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仙台・宮城・陸奥

1とはずがたり:2008/06/05(木) 12:05:28
地区別スレ,遂に仙台も登場。陸奥とは勿論多賀城を首府とする明治以前の陸奥だ♪
本来はにぬけんが立てるべきだが何時迄俟っても立てやがらないので俺がたつヽ(`Д´)ノ

2367荷主研究者:2015/12/12(土) 22:45:10

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151108_13010.html
2015年11月08日日曜日 河北新報
<ツタヤ図書館>中心街への求心力期待

多賀城市立図書館などが入る再開発ビルの建設が進む=JR仙石線多賀城駅北側

◎知の拠点 試行錯誤/多賀城に来春開館(上)まちの悲願

 東日本大震災で被災した多賀城市が復興の象徴として整備する文化交流拠点の中核施設、再開発ビルが来年3月、JR仙石線多賀城駅前に完成する。目玉は、レンタル大手TSUTAYA(ツタヤ)の運営会社を指定管理者とする市立図書館。一緒に入るカフェや書店との相乗効果による新たな人の流れに期待が集まる一方、同社が関わる先行事例には運営面の課題が噴出する。新図書館をめぐる試行錯誤が続いている。(多賀城支局・佐藤素子)

<40年の総仕上げ>
 多賀城駅北側で建設が進む再開発ビルの壁面に、「多賀城市立図書館」のロゴが登場した。

 ビルにはツタヤを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が指定管理者となる市立図書館と、同社直営の書店などが入居。双方合わせた約45万冊の「知の拠点」が誕生する。仙台のベッドタウンである多賀城市が「もう一つの家」と例える滞在型図書館を目指す。

 「ようやくここまできた」。菊地健次郎市長(68)は感慨深げに語る。

 多賀城市は求心力に欠ける「へそのないまち」とされる。中心街形成は市の長年の懸案。市は都市機能を集約したコンパクトシティーを目指し、再開発ビルを約40年に及ぶ駅前再開発の総仕上げと位置付ける。

<CCCモデルに>
 「知の拠点」は当初から構想されたわけではない。ビルには震災前、特別養護老人ホームの入居が決まっていた。震災で事業は白紙に戻り、市は芸術・文化による復興まちづくりへと方針転換。書籍や映画を通じてさまざまな世代が出会い、交流の場として注目されたCCCの「代官山蔦屋書店」(東京)をモデルに誘致に動いた経緯がある。

 「再開発の目的は単なるにぎわい創出だけでなく、市民が交流し、集う場をつくること。行政には人を呼び込むノウハウはない。民間のCCCが運営を担うことは、両方の課題を一気に解決する方法だった」。誘致交渉を担当した市幹部は狙いをこう説明する。

<年120万人見込む>
 市は図書館と書店を中心に近隣の市文化センター、東北歴史博物館などと連動した「東北随一の文化交流拠点整備」を掲げる。新図書館の年間来館者数は120万人を見込み、青写真は壮大だ。

 市が10月に策定した地方創生の総合戦略では文化交流拠点を通じた人材育成を重点プロジェクトの一つに挙げ、新図書館を拠点に、まちづくりの担い手育成にも乗り出す考えだ。

 多賀城商圏の地盤沈下は震災を機に深刻さを増す。県が2012年に実施した調査では、多賀城商圏の吸引人口は08年比で47.8%減少。多くの来館者が期待される図書館は、中心街形成の中核的役割を担う。

 「知の拠点」への期待は既に地域に広がる。交流人口の増加に向け、地元の商工会は防犯カメラ設置など環境整備に動きだした。

 多賀城・七ケ浜商工会の安住政之会長は「駅周辺には人出の受け皿となる飲食店などの施設用地が少なく、このままでは地域経済への波及効果は限定的だ。意欲のある商業者の新規出店を支援したい」と話す。

[JR仙石線多賀城駅前再開発事業]75年に着手し、土地区画整理事業と仙石線の立体交差は既に完了した。再開発ビルは3棟構成。駅北側には図書館などが入るA棟、隣接するB棟には子育て支援センター、保育所などが入居する。駅南側には立体駐車場のC棟が建設される。ほかに民間のマンション2棟、商業施設も整備される。

2368荷主研究者:2015/12/12(土) 22:45:49

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151110_13010.html
2015年11月10日火曜日 河北新報
<ツタヤ図書館>来館者増も各地で波紋

コーヒーショップもある広々としたスペースで、多くの利用者が本を楽しむ神奈川県海老名市立中央図書館

◎知の拠点 多賀城に来春開館(中)新機軸

<新機軸コーヒー片手に>
 天井まで届きそうな書架が広がる。館内には、書籍などを販売する書店と、コーヒーチェーン店も。音楽が流れ、来館者はコーヒーを片手に、読書や勉強など思い思いに楽しんでいる。従来の図書館のイメージとは大きく異なる。

 10月1日、大手レンタルチェーンTSUTAYA(ツタヤ)を展開する「カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)」が指定管理者となる全国2例目の神奈川県海老名市立中央図書館がオープンした。CCCによると「平日の来館者数は平均約3000人で週末は約5000人。改装前の約3倍になった」。

 CCCによる公立図書館の指定管理者第1号として、2013年4月に開館した佐賀県武雄市図書館は、市の人口5万に対し、初年度は92万人、14年度は80万人を呼び寄せたという。市が9月に行った利用者アンケートでは、回答者の85%が「大いに満足」または「満足」と答えている。

<独自分類に批判>
 CCCによる運営は順調な滑り出しに見えたが、さまざまな騒動が噴出する。海老名で、CCCと指定管理の共同事業体を組んだ図書館流通センター(TRC)は、運営方針の違いから「今後は新たにCCCとは組まない」と表明した。

 TRCは国内の図書館が採用する十進分類法ではなく、CCC独自の分類法を問題視した。例えば、ドストエフスキーの小説「カラマーゾフの兄弟」が「旅行」の棚にあり、分かりにくいと指摘する。CCCは「ロシアを旅したくなったら、読んでほしい本として並べた」と説明する。

 公立図書館の運営では新参組のCCCが打ち出す新機軸は、ほかにも波紋を呼ぶ。武雄市では「建物の主要部分が書店で図書館は奥にやられた」「郷土資料が廃棄された」と市民に批判された。CCCの購入資料が不適切との訴えも。CCCの指定管理を視野に入れた愛知県小牧市では住民投票に発展し、反対多数で市は計画見直しを迫られた。

<集客へ運営尊重>
 多賀城市立図書館(宮城県多賀城市)はCCCが運営する3例目。市は集客力を重視し、CCC独自の運営を尊重する方針だ。市は「開館後、運営上の指摘があるかもしれないが、責任は設置者の市にある。日が浅いCCCには公務員に代わって仕事をする意識をきちんと持ってもらう」とくぎを刺す。

 東北学院大文学部の佐藤義則教授(図書館情報学)は「図書館に指定管理制度が導入され、民間企業が参入したが、多くは直営時代と大きな違いがなく、行政も適正な事業評価をしてきたとはいえない」と指摘。CCCの図書館は、過去に例がないほど公立図書館が注目を集める契機になったとし「リスクを承知の上で、行政には新しい取り組みを総合的に評価する仕組みが必要だ」と話している。

[図書館の指定管理者制度]03年の改正地方自治法で、公共施設の管理運営を民間も担えるようになった。日本図書館協会によると、全国430の公立図書館が導入(14年度現在)。東北では、ともに大手書店「丸善」が管理運営する仙台市の広瀬図書館(青葉区)、榴岡図書館(宮城野区)など21館ある。

2369荷主研究者:2015/12/12(土) 22:46:28

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151111_13019.html
2015年11月11日水曜日 河北新報
<ツタヤ図書館>評価基準 構築これから

図書館の37年を振り返る展示を来場者に紹介する照井室長(左)=多賀城市立図書館

◎知の拠点 多賀城に来春開館(下)チェック体制

 宮城県多賀城市伝上山にある現在の市立図書館は、来年3月にJR仙石線多賀城駅前に完成する再開発ビルへの移転準備のため、29日で閉館する。閉館を前に、1978年の開館からの歩みを写真などで振り返る企画展示が行われている。

 レンタル大手TSUTAYA(ツタヤ)の運営会社「カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)」が指定管理者となる新図書館の館長に就任予定の照井咲子CCC市立図書館準備室長(61)は、利用者から寄せられた思い出のメッセージに触れ、「図書館への愛情が伝わる。期待に応えたい」と気を引き締める。

<雰囲気様変わり>
 CCCが運営することによって、図書館はどう変わるのか。現新図書館の主な比較は表の通り。年中無休で開館時間が延長、蔵書は全て開架式となり、利用空間が広がることで座席は大幅に増える。書店やコーヒーショップが併設され、雰囲気は一変する。

 一方、人件費を含めた市が負担する運営費は、上限を設けたとはいえ、現状の2倍以上に増える。

 多賀城市の鈴木明広副市長は「年中無休でイベントも多く開催するなど時間単価で見れば直営よりも安い」と民間委託の利点を強調。「多くの市民に利用してもらうためのサービスを提供するのに必要な支出だ」と説明する。

<3万冊超購入へ>
 現在の図書館は、蔵書が小説や児童書で全体の7割を占める「貸し出し型」。「滞在型」を目指す新図書館は、専門書を中心に当面、約3万5000冊を新規購入する方針だ。

 新図書館開館に先立ち市は4月、窓口、移転業務をCCCに委託し、26人の司書が現在、新規購入図書の候補選定も進めている。

 「限られた予算で多くの資料が入手できる」(市生涯学習課)としてCCC指定の古書店からも購入するが、先例の佐賀県武雄市などでは、古くて役に立たない資格本も含まれていたことなどが問題となった。

 CCCは「一冊一冊、購入理由を説明できる本を並べる」と言うが、公共性を維持しながら民間の独自運営をチェックする仕組みは、現状では明確ではない。課題として残ったままだ。

 多賀城の図書館にほぼ毎日訪れるという塩釜市の建築業安倍徹さん(66)は「年中無休で開館時間が延びるのは歓迎。CCCの不手際は確かにあるが、良いものならば、利用者が評価し必ず残るはずだ」と言う。

<成長へ道筋探る>
 利用者の評価の反映についても、既存の図書館運営協議会はあるが、形骸化を指摘する専門家は少なくない。

 「利用者とスタッフで共に育てたい。図書館が成長すれば、まちも成長する」。元多賀城小校長で多賀城市立図書館協議会長も務めた照井室長は、手探りしながら、そう確信している。

[図書館協議会]図書館法の規定に基づき、地方公共団体が設置する図書館の運営について、有識者に運営や提供するサービスを検討してもらったり、意見を求めたりする館長の諮問機関。メンバーは教育委員会が学校教育や社会教育の関係者から任命する。


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