15日13時0分 ]

891とはずがたり(1/2):2005/03/17(木) 22:51:35
民主党県連の浜口和久氏,「家族4人の本籍を松江市から竹島に移した」んやぁ。。

渦巻く賛否 議場揺らす
http://mytown.asahi.com/shimane/news01.asp?kiji=5124

万歳と講義の声

知事 交流継続に望み

 バンザイと抗議の声―。定例県議会最終日の16日、本会議場の内外が騒然とするなか、「竹島の日」条例案が賛成多数で可決、成立した。姉妹提携する慶尚北道からは即座に断交宣言の通知。提案議員や澄田信義知事は記者会見で今後の対応などを述べた。

 本会議は午前10時過ぎに開会した。一般傍聴者席は抽選で当たった人が座り、報道席は韓国からのテレビや新聞社の記者であふれた。
 
 「議員提出第1号議案を採決いたします」
 
 午前11時29分、宮隅啓議長の声が響いた。議長と欠席者1人を除く36人が採決に参加。自民系などの33人が起立し、民主系の小室寿明、石橋富二雄両議員は座ったまま。共産の尾村利成議員は退席し、賛成多数で条例案は可決、成立した。

 本会議終了後、「竹島領土権確立県議会議員連盟」の細田重雄会長、上代義郎事務局長らが会見。細田会長は冒頭「感激であり、温かいご支援を頂き、感謝申し上げます」とあいさつ。今後も国に「竹島の日」制定などを求めていく姿勢を示した。
 
 条例をどう生かすかについては、県民らの意見を聴きながら、講演会や集会をして世論啓発を図る考えを示した。

 澄田知事は、慶尚北道の「断交宣言」を受け、午後3時から会見。姉妹提携撤回は予想していたとし、「交流と領土問題は別にして考えていく姿勢は提携以来の不変の考え方」と述べた。県としては提携は続いていると受け止め、予定されている交流事業は「一つもやめたいと思っているものはない」として、交流継続に望みをつなぐ考えを明らかにした。

右翼団体が街宣/TVで傍聴

 「竹島の日」条例案が可決された16日の県庁周辺の動きを追った。
 
 8・15 右翼団体員約40人が県庁前広場周辺に一列に並び「竹島は日本固有の領土」などと書いた旗や日の丸を掲げた。

 8・30 昨年3月、家族4人の本籍を松江市から竹島に移した民主党県連の浜口和久副代表(36)が、本会議を傍聴しようと県庁に。「ようやくこの日が来た。可決を受けて、国が自ら竹島の日を制定することを望みます」。傍聴の抽選には外れ、議員控室で本会議の様子を見守った。

 9・08 県議会で一般傍聴席の抽選が始まる。55席に対し、配られた整理券は177枚。職員が番号を呼ぶが、現れない人もいて41席しか埋まらず。担当者は「権利放棄した人がいたのでは。席は余っているが、再抽選はしません」。

892とはずがたり(2/2):2005/03/17(木) 22:52:06

 9・45 右翼団体の街宣車約10台が、県庁周辺で街宣活動を始めた。県警警備2課によると、この日やって来た右翼団体は中国地方を中心に約200人。
 
 10・07 本庁舎と県議会棟をつなぐ県民室。大型モニター1基とテレビ1台に本会議の様子が映る。三十数人が傍聴。職員は「この時間、普段は5〜10人。こんなに多いことはありません」。

 10・20 県国際課に、慶尚北道大阪事務所から本会議の経過を問い合わせる電話。大寺敏郎課長が「議決は11時を過ぎると思います」と答える。県庁を訪れた松江市の女性(69)は「条例は絶対反対。韓流ブームなどで両国がいい雰囲気になっているのに、なぜ逆行するようなことをするのか。腹が立ちます」。
 
 11・10 国際課。職員数人がテレビの前に。持ち物検査や傍聴席の整理などで本会議の開始が少し遅れ、想定していた時間に採決が始まらず。大寺課長は「長いな」とポツリ。慶尚北道大阪事務所から2回目の電話。

 11・29 「竹島の日」条例案が賛成多数で可決。傍聴席の20人余りが「竹島 日本固有の領土」と書かれたビラを掲げて立ち上がり、「万歳」「竹島を守れ」などと繰り返した。守衛が駆け寄って「静粛にして下さい」と制止すると、一斉に退場した。
 
 この様子を見ていた県民室の傍聴者は約50人。一昨年、本籍を竹島に移した会社員、田中絵里緒さん(30)は、身重の体で会社を休み、東京から来た。夫は韓国人だという。「韓国のインターネットの掲示板を読むと、日本に対する誹謗(ひぼう)中傷ばかりで、建設的な意見はきわめて少ない。領土問題を解決して黙らせなければ。日本政府はきちんと交渉してほしい」

 11・50 国際課に慶尚北道国際通商課から声明文がファクスで届く。李義根・道知事名で韓国語と日本語で書かれており、「島根県との断交を宣言」していた。
 
 15・15 右翼団体の街宣活動が終わり、静けさが戻った県庁前広場。「小さい頃から『かえれ、竹島』というスローガンがあったので、(竹島が日本の領土と)認められるのに、こしたことはない」と通りかかった松江市の男性会社員(32)。
 
 15・35 「県民としては『竹島の日』条例はいいことだと思う。郷土が好きだから、ただ指をくわえて見ているだけでは歯がゆい」。県庁前を通りかかった斐川町の男性(20)は淡々と話した。

首相へ抗議声明

血書騒ぎソウル市議

 この日朝、県議会棟入り口で血書を書こうとして警察官に取り押さえられた崔在翼(チェジェイク)・ソウル市議(49)は、議会事務局長室のテレビで本会議の模様を見たという。午後1時ごろ屋外へ出て、小泉首相への抗議声明を読み上げるなどした。

 崔市議は「国際法的にも歴史的にも独島(日本名・竹島)はわが国固有の領土であるのに、島根県が竹島の日を制定したのは遺憾」などと述べた後、小泉首相あての抗議文を読み上げ、「竹島の日」の即時撤回を求めた。島の写真を使った旗なども広げて報道陣に見せた後、再び議会事務局長室に入った。その後、竹島領土権確立県議会議員連盟会長で条例提案者代表の細田重雄県議に会おうとしたが、果たせなかった。

893杉山真大 </b><font color=#FF0000>(sB4AwhxU)</font><b>:2005/03/18(金) 00:06:45
竹島問題については日本側の主張は結構ネット上で見ますけど、韓国側の主張は殆ど知られていませんよね。

韓国側の主張を知るのにお勧めなサイトとして「半月城通信」( http://www.han.org/a/half-moon/mokuji.html#dokto )を挙げておきます。著者の半月城氏はYahoo!掲示板やAMLでよくお見かけしますから、此処の面々も一度議論に参加してみては?

[My HP] http://politics.mtcedar.com/

894名無しさん:2005/03/18(金) 22:10:16
馬山市が「対馬の日」制定 日本人禁止のゴルフ場も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050318-00000207-kyodo-int

 【ソウル18日共同】島根県議会が「竹島の日」を制定したことに対し、韓国南部の慶尚南道、馬山市の市議会が長崎県対馬に関し「対馬の日」制定の条例を可決したり、韓国のゴルフ場が「日本人入場禁止」を宣言するなど、韓国各地で反発が拡大している。
 馬山市議会は出席議員29人の全員一致で「対馬の日」制定条例を可決。市議会議長は、島根県議会の「竹島の日」制定は主権侵害行為と批判し「歴史的にも国際法的にもわれわれの地である対馬を回復する運動を本格的に繰り広げる」と説明した。
 朝鮮が倭寇(わこう)討伐を目的として対馬に大軍を送った1419年6月19日(日本で言う「応永の外寇」)を根拠に、6月19日を「対馬の日」にするとした。
(共同通信) - 3月18日18時47分更新

895とはずがたり:2005/03/20(日) 00:21:37
>>893
情報提供感謝です。面白いサイトでした。
半月城氏の知識など半端ではなく,彼の議論に拠ればどうやら竹島・松島は韓国領の様ですねぇ。

896とはずがたり:2005/03/20(日) 01:17:53
被害者救済ってのは日本は下手なんですかねぇ。

被害者支援、「米と雲泥」 地下鉄サリン10年
2005年03月20日00時13分
http://www.asahi.com/national/update/0319/TKY200503190296.html

 死者12人、5000人を超える負傷者を出した地下鉄サリン事件から20日でちょうど10年。社会はどう変わり、国は何をしてきたのか――。事件の被害者たちは19日、10年の「苦悩」と国のあり方を語り、あの無差別テロ事件を忘れないよう、訴えた。

 19日、東京・内幸町で開かれたサリン被害者対策を考える集い。千代田線霞ケ関駅助役だった夫の一正さん(当時50)を亡くした高橋シズヱさん(58)が報告した。

 「量の多さ、きめの細かさ、迅速さ。すべての点で、米国の被害者支援と日本を比べると雲泥の差でした」

 昨夏に「9・11テロ」被害者への支援策を知るためにニューヨークを訪問した経験を踏まえ、そう語り、補償や継続的なケアなどの面で日本の被害者がこの10年、いかに放置されてきたかを訴えた。

 集いには、9・11テロの被害者ら3人が米国から参加した。

 息子の消防士ジョナサン(当時29)を亡くしたリー・イェルピさん(60)は、事件の11日後に「被害者補償基金」が設立されたと紹介。「遺族世帯に平均1億9000万円、負傷者も含め総額6000億円近くが配分される見通し」と話した。心身への影響も、ニューヨーク市衛生局が中心となって影響調査を始めて約7万人が登録。20年後まで継続調査をし、結果も公開していくという。

 日本では、サリン被害に対する補償制度はなく、国による継続的な被害調査も行われていない。高橋さんは「私たちサリン被害者も米国のような支援を受けられたら、こんなにつらい思いをしなくてすんだかもしれない」と語った。

 集いでは、サリン被害の治療にあたってきた医師、海外の被害者支援制度を調査した弁護士、学者らによるパネルディスカッションもあり、「犯罪被害者に補償することは公益にかなう」「社会が事件を忘れることが被害者をさらに傷つけることになる」などの意見が出され、被害者支援の必要性が強調された。

 最後に、教団に対する破産手続きで債権回収が進んでいない問題をめぐり、国が教団に代わって補償する特別法を作ることを求めるアピールを採択した。

897名無しさん:2005/03/21(月) 21:53:54
韓国大統領「竹島」で米の支持要請、ライス長官無反応
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050320-00000411-yom-int

 【ソウル=浅野好春】盧武鉉(ノ・ムヒョン)韓国大統領は20日、青瓦台(大統領府)でライス米国務長官と会談、竹島や中学歴史教科書問題で日韓関係が悪化している現状について説明した。

 青瓦台報道官によると、盧大統領は、竹島問題などを念頭に、「域内の障害要因が、歴史的状況に対する正しい認識を土台に克服されてこそ、北東アジアの平和と繁栄が実現できる」と述べ、「韓国と米国が、そのために建設的役割を果たさなければならない」と間接的な表現で韓国への支持を促した。しかし、ライス長官は、特別な反応を示さなかったという。

 ライス長官は、この日の記者会見でも、「なぜ(19日の政策演説で)日本の国連安保理常任理事国入りを支持表明したのか。韓国民は疑問を持っている」と韓国人記者から詰め寄られたが、「米国は以前から支持を表明している。米国は韓国と良好な同盟関係をもつが、日本とも同様の関係にある」と質問をかわした。
(読売新聞) - 3月20日23時2分更新

898片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/03/22(火) 22:03:42
キルギス南部を野党が掌握 大統領辞任求め動き拡大
http://www.asahi.com/international/update/0322/010.html

 中央アジアのキルギスで、議会選挙のやり直しと、アカエフ大統領の辞任を求める野党勢力による反政府行動が続いている。22日までに南部のオシ、ジャラルアバド両市で空港や州政府庁舎などの重要施設を占拠し、南部全域をおおむね掌握した。野党側は抗議行動をさらに北部の首都ビシケクにまで広げる構えだ。アカエフ政権は、ロシアの支持を受ける独裁色の強い長期政権だが、ウクライナとは異なって欧米諸国は野党にテコ入れする構えは見せておらず、事態打開の展望は開けていない。

 野党側の攻勢を受けて、アカエフ大統領はすでに、事態収拾に向けた動きを見せ始めているが、22日に重要演説を行う予定だ。

 旧ソ連の構成国だったキルギスには、今もロシア軍が駐留しているほか、01年9月の同時多発テロを受けて、米軍も基地を置いている。野党が基盤とする南部には、過激なイスラム主義の浸透が懸念される地域もあり、今回の混乱に乗じてそうした過激派が国境を越えて勢力を伸ばすことに国際的な不安も高まっている。

 現地からの報道では22日、キルギス第2の都市オシ市で、地元警察が野党勢力の選出した「知事」の指揮下に入った。野党の指導者の1人オトゥンバエワ元外相は22日付イズベスチヤ紙のインタビューで「オシ、ジャラルアバド両州の大半を我々は支配している。次の目標はビシケクだ」と述べた。

 一方、大統領報道官は22日、オシ市では公共交通機関が止まり、商店の略奪が始まっていると指摘。「マフィア勢力が一帯を支配し、野党は状況を制御できなくなっている」と非難した。

 大統領府は21日、「アカエフ大統領が中央選管に対して、選挙結果が住民の反発を呼んでいる地域に特別な注意を払うよう指示した」との声明を発表した。野党陣営の主張に耳を傾ける姿勢を示したと見られる。ただ、大統領は2月27日、3月13日の議会選は、ほとんどの地域で公正に行われたとも主張しており、野党側が主張する全面的なやり直しには否定的だ。

 現時点で治安機関は武器を使わないよう命令されているが、事態が沈静化に向かわない場合「非常事態宣言は避けられない」(政治学者のニコノフ氏)との見方も出ている。

 今回の反政府行動の背景には、1924年に旧ソ連の自治州として、ほぼ現在の国境線を持つキルギスが誕生して以来の南北間の対立がある。

 首都ビシケクを含む北部では、伝統的に遊牧が盛んで、宗教は祖先崇拝が一般的だった。一方、東西に走る山脈に隔てられた南部では農業が盛んで、早くからイスラム化が進んでいた。北部、南部の住民は、それぞれ国境を接するカザフスタン、ウズベキスタンと近い関係にある。

 こうした地域情勢を反映して旧ソ連時代、キルギスの最高指導者は北部出身者と南部出身者から交互に選出されるのが慣例となっていた。しかし北部出身のアカエフ氏は90年に初代大統領に就任以来、15年にわたる長期政権を敷いている。

 95年の再選以降は、高まる南部の不満を抑えるため、野党指導者を逮捕したり、新聞を発禁処分にしたりするなど、強権的姿勢を強めている。

 しかし、「オレンジ革命」と呼ばれた昨年のウクライナ大統領選とは異なり、欧米諸国は選挙の不正は批判しつつも、反政府勢力とは一定の距離を置いている。ウクライナで野党指導者だったユーシェンコ大統領に肩入れした米国は、今回は与野党双方に対話による解決を呼びかける姿勢だ。

899片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/03/22(火) 22:09:57
大野長官「基本論ではない」 ライス長官発言にくぎ
http://www.ryukyushimpo.co.jp/news01/today/050322ec.html

 【東京】ライス米国務長官が沖縄を念頭に基地撤退は地域経済に影響を及ぼすと発言した件について、大野功統防衛庁長官は22日午前の閣議後会見で「(地域経済への影響が)負担軽減のために障害だ、というのは基本論ではないと思う」と述べ、直接的な表現を避けつつも、ライス発言に批判的な見解を示した。

 大野長官は軍用地返還特別措置法(軍転法)で返還後3年間の給付金支給を定めたことに言及。「長年、基地が地元に組み込まれたため、一時的にはそういうこと(経済への影響)が起こるかもしれないが、初めに基地ありきでは困る。地元としてどうすればいいかという議論が先行すべきだ」と述べた。「経済への影響」を口実に基地存続論につなげないよう、やんわりとくぎを刺した形だ。

 ライス長官は19日の大野長官との会談で、「沖縄の負担軽減」に触れた大野長官に対し、「ドイツから米軍が撤退した際には、地域経済に影響が及ぶという声があった」と述べ、沖縄でも経済面で影響があるとの見方を暗に示した。

900片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/03/22(火) 22:13:34
米国務長官『別の選択肢』 北朝鮮『6カ国』拒否続くなら
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kok/20050322/mng_____kok_____004.shtml

 【北京=白石徹】中国を訪問中のライス米国務長官は二十一日、北京市内のホテルで記者会見し、北朝鮮が六カ国協議への参加を拒否し続ければ「別の選択肢があるのは明らかだ」と述べ、国連安全保障理事会への付託を示唆した。また、中国が台湾独立阻止を狙って制定した「反国家分裂法」を明確に批判し、この時期に欧州連合(EU)が対中武器禁輸措置を解除させようとしていることを強く非難した。

 ライス長官は、北朝鮮の核問題を解決するために六カ国協議での話し合いが有効としながらも、「この方法で北朝鮮の問題を解決できなければ、ほかの解決方法を見つけなければならない」と言明。安保理付託による北朝鮮への経済制裁の可能性を指摘した。

 中国の胡錦濤国家主席は、二十日のライス長官との会談で、米国が北朝鮮に柔軟な姿勢を示すよう求めていたが、これを拒否する形になった。

 ライス長官は、反国家分裂法について「この法律が(中台間の)緊張を高めていることは明らかだ」とした上で、「(中台統一問題は)中国と台湾のどちらか一方で解決できる問題ではない」との認識を示した。

 さらに、同法制定の時期に、EUが中国への武器輸出に踏み切ろうとしていることに対して「(中国への)誤ったシグナルになる。米国が安全保障上、特に重要と考えるこの地域の軍事バランスを崩す」と批判した。

 ライス長官は、約二十四時間の中国滞在中、胡錦濤主席、温家宝首相のほか、呉儀副首相、唐家〓国務委員(前外相)、李肇星外相と会談。北朝鮮と台湾の問題をはじめ、人権・宗教問題や人民元の為替レート、米中間の貿易摩擦などで意見交換した。

 ライス長官はインド、パキスタン、アフガニスタン、日本、韓国、中国のアジア六カ国歴訪を終えて、同日午後、帰国の途に就いた。

※〓は王へんに旋

901とはずがたり:2005/03/23(水) 15:55:05
【キルギス情勢:05.03.19-21】
議会選挙で与党圧勝の中抗議活動が活発化。南部を中心に7州の内3州で庁舎などを占拠。
イズベスチア紙はグルジアの「バラ革命」、ウクライナの「オレンジ革命」に続く旧ソ連圏の民衆革命「チューリップ革命」がキルギスで始まったと伝えた。 

議会選への抗議拡大/キルギス、3州で庁舎占拠
http://www.shikoku-np.co.jp/news/news.aspx?id=20050320000004
[モスクワ19日共同] 中央アジアのキルギスで19日までに、アカエフ政権に対し先の議会選挙のやり直しを求める野党勢力が、全7州のうち3州の州庁舎を占拠、独自に知事を選出するなどした。グルジア、ウクライナに続き、旧ソ連時代からの指導者に交代を迫る動きが勢いを増してきた。

 アカエフ政権は現段階では、反政府機運が一気に拡大する事態を恐れ、治安部隊による強行策は控えているが、大規模な抗議行動が首都ビシケクに波及すれば、情勢の流動化は避けられない。

野党が南部を掌握、二重権力に=「チューリップ革命」が始動−キルギス
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050321-00000251-jij-int
[モスクワ21日時事] 議会選挙での与党勝利を不正と反発する中央アジア・キルギスの野党勢力は21日、同国第2の都市で「南部の首都」とされるオシの州政府庁舎を占拠した。野党側はオシに近いジャラルアバドなど南部一帯を掌握、二重権力状態が出現しつつある。
 アカエフ大統領はこれを受けて、騒乱が起きている選挙区の集計結果を見直すよう中央選管に指示、一定の譲歩姿勢を示した。キルギスに軍事基地を置く米国は、双方に対話を促している。
 ロシア紙イズベスチヤは、グルジアの「バラ革命」、ウクライナの「オレンジ革命」に続く旧ソ連圏の民衆革命「チューリップ革命」がキルギスで始まったと伝えた。 
(時事通信) - 3月21日23時0分更新


野党側が中枢施設掌握 キルギス南部 (共同通信)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/science/cancer.html?d=21kyodo2005032101004660&amp;cat=38&amp;typ=t
[モスクワ21日共同] 中央アジア・キルギス南部で21日までに、議会選のやり直しとアカエフ大統領の辞任を求める野党支持者がジャラルアバドとオシの両州で警察署に続き、州・市庁舎や空港などを占拠、中枢施設をほぼ掌握した。

 野党側はアカエフ大統領との直接交渉を要求。これに対し大統領は同日、選管に議会選での不正の有無の調査を指示し、解決の糸口を探る姿勢を見せたものの、議会選のやり直しは拒否しており、事態打開の見通しは立っていない。キルギス政府は現段階で否定しているが、展開によっては非常事態を宣言する可能性も出てきた。

 インタファクス通信はジャラルアバドの地元警察筋の情報として、野党支持者が20日に警察署を占拠した際、警官との衝突で計10人が死亡した可能性があると報道。ロイター通信によると警官4人が死亡した。キルギス政府はいずれの情報も否定した。
[ 2005年3月21日23時11分 ]

902とはずがたり:2005/03/23(水) 16:02:28

議会選「不正」 キルギス緊迫
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050322-00000012-san-int
[モスクワ=内藤泰朗] 中央アジアのキルギスで、アカエフ大統領派が圧勝した先月末の議会選のやり直しを求める野党勢力が二十一日までに、南部オシ州にある同国南部最大の空港を占拠したのをはじめ、オシとジャラルアバドの両州で州庁舎など中枢施設をほぼ掌握した。グルジア、ウクライナに続き、中央アジアでも旧ソ連時代の指導者に交代を迫る動きが急を告げている。
 インタファクス通信によると、野党支持者二百人がオシ市の空港の建物に入り、さらに約四百人の野党支持者が空港近くにいる。
 また、二十一日のオシの州庁舎占拠には野党支持者約三千人が参加し、野党指導者のオトゥンバエワ元外相は集会で「南部諸州の権力は民衆の管理下に移った」と強調した。野党側は警察署など治安機関も占拠した。
 野党勢力は二十一日までに、同国の首都ビシケク南方約六百キロにあるジャラルアバド州の州都ジャラルアバドでも州庁舎や空港、地元警察署など数カ所の政府関連施設を占拠し、独自に州知事を選出する強硬姿勢を強めている。政府側との衝突で、警官四人が死亡、数人が負傷したとも伝えられる。
 野党勢力は北西部のタラス州でも州庁舎を占拠した。
 アカエフ大統領は先週、ウクライナでの大統領選挙やり直しにつながった「オレンジ革命」がキルギスで起きれば、内戦は避けられないなどと警告していた。二十一日のモスクワ放送によると、大統領は野党と協議する用意があるとの考えを表明した。
 キルギスでは、先月に引き続き今月十三日に議会選の第二回投票が行われ、アカエフ大統領の娘が当選。野党側は、政権側が大規模な選挙不正を行い権力の温存を図っていると批判している。
 選挙監視に当たった欧米諸国も、大規模な選挙違反が行われたとしているが、双方に流血の事態を避けるため、話し合うよう強く要請している。
 中央政府の力が強いビシケクには抗議行動は及んでいないが、今後、大規模な抗議行動がビシケクにまで波及する事態となれば、情勢が大きく動くことも予想される。
(産経新聞) - 3月22日3時10分更新

キルギス:抗議の波が首都に 大統領が反政府運動非難
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/america/news/20050323k0000m030106000c.html
[モスクワ町田幸彦] キルギス議会選挙の不正疑惑問題で抗議運動を続けている野党勢力指導者は22日付ロシア紙イズベスチヤとの会見で、南部を中心に起きている抗議運動を首都ビシケクで展開する考えを表明した。インタファクス通信によると、野党支持者らは南部オシからバスに乗り首都に向かっている。大統領派はこれに対抗して、首都で集会を開く構えだ。アカエフ大統領は同日、議会選挙の開票結果を見直す考えはないとした上で「辞職するつもりはない」と述べ、野党勢力の辞任要求を退けた。

 ロイター通信によると、キルギス中央選管は同日、1院制議会選挙の結果について、全議席の75議席のうち69議席の当選が確定したと述べ、「選挙の投票結果は有効であり、新議会は誕生した」と表明した。

 アカエフ大統領は議会での演説で「非常事態宣言を発令するつもりはない」と表明したが、「非妥協的な野党による破壊活動の危険が起きている」「キルギス政府は革命を認めない」と語り、野党勢力の抗議運動拡大の動きを批判した。しかし、「一時的現象であり、統制できると確信している」と言明した。

 イズベスチヤ紙によると、キルギス野党勢力の指導者の一人、親欧米派ローザ・オトゥンバエワ元外相は「我々はオシ州の7地区中6地区、ジャラルアバド州の8地区中5地区などを掌握し国土の半分を支配下に置いた」と強調。「次の目標は首都だ」と言明した。

 同氏は地元警察官が帰宅後平服で抗議デモに加わっていると述べた。野党勢力の指揮組織「国民統一」は、選挙監視を行なった全欧安保協力機構(OSCE)の代表、駐キルギス米大使と協議したという。

 また野党勢力に加わっているバキエフ元首相はロシア紙トルードに「政権交代が果たせなければ、最も急進的な選択として南部の自治国家樹立もあり得る」と警告した。

 アカエフ大統領報道官は22日、南部オシ州、ジャラルアバド州が「第3の勢力」によって支配され、「クーデターだ」と非難した。オシ市内の広場では22日、約100人の住民が集まっているだけで、野党支持者の多くはビシケクに向かった模様だ。
毎日新聞 2005年3月22日 20時39分

903とはずがたり:2005/03/23(水) 16:03:14
【キルギス情勢:03.03.22】>>902

●キルギス南部の「首都」オシやジャラルアバドの両州で権力をほぼ掌握。イズベスチヤ紙によると、キルギス野党勢力の指導者の一人、親欧米派ローザ・オトゥンバエワ元外相は「我々はオシ州の7地区中6地区、ジャラルアバド州の8地区中5地区などを掌握し国土の半分を支配下に置いた」と強調。「次の目標は首都だ」と言明した。

●キルギス中央選管は同日、1院制議会選挙の結果について、全議席の75議席のうち69議席の当選が確定したと述べ、「選挙の投票結果は有効であり、新議会は誕生した」と表明した。

●アカエフ大統領は議会での演説で「非常事態宣言を発令するつもりはない」と表明したが、「非妥協的な野党による破壊活動の危険が起きている」「キルギス政府は革命を認めない」と語り、野党勢力の抗議運動拡大の動きを批判した。しかし、「一時的現象であり、統制できると確信している」と言明した。

●欧米諸国は「大規模な選挙違反が行われた」事を認めつつも「双方に流血の事態を避けるため、話し合うよう要請」。

●野党勢力指導者は南部を中心に起きている抗議運動を首都ビシケクで展開する考えを表明。野党支持者らは南部オシからバスに乗り首都に向かっている。大統領派はこれに対抗して、首都で集会を開く構え。

●野党勢力に加わっているバキエフ元首相は「政権交代が果たせなければ、最も急進的な選択として南部の自治国家樹立もあり得る」と警告した。

904とはずがたり:2005/03/23(水) 16:08:32
【キルギス情勢:03.03.23】

キルギス:大統領がモスクワ極秘訪問 露大統領とは会えず
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/america/news/20050323k0000e030081000c.html
[モスクワ町田幸彦] 反政府運動が続くキルギスのアカエフ大統領は22日、国内演説で続投の意思を表明したが、これに先立ちモスクワをひそかに訪れ、ロシア大統領府と協議していたことが明らかになった。ロシア紙ブレーミヤ・ノーボスチなどが報じた。プーチン露大統領はアカエフ大統領との会談に応じず、昨年11月のウクライナ大統領選挙への「干渉」が批判されたことを教訓に、キルギス情勢を静観する慎重ぶりを示したとみられている。

 ロシア大統領府筋によると、アカエフ大統領は20日、キルギスの首都ビシケクからモスクワに空路で到着した。キルギス南部ジャラルアバドでは同日、議会選挙の不正疑惑を追及する野党勢力が占拠した州庁舎に治安部隊が突入し、実力排除したが、抗議運動の拡大は不可避の情勢だった。旧ソ連の盟主ロシアの意向をうかがう、突然のクレムリン詣でともいえた。

 「大騒ぎしている野党に対してどうすべきか」と問うアカエフ大統領に、ロシア大統領府幹部は「(任期の)10月まで現職のままでいればいい」と答えたという。クレムリンの意向を受けて、アカエフ大統領は野党の辞任要求に屈しない決心をしたようだ。同大統領はプーチン大統領との面談を望んでいたが、果たせないままキルギスに戻った。キルギス大統領府はモスクワ訪問の情報を否定している。

 プーチン大統領は昨年11月のウクライナ大統領選挙で2度も同国を訪問し、親露派候補の前首相支持を表明した。この内政干渉が遠因になり、選挙不正をきっかけにした反政府運動「オレンジ革命」が起きた。その結果はウクライナのロシア離れと親欧米派ユーシェンコ大統領の誕生だった。

 キルギスでは北部のマナス空港に米軍が長期駐留しており、ロシア軍もこれに対抗する形で首都近郊のカント空港を基地として利用している。南部から首都へと北進する野党勢力の抗議運動がロシアに従順なアカエフ大統領打倒に突き進めば、プーチン大統領としても安穏としていられない。しかし、米欧主要国から大国主義的傾向を批判されているだけに、当面、露骨な干渉は避ける考えのようだ。
毎日新聞 2005年3月23日 13時15分

キルギス大統領、野党の議会選やり直し要求を拒否
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050323-00000303-yom-int
[ビシケク=古本朗] キルギスのアカエフ大統領は22日夜、議会選結果をめぐり野党勢力と政権の対立が先鋭化する中、テレビ演説し、「(議会選は)適法に行われ、結果が問題となることはあり得ない」と述べ、野党が要求している議会選やり直しと大統領職辞任を拒否した。

 また、実力行使はせず、野党側との交渉による事態打開を図る意向を示した。

 一方、全欧安保協力機構(OSCE)とグルジアのサアカシビリ大統領は同日、仲介の意向を表明した。

 地元マスコミなどによると、野党支持者は22日夜、バトケン州のカダムザイ地区の村役場を占拠するなど支配を拡大。同州キュジルキヤでは野党支持者が断続的に集会を開いている。

 アカエフ大統領は22日夜の演説の中で、首相をはじめとする指導部が野党指導者と連日、接触していることを認める一方で、野党支持者らが州政府庁舎などの占拠をやめることが、本格的な交渉開始の前提条件だと語った。
(読売新聞) - 3月23日11時52分更新

「革命認めない」、大統領が対決姿勢=退陣要求を拒否−キルギス
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050323-00000458-jij-int
[モスクワ22日時事] 中央アジア・キルギスのアカエフ大統領は22日、国民向けにテレビ演説を行い、同国南部を掌握しつつある野党勢力の辞任要求について…退陣を拒否した。また、先の議会選で当選した議員による新議会で、南部での抗議行動を「危険な破壊行為だ」と非難し、政権は革命を許さないと強調した。中央選管は議会選の結果を有効と認定し、選挙やり直し要求を退けた。
 政権側が強硬姿勢を貫いたことで、野党側が反発を強めるのは必至だ。インタファクス通信によれば、野党支持者は首都ビシケクでアカエフ大統領打倒運動を組織するため、バスを連ねて南部の拠点オシから北上しており、衝突の事態も懸念される。
 選管によれば、定数75のうち69議席が確定。議会には大統領の子息や娘を含む与党系の58議員が出席、野党系の11議員はボイコットした。アカエフ大統領は非常事態宣言の発令は否定した。 
(時事通信) - 3月23日3時0分更新

キルギス南部を野党が掌握 大統領辞任求め動き拡大>>898
2005年03月23日00時56分

905とはずがたり:2005/03/23(水) 16:14:12
【キルギス情勢:ポイントなど】
>>904-905
ウクライナの時は全面支援した癖に野党勢力がイスラム系だと西洋勢も冷たいねぇ。

ウクライナを東西に,キルギスを南北に分けてそれぞれ
東ウクライナ…親露政権 西ウクライナ…親欧政権
北キルギス…親露政権 南キルギス…親イスラム政権
チェチェン…独立・反露政権?
とすべし。

● 旧ソ連の構成国だったキルギスには、今もロシア軍が駐留しているほか、01年9月の同時多発テロを受けて、米軍も基地を置いている。野党が基盤とする南部には、過激なイスラム主義の浸透が懸念される地域もあり、混乱に乗じてそうした過激派が国境を越えて勢力を伸ばすことに国際的な不安も高まっている。

● 今回の反政府行動の背景には、1924年に旧ソ連の自治州として、ほぼ現在の国境線を持つキルギスが誕生して以来の南北間の対立がある。

 首都ビシケクを含む北部では、伝統的に遊牧が盛んで、宗教は祖先崇拝が一般的だった。一方、東西に走る山脈に隔てられた南部では農業が盛んで、早くからイスラム化が進んでいた。

● こうした地域情勢を反映して旧ソ連時代、キルギスの最高指導者は北部出身者と南部出身者から交互に選出されるのが慣例となっていた。しかし北部出身のアカエフ氏は90年に初代大統領に就任以来、15年にわたる長期政権を敷いている。

● 95年の再選以降は、高まる南部の不満を抑えるため、野党指導者を逮捕したり、新聞を発禁処分にしたりするなど、強権的姿勢を強めている。

● しかし、「オレンジ革命」と呼ばれた昨年のウクライナ大統領選とは異なり、欧米諸国は選挙の不正は批判しつつも、反政府勢力とは一定の距離を置いている。ウクライナで野党指導者だったユーシェンコ大統領に肩入れした米国は、今回は対話による解決を呼びかける姿勢だ。

● 軍事基地をキルギスに持つ米国は、現政権と協力関係にあるという事情のほか、ウズベキスタン、タジキスタンとの国境が複雑に入り組んだ南部地域にイスラム急進勢力の影響が浸透しつつあることへの懸念があると見られる。

● 反政府運動が続くキルギスのアカエフ大統領は22日、国内演説で続投の意思を表明したが、これに先立ちモスクワをひそかに訪れ、ロシア大統領府と協議していたことが明らかになった。ロシア紙ブレーミヤ・ノーボスチなどが報じた。プーチン露大統領はアカエフ大統領との会談に応じず、昨年11月のウクライナ大統領選挙への「干渉」が批判されたことを教訓に、キルギス情勢を静観する慎重ぶりを

● プーチン大統領は昨年11月のウクライナ大統領選挙で2度も同国を訪問し、親露派候補の前首相支持を表明した。この内政干渉が遠因になり、選挙不正をきっかけにした反政府運動「オレンジ革命」が起きた。その結果はウクライナのロシア離れと親欧米派ユーシェンコ大統領の誕生だった。

● キルギスでは北部のマナス空港に米軍が長期駐留しており、ロシア軍もこれに対抗する形で首都近郊のカント空港を基地として利用している。南部から首都へと北進する野党勢力の抗議運動がロシアに従順なアカエフ大統領打倒に突き進めば、プーチン大統領としても安穏としていられない。しかし、米欧主要国から大国主義的傾向を批判されているだけに、当面、露骨な干渉は避ける考えのようだ。

906とはずがたり:2005/03/25(金) 12:36:04
【キルギス情勢:05.03.24】

首都で連日の抗議集会 キルギスで緊張続く
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050324-00000137-kyodo-int
[ビシケク24日共同] 議会選をめぐる混乱が続くキルギスの首都ビシケクで、約2000人の野党支持者らが24日、前日に続いて反政府の抗議集会を開いた。アカエフ政権側は警官多数を動員し厳戒態勢を敷く一方、ドゥシェバエフ内相が「平和的なデモには武力を使わない」として野党側に自制を呼び掛け、事態収拾に努めた。
 一方、AP通信によると、政府報道官は24日、南部の州を掌握する野党側との交渉のため同日、オシに向かう予定だったタナエフ首相が訪問を中止したと述べた。詳しい理由は不明だが、複数の政府関係者が代わりに調停に向かう可能性があるという。
(共同通信) - 3月24日17時49分更新

キルギス首都でデモ隊と大統領支持派が衝突
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050324-00000012-reu-int

 [ビシケク 24日 ロイター] ロイター通信の記者によると、キルギスの首都ビシケクで、アカエフ大統領支持者と、大統領の辞任を求めるデモ隊が衝突した。
衝突の際には発砲音も複数回響いた。
 現地の記者によると、棒や手作りの盾を持った大統領支持者数百人が、ビシケク中心部の広場で行われていた反大統領派の抗議集会になだれ込んだ。集会には、1万人以上の反大統領派が参加していた。警察は傍観しており、現在も、棒や石を使って数千人が争い、人々が逃げ惑う状況が続いている。
 発砲音も数回響いたが、誰が発砲したかは不明。
(ロイター) - 3月24日19時35分更新

907とはずがたり:2005/03/25(金) 12:44:55
【キルギス情勢:05.03.24その2】

<キルギス>新内相「武力行使も辞さず」 強硬方針を強調
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050324-00000048-mai-int
 キルギスのドゥシェバエフ新内相は23日、首都ビシケクで記者会見し、野党勢力の反政府デモに関連して武力行使を辞さない方針を言明した。内相は会見で「憲法上の秩序維持のため、治安当局は武力や特別手段、携行する武器を用いる権限を法によって認められている」と述べた。
(毎日新聞) - 3月24日12時27分更新

キルギス 議会選不正疑惑で南北対立鮮明
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050324-00000009-san-int
首都に治安部隊、野党デモ強制排除
[モスクワ=内藤泰朗] 議会選の不正疑惑をめぐる中央アジア・キルギスの政情緊迫で、アカエフ大統領は二十三日、北部の首都ビシケク中心部に波及した野党支持者らの抗議行動を治安部隊を投入して強制排除し、国の南部を支配する野党勢力と対決姿勢を鮮明にした。同じ旧ソ連圏で劇的な政権交代を招いたウクライナ、グルジアとは異なり、米露両国はキルギス情勢への関与を当面控える構えで、内戦の懸念を含め混迷は一段と深まっている。
 アカエフ大統領は二十三日、先月の議会選以来続く混乱の責任を取らせて、スバンベコフ内相とアブドゥルダエフ検事総長を解任し、代わりに強硬派でビシケク市警察長官のドゥシェバエフ氏を新内相に任命した。
 ビシケクでは、街頭に集まった「キルギス国民運動」など野党支持者ら約千人の一部が政府庁舎に乱入しようとしたが、出動した内務省特殊部隊と衝突し二十数人が逮捕された。新内相は、デモに対し実力行使を辞さないと警告した。
 大統領は二十二日、国民向けテレビ演説で、南部を掌握した野党勢力の辞任要求を、「国民だけが決められる問題だ」と拒絶。先の議会選で当選した議員による新議会でも、南部での抗議行動を「危険な破壊行為だ」と非難した。中央選管は議会選の結果を有効と認定し、野党側の選挙やり直し要求も退けた。
 大統領は、内戦を招きかねない非常事態宣言は当面避けたいとしているが、今後のデモ隊の動向によってはそれも予断を許さない情勢だ。
 一方の野党側はすでに南部のオシやジャラルアバドなどの主要都市のほか、西部のタラスなど、天山山脈で隔てられた南西部を実効支配して独自の州知事選出を進め、首都にも反政権運動を広めようと動いてきた。
 南部で反政権の火の手があがった背景には、ソ連時代からモスクワの援助を受けて経済的に繁栄した産業地域の北部と、農業が中心で貧しくイスラム原理主義が浸透した南部の歴史的対立がある。ソ連共産党は、こうした対立感情の先鋭化を避けて南北の出身者を交互に指導者に当てていた。
 しかし、北部出身の大統領はソ連崩壊以来、約十四年間にわたり権力を独占し、今年十月に予定される大統領選挙で自派の後継者に権力を譲る構えを強めたことで、南部の不満が爆発した。
 米国務省は二十二日、キルギスの与野党双方に暴力の自制と対話による問題解決を呼びかけたが、野党勢力の一部が暴徒化している実態を「表現の自由とは政府庁舎を破壊する自由ではない」と批判。ロシア側も同じくキルギス情勢に距離を置く姿勢を示している。
 反テロ戦争を理由にビシケクに軍事基地を持つ両国にとって、隣接するウズベキスタンのイスラム原理主義勢力の影響を受けたキルギス南部の反政権勢力の台頭に危険を感じていることも、両国の消極姿勢の背景にあるものとみられる。
(産経新聞) - 3月24日2時59分更

908とはずがたり:2005/03/25(金) 12:50:52
【キルギス情勢:05.03.25】

勢いって凄いねぇ。此処は欧米の協力得られずに頓挫かと思ってたし,北部は大統領の支持派が多数かと思ってたのに。。

野党の暫定政権発足 キルギス政権崩壊
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050325-00000113-kyodo-int

[ビシケク25日共同] 議会選をめぐる混乱を契機に野党側が政権を掌握した中央アジアのキルギスで24日深夜(日本時間25日午前)、臨時議会が開かれ、野党側のカドゥイルベコフ議員を新議長に選出、大統領不在の場合の憲法規定により、同議員が大統領代行に就任した。野党の暫定政権が発足したことによりアカエフ政権は崩壊。ソ連時代末期以降14年以上続いた独裁政権に終止符を打ち、民主的な国家建設に向けた新たな政治プロセスが始まった。
 旧ソ連時代の権力者の長期独裁政権が続く中央アジア4カ国での政権交代は初めて。今回の政変は経済の低迷から独裁色を強めたアカエフ政権への市民の反発が背景にあるが、同様の事情を抱えるウズベキスタンなど残る中央アジア3カ国に影響する可能性もある。 辞任を表明していないアカエフ大統領の行方は依然不明だが、野党側は海外に脱出したとして、政権移行作業を本格化させた。
(共同通信) - 3月25日11時55分更新

<キルギス>大統領代行に野党指導者 25日に暫定政権
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050325-00000013-mai-int
キルギス、野党連合の「暫定政府」が発足
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050325-00000202-yom-int
<キルギス>市民が暴徒化 アカエフ家の高級品店で略奪
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050325-00000021-mai-int

[ビシケク=古本朗・杉尾直哉] 中央アジア・キルギスの議会選挙の不正疑惑に対する抗議運動でアカエフ政権が崩壊した24日夜、最高裁が24日、アカエフ政権の組織的不正が指摘された先の議会選結果を無効とする裁定を下したのを受け、野党陣営(同国議会)は、選挙前のメンバーによる議会(緊急会合)を召集。この場で、野党「社民党」指導者のイシェンバイ・カディルベコフ氏(55)を議会議長兼大統領代行(大統領代行兼国会議長)に選出、野党「キルギス国民運動」指導者のクルマンベク・バキエフ元首相を長(首相代行)とする野党連合指導部「国民団結調整会議(国民統一調整会議)」に当面、暫定政府機能を遂行させる決定を下した。暫定政権は25日から発足する。
 (報道によると、アカエフ大統領のかつての政敵で、投獄されていたフェリクス・クロフ元副大統領は24日、解放され、)緊急議会は、…クロフ元副大統領を治安関係省庁の責任者に指名した。首都ビシケクでは同日夜、暴徒化した一部住民の略奪が相次ぎ(他方、ビシケク市内では24日深夜までに、スーパーマーケット、貴金属店を含む少なくとも計4軒が暴徒に略奪され、車が焼かれた。また、露テレビ局の撮影班が暴行された上、携帯電話を奪われる事件があった。アカエフ大統領の妻や長男が経営する大型高級品店に暴徒化した市民が押し寄せ、商品を略奪した。富を独占してきたアカエフ家に対する怒りの爆発とも言えるが、民衆革命に便乗した無秩序な行動は、新政権設立した野党側に大きな痛手となりそうだ。)、治安回復が野党暫定政権の直面する課題になっている。内務省によると、同日の野党勢力と警官隊の衝突で約200人が負傷した。首都ビシケクでは…治安が悪化しており、情勢正常化が暫定政府の第一の急務となるが、その統治能力は未知数だ。
 キルギス最高裁判所は24日、「先に中央選管が発表した議会選挙の開票結果は無効だ」と発表した。野党勢力関係者は今年秋までに再選挙を実施すると話している。
 インタファクス通信によると、アカエフ大統領は隣国カザフスタンに脱出したとの情報があるが、所在地は確認されていない。政変が起きたキルギスとの国境をカザフ当局は閉鎖している。権力の座を追われたアカエフ大統領は家族とともにカザフへ逃れた、との情報が有力視されているが、居所も正式辞任の意思の有無も未確認だ。キルギスのアブドリサエフ駐米大使は24日、ワシントンで記者会見し、アカエフ氏が大統領辞任を認めておらず「安全な場所にいる」と語った。
 ロシア政府は「キルギス内政に干渉しない」との声明を発表した。
(毎日新聞) - 3月25日10時32分更新
(読売新聞) - 3月25日10時40分更新
(毎日新聞) - 3月25日10時53分更新

909とはずがたり:2005/03/26(土) 13:37:38

個人的には韓国領なんだから(←半月城氏の知識に負う。勿論ありうべき判断ミスは私に属す),変に騒ぎ立てずに今の曖昧な存在のまま,施政権は韓国にくれてやったまま,今のように漁業権を日韓で分け合う形がベストだと思うのだが…。
変にICJで白黒つけて漁業権失ったらどうするのか?まぁきっかけは島根県議会がやいやい言いだしたことなんだから自業自得では有るね。大体無人の領域を必ずどっかの国が領有するってゆー西洋発の近代国家システムをそろそろ超克する方法考えないと。

岡田氏、客観的判断が必要/竹島問題で
http://www.sakigake.jp/servlet/SKNEWS.NewsPack.npnews?newsid=2005032501006375&amp;genre=politics

 民主党の岡田克也代表は25日夜、埼玉県八潮市で講演し、日本と韓国が領有権を主張する竹島(韓国名・独島)問題について「日本は領土だと主張しているが、韓国に言わせると日本に取られたと意見が対立している。こういう問題は国際司法裁判所(ICJ)でどちらの言い分が客観的か決めてもらうのが望ましい」との認識を示した。

(2005/03/25 21:12)

910片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/03/26(土) 14:18:49
>>909
半月城さんのとこ、さらり読みしただけなんですが(というかたくさんありすぎて整理できないっす・・)、その中の多くで竹島=鬱陵島として論じられてるのが変じゃないのかなあ、と思うんですが。
読み違いかもしれませんが。自らの立場にとにかく有利に解釈している感じもしますし。
都合が悪い部分では帝国主義どうこうで片付けているところもかなり多いですし(気持ちはわかるんですが)。
これだけを読んでこっちからことさら韓国領と言う必要はないと思うんですが。ICJでもたぶん白黒つきませんし。


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