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国際政治・世界事情

2376チバQ:2011/03/21(月) 12:08:49
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110321/erp11032111220005-n1.htm
独の州議会選挙、与党が第1党維持、反原発・緑の党が倍増
2011.3.21 11:22
 ドイツ東部ザクセン・アンハルト州議会選挙の投開票が20日行われ、メルケル首相が率いるキリスト教民主同盟(CDU)の得票率は、32・5%と5年前の前回から3・7ポイント減らしながらも第1党を維持した。

 選挙管理委員会の最終開票結果によると、旧東ドイツ共産党の流れをくむ左派党が23・7%、社会民主党(SPD)が21・5%でともに前回とほぼ同水準。これに対し、反原発を掲げる90年連合・緑の党は福島第1原発事故を受け、7・1%とほぼ倍増した。

 同州のCDUは、SPDとの州連立政権を継続する意向を明らかにした。

(共同)

2377チバQ:2011/03/21(月) 14:57:29
http://www.afpbb.com/article/politics/2791650/6985671?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
イエメン内閣が総辞職、デモ犠牲者の葬儀に数万人集結
2011年03月21日 13:45 発信地:サヌア/イエメン
【3月21日 AFP】反政府派からの退陣要求が高まっている中東イエメンのアリ・アブドラ・サレハ(Ali Abdullah Saleh)大統領は20日、内閣の総辞職を宣言した。

 イエメンでは18日、サレハ大統領支持派の武装集団が、首都サヌア(Sanaa)のサヌア大学(Sanaa University)近くの広場で行われていた反政府デモの参加者らを銃撃し、52人が死亡している。

 一方、首都サヌア(Sanaa)のサヌア大学(Sanaa University)近くの広場では同日、18日に起きたサレハ大統領支持の武装集団によるデモ隊への銃撃で死亡したデモ参加者30人の葬儀が営まれ、非常事態宣言下の厳重な警戒態勢のなか、死者を悼む数万人が集まった。参列者らによると、1月末に反政府デモが始まって以来、最大の集会という。

 同広場では18日、サレハ大統領派の狙撃集団が、周囲の建物の屋上からデモ隊に銃弾を浴びせ、デモ参加者52人が死亡した。これにより、一連の反政府デモによる死者は80人となった。(c)AFP/Hammoud Mounassar

2378チバQ:2011/03/21(月) 15:05:20
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110321-OYT1T00288.htm
カダフィ氏強気、テロ・内戦長期化の予想も
. 【カイロ=田尾茂樹】リビアの最高指導者カダフィ氏は多国籍軍の空爆に徹底抗戦を宣言し、国営テレビで「地中海が真の戦場と化す」と強気の姿勢を示した。


 カダフィ派の攻撃は今後、空爆で阻止できない市街戦や米欧を標的としたテロ行為に重点を置くことが予想され、事実上の内戦が長期化する恐れがある。

 カダフィ氏は20日もテレビ演説し、「武器はリビアの全国民に手渡した。反攻に出る。長期戦を準備している」と述べた。前夜同様、自身の姿は放映させず、多国籍軍に居場所を把握させない慎重さを見せた。

 空爆が差し迫った19日午後には、首都トリポリ郊外のカダフィ氏邸前に数百人の支持者を集結させた。自らは登場しないまま、支持者らを「人間の盾」とした形だ。空爆対象に想定される軍事施設にも同様に支持者を集結させた。

 カダフィ派による反体制派への表立った攻撃は20日、伝えられていない。だが、反体制派が優位に立つ東部地域で市街地に兵士を送り込んでいるとの情報もあり、米欧の軍事介入を招き入れた反体制派への「報復」に出るとみられる。

 多国籍軍が地上部隊を投入しない以上、西部を中心とする支配地を維持し、権力の座にとどまることができるとの読みから、カダフィ氏は強硬姿勢を崩していない。

(2011年3月21日11時30分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110321-OYT1T00214.htm
オバマ大統領、初の「戦争」開始…対リビア

. 【ワシントン=黒瀬悦成】多国籍軍の対リビア軍事行動は、オバマ大統領が自ら開始に踏み切った初の「戦争」となる。


 アフガニスタンとイラクで戦争を抱える米国にとって、新たな軍事行動が負担となるのは確実で、今回は多国籍軍の中で支援的役割に徹する構えを強く打ち出している。

 オバマ大統領は、英仏がリビア上空の飛行禁止空域設定に動くなか、慎重姿勢を貫いてきた。ゲーツ国防長官や統合参謀本部の間では、飛行禁止空域設定で米空母などの兵力を割く事態となれば、アフガンでの軍事作戦にしわ寄せが及び、今年7月に予定する駐留米軍の撤収開始に響きかねないとの懸念が強かった。

 しかし、カダフィ派が反体制派の拠点ベンガジを脅かす事態を迎え、米政権内では、「このまま座視すれば、反体制派住民の虐殺につながりかねない」として軍事介入論が急浮上した。

 ニューヨーク・タイムズ紙によると、介入を主張した急先鋒(せんぽう)は、1994年にルワンダで大量虐殺が起きた時にアフリカ担当顧問だったライス国連大使。クリントン国務長官も同調し、軍部の反対論を押し切る形で政権は「軍事行動の容認」に姿勢を大転換させた。

 しかし、米国による中東での新たな軍事行動は、ブッシュ前政権が中東・イスラム世界との関係を深刻に悪化させたイラク戦争を想起させる恐れが高い。

 米国が当時、国連安保理決議なしに開戦した「単独主義」が批判された経緯もあり、大統領は「国際的な有志連合の一員」として行動することを強調している。

(2011年3月21日09時44分 読売新聞)

2379チバQ:2011/03/21(月) 17:54:12
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110321/mds11032116560013-n1.htm
エジプト、国民投票で改憲案承認
2011.3.21 16:54
 【カイロ=大内清】軍が全権を掌握するエジプトで19日に実施された憲法改正の是非を問う国民投票で、投票管理委員会は20日、賛成が約77%となり、大統領の3選禁止などを柱とする改憲案が承認されたと発表した。投票率は約41%だった。改憲が承認されたことで、今後の政治日程の焦点は6月に予定される議会選に移る見通し。

 改憲案をめぐっては、ムバラク前大統領を退陣に追い込んだ反政府デモを主導した若者グループなど民主化勢力が「新憲法を制定するべきだ」として反対を主張したのに対し、イスラム原理主義組織ムスリム同胞団などイスラム勢力と旧与党・国民民主党(NDP)系が賛成を呼びかていた。

 民主化勢力は、今回の国民投票で自信を深めた同胞団が議会選で躍進することを警戒、今後は各陣営の駆け引きが激化しそうだ。

 前政権下のエジプトでは各種選挙での投票率と票の操作の常態化が指摘され、それが国民の政治離れを招いていたが、今回の国民投票では多くの国民が初めて投票に参加した。


http://sankei.jp.msn.com/world/news/110316/mds11031608370001-n1.htm
エジプト、強力な公安機関を解体 非常事態令は維持
2011.3.16 08:36
 【カイロ=大内清】エジプトのイサウィ内務相は15日、ムバラク前政権時代に絶大な権限を握っていた公安機関「国家保安捜査局(SSI)」の解体を決めた。SSIは1980〜90年代にイスラム過激派の摘発に力を発揮する一方、民主化運動家や野党勢力などに対しても令状なしの逮捕や拷問、妨害工作を行っており、反体制デモを主導した民主化勢力からは前政権の“権化”とみなされていた。

 イサウィ内相は、SSIに代わり、権限を縮小した新組織「国民保安局」を設立するとしている。ただ、SSIに巨大な捜査権限を与えていた非常事態令はなお解除されておらず、民主化勢力は「SSIの解体だけでは不十分だ」と主張している。

2380チバQ:2011/03/21(月) 17:54:53
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110310/mds11031022030008-n1.htm
政府の重し消え…対立感情先鋭化 イスラムとコプト衝突、13人死亡 エジプト
2011.3.10 22:01 (1/2ページ)

略奪を受けたコプト教徒宅。暴徒は金目のものをすべて持ち去った=9日、カイロ・マンシーヤナセル地区(大内清撮影)
 ムバラク前政権が約1カ月前に崩壊したエジプトの首都カイロで、8日から9日にかけ発生したイスラム教徒とキリスト教の一派で同国の人口の約1割を占めるコプト教徒との衝突は、13人が死亡する惨事となった。前政権下で醸成されたが、治安当局により一応は押さえ込まれていた両教徒の対立感情が、政府の重しが消えたことで先鋭化し始めている。(カイロ 大内清、写真も)

 腐ったごみのにおいが鼻を突いた。カイロ南部のマンシーヤナセル地区。コプト教徒に多いごみ収集人が集中して住み、「ごみの街」とも呼ばれる場所だ。

 「『アッラーアクバル(神は偉大なり)』と叫ぶ連中に火をつけられた」

 ごみのリサイクル業を営むイード・アンワルさん(46)は9日、焼け落ちて白煙を上げる工場をうつろな目で見つめていた。

 きっかけは8日、カイロ南部の教会が放火された事件に抗議するコプト教徒数百人が幹線道路を封鎖したことだった。これに怒った近隣のイスラム教徒が対抗して投石に発展。軍は双方を引き離そうとしたが、イスラム教徒側は混乱の中で同地区になだれ込んだ。

 銃やナイフなどで武装したイスラム教徒は民家や工場を襲撃、死者の大半はコプトだが、同地区のイスラム教徒も含まれている。

 前政権下で「閉塞(へいそく)感と国への信頼低下から宗教回帰が進んだ」(宗教問題専門家)ことから、両教徒の緊張関係も強まった。

 治安維持に絶大な権限を握った内務省は、騒乱に発展しない限りはイスラム教徒の反コプト行動を一定範囲内で容認し、一部の急進派のガス抜きに利用。少数派のコプト側にも同様の姿勢をとった。宗教対立を“根治”するのではなく、病状を抑えてやり過ごそうとする手法といえ、それが双方に対する内務省の影響力強化にもつながった。

 だが、こうした前政権の対処療法が、両教徒の敵愾(てきがい)心を鬱積させてきた面は否めない。同地区のコプト教徒は、今年1月に起きた教会爆破事件後、イスラム教徒に対する抗議デモを行い略奪行為も発生。今回の事件はその復讐(ふくしゅう)の意味合いもあり、暴徒の中には「勝ったぞ!」と叫ぶ者もいたという。

 「警察は何もしてくれない。軍もそうだ」。コプトの男性住民はこう憤った。

 内務省が力を失い、全権を握る軍も市民同士の衝突にどう対処するべきか態度を決めかねる中、対立感情に歯止めがかからなくなる懸念が強まっている。

2381チバQ:2011/03/21(月) 21:01:09
http://mainichi.jp/select/world/news/20110322k0000m030112000c.html
シリア:アサド大統領独裁に抗議 南部などでデモが拡大
 【カイロ和田浩明】シリアでアサド大統領の独裁に抗議するデモが拡大してきた。20日には、18日以降デモが続く南部ダルアーで1万人規模のデモが発生。与党バース党の事務所などを放火した。治安部隊は催涙ガスや実弾発砲で押さえ込みを図り、1人が死亡、150人以上が負傷した。小規模デモは首都ダマスカスなど国内各地で散発しており、アサド政権は大きな危機に直面している。

 ダルアーでは18、19日のデモで治安部隊がそれぞれ数千人のデモ隊に発砲。少なくとも計4人が死亡した模様だ。政府は20日、閣僚を現地に派遣し、犠牲者の遺族に面会。事件の捜査を約束するなどして事態の沈静化を図ったが、デモは20日も発生した。

 国営通信は一連のデモで死者が出たことを否定。デモについて「厄介者の一群が民間・公共施設に放火、住民を脅迫し警官に発砲した」と報じた。

 国営通信は一方で、18日の発砲に関しては「治安機関幹部をかたる者が、集会に発砲するよう命じた」と報じ、武力弾圧からは距離を置く姿勢も見せた。

 政治的自由が制限され、報道統制も厳しいシリアでは、国営メディアが反体制活動の動きや政府の対応を報じること自体が異例で、現状への当局の危機感を示した格好だ。

 首都の南方100キロのダルアーでの一連のデモは、反体制的な内容の落書きをした少年15人が逮捕され、釈放を求める女性活動家2人も拘束されたことがきっかけとみられる。

2382チバQ:2011/03/22(火) 20:56:01
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011032101000778.html
イエメン、大統領側近離反 「内戦迫る」
2011年3月22日 01時09分

 【カイロ共同】反体制派デモの激しい弾圧により、政権への批判が高まっている中東のイエメンで21日、サレハ大統領の側近を含む軍幹部3人や国会議長代理らが反体制派に加わるとして政府からの離反を表明、側近は「内戦が迫っている」と警告した。中東の衛星テレビ、アルジャジーラなどが伝えた。

 軍幹部はサレハ大統領と同じ部族出身で、うち1人は大統領顧問も務めたアハマル氏。側近が反旗を翻したことにより、エジプトやチュニジアの政変に触発される形で、32年以上政権の座にある大統領の退陣要求が高まるイエメン情勢は重大な局面を迎えた。

 アハマル氏は「大統領の弾圧により、内戦が迫っている。私の指揮下の部隊は反体制派と一緒にいる。政府には公正な選挙を求める」と話した。

 フランス公共ラジオは、首都サヌアの大統領府、中央銀行、国防省に戦車が配置されたが、大統領の指揮下に置かれているかどうかは不明だと報じた。

 シリア、オマーン、クウェート、ヨルダンなどに駐在するイエメン大使や南部アデンの知事も21日、辞任を表明したほか、有力部族長も、サレハ大統領の退陣を求めた。

 大統領は同日「国民の大半は私を支持している」と話す一方で、キルビ外相をサウジアラビアに派遣、サウジ政府に調停を要請した。

2383チバQ:2011/03/22(火) 21:26:05
http://www.asahi.com/international/update/0322/TKY201103220066.html
リビア第3の都市、政府軍の無差別攻撃続く 死傷者多数2011年3月22日9時32分

リビアへの出撃に備えるフランス空軍機=ロイター

リビア地図
 【マルサマトルーフ(エジプト北西部)=山本大輔】多国籍軍による空爆が本格化する中、リビア第3の都市、西部ミスラタでは、カダフィ政権の政府軍が市民への無差別攻撃を続けている。反体制派も応戦しているが、政府軍はすでに市内に進攻。多くの死傷者が出ている。

 ミスラタは、同国西部で唯一、反体制派の支配下にある都市で、政府軍は奪還に向け、18日から攻勢を強めていた。米CNNの電話インタビューに答えた市民によると、政府軍は20日未明、多国籍軍の空爆開始を受け、それまで郊外から砲撃を続けていた地上部隊を3方面から市内に突入させた。無差別発砲や砲撃を繰り返しているという。

 反体制派の拠点都市、東部ベンガジでは郊外まで迫った政府軍を撤退に追い込んだ多国籍軍の空爆だが、ミスラタについては、郊外の防空施設を破壊するにとどまっている。市街地への空爆は市民を巻き込む危険性が高く、空軍力だけの軍事介入の弱点が浮き彫りになった形だ。

 同国東部では21日、反体制派の主力部隊がアジュダビヤの奪還に向け、ベンガジを出発した。米軍は「空爆の打撃で政府軍部隊に戦闘能力は残っていない」としている。ただ、反体制派もこれまでの被害を立て直す必要があり、奪還には時間がかかりそうだ。

2384チバQ:2011/03/22(火) 21:35:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110322/amr11032221230011-n1.htm
米英と仏に不協和音 宙に浮く指揮権の移譲先
2011.3.22 21:19 (1/2ページ)
リビア北東部ベンガジとアジュダビヤの間で、多国籍軍による空爆を受け、爆発する政府軍車両=20日(ロイター)
 【ロンドン=木村正人、ワシントン=犬塚陽介】米軍指揮下の多国籍軍によるリビア軍事作戦をめぐり、主力を担う米英両国とフランスの間で“亀裂”が表面化、指揮権の移譲先が宙に浮いたままになっている。北大西洋条約機構(NATO)への指揮権移譲を唱える米英に仏が異を唱えているためで、NATO大使級会合は決裂。多国籍軍参加国の足並みも乱れている。

 19日に始まったリビア空爆は、ドイツ南西部シュツットガルトの米アフリカ軍司令部が米英仏などの攻撃を調整、指揮している。

 NATO大使級会合は21日、多国籍軍の指揮権を米アフリカ軍司令部のハム司令官からNATO欧州連合軍最高司令部のスタブリデス最高司令官(米国)に移譲することについて協議。フランスが突然、「NATOが表に出るとアラブ諸国の反発を買う」と反対し、紛糾した。

 22日付の英紙フィナンシャル・タイムズによると、ラスムセンNATO事務総長がその場で、軍事作戦への参加を拒むドイツとともにフランスを非難すると、両国大使は途中退席、険悪なムードが流れたという。

 パリで19日、米、欧州連合(EU)加盟国、アラブ連盟代表らを招いてリビアに関する緊急首脳級会議を開いたフランスは、会議終了2時間後にリビアを空爆。米英両国はフランスから事前に十分な連絡を受けていなかったと報じられるなど、来年大統領選を控えるサルコジ仏大統領の独断専行ぶりが浮き彫りになっている。

 指揮権をめぐる混乱を前に、国内の基地を多国籍軍に提供しているイタリアは「米英仏の三頭態勢は無政府状態となっている」として、NATOが指揮を執らないのであれば基地提供を見直す考えを表明。ノルウェーも指揮系統が明確になるまで、派遣している戦闘機6機の作戦参加を先送りする方針を示している。

 一方、オバマ米大統領は21日、「指揮権を数週間でなく数日中に移譲する」と明言しており、英仏のいずれかが司令官を出しNATOの指揮系統を使う代案も急浮上している。

2385チバQ:2011/03/22(火) 21:42:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110322-00000061-mai-int
<リビア空爆>指揮権巡り不和…米欧で思惑ずれ NATO
毎日新聞 3月22日(火)17時31分配信

 【ブリュッセル福島良典、ワシントン草野和彦】リビア攻撃を続ける多国籍軍の指揮権を巡り、北大西洋条約機構(NATO)加盟国間で不協和音が起きている。米国は指揮権を早期に欧州側に渡したい考えだが、軍事介入に反対のトルコはNATO任務とすることに反対だ。一方、米国への対抗意識からフランスには欧州が主導権を握りたい思惑があり、各国間の駆け引きが熱を帯びている。

 オバマ米大統領は21日、リビア攻撃について、防空網破壊などの初期攻撃から、飛行禁止空域の設定・運用を目的とする次の段階へ「数日のうちに」移行すると述べた。これに伴い指揮権を米軍から、英仏軍かNATOに移したい考えだ。

 ホワイトハウスによると「次の段階」での米軍の主な役割は、リビア政府軍の通信手段の妨害や情報活動、多国籍軍への給油など「支援的役割」という。

 大統領はイラク戦争などを念頭に、「結果として米軍がすべての負担を担った」と言及。既に世界各地に展開する米軍や、米国の納税者の負担を軽減するためにも、今回は「国際的な任務」とすることが大事という率直な見解を示した。

 対リビア軍事行動には米英仏に加え、カナダ、ベルギー、イタリアなどNATOの一部加盟国が参加している。だが、NATOは20、21の両日、ブリュッセルで開いた加盟28カ国の大使会合で「NATOの役回り」について合意できなかった。NATO内部が(1)軍事行動に異を唱える反戦陣営(2)NATO主導を嫌うフランス(3)NATOへの指揮権移行を望む親米派−−に分裂しているためだ。

 反戦陣営の筆頭はイスラム国のトルコだ。エルドアン首相は「NATOの軍事介入は危険な結果をもたらす」と地域の不安定化を警告しており、欧米の参戦国に対して即時休戦や民間人犠牲の回避を求めているという。

 対リビア空爆で戦端を開いたフランスは「アラブ連盟は作戦がNATOの完全な指揮下に入るのを望んでいない」(ジュペ外相)と指摘、NATOの役割を作戦立案などに限定したい。アフガニスタン戦争でアラブ世界に反感の強いNATOとして行動することへの抵抗と、「アフリカは欧州の担当地域」との対米意識がある。

 これに対して英国は「米軍指揮権のNATO移行」(キャメロン首相)を望む。NATOは90年代前半のボスニア・ヘルツェゴビナ紛争で飛行禁止空域の監視に空軍力を提供したことからリビアでも適任との判断だ。NATOにはユーゴスラビアやアフガンでの実戦経験があり、指揮命令の能力と仕組みを備えている。

 指揮権を巡る混乱は作戦に影響を与えている。F16戦闘機6機を発進させたノルウェーは21日、指揮権問題が解決するまで作戦参加を凍結すると発表した。イタリアもNATOが主導権を握らなければ基地使用許可を取り消す場合もあると警告している。アラブ諸国への配慮からゲーツ米国防長官は「NATO任務とはせずにNATOの指揮命令系統を使う方法」を提案する。

2386チバQ:2011/03/23(水) 20:29:18
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011032301000556.html
イエメン政権、末期的状況 離反軍との緊張高まる
2011年3月23日 16時20分

 【カイロ共同】チュニジアやエジプトの政変に触発され、独裁的なサレハ大統領への退陣要求が高まる中東イエメン。大統領は22日、年内にも辞任する意向を表明したが、反体制派はあくまでも「即時退陣」を要求して譲らない。側近の軍幹部や閣僚も相次いで離反するなど、政権は末期的状況。国軍が、離反した部隊と衝突するなど緊張が高まっている。

 「政府は国を危険にさらしている。私は反体制派を支持する」。21日、大統領側近だった軍幹部アハマル氏が反旗を翻したほか、各国に駐在する大使10人以上や宗教指導者らが次々と離反を表明した。

 イエメンでは1月半ばからデモが拡大し続けていたが、転換点となったのは3月18日。首都サヌアに集まった数万人ともされる市民に向かって治安部隊が発砲、52人が死亡する惨事になった。19日にバン人権相が抗議の辞任をして離反の動きが加速、退陣要求が一気に高まった。

 22日には南部ムカラで大統領の親衛隊的な性格を持つ精鋭部隊の共和国軍と、離反した部隊が衝突、2人が死亡したほか、離反軍が掌握した西部ホデイダでは空軍施設を共和国軍が取り囲んだ。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011032302000029.html
大統領 年内退陣も イエメン「体制移行に選挙」
2011年3月23日 朝刊

 【カイロ=内田康】反政府デモが続くイエメンのサレハ大統領(69)は事態収拾のため、年末か来年一月に辞職する意向を固めた。体制移行のための国会議員選を実施してから退陣する妥協策で、ロイター通信が二十二日、大統領側近の話として伝えた。ただ、野党側はあくまで即時退陣を求める方針で、デモが収拾する見通しは立っていない。

 大統領側近は「サレハ大統領が、後継者が誰かを知らないまま退陣することはない」と述べた。大統領は二十二日、軍幹部との会合で、政権から離反した一部の軍幹部の動きを「クーデター」と非難。「イエメンは内戦に陥る」と警告した。

 AFP通信によると、東部ムカラでは、サレハ大統領から離反しデモ隊支持を表明した軍の部隊と政権側部隊が交戦し、二十二日までに二人が死亡した。

 AFPなどによると、イリヤニ前水資源・環境相や、パキスタン、カタール、オマーン、スペインの各国に駐在するイエメン大使らが、デモ隊支持に転じた。フランスのジュペ外相は二十一日、「私たちは人権擁護や民主主義を進める人たちを支える。サレハ大統領の辞職は避けられない」と述べ、事実上、サレハ政権を見限った。

 イエメン南部アデンで発行されている国営新聞も、デモ隊支持を決め、新聞発行を中止した。

2387チバQ:2011/03/23(水) 20:31:07
http://www.asahi.com/international/update/0322/TKY201103220539.html
イエメン大統領、年明け前後の退陣提案 反体制派は拒否2011年3月23日1時0分

 【マナマ=古谷祐伸】ロイター通信によると、イエメンのサレハ大統領のスポークスマンは22日、サレハ氏が年内か来年1月に議会選挙を実施した上で退陣すると述べた。だが、デモを続ける反体制派はサレハ氏の即時退陣を求めており、野党連合もサレハ氏側の提案を拒否した。

 スポークスマンによるとサレハ氏は自らの権限を、議会選を通じてつくられる民主的な政府に引き継ぐ意向だという。サレハ氏は「誰が権力を握るか分からない状態では辞めない」とし、軍部への権限移譲も拒んでいるという。21日夜に政府高官や軍幹部、部族指導者らにはこの提案を伝えたという。

 即時退陣を迫るデモ隊に対しサレハ氏は2月、現在の任期が終わる2013年に退陣する意向を示したが、デモ隊は納得せず、サレハ氏もそれ以上の妥協を拒んできた。

 議会に基づく政府作りと年末ごろの議会選実施は3月上旬、サレハ氏が一度提案している。だが、大統領職の位置づけが明確でないことなどから野党側が拒否しており、真新しい案ではない。

 サレハ氏の新たな妥協案について、反体制派は拒否する姿勢だ。治安部隊が18日にデモ隊に発砲し、同日だけで52人が死亡。事件に抗議して軍幹部や閣僚らが離反し、サレハ氏の政治基盤は弱体化しており、反体制派はさらに攻勢を強める可能性が高い。

 AFP通信などによると22日、離反した軍の部隊と、大統領派の部隊が衝突して2人が死亡しており、内戦の危機もはらんでいる。

http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2791853/6990359?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
大統領側近の相次ぐ離反で首都緊張 イエメン
2011年03月22日 14:02 発信地:サヌア/イエメン
【3月22日 AFP】軍上層部の一部がアリ・アブドラ・サレハ(Ali Abdullah Saleh)大統領から離反して反体制デモに加わり、軍の亀裂が深まっているイエメンで21日、首都サヌア(Sanaa)に戦車部隊が投入された。

 戦車は、大統領宮殿、中央銀行、国防省などの市内要所に配備された。投入を指揮した人物や目的は明らかになっていない。

 軍司令部は同日夜、自分たちはサレハ大統領に忠誠を誓っているとした上で、「民主主義や憲法秩序を揺るがす攻撃は断固として許さない」とする声明を発表した。

 同日、サレハ政権にとって最初の打撃となったのは、大統領の側近でサヌアを含む北西軍管区の軍司令官が「革命に参加する」と宣言したことだった。これを機に、将校数十人が次々とサヌア大学(Sanaa University)近くの広場を拠点とする反体制派に加わり、反体制派勢力への支持を表明した。

 さらに、イエメンのエジプト駐在大使やアラブ連盟(Arab League)大使が反体制派を支持し、辞任した。

 反体制派が拠点とする広場では18日、サレハ大統領派の狙撃集団が、周囲の建物の屋上からデモ隊に銃弾を浴びせ、デモ参加者52人が死亡する事件が発生した。

 議会の副議長と南部のアデン(Aden)州の州知事は21日、事件に抗議して辞任。サレハ政権に対する国際社会の非難も強まっている。

 軍の側近のほか、氏族の有力者が離反し、宗教指導者の支持も失い、閣僚、大使、与党議員らの辞任も相次いでいるサレハ政権は、弱体化が止まらない。それでもサレハ大統領は、「国民の大多数がわたしを支持している」とし、即時辞任はせずに2013年までの任期を全うすると主張している。(c)AFP/Hammoud Mounassar

2388チバQ:2011/03/23(水) 20:32:12
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201103230065.html
シリア治安部隊がデモ隊に発砲、医師含む6人が死亡2011年3月23日

 [ダマスカス 23日 ロイター] 反政府デモが続くシリア南部ダルアーのモスクで23日、アサド大統領の退陣を求めて抗議集会を開いていたデモ隊に治安部隊が発砲、少なくとも6人が死亡した。住民が明らかにした。

 それによると、攻撃を受けた負傷者の手当てに向かった医師も死亡した。デモ隊側が武器を所有していたかどうかについては、明らかになっていない。

 このモスク周辺では治安部隊の発砲前に、停電が発生し電話回線も不通になった。発砲が始まった際には、「アラーは偉大なり」と叫ぶ声が響いていたという。

 シリアでは18日から反政府デモが続いており、治安部隊の発砲による民間人の死者は計10人に上っている。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110322-OYT1T01140.htm
シリア、民主化要求デモ拡大…治安部隊と対峙

 【カイロ=鶴原徹也】シリアでアサド大統領の強権支配に対する民主化要求デモが南部を中心に拡大し、ダラーでは22日、約1000人が「自由」「腐敗の一掃」などを訴えて5日連続となるデモを行った。


 AFP通信によると、デモ参加者は同日午後、モスク周辺に集結し、治安部隊と対峙(たいじ)している。

 ダラーではデモ初日の18日、強制排除に動いた治安部隊の発砲で4人が死亡。20日はデモ隊の一部がバース党支部や裁判所に放火するなど騒乱状態に陥った。21日には発砲で死亡した一人の葬儀が行われ、数千人のデモに拡大。治安部隊が発射した催涙ガスを吸った少年が死亡したとの情報もある。デモ参加者は、政治犯の釈放や秘密警察の廃止なども要求している。

 ロイター通信によると、22日はダラー周辺の町でもデモが行われた。21日は別の三つの町でも数百人規模のデモが行われた。

(2011年3月23日01時27分 読売新聞)

2389チバQ:2011/03/23(水) 20:33:00
http://jp.wsj.com/World/Europe/node_206444
エジプトの改憲国民投票で宗教指導者の影響力浮上
2011年 3月 22日 8:18 JST
 【カイロ】エジプトで19日行われた憲法改正案の是非を問う国民投票では同案が賛成多数で承認されたが、専門家らは、これが同国革命の指導者が若者の活動家からイスラム教の宗教指導者に変わっている可能性があることを明確に示すものと見ている。

 20日の発表によると、憲法改正案は77%の支持率で承認された。これには大統領の任期の2期8年への制限や政治への個人参加への制限緩和などが含まれている。

 大統領選の有力候補であるエルバラダイ前国際原子力機関(IAEA)事務局長やムーサ・アラブ連盟事務局長はこの改憲案に反対。エジプト軍に指名された法律家や判事らによって起草された改憲案を拒否するよう訴えていた。一方で、反政府デモのリーダーや野党の政治家は、大統領の広範な権限を制限する完全に新しい憲法を求めた。

 国民投票の結果は同国の革命の変化をうかがわせるものだった。英雄、殉教者として華々しく持ち上げられていた抗議活動の指導者らは、もはやエジプトの民主化への移行で主たる声ではなくなっている。

 その代わりに出てきたのが改憲案を強力に支持したイスラム教の宗教指導者らだ。彼らはこの改憲案の承認を政治的権力への道、かつ、同国のイスラム的アイデンティティーを守る手段と見ている。今後同国で行われる初めての自由で公正な選挙に影響力を行使することで、これらの指導者は民主的将来をどのようなものにするかを決定する立場にあることを示すことになる。

 かつては違法なイスラム政治集団とされていたイスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」は、サラフィ主義の指導者やこれまでの与党だった国民民主党(NDP)のメンバーらと協力して改憲案支持に回った。

 多くの若者を含む改憲案反対派は、ムスリム同胞団とNDPが手を結んだことは皮肉な権力掌握術の一環だと批判した。改憲案が承認されたことで夏の議会選挙の舞台が整ったが、選挙で戦える組織を持っているのは同胞団とNDPだけなのだ。

 国民投票前に国中で見られたポスターやパンフレットなどは、10箇条の改正案を承認することは崇高な義務だと強調していた。一部には同胞団の名前が記されていたが、同胞団は自分たちがやったことではないとし、改正案支持を訴えるために宗教的言辞を使ってはいないと述べている。

 サラフィの聖職者らは衛星テレビを通じて、改憲提案を拒否すれば、エジプト議会のすべての立法の根幹で、現憲法が採用しているイスラム法典条項を除外した形の新たな改憲案が出てくることになる、と改憲案支持を呼び掛けた。これを受けて、一部のエジプト人は宗教的義務として改憲案承認の投票をした。

 政府系シンクタンクのアルアハラム政治・戦略研究所(カイロ)の政治アナリスト、ナビル・アブデルファタ氏は「これはエジプトの知識層にとって悪夢だ」と語った。また、「すべての若者は民主主義の形態としてこの国民投票の結果を受け入れたが、同時に、宗教グループが若者に対して演じた危険な役割によって裏切られた思いを強くしている」と強調した。

記者: Matt Bradley

2390チバQ:2011/03/23(水) 20:33:55
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110324k0000m030063000c.html
リビア:反体制派 「寄せ集め」武装は貧弱
 【カイロ和田浩明】多国籍軍がリビアへ軍事介入したものの、反体制派が目指す最高指導者カダフィ大佐の排除は難しい情勢だ。反体制派が指揮命令系統の混乱や訓練不足、武装の貧弱さを乗り越え、首都トリポリに迫れるかは不透明だ。

 「寄せ集めの軍隊」と評される反体制軍。政権側から加わったアブドルファタフ・ユニス前内相が指揮し国軍兵士も参加している。しかし、国軍はクーデターを恐れたカダフィ氏が冷遇しており装備や訓練面でも問題が多いとされる。

 反体制軍には私服の一般市民も多く、AP通信によると「9割は一般人」との指摘もある。訓練しながら戦う状況だ。主な武装も自動小銃などの小火器や小型トラックに積んだ重機関銃程度で政府軍との戦力差は大きい。

 多国籍軍は、ベンガジなど北東部の反体制側拠点に侵攻しようとする政府軍部隊を戦闘機などで排除している。しかし、カダフィ氏の出身地シルトやトリポリを制圧するのは、反体制派の仕事だ。当面、北中部の要衝アジュダビアの再奪取が主目標となる。

 反体制派が戦力差を埋めるには外部から武器供与を受ける方法もあるが、国連安保理決議はリビアに武器禁輸措置を課しており、適法な入手は困難だ。

 また、多国籍軍の作戦に対しては、中露など安保理常任理事国から「やり過ぎ」との批判が出ている。アラブ連盟(22カ国・機構)からも一時、「求めた対応と違う」(ムーサ事務局長)との反発が出た。今後、誤爆などで多数の民間人死者が出続ければ、反体制派が期待する形で軍事介入が継続されない可能性もある。

 政府軍は北西部ミスラタの砲撃を続けるなど抵抗を示している。地上軍投入については、米国は明確に拒否しており、欧州諸国も足踏みするのは必至で、反体制軍が乗り越えるべきハードルは高い。

2391チバQ:2011/03/23(水) 20:34:59
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110323/mds11032317430004-n1.htm
リビア多国籍軍、作戦の目標定まらず、飛行禁止区域長期化も
2011.3.23 17:39 (1/2ページ)

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伊シチリア島シゴネラにあるNATO基地を離陸したデンマーク空軍の戦闘機。多国籍軍はカダフィ大佐の地上軍への攻撃強化の準備を進めている=22日(AP)
 【ロンドン=木村正人】仏英米主導の多国籍軍はリビア空爆で飛行禁止区域の設定に成功したものの、カダフィ政権打倒を目指すのか否かをめぐり逡巡(しゅんじゅん)している。最高指導者カダフィ大佐を殺害した場合、アラブ諸国の離反を招き、軍事介入の正当性が揺らぎかねないからだ。反体制派は軍事力などでカダフィ大佐側に劣っており、飛行禁止区域を実施しても膠着(こうちゃく)状態が数年続くとの見方が出ている。

 アフガニスタン、イラク復興にかかわり、キャメロン英首相の政策チームに助言しているシンクタンク、欧州外交問題評議会のダニエル・コースキ氏は「多国籍軍はカダフィ政権を打倒したいのか、反体制派を支援するのか、明確な目標を欠いている」と指摘する。

 多国籍軍は空爆で反体制派の虐殺という人道危機を回避し、中東・アフリカ諸国の指導者に反政府デモへの武力行使は許されないという強いメッセージを送る所期の目的を達した。

 英国はカダフィ大佐の拠点で住居がある首都トリポリの建物を攻撃。フォックス英国防相は「大佐への攻撃も潜在的な可能性」と述べたが、リチャード英国防参謀長は「あり得ない」と否定した。クリントン米国務長官も「大佐側からの寝返りが増えるのを望む」とだけ述べた。

 英米は大佐殺害を強行してアラブ諸国の反発を招いて、介入への支持が得られないことを危惧(きぐ)している。

 欧米は大佐の即時退陣を求めているが、大佐はトリポリ周辺で幅広い支持を維持。東部を拠点とする反体制派には自力でカダフィ政権を倒して新政府を樹立する能力はないとの見方が広がっている。

 NATOへの指揮権移譲をめぐり対立が表面化した英米とフランスの首脳は北大西洋条約機構(NATO)が飛行禁止区域実施に関与すべきだとの認識で一致。NATOの指揮系統を使う一方で政治的な意思決定は多国籍軍参加国で行う方向で調整を進めている。

 作戦にはNATO以外のカタールなども参加しているため、アフガンで48カ国が参加するISAF(国際治安支援部隊)型の枠組みが検討されているという。

2392チバQ:2011/03/23(水) 20:36:38
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201103230061.html
リビアの飛行禁止区域、長期化なら10億ドル超のコストも2011年3月23日

 [ワシントン 22日 ロイター] リビア上空の飛行禁止区域の設定が数カ月に及ぶ場合、米英仏などによる多国籍軍の軍事費は10億ドル(約808億円)を超える可能性があると、米アナリストが明らかにした。

 米シンクタンク、戦略予算評価センター(CSBA)のザック・クーパー氏は、リビア政権軍の防空施設を排除するための初期費用は4億─8億ドルになると予想。飛行禁止区域のパトロール費用は1週間当たり3000万─1億ドルかかるとしている。

 また、米英軍がこれまでに使用した巡航ミサイル「トマホーク」の費用は約2億ドルに上ると述べた。

 米軍は飛行禁止区域の設定にかかる費用について明確な数字は出していない。米国では2011年度の財政赤字が1兆4800億ドルに上るとの見通しがある中、リビアでの軍事費を支出できる余裕はないとの批判的な見方も議員や批評家から挙がっている。

 英国のオズボーン財務相は、リビアでの軍事費は数億ポンドに上る見通しで、アフガニスタンでの軍事費を下回るとの見解を示した。しかし、軍事アナリストのフランシス・ツサ氏はBBCラジオ4に対し、リビアでの軍事費は政府の想定を超える可能性があると述べ、現時点の支出は航空機1機当たり約20万ポンド(約2650万円)、ミサイル1発当たり80万ポンドに達していると指摘。飛行禁止区域が設定されれば、1日当たり200万─300万ポンドの支出が見込まれるとの見方を明らかにした。

2393チバQ:2011/03/23(水) 20:38:14
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110323/erp11032311560008-n1.htm
「大統領と不一致なし」露のプーチン首相が十字軍発言で釈明
2011.3.23 11:53

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スロベニアを訪問し、栄誉礼を受けるロシアのプーチン首相=22日、ブルド(AP)
 多国籍軍のリビア攻撃をロシアのプーチン首相が「十字軍」と非難した一方、メドベージェフ大統領は攻撃に一定の理解を示し、首相発言を批判するなど2人の見解が衝突したことについて、首相は22日、訪問先のスロベニアでの記者会見で「外交を指揮するのは大統領。不一致は起こらない」と釈明した。インタファクス通信が報じた。

 「双頭体制」下で大統領が首相を公然と批判したのは異例で、特に「十字軍」と首相が述べたことは「容認できない」と強調していた。メディアが、来年の大統領選に向け両者の本格的な対立が始まった可能性があるとみて大きく報道、首相側は火消しを図った形だ。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110322/erp11032207140004-n1.htm
露大統領、プーチン氏の十字軍発言を公然批判 極めて異例
2011.3.22 07:13
 ロシアのメドベージェフ大統領は21日、リビア情勢について記者団に対し「文明の対立を引き起こす『十字軍』というような表現は許されず、容認できない」と述べ、名指しは避けながらも、欧米で構成する多国籍軍のリビア攻撃を「中世の十字軍を思い起こさせる」と非難したプーチン首相の発言を批判した。

 大統領が「双頭体制」を組む政権の実力者プーチン首相を公然と批判したのは極めて異例。1年後の次期大統領選にどちらが出馬するかをめぐって水面下のせめぎ合いを続けてきた両者の対立が表面化する可能性もある。

 大統領は、リビアへの武力行使を容認した国連安全保障理事会決議はカダフィ政権による反体制派への武力弾圧をやめさせるためのもので「間違っているとは思わない」と強調。

 その上で「十字軍」などの表現を使えば「状況は今より悪化する。そのことを皆が理解すべきだ」と述べ、首相発言に強い不快感を示した。(共同)

2394チバQ:2011/03/23(水) 20:47:27
>>1926
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201103230050.html
ポルトガル議会は緊縮財政策を否決の公算、政権崩壊の可能性2011年3月23日

 [リスボン 23日 ロイター] ポルトガル議会は23日に、政府が策定した緊縮財政策を否決するとみられている。そうなれば、少数与党の社会党政権が崩壊する可能性がある。

 ソクラテス首相は、緊縮財政策が否決されれば、ポルトガルはギリシャやアイルランドと同様、国際社会に救済を仰がなければならなくなると訴え、その場合には辞任する考えを表明した。

 すべての野党は、年金や政府支出を削減する財政案に反対する姿勢を示しており、以前は緊縮財政策を支持していた最大野党の社会民主党は、解散総選挙を口にし始めた。

 政治アナリストのアントニオ・コスタ・ピント氏は「主な野党が政府との政治的合意を受け入れる考えがないことは明らかで、政権が倒れる可能性は非常に高い」との見方を示した。

 ポルトガル議会では230議席のうち与党社会党が97議席しか確保しておらず、野党はいずれも緊縮財政案に反対する構えを示している。

 政権崩壊の可能性が高まったことを受け、ポルトガルの10年債利回りは22日の取引で7.68%に上昇(前日は7.53%)。ドイツ連邦債利回りに対するスプレッドも13ベーシスポイント(bp)拡大して443bpとなった。

2395チバQ:2011/03/24(木) 21:14:24
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/110324/mcb1103242045031-n1.htm
ユーロ圏「包括対策」に暗雲 ポルトガル首相が辞任2011.3.24 20:44
 【ロンドン=木村正人】財政危機に陥っているポルトガルの議会で23日、緊縮財政策が否決され、ソクラテス首相はカバコシルバ大統領に辞任を表明した。解散・総選挙が行われるが、2カ月近い政治空白が生じる恐れが強く、ポルトガルが欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)に救済を要請するとの観測が強まっている。

 欧州単一通貨ユーロ圏(17カ国)で財政危機国の首相が辞任に追い込まれたのはアイルランドに続いて2カ国目。EUは24、25の両日、ブリュッセルで首脳会議を開き、財政危機の再発を防ぐ「包括対策」の一括承認を目指すが、各国で緊縮策への国民の不満が増幅しているため、協議への悪影響が懸念される。

 ソクラテス首相が議会に緊縮策を提案したのはこの1年で4度目で、昨年国内総生産(GDP)比で7%だった財政赤字を今年は4・6%、来年は3%に圧縮する計画だった。

 しかし、今回の緊縮策に年金への特別課税も含まれており、最大野党・社会民主党が「社会的弱者を標的にしている」と総選挙の早期実施を求めた。議会(定数230)で緊縮策に賛成したのは与党・社会党(97議席)だけだった。

 大統領は25日に全政党の責任者を集めて今後の対応を協議。大統領は議会を解散し、55日後以降に総選挙が行われる公算が大きい。社会民主党からは財政再建に取り組むには国民の幅広い支持が必要として、選挙後に社会党などとの「大連立政権」を樹立することを求める声も上がっている。

 ポルトガルは4月に40億ユーロ(約4600億円)超の国債償還を控えており、10年物国債の利回りが年7・82%に達するなど、市場では返済能力への疑念が大きく膨らんでいる。

2396チバQ:2011/03/24(木) 21:20:36
http://www.asahi.com/business/news/reuters/RTR201103240084.html
ポルトガル、緊縮財政策否決・首相辞意を受けた今後の行方2011年3月24日15時15分
 [リスボン 24日 ロイター] ポルトガル議会は23日、政府が国際的な救済回避を目的に策定した緊縮財政策を否決。これを受け、ソクラテス首相は辞表を提出した。

 今後想定される展開、注目点を以下に挙げた。

 <救済要請は不可避か>

 救済要請せざるを得ない情勢だ。ポルトガル国債10年物利回りは、多くのアナリストが長期的に維持不能とみなす7%を大きく上回っている。

 緊縮財政策が否決されたことで、新政権が早期に新たな緊縮財政策を打ち出さないかぎり、国債利回りはさらに上昇する可能性がある。しかし、新政権発足には、数週間単位の時間を要する。

 ドイツなど、ユーロ圏中核国はこれまで、市場不安定化要因の払しょくを目指し、ポルトガルに救済要請の検討を求めてきた。ポルトガル国債利回りが上昇し続ければ、圧力が強まる可能性がある。

 Informacao de Mercados Financeiros(ポルト)のフィリペ・ガルシア氏は「救済の可能性は飛躍的に高まった」と述べている。

 <救済のタイミングは>

 4月15日に43億ユーロ、6月に49億ユーロの国債が償還期限を迎える。償還日の数週間前というのが、論理的なタイミングだ。

 ただ、市場での償還債借り換えが可能な状況で、ポルトガル政府が非常に高い金利負担を受け入れる用意があるなら、かなり先になるだろう。6月以降、年内は償還が予定されていないからだ。

 一部政治アナリストは、新政権発足の遅れが必ずしも救済要請の遅れにはつながらないと指摘する。

 その一人、アントニオ・コスタ・ピント氏は「暫定政府は重要な自主的行動指針を打ち出せないが、議会が支持すれば救済要請する決定は下せる」と述べている。

 <救済の規模は>

 1月時点のユーロ圏当局筋の想定では、600億─800億ユーロ。

 その規模なら、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の現在の融資能力、それに国際通貨基金(IMF)で十分対応できる。

 <いつ新政権が発足するか>

 首相の辞表を受け取ったカバコシルバ大統領は、各会派と協議する場を25日に設ける方針を示した。

 大統領は、各会派に、選挙を実施せず話し合いによる連立結成、新首相選出を提案する可能性がある。しかし、ソクラテス首相と主要野党の社会民主党(PSD)党首は総選挙が最良の解決策と示唆しているため、議会解散、選挙という運びになりそうだ。選挙実施は発表から55日後になる。

2397チバQ:2011/03/24(木) 21:43:16
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110324-OYT1T00356.htm
リビア政権崩壊した場合、暫定首相はジブリル氏


 【カイロ支局】リビア東部ベンガジに拠点を置く反体制派「国民評議会」の報道官は23日、カダフィ政権が崩壊した場合、同評議会の外交部門を統括するマフムード・ジブリル氏を暫定首相とする方針を表明した。


 中東の衛星テレビ「アル・ジャジーラ」などが報じた。

 反体制派が全土を掌握した後、暫定内閣を発足させ、ジブリル氏が組閣にあたるという。ジブリル氏は、米国で教育を受けた国際派知識人とされ、今月半ばにはパリでサルコジ仏大統領やクリントン米国務長官らと相次いで会談している。

(2011年3月24日11時03分 読売新聞)

2398チバQ:2011/03/26(土) 00:31:06
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110325-00000655-san-pol
クック諸島を国家承認、政府 193カ国目
産経新聞 3月25日(金)21時26分配信

 政府は25日の閣議で、南太平洋にあるクック諸島を国家として承認することを決めた。日本政府の承認国は193カ国目。クック諸島はニュージランドと「自由連合」の関係にあり、防衛と外交関係はニュージーランドが責任を負っている。

2399チバQ:2011/03/26(土) 00:32:16
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110111/mds1101111233004-n1.htm
未承認「国」ソマリランド 独立20年 携帯事業・ビル建設…活気づく「首都」
2011.1.11 12:32 (1/3ページ)

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【写真劇場】1980年代の内戦で使用された旧ソ連製戦闘機のモニュメント。背後ではビルの建築が進む=ソマリア北西部・ソマリランド・ハルゲイサ(共同)
 ■シーン1

 ソマリアの北西部で、ソマリランドが一方的に独立宣言してから今年で20年を迎えた。国際社会は国家として承認していないが、“首都”のハルゲイサは治安情勢が比較的安定し、携帯電話などのビジネスが活発化、あちこちで建設工事も進み、活況を呈している。

 でこぼこが多い市街地の道路をせわしく行き交うのは、車体に日本の幼稚園名などが書かれた中古車ばかり。アラブ首長国連邦(UAE)のドバイから運ばれてくるといい、「9割以上は日本車だよ」と“計画発展相”を務めるアリ氏はいう。派手な装飾のバスやトラックも目立つ。

 携帯電話事業は民間5社がしのぎを削る。送金ビジネスも盛んで、最大手業者が建設中の本部ビルには、ソマリランド初のショッピングモールが入る予定となっている。

 市中心部にそびえる1980年代の内戦で使われた旧ソ連製戦闘機のモニュメントのそばでも、別のビル工事が進んでいた。

■シーン2 笑顔が物語る「安定と復興」

 2010年6月に政権交代を果たしたシランヨ“大統領”は閣僚に、“計画発展相”を務めるアリ氏を含め、内戦の混乱を逃れて国外で教育を受け、キャリアを積んだ複数のエリートたちを起用した。皆「母国の発展のために戻ってきた」という。

 ■国民の半数は「極貧」

 一方、市中心部では粗末なテント暮らしを続ける避難民が至る所にいる。人口約350万人の半分は極貧状態にあり、高失業率も大きな問題となっている。

 ただ、市民にカメラを向けると、大人も子供も屈託のない笑顔を浮かべた。依然として内戦状態が続くソマリアを横目に、人々の笑顔は、未承認「国」ソマリランドの安定と復興の勢いを示しているかのようだった。(ケニア・ナイロビ 共同、写真も/SANKEI EXPRESS)

       ◇

 ■ソマリランド アフリカ大陸北東部のソマリア半島にある“共和制国家”。首都・ハルゲイサ。アデン湾とインド洋に面している。1991年1月、当時の独裁政権崩壊後、反政府勢力だった「ソマリ国民運動」が旧イギリス領ソマリランド地域の分離・再独立を宣言した。独立国家として機能しているが、国際的には国家として承認されておらず、ソマリアの一部と考えられている。ソマリアでは、1998年7月には、北東部に自治政府「プントランド」(首都・ガローウェ)が誕生し、ソマリアは3分割されている状態が続いている。ソマリランドは遊牧民のソマリ人が多く住み、ほとんどがイスラム教徒。ソマリアでいまなお続く内戦による難民も多く、干魃(かんばつ)などの深刻な環境問題も抱えている。

2400チバQ:2011/03/26(土) 10:08:39
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011032600093
内閣不信任案が可決=5月に総選挙−カナダ
 【ニューヨーク時事】カナダ下院(定数308)は25日、野党自由党が提出したハーパー保守党内閣に対する不信任決議案を賛成156、反対145で可決した。これにより下院は解散され、5月上旬に総選挙が行われる見通しになった。
 カナダからの報道によると、議会手続き委員会がこのほど、政権が財政支出計画の詳細を明らかにしていないとして、政権による「議会侮辱」を認定。自由党は「議会制民主主義の根幹に関わる問題だ」(イグナティエフ党首)として、不信任案提出に動いた。
 保守党は2006年の総選挙で自由党に勝利。ただ、議席は過半数に及ばず、ハーパー政権は同年2月の発足以降、不安定な政権運営を強いられてきた。総選挙では財政赤字削減や景気対策が争点になるとみられる。(2011/03/26-08:36)

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2401とはずがたり:2011/03/26(土) 15:40:09

コートジボワール、内戦の危機 100万人難民化の恐れ
http://www.asahi.com/international/update/0326/TKY201103260147.html
2011年3月26日10時17分

 【ジュネーブ=前川浩之】昨年11月のコートジボワール大統領選の結果を巡る政治危機で、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は25日、100万人の国内避難民が生まれる可能性があると発表した。選挙で敗北しながら大統領職に居座るバグボ氏側の軍が、市民に発砲しているとの情報もあり、国連は速やかな暴力の停止を訴えている。

 UNHCRによると、最大都市アビジャンでは、バグボ氏に忠誠を誓う軍が若者たちに「国の解放」のための武装を促している。選挙管理委員会や国際社会が当選者と認めたワタラ元首相の支持者らとの衝突も伝えられ、これまでに462人の死亡を確認したとしている。

 食糧価格が高騰し、略奪も起きるなど市民生活は混乱しており、生活苦や内戦状態に陥ることへの恐怖から、市民が次々に逃げ出しているという。国連人権理事会(本部・ジュネーブ)は25日、人権状況の悪化に懸念を表明し、独立調査団の派遣を盛り込んだ決議案を採択した。

 バグボ氏に対しては、国際社会が批判や制裁への動きを強めているが、事態打開への展望は見えていない。

2402チバQ:2011/03/27(日) 05:57:37
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110326/mds11032622560006-n1.htm
反体制派がアジュダービヤ奪還 空爆後初めて
2011.3.26 22:55


26日、リビア北東部アジュダビヤで、戦車の上に乗り反体制派のシンボルである旧王国の旗を掲げる男性(ロイター=共同)
 【カイロ=大内清】米英仏などの多国籍軍が軍事介入したリビアで、最高指導者カダフィ大佐側の部隊は26日、北東部の要衝アジュダービヤの防衛を放棄、北東部ベンガジを拠点とする反体制派の部隊が同市を奪還した。フランス通信(AFP)によると、カダフィ氏側のアジュダービヤの防衛拠点は多国籍軍の空爆対象となっていた。

 19日の多国籍軍による空爆開始後、反体制派がカダフィ氏側の拠点を奪還したのは初めて。

 一方、米統合参謀本部のゴートニー海軍中将は25日、記者会見し、カダフィ氏側の部隊の動きを捕捉するため、米軍が無人偵察機グローバルホークや空中警戒管制機(AWACS)などを投入していると明らかにした。また米軍は24日から25日にかけて、新たに巡航ミサイル「トマホーク」16発をリビア領内の軍事目標に発射した。

2403チバQ:2011/03/27(日) 12:22:21
http://www.asahi.com/international/update/0326/TKY201103260370.html
リビア反体制派、首都進攻へ民兵組織再構築 空爆契機に2011年3月26日20時5分
 【ベンガジ(リビア東部)=山本大輔】これまで軍経験者と素人の寄せ集めで構成していたリビア反体制派民兵組織の再構築が進められている。最前線には軍経験者による特別部隊を送り込み、未経験者にはあらためて訓練を実施。多国籍軍の空爆で政府軍の進攻がとまっている今、首都トリポリ進攻に向け、立て直しの好機とみているようだ。

 反体制派によると、同派の政治機関・国民評議会は、部隊の軍事戦略を前線にいる司令官に一任している。司令官はカダフィ大佐の元で政府軍の特殊戦術を担当していた人物で、民衆蜂起後に離反した。多国籍軍の軍事介入が始まる数日前から反体制派部隊の指揮をとっているという。

 関係者らによれば、軍事経験のない志願兵らを前線から後退させて再訓練などを施す一方、職業軍人らで構成された特別部隊を最前線に配置。政府軍の武器庫などから集めた兵器を集中させている。

 武器調達をめぐって、反体制派の一人は朝日新聞の取材に対し「すでにエジプト国境から運び込まれていると思う」と述べた。一方で兵器の種類や兵力の規模などについては徹底した情報統制が敷かれており、明らかにされなかった。

 特別部隊は現在、多国籍軍の空爆で壊滅的な打撃を受けた政府軍が逃げ込んだアジュダビヤに進攻。交戦の末、26日にアジュダビヤを奪還した。19日に空爆が始まってから、反体制派が政府軍の拠点を制圧したのは初めて。

 反体制派が今後、重要視しているのは、カダフィ大佐の出身地、中部シルトの攻略。西部ミスラタやザウィヤ、トリポリへの攻撃拠点にしたいという。シルトには高性能な兵器を持った政府軍部隊が残っており、攻略にはより強力な兵器と、志願兵らのさらなる訓練が必要。こうした時間を稼ぐためにも、多国籍軍による空爆の継続が重要だと訴えている。

2404チバQ:2011/03/27(日) 12:23:56
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110324/mds11032420340009-n1.htm
続く市民攻撃 航空作戦に限界 地上軍派遣の見方も
2011.3.24 20:31
リビア北西部のバニ・ワリッドで23日、スローガンを叫ぶカダフィ氏支持派の地元民(ロイター)
 【カイロ=大内清】多国籍軍が軍事介入したリビアで、北西部ミスラタの反体制派への攻勢を強めている最高指導者カダフィ氏側の軍部隊は24日、同市の港湾施設を奪還、23日には市内の病院に砲撃を加えた。ロイター通信などが住民の話として伝えた。

 多国籍軍はカダフィ氏側による市民攻撃を阻止するための措置を強化する考えを示しているが、市街地の部隊を空から攻撃すれば市民が巻き添えになる可能性が高い。多国籍軍が地上軍の派遣を検討せざるを得なくなるとの見方も強まっている。

 米軍統合任務部隊のヒューバー参謀長(海軍准将)は23日、記者会見し、ベンガジからトリポリまでのリビア沿岸部一帯上空の飛行禁止区域設定が完了したと表明した。米メディアは24日、ミスラタ上空でフランス軍の戦闘機がカダフィ氏側の軍用機を撃墜したと報じた。

 しかし、ミスラタにはなおカダフィ氏側の戦車部隊などが陣取り、反体制派の掃討を進めている。北東部アジュダービヤでも、住宅地などへの攻撃が続いているとみられる。

 ヒューバー参謀長は会見で、「市民の脅威となる地上部隊に圧力をかけている」と説明したが、航空作戦で市街地での攻撃を阻止するには限界もある。

 そんな中、ロシア大統領府のセルゲイ・プリホチコ補佐官は23日、「遅かれ早かれ(多国籍軍の)地上作戦は不可避だ」との見通しを示した。今回の軍事介入の根拠となった国連安全保障理事会決議は地上軍派遣を容認しておらず、新決議には中国やロシアの反発が必至。米国も地上部隊は派遣しないとの立場を崩さない中、市民の犠牲が増える懸念が強まっている。

2405チバQ:2011/03/27(日) 12:44:16
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110327/mds11032700480001-n1.htm
シリア反政府デモ 警察署に放火 「政権転覆」のスローガンも
2011.3.27 00:44

25日、シリア・ダマスカスで行われた反政府デモ(AP=共同)
 【カイロ=大内清】反政府デモが続くシリア南部ダルアー近くの村タファスで26日、治安部隊との衝突による死者の葬儀に参列した数千人が支配政党、バース・アラブ社会党の地方本部や警察署に放火した。ロイター通信が伝えた。ダルアーでも同日、数百人が集結して「政権転覆」のスローガンを叫び、デモが「革命」を志向して先鋭化していることを印象づけた。

 ダルアーのデモ隊は当初、1963年から続く非常事態令の解除や当局が拘束した市民の釈放、「言論の自由」の保障などを要求し、住民も「反体制デモではない」と強調してきた。

 だが、治安部隊の弾圧で死者が増える中、住民の怒りが増幅。25日にはデモ隊の一部がバッシャール・アサド現大統領の写真や、父親のハーフェズ・アサド前大統領の銅像を破壊した。

 ダルアーでデモに参加する男性住民は26日、産経新聞の電話取材に、「150人以上殺されているのに、同じ主張のままでいられるわけがない」と話した。

 今後、こうした動きが全土に拡大する可能性も否定できず、警戒感を強めるシリア政府は同日、政治犯200人以上を釈放するなど、デモ隊の要求に耳を傾ける姿勢を示している。

2406チバQ:2011/03/27(日) 14:41:38
http://mainichi.jp/select/world/news/20110327k0000m030054000c.html
リビア:混乱長期化の様相 空爆1週間
 【カイロ和田浩明】リビア政府軍への多国籍軍空爆が始まって25日で1週間になった。一時は壊滅の危機にあった反体制派は、北東部の拠点ベンガジから首都トリポリに向け西進を図っているが、武装・練度不足に悩んでいる。政府軍、反政府軍双方が決定力を欠く中、リビア情勢は一進一退の長期化の様相が強まっている。

 米国防総省によると、19日に始まった米英仏主導の空爆では、25日までに対地攻撃を含む875回の飛行が行われ、巡航ミサイルも184発発射。標的はトリポリや北西部ミスラタ、ベンガジ、南部セブハなどの政府軍部隊や飛行場、防空設備。20日にはカダフィ大佐の居住区域も空爆された。多国籍軍の戦果評価ではリビア空軍は事実上機能を失い、ベンガジへの地上軍侵攻も止まった。

 ロイター通信によると、反攻中の反体制派は26日、ベンガジ南方約150キロの要衝アジュダビアの奪還に成功した。また、多国籍軍はこの日、ミスラタの政府軍を空爆した。今後、さらに石油港湾都市ラスラヌフやカダフィ氏の出身地シルト、トリポリへの進撃を目指すと見られる。

 ◇コスト負担に 多国籍軍
 しかし、反体制派は重火器に乏しく、戦車や大砲を保有する政府軍を圧倒するのは困難だ。非正規兵が大多数で練度も低い。戦闘の長期化に伴い多国籍軍には、飛行禁止空域を維持するコストが重くのしかかりつつある。

 米欧では反体制派に訓練や武器を供与する構想も浮上。カーニー米大統領報道官は25日、「(国連安保理決議が定めた)武器禁輸を柔軟に運用することは可能」と発言。武器供与はできないとの従来方針を転換した。

 政府軍は西部のミスラタやアズザウィーヤなどで無差別砲撃や住民の誘拐など手段を選ばない抗戦を続けている。一方で、25日にエチオピアで開催されたアフリカ連合のリビア問題会議では、リビア政府代表が民主的選挙の実施を提案。カダフィ氏の親族や側近は各国政府関係者に接触して和平や国外脱出の可能性を探っている。

 ただ、カダフィ氏は「最後まで戦う」と繰り返し明言。反体制派も同氏排除以外の妥協は拒否する構えで、国連安保理決議が求める停戦や民間人の保護が早期に実現する見通しは立っていない。

2407チバQ:2011/03/27(日) 21:12:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110327-00000054-mai-int
<ドイツ>緑の党初の州首相誕生か 選挙に原発事故追い風
毎日新聞 3月27日(日)19時48分配信

 【ベルリン小谷守彦】27日に実施されるドイツ南部バーデン・ビュルテンベルク州議会選挙で、日本の福島第1原発の事故を受けた反原発世論の高まりから環境政党・緑の党が初めて州首相ポストを射止める公算が大きくなっている。ドイツ16州の首相ポストは、保守のキリスト教民主同盟(CDU)などと左派・社会民主党の2大政党で分け合ってきたが、緑の党の州首相が誕生すればドイツ政治の歴史的な節目になる。メルケル首相のCDUは戦後一貫して牙城だった同州で初めて政権を失うことになり、威信を大きく低下させる見通しだ。

 緑の党は連邦議会では5政党の最小勢力で、反原発を党是の一つに掲げてきた。同州の首相候補、クレッチマン氏(62)も結党以来の党員で、同州で稼働中の原発4基の即時停止を求めている。

 メルケル首相は今月15日、福島第1原発事故を受け、「脱原発先送り」の決定を3カ月凍結する方針を表明。国内17基の原発の安全性の再点検と、80年までに稼働開始した7基の稼働を3カ月停止するよう命じた。ただ、「凍結」は暫定的なもので、世論調査では国民の71%が「州選挙のための戦術」と冷ややかに受け止めている。

 首相は「日本で起きたことは世界にとっても転機」と語る一方、「電気は払える範囲のものでなければならない」と原発利用の継続姿勢を固持。ブリューデレ経済技術相は財界団体の役員会で「『凍結』は選挙戦術」と説明し、議事録がメディアに暴露された。

 ドイツでは、79年の米スリーマイル島原発事故以来、原発問題は世論を深く割る「永遠のテーマ」となっている。反原発運動の受け皿になってきた緑の党は、09年の前回総選挙で約1割の支持率だったが、直近の世論調査では支持率が20%を超え、2大政党に迫る勢いになっている。

 一方で、原発賛成派の存在感も根強い。保守政界で絶大な発言力を持つコール元首相は25日、大衆紙ビルト紙に寄稿し「ドイツと日本は違う」などとメルケル首相の「凍結」を暗に批判した。電力業界もドイツの経済競争力が落ちることを懸念し、「凍結」には強く反発している。

 バーデン・ビュルテンベルク州の人口は全国の約8分の1。27日にはラインラント・プファルツ州でも州議会選挙が行われ、同様に連邦与党の敗北が見込まれている。

2408とはずがたり:2011/03/28(月) 13:51:42
スルトとなってるけどここかな?
http://yj.pn/h5JK-T

リビア反体制派、カダフィ大佐の地元制圧か
http://www.asahi.com/international/update/0328/TKY201103280259.html
2011年3月28日13時15分

 【ベンガジ(リビア東部)=山本大輔】中東の衛星テレビ局アルジャジーラなど複数のメディアは28日、リビアで反体制派の部隊が最高指導者カダフィ大佐の出身地の中部シルトに進攻し、大半の地区を制圧したと報じた。詳しい情勢ははっきりしないが、制圧が事実なら、反体制派は首都トリポリ攻略に向けて大きく前進したことになる。

 AFP通信によると、米英仏などの多国籍軍は26、27の両日、シルトに空爆を行い、市民らの多くが避難した。政府軍の地上部隊はシルト東方に結集していたが、衛星テレビ局アルアラビアによると、反体制派の部隊は27日夜までにこの地域を通過。政府軍が多国籍軍の空爆で戦力を失ったか、交戦せずに撤退した可能性があり、反体制派は大きな打撃を受けることなくシルトに進攻したとみられる。

 シルトは一貫して政府の支配下に置かれ、トリポリ防衛の要として大規模な政府軍部隊が配備されていた。

2409チバQ:2011/03/28(月) 22:28:59
http://www.afpbb.com/article/politics/2793023/6991294
大統領選後の混乱続く、AUの調停が暗礁に コートジボワール
2011年03月28日 20:26 発信地:アビジャン/コートジボワール
【3月28日 AFP】大統領後の混乱が続くコートジボワールで27日、アフリカ連合(AU)による調停が、調停者の人選をめぐって暗礁に乗り上げた。

 コートジボワールでは前年11月28日の大統領選挙の結果について、国際社会がアルサン・ワタラ(Alassane Ouattara)元首相の勝利を認めたものの、現職のローラン・バグボ(Laurent Gbagbo)氏が大統領職に居座り、混乱が続いている。

■AU調停者、ワタラ氏が拒否

 AUは事態の収拾に乗り出すため、調停者としてカボベルデのジョゼ・ブリト(Jose Brito)外相を選出。しかし、ワタラ氏は、バグボ氏と近い関係にあることを理由にブリト氏の調停者就任を拒否した。

 ワタラ氏は「(ブリト氏とバグボ氏の)個人的な交友関係と政治的なつながりはコートジボワールの誰もが知っている」と述べ、人選について「助言や打診のなかったことを深く憂慮する」と語った。

 バグボ氏は、ブリト氏は中立的な調停者として適任だとして人選を受け入れている。

■AU調停、暗礁に

 AUは今月、ワタラ氏を大統領選挙の勝者として正式に認めた上で、挙国一致政権を樹立してバグボ氏に「名誉ある退出」を用意すべきだと提案。バグボ氏側は挙国一致政権は拒否したものの、「コートジボワール全体での対話」については検討する姿勢を示していた。

 AUの予定では、対話は24日までに開始されるはずだった。しかし実際には、主要都市アビジャン(Abidjan)を始めコートジボワール各地で衝突が激化している。

 ある外交筋はAFPに対し、調停者の選出をめぐる不一致は大きな痛手であり、AUが適切な候補者を選出できないことはAUの信用失墜につながると憂慮を示した。(c)AFP/Christophe Parayre

2410チバQ:2011/03/28(月) 22:32:17
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011032802000172.html
独州議会選 反原発「緑の党」躍進
2011年3月28日 夕刊

 【ベルリン=弓削雅人】ドイツ南西部バーデン・ビュルテンベルク州議会選が二十七日投開票され、反原発を掲げる90年連合・緑の党が躍進した。緑の党はクレッチマン氏(62)を首班に社会民主党(SPD)と連立し州政権を樹立する方針で、緑の党初の州首相が誕生する見通しとなった。

 福島第一原発の事故で、原発政策が最大の争点に急浮上した同選挙で、一九五三年以来、政権を維持してきた与党・キリスト教民主同盟(CDU)が敗北したことで、メルケル政権の原発政策は見直しを迫られそうだ。

 州選挙管理委員会の開票結果によると、90年連合・緑の党の得票率は24・2%と、前回から倍増し、SPDは23・1%。CDUは39・8%で第一党の座は維持したが、連立を組む自由民主党(FDP)は5・3%だった。

 メルケル首相は、福島第一原発の事故を受け、原発の稼働年数を平均十二年間延長させる決定を三カ月間凍結して原発延命の再検討を開始。凍結を「選挙戦のための対策」と批判する緑の党など野党は、同州で稼働中の原子炉四基の即時停止を求める脱原発政策への転換を主張していた。

 一方、ラインラント・プファルツ州議会選でも、緑の党の得票率は前回の4%から約三倍の約15%に大躍進。第一党のSPDが主導する連立政権に加わる見通しだ。

2411チバQ:2011/03/28(月) 22:40:24
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110328/erp11032809480003-n1.htm
仏統一地方選で与党惨敗、左派が勝利 
2011.3.28 09:47
 フランスの県議会議員選挙の第2回投票が27日、全土で一斉に実施され、内務省の推計によると最大野党、社会党が36・2%を得票し勝利した。サルコジ大統領の与党、国民運動連合(UMP)は18・6%で惨敗。

 大統領選を1年後に控え、再選を目指すサルコジ陣営にとっては手痛い敗戦となった。極右国民戦線(FN)は得票率15%を超えた第1回投票のような躍進はなかったが、推計11・1%で第3党の地位を確保した。

 ルモンド紙(電子版)によると、各県議会の最終的な総議席数で、社会党や共産党、環境政党などを中心とする左派系が6割を占める見通し。

 社会党のオブリ第1書記は「有権者が変革への扉を開いた」と勝利宣言した。(共同)

2412チバQ:2011/03/28(月) 22:45:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110328-00000088-san-int
元テロ組織、コプト教徒、若者組織化…エジプト、新党ブーム
産経新聞 3月28日(月)7時57分配信

 【カイロ=大内清】ムバラク前政権が崩壊したエジプトで、6月にも予定される議会選に向け、新党結成の動きが加速している。宗教色の濃いものから世俗主義的なものまで性格はさまざまだが、約30年に及んだムバラク前大統領と旧与党・国民民主党(NDP)の事実上の一党独裁により、政治経験がない勢力がほとんど。小政党乱立が、組織力のあるイスラム原理主義組織ムスリム同胞団に有利に働くとの見方も出ている。

 注目を集めているのが、1980〜90年代にテロを繰り返し、その後、武装闘争放棄を宣言した「イスラム集団」。97年に南部ルクソールで、日本人を含む外国人観光客約60人を殺害したことで知られる組織だ。近年は政治・社会活動から距離を置く代わりに、収監されていたメンバーの釈放を“勝ち取る”など、前政権とは付かず離れずの関係を保ってきたが、今月、政党設立に本格着手した。

 武装闘争路線見直しを主導した指導者、ナーギフ・イブラヒム氏は産経新聞に「政治参加が暴力との決別の証拠。民主主義の尊重は当然だ」と語る。だが「テロ組織」のイメージから有権者の警戒感は強く、支持は限定的とみられる。

 キリスト教の一派で人口の1割を占めるコプト教徒も動き始めた。教皇シュヌーダ3世は政党設立に懐疑的とされるが、「コプト復活党」「国民自由連合」など複数のグループが設立準備を進めている。

 前政権打倒に中心的役割を果たした若者の受け皿作りも焦点だ。民主化運動の論客で元外交官のアブドッラー・アシャアル氏らは2月、若者の組織化に向け「自由エジプト党」設立を発表。若者の中にも自ら政党化を目指す動きがある。

 ただ、主要若者グループ「4月6日運動」のリーダー、アハマド・マーヘル氏は「政治に民主化を促す圧力団体であるべきだ」としており、今後、若者グループ間の路線の違いが表面化してくる可能性もある。

 NDPが国民の信頼を失う中、現在のエジプトでまとまった組織力を持つ勢力は「自由と公正党」設立を発表した事実上の最大野党、同胞団だけといっていい。しかし、他の既存野党と同様、同胞団も政策立案経験は皆無に等しく、同国の政治は先行きが見えない状況が続いている。

2413チバQ:2011/03/28(月) 22:46:58
>>2408
http://www.asahi.com/international/update/0328/TKY201103280362.html
リビア反体制派、カダフィ大佐出身地へ迫る 交戦の模様2011年3月28日20時6分
ビンジャワド近郊で28日、シルトへ向かって行軍する反体制派の部隊=ロイター

リビアの地図
 【ベンガジ(リビア東部)=伊東和貴】リビアの反体制派部隊は28日、最高指導者カダフィ大佐の出身地である中部シルトの東約120キロまで迫った。中東の衛星テレビ局アルジャジーラが伝えた。シルトはカダフィ氏の出身地で政府軍精鋭部隊が防衛に当たっているとされ、陥落すればカダフィ政権にとって大きな打撃となる。

 一時、シルト制圧の報道も流れたが、AFP通信によると、反体制派が掌握したビンジャワドからシルトに通じる道路では政府軍がマシンガンで応戦。市内は静かで、政府軍の車両が巡回しているという。シルトから、対空砲を積んだ約20台の政府軍車両と多数の民間車両がトリポリへ撤退したとの報道もある。

 米英仏などの多国籍軍は27日、シルトを初めて空爆。反体制派は東部の石油輸出拠点のブレガとラスラヌフを奪還し、シルトの東約150キロのビンジャワドまで一気に制圧した。シルトを陥落させれば、反体制派は首都トリポリへの攻勢を一気に強める構えだ。

 シルトはトリポリ防衛の要でもあり、大規模な政府軍部隊が配備され、多数の兵器庫や戦闘機発着のための空港がある。トリポリへの物資供給の拠点としても知られ、カダフィ氏が砂漠に化学兵器を隠し持っているとの情報もある。

 政府軍の地上部隊は現在、シルト東方に結集している模様で、今後、激戦が予想される。ただ、政府軍は多国籍軍の空爆で多くの戦車や重火器を失ったとみられている。また、ブレガでは戦車や弾薬を残したまま撤退しており、兵士の士気が下がっている可能性もある。

 一方、リビア西部で唯一、反体制派の支配下にある第3の都市ミスラタでは、激しい交戦が続いている。政府軍は戦車や迫撃砲で反体制派を砲撃。建物の屋上には狙撃兵が配置され、市民にも犠牲者が出ているという。

2414チバQ:2011/03/28(月) 22:48:21
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110328-OYT1T00914.htm
カタール、リビアの国民評議会を認知
 【カイロ=長谷川由紀】カタール政府は28日、リビアの反体制派組織「国民評議会」を「唯一正統なリビア国民の代表」として認めると表明した。国営カタール通信が伝えた。


 事実上の政府承認にあたる。フランスに続いて2か国目で、アラブ諸国では初めて。

 カタールは、国連安全保障理事会決議に基づく対リビア軍事行動を早くから支持してきた。空軍戦闘機が多国籍軍の作戦に参加するなど、アラブ諸国内では、リビア情勢に最も積極的に関与している。

 一方、国民評議会で財務を担当するアリ・タルフーニ氏は27日、1週間以内に東部産出の原油をカタールを通じて輸出する方針を明らかにした。新たな収入源確保で財政基盤を強化し、最高指導者カダフィ氏打倒に向けた態勢を整える狙いがある。

(2011年3月28日20時24分 読売新聞)

2416チバQ:2011/03/30(水) 00:22:46
http://www.asahi.com/international/update/0329/TKY201103290464.html
シリア内閣が総辞職 デモ拡大防止の譲歩策か2011年3月29日22時17分
. 【カイロ=北川学】民主化を求める市民デモが続くシリアで29日、オタリ内閣が総辞職した。中東の衛星テレビ局アルジャジーラが伝えた。AFP通信によると30日にも新内閣が発足する予定。アサド政権はデモ拡大を防ぐため、内閣総辞職で譲歩を示す狙いとみられる。

 一方、アサド大統領も近く国民向けに演説し、1963年から続く非常事態令の撤廃などを表明する見通しといわれている。シリアでは3月中旬以降、南部ダルアや西部ラタキアなどで数千人規模のデモ隊と治安部隊が衝突、死傷者が出ている。
.

2417チバQ:2011/03/30(水) 22:44:25
http://www.asahi.com/international/update/0330/TKY201103300206.html
ベルギーの政治空白、世界最長に 290日、イラク抜く2011年3月30日12時11分

 【ブリュッセル=野島淳】昨年6月の総選挙以来、連立交渉がまとまらずに正式な政権が発足しないままとなっているベルギーの政治空白が30日で290日となり、「世界最長」となった。昨年3月の総選挙後、現政権が発足するまでに手間取ったイラクを抜いた。

 ベルギーでは北部オランダ語圏と南部フランス語圏の歴史的な対立があり、自治権の強化を巡って総選挙後に連立交渉が難航。総選挙で敗れたオランダ語圏の中道右派政党のルテルム首相がそのまま居座り、暫定政府の状態が続いている。

 「世界最長」に並んだ29日には、ブリュッセルやアントワープなど各地で、学生らが早期の政権発足を求める集会を開いた。南北共通の名産であるフリッツ(フライドポテト)にちなんで「フリッツ集会」と名付け、南北の連帯を訴えた。

 ただ、市民生活に大きな混乱はない。欧州経済が全体的に落ち着きを取り戻していることもあり、ベルギー国債の金利も安定。全体に危機感が薄いのが現状だ。

 ベルギー経団連(FEB)のルディ・トマス会長も朝日新聞の取材に「短期的には影響は少ない」と述べた。しかし、「年金や原子力発電の問題など、改革が必要なテーマは山積みだ。今の状況が続けば、外国企業の投資意欲が落ちるなど経済に影響が出かねない」と懸念も口にした。

2418チバQ:2011/03/30(水) 22:45:09
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110330/erp11033011470006-n1.htm
原発8基の完全閉鎖に賛成 独与党FDPが政策転換
2011.3.30 11:44
 ドイツ連立与党の自由民主党(FDP)のリントナー幹事長は29日、福島第1原発の事故を受けて安全検査のため一時停止などをしている原発計8基について、完全閉鎖することに賛成する意向を表明した。

 同党は、メルケル連立政権が昨秋決めた、既存原発の稼働期間を延長する計画の推進派。ただ、原発問題が争点となった27日の州議会選挙で与党が大敗したことから、政策を急転換した。

 ただ、メルケル首相が率いる最大与党キリスト教民主同盟(CDU)内には同様の意見もある一方で、早期の脱原発は「電力価格の急上昇を招き、ドイツ企業が国外に工場を移転する恐れがある」との反対論もある。

 メルケル首相は、抜本的な見直しの方向で与党内の調整を進め、6月中旬までに新しいエネルギー政策を決定する。(共同)

2419チバQ:2011/03/31(木) 12:49:48
http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011033101000082.html
リビア外相、英で辞任表明 亡命か、政権に打撃

 【ロンドン、ベンガジ共同】英外務省は30日、リビアのクーサ外相が英国の空港に到着し、辞任を表明したと発表した。ロイター通信は友人の話として、カダフィ政権による民間人攻撃に抗議して政権を離脱したと伝えた。英国か第三国に亡命する可能性もある。

 リビアで2月に反体制デモが始まって以降、政権離脱が明らかになった高官では最有力者。クーサ氏は最高指導者カダフィ大佐の「右腕」とされ、国際社会との窓口役を果たしてきただけに、米欧などの軍事介入に徹底抗戦を掲げるカダフィ氏にとって大きな打撃だ。

2011/03/31 10:43 【共同通信】

2420チバQ:2011/03/31(木) 19:34:46
http://mainichi.jp/select/world/news/20110331dde002030010000c.html
リビア:アルカイダ参加、反体制派が否定
 【ベンガジ(リビア東部)杉尾直哉】リビア反体制派の民兵集団の報道官を務めるアフマド・バニ大佐は30日の会見で、「我々の中に過激主義者はいない」と述べ、国際テロ組織アルカイダの存在を否定した。米軍高官らが民兵とアルカイダの関連の可能性を懸念していた。

 バニ大佐によると、反体制派は30日、北中部の石油精製拠点ラスラヌフから100キロ以上東方のマルサエルブレガまで撤退した。装備や訓練で政府軍に大きく劣っているためで、「我々は通信手段の確保にすら苦労している」と認めた。前線で何人の死傷者が出たかすら把握できていないという。だが、大佐は「戦術的撤退」といい、さらに東方のアジュダビアまで後退する可能性を示唆した。

2421チバQ:2011/03/31(木) 19:35:28
http://mainichi.jp/select/world/news/20110331k0000e030006000c.html
リビア:新国連大使に異例の外国人指名 元ニカラグア外相
 【ニューヨーク山科武司】リビア・カダフィ政権が、新たな国連大使に、元国連総会議長でニカラグア元外相のデスコト氏を指名したことが30日、分かった。外国人を大使に指名するのは異例。指名したのは30日に英国に出国したクーサ外相で、国連は再び対応に悩んでいる。

 カダフィ政権は今月上旬、反体制派に転じたシャルガム大使の代わりに、親カダフィ派のトレキ元外相の信任を求める手紙を潘基文(バン・キムン)事務総長に提出。国連としては受理せざるを得ない状況だったが、米国がトレキ氏にビザを発給しなかった。

 デスコト氏は米国生まれでニカラグアとの二重国籍を持つとされる。だが、ライス米大使は「私の理解では彼は数年前に米国籍を放棄している。観光ビザで外交はできない」とくぎを刺した。

2422チバQ:2011/03/31(木) 21:49:56
http://www.asahi.com/international/update/0331/TKY201103310113.html
リビア政府軍、東部ブレガ奪還 アジュダビヤに迫る勢い2011年3月31日10時38分
 リビア反体制派の軍報道官は30日夕、拠点都市の東部ベンガジで会見し、再び東進を始めた政府軍部隊が同日までに東部ブレガを奪還し、31日にはアジュダビヤに迫る可能性があると明らかにした。

 同報道官は、政府軍は機関砲やロケット砲などの兵器を所持しており、反体制派部隊の武器では対抗できないことも認めた。

 また、東進中の政府軍部隊が3200〜3600人の兵力を持ち、その多くがチャド人の雇い兵であると主張。政府軍を率いる司令官がチャドの情報機関幹部であることを複数の情報筋から確認したと表明。チャドの大統領と同じ部族出身者だとして、隣国の軍事介入を批判した。一方で、欧米による政府軍への空爆継続を求め、軍事力を均衡させるため、国際社会に武器の提供を求めた。(ベンガジ=山本大輔)

2423チバQ:2011/04/01(金) 22:46:56
http://www.asahi.com/international/update/0401/TKY201104010492.html
「自由を」中東各地で反政府デモ 金曜礼拝後2011年4月1日22時35分

 中東各国で1日午後、イスラム教金曜礼拝後のデモが行われた。

 衛星テレビ局アルジャジーラによると、シリアの首都ダマスカス近郊では数千人が集結。「自由を」と叫んで気勢を上げ、治安部隊が催涙弾で解散させた。AFP通信によると南部ダルアでも数百人がデモ行進した。西部ラタキアからの情報によると、中心部ではすべての商店が店を閉め、治安部隊が検問を設けて警戒を強めている。

 1963年から非常事態令が敷かれているシリアでは3月中旬以降、解除を求めるデモが発生。治安部隊との衝突で、これまでに60人以上が犠牲になったとされる。アサド大統領は3月31日、解除を検討する委員会の設立を命じたが、国民の不満は収まっていないようだ。

 サレハ大統領の即時退陣を求めるデモが続くイエメンでは、反体制派と大統領派が首都サヌアでそれぞれ大規模なデモを行った。

 現地からの報道によると、反体制派はサヌア大学近くの広場に集結。一方の大統領派はサレハ氏の出身部族の支持者らが車で首都に集まり、大統領府周辺を埋め尽くした。

 サレハ氏は支持者らを前に、「国民のために全身全霊を捧げる」と語り、大統領の座にとどまる意向を改めて示した。

 一方、エジプトの首都カイロでは、ムバラク前大統領の辞任につながった「革命」を支持する若者ら数万人が中心部タハリール広場に再び集結。「革命を守り抜け」と声を上げた。

 市民が心配するのは、11月までに行われる予定の大統領選後、民主と自由が本当に根付くかということ。デモ参加者は、(1)革命を確実に達成させる(2)市民がエジプトの新しい政治に参画する――ことを要求した。(カイロ=北川学、奥寺淳、マナマ=五十嵐誠)

2424チバQ:2011/04/01(金) 22:47:29
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011040101001126.html
イエメン、シリアは厳戒態勢 親・反政権派が大規模デモ
2011年4月1日 21時24分

 【カイロ共同】チュニジアとエジプトの政変に触発された反政府デモが続くイエメンの首都サヌアで、イスラム教の金曜礼拝があった1日、親・反政権派の双方がそれぞれ数万人規模の大規模デモを行った。シリア北西部ラタキアでは軍などが厳戒態勢を敷き、デモ警戒に当たった。

 独裁体制を敷くサレハ大統領の辞任を求める大規模デモが続くイエメンでは、サレハ氏が大統領職に就いたまま権限を暫定政府に移譲するとの収拾案も浮上。だが即時辞任を求める市民側はデモを継続、数キロ離れた場所では1日、各地から集まった政権支持派が大規模デモを行った。衝突などの情報はない。

 一方、南部から全土にデモが拡大、130人以上が死亡したとされるシリアでは、アサド大統領が批判の強い非常事態法の撤廃に向けた懐柔策を提示。だが、デモ隊側の不満解消には至らず、インターネットでデモ参加が呼び掛けられた。

 シリアはアラブ諸国屈指の強権支配体制を敷いており、大規模な政府支持デモも発生。デモの発火点になった南部ダルアーでも衝突が起きる恐れがある。

 また、少数派のスンニ派王族による支配にシーア派住民らが反発するペルシャ湾岸バーレーンでは、3月中旬の非常事態宣言以降、大きな混乱はないが、反体制派は治安当局の厳しい弾圧を批判している。

2425チバQ:2011/04/01(金) 22:49:48
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110401/mds11040109190002-n1.htm
最大都市で激しい戦闘 コートジボワール重大局面
2011.4.1 09:13

コートジボワールの最大都市アビジャンで、装甲車に乗るバグボ氏の支持者=31日(AP=共同)
 大統領選の結果をめぐり、昨年末から混乱が続くコートジボワールの最大都市アビジャンの数カ所で3月31日、重火器や機関銃を使用した激しい戦闘があった。ロイター通信などが伝えた。詳細は不明だが、国際社会が当選を承認するワタラ元首相の支持部隊がアビジャンへの進攻を続けていた。

 ワタラ氏側政府は陸海空の全国境の閉鎖を命令。4月3日までの夜間外出禁止令をアビジャンに発令した。ワタラ氏側は、大統領職に居座るバグボ氏が即刻退陣しない限り武力で排除する構えを示しており、コートジボワール情勢は重大局面を迎えた。

 今週、拠点を置く北部から進攻を始めたワタラ氏側部隊はアビジャンを除くほぼ全土を既に掌握したとみられている。バグボ氏を支持してきた軍や警察は、次々と同氏から離反しているもよう。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110331/mds11033110550005-n1.htm
ワタラ氏側の部隊が首都掌握 混乱のコートジボワール
2011.3.31 10:54
26日、コートジボワール最大都市アビジャンで武器を持って警戒するワタラ元首相支持派の兵士(ロイター)
 大統領選結果をめぐる混乱が昨年末から続くコートジボワールからの報道によると、国際社会が当選を承認するワタラ元首相の支持部隊が30日、同国中部の首都ヤムスクロを実効支配下に置くとともに、最大都市アビジャンに向けて進攻、31日にはアビジャン周辺を包囲し始めたもようだ。

 南アフリカ国際関係・協力省(外務省)は31日、コートジボワールの陸軍参謀長が30日夜にアビジャン駐在の南ア大使公邸を家族と共に訪れ、亡命申請したと発表した。支持母体の陸軍トップが離脱したことで、バグボ氏は窮地に追い込まれた。

 ヤムスクロは1983年から首都だが、実質的な首都機能は南東部の最大都市アビジャンにある。2002〜03年の内戦で南北に分断された同国で、北部を掌握するワタラ氏側の部隊は、中部と東西の3方面から南進を続けていた。(共同)

2426チバQ:2011/04/01(金) 22:52:13
http://www.asahi.com/international/update/0401/TKY201104010465.html
財政再建巡りポルトガル議会解散  金融危機再燃の懸念2011年4月1日21時30分

 ポルトガルのカバコシルバ大統領は3月31日、ソクラテス首相の辞任を正式に認めて議会を解散し、6月5日の総選挙実施を宣言した。国民に信を問うかたちで政治の安定回復を目指すが、それまでの政治空白が財政悪化を加速させ、金融危機再燃の引き金となる恐れもある。

 大統領は31日の声明で「我々はまず経済危機、次いで政治危機、そして今、社会危機のただ中にある」と指摘し、政策の基盤である財政再建が選挙の最大の争点となると訴えた。

 財政再建をめぐる主要政党の意見は割れている。ソクラテス前政権は社会保険の給付カットなど社会保障予算の削減を中心とする財政緊縮策を提案して野党に否決された。最大野党で中道右派の社会民主党は、政府案より大胆な歳出カットを、と主張するが、具体策はまだ明らかにしていない。共産党や左翼ブロックなど左派政党は「景気刺激策を優先すべきだ」として、財政の引き締めには反対の立場だ。

 政府統計局の31日の発表によると、2010年の財政赤字は当初予測の国内総生産(GDP)比7.6%を上回り、8.6%に拡大した。欧州市場では、国債利回りが大幅に上昇している。だが、ポルトガルは今月15日と6月15日に多額の国債償還を控えており、金利が高くても資金を調達せざるを得ず、さらなる財政悪化は避けられない。

 ドイツなどは、欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)が用意した緊急救済融資を早期に受け入れるよう促している。ただ、新政権ができるまでは支援要請も難しい状況だ。

 最近の世論調査によると、政党別支持率は、ソクラテス前首相が率いる中道左派の社会党は24.5%と低迷する一方、社会民主党が46.7%と急伸している。選挙によって安定政権が生まれるかどうかが最大の焦点となる。(パリ=稲田信司)

2427チバQ:2011/04/01(金) 23:12:23
http://www.asahi.com/international/update/0401/TKY201104010422.html
地雷・銃声…リビア戦乱の街、住民「どう生きれば」2011年4月1日20時38分
 反体制派への攻勢を強めるカダフィ政権軍が迫るリビア東部のアジュダビヤに3月30日、入った。3月中旬の政府軍の進攻で家や店舗は銃弾で穴だらけになり、焼けた車があちこちに転がる。10万人が暮らしていた街はほぼゴーストタウンと化していた。

 「ミサイルが突然、次々に着弾した。必死に家まで走った」。セメント工場で警備員を務めるサーブル・エルワニーさん(46)は話す。高さ20メートルを超す円筒形の製造施設には大きな穴が開き、地面には多数のくぼみがあった。事務所もコンテナも破壊され、4台のトラックを盗まれた。

 給料は1年分が未払いだが、ボスニア出身の経営者は帰国したままだ。妻と10〜20歳の2男1女がいるが、他に収入のあてはない。「今でも毎晩、銃声が響いている。この街で、どうやって生きていけばいいんだ」とうなだれた。

 目抜き通りに入ると、白とピンクの壁の4階建てマンションが8棟あった。壁は銃弾の穴だらけで、窓ガラスはほとんど割れている。200世帯は入れそうな団地は静まりかえり、駐車場の車はわずか2台。電気も水道も止まっていた。

 団地の広場では高校生のカーレッド・ゴマリさん(19)が立ちつくしていた。「約300人の市民が殺され、友人も6人亡くなった。僕の生まれ育った街じゃないようだ。自分がよそ者みたいに感じる」

 水や食料はボランティアの配給頼み。団地の入り口には、ハエのたかったパンが数本置かれていた。

 部屋に案内されると、スーツケースが積み上げてあった。「家族だけはすぐに逃げられるようにするためだ」と、父の小学校教師ファラジさん(48)。政府軍の進攻の際には妻と6男3女をベンガジに避難させ、ひとり家にとどまった。

 国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチは30日、政府軍が約10日間とどまったアジュダビヤの東の外れで約60個の対車両・対人地雷が見つかったと発表した。ファラジさんらが自警団をつくり除去をしているが、住民が犠牲になる可能性もある。

 取材中、勢力を盛り返した政府軍が、アジュダビヤから車で西に45分のブレガに向かっているとの情報が入った。帰途を急ぐ記者に、ファラジさんはきっぱりと話した。「俺は街と家を守る。死に場所はここしかない」(アジュダビヤ=伊東和貴)

2428チバQ:2011/04/02(土) 15:38:34
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011040201000328.html
コートジボワール大統領所在不明 米、仏などが退陣求める
2011年4月2日 11時36分

 1日、煙が上がるコートジボワール最大都市アビジャンの町(ロイター=共同)


 【ナイロビ共同】大統領選結果をめぐり混乱が続くコートジボワールからの報道によると、同国最大都市アビジャンで1日、ワタラ元首相の支持部隊が、大統領職に居座るバグボ氏の邸宅や大統領府周辺などで治安部隊と戦闘を繰り広げたが、バグボ氏の所在は分かっていない。

 パリにいるバグボ氏の顧問はロイター通信に対し、バグボ氏はコートジボワールの「安全な場所」から指揮を執っており、交渉の用意はあるが退陣するつもりはないと述べた。

 アビジャンでは1日、複数箇所で爆発音や銃声が聞かれ、煙も上がった。住民によると、国際社会が当選を承認するワタラ氏が拠点を置くホテル周辺で道路封鎖に当たっていたバグボ氏側兵士は逃走したという。

 一方、国連は1日、ワタラ氏側部隊による恣意的な逮捕などの深刻な人権侵害の情報があるとして懸念を表明。潘基文事務総長はワタラ氏側を含めた全勢力に対し自制を呼び掛けた。

 また米国やフランス、アフリカ連合(AU)などもバグボ氏に即時退陣を求める声明を出した。

 全国境の閉鎖を表明していたワタラ氏側政府は1日、空路での出入国は再開すると発表した。

2429チバQ:2011/04/02(土) 17:28:59
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110402/mds11040216490004-n1.htm
ワタラ氏派が最大都市に進攻 バグボ氏の敗色濃厚 コートジボワール
2011.4.2 16:44

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1日、煙が上がるコートジボワール最大都市アビジャンの町(ロイター=共同)
 【ロンドン=木村正人】昨年11月の大統領選をめぐり混乱するアフリカ中西部コートジボワールで、国際社会が当選を承認するワタラ元首相の支持部隊が2日までに国土の大半を制圧、最大都市アビジャンの大統領府と公邸周辺でバグボ大統領の治安部隊と激しい戦闘を繰り広げている。政権に固執するバグボ氏は3月28日から姿を消しており、敗色が濃厚となっている。

 大統領選で選挙管理委員会は野党のワタラ氏が現職のバグボ氏を破り当選したと発表。しかし、憲法評議会が投票の一部は無効だとしてバグボ氏の当選を宣言し、2人の対立が続いている。

 現地からの報道によるとワタラ氏派部隊は28日以降、バグボ氏の勢力圏の南部に進攻。首都ヤムスクロや南西部の港湾都市サン・ペドロなど国土の4分の3を平定した。赤十字国際委員会(ICRC)によると、ワタラ氏派が制圧した西部の要衝ドゥエクエでは29日に800人以上が殺害されたという。

 ワタラ氏派による深刻な人権侵害の情報があるとして、国連の潘基文事務総長はワタラ氏派を含めた全勢力に自制を呼びかけた。

 アビジャンでの戦闘は31日に激化し、大統領府や公邸、国営テレビ局周辺でバグボ氏派の共和国防衛隊が抵抗している。しかしバグボ氏派からは軍や警察の離反が相次ぎ、西側外交筋は「バグボ氏の敗北は避けられない」と分析。ワタラ氏派は「バグボ氏は国際刑事裁判所(ICC)の裁きを受けるべきだ」と攻勢を強めている。

2430チバQ:2011/04/02(土) 18:00:17
http://www.asahi.com/international/jiji/JJT201104020018.html
死者800人超か=西部で「大規模衝突」―コートジボワール2011年4月2日11時6分

 【ジュネーブ時事】赤十字国際委員会(ICRC、本部ジュネーブ)は1日、大統領選後の混乱が深刻化しているアフリカ・コートジボワールで今週前半、西部の都市ドゥエクエをめぐって武力衝突が起き、死者は少なくとも800人に上ったとの見方を明らかにした。AFP通信が伝えた。

 現地に1日までに入った赤十字のメンバーが多数の遺体を目撃したもので、3月29日に殺害されたと報告している。 


[時事通信社]

2431チバQ:2011/04/03(日) 20:56:40
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110403-OYT1T00518.htm
多国籍軍誤爆か、リビアの反体制派13人死亡
 【カイロ=田尾茂樹】リビアの最高指導者カダフィ氏派と反体制派との戦闘が続く東部の石油拠点ブレガ近郊で1日夜、多国籍軍が空爆を行い、反体制派メンバー13人が死亡、7人が負傷した。誤爆とみられる。


 反体制派報道官が2日夜、発表した。軍事行動を指揮する北大西洋条約機構(NATO)は調査を始めた。

 移動中の反体制派部隊の車列から対空砲が発射された後、空爆があった。メンバーが祝砲として撃ったとの見方がある一方、部隊に紛れ込んでいたカダフィ派兵士が空爆を誘うために発射したとの情報もある。

 反体制派報道官は「遺憾な出来事。再発防止に努める」と述べるにとどまり、空爆の負傷者もAP通信に「我々を守っているのは多国籍軍」と語るなど、今のところ目立った批判はないが、軍事介入への反発が今後、高まる可能性もある。

(2011年4月3日19時29分 読売新聞)

2432チバQ:2011/04/03(日) 21:07:40
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110403-00000006-cnn-int
男児偏重の風潮で女児中絶、人口比に不均衡 インド
CNN.co.jp 4月3日(日)11時21分配信

ニューデリー(CNN) インドでこのほど実施された国勢調査で、男児と女児の人口比の不均衡が拡大していることが分かった。同国では伝統的に男児が好まれる風潮があり、女児なら人工中絶するというケースが目立っている。

発表された暫定値によると、同国の6歳以下の子どもの数は男児1000人に対して女児914人。女児の比率は10年前の同927人からさらに低下し、1947年の独立以来最低を記録した。

同国では性別を理由とした中絶が禁止されているものの、違法クリニックなどの手術が後を絶たない。

インドの女性・児童問題担当相、クリシュナ・ティラス氏は議会で、女児中絶の背景には男児を好む風潮のほか、花嫁持参金の風習、女性搾取や虐待への懸念などがあると述べた。同氏は、一部の州が不均衡是正のため、女児出産への報奨制度や性別に基づく中絶への処罰を発表していると説明。母親たちに的確な判断を促すためには女性の社会的、経済的な地位向上も欠かせないと訴えた。

同調査によると、インドの人口は過去10年間で17%増加し、12億1000万人に達した。増加率は前回より緩やかになったものの、2030年までには中国を追い越し、世界一の人口大国となる見通しとされる

2433チバQ:2011/04/03(日) 21:40:21
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110403-00000523-san-int
「フジモリの再来」なるか ペルー大統領選、長女が台風の目に
産経新聞 4月3日(日)17時26分配信

 【ニューヨーク=松尾理也】南米ペルーの大統領選の投開票が4月10日に迫った。有力候補が乱立し、近年にない接戦といえる同選挙で台風の目となっているのは、現在は収監中のアルベルト・フジモリ元大統領(72)の長女、ケイコ・フジモリ候補(35)だ。世論調査で常に上位につけ、決選投票進出が有力視されるケイコ氏が、父に続く日系人大統領誕生という夢を実現できるか、注目される。

 同大統領選には計11人が出馬。うち有力候補はケイコ氏をはじめ中道路線を旗印とするトレド元大統領、元軍人で左派のウマラ氏ら5人とされる。昨年からトレド氏が最有力候補と目されてきたが、投開票まで20日を切った3月下旬に行われた最新の世論調査では、ウマラ氏が21・2%で首位に立ち、ケイコ氏が19%で2位、トレド氏は18・6%で3位に沈むなど、接戦の様相を強めている。

 ケイコ氏はフジモリ政権後期、離婚した母親に代わってファーストレディー役を務めた。2006年にペルー国会に初当選。今年1月に正式に大統領選への出馬を表明した。

 頼みとするのは、まさしく父の遺産だ。「父アルベルトがこの国に3100校の学校を建てたように、私も新たな学校を建てます」。ケイコ氏はこのほど遊説に立ち寄った首都リマのスラム街でこう語った。

 ばらまきと批判されつつも目に見えるやり方で貧困層への富の再分配をはかり、強権的だったにせよ治安の回復、インフレの封じ込めに成功したフジモリ時代への郷愁は強い。そうした空気はそのままケイコ氏への追い風になっている。

 ケイコ氏自身、これまで当選の暁には父親の恩赦を行うと公言してきた。ただし、最近行われた司法当局との会談では持論を封印。「当選すればすべての政府機関とともに仕事を行う」と譲歩とも受け取れるコメントを発表したが、最終的にはやはり恩赦に踏み切るとの観測も根強い。

 こうしたケイコ氏に対し、「父親の恩赦以外、目立った政策や公約がない」「恩赦は民主主義の破壊だ」といった批判が、とりわけ従来のペルー政治を牛耳ってきた富裕層から強まっているのも事実だ。1990年の大統領選に立候補し、フジモリ元大統領に敗れたペルー出身のノーベル文学賞作家、バルガス・リョサ氏は「獄につながれている独裁者の娘が大統領になったら国の破滅だ」と批判する声明を出した。

 4月10日の第1回投票でいずれかの候補が当選に必要な50%を超える票を獲得する見通しはほとんどなく、決着は6月5日に予定されている上位2候補による決選投票で付くとみられている。

2434チバQ:2011/04/03(日) 23:26:10
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110403-00000515-yom-int
コートジボワール、内戦の様相強まる
読売新聞 4月3日(日)19時23分配信

 【カイロ=中西賢司】西アフリカのコートジボワールで昨年11月行われた大統領選を巡る混乱は、当選したワタラ氏支持の部隊と、落選しても大統領職に居座るバグボ氏派部隊との衝突が激化し、内戦の様相が強まっている。

 ワタラ派が進攻して800人以上が死亡したとされる西部の町ドゥエクエでは、民間人も襲撃されたとの報道がある。英紙ガーディアンは2日、リベリアに逃れた避難民の話として、別の町でもワタラ派による無差別殺りくがあったと報じた。

 これが事実なら、ワタラ氏を大統領選当選者として支持してきた国連や米欧などが対応の見直しを迫られるのは必至だ。国際社会には、1994年のルワンダ大虐殺で国連平和維持活動(PKO)部隊が展開していながら、推定80万人もが殺されるのを阻止できなかった苦い記憶がある。

 クリントン米国務長官は3日、バグボ氏に即時退陣を求める声明を発表。ヘイグ英外相も2日、両派に戦闘行為の自制を求めた。だが、戦闘は3日も続き、最大都市アビジャンでは機関銃の音や火砲の爆発音が響き渡り、混乱に乗じた略奪が横行している。 .

2435チバQ:2011/04/04(月) 12:28:11
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110404k0000e030049000c.html
ドイツ:与党党首が辞任へ 州議会選大敗で引責
 【ベルリン支局】ドイツ連立与党・自由民主党党首のウェスターウェレ外相兼副首相は3日、来月に予定されている党首選には立候補せず、党首を辞任する考えを明らかにした。先月末の州議会選挙で大敗した責任を取ったとみられる。外相と副首相にはとどまる。州議会選では、東日本大震災の影響で環境政党・緑の党が大勝、南部バーデン・ビュルテンベルク州で初の州首相の座を手にする予定で、大震災が欧州政界にまた影響を与えた形だ。

 ウェスターウェレ外相は、日本などを訪れ帰国した際に辞任の意向を表明した。外相は「世代交代するため」と辞任理由を説明した。

 先月の州議会選では、バーデン・ビュルテンベルク州で得票率を半減させ州与党から転落、南西部ラインラント・プファルツ州選では議席を失う失態を演じた。

 自民党はメルケル首相の与党・キリスト教民主同盟などとともに脱原発の先送りを堅持する構えだが、自民党幹部からは、東日本大震災直後に一時停止した原発について、恒久的に停止するよう求める声もあがっている。

 外相は、歯に衣(きぬ)着せぬ発言で知られ、社会保障の拡充を一貫して批判。失業手当の積み増しを「社会主義だ」と公言、野党から厳しい批判を浴びていた。自民党の全国の支持率も議会入りができるハードルとなる5%前後で低迷している。

2436チバQ:2011/04/04(月) 12:29:43
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011040401000248.html
カダフィ氏次男が解決案 大佐退陣と民主制移行
2011年4月4日 11時10分

 【ニューヨーク共同】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は3日、リビアの最高指導者カダフィ大佐の次男セイフイスラム氏が同国の紛争解決を目指し、大佐の退陣と立憲民主制への移行を含む案を示したと、同国政府に近い外交筋の話として伝えた。

 同案は民主化移行が大佐の息子の指導下で行われるとしており、民主化実現までの指導者としてセイフイスラム氏を想定しているとみられる。

 同紙によると、セイフイスラム氏の側近、ムハンマド・イスマイル氏が最近訪英し同国政府高官と協議したことから、停戦に向けた何らかの提案が行われたとの臆測が流れていた。

 セイフイスラム氏はこれまでにも、立憲民主制への移行を主張していたという。しかし同紙は同外交筋の見方として、大佐自身および反体制派のどちらも提案をのむ用意はないと報じた。

 アラブ紙アッシャルク・アルアウサトは先月末、大佐の権限をセイフイスラム氏に委譲する案が大佐周辺から出ていると報じていた。

2437チバQ:2011/04/04(月) 23:04:40
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110404-OYT1T00959.htm
カダフィ派・反体制派、外交決着図る動き
 【カイロ=田尾茂樹】内戦状態が続くリビアで、カダフィ派と反体制派がともに外交決着に向けた動きを模索し始めた。


 多国籍軍の対リビア軍事行動により、カダフィ派優位が崩れ、戦力で双方が決め手を欠く中、戦闘長期化を避ける思惑とみられるが、互いの主張に隔たりは大きい。

 「カダフィ政権は解決策を探っているようだ」

 最高指導者カダフィ氏の特使として3日、ギリシャを訪問したオベイディ外務次官とギリシャのパパンドレウ首相との会談を受け、同国のドルツァス外相は声明でこう述べた。会談内容は不明だが、次官が停戦条件などを提案した可能性がある。4日にはトルコとマルタも訪れる。

 また、米ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)は3日、リビア当局者や外交筋の話として、カダフィ氏の後継と目されてきた次男セイフ・イスラム氏と、三男サアディ氏が、カダフィ氏退陣とセイフ・イスラム氏への権力移譲で立憲民主制移行を進めるとの解決案を練っている、と報じた。

(2011年4月4日21時01分 読売新聞)

2438チバQ:2011/04/04(月) 23:18:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110404/mds11040420570012-n1.htm
多国籍軍参加のカタールの野望 中東で指導的地位狙う
2011.4.4 20:51 (1/2ページ)

4日、ベレガでロケット砲を構える反政府武装勢力(AP)
 【カイロ=大内清】民衆の反政府行動が中東・北アフリカに拡大する中、ペルシャ湾岸の産油国カタールが存在感を強めている。対リビア軍事作戦では、アラブとして多国籍軍に初参加し米欧に大きな「貸し」を作った。近年は中東各地で調停外交を展開、国内情勢が比較的安定していることもあり、米欧にとっての重要性も高まりつつある。

 対リビアでカタールはミラージュ戦闘機6機を派遣した。外交面でも北東部ベンガジを拠点とする反体制派組織「国民評議会」をアラブ諸国で初めて承認し、反体制派の石油輸出を請け負い、資金調達にも協力する。「西洋による干渉」との批判を避けたい米欧各国にとりカタールの関与は「きわめて重要」(ロンゲ仏国防相)で、各国のリビア政策を調整する「連絡調整グループ」の第1回会合もカタールで開催される。

 近年は、スーダンのダルフール紛争の和平交渉や、レバノンの各政治勢力間の調停にも乗り出している。カタールのこうした外交面での積極姿勢について、エジプトの政府系シンクタンク「アハラム戦略研究所」の湾岸地域専門家、ムハンマド・エッズルアラブ氏は「中東での指導的な地位を確立しようとの野心のあらわれだ」と指摘する。

 これまでアラブ世界では、エジプトとサウジアラビアの2地域大国が中心的な役割を果たしてきた。しかし、エジプトは現在、ムバラク政権崩壊後の混乱にあり、サウジは隣国バーレーンとイエメンの政情不安の対応に追われる。カタールとしては、米欧に対する発言力強化を図る絶好の機会−というわけだ。

 人口約150万人ながら豊富な石油・天然ガス収入を誇るカタールには、米中央軍の前線司令部もある。米欧にとり、チュニジア政変後も大きな混乱が起きていない同国は魅力的な存在だ。2005年に三権分立を明記した憲法を発効させるなど、民主化の面でも評価は高い。

 その一方でカタールは、今年3月以来、反体制デモへの弾圧を強めるシリアのアサド政権に対し、他の湾岸諸国とともに支持姿勢を示している。エジプトやチュニジアではデモを詳細に報じたカタールの衛星テレビ局アルジャジーラも、シリアに関しては抑制的な報道ぶりが目立つ。

 カタールには、イランとも関係が深いシリアが揺らげば中東全体の不安定化につながりかねないとの懸念があるためとみられ、民主化促進より地域の安定維持を優先させるしたたかさをもみせている。

2439チバQ:2011/04/05(火) 19:10:59
http://mainichi.jp/select/world/news/20110406k0000m030009000c.html
ハイチ:大統領選、人気歌手のマーテリー氏が当選
 【メキシコ市・國枝すみれ】カリブ海のハイチで4日、大統領選(3月20日実施)の暫定結果が発表され、人気歌手のミシェル・マーテリー氏(50)が約68%を得票、大学教授で元ファーストレディーのミルランド・マニガ氏(70)を破り当選した。

 マーテリー氏は歌と踊りを駆使した選挙キャンペーンで「変革」を訴え、若者の支持を集めた。政治経験はないが、政治腐敗にうんざりしていた国民を引きつけた。

 マーテリー氏は保守派として知られ、独裁的だったデュバリエ元政権を支持した人たちも応援した。

 ハイチは西半球の最貧国で、政情も不安定だ。昨年1月のハイチ大地震からの復興やコレラの流行など大きな課題を抱える。

2440チバQ:2011/04/05(火) 19:12:06
http://mainichi.jp/select/world/news/20110405ddm007030070000c.html
カザフスタン大統領選:ナザルバエフ氏、圧勝 国民の不満解消が鍵
 【モスクワ田中洋之】カザフスタンで3日行われた繰り上げ大統領選で、中央選管は4日、現職のヌルスルタン・ナザルバエフ大統領(70)が95・5%を得票し当選したと発表した。任期は5年。他の3候補を寄せ付けず圧勝したナザルバエフ氏は、「国民は、改革や社会近代化に向けた私の路線を再び支持した」と勝利宣言した。

 同氏は旧ソ連時代末期からカザフスタン共和国の最高指導者の地位にあり、昨年6月には「国民の指導者」の称号を得た。欧米から「権威主義的な体制」と批判されるが、支持者の間で出ていた国民投票による任期延長を拒み、2年近くの任期を残して大統領選を前倒ししたのは、民主化をアピールする思惑があったとされる。

 今年で建国20年のカザフは、豊富な地下資源を武器に経済成長を続け、中央アジア諸国の中で政治的安定は際立っている。中東で長期政権が揺らぐなか、国民の不満解消と社会安定を最優先するかじ取りが続きそうだ。

毎日新聞 2011年4月5日 東京朝刊

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110404/erp11040419500007-n1.htm
カザフ、独裁さらに長期化 高齢化への懸念も
2011.4.4 19:47 (1/2ページ)

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4日、アスタナで支持者に手を振るカザフスタンのナザルバエフ大統領(ロイター)
 【モスクワ=佐藤貴生】中央アジア・カザフスタンの繰り上げ大統領選は4日までの開票の結果、現職のナザルバエフ大統領(70)が圧勝、5年間の任期を手にした。ソ連末期の1990年からナザルバエフ氏が大統領を務める同国では野党不在の状態が長く続いており、独裁は約26年間に及ぶ見通しとなった。

 大統領選は3日に投票が行われ、同国中央選管は4日、ナザルバエフ氏の得票率が95・5%に達したとの暫定結果を発表した。氏は同日未明、「国民は私の改革や近代化の方針を支持した」と勝利宣言した。

 しかし、欧州安保協力機構(OSCE)の選挙監視団は4日、「民主的選挙の基準を満たしていない」との見解を発表した。南部アルマトイの反体制紙記者は、「ナザルバエフ氏以外の立候補者3人は政権批判もしなかった。国営企業の職員や学生は解雇や退学を盾に脅され、投票に行くよう強制された」と話した。

 ナザルバエフ氏は中東・北アフリカ諸国で民主化要求が拡大する様相を示し始めた1月下旬、自らの20年までの任期延長の可否を問う国民投票に代わり、12年に予定されていた大統領選を繰り上げ実施する方針を表明した。

 カザフスタンはイスラム教徒が人口の半数近くを占める。複数の立候補者が争う選挙を行い、独裁に対する批判の高まりを回避する狙いがあったとみられる。

 石油や天然ウランなど豊富な地下資源の輸出で莫大(ばくだい)な収入を得ているカザフスタンは、中央アジアで最も貧困層が少ない。アルマトイの政治評論家サトパエフ氏は、この点を中東などの民主化要求がカザフスタンに波及しない理由として挙げる一方で、「大統領の死去などにより権力の空白化が生じた場合、外国からの積極的な投資がストップするかもしれない。今後5年間の任期中に後継者を育成することが必要だ」との見方を示した。

 中央アジアではウズベキスタン、タジキスタンでも90年代から居座る大統領が長期独裁体制をしいており、その高齢化が政治的混乱の元凶になりかねないとの懸念が強まっている。

2441とはずがたり:2011/04/06(水) 11:29:23

コートジボワール:元首相の軍部隊 前大統領拠点に総攻撃
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110401k0000e030107000c.html

 【ヨハネスブルク高尾具成】昨年11月に実施された大統領選の結果を巡って混乱が続く西アフリカのコートジボワールで31日、国際社会に当選を承認されているワタラ元首相の軍部隊が、落選後も大統領職に居座り続けるバグボ前大統領の拠点である最大都市アビジャンに総攻撃を仕掛けた。ワタラ氏の部隊は既に国土の大半を制圧し、バグボ氏が即刻退陣しない場合は武力で排除する構えを示している。選挙後約4カ月にわたって2人の「大統領」が存在してきたコートジボワール情勢は重大な局面を迎えた。

 ロイター通信などによると、ワタラ氏の部隊は今週に入って拠点を置いている国の北部から南進を始めた。アビジャンでは31日以降激しい戦闘が続いており、ワタラ氏の部隊は国営テレビ局を統制下に置いたという。

 昨年11月の大統領選では、バグボ氏が選管から「落選」と認定された後も大統領職に居座り続け、国連安保理はバクボ氏と側近の資産を凍結する制裁決議案を採択していた。

毎日新聞 2011年4月1日 12時30分

コートジボワール:元首相支持部隊、南部最大都市にも攻撃
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110402k0000m030056000c.html
コートジボワール:元首相派、全土掌握 前大統領は孤立
http://mainichi.jp/select/world/news/20110402ddm007030077000c.html

 【ヨハネスブルク高尾具成】昨年11月末の大統領選決選投票で野党候補が当選しているにもかかわらず、バグボ前大統領が居座りを続け混乱している西アフリカ・コートジボワールで、当選したワタラ元首相を支持する軍隊が1日までに国土のほぼ全域を掌握。南部の最大都市アビジャンで前大統領派への攻撃も続行している。国際社会も一致してバグボ前大統領退陣を迫っており、選挙の混乱が元首相派の武力で決着するかどうか、緊迫した状態が続いている。

 元首相側はアビジャンにある国営放送局を支配下に置き1日、国境を封鎖した。さらに、3日までの夜間外出禁止令をアビジャンに発令した。

 陸軍参謀総長が3月30日、南アフリカに亡命を求めるなど軍に離反者が続出。前大統領の孤立・弱体化が進んでいる。元首相派はバグボ前大統領の住居への攻撃も続け、前大統領の殺害や拘束も視野に入れている。

 元首相の支持部隊は3月28日から攻勢を強め、30日に首都ヤムスクロを支配下に置くなど前大統領の拠点を次々と奪取し、アビジャンに攻め上った。

 カーソン米国務次官補(アフリカ担当)は31日、コートジボワールが内戦に直面しているとの認識を示し、バグボ前大統領に対し「流血を避けて辞任する機会はある」と強調した。混乱を招いた要因はバグボ前大統領にあり、責任を追及する考えも示した。国連安保理も30日、前大統領や妻、側近など5人に対する資産凍結などの制裁決議を全会一致で採択。国際社会はバグボ前大統領退陣で足並みをそろえている。

 昨年の大統領選でバグボ前大統領は「ワタラ氏当選」の選管発表を受け入れず、双方が大統領就任を宣言する異常事態となった。

 北部を支持基盤とする元首相派と南部で強い前大統領派が衝突を繰り返し、これまで460人以上が死亡、推定100万人が避難民化している。

毎日新聞 2011年4月1日 19時30分(最終更新 4月2日 8時34分)

毎日新聞 2011年4月2日 東京朝刊

2442とはずがたり:2011/04/06(水) 11:30:01
これは両氏の属人的なものなの?両氏抜きでもなお残存する部族的・固定的なものなら国を分割してしまえばよいのに
>元首相は北部を主要支持基盤とし、前大統領は南部に強い権限を持ってきた
>戦闘が激化した南北の境界付近はカカオ豆生産のベルト地帯とも重なる

コートジボワール:市民300人虐殺 カカオ争奪激化
http://mainichi.jp/select/world/news/20110404k0000e030050000c.html

 【ヨハネスブルク高尾具成】大統領の座を巡り、前大統領と元首相の部隊が武力衝突している西アフリカ・コートジボワールで、平和維持部隊・国連コートジボワール活動は4日までに、西部ドゥエクエで300人の市民が虐殺されたと認定した。最大都市・南部アビジャンでの戦闘激化で国連は約200人の職員を北部に避難させた。コートジボワールは世界最大のカカオ豆生産国で、前大統領と元首相は支配権を巡る駆け引きを行っている。昨年11月の大統領選以降、カカオ豆の価格も上昇傾向に転じた。

 赤十字国際委員会は2日、ドゥエクエで800人以上が虐殺され、大半は一般市民であると報告した。しかしAFP通信は、国連の人権当局者の話として、先月28日〜30日にドゥエクエで犠牲となった推計330人のうち、220人はワタラ元首相の支持部隊が殺害し、バグボ前大統領率いる政府軍も100人を殺害したと伝えた。

 アビジャンでは、両派がにらみ合いを続け、緊迫の度が増している。仏政府は、1万2000人の仏市民の避難を始めた。

 カカオ豆産業から巨額の利益を得てきたとされるバグボ前大統領に対し、財政面で圧力をかけようとワタラ元首相は今年1月、カカオ豆の輸出禁止令を発令。一方のバグボ前大統領は3月7日、国営テレビを通じ、カカオ豆の買い取り、輸出を国の管理下に置く「大統領令」を発表した。

 ワタラ元首相派は、先月28日以降のバクボ前大統領支配地域への猛攻で、最大都市アビジャンの一部を除き、全土をほぼ掌握。カカオ豆の主要輸出港であるサンペドロも奪取した。輸出業者の多くは元首相派の管轄下に入ったとみられる。

 元首相は北部を主要支持基盤とし、前大統領は南部に強い権限を持ってきたが、戦闘が激化した南北の境界付近はカカオ豆生産のベルト地帯とも重なる。両陣営間の戦闘激化を受け、多くの生産業者や中間業者が周辺国へ避難している

 チョコレートの原料になるカカオ豆の価格は食糧危機の影響や投機により高騰、昨年1月にトン当たり3500ドルを超える高値を付け、その後下落していたが、昨年11月に大統領選を巡る混乱が始まってから、再び上昇。昨年12月には3000ドル台に戻している。チョコレートは大手が在庫を抱えており、消費者への影響は少ないとみられるが、供給不安は増している。

 昨年11月の大統領選決選投票では選管がワタラ元首相勝利を認定したが、バグボ前大統領が居座り、国際社会の批判を浴びている。

毎日新聞 2011年4月4日 11時28分(最終更新 4月4日 14時10分)

2443とはずがたり:2011/04/06(水) 11:30:48

リビアと云いフランス頑張るね。。大統領選対策か?けど選挙結果を尊重するという意味で評価したい。

コートジボワール:仏450人を増派、PKF応援で
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110405k0000m030136000c.html

 【パリ福原直樹】西アフリカ・コートジボワールの武力衝突で、フランスは4日までに、現地で展開する仏の平和維持部隊(PKF)の応援として、計450人を増派した。これで現地仏軍は約1700人体制になる。仏部隊は、現地で展開する国連の平和維持活動(PKO)を支援しており3日、主要都市・アビジャンの空港を管理下に置いた。

 また、仏政府によると仏軍などは4日、在留仏国民(約1万2000人)救出のため、アビジャンの3カ所に仏市民を集合させ始めた。

 一方、現地からの報道では、コートジボワールのワタラ元首相派が近く、大統領職に居座るバグボ前大統領側へ総攻撃をかける、との観測が出るなど緊張が高まっている。

毎日新聞 2011年4月4日 23時26分

コートジボワール:仏が軍事介入 国連と共同
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110405k0000e030075000c.html

 【パリ福原直樹】西アフリカ・コートジボワールのバグボ前大統領派とワタラ元首相派の武力衝突で、現地に駐留するフランスの平和維持軍(PKF)は4日、主要都市アビジャンの前大統領派拠点を攻撃し、事実上の軍事介入を始めた。これに呼応して、ワタラ元首相派の部隊も前大統領派への大規模攻撃を開始した。仏国防省筋によると、攻撃は現地の国連平和維持活動(PKO)部隊との共同作戦で、仏大統領府は「国連事務総長の要請に基づく地元住民や国連職員保護のための措置」としている。

 仏国防省筋によると、仏軍はヘリ4機で前大統領派の基地を攻撃したほか、前大統領派の装甲車や兵舎などを破壊した。国連PKO部隊も前大統領の住居を攻撃したという。仏軍は現地に駐留する部隊の応援として4日までに計450人を増派。仏軍は約1700人体制となり、アビジャンの空港を管理下に置いていた。

 一方、仏外務省によると、アビジャンで攻撃開始に先立つ4日夕、少なくとも2人のフランス人が前大統領派の民兵に誘拐された。2人は現地で活動する企業やホテルの幹部で、他の外国人も誘拐された可能性がある。仏外務省によると、現地の在留フランス人は約1万2000人。仏軍は4日、救出のため自国民をアビジャン市内の3カ所に集合させ始めていた。

 フランスは現地でPKFを02年から展開。現在、国連PKO部隊の「国連コートジボワール活動」を支援している。昨年11月の大統領選をめぐるバグボ前大統領派とワタラ元首相派の対立を受け、国際社会が元首相の当選を承認し、前大統領の辞任を求めたことで、本格的な軍事介入の決断を迫られていた。またサルコジ大統領は3日、仏軍に全ての在留フランス人の保護を命じていた。

 コートジボワールでは、ワタラ氏陣営が3月末以降、バグボ氏陣営への総攻撃を開始、アビジャンの一部を除き全土をほぼ掌握した。双方が100人以上の虐殺を行ったとの現地からの報告もある。

 国連安保理は3月、バグボ氏の資産凍結などの制裁決議を採択している。

毎日新聞 2011年4月5日 12時30分(最終更新 4月5日 13時29分)

2444とはずがたり:2011/04/06(水) 11:31:18

コートジボワール:バグボ氏退陣へ
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110406k0000m030166000c.html?inb=yt

 【ヨハネスブルク高尾具成】西アフリカ・コートジボワールで続く大統領の座を巡る武力衝突で、バグボ前大統領派の軍参謀長は5日、戦闘停止を表明した。同国に駐留軍を置く旧宗主国のフランス・フィヨン首相らは同日、大統領職に居座り続けてきたバグボ氏の降伏が交渉課題となっていると明言し、バグボ氏退陣が目前に迫った形だ。

 昨年11月の大統領選の結果を巡り、国際社会の大勢は、バグボ氏と対立するワタラ元首相を当選者と認めている。国連は4日、安保理決議に基づき「市民保護や国連平和維持活動部隊に対する攻撃防止」を目的に仏軍と共同作戦を実施。最大都市アビジャンの軍基地などバグボ氏の拠点施設を攻撃してきた。

 ワタラ氏派部隊は、既にバグボ氏邸宅を支配下に置いたと述べている。バグボ氏は邸宅の地下壕(ごう)に避難しているとの情報もあるが、所在は未確認。ロンゲ仏国防相は5日、会見で「事態は数時間で解決に向かうだろう」と述べ、収束が近いとの考えを示した。

毎日新聞 2011年4月6日 0時22分(最終更新 4月6日 7時57分)

<コートジボワール>バグボ前大統領 権限移譲を拒否 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110406-00000022-mai-int
毎日新聞 4月6日(水)9時48分配信

 【パリ福原直樹】西アフリカ・コートジボワールの武力衝突で、バグボ前大統領は5日、フランスが仲介する和平交渉に対し、反大統領派のワタラ元首相への権限移譲を否定した。仏テレビの取材に答えた。一方、仏のサルコジ大統領は同日、元首相に早急に新政府の組織を要請しており、仏軍の軍事介入で始まった紛争解決の試みは、前大統領退陣に向けて水面下で折衝が続いている模様だ。

 仏のジュペ外相は5日、仏議会での答弁で前大統領の元首相への「権限移譲」が迫ったと指摘。外相は潘基文(バン・キムン)国連事務総長と電話協議し、前大統領に「国外脱出前に、元首相への権限移譲の署名を行うべきだ」と主張した。

 外相によると前大統領の側近は、主要都市・アビジャンの仏大使館で、前大統領の権限移譲の条件を話し合っているという。

 だがバグボ前大統領は5日夜、仏テレビに停戦の議論が進んでいるとしたものの、国連や仏の求める権限移譲書への署名を拒否。昨年11月の選挙の勝者は自分だと主張し、元首相との「直接対話」が和平の前提条件だと訴えた。

 一方ジュペ外相によると、サルコジ大統領は5日、ワタラ元首相に前大統領派との早期和解▽元首相を首班とする挙国一致政府の創設−−を要請。前大統領の処遇については「国連側に前大統領と家族の安全を図るよう求めた」という。

2445チバQ:2011/04/07(木) 00:04:02
http://www.asahi.com/international/update/0406/TKY201104060534.html
ワタラ氏部隊、バグボ氏の自宅攻撃 降伏交渉失敗と判断2011年4月6日22時15分
 コートジボワール大統領選をめぐる混乱で、国際社会が当選を認めたワタラ元首相の部隊は6日、大統領職に居座るバグボ氏の自宅を攻撃し始めた。バグボ氏の降伏に向けた交渉が失敗したと判断したという。ワタラ氏の報道官は「バグボ氏を捕らえるためのプロセスが進行中だ」とした。

 現地からの報道によると、バグボ氏は4日に最大都市アビジャンで始まったワタラ派との戦闘の結果、アビジャンの自宅にある地下壕(ごう)に、内側から施錠して家族と隠れている。

 劣勢になったバグボ氏側は5日、降伏に向けた交渉に応じ始めたが、バグボ氏はフランスのテレビ局の電話取材に「私が選挙に勝った。退任のための交渉はしていない」と語った。真意は不明だが、交渉を有利に進める狙いだった可能性もある。

 バグボ氏の強硬姿勢をうけ、ワタラ氏は6日午前、自らの部隊をバグボ氏の自宅に突入させ、地下壕への攻撃を始めた。(ナイロビ=古谷祐伸)

2446チバQ:2011/04/07(木) 00:17:11
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=apktqALufegY
レスラー独保健相、FDP党首就任に意欲−初のアジア出身政党党首へ
 4月6日(ブルームバーグ):ドイツのレスラー保健相は、連立与党の一角を占める自由民主党(FDP)の党首就任を目指す意向を明らかにした。実現すれば、同党として最年少かつ、ドイツで初めてのアジア出身の政党党首の誕生となる。

  現職のウェスターウェレ副首相兼外相は、5月のFDP党首選に立候補しない意向を表明。レスラー保健相は5日、後任候補としてベテラン議員らの支持を取り付けた。同相は1973年、ベトナム人の両親の間に誕生。本人によれば両親はベトナム戦争中に死亡した可能性が高く、カトリックの児童養護施設に預けられた後、生後9カ月でドイツ人夫妻の養子となった。

  FDPは全国的な支持率低下に見舞われ、先月行われた2つの州議会選挙で敗北を喫した。レスラー保健相は党の立て直しを目指しており、FDPが伝統的に重点を置く減税と富裕層寄りとされる政策からの決別を呼び掛けている。

  同相はベルリンで記者団に対し、「FDPへの信頼を取り戻すのが目標だ」と述べた。「信頼を勝ち取るには時間がかかる。一夜にして成らずだが、可能ではある」と語った。

2447チバQ:2011/04/07(木) 22:21:28
>>2442とはさん
>>1764に少しまとめましたけど南北対立はあるものの、複雑怪奇な構図のようです

>>1755-1759とかブログで情報出してくれてた大使です

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110407-OYT1T00829.htm
岡村大使の救出作戦、仏特殊部隊がヘリから降下

. 【カイロ=中西賢司、パリ=三井美奈】内戦状態に陥った西アフリカ・コートジボワールの最大都市アビジャンでは、昨年11月の大統領選で当選した野党指導者ワタラ氏を支持する部隊が7日も、落選後も大統領の座に居座るバグボ氏の邸宅や大統領官邸への攻撃を続けた。

 6日には邸宅近くの日本大使公邸が武装集団に襲撃、一時占拠される事件が発生。戦闘長期化に伴い、アビジャンは無法地帯の様相を強めている。

 フランス国防省は7日、日本の岡村善文・駐コートジボワール大使らの救出作戦のビデオ映像を公開した。特殊部隊が軍用ヘリコプターからロープづたいで下降し、岡村大使を抱きかかえるようにして救出して機内に誘導する模様が映っている。大使は軽装で、落ち着いた様子で隊員と会話を交わしている。

(2011年4月7日21時35分 読売新聞)

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011040701000962.html
大使救出時、仏軍とバグボ派交戦 コートジボワール
2011年4月7日 21時18分

 【ナイロビ共同】大統領選結果をめぐる混乱が続くコートジボワールの最大都市アビジャンに駐在する岡村善文大使(53)の公邸が6日襲撃された事件で、駐留フランス軍がヘリコプターで大使ら8人を同日夜に救出した際、大統領職に居座るバグボ氏側勢力とフランス軍との間で激しい銃撃戦があった。フランス公共ラジオなどが伝えた。

 フランス軍側は少なくともバグボ氏側の武装車両1台を損壊させたという。死傷者が出たかどうかは不明。

 岡村大使は7日、共同通信に対し電話で「無事です」と話し「私は救われたが、周辺にほかの国の大使らがまだいる」と述べ、詳しい救出状況については安全対策上、答えられないと語った。

 日本大使公邸はバグボ氏の邸宅から数百メートルの距離にある。関係筋によると、同邸宅周辺には各国の大使公邸が多くあり、各大使も外に出られない状況が続いている。

 バグボ氏は邸宅の地下壕に立てこもっているとされ、6日には、国際社会が当選を認めるワタラ元首相の支持部隊がバグボ氏の拘束を目指し一時邸宅に突入、周辺で激戦があった。ワタラ氏側部隊は邸宅への攻撃を継続する構えを示している。

 岡村大使は電話で「昨晩は寝られなかった。アビジャンの状況は悪い。救出の状況などは安全面での問題があり、ノーコメント」と話した。

2448チバQ:2011/04/07(木) 22:24:40
http://news.google.co.jp/news/search?pz=1&cf=all&ned=jp&hl=ja&q=%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%B8%E3%83%9C%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB&cf=all&scoring=n&start=10
バグボ氏側が激しく抵抗 邸宅への攻撃停止 
2011.4.7 09:08

6日、コートジボワールの最大都市アビジャンで車両に乗って移動するバグボ氏側部隊(ロイター)
 大統領選結果をめぐり対立陣営の戦闘が拡大したコートジボワールからの報道によると、国際社会が当選を承認するワタラ元首相の支持部隊は6日、大統領職に居座るバグボ氏が立てこもっているとされる最大都市アビジャンの同氏邸宅に対する攻撃をいったん停止した。バグボ氏側部隊の激しい抵抗に遭ったためという。

 ただワタラ氏側部隊の報道官はAP通信に対し「第2の攻撃の準備をしている」と述べた。バグボ氏を拘束する方針に変更はないもようだ。

 同報道官などによると、ワタラ氏側部隊は6日、邸宅の門扉を突破したが、重火器による攻撃に遭い、一時退却した。邸宅には戦車や迫撃砲が配備されているという。同邸宅などには4日、現地の国連平和維持活動(PKO)部隊と駐留フランス軍が、重火器破壊を目指した空爆を行っている。(共同)

2449チバQ:2011/04/07(木) 22:26:21
<フランス>軍事介入「強い大統領」演出
毎日新聞 4月6日(水)19時55分配信

 【パリ福原直樹、欧州総局】フランスが世界の主要国を巻き込み、先月からリビアで爆撃を行っているのに続き、4日には西アフリカのコートジボワールで国連と共同で前大統領派への攻撃を開始、二正面作戦を取り始めた。背景には、来年の仏大統領選への対策に加え、欧州が、人権擁護のために軍事力を行使するのをためらわない前例を作ろうとしている、との見方も出ている。ただ、軍事作戦の出口は必ずしも明確でなく、戦況次第ではサルコジ政権が窮地に陥る可能性もある。

 コートジボワールへの攻撃について、フィヨン仏首相は5日、「民主主義の防衛にフランスが参加できることは誇りだ」と述べた。

 二正面作戦には来年の大統領選への思惑がありそうだ。サルコジ大統領の支持率は政権発足以来、低下の一途で最近30%を切った。また国内的には、側近とされたフィヨン首相の離反も指摘され、再選が危ぶまれている。

 一方、仏研究機関の専門家はAP通信に「欧州諸国には力の行使にためらいがある。フランスは欧州が人権擁護のために十分動いていないと考えている」と指摘する。90年代初めの旧ユーゴスラビア連邦を巡る紛争では、欧州主要国はほとんど無力で米国に頼り、北大西洋条約機構(NATO)によるコソボ空爆(99年)で終結させたトラウマもある。

 サルコジ大統領には欧州の“沈黙”を打破し、新しい安全保障政策のあり方を見せたいとの欲求があるようだ。08年のグルジア紛争で大統領は仲介役で力を発揮。国内外で高い評価を得た。今回の積極姿勢にも、同様の思惑が見え隠れする。

 リビアを巡っては、英国とともに攻撃を容認する国連安保理決議を執拗(しつよう)に要求。決議後、アラブ諸国も加えた多国間会合をパリで開催、直後に攻撃を始め、「危機に強い大統領」を演出した。

 ただ、コートジボワール攻撃は「リビアで攻撃しているのになぜ何もしないのか」との批判を受けて踏み切ったとの見方もある。旧宗主国として旧仏植民地への介入を極力避けるという基本方針を持っていたサルコジ大統領には、苦渋の決断だった可能性もある。

 他の欧州諸国には「軍事力で解決できることは限られている」(独紙)との冷ややかな見方も根強い。軍事介入が明確な成果を得られなければ、サルコジ大統領の責任を問う声も出かねない。

2450チバQ:2011/04/08(金) 00:40:11
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110407/mds11040722300008-n1.htm
民衆デモの波、クルド自治区にも
2011.4.7 22:28 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】チュニジアやエジプトの政変に触発された民衆デモが中東各地に拡大する中、イラク北部クルド人自治区でも、自治政府への抗議デモが頻発している。フセイン元大統領の圧政に対する長年の抵抗運動が正統性の源泉となっているクルドの現指導層。しかしデモの主役である若い世代は、「過去の功績」への畏敬の念よりも、現在の腐敗に対する怒りを膨らませている。

 イラクでは2月以降、首都バグダッドや南部バスラなど各地でデモが発生しているが、大半はインフラや失業問題の改善を求めるものだった。そんな中、クルド自治区でのデモは、一部が現行指導部の刷新を求めるなど、「他の地域とは様相が異なっている」(エジプトのイラク専門家)。

 自治区東部の主要都市スレイマニヤでは毎週金曜日、イスラム教の集団礼拝後に数千人がデモを行い治安当局と衝突、クルド紙ルダウのアイユーブ・ヌーリ編集長によると、これまでに6人が死亡した。

 イラク北部に多い少数民族クルド人は1950年代以降、クルド民主党(KDP)と、後にKDPから分裂したクルド愛国同盟(PUK)を中心に自治権闘争を展開。91年の湾岸戦争後に米英軍によってイラク北部に飛行禁止区域が設定されたことで、事実上の自治政府を確立した。

 KDPとPUKは、対立しながらも自治区での権力を分け合い、2003年のフセイン政権崩壊後も同様の構図が続いてきた。今回の一連のデモは、こうした利権構造への抗議の意味合いが強い。

 米カーネギー財団のイラク専門家、マリア・ファンタッピエ氏は「デモの中心は1990年代以降に成人した世代。父親の代に比べ指導部への思い入れは希薄で、失業率も高い」と指摘、「チュニジアやエジプトの民衆のように、デモを通じて抑圧的な体制に立ち向かおうと考えている者は多い」と話す。

 こうした動きに危機感を抱く自治政府トップのバルザニKDP議長は3月、汚職撲滅や延期されている地方議会選の早期実施を表明してデモ隊の要求に応える姿勢を示した。

 多くのクルド人には、現指導部が転覆すればアラブ人中心の中央政府から再び抑圧を受けかねないとの警戒心があるとされ、「デモへの支持は限定的だ」(ヌーリ編集長)との見方が支配的だ。ただ、デモ隊側は今後も抗議を続けるとしており、混乱状態が長期化する可能性もある。

2451チバQ:2011/04/08(金) 19:57:58
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110409k0000m030034000c.html
コートジボワール:ワタラ氏、実権移行を内外に誇示
 【ヨハネスブルク高尾具成】大統領選の結果を巡り武力衝突が続く西アフリカ・コートジボワールで7日夜、国際社会の大勢が新大統領として当選を承認するワタラ元首相がテレビ演説し、同国の輸出に科せられた経済制裁を解除するよう欧州連合(EU)に要請したことを明らかにした。バグボ前大統領派の抵抗は続いているが、ワタラ氏は外出禁止令を緩和する意向も示し、実権移行を内外に誇示した格好だ。

 AFP通信などによると、ワタラ氏は演説で国民和解と経済活動の再開・回復を強く訴え、「段階的に正常化を可能にするため、外出禁止令を8日から緩和する」と表明した。また、同氏は大統領職に居座るバグボ氏の邸宅を封鎖したとし、「バグボ氏は重装備の兵器と雇い兵と共に邸宅に立てこもっており、地域住民を守るため周辺を封鎖した」と説明した。

 コートジボワールは世界最大のカカオ豆産出国で、輸出が同国経済の命綱。しかし、バグボ氏の大統領職居座りとその後の混乱を受け、EUが今年1月に経済制裁を科し、ワタラ氏もバグボ氏側の資金を断つ目的でカカオ輸出禁止を命じていた。

 民間人保護などを目的に、旧宗主国のフランス軍と国連部隊が4日、軍事介入し、バグボ氏の拠点施設を攻撃。バグボ氏はアビジャンの大統領邸宅の地下壕(ごう)に立てこもっているとされる。

 ロンゲ仏国防相は上院で、バグボ氏派部隊は共に立てこもる約200人の護衛隊を含め1000人近くいると説明。抵抗が続いているとの認識を示した。一方、国連部隊などの介入を巡っては、ロシアなどから国連の中立性の面から懸念する声も出始めており、国連は今後、調整に苦慮する可能性も浮上してきた。

2452チバQ:2011/04/08(金) 19:59:00
http://mainichi.jp/select/world/news/20110408dde002030051000c.html
リビア:NATO誤爆 政府軍の戦車で部隊作り誤認か
 【ベンガジ杉尾直哉】北大西洋条約機構(NATO)が7日にリビアで行った空爆で攻撃された反体制派の軍勢は、反体制派が新規に編成した戦車部隊だった可能性があることが分かった。ロイター通信によると、この日の空爆では、反体制派のトラックや戦車が空爆され、5人が死亡した。NATO側は「戦車の車列」を攻撃したことを認めている。

 反体制派は従来、四輪駆動車の荷台に武器を積んで政府軍と戦っていた。だが、反体制派筋は同日、リビア軍が東部に残したT32型戦車13台で機甲部隊を編成し、北中部の政府軍に総攻撃をかける計画だったと話した。反体制派が戦車を使うのは初めてで、NATOが政府軍部隊と誤認した可能性がある。NATOは「機甲部隊があらゆる方向から移動しており、状況は不透明だ」と説明した。

2453チバQ:2011/04/08(金) 19:59:46
http://mainichi.jp/photo/archive/news/2011/04/08/20110408k0000e030053000c.html
リビア:訓練3週間の“即席兵士” 素人集めた反体制派

ベンガジの陸軍駐屯地で、軍事訓練の参加者に多連装ロケット砲の使い方を教える教官。ロケット砲は「北朝鮮製」という=2011年4月7日、杉尾直哉撮影 【ベンガジ(リビア北東部)杉尾直哉】リビアで政府軍と戦う反体制派の民兵集団は、これまで銃を取ったことのない一般市民がほとんどだ。政府軍と対等に戦える「兵士」にたたき上げようと、軍事訓練を行う試みが始まったが、ベンガジの訓練所を訪れると、参加者の未熟さばかりが目に付いた。

 訓練は、反体制派が拠点を置くベンガジの陸軍駐屯地で行われ、午前中だけメディアに公開されている。約50人ずつの10グループに分け、機関銃やロケット砲、高射砲など武器ごとにリビア人教官が使い方を教えている。教科は3週間で一通り終わる。

 「自由!」「革命!」−−。教官の掛け声にあわせ、若者たちが「気をつけ」と「休め」の姿勢を繰り返していた。しかし、動きがそろわない。高射砲の扱いを教わる別のグループでは、野球帽姿の若者が、砲身の取り付けに四苦八苦していた。

 参加者たちは、多連装ロケット砲などは「(カダフィ体制と良好な関係にあった)北朝鮮製だ」と話した。ただ、兵器に製造国は明示されていなかった。

 教官のワエル・アジャリさん(33)は、移民先のギリシャから駆けつけた。20代の時に徴兵でギリシャ軍で服務したことがあって「多少武器の扱いを知っているから」というが、「実は当時、軍隊が嫌で脱走したんだ」と打ち明けた。

 ワエルさんによると、民兵集団の最大の問題は「通信手段の欠如」だ。国内の大部分で携帯電話が通じず、後方部隊との連絡は、「伝令しか手段がない」という。反体制派筋が毎日新聞に語ったところによると、中東の産油国カタールが、大量の衛星携帯電話をリビア民兵に提供する計画というが、ワエルさんはこの情報を知らなかった。

 訓練所のファウジ・ブカティフ司令官(56)は、「我々はようやく自分で軍を再編しようとしているところだ」と語った。だが、司令官も本職は、地元の石油企業のエンジニアだという。

 参加者には、つえをついた高齢男性もいる。3週間の教科を終えたばかりというイスマイルという少年がいた。18歳というが、13、14歳にしか見えない。「戦いに行くのは怖くない」というが、どこに配属されるか聞くと、こわばった表情で「まだ分からない」と答えた。

2454チバQ:2011/04/10(日) 22:57:46
http://www.asahi.com/international/update/0410/TKY201104100241.html
ペルー大統領選、混戦模様 決選投票になる見通し2011年4月10日22時6分
 南米ペルーで、任期満了に伴う大統領選が10日ある。世論調査では、前回大統領選で現職のガルシア氏に敗れた左翼の元軍人オジャンタ・ウマラ氏(48)がリードする。どの候補も当選に必要な過半数の獲得は困難とみられ、決選投票になる可能性が高い。

 フジモリ元大統領の長女で、世論調査で2位につける国会議員のケイコ・フジモリ氏(35)が決選に進む公算が大きいとみられてきた。ただ、ガルシア氏の与党が、他の候補支持を直前に表明。2位争いは激戦になりそうだ。

 ロイター通信などによると、直前の民間調査会社「CPI」の調査でウマラ氏の支持率は29%、ケイコ氏が21.5%、元首相のクチンスキー氏が19.3%、前大統領トレド氏が15%。

 ペルー経済はここ数年、年間平均で7%の成長率を記録しているが、貧富の格差は激しく、国民の3分の1が貧困層と言われる。

 経済成長の恩恵に浴せず、現状へ不満を抱える多くの人々の間では、民族主義的な左翼の立場から「変革」を訴えるウマラ氏の支持率が高い。ここ数カ月で急上昇し、終盤で支持率トップに立った。

 フジモリ政権末期の2000年、政治の腐敗を批判して反乱を起こし注目を浴びた。06年の大統領選で初出馬。貧困層から支持を受け、トップで決選投票に進んだが、ベネズエラのチャベス大統領の影響が強く、急進的な主張が敬遠され、ガルシア氏に敗れた。

 今回は、前回トレードマークだった赤いシャツを、白いシャツとネクタイに変えた。チャベス氏とも距離を置いたが、経済のグローバル化に反対する基本的な主張は変わっていない。

 「史上最良の大統領だった父、アルベルト・フジモリの娘であることが誇りだ」。ケイコ氏が選挙戦最終日の7日夜、リマ市の低所得者層が多い地区で話すと、数千人の支持者から拍手がわいた。フジモリ政権下では地方に道路や病院、学校などを建設したが、その後の政権は貧しい人々を見捨てたとの主張だ。

 リマ市で、水も電気もない小屋に4人家族で暮らすタニア・キスペさん(28)は「フジモリ氏は貧しい人のために働いた。娘のケイコに入れる」と話す。

 一方で、クチンスキー氏は富裕層や企業家らの支持を受け終盤に急上昇。現政権与党も支持を決めた。「変革」を嫌う人々には、トレド氏の人気もある。2位の決定までに時間がかかる可能性もある。(リマ=平山亜理)

2455チバQ:2011/04/10(日) 23:01:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110410-00000057-mai-int
<コートジボワール>外交官救出作戦中止 PKO
毎日新聞 4月10日(日)21時2分配信

 【ヨハネスブルク高尾具成】大統領選挙の結果を巡り武力衝突が続く西アフリカ・コートジボワールの最大都市アビジャンで9日、国連平和維持活動(PKO)部隊が計画していた各国外交官らの救出作戦が中止に追い込まれた。退陣を拒否するバグボ前大統領派が勢力を盛り返し、戦闘が激化したため。国際社会の大勢が新大統領として承認したワタラ元首相が拠点としているホテルも、バグボ氏派からの攻撃を受けた。

 バグボ氏派とみられる民兵は6日、アビジャンの日本大使公邸を占拠。8日にはフランス大使公邸も攻撃を受けた。国連安保理が同日開いたコートジボワール情勢に関する緊急会合でPKO担当のルロワ事務次長は、20カ国以上が「大使館員の安全確保を国連部隊に要請してきた」と述べた。国連は各国の要請に基づき、現地に駐留する仏軍と合同で9日に救出作戦を開始することを決定した。

 しかしAFP通信によると同日、バグボ氏派は迫撃砲や小火器でワタラ氏派の拠点ホテルを攻撃し、ワタラ氏の支持部隊や国連平和維持部隊が応戦。安全が確保できないとの判断から救出作戦は中止された。仏軍は各国大使公邸がある地区で、ヘリからバグボ氏派の軍用車両を攻撃したという。

 ワタラ氏派の部隊は3月下旬からの戦闘でほぼ全土を掌握し、4日には国連部隊や駐留仏軍も軍事介入した。しかし、バグボ氏派は権限移譲交渉の停戦時間を戦力強化や武器調達にあてたとみられ、反転攻勢に出ている。

2456チバQ:2011/04/11(月) 12:34:38
http://www.cnn.co.jp/world/30002413.html
ペルー大統領選は決選投票へ ウマラ氏首位、2位は激戦
2011.04.11 Mon posted at: 11:57 JST
ペルー・リマ(CNN) 南米ペルーで10日、大統領選の投票が行われ、出口調査の結果、左派のオジャンタ・ウマラ氏が首位に立った。しかし過半数には届かず、決選投票に持ち込まれる公算が大きくなった。

出口調査によると、得票率はウマラ氏が31.6%でトップ、次いでケイコ・フジモリ氏(21.4%)、ペドロ・パブロ・クチンスキー氏(19.2%)、アレハンドロ・トレド氏(16.1%)の順となっている。

首位のウマラ氏が決選投票に進むのは確実だが、次点はフジモリ氏とクチンスキー氏が激戦を展開しており、どちらが決選投票に進出するかはまだ読めない状況だ。

今回の大統領選ではペルーの堅調な経済成長をどう持続させるかが焦点となった。公式結果は同日中に発表される見通し。

ウマラ氏は元軍人で、前回2006年の大統領選挙では再選を目指した現職のガルシア大統領に敗れた。この時は社会主義改革を掲げるベネズエラのチャベス大統領にならったことが敗因となったが、今回は中道寄りのブラジルのルラ大統領にならう姿勢を強調した。

2457チバQ:2011/04/11(月) 12:35:56
http://www.asahi.com/international/update/0411/TKY201104110064.html
サウジなど湾岸諸国、イエメン大統領の退陣促す
2011年4月11日10時6分
 サウジアラビアなどで構成する湾岸協力会議(GCC)諸国の外相が10日、リヤドで協議し、デモで混乱が続くイエメンのサレハ大統領に退陣を促す声明を出した。イエメンでは2月以降、同大統領の即時退陣を求めるデモが繰り返され、治安部隊との衝突でこれまでに120人以上が死亡している。

 AP通信などによると、GCC諸国はサレハ大統領に辞任後の免責を保証する代わりにハディ副大統領への権限移譲を促し、さらに野党勢力も加わる挙国一致政府による新憲法制定と選挙の実施を求めた。

 隣国のサウジアラビアなどは、国内に分離独立運動を抱え、国際テロ組織アルカイダ系の勢力も活動するイエメンで騒乱が拡大することを恐れ、サレハ大統領が退陣する方向で調停を進めてきた。だが、同大統領は8日に「露骨な干渉だ」と拒否し、GCC諸国のカタールから大使を召還した。(カイロ=松井健)

2458チバQ:2011/04/11(月) 23:18:56
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110411/amr11041119290003-n1.htm
ペルー大統領選開票始まる ケイコ・フジモリ氏、悲願へ一歩
2011.4.11 19:26

10日、リマ市内で支持者にスピーチするケイコ・フジモリ国会議員(ロイター)
 【ニューヨーク=松尾理也】ペルー大統領選の投票が10日、行われ、左派のオジャンタ・ウマラ元陸軍中佐(48)が得票率27%で首位、続いてアルベルト・フジモリ元大統領(72)の長女、ケイコ・フジモリ国会議員(35)がつけ、6月5日の決選投票に進む見通しになっている。決選となれば、急進的なウマラ氏を嫌う層がケイコ氏に流れる可能性が強く、父子2代にわたる日系人ペルー大統領の誕生という筋書きも現実味を帯びてきた。

 同日夜までの暫定的な開票結果によると、2位には元首相でエコノミストのクチンスキー氏が続いているが、これはあくまで首都リマを中心とした都市部の票。最終的に開票結果が出そろうまでには数日かかる見通しだが、今後、地方の開票が進むにつれ、ケイコ氏が2位に浮上するとの見方が有力だ。

 ウマラ氏は前回2006年大統領選でも第1回投票で首位に立ち、ベネズエラのチャベス大統領らに続く左派政権誕生かと注目を集めた。しかし、基幹産業の国営化など急進的な主張への懸念から対抗陣営がそろって反対に回り、現職のアラン・ガルシア大統領に決選で敗れた経緯がある。

 今回も決選投票では、同様に反ウマラ陣営が結束する可能性が強い。このため、決選ではむしろ2位候補のほうが有利との指摘がもっぱらだ。

 一方、同じく貧困層を地盤とするケイコ氏は選挙戦で、服役中の父、フジモリ元大統領の功績をひたすら強調する戦術をとってきた。対立陣営からは「公約は父親の恩赦だけだ」などと批判を浴びることも多いが、ケイコ氏の強みは、そうした批判など意にも介さない父親時代からの強固な支持者の存在だ。

 2006年に国会議員に当選して以来、ケイコ氏の支持率は20%程度でまったく変わらない。この「岩のように強固な」(ペルーのメディア)地盤が、主要候補5人が浮き沈みを繰り返す今回の激しい選挙戦で最大のよりどころとなった。

 ウマラ氏とケイコ氏との一騎打ちが実現すれば、最大の敗者はこれまでペルーを牛耳ってきたエリート白人層ということになる。

 投票を前に、1990年に大統領選に出馬しながらフジモリ氏に敗れたノーベル賞作家、バルガス・リョサ氏は2人をいずれも民主主義にとってマイナスだとして「まるで末期がんとエイズのいずれかを選ぶようなものだ」と非難した。裏返せば、不穏当な表現は、エリート層の危機感がそこまで強いことの証明ともいえよう。

2459チバQ:2011/04/11(月) 23:22:14
>>605>>2433>>2454>>2456
オジャンタ・ウマラ     :民族主義的な左翼の立場 前回2006年の大統領選挙では再選を目指した現職のガルシア大統領に敗れた
ケイコ・フジモリ      :90-01年大統領の娘
ペドロ・パブロ・クチンスキー:富裕層や企業家らの支持を受け終盤に急上昇。現政権与党も支持を決めた
アレハンドロ・トレド    :2001-2006年大統領


今回も決選投票では、同様に反ウマラ陣営が結束する可能性が強い。このため、決選ではむしろ2位候補のほうが有利との指摘がもっぱらだ。

2460チバQ:2011/04/11(月) 23:28:37
>>1391
http://www.asahi.com/international/update/0411/TKY201104110571.html
仏、ブルカ禁止法を施行 着用し抗議の主婦らを聴取2011年4月11日23時6分


法律施行への抗議を記者団に語るニカブ姿の女性=レミ・ファブレス氏撮影
 イスラム教徒の女性が顔を含む全身を覆い隠すブルカやニカブの公共の場での着用を禁止する法律が11日、フランスで施行された。違反者には、罰金150ユーロ(約1万8千円)が科せられる。

 パリ警視庁や裁判所に近いノートルダム大聖堂の前では同日朝、法律の施行に抗議していたニカブ姿の主婦(37)が「これを着続ける。私の信条の一部なのだ」と訴えた。AFP通信によると、この女性と支援者らは警察官の事情聴取を受けた。(パリ=稲田信司)

2461チバQ:2011/04/11(月) 23:29:51
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/04/post-2042.php
「優等生」トルコがアラブ世界のお手本に
An Islamist Makeover

独裁者を倒し権力を握った各国のイスラム政党は、「イスラムと民主主義の両立」の教えを求めてトルコ詣で

2011年04月07日(木)13時08分
オーエン・マシューズ(イスタンブール)

[2011年3月 9日号掲載]

 革命の波が広がる中東諸国で、イスラム政党が各国で政権を掌握する可能性が出てきた。穏健路線への転換を目指す地域のイスラム主義の指導者がお手本と仰いでいるのが、トルコのエルドアン首相だ。

 亡命先から帰国したチュニジアのイスラム政党指導者ラシド・ガンヌーシは近々、トルコの首都アンカラを訪問する。政治的な主流派になるには「イスラムと近代主義の両立」が必要であり、エルドアン率いる公正発展党(AKP)に学ぶべきだと考えるからだ。

 エジプトのムスリム同胞団もエルドアンを見習い、穏健政党「自由公正党」を結成。少数派のコプト教徒も取り込んで、今後の選挙に打って出る計画だ。モロッコのイスラム政党は、トルコと同じ「公正発展党」。ヨルダンのイスラム行動戦線は、アブドラ国王との会談で「トルコ型」の政治を求めた。トルコのシンクタンクが最近行った調査では、75%のアラブ人がトルコは「イスラム教と民主主義の共存の成功例」だと考えている。

 エルドアンもかつては過激なイスラム主義者だった。99年には扇動罪で投獄された経験もある。その後穏健派に転じ、現代トルコ史上最も安定した政権与党の党首となった。

 エルドアンの指揮下で、AKPは全国規模の選挙(国民投票も含む)に5回勝利。政教分離の原則を振りかざす司法の介入や軍のクーデター計画を乗り切り、政権発足後8年でGDPを倍増させた。

 エルドアン自身は、トルコが他国の模範になるなどとは言わない。かつてオスマントルコに支配されたアラブ世界の人々は、今でもトルコが盟主気取りになることを警戒するからだ。

「トルコは手本というより、彼らに勇気を与える存在になるだろう......ある国の成功例がすべての国に当てはまるわけではない」と、エルドアンは本誌に語った。ただし彼が言うように、「トルコが人権擁護と法の支配を土台に、きちんと機能する民主主義を打ち立てた」ことは、イスラムと民主主義の両立は可能という証拠にほかならない。

原理主義との訣別が鍵
 わずか10年前まで、トルコはお粗末な民主主義の最たる例だった。腐敗した指導者たちが政権交代劇を繰り広げ、軍がたびたび政治に介入。金融部門は脆弱で、多くのクルド人と左派活動家が闇へ葬られた。

 エルドアンにも汚点はある。アラブ世界の同盟国であれば、相手が独裁政権でも目をつぶってきたのだから。昨年末には、リビアの最高指導者カダフィ大佐が創設した人権賞をありがたく受け取っている。

 それでも、今のトルコを築いたのはエルドアンの功績だ。現政権下で軍は政治に口出しできなくなり、内政は安定。近隣諸国との関係も良好で、年率8%の急成長を遂げるトルコは地域経済の牽引役になっている。
近隣諸国のイスラム政党がトルコを手本にするには、不都合な点もある。AKPはイスラム原理主義と訣別し、欧州のキリスト教民主政党を見習って「ムスリムの民主政党」となった。

 その一方で、イランやスーダン、アフガニスタンのイスラム政権は「社会正義、平等、法の支配、外国支配からの解放を実現するという約束を果たせなかった」と、中東問題研究所(ワシントン)のゴナル・トルは指摘する。「その結果、若い世代のイスラム教離れが進んだ」

 冷戦後、東欧の共産主義者は社会民主主義者に転じた。同じように、トルコのイスラム主義者も現実的な穏健派に生まれ変わった。革命後の新時代に向けてアラブのイスラム政党がトルコに学ぶつもりなら、この事実を受け入れる必要がある。

2462チバQ:2011/04/11(月) 23:31:09
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/03/post-2029.php
無政府状態なのにベルギーが安泰なワケ
Belgium Without a Government

政府不在の最長記録を更新し続けるこの国が示す中央政府の無用度

2011年03月31日(木)12時57分
藤田岳人(本誌記者)

[2011年3月 9日号掲載]

 国内のオランダ語圏とフランス語圏の対立がもたらしたベルギーの「政府不在」期間が、世界最長の8カ月になった。暫定政権が続く異常事態だが、それでも国が存続し、国民が普通に生活できているのはなぜか。

 理由はベルギーの特殊な政治体制にある。この国は権限の多くが地方に移譲されており、連邦政府のほかに言語や文化に関する権限を持つ「共同体」、経済をつかさどる「地域」という自治機関がそれぞれ3つずつ存在する。

 外交や防衛は、EUとNATOという国際機関に「外注」が可能(おまけにそれぞれの本部が首都ブリュッセルにある)。つまり、正式な決定権を持つ連邦政府がなくても、最低限のことはそれ以外の機関で対応できるのだ。

 ただ、この国が抱える公的債務残高だけはどうにもならない。その額は対GDP比100%に迫り、こればかりは強い指導力を発揮して歳出削減に踏み切れる連邦政府の存在が欠かせない。

 国家分裂までささやかれるが、政府不在の長期化は分裂論者に「そもそも連邦政府は何の役にも立っていない」という格好の言い分を与えかねない。

2463チバQ:2011/04/11(月) 23:41:54
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110411-OYT1T01063.htm
コートジボワール、バグボ氏を自宅で拘束

 【ヨハネスブルク=中西賢司】西アフリカ、コートジボワールからの報道によると、昨年11月の大統領選で敗北した後も居座りを続け、内戦状態の中で最大都市アビジャンの自宅にたてこもっていたローラン・バグボ氏が11日、拘束された。


 アビジャンでは11日、旧宗主国のフランス駐留軍が十数台の戦車などからなる地上部隊を市街地に進軍させ、バグボ氏邸に突入を図るなど、同氏排除に向けた実力行使が進んでいた。

 ロイター通信は国連筋の話として、バグボ氏が大統領選で当選した野党指導者のアラサン・ワタラ元首相の勢力に投降したと伝えた。AFP通信はワタラ派報道官の話として、バグボ氏と妻がワタラ派の兵士により拘束されたと報じている。

 ワタラ氏はバグボ氏について「混乱の責任を取らせる」として配下の部隊に身柄の拘束を指示していた。今後は、バグボ氏訴追を目指すとみられる。

(2011年4月11日23時23分 読売新聞)

2464チバQ:2011/04/11(月) 23:53:54
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110411/asi11041121200002-n1.htm
「恩を返すとき」 北マリアナ・ロタ島で被災者受け入れへ
2011.4.11 21:16 (1/2ページ)
 東日本大震災発生から1カ月が経過し、歴史的に日本とゆかりの深い北マリアナ諸島のロタ島で、震災被災者の受け入れ計画が進んでおり、現地のロタ市では島内の公営住宅やホテルで約200人を受け入れる意向だ。両親が日本の学校教育を受けた同市のメルチョ・メンディオラ市長(61)は産経新聞の取材に対し、「ロタ島の住民は日本人の先人から多くのことを学び、多大なる恩恵と教訓を受けた。いまが恩を返すときだ」と話しており、早ければ来週にも被災地を視察に訪れる。

 ロタ島は東京から南南東に約2400キロ離れた米自治領北マリアナ諸島に位置し、年間平均気温27度の常夏の島で面積は約85平方キロメートル。チャモロ人ら約3000人が居住し、ゴルフやマリンレジャーなどで年間約5千人の日本人観光客が訪れる。大正3年から昭和20年までは日本が統治しており、学校や電気、水道などを整備。高齢者を中心に日本語を話すことができる住民は多い。

 同市では、東京電力福島第1原子力発電所の放射能被害で一時避難を余儀なくされた住民や、津波被害で自宅を失った被災者らに対し住宅や食事面で支援を実施する。近く、受け入れのための準備室を設置し、滞在期間や費用面について関係者と協議を進めるとともに、メンディオラ市長が被災地を訪れ、日本の関係各機関と意見交換する意向を示している。

 また、同市での被災者支援の動きをうけ、約100部屋を持つ市内の日系ホテルでは数十人の被災者受け入れを表明し、同市や現地ホテル協会などとの調整を開始。ロタ島はじめサイパン島やテニアン島を管轄する北マリアナ諸島自治政府でも滞在資格取得の支援や、ほかの島での受け入れが可能かどうかの検討を始めており、支援の輪は広がりを見せつつある。

 メンディオラ市長は「日本人に対し心から敬意を抱いており、ロタの住民は被災者の方々を心から歓待したい気持ちであふれている」としている。

 海外での震災被災者受け入れの動きとしては台湾政府が、台湾島中部での長期滞在を検討している。

 問い合わせは現地のロタ市長室((電)国番号1・670・532・9451)で、日本語での会話も可能。(岡嶋大城)

2468チバQ:2011/04/12(火) 12:35:31
http://www.afpbb.com/article/politics/2795387/7073879?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
フジモリ氏長女、決選投票へ ペルー大統領選
2011年04月12日 10:36 発信地:リマ/ペルー
【4月12日 AFP】ペルー大統領選は11日、左派で元軍人のオジャンタ・ウマラ(Ollanta Humala)候補(48)とアルベルト・フジモリ(Alberto Fujimori)元大統領の長女ケイコ・フジモリ(Keiko Fujimori)候補(35)が決戦投票に進むことが確実となった。

 選挙管理委員会によると、開票率約80%の時点で、ウマラ氏が得票率30.5%でトップ、ケイコ氏が23%で続いている。3位は元首相のペドロ・パブロ・クチンスキー(Pedro Pablo Kuczynski)候補(72)で得票率は20%。

 決選投票でペルー国民は、ベネズエラのウゴ・チャベス(Hugo Chavez)大統領にもなぞらえられる国家主義者のウマラ氏と、服役中の父親の影響を不安視する人の多いケイコ氏という、両極にある2人のどちらかを大統領に選ぶことになる。(c)AFP/Sophie Nicholson

2469チバQ:2011/04/12(火) 12:40:17
http://www.asahi.com/international/update/0412/TKY201104120073.html
リビア反体制派、停戦案拒否 アフリカ連合の仲裁困難に
2011年4月12日10時12分
内戦状態になっているリビアを訪問しているアフリカ連合(AU)首脳らによる代表団が11日、同国東部ベンガジで反体制派「国民評議会」幹部と会談した。AUはリビアの最高指導者カダフィ大佐が受け入れた停戦案を示したが、同評議会は拒否した。

 同評議会のアブドルジャリル議長は会談後に会見し、「国民が一貫して求めているのは、カダフィ氏の追放と現体制の終結だ」と強調。カダフィ一族が権力を手放す内容が含まれない一切の案は受け入れられないとし、「AUの案は国民の気持ちを表していない」と批判した。

 AUの停戦案は、(1)即時停戦(2)北大西洋条約機構(NATO)による空爆の停止(3)国民への人道支援(4)外国人保護などを条件とし、カダフィ政権が政治改革を進めること、を求めているとされる。反体制派にはカダフィ氏と関係が深いAUへの不信も強く、AUの仲介による解決は困難な状況となった。

 これに対し、カダフィ氏の次男セイフルイスラム氏は11日、カダフィ大佐の追放を求めることは「全くばかげたことだ」と一蹴。カダフィ氏自身も退く姿勢を全く示しておらず、両者の溝は埋まっていない。(ベンガジ=奥寺淳)

2470チバQ:2011/04/12(火) 19:51:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110412/mds11041219120004-n1.htm
コートジボワール、険しい国民和解の道
2011.4.12 19:10 (1/2ページ)

 11日、コートジボワール・アビジャンで、国民に向けて演説するワタラ氏(AP)
 【ロンドン=木村正人】大統領選をめぐり内戦状態に陥ったコートジボワールで国際社会が当選を承認するワタラ元首相側が11日、大統領職に居座り続けたバグボ氏を拘束した。バグボ氏はワタラ氏の大統領就任を認め、「国家正常化のため戦闘終結」を呼びかけた。紛争の背景に根深い民族対立が横たわるだけに国民和解の道は険しそうだ。

 現地からの報道によると、バグボ氏は「敵対するのは止めよう」と自らの部隊に武器を置くよう呼びかけた。一方、ワタラ氏は「不要な争いは終わった」と演説。1千人以上が死亡、10万人が国外に逃れたとされる今回の紛争で、両陣営に人道に対する罪がなかったかを捜査するため「真実和解委員会」を立ち上げる方針を示した。

 バグボ氏や家族らの訴追について、国連平和維持活動(PKO)局のルロワ局長(事務次長)は11日、国内法で裁くか、国際刑事裁判所(ICC)に捜査を委ねるかはワタラ氏の判断だとの認識を示した。

 1960年に独立した同国ではウフエボワニ初代大統領が一党支配体制を築いたが、バグボ氏は民主化と世界一の生産を誇るカカオ豆がもたらす富の再配分を要求、複数政党による大統領選を実現させた。

 しかし、2000年に大統領に就任すると、北部のカカオ豆農場で働く隣国からの出稼ぎ移民と南部のコートジボワール人の対立をあおり、ブルキナファソ系移民2世でイスラム教徒のワタラ氏を排斥。02〜03年に政府軍と北部中心の反政府勢力の戦闘が激化し、内戦状態に陥った。

 今回の大統領選でもバグボ氏は「北部の移民勢力が投票を操作した」などと民族感情に訴え、最大都市アビジャンの支持者に武器を渡して最後まで抵抗した。

 国際通貨基金(IMF)のエコノミストも務めたワタラ氏も武力を行使し、国連や旧宗主国フランスの力に頼らざるを得なかった。一報では駐留仏軍がバグボ氏を拘束したと伝えられたが、公式発表で「降伏したバグボ氏をワタラ氏側部隊が拘束した」としたのも、民族感情の刺激を避ける狙いがあったとみられる。

2471チバQ:2011/04/12(火) 19:51:32
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110412/mds11041211350002-n1.htm
殺人やレイプ、略奪が頻発 国連高官が「治安空洞化」懸念
2011.4.12 11:29

 国連のシモノビッチ事務次長補(人権担当)は11日、コートジボワール情勢について、大統領職に居座っていたバグボ氏が拘束され戦闘がほぼ収まったものの、最大都市アビジャンでは「大半の警察官が配置に就いておらず、治安の空洞化が起きている」と述べ、治安面への懸念を示した。ニューヨークの国連本部での記者会見で語った。

 シモノビッチ氏は、アビジャンで殺人やレイプ、略奪が頻発しており「国連平和維持活動(PKO)部隊に(こうした事件を報告する)電話が1日に200〜300件かかってくる」と述べた。

 また国連は11日までに、バグボ氏側部隊と、国際社会が当選者と認めるワタラ元首相側部隊の戦闘によるとみられる大量殺害が起きた西部で、約400人の遺体を確認したと明らかにした。(共同)

2472チバQ:2011/04/13(水) 00:04:32
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110412/erp11041221300007-n1.htm
犯人像つかめず ベラルーシテロ 地下鉄で
2011.4.12 21:28 (1/2ページ)

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 11日、ベラルーシの首都ミンスクの地下鉄駅で起きたテロで、救急車に運ばれる負傷者(AP)
 【モスクワ=佐藤貴生】ベラルーシの首都ミンスク中心部の 地下鉄駅で11日午後6時(日本時間12日午前0時)ごろ、爆発が起き、少なくとも12人が死亡、約150人が負傷した。旧ソ連からの独立以来、ベラルーシでこれほど大規模なテロ事件が起きたのは初めて。独裁が長期化するルカシェンコ体制を揺さぶる狙いがちらつくが、治安当局は犯人像を絞り切れずにいる。

 同国内務省などによると、爆発物はオクチャブリスカヤ駅のプラットホームのベンチの下にあったとみられ、殺傷能力を高めるために金属片が詰められていた。帰宅ラッシュのさなかに起きた爆弾テロは、最大限の被害を狙って周到に計画された犯行だ。クレショフ内相は12日、犯行に関与したとみられる男2人のモンタージュ写真をつくり行方を追っていると明らかにした。

 オクチャブリスカヤ駅はミンスクの目抜き通りに面しており、市内を走る地下鉄2路線が交差する首都の交通網の中心地。大統領公邸も駅から約100メートルの距離にある。治安当局は大統領公邸にも近い警備の重要拠点が標的となったことを重視している。

 ベラルーシの首都ミンスク中心部では2008年7月、人込みの中で爆発物が爆発して約50人が負傷する事件が起きたが、未解決のままとなっている。ルカシェンコ大統領は地下鉄でのテロを受け、関連を調べるよう指示した。

 インタファクス通信によると、地下鉄でのテロ発生を受けて野党「ベラルーシ人民戦線」は、事件捜査を口実に反体制政治勢力に対する政治的弾圧を強めないよう求める声明を出した。ルカシェンコ政権は昨年12月の大統領選直後、反体制派の立候補者のほとんどの身柄を拘束しており、反体制派の政権不信があらわになっている。

 政治的な敵対関係にある者が多数いることに加え、大きな被害をもたらしたテロの手法からみて、何らかの武装組織が関与した可能性も捨てきれない。ルカシェンコ大統領は国外の組織の関与も含めて捜査する意向を示した。

 ただ、ベラルーシではロシア南部チェチェン共和国のような独立紛争はなく、イスラム原理主義勢力の活動は活発とはみられない。野党勢力も当局から徹底監視されており、武装闘争を掲げる反政府勢力の存在は伝えられていない。ベラルーシは重大な国際紛争とも無縁だけに、テロを実行した組織の解明には難航が予想される。

2473とはずがたり:2011/04/13(水) 17:58:17

ムバラク氏を15日間拘束 事情聴取でエジプト検察
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/2011041301000577.htm

 【カイロ共同】エジプトの検事総長は13日の声明で、大規模反政府デモで辞任に追い込まれたムバラク前大統領と長男のアラア氏、次男ガマル氏の3人について、汚職や公金横領、デモ弾圧に関与した容疑などで事情聴取を継続するため、15日間拘束すると明らかにした。
 ムバラク氏は12日、当局の取り調べ中に心臓に異常が生じ、滞在中の東部シャルムエルシェイクの病院に入院、集中治療室(ICU)に運ばれた。検察当局は大統領の容体は深刻ではなく、身柄拘束にも耐えられると判断したもようだ。
 アラア、ガマル両氏については身柄を首都カイロに移送するという。

2011年04月13日水曜日

ムバラク前大統領が入院 エジプト、息子2人拘束
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/2011041301000087.htm

 【カイロ共同】エジプトの国営テレビによると、大規模反政府デモで辞任に追い込まれたエジプトのムバラク前大統領(82)が12日、デモ弾圧に関与した容疑などで当局の取り調べを受けている際に心臓に異常が生じ、滞在していたシャルムエルシェイクの病院に入院した。
 詳細な状況は伝えられていないが、集中治療室(ICU)に運ばれたという。同国メディアなどによると病院当局者は、深刻な容体ではなく、取り調べ再開も可能な状態との認識を示した。
 AP通信などによると、エジプト治安当局は13日、デモ弾圧に関与したかどうかなどの捜査のためムバラク氏の長男アラア、次男ガマルの両氏を拘束。スーザン夫人も取り調べを受けている。

2011年04月13日水曜日

2474チバQ:2011/04/13(水) 23:57:10
http://www.asahi.com/international/update/0413/TKY201104130606.html
「脱原発」TV司会者が出馬表明 仏次期大統領選2011年4月13日23時1分
 来年4月のフランス大統領選で、地球環境の破壊を告発するテレビ番組の人気司会者だったニコラ・ユロ氏(55)が13日、出馬の意向を表明した。「脱原発」の立場を明確にして支持獲得を目指すとみられる。

 ユロ氏はこの日の出馬宣言では脱原発に触れなかったものの、10日の仏雑誌テラ・エコのインタビューで福島第一原発事故に言及し、「脱原発は避けて通れない」と明言した。最近の次期大統領選に関する世論調査では、8%が同氏に投票すると答えた。(パリ=稲田信司)

2475チバQ:2011/04/14(木) 00:02:24
http://www.asahi.com/international/update/0413/TKY201104130237.html
「このままでは皆殺し」 リビア激戦地からの避難民語る(1/2ページ)2011年4月13日13時52分
 リビアの反体制派とカダフィ政府軍との間で激戦が続く同国西部ミスラタの避難民ら約400人を乗せた船が東部トブルクに着き、朝日新聞の取材に応じた。避難民らは、市内は危機的な状況となっていると口をそろえた。

 ミスラタは2月下旬に反体制派が市街地を掌握したが、政府軍は陸路を封鎖、包囲を続けながら激しい攻撃を続けている。多国籍軍の戦闘機が政府軍の拠点を空爆する一方、監視飛行を続けているため、ミスラタ港の出入りは可能になっている。船はカタールなどが手配、10日にミスラタを出港、11日にトブルクに到着した。

 避難民らによると、政府軍は市内のあちこちに狙撃手を配置、戦車砲やロケット砲などによる砲撃を加えている。政府軍の多くは外国人傭兵(ようへい)で、モーリタニア人やウクライナ人、セルビア人らの存在が確認されたという。

 貴金属販売店員マフムード・ムハンマドさん(43)は、中心部の目抜き通りにあった自宅周辺で戦闘が激しくなったため、1カ月以上、ミスラタ港の岸壁周辺で過ごした。「カダフィ軍の兵士は外国人ばかりだから、市民を殺すことなんて何とも思っていない。狙撃が恐ろしくて外出できない。私の知人を含め、多くの市民や外国人労働者が拉致されて行方不明になっている」と話す。

 市内の製鉄所と港の岸壁にエジプト人ら外国人労働者を中心に多くの避難者が集まり「避難所」となっている。製鉄所内ではエジプト人ら1万人を超える外国人労働者らが避難生活をおくっているが、テントなどが足りず、ほとんどの人々は路上で寝ているという。

 リビア人の住民の多くは、比較的安全とされる市内東部の親族宅などに避難しているが、水道や電気が止まり、食糧も不足しているという。

 エジプト人のムハンマド・ハミドさん(64)は「ミスラタに対して早急に食糧や医薬品を支援し、空爆も強化しないと、このままでは皆殺しにされる」と話した。(トブルク=貫洞欣寛)


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