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国際政治・世界事情

2276チバQ:2011/03/03(木) 21:36:30
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110303/mds11030321150006-n1.htm
軍事介入の意思なし NATO、作戦は立案中
2011.3.3 21:11

 北大西洋条約機構(NATO)のラスムセン事務総長は3日、記者会見し、緊迫するリビア情勢について「NATOは軍事介入する意思はない」と重ねて強調する一方で、「あらゆる事態に備えて」リビアに対する軍事行動の作戦立案を進めていることを認めた。

 リビアの反政府勢力が国際社会に対し、カダフィ政権派の雇い兵らに対する空爆実施を求めたことについては「NATOは留意する」と述べた。しかし、飛行禁止区域の設定を含むいかなる軍事行動にも国連安全保障理事会の承認が必要との認識を繰り返した。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110303/erp11030320170009-n1.htm
元大佐側近「カダフィ狙い撃ちは不可能」
2011.3.3 20:15 (1/2ページ)
 2日、リビアの首都トリポリで演説前の最高指導者カダフィ大佐(ロイター)
 【パリ=山口昌子】リビアの最高指導者カダフィ大佐の側近の1人で儀典長として仕え、昨年からフランスに滞在しているヌーリ・ミスマーリー氏が2日、パリ市内で会見し、「カダフィ氏は最後まで戦う」と述べ、国外脱出はしないとの見方を示した。また、カダフィ大佐は居場所を転々とするので、「(空爆などで)狙い撃ちすることは不可能だ」とも指摘した。

 ミスマーリー氏は35年近く政権中枢にありながら、昨年11月に訪仏、「現在は仏政府の保護下」にあるという。出国の理由について、「カダフィ氏の41年間の統治の間、人権は存在しなかった。こういう男と一緒に働いたことを恥じている」と述べた。

 また、「3歳の息子が自宅の庭で胸に弾丸を受けて殺された。誰が殺したのかを明確にしたい」と語り、自身の出国への報復で、幼児がリビア当局によって殺害されたことを示唆した。

 ただし、欧米諸国によるリビアへの軍事介入には反対を表明。「リビア人は自尊心が強い。イラク戦争の経過も把握しており、地上軍の展開など絶対に受け入れない」ためで、反体制派が要請している空爆の実施についても、「滑走路を破壊すれば十分であり、空爆は必要ない。リビア国民が誤爆される可能性もある」と否定的な見解を示した。

 反体制派に激しい攻撃を加えている外国人傭(よう)兵について、ミスマーリー氏は「カダフィ氏はごく一部のリビア軍兵士しか信用せず、金の欲しい若者を徴用して武器を与えて訓練している」と述べ、「首都トリポリでも最近、若者が傭兵用に拉致されている」との情報を明らかにした。

 独裁政治が長期間続いた理由については「カダフィ氏は、恐怖政治をカムフラージュすることを知っている。だからこそ国民も西欧諸国の首脳も彼に手を貸した」と述べた。

 ミスマーリー氏は「カダフィ氏は絶対にリビアから脱出しない。首都トリポリに最後までとどまるだろう」と述べ、出国の可能性も否定した。

2277チバQ:2011/03/03(木) 21:37:39
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110303/dms1103031600013-n1.htm
カダフィ寝起き襲って連行 石油ターミナル近くに空爆も
2011.03.03
 「血みどろの戦いになる」と外国の軍事介入をけん制しているリビアの最高指導者カダフィ大佐(68)が、反体制派へ猛攻を加えている。ロイター通信によると、2日にカダフィ政権側と反体制派の激しい攻防戦があった中部ブレガでは政権側の軍用機が石油積み出しターミナルから約2キロの地点にある石油工学大学近くに爆弾を投下した。

 さらに首都トリポリでは政権側の民兵らが反体制派の摘発を開始。反体制デモに加わった人々を写真やビデオで特定し、早朝に自宅を襲撃して一斉に連行したという。AP通信が伝えた。

 2日付の英紙デーリー・テレグラフは、リビア軍の化学兵器を押収するため、英陸軍の特殊空挺部隊(SAS)が潜入しているとみられると報じたが、米政権内部は混乱。リビア上空に飛行禁止区域を設定する問題をめぐり、クリントン米国務長官とゲーツ国防長官が2日、それぞれ議会証言で積極論と慎重論を展開し、早期の軍事介入の見通しは立っていない。(共同)

2278チバQ:2011/03/03(木) 21:40:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110303/mds11030301300001-n1.htm
反体制派「国民評議会」が空爆要請へ 評議会代表に前司法相就任見通し
2011.3.3 01:30
 【カイロ=岩田智雄】内戦状態にあるリビアの反体制派が拠点とする北東部の第2の都市ベンガジで、反体制派「国民評議会」のスポークスマンは2日、記者会見し、最高指導者カダフィ大佐に反旗を翻し反体制派に合流したアブドルジャリル前司法書記(司法相)が同評議会の代表に就任する見通しであると発表した。ロイター通信などが伝えた。同評議会は30人で構成されるという。

 アブドルジャリル氏は先月26日、ベンガジを拠点に暫定政権を樹立する考えを表明。国民評議会は、暫定政権構想は同氏の「個人的意見」だとの見解を示していたが、カダフィ政権後の受け皿作りが本格化した格好だ。

 スポークスマンはまた、カダフィ氏側の外国人傭兵(ようへい)を攻撃するため、国連を通じて欧米諸国に空爆の実施を要請することを明らかにした。ただし、リビアへの外国部隊の派兵については反対する考えを示した。

2279チバQ:2011/03/03(木) 21:41:19
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110302-OYT1T00898.htm
「カダフィ氏との勢力差大きすぎ」反体制派

1日、リビア北東部ベンガジで、対空砲の射撃訓練を受ける反体制派の志願兵(AP)

 【カイロ=加藤賢治】リビア北東部を制圧した反体制派諸派は1日、ベンガジで幹部会合を開き、「軍事評議会」の設置を決めた。

 空爆を激化させるなど反撃を強める最高指導者カダフィ氏側に対抗するため、これまで一枚岩とはいえなかった反体制派が勢力結集に動き出した。AFP通信などが伝えた。

 同通信によれば、初会合は数時間に及んだ。出席者の一人、サルワ・ブガイギ氏は「カダフィ氏と我々の勢力差が大きすぎる」と述べた上で、飛行禁止空域の設定や、国連安全保障理事会決議に基づく体制派拠点への空爆要請が集中討議されたことを明らかにした。

 米紙ニューヨーク・タイムズによると、空爆対象として首都トリポリのカダフィ氏邸宅やレーダー基地が検討されている。ただ、米英による軍事介入に慎重な意見もあり、最終的な結論は持ち越した。

 カダフィ氏は2日、首都で支持者を前に演説、米国など外部の介入を断固拒否すると警告した。

 一方、反体制派が制圧した東部の主要な産油都市ブレガと近郊のアジュダービヤでは2日、政府軍が空爆を加えた上で侵攻するなど激しい戦闘が起きた。双方ともブレガの支配権を主張するなど、情報が錯綜(さくそう)している。体制側が、東部への反転攻勢を本格化させた可能性がある。

(2011年3月3日01時19分 読売新聞)

2280チバQ:2011/03/03(木) 21:48:59
http://www.asahi.com/international/update/0303/TKY201103030451.html
イエメン、デモ長期化 妥協点さぐる動きも
2011年3月3日20時35分
 【マナマ=古谷祐伸】イエメンの野党勢力は3日、約32年間の長期政権を続けるサレハ大統領に対して、年末の辞任に向けたロードマップを提案したと発表した。野党側は即時退陣を求めてデモを続け、サレハ氏は辞任を拒んできた。ロードマップは、両者の妥協点を探る動きだ。

 イエメンからの報道によると、ロードマップは、年末のサレハ氏の平和的な退陣を目標として、憲法や選挙関連法の改正も提案している。サレハ氏は、2013年の任期満了で引退すると表明したが、即時退陣は拒んできた。政府高官も3日、「(サレハ氏から)前向きな反応があるだろう」と明らかにした。

 バーレーンでも、イスラム教スンニ派の王政に反発するデモが続いており、4日には、首都マナマ中心部で大規模な集会が予定されている。一方で、国民の7割を占めるシーア派を代表する野党側は3日、王室のサルマン皇太子が提唱する国民対話に参加する意向を示した。

2281チバQ:2011/03/03(木) 21:50:58
http://mainichi.jp/select/world/news/20110304k0000m030071000c.html
エジプト:元運輸相のシャラフ氏に首相交代
 【カイロ和田浩明】エジプトを暫定統治する軍最高評議会は3日、退陣したムバラク前大統領が任命した軍人出身のシャフィク首相が辞任し、後任に元運輸相のイサム・シャラフ氏(58)が就任すると発表した。シャフィク氏辞任はムバラク政権の名残払拭(ふっしょく)を求めていた若者グループの主要な要求の一つ。今回の措置で軍側は国民の要求に柔軟に対応する姿勢を改めてアピールした。

 シャフィク氏はムバラク時代の民間航空相で、1月末に首相に就任。ムバラク氏が2月11日に辞任した後も留任していた。しかし、ムバラク退陣要求運動を主導した若者グループは前政権との決別を要求。軍最高評議会は同月22日に野党幹部を入閣させるなどの内閣改造を行ったが「シャフィク辞任」を求める声は続いていた。

 若者グループ「4月6日運動」は首相交代に関する声明で「シャラフ氏は(デモの中心地だったカイロの)タハリール広場での座り込みにも参加していた」と歓迎した。

 シャラフ氏は04〜06年に運輸相としてエジプトの交通インフラ改良などに取り組んだ。米国留学経験がありカイロ大で土木工学の教授として教えたこともある。

 軍最高評議会は今回の首相交代を交流サイト「フェイスブック」で発表した。フェイスブックはムバラク氏を退陣に追い込んだ若者グループらが情報発信などに活用しており、若者受けを配慮したとみられる。

2282チバQ:2011/03/03(木) 21:59:44
http://www.asahi.com/international/update/0303/TKY201103030107.html
伊下院、ホテル滞在税可決 政権崩壊を再び回避
2011年3月3日12時4分

 【ローマ=南島信也】イタリア議会の下院は2日、全土のホテルで滞在税を徴収することなどを盛り込んだ税制改革法案を賛成多数で可決した。同法案は上下院合同委員会で一度否決されたが、政府は税制改革を求める北部同盟の連立離脱を避けるために、必死の多数派工作で可決に持ち込んだ。これでベルルスコーニ首相は、再び政権崩壊を回避した。

 同法案は先月3日、合同委員会で否決されたが、首相は委員会の決定を無視して政令を提出しようとしたため、ナポリターノ大統領が政令への署名を拒絶。そこで首相は多数派工作を行ったうえで改めて採決にかけ、賛成314、反対291で可決された。

 滞在税はホテルに宿泊する観光客から1泊につき最高5ユーロ(570円)を徴収するもので、税額はホテルの格付けによって異なる。また所得税も0.2〜0.3%増税となる。こうした増税分は地方自治体の歳入に組み込まれる。連立与党の一角、北部同盟は連邦制の導入を唱え、その一環として税制改革法案の成立を強く求めていた。

2283チバQ:2011/03/04(金) 19:48:13
http://mainichi.jp/select/today/news/20110305k0000m030008000c.html
レバノン:リビアで不明宗教指導者の真相解明に期待高まる
2011年3月4日 17時27分

 【カイロ大前仁】北アフリカ・リビアのカダフィ体制が揺らぐ中、レバノンのシーア派の間に、同国の宗教指導者ムーサ・サドル師に関する情報が確認できることへの期待が膨らんでいる。同師は33年前、リビア訪問後に失踪したが、カダフィ政権は同師失踪事件の調査に本腰を入れてこなかった。

 サドル師はレバノンのシーア派の高位聖職者。78年8月に随行者2人とともにリビアを訪れた後、行方が分からなくなった。リビア当局はイタリアへ出国したと説明するが、そのような記録はない。そのためレバノン司法当局は08年8月、サドル師らが殺害された恐れが強いと判断し、誘拐教唆などの容疑でカダフィ氏ら8人の逮捕状を出した。

 リビアで反政府運動が本格化してから、サドル師らに関する情報が少しずつ出てくるようになった。アル・ホウニ前アラブ連盟担当大使は、サドル師らが殺害され、南部セブハに埋葬されたと証言。一方で複数の政府関係者は、同師は現在も投獄中と述べている。

 サドル師は生きていれば82歳となるが、現在でもレバノンのシーア派住民の間では絶大な人気を誇る。娘ハウラさんはAP通信に、「生きていると信じている。リビアで状況変化が起きて、自由の身となることを願う」と語っている。

2284チバQ:2011/03/04(金) 19:50:50
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110304-OYT1T00447.htm
リビア反体制派、調停団拒否…カダフィ氏次男も

 【カイロ=加藤賢治、リオデジャネイロ=浜砂雅一】リビア東部を支配する反体制派の自治組織「国民評議会」の報道官は3日、南米ベネズエラのチャベス大統領が提案したリビアへの国際調停団派遣について、「カダフィが退陣するまで交渉の余地はない」と述べ、提案を拒否する構えを示した。

 ロイター通信が伝えた。

 リビア最高指導者、カダフィ氏の次男セイフ・イスラム氏も同日、英スカイニュースに対し、「外国の介入は必要ない」と提案に否定的な考えを示した。アラブ連盟はチャベス提案を検討する意向を表明したが、実現性は不透明だ。

 これに先立ち、ベネズエラのイサラ通信・情報相は3日、カダフィ氏側が提案を受諾する意向だとの見方を示していた。ロイター通信が伝えた。反米の急先鋒(せんぽう)、チャベス大統領はカダフィ氏と親交が深い。

 一方、セイフ・イスラム氏は、反体制派が掌握した東部ブレガについて、石油積み出し港がある最重要拠点であり、「必ず奪還する」と宣言した。ブレガでは2、3の両日、カダフィ派と反体制派が激しく交戦。反体制派は、カダフィ派の地上部隊がブレガの西方約130キロにある町、ラスラヌフで攻撃準備を整えているとみて、警戒している。

(2011年3月4日13時31分 読売新聞)

http://www.asahi.com/international/update/0304/TKY201103040119.html
オバマ氏、カダフィ氏の退陣迫る 当面は人道支援に注力
2011年3月4日10時49分

リビア東部アジュダビヤで3日、戦闘で死んだ仲間たちの葬儀で、空に向けて銃を撃つ反体制派の人たち=AP
 【ワシントン=望月洋嗣】オバマ米大統領は3日、リビアのカダフィ大佐について「政府を率いる正当性を失った」と述べ、「権力の座を降りて去らねばならない」と即時退陣を強く迫った。リビアへの対応では飛行禁止空域の設定を含めて「軍事、非軍事のあらゆる選択肢を吟味している」としたが、当面は救出活動や人道援助に力を注ぐ考えを示した。

 メキシコのカルデロン大統領とホワイトハウスで会談後、共同会見した。オバマ大統領は「無防備な市民が重大な危険に陥るような事態になれば、米国は完全に対応する能力がある」とし、武力介入も辞さない構えも示した。

 ただ、当面は「リビアの人々にとって最善の対応を、国際社会と協議して決める」とし、リビアから脱出したエジプト人らを米軍機や民間機で輸送するほか、カダフィ政権が拠点とする首都トリポリ市民への食糧配給を検討する考えを示した。

2285チバQ:2011/03/04(金) 19:56:36
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011030402000029.html
反体制派亀裂の恐れ リビア
2011年3月4日 朝刊

 【カイロ=内田康】リビアの騒乱で、東部を制圧した反体制派勢力内に、最高指導者カダフィ大佐の拠点を狙った海外各国の空爆支援を求める声が出始めた。国内反体制派の軍事力だけでは、大佐派が支配する首都トリポリへの進攻は難しいとの判断だ。だが、外国の軍事介入には庶民の抵抗感が強く、反体制派内に深刻な亀裂が広がる可能性がある。

 東部ベンガジの反体制派報道官アブドル・ハフィズ氏(50)は二日、本紙の電話取材に「軍事拠点になっているトリポリのカダフィ邸を空爆してもらいたい。これを認める国連安全保障理事会の決議も必要だ」と述べた。

 ハフィズ氏によると、国内反体制派単独でも東部地域の防衛は可能。ただ、大佐派はアフリカ各国出身の雇い兵部隊も擁し、戦力的にも充実。トリポリ進攻には、空爆支援が不可欠という。

 これに対し、ベンガジの反体制活動家ナイム・オシェイビ氏(31)は「軍事介入には反対。これは私たちの革命だ」と憤る。リビアの穏健派イスラム原理主義組織、ムスリム同胞団のアフマド・ブシャヒ師(40)は「アラブ人は外国の介入に敏感。空爆があれば、カダフィが庶民の共感を集める。時間がかかっても、自分たちで戦うべきだ」と力説した。

 ベンガジ市内には、介入反対を訴えるポスターも張られている。リビアはイタリアに支配された経験もあるだけに、市民の介入容認は容易でない。

 元エジプト軍幹部ムハンマド・ビレル氏は「カダフィ打倒には空爆支援では不十分。いずれ、各国地上軍も必要になる。反体制派は、勝ちたければ受け入れざるを得ないが、国民の間に深刻な亀裂が生じる」と語った。

2286チバQ:2011/03/04(金) 20:33:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110304/mds11030420060017-n1.htm
カダフィ支持? 風変わりな中南米諸国
2011.3.4 20:05 (1/2ページ)

 【サンフランシスコ=松尾理也】反米強硬派のベネズエラ・チャベス大統領が提案したリビアへの国際調停団派遣について、ベネズエラ政府は3日、カダフィ政権が受諾の意向を示したと述べるなど、仲介に意欲を示している。しかし反体制側は提案を拒絶する構えをとっているのに加え、国際社会の反応も冷ややか。今のところ、ベネズエラを中心とした南米の左派反米諸国の風変わりさが強調されるだけの結果となっている。

 ロイター通信などによると、ベネズエラのイサラ通信・情報相は3日、チャベス大統領がリビアの内戦状態の平和的解決に向けて提案した米国ぬきの国際調停団派遣について、カダフィ政権が受諾する意向を示したと述べた。

 だがリビア東部ベンガジを拠点とする反体制派「国民評議会」のスポークスマンは「遅すぎた。あまりに多くの血が流れた」と述べ、仲裁を拒絶。カダフィ大佐の次男サイフルイスラム氏も否定的な反応を示したと伝えられている。さらにクローリー米国務次官補は「国際調停団など必要ない。国民のために政権を辞任し、攻撃をやめればいいだけだ」と、取り合わない姿勢を明確にした。

 チャベス氏はカダフィ氏を「親しい友人」と呼び、一時はカダフィ氏のベネズエラ亡命説まで飛び出すほど密接な関係を構築してきた。加えて、独裁者として民主化を恐れる立場は同じなだけに、「米国が話を大げさにしているだけだ」などとカダフィ氏を事実上、擁護してきた。

 中南米ではほかにも、ニカラグアのオルテガ大統領が公然とカダフィ政権を支持し、キューバのカストロ前議長は「米国がリビアに侵攻しようとしている」との持論を展開。国連安保理が異例のスピードで制裁決議にこぎつけるなどカダフィ政権非難で国際社会がほぼ一致する中で、特殊さが浮き彫りになっている。

2287チバQ:2011/03/05(土) 13:52:09
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110221/erp11022108140001-n1.htm
(1)セルビア(上)EU加盟へ、戦犯を逮捕せよ
2011.2.21 08:10 (1/3ページ)

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ラドバン・カラジッチ被告(左)とともに記者会見に臨むミロスラブ・トホリ氏(1995年当時、トホリ氏提供)
 文学者を思わせる穏やかな風貌の男性は静かな口調で語り始めた。

 「1980年にチトー大統領が死去してから旧ユーゴスラビア社会主義連邦共和国ではそれぞれの勢力が権力争いを始めるなど、紛争の兆候は見られた。イスラム教とカトリック、セルビア正教の3勢力が血みどろの争いを繰り広げてきたバルカン半島では、些細(ささい)なことで民族の憎悪が燃え上がる」

 1992〜95年のボスニア・ヘルツェゴビナ紛争で、同国内のセルビア人勢力が樹立を宣言したセルビア人共和国の情報相だったミロスラブ・トホリ氏。セルビア人が圧倒的多数を占める隣国セルビアの首都ベオグラード郊外のレストランで当時を振り返るトホリ氏の表情は次第に熱を帯びていった。

 トホリ氏は2008年にセルビア政府に拘束されたボスニア・ヘルツェゴビナ紛争時の戦犯、ラドバン・カラジッチ被告の右腕を務めた。カラジッチ被告は1995年、東部スレブレニツァでイスラム教徒8千人が犠牲になったとされる虐殺事件などを指揮したとして、旧ユーゴスラビア国際戦犯法定(ICTY)で公判中だ。

 カラジッチ被告が96年に姿を消してからも、トホリ氏は極秘の連絡ルートを通じて送られてくる同被告の小説や詩を出版し続けた。約12年に及ぶ潜伏生活に入る前日、同被告はトホリ氏を含む側近数人と民家で最後の夜を過ごした。同被告はグラスに1センチほど注いだ酒をなめるように飲み、たばこを1本くゆらした。

 このとき同被告への連絡手段が指示された。トホリ氏が決められた場所にメモを置けば必ず同被告に伝わり、しばらくして返答が送られてくる。こうした伝言のチェーンが幾重にも設けられ、全体のつながりを知るのは同被告だけだった。

 トホリ氏は「最後にラドバンは親類の家に自分の声で電話をかけた。セルビア人共和国の無事を見届けたラドバンは、家族や支援者が生活に窮しているのを見かねて自ら拘束されたのだ」と語る。

 精神科医で詩人だったカラジッチ被告と同人誌の集まりで知り合ったトホリ氏は「ラドバンは、欧米が描くようなセルビア民族主義者ではなかった」と繰り返した。

                 □   □

 90年代の旧ユーゴ解体の過程で、各共和国の政治指導者が権力奪取のために民族の不安心理をあおった結果、民族の憎悪が燃え上がった。イスラム教徒、セルビア人、クロアチア人の対立が激化したボスニア・ヘルツェゴビナ紛争では20万人以上が死亡、難民・避難民は250万人を超えた。

 白い墓標が立ち並ぶスレブレニツァ虐殺記念墓地。

 「虐殺を生きのびた一人」という墓地の管理人の男性は「近所や同級生の誰が自分の家族や親類を殺したか知っている。それでもあいさつだけはする。ここに住み続けなければならないし、人生を途中でやめるわけにはいかないから」と声を落とした。

 旧ユーゴは6つの国に分裂し、2008年にはセルビアの自治州だったコソボが独立を宣言した。旧ユーゴからはスロベニアが04年に欧州連合(EU)に加盟。11年にクロアチア、12年にはマケドニアが加盟するとみられている。

 旧ユーゴ紛争で欧米から“悪玉”の烙印(らくいん)を押され、EU加盟の動きから取り残されたセルビアのタディッチ大統領は周辺国との和解を進め、09年12月、EU加盟を正式に申請した。

2288チバQ:2011/03/05(土) 13:52:33
 しかし、加盟には高いハードルが待ち受ける。カラジッチ被告と同様、セルビア民族主義者から英雄視される大物戦犯、ボスニア・ヘルツェゴビナのセルビア人共和国軍司令官ラトコ・ムラジッチ被告らの拘束だ。

 EUの要請に応え、セルビア政府は昨年10月、ムラジッチ被告の逮捕につながる情報提供に関し、懸賞金を10倍の1千万ユーロに増額した。

 しかし、トホリ氏は「ムラジッチ被告は間違いなく域外に逃亡した」と語る。同被告のシンパの表情がある日を境に和らいだという。逃亡先はロシアとみられている。

 紛争の後遺症を引きずり街全体がくすんだ印象を受けるベオグラード市内の露店ではカラジッチ、ムラジッチ両被告のキーホルダーが警官の目を盗んで販売されていた。EU加盟を果たすため欧州の論理にあらがえないセルビア人の葛藤を物語っているようだった。

                   ◇

 1993年のEU発足を機に欧州の統合は急速に進んだ。しかし、金融危機で欧州単一通貨ユーロ圏で勝ち組・負け組の二極化が顕著になり、イスラム系移民排斥の動きが目立つなど、あちこちからきしみが聞こえる。拡大する欧州の断面を、まずはEU加盟に腐心するバルカン半島のセルビアから報告する。(ベオグラード 木村正人)

                   ◇

【用語解説】ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争

 1992年、ボスニア・ヘルツェゴビナが旧ユーゴスラビア連邦からの独立を宣言したことに端を発する民族紛争。敵対民族を虐殺する惨事へ発展し「民族浄化」の言葉を生み出した。95年のデートン合意で紛争は終結。ボスニア・ヘルツェゴビナはイスラム教徒とクロアチア人が中心の「ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦」と「セルビア人共和国」から成る。

2289チバQ:2011/03/05(土) 13:53:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110228/erp11022807590001-n1.htm
(2)セルビア(下)ブルドーザー・ジョーの嘆き
2011.2.28 07:55 (1/3ページ)

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「ブルドーザー・ジョー」の愛称で知られるリュビザブ・ジョキッチ氏。ブルドーザーの窓ガラスには弾痕が残っていた
 「欧州連合(EU)に加盟すれば仕事が見つかる」「いやEUに入れば、セルビアは自由を失う」

 昨年12月、サンタクロースのルーツとされる聖ニコラスの祭日、セルビアの各家庭では知人や親類を招いて手料理が振る舞われた。セルビアの歴史を回転させた立役者で「ブルドーザー・ジョー」の愛称で知られるリュビザブ・ジョキッチ氏の自宅にも約10人の仲間が集まって、仕事や政治の話に花を咲かせた。

 2009年末にEU加盟を正式申請したセルビアでは昨年10月、失業率が19・2%に達し、EU加盟への賛成論が強まっている。

 「月200ユーロ相当の年金をもらっている。この10年で生活は良くならなかった」とジョキッチ氏。歴史の“証人”でもあり、かつて氏の収入を稼ぎ出したブルドーザーはエンジンを取り外され、野ざらしにされている。

 ユーゴスラビア連邦(1992〜2003年、セルビアとモンテネグロで構成)のミロシェビッチ独裁体制を崩壊させた「ブルドーザー革命」はセルビア民主化の原点として今も人々の記憶に残る。

 同連邦大統領選で不正操作を行ったミロシェビッチ大統領に対し、野党連合のコシュトニツァ氏が00年10月5日までに選挙結果を発表するよう迫り、野党支持者に連邦議会に集結するよう呼びかけた。

 どの政党にも属していなかったジョキッチ氏だが、デモ隊を阻止する治安部隊やパトカーを押しのけようと、愛用のブルドーザーを運転してベオグラードの連邦議会広場に向かった。ブルドーザーの後には次第に市民が列をなし、その数は7万人にのぼった。

 連邦議会広場周辺には約50万人が集結した。治安部隊が催涙ガスを使用するとデモ隊は一気に後退した。ジョキッチ氏は仲間2人をブルドーザーに乗せて、連邦議会に突入した。

 ジョキッチ氏がブレードを持ち上げ2階の窓に横付けると人々はブルドーザーによじ登って連邦議会の窓ガラスを打ち破り、押し入った。ユーゴ紛争と経済制裁に疲弊した人々の憤りがミロシェビッチ独裁体制を押し倒した瞬間だった。

 ミロシェビッチ大統領は6日深夜、ユーゴ国営テレビを通じて大統領選の敗北を認めて下野した。

 ジョキッチ氏は「ブルドーザーには治安部隊の銃弾83発が撃ち込まれていた。自分のためでなく民主主義とは何かを学ぶ若者たちのためにやったことだ。しかし、小石を集めて売る私の商売は上向きにはならなかった」とため息をついた。

2290チバQ:2011/03/05(土) 13:53:43
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 01年にミロシェビッチ前大統領を逮捕したセルビアの元秘密警察長官ゴラン・ペトロビッチ氏は、ミロシェビッチ政権の腐敗についてこんなエピソードを打ち明ける。西側の記者がミロシェビッチ大統領に「ドイツの高級車メルセデス・ベンツを買おうと思うと何日ぐらいかかるか」と質問した。大統領は「私と妻、長男の収入を合わせて2年間ぐらいだろう」と答えた。記者が「そんなに時間がかかるわけがない」と聞き返すと、大統領は「車を製造している会社と勘違いしていた」と言ってのけた。

 紛争に伴う欧米の経済制裁で旧ユーゴ連邦ではハイパーインフレが進み、5千億デイナールという空前の高額紙幣が登場した。「国家全体が闇経済化し、酒やたばこの密輸などを通じてミロシェビッチ一家の不正蓄財が進んだ。ミロシェビッチ氏は秘密警察を使って反体制派を暗殺していた」とゴラン氏は語る。腐敗が紛争をさらに泥沼化させていた。

 ゴラン氏を長官に抜擢(ばってき)して、ミロシェビッチ氏を旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷(ICTY)に引き渡す作戦を強行したセルビアのジンジッチ首相は03年に暗殺された。ミロシェビッチ氏はICTYに引き渡されたが、06年3月に拘置所内で死去、公訴は取り下げられた。

 ゴラン氏は「忙しすぎて暗殺を恐れている暇もなかった。ミロシェビッチ氏を逮捕した私たちはセルビアの新たな歴史をつくった。それでこの国が良い方向に向かっているなら良いのですが」と控えめに話した。

 セルビア議会は昨年3月、ボスニア東部スレブレニツァのイスラム教徒虐殺に関する謝罪決議を採択した。セルビアは虐殺を否定してきたが、タディッチ大統領は過去と決別し、EU加盟を進めるために議会の決議を求めていた。

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 英語ニュースの通信社VIPニュース・サービスのブラティスラブ・グルバチッチ氏は「EUに加盟する目標では政治的合意はほぼできているが、EUに入るだけで仕事が増えて高額所得が実現できるという甘い幻想が独り歩きしている。経済政策など各論を詰める必要がある」と語る。

 08年にセルビアからの独立を宣言したコソボのサチ首相がコソボ紛争中にセルビア人捕虜の臓器売買に関与していたと告発する報告書が昨年12月に公表された。しかし、地元主要紙ポリティカのコラムニスト、ボスコ・ヤクシッチ氏が「コソボの話にはもう疲れた」とつぶやいたように、ベオグラードの街はこの話題に関心を示さなかった。(ベオグラード 木村正人)

2291チバQ:2011/03/05(土) 14:13:09
http://news.livedoor.com/article/detail/5388987/
この混乱の時に渡部陽一と山路徹が戦場に出かけないワケ
2011年03月04日17時00分
提供:ゲンダイネット
 中東ではエジプトのムバラク政権崩壊をきっかけに、“砂漠の狂犬”と恐れられたリビアのカダフィ大佐も政権の座を追われそうな事態に発展。アジアに目を移せば、中国では「ジャスミン革命」と呼ばれる民主化運動が勃発し、国際情勢はこの20年で一番ホットな動きを見せている。

 国際紛争を取材するジャーナリストや戦場カメラマンにとって「今を逃したら……」という一生に一度あるかないかの激動の時である。ところが、日本でもっとも有名な紛争ジャーナリストの山路徹氏(49)と戦場カメラマンの渡部陽一(38)は国内にいる。日夜、バラエティー番組、CM、イベントなどの出演に忙しくて現地に行く時間の余裕はない状態だ。

「渡部のイベント出演のギャラは今や1クール契約で300万円にまで跳ね上がっています。アニメの声優にも起用されるなど、専門外の仕事が増える一方です。山路氏のイベント出演のギャラは今はまだ文化人枠なので30万円ほどですが、『サンデージャポン』(TBS)に準レギュラー出演するなどしてタレント扱いになれば、渡部と同レベルに跳ね上がるのは間違いありません」(広告代理店関係者)

 ちなみに、2日山路氏は映画「神々と男たち」のトークショー付き試写会に出席。情報番組などにひっぱりダコであることに対して「本当に僕の言葉でしゃべれる機会を与えていただけたことがうれしくて。こういったイベントも話をいただければ、積極的に出たい」と語り、「これからも恋愛をいっぱいしていきたい」とも。

 平和な日本でタレント稼業とは。戦場カメラマン、戦場ジャーナリストの看板が泣く。

(日刊ゲンダイ2011年3月3日掲載)

2292チバQ:2011/03/05(土) 14:15:30
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011030502000177.html
リビア 西部で衝突30人死亡
2011年3月5日 夕刊

 【トブルク(リビア北東部)=杉谷剛】リビアの騒乱で、首都トリポリの西方約五十キロの町ザウィヤで四日起きた最高指導者カダフィ大佐派と反体制派の衝突で、反体制派を中心に少なくとも三十人が死亡した。一方、リビア東部の港町ラスラヌフでは同日、反体制派が空港をはじめほぼ全域を制圧したもよう。ロイター通信などが伝えた。

 ザウィヤでは四日、金曜日礼拝後にデモ行進する反体制派のデモ参加者らを政権側の部隊が重機関銃や迫撃砲で攻撃。屋上には狙撃兵が配備され、デモ参加者を次々と狙い撃ちしていたという。四、五十人が死亡したとの情報もある。

 ロイター通信によると、反体制派はまだザウィヤ中心部の広場を掌握している。ただ政権側は「一部を除いて町は解放された」と、反体制派からザウィヤを奪還したと発表した。

 一方、トリポリの東方約六百六十キロにある同国東部ラスラヌフでは、反体制勢力が「カダフィ大佐派の兵は退却した」ことを明らかにした。空港のほかに国軍基地や石油精製施設も完全に支配しているという。

 その半面、同じく東部のベンガジでは、政権側が反体制勢力に対し激しい空爆を繰り広げ、多くの犠牲者が出ているという。

http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CO2011030501000056_Main.html
反体制派指揮官ら40人以上死亡 カダフィ政権、反攻強める


 【トリポリ共同】リビアの首都トリポリ西約50キロのザウィヤで4日、政権側部隊による激しい攻撃があり、現地からの情報によると、反体制派指揮官を含む40人以上が死亡した。政権側は町の大半を奪還したと主張。地元の医師(36)は同日「町の中心部に狙撃兵が侵入し、救急車も狙い撃ちされた」と語った。

 カダフィ政権は今月、反体制派が掌握した都市への反攻を強め、戦線は首都トリポリの東西に拡大している。

 中東の衛星テレビ、アルジャジーラは4日、カダフィ政権の軍用機が同日、反体制派の拠点となっている北東部ベンガジ郊外の弾薬庫を空爆、17人が死亡したと報じた。負傷者も多数出たという。

2293チバQ:2011/03/06(日) 03:31:08
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110306/mds11030601200000-n1.htm
カダフィ派、無差別砲撃 ザーウィヤ
2011.3.6 01:17

5日、リビア・ザウィヤで、銃を構える反体制派(ロイター=共同)
 【カイロ=大内清】内戦状態が続くリビアで、最高指導者カダフィ大佐側の軍部隊は5日、反体制派が支配する、首都トリポリの西約50キロの要衝ザーウィヤの住宅地に無差別砲撃し、市民を含む多数の死傷者が出ているもようだ。中東の衛星テレビ局アルアラビーヤによると、無差別砲撃を前に、反体制派は一時、防衛線を突破され約70人が死亡した。

 ザーウィヤの攻防では5日未明、カダフィ氏側が迫撃砲などによる攻撃に続き戦車や歩兵などの部隊を投入。同部隊は反体制派の抵抗でいったん押し返されたものの、その後も砲撃を続けた。負傷者は数百人に上っている。

 北東部ベンガジを拠点とする反体制派も攻勢を強めており、4日に石油関連施設のある北部ラスラヌフを制圧、5日には西隣ベンジャワードを通過し進撃しているもようだ。

 フランス通信(AFP)によると、ベンガジ郊外の武器庫で4日、爆発があり、付近の住民ら27人が死亡した。爆発原因は不明。

 また、反体制派の「国民評議会」は5日、ベンガジで初の公式会合を開いた。

 一方、米国防総省は4日、リビアからの避難民向け救援物資を運ぶため、チュニジアへの輸送機派遣を発表。米海兵隊員1300人を乗せた米海軍の強襲揚陸艦と輸送揚陸艦も同日、ギリシャ南部クレタ島の米海軍基地に到着した。

 情勢が緊迫する中、ベネズエラ当局は4日、同国のチャベス大統領が提案したリビアへの国際調停団派遣について、カダフィ氏側が受け入れを承諾したと明らかにした。反体制派は調停団派遣を拒否している。

2294チバQ:2011/03/06(日) 03:32:03
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110305/mds11030520290011-n1.htm
「女性、子どもも犠牲に」 猛攻進軍のカダフィ政権軍
2011.3.5 20:28
 「女性や子どもも殺害されている。病院も包囲された」−。5日早朝、リビアの首都トリポリの西50キロのザウィヤの反体制派に対する猛攻を開始したカダフィ政権軍。反体制派も激しい応戦を展開するが、死傷者が次々と運び込まれる病院の男性医師は、力なく声を落とした。

 この医師によると、政権軍の攻撃が始まったのは午前6時ごろ。戦闘機とみられるごう音やヘリコプターの飛行音が町を押しつぶすように響き渡った。その後、「西や東、北側からも攻撃が続いている」と医師。住宅地区も空爆を受けており「一般の民間人まで攻撃にさらされている」と憤る。

 政権軍は、ザウィヤの外縁部で防衛線を敷く反体制派の部隊を激しく攻撃する一方、中心部の広場へ向け進撃。軍を離反した兵士らも加わる反体制派側は、戦車2両を破壊するなど一部では政権軍を押し戻しているともいい、激戦が続いている。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110305/mds11030520180008-n1.htm
「処刑直前」突然に解放 カダフィ派拘束の捕虜ら
2011.3.5 20:17
 リビア北東部ベイダ近郊で2月、カダフィ政権に雇われた外国兵らと交戦した際に捕らえられ、首都トリポリの施設に約2週間収監された反体制派の捕虜24人が今月3日、突然解放され、翌4日にベイダに戻った。

 反体制派はこれに先立ち、交戦の際に捕らえた政権側の雇い兵ら約200人を解放しており「捕虜交換」とみられる。自由の身になった反体制派の市民らは「処刑直前だった」と恐怖の体験を振り返った。

 政権側に捕まり捕虜となったエンジニアのファラジュさん(47)によると、交戦は2月19日、ベイダ近郊の空港で、カダフィ政権が送り込んだ雇い兵らと反体制派の間で起きた。

 反体制派は雇い兵らを打ち破り、空港を制圧したがファラジュさんら26人は雇い兵を乗せた飛行機に乗せられ、トリポリに連れ去られた。(共同)

2296チバQ:2011/03/06(日) 14:57:01
http://www.asahi.com/international/update/0305/TKY201103050496.html
リビア反体制派、半年以内の選挙目指す 暫定政権へ調整(1/2ページ)2011年3月6日0時41分

 【ベンガジ(リビア東部)=山本大輔】リビアのカダフィ政権を退陣に追い込んだ後の新国家構想を議論している反体制派は5日、東部ベンガジで国民評議会の発足に向けた初会合を開いた。反体制派はアブドルジャリル前司法書記(法相)を議長とする同評議会を運営母体として暫定政権をスタートさせることで最終調整しているという。

 関係筋によると、構想は前法相が中心となって進めている。国民評議会は、暫定政権下での最高意思決定機関の位置づけで、民主的な選挙を経て新政権を発足させるための準備をするのが目的だ。そのため、カダフィ政権の崩壊後直ちに憲法起草にとりかかる。憲法案は国民投票にかけられ、賛成が得られれば、選挙を実施して新政権が生まれるという流れを想定している。前法相側は、半年以内に選挙を実現することを目指すとしている。

 国民評議会では、首都トリポリなど各都市からの代表者に、人口比に応じた議席を配分するという。また、軍に代わる軍事評議会を傘下に設置し、国民評議会の指示の下で治安維持にあたらせる。軍事評議会の代表者や、反体制デモに参加した若者の代表らにも議席を振り分けることを検討しており、幅広い層から代表者を集めることで、民意を反映した暫定政権との位置づけを確立したい考えだ。定数は30議席程度になる見通しだという。

 ただ、いつまでにカダフィ政権を崩壊に追い込めるかの見通しはない。リビア西部と東部で激化している政府軍による攻撃で多くの死傷者が出ている今、反体制派の民衆の関心は、暫定政権の発足よりも、政府軍との戦闘に集中しているのが現状だ。新国家構想の具体化についても反体制派の指導者には様々な意見があるとされる。暫定政権が構想通りに進むかは、前法相が反体制派内を一つにまとめる指導力を発揮できるかにかかっている。

 カダフィ体制下のリビアでは、議会も憲法も存在しない事実上の独裁体制が40年以上も続けられてきた。そのため、国家元首が退陣しても国家運営の基盤は残っているチュニジアやエジプトと異なり、リビアでは完全にゼロからのスタートとなる。憲法や選挙を知らない国民も多く、民意を反映した新国家建設ができるかどうかは未知数だ。

2297チバQ:2011/03/06(日) 15:03:08
http://www.cnn.co.jp/fringe/30002027.html
イヤリング着けて登院し追放処分に、ケニアの男性議員
2011.03.05 Sat posted at: 16:01 JST

ナイロビ(CNN) アフリカ東部のケニアの議会は5日までに、サングラスとイヤリング姿で議場に現れた若手の男性議員が服装規定に抵触したとして、適切な衣服を着用するまで登院を禁じる訓告処分を下した。

議場から追い出されたのはムブビ議員で、1日に淡色のスーツを着込み、パイロット用のサングラスをつけ、両耳にイヤリングを飾って登院し、他の議員多数からひんしゅくを買っていた。

議会副議長は、ムブビ議員の服装は議会の威厳にふさわしいものではないと強く批判する議長の発言を紹介し、処分を発表した。土地省の大臣補佐は、神が世界を創出して以降、男性は女性の真似をしたことがないとムブビ議員の服装をこきおろしている。

一方、ムブビ議員は議場で、「若手世代の代表者として議会に臨んでいる」とし、「他の尊敬すべき議員たちは私に干渉するよりは有権者の問題に集中すべきだ」と反論した。同議員の選挙区は首都ナイロビ。華やかなファッションセンスで、スワヒリ語の俗語で「金持ちの男性」を意味する「ソンコ」のニックネームを付けられている。

2298チバQ:2011/03/06(日) 15:05:15
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110305/amr11030512060009-n1.htm
米がバグボ氏の即時退陣要求 コートジボワール情勢
2011.3.5 12:05

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2月4日、アビジャンで軍の式典に出席したバグボ氏(ロイター)
 クリントン米国務長官は4日、大統領選の結果をめぐり混乱が続く西アフリカ・コートジボワール情勢について、選挙で敗退した後も職を辞さないバグボ氏は「平和の名において即座に身を引くべきだ」として、退陣を要求する声明を発表した。

 クリントン長官は、最大都市アビジャン郊外でバグボ氏派の治安部隊が、同氏の退陣を求める女性のデモ隊に発砲したことを強く非難。さらに「権力にしがみつこうとする自己中心的な行動で緊張が高まり、国民の基本的な権利が侵されている」と指摘し、暴力の即時停止も求めた。(共同)

2299チバQ:2011/03/06(日) 19:44:10
>>1888
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110306-OYT1T00431.htm
政界衝撃…極右女性党首、仏大統領選の人気首位

 【パリ=林路郎】フランス大衆紙パリジャンが6日掲載した世論調査で、2012年次期大統領選の第1回投票で極右・国民戦線のマリーヌ・ルペン党首(42)が現職のサルコジ大統領(55)と最大野党・社会党のマルティヌ・オブリ第1書記(60)を押さえて首位に立つとの結果が出て、政界やメディアに衝撃を与えている。

 調査では、決選投票に臨む2人を選ぶ第1回投票でルペン氏が23%を得票し、サルコジ氏とオブリ氏は21%で並ぶと出た。ルペン氏は1月中旬の党首就任以来じわじわと支持率を伸ばしてきたが、主要政党の候補が後塵を拝したのは初めて。

 02年にはルペン氏の父ジャンマリ・ルペン氏が社会党のジョスパン候補を押さえて2位に立ち、決選投票に進んだが、世論の大勢は「反極右」で結集し、決選投票でジャック・シラク氏が圧勝した経緯がある。

(2011年3月6日18時24分 読売新聞)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110306/erp11030619220006-n1.htm
仏ルペン極右政党党首、世論調査で1回投票でトップ
2011.3.6 19:21
FN新党首に選ばれ党大会で演説するマリーヌ・ルペン氏=1月16日、トゥールズ(AP)
 【パリ=山口昌子】来年行われる仏大統領選挙(直接選挙、2回投票)の第1回投票では、極右政党・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン党首(42)が得票率で1位を獲得するとの世論調査結果が5日、出された。大統領選の世論調査で極右政党党首がトップに立つのは、第五共和制が始まった1958年以降で初めて。仏紙パリジャンによると、第1回投票でルペン氏に投票するとした人は23%で、サルコジ大統領とオブリ社会党第1書記はともに21%だった。

 ルペン氏は5日の会見でこの結果に「当然ながら、おめでたいことだ」と満足気で、「サルコジ氏は落選するだろう」と早くも“勝利宣言”。

 ルペン氏は1月に父親のジャンマリ・ルペン氏の後任として党首に選出されたばかり。人種差別で過激な発言を繰り返した父親と異なり、「共和国の価値」や「非宗教」に言及して極右色を薄めると同時に、従来のFNの主張である「反欧州」を掲げ、ユーロ危機に揺れる人心に訴えている。

 とくに治安対策や移民政策などで成果を上げられないサルコジ政権に不満をいだく伝統的な右派支持者からの支持を集めている。

2300チバQ:2011/03/07(月) 00:05:30
http://mainichi.jp/select/world/mideast/news/20110307k0000m030028000c.html
リビア:武器庫にも空爆 散りぢりの遺体、現場は廃虚に

治療を受けながら空爆の状況について語るアブドラヒムさん(左)とマハムドさん。マハムドさんは左目付近など頭部の痛みが続いている=リビア北東部ラジマで2011年3月5日、高尾具成撮影 【ベンガジ(リビア東部)高尾具成】病院の霊安室には、散りぢりとなった肉片が遺体と共に安置されていた。リビア北東部の反政府勢力の拠点ベンガジの南東約30キロにあるラジマ。4日夕に敢行された国軍による空爆攻撃は、多数の死傷者を出した。爆撃現場に入り、負傷者に話を聞くと、無差別殺害の実態が明らかになってきた。

 イスラム教徒の休日にあたる4日の金曜日午後6時半過ぎ、ラジマにある最高指導者カダフィ大佐率いる国軍の武器庫にミサイルが撃ち込まれた。武器庫には爆弾も保管されており、連続爆発を繰り返し、約1キロ四方の一帯は一瞬にして炎に包まれた。

 ベンガジ中心部の公立ジャラー病院には爆発後、少なくとも50人以上の死傷者が運ばれた。5日昼までに同病院に収容された19遺体の中には4歳の女児と1歳半の男児も含まれていた。サバ・ラグマティ女医(38)は「顔の一部や腕だけなど身体の部位のみが回収された遺体も数十に上る。DNA鑑定用の機材がなく、遺族の特定も難しい」と目を赤らめた。

 爆発の瞬間、付近を通行中だった商店主のナセル・アブドラヒムさん(47)とアニュアル・マハムドさん(42)は同病院で「爆音と共に車が宙を舞い、数回転した後、地面にたたきつけられた」と証言し、「自国民を殺害しておきながら、『リビアを愛する』などと決して言えないはずだ」と憤った。マハムドさんは左目などに破片物を受け、視界不良となったままだ。5日運ばれた遺体を前に、イブラヒム・サビル医師(44)は「大きな破片物で頭部を強打した可能性が強い」と語った。

 空爆現場は廃虚と化していた。残り火や煙が立ち込め、ほぼ1日を経た5日夕もきな臭いにおいが漂っていた。直径40メートルほどの大きな穴が二つ見え、2階建ての兵舎や武器庫は完全に崩れている。約500の対空機関砲などの武器は焼け焦げ、鋼鉄がねじ曲がっている。消火用に置かれていた消防車はバラバラになり、約100メートル離れた場所に赤色の車体が飛び散っていた。

 「先月17日の民主化運動の開始以降、国軍の軍人が逃げ、武器庫の武器を反政府勢力に利用されることをカダフィが恐れたためだろう」。そう話す約4キロ離れた場所に住むファラジ・イシエビさん(41)宅の窓ガラスも割れた。カダフィ氏への怒りと非難は、東部地区で増幅している。

2301チバQ:2011/03/07(月) 00:06:32
http://mainichi.jp/select/world/news/20110307k0000m030045000c.html
リビア:中部ラスラヌフ周辺で激戦 カダフィ大佐故郷近く
 【カイロ大前仁、ベンガジ(リビア北東部)高尾具成】リビア政府軍と反政府勢力は6日、大規模な石油関連施設がある中部ラスラヌフ周辺で激しく交戦した。ラスラヌフは最高指導者カダフィ大佐の故郷で政権派拠点のシルトの東約200キロ。反政府側は「(カダフィ体制崩壊に)弾みがつく」(米アナリスト)といわれるシルト陥落を視野に置いているが、政府側は空爆などで応戦している。

 一方、反政府勢力の代表でつくる国民評議会は5日、第2の都市東部ベンガジで初会合を開催し、軍事、外交のトップを含む危機管理委員会を発足。カダフィ政権に代わって国際社会の認知を求めていく方針を示した。

 反政府勢力は5日までに、ラスラヌフや、シルトの東約150キロのビンジャワドを支配下に入れた。しかしAFP通信によると政府軍は6日、ラスラヌフを空爆。また、ビンジャワドでは政府軍との交戦で2人が死亡、仏人記者を含む少なくとも30人が負傷したという。

 リビア国営テレビは6日、政府軍が、反政府勢力の支配下にあった西部ミスラタなどを奪還したと報じた。だが、現地からの報道では各市とも反政府側の支配が続いている模様で、政府側の宣伝の可能性が高い。

2303チバQ:2011/03/07(月) 00:08:24
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110306/mds11030619500006-n1.htm
反体制派が国際承認に向け接触 カダフィ派はザーウィヤ制圧か
2011.3.6 19:49

5日、リビアの首都トリポリ西方のザウィヤで、反体制派が使う戦車(奥)のそばを通る市民(ロイター)
 【デルナ(リビア北東部)=黒沢潤】内戦状態が続くリビアの北東部ベンガジを拠点とする反体制派の「国民評議会」は5日、同評議会が同国全土を代表する唯一の機関だと宣言した。最高指導者カダフィ大佐に抗議して司法書記(司法相)を辞任した評議会のアブドルジャリル議長は、国際承認に向け欧州やアラブ各国と公式に接触を始めたとし、「数カ国が(われわれを近く)承認するだろう」との見通しを示した。

 一方、カダフィ氏側部隊と反体制派は中部や北西部で激しい攻防を続け、リビアの国営テレビは6日、首都トリポリの西約50キロの要衝ザーウィヤをカダフィ氏側が奪還したと報じた。

 国民評議会は5日、ベンガジでの初会合で、外交・軍事分野の意思決定を統括する「危機委員会」を設置し、外交官や軍人ら3人の委員を指名。外国軍に改めてカダフィ氏側への空爆を呼びかけた。

 5日までに北部ラスラヌフとベンジャワードを制圧した反体制派部隊は6日、カダフィ氏の出身地シルト方面へ進軍を始めた。AP通信によると、カダフィ氏側は同日、進軍中の同部隊へ空爆を開始した。カダフィ氏側はシルト付近を防衛線と位置づけているもようで、ラスラヌフにも小規模な空爆を行うなど、反体制派への攻勢を強めている。

 北西部ザーウィヤでは5日、カダフィ氏側が住宅地を無差別砲撃し、現地入りした英テレビ記者は「カダフィ氏側兵士が10歳の子供にも銃撃した」と伝えた。

2304チバQ:2011/03/07(月) 00:10:05
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2788916/6921026
カダフィ政権が主要都市奪還と主張、反体制派は否定 リビア情勢
2011年03月06日 19:08 発信地:トリポリ/リビア
【3月6日 AFP】(写真追加)リビアの国営テレビは6日、最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐に忠誠を誓う治安部隊が、複数の主要都市を奪還したと発表したが、反体制派は即座に否定した。
 
 首都トリポリの東部と西部では戦闘が続き、銃声が鳴り響いている。数千人が避難する中、主要都市を攻撃している治安部隊が虐殺を行っていると非難されている。一方、英紙サンデー・タイムズ(Sunday Times)は同日、英特殊部隊がリビア東部のベンガジ(Benghazi)で、反政府勢力に拘束されたと報じた。

 リビア国営テレビはリビア軍の部隊が、前日に反体制派が制圧した主要な石油産地、「ミスラタ(Misrata、同国第3の都市)とラスラヌフ(Ras Lanuf)」を掌握したと伝えた。また東部トブルク(Tobruk)も再びリビア軍が制圧したとの報もある。カダフィ大佐の出身地でリビア中部地中海沿岸のスルト(Syrte)や南部のセブハ(Sebha)、首都トリポリでは、カダフィ派の拠点で奪還の成功を祝っていると報じられている。

 ラスラヌフでは反体制派が報道を一蹴(いっしゅう)したが、そのわずか数分後に空爆があり、2発のロケット弾が打ち込まれた。しかし、負傷者その他の被害はなかったと言う。AFP特派員によると、反体制派は検問所から対空砲で応酬し、石油施設付近にいた人たちは一斉に逃げ出した。道路から約20メートルと、検問所から50メートル地点にそれぞれ直径2メートルほどの穴が開いた。

 一方、主要な石油パイプラインのハブであるトブルクを政府軍が奪還したという情報についても、反体制派は否定している。同市の反体制派が指名した評議会のメンバーの1人、ファテ・ファラジ(Fateh Faraj)氏はAFPの電話取材に対し、東部アジュダビヤ(Ajdabiya)からエジプト国境までは、反体制派の支配下にあると語った。現地は静かで「何一つ起こっていない」という。

 反体制派は、地中海沿岸部で掌握している最も遠隔地であるビン・ヤワド(Bin Jawad)から、カダフィ大佐の出身地スルトまで、約150キロのデモ行進を行うと宣言している。5日、スルトへ進むのかとの問いに、ビン・ヤワドにいた反体制派の指導者の1人は「分からない。われわれ戦闘要員は全員、ベンガジから来た。8000人以上いる」と答えた。(c)AFP

2305チバQ:2011/03/07(月) 00:13:50
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110306/erp11030615290004-n1.htm
カダフィ氏が「新大使」任命 国連事務総長、扱いに苦慮
2011.3.6 15:28

5日、リビア中部ベンジャワド近郊で高射砲を発射する反体制派(ロイター)
 リビアの最高指導者カダフィ大佐が、自分を「虐殺者」と非難した国連大使を解任し、トレキ前国連総会議長を新大使に任命したと国連に伝達、潘基文事務総長が対応に苦慮している。すんなり認めれば、住民の武力弾圧を続けるカダフィ氏の「信任」と受け取られ、認めなければ「内政干渉」との批判がロシアなどから出かねないためだ。

 国連加盟国の大使は任命後、自国政府の元首らの信任状を事務総長に提出し、手続きが完了する。潘氏にとって厄介なのは、カダフィ氏は国際社会から「住民殺害」を批判され即時退陣を求められている身だが、まだ「国連加盟国リビアを代表する正統な元首」(外交筋)である点だ。

 潘氏の本音は新大使を認めないこととみられ、あらゆる法的側面から検討させているという。「リビア情勢が劇的に動く可能性もにらみ、しばらく塩漬けにするかもしれない」(外交筋)との臆測も出ている。(共同)

2306チバQ:2011/03/07(月) 20:43:19
http://www.asahi.com/international/jiji/JJT201103060058.html
早期の首都攻略は困難か=カダフィ大佐、戦力で圧倒―リビア
2011年3月6日19時6分

【トリポリ時事】リビア情勢は、反政府勢力が首都トリポリ西方の要衝ザウィヤで最高指導者カダフィ大佐の部隊と激戦を展開するなど、東西の戦線で一進一退の攻防を続けている。しかし、戦力的には航空機や精鋭部隊を持つカダフィ大佐の政府軍が圧倒しているため、反政府勢力による首都攻略は当面困難との見方が出ている。

 英国際戦略研究所(IISS)の国際軍事年鑑「ミリタリー・バランス」(2010年度版)によると、リビア軍は徴集兵を中心に7万6000人の兵力を持つ。だが1969年のクーデターで権力を掌握したカダフィ大佐は軍を増強せず、民衆蜂起の勃発後には、東部を中心に兵士の離反の動きが目立った。一方で、大佐は出身部族や身内による親衛隊を強化。七男ハミス氏率いる「第32旅団」(通称「ハミス旅団」)などの精鋭部隊がザウィヤや首都東方ミスラタに投入されているもようだ。これとは別に数千人以上とされるアフリカ系雇い兵も、その残虐ぶりから市民に恐れられている。

 英大学ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)のファワズ・ゲルゲス教授はBBCテレビで、「カダフィ大佐は稼働可能な260機の戦闘機も投入していない。反政府側は組織化された大佐の戦力に到底及ばない」と分析する。

 反政府勢力の部隊は、離反兵や反カダフィ派の若者らで構成。にわか仕立てで、装備は離反兵から得た対空砲や機関銃にすぎず、航空戦力や戦車といった兵器は皆無に等しい。AFP通信は反政府勢力の規模を約8000人と伝えているが、カラシニコフ機関銃を取り扱うため15分間の訓練を受けただけだと話す反政府派もいる。カダフィ大佐は首都の防備を固めており、ザウィヤなど郊外の要衝を反政府派が完全に手中にしなければ、戦局の大幅な転換は困難だ。カダフィ政権側の戦略拠点を狙った外国軍による空爆など国際社会の介入がない限り、こう着状態が長期化する可能性もある。 


[時事通信社]

2307チバQ:2011/03/07(月) 21:23:53
>>2302
>カダフィ大佐は6日付の仏紙とのインタビューで「これはテロとの戦いであることを誰も理解しない」といらだちを見せ、英紙に対しては亡命の考えがないことを改めて強調した。


寝言は寝てから言えってヤツで、自国民を無差別攻撃するのはテロではないのかと...

2308チバQ:2011/03/07(月) 22:40:18
http://www.asahi.com/international/update/0307/TKY201103070379.html
イラン軍関係者、人権状況を憂慮 国連に改善協力要請2011年3月7日20時30分

 【テヘラン=北川学】イランの野党勢力「改革派」のウェブサイトは6日、軍関係者を名乗るグループが国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長に書簡を送り、国内の人権状況の改善に向けて協力を要請したと伝えた。軍関係者による体制批判がイランで表面化するのは、極めて異例だ。

 グループは改革派のシンボルカラーにちなんで「緑の兵士たち」と名乗り、「イラン・イラク戦争(1980〜88年)に参戦した者の代表」としている。多くは退役軍人とみられるが、現役軍人が加わっている可能性もある。

 書簡は「イラン国民は独裁者の抑圧の下で暮らしている。法律は忘れられ、民主主義や自由を求める者は処刑される」と指摘。自宅軟禁された改革派指導者のムサビ元首相とキャルビ元国会議長や政治犯の解放、公正な選挙の実施などに向けて「国連が役割を果たして欲しい」と求めている。

 イランでは79年のイスラム革命を機に創設された精鋭部隊・革命防衛隊が正規軍の動向を監視しており、軍人が政治的な意見を表明することは難しいとされる。

2309チバQ:2011/03/07(月) 22:48:37
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/it/2789190/6925843?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
エストニア議会選、連立与党が勝利 インターネット投票率も上昇
2011年03月07日 14:24 発信地:タリン/エストニア
【3月7日 AFP】バルト諸国のエストニアで6日に投開票された議会選挙(定数101)は、改革党(Reform Party)と祖国・共和連合(Pro Patria and Res Publica Union)の中道右派の連立与党が過半数を超える56議席を確保して勝利した。世界経済危機をうけて与党が導入した緊縮財政を、国民が容認したかたちだ。引き続き連立与党には、各党への閣僚ポスト振り分け協議という難関が待ち受けている。

■インターネット投票で世界の先頭を走るエストニア

 今回の議会選ではインターネット投票の動向にも注目が集まった。エストニアの選挙管理委員会によると、6日の議会選では全投票者の約25%に相当する14万846人が自宅などのパソコンを使って投票した。

 エストニアでは、専用ソフトがインストールされていればどのパソコンからでもネット投票が可能だ。セキュリティ対策が施された専用ウェブサイトにログインし、暗号化されたIDナンバーを送信して投票する。

 半世紀にわたって旧ソ連に支配されていた人口約130万人のエストニアは、1991年の独立後ハイテク化を積極的に進め、公共サービスのほとんどを国のウェブサイトを通じて利用できるようになっている。2004年に加盟した欧州連合(EU)のなかでもハイテク度は群を抜いていることから、「E-stonia」と呼ばれることもある。

 オンライン投票が初めて実施された2005年の地方議会選では投票した人の2%(約9000人)がオンラインで投票した。以後、2007年の議会選では5%(約3万人)、2009年の欧州議会選挙では15%(約5万8000人)、そして2010年10月の地方議会選では16%(約10万4000人)と、オンライン投票率は着実に上昇している。

 他にもネット投票を採用した国はあるが、住民投票や政党内部の予備選に限られている。ネット投票に前向きといわれるスイスでさえ、議会選ではエストニアよりはるかに遅れている。(c)AFP

2310チバQ:2011/03/07(月) 22:49:53
http://www.afpbb.com/article/politics/2788428/6897623
アルメニアで野党支持者1万人がデモ、3年前の死者追悼し
2011年03月03日 10:02 発信地:エレバン/アルメニア
アルメニアで3年前、大統領選の結果に抗議する野党支持者と機動隊の衝突で亡くなった犠牲者を悼み、首都エレバン(Yerevan)の中心部で1日、セルジ・サルキシャン(Serzh Sarkisian)大統領の退陣を求めて1万人を超える集会が行われた。

3年前の選挙は混乱し、最終的に当時首相だったサルキシャン氏が大統領に就任したが、これに抗議した野党支持者と機動隊が夜間に衝突、警官2人を含む10人が死亡した。

1日に行われたデモでは野党支持者の遺族が遺影を掲げ、家族の死に責任を負う者への処罰を求めた。

写真は集会中、アルメニア国旗を背に拳骨をかざす参加者(2011年3月1日撮影)。(c)AFP/KAREN MINASYAN

2311チバQ:2011/03/07(月) 22:57:22
>>2229とか
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201103070014.html
アイルランド連立政権樹立で合意、財政再建期限は踏襲へ2011年3月7日

 [ダブリン 6日 ロイター] アイルランド総選挙で第1党となった中道右派の統一アイルランド党と第2党の労働党は連立政権樹立で合意した。新政権は財政再建に向けた欧州連合(EU)・国際通貨基金(IMF)との合意期限を踏襲する方針だ。

 首相には統一アイルランド党のケニー党首が就任する。中道左派の労働党は財政再建期間を1年遅らせるべきとしていたが、統一アイルランド党の要請で撤回した。アイルランドの財政赤字については、財政赤字を2015年までに国内総生産(GDP)比で12%近くから3%以下に引き下げる計画を欧州連合(EU)が昨年承認、計画達成に向け歳出削減を進めることになる。

 関係筋によると、新財務相には、統一アイルランド党で財務分野を担当していたマイケル・ヌーナン氏が就任する予定。同じく歳出削減を担当することになる公共部門担当相には労働党のパット・ラビット氏が就任する可能性が高いという。

 新政権は9日に発足する。

2312チバQ:2011/03/07(月) 23:13:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110307-00000449-reu-int
エジプト、組閣でムバラク色ない閣僚を相次いで指名
ロイター 3月7日(月)10時41分配信

 [カイロ 6日 ロイター] エジプトでは、シャラフ新首相が率いる新内閣の閣僚選びが進み、内相、外相などが指名された。外相に指名されたのは国際司法裁判所判事などを歴任したエルアラビ氏。


 シャラフ首相は、シャフィク前首相の後任で、反政府行動を展開した若者グループの支持を得ている。

 閣僚の就任には、軍最高司令官であるタンタウィ軍最高評議会議長(副首相兼国防相)の承認が必要。

 同国の暫定統治にあたっている軍最高評議会は、ムバラク政権時代の閣僚追放を求める声にこれまでで最も忠実に応えて改革を進めており、今回の組閣に国民が満足するとともに、政府の信頼が回復され、経済が再び動き出すよう期待している。タンタウィ氏は、国防相留任となる。

2313チバQ:2011/03/08(火) 23:25:49
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110308/mds11030822420014-n1.htm
反体制派の略奪兵器、闇市場に拡散の脅威
2011.3.8 22:34 (1/2ページ)

8日、リビア東部のラスラヌフで対空火器弾を準備する反体制派の人々(AP)
 【カイロ=岩田智雄】内戦状態にあるリビアで、最高指導者カダフィ大佐の軍部隊の武器が反体制派によって奪い取られる中、こうした武器が将来、闇市場を通じてテロリストの手に渡り、国際社会の脅威になることを懸念する声が専門家たちから上がっている。

 「問題は反体制派が入手した携行式対空砲だ」と指摘するのは、ジュネーブの研究機関、小型武器調査のエリック・バーマン氏だ。

 カダフィ氏側の空爆に対抗するため、反体制派が使用しているのは旧ソ連製SA−7の改良型とみられる。熱源の航空機のエンジンを追って命中する仕組みだ。これらは、リビア情勢の沈静化後、売却される恐れがある。

 対空砲の攻撃を避ける装備は、民間航空機にはほとんどない。2002年にはケニアのモンバサを離陸したイスラエルの航空機が狙われた。1994年には、ブルンジとルワンダの大統領が乗った飛行機が撃墜され、両大統領が死亡、ルワンダ大虐殺のきっかけとなった。

 バーマン氏は、「命中しなくても、民間機が狙われただけで観光産業は大打撃を受ける」と警告した。

 ベルギーの非政府組織(NGO)、国際平和情報サービスのピーター・ダンサート氏は、カラシニコフ銃などの小火器についても、「他国ではこうした兵器が闇市場で売られ、その金は新しい武器の購入に充てられている」と述べる。

 オスロの小型武器取引平和研究所のニック・マーシュ氏は、リビアの武器が、アルジェリアやチャド、スーダン、エジプト、チュニジアに持ち出されることが懸念されると指摘。ダンサート氏は「いったん奪われた武器は環流し続け、回収するのは困難だ」という。

 マーシュ氏は、国際社会が取りうる武器拡散を防ぐ最良の手段は「リビアの混乱を一刻も早く終わらせることだ」と提言した。

2314チバQ:2011/03/08(火) 23:26:24
http://www.asahi.com/international/update/0308/TKY201103080490.html
リビア政府軍、石油関連都市に激しい空爆 閉鎖する港も2011年3月8日22時32分
リビア東部の産油都市ラスラヌフで7日、政府軍の空爆を受ける反体制派=ロイター

リビア東部ラスラヌフで7日、政府軍の空爆を受け、逃げる反体制派=AP
 【カイロ=玉川透】リビア政府軍は8日、反体制派の首都トリポリへの西進を阻止するため、地中海沿岸の石油関連都市に繰り返し空爆攻撃を仕掛けた。反体制派が制圧した各都市も重火器や組織力で勝る政府軍に包囲され、医薬品などが不足し始めている。

 ロイター通信によると、反体制派が掌握している東部の港湾都市ラスラヌフでは、政府軍の相次ぐ攻撃で先週末から石油の積み出しが停止。8日も少なくとも4回空爆された。同じく東部のブレガでも港湾が操業停止に追い込まれており、海運業者は「大半の石油関連の港は閉鎖している。仮に開いていても危険で作業ができない」と語った。

 無差別空爆で民間人の被害も多発。AFP通信は、ラスラヌフ郊外で家族連れの車に爆弾が命中し、父親と息子が大けがを負ったと伝えた。

 首都トリポリ近郊にある西部のザウィヤやミスラタにも政府軍が攻撃を継続。ロイター通信によると、カダフィ大佐の息子が率いる精鋭部隊に包囲されたミスラタでは、病院のベッドが足りずけが人が床まであふれ、医薬品も底をつき始めているという。

 カダフィ氏の三男サアディ氏は、中東の衛星テレビ局アルアラビアのインタビューに「我々は外国からの攻撃にも備え戦力を温存しており、全戦力を投入していない」と述べ、戦闘が長期化しても耐えられると強調した。

2315チバQ:2011/03/08(火) 23:27:46
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110308-OYT1T01001.htm
リビア「内戦」長期化必至、反体制派は対話拒否

 【カイロ=田尾茂樹】AFP通信などによると、リビアでは8日、最高指導者カダフィ氏派が中部の石油拠点ラスラヌフへの空爆を継続した。


 反体制派側は、カダフィ氏側が自身の退陣する条件などを提案してきたと明らかにしたが、カダフィ氏側との対話拒否の姿勢は崩していない。反体制派のデモ開始から8日で3週間となるリビアは、事実上の内戦状態に突入しており、長期化は避けられない見通しとなっている。

 反体制派は、ラスラヌフから西方200キロの、カダフィ氏の生地で中部最重要拠点シルテへの進攻を目指しているが、空爆のため足止めを余儀なくされている。空爆では、一部住居に被害が出た模様だ。

 反体制派によると、カダフィ氏側は退陣の条件として、自身や家族が第三国に安全に出国することや内外での訴追免除、保有資産の保証を挙げている。

(2011年3月8日22時40分 読売新聞)

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-19878420110308
カダフィ大佐側から退陣に関する交渉呼びかけられたが、拒否=リビア反体制派
2011年 03月 8日 21:33 JST
 [ベンガジ(リビア) 8日 ロイター] リビアの反体制派スポークスマンは8日、カダフィ大佐の代理から退陣について交渉を呼びかけられたことを確認した上で、交渉を拒否したことを明らかにした。
 反体制派「国民協議会」のスポークマンは、ロイターに対し「カダフィ大佐の代理から、退陣について交渉を求める接触があったことは確かだ。われわれはそれを拒否した。われわれはリビア人の血を流し、今後もそうし続けるであろう人物とは交渉しない。そのような人物は信用できない」と述べた。

2316チバQ:2011/03/08(火) 23:28:26
http://mainichi.jp/select/world/news/20110309k0000m030116000c.html
リビア:空爆「政府軍にためらい」 幹線道路狙わず散発的

前線への進軍に向けて装備を整える反政府勢力側の部隊員ら。背景にあるのは石油関連施設。ラスラヌフは石油の主要輸出港となっている=リビア北中部ラスラヌフで、2011年3月7日、高尾具成撮影 【ベンガジ(リビア北東部)高尾具成】最高指導者カダフィ大佐率いるリビア政府軍と、反政府勢力の激しい攻防が続いているリビア中部で、リビア空軍による空爆が大規模化せず、散発的にとどまっている。反政府勢力からは軍の一部に自国を爆撃することへのためらいがあり、「政権中枢部がもはや一枚岩でなくなっている」との臆測が広がっている。一方、公式には市民の虐殺を否定している大佐の発言を意識し、少ない空爆で効果を狙う戦略との見方もあり、反政府勢力は警戒を緩めてはいない。

 空爆が続く最前線からリビア北中部のラスラヌフに戻った義勇兵のタクシー運転手ラファ・アワド・ガバエリさん(43)は、「カダフィ政権側は巨大な兵力を持ちながらも集中的に空爆を実施していない。国軍兵士であれ、家族や親族が住む土地への空爆などできないはずだ」と、空爆に“ためらい”があるとの見方を明かした。

 政権側は、ラスラヌフやその西にあるビンジャワドに進軍しようとする反政府勢力に空爆をしかけている。しかし、空爆は幹線道路の破壊は行わず、周辺部に散発的に続いているのが実情だ。逃げ場のない土漠で進軍する反政府勢力を皆殺しするようなじゅうたん爆撃などは能力があっても行っていない。

 先月のデモ発生時にリビア国軍機の隊員が空爆を拒否、マルタへと緊急着陸して亡命申請したのに見られるように、「国軍内部にも自国民への爆撃に強い抵抗がある」と反政府勢力側幹部は分析している。

 一方、政権側はベンガジの弾薬庫などピンポイントで軍事拠点も空爆している。外国メディアには、戦闘は「テロリストとの戦い」であり、自国民に銃を向けていないとするカダフィ大佐の発言と矛盾しないように、限定的な爆撃で反政府勢力に打撃を与え、戦意をにぶらせる策略との見方もある。

 反政府勢力は、引き続き西進し、カダフィ大佐の出身地で、政権側の牙城であるシルト攻略を目指す。

2317チバQ:2011/03/08(火) 23:28:57
http://mainichi.jp/select/world/news/20110309k0000m030112000c.html
リビア:「自由を」 若者ら義勇軍に参加

 遠方に大きな白煙が上がった。反政府勢力兵士の顔に緊張が走る。対空高射砲が発射されるたび、細かな砂じんが舞い上がった。前線の町リビア北中部ラスラヌフ。最高指導者カダフィ大佐率いる政府軍に向かい合うのは、東部の町から三々五々集まった若者たちだ。大佐の拠点がある西に進むにつれ、義勇兵の数は増え、弾薬・食料の補給などが手厚くなってくる。「反カダフィ」のうねりが大きな一つの流れになり、前線に向かっているようだ。【ラスラヌフ(リビア北中部)で高尾具成】

 ラスラヌフまで義勇兵の進軍に付き合った。兵士たちと休息を取り、お茶の代金を払おうと1リビアディナール札を出すと若い商店主は「こんな札は受け取れない」と笑顔で話す。札に描かれた大佐の肖像を見せ、人さし指を左右に振り「即刻退陣」を求めた。

 補給物資はラスラヌフの東約400キロにある北東部ベンガジから送られてくるだけでなく、周辺の反政府側支援者からも集まる。義勇兵に水やジュースのケースを提供する商店主の姿もあった。

 反政府勢力が使用する赤、黒、緑の3色に月と星が描かれた旧国旗を掲げた車両が何台も通り過ぎる。

 大学生のモハンマド・ヨネス・アハマドさん(23)はラスラヌフ近郊から来た。「間もなくリビアは、ムアマル(カダフィ氏)の国でなく、我々のものになる。私の家族も含め、自由を求める市民の革命なんだ」と胸に手をあてた。命の危険について訪ねると「神のおぼしめしのままだよ」と天を見上げた。

 前線では、義勇兵が「腹は減っていないか」「のどは渇いていないか」と盛んに記者を気遣う。勧められたデーツ(ナツメヤシ)を1粒手にとり、口に含むと「あと二つ」と無理やり手のひらに押し込まれた。

 時折響く銃声に記者がうろたえると「おれたちがお前も守る。心配するな。リビアを平和な国にすることを約束するよ」とヤシン・シャリさんが笑った。

 「すごいゴールだったな」。イタリアのサッカーチーム・インテルに所属し、6日、初ゴールを決めた長友佑都選手を絶賛する声もかかる。つい前日まで普通にテレビを見て、過ごしていた若者たちが集まってきていることを実感した。

2318チバQ:2011/03/08(火) 23:29:58
http://mainichi.jp/select/today/news/20110309k0000m030094000c.html
リビア:NATOが介入示唆 米国と思惑の違い鮮明に
2011年3月8日 21時20分 更新:3月8日 22時34分

 【ブリュッセル福島良典、ワシントン草野和彦】欧米の軍事同盟である北大西洋条約機構(NATO、加盟28カ国)のラスムセン事務総長が7日、リビアへの「人道的介入」の可能性を示唆した。背景には、政府軍による反体制派攻撃が鎮まる気配のない戦況への人権上の懸念がある。人道を重視する欧州では英仏が飛行禁止空域設定を求め、国連安保理決議草案も準備するが、空爆被害は重くないとみる米国は慎重姿勢を崩さない。リビアへの軍事介入を巡る欧米の思惑の違いは一層鮮明になっている。

 NATOが「飛行禁止空域」の設定などの軍事作戦立案に着手したのは、リビアで空軍力を使った事実上の内戦に突入したためだ。カダフィ政権による民間人に対する組織的な無差別攻撃は「NATOに対する直接の脅威ではないが、言語道断」(同事務総長)であり人道上、看過できないという思いがある。

 ただ、イラク戦争などの記憶から「外国の軍事介入」を嫌うアラブ世界の空気が二の足を踏ませている。アラブ諸国の地域機構・アラブ連盟は飛行禁止空域設定に賛同する構えだが、市民レベルでは反対意見が強いとみられ「国際社会はジレンマに直面している」(同事務総長)。

 人道的介入の代表例はコソボ紛争でのNATOによるユーゴスラビア空爆(99年)だ。ミロシェビッチ政権によるコソボでの「民族浄化」を理由に人道目的で実施されたが、国連安保理決議の裏付けがなかったため、正当性に疑問符が付いた。ラスムセン事務総長が安保理決議を介入条件に強調するのはユーゴ空爆の教訓がある。

 一方、米国は飛行禁止空域設定という軍事介入になお慎重だ。飛行禁止空域が暴力停止に有効か、という本質的な疑問も背景にあるようだ。

 ダールダー駐NATO米大使は7日、飛行禁止空域の設定について「戦闘機には効果的だが、ヘリコプター(による攻撃)や地上戦への効果は限定的だ」と指摘。カダフィ政権による空爆の減少を挙げ、飛行禁止空域でも「今起きていることにあまり影響を及ぼさない。すべての問題が解決するわけでもない」と述べた。

 しかし、カダフィ政権への圧力の意味合いもあり、米国は軍事介入の可能性は否定せず「無防備の市民が重大な危機に陥る」(オバマ大統領)事態になれば介入する場面も出てくるとみられる。

 中東の衛星放送アルジャジーラによると、北中部ラスラヌフでは、8日も民家周辺などで空爆があり、市民数人が死亡した。西部のミスラタとアズザウィーヤでも激しい戦闘が行われ、少なくとも18人が死亡した。

2319チバQ:2011/03/08(火) 23:31:26
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110308/mds11030817300007-n1.htm
リビア中部攻防、鍵握る部族勢力  政権拠点で離反も
2011.3.8 17:24

7日、リビア中部ラスラヌフで、政権側による空爆の後に立ち上る煙(AP)
 リビア最高指導者カダフィ大佐の出身地であり、反体制派勢力の西進を阻む政権側の拠点となっている中部シルトをめぐる激戦が続く中、戦いの鍵を握る存在として部族勢力の動向が注目されている。反体制派は、シルトの主要部族が政権から離反する兆候があると指摘した。

 「シルトの主要5部族のうち3部族がわれわれに友好的な姿勢を示している」。国軍を離脱、反体制側に加わった准将は7日、共同通信にこう指摘。政権側についているのは、カダフィ氏出身部族のカダードファ族など2部族だと語った。

 准将は「リビア人同士で血を流さないよう部族間で対話が進んでいる」と述べ、シルト攻略に自信を示す。またロイター通信によると、シルトのカダードファ族も反体制側に交渉の打診を始めたとの情報もある。(共同)

http://mainichi.jp/select/world/news/20110308ddm002030041000c.html
リビア:3部族の動向カギ 政府軍は東進、戦闘激化
 【カイロ大前仁】北アフリカ・リビアでは、政府軍が反政府勢力の拠点数都市を攻撃、北中部ビンジャワドを奪還し7日、反政府勢力が掌握する東方のラスラヌフに向けて進軍している模様だ。一方、反政府勢力側もカダフィ大佐の故郷で政権派の拠点都市シルトに向け西進しており双方の戦闘が激化している。

 反政府勢力は5日にビンジャワドを支配下に置いたが6日の政府軍の反撃でラスラヌフまで撤退を強いられた。政府軍は6、7両日、ラスラヌフも空爆しビンジャワド、ラスラヌフ両市で10人以上が死亡した。一方、首都トリポリ周辺で西部ミスラタや西部アズザウィーヤでも政府軍が奪還を目指し攻撃を仕掛けたが、反政府勢力が退けた。

 戦闘が激化する中、双方による国内の有力部族の取り込みも激しくなっている。反政府勢力代表でつくる国民評議会は5日に初会合を開いた。評議会は東部諸部族を中心に構成されるが、最も注目されるのが推定100万人の部族員を抱える国内最大部族ワルファラの動向だ。

 ワルファラはカダフィ氏が優遇する「主要3部族」の一角だったが、先月下旬、幹部の一人が反政府派支持を表明した。カダフィ氏が、93年に起きた自分に対する暗殺未遂事件に絡んで、同部族の関係者を処罰したことへの反発が離反の背景にあるとみられている。

 リビア人ジャーナリストのアフメド・アルクエアディ氏によると、すでに一部のワルファラ族は評議会参加の意向を示し、「同族が全面的に参加すれば、政権にとり大打撃となる」という。

 カダフィ氏が優遇した主要3部族のうち、マグラファと自らの出身部族カダファの2部族は、政権支持を変えていない。これらの部族は治安機関や「革命指導評議会」の要職を与えられるなど優遇されてきた。

 主要3部族のさらなる切り崩しを狙う国民評議会は、市民への政府軍による軍事攻撃の責任がカダフィ氏個人にあり、出身部族に責任はないとすることでカダファ族に連携を呼びかけている。一方でカダフィ氏は反政府側に参加した北西部部族に現金の提供を持ちかけ、取り込みをはかっているという。

 リビアには小さなものも含め100以上の部族があり、うち有力部族は15〜20とされる。特にカダフィ体制では議会や地域統治組織が存在せず、国の実態は「部族の寄せ集め」とみられてきた。そのためカダフィ政権が崩壊するような場合、部族連合が有力な受け皿になるとみられている。

2320チバQ:2011/03/08(火) 23:39:02
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110308/mds11030820230010-n1.htm
イラン新議長に保守穏健派 ラフサンジャニ氏は不出馬
2011.3.8 20:21
新議長に選ばれた保守派穏健派の有力者マハダビキャニ師(2010年2月23日撮影)=AP
 イラン最高指導者の任免権がある専門家会議(定数86)の新議長に保守派穏健派の有力者マハダビキャニ師(79)が8日、選ばれた。イランのメディアが報じた。最高指導者ハメネイ師、保守強硬派アハマディネジャド大統領の政敵である保守穏健派重鎮の前職ラフサンジャニ議長は出馬せず、体制内での同派の影響力低下が明らかになった。今後、ハメネイ師や大統領ら保守強硬派の内外に対する強硬姿勢が強まる可能性もある。ハメネイ師の後継を選ぶ可能性もある重要ポストだけに、選挙の行方が注目されていた。マハダビキャニ師は81票中63票を獲得した。

 ラフサンジャニ前議長は1989年から2期8年、大統領を務めた。国会と護憲評議会の調停に当たる最高評議会の議長も務める。アハマディネジャド大統領から「親米派」の象徴と批判されていた。(共同)

2321チバQ:2011/03/08(火) 23:39:35
http://www.asahi.com/international/update/0308/TKY201103080436.html
穏健派のイラン元大統領、専門家会議議長選の出馬見送り2011年3月8日19時49分
 【テヘラン=北川学】イランの最高指導者の任免権を持つ専門家会議は8日、新しい議長に保守派のマフダビキャニ師を選出した。現議長で保守穏健派のラフサンジャニ元大統領は議長選への立候補を見送り、議長を退く。保守強硬派アフマディネジャド政権に対抗してきた穏健派の発言力は低下するとみられる。

 ラフサンジャニ師はアフマディネジャド大統領の政敵で、大規模な反政府デモを引き起こした2009年6月の大統領選では改革派のムサビ元首相を支持。翌月、イスラム教金曜礼拝の導師として「国民は選挙結果に疑念を抱いている」と演説し、保守強硬派の批判を浴びた。その後は公の場に姿を見せることもなく、事実上の失脚と見られていた。

 ラフサンジャニ師は立法上の意見対立を調停する最高評議会議長として指導部にとどまるものの、影響力は限られるとみられる。

 専門家会議は定数86。イスラム法学者で構成される。最高指導者を選出、罷免(ひめん)、監督する権限があるが、実際は死亡時の後継者選びが役割とされる。

2322チバQ:2011/03/08(火) 23:49:33
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110308/erp11030808060002-n1.htm
【日々是世界 国際情勢分析】
中東の変革を牽制するロシア
2011.3.8 08:02
 ロシア政府が、中東・北アフリカで拡大する反体制デモの自国への波及に神経をとがらせている。

 ウラジーミル・プーチン首相(58)は、リビアなどの反体制派を積極的に支持する欧米を牽制(けんせい)し、ドミトリー・メドベージェフ大統領(45)も、アラブ諸国で「長期にわたる混乱が起きかねない」と警告し、民主化運動の“負の側面”を強調。アラブ諸国同様、言論や政治活動の自由を厳しく制限するロシアの懸念を逆に浮き上がらせた格好だ。

 「もし(中東のイスラム過激派が)勢いづけば、ロシアの北カフカス地方や、他の国々に影響を及ぼさないわけはない」

 2月24日にブリュッセルを訪問したプーチン首相は記者団にこう語り、中東の政変でイスラム過激派が勢力を増しかねないとの警戒感を示した。

 プーチン氏はさらに、革命を経て、イスラム原理主義勢力が政権を握ったイランや、イスラム過激派が勢力を伸ばす北カフカス地方などを挙げ、中東での独裁体制の崩壊と自由選挙を後押しする欧米諸国の姿勢を暗に批判した。

 2月25日付の英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)は「プーチン氏が記者団に教えようとしたことは、欧米は(カダフィ政権の崩壊によって)リビア情勢が好転すると期待してはならないということだ」と指摘した。

 一方、2月22日付の米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)によると、メドベージェフ大統領は国防関係者との会合で、中東の混迷が長期化することで「狂信者」が実権を握る可能性があると強調。「(アラブ諸国で)混乱が今後数十年にわたって続き、過激派勢力のさらなる拡大につながる」と危機感を促した。

 ただ、ロシアの野党関係者は、クレムリンの懸念はエジプトと同様の政変が国内に起きることにあり、「過激派の台頭」への危機感をあおるのはそれを覆い隠す“方便”だと指摘する。

 ロシア政府は、体制変革の波が自国に波及しないよう欧米を牽制しながら国内の引き締めを図っている。同時に中東情勢の不安定化をてこに、原油価格の高騰を通じた自国の資源産業の国際的な影響力拡大も狙っている。

2323チバQ:2011/03/08(火) 23:55:05
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110308/mds11030823300015-n1.htm
反体制派、カダフィ氏に72時間以内の退去勧告
2011.3.8 23:29
 【カイロ=大内清】混乱が続くリビアで、石油施設のある中部ラスラヌフを制圧していた反体制派の部隊は8日、前日に続き最高指導者カダフィ大佐側の軍部隊による空爆を受けた。フランス通信(AFP)などが伝えた。火力と航空戦力で優勢を誇り、市民への無差別攻撃もいとわないカダフィ氏側が徐々に反体制派を押し返しつつある。

 一方、カダフィ政権の司法書記(法相)を辞任し、現在は北東部ベンガジの反体制派組織「国民評議会」議長を務めるアブドルジャリル氏は8日、中東の衛星テレビ局アルジャジーラに、カダフィ氏が退陣すれば「訴追しない」と言明。その後、「72時間以内の(国外)退去」を勧告した。直接交渉はしていないとしている。

 カダフィ氏の進退をめぐっては、アラブメディアが7日、同氏が国民評議会に対し、(1)自らと家族の安全の確保(2)資産の保証(3)国際刑事裁判所(ICC)への訴追免除−を条件に権力放棄を提案したと報道。カダフィ氏側は報道を否定したが、水面下では落としどころを探る動きが進んでいる可能性もある。

 ただ、反体制派にはカダフィ氏側との交渉を拒絶する声が強く、内部での意思統一ができていないとの見方も出ている。

 またロイター通信などによると、首都トリポリの西約50キロの要衝ザーウィヤや、東約200キロの第3の都市ミスラタはカダフィ氏側に包囲されており、8日、反体制派との間で激しい戦闘が起きているもようだ。

2324チバQ:2011/03/09(水) 20:31:49
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110310k0000m030025000c.html
リビア:カダフィ軍の“徴兵”恐れ出国 出稼ぎアフリカ人
 【ラサジール(チュニジア南部)藤原章生】「よその国のため、よその人を殺すことなどできない」−−。リビアに出稼ぎに来ていた中部、西アフリカの若者は、チュニジアへ逃れた後、そう声をそろえた。騒乱が始まった2月中旬から少なくとも今月7日まで、リビア政府軍は国内に残るアフリカの若者を執拗(しつよう)に、時に暴力的に雇い兵にしようとしていたことが、避難民の証言で明らかになった。

 チュニジア国境へ8日午前に逃げてきたスーダンのダルフール難民、アルサディグ・イスハグさん(25)は6日深夜、トリポリのクレミア地区のアパートに政府軍兵士が押しかけ「政府軍に協力してくれ」と迫られた。「自分たちは難民で武器など持ったことはない」と断ると、家中をめちゃくちゃにされ、現金や家電など金目の物を奪われた。

 ほぼ同じ時刻にイスハグさんと同じ部族マサティトゥの若者1人が政府軍兵士に連れ去られたという。また、トリポリ東方の町ミスラタにいる兄(27)によると、7日午前0時ごろ同じ部族の15人が、武装した私服の男たちに誘拐され、8日午後になっても行方が分からないという。「私は騒乱の前、警察に滞在許可証が不備だと言われ、1カ月間投獄された。立場の弱い難民ばかりが狙われているとしか思えない」とイスハグさんは言う。

 ガーナ出身のサムエル・バリマさん(22)も「騒乱が始まった直後の2月17日、27歳の叔父は友人4人とマディマ地区を歩いていた時、政府軍兵士に入隊を迫られ、断るといきなり撃ち殺された」と言う。また、ナイジェリア出身のグッドラック・オブディマさん(22)も今月5日、トリポリで兵士に「大金をやるから我々に協力してくれ」と言われた。ガーナ人、スティーブン・コビさん(27)、ソマリア難民のアリ・マフムードさん(23)の証言もほぼ同じで、トリポリから来た中部アフリカ出身の避難民にはカダフィ軍の“徴兵”を恐れ出国した人が少なくない。

 2月の騒乱当初、「アフリカの雇い兵を見た」という目撃情報が相次いだが、元リビア空軍将校のエルグスビさん(64)は「騒乱の何年も前からカダフィ政権がマリやチャドなどから集めた兵隊」だという。カダフィ軍はそれでは足りず、新たにアフリカ人を雇おうと躍起になっていることが証言からうかがえる。

 マフムードさんは「リビアの内乱なんだから自分たちでやればいい。リビア人は自分が死にたくないから、アフリカ人を前線に立たせる。なぜ僕らばかりを雇うのか。色のせいか?」と手首を指でたたき、肌の色を指してみせた。

2325チバQ:2011/03/09(水) 20:33:41
http://mainichi.jp/select/world/news/20110309k0000e030020000c.html
リビア:首都西50キロの都市攻撃 各地で激しい攻防続く
 【カイロ大前仁】リビア政府軍は8日、首都トリポリの西約50キロにある都市アズザウィーヤを攻撃し、市内に大きな被害が出た。カダフィ政権と反政府勢力が停戦へ向けた動きを見せ始めたとする現地からの報道がある一方で、各地では激しい攻防も続いている。

 ロイター通信によると、アズザウィーヤを包囲した政府軍は40〜50台の装甲車や軍機を投入。反政府勢力が依然として市中心部を掌握しているが、モスク(イスラム礼拝所)を含めた多くの建物が破壊されたという。政府軍は2月末から、首都に近い同市への攻撃を繰り返している。

 一方で反体制派が掌握する西部ミスラタの住民によると、市近郊に配備されていた一部の政府軍部隊が8日、東方へ移動した。カダフィ大佐の出身地、中北部シルトへ向かったか、主戦場となっている中部戦線へ増援された可能性がある。

 東部地域の反体制派「国民評議会」で中核を担うアブドルジャリル前法相は8日、カダフィ氏が72時間以内に国外退去すれば一家の資産を保証し、国民に対する武力攻撃について訴追しない考えを示した。カダフィ政権が8日までに評議会に対し停戦案を持ちかけたとの報道があったが、評議会報道官は停戦に応じない考えを強調、政権側も否定した。

2326チバQ:2011/03/09(水) 22:40:22
http://mainichi.jp/select/world/news/20110309ddm007030011000c.html
イラン:反政府デモ 政府、「弾圧」貫く 治安部隊展開、市民に疲れ
 イランでは先月14日から散発的に反政府デモが続き、当局は繰り返し大量の治安部隊を展開し、強力に運動を抑え込んできた。国際社会からの批判も無視する同国が、徹底弾圧の方針を変える気配はない。一方で、参加する市民側にはデモ疲れや無力感も漂い、運動は次第に弱体化している印象だ。

 イラン政府は、中東・北アフリカ諸国で相次いで展開される市民によるデモを「イスラムの目覚めだ」(最高指導者ハメネイ師)と称賛。一方で、自国内のデモは「外国勢力が扇動したもので、市民による運動ではない」として弾圧、矛盾した姿勢を取り続けてきた。

 当局は先月中旬から、デモを主導する改革派のムサビ元首相とカルビ元国会議長を自宅軟禁状態に置き、2人が拘置所に移送されたとの情報もある。政府が厳しい姿勢に転じ、改革派支持の若者の間には反発よりもあきらめや運動立て直しを求める声が目立つ。

2327チバQ:2011/03/09(水) 22:41:25
http://www.asahi.com/international/update/0309/TKY201103090121.html
クウェート 初の本格的デモ 千人、ツイッターなどで(1/2ページ)2011年3月9日11時2分
 【クウェート市=郷富佐子】クウェート市内の内閣府前で8日夜(日本時間9日未明)、首相の辞任や言論の自由などを求める抗議デモが実施された。複数の若者グループがツイッターなどで呼びかけ、野党勢力の支持を得たもので、約千人が参加した。中東各地で民主化要求が高まって以来、クウェートでの本格的なデモは初めて。

 「新しい憲法で新しい政府と首相を! 3月8日は若い世代が始まる日だ」。多数の警官が警戒するなか、日没後の祈りを終えた人々が広場に続々と集まってきた。ほとんどがアラブ風の白い長衣の男性で、iPadや最新型の携帯電話を持った人が多い。

 呼びかけたのは三つの若者グループで、「エジプトなどの民主化の動きに触発された」という。公式の政党設立は禁止されているが、国民議会(一院制、定数50)には会派があり、デモには複数の野党系会派の議員も参加。主な要求は(1)ナセル首相の即時辞任と内閣総辞職(2)民意に基づく内閣(3)憲法改正などだ。

 同国ではサバハ家が250年以上にわたり元首である首長を務め、首相は首長が任免する。現首相は首長のおいだ。首長は先月、「英国からの独立50周年」と「イラク占領からの解放20周年」を記念する名目で、全国民に1千クウェートディナール(約30万円)と14カ月分の食糧を支給。中東諸国で広がる民主化要求デモを恐れての「ばらまき」ともみられる。

 同国の統治は、形の上では首長、国民議会、内閣の3者が中心だが、実際には閣僚も首相の助言で首長が任免。国民議会の議員は直接選挙で選ばれているが、必ずしも民意が政治に反映されていないとの不満が市民にはある。

 この日のデモでは「現首相になってから言論規制が強まった」との訴えも目立った。同国では「ディワニヤ」という伝統的な寄り合いで政治談義などをするが、昨年12月に憲法を議論していたディワニヤに治安部隊が捜索に入り、野党派議員らが殴られて負傷する事件があった。

 また最近、男性が警官の取り調べ中に死亡し、野党系会派の議員らが「警官による虐待だ」と内相を批判。内相は先月辞任したが、政治家や役人などの腐敗への不満が高まっている。

 同国は日本にとって5番目の原油輸入先で、輸入量全体の約7%を依存している。

2328チバQ:2011/03/10(木) 23:54:43
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110311k0000m030065000c.html
イエメン:憲法改正の国民投票へ 大統領の即時退陣避け
 【カイロ和田浩明】イエメンのサレハ大統領は10日演説し、今年中に大統領権限の制限などを柱とした憲法改正の国民投票を実施する方針を表明した。国営通信が報じた。首都サヌアなど国内各地で続いている反体制デモの参加者が求める大統領の即時退陣を避ける意図があるとみられる。だが、当局の弾圧で多数の死者を出しているデモ隊側からは「不十分な提案で時機も失している」と批判が出ている。

 32年にわたり権力の座にあるサレハ大統領は、大統領に集中する権限について立法府への一部移管を含む憲法改正や地方自治の強化、選挙法改正、国内各派を取り込んだ「挙国一致内閣」の設立を提案。新体制下では「議会が選んだ政府が国家運営を行うことになる」と説明した。

 チュニジアに端を発した中東政変でイエメンでも2月から反体制デモが激化。サレハ氏は13年の次期大統領選挙への不出馬を明言したが、退陣要求は衰えていない。当局の弾圧も強硬化しており、国際人権団体などの調査ではこれまでに30人が死亡している。

http://www.asahi.com/international/jiji/JJT201103100119.html
憲法改正へ国民投票=大統領が表明、即時退陣回避狙う―イエメン2011年3月10日20時6分
 【カイロ時事】イエメンのサレハ大統領は10日、大統領に集中する権限の一部を議会に移譲することを視野に、憲法を改正するための国民投票を年内に実施すると表明した。首都サヌアで数千人規模の大統領支持派を前に演説して明らかにしたもので、民主的な議会の設置や新選挙法の制定にも意欲を示した。

 演説は、長期独裁の大統領辞任を求める連日のデモを受けたもの。同国では11日にも大規模集会が予定されており、これを前に民主化推進へ前向きに取り組む姿勢を示すことで、反政府派が求める即時退陣要求をかわす狙いがあるとみられる。

 演説は国営テレビでも放送され、大統領は「政権支持者であれ対立勢力であれ、引き続き全てのデモ参加者を保護するよう治安部隊に指示した」と強調した。 


[時事通信社]

2329チバQ:2011/03/11(金) 00:10:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110310/mds11031022140009-n1.htm
一貫性示せぬ米のリビア戦略「国益損なう」批判も出始める
2011.3.10 22:07 (1/2ページ)

10日、政府による外国メディア取材ツアー先のトリポリ市内でカダフィ大佐の写真を掲げる政府支持の市民ら(ロイター)
 【ワシントン=犬塚陽介】事実上の内戦状態にあるリビア情勢をめぐり、オバマ米政権内で一貫性を欠く発言が目立っている。軍事介入も辞さない強硬姿勢を示す一方で、飛行禁止区域設定では作戦の困難さを強調。こうした見解のぶれが、リビアの反体制勢力や国際社会の混乱や不信を招いて、「米国の国益を損なっている」との批判も出始めている。

 「数多くの矛盾したメッセージを発することが、リビアへの圧力を弱め、米国の信頼性をぐらつかせている」。米紙ニューヨーク・タイムズは9日付の社説で、政権のリビア政策を厳しく批判した。

 ホワイトハウスは表面上、カダフィ政権に強硬な姿勢を続けている。オバマ大統領は「軍事面を含むすべての手段を検討している」と強調し、カーニー大統領報道官は、反体制派への武器供与も選択肢の1つとの見解を示している。

 しかし、クリントン国務長官は9日、飛行禁止区域の設定などの軍事的な介入をめぐって「国連の決議があることが非常に重要と考える」と発言。ロシアや中国が難色を示す国連決議へのこだわりは、軍事的なオプションに消極的な姿勢の表れとの観測が広がった

 すると、カーニー大統領報道官が単独行動の権利もあることに言及し、方向性のつかみにくい発言が政権中枢から相次いでいる。

 米シンクタンク、外交問題評議会のリチャード・ハース会長は米紙への寄稿で「リビアは政治的にも石油市場への影響でも、米国の最重要国とは言い難い」と述べ、むしろ「曖昧な定義による介入」を回避すべきと指摘している。

 米ラスムセンの最新世論調査では、米国人の63%がリビアに介入すべきでないと答えるなど、消極的な国内世論も、政権のアプローチが定まらない理由の1つとみられる。

 ただ、カダフィ大佐側が反体制派や国民への無差別攻撃をエスカレートさせれば、米国の煮え切らない態度がやり玉に挙がる危険もはらんでおり、オバマ政権は内外の世論を見極めながらの対応を迫られている。

2330チバQ:2011/03/11(金) 00:11:44
http://www.asahi.com/international/update/0310/TKY201103100524.html
仏がリビア反体制派を承認 欧州議会も承認求める決議2011年3月10日22時51分

 【ブリュッセル=井田香奈子】フランスのサルコジ大統領は10日、リビアの反体制派で構成する「国民評議会」を、リビア国民の唯一の代表として正式に承認した。主要国で国民評議会を代表と認めたのは初めて。

 フランスと国民評議会は相互に大使を派遣するという。サルコジ氏は同日、パリで国民評議会の主要メンバーと会談した。

 一方、欧州連合(EU)の欧州議会は同日の本会議で、国民評議会を代表として承認するようEUに求める決議を可決した。EU27カ国が承認するかどうかは加盟国側が判断する。EUのアシュトン外交安全保障上級代表(EU外相)は9日、情勢が流動的な現状での承認に否定的な考えを示していた。

2331チバQ:2011/03/11(金) 00:12:43
http://mainichi.jp/select/world/news/20110310ddm002030094000c.html
リビア:停戦交渉の動き カダフィ大佐、エジプトに使者
 【カイロ大前仁】北アフリカ・リビアで反政府勢力が、最高権力者カダフィ大佐の国外退去を条件に停戦案を表明するなど、政治交渉への動きが出始めた。カダフィ氏は9日、エジプトに使者を派遣、何らかの騒乱打開策を探っているとみられる。だが政府軍は同日、反政府派が支配する西部アズザウィーヤに戦車で進軍するなど激しい戦闘は続いており、政治的解決には難題も多い。

 反政府勢力でつくる国民評議会のアブドルジャリル前法相は、カダフィ氏に「出口」を与える狙いで72時間以内の国外退去を提案したと説明した。中東の衛星テレビ局アルジャジーラとの会見で明らかにした。政権側も8日までに評議会に対し交渉開始を提案したとされ、双方に交渉姿勢が出てきた。

 カイロのリビア政府関係者によると、カダフィ氏の使者は航空機でカイロに到着。エジプトを暫定統治するタンタウィ軍最高評議会議長(国家元首)と面会し、カダフィ氏のメッセージを伝える予定だという。内容は明らかでない。ロイター通信によると、他の航空機2機も9日にリビアの首都トリポリを出発、それぞれブリュッセルとポルトガルへ向かい、使者が欧州側当局者と会談するらしい。

 こうした動きの背景には、戦線のこう着がある。反政府勢力は先月17日の蜂起以来、支配地域を広げたが、政府軍の反撃を受け、進軍は止まった。

 反政府側は兵力の組織化、武器や装備で後れを取り、カダフィ派が拠点とする中部シルトやトリポリの攻略戦に着手できる見通しは立っていない。国際社会に、飛行禁止空域の設定などを求めているが、国際社会の対応は不確定だ。

 一方、政府軍は戦車や戦闘機を投入し、中・西部の反政府派の都市を攻撃しているが、大幅な失地奪還に至っていない。カダフィ氏は9日の国営テレビで国外退去を条件とした退陣話を否定するとともに、飛行禁止空域が設定された場合、徹底抗戦すると述べた。

 仮に政治交渉が模索されても、実現には障害が多い。前法相の停戦案ではカダフィ氏一家を訴追しないとしているが、国際刑事裁判所(ICC)は「人道に対する罪」で一家や側近に対する予備調査を開始。ICCが有罪判決を下した場合、リビア国内法で拘束されなくても逮捕・協力の義務が生じる。また、国民評議会の報道官は、停戦交渉には着手していないと説明するなど、反政府側がどの程度、一枚岩なのかにも疑問が残っている。

2332チバQ:2011/03/12(土) 15:52:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110312/mds11031215090008-n1.htm
反体制派、戦闘では劣勢に
2011.3.12 15:08
11日、ベンガジ市内で反カダフィ派臨時政府を認めたフランスの国旗を屋上から垂らして喜ぶ反カダフィ派市民(ロイター)
 【カイロ=大内清】内戦状態にあるリビアで、北東部ベンガジを拠点とする反体制派は11日、同国最高指導者カダフィ大佐側の軍部隊に奪還された石油関連施設の多い中部ラスラヌフに再度、攻勢をかけ、カダフィ氏側と衝突した。カダフィ氏側は戦闘機を使い反体制派の拠点などを空爆。反体制派側は外交面で米欧などへの働きかけを強めているものの、戦闘では徐々に劣勢に追い込まれつつある。

 カダフィ氏は同日、国営メディアを通じ、米欧が進める対テロ戦やアフリカから欧州への不法移民対策への協力を停止すると示唆。次男のサイフルイスラム氏も同日、記者会見を行い、中東の衛星テレビ局アルジャジーラなどによると、「反体制派にキューバ・グアンタナモ米海軍基地のテロ容疑者収容所からの出所者が参加している」などと主張した。

 両氏とも、米欧諸国に根強いイスラム過激派によるテロへの恐怖心をあおり、反体制派との関係強化の流れを阻害するのが狙いとみられる。リビアのカイム外務次官も11日の会見で、反体制派組織「国民評議会」を唯一、正統性を持つ代表として承認したフランスとの外交関係の凍結を発表した。

2333チバQ:2011/03/12(土) 15:55:28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110311/mds11031121080010-n1.htm
強固な足場築けない「国民評議会」 政治・軍事両面劣勢 正念場
2011.3.11 21:02 (1/2ページ)
10日、ラスラヌフ近くでカダフィ大佐支持の部隊によって砲撃される反政府派の車両(ロイター)
 【トブルク(リビア北東部)=黒沢潤】リビア北東部ベンガジを拠点とする反体制派組織「国民評議会」が本格始動してから1週間がたつ。しかし、組織は脆弱(ぜいじゃく)で、統治能力への疑問などからカダフィ政権に代わる正統政府として明確に承認したのは、ほぼフランスのみにとどまっている。傘下の反体制部隊が政権軍に拠点を奪われるケースも目立っており、正念場にさしかかっている。

 評議会筋によれば、評議会は憲法制定作業をカダフィ政権崩壊後から始める方針という。しかし、憲法はもとより、新体制の大まかな指針すら発表できない状況下では「他国から承認してもらう説得材料に欠く」(外交筋)のが実情だ。

 リビアの新体制づくりは「チュニジアやエジプトと異なり『ゼロ』から始める困難さ」(北東部デルナ暫定市長、ファラージュ・ウジェイリ氏)を伴う。独裁政権が41年も続き、評議会の中には政治経験がほとんどない代議員もいるからだ。

 評議会はこれまで数回、全体会合を開いてきたが、各地から送り込まれる複数の代議員は地元の自治に追われ、協議に毎回参加できる状況ではない。このため、国際社会への「飛行禁止区域」の設置要請も、全代議員の一致した意見ではないという。

 評議会の代議員数は30人または31人とされる。代議員の定数が未定なのは「街から送り出す代議員5人のうち、2人についてしか街全体の同意がない」(トブルクの当局者)など、各都市が人選に苦慮しているためだ。「有力海外亡命者の参画なしに重要事項を決められない」(外交筋)との意見も強くあるという。

 ベンガジのガリユニス大講師ナジラ・マンゴウシュ氏は「評議会内の有力者は強力な指導力を発揮できていない。カダフィが独裁者として強大な力をふるったトラウマだ」と指摘する。

 国民評議会は、傘下の反体制部隊が政権軍から猛反撃を受けていることに動揺を隠せないでいる。

 政権の圧倒的な軍事力に対し、反体制側の主な移動手段は乗用車や荷台付きの車両だ。戦闘機を迎え撃つのは対空砲でなく、束ねた機関銃であることも多い。

 評議会内の確執も伝えられる中、評議会幹部アブデルファフィド・ゴガ氏は「軍事面であれ何であれ国際社会の支援が欲しい」と訴えた。

2334チバQ:2011/03/12(土) 23:26:22
>>2017

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110312/mds11031220220012-n1.htm
民政移管へ決選投票 ニジェール大統領選
2011.3.12 20:21
 昨年2月に軍事クーデターが起きた西アフリカ・ニジェールからの報道によると、同国で12日、大統領選の決選投票が行われた。4月に予定される民政移管に向けた選挙で、1月末の第1回投票で36%を得票した野党候補のイスフ氏と、23%を得票したウマル元首相の争い。

 第1回投票で3位だったアマドゥ元首相らが当初の見通しに反してイスフ氏支持に回ったため、決選投票はイスフ氏有利とみられる。大勢は数日で判明する見込み。

 イスフ氏は、クーデターで大統領を解任されたタンジャ氏が主導した大統領の3選禁止を撤廃する憲法改正に対し抗議を呼び掛け、2009年に投獄された。ウマル氏はタンジャ氏の下、07〜09年に首相を務めた。ニジェールは世界有数のウラン産出国。1960年の独立以来、クーデターが相次いできた。(共同)

2335チバQ:2011/03/13(日) 13:28:50
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110313/mds11031309510003-n1.htm
スーダン南部の自治政府、北部との協議停止 武装勢力支援と糾弾
2011.3.13 09:46

 1月の住民投票でスーダンからの分離独立が決まった同国南部の自治政府与党、スーダン人民解放運動(SPLM)幹部は12日、バシル大統領を含めた北部側が南部の反自治政府武装勢力を支援していると糾弾し、北部との協議を一時停止すると表明した。ロイター通信などが伝えた。

 南部では住民投票後、武装勢力と南部のスーダン人民解放軍(SPLA)との戦闘が続発。12日も上ナイル州で戦闘があり、少なくとも30人が死亡した。南部の主張を北部側は否定している。

 南部は7月に独立を宣言する見通しだが、南北の境界線画定や石油収益の分配など未解決の問題について、南北間の協議が続いていた。(共同)

2336チバQ:2011/03/13(日) 13:29:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110223/mds11022307430008-n1.htm
スーダン南部独立 南北融和のカギ握る石油
2011.2.23 07:42 (1/3ページ)

 スーダン南部の独立が住民投票の結果、約99%の賛成で決まり、7月にはアフリカで54番目の国家が誕生する見通しとなった。2度の内戦を経て分裂することになったスーダン。南北とも、その前途はなお多難だ。(カイロ 大内清)

 ◆分断統治

 スーダンは19世紀末、英国とエジプトの共同統治下に置かれた。その中で英国は、政治の中心地でアラブ系イスラム教徒が多い北部の近代化を進める一方、キリスト教や土俗宗教を信仰する黒人系民族が中心の南部は孤立させる「分断統治」政策を採用。これが南部人の不公平感につながり、独立(1956年)の前年からの第1次内戦(55〜72年)の一因となった。

 83年には、北部の中央政府によるシャリーア(イスラム法)導入に反発し、南部の主要民族ディンカ人を主体とするスーダン人民解放軍(SPLA)がゲリラ戦を拡大して第2次内戦が発生。2005年に米英などの仲介で包括和平合意が成立し、11年に南部の分離独立の是非を問う住民投票を実施することになった。

 ◆双方に問題

 今年1月、その住民投票が行われ、開票の結果、今月7日に南部独立が決定したが、これでスーダンが抱える問題が消えてなくなるわけではもちろんない。

 北部にはSPLAの影響力が強い地域があり、北部の中央政府には、これらが南部編入を求め始めるのではないか、との警戒感がある。北部で暮らす50万〜150万人の南部人の法的地位もはっきりしていない。

 南部にも問題は多い。民兵を含むと数十万人とされる兵士をどう社会復帰させていくのか。兵士の中には「物心がついたころから戦場にいた」という者も少なくなく、「戦闘」以外の知識がない者も多い。

 また、南部にはディンカのほかにもヌエル、シュルクなど言語や文化の異なる数十の黒人系民族がいる。内戦中には離合集散を繰り返し、敵対するケースもあった。独立の祝賀ムードの中でも過去のわだかまりは消えておらず、北部という共通の敵を失ったことで、いずれ南部人同士が争いを始めるのではないか、と懸念する専門家は多い。

 さらに、南北には根深い不信感が残っている。南部自治政府は今月、中央政府が南部の反主流派を支援していると非難した。

 ◆協議は難航

 果たして南北融和は可能なのか。そのカギを握るとみられるのが石油だ。

 石油収入は双方の経済にとり死活的に重要であり、現在のところ、その配分をめぐる協議は難航している。ただ、スーダンの油田は南部に集中する半面、輸出にはパイプラインで北部の港に運ばなくてはならず、南北は相互に依存せざるを得ないのが現実だ。

 南部独立を支持してきた米国は最近、バシル大統領が率いる北部の中央政府に対する敵視政策の見直しに言及している。隣国エジプトのスーダン専門家は「バシル政権への経済制裁が解除されれば北部への投資が活発し、その結果、南部への妥協も生まれやすくなる」と話している。

                   ◇


くすぶる中部アビエの帰属


 2005年の包括和平合意に基づき、中部アビエではその帰属先を南北どちらにするかを問う住民投票も同時に実施予定だったが、延期された。実施のめどは立っていない。

 豊富な石油資源が眠るといわれるアビエは第2次内戦の激戦地のひとつ。住民の多くは南部の主要民族ディンカ人系で、南部自治政府の指導部にもアビエ出身者が多い。住民投票の有権者を定住民に限定すれば、投票の結果、南部編入が決定するのは間違いないとみられている。

 しかしアビエを手放したくない北部のバシル政権は、アビエ周辺を生活圏とするアラブ系遊牧民ミッセリアも有権者に含めるべきだと主張。これに南部が反対し、投票は延期された。

 ミッセリア自身、北部残留を強硬に求めており、アビエでは今年に入り、ミッセリアと南部自治政府との衝突が相次いでいる。

2337とはずがたり:2011/03/13(日) 15:15:34

<フランス>リビア空爆を検討…EU緊急首脳会議で打診へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110311-00000038-mai-int
毎日新聞 3月11日(金)12時27分配信

ベルギーの首都ブリュッセルで、リビアの最高権力者カダフィ大佐に抗議する人たち=2011年3月10日、AP

 【パリ福原直樹、カイロ樋口直樹】フランスのサルコジ大統領が11日開かれる欧州連合(EU)の緊急首脳会議で、リビア政府の拠点施設に絞った限定的空爆を各国に打診する。サルコジ大統領とキャメロン英首相は10日の共同書簡で、リビアの反体制派組織「国民評議会」を支持し、EU各国に飛行禁止空域設定を提案する意向を示した。

 仏政府幹部は毎日新聞の取材に限定的空爆実行については「あくまでEU内の一定の合意が必要だ」と述べ、EU首脳会議では、英国などと協調しつつ、空爆の是非について「慎重な議論」を進めるという。仏AFP通信によると、フランスが検討中の攻撃対象は、トリポリやその近辺にある参謀本部など3カ所という。

 英仏首脳はEUのファンロンパウ欧州理事会常任議長(大統領)あての書簡で、カダフィ氏の退陣を強く求める一方で、EUがリビアの「国民評議会」を「唯一の交渉相手」とするよう求めた。

 仏は10日、リビアの「国民評議会」を初めて承認した。サルコジ大統領の積極的な外交姿勢の背景には、チュニジアやエジプトでの民衆革命に対する対応が遅れ、国内での大きな批判を受けたことがあると見られる。

 一方、リビアのカイム副外相は10日、西欧諸国などが反体制派を正統な代表として認めるなら、外交関係の断絶も辞さない考えを表明した。ロイター通信が伝えた。副外相はフランスの承認行為は「違法」で、他の欧米諸国が承認すれば、「行動を起こさなければならない」と、対抗措置を取ると警告した。

最終更新:3月11日(金)13時25分

2338とはずがたり:2011/03/13(日) 15:19:56
リビア:中部ラスラヌフ周辺で激戦 カダフィ大佐故郷近く
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110307k0000m030045000c.html

 【カイロ大前仁、ベンガジ(リビア北東部)高尾具成】リビア政府軍と反政府勢力は6日、大規模な石油関連施設がある中部ラスラヌフ周辺で激しく交戦した。ラスラヌフは最高指導者カダフィ大佐の故郷で政権派拠点のシルトの東約200キロ。反政府側は「(カダフィ体制崩壊に)弾みがつく」(米アナリスト)といわれるシルト陥落を視野に置いているが、政府側は空爆などで応戦している。

 一方、反政府勢力の代表でつくる国民評議会は5日、第2の都市東部ベンガジで初会合を開催し、軍事、外交のトップを含む危機管理委員会を発足。カダフィ政権に代わって国際社会の認知を求めていく方針を示した。

 反政府勢力は5日までに、ラスラヌフや、シルトの東約150キロのビンジャワドを支配下に入れた。しかしAFP通信によると政府軍は6日、ラスラヌフを空爆。また、ビンジャワドでは政府軍との交戦で2人が死亡、仏人記者を含む少なくとも30人が負傷したという。

 リビア国営テレビは6日、政府軍が、反政府勢力の支配下にあった西部ミスラタなどを奪還したと報じた。だが、現地からの報道では各市とも反政府側の支配が続いている模様で、政府側の宣伝の可能性が高い。

毎日新聞 2011年3月6日 20時40分

2339とはずがたり:2011/03/13(日) 15:20:20

リビア:カダフィ政権 原油施設のある都市に勢力を集中
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110305k0000m030092000c.html

 【カイロ大前仁】北アフリカ・リビアでカダフィ政権軍は4日も、反政府勢力が支配する東部の都市などを空爆した。同国の基幹産業である石油関連施設の大部分は反政府側が掌握しているが、反転攻勢を強める政府側は石油施設のある都市に勢力を集中、施設の支配権を巡る攻防が激化している。

 ロイター通信によると、カダフィ大佐を支持する部隊は4日、石油精製所のある東部マルサエルブレガを空爆。ここの港は東部の石油輸出の5〜10%を担い、ある石油技術者は「カダフィは石油を奪い返しに来た」と話した。政権の軍用機は同日、反政府側の武器庫がある東部アジダービヤも空爆した。

 政府軍は4日までに、首都トリポリの西方50キロのアズザウィーヤに約2000人の部隊を展開、銃撃戦で50人以上が死亡したとの情報がある。同地の積み出し港は国内石油輸出の13〜23%を担う主要港の一つ。反政府勢力が市を掌握した2月末以来、政府軍は数度にわたり攻撃を仕掛けた。

 リビアでは2月中旬からの反政府運動以降、各地の反政府勢力が大部分の油田や積み出し港を支配下に収めたと伝えられた。カダフィ氏は政権の生き残りをかけ、石油施設の奪還に力を入れている。ロイター通信によると、東部の港湾都市ラスラヌフのタンカーターミナル周辺で4日、政府軍と反政府勢力の武力衝突があった。目撃者によると、ラスラヌフでは政府軍の一部が反政府側に転向しているという。

 リビアの戦況は、おおむね「カダフィ政権=首都周辺と西南部」「反政府勢力=東部一帯」の構図が定着してきた。英フィナンシャル・タイムズ紙によると、反政府勢力の支配地域で操業する外国石油企業の一部は、反政府勢力との間でビジネス協議を始めた。一方、欧米諸国が相次いでカダフィ氏家族の在外資産を凍結する中、政権は自派の石油施設から輸出を再開させて歳入回復を狙っているという。

 このためドイツのウェスターウェレ外相は今後60日間、リビア石油産業への支払い停止を呼びかけた。しかし、イラクの旧フセイン政権が規制を破って石油を密輸したように、施設さえ押さえておけば、買い手を見つけることは難しくない。

 アフリカ4位の原油生産国リビアは通常、世界総生産の2%に当たる日量160万バレルを生産。2月末から原油生産量が半減し、東部トブルクなどで一部の輸出が再開したが、大幅な輸出減が続いている。

毎日新聞 2011年3月4日 20時57分(最終更新 3月5日 0時53分)

2340とはずがたり:2011/03/13(日) 15:39:32

リビア:空爆「政府軍ためらい」 幹線道路狙わず、攻撃散発
http://mainichi.jp/select/world/news/20110309ddm007030002000c.html

 【ベンガジ(リビア北東部)高尾具成】最高指導者カダフィ大佐率いるリビア政府軍と、反政府勢力の激しい攻防が続いているリビア中部で、リビア空軍による空爆が大規模化せず、散発的にとどまっている。反政府勢力からは軍の一部に自国を爆撃することへのためらいがあり、「政権中枢部がもはや一枚岩でなくなっている」との臆測が広がっている。一方、公式には市民の虐殺を否定している大佐の発言を意識し、少ない空爆で効果を狙う戦略との見方もあり、反政府勢力は警戒を緩めてはいない。

 空爆が続く最前線からリビア北中部のラスラヌフに戻った義勇兵のタクシー運転手ラファ・アワド・ガバエリさん(43)は、「カダフィ政権側は巨大な兵力を持ちながらも集中的に空爆を実施していない。国軍兵士であれ、家族や親族が住む土地への空爆などできないはずだ」と、空爆に“ためらい”があるとの見方を明かした。

 政権側は、ラスラヌフやその西にあるビンジャワドに進軍しようとする反政府勢力に空爆をしかけている。しかし、幹線道路の破壊は行わず、周辺部に散発的に続いているのが実情だ。逃げ場のない土漠で進軍する反政府勢力を皆殺しするじゅうたん爆撃などは能力があっても行っていない。

 先月のデモ発生時にリビア国軍機の隊員が空爆を拒否、マルタへと緊急着陸して亡命申請したのに見られるように、「国軍内部にも自国民への爆撃に強い抵抗がある」と反政府勢力側幹部は分析している。

 一方、政権側はベンガジの弾薬庫などピンポイントで軍事拠点も空爆している。外国メディアには、戦闘は「テロリストとの戦い」であり、自国民に銃を向けていないとするカダフィ大佐の発言と矛盾しないように、限定的な爆撃で反政府勢力に打撃を与え、戦意をにぶらせる策略との見方もある。

 反政府勢力は、引き続き西進し、カダフィ大佐の出身地で、政権側の牙城であるシルト攻略を目指す。

 ◇「自由を」 若者ら前線へ

 遠方に大きな白煙が上がった。反政府勢力兵士の顔に緊張が走る。対空高射砲が発射されるたび、細かな砂じんが舞い上がった。前線の町リビア北中部ラスラヌフ。最高指導者カダフィ大佐率いる政府軍に向かい合うのは、東部の町から三々五々集まった若者たちだ。大佐の拠点がある西に進むにつれ、義勇兵の数は増え、弾薬・食料の補給などが手厚くなってくる。「反カダフィ」のうねりが大きな一つの流れになり、前線に向かっているようだ。

 ラスラヌフまで義勇兵の進軍に付き合った。兵士たちと休息を取り、お茶の代金を払おうと1リビアディナール札を出すと若い商店主は「こんな札は受け取れない」と笑顔で話す。札に描かれた大佐の肖像を見せ、人さし指を左右に振り「即刻退陣」を求めた。

 補給物資はラスラヌフの東約400キロにある北東部ベンガジから送られてくるだけでなく、周辺の反政府側支援者からも集まる。義勇兵に水やジュースのケースを提供する商店主の姿もあった。

 反政府勢力が使用する赤、黒、緑の3色に月と星が描かれた旧国旗を掲げた車両が何台も通り過ぎる。

 大学生のモハンマド・ヨネス・アハマドさん(23)はラスラヌフ近郊から来た。「間もなくリビアは、ムアマル(カダフィ氏)の国でなく、我々のものになる。私の家族も含め、自由を求める市民の革命なんだ」と胸に手をあてた。命の危険について訪ねると「神のおぼしめしのままだよ」と天を見上げた。

 前線では、義勇兵が「腹は減っていないか」「のどは渇いていないか」と盛んに記者を気遣う。勧められたデーツ(ナツメヤシ)を1粒手にとり、口に含むと「あと二つ」と無理やり手のひらに押し込まれた。

 時折響く銃声に記者がうろたえると「おれたちがお前も守る。心配するな。リビアを平和な国にすることを約束するよ」とヤシン・シャリさんが笑った。

 ◇前日はサッカー観戦

 「すごいゴールだったな」

 イタリアのサッカーチーム・インテルに所属し、6日、初ゴールを決めた長友佑都選手を絶賛する声もかかる。つい前日まで普通にテレビを見て、過ごしていた若者たちが集まってきていることを実感した。【ラスラヌフ(リビア北中部)で高尾具成】

毎日新聞 2011年3月9日 東京朝刊

2341とはずがたり:2011/03/13(日) 16:46:15

飛行禁止区域を支持=リビア情勢を協議−アラブ連盟
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011031200686

 【カイロ時事】アラブ連盟(21カ国・1機構加盟)は12日、当地で外相級会合を開き、内戦状態が続くリビア情勢について協議した。AFP通信が外交筋の話として伝えたところによると、同連盟は、反政府勢力に対するリビア軍の空爆を防ぐため、飛行禁止区域設定への支持を決めた。
 同連盟のムーサ事務局長は設定に前向きで、各国の同意が得られるかが焦点だった。
 加盟国中、サウジアラビアを含む湾岸協力会議(GCC)6カ国などが賛成し、反対派のシリアやアルジェリアを多数決で押し切った。リビアは加盟資格を凍結されており、参加できなかった。
 また、同連盟は今後、リビア反政府勢力の連合組織「国民評議会」と交渉する方針を決めた。(2011/03/13-01:18)

2342とはずがたり:2011/03/13(日) 16:54:50
>>2337
一貫して政治大国を目指し続けるフランス(大国になりきれないって傾向が一貫してあるということであるけどw)が踏み込んだようであるけど,毎日以外は未だ報道してないようだ。
とは総研的には賛同するけど,実行というよりもアナウンス効果の方がでかいか?

>>2341
アラブ連盟は間接的な反政府勢力への支援になる飛行禁止区域支持か。

2343チバQ:2011/03/13(日) 19:51:31
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110313/mds11031319280005-n1.htm
バーレーンでまた衝突 首都でデモ隊と機動隊
2011.3.13 19:27
 民主化デモが続くバーレーンの首都マナマで13日朝、ビジネス街へつながる幹線道路を遮断していたデモ隊を排除しようと警察の機動隊が催涙弾やゴム弾を発射し、衝突した。また、デモ隊が集会を行っていた近くの真珠広場や、バーレーン大学でも機動隊が催涙弾などを放った。同国野党幹部が明らかにした。マナマだけで約200人が病院に運ばれ、重傷者もいるという。マナマの一部では、事務所が閉鎖され、交通がまひした。(マナマ 岩田智雄)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110312/mds11031216230009-n1.htm
石油尽き…王族支配は「時代遅れ」 デモ激しさ増すバーレーン
2011.3.12 16:21 (1/3ページ)
 中東と北アフリカ諸国で民主化デモが相次ぐ中、ペルシャ湾に浮かぶ島国バーレーンで、ハリファ王家が、政治の舞台から去るようデモ隊からレッドカードを突きつけられている。かつて国家を支えた石油は底をつき、バーレーンが近代国家としての歩みを進めるなか、王族支配の政治は「時代遅れ」とみなされている。両者の間には対話を探る動きもあるものの、解決策を見つけるのは容易ではない状況だ。(マナマ 岩田智雄)

 バーレーンの首都マナマには、青い空と海を背に、見上げるような近代的なビルが立ち並ぶ。

 「どんな立派な建物も、王家の懐を肥やすための道具にすぎない」

 デモ隊が陣取る首都マナマの真珠広場で、ビジネスコンサルタントの男性は声を荒らげた。

 バーレーンは1931年に石油が発見され、中東諸国の中で最も早く開発が始まり、ハリファ家の権力を支えてきた。しかし、今では石油はほとんど出ない。このため、王家は国の工業化や金融拠点化を進めてきた。マナマには近隣国から観光客がどっと訪れる。しかしデモ隊の目には、こうしたきらびやかさも王家の利権としてしか映らない。

 バーレーンの民主化デモがエジプト情勢に触発されて拡大したのは2月14日。この日は実は、国民にとって特別な意味がある。10年前の同じ日に、民主化の枠組みを規定した「国民行動憲章」が国民投票で、98%の賛成を得て承認されたからだ。立憲君主制や国民によって選ばれた政府の設立などがうたわれていた。

 そのちょうど1年後の出来事が、現在高まっている王家への反発の源になっている。ハマド首長は国王であることを宣言し、憲法改正を発表。民主化は選挙による下院の設立など一部にとどまり、政治の実権は国王が握ったままで、国民の怒りは増幅していった。

 国民にはほかにも不満が鬱積(うっせき)している。

 バーレーンでは約123万の総人口のうち、ほぼ半数は外国人で、残りの7割がイスラム教シーア派、3割が王家と同じスンニ派だ。政府は、公務員、警官などへの就職、福祉などでシーア派住民を差別してきたとされる。

 しかも王家は、南アジアなどから来たスンニ派労働者らに国籍を与え、同派の人口比を高めようとしているといわれる。

 先月のデモ拡大後、警察の機動隊の発砲などで7人が死亡しており、イスラム教シーア派の最大野党ウェファクのアブドルジャリル・ハリール事務局長は「機動隊の9割は国籍を与えられた外国人」と語った。

 ただし、解決の糸口を探る動きは、王家にもシーア派野党勢力にもある。サルマン皇太子は国民に対話を呼びかけ、ウェファクなどは、国民行動憲章に基づく政治に改革するよう対話開始の条件を出した。

 とはいえ、状況はなかなか進展しそうにない。理由は国の内外に存在する。

 まずバーレーンの政治は、ハマド国王、国王のおじのハリファ首相、国王の息子のサルマン皇太子による3世代にまたがる事実上の「三頭政治」といわれる。王家内で意見を集約するのは容易ではない。

 真偽は不明ながら、地元消息筋によれば、デモ隊弾圧は、権力基盤を整えつつありデモ隊の矢面に立つ皇太子の失態を演出しようとする別の王族のたくらみとの見方もあるという。

 王家には、湾岸諸国の中での立場を悪くしたくないという思いもある。デモ隊に譲歩すれば、スンニ派が多数派を占めるサウジなどで芽生え始めたシーア派を中心としたデモが拡大しかねない。その場合、各国ともシーア派大国イランの影響力拡大に一層神経をとがらせることになる。サウジには海上油田の共同開発など経済的に依存しており、その顔色も無視できない。

 対話の動きが滞るなか、支持拡大を目指すハックなどシーア派非公認組織は、「共和制」を訴え始めた。デモは11日、王宮府前で行われるなど激しさを増している。事態が長引けば、国民は一層王家への反発を強める可能性もある。

2344チバQ:2011/03/13(日) 20:18:19
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110313/plc11031316300013-n1.htm
松本外相、震災対応説明へ、パリのG8会合で
2011.3.13 16:25

 松本剛明外相は14、15両日にパリで開催される主要国(G8)外相会合に出席する。「未曽有の国難」(菅直人首相)となった東日本大震災に対する各国の支援に謝意を伝えるとともに、被災者救援に向けた日本政府の取り組み状況を説明する意向だ。14日午前に日本を出発、16日に帰国する。

 G8外相会合に合わせてクリントン米国務長官との初めての会談や、フランスのジュペ外相、ロシアのラブロフ外相らとの個別会談も調整している。外相会合は緊迫するリビアなど中東情勢への対応が主な議題で、日本も他の主要国と足並みをそろえる。

 松本氏は当初、G8外相会合に先立ち英国を訪れヘイグ外相と会談する予定だったが、大震災への対応を優先し見送った。

2345チバQ:2011/03/14(月) 01:19:35
http://mainichi.jp/select/world/news/20110314k0000m030084000c.html
リビア:内戦固定化の懸念 反体制派、ゲリラ化で
 【カイロ樋口直樹】リビア政府軍が東部戦線の要衝ラスラヌフから反体制派を駆逐、軍事的な優位性を改めて示す中、反体制派がゲリラ化し、内戦状態が固定化するのではないかとの見方も出ている。制空権を握り、豊富な重火器で組織的に攻め立てる政府軍に対し、反体制派は東部の住民に根強い反カダフィ感情や欧米からの政治的支援を支えに、粘り強く抵抗を続けるとのシナリオだ。

 ロイター通信によると、米情報機関を統括するクラッパー国家情報長官は10日の議会公聴会で、武力や組織力で上回るカダフィ政権が「最終的には優勢だろう」との見解を表明。明確な勝敗が決せず戦闘が長期化した場合、リビアが事実上二つ以上に分裂し、カダフィ政権と反体制派が割拠する事態もありうるとも述べた。

 最高権力者カダフィ大佐の下、41年間も独裁が続いたリビアでは、西部の首都トリポリから遠く離れた東部を中心に政権からの被差別意識が強く、カダフィ氏の強引な独裁手法への反発も大きい。このため、政府軍がさらに東進し、軍事的な優位性を確立したとしても、ベンガジを中心とする東部地域の民心を掌握するのは困難で、むしろ反体制派ゲリラの温床になりうるとみられている。

 欧米諸国は、空から反体制派を守る「飛行禁止空域」の設定では足並みをそろえずにいるが、カダフィ大佐の辞任要求と、反体制派との対話姿勢ではほぼ一致している。ただ、勢いを盛り返したカダフィ政権と、反体制派とのパワーバランスの行方を見極めようとしているふしもあり、今後の反体制派への支援のあり方は流動的だ。

2346とはずがたり:2011/03/14(月) 14:25:31

イエメン警察、有毒ガス使用か=反政府デモ隊の強制排除で
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011031200556

 【カイロ時事】アラビア半島南部のイエメンで12日、首都サヌアの広場を数週間にわたって占拠していた反政府デモ隊数千人に警察当局が催涙ガスなどを撃ち込んで強制排除に乗り出し、AFP通信によると、1人が死亡、数百人が負傷した。負傷者の多くが意識を失って倒れたり、けいれんを起こしたりしており、有毒ガスが使用された疑いがある。
 12日はサヌア以外の各地でも反政府派による抗議デモがあり、東部ムカラでは解散させようとした警官隊の発砲で12歳の少年が命を落とした。長期独裁体制を続けるサレハ大統領の打倒を訴える反政府派は、大統領側の強硬な対応に反発を募らせており、情勢は深刻化しそうだ。(2011/03/12-22:16)

2347とはずがたり:2011/03/14(月) 14:26:38

カダフィ派の東部進撃続く=反政府勢力、劣勢立て直せず−リビア
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011031300302

 【カイロ時事】内戦状態のリビアで13日、最高指導者カダフィ大佐を支持する部隊が、反政府勢力に一度実権を奪われた東部への進撃を続けた。カダフィ派は石油輸出の拠点ブレガを制圧、さらに東方のアジュダビアに迫る勢いだ。
 反政府側は10日にブレガ西方のラスラヌーフで支配権を奪われてからカダフィ派に圧倒され、前線は徐々に東へ退いている。カダフィ派の陸海空からの激しい攻撃を受け、敗走に歯止めがかからないとみられる。(2011/03/13-23:00)

2348とはずがたり:2011/03/14(月) 22:17:58

バーレーン、治安維持部隊要請 デモ鎮圧、湾岸諸国頼み
http://www.asahi.com/international/update/0314/TKY201103140445.html
2011年3月14日22時6分

 【カイロ=井上道夫】バーレーン政府が、ペルシャ湾岸6カ国が加盟する湾岸協力会議(GCC)に治安維持部隊の派遣を要請していたことが14日、わかった。すでに部隊が同国に入ったとの情報もある。チュニジアで始まった反政府デモはバーレーンなど湾岸諸国にも飛び火。これを鎮圧するため、GCCが協調姿勢を示した形だ。

 現地紙などによると、治安部隊は石油施設や銀行などを守るために派遣されたという。バーレーンの国王顧問、ハメル元情報相は13日、自身のツイッターでGCCの部隊がバーレーンに到着したことを明らかにした。

 全体の派遣規模は明らかになっていないが、AFP通信は14日、サウジアラビア高官の話として、同国の部隊1千人以上がバーレーンに入ったと伝えた。

 バーレーンでは、同国で少数派のイスラム教シーア派市民が就職などで差別的な扱いを受けているとし、スンニ派が占める内閣の総辞職や議院内閣制の導入などを要求。「王室打倒」を目指す声もあがり、宗派間抗争の様相を呈している。

 ロイター通信によると、シーア派側は、GCC部隊の派遣を「宣戦布告や占領」にあたるとして、反発している。

 王室や政府は「対話」による解決を呼びかける一方で、強硬手段も用いており、13日には、警察が催涙弾やゴム弾をデモ隊に発砲。現地からの報道によると、約200人が負傷した。

 GCCはバーレーンのほか、サウジアラビア、クウェート、オマーン、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)で構成。経済分野のほか、軍事面でも協力関係を構築している。

2349名無しさん:2011/03/15(火) 22:42:02
http://www.asahi.com/international/update/0315/TKY201103150362.html
リビア政府軍、アジュダビヤを空爆 反体制派の支配下2011年3月15日20時27分
 【トブルク(リビア東部)=山本大輔】リビア反体制派の支配下にある同国東部への攻勢を強めている政府軍は15日までに、アジュダビヤの空爆を始めた。アジュダビヤは反体制派の拠点都市ベンガジに最も近い都市で、政府軍が攻勢を強めている。

 反体制派筋によると、政府軍は14、15の両日、アジュダビヤを少なくとも4回にわたって空爆した。ただ、政府軍の陸上部隊はアジュダビヤ西方のブレガ周辺で反体制派と戦闘を続けているという。

 反体制派の軍幹部は14日、ベンガジで記者団に対し、「アジュダビヤを失えば、ベンガジと前線を結ぶ補給路が断たれることになるため、総力をかけて守る」と話した。アジュダビヤはベンガジまで140キロしか離れていない。軍幹部は「アジュダビヤの攻防が、今後の戦局を決定的に左右することになる」とし、飛行禁止空域の設定を直ちに判断するよう国際社会に求めた。

 一方、反体制派を率いる国民評議会の関係筋によると、離反兵や従軍経験者を中心とした数千人規模の部隊に重火器を持たせた「特別部隊」の編成を急いでいるという。政府軍は、カダフィ大佐の七男ハミス氏が率いる精鋭部隊が率いているが、ベンガジを奪還できるほどの兵力はないと反体制派はみており、アジュダビヤが攻略されても、すぐに拠点が落ちることはないと強調している。

2350名無しさん:2011/03/15(火) 22:42:38
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110315/mds11031508550001-n1.htm
カダフィ大佐側、交通要衝に空爆 心理的な揺さぶりも 
2011.3.15 08:53
 【カイロ=大内清】内戦状態にあるリビアで、反体制派に対する攻勢を強めている最高指導者カダフィ大佐側の軍部隊は14日、反体制派の拠点である北東部ベンガジの南約150キロにある陸上交通の要衝アジュダービヤに複数回の空爆を行った。反体制派は同市を重要防衛拠点と位置付けており、今後、攻防戦が激しさを増すのは必至だ。

 こうした中、カダフィ氏側は同日、国営テレビを通じ、反体制派に合流した元国軍部隊が再びカダフィ氏側へ寝返れば「罪には問わない」などと発表し、劣勢にある反体制派に心理的な揺さぶりをかけている。

 フランス通信(AFP)などによると、反体制派は同日、カダフィ氏側に奪還された、アジュダービヤの南西約50キロの工業都市ブレイガ周辺に部隊を展開、カダフィ氏側の地上部隊がアジュダービヤに接近するのを阻止する構えをみせている。

 一方、リビア上空への飛行禁止区域設定を協議している欧州連合(EU)は同日、反体制派が置かれている状況を調査するためなどとしてベンガジに使節団を派遣した。

2351チバQ:2011/03/15(火) 22:45:36
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110315-OYT1T00811.htm
バーレーン非常事態宣言、反政府デモ激化

 【カイロ=田尾茂樹】イスラム教シーア派を主体とする反政府デモの激化を受け、バーレーンのハマド国王は15日、全土に同日から3か月間の非常事態を宣言した。


 ロイター通信などが伝えた。声明では「国家と国民を守るために必要なあらゆる措置をとる」としている。

 首都マナマでは13日に、2月のデモ開始以来、最大規模の衝突が発生。バーレーン政府の支援要請を受け、14日にはサウジアラビア部隊約1000人がマナマ入りしたほか、アラブ首長国連邦も警官隊約500人をバーレーンに送っている。

(2011年3月15日22時11分 読売新聞)

2352チバQ:2011/03/15(火) 22:47:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110315-00000032-scn-int
原発事故を受け、在日外国人に帰国の動き…入管で長蛇の列
サーチナ 3月15日(火)12時4分配信

 東京電力の福島第一原発の事故が深刻化していることを受け、在日外国人に帰国の動きが出ている。東京入国管理局の窓口には、再入国のための手続きをする外国人の長蛇の列が生じている。

 再入国の手続きをする外国人は、中国や韓国などアジア系とみられる人が多いが、その他の国の人もいる。深刻化した福島第一原発の事故に不安を感じ、とりあえず日本を離れようと考える人が増えた。(編集担当:如月隼人)

2353とはずがたり:2011/03/17(木) 12:35:27

あすにも決議案採決へ=リビア飛行禁止区域―安保理
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110317-00000052-jij-int
時事通信 3月17日(木)10時31分配信

 【ニューヨーク時事】国連安保理筋は16日、リビア上空に飛行禁止区域を設定する決議案が17日(日本時間18日)にも採決に付されるとの見通しを明らかにした。ただ、決議案の内容をめぐり、理事国間で見解に開きがあり、交渉になお時間を要する可能性もある。

2354とはずがたり:2011/03/17(木) 12:35:45

バーレーンとサウジは自制を=米
http://www.jiji.com/jc/c?g=int
 【ワシントン時事】オバマ米大統領は16日、サウジアラビアのアブドラ国王とバーレーンのハマド国王に電話をかけ、反政府デモに対する武力弾圧が続くバーレーン情勢に懸念を表明し、最大限の自制を要請した。カーニー大統領報道官が明らかにした。
 大統領は、バーレーン国民の要求に応えるため政治的プロセスを進める重要性を強調。国民対話を支持する姿勢を改めて伝えた。バーレーンは湾岸協力会議(GCC)に部隊派遣を要請。サウジ主体の部隊がバーレーン入りしている。(2011/03/17-12:04)

2355チバQ:2011/03/17(木) 19:15:43
http://mainichi.jp/select/world/news/20110318k0000m030001000c.html
バーレーン:イラン、イラクの反発強まる 宗派対立さらに
 【テヘラン鵜塚健】バーレーン治安部隊が16日、イスラム教シーア派市民らによる反体制デモ隊弾圧に乗り出したことに、シーア派が多数派のイランとイラクが反発を強めている。バーレーンにはサウジアラビアなどスンニ派諸国が派兵しており、「スンニ派湾岸諸国」対「シーア派優勢のイラン、イラク」の構図が浮かび上がっている。

 サウジアラビアを主体とする湾岸協力会議(GCC)合同軍が14日にバーレーン入り。16日朝には、治安部隊が首都マナマの広場を占拠する市民らの強制排除に乗り出し、多数の死傷者が出た。GCC軍の具体的な関与は不明。

 これに対し、イラン国営テレビによると、アフマディネジャド大統領が16日、「卑劣で正当化できない行為だ」と非難し、政府は在バーレーンのイラン大使を召還した。また、ロイター通信によると、イラクのマリキ首相(シーア派)は「(スンニ派諸国のバーレーン介入は)宗派対立をあおる」と批判した。

2356チバQ:2011/03/17(木) 19:17:57
http://mainichi.jp/select/world/news/20110317dde002030038000c.html
リビア:ベンガジに「最後通告」 政府軍が攻勢
 【カイロ樋口直樹】リビア政府軍は16日夜、北東部の反体制派本拠地ベンガジの住民に対し、同日中に反体制派支配地域や武器庫の所在地から離れるよう最後通告を行った。国営テレビが伝えた。ベンガジ攻略に向け攻勢を強めるカダフィ政権が、反体制派支持者の切り崩しを図ったものとみられる。

 政府軍は国営テレビのテロップで、軍部隊が「武装ギャング(反体制派)を追い出すため」ベンガジ入りすると伝えた。これに先立ち、最高権力者カダフィ大佐の次男セイフ・アルイスラム氏は欧州のニュース専門局ユーロニュースで、「48時間以内にすべてが終わる」と述べた。

 政府軍は、空軍力や豊富な重火器で反体制側を圧倒。ロイター通信によると、この1週間で東部戦線を160キロ以上も押し戻し、ベンガジへ迫りつつある。欧米による飛行禁止空域設定の見通しがつかないことなどから、反体制派側には動揺する者も出始めている。

http://www.cnn.co.jp/world/30002160.html
リビア政府軍が東部の町も奪還、反体制派の拠点に迫る
2011.03.16 Wed posted at: 10:25 JST
(CNN) カダフィ大佐率いる政府軍と反体制派の衝突が続くリビアで15日、政府軍が東部の町アジュダビヤを奪還し、反政府勢力が拠点とするベンガジに迫った。目撃者が伝えた。

政府軍はアジュダビヤを砲撃し、目撃情報によれば少なくとも2度にわたって空爆した。政府軍がアジュダビヤを奪還したとすれば、ベンガジに続く陸路を確保したことになる。

目撃者によると、政府軍は南部と西部からアジュダビヤに進軍した。反体制派は対空砲火やロケット弾で応戦したが、退却を余儀なくされたという。

リビア国営テレビは同日夜、「(国際テロ組織)アルカイダにつながるテロリストと戦争屋をアジュダビヤから一掃した」と伝えた。

これに対して反体制派は、政府軍がアジュダビヤの西郊に到達し、少数の政府軍部隊が15日にアジュダビヤ入りしたが、反体制派が撃退したと話している。

反体制派は空と海から政府軍を攻撃し、燃料2万5000トンを積んだ石油タンカーを奪取。さらにカダフィ大佐が戦艦として使っていた石油タンカー3隻を攻撃し、2隻を沈めたという。しかし対空防衛力には限界があるとして、飛行禁止区域の設定が必要だと訴えた。飛行禁止区域が設定されなければベンガジが血の海になるのは時間の問題だとしている。

レバノンの国連大使は15日、リビア上空の飛行禁止区域設定を求める決議案を国連安保理事会に提出した。安保理事会は16日午前に同決議案について審議を予定している。

首都トリポリ西部の町ズワラにも政府軍が14日に進軍し、15日に奪還を宣言したと伝えられている。

2357とはずがたり:2011/03/18(金) 22:32:12
とは総研は英仏の英断を断乎として支持するぞっヽ(`Д´)ノ

仏“軍事介入 近く始まる”
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110318/t10014772711000.html
3月18日 21時59分

国連の安全保障理事会が、リビアのカダフィ政権に対する軍事的措置を認める決議を採択したことを受けて、フランス政府の報道官は、フランスを含む各国によるリビアへの軍事介入が近く開始されるとの見通しを示しました。

フランスのバロワン政府報道官は18日、ラジオ番組に出演し、この中で「介入は迅速に、近いうちに行われる」と述べ、フランスも含む各国によるリビアへの軍事介入が近く始まるとの見通しを示しました。また、バロワン報道官は、現段階では介入の形態や標的は明らかにできないとしつつも、その目的について、「リビアの国土を占領するためではなく、リビア国民が自由を獲得するのを支援するためのもので、それはカダフィ体制の崩壊を意味する」と述べ、反政府勢力側が要求しているカダフィ政権の打倒をも視野に入れたものであることを示唆しました。

英首相“軍事作戦参加する”
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110318/t10014772821000.html
3月18日 22時3分

国連の安全保障理事会が、リビアのカダフィ政権に対する軍事的措置を認める決議を採択したことを受けて、イギリスのキャメロン首相は、イギリスが軍事作戦に参加することを明らかにし、国民の理解を求めました。

国連安全保障理事会が、カダフィ政権による攻撃からリビア市民を守るため、軍事的な措置を取ることを認める決議を採択したことを受け、軍事介入に積極的な姿勢を示してきたイギリスのキャメロン首相は18日、議会下院で声明を発表しました。この中で、キャメロン首相は「イギリス軍を展開するための明確な法的根拠が得られたと思う」と述べ、イギリスとしてカダフィ政権に対する軍事作戦に参加することを明らかにし、国民の理解を求めました。そのうえで、キャメロン首相は「イギリスは戦闘機や空中給油機、偵察機を展開する用意があり、軍用機は数時間以内に必要な行動を始める基地に配備される」と述べ、軍用機の配備の準備を進めていることを明らかにしました。さらに、キャメロン首相は、軍事作戦がアメリカやフランスとの合同作戦になるとして、19日にもフランスを訪れ、サルコジ大統領と会談するとしています。イギリスの複数のメディアは、イギリス軍が地中海の島国キプロスの空軍基地から戦闘機を発進させ、フランスなどと合同で作戦を展開する可能性があると伝えています。

2358とはずがたり:2011/03/18(金) 22:33:26

安保理 対リビア軍事行動容認
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110318/k10014758281000.html
3月18日 14時21分

緊張が続くリビア情勢を巡り、国連安全保障理事会は、カダフィ政権による攻撃から市民を守るため、国連加盟国に軍事的措置を認める決議を採択し、これを受けて、アメリカ、イギリス、フランスは軍事行動に向けた調整に入り、リビア情勢は重大な局面を迎えています。

国連安保理は、日本時間の18日朝、リビア情勢を巡って新たな決議案の採決を行い、アメリカ、イギリス、フランスなど10か国の賛成多数で決議が採択されました。この決議は、イギリスやフランスが中心となって提案したもので、リビアのカダフィ政権による一般市民への攻撃に強い懸念を表明したうえで、反政府勢力の拠点となっている北東部のベンガジなどで、市民を攻撃から守るため、国連加盟国に必要なあらゆる手段を取ることを認めるとして、軍事的措置を容認しています。また、カダフィ政権による反政府勢力などに対する空爆を阻止するため、人道的な支援を除いて、リビア上空の飛行を禁止する「飛行禁止空域」を設定するとしています。リビアへの軍事介入を巡っては、常任理事国の中国やロシアなどが消極的でしたが、カダフィ政権が反政府勢力への攻撃を強めるなか、米英仏などが各国を説得し、中国やロシアなどが棄権して、決議が採択されました。決議の採択を受けて、イギリスのヘイグ外相は「市民を守るためのあらゆる手段を取ることが正当化される」という声明を発表し、軍事行動に向けた準備を進めていることを示唆しました。また、アメリカのオバマ大統領は、イギリスのキャメロン首相、フランスのサルコジ大統領と相次いで電話で会談し、アラブ諸国に配慮しながら、3か国が連携して対応していくことを確認し、軍事行動に向けた調整が進められているもようです。これに対して、リビアのハリド・カエム副外相は「決議はリビアへの軍事行動につながり、国際法上、違法なものだ」と述べ、リビアの国民を守るために戦う用意があると強調しており、リビア情勢は重大な局面を迎えています。

リビア 停戦に応じる姿勢示す
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110318/t10014772941000.html
3月18日 22時8分

国連の安全保障理事会が、リビアのカダフィ政権に対する軍事的措置を認める決議を採択したことを受け、リビアのクーサ外相は、記者会見し、反政府勢力との停戦に応じる姿勢を明らかにしました。

国連安保理が、カダフィ政権に対する軍事的措置をとることを認める決議を採択したことを受けて、リビアのクーサ外相は18日午後2時半ごろ(日本時間の18日夜9時半ごろ)、首都トリポリで記者会見を開き、「すべての軍事作戦を直ちに停止し、反政府勢力との停戦に応じる」と述べました。さらに、クーサ外相は「安保理決議はリビアの主権を侵害し、リビア国民の生活に悪影響を与えるものだ」と述べ、安保理決議に基づき軍事行動の準備を進めている欧米各国をけん制しました。

米 リビアで英仏と連携を確認
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110318/k10014755461000.html
3月18日 11時38分

国連安全保障理事会によるリビア上空に飛行禁止空域を設定する決議の採択を受けて、アメリカのオバマ大統領は、イギリスのキャメロン首相とフランスのサルコジ大統領と相次いで電話会談し、「リビアは決議に即座に従い、市民に対する暴力をやめなければならない」という認識で一致しました。そのうえで、「アメリカ、イギリス、フランスの3カ国は、アラブ諸国を含む国際社会と協力しながら決議内容を履行していく」として、今後、軍事的な措置を取る場合でも、アラブ諸国への理解を求めながら3か国が連携していく方針を確認しました。

2359とはずがたり:2011/03/18(金) 22:42:16
リビア:欧米の軍事介入秒読み段階に 安保理決議採択
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110319k0000m030059000c.html

 【ブリュッセル福島良典】国連安保理がリビア上空への飛行禁止空域設定を含む武力行使容認の決議を採択したことで、カダフィ政権に対する欧米の軍事行動が秒読み段階に入った。介入に及び腰だった米国が、市民虐殺を阻止するための「人道的介入」を急ぐ英仏に同調した。だが、北大西洋条約機構(NATO)や欧州連合(EU)は一枚岩でなく、アラブ諸国の参加も未知数だ。安保理決議を旗印に国際社会の隊列を整えられるかどうかは定かでない。

 NATOは18日、加盟28カ国の大使会合を開き、対リビア軍事作戦を協議した。NATOは(1)介入の必要性(2)明確な法的根拠(3)地域諸国の支持−−を軍事介入の条件に掲げており、アラブ連盟の飛行禁止空域支持(12日)に続く安保理決議採択で、3条件のうち二つが満たされた形だ。

 NATOは既に空中警戒管制機(AWACS)と艦船で空と海からの監視を強めており、リビア北部の地中海沿岸などに対する飛行禁止空域の設定などが検討されている。だが、米国からは飛行禁止空域の効果を疑問視する声も出ており、サルコジ仏大統領はカダフィ政権の軍事拠点への「ピンポイント空爆」を提唱している。

 主戦論を唱える英仏に対して国際社会には依然、武力行使に慎重な意見が多い。アフガニスタンとイラクでの戦争が泥沼化した経験から、欧州他国にはえん戦気分が強い。ドイツは「現状は軍事介入の時ではない」(メルケル首相)として決議採決でロシア、中国などと共に棄権に回った。

 欧米の軍事同盟であるNATO内部の足並みも乱れている。反対の筆頭はイスラム国のトルコだ。「NATOや他国によるリビア軍事介入は逆効果だ」(エルドアン首相)とし、欧米の介入はアラブ世論の反発を招きかねないと警鐘を鳴らしている。

 このため、米国はアラブ諸国に作戦参加を促しており、ジュペ仏外相も17日、「アラブ諸国と米国の参加が重要だ」と指摘した。現時点ではサウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、カタールなど親欧米アラブ国家の名前が参加候補国として挙がっている。だが、各国とも国内世論の反応を見極める必要があり、難しい判断を迫られそうだ。

毎日新聞 2011年3月18日 19時24分(最終更新 3月18日 21時02分)

2360チバQ:2011/03/19(土) 00:25:05
http://www.asahi.com/international/update/0318/TKY201103180496.html
英首相、空軍にリビア出撃準備命令 安保理決議受け(1/2ページ)2011年3月18日21時28分
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. 【ブリュッセル=井田香奈子、ロンドン=橋本聡】国連安全保障理事会がリビア上空の飛行禁止空域設定を決議したことを受けて、英国のキャメロン首相は18日、英下院で演説し、英空軍に出撃準備を命じたことを明らかにした。19日にはパリでサルコジ仏大統領の呼びかけによる中東諸国などとの緊急会合を開く。リビアに対する軍事行動の時期や規模が焦点になる。

 北大西洋条約機構(NATO)も18日、ブリュッセルで大使級会合を開き、具体的な作戦について協議を始めた。

 飛行禁止空域の設定を提唱していたキャメロン氏は同日朝に緊急閣議を開いた後、午前11時(日本時間午後8時)から下院で演説。「(反体制側の拠点の)ベンガジの市民らをカダフィ政権の攻撃から守るため、必要な措置をとる。英空軍トルネード戦闘機などに出撃準備をさせている」と語った。

 同首相はまた、17日夜にオバマ米大統領と、18日朝にサルコジ仏大統領とそれぞれ電話会談し、協調を再確認したと述べた。

 英国と共同行動をとる意向を示しているフランスでも同日午前、サルコジ大統領、フィヨン首相、ロンゲ国防相、軍首脳による緊急会合が開かれた。

 飛行禁止空域を巡ってNATO加盟国は、10日の国防相会合で、飛行禁止空域の設定をNATOが担う場合の条件として(1)市民を狙った攻撃など介入の必要性が明白なこと(2)法的根拠となる安保理決議(3)リビア周辺国の支持――の3原則に合意していた。

 この中で「周辺国の支持」はアラブ連盟の支持表明でクリアされ、最も難しいとみられていた安保理決議も採択されたことから、飛行禁止空域設定の要件は満たされたと判断される可能性が高い。

 NATO内ではフランスと英国が飛行禁止空域の設定を提案しており、米仏英が中心となるとみられている。一方、ドイツやイスラム教徒が大多数を占めるトルコなどは慎重で、実際に部隊を出す国は限られる見通しだ。

 英空軍の動きに関して18日付の英紙ガーディアンは「トルネード戦闘機などが第一陣として英北部スコットランドや中部ノーフォークの基地から飛び立つ可能性が高い」と報じた。

 仏メディアは18日、バロワン仏政府報道官の話として、リビアへの限定的空爆が「数時間以内にも」行われる見通しだと報じた。AFP通信によると、同日付の仏紙リベラシオンは大統領府筋の数日前の情報として、想定される空爆目標は、中部の要衝シルト、南部のセブハ、トリポリ近郊のアジジーアの三つの軍事戦略拠点となる可能性があると報じた。

2361チバQ:2011/03/19(土) 00:26:26
http://www.asahi.com/international/update/0318/TKY201103180494.html
カダフィ政権、飛行禁止に反発 反体制派都市に猛攻撃(1/2ページ)2011年3月18日21時2分
 【マルサマトルーフ(エジプト北西部)=山本大輔、カイロ=貫洞欣寛】国連安保理による飛行禁止空域設定決議に、リビアのカダフィ政権は猛反発している。政権は18日、リビア上空の空域を独自に閉鎖する一方、反体制派の民兵らが展開する複数の都市に猛攻撃をかけた。

 最高指導者カダフィ大佐の次男セイフルイスラム氏は18日、米ABCテレビなどに「我々は何も恐れない」としたうえで、「決議は不公正だ。我々は市民に対して空爆など行っていない。だが、彼らがリビアを爆撃すれば、リビアの市民が殺されることになる」と述べ、決議を強く非難した。また、「対テロ部隊が(反体制派が本拠とする)ベンガジを包囲し、テロリストを武装解除する。抵抗するものは容赦しないが、ベンガジ市民が脱出するのなら助ける」と語った。

 現地からの報道によると、首都トリポリの東約200キロのミスラタでは18日、政府軍による激しい砲撃があった。西部ナルートやジンタンなど反体制派が掌握してきた都市でも、周囲を取り囲む政府軍側が反体制派部隊を攻撃しているという。また、ベンガジなどリビア東部に対する国外からの携帯電話への通話が18日、ほとんど通じなくなっており、政権側が通信妨害に乗り出した可能性がある。

 ベンガジでは18日未明、国連で決議が採択されたことが報じられると、花火や祝砲が一斉に上がり、歓迎ムードに包まれた。反体制派幹部は「政府軍の空爆さえなくなれば、地上戦で勝つ自信はある」とする一方で、「外国の陸軍部隊は必要ない」と述べた。同国はイタリアなどに支配された経験から、反体制派の内部にも他国の介入には慎重論が根強い。この幹部は外国軍の軍事介入は限定的であるべきだと強調した。

 リビア上空の空域が閉鎖されたことに伴い、トリポリ空港に就航していた民間航空機も飛べなくなったとみられる。リビアには100万人を超えるとみられる出稼ぎ労働者を中心とする外国人がおり、国外脱出がますます難しくなるのは確実だ。

 リビアをめぐっては、1986年にテロ関与の報復として、米軍がカダフィ氏の自宅や防空施設などを爆撃したことがある。カダフィ氏は2月下旬、この時に破壊された自宅前で演説し、退陣や出国を否定し、反体制デモは「アルカイダや外国勢力の陰謀」などと訴えた。

2362チバQ:2011/03/19(土) 00:27:06
http://mainichi.jp/select/today/news/20110319k0000m030029000c.html
リビア:劣勢の反体制派、喜び爆発 安保理決議採択
2011年3月18日 18時24分 更新:3月18日 21時39分

 【カイロ樋口直樹】安保理決議採択を受け、政府軍の猛攻を前に「陥落」の危機にひんしていたリビア北東部の反体制勢力本拠地ベンガジは18日未明、決議を歓迎する大歓声に包まれた。圧倒的な陸上部隊を擁する政府軍がベンガジに迫る中、これを迎え撃つ反体制派にとって、欧米諸国主体の空爆開始まで持ちこたえることができるかどうか時間との闘いになっている。

 「我々は今夜、(ベンガジに)到着する。(反体制派には)一切の慈悲も、同情もかけない」−−。最高権力者カダフィ大佐率いる政府軍が17日、ベンガジ近郊を空爆したのに続き、カダフィ氏はラジオ放送でベンガジへの総攻撃を予告。反体制派に対し「武器を捨てれば恩赦を与える」と降伏を迫っていた。

 反体制派側は「このままでは政府軍による虐殺は免れない」(報道官)と危機感を強めていただけに、ベンガジの中央広場に設置された大型テレビが安保理決議採択の様子を映し出すと、数千人の人々が一気に喜びを爆発させた。衛星テレビ局アルジャジーラが生中継した会場には、旧王制時代の三色旗がはためき、Vサインを掲げる人々の頭上にいくつもの祝いの花火が打ち上げられた。

 一方、AFP通信によると、政府側のカイム副外相は「この決議は、リビアの統一と安定を脅かす一部の国際社会の侵略的な態度を示すものだ」と非難。カダフィ氏は決議採択の直前、ポルトガルのテレビで「もし世界が正気を失うなら、我々もまた正気を失うだろう」と述べるなど、欧米との対決姿勢を改めて強調した。

 反体制派は先月の武装蜂起以降、地中海沿岸の多くの都市を支配下に収め、東西両方面から首都トリポリへ迫った。だが、唯一の空軍力や豊富な重火器を有する政府軍に次第に押し戻され、ここ数日の戦闘でベンガジの最後の防衛ラインとなるアジュダビアもほぼ制圧されていた。

 ロイター通信によると、政府軍はベンガジまであと100キロ前後に迫っている。政府軍の戦闘機は旧式だが、反体制派の対空機関砲では太刀打ちできない。激しい空爆に後退を余儀なくされていた反体制派にとって、安保理決議による「飛行禁止空域」設定の意味は大きい。

2363チバQ:2011/03/19(土) 11:26:45
http://www.asahi.com/international/update/0318/TKY201103180373.html
「みなさんと共に…」花で埋まる日本大使館前 モスクワ2011年3月19日4時10分
 【モスクワ=星井麻紀】私たちは、みなさんと共にいます――。モスクワの日本大使館前は東日本大震災の直後から、犠牲者への哀悼と日本との連帯の気持ちを込めてロシアの人々が手向けた花や折り鶴でいっぱいになっている。

 大使館によると、16日までにすでに千人以上が訪問。白菊やバラ、赤いカーネーションで献花台が埋め尽くされ、折り鶴やろうそくを供えて静かに祈りを捧げる人の姿もみられた。記帳ノートには「がんばって下さい」「お悔やみ申し上げます」という日本語のメッセージも。14日にはラブロフ外相も献花し、「日本の悲劇に無関心ではいられない。われわれは日本国民と連帯する」と語った。

 友達と3人で白いバラを持って来た大学1年生のタミーナさん(17)は「日本にはたくさん知人がいて、とても心配している。いつか日本で勉強したいと思っていた。一日も早い復興を祈っている」。会社員のエリシさん(30)は「テレビで惨状を見て、いてもたってもいられず、ここへ来た。日本人は勇気のある人々だ。この悲劇を切り抜けられると信じる」と話した。

 北方領土問題を巡り、日ロ間は冷え切った関係が続いており、大使館前では震災前には日本国旗が燃やされたり、生卵が投げつけられたりした。ロシア有力紙「コメルサント」は14日付紙面で、震災が日ロ関係を改善する糸口になれば、と期待するロシア外務省関係者の話を伝えた。

2364チバQ:2011/03/19(土) 15:26:08
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/03/post-2014.php
原発推進派のメルケルも日本無視できず
Japan Nuclear Crisis Prompts German Rethink

地震で被災した日本の原発が危機に陥っているのを見て、「やっぱり危ないじゃないか」と怒り出したドイツ人

2011年03月15日(火)16時50分
バリー・ニールド


 ドイツのアンゲラ・メルケル首相は昨日、老朽化しつつある国内の原子力発電所の稼動延長を3カ月間凍結すると発表した。地震で被災した日本の原発が深刻な事態に陥っていることを受けた措置だ。「日本の原発事故は、あらゆる科学データの想定を超えた事態も起こりうるという証明だ」と、メルケルはドイツのラジオ局ドイチェ・ウェレに語った。

 今後3カ月の間に稼動停止する予定だった原発に関しては、直ちに稼動停止するという。だとすれば76年と75年に稼動開始した最も古い原子炉ネカワストハイム1とビブリスAが止まる可能性が高いと、アルジャジーラは報じている。

 ドイツでは、原発は数十年前から激しい論争の種だった。09年に発足したメルケルの中道右派連立政権はそれまでの脱原発路線から原発推進に舵を切ったが、ニューヨーク・タイムズ紙によれば、「世論調査では最大70%ものドイツ人が原発に反対している」。

 メルケルは日本の震災後の12日、ドイツの原発は安全だと強調したが、その後「何事もなかったような顔をして運転を続けるわけにはいかない」とリスクを認め、徹底的な安全性検査を命じたとガーディアン紙は報じている。

2年後の総選挙にも影響か
 南部のシュトゥットガルトでは同日、数万人規模のデモがあり、メルケル政権にドイツの17基の原子炉の稼動期間を12年延長する計画を破棄するよう要求した。月曜には、ベルリンでさらに大規模なデモがあった。

「日本の原発事故を見たドイツ人は、原発はやっぱり危険じゃないかと怒っている」と、ニューヨーク・タイムズ紙は伝える。「科学者のなかには原発の危険を実際より小さく見せようとする人がいるが、ドイツ人はいざ事故が起こったときの影響を死ぬほど心配している」

 原発問題は政権の行方をも左右しかねない。総選挙はまだ2年先だが、反原発を掲げる緑の党が、メルケルから票を奪う可能性もある。

「ドイツ人は、原発問題に関しては緑の党がいちばん正しいと見ている」と、エアランゲン・ニュルンベルク大学の政治学者ローランド・スタームはウォールストリート・ジャーナル紙に語った。「その影響は選挙結果にも表れるだろう」

 一方、EU(欧州連合)は火曜にエネルギー担当相らの緊急会議を開き、万一日本型の原発事故が起こった場合に備え、欧州内の原発の耐震性や安全対策を総点検する。EUの声明によれば「現行の危機対応プランと安全対策に関して生の情報を得る」のが目標だという。

(GlobalPost.com特約)

2365チバQ:2011/03/19(土) 18:24:48
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110319-00000014-cnn-int
デモ隊排除で死傷者多数、非常事態を宣言 イエメン
CNN.co.jp 3月19日(土)14時42分配信

(CNN) サレハ大統領の即時退陣を要求するデモが続く中東イエメンの首都サヌアで18日、数万人規模の反政府デモ隊と治安部隊が衝突、少なくとも40人が死亡、100人以上が負傷した。衝突現場にいた医療関係者が証言した。

この衝突を受け同大統領は全土に非常事態を宣言し、武器を使っての暴力行為を禁じた。死傷者が出たことで遺憾の意も表明した。イエメンではチュニジアなどの政変に触発され今年1月から反政府デモが起きているが、衝突でこれほどの死者数が出たのは初めてとみられる。内務省当局者は死者はデモ参加者、治安部隊の双方で出たと述べた。

衝突の現場はサヌア大学付近で、目撃証言によるとデモ隊と政府支持派が投石を応酬し、排除を図った治安部隊が空中に威嚇発砲した後、群衆に発砲した。実弾かどうかは不明。サレハ大統領は、治安当局は両派の衝突回避に当たったが、デモ隊を守ることが出来なかった可能性があるとし、デモ隊は住民が多数いる地区で発砲したとも指摘した。

国際人権団体アムネスティ・インターナショナルはデモ隊が政府非難のスローガンを呼号している際、治安当局要員とみられる私服姿の男たちが近くのビル屋上から実弾での狙撃を始めたと主張した。米国、フランスはイエメン政府に対し国民に平和的な抗議活動を認めることを求める声明を発表した。

デモ多発の背景には若年層の間に広がる高失業率への怒りがあるが、政府の汚職体質や政治的自由の欠如への不満も絡む。サレハ氏は次期大統領選での不出馬、今年末までに新憲法制定に関する国民投票実施や新たに選出された議会への政府権限の移譲を約束し、懐柔を試みているがデモは収まる気配がない。

2366チバQ:2011/03/19(土) 21:52:57
http://www.asahi.com/international/update/0319/TKY201103190395.html
バーレーン政府、デモ拠点の広場破壊 弾圧姿勢鮮明に2011年3月19日21時21分
 【マナマ=古谷祐伸】バーレーンの首都マナマで続くデモの拠点だった真珠広場が18日午後、政府によって取り壊された。ハリド外相は記者会見で理由を問われ、「嫌な記憶だから」と答えた。

 真珠広場には、石油発見まで同国の特産品だった真珠をモチーフにした、高さ90メートルのモニュメントが立っていた。2月からのデモの拠点になり、デモ隊が泊まる数百のテントで埋まっていたが、軍や機動隊が16日に広場を封鎖していた。モニュメントや緑地帯は、重機で次々破壊された。

 国営放送は「GCC広場」と呼び始めた。GCCはバーレーンなどペルシャ湾岸6カ国でつくる「湾岸協力会議」の略称。サウジアラビアなど加盟国は自国へのデモの波及を恐れており、バーレーン王政に協力して派兵している。

 広場のモニュメントはそもそも、同国で1982年にあったGCC首脳会議を記念して設置されており、政府は「本来の名称はGCC広場」と主張している。だが「新名称」は、「湾岸の君主たちによる民衆デモの徹底鎮圧」を思わせる結果を招いている。

 シーア派住民が多いシトラ地区では18日、治安部隊の発砲で死んだ青年の葬儀があり、約3千人が集まった。参加者らは「我々の意思までは消せない」と叫んだ。

 国内各地には戦車や装甲車が配置され、目出し帽をかぶった軍の兵士が検問するなど、厳戒態勢が敷かれている。
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2367チバQ:2011/03/20(日) 00:41:32
http://www.asahi.com/international/update/0319/TKY201103190389.html
エジプトで憲法改正巡る国民投票 結果は微妙な情勢2011年3月19日23時9分
. 【カイロ=貫洞欣寛】エジプトで19日、大統領任期を最長2期8年とすることなどを盛り込んだ憲法改正案の是非を問う国民投票が行われた。30年にわたったムバラク政権の崩壊後、民意を問う初の機会で、民主化に向けた重要なステップだ。民主化要求デモを主導した旧野党勢力の間で賛否は分かれており、承認されるかどうかは微妙な情勢だ。

 実権を握る軍最高評議会は憲法改正を経て、8月までに次期大統領選と人民議会(国会)選を行い、民政移管するとしているが、否決されれば軍が進めるロードマップ(行程表)に影響を及ぼす可能性がある。

 ムバラク政権が強権支配を続けた背景に、与党候補に極端に有利な大統領選挙制度があったとして、改正案では、立候補資格が緩和され、これまでほぼ不可能だった野党や無所属からの立候補ができるようにした。任期を6年から4年に短縮、3選は禁止となっている。

 改正案に対し、エジプト最大の旧野党勢力ムスリム同胞団は「民主化の第一歩」として賛成を呼び掛けるキャンペーンを展開した。一方、民主化要求デモを主導した青年グループ「4月6日運動」や、次期大統領選に立候補を表明したアラブ連盟のムーサ事務局長(元エジプト外相)らは「大統領の権限の制限などに触れておらず拙速で不完全」として反対票を投じ、否決することで民主化プロセスをやり直すよう訴えた。

 有権者は18歳以上の約4500万人。即日開票され、21日にも結果が発表される予定だ。

2368とはずがたり:2011/03/20(日) 11:25:49

「欧米は石油目当て」ベネズエラ大統領、リビア攻撃非難
http://www.asahi.com/international/update/0320/JJT201103200002.html
2011年3月20日10時7分

 南米ベネズエラの反米左派チャベス大統領は19日、対リビア攻撃を開始した欧米諸国を「リビアの石油が欲しいだけで、国民の命など気にしていない」と非難した。

 チャベス氏は「(軍事介入に参加した国々は)無責任な戦争屋だ」と糾弾。「資本主義の手で爆弾が落とされ、戦争が起き、人々がさらに苦しむことになる」と述べ、武力行使に正当性はないと主張した。(時事)

2369とはずがたり:2011/03/20(日) 11:29:13

カダフィ氏「地中海は戦場」 欧米への報復攻撃を示唆
http://www.asahi.com/international/update/0320/JJT201103200001.html?ref=reca
2011年3月20日8時43分

 リビアの最高指導者カダフィ大佐は19日深夜、米英仏軍の攻撃を受けて演説し、「国民に武器庫を開放する」と述べ、徹底抗戦を呼び掛けた。また「地中海は戦場と化した」として、欧米側に報復攻撃を加えると主張した。(時事)

英海軍の潜水艦もミサイル発射 リビア軍施設へ
http://www.asahi.com/international/update/0320/TKY201103200063.html?ref=reca
2011年3月20日6時38分

 【ロンドン=橋本聡】英海軍の潜水艦が19日、リビアの軍施設へミサイルを発射した。英国防省が英公共放送BBCに明らかにした。地中海の米軍艦船からのミサイルと合わせて計110発以上が発射されたとされる。

 キャメロン英首相は、英空軍機がリビア領空内に入り、作戦を実行していることを明らかにした。

 リビア政府側はテレビ中継された記者会見で、「攻撃によってトリポリの軍施設と民間施設が破壊され、大勢の市民が病院に運ばれた」と非難した。

2370とはずがたり:2011/03/20(日) 11:30:16

米大統領「リビアへの軍事行動開始」
http://www.asahi.com/international/update/0320/TKY201103200058.html?ref=reca
2011年3月20日5時17分

 【ブラジリア=尾形聡彦】オバマ米大統領は19日午後5時(日本時間20日午前5時)すぎ、訪問先のブラジルでホワイトハウス同行記者団に対し、リビア情勢について、「リビアでの限定的な軍事行動を許可した。行動はすでに始まった」と述べ、カダフィ政権に対する軍事行動を開始したことを明らかにした。すでに戦闘機を派遣して軍事行動を始めているフランスなどと共に有志連合で、軍事作戦に当たる。

リビアの凍結資産、米が反体制派へ提供検討
http://www.asahi.com/international/update/0316/TKY201103160409.html?ref=reca
2011年3月16日20時47分

 【ワシントン=望月洋嗣】リビアのカダフィ政権の攻勢が強まるなか、オバマ米政権は独自に凍結したリビアの資産計320億ドル(約2兆5800億円)の一部を反体制派に提供する介入策の検討を始めた。カーニー米大統領報道官が15日の記者会見で明らかにした。

 カーニー氏は、「反体制派を資金面で支援するため、(カダフィ)政権の資産凍結の一部を解除できないか検討している」などと述べた。反体制派にクリントン米国務長官が14日にパリで反体制派幹部と会談した際、この方針を伝えたという。

 一方、飛行禁止空域の設定については「国際社会のパートナーと協調して実行することが重要だ」とし、国連安全保障理事会での決議を最優先する意向を示した。

2371とはずがたり:2011/03/20(日) 11:33:19
一時期欧米と共生状態に入ったかに見えたカダフィ政権だけど,こうなると欧米は見捨てるの早かったですなぁ。。
中国が安保理で棄権と云う形で賛成に回ったのは少々吃驚である。再び天安門起こせば攻撃が許可させるというのを許容したに等しくないのん??

2372とはずがたり:2011/03/20(日) 11:40:29

リビア:米英仏独などが決議履行で協議へ 武力行使焦点に
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110319k0000e030081000c.html

 【パリ福原直樹、カイロ樋口直樹】リビアのカダフィ政権への武力行使を認めた国連安保理決議(17日)を受け、英仏独の首脳とクリントン米国務長官、アラブ連盟、アフリカ連合の代表などは19日、決議の履行について協議する多国間会合をパリで開く。リビアのカダフィ政権は18日、決議が求める即時停戦を受け入れると表明したが、ロイター通信などによると19日、反体制派の拠点・北東部ベンガジを攻撃、政府軍の一部が侵攻した。各国は決議違反と認定して武力行使に踏み切るか慎重に見極める。

 中東の衛星テレビ局アルジャジーラは19日、政府軍がベンガジ西郊に侵入し中心部を砲撃したと伝えた。リビア政府は否定している。

 オバマ米大統領や英仏が18日に出した最後通告では、カダフィ政権に対しベンガジへの進軍停止、北西部ミスラタなど3都市からの撤退を求めた。会合ではカダフィ政権側が具体的行動を起こしているかを精査、拠点都市への攻撃を続け、決議を拒否したとみなせば、会合後「数時間以内」(仏政府)にも英仏が中心となり攻撃に踏み切る可能性がある。

 会合はまた▽最高指導者カダフィ氏の今後の処遇▽リビア政府と反体制派組織「国民評議会」との和平交渉▽リビア上空の飛行禁止空域設定と監視体制−−などを討議する。

 武力行使では、英仏がアラブ諸国の協力も得ながら作戦の中心になる。アフガニスタンなどで戦線を抱える米軍は、後方支援に回る見通し。飛行禁止空域設定に向け▽リビア空軍の拠点▽対空砲▽レーダー施設−−などが標的としてとりざたされており、フランスが唱える「限定的空爆」になりそうだ。決議では、リビア領土の占領など地上軍の投入は認められていない。

毎日新聞 2011年3月19日 16時50分(最終更新 3月19日 18時27分)

2373とはずがたり:2011/03/20(日) 11:41:23

リビア:米国、批判恐れ腰上げ 安保理決議採択
http://mainichi.jp/select/world/news/20110319k0000m030105000c.html

 【ニューヨーク山科武司、ワシントン草野和彦】安保理がカダフィ政権への武力行使を容認する決議を採択できた最大の理由は勢力を盛り返すカダフィ政権に米国が対応せざるを得なくなり、それまでの慎重な態度を一変させたからだ。カダフィ政権は反体制派の拠点ベンガジを包囲中で、決議は「時間との闘い」でもあった。

 「まだ1週間しかたっていないよ」。今月上旬、カダフィ政権への対処策を問われた安保理理事国の大使は、先月26日に採択した制裁決議の効果を見極める姿勢を示した。

 カダフィ政権が攻勢に出ても、いずれ反体制派とこう着状態になり、「時間的余裕をみながら政治的なメッセージを出せばいい」(外交筋)という空気が国連内にはあった。飛行禁止空域の設定は軍事的に容易でないとの事情もある。

 空気はカダフィ政権の反転攻勢で一変した。米国は、「カダフィは去るべきだ」とオバマ大統領が公言している一方で、カダフィ政権による反体制派側への攻撃を阻止する具体的な措置は取れていない。無策のまま反体制派が弾圧されるのを座視していては、国内から厳しい批判をあびかねない。「米国が反体制派を見捨てたと言われかねない」(外交筋)事情から、米国は動かざるを得なくなったという。結局、飛行禁止空域の設定にアラブ連盟も関与することなど、「米国が孤立しない措置」(同筋)が決議に盛られた。

 米国は拳を振り上げてみたものの、アフガニスタンでも苦戦しており、軍事的に前面に出たくないのが本音だ。決議採択後、ライス米大使は、「どの程度の兵力を投入するのか」と問われ、「米国は決議の要請に従う」とだけ答えた。

毎日新聞 2011年3月18日 20時59分

2374とはずがたり:2011/03/20(日) 11:47:58

リビア:仏戦闘機がカダフィ政権軍攻撃 戦車破壊か
http://mainichi.jp/select/world/news/20110320k0000m030127000c.html?inb=yt

 【カイロ樋口直樹、パリ福原直樹】フランス国防省は19日午後(日本時間20日未明)、リビア上空を飛行中のフランス軍の戦闘機がカダフィ政権軍の軍用車両数台を攻撃して破壊したことを明らかにした。北東部の反体制派本拠地ベンガジなどへの政府軍の攻勢が強まる中、国連安保理は17日、武力行使を認める決議を採択。19日には仏英独首脳やクリントン米国務長官らがパリで会合を開き、カダフィ政権が決議の「即時停戦」要求に違反していると認定、武力行使を決めていた。

 AFP通信などによると、フランス軍の偵察機や戦闘機など計20機がリビア上空を飛行中、ベンガジ付近でカダフィ政権軍が住民に危害を加えようとしているのを発見したため攻撃したという。中東の衛星テレビ・アルジャジーラは、フランス軍機が戦車4台を破壊したと伝えた。フランス軍の空母「シャルル・ドゴール」は20日、リビア近海に向けて出港する予定で、近く大規模な空爆が始まる可能性もある。

 中東地域で安保理決議に基づき多国籍軍が空爆を行うのは91年の湾岸戦争以来、20年ぶりとなる。

 空爆は安保理決議が求める「飛行禁止空域」の設定に向け、リビア空軍の拠点や防空・レーダー施設などを標的にするといわれている。空域設定にはアラブ連盟(22カ国・機構)加盟のアラブ首長国連邦(UAE)とカタールも加わる見通し。

 ロイター通信によると、仏政府は19日、ラファール、ミラージュ戦闘機、空中警戒管制機など5機をリビア上空に飛ばし、反体制派への「空爆を阻止する」(サルコジ大統領)軍事行動を行った。サルコジ大統領は市民に発砲している戦車なども標的にすることを明らかにしていた。

 飛行禁止空域は、湾岸戦争後の91年に米英主導でイラク北部と南部に設定されたほか、ボスニア・ヘルツェゴビナでも90年代前半に適用された。しかし、広大なリビア上空のすべてを監視することは難しく、飛行禁止空域設定の実効性を疑問視する声もある。

 さらに、欧米主導のリビア空爆が、アラブ世界の対欧米感情を一層悪化させる可能性もある。欧米は安保理決議採択の条件として、アラブ連盟から支持を取り付けたが、実際の軍事行動にはアラブ諸国内からも消極論が出ていた。

 反体制派は先の武装蜂起後、序盤戦で地中海沿岸の多くの都市を支配下に収めたが、今月に入ってから唯一の空軍力や豊富な重火器を有する政府軍に大きく押し戻された。「ベンガジ陥落」の危機を救うため、欧米主導で安保理決議を採択。カダフィ政権は翌18日に決議受諾と即時停戦を宣言したが、その後も反体制派支配地への攻撃を続けていた。

 安保理決議には、安保理の15理事国のうち、英仏米など10カ国が賛成。中露独、インド、ブラジルが棄権。中露による拒否権の発動は見送られたが、ドイツの棄権で西側諸国内の亀裂も明確になった。

毎日新聞 2011年3月20日 2時20分(最終更新 3月20日 3時24分)

2375とはずがたり:2011/03/20(日) 11:52:31

<リビア>米英軍も参戦 艦船からトマホーク110発猛射
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110320-00000014-mai-int
毎日新聞 3月20日(日)5時59分配信

 【北米総局】米国防総省は19日午後(日本時間20日未明)、米英両軍がリビアのカダフィ政権軍に対する攻撃を開始したことを明らかにした。リビア沖の地中海に展開する米英両軍の艦船から巡航ミサイルトマホーク計110発が発射されたという。攻撃に先立ち、ブラジル訪問中のオバマ米大統領は同日、「リビアの市民を守るために限定的な軍事行動を承認した」と述べるとともに、米軍の地上部隊をリビアに派兵する考えのないことを強調した。

 米国防総省によると、ミサイル攻撃は主にリビア西部の20カ所に向けて実施された。攻撃対象の多くは地対空ミサイルの発射拠点などで、飛行禁止空域確保のためリビア上空を飛行する多国籍軍機への脅威を取り除く狙いがあるという。ロイター通信は、軍事作戦には米英のほかにフランス、カナダ、イタリアが参加していると報じた。

 一方、リビア国営テレビは19日夜、首都トリポリの民間人地区と西部ミスラタの燃料備蓄施設が攻撃されたと報道し、米英仏などを非難した。

最終更新:3月20日(日)9時50分
毎日新聞


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