したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

仙台・宮城・陸奥

1とはずがたり:2008/06/05(木) 12:05:28
地区別スレ,遂に仙台も登場。陸奥とは勿論多賀城を首府とする明治以前の陸奥だ♪
本来はにぬけんが立てるべきだが何時迄俟っても立てやがらないので俺がたつヽ(`Д´)ノ

2422荷主研究者:2015/12/30(水) 12:54:11

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151222_12049.html
2015年12月22日火曜日 河北新報
<スイカ>古川駅も利用可 来年3月から

 JR東日本は21日、新幹線専用のIC定期券「Suica FREX(スイカ・フレックス)」で、東北新幹線の仙台地区での利用区間を、従来の郡山-仙台から郡山-古川に拡大すると発表した。来年3月26日から実施する。

 JR東によると、古川駅の利用者は1日約3100人(2014年度)。仙台間での通勤、通学利用者が多いため、対応駅とすることを決めた。東北新幹線では東京-那須塩原(栃木県那須塩原市)の各駅間も既に導入している。

 在来線では、陸羽東線の北浦(宮城県美里町)、陸前谷地(同)の両駅で来年3月26日から駅改札でスイカが利用できる。

2423荷主研究者:2015/12/30(水) 12:57:30
>>1949
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151222_11020.html
2015年12月22日火曜日 河北新報
イクスカとスイカ 相互利用3月26日から

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20151222_093005jc.jpg

 仙台市は21日、市のICカード乗車券「イクスカ」とJR東日本の「Suica(スイカ)」の相互利用を来年3月26日に始めると発表した。市地下鉄と市内の路線バスでもスイカが使えるようになり、市は利便性向上による地下鉄などの需要増を期待している。北海道新幹線が開業するJRのダイヤ改正日に開始を合わせた。

 対象エリアは図の通り。岩手、山形、福島3県の一部を含むJR9線と仙台空港アクセス線で相互利用できる。北はJR東北線の平泉(岩手県)、南は矢吹(福島県)、西は磐越西線の喜多方まで使える。

 使い勝手の良さは利用方法で異なる。主に仙台市内の地下鉄、バスを利用する場合は、乗車回数に応じて付与されるポイントサービスがあるイクスカの方が得となる。

 ただ、首都圏や関西では利用できず、コンビニエンスストアなどで買い物できる電子マネー機能もないなど、スイカより利用範囲が狭い。市交通局の担当者は「使い方に合わせて選んでほしい」と説明する。

 定期利用で市地下鉄とJR線を乗り継ぐ場合は、イクスカとスイカのどちらかを連絡定期券に選ぶ。JR、地下鉄とバスの連絡定期券はイクスカのみとなる。

 首都圏私鉄の「PASMO(パスモ)」やJR西日本の「ICOCA(イコカ)」など全国9種類のICカード乗車券は既にスイカと相互利用可能になっており、イクスカのエリアでもスイカと同時期から使える。

 イクスカの発行枚数は20日現在で約21万枚。スイカは11月末現在、全国で約5759万枚となっている。

 連絡先は仙台市交通局案内センター022(222)2256。

2424荷主研究者:2015/12/30(水) 13:17:55
>>2119-2120
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151223_13005.html
2015年12月23日水曜日 河北新報
<国道48号>雪崩防止柵など完成 規制解除へ

 昨年2月、ことし1月に大規模な雪崩が相次いで発生した仙台市青葉区作並の国道48号で、東北地方整備局仙台河川国道事務所が整備を進めてきた雪崩防止柵とコンクリート製屋根のスノーシェッドが22日、完成した。事務所は、工事に伴う片側交互通行など規制を全面解除した。

 雪崩防止柵とスノーシェッドは、関山トンネルの宮城側出口から仙台方面に向かって約600メートル区間に設置した。高さ5.5メートルの雪崩防止柵は、上り車線側の斜面3カ所に延べ約210メートルにわたり整備。道路を覆う長さ約40メートルのスノーシェッドは2カ所に建設した。

 現場では2年連続で大規模な雪崩が発生し、車両の通行再開までに3〜10日を要した。事務所は昨年11月に対策工事に着手したが、ことし1月の雪崩再発を受けてスノーシェッドの工法見直しなどに取り組み、工期短縮を図った。

 種市優副所長は「一般的な工事よりも工期を1〜2年早め、降雪が本格化する前に完成を間に合わせることができた」と話した。

2425荷主研究者:2015/12/30(水) 13:28:46

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151225_13021.html
2015年12月25日金曜日 河北新報
<仙石線>塩釜神社初詣列車の運行中止

仙石線(右)から東北線(左)に乗り入れるため接続線(中央)を通る仙石東北ラインのハイブリッド車両(上)。右下は仙石線車両=2015年5月30日午前10時40分ごろ、宮城県松島町

 塩釜神社(宮城県塩釜市)の初詣客らを運ぶ列車として、長年親しまれてきたJR仙石線の初詣用臨時列車が、来年は運行が中止されることになった。利用客の低迷が理由で、地元からは「残念だ」と惜しむ声が上がっている。

 JR東日本仙台支社によると、臨時列車は少なくとも記録が残る1979年には運行していた。昨年はあおば通-東塩釜間で1月1日未明から上下計6本を各駅停車で運行した。

 利用は低調で、昨年のあおば通発下り列車(4両編成、定員550人)の乗車率は、午前1時半発が40%未満、午前3時発が20%未満。午前4時40分発は10%程度だった。仙台支社は「車の利用者が増え、ニーズにそぐわなくなった」と説明する。

 運行中止について、塩釜市観光交流課の吉岡一浩課長は「最近は参拝客が分散し、臨時列車の乗客も減っていると聞いていた。仕方ない面はあるかもしれないが、残念だ」と話す。

 仙石線本塩釜駅では毎年、臨時列車の運行に合わせて駅前の商店街などが鏡開きを行ってきたが、今回は取りやめる。同駅では旅行窓口「びゅうプラザ」の廃止などもあり、商店主の男性は「観光の玄関口という位置付けがあいまい。臨時列車の運行中止はそれに追い打ちを掛ける出来事だ」と嘆いた。

2426荷主研究者:2015/12/30(水) 13:29:10

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151226_13013.html
2015年12月26日土曜日 河北新報
<BRT復旧>大船渡合意、気仙沼持ち越し

BRTの導入について協議したJR気仙沼線沿線自治体首長会議=25日、国土交通省

 東日本大震災で被災したJR気仙沼線と大船渡線をめぐり、宮城、岩手両県の沿線5市町のうち大船渡線の沿線3市は25日、鉄路復旧を断念し、JR東日本が提案したバス高速輸送システム(BRT)の継続を受け入れることで合意した。気仙沼線は登米市と南三陸町が同意したが、気仙沼市が仙台へのアクセス手段などでJRと協議が必要だとして結論を持ち越した。

 沿線自治体首長会議の第3回会合が国土交通省で路線ごとに開かれ、大船渡線沿線の大船渡、陸前高田、気仙沼の3市長と、気仙沼線沿線の登米市長と南三陸町長がそれぞれBRTの受け入れを表明した。今後は個別に専用道の延長や新駅整備などをJRに要望し、協議を進める。

 JRは、鉄路の復旧は難しいことをあらためて報告。JRが責任を持ってBRTを運行するほか、産業や観光振興による地域活性化に取り組むことなどを約束した。

 結論を持ち越した気仙沼市の菅原茂市長は会議後、「仙台へのアクセスや地域振興策で、もう少しJRと協議が必要と判断した」と説明。「あまり先延ばしはできない。震災から5年の来年3月11日をめどに結論を出したい」と話した。

 沿線自治体首長会議は今回で終了する。気仙沼市は今後、JRと個別に協議する。7月にあった前回会合でJRはBRTによる復旧を提案。今回の会合で自治体が回答する予定だった。

 現在、BRTで仮復旧しているのは大船渡線気仙沼-盛(大船渡市)の43.7キロと、気仙沼線柳津(登米市)-気仙沼の55.3キロ。

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151226_13014.html
2015年12月26日土曜日 河北新報
<BRT復旧>仙台へのアクセスで差

 東日本大震災で被災したJR気仙沼線と大船渡線の復旧を協議した25日の沿線自治体首長会議で、沿線5市町のうち、気仙沼市は気仙沼線のBRTによる復旧の受け入れを保留した。同じ沿線の南三陸町は早々に受け入れを表明。仙台圏へのアクセスの利便性など環境の違いが判断を分けた。

 気仙沼市の菅原茂市長は会議後、BRTで同意しなかった理由について「地域振興策の課題もあるが、一番は仙台圏へのアクセス問題」と説明。JRとの話し合いがまだ必要との考えを強調した。

 震災前、気仙沼-仙台間は気仙沼線や東北線の快速によって約2時間で結ばれていた。菅原氏は「これまで(快速列車が)持っていた仙台へのアクセス機能をJRが担ってほしい」と求める。

 一方、復興まちづくりに影響するとして、首長会議の年内合意を訴えていた南三陸町。佐藤仁町長は今回の気仙沼市の判断について、「それぞれ自治体の考えはある」としながら、「(町内に)三陸自動車道の志津川インターチェンジが16年度に完成すれば、1時間ほどで仙台に行くことができる」と述べた。

2427荷主研究者:2015/12/30(水) 13:41:39

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151227_12034.html
2015年12月27日日曜日 河北新報
製造業の立地続々 国道4号沿い川根工業団地

相次ぐ企業立地が見込まれる川根工業団地

 宮城県大河原町金ケ瀬の川根工業団地に、製造業2社が相次いで立地する方向で調整が進んでいる。交通アクセスが良く、上下水道などインフラが整っていることが評価されたとみられ、年度内にも決定する見通し。別の製造業者も周辺の土地取得を検討しており、一層の工場集積が見込まれる。

 団地は国道4号と白石川に挟まれた約2.7ヘクタール。町は自動車部品と液晶パネル部品を手掛ける2社と詰めの協議に入った。自動車関連はエンジン部品を製造。近くに鋳造部品製造工場があることから立地を決めた。液晶パネルは蔵王町に関連工場があり、周辺で適地を探していたという。

 団地東側に工場がある生活用品の製造卸会社も周辺の畑の取得を視野に町と調整を進める。製品の保管場所確保や生産体制の拡大を図るとみられる。町は3社で計150人の雇用を見込む。

 川根工業団地は、かつてしょうゆの原料工場や野球場があった。東北自動車道村田、白石両インターチェンジまでは車で15〜20分。町商工観光課の担当者は「更地で工場などをすぐに建てられる点も重視したようだ」と説明する。

 町は「仕事をつくり安心して働けるようにする」などを柱とした地方創生の総合戦略を作成している。伊勢敏町長は「人口減少を最小限に食い止め、魅力ある町にしていく」と話した。

2428荷主研究者:2016/01/16(土) 14:20:59

http://toyokeizai.net/articles/-/77882
2015年07月23日 東洋経済
仙石東北ラインがほかの被災路線と違う理由
4年ぶりにあおば通〜石巻間の全線運転再開

土屋 武之:鉄道ジャーナリスト

仙石東北ラインに投入されたディーゼルハイブリッド車両。発電用エンジンと蓄電池を搭載し、電気で走る。

早期の復旧が待ち望まれていた仙石線

 2011年3月11日の東日本大震災による津波で長く不通となっていた、仙石線高城町〜陸前小野間の工事が完成し、2015年5月30日よりあおば通〜石巻間の全線で運転を再開した。うち陸前大塚〜陸前小野間は、東松島市の復興計画に従って内陸側の高台に建設中の「野蒜北部丘陵地区」へ、旧線からの直線距離にして約500m移設して新線を建設したもの。同区間にあった東名、野蒜の両駅も新線へ移転している。

 宮城県は「一極集中」の傾向が顕著な県で、県全体の人口が約232万人なのに対し、県庁所在地・仙台市の人口は約107万人に達しており、約46%もが集まっている。東北新幹線の駅や空港を通じての県外との交流拠点としても、むろん仙台市の重要性はゆるがない。

 では、宮城県第二の都市はといえば、人口約15万人と仙台市の約14%にすぎないが、石巻市なのだ。

 JR東日本が公表している1日1kmあたりの利用客数を表す仙石線の「平均通過人員」は、震災前の2010年度には2万1450人あった。これは首都圏の五日市線、内房線に対しても遜色のない数字だった。宮城県第一、第二の都市を結ぶ路線としても、仙台近郊の通勤通学路線としても、仙石線は重要な路線で、それだけ早期の復旧が待ち望まれていたのである。

 ただ、他の被災路線と比べて、今回の運転再開は少し異なったスタイルとなったことに注目したい。仙石線復旧と同時に、仙石線と東北本線を直通する新しい運転系統「仙石東北ライン」が開業。仙台〜石巻間に特別快速、快速を合わせて14往復の運転が始まったのである。

 仙石東北ラインとは、松島駅付近で近接していた仙石線と東北本線との間に約300mの「接続線」を建設し、仙台〜石巻間を東北本線経由で運転するというもの。1日1往復の特別快速は、震災前の仙石線経由の快速より下り12分、上り11分、所要時間を短縮している。

 震災までの仙石線と東北本線の運転系統は完全に別で、被災後も仙石線の快速は、早期に復旧したあおば通〜高城町間で運転を再開していたが、仙台と石巻との間の交通手段を確保するため、東北本線・小牛田経由の「直通快速」も、臨時列車として1日2往復設定されていた。これは途中駅では乗降できず、まさに両市を直結する列車であった。

 これらの仙石線の快速と直通快速を統合する形で開業したのが、仙石東北ラインだ。石巻のみならず高城町〜石巻間の主要駅と仙台との間の「速達化」を図ったのである。(別図参照)

 引き換えに今回、仙石線の快速は廃止され、あおば通〜高城町間は普通列車のみの運転となっている。高城町〜石巻間では、仙石東北ラインとあおば通〜石巻間の普通を合わせ、震災前と同じ33往復の運転が確保された。

2429荷主研究者:2016/01/16(土) 14:21:43
>>2428 続き

 同時に、利用率が芳しくなかった仙台〜松島間の東北本線の区間運転列車(普通)も仙石東北ラインに整理、統合されており、一部の快速が代替として仙台〜塩釜間の各駅に停車。同区間においては列車本数が減った。

 また、ミヤコーバス(宮城交通の子会社)が運行していた仙台〜石巻間の高速バスが、5月30日より、平日ダイヤで36往復から29往復に減便された。これらの点には留意しておきたい。

 接続線の総事業費は約18億円。約100億円と見積もられていた仙石線不通区間の復旧費用より、ずっと少ない投資でより大きな効果。具体的には交流強化による地域復興への後押しが望めるとして、事業化されたものだ。

 事業費のうち、宮城県が約2億2000万円、仙台市が約1億1000万円、東松島市が約4500万円、石巻市が約6500万円を補助金として負担しており、その総額は約4億4000万円にのぼる。なお、東松島市と石巻市の負担割合は0.41対0.59で、これは国勢調査による、仙台市への通勤通学者の割合に基づいている。

 天災で鉄道が大きな被害を受けた時、「復旧と同時に改良工事を行え」という論が、よく生まれる。この論の根底には、1959年の伊勢湾台風により近鉄名古屋線が壊滅的な打撃を受け、復旧の際、同時に1067mmから1435mmへの改軌工事を実施。1435mm軌間だった大阪線との直通運転を可能とし、大阪〜名古屋間ノンストップ特急の運転が始まったことがあると思われる。

 ただし、この改軌工事は伊勢湾台風以前から計画、準備が進められており、台風被害によって実施時期を繰り上げただけであることを忘れてはならない。突然の災害で奪われた日常生活を取り戻すべく、まさに不眠不休で復旧に追われている地元に改良を行う余力まで求めるのは酷で、安易な空想論は慎むべきと思う。

仙石東北ラインに乗ってみた

 東日本大震災においても同様で、山田線、大船渡線、気仙沼線などは復旧の基本方針においてすら紆余曲折を経てきている。

 その中にあって、震災後に具体化した計画(2012年10月18日にJR東日本仙台支社が公式発表)として仙石東北ラインを実現させたことは、まさに異例中の異例。復興への積極的な施策として大いに評価できる。比較的少ない投資で大きな時間短縮効果が期待できること。接続線部分における1日の利用客数予測が3000人という需要の大きさなどが、JR東日本と地元自治体が計画を推進した基礎となったことは間違いない。

 仙石東北ラインの開業後、朝の仙台行きと夕方の石巻行きに乗車してみた。

 仙台〜石巻・女川間で発売されている往復割引きっぷ。大幅な割引により、誘客を図っている。

 きっぷは、8月31日発売までの限定で「仙台⇔石巻・女川開業記念往復割引きっぷ(1200円)」があったので利用した。仙台〜石巻間は片道普通運賃が840円なので、かなり割り引かれている。ソフト面からの交流促進を図る施策で、良い企画と思う。

2430荷主研究者:2016/01/16(土) 14:22:25
>>2428-2430 続き

 朝は石巻6時35分発・仙台7時35分着の快速。この時間帯は東北本線の列車も多いため、9時前に仙台に着く仙石東北ラインは、この1本しかない。そのためか、石巻発車時にはほぼ席は埋まり、次の停車駅の陸前山下から乗った人はもう座れない。東北本線に入る時には4両編成の列車が乗車率100%ほどとなっていたから、400人以上の利用があったことになる。石巻から乗った人のほとんどが仙台まで乗り通した。

 夕方は仙台18時19分発・石巻19時17分着。これも朝と同様で、石巻まで乗り通す人が多く、発車間際に乗り込むと仙石線に入るまで立ちっぱなしになる。仙台対東松島市内(陸前大塚〜陸前赤井間の各駅)と、仙台対石巻市内(蛇田〜石巻間の各駅)の利用客数の比率は、まさに0.41対0.59(4:6)というのが実感に近い。いずれの市も、対仙台の鉄道利用は仙石東北ラインへかなりの数が移行したことだろう。

 開業から2カ月余りが過ぎ、仙石東北ラインはすでに沿線住民の間で定着した感があるが、では今後、さらなる復興促進へ向けての課題はないのであろうか。

 まず、日中の列車には余裕が見られたが、朝夕はかなりの混雑がすでに生じているゆえ、今後の利用客増加を見越すなら、輸送力増強が必要だろう。仙石線内の線路設備の関係で4両以上への増結は難しいので、増発ということになる。安定した輸送ができる鉄道へ誘致し、交流を活発化させるのなら、特にラッシュ時はもう少し本数を増やし、快適な通勤をアピールしてもよさそうだ。

駅を中心とした町づくり

 仙石東北ラインの輸送力増強は、津波被害による高台への集団移転により、駅周辺に住宅や公共施設を集中的に固めた町となる、「野蒜北部丘陵地区」の機能性アップにもつながる。安全な住まいを建設しても、便利な町でなければ定着は進まないと考える。新しい野蒜、東名駅の周辺は、各地で提唱されている「コンパクトシティ」のモデルともなりうる。

 同様のことは、やはり町の高台への移転を前提として、3月21日に移転開業した石巻線の終点、女川にも言える。ここでも駅を中心とした町づくりが進められており、すでに土地のかさ上げ工事や周囲の造成は、相当進んでいるようだった。

 やはり高台に再建された石巻線女川駅。女川町営バスも乗り入れ、交通ターミナルとしての機能も持つ。

 今は駅と公共施設が多少あるだけのような状態だが、町の再建と合わせた、女川への仙石東北ライン乗り入れにも期待したい。すでに女川町などはJR東日本へ要望しているとのこと。仙石線と石巻線の間では貨物列車が直通運転しており、設備上はすぐにでも可能だ。休日の観光臨時列車あたりから実施するのがよいと思う。

 仙石東北ライン開業に当たっては、新造のディーゼルハイブリッド車両が全列車に投入された。だが単なる直通運転であるならば、保安装置さえ整えれば、輸送力の増強や運転区間拡大は高価な新車にこだわる理由はなく、既存のディーゼルカーの転用でも構わない。機敏かつ柔軟な対応を望みたい。

2431荷主研究者:2016/01/16(土) 14:25:06

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160101_13002.html
2016年01月01日金曜日 河北新報
東二番丁通、国道286号線に切り替え

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20151231_093004jc.jpg

 仙台市中心部の高層ビル群を南北に貫く東二番丁通(青葉区)が4月、国道4号から国道286号に切り替わる。国から地方への権限移譲の一環で、山形県に直結する市管理の3桁国道となる。

 東北大病院や仙台市役所脇を通る国道48号も同様に市に移管され、国道ではなくなる。4号、48号はいずれも並行するバイパスがあり、各国道は移管後、バイパスに一本化される。

 4号は現在の286号と接する宮沢橋前(太白区)-勾当台公園前(青葉区)間の3.3キロが286号になる。やや南東側の八本松(太白区)-宮沢橋間は県道に変更される。

 国道は他の国道と接続させるのが原則。4号を県道や市道にすると、これまで4号に接していた286号が宙に浮くため、286号に切り替え、国道45号の起点となっている勾当台公園前まで延ばすこととなった。

 48号は4月以降、トンネル区間などがある仙台西道路のみ国道として残る。さらにトンネル出口から広瀬通、東二番丁通を経て勾当台公園前まで延伸。一部区間は286号と重なる。

 いずれも2013年12月に閣議決定された「事務権限の地方移譲に関する見直し方針」に基づく。国道4号のうちバイパスから分かれる名取市飯野坂-八本松間の8.5キロは15年4月、先行する形で移管され、既に県道になっている。

 約2キロの東二番丁通は片側4車線で、車両通行量は1日約5万8000台。

2432荷主研究者:2016/01/16(土) 14:28:08

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160102_12034.html
2016年01月01日金曜日 河北新報
<仙台空港民営化>より便利に快適に

仙台空港の将来図。搭乗施設を新設し、就航路線の拡充を目指す

東急グループが描くターミナルビル改修後のイメージ図。土産物販売店や観光案内センターを充実させる

◎LCC搭乗棟新設/ビル内店舗増やす

 空港運営を担う仙台国際空港は、2014年度に324万人だった旅客数を、44年度に550万人に伸ばす目標を掲げる。目標達成の鍵を握るのが格安航空会社(LCC)の誘致を軸とする路線拡充だ。特に国際線は、香港など4時間圏内との直行便の新設を狙う。

 仙台空港の魅力向上を図る設備投資は、ターミナルビル内外を合わせて総額342億円を計画する。

 計画によると、ビル西側にLCC専用の搭乗棟を新設。搭乗橋(ボーディングブリッジ)は設置せずに簡素化し、LCCの施設利用料減額につなげて新規就航を促す。搭乗橋を複数の小型機が同時に使える「マルチスポット化」も進め、駐機数増加を図る。

 ビル内の店舗数は現在の19店から拡充する。保安検査ゲート通過後の待合室に店舗を増やし、搭乗直前まで飲食や買い物を楽しめるよう工夫する。東北各地の観光案内機能も増強する。

 空港に乗り入れる公共交通路線は現在、仙台アクセス鉄道と地元・岩沼市の市民バスに限られる。仙台国際空港は各地のバス会社と連携し、東北の主要都市や観光地と直接結ぶ高速バスの定期路線開設を目指す。併せて立体駐車場を建設し、駐車場の混雑緩和を図る。

2433荷主研究者:2016/01/16(土) 14:28:40

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160102_12032.html
2016年01月01日金曜日 河北新報
<仙台空港民営化>羽ばたき新た

7月1日に完全民営化される仙台空港。旅客路線や貨物取扱量の拡充に向け、民間の発想や行動力に期待が集まっている

 東日本大震災からの復興を力強く後押しする経済活性化策の一環として、仙台空港が7月1日、国管理空港として全国で初めて完全民営化される。東急電鉄など計7社が設立した特定目的会社「仙台国際空港」が空港施設を一体経営。就航路線の拡充や空港アクセスの改善に取り組み、利便性の高い「東北のゲートウエー」を目指す。民営化の経緯を振り返りつつ空港の将来像や今後の課題を探った。

◎選ばれる東北の玄関へ/広域観光の実現課題

 運営会社の仙台国際空港は2月1日、仙台空港のターミナルビルの運営と物販、航空貨物取り扱いの業務を始め、民営化の第一段階に進む予定だ。7月1日からは滑走路維持管理、着陸料収受など管制業務を除く空港業務全般を担い、本格的に空港経営をスタートする。

 今後のスケジュールは表の通り。仙台国際空港は1月中に、ともに第三セクターで、空港ビルを運営する仙台空港ビル(名取市)、貨物を扱う仙台エアカーゴターミナル(同)の株式を取得する予定。宮城県や金融機関などの株主と計57億円で売買契約を締結する。

 物販は仙台空港ビルの子会社、仙台エアポートサービス(同)が担っており、2社の株式取得で第1段階への移行準備が整う。

 完全民営化に向けて、国には運営権の対価として22億円を支払う。7月1日から管制業務以外の空港業務全般を担う体制が始動。運営期間は30年間で、最長で65年まで延長できる。

 訪日外国人旅行客の急増を受け、国内の地方空港は激しい路線獲得競争を繰り広げている。東北各県も地元空港の利用促進に躍起になっている。仙台空港を活用して広域観光や地域活性化を進めようという機運はなかなか盛り上がっていないのが実情だ。

 仙台国際空港は、6県や官民組織の東北観光推進機構と連携し、新たな旅行商品を開発するなどして東北全域に波及効果を広げていく方針。岩井卓也社長は「利用客に積極的に選ばれる空港にする。グローバルゲートを目指して懸命に頑張りたい」と強調する。

2434荷主研究者:2016/01/16(土) 14:29:38

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160103_13011.html
2016年01月03日日曜日 河北新報
<仙台初売り>東西線効果大 客呼び込む

商店街関係者から縁起物を受け取り笑顔を見せる買い物客ら=2日午前10時30分ごろ、仙台市青葉区一番町

 仙台初売りが仙台市中心部などであった2日、大型店や商店街の老舗店は昨年並みか昨年を上回る客が詰め掛け、好調なスタートを切った。先月開業した市地下鉄東西線の沿線では人の流れが変化し、開業の恩恵を受けた店舗もあった。消費動向の明るい兆しに、関係者は「この流れが続いてほしい」と願った。

 豪華な景品入り茶箱で知られるお茶の井ケ田一番町本店(青葉区)。一番乗りは愛知県蒲郡市の自動車整備会社経営の竹内義明さん(75)だった。「茶箱が欲しくて初めて来た。思ったよりたくさん景品が入っていた」と笑みを浮かべた。

 お茶の井ケ田の今野克二会長は「バブル経済以降、ようやく回復基調になってきた。この景気が東日本大震災の沿岸被災地まで伝われば」と語った。

 藤崎(青葉区)は午前8時の開店を15分早め、並んだ約1万人に対応した。本館と東西線青葉通一番町駅がつながったこともあり、2日の来館者は昨年より約5%増えた。婦人服売り場の担当者は「福袋は1万〜2万円の売れ行きが良い」と効果を実感した。

 ヨドバシカメラマルチメディア仙台(宮城野区)は、近くに東西線宮城野通駅ができた。小田島裕也店舗企画担当は「JR仙台駅より、宮城野通駅からの来店が目立った」と振り返った。

 仙台三越(青葉区)は昨年より多い約1万1000人が午前8時の開店を待った。宮城野区に昨年オープンした仙台うみの杜水族館での宿泊(2万5920円、5組)といった体験型福袋が好評だった。

 大型店などで初売りを楽しむ外国人観光客もおり、仙台三越では、昨年1件だった外国人対象の免税手続きが10件を超えた。

 大塚家具の仙台ショールーム(青葉区)は、創業者の父と経営権を争った大塚久美子社長が来店客を迎えた。自身プロデュースの仙台限定商品も登場。大塚社長は「熱気がすごい。伝統を実感した」と話した。

2435荷主研究者:2016/01/16(土) 14:30:05

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160104_13019.html
2016年01月04日月曜日 河北新報
<仙台東西線>需要予測下回るも…善戦ムード

間もなく開業から1カ月。仙台初売りなど年末年始期間中も利用された東西線だが、利用者数は?=2日、仙台市地下鉄東西線仙台駅

 昨年12月6日に開業した仙台市地下鉄東西線(八木山動物公園-荒井、13.9キロ)の利用者数をめぐり、市当局の内部に奇妙な安堵(あんど)感が広がっている。需要予測で掲げた8万人を下回っているものの、「善戦」「最低ラインはクリア」との声が多い。背景にあるのは南北線や近年開業した他市の地下鉄の動向。いずれも当初は苦戦し、徐々に上向いた経緯があるためだ。

 12月13日までの開業後8日間の利用者数は1日平均約6万4837人と、予測の8割にとどまる。開業日に11万2500人と突出して多く、平日は5万人台で推移(グラフ)。厳しい状況にも見えるが、内部の受け止め方は総じて前向きだ。

 奥山恵美子市長は同22日の定例記者会見で「開業早々の段階では健闘している」と自賛。幹部も「沿線開発が進んでいない割には善戦だ」と言う。

 楽観的とも言える見通しの根拠が南北線だ。1日22万5000人の需要予測に対し、開業1年目の1987年度は11万3000人と約半数。その後、通勤通学の大動脈として定着し、22年目の2008年に単年度で黒字転換を果たした。14年度は16万6203人で、33億1000万円の黒字を生んだ。

 開業時の苦戦は全国的な傾向でもある。横浜市で2路線目の地下鉄として08年に開業したグリーンライン(13.1キロ)は、初年度の利用者が1日約7万人。予測の10万4000人に届かなかったが、次第に増加し、15年は約13万人と当初の倍近くになった。

 横浜市交通局の担当者は「通勤通学ルートはすぐには切り替わらない。定着に2、3年かかった」と話す。

 05年開業の福岡市地下鉄七隈線(12.0キロ)も、1日11万人の予測に対し05年は約4万4000人と半分以下。それが毎年5%前後ずつ伸び、14年度は約7万5000人になった。一層の需要拡大を見込み、市は中心部と直結する延伸工事を実施中。新線沿いの住宅開発が堅調なのに加え、「沿線の大学に通う学生の利用が目立って増えた」(福岡市交通局)という。

 ただ、東西線にどれだけの伸びしろがあるかは未知数だ。宮城大の徳永幸之教授(交通計画)は「住宅開発は一気には進まない。沿線開発だけを重視するのではなく、市中心部の魅力を高め、東西線を使ってどう人を集めるかも考えるべきだ」と指摘する。

2436荷主研究者:2016/01/16(土) 14:31:12

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160104_13008.html
2016年01月04日月曜日 河北新報
<エネ自由化>仙台市ガス局の動向焦点

 ガスの小売り自由化をめぐり、都市ガス事業者で東北最大の仙台市ガス局の動向が焦点となっている。市は昨春、ガス局内に事業改革調整室を新設し、かつて頓挫した民営化の具体的検討を再開。民間への事業売却を模索しており、エネルギー関連各社の投資意欲を喚起するかが注目される。

 市ガス局は供給世帯約35万と公営ガスで全国最大規模。売却額は借金に当たる企業債の残高(2014年度503億円)以上を求める方針で、参入の可能性がある企業に聞き取りをして感触を探っている。

 幹部は「より良い条件で事業譲渡するため、企業の意欲や考えを把握する必要がある。譲渡手続きを早期に再開できるか見極めたい」と語る。

 500億円規模に上る巨額の費用負担に耐えられる企業は限られ、売却の行方は楽観視できない。

 市は05年、行財政改革の観点などからガス局の民営化方針を表明。企業債残高621億円を超える売却額を想定し10年の実現を目指した。東北電力、東京ガス、石油資源開発の3社でつくる1グループが応募したが、リーマン・ショックによる景気悪化を理由に09年に辞退、白紙になった。

 東京ガスの関係者は昨年暮れ、河北新報社の取材に「(再応募は)現段階では検討していない」と説明している。

 ガス小売りの自由化はすぐそこに迫る。民営化しない場合、市ガス局は新規参入企業と価格競争を強いられる可能性がある。
          ◇         ◇         ◇
 電力をはじめ商社や重工業、鉱業各社による火力発電所や液化天然ガス(LNG)基地の新設計画が東北で相次いでいる。家庭向けの電力小売りがことし4月、都市ガスが2017年に全面自由化され、電力、ガス各社の地域独占がなくなる。各社は東北をエネルギーの生産・供給拠点と位置付け、首都圏などでの参入につなげる方針だ。

2437荷主研究者:2016/01/16(土) 14:55:31

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160106_12011.html
2016年01月06日水曜日 河北新報
<仙台東西線>需要予測の63% 苦戦傾向

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/K010606X0A1_Tozai16_000.jpg

 仙台市交通局は5日、市地下鉄東西線が開業した12月6日から同31日までの利用者数(速報値)を発表した。1日平均5万400人と需要予測8万人の63%にとどまり、苦戦傾向がうかがえた。

 全13駅別の利用者数は表の通り。多い順に(1)仙台(青葉区)1万5800人(2)青葉通一番町(同)5400人(3)八木山動物公園(太白区)5200人-となった。

 青葉山(青葉区)が予測の36%と不振が目立ち、最多の利用者数を見込んだ仙台も予測の57%と低迷。仙台では、利用者のうち南北線との乗り換えが1万6000人と全体の6割近くを占めると予想したが、実際は6000人と4割に届かなかった。

 東西の起点駅は八木山動物公園、荒井(若林区)ともに予測の65%。両起点駅以外では唯一、駅前広場を設けて乗り換え用のバス乗降場を整備した薬師堂(同)は72%だった。

 一方、川内、国際センター両駅(ともに青葉区)は予測を上回った。両駅に近い東北大や高校への通学利用が多かったとみられる。中心商店街と直結する青葉通一番町もほぼ予測通りだった。

 日にち別では開業日の6日が11万2500人と最も多く、次いで12日(7万2400人)、13日(5万9300人)、11日(5万8300人)と最初に迎えた週末と金曜が続いた。

 利用者数は各駅の自動改札を通った人を集計した。有人改札分は含まない。

2438荷主研究者:2016/01/16(土) 14:55:56

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160106_12016.html
2016年01月06日水曜日 河北新報
<仙台東西線>最低限の水準はクリア

開業後約1カ月の利用状況を説明する佐藤氏

 仙台市の佐藤清交通事業管理者は5日、河北新報社のインタビューに答え、6日で開業1カ月を迎える市地下鉄東西線の利用状況について「最低限の水準はクリアした」と述べた。春の年度替わりに向け、通勤や通学による利用の促進に一層力を入れる考えを示した。(聞き手は報道部・熊谷吉信)

 -1日8万人の需要予測に対し、昨年12月の実績は平均5万400人だった。
 「近くに大学や高校がある駅は健闘したが全体ではまだまだ。100点満点で41点。何とか赤点を免れた感じだ」

 -通勤需要を見込んだ卸町や六丁の目両駅など、大半の駅で低迷している。
 「通勤手段はすぐには切り替わらない。北や南から南北線を利用する人たちが東西線に乗り継ぐ通勤が浸透すれば、仙台駅の利用者も増えるはずだ」

 -経営見通しはどうか。
 「荒井地区を含む東部開発や東北大農学部の青葉山キャンパスへの移転など、伸びしろはまだある。ほかの都市の地下鉄も開業当初は苦戦したが、長期的には好転している」
 「東西線の建設費は南北線に比べ起債(借金)で賄った分が少なく、利子負担がはるかに軽い。南北線は黒字が続いており、両線合わせた市の地下鉄事業としては十分安定している」

 -開業と同時に実施した市バス路線の大規模再編には不満が根強い。
 「バス事業は地下鉄以上に厳しい。見直すべき点は見直すが、全ての要望には正直、応えることはできない。東西線沿線では地下鉄の利便性を丁寧に訴えたい」

2439荷主研究者:2016/01/16(土) 14:57:22

http://toyokeizai.net/articles/-/99112
2016年01月06日 東洋経済
仙台は「地下鉄東西線」開業で不便になった?
「鉄道」と「バス」の連携に課題

鼠入 昌史:ライター

2015年12月6日に開業した仙台市地下鉄東西線

 仙台市に2本目の地下鉄路線・東西線が開業してから、まもなくひと月を迎える。1日平均で6万〜7万人が利用しているとのことで、開業前の需要予測(1日8万人)の約8割。東京や大阪などと比べると“鉄道利用”が日常生活に定着していない仙台という土地柄を考えれば、十分健闘していると言えそうだ。

 今後、沿線の開発が進んでいけば、当初の需要予測を上回ることも考えられる。いずれにしても、開業前から懸念されていた“赤字路線化”を避けるめども立ったといったところだろうか。

 ただ、そんな前途洋々に見える東西線だが、市民からは「不便になった」という声が上がっているのだ。

バスは「地下鉄駅までの足」に

仙台市で2本目の地下鉄路線となる東西線

 仙台市交通局では、東西線開業に合わせて市内のバス路線網の再編を行った。東西線の路線と並行するバス路線を廃止し、一方で東西線の駅と周辺部を結ぶ路線を新設。これにより、地域によっては今までバスに乗れば仙台駅方面まで乗り換えなしで行けたところ、東西線開通後は途中でバスから地下鉄への乗り換えを強いられることになった。いわば、“フィーダー輸送”の体制を整えたというわけだ。

 もちろん、このバス路線再編が一概に不便ばかりというわけではない。市交通局が強調するように、仙台駅までの所要時間が短縮される。仙台市内はもともと渋滞がかなりひどく、朝や夕方のラッシュ時には通常バスで30分程度の距離でも1時間以上かかってしまうことがある。これが地下鉄とのフィーダー輸送化することで、平均で15〜20分程度にまで短縮されるという。

 また、経営という観点からも路線再編の持つ意味は小さくない。従来からバスや自家用車を利用していた人たちを地下鉄利用に誘導するためには、並行路線の廃止という発想は極めて合理的だ。何も手を打たなければ地下鉄利用者が伸びずに赤字が累積し、結果として市バスの運行本数の減少などにつながっていくリスクが高まる。こうしたことからも、バス路線の再編は市交通局の立場から見ても何も不思議ではない。

 しかし、それでも市民からは「不便」という声があがる。これには、乗り継ぎの効率の悪さがある。今回の地下鉄開通で仙台駅までのアクセス時間が短縮されるというのはあくまでも“乗り継ぎがうまく行ったとき”の話。

仙台市地下鉄東西線の車内。1日平均6万〜7万人が利用しているという

 地下鉄は日中7分半ヘッドで運行されているが、バスは最も頻度の高い区間で15分に1本。閑散区間では1時間に1本となる。つまり、タイミングが悪ければ駅前のバス停でバスを1時間近く待つこともあるということになる。それでは決して便利になったとは言えないだろう。

 また、このバスと地下鉄の乗り換えは、高齢者にとって大きな負担になっているという問題がある。仙台市西部に暮らすある男性高齢者は、「乗り換えなければいけないのは辛い。エレベーターはあるけれどどうしても長い距離を歩かなければならないから」と言う。

 東西線の全駅はもちろん完全バリアフリー。しかし、バスを降りてからホームにたどり着くまでにはある程度の距離がある。足腰が悪い老人にとっては、“乗り換えなし”が“乗り換えあり”に変わったことの影響は少なく無いだろう。

2440荷主研究者:2016/01/16(土) 14:58:24
>>2439-2440 続き

都市部の鉄道とバスは役割が違う

 実は、この仙台市のようなフィーダー輸送、理屈としては至極最もなのだが、都市部ではなかなか浸透していない。

 例えば東京都では、山手線内にも多くの地下鉄が走っているが、地上では多数のバス路線が平行して走っている。その最たる例が、都営バスの池86系統。渋谷駅東口から明治通りを北上して池袋駅東口まで向かうバス路線だ。この区間は、地下鉄では東京メトロ副都心線が走っている。

 また、山手線外でも東急田園都市線渋谷〜三軒茶屋間は東急バスにとっても大動脈となっている。こうした例は枚挙に暇がなく、名古屋や大阪、福岡など地下鉄網が整備されている主要都市でも同様だ。

 ただ、これらの路線に乗車してみると、利用者層は大きく異なっていることがわかる。地下鉄は通勤や通学者をはじめ、他の地域から訪れた人たちが中心という印象を持つ。一方で、バスは沿線で暮らしているいわゆる“地元の人”。鉄道駅と比べればバス停は数も多く、自宅から乗り場までのアクセスが楽という点もあるのだろうか、バスはその地域を訪れる人のためのものというよりは、その地域で暮らす人たちのために機能している。

 そもそも、鉄道は比較的長い距離を大量かつ高速輸送するにふさわしい交通機関。一方、バスは大量輸送こそ難しいものの、小回りを活かしてきめの細かい輸送を担う交通機関という特徴がある。それぞれの役割が異なるために、“遠方からの人を運ぶ”鉄道と、“地元の人の地域輸送を担う”バスが共存することができているのだろう。

 もちろん、東京や大阪といった大都市は人口も多く、鉄道とバスが並行していても充分に採算がとれるという点も無視はできない。ただ、仙台の例で見るように、鉄道とバスが連動して公共交通網を充実させるという理屈の上では極めて機能的なシステムが簡単には機能しないのは、こうした背景もある。

 地方都市を見ると、鉄道とバスの並行路線を整理してフィーダー化して成功している例もある。そのひとつは、コンパクトシティを推進していることで知られる富山市だ。

 富山市では、廃線に向けて議論が進められていた旧国鉄富山港線をLRT化し、さらにバス路線もLRTに連絡するように再整備を行った。成果は充分に出ていて、富山ライトレールはローカル線復興のモデルケースともされるほどになっている。

 ただ、「フィーダー化のポイントのひとつは低床車両。バスを降りたら目の前にある駅までバリアフリーですぐに乗れることが重要だった」(同社)と言うように、長い距離を歩かせることになる地下鉄との乗り換えとは事情が異なる。

 また、市内に6の地下鉄路線と複雑なバス路線網を持つ名古屋市交通局は「市内のどの場所からも500m以内にバス停があり、さらに最低でも1時間1本の運行本数を維持するようにしている」(同局営業企画課担当者)としており、フィーダー化には消極的。「経営にプラスでも市民の皆様に不便をかけるわけにはいかない」(同前)と言う。

実は少ない鉄道とバス乗り継ぎ

 2010年に行われた大都市交通センサスでは、鉄道末端交通機関としてバスを利用しているのは首都圏・中京圏・近畿圏いずれでもわずか10%程度に過ぎず、首都圏と近畿圏では60%近くが徒歩で駅まで向かっているという結果が出ている。これを見ても、鉄道とバスを同時に利用していくというスタイルは、特に都市部ではなかなか難しいということなのだろう。

 利便性を高めるはずの鉄道路線の開通が、同時に行われるバス路線の再編でかえって不便になるという不幸な結果。もちろん利便性が向上して喜んでいる人も少なくないだろうが、公共交通という存在である以上、“不便になった”という結果はできる限り避けなければならないだろう。鉄道とバスの“共食い”を防ぐなら、沿線観光地とのタイアップなど考えられる手段はほかにもあるはずだ。

 仙台市営地下鉄東西線開通に伴う仙台市バスの再編は、1年をめどに見直されることになっている。果たして仙台市はどのような結論を出すのか。単に“地下鉄ができて便利になる”と言って終わりにするのではなく、見守っていく必要があるだろう。

2441荷主研究者:2016/01/16(土) 15:01:05

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160107_13017.html
2016年01月07日木曜日 河北新報
<三陸道>仙台港北-利府中 4車線化完了へ

ほぼ整備を終えた三陸道仙台港北-利府中IC間の4車線区間(左側)

 2015年度中の4車線化が予定される三陸自動車道仙台港北-利府中インターチェンジ(IC)間(7.8キロ)の工事現場が6日、報道機関に公開された。道路建設はほぼ終え、中央分離帯移設や多賀城ICの新設が進んでいる。

 東日本高速道路東北支社によると同区間のうち、整備中の区間は仙台港北IC-利府ジャンクション(JCT)の4.7キロ。事業費約240億円で、12年4月に着工した。利府JCT-利府中ICの3.1キロは既に4車線化した。

 仙台港北-利府JCT間の上下4車線の運用は3月末以降だが、利府JCTに向かう下り線は3月中に前倒しして2車線での利用を始める予定。東北支社仙台工事事務所の大築正明所長は「この区間は朝夕に渋滞が発生していた。4車線化で利便性が高まり、復興にも寄与できる」と話した。

 三陸道の4車線化計画は仙台港北-桃生豊里間(52.6キロ)で進む。仙台港北-利府中ICの完成で、残りは石巻北-桃生豊里間(12.1キロ)となる。同区間は15年度内の完成予定だったが16年度に延期された。

<工事で一部通行止め>
 三陸道の4車線化工事のため、東日本高速道路東北支社は12日正午〜13日午前6時、仙台港-利府塩釜インターチェンジ(IC)間と、仙台北部道路利府ジャンクション-利府しらかし台IC間を全面通行止めにする。

2443荷主研究者:2016/01/16(土) 15:23:16

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/01/12 建設新聞
青葉区春日町・大京東北支店
ライオンズマンション春日町の新築計画 15F5125㎡、5月着工へ創建設計で設計

 大京東北支店(仙台市青葉区中央2の9の27佐藤一巳支店長)は、仙台市青葉区春日町に「ライオンズマンション春日町」(仮称)の新築を計画しており、創建設計に設計を委託している。

 建設場所は、仙台市民会館向かいの仙台市青葉区春日町3の12地内の敷地868.94㎡。近隣には市民の憩いの場である西公園や仙台メディアテークをはじめ、一番町商店街にも徒歩圏内となる住環境に優れたところ。

 施設規模は、RC15F延べ5125.02㎡、戸数54戸の分譲マンションとなる。

 近く施工者を決め5月中旬の着工、完成は2018年2月末を予定している。

2016/01/12付一面に掲載

2444荷主研究者:2016/01/16(土) 15:25:32

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160112_11020.html
2016年01月12日火曜日 河北新報
<仙台市バス>郊外路線 拠点乗り換え方式に

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20160111_093023jc.jpg

 仙台市中心部から郊外の各住宅地に向けて放射状に伸びる市バス路線網について、市が見直しを検討していることが11日、分かった。住宅地を回る地区内路線と拠点停留場を新たに設け、拠点停留所で乗り換えて中心部に行く形を想定。近く策定する市交通局の経営改善計画に盛り込み、早ければ2018年度に実施する。

 見直し案のイメージは図の通り。利用者が少なく収支が厳しい路線を対象に現行の直通便を大幅に減らし、中心部へは乗り継ぎを基本とする。

 路線の効率化で経費削減を図るのが狙い。郊外を回る路線を民間のバス会社が担い、市バスは中心部行きの幹線系統に特化することも検討する。

 見直しの背景には市バスの深刻な経営状況がある。14年度は、乗車料収入72億円に市の補助金28億円を加えても4億4900万円の赤字。累積赤字は62億4900万円と増加している。特に郊外路線で利用者減少が目立つという。

 市バスをめぐっては、昨年12月6日の市地下鉄東西線開業と同時に、東西線沿線地域を中心に大規模な路線再編を実施したばかり。東西線との乗り継ぎを促すため中心部への直通バスを減らし、高齢者らから多くの苦情が寄せられた。今回の見直しも利便性の低下は必至で市民の反発が予想される。

 市交通局は17年度にも対象となる郊外団地などで説明会を開き、実施に向けた住民合意を得たい考えだ。

2445荷主研究者:2016/01/31(日) 13:01:21

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160113_13050.html
2016年01月13日水曜日 河北新報
<仙台東西線駅探訪>車両望むデッキ人気

展望デッキから東西線車両を眺める家族連れ

◎開業1カ月/国際センター駅

 「来た来た! とーうざーいせーん」

 国際センター駅(仙台市青葉区)2階の展望デッキにいた子どもたちが歓声を上げた。東西線車両が広瀬川橋りょうを渡り、駅に向かって来る。走行中の様子を見下ろせるデッキは人気のスポットだ。

 仙台国際センター展示棟で子ども向けのイベントが開かれていたこともあり、訪れた4日は家族連れが目立った。学会関係者らスーツ姿が大半だった以前と比べ、人の流れが変わった。

 仙台市の委託でセンターを管理する青葉山コンソーシアムの三崎拓哉さん(36)は「来館者の多くが駅に接した北側出入り口を使うようになった。南側に正面玄関があるが、駅側に変わったかのようだ」と話す。

 センター展示棟では昨年3月、国連防災世界会議が開かれた。一帯は仙台城跡や市博物館、宮城県美術館にも近い。文化の薫り豊かなエリアでコンベンション誘致の期待が高まる。

<メモ>所在地は仙台市青葉区青葉山2の6。1日の予想乗車人員1389人に対し、昨年12月6〜31日の実績は平均2500人と1.8倍に上った。駅構内は大型会議や学会の参加者の利用を考慮した開放的な設計で、2階には多目的スペースを備える。

2446荷主研究者:2016/01/31(日) 13:05:22

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160113_11038.html
2016年01月13日水曜日 河北新報
<国勢調査>仙台圏3万9000人増

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20160113_060004jc.jpg

 宮城県が12日に発表した2015年国勢調査の速報値では、県内35市町村のうち26市町で人口が減少した。減少率の高さは、東日本大震災で津波被害を受けた沿岸市町が際立った。一方で、仙台都市圏(仙台市など14市町)は約3万9000人増加。仙台への人口集中の流れが進んだ。

<市町村別>
 巨大津波に襲われた沿岸部のうち仙台市を除く14市町では、名取、岩沼、利府3市町を除く11市町で減少した。減少率は女川町が最も高い36.98%。南三陸町29.00%、山元町26.28%と続いた。

 前回10年に比べ9市町村で人口が増え、うち7市町村は仙台都市圏だった。増加率が最も高かったのは大和町の13.49%。以下、富谷町9.67%、大衡村6.96%、利府町5.55%の順。

 増加率5位(4.90%)の名取市の人口は7万6719。栗原、気仙沼を抜き仙台、石巻、大崎、登米に次ぐ県内第5市となった。

<圏域別>
 7広域圏では仙台都市圏のみ増え、増加率は2.59%。人口は152万8719で、県全体の65.49%を占めた。前回比2.03ポイント増で、人口集積が加速した。

 残る6広域圏で減少率が最大だったのは気仙沼・本吉(気仙沼市、南三陸町)の14.99%。石巻(石巻市、東松島市、女川町)が9.68%で続いた。栗原(栗原市)6.71%、仙南(白石市など9市町)3.51%、登米(登米市)2.36%、大崎(大崎市など5市町)2.28%だった。

<世帯数>
 前回比4.75%増の94万4719世帯となった。核家族化を反映し、1920年の調査開始以来プラスが続く。1世帯当たりの平均人数は0.09人減の2.47人。市町村別で最多は色麻町の3.67人、最少は女川町の2.01人だった。

 増加率の上位3位は大和町26.24%、大衡村19.33%、富谷町13.57%。減少率は南三陸町23.76%、女川町20.51%、山元町15.47%だった。

2447荷主研究者:2016/01/31(日) 13:06:58

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160113_11037.html
2016年01月13日水曜日 河北新報
<国勢調査>都市機能集積度で明暗

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20160113_kokusei.jpg

 宮城県が12日に発表した2015年国勢調査速報値では、10年の前回に続き仙台市、大和町など仙台都市圏で大きく人口が伸びた。仙台圏から離れた周辺部は減少が止まらず、特に東日本大震災の沿岸被災地は人口流出幅が大きい。商工業や学校など、都市機能の集積度が明暗を分けた。

 仙台市の北に隣接する黒川郡4町村は8.96%増。郡内の工業団地にトヨタ自動車東日本(大衡村)や、半導体製造装置の東京エレクトロン宮城(大和町)が立地。関連企業が張り付き、従業員の移住が進んだ。

 13.49%と県内最大の伸び率を示した大和町は「仙台近郊で、職場に近い環境が定住に適しているのだろう。比較的安い地価も影響した」(総務課)と話す。

 一方、白石市は5.74%減少した。市は「就職先となる企業が市内に少なく、進学を機に市外に出た若者が戻らない」(企画情報課)と分析する。仙台市中心部までは車やJRで1時間圏内。担当者は「交通の利便性を生かし切れていない。決め手がない」と嘆く。

 被災沿岸部は4市町で減少率が10%を超えた。巨大津波で多くの人命が失われた上に、住まいを奪われた被災者の宅地造成や災害公営住宅建設は完了していない。他地域へ避難したまま帰郷できない状況が続く。

 減少率が最も大きい女川町は津波で町内の建物の7割以上を失い、都市機能をゼロから再建中。須田善明町長は「持続可能な地方小都市をつくるため、しっかりと手を打つ」と述べた。

2448荷主研究者:2016/01/31(日) 13:07:44

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160113_11017.html
2016年01月13日水曜日 河北新報
<国勢調査>宮城 沿岸など26市町減少

 宮城県は12日、2015年国勢調査の速報値を発表した。県人口は233万4215人で、10年の前回に比べ1万3950人減少し、05年から3回連続でマイナスとなった。減少率は前回より0.1ポイント広がり0.6%と過去最大だったが、東北6県平均(3.8%減)や被災3県平均(3.2%減)は大きく下回った。

 男女別でみると、男性は114万127人で0.1%増加。女性は119万4088人で、1.2%減少した。男性の増加は、誘致企業の従業員らが流入した影響もあるとみられる。

 市町村別では、東日本大震災で被災した沿岸部を中心に26市町で減少し、9市町村で増加した。減少率が大きいのは、ともに被災規模が甚大だった女川町(37.0%)、南三陸町(29.0%)など。石巻市は減少数が最多の1万3590人(8.5%減)に達したが、14万7236人で県内第2の市の座を守った。

 仙台市は3万6199人(3.5%)増の108万2185人。県全体の46.4%を占めた。自動車産業の集積が進む仙台圏北部で増加が目立ち、大和町が県内トップの増加率13.5%を記録した。

 仙台市を除く沿岸14市町は3万9619人減。減少率は6.0%で、激しい人口減少に直面する被災地の実態が浮き彫りになった。

 県の分析では、この5年間で震災の影響や自然減などから約3万8000人減った一方、社会増が約2万4000人に上った。県統計課は「復興需要と企業誘致、外国人留学生の増加で人口減を抑えた」とみる。

 世帯数は94万4719で、前回比4万2857世帯(4.8%)増。1世帯当たりは2.5人で、前回を0.1人下回り減少傾向が続く。

2449荷主研究者:2016/01/31(日) 13:08:08

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160113_11011.html
2016年01月13日水曜日 河北新報
<国勢調査>富谷町5万人 半世紀で10倍

 宮城県が12日公表した2015年国勢調査(10月1日現在)の速報値で、富谷町の人口が5万1592となり、市制移行の要件である5万を超えた。町は10月10日の市制移行を目指しており、最も重要な人口要件をクリアしたことで、準備作業を本格化させる。

 富谷町の人口は前回(10年)より4550増えた。伸び率は9.67%で宮城県内で2番目に高かった。1963年に富谷村が町制施行した当時の人口は約5000だったが、仙台市のベッドタウンとして宅地開発が進み、この半世紀で約10倍になった。

 市制移行の人口要件は国勢調査が基になる。住民基本台帳では富谷町の人口は5万2295(1日時点)で、国勢調査の速報値より多い。住民票を残したまま町外に進学や単身赴任する人がいるためとみられる。

 町は今後、町議会3月定例会に市制移行の議案を提出し、議決を経て国、県に移行を正式申請する方針。

 若生裕俊町長は取材に「5万を超えた数字を目にして、ほっとした。先人の努力と計画的な町づくりのたまもの。10月10日の移行へ向けて作業を加速させたい」と話した。

2450荷主研究者:2016/01/31(日) 13:08:33

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160113_11012.html
2016年01月13日水曜日 河北新報
<国勢調査>仙台市 過去最多108万人

 仙台市は12日、2015年国勢調査(10月1日現在)の速報値を発表した。市人口は過去最多の108万2185人で、10年の前回調査に比べ3万6199人増えた。増加率は3.5%と2回連続で拡大。東日本大震災の影響などから想定を上回る人口増となった。

 5区の人口は青葉区が31万181人と最多で、太白区22万6687人、泉区21万6968人、宮城野区19万4930人、若林区13万3419人と続く。全区で増え、増加率は青葉が6.4%と群を抜いて高い。太白2.8%、泉2.7%、宮城野2.3%、若林0.8%だった。

 世帯数は49万9090と前回比で3万3830(7.3%)増えた。1世帯当たりの人数は2.17人で前回の2.25人を下回った。

 市は、16〜20年度の施策の方向性をまとめた「市政策重点化方針2020」で60年までの人口動態を独自に推計。15年の市人口を107万6000人と見積もったが、速報値は約6000人多かった。

 奥山恵美子市長は12日の定例記者会見で「震災後の他地域からの人口流入が想定より多かった」と述べた。20年の108万8000人をピークに人口減少に転じるとした市の予想については、時期が20年以降にずれ込むとの見方を示した。

2451荷主研究者:2016/01/31(日) 13:15:50

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160116_12008.html
2016年01月16日土曜日 河北新報
創業93年の呉服店「松葉屋」3月末閉店

3月末で93年の歴史に幕を閉じる松葉屋

 1923年創業の老舗で、仙台市青葉区一番町の呉服店「松葉屋」が3月31日で閉店することが15日、分かった。業界全体の低迷に加え、着物レンタル店の普及もあり、今後も店を続けても好転が見込めないと判断。閉店後は地元飲食店がテナントとして入居する方向で調整している。

 一番町四丁目商店街に店を構え、近くに仙台三越がある。開店当初は染め物店を営み、着物の糸をほどいて洗い仕立て直すなどした。戦後は需要の高まりを背景に呉服店に変更。東京や京都の呉服問屋から仕入れた生地を使った。

 同店によると呉服業界の売上高は現在、ピークだった2000年の10分の1に落ち込む。成人式、卒業式など晴れの日の着物も最近はレンタル店に押され、販売は苦戦した。それでも仙台は茶の文化が根付いており、常連客に支えられた。

 赤字経営に陥ることはなかったが、客の高齢化や業界の縮小傾向を受け、閉店を決めた。店は2月10日までセールを実施している。

 栗村雄一郎社長(54)は「お得意様に支えられ、ここまで続けられた。この先も呉服店が成り立つのは難しく、潮時だと考えた」と話した。

2452荷主研究者:2016/01/31(日) 13:20:35
>>2076
http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/01/18 建設新聞
フォレストとダイユーエイト
大規模集客施設整備へ県に新設計画を届出 太白区茂庭・1万1250㎡で6月着工めざす

 フォレスト(東京都新宿区西新宿2の6の1 多田直樹代表取締役)、ダイユーエイト(福島市太平寺字堰ノ上58 浅倉俊一代表取締役)は、仙台市太白区茂庭に大規模大型店舗「仙台市太白区茂庭計画商業施設」(仮称)の出店を計画しており、宮城県条例の特定大規模集客施設の立地誘導に基づく届け出を行った。

 建設用地は仙台市太白区茂庭土地区画整理8街区で、敷地面積は3万2934㎡。計画によると、フォレストはスーパーマーケット棟やドラッグストア棟、物販テナント棟、サービス棟の4棟延べ6023㎡(店舗面積3950㎡)を新築するほか、ダイユーエイトはホームセンター棟として延べ5356㎡(同4959㎡)を新設する。合計の延べ床面積は1万1247㎡(店舗面積8909㎡)で、着工はことし6月末、営業開始は2017年3月初めをそれぞれ予定している。

 仙台市太白区茂庭への出店は計画地の半径3㎞に約1万1000世帯が居住し、ホームセンターの空白地域となっていることから同地区を選定したとし、1日当たり約9300人の利用見込み人数を想定している。

2016/01/18付一面に掲載。

2453荷主研究者:2016/01/31(日) 13:21:01

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160119_13010.html
2016年01月19日火曜日 河北新報
<仙台港>復興需要 国際コンテナ過去最多

 仙台港の2015年の国際コンテナ貨物取扱量が過去最高を更新したことが18日、分かった。東日本大震災の復興需要を見据えた国際定期航路が最多の8航路となり、建築資材輸入が増えたのが要因。被災地で進む住宅再建をにらみ、今後の輸入量はさらに伸びるとみられる。

 県の速報値では、15年の取扱量は約22万5000TEU(1TEUは20フィートコンテナ換算の積載能力)に到達。これまで過去最高だった震災前年の10年(21万6142TEU)を1万TEU近く上回った。

 仙台港の国際コンテナ貨物取扱量は1990年の定期航路開設後、順調に伸びてきた。震災があった11年は前年比55%減の9万6528TEUと大きく落ち込んだが、復興需要で12年からV字回復に向かった。

 その後、被災地では災害公営住宅や一戸建て住宅の再建が本格化し、輸入建材の需要が急増。15年には北米西岸、韓国・釜山、ロシア極東ウラジオストクと仙台を結ぶ便が就航し、取扱量を押し上げた。県の担当者は「今後も官民一体でポートセールスに努め、一層の利用促進を図る」と話した。

2454荷主研究者:2016/01/31(日) 13:21:21

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160119_13055.html
2016年01月19日火曜日 河北新報
<仙台東西線駅探訪>商店街 にぎわい創出

青葉通一番町駅の北側出入り口。藤崎本館の地下入り口(奥)とつながっている

◎開業1カ月/青葉通一番町駅

 青葉通一番町駅(仙台市青葉区)は杜の都のシンボルロード・青葉通にできた初めての地下鉄駅だ。

 藤崎本館の地下と直結し、商業施設「シリウス・一番町」やアーケード街は目と鼻の先。目当ての品を求めて買い物客が行き交う。

 「駅ができた効果は予想以上」と実感を語るのは、地元サンモール一番町商店街振興組合の佐藤雅英事務長。「夕方、学生やサラリーマンの団体が駅を出て飲食店に繰り出す光景を見るようになった」と話す。

 新駅効果は同商店街の一角にたたずむ野中神社にも。仙台藩祖伊達政宗が仙台を町割りする際の起点にしたとされる所。初詣の参拝客は例年の1.5倍という。

 市中心部の8商店街でつくるパートナーシップ準備協議会は東西線の活用策を模索中。青葉通一番町駅の昨年12月の利用実績が好調だった勢いを生かし、中心部全体のにぎわい創出につなげたい考えだ。

<メモ>所在地は仙台市青葉区一番町3丁目3の2。1日の予想乗車人員5764人に対し、昨年12月6〜31日の実績は平均5400人。ほぼ需要予測通りで、13駅全体で予想の6割にとどまる中、堅調だった。青葉通では車道を減らして歩道を拡幅する再整備事業が進む。

2455荷主研究者:2016/01/31(日) 13:21:48

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160120_13021.html
2016年01月20日水曜日 河北新報
<仙台東西線>大雪で一転活躍 利用者4割増

大雪で地上の交通網が乱れる中、仙台市地下鉄の利用は伸びた=18日午後5時20分ごろ、仙台市青葉区一番町

 仙台市は19日、大雪となった18日の市地下鉄東西線の利用者数を7万2400人と明らかにした。1日平均5万400人だった昨年12月の実績を44%上回り、荒天時の強みが発揮された。

 増加が目立った駅は青葉山、川内(青葉区)。青葉山が6600人で昨年12月の2600人の2.5倍、川内も4500人と2000人から2.3倍に増えた。両駅とも大学キャンパスの最寄り駅。自転車やバイクで通う学生が地下鉄に切り替えたと見られる。

 一方で、開業前の需要予測8万人にはなお届かず、目標達成の難しさも浮き彫りになった。市交通局の担当者は「学生の取り込みが重要」と語り、新年度に向け各大学への働き掛けを強める考えをあらためて示した。

 18日の南北線利用者数は20万5200人と、先週平日の16万7900人〜17万7300人に比べ同様に伸びた。

 奥山恵美子市長は19日の定例記者会見で「都市交通の骨格を保てたという点で地下鉄が力を発揮したと言える」と述べた。

2456荷主研究者:2016/01/31(日) 13:22:18

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160120_13062.html
2016年01月20日水曜日 河北新報
<仙台東西線駅探訪>集客拠点 役割強まる

仙台市地下鉄東西線仙台駅の連絡通路。南北線やJR各線と接続する

◎開業1カ月/仙台駅

 「東西線→」「南北線↑」。仙台市地下鉄の東西、南北両線を乗り継ぐ利用者が看板や床の表示に従い、慌ただしく行き交う。

 南北線と十字状に交差する仙台駅(仙台市青葉区)。JR各線や仙台空港アクセス線と接続し、駅前では全国各地に向かう高速バスが発着する。仙台・宮城、東北を代表する交通拠点だ。

 東西線開業後に初めて迎えた年末年始、駅近くの仙台朝市は例年以上の人出でごった返した。「お客さんが1、2割多い。東西線の効果は大きいよ」と仙台朝市商店街振興組合理事長の入間田博さん(57)。「いい商品を安く提供し、チャンスを生かしたい」と力を込める。

 朝市の東隣に仙台パルコの新館が初夏、駅東口にはエスパル仙台店の新館が3月にオープンする予定で、一帯は開発ラッシュの真っただ中。市内の東西南北から人を引き寄せる磁場の役割が一層強まりそうだ。

<メモ>所在地は仙台市青葉区中央1の10の10。1日の予想乗車人員は全13駅で最多の2万7645人。昨年12月6〜31日の実績は平均1万5800人だった。東西線ホームは地下4階で南北線より1階下にある。地下4階と地下1階を結ぶエスカレーターは全長40.8メートルと東北で2番目に長い。

2457荷主研究者:2016/01/31(日) 13:22:47

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160121_13019.html
2016年01月21日木曜日 河北新報
<仙台市役所>省エネ基準適合せず老朽化深刻

築50年を過ぎ、空調や防災設備などの問題点が指摘された仙台市役所本庁舎

 築50年を超えた仙台市本庁舎の老朽化に関する診断結果が、20日までにまとまった。空調や防災設備が耐用年数を超え、現行の省エネルギー基準に適合せず、修繕や設備更新の必要に迫られている。設備更新で30年間利用する場合、60億円以上の費用が見込まれるという。

 診断は、東京の建築コンサルタントが昨年6〜10月に市の委託で実施。空調設備の配管をエックス線や内視鏡で調べたところ、腐食やさびが多く見つかった。屋内消火栓や消火水槽などの防災設備にも水漏れがあり、「信頼性の低下が懸念される」と指摘された。

 エレベーター6基のうち建設当初から更新していない2基は、メーカーの部品生産が終了し、故障した場合は修理できない恐れがあるという。

 不備を修繕し今後10年間使う場合は6億円、設備を更新して30年間使用し続ける場合は66億円のコストが生じると見積もった。

 施設の修繕で乗り切るケースは比較的安価で済む半面、トラブルの可能性が残る。設備を更新するケースでは省エネ基準への対応などに多額の費用がかかり、施工中は仮庁舎への移転も必要になるという。

 本庁舎は1965年完成。2004年に故藤井黎元市長が建て替え方針を打ち出したが、財源不足で断念した経緯がある。昨年の市議会9月定例会で建て替えに関する質疑があり、診断結果は今後の議論に影響を及ぼしそうだ。

2458荷主研究者:2016/01/31(日) 13:28:47

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160122_13059.html
2016年01月22日金曜日 河北新報
<仙台東西線駅探訪>利用増 プロ野球が鍵

買い物客らが行き交う宮城野通駅周辺

◎開業1カ月/宮城野通

 家電量販店の紙袋を提げた買い物客。アンパンマングッズを抱えた親子連れ。仙台駅東エリアの大型店やレジャー施設を訪れた人たちが、宮城野通駅(仙台市宮城野区)出入り口に向かっていく。

 宮城野区内で唯一の地下鉄駅だ。プロ野球東北楽天の本拠地、楽天Koboスタジアム宮城に通じる大通りが駅名となった。大規模再開発で商業施設やホテルを整備する動きが相次ぎ、活性化の兆しがうかがえる。

 ただ、新駅設置の効果が顕著に表れるには至っていない。仙台駅東口商工事業協同組合の理事長松坂卓夫さん(57)は「思ったより駅の利用者が少ない。恩恵を受けた事業者はまだほとんどない」と打ち明ける。

 地元の商業関係者が待ち焦がれるのはプロ野球シーズンの到来。松坂さんは「駅の利用者を増やすには楽天イーグルスをどう生かすか考えないといけない」と戦略を練る。

<メモ>所在地は仙台市宮城野区榴岡4の6の1。1日の予想乗車人員3948人に対し、昨年12月6〜31日の実績は平均1900人と約半分にとどまった。仙台アンパンマンこどもミュージアム&モールは徒歩7分。駅構内にアンパンマンの立像があり、アニメ主題歌も流れる。

2459荷主研究者:2016/01/31(日) 13:29:13

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160122_12001.html
2016年01月22日金曜日 河北新報
<フェラーリ>東北初ショールームまもなく

2台を並べられるショールーム

 イタリアの高級車フェラーリのサービスセンターが23日、仙台市泉区の国道4号線沿いにオープンする。専用のショールームとサービス工場を備えた施設は東北で初めて。

 センターは宮城や秋田で輸入車の正規販売店を展開するイデアル(若林区)が運営。ショールームは約130平方メートルで、車両を2台展示できる。サービス工場は約290平方メートルで、車両を持ち上げる専用リフト3基を備えた。イタリアでも研修を受けた専門スタッフ2人が常駐する。

 23、24日はオープニングイベントとして、フェラーリ創業60周年を記念して造られた同社初のハイブリッド車「ラ・フェラーリ」(車両価格1億6000万円、限定499台)を東北で初めて展示する。

 イデアルの西條俊之セールスマネージャー(37)は「プレミアムなものを体感していただける機会。多くの方にお越しいただきたい」と話した。同社によると、東北では約500台のフェラーリが登録されている。

2460荷主研究者:2016/01/31(日) 13:31:03

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/01/22 建設新聞
ヤマザワ・仙台市若林区荒井
荒井南店の新築へ数社に見積依頼 S1F4830㎡、年内の完成めざす

 ヤマザワ(山形市あこや町3の8の9 古山利昭代表取締役社長)は、仙台市若林区荒井に「ヤマザワ荒井南店」の新築を計画しており、施工者選定に向けて数社に見積もりを依頼している。

 建設用地は、仙台市立七郷小学校の南側に位置する仙台市若林区荒井字丑ノ頭ほか地内で、敷地面積は2万1000㎡。同用地は、組合施行で造成が進む仙台市荒井南土地区画整理事業地内北側で、県道荒浜原町線沿いの沿道商業用地となっている。

 計画によると、ここにS1F延べ4830.18㎡のスーパーマーケットを整備するとし、付属施設としてテナント棟の配置も予定している。近隣にある「ヤマザワ荒井店」は新店舗完成後に閉店する。

 今後、今月末までに見積もりを徴収した後に施工者を決定、年内の完成をめざすとしている。

 なお、設計は永井設計(山形市)が担当した。

2016/01/22付一面に掲載。

2461名無しさん:2016/02/02(火) 11:37:09
東ガスの傘下に這入ゃうのは,勿論東北電力の傘下に這入っちゃうよりはマシだけど,本当は東北人民による東北人民の為の東北人民資本が欲しいなぁ。。東北電力・仙台ガス・JR北日本(福島以北のJR東日本とJR北海道と三陸鉄道や旧東北本線の第三セクターを統合して設立♪)が東北財界の御三家でw
アイリスオーヤマやカメイも棄てがたいw実際的はトヨタ自動車東日本とかNECトーキンとかかな〜??

2016.1.11 08:00
東ガス、念願の「白河越え」狙う 仙台市ガス買収を再検討…小売り自由化へ先手
http://www.sankei.com/economy/news/160111/ecn1601110002-n1.html

 都市ガス最大手の東京ガスは10日、民営化を目指す仙台市ガスの買収を再検討する方針を明らかにした。顧客数で国内最大規模の公営ガスを手中に収めることで営業地域と事業規模を拡大してコスト競争力を高め、平成29年4月の都市ガス小売りの全面自由化に備える。仙台市は今春までに民間企業への譲渡方針を固め、28年度にも譲渡先の募集を始める見込み。東ガスは市の動向を注意深く見守りながら買収メリットを精査し、念願の「白河の関」越えを狙う。

 28年4月の電力小売りの全面自由化から本格化する電力・ガスの自由化は成長余力のある首都圏が主戦場になるとみられている。東ガスは東京電力が独占する家庭用電力販売に参入する一方、翌年の都市ガス小売りの全面自由化では攻め込まれる立場に立たされる。

 一定の顧客流出が想定されるため、仙台市ガスの事業を継承して東北地区に顧客基盤を拡大し、都市ガス事業を死守する構えだ。

 仙台市ガスは顧客数約35万件で、民営事業者を含め全国9位の規模を持つ国内最大の公営ガス事業者。東ガス首脳は「政令市・仙台を中心とした顧客網は魅力的だ」と指摘。「仙台市とはコンタクトをとり続けている」と買収に向け意欲を示す。

2462とはずがたり:2016/02/07(日) 05:49:08
<相馬港>震災乗り越えエネ基地に飛躍へ
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151029_62005.html

 相馬港(相馬市、福島県新地町)がエネルギー、物流拠点としての機能を増しつつある。東日本大震災による打撃を乗り越え、新たに液化天然ガス(LNG)の基地化に向けた施設整備が急ピッチで進む。工事中の自動車専用道路で福島県央部と結ばれれば、内陸部の企業集積にも貢献しそうだ。

 国は今月、港湾内の一部でしゅんせつ工事に着手した。大型輸送船の入港に備え、航路の水深を10メートルから14メートルに改良する。海底から採取した土砂で16ヘクタールを埋め立て、2016年度内に新たな岸壁を整備する。
 港湾機能の強化は、石油資源開発(東京)によるLNG基地構想を後押しするのが目的。同社は20年までに23万キロリットルの貯蔵タンク、発電所(出力計120万キロワット)を建設し、仙台方面へのパイプラインを敷設する。プロジェクトの総投資額は1800億円に上る。
 相馬港では東北電力と東京電力が共同出資する卸電力会社が石炭火力発電所2基を稼働。さらに1基の建設計画がある。LNG基地化が進めば複合型のエネルギー拠点へと一気に飛躍する。
 東北地方整備局小名浜港湾事務所の木本仁所長は「港は燃料の搬入口としてだけでなく、福島県北の搬出拠点としても重要性が増すだろう」と展望する。
 港湾機能を左右する物流の動線も強化される。国は現在、福島市方面につながる自動車専用道「相馬福島線」(延長45キロ)を整備中。18年までに相馬-伊達市間が開通し、いずれは東北自動車道からの直接乗り入れが可能となる。
 現行1時間15分程度の移動時間は、全線開通時には半分近くに短縮される見通し。福島河川国道事務所は「現行ルートは荷崩れや冬季の通行止めの懸念がある。相馬福島線によって企業による相馬港利用が加速する」とみている。
 周辺自治体の期待も大きい。福島市は今後、立地企業へのアンケートを実施し、海上輸送のメリットなどを提案していく考え。市の担当者は「物流面の優位性を武器に、企業誘致に弾みをつけたい」と話す。

2015年10月29日木曜日

2463荷主研究者:2016/02/07(日) 11:05:30

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160124_11020.html
2016年01月24日日曜日 河北新報
<仙台東西線>国際センター駅交流広場 低調

国際センター駅2階から見える交流広場。大規模なイベントがほとんどなく、専ら有料駐車場として使われている

 仙台市が市地下鉄東西線国際センター駅(青葉区)の北隣に整備した「せんだい青葉山交流広場」の利用が振るわない。昨年4月のオープンから9カ月たつが、イベント会場としての貸し出しはわずか数件。使い勝手や利用料設定に課題があるようだ。

 交流広場は仙台商高跡地の約1万9000平方メートル。イベント用に貸すのは原則として駅に近い「Aエリア」(2200平方メートル)で、市役所前の勾当台公園市民広場(2000平方メートル)の面積に匹敵する。

 ただ、これまでの主な利用実績は、昨年8月に広場全面が仙台七夕花火祭の有料桟敷席とされ、今月1日に広場の一角が大崎八幡神社の初詣客を送迎するシャトルバス乗り場に使われた程度。大部分の期間は有料駐車場になっている。

 市の委託で広場を管理する青葉山コンソーシアムの担当者は「駐車場利用だけでは収入の見通しが立たない。イベント予約を増やす必要がある」と話す。

 利用の低迷について、市国際プロモーション課は「トイレや水道がないのが最大のネック」との見方を示す。広場は仙台城跡に近く、一帯が遺跡地域。文化財保護の観点で地下工事が制限されたため、イベントのたびに仮設トイレを置く必要がある。

 利用料も勾当台公園や西公園などの一般の公園と比べて割高感がある。非営利目的の場合、利用面積1平方メートル当たり約16円と公園(5円)の3倍以上。営利目的では約24円と公園(30円)より安いが、公園には観光物産展など公益性の高いイベントの利用料を免除する制度がある。

 市は「東西線の開業効果で風向きは変わる」(同課)と強気の姿勢。仙台国際センターへの大型会議の誘致を進め、交流広場との一体利用を増やしたい考えだ。担当者は「利用者の意見を踏まえ、トイレの使い勝手などの改善を検討する可能性はある」と話す。

2464荷主研究者:2016/02/07(日) 11:06:01

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160126_13055.html
2016年01月26日火曜日 河北新報
<仙台東西線駅探訪>手づくり市 にぎわう

薬師堂駅の駅前広場。駅と仙台市南東部の住宅地を結ぶ市バスが発着する

◎開業1カ月/薬師堂

 薬師堂駅(仙台市若林区)には東西線の両起点駅以外で唯一、バス乗降場を備えた駅前広場がある。市バスとの接続拠点として駅と市南東部の住宅地を結ぶ。

 市内屈指の史跡エリアだ。駅から西に3分ほど歩くと、8世紀後半の創建と伝えられる陸奥国分寺がある。かつて七重塔がそびえた古刹(こさつ)。桜の名所でもある。村山裕俊住職(55)は「今も昔も癒やしの場所。お参りの際、四季折々の魅力を感じてほしい」といざなう。

 境内では毎月8日に「お薬師さんの手づくり市」が開かれる。2008年11月に始まった市はすっかり定着。今月も食品や雑貨など約120の店が並び、大勢の人でにぎわった。

 実行委員会の佐藤正記事務局長(55)は「昨年12月に続き、多くの人でにぎわった。新たに東西線を利用して訪れる人が増えているようだ」と開業効果を実感する。

<メモ>所在地は仙台市若林区白萩町401の2。1日の予想乗車人員5017人に対し、昨年12月6〜31日の実績は平均約3600人。聖和学園高の南に接する。陸奥国分寺と同時期に建立されたとみられる国分尼寺や、プロ野球東北楽天の本拠地、楽天Koboスタジアム宮城も近い。

2465荷主研究者:2016/02/07(日) 11:06:29

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160127_13056.html
2016年01月27日水曜日 河北新報
<仙台東西線駅探訪>流通の街 文化も発信

交通量の多い卸町駅周辺。地下鉄への誘導が課題になる

◎開業1カ月/卸町駅

 卸町駅(仙台市若林区)は仙台市内から仙台港に向かう幹線道路沿いに立地する。全国最大規模の卸商団地「仙台卸商センター」の入り口に位置し、ヒトとモノの往来が激しい。

 ベビーカーを押す若い女性が駅から出てきた。流通ビジネスの街が変わりつつある。駅周辺の土地は、マンションや商業施設を建設できるよう規制緩和された。ファミリー層の利用増に期待がかかる。

 文化の発信地としても存在感を増す。昨年12月末には東西線開業を記念し、駅近くの劇場兼稽古場「せんだい演劇工房10-BOX」などで3日間舞台イベントが展開され、親子連れなど新たな演劇ファンを掘り起こした。

 10-BOXを拠点に活動する劇団「仙台シアターラボ」代表の野々下孝さん(40)は「卸町に関心が向くいまが好機。多くの市民に演劇に親しんでもらえるよう工夫したい」と話す。

<メモ>所在地は仙台市若林区卸町1丁目1の7。1日の予想乗車人員5813人に対し、昨年12月6〜31日の実績は平均約2700人。市の予想の46.4%にとどまり、青葉山(36.2%)に次ぐ低水準。駅周辺は事業所が集積し、マイカー通勤からの転換が進むかどうかが利用増の鍵となる。

2467荷主研究者:2016/02/07(日) 11:38:28

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160129_12010.html
2016年01月29日金曜日 河北新報
<仙台駅>飲食・土産物9店 3月オープン

 JR東日本仙台支社は28日、仙台駅の2、3階に3月、飲食や土産物など計9店を順次オープンすると発表した。

 3月5日には、阿部蒲鉾店(仙台市)の人気商品「ひょうたん揚げ」と、チーズスイーツ、ずんだシェイクのテークアウト専門店計3店が2階コンコース北側に開店する。

 同18日には2、3階に計6店がオープン。首都圏などで人気のチーズタルト専門店「BAKE CHEESE TART」(東京)が東北で初出店。同日利用が始まる東西自由通路沿いには、東北以外の全国の名菓などをそろえた土産品店がお目見えする。

2468荷主研究者:2016/02/07(日) 11:38:52

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160129_12011.html
2016年01月29日金曜日 河北新報
<仙台駅>「エスパル仙台東館」3月開店

3月18日に利用開始となるJR仙台駅東西自由通路のイメージ図

 JR東日本仙台支社は28日、仙台駅東口に整備中の大型商業施設を3月18日に開業し、拡幅工事が進む東西自由通路の利用も同時に始めることを発表した。商業施設の名称は「エスパル仙台東館」とした。自由通路とつながる東館2階には、東口改札(4レーン)を新設し、東口側から来る利用者の利便性を高める。

 仙台支社によると、東館は地上6階、地下1階で店舗面積約1万300平方メートル。施設の核店舗には、4階に生活雑貨大手「東急ハンズ」(東京)が入るほか、新規の77店を含め計82店舗が入店する。館内に設置する保育園と医療クリニックは4月1日に開業する。

 2階の自由通路は幅6メートルから16メートルに拡幅し、4階まで高さ16メートルの吹き抜けとなる。シンボルツリーやフラワーポットを置くほか、発光ダイオード(LED)照明、太陽光パネルを活用し、環境に配慮した空間にする。市民に自由通路の愛称を募集する予定。

 エスパル仙台は東館開業に合わせ、一部改装中の本館でも33店舗が新規出店や新装オープンするほか、新たなブランドイメージ創出のためエスパルのロゴを変更する。

 新たな取り組みとして、東館の駐車場(5階〜屋上)に電気自動車の充電設備を4基設置。本館の一部に限られていた無料の公衆無線LAN「WiFi(ワイファイ)」の利用範囲を、東館やエスパル仙台Ⅱも含めた全ての共用スペースに広げる。

 訪日外国人旅行者の利便性を高めるため、中国を中心に普及している「銀聯(ぎんれん)カード」も3館のほとんどの店舗で利用できるようになる。

 このほか、仙台駅やホテルメトロポリタン仙台など約40カ所で伝統工芸品などの展示コーナーを設け、東北の魅力を発信するプロジェクト「ヨリ未知 SENDAI」を展開する。

 松木茂支社長は「長年の懸案だった仙台駅の機能の充実と東口の顔をつくる取り組みが、大きく前進する。施設の開業後は、仙台駅の利用者が満足できるよう力を入れたい」と話した。

2469荷主研究者:2016/02/07(日) 11:47:44

http://www.nikkan.co.jp/articles/view/00372742?isReadConfirmed=true
2016年1月29日 日刊工業新聞
工藤電機、仙台R&D拠点完成 最先端技術で雇用創出

【仙台】工藤電機(仙台市太白区、引地智恵社長、022・245・2141)は仙台市太白区内に「研究開発(R&D)センター=写真」を完成し、落成式を開いた。同社がR&Dセンターを開設するのは今回が初めて。引地社長は「本社、工場、R&Dセンターの三位一体で今まで以上に発展する」などとあいさつした。

 地上4階建ての研究棟と試験棟からなる。敷地面積は1753平方メートル、延べ床面積は1869平方メートル。投資額は約10億円。

 津波・原子力災害被災地域雇用創出企業立地補助金で5億円の支援を受けた。名取事業所(宮城県名取市)から設計部隊24人が異動。事務方含め30人が在籍する。

 来賓の守本憲弘東北経済産業局長は「被災地において最先端技術で雇用創出し、復興に大きく貢献されるだろう」、熊谷教孝日本加速器学会長は「工藤電機には新しいものを考えるDNAがある。これからも面白いものができるのではないか」、若生正博宮城県副知事は「県から世界に向けたイノベーションの創出拠点になるだろうと期待する」などと語った。工藤治夫工藤電機会長が講話した。

(2016年1月29日 中小企業・地域経済1)

2470荷主研究者:2016/02/07(日) 11:50:40

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160131_13021.html
2016年01月31日日曜日 河北新報
復興促進期待 常磐道山元南スマートIC着工

地元児童と一緒にくわ入れして着工を祝う関係者=30日、山元町坂元

 常磐自動車道新地(福島県新地町)-山元インターチェンジ(IC、宮城県山元町)間に開設される山元南スマートIC(同町坂元)の着工式が30日、現地であった。2017年3月までに利用開始となる予定で、宮城県内6カ所目のスマートICになる。

 自動料金収受システム(ETC)搭載車に24時間対応するゲートを設置する。総事業費は約23億円。事業主体の東日本高速道路は1日当たり700台の利用を見込む。

 山元町内のIC設置は、町北部の山元ICに次いで2カ所目になる。山元南スマートICは、東日本大震災の集団移転先として町が整備中の新坂元駅周辺地区新市街地に直結するほか、隣接する角田市、丸森町からの利用も見込まれる。復興まちづくりや企業進出による県南の経済振興、交流人口拡大などが期待される。

 着工式には3市町や県、国、東日本高速道路の関係者らが出席。地元の山元町坂元小の児童5人とくわ入れをして工事の安全を祈った。山元町の斎藤俊夫町長は「着工が復興の力強い後押しとなり、町の均衡ある発展に資する」と期待を寄せた。

 終了後、3市町は国などに常磐道の暫定2車線区間の4車線化の早期実現を要望した。

2471とはずがたり:2016/02/07(日) 12:59:07
>>2461
名無しになってるけど俺だ。

2472荷主研究者:2016/02/11(木) 14:11:30

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160201_13054.html
2016年02月01日月曜日 河北新報
<仙台東西線>近隣に住宅街誕生へ

車の往来が激しい産業道路沿いにある六丁の目駅

◎開業1カ月/六丁の目駅

 仙台の産業・物流拠点に誕生した六丁の目駅(仙台市若林区)。県道仙台塩釜線(産業道路)沿いにあり、国道4号バイパスが近い。トラックや乗用車の行き来が絶えない。

 車の利用が定着しているエリアだ。地下鉄への転換をどう図るのか。鍵を握るのが産業道路南側で進む大規模な住宅開発だ。

 駅を出て南に徒歩約17分。荒井西地区の住宅地が広がる。一面農地だったが土地区画整理事業で様変わりし、一戸建ての住宅が続々と建ち始めている。想定人口約2700の新たなまちが生まれつつある。

 一帯では銀行の出店が相次ぎ、今秋には大規模商業施設のオープンも控える。

 「目に見える変化はまだ少ないが、新しい住民は増えている。地区はますます発展するはず」。六丁の目町内会長の加藤正敏さん(72)が未来に期待を込める。

<メモ>所在地は仙台市若林区六丁の目中町1の34。1日の予想乗車人員4272人に対し、昨年12月6〜31日の実績は平均約2100人。駅近くには東日本大震災被災者の集団移転地や災害公営住宅がある。仙台工業団地の移転構想が浮上し、跡地の利活用が注目されている。

2473荷主研究者:2016/02/11(木) 14:12:32
>>2436
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160202_12010.html
2016年02月02日火曜日 河北新報
<ガス自由化>仙台ガス局民営化 来春は困難

 仙台市ガス局が再検討している民営化について2017年4月から実施するのは困難になったことが1日、分かった。経済産業省は同年4月に家庭向け都市ガス小売り自由化を始める方針を決めており、同時期の民営化は実現できない見通しだ。民営化するかどうかの判断が遅れている上、売却先の公募など手続きにも一定期間を要するため。

 市ガス局はことし3月までをめどに民営化の可否を決める方針だった。だが、新規参入企業が使う都市ガス導管の使用料算定手法をはじめ、全面自由化後の詳細な制度設計が決まっておらず、事業環境を見通せない状況が続いており、判断時期は16年度以降にずれ込む可能性が高い。

 前回、市ガス局が10年4月の民営化を目指した際、売却先の公募を始めたのは08年9月で1年半前だった。今回は17年4月まで既に1年半を切っており、売却手続きを完了させるのは厳しい情勢となっている。

 ことし4月には電力小売りの全面自由化も始まり、エネルギー関連各社が電力分野に投資する動きが相次ぐ。市ガス局は公募の際は複数の応募者を競争させたい考えで、電力への関心が集中する現状で売却先を募るのは好機ではないとの判断もあるとみられる。

 市は前回、行財政改革の観点などから05年に民営化方針を表明した。売却先の公募に1グループが応じたが09年に辞退。15年2月に検討再開を明らかにした。

2474荷主研究者:2016/02/11(木) 14:13:12

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160202_11037.html
2016年02月02日火曜日 河北新報
<東北道>菅生にスマートIC構想

 東北自動車道菅生パーキングエリア(PA、宮城県村田町)に、スマートインターチェンジ(IC)を併設する構想が浮上していることが1日、分かった。菅生PAはスポーツランドSUGOに近く、地域の観光活性化につながると期待される。

 昨年末、国土交通省幹部や県関係者が現地を視察した。町は2日、亘理町で開かれる県南サミットで村井嘉浩知事に協力を求める。

 菅生PAは村田-仙台南IC間(約15キロ)のほぼ中間に位置する。町は地元行政区などと地区協議会を設立し、スマートIC設置案をまとめ国に申請する。

 国の許可が下りれば、東日本高速道路がスマートICのゲートを建設、町はPAへの接続道路を整備する。県の協力内容として接続道路の用地取得交渉、交通量調査などを念頭に置いている。

 県内の東北道のスマートICは、長者原サービスエリア(SA)と三本木PA(大崎市)、泉PA(仙台市泉区)の3カ所。菅生PAに設置されれば仙台以南では初となる。

 スポーツランドSUGOでは毎年、各種モーターレースが開催される。開催時には選手ら関係者に加え、大勢の観客が訪れる。

2475荷主研究者:2016/02/11(木) 14:17:10
>>2474
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160203_11048.html
2016年02月03日水曜日 河北新報
<菅生スマートIC>県が接続道路整備方針

 村井嘉浩宮城県知事は2日、亘理町で開かれた県南サミットで、東北自動車道菅生パーキングエリア(PA、村田町)にスマートインターチェンジ(IC)を併設する構想について、支援策としてスマートICと県道を結ぶ接続道路を県が整備する方針を示した。佐藤英雄村田町長の協力要請に応えた。

 接続道路は、スマートICと菅生PAに近接する県道仙台村田線をつなぐ。村井知事は「スマートICの重要性は十分に認識している。町の財政が厳しいと聞いており、県予算で整備させてもらう」と述べた。県によると、今後は国の協力を得ながら計画の検討を進める方針。

 村田町は地元行政区などと地区協議会を設立し、スマートIC設置案をまとめて県に申請する。菅生PAはスポーツランドSUGOに近く、地域の観光活性化につながると期待される。

 県南サミットは、被災後に営業を再開した亘理町営温泉「わたり温泉鳥の海」で開催。4市9町の首長と村井知事が意見交換した。仙台国際空港株式会社の岩井卓也社長が、7月に完全民営化する仙台空港の事業計画と将来展望をテーマに講演した。

2476荷主研究者:2016/02/11(木) 14:17:29

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160203_13063.html
2016年02月03日水曜日 河北新報
<仙台東西線駅探訪>新しい街は胎動段階

駅前にバスやタクシーの乗り場が整備され、拠点駅のたたずまいを見せる

◎開業1カ月/荒井駅

 駅前広場にバス、タクシー乗り場を備えた荒井駅(仙台市若林区)。ターミナル駅にふさわしい様相を見せるが、周辺は更地が多い。建設中のマンションの骨組みが点在するぐらい。地ならしする重機の音が響く。新しい街は、まだ胎動段階だ。

 かつては考えられなかった「荒井見学」とおぼしき乗降客も見掛ける。駅舎内に整備された東日本大震災のメモリアル施設にはメッセージノートが置かれ、「宮城県大和町から来ました」などの文言が並んでいた。

 駅から南に10分ほど歩くと荒井東災害公営住宅に着く。住宅とともに新設された荒井東町内会の会長大橋公雄さん(72)は「最寄りのスーパーには徒歩で約1時間かかり、今も車の利用が主体。高齢者は生活の仕方をすぐには切り替えられない。街も人もこれからです」と話した。

<メモ>所在地は仙台市若林区荒井沓形85の4。1日の予想乗車人員4456人に対し、昨年12月6〜31日の実績は平均約2900人。東日本大震災の津波浸水域に接し、地域は被災者の移転先となった。被災実態を知る玄関口の役割も期待されている。

2477荷主研究者:2016/02/11(木) 14:18:24

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160203_11042.html
2016年02月03日水曜日 河北新報
<仙台東西線>利用者予測を3割下方修正

 昨年12月6日に開業した仙台市地下鉄東西線をめぐり、市が2016年度の1日当たりの平均利用者を5万7000人と見込んでいることが2日、分かった。開業前の需要予測8万人を3割下回る。開業後約2カ月の利用状況を基に算出し、同日示した高速鉄道事業会計の16年度当初予算案で明らかにした。

 市交通局は、3月末までの平均利用者を4万9000人と推定。4月の年度替わりで約6500人が新規に利用すると予想した上、開業後5年間は毎年2.96%増え続けるとした需要予測を適用し、5万7000人とはじき出した。年間収支は70億5000万円の赤字となる見通し。当初計画より13億円増える。

 南北線は15年度の利用者を1日17万人と推定した上で、16年度は9000人増の17万9000人と想定。年間収支は26億円の黒字と試算した。

 南北、東西両線合わせた16年度の地下鉄事業は46億3600万円の赤字で、累積赤字は932億円に上る見込みとなった。

 交通局は今後、東西線の需要予測の下方修正を盛り込んだ地下鉄事業の長期収支計画をまとめる。

2478荷主研究者:2016/02/11(木) 14:20:31
>>2379
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160204_13025.html
2016年02月04日木曜日 河北新報
<東北大雨宮跡地>医療・福祉施設を共同検討

イオンモールと厚生会が医療・福祉施設整備を共同で検討することになった雨宮キャンパス

 大規模商業施設開発・運営のイオンモール(千葉市)と、仙台厚生病院(仙台市青葉区)を運営する一般財団法人厚生会は3日、東北大雨宮キャンパス(同)の移転計画に伴う再開発で、医療・福祉施設整備を共同で検討することで合意した。厚生会は同病院を全面移転したい考えで、かかりつけ医の紹介で患者を受け入れる「地域医療支援病院」を目指す。

 再開発は、キャンパス移転後の跡地約9.3ヘクタールを取得したイオンモールが計画。東北大、仙台市、仙台商工会議所などがまとめたまちづくりに関する報告書を重視し、西側約4.1ヘクタールに医療・福祉施設を設けることにした。

 厚生会は現病院の建物が手狭になり、市中心部の総合病院が郊外に移転するケースが相次ぐ現状を踏まえ、イオンモールとの共同検討を決めた。河北新報社の取材に目黒泰一郎理事長は「都心部の中核病院としての役割を果たしたい。現在の建物はまだ使えるのでじっくり計画を練る」と語った。

 再開発では東側の南約3.6ヘクタールには商業施設、北約1.6ヘクタールには集合住宅を整備する。土地利用の方針、施設の配置や規模などを示した地区計画は3日の仙台市都市計画審議会で賛成多数で承認された。

 イオンモール広報部は「計画が前に進むことになる。地域に歓迎されるエリアを開発する」と説明する。

 東北大は2016年度中に雨宮キャンパスにある農学部・大学院農学研究科を青葉山新キャンパス(青葉区)に移転し、18年に跡地をイオンモールに引き渡す予定。

2479荷主研究者:2016/02/11(木) 14:23:21

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160204_12047.html
2016年02月04日木曜日 河北新報
<旭陽電気>宮城工場を大和町内で移転

立地協定を結び、握手する(左から)村井知事、金山社長、浅野町長

 電子部品製造の旭陽電気(山梨県)は2日、宮城県大和町の宮城工場を、町内にある大和リサーチパークに建設する新工場に移転すると発表した。半導体製造装置などに使われるハーネスの生産能力増強を図り、「宮城事業所」として12月に稼働する。

 4月に着工する建物は鉄骨平屋、床面積は約2600平方メートルで、総工費は約8億円。従業員を現工場の2倍の50人に拡大し、20人を新たに地元で採用する。ハーネス組み立てのほか、電機・生産設備大手の機器製造を受託する。

 新工場の近隣にある半導体製造装置の東京エレクトロン宮城や、NECの東北拠点に製品を供給する。防災行政無線や計測機器などのITインフラの施工・保守も請け負う。

 2日には県庁で金山光雄社長、村井嘉浩知事、浅野元大和町長が立地協定を結んだ。金山社長は「宮城の生産能力は約2倍となる。ハーネスの少量多品種生産にも対応できる」と話した。

2480荷主研究者:2016/02/11(木) 14:38:31

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160206_13008.html
2016年02月06日土曜日 河北新報
<仙石東北ライン>女川駅まで一部延長運転ヘ

 JR東日本仙台支社は5日、東北線と仙石線を利用して仙台-石巻間(47.2キロ)を結ぶ「仙石東北ライン」の一部列車を、石巻線に乗り入れて女川駅(宮城県女川町)まで延長運転すると発表した。実施時期はことし夏ごろで、1日1往復を予定している。

 仙石東北ラインは昨年5月30日に仙石線が全線再開したのに合わせ、仙台-石巻間を最短52分で結ぶ快速路線として開業した。現在、1日上下計28本運行している。延長区間(石巻-女川間)は16.8キロ。朝に女川発上り列車、夜に仙台発下り列車を運行する。ダイヤは未定。

 仙台支社の担当者は「女川まで延長運転してほしいとの要望が以前からあった。復興支援の一環として、石巻、女川の住民が利用しやすい路線にしたい」と話した。

 地元自治体は仙台と直通運転で結ばれることを歓迎した。須田善明女川町長は「非常に喜ばしい。仙台市内への通勤・通学の利便性が確保され、より活発な経済活動が期待できる。新たな希望と将来的な定住人口確保にもつながる」との談話を出した。

 亀山紘石巻市長は「石巻駅での乗り換えの負担が軽減され、渡波地区を中心とした市東部からの通勤、通学などの利便性が向上する。復興の加速化や定住促進につながると期待している」とのコメントを出した。

2481とはずがたり:2016/02/13(土) 22:51:25

苦しい経営に追い打ち…飲み会自粛、解除陳情へ
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20160207-OYT1T50101.html?from=yartcl_outbrain1
2016年02月08日 07時40分

 職員の飲酒運転が相次いだことを受け、宮城県石巻市が職場関係の飲み会を自粛したことをめぐり、市内の飲食業者でつくる団体などが、自粛を解除するよう市に陳情することが分かった。

 年明け以降、予約のキャンセルが相次ぐなど商売に影響が出ているという。

 陳情するのは、石巻商工会議所、みやぎ寿司海道石巻地域協議会、石巻料理店組合など約10団体。8日に亀山紘市長に対し、震災の影響で飲食店経営が苦しいなか、市の自粛が追い打ちをかけていると訴える予定だ。陳情団代表の伏見不二雄さん(72)は「自粛が続けば、地域経済が大変なことになる。送別会がある年度末に向けて解除してほしい」と話している。

 市では職員が昨年6月に飲酒運転で物損事故を起こしたほか、12月には2人が酒気帯び運転で相次いで逮捕された。

2482荷主研究者:2016/02/21(日) 20:26:45

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160209_12076.html
2016年02月09日火曜日 河北新報
仙台中心部に新ホテル 来年6月完成

アルモントホテル仙台の建設予定地

 全国でホテルを展開する法華倶楽部(くらぶ、東京)が、仙台市青葉区中央3丁目に新しいホテルを開業することが8日、分かった。名称は「アルモントホテル仙台」で、4月着工、2017年6月中旬の完成を予定している。

 建設場所は、南町通り沿いの駐車場跡地。敷地面積は589平方メートル。鉄骨11階で、延べ床面積は4447平方メートル。アルモントホテルは同社が12年から京都などで展開する新ブランドで、宿泊中心のホテルになるとみられる。

 青葉区本町で運営するホテル法華クラブ仙台を移転する形かどうかは不明。同ホテルの土地と建物は「ホテルグリーンチェーン仙台」を展開する松月産業(仙台市)が11年に取得しており、現在は法華倶楽部が借りて営業している。

 法華倶楽部は「法華クラブ仙台の今後や新しいホテルの詳細は未定」と説明している。

2483荷主研究者:2016/02/21(日) 20:27:15

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160210_12013.html
2016年02月10日水曜日 河北新報
<東急ハンズ>東北の技と食 仙台店に設置

東急ハンズ仙台店の店舗イメージ

 生活雑貨大手の東急ハンズ(東京)は9日、3月18日開業のJR仙台駅東口商業施設「エスパル仙台東館」(仙台市)に入る仙台店の概要を発表した。東北初の直営店として、6県の食品、工芸品などに焦点を当てたコーナーを設置。人気商品をテーマごとに集めた売り場を設けるなど、提案型の店舗を目指す。

 東館4階に店舗面積約2100平方メートルを確保し、約4万2000品を扱う。地場の商品をそろえる「やっぱりトウホク」は「技」「食」といったキーワードを用い、こけし、仙台みそなどを紹介。季節を意識した展開も計画している。

 人気商品を扱うコーナーは「うれしい食卓をはじめよう」「お手入れにこだわろう」など4テーマを設定し、食事、服や靴のケアなど日常生活の場面を切り口にまとめる。女性向け商品を販売する「ビューティライン」も置く。

 店内は同社のイメージカラーで杜の都を象徴する緑を基調にした。東急ハンズの担当者は「東北は地元に埋もれている魅力的な商品が多く、店を通じて全国に発信したい」と話した。

2484荷主研究者:2016/02/21(日) 20:27:40

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160211_13029.html
2016年02月11日木曜日 河北新報
<震災4年11カ月>新生活の拠点 整備着々

JR常磐線の高架式の山下駅を中心に住宅整備などが進む「つばめの杜地区」を東側から望む=10日午後2時15分ごろ、宮城県山元町

 東日本大震災は11日で発生から4年11カ月を迎えた。宮城県山元町では被災者の集団移転先となる新市街地の整備や、JR常磐線を1キロ内陸側に移設する工事などが急ピッチで進む。

 町は3地区で新市街地を整備中。最大の「つばめの杜地区」(37.4ヘクタール)では計約550戸分の分譲宅地や災害公営住宅などができる予定。計画は95%まで進み、来月末には完成する。

 地区は新たな常磐線が貫き、中心部に建設された高架式の山下駅ホームからは真新しい住宅が見渡せる。駒ケ嶺(福島県新地町)-浜吉田(宮城県亘理町)間の14.6キロで続く線路の移設工事も順調で、ことし12月には運転再開予定だ。

 2015年国勢調査で町人口は1万2314となり、震災前の10年調査から26.3%も減った。今夏には小学校などが地区内に開設する。町の担当者は「新しい街の姿をますます実感してもらえるようになる」と活性化に期待をつなぐ。

2485荷主研究者:2016/02/21(日) 21:07:28

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/02/16 建設新聞
タカラレーベン東北・共同住宅 レーベン仙台梅田町の新築計画
RC12F約3148㎡・32戸で計画

 タカラレーベン東北(仙台市青葉区中央2の2の10 吉田正広代表取締役社長)は仙台市青葉区梅田町に「共同住宅・レーベン仙台梅田町」(仮称)の新築を計画しており、アサヒ建築設計事務所に設計を委託している。

 建設用地は仙台市青葉区梅田町251の1ほか地内で、北六番丁通沿いに面した敷地約1470㎡。計画では、ここにRC12F延べ約3148㎡の共同住宅32戸を建設する。

 今後は施工者選定などを進めことし4月の着工、2017年8月末の完成をめざす。

2016/02/16付一面に掲載。

2486とはずがたり:2016/02/29(月) 21:27:26
なんか美談みたいに取り上げられているけど,まあ美談的な要素はあるけど,これ逆に被災地から非難した人たちが避難先で仕事見つけて定住するのを批判してはならないと思う。
人は仕事で住む場所を変える生き物であり,土地にしがみつくのは過疎地に延々と死にカネ垂れ流す利権屋自民党的な発想なのである。
三陸は震災を期に高速道路の整備が飛躍的に進んだ。後は美しい自然や鉱物資源,豊かな漁業資源をどう活かして自律的な恢復・更には成長軌道に乗せるかである。他の地方に比べて10年はやく人口流失が進んだことを先進的な経験が出来ていると前向きに受け容れて進まねばならない。
産業の無い限界集落は積極的に閉鎖して気仙沼・大船渡・釜石・宮古・久慈の都市を発展させる選択と集中をして欲しいんじゃが。

2016年 02月 27日 05:37 JST
警察官67人“永久出向”
http://jp.reuters.com/article/idJP2016022701001068

 東日本大震災で大きな被害を受けた岩手、宮城、福島3県の復興支援のために全国の警察から特別出向した後、3県警に所属を切り替えて定年まで勤める「永久出向」を選んだ警察官が67人に上ることが27日、警察庁への取材で分かった。

 3分の2は地元に戻った被災3県の出身者だが、縁のない県への永久出向を決めた警察官もいた。警察庁の担当者は「町並みや暮らしぶりを目の当たりにして、『ここに骨をうずめよう』と思い立った人もいたのではないか」と話している。

 特別出向の人数は、震災後からこれまで、永久出向の67人を含めて延べ1751人に上る。

2487とはずがたり:2016/03/05(土) 18:05:18
大手リース会社なんかに介在させるからこうなる。復興がなんか小ぎれいなものつくると勘違いするからこういうのを潰そうという動きになる。汚らしい仮設の横丁をそのままにしておくのが一番の復興である。
潤沢な復興のカネ使って無人の街つくるなど気違い沙汰だ。

仮設で営業の呑ん兵衛横丁、再び存続ピンチ
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160225-OYT1T50159.html?from=yartcl_outbrain1
2016年02月28日 13時57分

 東日本大震災の津波で全店が流され、仮設で営業している岩手県釜石市の飲み屋街「呑のん兵衛べえ横丁」が、再び存続の危機に陥っている。

 市は別の場所で継続させたい考えだが、出店にかかる費用や高齢などを理由に、多くの店主が踏み切れずにいる。「鉄のまち」の名物横丁が、震災から5年を前に岐路に立たされている。

 横丁は昭和30年代前半、戦争で夫を失った女性たちが、生活のため市中心部の水路の上に軒を連ねたのが始まり。高度成長期には30店以上が並び、製鉄所の従業員らでにぎわったが、津波で全26店が流された。

 2011年12月にJR釜石駅近くのプレハブ店舗で再開し、今は12店が営業する。酒と季節のお袋の味に体も心も温められ、代金は千円札2〜3枚――。そんな魅力は以前のままだ。

 仮設は18年3月に撤去されるため、市は中心部の市有地を大手リース会社に貸し、約20店を集めた共同店舗3棟を建て、一部を細長い店が連なる横丁にする計画。24日に市と協定を結んでいるリース会社は、横丁の店主に対し、出店には3か月分の敷金などのほか、180万円の設備工事費が必要と説明。「高過ぎる」との声を受け、仮設の設備を再利用して98万円にする案も示した。

 だが、12店のうち10店は68〜77歳の女性店主で、自宅を流された人もいる。出店には内装費などもかかり、生活再建や年齢の不安も抱える。申し込みは今月末に締め切られるが、店主への取材では、出店を決めたのは1店のみ。6店は店をたたむ考えで、5店は態度を決めていない。

 30年続けた居酒屋「とんぼ」の高橋津江子さん(74)は出店を諦めた。「続けたい思いは強いが、年齢を考えるとあと何年できるか。震災で人も減ったし、借金しても返せない」と明かす。横丁の組合長を務め、開店から53年目の最古参となる居酒屋「お恵けい」の菊池悠子さん(77)は「みんなで築いてきた横丁の看板だから、移転、再建もみんなでやりたい……」と揺れる心境を語る。

 共同店舗は6月に着工され、11月にオープンする予定。市は出店時の支援策を検討している。(藤吉恭子)

2488荷主研究者:2016/03/07(月) 22:40:25

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160220_11011.html
2016年02月20日土曜日 河北新報
仙台市立病院跡地 売却先7月に公募

売却先の公募スケジュールが固まった仙台市立病院跡地

 仙台市は19日、売却予定の若林区清水小路の市立病院跡地について、購入を希望する事業者の公募を7月に始める方針を固めた。市は地域の交流拠点になるような活用を求める意向。応募事業者の計画を審査して売却先を選び、来年3月に売買契約を締結したい考えだ。

 一等地にある貴重な物件の動向に関心が高まっていたが、売却方法やスケジュールが未定だった。

 売却対象は跡地約1.8ヘクタールのうち、市地下鉄南北線五橋駅の駐輪場整備予定地などを除く約1.75ヘクタール。旧病院本体や救命救急センター、救急ステーションといった建物、立体駐車場は残したまま売る予定。

 売却条件として市は(1)健康で安全・安心に暮らせる環境(2)学生や若者の定着推進(3)楽しさやにぎわいの創出-につながる土地利用を例示。詳細な条件を示した後、10月に跡地利用計画の提案を受け付ける。市が今後設ける購入事業者選定委員会が計画や買い取り額を審査し、12月に優先交渉権者を決める。

 公募に先立ち、2月末〜3月中旬には跡地取得に関心を示す事業者と面談する。売却条件などに関する意見を聞き、必要があれば公募の進め方に生かす。

 市立病院は2014年11月、太白区あすと長町に移転した。跡地の売却益は、新病院を整備した際の借入金の返済に充てる。

2489荷主研究者:2016/03/07(月) 22:40:56

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160220_13012.html
2016年02月20日土曜日 河北新報
<JR東仙台駅>新駅舎28日に営業開始

28日の営業開始へ急ピッチで作業が進む東仙台駅の新駅舎

 JR東日本仙台支社は19日、老朽化に伴い昨年9月から改築工事を行っていた東北線東仙台駅(仙台市宮城野区)の新駅舎での営業を28日に開始すると発表した。

 新駅舎は鉄骨平屋で延べ床面積126平方メートル。「集う駅」をコンセプトに、吹き抜けで開放感のある構造にした。外装には、古墳時代から平安時代にかけての須恵器や瓦が出土した駅北西部にある大蓮寺窯跡をイメージした色合いを採り入れた。手すりやスロープの設置、段差解消を図るなどバリアフリーにも配慮した。

 東仙台駅は1日平均約6500人が利用する。仙台支社の担当者は「これまで以上に多くの方が利用しやすい駅にしたい」と話している。

2490荷主研究者:2016/03/07(月) 22:45:47

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160222_11016.html
2016年02月22日月曜日 河北新報
<広域防災拠点>用地売買交渉難航で足踏み

 宮城県が仙台市宮城野区宮城野地区で進める広域防災拠点整備事業で、用地となるJR仙台貨物ターミナル駅をめぐり県とJR貨物の売買交渉が難航している。県は既に予算化した土地取得費を新年度に繰り越す方針だが、一部利用開始時期の2020年度は堅持する。

 県とJR貨物は15年3月にターミナル駅敷地(広さ約17ヘクタール)の売買契約に関する覚書を締結。15年度内の契約に向け、土地価格や移転補償について交渉を続けてきたが、まだまとまっていない。

 JR貨物東北支社は「公共事業には積極的に協力したい」と前置きしつつ、「移転に伴うわが社の負担がどの程度になるかじっくり見極める必要がある。細かい部分を詰めたい」と話す。

 県は15年度一般会計当初予算の広域防災拠点整備費約51億円のうち、土地取得分の約41億円を16年度に繰り越す。仮に15年度内に売買契約を締結することができても、取得手続きは間に合わないと判断した。

 県の担当者は「15年度内に売買契約だけは終えておきたいが、仮に16年度にずれ込んでも着工や利用開始のスケジュールに影響はない」と説明する。

 広域防災拠点は村井知事が掲げる「創造的復興」のシンボル事業。総事業費は約300億円で、財源には国の社会資本整備総合交付金を活用する。県は、県議会2月定例会に提出した16年度当初予算案に取得費追加分など約33億円を盛り込んだ。

 基本設計案では、災害時に全国各地の救助隊や支援物資の集結場所となる。平時はスポーツ公園として利用するため、芝生や土のグラウンド、ランニングコースなどを整備する。広域防災拠点整備に伴い、ターミナル駅は宮城野区岩切地区に移転する。

2491荷主研究者:2016/03/07(月) 22:46:09

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160223_13021.html
2016年02月22日月曜日 河北新報
<仙台東西線>沿線の市バス 一部増便

 昨年12月に大規模な路線再編を実施した仙台市地下鉄東西線沿線の市バスに関し、市交通局が4月1日付でダイヤを一部見直すことが22日、分かった。再編後のバス需要に応じて八木山動物公園(太白区)、薬師堂(若林区)両駅を発着する路線などで増便する。

 八木山動物公園駅を出て太白区の緑ケ丘3丁目に向かう路線は帰宅時の午後5〜7時台、30分に1本から20分に1本に増やす。駅から乗り継ぐ利用者が多く、バスが混雑するため。

 JR仙台駅前と八木山動物公園駅を結ぶ路線は、仙台向山高や仙台城南高生らのニーズに合わせ登下校時に3本増発。若林区の沖野から薬師堂駅に行く路線は午前7時台に1本増やす。

 路線再編は東西線沿線各地から市中心部に向かうバスを大幅に減らす内容。市交通局の担当者は「再編への苦情や問い合わせはだいぶ減ったが、早急な対応が必要な路線もあり微調整した」と話した。

2492荷主研究者:2016/03/07(月) 22:46:49

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160222_13048.html
2016年02月22日月曜日 河北新報
<八木山動物公園>仙台東西線集客増に活用

新駅の屋上広場と直結した八木山動物公園入り口(左)。眺望にも恵まれ、新たな名所になっている=11日、仙台市太白区

◎いのち次世代へ 開園50年(下)これから

 仙台市地下鉄東西線が昨年12月に開業し、市八木山動物公園(太白区)へのアクセスがぐんと向上した。西のターミナルの八木山動物公園駅と直結し、仙台駅からバスで約25分かかっていたのが12分に大幅短縮。連休時に付き物だった渋滞も緩和されそうだ。

 地下鉄効果はてきめん。昨年12月の入園者は前年同期比5.6倍の3万6395人に急増し、ことし1月も同2倍の2万2334人と好調が続いた。「想像以上の効果」と大内利勝園長は目を見張る。

<沿線施設が連携>
 千載一遇の好機を集客増に生かそうと、昨年9月には「東西線沿線AP協議会」が発足した。動物公園や仙台アンパンマンこどもミュージアム&モール(宮城野区)など沿線のレジャー施設4カ所で構成し、「動物」「公園」など各施設の英語の頭文字から命名。4施設の外観写真を最寄り駅と共に紹介するポスターを制作し、タッグを組んでPRに励む。

 加盟する仙台うみの杜水族館(宮城野区)の和田淳太マネジャー(44)は「一緒に小学校で出張授業をするなど、教育面で連携を強めたい。将来は動物の交換展示もできればいい」と展望を描く。

 「官営と民営の違いで今までは近くて遠い存在だった」と語るのは、同じく加盟施設の八木山ベニーランド(太白区)の八木充幸社長(62)。「東西線開業で近くて近い関係に一歩前進した。イベントの共催など協力して地域を盛り上げたい」と意欲を示す。

<地域の中心地に>
 市南西部の丘陵地帯にある八木山地区。1965年の動物公園開園と同じ年、八木山団地の造成が始まった。

 それから半世紀。開発ラッシュに沸く東西線荒井駅一帯とは対照的に、地域再開発の動きは乏しい。住民の高齢化も進む。今回の開業に「再生のラストチャンス」との声も上がる。

 市民団体「八木山地域デザイン研究所」の畠山創代表(37)は「動物公園は八木山のハブスポット(中心地)になる」と期待する。地域に開かれた交流拠点とのイメージだ。「住民との接点をもっと増やし、オリジナルのおみやげを共同開発してみてはどうか」と提案する。

 八木山動物公園の2014年度の入園者数は約49万1000人。78年度の約63万5000人をピークに減少傾向が続いている。

 大内園長は「八木山の顔として教育施設として、魅力あふれる動物園づくりをしていきたい」と意気込む。東西線開業を機に集客力を高め、地域全体のにぎわい創出につなげられるか。挑戦の年が始まった。

2493荷主研究者:2016/03/07(月) 22:47:12

http://logistics.jp/media/2016/02/22/628
2016/02/22 物流ニッポン新聞
仙台塩釜港、京浜港むけ航路開設 輸出入ニーズ対応
t.kokudo

 仙台塩釜港で16日、仙台港と京浜・東京港を結ぶ国際フィーダーコンテナ船の新航路が開設された。仙台塩釜港のフィーダーコンテナ航路としては、過去最多の9航路目となる。

 新航路は商船三井が、井本商運(井本隆之社長、神戸市中央区)との協業体制で、専用船による定曜日サービスを提供する。堅調に伸長する仙台塩釜港の輸出入ニーズに対応。特に農水産物の冷蔵・冷凍貨物などを開拓し、地域産業の振興をサポートするほか、復興にも貢献していく。

 運行は週1便体制で、仙台港には毎週火曜日に寄港。航路運営が商船三井で、本船運行は井本商運、船舶代理店は塩釜港運送(松田順夫社長、宮城県塩竈市)が担当する。輸入が建材、飼料、輸出は電子機器、自動車部品、農水産品、紙製品などを見込む。

 仙台塩釜港の国際フィーダー船による2014年のコンテナ取扱量は8万5460TEU(20フィートコンテナ換算)と全国1位を記録。県では「国内ナンバーワンの仙台塩釜港の利便性がより向上する」と期待している。

 16日には第1船が寄港した。船舶は「ひょうご」(総トン数749トン)で、コンテナの最大積載能力は249TEU。製材や雑貨を積み込んで東京港に出港した。

 第1便の荷積みに立ち会った商船三井の日本総代理店、MOLJAPAN(東郷修平社長、東京都港区)の西尾徹関東支社長は「専用船により、リーファーコンテナの電源確保や母船への接続がより優位に行われる。地方創生として、水産物や青果物の輸出などが期待されている。物流事業者として、少しでもお手伝いしたい。需要が増えれば、増便も考えたい」と述べた。(黒田秀男)

【写真=フィーダーコンテナ航路としては、過去最多の9航路目となる】

2494荷主研究者:2016/03/07(月) 22:48:52
>>2158
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160223_12005.html
2016年02月23日火曜日 河北新報
<セルバテラス>仙台・泉に今秋オープン

建設が進むセルバテラス。右奥は仙台循環器病センター

 住友商事は22日、仙台市泉区の市地下鉄南北線泉中央駅前に今秋、新たな商業施設「セルバテラス」を開業すると発表した。北隣には同時期に仙台循環器病センターも移転開業する予定で、既存の大型商業施設「セルバ」のリニューアルと合わせ、泉中央駅前を再開発する。

 セルバテラスは5階建て、延べ床面積約1万3500平方メートル。1〜3階が店舗、4階〜屋上が病院兼用の駐車場(約200台)。子会社の住商アーバン開発が運営する。

 約30店舗が入り、駅直結の1階は食品店やレストラン、ペデストリアンデッキとつながる2階はカフェなどがそれぞれ入る。3階は生活雑貨やインテリアを扱う。駅前に面してテラスを設け、店舗は外向きに配置し、街に溶け込む空間づくりを目指す。

 ペデストリアンデッキ下には仙台市などと連携し広場を設け、各種イベントで活用する予定。現在の「エスカルゴ広場」のらせん階段は撤去され、バイク置き場や駐輪場の一部も移す。

 立地予定地は有効活用が課題だった「78街区」と呼ばれる区画。住友商事は「地域コミュニティーの中心となり、泉中央駅前の拠点性を向上させる。地域のシンボルとなるにぎわい空間を形成したい」と説明した。

2495荷主研究者:2016/03/07(月) 22:49:15

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160224_12004.html
2016年02月24日水曜日 河北新報
ダイエー仙台店閉店 イオン3月12日開店

3月8日に閉店するダイエー仙台店。12日にイオン仙台店に生まれ変わる

 仙台市青葉区中心部で40年以上営業してきた「ダイエー仙台店」が3月8日に閉店し、同12日に「イオン仙台店」としてリニューアルオープンすることが23日、分かった。イオンは昨年1月にダイエーを完全子会社にしており、仙台店を仙台圏の拠点に位置付ける。

 イオンは昨年9月以降、全国のダイエー88店をイオングループの事業会社に移管している。東北は仙台店だけで、管轄はイオンの事業会社イオンリテールの東北カンパニー(仙台市)に変わる。従業員約360人の雇用は継続する方針。

 売り場は4月下旬の大型連休をめどに順次、切り替える。食品は野菜、魚介など地元食材の販売に力を入れる。住まい関連や子ども向け商品、衣料品の品ぞろえも充実させる。

 イオン仙台店は総合スーパーで東北42店目。東日本大震災発生から5年の3月11日にプレオープンし、翌12日に本格営業を始める。

 家坂有朋東北カンパニー支社長は「ダイエーとイオン、両方の強みを生かす。シニア層に加え、家族連れや単身者の普段の暮らしに役立つ店をつくる。仙台、東北の情報を発信する拠点にしたい」と説明する。

 ダイエー仙台店は1975年9月9日に開店。地上8階、地下2階の売り場で、食品、衣料品、化粧品、生活雑貨などを販売してきた。震災時は2日後に営業を再開し買い物客に対応するなど市民生活を支えた。

2497荷主研究者:2016/03/07(月) 23:14:27

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160225_13054.html
2016年02月25日木曜日 河北新報
<災害公営住宅>前にマンション 被災者困惑

目の前で高層マンションの建設工事が進むあすと長町の災害公営住宅=12日、仙台市太白区

 仙台市太白区あすと長町の災害公営住宅の目の前で、高さ約80メートルの高層マンションの建設が急ピッチで進んでいる。「日光が当たらなくなる」と被災者は心配するが、商業地域に建つマンションに違法性はなく、市も静観の構えだ。東日本大震災から5年。新生活へ一歩を踏み出した被災者たちは、複雑な思いで日々の工事を見守っている。

 この災害公営住宅はあすと長町復興公営住宅。高さ約40メートル、地上13階で全戸南向き。JR長町駅から徒歩約10分、市立病院やスーパーが隣接する好立地で、一般抽選は約5倍だった。昨年4月に入居が始まり、現在163世帯が暮らす。

 高層マンション(345戸)は昨年11月に着工し、完成予定は2017年11月。地上24階、高さ約80メートルと災害公営住宅の約2倍あり、災害公営住宅南方向の眺望はほぼ遮られる。

 マンション完成後、日照時間が最も短い冬至には、災害公営住宅の日照時間(午前8時〜午後4時)は最長6時間、最短で1時間になるという。窓側の面積の約3割が3時間以下になる見込みだ。

 災害公営住宅、マンションとも商業地域に建つため日照に関する法的規制がなく、建築基準法に基づく審査も全てクリアしている。昨年12月には災害公営住宅の入居者の求めに応じ、説明会も開いた。一部を13階建てにするなど日照への配慮もしたという。

 被災者は入居決定後にマンション建設計画を知ったといい、受け止め方はさまざまだ。

 冬至の日照時間が3時間以下となる丸山房子さん(75)は「事前に計画を知っていれば入居しなかった。市は、反射板を設置するなど日光が当たるような対策をしてほしい」と要望する。

 高層階に住む北村敏子さん(74)は「市街地に建設された災害公営住宅のせいで日陰となった地域もあり、マンション建設は仕方がない。窓から見える最後の桜を目に焼き付けたい」と話す。

 仙台市復興公営住宅室の石川由紀夫室長は「法的に問題がない以上、建設中のマンションに『注文』をつけることはできない」と説明する。

 マンションの担当者は「地域住民の求めに応じ、説明会を開き、ご理解をいただいている。不明な点があれば今後も丁寧に対応したい」と話している

2498荷主研究者:2016/03/13(日) 11:15:21

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160226_12022.html
2016年02月26日金曜日 河北新報
<三陸道>多賀城IC 3月27日開設

 東北地方整備局仙台河川国道事務所と東日本高速道路は25日、三陸自動車道多賀城インターチェンジ(IC、宮城県多賀城市)が3月27日に開設すると発表した。仙台港北IC-利府ジャンクション(JCT)間4.7キロの整備も近く完了し、同日に完全4車線化される。

 多賀城IC開設で、多賀城市内へのアクセスが向上する。4車線化に伴い、朝夕の通勤・帰宅時間帯に発生していた渋滞の解消が期待される。

 多賀城IC設置と4車線化の事業費は240億円。仙台河川国道事務所と東日本高速道路が共同で2012年4月に着工した。

2499荷主研究者:2016/03/13(日) 11:16:00

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160227_11027.html
2016年02月27日土曜日 河北新報
<国勢調査>石巻市の沿岸部が激減

 石巻市は26日、2015年国勢調査の旧市町別人口の速報値を発表した。東日本大震災で被災した旧雄勝町が10年の前回と比較して7割以上の人口を失った一方で、旧河南町の人口が増えるなど、市民らの内陸移転が進む状況があらためて浮き彫りになった。

(1.2面に関連記事) 増減は=表=の通り。減少率は、旧雄勝町が74.54%(2977人減)で最大。旧牡鹿町の43.32%(1872人減)、旧北上町の34.51%(1283人減)と続く。増加は旧河南町だけで、増加率は16.12%(2732人)だった。

 旧市の地区別では、石巻地区が1万3638人(19.10%)減、渡波地区が2501人(15.28%)減に対し、集団移転が進む蛇田地区が3726人(20.89%)増、稲井地区が3423人(55.95%)増で内陸移転の動きが顕著だった。

 市全体の減少数は県内自治体で最多の1万3590人(減少率8.45%)だが、総数14万7236人で、仙台市に次ぐ県内第2位にとどまった。

 市は半島部で拠点整備や交流人口拡大、買い物支援といった施策を展開する方針。亀山紘市長は「厳しい状況を再認識した。復興を着実に進め、少子化や人口減少問題、定住対策などに最大限の力で取り組む」とコメントを出した。

2500荷主研究者:2016/03/13(日) 11:45:53

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/03/01 建設新聞
宮城県内で放送局建替の動きが活発化
東日本放送が移転に向け用地選定へ
宮城テレビ放送も本社社屋移転を検討

 《宮城県内の放送局で新社屋建設に向けた動きが活発化してきた。2015年に着工し17年5月の完成をめざす日本放送協会(NHK)の新仙台放送会館をはじめ、県内で民放放送局の1番目となった東北放送はことし4月に新社屋建設室を設置して具体化を検討する。また、東日本放送は移転に向け新たに建設用地を選定しているもようだ。》

 東北放送(仙台市太白区)の社屋は仙台市太白区八木山香澄町にある本社敷地内の約4万㎡にAサイトとBサイトの2施設で構成。新社屋は1959(昭和34)年に完成し、テレビやラジオのスタジオとして使用しているAサイト(6F延べ約1万3000㎡)の老朽化が著しいため、建て替えを進める計画。

 ことし4月に設置する「新社屋建設室」で新社屋の施設規模や着工時期の検討に着手する。地上波デジタル放送の対応に向けたBサイトは2004年に整備が完了している。

 東日本放送(仙台市青葉区)は本社社屋の移転の方向を固め、建設用地の選定作業を進めている。同社は1975(昭和50)年に県内で4番目の民放テレビ局として仙台市青葉区上杉2丁目に開設。その後、業務の多様化に伴い91年に現在の青葉区双葉ヶ丘2丁目に移転している。

 現社屋の規模はSRC5F延べ5961.2㎡で、内部には大型スタジオのほか調整室、機械室、事務室などを設けている。

 移転計画は現社屋が築後25年を経過し老朽化が著しいほか、4Kテレビなどに対応した放送設備の更新にも対応するため新社屋の建設を決めた。用地については仙台市南部で選定作業を進めており、今後、スケジュールなどを具体化する見込みだ。

 宮城テレビ放送(仙台市宮城野区)でも本社社屋の移転を検討していると聞く。同社は1970(昭和45)年に県内3番目の民放放送局として開局。その後、2004年に地上波デジタル放送に対応するため社屋の増築を行っている。

 移転計画は建物の老朽化に加え、現在の用地が集中豪雨の際に度々冠水被害が発生するなど、業務に支障が出ていることから検討しているもの。着工時期等は未定だが、今後具体化に向け検討を進める考えだ。

 県内では仙台放送(仙台市青葉区)が04年に地上デジタル放送開始に合わせ、仙台市太白区茂ヶ崎から仙台市青葉区上杉に社屋を移転したほか、NHKは15年2月に延べ約2万4000㎡の新仙台放送会館の建設に着手するなど、老朽化に伴う建て替え計画が加速し始めている。

※NHK新仙台放送会館の建設現場。 ※東北放送Aサイトの現況。 ※東日本放送の現社屋。

2016/03/01付一面に掲載

2501荷主研究者:2016/03/13(日) 11:55:15

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160303_13024.html
2016年03月03日木曜日 河北新報
<三陸道>登米東和-三滝堂 4月16日開通

 東北地方整備局仙台河川国道事務所は2日、三陸自動車道登米東和-三滝堂インターチェンジ(IC)間(2.0キロ)の開通日を4月16日と発表した。開通時刻は未定。

 三滝堂ICは、これまで登米パーキングエリアIC(仮称)として整備が進められてきた。三滝堂ICと国道398号を結ぶ登米市道「三滝堂インター線」(240メートル)も同日開通する。三滝堂-志津川IC(仮称)間の9.1キロについては、2016年度中の開通を予定する。

2502荷主研究者:2016/03/13(日) 11:57:44

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160304_11022.html
2016年03月04日金曜日 河北新報
<仙台東西線>開業3カ月利用 予測の58%

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20160304_m1001ja.jpg

 仙台市地下鉄東西線が昨年12月6日に開業してからことし2月末までの約3カ月間の利用者が1日平均4万6300人(速報値)だったことが3日、市交通局の集計で分かった。需要予測(8万人)の58%にとどまり、苦戦が続いている。

 月別にみると、12月が5万400人と最多。1月は4万6200人、2月は4万2700人だった。

 全13駅別の利用状況は表の通り。多い順に(1)仙台(青葉区)1万4800人(2)青葉通一番町(同)4800人(3)八木山動物公園(太白区)4100人(4)薬師堂(若林区)3500人(5)青葉山(青葉区)2700人-となった。

 11駅で予測を下回り、青葉山は予測の37%にとどまった。東西の両起点駅も伸び悩み、八木山動物公園は51%、荒井(若林区)が47%と半分程度。事業所の多い卸町(若林区)は43%と通勤での利用が浸透せず、仙台も53%と南北線との乗り換えが少ない現状がうかがえた。

 予測を超えたのは川内(青葉区)と国際センター(同)の2駅。学生や受験生の利用が多かったとみられる。

 市交通局の担当者は「1、2月は冬休みの影響が大きかったのではないか。4月以降の動向を注視したい」と話した。新年度は現行の予測を3割下方修正し、1日平均利用者を5万7000人と見込む。

2503荷主研究者:2016/03/20(日) 10:16:46

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160307_13036.html
2016年03月07日月曜日 河北新報
<仙台東西線>下宿事情変化 学生沿線に関心

東北大川内キャンパスに開設されたアパートやマンションの紹介コーナー。物件探しは既に始まっている=2日、仙台市青葉区

 大学の新入学シーズンを控え、市外から多くの新入生が集まる仙台市内で、昨年12月に開業した市地下鉄東西線沿線の賃貸住宅物件の注目度が高まっている。東西線各駅に近い大学が多く、通学が便利になるためだ。八木山動物公園(太白区)エリアの引き合いが目立ち、これまでの下宿事情が一変しそうだ。(報道部・熊谷吉信)

<キャンパス直結>
 東西線では八木山動物公園駅付近に東北工大があり、青葉山、川内両駅(ともに青葉区)は東北大と宮城教育大の最寄り駅になっている。

 東北大は宮城県外出身の学生が多く、1人暮らし用のアパートやマンションの需要も大きい。2次試験の前期日程に合わせて2月に開かれた保護者向け物件説明会では、東西線沿線に関心が集まり、「どこが暮らしやすいか」との問い合わせが相次いだという。

 同大生協不動産・ガス事業部の小野塚一郎次長は「首都圏の受験生にはキャンパス直結の東西線が魅力的に映るようだ。(書類や面接などによる)AO入試で入学を決めた学生は八木山への関心が高く、合格者の1割が八木山に決めた。これまでにない現象」と話す。

 学生向け物件を多く扱う平和住宅情報センター(泉区)によると、八木山地域の家賃は東西線開業前より月5000円程度値上がりしている。同社の奥山裕樹常務は「人気を反映している。東北大の理系キャンパスが隣の青葉山駅近くにあるのも強み」と指摘する。

 東北大生を対象にした2013年度の学生生活調査によると、通学手段は自転車が41%で最多。バイク16%、徒歩15%、バス13%などと続き、地下鉄はわずか2%だった。

<乗り放題パスも>
 従来、1人暮らしの学生たちは青葉区の川内、八幡、北山地区などに住むケースが多かった。家賃は平均的な1Kの場合、川内で4万〜6万円、八幡が4万〜7万円なのに対し、八木山は3万5000〜5万円と割安。ただ、学生限定で東西線乗り放題の「学都フリーパス」(1カ月6950円)を購入すると、家賃と合わせて川内、八幡と同程度の額になる。

 市西部の八木山に比べ、東部の引き合いはいまひとつ。東北大の小田中直樹副理事(学生支援担当)は「市中心部でアルバイトをする場合、バイト先も通学先も住まいも東西線沿線なら便利だと考え、東部に住むケースも出てくるだろう」。平和住宅情報センターの奥山常務も「都会育ちの新入生なら地下鉄は身近な存在。連坊、薬師堂両駅辺りは人気が出るはず」と予想する。

[メ モ]東北大の2013年度の学生生活調査によると、学部生の居住先はアパートやマンションが76%と大半を占め、実家は14%、学生寮が6%など。通学時間はキャンパスを問わず、いずれも30分以内と近場に住む傾向がうかがえた。

2504荷主研究者:2016/03/20(日) 10:17:26

http://www.sankei.com/region/news/160307/rgn1603070044-n1.html
2016.3.7 07:04 産経新聞
仙台-水戸の高速バス、16日から笠間まで延伸

 茨城交通は16日から、水戸と仙台を結ぶ高速バス「水戸・ひたちなか・東海・日立-仙台線」を笠間市の笠間ショッピングセンターまで延伸する。

 途中に笠間稲荷(いなり)神社入口、笠間駅前、やきもの通り、笠間手越、内原駅にバス停を設置する。運賃は笠間地区-仙台駅前が大人平日5200円(土曜祝日5400円)など。子供は半額。

 電話での予約・問い合わせは、茨城交通高速バス予約センター(電)029・309・5381。

2505荷主研究者:2016/03/20(日) 10:18:01

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/03/08 建設新聞
宮城野区小田原・タカラレーベン
分譲「レーベン仙台小田原」の新築 B1/13F延べ約2.2万㎡、5月着工へ

 タカラレーベン(東京都新宿区西新宿2の6の1 島田和一代表取締役社長)は、仙台市宮城野区小田原に分譲マンション「レーベン仙台小田原」(仮称)の新築を計画しており、渋谷建築設計室(千葉県船橋市)に設計案の作成を委託している。

 建設予定地は現在解体工事が進む旧キリンスポーツクラブ(その後キッツウェルネス仙台)の跡地で仙台市宮城野区小田原1の414の1ほか地内の敷地面積9347.06㎡。ここにRC・B1/13F延べ2万1973.12㎡、戸数234戸の分譲マンションを建設する。今後施工者を選定し、5月の着工、2018年5月末の完成をめざす。

 タカラレーベングループの仙台圏での分譲マンション開発事業は、現在仙台市宮城野区の榴岡公園近くで「LEBEN仙台SILVISTA」が建設中であるほか、青葉区梅田町でも建設計画が進められている。

2016/03/08付一面に掲載

2506荷主研究者:2016/03/20(日) 10:18:58

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160309_11026.html
2016年03月09日水曜日 河北新報
<再生の針路>山元/新市街地整備 着々と

住宅や小学校、子育て拠点などの整備が進む新山下駅周辺のつばめの杜地区。手前は町役場に通じる新設の橋

斎藤俊夫町長

◎震災5年 被災地の首長に聞く(15)斎藤俊夫町長

 -町の復興事業はどこまで進展したか。
 「コンパクトシティーの理念を生かした新しいまちの姿が見えてきた。内陸移設するJR常磐線の駅周辺に整備する新山下(550戸)、新坂元(112戸)の両新市街地は、一部を除き3月中に完成する。今秋には、まち開きを予定している。残る宮城病院周辺(82戸)も2016年度中に入居が完了する」。

<好アクセス復旧>
 -常磐線は12月末に再開する。新市街地を形成する上で、期待される効果は。
 「仙台から40分圏内という好アクセスが復旧する。新坂元では2月、駅前にコンビニが開店した。新山下には今夏、小学校や子育て拠点施設が開設され、秋にはスーパーなどができる。新市街地では防災や住民活動の拠点となる地域交流センターの建設に着手する。利便性が高まり、生活再建への安心感が増す」

 -町の人口は、15年国勢調査で震災前の10年調査比26.3%減で県内ワースト3位だった。人口流出に歯止めがかからない。
 「未曽有の災害を教訓にした町の復興創生の在り方を共有できなかったのかなと思う。新しいまちづくりへの住民の不安感が前面に出てしまったが、新市街地の完成で払拭(ふっしょく)できる段階に来た」
 「防災集団移転で埋まらなかった宅地の被災者以外への一般分譲を始めた。手厚い子育て支援策などが認知されれば、少しずつ若い世代の転入が増える可能性が広がる」

<施設の維持留意>
 -町の試算では、人口減や復興事業の進展で18年度に17億1800万円の財源不足が生じる。新市街地に整備する公共施設の維持管理に影響はないか。
 「試算はあくまでも机上の論理だが、まちづくりが進むほど施設の維持管理は大きな課題となる。事務事業の優先度を見極めながら、財政状況に合わせて予算計上のタイミングを調整する必要がある。統合できる事業はスリム化するなど、十分に留意する」

 -全職員の4割近い113人を全国からの派遣で賄っている。
 「町はまだ復興途上であり、新年度もほぼ同数の確保を見込んでいる。ハード面の基盤整備は進んだが、コミュニティー再生などはこれから。臨時災害FM局『りんごラジオ』の放送1年継続を決めたのも同じ理由だ。17年度まで同じ規模の人員構成を保ちたい」(聞き手は亘理支局・原口靖志)

2507荷主研究者:2016/03/20(日) 10:31:17

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160309_12040.html
2016年03月09日水曜日 河北新報
<カネサ藤原屋>物流センター移転新築祝う

カネサ藤原屋の新しい物流センター

 業務用酒類卸売業のカネサ藤原屋(仙台市)は、物流センターを宮城野区苦竹に移転、新築し、22日に利用を始める。

 建設地は食品加工工場跡地で、敷地面積は約1万3200平方メートル。鉄骨平屋の倉庫と3階建ての事務スペースを合わせた延べ床面積は約9500平方メートル。

 若林区卸町の現配送センターが手狭になり、4月1日に創業100周年を迎えるのに合わせて移転した。

 新センター完成と100周年を祝う式典が7日、現地であり、関係者約500人が出席した。佐藤裕司社長は「社員全員が配達を経験して成長するので、使い勝手のいい倉庫を造りたかった。顧客に100年分の感謝を伝えたい」と語った。

2508荷主研究者:2016/03/20(日) 10:32:21
>>2500
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160309_12009.html
2016年03月09日水曜日 河北新報
<東日本放送>あすと長町へ本社移転

東日本放送の新本社社屋の移転予定地=仙台市太白区あすと長町1丁目

 東日本放送は8日、仙台市青葉区双葉ケ丘2丁目にある本社社屋を、太白区あすと長町1丁目に移転新築すると発表した。2021年度の使用開始を目指す。

 移転予定地は、JR東北線と市地下鉄南北線の東側にある土地区画整理事業地内の約6600平方メートル。北側に市立病院、西側にゼビオアリーナ仙台がある。7日付で所有者の日本通運(東京)と土地取得契約を結んだ。

 新社屋の規模や着工時期、総事業費は未定。6月ごろに新社屋建設委員会(仮称)を設け、具体的なスケジュールなどを詰める。

 同社の担当者は「あすと長町地区は交通の利便性が高く、地域と交流できる場所として最も適していると判断した」と説明した。

 現在の本社社屋は開局15周年を記念し、1991年に建設された。移転後の利用方針は未定。

2509荷主研究者:2016/03/20(日) 10:32:56
愛宕大橋と言えば、中央線変更区間としての印象が強いだけに感慨深い。朝ラッシュ時には愛宕大橋から秋保通まで下り車線の渋滞が延々と続いていたものだが、どの程度緩和されたのだろうか。
>毎朝、車線が減る上りの渋滞が常態化する逆転現象
>仙台駅方面へ向かうバスの運行便数は2割減り、下りの交通量が減少

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160309_12023.html
2016年03月09日水曜日 河北新報
<国道4号>仙台の大動脈 常時3車線化

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20160308_093030jc.jpg
://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20160308_093029jc.jpg

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20160308_093028jc.jpg
33年ぶりに上下線とも常時3車線になる国道4号の愛宕大橋付近。毎朝、上りの渋滞が常態化していた(写真は一部加工しています)

 仙台市中心部を南北に走る国道4号の愛宕大橋付近で毎朝実施されてきた中央線の変更規制が21日に廃止され、上下線とも常時3車線になる。「あすと長町」への商業施設や人口の集積、昨年12月の市地下鉄東西線開業に伴う交通量の変化が背景にある。100万都市の大動脈の通勤風景が、33年ぶりに様変わりする。

 常時3車線になるのは、愛宕大橋交差点(若林区土樋1丁目)-根岸交差点(太白区根岸町)の約1キロの区間=地図=。現在は午前7〜10時、中央線を移動し、市中心部に向かう下りを4車線、上りを2車線にする規制を行っている。

 県警が規制を導入したのは1982年12月。当時は、南仙台方面から市中心部へ北上する車の渋滞緩和が課題だった。

 近年はあすと長町地区が急速に発展。2014年11月には市立病院(若林区清水小路)が移転、同年7月にスウェーデン家具大手イケアが開店するなど大型商業施設が相次いで誕生した。市中心部から南仙台方面への交通量は増加の一途をたどり、毎朝、車線が減る上りの渋滞が常態化する逆転現象が起きていた。

 東西線開業に伴うバス路線の改編も、常時3車線化を後押しした。仙台駅方面へ向かうバスの運行便数は2割減り、下りの交通量が減少。4車線の際、午前7〜9時に「バス専用」だった下りの左側の車線は「バス優先」に変更され、一般車の通行が可能になる。

 青葉区吉成から太白区郡山の自動車販売店に車で通勤している早坂文彦さん(58)は「上りは毎朝、渋滞していた。混雑が激しい月曜の朝は河原町を経由するなど遠回りしていた」と規制廃止を歓迎する。

 県警は混乱を防ぐため、中央分離帯に円柱のコーンを置くほか、国道管理者の国土交通省に看板の設置などを依頼している。

 県警の芳賀雄樹交通部長は「現状の交通環境に合わせることで上りの渋滞緩和が期待できる。33年ぶりの規制廃止のため、中央線の変更が体に染みついたドライバーが間違えないよう周知徹底したい」と話した。

2510荷主研究者:2016/03/20(日) 10:34:14

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/03/10 建設新聞
産電工業 大和ハウス工業の施工決定
若林区荒井東・アライライブホールの新築 S2F延べ3399㎡、10月末の完成めざす

 産電工業(仙台市泉区八乙女中央1の6の7 髙橋昌勝代表取締役)は、仙台市荒井東土地区画整理地内にアライライブホール(仮称)の新築を計画しており、大和ハウス工業の施工を決めた。

 建設用地は、仙台市営地下鉄東西線荒井駅の南側に位置する仙台市若林区荒井東土地区画整理事業地内7街区1画地の2695.16㎡。計画によると、ここにS2F延べ3399.9㎡で建設。内部には1500人収容のホールや事務所のほか飲食店、ギャラリーを設ける。

 5月上旬にも着工し、10月末の完成を予定している。

 なお、設計はメタボルテックスアーキテクツ(東京都杉並区)が担当した。

2016/03/10付一面に掲載

2511荷主研究者:2016/03/20(日) 10:36:33
>>2292
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160311_13016.html
2016年03月11日金曜日 河北新報
<仙台PIT>音楽で元気な街に 11日開業

新市街地に完成した仙台PIT=仙台市太白区あすと長町2丁目

 東日本大震災からの復興支援を目的に仙台市太白区あすと長町に建設され、11日にオープンするライブハウス「仙台PIT(ピット)」で10日、落成披露式典があった。PITが設けられたのは東京といわき、釜石両市に続き、全国4カ所目となる。

 約140人が参加。運営する一般社団法人チームスマイル(東京)の矢内広代表理事は「大勢に愛される復興支援の拠点になってほしい」と期待した。震災を機に再結成し、建設に協力したロックバンド「プリンセス プリンセス」の岸谷香さんは「完成の日を迎え感無量です」と語った。

 奥山恵美子市長は「粘り強い支援に感謝する」と祝辞を述べた。

 収容規模は立ち見で1200人。外壁には市民が杜の都をテーマに制作したちぎり絵がデザインされ、ライブ開演前には鎮魂の鐘をイメージしたチャイムが流れる。

 PITは「東北を元気にする」を意味する「Power Into Tohoku!」の略称。11日はプリンセス プリンセスがこけら落としのライブを開く。

2512荷主研究者:2016/03/20(日) 10:38:51
>>2294 >>2389
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160311_12004.html
2016年03月11日金曜日 河北新報
仙台東洋ビル跡地に商業ビル建設

解体中の仙台東洋ビル

 閉館した仙台市青葉区中央1丁目の仙台東洋ビルの解体後、跡地に隣接地を加えて新たな商業ビルが建設されることが10日、分かった。6月着工、2018年2月末の完成予定。

 建設予定地は愛宕上杉通とハピナ名掛丁アーケード街の交差点角にある。敷地面積は約1160平方メートル。

 商業ビルは地上10階、地下1階で、延べ床面積約1万550平方メートルとなる。合同会社グリーンファイル(東京)が再開発を手掛ける。

 ビル運営会社などに一括で貸し出すとみられ、借受先候補として量販店を展開するドン・キホーテ(東京)のグループ会社、日本商業施設(東京)が挙がっている。

 グリーンファイルは「借受先は何も決まっていない」と説明。日本商業施設の親会社ドンキホーテホールディングス(東京)は「(借り受けの)事実はない」としている。

 仙台東洋ビルは老朽化のため昨年3月末に閉館。現在は解体中で、作業は4月中に終わる見込み。

2513荷主研究者:2016/04/09(土) 21:31:05

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160317_12014.html
2016年03月17日木曜日 河北新報
<東急ハンズ>東北の商品 全国に発信したい

吉浦勝博(よしうら・かつひろ)同志社大卒。82年東急不動産入社。執行役員商業施設事業本部長、東急ハンズ専務執行役員を経て15年4月から現職。56歳。鳥取県出身。

 生活雑貨大手の東急ハンズ(東京)は、18日に開業する仙台市青葉区のJR仙台駅ビル「エスパル仙台東館」4階に、東北初の本格店舗の仙台店を出店する。吉浦勝博社長は河北新報のインタビューに「地元の期待を感じる。東北の商品を全国に発信したい」と抱負を語った。(聞き手は報道部・布施谷吉一)

 -仙台店の特徴は。
 「仙台は東北経済の中心地。成熟した街であり、何でもそろう。その中で、買い付け担当者が仙台、東北の魅力をあらためて発掘した。店独自のコーナー『やっぱりトウホク』はこけしグッズ、仙台みそなど6県の商品を紹介し、東日本大震災からの復興をお手伝いしたい」

 「東急ハンズという店を丁寧に紹介し、認知度を高めることが大事だ。商品はある程度分類ごとに見せていく。美容関連やトラベル用品、台所用品、ランチ関連など商品の目利きで期待に応えたい」

 -店は多くの利用客が行き交う駅ビルに入る。
 「エスパル仙台東館とともに、駅の東西自由通路も新しくなる。通勤通学で利用するお客さまをはじめ、ファミリー層も訪れる。特に男性のビジネスマンをターゲットとして意識したい。靴のお手入れ用品などを提案する」

 -昨年12月に市地下鉄東西線が開業し、26日には新幹線で北海道とつながる。
 「新幹線はインパクトがあり、沿線で観光客の需要増が見込まれる。仙台も立ち寄る地域になり、効果が大きい。東西線開業で市中心部と郊外がつながった。仙台の商圏は長町、泉中央などを含め、複数店舗の出店が可能な地域ではないかと捉えている」

 -東急グループは7月の仙台空港完全民営化の一翼を担う。
 「震災後、グループとして岩手、宮城両県の沿岸被災地で復興を後押ししてきた。今回の出店はグループの認知度をさらに高める第一歩であり、民営化の先駆けと言えるかもしれない」

2514荷主研究者:2016/04/09(土) 21:31:55

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160317_12015.html
2016年03月17日木曜日 河北新報
「エスパル仙台東館」18日オープン

吹き抜けや緑のある空間で、杜の都をイメージした東館

 仙台市青葉区のJR仙台駅東西自由通路沿いに18日、駅ビル「エスパル仙台東館」が開業する。衣料品、食品、雑貨など東北初進出の29店を含む82店が出店。幅、高さともに16メートルに広がる新自由通路と一体となり、にぎわいづくりに一役買う。16日、関係者向けの内覧会があった。

 東館は地上6階、地下1階で店舗面積は約1万平方メートル。エスパル仙台を手掛ける仙台ターミナルビル(仙台市)が運営し、年間売上高100億円を目指す。

 2階はファッション関係に加え、牛タン、笹かまぼこ、菓子などを販売する。3階は飲食店のほか、衣料品や生活雑貨を扱う。4階は生活雑貨大手の東急ハンズ仙台店が出店し、医療モールや保育園もできる。5、6階は駐車場で、1階は駅レンタカーが入る。

 自然と都市の共存をコンセプトに、店内各所に緑を配置して「杜の都仙台」を演出。2階入り口に吹き抜け広場、5階に屋外庭園をそれぞれ設けた。東館に隣接する本館2、3階も18日、衣料品、雑貨を中心に改装オープンする。

 新妻博敏社長は内覧会で「駅の東と西をつなげ、人と街がクロスする一つの新しい街をつくる。これまで仙台、宮城のエスパルだったが、これからは東北に広げたい」と抱負を述べた。

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160318_12057.html
2016年03月18日金曜日 河北新報
<仙台駅>東西自由通路と「東館」オープン

利用開始に合わせて東西自由通路で開かれた記念式典=18日午前9時50分ごろ、JR仙台駅

 拡幅工事を終えたJR仙台駅2階の東西自由通路の利用が18日、始まった。通路の幅は従来の6メートルから16メートルに広がり、利便性が格段に向上した。通路沿いの新駅ビル「エスパル仙台東館」も同時にオープン。1977年の現駅舎開業以来となる大規模再開発の中核施設の完成で、仙台駅は新たな時代を迎えた。

 自由通路であった記念式典には関係者約50人が出席。JR東日本の深沢祐二副社長が「多くの関係者の尽力で利便性の高い駅が誕生した」とあいさつ。奥山恵美子市長は「東西自由通路は仙台の街づくりの課題だった。震災を乗り越え、仙台を代表する素晴らしい施設が完成した」と話した。

 自由通路は2013年3月に着工。通路には在来線用の東口改札を新設し、東口側から来る利用者の利便性を高めた。

 エスパル仙台東館は地上6階、地下1階で店舗面積約1万平方メートル。衣料品、雑貨など東北初進出の29店を含む82店が出店した。入り口前には多くの人が並び、午前10時の開店を待った。

2515荷主研究者:2016/04/09(土) 21:32:51

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160318_11021.html
2016年03月18日金曜日 河北新報
<仙台広瀬通>渋滞緩和へイチョウ14本伐採

伐採方針が示されたイチョウ並木=仙台市青葉区の広瀬通

 仙台市は青葉区広瀬通のイチョウ並木のうち14本について伐採する方針を決め、17日夜、同区の市シルバーセンターで住民説明会を開いた。道路の渋滞緩和工事のための措置。早ければ月内に伐採し、工事後も植え戻さない。杜の都を彩る中心部の街路樹がまとまって姿を消すのは初めてとなる。

 伐採するのは地図の通り、165メートル区間の中央分離帯に昭和30年代に植えられたイチョウ。

 同区間は交差点付近の2カ所で右折待ちの車による混雑が激しい上、JR線に架かる宮城野橋が来年4月から片側3車線に拡幅され交通量増加が必至となることから、中央分離帯を撤去し右折レーンを設ける。歩道側のイチョウは残す。

 市の告知が1週間前だったためか、住民説明会に来たのは6人。市の担当者が「渋滞緩和のためやむを得ない措置」と理解を求めたのに対し、参加者からは「利便性の観点だけで樹齢約60年の並木を切っていいのか」との異論が出た。

 一方で、「一帯の渋滞は長年の課題。現状の改善を優先すべきだ」と賛同する意見もあった。

 市によると、広瀬通のイチョウ並木は現在、東の駅前通から西の晩翠通までの1100メートルに今回の14本を含め136本が植えられている。

2516荷主研究者:2016/04/09(土) 21:45:16

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160319_11008.html
2016年03月19日土曜日 河北新報
<気仙沼線>BRT継続決定 鉄路断念

 東日本大震災で被災したJR気仙沼線に関し、宮城県気仙沼市は18日、鉄路復旧を断念し、JR東日本が提案している現行のバス高速輸送システム(BRT)による本格復旧を受け入れると発表した。沿線自治体3市町のうち登米市、宮城県南三陸町は受け入れに同意しており、気仙沼線のBRT継続が決まった。

 気仙沼線のBRT本格復旧が決まったことで、JR東日本で津波被害があった東北の7路線全ての復旧方針が出そろった。

 菅原茂市長は記者会見し、市が求めてきた仙台へのアクセス向上などに対するJRの回答書を公表。JRはBRTの専用道延長や運行本数の確保を図るほか、気仙沼-仙台間の割引切符の期間限定発売、被災した道の駅「大谷海岸」の再建に計画段階から参加することを約束した。

 菅原市長は「一定の評価ができる。議論を先延ばしすれば復興が遅れる可能性があり、BRT本格復旧を受け入れたい」と述べた。

 JR東は昨年7月の沿線自治体首長会議で、気仙沼線と大船渡線の復旧に掛かる多額の費用負担や乗客減を理由に、鉄路による復旧断念を沿線自治体に説明。大半の自治体が受け入れたが、気仙沼市は気仙沼線に関しJRと協議していた。

 仙台市を訪れたJR東の深沢祐二副社長は「今後はBRTの専用道を延ばし、自治体の要望に誠実に対応していきたい」と語った。

 BRTで仮復旧しているのは大船渡線気仙沼-盛(大船渡市)の43.7キロと、気仙沼線柳津(登米市)-気仙沼の55.3キロ。JR東にとって、両線は初のBRT本格運行区間となる。

[JR気仙沼線のBRT]気仙沼線の前谷地(石巻市)-気仙沼間72.8キロのうち、柳津-気仙沼間55.3キロで2012年8月に運行が始まった。所要時間は最短で鉄道より16分遅い1時間46分。鉄道時代に最大1日22本だった運行本数は65本に増えた。BRT専用道区間は22.7キロが整備され、本格復旧で49.7キロまで延長を計画する。

2517荷主研究者:2016/04/09(土) 21:45:38

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160319_12004.html
2016年03月19日土曜日 河北新報
<仙台駅>集客に期待感 中心部波及を注視

東西をつなぐ自由通路が拡幅され、生まれ変わったJR仙台駅

 JR仙台駅(仙台市青葉区)の東西を結ぶ新自由通路の使用が18日に始まり、街の玄関口は装いを新たに利用客を迎えた。通路は幅6メートルから16メートルに広がり、人の流れが変わる。同日開業の駅ビル「エスパル仙台東館」とともに駅周辺の魅力向上に期待が集まる一方、中心商店街などへの波及効果は未知数で、関係者は動向を注視する。

 JRグループは100万都市にふさわしいターミナル駅を目指した。3年の工期を費やした通路拡幅と東館開業はその象徴だった。

 自由通路であった記念式典で、JR東日本の深沢祐二副社長は「保育所やクリニックもあり、さまざまな用途で使える新しい駅が誕生した。東北全体に旅行してもらうゲートウエイにしたい」と意気込んだ。

 「駅裏」と呼ばれた駅東口にとっても悲願だった。地元関係者は1978年に仙台駅東部開発推進協議会を設立。以来38年間、名称を変えながら通路拡幅や駅舎建設といった要望を重ねた。

 仙台駅東口商工事業協同組合の松坂卓夫理事長は「プロ野球東北楽天が来て東口の雰囲気は変わったが、それでも試合は60日余り。駅は毎日多くの人が利用する。これまで以上に期待感がある」と歓迎。仙台商工会議所の鎌田宏会頭も「仙台の新しい名所として期待される」と実現を喜んだ。

 生まれ変わった仙台駅の集客力を街の活性化に生かそうと、駅周辺以外の商業施設もPRに必死だ。

 市地下鉄東西線で1駅の青葉通一番町駅(青葉区)と結ぶ藤崎は19日、近隣商業施設のシリウス、クラックスと商品券などが当たる企画を初めて実施する。藤崎の担当者は「街全体で盛り上がることで、訪れた人に『仙台はどこに行っても楽しい』と思ってもらえる」と前向きに捉える。

 駅西口では初夏に仙台パルコの新館も開業する。注目度が高まる駅周辺の商業施設にテナントが移転する例が出ており、商業施設間の競争激化が予想される。

 8商店街でつくる市中心部商店街活性化パートナーシップ準備協議会の三田恵介会長は「100万都市のターミナル駅の充実は喜ばしい。いかに回遊性を持たせ、人の流れをつくるかが大事になる」と説明する。

2518荷主研究者:2016/04/09(土) 21:51:05

http://www.yomiuri.co.jp/local/miyagi/news/20160316-OYTNT50345.html
2016年03月17日 読売新聞
大型店、仙台中心部に続々

仙台駅東西自由通路沿いにオープンする「エスパル仙台 東館」。ガラス屋根からは自然光が差し込む

 ◆「エスパル仙台 東館」あす開業

 仙台市中心部で、大型商業施設の開業が相次ぐ。18日には仙台駅直結の「エスパル仙台 東館」が開業、初夏には駅南西側で「仙台パルコ新館(仮称)」がオープンする予定だ。昨年12月の地下鉄東西線開業後、市中心部へのアクセスが改善されており、各社の競争は一層激しくなりそうだ。

 16日に内覧会が行われたエスパル東館は地上6階地下1階建て。拡幅された仙台駅東西自由通路の両側に位置し、82店舗が入る。隣接する本館も改装し、本館と東館を合わせると「東急ハンズ」など東北初出店が34店舗、新業態が20店舗となる。運営する仙台ターミナルビルの新妻博敏社長は「地元住民や観光客など幅広い客層に合った店舗にしたい」と話す。

 ファッションビル運営のパルコ(東京)が初夏にオープンを目指すのは、地上10階地下2階建ての新館。延べ床面積2万5000平方メートルで、2008年に仙台駅北西側で開業した仙台パルコと同程度の大きさだ。

 1〜5階に衣料品店や雑貨店、6〜9階に複合型映画館(シネコン)「TOHOシネマズ仙台」などが入る予定だ。市中心部のシネコン開業は初めてで、パルコが得意とする「文化の発信地」としての機能を充実し、集客を図る狙いだ。

 12日に開業した「イオン仙台店」は、約40年続いたダイエー仙台店から衣替えし、「まちなかイオン」としてもPRする。建物は旧ダイエーと同じだが、大型連休までに売り場の配置や内装などを変更する計画だ。

 市中心部では、地下鉄東西線の開業により、客の流れが変わりつつある。東西線の新駅と直結した藤崎では、来客数が1〜2割増で推移している。19日には近隣店舗と「春の青葉通一番町駅前まつり」を企画し、盛り上げを図る。一方、さくら野百貨店は店前にあった路線バスの停留所が移動した影響で、バス利用客の来店が減少しているという。

 新たな商業施設開業は、市街地の客の流れを変える可能性があり、既存店の警戒感も強い。東北百貨店協会は「中心部への集客が進めば『ついで買い』も期待できる。相乗効果を出せるよう、各店で工夫が必要だ」としている。

2016年03月17日 Copyright c The Yomiuri Shimbun

2519荷主研究者:2016/04/09(土) 21:54:35
>>2234
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160320_12022.html
2016年03月20日日曜日 河北新報
アクセス良好 鳥の海スマートIC開通

開通した鳥の海スマートICのゲートを通過する車両=19日午後4時ごろ、亘理町逢隈高屋

 亘理町逢隈高屋の常磐自動車道山元-亘理インターチェンジ(IC)間に19日、自動料金収受システム(ETC)搭載車専用の鳥の海スマートICが開通した。県南部の高速道でスマートICが開設されたのは初めて。

 鳥の海スマートICは総事業費約9億円。2014年12月に開設された鳥の海パーキングエリア(PA)に設置され、新たに整備した町道で県道相馬亘理線に接続する。ETC搭載車に対応するゲートなどを設け、24時間利用できる。

 午後4時に利用を開始し、事前の申し込みで開通を待った4台の車両が次々にゲートをくぐって通り初めをした。

 開通に先立ち、現地で式典があり、約70人が出席。テープカットとくす玉割りで祝い、地元の荒浜小の4年生16人が地域に伝わる祝い歌「えんころ節」を合唱した。斎藤貞町長が「スマートICを早期復興を図る交通と流通の拠点と位置付け、地域資源を生かした魅力あるまちづくりをしたい」と式辞を述べた。

 鳥の海スマートICは町中央部に位置する。町北部の亘理ICを利用した場合と比べ、町中央工業団地への所要時間が約9分、景勝地・鳥の海へは約2分短縮される。事業主体の東日本高速道路は、1日当たり1600台の利用を見込む。

2520荷主研究者:2016/04/09(土) 21:55:11

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160320_12009.html
2016年03月20日日曜日 河北新報
<富県10年>企業強化 なお道半ば

自動車部品専用工場で製品をチェックする登米精巧の従業員=登米市迫町

 村井嘉浩宮城県知事が2005年の初当選時から掲げる産業振興策「富県戦略」は、昨年11月で知事任期と同じ丸10年を経過した。08年のリーマン・ショック、11年の東日本大震災を経ても、地域経済は着実に成長を続けてきたように見える。中小企業と従業員は実際に豊かになったのかどうか。村井知事が最重要分野と位置付ける「ものづくり産業」の現場から探った。(報道部・浅井哲朗)=6回続き

◎製造業の現場から(1)現在地

 「ドーン、ドーン」。鋼材を打つ重いプレス音が響く。所狭しと配置された産業用ロボットから、金属部品が次々とはき出される。

 活気に満ちた自動車部品専用工場。機械部品加工を手掛ける社員約100人の登米精巧(登米市)が14年1月に稼働させた。

 1年半後、トヨタ自動車は家族向け「シエンタ」の新型車を発売。トヨタ自動車東日本(宮城県大衡村)が生産を担うことになる。

 登米精巧はこうした行方を見据え、部品業界への本格参入を決めていた。愛知県の有力企業の支援を受け、加工から表面処理まで一貫生産できる最新鋭の設備を整えた。

 「国内の製造業がどんどん海外に流れている。チャンスを生かさなければ先はないと判断した」。後藤康治社長は当時を振り返る。

<「甘くない」>
 富県戦略は「1、3次に偏っている県内経済の産業構造を、ものづくり中心に2次にシフトする」(村井知事)ことで付加価値向上を狙う。柱に据えるのは波及効果が大きい分野。産業の裾野が広い自動車関連は当初から代表格だった。

 戦略は順調に滑りだす。村井知事のトップセールスと、東北を生産拠点化させたいトヨタの考えがかみ合い、当時のセントラル自動車(現トヨタ東日本)の大衡村移転が実現した。関連企業の進出は加速し、トヨタ側は地元の取引企業の開拓、育成にも力を注いだ。

 一連の流れに乗って社業を拡大させた登米精巧は、さながら「富県戦略の地元モデル」と見られるが、参入から2年を迎えてもなお、必死にアクセルを踏んでいるのが現実だ。

 自動車関連は売上高全体の2割と成長途上にあり、事業単体では採算に届かない。もうけを出すにはコスト削減の壁に挑み、新規受注で数も稼ぐ必要がある。

 「何もかもが違う世界で、まだまだ経験を積まなくてはならない」と後藤社長。自動車産業は「甘くない」と気を引き締める。

<横ばい続く>
 村井知事は08年度、経済界の強い反対に遭いながら県独自の超過課税「みやぎ発展税」を導入。これを財源に企業立地補助金の上限を4倍に引き上げた。その結果、県は14年度までの7年間で工場立地が約200件あり、1万人の雇用が新たに生まれたと試算する。

 県内総生産(名目)は13年度、8兆8166億円に達し、統計が残る01年度以降の最高を記録。県内製造品出荷額(確報)は14年に最高の4兆円近くとなり、付加価値額も増加傾向にある。村井知事は「企業誘致の効果」を強調する。

 ただ「ものづくり産業」である製造業が、県内総生産に占める割合は1割強のまま。震災の影響もあって横ばい状態が続く。

 東北大大学院経済学研究科の大滝精一教授は「宮城はもともと地元製造業の層がそれほど厚くない。中小の底上げ、ビジネスマッチングなど支援が欠かせない」と指摘する。

 富県戦略が目指すのは県内総生産10兆円。分厚い中小企業層をいかに構築するかが成否の鍵を握る。

2521荷主研究者:2016/04/09(土) 22:01:16
>>2307 >>2367-2369
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160322_15023.html
2016年03月22日火曜日 河北新報
<ツタヤ図書館>知の拠点 問われる真価

斬新な意匠を凝らした新図書館。初日から大勢の市民が訪れた

 宮城県多賀城市のJR仙石線多賀城駅前に21日開館した市立図書館は、駅前再開発という40年来の市の懸案を解決に導く切り札に位置付けられる。「東北随一の文化交流拠点」「東日本大震災からの復興のシンボル」。菊地健次郎市長の言葉は期待の大きさを示すが、新図書館を核とした新市街地の形成は出発点にすぎない。図書館の「独り勝ち」に終わらせず、知の拠点を市域全体の発展にどうつなげるか。正念場はこれからだ。

 図書館はTSUTAYA(ツタヤ)を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が指定管理者になる。斬新な意匠、東京・代官山の品ぞろえを取り入れた書店、カフェ、レストラン。施設には同社のノウハウが詰まる。

 指定管理料の年2億7000万円は従来の図書館運営費の2倍以上になる。市は年間来館者は10倍の120万人、経済効果は50億円と見込んだ。費用対効果への疑問を打ち消す強気な数字にも映る。

 多賀城駅前には図書館が入居する再開発ビルA棟と子育てサポートセンターなどが入るB棟が完成し、一帯の市街地形成は一段落した。市が向かう先は、文化交流拠点構想の完成だ。

 古代多賀城の文化遺産、東北歴史博物館、催事を担う市文化センターなど新図書館と周辺の施設を結ぶ構想は、既に動きだした。

 市は図書館と文化センターを結ぶ遊歩道の整備といったハード面に加え、まちづくりを担う人材育成に着手。開館に合わせ、多賀城版オペラ上演を含む世界絵本フェスタの開催などソフト施策も拡充した。

 ハード、ソフト両面の施策がうまくかみ合うかは未知数だ。これまでの市のまちづくりはハード優先との指摘が強かった。施設に見合った行政サイドの意識改革が迫られる。

 同社が先行して運営した2市の図書館では購入図書の選定などが批判された。運営への疑義は文化交流拠点構想の致命傷に成りかねない。不断のチェックもまた、求め続けられるだろう。

 今回整備した「器」に、市がどう「魂」を入れていくか。その成否が問われようとしている。(多賀城支局・佐藤素子)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板