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国際関係・安全保障論
1
:
■とはずがたり
:2003/01/22(水) 12:15
経済畑出身の私の鬼門,外交・安全保障を考える。
適宜,憲法談義・世界経済等もこちらで。
2079
:
とはずがたり
:2009/11/22(日) 18:15:04
普天間めぐり焦燥感=党内から連立離脱論も−社民
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1215411124/61
2009年11月22日(日)16:03
硫黄島・グアムへの移設検討を=社民
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-091119X972.html
2009年11月19日(木)12:03
社民党は19日の常任幹事会で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題について、東京都小笠原村の硫黄島やグアムへの移設を検討するよう政府に申し入れることを決めた。併せて政府・与党による協議の場を設けるよう求める。社民党はこれまで沖縄県外や国外の移設を求めていたが、具体的な移設先を示したのは初めて。
普天間問題「民主にハラあれば解決」 五百旗頭氏発言
http://news.goo.ne.jp/article/kobe/region/T20091112MS01273A.html
2009年11月12日(木)17:12
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題をめぐり、五百旗頭真防衛大学校長は11日、「民主党にハラがあれば、(沖縄県内移設の方向で)うまくもっていくことができた」と鳩山政権の対応を批判した。対米、アジア関係をテーマに神戸大学で開かれたシンポジウムで語った。
13日のオバマ米大統領の来日を控え、沖縄の米軍基地問題は最大の懸案となっている。北沢俊美防衛相が就任後、沖縄で地元の声を聞いたところ「県外移設を求める声よりも、よそへいかないでという声の方が多かった」といい、五百旗頭校長は「民主党にハラがあれば、その機をとらえてうまくもっていくことができたと思うが、(社民党は県外移設を求めるなど)三党連立がありうまくいかなかった」などと批判した。
これに対し、出席した福山哲郎外務副大臣は「米国との普天間合意は国と国との約束で重いが、沖縄の4選挙区でこれに反対した4人の民主党議員が当選したことも重い。民主主義を大事にする米国なら理解してくれると思う」と防戦した。
2080
:
名無しさん
:2009/11/22(日) 18:53:25
>>2079
>「県外移設を求める声よりも、よそへいかないでという声の方が多かった」
世論調査では7割反対だっていうのに、
>>2017
聞いた場所が偏っているのを示しただけですね。
2081
:
チバQ
:2009/11/24(火) 20:06:38
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/091124/mds0911240728006-n1.htm
【日々是世界 国際情勢分析】アッバス議長「引退表明」の真意は (1/2ページ)
2009.11.24 07:27
「引退表明」はブラフ(はったり)なのか、それとも自暴自棄になったからなのか。来年1月に予定される自治政府議長選に出馬しない意向を示したパレスチナ自治政府のマハムード・アッバス議長(74)の真意をめぐり、さまざまな観測が広がっている。
議長の苦境は誰の目にも明らかだった。和平交渉再開に向けた協議でのイスラエルの強硬姿勢、仲介役の米国への不信感、パレスチナ自治区のガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスとの対立−。
八方ふさがりの状況だけに、アッバス議長が5日、議長選不出馬を表明すると、「狙いはパレスチナ人の団結を促して、和平交渉で米国の後押しを得ることだろう」(ロイター通信)という見方が広まった。
そもそも選挙日程はハマスの同意なしで設定されたもので、今後、延期される可能性が高い。9日付のイスラエル紙イディオト・アハロノト(電子版)は「選挙はしばらくない。(アッバス議長が)すぐに引退する心配はない」とするパレスチナ解放機構(PLO)メンバーの声を紹介。アッバス議長が、議長選延期を見越した上で、イスラエル側に揺さぶりをかけているとの見解を示す。
一方でアッバス議長の決意は本物との見方もある。「パレスチナ国家樹立が一向に見えない中で、(アッバス議長は)自治政府の議長職にとどまる必要性を感じていない」。11日付の国際紙インターナショナル・ヘラルド・トリビューンによると、ある自治政府幹部はアッバス議長の心境をこう分析したうえで、議長が引退すれば、閣僚らも雪崩を打って辞職する可能性があるとしている。
そうした中で、自治政府内では、国連安全保障理事会の支持決議を受けたうえで、イスラエルの承認なしで一方的に「独立」を宣言すべきだとの声が高まっている。17日には議長自身が「他に解決策はない」と強調し、国際社会に対し決議採択への理解を求めた。
だが、あくまで交渉による和平を目指す米欧はこの案に反対する。イスラエル側も猛反発しており、同日、東エルサレムの入植地で住宅900戸の建設計画を承認するなど、強硬姿勢を一段と鮮明にしている。
アッバス議長は、事態打開の方策がないまま、引退表明という「奥の手」を出したことにより、ますます窮地に追い込まれている。
2082
:
とはずがたり
:2009/11/24(火) 23:10:49
ちょい前の記事。
日本、「核密約」文書の再機密化要請 公開した米に
http://www.asahi.com/politics/update/0825/TKY200908250381.html
2009年8月26日3時48分
日米両国の「核密約」の根幹部分が記された公文書が99年に米国で公開された際、日本政府が米側に公開を取り消すよう要請していたことが分かった。文書は、核兵器を積んだ米艦船や航空機の日本への立ち寄りを事前協議なしに日本が認めることを確認した内容。日本からの要請の直後、米国務省によって再び機密指定されていた。
当時の政府関係者が匿名を条件に経緯を証言した。米国の公開文書を封印するよう日本側が求めた事実は、日本政府が「核密約」の存在を国民の目から隠そうとしたことを示している。「核密約は存在しない」という一貫した日本政府の主張が崩れ、情報公開の観点からも批判を招くことは必至だ。
問題の文書は、60年の日米安保条約改定を前に、核兵器を積んだ米艦船や航空機の立ち寄りや通過をそれまで通り認めることを日米で確認した59年の「安保条約討議記録」など。60年6月に米国務省北東アジア部が作成した「議会用説明資料集」の中に含まれていた。当時のハーター国務長官が、議会に安保条約改定の批准承認を求める際の答弁用資料として用意されたと見られる。
米国の公文書は原則として作成から25年を超えると公開の対象となる。「資料集」は99年秋までにいったん機密指定が解除され、全文が公開された。しかし、「討議記録」など密約に関連した部分だけが、同年12月13日付で再び非公開文書に指定され、公開文書から削除された。「安全保障上の機密情報」が含まれていたことが理由とされた。
元日本政府関係者は「文書の公開を知って、ただちに(機密指定の)解除を取り消すよう米側に申し入れた」と証言する。「米国の文書公開の判断はずさんだ」とも指摘し、公開の際に日本側の事情が考慮されていなかったとの見方も示した。申し入れは、外交ルートを通じて行われたという。
ただ、問題の文書は、非公開となる直前の99年11月、情報公開に取り組んでいる米国の民間研究機関「ナショナル・セキュリティー・アーカイブ(NSA)」の研究員が、米国立公文書館でコピーを取っており、それを入手した朝日新聞が00年8月に全容を報道した。コピーがなければ、今なお内容が明らかになっていなかった可能性が高い。
99年12月当時、小渕内閣の河野洋平外相の下で外務事務次官を務めていた川島裕・宮内庁侍従長は先月、核密約問題についての朝日新聞の取材に「コメントする立場にない」と述べている。(倉重奈苗)
◇
〈安保条約討議記録〉 60年の日米安保条約改定の際に新設された「事前協議」制度の具体的運用について、当時の藤山愛一郎外相とマッカーサー駐日大使の合意を記録した文書。事前協議について「米軍機の日本飛来や米海軍艦艇の日本領海・港湾への進入に関する現行の手続きに影響を与えるものとは解釈されない」と明記。核搭載米軍機や艦船がそれまで通り自由に日本に飛来・寄港できることを担保する内容で、「核密約」の根幹を記した文書とされる。この解釈については63年に、当時の大平外相とライシャワー駐日大使が秘密会談で改めて確認している。
◇
■我部政明・琉球大教授(国際政治学)の話 米国務省の正式な手続きを経て公開された外交文書が再び非公開となることは異例で、日本政府の関与を聞いて、やはりそうだったのかという思いだ。核密約を確認した63年の大平正芳外相とライシャワー駐日米大使(いずれも当時)の会談記録もいったん公開された後、非公開になっている。日本政府の関与が疑われるケースはほかにもある。
情報公開をめぐっては「原則すべて公開」の米国とは対照的に、日本は「公開するものを選ぶ」のが実態だ。特に改定日米安保条約、沖縄返還協定、日米防衛協力などの分野の記録の重要な部分は公開されていない。我々研究者は、米国の公開資料を通じて日米交渉の経緯をやっと知ることができる。いつまでも国民に知らせることができないというのはなぜなのか。また「ない」と主張し続けるのなら、なぜその部分が日本にはないのか。説明責任が政府にはあるのではないか。
2083
:
とはずがたり
:2009/11/27(金) 23:23:04
もー関空に米軍とかどおだ?!
普天間、年内に政府方針なければ県外要求 自民沖縄県連
http://www.asahi.com/politics/update/1127/SEB200911270023.html
2009年11月27日22時30分
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題について、自民党沖縄県連は27日、(1)鳩山政権に対し、年内に方針を決定するよう求める(2)それができなければ、県外移設を求める――との方針を決めた。同県名護市辺野古に移設する現行案を容認してきた従来の方針を転換することになるが、その時期を年明けに先送りすることで、これまで歩調を合わせてきた仲井真弘多知事にも配慮した。
この日発表した方針では「我々が現行案容認にこだわってきたのは、普天間飛行場の現状固定化を恐れたからだ」と強調。「これ以上、問題を先延ばしにすることは許されない」としたうえで、結論が年明けにずれ込めば、「これまでベストとしてきた県外移設に方針を改めることを決断する」と結んでいる。
ただし、年明けに政府が現行案を選んだ場合の対応については、県連の翁長政俊幹事長は「容認しない方針だが、それは年明けの判断」と述べるにとどめた。
自民県連は、政権交代後、県外移設を求める県民世論が高まったことを受け、話し合いを続けていた。26、27両日の県議による議員総会では「県外移設を求めると(結論が先送りされて)普天間周辺の危険性が放置される」「苦渋の選択で移設を容認してきた名護市のこれまでの経緯はどうなるのか」との意見が相次いだ。一方で、報道機関の世論調査などで県民の約7割が県外移設を望んでいることや、米軍基地の大半が沖縄県に集中していることなどを挙げ、「民意に沿って県外移設を支えていく必要がある」との声が大勢を占め、全会一致で方針を決めた。
沖縄県議会では08年7月、現行案に反対する決議と意見書を、社民、共産、民主などの県政野党の賛成多数で可決している。仲井真氏を支えてきた公明党県本部は今月4日、県外移設の推進を求める見解を発表しており、自民の対応が注目されていた。
2084
:
名無しさん
:2009/11/27(金) 23:28:28
>>2083
いっそメガフロート飛行場とかw
地上部隊、演習場、補給施設も一体で受け入れてくれるのであれば、海兵隊も県外移設を飲んでくれるかもしれませんが。
2085
:
チバQ
:2009/11/27(金) 23:58:00
下地島の立派な空港は使えないんすかね。
2086
:
とはずがたり
:2009/11/28(土) 00:22:28
なんか良さそなところっすね>下地島
http://images.google.co.jp/images?q=%E4%B8%8B%E5%9C%B0%E5%B3%B6&lr=lang_ja&oe=utf-8&rls=org.mozilla:ja:official&client=firefox-a&um=1&ie=UTF-8&ei=g-0PS9KIHoHo7APctuTYBQ&sa=X&oi=image_result_group&ct=title&resnum=4&ved=0CCwQsAQwAw
2087
:
とはずがたり
:2009/11/28(土) 00:25:35
なんと,旅客機が飛んでないし軍事上も有利な場所にあるなら有効活用しない手はないような。。
昔の覚え書きなんかもまあ殆ど空文なんでわ??
地元の反撥は強いのかねぇ。。
下地島空港
提供: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8B%E5%9C%B0%E5%B3%B6%E7%A9%BA%E6%B8%AF
概要
1994年以来定期便の就航が無いため、実質民間パイロット専用の訓練空港として扱われる。日本では数少ない、滑走路両端にILSが設置されている空港である(東京国際空港等の大規模空港も含め国内の大多数の空港では、ILSは滑走路の片側にのみ設置されている)。3,000m×60mの滑走路が整備され、航空機の操縦訓練が行われる。
年間利用客数は、国内329人(2007年度)。
歴史
* 1973年(昭和48年)7月31日 - 非公共用飛行場として建設される。
* 1979年(昭和54年)7月5日 - 公共用飛行場(第三種空港)として設置、供用開始。航空会社によるパイロットの訓練が開始される。
* 1980年(昭和55年)11月1日 - 那覇空港との間に南西航空(現日本トランスオーシャン航空)の定期便(YS-11型機)が就航。
* 1994年(平成6年)7月22日 - 利用客が少ないことから定期便運休。以後、現在まで定期便運航は無し。
* 2001年(平成13年)
o 4月18日 - 伊良部町議会が空港への自衛隊訓練誘致を満場一致で決議。防衛庁は「前向きに検討」とした。
o 4月28日 - フィリピン合同軍事演習へ向かう途上の米軍ヘリコプターが飛来して給油。自治体には事前に通達。
o 5月15日 - この日発表されたアメリカ国防総省系シンクタンクのランド研究所の報告「アメリカとアジア」で、「下地島など沖縄の空港施設を軍事利用できるようにする」とある。
o 5月17日 - フィリピン合同演習から帰還するヘリが再び給油に訪れる。
o 5月22日 - 在沖縄アメリカ総領事が空港を視察。
* 2002年(平成14年)
o 3月16日 - 伊良部町議会で空港への自衛隊誘致を賛成9反対8で決議。住民説明会で反対意見が続出。
o 3月25日 - 伊良部町臨時議会で16日の自衛隊誘致決議と平成13年の自衛隊訓練誘致決議の白紙撤回を賛成16反対1で決議。
o 10月1日 - 伊良部町が周辺町村と合併して宮古島市となる。
* 2006年(平成18年)
o 2月 - 航空自衛隊那覇基地司令が「日本の防衛上、下地島を自衛隊が利用できればいい」と発言したことが、地元紙で問題発言として扱われる。
* 2007年(平成19年)
o 4月1日 - 北海道に本社を置くエアトランセが、エアードルフィンとの提携で那覇空港への不定期便を開設。
o 6月25日 - 那覇空港便が3ヶ月足らずで休止となり、再度航空路線がない状態となる。
2088
:
とはずがたり
:2009/11/28(土) 00:25:49
>>2087
国防の観点からみた下地島空港の価値
下地島空港は沖縄本島と中国大陸の中間にあり、尖閣諸島にも近い。先島諸島で唯一、かつ日本でも数少ない、ILSが両端に設置された3,000m×60mの滑走路を持ち、戦闘機や輸送機の運用にも支障のない規模がある。
那覇基地からでは八重山地方は中国(大陸)よりも遠く有事対応が現実的でなく、自衛隊の下地島空港使用については国政でも議論されている。自衛隊による下地島空港の使用が可能になれば、東シナ海での行動範囲が広がり、航空自衛隊の戦闘機部隊、海上自衛隊のP-3C対潜哨戒機部隊の基地、または補給中継施設として非常に重要な拠点となりえる。在沖米軍も台湾及びフィリピンへ向かう航空路近くにある下地島空港に関心を示しているとされ、これまでにも緊急の給油を理由として何度も当空港への着陸を行っている。
現用の那覇空港は、軍民共用でかつ発着便数の多さがすでに過密といえる状態であり、有事の際、軍用空港としての機能は果たせない可能性が高い。ただし、那覇空港の拡張案も具体的に検討されており、那覇空港の利用実態においての下地島空港の優位性は将来には低下するものとみられる。
屋良覚書
しかし、下地島空港の利用方法については、飛行場設置に当たって1971年(昭和46年)に日本政府と当時の屋良朝苗琉球政府行政主席との間に交わされた「屋良覚書」が存在しており、これによって下地島空港の軍民共用空港化は為されないものとされている。
その内容は
1. 下地島飛行場は、琉球政府が所有及び管理を行い、使用方法は管理者である琉球政府(復帰後は沖縄県)が決定する。
2. 日本国運輸省(現・国土交通省)は航空訓練と民間航空以外に使用する目的はなく、これ以外の目的に使用することを琉球政府に命令するいかなる法令上の根拠も持たない。
3. ただし、緊急時や万が一の事態のときはその限りではない。
というものである。
旧伊良部町の請願
それに対して、下地島空港の地元である旧伊良部町では、2005年(平成17年)3月16日に開催された町議会で、下地島空港への自衛隊誘致の請願を賛成9反対8で可決し、沖縄県全体に衝撃が走った。この請願は、2004年(平成16年)11月10日に、宮古島及び石垣島沖合で発生した漢級原子力潜水艦領海侵犯事件において、稲嶺惠一沖縄県知事(当時)をはじめ、沖縄県内の首長が誰一人として中国潜水艦による領海侵犯に抗議の声明を出さず沈黙したことに、事件の地元である伊良部町の一部の住民が憤慨し、政府の責任で自衛隊を駐屯させ、日本の国土である先島諸島を守って欲しいと意思表示を行い、請願したものであった。もっとも、当請願には自衛隊駐屯による経済振興を期待する意味もあり、純粋に国防上の問題を憂えた上でのものではない。
結局、この請願は、住民集会で異論が噴出し、3月25日に白紙撤回をせざるを得なかったが、沖縄本島と先島諸島との間の国防に関する温度差が如実に表れた事件だった。
2089
:
名無しさん
:2009/11/28(土) 01:26:16
>>2085-2086
下地島は離島なので、日常の補給とか経済インフラの問題で候補から外れたとどこかで読んだ気が。
あと海兵隊は陸海空一体作戦を展開するために出来るだけ陸上部隊・航空部隊・港湾施設を近い場所に置きたいみたいです。
空軍部隊なら打ってつけなんですけどね>下地島
2090
:
とはずがたり
:2009/11/28(土) 11:24:09
首相に亀井氏「参院選まで普天間決めるな」 社民と共闘
http://www.asahi.com/politics/update/1128/TKY200911270494.html
2009年11月28日9時3分
連立与党の福島瑞穂社民党党首と亀井静香国民新党代表が27日に会談し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題の年内決着に反対することで一致した。亀井氏は会談後、鳩山由紀夫首相に電話し「来年夏の参院選までは移設先を決めるべきでない」と伝えた。会談は、政権内に県内移設を前提とした年内決着の動きがあることから「県外・国外移設」を掲げる社民党の福島氏が持ちかけた。
また、亀井氏は両党首が加わる基本政策閣僚委員会の下に各党政策責任者が加わる作業部会を設けるよう求めたうえで、「県内移設なら基本政策閣僚委で拒否する」と伝えたという。社民党は普天間問題で国民新党との共闘で県内移設に抵抗する方針だ。
2091
:
とはずがたり
:2009/11/28(土) 11:25:51
>>2089
解説感謝っす。
なるほど,離島故に地政学的には有利かも知れないけどその分日常の駐屯にはコストがバカに成らんのですな。。
地元にとってみるとインフラ整備のきっかけになる,というのを飴に受け容れたりする可能性はないんでしょうかね。。
2092
:
チバQ
:2009/11/28(土) 11:36:48
じゃあ同じ理由で硫黄島も駄目と。
となると関空か、セントレアの有効活用で。
2093
:
神奈川一区民
:2009/11/28(土) 11:48:58
>>2092
やはり、静岡空港がいいと思います。
2094
:
とはずがたり
:2009/11/28(土) 11:54:39
静岡空港は大繁盛するんじゃいヽ(`Д´)ノ(笑)
2095
:
名無しさん
:2009/11/28(土) 12:09:06
じゃあ茨城空港でどうでしょうw
2096
:
とはずがたり
:2009/11/28(土) 12:18:34
そっちは大賛成っす(`・ω・´)
まあ既に自衛隊が居るんですけどねw
2097
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/11/28(土) 13:37:00
251 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2009/10/24(土) 00:44:09 ID:VHQqqwDQ
ttp://www.mtfuji-shizuokaairport.jp/
|┃三 ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,
|┃ ,,,ミ:::::::::::::::::::::::\
|┃ ミ::::;;;;--‐‐‐-ヽ:;::|
ガラッ.|┃ ミ::| .|:|
|┃ .|::| \ |:| 大統領!ここもう使いませんから
|┃ |:| (●) (●) 普天間の代わりにどうっすか?
|┃ | .ヽ
|┃ | )
|┃ ≡ | −=-
|┃ ヽ /
|ミ\___/ ---- く .\
|┃=___ \ .\
2098
:
チバQ
:2009/11/29(日) 02:13:44
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009112800188
非核三原則、変更か徹底か=想定されるシナリオ−密約確認濃厚
戦後の日米間の「密約」をめぐり、岡田克也外相が設置した有識者委員会の検証作業がスタートした。最大の焦点は、日米安全保障条約改定時に交わされたとされる核搭載艦船の立ち寄りを黙認する密約の扱いだ。政府が存在を認めれば、「日本外交の信頼を回復する」と真相に迫った鳩山政権の姿勢は評価されるが、一方で、「非核三原則」が形骸(けいがい)化していたことになり、影響も大きい。有識者委の報告は来年1月中旬。政権内で三つのシナリオがささやかれている。
外務省の調査チームは、密約を裏付ける資料を見つけており、有識者委が「密約あり」と認定する可能性は濃厚。それを受けた第1のシナリオとして外務省などで浮上しているのが、核兵器を「持たず、作らず、持ち込ませない」とした「非核三原則」を変更し、「非核2.5原則」に転じる案だ。
これは、政府として密約を確認した上で、事前協議の対象となる核持ち込みの定義を「陸上への配備」に限定し、核を積んだ艦船の寄港などは、持ち込みに当たらないという新たな解釈を打ち出すもの。ただ、三原則から後退する印象は否めず、社民党などが反発する可能性がある。
第2のシナリオは、三原則の徹底だ。この場合、核搭載艦船の寄港を事前協議の対象とすることを米側と確認する必要がある。しかし、米側にとっては、個々の艦船が日本に寄港するたびに核搭載の有無を明らかにすることになり、戦略上、同意を得るのは容易ではなさそうだ。
実際、1980年代に非核化政策に踏み切ったニュージーランドでは、入港する米艦船に「非核証明」を求めた結果、米政府は同国への防衛義務を凍結。両国の同盟関係は事実上破綻(はたん)した。日米同盟に影響が出るのは確実で、「『核の傘』が揺らぐことになる」(外務省筋)という指摘が出ている。
三つ目は、密約は認めるが、何も対応しないというシナリオ。ブッシュ大統領(当時)が92年に艦船や潜水艦に積む戦術核兵器の撤去完了を表明しており、現在は日本への核持ち込みはなく、現状のままでも三原則との整合性は問われないという論法だ。ただ、将来、安全保障環境に変化が生じ、米国の核戦略が変わる可能性もある。核持ち込みに関する日本の立場をあいまいにし続ければ、無責任との批判も免れない。(2009/11/28-15:08)
2099
:
とはずがたり
:2009/11/29(日) 03:52:30
>>2097
むきーっヽ(`Д´)ノ(笑)
2100
:
名無しさん
:2009/11/30(月) 20:23:22
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091130/plc0911301242011-n1.htm
中国国防相が海自イージス乗艦、要望し異例の視察 佐世保
2009.11.30 12:41
イージス艦視察のため長崎県佐世保市を訪れ、海上自衛隊幹部らに迎えられる中国の梁光烈国防相(左)=30日午前 来日中の中国の梁光烈国防相が30日、長崎県佐世保市を訪れ、海上自衛隊のイージス艦「ちょうかい」を視察した。中国要人が乗艦するのは極めて異例。
海自による出迎え式典後、梁氏は米海軍佐世保基地内に接岸したちょうかいに乗り込んだ。海自佐世保地方総監部によると、同艦には米国が開発した艦載防空システムなど機密が多いため、米軍関係者が立ち会い、視察は限定的な内容という。
中国側による海自イージス艦視察は、中国海軍艦艇が初来日した平成19年11月にも検討されたが、当時はイージス艦情報漏えい事件の時期と重なり、日本側が米側に配慮し見送った経緯がある。今回は中国側から「艦艇を視察したい」との要望があり、防衛省の判断でイージス艦に決めた。防衛省幹部は「透明性をアピールすることで、逆に中国側に軍事力の透明化を求める狙いもある」と説明している。
2101
:
主権侵害山岡賢次
:2009/11/30(月) 20:33:03
12月4日まで国会延長が勝手に決まったぞ。
山岡が間違いなく韓国人参政権を仕掛けて来る。韓国人権侵害救済法案などもろくに審議をしないで強行採決するつもりだ!!気付いた者から順に叩き潰せ!!国家の存亡の危機である!!
2102
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/12/01(火) 12:37:17
まだ日本にも所有権が曖昧なままの土地が残ってたんですね。
> 所有者が決まっていない島には順次名前を付けたり、国有化の手続きをしたい
http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009120101000086.html
政府、離島保全の基本方針を決定 総合海洋政策本部
政府は1日午前、総合海洋政策本部(本部長・鳩山由紀夫首相)の会合を開き、排他的経済水域
(EEZ)などの管轄海域を維持するため離島の保全や管理に関する基本方針を決定した。
鳩山首相は会合で「日本の排他的経済水域は世界で6番目(に大きい)。開発すれば海洋資源大国に
なれる。基本方針にのっとり法整備を含めて進めていく」と表明した。同本部の会合は政権交代後初めて。
基本方針は、昨年3月に閣議決定した「海洋基本計画」で策定が決まった。海岸線の浸食や地球
温暖化による海面上昇で水没の恐れが指摘されている最南端の沖ノ鳥島(東京都)などを対象に保全・
管理の体制などについて定めた。状況に応じて海岸線の保全工事を行い、不当な占有や海岸線を変更
させるような掘削などを規制する措置を講じるとした。
また海洋資源開発の拠点整備や、希少な動植物が多い離島の自然環境の保全策も盛り込んだ。
海洋政策担当相を兼務する前原誠司国土交通相は1日の記者会見で「来年の通常国会で法律案を
出したい。所有者が決まっていない島には順次名前を付けたり、国有化の手続きをしたい」と述べた。
2009/12/01 12:00 【共同通信】
2103
:
名無しさん
:2009/12/02(水) 00:28:58
沖縄も未解決ですが、こちらは家族の犯罪です。
米側から身柄引き渡されず=少年2人、地位協定基づき−路上ロープ女性重傷・東京
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091201-00000070-jij-soci
12月1日12時32分配信 時事通信
東京都武蔵村山市で8月、路上に張られたロープでバイクを運転していた女性が重傷を負った事件で、殺人未遂容疑で逮捕状が出た米軍横田基地所属の米兵の子供2人について、米軍側から身柄が引き渡されていないことが1日、捜査関係者への取材で分かった。
2人は基地内に居住する少年。日米地位協定では、米軍施設や敷地内で逮捕や家宅捜索をする場合、米軍側の許可が必要なため、警視庁組織犯罪対策2課は引き渡しを要請していたが、逮捕状の期限の1日になっても実現していないという。
同課は逮捕状を更新し、引き続き身柄引き渡しを求める方針だ。
2104
:
名無しさん
:2009/12/02(水) 22:11:13
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091202/plc0912022157014-n1.htm
仕分けで注目「りっくんランド」人気急上昇 陸自広報センター
2009.12.2 21:54
陸上自衛隊広報センター「りっくんランド」を楽しむ来場者たち=2日、朝霞駐屯地(山口知宏撮影) 陸上自衛隊の朝霞駐屯地内にある広報センター「りっくんランド」(東京都練馬区)の人気が急上昇している。行政刷新会議の事業仕分けの対象として、仕分け人の蓮舫参院議員が訪れた姿が繰り返しテレビに登場して認知度がアップしたほか、有料化を懸念して駆け込み需要が出ているためだ。センターでは「いずれにせよ、より多くの人に防衛への関心を持ってもらえれば」と思わぬ“仕分け効果”を歓迎している。(山口知宏)
「りっくんランド」は戦車やヘリコプターなどを展示しているほか、迷彩服や装備を試着できるなど体験型の無料広報施設。事業仕分けの対象として11月23日に蓮舫議員が来館し、飛行感覚を味わえるフライトシュミレータに感嘆する姿がテレビで放映されたが、翌24日の事業仕分けでは自衛隊の広報事業費(約13億円)が「縮減」と判定された。
センターの来場者は、これまで休日400〜500人、平日200人程度だった。しかし、24日の事業仕分け後に急増。28日の土曜日は1380人、29日の日曜日は2049人と2千人を突破。今月2日は平日でも323人を記録した。
「テレビで蓮舫議員の訪問を見て、知った」と話すのは埼玉県川越市から来た60代の夫婦。広島から実家の東京に帰省中という男性(30)は「テレビで見ておもしろそうだった」と話す。また、事業費の縮減で民間委託して有料にする可能性が出てきたため、「無料のうちに行こうと思って」(東京都西東京市から来た一家)という声も目立つ。
センターの広報担当者は人気急上昇について、「メディアに取り上げられた効果」と分析。「有料化の行方は分からないが、まずはたくさんの人に知っていただくことができ、よかった」と話している。
2105
:
とはずがたり
:2009/12/03(木) 00:07:23
首相、沖縄知事と極秘会談 普天間巡り負担軽減策協議か
http://www.asahi.com/politics/update/1128/TKY200911270493.html
2009年11月28日3時0分
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、鳩山由紀夫首相が27日朝、首相公邸で沖縄県の仲井真弘多知事と約1時間、極秘に会談した。関係者が明らかにした。
鳩山首相は30日、仲井真知事と首相官邸で会談する予定。仲井真知事は朝日新聞のインタビューで、名護市辺野古に移設する現行計画を受け入れる条件として、移設先の沖合修正と移設工事完了までの間の普天間飛行場の機能分散を求めることを表明。首相とこうした負担軽減策について協議した可能性がある。
一方、岡田克也外相ら関係4閣僚が27日、首相官邸で普天間問題について協議。米側の実務者と交渉していた外務、防衛両省幹部や須川清司専門調査員(民主党職員と兼務)が26日に帰国したのを受け、今後の対応策を詰めたとみられる。
協議後、前原誠司沖縄担当相は記者団に「日米の実務者レベルでどんな話がされているか報告があり、情報を共有した。決まった段階で担当相として動くが、まだタイミングではない」と語った。また、岡田外相は記者会見で「年内決着は私の思いだが、途中の段階でコメントするのは適当ではない」と述べた。
2106
:
とはずがたり
:2009/12/04(金) 15:46:05
昨日の報ステだたか首相の腹案はグアムであり,アメリカ軍も密かに検討だか準備だかをしてる節があるそうですので,もし実現したりすると物凄い得点となりましょうな。
沖縄が民社国の金城湯池となること間違いなしだ。革新票の8割,保守票の6割ぐらいは総浚い出来る様になるんちゃうか。
普天間移設問題で首相「グアムも検討」 社民は歓迎
2009.12.4 11:01
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091204/plc0912041102007-n1.htm
鳩山由紀夫首相は4日午前、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題に関し、「グアムに全部移設することが米国の抑止力ということを考えたときに妥当かは検討する必要がある」と語り、同飛行場をグアムに移転することも含めて検討する考えを示した。首相公邸で記者団に語った。首相は同日午後の日米外務・防衛当局の閣僚級作業グループに向け、グアム移設案など、現行計画以外の選択肢を検討するよう岡田克也外相、北沢俊美防衛相らに3日指示していた。
首相は、グアム移転案に関し、「グアム(の地元)は期待している」と指摘。その上で、同県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部に移設する現行計画に関し「日米合意は重いが、辺野古しかないのか。嘉手納(基地統合案)も含めて他の地域はないのか今、検討している。社民党の(連立離脱)問題が出てきている中で検証に力を入れてやってもらいたいと(両大臣に)言った」と述べた。
その一方で、首相は現行計画についても「当然のことながら辺野古は生きている」と語り、依然、選択肢に含まれているとの認識を示した。
平野博文官房長官は4日午前の記者会見で「県民の負担軽減が基本であり、あらゆる角度で対処しなければいけない」と指摘し、日米両政府が平成18年に合意、26年までに代替施設建設を実現するとした米軍再編ロードマップ(行程表)の見直しも含め、柔軟に対応する考えを強調した。
一方、福島瑞穂消費者・少子化担当相(社民党党首)は4日午前の記者会見で「この内閣が県外、国外移設をきちんと検討していないと私は思っていたので、選択肢の幅が明確に広がったことを大変歓迎している」と述べた。
2107
:
神奈川一区民
:2009/12/04(金) 22:44:44
>>2106
本当にグアム移転ができれば凄いです。ある意味、歴史的な首相ですよね。
ただ、アメリカから多額の費用を請求されると思います。
2108
:
名無しさん
:2009/12/04(金) 23:04:54
>>2106-2107
グアムに移転するのがアメリカの軍事戦略上有利なことなら、日本に頼まれるまでもなくやっていると思う。
今までそうしなかったということは米国にとってメリットがないということでしょう。
アメリカ側がNoと言ったらそれまでの話だし、期待しない方がいいのでは?
こんなに迷走するくらいなら首相就任時に
「1年間かけて日米同盟をレビューするので時間が欲しい。普天間問題はその中で結論を出す。再編計画の期限も1年延期して」
とオバマ政権側にはっきり伝えれば良かったのに。
そうすればオバマ政権の信用をこんなに失うこともなかったし、参院選後に社民党ファクター抜きにじっくり検討できた。
2109
:
名無しさん
:2009/12/04(金) 23:30:07
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009120401110
「普天間」越年、小沢氏の影=連立優先に首相逆らえず
鳩山由紀夫首相が米軍普天間飛行場移設問題の年内決着を断念した背景には、来年の通常国会や参院選を見据え、連立相手の社民党に配慮する小沢一郎民主党幹事長の意向があった。日米関係より連立を優先し、基地問題を政局と絡めたことで、決着への道筋は一層不透明となってきた。
「政策の話のつもりかもしれないが、政局になって困るのはあんたらだ」。
先月30日午後、参院本会議散会後の国会。社民党の又市征治副党首は小沢氏に近い民主党の輿石東参院議員会長に対し、普天間問題の結論を先送りさせなければ、連立政権からの離脱も辞さないと迫った。社民党の姿勢に危機感を抱いた輿石氏は「その通り。何であんなに急ぐ必要があるのか」と、年内決着への流れをつくりつつあった政府への不満を示し、小沢氏に直接電話するよう促した。
又市氏からの電話に、小沢氏は最初「内閣の話なんだから、中で福島(瑞穂社民党党首)さんが頑張ればいい」と、政策課題からは距離を置く姿勢を示した。しかし、又市氏が「これは連立の問題なんだから、あんたがやらなきゃいかん」と調整を求めると、小沢氏は「分かった、分かった」と応じたという。
同じころ、首相官邸で開かれた基本政策閣僚委員会では、福島氏が「(名護市の)辺野古沿岸部に基地を造ることにはきっぱり反対する」と表明。国民新党の亀井静香代表も「3党連立で決めないと、社民党は離脱するよ」と加勢した。平野博文官房長官は「3党を飛び越えて決めることは絶対にありません」と約束せざるを得なかった。
この日の夜、輿石氏は同じ「参院民主党」の北沢俊美防衛相を食事に誘った。普天間問題の年内決着を目指していた北沢氏に、輿石氏は小沢氏の意向を踏まえて「年内に慌てて決めることはない。無理してもろくなことはない」とクギを刺した。
翌1日、首相は官邸に岡田克也外相と北沢氏を呼び、平野氏を交えて対応を協議した。平野氏が前日の基本政策閣僚委での福島、亀井両氏の強硬姿勢を伝えると、北沢氏は「連立政権が壊れるようなことがあってはならない」と発言。突然の方針転換の裏に小沢氏の影を感じたのか、首相は異論を挟まず、年内決着見送りが事実上決まった。
民主党は参院での単独過半数獲得に向け、通常国会で子ども手当などの重点政策を実現させた上で、参院選に臨むのが基本戦略だ。だが、社民党が連立を離脱すれば、与党は参院で過半数割れとなるばかりか、衆院での法案再可決もできなくなり、鳩山政権はたちまち窮地に陥る。
「参院選までは辛抱だ」。民主党幹部はこう語り、小沢氏が当面、そうした危険を冒すような選択をすることはないと強調した。(2009/12/04-22:51)
2110
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/12/05(土) 00:47:10
>>2108
この問題、鳩山首相自体は迷走してないように思います。
一貫して「結論は急がない」という軽い気持ちでいるような。それが大問題だという見方もあるでしょうが。
日米対等同盟派の前原沖縄相も、内政担当という自覚からか、慎重な言い回しを続けてますね。
政権として迷走している感が強いのは、北沢防衛相と、何と言っても知名度のある岡田外務相が
鳩山ののほほんとした態度とは逆に、結論を急いでいるからでしょう。
その背景にはアメリカ側の圧力があるでしょうし、その圧力をモロに受ける交渉担当官僚からの
突き上げもあると思います(北沢なんかはこの例)。
ただ岡田は(外相が内示された幹事長として臨んでいた)三党政権同意協議でも主張していたように、
当初からこの問題への危機感が強かった(≒アメリカ側の説得に悲観的だった)。
しかし、それは民主党がマニフェストで「日米地位上程の改訂を提起し、米軍再編や在日米軍基地の
あり方についても見直しの方向で臨む」と記載してあったことから、社民党の主張に折れる形で
同意していたと記憶しています。
確かに今の世論はマニフェストの厳格適用を求めていないようですが、以上の経緯から、
私は岡田はあまり、原理主義者の顔を覗かせない方が良いのでは、と思っています。
2111
:
名無しさん
:2009/12/05(土) 04:28:29
>>2110
「結論は急がない」が首相の姿勢なら、最初からそれを明言して余計な言質を与えなければいいんですよ。
これまで、マニフェスト通りにやると言ってみたり、時間の経過とともに変わると言ってみたり。
沖縄県民の思いを受け止めて県外・国外に移設と言ってみたり、日米合意は重いと言ってみたり。
年内に結論を急ぐことはしないと言ってみたり、時間が経つと問題解決が難しくなるから早期解決と言ってみたり。
オバマ大統領に「Trust me」と伝えた翌日に、あれは日米合意の実行を前提とした発言ではないと言ってみたり。
あちこちで色んな当事者に気を持たせるようなことばかり言っては、どこか一方から反発を食らうとすぐにそれを打ち消すような発言をする。
選挙戦の時から感じてましたが、一国のトップとして鳩山首相はあまりに発言が軽すぎる。
八方美人になろうとして皆から信用を失う、そんな印象です。
インド洋の給油問題で一貫して「単純延長はしない」以外の言質を与えなかった岡田外相を少しは見習うべきでしょう。
岡田外相や北沢防衛相が、過去の経緯や選択肢に触れていく過程でこの問題で採り得る可能性の幅が狭いことを認識すること自体は、実際に外交・防衛の実務を担当する閣僚として当然のことだと思います。
そうやって実務レベルで問題の焦点を徐々に絞り込んでいっているのに、肝心のトップが焦点を拡散させるようなことをやっていたら解決するものも解決しません。
自分の印象としては普天間問題は鳩山政権の問題というよりもはや鳩山首相個人のリーダーシップの問題だと感じています。
2112
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/12/05(土) 11:30:38
これは政策論ではなく政局論ですが、民主党としてはこの問題、社民党を政権に抱えている間は
のらりくらりと決断を先延ばしするしかありません。
参院で過半数を得てない以上、社民党離脱は通常国会の運営に重大な支障をもたらします。
選挙後すぐの政権枠組みの変更は、選挙に対する国民の信頼を失わせますし、この問題について
民主党のマニフェストや三党政権同意で方針を定めている以上、社民党に理があります。
また、今や国民政党とは言えず、地方で活動する政治組織の集合体に近い社民党にとっては、
照屋の代表選出馬の動きを見るとおり、沖縄社民は党に大きな影響を持つ強力な支持組織の一つで、
とても無視できるものではありません。
こうした「のらりくらりと結論先延ばし」という方針について、小沢・輿石はよく分かっており、鳩山にも
十分に伝わっていると思います。
とはいえ、参院選後まで決断しない、なんて公には言えませんから、首相としてこの問題に真剣に
取り組んでいるという「姿勢」は社民、アメリカ、双方に対して必要です。
毅然と「1年間何もしない」なんて、言えないでしょう。
もっとも双方の求める「回答」は180度違うもので、双方が納得する妥協案も難しく、やはり「回答」を
決断する時にはどちらか(高い確率で社民)を切り捨てることになると思います。
岡田や北沢は、こうした政局の初歩について、どのように考えているのでしょうか。
(北沢は輿石の説得に応じたようですが)
社民党切り捨てやむなし、という世論を醸成するためのプロレスかもしれませんが、にしても
実際にそれを行えるのは予算関連法案など重要法案を可決し、参院選が近づいた来年5-6月以降の
話になると思います。
また、上記の事情から、社民が国民世論に折れて態度を軟化させることは、ほとんど望めません。
ところで、鳩山の性格が生まれながらに、八方美人なのは事実です。
ですが、国民が決断できる強い首相、ブレない首相を求めているかと言えば、個人的に疑問です。
自分の体験談になりますが、育ちの良い人って、八方美人でも恨まれない、不思議な人徳を備えてたり
するんですよね。
2113
:
とはずがたり
:2009/12/05(土) 12:10:52
>>2108
>グアムに移転するのがアメリカの軍事戦略上有利なことなら、日本に頼まれるまでもなくやっていると思う。
>今までそうしなかったということは米国にとってメリットがないということでしょう。
>アメリカ側がNoと言ったらそれまでの話だし、期待しない方がいいのでは?
勿論メリットはないでしょうね。そこは外交交渉ですので,此迄まともに要求もしてこなかった自民党政権下でアメリカがうんと云ってこなかったのは当たり前でしょう。
まあ割と本気で要求してみるのも一つの外交の実験ですのでダメ元で(勿論表面上は本気で)やってみるのが沖縄に対する責任ではないでしょうかね。
2114
:
とはずがたり
:2009/12/05(土) 12:37:54
>>2110-2111
鳩山内閣の首相を含む"迷走"や"閣内不統一"の連発はまあ前向きに評価すれば「透明な調整過程」wみたいな感じではありますね。
内政問題ならまあそれでも良いんでしょうけど,外交では交渉相手が外にも居て,纏まってないと思われると出てくる妥協も出てきませんからその辺は確かにこの鳩山内閣の芸風は外交上の弱点ともなりましょうけど。。
岡田氏は慎重派の印象がありましたので,嘉手納統合とかなんらか勝算あっての発言かと思いましたがそうでもなかった様で岡田氏の印象がちょっと変わりました。。
2115
:
とはずがたり
:2009/12/05(土) 14:14:23
岡田外相、普天間「移設白紙」に懸念 宜野湾市長と会談
http://www.asahi.com/politics/update/1205/TKY200912050220.html
2009年12月5日12時43分
岡田克也外相は5日、沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場の移設問題をめぐり、同市の伊波洋一市長と那覇市で会談した。岡田氏は「このままいくと、普天間飛行場の危険がなくならないという最も懸念するような事態になりかねない」と語り、同県名護市辺野古へ2014年までに移設する現行計画が白紙に戻りかねないとの懸念を示した。
移設問題をめぐって日米両国は4日、東京で閣僚級作業部会を開いた。岡田氏は、この場で米側が普天間飛行場を辺野古沿岸部へ移設する現行案の履行を強く求めたことを紹介。「昨日も米国と話したが、状況は厳しく、(米側にとっては)現時点で辺野古沿岸部以外の選択肢はない」と説明した。
鳩山内閣は、連立政権を組む社民党や国民新党が辺野古への移設に抵抗していることから、政権の安定を重視して年内決着を断念。辺野古移設の現行案の履行は難しい状況だ。岡田氏は伊波氏との会談で、このまま日米間で平行線が続けば、海兵隊8千人のグアム移転を含めた米軍再編の日米合意が破綻(はたん)しかねないとの見方を示した。
岡田氏は、住宅密集地にある普天間飛行場を早期に移設し、住民への危険を取り除くことが重要との立場を取ってきた。再交渉が必要となり、時間がかかる県外や国外への移設ではなく、現行計画か嘉手納基地への統合に絞って可能性を探っていた。
一方で伊波氏は、現行案の見直しを岡田氏に要望。「危険性除去のために辺野古に(飛行場を)つくるといういまの議論は納得できない」と訴えた。これに対し岡田氏は、「普天間の危険性を除去するために努力する中で、地元の市長が(現行計画に)合わないことを言うのはいかがか」と不快感を示した。
「無条件撤去を」志位委員長が普天間視察
http://www.asahi.com/politics/update/1205/TKY200912050225.html
2009年12月5日13時9分
共産党の志位和夫委員長は5日午前、沖縄県の米軍普天間飛行場の移設予定地の同県名護市辺野古を視察し、「普天間基地は無条件撤去、辺野古への建設は許さない」と記者団に語った。「移設先を(国内に)見つけるのは海兵隊が抑止力になると考えるからだが、海兵隊は抑止力にならない。日本の平和と安全を脅かす力だ」とも述べ、移設先を探る鳩山内閣を批判した。
志位氏は、4日には米軍嘉手納基地を抱える同県嘉手納町の宮城篤実町長と会談。岡田克也外相が当初示した嘉手納統合案について「(外相は)撤回したとは言っていない。ここに基地を持ってくるのは正気のさたではない」と批判した。
2116
:
とはずがたり
:2009/12/05(土) 14:23:39
住民が飛行中止申し入れ F15着陸事故の石川・小松基地
2009.12.5 13:09
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091205/plc0912051314010-n1.htm
F15戦闘機が滑走路で立ち往生した事故を受け、航空自衛隊小松基地に飛行訓練の中止を申し入れた地元住民ら=5日午前、石川県小松市
航空自衛隊小松基地(石川県)でF15戦闘機が滑走路で立ち往生した事故をめぐり、地元住民が5日、同基地を訪れ、事故原因の究明と飛行訓練の中止を申し入れた。
うるささ指数(WECPNL)75以上の地域住民でつくる「小松飛行場周辺整備協議会」会長の坂下晴真さん(78)は申し入れ後、記者団に「安全点検を行った直後の事故で驚いた。不安も大きく、当面は飛行を見合わせてほしい」と話した。
小松基地によると、鶴田真一基地司令が住民と面会し「真摯(しんし)に受け止める。住民の不安を取り除くよう努力したい」と述べたという。
一方、原因究明に当たる防衛省の航空安全管理隊は5日、事故調査官ら約20人による調べを本格化させた。
2117
:
とはずがたり
:2009/12/05(土) 23:02:38
外相、嘉手納統合案を断念 / 合意の大幅見直し困難
2009年12月05日18時28分
http://203.139.202.230/?&nwSrl=177427&nwVt=npd
沖縄県訪問中の岡田克也外相は5日、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の移設問題で、日米合意のキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古)移設案に代わる選択肢として検討してきた米軍嘉手納基地統合案について「非常に厳しい状況だ」と述べ、事実上断念する意向を表明した。地元紙・沖縄タイムス幹部との懇談で明らかにした。
沖縄で期待が高まっている県外移設に関して、外相は「日米間でずっと議論してきたことを白紙に戻しての議論とはならない。オバマ政権も余裕がない」と否定的な見方を強調。その上で「(米国との交渉は)もうそろそろ限界だ。選択肢はもう少なくなっている。『協議の時期は終わった』というのが米側の認識だ」と述べ、合意の大幅見直しは困難との認識を示した。
このままの状況が続けば、在沖縄海兵隊のグアム移転事業費を審議している米議会が反発し、海兵隊8千人のグアム移転計画にも影響が出るとの見方も示した。
外相はこれに先立ち、普天間飛行場を抱える宜野湾市の伊波洋一市長と会談。連立政権内の意見調整などのため飛行場移設問題の年内決着は困難との見通しを伝えた。
【写真】 米軍普天間飛行場の移設問題をめぐり、伊波洋一・宜野湾市長(右手前から2人目)と会談する岡田外相(左端)=5日午前、那覇市内のホテル
2118
:
とはずがたり
:2009/12/05(土) 23:05:32
外相に宜野湾市長反論「危険除去と移設は別」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091205-00000462-yom-pol
12月5日11時36分配信 読売新聞
岡田外相は5日午前、那覇市内で、米軍普天間飛行場を抱える沖縄県宜野湾市の伊波洋一市長と会談した。
岡田氏は、4日の日米外務・防衛当局の閣僚級作業部会で、米側が同飛行場を米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)に移設する現行案の早期履行を強く求めたことを受け、「状況は厳しく、米国は辺野古以外の選択肢はないという。このまま行くと普天間の危険性がなくならないことを最も懸念している」と述べ、現行案での早期決着もやむを得ないとの考えをにじませた。現行案に反対している伊波氏は「危険性除去と移設は別の話だ」と反論した。
これに先立ち、岡田氏は地元経済界関係者とも意見交換し、社民党が現行案に反対していることに関連し、「連立を壊してまで現行案をできるか。かといって、結論を延ばせば米国との関係も壊す。難しい状況だ」と説明した。「県外移設だと(交渉が難航して)普天間が固定化される。県民はそれでいいのか」とも訴えた。
最終更新:12月5日11時36分
読売新聞
2119
:
とはずがたり
:2009/12/06(日) 00:14:38
先ずは恫喝してみせる。基本ですな。慌てず鷹揚に構えないと足許見られるけど大丈夫やっただろうねぇ。
ブルえ上がるバカは取り敢えず産経と読売だろうけど,此処からが勝負。
最終的に沖縄人の信頼を決定的に失墜させることに成るかも知れないけど,日米同盟の重要性はアメリカにとってもある訳であるからなんか代案はあるんちゃうか。
時に普天間に海兵隊が居るとして嘉手納には誰がおるんですかね??
普天間交渉「暗礁」 米大使一変、激怒
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091205-00000065-san-pol
12月5日7時56分配信 産経新聞
米軍普天間飛行場移設問題をめぐり鳩山由紀夫首相が年内決着を断念したことに、米国側が激怒した。
◆顔真っ赤、大声上げ
4日午後、日米合意に基づくキャンプ・シュワブ沿岸部移設を念頭にした、WGの検証作業が開かれた外務省4階大臣室隣の接見室。
関係者によると、小人数会合に移った後、米国のルース駐日大使が穏やかな語り口を一変させた。「いつも温厚」(防衛省筋)で知られるルース氏は、岡田克也外相と北沢俊美防衛相を前に顔を真っ赤にして大声を張り上げ、年内決着を先送りにする方針を伝えた日本側に怒りをあらわにした、という。
いらだちを強める米国側の姿勢は、会合後、首相官邸を訪れた岡田、北沢両氏から鳩山首相にも伝えられたとみられる。
伏線はあった。鳩山首相は4日、「グアムに全部移設することが、米国の抑止力ということを考えたときに妥当か検討する必要がある」と記者団に語り、年内決着どころか、グアム移設も含め検討する考えを示していたのだ。福島瑞穂消費者・少子化担当相(社民党党首)は「選択肢の幅が明確に広がったことを大変歓迎している」と強調した。
もともと日米合意に基づく普天間移設計画は、普天間の米海兵隊ヘリコプター部隊を辺野古の代替施設に移し、司令部機能などはグアムに移設させることが柱だ。ヘリ部隊も一緒に移設した場合、有事の際にグアムからヘリ部隊が県内に展開する地上部隊をピックアップしに沖縄に立ち寄る手間がかかる。政府関係者は「ヘリ部隊と一体のグアム案は、非現実的で想像をはるかに超える」と語る。
これまでの米軍再編協議で議論された案は、いずれも県内が対象。移設先に県外を持ち出せばWGの検証作業は困難になる。岡田外相が米空軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)への統合を主張する事情でもある。
◆「可能ならとっくに」
一方、海兵隊の戦闘機とヘリを分散移設させる案も政府・与党内にある。ヘリ基地を辺野古に隣接するシュワブ、ハンセンいずれかの陸地に建設し、海兵隊の戦闘機については嘉手納に統合する案だ。ただ、米側は部隊運用上の理由から日米合意が唯一の選択肢との立場。与党内からは「実現可能だったら、とっくにやっている」(政務三役)と嘆きの声も出ている。(大谷次郎、赤地真志帆)
2120
:
とはずがたり
:2009/12/06(日) 00:19:46
有事の際はペンキなんか積まないって事で仕方がないのかねぇ。。
護衛艦衝突 接近戦想定せず 近くに可燃物「やむなし」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091205-00000006-maip-soci
12月5日11時14分配信 毎日新聞
4日午前に高知県の足摺岬南方の海上で海上自衛隊の護衛艦同士が接触した事故で、「さわぎり」(3550トン)の艦首部分に大きな穴が開いた。10月下旬には関門海峡でコンテナ船と衝突した護衛艦「くらま」(5200トン)も、艦首部分が衝撃で折れ曲がり、火災の鎮火にも手間取った。自衛艦なのに大丈夫なのか?【樋岡徹也】
【写真特集】護衛艦衝突:「くらま」、貨物船と 写真で見る衝撃の大きさ
くらまは狭い関門海峡で貨物船を追い越そうとした韓国船籍のコンテナ船「カリナスター」(7401トン)と衝突。艦首部分は下向きに折れ曲がり、原形をとどめないほど。そこから出火し、地元消防などが必死に消火作業をしたが、鎮火まで10時間半もかかった。
実戦だったら、と考えると空恐ろしい光景だが、海自幹部はこう説明する。「現代の艦船の主眼は、まず攻撃を受けないことにあり、仮に攻撃されても沈まないこと」
現代戦は船体をぶつけて敵の船に乗り込むような接近戦を想定していない。遠距離から発射されるミサイルに対応するためレーダーで軌道を追尾、迎撃することに重点を置く。もし被弾しても、船の造りを細かい区画に分けておくことでダメージを小さくすることができるという。そのうえで、艦首について海自幹部は「高速性重視で軽量化・鋭角化し、エンジンなど重要部品が集まる中央部、かじやスクリューのある艦尾に比べ強くない」と説明する。
衝突そのものが想定外ということか。では、くらまはなぜ長々と炎上したのか。
海自トップの赤星慶治・海上幕僚長は事故後の会見で「衝突部分の近くにペイント庫があり、ペンキ缶を保管している。そこが一つの原因かなと思われる」と語った。
船体の腐食防止を兼ね、船には一般に塗料が塗られているが、くらまの場合、ペンキやシンナーを保管するペイント庫が艦首の近くにあった。そばには、いかりを操作する装置の配線もあり、衝突で切れて火花が飛び、ペンキなどに引火した可能性もあるという。
艦首部分に可燃物を保管していたことに疑問の声もあるが、海自幹部は「エンジンや戦闘指揮所、武器弾薬など大事なものを中央部や艦尾部から順番に置いているので、ペイント庫は基本的に艦首部の甲板付近になってしまう」と漏らす。ペイント庫の約20メートル後方には弾薬庫があったが、延焼は免れた。
2121
:
チバQ
:2009/12/06(日) 02:10:37
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091206-OYT1T00138.htm
「私たちより米大事か」外相に名護住民怒号
「県外移設」を期待する地元住民の不満が噴出した。
米海兵隊普天間飛行場の移設問題を巡り、移設予定地の沖縄県名護市で5日に開かれた岡田外相と住民の意見交換会。
日米同盟を背景に計画変更の難しさを繰り返す外相に、出席者たちは「地元の声を聞こうとする姿勢がない」と憤り、怒号が飛んだ。
意見交換会は名護市がある衆院沖縄3区の民主党支部が主催。支持者を中心に約100人が出席した。非公開で、マスコミが入れたのは外相の冒頭あいさつまで。質疑応答を終え、約40分後に会場の公民館から出て来た出席者たちは、報道陣に向かって不満をぶちまけた。
現行計画の移設先となっている同市辺野古の金物店経営、西川征夫さん(65)は「現行計画以外は難しい、という話ばかり。失望した」と切り出し、「県外で決めなければ、来年の参院選では民主党に投票しない」と強い口調でまくしたてた。
出席者たちによると、質疑では「私たちは日本人だ。その私たちよりアメリカが大事なのか」などと厳しい意見が続出。岡田外相が「県外は検討しつつあるが、時間がかかる。それは今の普天間の状況をそのままにすることになる」と理解を求めると、会場は騒然となり、「普天間を止めればいいだろう」「嘉手納(基地)はどうなるんだ」などと怒号が飛び交った。岡田外相が退席しようとすると、大声で「答えなさい」とヤジが飛んだという。
親子5人で参加した測量会社代表、渡具知武清さん(53)は「何を聞いても、『日米同盟は重要。普天間は大事なんです』ばかり。話が全然かみ合わなかった」と不満げ。「非公開というのも問題だ」と、会のあり方にも異議を唱えた。中村保さん(56)も「我々の意見を聞き、政治に反映させようという姿勢がなかった」と吐き捨てた。
名護市では来年1月、移設受け入れの是非が争点となる市長選が予定される。自民、公明党が支援する移設容認派の現職と、民主、社民党が推薦する反対派新人の一騎打ちとなる見通しだ。意見交換会に出席した新人陣営の広報担当者(36)は「きょうの集まりで名護では民主党のイメージが落ちた。影響が心配だ」と語った。
(2009年12月6日01時12分 読売新聞)
2122
:
名無しさん
:2009/12/06(日) 06:54:33
>>2113
>>2119
まず前提として考えなくていけないのは、現状(の基地体制)を変えるか変えないかという決定権はアメリカ側にあるということです。
日本は現状変更を求める側であって、アメリカ側がそれにNoと言えば現状は維持される。
特に海兵隊にとっては今の普天間基地が一番居心地がいい訳なので現状を変更しようとする動機はなおさら弱い。
このままでは日米同盟が政治的に持たないという危機感の下、日米の政治レベルの意志で始まったのが今の再編計画であって、軍の現場レベルでは計画が流れてくれるのならそれはそれで構わないといったところでしょう。
これが途上国や国際機関への資金援助のように日本側に出すか出さないかの決定権がある問題だったら、慌てず鷹揚に構えて相手の足許を見るのが上策ですが、この問題では日本側がお願いする立場である以上、強硬一辺倒では事態は打開できません。
それでもなお現行案に代わる移設計画を実現したいのなら、日米双方の強力な政治的意志と濃密なコミュニケーションが必要ですが、その前提となる日米間の信頼関係がここまで毀損されてしまった以上、それも叶わないと思います。
ルース大使が激怒したという報道も、外交交渉である以上演技もあるのでしょうが、同時にオバマ大統領や政権内の空気を日本側に率直に伝える意味もあるのだと思いますよ。
2123
:
名無しさん
:2009/12/06(日) 07:35:44
>>2112
社民党の現状については、私も同意見です。
少なくても、今となっては政局的に社民党の意向を無視することは不可能になったと思います。
自分が問題だと思うのは鳩山政権の初動です。
政権発足当初から県外移設は無理だろうというメッセージを一貫して出していれば沖縄県民の世論もこれだけ盛り上がることはなかっただろうし、それを受けた沖縄社民の強硬姿勢も今ほどは激しくなかったでしょう。
(本当を言えば、政権交代の可能性が高まった時点で政権発足後のフリーハンドを縛るような外交上の発言は控えるべきだったんですが…。ちょうどオバマが大統領選でやったように。)
無用な(と言い切ってもいいと思います)期待を沖縄県民に持たせ、その結果自分たちの政治的行動の余地を狭めてしまった政局上の責任は残念ながら鳩山政権にあります。
参院選前には決断できない、そしてできれば現行計画は見直したい、というのが鳩山首相の本音であれば、最初からそれに最適な戦略を採ればよかった。
それが
>>2108
に書いた「じっくりレビューさせてくれ」というやり方です。
実際、アメリカの知日派にも鳩山政権が参院選前に外交上の大きな決断をすることは無理だろうという観測が上がっていて、政権発足時に日本側が正直にそう伝えていればオバマ政権側も無理押ししなかったのではないかと思います。
鳩山由紀夫の敵を作らない八方美人ぶりは、幹事長としては優れた特質だったと自分も思います。
あれだけ党内のバランスが難しかった民主党を、小沢代表の下で見事に安定させてみせたのは鳩山の功績です。
その点で自分は幹事長としての鳩山は評価しています。
ただ一国の首相となると八方美人は美徳よりも欠点になります。
閣僚同士が対立した場合など、首相は最終的な決定者として難しい問題でも白黒結論をつけないといけない。
その点鳩山首相は全方位にいい顔をしようとして、結果的に皆の信用を失っている。
これが菅首相や岡田首相だったらもう少しマシな結果になっていたでしょう。
2124
:
名無しさん
:2009/12/06(日) 12:15:12
http://www.okinawatimes.co.jp/news/2009-12-06-M_1-001-1_001.html
2009年12月06日 政治
移設先決定 参院選後に 「普天間」政府方針/WGで米側に伝達
3党連立を最優先
米軍普天間飛行場の移設問題で、政府は移設先の方針決定を来年7月の参院選後まで先送りする意向を固めていたことが5日、分かった。鳩山由紀夫首相は外務、防衛両省が目指していた「年内決着」より、連立を組む社民党、国民新党に配慮し、政権維持を最優先させる方針を示している。関係者によると、首相の意向は4日の日米閣僚級ワーキング・グループ(WG)で米側にも伝達されたが、米側は反発したという。普天間移設問題は一層混迷が深まっている。
WGには日本側から岡田克也外相や北沢俊美防衛相らが出席。両大臣が3党連立を重視する政権の意向を米側に伝えたと発表されていた。
しかし関係者によると、社民党が連立を離脱すれば、参院で過半数が確保できず、法案が国会を通らない可能性が生じる日本の政局の状況を伝えた上で、「参院選まで待ってほしい」との趣旨で踏み込んで訴えたという。
参院選で民主党が単独過半数を取れば、連立を組まずに政策決定できる体制を整え、判断したいとの考えとみられる。
米側は鳩山政権の対応に納得せず、「いつ決断できるのか」と繰り返し迫ったという。決着が越年すれば、名護市辺野古沿岸部にV字形滑走路をつくる現行案をパッケージにした在日米軍再編全体が破綻(はたん)する可能性を指摘。来年7月までの結論先送り以前に越年にも反発したという。
両大臣はさらにWG会合で、連立離脱を示唆した社民党の福島瑞穂党首を説得する意向を示したというが、米側は懐疑的だったという。
鳩山首相はWG会合終了後の4日夜、「日程的なものを大いにずらすということに対しては、(米側から)強い懸念が表明されたと聞いている」と記者団に述べていた。
WGは外務省で非公開で行われた。
会合後の両省の記者説明では、社民党が名護市キャンプ・シュワブ沿岸部に移設するV字形の現行案に強い難色を示したため、年内に結論を出すのは困難―との認識を正式に伝達したとの趣旨だった。
2125
:
とはずがたり
:2009/12/06(日) 13:02:16
>>2122
>ルース大使が激怒したという報道も、外交交渉である以上演技もあるのでしょうが、同時にオバマ大統領や政権内の空気を日本側に率直に伝える意味もあるのだと思いますよ。
だと思います。演技ってのは駆け引きの為の道具であるだけではくアメリカ上層部の空気を率直に伝えるための手段でもあると思います。
そういう意味で,アメリカに居坐る権利があるとしても,結局フィリピンのどっかの基地も民意の盛り上がりで出て行かざるを得なくなったわけですし,強硬に出て行けと云う姿勢で国論が一致できればアメリカも検討せざる得なくなるわけで,今みたいに閣内からばらばらでは得られる果実も得られないんではないでしょうかねぇ
民主の閣内不統一から侃々諤々やって妥結をさぐるやり方は内政では有効でも外交ではあんま宜しくないっすねぇ。激怒する演技すら出来てないのが今の内閣の外交姿勢ではないでしょうかね。常識的に出来ないと云う専門家の意識の壁を超えるのが政治家であるべきだと思うんですけど内閣の体制がそれに対応出来てない様な気が。
>>2123
>>2112
八方美人・口が軽いは鳩山の致命的な欠点であると個人的には思ってるんですけど(考えたら民主の幹事長としては良かったのかもしれませんな。。),一つフォローするならば政権交代が殆ど起きないと云う日本の民主主義政治の未熟さで,塩梅が解らず取り敢えず多くの有権者の歓心を得ようと口約束のばらまきしてしまったと云う側面は否めないかと思います。
圧勝が見えてきた時点で其処微調整すべきでしたよね。其処に自信が持てずに取り敢えず突っ走ったのもやはり政権交代の経験不足でしたね。自民党が見にくいネガキャンに走ったのもその辺慣れてないからでしょうか。
国会が是としないで国際政治ひっくり返してきたのは国際連盟とかでもそうでしたけどアメリカのお家芸ですので,何を今更激怒しやがるかという感じもしますが,まあ此処迄こじれてしまったものは仕方がないので此処から如何に立て直すかが重要でしょうね。
2126
:
二階席
:2009/12/06(日) 16:24:36
>>2125
うーむ。
日本のマスコミから見ると、この状況は扱いやすいんでしょうけど。
アメリカは必ずしも大使のような意見ばかりじゃなくなってきていますね。
もちろん「脅し」の意味で大使が怒るのは当然としても。
・・・鳩山政権が年度内維持できるとして、年明けに普天間からグアムへの全面移転
(結局日本は経費負担。ああ、また思いやり的に金が出ていく。)
で決着じゃないですかね。ただ、その後鳩山辞任かもわかりませんが。
2127
:
名無しさん
:2009/12/06(日) 19:17:29
>>2125
>フィリピンのどっかの基地も民意の盛り上がりで出て行かざるを得なくなった
95年の沖縄少女暴行事件がまさにそれですね。SACO合意も今の日米合意も、原点はそこです。
フィリピンのスービックみたいな移設なしの完全撤去となると、果たして日本人はそこまで望んでいるのか。
フィリピンも結局は中国が南シナ海に進出してくることに困って、何とか米軍との関係を再構築しようとしているようですし。
日本でまともな政権交代の経験がなくて、新政権・新与党が混乱しているのは仕方ないと思うのですが、それにしても外交で余計な火種を作りすぎです。
参院選までは内政に集中して外交では安全運転に徹するかと思ったのに、何をそんなに急いだのか理解に苦しみます。
議会が是としないという点では、日本人はどうも対米外交を考える時に政権側ばかり見ていて米議会も外交アクターの1つであることを見落としがちだと思います。
古くは貿易摩擦がそうですが、普天間問題でもオバマ政権さえ何とかできればと鳩山政権が考えているのなら米議会に足を掬われるでしょう。
米議会は政権みたいに物分かり良く日本の特殊事情を汲んではくれませんし、予算も行政刷新会議みたいに切る時はバッサリ切りますから。
普天間の打開策としては、参院選がターニングポイントになるのは勿論ですが、ここまで来るとそれだけもダメでしょうね。
菅首相か岡田首相のどちらになるか分かりませんが、もはや鳩山首相の首と引き替えに仕切り直しする以外にないと思います。
それでもゼロからではなくマイナスからの再出発になるでしょうが。
2128
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/12/06(日) 23:30:25
>>2123
それこそ小沢がですねえ、組織票というのは少しでも積み重ねろ、油断大敵、という人ですからね。
政権交代が確実になったから、(沖縄や左翼系の)組織票を配慮を控えるべき、なんて思想回路の人
(それこそ岡田)だったら、小沢の指示は得られなかったでしょう。
選挙後、社民と連立が組むことが決まった後は、まして軌道修正は難しい。
実際、岡田幹事長(当時)は軌道修正を図ったわけですが、重野幹事長が小沢次期幹事長に直接、
電話を入れて、米軍再編や在日米軍基地の見直しを三党同意として認めさせました。
本当の意味で米軍再編をやる気があるなら、前原あたりを防衛相にして、対等同盟(日本側が現在の
米軍の役割を同盟下の義務として引き受ける)を前提にするしかないでしょうけどね。
それこそ、社民党どころか、民主党支持層の多くが認めまい。
2129
:
とはずがたり
:2009/12/07(月) 00:44:07
外相が首相に地元要求を報告 普天間移設で
12/06 18:05
http://www.shizushin.com/news/pol_eco/national_pol/2009120601000190.htm
鳩山由紀夫首相は6日、岡田克也外相と公邸で会談し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設に関する沖縄訪問の報告を受けた。外相は日米合意で移設先となっているキャンプ・シュワブ沿岸部を抱える沖縄県名護市民の県外移設要求など地元の意向を伝えた。
外相は4、5両日に訪問。名護市の住民集会では参加者から県外移設を求める声が相次いだ。また伊波洋一宜野湾市長からは全面的なグアム移転を米側に求めるよう要請された。
首相との会談で外相は、米側が年内決着を強く求めているとして政府の対処方針を早急に策定するよう進言したとみられる。
5日の那覇市での記者会見で外相は、今後の日米協議について「日本政府として方向性を決めるのが先だ。日米同盟の現状に強い危機感を持っている。打開するためには一定の決断が必要だ」と表明した。
2130
:
とはずがたり
:2009/12/07(月) 00:49:10
>>2127
可成り重大な失政との認識ですな。鳩山は最早完全にアメリカの信頼を損ねたと。となると外相の岡田の信認も低下してそうですが名無しさんの認識では岡田はそうでもないと云う感触でしょうか?
>菅首相か岡田首相のどちらになるか分かりませんが、もはや鳩山首相の首と引き替えに仕切り直しする以外にないと思います。
其処迄は望んでいないでしょうね。従って,掛け金をつり上げたツケは当然鳩山内閣が払わなければならないのですけど。
自民党政権との合意から何らかの妥協をアメリカから引き出せない限り日本国民からの信頼を損ねてしまうでしょう。
あんまややこしくないニュージーランドと違って日本は要地でありますのでアメリカもなんらかの妥協をしなければならないと思ってるのではないでしょうかね。確かにアメリカの経済状況も悪いし安易な妥協は議会どころか政府もし難くなっているので」俺の考えが甘い安易なモノだと云われてしまうとそうかもしれませんが。
>フィリピンのスービックみたいな移設なしの完全撤去となると、果たして日本人はそこまで望んでいるのか。
2131
:
とはずがたり
:2009/12/08(火) 02:29:31
なんか各箇所でちょいと矛盾があって煽り入ってる感じもしますが。
上瀬谷通信施設:接収農地の返還待ち68年 89歳元兵士
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20091208k0000m040112000c.html
在日米軍85施設のうち、東西冷戦期に「第7艦隊の耳」として旧ソ連などの電波を傍受していた上瀬谷通信施設(横浜市瀬谷区)の敷地内で、農業を営む元日本兵がいる。土地利用は、日米地位協定で今も制限され、日本政府から支払われる頼みの綱の軍用地料も、施設返還後は期待できない。太平洋戦争開戦から8日で68年。元兵士は黙々と農作物の世話を続ける。
7日、大塚源次郎さん(89)は、ウドを栽培する地下トンネルで出荷予定のサツマイモをチェックした。ほそぼそと栽培するホウレンソウなど「露地モノ」の売り上げは10アール当たり20万円程度にすぎない。
戦前も、ここに畑を借りていた大塚さんは陸軍に召集され、中国・山東省で開戦を迎えた。その後南方に転戦。乗っていた輸送船が台湾沖で米潜水艦に撃沈され、たどり着いた島では米戦闘機の機銃掃射に追い回された。
復員後、借りていた耕作地は米軍に接収されていた。施設内の遊休地を日本政府から借りたが、周囲には巨大なアンテナ群が建設され、電波に影響するとの理由で、電気・かんがい設備の設置やハウス栽培も禁じられた。
「ならば地下でできる作物を」と、自治体が造った地下トンネルで69年から始めたのがウド栽培だ。大塚さんは「今でこそ『相模ウド』ブランドになったが、農業だけでは食えない」と話す。
そんな生活を軍用地料が支えた。大塚さんは再三政府に愛着のある耕作地の売り渡しを求め77年、施設内の80アールを買って政府に貸した。当初10アール当たり年1万5000円だった地料は現在17倍の26万円になった。
とはいえ、地料にも期待はできない。冷戦終結などで04年、日米両政府が施設返還に合意したからだ。返還時期は未定。しかし、米軍と地権者側の覚書によると、建物の建設は米軍の許可が必要。大塚さんら地権者は耕作以外何もできない不平等な状況が続く。
大塚さんは「あの戦争で国民は踊らされたが、(今も)翻弄(ほんろう)されている」とつぶやいた。
【ことば】上瀬谷通信施設
広さ約242ヘクタール(東京ドーム52個分)でうち110ヘクタールが民有地。アンテナ群などは撤去され、大部分が農地。防衛省によると、在日米軍施設と自衛隊基地内の民有地は各約160平方キロと約120平方キロ。計約4万7000人の地権者と賃貸借契約を結ぶが、約4万人が沖縄県分。軍用地料の合計は年間約1190億円。
毎日新聞 2009年12月7日 21時48分(最終更新 12月7日 21時52分)
2132
:
◆sn2EOyFHzg
:2009/12/08(火) 05:38:43
やり取りが長くなってきたのでトリップをつけます。
>>2130
>可成り重大な失政との認識ですな。鳩山は最早完全にアメリカの信頼を損ねたと。
というより、政治資金問題の行方によっては参院選まで鳩山首相が持たないのではないかという気が最近してきてるんですよね。
もしそうなったとしたら首相交代を奇貨に仕切り直す以外にもはや方法が残されてないんじゃないかと。
逆に鳩山首相が来年の通常国会を乗り切った場合は、このままズルズルと状況を打開できずに普天間移設の話そのものが流れると思います。
>日本は要地でありますのでアメリカもなんらかの妥協をしなければならないと思ってるのではないでしょうかね。
訓練を本土に移転・分散したり、地位協定に環境条項を設けたりといった譲歩はしてくると思いますが、県外・国外といった移設計画そのものの大幅な見直しには応じてくれないでしょう。
極東米軍の再編計画を白紙からやり直すエネルギーも余裕も今のオバマ政権にはないと思います。
2133
:
とはずがたり
:2009/12/08(火) 10:39:36
>>2132
トリ装着感謝。
>政治資金問題の行方によっては参院選まで鳩山首相が持たないのではないか
俺もその辺は結構あるのではないかとは思ってましたけど,法律の要件が高くてなんとか逃げおおせたのかなぁと云う感じも受けました。
これ以上まだなんか出てきますかねぇ。
>訓練を本土に移転・分散したり、地位協定に環境条項を設けたりといった譲歩
沖縄県民の方々は納得しないかも知れませんが,その辺の譲歩を引き出せるならそれだけで揉めた意義はあるんじゃないでしょうかね。大山鳴動させて1匹でも鼠が出てくれば勝ちかなと思ってるんですけど。
大山鳴動させることによる日米同盟への信頼感とか考えると鼠1匹では果実が少ないのかも知れませんが。。
その際,経済が巧く行かずオバマへの支持が低下してますので,確かにエネルギー従って妥協の決断の余裕は乏しそうですね。。
2134
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/12/08(火) 12:16:05
>>2132
> 極東米軍の再編計画を白紙からやり直すエネルギーも余裕も今のオバマ政権にはないと思います。
これはあるでしょうね。
昨年来、米民主党政権に接触を続けてきた前原・岡田らは、米側にも再編計画の見直しの余地があると見て、
党の政策にも反映してきたのですが、今年6月だったかな、2人が秘密裏に訪米して協議の場を設けた時、
態度の硬化に驚いた、という記事を沖縄紙の記事で読みました。
このあたりから岡田自身は現実路線に傾くのですが、小沢が選挙直前に選挙協力に影響を与えかねない
政策転換を許すはずもなく(基本的にマニフェストなんて空証文だと思っている人ですから)、
当時幹事長の岡田に外交・安保政策に強い権限があるわけでもなく、そのまま行ってしまったと。
2135
:
とはずがたり
:2009/12/08(火) 13:46:07
>>2134
そんな記事があったんですね。。沖縄紙も基地再編記事も安保が鬼門の俺
>>1
は追ってなかったんでスルーしてしまってると思うのですが,未だネットに転がってませんかね?
オバマのチェンジが米軍基地再編にも適応される可能性は一定の時点迄はあったんですな。。
正直あんま関心無くて沖縄基地問題に関して民主党内で何処の時点でどんな風に政策に固まったかあんま印象に残ってません。。
2136
:
◆sn2EOyFHzg
:2009/12/08(火) 22:37:41
>>2128
◆ESPAyRnbN2氏のレスを読むと、今の状況が国内政治事情的に必然とまでは行かなくても、ほとんど避けようがなかったという印象を受けます。
もちろん社民党との連立という状況的な制約はあるでしょうが、鳩山首相が自ら下手な選択を積み重ねていった結果、今の事態を招いた側面は多分にあると私は思ってます。
少なくても政権発足後、鳩山首相がリップサービスをちょっと控えるだけでここまで拗れることは避けられたと思うんですよね。
またこれまで鳩山首相が採ってきた行動が、彼の政治目的に照らして果たして合理的な戦略だったのか?という疑問もあります。
普天間問題に関して、
>>2123
に書いた「参院選後まで結論を先送りする」「可能であれば現行計画は見直す」というのが仮に鳩山首相の政治目的であったとすると、他にもっと上手なやり方は十分考えられた。
前者について言えば、表向き「包括的なレビューを行いたい」と表明しつつ非公式ルートで「参院選が終わるまで時間を稼がせてくれ」とオバマ政権に伝える方法があったはず。
総選挙が終わった時点からアメリカ側とコミュニケーションを密にして、鳩山政権の真意がオバマ政権にきちんと伝えられていたらも向こうもそこまで焦って結論をせっついて来なかったでしょう。
後者については、従来の政府間合意を見直すという膨大な政治的エネルギーを必要とすることやりたいのであれば、なおさら日米間の信頼関係という政治的資源を損なう訳に行かなかったはずです。
さらに言うと、そもそも民主党政権の中核的な政治目的は政策決定システムの改革と国民生活の再建にあったはずで、外交問題みたいな余計な課題が政権を揺るがすような事態は望んでなかったのでは?
「外交課題を穏便に処理して内政課題に集中する」ということが叶わなくなった時点で、鳩山首相は普天間問題のハンドリングに失敗したと評価せざるを得ません。
2137
:
◆sn2EOyFHzg
:2009/12/08(火) 22:53:05
>>2133
>その辺の譲歩を引き出せるならそれだけで揉めた意義はあるんじゃないでしょうかね。大山鳴動させて1匹でも鼠が出てくれば勝ちかなと思ってるんですけど。
訓練分散も環境条項もそれ自体価値のある成果だと思いますが、これくらいの譲歩であれば別に揉めずとも日米間の信頼関係があればオバマ政権も応じてくれたと思うんですよね。
首脳間・政府間の信頼関係も政治的資源の1つですから、それをこういう形で浪費したのは今後の鳩山外交に禍根を残すと思います。
>>2134-2135
自分もその記事が気になります。
ただ全国紙の記事をフォローしてた限りでは、オバマ政権側はキャンベルらを使って現行案の見直しはないというメッセージを民主党側に送り続けてたはずです。
民主党側がその外交的なサインをきちんと理解していたのかは知りませんが。
2138
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/12/09(水) 00:42:41
>>2136
鳩山が選挙用の発言を控えて政権運営後をにらんだ現実発言をすべきだった、というのは私も本来、
同意するところですが、それを許さない小沢代表代行(当時)の存在を無視することはできないでしょう。
それと、ここまで問題を大きくした、鳩山に社民党や沖縄世論に配慮した発言をさせるようにブレさせた
原因に、岡田の原理主義言動を見逃すわけにはいきません。
鳩山は「軽い御輿」であることが基本であり、それが良い部分でもあり、悪い部分でもあります。
彼は首相でありながらリーダーではなく、フォロワーです。
(そのことが、そもそも◆sn2EOyFHzgさんの首相観にそぐわないのも、よくわかります)
普天間基地移設問題でも、最初の1ヶ月は岡田が強硬に県外移設を合意文書から撤回させようとして
重野が小沢に直訴するなど政争化させ、北沢の沖縄訪問での軽い発言を次に訪問した前原が軌道修正
したぐらいで、鳩山が目立つことはありませんでした。
問題が一気に深刻化したのは、同じ岡田の「天皇のお言葉」問題の直後に出た、辺野古移設容認発言です。
政権発足1ヶ月強での「方針転換」は、沖縄県民感情を逆撫でさせ、社民党が重野が岡田ではなく、
小沢に真意を確かめようとすると(福島が小沢に直接会談をしようとしてましたが、交わされました)、
折からの国会開会で野党(自民党)が閣内不一致を追及することで、岡田発言に対する鳩山の見解を
問われる場面が増えました。
◆sn2EOyFHzgさんは、岡田の姿勢を評価しているように見受けられますが、私は鳩山のブレの対極に
岡田の原理主義があると捉えてまして、その相互作用で問題が生じたと観測しています。
むしろ私は岡田の方に要因があるとの見方で、対極の鳩山が社民党や世論への配慮に追われている。
岡田も原理主義を貫くなら、社民党離脱後の国会運営のあり方について、小沢や山岡に相談を持ちかける
ぐらいまでしてほしいと思います。
私個人のことを言えば、岡田や前原の「原理主義」の方が「政局主義」よりもずっと自分の好みですが、
今や大臣なのだから、そこまでしてほしい。
2139
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/12/09(水) 00:44:35
>>2135
ちゃんと検索しないとダメですね。微妙にいろいろ違いました。沖縄紙ではなく毎日。
ただ、今年6月ぐらいに前原と岡田が訪米したという記事を読んで、ここ(とは板)に転載した記憶も
あるんですけどねえ。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1251865116/1288
> 米国相手にかたくなな姿勢をとる鳩山由紀夫首相。だが、混迷は自身の言動が誘発した面もある。
>
> 「どういうつもりですか」。衆院が解散された7月21日、国会内で民主党の前原誠司氏(現国土交通相)、
> 長島昭久氏(現防衛政務官)が鳩山氏を呼び止めた。鳩山氏は2日前、沖縄市で「最低でも県外移設に
> 向けて積極的に行動を起こす」と表明。米国に太いパイプを持つ両氏が懸念を深めたためだ。
>
> 「県外移設」は08年7月にまとめた党沖縄ビジョンにある。同年6月、策定責任者の武正公一氏
> (現副外相)と訪米した前原氏は、普天間返還合意の当事者で、後にキャンプ・シュワブ案の変更を
> 唱えたキャンベル元米国防次官補代理(現国務次官補)らと会談。「オバマ政権になれば普天間問題は
> 白紙から議論できる」との確信を持ったことが伏線にあった。
>
> しかし、1月のオバマ政権発足後、米国防総省は現行計画の推進を確認。前原氏らの読みは外れ、
> マニフェスト(政権公約)では「在日米軍基地のあり方について見直しの方向で臨む」と抽象的な表現に
> 後退した。だが、鳩山発言は今も沖縄では「公約」と受け止められており、沖縄の期待を安易に裏切れ
> ない立場にある。
2140
:
とはずがたり
:2009/12/09(水) 11:53:13
民主党政権スレに海兵隊グアム移設について等の記事がありました。
無知な俺にはよく判らないんですけど「1.海兵隊のグアム移転が司令部中心というのは間違い。沖縄海兵隊の主要な部隊が一体的にグアムへ移転する。普天間飛行場の海兵隊ヘリ部隊も含まれる。」計画が或る段階・或る時点迄あって,その計画でも辺野古のV字滑走路は必要だったんでしょうか?
単なる宜野湾市長の思いこみ?
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1251865116/1642-1647
2141
:
片言丸
:2009/12/09(水) 13:07:53
安全保障問題は,平和主義の枠を踏み越えない限り一般人にとってどうでもいい問題だし,
社民党が反発することも一般人にとってどうでもいい問題だから,
当面,どのように政権(連立の一部は仕方ないとして)を壊さず現行案を修正して解決していくかというところだったんだと思うんですが,
鳩山が小沢・社民党を慮りすぎたのと,移設の難しさを認識しないまま突っ込んだことでこうなっているという感じなんでしょうかね・・・。
グアム移設等に現実的な可能性があるかどうかについて,見込み違いがあったのでしょうか。
2142
:
とはずがたり
:2009/12/10(木) 01:03:40
北沢防衛相、グアム移設を否定 「日米合意にはずれる」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091209-00000611-san-pol
12月9日19時48分配信 産経新聞
【グアム=大谷次郎】北沢俊美防衛相は9日(日本時間同)、社民党などが求める米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)のグアム移設について「日米合意から大きくはずれる。そのことを期待して何かをしようと思うと頓挫(とんざ)する」と述べ、移転先の選択肢には入らないとの考えを示した。米領グアムの米軍基地視察後、同行記者団に語った。
[図で見る] 普天間飛行場の移転計画
移設問題の年内決着を先送りする政府方針については「決着の遅れは米軍再編にかなり影響が出る。日本の責任も重い」と異例の指摘を行った。
平成18年に日米両政府が合意した在日米軍再編のための工程表では、普天間飛行場のキャンプ・シュワブ(同県名護市辺野古)沿岸部への移設とセットで、沖縄駐留海兵隊約8000人がグアムに移転することになっている。
北沢氏は、普天間移設を先送りし、日米合意にある海兵隊8000人のグアム移転を先行実施することについて「グアムでは(海兵隊移転を)予定通り進めたいという気持ちが強い。こっちだけ片づけ、こっちは後回しというのは難しい」と述べ、困難との見方を示した。
一方、社民党党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相は9日の記者会見で、キャンプ・シュワブ沿岸部への移設について「(海上埋め立て工事の)利権のために基地をつくることは許されない。党としてきちんと調査する」と述べた。
普天間移設で鳩山首相「だいぶ詰まってきた」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091209-00000650-yom-pol
12月9日13時58分配信 読売新聞
【アンダーセン空軍基地(米領グアム)=白川義和】在日米軍再編問題に関連し、北沢防衛相は9日午前、グアムのアンダーセン米空軍基地などを視察した。
2006年の日米合意で岩国基地(山口県)の海兵隊ヘリ8機を移すとされた同基地で、司令官から説明を受けた防衛相は同行記者団に「よく理解できた」などと語った。その後、14年までに沖縄県からグアムに移る予定の海兵隊約8000人の隊舎などが建設される北部フィネガヤン地区を視察した。
海兵隊のグアム移転は普天間飛行場(同県宜野湾市)の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)への移設と一体で、米政府は鳩山政権が普天間飛行場移設を巡る最終判断を先送りした場合、グアムへの移転計画に影響が出ると警告している。
◇
これに関し、鳩山首相は9日午前、首相公邸前で記者団に「政府の考え方はだいぶ詰まってきている。考え方、交渉材料として主張する方針を固めていく」と語った。
日米安全保障条約改定50周年に向けた「日米同盟の深化」の協議延期の通告については「交渉中の話だから先方はそういう意見を述べるかもしれない。ただ、正式の交渉での発言ではない。かなり難しい局面だが解決策はあると思っている」とも強調した。
最終更新:12月9日13時58分
読売新聞
2143
:
建設的与党らいおんはーと
◆S3/.7DxKSg
:2009/12/10(木) 01:17:34
オマエら、アメリカ様が激怒してるからって、
「あの米国を想い、この属国を創る(by マッド・アマノw)」の
アメリカポチじゃあるまいし、ビビんなよ。
郵政選挙投票日夜のお通夜みたいになってないで
みんなでやろうぜ!普天間県外移設wwwww
2144
:
建設的与党らいおんはーと
◆S3/.7DxKSg
:2009/12/10(木) 04:05:37
オマエらを見てると俺は情けない!NO!KOIZUMI同盟でおなじみのテッサロニキ氏を見習え!
_____
日米同盟は不要 - マスコミはなぜ普天間の世論調査をしない
http://critic6.blog63.fc2.com/blog-entry-192.html
日米同盟の重要性とか、日米同盟の強化という言葉が簡単に言われる。
さも当然の前提のように政治やマスコミの世界で言われる。
日米同盟は軍事同盟である。この軍事同盟が今の日本に本当に必要なのか。
何のための軍事同盟なのか。おそらく日米同盟は、現在はNATOほどの
必要性もないのだ。軍事同盟として全く無意味化している。
保守の政治とマスコミは常に「国益」の論理で正当化し、
反論を封じて日米同盟の暴走を既成事実化してきた。
あるいは、イラクに自衛隊を派遣した小泉純一郎のように、
「自衛隊が駐屯する地域が安全地域」などという詭弁を弄してしてきた。
マスコミもそれを翼賛した。
現在、日本には安全保障上の脅威などない。
だから国防のための軍事同盟など必要ない。北朝鮮が脅威だと宣伝する人間が
いるが、北朝鮮が戦争など遂行できる国でないことは小学生が考えてもわかる
ことで、日本海を渡って兵員輸送できる船舶も持っていないし、船を動かす
燃料すら持ち得ていない。森本敏は、二言目には朝鮮人民軍の兵員数と自衛隊
の兵員数の比較を上げて北朝鮮の脅威を言い上げるが、北朝鮮軍の兵士は飢餓
に苦しみながら芋掘りを日常としている兵士であり、現代の地上戦に必要な武
器を十分に所持しているかどうかも疑わしい。
本当は、日本のマスコミは、普天間問題をどう解決すべきか、
日米合意を重視して辺野古沖に移設すべきか、県外国外移設に
するべきなのか、世論調査して発表しなければいけない。
だが、それをせず、NHKはマイケル・グリーンをニュース番組の
スタジオに呼び、米国政府の主張を宣伝させて世論誘導を図るばかりだ。
伊波洋一を呼ばずにマイケル・グリーンを呼ぶ。世論調査をすれば、
県外国外移設が圧倒的な数字になるからだろう。日本の国家権力は
米国に完全に牛耳られている。政治家も官僚もマスコミも。
私は、戦後社会に生まれてから数十年間、一度として日本が明治国家的な独立状態
にある姿を見たことがなく、わが国はずっと米国の支配下にあり、そして冷戦後は
さらに強烈に植民地的従属の度を酷くする中で鬱屈させられてきた。
『坂の上の雲』が眩しく見えるのは、そこに独立日本があるからであり、
列強世界の中で必死に民族の独立を守ろうとする日本人の姿が見えるからである。
幕末に国事に奔走して死んで行った志士たちが、今の日本を見たら何と思うだ
ろう。米国に言われるままにカネを貢ぎ、米国に言われるままに国富を吸い取
られ、その収奪と従属の関係を自己の幸福の如く倒錯している日本の現状を彼
らが見たら、どれほど激しく悲憤慷慨することだろう。そう思うのである。
2145
:
とはずがたり
:2009/12/10(木) 10:39:19
>>2144
何処に着弾するか全く判らないような危なっかしいミサイル持ってる北朝鮮が驚異ではないとは随分のんびりしてますな。
2146
:
名無しさん
:2009/12/10(木) 10:44:14
沖縄海兵隊グアム移転予算、米議会が満額復活
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091209-OYT1T01557.htm
【ワシントン=小川聡】米議会は8日の両院協議会で、2010会計年度の駐沖縄海兵隊8000人のグアム移転に関する予算を、国防総省の要求額に近い約3億1000万ドルとすることを認めた。
グアム移転の前提となる沖縄の米軍普天間飛行場の移設が難航する中で、要求通り認めた下院に対して上院は約7割を削減して可決したが、両院が共同でまとめた軍事施設建設に関する予算の最終法案では結局、普天間問題の進展は本格的には考慮しないこととした。
米議会筋は「普天間問題との関係は、2011会計年度の予算審議で本格的に考慮する」としている。グアム移転に関する環境影響評価が来年夏まで続き、予算執行はいずれにしてもそれ以降になるため、普天間問題との関係は来年2月からの2011会計年度の予算審議で検討すれば十分というわけだ。
議会が予算法案に先立って審議した、予算の大枠を決める国防予算権限法では、グアム移転の予算を要求通りに認めた事情も影響しているようだ。普天間問題の進展にかかわらず、グアム移転や沖縄県名護市への代替施設建設費に関する予算措置をとる日本側の方針に合わせたという見方も出ている。
(2009年12月10日03時03分 読売新聞)
2147
:
建設的与党らいおんはーと
◆S3/.7DxKSg
:2009/12/10(木) 14:06:59
>>2145
カリスマブロガーwテッちゃんは、NO!KOIZUMI同盟とかちょっとアレな方なので
堪忍してやってくださいwwww
______
日米首脳会談、米側が事実上の拒否
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091210-00000448-yom-pol
12月10日11時19分配信 読売新聞
【ワシントン=小川聡】ギブス米大統領報道官は9日の記者会見で、
沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題をめぐり、鳩山首相が意欲を示し
ていたオバマ米大統領との首脳会談について、
「わずか数週間前にこの問題を議論したばかりで、(両国の閣僚級による)
作業部会を継続することが最良の道だ」と述べ、必要性はないとの考えを
示した。
日本政府の正式な申し入れを行っていない段階で、事実上の拒否を公表
するのは「異例の対応」(日米外交筋)だ。米側が強く求める現行計画で
の年内決着に応じようとしない首相に対する大統領自身の厳しい姿勢を反
映したものと見られる。首脳会談の実現は困難な見通しとなった。
2148
:
名無しさん
:2009/12/10(木) 21:03:00
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009121000862
鳩山首相の思惑空振り=米、小沢氏に照準か−普天間移設
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題をめぐり、鳩山由紀夫首相が模索した来週の日米首脳会談が10日、見送られることになった。米政府の対日不信の払しょくが狙いだったが、単なる懸案先送りととらえた米側が応じようとせず、首相の思惑は空振りに終わった。普天間問題の早期決着を求める米国は、民主党の小沢一郎幹事長に照準を合わせたと取れる動きを見せており、首相官邸は神経をとがらせている。
首相は10日、日米首脳会談について、訪問先のバリ島で「こちらから提示している段階ではない」と語り、事実上断念したことを認めた。
コペンハーゲンで18日に開かれる国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)首脳級会合に合わせ、首相は「オバマ大統領とお会いできればありがたい」と意欲を示していた。移設先決定の「越年」が確実になったことを受け、大統領と会い、現時点での政府方針を説明して理解を得たいと考えたためだ。
首相は、キャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市)に移設する現行計画に、連立与党の社民党が強く反対していることなど国内情勢の厳しさを説明すれば、米側も納得してくれると踏んだようだ。「大統領との信頼関係はできているんだから、迷惑を掛けて申し訳ないと言えばいい」。首相周辺の一人はこう語っていた。
しかし、米側は「(日米の閣僚級)作業グループでの取り組みが最善の道だ」(ギブズ報道官)と首脳会談に否定的な姿勢を示し、日米の溝の深さがかえって際立つ結果になった。政府内からも「日本側の方針が決まっていないのに会談しても意味がない」(外務省幹部)と、冷ややかな声が上がった。
一方、米側はズムワルト駐日首席公使が8日に民主党の山岡賢次国対委員長、9日には輿石東参院議員会長と相次いで会談し、普天間問題の早期決着に協力を求めた。小沢氏に近い民主党幹部への接触で、米側が鳩山首相の頭越しに事態打開を図ったとの見方もある。こうした米側の動きを念頭に、ある政府関係者は「米国が一番信頼を置いているのは小沢氏だ」と語った。(2009/12/10-19:36)
2149
:
建設的与党らいおんはーと
◆S3/.7DxKSg
:2009/12/11(金) 01:22:59
鳩山イニシアチブ 「第1弾」は自公政権が始めた円借款
2009年12月10日23時20分
http://www.asahi.com/politics/update/1210/TKY200912100439.html
鳩山由紀夫首相が地球温暖化対策の目玉に打ち出した途上国支援の枠組み
「鳩山イニシアチブ」。その第1弾として、政府は10日、インドネシアに
円借款事業を行う文書に同国と署名した。しかし、この事業は自公政権下で
昨年始まった継続案件。
「前からやっているのに『第1弾』というのは疑問」
との声が政府内でも出ている。
2150
:
とはずがたり
:2009/12/12(土) 14:00:17
沖縄本島の基地周辺住民だけが過剰な負担を強いられている現状は不公正であると思うし其の思いは国民にも共有されてると思ってるんだけど,それ故アメリカも反米感情が高まる前に,日米合意計画を履行を条件とか云わずに8000人のグアム移転とか出来る施策から順次やっていけばいいのではないか。政権交代で外交政策がひっくり返るのはアメリカでもよくあることではないか?まあアメリカとしてもずるずると日本の居心地の良い拠点追い出される訳には行かないのでしょうけど。
>キャンベル氏は協議で、普天間飛行場移転問題で米国の2010会計年度予算(9年10月〜10年9月)の暫定予算期限切れとなる今月18日までに結論を出すよう要求。その上で「駄目な場合はグアム移転予算を別の予算に回す」と述べ、日本側が日米合意計画に同意しない場合、来年度予算で海兵隊のグアム移転経費の計上を断念する可能性を示唆した。
>米側は、普天間飛行場周辺で行っているヘリの飛行訓練の飛行回数を減らすことには難色を示しており、新提案による移転が実現した場合でも、周辺住民への騒音がどの程度軽減されるかは不透明だ。
>米側の提案は、鳩山由紀夫首相が普天間飛行場を米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(沖縄県名護市)に移設するとした日米合意計画を履行することを前提としたものとみられ、計画の変更を求めた場合は白紙に戻る可能性が高い。
普天間移設:米、一部訓練移転案「18日までに合意を」
http://mainichi.jp/select/today/news/20091212k0000e030031000c.html
2009年12月12日 11時36分 更新:12月12日 13時24分
米軍普天間飛行場の場所
【ワシントン古本陽荘】米政府が沖縄の基地負担軽減策として、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の海兵隊ヘリコプター部隊が県内で行っている訓練の一部を、静岡県御殿場市にある海兵隊施設のキャンプ富士に移す新たな提案をしていることが分かった。米国務省のキャンベル次官補(東アジア・太平洋担当)らが11日、訪米している国民新党の下地幹郎政調会長との協議で語った。
キャンベル氏は協議で、普天間飛行場移転問題で米国の2010会計年度予算(9年10月〜10年9月)の暫定予算期限切れとなる今月18日までに結論を出すよう要求。その上で「駄目な場合はグアム移転予算を別の予算に回す」と述べ、日本側が日米合意計画に同意しない場合、来年度予算で海兵隊のグアム移転経費の計上を断念する可能性を示唆した。
ヘリ部隊の訓練移転は、4日の普天間飛行場の移設問題に関する日米閣僚級作業グループで米側から提案された。移設が日米合意通りに進んだ場合でも実現は2014年とされており、日本政府は早期に普天間飛行場の危険性や負担を軽減するよう求めていた。
米海兵隊は、在沖縄米軍基地の整理・縮小に関する96年の日米特別行動委員会(SACO)最終報告で、沖縄県の砲兵部隊の実弾射撃訓練を本土に一部移転することで合意。キャンプ富士と隣接する陸上自衛隊の東富士演習場と山梨県側の北富士演習場で実弾射撃訓練を行ってきた。
同キャンプのホームページによると、キャンプのヘリコプター滑走路は陸自と共用している。今回の新提案の詳細は不明だが、沖縄で行っている歩兵や砲兵部隊との共同訓練などの移転先として想定しているとみられる。
ただ、米側は、普天間飛行場周辺で行っているヘリの飛行訓練の飛行回数を減らすことには難色を示しており、新提案による移転が実現した場合でも、周辺住民への騒音がどの程度軽減されるかは不透明だ。
また、米側の提案は、鳩山由紀夫首相が普天間飛行場を米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(沖縄県名護市)に移設するとした日米合意計画を履行することを前提としたものとみられ、計画の変更を求めた場合は白紙に戻る可能性が高い。
2151
:
とはずがたり
:2009/12/12(土) 14:14:52
普天間結論「18日までに」 米要請、予算停止も示唆
http://www.asahi.com/politics/update/1212/TKY200912120161.html
2009年12月12日11時29分
【ワシントン=伊藤宏】キャンベル米国務次官補は11日、国民新党の下地幹郎政調会長と会談し、鳩山由紀夫首相が今月18日までに米軍普天間飛行場の移設問題の結論を出すべきだとの見解を示した。現行計画が履行されない場合、米軍再編の一環である在沖縄海兵隊のグアム移転費用を予算計上しない可能性があることにも言及した。
下地氏が会談後の記者会見で明らかにした。米側からはキャンベル氏のほか、ドノバン筆頭国務次官補代理、メア日本部長が出席。キャンベル氏らは海兵隊のグアム移転費用を含む2011会計年度予算に触れ、「いま予算編成が行われていて、厳しい編成の最中だ。早く結論を出す方がいい」と指摘し、首相の早期決断を要請。「だめなら議会の予算に乗せない。グアムに関する予算は別の予算に回す」と語ったという。
一方、与党幹部は11日、今月4日の日米作業部会で、米側が普天間飛行場の米軍の訓練の一部をキャンプ富士(静岡県)などに移す考えを示したことを明らかにした。米側は鳩山政権が現行計画履行に同意することを前提に、普天間移設が完了するまでの負担軽減策として提示したという。
2152
:
とはずがたり
:2009/12/12(土) 14:15:37
「米国よ、大局見失うな」 普天間問題でWポスト紙
http://www.asahi.com/international/update/1212/TKY200912120142.html
2009年12月12日11時29分
【ワシントン=伊藤宏】米紙ワシントン・ポストのフレッド・ハイアット論説面編集長は11日付の同紙に掲載した論文で、米軍普天間飛行場の問題で、日米関係が悪化している現状に触れながらも、オバマ政権に対し、「大局を見失ってはならない」として、日米関係維持の重要性を強調した。
ハイアット氏は「日本はそれでも重要か」と題する論文のなかで、鳩山政権が普天間問題で日米関係を混乱させており、「オバマ政権は、鳩山首相の素人的な対処にいらだっている」と指摘。オバマ政権が地域の安定のために、軍事的な観点から同盟の重要性を主張するのは当然だ、との考えを示した。
一方で、ハイアット氏は「日本はアジアの中で、最も重要で、民主的な同盟国だ」と指摘。米国は、大局的な視点に立って、鳩山政権が景気回復や日本全体の再生への道筋を見いだすよう望み、日本を重視する姿勢を示す必要がある、との見方を示した。
また、米紙ニューヨーク・タイムズも11日付の電子版で、日米両国の信頼関係が普天間問題で崩れつつある、との認識を示しながら、「普天間問題では柔軟であるべきだが、日米の戦略的な責務については揺るぎないものにしなくてはならない」と指摘した。
2153
:
とはずがたり
:2009/12/12(土) 14:18:52
グアムもダメだし辺野古もダメだとなると何処にすんねんって話しでどうもふらふらしている感じが否めませんなぁ。。
年末までに現行計画と異なる解決案なんてどっかにあるのか?
普天間移設の現行案 北沢防衛相「合意得られない」
http://www.asahi.com/politics/update/1212/TKY200912110533.html
2009年12月12日1時9分
北沢俊美防衛相は11日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題について、「沖縄の皆さんの思いを考えると、新たにあそこへ埋め立てて滑走路を作るのは、なかなか合意は得られない気がする」と述べ、名護市辺野古に移設する現行計画の実現は困難との考えを示した。TBSの報道番組で語った。
北沢氏の発言には、来年1月に名護市長選があることや、仮に鳩山内閣が名護市移設を決断しても、県外移設派が多数を占める県議会の合意は得にくいとの見立てがあるからとみられる。
また、北沢氏は「私は年内決着が必要と思っている。第三の道を作り出そうと(している)」と述べ、年末までに現行計画と異なる解決案を模索していると説明した。首相が解決策を受け入れれば、米側に提起していくという。
2154
:
◆sn2EOyFHzg
:2009/12/12(土) 16:47:39
>>2138
岡田外相は日米首脳会談以降に急速に現実路線に舵を切って、それ自体は自分は評価してますが(もはや手遅れな感はあるけど)、不用意に日米合意見直しの期待感を高めたという点では鳩山首相ほどではないけど責任の一端はあると思ってます。
9月・10月頃の報道をきちんと読み返さないといけませんが、政権発足当初は鳩山首相がというより外相の方が普天間に関して色々と観測気球を上げていて、それが沖縄県民の期待を膨らませていた印象があります。
11月に入って鳩山首相の発言が増えてきますが、それまでは首相はこの問題について一体どんな方針を持っているのか全く窺い知れず、むしろ岡田外相の発言が目立っていました。
なのでこの頃までは鳩山首相個人のリーダーシップの問題というより、鳩山政権全体が火種をまいていたように思います。
(蛇足ですが、首相が「軽い御輿」であること自体は私はそこまで問題だと思ってません。
民主党政権の性格を考えると、個々の大臣や各省三役チームにイニシアチブを取らせるやり方に「軽い御輿」は合っていると思います。
問題なのはそういう大臣同士の意見が衝突した時や、政権としての基本方針を示さなくてはならない時など、肝心要の局面で鳩山首相が事態の収拾に積極的に動かないことです。)
色々と書いてきて思いますが、この問題で裏方となって閣僚間や連立与党間の調整に動き回る存在が本当に見当たりませんね。
本来であれば官房長官か、官房副長官(政務でも事務でも)の役目なんでしょうけど、平野長官はあんな有り様だし。
アメリカ側ともまともなコミュニケーションのチャンネルがあるのか疑問ですが、政権内でも意思疎通が取れてる様子がありません。
2155
:
◆sn2EOyFHzg
:2009/12/12(土) 17:10:51
>>2150
>日米合意計画を履行を条件とか云わずに8000人のグアム移転とか出来る施策から順次やっていけばいいのではないか。
アメリカ側としては、日米合意全体が実現して初めて所要の基地機能とか作戦上のニーズを満たせるように計画を組んでるので、最終的に日米合意が実施される保証なしに一部分だけ摘み食いすることは許せんのでしょう。
>政権交代で外交政策がひっくり返るのはアメリカでもよくあることではないか?
京都議定書とか、多国間合意だとひっくり返ることはありますね。
2国間合意だとどうだろう。
>沖縄本島の基地周辺住民だけが過剰な負担を強いられている現状は不公正であると思うし
ちなみに意外かもしれませんが、今の日米合意は当時のラムズフェルド国防長官のイニシアチブでまとめられたものです。
普天間を現地視察して、こんな危険な基地を放置する訳にはいかないと実感したのがきっかけです。
独善的な姿勢で知られるラムズフェルドですが、制服組の反発をものともしない彼だからこそ海兵隊の反対を押し切って普天間移設を決められた部分はあります。
2156
:
とはずがたり
:2009/12/12(土) 17:25:38
>>2155
俺の意見は素人の素朴なものなので,お詳しいとお見受けする◆sn2EOyFHzgには笑止な意見ばかりでありましょうが,コメント付けていただけて感謝です。
>アメリカ側としては、日米合意全体が実現して初めて所要の基地機能とか作戦上のニーズを満たせるように計画を組んでるので、最終的に日米合意が実施される保証なしに一部分だけ摘み食いすることは許せんのでしょう。
俺も此処は非常に理解できるんですけど,取り敢えず普天間の負担軽減を云うならば,8000人を普天間から退却させて辺野古なりそれ以外の基地への移転計画を再検討しても良いんじゃないでしょうかね?
俺も現物を見たわけではないんですけど,市街地のど真ん中に立地する普天間の基地(殆ど植民地の二等市民的扱いを普天間周辺の日本国民が未だ受けている様な気がします。ラ氏はその辺の感覚を正常に汲み取ってくれたんでしょうかねぇ。)を撤退するのは最優先とするならば,少なくともグアムと新基地で役割分担する分をグアムと現普天間,更に東富士(やその他新田原や築城なんかでしょうか)と先行機能分担してもいいんじゃないでしょうか?
2段階の移動になる分の余計な調整費用が掛かるとするならば,勿論日本の都合で辺野古を一旦停める訳ですから負担せねばならないでしょうけどそんなに莫大なものになるんでしょうか?
普天間を人質に取るかのようなアメリカの出方はなんか嫌な感じが否めないんですが,勿論単なる交渉術や本気の苛立ちの表明でもあるかと思いますが,日本もそれに対しておろおろするばかりではなくちゃんと交渉が出来ているんでしょうかねぇ。
2157
:
◆sn2EOyFHzg
:2009/12/12(土) 17:29:31
数日前の記事ですが。
普天間、首相いつ決断 解けぬ連立4次方程式 続く“初心者運転”
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091208/plc0912080745003-n1.htm
2009.12.8 07:41
沖縄の負担軽減・日米同盟・連立政権・国益
鳩山由紀夫首相は7日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題に関する政府方針を年内に決める考えを示したが、首相は移設先を特定しない可能性も示唆しており、政権運営の迷走ぶりは決定的だ。社民党への配慮から、決着を来年に先送りする考えを表明したそばから、再びハンドルを切り戻したのは、米政府の強い抗議があったためだ。沖縄の負担軽減、日米同盟、連立政権、国益−という4つの変数を持つ「4次連立方程式」(政府高官)の解を見いだせないまま、初心者運転が続く。(加納宏幸)
◇
首相は7日午後、岡田克也外相、北沢俊美防衛相、前原誠司国土交通相、平野博文官房長官の関係閣僚らと首相官邸で政府方針に関する最終調整を行った。だが、米国のいらだちが沸点に達した現在もなお、「意見交換」(平野氏)をしただけに終わった。
「日米合意も沖縄県民の思いも、連立を維持することも大事だ。この三者を生かしてどういう結論を見いだすかに苦労をしている」
会談後の7日夕、首相は自らの苦渋をあけすけに語った。だが、米側はクリスマス休暇前の18日までの決着を求めており、状況は待ったなしだ。沖縄県名護市に代替施設を造る現行計画以外の代案を米側に提示するのは困難な情勢だ。
移設問題で鳩山政権が最も重視してきたのが「沖縄の負担軽減」。首相は先の衆院選で沖縄県の4小選挙区で県外、国外移設派が全勝したことを「民意」と受け止め、移設先を白紙から再検討する方針で臨んだ。
このため、政権内では嘉手納基地(嘉手納町など)への統合、現行計画の微修正、グアムへの全面移転などの複数案が次々と浮上した。ただ、11月13日の日米首脳会談で、オバマ米大統領から現行計画に沿った迅速な解決を迫られた首相は「プリーズ・トラスト・ミー」(私を信じてほしい)と応じ、同盟重視に舵を切ったかに見えた。
これで一時、現行計画を微修正して年内に結論を出す方向性が出つつあった。
だが、社民党の福島瑞穂党首が党首選という党内事情から今月3日、“連立離脱カード”を振りかざしたため、首相は一転、連立重視の観点からグアム移転に言及し、米政府の堪忍袋の緒を切ってしまった。
「鳩山政権では、国会議員ではない3人が外交政策を仕切っているのだろう」
今年10月、キャンベル国務次官補(東アジア・太平洋担当)は外務省幹部にこう指摘した。キャンベル氏が挙げたのは、寺島実郎・日本総合研究所会長、須川清司・内閣官房専門調査員、佐野忠克首相秘書官(政務)の3人。首相側近として、外務省や防衛省ルートとは別に米政府高官と非公式に接触している。
首脳会談前、首相が「普天間問題が大きなイシューになることはない」と断言していたのも、この「側近グループの影響が大きい」(周辺)という。
その結果、日米閣僚級作業グループでも、「米国側が命懸けで交渉に臨んでいるのに、日本側は素人に毛の生えたような議論をしてきた」(政務三役)という状況に陥った。
日米交渉にかかわる政府高官がいう。
「とにかく政治主導なの! 国民の圧倒的支持がある政権だからいいんじゃないの?」。
2158
:
名無しさん
:2009/12/12(土) 17:34:54
長すぎると言われたので
>>2157
のコメントはこちらに。
> 「鳩山政権では、国会議員ではない3人が外交政策を仕切っているのだろう」
> 今年10月、キャンベル国務次官補(東アジア・太平洋担当)は外務省幹部にこう指摘した。キャンベル氏が挙げたのは、寺島実郎・日本総合研究所会長、須川清司・内閣官房専門調査員、佐野忠克首相秘書官(政務)の3人。首相側近として、外務省や防衛省ルートとは別に米政府高官と非公式に接触している。
> 首脳会談前、首相が「普天間問題が大きなイシューになることはない」と断言していたのも、この「側近グループの影響が大きい」(周辺)という。
鳩山首相の姿勢の裏には、この側近グループの存在があるんでしょうね。
以前から寺島実郎の言うことを真に受けていたら碌なことにならんだろうと思ってたら、案の定…。
別にブレーンを使うなと言いませんが、野党時代のブレーンをそのまま使い続けるのも考え物です。
あと以前から鳩山首相はアメリカ側の反応を(過小な方向に)読み違える傾向にあったのですが、その元凶も彼らとは。
政治主導で官僚ルートをバイパスするのであれば、まともに相手国とコミュニケーションを取れる人材を使えよと言いたい。
内政と違って外交では実務家レベルでの事前協議が重要なのに、こんな連中に任せてたら首相は裸の王様だろう。
首相動静を見ていると外務官僚や内閣情報官とほとんど会ってないみたいだし、誰が首相に国際情報をブリーフィングしてるんだろう?
2159
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/12/12(土) 18:35:29
ああ寺島か、なるほど。
日本では外交・安保問題への関心は薄いので、無理に野党的な外交方針への政策転換をアピールして
現実に混乱を引き起こしても、得るものが少ないということなのでしょうなあ。
産経だと、寺島に対する勢力が記事(小説)を書かせてる可能性を否定できないけど。
個人的には「素人運転」は悪いことではないと思っています。
民主制度である以上、外交は玄人で分野であることを理由に、素人である国民を煙に巻く対応は
中長期的視点から見れば良いことではない。
日露戦争後から太平洋戦争への流れの背景にも、外交・安保分野の知識(特に日本にとって不利な情報)を
官僚が独占し、実情以上に日本を強国だと国民に信じさせていたことがあります。
今回の沖縄県内移設の見直しが、今ひとつ国民の反発を生んでいないことにも、日米同盟の重要性を
国民が知る機会が、今まで少なかったことにあるでしょう。
それ故に、次の参院選への影響についても片言丸さんの
>>2141
の見解が正しいと思います。
それが日本の将来にとって、良いこととかは別。
>>2154
岡田の場合は、外相就任後1ヶ月間の期待をもたらす言動と、その後、いきなり国会開会直前、
県外・国外移設は無理と断言してしまった落差の問題だと思ってます。
その単刀直入、歯に衣を着せない直言こそ、岡田の良さではあるのですが、それを好んでいる私ですら、
あの発言には唐突な印象を持ちましたもの。
2160
:
◆sn2EOyFHzg
:2009/12/12(土) 18:43:43
>>2158
はトリップ忘れてますが私です。
>>2156
>俺の意見は素人の素朴なものなので,お詳しいとお見受けする◆sn2EOyFHzgには笑止な意見ばかりでありましょうが,コメント付けていただけて感謝です。
いえいえ、他の方へのレスをまとめる中で自分の考えを整理している面もあるので、とんでもないです。
こちらこそ2chと違って落ち着いて議論できる貴重な場を提供していただいて感謝です。
>取り敢えず普天間の負担軽減を云うならば,8000人を普天間から退却させて辺野古なりそれ以外の基地への移転計画を再検討しても良いんじゃないでしょうかね?
自分の推測ですが、現行合意の実施を鳩山政権が確約してたのであれば、具体的な実施方法とかスケジュールとかはオバマ政権側も柔軟になってくれたんではないでしょうか。
鳩山政権の外交方針が不透明で、例の「反米論文」とかで鳩山首相の真意にアメリカ側が疑心暗鬼になっていたからこそ、強硬に現行案での決着を迫ってきたのだと思います。
最初に「鳩山新政権はアメリカと距離を置きたがってる」「普天間の県外・国外移転を狙っている」というオバマ政権側の疑念をきちんと払拭できていたら、もっと建設的に交渉できたんじゃないかと思います。
まあ今から普天間の先行撤去を言い出しても、アメリカ側からすると「日本側はテイクばかりでギブがないじゃないか」と言われて終わりな気がします。
元々アメリカ側には日本は負担軽減ばかり言ってて「日米同盟としてどういう安保戦略を目指すのか」という視点が薄いという苛立ちがあるので。
今の日米合意をまとめる際も、閣僚級の戦略対話を通じて「日米共通戦略目標」の策定(05年2月)→日米の「役割・任務・能力」の確認(05年10月)→米軍再編実施の「ロードマップ」(06年5月)という「目標から実施方法へ」という手順を踏みましたし。
鳩山首相が普天間の県外移設を本気で望んでいるんだったら、まずオバマ政権と戦略対話を行って「日米同盟として何を目指すのか」、「その中で日米でどう役割分担するか」、「その中で普天間をどこに移設するか」という順に協議すべきだったんですが…。
そこを抜きにいきなり実施計画である「ロードマップを見直す」とだけ言ってもアメリカ側もおいそれとウンとは言えないでしょう。
2161
:
名無しさん
:2009/12/12(土) 19:10:28
安全保障の参院選への影響について。
安全保障政策そのもので国民の関心・投票の動向が左右されないというのはその通りです。
ただし、たとえ、関心の低い安全保障問題であっても、首相が指導力の低さを露呈するのは、投票行動へマイナスの影響があります。
これは結果論になりますが、「国民の関心が低い=成功しても得るものが少ない」安全保障問題で、
冒険する必要はなかったですね。
貰わなくていい赤点を貰う結果になってしまった。
2162
:
とはずがたり
:2009/12/12(土) 19:25:38
>>2160
解説感謝。
>>2156
ではトリのコピペして満足してしまい敬称略で失敬しましたm(_ _)m
確かに信頼の積み上げによる問題解決という手順が欠けていて,反米論文とか県外移設とか政権交代の高揚感からかアメリカを刺戟するような事案ばかり浮上してしまった印象はあります。
>>2158-2159
俺は選挙マニアからこの政界ウオッチ趣味に入りましたんで,あんま各種論客連中の言動に興味ないんであんま詳しくないんですが,寺島氏はどの辺がどうダメなんでしょうかね??
>>2159
>今回の沖縄県内移設の見直しが、今ひとつ国民の反発を生んでいないことにも、日米同盟の重要性を
>国民が知る機会が、今まで少なかったことにあるでしょう。
俺も素人の1人として普天間が直面している其処にある危険と較べて,日米安保の危機に対しては話し合えば何とかなるのではないかと思ってしまっている節がありますね,確かに。
2163
:
名無しさん
:2009/12/12(土) 19:52:04
>>2159
外交史家の入江昭曰く、明治以来日本の外交では「政府の現実主義」と「民間の理想主義」が対立してきた、と。
政権交代が時々でもある国だったら在野の勢力が政権入りして理想と現実の折り合いを付けていくんでしょうけど、保守一党優位制が続いてきた日本では革新・リベラル勢力がそうする機会はつい先日までやって来なかった。
(村山政権時の社会党の方針転換はあまり無節操すぎて、逆に革新側の支持者を頑なにさせてしまったし。)
民主党は原則論に拘る政党なので野党時代の方針のまま外交運営をしようとしているんでしょうけど、そろそろ現実を踏まえて考え方を修正する時期です。
>民主制度である以上、外交は玄人で分野であることを理由に、素人である国民を煙に巻く対応は中長期的視点から見れば良いことではない。
そういう意味では岡田外相が手掛けている密約の検証は正しいことだと思います。今どき秘密外交が通用する時代でもないし。
ただ外交は国民の関心が低く、政治家や官僚などエリートの裁量に任される余地が大きい領域だからこそ、時の為政者には適切なハンドリングを期待せざるを得ません。
国民の関心を喚起するのに多少の「素人運転」はあってもいいと思いますが、それはあくまで後でリカバーできる限度内の話であって、普天間問題でオバマ政権側の鳩山政権に対する信頼は容易には回復できないところまで落ちてしまったと思います。
安保問題の国政選挙への影響は、私も
>>2141
に同意です。小泉首相の自衛隊イラク派遣も選挙には響かなかった。
>>2141
の片言丸さんの言う「見込み違い」も、たぶん外交助言を寺島実郎らに頼った結果なんだろうなあ。
アメリカ側の出方を読み違えたり、普天間問題が進まなくても日米関係に影響はないと言ってみたり、対米外交について鳩山首相はあまりに希望的観測に基づいた行動ばかり採っているんですが、彼らの誤った入れ知恵のせいか。
>産経だと、寺島に対する勢力が記事(小説)を書かせてる可能性を否定できないけど。
他紙(読売と毎日だったかな)でも寺島の名前は挙がっていたので、産経の小説ということはないと思います。
2164
:
◆sn2EOyFHzg
:2009/12/12(土) 19:52:38
またトリップ忘れたorz
>>2163
は私です。
2165
:
◆sn2EOyFHzg
:2009/12/12(土) 20:14:26
>>2162
自分も寺島氏の言説を逐一フォローしている訳じゃないので正確なことは言えないのですが、イラク戦争批判を機に反米的な論客として脚光を浴びた人ですね。
(それ以前からも商社マン出身の論客として活躍してましたが。)
イラク戦争と経済危機でアメリカの国力は落ちていく一方、中国はこれから伸びる国であり、やがて米中二極時代がやってくるので日本は対米追従を止めてもっと中国と協調しろ、って感じの主張だったはず。
もちろん長期的なトレンドとして米中の相対的な国力は変わっていくんでしょうけど、それをそのまま政府の政策として採用すると角が立つだけです。
いろいろとグダグダと長文を書き連ねてきたけど
>>2161
氏の
>これは結果論になりますが、「国民の関心が低い=成功しても得るものが少ない」安全保障問題で、冒険する必要はなかったですね。
>貰わなくていい赤点を貰う結果になってしまった。
というコメントが全てを物語っているなあ。
鳩山政権は内政で冒険すべき政権なのに、わざわざ外交で赤点をもらってくるなんて…。
2166
:
名無しさん
:2009/12/13(日) 12:23:33
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091213-00000004-mai-pol
<沖縄密約>文書現存せず 外務省廃棄か 元局長証言と矛盾
12月13日2時30分配信 毎日新聞
1972年の沖縄返還に絡み、「米国が支払うべき米軍用地の原状回復補償費400万ドルを日本側が肩代わりした」とされる密約そのものを記した文書が、外務省の調査で見つからなかったことが、12日分かった。サインした吉野文六元同省アメリカ局長自身が法廷で密約文書の存在と保存したことを証言しており、外務省がいずれかの段階で廃棄した可能性が高くなった。
密約問題を解明するため先月発足した有識者委員会(座長・北岡伸一東大教授)の関係者が毎日新聞の取材に「サインされた文書そのものは見つからなかった」と明らかにした。同時に調査では、この密約に関連して日本側が400万ドルを直接負担したことを推定できる交渉過程の関連文書は発見された。このため、有識者委員会で精査しているが、最終的に外務省が密約の存在自体を認める可能性は高い。その場合「密約はあったが、文書は失われたか、廃棄された」という結論になるとみられる。
この密約文書は、すでに米国で原本が公開されており、そこには当時交渉に当たった吉野氏のイニシャルである「B・Y」というサインも残っている。
この密約に関連しては71年に密約を報じた西山太吉元毎日新聞記者らが起こした密約文書の情報公開訴訟が東京地裁で進んでいる。吉野氏は今月1日にこの訴訟に証人として出廷して、サインを自身のものと認め「事務官が(密約原本の)コピーを取り、ある程度保存していた」と証言した。外務省にいったんはこの文書が保存されていたことはほぼ確実だ。
外務省幹部は「もし意図的に廃棄したとすれば、違法性が高いと裁判で判断されるかもしれない」と指摘しており、裁判の行方にも影響を与えそうだ。
01年4月の情報公開法施行前に同省が文書管理の在り方を見直した際、「存在しない」としてきた文書が将来発覚する事態を恐れ、廃棄した可能性もある。【中澤雄大】
2167
:
とはずがたり
:2009/12/16(水) 03:46:07
鳩のことだから,ご免やっぱ辺野古ってのがあり得るけど,辺野古以外って明言しちゃいましたねぇ。
辺野古以外の地域模索=普天間問題、結論に数カ月必要−鳩山首相明言
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-091215X662.html
2009年12月15日(火)20:03
(時事通信)
鳩山由紀夫首相は15日夕、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設先について、同県名護市辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸部とした現行計画の修正を目指す考えを表明した。首相は「沖縄県民の思いを理解する中で、やはり辺野古ではない地域を模索し、決めるという状況を何としてもつくり上げていきたい」と明言。結論を出す時期について「必要な時間は数カ月単位ではないか」と述べ、十分な時間をかけたいとの意向を示した。首相官邸で記者団に語った。
政府が同日開いた与党党首級による基本政策閣僚委員会では、日米で合意した現行計画も排除せず、移設先は与党3党で協議する方針を確認した。しかし、首相は沖縄県民の負担軽減を重視する立場から、米側に理解を求めつつ、県外移設を模索したいとの考えを示したとみられる。
[時事通信社]
「できれば具体案提示を」仲井真知事が不快感
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20091215-567-OYT1T01143.html
2009年12月16日(水)03:07
「なるべく早く方向を決めて、できれば具体案を提示してもらわないと、意見の言いようがない」
政府が移設先決定を先送りしたことについて、沖縄県の仲井真弘多知事は15日午後、県庁内で記者団に不快感をあらわにした。
政府方針の概要について、知事は14日に岡田外相から電話で説明を受けた。この日は「普天間の危険性の除去をきちんとしてくれるかどうかが我々の関心事だ」と強調し、「時間をかけても逆に何もないという可能性もある」と突き放した。
10年以上普天間移設先となってきた名護市でも、首相が「辺野古以外の地域」を模索すると言明したことで、新たな波紋が広がった。現行計画を容認する現職と、移設に反対する新人の一騎打ちの公算が大きい来年1月の名護市長選へも影響が予想される。現職を支持する島袋権勇・名護市議会議長は「日米合意は何だったのだろうか。見守るしかない。選挙戦では移設問題を争点にしない」と憤りを隠さない。一方、新人を支持する玉城義和・沖縄県議会副議長(無所属)は政府の方針に、「ようやく辺野古案がなくなる気がするが、最終結論が出たわけではない。現職市長が基地移設反対を主張しない限り、移設の是非を争点に主張し続けていく」と語った。
一方、自民党沖縄県連の翁長政俊幹事長は「政府は責任をもって対応してほしかった」と批判する。同県連は、政府が年内に結論を出さなければ年明けから「県外・国外」移設に転じる方針を決めており、民主党と歩調を合わせることになる。「普天間は結局、固定化されるのでは」。翁長氏は、複雑な心境をのぞかせた。(政治部 杉田義文、那覇で)
2168
:
名無しさん
:2009/12/16(水) 17:17:55
しかしこれまで何回「明言」を覆し続けてきたかと思うと……
2169
:
名無しさん
:2009/12/16(水) 19:28:44
http://www.j-cast.com/tv/2009/12/16056331.html
山本一太参院議員、小池元防衛相発言に苦笑
2009/12/16 17:06
山本一太参院議員が2009年12月16日のブログで、小池百合子元防衛相の発言に苦笑した出来事を報告している。
12月15日、自民党本部で元防衛相に会った。その際、彼女が愛用している「ユニークな携帯ストラップ」を見せてもらったらしい。それは自衛隊のユニフォームを着て、ほふく前進する「キューピー」人形だった。防衛省などで買えるらしいこの「キューピー」に、山本も「カワイイ!」と絶賛。ただ、そのあと元防衛相が続けた言葉が引っかかった。
「あのね、他にも零戦のキューピーちゃんとか、回天のキューピーちゃんもあるのよ!」
「零戦」とは、大日本帝国海軍の主力艦上戦闘機。また、「回天」とは太平洋戦争末期に開発された、人が乗り操縦できるようにした魚雷で、特攻兵器の1つだ。
これはちょっとやり過ぎだと感じたのか、山本は「『零戦』はまだしも、『回天』に乗るキューピーちゃんストラップはマズいと思う、な。(苦笑)」と少し面食らった様子を綴っていた。
2170
:
チバQ
:2009/12/16(水) 22:35:31
http://mainichi.jp/select/world/news/20091214dde007030092000c.html
分断の学舎:内戦後のボスニアから/上 被害者は子供たち
「ナイフ、針金、スレブレニツァ」。ボスニア・ヘルツェゴビナ西部の町ビテツ。9月中旬、中心部の公立小学校の教室の外壁に落書きが見つかった。95年、イスラム教徒がセルビア人勢力に殺された「スレブレニツァ虐殺」を挙げ、イスラム教徒を脅す内容だ。消しても数週間後にまた落書きされた。「一部の人の意識の底に差別がある」。イマモビッチ校長は嘆く。
2階建てと平屋の校舎が並ぶ。通うのはイスラム教徒とクロアチア人。一つの学校だが別々の教室で別々の授業を受ける。校長も2人。「一つ屋根の下の二つの学校」とも呼ばれる。
内戦(92〜95年)で周辺をクロアチア人勢力が攻撃。イスラム教徒は少数派となった。クロアチア人の学校にイスラム教徒が同居し学ぶ試みだ。2階建て校舎の広い教室で学ぶクロアチア人とは対照的に、イスラム教徒は平屋の木板で仕切った狭い教室に机を敷き詰めて学ぶ。
内戦前に一つの教室で多民族が学んでいたボスニア。95年の和平合意後、ボスニアは二つの準国家に分かれ、準国家の一つ、ボスニア連邦はさらに10州に分けられた。民族・宗派対立を黙認する形で「地方分権」が進む。
「教育の統合は自民族の文化を消滅させる」としてセルビア人、クロアチア人、イスラム教徒で異なるカリキュラムが導入された。歴史や宗教などの科目は違いが大きい。地域でどれを選ぶかはどの勢力が優勢かで決まる。差別を恐れ、遠方の学校に通う例もある。一部では隣国クロアチアやセルビアから輸入された歴史教科書が使われている。
08年、教育の統一を目指し、中央政府内に教育局が設立された。しかし地方に口出しはできず「紙の上の存在」とされる。背景には「分断が解決策」と見なす民族政党がいる。
イマモビッチ校長は言う。「民族・宗教により学ぶ環境が違うのは理不尽。子供は分断の被害者だ」
◇ ◇ ◇
「分断」が教育に暗い影を落とすボスニアの実情を報告する。【ビテツで隅俊之】
毎日新聞 2009年12月14日 東京夕刊
2171
:
チバQ
:2009/12/16(水) 22:36:01
http://mainichi.jp/select/world/news/20091215dde007030056000c.html
分断の学舎:内戦後のボスニアから/中 国際支援の果てに
「ボスニア・ヘルツェゴビナの学校は『冷戦』の場になっている」。08年5月、国連人権理事会は、ボスニアの教育制度に関する報告書の中で断罪した。報告書は同じ学校なのに民族・宗教ごとに教員、教室、授業まで異なる「一つ屋根の下の二つの学校」を「偏見や不寛容を助長する」と非難した。
だが、国際社会が批判する学校は国際機関が提案したものだ。
選挙監視や教育支援など民主主義構築を目的とする全欧安保協力機構(OSCE)は99年ごろ、各民族・宗教が民家など不適切な環境でバラバラな教育を行っているのに危機感を抱いた。AP通信によるとクロアチア人の学校にイスラム教徒が午後だけでも通えるよう説得。イスラム教徒の登校初日、クロアチア人の教職員は学校にバリケードを築いた。
「一つ屋根の下の二つの学校」はいつしか固定化され、約50校に広がった。分断は民族・宗教で分かれる政党の勢力維持に役立つからだ。各地で優勢な政党が指名する教育相はカリキュラム選択や校長の人事まで幅広い権限を持つ。「教育が政治の道具になっている」(同理事会)
OSCEは「一つ屋根の下の二つの学校」は「一時的解決策として受け入れられ、子供は適切な教育環境を得た。地元政府が解決策を見つけると期待したが果たされていない」と釈明する。
銃弾による穴が蜂の巣のように建物に残る内戦の激戦地ボスニア南部モスタル。中等学校4年生のクロアチア人、プリモラス君(17)は「この分断は政治家が生み出した。彼らは何もしない」と話す。同校も「一つ屋根の下の二つの学校」だが、体育や技術ではイスラム教徒も同じ教室で学ぶ。クルポ校長は「各勢力で言葉の違いもほとんどなく、統合に問題はない」と話す。
国際社会の善意がもたらした分断の固定化。ある州の教育省幹部は顔をしかめて話す。「すべての子供に教育を受けさせるにはこれしかなかった。だが我々は身動きができなくなっている」【モスタルで隅俊之】
毎日新聞 2009年12月15日 東京夕刊
2172
:
チバQ
:2009/12/16(水) 22:36:33
http://mainichi.jp/select/world/news/20091216dde007030022000c.html
分断の学舎:内戦後のボスニアから/下 EU加盟、険しい道
「民族・宗教により数学まで別々に学ぶ必要はない。このままでは欧州連合(EU)加盟は難しい」。EU外交筋は苦々しげに語る。
国際社会から「教育を受ける権利を侵害している」(国連人権理事会)と烙印(らくいん)を押されたボスニア・ヘルツェゴビナの教育は、将来のEU加盟の障害にもなっている。民族・宗教ごとに教員、教室、授業も分かれる「一つ屋根の下の二つの学校」はその象徴だ。
ボスニアは08年、加盟の前段階となるEUとの安定連合協定に署名した。今も対立するセルビア人、クロアチア人、イスラム教徒の3勢力にとって加盟は数少ない共通目標だ。
教育改革は加盟の必須条件ではない。しかし、EU側には教育の分断が将来の政情不安につながるとの懸念がある。「EUのように多様性を認め合うことが必要だ」とEU外交筋は説明する。
駐EUボスニア政府代表部のトプチャギッチ大使は「(民族・宗教間の)複雑で深刻な問題を抱えているが、対話を重ねれば合意できる」と反論するが道は険しい。
今年10月上旬、内戦終結を仲介した米国とEUは、憲法改正を含めた包括的な改革案をボスニア政府に提案した。3勢力で8カ月ごとの交代制になっている大統領(幹部会議長)の権限を縮小、選挙で選ばれる首相に権限を集中させる内容だ。だが、2週間後にボスニアは拒否した。
ドイツ・ニーダーザクセン州が支援するゲオルク・エッカート国際教科書研究所はボスニアの学者らと3勢力共通の教科書作りに取り組むが、全土には広がらない。「国民の75%は導入を支持しているのに政治が認めなければ無になる」と同研究所は指摘する。
外交筋はボスニアのかたくなな態度の背景に「民族主義政治家が既得権益を失うことを恐れる」事情をあげる。
EU内には「膨大な支援の金を投じてまで加盟を実現する必要があるのか」との疑問の声もくすぶる。「教育の分断」の対価はあまりにも重い。【サラエボで隅俊之】
2173
:
名無しさん
:2009/12/17(木) 02:14:49
民主党の掲げた「対等な日米同盟」って具体的に何を指してるんだろう。
マイケル・グリーンは「積極的に日本が防衛負担を引き受けていく意味かと思って歓迎したがそうではないらしい」みたいな
こと言ってたが
2174
:
とはずがたり
:2009/12/17(木) 12:04:45
米司令官「海兵隊移転に遅れも」 普天間先送り「遺憾」
12/16 11:18
http://www.shizushin.com/news/pol_eco/national_pol/2009121601000031.htm
【ワシントン共同】米海兵隊トップのコンウェー司令官は15日、国防総省での記者会見で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題に関する結論を先送りした鳩山政権の方針について「それが彼らの決定なら遺憾だ」と述べ、この影響で在沖縄海兵隊のグアム移転完了が現行案の2014年から遅れる可能性に言及した。国務省のクローリー次官補(広報担当)も同日の記者会見で、移設先修正をめぐる再交渉には応じない考えを重ねて示した。
普天間移設計画が停滞した場合、海兵隊グアム移転に応じない米軍側の姿勢が鮮明となった。現行計画以外の移設先を模索する鳩山政権との間で議論が今後も平行線をたどるのは必至だ。
司令官は鳩山政権の方針決定について「まだ連絡は受けていない」と前置きしながら、日米合意上、普天間移設と海兵隊グアム移転の両事業は不可分で、14年にいずれも完了すると明記されていると指摘。
ただ、クローリー氏は「日本にとって複雑な課題だと分かっている」と一定の理解も示し、事態打開に向けた日米間の協議継続に意欲を示した。
2175
:
とはずがたり
:2009/12/17(木) 12:07:16
>>2173
今迄の日米関係が発言力と負担が応分なものであったなら口もより出す代わりに血も流すって事になるんでしょうけど,今迄アメリカの云うなりだったという認識だと口を出すけど負担は別に増やさないって方向性になるんでしょうなぁ。
2176
:
チバQ
:2009/12/18(金) 00:13:15
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2009121702000218.html
実質的な拡大路線に 10年度防衛予算 “実”を取る防衛省
2009年12月17日 夕刊
<解説> 政府が決定した二〇一〇年度防衛予算の編成方針は「現在の防衛計画の大綱の考え方に基づく」ことを掲げながら、現大綱には記されていないミサイル防衛(MD)の迎撃ミサイルPAC3の追加配備に、実質的に着手する内容となった。
大綱は一九七六年、日本が軍事大国とならない意思を示すために導入。これに基づく中期防衛力整備計画で防衛力の上限が定められている。だが、大綱見直しが先送りされたことで、一〇年度の防衛費は基本方針を喪失した状況で決めざるを得ない。
こうした中、今回の方針では「現有機能の維持」の路線から、PAC3のミサイル本体は追加配備を見送ったが、周辺システムの改修を明記。防衛省としては“実”を取った格好だ。ある幹部は「PAC3の『頭と目』を先に用意しておいて『やり』は後で買えばいい」と語る。
旧海軍の空母に匹敵する大きさのヘリ空母型護衛艦の建造についても、方針には明記されていないが、同省は「装備品の更新」に当たるとして進める意向。日本の防衛力は、基本設計図を欠いたまま拡大しようとしている。 (政治部・三浦耕喜)
2177
:
チバQ
:2009/12/19(土) 20:44:27
>>2067
>>2078
http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009121901000508.html
アフガン新閣僚、過半数が留任 議会審議曲折も
【カブール共同】アフガニスタンのカルザイ大統領は19日、2期目の閣僚名簿を下院に提出した。経験を重視するとして23人のうち13人は1期目の最後の内閣と同じ閣僚を指名した。上下両院の承認後、新内閣が正式に発足する。
反政府武装勢力タリバン掃討のため駐留部隊を派遣する欧米各国が統治能力向上を強く求める中、治安回復と汚職撲滅を達成できなかった閣僚の再登用で、反カルザイ勢力が発言を強める議会の審議では曲折も予想される。
大統領選決選投票前に撤退したアブドラ元外相の陣営からの指名はなかった。
主要閣僚では、ワルダク国防相とアトマール内相が留任。アハディ財務相が経済相となり、財務相には元財務副大臣のザケルワル氏が指名された。外相と都市開発相は指名が保留され、後日発表される。
労働社会問題・殉教戦傷者相の分割が提案され、承認されれば閣僚数は1増となる。
2009/12/19 20:23 【共同通信】
2178
:
チバQ
:2009/12/20(日) 10:15:33
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20091219-OYT1T01081.htm
アフガン組閣名簿、汚職疑惑閣僚は排除
【イスラマバード=酒井圭吾】アフガニスタンのカルザイ大統領は19日、新政権の閣僚25人のうち23人の名簿を議会に提出した。
国防相や内相など主要閣僚の大半が留任となったが、収賄疑惑を持つ閣僚は排除され、無難な顔ぶれを並べることで、政権運営に監視の目を強める国際社会の非難をかわす形となった。
今後、閣僚の議会承認を経て新政権が正式にスタートする。ただ、この日は新外相の発表はなく、来年1月にロンドンで開かれるアフガン支援国際会議後に指名される予定だという。
留任が決まったのは、米国との人脈が強いラヒム・ワルダク国防相とハニフ・アトマル内相のほか、オマル・ザヘルワル財務相ら11人。英国の信頼が厚いファルク・ワルダク教育相も留任となった。
一方、首都カブール郊外の銅鉱山開発を巡り中国企業から約30億円の賄賂(わいろ)を受け取った疑惑が浮上しているイブラヒム・アデル鉱工業相は再任されなかった。汚職一掃を求める国内外の声に配慮したとみられる。
(2009年12月19日23時11分 読売新聞)
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